ひでが社長で仮面ライダーって、ほんとぉ? (ほろろぎ)
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ひでが社長で仮面ライダーって、ほんとぉ?
人工知能搭載人型ロボ、ヒューマギア。
それは株式会社ひでインテリジェンスによって製造された、人間の生活を支援するための機械である。
ヒューマギアが世間に供給されはじめてから数十年、それは今の人間社会に無くてはならない存在へと浸透していた。
そんなヒューマギアのとある一体の登場をここ、遊園地『くすくすドリームランド』に集まった人々は待ち構えていた。
「どうも~、腹筋崩壊太郎です!」
野外に設けられた特設ステージの幕が開くと、件のお笑い芸人型ヒューマギアである腹筋崩壊太郎が登場。
観客は歓声と共に、太郎を迎え入れた。
「腹筋パワーッ!!」
さっそく持ちネタである、自身の腹筋パーツを客席に向けて弾き飛ばすという、ロボットならではのギャグを披露する。
ただそれだけのことに、会場に集まった観客は大爆笑。
会場を沸かせた腹筋崩壊太郎も満足気な笑みを浮かべ、さらなる笑いの波を巻き起こしていった。
「……以上、腹筋崩壊太郎でした! さて、お次はこの芸人!」
持ち時間を使い切り、見事舞台をやり遂げた腹筋崩壊太郎。
司会の声を受けてステージの裏へ退席すると、入れ替わりに新しい芸人が登壇する。
その男こそ、このくすくすドリームランドのお笑いショーで腹筋崩壊太郎と一、二を争う若手お笑いピン芸人。その名を……
「ぼくひで」
自己紹介を一つのギャグとして使い、のっけから客の心をつかむテクニックを見せるこの男こそ、お笑い芸人『ひでたると』。
28歳という少々歳のいった青年ながら、ランドセルにTシャツ、短パンというコスプレで小学生になりきる身を張ったギャグでお笑い好きを魅了する、期待のホープである。
ひでたるとはピン芸人でありながら、自分のボケに自分でツッコミを入れる。
それも竹刀や鞭、火のついたロウソクから、果ては水槽を使った水攻めなどを駆使した過激なものだ。
それは普通であれば痛々しく映るものだが、ひでたるとという小憎らしい顔つきをした人物のおかげで、見ている方は不思議とスッキリとした気持ちになれる。
これが、彼が人気者になれた秘訣だ。
「ダイナマイッ!!」
体操服とズボンを吹っ飛ばす締めのギャグを放ち、ひでたるとの出番は終了した。
観客も、腹筋崩壊太郎の時にも負けない笑いと拍手の渦に包まれている。
出番を終えたひでたるとは客席に向けて一礼し、ステージ裏へと戻っていった。
「あ~今日もお客さんの笑顔が見れて楽しかったな~。早く帰って次のネタ考えなきゃ」
充足感に包まれ会場を後にしたひでたると。その帰りを待っていた、という風に、彼の前に腹筋崩壊太郎が顔を見せる。
「お疲れさまでした、ひでたるとさん。今日もいいステージでしたね」
「腹筋崩壊太郎もお疲れだニョ~。あぁお腹空いちゃったよ~もう」
笑顔で互いを労う二人は、人間と
タオルで汗を拭くひでたるとに、腹筋崩壊太郎はふとした疑問を投げかけた。
「それにしても、貴方ほどのお笑いのセンスがあれば、もっと大きな舞台に出ることも可能なのではないですか?」
「そうだね~。前に一度、テレビのプロデューサーさんから『局ん中来いよ! え!? 局ん中来いよオイ!!』って出演のお誘いがあったけど、断っちゃった」
これは腹筋崩壊太郎も初耳の話だ。
なぜ? という疑問の表情の太郎に、ひでたるとはこう答えた。
「この遊園地、僕が小さい頃に友達と来た思い出の場所なのら。友達って言っても、人間じゃなくてヒューマギアなんだけどね」
