ブラックで重い幻想郷 (のびえもん)
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幻想郷へ行くバカ共

「あー、帰ったら俺ん家でデュエマでもするか」

 

のびる

「暇だしやろっか」

 

1人の名を禍月 凶(まがつき きょう)

 

そしてもう1人は大平(おおひら)のびるである

 

この2人は高校生で、オタク仲間の親友であった

 

だが、この時の2人はまだ知らなかった

 

「あーそういやこの前異世界転生物見たんだけどさぁ」

 

のびる

「うん」

 

パパーッ!!

 

2人

「え?」

 

ドォン!

 

2人にとって嬉しくも重すぎる愛がのしかかる事になるとは・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ここは幻想郷

 

忘れ去られたもの達が集う世界

 

 

霊夢

「あー暇ねぇ・・・・」

 

霊夢

「どっかのバカが異変でも起こしてくれないかしらねぇ・・・・」

 

物騒な事を言っているこの紅白の女子は博麗霊夢。この博麗神社の巫女さんで、異変解決もしている自堕落な人である

 

霊夢

「・・・・ん、なんだかムカつく事を言われた気がしたわ」

 

魔理沙

「なーに言ってんだよ霊夢」

 

霊夢

「うわっ!なによびっくりさせないでよ魔理沙!!」

 

魔理沙

「ははっ、すまんすまん。あんまりにもだらーっとしてたんで驚かせようと思ってな」

 

この金髪魔法使いは霧雨魔理沙。パワーばかりを重視しがちな脳筋である。あとついでに泥棒でもある

 

魔理沙

「むっ・・・・!私は脳筋じゃないし泥棒でもないぜ!」

 

聞こえていないはずなのだが、反応している・・・・?

 

魔理沙

「魔法使いの勘ってヤツだな。気にするもんじゃないぜ」

 

霊夢

「さっきっからアンタ誰と話してんのよ」

 

魔理沙

「ん?あぁ、すまんすまん。詫びに私のキノコをやろう」

 

霊夢

「・・・・はぁ、まぁありがたくいただくわ」

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーあーーーー!!

 

 

 

 

 

 

どこかから声が聞こえる

 

霊夢

「・・・・何か声が聞こえるような」

 

魔理沙

「あぁ、確かに何か聞こえるな。まるでどこかから落っこちるみたいな感じの声が・・・・」

 

 

 

2人

「\(^o^)/」

 

 

 

ドサッ

 

 

 

2人

「いったぁ〜!!」

 

 

 

突如としてこの場所に現れたオタク2人

 

 

霊夢

「・・・・落っこちて来たわね」

 

魔理沙

「良かったな霊夢、暇が潰せるぜ?」

 

霊夢

「何がよ!面倒事が増えたみたいなもんじゃない・・・・!」

 

はぁ・・・・とため息をつく霊夢

 

霊夢

「・・・・アンタらどっから来たの?」

 

未だにしりをさすっている2人は前を見る

 

するとその途端

 

「わおー!!(ゴロリ風)」

 

のびる

「えぇーーーーー!!?」

 

ゴロリ風の声を聞きはっとなったのびるは

 

目の前の現実を逃避をするかのように

 

のびる

「ねぇwkwkさん!今日は何を作って遊ぶの!?」

 

と、ゴロリのように凶に話しかける

 

「今日はね、コレを使って遊びます!」

 

凶も凶で、目の前の事が信じられず、現実逃避をし始めたのか、ノってしまう

 

 

 

2分くらいコントを続けていたが

 

霊夢

「・・・・アンタら、いい加減にしないとぶっ飛ばすわよ・・・・?」

 

と、霊夢のキレ気味の声で

 

2人

「アッハイ」

 

と、静かになるのだった




次の話から主人公の設定を後書きで書きます

次回も見てください!


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バカと少女達の語り

この本によれば、普通のオタク高校生のびる、凶は普通に人生を終える未来が待っていたはずだった

だが、突如としてトラックに轢かれ、気づいたら幻想郷へと転移していた

そして博麗霊夢、霧雨魔理沙の2人と出会い、ヤンデレられる・・・・・


おっと、先まで読みすぎました








ウォズ風にあらすじ紹介してみました


霊夢

「・・・・それで?アンタたちはどうやってここに来たの?」

 

「いやー転生トラックに轢かれたンゴwwwww」

 

ボケて言う凶

 

名前はカッコイイのに残念な男である

 

霊夢

「・・・・真面目に答えなさい・・・・?」

 

「アッハイ」

 

霊夢をキレさせる天才のようだ

 

のびる

「でも、本当にそうとしか言えないんですよね。本当にトラックに轢かれたと思ったらここに来てたんですよね・・・・」

 

ボケる凶の代わりにのびるが丁寧に言う

 

霊夢

「・・・・ふーん。まぁ事情は分かったわ。でも、すぐには帰せないと思うわ」

 

のびる

「どうしてですか・・・・?」

 

霊夢

「今、アンタたちが来たせいで結界が結構破れちゃったのよ。それを直すのに大体5ヶ月くらいは掛かるから、その間は帰せないわ」

 

のびる

「そうですか・・・・まぁ仕方ないですね」

 

少しガクッとなるのびるだったが、内心

 

のびる

『幻想郷にきたー!!やったー!!そして5ヶ月は帰れないとか!やったぞー!!』

 

とかなり喜んでいた

 

 

魔理沙

「あ、そうだ。お前らの名前を聞いてなかったぜ。私は霧雨魔理沙。普通の魔法使いだ。そしてこっちは博麗霊夢。この神社にいるダメ巫女さ」

 

霊夢

「・・・・魔理沙?後で覚えてなさい?」

 

魔理沙

「・・・はっはっは、冗談だよ冗談!間に受けんなって!」

 

霊夢

「ふん・・・・どうだか」

 

疑いの目を魔理沙に向けている霊夢

 

魔理沙

「・・・・まぁとりあえずお前らの名前を聞かせてくれよ!」

 

この空気を払拭するように元気よく言う魔理沙

 

「俺は禍月 凶」

 

のびる

「僕は大平のびる。よろしくお願いします」

 

魔理沙

「おう、よろしくな!」

 

 

 

 

 

 

 

そうして彼ら彼女らで話をする

 

 

 

 

時間はあっという間に過ぎ、夜になった

 

 

 

 

 

魔理沙

「興味深い話が沢山聞けたぜ!ありがとな!」

 

「おう!」

 

霊夢

「・・・・お互い苦労するのね」

 

のびる

「・・・・ですね」

 

 

と、いつの間にやら2人ずつに別れて話をしていた

 

魔理沙と凶は元気よく

 

霊夢とのびるはため息をつきながら話は終わった

 

 

霊夢

「さて、夜になったし泊まって行きなさい」

 

のびる

「え、いいんですか?」

 

わかっていてそんな事を言うのびる

 

霊夢

「だってアンタたち住むところないでしょ。大人しく住みなさい」

 

魔理沙

「あ、じゃあ私凶を連れてくぜ!」

 

「え?」

 

魔理沙

「ほら、お前霊夢をキレさせるだろ?追い出されたら妖怪に襲われて終わっちまうから、今日は私んとこに来い」ボソッ

 

「あ、ああ、わかった」

 

霊夢

「あ、そう。なら任せたわ」

 

のびる

「じゃあね、凶」

 

「じゃあ、また明日な、のびる!」

 

のびるは博麗神社の中へ

 

凶は魔理沙の箒に乗り、魔理沙の家へと行った




前回言った通り、キャラ設定を書きます

禍月 凶

のびるの親友で、のびるがToLOVEる(字が違う)ってるのを見るのが好きな愉悦を愛する人

本当にのびるが困っている時にはすぐに助けに行く

性格は普段はヘラヘラして、すぐにボケをかますただのバカを演じているが、真面目な時はしっかりしていて、頭の回転が早くなる

心の底ではかなり深い闇を抱えている





大平 のびる

凶の親友。過去に父親を通り魔で亡くす。それ以来、他人が死にそうになっているのを見ると反射で助けてしまう癖を持ってしまった

性格はそこそこ優しい。頭の回転は凶より遅いが、危機的状況(自他問わず)になると回転が早くなる






どうでしたでしょうか。次回も見てください!


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能力把握と!白玉楼行き決定!!

翌日、魔理沙と凶は博麗神社に来ていた

 

「おーい!のびるゥー!!能力あるか確認しようぜェー!!」

 

のびる

「・・・・ヤンキーみたいな登場の仕方やめたら?」

 

「うぇーい!」

 

のびる

「・・・・はぁ、わかったよ、仕方ないなぁ」

 

ため息をつきながら了承する

 

霊夢

「はぁ・・・・魔理沙アンタ止めなさいよ・・・・」

 

魔理沙

「面白いじゃないか。私は見てて飽きなかったから良いんだぜ」

 

霊夢

「はぁ・・・・」

 

何を言っても無駄かと霊夢はそれ以上言うのをやめた

 

 

 

「何か能力ないかねぇ・・・・」

 

ふと凶の頭の中に鎌のイメージが出てきた

 

「・・・・ん?重っ!!」

 

重くて落としてしまった物を見ると、鎌だった

 

「・・・・まじかよ」

 

のびる

「・・・・実体化した・・・・?」

 

凶は触ってみる

 

「・・・・は、はは。マジで実体化してやがる」

 

のびる

「・・・・ちょっと僕にも触らせて」

 

「いいぜ」

 

のびるも触ってみる

 

のびる

「・・・・本当だ、触れる」

 

と、のびるが驚いていると

 

魔理沙

「中々凄い能力だな・・・・ならのびる、お前はどうだ?」

 

聞いてくる魔理沙

 

のびる

「・・・・え?えーっと・・・・」

 

のびるも同様に武器をイメージしてみる

 

イメージしたのはジカンギレードだった

 

のびる

「・・・・出てきた」

 

「はぁ!?」

 

のびるの発言を聞いて凶が驚いた声を出す

 

まぁ自分と同じ能力してたらそれは驚くとは思う

 

霊夢

「・・・・のびるも同じ能力、か」

 

のびる

「結構軽いなぁ・・・・使いやすそう」

 

仮面ライダー好きなのびるからすればライダーの武器を使える能力というのはテンションを上げるにはちょうど良かった

 

のびる

「よーし、ちょっとそこらで振り回してみようっと!」

 

「あ、待てよ!俺もやるわ!」

 

2人でそこらの無人のとこで振り回していた

 

 

そんな2人の様子を見ていた魔理沙は

 

魔理沙

「なぁ霊夢、もしかしたらアイツら力を手に入れたからって異変が起きたら着いてくるんじゃねぇか・・・・?」

 

と、霊夢に言う

 

霊夢

「・・・・来られても邪魔になるだけだから正直要らないのよね・・・・」

 

魔理沙

「うーん、でもあのはしゃぎようだと確実に来ると思うぜ?」

 

霊夢

「・・・・うーん、どうしましょうかね」

 

霊夢と魔理沙は悩む

 

 

と、ふと魔理沙の頭の中にいい案が浮かぶ

 

魔理沙

「ああ!そうだ!」

 

霊夢

「いきなり何よ・・・・いい案でも浮かんだの?」

 

魔理沙

「あぁ。妖夢んとこに連れてって修行だとか言って異変に来させないようにするんだよ」

 

霊夢

「・・・・それ、いいかもしれないわね」

 

魔理沙

「だろ?それにアイツらも多少強くなるだろ。もし異変に来られたって多少戦力にもなるだろうから一石二鳥って訳だ」

 

霊夢

「今日のアンタ、なんか冴えてるわね」

 

魔理沙

「だろー?ま、今日のってのは要らなかったがな」

 

 

 

こうしてのびると凶は白玉楼に連れていかれるのだった




どうでしたでしょうか。次回も見てください!


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白玉楼に着いた!

感想が来ました!(歓喜)

って事でまだまだ戦い(書き)続けるぞ


と、いうことで魔理沙に連れられ2人は白玉楼へと続く階段に来ていた

 

のびる

「なんかここ、寒いですね」

 

魔理沙

「そりゃあ冥界だからな、当然だろ」

 

「こういう時は布団が欲しいな・・・・ま、寒すぎて布団が吹っ飛びそうだけどな!(激寒ギャグ)」

 

のびる

「界王様の時に悟空が言ったギャグかな?」

 

「そーそーよく分かったな!まー当時はなんであんなんで笑えんだろうって思ったわ!笑」

 

魔理沙

「ハックション!!寒すぎてくしゃみが出たわ!」

 

と、こんなやり取りを挟みつつ、白玉楼に着いた

 

 

 

 

 

 

魔理沙

「ここが白玉楼だぜ」

 

魔理沙が指を指した所を見ると、そこにはThe・和みたいな建物があり、そこに散る桜がベストマッチ!(音 ビルドドライバー)していた

 

「すげぇ・・・・」

 

のびる

「確かに・・・・画像と本物じゃあ美しさが違うなぁ・・・・」

 

魔理沙

「よっし、じゃあ行こうぜ」

 

「ああ!」

 

のびる

「はい!」

 

 

 

 

 

 

 

 

妖夢

「・・・・ふむ、それで私に稽古を付けて欲しいと・・・・」

 

魔理沙

「そうなんだよ。私だと力加減をミスりそうだし霊夢は自堕落だしそもそもあいつは修行しないし・・・・」

 

妖夢

「・・・・わかりました、引き受けましょう」

 

魔理沙

「お、そうか!なら任せたぜ!」

 

妖夢

「それで、どのくらいの期間居させればいいんですか?」

 

魔理沙

「んーまぁそうだな・・・・2ヶ月くらいかな?あ、ついでに送ってきてもらえると助かるんだぜ」

 

妖夢

「・・・・迎えくらいは自分でやったらどうですか?」

 

魔理沙

「私は私のやるべき事があるからな!頼んだぜ!」

 

言うこと言ってさっさと帰る魔理沙

 

妖夢

「はぁ・・・・全くあの人は。どうせやることなんて紅魔館から本を盗んだりするくらいしか無いでしょうに」

 

失礼な!キノコの事も魔法の事も調べるぞ!

 

妖夢

「・・・・?どこかから魔理沙の叫び声が聞こえたような・・・・」

 

シーン

 

妖夢

「気の所為ですね。さて、そろそろあの2人に挨拶をして来ないと・・・・」

 

 

 

ちょ、もう地の文のとこに来ないでよ!?

 

わかったわかった!じゃあなー!

 

はぁ・・・・

 

と、言うことで一方その頃

 

 

のびる

「ここが、白玉楼・・・・」

 

「すげぇよな!二次創作とかで見てたのと全く同じだぜ!?」

 

のびる

「うん。凄いよね・・・・まぁでも、凄いのは目の前にいる人なんだけどね?」

 

「あぁ、あの女版カー○ィとか言われてる幽々子様だよな」

 

のびる

「まぁ、これを見ると納得だよ・・・・」

 

メタい事を言っている2人の前でかなりの人数のご飯を食している幽々子がいた

 

「見てるこっちも腹が一杯になるぜ・・・・」

 

のびる

「・・・・そうだね」

 

そんな事を言っていると、向こうから妖夢が走ってくる

 

妖夢

「こらー!!幽々子様ーー!!」

 

体がビクッとなる幽々子

 

妖夢

「お客様の前でここの主である幽々子様がご飯を食べているとはどういう事ですか!」

 

かなり怒っている妖夢

 

のびる

「・・・・あの、僕たちが食べてて良いって言ったんですよ」

 

「そうそう。だから幽々子様を許してあげてくれ」

 

妖夢

「しかし・・・・」

 

のびる

「まぁまぁ、落ち着いてください。お茶でも入れますから」

 

妖夢

「あっ、はい・・・・」

 

完全に立場が逆である

 

そうしてお茶を妖夢の前に出すのびる

 

のびる

「どうぞ」

 

妖夢

「あ、頂きます・・・・」

 

お茶を啜る妖夢

 

のびる

「どうですか?」

 

妖夢

「美味しいですよ・・・・って、立場が逆じゃないですかー!!」

 

のびる

「あ、つい・・・・すみませんでした」

 

肩を落とす妖夢

 

妖夢

「あ、いや、謝らなくてもいいです。何気にお茶を渡されるなんていうのを初めてしてもらったので嬉しかったです」

 

のびる

「それは良かったです」

 

優しげな笑顔で言うのびる

 

「・・・・あれ、俺要らなくね・・・・?」ボソッ

 

と、1人呟く凶だった




どうでしたでしょうか!次回も見てください!


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妖夢の3秒クッキング()と修行

コイツら素人で妖夢だったら3秒でcookしちまうなって思ったのでこんなタイトルにしました


結局、食ってる幽々子を放置して、自己紹介へと移る

 

 

妖夢

「私は魂魄妖夢と言います。そしてあちらに居るのが白玉楼の主である西行寺幽々子様です」

 

妖夢は主らしくない幽々子を見てため息をつく

 

のびる

「僕は大平のびると言います。今日から修行、よろしくお願いします」

 

「俺は禍月 凶。修行よろしくお願いします!」

 

妖夢

「では早速、実力を見るために私と戦ってみましょうか」

 

2人

「え?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

と、いうことで妖夢と戦う事になった

 

 

 

 

 

 

まぁ案の定3分かからずクッキングされてしまった

 

正確な秒数を言うと、2,3秒で2人纏めて倒された

 

 

 

 

 

 

 

妖夢

「・・・・うーん、弱すぎですね」

 

のびる

「・・・・いや、それはそうでしょう・・・・」

 

「俺たちは今日武器を持ったばかりだから、太刀打ちできるわけが無いんだよなぁ・・・・」

 

 

妖夢

「ふむ・・・・ならば素振りをして、手に得物を馴染ませるところから始めましょう」

 

妖夢

「武器とは自分の扱うものであり、自分を守るものでもあります。ですので、手に馴染ませて、武器を自分の相棒として慣れさせる必要があるのです」

 

2人

「はい!」

 

妖夢

「私もしますので、まずは100回素振りをしましょう」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

と、いうことで100回終わらせる2人

 

のびる

「やった事ないからかなり疲れた・・・・」

 

「それな・・・・腕がもう上がらん・・・・」

 

ふとチラっと妖夢の方を見ると、息も切らさずに黙々と素振りをしていた

 

のびる

「これが経験の差か・・・・」

 

「俺たちもできるようになるんかな・・・・?」

 

妖夢

「えぇ、毎日やれば必ずできるようになります。だから毎日欠かさずやりましょうね」

 

と、聞いていた妖夢が素振りをしながら言ってくる

 

のびる

「・・・・もうちょっと頑張ろうか」

 

「そうだな!」

 

2人も素振りを追加でやる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

妖夢

「っと・・・・のびるさん、それ取ってもらっていいですか?」

 

のびる

「あ、はい」

 

修行を終えた2人は、夕食の買い出しに出かけていた

 

のびる

「・・・・あ、これもいいな」

 

妖夢

「あ、それいいかもですね」

 

 

ちなみに凶は白玉楼で休んでいる

 

 

 

 

 

 

買い物を終えて帰宅する

 

 

妖夢

「すみません、片方持ってもらっちゃって・・・・」

 

のびる

「・・・・はは、流石に片方持たなきゃ何の為についてきたのかわかりませんよ」

 

妖夢

「・・・・それにしても」

 

のびる

「・・・・?どうしたんですか?」

 

妖夢

「いえ、2人で買い出しなんてした事ないですから、新鮮だなぁって」

 

のびる

「・・・・あはは、八百屋の主人にも彼氏でも出来たのか?なんて茶化されましたからね」

 

妖夢

「か、かかっ彼氏・・・・」

 

顔を赤くする妖夢

 

のびる

「まぁ、最初に聞いた時はびっくりしましたけど、まぁ僕はこんな可愛い彼女なんて出来ないよなぁって思ったので次第とどうでもよくなりましたね」

 

妖夢

「かっ!かかかかっ可愛い・・・・?」

 

顔を林檎のようにする妖夢

 

のびる

「あ、着きましたよ。さて、じゃあ僕は台所に食材置いてきますねー」

 

妖夢

「可愛い・・・・彼女・・・・」

 

妖夢はその言葉を小さい声で連呼していた




どうでしたでしょうか!次回も見てください!


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一方その頃、ゆゆ様と凶は

のびると妖夢が買い物をしている時

 

 

白玉楼

 

 

 

『あーのびる行ったから暇だ・・・・幽々子様と話そうと思っても何話せばいいかわからねぇ・・・・』

 

幽々子

「今日の晩御飯は何かしら〜」

 

「まだ食うんすね・・・・」

 

幽々子

「勿論よ〜妖夢の料理は格別だもの〜」

 

『とてつもない食欲だ・・・・』

 

幽々子の胃袋はどうやらブラックホールのようだ

 

ブラックホール!ブラックホール!ブラックホール!レボリューション!!(エボルドライバー)

 

幽々子

「早く帰ってこないかしら〜」

 

「・・・・男女が2人って事は帰ってくるの遅くなるかもですね」

 

幽々子

「遂に妖夢にも男が出来ちゃうって訳かしら〜」

 

「んーまぁ分からないですけどね」

 

「まーアイツが思った事を言う性格だからって落ちる女の子はいねぇよなぁー(フラグ)」

 

フラグ建てた凶

 

もはや呪いの1種なのかもしれない

 

幽々子

「それにしても暇ねぇ〜」

 

「そっすねぇー」

 

「・・・・今日は星が綺麗だな。星を見ながら団子とお茶を飲むのは最高だろうなぁ・・・・」

 

チラッと空を見ればもう夜だ

 

結構夜ギリギリに買い物に出かけて行ったので、こうなるのも必然だが

 

幽々子

「あら〜じゃあ星を見ながらお団子を食べる〜?」

 

「え?今から夜飯があるのに・・・・?」

 

幽々子

「だって暇じゃない〜少しくらい付き合ってよ〜」

 

「まぁ言い出したのは俺だし、少しくらいなら良いっすよ」

 

幽々子

「本当〜?ありがとうね〜」

 

 

 

と、いうことで星を見ながら団子を食べることになった

 

 

 

「・・・・団子美味っ」

 

幽々子

「でしょう〜?妖夢が買ってくるお団子は美味しいのよ〜」

 

「凄いっすね」

 

幽々子

「そうでしょう〜?」

 

ふふんと自慢げに語る幽々子

 

「まぁ凄いのは妖夢であって幽々子様じゃない気がするんですけどね」

 

幽々子

「あはは〜」

 

「笑って誤魔化さないでくださいよー」

 

 

そうして2人が帰ってくるまで2人で談笑していた

 

 

 

 

 

 

 

 

夕飯

 

 

みんな

「いただきます!」

 

のびる

「わー美味しそうだー!」

 

「それなぁー!」

 

 

妖夢の作ったご飯を物凄い勢いで食っていくバカ2人

 

 

妖夢

「・・・・・」

 

のびる

「あれ、どうしたの妖夢さん。顔赤いよ?」

 

「・・・・ん?」

 

ふとさっき自分が言っていた事を思い出す

 

『まーアイツが思った事を言う性格だからって落ちる女の子はいねぇよなぁー』

 

「あれこれもしかして・・・・俺フラグ建てた?」

 

それを理解した凶はニヤリと笑って

 

「おいのびるー!お前ちょっと妖夢の看病してやったら?」

 

「風邪引いてるかもしれねぇしな!」

 

それを聞いたのびるは

 

のびる

「それは大変だ!妖夢さん、布団に行こう?」

 

「良かったな妖夢!のびるが看病してくれるってよ!」

 

妖夢

「ひゃっ、ひゃい!」

 

のびる

「歩けないなら背負って行くよ」

 

のびるは妖夢を背負って妖夢の部屋まで行った

 

「( ゚∀゜)フハハハ」

 

幽々子

「あら〜」ニヤニヤ

 

後に残った2人はニヤニヤしていた




どうでしたでしょうか!次回も見てください!


