機動戦士ガンダムSeed Destiny Lost Knight (シラヌイ)
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1話

え~、以前、久々に種デスのDVDをみながらロスからやっていたらふと思いついた話です。
少しづつ息抜きに書いていたらなんかすっかりストーリが出来上がっていましたので、書いてしまいました。


行政特区日本の式典会場でライは配置についている途中、

緑髪の少女が倒れるのを見て駆け寄った。

彼女に触れたその時、知らないはずの情報がライに流れ込み失っていた記憶を取り戻した。

 

 

それと同時に、誰かのギアスが暴走するのを感じる。

 

ギアス、かつて彼から全て奪った力。

 

 

ライはすぐさま、今回の行政特区日本を発案者であるユーフェミアの元に向かったが。

 

「あら? 貴方も日本人ですか?

それなら皆殺しにしないといけません」

 

絶対尊主で本来のユーフェミアでないと気づいたライは。

 

 

「本当の自分を取り戻せ!」

 

 

同じギアスで彼女を止めた。

 

 

 

それから、ライはすぐさまこの場から離れる。

 

 

 

「全く、今を生きると決意した矢先にこれか、

ごめん、みんな…コーネリア殿下…ぼくはもうここにいられない」

 

 

ライは直ぐに自分の専用機が待機してある場所に向かった。

 

緑髪の少女に触れたときに流れた情報でかつて自分が眠りについた遺跡と同系の遺跡が神根島にあるとわかったライ。

 

 

「あら、ライくんどうしたの? まだ式典は終わっていないわよ?

って、顔色がわるいわよ?」

 

 

ライの専用機の開発に関わった人物の一人であるセシルは直ぐにライの異変に気づくが。

 

「今すぐにクラブの発進準備をしてください」

 

 

「わかったわ」

 

ギアスをかけられたセシルは淡々と命令をを実行をした。

 

「すみませんセシルさん」

 

 

新たに開発されたフロートユニットをそうびして、ライはこの場からはなれ神根島に向かった。

 

 

 

 

「僕のギアスがいずれまた暴走する、そうなる前にこの世界から消えたほうがいい。

だから…さよならみんな」

 

 

 

「もう仕分けございません…コーネリア殿下」

 

 

ライは遺跡の最深部でこの世界から消えたいと強く願う。

 

遺跡はそれに呼応するようにひかりだした。

 

 

その瞬間、皇暦の世界から一人の騎士とナイトメアが消えた。

 

 

 

 

 

 

 

C.E.73年6月

 

 

プラント最高評議会議長ギルバート・デュランダルは地球に視察に来ていた。

 

 

「やれやれ、こうして見ると平和なものだが、それも何時まで続くか…ん?

なんだあこの光は!?」

 

 

そんなときに彼は摩訶不思議な現象を目撃する。

 

 

 

光から現れたのは白銀色の神をした少年と、

この世界にあるMSよりはるか小さい人型のロボットであった。

 

 

「全く、どう反応すればいいか困る光景だな」

 

 

苦笑しながらも、冷静になって部下を呼び機体を回収させ、

倒れた少年を医務室に運ぶよう命令を下した。

 

 

それから翌日、デュランダルは少年の事を調べている研究員の元に向かった。

 

 

「彼の様子はどうだ?」

 

「これは、議長、少年はいまだ眠り続けていますが、

時期に目覚めるでしょう」

 

「そうか、で、何か分かったことは?」

 

「あ、はい、調べたところ、彼はナチュラルです

それも体を強化された形跡があります」

 

 

「連合のエクステンデットと同じだと?」

 

 

「いえ、あれとは全く違います。それ以前に強化を差し引いても彼の身体能力は以上です。

まず、身体能力は我々コーディネーターと同格です」

 

「すごいな」

 

「ええ、加えてナイトメアフレームのデータを見ると、彼は指揮能力も優れています」

 

「それはまた」

 

「これを見てください」

 

研究員はランスロット・クラブに会った戦闘データをデュランダルに見せる。

 

 

