迷探偵紫 (鮭好きの子猫)
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第一章 急雪事件
第一話
ここは、幻想郷。異変が沢山起こるのだ。
??「
私は、
藍「異変です!」
紫「またか......」
これで、十一回目の異変だ。もうそろそろ、数えれなくなって来た。
紫「ちなみに、何があった?」
藍「えっと、いきなり、雪や、雪の結晶に、雹などが降るという。外を見て下さい。冬みたいに、大雪ですよね」
ふむ。今は、秋と冬の間らへん.......なのに、大雪が降るなんて、幻想郷でもおかしい。外の世界の、地球温暖化というのは、幻想郷には来ていない。それなのになぜ来たのだろうか。
藍「雪.......。それが出来る人は、相当いませんね。チルノは、ここまで力は強くありませんし。一体誰なのでしょう?橙!資料を持って来てくれ」
??「はい!」
そう言って、自分の身体よりもちょっと小さいぐらいの資料を持って来た、茶髮の子猫、
橙「えーっと、一番初めに来たところは、妖怪の山で、そこが一番、大雪だそうです。何回か、土砂崩れが起きているので早めにやった方がいいと思いましゅ!あ、ごめんなさい......噛みました」
うん.......。橙、前より噛まなくなったよ.......。多分。でも、土砂崩れが起きるのは予想外だ。土砂崩れが起きて、守谷神社........緑髮の少女、
紫「ふむ。分からないところは何個かはあるが、とにかく、どこかへ行けばヒントが得られるはず!」
藍「いや........紫様。どうやら、事件の犯人は、妖怪の山にいると思います」
キリッとした顔で、藍は言った。なぜか、私には藍が言っている事が本物に思えてくる。いつも、何でかは知らないが、藍の言うことが当たるのだ。
紫「え?どうしてかしら?」
私には、どういう事かは分からない。だが、もう藍は分かっているようだ。
藍「はい。まず、妖怪の山で、そこが一番、大雪だそうです。何回か、土砂崩れが起きているので早めにやった方がいいと、橙は言いました。じゃあ何で、“妖怪の山が一番大雪だ”と思いますか?幻想郷を狙うなら、博麗神社の方が、いいと思います。犯人が、弱い方だとすると、一ヶ所だけ強くなります。それはなぜですか?」
紫「あっ!そこに今いるから?」
藍「そうです。そこにいるから、そこだけ強くなってしまいましたね。そこら辺は犯人は考えていなかった、と言うことですね。じゃあまず、弱いと言うことも覚えておいて下さいね?多分、後々ヒントになると思いますよ」
よし。良い感じに進んで行っている。これだったら直ぐに行けそうだ。ヒントは、“犯人は弱く、妖怪の山にいる”、と言うことだ。それで考えて行くと、どんどん、候補が無くなって行く。これだったら犯人がすぐに絞れそうだ。やっぱり藍は、使える。
藍「早速、服を着替えておきましょうか。あまりにも寒い服だったら無理ですからね。直ぐに行けるよう、準備して下さいね」
紫「はーい」
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