勇者召喚に巻き込まれたけど異世界は平和でした ~平和主義者の少年は、その瞳に何を見る?~ (ただの麺)
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第1話 俺は普通に生きる筈だったのに!!

???「どうしてこうなった…」

俺は平凡な高校生、『大宮 雄二』俺は一生を平凡に生きると決めている平和主義者だ。

…ラノベは好きだ。物語が単純に面白い。けど…

雄二「だからって実体験させなくても((ボソッ」

???「すみません!!私のせいで関係ない方々を巻き込んでしまって…」

ホントだよ…平凡に生きたかったのに…

雄二「過ぎちゃった事はじゃぁねぇッスよそれより、向こうに帰る方法はありますか?」

???「はい!!…ですが…」

雄二「ですが?」

???「最低1年は居てもらうことになります」

雄二「…こっちの1年は向こうの何年かわかるか?」

???「…それは、こちらにいる間、向こうの世界の時間は動かなくなります。勿論、向こうに帰れば、また進みます」

雄二「ホッ…ならいいッスよこの1年間で俺達は何をすればいい」

???「…?する事とは?」

???「あの」

あぁそういえば俺ら以外置いてけぼりじゃねぇか…

???「まず自己紹介をしませんか?」

雄二「そうだな」

???「コホンでは、私から、私は『楠 葵』です。」

???「『光永 正義』…」

???「『柚木 陽菜』…」

???「『宮間 快斗』です。」

???「『リリア・アルベルト』です。よろしくお願いいたします」

???「『ルナマリア』です。」

雄二「最後は俺だな…俺は『大宮 雄二』平凡に生きたかった平和主義者だ。よろしく頼む」

快斗「なぁさっきの『実体験させなくても』って((ボソッ」

雄二「聞こえてたか?((ボソッ」

快斗「あぁ」

雄二「コホン…ええっとそれで?その勇者様(仮)は何をする奴なんだ?」

リリア「はい、10年に1度開かれる『勇者祭』に出てもらいます。」

雄二「それだけ?」

リリア「それだけです」

雄二「ふむふむ…んで、あの古そうな剣は?」

リリア「わかりません…本を持つ者に与えられる覚悟の剣としか…」

雄二「本?…まさか!!」

《Brave Dragon》

《かつて世界を滅ぼす程の偉大な力を持った神獣がいた》

剣が飛び出し、その剣《火炎剣烈火》が彼の目の前に、その様子を見て

雄二「…運命だったって事か!!」その瞬間、世界が本のページがめくられる様に変わる。

雄二「ってうぉぉ!!なんっだこれ!?」

快斗「ココは?」

リリア「わかりません!!どうしてこんな所に」

雄二「…ハッ!!そういう事か!!」

と言い、火炎剣・烈火に近づく

俺は…

雄二「俺は『セイバー』龍の力を持つ者だ!!」

 

《Brave Dragon》

 

雄二「ウォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!」『ワンダーライドブック』開き、聖剣を手に取る。すると火炎剣烈火から

《聖剣を抜き、その力を手に入れた者は本の力で世界を変える。》

《聖剣ソードライバー!!》

という音声が聞こえた…認めてくれるのか…?

雄二「勝負だ!!メギド!!物語の結末は、俺が決める!!」

その言葉を合図に、怪物達(メギド)が目の前に現れる。

すると(ワンダーライドブック)から

《かつて世界を滅ぼす程の偉大な力を持った神獣がいた。》

という音声が聞こえた…なるほどな

コレを『聖剣ソードライバー』にセットし、火炎剣烈火を抜く

《烈火抜刀!!》

雄二「変身!!」

《Brave Dragon!!》

《烈火1冊!!》

《勇気の龍と火炎剣烈火が交わる時、真紅の剣が悪を貫く》

《火炎剣烈火!!》

リリア「!!彼は…勇者じゃないとしたら…聖剣に選ばれた戦士…仮面ライダー!!」

セイバー「約束する、この世界の平和は、俺が取り戻すと!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次回、【火炎十字斬】言ったはずだ!!物語の結末は、俺が決める!!



