月の守護者 (未麗奈)
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純度100%私が好き勝手に書きたい物語となっております。
初心者ということもあって拙い文章並びに誤字等もあるかと思います。
なのでご報告等お待ちしております。



──────────夢を、見た。いつもと同じ夢。

幼馴染である有里湊【ありさと みなと】が親の都合で引っ越すことになった時の夢。

だが、この日の夢は違った。俺の隣で誰か───湊ではない誰か、その姿は黒く塗りつぶしてあるかのように認識ができない誰かが隣にいて涙を流して居た。お前は一体誰だ…

今までいなかったはずなのに何故…

思考する間もなく、次のシーンへ進む。

最後の別れにと俺と▪️▪️▪️が駄々をこねる。渋々受け入れた両親は湊の両親と話をつけ橋を目印に1度集まることになった。

 

 

─────────今、俺はなんと…!?

思考をしたいが夢は残酷で、そのまま時を進めるかのようにことが起こる

 

湊との別れで橋の近くまで来る。何故深夜0時近くに行こうと思ったのかは知らないが、俺と▪️▪️▪️は存分に湊との別れの時間を過ごしていた。

 

───────黒の存在について触れようとすると思考する間もなく進むのであれば触れずにこのまま未来が変わるか見てみよう

変わるのであればそれに超したことはない

だってこの先は…

 

湊が親と一緒に車に乗り橋を超えていこうとする

そこでちょうど0時が来る

すると辺り一面に一瞬にして炎が広がる。

橋の先は火の海で湊の無事が確認できない。

何が起こったのか分からず混乱を起こす子供の俺

 

──────知っているからこそ冷静に黒の存在がいた場所を眺める俺

だが、そこに映っていたのは…

 

 

何も無かった

今まで映っていたものが嘘のように何も無かった

その後の夢は親が電話をして橋のことを警察に伝えたりいつも見ているものと一緒の展開になった

…結局あれは一体なんだったのか、分からずじまいで現実に戻された

 

4月7日(火)

「結局あれはなんだったんだ」

 

起きた時の第一声がそれだった。

結局あれは何も変えなかったし途中で消えたし

…まあ、考えないようにするか。

どうせ今回だけだろうし。

まぁ、とにかく今日は始業式早めに用意していこう。

 

 

【私立月光館学園高等部】それが俺が通ってる学校だ

この学校の生徒は噂好きだからたまに耳を傾けると面白いことが聞けるのが気に入っている、が夢を見たせいで寝た気がしないので早めにクラスに行くために足早に下駄箱へ向かって掲示板を見る。

…どうやら中学の時からの腐れ縁と同じクラスのようだ

まぁ、あいつはあいつで面白いのでいいかと思う。

クラスを確認したらさっさと移動して自分の席を確認、式が始まるまで俺は寝ることにする。

 

 

──────────next

 



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プロフィール

そういえば具体的な容姿とか説明してない&何年生か書いてないやって思ったのでここで詳しい情報出します

情報書き足すこと多いと思います()


プロフィール

 

名前 : 天野 開斗【あまの かいと】

年齢 : 16歳 月光館学園高等部2年

部活 : 特になし

趣味 : ゲーム

容姿 : ロングヘアでつり目良く髪の毛はポニーテールにしている

身長175cm 髪の色は藍色(黒に近い)

性格 : 思ったことは頭の中で済ませることが多い無口

だが、恥ずかしいと思ったり褒めたり褒められたり等すると早口になる

たまに恥ずかしいことをサラッと言う(本人無自覚)

それも相まって女子からは人気がある

 

めんどくさいと思ったことはやらない主義だが、運動は好きな方なので助っ人とかは行ったりする。いつもは死んでいるような目をしているが好きなことなどをしていると目が輝いてるように見えるらしい。勉強はできる方だがめんどくさいので平均を取れるように頑張る。なお、方向性が違うと友人からは言われ続けている。いつもお守りを大事そうに持っている。誰に貰ったのかと聞くと「…さぁ?」と言われる。ゲームは趣味になっているがものすごい上手いという訳では無いただ、楽しいから一日に何時間もやっている。(学校にこっそりと持ち込むこともある)

 

代表友人たちの発言

I.Jさん

「開斗か?あいつは無口だけど良い奴だぜ。中学の時に話しかけに行った時は何だこの人間味の薄い無口なやつ、って思ったけど好きなこととかになると早口になるんだが最初にそれを見た時に笑っちまってな。

あぁ、こいつも存外人間らしいな、なぁんて思って笑ってたんだがあいつのこと不機嫌にさせたことがあったな。

それからは徐々に仲良くなれたぜ!もちろんゲームでな!」

 

T.K

「…俺の名前の省略が卵かけご飯になってる。

ま、まあ、そんな話はいいか。えっと開斗の話か?あいつは最初クラスでも孤立してたな。って言っても知ってるのは中学の時からだからそれより前は知らないぜ。でも、無口なのが目立ってあんまり話しかけに行くやつがいなかったな。まぁ、つり目で無口だからみんな遠慮してたんだよ。

だから、体育の時間に目がキラキラしてるのを見た時自分の目を疑ったねお前そんなキャラだったのか!?ってね。それから色んな奴が話しかけに行ったりしてな。

良い奴だってのはその時の会話でわかったんだよ。1番以外だったのはゲーム好きなことかな?お陰でバカ騒ぎしてるメンバーの1人だな。だけど、家族思いの一面もあるみたいで親が不調の時とかは真っ先に帰ったりしてるな」

 

 

 

 

唐突な質問コーナー

 

Q.ゲーム好きなんですね

A.あぁ、好きだ。スポーツ系、端末系なんでも大体は好きだ。実況見るのも好きだな。最近端末系でハマってるのはキャラクター育成系のゲームだな。

スポーツ系で好きなのはサッカー。

 

Q.髪の毛は切らないんですか?

A.…そうだな。一定の長さに保つ為に切る事はある。

 

Q.お守りって誰から貰ったんです?

A.…気づいたら手元にあった。だから知らない。

…だけど、手放しちゃいけないと思ってる。

 

 

 

 

 

 

 

ここから先は少し先のネタバレを含みます。嫌だという方はブラウザバックを推奨します。

 

 

 

…温度差がある?1度やって見たかったんです許して<(_ _)>

あ、オリジナル要素出て来ます

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

…それでは解説していきます

ここからは開斗の戦闘武器、等を記載していきたいと思います

武器は短刀

持ち前の運動神経を生かし短いリーチと素早さで相手を翻弄する。

 

ペルソナ紹介

アルカナ

Ⅵ ハーミット

妲己

属性 : 全属性

ただし属性が固まってるペルソナに比べて威力が弱くなる上〜ダイン系統が使えない。バフ、デバフも覚える。

弱点 : 斬 光 闇

耐性 : 無し

無効 : 無し

 

コミュ紹介

Ⅵ ダブル




…だいぶ盛ってしまった感はある。
反省してる。(´・ω・`)
という訳でオリジナル要素が出てきました。
なんで名前がダブルなのにⅥ使ってんのと思われた方
ペルソナ4Gの要素だと思ってください
(話していいのか分からないのでぼかします)
あと、これからは書ける時に書きますので不定期になります
絵も書いて見ようとか思ったり思わなかったり…


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始業式

今更ですがキャラ崩壊等があるかも知れません<(_ _)>
ご注意ください


「おい、開斗。そろそろ式始まるぞ〜。そろそろ起きろよ」

 

寝ている間に式の時間になったようで腐れ縁…伊織順平【いおり じゅんぺい】に起こされる。

 

だが…

「まだ眠い…」

どうも寝足りない…

 

「ちょ、そのまま2度寝、じゃない3度寝かまそうとするなっ」

 

そのまま首根っこを捕まれ廊下をズルズル引きずられながら体育館へ向かう

 

「順平、首、締まる」

 

クリーニングに出したばかりで皺がない襟を首が閉まらないように掴む

 

「なら、ちゃんと歩けよ!」

 

「…それはそれで面倒なので嫌だ」

 

「じゃあどうするつもりなんだよ…」

 

「教室で寝る」

 

「却下」

 

そのままこの格好のまま体育館に強制連行された

ん?式の内容はちゃんと聞けたのかって…?