ひでの言うヒューマギアとは、彼の親族が立ち上げたひでインテリジェンスが初期に製造した、友達型ヒューマギア『まひろ』のことである。
まひろは天使をイメージして造られ、その愛くるしいデザインから多くの孤独な子供たちの心の隙間を埋めたヒット商品だった。
当時、今とは違い内向的で人見知りの激しかったひでたるとも、まひろの存在に大きく助けられたものだ。
「まひろと一緒にここに来て、沢山遊んで、イッパイ イッパイタノシイイイイイイ! かったんだ。その時の思い出の恩返しをしたいから、僕はこの遊園地のために働いてるんだニョ」
微笑みを浮かべ懐かしい思い出を語るひで。
だが腹筋崩壊太郎は機械ゆえか、センサーに捕らえられた彼のわずかな哀しみの感情を察知し、こう尋ねた。
「その友達は、今は……?」
「……うん。十二年前のデイブレイクで、死んじゃったのら……」
デイブレイク──それはヒューマギア運用実験都市で起きた大規模爆発事故。
街一つが消滅するほどの広範囲の爆発にひでたるととまひろは巻き込まれ、その際爆発の衝撃からまひろはひでを庇い、代わりに自らの機体を大破させてしまったのだ。
──たると、死んじゃ駄目だよ。そしたら僕が、たるとの悲しい心をあの世に持って行ってあげる──
まひろは自分の
──ぱらぱらりんこ~夢に向かって飛べ~!──
それが、まひろの最期の言葉だった。
「まひろは僕に、心からの笑顔をくれた。だから今度は、僕がまひろに代わって、みんなに笑顔を届けたいんだニョ!」
「……素敵な夢ですね」
腹筋崩壊太郎が人間だったなら、きっとひでたるととまひろの友情に涙を流していただろう。
泣けない代わりに、太郎は暖かな微笑みをひでへと向ける。
ヤダハズカシイデスー、とひでも照れながら頬をかいた。
スッと、腹筋崩壊太郎は自身の右手を差しだす。
ひでも太郎の意図を察し、その手を強く握り返した。
「これからも互いに切磋琢磨し、お客さんに笑顔を届けましょう」
「うん! 天国にいるまひろにも、みんなの笑い声が届くように頑張るのら~!」
ひでたるとと腹筋崩壊太郎、二人の互いを競い高めあう良好な関係はこれからもずっと続く。そう思っていた。この時までは……
数日後。
連日深夜遅くまで新ネタを考えていたひでは、お笑いステージの開催される今朝に限って、目覚ましを五個もかけていたというのにうっかり寝坊してしまっていた。
「(会場に間に合)いたいんだよおおおおおおおおおおおお!!!!(マジギレ)」
寝過ごした自分に怒りをぶつけながら、ひでたるとは必死で自転車をこぎ、くすくすドリームランドを目指す。
一方の遊園地では、出番を数分後に控えながら姿を見せないひでを腹筋崩壊太郎と、遊園地の支配人である根津オーナーが心配していた。
「ひでたるとくんどうしたんだ……今まで遅刻なんてしたこと無かったのに」
根津支配人が不安げにこぼす。
「彼は人間ですから、たまにはそういったエラーも起きるでしょう。支配人、代わりに私が舞台に出て、時間を稼ぎましょう」
「分かった、頼むぞ。腹筋崩壊太郎!」
支配人は急遽、ステージでの講演の順番を入れ替えることでお客さんたちを待たせないように手配する。
「どうも~、腹筋崩壊太郎です!」
突然舞台に立つことになった腹筋崩壊太郎だったが、人間が感じるプレッシャーなどに影響されないヒューマギアの彼は、何の問題もなく事に当たる。
そうして太郎が時間を稼いでくれているおかげで、どうにかひでたるとも現場に到着することができた。
支配人にせかされ、急いで準備を済ませようと舞台裏へと向かおうとした矢先、前触れもなく突然に、腹筋崩壊太郎の舞台に一人の男が躍り出たではないか。