そこには単騎で敵KMFをいとも簡単に破壊するクラブの姿があった。

それだけでなく、的確な指示で三機で40機近くのKMFを全滅させる指揮能力を見せた。

 

 

 

「全く、こうまで完璧な人間が存在するとは我々コーディネーターの存在がかすんでしまうな」

 

 

「ええ、全くです」

 

 

「彼のことはわかったが、あの機体に関してはどう思っている?」

 

 

「あの機体にあるデータではあの機体以外の量産機はさほどたいしたことはありませんが、

あの機体とあの機体の兄弟機のランスロット、それと敵として出てきた赤い機体の動きには目を見張るものがあります」

 

モニターに映し出される二機の機体の動きにデュランダルは驚愕する。

 

 

「出力などはMSに敵いませんが、この三機の俊敏な三次元運動はMSでは再現は不可能です」

 

 

 

 

 

「だろうな。私から見てもそれはわかる

この機体その物を再現してもMS戦では意味はないが、拠点攻略には最適だな」

 

「ええ、MSでは入れない場所では簡単に侵入できますし、

入ってしまえば敵もうかつに攻撃できません」

 

「まあ、そんなことにならないようにするのが私の仕事だがね」

 

冗談を言うような表情で話するデュランダルに困惑する研究員。

 

 

 

「で、この機体は性能はこの二機と差は?」

 

「おそらく出力は少し低いくらいでしょう。だけど、

あの機体はかなりピーキーです。我が軍のエースパイロットでも苦戦するじゃじゃ馬だと断言できます」

 

 

 

「それを動かす白銀の騎士とでもいうのかな」

 

 

「はあ…」

 

 

そんな時、少年の脳波から覚醒の兆しを知らせる音をきくデュランダル。

 

 

「彼と話をさせてくれ」

 

「しかし危険です」

 

「なに、戦闘での会話を聞くがかぎり彼は紳士であり頭も良く回る

危険なことにはならないはずだ」

 

 

 

 

デュランダルはそう言って議長権限を使い少年の下に向かった。

 

 

 

「…ここは?」

 

 

「やあ、お目覚めかなライ君?」

 

 

「貴方は?」

 

 

「質問に答えたいのは山々だが、まずは君のいる現状を説明させてくれ」

 

 

ライはデュランダルから異世界にきたことを知らされ困惑する。

 

「まあ、困惑するのは無理も無い。わたしも突然光から現れた君を見なければ

とてもじゃないが信じられないだろ」

 

 

「いえ、信じます。それより僕をどうするつもりですか?」

 

「出会ったのは何か縁だ

君のことは私が責任を身って保護しようとおもうのが、どうかね?」

 

 

 

(ギアスノ暴走の前兆はないな、彼の話が本当なら遺跡なんてものは無いだろうし…

なにより眠るはずが異世界にきていたのは予定外だ…)

 

 

「悩むのは仕方ない、今は体を休むべきだ。

その後のことはゆっくり考えればいい。これから君の部屋に案内しよう。

そこにあるコンソールからこの世界について知ることが出来る好きに調べるといい」

 

 

デュランダルはそう言って、ライを個室に案内した。

 

 

「この部屋だ。食事、飲み物がほしいときはそこから言えば直ぐに持ってこさせよう

それと」

 

 

「監視については何も言いません、僕はあなた方から見たら警戒すべき人物ですから当然の処置だと思います」

 

「すまないな。立場適そうしなければならないとはいえ、

さすがに気分はいいものじゃない」

 

 

「いえ、ここまでしてくれて助かります」

 

 

「そうか、なにかあったら言ってくれれば直ぐに対応しよう」

 

 

「色々と気遣いありがとうございます」

 

 

 

ライの立ち振る舞いに苦笑するデュランダルは仕事に戻っていった。

 

 

その後、ライは自分がいる世界について調べることにした。

 

 

 

(コーディネーターにナチュラルか…、

今は戦争が終わっているが何時また起きても不思議じゃないか、

このブルーコスモスという存在は危険だな。

あのデュランダルという人が推し進める融和路線をいずれ蹴るだろう)

 

 

先程自分が話していた人物の肩書きを知ったライは当初はやばいと困惑したが、

他の情報を見るにつれてそんな困惑は無くなっていった。

 

 

(これからどうする?