ちゃんと寝てました(キリッ

いや、うん。起きようと思ったらいつの間にか寝てて順平と健二…

友近健二【ともちか けんじ】にお前よく寝れるなって言われたり逆に体調悪いんじゃないかって心配されたりしてからクラスに戻ったんです

…誰に弁明してるんだろ。あの夢見たからなのかなんなのか

本当に…

 

「気分が悪くなる」

 

「「!?」」

 

「ちょ、ほんとに大丈夫かよ」

 

「オレが先生に言ってくるからもう保健室行ってこいッ」

 

友近がいつもより少し心配そうな顔を

順平が肩を掴んで保健室の方へ向かわせようとする

 

「あ、そういう意味じゃない。大丈夫」

 

「本当か?」

 

「本当」

 

「お前ただでさえ無口なんだからホントに悪い時はちゃんと言えよ?」

 

2人はなんだか安心した表情をうかべる。

まさか心の中で呟いてるつもりだった言葉が聞かれるとは思わなかったので少々驚いた。最近こいつらに心を許しているってことなのかな。

だが、心配かけたのは悪かったな…。

 

「…悪い心配かけた、ただの寝不足だ」

 

「あぁ、だからお前朝から寝てたのね」

 

「あぁ、なるほどね〜ってなるか!?って言うか友近は体育館に行くときに『じゃ、あとは頼んだ』って言って先に行ってこいつを1人で連れてくはめになったしこいつはコイツで歩こうとしないし!オレッちだけで連れてくるの大変だったんだからな!?」

 

「そうだったのか?ごめんなー」

 

「…その件に関しては俺も悪かった」

 

ホントに申し訳ないと思ってる。男1人を首根っこ掴んで連れてくのは重かっただろうな。

 

「ホントだよッどうせだったらかわいい女の子を…」

 

「「そこまでいったらただの変態だろ」」

 

───────────────────

 

その後は他愛のない話をしながら先生が来るのを待った

 

「それじゃあみんな席に着きなさい」

 

先生が来た途端、蜘蛛の子を散らすように生徒たちは指定された席に着いた

 

「はい、今年君たちの担任をする鳥海です。早速ですが君たちの新たな仲間を2人紹介するわよ。入ってきて」

 

教室の前の扉から入ってきたのは2人の生徒1人は腰より少し上まで髪の毛を伸ばした青い髪の女の子と、

 

「!?」

 

幼馴染に似た青年が、居た。

 

「はい、2人とも自己紹介をお願いね」

 

「はい、私の名前は黒井 蓮華【くろい れんか】です。よろしくお願いします。」

 

そう名乗った女の子…黒井は綺麗にお辞儀をした。

俺はそんな風にお辞儀をした黒井に方に少し()()()を覚えながら

さらに既視感の強い青年を見やった

 

「僕の名前は有里 湊。よろしく」

 

「──────」

 

あぁ、やっぱりあいつだった。帰ってきたんだ。この街に、あの事件のあと無事に過ごしてここに帰ってきたのか。

 

後で話しかけに行こう。

 

柄にもなく、久しぶりに会えた幼馴染に何を話そうかと想像を膨らませながらその日の放課後になった…




作者の友近くんの最初の印象さばさばした人だったのでこんな感じになりました(血涙)
あと、書こうと思ったことがかけてなかったり描写し忘れだったりで手直しが多いですが許してください(焼き土下座)


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プロフィール2

本編じゃなくてほんとうに申し訳ない(´・ω・`)
明日辺りに本編書き上げられたらな〜と思ってます


プロフィール

 

名前 : 黒井 蓮華【くろい れんか】

年齢 : 16歳 月光館学園高等部2年

部活 : 決まってない

趣味 : 料理

容姿 : ロングヘアでたれ目寄り髪の毛は下ろしていることが多い

身長164cm 髪の色は青 瞳の色は黒

性格 : 真面目ですこし天然。恥ずかしくなるとその場でしゃがみ込む癖がある。本人は自覚してないがもう1つ癖がある。

 

 

親は既に他界していて、親戚の援助を受けながら1人で暮らしている。

だからなのかあまり自分の過去を話したがらない。今までの部活は等の軽い質問なら答えるが深く聞くと話をそらされたり「なんでそんなことを言わなきゃダメなのです?」と、言われる。

親戚には迷惑をかけれないと一生懸命バイトをしている。

バイト先は喫茶店シャガール。店長は事情を知っているので賄いをくれたりする。先輩たちとは仲がいい。

趣味の料理は、一時期心が沈んでいた時に料理の師匠が作ってくれた料理が美味しくて「自分でも作れるようになりたいので教えてください」と頼み込んで教えて貰った。

歌を歌うのが好きでプライベートでは結構歌ってる。

ピアノがあればちょっとだけ引くことは出来る

 

唐突な質問コーナー

 

Q.改めて自己紹介をドーゾ

A.え、あ、はい。あ、改めまして黒井蓮華です。月光館学園高等部2年生です。転校してきました。初めは親戚のお家にいたのですが、さすがにずっとお世話になってたのでこれ以上迷惑かけれないと思って一人暮らしを始めました。

仕送りもちょっとづつやっていこうなかと思います。

まぁ、バイトなのでお金なんてたかが知れていますが…

 

Q.料理が好きなの?

A.そうですね、私が落ち込んでいる時にとある先輩が料理を出してくださって、それがとても美味しくって…

自分でも作れるようになりたいなって思ったので弟子入りさせてもらって料理を作れるようになったのです。最初はお世辞でも料理とは言えない物が出来上がって師匠の顔がものすごいことになっていましたが、今では満点もらえるようになったんです。

 

Q.師匠って誰?

A.黙秘権です(ニッコリ)

 

Q.歌が好きなの?

A.まあ、そうですね。歌は思い出のひとつですから。家族にも褒められたんですよ。〜〜〜♪︎

 

Q.ピアノはいつから?

