転生して魔法使いになって○○に会いに行く(その後生活) (紅霧竜)
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幻想の始まり
初投稿で機能がよくわかっていません・これは間違っていたら気にしないでください
オリキャラ・原作崩壊・ほぼチート・少なすぎる説明・など含まれますそれでもよろしい方は・どうぞ!
オリキャラ説明
1|村井直人 魔導砲撃使い(魔法も使う)
簡単に言うと現代社会のあらゆる遠距離武器・兵器を使う超遠距離特化能力魔力量は幻想郷の魔法使い達全員分の3倍であり自然物や他人の魔法を吸収して己の魔力にでき相手に魔力を渡す事も可能
弱点として近接戦闘がとても弱くマリサが素手で殴っても倒せるレベルである
本人は記憶をしっかり持ってはいるが中途半端に馬鹿なため所々抜けており初級魔法しか使えない(魔力量に物言わせた攻撃や半自立型人形は使う←ネタバレ?)
2村井一真 シールド使い
あらゆるものを遮断するシールド(透明)を張るほぼ再現なく張れるが最高硬度は自身から5MMの距離である(硬度は幽香のフラワースパークをド至近距離でも平気で耐える鬼の全力のラッシュを食らってもひび割れしない)また自身が触れているものにもシールドを付与できるが接続されていないものの場合段階的にシールドが弱くなっていく
シールドを付与したものは重さを0として扱うことができたとえ自身より大きくとも地面と接続されていなければ可能(移動物体に対しては慣性の法則の影響を受ける)
3御鏡鋭矢 相殺する程度の能力
あらゆる意思を持った攻撃を同じ威力同じ規模の攻撃で打ち消すそれらはすべての攻撃において適用され拳なら相手と同じ動きで拳をぶつけ打ち消し弾丸や弾幕では同じ軌道同じ速度同じ数を当てて消す
地雷など一見意思のない機械による攻撃でも設置者が明確な意思を持って設置したものは能力が適用される
長々書きましたが気分で書いていますので続きに期待はしないでくださいお願いします
感想やアドバイス誹謗中傷も受け付けていますので何でもこい!!(キャラ設定は順次増やしていく予定です)
・・・さああと240文字を埋めないといけないので少し個人的な話を・・・もともと東方を知ったのは高校1年の時にネクロファンタジアをちらっと聞いて流した子に聞いて原曲集からUNを聞いてその画像の子を検索してはまったと言う経緯がありますもともとは他の子が深夜アニメで会話していてそれを見ていて某黒髪のゴスロリ長女や某オッドアイの少女をかわいいと思っていたときに前述の件がありはまったと言うねクラスメイトには感謝です小説は友人が書いているのを知り真似してみようと思い書いたのがきっかけでその友人は「自分の作品は人に見せない」とかたくなでしたwっと1000文字越えたのでここら辺でー
深く聞きたいことがあれば答えれるものは答えます
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日常から非日常へ
私は村井直人・・・今日も仕事を終えて家に帰る独り暮らしで彼女はないそして引きこもりであるため外にもほとんど出ない(買い物は行く)いつものようにご飯をよそい味噌汁をついでスーパーで買った惣菜を食べるそしてパソコンを起動しシューティングゲームを起動する(紅イージー3面でいつも残機0)そして夜中の2時に床に入り眠りについたはずだった
なぜか体だけ落ちていた無数の目がこちらを見ていた
???)ヤッホーわかるわよね~
直(以下直))もしかしてBB・・・
???)あん?
直)お姉さん?でも何故??
???)うーん面白そうだったからwあとあなたにあなたの妄想を現実にしてあげようと思って
お姉さんが言うにはこのままの記憶を持って幻想入りするずっと昔の世界に連れて行ってくれるとのこと「世界が壊れませんか?」と聞くと別に無数の世界があるからいいんじゃないと?世界の創造主と思えない答えが帰って来た
私は一つの覚悟を決めたそれは誰も殺さないと言う覚悟を
そしてお姉さんはいろいろと教えてくれた
???)じゃあまずは私は知っての通り八雲紫幻想郷の賢者よそしてあなたが行くのは魔女狩りが起こるずっと昔の世界で魔法使いとして生まれるわ
直)なるほどでも言葉はどうするんですか?
紫)そこは私が境界いじってあげるわあなたに聞こえるのは日本語で話すときは向こうの言葉でそれ以外の国の言葉は自分で覚えなさい
直)わかりました・・・ところでこのままの姿で転生ですか?
紫)ええこのまま向こうに行くわよそうね衣服はこちらで用意するしお金も多少は工面してあげるでもそれはこの一回だけよあとは自分で仕事をするなり奪うなりしなさい
直)ありがとうございますあとはどこに出現するんですか?
紫)えーと・・・ちょっと深い森?
直)せめて湖にしてください・・・なんなら湖の上なら高くてもいいのでお願いします
紫)・・・(バレてた)わかったわ湖の上ね・・・
直)桟橋とかボートの上も無しですよ?湖の水の上にしてくださいね??
紫)(あーもう何でわかるのかしら!!!)ええわかっているわよ
その後紫は直人に送り込む時代の特徴や国の状況周辺情報や危険な生物それらに付随する植物基本的なルールなどみっちり教え込む基本てきにはそのまま放り出してあとは自由にどうぞのスタイルだが珍しく教えてみる最初にBBAと言おうとしたりお膳立てをせずに堂々としていたので最初くらいはと考えたためであるそして新しい直人の生活が始まる・・・
以外と1000文字って導入だときついね
ここからは魔法学園編です
がっつりオリキャラ・・・出すかな・・・
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魔法学園編~始まり~
眠気覚ましにちょうどいい
無数の目がある空間から落ちていた
宣言通り湖の上に・・・
バッシャーン!!
もちろんずぶ濡れである幸いにも近くを通ったボートに助けられ小屋で服を乾かしつつ暖をとっていた
私も悪いが秋の湖に落とされるとは予想していなかった氷の上でなくてよかったとほっとしていると
???)あんた上から降って来たけど転生者かい?
直)ええそうなりますね・・・
口調から察するにどうやら他にも転生したものはいるのだとわかった自分は魔法学園にいきたいと伝えると
???)おおそれはいい私はそこの教員でねよかったら試験を受けるといい
なんと今の時期は入学試験の前で志あるものを探していたらしいたまたまボートで考え事をしていたら見つけたと言う教員ははしゃいでいる
直)その試験とは何ですか?
教員)それは教えられん三日後に試験があるから案内しよう
直人はそれを信じてひとまず休むことにした
直)(紫さんありがとうさすがに学校には試験受けないとね)
翌朝は日が上るより少し早く起きた直人は自身の魔法を練習するそれはとてもとても小さな魔力であり当然失敗する教員は直人のようすを起きるところから見ていたがクラスは最下層だと確信した
そしてそのまま時は進み入学試験当日
校長)ここに集まった受験者諸君まずは君たちにありがとうと言いたいそして諸君らの一握りしか合格させてやれないことをここに詫びたい・・・ではこれより入学試験を始める!!
1人づつ審査するゆえまずはこのゲートを通り受験番号を受け取ってくれそしてそれを一週間持っていてくれでは解散!!諸君らの検討を祈る!!
直人はかなり後ろの方にいたため200人近い順番をひたすらまっていた
自分の番になり番号を貰うとすぐに用意された部屋へと向かう
6人一部屋ではあるがベッドや小さな個人用のテーブルもある
直)(とりあえずトイレにいこう)
直人は誰にも触れられずにトイレにつき個室へ入るとすぐに番号を魔法空間に入れた
そしてトイレからでるとなにやら騒いでいる声が聞こえたが気にせずに自分のベッドに入り自分の魔法について考える
???)はじめまして私はエレーミアと申します
声をかけてきたのは17~19位の女性であった直人も名前を名乗ると
エレーミア)素敵な名前ですね!どこから来たんですか?
直)私はここから離れた田舎から来ました独学で魔法を学んでいたのでなんともうまくいかなくて・・・
エレーミア)へぇ~独学で学んだんですね私はこの学校の近くの村からきたんですよですけど回りの子達は皆魔法がうまくて・・・
直人とエレーミアが話していると外から凄まじい爆発音と衝撃波が来る
エレーミア)何かあったんでしょうか・・・
直)気になるなら見てくる?私はここに居るから
エレーミアはその言葉で様子を見に行くことに直人はそのままベッドで魔力の塊を作りお手玉をしたり空中に浮かせた結晶を操作して遊んでいると他の同じ部屋の人物がやってくる
グレル)すごかったなー!さっきの魔法戦!!
ミレア)そうね・・・でもあれには美しさがないわね・・・それにあの人たちより面白そうな男性がいっぱいいたわ~
レイン)そうだな・・・あれではただの力押しであるがゆえに回りが壊れていて他の人物への配慮が足りんな
エレーミア)・・・(あんなの見たら自信なくしちゃうよ)・・・
リリー)(私なんかあの人たちの足元にすらいないのね・・・)
同じ同居人の紹介を
まずグレル15才位の少年で炎系の魔法を使う単純で直線的な思考をする
ミレアは22才位の女性で主に幻術を使って遊ぶ小悪魔系である
レインは25才位で刀を差しており魔法剣士として修行しに来た
リリーは16才位の女性でいつも暗い表情をしておりすべてをマイナスとして受け取ってしまう女性
レイン)おや?あなた方と同じ部屋でしたか私はレイン
みてのとおり剣士をしているこれからよろしく
グレル)俺はグレル!!火を扱うことに関しては自信があるぜよろしくな!!
ミリア)私はミリアよ主に幻術を使うけど・・・言葉で遊ぶのも好きよ・・・レインさんとは・・・ウフフ・・・
エレーミア)エレーミアと申します・・・これからよろしくお願いします
リリー)リ・・・リリー・・・です・・・よろしく・・・
(なんでこんなにすごい人と一緒の部屋なんですかもう)
直人)・・・あっ私もか・・・直人だまあよろしく頼む
魔法に関しては独学だから聞かないでくれほとんどわからん
皆自己紹介が終わると先程の戦闘について語っているがリリーはすでに自分の世界に入っており直人はベッドで横になっている他の人達も一通り話すとそのまま眠っていた
うん即興で名前と設定作るのはつらいね
おいおい追加していくけどうん期待しないで
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魔法学園~試験中~
朝直人はいつものように日が上るより少し早く起きた
昨日戦闘があった中庭で瞑想していると他の受験生も集まって来たようだ直人はいつも30分ほど雨でも晴れでも瞑想をするこれは自分を常に落ち着けて魔力をコントロールするための一種の儀式であるこの間に邪魔されたくないためすべての感覚を遮断し集中するたとえ地面が割れようと炎の中だろうと直人は何も感じない
瞑想を終えると食事の案内があったので食堂へと向かう自分の分の食事を受けとるとそのまま自分のベッドへと座り食べ始める直人は大勢の中で食べることを苦手としており回りが気になるためあまり自分から他人に何かをすることはない
エレーミア)あっこっちにいたのね・・・もしかして1人が好き?
直人)いえ構いませんよあまり大勢の中にいたくないだけなのでリリーさんもこちらにいますし
リリー)へ?わ・・私なんかをき・・きにしてるんですか?
直人)同じ部屋の方は応援するしきにもかけますよ普通じゃないんですか?
エレーミア)・・・ええ校長はああいってたけど確かにこの部屋の皆は応援しなきゃね・・・ちょっと考え方を変えなきゃ・・・
3人)こっちにいたの?
のね
のか
直人)私はあまり大勢の中にいたくないのでこちらで食べました
エレーミア)私は帰ってきたらいた
リリー)私も・・・直人さんに・・・近い理由で・・・
グレル)ふーんじゃあ俺は散歩いってくる!!
ミレア)私は男でもあさろうかしら・・・じゃあねー
レイン)私は・・・稽古でもするかな・・・
エレーミア)見てても?
レイン)構わんさできれば相手をして欲しいのだが・・・
エレーミア)いいですよこんな私でよければ
直人は他の人が部屋をあとにしたのをみて図書室へと向かったもちろん魔法について学ぶためである
図書室へと着くや否や最初に手に取るのは魔法結晶についての本であった普段から使っているためどのような弱点があるのかどのような性質かを調べるためである
直人が本を読んでいるときも他の人達も何かを調べていたが図書室であるため普通のことであったがなぜかこちらを見て笑っている人物達がいた明らかに上位貴族の出身であったが直人は何も気にしていないそれはここに来る前にいじめを受けていたためであるすでに笑われることになれていたましてや今はルームメイトが心配になるほどである
直人はそのまま自分の調べものに集中していたらいつのまにか就寝時間であった
部屋へと戻ると傷だらけのグレルとそれを手当てするエレーミアとミレアの姿があった
直人)何があったの?
グレル)急に喧嘩売られて戦ったらボコボコにされた
服を見ると所々焼け焦げていたので自分の得意な炎で負けたと推測した
ミレア)大丈夫よいずれあなたをいじめた人達は同じ目に会うわ私が保証する
エレーミア)?未来が見えるんですか??
ミレア)時々ね・・・こんな感じに怒りが沸いてると見えることがあるのよ・・・
レイン)私は・・・勝てぬ相手だな・・・
リリー)私なんか・・・足手まといです・・・
この試験もきっと不合格です・・・
直人)リリーさんはどんな魔法が使えるの?
リリー)私?私は治療系の魔法を使えますけど・・・
いつも・・・失敗するんです・・・だから・・・頼らないでください・・・きっと失敗するので・・・
グレル)だからって・・・だからって諦めるのかよ!!
エレーミア)グレルさん!!ダメです!!それはあなたの考え方なんですから!!押し付けるのはいけません!!ですがその思いを口に出すのはいいことです・・・今日は悔しかったでしょうけど・・・ゆっくり休みましょう・・・
ミレア)そうね・・・今日は寝ましょう・・・
そして皆が寝た頃に1人ベッドを抜け出し中庭で炎を作る少年がいた
直人)やあ眠れないのかい?まあ眠れるわけないか・・・
グレル)直人・・・なあもしあんたなら・・・バカにされたらどうする?
直人)うーん私は無視しますある意味挑発されているんですからわざわざ相手にする必要がありませんし・・・それに挑発してきた人の価値を下げることができます
グレル)価値を下げるってどういうことだよ?
これは自分で考えて答えを導いてくださいそして自分をバカにされても怒りを抑えて・・・ゆっくり静に心を燃やすんですそして仲間をバカにされたら・・・
グレル)されたら?
直人)そのときは大いに暴れなさい相手を飲み込むほどに
それではおやすみなさい
・・・レインさんもお休み
翌朝直人は朝の日課を済ませると急に喧嘩を売られる
貴族A)ようw田舎者の魔法使いww
貴族B)ろくに勉強もできてないのによくここにこれたなww
貴族C)お前なんかがww受かるわけないだろww
貴族A)とっと帰りなww
直人)・・・はあ・・・それだけですか?言いたいことは?
邪魔なのでどいてください
貴族A)あん?邪魔なのはそっちだろうがよ?。
B)ここは正当な魔法使いが来るんだよ
C)お前みたいなのが来る所じゃねぇよ
直人)うん・・・邪魔なので早くどいてくれませんかね?
A)ああそうかそうかあのリリー?みたいに怯えてるのかww
直人)・・・もう一度言ってみろ・・・
A)だからwリ・・・
貴族が喋ろうとした時顔の横を何が高速で通り抜けていたそれは雨や物体ではなく魔法だった
A)こいつ・・・やっちまえ!!
貴族は3人がかりで直人を攻撃するがそれらを坦々と潰していく貴族達はどんどん魔法を使うが直人は結晶のみで相手をする貴族はヒートアップしとうとう上位呪文を放つ
貴族A)焼け焦げろ!!「サラマンダー」!!
貴族達は3人で協力して炎系最強魔法を使う
たいして直人は1人の名前を叫ぶそれは同じ部屋の炎使いの名前だった
グレル)こい!!サラマンダー!!
グレルは正面から炎を受け止めるしかし前と違い熱くもない服も焼けていないそれどころか炎の操作権を奪っているのである
直人)おめでとうグレルさんさああとは自由にどうぞ
グレル)・・・わかった・・・
グレルは貴族達にたいしてサラマンダーを放つと思わせてそのまま消していた
グレル)じゃあご飯食べてくるー
直人)行ってらっしゃいさて私も取りに行くか~
直人もグレルも貴族達を見ていなかったそもそも貴族達が本気を出したところでどうでもよかったのである直人の目的は貴族達の本性を暴きたかったのである
レイン)(あやつは本当に弱い魔法使いなのか・・・)
直人は昨日と同じように食事を取り部屋へと戻るもちろん追いかけて来る人々もいたがさすがに部屋の中までは来なかった食事が終わると図書館へ向かい本を読み漁る基本てきには誰も声をかけないし騒ぐ人もいないそして時はすぎて部屋に戻り眠る
あと4人・・・
貴族達はあのあと放心状態でしたとさ
直人は飛んでくる魔法を打ち落としていただけなのですそれ以外は何もしてません
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魔法学園~試験中その2~
4日のあさ以下略今日は図書館へいかずにリリーのもとへと向かう
直人)リリーさーん?
リリー)ウフフ・・・ウフフフ・・・フフフ・・・
直人)(これは大丈夫かな・・・)
リリーは明らかにヤバい色をした障気に囲まれておりその発生源は回りの花だと推測できる
直人)(ちょっと触って見よう)・・・ああなるほど・・・これはすごい・・・
リリー)・・・はっ!・・・えっ!?ちょ!?直人さん!?
リリーは花の障気?にふれる直人を見て動揺していた
直人)・・・落ち着いた?
リリー)はい・・・どうしてあれに・・・触れようと・・・思ったんです?
直人)別に触れても害はないと思いましたしあの状態のあなたを放っておけませんでした
リリーは先程までの表情を思いだしベッドへと潜る
直人)よかったら植物について教えていただいても?
リリーはベッドに座り意気揚々と語り始めるその表情はとても明るく楽しそうであったこの日直人はリリーの話を聞きながら質問をしたりさわったりしてすっかり夜になり食事をしていないことを思い出す
直人)・・・あっご飯どうしよう
リリー)この子実美味しいんですけど食べます?
リリーはまだ実はおろか花すら咲いていない植物を見せる
直人は「それ実は?」と返すと一瞬にして成長し数個の実をつけそれらをとると枯れてしまった
リリー)これが・・・私の力です・・・変です・・・
直人)すごい!!植物を成長させそれをまた種にして失なっていない!!私でも少し借りて成長を促すことしかできないのに!!!
リリーは直人のテンションの上がり具合に少し引いたものの直後にルームメイトが来たため挨拶をする
リリー)おかえり・・・なさい・・・
レイン)うむ・・・直人は・・・ウム・・・
ミレア)・・・(横目で確認しつつ自分のベッドに座る)
グレル)ただいま!おい直人!!・・・なおと?
直人は小さなテーブルに紙とペンをおき徹夜の姿勢だったその間も何かをぶつぶつ呟きいていた
翌朝
エレーミア)うーん・・・キャーーーー
グレル)どうした!?何があった!?
エレーミア)直人が・・・
そこにいたのはなぜか結晶化している直人だった
騒がしさに目を覚ましたミレアはバケツに魔法で水をいれ一気にかけるすると水は地面に落ちることなく直人に吸収されていく
直人)・・・うーんやらかした・・・ありがとうございました・・・
エレーミア)大丈夫なの?
直人)ええちょっと魔力を使いすぎましたが問題はありません
少し会話をしてから食堂へ向かおうとすると叫び声が聞こえる
貴族A)一昨日俺たちをこけしたやつ出てこい差もなくばこいつがどうなっても知らんぞ!!
貴族達の近くにはレインが縛られていた
直人)はーいごめんねーその探してるの私ですー道開けてー
次回戦闘回になります
情景が無いと思いますがよろしくお願いします
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魔法学園~試験中~貴族との戦闘
もう見飽きたチートですはい
貴族)よく来たな・・・
直人)ええ来ましたよまさか人質をとるとは思いませんでしたが・・・
貴族達は常に3人一組で行動している残り二人がレインを見張っている
直人)さてと・・・レインさん?早く逃げてくださいよ
レインは瞬時に縄をとき貴族達が驚いた隙に刀を取り戻し直人のほうへと移動する
貴族B)させるか!!(スピアザライトニング)
レイン)遅い・・・
レインは後ろを見ることなく放たれた光の槍を半歩左に動き避けるそれを見た貴族達は次々に放つがレインは全てかわす
直人)さすがですねレインさんあとは私の仕事です
レイン)お主も気をつけて
貴族A)なめやがって・・・(BCあれをやるぞ)
貴族達は直人を中心に三角形を作り結界を造る
直人)(へぇ面白いことするじゃん)
貴族A)この前のお返しだ・・・「ヘルフレイム」!
それは地を這いながら炎を吹き出し直人に迫るがそれを魔力の結晶を放ち進行を止め消してしまう
直人は魔法を使う際に詠唱をしないそれは全て自分で作った魔法であるためでありその全ての基礎だからでもある特に結晶を造り操るのは正確には結晶を造り放っている(銃のような形)なので操ってはいない
貴族A)なっ!?なら「メテオストライク」!!
次々隕石を降らせる魔法だがそのすべてを同じように打ち消す
貴族A)おい!お前らも攻撃しろ!!
貴族Bは雷系の魔法をCは風系の魔法を得意としており3人は互いに干渉しあうことはあまりないようになっている
貴族B)(めんどくさい)「ボルトスピア」・・・
貴族C)(あいつが勝手に始めたのに・・・)「砂煙の鎌」
Bの放った魔法は電撃系の中でも弱い部類になる攻撃魔法でありその名の通り槍を数本放つCの魔法は砂を含んだ風えお操り当たった部分を切り裂く魔法である直人はそれらも打ち落としつつAに背を向けた状態で戦う事にした
BCはそれぞれ弱い魔法を放ったそれはAがもし何か操作系の魔法を使った場合不意打ちを食らう可能性があるためである
貴族A)(この私を見ずに背を向けて・・・もういい死ね)
マジックバースト・・・「フレイムストーム」!!
貴族Aの放った魔法まず自身の魔力のほとんどを次の魔法に注ぎ込む強化と本来であれば炎の竜巻を生み出す魔法だったが自分たちも巻き込むものであった
BCも予想はしていたが連絡なしに打たれたために脱出できておらず両名には干渉する方法がなかった風で打ち消すにも純粋な炎の渦は余計に威力をましてしまい雷では突き抜けてもそれで終わってしまうが奇跡的に直人の近くに瞬時に寄ったことでかろうじて時間はあった
直人)いやーここまでして殺しにきますか
貴族B)・・・何で笑ってられるんだ?・・・こんな状況で
貴族C)頭でもくるいました?
直人)?いえあなた方は敵意がないので助けれるなとおもいまして・・・さてとああこれから起こる事は他言無用ですよ?
直人は貴族達がうなずくのを見ると「対魔力防衛戦開始」と言うすると先程まで迫っていた熱気を感じずまた薄いガラスのような膜が3人を囲んでいたそのまま直人は二人にナイフを1つづつ渡す
直人)それは簡易結界の一部ですこの龍の攻撃ごときでは破られませんので安心してください
直人はその後空中へとゆっくり浮かび龍を誘導している
貴族A)ハァハァ・・・これで終わりだ
貴族は持てる力を出したつもりだがとっくの昔に魔力は渇れ果てていた直人はそれを難なく吸収し炎龍を消し去る
???)いやはや良い見世物じゃった
戦闘教員)学園長!何故ここに!?
学園長)ワシがどこにいようといいじゃろう
さて本題を告げよう・・・
学園長の雰囲気が一瞬にして重く威圧感を覚えるものになる
学園長)・・・直人及びそのルームメイトを合格とする!!
その時その場に居たもの達は唖然としていたしかし学園長は更に続ける
学園長)しかしこの場にいる4名は試験中に魔法を使った事もまた事実であるよって諸君らに問う・・・
「この4人をどう罰するべきか」
レイン)直人は私を助けるために自ら名乗り出たもし可能なら無罪にし私に罰を受けさせてくれ
グレル)直人が受けるなら俺も受ける!!それが仲間ってもんだ
ミレア)私は関係ないけど直人が早く帰ってこれるように証拠を押さえておいたわ・・・
エレーミア)私は・・・私は決めれない直人はいいけど直人が守った二人に与える罰を・・・
レインとグレルは喧嘩を売った貴族は許さないとしたものの守られた二人は無罪でいいという
ミレアも同じ考えであった他生徒候補生達も概ね同じ考えのようだった
学園長)ふむではまず直人お主はその力を振るうこと無くまた隠そうとしたことを認め無罪とする!
そして直人が守った二人も同じく不問とする理由は簡単だリーダーがいじめた相手にたいしての接し方を基準にした!
最後にリーダーだが・・・
生徒達のなかには今までいじめを受けていた者もおり恨みは止めどない
学園長)もちろん退学処分と思ったがその子分二人に託そうかのう・・・君たち二人でどうするか答えよ
二人)・・・その処分我々も受けましょう
直人)いいんですか?せっかく許されたのに?
貴族B)ええ我々は見て見ぬふりをしてきたのです
貴族C)その結果を受け入れることそして次をさせないことが重要です
学園長)・・・そうか・・・ならば仕方ない・・・君たち3人を合格とするが問題を「自分から起こした場合」即刻退学とする!!
こうして戦闘は終わり無事に入学できた直人これから学園生活が始まる
うん戦闘が薄くてすみません
防衛に特化した行動中心で基本攻撃をしないようにしてます
次回から学園生活が始まりま・・・
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魔法学園~失踪~
あれから数年後直人は魔法使いとして成長しすでに偵察隊(スカウト)を行っていた
ルームメイト達はそれぞれこんな感じである
エレーミア・・・魔法繊維の服や鎧・結界魔法の構築等の分野で活躍し将来に向け勉強中
グレル・・・魔法戦闘をうけ魔力を自身に纏い自らを強化する特訓中時々レインが指南している
レイン・・・治癒魔法を勉強・練習しておりその能力は低いが応急措置においては優秀な成績を持っている現在は自らに挑戦状を送って欲しいと掲示板に書き込み戦闘練習をしている
ミレア・・・戦闘のすうじつご実は悪魔であることを明かしたが誰も気にせず過ごしていたがある日突然足元に現れた魔方陣に吸い込まれて以来姿を見ていない
リリー・・・その植物の知識から薬学を学び自らで様々な薬を創るための勉強中であったいわく「私はこうやって人と会いにくい方がいいので・・・」だそうだ
ちなみに貴族達は三人でいろいろな国へ行き様々な制度を学んでいる
ある時直人は不思議な記事を見つける
「紅い館に不振人物?」
内容はその住人は夜にせいかつし近くの村から人をさらっているといいさらわれた人々は帰って来ないという
直人はその審議を確かめるべくすぐに行動に移す
まず用意したのは退学届けであったもし仮にさらわれて帰れない場合学園が動く可能性があるためである次にしたのは荷物の整理ここにいなくなるので持っていると不便なものは全て学園に寄付するためである
直人)ウーンこれもいいか・・・
レイン)・・・お主ここには戻るつもりはないようだな・・・
直人)ええここまでありがとう・・・何か持っていくかい?
レイン)いやなにもいらん・・・代わりにできるならば一戦交えたい
グレル)ただい・・・(えっ何が始まるの?)
直人)ああおかえりなさいここには明日からいませんのでまたいつか会いましょう・・・思い出に何かいります?
グレル)・・・なんだよ・・・何でだよ!!
直人)生きて帰れるかわからない所に行くのでね・・・そのために
エレーミア)直人さん今の本当ですか?
直人)ええ本当ですもう決めたことですし変えるつもりもありません
グレルは直人の魔力が込められたメモ帳をもらうことにした
エレーミアは自分の作った魔法鉱石に魔力を込めてもらい
そのままリリーのもとへと向かった
直人)リリーさーんいるー?
リリー)ああ直人さんお久しぶりです今日はどうしました?
直人は生きて帰れるかわからない場所へ行くことを説明しその挨拶回りをしていると伝えると
「絶対に行かせない」
小さく聞こえたその言葉によって部屋のなかに大木が生えるその木は内側が空洞であり二人ともそのなかにいる外からは入ることもできない
リリー)絶対に・・・そんな所に・・・行かせない
リリーの目は光を失いその体は生気を感じられずまるで人形のような状態になっていた
直人)リリーさんこれは誰にも頼めませんし自分で調査したいんですましてやあなた方を危険になんてさらせません
リリー)そんな自分勝手が通るとでも!?私はいかせたくないです!!せっかくはじめての友逹ができたときに嬉しかったんです!!それなにその友達が「死ぬかもしれないけど調査に行ってくる」って自分から離れるなんて絶対にいやです!!!
どの言葉に呼応するように木は直人を逃がさんと言わんばかりに成長する
直人)・・・これは私の元々の目標に近づけるかも知れないんです私は転生者と言いましたねそれはある吸血鬼に会うためなんですそしてその吸血鬼がすむ場所がまさしく
リリー)紅い館・夜に活動する住人・誰も帰って来ない・・・
直人)ええ全部揃っているんです・・・だから今しかないんです
リリーは木を枯らし始めるまるで彼女の心のようにゆっくりと死んでいくでもひとつの命が生まれていた
リリー)これはあなたに差し上げます・・・行ってほしくないですが・・・これを見て思い出してください・・・私が・・・私たちがいることを・・・
種を受けとると同時にそれは体に吸い込まれてしまった
しかし直人は気にせずに「ありがとう」と伝え部屋を出る
そして昼頃食堂で食事を済ませ中庭に向かうとレインが待っていた
レイン)さあ始めようか・・・
直人)いいんですか?本当に?
直人の質問に答えずゆっくりと刀を抜くそして放たれるは風の刃それはたった一振りで無数の刃を作り出した直人は紙一重で回避しつつも会話をしようとする
直人)もっと他の方法はなかったんですか!!
レイン)・・・
直人)答える気は・・・ないんですね!!
直人はこの生活で初めて相手を直接攻撃しようとする結晶を放ちレインを攻撃しているしかしそれらを容易くかわし近づき切るそれを直人もかわし放つ
それらは目でとらえるのは至難の攻防だったひとつ間違えば即座に死が待っている
レイン)スゥ・・・ハッ!!
レインは初めて魔法を使うそれは刃に様々な属性のせ撃ち放ったりそれそのものを身に纏うものであるこれは切り札であるとともにレイン自身の最高の魔法・・・相手にたいしての最大の敬意でもある
直人はそれに答え一度魔法を解き目を閉じるそしてそのまま戦いを始める
直人は目をふさぎ耳をふさぎ触感を消したそして目に見えないほどの霧を放ちその感覚に全て集中していた霧に触れれば即座に攻撃を行い絶対に近づけ無いようにする
レインの早さと言えどこれを抜けるのは難しいが
グレル)いっけぇぇ!!「サラマンダー」!!
リリー)植物よ直人を妨害して!!
エレーミア)私も忘れないでよね!!「必中定めし神の槍・グングニル」!!
いつの間にか集まっていたルームメイト達による最大で最高の援護のなかレインは一瞬にして体勢を整えそれらとともに突っ込んでくる
これを避けるのは簡単だ大きく飛び上がり上から叩き潰すそれだけだしかし直人はそうしないあえて正面から受け止める己の全てを持って
レイン)ウオォォォォ!!
グレル)貫けぇぇぇ!!
エレーミア)届いて!!
リリー)少しでもいいから時間を!!
直人)・・・残念・・・
直人はその全てを正面から防ぎきる
レインの渾身の突きを結晶ひとつで止め
グレルのサラマンダーを炎でかきけし
リリーの植物を魔力を濃くした霧で防ぎ
エレーミアの槍を自身と同じ魔力体に当てて
レイン)・・・フッやはり勝てぬか・・・
直人)いえ私とて「攻撃」をしましたから私としては敗けですよ
他の三人も悔しそうにしながらもどことなく安心していた
この騒ぎはすぐに学園じゅうに広まったがこの次の日にはすでに直人はいなかったそしてこの時戦った人物とは二度と会うことはないと覚悟していた
普段1000文字がきついのに2000文字書いてた・・・
やっぱり書くのは楽しい
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紅い館
紅い館・・・入ったものは二度と戻れないといわれる悪魔の住む館
その道中で無数の兵士の死体を見かけた全てが鋭い何かで引き裂かれえぐられ時に潰されあるものは焼け焦げあるものは窒息したように苦しみの表情を浮かべ・・・何度も来ては全滅しているのだとわかる
直人)ふむ・・・全て装備はある・・・となるとただの防衛戦闘か・・・しかし弱すぎるな・・・こいつら見たところよくてかすり傷程度か・・・笑わせてくれる
???)動くな・・・そこで何をしている・・・
突然後ろから声が聞こえるそれは殺気を込めて放たれるもこの惨状を作った人物ではないと感じた
直人)これは失礼しました・・私は村井といいます
???)で?ここには何のようだ?
直人)ここで人拐いがあると聞きましてその調査に来ているところです
???)それが本当だと言える証拠はあるのか?
直人)それは証明できませんね私はどこにも所属しておらず依頼を受けた訳でもないので
声の主はその言葉を真実としてとらえた上でどうするか悩んでいたこの人物は明らかに強いしかし館にいれるわけには行かない
???)ありがとうもう大丈夫よ
???)お嬢様!?
直人)(これは・・・どういう風の吹き回しだ?)
???)ようこそ我が館へ・・・といってもここで・・・
死んでもらうけど!!
お嬢様と呼ばれる人物はこちらへ凄まじい速さで接近しその爪で胸辺りを狙い貫こうとする
直人)(ここで死ぬのは不本意だが仕方ない)
???)あなた・・・やっぱりそうなのね・・・運命とは残酷なものね
直人)?どうしたんです??
???)あなたを迎え入れるわお客様
直人は案内されるまま館へと入る
???)紹介が遅れたわね私はレミリアこの館の主の娘よ
そしてさっきのが門番の美鈴(メイリン)よ
直人)私は直人と申します
そのままレミリアは自分の父の元に案内する
父)ようこそ我が館へ1人で来るとはよほど命知らずらしいな・・・
直人)ええ来るときに全力で妨害されました
父)そうかならば仕方ない・・・ここへ来たことを後悔するがいい!!
主から放たれるは黒い球体それらをギリギリで回避すると今度は上から槍が降り注ぎ地面にはマグマが流れている常に空中戦を強いられるも反撃をしない戦いかたは常に相手の射程外に逃げれるため比較的安定しかつ追い詰められにくい
しかし相手は百戦錬磨の吸血鬼でありそれらは容易く突破されるその都度逃げかたを変え時に目眩ましを時に衝撃波で距離をと逃げ続けていると主から攻撃を止める
主)ハハハ・・・ここまでこの私の攻撃を避け続けたものはいないましてやそちらから攻撃はなかったとはいえ何度かやられかけたな参った参った
レミリアは自分の父がここまで楽しそうに笑っているのを久しぶりに見たよほど楽しかったのだろう直人も服に傷はあれど目立った怪我はなく魔力も有り余っている
主)あらためて紹介しよう私はドレイドこの紅き館の主にして吸血鬼の長である!!
直人)私は直人しがない魔法使いです
ドレイド)さあ今日は久しぶりにご飯が美味しいぞ!!ゆっくりしていくといい!!
そしてすぐに食事が運ばれる長テーブルの端にドレイドその左手にレミリアが座りその二つ隣に直人が座る
ドレイド)?なぜ二つ空けるのだ?
直人)なんとなくです
ドレイドは優雅に食事をするさすがに吸血鬼の長だけあってその姿は貴族と何ら変わらないレミリアも同じである直人はテーブルマナーを知らないもののその食べ方は転生前の食事方法つまり箸で食事をしていた頃のように静かにゆっくり食べる
ドレイド)お主東洋の出身か?
直人)ええ日本という国から来ました
ドレイド)ふむ聞いたことはないなどういう国なのだ?
直人はこの世界に転生して魔法を学んだと話すと
ドレイド)なるほど・・・つまり転生前の記憶を持ってここにいるのか・・・ならばここへ来た目的は何だ?
直人)ある人物に会いたくてここへ来ましたその人物の名前は言えませんが金髪で
ドレイド)ほう
直人)小さくて
ドレイド)他には?
直人)目が赤色で
ドレイド)ふむふむ
直人)左側にポニーテールをしていて
ドレイド)まさかとは思うが・・・クリスタルの羽を持ってはいまいな?
直人)え?クリスタルの羽を持っています
ドレイド)・・・この者を地下牢獄へつれていけそうだな・・・メイリン!!この者を地下牢獄へ連れていけ!!
直人はドレイドにより地下牢獄へと連れていかれた・・・
主の名前は適当に着けましたw
この後察しのいいかたは次に出るのがわかるはずです
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少女との出会い
地下牢獄それは薄暗く血と腐った匂いが漂う空間数多のうめき声と叫び声が聞こえる拷問室でもあった
メイリン)ごめんね主には逆らえないの
直人)いえご心配なくここより深い所に移されると思うので
ドレイド)ほうよくわかったな・・・知っていたというべきか・・・
メイリン)ご主人様!?
ドレイド)メイリンご苦労下がってよいぞ
さて直人予想通りここから更に地下へと案内するが命の保証はせんぞ
直人は一度頷くとドレイドに案内され地下深くにある封印された扉のなかに入る
そこには一人の少女がいた
???)あなたはだあれ?
直人)私は直人です・・・ここへは案内されて来ました
???)ヘェ~私はフランドール・・・ずっとここに一人なの・・・
直人)少しお話でもしませんか?
フラン)うん・・・する
直人は自分の学園での生活を話す友人のこと先生のこと魔法のこと学園での大まかなイベントのこと喧嘩のこと
フランは時に笑い時に困惑し時に不安そうな表情を見せる
フラン)私はねずっとここに一人なの・・・お父さんは私が危険だからってお外に出してくれないの・・・ここにも人は来るのよでもみんなすぐに出ていってしまうの
直人)なぜ危険なんです?
フラン)私が「あらゆるものをこわせる」からだっていっていたの
直人)なるほど確かに怖いですね
フラン)あなたも他の人と同じ事を言うの?
直人)ええですが制御できれば問題ないのでは?
確かに自分を殺されたら嫌ですがあなたを責めはしませんよ生まれもったものを否定するのならそれはその人を殺したことになりますから
直人は自分の力の弱さを知っているかつていじめを受けた身としては強すぎる力もその対象であるということを
直人)しばらくここにいても?
フラン)ホントに?・・・壊しちゃうかも知れないよ?
直人)そのときはそのときです・・・さてと・・・
直人は自身の収納魔術の中から寝袋をだし眠りにつくフランもそれを見てちょっとしてから眠りにつく
ドレイド)(あの男・・・私が隠していた娘を知っているとは・・・これからはもっと警戒しなければ・・・)
レミリア)(直人地下牢獄へ連れていかれたけれど無事なのかしら・・・でもメイリンが連れていったし運命も残酷なものは映していない・・・きっと無事よね・・・)
それからしばらくの間レミリアが直人の姿を見ることはなくドレイドやメイリンに聞いても「夢でも見ていたのでは?」と言われ他のメイド達はそもそも直人を見たものがいないため真意がわからなかった
はい会いたかったのはフランドールです
もう書きたくてしょうがなかった
紙に書いてた時は友人に「古代文字は読めない」と言われたほど汚くて自分も読み返せなかったこともありました・・・
でもこれなら読めない心配はない!!
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フランとの生活~お遊び編~
直人がフランと自己紹介してから翌日
直人)(ウーン・・・ん?ああフランさんの部屋か)
フラン)zzz・・・zzz・・・
直人は起こさぬように魔法収納から本を取り出し読み始める少しするとメイリンが二人分の食事を持ってきてすぐにいなくなるそこでフランの扱いを知り怒りを覚えるもごく自然な反応として受け入れる
フラン)う・・・ん・・・
直人)おはようございますフランさん
フラン)おはよう・・・!!あっ昨日からいる人ね・・・
直人)ちょうど食事が来ましたよ温かいうちに食べましょう
フランは食事をしながら直人と会話をする
フラン)もしかしてあなたも出られないの?
直人)さあ?私はあなたを残して外に出る気はないですので気にしてないです
フラン)言い切るのね・・・もしあなたを傷つけても一緒にいてく・・・
直人)当然ですあなたに合うために・・・何より一緒に過ごすために来たんですから
フランは微笑んでいるが涙が溢れていた今まで感じたことのない感情はどこか嬉しく思えた
食事が終わるとフランは部屋の隅の魔方陣の上にお盆をのせる
フラン)ねえここに来て何があったの?
直人)そうですね・・・
直人はここに来るまでに見たものを話すフランはそれに対して目を輝かせる自分の知らない自分の家族の話は久しぶりである
フラン)ということはあなたって強いのね
直人)弱いですよ?当てられないようにするのは当たったら死ぬからです
私の体は普通の人間より弱いんですそれこそ殴られただけで粉砕骨折ですよ
フラン)粉砕骨折?
直人)えーと・・・骨が身体の中で粉々になることです基本治りませんしもっとひどいとそこに穴が開きます
フラン)だからかわすのね・・・じゃあ私に魔法を教えて!!ここにある本は読み飽きちゃったの
直人は自分の魔法を教えることにしたそれは陣のいらない誰にでも使える魔法でもあった
直人)ではこの結晶を作るものから
フラン)わあ・・・キレイ・・・
直人)これは先ず魔力を手のひらの上に集めます
フラン)ウーン・・・上手くいかない・・・
直人)イメージとしては魔力で球体の風を作るように
フラン)こう?
直人)そうですそしたらゆっくりとその範囲を小さくしていきます
フラン)・・・あっ!
パリンと音をたてて割れてしまい悲しい表情を浮かべているフランを誉める
直人)惜しいですねまさかここまで成功するとは・・・
フラン)すごいの?あんなのが??
直人)普通は魔力の風の球体すら作れませんよあそこまで行けるとは・・・これは楽しみです
フランは照れくさそうにうつむいているその後も何度か挑戦するが壊れてしまう
フラン)なんで作れないの!!
直人)どのような形を作りたいですか?
フラン)・・・考えてなかった・・・もしかして・・・・
フランは直人の作っていた結晶を真似て作ると一回で成功する
フラン)やった・・・できた!!
直人)おめでとうございます!もしかしたら最初から形を決めていれば成功していたかもしれませんね・・"
フランは嬉しかったのか次々と結晶を作る
フラン)あれ?なんだか・・・フア~・・・眠くなって来ちゃった・・・
直人)集中して魔力を使いすぎたかもしれませんねゆっくりお休みください
フラン)・・・うんそうする・・・
フランはフラフラとベッドに上がり横になると同時に眠っていた直人も日記を書いて寝袋で寝ることにした
ドレイド)(ふむあの子はいい影響を与えそうだ)
レミリア)お父様どうしたの?
ドレイド)いやなんでもないちょっと昔を思い出しただけだ
あとがきで関係ないこと書くのは楽しいね
最近アークナイツというゲームの二次創作も書いてますのでよろしければそちらもどうぞ!!(ジェシカ推し)
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フランとの生活~戦闘編~
フランとの生活になれてきた頃
フラン)直人・・・一回だけ戦ってくれる?
直人)ええいいですよ
フランは驚いた表情を見せる普段戦闘を避ける人物が二つ返事で了承したのである
フラン)じゃあ行くよー
フランの手には炎をまとった剣が握られていたそれはレーヴァテインと呼ばれる剣であり簡単に説明すると「神を殺すことのできる剣」
フランはその剣を縦横無尽に振り回しながら高速で飛行する彼女の後には炎と風しか残っていない
直人はその剣に結晶を当てるも近付いた瞬間に蒸発してしまいかわすことを強いられる
フラン)ムー・・・避けてばかりじゃ面白くないー!!
直人)では・・・こちらも反撃します!!
直人は高速で動くフランに対し面射撃を行い捕らえようとするも全て紙一重でかわされるか剣によってかきけされその行動がすばやい反撃になって返ってくる
直人)(仕方ない・・・)ライトニングアロー「サウザンドショット」!!
フラン)!!ちょっと!!それはずるいって!!
直人の放ったのは名前の通り雷でできた千本の矢普通ならこう考える「超高速で放たれる矢でしょ余裕じゃん」と
直人はきっちり千本の矢を精製し同時に全てを放つもちろん当たってもちょっと痛い程度ですむ威力ではあるがまともに食らえば激痛になる
フランは自らに当たるものだけを読み取り剣で防ぎきるしかし遅かったのであるすでにフランを囲むように配置された矢は球体状に配置され逃げ場はなかった・・・はずだった
突然全ての矢が爆散し中からフランが出てくる
フラン)もーひどいじゃないこんな事するなんて!
直人)あの・・・何をしたんですか?
フラン)キュッとして壊しただけだよ?
フランが言うには全ての物体には弱点である「目」というものがありそれらをどちらかの手に集め握りつぶして壊しているのだそうだこの力があるせいでここにいるのだとここから出られないのだという
フラン)じゃあ続き・・・しよ?
フランは空を飛びながら4人に分身していた直人も魔力で分身を作り出し対応する
フランAはどことなく怒りに満ちており攻撃が直線的であるため戦いやすいが一撃でもすかれば間違いなく致命傷になるだろう
フランBはどこか楽しそうでワクワクしているまるで小さい子供が遊んでいるかのようだが攻撃はしっかりとダメージがある楽しくて加減ができないのであろう
フランCはどこか寂しそうな表情をしておりまたすぐに壊れるのではという心配とまた誰もいなくなるかもしれないという感じだ
フランDは剣をしまい全体を見ているようだどうも見て楽しみたいようでのんびりらくに過ごしたいようだ
フランD)貴方は楽しいわね
直人D)そうですか?でも楽しいなら何よりです
フランA)ホラホラ!!さっさっと当たれ!!
直人A)嫌です!!「アイスランス」!
フランB)まってー!!
直人B)鬼さんこちらですよ~
フランC)(もし全力を出したら壊れちゃうかな・・・)
直人C)フランさんこの世界に壊れないものはそうそうありませんそして貴方の全力だろうと受け止めますよ
それぞれはそれぞれ別の遊びをしていたAはさっきまでと変わらずBは鬼ごっこ(当たったら死)Cは弾幕の撃ち合いDはそれらを傍観している
直人はそれぞれに対応し5分ほどで分身が消える
フラン)・・・今のは忘れて!!
直人)いや・・・
フランは目に涙を貯めて顔を赤くしながらこちらを見ていた直人はあまりのかわいさに一瞬意識がヘブン状態になったが「はい」と答えた
その後食事がとどいたので食べ終わるとすぐに眠っていた
それを見た美鈴が嫉妬の炎を燃やしたのは言うまでもない
修正(書き忘れ)があったので付け足しました
申し訳ありませんでした!!
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フランとの生活~別れ~
どうせ外の出来事なんてわからないからw
あれから長い時が過ぎた
青年は男性になり初老を迎え今では完全な年寄りになっていた
そう彼は人間である吸血鬼の長い一生からすればほんの一瞬の時間で死んでしまうのである
フランはヨボヨボになった直人を看病していたそれは治ると思っていたから・・・今までもこれからも同じように過ごせると思っていたから・・・
フラン)大丈夫?何だか辛そうだよ?
直人)ええ・・・大丈夫・・とは言えませんねぇ・・・
フラン)ずっと一緒にいれるよね?
直人)ハハ・・・守れそうに・・・ありません・・・
フラン)!?・・・そんなの・・・そんなの・・・絶対に嫌!!
フランは部屋にある魔法書を全て読み返す
何か方法はないか少しでも長く過ごす方法はないかを
直人)フラン様・・・私からの・・・お願い・・・聞いてくださいますか?
フラン)!何でもきく!!だから・・・
直人)もし私が死んでも蘇生はしてはいけません・・・それはきっと貴方様を苦しめることになる・・・だからこれはお願いです・・・もしできればそのままにしておいてください・・・
フランは困惑していた
いつもなら「やだ!」と言ったり「えーどうしようかなーw」と冗談めいた返事をするが今はできない自分の望みを優先するか自分と最後まで共に過ごしたこの恩人の願いをかなえるか・・・ついに決めることが出来なかった・・・
それでも魔法書をあさり読み返し方法を探した・・・
それから三日後
フラン)・・・直人?・・・まだ寝てるの?
直人)・・・・・・
フラン)なお・・・
そこにいたのは冷たくなった直人であったフランはすぐに蘇生魔法をかけようとして最後の言葉を思い出す
「蘇生魔法は使わないでくださいこれはお願いです」
フラン)・・・うん・・・直人・・・私は・・・貴方との約束・・・マモルヨ・・・
・・・その後直人の遺体はフランによって丁重に葬られたそれを知るのはメイリンであり他のほとんど関わらない住人ははすでにフランの存在事態を忘れてしまっていた
フラン)・・・ウフフ♪ナオト・・・キョウハナニシヨウ?
エッ・・・アタラシイマホウノレンシュウ??オモシロソウダネ!!
・・・フランは・・・正確には心が壊れてしまった・・・
失った悲しみを埋めるために・・・自らがこれ以上壊れないように・・・それは狂気に満ちておりその本当の心は誰にもわからない
ある時メイド長が変わった新しい咲夜という女性がここに来たでも前と変わらない動きと態度でありフランにとっては風がふいた程度のことでしかなかった
いやー難しいね・・・さてどうしようかな・・・
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転生~準備~
直人)・・・結局・・・約束・・・守れなかったな
直人は死してなお悔やんでいた
主を残し先に死んでしまったことに
ここは三途の川 死者が必ず通る場所
船頭)乗りな・・・送ってやるよ
直人はうつむきながら船に乗る
その船は川を横断するのだが一向に終わりは見えない
船頭)あんた・・・ずいぶんと後悔しているね?
直人)え?ええ・・・守ると決めた人より先に死んでしまいましたから・・・
船頭)あーその・・・すまない・・・
しばらく沈黙が流れると船頭が
船頭)此川に飛び込めば必ず生き返ることができるが・・・どうだい?入るかい?
直人)はは・・・それでは意味がありませんよ・・・
また沈黙が流れるそうすると対岸である少女が待っていた
???)直人・・・貴方に選択肢を与えます
ひとつはこのまま転生し生活する道
ひとつは貴方の罪を清算し生前の全てを持って復活する道
ひとつは何も聞かなかったと素通りする道
直人は迷わなかったそのまま素通りしその先へ歩みを進めると突然紫が現れる
紫)ハーイこのまま借りるわね
直人の足元に隙間が開き落ちると見せかけて魔法使い空中に浮き無視しようとする
???)紫・・・先ずは貴方から説教が必要なようですね?
紫はすぐにスキマで逃げる
???)さて・・・もう一人いますね・・・出てきなさい
直人の後ろから出てきたのは妖精であったその姿は直人と瓜二つである
???)貴方は昔種をもらったでしょう・・・その種が今のその妖精です
直人)へぇ・・・不思議なものですね
???)貴方はこの種を使えば生きていられたでしょうに・・・なぜ使わなかったんです?
直人)もし使っていてもこの結末は変わりません・・ならば人としていき人として死ぬのが普通でしょう
???)貴方は裁判を待たずとも白・・・つまり無罪となりましたですが一つ聞かせてください・・・貴方の守るべきものを助けれるとしたら貴方はどんな罰も
直人)ああ受けれるさたとえ自分が壊れようとも
???)よろしい・・・
そういってなも知らぬ少女は直人と妖精の魂を入れ換える
直人)なぜ・・・こんなことを・・・
妖精)え?何で??
