それでも、ガバ転生メイリンは異世界(?)を今日も生き抜く! (ドロップ&キック)
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第001話:”二重転生メイリン、異世界(?)に降り立つ!?”
しかも、めんりん先生の『ガバ転生メイリンによる「こずみっくいら」再現物語』とのコラボ作品!
いや~、筆者もわくわくが止まりません(^^
皆様にも、楽しんでもらえたら嬉しいです。
今更だけど、ふと思う時がある。
私の何がいけなかったのだろうと。
(ま、まさか唐揚げ食べ過ぎたせいじゃないよね……?)
あの日、そう九死に一生を得たヴェステンフルスさん(私のファインプレーのせいとは言いたくないにゃぁ……)からお礼を言われ、ストレスから唐揚げを揚げまくってしまったあの日……
いつも五個くらいしか食べられない唐揚げを、ストレスとその場の空気の合わせ技一本で、6個食べてしまったのだ。
当然のようにその夜、ひどい胸やけを起こして寝込んでしまった。
そして、そして……
「まさか、唐揚げにタイムリープを引き起こす、神秘の力が宿っていたなんて……」
私こと、中身が転生者のホーク姉妹の妹の方ことメイリン・ホークは、ファントムペインが襲撃してくる前の”アーモリーワン”に時間をさかのぼり戻ってきてしまいました!
きゃは☆
って、きゃは☆じゃねーってばよ!
なんで? どうして? WHY?
本気で意味わからないんですけどーっ!?
で、でも、問題はそれだけじゃなかった。いや、それどころじゃなかった!
そう私は今、大好きなお姉ちゃんに引っ張られて、ドックにある見学スペースに来てるんだけど、
「なんで”ドミニオン”が堂々と入港してくるのーーーーっ!?」
アンタ、沈んだんじゃなかったの!?
しかも、なんとなくゴツくなってるし、おまけにカラーリングの赤い部分増えてるしぃ~。
教えてエロい人!
☆☆☆
「なーに、騒いでんのよ?」
”ぺしっ”
「はうっ」
と私の頭をはたくのは、短髪がチャーミングなラヴリーお姉ちゃん、ルナマリア・ホークだ。
「ううっ、お姉ちゃんがぶったー」
涙目で抗議する私に、
「アンタが無暗矢鱈に騒ぐのが悪いんでしょ? 周りの迷惑も考えなさいって」
「だって……」
「第一、そんなに驚くことじゃないでしょ? そりゃあ、”ミネルバ”の横に、もっと大きな戦艦が並ぶなんて、中々にスペクタクルな風景だとは思うけど……」
お姉ちゃん、そういう問題じゃなくて!
「だって”ドミニオン”だよっ!? ”敵国の軍艦”だよっ!?」
ドミニオンって言ったら大天使さんのご兄弟で、そのくせ地球連合のラスボス悪役艦じゃんっ!!
「バカッ! 滅多なこと言わないのっ!!」
そう言いながら、私は慌て気味のお姉ちゃんに口を塞がれてしまったのだ。
なんでさ?
「いいこと、メイリン……よく聞いて。実際はどうであろうと、建前的にはドミニオンは”
へー、ドミニオンって今はオーブの船だったんだぁ……ってそこじゃないって!
えっ? カガリ・ユラ・アスハってアズラエルと結婚してたのっ!?
というか、アズラエルってピンピンしてるの!?
いや、そりゃアスランさんとは無いとはおもってたけど……
(ホント、どうなってるのこの世界……?)
結納の品に、中古の宇宙戦艦贈るって……実際どうなの?
「ねえ、メイリン……知ってると思うけどプラントは今、オーブとの”
お姉ちゃんが、なんか頭良さげな件について……じゃなくて!
えっ? でたんと? ごーどーかんかんしき?
何ソレ? メイリン、難しいことわかんなーい……
(って言ってる場合じゃないよ!)
だけど、そんな私の葛藤などどこ吹く風で、その隣では……
「どうしました? ”ザラ隊長”、顔色が優れないようですが?」
金髪の眩しいレイはいいとして、問題はセリフの中に出てきた名前ェ!
「ああ、すまない。あの時のことを少し思い出してな……それと、俺のことはアスランでいいよ、
そう……本日付でミネルバ隊に合流したのは、黒髪凸っぱちの超大物
(なんで、アスラン・ザラが、ミネルバ初期メンバーに居るのっ!?)
総員傾聴! シンが居なくてアスランがいる。繰り返す。シンが居なくてアスランがいる!!
アレックス・ディノじゃなくて、まんまアスラン・ザラで通してるアスランさんがいるんだってばさ!!
そう、カガリ様がアスランさんとくっついてない事に納得したのは、これなんだよ。
オーブに居なくて、ザラ隊長がザラ隊長として赴任してくるんだもん!
しかも、「
ああ、もう本当にどうなってるのこの世界!
(これじゃあ未来なんて……)
私が持ってる原作知識なんて、役に立たないこと確定だよぉ……
もはや先が見えないこのC.E.世紀……
わたくし事、中身が少々アレなメイリン・ホークは、果たしてこの先も生き残れるのでしょうか……?
改めて、コラボの許可をくださっためんりん先生に感謝を。
もう、最初から情報過多でテンパってるメイリンちゃんでした(^^
いや、ホントどうなってるんでしょ? この世界w
進藤から出張したキャラが出てくるのはもうちょい先ですが……早くも、波乱というより混乱(あるいは混沌?)の予感ガガガ……
真面目に着地点の見えないこのシリーズですが、これからどうかよろしくお願いします。
今回のフォローw
ドミニオンが「なんかゴツイ」って言われている理由は、原作大天使とは別の方向性で改造されてるみたいだからです。
一応、陽電子リフレクターが追加装備され(お召し艦だから安全優先!)、艦底部に格納式ゴットフリートが追加(3番砲塔の追加)がされてるようですよ?
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第002話:”変わり過ぎてしまっていた歴史……えっ? これホントに前世知識とか役に立たないんだけどぉ(泣”
連投いっきまーす!
私、メイリン・ホーク。
今、あなたの後ろに居るの……
ごめんなさい!
嘘です!
いや、ちょっと気が動転してコズミック・ホラー風に始めてみようかな~とか茶目っ気をだしてみたんだけだよ?
(それにしても……)
「まさか、ここまで歴史が違うなんて……」
私は”ミネルバ”であてがわれた部屋に籠り、情報端末のキーボードを叩きながら、『今いる世界』の現状を必死で確認していた。
(もう、予想外もいいとこだよ……)
私はそもそも、こことは違う……多分だけど『ガンダムSEED本編を正規の過去とし、そこから
だけど、唐揚げ食べ過ぎて気持ち悪くなって寝込んで起きたら……
「”
他に言いようがないんだよ。
多分、一番変わったのはオーブ。
国が私が知ってるよりずっと大きいっていうのはまだしも、歴史が全然違う。
例えば、先の戦争でオーブは地球連合に国を焼かれていない。
ウズミさんが失脚(現在、政界より完全引退状態らしい)した後、連合が「ねーねーマスドライバー貸して♪」って言ってきたら、景気よく周辺施設どころかカグヤ島丸ごと貸してあげたらしい。
なんでもオーブは既に宇宙戦力を
なんか、オーブは地球連合と仲良さげだけど、お姉ちゃんに聞いたら、
『えっ? オーブが仲良いのって大西洋連邦だけよ? むしろ他の地球連合加盟国とは物凄く仲悪いんんじゃないかな? 特に東アジア共和国とユーラシア連邦は、露骨に敵視してるみたいだし』
とのことだった。
しかも、
『まあそれも、アズラエル氏がブルーコスモスの頭目だった時代までね。その時代は、大西洋連邦はブルーコスモス穏健派の牙城だったし。でも、強硬派の突き上げでアズラエル氏が失脚してから、オーブは大西洋連邦とも距離を置いてるかな?』
だって。
まあ、お姉ちゃん曰く『失脚したとは言ってるけど、傍目から見るとオーブの
☆☆☆
変わっていると言えば、ザフトやプラントも戦争の成り行きが大幅に変わっている。
細かい話はいくつもあるけど、象徴的なのは……
・クルーゼ隊長が、ヤキン・ドゥーエの最終決戦前に
うん。なんか、スペースコロニー”メンデル”で、キラさんと撃ち合いになって戦死したらしい。
戦後直ぐに、遺体は「オーブから返却」されたらしいけど、体中に弾痕があって文字通り蜂の巣状態……死因は疑う余地もなかったんだって。
あのシーンって拳銃の撃ち合いじゃなかったっけ?