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【火炎十字斬】言ったはずだ!!物語の結末は、俺が決める!!

セイバー「約束する、この世界の平和は、俺が取り戻すと!!」

(火炎剣烈火)を持ち、宣言する。何故か戦い方がわかる…これなら奴らを倒せる。

リリア「私も戦います。」

セイバー「いや、彼奴は聖剣の力でしか倒せない。だから俺に任せろ」

リリア「…わかりました。気をつけてください」

セイバー「こっちの台詞だ。」

メギド「その本を渡せ!!

セイバー「や〜だねコレは俺の本…俺の力だ!!」

火炎剣烈火で相手を斬る何回も斬る

メギド「渡さないと言うなら…ハァッ!!」

頭に付いている手を発射してきた

それを火炎剣烈火で受け止め、少し体が後ろに向いたがなんとか…

セイバー「ハァッ!!」

返せた

メギド「こうなったら…!!

アルターライドブックを開き、世界を移動…いや、本のページを変え、雑魚を召喚する…なるほど、これがお前らの戦い方か

…だったらやってやるよ、

セイバー「この本で…物語を変える!!いくぞ!!『火炎剣烈火』!!」

セイバー「ハァッ!!ヤァ!!」

岩や木を斬ったり乗ったりしながら地面に着地する。そして雑魚を攻撃し、塵と化す。すると、さっきの場所に戻った。

 

《Brave Dragon!!》

 

パラパラと捲られる本を背に、『ソレ』に描かれてあるポーズをとる。最後に拳を後ろに引き…

セイバー「『ドラゴンワンダー!!』喰らえ!!」

ドラゴンワンダーは敵が投げた岩を破壊する

メギド「貴様…これでどうだ!!

メギドは巨大化する

メギド「始まった物語はもう止められないぞ!!

セイバー「言ったはずだ!!物語の結末は…俺が決める!!」

《必冊読破!!烈火抜刀!!》《ドラゴン一冊斬り!!》《ファイアー!!》

『ドラゴンワンダー』と同じく、本に描かれたポーズをとる。騎士(ライダー)の様に剣を握る…

セイバー「俺の本は物語を変える!!

悲劇から喜劇へと!!【火炎十字斬】!!」

そして出てきたドラゴンを足場にしながら敵を斬りまくる…十回斬った辺りでその猛攻も止み、世界が戻る…

セイバー「俺はこんな綺麗な世界で生活するのか…」

平凡は通り過ぎたが、まあまあ悪くない世界だ…

俺はそう確信した。

 

 

その後…

リリア「ありがとうございました!!オオミヤ様!!」

雄二「お礼はいらないよ。平和な日常の為だからね。それにそんな事の為に戦った訳じゃないから」

快斗「俺からもありがとう。俺は素直に礼を受け取ってくれる方が嬉しいよ」

雄二「そんなもんか?」

 

 

 

 

こんな話があったそうな…

 

 

 

 

 

次回、【Brave Dragon】行こうぜ!!快斗!!この世界はもう俺達の物語だ!!




はい、最後のは字数稼ぎです。
いいサイトなんだけどやっぱ字数制限がねって…


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【Brave Dragon】行こうぜ!!快斗!!この世界はもう俺達の物語だ!!

「すみませんが、この屋敷は昨日まで男子禁制でしたので、男性用の着替えが無いのですよ」

「だから買いに行けと」

「はい、ルナマリアも連れて行って構いませんので」

「わかりました」

「行くか、快斗」

「そうだな、颯汰」

俺達はこの屋敷にいる数少ない男子だから仲良くする事にした。名前呼びはその一環だ

「行くか」

「だな」

 

 

 

 

 

 

 

 

迷った…

えっ?…ここ何処?

ついさっきまで快斗もいたよな…あっ、あの目立つ噴水のとこなら快斗もいるだろう多分おそらくきっと

って誰だ…?