A.…親戚に引き取られてから、だったかな。親戚はピアノが大好きでよく教えてくれたりもした。…いつもはそんなに厳しく叱ったりしない親戚もそのすごく厳しく指導されましたね。はい。

最初に見た時はどんび…ンンン驚きましたが、まぁ、上手く引けるようにはなったのかな。全力で引いたことなんてないですが




文章いっぱいで読みづらいかもしれんですね(´・ω・`)
ほんとうに申し訳ない<(_ _)>
それと、お気に入り登録してくださった方ありがとうございます(´∇`)
仕事等で書けない日ご多いですが、これからもよろしくお願いします。


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予定…

今更ですが漫画を元に進めていきます
漫画8 ゲーム2
みたいな感じです
後半からオリジナル要素が強くなる…予定です

ちょっと修正しました


今日の過程が終了し、すぐ立ち上がり彼に声をかけ…

 

「おい、開斗!今日助っ人頼んでいいか?」

 

たかったのだが、クラスメイトでバスケ部のやつが話しかけてきた

 

「今日は用事が…」

 

「お、珍しい。急ぎか?」

 

「…急ぎのような急ぎじゃないような」

 

「微妙ならいいじゃねぇかほら行くぞッ今日お前がいなかったら試合が成立しないんだよ」

 

「…別に俺じゃなくて良くないか?」

 

ものすごい力で引っ張られるのを反対方向に力を加える

こいつ、なんでこんなに力が強いんだ…

力にはだいぶ自信があるのだがだいぶ押されてるぞ!?

 

「お前じゃないと先輩たちが不機嫌になるんだよ〜」

 

「…俺何かしたか?」

 

「いや、みんなお前と勝負したいだけだぞ」

 

「…」

 

何故!?何かをした訳では無い…のだが、

ただただバスケの助っ人しただけだろ?

 

「みんなお前のその実力を超えたいがために助っ人を頼むんだよ」

 

なんでわかった…

というか、いつの間にか力を緩められ、呆れ顔でこちらを見ているが…

 

「言葉に出てるぞ」

 

「!?」

 

なん…だと…!?

今俺はすごく変な顔をしているのかそいつの呆れ顔がさらに酷くなった気がする…

 

「まぁ、とりあえず返答は?」

 

「…まぁ、今日じゃなくてもいいだろうし、それに」

 

ちらっと見ると今のごたごたで湊が行ってしまった…

話しかけられなかった。

 

「もう既に今日は目的が達成出来ないしな」

 

「え、すまん」

 

「理由を言わなかった俺も悪い…」

 

「そ、そんなに拗ねられたら罪悪感が」

 

「…気にするな。とりあえず準備してから行く、先に行っててくれ」

 

「お、おう」

 

ロッカーから体操服を取り出しシューズどうも含め体育館へ向かった

 

─────────────────

 

「…ただいま」

 

バスケの練習試合も無事に終わり、自宅に帰宅した。

結果は自分のチームが辛口で勝利した。

…やはり湊と話せなかったのが少し残念だったから、明日こそ何を話そうかと考えていたら集中力が保てなかったのが辛口になった要因だな。

…思春期の女みたいになってる。

10年振りとはいえ酷すぎるな。

 

「ただいま」

 

「あ、おかえりなさい!開斗」

 

「ただいま母さん。父さんは?」

 

「父さんは今日は深夜に帰ってくるらしいわ」

 

出迎えてくれたのは母さんの天野 菫【あまの すみれ】

いつも通りのおっとりした出迎えで混乱してた頭が少しクリアになる。

うん。何事も落ち着きが大事だよな。

 

「そっか、なら今日はご飯、一緒に食べれないね」

 

「そうね〜、一緒に食べることは出来ないけどなにか伝えることでもあったの?」

 

「そう、そうなんだよ。湊が帰ってきたんだよ。」

 

少し、テンションを上げて告げた俺に驚きつついつも通りに母が話し出す

 

「あら、湊くん?帰ってきてたのね〜。またお家に来てくれるのかしら」

 

「…今日はまだ喋れなかったから今度誘う予定」

 

「あら、残念ね…。あ、なら私が久しぶりに会いたがってたことを伝えておいて〜」

 

「うん。とりあえず、玄関先にずっといるのもなんだし中入ろうよ」

 

そう、帰ってきてからずっと玄関先で喋っていた。

…正直に言ったらテンションを上げて喋っていたので近所迷惑になっていないか心配どころではある。

 

「そうね〜。あ、今日はエビフライを揚げてるわよ」

 

暖かい空気を纏い俺は、今日も一日を終えることにする。

 




…おかしいな。最初に考えていたプロットと違うし会話文が多い。
もうちょっと原作沿いになるはずだったんだけどなぁ(泣)
後日もう少し描写を書き足したりするかもしれません


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再開

もっとね、短く、そしてもうちょっと進むはずだったのに何故か長くなったのです。申し訳ない
(さらにまた会話文が多いです)

修正少ししました


4月8日

この日も何も無く放課後になった。

すぐさま彼の元へ…

 

「あの…」

 

行こうとしたら彼が目の前にいつの間にか居た

 

「…えっと、久しぶり、になるのか?」

 

「うん、そうだね。久しぶり。開斗」

 

「あぁ、久しぶり。湊。そしておかえり」

 

「うん、ただいま。雰囲気変わった?」

 

「あんまり変わったって実感はないが10年もたってるからな。俺が気づいてないだけで変わったかもしれないな」

 

「え、なになにお前ら知り合い?というか、開斗がそんなに喋ってるの初めて見たんだけど!?」

 

2人で会話してると順平が割り込んで話しかけてくる。

 

「…そうだな。一応幼馴染」

 

「10年程、居なかったけどね」

 

「それでも幼馴染に変わりはないし」

 

「へぇ…幼馴染ねぇ。いいなぁオレっちにはそういうやつはいなかったからなぁ。あ、そうだ。このあとどっか遊びに行かねぇか?親睦を深めるって意味でさ」

 

どうせカラオケだろうな…

 

「あ、ごめん。10年前と変わったところがないかもう少し見て回りたいんだ」

 

少し残念そうに湊が謝る

 

「ちぇ、連れねぇなぁ…」

 

自分が知ってる土地と少しでも違ったらまよったりするから、それを補完するために行くんだろうか、連れないとは

 

「…あ、そうだ。母さんがまた今度遊びにおいでってさ」

 

「唐突な伝言だな!?」

 

「あ、じゃあ今度遊びに行かせてもらおうかな」

 

「いや、お前はお前で乗るのかよッ」

 

ツッコミ役だな、順平

 

「…まぁ、湊がこのあと街を見て回るんだったら俺は早めに帰るとするよ」

 

「そこは一緒に帰るとかじゃないのな」

 

そうしたいのは山々だが…

 

「俺が思い出に浸ってしまうから」

 

「そっちかよッ」

 

「落ち着いた時に色んな話がしたいからな」

 

「なんだそれ」

 

「甘えたがりは昔から変わらないんだね」

 

「「え、」」

 

「え?」

 

うん??どういうことだ?