(キラさん、乱れ撃ったのかな? 某デュナメス並に)
ところでプロヴィデンスはどうなったんだろ? 誰が乗ったんだろ?
でも、その情報は上位軍規に該当していて、私の権限じゃ閲覧できなかった。
・超巨大ガンマ線レーザー”ジェネシス”が
なんでも、1射はできたけど2射目を撃とうとしたとき、いきなり爆発したらしい。
原因は、私が見れる範囲の情報だと『
なんでも、1発撃つたびにニュークリアチャンバーを十分に冷却しないと構造に負荷がかかり破断の可能性がどうとか……
難しいことは分からないけど、はっきりしてるのはその時にパトリック・ザラとジェネシスに詰めていたその一派が、暴発したガンマ線で全滅したってこと。
きっと、クルーゼ隊長が死んで動きやすくなった”ターミナル”あたりが暗躍したんだと思うけど……
その後、あおりで宇宙要塞ヤキン・ドゥーエと周辺の艦隊は敵味方問わず大損害を被ったみたいだけど……なんやかんやで、割とあっさり目に両方の軍は引いたみたいだ。
☆☆☆
(そりゃカナーバさんのクーデターが成功するよ)
ちなみにだけど、冤罪(?)をかけられ粛清されかけたシーゲル・クラインさんはまだ生きてるらしく、戦後ほんの短い間だけで混乱を治めるために政界に復帰したけど……すぐにまた雲隠れして、今も行方不明みたいだ。
(多分、オーブに居るんじゃないかな?)
ほら、だってあそこにはお仲間?のお坊さんとかいるし。
今頃、悠々自適な南洋バカンスを楽しんでたりして。
(アロハシャツ着てウクレレとか弾いてたら、案外似合いそう♪)
えっ? 場所が違う?
オーブはハワイじゃなくて、赤道直下のメラネシア? いいじゃん。どっちも南国っぽいし。
ラクス様は普通にプラントに居るけど、十中八九ミーアさんだろうなー。歌い方からして。
あれがラクス様本人だったらびっくりだ。
兎にも角にも、ジェネシスの爆発とそれで生じたヤキン・ドゥーエや双方の艦隊の大損害で連合にザフト、オーブも停戦に合意して”ユニウス条約”は締結されたんだけど……
(ヤキン・ドゥーエの戦いの最大の見せ場が、”アスランさんとキラさんの一騎討ち”ってなんかフクザツ……)
あっ、そうそう!
アレックス・ディノって検索したらヒットしたよ! それもすごい数。
なんと、去年プラントでヒットしたヤキン・ドゥーエの戦いを題材にしたVR映画(勿論、ザフト側から描かれた物。キラさんがモロに悪役だった……)で、アスランさんを演じた役者さんの名前が”アレックス・ディノ”だった。
実はさ、アスランさんに
『あの……アレックス・ディノって名乗らないんですか?』
ってつい聞いちゃったら、お姉ちゃんに、
『それ役者でしょ! ザラ隊長は本物! 現実と映画の区別くらいつけなさい!』
って怒られた理由、ようやくわかったよ。
まあその後、お約束の「アスランと呼んでくれ」発言に、お姉ちゃん嬉しそうだったけど。
☆☆☆
とにかくこれだけ色々違うんだ。
これまでのプラン、『原作を可能な限り再現して生存する』戦略は、全然役に立たないと思った方がいい。
「はぁ、これからどうすればいいんだろ……」
私の脳内と心には暗雲が立ち込め始めた……その時、
”コンコン”
とノックの音がして、
「メイリン、入るわよ?」
あっ、お姉ちゃんだ。
一体何の用だろ?
ううっ……できればあまり、胃に負担がかからない案件だと嬉しいんだけどなぁ。
これで連載準備で書いてたストック分が無くなりました(早っ!?
とりあえず、これでユニウス戦役の概要は、超ザックリと解説できたかな~と。
メイリンの胃痛と引き換えに(^^
自分で書いておいてなんだけど、改めてプラントとザフトに優しい世界だなぁと(えっ?
今回のフォローw
キラとアスランのヤキン・ドゥーエでの一騎打ちは、途中でジェネシスがあぼーんしたせいで水入りになり、決着つかずになったみたいですよ?
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第003話:”そうじゃないかな~と思っていても、いざ目の前にすると予想以上に動揺する事ってあるよね?”
噓です。すみません<(_ _)>
いや~、このシリーズで本日3度目。ガンダム進藤まで含めると本日4本目の投稿です(^^
うん。多分、一日投稿の新記録ないしタイ記録。我ながら阿呆だなとw
そして、今回メイリンはいよいよ原作キャラと……
皆様、おはこんにちばんわ。
メイリン・トマホークです。
えっ? なんか違う?
動揺ぐらいさせてよ!
だって……
「ほう……これがザフト自慢の新型艦”ミネルバ”か。悪くないじゃないか?」
いきなり来たよ……
素人でもわかる仕立ての良さから考えて、どうやらフルオーダーっぽいツィードのパンツスーツに身を包んで大股で歩くマニッシュな女性……そうオーブからドミニオンに乗ってはるばるやってきた”カガリ・ユラ・アスハ”女史!
”ミネルバ”の視察に来たってことだけど、案内がタリア・グラディス艦長直々にっていう事なので、流石に手が空いてる者は全員でお出迎えってわけさ。
さっきお姉ちゃんが私を呼びにきたのは、そういう理由だったのだ。
いや、祈りが無駄になったまたしても胃痛案件だけど、どうも今回は悪い事ばかりじゃないみたいだ。
(カガリ様と一緒にいるのって、もしかして……)
お供らしい二人のうち片方は、落ち着いたの淡いピンクのレディーススーツをぴしっと着こなした私と近い髪色の、まだ若そうだけど何だか大人びた女性(誰だ?)と……
(やっぱり、)
めっちゃ高級ブランドっぽい紺のブレザーと茶のチノパンに開襟シャツを合わせた余所行きの装いなんだけど、カジュアルというかヤンチャな雰囲気が隠し切れない黒髪で赤い瞳の男の子……
「シン・アスカ……」
つい、思わず呟いてしまった。
やってしまったと思った時にはもう遅い!
”ぐりん”
「へっ?」
カガリ代表が、振り向いてツカツカと真っ直ぐ私に歩いてきて、
「名は?」
「め、メイリン・ホークです」
こ、怖いよー!
なんというか、雰囲気が鋭い!
なんか、刃みたいな感じの人だ……原作のカガリ様って、こんな研ぎ澄まされた雰囲気な人だっけ!?