自分が何者かを知った、おぞましいといえる行動をとった自分に生きる価値は無いが、

議長の目指す平和を見て見た自分がいる…この命をその為に使えるなら、

母上が生んでくれた命は無駄にならずにすむか…いや僕はただ死ぬ理由が欲しいだけか

それでも、無駄に自殺するよりはいいか)

 

 

 

ライは決意してこれからのことを考えた。

 

 

 

これがギルバート・デュランダルのひいてはコズミック・イラの運命を変える最初の出会いである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




このライはブリタニア軍編の親衛隊ルートのライです。
その為、多少軍人気質なところがあり恋愛はさせるつもりは有りません。
他の人の恋愛を応援すると思いますが、
あと、次回策が有るならシンと共にIS世界なんて考えて見たり…。
序盤の機体は既存の機体ですが、終盤、デスティニー登場の時期あたり機体案を募集しようと思います。


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第2話 

C.E.73年10月2日、新造艦ミネルバの進水式を目前に控えた日にデュランダルはオーブ代表と非公式に会談が控えられていた。

 

「全く、忙しい限りだよ」

 

 

 

苦笑しながらライに告げるデュランダルにライも苦笑して返した。

 

 

「仕方なありませんよ。オーブの姫君はわがままだと聞いております」

 

「はは、君は手厳しいなライ?」

 

 

「これでも、総督の傍にいましたから、国を背負い込む以上

常に冷静でいて視野を広く持って何十年先を見て話を進めなければなりません。

その点で言えば、アスハ代表は視野が狭く短気だ、あれでは国の代表としては三流ですね」

 

「これは本当に手厳しいな」

 

 

エレベータの監視映像からカガリの言葉を聴いたライの感想である。

 

「一パイロットならこの性格はギリギリ許されるでしょう。

この性格で死んだのなら本人の自業自得で肩付けられますが、

国の代表では許されません、代表の一言で千、あるいは万単位の国民と兵士が死にますから」

 

 

「なるほど、正論だ」

 

 

にやりと笑みを浮かべるデュランダル。

 

「ではいきましょう議長、わがままな姫君の相手の時間です」

 

 

皮肉をこめて言うライに「そうだな」と苦笑をうかべるデュランダルであった。

 

 

 

カガリとその護衛のアスランはデュランダルの傍にいるライの若さに驚く。

 

 

 

「彼は私の直属の護衛です。これでも優秀ですよ。

視野も広く政治にも共通している。これでナチュラルですから私達コーディネーターの立場がかすみます」

 

 

「ナチュラル…」

 

デュランダルの言葉に驚愕する二人。

 

二人はただ、デュランダルが大げさに言っているとこの時思ったが、

後にそれが事実だと知ることになる。

 

 

 

二人の会談を聞いてるライは内心、カガリの態度に呆れていた。

 

あんな喧嘩腰ではいつ戦争の切欠になってもおかしくないと呆れる。

今回はデュランダルの性格のお陰でそのようなことは起きないが、

もし議長が過激派であったなら今回の会話を記録してプラントに流し、

ナチュラルになめられていいのかと市民やザフト軍を煽り戦争を始めていたのだろうと思う。

 

 

もっとも、そんな人間が代表に選ばれるわけはないと苦笑するが、

ナチュラルを見下しているコーディネーターならその可能性は否定できないのも事実である。

 

 

「強い力はまた争いを呼ぶ」

 

 

「いえ姫、争いがなくならないから力が必要なのです」

 

 

 

争いを呼ぶのは力ではなく、その力に溺れる国の代表だとライは思っている、

力そのもは善悪は無いが使う人間にとっては不幸を呼ぶことは知っている。

 

だからと言って力がなければ一方的に奪われるだけ。

 

 

 