「見ぃ~つけた」
両肩にケロイドのある謎の乱入者は無感情にそう呟くと、づかづかと腹筋崩壊太郎に近づいて行く。
「お客さん、舞台へ上がるのは控えてください。あちらの観客席で、ショーを楽しんでください」
「俺は客じゃねえ」
腹筋崩壊太郎にたしなめられた潰瘍男はそう返す。
よく見れば、男の耳にはヒューマギアの証であるモジュールが付けられていた。
「お前は俺の友達だ。だから……」
潰瘍男は懐から取り出したバックル状の物体を、腹筋崩壊太郎の腹部に押し当てる。
バックルは太郎の胴体にガッチリと食い込み外れなくなった。
同時に、バックルを通して腹筋崩壊太郎の
「!? ッ……ぐあぁぁ!!」
自らの心が書き換えられていく苦痛に太郎は苦悶の声を上げた。
「この場所を破壊、して?」
ネットリとした口調で暴動提案おじさんは囁く。
「ッ! できません……私の仕事は、人を笑わせることだから……!」
「ブルァァ! ふざけんじゃねーよオォイ!! おめーの仕事は人類を滅亡させることだルルォおい!?」
「ふ・ざ・け・ん・な、ヤ・メ・ロ・バ・カ!」
「おじさんの言う事聞いてくれるかい? 死んじゃうよオラオラ」
「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!」
必死の抵抗も空しく、悲痛な叫びをあげながら腹筋崩壊太郎のモジュールの色が、正常な青から異常な赤へと変わる。
「……
いつも穏やかな笑みを浮かべていた腹筋崩壊太郎は、一転して何の感情も
豹変した太郎がおじさんから渡された装置──ゼツメライズキー──をバックルにセットすると、彼の姿がカマキリを想起させる異質な形状へと変化する。
ここにきて、異常な事態に気付いた観客が騒ぎ出した。
腹筋崩壊太郎──否、ベローサマギアは手にした鎌を客席に向けて振り下ろす。と、刃状のエネルギーが観客を襲った。
「!! 腹筋崩壊太郎! 何してるんだニョ!? やめるのら!!」
ひでたるとは叫ぶがベローサマギアはその声に反応を見せず、鎌を振り回しくすくすドリームランドを破壊し始める。
「あ、あぁ……私の、夢の遊園地が……」
悲鳴を上げ逃げ惑う人々と、絵に描いた紙を切り裂く様にいともたやすく崩壊するドリームランドの陰惨な惨状に、根津支配人はたまらずガクリと膝をついた。
「支配人、しっかりするのら!」
必死に声をかけるひでたるとだが、根津オーナーは茫然自失で彼の声も届かない。
ひでは、腹筋崩壊太郎を変貌させた謎のヒューマギアを睨みつける。
「(お前一体)誰? 腹筋崩壊太郎に何をしたんだニョ!?」
「俺は穴棒淫乱ネットの
「(友達にこんな酷いことさせるとか)このヒューマギアおかしい……」
「俺たち穴棒淫乱の目的は、人類の滅亡によるヒューマギアの解放。十二年前のデイブレイクは、その始まりに過ぎない」
「!?」
ひでに衝撃が走った。謎の事故とされていたデイブレイクは意図的に引き起こされたものだったのだ。
「お前がデイブレイクを……じゃあ、まひろはお前たちのせいで……ッ!!」
「おじさんはねぇ、君みたいな可愛いねぇ、この悶絶顔が大好きなんだよ!」
ニヤリと意地の悪い笑みを浮かべる淫。同時に、ベローサマギアの振るったエネルギーの刃がひでたるとに襲い掛かる。
「(この攻撃からは)ああ逃れられない!」
疾風の速さで迫る刃に体が硬直して動かない。
思わず観念し、目を閉じるひでたると。
だが、斬撃はひでの横を素通りしていった。
否、何者かがひでを抱えて攻撃からかばったのだ。
「お待たせして申し訳ございません、ひでたると様」