「よく、ウチ……モルゲンレーテの秘蔵っ子の名を知っていたな? シンは新進気鋭のMSテストパイロットだが、まだ世間に知られていないと思ったが」
「そ、それなりに勉強してるので」
我ながら苦しい言い訳だ。
だけど、カガリ様はニヤリと癖のある笑いで、
「よく勉強してるようで何よりだ。きっと、近い将来
あれ? 今、なんでオペレーターって……
「メイリン・ホーク、お前紅茶はいれられるか?」
「は、はい! それなりには……」
「そうか」
カガリ様はニンマリ笑って、
「明日、デュランダル議長との会合を
「は、はあ……」
えっと、何が言いたいんだろ?
「お前に
「えっ!?」
いきなり何を言い出すんだこの人!?
「
わーい! 助け舟、到来!
心の中でいつも不倫艦長とか呼んでごめんなさい!
「カタいことを言うなグラディス艦長。ワタシが気に入ったんだ。文句はないだろ?」
えっ? 何、そのジャイアニズム?
すると、お供の赤毛の女性が小声で、「もう! お姉様ったら、可愛い女の子みかけると、すぐに声かけるんだから……」ってブツブツ言ってるけど、このカガリ様ってソッチの趣味なのっ!?
(でも、結婚してるって……)
偽装結婚? それとも、
「それにワタシの言い出したことだ。デュランダル議長には、ワタシから許可を取っておくさ。あの御仁なら嫌とは言わんよ」
「ですが……」
艦長、お願いだからもっと粘って!
「艦長サン、あきらめた方がいいぜ? カガ
オノレー! ここでフレンドリーファイヤを撃ってくるかシン・アスカ!
いや、今はフレンドリーじゃないけどさ。
「えっと、ボウヤは……?」
「ボウヤはやめてくれよ、艦長サン」
すると、シンは私が知ってるよりずっと明るい……違う。幼さすら感じるずっと人懐っこい笑みで、ピッと親指で自分を指差し、
「カガ姉も言ってたけど、俺はモルゲンレーテ社のテストパイロットでアスハ家の私兵みたいなこともやってるシン・アスカ! こう見えても、大戦の英雄”
はあっ!?
いや、これってどんな因縁よ……アスハ家の私兵っていうフレーズも気になるけど、シンがオーブに留まってるだけじゃなくて、キラさん大好きっ子になってるなんて……
「ま、まあ、まだモルゲンレーテでしかそう呼ばれてないけどさ」
突っ張り切れないなら言わなければいいのに。
グラディス艦長のシンを見る目が、なんだか生暖かくなってるし……
とうかシン、なに素直に頭撫でられてるのっ!?
さてはコヤツ……年上のお姉さんとかに
いや、なんかそんな反応してない?
認めたくないけど、どうやら私のお茶会参加は決定みたいです。
ああ、泣きたい……心の平穏が切実に欲しい今日この頃でした。
☆☆☆
「ねえ、メイリン……アスハ代表に気に入られるって、アンタ一体何やったの?」
「むしろ私が知りたいぐらいだよ、お姉ちゃん」
部屋に戻ったら、胃薬の通販サイトめぐりでもしてみようかなぁ……
はい。出てきましたプラントの悪の三人組w
少なくともカガリは表記的に悪で間違ってはいないと思ふ(^^
そして、このシリーズを書くと決めた時から、書きたかった『家族円満にバリ生きてるので、人懐っこいシン・アスカ』が出せました。
なんか、カガリに目を付けられ、メイリンの胃には優しくない展開が続きそうですが……果たして?
今回のフォローw
シンの格好は、イメージ的にブルックスブラザーズのブレザー、インコテックスのライトブラウン系チノパン、ユナイテッドアローズの白系開襟シャツというコーディです。
うん。全部セールでそろえても、現在の日本円で三点合計で軽く10万はするなw
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第004話:”密談っていうのは、こう、なんというか……私みたいないたいけな少女の前ですることじゃないよね!?”
今回は特にプラントとザフトに優しい内容になっておりますw
メイリン(特に胃)には優しくない内容ですが(^^
「どうやら、ジブリールの阿呆は未だにストライカーパック・システムとザフトのシルエット・システムが互換性があることに気付いてないみたいだな?」
「それは朗報と言うべきだろうね? 我々の密約にまだ気付いてないと考えていいのかね?」
「密約がある事くらいはわかってるだろうさ。かつては”アクタイオン・ルート”なんてグレイゾーンが存在していたぐらいだ。だが、具体的な内容まではわかってないだろうな」
「ほぅ……では、今回の訪問の目的は?」
「額面通り、親善訪問や表敬訪問の類だと受け取ってる可能性が十分にあるってことだな。つまり……」
「動く可能性があると?」
「ああ。いっそ、ワタシの首でも狙ってきてくれれば、やりやすいし手っ取り早いんだがな」
えーと、メイリン・ホークです。
きゅぴ☆
いや、これじゃあ卵3個生んじゃうメイドリーさんだってばさ。
何故かお茶くみをやらされてる眼前では、
えーん! 私、どうしてこんなところにいるんだろ?
「まあ、連合が何をどう動こうが、ワタシ達はワタシ達で動くだけさ。そっちはご自慢の”セカンド・ステージ”のMSをお披露目してくれるんだろ?」
「ああ。無論だ。そちらは?」
「事前通告通り、”ストライク・ノワール”、”ブル・デュエル”、”ヴェルデ・バスター”の3機だ」
えっと……それって、確か外伝の”スターゲイザー”とかに出てきた機体じゃなかったっけ?
いや、私だって一応、
でも、どうしてオーブが持ってるの?
「アクタイオンも先の大戦での数々のやらかしで、
はい。説明ありがとうございます!
って今、カガリ様ってば、私を見てウインクしなかった?
というか、同席してる秘書……なのかな? 赤毛のスーツさんに露骨に睨まれたけど……
「それは楽しみだね。ところで核動力機は?」
すると赤毛のおねーさん、コホンと咳払いして、
「デュランダル議長、その情報は情報閲覧権限”
あっ、言われてみれば。
私、閲覧権限”
(あっ、これって退室を促されるパターンじゃあ……)
でもその希望は、
「構わないさ、フレイ。呼んだのはワタシだ。特例として許可しようじゃないか」
いともあっさり打ち砕かれた。
おにょれカガリ・ユラ・アスハ!
ってちょっと待って!
(今、
もしかして、フレイ・アルスター!?
全然、雰囲気違うから気が付かなかったよ……そりゃ、ドミニオンが沈んでないから、生きてても不思議じゃないけど……
(だとしたら、なんでカガリ様の秘書みたいなことやってんだろ?)
やっぱりこの世界は謎だらけ過ぎだよ……
それはともかく……
「メイリン・ホーク、我がオーブはプラントと密約を結んでいてな……その背景には、地球連合がユニウス条約に違反してこっそりニュートロンジャマー・キャンセラーを隠し持ってて、核動力MSやら核兵器やら密造し続けてるって現状がある」
ちょ、カガリ様!?
なに一介のオペレーターの前に、なにいきなり世界の裏事情みたいなこと話し出してるんですかっ!?
「その対抗上、我々オーブはある程度のニュートロンジャマー・キャンセラーの保有を、プラントから黙認……それどころか、新規製造用の素材供給まで受けてるのさ」
「そして、我々プラントは”ユニウス条約に抵触しない核動力に代替する動力”の技術協力を、オーブから受けているのさ。セカンド・ステージに採用されている”デュートリオン・ビーム送電システム”もその一環と考えてもらっていい」
ぎ、議長まで……
あっ、でもそうか。
オーブが連合に焼かれてないから、移民とか来てないもんね。
アニメ通りの技術開発ができたのってバックに、
(オーブがいたんだ……)
「お姉様……出会ったばかりなのに、その娘に妙に甘くないですか?」
「まあ、可愛い娘だしな」
「お姉様っ! そのすぐ所かまわず誑し込もうとする悪癖、少しは自重してください!」
キコエナーイ。キコエナーイ。
私には何もキコエナーイ。
「一応、ストライカーパックとシルエットとの相互装備換装試験の為に、外装を少々いじった”テスタメント改”を持ってきてるぞ?」
「ほう。パイロットは?」
「シン・アスカ」
うっ……来てたし、どこかで名前が出てくるとは思ってきたけど、ここで出てくるんだ。
「使えるのかね?」
「使えるさ。メイリン・ホークは、昨日聞いてたな?」
だから、なんで私に振るの!?