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妖夢を連れてった時の話

凶と幽々子がニヤニヤしていた時、のびるは妖夢を部屋まで送っていった

 

 

のびる

「妖夢さん、降ろすよ・・・・?」

 

妖夢

「は、はいぃ・・・・」

 

未だに顔が赤い妖夢

 

のびる

「何か飲みたいものとかある?」

 

妖夢

「い、いえ、特に何もないです・・・・」

 

妖夢

「・・・・あの、のびるさん」

 

のびる

「どうしたんですか?」

 

妖夢

「わ、私の事を妖夢と呼び捨てにして貰っていいですか?」

 

唐突にそんな事を言う妖夢

 

のびる

「えっ、えぇ・・・・!?」

 

のびる

「べっ、別にか、構いませんけど・・・・!」

 

妖夢

「あ、あと敬語も撮ってください・・・・!」

 

のびる

「えっ、えぇ・・・・?」

 

のびる

「わ、わかり・・・・わ、わかったよ・・・・よ、妖夢・・・・!」

 

妖夢

「・・・・あ、ありがとう、のびるくん・・・・!」

 

そのあまりの破壊力に

 

のびる

「うっ・・・・!?」

 

と、ギリギリ保ったが、萌え死にかけた

 

のびる

『ちょ、ちょちょちょ、ちょっと待った・・・・!落ち着け僕。落ち着くんだ。まだまだまだ、焦るにはまだ早いんだ・・・・!そ、そうだ!数を数えれば落ち着くはず!123456789・・・・ダメだ落ち着かない!僕は文系だった・・・・っ!!』

 

と、頭ん中で凄まじい量の1人会話を繰り広げているのびるだったが、妖夢の一言でその会話も一瞬止まった

 

妖夢

「の、のびるくん・・・・どうしたの・・・・?」

 

のびる

「あっ・・・・・」

 

のびる

『まだ!まだやられるわけには行かないんだ!!まだ立ち上がれる!だから』

 

とまた1人会話が始まった

 

妖夢

「わ、私はもう寝るね・・・・!おやすみなさい!」

 

言ったことで恥ずかしくなりすぎたのか妖夢は寝た(ドキドキしすぎて寝れない)

 

のびる

「お、おやすみ・・・・妖夢・・・・!」

 

 

 

妖夢の部屋から出た瞬間、秒速であの2人がいるとこまで走るのびる

 

 

のびる

「ちょ、ちょちょ、どうなってんの!?」

 

「さあ?俺は知らんなぁ?」

 

ニヤニヤしながら言う凶

 

幽々子

「私も知らないわ〜」

 

必死にニヤつくのを抑えている幽々子

 

のびる

「うっそだぁ・・・・何か知ってるよね・・・・?」

 

「いや、本当に知りませんねぇ〜?ねぇ〜幽々子様〜?」

 

幽々子

「えぇ〜知らないわ〜?」

 

うわぁ胡散臭いと思いながら、これ以上追求しても仕方ないと思い、それ以上言うのをやめて宛てがわれた部屋に行く

 

その後ろ姿をニヤニヤしながら見守る凶と幽々子だった

 

 

 

 

 

 

「まだ気づいてないのか・・・・ククッ」

 

幽々子

「そうねぇ〜気づいてないみたいねぇ〜フフッ」




どうでしたでしょうか!次回も見てください!


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白玉楼から帰る

あれからかれこれ2ヶ月経った

 

キングクリムゾン!

 

 

修行が終わり、剣の扱い方なら結構な物になっていた

 

のびる

「・・・・この2ヶ月で少しは強くなってるんじゃないかな・・・・」

 

「まぁ2ヶ月前の俺らと比べたら格段に強くなってるだろ」

 

 

と、妖夢がこっちに来ていることを確認する2人

 

 

「おっと、お前の嫁(仮)がおいでなすったぜ」

 

のびる

「嫁じゃない!友達だよ!」

 

「お前それ妖夢の前で言ったら悲しげな顔されんぞ・・・・?」

 

のびる

「・・・・妖夢は僕の事が好きなの?」(薄々気づいてるけど気づかないフリをしている)

 

「はぁーーーーーっ・・・・・」

 

クソデカため息をつく凶

 

「本当は気づいてんだろ?」

 

のびる

「・・・・さぁ、なんの事かな?HAHAHA!」

 

そんな事を言っていたら妖夢がこちらに来た

 

妖夢

「なんの話をしてたんですか?」

 

「ん?いや、今日で白玉楼を去るのかと思ってな・・・・しみじみしていた所さ」

 

妖夢

「そうですね・・・・」チラチラ

 

のびる

「・・・・去るのが惜しいなぁ」アセダラダラ

 

チラチラ見ている妖夢の視線に必死になって気付かないふりをしているのびるであった

 

「あっ(察し)」

 

『コイツ絶対殺られるわww今から楽しみだわwwwww』

 

ニヤつきを若干抑えきれていない凶

 

「あ、幽々子様」ニヤ

 

足音を立てずにそっと近づく幽々子に気づき、声を掛ける凶

 

幽々子

「あら〜私はお邪魔だったかしらねぇ〜?」ニヤニヤ

 

妖夢

「ゆ、幽々子様!そ、そんな事はありませんよ!?」

 

ニヤつきながら登場した幽々子に焦る妖夢

 

のびる

「と、とりあえず2ヶ月間お世話になりました。とても楽しかったです!」

 

「じゃーな、妖夢ー幽々子様ー」

 

のびる

「凶はまともに挨拶もできないの・・・・?」

 

「うっせー!お前は俺の親か!」

 

 

妖夢

「・・・・じゃあねー!のびるくーん!禍月さーん!」

 

幽々子

「また遊びに来なさいな〜」

 

 

とまぁ友達の家のノリで別れたのだった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

途中、空飛べない事を思い出して妖夢に頼んだりしたが無事博麗神社に着いた

 

 

 

のびる

「・・・・あぁー怖かった」

 

「まさかお前が途中で気絶するとは思わんかったがな」

 

のびる

「高所恐怖症だからね、仕方ないと思うよ」

 

「お陰で妖夢が取り乱して大変だったぜ」

 

霊夢

「あら、帰ってきたのね」

 

神社の前で会話していたら霊夢が気付かない訳が無かった

 

のびる

「・・・・ただいま?」

 

霊夢

「・・・・なんで疑問形?普通にただいまでいいじゃない」

 

のびる

「そ、そうですよね・・・・」

 

霊夢

「まぁ自分の本来の帰る場所じゃないって思ったらただいまっていうのが違和感あるのはしょうがないけどね」

 

霊夢

「でも今帰る場所はここだからただいまでいいのよ」

 

のびる

「ありがとう、ございます・・・・」

 

『なんか今日も今日とて空気じゃね?』

 

と、不遇さを嘆く凶だった




どうでしたでしょうか!次回も見てください!


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狂気化異変①

「・・・・?おい、なんか向こうから煙出てねぇか・・・・?」

 

のびる

「え?・・・・本当だ」

 

霊夢

「・・・・何かしらの異変と見るべきなのかしらね」

 

「まぁそう見るのが妥当だろうな。普通あそこまで人里が燃えている訳がねぇからな」

 

唐突に凶が真面目になったのを見て、のびるは驚く

 

「なんだその驚いた顔は」

 

のびる

「いや、なんか急にまともな事語り出したから驚いて・・・・」

 

「失礼な!俺だって真面目な時くらいあるわ!」

 

のびる

「・・・・うーん、まぁそうなのかな?」

 

テキトーに返すのびるだった

 

霊夢

「とりあえず行きましょうか」

 

「おう!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

人里

 

 

 

ウォーッ!!

 

ブッコロシテヤルゼ!

 

オラァ!!

 

ヒヒヒヒヒ

 

ザマァミロ!

 

ウェーイ!!

 

 

 

1人なんか変なのが混じっているような気がするが気にしない

 

 

霊夢

「何・・・・これ・・・・?」

 

のびる

「人同士が・・・・」

 

「殺しあってやがる・・・・!」

 

 

のびる

「と、止めないと!」

 

のびるが前に出ようとするが

 

霊夢

「アンタじゃ簡単に殺られるわよ!」

 

のびる

「そんな事やってみな「あの状態の人間は何をしでかすかわからないからよ!!」・・・・わかりました!」

 

と、叫んでいると、横から狂気化した人間が襲いかかってくる

 

人里の人

「殺す!」

 

「・・・・っ!」

 

凶は即座にスタンガンを生み出し、襲いかかってきた人に当てる

 

人里の人

「うあああっ!!」

 

そうして気絶する

 

「あ、そっか」

 

スタンガンと倒れた人を交互に見て、何かが浮かんだようだ

 

「おい、のびる!水持ってこい!」

 

のびる

「・・・・え?」

 

「いいから早く!」

 

のびる

「・・・・ああ!わかった!」

 

どうやらのびるも気づいたようだ

 

霊夢

「一体何をするってのよ・・・・」

 

霊夢の周りにも人が襲いかかってきているが、霊夢は慣れた手つきで次々に気絶させていく

 

のびる

「よし、そこらに撒こう」

 

と、のびるは持ってきた水をそこらに撒く

 

狂気化した人々はそれがなんの意味を持っているのか分からずに、ただ争いあっていた

 

「っしゃ、くらいやがれぇぇぇっ!!」

 

凶はスイッチを入れたままのスタンガンをその撒いた水のところにぶん投げた

 

水は電気を通しやすい

 

水を触媒に通っていった電気は人々の体にたどり着き

 

人々

「ぎゃああああっ!!」

 

次々に気絶させていった

 

 

 

 

「よし、大成功!」

 

霊夢

「・・・・なかなかやるじゃない」

 

「人は焦ると効果的な作戦が思いつかなくなる。だけど俺は案外冷静でな。思いついたわけよ」

 

のびる

「いつもはバカをやってるのに・・・・」

 

「ははっ!見直したか?」

 

のびる

「んー、少しね」

 

「なんだよそれ・・・・」

 

霊夢

「そこそこ片付けたんで次んとこに行くわよ」

 

2人は頷く




どうでしたでしょうか!次回も見てください!


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狂気化異変②

魔法の森

 

霊夢

「まずは魔理沙がどうなっているのかを確かめに行くわよ」

 

と、魔法の森に来た3人

 

 

雑魚を蹴散らしつつ、魔理沙の家へと行くが、そこではアリスと魔理沙が戦っていた

 

霊夢

「私は魔理沙を止めるわ!2人はアリスを止めて!」

 

2人

「はい!/おう!」

 

 

アリスを止めようと2人で抑えるが

 

のびる

「ちょ、力・・・・強・・・・!」

 

「女の子が・・・・こんな・・・怪力で・・・・いいのか!?」

 

狂気化しているアリスの力が強く、止められない

 

 

強引に弾かれてしまった

 

 

のびる

「・・・・くっ、こうなったら!」

 

ガンガンセイバー!

 

ジカンギレード!

 

のびる

「二刀流で突っ込むまで!」

 

バカが突っ込む

 

「脳筋ヤメロ」

 

と、ツッコんだが聞いていなかった

 

ピコーンとふと頭の中に決着をつける案が思い浮かぶ

 

「試してみるか・・・・!」

 

マミさんのティロ・フィナーレを頭の中に思い浮かべる

 

「・・・・出た!」

 

「よし、行くぜぇ!」

 

 

一方のびるはというと

 

 

のびる

「ええい!」

 

早々にガンガンセイバーをぶん投げ、ジカンギレードで斬りかかろうとしていた

 

アリス

「・・・・」

 

アリスはそれをバックステップで避ける

 

のびるは外したのでデカい隙を見せることになったが

 

「よし、行くぜぇ!」

 

「ティロ・フィナーレ!!」

 

ドォン!!

 

凶のティロ・フィナーレにより、アリスと一緒に吹き飛ばされてしまった

 

「あっ・・・・やっちゃったZE☆」

 

やっちゃったZEじゃないでしょう!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

霊夢は魔理沙を秒殺していた

 

霊夢

「はぁ・・・・いくらなんだって頭のおかしいアンタに負けるわけがないのよね」

 

狂気化の影響で動きが単調で読みやすくなっていた魔理沙

 

いつもの魔理沙を知っている霊夢にはただの雑魚と変わらなかった

 

霊夢

「それにしてもアイツら大丈夫かしらね?」

 

と、ふと後ろを見ると

 

霊夢

「・・・・は?」

 

デカい大砲を持った凶がアリスとのびるに向かって狙いを定めて撃っているところだった

 

霊夢

「ちょ、待ちな(ドォン!!)遅かった・・・・!」

 

霊夢の心労がまた増えたのだった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃、飛ばされた2人はというと

 

 

 

のびる

「・・・・・」

 

アリス

「・・・・・」

 

2人揃って倒れていた

 

 

のびる

「・・・・・いてて・・・・奇跡的に軽傷で済んで良かった・・・・」

 

のびるが先に起き、ふと隣を見ると

 

なんだかよく分からないが服がボロボロのアリスが倒れていた

 

のびる

「うわあああっ!!ヤバいよヤバいよ!早く何とかしなきゃ!」

 

アリス

「・・・・んぅ」

 

最悪なタイミングで起きそうになっているアリス

 

のびる

「はっ!そうだ、上を着せればいいんだ!」

 

上を着せようと脱いだ瞬間

 

アリス

「・・・・・何をしようとしてるのかしら?」

 

のびる

「・・・・はっ」

 

アリスが目覚めてしまった

 

 

 

一体どうなるのやら!




どうでしたでしょうか!次回も見てください!


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狂気化異変③

ナイヨ!ナイヨ!熱いバトルが無いよ!(ドクター真木風)


アリス

「私に何をするつもりだったのかしら・・・・?」

 

服がボロボロの状態でのびるに問い詰めるアリス

 

のびる

「イエナニモシヨウトハシテマセンヨ」

 

何故か片言で言ってしまう

 

アリス

「・・・・凄く怪しいんだけど?」

 

のびる

「・・・・・と、とりあえず僕は何もしようとはしてませんから」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方その頃

 

霊夢

「あんなデカい大砲撃つんじゃないわよ!!」

 

「しょうがないじゃないか。ああしなきゃ止められなかったんだから」

 

魔理沙

「・・・・何があったんだ?」

 

正気に戻った魔理沙と霊夢と凶がのびるとアリスを探しているとろであった

 

霊夢

「・・・・実は」

 

 

 

 

 

 

 

霊夢説明中

 

 

 

 

 

 

霊夢

「・・・・って訳。全くコイツは力の加減ってものを知らないのかしら」

 

魔理沙

「はははっ!やっぱ面白い奴だな!」

 

「凄いでしょ!?最っ高でしょ!?天っ才でしょ!?」

 

霊夢

「いえ、アンタはバカね」

 

「わーお・・・・ド直球ぅ・・・・」

 

魔理沙

「まぁ天才では無いけど最高ではあるな(笑)」

 

霊夢

「アンタは褒めないの・・・・またコイツが調s「でしょ!?」・・・・ほら調子乗った・・・・!」

 

魔理沙

「はっはっは!私は嫌いじゃないぜ!?」

 

霊夢

「私は嫌なのよ・・・・ったく、言う側の苦労も知りなさいっての」

 

と、和気あいあいと探していたら見つけた

 

ただし格好はヤバかった

 

片方は学ランでいいのだが、片方はボロボロで下着まで見えていたからである

 

霊夢

「ちょ、アレやばくない?早く行きましょうか」

 

魔理沙

「あ、ああ、そうだな!凶は見るなよ!!」

 

「え、何g・・・・うわあああっ!!スピード出しすぎだろぉ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

のびる

「っていうかこれ着てください!目のやり場に困りますから!」

 

アリス

「・・・・あっ・・・・」

 

自分の状態を確認したにも関わらず、追求するので頭がいっぱいになっていたアリスは自分が今どういう格好なのかを忘れていた

 

そして、アリスはのびるの上着をひったくって着た

 

のびる

「まさか今までわs「それ以上言ったらコロス」・・・・アッハイ」

 

 

 

 

霊夢

「・・・・リスー!!」

 

アリス

「・・・・霊夢?」

 

と、気まずい雰囲気の中、打開してくれそうな人達が来た

 

 

霊夢

「無事だったのね」

 

アリス

「えぇまぁ。でもそこの変なのがいなければ心もそこそこ元気だったでしょうね」

 

霊夢

「変なの・・・・?あぁ、のびるか・・・・」

 

のびる

「霊夢さーん!!助けて下さいよぉー!!」

 

霊夢がチラッとのびるの方を見ると、涙目になって助けを求めていた

 

 

霊夢

『・・・・もしかしてコイツ、襲おうとしたとか思われたんじゃ?』

 

と、アリスの状態とのびるの状態から察した霊夢だった




どうでしたでしょうか!次回も見てください!


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狂気化異変④

これまでの経緯を霊夢がアリスに説明していた

 

霊夢説明中

 

 

アリス

「へぇ・・・・そんな事になってたのね」

 

霊夢

「えぇ。だからアイツを責めないで頂戴。多分普通に上着を着せてやろうとしただけでしょうから」

 

アリス

「・・・・わかったわ。許してあげる」

 

のびる

「・・・・ホッ」

 

霊夢

「許してもらえて良かったわね」

 

のびる

「霊夢さんのお陰ですよ。ありがとうございます!」

 

霊夢

「そうやってかしこまってお礼言われるとちょっと恥ずかしくなるわね・・・・」

 

顔をすこし赤くする霊夢

 

魔理沙

「そういえば霊夢、次はどこへ行くんだ?」

 

霊夢

「・・・・紅魔館でいいんじゃないかしら。悪の根城っぽい雰囲気だし」

 

『そんなテキトーな決め方でいいのか・・・・』

 

 

 

と、言うことでレイマリアリとのび凶の5人は紅魔館に行くことになった

 

 

 

 

 

 

 

 

霧の湖

 

 

妖精たちが争っていた

 

ワーワー

 

シネェ!

 

アタイハサイキョー!

 

 

 

魔理沙

「妖精が戦ってんなぁ・・・・」

 

のびる

「なんだかあんまり迫力ないですね」

 

アリス

「まぁ妖精だし当たり前よ」

 

霊夢

「あーコイツら相手すんの面倒ねー」

 

「じゃー俺やろうか」

 

霊夢

「アンタまた変なの出すんじゃないでしょうね?」

 

「いや、流石にあれはもう出さねぇよ」

 

魔理沙

「えー?私は見たいから出してくれ!」

 

霊夢

「面倒な事になるから絶対出さないで頂戴」

 

「わかってるって!」

 

と、1人突っ込むバカ

 

 

 

 

オリャー!!

 

ドコニイコウトイウノカネ?

 

ウワコノカズハヤバイ

 

ギェェー!

 

 

 

大量の妖精から狙われヤバい事になっている凶

 

アリス

「あの子はバカなのかしら?」

 

のびる

「バカだね」

 

魔理沙

「バカだぜ」

 

霊夢

「バカね」

 

 

タースケテー!!

 

霊夢

「ほら、魔理沙。助けてーだって。助けに行ってやりなさい」

 

魔理沙

「え?うーん、まぁ仕方ないか・・・・」

 

 

と、箒に乗った魔理沙が凶を助けに行く

 

 

ホラ、ツカマレ!

 

マリサァー!

 

 

ヨッ!ホッ!

 

マジックミサイル!

 

 

キャー!

 

ワー!

 

ヤラレター!

 

ナンデアタイモー!?

 

チルノチャーン!

 

 

 

魔理沙

「ざっとこんなもんだぜ!」

 

「・・・・死ぬかと思った・・・・魔理沙サンキュー!」

 

魔理沙

「・・・・あ、ああ!この魔理沙様に任せとけってんだ!」

 

 

 

一連の流れを見た残りの人たちはというと

 

アリス

「ねぇ、あの2人付き合ってるのかしら」

 

霊夢

「・・・・かもしれない雰囲気出してたわね」

 

のびる

「ついに凶に彼女が出来るのか・・・・!」シミジミ

 

 

と、2人付き合ってるのかということを話していた

 

 

 

 

 

まぁこんななんやかんやがありながら、無事(?)に紅魔館に着いた




どうでしたでしょうか!次回も見てください!