???)二人共に無罪ですし直人にはあの女の子を救って頂きたいと思っただけです判決を言い渡した時に私の・・・いえあなた方の魂は縛りを受けませんしこれで直人貴方は吸血鬼と共にその死する時まで寄り添えるでしょう?
元妖精の貴方は私の元で働きませんか?そのからだとその知識があれば助かるのですが・・・
もちろんと元妖精は返し着いていく
直人はあの館へと歩みを進める・・・
次は悲しませないためにもう二度と失わないために・・・
ちょっと暗くなったかな?
転生(2どめ)になるかも知れないが気にしない気にしない
ここから能力が設定通りになっていきます
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紅魔館~記憶の差違~
直人は地上に出ると羽を服の中にしまい小さく折り畳んで見えないようにして館へと向かった
直人)・・・ずいぶんと遠い所にあるなー・・・
それは人目につかない山奥にたっていた
昔の人間の武器はせいぜいボウガンや弓だったがもう火薬式の鉄砲や大砲・鋼鉄製の鎧などで武装され強くなっていたそのため旅人や肝試しで入ってきた人間や行方不明になっても気にされない人間しか襲うことが出来ずその数も減っていたが吸血鬼の党首であったレミリアたちはしっかりと存続していた
???)ようこそ旅人さんよかったら止まっていきます?
直人)ああお言葉に甘えようかな・・・
直人はチャイナドレスをきた女性に案内され館の主の元につく
???)ようこそ私の館へ・・・好きに部屋を使っていいわ
ゆっくりしていってね(ゆっくりボイスで)
直人)!?(最後のは何だ)ありがとうございます
館の主は一人のメイドを呼び部屋へ案内させる
メイド)ここをお使いください他に用件がある際は部屋内のベルを鳴らしてください
直人)ありがとうございます・・・一つしつもんなのですが
こちらに「フランドール」という女性はいますでしょうか?
メイド)・・・聞いたことない名前ですね・・・後で確認しておきますか?
直人はいえ大丈夫ですと答えると部屋へ入る
少しすると食事に招きたいと主直々に声がかかったので行くことに
~食堂~
主)待っていたよさあ食べようではないか
直人)いえいえこんな旅人にこれほどの食事をありがとうございます
主)そうだな自己紹介しようか私はレミリアこんななりだが吸血鬼でな500年以上生きている
こっちが咲夜ここのメイド長であっちが美鈴見ての通り門番をしてもらっているそして友人のパチュリーだ
直人)私は直人と言います実はある人を探していまして
レミリア)フランドールという女性だろ?
私の妹が同じ名前だが特徴はあるのか?
直人)では特徴を言います
直人が読み上げた特徴は
金髪・何でも壊せる・紅い瞳・小さい・姉がいる・ずっと閉じ込められている・もう何百年も外に出ていない
最初は他人のそら似だと聞いていたが終盤その感情は次第に敵意を持つようになっていたそして
直人)その少女と共に過ごしなくなった男性がいる
レミリア)・・・(パチェこいつはここで消す咲夜・美鈴協力して)
直人)・・・私は争うつもりはないのですが
レミリア)そうね貴方はないけど私たちにはあるのよ
レミリアは正面から光の槍を投げると同時に咲夜が時を止めつつ美鈴が距離を詰める時が動いた時には必中の槍と回避を潰す完璧な連撃を入れたはずだったがそれらは見事に相殺され止まっていた咲夜は再び時を止め今度は直人を中心に大量のナイフを隙間なく設置しそれを隠すように霧を発生させ時が動くが
咲夜)な!?そんな事あり得ない!!
パチェ)ウソ・・・
直人はその全てを相殺する当たる運命を書き換えたとしか言いようがないほどに
レミリア)フフフ・・・どうやら私が一人でやらないとダメそうね・・・皆援護して!!
レミリアは肉弾戦を始めるその拳は大地を砕きその速さは風の様に吸血鬼としての全力をぶつけるさすがの直人も当たれば致命傷であるがそれらを時に回避し時にいなし時に結晶を放ち当たらないようにするそこにナイフや気弾、魔法も加わるが全て同じようにかわしていく
レミリアは一旦距離をとり態勢を立て直す
そして
レミリア)皆・・・これで最後にする・・・あわせろ!!
「必中定めし神の槍」!!
パチェ)「サイレントセレナ」!「ロイヤルフレア」!
咲夜)「夜霧の幻影殺人鬼」!!
美鈴)「彩光乱舞」!!
それぞれは今持ちうる最高の・・・最強の切り札を切った最初に美鈴が高速で連撃を繰り出し追いかけその直後美鈴の後ろ死角からのグングニルその後反属性の魔法によりある範囲が消失しそこへ止めのナイフが降り注ぎ砂塵を消し飛ばすが人影が見える・・・そこには目を疑う光景があった
あれだけの攻撃を受けてなお立っているそれもその位置は無傷で・・・4人はすでに立っているのがやっとというほど消耗しており直人は未だに余力が有り余っている
レミリア)ハァハァ・・・ここまでね・・・
咲夜)お嬢様・・・まだ・・・チャンスがあります
パチェ)ゲホゲホ・・・(しまった!?喘息が・・・)
美鈴)パチュリー様これを!!
直人はこの間一歩も動かなかった戦うことは目的ではないため「防御」に専念していたのである
レミリア )・・・どうして今の攻撃しなかったの?
直人)私は人を探しに来ただけです守るべきものを守っている人を攻撃する理由はありませんまあ降りかかる火の粉は払いますが
レミリア)もし・・・もし貴方が本当に直人なら今の結晶に属性がのらないはずなのよそれも高純度の魔力で
直人)これですか?
直人の作った結晶は純粋に魔力のみそれもそれ一つでパチュリーの魔力を肩代わりできる程である
レミリア)・・・アハハハ・・・いいわ貴方は本物なのね・・・ついてきなさい会わせてあげる
主人公は戦闘を嫌いますめんどくさいしかすっても致命傷になりかねないくらい脆いので・・・
後戦闘がショボいのは許してくださいここの人たちを傷つけたくないんですだって好きなのと近接戦闘より遠距離制圧が得意で逃げる隠れるがメインなので正面切って戦うのは基本こうなります
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紅魔館~過去と現在~
レミリアに案内されたのは大図書館のさらに奥封印のさらに奥暗い洞窟の奥深くの扉の前
レミリア)ここがフランの部屋よ・・・後は好きになさい
「たとえそれがどんな運命でも受け入れるのよ」
そういってレミリアは来た道を戻っていった
直人は部屋の扉を開けると直ぐに腐敗臭がしたよく見ると当たりにメイドらしきものが転がっていた
フラン?)アナタハダアレ?
直人)初めまして直人と言います
フラン?)ナオ・・・ト?ナオト・・・ナオト・・・
ウフフ・・・アノヒトハアノトキ・・・シンダ!!
フランは一瞬にして「目」を握り潰すが直人には効かなかった直人は妖精の体を持っているそれは自然界に存在する力の一つであり全てでもあるそれを壊すにはその全てを同時に壊すことに等しいのである
フラン)アナタハ・・・コワレナイ・・・デモバラバラニ・・・デキル!!
フランは4人に分身したままレーヴァテインを構えるそれはまさしく壊すことに特化したものだった
直人はそれらに向けて結晶を放つも直ぐに蒸発するどころかその魔力を吸収しより威力が高くなるそしてその威力は4人全てに適用される
フランA)コワレチャエ!コワレチャエ!!
フランB)ニゲルナ!ニゲルナ!!
フランC)アタレ!アタレ!!
フランD)モット・・・モット!!
フラン達)イッショニアソビマショ!!
直人は狂気的なフラン達による攻撃をかわしていると一人に戻るそのチャンスを逃さずに正面から抱きつく
直人)ただいま戻りましたフランさ・・・ガハッ
フラン)アハハ!!ヒッカカッタ!!!
フランは戻ったと見せかけ一人残していたそれは直人を貫きその顔には笑顔が見えた
直人)(グハッ・・・だがこの程度フランさんに比べれば!!)
フラン)アレレ~?マダシンデナイノ~??
直人)フランドール・スカーレット!!・・・グッ・・・私は・・・私は・・・帰って来たぞーーーーー!!!
フラン)ナアニソレ?ソレガソンナニスキナノ??
フランは次々に攻撃を繰り出す直人も的確に応戦するも次第に激化していく攻撃に耐えきれなくなってくる
直人)(クソ・・・これをきるしかないか?)
フラン)ドウシタノ?モットアソボウヨ!!
直人)・・・「纏い」
直人はこの魔法は自分用に造り上げた最高で最強の魔法魔力で体を覆い全ての近距離魔法しか撃てず魔力が常に漏れているが鬼のような破壊力と天狗を越えるスピードを出すことができる
フラン)アハハ!モットタノシメソウダネ!!・・・(ナニカチガウ?)
直人)・・・では行きますよ
直人はフランに接近しつつ大量の弾幕のをはるこれを逃げながら後方に同じように大量にばらまき弾幕を張りながら応戦しつつ隙あらば殴りかかる直人はこれを正面から受け止め反撃するもかわされる
フラン)スゴイスゴイ!!サッキヨリオモシロイ!!(これは何!?思い出せない・・・)
フランは自分の記憶と今覚えていることが乖離していると気付いたが何が何だかわかっていないでも「壊す」ことで思い出せるかもしれないと衝動的に体が動いてしまっている
直人)(持って5分位か・・・)
フラン)(直人・・・大切な人・・・死んでしまった人)
直人)(こうなったら)・・・?
フランはなぜか攻撃を止めぶつぶつと何かをいっている
直人はそれを見ているその間魔力を絞り出来るだけ纏い状態を維持している(この間も漏れ続ける)
フラン)私は・・・フランドール・・・ここに閉じ込められた・・・この力があるから・・・でもそれでもいてくれた人・・・じゃあ今ここにいる・・・あの人は誰?
フランは答えに近づいた時その衝動が弾ける
フラン)ねえ・・・貴方はこれをかわせるかしら?
それは純粋な魔力の結晶だったそしてそれは過去に直人が教えた形だったその結晶を直に受けてなお致命傷にならない何故なら「その魔法を作った人物に効かない」から
フラン)・・・おかえり直人・・・
直人)ただいまフランさん
フランは泣きながら駆け寄るそれをそっと抱き締める
そのまま泣きつかれ眠ったフランをベッドに寝かせて部屋をきれいにする
それは昔二人で過ごしていたあの時の様に
あの楽しく時に笑いあい時にケンカしたあの頃の様に
やっぱり近接戦闘描写は苦手だな
次から幻想入りする予定です
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紅魔館~幻想入り~
直人からしたらどうでもいいことですがw
ある日レミリアがフランのもとに来て「幻想郷という私たちのようなのがすんでいる世界に引っ越す」といいに来たそれは大がかりなことであることとフランの力を隠したいということを伝えに来ていた
フラン)お姉様・・・また閉じ込めるんだ・・・
直人)私がそばにおりますゆえご安心ください
直人はフランの従者として館に住んでいた仕込みはもちろん咲夜なので基本的な作業から戦闘までこなせるようになっていた
???)こんにちは吸血鬼の妹さん
直人)誰だ!!
直人はフランを守るように魔力を展開し警戒する
フラン)貴方は誰?
???)私は紫・・・幻想郷の管理者よ
直人)その管理者が何のようだ?
紫)貴方の事を見に来たのよ姉に聞いてもはぐらかされたから・・・ね?
直人は警戒しつつ魔力を納める紫とフランが会話をしているのでお茶を入れる
紫)あら?ありがとう
フラン)直人ーお菓子はー?
直人)お菓子はおやつの時だけです
フラン)ケチーちょっとくらいいいじゃない!
紫)私からもお願い
直人はクリームを挟んだパンケーキを持ってくる
紫)ありがとう・・・それで本題なんだけれど
紫はフランにいくつかの質問をしていた直人はその間フランの半歩後ろで待機している
紫とフランの問答が終わると楽しそうに会話をしている二人お茶もパンケーキもなくなり紫が帰り際に「幻想郷に来たとき貴方達も受け入れてもらえるわたとえ貴方が望んでいなくとも勝手に変わってしまうわ」と言い残し空間に消えていった
その後数日たってレミリアが来る
レミリア)フラン申し訳ないけどしばらくはここにいてもらうわ
フラン)何で!?私も外が見たい!!お姉様と一緒にいたい!!
レミリア)向こうにいったら先ずはある程度支配しなきゃいけないのよ・・・そうしないと安全に暮らせないのよ
フラン)でも!!
レミリア)もう決めたことなの!わかってちょうだい・・・
フラン)お姉様の・・・お姉様のバカ!!
レミリア)ちょっとフラン!?
フランは自分の寝室へ駆け込み強力な結界をはる
レミリア)・・・直人・・・フランをお願いね・・・あのこは私が守りたいけどいつもいることはできないから・・・
直人は悲しそうな寂しそうなレミリアの表情をみて悟ったこの姉妹はお互いにすれ違っていると
そして幻想入りの数日前パチュリーによりこのフランの部屋への入り口に結界が張られたフランが出てこられないように危険な目に合わないようにそして紅魔館の評判を守るために
直人はいつも通りフランの従者としてそばについていたそれが従者としての役割だから
さあ幻想郷に行くぞ!!
異変にかかわるかな?
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紅魔館~勢力伸ばし~
あれから数日後館は幻想郷の西の方に湖ごと転移したその場所はもともと森であり人間が来ない環境でもあった
レミリア)それじゃあいってくるわね
レミリアはまず近くにいた全ての生物に近づいた
襲って来るものは殺し来ないものは威圧し自分の強さを見せつけ周囲を制圧したこの時これをみていたものは多数いるが「ケンカを売らなければ安全」と認識していた
これからまた数日後人間の住む場所と反対側に紅の霧を発生させその全てを手中に納めたこの間もフランはどこにもはては直人以外の人物と会うこともないほどであった
フラン)ツーマーラーナーイー
直人)私も何かできればよいのですが・・・この空間では思うようにいかず・・・かなり強力ですね結界
フラン)はぁ・・・私もお姉様を手伝いたいのに
直人)・・・現在この幻想郷を手中に納めようとしているらしいので少し待ちましょうそしたら今度は遊べますよ
フランは納得しているように見えるが内心では心配なのである
直人)では戦闘演習しましょうか?
フラン)!!うんやる!
直人は最初から纏い状態になる近接戦闘を主とするフランに会わせているのである
フランはそのスピードを生かした一撃離脱を繰り返すも直人もソレに会わせかわしたり時には軌道を逸らせる
フラン)いつも当たらないねー
直人)この状態でもひどいともっていかれますから
と会話をしているが二人はすでに目で捉えることが不可能な速さで戦っている
フラン)うーん・・・よし!新しいことするよ!!
「過去を刻む時計」
直人)うわ!?十字手裏剣!?
フラン)油断禁物!!
完全に隙をついた攻撃に見えたが受けきられるしかし直人はガードの上からダメージをおうすると
ドゴン!と結界を破る音が聞こえるフランを警戒をし始め直人は空間内に魔力の霧を生成し探知を開始する
???)ははこんなに所に隠れていたとは・・・?
侵入者の首はすでに地に落ちていた
それは霧を刃にし最初の対応次第で確実に仕留めるためのものであった
フラン)弱かったね・・・
直人)これでは話になりませんね
後続から侵入者が増えるも一度威圧すればみな怯え逃げていった
直人は見た目人間とはいえ吸血鬼の元で働いている従者である主の前ではおとなしくても敵と判断すれば即座に対応する
フラン)・・・遊んで来てもいい?
直人)罠かもしれませんのでここでおとなしく追い返しましょうここなら負けることはありません
フランはそのまま死体をいじって遊んでいた燃やしたり凍らせたり電気を流したり・・・
しばらくすると外から悲鳴が聞こえる
レミリア)フラン!?大丈夫!?
直人)静かに・・・今眠った所です
レミリア)そう無事ならいいわ・・・後で報告しに来るわね
直人はうなずきレミリアはその場を後にする
その後フランが目を覚まし共にレミリアに報告に行き館ないなら出歩いていいと言われ喜んでいるフランとそれを見守る直人がいた
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幻想の始まり~赤霧異変~前編~
レミリア)さて今日集まってもらったのは東方・・・つまり博麗に宣戦布告するための作戦を伝える
これはこの世界の創造者である人物からの提案でスペルカードなる戦闘方法を用いて決着をつける・・・いわゆるお遊びをするらしい
パチュリー)・・・つまり殺しあいではなく遊びで決着をつけるということね
レミリア)ああここに来た以上断る理由もない期限は一週間後だ各自7枚以上作っておけ
各々スペルカードについてのざっくりとした説明を聞き自室でスペルを作っていく
フラン)直人~これはどうかな~?
フランが見せたのはレーヴァテインとフォーオブ・ア・カインドの2枚
直人)ええきれいですがそれと同時に強い意思を感じます
フラン)ホントに?
直人)ええですがまだ作らないといけませんね
フランはその後もカードを作り続けていた
それらは皆が知るようなスペルであるが威力は控えめであった
進行二日前
フラン)直人!!できたよ!!
直人)おめでとうございますフラン様
フラン)早速だけど相手になって!!
フランは有無を言わさず一枚目「クランベリートラップ」を使うそれは相手を中心として放たれる行動制限型の弾幕直人は縦横無尽に動き続けスペルブレイクを得る
フラン)いっくよー!!
直人) ちょっそれは火力あげましたね!?
次に放たれるは巨大な炎の剣「レーヴァテイン」前回よりも数倍はねあがっていた直人はたまらず弾丸を放ち剣の軌道を反らすそれを見たフランは満面の笑みを浮かべ切りかかるが時間切れになりブレイクされる
次に放たれるは「カゴメカゴメ」弾幕による籠を作りそこへ向けて大玉を放つ見た目こそ単純であるが籠が壊れてバラけそれ事態が弾幕となるため油断すれば即被弾であるしかしこれを持ち前のスピードと反射神経で器用にかわしていく時おり側をかすめていくが当たることはなくブレイクになる
フラン)むー攻撃してよー
直人)絶対に攻撃しませんからね
フラン)じゃあいいもん!!本気で遊ぶもん!!
フランは四人に分身し一斉に弾幕を放つ密度もさることながら放たれる箇所が増えており一人けづらなければやられてしまうしかし先ほどのスピードより速く動きその段幕を掻い潜るフランもそれに当てようとするも到底追い付けないそうこうしているうちにブレイクしていた
フラン)もういいや・・・
フランは突然どこかへ消えてしまうすると青白い光が後を追ってくるまるで小さい子供が追いかけてくるようにどこまでもついてくる先ほどまで全力で逃げて消費した体力を回復するため最小限の動きでかわしていると全方位から複雑な動きで次々と弾幕が飛んでくる凝れも最小限の動きでかわし続けなんとかブレイクする
フラン)もーーーーーーーーーー
いいもん 直人なんか知らない!
フランは禁断の手法二重詠唱を行う波紋が広がり壁に反響しているなかで青い大玉が縦横無尽に跳ね返るさすがに直人も観念して攻撃をしようとするもその密度と速度には反応できずに被弾する
フラン)やったー!!あたった!!!
直人)ゴフッ・・・回復・・・欲しい・・・
フラン)・・・あっ!!ごめんね!!!救急箱!?どこ!?
その後ちゃんとフランに手当てされ一命をとりとめました
進行当日
レミリア)準備はできたわね・・・これより東方進行作戦
「スカーレットミスト」・・・開始!!
レミリアは作戦かいしと同時にフランの部屋に強力な結界をはるそして巫女と魔法使いがやってくるのであった
直人の戦闘シーン?これからもほとんどないよ
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幻想の始まり~赤霧異変~中編
フラン)・・・はあ~知らない間に結界を張るなんてひどいね~
直人)ええ私ですら聞いていませんでしたから本当に腹がたちます
そう進行作戦の当日パチュリー・レミリア・咲夜による強固な結界が張られており容易く壊されぬように幾重にも守られていた
直人)うーんやることがありませんしまた弾幕ごっこしますか?
フラン)いまわいいや・・・お腹へったな
直人はサンドイッチを作り紅茶を用意する
フラン)ありがとー・・・直人は食べないの?
直人)主人の前で食事をとる従者はいませんよ仮にも私は対等な友人ではなくあなたにお仕えしている人間です
フランは「ふーん」といいながらサンドイッチを食べるこの空間は窓もなくましてや外の音すら聞こえない
フラン)お姉様・・・大丈夫かしら・・・
直人)大丈夫ですよ・・・弾幕ごっこでなら・・・
フランはお腹が膨れうとうとし始めるそのままフラフラとベッドに行き倒れ混むようにして眠ってしまう
直人はそのまま部屋を後にしようとしたが何か違和感を感じた魔力の霧を部屋に充満させるとあるはずのないかたちが浮かび上がる
直人)・・・今から5数えるどうするかはお前次第だ
直人はカウントをする相手は動かない
1を数える動かない
0になり直人は神速の結晶を放つ
相手に当り何かが落ちる
同時にフランへ何かが近付く
それを撃ち抜く
相手は二人いた一人は青い服を着て帽子を被った少女と鴉の羽を持つ少女
直人)さてと・・・何か言うことはありますか?
青服の少女)す・・・すみませんでした!!つい好奇心に負けて侵入して出れなくなってしまって隠れてました!!
鴉羽の少女)えーとそのー・・・
直人)あなたの事情はわかりましたできるだけ隠しておきましょう目が覚めた後に見つかったら知りませんがここでは「あなたはいなかった」ことにします・・・
ではもう一人は・・・言い残すことはあるか ?
鴉羽の少女はえもいわれぬ恐怖にかられ逃げようとするがここは最強と言ってもいい結界のなかでありそれを突破できるはずがないあげくすでにこの空間は「直人の領域」あらゆる行動を探知し先制を取れる
直人)さて捕まえた・・・焼き鳥が良さそうですね・・・
鴉羽の少女)ヒッ・・止めて・・・殺さないで・・来ないで・・来ないで!!
鴉羽の少女が部屋の隅で震えていると青い服を来た少女が声をあげる
青い服の少女)すまない戦う気はないんだが友を見殺しにはできないよ
直人)・・・では一度だけチャンスをあげます
「ここへ来た目的は何ですか」
直人は先ほどの殺気を抑え優しく問う
鴉羽の少女)しゅ取材をしに来ていたのですが・・追い返されたので無断でし・・侵入しました・・・
直人は青い服の少女を見るとうなずいたためその言葉を信用する
フラン)・・・フアァァ・・・直人・・・いる・・?
直人)こちらに
フラン)何かあったの?こんなに魔力で充満させて??
直人)すみません少しボーとしていたようです
その後二人はフランに見つからないように隠れており何事もなく過ごしていたここから2日後
フラン)!!結界が消えた!!直人いくよ!!
フランは勢いよく外に出ると雨が降っており館の外には行けなかったそのまま館を探索していると図書館から音が聞こえる
それは弾幕ごっこの音楽しみにしていた待ちわびていた遊びすぐさま突入すると魔女の格好をした人物とパチュリーが争っており明らかにパチュリーが劣性であった
???)マスタースパーク!!
パチュリー)キャァァァ
パチュリーは光の中に飲み込まれた一応無事ではあるが相当なダメージをおっていた
フラン)今度は私と遊んで!!
???)おっ?いいぜ・・・かかってきな!!
フランと魔女の弾幕ごっこが今始まる!!
最初はここで決着つけようと思ったけど分けたほうが見やすいから分ける
スペルが間違ってても気にするな(威圧)
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幻想の始まり~赤霧異変~後編
フラン)じゃあ!いっくよ~?「クランベリートラップ」!!
フランは相手に向かって周囲から段幕を放つそれを魔法使いは持ち前のスピードで順調にかわしていく
魔法使いは反撃をしてくるためスペルを解除して新たなスペルを放つ
フラン)次いっくよ~?「レーヴァテイン」!!
???)うお!?それも弾幕かよ!!
炎を灯した剣が振られその後から無数の弾丸が放たれるそれはとても大きな剣であるが軽々と振るわれている魔法使いも応戦するがどちらかと言えば防戦ぎみである
フラン)どうしたの~?そんなんじゃすぐあたっちゃうよ~?
???)ちっ!!「イリュージョンレーザー」!!
魔法使いは無数のレーザーを放つ普段から避ける練習をしていなかったフランには見事に命中する
フラン)イタタ・・・ウフフ・・・ウフフフ・・・
「フォー・オブ・ア・カインド」!!
???)なっ!?分身だと!?そんなんありかよ!!
急に4人に分身したフランに対し一瞬慌てるもすぐに対処していたフランはそれぞれが不規則にかつ連携して弾幕放つ
魔法使いは一瞬一瞬の隙をつき各個撃破していく
???)(いまだ!!)「マスタースパーク」!!
魔法使いは自身の最強の一撃を放つもフランは蝙蝠になり難なくかわす
???)それはせこくないか?
フラン)あら?お姉様も同じ事をしてたわよ??
会話をしながらも次のスペル「カゴメカゴメ」を使う
対象を囲むように弾幕で檻を作りそこに大きな弾を放つこれを数秒後とに交互に繰り返していく単純なスペルであるがその分回避は困難になる
???)ヒュー面白い弾幕だな!!
フラン)あなたこそ!!面白い人ね!!
お互いに楽しんでいるようなのを見ている男と少女
直人と巫女がいた
直人)・・・楽しそうですね・・・ズズズ・・・
巫女)あいつはまた変なことに首を突っ込むわね・・・ズズズ・・・美味しいわねこれ
直人)おっと・・・パシャン!
巫女)あら?優しいのね
直人)客人に怪我はさせませんよ
巫女)まああの調子なら帰ってもいいかしら?
直人)せめて見届けてから帰ってください後で食事を出すので
フラン)「スターボウブレイク」!!
???)綺麗だ・・・ってよっと危ない危ない・・・
これはフランの後方に大きい弾横一列に並びそれらがこちらに向かって降ってくる弾幕これは対象を狙わず一直線に降り注ぐためギリギリを抜けなくてはならない
魔法使いは何度も服や箒を掠めるも被弾には至らなかった魔法使いも反撃してはいるが大分疲れが見えてきていた
???)(これで決める)「ファイナルスパーク」!!
フラン)「495年の波紋」!!
魔法使いは全ての力を込めて最大級の極太レーザーを放つ
それを正面から受け水面に写る波紋を幾重にも放ち自身を守る力は互角に見えたしかしそこにのせた思いのさでゆっくりとフランは押されていくそして
フランは負けた
???)ふー危なかった・・・けど・・・楽しかったぜ・・・?
フラン)フラン・・・フランドールよ
???)フランか・・・私はマリサ 霧雨 魔理沙だ
フラン)マリサ・・・マリサね・・・また遊ぼうね!!
マリサ)ああいいぜでもしばらくはいいぜめっちゃ疲れた・・・
直人)フラン様お食事が準備できましたのでリビングへ向かいくださいそしてお客人あなた方もどうぞ
この後マリサと巫女も加え夕食が始まる
直人?基本傍観だよ
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幻想の始まり~赤霧異変~後日談
あれから数日後マリサは直人に会いに館を訪れていた
館地下魔法図書館
マリサ)直人~・・・ムグ
直人)ここではお静かにで私に何か?
マリサ)あの時何で加勢しなかったんだ?仮にも従者だろ??
直人)あのばに立つのはフラン様とあなたで十分でした私は従者ではありますがいつでも介入するわけではありませんしもし介入していればフラン様に怒られてしまいます
マリサ)お前って面白いな・・・なあ私と弾幕ごっこしないか?お前の強さが知りたい
フラン)あっ!!マリサ!!いらっしゃい!!
フランはマリサに飛びつき体制を崩しそうになるもこらえる
マリサ)よおフラン元気そうだな
フラン)うん!!マリサも元気そうだね!!そういえばどうしたの?
マリサ)ああ直人と弾幕ごっこしたくてなちょうど申し込んだとこだぜ
フラン)私もみたい!!直人やって!!命令!!!
直人)仕方ありません・・・仰せのままに
マリサ)よし・・・いくぜ!!
直人の気迫が変わる
暗い闇を纏ったその姿はまるで死神のようだ対するマリサは明るい天使のような雰囲気である
マリサ)「イリュージョンレーザー」!!
マリサはレーザーを放つがそれらをきっちり結晶を当てて打ち落とす
マリサ)うわぁ・・・えげつないぜ・・・
直人)ではこちらも「ハンドレットショット」
直人は100の弾丸を生成し一度に放つチマチマ撃たずに一気に全てを解放する
マリサ)嘘だろ!?壁じゃねえか!!
フラン)横から見るとあんな感じなのね~
直人)それで終わりですか?
マリサ)まだまだ!!「マジックミサイル」!
その名の通り魔力のミサイルを放つしかしきっちり打ち落とされる
マリサ)なあそれせこくないか?
直人)ルール上問題ないでしょ?ならいいんだよ
マリサ)そういうものか?それはいいのか??ウーンわからんわからんが・・・「マスタースパーク」!!
マリサはおもむろに得意なスペルを放つこれには絶対の自信があったあったが
直人)・・・弱すぎる
光のレーザーは呆気なく消えてしまうまるではじめから何もなかったように・・・
マリサ)ウソ・・・だろ・・・「ファイナルス・・・」
直人)遅い「クイックショット」!!
マリサが放つよりも早く弾丸を放つ神速の弾丸は避けるまもなく当たる
マリサ)・・・アハハ・・・アハハハ・・・私の最高が・・・簡単に破られた・・・アハハ・・・
フラン)あれ?壊れちゃった??
直人)弱いことは罪ではないですがあなたは弱すぎるよくフラン様と対等に戦えましたね
マリサは不思議な笑い声をあげながらかえっていった
直人)うーんやり過ぎたかな?
フラン)そう?でも楽しかったよ!!
この後いつものように過ごしていた
ちなみにフランは異変以降敷地内なら自由に行動できるようになっており時おり門番の美鈴と話している
これが直人の戦いかたですカウンター狙って心を折にかかります
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幻想での生活~春雪異変~
ある時冬が長引いていたその解決に咲夜が向かった
フランは初めは雪ではしゃいでいたがすでに飽きてしまった
フラン)直人ー何か新しいことなーい?
直人)そうですね・・・あっ魔法で雪玉作って雪合戦とかしてみませんか?
フラン)いいね!やろ!!
二人は窓越しに魔力で雪を操作して遊び始めるそこにレミリアが来る
レミリア)あら?何してるの?
フラン)うーんと・・・雪合戦?
レミリア)何で疑問系なのよ・・・でもどうやっているの?
直人とフランがやっているの見て理解する
レミリア)・・・貴方たち器用ね・・・
フラン)そお?以外と簡単だよ?お姉様もやろうよ!!
レミリア)そうね・・・やってみようかしら?
レミリアも作り始めるがうまくいかないそれはそれでいいのだがだんだんとイライラしてくる
レミリア)ウー・・・うまくいかない・・・
フラン)やったお姉様に勝った!!
レミリア)・・・まあいいわそれにしてもいつ終わるのかしらね?この冬は
そうすでに暦の上では3月冬も終わり新たな命が芽吹く頃である
レミリア)・・・咲夜~
咲夜を呼びこの原因を探り解決するよう命令し自身は部屋へと戻る
フラン)直人はいくの?
直人)私はフラン様の従者ですフラン様に付き従います
フラン)じゃあまだ遊べるね!!
フランはまた魔力を使って遊び始める雪だるまを作ったり小さな家や花を作ったり楽しんでいる
しかしなれてくると飽きてくる
フラン)ハァ~つまらないな~・・・面白いことなーい?
直人)うーん図書館で新しい魔法をさがしますか?
フランはそれをしぶしぶ受け入れる実際長い時間同じ事を繰り返していたため雪を使うことは完全にやることがない
図書館についた二人だが直人は真っ直ぐ「禁書保管庫」へと向かう
フラン)わあ~見たことない本がいっぱ~い!!
直人)ここは読むことすら禁止されている棚ですから楽しい本があると思います
フランは手近な本を開く明らかに呪いの本だが心が壊れた二人には呪いなどあって無いようなものだ
ましてやフランは大切な人を失い一度壊れてしまっていた直人はその命をフランに捧げている事と呪いという異常暗いなら簡単に無効化できる
フランは本を読み進める直人は紅茶やお茶うけなどを準備している
パチュリーが気づいたときにはすでに2冊読み終えていたしかもその周辺には解読書もあるため息をつきながらも気にしていなかった
次の日咲夜が出発するときにフランから防寒の魔法を直人からは自身の魔力を固めた結晶を渡し見送った
フラン)いっちゃった・・・
直人)では戻りましょうか?
フランは図書館へ向かい暇を潰していた
直人は基本フランのそばを離れません
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幻想での生活~春雪異変後~
フラン)神社!!花見!!ご飯!!
レミリア)はいはいじゃあいくわよ?
あれから少しして冬が終わり春になり咲き誇るは桜の花例年より美しくその時を待ちわびていたかのように
???)あらいらっしゃい・・・まだ早いわよ?
レミリア)いい場所は押さえておきたいものそれに妹の顔を見せに来たのよ
ほらフラン自己紹介して
フラン)フラン・・フランドールよよろしく
???)霊夢よこの神社の巫女をしてるわ・・・まあ参拝客はいないけど・・・
レミリアと霊夢が話している間フランと直人は桜を見つつ紅茶を飲んでいた
フラン)こんなにきれいなものがあったのね・・・
直人)私も久しく忘れていました・・・
二人が物思いにふけっていると刀を差した少女がやってくる
???)ここが宴会場ですか?
直人)はいまだ先ですが
???)ならよかった料理の準備をしに来ました
霊夢)待ってたわこっちよ
霊夢がいつの間にか隣にいて刀を差した少女を案内する
フラン)あの子も遊んでくれるかな?
直人)ええ手が空いたときにでも声をかけてみましょう
それから夕暮れあらゆる人妖が集まり宴が始まる
霊夢)さあ!飲むわよ!!
マリサ)ほどほどにしろよって言っても聞かねえかW
フランと直人は中央より少し離れた場所で静かに過ごしている
二人とも他人と会話をするときに緊張してしまいそれ以上続かないのである
フラン)みんなたのしそうだね~
直人)フラン様も混ざりますか?
フラン)ううん私はここでいい直人もいるしねそれで十分
マリサ)よおフラン元気そうだな
フラン)あっ!マリサ!!
フランはマリサに飛び付くやはり少しよろけてしまう
マリサはフランの頭を撫でながら
マリサ)よかったらこっちで飲もうぜ?ここじゃつまらないだろ?
フラン)うん・・・でも私がいったら冷めない?
マリサ)おいおいそんなんで冷めるようなら誰もこんな所に来ないぜそれにあれを見てみろよ
マリサの指した方向には霊夢にめっちゃベッタリな酒によった自分の姉がいた
フラン)・・・あれが私の・・・
直人)あれが主の・・・
フランの動きは速かった手近にある液体(酒)を手に取り一気に飲みほす(一升瓶)そして
フラン)お~ね~い~あ~ま~!!
レミリア)ん?ふら・・・ゲボフッ!!
レミリアに向けダイブしたもちろん霊夢は避ける
レミリアは一瞬でよいが覚めるそしてフランの次の行動が運命として見えてしまった
フラン)お姉様?私と一緒に飲みましょ??
レミリア)待って!私にもペースが・・・
フラン)はい!アーン?
体勢はレミリアに馬乗りになるフランその手には「昇天酒」とかかれた瓶を持ちその口をレミリアの口に向けていれている
フラン)ウフフ・・・い・ま・ま・で・の・お・か・え・し♥️
レミリアは物理的に昇天した回りの人物は煽る煽る直人はこれを止めなかったなぜなら面白かったから
マリサ)その・・・何かすまん
直人)いえいつも前に出れないフラン様があのように振る舞えるとはこちらはそれで十分です
その後も宴会は続いた後日新聞でこの写真が使われフランの存在が広く知られたのは言うまでもない
戦闘は起こしません!(めんどくさい)
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幻想での生活~永夜異変~
直人)・・・(夜が明けないな)
フラン)今日の月は綺麗だね~ねえ直人ここで食事しましょ?
直人はいつものようにサンドイッチを作りテラスへと向かう
そこにはレミリアやさくやもいた
レミリア)ああちょうどいいところにこれから異変の調査にいくからよろしくねいくわよさくや
直人)さくやさんこれをちょっとしたお守りです
直人は自分のナイフを渡すそれは持ち手のない周囲が全て刃となっているものであったもちろんケースに入れてあるため安全である
レミリア)・・・ねえ私には?
直人)えっ?あっではこれを
直人は白い小さな紙を渡す一応魔力を含ませている
レミリア)・・・それじゃあ留守をお願いね
直人)お気をつけ下さい
フランは一連のやり取りを見ていたが今は月を見ながら食事がしたかった一連のやり取りが終わり
フラン)あなたも今は執事ではなく「友人」として振る舞って?
直人)かしこまりました
楽しい食事会が始まった二人はいつもよりも有意義な時間を過ごしていたそよ風に吹かれ月はより美しく見え木々のざわめきすらも今の瞬間では心地よい音色であった
フラン)・・・直人・・・今度は絶対に離れないでね?もう一人ぼっちにしないでね?
直人)ええ私はフラン様の従者であり友ですこれから先その命尽きるまで従いましょう
二人はゆっくりとした時間を過ごし館の中へと戻る
直人はさくやに渡したナイフから現在の様子を探ると順調そうであった
フラン)そろそろ寝るねお休み
直人)おやすみなさいませフラン様
フランはベッドに入り眠る直人は館に侵入されていないかの確認と周囲の警戒を行うもちろんそんな存在の気配がしたが探知することができず諦め(フランの部屋付近は完全警戒)何時ものように過ごしていると急に日が昇る
直人)ウワッ!?なんだ??・・・終わったのか・・・
その後少ししてレミリア達が帰ってきたフランは寝ていたため気づかなかったが直人はそのまま軽食を用意して渡した
直人はその後もう一度索敵を行うも何も反応しなかったため気のせいだと思うことにした
フラン)おはよーあれ?異変は終わったの?
直人)ええ少し前にレミリアさん達が帰って来ました今は自室で休まれていますがさくやさんはもう何時ものように動いています
その後は何事もなく日常を送っていた後日新聞によって異変の詳細を知ることになったがフランは「まりさもいたの?いいなー」と呟いたりレミリア達の話を聞いて一喜一憂しながら熱心に話をきいていた
うん自分が動かないから異変の内容が全く伝わらないね!
読者)わかるようにかけや!(いかりのはらぱん)
作者)グボアッ・・・まっ待ってくれ俺は悪魔でフラ・・・
読者)言い訳無用!!(拳のラッシュ)
作者は再起不能になった!作者のlvが5下がった!だがすでに1しか無いためマイナスになってしまった!!
次は花映塚だけどどうやって絡ませよう・・・
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幻想での生活~狂い咲く花~
フラン)!!花がいっぱい咲いてる!!直人行こ!!
フランは直人を引っ張り外へ出るレミリアはそれを見ていたが特に何もしなかった
フランは空を飛びながら下を見ると色とりどりの花が咲き乱れ綺麗であったが一ヶ所だけひまわりが咲き乱れていた
フランはそこへ近づく
フラン)綺麗~大きい~ねえ直人これさわってもいいの?
直人)触らずに見てくださいここのは管理されているようですので管理者を探しましょう
フランは柵に気付きそれにそって花のない道を歩いている
ひまわりはフランを追っているように動いている直人もフランについて歩いているがそのいような光景には気にしていなかった
???)こんにちはかわいいお嬢さん?
フラン)こんにちは・・・あなたは誰?
???)私はここにすんでるの今だけねこのこ達が終わる頃にはまた離れるわ
直人)フラン様・・・ついていかないで下さいね?
フラン)えーダメ?
???)ウフフまたいつでも遊びに来なさいでもあなたは今ここで私と遊んでいきなさい
謎の女性は直人に対して敵意を向けるしかし直人はそれに対して何もせずにフランに話しかける
直人)・・・フラン様あそこの木の影でお休みください
フラン)わかった待ってるね!!・・・(日傘はあるね)
フランが木陰に移動したのを確認して対応をし始める
直人)で?何のようですか?
???)私と遊びなさい長く生きてるとたまに遊びたくなるのよ(笑顔)
女性はいきなり魔法のレーザーを放つ直人はそれを瞬時にかわす
???)あら?見かけによらず素早いのね・・・ならこれはどうかしら?
放たれるは網状とも複雑な線の迷路とも見えるレーザーが放たれるも紙一重でかわし続ける
???)そうあくまでも戦わないのね・・・ならこれはどうするのかしら?
女性はフランに向けてレーザーを放つそぶりを見せた瞬間にその手に痛みが走り直人はフランと女性の間にいた
???)へえ~やれるんじゃないの少しは楽しめそうね・・・
直人)次に狙ったら容赦はしませんよ?
女性は目の前の青年から放たれるその殺気に違和感を覚えた
それはとても穏やかな心と動きをしているのにその目はこちらを見て離れないそしてその殺気は四方から放たれている
???)フフフ・・・さあ楽しませてみなさい!
女性の表情が変わりその攻撃は苛烈になるしかし直人はそれらをかわし続ける接近すればおなじだけ距離をとられ遠距離攻撃は全てかわされてだんだんと飽きてきた女性はフランに攻撃を放つとそれと同じ火力で打ち消す
???)そうね~あの子を殺そうかしら?
直人)・・・
直人はそれを聞いた瞬間最大火力を無動作の最高速度で放つ
女性はそれを見切れずに被弾し左腕が肩から無くなっていた
???)何・・・それ・・・
直人)おや?先ほどの威勢はどうされたんですか??
女性は己の最大火力を放つ本来なら誰も受けきれず回避を選ぶ攻撃だったが直人はそれを正面から打ち消すその間に女性の腕はある程度再生していたがそれでも戦闘を続けることができた
女性)こんなことであきらめないわ!!
直人)はぁ・・・もう私の領域ですよ?
女性は気づくのが遅かったそこは幾重にも重ねられた魔法の結界があった
直人)さあ・・・どうします?
女性)こんなもの!!
女性は何度も壊そうとするが壊れるどころかヒビ一つ入らない
すると
???)直人あなたは今もあの約束を守っているのですね
直人)映姫さんお久しぶりです
???)(うわ嫌なのがきた・・・)
直人は映姫の到着後会話をして結界を解除する
映姫)全く・・・あなたは自分より強い人を見ると直ぐにてを出しますね?それはやめなさいといつもいっているではないですかそれを毎回毎回こりづにいつまでも・・・クドクド
映姫はお説教のスイッチが入り女性は正座をして座っているこうなった彼女を止めることができる人物はいないなぜなら彼女は地獄の閻魔でありそれに逆らうということはどうなるかわかっているからであるちなみにだが直人は普段から映姫に目をつけられており約束を守っていることも見ているためその妨害をするものたちに先制して圧をかけに来ている
直人)フラン様帰りましょうか?
フラン)うん!あの戦い楽しかった!!
その後この花達は異変ではなくある周期で起こっている現象であったことを知り今度は季節毎の景色を見たいフランであった
やっぱり戦闘があると楽に千文字越えれるからいいわ
でも次に戦闘できるのいつかな・・・
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幻想での生活~紅魔館への襲撃~
疲れたからここで発散する!!
ある曇りの日紅魔館へ吸血鬼達が襲撃しに来た
美鈴)止まりなさい・・・!
美鈴は無言で攻撃されるそれは「遊び」ではなく本当の戦いであったどちらかが死ぬまで終わらぬその戦いに久しく忘れていた感覚を取り戻す
美鈴)ハッ!!・・・(こいつら弱い?)
それもそのはず尖兵としては弱すぎたが本隊に連絡が届いていた
さくや)お嬢様襲撃です
レミリア)そう・・・全力をもって排除なさい
その頃フランは図書館で本を読みパチュリーと過ごしていた
そこへレミリアから連絡が入る
レミリア)パチェ久しぶりの襲撃ですってさくやが目の色変えていたわ
パチェ)・・・で状況は?
レミリア)うーん・・・圧倒的優勢ねでも少し怪しいわね
レミリアの見たものはこの館に損傷があたえられる未来しかしその手段までは見ることができなかった
直人)お茶をお持ちしました
レミリア)あら?ありがとう・・・さすがねあのこの入れ方と同じ味だわ
直人)先ほど襲撃があったと言われていましたが・・・
レミリア)ええでも大したことない相手よ?ましてやあなたと「殺しあい」して鈍ってないしね?
しかしいくら二人が強くても終わりの見えない軍相手には体力が持たない
フラン)ねえ直人もしここへ侵入されたらどうするの?
直人)もちろんフラン様を優先で守ります
フラン)・・・じゃあこれは命令よ「この館に仇成すものを消しなさい」・・・
直人)・・・「イエスマスター」
直人は命令を受けると同時に放たれる魔力がとても小さくなりそのまま外へ向かう
門前
さくや)(くそきりがないわ・・・美鈴も限界ね・・・)
美鈴)(さくやさんも限界ですねしかし引くわけには・・・)!!
美鈴は門の中の明らかに異質な魔力を感じとる自分の知らない魔力は一瞬の隙を生み相手に攻撃されるはずだった
そこには何もいなかった否相手は何かに撃たれていた
直人)お二人ともありがとうございました後はお任せを
さくや)頼んだわ・・・
美鈴)ハイ!
直人の見える範囲には千を越える吸血鬼がいるその奥にも無数に見える
直人)さて・・・と「全てはフラン様の為に」
「六方六亡六陣結界」!!
この結界は館を中心に六方上下左右に六芒星の六重の壁を作る本来これだけの魔法結界を張るには何十人という魔導師がいて初めてできるものをたった一人でしかも戦うだけの魔力を残して張るさらにこれを破るには相当な威力の攻撃を最低でも六回・・・連続で撃たなければならず貫通させようものなら直人自身が撃ち落とす
吸血鬼A)なんだ?何故ならば後ろから悲鳴が?
振り返り目にしたのは今まで空を飛んでいた仲間が瞬く間に打ち落とされているそれもはるか上空にいた連中からはるか後方のやつらまで
それは「逃げること叶わず絶望と共に死ぬ」ということだった
直人は遊びで戦ったり館を壊したりするのは許容範囲ないであったはからずも壊れたり意思をもって壊しても直せばいいからであるしかし「侵略」されたら話は変わるたとえ相手が子供だろうが意思のない機械だろうが「主を傷つけるもの」に対しては「慈悲」などない心を凍らせ敵を排除しかつ他の勢力への見せしめもかねて「侵略者を全て殺す」そして殺したものの血肉は全て己の魔力に変えほぼ無限に戦う
その後は惨いの一言に尽きる後方では瞬く間にレーザーや結晶の雨によって赤く染まり空はその血によって赤くより紅くなり直人に対峙するものは恐怖に怯えながらゆっくりと殺されていくその死体は魔力となり戦闘中は死神いや悪魔というべき方が正しい振る舞いをする
半ば逃れようとする者もいたが容易く撃ち抜かれ死するそのときまであえて殺されず立ち向かい一矢報いようとしたものは眼を潰され暗闇の恐怖に勝手に死んでいく
虐殺とも取れる戦いは3時間ほどして終わったもちろん死体はおろかその血液は一滴たりともなかった
レミリア)お帰り直人・・・あなたが味方でよかったと心から思うわ
直人)フラン様は・・・おかわりありませんね
フラン)おかえり直人~どうだった?
直人)数で攻めるしか脳のない連中でしたよあまり面白いとは言えませんね
レミリア)ねえ!私は無視!?
直人)・・・フラン様お茶はいかがでしょうか?
フラン)うん!入れて!!
さくや)直人?少しはお嬢様を・・・
フラン)あーたぶん・・・「直人戻ってきて」
直人)ああ・・・・・・う~ん・・・フラン様お茶ですね
レミリア)直人?
直人)?どうされましたか?レミリア様?
レミリア)ありがとう何でもないのごめんね・・・
直人)?こちらこそすみません
この後何事もなく日常を過ごしていたが新聞に大々的に載せられ訪問者が増えたそうだが直人は真実を語りすぐに飽きられたと言う
その後一人の鴉天狗が山から1ヶ月ほどいなくなり震えて帰ってきたのはほとんどが知らない話
ええ連れて行かれたのは文屋です後にガラケー天狗も同じ目に会いました
直人はこれだけのことを一人で行える実力があるものの結界の維持は常に魔力を供給しておりレーザーなども回路による増幅をしていないものだが自然界の物質(生命の死骸なども含む)による100%変換によって成り立っています
なので結界によって魔力を封じられたりそもそも魔法が効かない相手だと詰みます
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紅魔館~直人の日常~
直人は朝起きてからまた眠るまで、フランと共に過ごす。
館内の業務もあるが魔力体による、分身を使いこなしている。
基本的には
起床→フラン様の警護・その他雑務・侵入者の迎撃・来客の相手等→就寝(分身は常時稼働)
である
異変の際は特に動くこともなく、フランが行きたいところへ「ついていく」形になるので、どうしても一人になりたいときは「血染めのナイフ」をもって、行動してもらうようにしている
朝
直人)・・・さていきますか
直人は身だしなみを整えフランの元へ向かう
直人)失礼します・・・
フラン)直人?おはよう!
直人)おはようございますフラン様。今日はどうされますか?
フラン)うーんわかんない
直人はあくまでフランの従者であるためレミリアの命は無視または、湾曲解釈で対応する
フランは少し前に行った花畑を目指すことにする、当然直人も同行する
レミリア)まちなさ・・・
フラン)行ってきまーす!!
レミリアの横を全速力で飛行しすり抜けるそれにぴったりとついていく直人フランを止めようとさくやを呼ぶも当然間に合わない
館の外へ出て空から向かうことに
フラン)曇ってるからよかったわ・・・直人いくよ
しばらく飛んでいるとひまわりが見えてくる。それは以前よりも枯れかけていたが生き生きとしていた
フラン)あ!あのときのお姉さん!!
???)あら?こんにちは来てくれたのね・・・私は幽香
フラワーマスターと呼ばれているの
フラン)フランよよろしくね
幽香は小さな家へと二人を案内し、お茶とお菓子を出す
フラン)ありがとう・・・いい香り・・・
幽香)あら?ありがとうところで何をしに来たの?
フラン)遊びに来たの!!ここのお花が綺麗だったからまた見たくて!
フランの言葉を聞いた花たちは、その輝きを取り戻したかのように咲き誇る
幽香)あら?花たちが皆元気になったわ・・・
フラン)そう?私にはわからないけど?
幽香)あなたは気付いたわね?ねえ・・・妖精さん?
直人)ええ・・・私にもわかりましたがこんなにも・・・視線を感じるのですね
直人は、花達がこちらを見ていることに少し恐怖を感じたが、フランの手前何事も無いように振る舞うもきずかれていた
幽香)やっぱり貴方は鋭いわね?主人を守るために警戒を怠らない・・・相手が敵意を向けなくとも外に神経を張る・・・本当に想像通りね~
直人)・・・ありがとうございます
フラン)?どうしたの直人??・・・あっもう一杯ちょうだい?
幽香はフランのコップに紅茶を注ぐ直人は席をたち窓の外を見る
フランは幽香と花について会話をしている
直人は室内の花を見ながらその魔力を調べていた
あっという間に夕焼けが広がる。
花畑はまた違う表情を見せる
フラン)わあ・・・朝とまた違う・・・
幽香)ええ同じ花、同じ場所でも時が違えば見えるものも変わる・・・それこそあなたたちのように・・・
その後幽香と別れ館へと戻り一日が終わる
直人は侵入の形跡や備品の確認を行い眠りについた
大抵フランについて行きますそれ以外はさくやさんと仕事してます
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繰り返す宴会~鬼との遭遇~
まあ飲みませんが・・・
ある時から宴会が頻発していた。
フランは大喜びしていたため特に何もしなかった。
フラン)うふふ~宴会~
今日もまた宴会が始まる、そこには人妖問わず集まる。
霊夢)さーて・・・飲むわよ!!