「モルゲンレーテじゃ、”
そりゃそうか……実際、キラさん一度倒してるしなぁ。
しかも、パワーで劣るインパルスで。
「……それはまた興味深いな」
「ああ。存分に興味を持ってくれ。シンにはそれだけの価値がある」
あはは~。
シンがオーブでも元気にやってるみたいでなによりですよーだ。
ああ、前世のお父さん、お母さん、メイリンは前世も今生も込みで脳みそがぐらぐらと煮え立ちそうな感覚を初めて覚えています。
要するに、脳が情報の理解を拒み始めてるんだってば!
「一応、ワタシのストライク・ルージュも
「誰が乗るんだい? って聞くだけ野暮だろうな」
「当然、フレイだ」
なんかフレイさんが歳の割には大きな胸を張ってるけど……あれ? なんで皆さん、そこに疑問を覚えないのかな……?
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
「あら、メイリンおかえり~って、なんか顔色が凄いことになってるっ!?」
「あはは……ちょっと、生涯に一度経験するかしないかの出来事がありまして。できれば、一生経験したくなかった。切実に」
「……ホント、一体何があったのよ?」
何があったってそりゃあ、
「軽く世界の深淵を垣間見た気分なんだよぉ」
ホント、ペラペラと重要機密を茶飲み話にする、今頃はチェスに興じてるだろうお気楽国家指導者共(カガリ様は今は指導者じゃないらしいけど……でも、国の重鎮だよね?)に、どうか
あっ、そういえばもうすぐバチ……じゃなかった。襲撃イベントがあるんだっけ?
嫌だなぁ~。ホント、どうなるんだろ?
はい。ここにあってはいけないMSがテンコ盛りな回でした(挨拶
オーブの待機してるリメイク機は、一体誰が乗ってるんだろうなー(棒
荒事が差し迫っている気がしないでもないですが、しばらくは割と吞気です(^^
今回のフォローw
メイリンは、基本的に
オーブに何故あるかは謎ですが……地味にルージュがN(意味深)になってる件についてw
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第005話:”おお、アスラン撃墜されてしまうとは情けない(毛根的な意味で)+あとパパンは意外なところ(非テロ)で人気者?”
「へぇー。アンタがアスラン・ザラか? ”
「あ、ああ。オーブではそう伝わってるのか?」
「うん。あと、父親が体を張って人類史上最大の爆発オチを見せたってな!!」
うぉい!
えーと……メイリン・ホークです。はい。
今、ミネルバの
(早速、シンがアスランさんに絡んでいたでござる……)
ねえ、陣営変わっていても、少しお洒落さん(しかもちょっとお坊ちゃんっぽい)になってもそれってことは……シン、もしかしてアスランさんに絡まないと死ぬ病気にでもかかってるの?
いや、いやな絡み方じゃあたしかにないけどさ……
(はぁ、ほら……アスランさん、あんなに笑顔引きつらせちゃって)
まったく、アスランさんの
まだ若いのにさ。
「ちょっとアンタ! いきなり失礼じゃないっ!!」
あっ、好みのタイプは『アスランさん☆』って書きそうなお姉ちゃんが早速カウンターで噛みついた。
原作を知る身としては、レアな風景ダナーと。
でも、シンはきょとんとしながらも悪意がかけらもない顔で、
「へっ? なんでさ? パトリック・ザラってオーブじゃ割と評判いいんだぜ?」
へっ? なんで?
「……何故だ?」
あっ、流石にアスランさんもその評価、疑問だったか……
なんせ、パトリック・ザラって言ったら、『地球のガンマ線ロースト/人類絶滅風味』を作ろうとした人だしなぁ。
どこをどうやったら評判がよくなるんだろ?
「だって当たり前じゃん?」
だけどシンはニコニコ(レア……)しながら、
「ガンマ線レーザーの第1射で、”勝ち馬に乗ろうと呼んでもないのにしゃしゃり出てきた東ア共(東アジア共和国)とユラ助(ユーラシア連邦)の艦隊を、
あっ、そうか。わかっちゃった。
この世界のジェネシスの砲撃ルーチン(?)、アニメと違うんだ。
最初の砲撃で増援艦隊と月面基地をガンマ線で”チン♪”した後、2発目を撃とうとして”あぼーん!”してるんだもんね。
(そっか、地球は直接狙われてないんだ……)
シンの当たりの柔らかさの理由の一つが、なんとなくわかった気がする。
「そりゃあ、宣戦布告なしに問答無用でヘリオポリスぶち壊して30万人くらい民間人を真空に放り出して大虐殺したのは、『こいつら頭おかしいんじゃね?』とか思うけど……それも、戦後しっかり補償してくれたみたいだし、そこはほら『あの時は戦争で、
あーあ……アスランさん、ついにorzになっちゃったよ。
それでいいのかオーブ国民?
立てよ国民! ジーク地球連合! みたいなノリじゃないの?
するとレイが優しい笑みでシンの肩をポンと叩き、
「俺はレイ・ザ・バレル。アスカさん、でいいかな?」
するとシン、人懐っこい笑みのままで、
「シンでいいぜ! なんか歳近そうだし。俺もレイでいいか?」
レイは頷いて、
「じゃあ、シン……どうかその辺で。赴任してきたばかりのザラ隊長の心が折れそうになってる」
「なんでっ!?」
……ザラ隊長閣下は、ついに床にのの字を書きだしちゃったよ。
まあ、シンは知らないっぽいけど、モロにヘリオポリス
そして、そんなアスランさんの背中をさすって慰めるお姉ちゃん……何この混沌?
というかお姉ちゃん、目が獲物を狙う
☆☆☆
「ところで、
きょろきょろと見回すレイに、シンはニヒヒと笑って、
「ミネルバの艦長サン……えっと、グラディスさんだっけ?に昼飯のお呼ばれしたのさ♪ 艦長室の簡易キッチンで色々作ってくれるって」
はっ?
お昼ご飯につられてやってきたの?
それとあの不倫艦長、いきなり年下の男の子、なに一本釣りしてんのっ!?