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狂気化異変⑤

紅魔館

 

 

霊夢

「やっぱり門番いるわねぇ・・・・」

 

「逆にいない方がおかしいだろ・・・・」

 

魔理沙

「いや、あいつ結構小さい子に人気だからたまーに居なくなったりするんだよなぁ」

 

アリス

「っていうか普通の子供はここに来ないでしょ」

 

のびる

「ここら辺危険すぎますもんね」

 

魔理沙

「あ、でもあいつ寝てねぇかな?」

 

チラッと門番の顔を見るとバリバリ起きていた。しかも睨みながら

 

魔理沙

「おーおっかねぇおっかねぇ。つーかあいつがまともに門番してるとこ初めて見たかもしれん」

 

アリス

「大体寝てるものね・・・・」

 

のびる

「あ、そういえばどうするんですか?門番相手にしてたら面倒ですよ?」

 

まともな話をするのびる

 

霊夢

「んー、2手に別れましょうか」

 

魔理沙

「おいおい、いつもは秒殺して行くのにどうして今回はそんな事言うんだ?」

 

霊夢

「・・・・今のアイツの殺気がいつも以上に凄まじいのよ。戦ったら消耗は避けられない。だから2手に別れて入るのよ」

 

「おー、意外と頭回ってんのな」

 

霊夢

「・・・・ぶっ飛ばすわよ?」

 

「サーセン」

 

相変わらず余計な事を言う凶だった

 

 

 

 

 

と、いうことでチームが決まった

 

美鈴と戦うチーム

 

アリス&のびる

 

紅魔館に突入するチーム

 

残りの3人

 

 

アリマリ凶

「なんか紹介雑じゃね?(じゃない?)」

 

 

 

 

 

 

 

美鈴と戦うことになったのびる!

 

果たして生き残れるのか!?

 

 

 

 

 

 

 

のびるとアリスがまず美鈴の前に出て気を逸らす

 

その隙に突入チームが突っ切っていった

 

 

 

 

美鈴がのびるに対して凄まじい連撃を食らわせる

 

瞬時にメロンディフェンダーを呼び出し、ガードするが

 

のびる

「腕が・・・・っ!痺れ・・・・っ!」

 

たかだか2ヶ月くらい修行した程度では美鈴の攻撃を完全に受け切るのは無理があった

 

と、いうかもうやられそうである

 

アリス

「操符 乙女文楽!」

 

のびる

「・・・・うわあっ!!」

 

のびるが弾き飛ばされた丁度のタイミングでスペカを発動させるアリス

 

のびるが居た場所に大玉を配置し、そこから人形を出す

 

そしてレーザーや弾幕を出し、美鈴にダメージを与える

 

美鈴

「・・・・くっ」

 

一旦引く美鈴

 

のびる

「・・・・いっつっ!・・・・今だっ」

 

フレイムセイバーを生み出し、それを蹴る

 

丁度人形をすり抜け、美鈴に当たる所まで近づいた

 

美鈴

「・・・・しっ!」

 

来たフレイムセイバーを円の動きで流す

 

のびる

「・・・・やっぱりダメか」

 

アリス

「当たり前よ!正面からなんて弾いてくださいって言ってるようなものよ!」

 

のびる

「・・・・普通に攻撃じゃなくて防御に徹してアリスさんが攻撃するほうが確実か」

 

アリス

「なんで私の名前を知ってるのか気になるけど、今はそれどころじゃないから後で聞かせなさいよ・・・・!」

 

のびる

「わかりました!」

 

メロンディフェンダー!

 

無双セイバー!

 

のびる

「よし、行くぞ!」




どうでしたでしょうか!次回も見てください!


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狂気化異変⑥

一方その頃突入チームは

 

「霊夢よ、私についてこられるかな?」

 

魔理沙の箒の後ろに乗りながらバカを言う凶

 

霊夢

「アンタただ箒に乗ってるだけじゃない・・・・」

 

呆れる霊夢

 

霊夢

「向こうに行けば良かったかしら・・・・」

 

「おやおやぁ〜?霊夢はのびるの事が好きなんですなぁ〜?」

 

茶化す凶

 

霊夢

「そ、そんな訳ないわよ!」

 

「こりゃー俺らんとこにアリス連れてくれば良かったなぁ?」

 

霊夢

「だから違うっつってんでしょ!?」

 

魔理沙

「そしたらあれだな、美鈴秒殺してのびると2人っきりになれたな〜」

 

霊夢

「・・・・・」

 

「いやぁ〜選択ミスったなぁ!なぁ魔理沙!?」

 

魔理沙

「そうだなぁ〜しかしあの霊夢に好きな人ができるなんてなぁ〜」

 

霊夢

「・・・・・夢符 封魔陣!」

 

針が魔理沙の顔を掠めるように出てきた

 

霊夢

「・・・・・次言ったら当てる」

 

魔理凶

「ハイ、スイマセンデシタ」

 

 

と、ネタ会話みたいな事をしていたらいつの間にか玉座みたいなとこに着いていた

 

「・・・・すげぇ、玉座か・・・・?」

 

 

 

 

 

 

「あら・・・・意外と早かったのね」

 

「・・・・・・・・ハァン?(マイクラの村人風)」

 

魔理沙

「・・・・はぁ?」

 

霊夢

「・・・・はぁあっ!?」

 

 

「何をそんなに驚いてるのかしら・・・・あ、そっか、私が2人いるなんて事になったらそりゃあ驚くわねぇ・・・・?」

 

魔理凶

「・・・・・霊夢が」

 

霊夢

「私が・・・・・」

 

3人

「もう1人!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

紅魔館 門

 

 

のびるが美鈴の攻撃を受け、アリスが攻撃するといった理想的な陣形なのだが、美鈴が強すぎて全くダメージを与えられていないのが現状だった

 

のびる

「・・・・・くそっ!!」

 

しかものびるが攻撃の受けすぎで半ば戦闘不能状態になっていた

 

アリス

「ここまで強いなんて・・・・!」

 

のびる

「・・・・くっそ、まだ、やれる!」

 

口の中に溜まった血を吐き出しながら言うのびる

 

アリス

「・・・・無茶よ!そんな体で前に出ても死ぬだけよ!」

 

のびる

「だったらどうしろって言うんですか!」

 

アリス

「・・・・撤退するしか無いわ」

 

のびる

「・・・・そんな!」

 

アリス

「2人でやって勝てないならそうするしか無いわよ・・・・!」

 

と、そんな事を言っていたら美鈴が殺す気でアリスに突撃してくる

 

アリス

「・・・・っ!!」

 

のびる

「危ない!!」

 

 

メロンディフェンダー!

 

 

 

庇うのびる

 

 

アリスの目の前で鮮血が散る

 

 

アリス

「・・・・・えっ?」

 

 

砕けたディフェンダーと共に、吹っ飛ぶ

 

 

 

ゴシャリと、気味の悪い音がアリスの耳に届く

 

 

 

べチャリと落ちる音がその場に響いた



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狂気化異変⑦

アリス

「・・・・・嘘」

 

目の前で人が血を流しながら吹っ飛ぶのを見たアリスは、未だに現実を受け入れられずに居た

 

そして、こちらに視線を向ける美鈴に対して恐怖を抱いていた

 

アリス

「・・・・・こないで・・・・っ!!」

 

徐々に後ずさるアリス

 

美鈴はゆっくりとアリスを追い詰めていく

 

 

そして、美鈴はアリスを潰すために拳を振り上げる

 

恐怖で目を瞑るアリス

 

振り上げた拳が迫る

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

紅魔館

 

 

 

 

紫霊夢

「さて、と、私の手駒たち、行きなさい?」

 

パチンと指を鳴らすと、レミリアとフラン、そして咲夜が襲いかかってくる

 

霊夢

「アンタらはそいつらの足止めしといて!コイツは私が仕留めるわ!」

 

2人

「OK!!」

 

 

 

 

魔理凶VSレミフラ咲夜

 

 

「幼女に手を出す趣味は無いんだけどなぁ・・・・!」

 

ごく普通の剣を出す凶

 

「物は試しだ、どれくらい効くか試してみるかぁ!」

 

ドォン!!

 

凶が危険を察知し、少し体をずらすと、その場所で爆発が起きる

 

「あっぶな!!そうか、フランの能力は破壊する能力!・・・・避けれて良かった・・・・!」

 

ホッとしている凶の背後からレミリアが襲いかかる

 

「うわっ!!危ねぇなオイ!」

 

「2対1はきちぃか?」

 

「まぁ頭おかしくなってっから避けんのは簡単だけどな・・・・!流石にそろそろキツくなってきたなぁ・・・・っ!」

 

的確に攻撃を捌いていく凶

 

この短時間で攻撃を見切ったらしい

 

 

魔理沙

「おいおい、凶のやつもうあいつらの攻撃見切れてんのか・・・・?バケモンかあいつは・・・・っ!」

 

魔理沙は咲夜の相手をしていた

 

魔理沙

「つっても、あいつらもこいつも動きが単調だからな!見切るのにそんなに時間はかかんねぇよな!」

 

魔理沙

「マジックミサイルっ!!」

 

咲夜

「・・・・・!!」

 

マジックミサイルを咲夜の目の前で爆発させ、目くらましした瞬間

 

魔理沙

「マスタァァァ!!スパァァァックっ!!!」

 

間髪入れず、マスパを至近距離で直撃させる

 

 

 

 

魔理沙

「っと、終わりぃ!!さて、あいつの助けにでも行くかぁ・・・・」

 

と、凶の方を見ると

 

「・・・・はぁ、ギリギリ勝ったぁ〜!」

 

勝っていた

 

魔理沙

「おい!ウッソだろお前!?どーやってあいつら倒したんだよ!!」

 

「いや、のびるみたいに二刀流で、追加で雨の炎を流してみたら勝った」

 

魔理沙

「二刀流はまだ分かるが、雨の・・・・炎?ってのはなんなんだ?」

 

「んー、とある家庭教師でヒットマンなアニメに出てくる特殊な炎さ。それには沈静の効果があって、それをあいつらにぶつけただけだよ」

 

魔理沙

「ほう・・・・中々興味深いじゃないか・・・・!」

 

魔理沙の好奇心をくすぐる内容な為か食いつく

 

「そんな事より霊夢を助けに行かねぇと!」

 

魔理沙

「あいつなら大丈夫だろ?」

 

と、ふと霊夢の方に目を向けると

 

 

紫霊夢

「そんなものなの?ガッカリねぇ・・・・同じ自分だからと期待したのに・・・・」

 

霊夢

「・・・・くっ・・・・中々やるわね・・・・!」

 

押されていた



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狂気化異変⑧

紅魔館 門

 

 

 

 

 

 

 

グイッ

 

アリス

「・・・・あっ!」

 

何かにアリスが引っ張られる

 

アリス

「一体・・・・何が・・・・?」

 

後ろを向く

 

のびる

「・・・・・はぁ」

 

そこには泥に塗れたのびるが居た

 

アリス

「え・・・・・?え・・・?」

 

アリスが信じられないものを見るような目でのびるを見る

 

のびる

「ははっ、どうしたんですか?僕はまだ生きてますよ!」

 

まぁ手がまだ痛むんですけどねと言いながら、笑顔でそこに居た

 

アリス

「な、なんで・・・・?」

 

のびる

「それは後で言います」

 

のびるはまた武器を生み出し、美鈴に突っ込む

 

アリス

「・・・・死ぬわよ!!?」

 

のびる

「大丈夫です!」

 

のびるの手元にはジオウライドウォッチがあった

 

それを生み出したジカンギレードに装填する

 

 

ジカンギレード

「フィニッシュタイム!!」

 

そしてトリガーを押す

 

ジカンギレード

「ジオウ!ギリギリスラッシュ!!」

 

のびる

「はああああっ!!」

 

そして、美鈴の拳とぶつかり合いーーーーーー

 

 

 

ドサッ

 

 

 

 

のびる

「はぁ・・・・はぁ・・・・」

 

 

ーーー勝った

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

紅魔館

 

 

「・・・・・このまま戦ったら気絶してる人たちに当たるな・・・・・」

 

「魔理沙は霊夢の援護に向かってくれ!」

 

魔理沙

「えぇ!?お前はどうすんだよ!」

 

「俺は気絶してる奴らを脇に寄せとく!終わったらすぐに行くから先に行っといてくれ!」

 

魔理沙

「・・・・わかった!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

紫霊夢

「・・・・・・弱すぎるわ」

 

霊夢

「・・・・・・っ!!」

 

 

魔理沙

「霊夢!!くっそ!」

 

魔理沙はマジックミサイルを発射するが

 

紫霊夢

「遅すぎて避けるのが簡単ね」

 

全てゆっくりとした動きで回避される

 

魔理沙

「・・・・ちっ!やはり色が変わっても霊夢は霊夢か!」

 

紫霊夢

「今度はこっちから行くわよ?」

 

紫霊夢

「夢符 封魔陣」

 

針が飛んでくるが、霊夢以上の速さであった

 

魔理沙

「・・・・速」

 

トトトトッ

 

魔理沙は避けられずに全弾当たってしまう

 

紫霊夢

「安心しなさい?急所は外しておいたから・・・・ね?」

 

魔理沙

「・・・・ぐあああっ!!」

 

魔理沙が来て即やられてしまった

 

霊夢

「魔理沙っ!!」

 

「・・・・・どうなってんだ!?なんで魔理沙がやられてんだよ!?」

 

魔理沙

「き、気をつけろ・・・・!あいつの攻撃・・・・速い・・・・っ!」

 

「つーか魔理沙が避けれねぇものを俺が避けれるかってんだ!」

 

霊夢

「凶・・・・・コイツはヤバいくらい強いわ・・・・魔理沙を連れて逃げなさい!」

 

「ハァン?魔理沙を連れてくのはいいが、霊夢を見捨てるわけねぇだろ!!」

 

「それにのびる(アイツ)だって同じ事言うだろうしな!!」

 

紫霊夢

「美しい友情ってやつかしらね?」

 

紫霊夢

「まぁ、すぐに壊してあげるけど・・・・ね?」



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狂気化異変⑨

紅魔館 廊下

 

アリス

「それで、どうやって生きてたの!?」

 

のびる

「あぁ・・・・それですか?えーと、鎧武のメロンの人の盾と、リンゴの人の盾を2重で使ったんですよ」

 

アリス

「・・・・??」

 

のびる

「まぁ、それは置いといて、そうやって助かったんですよ。・・・・盾が2枚とも破られるとか思ってなかったですけどね・・・・」

 

美鈴

「あはは・・・・すみませんでした・・・・」

 

のびる

「別に怒ってないですよ?ただ頭がおかしくなってただけですから・・・・」

 

アリス

「それにしても美鈴がすぐ起きてくれて助かったわね・・・・」

 

のびる

「えぇ・・・・でも驚異的な生命力ですね・・・・」

 

美鈴

「アリスさんの回復魔法もありましたから、結構すぐ復帰出来ましたよ!ありがとうございます!」

 

アリス

「・・・・そんなにストレートに感謝を言われるのは慣れてないわね・・・・」

 

少し照れながら言うアリス

 

のびる

「あそこが凶たちがいる所か!」

 

 

 

バァン!

 

 

 

のびるたちが扉を開けると、そこに広がっていたのは・・・・!

 

 

「くっ・・・・」

 

霊夢

「・・・・・・・っ」

 

紫霊夢

「・・・・あら、遅かったのね・・・・?もう倒してしまったわよ?」

 

 

霊夢と凶が倒れている光景だった

 

そして霊夢がもう1人いる光景だった

 

 

のびる

「・・・・は?」

 

アリス

「え?」

 

美鈴

「・・・・貴様っ!!」

 

真っ先に突っ込もうとする美鈴

 

のびる

「ダメだ!」

 

美鈴

「どうして止めるんですか!?」

 

のびる

「相手は霊夢と凶を倒すほどの実力を持っている・・・・!あなた1人じゃ倒せませんよ・・・・!」

 

美鈴

「だからって指を咥えて見てろって言うんですか!?」

 

のびる

「誰もそんな事言ってないですよ・・・・!僕はちゃんと言いましたよね?1人じゃ無理だって・・・・」

 

のびる

「1人じゃ無理でもみんなで戦えば勝機はあります・・・!」

 

美鈴

「・・・・わかりました。少し頭に血が昇ってしまって冷静な判断が出来てませんでした。ありがとうございます・・・・!」

 

アリス

「じゃあ、行きましょうか。霊夢を倒しに・・・・!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

紫霊夢に先に攻撃を仕掛けたのはのびるだった

 

のびる

「大橙丸!フレイムセイバー!」

 

次々に武器を生み出しては投げまくっていた

 

紫霊夢

「はぁ・・・・そんな攻撃当たらないわよ・・・・?」

 

のびる

「果たしてそれはどうかな・・・・?」

 

ジカンギレード!!

 

ジュウ!

 

放った武器に対して銃撃をするのびる

 

紫霊夢

「どこを狙ってるの・・・・っ!」

 

バァン!

 

ドォン!!

 

ドカァン!!!

 

のびる

「例え当たらなくたって爆発させれば多少なりともダメージは与えられるでしょ?」

 

爆発させた物から煙が出る

 

紫霊夢

「・・・・なるほど、ちょっとは頭を使えるようねぇ?」

 

煙が晴れたが、無傷のようだった

 

紫霊夢

「まぁ、その程度の知恵では私を倒すことは出来ないでしょうけど!!」

 

高速でのびるに迫る紫霊夢

 

美鈴

「おっと、私たちを」

 

アリス

「忘れているようね?」

 

美鈴の蹴りとアリスの弾幕が紫霊夢を襲う

 

紫霊夢

「なるほど?そいつは私の目を引きつけるための囮って訳ね?」

 

紫霊夢

「・・・・夢想封印!」

 

弾幕を弾幕で相殺するという荒業をやってのける紫霊夢

 

そして美鈴は紫霊夢に蹴り飛ばされた

 

のびる

「・・・・ははっ、ごり押しすぎるでしょ・・・・」

 

変な汗がのびるの頬を伝う

 

果たして勝てるのか・・・・?



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狂気化異変⑩

「・・・・づっ!・・・・おい・・・・霊夢・・・・生きてるか・・・・?」

 

霊夢

「・・・・もち、ろん・・・生きて、る・・・!」

 

「なら・・・・行か、ねぇと・・・・あいつら、が・・・・!」

 

霊夢

「わかっ・・・・てる!・・・・でもっ・・・・!」

 

霊夢

『体が動かないのよ・・・・っ!!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

のびる

「うわあああっ!!」

 

ドォォォン!!

 

アリス

「上海!蓬莱!」

 

上海

「シャンハーイ」

 

蓬莱

「ホラーイ」

 

 

 

美鈴

「はぁぁっ!!」

 

 

 

 

のびる

「・・・・くっそ!」

 

キュイーン

 

ファイズエッジを生成し、斬り掛かるのびるだが

 

紫霊夢

「そんな単調な攻撃が通じるわけないでしょ?」

 

蹴り飛ばされるのびる

 

だが、ただでやられているわけではなかった

 

ペガサスボウガンを生成し、撃ち抜く

 

紫霊夢

「・・・・!二重結界!」

 

結界を2重で張るが、ひとつの結界を破壊した

 

紫霊夢

「・・・・チッ!」

 

のびる

「・・・・攻撃が、通った・・・・っ?」

 

紫霊夢

「夢想封印!」

 

のびる

「・・・・メロンディフェンダー!!」

 

ドォォン!!

 

のびる

「ぐはぁっ!!」

 

簡単に破壊されるメロン兄貴の盾

 

のびる

「・・・・はぁ・・・・はぁ・・・・」

 

紫霊夢

「チッ・・・・仕留め損なった・・・・!」

 

美鈴

「大丈夫ですか!?」

 

床に叩き落とされたのびるに手を差し伸べる美鈴

 

のびる

「あ、ありがとう・・・・!」

 

フラフラになりながらも立ち上がるのびる

 

美鈴

「いえ、お礼はいいです!ですが、私たちではもう決定打になりそうなものがないですよ!?」

 

のびる

「・・・・1つだけあります」

 

美鈴

「・・・・それはなんですか?」

 

のびる

「美鈴さんを倒した時にした技なら、多分行けると思う・・・・!!」

 

美鈴

「・・・・わかりました、それに賭けましょう」

 

のびる

「・・・・ありがとうございます」

 

 

 

 

 

 

 

 

ジカンギレード

「フィニッシュタイム!」

 

のびるはギレードにジオウライドウォッチを装填する

 

今度はジュウモードでやるようだ

 

 

紫霊夢

「ああっ!!鬱陶しいわね!!」

 

紫霊夢

「封魔陣!!」

 

針でアリスの弾幕が消滅した

 

のびる

「今だっ!!」

 

ジカンギレード

「ジオウ!スレスレシューティング!!」

 

超火力の光弾が紫霊夢を襲う

 

紫霊夢

「・・・・っ!?なるほど・・・・これを狙っていた、と・・・・」

 

紫霊夢

「・・・・でも甘いわね!」

 

紫霊夢

「二重結界!そして、夢想封印!!」

 

自分の護りを厚くし、シューティングを相殺しきれなくても結界で護れるようにした

 

だが、光弾は夢想封印の威力では相殺しきれず、結界まで到達しようとしていた

 

紫霊夢

「・・・・でも、結界は破れないわ!!」

 

そう言う紫霊夢だが、結界にヒビが入っている

 

紫霊夢

「・・・・なっ!?」

 

のびる

「行けぇぇぇっ!!!」

 

ドォォォン!!

 

 

 

爆発が、起きた



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狂気化異変⑪

「・・・・お、おい・・・霊夢・・・・お前、動け、るか?」

 

霊夢

「・・・・えぇ、少しは動けるようになったわ・・・・!」

 

「なら、御札を、くれ・・・・!」

 

霊夢

「い、いいけど、何に使うのよ・・・・!」

 

「いい、から・・・・早く・・・・っ!」

 

霊夢

「え、えぇ・・・・」

 

御札を受け取る

 

「・・・・上手く、行って・・・・くれよ・・・・っ!」

 

 

 

2分後

 

 

「・・・・これ、が・・・・俺の、今の、全能力だ・・・・!」ガクッ

 

霊夢

「・・・・これを渡せ、って事ね・・・・!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

爆煙が晴れる

 

 

 

紫霊夢

「・・・・・・・今のは、かなり効いたわよ・・・・っ!」

 

のびる

「・・・・・っく!」

 

首を締められるのびる

 

紫霊夢

「あはっ・・・・こうしたら逃げられないでしょう?」

 

のびる

「・・・・がっ・・・・はっ・・・・!!」

 

紫霊夢

「・・・・死になさい」

 

至近距離で紫霊夢の夢想封印を喰らいそうになる

 

霊夢

「・・・・夢想封印!!」

 

ドォン!!