不思議な感じがする少女がいた…

「…」

「ねぇ、君が勇者召喚された今年の勇者役?」

「違うけど」

「じゃぁ、火炎剣烈火とブレイブドラゴンワンダーライドブックを持ってる?」

「…なんだそれ?」

「君が持ってるんだね?」

「…あぁ、だからなんだ?」

「(`・ω・´)ほう、正直に言うのかい?」

「(うぜぇ)隠せないのがわかりましたからね」

「敬語は要らないよ。さっきみたいに気軽に話して」

「じゃぁ、火炎剣烈火とブレイブドラゴンの事をどうして知っている?」

「それはボクが創ったからだよ。聖剣とワンダーライドブックをね。けど、その内、1つずつが消えていたんだ。」

「ちょっと待て、ブレイブドラゴンに関しては前の世界にいた頃から持っていたぞ!!火炎剣烈火だって、アルベルト公爵家にあったのに!!」

「しぃー…聞こえちゃうよ」

「誰にだよ!!」

「いいからいいから…それより、コレをあげるよ」

「…!!ワンダーライドブック…」

渡してきたのはディアゴスピーディのワンダーライドブック

「そうだね。本が君を導いたんだ」

「本が俺を?」

「詳しくは今は話せないけどね…そんな事よりもう1人の異世界人…えっと…男の子の…」

「快人か?」

「そう!!」

「静かにするんじゃないのか?」

「ゴメンゴメン」

「…まったく…」

「…よし、これで話は終わり。君のお友達の所に連れてってくれるアイテムを渡そう」

「なんだそれ」

「君はまず、カイト君を探す事をオススメするよ」

「わかった!!…またな!!」

「また後でね!!」

 

 

 

 

 

その頃快人は…

 

「…異世界の道具を渡せ」ニヤニヤ

「自分の命は惜しいんだよなぁ」ニヤニヤ

「…渡さない!!」(なんでこうなった…誰か…助けてくれ!!)

【聖剣ソードライバー!!】

【Brave Dragon!!】

【かつて世界を滅ぼす程の偉大な力を手にした神獣がいた…】

《烈火抜刀!!》

《ブレイブドラゴン!!》

《烈火一冊!!》

【勇気の龍と火炎剣烈火が交わりし時真紅の剣が悪を穿く!!】

【火炎剣烈火!!】

「ハァ!!」

「雄二!!」(来てくれたのか!!)

「逃げるぞ!!快人!!」

【創刊ディアゴスピーディ!!】【発車爆走!!】

【タイヤを〜開け〜真紅のボディが目を覚ま〜す!!】

【剣がシンボル】【走る文字】【毎号特別加速!!】

【ディアゴスピーディ!!】

「乗れ!!」

「おう!!」

 

 

 

 

 

「待てゴラァ!!」

「んな!!コレに追いつけるのかよ!!…だったら!!」

【JACKUN~TO~DOMAMENOKI!!】

【とある少年が手にいれたお豆が巨大な木となる不思議な話】

【烈火抜刀!!】

【二冊の本を重ねし時聖なる剣に力が宿る!!】

【ワンダーライダー!!】

【ドラゴン!!】【ジャックと豆の木!!】

【二つの属性を備えし刃が研ぎ澄まされる】

「ハァ!!」

目の前にタネマシンガンを放つ。その豆がスクスク育ち、巨大な木となる

「なんじゃこりゃ!!」

「歯を食いしばれ!!舌を噛むぞ!!」

その木の側面に二輪を当て、そのまま垂直に登っていく。そして、暫く走り、地面と並行になった辺で止まる

「下がってろ!!快人!!物語の結末は、俺が決める!!」

【必冊読破!!】

【ドラゴン!!】【ジャックと豆の木!!】

【二冊撃!!】【ファ・ファ・ファイアー!!】

「火龍蹴撃破!!ハァ!!」

「なっ!!グハァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

「…コレは!!」

あっルナマリアさん…

木から降りて変身を解く

すると、木が消えて、地面も元に戻る。

ルナマリアさんに事情を説明する…

 

 

 

少年説明中…

 

 

 