これ、
(いや、違うか……)
むしろ、
カガリ様、えっらいシンのこと買ってるみたいだし……本当に、興味持っちゃったかな? これは。
「それはそれは、なら俺が艦長室に案内しようか?」
「おっ、助かる! サンキュー、レイ!」
「礼には及ばないが……それにしても、わざわざ昼食を食べに来るとは、ひょっとして”ドミニオン”の食事は不味いのか?」
「いんや。美味いことは美味いんだけどさ……ほら、レストランの食事とかって美味いけど、こうなんかコレジャナイ感があってさ。俺、家庭料理とかの方が好きなんだよ」
「そういうものか? 俺にはよくわからない」
なんか男の子2人が仲良く歩き出す姿を見送りながら、私は最近癖になりつつあるため息をつくのだった。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
「もうっ! なんなのよっ、あのシンって子! 失礼にも程があるわ!」
なんかプリプリお姉ちゃんは怒ってるけど、
「なんなのって……モルゲンレーテのテストパイロットで、アスハ家の私兵みたいなものだって本人言ってたじゃん? あと、なんかカガリ様……アスハ代表のお気に入りっぽいかな?」
「そういうことじゃなくて!」
いや、わかってるけどさ……
「お子様なんだから、しょうがないんじゃない?」
「お子様って……えっ? あの子、そんなに年下なの? 確かに年下っぽいけど」
いや、年齢は変わんないんだけど、
「宇宙に来てまでママの手料理が恋しいなんて、可愛いものじゃない」
そうでも思わないとやってられないっての。
お姉ちゃんなんか納得したって顔してるから、まあいいけどさ。
私はメイリン・ホーク……最近、胃痛に悩まされるミネルバの美少女オペレーターです♪ きゃぴ☆
……ああ、真剣によく効く胃薬が欲しいですよーだ。
昼飯で若い男の子をナンパするグラディス艦長と書くと、なぜだかほのかに犯罪臭がする件について(挨拶
原作では有り得ない「超人懐っこいシン」全開です(^^
でも、やっぱりアスランは頭髪と毛根と精神にダメージを受ける罠w
そして、パトリックの評判が、オーブではなんだか愉快なことに……
今日のフォローw
シンの女性の好みは、実は原作とかけ離れて「年上で優しくて綺麗で包容力のある女性」という噂が……どんだけキラの影響を受けてるんだ?(^^
確かに
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第006話:”私とザクとコミュ力お化けども……ねえ、偉い人がそんなんでいいの? ちょっとプラントとオーブの将来が心配になる件について”
ひょっとしたら、このシリーズではシンもヒロイン枠なんじゃないかと心配になってきた今日この頃(えっ!?
「だっからさあ、ルナマリアってスラッシュ・ウィザードの方がいいんじゃね? ちまちま狙撃するよりもバァーッて弾幕張って、グァーって距離詰めて一気にこう斧でズバンと真っ二つって戦い方のほうが、キャラにも合ってるって」
シン、擬音多すぎだってばさ。
「キャラって何よ? キャラって。んー……でも、確かに言われてみれば、そっちの方が私に合ってるっていうのは、的外れってわけでもないか」
はい。相変わらず胃に継続ダメージ受け続けてるメイリン・ホークです。
私、ダメじゃん。
えー、只今ミネルバのパイロット選抜チーム、アスランさん/お姉ちゃん/レイ+なんかオーブで健やかに育ってるらしいシンが、何をやってるかと言えば……
「次は
ああ、人懐っこいシンになんか慣れない。
あっ、「やろうぜ?」とか言ってるけど、『や・ら・な・い・か?』という方向性じゃないぞー。
一部の腐った皆さんには残念ながら。
何の事はなく、元祖ミネルバ組(?)が詰めてるのはミネルバのシミュレーションルーム。
そこで簡単に言っちゃえばシミュレーター使って対戦ゲームをやってるってわけだ。
ル-ルは基本1 vs 1で、使用機はザクオンリー。ただし、背中に背負うウィザード・システムは自由選択って感じ。
なんで、こんなことが可能だったかと言うと……まあ、単純にグラディス艦長が普通に許可出したからだ。
理由はこっちも単純で、『シンの腕前を確認してほしい』とデュランダル議長直々に頼まれたからなんだってさ。
(議長、本気でシンを取り込む気だとか……?)
流石にそれは難しいと思うけど……あの様子だと、ご両親だけでなく
「いや、しかしだなぁ」
割とグイグイ来るシンに、アスランさんは何となくタジタジだ。やっぱり、「パパンは自爆職人」とか「ヘリオポリス襲撃は頭おかしい」発言が尾を引いてるのかな?
とりあえず、意外とこういうシンは苦手らしい。
「あっ、俺の腕前疑ってるだろ? こう見えても俺の操縦は、キラ
ピッと自分を親指で指差して、
「これでもキラ先輩越え目指して、日々精進してるんだからな!」
あれー? モチベーションの震源地(?)が正反対とはいえ、どうしてそこだけ局所的原作再現?
そして、そんなことを言ってしまえば、黙ってられないのがミネルバに一人いましてね、
「そういうことなら、俺が相手したいんだが?」
「おっ、レイか? いいぜ! ストライカーパック……じゃなかったウィザードは何にする?」
「ブレイズでいい。機体はザク・ファントムだ」
「じゃあ、俺も同じ設定で、と。これで純粋に腕前だけの勝負だぜ!」
「望むところだ……!」
☆☆☆
「ほう。乗ったことのないザクでレイと互角か……確かに
「だろ? まあ、シンは色んなMSに慣れてるからな。それに正規のテストパイロットになる前は、鹵獲したザフトのMSで運搬手伝うって名目でよく遊んでたし。それもあるかもな」
「どっひゃあ!?」
ちょ!?
カガリ様に議長! 気配消して背後に立つのやめてくださいってばよ!
おそらく案内してるだろうグラディス艦長、あなたも同罪ですからね?
ついでに複雑な顔をしてるフレイさんも。
あっ、シンを除いたパイロットが一斉に敬礼してる。
シンはほよほよと手を振ってるけど。
「殺伐とした戦場を疾駆するMSを操る者たちだが、こうして親し気に交流してる姿を見ると、何とも微笑ましい気分になるものじゃないかね?」
「デュラさんは詩人だな? まあ、今後のことを考えればパイロット同士が良好な関係を築くのは、互いにメリットが多いかもな」
ああ、このコミュ力お化けどもめ……もう遠慮なくファーストネームで呼びだよ。
カガリ様に至っては、渾名だし。しかもなんか微妙にデュラハンっぽいし。
(”亜人ちゃんは語りたい”とか懐かしいなぁ……)
体感的にはもう20年くらい前の作品になってしまうもん。
「ところでルナマリア・ホーク」
「はっ、はい!」
おや? いきなりお姉ちゃんがご指名?
「シンのMSに対する目利きは確かだ。スラッシュ・ウィザードがお前に合ってるというなら、その通りなのだろう」
「は、はあ……」
おーい、お姉ちゃんが反応に困ってるぞー。
「という訳で……デュラさん、スラッシュ・ウィザードがくっついたパイロットが決まってないザクは余ってないか? できれば”
すると議長、その服のどこに隠し持っていたのかタブレット端末を取り出して、
「あるにはあるが……」
「買った。ルナマリアのパーソナルカラーへの塗装代込みでオーブ、いやワタシが言い値で買い取ろう」
なんか、いきなりガンプラのオークションぽくなった!?
「ちょ、ちょっと! えっと、あの、」
どう反応していいか判らなくなってるお姉ちゃん……哀れな。
「安心しろルナマリア・ホーク。この程度で貸しとは思わん。可愛い娘に強力な武器を持たせるのは、言ってしまえばワタシの趣味だ」
一体どんな趣味っ!?
「良かったじゃないか。グラディス艦長、どうやら幾ばくかミネルバの保有戦力が上昇したようだぞ?」
あっ、艦長がこれ見よがしに溜息ついてーら。
というか、この2人って妙に馬が合ってない?
なんというか……男と女とかって色っぽい方向でなくて、悪ノリの方向性が……
「まあ、それはいいとして。シン、そろそろ”ミネルバ”に”テスタメント改”の搬入するぞ。お前に預けられた機体だろ? やってこい」
あっ、そういえば”てすためんと”だっけ?
オーブの実験機、ミネルバでテストするとかって言ってたような?
「了解! あっ、悪いレイ。どうやら仕事みてーだ」
「かまわん。まず自分の仕事をするべきだ」
ああ、なんだろうこの気分……ファントムペインに来てほしくないのに、何だか無性に来て欲しい気がする。。
なんか色々いっぱいいっぱいな今日この頃、一体私はどう立ち回ればいいんだろ?
えっ? 下手に動かない方が身のため?
うん。実は私も少しそう思ってた。
「まあ、なるようになるかな……」
今更、私程度の力でなんとかなるものなんて、きっとないよね?