 

紫霊夢

「・・・・はぁ?何でアンタが生きてんのよ・・・・っ!」

 

霊夢

「お生憎様!私は博麗の巫女よ?そう簡単に死ぬわけないわ!」

 

紫霊夢

「ああああああああぁぁぁっ!!どいつもこいつもウザいウザいウザいウザいウザいウザいっ!!!」

 

紫霊夢

「・・・・全員殺す・・・・っ!!」

 

 

 

霊夢

「・・・・凶からこれを受け取ってきたわ・・・・」

 

御札を渡される

 

のびる

「・・・・こ、れは?」

 

霊夢

「凶の全部の力が詰まったものよ・・・・」

 

のびる

「・・・・そうですか・・・・」

 

霊夢

「・・・・・勝ちましょう」

 

のびる

「もちろんです・・・・!」

 

 

 

 

紫霊夢

「魔霊 夢想封印・・・・!!!」

 

巨大な黒色の魔弾がこちらに向かってくる

 

 

 

のびる

「・・・・・よし、行くぞっ!!」

 

思い浮かべるのは、壮大なライドウォッチ・・・・

 

グランドジオウのウォッチである

 

 

 

 

のびる

「・・・・・出ない・・・・っ!!」

 

だが、いくらイメージしても出てこない

 

のびる

「・・・・2人だけの力じゃ、無理か・・・・?」

 

霊夢

「何言ってんのよ・・・・アンタは、のびるは1人じゃないわよ」

 

のびる

「・・・・霊夢さん」

 

アリス

「そうよ、私たちだって、いるのよ・・・・?」

 

美鈴

「1人で無理なら2人で、2人で無理ならみんなでやればいいんです・・・・!」

 

のびる

「・・・・はい!」

 

みんなが肩に手を置く

 

そうして、イメージしていく

 

グランドジオウのウォッチを・・・・

 

のびる

「出てきた・・・・っ!!」

 

それをジカンギレードに装填する

 

ギレード

「フィニッシュタイム!!」

 

そうして、のびるは構える

 

あの破滅を導くであろう黒色の魔弾を止めるために

 

 

 

のびる

「・・・・・今っ!!」

 

ギレード

「グランドジオウ!ギリギリスラッシュ!!」

 

凄まじい破壊力のエネルギー刃が、魔弾と衝突する

 

 

拮抗はしなかった

 

あっという間に魔弾を切り裂き、紫霊夢の元へとたどり着く

 

紫霊夢

「・・・・は、速い・・・・!?」

 

紫霊夢は対抗しようと手を尽くすが、全てを無効化されていく

 

紫霊夢

「なん、で・・・・!?」

 

のびる

「強いでしょ?・・・・・僕だけの力じゃない、皆の力が、想いが、その一撃に乗っているからね・・・・!!」

 

紫霊夢

「・・・・・・っ!!」

 

 

 

 

 

直後に、爆発が起きた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

見てみると、落下していく紫・・・・いや、青霊夢が見えた

 

のびる

「・・・・?」

 

色が変わっている事に疑問を覚えたが、落ちたら痛いだろうということで受け止めに行く

 

 

ガシッ

 

のびる

「・・・・・大丈夫?」

 

青霊夢

「なんで・・・・私を助けたの・・・・?」

 

のびる

「・・・・とある人が言ってたんだ。『手が届くのに手を伸ばさなかったら、絶対後悔する。それが嫌だから手を伸ばすんだ』って。だから僕も、手を伸ばした。それだけだよ」

 

青霊夢

「・・・・ありが、とう」

 

青霊夢は気絶した

 

感謝の言葉を述べて



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ヒャッハー!宴会じゃあー!!①

あれから1ヶ月

 

永遠亭に入院し、無事怪我を治したのびるだったが

 

その入院生活はなんだか大変だった

 

 

初めの1日で美鈴とアリスが退院します

 

その後2週間くらいで赤青霊夢が退院します

 

その1日後に魔理沙と凶が退院します

 

 

それで最後に残ったのびるを見舞いに毎日誰かしらが来ます

 

 

入院生活2日目

 

のびる

「・・・・えーと、アリスさん?毎日毎日見舞いに来なくてもいいんですよ?」

 

アリス

「・・・・あの時あなたが庇ってくれなかったら死んでたから、これくらいは当たり前よ・・・・でも、なんであなたの隣に異変の首謀者が居るのかしらねぇ・・・・?」

 

青霊夢

「・・・・・知らないわ」

 

のびる

「・・・・あのー、僕を挟んで睨み合いはやめてもらっても・・・・」

 

アリス

「・・・・あなたもこんな危なっかしい人の隣で寝るのは嫌よね?」

 

のびる

「・・・・あ、いや別に今はおかしくなってるわけでも無いですし、別に危険ってわけじゃ・・・・」

 

青霊夢

「ほら、そいつは私と一緒の病室でいいって言ってるわよ?」

 

のびる

「そんな事一言もi「・・・・私の事、嫌いなのかしら・・・・?」イエソンナコトゴザイマセン」

 

アリス

「・・・・っ!」

 

青霊夢

「・・・・っ!」

 

再び睨み合う2人

 

のびる

「・・・・困ったなぁ」

 

諦めて天井を見るのびるだった

 

 

 

 

 

 

 

そんな事を毎日続け、退院する日になると

 

のびる

「・・・・あの、1人で歩けますから・・・・!」

 

アリス

「倒れたら折れるかもしれないから支えてあげる」

 

青霊夢

「確実に転ばないように支えといてあげるから、安心して歩きなさい?」

 

のびるは2人に腕を組まれながら歩くことになってしまった

 

そして退院ということで来た妖夢、美鈴、霊夢、凶、魔理沙はこれを見て

 

妖夢

「・・・・羨ましい、です」

 

美鈴

「・・・・モテモテですねぇ」

 

霊夢

「・・・・なんか腹立つわねぇ?」

 

魔理沙、凶

「うっわ、いつか刺されるわアイツwwwwwwww」

 

すこし黒いのを出してる3人と、魔理沙、凶は心の中で爆笑(隠せてない)していた

 

 

 

 

 

 

 

 

時は戻り博麗神社の居間

 

のびる

「宴会?」

 

霊夢

「そう。異変解決したから宴会やるの」

 

「面白そうじゃねぇか!」

 

魔理沙

「宴会は楽しいぞぉー!?」

 

 

 

ちなみにのびるの隣には青霊夢とアリスが居た

 

 

 

のびる

「・・・・とりあえず腕を離してもらっても「嫌」・・・・そうですか」

 

項垂れるのびる

 

 

 

 

魔理沙

「よっしゃ、それじゃ宴会の準備しねぇとな!」

 

「よっしゃあ!心が踊るぜぇ!」

 

のびる

「凶、それパラド・・・・って、僕も準備しようっと」

 

「まーまー、怪我人は大人しくしとけって!俺らでやっとくからよ!」

 

と、ささっと行ってしまった



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ヒャッハー!宴会じゃあー!!②

宴会の準備を終え、縁側に座り一息つく凶

 

「ふぃ〜」

 

「にしてもあいつ大丈夫かね?ベッタリくっつかれてるし・・・・」

 

「まぁ俺はあいつがヤバいことになってるのを見るのが好きだからいいけどなwww」

 

魔理沙

「おーっす、そっちも終わったみたいだな!」

 

魔理沙が隣に座ってくる

 

「お、魔理沙。お前も終わったのか」

 

魔理沙

「ああ!・・・・で、あいつは今どうなってるんだ・・・・?」

 

「ああwwのびるの事かwwwwww」

 

魔理沙

「お前笑いすぎだろ(笑)」

 

「いやーあいつは今2人に連れられてどっか行ってるよwwwww」

 

魔理沙

「マジ!?うわぁ・・・・凄く見たい・・・・!!」

 

「何が起きてんだろうなぁ・・・・wwww」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1時間後、のびるは少しやつれた顔で戻ってきた

 

「おーwwwww何があった?wwww」

 

のびる

「いや・・・・何も無いよ・・・・?」

 

「嘘つけwwwwそんな顔で何も無かった訳がねぇだろwwww」

 

のびる

「いや、ほんとに何も無かったよ・・・・!」

 

「・・・・ふむ、そこまで言うなら何も無かったんだろうなぁ・・・・ツマンネ」

 

のびる

「・・・・・何か言った?」

 

「いや、何も言ってないぜ?」

 

のびる

「そう・・・・」

 

「つーかアリスと青い霊夢は?」

 

のびる

「少し買ってくるものがあるってどっか行ったよ?」

 

「そうか・・・・」

 

『あの様子の2人がのびるを手放すなんて・・・・何があったんだ・・・・?』

 

 

 

 

 

そんな2人の様子を物陰から見ていた人がいた

 

 

 

霊夢

「・・・・・」

 

 

赤い方の霊夢である

 

 

霊夢

『・・・・・何かしらね、この気持ち。女に挟まれてるのびるを見てると胸がザワついてくるのよね・・・・!』

 

霊夢

『反面、女に挟まれてないのを見るとホッとするのよね』

 

霊夢

『私一体どうしたのかしら・・・・?』

 

 

モヤモヤとした気持ちを抱えながらその場を後にする霊夢

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

魔理沙

「こっちの霊夢も中々面白い事になってそうだな・・・・ww」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そうして夜になり、宴会が始まった

 

 

 

外から来た人と話そうと、2人に人が押しかける

 

 

ワーワー

 

ケッコウイイカオシテルジャナイ

 

ナンカオモシロイコトシロヨー

 

サンパイハモリヤジンジャニー!!

 

 

 

 

のびる

「・・・・うわわ、そんなに一気に来られちゃ返せませんよぉー!」

 

「はっはっは!幻想郷はおもしれぇなぁ!!」

 

 

 

質問やら何やらがドバっとくる

 

もちろん聖徳太子ではないので、全部聞き取るなぞ不可能だ

 

のびる

「・・・・・んぐっ!」

 

その時、誰かから酒が押し込まれた

 

のびる

「・・・・ぷはぁっ!いきなり誰ですか・・・・?」

 

霊夢

「・・・・お酒のみなさいよぉーー!!」

 

のびる

「霊夢さん!・・・・うわっ、お酒臭っ!」

 

霊夢

「・・・・女の子に向かって酒臭いなんてひつれいねぇ!!」

 

のびる

「うわらば!うわっ!無理矢理お酒飲ませようtんぐっ・・・・!!」

 

強引に酒を飲ませる霊夢

 

のびる

「・・・・あたまが、おかしくなりそう・・・・くらくらする・・・・」

 

一気に飲んで少し倒れるのびる

 

 

その後の記憶は無いという




まだ続きます


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ヒャッハー!宴会じゃあー!!③

翌日

 

目を覚ます

 

のびる

「頭・・・・痛い・・・・・」

 

頭を抱えながら周りを見ると

 

のびる

「・・・・・え?」

 

女の子たちが周りで寝ていたのだ

 

のびる

「な、何で・・・・?」

 

しかも片方には霊夢ががっしりと腕を掴んでおり、上には美鈴が、そしてもう片方には妖夢がいた

 

魔理沙

「ん、んぁー・・・・っ」

 

のびる

「ま、魔理沙さん・・・・!こ、これは一体・・・・!?」

 

魔理沙

「・・・・あー、それかぁ・・・・」

 

魔理沙

「昨日のお前凄かったぜ・・・・?」

 

のびるの顔が青くなる

 

魔理沙

「昨日な・・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

のびる

「・・・・あ、危ないれすよぉ〜?」

 

転びかけた早苗を抱きとめた

 

早苗

「ひゃっ!・・・・あ、ありがとうございます」

 

のびる

「いいってことですよぉ〜」

 

 

 

 

 

 

美鈴

「わ、わわっ!」

 

 

のびる

「危ないよ〜美鈴〜」

 

他の人に押されて倒れそうになった美鈴を支えたり(胸に触れながら)

 

美鈴

「ひゃん!あ、ありがと・・・・よ、呼び捨てですか・・・・?」

 

のびる

「・・・・あれ〜ダメだった・・・・?」

 

美鈴

「だ、ダメではないですけど・・・・!」

 

のびる

「じゃあ〜美鈴でいいじゃん〜」

 

美鈴

「あ・・・・はい、それでいいですぅ・・・・」シュー

 

半ば口説きみたいな事をしているのびる

 

魔理沙

「・・・・あいつ大丈夫か?」

 

「んまー大丈夫なんじゃね?(十中八九後ろから刺されるなwwwww)」

 

ヒュオッ

 

魔理沙

「・・・・あ、帽子が、飛んでった・・・・!」

 

風が吹き、帽子が飛んでいく

 

のびる

「・・・・よ〜いしょっ」

 

少し飛んで帽子を取るのびる

 

のびる

「ほらぁ〜帽子〜取ったよぉ〜」

 

魔理沙

「あ、ああ、サンキューな・・・・!」

 

魔理沙

『おいおい、こいつ酒飲んでもほぼ変わってねぇ・・・・いや、少し口説きみたいな事言ってるから少しは変わってんのか・・・・?』

 

「いや〜しかしあいつは変わらねぇな・・・・素の状態がもう本質ってわけか・・・・」

 

魔理沙

「酔ってても人を助けるとか・・・・あいつは聖人か何かか?」

 

「さぁなぁ〜まぁでもこれで面白いことが起こるかもしれねぇから、俺的にはありがたいがなぁ!」

 

魔理沙

「お前も変わんねぇのなw」

 

「とぉぜんよぉ!」

 

て、いうかいつの間に酔ったんだコイツ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

霊夢

「・・・・のびるぅ〜一緒に飲みましょ〜?」

 

のびる

「おー霊夢ちゃん!いいよぉ〜飲もう飲もう〜!」

 

霊夢

「・・・・んぐっ」

 

のびる

「おー霊夢ちゃんいい飲みっぷりだぁ〜!」

 

霊夢が少し酒を口に含む

 

そしてそのまま

 

霊夢

「・・・・んっ」

 

のびる

「・・・・んくっ」

 

口移しした

 

のびる

「・・・・え?」



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ヒャッハー!宴会じゃあー!!④

前回砂糖入れすぎた・・・・っ!

誰かブラックコーヒー持ってきてっ!!


時間が止まった

 

 

 

 

 

 

 

そして、少し経って

 

 

魔理沙

「ひゅ〜っ!霊夢のやつ、やりやがったなぁ!」

 

「すっげ、俺生の口移しなんて見たことねぇよ!!」

 

妖夢

「・・・・は?」

 

美鈴

「・・・・へぇ?」

 

歓喜と少しの病みが混ざった声が出る

 

 

のびる

「・・・・・アラー!(ドナ○ド風)」

 

ドサッ

 

霊夢

「ちょっと〜のびるぅ〜大丈夫〜?」

 

のびるがぶっ倒れた

 

魔理沙

「あいつ、考えるのをやめたな」

 

「つーかなんでドナ○ド?」

 

魔理沙

「あ、そうだ」

 

魔理沙

「おい霊夢ぅ〜!その倒れたやつ運んでやれよぉ〜!?」

 

霊夢

「わぁ〜かったわよぉ〜」

 

霊夢が嬉しそうな顔でのびるを神社内まで持っていった

 

「すっげー嬉しそうな顔してたなぁw」

 

魔理沙

「ああ。でもそこの2人はすげぇ黒いオーラが出てっけどなww」

 

妖夢&美鈴

「・・・・・・」

 

 

幽々子

「あらあら〜今の妖夢ちゃんならオーラだけで人を殺せそうねぇ〜」

 

少し笑いながら言う幽々子

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

霊夢は布団にのびるを寝かせる

 

 

霊夢

「・・・・ふふっ」

 

顔を撫でながら笑う

 

のびる

「・・・・っ」

 

少し安心したような顔になるのびる

 

霊夢はそれを見て得体のしれない愛おしさが湧いてくる

 

のびる

「・・・・霊、夢」

 

寝言を言い、手を伸ばすのびる

 

霊夢はその手を優しく掴む

 

のびる

「・・・・まも、るよ。絶対・・・・」

 

その瞬間、霊夢のタガが外れた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

魔理沙

「何やってんだあいつ・・・・」

 

「天然のタラシなんじゃねぇの?」

 

魔理沙

「無自覚タラシとか1番タチ悪いやつじゃねぇか」

 

魔理沙

「つか後ろで黒いオーラ出してるやつら止めなくていいのか?」

 

「止める必要ねぇよ。あいつの自業自得だからな」

 

魔理沙

「一応友達なのにひでぇなお前w」

 

「はぁ?友達だからってあんなおもしれぇ事になりそうなやつを止めたりするわけねぇだろwwwww」

 

魔理沙

「・・・・まぁ確かにそうだなwwww」

 

これをのびるが聞いていたらブチギレるのは確実のようだ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

霊夢

「・・・・はぁ・・・・はぁ・・・・」

 

なんかヤバいことになっている霊夢

 

霊夢

「・・・・あはっ、頂きまーーー」

 

 

 

ヒュオッ

 

 

と、霊夢の顔の前を刀が

 

霊夢の後ろの方を蹴りが襲う

 

 

 

 

 

 

 

魔理沙

「あいつら行動早いな」

 

「チッ、もうちょっとだったのによぉ!」

 

魔理沙

「つーか私たち避難しねぇとやばくねぇ?」

 

「いや、俺はこの面白そうなものを目に焼き付けてから避難するぜ!」

 

魔理沙

「・・・・・仕方ねぇ!私も目に焼きつけるぜ!」

 

「おっ!それでこそ魔理沙!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

霊夢

「何の用かしら・・・・?」

 

妖夢

「のびるくんから離れてください」

 

美鈴

「離れないと当てますよ・・・・?」

 

 

 

霊夢

「アンタたちみたいな弱いのが2人集まった所で私に勝てると思っているのかしらね?」

 

妖夢

「えぇ、勝てますとも」

 

美鈴

「っと、その前にその方から離れてくださいね・・・・?」

 

 

 

 

「やべぇなこの空気ww」

 

魔理沙

「・・・・面白くなってきたぜww」



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ヒャッハー!宴会じゃあー!!⑤

「ちょ、あれヤバくね?」

 

魔理沙

「何とか止めないとヤバいことになるな・・・・」

 

「そ、そうだ!やれるかどうか知らんがやってみるか・・・・!」

 

魔理沙

「・・・・何しようとしてんだ?」

 

「ん?鎖出そうとしてんの」

 

魔理沙

「出来るのか?」

 

「わからん。とりあえずやってみるわ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3人が火花を散らしている時

 

 

その周りから魔法陣「波紋だ!」・・・・波紋が出現し、その中から鎖が出てきて3人を縛る

 

3人

「・・・・・なっ!?」

 

 

「流石にやべぇから止めさせてもらったぜ?」

 

魔理沙

「すげぇ・・・・マジで出しやがった・・・・!」

 

3人は魔理凶を睨む

 

魔理沙

「おいおい、睨むなよ・・・・!」

 

「そうそう。俺らは神社を守っただけだからな。そいつは自由に使ってもらって構わん」

 

魔理沙

「・・・・なんかあいつ可哀想だな・・・・自業自得だけどな」

 

凶に見捨てられるのびるを憐れむ魔理沙

 

いい子かな?

 

 

 

 

「んまーとりあえず神社と宴会を壊さん程度にやってくれ」

 

魔理沙

「さて、お邪魔な私たちは去るとするか」

 

 

 

スタスタと離れていく魔理凶

 

 

と、思ったらさっきの場所に戻り、また観察する

 

 

「おい魔理沙、お前去るとか言っておきながら観察すんのかい!」

 

魔理沙

「いや、だって気になるし・・・・」

 

「まぁ俺も気になるからいいか・・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして結局、のびるは3人と寝た(意味深)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

魔理沙

「・・・・ってな感じで、お前が大好きって奴らが一緒に寝てるってわけだ」

 

のびる

「・・・・・・・・・・・?????」

 

バターン

 

魔理沙

「まーたショートしたのか・・・・どんだけ理解したくねぇんだよ・・・・」

 

「・・・・おぉ、魔理沙、おはよう。早いな」

 

魔理沙

「おう、凶。おはよう」

 

「んで、またこいつは寝てんのかぁ?」

 

魔理沙

「いや、さっきまでは起きてたぜ?だけど昨日の出来事をきかせたらショートしてまた寝ちまったぜ☆」

 

魔理沙

「やっちゃったぜ☆」

 

やっちゃったぜじゃないでしょう!