 

「そんなに、甘えたことあったっけ、っていうかどうしたら甘えるなんて話にななるんだ」

 

「あれ、君が思い出話とか、遊んだ時の話とかすると甘えたい証拠だって誰かが言ってた気がするんだけど」

 

誰だそんな話したやつって言うか

 

「そんな訳ないだろ。誰から聞いたんだそんな話し」

 

「ん…えっと、誰だったかな昔僕らとよく一緒にいた────」

 

…?何言ってるんだ昔から、

 

「…俺らは昔から2人のことが多かったし、俺一人じゃ他のやつとは一緒には行動しなかったからそんなのに気づくやつはいなかったと思うけど」

 

「…あれ?」

 

「おいおい、その歳でもうボケたのか?」

 

どっからそんな話が上がったのか、ホントに分からない…

なにか、何かを見落としているのか、それとも

忘れているのか…

 

「まぁ、なんにせよそんなに気にすることでもないでだろうからいいけどさ」

 

「…開斗そう言ってくれるなら嬉しいけど」

 

「あれだよきっと夢なんだよ、夢でそんなのを聞いてそれを記憶しちゃったんだよ、うん。」

(いいんだよ、ほらそれぞれ行く場所があるんだから解散、解散)

 

「本音と建前が逆だぜ?開斗」

 

いいんだよ

 

「とりあえず、行こう」



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上手く投稿できてるか不安です

少し修正しました
09/23

また修正しました(震え声)
10/2


──────────

夢、それは人の記憶を整理している時の映像を、見ているのだと誰かが言っていた。

なら、今見ているこの夢は何なのだろう。

最近のこの夢には知らない誰かが出てくる。

昔までの夢だったらいつも1人でいたのに。

それはつまり俺が忘れているだけでこれは実際に会ったことなのだろうか。

 

幸せな過去の映像が流れるのを青年が見つめている

そこには青年が知らない少女と一緒に笑い合っている姿である

 

少年と()()、2人で会話してる

すると少年の手を取り少女は青年の方を見てこう言った

 

なんで忘れてしまったの開斗…

 

4月8日(夜)

目が覚める。

その目覚めは良い物ではなく、最悪な目覚めとなった。

 

「…っ、ただの夢なのか、それとも、」

 

それとも、本当に忘れているのか…

真相は分からない。

彼女が本当に居るのであれば、分かるのだが…

 

ふと気になり、部屋の窓を見る。

そこには不気味なほど輝いている月があった。

時計を見ると案の定止まっていて、よく分からない空間?時間?になっていることがよくわかった。

このよく分からない現象はいつの間にか認知できるようになった。

実際いつ頃かと言われたら小さい時しかと答えようがないので困りものだ。

…そうだ

 

「気分が悪いし、散歩に行こう」

 

そう決意すると行動は早く寝間着から着替えジャージになり出かけることとした。

今までこの時間に出たことはないのでどうなるかは分からないがこの概念が終わるまでに帰らなければ、親に心配をかけてしまう。

この概念、実は俺以外の人が動いているのを見た事がない。

実際はどうなのか、家から出たことがないので分からないが

家でこの現象について聞こうと両親の元へ1度だけ行ったことがある。

だが、両親がいたと思わしき場所に棺桶があった。

家の中に棺桶があって両親が居ないのはおかしいと思ったので家の中を探し回ったが、両親はいなかった。

その後、その現象が消えると共に両親がそこにいたのでどこにいたのか等聞いてみたが

 

「?ずっとここに居たわよ」

 

「きっと寝ぼけているんだろう。さ、部屋に帰るぞ」

 

と、言われた記憶がある。

つまり、あの棺桶は生きてる人があの現象中になる姿なんだろうと予測している。

さて、そんなこんなでジャージに着替え、散歩に出かける。

近くの公園周りを一周してこようかな…

 

そういえば、あいつともいつもここで遊んでいたな…

砂場であいつは遊びたがっていたが、俺がそれを猛反対したりとか

今思えば、俺とあいつは正反対なことばかりだったな。

 

「…懐かしいな」

 

 

そうあいつと一緒に…

 

 

 

──────あいつ?

 

あいつって一体誰だっけ…

 

 

──────────何やってるんだ、君

 

思考に浸っていると誰かから声をかけられた

 

振り返ると暗闇に身を溶かすようなフード付きコートを着て、マフラーを巻き、マスクをつけている人物がいた。

マスクの種類はいわゆるペストマスクのようだ。

パッと見では男か女か判断が難しい

 

「…もう一度聞こうか、君は何をしているんだ」

 

「…君には言われたくないよ」

 

「まあ、確かに他人に心配されたくはないと思うけど、なんの対策もしてなさそうに外歩かれていたら誰だって聞くだろうよ」

 

「…対策。それはその衣装のことか?」

 

「ん?あぁ、対策のひとつだね。」

 

それ以外に何かあるのか…

 

「そうだな。例えば、ペルソナって知ってるか」

 

ペルソナ?何かの用語か?

 

「…知ない」

 

「その時点でアウトだ。とりあえず、外は危ないから帰りな」

 

「何が危ないのか、教えろ」

 

「それは…っ、来やがったか?」

 

何が、そう言う前に風を斬る音がすぐ横から聞こえた

音の方向を見ると黒い何かがそこに存在していた。

 

「シャドウのお出ましだ!さぁ、そこの君後ろに隠れてろ」

 

…そう言われてはいそうですかなんて

そんなの

 

「そんなの、言えるわけないだろ」

 

静かに、だけど確かな怒りを持って俺はそう答えた



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戦い

「…は、何言ってんだ。戦う技術も術も無いくせに」

 

呆れたようにその人物が吐き捨てる。

だが、はいそうですかと下がるのは柄じゃない

 

「どうしても、下がらないのか。」

 

静かに相手のマスクを見て頷く。

 

「…はぁ、とりあえず牽制っ『ペルソナ』ッ」

 

黒い何かの周りに火が付き、何かは逃げるように後退した。

だが、火がついてた時間はそんなに長くはなく何かはすぐにでもこちらに戻って来そうな勢いだった。

 

「君、これ貸してあげる。護身用だ。責めて自分の身は守れるようにしな」

 

そう言って渡されたのは細長く、腕の第1関節程の長さをした刀だった。

 

「…刀!?」

 

いや、冷静に考えても刀って、銃刀法違反だよな!?

 

「生き残るために何も考えずに持っとけ。…来るぞ」

 

受け取った刀を素早く抜き、臨戦態勢を取る。

黒い何かは怒りを覚えたのか素早い動きでこちらに向かってくる。

 

「ッ、ちょこまかと、動くな!」

 

その人物…めんどくさいからペストマスクが的を絞れてないような事を、言っている。

まて、今ここで絞れてないってなんだ!?

すぐ目の前まで迫って…

標的俺か!?

 

「…ッ!!!」

 

目の前に迫った黒い何かの攻撃を素早く短刀を引き抜きガードする。

小さい癖にものすごい力がある攻撃を繰り出す何かに怯みそうになる。

 

「…っ、下がれ少年!」

 

指示を出された瞬間に反射的にバックステップをとり何かと距離をとる

…とった瞬間に目の前に炎が広がる

それも至近距離。

…あっぶなっ。あと少しでも前にいたら炎に巻かれていた。

 

「…っ殺す気か!?」

 

「…倒したのだからいいじゃないか。文句を言うな」

 

「あれで倒せたんだな」

 

「あぁ、間一髪だったがな。

…この時間であれらがあの塔の外に出ているのは珍しいからあとは安心していいだろう」

 

そうなのか…

 

「…色々聞きたいことがあるが、感謝する」

 

「色々知りたいならこの時間にうろうろしてる奴らに聞けばいいさ」

 

「…そうか。そういえば名前を聞いてなかったな。俺は天野開斗だ。お前は?」

 

「…っ」

 

返事を待っていると息を飲む声が聞こえた。

ただただ名前を名乗っただけなのに何故…?