ないといいなぁ……
これも原作補正というものか? シンが妙にミネルバクルーと馴染んでる件について(ただし、アスランは除く
ルナマリア……油断してると、いつの間にかシンが弟カテゴリーに入ってしまうぞ?w
メイリンとくっつくくっつかないに関係なく。
ちなみにシンの好みはもうちょい大人っぽい方かなーと……
とりあえず、ミネルバの戦力は強化されるみたいっすよ?
本日のフォローw
現状、明らかになってるミネルバの保有戦力
インパルス(アスラン・ザラ搭乗)
ブレイズ・ザクファントム(レイ・ザ・バレル搭乗)
スラッシュ・ザク・ファントム(ルナマリア・ホーク搭乗)←New!
テスタメント改(シン・アスカ)←New!
赤いガナー・ザク・ウォーリアは、哀れ一発も実戦で撃てぬまま倉庫の肥やしに?w
いや、本来なら後二人いるはず(すぐ死んじゃうけど……)だけど、この世界では果たして。
この時点で既にオーバーキルな気も……(^^
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第007話:”たまには視点を変えて、別キャラの視点からでも……なお、ラッキースケベは休暇を取りました”
まあ、そろそろ出てこないと困る面々もいるわけですし……
うむ。2年経とうが3年経とうが心はいつも両性具有なカガリ・ユラ・アスハだ。
えっ? お前は作品違うだろうって? このシリーズのヒロイン枠は、メイリン・ホーク?
ま、カタイこと言うな。
それにワタシは元々、ヒロイン枠ではなくヒーロー枠だ。
(それにしても、メイリン・ホークか……)
ありゃ、おそらく”転生者”だろうな。
『核動力機を含む』最新鋭機のテストパイロットだからという建前で、『意図的に隠蔽していた』シンの名前を一発で、迷いなく言い当てたんだ。
(まあ、現状で問いただすのは、大して意味が無いだろうな……)
あの様子だと間違いなくはぐらかす。
ゲロさせるなら、もっと決定的な……言い訳できないレベルの
(もっとも、あの調子なら遠からず簡単に墓穴を掘ってくれるだろう)
さて、どうでもいいことだが、ワタシは今、アーモリーワンのショッピング街をフレイとソキウスの誇るコンビニコンビこと、セブンとイレブンを引き連れ散策している。
実は、ワタシもフレイもソキウス達も、ここに来るのは初めてではない。
以前、和平交渉やら何やらで立ち寄ったことがあるのだ。
(以前より、随分と賑わってるじゃないか)
まあ、オーブはともかくプラントはもう2年も大きな戦乱がない。
しかも先の大戦でプラント本国に大きなダメージがなかったことも大きく関係している(ぶっちゃけ、オーブも大西洋連邦もプラント本国を本気でぶっ壊す気はなかったし。東ア共やユラ助は知らんが)のだろうが、多少の平和ボケは看過すべきなのだろう。
(どっちにせよワタシの国って訳じゃないからなぁ)
いっそこのまま、市民レベルくらいでは平和ボケしててもらってもいいのだが、
「まっ、そういう訳にもいかんだろうな」
”とんっ”
言ったそばから、くるくると喜びを表す回転舞踊をしていた金髪の女の子が、大して厚くもない胸に飛び込んできた。
もしも原作のシンなら息もつかさずラッキースケベを発動させてるところだが、生憎とそれはワタシの属性じゃない。
ただ、その女の子をやんわりと抱き留め、
「目と目の間をしっかり狙って射抜け。倒れたからと言って油断はするなよ? 確実に息の根を止めるまで手を止めるな。いいか? いい仕事ってのは確実な仕事って意味だ」
そう耳元で囁いた。
「う、うん。ステラ、わかった。ありがとう。おねーさん? おにーさん?」
「どっちでもかまわん。ほれ、ツレが待ってるみたいだぞ? 行ってやれ」
「ん。ばいばい」
「ああ。気をつけてな」
そして、少年二人の元へ小走りに行くパッキン少女、いや”ステラ・ルーシェ”の背中を見るとはなしに見ながら、
「セブン、イレブン、手段は任せる。大至急、”ドミニオン”に戻り、MSの緊急出撃の準備をさせておけ。通信は使うな? どこで誰が聞き耳立ててるかわからん」
「「ソキウス」」
「ああ、それと『
「お姉様、一体……?」
ワタシはフレイの手を取り、
「きゃん♪ お姉様、こんな人前で♪」
ブレないのは流石と言いたいが、悪いが今はあまり構えん。
「フレイ、”ミネルバ”に戻るぞ」
「”ミネルバ”に、ですか? ”ドミニオン”にではなくて?」
これからのイベントを考えると、
「ああ。きっとそれが最適解だ」
ドミニオンには”頼りになる艦長”もついてるし、ワタシが戻らなくてもどうとでもなる。
「あの娘から、血の匂いがした」
「えっ?」
ショッピングはここでおしまい。まあ、
当面の目的は達したんだ、良しとしておこう。
観光の時間はここでお終い。これからは荒事の時間だ。
「もうすぐここは戦場になる」
どっちも娯楽と言えば娯楽かもしれんがな。
☆☆☆
「おい、ステラ……あのにーちゃん? ねーちゃん?と何を話してたんだよ?」
と不思議ちゃんのステラに問いかけるのは、見た目チャラ系青髪美少年、”アウル・ニーダ”で、
「ん? んー……おしごとのあどばいす?かな?」
「なんだそりゃ?」
小首をかしげるステラに、アウルは不思議そうな顔をするが、
「まあ、任務に支障がなければ何でもいいがな」
とクールに対応するのは、オクレ兄ことスティング・オークレー。
「ん。ステラ、いっぱい殺すね?」
ふんすと小さくガッツポーズをとるステラに、
「おう。頼りにしてる」
「あははー♪ ステラ、気合入ってるじゃん?」
「”おねにーさん”にあどばいすとおーえんもらったから、ステラ、がんばる!」
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
一方、その頃カガリ様に”ミネルバ”でのお留守番を言い渡され、ラッキースケベのチャンスを逃した我らがエース(オーブだけどね)と言えば……
「うっわー! こんなところでコートニーさんに会えるなんて、すっごい光栄です!」
すっごい大喜びしてましたとさ。
あっ、メイリン・ホークだよっと☆
「そ、そうか……」
握られた手を上下にぶんぶんされて、かなり戸惑ってるのはえっと……
「お姉ちゃん、あの好青年ぽい人、だれ?」
「おバカ。コートニー・ヒエロニムスさんでしょ! 今や”ザフト最強パイロットの一人”って言われてる!」
えっ?
琴美・広末? 男の人だよね? いや、あの美貌なら男装した長身の麗人って路線も……
「えっ? ザフト最強のパイロットってアスランさんじゃないの?」
「うーん……その評価は人によってそれぞれじゃないかな? そりゃあ私はザラ隊長……じゃなかったアスラン隊長だとは思うけどさ」
お姉ちゃんは、アスランさん推し。これ確定ね?
ところで、シンはなんであんなに喜んで……
「同じテストパイロットとして尊敬してます! 国は違いますけど、機会があれば是非ご指導ご鞭撻お願いします!」
あっ、そっち方面での初期好感度の高さなんだ。
「あ、ああ、まあ機会があればな」
あー、見るからに反応に困ってるなー。
そして、アスランさんに続きエース(だよね?)をまたしてもタジタジにさせるグイグイのシン・アスカであった。
(まあ、無遠慮で無垢な混じりっ気のない好意って、案外リアクション取りづらいもんねー)
ザフトの誇るエース二人も形無しにさせるなんて、もしかしてシンって無敵の撃墜王?