 

「はっはっは、まぁいいんじゃねぇか?どーせまたすぐに起きるさ」

 

魔理沙

「ま、そうだな・・・・っと、私はもう一眠りするぜ・・・・おやすみー」

 

「おう、おやすみ!」

 

 

 

凶はのびるの寝ている顔を見ながら

 

 

「のびる、お前絶対刺されんぞwwwwwww」

 

 

愉快そうに笑った

 

 

「さーて、俺ももう一眠りするかぁ・・・・」

 

 

そう言って、凶もまた眠りにつくのであった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

霊夢

「・・・・・んん?」

 

霊夢は隣で寝ているアホの顔を見る

 

霊夢

「・・・・・ふふっ」

 

霊夢

「・・・・ちゅっ」

 

 

霊夢

「・・・・大好きよ、のびる」




チョコ吐きそう


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なんで霊夢は落ちたのか

サブタイ通りの事を、凶と魔理沙で語ります


魔理沙

「あーそういやさ」

 

「ああん?」

 

魔理沙

「のびるはどうやって霊夢を仕留めたんだ?」

 

「仕留めたぁ!?・・・・まぁ合ってっか・・・・」

 

魔理沙

「その瞬間を見てねぇから、是非聞きたくてなw」

 

「ふむ・・・・」

 

 

「意識するきっかけになったのはあの時の俺らの茶化しだと思うんだ」

 

魔理沙

「あぁ・・・・針が飛んできた時のアレか・・・・」

 

「そうそう」

 

「んで、あの異変終わりに永遠亭に行ったやん」

 

魔理沙

「ああ。・・・・その道中になんかあったんだな?」

 

「察しが良くて助かるぜ」

 

「その道中で霊夢が野良妖怪の攻撃に反応できなくて食らいそうになったのを、霊夢が抱えていたのびるが庇ったのよ」

 

魔理沙

「・・・・んーと、大体分かったがもうちっと詳細に言ってくれ」

 

「OK」

 

「・・・・異変終わった後、美鈴が青霊夢と俺抱えて、アリスが魔理沙抱えて、霊夢がのびる抱えてたんよね」

 

魔理沙

「ふむふむ」

 

「んで、霊夢はボロボロの状態でのびる抱えてた訳よ」

 

魔理沙

「よくボロボロの状態でのびる抱えてられんな、あいつ」

 

「まぁあれだけの戦闘があったわけだから、霊夢の反応力が落ちてても仕方ねぇわけよな」

 

魔理沙

「まーボロボロだしな。逆に反応力上がってたら怖いわ」

 

「んで、途中野良妖怪が出てきたんだけども、そいつが霊夢狙って攻撃してきたんよね」

 

魔理沙

「普通の状態なら瞬殺だけど、当時の霊夢じゃヤバかったと」

 

「そそ。反応が遅れた霊夢が危ないって思ったのか、のびるがボロボロの状態で霊夢を庇ったんよww」

 

魔理沙

「・・・・あいつは死ぬ気か・・・・?」

 

「それは知らねぇけど、そっからだな、霊夢の様子がおかしくなり始めたのは」

 

魔理沙

「具体的にどんな感じでおかしくなったんだ?」

 

「なんか凄くのびるを見るようになったのと、ハイライトがたまに無くなってたんだよなwwwww」

 

魔理沙

「結構分かりやすくおかしくなったな」

 

「そうなんだよなぁ・・・・んで、アレに至ると」

 

魔理沙

「ほうほう・・・・感想としては、のびるは自殺願望があるのか?って事だな」

 

「まーあいつ外にいた時もヤバかったしな。いじめられっ子を守ろうとしてその子の代わりに殴られたり」

 

魔理沙

「・・・・行い自体はいい筈なんだが、すげぇ心配になるなぁ」

 

「後は自殺しようとしてたやつの手を掴んで自殺阻止したり」

 

魔理沙

「・・・・聖人君子かなんかか?」

 

「その事を1度突っ込んだらさ、あいつなんて言ったと思う?」

 

魔理沙

「なんて言ったんだよ?」

 

「『僕は僕のできることをやってるだけだよ』だってよ!・・・・仮面ライダーに影響されすぎなんだよなぁ・・・・」

 

魔理沙

「うわぁ・・・・聖人君子だわぁ・・・・そして絶対自分の行いで死ぬタイプの人間だわ」

 

「・・・・俺は誰かに刺されて死ぬ方かな・・・・」

 

魔理沙

「あーそれもありそう」

 

魔理沙

「・・・・まーとりあえず経緯はわかったわ!サンキュー凶!」

 

「あぁ!」



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なんか霊夢がベタベタしてくるんですけど

のびる

「・・・・・んむ?」

 

のびるが目を覚ますと、口が柔らかいもので塞がれていた

 

霊夢

「・・・・んっ」

 

霊夢の口である

 

のびる

『ワーサイコーダナー(棒読み)』

 

のびるはそんな事を思いながら、キスが終わるのを待っていた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「朝からお熱いこって」

 

魔理沙

「・・・・なんかこっちまで恥ずかしくなるな」

 

「・・・・俺は恥ずかしいより面白い、だなww」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

霊夢

「・・・・んぅ・・・・おはよ、のびる」

 

とろんとした目で言う

 

のびる

「あっ、ああ、お、おはようございます・・・・?」

 

体を震わせながら言うのびる

 

で、その直後、逃れようとしたが、手首を押さえつけられていたため、逃れられなかった

 

霊夢

「・・・・ねぇ、なんで逃げようとしたの?」

 

のびる

「・・・・え、あ、え」

 

霊夢

「逃げようとしないで・・・・離れていったら絶対傷つくから・・・・もうあんな事させたくない・・・・」

 

のびる

「わ、分かりました・・・・」

 

 

 

 

霊夢

「今、分かったって言ったわね?」

 

のびる

「えっ、ええ・・・・」

 

霊夢

「・・・・絶対に私から離れないでね?いつどんな時でも、絶対に・・・・ね?」

 

ハイライトが休暇を取ってしまったようです

 

のびる

「はっ、はい・・・・」

 

恐ろしすぎてつい反射的に言ってしまったのびるであった

 

 

 

 

 

 

「あれ、これ霊夢ルート確定か・・・・?」

 

魔理沙

「いや、まだ分からないんだぜ。美鈴とか、妖夢とかいるじゃないか・・・・もしかしたら奪うかも知れないぜ?」

 

「・・・・修羅場になるなwww」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それから今日はというと、ずっと霊夢がついてくるようになった

 

腕を絡ませたりして、ずっと離れなかった

 

 

 

 

のびる

「・・・・・」頭を抱える

 

霊夢

「・・・・・」ニコニコ

 

 

 

外に出るにも霊夢がついてくるものだから、人里でかなり見られてしまうことに頭を抱えるのびるであった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

青霊夢

「・・・・・?あれは・・・・!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

青霊夢

「・・・・・どうして赤いのと腕を組んでいるのかしら」

 

のびる

『わー見られちゃいけない人に見られてしまった・・・・!』

 

青霊夢

「ちょっと聞いてるの・・・・?」

 

パチィン

 

と、のびるの肩に触れそうになるのを霊夢が止める

 

青霊夢

「何の真似かしら・・・・赤いの」

 

霊夢

「・・・・後から出てきたくせに私ののびるを奪おうとしてんじゃないわよ・・・・青いくせに」

 

のびる

『・・・・・あー空が青いなぁ・・・・』

 

同一人物が火花を散らす中、のびるは現実逃避をしていた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

魔理沙

「・・・・もしかしてあん時の霊夢か?」

 

「そうだな」

 

魔理沙

「なんでこっち側にいるんだよ・・・・あっ(察し)」

 

「そう、お前が今察した通りだ」

 

魔理沙

「・・・・やっぱあいつバカだわ」

 

「そりゃーいつもの事だろ」

 

魔理沙

「それもそうだなww」

 

「しかしこの修羅場、どうなるんかねぇww」

 

魔理沙

「楽しみだなww」



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のびる争奪戦!前編!

「チキチキ!のびる争奪戦〜!」

 

魔理沙

「わー!!」

 

のびる

「・・・・なんか始まったんだけども、僕はどうしたらいいんだろう・・・・」

 

いつの間にか言い合っていた霊夢たちがのびるから離れていた

 

「では、争奪戦のルールと、選手の紹介を始めます。あ、申し遅れました、私、実況の『3度の飯より愉悦が大好き』凶と」

 

魔理沙

「解説の『普通の魔法使い』魔理沙です」

 

霊夢たちを少し見ていたら解説、実況の席と、観客席が出来ていた

 

のびる

「・・・・そんなのどっから出てきたの?」

 

「我は愉悦の為なら能力の制限なぞ破壊していくのさ・・・・」

 

「言うなれば制限の破壊者だな・・・・」

 

のびる

「世界の破壊者みたいに言うんじゃない」

 

魔理沙

「えーバカ共は放っておいて、ルールの説明をします」

 

 

 

魔理沙

「ルールは簡単。のびるを誰が早く撃墜するか、です」

 

魔理沙

「最初に撃墜したものに『のびるを1日好きにできる権』を与えます」

 

即席会場がざわめく

 

ざわ・・・・

 

ざわざわ・・・・

 

ざわ・・・・

 

のびる

「ざわめき方がカイジぃ!」

 

「それでは、選手の紹介です!」

 

のびるがふと霊夢たちがいた所を見ると、新たに3人が追加されていた

 

のびる

「・・・・ちょ、なんかf「まずは博麗の巫女!博麗霊夢!!」無視・・・・」

 

魔理沙

「まー霊夢は最強だからな!速攻で潰してくるだろうぜ!のびるドンマイ笑」

 

霊夢

「・・・・負けない!」

 

「次にィ!マイティブラザーズXXでも使ったのかぁ!?博麗霊夢(青)ォ!!」

 

魔理沙

「・・・・どっちの霊夢も応援してるぜー!」

 

青霊夢

「赤いのには絶対負けない!!」

 

「更にィ!ここで追加の選手です!!紅魔館の居眠り門番!紅美鈴ー!!」

 

魔理沙

「・・・・1度勝ったとはいえ、アリスとの共同だったのと、頭がおかしくなっていたからな!のびるは負けるだろうぜ!」

 

美鈴

「私が権を頂きます!・・・・って、居眠り門番って言わないでください〜!!」

 

「続いてェ!七色の人形使いアリス・マーガトロイドォ!!」

 

魔理沙

「アリスの人形を使った攻撃は密度が凄いからのびるは負けるだろうな!」

 

アリス

「勝つわよ、上海、蓬莱!」

 

上海

「シャンハーイ」

 

蓬莱

「ホラーイ」

 

 

 

「更に更にィ!斬れぬものなどあんまりない!?白玉楼の庭師兼剣士ィ!魂魄妖夢ゥ!!」

 

魔理沙

「妖夢の剣の腕は中々に高いから、立ち回りが悪ければ負けるだろうな!」

 

妖夢

「・・・・こんな後から出てきた人たちに負けない!」

 

 

「そしてェ!本日と言わず毎日の被害者ァ!!大平のびるゥ!」

 

魔理沙

「あいつらを相手にして勝てる未来が見えんなぁ・・・・」

 

のびる

「・・・・勝利条件聞いてない・・・・ってか帰りたい・・・・」

 

魔理沙

「・・・・と、のびる側の勝利条件を言ってなかったので言いますが!のびるは選手5人を全員倒せば勝利です!」

 

のびる

「無理ゲーすぎるー!!!」

 

「このステージの設営を手助けしてくれた紅魔館の皆さん、ありがとうございました!」

 

レミリア

「こんな楽しそうな事、手伝うに決まってるじゃない」

 

のびる

「いつの間に仲良くなった!?」

 

「宴会の時に少しな!・・・・って事でのびる争奪戦の始まりだァ!!!」

 

カーン!と始まりの合図が鳴る

 

のびる

「・・・・あぁー!!!!もうやるしか無いのかぁーーー!!!」

 

始まった瞬間、ものすごい弾幕がのびるを襲う!!

 

のびる

「うわぁー!!僕の運命は僕が変えるー!!!」

 

果たして運命は変えられるのか!




9/11 過去の発言と矛盾するのを見つけたので、修正


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のびる争奪戦!後編!

ガシャコンブレイカー!

 

バ・コーン!

 

「おおっとぉ!?ガシャコンブレイカーを出したぁ!!それを何に使うのかぁ!?」

 

魔理沙

「・・・・んん?あれは・・・・?」

 

のびる

「よし!!」

 

ガシャット!!

 

マイティアクションXガシャットを装填し、必殺待機状態にする

 

「おおっ!?必殺技で対抗する気かぁ!?」

 

魔理沙

「・・・・えっ!?」

 

のびるはその状態のガシャコンブレイカーを弾幕の中に放る

 

そしてそれが弾幕に触れ爆発し、周りの弾幕も誘爆によって消していく

 

魔理沙

「・・・・誘爆させやがった!!」

 

「無駄に高い戦闘センスが炸裂ゥ!これで一先ず生き延びたァ!!」

 

そうしてのびるがホッとしている最中

 

美鈴

「・・・・もらった!」

 

美鈴が背後から攻撃を仕掛けてくる

 

「のびる大ピンチィ!」

 

魔理沙

「流石にあれは対応できねぇだろ・・・・」

 

「勝者は美鈴に決まりかァ!?」

 

のびる

「・・・・・つっ!!」

 

メロンディフェンダー!!

 

美鈴

「えっ!?」

 

ガァン!!

 

のびる

「くっ・・・・!!」

 

のびるは瞬時にメロンディフェンダーを呼び出し、美鈴の攻撃を防ぐ

 

だが衝撃は通るため、その衝撃を軽減するためのびるはディフェンダーを離し、前転で前に出る

 

「ふっ、防いだァ!?」

 

魔理沙

「・・・・戦闘センス高すぎるだろ・・・・!?」

 

のびる

「・・・・腕が、痺れる・・・・っ!!」

 

「美鈴の攻撃を防いだのびるは、どうするのかァ!?」

 

魔理沙

「さっきの攻撃で腕が痺れているようだな・・・・こりゃ捌くのは厳しくなるな」

 

のびるは美鈴から一旦離れようとそのまま走り出すが、妖夢とアリスが待ち構えていた

 

アリス

「・・・・残念だけど、あなたに避けることは出来ないわ!」

 

妖夢

「大人しくやられてくださいっ!!」

 

後ろからアリスの弾幕が、前からは妖夢の剣が迫り来る

 

ガンガンセイバー!!

 

のびる

「・・・・こうだっ!!」

 

ガンガンセイバーを地面に刺し、それを踏み台にし飛ぶ

 

「飛んだぁっ!!そして2人の連携攻撃をかわしていくゥ!・・・・だが!飛んだ先にはW霊夢と美鈴がぁーっ!!」

 

魔理沙

「これは万事休すか・・・・!?」

 

 

W霊夢

「合符!」

 

のびる

「・・・・くっ!」

 

ふと後ろを見ると、美鈴もスペルカードを使用していた

 

美鈴

「虹符!」

 

のびる

「・・・・くっそっ!」

 

そして下を見るともう立て直したのか、妖夢とアリスの2人もスペルカードを使用していた

 

アリス

「操符!」

 

妖夢

「人符!」

 

のびる

「・・・・・まだっ!まだ諦めるわけにはいかないんだっ!!」

 

メロンディフェンダー!

 

バナスピアー!

 

美鈴に向かってバナスピアーを放とうとするが

 

W霊夢

「二重夢想!!」

 

2人で撃った夢想封印が来たり

 

美鈴

「彩虹の風鈴!!」

 

虹色の美しい弾がめっちゃ来たり

 

アリス

「乙女文楽!」

 

妖夢

「現世斬!」

 

合体弾幕が来たり

 

「おおーーっとぉーー!!?いつの間にか体制を整えたアリスと妖夢が加わり、5人のスペルカードがのびるを襲うーーーーっ!!!」

 

魔理沙

「・・・・・これは無理だな」

 

勝者、全員



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幾つものヤンデレを巡り、その瞳は何を見る

結果、負けた

 

のびる

「・・・・いや無理でしょ・・・・」

 

「ぬははははははははははははははは!!!!ねぇ、今どんな気持ち♪ねぇ、どんな気持ち♪ねぇ、どんな気持ち♪」

 

のびる

「・・・・お前を殺す」

 

「・・・・知ってる?それ殺されないフラグなの」

 

のびる

「僕はヒイロとは違うぞっ!」

 

「それはいいけどお前後ろ見てみたらいいんじゃね?」

 

のびる

「・・・・嫌だ」

 

「現実逃避は見苦しいぞ・・・・おい魔理沙、こいつの頭を後ろに向けさせてやれ」

 

魔理沙

「・・・・なんで私がやるんだよ。お前がやれよ・・・・」

 

「まーまー、俺の力じゃ絶対無理だからよ」

 

ソォーッ

 

ガシィ!

 

のびる

「ヒェッ」

 

魔理沙

「・・・・・おい、何逃げようとしてんだお前は」

 

魔理沙

「ほら、後ろ向けよ。最高に面白い光景が待ってるぜ?」

 

のびる

「僕にとっては地獄のような光景だよ・・・・」

 

魔理沙が強制的に後ろを向かせ、頭を上げさせる

 

のびる

「ぐぇっ」

 

魔理沙

「ちゃんと見ろ」

 

のびる

「い、嫌だぁ!!」

 

魔理沙

「・・・・マスパブチコムゾ」

 

低い声で言われてビクッとなるのびる

 

のびる

「わ、分かったよ・・・・」

 

魔理沙

「よろしい」

 

のびるはそーっと目を開けるとそこには

 

「・・・・・・・」ニコォ

 

ハイライトが消えた目で笑顔になっている5人だった

 

のびる

「・・・・・はっ!」ピコーン

 

四コマ忍法刀!

 

「ハァン?逃げさせねぇぞ・・・・?」

 

のびる

「は、離してくれー!!」

 

「早くこいつを持ってってくれ」

 

「・・・・・」コクリ

 

のびる

「ちょ、ちょっと待ってください!待って!助けて!待ってください!お願いします!!」

 

「だーめ♡」

 

 

のびる

「\(^o^)/オワタ」

 

そうして5人に連れていかれるのびる

 

 

 

 

 

 

「・・・・連れていかれたなぁ」

 

魔理沙

「そうだなぁ」

 

「見に行くかぁ・・・・!」

 

魔理沙

「・・・・面白そうだし行くかぁ」

 

「流石魔理沙!話がわかるなぁ」

 

魔理沙

「当然だぜ」

 

「そんじゃ行くかぁ」

 

魔理沙

「おう」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その後、何が起きたのかは口に出して言えないですねぇ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次の日

 

 

のびる

「・・・・・・死にかけた」

 

「おー、何があった?」知らんふり

 

のびる

「・・・・口に出すのも恐ろしい・・・・!」ガタガタ

 

ガタガタと震え出すのびる

 

『あーおもしれぇわぁwwwwwwwww』

 

内心爆笑する凶

 

のびる

「・・・・・内心笑ってるんじゃないよ!」

 

「おーよくわかったなww」

 

のびる

「そりゃーわかるわ!」

 

「それよりさぁ・・・・後ろ、つけられてんぞ?」

 

木陰や建物の影からのびるを監視するかのような視線を感じる凶

 

のびる

「・・・・監視だってさ」

 

「・・・・わーお、モテモテじゃねぇか。よかったな」

 

のびる

「良くないよ・・・・」

 

のびるの生活はやばい事になりそうだ




次から異変をやりたいと思います!


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崩壊した理想郷①

あの騒動から1ヶ月後

 

博麗神社

 

 

のびる

「・・・・・ちょ、ちょっとでいいから離れてくれないかな・・・・?」

 

W霊夢

「だめ。離さない」

 

のびる

「えぇ・・・・?」

 

魔理沙

「あー、そういやさぁ」

 

「ん?」

 

魔理沙

「青霊夢ってどっから来たんだ?」

 

のびる

「あー確かに気になってたなぁ・・・・」

 

霊夢

「確かに。アンタどっから来たのよ?」

 

青霊夢

「・・・・・私はもう1つの幻想郷から来たのよ」

 

のびる

「・・・・へぇー」

 

魔理沙

「まーあんまり驚かねぇな」

 

「そりゃー霊夢がいるのは幻想郷しかねぇもんな」

 

青霊夢

「・・・・でも、もう帰れないわ」

 

霊夢

「・・・・なんでよ?」

 

青霊夢

「・・・・・壊滅したのよ。私の所の幻想郷が」

 

4人

「はぁ!?」

 

 

 

青霊夢

「・・・・ある時、私の幻想郷に黒い霧みたいなヤツが来たのよ」

 

青霊夢

「そいつは人、神、妖怪・・・・とにかく誰にでも取り憑いた。そして私も取り憑かれた」

 

青霊夢

「・・・・そいつは取り憑いた者の能力を奪い、どんどん戦える者を減らしていった」

 

青霊夢

「私も能力を奪われたんだけど、それだけ飽き足らず私の体を支配した」

 

青霊夢

「・・・・そして私は、体を乗っ取られたとはいえ、幻想郷を破壊してしまったのよ・・・・」

 

青霊夢

「そして、幻想郷を破壊した後、そいつは別の幻想郷へ飛んだ・・・・」

 

のびる

「もしかしてそれって」

 

青霊夢

「そう。ここよ」

 

青霊夢

「あいつは今度は能力を奪わず、傀儡を増やそうと幻想郷の実力者たちや人を狂気化させていった」

 

青霊夢

「・・・・でも、アンタたちのお陰でなんとかなった。私はまた、幻想郷を壊さずに済んだ。・・・・ありがとう」

 

魔理沙

「・・・・まーいいってことよ!」

 

霊夢

「アンタは何もしてないでしょうが!」

 

「いやはや、まさかあの異変がなぁ・・・・」

 

青霊夢

「・・・・許してくれて、ありがとう」

 

青霊夢

「・・・・でも、なんであの時、私を助けたの・・・・?」

 

のびる

「・・・・」

 

霊夢

「あら、のびる聞かれてるわよ?」

 

のびる

「・・・・えっ?あっ、ああ。ま、まぁ、誰も死なずに解決できたし、みんなが笑えているから、別に気にしなくていいんだよ」

 

のびる

「それに」

 

霊夢

「それに?」

 

のびる

「僕はあの時、助けたいって思ったから、助けただけだよ。」

 

のびる

「あの時、手を掴まなかったら、絶対後悔してた。だから、僕は手を掴んだ事を後悔してないし、青霊夢が一緒に居てくれて嬉しいと思ってるよ」

 

 

「・・・・・」

 

 

「なぁ」

 

のびる

「ん?」

 

「お前さぁ、フラグ建てないと気が済まねぇの?」

 

魔理沙

「・・・・・こいつに言ったって仕方ないぜ。だって本人にそんな気は全く無いんだから」

 

「あっ、そっかぁ・・・・」

 

のびる

「・・・・一体どうい・・・・うわっ!!」

 

青霊夢

「・・・・嬉しい」

 

霊夢

「・・・・羨ましい」

 

魔理沙

「やっぱバカだな」

 

「だなぁ・・・・」

 

 

 

 

 

と、わいわいしていると

 

 

「・・・・霊夢、大変よ!!」

 

霊夢

「紫?どうしたのよ急に」

 

「実はもう1つの幻想郷が・・・・!」

 

「はぁ!?」



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崩壊した理想郷②

どうも作者です!

昨日は疲れすぎて投稿できませんでした!

すみませんでした!

許してください!