くわえて、カガリの態度は余計に争い呼ぶだけだとライは思う。

カガリのような若さの政治家なら周りに頼りながら会談して、強い信頼関係があると示す方が印象はいい。今のカガリの態度をとっていい人間は成功して結果を残した人間だけだとライは考えている。

成功もしないでえらそうな態度をとる人間は信用できないと思うのは仕方ないだろう。

 

 

そんなことを考えているとアーモリーワンに警報が鳴り響く。

そして、第6番格納庫から新型三機が強奪されていた。

 

 

「議長、ここは危険です直ぐに非難を」

 

 

「わかった。お前達は姫をシェルターに」

 

ライはデュランダルを安全なところまで連れて行った。

 

 

「ライ、君もMSで応戦してくれ。この戦闘の指揮は君に任せる」

 

 

「わかりました」

 

 

「私はミネルバに行く。この状況を見てるだけというのはいかん」

 

 

それは、この後自分もミネルバに向かえという意味だと理解するライ。

 

 

ライは直ぐに近くのザクにのり、発進させる。

 

 

ライが駆けつけたときには新型のインパルスが応戦していた。

 

『そこのザク、今すぐ撤退しろ。ここは僕達が引き受ける』

 

 

通信で伝えてかえってきた映像はライが驚くものだった。

 

『アスハ代表!?』

 

 

『こちらアレックスだ。 状況が状況だったのでこの機体を借りた。

アスハ代表が怪我をしている、どこか治療が行える場所は無いか?』

 

 

(全く、面倒ごとを)

 

『では、ミネルバに行ってください、あちらにはデュランダル議長も向かう予定です』

 

『了解した』

 

 

 

片腕が無くなったザクはこの場から撤退する。

 

ライは直ぐにミネルバに通信でこのことを伝える。

 

 

『インパルスのパイロット、こちらはライ・S・ブリタニア、

議長よりこの戦闘の指揮を任された、援護する』

 

『議長が?』

 

 

『君はガイアを、アビスとカオスは僕が引き受ける』

 

『なめるな、俺が二機をあいてをするからアンタが一機引き受けろ』

 

 

(元気な子だな、ブリタニア軍にはいなかったタイプた)

 

内心苦笑するライはわかったと答え、カオスの相手をすることにした。

 

「たかが量産機ごときが!!」

 

カオスはビームサーベルでザクに襲い掛かるが、

ライは紙一重でそれを避けると同時に右フックでカオスの顔を殴った。

 

「くっそ!!」

 

 

「動きが散漫だな」

 

少しひるんだ隙にビームアックスで斬りかかろうとしたが、

アビスの砲撃を避けるため後方に下がる。

 

 

『なにやってるんだよスティング

時間がもうないぜ?』

 

 

『わかってる、さっさといくぞステラ』

 

 

『こいつを先に落とす』

 

『あのな、今はこの機体をもって行くのが先決だ』

 

『じゃあ、お前はここで死ぬか?』

 

『死ぬ…』

 

 

『アウル!!』

 

 

ステラは錯乱した状態でこの場から離れる。

 

 

『結果オーライだろ』

 

『この馬鹿!!』

 

 

 

ライとシンは三機を追いかける、その途中で白いザク、

レイも加わるがカオスとアビスは砲撃で牽制する。

 

武装が無くなっていくソードインパルスはフォースシルエットに換装して追撃にでるが、

カオスの砲撃でアーモリーワンに穴があき三機はそこから脱出した。

 

シンはライとレイの制止を振り切ってそのまま三機を追いかけ、

二人はそれに続いた。

 

 

 

シンは待ちかめていたMAエグザスと交戦、ガンバレルの攻撃に苦戦する。

 

「全く」

 

 

ライは二機の間に入り、ビームライフルで的確にガンバレルを一基ずつ破壊していく。

 

「おいおい、なんて正確な射撃だ、あの白い機体のパイロットも気になるが、

この緑の機体のパイロットは要注意だな。これ以上は分が悪いか」

 

 

ガンバレルをすべて破壊されたネオは撤収命令を出す。

 