参加者)ワー!!
フランはマリサと一緒に飲んで、食べて、笑って楽しんでいる直人は御神木の下で座りのんびりと過ごす
???)(あいつは・・・いやあれも楽しみかたか・・・)
宴会の途中でも常に警戒を忘れないのは、フランを守るためであるが屋根の上にある気配に気付いていたが、無視をしていた。
危害を加えるわけでもなく、参加するわけでもない・・・
ただ見ているだけのそれを、気にしていなかった
翌日
レミリアはさすがにおかしいと調査をすることにフランも調査に参加するようだ
フラン)・・・ねえ直人はどこから探した方がいいと思う?
直人)そうですね・・・図書館でこれができそうな種族を探しましょうか
二人はパチュリーの図書館で妖怪についての本を読み漁るも
フラン)・・・あーーーーーーわかんなーーーーーい
直人)・・・ウーン人里で調べてみましょうか?人間は語り継ぐために本にしていますし
人里へ向かうと門番に止められるが直人の服装とさくやの名前を出すといれてもらえた
まずは貸本やへと向かう
店主)いらっしゃいませー
フラン)こんにちはー!
直人)フラン様はしゃいでは行けませんよ?本もよんだら戻してくださいね?
フランは(はーい)と返しどんどん読み漁る
直人はすでに検討がついていたためその種族のことを探す
フラン)・・・あれ?この妖怪かな・・・
直人)(おや?ここにない・・・)
フラン)ねえ直人~もしかしてこの「鬼」っていう種族かな~?
直人は少し驚くも話を聞く
フラン)あの霧ってたぶん妖気でしょ?でもあれは普通の妖怪ではないし・・・それに純粋な力が見えたの。
だから「鬼」しかないと思うのだけれど直人はどう思う?
直人)同じ考えですね・・・おそらく神社の屋根の上にいます
それを聞いたフランは少し悩み
フラン)次の宴会の時に屋根の上を見てみる・・・どんな鬼がいるのかなー・・・
その後館へと戻り次の宴会までしっかりと休むことにした
そして二日後
フラン)直人!!宴会だって!!
直人)では早めにいきましょうか?
二人は宴会の噂を聞いてすぐに館を出て神社へと向かう
霊夢がいるが気にせず屋根の上へと登るとおかしな霧があった
フラン)あなたが鬼なの?
???)へえ~私に気づいたのか・・・ああそうさ私が鬼さ
その霧は少女になった角が生え瓢箪を持ったその少女は自らからを「鬼と」名乗りこちらをみていた・・・
次回!「戦闘、死す」
スペルスタンバイ!!
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繰り返す宴会~鬼との対話~
フラン)・・・あってた・・・直人!あってた!!
???)なんだい?何がだい?
フラン)私の予想!!初めてみた・・・
フランは目を輝かせて鬼の少女を見る
鬼によってここにフラン達がいることは誰にも気付かれていない
フラン)ねえねえどうして宴会を開いていたの?
???)そうだね~楽しむ為・・・かな?
フラン)なら一緒に混ざれば良かったんじゃないの?
???)私は鬼さそれに急に参加しても面白くないだろう?
フラン)そうかなー?私は長い間地下室で閉じ込められてたからよくわからないや
???)どうやら本当みたいだね・・・どうだい?力比べでもするかい??
フラン)いいの?やる!!・・・ところで貴方はなんていうの?
萃香)萃香だよろしくな
フラン)フランドールよ!フランって呼んで!!
萃香)ところでそこのあんたは?
直人)直人といいますフラン様の従者です
フラン)じゃあいっくよー・・・
フランは萃香におもいっきり殴りかかる、萃香はそれをかわして殴りかかるその衝撃は凄まじいが外からは何も感じない。
その攻防は常人では捉えられない動きだった、フランは吸血鬼の中では遅い方であるがその一撃は鬼にも勝る
萃香は鬼の中では小柄だがその体格には見合わない力を持つ
鬼とは古来より「喧嘩」をして語り合うことを好むそれは嘘や小細工の嫌いな鬼ならではの「会話」であった
フラン)萃香ちゃんもやるね!
萃香)そっちこそ!!これはどうだい!!
萃香は体を一回り大きくして振り抜く。それは先ほどとは威力が桁違いであったがキッチリと受けきる
フラン)面白いねそれ!
萃香)これを受けきってなお笑顔とは嬉しいよ!!
萃香は久しぶりに楽しそうに笑う、心のそこから笑う。ここ数百年弱き者しかいなかったから、同じ鬼は地底に封印されてしまったから。退屈しのぎに宴会を開いても誰も来なかったこの場にこの者達がきたから。そして目の前の少女は小細工なしに私と戦っているから。
萃香)・・・私のとっておきだよ!!
フラン)!?なにそれズルい!!
萃香は自身を巨大化させるこれは萃香自身の能力によるものであるがある意味後がないのである
フランは巨大化した萃香に苦戦する明らかに力の差がありすぎるだが
フラン)むー・・・「フォー・オブ・ア・カインド」!!
萃香)たった4人で勝てるかな?
フラン))))「レーヴァテイン」!!
萃香)ちょ!?それは聞いてない!
といいつつ案外いい勝負である。ちなみに直人は戦闘を紅茶を飲みつつ見ている
萃香)これで終わりだ!!
フラン)!!ハアア・・・いっけー!!
萃香は巨大な拳を振り抜くフランはレーヴァテインをおもいっきり振り抜く
結果は相殺して引き分けであるが二人とも満足したようだ
フラン)ハアー楽しかった!!
萃香)ハハハ・・・私も久しぶりとはいえこうも拮抗するとは・・・
直人)お二人とも紅茶です
フランと萃香はのんびり飲みながらお互いに見合い笑う
フランは新しい友ができた喜びに
萃香は鬼である自分と渡り合える少女に
こうして短くも長い戦いは幕を閉じ宴会が始まる
この翌日異変解決に動いた者達によって総攻撃を受けほとんど返り討ちにしたのは別の話
フラン様は格闘が強いんです異論は認めん!!
直人は基本モブ扱いですよ?メインはフラン様です
・・・そこ!原作崩壊とか言わない!!
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山の上の神様
フラン)直人これみて・・・新しい人が来たみたい
フランは新聞を広げ直人に見せる
直人)明日遊びに行きますか?
フラン)さすが直人!!わかってるー!!
レミリア)待って!?行かせな・・・
さくや)フラン様おきをつけて
レミィ)ちょ!?さくや!?!?貴方は誰の味方よ!
さくや)?別に直人も一緒にいくみたいですしいいのでは?
落ち込むレミリアをよそに準備を始める。新聞によると妖怪の山の山頂にあるため、天狗の里を抜ける事になる。もしも戦闘が起こると危険なため準備をしておく
翌日
フラン)行ってきまーす!!
さくや)いってらっしゃいませ妹様
レミリア)いいもん・・・私もついていくもん・・・
フラン)嫌!来ないで!!
レミリア)私はあなたの姉よ!?
フラン)直人・・・しつこくついてくるなら(あれ)お願いね?
フランは直人を連れて妖怪の山の麓へ向かう。こっそりついて来ようとしたレミリアに向けて直人は得意の結界を張る
二人は麓につくと綺麗な紅葉が広がっていた
フラン)綺麗・・・
???)こんにちは・・・?
???)どうしたのお姉ちゃん?
フラン)こんにちは!・・・私はフラン!
???)私は静葉でこの子が
???)妹の穣子ですよろしくね
フラン)稔子さんと静葉さんねよろしく!
穣子)かわいい~どうしてここに来たの?
フラン)山の上の神様に会いにいくの。ここは綺麗だから見に来たの
静葉)なるほどところでそちらの男性は?
直人)直人といいますフラン様の従者です
4人はお互いのことを話していると赤いドレスにフリルのついた女性が見える
静葉)あっ厄神様・・・
フラン)厄神様?
穣子)そうねあの方は厄を自分に蓄えて私たちに降りかかる不幸を肩代わりしているの
近付くと不幸になるからあまり近寄らない方がいいわよ・・・
フラン)そうなのね・・・
フランは気にせずに厄神様に近付き声をかける
フラン)こんにちは!
厄神様)こんにちは・・・私に近づかない方がいいわ・・・
と話しているそばから頭上の枝が折れ落ちてくるが、難なく破壊する
厄神様)私は雛っていうのよろしくね?
フラン)フランよこっちは従者の直人よろしく!
二人の会話を見ていると何かの気配がする。どんなに姿を隠せても直人の探知から逃れられるほどではない
直人)そこにいる人・・・姿を表しなさい・・・さもなくば撃つ
???)(!?何故!?あちらからは見えないはず・・・)
雛)ニトリー?もしいるなら出てきた方がいいわよー
???)雛がそういうなら・・・
フランは急に出てきた人物をみて目を輝かせる
フラン)凄い!!どうやったの!?
ニトリ)光学迷彩といって光を曲げて見えなくする・・んだけど・・・ねえ雛この子何してるの?
フランはニトリの周りをクルクルと動き、どこに何があるのかを見ている
ニトリも悪い気はしないが照れくさい
ニトリ)そういえば君の名前は?
フラン)フランよ!!よろしく!!
ニトリ)フランちゃんね・・・今度遊びに来たときは私の工房を案内するよ
その後少し会話をしてから山の中腹へと向かう、すると盾と剣を持った少女に止められる
少女)止まれ!ここから先は天狗の領域だ!!
フラン)天狗?天狗ってあの空を飛んで風を操る妖怪の事??
少女)???我々の事を知らない者がいるのか!?
フラン)?本で見たことはあるけど実際はこんなにかわいいのね!
少女は白狼天狗であり、本来の天狗ではないが見分けがつかない
フラン)ここの頂上に神様がいるんでしょ?会いにいくの!!
少女)・・・(ハアーめんどい案件だ・・・)
そう頂上に行くには天狗の領域を通らねばならないが、それは何人たりとも認められていない
???)どうしまし・・・(フルフルフルフル)
少女)文さま?どうしました??そんなに震えなくても?
フラン)今日は暖かいから冷えることはないと思うんだけど・・・風邪?
直人)フラン様どうされますか。
フラン)うーん・・・無理やりいくのはかわいそうだしー・・・あっ!飛んでいこう!!
少女)申し訳ないが空中を飛ぶのも遠慮願いたい・・・
直人)フラン様強硬手段ですが・・・この少女を人質に取り領域を抜けたら解放しますか?
フランは笑顔になり盾を持った少女に近付く少女は戦闘体制を取る
フラン)ごめんね!
少女)!?キャー!!
一瞬だった・・・尻尾に飛び付いたのだ
それは誰でも急に尻尾に来れば驚く
直人)・・・フラン様ほどほどでお願いしますよ?
???)(いまだ!!)
蚊帳の外の天狗は瞬時に離脱するモフモフ中のフランは気づいておらず直人も気にしていない
少女)ハウア~・・・
フラン)?動かなくなっちゃった・・・
直人)フラン様少しモフリ過ぎです・・・このままおぶって行きましょう
二人は少女をおんぶしたまま進んでいくと別の天狗が飛んでくる
天狗)止まれ・・・おいそいつに何をした!?
フラン)尻尾をモフモフしてたら動かなくなっちゃった
天狗)・・・あーまあうん・・・その尻尾はモフリたいよな
でもちょっとやり過ぎではないかい?
フラン)・・・だって気持ちよかったもん!!
天狗)・・・わかる・・・わかるぞ・・・綺麗に手入れされてるからな・・・私もモフモフしようとしたら返り討ちにされたからな・・・でも・・・
フラン)でも?
天狗)よそ者に先を越されたのは悔しい!!お前に何かされたわけでもないが!!侵入していることもどうでもいいが!!!先にモフモフした恨み!!!ここではらす!!!
天狗はほとんど訳のわからない文句でフランに攻撃をする
フランはそれを軽々よける
直人)フラン様~壊しちゃダメですよ~
フラン)はーい頑張るー
天狗のスピードは速いが直人の弾速よりもはるかに遅く無機質に飛んでくる弾丸よりも読みやすい
天狗はだんだん追い詰められていくフランは片手で追い込んでいる
???)双方そこまで!!
天狗)大天狗様!?どうしてここに!?
フラン)天狗の偉い人?
大天狗)そうだここで一番偉い人だ
直人)(うわーばれてないといいが)
大天狗の登場により周りの殺気が小さくなる
大天狗)ここまで無傷で来るとは・・・なかなかやるのう
フラン)誰も来なかったもん・・・ね直人
大天狗)フムお主が直人か・・・うちの天狗二人を可愛がってくれたそうじゃないか
直人)(うわーばれてーら)ええそんなこともありましたね
大天狗は直人を睨み付けているがそんな事ないように振る舞う
直人)あれはあの二人が悪いので「自業自得」という事で・・・
大天狗)・・・まああんな事をかかれては仕方ないか
よし!今回は「見なかった」事にしよう
そなたらはここに来ず上へと行ったそれで終わりだ!
フラン)ありがとう!!直人行こ!!
フランは直人を引っ張り頂上へ向かう
山頂
フラン)ついた!!
???)こんにちは!!参拝ですか!?
フラン)うんんここの神様に会いに来たの!
???)私も神様に近いんですが・・・
フラン)そうなのね~でももっと強い神様がいるんで しょ!?
???)・・・諏訪子様~神奈子様~お客様ですー
神社の中から二人の女性が出てくる一人は小さく目のついた帽子をかぶっており一人は背中にしめ縄をしょっている
諏訪子)私が諏訪子だよここの神様の一人でこっちが
神奈子)神奈子だ同じく神の一人だよんでこの子は早苗私たちの子供・・・というよりかは遠い孫だよ
フラン)孫?
フランはこの話題について深く聞こうとするもすでに夕暮れであった
早苗)良かったらうちに泊まって行きますか?
フラン)え!?いいの!?!?
早苗)お二人もいいですよね?ね?
二人)構わないよ
フランは初めてのお泊まりに興奮している直人は魔法でさくやに泊まりになることを伝え三人について行った
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守矢神社での外泊
フラン)ここ使っていいの!?
神奈子)ああ広すぎる位だがいいぞ他に布団や机何かは押し入れにあるから自由に使ってくれ
直人はとりあえず布団を敷き食事までのんびりすることに
フランは部屋内をフラフラみて回っている
すでに日は落ちておりろうそくの灯りがその景色をより美しく見せる
早苗)食事ができましたのでこちらへどうぞ
二人は3人が普段食事している部屋へ案内され机の回りに座る
早苗)では・・・いただきます!!
4人)いただきます
フランは普段見ない食事に興奮しているため、表にでないようにしていたが
早苗)フランちゃんのところとは違うの?
フラン)!!顔に出てた?
早苗)ええとても興味深そうに見てましたね
フラン)ああ~(恥ずかしい!!)うん・・・いつもはパスタとかスープとかだからこういうのは初めて
早苗)!!洋食ですか!?今度遊びにいっても!?!?
神奈子)早苗・・・ご飯中
早苗は我に帰るその後は他愛ない会話をして部屋を後にする
フラン)おいしかった~あのスープ気に入った!!
直人)ええおいしかったですね(今度教えてもらおう)
部屋に着くやいなやフランは布団に吸い込まれていった
直人は夜風を浴びに外へ出る
神奈子)やあ寝れないのか?
直人)普段はここから見回りして在庫管理ですから
神奈子)そういえば従者だったな・・・いい子じゃないかフランは
直人)お褒めの言葉ありがとうございますしかしその殺気はどうにかなりませんか?
神奈子)ああすまない・・・どうも強い相手を見ると血が騒ぐんだ
神奈子は元々戦神であり今でこそ落ち着いているが気性は荒い
直人)まあ・・・あなた方から正式に挑戦状を渡されたら手合わせ位ならしますよ・・・フラン様も楽しめるでしょうし
神奈子)ハハ・・・これは嬉しいね・・・またお願いしようかね私はそろそろ寝るとするよ
神奈子は自室へと戻って行った直人はしばらくしてから部屋に入る
翌朝
フラン)おはよー直人・・・
直人)おはようございますフラン様
フランは目を擦りながら体を起こす。初めての布団で少し体が痛いようだが、立ち上がり軽く体を伸ばすとそれもなくなる。
早苗)朝ごはんできましたよー
フラン)は~い
二人は昨日と同じ部屋に向かうと誰もおらずうっすらと声が聞こえる
早苗)お二人とも!!起きてください!!!
神奈子)後1時間・・・
諏訪子)まだ早いよ・・・
早苗)もう!あの二人は起きてますよ!!
微笑ましい声が聞こえてくる、フランは早苗の元に向かった
フラン)・・・(こっそり覗く)
早苗)おーきーてーくーだーさーいー
二人)もう少し・・・
早苗)ハア・・・!(フランちゃんあの上にダイブしていいですよ)
フラン)!?(いいの?)
早苗が頷くと勢いよく二人のお腹に飛び込む
二人)グエ!
早苗)起きました!?起きましたよね!?!?
フラン)わーい!・・・あれ?
二人は目が覚めたというより昇天しかかっている
数分後
神奈子)お見苦しいところを申し訳ない
諏訪子)あーそのーごめんね
そのまま食事をして館へと戻る
フランは楽しかったようでレミリアに嬉しそうに話していた
帰りは直人の魔法で帰ったため天狗達とは関わっていない
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天空の人と悪魔の妹
ある日大きな地震が起きた
その犯人はすでに絞められ新聞にも載っていた
フラン)へえ~大変だったね皆・・・
直人)私たちは何もしてませんがね・・・
そう二人は留守番していた
そもそも興味がなかったからというのが正しいが・・・
フランは直人を引っ張り空へと向かう
レミリア)今度は行かせ・・・待って!?無言で私の「目」を握りつぶそうとしないで!?
フランはそのまま天空の世界へとたどり着く
???)へー自分からここに来る人なんているのね
フラン)あなたが新聞に載ってた絞められた人?
???)絞められた人って・・・私は天子よ
フラン)私はフランよよろしくね
二人は他愛もない会話をしている
直人はそれをただ聞いている時々話をふられるが端的に答える
天子)へえ~あの吸血鬼の妹ね~
フラン)お姉さまは好きなんだけど苦手かな・・・
天子)私は仲が良ければいいと思うわよ?いつも喧嘩してるよりはいいじゃない私もそういう人がいたらな~
フラン)でもそうしたら今のようにならなかったんじゃないかしら?一人だから認めてもらおうとしたんでしょ?
天子は思い返すように目を閉じる
考えてみれば言われた通りであった
天子)そうね・・・間違いではないわね・・・
フラン)ここはいい景色ねでもあんまり楽しそうではないね
天子)そうね・・・宴会して遊んでるだけだもの楽しくないわ
フラン)お姉さんは何してたの?
天子)皆に認めてほしくていろいろしたわ・・・それでもダメだったからもっと頑張ったら不良娘なんて言われたわよ
二人が話していると女性が近付いてくる
天子)ゲッ・・・衣久・・・
衣久)探しましたよ急にいなくなるんですから・・・こんにちは私は衣久ともうします総領娘様の付き人です
フラン)私はフランこっちは直人よ
直人)フラン様の従者ですよろしくお願いします
二人と二人は楽しく会話をしている。フランと天子は互いの身の上話、直人と衣久は従者としての苦労話を時間を忘れて話している。といつのまにか夕暮れである一応昼食はとっているもののここまで話し込むとは誰も思っていなかった
衣久)おや?空が赤いですね
直人)おっとそろそろ帰らないと・・・またお会いしましょう
二人は互いの主に声をかける
フラン)あれもうこんな時間?
天子)うそ!?もう夕方なの!?・・・今日は楽しかったわまたお話しましょ?
フラン)うん!またいろんな話を聞かせて!!
フランと直人は館へと戻るすでに夕食が並べられておりフランは食事をしながら今日の出来事を話す
レミリアは笑顔で話をするフランをみて「これはこれで悪くない」と思い外出を止めないようにしようと決めた
異変は大抵終わってます
なぜかって?フランが異変に関われるのは少ないからですよ!!
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地底の館~従者消失~
ある日目覚めたら知らない天井が見えた
思い出してみても記憶がない
直人)・・・(思い出せ・・・酒は飲んでない・・・フラン様が寝たことを確認し退室・・・業務をこなして自室で寝た・・・魔法でフラン様に異常が無いことは確かだ)
館では
フラン)おはよー・・・?・・・直人ー?
返事もなく姿もない
フランは館を歩きながら直人を探す
しかし誰も行方を知らない
その時新聞を見つける
「地底に館在り!その主は怨霊すら恐れる少女!!」
フランは明らかな殺意を持って行動し始める
地底
直人はこの場所から離れようとする
しかし魔法がなぜかつかえない
そのため戦闘になれば勝ち目もなく助けを待つにしても気づいているかわからない
直人)(あきらめて待ちますか)
フラン視点
フランは妖怪の山の巨大な穴に飛び込む途中クモの巣があったがレーヴァテインで焼き切る
フラン)ウフフ・・・ナオトイマイクヨ
フランは本気であった、あまりの殺気に中級妖怪達は皆姿を隠す。
???)よお・・・そこで止まりな?
フラン)ジャマスルノ?・・・ナラ・・・コワシテモイイヨネ!
フランは目の前で立ちはだかる女性を壊そうとするも上手くいかない
???)(こいつはヤバイな)なあ!何しに来たんだ!!
フラン)ワタシノタイセツナヒトヲサガシニキタンダヨ?
女性はその拳を下げ一言
???)もしも男性を探しているならこの先の館にいるかもしれん私は嘘が嫌いだから確定はできんがな
フランは女性を壊すのをやめて瞬く間に館へと向かう
直人)(あっフラン様超お怒りだ)
???)お兄さんおはよー
直人)!?・・・誰ですか?
こいし)私はこいしーお兄さんわー?
直人が名乗ろうとすると勢いよく扉が開き
???)こいし!あなたとんでもないことしたわね!!
その人よ!その人を探しに吸血鬼が凄い勢いで・・・
フラン)ミーツケタ
少女は瞬時に部屋の隅で丸くなるこいしはすでにいなくなっていた
直人)スミマセン急に消えてしまって
フラン)・・・良かった・・・またひとりになるかと思った・・・心配したんだよ!?
直人は説明をしていると少女が震えながら声をかける
???)う・うちの妹が失礼・・・しました・・・
フラン)あなたはだあれ?
さとり)さとりといいます・・この地底の管理者ですそしてその男性をさらった妹の姉です
さとりは震えながら説明するとフランは笑顔で答える
フラン)あなたのせいじゃないものそれに直人も無事だしいいわよ?
直人)おや?魔法が使えないのは・・・もしかして・・・
さとり)ここは魔法を封じる仕掛けというより能力を封じる仕掛けがあります
フラン)ほんとだ~物の「目」が見えないや~
直人)なるほどそれで私の能力も封じられていた・・・と
さとり)(なるほど従者と主・・・主が探しに来たのね)
フラン)?さとりはどうして殺気をとばしてるの~
さとり)!?(何故気付かれた)いえ何もしませんよただ先ほどの恐怖が抜けません・・・ごめんなさい
さとりは心を読めるがこの二人は異質過ぎた、従者は主を思い常に警戒と先読みをしており、主は従者を思い心に隙間がない
直人)それでは帰りましょうフラン様
フラン)ええ帰りましょう私たちの家に
二人はゆっくりと館を後にする
地底の妖怪ですら恐怖しあの鬼と対等以上に戦う少女に声をかけるものがいた
???)おお!見つかったんだな!!
フラン)あなたは?
???)覚えてないのかい?さっき戦った鬼だよ?
フラン)・・・?
???)ハハハ!いいね!!私は勇儀見ての通りさ!!
フラン)私はフランよこっちは直人
勇儀)良かったら手合わせ願いたいんだがいいか?
フラン)手合わせ?
直人)いわゆる模擬戦ですよ
フラン)うーん・・・いいよ!!
フランはレーヴァテインを構え勇儀も拳を構える
そして勝負は一瞬だった
フランが切り込むと同時に拳で剣を受ける
そのまま反撃転じようすると更に打ち込みが増す
勇儀は逃れるも追撃される
フランは時々攻撃を食らうもすぐに立て直す
そして最後の一撃は全力の攻撃がぶつかり合い周囲が吹き飛ぶ
勇儀)いいぞ!!もっとだ!!!
フラン)アハハ!!貴方みたいな人は初めて!!!
二人がヒートアップするときに一人の女性が止めに入る
???)二人とも・・・それ以上はいけませんよ?
直人)映姫さんお久しぶりです
勇儀)ん?映姫??
フラン)あなたは誰?
映姫は自己紹介しつつ周囲の状況を改めて確認する
映姫)・・・フランはともかく勇儀・・・わかっていますよね?あれほど周囲を巻き込まないようにしなさいと言っておきながら、この惨劇・・・何度でもいいますがあなたが力を振るえば・・・・・・・・・
勇儀はだんだん小さくなっていった先ほどまでイキイキとしていた背中は小さくなり覇気もない
映姫)・・・・・・・・・ああ忘れるところでした、今回も巻き込まれた形なのと、戦闘をさけるために行った行動は見ていたので安心してください
直人)ありがとうございます
こうして二人は自分の家に帰り何事もない時間に戻って行った
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従者と主と侵入者
まああまり変わりませんが
ある日一人の男が館へと向かってくる
その男は明らかに外来人であるが妖怪を退けて来ている
門の前に着くと美鈴に話しかける
???)こんにちはここが紅魔舘であってますか?
美鈴)ええそうですが・・・(敵意は無さそうね)
???)私は一真と申しますここに私の知り合いがいると聞きましてきたしだいです
美鈴)その知り合いの名前は?
一真)それがわからないんです・・・何もかもわからないんです・・・
美鈴はさくやを呼ぶことにする
さくや)それで中に案内したと?
美鈴)はい。敵意は無さそうですしいたって普通の人間かと
さくや)・・・ここまで「妖怪を退け」「迷わず」「貴方に話しかけた」人間を普通のとは言わないわよ
一真の様子から特に何もしないだろうと予想していたがある人物が来たとたん豹変する
???)どうしたの?あらお客様?
一真)・・・コロス
一真は突然レミリアに襲いかかるさくやは時を止め避難させる
一真)いない・・・見つけた!
美鈴)行かせません!!
美鈴は一真に蹴りを入れるがダメージもなく自身の足に痛みがはしる
美鈴)(何が起きた!?)貴方・・・何者!?
一真)吸血鬼はコロス
一真が動くよりも速く攻撃するが一切ダメージがなく立ち上がる
どんなに攻撃しようとも無傷で立ち上がる
一真)邪魔・・・
美鈴)!!ガハッ・・・まだです・・・行かせません!!
美鈴は一撃をもらうもなんとか耐えるしかしすでに攻撃する力は残っておらず防御もできるかわからない
一真は美鈴を地に叩きつける満身創痍になった美鈴には止める事ができない一真は動けない美鈴をよそにレミリアの元へと向かう
一真は図書館に着くとそのまま探索せず後にする
舘を歩き回っているとメイドに出会う
さくや)!!「ザ・ワールド」!!
時間を止め大量のナイフを配置する
そのまま後方へ逃げる
時間が再び流れる・・・
一真)この程度では・・・無意味!!
放たれたナイフは全て当たる瞬間に地に落ちる
それはどんな速度どんな角度でも変わらない
一真)そっちか・・・
さくや)行かせない!!
さくやは接近戦闘を行うも、壁を切りつけているようだった
そして何も動いていない一真に突然吹き飛ばされる
さくや)(!?風?衝撃?わからないけど・・・)ハァァ!!
さくやは渾身の一撃を放つ
高速で反射する無数のナイフの中に飛び込み、自身でも攻撃するいわゆる自爆攻撃だったがそれをものともせずに
一真)・・・その意思を尊重しましょう!!
さくや)キャッ!?
一真はさくやをお姫様抱っこしナイフの雨を受けきる
???)私もして欲しいんだけど?
さくや)フラン様!?ダメです!!
ときはすでに遅くもはや攻撃は当たるかに思われたが、フランから出るレーザーによって防がれる
直人)我が主を傷つけること叶わず・・・この場所を生きて出ること叶わず・・・
一真)へーお前が真打ちかい・・・まあ関係ないけどな!!
一真は瞬時に距離を詰めようとするも、細いレーザーは的確に一真をとらえる
一真)うへーそれはないぜ
直人)「コードスカーレット」
フラン)さくや!離れるか伏せて!!
直人は狭い舘内部で全方位反射レーザーを放つが一真は無傷である
一真)弱いねぇ・・・ありゃ?いない・・・
すでにフランの部屋へ避難しており迎撃準備を終える
直人)フラン様いって参ります
フラン)気をつけて・・・ちゃんと帰って来てね・・・
一真)うーん熱いね~・・・おっと
一真は部屋の前で声をかける。中に入れば魔力によって圧殺されると理解したためである
一真)ん?フラン??・・・ああそうだ・・・「吸血鬼のフラン」が・・・俺の弟を・・・変えたんだ・・・
直人)何の話だ私は・・・あーうん転生前の世界の兄か・・・?
一真)ああそうだよ急に連絡とれなくなって探し続けてようやく見つけたぞ!!
直人)でもここの住人関係ないけどな!
一真)大有りだよ!!返してもらうからな!!
???)おっとそれ以上は許さないよ
映姫)小町・・・殺りなさい!
そう一真は霊体であり、意地と執念で幻想郷に来て、小町をはねのけ地上に降り立ち、この場所を見つけたのである
一真)そう簡単に殺られてたまるか!!
レミリア)もう・・・何の騒ぎ?
フラン)何か直人の兄が直人を連れて帰ろうとしてるの
レミリア)・・・でも帰るところないわよね?ならここに住んじゃいなさいよ
一真)えっ?何で??
レミリア)だって帰るところがないしそもそも家に襲撃しといてただで済むとでも?その罪永遠をかけて償わさせるに決まってるじゃない?
映姫)・・・まあいいでしょうそれなら私たちは帰りましょう
二人は地獄へと戻って行った
一真はそのままレミリアの従者として住人に加えられた
ほぼ無敵の能力ですがシールドの意味がない攻撃(フランの能力や時止め等)は防げないので一長一短です
まあ接近戦ではほぼ無敵ですが
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地獄からの旅行者
ファントムフェアリー(以降ファン))やっとついたー
・・・ここどこだろう
深い森に出たファンはすぐに天狗に見つかる
天狗)そこで止まれ!・・・!!申し訳ありません!!
こちらに何ようで?
ファン)人探しなんだけど「まほうつかい」の「執事」って知ってる?
天狗はファンの服を見て対応を変え、直ぐに椛を呼び引き継ぐ
椛)直人さんですね・・・ご案内します
ファンは案内されて山を降りる
ファン)私は幻影妖精のファン・・・あなたは?
椛)ここ妖怪の山の哨戒天狗でもみじと申します
ファン)もみじさんは直人とどういう関係なの?
椛)そうですね・・・友達であり師匠でもあります
ファンは何度か頷き直人の事を聞き出していた
椛)ここが直人さんのいる館ですあそこの門番にはなしてくてださい
椛と別れ緑のチャイナ服を着た女性に話しかける
ファン)スミマセン
美鈴)・・・
ファン)起きてますか?
美鈴)・・・ZZZ
ファンはとりあえず待とうとするとナイフが女性の脳天に突き刺さる
さくや)ごめんなさい用件はなんでしょうか?
ファン)直人さんに会いに来ました
さくや)直人に?どういう関係なの?
ファン)この身体を交換した仲です
さくやは疑問に思ったが通すことに
さくや)こちらでお待ち下さい
直人)さくやさんどうしました?・・・!久しぶり~元気そうだね
ファン)そっちも元気そうだね~あの子は?えーと・・・フランちゃん?
フラン)呼んだ?・・・誰・・・
フランは臨戦態勢を取るが、直人の話し方や態度を見て警戒を解くと
ファン)ねえ・・・抱っこしていい?
フラン)いいよ?
ファンはフランを抱き上げたり頭を撫でたり羽を見たりしている
フラン)この感じ・・・懐かしい・・・
ファン)そうだね~一回死ぬまでこの身体だったもんね~
直人)そういえばそうでしたね・・・懐かしいですね・・・
おさらいすると、ファンは学園から出てくるときリリーからもらった種に宿った妖精である。
本来種の力で命を伸ばせたが、それをせずそのまま死ぬことを決めファンが出現した
直人の魂はファンの身体にありファンの魂は直人の身体にある
フランからすればとても古い記憶の中の楽しかった一時であり、直人からすれば長い一生の中のたのしい記憶であった
ファン)うん!満足した!!
直人)ところで業務はいいんですか?
ファン)大丈夫!基本的に私絡みのはないし文句いうやつは黙らせる!!
映姫)黙らせるのはいいですが「物理」はダメですよ?今のところはないですが
直人)お久しぶりです映姫さん
直人は映姫と会話を始めるその間ファンはフランと会話をする
さくや)失礼しますお茶とお菓子になります
映姫)有難うございます・・・帽子とこれは置いておきましょう・・・今は「知り合いに会いに来た」だけですので
その間の住人たち
パチュリー)えっ?来てるの??・・・ここに来ないわよね?
美鈴)映姫さんがいるのですね~・・・えっ?ここ通りました??
レミリア)映姫が来てるのね・・・丁重にもてなしなさい
全員警戒してましたとさ(一人は後でハリネズミになりました)
映姫)ではそろそろ戻るとしましょう
直人)お気をつけてお帰りください
ファン)あっ!帰るみたいだから私も戻らないと
フラン)えー・・・また会いに来てくれる?
ファン)もちろん!また時間ができたら来るよ!
映姫とファンはその後地獄へと戻っていった
ファンは適当に着けましたそもそも名前を決めていない上に出す予定がなかったんです
直人の性格を若干引き継いでいますが基本的に明るく振る舞います
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直人と烏
学生時代に、国語全般サボったつけがおもいっきり出ていて、笑うしかないです・・・はい・・・
なのでアドバイスや、自分で調べた事を踏まえて書いております。
修正点の指摘等あればお気軽にコメントお願いします
直人はフランが友人と遊びにいったあと、一人フラフラと出かける。
直人はフランの従者であるが、レミリアとサクヤのような関係ではなく、友人という括りがあっている。
空はちらほらと雲がある青空、そよ風が吹き心地よく、散歩にはぴったりであった・・・はずだった
???)どうもこんにちは!清く!正しい!!射命丸で
す!!!
直人)今日は何しに来たんですか?
文)取材です!!
直人は「散歩しているだけ」と言うも、「ついていきます!」と押しきられてしまう。
二人がついたのは人里。文は新聞を配りに、直人は普段買い物に来ているため普通に、里内へ入る。
八百屋)よお直人!買い物かい?
直人)散歩ですよ、今日はめんどくさいのに捕まりまし
たけど・・・
店主が「違いねぇ」というと文は「ひどいですよ!」
といい笑い声が響く
その後も、フラフラと歩いているとお昼時になる
直人)文さんはどこかで食べてきます?
文)そうですね・・・あっいいとこ思い出しました!!
直人は分身を使い逃げた。
そしてまた、一人での散歩を再開する
次は妖怪の山。普段あまり入らないが、時折、白狼天狗達と手合いをしている。
???)あっ直人さ~ん、お久しぶりー
直人)お久しぶりです椛さん
椛)今日は模擬戦していただけますか?
直人)ええいいですよ・・・今回はどうします?
椛)えーと・・・火力重視でお願いします
模擬戦の際のルールとして
椛の仕事に影響しない程度に行う
周囲環境を壊さない
基本的には致命傷を避ける
などあるが、直人は、仕事の影響など気にせず攻撃を行う。
なぜなら実践で「手加減」はあり得ないから
直人)じゃあいきますよ~
合図と同時に、最高火力の高速弾が放たれる。
椛は盾で器用に受け流しつつ、接近し斬りかかるも、かわされてしまう。
直人)速度上がりましたね?
椛)ええ!貴方に一撃与えるには、これしかないですか
ら!
本来白狼天狗は、「防衛」を主とした戦闘を行うが、
椛は度重なる襲撃、及び手合いの訓練により「先の先」を身につけ、相手に反撃されない「連撃」、対応されにくい「速度」を身につけた。
直人)(これは不利ですね)
椛)!!(危なかった)
直人は逃げながら地面に罠を仕掛けていたが、発動の瞬間に避けられる。
椛は距離を開けてしまい、直人の攻撃を食らいそうなときだった。
???)あやや~?ここでなにしてるんですか~??
直人)げっ見つかった
文が来たのである。椛の役目は援軍が来るまで「耐える」又は「追い返す」が任務であるため、この時点で椛の目標は達成され、直人は負けている。
椛)は~疲れた~・・・でも褒められちゃったエヘヘ
文)よかったですね椛、ところで直人さんは度々椛を
いじめてるそうじゃないですか?
文の手には天狗の扇子が握られている
直人は逃げようとするも、風の結界が張られ動けない
文)「幻想郷最速」の攻撃を見せてあげましょう!!
文は縦横無尽に翔びながら、無数の弾幕を放つ。
直人はそれらを回避しつつ、文を捕らえようとするも速すぎて見失う。
普段なら大量の霧を発生させ、捕捉できるが、「吹き荒れる風」により霧はかきけされ、得意の射撃もずらされる。
直人)(これはきついですね~)
文)(そろそろあたるんじゃないですか~?)
直人はジリジリと追い詰められていた
すでに得意の「探知」「射撃」が封じられ、接近しようにも速すぎて追い付けない。
纏い状態になれば可能性はあるが、その場合移動先が バレて、偏差撃ちを食らう可能性が、高くなる
直人)参った!私の負けです!
文)一発食らってください!
直人は腕に「重い一撃」を食らう、その瞬間、結界が消える
文)あやや・・腕が吹き飛びましたか・・・
直人)私の体は脆いですから
椛)あれ?すぐに再生しませんね??
何でなんですか?
直人)私自身を構成する魔力が霧散して、かつ風に流さ
れて混ざったんですよ。
なので「分解と吸収・再構築」が必要なんです
椛)なるほど・・・あっよかったら少し休んでいきます
か?
椛の指差す場所は木陰になっており、休むには最適な場所である
文)直人さんはどうして結界を張らなかったんです?
直人)貴方に防戦したら負けますよ?
文)そしたらなぜ結界を「割らなかった」んです?
直人)割るのに割く魔力なんてないですから
割れたとしても・・・捕らえることがほぼ不可能
ですからね~
直人は単純な思考回路をしているため、「結界を壊す」=「文をとめておけない」と、考えた
また直人はほぼ「無限」に魔力を使えるが、これほどの結界を破壊した後に戦うには厳しいものがある。
直人)おや?もう夕暮れですか
文)私は新聞作らないといけないので・・・さらば!
椛)今日はありがとうございました!またお願いします
直人はワープで館へと戻ると、ちょうどフランも帰ってくる
フラン)ただいま~
直人)お帰りなさいませフラン様
その後の夕食時におおいに盛り上がった
もはやこれ以上の文はかけない・・・
アドバイスお願いします!
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スペル開発?
直人は自分のスペルを見直していると悲しくなってきていた
直人)・・・全体的にごり押しで綺麗じゃないな・・・
フラン)そう?私はキラキラ輝いていて綺麗だと思うけどな~
直人)それだと白黒魔法使いと同じなんですよ・・・
ってフラン様!?
直人はもくもくと考えていたため接近に気付けなかった(フランは感知対象外ではあるが物体感知はする)
ふとフランのスペルを思い出し一つの形を創る
それは「かごめ唄」である
勘のいい読者はもうわかったはずである
直人)・・・あれをこうして・・・ここでこうなって・・・最後にこう詰めれば・・・よし!
外に出て仮想敵に向けて実際に放つ
フランも着いていき少し離れて観賞する
おもむろに案山子を作り出しそれに向けて発動される
そしてそれは少し高い声で唱われる
直人)カーゴメカーゴメ・・・
対象の周りを数多のレーザーで包み行動を制限する
直人)カーゴノナーカノトーリーハー
対象が逃げられないように鳥籠を造り出す
直人)イーツイーツデーヤアル
籠の中にランダム弾を放ち対象をもてあそぶ
直人)ヨーアーケーノーバーンニー
ランダム弾が消え鳥籠に日の光が射すようにレーザーが放たれ下へと追い詰められる
直人)ツールトカーメガスウベッター
鳥形の段幕と亀形の段幕が交差するように上下から放たれる
直人)ウシロノショーメン・・・ダーアレ?
背後にナイフを設置し振り向くと同時に放たれるよう細工をする
フラン)・・・なんか怖かったんだけど何故かしら?
直人)申し訳ありません・・・このようなスペルはいかがでしょうか?
フラン)そうだね~見てて楽しかったし逃げ場のないスペルじゃなかったからいいと思う!
直人)ありがとうございますもうひとつよろしいですか?
フラン)いいよ!
直人は少し離れてから低い声で唱い出す
直人)トーリャンセトーリャンセ
円柱状に自分から相手に向けてレーザーを放つ
直人)コーコハドーコノホソミチジャ
だんだんとレーザーの直径が小さくなる
直人)テンジン・・サマノホソミチャジャ
周囲のレーザーが消えると同時に雷のような光が相手に向けて放たれる
直人)ゴヨウノナイモノ
二人の門番が左右に現れ
直人)トオシャセヌ
相手と半分くらいの位置を起点に直人を包む様に球状の光が現れる
直人)コノコノナナツノオイワイニ
直人と相手が見える様に穴があくも格子状にレーザーが残る
直人)オフダヲオサメニマイリマス
カウンターを準備し待機する(なお無動作最速の弾丸)
直人)イキハヨイヨイカエリハコワイ
直人に向け広くなる筒状の道ができる
直人)コワイナガラモ
相手に来るか来ないか選ばせる
直人)トーリャンセトーリャンセ・・・
来たら全力で歓迎来なければ終了
今回は案山子であり動かないため終了する
フラン)・・・それは使っちゃダメな気がする
直人)そうですか・・・わかりました
直人は自室へと戻ると直ぐに眠ってしまう
今回の新作スペルがとある念写記者によってばらまかれそれを知った直人が静かに空間幽閉(1ヶ月)したのは別のお話
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学生時代の黒歴史・1
パチュリー)・・・そう言えばあなたの学生時代って詳しく話してくれないけど何かあったの?
直人)そうでは無いんですが・・・あまり話したくは・・・
???)こいつの学生時代なら私たちに任せろ!!
直人)お~ま~え~ら~?「六方六b」
パチュリー)「魔法封印」「存在固定」「図書館封印」「直人のみ全ての音の発生を封印」こあー監視よろしくー
小悪魔)はーい!
俺たちと言って参加してきたのはグレル・レイン・エレーミア・リリーの4人
グレル)なんの話しようか・・・
レイン)運動会と言う名の「魔法戦争」はいかかでしょうか?
エレーミア)懐かしいわね・・・あのときは薬学知識全部使って直人をどうしてやろうかと考えたわよ・・・
リリー)あのときは大変でしたねー・・・
学生時代の一大イベント「運動会」
それは学生達の成長を確かめる良い機会出会った・・・彼らが来るまでは
~過去・魔法学園~
司会)ではこれより魔法学園ルーム対抗大運動会を開催します!開会に辺り学園長から一言お願いします
学園長)皆に言うことは一つ「存分にたのしみなさい!」
司会)学園長ありがとうございましたではこれより司会進行を務めますククリと・・・
直人)緊急時の対応及び怪我人の搬送その他雑務を務めます直人でお送りします
ククリ)いやーあなたがこちら側にいるとは頼もしい限りです
直人)他の方のあの目が嫌だったんですよ・・・こちらこそむりいってしまってスミマセン
ククリ)いえいえ皆さん喜んで枠を空けていましたよ・・・さあ第一種目の準備が整ったようです
直人)怪我や事故の無いように十分にお気をつけください
ククリ)では第一種目・・・「超長距離狙撃」開始です!
生徒たちが続々と中央に集まってくる
ククリ)ここでルール説明に入ります
ルール
1・制限時間内に決められた的に当てる
2・弾数は獲得ポイントに影響する
3・ポイントは弾数に応じて低くなる
4・ポイントは命中したものしか数えない
5・的以外に当たった場合それは無効となり命中後他の的に当たった場合も無効となる
6持ち点は30
ククリ)以上になります質問はありますか?
レイン)その弾丸?は斬撃でもいいのかな?
ククリ)大丈夫です!命中させるものは何でも構いません
生徒A)動いていい範囲は?
ククリ)射撃時に「体の一部が地面についていれば」大丈夫ですただし「体の一部を残して空中にいる」場合は無効となります・・・まさか「分身」何てしませんよねー?
3人づつ行われていきレインの番になる
先程までは落ち着いていた風がなぜかレインだけ吹き荒れる
当然的も大きく揺れ動く
ククリ)おっと?なぜかレイン選手の的だけ異常ですね~
直人)誰かが妨害してるんですかね?
レインは刀に手をかけて深呼吸をする
そして数秒呼吸を止めて上空を切り上げる
レイン)抜刀術・空断・・・
天高くある雲や間にある妨害的も無事であったが、対象の的だけが二つにきられていた
レイン)直人・・・お主・・・やってくれたな?
直人)さあここで点数の確認です
ククリ)初等部はやはり半分程の点数ですね、中等部は差が開いてしまっています・・・高等部?ボロボロですが大丈夫か??
直人)私の挑発に乗ったかたは軒並み点数が悪いようですねー
競技を終え次の種目の準備をしている間、雑談が始まる
ククリ)いやーそれにしても「媒体」無く魔法を行使できるんですねー
直人)媒体は使っていますよ?見えないようにしていますけどね~
ククリ)大抵皆さん見えないようにしていますからねー・・・かくいう私もここに隠してますから
ククリは腰辺りを指さし説明する
ククリ)・・・ちなみにですが私は医療系統ですので襲ってきたかたには「縫合術」お見舞いしますからね?
直人)医療職の縫合はくらいたくないですね~・・・私は袖のなかに・・・ほら
直人はククリに袖の内側を見せると
ククリ)なるほど!腕を振っていたのは手首付近に固定した杖があったからなんですね~
とここで準備が整ったようです!続いての種目は「借り物競争」!!
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学生時代の黒歴史・2
ククリ)さあルール説明と行きましょう!
1コース半周しお題の紙を拾う
2書かれたものを借りる
3ゴールする
ククリ)以上です・・・え?
直人)どうかしましたか?
ククリ)これもルールですか・・・「あらゆる妨害を行ってもよい」・・・
参加者は阿鼻叫喚であったがそのまま開始される
順調にいくかと思われたがドンドン出走しゴール者はいまだにいなかった
生徒A)(誰かの魔導書を借りろってできるわけ無いだろうが!!)
生徒B)(マジックポーションをもってこいとか・・・ん?これ禁止薬物・・・)
生徒C)(剣士から剣を借りてこい?・・・できるか!)
直人)さあいまだゴールする生徒はいません!そんなに難しいですかねー?
ククリ)えーこちらに余ったお題があるのですが・・・
「魔術師から魔法(本)を借りる」「剣士から剣を借りる」「ポーション(禁止薬物)を借りる」・・・くりあできるんですかね?
そんななかリリーは出走していた
引いたお題は・・・「魔術師から最高結晶を借りなさい」
リリー)(かしてくれるかな~?)
リリーは真っ直ぐ直人のもとへと向かい
リリー)直人さん・・・あなたの「叡知の結晶」貸してください!!
直人)・・・リリーさん?それは私の権威にか変わるのですが?
リリー)そうですよね・・・だめですよね・・・
直人)まあまあ一つゲームをしましょう・・・ここに三本の紐がありますね?一つはタダで私の最高傑作を貸し出す紐・一つは何も貸さない紐・一つはリリーさん自身に何か不幸が起こる紐
リリー)それは・・・やります・・・「どんなリスクを背負ってもなさなければいけないこと」があるんです!
直人)じゃあはい選んでねー
リリーは同時にすべての紐を引く
直人)正解!
リリー)へ?なんでですか??
直人)だって誰も「一つだけ選べ」なんて言ってませんので
そう直人はリスクをちらつかせただけである
最初から何かを得るために楽をしようとするものにはこのゲームはクリアできないのである
直人)はーいちょっと待ってねー
リリー)?どうして直人さんが来るんです??
直人)えっ?だってこの体に刻んでますもの「叡知の結晶」
リリーは驚きつつも直人とゴールした
そしてそのお題の証明として「魔方陣を使わずに使い魔を召喚」する
直人)という訳でリリーさん一位です!おめでとう!!
リリー)はい!ありがとうございました!!
直人)さあ2位のかたが来ました!お題は「ポーションを持ってくること」ですが・・・どこにあるんです?
生徒D)ほらここにありますよ・・・
生徒は空中で空の瓶に空気を入れて蓋をする
直人)これは上手いですねー「私の魔力」は確かに禁止素材のポーションになります!
ククリ)さあ!残るは1枠です!!
生徒がレインを連れて駆け込む
ククリ)レインをつれて今ゴール前に到着!おや?刀を丁寧に受け取りゴールを切った!!
直人)お題はおそらく・・・
生徒E)レインさん刀をありがとうございました
レイン)お主には貸してもよいと思えた・・・ただそれだけだ
3着まで決まり競技は終了する
ククリ)さあ!ここで医療班に注目です!!現地のククルさーん
ククル)はーいこちらは「救護テント」です!たくさんの生徒が休憩しています
ククリ)えー備品は足りていますでしょうか?
ククル)はい!現在「エレーミア」さん率いる製作班が全力で生産しエレーミアさんがそれらを指示しつつ治療に当たっています
エレーミア)あっ直人!魔力送って!精製機械がとまりs・・・ありがとう!!さあ皆!いくわよ!!
製作班)おおおおお!!急げ!患者は待ってくれんぞ!!
医療班)さあ道具は揃った・・・ここからは我々の出番だ・・・
ククル)・・・以上で中継を終わります~・・・まてこらぁ!出血は消毒が先だろうが!!お前・・・潜りだな??・・・皆頑張ってねー!でも怪我はしちゃダメだよー
直人)・・・さあ次の種目に参りましょう!!
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学生時代の黒歴史・3
ククリ)さあ!次の競技は・・・はい・・・はい・・・えっ?はい・・・わかりました・・・
直人)どうしたんですか?
ククリ)えー時間が押している事と直人さんへの怒りがすさまじいため昼食休憩後最後の競技を開始します!!
その瞬間会場内からは凄まじい歓声が上がる
直人)ではここから1時間の休憩としその後競技に移ります
医療班の皆さんも少し落ち着きますよ~
放送席も含めルームメイト達と昼食をとる
リリー)ふ~・・・つかれました~
レイン)お疲れ様 リリー殿はよく頑張られた
グレル)そうだったな!でも二人ともすごいよな~
リリー)私は何もすごいところありませんよ?
レイン)私は私に無いものを持つそなたが羨ましい
レインはその身をすべて「刀」に捧げた
それ故に孤高の剣士となりてただたすらにつよきを求めていた
だが目の前の少女は己が弱さを知りそれを憎まず己れより弱き者達と心交わし成長している
それ故にレインは今を考え未来を変えようとしていた
直人)おつかれー
グレル)あっおつかれ!
レイン)お主やってくれたな?後で覚悟するがいい
リリー)お疲れ様です!さっきはありがとうございました!!