「…そんな事が…」

「あぁ…んで、どうなってんの?」

「…認識阻害魔法をかけられました」

「なら仕方ないか…」

「すみません」

「いや、いいよ。俺も見失ってたし、それに…」

クロから貰ったネックレスを手に取る

「コレがなかったら見つけられなかった」

「それは?」

「あぁ、ある魔族がくれたんだ。詳細は省くけど、そいつが俺に快人を探す為の道具をくれたんだ」

「へぇ…」

「大丈夫か?快人」

「あぁ、大丈夫だ」

 

 

 

 

 

次回、平穏な日々とクロムエイナ



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平穏な日々とクロムエイナ

「よかったな。快人」

「ホントに雄二が見つけてくれて助かったよ。」

前回、俺は快人を見つけた後、風呂に入っていた。

「…って言うか、なんで奴らは快人が異世界人ってことがわかったんだ?」

「それは俺も思った。」

「…知り合いに聞いてみるか。」

「そんな知り合いがいたのか?」

「快人を探してる時に助けてくれてな。」

「へぇ〜」

「ほら、ネックレスをつけてただろ?アレをくれたんだよ…そういや、気になることを言ってたな。」

「気になること?」

「火炎剣烈火を作ったとか、ワンダーライドブックを作ったとか」

「そんな人がいたのか…って、ワンダーライドブックに関しては元から持ってたよな?」

「火炎剣烈火に関してはアルベルト公爵家の物だ。この世界にいる間の自衛用に貰えたとはいえ、元の世界に帰る時には返さないとな…じゃなくて、なんでこの場所に…」

「その人は何か言ってなかったか?」

「確か…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

快人との話が終わり、自分の部屋でゆっくりしていた。

(『その内の1つずつが消えていた』…か。)

「この世界への召喚に巻き込まれたのは…偶然じゃない?少なくとも、俺に関してはそう言えるはず。」

そう言い、火炎剣烈火とワンダーライドブックを取り出し、眺めている。

「お前らが俺をここに呼んだのか?」

誰にも返答して貰えないことはわかっているが、口に出さずにはいられなかった。1番の疑問、コレを解決しないと先に進めない気がして…。

「そうかもね。」

声が響いた。勢いよく飛び起き、火炎剣烈火と聖剣ソードライバーを腰につけ、ブレイブドラゴンワンダーライドブックを手に持つ。

【BRAVE DRAGON!!】

「わーわー!!待って待って!!僕だよ!!『クロ』だよ!!」

「…不法侵入じゃねぇか」

「ごめんって。」

「…で、何?」

「えっとね、提案なんだけど、魔法を覚えてみない?」

「魔法!」

キラキラと目を輝かせながらクロに聞き返す。

「やっぱり異世界人は魔法に興味津々って感じ?」

「うん、ほら、なんかカッコイイイメージあるし。」

「ふふふっ。それじゃあ始めよっか。」

「おう!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

始めて数十分が経っただろうか。そのタイミングでクロに話しかけられる。

「この世界に急に連れてこられて、戦いに巻き込まれて、怖くなかった?」

「まぁ平穏な日々とは離れてったきっかけになっちゃったけど、怖いとかはなかったよ。」

「そうなんだ。」

「でも、戦いが続くんじゃないかと思うとやっぱり怖いよ。まだブレイブドラゴンも火炎剣烈火も使いこなせてないし。」

「殺されるかもしれないから?」

「違うよ。でも…。」

 

 

 

 

 

クロside

(やっぱりボクが…)