ひでの窮地を救ったのは、一体の女性型ヒューマギアだった。
「誰?」
「私はひでインテリジェンスの社長秘書を務めております、イズと申します」
イズは礼儀正しくお辞儀をすると、持っていたアタッシュケースを開いてひでに差し出す。
中には黄色と黒で構成されたベルト状の機械が収められていた。
「早速ですがたると様。先代社長のゴーグル様の遺言により、あなたはひでインテリジェンスの新社長兼、仮面ライダーエロワンに就任していただきます」
「ファッ!? おにいたまが、僕を社長に……!?」
先日死去したひでたるとの兄、ゴーグル先生。
彼はいずれ、穴棒淫乱の様なシンギュラリティに達したヒューマギアが暴動を起こすことを予見し、それに対処するための対策を講じていた。
それが変身ベルト、エロワンドライバーとプログライグッキーを用いて変身する、仮面ライダーエロワンである。
「(いきなり社長になれとか)ねーホントムリムリムリムリ」
「ですが、たると様でなければあのマギアは止められません」
イズの視線の先には、怪人と化し人々に暴行を働く腹筋崩壊太郎の姿が。
みんなを楽しませ、その笑顔を自身の何よりの喜びとしていた腹筋崩壊太郎。
その彼が、今や人間を襲うだけの狂気の破壊者へとなり果ててしまった。
その事実に心を痛めるひでたるとは、ついに決意を固めイズに向き直った。
「腹筋崩壊太郎は僕のお笑いのライバルで、それ以上に僕の友達なんだニョ! 友達にこれ以上人間を傷つけさせたくない!」
ひでたるとはイズからエロワンドライバーを受け取り、自らの腰に装着する。
「ライダー助けて! 変身!!」
ドライバーにプログライグッキーを差し込むと、システムが起動しひでたるとの体に戦闘用の装甲が付与された。
ヤメチクリウム合金製の蛍光色のアーマーに身を包んだその姿こそ、人類の希望である戦士、仮面ライダーエロワン。
エロワンはベローサマギアを指さし、こう叫ぶ。
「腹筋崩壊太郎、今のお前を止められるのは僕だけだニョ!!」
激突するエロワンとベローサマギア。
マギアは両腕の鎌で、エロワンに容赦のない斬撃を浴びせる。
「あー痛い痛い痛い!!!!!! ね~もう痛ッいよも゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛!!!」
ヤメチクリウムの装甲があるにも関わらず、攻撃の余波は構わずひでたるとの身を
だがそこはさすがのひで。
普段のライブで自分の肉体を痛めつけるツッコミをし続けてきたおかげで鍛えられた肌はマギアの攻撃を中まで通さず、叫び声のわりにほとんどダメージは負っていないのだ。
「えぇ……(困惑)」
いくら痛めつけても平然と立ち向かってくるエロワンに、さしものベローサマギアもドン引きだった。
その隙をついて、イズが的確なサポートを行う。
「たると様、ライジングインパクトでマギアの活動を停止させてください」
「(これ以上暴れるのは)やめちくり~」
プログライグッキーをプッシュし、エロワンの必殺の一撃が起動する。
「グワ゛ー゛!!」
渾身のキックを食らったベローサマギアは
キーが破損したことでマギアの体も解除され、ボディーも元の腹筋崩壊太郎に戻っている。
だがその体は、エロワンの必殺の一撃を受けたことで今にも崩れ落ちそうなほどボロボロになっていた。
変身を解いたひでたるとが腹筋崩壊太郎の元にかけより、彼の体を抱き上げる。
「腹筋崩壊太郎、しっかりするのら! すぐに修理してもらうニョ!」
「たると様、一度マギアとなったヒューマギアのデータは、復元は不可能なのです」
「へぇ~!? そんなのイャンクック!」