直人)レインさんお手柔らかに・・・リリーさんは一位おめでとうございます
そうして話しているとエレーミアが帰ってくる
エレーミア)あー疲れたー・・・
直人)「精神安定の霧」「甘い誘惑」「弱性睡眠導入瓶」「青い木の実」・・・これをこうして・・・こう!
直人は特性の「リンゴを切って液体に浸したもの」をエレーミアに渡す
エレーミア)・・・いただくわ・・・あっ・・・美味しい・・・
口にして数分後には簡易ベッドですやすやと眠っていた
リリー)・・・あれ?今のってこの植物??
直人)ソンナワケナイジャナイデスカヤダナー
リリーが手に持つのは「魔法世界でも禁忌」とされた青い果実
効果はいたってシンプルであり(食用者の精神を破壊し全状態回復と暴走)である
レイン)しかし全く暴走しないな
リリー)そのために中和剤に浸したんですね・・・赤い果実は「最高の回復食料」として有名なんですが・・・すぐに劣化していくので・・・
部屋で食事をしつつ談話していると競技開始15分前になる
直人)皆さんはお先に行っててください・・・少し瞑想してから行きます
レイン達は部屋を出て競技の準備を行う
直人は立ったまま目を閉じる
右足を引く・左手を握り盾を構えるようにからだの前に構える・右手を腰辺りに寄せナイフを握るように構える
ゆっくりと呼吸をする・・・
それは「戦闘前の儀式」であった
ククリ)さあ!始まります!!直人対全校生徒!!
「何でもありの鬼ごっこというなの戦争」です!!
直人)では私からルール説明を行います
まず初めにですけど・・・「広域即死魔法」や「広域」に影響する魔法は禁止ですからね??
次に私のルームメイトは終了10分前から参加可能です
次に「基本なんでもあり」です
拘束・瞬間移動・トラップ・即死・・・何でもありですが「複数巻き込む」のは私がしばきます
そして私は「屋外」にのみいます、屋内の私は捕まえてもポイントになりません
つまり放送席の私を捕まえても意味がないのでご注意を
・・・では5分後にスタートです!
直人はどこかへ隠れる
生徒たち)いくぞ!!
40分後・・・
直人を見つけようと必死になるも姿はおろか痕跡すら見えない
直人)やあこんにちは
クレハ)あれ!?入れた・・・じゃなくて!この結界教えて下さい!!じゃなくて!捕まえに来ました・・あれ?あってるよね?
直人)一回深呼吸してー・・・なにしに来たの?
クレハ)・・・魔法を教わりに来た!
直人は魔法書を手渡す
クレハ)えっ?いいんですか??
直人)ええいいですよ~失くさないように気をつけて?
クレハ)・・・「魔書よその知識を我が血と共に隠せ」・・・これでヨシッと・・・あっ大丈夫でしたか?貰っちゃって・・・
直人)貴方に渡した時に貴方のものです頑張って!
クレハ)はい!ありがとうございます!!またお会いしましょう!!
その後なかなか人が来なかったが
レイン)来たぞ・・・覚悟してもらおうか?と言いたいがお茶をいただこう
グレル)おーい!きたぞー!!
リリー)直人さんお待たせしました!あっいい匂い・・・
エレーミア)全く・・・こんなのも見破れないのね・・・同じ魔法使いとして悲しいわ
直人は屋外にしかいないといったがそれは「下から見たら気づかないような結界の先の空間にいる」という意味である
クレハはたまたま見つけたといったが目的をもって通れば普通に来れるのであった
直人)本来高位の魔法使いにしかみえないんですけどね~こんなに簡単に入られると・・・
レイン)我々が
エレーミア)いつも
リリー)だ・・誰に・・・
グレル)稽古を
4人)つけてもらってるかわすれた(のか?・かしら?の?・わけ?)
そう何を隠そうルームメイトである直人自身が稽古をつけている
それならば見破れて当然であろう
・・・4人は終了20分前に直人と合流した
その後は誰も来ないどころか結界探知を用いても見つけられずにいた
直人)何か悲しいです・・・
クレハ)また来たわよ!!って皆そろってるのね
レイン)直人が狙いか?
クレハ)いいえポイントはいらないの!さっきのお礼したくて来ちゃった!!
エレーミア)でそれを持ってきたと
クレハが持ってきたのは一見すればただの土であるがそこに含まれる成分や属性は豊富である
直人)えっ!?これホントに??
クレハ)うん!あの魔導書に見合うのがこれくらいしか持ってなくて・・・
直人)皆さん・・・
エレーミア)ええ・・・ええ・・・ありがとう・・・いつもむりいって悪いわね・・・ありがとう・・・
レイン)ああ・・・すまない・・・フム・・・こちらは無傷・・・敗走したか・・・ああ・・・今度指南書を送る・・・助かった
グレル)ん?・・・ホントか!?・・・良かったー・・・皆も気を付けてな~・・・よし!!
リリー)ウフフ・・・皆咲き誇って・・・ああ~綺麗~~~
クレハ)あの?皆さんいかがなされました???
直人は土の感想を言っているときにすでに4人へ「この子の支配地域及びその全てをできる限り保護して欲しい」と魔法にて伝達すると
エレーミアはその地位を使い周辺一体を買い上げ
レインは力を持って防御を行い
グレルは精霊達まとめて避難誘導を行い
リリーはそれら全てを援護するかのように植物をあやつる
直人)今度こちらから遊びにうかがっても?
クレハ)うん!待ってるよ!!
そして規定時間となる
ククリ)タイムアップです!!さあ直人を捕まえたのはだれだ~??
直人)では発表します!私を捕まえたのは・・・クレハさんです!!
そして・・・優勝おめでとうございます!!
クレハ)????????えっ!?どうゆうこと!?!?
直人)実はですね先ほど優勝候補者たちがとんでもないことをしようとしていたんですよ~
ククリ)ほうほう・・・で?なにをしていたんですか~??
直人)巨大な引力場の作成
ククリ)は?
直人)巨大な引力場の作成
ククリ)えーだそうです・・・じゃあねえよ!!は?そんなもん使われたら俺たち死ぬじゃねえか!!
直人)なので絞めておきました
ククリ)あっ・・・なるほど・・・
直人)もしもこの結果に不満がある方は!この後「エキシビションマッチ」を行います!!
エキシビションマッチ
それは鬼ごっこやかくれんぼ等ではない本当の戦争である
参加は自由だが何が起きても自己責任である
さあ始めよう・・・本当の黒歴史を・・・
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学生時代の黒歴史・4
ククリ)えーではこれよりエキシビションマッチ開始なのですが・・・先生方が「学園全体を保護」したうえで外で行われます
直人は外の遥か彼方で準備していた
レイン)我々はどうしましょうか?
グレル)俺は参加しねぇかなー・・・制御役として待機するよ
リリー)植物達が脅えてる・・・嫌な予感がします・・・
エレーミア)私は救護班として参加するけど・・・もしできたら手伝ってくれる?
3人は言葉を交わすことなく瞬時に「薬品」「包帯などの道具」「熱処理施設」「傷病者の搬送場所」「傷病者の保護及び移送」を用意する
レインは切り傷や刺し傷等実態を伴った怪我においては知識が豊富であり
グレルは属性による傷病において知識が豊富であり
リリーは毒や病等自然由来の傷病において知識が豊富であり
エレーミアはそれらを適切に判断し必要な物品を揃え指示を出すことに長けていた
直人)さあ始めましょうか?
生徒達)こい!!
開幕放たれたのは結晶の雨
それは膨大な魔力を内に秘めた爆弾である
A)ギャ!・・・た・・・たすけ・・て・・
B)おいおい!?冗談じゃねえぞ!!撃ち落とせ!!
生徒達は弾幕を作り上げそれを防ぎきるもすでに限界な者達がいた
ククリ)降参の方はうつぶせになっててを頭の後ろで組んでくださいねーすぐさま回収いたしますー
2割の生徒が地面に伏せて手を組む
とたんに医務室(緊急回復室)に送られベッドの上に落ちる
エレーミア)はいどうぞ「魔力回復の液体」です・・・怪しいですよね・・・
D)いえ飲みますよ・・・ただ準備が良すぎるので・・・
レイン)我々がよく知る人物だからな?対策は万全さ・・・無傷で良かったよ・・・
直人が次に放っていたのは「水と雷の龍」
思い通りに動かし水の暴力と雷の防御により攻めいる魔法
F)はっ!「地獄の業火で蒸発しろ」!!イフリート!!
現れたるは炎の化身しかしグレルは一言呟く
「あれでは火力が低すぎる」
言葉の通りイフリートは濁流に飲まれ消滅する
召喚者はすぐに降参をする
その後もあらゆる精霊・化身・神・悪魔を呼ぶも大抵一撃・・・持って行動不能まで落とされていた
直人)(召喚者の力量が低すぎる)これが学園の力か・・・
上位生徒A)いや貴方がおかしいだけです
直人)ん?よくこれたね~・・・ホントによくこれたね!?
この青年は流星群と周囲を雷が走り凄まじい質量を持った龍をかわしここに立っていた
上位生徒A)常に気配を絶ち後方からゆっくりと近付いたらここに着いてました
直人)うーん警戒はしてたんだけどなー・・・あっはいこれ
上位生徒A)なんですかこれ??あっ・・・
生徒はどこかにワープさせられていた
それは医務室の軽傷者の一角であった
直人)さーて・・・ほらほら~どうしたんですかー?
生徒D)くそが!!「スパークオーブ」!!
電気の球体を無数に漂わせる魔法を放つも
たった数発のクリスタルによって無力化される
直人)その魔法は空中機雷としては優秀ですが・・・もっと起爆条件厳しくしないと今みたいに誘爆して終わりですよ?
直人は防御だけは誰にも負けない力とプライドを持っている
それは時として枷となるが「自分を守れずして他者を守れず」という想いがあるため、それに準じ時に改編し守り続けていた
???)ではそろそろ・・・「ホーリーダーク」
直人)!!「闇を喰らう堕天使」
放たれるは光に満ちた人の悪意
対するは闇に満ちた天使の希望
両者はぶつかり合い消滅する
???)いい反応ですねーこれで終わるかと思いましたが・・・
直人)いやいやそんな簡単には終わりませんよ
学園内で「攻撃において」右に出るものはいないと言われた生徒は、生半可な魔法ではそれらを飲み込み威力が上昇する魔法を放つ
対してそれらを中和し消滅させる反属性の魔法を放つ
首席生徒)やはり防御においては勝てませんね~
直人)いやいや攻撃では私なんか足元にも及ばないですよ
そこにそっと近づく影が居たが魔法地雷にかかりどこかへ吹き飛ばされる
首席生徒)・・・あれに気づけないのか?あんなに目立つように置かれていたのに・・・
直人)そうなんですよね~あの龍ですら無力化せれていませんし
首席生徒の後方ではいまだに龍が猛威をふるっていた
直人)どうします?一応貴方は一撃与えたとして景品を渡して終わりなんですが・・・
首席生徒)・・・それは欲しいものをいってもいいかい?
直人がOKを出すと「結界魔法の図面」がほしいといわれたためそれを渡す
首席生徒)申し訳ないがここで見ていてもいいかな?
直人)ええまあ巻き込まれても自己責任ですけどねー
その後しばらくすると4人組が現れる
直人)げっ・・・
グレル)よお俺たちで終わりだよ
レイン)先ほどの龍は歯応えがなかったぞ?
リリー)さあ!遊びましょう!!
エレーミア)イロイロためしたいからね~?
首席生徒は眼中におかれていないことに疑問を感じる
首席生徒)もしかして君たちが・・・
レイン)おやすまない・・・直人?魔力で隠したな??
直人)いや?してないが・・・ああこれか
直人は先ほど渡した結界に目をやる
首席生徒)なるほど・・・「私が勝てない」と思ったときにすでに効果が出ているのですね・・・
直人)な~に勝つこと戦うことが全てじゃないさ・・・時に隠れ逃げ「不名誉だ!」と言われようとも最後に立っていたものが正義であり正解なんだよ最もそこに「守るべきもの」があればなおさら誇っていいさ
首席生徒)でも!名誉が!?
直人)ではここで名誉のために戦い負けたら?
首席生徒)逃げなかった勇気あるものとして語り継がれるだろう?
直人)逆だよ・・・自らの力量も計れなかった愚か者として名を残すことになるさ
首席生徒は自らの価値観を否定されたように感じたが先に言われた言葉を思い返し納得する
首席生徒)私はこれで戻るとするよ・・・君と同じ時にここにいれたこと感謝する
直人)感謝されることはしてないから気にしなくていいよ・・・またなー
首席生徒は帰還魔法にてその場を後にする
そして本当の「隠したい思い出」が蘇る
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学生時代の黒歴史・5
直人)・・・さて初めm
レイン)やはりかわすか!!
リリー)でもこれなら!?
レインの音速を超えた斬撃を半身引くことでかわすもリリーの植物達に周囲を囲われ逃げることは不可能に見えたが
直人)後3秒速く囲えるようにしましょうか?レインさんも2秒遅い
エレーミア)ならこれはどうかしら?
エレーミアは直人を掴んでおりそのまま「魔力+力」で地面に叩きつけようとするも僅かに動かす程度しかできなかった
直人)エレーミアさん?魔力で覆ったとしても私「吸収」するの忘れてませんか?
エレーミア)・・・あっ・・・オラオラオラオラオラオラオラオラ!!
エレーミアは顔を真っ赤にしながら無数の鎧を操り無尽蔵の連携を繰り出していく
それらをひとつひとつ確実に撃ち落としているとレインの斬撃が飛んでくる
レイン)やはり当たらぬか!
直人)ところでグレルさんはいつ仕掛けるんですかね?
エレーミア)「想像し創造せん・エレメントランス」!
リリー)「あらゆる守護者よ今一時その力で攻勢せん」守護者たちの怒り!!
直人に向けて地上と空中から放たれる無数の力
それらは速くより鋭い力を纏っていた
レイン)「静な水面・走る波紋」反響せし刃の歌
直人)ちょっと!?みなさんてかげんというものを!?!?
全員)あんた相手にその必要性はない
直人)ひどい!
グレル)皆ありがとう!いつでも行けるぜ!!
遅れて参加するグレルに合わせ3人は退避する
グレル)精霊よ今こそ封じられし力を解き放たん「バハムート」!!
直人)うっわぁ・・・まじか・・・
グレルが呼び出したのは精霊のなかでも最高位に位置する全てを滅ぼす力の象徴であった
だが不用意にそれを呼べばどうなるかわからないグレルではない、ゆえに時間が必要であった
直人)バハムートと直接交渉しその力を借り受けたか!
グレル)ああ!これが「俺の」全力だ!!
バハムートのメガフレアは光を集めその熱と放たれた衝撃で相手を捕らえ消滅させる技であるが
直人)精霊=自然・・・これがわからぬわけではあるまい!!
バハムートの力は確かに強い・・・だがその力をそのまま吸収できるのであれば弱くなってしまう
グレル)そんなことはわかってる!だから・・・「俺に力を分けてくれ」!!
そこの背に移るは無数の影
それらはほぼ全てといってもいい数の精霊であった
直人)オーバーフロウさせる気か!!
グレル)そして忘れてないか?他の皆もいるぞ!!
リリー・レイン・エレーミアを点としその上空の交点にグレルがいる
直人)おいおい・・・三点結界はヤバイだろ
エレーミア)フフ・・・通常のものならすぐに破られるでしょうけどこれは「精霊たちの加護」を受けているとっておきよ!!
4人は完全に直人を閉じ込めた
そこに放たれるは「最高火力の光」
4人)(これで終わるわけがない・・・追撃を!)
直人)ふ~あぶなかxt!?なにするんだよ!?!?
レイン)なぜ!
エレーミア)結界が!
リリー)あるん!
グレル)だよ!!
そう直人は自分の周囲に結界を張っていた
「逃げ切れないのであれば防ぎきればいい」
その考え方は相手の攻撃を完全に無効化できることが前提ではあるが・・・直人はそれができる
レイン)・・・今のままではまだ足りぬというのか
リリー)ああ~貴重な子達でもまだまだとどかないんですね~
エレーミア)なんだろう・・・魔法吸収忘れてた自分が恥ずかしい・・・
グレル)まだまだ届かないか・・・でも・・・まだまだ強くなれるってことだな!
その後戦闘記録は学園側によってすべて抹消され当人たちしか知らない出来事となった・・・
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番外編~季節の行事~
バレンタインと主と従者
バレンタインが近づく
館ではチョコレートを作る姿がある
さくや)チョコレートを作りたいんですか?
フラン)うん!直人にあげるの!!
さくや)(直人こういうの受けとるのかな・・・)
さくやはフランとキッチンへ向かうとコアがいた
小悪魔)あっ・・・
さくや)・・・
フラン)どうした・・の・・・
キッチン?は黒く染まり異臭が立ち込める
さくや)・・・小悪魔?これはどういう事かしら?
小悪魔)あのですね?チョコレートを溶かしていたら突然爆発してですね・・・待ってください!ナイフを構えないで!!助けて!!!・・・アー・・・
さくや)・・・
さくやは時間を停めて全て片付けておく
さくや)では始めますよ
フラン)はーい!
美鈴)はーい!
さくや)・・・何でいるのよ
美鈴)私もつくりたいんです!
ある程度進めていると直人がやってくる
直人)今日はチョコレートですか?美味しそうですね
さくや)ええたまにはいいでしょう?
フラン)(何でいるの!?)・・・
さくやは直人と会話しつつフランたちに近づけさせないようにしている
直人はそれに気付きその場を後にし図書室へと向かう
フラン)出来た!
さくや)ではこれを冷蔵庫で冷やして1時間程時間を飛ばした物がこちらです
フラン)早いよ・・・能力はずるいよ・・・
フランは自分の作った物を食べてみるもあまり美味しく感じない。
さくやに食べてもらうもあまりよくないようだ
フラン)何がいけないのかな?
さくや)これは凄いんですよ?甘くもなく苦くもない・・・いわゆる「味を工夫できる」チョコレートです
フラン)・・・もしかしていろんな味を楽しめるの?
さくや)ええイチゴやベリー等混ぜてみましょう!
その後イチゴやベリー、ブドウ、バナナ、キャラメル、オレンジ等いろいろな味を作り楽しんでいた
フラン)出来た!!けどさっきみたいになってない・・・よね・・・
フランは一つためしに食べてみるとしっかりと味がする
さくやも食べてみると美味しくできている
フラン)ありがとう!さくや・・・ちょっと早いけどあげる!!
さくや)ありがとうございます
後は綺麗に包装しましょう
美鈴はいつの間にか作り終えていた
フランは各々のイメージに沿ってラッピングしていく
直人)失礼します・・・少し後で来ますね
さくや)あら?もう3時なのね・・・フラン様先におやつの準備をしますがお一人で大丈夫ですか?
フラン)大丈夫!もうちょっとで終わるから
バレンタイン当日
フラン)直人!あげる!!
直人)バレンタインでしたか・・・ありがとうございます
丁寧にラッピングされた四角い箱の中には一口サイズの様々な色のチョコが入っていた
直人)これは後でいただきますね
フラン)感想聞かせてね!!
フランはホワイトデーを楽しみに感想をまつのであった
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猫の日
直人)これは・・・なんでしょうか・・・
数時間前図書館
パチュリー)・・・・・・
フラン)なに読んでるのー?
パチュリー)変身魔法・・・自分を他の姿にできるのよ
フラン)私も使えるかな?
パチュリー)結構簡単そうだしこれに使ってみたら?
パチュリーは一枚の紙を渡すとフランは遊び始める
数分後・・・
???)にゃーん・・・
パチュリー)(猫?・・・気のせい・・!?)
???)にゃーん(スリスリ)
パチュリーの足元には明らかにフランがいるがその動きは猫であった
パチュリー)小悪魔・・・直人を呼んできて
そして冒頭に至る
直人)・・・
直人はフラン?を抱えてフランの部屋へ駆け込む
フニャン)?ナーン・・・(スリスリ)・・・
直人)どうしましたー?・・・ああーご飯ですねー
フニャン)!!(目を輝かせる)
直人は食事を用意しようとするとこちらを見つめるフニャンがいる
直人は反転しフニャンを連れて食堂へ向かい床にバスタオルを敷く
お皿などを分身を使い準備する
フニャンへあげるとすさまじい勢いで食べる
一瞬でなくなりそのまま眠る
直人は食器類を片付ける前に結界と幻影術などあらゆる保護魔法をかける
その後起こさぬよう触れたがしっかりと起きたため抱えて少し遊ぶ
そのごフニャンと部屋へ戻り膝の上にのせていると丸くなって眠る
直人は溢れるモフモフ心を押さえて静かに魔導書を読む
しばらくするとフニャンが起きる
そして走り回る・・・何かに向かって飛び付く・・・
直人は結晶を使いフニャンと遊ぶ
???)直人ー?フラン見なかった?・・・
直人)あ・・・レミリア様・・・
レミリア)これはどういうことかしら???
直人)詳細は小悪魔さんに聞いてください
フニャンは結晶を追いかけて遊んでいると突然毛繕いを始める
直人)・・・おいそこの天狗・・・新聞にしないなら・・・わかるな?
気配はそのまま残っていたが気にせず観察する
そのままときは流れ翌朝
フラン)・・・(あれ?寝ちゃってた・・・)直人ー
直人)お呼びでしょうか?
フラン)お願いね後温かい紅茶も
直人は分身に身の回りの支度を本体は紅茶をいれに動く
直人)(あれはおぼえてるのかな・・・)アッツ!!
・・・あーいてえまあいいや
直人)紅茶をお持ちしました
フラン)ありがとう・・・昨日私何してたっけ?
直人)・・・お昼寝をしてましたね
フラン)・・・嘘ね?本当は??
そこへ天狗がやってくる
???)直人さんこんにちは先日の写真です
フラン)見せてー
???)はいどうぞ
そこに写っていたのは明らかに猫になり猫と同じ動きをしている自分だった
フラン)・・・(笑顔)
直人)とても可愛らしいお姿でした
フラン)・・・直人・・・
直人)はい
フラン)一回ぴちゅれーーーーーー!!
フランは直人に切りかかるもすんでのところでかわす写真は天狗管理で保管されている
そのご直人はピチュるよりもひどい拷問を受け肉体的にボロボロになりました
普通の猫がフランのナイトキャップ被ってます
黒い毛でおてんば猫です
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月に一度のお遊び
月に一度夜の監視者がその目を見開くとき二人のお遊びが始まる
フラン)それじゃあいくよ?
直人)ええいつでも
直後凄まじい衝撃波と共に二人が鍔迫り合いをしていた
当然館の住人も起き出してくる
フラン)あれ~鈍った~?
直人)まさか・・・ではこちらか・・っら!
直人はランダムな高速移動射撃を行うもフランは余裕でかわし接近を試みる
フラン)あら残念もうちょっとだったのに
直人)まだまだ回避は私が上ですね
フランの服には何がかすった痕がある
フラン)ウフフ・・・じゃあ本気で遊びましょ?
直人)お手柔らかにお願いしますよ?
月は真上に
写されるは二つの影
真下の湖は
紅く染まる
二人は同時に動き出す
フランはその持ち前のスピードで一撃離脱を繰り返し
直人はそれをかわし一瞬の隙間に攻撃を入れる
もはや音は置き去りにされ衝撃波が館を揺らす
二人の攻防は凄まじく至近距離では殴りあい、近距離ではステップと幻術による高速読みあい、中距離では高速弾の応酬
、もはや「遊び」の範疇を越えた「戦い」である・・・が基本のルール「弾幕ごっこ」にはのっとっているため美しい(見えればだが)
フラン)アハハ!これはどう!?
直人)!!ちょっ!きつ!
フランはQED「フォーオブレーヴァテイン」を使う全方位反射弾幕を2ヶ所から放たれた上でレーヴァテインによる近距離乱舞、反撃という言葉がでないほどの攻撃であったがなんとかかわし続けていた
レミィ)いいものね・・・妹のイキイキとした姿を見れるなんて
パチェ)・・・たまにはいいわねなんて言えないけど綺麗ね
美鈴)そろそろですかね~
レミィ)何が?・・!!!
レミリアの目に写るのはこの景色が「あかく」染まり狂いに狂った二つの影
レミィ)美鈴!今すぐ止めてきなさい!!
美鈴)大丈夫ですよ最後に「焼き鳥」が降るだけですから
フラン)じゃあそろそろ?
直人)加減なしで?
二人)いこう!!
二人はお互いに短期決戦を決め込む
フランは分身を解きその全力を拳にのせる
直人は魔力を極限まで圧縮し狙いを定める
パチェ)あの二人ここを吹き飛ばす気!?
レミィ)大丈夫よ・・・多分・・・
二人はゆっくりと動き始める
フランの手には静かに燃えるレーヴァテインが握られ
直人の周囲には無数の結晶が浮かぶ
お互い射程ギリギリまで近づくと撃ち合いが始まる
フランはレーヴァテインを縦横無尽に振る、その軌跡からは透明な刃と無数の紅い弾丸が飛び直人に向かい高速で飛翔する
直人は造り出した結晶を時には壁に時には打ち出していく
お互いその場から動かない
見守る住人たちは不思議に思う
さくや)お二人とも動きませんね・・・
美鈴)おそらく動けないのでしょう・・・妹様はバトンの様にあれをふるっているので攻防一体のそうですね「近距離全方位」の形です。直人さんは逆に自分を中心に防御を中心としたカウンター・・・「無作為反射」の形です
つまりお互いに「動いたら蜂の巣」ですね!
レミィ)なるほどね・・・でも何であなたがわかるの?
美鈴)よくお二人と手合わせしてるんです!門番中でもいきなり襲って来るので油断ができなくて・・・
さくや)そう今度やる時は私も呼び・・・
ドン!という音と共に周囲が深い赤色に覆われる
それは二人の最後の一撃によって生まれた衝撃波によって、湖の水が飛び出し霧となって紅い月の光で染まった光景だった
レミィ)なるほどねこの光景だったのね・・・あっ
美鈴はこういっていた「焼き鳥が降るだけですから」
鳥とは「文」のことであり逃げることは考えずに見ていたため巻き込まれたのであった
フラン)ありがとう!楽しかったよ!!
直人)ええまたお声かけください
後日
霊夢)ちょっと!?あれはなんだったのよ!!
マリサ)うるさくて寝れなかったぜ!!
アリス)私も同意見よ・・・詳しく教えてくれるわね?
直人)フラン様と「実践演習」してましたが?
アリス)・・・なるほどねありがとう。今度は事前に結界張っといてね?
直人)・・・!!ああスミマセグベラッ!
その後霊夢から重い一撃をもらい解決?し特におとがめなしとなった
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3/3は少女の日
ひな祭り二日前・・・
さくや)直人ー買い出しいってくるから準備をお願いね
直人)これの通りでいいんですよね?
さくや)ええ任せたわ
直人は舘の正面玄関と中庭に飾り付けやテーブル等の仮組を行い実際の準備時間を予想する
さくやは食材や布地を準備している
パチュリー)どう?順調?
直人)ええ何もなければ30分程で設営出来そうです・・・しかし妖精がいたずらしに来たらどうしましょうか・・・
レミリア)そのときは存分にもてなしなさい・・・当日ならお客様よそれ以外は・・・任せたわ
さくやが戻り直人は現在の状況を説明する
さくや)・・・なるほどわかったわ後は調理ね・・・
直人)私もある程度はできますよ
美鈴)私もがんばります!!
二人)貴方は受付や案内して
さくやは当日の仕込みを行い直人は飾り付けの準備を美鈴は門番(睡眠)をしている
ひな祭り前日
さくや)これを皆に渡してきて
さくやは招待状を直人に渡す
それらを順番に回って渡しに行く
博麗神社
霊夢)あらありがとう・・・マリサもいるけど渡しとく?
直人)お願いします・・・ではまた
花畑
直人)こんにちはこれをよかったら来て下さい
幽香)・・・気が向いたら行くわありがとう
妖怪の山・麓
稔子)えっいいの!?
静葉)ありがとう・・・でももしかしたら行けないかもしれないわ
直人)無理に来てとは言いませんが・・・できればお願いします
山・中腹
???)止まれ!・・・あの時の執事!!
直人)これを文さんと貴方に・・・難しいとは思いますがよかったら来て下さい
???)ああ・・・渡しておくよ・・・
直人)ではこれで
山頂・守矢神社
直人)こんにちは
早苗)あっ!こんにちは!!
直人)これよかったら来て下さい
早苗)・・・?・・!!絶対に行きます!!お二人も引っ張って行きます!!
地底・旧地獄街道
直人)賑やかですねー
勇義)久しぶりだな!
直人)お久しぶりですよかったらこれ来て下さい
勇義)へー必ず行くぜ
地霊殿
直人)さとりさーんいますかー?
さとり)いるわよ・・・なるほどひな祭りね・・・考えておくわ
直人)無理はしないでくださいね
天界
直人)・・・
飛来する要石を撃ち落とす
天子)直人だったのね・・・
直人)これ招待状ですよかったらお二人で来て下さい
天子)ありがとう衣久にも聞いておくわ
紅魔舘
直人)ただいま戻りました
さくや)お帰りこっちは準備できたわ
直人)後は明日ですね
さくや)ええ頑張りましょう
ひな祭り当日
さくや)できましたよ
美鈴)こちらも終わりました
そこには雛人形の格好をしたレミリア、フランがいた
直人)会場のじゅん・・・
さくや)直人?どうしたの??
直人はそのまま固まっており話しかけても反応がない
そこへ文がやってくる
文)こんにちは・・・(えっ可愛い)
直人)文・・・後で写真くれるなら今日だけ自由に許可する
文はすさまじい速度で写真を撮る
さくやは止めようとしないしないどころか明らかに、文に協力している
レミリア)ちょっとやめて欲しいのだけれど・・・
フラン)いいじゃん私はこういうのもたまには悪くないと思うよ
それから続々と招待客が来る
美鈴)アリスさん招待状は?
アリス)もらってないのだけれど?
美鈴)・・・まあアリスさんは大丈夫ですので通しましょう
直人)ああスミマセン癖で渡し忘れていました
冥界の二人が到着する
???)ねえ?私たちも参加したいのだけど
美鈴)・・・
直人)料理を制限するならいいですよ?
???)・・・わかってるわよ~じゃあ入るわね~
そしてひな祭りが始まる。もちろん二人の少女が主役であり参加者は一瞬そのかわいさに固まる
勇義)あの時の嬢ちゃん可愛いね~
幽香)ええ・・・あの子があんなに強いと思わないわよ
二人の近くには誰もおらず近づこうともしない
なぜなら片や種族最強の鬼片や皆が恐れる最狂の妖怪
普通なら近づきたくない
マリサ)へーあのレミリアがああなるとは
霊夢)結構似合ってるわねあれ
レミリア)皆来てくれてありがとう!今日は「ひな祭り」だから皆も楽しんでいってね!!
会場が盛り上がっているものの騒ぎは起きていない
普段なら喧嘩が起こるが直人が呼んでくれたため、喧嘩をして泥を塗ることはしたくない事と、喧嘩をする理由がないからである
チルノ)いっけー!!
直人)・・・
直人はすでに結界を張っているため会場に被害はない
チルノ)パーフェクト・・・
直人)クイックショット「閃光」
チルノがスペルを発動する前に凄まじい閃光を浴びせ落とす
もちろん会場からは見えない
フランは色々な人と写真を撮ってもらっていた。文が撮影するとあって解答が良くはなかったが、直人が「今日の写真と引き換えにOK」と言われたということと「フランが関係している」ということで大抵の人物と撮ることができた
さとり)・・・(何でこの面子で何も起きないの!?)
直人)いらっしゃいませよろしければこちらへ
案内したのは小さな個室。中からある程度外が見えるが外からは見えないようになっている
さとり)ありがとうございます
直人)おきになさらず・・・ではこちらをどうぞ
さとり)・・・心が読めない?
直人)今は「人形」ですので
さとりは改めて恐怖を感じるものの、前回のような恐怖はなく落ち着いていた
直人)では改めてまして・・・私はフラン様の従者で直人と申します
さとり)地霊殿の主でさとりと言いますよろしく
二人はお互いに親睦を深めているとフランがやってくる
フラン)直人ー写真撮ろー
直人)かしこまりました
フランと直人は二人で写真を撮り、その後参加者全員と写真を撮りイベントが終わる
レミリア)皆今日はありがとう・・・また会いましょう!!
こうしてひな祭りが終わった翌日、文の新聞で大々的に報じられるも、真実しか載っておらず参加者からも苦情はなかったが・・・
???)さーてこれで講読者が・・・
直人)ミーツケタ(笑顔)
恐怖に染まる天狗が一人いたという
いやー楽しかった・・・幻想郷行きたい
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フラン様の記念日
とある日
直人は自分の主を祝うための準備を始める
直人)今回はどうしようかな~?・・・サプライズしてみるか
直人は幻想郷に来てからは「人の心」を考えるようになっていた
それまではイベントやチームで何かするときなどその雰囲気を壊す発言や態度をとっていた
・・・今でも時々しているのだが
まず準備しているのは食料
基本的に「魔力空間」に保管されているそれらは「劣化」することなく「放り込んだままの状態」を維持している
基本的に料理はあまりしておらず完全自立型の分身に任せっきりである
小道具を作っても微妙に歪んでいたり何かを設置し忘れていたりとその点もできない
何ができるのかと問われると「何もできない」と答えるしかないのであるが簡単なお菓子を作ることにする
直人はクッキーを作り始めると
???)よお!なにs
直人)ウルサイ
侵入者が入ってきた瞬間に転移魔法で「花畑」へと送る
その後は静かに作っていたが時折枚数が減っていた・・・が気にしてはいなかった
完成したものをラッピングしていると
???)なんか珍しいことしてるな!・・・よこせ!!
直人)チルノ~?人に頼むときは~??
チルノ)美味しそうだから何枚か頂戴!!
直人)はい良くできました
そう言って3枚入りの小袋を5つ渡す
直人)皆でたべるんだよ?
チルノは笑顔で頷くと凄まじい勢いでどこかへと飛んでいく
夜になり館ではほとんどの人物が眠りにつき始める
直人と咲夜は館内の見回りを行っている
咲夜)こっちは特に異常はないはね・・・そっちは?
直人)こちらも大丈夫ですが・・・チルノが遊びに来る抜け道があるらしく私の作業場まで来ましたよ
咲夜)・・・まあチルノはねぇ・・・元気だから仕方ないわよ
直人)いい子なんですけどね・・・
咲夜)それじゃあまた明日もよろしくね
二人は別れてから再度館の内外を見回る
(二人ともワーカホリック気味)
翌朝
直人はフラン用にクッキーを焼き始める・・・がそこに現れる白黒ネズミ
???)今日も邪魔するぜ!!
直人)うるさい!「六方六芒六陣結界」!!
???)まてまて!?~~~~!~~~!!
直人は自身の持つ最強の結界をネズミに向けて放つ
囲まれた内部では叫び声を上げているように見えたが6重の結界の外には聞こえない
直人)隠し味には・・・取りあえず魔力を込めておこう
???)あら?手作りクッキー??珍しいわね
直人)パチュリー様!?どうしてここに!?!?
パチュリー)さっきマリサの声がしたけど・・・急に存在すら感知出来なくなったからここしかないと思って
二人は会話をしつつクッキーが焼けるのを待つ
直人)あっ出来た出来た
パチュリー)一つもらっても良いかしら?・・・いえこれはもらえないわね・・・昨日のはあるかしら?
直人)ええ昨日のでしたら・・・4枚で?
パチュリーが頷くと皿とクッキーが用意される
パチュリー)あら?意外ね・・・優しい味わいなのと口でフワッと溶けてしまうわ
直人)練習用に焼いたものですがよかった・・・他の物もありますよ?
パチュリーは一枚づつ食べていたが不思議と満腹感はなくむしろいつも以上に調子が良くなっていた
パチュリー)これは・・・いえこれらには魔力をうっすら込めてるわね?
直人)ええ私がプレゼントできる唯一の物ですから
パチュリー)(それ以上にもらってるわよ)ありがとう私はそろそろいくわ
直人はお辞儀をしてパチュリーを見送る
その後はラッピングを悩みに悩み結局黒い紙性の箱に斜めに青いリボンで蓋を固定しすることにした
そしてフランの記念日当日
直人)おめでとうございますフラン様
フラン)ありがとう!
パチュリー)おめでとうフラン・・・よかったらこれ
フラン)ん?なにこれ??・・・宝石?
パチュリー)私は外にいけないから・・・コアに頼んで取ってきてもらったの
パチュリーのプレゼントはオレンジのようなピンクのような光を反射する宝石、それをペンダントにしてある
フラン)これ見つけるの苦労したんじゃないの?
コア)いえいえ魔界に行ったら割りとあっさり見つかりました!(ホントはどこにも見当たらなくて探し回ったんですけどね~)
咲夜)私からはこちらを
フラン)なにかしら?・・・!?
フランは驚きを隠せなかった
そこにあるのは「一本の短剣」だがそれを作り上げたのは小傘であるからだ
フラン)・・・脅してないよね?
咲夜)ちゃんと「仕事」として依頼しましたよ(半年前から予約しましたが喜んでいただけるとは・・・メイド冥利につきます)
レミリア)じゃあつぎは私ね!!
レミリアは小さめの箱を手渡すとすぐさま距離を取る
フラン)お姉さま?開けて??
レミリア)・・・
フラン)お姉さま??(満面の笑みだが目が笑っていない)
レミリア)・・・(ダッシュ)
レミリアは勢いよく窓を突き破ろうとするも、窓には結界が張られており出ることができなかった
そしてフランはレミリアの方に向けて箱を開く
箱からは大量の煙(消毒液たっぷり)が立ち込めレミリアは目を赤くし盛大にむせこむ
咲夜は止めに入るかなやんでいたが「おもいっきり自爆」したため状況を楽しんでいた
直人)私からはこちらを
フラン)これは・・・!
箱を開けると3枚のクッキーが見える
普段お菓子などを作らない直人が持ってくるとは思わず他の住人も驚いていた
フラン)・・・?これ魔力こもってる??
パチュリー)何も感じないわよ?気のせいじゃない?
フラン)ううん・・・これははっきりとわかるの・・・「直人の想い」がしっかりとこめられている
直人)・・・きっと気のせいですよ
フランはそのまま一枚取り出し一口食べると羽に光が灯り始める
フラン)なんだろう・・・すごく心地いい・・・
パチュリー)とてつもない魔力が立ち込めてるんだけど!?あなた何したのよ!?!?
直人)魔力をうっすら込めただけです・・・
フランから立ち上る異常な魔力
それらはただそこにあるだけで周囲を遠ざけ直視を困難にさせていた
フラン)直人!ありがとう・・・?
パチュリー)あーその・・・渡してすぐにどこかへ消えたわよ・・・
咲夜)!?侵入者・・・を探知した瞬間に直人がいました・・・
フラン)もしかしてだいぶ警戒強めてる?のかな??
直人)申し訳ありません・侵入者の対応をしておりました
フラン)うんん大丈夫!それよりクッキーありがとう!
直人)(ゴフッ)・・・ありがとうございます
パーティーはしばらく続き咲夜が腕によりをかけた料理やマリサやアリスなどからもプレゼントが渡されていた
直人は食器の片付けや来場者の対応等に追われ最後まで裏方として働いていた
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ハロウィンの日~いつもと違う目線~
紅魔館門前~(ハロウィン2週間前)
美鈴)確かに預かりました当日楽しみにしてますね!
こいし)待ってるよ!!
受け取ったのは「地底ハロウィンパーティー」の招待状。
こいしの思いつきで始められ地底全土で開催されることになった
・・・相互不可侵条約はどうなってんだって?さとりが直々に呼んだお客様だぞ?無効化だよ一時的に
(招待状なく入った場合お兄様とお姉さまに遊んでもらえます尚子ども達や純粋に遊びに来た妖怪などは除く)
ハロウィン3日前~
フラン)何の仮装しようかな~・・・直人に釘指しとかないと来ないよね・・・
フランは直人の部屋にいくとなにやら魔法を使っていた
それは「自身を変化させる」魔法のようだった
フラン)変装するの?
直人)フラン様?こんなところにどうされたのですか?
フラン)ハロウィンに付き合って貰おうと思って釘をさしに来たのだけれど・・・大丈夫そうね
直人)ここ紅魔館でのパーティーやイベントは裏方に徹しますが・・・どのような危険があるかわからないところにお一人で動いていただこうと思う従者はいません
フラン)・・・そうよね・・・ところでどんな格好して遊びにいくのがいいと思う?
直人は瞬時に己の知る妖達を浮かべる
それらを見て
直人)どれもパットしないな・・・狼系は基本だしミイラは動きづらくなる・・・鬼の格好・・・うーん・・・ん?フラン様??覗きこんでどうかしましたか??
フラン)・・・全部声に出てたよ
直人は考え事をしているとき、無意識に口が動いてしまう
別段悪いことではないが本人は恥ずかしくそれを自らの主人に聞かれたためになおダメージがある
フラン)直人も人間ぽい所あるんだね
直人)お恥ずかしい限りです・・・
結局なかなか決まらずフランは咲夜のもとにいき当日までのお楽しみということのなった
ハロウィン当日~
レミリア)皆行くわよ!
全員)おー
妖怪の山・幻想風穴最深部
パルスィ)あら・・・総出で来るなんて妬ましいわね・・・
レミリア)安心なさいすでに散ってるわ
言葉通りパチュリーは屋台を見て回り美鈴とフランは食事を楽しんでいる
パルスィ)・・・んいつもの執事はいないのかしら?
レミリア)私も見てないのよね・・・咲夜は?
咲夜)最近変身魔法を練習していたのは知っていますがなにか関係がありそうですんね
フランサイド~
フラン)見てみて!タマセンだって!!
美鈴)これは昔たべましたよ~すごく美味しいんですよすいませんこれを2つ~
店員)あいよ!今作るよ!!
鉄板の上に卵が落とされ焼き上がるとマヨネーズとソースをかけられそれを大判の煎餅で割り包む
フランは一口かじると笑顔がこぼれる
その後も射的や力比べ等見て回っていると不意に何かの気配を感じる
気づいた時にはタマセンが齧られており・・・
フラン)こいし!やってくれたわね!!
こいし)エヘヘ~バレちゃった~
フラン)こんなことできるのは貴女しかいないの!
こいし)一緒に回ろ!こっちにいいところがあるの!!
おいていかれた美鈴は「タイマン場」という場所を見つけ籠っていた
パチュリーサイド~
パチュリー)ここなら静かね
小悪魔)回りからの視線はすごいですけど・・・
二人がたどり着いたのは喧騒を嫌い更に恐れられた者達の集まる区画
誰も二人の行為に手を出そうとはしないがその周囲から離れようとはしない
パチュリー)コア・・・次のやつ・・・
小悪魔)どうぞ・・・(片付けが追い付かない!!)
視線の理由はほぼ無限といわれるヴワル魔法図書館の本を読んでは次を読んでは次をと繰り返しタワーが増えているからである
当然ではあるが戻しにいく魔力は少しづつけづられ
だんだんと異物を見る視線は哀れみの視線へと変わった
レミリアサイド~
は要らないよね?
フランサイド~
フラン)?今お姉さまが何かを叫んだ気がするわね・・・
こいし)気のせいだよ!・・・着いた!!
二人が訪れたのは地霊殿の更に奥地獄に近い場所にある小高い丘
その景色は地霊殿へと全ての光が収束して見える
光の帯は鬼達の夢をのせ広がり
それを作る小さな光はそれぞれの喧騒を表し
広がった先の闇はまだ見ぬ限界を彷彿とさせる
フラン)キレイ・・・
こいし)でしょ~?ここは私の秘密の場所なの!お姉ちゃんやペット達にも教えてないんだ~
フラン)私には何でよかったの?
こいし)んー?何でだろう?フランちゃんには「見せてあげなくちゃ!」って思ってたの
フラン)・・・ありがとうこいし・・・でもね私一人ではないの・・・
フランがサイドテールを作る際に使用するリボン
いつものと全く同じ材質であり質感であり重さである
しかしそれは偽物である
直人)お呼びでしょうかフラン様?
フラン)特に用があるわけでは無いんだけどこいしが秘密だよっていう場所に来たから伝えておこうと思って
こいし)えーと?リボンが直人で直人がリボンででもフランちゃんからは一人分の気配しか感じなくてでもずっとそばにいたことになって????
そう直人はフランがつけていた「リボン」に変化していた
本来変化するものは自分と同じくらいかそれ以上の質量のものにしかなれないが、直人はそもそも質量がなく自然界にあるものであればなんにでもなれる
直人)申し訳ありませんリボンという場所を選んでしまって
フラン)私は大丈夫よ?それにあなたがこんなに近くに居てくれることなんてなかったから嬉しいんだからね?
こいし)いつも近いと思うけど?
フラン)いつもはね?直人が手を伸ばしても触れられずかつ最速で最高火力を放てるような位置でついてくるのよ?
こいし)・・・遠いね
その後も少し会話をしてから地霊殿へと向かう
地霊殿~
さとり)・・・いらっしゃい・・・直人さんはいないのね・・・(今日は特に何も無さそうね)
フラン)トリックオアトリック!
さとり)!?両方いたずらじゃない!!なにする気なのよ!!(えっ?ここに勇義を呼ぶか直人を呼ぶかですって!?)両方やめてちょうだい!!
こうしてパーティーが始まる
ペット達は運搬や調理、案内など各々の仕事をこなし
招待された者達は各々楽しんでいた
燐)皆~今日はうちのパーティーに来ていただきありがとう!目一杯楽しんでねー!!
こいし)料理はまだまだあるよ!足りなくてもペット達が作るよ!!
時間はどんどん過ぎていった
フラン)今日は楽しかった!ありがとうこいし!!
こいし)エヘヘ~楽しんでもらえてよかった~そうだ!えーと・・・はいこれ!フランちゃんに似合うと思って買ってみたの・・・
それは深い紫色の宝石の付いたネックレス
それを受けとるとすぐに着けてみる
フラン)どうかな?
こいし)すっ・・・ごく似合ってるよ!
フラン)ありがとうこいし・・・大切にするね!
その後二人は話ながら紅魔館へと向かっていった
パチュリーサイド~
小悪魔)そろそろ終わりだそうですよパチュリー様
パチュリー)あら?そうなのね・・・つい読みすぎてしまったわね・・・ねえコア?この人だかりは何かしら??
小悪魔)えーとパチュリー様が読まれた本に興味を引かれた方々が集まり自然と読書広場になりまして・・・あっもちろん乱雑に扱う方は私が処す前に処されてました!
パチュリー)そう・・・じゃあここを第二の図書館にしましょう・・・ここに置いていこうかしら?
小悪魔)管理は・・・
所々で鬼や名も無き妖怪達が手を挙げていた
パチュリー)彼らに任せましょう・・・いくわよ小悪魔
美鈴サイド~
美鈴)いい汗かきましたー・・・あれ?皆さんどうされたんですか?
そこに横たわる様々な妖怪達
怪我という怪我はないがその全てが動けないほどに力を使っていた
美鈴)ゴキュゴキュ・・・クー!運動の後はこれが一番ですね!!
勇義)おっ?皆だらしないねぇなー・・・なああんた・・・私と手合わせ願おうか
勇義は美鈴に挑発をするも美鈴はそれをかわす
勇義)ほう?この私の誘いを断るのかい?なるほどな~
美鈴)ここでは迷惑になるでしょうし・・・また外でやりましょう
勇義)気に入った!さあ飲みに行くぞ!!
美鈴)ちょっと!?私明日も仕事があるんですけど!?
こうして地霊殿でのパーティーは終わった
それぞれが普段と違う景色を見てそれぞれのお祭りを楽しんで終わった
レミリア?知らんな
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紅魔館のクリスマス
12月24日・・・世間では楽しいクリスマス
しかし直人にとってはクルシミマス・・・
直人)ああ~裏方楽し~
フラン)直人?何してるの??早く来て??
直人)嫌ですできれば逃げたいです(かしこまりました)
フラン)言葉と本音が逆だよなおと・・・
フランに引きずられ到着したのはパーティー会場
ではなく人里であった
人里も「冬の行事」として広まった祭りを楽しんでいた
直人)・・・(これは良いものですね)フラン様少しお時間をいただいても?
フラン)わかった!私はお寺に行ってるね!
フランを命蓮寺まで送り再び店に戻る
直人)すまないね取り置きお願いして
店主)すまねえ・・・強引に買われちまった・・・
直人)それは災難でしたね・・・仕方ありませんこちらをいただきましょう
店主)そんないびつな物で良いのかい?
直人)ええ・・・これをこうして・・・できた・・・お裾分けです
店主)良いのかい!?こんな物をもらって!!
直人)ええいつものお礼もかねてですが・・・今日はクリスマスといって親しいものに何かを贈るんだそうです
そういって直人はお寺に向かう
道中様々なものを購入してはアレンジしプレゼントしていた
命蓮寺~
フラン)あっ直人!待ってたよ!!
直人)申し訳ありません遅くなりました
聖)フランさんは直人さんの事が好きなんですね?
フラン)ええ!でも・・・急にどこか遠くへ行ってしまいそうで・・・
直人)私は一度死にここへ戻って来ました・・・フラン様が死するときもしくはフラン様が私を不要だと言った時・・・それまではお仕えいたします
フラン)ありがとう・・・
???)でもよーそんな事ってできるのか?見た感じ普通の人間じゃん?
フラン)ぬえちゃんには人間に見えるんだね・・・聖さんはどう見えてるの?
聖)そうですね・・・「自然であり魔力であり人である」と言ったところでしょうか?
直人)当たらずとも遠からずですね・・・
ぬえ)・・・?つまりなんだ??
聖)この方は転生の輪から外れてしまっているのです・・・どこへも生まれ変われず・・・次の命もない・・・
フラン)えっ・・・じゃあもしも私が生まれ変わっても・・・
聖)そこに彼は居ません・・・
ぬえ)ならフランも同じになれbイッテ何を・・・ヒッ
ぬえの発言はとても愚かで軽率だった
転生がないそれは今を失えば魂すら失うということであった
誰かに語り継がれることでその「命」を繋ぐことができてもその「体」は存在しない
ぬえ)てことは・・・「直人はそのすべてをフランに捧げ役目終えればいなくなる」と・・・
フラン)そうなの?
直人)あーもう・・・隠しておきたかったんですけどね・・・そうです、フラン様が生きている限りそばでお仕えしますが・・・その先の事はわかりません
聖は神妙な顔をしていた
その瞳と言葉に一片の偽り無く
その魂に一片の揺らぎ無く
纏う気迫にさえ嘘が無い
紫)ああ・・・あなたね・・・
フラン)あっスキマのおばさん
直人)フラン様?事実を直接おっしゃるのはあまりいけませんよ?せめて「よく来るおばちゃん」と言いましょう
紫)どっちもひどいわよ!!じゃなくて!!さっき魔力が大きく揺らいだから確認に来たのよ
聖)え?そのような事は感じませんでしたが・・・
霊夢)ねえ?ここらへんで・・・なるほどねじゃあね~あの姉によろしく言っといて~
直人)うーん?一瞬魔力を集中させただけでこれですか・・・
揺らいだというのは事実であるがそれは「即応攻撃準備」として魔力を回収したためである
聖)あら?雪??
フラン)今日は良い日だね!