 

シンは追いかけようとする。

 

『待て、シン・アスカ』

 

 

『なんです!? 追いかけないとまずいでしょ?』

 

 

『まずいのは君の機体のエネルギーだ。よく見ろ危険粋に達してるだろ?』

 

 

『っく』

 

 

シンはしぶしぶミネルバに帰還する。

 

 

『グラディス艦長、あの母艦のうしろにまわらないで、左右のどちらからから追いかけてください』

 

 

『なにを?』

 

『あの母艦の後ろから追いかけると推進剤の予備タンクをパージされる可能性があります。

今は戦闘より敵艦を見失わないようにするのが最も最善です。

その間に戦闘準備を整えるべきです』

 

 

『…わかりました』

 

 

 

タリアはライの言うとおり右回りからボギー1を追いかける。

 

 

「っち、いい指揮官がいるな。このままケツをおいかけてくれたら、

その鼻っ面に一撃食らわせようとしたのにな。

全速前進それと同時に敵艦に向けてミサイルを発射しろ」

 

 

 

ボギー1のミサイルを落としたミネルバはそのまま距離を保ってボギー1の後を追った。

 

 

 

 

「さすがだなライ。あのわずかな時間で敵艦の装備を確認するとは。

君の指揮がなければ、ミネルバも無傷で済まなかっただろ」

 

ライがデュランダルの元にむかったら、

そこにはミネルバの艦長にくわえカガリとその護衛のアスランがいた。

 

「いえ、自分は最善と思う手を必死に考えただけです」

 

「っふ、そうか。これから君にはミネルバの指揮をとってくれ

君の判断能力と指揮能力はこの戦闘で証明されている」

 

 

その事に、カガリ達は驚愕する。

 

 

「わかりました」

 

 

タリアは思うことが少しあるが先程の手際で反論は無かった。

 

「それより私はアスハ代表にミネルバの案内をしたいと思うが、

君はどうする? 疲れているのなら休んでもかまわない」

 

 

「気遣いありがとうございます。

ですが、まだまだ大丈夫ですよ」

 

 

「そうか、ではいきましょうアスハ代表」

 

 

デュランダルはカガリを案内する。

 

 

そして、MSデッキでカガリは不機嫌な表情でデュランダルに問いかける。

 

「争いがなくならぬから力が欲しいとおっしゃたな議長は?」

 

「ええ」

 

「では、このたびの事はどう思っている。

あの三機のために貴国がこうむった被害のことは?」

 

 

 

周りの視線を気にせず大声で問うカガリにライは内心呆れていた。

 

「だから、力を持つべきではないと?」

 

 

「そもそも、なぜ必要なのだ?

我々は誓ったはずだ。もう悲劇は繰り返さない。

互いに手を取り合って歩む道を選ぶと!」

 

 

 

ライからすれば、視野が狭いカガリにまずはブルーコスモスを止めるのが先決だと言いたい気分である。

 

ブルーコスモスの存在に違和感を覚えたライは色々調べているうちにロゴスの存在を知った。

 

 

それを知ったデュランダルはライの思慮深さと視野の広さに驚いていた。

 

 

「さすが、綺麗事はアスハのお家芸だな!!」

 

 

シンは叫んでカガリを睨む。

 

レイはすぐにシンの元に駆けつけるが、シンはそれを無視してこの場から離れた。

 

 

 

デュランダルはシンはオーブからの移住者だと教えるとカガリは驚愕しなぜ自分は裏まれのか疑問に思った。

 

 

 

この後直ぐに敵母艦を捕捉したと知らせを受ける。

 

 

ライもMSに待機することにした。

ブリッジから情報を得たライは直ぐに指示を出す。

 

 

 

 

『これだけデブリがあると、いつロスとしてもおかしくありません。

まずはタンホイザーでデブリを一掃してください。

その後でMSで追い詰めます』

 

 

『了解しました。聞いたわねアーサー、タンホイザー発射準備』

 

「は、はい!」

 

 

副艦長のアーサーは直ぐに命令を出した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ネオはミネルバを待ち構えていたが。