「・・・・って事なのよ。頼めるかしら?」

 

魔理沙

「話が長いぜ・・・・もうちょっと掻い摘んで言ってくれ・・・・」

 

「よーするに『もう1つの幻想郷ぶっ壊してこい』って話だろ?」

 

「まぁ、そういう事ね」

 

「・・・・んで?そっちのBBんんっ!いつの間にかいたもう1人の紫はなんなんですかねぇ・・・・?」

 

「・・・・今なんつった?BBA?」

 

「いや何でもないっス。それより言って、どうぞ」

 

「・・・・あなたが上から目線なのが凄く腹立つけど、まぁいいわ。このもう1人の私はそっちの霊夢同様、こっちに来た私なのよ」

 

霊夢

「もう1つの幻想郷の事を知ってたのね・・・・?」

 

霊夢が睨む

 

「・・・霊夢、睨まないでくれるかしら・・・・?割と怖いから・・・・」

 

のびる

「・・・・霊夢さん、こっち向いて?」

 

霊夢

「・・・・呼び捨て」

 

のびる

「・・・・え?」

 

霊夢

「呼び捨てじゃなきゃ向かない」

 

のびる

「えぇ・・・・?」

 

少し肩を落とし、決心したかのように頭を上げる

 

のびる

「れ、霊夢?こっち向いて・・・・?」

 

霊夢

「・・・・何?」

 

のびる

「・・・・・霊夢は笑顔の方が合ってるよ?笑って笑って!」

 

笑顔で霊夢の頭を撫でつつ、頬へと手を伝わせる

 

霊夢

「・・・・ちょ・・・くすぐったいわよ・・・・」

 

霊夢が笑顔になる

 

魔理沙

「・・・・・私は何を見せられているんだ?」

 

「・・・・だんだん女の落とし方を分かってきたみたいな感じするなコイツ」

 

「ってかもう1人の紫話さないじゃねぇか」

 

「そんな物言わぬ屍みたいなもん持ってきて何したいんだ・・・・?」

 

「・・・・はっ!いや、霊夢に彼氏ができて一瞬頭が飛んでたとかじゃないからね?」

 

魔理沙

『飛んでたな』

 

「飛んでただろ・・・・」

 

「・・・・飛んでないわよ!」

 

「あーはいはい。ところで俺の質問に答えてくれるか?」

 

「・・・・まだ生きては居るわ。だけど私の幻想郷(ここ)に来るまでに力尽きてしまったみたいね・・・・まぁ妖怪は中々頑丈だから、放っておいても回復するわよ」

 

「別の幻想郷とはいえ同じ自分なのにこの扱い・・・・ひでぇや」

 

「いいえ、自分だから酷い扱いができるのよ」

 

魔理沙

「私は大事にするけどなぁ・・・・」

 

「それは価値観の違いってやつよ」

 

のびる

「あ、もう1人で思い出したけど青霊夢はどうしたんだろう・・・・」

 

チラッと横を見ると

 

青霊夢

「スー・・・スー・・・」

 

のびるの服をぎゅっとしながら寝ていた

 

のびる

「・・・・」

 

それを見て、無言で頭を撫でるのびるであった




見ている読者の人にお願いです!

感想という名のブースト剤をください!(感想乞食)

あと「こういうの書いて欲しいよー!」というのがあったら感想で是非教えて下さると書くと思います(ほぼ確実に書く)

では次回も見てください!


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崩壊した理想郷③

R-18書きました!

是非見てくださいー!


「・・・・・まーとりあえずそのもう1つの幻想郷にはどうやって行けばいいんだ?」

 

凶が紫に聞く

 

「・・・・この神社の奥に空間の裂け目があるわ。そこを潜ればもう1つ幻想郷に行けるはずよ」

 

「ほうほう・・・・結構近くにあるんだな・・・・」

 

魔理沙

「ってかそんなに悠長に話してられんだろ・・・・こっちの幻想郷が危ないんだろ?」

 

「・・・・ええ、そうね」

 

「・・・・って事で戦力集めだな!」

 

魔理沙

「・・・・今からぁ!?」

 

「いやだってあれだろ、前の異変みたいに出会った奴らを仲間にしていく訳にはいかんだろ」

 

魔理沙

「まぁそうだけど・・・・」

 

「つー事で俺は紅魔館に行って腕の立つ奴を連れてくるわ」

 

魔理沙

「お前空飛べねーだろ?私が連れてってやるよ」

 

「おっ、サンキュー!」

 

 

 

魔理沙の箒に乗り、紅魔館へ行く凶

 

 

残った人たちはというと

 

のびる

「僕たちはどうしよう・・・・」

 

霊夢

「私たちも仲間集めにでも行きましょうか」

 

のびる

「・・・・そうだね」

 

青霊夢を紫に預け、2人で移動する

 

「私はここで留守番・・・・?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃、魔理凶組は

 

魔理沙

「おっ、霧の湖が見えてきたな」

 

「・・・・やっぱ速いなぁ」

 

魔理沙

「空を飛べない奴からすれば速いだろうが、私にとってはこれが普通だぜ!」

 

「・・・・自慢かぁ?」

 

魔理沙

「そうだぜ!」

 

「・・・・ほーん」

 

魔理沙

「・・・・なんだよその声・・・・ってあっははははははは!!くすぐるのはやめろっ!!落ちるぞっ!あっはははは!!」

 

くすぐった影響かグラグラと不安定になる箒

 

「バカにした罰だよwwww」

 

魔理沙

「あっははははは!!!悪かったからっ!はははは!!もうやめてくれ!!ははははは!!」

 

「許そう」

 

くすぐりをやめる凶

 

魔理沙

「はぁー・・・・はぁー・・・・お前・・・・後で覚えとけよぉー・・・・?」

 

「はいはい。それより前見た方がいいぞぉ?」

 

魔理沙

「はっ・・・・!」

 

木が目前に迫っていた

 

魔理沙

「・・・・ほっ!」

 

ギリギリ回避する

 

「中々やるなぁー!」

 

魔理沙

「ふふん!当然だぜ!」

 

「そうやってすぐ調子に乗るのは魔理沙の悪い癖だけどな」

 

魔理沙

「う、うるさい!箒から落とすぞ!?」

 

「そ、それだけは勘弁してクレメンス!」

 

魔理沙

「・・・・全く、これに懲りたら私をバカにするのはやめた方がいいぞ」

 

「それは無理だろうなぁ・・・・いじりがいあるしなwww」

 

魔理沙

「・・・・落とすぞ?」

 

「スミマセンデシタ」

 

魔理沙

「分かればよろしい」

 

魔理沙

「っと、紅魔館に着いたな」

 

「さて、仲間集めと行きますか!」



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崩壊した理想郷④

一方、霊夢とのびるは

 

 

霊夢

「・・・・出てきたのはいいけど、どこに行こうかしらねぇ」

 

のびる

「うーん・・・・白玉楼はどうかな・・・・?」

 

霊夢

「・・・・いえ、守矢神社に行きましょう」

 

のびる

「なんで!?」

 

霊夢

「え?それはあれよ、妖夢と一緒に行ったら取られるかもしれないじゃない・・・・

 

聞こえないように呟く霊夢

 

のびる

「いや、あの、取られたりしませんよ!?」

 

だがばっちり聞こえていた

 

霊夢

「聞こえてたの!?」

 

のびる

「えっ、ええ・・・・」

 

霊夢

恥ずかしい・・・・

 

赤面する霊夢

 

のびる

「・・・・なんか、ごめんなさい」

 

霊夢

「もう・・・・!」

 

 

と、そんなやりとりをしていたら守矢神社に着いた

 

 

のびる

「ここが守矢神社・・・・・」

 

霊夢

「早苗ー!居るー!?」

 

のびる

「ちょ、そんな大声で・・・・!「霊夢さん!どうしたんですか?」・・・・えぇ?」

 

早苗

「って、あの時霊夢さんにキスされてた外来人の方!」

 

のびる

「・・・・えぇ?」

 

のびる

「覚えられ方が・・・・」ガックリ

 

早苗

「えと、なんか、ごめんなさい・・・・?」

 

のびる

「いや・・・大丈夫・・・・」

 

早苗

「とっ、ところで!なんの為に来たんですか?」

 

空気が少し重くなったので、早苗が強引に話題を変える

 

霊夢

「・・・・実は」

 

 

 

少女説明中・・・・

 

 

少女説明中・・・・

 

 

 

霊夢

「・・・・と、言うわけなのよ」

 

早苗

「・・・・もう1つの幻想郷!そして、もう1人の霊夢さん!」

 

目がキラキラし始める早苗

 

早苗

「是非連れて行ってください!」

 

ガッシ!と霊夢の手を握る早苗

 

霊夢

「ちょっと、痛いわよ・・・・」

 

早苗

「あっ、すみません!」

 

パッと手を離す早苗

 

のびる

「・・・・」

 

しれっと少し距離を取るのびる

 

霊夢

「なんで少し距離を取ってるのかしら・・・・?」

 

のびる

「え?いや、別に深い意味は無いですけど・・・・?」

 

早苗さんのあのテンションに圧倒されたようだ

 

霊夢

「・・・・まぁいいわ。それじゃあ早苗、行くわよ」

 

早苗

「はい!」

 

と、返事をした後、のびるの方を向く早苗

 

早苗

「・・・・えっと、名前を聞いてませんでした・・・・私は東風谷早苗と言います!この守矢神社の巫女をやってます!」

 

のびる

「あっ、えっと、僕は大平のびると言います。よろしくお願いします」

 

早苗

「のびるさんですね!よろしくお願いします!」

 

手を差し出す早苗

 

のびる

「あっ、どうも」

 

手を握るのびる

 

霊夢

「・・・・・」

 

霊夢はその光景をハイライトの無い目で見ていた

 

霊夢

「さ、2人とも行くわよ」

 

のびる

「あっ、はい」

 

早苗

「はい!」

 

 

霊夢がのびるの手をぎゅっと掴んできた

 

のびる

「あの、霊夢s「霊夢」・・・・霊夢?少し痛いんだけど・・・・?」

 

霊夢

「・・・・我慢しなさい」

 

霊夢

『このままじゃ早苗に狙われちゃうかもしれないわ・・・・!』



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崩壊した理想郷⑤

紅魔館 門

 

「美鈴!オッスオッス」

 

美鈴

「えーとあなたは・・・・禍月さん、でしたっけ?」

 

「そーそー。のびるの友達の禍月さんですよーっと」

 

美鈴

「今日はどんな用事でここに?そしてのびるさんはどこにいるんですか?」

 

キョロキョロとのびるを探し始める美鈴

 

「あー今はちと別行動中なんだ。とりあえず中に入れてくれないか?」

 

美鈴

「あっ、はい・・・・」

 

魔理沙

「・・・・うー」

 

「ん、おお、魔理沙。なんか顔が怒ってるぞ?」

 

魔理沙

「いや、別にそんな事無いんだぜ」

 

「あーもしかしてあれか?無視されてイラついてるとかか?」

 

魔理沙

「・・・・まぁそんな感じだ。とりあえず紅魔館に入ろうぜ」

 

「・・・・・?」

 

いつもと反応が違うのを不思議がる凶だった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「んー・・・・どうしようか・・・・?」

 

紅魔館の中に入り、誰を連れていくかを考える凶

 

美鈴

「・・・・ところで、どうしたんですか?ここに来るの初めてじゃないですか」

 

「いや、ちと異変があってな。その異変解決の為の戦力集めをしているんだ」

 

美鈴

「そうなんですね・・・・あれ?と、いうことはのびるさんも来る・・・・?」

 

「そうだy「お願いします!私を連れてってください!」・・・・ガクガク揺らすなああああア゙ア゙ア゙ア゙ア゙!!」

 

魔理沙

「・・・・そろそろやめてやれ」

 

魔理沙の呆れた声で我に帰る美鈴

 

美鈴

「あっ、はい・・・・すみませんでした・・・・少し興奮してしまって・・・・」

 

「・・・・いいって・・・ことよ」

 

頭の上でひよこが鳴いている・・・・ような幻影が見える

 

魔理沙

「おっ、おい、大丈夫か!?」

 

「・・・・心配すんなって。少しくらくらしただけだ」

 

魔理沙

「そ、そうか」

 

『この反応・・・・もしや俺に惚れている・・・・?』

 

いつもと違う反応をする魔理沙に、こんな事を思う凶

 

『・・・・まーんなわけねーわな。自惚れ自惚れ』

 

フラグを建てていく凶。果たしてこれは折れるのか、回収されるのか

 

『それに俺は、愛とか好きとかっていう言葉が嫌いだからな・・・・』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

レミリアの部屋

 

 

「おーっす!レミリアー!いるかー!?」

 

結構デカい声で言う

 

レミリア

「いるわよ・・・・そんな大きい声を出さないで頂戴・・・・」

 

「すまんすまん。で、レミリアよ」

 

レミリア

「何?もしかしてもう1つの幻想郷の事?」

 

「おっ!よくわかったな!」

 

レミリア

「そりゃあ嫌でもわかるわよ・・・・凄く闇の気配がするもの・・・・」

 

「ほう。そんなんがわかるのか・・・・」

 

レミリア

「まぁ吸血鬼だからね・・・・でも、流石にあの濃さではあんまり長く居られないわ・・・・」

 

「レミリア程の吸血鬼でもか?」

 

レミリア

「えぇ・・・・居られてもせいぜい3日くらいかしらね・・・・」

 

「じゃー俺とか魔理沙とかの人間はどのくらい居られるんだ?」

 

レミリア

「1時間くらいかしら・・・・って、あなた、行く気?」

 

「まーな。紫に頼まれたし、行かん訳にもいかんだろ」

 

レミリア

「・・・・へぇー」

 

「そんで、今その幻想郷ぶっ壊しに行くための戦力集めしてんの」

 

レミリア

「ふむふむ・・・・それで、私の力が必要になったから来たのね?」

 

「まーそうだな。あとフランとか居てくれると助かるかもな」

 

レミリア

「ふむ・・・・まぁ何故か知らないけどフランが懐いてるし、あなたなら大丈夫でしょ。私もついて行くし」

 

「よっしゃー!これで強力な戦力が仲間になったぞー!」

 

と、話をしていたら

 

バァン!

 

フラン

「あー!凶だぁー!私と遊ぶために来てくれたのねー!」

 

「・・・・まー懐いてるとは言われたけどさ。弾幕ごっこでギリギリ勝っただけなんだよなぁ・・・・」

 

フラン

「凶!弾幕ごっこしましょ!いいでしょ!?」

 

「・・・・むむむ、小さい子の頼みは聞かないといけないと婆ちゃんに言われたけれども!」

 

フラン

「じゃーしましょ!」

 

すぐさま弾幕を撃ってくるフラン

 

「それにしたって命の危険がある事まで聞けなんて言われてないんだよなぁーーーーっ!!!」




次回!フランVS凶! おや、魔理沙の様子が・・・・?

・・・・展開に不自然な所があったら言ってくださいね

後々補足しますので・・・・


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崩壊した理想郷⑥

「うわぁーっ!!レミリア助けて!」

 

フランの放ってくる弾幕を避ける

 

レミリア

「そうなったフランを止めるのは面倒だから、あなたが勝つしかないわね」

 

半ば諦められている凶

 

「・・・・えぇー?それは酷くねぇ?」

 

レミリア

「ほら、そんな事言ってる暇があったら避けなさい?」

 

「ひょえーーーっ!ギリッギリィ!!」

 

頬に弾幕がかする

 

「ぬわぁーっ!!たーすけてー!!!」

 

フラン

「逃げてばっかでつまんない!」

 

「いやだって戦う気で来てないしっ!?」

 

喋りながらも弾幕は回避できている

 

『こないだフランと弾幕ごっこをした時にフランの癖が把握出来ててよかった・・・・!』

 

「・・・・とっ、とりあえずこれでっ!」

 

マミさんの使うマジカルマスケット銃を召喚し、放つ

 

フラン

「そんなので私は倒せないよー?」

 

弾丸を完全に見切り、華麗に躱していくフラン

 

「・・・・これじゃあ火力不足か」

 

ならばとマジカルマスケット銃を消し、XANXUSの使う二挺拳銃を出し、それで攻撃する

 

「はっはー!!憤怒の炎は出せなくてもチャージ状態のモンなら出せんだよぉー!!」

 

フラン

「・・・・っ!」

 

フランは辛うじて避けたが、その威力に口を歪める

 

フラン

「あはっ!その銃おもしろーい!!フランにもちょーだい!」

 

「これは俺の武器じゃねぇから無理!」

 

撃ったそばから消し、また次のチャージ状態の物を呼び出す

 

フラン

「・・・・でも、そんなに単調だとつまんなくなっちゃうよー?」

 

「・・・・そうだなぁ。ならこれだな!」

 

閃光弾を投げ、破裂させる

 

瞬間、凄まじい光が周囲を包む

 

魔理沙

「うわまっぶし!!!!」

 

美鈴

「きゃっ!!」

 

2人が光で目をやられる中

 

咲夜

「・・・・大丈夫ですか?お嬢様」

 

レミリア

「えぇ・・・・ありがとう咲夜。流石ね」

 

咲夜

「ありがとうございます」

 

いつの間にか居た咲夜がレミリアにサングラスを付けていた

 

フラン

「眩しい・・・・っ!」

 

モロに受けたフランは目を瞑っていた

 

「よっし!大成功だっ!」

 

レミリア

「何処がよ!」

 

「怒ってる・・・・?」

 

レミリア

「当たり前よっ!!」

 

「・・・・すんません」

 

少し頭を下げ、瞬時に頭を切り替える

 

「とりあえず・・・・行くか!」

 

再び二挺拳銃を出し、フランに向かって真っ直ぐ飛ぶ

 

「行くぜ・・・・っ!」

 

銃を消し、手元にある槍を出す

 

魔理沙

「あっ・・・・あれって」

 

美鈴

「まさか・・・・!」

 

咲夜

「・・・・そんな!?」

 

レミリア

「あれは・・・・私の・・・・!?」

 

「神槍『スピア・ザ・グングニル』(劣化版)!!!」

 

そうして槍の持ち手の方で軽く小突いて、弾幕ごっこは終わりを迎えた




予告詐欺った・・・・

魔理沙になんも起きんかった・・・・!

次はなにか起きると思います(あやふや)


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崩壊した理想郷⑦

博麗神社へと戻ったのびると凶

 

のびる

「それじゃ戦力も集まったしもう1つの幻想郷に行こうか・・・・霊夢、痛いよ・・・・?」

 

のびるの体に結構強い力で抱きつく霊夢

 

霊夢

「・・・・もうちょっと」

 

「俺たちはイチャイチャを見せつけられるためにここにいる訳ではないんだがなぁ・・・・」

 

苦笑いを浮かべながら言う凶

 

美鈴

「霊夢さんばっかりずるいですー!!私もー!!」

 

と、のびるに抱きつく美鈴

 

のびる

「美鈴さんまで・・・・」

 

早苗

「のびるさんってモテモテなんですねぇ」

 

のびる

「うーん・・・・そうなのかなぁ(目逸らし)」

 

魔理沙

「イチャイチャ・・・・かぁ・・・・」

 

「魔理沙?どした。急にそんな事言い出して」

 

魔理沙

「いっ、いや、何でもないんだぜっ!」

 

焦る魔理沙

 

レミリア

「あっちもこっちもイチャイチャばかり・・・・」

 

少し溜息をつきながら言うレミリア

 

そんな甘い空間を止めるかのように紫が言う

 

「・・・・イチャイチャは後にして頂戴。さっきこののびる(バカ)そうなのが言った通り、そろそろ幻想郷に突入してもらうわ」

 

レミリア

「でも、そいつらただの人間には辛い環境じゃないの?」

 

「そう。だからこれを持っていきなさい」

 

紫は札を渡す

 

「なんだこの札?なんか特殊な力でもあんのか?」

 

「何も無かったら渡さないわよ・・・・それは特殊な闇を払う札。これで2時間はあっちにいられるわ」

 

「つー事はあれか。大体3時間くらいでカタをつけて来いって事か・・・・」

 

「そういう事ね。それにあの幻想郷は今のところ私と、そこに寝かせてるもう1人の私の力で止めてるけど、それも長くは続かない。だからさっさと行かないと大変な事になる」

 

「よし、とりあえず札も貰ったし、行くかぁ!」

 

「おーー!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もう1つの幻想郷

 

「暗っ・・・・」

 

のびる

「闇の・・・・なんだっけ。それが濃いんだろうね」

 

フラン

「凄いすごーい!こんなに闇が充満してるーー!!」

 

レミリア

「あんまりはしゃがないの。みっともない」

 

美鈴

「・・・・これ、普通の人間じゃ長く耐えれませんね・・・・」

 

少し煙そうな顔をする美鈴

 

霊夢

「まぁ私は結界張れるからどうとでもなるけどね」

 

早苗

「私も、一応どうにかなりますね」

 

「・・・・とりあえず人を2手に分けよう」

 

のびる

「チーム分けh「じゃあ私はこっち」「私はこっちにしますね!」・・・・oh」

 

フラン

「私は凶と一緒に行く!」

 

「・・・・じゃあそうだな。俺と魔理沙が集めた人。あとのびると霊夢が集めた人のチームで行くか。美鈴はそっちでいいいよ。人数もちょうど良くなるしな」

 

美鈴

「よろしくお願いしますね!」

 

のびる

「あっ、うん。よろしくね」

 

「じゃあ俺たちは紅魔館方面に行ってみる。もしかしたら誰か生存者が居るかもしれんしな。のびるたちは博麗神社方面へ行ってくれ」

 

のびる

「OK」

 

「よし、じゃあ解散!」

 

 

凶チーム

 

魔理沙、レミリア、フラン

 

のびるチーム

 

霊夢、美鈴、早苗

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

人里

 

 

「・・・・誰も生きてるやつはいない、か」

 

魔理沙

「活気があったのに・・・・」

 

レミリア

「仕方ないわよ。ここまで闇の力が幻想郷全体に広がってちゃ、生存なんて無理よ」

 

フラン

「・・・・なんだか不気味」

 

 

 

「そういや魔理沙、お前なんか今日おかしくねぇか?」

 

レミリア

「凶だけに今日?面白くない洒落ね」

 

「そんなつもりで言ったんじゃねぇって・・・・」

 

「んで、実際なにかあったのか?」

 

魔理沙

「・・・・何もないぜ?いつも通りの魔法使い魔理沙さんだよ」

 

「いつもならもっと元気に言うはずなのに、元気がない。って事は何かがあったんだろ」

 

魔理沙

「何もないって!気にしすぎだ!」

 

魔理沙

『・・・・私の些細なところも見てるのか・・・・って、何を考えてるんだ私は』

 

「・・・・そうか・・・・まぁ、言いたくなったら言ってくれ」

 

魔理沙

「・・・・お、おう」

 

『・・・・いや、まさかなぁ・・・・?』




まだ進化前だからセーフ(ポケモン並感)

え?何に進化するって?