直人)ええ・・・よい1日ですね・・・
命蓮寺で迎えた夕暮れ
そのままパーティーを楽しむ二人
帰り道~
フランは少し考え事をしていた
それはぬえの投げた疑問が実際に起こるとしたら
遥か未来起こりうる現実を受け止められるか
直人)フラン様?いかがなされました?
フラン)ううん・・・何でもないよ・・・
直人)お許しくださいね?
直人はフランの後ろからそっと抱きつく
フラン)・・・ありがとう
直人)・・・命はいつか終わるのです・・・その時がいつかは・・・基本的にはわかりません・・・ならばこそその時間を・・・精一杯楽しみましょう
二人はそのまま止まっていた
少しの間だったが落ち着いたようだった
紅魔館~
フラン)ただいまー
咲夜)おかえりなさいませフラン様・・・ナオト?アトデワタシノヘヤニキナサイ
レミリア)お帰りフラン今日はゆっくりおやすみ
フランは自室へ
直人は咲夜の部屋へ連行される(妖精メイド5人がかり)
咲夜)さ~て?フラン様と何をしてたのか・・・はいてもらうわよ?
直人)いつも通りでしたよ!?途中買い物していつものお礼としてプレゼント渡しまくっただけですよ!?!?
咲夜)本当にそれだけなのね?
直人)誓って本当です!!
咲夜)今日はクリスマスパーティーを開いてたのよ・・・人里から何が来たと思う?
直人)・・・参加者?
咲夜)全勢力のトップ及び代理
直人)はい?
咲夜)だからね?全勢力のトップ及び代理
直人は意味がわからなかった
自分達のいた命蓮寺も皆いたはずだった・・・虎と鼠を除いて
直人)????なーんでー??
咲夜)・・・貴方の日頃の行いかしら?
直人)!!あの鬼は!?あいつならできる!!
咲夜)そうしたら皆来るわよ
直人)・・・もう寝ても良いですか?
咲夜が頷くとワープで自室へ戻る
翌朝
文)号外ですよーあの執事がやらかしましたよー!!
号外・・・そう言って書かれていたのは不安そうなフランと後ろから抱きつく直人
二人にその連絡がいくと・・・
二人)フフ・・・フフフ・・・アハハハ!!モ~アソビタイナラサイショカラソウイエバイイノニ・・・
狂ったように笑い獲物を見つめるハンターのような目になる二人
今回は魔力が大きく揺らいだが「ああそうなるよな」と全員一致で調査すら行われなかった
文)助けて椛!殺される!!
椛)またですか?今度は何をしたんです??ほら安心してください・・・私は「ここにいますから」
椛はそっと文を抱きしめ・・・服を掴む
文)ねえ?椛?何してるの・・・?
椛)逃がさないようにしてるんですよ?
直人)ミーツケタ!アヤチャン!イッショニアソボ?
椛)ほら呼ばれてますよ?いってらっしゃい!
椛の後ろに隠れる文
直人は前にいるがもう一人がいない
???)ツーカマーエタ♪
文)ヒイイイィイィィィ
椛)フランチャンこんにちは~今日もげんきですね~
フラン)こんにちは!椛ちゃん!今日は烏を捕まえに来たの!!手伝ってくれてありがとう!!
二人は文を捕まえて目の前から「消える」
二日後の朝椛の家の前に憔悴仕切った烏羽の少女のような何かがいた
椛)・・・文さま!!どうしたんですかこれは!?
その姿は「一年間常に恐怖に晒され常に逃げていた」と言わんばかりの状態だった
文)も・・・みじ・・・たす・・・けて・・・
椛)すぐにご飯を用意します!!
その頃の二人・・・
フラン)さすがにやりすぎたかな?
直人)これくらいがちょうどいいんですよ・・・
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フラン様の友人はいつも突然に
直人)ん~…ん?…ん??…またか…
直人は見知らぬ天井を見て目を覚ます
どうやら無意識に連れてこられたらしい
嫌な予感がして横をみると自身の主がいた
そうフランも一緒に連れてこられていた
瞬時にベッドから降り自身の衣服を整え部屋全体に認識阻害及び動体検知の霧を張り巡らす
が…その途中で引っかかる影が一つ
直人)はぁ…こいしさん?せめて手紙をくれませんか?
こいし)この方がはやいもん♪
フラン)ん…騒がしいね…
直人)フラン様おはようございます、こいしさんに連れられて地霊殿にいます
フラン)そうなのね~
寝起きのためあまり把握できていない様子であった
少しすると完全に覚醒したフランはいつもの服に着替え始める
覚醒すると同時にワープポイントを設置し部屋を出て待つ
こいし)ねえねえフランちゃんは直人をどう思ってるの?
フラン)そうね~よく働く従者かな?彼は最初は友人だったけど今は今だもん
こいし)昔?どれくらい前なの?
フラン)私が幽閉された頃に来たのよ彼…それもここに来れば命が失くなるとわかった上でよ?
こいし)あの人が人間の頃ってこと?でもどうして??
フラン)彼は転生者って言って別の世界から来たんだって~そのときに私に関する記憶をほとんど封印して…
こいし)待って待って!?彼はそうまでしてあいにきたの!?
フラン)ええ…そうら…ゆかりさん?出てきて…
紫)ホントに鋭いんだから…
こいし)あっ!おばs…
紫)…お灸をすえようかしら?
こいしに触れようとスキマから手を出すと瞬時に電気が走る
直人)紫さまとは言え主のご友人に手を出すならば…容赦はいたしませんよ?
フラン)よく部屋の外から的中させれるよね…そういえばどうして連れてきたの?
こいし)うーん?一緒に遊ぼうと思って!
フラン)そうしたら…直人!今日は自由行動ね?何かあったら連絡するわ
直人)かしこまりました
こいし)あれ?気配が??どこにいったの??
フラン)彼専用の魔法空間よ…一応私もはいれるけどねー
直人はフランとのリンクを一部残して切断する
そのまま地霊殿の中を散策していると動物達が見えるが…瞬時に逃げ出す
幽霊たちも直人を見た瞬間慌てて逃げ出していく
それもそのはず
「いついかなる襲撃にも応じれる魔力運用」をしていたためであった
さとり)あら?一人なの?
直人)ええフラン様とこいしさん二人で遊んでおられます
さとり)あの子もわんぱくだから…心配なのだけど…今は楽しそうで安心してるわ
直人)フラン様も楽しそうで…お帰りになられると笑顔が多いんですよ?
さとり)(直人の心を読んでも同じなのよね)ここで話すのもなんだし私の書斎へいきましょう
歩いていると猫と鴉がやって来ようとして…逃げた
さとり)おりん?おくう?どうしたの?(直人が怖いってこれくらいいつものことじゃない)
直人)先程から私を見つけると蜘蛛の子散らすように逃げるんですよ…
おくう)だって!魂を縛られたみたいに動けなくなるもん!
さとり)え?そんなことないですよ?
直人)え?そんな禁術使ってないですよ!?…あーもしかして「広域探知反応反射防護結界」の影響か?
さとり)え?そんな結界張ってたの?
おりん)こないでくださいホントに近づかないでください
直人)この結界は私を攻撃しようとする相手にはあまり効果がないんですよねーさとりさんは効果範囲外の対象に…あーそういうことか
直人は結界の設定を少しだけ変える
おりんとおくうが感じていた恐怖は軽減されていく
おりん)あれ?何も感じなくなった…
おくう)あ~つらかった~やっと直人に近づける!!
おくうは直人に飛び付こうとして空を掴む
直人)フラン様以外にそれはいたしませんよ?
おりん)じゃあこれは!あら?
直人)だからだめですよ~
さとり)じゃあ「こいし」?
直人はその名前を聞いて警戒するも僅かに遅かった
こいし)エヘヘ~捕まえた~
フラン)こ~い~し~?なにしてるの~??
直人)「足を動かす能力」を封印
直人はてを合わせる際に右手の先を下へ向ける
そのまま上下を入れ替える事で封印が発動する
こいし)あれ?うごけないやー
フラン)直人も動けないものね~
直人)私も同じものが封印されてしまうので諸刃の剣なんですがね
限定的ではあるが跳ね返りの効果を受けず、破られることもない
直人)さて…ここからどうしましょうか?
フラン)うーん…皆で何かする?
こいし)じゃあ温泉にいこうよ!
直人)全力で逃げますよ?
おりん)足が動かないのにどうやって…?
直人は魔力を用いて空に浮かんでいるもちろんこいしはつかんだまま離さない
フラン)こ~い~し~??
こいし)足が動かないなら連れてってもらうしかないもん♪
さとり)おりん、おくう…こいしを引き剥がしてちょうだい
こいし)ヤーダー掴まってるのー
フラン)というか直人なら体を結晶化してまたもとに戻れるでしょ?
直人)それをすると巻き込んでしまいそうでできないんですよ
結晶化するさいに生物を巻き込んでしまったことが幾度となくあった
そしてその後再度同じ形を作ろうとしたが一つとして同じものはできなかった
なぜなら「結晶化は直人の一部となり全てを消してしまう」からである
いかに強い者でもいかに優れた物質でもそれは「自然界に存在しているもの」
吸収してしまえば「個として生存しているための定義」を満たせない
(私が思う定義は「思考力を持つかそれに類する行動を行える生命」)
フラン)でも私は結晶化しても平気なのは何で?
直人)フラン様は私の魔法を全て受け継いでいます、そこには結晶化しても「自分を自分として隔絶する方法」もあります
こいし)私にもおしえて~
さとり)それはできないわね…彼との作りが違いすぎるしそもそもあなた魔法使えないでしょ?
おくう)私もできないのかーでも直人さんが味方で良かったー
おりん)どうして?別に困ることなんてあんまりないでしょ?
おくう)そうなの?直人が本気を出したらこの世界を全て魔力に変えることだってできそうだと思ったけど違うの?
フラン)あーそれは可能よ…誰にも気づかれることなくこの世界を全て吸収できるわね
直人)しませんよ?しませんからね…ほらー紫さん来ちゃった…
紫)そうならないように幾重にも契約と誓約をかけたのは貴方でしょう?「どこまでもフランを愛し世界を愛する従者さん?」
フラン)直人…後でお仕置きね…
直人)理不尽すぎません!?
フランは顔を赤くしながら直人にそう告げる
その後フランたちは温泉に向かう
そこは地霊殿の敷地内にある囲われた住人用の温泉である
こいし)あれ?直人がいない…
フラン)直人なら逃げたわよ?「私を社会的に殺す気ですか!?」って
さとり)あーそれはそうね…
おりん)さとりさまとおっんせん♪おんっせん♪
おくう)さとりさまに洗ってもーらおっと
こいし)じゃあ私はフランちゃんと洗いっこ!
その頃の直人は~
旧地獄街道のとある飲み処で食事をしていた
野菜炒めをのんびりとチビチビ齧る
???)今日は一人なのかい?大体あの子が一緒なのに珍しいじゃないか
直人)フラン様はご友人と温泉に行っておりますゆえ私はこうして時間を過ごしております
???)隣いいかい?私も一人は寂しいのさ…まああんたが来てから客足が増えてるのは気のせいだと思うがな
直人が来店して食事を頼んだあたりからうわさがうわさを呼びいつの間にか繁盛していた
隣に座ったのは星熊勇義
鬼と呼ばれる種族であり、その強さから「四天王の一人」に数えられる強者である
直人)ええ…またふえてるんですか…
勇義)ああお前が来るところは騒いだらどうなるかわかってるからな…皆おとなしい…
店の前で何かが起こる
店主)すいません道具が飛び散ったみたいで…
直人)喧嘩じゃなければいいですよ?別にそれくらいわたしもあります…
客A)おい!喧嘩だ!
勇義)ちょっといってくるわ…ここら辺では騒ぐなって言わねぇと…
そうしてまたちびちびと食事を始めると
フラン)なおと~どこ~?
こいし)たぶんこっち!!
直人)こちらですフラン様…お綺麗ですね
フラン)ありがとう!…野菜炒め?また質素なものを…
勇義)ただいまーあいつら絞めてきたよ…おっ!久しぶり!!
帰って来た勇義に飛びかかるフラン
それを軽く受け止めかまっている
勇義)直人もこれぐらいできりゃあな~
直人)魔力強化入れればできますが…
勇義)ああ…それは違うな…
フラン)私は大丈夫よ?
こいし)そういえばこれ解いてー
直人)お断りします
おりんにおぶられたまま話していると唐突に大きな揺れを感じる
勇義)地震か?そこまで酷くはないが…まあ飲むか!
直人)すいませ~ん焼き鳥と皮の塩とタレ4本ずつ追加ねー
フラン)私も同じの!
こいし)私も食べる!!
勇義)そういや酒は飲まないのかい?
フラン)直人が酔うとめんどくさいからね…
こいし)…ふらんちゃ
フラン)ダメよ?絶対にダメよ??
こいし)エイッ!
直人)ふがっ!?…
フラン)全員…逃げる準備…
直人に酒は禁止というのは周知の事実であった…それはなぜか?
直人)うう…フラン様…どこですか…?私が悪かったです…人間の身でありながら…貴女にで会いそのまま死という別れまで…経験させてしまいその上に400年という年月もお待たせしてしまい…私が…貴女を忘れていれば…あんなに悲しい思いを…させなかったのに…私があんなことを頼まなければ…壊れる事なく…いれたかもしれないのに…私が全て招いてしまったんです…私が貴女を壊してしまったんです……
フラン)…直人?大丈夫??
直人)フラン…様?フ…ラン…様??どうしてここに!?あっえっとその逃げろ!?
直人が魔法空間に逃げ込む前に服を掴み座らせると
フラン)いい?私は貴方を恨んだり怒ったりしてないわよ?確かにあの日あなたが死んでしまったときは寂しかったけど…その分貴方は私にその全てをくれたでしょ?だから…二度とあんなことを言ってはダメ
直人)フラン…様…かしこまりました、フラン様が気にしていないのであれば…私も悔やむ必要はありませんね
こいし)丸く収まってよかったね!…あれ~?
フラン)ちょ~っと借りていくわね?
さとり)ええいってらっしゃい、あまり遅くならないようにね?
フランはこいしを引きずってどこかへ消えてしまう
直人達は少しして解散しそれぞれの家へと戻っていった
帰宅してから封印を解除すると、数秒後にフランも帰ってくる
こうして短いようで長い1日が終わった
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直人が異変に関わると多分こうなる
春雪異変~前編
いいよね?
直人)ではフラン様いって参ります
フラン)絶対に帰ってきてよ?
直人はうなづきさくやとともに出発する
さくや)どこからいこうかしら?
???)く~ろ~ま~く~
直人)犯人ですって倒してはかせましょう
さくやはいつものように先制しあっけなく終わる
さくや)・・・で本当は
???)ごめんなさい調子に乗りました・・・これ(春度)を集めるといいかもねー
直人はそれらを集めさくやは敵と戦うことにする
アリス)あら?何かようかしら?
さくや)この異変について知っていることはある?
アリス)そうね・・・知りたければ・・・
さくや)弾幕でね?
アリスは人形を展開しさくやはナイフを構える
直人はさくやを魔力で覆い防御を担当する
アリスは人形と自身から弾幕を放つ。さくやはそれを回避しつつナイフを投げる
アリス)すばしっこいわね・・・上海!お願い!!
さくや)(何が来ても時を止めれば・・・)
人形から密度の濃い弾幕が張られるもさくやは容易くかわし、反撃する
アリス)・・・私の負けよあなたたち相手ではいずれ負けるわね
さくや)で?ヒントは??
アリス)これは上から落ちてきてるから空へいってみたら?
二人はそのまま上空に向かうと雲がなくなり、巨大な結界が現れその前には3人の幽霊がいる
???)あっ!珍しい!!人間だよ姉さん!!
???)あらこんなところまでどうしたの?
さくや)終わらない冬を止めに来たのよ・・・
???)せっかくだから・・・私たちの演奏を聴いていって!!
半ばムリヤリ演奏を聴かされる
さくやは倒そうとするが直人はそれを止め、演奏を聞くことにする
ピアノ・トランペット・バイオリンの三重奏は心地よい音色であり直人はフランにも聞かせたいと思っていた
???)どうだった!?
直人)とてもいい演奏でしたよ今度うちへ来ませんか?
???)お誘いありがとうこの異変が終わったら伺うわ
さくや)そのときは宴会かしらね?
そのまま三人と別れ結界の中へと進む
さくや)なに・・・ここ・・・
直人)さくやさんここからは「殺しあい」になります・・・私の勘と経験が警告しています
直人は奥から放たれる異様な殺気にその歩みを止める
そうこうしていると巫女と魔法使いがやってくる
巫女)さくやと・・・妹の従者じゃないどうしたの?
魔法使い)ほらさっさと行こうぜ?元凶をたおしによ!
直人はあえて二人を見送るさくやもそのいとに気付き合わせる
さくや)行ってらっしゃい手柄は譲るわ
直人)気をつけて・・・「死者の囁きに惑わされぬように」
巫女は何かに気付きその体から油断や遊びの気配が消える
魔法使いも気を引き締める
さくや)始まったわね・・・!
直人)気付きましたか・・・あの殺気・・私では止めれません
少しすると音が止み、二人が進んで行くと倒れた剣士と疲弊した二人を見つける
巫女)さてと・・・元凶を倒しに行きますか
魔法使い)私も行けるぜ!!
さくや)ええ・・・終わらせましょう
先に進むと大きな木が春度を集めている
???)あの桜を咲かせる邪魔はさせないわよ
巫女)あれが原因なら潰すだけよ「封魔針」!!
魔法使い)「スターダストレヴァリエ」!!
さくや)「C・リコシェ」!!
???)その程度で止められないわ
???は顔色一つ変えずにそれらをかわし反撃する
巫女)ちぃ!直人は!?
さくや)・・・魔力を溜めてるわね
???)あら?あの子は動かないのね~
直人から放たれる魔力は時間と共に小さくなっていくゆっくりとより小さくなっていく
魔法使い)おい!お前も手伝えよ!!
???)あらあら~諦めたみたいね~あんなに魔力も小さくなって~
さくや)・・・(あいつ・・・まさか・・・)皆離れて!!
直人)さーて・・・行きますか・・・「L・L・C」!!
直人の魔力が急にはねあがり一筋の光と共に桜へと放たれる
???)驚いたけれどそんな程度では・・・
直人)これは「射撃警告」・・・
魔法使い)警告?・・・まさか・・・おい!さくや!!
さくや)一つ言えるのは「まだ放っていない」事だけよ私も見たことないわ!あんなの!!
桜は危機を排除しようと防壁を何重にも展開する
直人)ファイヤ!!
???)撃たせない!
さくや)私を忘れないで欲しいわ「ソウルスカルプチュア」
さくやは高速接近しつつ連擊を放つ、いくら強くても距離がありかつ接近されては阻止できないはずだが、一匹の蝶がひらひらと近づく
巫女)!!直人!触れないで!!
時すでに遅く魔力が放たれる、その瞬間蝶が消える
L・L・C、それは膨大な魔力を打ち続ける射撃・・・
その反動は凄まじく直人を中心にクレーターができるほどである
離れた位置にいた二人にすらその衝撃波が飛来しこらえる
???)桜は!?
直人)これでは落ちないよな?そんなのは知ってるんだよ!!
直人はマスタースパーク並の直径をより細く絞り込み自身の腕のようにしさらに魔力を込める
???)そんなの・・・ダメ!
さくや)!?(不味い!)
さくやは瞬時に距離を取り豹変した相手を見据える
???)そんなのさせないわ
次回vsユユ様です
主人公だいぶ強いですが気にしない気にしないw
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春雪異変~後編
さてどうしよう
???)ゆゆこ様・・・それはダメです・・・
魔法使い)おい!あれはなんだよ!?
剣士)あれはゆゆこ様の本気のお姿です・・・止めないと
直人)・・・ハハハ・・・「死」を司る者の本気か・・・
全員手出しは無用ですあの桜を止めてください!!
剣士も止めることに参加し直人は目前の相手をとらえ続ける
???)あなた一人で私が倒せるとでも?
直人)ええ止めて見せますよ
亡霊はすさまじい密度の死をばらまくもすでに直人により結界が張られている
直人)無駄ですよあの方々の邪魔はさせません
???)貴方は怖くないのかしら?
直人)すでに死んだ身ですから・・・死するより我が主を泣かせる方が怖いですから
???)・・・終わりにしましょう
結界が一瞬にして破壊され桜が咲きつつあった
直人)皆さん無事ですか!?
さくや)ええ・・・でも抑えられないわ
魔法使い)(もう魔力が・・・)
巫女)私があれを封印する・・・1分・・・2分稼いで!
魔法使い)ああわかったぜ・・・(私の最後の全力にかける!!)
直人)魔法使い!俺とリンクしろ速く!
魔法使い)!?ああ!わかった!!
直人は魔法使いと魔力を直結させその制御を直人が射撃を魔法使いに託す
さくやと剣士で援護をする
???)さっきの子なしでは止まらないわ
魔法使い)いいや止めるぜ!!私の!最高で最強の魔砲でな!!
「ファイナルスパーク」!!
???)なっ!?キャーーー
巫女)これで終わりよ!!「夢想封印」!!
桜は最後の抵抗を試みる・・・それは全てを死に誘おうとする
それは本来なら放たれその場にいるもの全てが逃れられないはずだった
魔法使い)させるか!!
巫女)(ナイスマリサ!)
そう直人が連結しているため本来の威力の二倍以上の攻撃が放たれ続けているそこにさらに魔力が込められ威力が上がる
巫女)・・・終わったの?・・・
魔法使い)・・・終わったみたいだな・・・
直人)封印できてる見たいですよ・・・さてとさっきの女性は・・・
すでに剣士がそばに行き介抱している
巫女)私は帰るわね
魔法使い)私も帰るぜ~疲れたー・・・(バタッ)
さくや)・・・マリサを連れて戻っておくわ、早めに帰ってきてよ?
直人はさくやにてを振り二人に近づく
直人)無事ですね・・・ところでなぜこんなことを?
剣士)ゆゆこ様は記憶がないんですそれで桜が咲けば思い出すかと思い行動したんです
会話していると女性が目を覚ます
???)うん・・・ああ・・・負けたのね
直人)ええ私たちが止めました・・・ですがまだ「生きています」
封印はできたが「まだ力はある」。もし封印が剥がれれば今以上の力でもって止めなければならないが
???)私が来たわよー!!ちょっ危な・・・
直人)何かムカついたのでグボハッ
???)・・・安心しなさいもうあの桜は私が封印したわ
だから二度と咲くことはないわ
亡霊)・・・そうなのねありがとう
直人はそのまま詳細の説明をして帰宅する
フランが飛び出して来たり少しパーティー見たいになったのはまた別のお話
いやーきついです
これはほぼ適当に組んでいるので崩壊やら能力無視やら目を閉じて見ていただけると幸いです
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永夜異変~介入~
多分てゐが泣く
直人)月が止まった・・・ああめんどくさい
フラン)直人!!あの月壊していい!?
直人がうなづきフランが破壊しようとするも「目」が見えない
フラン)犯人を倒そう!!行こ!!
フランと直人は異変を解決しに行動する
向かったのは人里しかしどこにも見当たらず、ケーネだけが立っていた
フラン)あれ?先生どうしたの?
ケーネ)!!ああフランさんかじつわな
ケーネは妖怪の活発化と人里への被害を考え、歴史を「喰らい」隠しているという
フラン)なるほど・・・何かヒントはある?
ケーネ)そういえば竹林に知り合いがいていつも誰かと喧嘩をしているらしいんだ
もこうという白髪の女性だからすぐにわかると思うぞ
フランはお礼を言って竹林を目指す
しばらく飛んでいると竹林が見えるが、結界により飛行しては入れない
フラン)よっと・・・もこーいるー?
直人)フラン様さんを付けてください
もこう)お前たちか?私を呼んだのは・・・
フラン)あなたがケーネ先生の言っていたもこうさんね
私はフラン、こっちは従者の直人この異変を終わらせに来たの
もこうは身の上話をしているとウサギが近付いてくる
フラン)あっ!うさぎ!!
直人)可愛いですね~
ウサギがフランに近付く
フランはそれを抱っこする
直人はこっそり文に合図し写真を撮らせる
もこう)あーそのーなんだ多分奥の屋敷に行けば解決するんじゃないかな・・・
案内するよ
二人と一匹と一羽は案内されて屋敷へと着く
???)(くそ!せっかく罠に掛けようと思ったのに!!あれじゃあ掛けれない!!)
もし罠に掛ければ一瞬でピチュることを知らない兎は「幸運」にも助かった
もこう)ついたぞここだ
フラン)あっ!待って!!
兎はフランの腕から飛び出し敷地ないへと入っていく
二人はそのまま中へと入るとたくさんのウサギがおり、そこで生活をしているようだった
???)あら?おかえr!!侵入者!!!
フラン)戦うの?
???)この先へは行かせません!!「狂気の魔眼」
ウサミミブレザーの少女は魔眼を使うが・・・
フラン)・・・ウフフ・・・「フォーオブ・レーヴァテイン」
直人)卯さん!!逃げて!!
卯たちは瞬時に直人の近くに集まりそれらを結界で守る
フランは4人に分身したままレーヴァテインを最大出力で振るう
ウサミミブレザーの少女は・・・一瞬で負けた・・・
フラン)あら?もう終わり??
ブレザー)(お師匠さま無理です)
直人)卯たちは・・・無事ですね・・・?
直人は人形のウサミミ少女を見つける
???)あっ・・・
直人)じゃあ卯たちは任せますよ?ではまた
フラン様参りましょう
フラン)これはどうする?焼く?煮る?
直人)うーんおいしくなさそうですね・・・灰にしましょう!
ブレザーの少女はマッハで逃げる
二人は進んで行こうとすると後ろから声がかかる
霊夢)あらあんたたちどうしたのよ?
フラン)月が変だから壊そうとしたけどできなかったの
霊夢)それでここを見つけたと・・・
マリサ)霊夢に直人と・・・フラン!?
アリス)あら珍しいわね・・・解決しに来たのね
レミリア)フラン!?何でいるのよ!?
フラン)いいじゃない!!私も解決したい!!
さくや)・・・(直人、妹様を頼んだわよ)
直人)(はい。さくやさん)
ユユ)あら~皆お揃いで~
半霊)お久しぶりです
役者が揃い突入する
直人)フラン様我々は最後に行きましょう
フラン)何でー?
直人)ここは先にスペシャリストを行かせて様子見です
フランは納得し最後に入ることに
???)貴方は私に気づいていたのね
直人)ええ・・・でもなぜ顔を見せたんですか?
フラン)!?いつからいたの!!
???)うーんあなたたちが話しているときから
フラン)へー・・・あっ私はフランこっちは従者の直人
???)私はかぐやよ竹取り姫のかぐや
二人はかぐやに案内され中へと入る
かぐや)何もないけど・・・お話しましょ?
フラン)えっ?私たちと??
直人)急に襲うかも知れませんよ?
かぐや)それならうちのウサギがあなたたちに寄り付かないわよ
第一もし襲うならこうして出ていかないわ
かぐやはていを呼ぶ
てい)はいはーい・・・
かぐや)お茶もってきてーあっこの二人にいたずらしてもいいけど・・・後知らないわよ?
ていはおとなしくお茶を持ってくる
かぐや)さてと・・・まずはフランちゃんの話を聞こうかしら
フラン)私はねここに来るまでずっと閉じ込められていたの
・・・
フランは直人に出会う前から話始める
直人はその間うさぎたちをモフモフしたり遊んだりしている
数分後
かぐや)へーそうだったのね私も似たようなものね~
・・・じゃあ直人は?
直人)私は・・・転生したんです元々は別の世界の人間で・・・
直人は自分の生い立ちからフランにあい今に至るまでの事を話す
数分後
かぐや)なかなか面白い二人ね~
直人)かぐやさんも似たようなと言っていましたが?
かぐや)私は・・・異変が終わったら話しましょう
???)姫様侵入者が・・・
かぐや)ああこの二人は大丈夫よ・・・紹介するわ私の付き人のエイリンよ
エイリン)姫様?・・・ハア私は姫様の付き人のエイリンよあなたたちどうやってここに?
かぐや)私が招き入れたのよ
だってウサギ達が警戒していないのよ?安心するじゃない?
ここのウサギ達は基本人に寄り付かない。さらに姿を見せることはほとんどないのである
裏を返せばもはや安全なものたちしか、存在すら知らないのである
エイリン)・・・わかったわ後で遊んで頂戴
フラン)!!やったー
かぐや)そういえばレイセン・・・ブレザー着た子見なかった?
フラン)確か居たけど弱かったよ?
かぐや)狂気が効かないのね・・・あっ
そう二人ともすでに「狂気に満ちている」ので狂う訳がないのである
エイリン)あらもうここまで来たのね・・・
8人)さあ!終わらせるわよ!!
エイリン)いいえ終わらせはしないわ・・・この結界が完成するまでは!!
かぐやたちは避難する
その後も他愛ない会話を楽しんでいるとエイリンが負け異変が終わる8人は帰っていくが二人はそのまま会話をしていた
翌日レミリアに怒られ姉妹喧嘩をしていた
うーん書きやすい戦闘しないぶん書きやすい
あの時の写真はしっかりとアルバムに追加されています
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三日ごとの宴会
知るかそんなのw
直人は疲れていた
主にピンクの幽霊のせいで・・・
フラン)大丈夫?休んだら??
直人)いえ・・・まだ大丈夫です・・・
フランは心配そうに見ているが直人は「まだ」大丈夫であった
さくや)直人また宴会よ・・・聞かなかった事にしていいわ
直人)ありがとうございます
宴会当日直人はフランと館で留守番をしていた
フラン)美鈴喜んでたね~
直人)たまにはこういうのもいいですね
二人はテラスで夕日を見ながら紅茶を飲む
直人は従者であるがそれよりもフランの「友人」でもある
それゆえにこのように過ごすこともある
フラン)・・・何か霧がかかってるね
直人)ほんとですね・・・神社に何かいるんでしょうねこの宴会の首謀者とか・・・
日が落ち辺りは赤から藍、黒へと変わる今日は半月のようだ
フラン)半月だと中途半端なのよね調子も上がりにくいし
直人)私も似たようなものですよこの週間がじみに辛いんですよ
フランは吸血鬼であるため満月で最も良いパフォーマンスが出来るが直人は新月で最も良いパフォーマンスが出来る
紅茶が切れ夜も深まったところで図書館の奥のさらに奥
厳重に封印されたパチュリーの個人書庫へと踏み込む
当然防護魔法や迎撃魔法があるがそんなものは二人にとってはただの的
フラン)いい運動になったね!
直人)まあ単調な火力攻めではこうなりますよね・・・
パチュリー)ゼェゼェ・・・あんたら・・・おかしいわよ・・・
フラン)?何か聞こえた??
直人)気のせいですよ
二人はそのまま奥へ進むと小さな棚にタイトルが見えるように並べられた部屋に着く
パチュリー)それ以上は行かせない!!
パチュリーによりふたりは強制的に外へ出される
フラン)あーあつまんない
直人)では神社に行きましょうか
外は朝焼けが広がっていたレミリア達も帰ってきている途中だったがばれずに神社に着く
フラン)・・・あっ!知らない人!!
???)うん?あんたら誰だい?
フラン)フランっていうのこっちは従者の直人!
スイカ)私は鬼のスイカっていうんだ・・・今から飲みたいがいいかな?
二人は了承し森の中へ
スイカ)ここは私の寝床さ・・・さあ飲もう!!
三人は各々好きな物を飲む
スイカ)へーあんたは強いんだね~
フラン)そうだよ!直人はすごく強いの!!
直人)フラン様?殴りあいはダメですよ?
スイカ)?ってことは弾幕が得意なのか??
フラン)弾幕も・・・弱いね・・・
スイカ)じゃあ・・・今から殴りあうか?
直人)ええ・・・話を聞いてました?
スイカ)いや・・・言葉を変えよう・・・「殺しあい」をしよう!
直人に向けられた殺気は受けられなかった、スイカもそれを見て諦めた
スイカ)面白くないね~まあ今度は「こっちから行くよ」
気がつくとフランは眠っていたため、フランの部屋へとワープしてフランをベッドへ寝かせる
そしてスイカの洞窟へとワープする
直人)さあ来ましたよ
スイカ)じゃあ始めようか?
スイカは直人に瞬時に近づき拳を浴びせるもそれは分身であった
スイカ)おいおい・・・逃げるの・・・!?
直人)逃げる?まさか!私の得意な距離で戦うんですよ!!
直人は近距離での戦闘は確実に負ける、しかし常に4mの距離をあけ「射撃」したならどうか?答えは簡単「負けない」
スイカの身体に傷は着かないしかし距離が埋る訳でもない
スイカ)おいおい!私を倒すんじゃないのか!?
直人)「倒す」のと「無力化」は別ですから
スイカ)はっ!それじゃあ本気を出すとしよう!!
スイカは音が遅れるほどの速度で動く
直人はそれを紙一重でかわす
スイカ)ほう?あれを避けるのかい
直人)ハハハ・・・見えないとは恐ろしい・・・
スイカは連撃を繰り出す直人はそれらを射撃で打ち消していくもついにかする
スイカ)どうやら私が上みたいだな?
直人)ふう~これは使いたくないんですが・・・ね!
直人は大量の魔力を身体に「纏う」
スイカはそれを見て気を引き絞める
スイカ)面白い・・・面白いじゃないか!
スイカの猛攻に的確に応戦し時にカウンターを狙う
だが
スイカ)!!どうやら私の勝ちだね?
直人)ええ負けてしまいました
「纏い」が切れた
スイカ)・・・お前とはまた戦いたいね
直人)今度はしっかりとお相手出来るようにしましょう
直人はワープで自室に戻り眠りにつく
スイカ)(直人・・・今度はあいつも誘ってみるか・・・)
うん・・・難しい・・・
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紅霧異変~介入~
直人は図書館で侵入者を待つ
パチュリーとの相性がよく魔法での戦いもパチュリ―に比べれば弱いが、それでも大抵の魔法使い相手なら歯が立たないだろう
ドン!と勢いよく侵入する黒い影
即座に起動する迎撃魔法
光と光がぶつかり合い相殺され互いに姿を現す
パチュリー)あら?こんなところに何かようかしら?
???)ここに黒幕がいるんじゃないかと思ったんだが外れか・・・だが私の研究資料には困らなさそうだぜ
パチュリー)貴方に渡す本は一つも無いわよ?「レイジトリリトン」
???)いきなりかよ!?だったらてかげんなしだ!
パチュリーは侵入者と段幕ごっこを始める。直人はパチュリーに魔力を供給しつつ周囲に防護魔法を展開し、破壊を防ぐ
それから10分程するとパチュリーの喘息が発生し敗けとなる
???)さあて・・・次はお前の番だぜ
直人)まあいいでしょう・・・全てはフラン様のために
直人は侵入者に向けて一発の音速弾を放つ
???)(おいおいあれは反則じゃないか!?)
直人)来ないのですか?ではこちらから「スカーレット・ダンス」
このスペルは踊るように射撃を行う。それは単純な輪舞であったが物量で攻めきるタイプであった
???)そんな単調な攻撃当たらないぜ!
直人)ええ単調でしょうね「リフレイン」
それは(繰り返し)を意味する言葉
今放たれた段幕がもう一度少しずれて放たれたら?
少し違う段幕を合間に放たれたら?
???)お前!「スターダスト・レヴァリエ」!!
直人)おっと・・・ここで切りたくない札を使いましたか
???)悪いかよ!?こっちははなから全力だ!!
直人)なら次で決めましょうか
直人は自身の上下に魔方陣を展開しその間に波を打つように回る光を走らせる
???)止まっている?ならこっちも全力をぶつけてやる!!
魔法使いは小さな道具から魔方陣を展開しこちらへ向ける
それは同時に放たれる
お互いに退く意思の無い真っ直ぐな光の柱
ぶつかり合い互いに押し合いを始める
その均衡はある要素によって運命を分けた
???)私はここで「負けられないんだよ」!!
直人)なら私を越えて見せろ!!
魔法使いの「強くなりたい」その思いの根幹は「大切な人を守りたい」という裏返しであった
その結果直人は押され始める。パチュリーの援護は当然の如く弾かれる
これは互いのプライドをかけた勝負なのだ、たとえ主がてを出そうとも止めるだろう
そして
直人)・・・私の敗けです
???)ハハ・・・こんだけやってまだ余裕かよ
魔法使いはそのすべてをかけた一撃を放った・・・にもかかわらず無傷でいま目の前にいるのである
???)ハハ・・・魔力がからだぜ~
直人)ほらこれで戦えるでしょう?
直人は少女と道具に魔力を供給する
???)いいのか?私は敵だぞ??
直人)いいんですよそれに・・・「守りたい人のもとへ行きなさい」
少女は箒を持ち飛び出していく
パチュリー)貴方良かったの?本気を出せば止めれたはずなのに
直人)ええ・・・彼女の真っ直ぐな想いに負けたんですよ・・・でも悔しいですね・・・
その後なぜか調子のいい魔法使いと本気を出した巫女により異変は解決した
隠し文字を使ってみたけど面白いですねこれ
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転生失敗
あり得たかもしれないひとつの世界
???)ここはどこだ・・・
???は地獄から戻る際に記憶がほとんど消えてしまった
ここは幻想郷。
現在地は無縁塚。
周囲は霧が立ち込め狂暴な妖怪も存在している
???は考える間もなく襲われるも唯一の記憶「魔法の知識」により、襲い来る妖怪達を一掃する
???)(えーとこれからどうしよう)
???の周囲には灰が舞い、何かが焼けた臭いのみが立ち込める
???は当てもなく歩き始める。どこへたどり着こうとも当人には関係の無いことだ
しばらく歩いていると川にたどり着く
ここは玄武の沢、主に河童が休憩していたり、妖精達が遊んでいたりする
???)(ここは落ち着くな・・・少し休むか)
???は川の近くに結界を張り眠りにつく
???)?おねーちゃーん!あそこに人間がいるー!
???)こんなところに来る人間なんて・・・いるのね
この二人は秋姉妹という。主にこの近くの森で生活しており秋になるとその力をもって信仰を得ている(今は春になりかけ)
二人は気になりはしたものの畑の見回りや、生活道具の作成・修理があるため近付くことはなかった
完全に日が沈み妖怪達が活発になるなか目を覚ます
また当てもなく歩いていると呼び止められる
白狼天狗)止まれ!ここから先は通行禁止だ!!
???)何故何ですか?
白狼天狗)ここから先は天狗の領土だからだそれ以外に理由はない
???)なるほど・・・ではこの辺で泊まれるところはありますか?
白狼天狗)人里へ行ってみてはどうだ?妖怪の宿があると聞くが細かいことはわからん
???は礼をいい教えられた方角へ歩き始める
少しすると簡素な門が見えてくる
夜ということもあり門番は居ない
???)お前こんな時間に何をしてるんだ?
声をかけてきたのは藤原妹紅普段は竹林の案内をしているが、今日は人里の見回りをしていた
???)ここで泊まれる場所があると聞いたんですけどどこでしょうか?
妹紅)あるにはあるがもう入れないからな?よかったらうちに来な
ついていくとボロボロであるが生活には困らない小屋に案内される
妹紅)ところであんた名前は?
???)わからない・・・ほとんどわからないんだ。唯一覚えているのは「魔法」だけで名前も過去もわからないんだ
妹紅)すまない・・・ここは自由に使ってくれ明日は里を案内するよ
その後はすぐに眠りにつく
翌朝
妹紅につれられて里につくと人々から視線が集まる
瞬間凄まじい光と共に周囲が破壊されていく
それは当人の制御を離れ暴走しているようだった
霊夢)封魔陣!・・・!?
霊夢の封印が破壊しさらに強力な陣を編もうとした時、その姿が消える
???)(ああ・・・やっちゃった・・・)
彼は人目が苦手である
転生前のトラウマは忘れる事ができず、何もかもを忘れていても魂につけられた傷は癒えない
彼が来たのはどこかの洞窟それは深い深い縦穴の脇道の一つである
入り口はすでに塞がれていたが魔力は漏れ続けている
あれから何日過ぎたかわからない
その魔力ゆえに中級妖怪は近づかず
その知識ゆえに誰もたどり着けない迷路を張った・・・はずだった
???)ここでなにしてるの~?
???)!?(どうやってここに!?)
こいし)私はこいし!貴女は?
???)ごめんなさい・・・わからないの・・・
こいし)記憶喪失なんだねならここに居ないで私の家に来てよ!!
彼が返事をする前にだっこされて連れ去られる
こいし)ここが私の家だよ!お姉ちゃん達と住んでるの
???)こいし様お帰りなさい
こいし)ただいま!お燐!!
こいしとお燐と呼ばれる猫耳のついた少女は挨拶をしてすぐに彼をこいしの姉に会わせる
こいし)お姉ちゃんただいま!!
さとり)お帰りなさいこいし・・・またつれてきたの?いつも連れて来ないでって言ってるでしょう?
???は一瞬逃げようかと思ったが「また」という言葉で選択肢から消した
さとり)初めまして私はさとり、心を読む事ができます
???)初めまして
こいし)この人記憶がほとんど無いんだって、ここに住んでもらってもいいでしょ?
さとり)私は構いませんが・・・貴女は?
???)お言葉に甘えてお借りします・・・私にできることがあればお手伝いします
さとりは館の中でも滅多に人が来ない部屋へ案内する
さとり)ここはほとんど人が来ないので安心してください、こちらから何かあるときはベルを鳴らしますね
???)有難うございます・・・
さとり)貴方に「名前」をつけましょうそうですね・・・「フレア」なんてどうでしょう?
フレア)有難うございます、「フレア」いい名前です
さとりはそのまま部屋を後にし業務へ戻る
フレア)フレアか・・・確か炎を意味していたっけ・・・いずれ消え行く存在か・・・
さとりはフレアに仕事を割り振るとそれに応えるかのようにてきぱきとこなしていく
がそれ以上でもそれ以下でも無い仕事振りは「機械」を彷彿とさせていた
さとり)いつもありがとう
フレア)いえ、部屋を借りているのでこれくらいは普通ですよ
さとり)また何か頼むかも知れないからそのときはよろしくね
それから何年も経ちフレアは部屋で結晶として過ごしていた
それは本人が一番楽に過ごせるからだった
さとり)フレア?入るわよ??
さとりが中に入ると結晶があったが気にせず話を始める
要件としては
1最近ペットの一人が身に余る力をてにした事
2怨霊の管理をより厳しくしなくてはいけなくなった事
3こいしが最近帰って来ない事
他細かい報告をしていると
フレア)わかりました、できる範囲でお手伝いします
さとり)ありがとう・・・今度美味しい食事を持ってくるわ
それからさらに数年後怨霊が地上に溢れだしその対応に追われる事になる
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ハロウィンと直人
10月30日はハロウィン
直人はそこに向けてお菓子作りを練習する
普段は何もしていない彼だが、フラン様のために手作りのお菓子をプレゼントしようと決意した
しかし直人は不器用であるため細かい作業を苦手としていたが、レシピを見ながら作ろうと人里へ買い物に出かける
~人里~
直人が最初に向かったのは果物屋。リンゴを買うために店によると店主から思いがけない言葉がかけられる
店主)悪いな全部売れちまった。月末のイベントに向けて数を仕入れていたがあっという間になくなっちまった
直人)それは私には悲しいですがそちらは嬉しいことですね
その後他の店も似たような状況だろうと見切りをつけとある魔女を訪ねる
魔法の森にすむ人形使いの魔女
本来は咲夜に頼めばいいのだが、彼女は忙しいため暇そうなところで顔見知りを訪ねた
直人)こんにちはアリスさん。少し手伝ってほしいことがあるのですが・・・
アリス)ええ内容にもよるけどいいわよ
直人はお菓子を作りたいと伝えるとアリスは驚いた様子を見せる
アリス)まさかあなたからお菓子を作りたいって言ってくるなんて思わなかったわ
直人)私もお返しがしたいんですよ・・・いつも傍にいさせていただけるそのお礼に
アリス)なるほどねわかったわここ使っていいわよ
直人はキッチンに案内され、なにを作るかを聞かれ答えると苦笑いされる
アリス)季節感ないわね・・・ある意味貴方らしけどね
アリスに教わりながら作っていると突然爆発が起こる
もちろん二人ではなく白黒魔法使いが突っ込んできたのだが・・・
魔理沙)イテエ・・・うーんいい線行ってると思うけどな~
アリス)魔理沙~?なんでうちの前に落ちてくるのかな??
魔理沙)それはもちろんアリスに手当てして・・・いたい!?なんで!?厳しすぎない!?!?
アリス)あ~な~た~は・・・毎回毎回来すぎなのよ!!そろそろ怒るわよ?
魔理沙)それでも手当てしてくれるアリスには感謝してるぜ!ありがとな!!
アリスは「次はないからね」と言いながらも、魔理沙を家に入れ手当をする
魔理沙の手当てをし終えたタイミングでお菓子が焼きあがる
三人は試食もかねてお茶を飲みながら会話することにした
魔理沙)おっ今日は珍しいな
直人)アリスさんのお菓子はいつも楽しみなんですよ
アリス)えっありがとう今日は少し苦めの紅茶にしたからちょうどいいわね
そして話題はなぜ直人がここにいるかになる
直人)時々こうしてお茶をいただきに来るんですよ、館の皆さんにも飲んでいただきたいのがあるかもしれませんから
魔理沙)そうなのか・・・意外と家族思いなんだな
アリス)今日のお菓子はどう?たまにはこういうのもいいでしょ
魔理沙)おう!アリスはなに作ってもおいしからな
直人)・・・大丈夫そうですね
アリス)実はねこれ直人が作ったの
魔理沙は驚きつつも食べ続ける
直人)あの・・・魔理沙さん?急にどうしました??
アリス)・・・魔理沙?大丈夫??
魔理沙)・・・フフフ直人のおやつたくさん食べたぞ・・・
アリス)魔理沙?しばらく直人はここで練習しに来るから来る?
魔理沙は笑顔になって「また来るぜ」と言い残しどこかへ行ってしまう
直人は後片付けをして館へと帰る
館につくと自分の物資保管庫へと行き必要量の確認と、現在の残量を確認する
咲夜)直人~残量大丈夫そう?
直人)とりあえず大丈夫そうですが補充量に近いですね
その後はハロウィン当日まで練習しつつ基本的な業務をこなしていた
ハロウィン当日
直人は館に大規模装飾魔法を使用し裏方にまわる
余談だが直人はイベント系は嫌なので、作業をしているほうが好きなのである
直人)後は・・・食材の管理及び食事の配送ルート確保と対最終兵器用の人員か・・・
フラン)直人~何してるのー?
直人)フラン様ですか・・・今は最後の確認してました・・・ここは大丈夫そうです
フラン)そうなんだ!夜が楽しみね!
そして夜なんやかんや何事もなく始まり何事もなく終る
直人)・・・よしっと修繕も終わったし寝ますか
フラン)直人!お疲れさま!!
直人)フラン様ありがとうございます
その後フランにつれられて食堂へ向かうと明らかに手をつけられていない2種類のおやつがあった
フラン)ねえ?一緒食べよ??