「あn」

「不安なんだ。」

ボクのセリフを遮るように、ユウジ君のセリフが紡がれる。

「不安…」

「俺さ、したいことがないんだ。」

「?どういう事?」

「したいことがないからさ、この世界に来たのに…考える時間ができたのに何も見つかりそうにない。」

「この世界に住んでても、したいことが見つからない人なんて沢山いるよ。けど、それが不安なら、ボクと一緒に宝探しをしよう!!」

ボクは、コートを翼にして、ユウジ君の手を引っ張って外へ出る。

せっかくこの世界に来たのに、下を向いたままでいさせる訳にはいかないからね。

「ちょっ…宝探しって!?うわ!!」

「過去に君みたいな子がいたんだよ!!他人からの期待に振り回されて、自分で決断ができないんだって!!だったらさ、空に向かって投げだしてみようよ!!」

空へ飛び、星を見る。

「人間の寿命の100年なんて、ボク達魔族からしたら一瞬だよ。その一瞬の間に、そんなに細かいことで悩むんじゃなくて、楽しもうよ!!」

「空飛んでることに関しては何も無しかよ!!」

「あはは、まぁ見てみなよ。街を…世界を!!」

目の前に広がっている全てを見るように促す。きっと、ユウジ君のしたいことを見つける手助けになるはず。

「すげぇ…星みたいに輝いてる。」

「ユウジ君、世界は広いよ。」

「え?」

「長い年月…それこそ、人間の寿命なんかちっぽけに見えるほど生きてきたボクでも知らない事が沢山あるんだよ。」

「…」

「世界は変わってく。それこそ、目の前に広がるこの星が、消えたり、新たに生み出されるように。…」

「世界は…変わってく」

1度手を離し、ユウジ君の下に潜り込み、抱きしめる。

「だから、ボクが教えてあげるよ。この変わりゆく世界の美しさを!!

この美しい世界は、君の来訪を祝福する!!

この優しい世界は、君の悩みを受け入れる!!

ボクも、君という勇敢な剣士を祝福する!!

今日から!!『今、この瞬間から』!!ココが君の世界だ!!

世界よ、祝え!!新たな夢を求める剣士の来訪を!!世界を越え、勇気を称える存在に認められた炎の剣士の誕生である!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

雄二side

「勇気を称える存在に認められた炎の剣士の誕生である!!」

その言葉と共に、空に浮かぶ星が、背中に集まるような、重く、熱い感覚を受ける。

今まで、平穏な日々だけを求めていた俺を祝福してくれている。

そして、このクロムエイナという魔族は、祝福の言葉を与えてくれた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次回、久々の日常、〜あぁ、アンタって武闘家だったんだな〜




だいぶ久しぶりに書けたぁ。
本来はもっと快人との会話を増やして本編の楠さんとの会話を混ぜようと思いましたが、その辺は快人に丸投げしましたww
まぁ、どっかのタイミングで快人の覚悟見たいな描写で登場させようかなと思います。


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久々の日常〜あぁ、アンタって武闘家だったんだな〜

そう言えば一昨日のキングオージャーにキョウリュウジャー出てましたね。ルパパトの後から戦隊は見てなかったんですけど、キョウリュウジャーの為にその回だけ見ました。
感想としてはキングとウッチーが声だけだったのが残念でしたね…。けどキャンデリラとラッキューロが出てきてくれたのは嬉しかったです。次回もキョウリュウジャーとのコラボ回の様なので来週も楽しみに待つとしましょう。


クロに祝福された後に、疲れに襲われて寝た次の日…

「おはようございます。リリアさん」

「おはようございます。オオミヤさん」

「昨日は静かな夜でしたね。天の月30日にふさわしい夜でした。」

というセリフを聞き、雄二は疑問に思った。

(…昨日、思いっきり大声をあげた記憶あるしなんなら空を飛んだからかなり目立った印象あるんだが…)