うーん、しらね!(すっとぼけ)

って事で次回も見てください!


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崩壊した理想郷⑧

一方その頃、のびるたちはというと

 

のびる

「・・・・確かに僕は飛べないけど、流石に2人で運ぶ事は無かったんじゃ・・・・?」

 

霊夢と美鈴2人にのびるは運ばれていた

 

霊夢

「そうね。美鈴、離れなさい?のびるは私が運ぶから、ね?」

 

美鈴

「いやいや、霊夢さんこそ離してもらって結構ですよ。主戦力である霊夢さんに疲れが残ってしまっては大変ですからね・・・・」

 

霊夢

「大丈夫よ。この程度で疲れが残ったりしないわよ」

 

美鈴

「もしかしたら、あの時みたいになるかもしれませんよ・・・・?」

 

霊夢

「・・・・そんな事には2度とならないわ」

 

バチバチと火花が散る2人を見て溜息をつくのびる

 

のびる

『・・・・何か言いたいけど、何も言えない・・・・』

 

早苗

「あはは・・・・のびるさん、大変ですね・・・・」

 

のびる

「・・・・まぁ、慣れてるので大丈夫だと思います・・・?」

 

早苗

「疑問形なんですけど・・・・?」

 

のびる

「なんとかなりますよ・・・・多分」

 

早苗

「やっぱり確信がないじゃないですか・・・・」

 

2人して溜息をつく

 

そんな2人を見て嫉妬したのか

 

霊夢

「あら、五月蝿い蝿が1匹いるようね?」

 

美鈴

「本当ですね・・・・潰しましょうか・・・・」

 

と、そんな事を言う霊夢と美鈴

 

そしてすぐさま攻撃を仕掛ける2人

 

早苗

「ひええ・・・・!のびるさん、ど、どうにかしてくれませんか・・・・?」

 

なんとか避けつつ話す早苗

 

のびる

「どうにかしろと言われても・・・・今の彼女たちが僕の言うことを聞いてくれるか・・・・」

 

早苗

「そ、そんなぁ・・・・」

 

その時、のびるの頭に1つの案が思い浮かぶ

 

のびる

「・・・・そうだ」

 

早苗

「どうしたんですか・・・・?もしかしていい方法があるんですか・・・・?」

 

のびる

「まぁ、今思いついたんですけどね」

 

のびるはさらっと早苗に概要を説明する

 

早苗

「・・・・結構恥ずかしくないですか?」

 

のびる

「・・・・なんとかやってみますよ」

 

早苗

「・・・・分かりました」

 

2人が話しているため、霊夢と美鈴の嫉妬と弾幕がさらに強くなる

 

霊夢

「へぇ・・・・ここまでやってもまだ懲りてないのね・・・・」

 

美鈴

「これは本格的に潰さないとダメみたいですね・・・・」

 

ハイライトが休暇を取ってしまったようです

 

のびる

「・・・・霊夢、美鈴さん」

 

霊夢

「何?今忙しいんだけど・・・・?」

 

美鈴

「五月蝿い蝿を落とさないといけませんから・・・・ね」

 

のびる

『これは止めるためこれは止めるためこれは止めるため!!!』

 

シンジのような自己暗示で覚悟を決める

 

のびる

「・・・・好きだよ、2人とも」

 

のびる

『あー言っちまったよーもーどーでもいいやー』

 

霊夢

「・・・・言ったわね?」

 

美鈴

「ちゃんと、聞きましたからね?」

 

霊夢、美鈴

「裏切ったら、許さないから・・・・ね?」

 

祝え!のびるの未来が確定した瞬間である!!

 

のびる

「・・・・はい」

 

のびる

『・・・・祝われても嬉しくないよ』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・・なんかすげぇ愉悦を見逃した気がする」

 

魔理沙

「お前、何言ってんだ・・・・?」




はい、言ってしまったバカですが、まぁちゃんと抜け道があるからね、なんとかなるさ!(適当)

まー後々ヤバい事になるのは確定でしょうなぁ(くっそ適当)

次回も見てくださいねぇー!


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崩壊した理想郷⑨

えーと、昨日からこっちとR-18の方を交互に投稿する事にしました

毎日更新やな!(震え声)

あとこれ終わったらリメイクしようかな、なんて思ってるんですけど、どうなんですかね・・・・?意見があったら活動報告の方にして貰えると嬉しいです!


なんとか収める事に成功したのびるだが、代償に未来が確定した・・・・?

 

霊夢

「ふふふ・・・・♪」

 

美鈴

「あはは・・・・♪」

 

さらにベタベタとくっつくようになった霊夢と美鈴

 

のびる

『・・・・Loveじゃなくてlikeの方とか言ったら半殺される気がする』

 

早苗

「・・・・さっきより酷くなってる気がする

 

 

 

 

 

そんなこんな色々やっていたら、博麗神社が見えてくる

 

 

のびる

「これは・・・・」

 

霊夢

「ボロボロじゃない!」

 

美鈴

「ここまでボロボロになるなんて・・・・」

 

焼け落ちたかのようなボロボロの博麗神社があった

 

早苗

「・・・・あ、あれ・・・・?あそこに倒れてるのって・・・・!?」

 

霊夢

「何よ、何かあるの・・・・っ!?」

 

のびる

「・・・・早苗さんが、倒れてる・・・・?」

 

早苗が駆け寄り、抱き起こす

 

早苗

「・・・・気絶してる、だけ・・・・?」

 

ホッと肩を下ろす早苗

 

霊夢

「・・・・にしても、そっちの早苗はオレンジなのね」

 

美鈴

「あっ、確かにオレンジ色・・・・」

 

のびる

「なんでオレンジ色なんだろう・・・・?」

 

霊夢

「反対の色とかじゃないの?」

 

美鈴

「あるかも知れませんね・・・・」

 

ここでふと、のびるは疑問に思った

 

のびる

「・・・・ところで、なんで博麗神社(ここ)に早苗さんがいたんだろう・・・・?」

 

霊夢

「それは、暴走した青い私を止めるためとかじゃないの?」

 

美鈴

「割と普通の回答ですね・・・・」

 

早苗

「・・・・ところでこの私、どうしたらいいんでしょう」

 

のびる

「うーん、おぶって連れていく?」

 

早苗

「ここに置いておくのも可哀想なので、そうしましょうか」

 

霊夢

「えー!私は反対よ!足でまといが増えるじゃない!」

 

美鈴

「私も賛成です。気絶してる人を連れて行って、いざという時に荷物になるのは分かりきってますから。もう1人の自分、という事で連れて行きたいのは分かりますけど、デメリットが大きいので帰る時にまた連れていけば良いと思いますよ・・・・?」

 

早苗

「・・・・でも」

 

のびる

「流石にここに置いておくのは・・・・」

 

駄々をこねる2人

 

霊夢ははぁと溜息をつくと

 

霊夢

「・・・・そんなに言うなら早苗、アンタが持って行きなさい。その代わり、足でまといにならないようにしなさいよ?」

 

しぶしぶと言った感じにOKを出す

 

美鈴

「霊夢さん、甘くないですか・・・・?」

 

霊夢

「機嫌が良いってのもあるけど、1番の理由は私が持ってく訳じゃないって事ね」

 

美鈴

「・・・・霊夢さんらしい理由ですね」

 

霊夢

「当然よ。なんで私がのびる以外を背負って行かなきゃならないのよ」

 

美鈴

「・・・・それは同感です」

 

 

 

 

 

と、和気あいあい(?)としていたら

 

 

「・・・・あらぁ?まだ生きてる奴が居るなんて、ね」

 

喜びが含まれた声が聞こえた

 

霊夢

「・・・・誰!?」

 

声がした方に御札を投げる霊夢

 

「・・・・っと、危ないわねぇ?赤巫女さん?」

 

霊夢

「アンタは・・・・幽々子・・・・!!」

 

幽々子

「あらあら、やっぱり向こうの幻想郷(とこ)にも私が居るのねぇ」

 

ピンクの髪は黒に

 

衣服は紫に

 

目は虚ろになった幽々子が居た




何故幽々子様が博麗神社(こんなとこ)にいるのかァ!

そして何故幽々子様が敵対しているのくわァ!

<ソレイジョウイウナー!

その答えはただ1つ・・・・

<ヤメロー!ネタバレニナルゾー!!

それは次回を見るんだなぁ!!


って事で次回、幽々子様とバトル。そして凶たちはどうなっているのか!

では次回も見てください!


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崩壊した理想郷⑩

霊夢

「そういえば青いのの話だと能力は奪われたって聞いたわよ?今のアンタで私を倒せるのかしら・・・・?」

 

幽々子

「嫌ねぇ・・・・ちゃんと戻して貰ったに決まってるじゃない・・・・」

 

霊夢

「へぇ・・・・?」

 

幽々子

「それに・・・・新しく能力も貰ったし・・・・ね?」

 

瞬間

 

のびる

「・・・・・ごふっっっ!!!」

 

のびるが血を吐く

 

美鈴

「・・・・え?」

 

霊夢

「何が、起こったの・・・・?」

 

幽々子

「ふふっ・・・・少し内蔵を破壊(・・)させて貰ったわ・・・・?」

 

美鈴

「破壊・・・・!妹様の能力・・・・!?」

 

幽々子

「そうよぉ〜?流石は門番ねぇ〜」

 

のびる

「・・・・奪った能力を・・・・他人に与えられるのか・・・・っ!!」

 

幽々子

「・・・・それにコピーもできるらしいけどねぇ〜」

 

早苗

「なんですかそれ・・・・!チートって奴じゃないですか・・・・!!」

 

全員が戦慄していた時、ふと疑問に思ったのか、のびるが血を出しながら幽々子に質問する

 

のびる

「・・・・ところで、なんでここにいるの・・・・?」

 

霊夢

「え?」

 

美鈴

「えぇ?」

 

早苗

「えぇぇ・・・・?」

 

全員(幽々子含め)目が点になる

 

3人

「「「それ今その状態で聞く!?」」」

 

3人からツッコミが入る

 

のびる

「あれ・・・・ダメだった・・・・?」

 

3人

「いやダメって訳じゃ・・・・」

 

幽々子

「・・・・流石にその質問は予想外だったわぁ〜?」

 

霊夢

「・・・・でもまぁ気になっていたし、聞こうかしら。なんで神社に居るの!?」

 

幽々子

「あらぁ〜?そっちとは構造が違うのかしらねぇ・・・・?」

 

幽々子

「・・・・そっちではどうかは知らないけど、神社のずっと後ろに冥界があるのよねぇ〜」

 

幽々子

「それで私はここに近いからたまに見に来るのよねぇ〜」

 

のびる

「・・・・こんな半壊した神社を見に来てどうするんだろう」

 

美鈴

「それは確かに言えてますね・・・・」

 

早苗

「流石にこんなにボロボロだと、来る意味あんまり無いような・・・・?」

 

霊夢

「アンタたちねぇ・・・・そんなの決まってるじゃない・・・・」

 

霊夢

「神様にお祈りしに来てるのよ!」

 

霊夢はドヤ顔で言うが、みんな呆気にとられていた

 

のびる

「・・・・もう死んでる人が、神社に来る意味無いよね・・・・?」

 

早苗

「それにもう神様なんてほぼ居ないみたいな風景してるのに・・・・」

 

美鈴

「それにそれに、何の神様のご利益があるのかわからない神社にお祈りしに来ますかね・・・・?それだったら守矢神社に行った方が確実にご利益ありそうじゃないですか・・・・?」

 

霊夢

「・・・・・・」

 

全員からの反論に黙るしかない霊夢だった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方その頃、凶たちはというと

 

 

 

 

「・・・・・なんだあれ」

 

レミリア

「・・・・どれよ」

 

魔理沙

「ひょっとしてアレじゃねぇか?」

 

魔理沙が指差す所には、誰かが倒れていた

 

「そうそう」

 

レミリア

「・・・・紅魔館の後ろに建ってるあの変な黒い何かだと思ったわ」

 

「まぁそれも気になったけど、まずはこっちだな」

 

近づいてみる

 

フラン

「なんか服の色がフランに似てるー」

 

「確かになぁ・・・・って、あれ魔理沙の服じゃねぇか?」

 

魔理沙

「・・・・確かに」

 

レミリア

「ってアレ魔理沙でしょ!」

 

魔理沙

「・・・・だよなぁ」

 

「とりあえず生きてるかどうかだけは確かめないとな・・・・」

 

白い魔理沙を抱き起こし、脈があるかどうかを確かめる凶

 

「血だらけだが、一応生きてるみたいだな」

 

フラン

「・・・・美味しそうな血・・・・少しくらいいいよね・・・・?」

 

フランが白魔理沙の服に付いてる血を掬って舐めようとする

 

レミリア

「ちょっとフラン!汚いわよ!」

 

フランを止めるレミリア

 

フラン

「冗談よ冗談。全く、お姉様は冗談も通じないのね」

 

レミリア

「・・・・冗談だったらもうちょっとわかりやすいのにしなさいよ!」

 

フラン

「そんなのもわからないお姉様がダメなのよ」

 

少し涙目になるレミリア

 

「・・・・はいはい喧嘩すんなって」

 

さり気なくレミリアの頭を撫でる凶

 

フラン

「あっズルい!凶!私にもやってよ!」

 

「わかったわかった」

 

フランの頭を撫でる

 

フラン

「・・・・♪」

 

機嫌が良くなるフラン

 

魔理沙

「・・・・むー」

 

「なんだ魔理沙。もしかしてお前もやって欲しいのか?」

 

魔理沙

「そ、そんな事ない!!」

 

「ツンデレかな?」

 

魔理沙

「そんなんじゃない!」

 

「ったく・・・・素直じゃねぇなぁ。やってって顔に書いてんだよなぁ・・・・」

 

魔理沙に近づき、帽子を取って頭を撫でる

 

魔理沙

「・・・・・気持ちいい

 

と、白魔理沙の方をすっかり忘れてしまった凶であった




うーんフラグ建てでもしてるんですかね?(すっとぼけ)

のびるくんは最近大人しいけど、今度は凶がはっちゃけるのかぁ・・・・

いいんじゃないかな


つーか幽々子様との戦闘は・・・・?

また予告詐欺だよ・・・・

すいませんでした





って事で切り替えて次回!

白魔理沙復活・・・・?と、ボスっぽいの登場!と、今度こそ戦闘!

見てくださいー!


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崩壊した理想郷⑪

博麗神社

 

 

幽々子

「・・・・・さて、排除といきましょうか」

 

空気が変わった

 

霊夢

「・・・・っ」

 

のびる

「・・・・先手必勝ってわけじゃないけど!」

 

ドラゴンロッドを出現させ、攻める

 

美鈴

「そんな体で突撃しても!」

 

幽々子

「そんな突撃、避けてくださいって言ってるようなものねぇ」

 

のびるの突きは避けられ、右横から攻撃が入る

 

幽々子

「・・・・っっ!?」

 

・・・・・はずだった

 

のびる

「誰も2本作れない、なんて言いましたっけ?」

 

もう1つドラゴンロッドを出し、それを当てようとする

 

幽々子

「・・・・まぁびっくりしたけど、止められないとは言ってないものねぇ〜」

 

その突きを片手で止め、がら空きになった腹部に蹴りを放つ

 

のびる

「っぐあ・・・・っ!!」

 

上に浮かされる

 

幽々子

「・・・・っと、そっちの相手もしないと、可哀想よねぇ〜?」

 

落ちてきたのびるを蹴り飛ばし、霊夢たちの方へと向かう

 

 

橙早苗

「ここは・・・・?」

 

 

 

 

霊夢

「・・・・少し、厄介ね」

 

幽々子

「あら、博麗の巫女ともあろう霊夢が厄介と言うなんてねぇ〜」

 

周りの物を破壊しながら近づく幽々子

 

美鈴

『・・・・早く助けに行かないと・・・・っ!あんな攻撃を受けた後じゃ・・・・死ぬかもしれない!』

 

のびるを助けようとする美鈴だが、中々隙を見せない幽々子

 

周りを破壊しながら近づいているので、飛ばされた方向へと行くのが難しくなっていた

 

早苗

「避けるので精一杯・・・・っ!」

 

破壊の能力が厄介なのと、殺されれば操られるということもあり中々攻められない3人

 

 

 

 

 

 

 

 

 

のびる

「・・・・がふっ」

 

木にぶつかり、口から大量の血が出る

 

橙早苗

「・・・・大丈夫ですか・・・・?」

 

のびる

「・・・・・あれ、貴方は早苗さんにおぶられていた筈では・・・・?」

 

橙早苗

「・・・・気づいたらここに寝かせられていたんです」

 

のびる

「そ、そうですか・・・・『多分シリアルしてた時だろうなぁ・・・・』」

 

気づかなかったなぁ、と思ったのびるだった

 

橙早苗

「・・・・とりあえずじっとしていてくださいね。応急処置くらいはしますから・・・・」

 

早苗さんの手がぼんやりと光り出す

 

のびる

「え、あ・・・・ありがとう、ございます」

 

橙早苗

「・・・・いえ、お礼を言うのはこっちの方です。気絶してた私を助けてくれてありがとうございました・・・・」

 

のびる

「別に・・・・普通の事をしたまでというか、助けたのは早苗さんというか・・・・」

 

橙早苗

「・・・・とにかく、ありがとうございました」

 

のびる

「いえ・・・・」

 

と、話をしていると手の光が収まる

 

橙早苗

「応急処置、終わりました」

 

のびる

「あ・・・・ありがとうございます。これで助けに行けます」

 

橙早苗

「応急処置ですから、少しでも休んでないとダメですよ・・・・!」

 

起き上がろうとするのびるを橙早苗が手で遮る

 

のびる

「・・・・いや、でも、ピンチみたいだし、行かなきゃ・・・・っ」

 

橙早苗

「どうしてそこまで・・・・!貴方は見たところそんなに強くないのに・・・・!」

 

のびる

「・・・・さぁ、何時からかそんな癖がついちゃっただけだよ」

 

少し笑いながら言うのびる

 

橙早苗

「・・・・貴方は死に急いでいるんですか?」

 

のびる

「・・・・え?」

 

唐突な質問で驚く

 

橙早苗

「だってそうじゃないですか・・・・こんなボロボロなのに、行こうとするなんて・・・・!死にに行っているようにしか見えない・・・・っ!!」

 

のびる

「はは・・・・傍から見ればそうかもしれないね」

 

ゆっくり、立ち上がる

 

のびる

「でも、僕は死に急いでるわけじゃないよ?」

 

橙早苗

「だったら・・・・そんな体で行くのを止めたらどうですか・・・・?」

 

のびる

「・・・・それは、ちょっと無理かもしれない・・・・」

 

橙早苗

「そんなボロボロで、血も吐いてっ!少し治ったと思ったらまた行こうとするっ!!」

 

橙早苗

「いくら出会って数分だって、そんなの見過ごせるわけないじゃないですか!!」

 

のびる

「・・・・優しい人なんだね」

 

橙早苗

「・・・・貴方に言われたくないです」

 

のびる

「・・・・・はは、遠回しに優しい人って言われちゃったよ」

 

のびる

「とりあえず、行かなきゃ・・・・こんなところでだべってる場合じゃなかった」

 

そう言って駆け出すのびる

 

橙早苗

「・・・・・っ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方、凶たちは

 

 

「おーい、白魔理沙ー起きろー!」

 

ペチペチと白魔理沙の顔を叩く凶

 

白魔理沙

「・・・・ん」

 

魔理沙

「お、起きたみたいだぞ」

 

白魔理沙

「・・・・・私の、顔・・・・?」

 

白魔理沙

「・・・・・・って、私ぃ!?」

 

魔理沙

「驚いてら」

 

「そりゃー驚かねぇわけねぇわな」

 

レミリア

「・・・・もしかしてもう1人の私もいたりして」

 

フラン

「お姉様って結構弱いからもう殺られてたりしてー」

 

レミリア

「フラン・・・・?実の姉に向かってそれはないでしょう・・・・?」

 

フラン

「いやでも私より弱いじゃない」

 

レミリア

「・・・・凶に負けたくせに」

 

フラン

「手加減してただけだもん」

 

レミリア

「っ〜〜〜〜!!!」

 

「はいはい落ちつk「レミ、リア・・・・!?」・・・・どうした、白魔理沙」

 

白魔理沙

「どうしたって・・・!お前らそんな奴と一緒に行動してるって事はまさか・・・・アイツらの仲間か!」

 

何と勘違いしたのか、急いで離れる白魔理沙

 

「ちょ、白魔理沙、落ち着けよ!」

 

白魔理沙

「煩い!黙れ幻想郷を滅ぼした奴らがぁ!」

 

凶に向けてマジックミサイルを飛ばす白魔理沙

 

魔理沙

「・・・・ありゃー少し落ち着かせないといけないようだな」

 

「・・・・気乗りしねぇが仕方ねぇか」

 

「・・・・行くぜ魔理沙!」

 

魔理沙

「おう!」

 

錯乱した白魔理沙を止めるため、向かっていった




描写が上手く出来ているのか不安

後は毎度の事ながら予告が半分予告してない

読者の皆さんすみません


あとそれと、リメイクの話ですが、活動報告でどんな感じのリメイクの案があるのか書くので、その中から選んで貰えると嬉しいです

では次回、白魔理沙を止める!のと、凶の元にボスが・・・・?幽々子を倒せるのか・・・・?