 

「…訳あって名乗れない。好きなように呼んでくれたらいい」

 

「…じゃあクロ」

 

「!それだけは絶対に嫌だ」

 

なんでさ???

 

「じゃあ何ならいいんだ」

 

「…反対色でシロでいいだろ」

 

「白要素だこだよ」

 

「なんだっていいじゃないか。それよりも、そろそろ短刀を……っ」

 

「おい!そこの2人組!大丈夫か!?」

 

あぁ、そういえば返す約束だったなと鞘に短刀をしまって渡そうとすると

後ろから男の声でそう聞こえた。

振り返るとそこには月校(月光館学園の略称)の高等部3年の有名人真田明彦【さなだ あきひこ】さんがいた。

 

「…あぁ、僕は大丈夫。彼が火傷してしまったかもしれないから見てあげて。じゃあね。またの機会に逢えたら。ああそれと少年。それ、今度機会があったら貰いに行くよじゃあね」

 

一息でそういった。

しかも、ものすごい早口で。

俺と真田さんはポカンとした表情でその姿を見送った。

 

「えっと、」

 

「あぁ、色々説明はしたいが【影時間】のタイムリミットも迫ってきているから簡潔に、自己紹介をしよう。俺は真田明彦だ。」

 

「あ、知ってます。月校の高等部3年ですよね。俺は2年の天野開斗です。」

 

「!お前もなのか。なら話は早い。日を改めて紹介させてもらう。それまで色々待っててくれ」

 

「…わかりました。」

 

「それじゃあお前も直ぐに帰るんだぞ」

 

「…先輩も」

 

何が何だか分からずじまいだが後日説明してくれるそうなのでその後日を待つことにしよう

今はそれよりも急いで家に戻らねば…




はい作者です(´・ω・`)
どなたか挿入絵の入れ方教えてください(泣)
っていうか、絵の需要ってあるのかな…


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懐かしの《前編》

更新遅れてすみませんでした。
仕事が忙しかったり、怪我したりと色々ありまして遅れました(´・ω・`)
その分内容あるのかと言われたら…
自信ないです(´・ω・`)
それではどうぞ

あ、少し修正しました 2022/01/22


あの後無事に家に帰ることが出来た。

両親にも何も聞かれずに入眠し、次の日を迎えた。

 

 

4月9日を境に湊が登校しなくなった。

連絡を取ろうにも連絡先を交換していなかった事を思い出し、俺は落胆した。

幸いにも、岳羽さんが湊同じ寮なので聞いてみようと放課後に聞いてみる。

 

「…え?湊くん?あ、あぁ。こっちに来て、なれない環境になったから精神の負担が多くなって倒れちゃったみたいなのよ。もう少しすれば復帰すると思うよ」

 

なんて言われたので、また無事に登校してくるのを待つことにする…

そう決めて1週間が過ぎていった…

 

 

━━━━━━━━━━━━━━

湊sid

 

4月6日

僕が幼少育った場所【辰巳ポートアイランド】

そこに、帰って来た。

 

僕が、()()と過ごした場所。

彼は、海斗は、元気だろうか…

再会できるだろうかという期待を込めながら寮の扉を開けた

 

 

4月7日

月光館学園、あの時にはなかった学校だな…

モノレールで来れるのも新鮮だ。

そういえば、一緒に来た岳羽さんに職員室へ迎えって言われてたな…

向かってみよう。

──────────

 

「はじめまして。黒井レンカです。同じ転校生として仲良くしましょう」

 

職員室へ行ったらロングヘアのたれ目の女の子が挨拶してきた。

どうやら同じ転校生…らしい。

 

「…有里湊。よろしくね」

 

軽く自己紹介した後担任の鳥海先生の説明等を受けてから体育館へ向かった。

 

──────────

 

始業式も終わり、これから1年間お世話になる教室に向かう。

その途中で

 

「たくさんの人の前で自己紹介って凄く緊張するなぁ…」

 

黒井さんが話しかけてきた。

緊張…か

 

「…そうかな」

 

「そうだよ!湊くんは緊張しないの?」

 

「全く」

 

「すごいね!?」

 

「早速ですが君たちの新たな仲間を2人紹介するわよ。入ってきて」

 

鳥海先生に呼ばれたので先行して入る。

 

「へ、あっ、ま、待って…(小声)」

 

若干遅れながら彼女も教室の中へ入ってくる。

自己紹介していると見知った顔が見えた。

もしかしたら他人の空似かもしれないがそれでも幼少の時に見た最後の顔と、似ている

そんな彼の顔は驚きに満ちていて、本当に彼…開斗なのであれば、表情があまり変わらない開斗にしては珍しいな。なんて考えていた。

 

 

自己紹介等が終わり放課後になった。

開斗に話を聞いてみようと思ったら、伊織順平君が話しかけてきて転校初日ということで色々心配してくれているそうだ。そういうのは黒井さんにやったら?と聞いたら、どうやら彼女は数日前からこの辺に住んでいて地理を覚えたらしく

「心配してくれてありがとう。でも大丈夫。それにこれからバイトだからお先に失礼するね」

と言われたらしい。

そんな話をしてると岳羽さんがやってきて同じ寮のよしみだからと言って色々とこの辺の施設等を案内すると言ってくれた。

断るのも悪いし、正直この辺の地理が変わってるかもしれないので甘んじて受けようと思う…

 

──────────



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懐かしの《後編》

前回投稿から少し(だいぶ)経ちました。皆様どうお過ごしでしょうか
今回のは悩みに悩んで前後編分けた意味を疑う本文となりました(´・ω・`)
次のはとりあえず形に纏まったので早めに出せたらと思います。


4月8日

放課後…

 

早速彼に話しかけよう。

そう思いすぐさま彼の元へ

 

「あの…」

 

少し彼が驚いた表情になり…

 

「…えっと、久しぶり、になるのか?」

 

─────やっぱり、彼だった。

 

「うん、そうだね。久しぶり。開斗」

 

「あぁ、久しぶり。湊。そしておかえり」

 

(ほが)らかに彼が笑う。

僕と最後に別れた時には絶対にしなかったような顔をするようになった。

 

「うん、ただいま。雰囲気変わった?」

 

「あんまり変わったって実感はないが10年もたってるからな。俺が気づいてないだけで変わったかもしれないな」

 

「え、なになにお前ら知り合い?というか、開斗がそんなに喋ってるの初めて見たんだけど!?」

 

2人で会話してると順平(本人から君付けはいいと言われた)が話しかけてくる。

 

「…そうだな。一応幼馴染」

 

「10年程、居なかったけどね」

 

「それでも幼馴染に変わりはないし」

 

「へぇ…幼馴染ねぇ。いいなぁオレっちにはそういうやつはいなかったからなぁ。あ、そうだ。このあとどっか遊びに行かねぇか?親睦を深めるって意味でさ」

 

それもいいかもしれないけど…

 

「あ、ごめん。10年前と変わったところがないかもう少し見て回りたいんだ」

 

街並みが知っているものと全然違うところもあるから探検してみたいんだよね

 

「ちぇ、連れねぇなぁ…」

 

あはは…

 

「あ、そうだ。母さんがまた今度遊びにおいでってさ」

 

「唐突な伝言だな!?」

 

開斗からの提案

久しぶりに開斗の両親にも会ってみたいな

 

「あ、じゃあ今度遊びに行かせてもらおうかな」

 

「いや、お前はお前で乗るのかよッ」

 

良いツッコミだな〜

 

「まぁ、湊がこのあと街を見て回るんだったら俺は早めに帰るとするよ」

 

「そこは一緒に帰るとかじゃないのな」

 

「俺が思い出に浸ってしまうから」

 

「そっちかよッ」

 

「落ち着いた時に色んな話がしたいからな」

 

「なんだそれ」

 

なんだか10年たったから少し心配だったけど

 

「甘えたがりは昔から変わらないんだね」

 

「「え、」」

 

「え?」

 

順平はわかるけど、本人が驚くこと??