直人)かしこまりました・・・フラン様には叶かないませんね
その後二人で静かにハロウィンを過ごしていた
直人も(たまにはこういうのもいいですね)と思いながら・・・
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メリークリスマス!は逃走の合図
直人はイベントに参加するのを極端に嫌がる
なぜなら「めんどくさい」「自由な時間を奪われる」「参加させるなら裏方にさせろ」というめんどくさい性格なのである
今までならそれでよかったのだが
今年はフランが主催で行うという
それも博麗神社で
つまり直人は逃げられない
そこまでは覚悟を決めていたが
「なおとー私の神社を使うんだから…ちゃんとしてね?」
「大丈夫よ!!もし気品のない事をした人達は私がキュッてしてあげる!!」
「結界作り変えるか…彼らの力を借りねば…」
現在は11月も始まったばかりであるが
魔法の研究とあらば時間が足りなさすぎる
なので元ルームメイトを頼ることにした
フランには一時的に研究室に籠ることを伝える
「という訳なので一時的に職務から離れます…もうしわけ…」
「なおと?謝らなくていいよ?その代わり…早めに戻ってきてね」
「!…かしこまりました、明日には完成させこちらで研究します」
ルームメイトの力を借りようという考えを忘れ研究室へ入ると
レギオンを展開し空間を圧縮
知る限り全ての陣を起動する
極限まで圧縮された空間は時すらも超越し止めてしまう
その中で幾千幾万と結界を同時に張り、壊し、修正し、再度紡ぐ
本来であれば途方もない研究であるが
レギオンはその全てが一人である
それゆえに同時にあらゆる可能性を検証、評価、実践することができる
現世~
「ねぇ?ここから凄まじい魔力を感知したのだけれどまた何かしてる?」
「私はしらないわよ!!」
「それ直人だよー」
「フラン?どういう事??」
「ほらクリスマスパーティーを霊夢のところでするから皆が楽しめるように結界を張るんだけど…」
「もしかして新しい結界の研究?」
「うん…ただ魔法は途方もない時間がかかるでしょ?」
「私はよくわからないけどそうなの?パチェ」
「ええ…新しい魔法を生み出すのに100年なんて結構ある話よ?」
「ただいま戻りました…おやちょうどいい少々お付き合いください…ませ!」
直人が発言後、その場にいた霊夢・レミリア・パチュリー・フランは異変を感じた
「咲夜!あなたは無事!?」
「私はなんとも…」
「まず能力は使えないはずです」
「魔法が使えないわね…」
「運命が見えない…」
「空が飛べない…」
「時間が操れない…」
「そしてもうひとつ…咲夜さん申し訳ありませんがひとつ受けていただいてもいいですか?」
「ええいいわよ?何かしら」
「ではレミリア様…咲夜さんへグングニルを撃ち込んでください」
「できるわけ…いいわやってあげる!」
レミリアの放ったグングニルは小学生のドッチボール並みの速度で飛び
「あまり痛くないわね…むしろ私が私自身を叩いたときのよう…まさか!?」
「ええ、この結界の中に入ったすべてのものは『咲夜』さんと同程度の能力まで調整されます」
「もしかして…咲夜~ギュッ」
「フラン様に抱きつかれるなんて…しあ…わ…s」
「咲夜!?咲夜!?!?」
「ハッ!嬉しさのあまり意識が…」
「ついでにパチュリー様の喘息もこの空間では起きません」
「そうね…心なしか体が軽いもの」
「これで効果は期待できる…しかし虫にまで影響がなぁ…除虫作用も付けるか?その場合の結界は…」
「ん?そういえばこれ一から作ったのよね?」
「ええ昨日から作りましたが?」
「…昨日?待って??1日もたたず組み上げたの??」
「空間を圧縮し時間を極限まで遅く、レギオンにより同時に幾億の試行と評価しただけですが?何か問題が…」
「直人?それって博麗に伝わる修行空間よりきついんだけど?」
「フラン様に速く帰って来てねといわれましては…持ちうる全てを使うのが当然でしょう」
「こっわ…あんたんとこの従者は二人ともどうなってんのよ…」
「咲夜はそこまでじゃ…いえ同類ね…」
「じゃあ今回は許すけどこんな大きい魔力使うときは声かけてね~」
霊夢が部屋の外へ出ようとすると異空間が見え…
景色が歪んだと思うと博麗神社が見える
「これもよしっと…あとは入りかたか…」
「ねぇパチェ?あれは作れるものなの??」
「一応できるけど…その維持とあの規模は無理よ…」
「直人~それってどれくらいもつ~?」
「想定としては10日ほどですね、パーティーの準備から片付けを含めるとこれくらいかと」
「うそでしょ…どれだけ消費少ないのよ…」
「私の魔力1/3で10日ですよ?さすがにいくら私でも持ちませんよ」
直人は笑って話しているが幻想郷に住む全ての(紺までのキャラ)人物の合計の三倍の魔力を持つ
その1/3…つまりほぼ全ての魔法使いが全力で維持と管理をしなければいけない魔法をたった一人で10日間も張り続けた上で戦闘する余裕もある
「なぜか直人の評価を下に見てる人たちがいることが不思議でしょうがないわ…」
「お姉様は間違ってるよ?」
「どういう事よフラン」
「だって~『わざわざ過小評価して関わらない』人達から離れてくれるのよ?直人にとってはとても都合がいいもの」
「もしかして…『己を理解し他者を見るもの』に対してはそのように接するけど『己を過信し他者を見下す者』にたいしては何もしないということね」
「うん!だから彼のルームメイトも彼を慕う人も皆声を揃えてこう言うの!!『彼を大切にしなくとも良いがその行いは還ってくる』ってね」
「返るんじゃなくて?」
「うん、めぐりめぐりて己に還るそれは己の行動によりいつかえるかはわからぬ、ってことらしいわよ?」
「巡る運命は必ず来る…私みたいね」
レミリアの言葉は半ば無視され
フランはプレゼントを準備し始める
直人もプレゼントを準備するため魔導学園へ向かう
魔導学園~
そこは全盛期のような賑わいも人数も居ないがそれでもその探求は終わることなく続いている
「懐かしいね~この空気」
「おや?見ないかおだね…ようこそ学園へ」
「ただいまです…我が母校」
「…黒のスカウトは知っているかい?ここの礎を作りその秩序を作ったと言われているが調べても何も出てこないんだよ」
「うーん聞いたことはあるけどそれだけかなー僕の生徒時代…今から約400年くらい前の事だしねー」
話しかけてきた人物は答えを聞いたあとそのままどこかへと行ってしまう
直人は目的地である図書室へ入る
しかしその有り様は酷かった
管理するものがおらず蔵書は半ば朽ち果て
その術式も忘れられようとされていた
「管理者居らず知識は闇へ…歴史は隠れ偽りが残る…なんとも悲しいね…」
独り言は虚空に呑まれ
答え返ることない
そのまま歩いていくと明らかにおかしな場所に出る
それはまるで〈争い〉があったような惨状
「まさか…『幻想を破り我が瞳に真を見せよ』!」
幻影を見せる結界が破られ
広がるは砲撃や血飛沫の跡
しかしその中でもそれは機能していた
「禁書の防護は破られていない…ということは…なるほど…」
「さあ!開けてもらおうじゃないか!!」
直人を取り囲むように研究員達が武器や魔法を構える
「生徒が居なかったのはそう言うことでしたか」
「貴様には関係なき事よ…命散らすか結界を破るか二つに一つだ」
「いいでしょう…『原初にして禁忌』の真の力を見せてあげましょう」
直人はその魔力を大規模に展開し
幻想郷へ戻る
「直人お帰りーどこ行ってたの?」
「母校ですよ…ならず者に占領されていましたが…」
「ふーん…それより招待状はどうする?」
「私のナイフがその代わりとして機能するので問題はないです」
フランはすでにプレゼントを決めたようで包装をするための素材を集めていた
直人は交換会に出す品物を決めかねていた
そもそもどのような物を用意するのがいいかわからない上に
[直人の作る物品は魔力が宿る]ということもあり手作りは論外なのである
そこで永遠亭の頭脳にアドバイスをもらうことにする
「というわけなんですよ」
「よくわかったわ…ホントにどうしましょうね…」
試しにいくつか作らせた薬品は全て魔力が宿る
それは簡単に兵器利用できるほどのものである
「お師匠もあんたも考えすぎなのよ『作ったあとに魔力を抜けば』いいじゃない」
「それではプレゼント交換の際ばれてしまいます…」
「ああ~それは難しいね~」
「なら直人さんのナイフを当てた方にプレゼントを送ればいいのでは?」
「それだ!!ありがとう鈴仙!!」
プレゼントが決まり館へと戻る
ナイフを準備し魔力を抜く
そしてナイフを保護する箱にいれたあと逆十字になるようラッピングをする
その後は食材の確保やテーブル、食器の生成ルートの確保等準備を始める
そしてパーティー7日前
「ではこれより10日間紅魔館で過ごしていただきます」
「わかってるわよ…迎えありがと」
「『願いは顕現し負を祓い悪を弾きて善とならん』…これで結界は張れたんだけど…入り口はっと…いいね」
「なーおーとーきたよー」
「フラン様!?どうしてこちらに」
「進捗どうかなーってちゃんと私は入れるね」
「正確には私の作り出した空間には制限なく自由に出入りできます」
「あなたの個人的な部屋でも?」
「はい…魔法書や実験材料もあるのであまり入って頂きたくはありませんが…」
「大丈夫よ…ところですでに三人ほどいるようだけれど?」
「やっぱり見えてるじゃない!!」
「直人さんの張る結界だよ?何も無いわけないって」
「皆さんこんにちは霊夢さんから何か聞いてますか?」
「なにも!というか霊夢がどっか行ったから出てきた」
「これから7日後ここでパーティーをするんですよ」
「私が主催するの!あなた達も来る?」
「いいの?妖精だけど…」
「人数が多い方が楽しいでしょ?あっもし来るなら何かプレゼント用意してね!」
「わかった!!」
その後フランは縁側で直人のいれたお茶を飲みながら作業を見守る
直人は結界を縮小拡大したり内部での配置を決めたりと設計図を描き続ける
「取りあえずこれでいいでしょう…調理場はここにおいて…各勢力事にある程度場所を作って…」
「直人~そろそろおひるだよ~」
声をかけると分身が現れ、食事を用意していく
メニューはご飯、豆腐の味噌汁、焼き魚、沢庵という平凡な和食
「いただきま~す」
「いただきます」
「結界も機能してるし彼女達の能力も防いでたね」
「ええ…思わぬところで機能の確認ができました」
「じゃああとはパーティーまでやることある?」
「いえ…しいて言うなればここの管理だけですね」
「だったら残りの時間私に付き合って!」
「かしこまりました…じゃあどこにいこっか?」
フランからの付き合ってとは友人として過ごしてほしいという裏返しである
直人は執事服を脱ぎ黒い長袖長ズボン姿でフランに話しかける
「じゃあいくよ?『あなたの母校』まで!」
そのまま学園へ入り大暴れして帰ってくるのは別の話…
パーティー前日~
「あ~たのしかった~」
「そうだね~あんなにいっぱい潰したのは久しぶりだから少し疲れたよ…」
「じゃあお風呂入ろ?先にいくねー」
フランは館内部のお風呂に入る
直人は自室にあるシャワーを浴びていると
「なおとーいる~?」
「フラン?どうしたの??」
「いっしょn…あっ逃げた」
直人は瞬時に逃亡する
夕方、食事をするために食堂へ行くと
「さあ…学園の事話してもらうわよ?」
「そうね…私も気になっていたのよ?黒のスカウトさん」
「私にも聞かせてくれよ!!」
と三魔女が揃っていた
~少女達食事と会話中~
「へぇ…そんな大群を二人で…」
「こうやって見ると幼い女の子とそのお兄ちゃんみたいな感じだけど」
「その実あらゆるものを破壊し身体能力も高い吸血鬼と魔力がおかしいあらゆる魔法の知識を内包した精霊なんだよなぁ…」
「私たちと比べる方が悪いのよ?第一60年という人間の時間と100年という精霊の時間全てを捧げてなおここにいるの…その時間を忘れないでほしいわ」
「ですねぇ~かつて友として互いを高め主として全てを注いでいるんだよ?そう簡単に模倣されませんよ」
「…?でも文とか紫には勝てないだろ??」
「まあいくら強くても弱点はありますから」
「それを差し引いてもマジックリンクは頭おかしいけど…」
食事も終わりそれぞれの部屋で眠る
翌日
パーティーの前段階である食材の搬入や調理、各テーブルや椅子を用意してデモンストレーションを行う
迎えた夕暮れ
続々と集まり始める人々
「なおとー手はず通りにねー」
「かしこまりました…レギオン限定解放!」
無数の直人はそれぞれを案内し始める
それは効率を重視した結果でもある
そしてパーティーが始まる
「みんなー!今日はきてくれてありがとー!!目一杯たのしんでね!!」
フランが開始を宣言すると一斉に賑わいを見せる
時に相応しくない行動をしている人物は一度目の警告ののち、見つけた瞬間に妖怪の山中腹か魔界深部へ転送される
フランは表で楽しみ
直人は裏で全てをこなす
そうこうしているとメインイベントが始まる
「ちゅうもーく!今からプレゼント交換はじめるよーー…順番にここから一枚ひいて番号を見せてねー」
直人は会場内に棚に敷き詰められた番号付きのプレゼントを出現させる
フランもプレゼントを用意しており当てたのはこいしだった
フランは一番最後に残ったプレゼントを確認すると逆十字にリボンのつけられた箱だった
「…なおと~?イカサマしてないよね~??」
「しませんよ!?むしろなんで残ったの!?!?」
会場全体から一言
「お前の魔力感じた」と
「ねえ?魔法使いじゃなくてもわかるってなに?」
「私に言われましても…」
「まあいいわ…中身は…ナイフ?」
「私からのプレゼントはこちらです」
それはどこにでもあるような一枚の紙
しかしフランが手に取った瞬間
「冗談よね?これは護符よ??」
「ええ受け取った人物に振りかかる避けようの無い災いから一度だけ護るという代物です」
「それは…隠すわね…さて、交換も済んだところでパーティーは続けるわよ!!」
それは日が昇る位まで続き
昼頃に皆が帰っていった
直人は空間内の全てを自身の魔力で造り上げていたため変換し片付ける
「直人、お疲れ様」
「ありがとうございますフラン様、お早めにお休みください」
「いいの、それより…はいこれ、プレゼント」
「よろしいのですか?」
「受け取ってくれないの?」
「ありがとうございます…中身は…指輪?」
「ええそうよ?あなたにはずっと隣にいてほしいもの」
「私からもこちらを」
「ありがとう!…指輪?」
「フラン様が危機に貧したときそれが代わりとなります」
「そう…なら要らないわね?だってあなたがいるんですもの」
「フラン様…我が全てあなた様に」
「フフッ…いつまでも変わらないね?直人」
「この身はあなたに救われました…その恩は例え死しても忘れません」
二人は互いに笑い合う
永き時の一瞬を忘れないために
「それじゃあ帰りましょうか?私たちの家に」
「はい…私たちの居場所へ」
その後は霊夢を呼び戻したり、お礼の食糧等を搬入したりと時間が過ぎ
無事に終える事ができた
翌日
直人はフランからの指輪を自身の心臓付近に融合する
「永久に失くすことないように」
フランは直人からの指輪に紐を通し首から下げる
「その指輪が誓いの証になる時」まで
お互いにその事は知らない…
しかしお互いに気付いている…
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キャラのあれこれ
急募・弱体案
採用は基本します!!
名・村井直人 性別・男(不明) 見た目・青年
性格・温厚で頑固 ⑨ 脳筋
特徴・普通にしている分には感じのいい青年だが主人を傷つけると存在を抹消するまで止まらない(主人の意向に沿う)
基本的には館で「侵入者の排除」「館内の清掃」
設定
幻想郷の魔法使い(輝針城まで)たちの3倍の魔力をもつ(これは固定)
扱える魔法は簡易的な物のみであり中級魔法からは基本扱えない(固定)
しっかりとした術者と協力するか無理やり大規模魔方陣を用いて莫大な魔力を消費すれば上級以上もしよう可能(その場合は1/3の魔力と対価としてある程度持っていかれる)(固定)
身体能力は一般的な成人男性と同じだが赤子のパンチで当たりどころが悪ければ消滅する
現在は各勢力の長と紅魔館のメンバーに「制約書」をかわしており主に
1・魔法攻撃力
2・一度に使える魔力量
3・自分の居場所の常時探知
4・絶対不可侵及び協力提携
5・幻想郷の監視
等があり本人自身で破ることもできるが全魔力を消費する
防衛能力が以上に高く拠点防御の際は一国の軍事力をもってしても破られず返り討ちにできる
魔導砲撃は射程距離ほぼ無限でありさまざまな性質を持たせることが可能・結晶に当てることで途中での軌道変化ができる(某ピストルズ)
自然界に「元々還元される」あらゆるものを魔力に変換することができる
吸収速度は70kg以内で5m内の空間にあるものならば瞬く間に可能
防御魔法として「六方六芒六陣結界」があり前後上下左右に六芒星の描かれた六枚の結界を張る
強度は変えることができそよ風で割れる程度から考えうるすべての「実態のある」攻撃を防ぐ
主人に忠誠を誓いそれ以外の感情を持たないため基本的には会話ができ普通に接することが
他の人物と魔力接続を行うことで当人に対し魔力の公使権を付与することができ当人が望む魔法を公使することも可能である
魔法を新たに創ることもできるが自分用のため消費魔力は通常のものに比べ莫大に多いが術式や陣形・触媒を変えることで通常の魔力使用量にできる
魔力の結晶を精製し放つことができる
他の「魔力がのせれるもの」に魔力を込めたり属性を追加及び上書きできる(固定)
結晶には「音声収集」「映像や画像の録画」「所持者に対する危険からの一定の防御」「危険物に対しての干渉」等があるが
弱点
主に風を操る相手が苦手
・魔力の霧を使い「探知・迎撃」を行うためそれらを吹き飛ばされると弱くなる
瞬間移動に弱い
・一般的な反応速度であるため探知をしても遅い場合が多く
遠距離直接攻撃に弱い
・霧や結界に干渉しない攻撃は防ぎようがない
空間転移に弱い
・魔力がない空間に飛ばされた場合打つ手がない
物理的な手段以外に弱い
・一応の「身代わり」は用意しているがそれらがない場合抵抗できない
直人)フラン様?どうしてこのようなものを?
フラン)だって「私の」直人が弱いのは何かシャクなんだもん
直人)今までが強すぎるだけだとおもいますが・・・自分では「殺さなければ殺される」というものを基準に作っているのでよくわからないんですよね・・・
フラン)昔は強いものが正義だったしその力を恐れた両親も私をかくしたしね~
直人)フラン様・・・
フラン)でも・・・あのときにあなたと出会えて楽しかったし・・・今もこうしてそばにいてくれるじゃない?だから・・・ありがとう・・・
直人)私はまだまだ未熟者です・・・ですが・・・この身朽ち果てるまでお側でお仕えさせてください
フランは月明かりを背に一度だけ頷く
それはいつか来る終わりへの約束だったがここにはそれを知るものはいない
どんどんコメントなどでお願いします
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直人の新しい魔法
西洋には「レギオン」という言葉がある
元々は軍団を指し示す言葉であるが悪魔の名前でもある
軍団-それは無数に存在する個を全となし1つとして数える単位である
レギオン-その悪魔は複数で1つであると記されていた
・・・
直人)やっとできた~・・・でもこれ危険すぎるな・・・
直人は新しい魔法を完成させた
その名は「レギオン」
自らを複製し続け
その情報をすべて共有し
その一つ一つが個として動く
そんな魔法であった
(もはや魔法じゃないとか言わない)
事実いつもなら「魔力結晶」を用いて戦闘や諜報を行っていたがそれでは瞬時に判断がしづらくまた面白くなかった
直人)・・・犠牲者さがすか~
~無縁塚奥地~
直人)うーん・・・弱すぎる・・・大抵一撃だし・・・何より遅すぎる・・・
???)おわっ!?
直人)あ・・・エモノダ~!
直人は初撃を回避した何かにさらに加速させた攻撃を続ける
???)ちっ!退散退散!!
直人)あっ・・・逃げられた・・・
直人はそのまま歩き続けると川につく
直人)あっ小町さんお久しぶりです~・・・何でボロボロなんですか?
小町)あんた本気でいってる?
直人)うーん?何かしましたっけ??
小町は呆れたようにため息をつきながら口を開く
小町)さっきのはなんだい?見たことない動きをしていたが新しいスペルかい?
直人)・・・スペルというには危険すぎる殺人魔法ですよ
小町と話しているとその上司がやってくる
???)小町?またさぼr・・・今回は見逃しましょう
小町)映姫様・・・ありがとうございます
映姫)大方直人さんがあなたとわからず攻撃したのでしょう?
直人)その通りです申し訳ありません
映姫)いえ構いませんよよい薬になったでしょう?
小町)嫌ですよ?毎回来られるのは・・・
映姫)貴方に1つ忠告をしましょう・・・「その力はおいそれと振るうものではありませんそれを見定めるように」
直人)ありがとうございます・・・
その後少ししてから移動を開始する
地底~商店街~
直人)ここはな~・・・来たわいいけどどうしようかしら?
???)よう!久しぶりだな!!
直人)ああ勇義さんお久しぶりです
勇義と二人で歩いていると時折凄まじい殺気を感じる
直人)勇義さん・・・この殺気を「消して」もいいですか?
勇義)あーまあ「消滅させない程度なら」いいと思うぞ・・・
直人が頷いた直後にある一ヶ所が凄まじい光に飲み込まれる
勇義はああ・・・また一人怯えるものがふえたな~と呟く
直人)何で弱いのに喧嘩を売るのでしょうか?
勇義)私は強いものとしか戦わないからね~まあそれで痛い目を見ることもあるけど
勇義は一つ笑い飛ばしそのまま飲み処に連れて来られる
直人)・・・でなぜここに?
勇義)いいじゃないか!こうして私がもてなそうってんだそれとも私とは嫌かい?
直人)いえ・・・まあ新しい魔法の相手を探していましたがたまにはこういうのも悪くありません
その瞬間店内の客が沸き上がり注文が増える
勇義)さてその魔法とやらは「普通にはつかえない」のかい?
直人)つかえないことはないのですが相手を「消滅」させる可能性のあるものなので難しいのですよ
そう直人は「自然界に有るものを魔力に変換」することができる
それは「生物」も例外ではない
例え妖怪であっても血肉を喰らい生命を持つのであれば生命を持たづとも鉱石等で構成されていれば・・・
そのすべてを吸収できる
勇義)なるほどな・・・その片鱗を見せてもらうことはできるのかい?
直人)そうですねー・・・そこのお酒って「自然にできる」事があるじゃないですか?
勇義)ああ・・・まさか?
直人)そうなんですよ 本気を出せばこれを魔力に変換できるんです
そしてそれをほぼ無限に行える分身をほぼ無限に生成するんですよ
勇義)もしだぞ?もしも私たちが束になって襲ったら?
直人)一対一でお相手できます・・・
その場に居たもの達は絶句した
「勇義とまともに張り合える人物が無限に出てくる」
そんな事をされたら絶対に勝ち目がない
勇義)ハハハ!そうかそうか!!・・・心配は杞憂だったな!!今はこうして酒を飲んで同じ時間を過ごせるんだ・・・それでよかったよ
直人)私もです・・・
直人は少し飲んでから(お茶)店を後にする
~魔界~
直人)うーん?誰もいない??
当然である誰も好き好んで「風見幽香」とまとも以上に戦える人物の前にいきたいものか
因みにであるがこの幻想郷において直人は「冷徹で非情な殺人鬼」として有名である
直人)帰ろ・・・
~天界~
直人)・・・「れg」
天子)ちょ!待って!!
天子は不意打ちを決めようとしたが殺意とも言える覇気に当てられすぐに下がる
直人)ちっ・・・
天子)ねえ?なにしようとしたの??ねぇ??
直人)ちょーと新しい魔法のじっk・・・相手になってもらおうかと思いまして
天子はすぐさま見せろと催促してきたので実際に見せることにする
直人)では行きますよー・・・シナナイデ?
天子は請けたことを後悔する
それは「スペルカードルール」のそとに位置する魔法
魔法というにはあまりにも現実的である
天子)その程度かしら?・・・ならこっちからいくわよ!!
直人)右側面レーザー次点弾幕制圧及び突進
天子)?何をはなs・・・!!
言い終わると同時に右側からレーザーが放たれる
そして上空からの弾幕による面制圧攻撃と分身による高速の突きが放たれる
天子)クッ!でもまだまだね!!そんなんでこの私を倒せると思ったの!?
直人)ウフフ・・・サアモットモットアソビマショウ?
それは純粋な狂気による純粋な暴力・・・になるはずだった
直人)おっといけないいけない・・・これ以上は本当に壊してしまう
天子)ちょっと!何でやめちゃうのよ!!
直人)・・・仕方ありませんね次の一撃をかわせたら続きをやりましょうか・・・
天子は大喜びして剣を構え要石を準備する
直人は目を閉じて魔力を極限まで0にする
放たれたるは光速を越えたナイフ
当然直人自身が放ったのではなく超長距離から自分を盾にしての攻撃
天子)正面からの攻撃なんてどうということはない!
直人)砕けろ・・・
天子)へっ?ウソ!?
要石といえど所詮は石、ナイフに宿る速度と魔力による強化はそれを易々と貫く
天子)グハッ・・・私は・・・耐えれたぞ・・・
直人)そのような状態では受けきれませんよ?
天子)・・・まだ・・・やれ・・・る・・・
直人)・・・マスター・・・
天子)!!(動けない!?)
すでに全力で動いていた天子に攻撃を避けるだけの力は残っていなかった
直人)・・・で?まだ続けますか??
天子)・・・
天子はすでに地に伏しており動ける状態ではなかった
直人は念のため従者を探すとすでに向かって来ていたためその場を後にする
~紅魔館~
直人)あー相手になってくれる人がいない~
咲夜)どうしたの?もしかして新しい魔法の実験?
パチュリー)止めておきなさい・・・あの魔法は「確実に壊れる」から
咲夜)お嬢様は受けてくださるでしょうか?
レミィ)呼んだかしら?
パチュリー)・・・直人の魔法に付き合える?今から
レミィ)ええ喜んで!
その日満月に照らされた少女と闇をまとった青年が空に浮かぶ
レミィ)じゃあいくわよ!!
直人)レギオン・・・
唱えられた直後にレミィの半身が消し飛ぶ
それは見えなかった
あまりにも速すぎるのである
すぐさま再生するも次から次へと吹き飛ばされていく
レミィ)何で!?何で私が負けてるのよ!!
パチュリー)あれがレギオンの・・・一部・・・
パチュリーは言葉を失った
もしもこの魔法が魔女狩りの時にあれば
もしも世界戦争の時にあれば
あまたの人を、兵器を、国を、一方的に蹂躙し
恐れと共に降伏させる事ができたはず
パチュリー)ああ・・・これが・・・「禁忌に触れた力」・・・!!
パチュリーはアア・・・と震えだす
そうレギオンとは「破壊と殺戮」に特化した魔法
主を護るそのためならば「自らを殺す」など容易い
パチュリー)レミィを止めなさい!!速く!!
咲夜)!?わかりました
レミリアはすでに恐怖に飲まれていた
持ちうる攻撃はすべて「正面から受けきられ」
遠く離れようとも「逃げた先から撃たれ」
速さで撹乱しようにも「真後ろにつかれ」
そしてそれらはたった3人で行われていた
咲夜)直人!私が相手になるわ!!
直人)・・・では止めてくださいな?メイドさん
咲夜は大きく手を叩く
「パン」という音と共にレギオンは終了する
直人)おや?よくわかりましたね
咲夜)そうね・・・これだけ音を立てないように立ち回れば気づくわよ
直人は「フランからの合図」又はこの戦いだけ「大きな音」で解除されるように設定をしていた
そして精神の壊れたレミリアはパチュリーと咲夜に抱えられ館へと戻る
フラン)お姉様のあんな姿は初めてよ・・・
直人)申し訳ありません怪我の無きよう抑えていたのですが・・・配慮至らず壊してしまいました・・・
フラン)その力は危険ね・・・「我が名をもって制約をなす・我が命無き時その力封印す」
直人にそう告げるとレギオンは「封印」される
こうして1つの魔法が消えていったのだが
幻想郷に大規模進行のあった際それが脅威となったのはまた別のお話
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直人の細かい設定等
名前・村井直人 種族・魔法生物(元人間)
性別・オス 住居・紅魔館敷地内のテント
能力・魔導砲撃を行う程度の能力
能力設定
砲撃とは言っているが主に「質量を持った物体を射出し着弾点に影響を及ぼす」ことを指す
射程距離・最長50万キロ
最大火力・地球を貫くことは簡単なレベル
最小火力は紙に当たっても何も起きないほどで着弾と同時に霧散する物もある
能力外の設定
1・魔法
自然界に存在するあらゆる事象を起こせる
これが得意というのもないが中級魔法以上を扱うことはできない
2・魔力量
輝針城までに出てきている魔法使い及び魔力持ちのキャラクター総合計の3倍
3・魔力補充
自然界に存在するあらゆるものを魔力に変換することができその際のロスはほぼ0である
相手の魔法をそのまま吸収することもできる
4・魔力譲渡
特殊な魔法を使い直人の魔力を共有したり譲渡することができる
「直人のナイフ」を持ち「血の契約」を結んでいることで同じ世界なら共有できる
例外として直接魔力の糸で繋ぎやり取りすることもできるが糸が切れると効果が消失する
5・身体能力
濡れた紙と比較しても負けるような耐久力しかない
筋力も無いため赤子に捻られる事もある
キャラクター設定
魔法が一般的だった時代に「自分の記憶の一部以外」を捨てて転生した男性
現在は紅魔館にてフランドール・スカーレットに仕える執事である
主にフランの身の回りの調整や館の防衛、客人のもてなし等咲夜と変わらない業務を行っている
人里でよく買い物をしている姿や妖怪達と絡んでいる様子が見受けられる
基本はフラン中心だがフランに遠回しに影響がある場合悪い影響なら直接排除を行い特に害がなければ様子を見ている
おとなしい性格で内向的である仕事としての会話は行えるが目的のない会話は苦手である
本人は「私は誰にでも負けるから一番弱い」と話しているが防御能力の異常な高さから強いと評されいる
時折溜め込み過ぎた魔力を解放するため森の深くで演武を行っている(聖霊、妖精、神、悪魔、天使等が集まって魔力を回収しているが喧嘩を起こすともれなく存在が抹消される)
本人の悪口は特に気にしていないが紅魔館の悪口やレミリア以外の悪口には敏感でありひどいものはお話をしている
スペル一覧(メイン)
六方六芒六陣結界
・六方に六芒星の壁を六枚張る防御型スペル
・結界は未だ破られたことがない
・結界を無視できる攻撃は防御できない(例として紫や霊夢の転生・ユユコの能力等)
・破られたとしても数秒で回復し破れば破るほど強度がます
リニア・レール・キャノン
・チャージ式の魔力砲
・チャージ中は動くことができないが魔力の壁に守られている
・チャージ時間は直人が決めることができ速かろうと遅かろうと関係ない威力を出すことができる
マジック・ミスト
・自身の周囲に魔力の霧をだし「諜報」「探知」「防御」等に使う
・風に飛ばされやすく屋外では周囲1M程でしか固定できない
・濃度は自由に調整可能
・濃さを変えずに飛来物を止めたりもできる
幻想空撃
・魔力により3機の戦闘機を作り出す
・ひとつは超上空から広域索敵を行い続け情報収集と連絡を行う
・ひとつは高速で敵地上空を飛びながらミサイルや鉄球を降らせる
・ひとつは敵地周辺を巡回しつつ射撃を行う
禁忌魔導歩兵団「レギオン」
・自分を軸として「自分と同じ能力を持つ分身」を際限なく作り出す
・本人は動くことができなくなり「魔力結晶」状態になる
・全ての分身と情報を共有できる
・異空間に送られた場合その個体と連携できなくなるが瞬時に「収縮による膨張解放」により消失する
・現在は「フラン」「レミリア」「パチュリー」の三人により封印中
「カゴメカゴメ」・「トオリャンセ」
・歌の歌詞にのせた弾幕を放つ
・殺傷力は低くスペルカードルールに則った数少ないスペル
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もしも他の誰かと一緒なら~霊夢の場合~
幻想郷にたどり着きはや数年がたった
人妖問わず平等に接する二人はいつしか
知らぬものはいないほど名を広め
いつしかパートナーとなっていた
マリサ)おーい霊夢ー遊びに来たぜー
霊夢)いらっしゃいマリサ・・・といっても何も出さないわよ?
マリサ)ホラよ手土産
マリサが持ってきたのは煎餅の詰め合わせ
人里で一般的なものであった
霊夢)あら?気が利くわね・・・直人~お茶を入れて~
直人)はーい少々お待ちをー
マリサ)直人もすっかり馴染んだな・・・最初の頃はどうなるかと思ったけどよ・・・
霊夢)まさか記憶喪失・・・しかも自分に関することだけ抜け落ちてるとは思わなかったわよ
直人はとある場所での戦闘中不慮の事故により頭の8割を消し飛ばされてしまった
すぐに再生したものの記憶力に障害が残ってしまった
霊夢)人前に立つと意識を失うからっていつでも眼を隠しているのはあれだけど・・・
マリサ)しょうがないさあれが彼なりの防衛手段なんだから
直人)ああ!マリサさんでしたか!!いらっしゃ~い
三人は机を囲み雑談が始まる
霊夢)それにしても・・・どうやって見分けてるの?あんまり記憶できてないんでしょ??
直人)音はよく聞こえるのでね~あのくらいの距離なら聞こえますよ~
マリサ)それにしても・・・ずいぶん長い時間過ごしてるよなお前ら
霊夢)うるさいわねーしょうがないじゃない・・・私も懐かれちゃったんだから・・・
直人)どうしたんですか??何かありました??
霊夢)直人は空気の変化によく気づくわね~ほんっとに怖いわー
直人)ひどいですねー・・・あっお茶なかったえーと・・
マリサ)いれておくぜー・・・そういや霊夢?お湯ってどうしてるんだ?
霊夢)ん?直人が魔法で温めてくれるのよ~まあ・・・温めてくれるだけだから・・・
マリサ)でもさっき直人がお茶いれてたよな?
霊夢)見たらわかるわよ?
マリサが厨房を見ると足元に小さな膨らみの付いた布が置いてあり、そこから届く位置に触れるとわかるように目安がつけられていた
マリサ)なるほどなーそりゃ何年も同じ事をしてればわかるわなー
霊夢)そうそうあいつは私のところにいるんだからできることは手伝うって聞かないんだもの
マリサ)根はいいやつなんだがなー人と会えないのはきついな・・・
霊夢)そういうあんたは平気みたいね?
直人)マリサさんはオーラ?がいつも明るくその光はまっすぐで何者も変えさせないというのが感じられるので安心してここにいれるんですよ
霊夢)っ!びっくりしたわね・・・せめて声をかけなさいよ・・・
マリサ)私からは見えてたから伝えそびれたぜ
直人)これは失礼しました・・・少し疲れたので奥に居ますね
直人はそのまま眠りにつく
まだ日は昇っていたが依頼はいつ来るかわからない
休めるときに休むのが一番である
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本編のネタ帳
メモ
作者名は出さなくていいです
今まで新しく作成したセリフを一番したに書いていましたが、上の方に追加することにしました(自分が探すのめんどい)
星をテーマにしたキャラクター作成する
セリフの強弱をつける
感情で抑揚をつける
→うまく見える
記号を意識する(!・?など)
大げさに行うようにする(関西弁)→後から仕上げる
要練習
200字で一分φ(..)
朗なら400で一分
────────────────────────
アクセントを意識する
間の取り方
ブロック毎に速度を意識する
セリフの順序だてをする
これらを意識する
昇華材料
1・感情表現がおもいっきり出たとき「喜怒哀楽」が難しい
2・なきは3種「鼻をすする・声をコロス・声に出してなく」
3・
全てが得意なのはいない
小技
泣くときに手でかくして出す
状況によるマインドコントロール
あくび出る寸前の再現
引き笑いの方法でなく
対象への距離を描く
誰に言うか考える(自分がどう思う相手か)
────────────────────────
汝我が主の前に立つことなかれ。四重奏「スカーレットロンド」
主の前に敵現れるとき我死するとき
終焉「マジックバースト」
マジシャンズフォートレス
自分を中心とした特定範囲に魔力による要塞を作り出し防御型の布陣を構える
主に接近されることが前提の布陣のため長期戦は苦手である
我が体は弓なり
我が言葉は矢なり
その音は始まり
その音は終わり・・・「スターダスト」
スペル
五線紙の調べ
木・火・土・金・水を操る詠唱
組み合わせることはできず切り替えに数秒のらぐがある
そのすべてが致死級のダメージを与えるが調整は可能(術者の力量による)
6の剣・剣の舞・剣舞「パレード」・悪魔の数字
剣を精製し舞うように振るうそこには一切の敵意なくただただ狂ったように踊り続ける
本数として6・33・66・666である
────────────────────────
あらゆるを飲み込み焼き尽くす炎よ!
太古より恐れられし日の神よ!
その力の一端を我らに示し全てを救いたまえ!
アトミックフレア(原緒にして終焉の光)
────────────────────────
より強く煌めく光・弱く消え行く灯火を集め大いなる導きとなりて影に蠢く悪を照らし虐げられし全てを救わん!
「御旗に集う盲目(せいぎ)の波」!
────────────────────────
オリキャラ格ゲーセリフぽいやつ
村井直人
登場・申し訳ありませんがあなたを消させていただきます
被弾時・ぐっ…
連撃時・ぐっ!ぐはっ!!
能力解放・やむを得ません…
勝利時・ご主人様…あなたの命は果たしました
敗北リザルト・やはり…半端者…でした…
村井一真
登場・我が主の敵は我が敵なり
被弾時・ちっ…
連撃被弾・ちっ!なに!?
能力解放・解放…
勝利時・やはり我らの敵ではないか
敗北リザルト・お逃げください…ある…じ…よ…
────────────────────────
守るために配されたならばその時すでに我が命にあらず!盾となりて力を振るい死をもって護らん!
「コンバートイージス」!(一時をしのぐ破滅よ目覚めろ)
────────────────────────
「僕を楽しませてよ!昔みたいに君が追いかけて僕が逃げる!!どうしたんだい!?ほら!早くしてくれよ!!これじゃあ僕が面白くないじゃないか!!」
────────────────────────
お待たせ助けに来たよ、よしよし怖かったねぇもう安心していいよ?あの人達は僕がお話しておくから僕の友人と一緒に帰っておいで~…よくもやってくれましたねぇ?私の大切な方にてをだしたその代償は…死を持って払って頂きましょう!ほらほら彼女はもっと恐怖してもっと怯えてたんですよ!?もっともっと…おや?皆さん死んでしまいましたか…もう少し楽しめると思いましたが残念です
────────────────────────
A)お待たせ!助けに来たよ
B)お前一人で何が…
A)よしよし怖かったねぇ…もう安心していいよ
B)お前いつの間に!?
A)僕の友人が外で待ってるから先に帰っておいて
B)逃がすと思うな!?
A)この人達は僕がお話しておくからね~
B)お前らやれ!!
A)彼女は恐怖し怯え苦しんでいたんですよ?
B)おいお前ら!?どうした!?!?
A)もっともっとその表情を見せてくださいよ!彼女以上の苦しみをさあ!!
B)くっ来るなぁ!来るなぁぁ!!
A)さようなら…さて?他には?皆さん死んでしまいました…かもう少し楽しめると思いましたが残念です
────────────────────────
ひとつ緑おち、ひとつ花おち、ひとつ紅(あか)おち、どんな美しさも力には何もできない…か…
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A)よお?こんなところでなにやっんだ??
B)そうですよ?僕たちという君の恋人がいるのにどうして彼らと?
A)だいたい何でこんな奴らと一緒にいるんだ?
B)早くこちらにおいで?
A)
────────────────────────
セルさんよう
はーい!どちらさまで…!?どうしたのこんな時間に!上がって上がって!!…何かあったの?ううん言いたくなかったら言わなくていいから…そうだお風呂に入ってきなよ!落ち着くと思うから!!
…暖かい飲み物用意して…靴も見えないようにしてっと…これでいいね…誰か来たみたいだけど…いないフリしよおっと♪…あの子は私が守らなきゃね
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一ノタラシ用
どうしたんだい急に相談なんて…そんなことがあったのか…安心していいよ僕は君の味方だから…ほらおいで?ヨシヨシ恐かったね…辛かったね…うん泣いていいんだよ…今は君だけの僕でいてあげる…おや?寝ちゃったか…おやすみ…いい夢を見てね…
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分団長よう
おいおいそんなに泣いてどうしたんだ?…そうか…それならその痛みを俺にもわけてくれよ?…どうしてってお前は俺の仲間だろ?仲間の痛みは俺の痛みでもあるからな!それにそんな程度俺が背負ってやる!なんてったって分団長だぞ?しっかりとついてこいよ?俺が全力で守ってやるからな!
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君たちのいうことはまるでお花畑の様な世界の話だな?ある集合体の中で互いに「天に輝く唯一とらなん」と切磋琢磨する仲間であり友であり敵である人々を「潰し会わせて楽しいか」という質問は愚かだよ…彼らは互いをもって己を昇華する!その魂燃やし全てを賭けているのだよ!!それがわからないならば黙れ!今この場には互いにライバルとしてその爪を!牙を!届かせんとする者達しか居ないのである!ならば私がすることはただひとつ…貴様らのような愚か者を減らすのみである!
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命を守るために払うのは地位でも名誉でも金でもないんです!私自身の命!同じ命をかけないで救える命なら最初から救われてるんですよ!!『小さき焔でこの身を焦がし朽ち果てる全てを救わん!』ウィータ・フロリーティオー(灯火よ我が炎と共に再び燃え上がれ)
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ごめんね?急に呼び出しちゃって…実は君に伝えたいことがあって…「君が欲しいんだ」!その瞳(ひとみ)が特に欲しいんだ!!その形も色も動きも…全部全部ほしいんだ!!あっごめん…気味が悪いよね…えっ?君も!?それじゃあお互い交換しようよ!!…ハハ「これで離れても一緒だよ」!
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好き勝手動いて、好き勝手結果を残して皆のことを下に見てきたけど…どう?上から見下ろされて過ごす気分は?さぞかし楽しいでしょ??
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あくまでも自らを正義、我らを悪とみなし今までの全てを覆すというのか…よかろう…その心しかと見届けよう…我が主を守るため千年語られる悪魔となりましょう!
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「得体の知れぬ影の気配」
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もっと…もっとだ!限界なんて誰が決めた!!それ以上は無理だなんて誰が決めた!!俺は今ここで俺自身を越えて見せる…俺の大切な全てを守るために!今こそ奮い共鳴せよ!「遥か未来その先へ」
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死してなおつきまとい更なる苦痛を与えんとするとは…我が至高の術をもって永久に滅してくれる!
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ある日二人は同じ試験に挑んでいた
二人は共にライバルとして認めあい
二人で突破しようと考えていた
その前夜
ククリ)とうとうここまで来たね
レイン)ああ…お主こそその技量だけでよくついてきたな
ククリ)君にも手伝ってもらってギリギリ合格っていうのばかりだけどね…僕一人なら!?痛って…何すんだよ!?
レイン)このたわけが私とてお主がいなければ何度不合格になっていたことか…もっと自分を誇るがいい
ククリ)たかだかあの程度で誇る方がおかしいですよ?第一貴方は私が居なくても答えを得ることができたはずですしむしろ邪魔しましたし
レイン)その邪魔のおかげで何度救われたことか…おや?もう寝ないとな
ククリ)あれ?ほんとだ…おやすみレイン
翌朝二人揃って会場に入る
参加者が揃ったところで内容が発表される
その試験は1vs1の敗け抜け式
最後まで敗けたものが不合格というルールであった
ククリ)僕の番かー行ってくるねー
レイン)行ってこい
ククリ)君が弱すぎて心配だよ…降参!闘うだけ無駄だね
レイン)おや…私の番か…お帰りククリ降参したのか?
ククリ)相手が弱すぎて面白くなさそうだからね…君の健闘祈ってるよ
レイン)弱すぎる…お主に見せるものは何もない…降参だ…
二人は相手を殺しかねないため棄権していく
そうして最終戦当然二人がぶつかる
レイン)まあわかっていたが…
ククリ)こうなるよね~
二人)降参!…同時か…なら!
ククリ)本気で死合といこうじゃないか!
レイン)その言葉忘れるなよ?
ククリ)音置き去りに空かける鳥よ我が一部となりて天を駆けん!
レイン)瞑想「雫おつる水面」
ククリ)さあ始めよう!僕たちの誕生祭を!!
レイン)波紋は力消えるまで走り続ける…行くぞ!
ククリ)君の斬撃は速いけど!「光」程ではないね!
レイン)たしかに速さでは劣るが「打ち付ける水」より痛くないな!
ククリ)いっくよー?鳥達の襲撃!「バードストライク」!
レイン)二刀防術「四方死法」
ククリ)一番近い魔法弾切り落とすのは聞いてないんだけど!?
レイン)よそ見をしてよいのか?破術「闇の抱擁」
ククリ)俺の影を抱こうとするな!絶対行動封じるやつじゃん!
レイン)そら!かわしおどれ!!お主が止まった時は癒しを持って滅ぼしてやろう
ククリ)嫌だね!「フェニックス」
レイン)自らの光で影を消すか!いつのまにそのような魔法を!?
ククリ)僕だって日々わずかだけど成長してるんだよ!そして…「ソウルコール・フェンリル-オブ-ガーディアン」
レイン)その身に月明かりの狼を宿したか!?
ククリ?)我は守護者であるかのようなもの達と同じと思うことなかれ
レイン)だがお主は「フェンリル」!所詮は使役者に取り付いただけの存在よ!「結びは契りとなりてたもと別たれん・手刀-裂閃」
ククリ)フェンリルが!?強制的にきられた!?!?まさかそんな事するとはね!
レイン)しかし時間がないようだ…
ククリ)ならこれで終わらせる!
レイン)「刃の雨は悠久を経て降り注がん」
ククリ)「水面に映るは己の心」
レイン)「ブレードフォース」!
ククリ)「抜刀術零式・桜舞(おうぶ)」
二人は互いの技を繰り出すも
二人同時に倒れる
その日の戦いは引き分けとなりいつかに引き継がれた
────────────────────────
このパーティーを抜けるのかい?そうか…寂しくなるなと思ってな…無理に止めはしないが…いつでも帰ってこい!ここはお前の居場所だ!抜けたら使えないなんて事はない!俺たちが仲間だと言ったら仲間だからな?もしまた入りたくなったらまたここにきな!いつでも歓迎するぜ!だから…さよならじゃなくて…「またな!」
────────────────────────
ごめんねー君たちには何の恨みもないけど上からの命令でさ…死んでもらうことになったの!え?あのときの言葉はウソだったのかって…あれは僕の本心だよ?でもね?僕の主はただ一人…暗闇から救ってくれたあのお方ただ一人だ!で?言いたいことはそれだけかい?ならもう会うことはないだろうけどまたねー
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お兄ちゃんは私みたいな人に興奮してしまうんですか?大変ですね~だめですよ?そんなことしたら私がつかまえますよ?
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なぜこの世界から武器が無くならないのって簡単じゃん?ほらトランプの大富豪ってあるじゃん??あれのルールで革命とかスペサン返しとか特殊なのが無いときってジョーカーが一番強いでしょ、でも手札が配られたときに「あなたにはジョーカーを持つ権利がありませんので回収します」って無理やり捨てさせられて、でもその捨てたジョーカーは誰かの手札にあるんだよ?それなのに戦わなきゃいけないとしてさ?そんなルールが「命を失うかもしれない」ところであなたは受け入れられる?
────────────────────────
親衛隊とは自分の好きな「もの」をその命かけてでも守り、応援し、自分にその利返らぬともそれを行う者達の事を言うのだよ
君達のように傷つけ、あまつさえその利を優先し返らなければそれを排そうとする…人間以下の者達の事ではない
────────────────────────
私は刀を鞘に戻しその手から力を抜く、眼前には無数の敵
横には仲間だったものが、そして後ろには私の守るべきもの達が
「これが私の最後なのね…でもなんででしょうか?不思議と恐怖も悔しさも悲しみも後悔も無いのよね…」私は刀を水平に振り抜く
「とっても楽しみなの!この状況が!!多勢に無勢だって言うけれどそんなもの私には関係ないわ!」
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闇に住む王よ、満月に現れる覇王よ!我らの赤き血と肉を糧に長きにわたる眠りから目覚めよ!我らに恐怖と力を与えたまえ!!
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殺すことしかできなかったこの手でも誰かの手をとり救うこともできる、だからたとえ一人になろうとも伸ばした手の数だけ私の力になる!
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過去を学び善きを知り、今を見て悪しきを照らし、未来を想い描き創る…それが生命のはずだが…繰り返していくだけなのか…
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引き絞り、その時を待つ…時きたりて放たれし一閃!私を導き未来へと導かん!「暗雲切り裂く栄光への煌めき」!!
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???)やあこんばんは・・・そんな顔しなくてもいいじゃないか僕は君をどうこうしようなんて気はないからさぁ?うんうんそうやって震えてるのがやっぱりかわいいよ君は
じゃあ僕はこれでさよならするよ・・・そんなに怯えなくてもいいじゃないかまた来るんだしさ?じゃあまたね?僕を捨てた人
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某アメコミ筋肉男
)少年!待たせたな!!私が・・・いや私たちが来たからにはもう大丈夫だ!この街も君たちも全て助かるぞ!だから今は目を閉じてゆっくり休みなさい!
さあ行くぞ!お前達の悪行もここまでだ!!
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光を持って天に返さん
そんなに驚いてどうしたんだい?君は私と一心同体じゃないかつまり君のそばには私がいるのさ例えこんな暗闇の中でもさ(友人を助けに来た設定)
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我が身体弓となり我が魂は敵を貫く矢とならん・・・ソウル・ジャッジメント マザーズロザリオ
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「我が身体弓となり我が魂は敵を貫く矢とならん…我が渾身の一射、しかと目に焼きつけよ!【彗星の奔流(コメット・ザ・トレント)】」!!!
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ねえ?何で君の瞳にはそんなに炎が見えるの?何でそんなに私を憎んでるの??何で!?何でなの!?!?皆の望みを叶えただけのに何でなのよ!!・・・もういいよ
・・・君も消えてしまえば変わらないね・・・コレデイツマデモイッショダヨ
────────────────────────
「うぅ、四つん這いだなんて…恥ずかしいところ全部見えちゃう…あ、なんか、すごい変な気持ち…はぁ…はぁ…あ…触られただけで…やっ…はぁん…」
────────────────────────
ねえねえ?君は◯◯とどういう関係なの??・・・友達なんだね!ウンウン君とあの子はぴったりだよ!!でもね?結ばれることはないよだってもうきみはここにいないもの
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「それがし、犬であるが故に離しがたき候。どうにもこの誘惑には、勝てますまい。なれば、この骨っ子どうしてくれよう。わん、わんわん。」
────────────────────────
エヘヘ~お兄ちゃんに誉められちゃった~今度はなにしよう・・・ん?これは・・・新しい本だ中身は・・・キャァァァァ・・・お兄ちゃん?大丈夫だよちょっとビックリしただけだから・・・うん・・・うん・・・ありがとうね大好きなお兄ちゃん・・・ウフフッ待っててね・・・他の狐何かに渡さないから
────────────────────────
私は自分を守ることができなかった・・・それでも貴方を守ることをお許しください・・・もう二度とこの場所を誰も・・・いや「いかなるもの」も通さない!!
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お嬢様・・・今一度だけ貴方を傷つけることをお許しください・・・いま契約は結ばれた!呪縛から解放されその力を示し主に仇なすものを消し去れ!
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「あうっ//はぁはぁ//はぁはぁ//んん//あっ♡ん♡ひん♡んん//あっ♡んん♡んん〜//」
「んっ♡そんなに…中広げてジロジロ見ないでぇ〜。あっ♡ねぇ俺のお尻に何塗ってんのっ//なんで指入れてんの?んん//かき回さないで//んっ」
作者・ルシファーさん
────────────────────────
レイン)なぜ私についてくるんだお主は
ククリ)えーだって気になるじゃん?そこまで強い理由とかさ?
レイン)私はまだまだ半人前だ・・・
ククリ)そんな嘘ついたって僕はついていくよ?
レイン)お主・・・どこまで来るつもりだ?
ククリ)この先まで!
レイン)お主は女であろう?
ククリ)男だよ?・・・嘘だと思うなら確かめる??
レイン)フッ・・・なら見てやろうではないか?ほら行こう
ククリ)ちょっ!?本気!?!?冗談でしょ??
レイン)ほらどこへいく?逃げるとは卑怯ではないか??
ククリ)イヤー誰か助けてーーーーー!!
────────────────────────
リリー)ン~・・・ 皆おはよ~今日もいい天気ですね~・・・えっ今日はご機嫌だって?そうなの!夢で◯◯さんが出て来てね「私はいつも君が頑張っているのを知ってるよだからどんなに認められなくてもどんなに蔑まれても私だけは君を認めるし君の事を応援するよ」っていいながら頭を撫でてくれたんですよ!!アア~・・・でも現実では絶対に無いんですよね・・・ええ・・・ええ・・・わかっていますよ・・・私の独りよがりで誰もこんな私なんてみてくれないことは・・・えっ?えっ!?◯◯!?!?いつからここに!?・・・私が起きたところからいたって・・・植物しかなかったじゃ・・・みまちが・・え・・て・・忘れてください!いいですか!わすれてくださいね!!
────────────────────────
いてて・・・ここはどこだろう?奥にいくしかないか・・・ヒッ!粘性生物の巣じゃん!!逃げないと・・・あれ!?足が・・・うごかな・・・あっ・・・
(うう体にまとわりついてきもちわ・・・でも暖かくて・・・眠くなって・・・!!)んんーー!んっ!?
(そんな所・・・ダメだって・・・でも気持ち・・・いい・・・もう・・・何も考えられない・・・)もっと・・・して?
────────────────────────
今って時間空いてる?ホント!実はね?部屋に来てほしいの・・・えっとね・・・ここでは恥ずかしいから部屋で話すね?
えっとね?ちょっと吸いたいなって・・・ご飯の時に出てるって言われても私は貴方のがほしいの!だって貴方のが一番美味しくて一番安心するもん!だから・・・ほら逃げちゃダメだよ?貴方はここに来てから逃げられないのだからさ・・・おとなしく私に吸われなさい!
────────────────────────
A)あっいたいた今って大丈夫?
B)大丈夫ですよ何かご用ですか?
A)一緒に来てほしいの!
B)・・・ここは◯◯様のお部屋ですよね?なぜここへ?
A)実はね?貴方のがほしくて我慢してたの///
B)・・・いつも食事にいれていますが・・・どうしてですか?
A)だって・・・ご飯に混ざっちゃうと貴方の味がしないんだもの
B)でしたら入れるタイミングを変えるように伝えておきましょう
A)違うの!!直接ほしいの!!
B)・・・お嬢様?扉が開かないのですが・・・
A)どうしてでしょうね?(とぼける)
B)・・・お嬢様?どうしてゆっくりと近付いて来るのですか??
A)それはね?貴方を捕まえないといけないからよ?
B)あの・・・すでに組伏せられているのですが・・・本当にンッ!