そして、くるりとまた遊びに来てたデュランダル議長(おい、仕事はいいのか? どうせ不倫艦長目当てだろうけどさ。ケッ、リア充爆発しろい!)に振り向いて、
「議長! いえ、議長閣下! ご配慮に感謝致します!」
いつの間にか覚えていたザフト式の敬礼してらーね。なんかぶきっちょだけど。
すると議長、にこやかに気にするなと手を振って、
「ちょうどシン君、君と”テスタメント改”に『試してほしい装備』がいくつかあってね。開発に関わってた彼が、ちょうど”ZGMF-X24S カオス”のテストパイロットとしてアーモリーワンに赴任していたので、装備一式の搬入ついでにご足労願ったのさ」
「どんな装備だかわかりませんけど、俺、テスト頑張りますね!」
「ああ。期待してる」
ああ、手だけではなく、シンのお尻から尻尾が生えて、ブンブンしてる幻覚が見えそうな気が……
”おねにーさん”という表現に、妙な懐かしさを感じます(挨拶
とりあえず、出てきましたね~三人組(^^
まあ、このシリーズのシンだと、ステラの乳をもんでも、ボリューム的にリテイク希望出しそう(ヲイ)なので、急遽カガリが代役に抜擢されましたw
”ドミニオン”に潜んでるのは誰かは、大体想像ついたかもしれませんね~。
さて、次回くらいからようやく流血沙汰になりそうな……?
なんか、カガリが余計な事言ったせいで、ステラが張り切ってるみたいですが。
今回のフォローw
コートニー・ヒエロニムスさんは外伝『DESTINY ASTRAY』に出てくるキャラで、このシリーズでは、クルーゼ隊長が早めにこの世から退場してるので、ヤキン・ドゥーエでは急遽”プロヴィデンス”を駆り出撃したみたいですよ?
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第008話:”ぼへみあん・らぷそでぃ 意訳すると『異邦人の狂詩曲』”
「しんで?」
ステラ・ルーシェが放った弾丸はその日、”ZGMF-X31S カオス”のテストパイロット、マーレ・ストロードの心臓をかすめた。
もし、この先が原作通りの展開なら、マーレ・ストロードは助かったかもしれない。
だが、
”いい仕事ってのは確実な仕事って意味だ”
「おしごとはていねいに」
”タンッ! タンッ!”
追加に放たれた2発が、倒れたマーレ・ストロードの眉間から入り頭蓋を貫通し、脳漿をぐちゃぐちゃに破壊することにより彼の生命活動を正確に終わらせた。
「ぼへみあん・らぷそでぃ」
ふと思い出してしまった最近お気に入り曲のタイトルを口ずさむと、ステラは
まことに気まぐれに言った何気ない一言が、ささやかに歴史を変えた現場だった。
ところで、”Bohemian Rhapsody ”に狂詩曲謳われる
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”ちゅどぉぉぉ~~~~~ん!!”
「なんだなんだ?」
(あ~、はじまっちゃったかぁ)
最近、胃痛と友達なメイリン・ホークです。我ながらその自己紹介、どうなんだ?とは思う。
シンがえーと、広末さん、じゃなかったヒエロニムスさん……長いからシンプルにコートニーさんでいいよね?
とにかくシンがコートニーさんから色々な実験予定装備(なんか、見たことのない物が大量に……)の説明を興味津々で受けてる最中、唐突にその爆音と振動はやってきた。
とりあえずアニメと違ってMSをはじめ重要機材は、”ドミニオン”との観艦式やら模擬戦やらと数々のイベントを控えて”ミネルバ”に積み込み終えていたので、「ザクが倒れて~」的なアクシデントの心配もなさそうだ。
「この状況で爆発とくれば、事故か敵襲しかないだろ?」
そう言いながらツカツカとハンガースペースに戻ってきたのは、
「おかえりー。カガ姉、フレイ姉ちゃん。
すると負傷してMSでではなくしっかり二本足で歩いて帰ってきたカガリ様は手荷物を掲げて、
「おう。ばっちりだ」
「ただいま。シンこそ、皆さんに迷惑かけてない?」
「あったりまえだろ! こっちはこっちで楽しくやってたぜ♪」
あっ、なんかほっこりしちゃった。
爆発の緊張感とか、爆風来てないのに吹っ飛んじゃったよ。
「ま、とりあえず今起きてるのは後者の方だな」
さらっと話を戻したカガリ様に、
「何が起きてるのかわかってるのかね?」
そう大して慌てた様子もないデュランダル議長様。
「ああ。今回、性能を評価するはずだった3機の”セカンドステージ・シリーズ”がコロニー内で大暴れしてるぞ? 帰ってくる最中に、警備MS蹴散らしてるの見えたぞ?」
そうフンとつまらなそうに鼻を鳴らすカガリ様……いや、フレイさんもだけどさ、シンもセットでこの三人度胸が据わりすぎてない?
「それは大変だな?」
あっ、もう一人全然動じてない人がいた……そういえばこの大物政治家二人、ある程度読んでたんだっけ?
「さて、警備隊は出てるようだが……どうするか?」
状況から考えれば、暢気すぎるデュランダル議長の言葉だったけど、コホンとカガリ様が小さく咳払いをして、
「デュラさん、いやデュランダル議長……オーブの使節団代表としてちょっとした提案があるんだが、聞くかい?」
「ほう……面白い提案なら聞こうじゃないか?」
二人の会話を聞いて、私は白々しさも勿論感じたけど、それ以上に……
(お芝居見てるみたいな気分……)
これも転生者ゆえの感覚なのかな?
ふと、”様式美”って単語が頭に浮かんだ。
「今回、性能比較予定だった
「準備がいいね。では……」
「お待ちください議長!」
そう静止したのはアスランさんで、
「アスラン君は反対かね?」
「おや? 相変わらず赤服がよく似合うザラ隊長殿は、ウチが戦力を出すのがご不満のようだな?」
カガリさまーっ!?
えっ? その可能性は考えてなかったけど、もしかしてこの2人って仲悪いの?
「……そういう訳ではありませんが、オーブがこの状況で戦力出すというのは……」
「ほほう」
カガリ様はニンマリ笑い……いや、目が笑ってない!?
「つまりこう言いたいのか? 今回の襲撃は、”
「そ、そうは言いませんが……」
「ワタシをあまりナメるなよ? ザラの
あっ、なんか静かに噴火してる感じが……
「確かにヘリオポリスで民間人を殺しまくったお前らには、今でも言いたいことはあるがな……だからといってこんなクソしょーもない報復を考えるほど、ワタシは阿呆にみえるのか? あん?」
「まあまあ、落ち着きたまえ。
「しかしだなぁ」
「では、折衷案としようじゃないか? オーブからは出撃可能なMSを出してもらう。その活躍如何により、嫌疑を持つ人間もなっとくするだろう。そして、アスラン君にも出てもらう。それなら、ザフトの顔も立つだろう?」
アスランさんが無言で敬礼したよ。
これで決まりかな?
「「では、我々も!」」
そう言ってMSに乗り込もうとするお姉ちゃんとレイだったけど、
「それで? 空っぽになった”ミネルバ”を誰が守るんだ? 敵の襲撃目標はまだ全部わかっちゃいないんだ。相手のターゲットの一つに、デュランダル議長が入ってたらどうする気なんだ、お前らは?」
「ぐっ……」
あっ、レイがいきなり撃墜された。
「その時は、いったい誰が戦うんだ? ワタシか? フレイか? シンか? それとも……」
ちょっ!?
なんでそこで目線を向けるの!?
「それともお前の妹か? ルナマリア・ホーク」
「うっ……」
はい。次いでお姉ちゃんも。
時間がなかったせいで、全部は調べられなかったけど……流石は先の大戦で、その名を馳せた女傑ってとこかな?