 

「そんなに、甘えたことあったっけ、っていうかどうしたら甘えるなんて話にななるんだ」

 

「あれ、君が思い出話とか、遊んだ時の話とかすると甘えたい証拠だって誰かが言ってた気がするんだけど」

 

誰だったかな…

あのコ

 

「そんな訳ないだろ。誰から聞いたんだそんな話し」

 

「ん…えっと、誰だったかな昔僕らとよく一緒にいた────」

 

「俺らは昔から2人のことが多かったし、俺一人じゃ他のやつとは一緒には行動しなかったからそんなのに気づくやつはいなかったと思うけど」

 

「…あれ?」

 

誰か、他にもいた気がするんだけど…

あれ、誰だっけ…

 

「おいおい、その歳でもうボケたのか?」

 

順平がおちょくるように言ってくるが僕の中ではふわふわしているのでほんとにボケたのかもしれない

 

「まぁ、なんにせよそんなに気にすることでもないだろうからいいけどさ」

 

「…開斗そう言ってくれるなら嬉しいけど」

 

「あれだよきっと夢なんだよ、夢でそんなのを聞いてそれを記憶しちゃったんだよ、うん。」

(いいんだよ、ほらそれぞれ行く場所があるんだから解散、解散)

 

「本音と建前が逆だぜ?開斗」

 

「とりあえず、行こう」

 

開斗がそれと同時に教室から猛ダッシュで帰ったので僕も探検に出ることにする



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久しぶり…?

今更ですが、本編と関係ないところはカットしていく方針の予定です。
好きなシーンはそのまま出しちゃうかも…?
いや、ないか(´・ω・`)


4月8日

?時

 

カチ、カチ、カチ、カチ…

 

ボーン、ボーン

 

時計の音で目が覚めるとそこは真っ白な空間だった。

何も無い空間。だが、そこには一際目立つ格好をした女性がいた。

 

「こんばんわ。有里湊くん。()()()()…いや、初めまして。が、正しいのかな?」

 

…誰だ、この人。そこまで半覚醒だった脳が声をかけられたことにより完全に覚醒し、疑問を提示し始める。

 

「…初めまして」

 

「あはは。やっぱり律儀だね。湊くん。」

 

「あなたは、僕の事を知っているんですか」

 

くすくす…

「ああ、識ってるさ。君達のことを、ね」

 

何か、違和感を感じる。

ただその感覚に明確なものはなく。ただただ、直感がそう告げる。

 

「…名前を一方的に知られるのは癪なんですが」

 

「おや、そうかい?私は一向に構わんぞ?」

 

「いや、あなたは確かに気にしないかもしれませんが」

 

「ならば良し。ここは私を中心に回っているのさ」

 

なんだそれ。

 

「だってここは───────」

 

女性が喋っている途中で止まった。

何が…

 

「ああ、はいはい。もー。うるさいなーお前に何かを物申す権利はないし、アレがいつ真実に気づくかなどなど色々あるんだから、部外者は黙ってなさい。」

 

唐突に何も無い空間に早口で怒鳴る女性。

何やら気になることを言っていたようにも捉えられることを言っていたが…

唐突に視界が砂嵐に会ったように乱れ始める

 

「あ!お前のせいで時間が無くなっちゃったじゃないか!おバカ!それにその事伝えたって──」

 

そこで、僕の意識は完全に闇に閉ざされた。

 

──────────

 

「…はぁ、全く。まともに何も話せなかったじゃないか。ミーヤ」

 

「私の伝言を伝えようとしてくれないあなたがいけないのでしょうが 」

 

2人の女性が()()()調()()()()()()で話をしている

 

「…あの方は、もう」

 

「それを見るのが楽しいんじゃないか。ミーヤ。」

 

ミーヤと呼ばれたその女性は怒りをあらわにして真っ黒な女性へ言葉を紡ぐ

 

「この…ッ!あのままでは本当に取り返しのつかないことに…ッ」

 

「そうなってもスペアは居るさ。あれとおなじ特異体質の者はいくらでもね。まあ、自分がどういう立場かいま一度考え直しなさい。」

 

それじゃ、ワインを私の部屋へ持ってきてくれよ。

そう言って退出する、黒の女性。

 

「…ッ。かしこましました。」

 

それに従うことしか許されていないなんて…

でも結局こうするしかない…あの方が救われるための保険として

 

決意を固め仕事をし始めるミーヤ

 

 

 

 

運命の歯車が少しずつ、動き出した。



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番外編【散歩】

ちょっと次の話の構成練れてないので番外編でお茶を濁します(汗)

あとがきをちょっと修正しました12/04


これは、天野開斗散歩事件(適当)の日から少しだった日の出来事

 

「「あ」」

 

影時間にて、青年天野開斗と謎の人物シロが再び邂逅する。

 

「こんばんは、天野少年」

 

「こんばんは、シロ」

 

「うんうん。名前を正しく言ってくれるのは嬉しいことだよね〜

…ところでさ?なんで懲りずに力もないのにこの時間に外出してるのかな」

 

シロの表情は見えないが声色がとても怒っているように聞こえる…

というか実際怒っているのだろう

 

「あんたを探してた」

 

「は?」

 

その一言でシロは警戒心を高めた

開斗が自分を探す理由がないのに何故、と

いつでも逃走できるように準備をする

 

(…こいつ、アイツと私を合わせるつもりか?冗談じゃない)

 

だが、開斗は白が考えているのとは真反対のことだった

 

「これ、返すために」

 

そう言って開斗が取り出したのは初めて邂逅した時にシロが海斗に渡したものである

 

「「……………」」

 

取り出したものに呆気を取られるシロ

元の持ち主が取ってくれなくて困惑する開斗

 

「…ックハハ!」

 

先に動いたのは、シロだった

シロが突如笑いだしさらに困惑を極める開斗

 

「なんだそれ、もっと真剣な話だったりとかじゃなく単純に返すためかよ」

 

「あ、あぁ」

 

「あぁ、警戒した私が馬鹿だったな…うん。

護身用に渡したんだ、これからこの時間と向き合うのならそのまま渡しとく。別にそんなつもりは無い、というのなら返してもらう。どうする?」

 

「え、だが…」

 

「私はあの時君にそれを上げたのだよ」

 

「あの時は貸すって言ってたぞ」

 

二人の間に少し沈黙が訪れる

 

「…そうだったか?知らん知らん!持っとけとりあえず。

あれだ、備えあれば嬉しいな、だ」

 

「…憂いなしだ」

 

「そうとも言うな。とりあえず貰っとけ」

 

「え、だけど」

 