A)エヘヘ~おいしい~
B)ちょっ・・・アッ・・・クスグッ・・・タイ・・・
A)貴方の堪えてる顔・・・かわいいわよ?もっと見せてちょうだい・・・
B)ダメッ・・・です・・・ア゛ッ・・・
A)あっ逝っちゃった・・・フフいつもありがとう・・・
────────────────────────
六芒(ろくぼう)の壁は何人(なんぴと)も通さぬ壁となり
六方(ろくほう)を囲う紅き壁となり
六陣(ろくじん)の壁は強固な守りとならん
「六方六芒六陣結界」(ろくほうろくぼうろくじんけっかい)
────────────────────────
自然よ!魔力よ!我がもとに集いてあらゆるものを貫く矛とならん!リニア・レール・キャノン!
────────────────────────
竜たちよ!我が願い聞き届け今ここに顕現せよ!
「ロード・オブ・ドラゴン」!
────────────────────────
おはよう小鳥ちゃん?君が起こしてくれって頼んできたんじゃないか・・・それじゃあ僕は失礼するよ学校で待ってるね?ああそうそう君の寝顔・・・かわいかったよ
────────────────────────
ロリ魔王と殺戮の勇者~オセロでの決着~
A)よくぞここまできたな勇者よ!
B)魔王!今日こそは倒させてもらうぞ!
A)ふん・・・たかだかここまで来た程度で何をいっておる?今までは前座・・・さあ真の恐怖を教えてやろう・・・
2分後
A)なぜだ!?我はここでさいきょうなのだぞ!?!?
B)なあ魔王?俺も打ってて言いたかったんだが・・・一番弱いんじゃないか?
A)そんなはずは・・・そんなはずは!!
B)いや・・・最初は気合いいれてたけど・・・角をすぐに取れた時に違和感があったんだよ?でもこれも作戦だと思ってたけど・・・
A)言うな!それ以上言うな!!家臣が見ておるんじゃ!!
B)いやこれだけは言わせてくれ・・・「魔王が弱すぎて盤面真っ白はだめだろ!?」
A)にゃぁぁぁお主言って良いことと悪いことがあるだろう!!こうなったら・・・◯◯(こめ欄から適当に)我の代わりに戦いなさい!負けたら許さないからな?でもかったら・・・いっぱい撫でてやるのじゃだから頼んだぞ◯◯?
────────────────────────
A)さてやりましょうか?
B)ええはじめまsy
A)やはり油断はしておらぬか!
B)あなた相手で油断したら首が飛びますから
A)ハハハ!話ながら戦えるのはお主しかおらぬのでな!
B)私遠距離主体なんですよ?近接に張り合えるのは手加減してるからでしょうに
A)わりと本気で打ち込んでおるのにようたえおる
B)あのさ?貴方の一手から放たれる4種のルートとそこから派生する6種のルートを判断しながら、捌き、かわし、反撃してるんですけど?
A)だからこそよ!大抵2撃もたぬ者が多いそれなのに私が強いなど本気を出すしかなかろう
B)それを言ったらこれは何ですか!?ちょっと!一振り18連撃は聞いてませんよ?
A)悪い悪いだがこれで終いじゃ
B)あー忘れてましたよ・・・全く少しはかg・・・逃げた・・・
────────────────────────
A)お兄ちゃん?起きてる?
B)ん?どうした?
A)寝れなくなっちゃって・・・
ルートA
B)いいよこっちに来な
A)ありがとうお兄ちゃん
B)いいんだよ怖い夢でも見たか?
A)うん・・・ごめん・・・なさい・・・
B)気にすんなって・・・ほら寝るぞ?て繋いどいてやるから
ルートB
B)は?俺が知るかよ・・・
A)そうだよね・・・お部屋に戻るね・・・
B)ハアァァったくよほら・・・寝るならここ使え・・・
A)でもここお兄ちゃんの・・・
B)いいからここ使え俺は横にいるから
A)!!・・・ありがとうお兄ちゃん
────────────────────────
あら?おかえり・・・今日も疲れたみたいね・・・いつものを用意していいかしら?・・・今日は私のオススメがいいですって?フフ・・・わかったわ・・・ほらできたわよ?中身がないですって?そうよ・・・私のオススメは私ですもの・・・でも最近は貴方を好きになっていてね?それなのにいつもいつも私の事ばかり気にして自分を大切にしていないんだもの・・・少し位いたずらしてもいいわよね?
────────────────────────
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お嬢様お荷物はこちらでよろしいので?かしこま!?急に押し倒すなんてどうしたん!!ッハァハァ・・・お嬢様!?いけません!私とあなたではたちばgンンッ///
ハァハァ・・・仕方ありません今日だけですよ?
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闇にさす一筋の光・・・それは希望の灯火か地獄の焔か・・・いまその運命は確定した!我らを照す希望となれ!「未来への道標」(フォーチュンシグナル)
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なぜ迷う?なぜ立ち止まる?己が強いのになぜ考える?
迷うのは心が弱いからだ!己を己として見れないからだ!今こそ奮い決断せよ!その道を進み!成し遂げるために!!「大きな世界への小さな一歩」(ビギニングオブアドリーム)
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反響し、共鳴し、拡大し、縮小し、全てを繋ぎ全てを切り離せ!
「コンタクトフュージョン」(平行混合世界)
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祈るように詠む
悠久を越え・・・音色共にその想い叶えられん
「調律師の破滅」!!(ミッシングチューン)
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私と遊びたいの?じゃあ貴方の全てを賭けてくれる?じゃないと本気で遊んでくれないでしょ??へー逃げるんだーwこーんな小さいこを誘っておいて自分が危うくなると逃げちゃうんだ~??意気地無し~あっわかっちゃった!お兄さんは~変態さんなんだ!!だから~私みたいな小さい女の子にしか手を出さないんだ~私はいいけど~?他の子に手を出したら~・・・殺すよ?
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お兄ちゃん私と遊んで!!・・・勉強中だからダメって・・・いつもそう言って遊んでくれないじゃない!ムーいいもんかってに遊ぶから・・・キャ!?いきなりひどいよ~「だっていきなり耳を噛まれたら誰でもそうする」って・・・構ってくれないからじゃない!!ん~?お兄ちゃん??どうしてにじり寄ってくるの???キャァ!!押し倒されちゃった・・・そういうことがしたいんだ・・・いいよお兄ちゃんなら・・・
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こんばんは、そしてさようなら・・・思った通りだよこの体は美しい!ああ・・・速く処理をしなくては・・・美しさが損なわれてしまう・・・
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ようこそ我が観賞室へ!見てくれよこの美しい彫像たちを!!心地よい音色を響かせて私を祝福している!!
おや~?君はいい声をしているねー・・・そうだ!君もここに加えようじゃないか・・・安心したまえ・・・痛いのは一瞬だよ・・・
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ちょっと!あんたなにやってるのよ!この私に対してこんなものを送ってくるなんて・・・形もいびつだし色も暗いし地味に大きいからポーチとかにいれないと行けないし・・・ホンットに面倒なもの寄越したわね!でも・・・手作りだってわかるしあなたらしさが出てていいものね・・・ありがとう◯◯大好きよ・・・
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やあこんばんは・・・ダメじゃないか~?僕以外に殺さされそうになるなんて~君は僕が殺すんだからさぁ?
君達?少しお・は・な・し・・・しようか・・・え?この子を殺すならお前も一緒にどうかって?笑わせるな彼女は「僕が」見つけて「僕が」追い詰めて「僕が」ころんすんだその最後は僕だけが見つめるんだ・・・だから君達は必要ない・・・ああ逃げちゃった・・・また会おうね?僕の大事な猫ちゃん・・・
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んー何かいいことあったのかって?うん!今日はね今までで一番いいことがずぅっと続いてるの!だって久しぶりに大好きな君(誰かの名前でも可)と一緒に帰れるんだよ??これ以上幸せなことなんて・・・えっ・・・なんで?倒れてるの??ねぇ・・・何か言ってよ・・・ねぇ!?なんで何も言わないのよ!?手が濡れて・・・赤い?・・・あかい・・・あっ・・・
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君は悠久の時を生きたことがあるか?幾千の夜を超え守り続けたことはあるか?孤独に打ちひしがれ心折れそうになったことはあるか?・・・わが主の居城には・・・何人たりとも通さん!
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煙が空高く上るように・・・水が低い所へ落ちるように・・・流れゆくままに・・・風のように・・・
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なあこいつの弱点をしらないか?ほう?そうなのか・・・ほかにはないか?・・・甘いのが苦手で手作りは嫌がるほどだいきらいと・・・そうかそうか!!いいことを聞いたぜ!よーし今日から取っ組んだお前を倒してやるからな!!
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暗き刃は闇に隠れ、蒼き光は闇夜を照らす。
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どうしたの?友達と連絡がつかないんだって?大変だねー・・・一緒に探そうか?いいよ!だって君の頼みだもん!!喜んで力になるよ!!・・・えっこの髪飾りどこでって道に落ちてたのを拾ったんだー・・・確か昨日だったかな~?・・・僕が何か知ってるんじゃないかだって?・・・勘のいいきみは嫌いだよ
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私は今まで数多の命をいたずらに奪いそれを詫びることなく生きてきた・・・だがこのお方のおかげでその道から外れることができた・・・初めて生命(いのち)を感じることができた・・・コロシ奪うことしかしらない私を救っていただいた・・・あの時の不殺の誓い今だけは!貴方を・・・あなた方を護るため・・・破らせていただきます・・・アァ?・・・ナツカシイニオイジャネエカ!「ヒトクイノオニ」トハオレノコトヨ!サア!タノシマセテクレヨ?
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A)トリックオアトリート!
B)どうぞ・・・あれ?ここに用意しておいた分がなくなっている・・・
A)どうしたの~?渡そうと思ってたのがなかったの~??
B)ええ・・・もしかして・・・食べました?
A)私知らなーい・・・じゃあもう一回いうよ?トリックオアトリート!!
B)ハア・・・お菓子がないのでイタズラをどう・・・
A)チュ!・ンフフ~イタズラせいこ~う!!
B)・・・では私からもトリックオアトリート
A)えーとねはいどうぞ!
B)ありがとう・・・中身がないのですが?
A)そう!だからイタズラ・・・待ってるよ?
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トリックオアトリック!あなたはお菓子とか食べないからイタズラをしようと思ってね?キスされたいか血を吸われたいか・・・どっちがいい?
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夜の監視者がその目閉じるとき・・・闇に潜む者は刹那に任を果たす「闇夜を駆ける悪魔」(インビンシブルムーン)
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地を駆け空を飛び強襲し郷愁せん「羨望の地平線」
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あなたは変態さんだから~?縛られて~?服脱がされて~?興奮しちゃうんだー??じゃ~あ~このまま私は帰るね?いいでしょ?ここで過ごせるんだよ??バイバーイ!◯◯!!
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鋼鉄の檻(こうてつのおり)・燃えたぎる闘牛(もえたぎるとうぎゅう)・廻る水(めぐるみず)・抉り(えぐり)・引き裂き(ひきさき)・押し潰し(おしつぶし)・恐れ畏れて支配せん・・・「黒に染まる心」(ダーティコントロール)
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我が願いに呼応し・我が想いに共鳴し・ちいさき糸を結びその結び目は親愛の証とならん・魔導接続(マジックリンク)
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親愛なる者達を害されたとき・それを護る鎧となり・それを屠る(ほふる)剣(つるぎ)となり・強固な城となる・「マジックリンク」(絶対防御攻勢接続)
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お前ら・・・そこに並べ・・・なぜ呼ばれたかわかっているな?・・・そうだ!貴様らは自分の職務を放棄して逃げた!これは極刑に値する!!さあ・・・歯を食いしばれ!・・・よく無事で帰って来てくれた・・・あの場所は全員芯だと聞かされていたんだ!お前たちだけでも無事でよかった・・・ありがとう・・・ゆっくり休んでくれ・・・
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紅い月は私の時間・・・さあ!夜の女王の前にひれ伏しなさい!
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アスカお嬢様?どうしてこのようなことを?・・・私のために頑張っていたのですか・・・ありがとうございます・・・ですが・・・なるほどご自身で作りたかったと・・・かしこまりました、では完成を楽しみにしております・・・が怪我にはお気をつけくださいね?心配になりますから・・・
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君がいない世界で僕は何をかてにいきればいい?君を殺した奴等は笑い騒ぎ自由に生きている・・・こんな世界何て・・・なくなっても構わないよね?
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戦闘開始時
「投降するか直ちに逃げなさいさもなくばその命・・・刈り取らせてもらう」
スキル使用時
「我が眼前は赤く染まるのみ」「これがさだめだ!」
戦闘終了時
「・・・今日もまた・・・命が・・散ってしまった」
待機中
「あまり俺を使わないでくれ?」
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竜のセリフ
みんな~おはよー今日も一杯遊ぼうね!
あなたは悪い人なんだね?じゃあ皆に裁いてもらおっと
私の大切なものを傷つけるなんて・・・絶対に許さない・・・許さない許さない許さない許さない!皆!彼らに永劫の苦しみを!!
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ほらほら~頑張って走らないと~巻き込まれて死んじゃうよ~?
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私のこと好きな人~?最後まで残ってた人にご褒美あげる!でも~今から一分だけ時間をあげるから勇気のない人は回れ右!してね?
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神に祈り悪魔に捧ぐ・・・我が願いは信仰と代償を持って届けられ!今ここに相反する世界を顕現せん!!
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あら?どうしてこっちを見ているの?誰もいいって言ってないよねぇ?それじゃあ・・・お仕置きしないとねぇ~?
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よくここまでたどり着いた・・・それは誉めておきましょう、しかしそれもここまでです・・・「我は全にして一つ・一つにて全」・・c今まであなた方が殺してきた同胞たちの怨み・・・知るが良い!!
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大地を照らす光は消えた・・・夜の眷属は今その威光を受けん!「ロード・オブ・ヴァンパイア」
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みたまえ・・・地平線は赤く染まりその光は我らの行く末を示しているようではないか・・・ハハハ!君は面白いことを言うね・・・これは我々が見たかった景色なのだよ!二度と見ること無いものなのだ!!今のうちに脳裏に焼き付けておくといい・・・
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君たちは「なぜ軌道がわからないんだ!」と私たちに聞いてきましたね?それは簡単な理由ですよ・・・完全に予測することは不可能だからなのです・・・それは「できるはず」だと?・・・では実際に見せましょうここに一本の先の尖った鉛筆がありますね?それを10回倒して倒れる先を全て当ててください、それができるなら100%予測ができると言えますから
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A)なあ?ここに来て数週間がたつけどさ?
B)俺達って捕虜・・・だよな・・・
A)ああ・・・そのはずなんだが・・・
B)どうして学生たちの教師をしているんだ?
A)・・・あいつに投降したら衣食住揃えてくれた上に仕事まで・・・
B)俺達は戦うことしかしらないんだがな・・・
A)まあ・・・こうしてのんびりできるのはいいことじゃないか・・・
B)だな・・・学生に手をだそうものなら「実践形式」の授業になるしな~
A)ハハ!違いないなw
B)チャイムがなったか・・・そろそろ時間だな
A)さーて行きますか~
(三秒あける・エモートで読んでない人が合図をする・コメントで3、2、1、とカウントダウンする)
AB)新たな人生をくれた彼に恩返しをするために!
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ご主人・・・様・・・申し・・訳ありま・・・せん・・・私は・・・ここまでの・・・ようです・・・私の・・・最期の・・・一撃・・・受けるが・・・いい!!
「魔力よ・・・今その全てを・・・解き放て」天変地異(クリエイティブワールド)
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ねえねえ!痛い?辛い?苦しい?もうやめてほしい??・・・やめるわけないじゃん!だってさ?君の顔・・・すっごく嬉しそうなんだもん!ほーら?小さい子にいじめられて~?いっぱいいっぱい・・・その表情を見せて?
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さあ始めましょう?赤い月夜に負けないように紅く染まりましょう?
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我が主を愚弄し・・・あろうことか傷つけようとするとは・・・肉体を失ってなお!永劫に苦しむがい!!
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お・に・いちゃん!一緒に遊ぼうよー?・・・何するのって?それはね?お兄ちゃんのお部屋の本みたいなこと!!
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これ?なんだ?チョコ??まあ・・・ありがとうな・・・後で食べるよ・・・これ・・・どうみても手作りだよな・・・
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いいじゃないか~?このような結果になってしまったのはいささか不服だが・・・まあいいデータは取れた・・・次に期待しよう・・・
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お姉さま?はやくいこうよ~・・・ムー・・・いいもん!先に行くからね!あっ!日焼け止め忘れた!!待っててお姉さま!!
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おい・・・そこに立て・・・貴様にはずいぶんと振り回されたからな・・・ゆっくりと・・・教育してやろう
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さーて・・・後は走り込みが三本と腕立てか・・・明日はなんだっけ?・・・思い出した!明日は感謝の(読み手の趣味)一万回だ!!
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ねーこちゃん!あっ逃げちゃった・・・お魚おいたら来るかな・・・チュール(小声)・・・あっ来た!!やったぁ!
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あら~おかえりなさい・・・今日も疲れたみたいね・・・ほ~ら?いらっしゃい?膝の上でゆっくりおやすみ・・・
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ん?冷えてるじゃん!ほら握ってあげるから・・・これで暖かいでしょ?
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お待たせ!・・・大丈夫?顔色悪いよ??・・・熱はないみたいだね!ん?どうして顔をそらすのよ!もー・・・じゃあ・・・楽しみにしてるね?
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A)にいちゃーんお菓子取って~
B)あ?自分でとれよめんどくせえ
A)えーにいちゃんの方がちかいじゃーん取ってよー
B)ったく待ってろ・・・
A)にいちゃん?どこ行ったの??
B)ほらよ・・・これ好きだろ?俺にも食わせろ
A)ありがとう!にいちゃん!!
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ちょっと!!何で私が読めない漢字で問題をつくるのよ!!・・・皆私のこと嫌いなの!?
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フム・・・過去を変えたいと・・・君は何度も何度も私のところに来て・・・何度も何度も同じ事をしているではないか?・・・全く嘆かわしい・・・もうよい私がてを貸してやろう・・・だがこれで最後だ、もはや次はない
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落ちる
私は今・・・真っ白な世界に落ちていく、あたたかな光は私をつつんでいる・・・あれは地面か・・・それとも空か・・・ここは現実かそれとも夢か・・・どちらでもいいか?今は落ちているのだから・・・
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堕ちる
どこで道を間違えた?金も地位も名誉も・・・全てこの手に納めた!気に入らないやつは排除してきた!なのになぜ!私はここにいるのだ!!地獄は私のいるところではない!私は!私は!!ここにいるべきではない!!
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墜ちる
ああ・・・私は・・・墜ちたのか・・・すまないな・・・私は役目を・・・果たせたか?・・・ああ・・・ちゃんと果たせた・・・これでちゃんと・・・おちてゆける・・・
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ただいまー・・・おっ今日はハンバーグか・・・ん?指どうしたんだい?大丈夫か?・・・そうか!じゃあお風呂上がったら食べることにするよ!・・・今日はいいひだな~!
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さあ・・・えらびたまえ・・・君のお友だちをコロスカ・・・自分自身を肉の塊に変えるか・・・二つに一つだ・・・ああ~そうそう早く選ばないと~二人とも?バン!とぺったんこだよ?ククク・・・存分に迷いたまえ
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ねえ聞いてくれよ・・・今必死にボケていたのに誰も答えてくれないじゃないかって怒ってたのに・・・僕がマイクつけ忘れていたんだよ・・・こらそこ!笑うんじゃない!!
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なーんかさ?見られてる気がするんだよ・・・気のせいだと思うんだけどさ??あそこに誰かいる・・・よな?・・・えっいない!?・・・僕・・・のろわれてるのかな?
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お嬢様?私にこれをしてほしいと?本当ですか?かしこまりました・・・ではこの「ネコミミメイド服を着て」(女性が読むときはモノクル着けて燕尾服で)一日奉仕をすればよいのですね?では着替えて参ります
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お嬢さんよう
お嬢様お待たせいたしました・・・こちら私の手作りオムライスです・・・仕上げに真ん中を失礼・・・・・・これで完成です・・・そして「おいしくなーれモエモエキュン」・・・これでよりいっそうおいしくなりました・・・お召し上がりください
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さてミュートで・・・えーと・・・「さあ始めようか?君とは全て引き分けだったが・・・今回は勇者と魔王どちらかがたおr」ん?全部聞こえてた??・・・今日の配信は終わり!お疲れ!!・・・あー恥ずかしい・・・
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夜光
ねえおじいちゃん?ここには何もないよ?周りも暗くて見れないし・・・こんなところになにがあるの?どうして明かりを消すの?・・・ワァ・・・小さな光がすごいね・・・あっ消えちゃった・・・
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夜光2
旅の途中でな?深い森に入ったら出れなくなっちまってな~だんだんと暗くなって来やがるし・・・気付いたら真っ暗出し古びた神社と出くわすしで途方にくれたんだが・・・ふと顔ををあげたらよ・・・ま~~美しい景色が飛び込んできたわけよ!言葉で言い表せない物ってのはああ言うんだろうな~
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我はこの世界に平和と平等をもたらす者・・・あらゆる事象を終わらせる者・・・そして・・・魔の世界を統べる王!魔王である!!力弱き者達よ!我が支配を受け入れるか・・・現状を受け入れ不変を得るか・・・選ぶがいい!
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君との思い出は・・・だんだんとモノクロになって・・・思い出せなくなるけど・・・君につけられた傷のおかげで・・・どれだけの時間が経っても・・・思い出せるよ・・・
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はぁ~今日も皆に負けた!・・・けど皆嬉しそうなんだよなー・・・確か前に「実戦は強いけどルールがあるゲームはよわいね!」って・・・あのときもわらってたな~・・・よーし!頑張って強くなるぞー、おー!
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ほう?私と手合わせがしたいと・・・では一太刀・・・ああ・・・これを見切れぬようではな・・・これからも修行を積むがいい・・・「今わ」その資格はないからの・・・
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あ?私の酒が飲めねえってか??いい度胸じゃねえか・・・だがな・・・お前に関してはいろいろ聞いてる・・・酒以外ならいいんだな?そうかそうか!私が連れてきたってのもあるしな!・・・おいお前ら!こいつには酒以外でからめ!!強要したやつは私がじきじきにしばくからな!!・・・わかったな!?
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おやおや?こんなにいいものを隠していたなんて・・・あの人もすみにはおけませんね~・・・まあ鍵がめんどくさかったけど・・・それに見合うものがたくさんあるわ~
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今ここで倒れようとも・・・私が作り上げてきた想いと!築き上げたこの場所は!私以外の誰かが継いでくれる!・・・だが・・・もし誰もいなくとも・・・この場所が失われようとも・・・今いっときを守るためならば!喜んでこの命捧げよう!!
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どこかで起きている現実・・・もし明日・・・そうなったら・・・どうする
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君の瞳に写ったその映像は「君の知らないどこか」で起きているのかそれとも「まのあたり」にしているのか・・・どちらだろうか
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僕は君に追い付きたかった・・・一緒に同じ景色を見て歩きたかった・・・でもそれはできないね・・・ありがとう・・・私の大切な人
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森を抜けると、湖が目に飛び込む。ソヨカゼニ吹かれた木々はサラサラと音を立て水面には一際明るい満月が写り辺りを照らしていた
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君たちはどうしてその子を囲んでいるんだい?へ~遊んでいただけか・・・そうかそうか!!ならこれを広めるとしよう!「新しい遊び」として皆と共有しなくては!!
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◯◯!今日は何の日でしょう!・・・クリスマスはまだ先だよ?誕生日も過ぎたでしょ?・・・本当にわからないの?今日は「私たちが付き合った日」だよ?だから・・・はいこれ!・・・うん!いつまでもよろしくね?◯◯!
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ハァハァ・・・俺の攻撃が通らん!?今のままではダメということか・・・ならば!切り札を見せてやる!「猫じゃらしとマタタビ」!・・・なぜなんだー!
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おいで?・・・ヨシヨシ今日もお疲れ様・・・あら?少しやつれてるわね~ほら?此所に横になって?膝を貸してあげるから・・・もう寝ちゃったのね・・・おやすみいい夢を見てね・・・
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ご主人さま!今日もおつニャれさまでした!ヘッ!?また噛んでたって・・・はずかしいにゃ・・・もうわすにぇて!・・・しつれいしにゃす!!
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言葉
私はいろんな道具を見てきたが・・・それは誰かを傷つける事も・守る事も・癒す事も・救うことも・消すことも・証明する事もできる・・・どんなに見える物を使っていても・・・目に見えない「これ」にまさるものは無かったよ
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軍事
貴殿は私にたいして反論をしたな・・・ではそう言わせる根拠は?それに対するリスクリターンの精査は?それにかかる費用や人員は?進軍ルートや敵の情報は?それらを全て考えた上で反論したのであろう?そうでなければすぐさまそこをどいてもらおう・・・貴殿のように口だけの指揮官は部隊は愚か軍を・・・国を滅ぼしかねんからな
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自らを守る道具は生活を豊かにする道具になり・・・その道具は狩りのための道具になり・・・そしてそれは効率よく人をコロスものになった・・・どうして元のままではいけないのか・・・わからない・・・これらの道具は全て同じものなのに・・・道具にはなんの罪もないのに・・・どうしてそれらを「護るため」ではなく「奪うため」に使うのか・・・ねえ?あなた(きみは)は・・・どう思う?
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相反する二人が出会うとき・・・その力はさらに洗練され昇華する!
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私は自分の為にしか生きてこなかったからな・・・私の最後には誰も来ないと思っていたが・・・こんなにも来てくれるとは・・・こんな変わり者に悲しみの涙を流すくらいならせめて・・・笑っていてほしいな・・・まあ・・・これが伝わることはないか・・・皆今までありがとう・・・最後に遺しておけば・・・よかったな・・・
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もしきみが望むのならばボクはどんなことでも叶えてあげるよ?でも・・・君が心から本当に願う物は君自身の手で叶えてほしい・・・かな・・・
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ねえ?誰が!こっちを!見ていいって!いったの!そうそう!君はじべたに這いつくばってるのが一番いいんだよ!だからさぁ?ボクのものに手を出さないでくれるかなぁ~?
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ん?何でいつもおんなじことをしてるのかって?そうだなー・・・「普通」にするためかな?だってさ?急に戦わなきゃいけないときに相手が待ってくれるわけないじゃん?ならいつでも出来るようにしておかないとね・・・特に僕は結界という「皆を護るため」の魔法を使えるから・・・ならいつでもどこでもどんな状況でも・・・「護れるのに護れなかった」は・・・見たくないから・・・ああごめんごめん!気にしないで!君も練習頑張って!
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我が主が「大切に」している人々を・・・物を・・・この世界を・・・そして・・・我が主すら・・・破壊しようとした貴方には・・・死すら褒美だと思えるだろう・・・四肢は失く!その瞳には全てが写し出され!その悲鳴は誰にも届かず!ただ暗闇で恐怖に怯え!永遠とも思える時間を過ごすがいい・・・
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ここは・・・静かだ・・・私は・・・はは・・・瀕死か・・・ならば・・・今一度だけでいい・・・動いてくれ!・・・!そうか・・・そうか!!お前たちも手伝ってくれるか!!「その炎は今消え行く・・・その風はどこまでも吹き抜ける」抜刀術零式・無限の灯火
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こんなところにいたのかい?ほら君はもう帰りなさい?外に僕の車があるからそこで待ってて?すぐにいくからね~・・・彼女にてを出すなんて君たちは本当に運が悪いね~?あのこは僕の物だ!君たちが好き放題してもいいものじゃないんだよ・・・そうそう!君達が僕と話している間に他の子達は帰ってもらったよ!だって~彼女に怪我させないようにしてくれてたもの~・・・じゃあバイバイ!「愚かなわんちゃん」
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おい・・・そこに座れ・・・ちがうだろ?また開いてこっち向けろよ?おいおいかくしてんじゃねえよ今からオナニーするんだろ?こんなところで恥ずかしがってちゃ先に進めねえぞ??ほら速くしろよ?お前が気持ち良さそうにしてるのをしっっかり見てやるからな・・・ほら?速く・・・し・ろ・よ?
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僕は・・・絶対に負けないもん!・・・いくら君がいじめ・・・ヒウッ!まだ逝ってないもん!!まだまけてnンッ!そこ!ダメ!!バカ!・・・えっ?やめちゃうの??っ!ちがっ!そんなんじゃ!!あっダメ!?いっちゃうう!!
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ほ~ら・・・逃げないで?優しくしてあげるからどうしたの?まだ服の上からですよ??かわいい顔してるんですもの?ゆっくりゆ~っくり時間をかけてあそんであげますからね~?顔をそむけちゃだめですよ?じゃあ・・・お仕置きですよ~?ほら!貴方のかわいいのがでてきましたよ~?ゆっくり上下にこすってあげますからね~だんだん大きくなって・・・あなたの顔も赤くなって・・・ウフフかわいい~
あら?びくびくしてるわよ?もうすぐ出ちゃうの?いいわよ?私の手の中で・・・いっぱい出しなさい?
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お兄ちゃん?どうしたの?え?もうそんな時間??ん~動けない・・・ころがればいいじゃんて?そうだね!よいしょっと・・・イタッ!う~頭打ったし・・・えへへ~ありがとうお兄ちゃん!もういたくないよ!!
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おい!速く座れよ!そうそういいこだね~速くこっち向いて四つん這いになれ!ほら?自分で擦れよ?俺は見といてやるからよ~?お前の気持ち良さそうな顔・・・しっかり見といてやるからよ?ちゃーんとこっちみて逝くんだぞ?顔をそらしたらまたはじめからだからな?
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ねぇ?きみはこんな夜に出歩いて恐くないの?・・・そっか~家出したんだね~私も家に居たくないときがあったからね・・・よかったら私の家に来る?心配しなくてもなにもしないよ~今日泊まる所・・・ないんでしょ?じゃあ決まり!・・・ほら?行くよ??いつまでもここにいたら・・・風邪・・・ひいちゃうよ?
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おや?またいらしたのですね・・・私の事が気に入りましたか?・・・それは・・・ありがとうございます。
こんな私でも・・・価値があるとは・・・この仕事も捨てたものではありませんね・・・おっと失礼・・・本日はどのような依頼を?・・・なるほど・・・一晩共に過ごして欲しいと・・・本当ならば断らなければいけないのですが・・・お客様はめっきりいなくなり・・・貴方が最後のお客さんになりそうです・・・このようなことを申すのは・・・間違っているのですが・・・私の残された時間を・・・あなた様に捧げたいと思うのですが・・・受け入れていただk・・・ありがとう・・・私は・・・あなた様に感謝します!そして遅くなりましたが今でも・・・いえ・・いつまでもあなた様の事が好き・・・です
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ククッ・・・アハハハ!もういいよ!君達のざれ言は聞き飽きた!平和?平等??希望??お前達の言うそこに私たちはいない!お前達の理想の為に使われる人形じゃない!!もう今のままはうんざりだ・・・お前達が最初の狼煙だ・・・喜んでシネ!
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ねぇねぇ?苦しい?苦しいね!もっと暴れて!もっともっとその表情を見せて!!ほら・・・ほら!・・・いっちゃうの?ねえ??いっちゃうの??僕もいきそうなの!いくよ??一緒にいくよ!!・・・きもちよかった~いくときの君の顔・・・スッゴク興奮したよ~・・・またやろうね?
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ワシはのー、昔は剣で敗けたことがないと・・・言われておったがありゃ嘘じゃ・・・確かに敗けたことはないが、勝ったこともないからの!?・・・年老いたとて若造に負けるつもりはないわ!不意打ちをするならこのくらいせんか!フェフェフェ~お主の首が・・・さよならせんでよかったの~
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いぬさんいぬさん!みてみて!!今日はうまくできたの!!ほめてほめて~エヘヘ~いぬさんの手・・・あったか~い・・・あっごめんなさい!!僕仕事に戻ります!!
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A)おーいB~もうすぐでかけるぞー
B)へ?もうそんな時間!?あっうごけ・・・ない・・
A)おいおい?転がればさすがに動けるようになるだろ?
B)あっ!そうだね!!・・・よいしょっと!いったい・・・頭打った・・・
A)おいおい大丈夫か?しょうがないやつだな~どこら辺打った?
B)エヘヘ~お兄ちゃんありがとーもういたくないよ!
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A)ねえ!Bはクリスマスって予定ある?
B)なにもないけどどうしたの?
A)よかったらうちに来ないかな・・・って
B)やめとく~今年もいつも通り一人で過ごすよ
A)えー何でよー
B)こうやって一緒に居なくなってもう五年だぞ?俺何かよりも自分の好きな人と過ごせばいいじゃん?
A)だから誘ってるんだけど・・・
B)うーん・・・断る
A)ひどい!今の流れはOKくれる所じゃん!!
B)だから最初から言ってるだろ?一人で過ごすって
A)ああ・・・そうだったね・・・うん・・・
B)ほらついたぞ~体調くずさないようにな~
A)うん・・・ありがとう・・・またね
B)送り迎えぐらいならできるから!また必要な時はいってくれ!またな~
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ねえ?◯◯!一緒に来て欲しいの!!だって今日はクリスマスだよ!!貴方にはいつもお世話になってるから・・・今日は昔みたいに「友人」として遊びにいこうよ?だって・・・だって!!「貴方が帰ってきてから」私の事を「あるじ」としてしか一緒に居てくれなかったじゃない!!だから・・・今日ぐらいは・・・昔のように・・・一緒に・・・「あそぼ?」
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A)やった!やっと成功した!!
B)君が僕を呼んだの?
A)あっごめんなさい嬉しくてつい・・・
B)で君の願いは何かな?
A)えっと・・・私の魂とか使えるもの全て使ってc・・
B)何をしようとしているかは聞かないけど本当にいいのかい?
A)ええ!だって私なんていなくても変わらないもの!!
B)そうかい?なら君の「願い」を聞こう
A)私が「存在したすべての事実」を貴方以外の記憶から消して欲しいの!
B)・・・その代償が君の全てかい?
A)ええ!それでも足りない?いつも逃げられちゃうのよ・・・色んな召喚魔法を試してやっと見つけたのよ!
B)そうだね・・・「僕なら」その願い叶えてあげれるよ
A)本当!?ありがとう!
B)ただし君の体は残り続けるけど・・・それでもいいかい?
A)ええ!「私」という存在が消えるならなんでもいいわ!
B)じゃあ・・・「契約成立」だね!少しかかるけどすぐにわかるさ・・・じゃあね「僕」・・・また願うそのときまで・・・
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時というのは不思議な物だとは思わんかね?自分にとって都合の良いものは瞬く間に過ぎ去り、逆に都合の悪い物はより長く感じる・・・しかし「今を生きるもの達」
・・・いや言葉を変えよう「いまその瞬間にいたもの達」はどのように感じているのだろうな?
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私はもう後戻りできん!すでにシーケンスは始まった!!もはや残された道も無いのだ!私を殺すのか?そんなので止まるわけがない!もはや手遅れなのだよ・・・さあ、共に眠りにつこうではないか・・・
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おーいあったぞ~昔埋めたカプセル!皆なに入れたか覚えてるか?俺はわすれたぜ!・・・また皆で開けれると思ったんだけどな?一人また一人っていなくなっちまってよ・・・俺もお前達の方に行きたかったけどよ?こいつを思い出したんだよ!だから・・・せめて・・・あの頃に・・・戻るまで待ってくれよ・・・みんな・・・
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A)さあ君に選択肢をあげよう
B)そんな手に乗るかよ!さっさと姿を現せ!
A)まあいい・・・話しを続けよう、ひとつ目の選択肢だが・・・「このままおとなしく彼女と帰る」二つ目は「彼女を見捨てて私と戦う」そして三つ目だ・・・「5分いないに私のもとにたどり着き二人で帰る」・・・さあ!どうする!!
B)決まっている!二つ目だ!
A)ほう?その選択に悔いはないんだな?
B)ああ!俺が自分で選んだんだ!
A)ならば仕方あるまい・・・始めよ!
B)何をはじめるってんだ?・・・何だって!?むらが!?!?
A)どうした?かかってくるがいい!だが貴様が帰る場所はとうにないがな!!
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八百万の神々よ我にわずかばかりの勇気と力を!悪魔よ我が血液を代償に今この劣性を変えるちからを!!
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フフフ・・・ハハハハ!ようやくだ・・・ようやく封印が解かれる・・・さあ!古より眠りし悪魔よ!我が全てと引き換えにこの国の安寧を!!そして願わくば永劫の平和を!叶えたまえ!!
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皆なにか勘違いしてない?今この世界にあるルールっていうのはそれを使って円滑に進めるためにあるし誰でもそれで使えるものなんだよそれに~「皆が守る」から円滑じゃないのよ?「それを守らせる何か」があるから守っているだけだよ??何でわからないかな~
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あのね?私が一人になって…寂しいなって思ってた時に来てくれて嬉しかったの!…でも年老いていなくなって…また一人になっちゃった…けどね?貴方と紡いだ思いでは消えなかった、あなたと覚えた魔法はこわれなかった!だから・・・今度は・・・ううん、これからもよろしくね?
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なあ?◯◯・・・最近俺の事避けてないか??いや俺の気のせいならいいけど・・・俺以外を見てるなら・・・[壁ドン音]俺しか見れないようにしてやるよ!
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命の価値ってこんなにも簡単に決めれるんだよ?「どんな役職があるか」「どれだけの財産があるか」「どのような家系の人物か」ほら!君たちだってそうやって決めていたじゃないか!!君たちは「命に価値は平等」って言ってたからね…ほら?その平等な命を一つだけ選んでくれないか?そのひとつをここから出してあげるからさ?
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消えろ!消えろ!!僕の夢から居なくなれこの悪魔め!!僕の世界から早く消えてなくなれ!!・・・ははっ!やったぞ…僕はついに悪魔を倒したんだ!なあ見てくれよ!とうとう悪魔を倒したんだ!!あれ?これは…彼女にプレゼントしたリボン…ああ…ああ!?どうして!?どうして彼女が血まみれに!?どうしてどうして!?僕は!悪魔を!!ああ…そうか…悪魔は…僕だったんだね
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「ねえ?君が居なくなったら僕はどうやって追い越せばいいの?そうか!あいつを倒せば君を越えれるね?待ってて…すぐに追い付くから」
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お前さ?これの意味理解してる??そうか!ならこれの作者を考えたことはあるか?そうかそうか~あるのか~ならお前はこれを読む資格はないな…なぜかって?わからないのか??お前には読ませることはできないんだよ!作者をないがしろにしててめぇの悦楽のために使うんじゃねえ!それをしたいならてめぇで作っててめぇで満足してろ!それができないなら・・・ニドトクルナ?
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私は自分の事を悲観していたが・・・案外思ってた以上に普通なようだったよ・・・皆の言葉は信用していなかったが存外本心もあったしな、他者の作品を見て思ったが自分の作品とあまり変わらなくてな?これがまた面白かった・・・だから私の作品を評したものたちに感謝を!
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私は影、我が主《あるじ》は光、私はその光に触れたが一度その手を離してしまった…私の闇へと踏み込んでしまうその未来は見たくなかったから…だがそれは杞憂だった、私の闇なぞ彼女にとっては小さなものだった…その光はすべてを平等に照らしあらゆる新たな光を産み出していった…その裏で新たな影もできていった…それを見て、私は影であり続けると誓った…主《あるじ》を傷つける闇を払えるのは同じ闇だけ、そして…その闇を喰らい影にできるのは光の中にある影だけ…あのときの誓いは忘れていないが…今は大きな闇もなく、また光も強い、私の役目は影として支えると言うものに変わったが…私を見つけ救っていただいたことは生涯…いや未来永劫忘れることはないだろうな
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私は影、我が主は光、私は彼女を守る為にその手を離してしまった…なぜなら私は闇だから。然し今は主の命により私は闇ではなく影となり彼女を守る
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光を以て闇を暴き、闇を以て闇を喰らう!「逃れられぬ光陰の矢」(ダーティ・カタストロフィ)
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全部隊へ通達!ここは放棄し防衛ラインを下げる!・・・くそっ・・・予想以上に進行が速い・・・お前達も逃げろ!ここは俺が抑える!ここは持たないが最終線なら補給も断たれまい!行け!行ってそのときに備えろ!・・・行ったな・・・さーて・・・ん?何の・・・あいつら!?そうかよ・・・わかったよ・・・お前らに俺の全てを懸けよう!我が不退転の誇り・・・しかとみるがいい!!
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我ら護らん・我ら退《しりぞ》かん・我ら背を向けん・我ら体を以て盾となり・我ら魂を以て焔となり・我ら波となって押し戻さん・「不退転の誓い」
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我が生涯の友よ…我が生涯の戦友よ…我らはここで負けたが…まだ戦は続いている…私は見ていることしかできぬ…君が居なくては私は戦えぬ…!?至近弾・・・やはり私は…おや?これは戦友の鱗??…君はこんな私を信じてくれるのか?臆病で君の影にいた私を信じてくれるのか??…私は忘れていたよ…君の残した伝説を…「戦場を駆け巡る最速の竜」を!私は負けたがまだ「敗れた」わけではない!今君は居ないが…私はそれでも戦おう!「我が王と誓いしその誇り」の為に!そして今この時まで見届けてくれた君の為に!
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「ワシの正体を見破るとはお主もやりおるが後一歩足りぬな~ほれたかだか一枚剥いだ程度で喜ぶな?ワシは遠いぞ?」
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「僕のお父さんは英雄なんだ!でも僕にはお父さんみたいな力はない…だから皆僕のことをバカにするんだでも皆に何もしないそう何も」
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我が主の居城へようこそ…今宵は月も朱く染まり不吉な夜です…一晩泊まっていくといい、ただし部屋からでないように願います
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リュー君リュー君!はいこれ!私からのチョコだよ!…ラッピングしただけどちゃんと気持ちを込めたから!大好きだよ!リュー君!!
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1・君たちはバカなのかい?なーんにも払わずに得られるものがこの世の中にあるとでも??君たちみたいなのがいるから苦労するんだよ・・・さあ?君たちの願いを叶えるために・・・何をどれだけ払うのかな?
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2・何かを得るには何かを失う・・・何かを救うためには何かを犠牲にしなければならない・・・ならば私は(読み手の自由)を代償に!(読み手の大切なものをまたは欲しいもの)を得る!!
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3・ねえねえ!もし願いをなんでも叶えてあげるって言ったら君は何を望むの?・・・うんうん!じゃあ・・・それを叶えてあげるよ!えっ要らないの??・・・そっか~じゃあそんな君には小さなしあわせを願っておくね?バイバーイ!
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4・はいどうぞ、これが必要だったんでしょ?良いんですよ・・・困っていたら助けてあげるのが普通なんですから・・・おっと!?急にたおれないでくれたまえ・・・ふむ熱は無さそうだが・・・おや?大丈夫かい?ならいいが・・・きをつけたまえよ?
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5・ねえねえ!お兄ちゃん(お姉ちゃん)!!さっきお部屋の整頓してたらさ?こんな本が出てきたの!!何かさ?女(男)の人同士ではだかになってる絵が一杯でよくわからなかったんだけど・・・これなんの本か教えて!!
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6掛け合い・
A)ねえ?次はあれいくわよ
B)どれ~・・・ごめんむり
A)はあ?あんなのの何が怖いのよ?
B)本当に申し訳ないんだけどむり
A)いいからいくわよ?
B)一人で行ってくれ頼む
A)・・・何でそんなに嫌なの?
B)何でかはわからないけど・・・全身に寒気を感じるし・・・この世界からいなくなった気がして本当にむり
A)しょうがないわね・・・とでも言うと思った?
B)へっ?いや!・・・むりだから!・・・絶叫系なら付き合うから!
A)私はこれを楽しみにしてたの!だ~か~ら~?一緒にいくよ?
B)もうどうなっても知らん!
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7・掛け合い
A)あ・・・今って暇?
B)ええ大丈夫ですよ
A)じゃあ一緒に遊んでくれる?
B)ええかしこまりました・・・何をしましょうか?
A)鬼ごっこ!
B)かしこまりました・・・
A)じゃあ「「「「私がおにね?」」」」
B)・・・(これは鬼ごっこというなのデスゲームでは?)
A)じゃあ・・・スタート!
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8・ククク・・・まさに良い実験体じゃないか・・・顔色も良い・・・特に薬物反応もない・・・体の大きさも素晴らしい・・・さあ今度はどのような声で「ナイテ」くれるのかな?
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現代の争いとは二ついや?三つか…一つは「言葉」制約に縛られいかに抜けるかの争い…一つは「知識」相手より多くそしてより良いものを獲れるかの争い…一つは「武力」互いの命や資産全てをかけた争い…時代が変わろうと手段が変わろうと…ましてやその姿形が変わろうと…「生」あるものは常にいずれかを行っている…ああ…この世界は醜く残酷で…何て美しいのだろう
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戦争とは「空を獲る」事でその終わりが来る、空を失えばあらゆる物を狙われる…だから私は近接を棄てただから私は個人を棄てた…「相手の軍を兵器を破壊」するために…我が信ずる物を侮辱しあろうことか破壊しようなど…おのれらは逆鱗に触れた…今さら謝罪など遅すぎるわ!我らが怒り思い知るがいい!!「信奉者の裁き」
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A)僕たちの領域に
B)何かようかな~?
A)ここは僕たちを作った人のお墓で
B)私たちに託された約束の場所
A)ここは争いとは無縁の場所
B)ここはお爺ちゃんの眠る場所
A)僕たちはここの守護者
B)私たちはここの管理人
A・B)ねえ?君たちはここにいるべきではない…だから…早く…イナクナレ
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リリーxエレーミア
育み・形変わる・新たな・生命・おわりなき・成長は・新たな・始まり…永久《とわ》に語り紡がん!
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エレーミアxリリー
悠久を越え・集結し・新たな姿を得《え》・また・悠久を・越える・ものたちに・祝福の賛歌を
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○○!こっちへ来なさい!今日はしっかりと働いてもらうわよ?なぜなら私の伴侶を発表するのだから!…?不思議そうな顔してどうしたのよ…伴侶はあなたよ?これからもよろしくね?○○
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ご主人様、少々お時間よろしいでしょうか?…私事で恐縮なのですがあのとき私を救って頂き有難うございますそして影からあなた様を支えている内に言い表せぬ感情を持っていました…隠そうと思いましたが一度お耳にいれておかねばと思い…私はご主人様が好きなのです…あなたを支えるその過程で芽生えたことはいけませんがその誓いは忘れておりません…お時間を頂き申し訳ありませんでした…失礼します
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あのさ?私の事いつも見てくれるのは嬉しいんだけど…私に構わないでください…へっ?好き…なんですか?~ッ私なんかで良ければ…お…お願い…します
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私はあの方が好きなのよ?いくらあなた方が何をどれだけ用意しようと…頷くことはないわよ?
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お主…見ていてとても心踊ったぞ…もし貴殿が良ければだが…私と付き合ってくれぬか?心配しなくとも私から多くの時間はとらせぬ!
────────────────────────
エコー1!この戦いが終わったら…お互いに認めようじゃないか?妹の結婚をよ!この戦闘から帰れるかは知らないが…俺はお前の事気に入ったぜ!
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あなた方を好きになっていましたが…この争いが終わって…生きていたら…私と…結婚してくださいね?
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あなたを好きになっていました…でもこうなってしまえば私のそばから離れられませんものね?大好きですよ…○○これからもずっとお世話してあげますよ…
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○○さん!いつも遊んでくれてありがとね!…ところでさ…好きな人っている?あっいるんだ…ううん何でもないよ!君の恋が叶うように応援してるよ!
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大好きだよ○○…君の声も・仕草も・瞳も・手も・足も・ぜーんぶ好きなんだよ…だから…僕と友達からで良いから付き合ってくれないかい?
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こんな所に呼んじゃってごめんね…実は伝えたいことがあって…ずっと…ずっと…一目見たときから好きだったんだ…でも僕なんかでは君と釣り合わないから…君の隣に立てるように頑張って来たんだ!でもそれでも届かなかった…だけどこの気持ちだけはちゃんと伝えたくて…だから…こんな僕で良ければ付き合ってください!
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リリー)あの…○○…いつも手伝ってくれてありがとう!でもいつも伝える前にいなくなっちゃうから…あのこれ…皆に手伝ってもらって作ったんです!だから…その…受け取ってください!!
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レイン)おや?いいところにきたな、今日は親しい友人にチョコを渡す日らしいのだが…あいにく私が持ち合わせがなくてな…そこでこれを渡すことにしたぞ?お気に入りの煎餅だ…まあ手作りではあるが受け取ってくれ
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グレル)やっと見つけたぜ!これやるよ!!え?今日は友人にチョコを渡す日なんだろ?俺のお気に入りのチョコ選んできたんだぜ?まあ合わなかったら捨ててもいいからよ!受け取ってくれ!!
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エレーミア)あっいたいた~はいこれ、いつものお礼を込めて渡すわ…何で受け取らないのよ?え?急にどうしたのかって…あんたがいつもなにも受け取らないからでしょうが!まったく…いつも助けられてそのおかげで私の能力に気づいたんだから…あんたがいらなくても受け取ってもらうわよ
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なぁ?そんなにワンワン吠えてないでちゃんとしゃべろうぜ?いつまでもそんなんじゃあこいつはお預けだな~あ?どうしてそんなかおしてんだ??まだまだ躾が足りないようだな…ほら…お前はそこで座ってろ?それができなきゃ…捨てるしかないか?
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ったくよ~そんなにほしいのなら選べ?鞭と、蝋燭と、針と、水と、目隠しと、あぁ?全部だって?しょうがねえな~お前が望んだんだろう?ほら…ちゃんと…意識…手放すなよ
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紅き大地、黒煙漂う空への慟哭…反逆の誓いか…はたまた平和への願いか…それを知るはただ一人のみ…か…
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にゃーにゃ~にゃ~~にゃ~にゃ…にゃ!?にゃんで!?にゃんでここにるんだにゃ!?…僕のこと見えたからきにゃ?…にゃー…ご主人にゃまには見られたくなかったにゃ…でもみんにゃには内緒だにゃ
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皆どうして僕をおいて先にいっちゃったの?どうして僕を見捨てていなくなったの?わからない…わからないよ…なにもできない僕一人で…この先どうしていけばいいの?もうここで~終わってもいいよね?
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酷いじゃないか~?なにもしてないのに大人数で暴行するなんてさー…君たちは心がないのかい?僕は平気だよ~もうなれてるからさ~でもさぁ!君達だけ無事なのはおかしいと思わないかい!?おかしいだろ!?!?だからさぁ~僕が受けた痛みを君達にかえしてあげるよ…さぁさぁ!いい声で鳴いておくれよ?
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俺がお前をいじめる理由?決まってるだろ??楽しいからだよ!それになあ…お前の悲鳴が好きなんだよ…表情も…声も…動きも…ぜんぶぜんぶ!だからよ~死なないでくれよ?
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A)ねえ○○ちょっと今からこれる?
B)うんいいよ?どうしたの?
A)あって話したいからすぐに来て
………
B)○○~来た…よ…?
A)○○ごめんね?私も気付いたらこうなってて…
B)うん…その尻尾に耳は…猫だね…
A)私…このままだったら…どうしよう…
B)その時は僕がお世話してあげるよ?それに…
A)それに?な~に?
B)こんなにかわいい○○を他の人に見せたくない…
A)○○…私が真剣に悩んで…あれ?○○も同じじゃない!?
B)えっ?あっ!ホントだって今日は2/22だからか!
A)猫の日?そういうことね…ハァ
B)今日は二人でゆっくりしようか?
A)そうしようかしらね?