見てください!


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崩壊した理想郷⑫

白魔理沙

「っっ!マスタースパークッ!!」

 

「開幕マスパは頭が悪いだろぉ!?」

 

初っ端からマスパを撃つ白魔理沙

 

横っ飛びで回避する

 

だが、こっちの方にも魔理沙が居るのだ

 

魔理沙

「誰が頭が悪いってぇ!?こっちもマスタースパークだ!!」

 

魔理沙がマスパで相殺しつつ、体制を立て直した凶がレミリア、フランに指示を出す

 

「レミリア、フラン!白魔理沙に近づいてくれ!」

 

レミリア

「え?」

 

フラン

「それだけ?」

 

「ああ。無駄に攻撃しちまうと錯乱してる白魔理沙がどんな行動をするかわかったもんじゃねぇからな。近づくだけ近づいて気を引いてくれ」

 

フラン

「・・・・わかった!」

 

レミリア

「・・・・そういう事ね!」

 

「理解が早くて助かるぜ!」

 

 

 

 

魔理沙

「っち!私だから力も同じかっ!」

 

白魔理沙

「邪魔するなああああああああぁぁぁっ!!!!」

 

マジックミサイルを発射する

 

魔理沙

「頭に血が昇りすぎだぜ!!」

 

魔理沙もマジックミサイルで相殺する

 

と、その時

 

レミリア

「魔理沙ー!!」

 

レミリアとフランが来る

 

魔理沙

「レミリア!?こっちに来たら──────」

 

白魔理沙

「レミリアアアアアアァァァァッ!!!」

 

レミリアを見た瞬間、マスパを撃っていく

 

レミリア

「そんな直線的な攻撃、避けられるに決まってるじゃない!」

 

マスパを避けるレミリア

 

フラン

「あまりにも血が昇りすぎてて攻撃が単純になってる・・・・」

 

魔理沙

「ああ。まー私はお前らに当たらんように相殺させてたけども、あれくらいなら避けられるぜ」

 

フラン

「なんか言い方が言い訳っぽいよ?」

 

ジト目で魔理沙を見るフラン

 

魔理沙

「ほ、本当だからな!?」

 

フラン

「へぇ〜?本当かなぁ〜?」

 

「はいはい駄弁ってる暇があったら2人とも行動してくれ?あとフランはさっき言ったのにもう忘れたのかー?」

 

鎌を持った凶が錯乱した白魔理沙に突っ込む

 

フラン

「あっ、凶ごめん!」

 

魔理沙

「って、私はどうすりゃいいんだよ!」

 

「魔理沙は俺と一緒に来い!フランはさっき言った通りにな!」

 

フラン

「わかった!」

 

魔理沙

「わかった!」

 

 

 

 

白魔理沙

「ああああああああぁぁぁ!!」

 

脳死でマスパを撃ちまくる白魔理沙

 

レミリア

「それじゃあ何度やっても当てられないわよ?」

 

凶が言った通り、攻撃せずにただ近づき、攻撃を躱すのみに留まっている

 

白魔理沙

「黙れ黙れッ!!お前だけは絶対殺すッ!!!!」

 

更に錯乱し、マスパの威力を上げる白魔理沙

 

フラン

「お姉様〜お待たせ〜」

 

レミリア

「やっと来たのねフラン。何してたのよ」

 

マスパを避けながら会話する

 

フラン

「ついつい魔理沙と話しちゃって・・・・ごめんね!」

 

レミリア

「はぁ・・・・フラン、私がどれだけ大変だと思ってるのよ・・・・」

 

フラン

「え?会話しながら避けられるって事はそんなに大変じゃないって事じゃないの?」

 

レミリア

「・・・・まぁそうだけど、それでも早く来るものじゃないの?」

 

フラン

「お姉様なら大丈夫って信じてたよー?(棒読み)」

 

レミリア

「・・・・嘘をつかないの。あと棒読みもやめなさい」

 

フラン

「はいはい。とりあえず私も近づけばいいのよね?」

 

白魔理沙に近づくフラン

 

白魔理沙

「レミリア2人に増えた!?だったら2人とも殺せばいいッ!!」

 

フラン

「あちゃーこれは重症だねー」

 

錯乱しすぎてレミリアとフランを見分けられない白魔理沙

 

そんな白魔理沙を見てクスクスと笑っているフラン

 

白魔理沙

「笑ってんじゃねぇぞ!!!」

 

フランの方にも攻撃を仕掛けてくる白魔理沙

 

フラン

「・・・・・単調すぎ〜もうちょっと頭を使って攻撃してきてよ〜」

 

白魔理沙を煽るフラン

 

白魔理沙

「っるせぇ!!」

 

さらに攻撃が強くなるが、ひょいひょいと避けていくフラン

 

フラン

「あはっ!これ面白い!」

 

 

 

 

レミリア

「・・・・来たわね」

 

2人が白魔理沙の背後にそっと小走りで近づく姿が見えた

 

 

 

 

 

「よっしゃ行くぞ」

 

魔理沙

「OK」

 

凶は鎌を大きく振り上げ

 

そして魔理沙はミニ八卦炉を白魔理沙の頭上に向け

 

振り下ろした

 

 

 

 

 

ゴスッ

 

 

 

白魔理沙

「ぐはっ・・・・・」

 

 

 

鎌の持ってる部分と、単純にミニ八卦炉本体をぶつけるという普通の方法で止める

 

「ねぇねぇ、今鎌の危ない部分でやると思った!?残念持ってる部分でしたぁ〜!!」

 

魔理沙

「お前誰にやってんだそれ・・・・」

 

「え?読者の人だが?」

 

魔理沙

「メタ過ぎねぇか?」

 

「そんなん知らーん」

 

魔理沙

「はぁ・・・・とりあえず錯乱した私は止まったな」

 

レミリア、フランも降りてきた

 

レミリア

「なんだか誤解を招く言い方ね」

 

魔理沙

「しゃーないだろ?これしか言い方が無かったんだからよ」

 

レミリア

「普通に白魔理沙って呼べばいいじゃない」

 

魔理沙

「私の名前の後ろに白って付けてもなんだか違和感感じるんだよ・・・・」

 

レミリア

「んー・・・・そんなものなのかしら」

 

魔理沙

「お前にはわからんだろうがな」

 

と、2人で話し合っていると

 

フラン

「ねーねー!凶!頑張ったから頭撫でて!」

 

フランからなんだかヤバい発言が出てきた

 

「えーまたかよ。フランや、少し自重と言う言葉を知ってくれねぇか・・・・?」

 

フラン

「えー!凶が撫でるのが上手いのが悪いんだもん!」

 

「はぁ〜・・・・仕方ねぇな。ほらよ」

 

わしゃわしゃと撫でてやる

 

フラン

「えへへ〜♪」

 

嬉しそうにするフラン

 

「ふー・・・・ん?」

 

2人が撫でて欲しそうにこちらを見ている!

 

撫でますか?

 

はい←

いいえ

 

 

「・・・・・仕方ねぇからはいで」

 

残りの少女の頭を撫でた!少女たちの機嫌がかなり良くなった!と、思う!

 

「あやふやすぎるだろ・・・・」

 

と、ほんわかとした一時が流れていた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・・・あら、そこに居るのは私かしら」

 

 

 

 

 

 

 

 

決戦が、始まる




最近、毎日投稿が出来なくなってきている・・・・っ!!




今回は、のびるたちの出番無し!

可哀想だが今までが出過ぎたんだよなぁ・・・・

って事で決戦!って書いたんですけど、決戦・・・・でいいのかな・・・・?

あ、あと凄く申し訳ないんですけど、もうリメイク書いてもいいですかね(約束破り)

もしリメイク書くとすると、1週間に1話くらいのペースになりますな

あと1話4000字くらいは行きそうな気がします

・・・・感想でもうリメイク書いてもいいかを聞いてもいいですかね(アンケートを頼るのをやめた男)



次回!幽々子との戦いとボスとの戦い!(もうボスが誰か読者分かってる)

見てください!


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崩壊した理想郷⑬

霊夢

「ほんとに厄介ね!」

 

早苗

「スペルカードすら使わせてくれないなんてっ・・・・!」

 

美鈴

「・・・・・攻めきれない!」

 

 

幽々子はきっちり周囲を見ており、1人が囮になって引きつけて他の2人で倒そうとしても、2人の動きを見て、的確に捌いてから近距離で能力を発動し、倒す

 

3人一気にスペルカードを使おうとすると、発動前に1人潰され、盾として利用されるだけだった

 

そしてのびるを助けに向かおうものなら後ろから撃たれるので、助けられないままであった

 

 

幽々子

「あら、3対1なのに私を倒せないのね〜?」

 

煽る幽々子

 

美鈴

「強さがでたらめなのが悪いんですよねぇ・・・・」

 

霊夢

「本当に、これはヤバくなってきたわね・・・・・」

 

と、2人が焦っていると

 

早苗

「・・・・え」

 

1人だけ素っ頓狂な声を上げた

 

ドォン!

 

幽々子

「・・・・っ!」

 

どこからとも無く聞こえてきた何かを撃つ音

 

幽々子は手をすっと翳し、その飛んできた物を破壊する

 

と、中規模な爆発が起きる

 

幽々子

「・・・・・ここまでのエネルギーがあるなんてっ!」

 

霊夢

「この爆発の大きさ・・・・ヤバい!」

 

美鈴

「何が起こってるんですか・・・・!?」

 

霊夢が美鈴と早苗の手を掴んで、やや後ろに離れる

 

幽々子も同様にやや離れる

 

 

早苗

「・・・・さっき、のびるさんが何か撃ってたのを、私見ました。多分そのせいだと思います」

 

美鈴

「え・・・・?あの怪我で・・・・?」

 

霊夢

「・・・・いつか本当に死ぬんじゃないかしら、あいつ」

 

美鈴

「ちょ、ちょっと霊夢さん!縁起でも無いこと言わないでくださいよぉ!」

 

霊夢

「・・・・そうね、悪かったわ」

 

美鈴

「全く、もう・・・・・・・って、のびるさんは・・・・?」

 

 

 

 

 

 

のびる

「っく・・・・!」

 

ペガサスボウガンを持ち、膝をつくのびる

 

反動で少し口から血を出していた

 

橙早苗

「だから言ったのにっ!」

 

声を荒らげる橙早苗

 

のびる

「・・・・・とりあえず、気を引く事はできた、かな?」

 

内心反動が結構あるな、なんて呑気な事を考えていた

 

 

 

のびるのやった事は単純で、見えずらく、それでいて火力があるペガサスボウガンの空気弾を幽々子に当てようとしたのだが、気づかれ破壊されたのだった

 

結果として封印エネルギーと破壊のエネルギーで中規模な爆発(破壊の爆発より一回り大きいくらい)を起こして気を引けたので良かったようだが

 

 

 

幽々子

「へぇ・・・・?中々やるじゃない」

 

幽々子

「鬱陶しいから先に殺してあげる・・・・」

 

霊夢

「ヤバい・・・・!」

 

美鈴

「あの状態じゃ・・・・!」

 

早苗

「死ぬかもしれない・・・・っ!!」

 

助けに行こうとする3人

 

のびる

「っく・・・・!」

 

ボウガンを構える

 

幽々子

「遠距離武器がこの近さで使えるとでも思ってるのかしら・・・・?」

 

のびる

「がはっ!」

 

蹴り上げられる

 

幽々子

「次は私の操り人形ねぇ〜?」

 

手を、上に上げる

 

橙早苗

「秘術 グレイソーマタージ!!」

 

星型の弾幕が幽々子に向かってくる

 

幽々子

「・・・・っっ!」

 

爆発が起き、爆風でさらに吹っ飛ばされるのびる

 

のびる

「うわぁぁぁぁぁーーーー!!」

 

声を上げながら、持っていたペガサスボウガンを構え、引く

 

早苗

「のびるさんっ!」

 

のびる

「・・・・早苗さん」

 

早苗

「あの時は死ぬかと思いましたよ・・・・」

 

のびる

「・・・・ごめんなさい・・・・っていうか、なんであの2人じゃなくて早苗さんなんですか・・・・?てっきり来るのはあの2人だと思ったんですけど」

 

早苗

「・・・・私じゃ不満なんですか?」

 

少しムスッとなる早苗

 

のびる

「ああいや、そんな事はないんですけど、少し気になって」

 

早苗

「・・・・・戦力的にあの2人が幽々子さんと戦った方が良いかな、と思って私が来たんです。まぁでも、凄く駄々をこねられましたけど、今言った事を言ったら渋々了承されました(汗)」

 

のびる

「あぁ・・・・そういう事ですか」

 

早苗

「そういう事です。と、いうことで応急処置しますからじっとしてて下さいね」

 

のびる

「あ、はい・・・・」

 

すぐ行くのかと思っていたら処置するらしいのでビックリしたのびるだった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

紅魔館付近

 

 

 

 

レミリア

「やっぱり私、か」

 

「・・・・随分真っ黒だな」

 

魔理沙

「髪色も何もかも真っ黒なんだが・・・・?」

 

フラン

「・・・・なんだか嫌な感じがする」

 

 

黒レミリア

「ふふっ・・・・もう1人の自分と戦えるって中々無い経験ねぇ・・・・」

 

「戦うこと前提なんだな」

 

黒レミリア

「あら、穏便に事を済ませたいって事かしら?」

 

「できればな」

 

黒レミリア

「その理由は?」

 

「・・・・幼女と戦う趣味はねぇからだよ」

 

黒レミリア

「・・・・・は?」

 

レミリア

「え?」

 

魔理沙

「はぁ!?」

 

フラン

「クスクス・・・・やっぱり凶って面白いわ!」

 

酷い理由である

 

「てか幼女と戦うとか俺の心が保たんわぁ!」

 

黒レミリア

「・・・・そんな下らない理由で私との戦いを拒否するのね」

 

「あぁん!?下らんだと!?俺にしてみたら下らない事ではないわぁ!」

 

レミリア

「・・・・・」

 

ゴスッ

 

「痛ったぁ!何すんだよレミリアぁ!?」

 

レミリア

「あんたが変な事言うからでしょう!もうちょっとまともな理由を言いなさいよ!」

 

魔理沙

「・・・・全くだよ」

 

「え?俺なんで失望の目で見られてんの?」

 

「なぁフラン、俺なんか変な事言ったっけ?」

 

フラン

「んー・・・・まぁ変な事ではあるけど、私的には面白かったからいいや!」

 

「そ、そうか・・・・」

 

コントかな?

 

黒レミリア

「・・・・コントみたいな事はここまでにして、そろそろ戦いましょうか」

 

空気が変わる

 

「え、俺は戦いたくないんだけど・・・・?」

 

レミリア

「・・・・そうね。(バカ)はほっといてやりましょうか」

 

魔理沙

「賛成」

 

フラン

「私もさんせーい」

 

「えぇ・・・・?」

 

1分くらい考えた末

 

「あぁもう仕方ねぇ!俺もやったらぁ!」

 

結局戦うことになった

 

黒レミリア

「最初からそう言えばいいのよ」

 

スピア・ザ・グングニルを出現させる

 

黒レミリア

「ふふっ・・・・どちらが強いのかしらね?」

 

レミリア

「さて、ね。それは戦ってみないと分からないでしょう?」

 

レミリアも同じく出現させる

 

黒レミリア

「そうね」

 

言った瞬間

 

槍と槍が衝突した




・・・・決戦とは言ったが終わるとは言ってない

と、言うことで次、結構な戦闘描写が始まる!といいなぁ・・・・・

あと主人公の人気投票でもやってみるか(唐突)

凶に票が集まりそうですねぇ!

では次回も見てください!


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崩壊した理想郷⑭

「ほげー!!」

 

衝突し、爆発した衝撃で吹っ飛ぶ凶

 

魔理沙

「情けない声を出すんじゃない!」

 

箒に乗って吹っ飛んだ凶を助けにきた魔理沙がキャッチする

 

「やだ、魔理ちゃんイケメン」

 

魔理沙

「純粋にキモい」

 

「サーセン」

 

魔理沙に蔑むような顔で言われたのですぐに謝る

 

フラン

「・・・・・お姉様」

 

なんやかんや姉妹仲が良いので、心配になるフラン

 

と、ポンと肩に何かが乗った感触がした

 

フラン

「・・・・?」

 

隣を見ると魔理沙と凶が居て、凶がフランの肩に手を置いたようだった

 

「土煙で見えねぇけど、レミリアなら大丈夫だろ!フランの姉ちゃんだぜ?」

 

フラン

「・・・・凶」

 

フラン

「・・・・・・うん!」

 

不安げな顔から、笑顔になるフラン

 

『やっぱ笑顔が一番だよなぁ!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

土煙が晴れる

 

 

レミリア

「・・・・・っ」

 

そこにはボロボロのレミリアがいた

 

「・・・・・マジで?」

 

魔理沙

「結構、ヤバくないか・・・・?」

 

フラン

「・・・・お姉様っ!!」

 

助けようと突撃しそうになるフラン

 

「待てっ!」

 

それを制する凶

 

フラン

「なんで止めるのっ!」

 

「落ち着け、今お前が行ったって逆に黒レミリアにあしらわれるだけだ」

 

フラン

「でもっ!」

 

「だから落ち着け。いいか?まだレミリアは殺されねぇと言ってもいい」

 

フラン

「なんでそんな事がわかるの!?」

 

「もし殺すならとっくに殺してるだろうよ。それを生かしてるって事はなんか目的でもあるんだろ。もしくは同じ自分だから手を抜いたか、様子見をしたんだろ」

 

「余裕のあるヤツは大体手を抜いてくるんだよ。ゲームでも、現実でも、な」

 

「とりあえずもう少しくらいは殺されねぇよ。だから落ち着け」

 

フラン

「・・・・・わかった」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

黒レミリア

「同じ自分だから、同じ威力・・・・なんて思ってたんでしょう?」

 

黒レミリア

「それは間違いね」

 

黒レミリア

「私は最初貴方たちを見た時から全員私より弱いと思ってたもの」

 

レミリア

「・・・・・へぇ?随分と実力に自信があるようね?」

 

黒レミリア

「まぁ、ねっ」

 

黒レミリアが手を翳すと、赤い光弾が飛ぶ

 

「・・・・・うわっ!!」

 

それはこっそり近づこうとしていた凶に当たる

 

同時に爆発が起きる

 

レミリア

「凶っ!?」

 

黒レミリア

「あれくらいはわからないと、ねぇ?」

 

ニヤリと笑う

 

黒レミリア

「全員の中で一番弱かったし、今ので死んだんじゃないかしら?」

 

レミリア

「そんな・・・・」

 

驚きと絶望したような表情だ

 

 

 

 

 

「・・・・・あっぶな!くっそ危なかったんだけど!?」

 

黒レミリア

「・・・・・は?」

 

確実に爆発が起きて死んだはず、と黒レミリアは思った

 

「おっと、そんな動揺してると」

 

XANXUSの銃を出現させ、撃つ

 

「攻撃してくださいって言ってるようなもんだぜ!?」

 

黒レミリア

「ッチ!」

 

さっきも出した光弾で相殺する

 

「爆発の煙で見えねぇから俺がどこにいるか把握しきれんだろ?」

 

黒レミリア

「舐めないでもらえるかしら」

 

黒レミリア

「それくらいわかるわよ・・・・っ!?」

 

凶がいるであろう所に突っ込む

 

「うわっ!」

 

黒レミリア

「ほら、ね?」

 

黒レミリアは凶の腹に打撃を加える

 

「ごふっ!・・・・・っつーかそんな格闘キャラだっけ・・・・・っ!?」

 

ツッコミながら吹っ飛ばされる凶

 

だが、口元は笑っていた

 

魔理沙

「凶を吹っ飛ばして満足か?」

 

黒レミリア

「・・・・・は?」

 

気づいた時にはもう遅い

 

魔理沙のマスタースパークが、至近距離で黒レミリアに放たれていた

 

魔理沙

「まさかアイツの作戦がこうも上手く行くなんてなぁ」

 

 

 

 

 

少し前

 

 

「・・・・よし、作戦はこうだ」

 

「まず俺が黒いのの気を引く。んで、そのあとフランがレミリアを救出。最後に魔理沙は俺がどーせやられるだろうからその隙を狙ってマスパをぶちかます。OK?」

 

魔理沙

「そんな上手く行くか?」

 

「まーあの手のヤツは大体慢心して詰めが甘かったりするから、そこを突くってだけだ」

 

フラン

「もし慢心しなかったり詰めが甘くなかったらどうするの?」

 

「そん時はそん時よ。そこは臨機応変になんとかしとくさ。とりあえず作戦通り頼むぜ」

 

魔理沙

「まぁ、わかった」

 

フラン

「わかった。凶を信じるから」

 

「おう、どーんと任せとけい」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「とりあえ、ず、なんとか、なったっぽいな・・・・」

 

「まさか・・・・ここ、まで上手く、いくなんて、な」

 

1人で笑っていると魔理沙が来る

 

魔理沙

「凶!大丈夫か!?」

 

「・・・・おう、なんとか、な」

 

魔理沙

「待ってろ、今治してやるからな!」

 

黄色い光が、凶の傷を塞いでいく

 

「・・・・大分楽になった。サンキュー」

 

魔理沙

「ったく、お前もアイツに似てきてんじゃねぇの?」

 

「・・・・・それだけは勘弁だわ」

 

魔理沙

「・・・・まぁ、そうだな。私もアイツみたいに自己犠牲みたいな事はしたくねぇしな」

 

「俺もだわ」

 

魔理沙

「っと、とりあえずお前はここで休んでろ。私はレミリアとフランを見てくる」

 

「あいよ、行ってら」

 

魔理沙は箒に乗って向こうへと行った

 

「・・・・さて、次どうすっかな。あの程度で倒せるわけねぇし、大体その作戦決まった後って相手が本気出すパターンなんだよな。それも加味して考えねぇと本当に全滅もありうるぞ・・・・?」

 

作戦を考え始めた凶だった




凶のゲームとか漫画の知識が役に立った回だった

次回はのびるたちの方を書きます

次回も見てください!


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