差し出された手を押し返しながらシロは言う

 

「この世界じゃいつ戦闘になるかわからん。更に力を持ってないものは喰われるのが運命だ。ちゃんと待っておけ」

 

「…俺、この前あったあの赤いベストの人に今度話を聞きに行くんだ」

 

開斗がおもむろに口を開く

 

「…ほう、それで?私にそれを言って何になる?」

 

「あんたも一緒に話を…」

 

「悪いがそのまま仲間へ、なんてのがあるかもしれないんで却下だ」

 

「…そうか」

 

あからさまにしょげる開斗

 

いつか、君たちと一緒に居れたら…なんて」

 

「?何か言ったか」

 

「…いや、気にするな少年」

 

「…あんたがホントの名前を隠してるのも理由があると思う」

 

「?確かにその通りだが、突然どうした」

 

「その秘密がものすごい気になる」

 

「教える訳にはいかんぞ?」

 

「あぁ、だから」

 

一定の距離だった彼らの距離を開斗が詰め

 

「いつか、その秘密暴露してやる」

 

人差し指を突きつけ不敵に笑った

 

「…ククク。やれるならやってみろ。その時を待ってるぞ。少年」

 

シロはそのセリフを聞いたあと踵を返し闇に紛れるように去っていった




ご要望が少しでもありましたのでご紹介
あくまでイメージですので好きな3人を想像していただければ…
あと、めっちゃくちゃ下手くそです
ちゃんと挿入出来てなかったらちょっと調整します

【追記】何故か2人って書いてた(´・ω・`)
シロさんの外見は公開する予定無かったからね、仕方ない(言い訳)

シロのペルソナと格好イメージ
1番雑&ミニキャラだけど(´・ω・`)


【挿絵表示】



こちらはレンカちゃん



【挿絵表示】



最後は開斗くん


【挿絵表示】


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日にちを跨ぎ

まずは、約1年放置しており申し訳ありません。
活動報告の方にも載せましたが、漫画が未だ見つからずどうしようもなく実況者様の動画を見て日にち等を確認したらミスしててちょっと落ち込んだりしましたが私は今日も元気です(涙)
これからまた、ちまちまと更新できるように頑張ります

結局修正することにしました。すみません。
矛盾がないか確認する予定ですが何かあれば報告してくださると助かります
2022/01/22


湊sid

4月9日

開斗と別れたあと寝ぼけていたのかしばらくの間の記憶が無いけど無事に学校から出て探索へ繰り出した。

 

 

 

10年前と変わったところがありすぎて本当に僕が知ってる街なのかとドキドキしながら街を練り歩いた。

 

探検を終え寮へ帰ってきた。さすがに疲れが溜まっていたので直ぐに寝ることにする。

 

────────そこからは怒涛の展開だった。

疲れて自室で寝ていだけれど物音で目が覚めてしまった。

時間を確認したら時計は0時を指していた。

音のした方へ行こうかどうか迷っていると岳羽さんが来て危ないから屋上へ行くよと言われ護身用にと刀を貰った

どう考えても銃 刀法違反…

そういえば最初にあった時も銃持ってたな…

気にしない方がいいのだろう、きっと

なんて思いながら最上階へ

 

──────────屋上から見た満月は不気味なほど大きいな。

なんて考えていた。

 

 

気付いたら屋上には黒い化け物

異様な光景を目の当たりにし、戸惑っていると岳羽さんが教えてくれた。

あれはここの寮を襲ってきた『シャドウ』というものらしい。

岳羽さんはこめかみに銃を向けて打とうとしている…

一見自殺行為にしか見えないその行動を

僕は何も出来ずにそれを見る。

 

シャドウがそれを食い止めるかのように攻撃をし岳羽さんが倒れる。

僕の足元には先程の銃が転がってくる…

これで彼女は何をしようとしていたんだろう…

そう考えているうちにシャドウは近づいてくる。

このまま終わるのかな…

 

 

───そんな時だった

白黒のボーダーの柄で上下合わせた服を着てる少年が先程岳羽さんがやっていたように銃を向けて『さぁ…』と、僕に促してくる。

この銃を…引けばいいのか。

彼女がやろうとしていたように、僕も引けばいいのか。

(怖い?)

行動しなければ何も始まらない。

どの道死ぬのであれば、あれに殺されるより。

(マシな方を、選べばいいよ)

僕はその時、死を覚悟し引き金を引いた。

 

すると弾が出てくる訳ではなく、代わりに人型の何かがでてきた

それは「オルフェウス」と名乗った。

その直後僕の体に異変が起きた

身体中が痛み、苦しくなって前が見えない…

何か咆哮のようなものが聞こえるが、そんなことどうでもいいくらいには痛い。

 

 

 

 

気が付くとシャドウは居なくなっており、先程感じた痛みや、苦しみも嘘のように消えていた。

岳羽さんが無事なのを確認し安心したところで僕の意識は途絶えた。

 

開斗sid

湊が体調不良になってから1週間音沙汰もなく母さんや父さんも心配してるが全く連絡のひとつもよこさない…

あいつは体が弱いなんてことはなかったはずだが…

 

4月18日

 

いつものように登校する…

そういえばこの一週間、真田先輩からも音沙汰なかったな…

 

「あ、久しぶり」

 

「…」

 

考え事をしながら歩いてると廊下で湊と鉢合わせする

呆気に取られ思考停止するがすぐさま距離を詰める

 

「…あ、いや、あの。お、怒ってる?」

 

「……いや、怒ってないが??」

 

「それ怒ってる人のセリフ…」

 

「じゃあなんで俺が怒ってるかわかってるんだよな?」

 

「えっと、む、無茶して倒れたから、とか?」

 

「倒れたのか!?」

 

「あっ」

 

腕を組み自分でもわかるぐらい不機嫌なオーラを出す

湊が後ずさったが気にしない

 

「え、えーっと…」

 

「なんだ、言えないことか?」

 

「…に、荷解きしてて」

 

「ほう」

 

「転んで荷物に埋もれた」

 

「…うん?」

 

「埋もれた時に頭打った」

 

「…」

 

お前本気か?という目線を送る

アハハ…と乾いた笑いで返される

 

「…はぁ、とりあえず今回は見逃してやる」

 

教室に移動しながらそう吐き捨てる

 

 

 

 

見逃すも何も無いか、本当に無事でよかった。

もう誰も、いなくなって欲しくないから

 

 

 

 

 

?あれ、今なにかおかしかったような…

そんな疑問もすぐ忘れ、俺は日常に戻っていく。



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奇妙な縁

開斗sid

 

放課後

 

なんだかあの後言及するのも可哀想になってきたからとりあえず、今日は頼まれてた買い物済ませてとっとと帰ろう…

 

「あ、あの」

 

「…ん?」

 

「天野くんですよね?」

 

後ろから声をかけられ振り返ると水色の髪が目に入る

確かこの子は…

 

「…黒井さんだっけ?」

 

「あ、覚えてくれてたんですね。そうです。黒井 レンカです」

 

湊と一緒に転校してきた子だ

2人して同じクラスということもありものすごく話題が上がっていたな

 

「それで?」

 

「あ、えっとですね。これ今朝、拾ってたんですよ」

 

差し出されたのはお守り

 

「な、んで」

 

ポケットを探してもない

というか、いつ落としたんだ、?