と思っていると快人が口を挟む。

「そういえばコッチでは今日から新年でしたっけ?」

「そうですね。人族では新年の3日間は、各々自宅で過ごし、その後に新年を祝うものなのですが、そちらは新年はどうしていたのですか?」

「俺らと逆だな。」

「そうだね。俺達の世界では新年の3日間でお祝いをしてたな。」

「そうそう、その時に主婦達がバーゲンにゴゾってスーパーとかデパートとかに集まってなぁ」

「暑かった思い出しかない。」

「それはそうww」

「えっと?」

「あぁ、コッチの世界の人にはわからない話でしたね。まぁとりあえずものすごく混雑するとだけ覚えてくれれば」

「そうですか。」

「そういえばお祝いの仕方とかコチラの世界はどうするんですか?」

「それでは、軽く説明しましょうか。」

「お願いします。」

「こちらの世界では、一般的に新年の3日のうちは、外出せず、家で過ごします。」

「へぇ〜三賀日みたいですね」

説明が終わったので気になっていたことをリリアに聞いてみる

「そういえば聞いてみたかったんですけど、水が出る宝石とか、光って浮くランプとかって所謂『魔法具』ってヤツですか?」

「魔法具を知ってるんですか?」

「えぇまぁ、この本(ブレイブドラゴン)について調べてたら魔法具の記載を見つけて」

この屋敷にある書斎で魔法具やワンダーライドブックについて調べていたことを話す。

「では、ユウジさんは知っているようですが、改めて説明させていただきますね。

…『魔法具』、魔水晶と呼ばれる物に、作りたいモノをイメージして術式を組み込むことで作れます。魔力のある者なら誰にでも使える物なので私達の生活には必要になりますね。」

今度は大人しめの女の子、楠さんが質問する。

「その魔法具がないと魔法は使えないんですか?」

「そんなことはないですよ。専門の知識が必要ですがね。例えば…」

そう言い、リリアは掌に簡素な魔法陣を描き、少し強めの風を出す。

「魔法かぁ…変身した状態でも使えるのかな?」

「それを俺達に聞かれても…」

「だよなぁ」

「…あの、自然すぎてサラッと流してしまったんですけど大宮さんはこの世界の文字が読めるんですか?」

「そりゃこの世界の都合で呼ばれてるんだから文字くらい読めないと困る。

あと他に根拠があるとすればこの世界の人物と話せていることかな?リリアとかルナマリアとか、人と話せるのに文字が読めないわけが無い。って感じ」

「なるほど…確かにそう言われてみればそうですね。」

「よく気づいたな」

そう話していると、少し席を外していたルナマリアが入ってくる。

「お嬢様、招待状が届きました。」

「わかりました。」

「招待状と言うと…俺達が来る事になった原因の勇者祭関連か?」

「はい、今度、勇者様との顔合わせのパーティあります。その招待状が送られまして」

そう言いながら、渡された封筒を開け、中身を確認する。すると、先程まで穏やかな表情だったのが、鬼のような形相に変化する。

「…は?」

「えっと…どうしたんですか?」

快人が話しかけると、1度深呼吸してから此方を見つめてくる。

「…ごめんなさい。御二方の…ユウジさんとカイトさんの分の招待状がないんです。」

申し訳なさそうにそう発言する。

それに俺は…

「よっしゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

大☆歓☆喜する。

「うぉ!Σ(゚ロ゚」)びっくりした…!!」

「どうされたんですか?」

「いやぁ、こういうのって肩身が狭すぎて碌に食事を楽しめないイメージがあって。それくらいなら行きたくないって思ってたのと、単純に快人以外男の知り合いがいない中で行きたくなかったので。寧ろ排除されて嬉しい限りですよ、ホントに。」

その発言に周囲の人達は雄二をぽかーんとした顔で見つめる。

すると、緊張がほぐれたのか

「ぷっ…アハハハハハハハハハハハハハハ!!そうですよね!異世界から来た貴方達にはパーティなんて肩身が狭い思いをするだけですよね!」

リリアが笑いだした。それを皮切りに、他の人達も笑いだす。

「応!知り合いが1人もいない食事会のどこが面白いんだか」

「そうですよね。」

「お嬢様、今のユウジ様の発言が無ければ国王をボロボロになるまで叩き斬るところでしたよ。よく止めてくださいました。」

「ルナ?」

ルナマリアの発言に反応して先程の楽しそうな声とは打って変わって圧のある声を出し、ルナマリアを見つめる。

「あっ」

「すみません。皆様は食後の運動も兼ねて、屋敷の中を歩き回っていてください。私はルナとお話がありますので。」

ルナマリアに対しての圧の筈なのに何故か俺達までプレッシャーを感じてしまう。

「あ〜…了解ッス。」

…こんな情けない返事しかできなくなるレベルで怖かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ルナマリア、救いを求める目で見てくんな。俺に止められるわけねぇだろ。そう思いながら、部屋から出て行った



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