「ルナマリア・ホークとレイ・ザ・バレルは、MS搭乗後に”ミネルバ”周囲に展開。状況の急変に対応できるよう”
「流石、いい判断だ」
☆☆☆
「ねえ、シン……」
軽率だなぁーとは我ながら思うけど、
「なんだ?」
つつぅーーーっとさりげなく近づいて小声で話しかけてんだけど、シンは全然驚いてる様子もなく普通に返してきた。
「出なくていいの?」
「なんで?」
うっ、そうストレートに返されると返答に困るな。
(まさか原作で、一番に
「あっ、もしかしてアスランさんみたいに、俺達のこと疑ってんの? えーと、妹の方のホークさんは?」
あっ、そういえばお姉ちゃんとはシミュレーターでイチャイチャ(?)してたけど、私とはまともに話したことなかったっけ?
(転生前のことがあったから、つい気安い関係だと思い込んでたよ)
失敗失敗☆ ここはフォローしとかねば。
「なぁに、その呼び方。メイリンでいいよ?」
「じゃあ、メイリンで」
シンも転移前のザフトのシン君と比べて格段にコミュ力高そうだなー。
なんとなく、本人の意思とは関係なく、フラグ乱立させそうな気配もするけど。
「とりあえずさ。見てるといいよ」
笑顔が優しいシンというのも、これはこれで……とと、そうじゃなくて。
「
「What!?」
ちょ、今なんと言いました……!?
ボヘミアンがいっぱい(挨拶
ステラ達三人組は直接的な意味でだけど、ホントの異邦人ってカガリとか、二重の意味でメイリンだったりして(^^
自分で書いてて言うのもなんだけど、「真っ先に戦場に飛び出していかないシン」ってのも新鮮だな~とw
「守りたくても守り切れなかったシン」ではなく、「守りたいものがあるシン」だからならではの行動パターンではと。
そして、”ドミニオン組”の正体が明らかになってきましたね~♪
詳細は次回かな?
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第009話:”星見役は私だってアニメ化されてるから知ってるけど、でもこんな話じゃなかったよね?”
いや、一部は大真面目なんですけどね?
「あー、やっぱりプラントやザフトじゃ有名じゃないかな? スウェン兄ちゃんは”スウェン・カル・バヤン”て言って、俺と同じモルゲンレーテのテストパイロット兼アスハ家、いや兄ちゃんたちの場合はむしろ
いや、だからなんでそのアズラエル家の私兵がオーブに居んのさ?
あっ、アズラエルがカガリと結婚してオーブに引っ越してきたからか?
”ドミニオン”と同じで、結納品の一部だっていうんかい。
「ナチュラルだけど、すんげー強いパイロットなんだぜ?」
……知ってます。
私だって”
ちゃんとアニメ化されてるから。
「あとシャム兄ちゃんとミューディーとのコンビネーションもバッチリだしさ♪」
あっ、やっぱりいるんだ。あの二人も。
確か……
スウェン兄ちゃん→スウェン・カル・バヤン(20歳)
シャム兄ちゃん→(多分)シャムス・コーザ(19歳)
ミューディー姉ちゃん→(多分)ミューディー・ホルクロフト(18歳)
シンは16歳の筈だから、まちがってはいないかもしれないけど……
(でも、やっぱりコレジャナイ感が……)
「ところでメイリンはこんな所で油売ってていいのか?」
あっ、ヤバ!
お姉ちゃんとレイ、もうMSに乗り込もうとしてるし、艦長と議長とカガリ様、ついでにフレイさんまでブリッジに歩き出してるしっ!!
「いくない! 私もいかなきゃっ!?」
「んじゃ、俺も~」
ヲイ!
「だって、此処に居てもやることないしさぁー。コートニーさん、ストライカーパック……じゃなかったシルエットの調整に忙しいみたいだし」
ほれとシンが視線を向けた先には、なんかやたらと強そうなシルエットの前で、整備班に指示を出してるコートニーさんがいた。
(あれ? もしかして、シンの”テスタメント改”だっけ?にシルエット装着しようとしてるんじゃ……)
だって、お姉ちゃんとマッチングの問題(?)で予備機兼いざという時の部品取り要員認定となったザク・ウォーリア、私的には”旧赤ザク”と呼びたくなるあの子には、まだガナーウィザードついたまんまだし。
(まあ、まだ調整に時間かかりそうだから、いいのかな?)
「わかった。ブリッジに行くのはいいけど、せめてパイロットスーツは着てきなよ?」
「わーてるって」
そういえば、シンってあんまパイロットスーツ着てるの、こっちの世界に飛ばされてきてから見たことないなぁ。
シミュレーターには、いっつもほぼ「おしゃれ普段着」みたいな恰好で乗ってるし。
いや、動きやすそうなんだけどね。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
(派手だなぁ……)
ブリッジに入ってきたシンを最初に一目見た感想がそれだった。
多分、ベーシックになってるのは、ブラック&グレーの2トーンカラーのオーブ型パイロットスーツっぽいけど、
(黒地にレスキューオレンジとパッションレッドのファイヤーパターンが踊ってるよ……)
それ、間違いなくオーダーメイドで作ったやつだよね?
ちなみにヘルメットもお揃いのカラーだ。
(私服もだけど、シンって結構お金持ちなのかな?)
テストパイロットって結構な高給取りだって言うしな~。
まっ、とりあえずオペレーターシートにつこうっと。
これで私も立派な”スターシップ・オペレーターズ”だ☆ なんちって。
「あら? シン、もうパイロットスーツ着てきたの? 多分、出番ないわよ? 機体だってまだ出れる状態じゃないみたいだし」
とは、スーツ姿なのに妙にブリッジに立ってる姿が様になってるフレイさん。
「俺もそう思うけどね。スウェン兄ちゃん達が”GTO-X”シリーズで出るんなら、まあ奪われたセカンドステージだって、簡単に無力化できんじゃね?」
GTO-X? GAT-Xじゃなくて?
もしかして、スターゲイザーの
「油断しないことはいいことさ。実際、”常在戦場”の心構えは重要だぞ? ワタシなんてベッドの中だって常在戦場だからな」
うわぁ……この人、ベッドで何やってんだろ?
なんかアズラエルさんとか、大丈夫なのかな?
「常在戦場……ふむ。良い心構えだな」
議長、貴方様が艦長をチラ見しながら言うと、なんだか違う意味に聞こえます。
おっとそんなことしてる間に発進シーケンスが進んでるよ。
お仕事お仕事っと。
「ザラ隊長、進路クリア! コンディション、オール・グリーン! 行けます!」
『了解した』
アスランさんは一度うなずき、
『アスラン・ザラ! インパルス! コアスプレンダーで出る!!』
(ああ、やっぱりこの瞬間は格好いいなぁ……)
私は、素直にそう思ってしまった。
さて、私は私でチェストフライヤーとレッグフライヤーの射出準備をしないとね~。
☆☆☆
だけど、射出シーケンスを終え、状況を確認しようと戦況表示モニターを見た私は硬直してしまう。
だって……だって……
「なんで”
シンのパイロットスーツは、本人の趣味だとしたら中二病の残り火の可能性が……(挨拶
いや、ようやくシンがメイリンと絡んでくれました(^^
基本、良い子なんだけど意外と動かすのが難しいです。
そして、最後に来ちゃいましたね~。メイリンの胃袋に優しくない展開、弩級”原作ブレイク”がw
さて次回、ガイアのパイロットとメイリンの胃袋は果たして無事なのか?
今回のフォローw
実はストライク・ノワール、ブル・デュエル、ヴェルデ・バスターの3機は、割と原作と仕様が変わってます。
オーブ、驚異のメカニズム?w
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