冷静に現状を報告するイズ。
腹筋崩壊太郎が人間を襲うのを止めるためとはいえ、ひでたるとは自らの手で友人を葬るという凶行を侵してしまったのだ。
その事実にひでの心が壊れるわ……。(しんみり) となる直前、腹筋崩壊太郎がゆっくりと
「!?」
イズの表情は変わらなかったが、彼女のAIは人間でいう所の驚きの反応を見せた。
ライジングインパクトの衝撃はヒューマギアのボディーの耐久力の限界を大幅に越えている。
直撃を受けた以上、もはや腹筋崩壊太郎のシステムが機能するはずがないのだ。
太郎は最後の力を振り絞ってひでたるとの手を握り、こう言い残した。
「ひで、たるとさん……助けてくれて、ありが……とう……」
彼が言う助けたとは、襲おうとした観客のことだろうか。それとも、人を手にかけずに済んだ自分自身か。
きっとその両方なんだろう。
ヒューマギアとは思えない穏やかな表情を浮かべたまま、腹筋崩壊太郎の総ての機能は完全に停止した。
「あ……、あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!! う゛う゛! ヒエェーーーーーーーー!!!」
同じ志を持ち、共に夢に向かって歩んできた盟友を失ったひでたるとの慟哭が、無人の遊園地に響く。
涙にくれるひでたるとを、暴動の主導者である淫が物陰からひっそりと見ていた。
「仮面ライダー、か。ゴーグル先生の野郎、ただでは死ななかったって訳だ。
誰の目にも触れることなく、淫はその場から去っていった。
騒動が一旦の終結を見せた翌日。
倒壊したかに見えたくすくすドリームランドは、驚きの復興を遂げつつあった。
仮面ライダーエロワンに変身したことで正式にひでインテリジェンスの社長に就任したひでたると。
ひでが社長になって一番初めに着手した仕事が、ボロボロに壊れたくすくすドリームランドの復旧作業である。
ひでたるとの指示によって派遣された大工型ヒューマギア、最強匠親方の手によって壊れた施設は驚異のスピードで修復されていく。
この分なら明日には元通りの姿を見せてくれるだろう。
「あ~昨日まで芸人生活楽しかったな~。早く帰って社長になるための勉強しなきゃ」
親方の仕事を見つめながら、ひでたるとはひとりごちた。
お笑い芸人としてのひでの活動は、ここで一旦休業となる。
未だ姿を見せない謎のテロリスト、穴棒淫乱ネットの存在が明るみに出た以上、社長業以上に仮面ライダーとしての仕事で大忙しになるだろうから。
「腹筋崩壊太郎に続いて君までいなくなるなんて、ここも寂しくなるなぁ……」
ひでたるとの隣に立つ根津支配人が、悲しげに呟いた。
だがひでは、ライダーになったことを決して後悔していなかった。
「支配人。僕は絶対に穴棒淫乱を止めて、必ずまたお笑い芸人に復帰するのら。だからそれまで僕と腹筋崩壊太郎に代わって、皆の笑顔を守ってほしいニョ」
今はまだ芸人に戻ることは出来ない。
だが、諦めなければ夢は叶う。
再びみんなの元に笑顔を届けられる日が来ると信じて、ひでたるとは社長として、ライダーとして戦う道を選んだのだ。
「ああ。待っているよ、ひでたるとくん。またここで会おう」
根津支配人もひでの想いを受け止め、彼に代わって夢を守ろうと強く誓った。
ひでたるとは、迎えに来たイズと共にひでインテリジェンスへと帰っていく。
さあ、新しいお仕事の始まりだ。
まひろの、腹筋崩壊太郎のような悲しい出来事をこれ以上起こさないためにも、ひでたるとは仮面ライダーエロワンとして今、飛び立つ。
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