今朝あったはずだが…

 

「朝、正門付近で落ちているのを発見しまして、お名前が書いてあったのでお友達に聞いたところあなたのものだと聞いたので。渡そうにも少し緊張してしまいまして…」

 

「そう、か。ありがとう助かったよ」

 

お守りを受け取り黒井の頭を撫でる

 

「………」

 

突然の事で固まる黒井

あ、しまった

 

「…女子にあまりこういうのするなって言われてたな」

 

ぱっと手を離し、黒井の様子を伺う。

何故慌てている?

 

「えっと、」

 

「すまない。撫でやすい位置だったから」

 

そういえば自然に手が動いていたな…

何故だろうか

 

「い、いえ。突然で驚いてしまっただけです。あの…言われてた、っていうのは…」

 

「あぁ、純平…友達にやったら何故かそう言われた。確か『女の子なら絶対勘違いするぞ!?イケメンこのやろーっ!爆ぜろっ!』だっかな」

 

「な、なんともまぁ…苦労されてるんですね(開斗が)」

 

「そうだな、いつも苦労かけてるな…(純平のこと)」

 

「へ?」

 

「ん?」

 

何か変なこと言ったか?

 

「…まぁ、元からこういうことはあまりやらないけどな」

 

「そうなんですか?てっきり慣れてらっしゃるかと思いましたが」

 

「いや、そんなことないよ」

 

「…じゃあどうして、私にはしたんですか?」

 

「…」

 

疑問に思ったのか首を傾げ静かにこちらを見てくる黒井

確かに、それはそうだな、なぜ俺は自然と手が頭の方にいったのだろう?

それがあたりまえだったような

 

「…っ」

 

ズキンと頭痛がし、よろめく

 

「え!?だ、大丈夫ですか?!」

 

「…大丈夫、寝不足なだけだ」

 

「寝不足?!大変おうちに直ぐに帰らなきゃ!モノレールは使われますか?私良かったらそこまで一緒に行きますよ」

 

「いい治まった」

 

「で、ですが心配ですわ。あ、それなら保健室に念の為行ってから…」

 

「絶対に嫌」

 

「え、あっはい」

 

即断言し、謎の圧力をかけてしまったか…?

だが江戸川先生のとこだけは絶対に嫌だ

あの人は1年の時に少しの掠り怪我で絆創膏を貰いに行っただけなのに

「あ、ちょうどいいのでこの薬の試験してみて下さい。」と、ジュース飲む?みたいなノリで軽々しく言ってきたからそれ以来苦手である

そんなことよりも、黒井がとても心配してる様子でこちらを見てくる

少しでも安心してもらわないと

 

「ほんとに、もう治まった、少し休憩してから帰ることにするから気にしないで」

 

笑顔を作り安心させるように話す

 

「ぇ、…はい。天野くんがそれでいいならいいんですけど…」

 

それならせめて…と、彼女が出して来たのはチョコレート

 

「なぜ?」

 

「も、持ってきては行けないとはわかってるんですけど、帰り道どうしても甘いものが欲しくなるんですよ…それでチョコレートを鞄に忍ばせてるんです!」

 

ふんすっと腰に手を当てドヤ顔している彼女。面白い子だな

 

「あ、でもなるべく内緒にしててくださいね!」

 

「ん、わかったよ」

 

「それでは私はこれにて」

 

と彼女は去っていった

俺ももう少ししたら買い物に行こう

 

 

 

 

 

「…天野、ね」




誤字あれば報告お願いします()
一応見直したつもりです


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説明会

ぱっと書いて出来上がったのでちょっと後日修正するかもです


sid湊

放課後はなんだか気まづくなり、結局最後まで会話出来ずそそくさと帰ってしまった。幸いにも開斗の方も言及せずそのまま帰ったみたいだった。

あの夜の戦闘(?)の後、安心して気絶したあと、1週間もの時間が経過していた。あの夜に何が起こったのか詳しい話を今日帰ったら話すと言われていたので寮へ一直線に戻る。

 

帰ってくると岳羽さんがいて一緒に4階の部屋へと行った。

そこへ行くと先輩たちや理事長である幾月さんが既に座っていた。

 

 

幾月さんの話の内容を抜粋するとこの1週間病院で寝る羽目になった原因の力【ペルソナ】

そしてそのペルソナを使って撃退したシャドウについての説明を受けた

ペルソナとは心の力。それを用いて【シャドウ】を倒せるらしい

ペルソナは1部の人間しか発現することが出来ないらしく、貴重なんだとか。

シャドウは人間に悪影響を及ぼす。巷で噂の無気力症、あれはシャドウが人間に対して何かやったからだそうだ。彼らは無気力症の人たちのことを影時間にちなんで【影人間】と呼ぶそうだ。

僕達にはペルソナを扱う素養があるらしく、シャドウ及び影時間を消すために活動してる特別野外活動部(S.E.E.S)に加入することになった。

それともう1人、クラスメイトの伊織にも素養があるらしく一緒に活動するため同じく加入及びこの寮へと入居することになった。

 

「あぁ、それともうひとつ」

 

伊織の入居の話で解散かと思ってたけどなにやら話に続きがあるそうだ

 

「真田くんが言ってた2人のうち1人の素養がありそうな子なんだけど」

 

「そういえば、報告に上がっていましたね」

 

「え、真田先輩、何の話です?」

 

「実は数日前に2人ほどシャドウに襲われていてな。そのうちの1人がうちの学校の2年なんだそうだ」

 

「その2年生なんだけど少し調べたいことがあるからここへ誘うのはもう少し待ってもらっていいかな?」

 

「調べたいこと…ですか?」

 

少しでも戦力が欲しい桐条先輩は少し眉をひそめながら幾月さんの言葉を待つ

 

「うん。すぐに終わると思うけど気になることがあってね」

 

少し疲れ気味にため息をついて一息し幾月さんは続ける

 

「もう1人は顔をマスクで覆っていたから身元が割れなくて勧誘しようも無いしもうかんめん(勘弁)、して欲しいけどね。…ぷ、くははは!」

 

「「「…」」」

 

「んん」

 

桐条先輩がこの空気を変えるため咳払いをし続きを話す

 

「ともかく人数もだいぶ増えてきた。今晩0時にタルタロスへと向かう」

 

1人で笑い転げてる(言い過ぎ)理事長を置いて桐条先輩が冷静に進行する

【タルタロス】それはシャドウの巣窟なんだそう

影時間やシャドウを消すためのヒントがタルタロスに隠されていると踏み、前々から攻略しようとしていたが人数が少数故に少ししか探索ができなかったらしい。いわく、その中の構造は毎日変わるので少し探索したら次はここからというのができなかったらしい。

真田先輩は大型シャドウが出た時の怪我でしばらくは参加出来ないけど、それでも探索人数は3人になるので問題ないらしい。

 

──────────

 

0時近くに僕らが来たのは、月光館学園。

0時になると構造が変化し、塔のようなものに変わる月光館学園どうしてこうなったのかはわかっていないがここが明らかに影時間で変わる特異点であることは確か。なぜ変わるのか、それらを含め僕達は真実を探るべくシャドウの巣へと足を踏み入れた。

 




ダジャレセンスはないです(๑•̀д•́๑)キリッ


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