 

「後方より熱源…これは陽電子砲です!!」

 

「なに!? 回避!」

 

 

 

何とか回避に成功するもはかいされたデブリの爆風で戦艦に振動が走る。

 

 

「ったく、どんな艦長だよ。こちらの位置はこれでハッキリさせちまったし。

くっそ、スティング達に応戦をしろと伝えろ。

MSがでてくるまえに仕留めるぞ」

 

 

 

 

だけどその前にミネルバからMSが発進された。

 

 

『僕はカオスを

シンはアビスを、ルナマリア達はガイアの相手だ。ここで三機を取り返すぞ』

 

 

『了解』

 

『…了解』

 

シン以外は直ぐに返事をする。

 

 

ライの乗るザクはカオスのオールレンジ攻撃を全て避ける。

 

 

「くっそ、なんだよこのパイロット!?」

 

 

機動兵装ポッドをあっさり落とされたスティングは焦る。

 

 

「何で、俺の攻撃がすり抜けるんだ。

ふざけるんじゃねえ!」

 

 

頭に血が上り、攻撃が単調になっていくカオスを着々追い詰めるライ。

そんなとき、援軍としてエグザスと三機のダガーやってくる。

 

 

『落ち着けスティング、こいつは手ごわいどころか、強敵だ』

 

 

『わかってるよ』

 

『連携して追い詰めるぞ』

 

 

エグザスのオールレンジ攻撃でザクの動きを限定しようとするが、

ザクは避けながら的確にガンバレルを落とす。

 

 

『あれだけ動き回っているのにこの射撃性能!?』

 

 

デブリをものともせず、破壊されるガンバレルを見てつい言葉をこぼすネオ。

 

『何やってるんだ』

 

『わかってる、ったく、フォーメーションを組むぞ』

 

 

ネオの命令で、ダガーが動いたとき、ザクのビームライフルが一機のダガーを貫いた。

そのことで残りの二機が動揺すると、その隙をつきライフルで瞬く間に二機のダガーを落とした。

 

 

『おいおい、手前等は落とされに来たのか?』

 

 

『そういうな、このパイロットは普通じゃないぞ、

ガーティ・ルーはミサイルを発射、全て撃ちつくしてもかまわん。

その間に俺たちは帰還するぞ(こちらの動きが読まれてる?)』

 

 

『はぁ?尻尾を巻いて逃げるのかよ?』

 

『しょうがないだろ、どう見てもこっちが分が悪い』

 

アウル言葉に冷静で返すネオ。

 

 

 

ガーティ・ルーから大量のミサイルが発射される。

ライは回避するように命令を出すがゲイツRのパイロットは無視して逃げるガイアを追撃した。

 

 

『このまま引き下がれるかよ!!』

 

 

アビスがゲイツRに接近してビームランスで真っ二つにする。

 

 

『もう一丁!!』

 

 

 

左右6門のビーム砲を一斉発射させて、もう一機のゲイツRを破壊した。

 

 

『っは』

 

 

『これで気が済んだだろ、さっさと帰還するぞ』

 

 

『了解♪』

 

 

 

撤退していく敵をシンとルナマリアは追いかけよとしてライが止めようとしたが、

敵艦からさらにミサイルが発射される。

 

『待て、これ以上の深いは危険だ』

 

『何言ってるんだ、インパルスならミサイルは聞かない』

 

 

『シン、相手は指揮官よ!!』

 

『それは構わない。シンといったか、インパルス一機で追いかけたら孤立した君を鹵獲するだろう。

だからうかつな行動をとるな』

 

『っ!』

 

その事を指摘されるとシンは何も言えなくなった。

 

 

『これより帰還する』

 

 

『了解』

 

 

これ以上の追撃は危険と判断してミネルバはプラントに戻ることになるが、

ユニウスセブンが安定軌道を外れ、地球に向かっていることを知ったミネルバは帰還を止め、

ユニウスセブン破壊のため直ぐにユニウスセブンに進路を変える事となる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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