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何で心を操れないかって?僕は僕だけのものだ…そして僕は主人のものだ…僕はご主人様以外に心動かない…そんな小細工で僕がなびくと思うな
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にゃあにゃあ~かまってにゃ~にゃあ…にゃんか雑じゃにゃいか?きのしぇい…気のせいかにゃ!そうにゃのか!!にゃわけあるか!こうしてやるにゃ!ずっとまとわりついてやるにゃ!!
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皆僕を捨てたけど…君だけは僕を見つけてくれた…君だけが僕の依る辺だった…だけど君も居なくなっちゃった…だから僕は…君を探して探して探して探して…やっと見つけたよ?僕は君に助けられてばかりだったけど…今度は僕が…「君を守るよ」
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今宵お集まりの皆様!私のゲームに参加していただきありがとうございます!!ルールはいたってシンプルです!「生き残る」ただそれだけです…見事生き残った者には賞金「1億円」を差し上げます!さあ!スタートです!!
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私の手は真っ黒に汚れています…そして心も…壊れてしまいました…だから早く…私を捨ててください…でないと…いつまでも…甘えてしまいますから
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君たちの光は僕には強すぎるんだ、僕は光を浴びることなんてないからさ?だから君たちは呼んでくれると助かるよ…僕が消えちゃいそうになるから
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僕は傍観者でしかないからね?君にとって心地よい言葉を並べてるだけだよ??まあそれは僕の本心でもあるんだけどさ~僕がそう言ったからやりましたはやめてね?
「君が選択した道」なのだから
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にゃあ?いにゃっしゃい…にゃにかお探しかにゃ?…薬?お客さん…はじめましてだからにゃ~しにゃし悪い人では無さそうにゃ…そうだにゃ!その薬を私が直接飲ませるという条件なら売ってもいいにゃ…さあ…どうするかにゃ?
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A)なあ○○…いつもごめんな…
B)にゃ~?
A)こらこら…指を噛むんじゃないの~
B)ナ~?…シャー!!
A)イテッ!?はいはいわがままなんだから…ったく
B)にゃん♪
A)はー君のことを大切にしてるつもりだけど…どうなのかなー
B)にゃ…ご主人の愛情は伝わってるから…安心していいよ
A)本当か?…あり…しゃべった!?
B)うるさいなー僕だってしゃべるさ
A)いや…なんでしゃべれるの?
B)君が子供の頃から生きてることに疑問を持たなかったのかい?
A)長生きな猫としか…
B)それはどうかと思うよ…
A)あっうん…ごめん…
B)別に気にしてないよ?
A)ありがとう…ところでこれからもいてくれるのかい?
B)…どこかへ行ってしまおうか?
A)えっ!?ひどい!!
B)嘘だよ(少し笑いながら)これからもよろしくね?○○
A)こちらこそよろしく!○○
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おかえりなさい○○…今日もお疲れ様~
今日は土曜日だったしいろいろ安くなってたからいっぱい作っちゃったの…だからたくさん食べて元気になってね?
どうしたの?…もしかしてあれ…して欲しいの?
恥ずかしいのだけれど…仕方ないわね~じゃあ向こうで準備してくるから服を着替えてきてください
速かったわね?もう少しでできるから待っててね?
…できたわよ?こ~らあせらないの…メッだよ?
はいどうぞ~ママの膝の上で横になるんですよ~
もう…そんなに焦らなくてもミルクはここにありますからね~?そんなに動かないで?うまくできないよ?
そうそういいこですね~たーくさん飲むんですよ~
あらあら~少しこぼれてるわよ~?フキフキしましょうね~…はいきれいになりましたよー
お腹がいっぱいになったんでちゅね?ママの膝の上でゆっくり寝るんですよ~
────────────────────────
A)ねえねえ?僕にギュッてされて喜んでるの?
O)ねえねえ?私にもギュッてされて喜んでるの?
A)君は変態さんなの?
O)貴方は小さい子がすきなの?
A)気持ち悪いよ…
O)笑ってるね~
A)ねえねえ(O)ちゃん!テントがたってるよ!
O)ほんとだね(A)くん!でもさ?このテント潰さない?
A)いいね!僕たちに潰されたらもっと喜んでくれるね!
O)そう思う?かわいそうじゃない??
A)でも~すっごく嬉しそうに待ってるよ?
O)ほんとだね!じゃあせーのでやろうか!
A)靴下で踏もうよ!
O)じゃあわたしも!
A)せ~の!
O)アハハ!すっごく嬉しそうに鳴いてるよ!
A)もっともっとやろ!
O)あっもう帰らないと怒られちゃう!バイバイお兄さん!
A)お兄さんバイバイ!また会おうね!!
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アリスさんxお嬢さん
A)いてて…ここは…どこだ?
B)おはよう○○…どうしたの?不思議そうな顔して?
A)僕は確か…頭をなぐられて…
B)今はどう?痛くない?
A)うん…おねいさんありがとう!
B)よかったわ~傷も残ってないみたいだし…貴方を殴った魔物は倒したからね?安心してね
A)ここはどこなの?空もおかしいし…
B)ごめんね…魔界に連れてきちゃったのよ…
A)ま…かい…どうして僕を助けてくれたの?
B)かわいいから…それに…ずっとずっと…君とすごしたいの!
A)何で僕なの?…僕は何もできないよ?
B)そこもかわいいからよ!歩く姿も!誰かと話しているときも!戦う練習しているときも!
A)おねいさんこわい…
B)あら…ごめんなさい…つい熱くなってしまいました…
A)ううん…僕もごめんなさい…
B)それでなんだけど…ここで暮らさない?
A)おうちに帰りたい…家族に会いたい…
B)だよね…そうだわ!君が勇者になればまた会えるわ!
A)僕は嫌です!戦いたくない!!
B)…そうよねごめんなさい…じゃあ家まで送るわね
A)ありがとうございます…またいつか会えるよね?
B)ええ!また会いましょう!
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私は作品に対して意見をすることがあるし批判することもある…がそれは作品に対してだけだ!「誰が」「何を思い」「どのように作ったか」それらを否定し攻撃することはない!それはなぜか?簡単だよ「君はそんなことでそれらを否定するのかい?」もしそうであるならば君は…いや君たちは…もっと視野を広げるといい…どこかで君たちも攻撃されているのだから
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もしも…今の関係が壊れてしまうのであれば…その未来を変えたいと…変えるための力が欲しいと願うけど…私はそんなものはいらないよ?だって今からでもお互いに変わっていけばいいのだから!
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A)とうとう来たか…
B)ええ!約束通り来て上げたわよ!
A)では…そこに座るがいい…お茶を用意しよう
B)あなたの策にはのらないわよ!早く皆を解放しなさい!
A)とっくに解放しているが?ホーウ貴様は人柱と言うことか…クックック…お前の体…奪わせてもらおうか!
B)なっ!?何を!キャッ
A)フーム良い魔力と体だな~これで貴様の王国へ行くとするか
B)そんな事させないわよ!…!?魔法が!?!?
A)今のお前は霊体だぞ?魔法はおろか干渉できまい…グハァ…なぜ!?
B)ここにはお人形がありますからね~…私にそっくり?
A)それは…その…
B)王国が私を捨て駒にしているのはわかっていたけど…貴方は私に居場所をくれるの?
A)ばれてしまっては仕方ないですね…私はあなたが欲しいのですよ…気高く美しく…そして優しく勇敢なあなたがね
B)私をどうしたいのよ…
A)私が消えるまで一緒にいて欲しいだけさ…あなたがよければだがな
B)王国から追っ手が来るわよ?
A)だから君の体を借りるのさ…洗脳された君が暴れたら王国も次を準備しないといけないからね
B)私のためにどうしてそこまで?
A)君が欲しいからだといったでしょうに…(まああの王国が邪魔だって言うのはあるけど)
B)浮気は許さないからね?…そういえば名前を聞いていなかったわね
A)私は○○だ…よろしく
B)ええ○○…これからも大切にしてよ?
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僕一番嫌いな事がある、それは口だけ出してくるやつらだ、自分は是が非でも逃げて行く癖にその行動と責任は押し付けていくやつらだ…状況も知らず何も考えようとせずただただ口だけ動かしている…私はその状況がわからないならばそれらに対して口を出さない、なぜかって?決まっているだろう「自分が同じ状況になったとき対応できるか?」それだけだよ
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A)おはよう!お兄様!!
B)君はだれ?それにここは?
A)ここは私のへやだよ~あなたのことがかわいくて…
B)大胆な事するんだね君…
A)そう?私は吸血鬼だもん!気に入ったら持って帰るでしょ?
B)吸血鬼!?僕のことたべるの!?
A)食べないよ!だって君はかわいいんだもん?食べちゃうなんてもったいない
B)じゃあ…家に帰してよ…
A)あなたも他の人とおなじなのね…
B)僕は家に帰りたいだけなんだ!家族と過ごしたいだけなんだよ?
A)じゃあいいよ…君のことは忘れてあげる
B)ほんと?じゃあはやく…えっ?…
A)アナタヲコロシテシマエバカエラナクテスムネ?
B)タスケテ…タス…ケ…t…
A)アハハ…マタ…ヒトリニ…ナッチャッタ…
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我が主に切っ先を向け…あろうことかこの館まで乗り込んでくるとは…その行為、死すら生ぬるい!その生きた証さえ奪い永劫の闇に沈めて差し上げましょう!!
紅き軍団よ!今こそ眼前の敵を押し潰せ!「レギオン」!!
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零-LLC(リニア・レール・キャノン)/纏い
壱-
弐-裏と表の封印/解放
参-みっつの力/幻想空激
肆-獅子の咆哮/死苦の束縛
伍-
陸-スカーレット・ロンド/パレード
漆-
捌-
玖
拾-セーフティ・バレット/リーサル
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お兄様?お兄様は私みたいな子をじっと見てるけどどうしたいの?…見てるだけって隣に私がいるのに?…自分のセンスを養うためってそれで流行りのものを買っているのね~ありがとうお兄様…大好きだよ!
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生あるものは静することなく制される「動体探査方」(アクティブソナー)
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性あるものは制することなく生をうむ「動物の運命」(ライフサイクル)
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人は過ちを正せる…というがそれならいつになったら直るんだい?人類が産まれてから永い…永い年月が過ぎたが一向にかわらないじゃないか!それでも変われると言うのならさぁ~君が証明しておくれよ?
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人類は話し合えば互いを尊重しあえるだって?戯れ言もその辺にしてくれよ…戯れ言じゃ無いって??ならどうして「戦争」なんてするんだい?「一番」を目指すんだい?「他者」と比べるんだい?教えてくれよ…君の思い描く理想郷を?げんじつをみせてあげるからさぁ!
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私は悲しいよ…長い…とても長い時間をみてきたが…真の平和が続いたのはほんの僅かであった…そしてその僅かな時間は「力」によって壊されてしまう…教えてくれないか?どうしてこの世界は…こんなにも悲しいのか…
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ころすこと壊すことを悪いことだと言うけれどさ?それはただの「状況」による判断でしかないんだよ?周りを見てみなよ「自分のため」にそれらを行うことは大概よくて「意味もなく」行うのはいけないんだよ…もっと分かりやすく言おうか?争いで生命や物品が壊れても仕方なくてそれ以外では悪いことだよ?ほらちゃんと考えてみてよ…君の価値観が僕の言ったことに反してるかをさ
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おい?俺は宝を探してこいって言ったが…宝酒造を持ってこいとはいってねえ!
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直人・弟・能天気・ちょっと抜けてる
一真・兄・真面目・半ばルール重視
一真)おい?なにやってんだ??
直人)スゥー・・・ちょっと植物を育てようかなと・・・
一真)うん・・・確かに植物だな?植物だからといって「食肉植物」を育てるとは聞いていないんだが?
直人)書いておいたぞ!?ここの区画で食人種3種誘因種2種禁忌種1種って
一真)ああ書いてあったな・・・書いてあったが・・・その全てが危険種及び禁忌種取り扱い免許の所持が必須ものだとおもわねえんだわ・・・
直人)別にいいだろ?ここなら⑨(氷精)位しか来ないしそれ以外が来ても警告無視で入ってきたやつはもれなく養分だしさ?
一真)ああそうだな・・・でだな?何でお前はくわれかけてんの?ねえ??最初から気になったんだけど???
直人)この子達の捕食って優しくてさ?敵意がない相手とか普通に接してくれる生物にはちょっと血液とか奪う代わりに疲労とか回復してくれるのよ
一真)ほうそれはいいがお前・・・紙のような物理耐久だろ?
直人)紙を扱うように捕食してくれるからこうやってしゃべってないと眠くなる・・・
一真)ああそうか・・・じゃあ報告書書き直しとけよー
直人)はー・・・い・・・zzz
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戦闘の掛け合いっぽいもの
A)やあ、遅かったじゃないかまちくたびれ・・・なんだい?その子供達は??
B)すまんすまん!道中迷子の子達が多くてな!時間も遅いからこうして保護してきたんだよ
A)じゃあ一試合したら返しにいくぞ
B)そうだな・・・では、行くぞ!
A)遅い!小手先の技術で勝てると思うな!
B)ならこれはどうかな!?
A)くっ!・・・だがそれは想定の範囲内・・・そこだ!
b)うおっと!やはり効かぬか・・・ならばこうだ!
A)高速移動による残像で欺けるとでも?
B)「「ただの残像だと思うなよ?」」
A)おいおい質量を持った分身は聞いてないって!
B)隙あり!む?手応えがない??
A)はい私の勝ち・・・と言いたいけど引き分けだよ
B)最後は当たっていたがこちらにも一撃か・・・いつも引き分けでは面白くないではないか
A)はいはい今日はおしまいだよこの子達を帰す方が先だからね
B)うむ!では皆いくぞ!
A)お兄さんについていくんだよー
─────────────────────────
鋭矢・図書館の司書、悪魔界では名の知れた上位存在であったがパチュリーに召喚され使い魔として働く
パチュリー・図書館に住む魔法使い、自らを高位の魔法使いと自称するがそれだけの技量を持つ。喘息持ち
図書館内で本を片付ける二人
鋭矢)・・・さてここら辺は終わりですか?
パチュリー)ええ助かったわ
鋭矢)しかしここの蔵書数も増えてしまいましたね
パチュリー)私は構わないわよ?言えば持ってきて貰えるし
鋭矢)パチュリー様?さすがに他の使い魔が悲鳴をあげてしまいます
パチュリー)この程度で根を上げる子達はいないわよ・・・それに危険な物を運ばせるときはちゃんとしてるわよ
二人は室内の中央にある椅子に座り本を読んでいる
パチュリー)鋭矢これの解読書持ってきてちょうだい
鋭矢)それの解読書ですか?こちらですね
パチュリー)貴方が読んでいたのね道理で探してもないわけよ
鋭矢)スミマセンお互いほしいものがいっしょだとは思わず
パチュリー)かまわないわそれより教えてほしいのだけど・・・
鋭矢)どこでしょうか?・・・なぜ禁忌項目を開いておられるので?
パチュリー)だってこうでもしないと貴方の魔法見れないんですものねぇ?「魔王の左腕」さん?
鋭矢)今は「図書館の司書」ですよ・・・こうして平和に過ごせるのは落ち着きます
突如として響き渡る轟音
直後に聞こえる悲鳴
鋭矢)・・・ウルサイ
パチュリー)鋭矢?殺気は押さえなさい
鋭矢)これは失礼しました・・・
────────────────────────
テーマ・宿での一幕
A・・・活発な人・なんでもストレートに言う
B・・・元引きこもり・Aに引っ張り出されている
A)あー・・・疲れたー
B)ん・・・あげる
A)これなに~?
B)疲労に効く薬・・・私が調合した・・・
A)いいの!?ありがとう!!
B)ちょ!?くる・・しい・・・
A)へ?あっ!ごめんごめん!!
B)ゲホッ・・・あなた・・・私に怨みでもあるの?そろそろ怒るわよ?
A)ないない!でもさ?あなた可愛いんだもん
B)・・・一度痛い目をみないとわからないかしら?
A)あのー(掛け合い相手)さん?目が笑ってませんよ?そして何で杖をこちらに向けているんですか??ねえ??
B)・・・おやすみなさい(とびっきりの笑顔)
A)へっ?ガフッ(殴られる)
B)全くもう!恥ずかしいったらないわね・・・おやすみなさい(掛け合い相手)
────────────────────────
A)お兄ちゃん見てみて!きれいにできたの!お兄ちゃんにあげる!!
B)花冠か?恥ずかしいからやめておくよ…
A)お兄ちゃん…だめなの?
B)そんなことはないけど…
A)だめ?お兄ちゃん?頑張って作ったのに…
B)そんなこと無いよ!でもはずかし…
A)だめなの…ね…
B)そんな顔しなくてもつけるから!ほら笑顔をみせて?
A)お兄ちゃんありがと!
B)ほらつけてくれ?○○
A)お兄ちゃん似合ってるよ!
B)あはは…ちょっと恥ずかしいけどね…
A)お兄ちゃんはいつもかっこいいもん
B)○○には負けたよ…次は何をするの?
A)じゃあ…一緒に日向ぼっこしよ?
B)いいよ…そのまま寝ちゃおっか?
────────────────────────
光を持って生まれ…その光は他者に奪われ…取り返そうと動けば闇に落ち…落ちた闇で更に黒く染まり…黒き心で炎を滾らせる…笑っちゃうよね!奪った人達はそんな事気にせずに笑ってるんだもの!だから僕は決めた!!この世界を壊して光を奪われない世界を作るって!!
────────────────────────
何であんなものを信じるのって?君たちはそんなんだから気づかないんだよ…暗闇の中で自分の居場所を作ってくれたら誰だってそこにいるよ
────────────────────────
奪い奪われ…ころしころされ…人というのは面白いな!どこを見てもそれしかしていないからな!
────────────────────────
我が心臓はフラン様の糧に・我が身体はフラン様を護る盾に・我が行動はフラン様の安心のために・・・我村井直人…我が主のため…参ります
────────────────────────
ねえねえ君たちの体がボロボロになるさまを見せてくれよ!君たちの泣き叫ぶ顔を見せてくれよ!君たちの絶望の瞬間を見せてくれよ!だからー?ほら早く逃げないとー君たちもたべちゃうよ?
────────────────────────
いたい?くるしい?つらい?どうしてそんな顔してるの??君たちは笑って僕にいろんな事してたじゃないか?だから君たちにも君たちが楽しかったことをしてあげてるだけだよ?早く解放してくれだなんて君は何を言ってるの?あんなに僕が望んだときはやめなかったのに自分の時はそれが通るとおもうのかい?…まだまだ君たちが僕にしたことはたーくさあるんだからね?まだまだこわれないでね~?
────────────────────────
私が戦いたかった貴方はもういない…でも…私のライバルはあなたしかいない!私の友人はあなたしかいない!真の覇者はあなたしかいない!!今この場に居なくとも貴方と共にいた私だから見せることができる!これが私と彼の戦いだ!静寂を斬り拓き!悲嘆をねじ伏せ!覇王に挑む事を嘲笑った者共よ!今その目に焼き付けろ!これが私の…私と「彼との」夢の形だ!
────────────────────────
だから何度も言っているが私に物理的な干渉をする作業を振らないでくれ?魔法は便利だけど万能じゃない…魔法によって腐食する物質もあるのだから…まったく…これだから魔術資格が無い者の下で働くのは嫌いだが…私の魔法に頼らざるを得ない状況だろうし面白いから許すよ
────────────────────────
私のこの力は混沌と破滅を招く…だがな!それを操り矛先を向けるのは私自身の意思だ!例え操られようとも私の大切なものたちにこの力は振るわない!!だから君たちに見せてあげるよ…古より伝えられし破滅の足音を!!
────────────────────────
弱き者を守る盾よ・我らを護らんとする者達に・不変の愛と・不朽の護りを与えたまえ
────────────────────────
ここは俺がくいとめる!お前たちはさっさと逃げろ!!いいから早く!!…行ったか?ふぅ…さーてとやっと暴れられるぜ…主すら食いコロシタ狂犬の力…おもいしれ!
────────────────────────
個をコロすのは大多数であり個個を生かすのも大多数…しかしその大多数は時としてすべてを覆す敵となり同じ大多数をコロす…なぜだろうな?互いに尊重し関わらなければ良いのに…
────────────────────────
平和を目指す平和を目指すって言うけどさ?どんなに小さな事でも争っている生命の集合体なのに「平和」って訪れるのかな?
────────────────────────
おいおい…いくら自分の大切なものだからって他の生命を自分の「物」にしようとは思わないよ?それはその「もの」が自由に考え行動するから良いんじゃないか…自分の「物」になってしまったら…それはもうその「もの」ではない
────────────────────────
情報とは面白い…少しの悪意があれば湾曲した事実をひろめ大多数を操る事ができ真実を意のままにできる!今もそうかもしれないな?だからその意味を…真意を…探す手を止めないでくれよ?
────────────────────────
セラポテさん用
A)目が覚めたかい?君の事は縛らせてもらったよ♪
B)何!?どうして!?ここはどこなの!!
A)い~や~だ♪だって~君のその表情が見たいんだもん…せっかく苦労して捕まえたのに放すわけ無いでしょ?
B)何で近付いて来るの!?やめて!目隠しはいや!!
A)暴れても無駄だよ?これは頭に固定するタイプだからね~僕が外すまでとれないよ?
B)この首の感触はなに…
A)よくある紐だよ?
B)やめて!それだけはやめて!!
A)なんで?君が「やってみたい」っていってたじゃん?
B)いや…いやっ…
A)安心しなよ…ゆっくりゆっくり絞めてあげるから…もがき苦しむその表情…苦痛に喘ぐその声
B)しまっ…たすっ…けて…ダメッ…
A)僕に…僕だけに見せてくれよ!
────────────────────────
オンリーワンがたくさんできればより良い扱いやすいものが選ばれるにきまってるじゃん!なーんでわからないかなw
────────────────────────
最初はさ?心配で君の側にいたんだけどさみてるうちにだんだんとそれがかわいく見えてさ…それからも過ごしてるうちに…その…君がよかったらだけど…これからも一緒にいていい…かな…?
────────────────────────
このような時間に申し訳ありません…ですがあまり聞かれたくなかったので…本題ですが…私はあなたの事が好きなのです…主人としてそして一人の人として…本来このような想いを抱くことは不適切なのですが、これからも従者として…そして恋人として過ごさせていただけますか?
────────────────────────
天駆け貫き、我を導かん!「閃光の幻影」(フェイズダーク)
────────────────────────
君の眼に映る僕は本当に僕かな?それとも君かな??僕は偽り、僕は幻…「君の見る夢」(ファントムビジョン)
────────────────────────
ほーらでておいで~いつまでも隠れられるとさびしいんだよ~?こわくないよ~??せっかくおやつも用意したのに…どこにるの~でておいで~
────────────────────────
ああ…おしい…もうちょっとで当たったのに~しっかり狙ってるのになー…ねぇどうしたら君のようにうまく当てられるの?教えてくれない?
────────────────────────
俺たちはただ逃げ惑うだけの羊か?いな!鋭い爪と牙を持つ狼である!!今こそあわれな羊だと考えている者達の喉を噛みちぎり!この恨みをはらそうぞ!!
────────────────────────
より高く熱く!/より高く冷たく…
より美しくより輝き!/より醜くより暗く…
他者を導く光となり!/他者を拒む闇となり…
一つの理想のため我ここに顕現し眼前の敵を葬る刃(弾丸)とならん
────────────────────────
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戦闘描写練習
これはあり得たかも知れない一つの話
彼らを断片的に記憶し
他者によって改竄され
ヴァンパイアハンターとして活動する
そんな世界
────────────────────────
中世の世
人々は吸血鬼に怯え
夜を恐怖していた時代に
一人の男はそれらを狩る者として生活していた
その男は修道服を着ているが、それは濡れた黒のように闇に溶け込む
口数も少なくたった一人で行動し
常に目元を隠す仮面をつけていた
「ハンター…新しい依頼だ」
ハンターと呼ばれた男は自身の獲物を手入れしている
「今回のターゲットは紅い悪魔と呼ばれている…何人も送ったが全て返事はない」
男は片手を上げてヒラヒラと振る
ハンターの使う武器は[銀製のナイフ]、[調合薬品]そして、[魔法]と呼ばれる超常現象
彼は異質であった
それゆえに一人でありそれゆえに彼らを信じた
数日後
彼は目撃情報を頼りに目標地点へ向かう
そして
紅い館を発見する
門前には足を肩幅に開き後ろ手に組む女性が見える
「先ずは一つ…」
ハンターはナイフを一本放つも
すんでのところで弾かれる
「あっぶないですねぇ…ここは…通しません!」
ハンターはゆっくりと歩いていく
女性は格闘戦の構えを取る
「用件は?と聞かずともわかりますよ…ハンター」
「ならばそこをどけ…無用な殺戮は好まん」
およそ5Mの距離
それは互いに踏み込めぬ神域となる
二人はわかっている
『先に動いてはいけない』
数分…数十分…一時間…
それは訪れる
「残念ですが…さようなら…」
「なっ!?魔方陣!?!?」
「殺しはしません…まあ貴方の主が息絶える頃に解けるでしょう」
「きさまぁ!!」
女性はその場から動けなかった
正しくは結界の中だけしか動けなかった
「私の主には!」
結界を殴る
「絶対に!触れさせない!!」
二発三発と続ける
「ここは!絶対に!!」
結界が揺れる
そして
「通さない!!」
渾身の力を込めたそれは結界を破壊する
しかし姿は満身創痍である
もはやボロボロの状態では戦えず
その場に倒れこむ
「ふむ…貴殿の忠誠に幸あらんことを」
ハンターは回復の小瓶を置いて立ち去る
門を開け敷地に入ると
「一斉射!これ以上通すな!!」
「撃て撃て!!足を止めさせろ!!」
「はぁ…」
ハンターは指を鳴らす
瞬間、火薬が失くなる
「えっ?撃てない!?」
「火薬が…火薬が…」
「さあ…恐怖の時間だ」
逃げ惑う使用人達は
こちらへ向かうもの
裏口へ走るもの
自殺を試みるもの
それらを介さず進む
訓練されていない人間など羽虫のように蹴散らし
逃げるものはめもくれず
死にゆくものは己が力に
そして廊下で出会ったのは紫色の服を着た少女
「あなたがハンターね…申し訳ないけど…」
「煙幕!そしてブラックペッパー!!」
「ゲホゲホ!?(息が…できn)」
狭い通路で煙と胡椒を振り撒けば
おのずと呼吸を制限する
ましてや詠唱が求められる術者には
耐えられぬ物となる
「魔女ですか…後で報告をあげましょう」
「ゲホゲホッ…行かせ…ない…コヒュ…」
再度胡椒のみ振り撒くと
少女は倒れこむ
すると
「パチュリー様!!私が援護するので避難を!!皆行くよ!!」
出てきたのは悪魔の気配のする少女
こちらへ攻撃しようとするも
「遅い…」
魔法の詠唱中に足払いされ倒され
「さあ選ぶといい…屋敷の主の元へ案内…だれだ?」
背後から飛んでくるナイフ
そこに誰もおらず
今組伏せた人物の姿もない
「なるほど…これは無理な任務だ」
ハンターはエントランスへ向かい魔力を解放する
「ようこそ私達の館へ…でも貴方はお断りよ」
「ことわりなどもとめてないからな…貴様の主人を出すがいい」
「そうね…あなたが死んだら、会わせてあげる!!」
目の前のメイドはその一振で数十のナイフを飛翔させる
ハンターはその仕掛けを解こうと魔力を広範囲にばらまく
「いつまでも逃げているだけかしら?ヴァンパイアハンター!」
「逃げてはいないさ…つかまえ…」
ハンターの罠にかかる瞬間
まるで瞬間移動したかのようにかわされる
「なるほど…時間操作か…」
「解ったところで何も変わらないわ」
メイドは油断していた
『ただの魔法使い』ならば詠唱させなければいい
ハンターは普通ではない力を持っていた
「さぁ…これで終わりよ」
「終わり…か…本当に終わるのはそちらだがな」
メイドは時間を止めハンターを中心に幾重にもドーム状にナイフを配置する
「貴方の時間も私のもの…ただの魔法使いに勝ち目はない」
再び動き出す時間
その刹那
「そのはずだよなぁ?」
「なんで!?なんでここに!!」
メイドの背後に立つハンター
その手には縄が握られ
それはメイドの首にかかっていた
「はずそうと思わないことだ…触れれば腐敗していくことになるぞ」
メイドは縄をナイフで切ろうとするも
言われた通り腐食し、折れる
「…私の負けよ…でも一撃与えさせてもらうわ!」
メイドは正面にナイフを投げる
それは自身事貫き確実にダメージを与えるはずだった
「それほどまでの忠誠…怯えではなくただひたすらに思うその心に免じて貴方も助けようではないか…」
ナイフは赤い壁に弾かれ
首の縄も消える
「さて…ここには後二人いるな…なぁ?紅い悪魔よ」
「あら?いつから気づいていたの??」
「最初から…横やりは少い方がいいのでな」
眼前にはコウモリの翼を持つ青いドレスのような服を纏う少女が居る
「咲夜貴方も逃げなさい…私はここまでのようだから」
「お嬢様!?何を!!」
「そうね…貴方と偽りの家族を演じるのは…」
「お嬢様…いえ…レミリア!」
「!?」
レミリアと呼ばれた少女は驚いた表情を見せる
メイドからそのように呼ばれることなど
まして今まさに裏切ろうとしている自分に
何を言うのだと
「私はあの時拾われ!新しい名を頂いた時よりすでに貴方のものです!!」
「咲夜…」
「今さら帯びる恐怖など…貴方を先に失う以外にありません!!」
メイドは己の手首をナイフで切り
血液を持って刃を作る
「これが最後の一撃です…(持って頂戴…私のからだ!!)」
メイドはハンターへ振りかぶる一つ一つの血液は
新たな刃となり
襲いかかるはずが…
「素晴らしい!己の全てを賭けて一撃となすとは!!」
「何がおかしいのよ!」
「ですが貴方に死なれては困るのです…眠りなさい…」
メイドは刃が到達する前に気を失う
しかし傷はなく
その体には変化がない
「ここまでかりたてるのはよほど好かれているのですね」
「咲夜は元々ハンターよ…貴方と同じ…ね」
ハンターが少し悩もうとすると
「お兄さんはだぁれ?」
「フラン!どうして!?」
「フラ…ン…フラ…ン…アハハ!そうか!そうか!!」
ハンターは急に狂ったように笑いだす
「記憶の封印は今解かれた!!レミリア!咲夜!パチュリー!美鈴!!そしてフラン!!」
「こいつは!?まずい!!」
ひとしきり笑い終えフランの前にひざまずく
そして顔を伏せ両手は見える位置に置いたまま
「私は村井直人…貴方の知らぬところで命救われ…貴方に仕えるためにこの地へ降り立つも…ハンターとして記憶を曲げられた…」
「貴方の言い分はそれだけかしら」
「フランドール・スカーレット様…我が全てを捧げます!貴方の牙となりて敵を滅ぼし!貴方の盾となりて全てから護りましょう!!」
「貴方はそれが望みなの?」
「はい、我が命は貴方様のものです」
「だったら…ニゲナイデネ?」
フランは右手を前にだし手のひらを上に向ける
その上には淡く光るなにかがある
「ねぇフラン…それなに?」
「これ?彼の心臓」
フランはそのままゆっくりとそれを握っていく
「貴方は私の家族を傷つけた…その分同じ痛みを与えてあげる」
「ありがたき処置に感謝します…グッ…」
ハンターは痛みを感じながらもその姿勢は崩さない
ゆっくりと強く握られ…ゆっくりと痛みは増し
光が圧縮されていき…その痛みはより強く激しくなり
「これでおしまい…」
その言葉の後…フランは手を開き
「これからはよろしくね?」
抱きついて放つ一言
「ありがたき幸せです…」
「まるで咲夜と私ね…」
「ねえ直人?使用人達がみーんな居なくなったんだけど…」
「そうですね…私がその代わりをしましょう」
こうして戦いは幕を閉じた
ハンター達がここへ来ようとも
時の魔術師と黒き魔術師の前では赤子も同然となり
人々は彼らをさらに恐れ近付くことが失くなり
その存在を忘れたとき…彼らはもうすでにいなかった
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ククリXレイン
ククリ・ショタ系魔法使い-いたずら好きな男の娘-声や姿は女の子に見える-過去に刀の使い手に助けられたことがありその人物をレインだと思っている-扱う魔法は「死」「呪」「闇」「毒」
レイン・身長の高い青年-刀をひとつ差している-生真面目な性格-魔法剣士を目指し入学-過去に父親が通りすがりに盗賊達を切り伏せ誰かを助けた事を聞かされている-現在修行中だが中級結界までなら切り裂く事が可能
レイン)ふう・・・少し休憩しよう・・・で?お主はどうして私についてくるんだ?
ククリ)だって~僕の探し人と同じ特徴だもん!
レイン)ふむ・・・私の父が盗賊相手に戦った話しはいくつも聞いているが、誰かを助けたという話は聞いたことがないのでな
ククリ)うーん?でもでも~刀を使って「雨のように」血を降らせてたのはおぼえてるんだけどな~・・・
レイン)私が教わった剣術にはそのような技はなかったが・・・今度文でも出してみるか
ククリ)ねえねえ!今から実戦形式で訓練しよ!
レイン)お主と戦うのか?・・・断ったとてずっとついてくるだけか・・・
ククリ)一回くらいいいじゃーん
レイン)そうだな・・・我々をつけている者達を追い払ったら一戦・・・まじえようではないか?
ククリ)それさ?ついでにやろうよ!
レイン)なるほど・・・それは面白い
ククリ)でしょ?じゃ~あ~・・・スタート!
レイン)こやつ等は軽いな
ククリ)僕にとってはつらいんだけど!?
レイン)それはそうであろうそちらに腕のたつものを回しているからな
ククリ)この鬼!悪魔!はしびろk
レイン)次にそれをいったら・・・切る・・・
ククリ)ひゃ・・・ひゃい・・・
レイン)ところで・・・我々をつけていた者共は逃げていったな
ククリ)やっぱりさー僕が助けてもらった剣術そのままだよ~
レイン)・・・お主それはどこで助けられたのだ?
ククリ)もう小さい頃だから覚えてないよ?ただ覚えてるのは「長い刀」を軽々振るう剣士が、笑顔で盗賊を切り殺していた事と~その剣士の横に男のがいて~
レイン)このような扇子を持って・・・
ククリ)そうそうこの扇子だよ!!ってあれ?なんでレインが持ってるの??
レイン)その男の子は私だな
ククリ)じゃあ君のお父さんが・・・
レイン)そうなるな・・・奇妙な縁もあるものだな
ククリ)今度さ!長い休みに入ったら君のお父さんに会わせてよ!
レイン)いつでもあえるぞ?今はここには道場ごと住まわせてもらっているからな
ククリ)ほんと!?じゃあ次の休みにおじゃまするね!ありがとうレイン!!
レイン)・・・行ってしまったか・・・道場への転移鍵を渡そうと思ったが・・・いづれたどりつくか・・・
終
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直人の過去~学園の調律者~
直人はその戦いに身を置く際
そのどちらにも属さないことが多い
直人の小さなこだわりである
「互いに信念がある争いならば私はその影で傷つくものに手を差し出そう、私が救える者は全て救う努力をしよう、しかし己の欲望のために他者を圧倒するならば…他者をわざと傷つけ正当防衛を主張するならば私は喜んで貴殿らの相手をしよう」
そしてもうひとつ…
「手を差し出したなら終わりまでその手を離すな」
直人は例え自分が犠牲になってでも助けようとはしない「見て見ぬふりをする」
どうして顔も名前も知らない他人の為に自らを差し出す必要がある?
どうしてわざわざ面倒事を自らの手で引き寄せる必要がある?
それが家族や友人ならば手を伸ばそう…しかし仲間にそれができるか?
仲間…ある一つの目標の達成のために集まる者達
好き嫌いが生まれるこの関係で「嫌いな者」を助けることが必要か?
己より能力が低く他者よりも劣る者を助けるか?
否!それができるのならばそれすでに行えると即座に言える!!少しでも考えたのならば!それは切り捨てるということ!!
これを否定するのか?ではこうしよう
「君は今部屋にいる、そこには君の嫌いな人物と仲の良い人物がいる。部屋の中央には爆弾、二人はとなりどうしであり君の後ろにしか出口はない。君の手元には鍵とヘアピンがある、鍵は一度使えば二度と使えない、二人と鍵で壁に縛られている、爆弾は二人を助けるとギリギリ間に合うかわからない時間でセットされている、扉は一度しか開閉できない。」
この状況で二人とも助けるかい?
自分と仲のいい人物だけならば爆弾が起動しようと逃げ切れる時間がある
なぜいいよどむ?君はこの状況でも二人とも助けると答えるはずじゃないか??
…痛いじゃないか…怒りに身を任せて攻撃するか…やっぱり口だけなんだね君は?
僕は絶対中立と言うが…こうして襲われれば立派な被害者だろう?ほら?続きはどうするんだい??
しないのかい?ならなんで攻撃したの?
ねえねえ聞かせておくれよ!
君の傷つけられた自尊心を護るために攻撃した理由を!!
ほら…ほらぁ!グフッ…
君はもう終わりだよ…すでに…君の仲間が…来ているけど…この…状況では…お互い逃げ…られない…
君は…とてもおしかったよ…僕の…答えに…近い存在…だったが…バイバイ…
…ふ~いたかった~中立を保つのも楽じゃないね~…ん?ああこれは「過去」の私だよ
今の私が私である由縁であり今の考え方の結晶であり…忘れてはならない戦争の始まり…だからね…
ああ!ごめんごめん!気にしないで!その戦争は私が全てを「吹き飛ばして」終わったから!相手は殲滅されて赤い花が咲き乱れちゃったけどね~
私は私であり他の誰でもない…自分の罪は自分が背負わないと…誰かに分けていいものではないから
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もしもあの時彼らが…
ルームメイト視点しかありません
あの日
直人が行き先を告げず学園を離れた数日後
四人は追いかけることをきめた
それは限られた情報を追いかけるという途方もない鬼ごっこだった
「じゃあ今ある情報はこれね」
一枚の新聞
そこには
『突如あらわれた赤い館、その周辺の村では行方不明事件多数』
と記されていた
「でもよーここにつく頃にはもうないかもしれないぜ?」
「それはないわね…予想だけど彼らが絶好の餌場を捨てないと思う」
「!?ほんとですか!!皆さん直人さんらしき人物がこの館ではない場所で目撃されています!!」
「よし!そこへ出発だ!!」
彼らは学園に退学届けを提出し受理された
学園の加護は消え庇護もなくなる
そして学園の門をくぐると
「これは酷い…争いの跡ね…」
「サラマンダー!全てを焼き尽くせ!!」
「彼らの魂に安らぎがあらんことを…」
「…来るぞ」
4人の前にあらわれたのは血で染まった人のような何か
「これはこれは…ハンター自ら赴くとは…都合がいいですねぇ」
「それ以上…しゃべるな」
「はっ!にんげんのぶんざいでぇ?」
レインは抜刀すら見せることなく顎を切り落とす
慌てふためく何かは次第に再生し
「いいでしょう!我々との力の差を」
「食い荒らし全てを飲み込む大地の化身・ツリーゴーレム!(護り手は恒久に愛し愛されん)」
植物によって手足を縛られゆっくりと全身を締め上げていく
苦痛の叫びが聞こえるがそれは続いていく
そして絶命したかと思えば再度再生し
「このがきどもがぁ…」
「医療の結晶って何か解る?答えはね…」
エレーミアは瞬時にメスで斬りかかる
「そんな小さな刃で…痛い!?なぜだ!?!?再生しろ!!」
「残念♪すべての神経を切断したわよ?」
「お前ら!俺を援護しろ!!」
「暗き火よ…その深き焔をもって我らに断罪を与えん…イフリート!!」
その焔は無色であり
触れるもの全てを焼き尽くし
怯え逃げるものを焼き尽くした
「これが…強いと言われるのか…」
「人間も…こんな兵器も使われるなんて…」
「また一人…来るぞ」
現れたのは傘をさした男
敵意はないがどこか怪しい
「皆さんはじめまして…私はこのアホに苦汁をなめさせられていた同じ種族の別の主人の遣いです」
「なんの用ですか?」
「我が主がお礼をしたいとお呼びでして…その伝言をと遣わされた次第でございます」
「お主の言い分を信じる理由はないな…」
「ならばあなた方もご存じの血の契約…結びましょう…」
「どこでそれを?それは禁術のはずよ」
「我々のところに来た男が使ったんですよ…見本を見せるために腕を一つ失いましたがね…」
四人は男に着いていくことにした
────────────────────────
たどり着いたのはいたって普通の館
そしてそこでは人間が生活していた
「ここは学園のようだな…」
「ええそうなんです!今まではひた隠しにしていたんですが村長と話し合い、ここで居住してもらうことにしたんです」
「なるほどな…人々は互いに互いを知ることで恐怖を減らしているということか…」
「最近はあいつのせいでさんざんでしたけど…彼らが守ってくれました」
「でも協会の人達はそれでは…あっ…」
「そうなんですよ協会からスタッフを派遣してもらってるんです」
「ちょっとまって…あれ爆薬よね?」
「ええ…まあ…そうですかぁ…やはりダメでしたか…」
「我々は中立であるがゆえに調査できるがどうする?」
「いえ…そこまでには及びません…次の一手次第ですが」
そのまま館の扉をくぐり主の間へ通されると
大量の書類と格闘する主人らしき男とそれの補助をするシスター二名がいた
「ちょ!?ご主人様!?!?いくら手が足りないからってシスターはまずいですって!!しかもダメージ受けてるじゃないですか!!」
「こうでもしないと…終わらないんだ…客人は待たせておいてくれ…」
「確か吸血鬼よね?少し血を分けてちょうだい」
エレーミアは有無を言わさず10mlを注射器で抜くと5mlをリリーに渡す
そして二人が魔法回路を展開し接続すると
一つの液体が出来上がる
「はい…これ飲んで」
「…ありがたくいただこう!」
液体を飲み干すと
机に倒れ混み5秒で起き上がる
「気分はいかがしら?」
「最高だよ…これは常飮してはいけないがね…」
「お仕事…頑張って」
「ああ!すぐに片付けよう」
数分とたたぬうちに書類が消えていき
五分経たずしてそれは終わった
「ふう…ではこれらの提出を頼む…改めてようこそお客人よ私はこの付近を納めている吸血鬼である」
「私たちは互いに名前を知らぬ方がいいでしょ?そうね…私はドールと呼んで」
「私はプランツでお願いします」
「俺はフレイマーで」
「私は…そうだなエリアにしよう」
「さて…君たちは探し物をしにここへ来たのだろう?」
「ええ黒のスカウト…村井直人を探しにね」
「彼の行方は私も知らない…力になれず申し訳」
「『その鎖は今断ち切られ鳥籠の扉なく自由と光与えられん』血の契約を我々は解除できる…だがそれは我々が見ている前で賭けられたもの以外ではあるが」
「フフ…あのものは地下にいる…案内しよう」
こうして四人は彼とその友人と出会い共に長い時間を過ごした
それは彼女が幻想に迎え入れられ友人は執事となるまで別れることはなかった
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あの日あの時あの場所で
これは直人が学園から去り
とある国家連合が攻めてきたときの話
────────────────────────
人物紹介
レイン
東洋の侍、独特な言い回しや自分だけ理解して回りを置いていくこともある青年、冷静で冷徹、味方には優しいが敵には一切の慈悲なくその刃を振るう
二振りの刀を腰につけているが基本は一刀のみ使いそれが何かの拍子に使えない場合二本目を抜く
グレル
いわゆる召喚士の男の子、明るく活発でレインとは対照的な子供
思った事が口に出やすく考えるより先に体が動く
誰にでも優しく振る舞い例え敵であろうと真に助けるべきと思ったときは行動する
普段からサラマンダーを肩にのせておりいわゆるピカチュウ状態
得意なのは炎系統全般
エレーミア
いわゆる錬金術師の女性、どことなく公平に振る舞うが自分と家族を馬鹿にする者に容赦はしない
錬金術とはいうが武具の製作から小物の生産、物体への性質付与も行う
どんなときでも一度考えて最善手を取ろうとする
基本的な工房道具をもちあるいておりどんな環境だろうと一定の水準で作業が可能
リリー
植物の声を聞き会話が出きる女の子
植物の成長や交配、性質すらも自由に扱う
幼少期に受けた事象により精神に傷をおい一人で影で過ごすことを好む
並大抵のことなら特に何があっても怒ったり泣いたりしないが自分の大切なものが攻撃されると相手が誰であろうと反撃する
服や靴に植物の種を隠しており戦う際はそれらを操る
共通点
直人がいた頃に模擬戦と称して実際の戦争や暗殺任務につれられたせいで、学園内のどの人物よりも実践値が高く、この4人の連携及び伝達能力は特化している
────────────────────────
ある日学園内に放送が入る
その内容は連合軍が進行してきたとのこと
リリーとエレーミアは自身の工房へそのまま残り
レインとグレルは訓練場から瞬時に2人の工房へ避難する
レイン)おおよそ状況は理解したが…我々は動く理由がない
エレーミア)それもそうね…これは学園の戦争であって私たちは関係ない
グレル)でもよーお世話になった人たちを見捨てるのもなんかなぁ
リリー)そうですね…私たちの部屋さえ無事であればいいのですが
レイン)む?砲撃音…
エレーミア)これは近くに落ちるわね~
四人がいるのはリリーの普段使っている研究室
そこはエレーミアの書類や工房も併設されているため他の二人も避難してきた
レイン)それにしても学園に攻勢をかけるとは
グレル)よほど知識が欲しいのかなぁ~禁書は全部直人が封印してたし
リリー)新しい魔法や技術もほとんど開示してますし
エレーミア)図鑑の発行や国交の橋渡しもしてたんだけど
グレル)ん?貫通砲撃??
リリー)なら…「リフレクト」
砲撃は着弾と同時にどこかへ吹き飛んでいく
リリー)もー子供達に何するつもりなんでしょう
レイン)どうやらここに集中放火するようだな
エレーミア)しょうがないわね…「命持たぬ人形達よ我が声に従いて護りたまえ」
エレーミアの声に答えるかのごとく飛来する全てを撃ち落とす人形達
リリー)そういえばなぜここに?エレーミアさんは工房があるのでわかりますが
レイン)お主らが集まるならば防御しやすいここだろうと思ってな…深い意味はない
グレル)そうだな俺も同じだぜ…まあここまで揃うとは思わなかったが
術士の攻撃が激しくなるが結界内部は静かなものである
エレーミア)直人の結界ってすごいわね…これだけの攻撃を受けてなお傷一つ無いんですもの
リリー)実際は受けた瞬間に吸収して修復しているみたいですね
レイン)気づいておると思うが…包囲されているな
グレル)一回焼き払うか…「天より来たりて灼熱を見せよ!バハムート!」
召喚された人の姿を持つ竜は天高くまいあがり
研究室を中心に極温のブレスを放つ
リリー)私たちの近くは吸収しましたが
エレーミア)彼らはやけたわね~
レイン)お茶が入ったぞ少し熱いから気を付けてくれ
3人はお茶を受けとり飲み始める
レイン)それにしても彼らもしつこいな…
グレル)ここが禁書の入り口だからじゃないか?
エレーミア)えぇ…なおさら入れたくないんだけど
防衛戦をしていると魔法通信が入る
内容は「全学生は投降し保護を受けよ」とのこと
グレル)どうする?
エレーミア)決まってるじゃないパスよ
レイン)私も却下だな
リリー)彼らは保護をするといってるだけでどこまで保証されるかわかりませんもの
レイン)…扉の前に誰かいるな
リリー)どうやら同じ研究員みたいですが…植物研究員ではありませんね
エレーミア)そうね魔導調合の研究員でもないわ
グレル)しゃあねぇな…俺たちの決めた合言葉をいえ
研究員は少し悩んで「黒のスカウト」と答えるが
レイン)あれは…
リリー)完全に…
グレル)黒…
エレーミア)新しい人形にしていいわね?
グレル)いいと思うぜ
リリー)私も賛成です
レイン)その傀儡にこれを付けておいてくれ
エレーミア)わかった…よしこれでいいわ
グレル)なぁ~そろそろ反撃していいか?皆ウズウズしてるんだよ~
リリー)私の子達もずっとわくわくしてます
二人を止めたのはレインだった
レイン)我が刀もうづいておるが…あやつら下等なもの達の血は吸わせたくない
エレーミア)そうね~この子達が奪うのはあんな奴らじゃ足りないもの
グレル)…なあ?ここに破術士が来るみたいだが…どうする?
リリー)彼の結界は破ろうとすれば…
エレーミア)その術士に応じて保護か防御かするからねぇ
レイン)おや…保護されましたね
グレル)ほんとだな…あっおかわりくれ
リリー)私も少し暖かいやつを
レインがお茶をいれに一度離れる
エレーミア)ねえ?急に静かになったわね??
リリー)どうやら地面から進行するようです
エレーミア)残念ね…地面すらあいつの結界内よ
余談ではあるが禁書庫はこの空間を通らなければ入れない亜空間に存在している
レイン)待たせたなお湯が少し冷えていたよ
リリー)ありがとうございます…あら?発煙弾の音?
エレーミア)みたいね……高高低…あー動いちゃったわね~
それは共通契約の一つである「学園に有事が起きた際は全生徒を各国家へ移送後反撃をこうずる」
それは彼ら4人には適応されず(四人とも家に帰りたくない)発煙弾はその合図である
エレーミア)私は少しねるわ…おやすみ~
リリー)フワァ~…私もねまう…お願いしまふ…
レイン)ああわかった…ゆっくり休みなさい
グレル)おう!こっちは任せろ!!
そのまま何事もなく時は進み
たった一割の防衛システムを起動した学園の防衛機構によって侵入者(連合軍内の強制労働者は除く)は全て殺され
二三日の掃除の後何事もなく授業が始まり
殺されなかった者達も国へ戻ったり、学園で生徒として残っていた
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メイドの訓練
私は妖精メイド!ご主人様のためにいろいろ働いているんだけど…なかなか上手く行かなくてねー
そして今日は直人さんの訓練日!
私は庭園に出て準備を始める
「ん?まだ時間あるけどどうしたの??」
「直人さんに訓練付けていただけるのが楽しみで…」
まさか直人さんがこんなに早く来るとは思いませんでした
私も早く(一時間前)来たみたいですがほぼ同時に到着してました
「そういえば君は誰かを守るためにその命をさしだせるかい?」
「うーん…私は弱いから…きっと何もできないです」
私は弱いからこうして訓練に来ています
そんな私はきっとすぐに逃げてしまいます
仲間を見捨てたくはありませんが…どうしようもありません…
「よし合格!訓練の後少し残ってて」
「え?なにが??」
直人さんは答えることなく準備をしています
今日の訓練は銃剣らしく玉兎の姿も見えます
「よーし…じゃあ始めるよー」
「直人さ~ん銃の状態は全部大丈夫です」
「ありがとうね~後で君たちにもお礼を渡すね」
今日は防衛戦闘らしいです
私は後方の狙撃部隊として参加します
「じゃあまずは玉兎達が攻撃メイドが防衛ね」
「みんなー作戦立てるよー」
リーダーに呼ばれて作戦を聞きます
どうやら入り口を閉鎖して籠城するようです
私は内部の後方から入り口を狙撃する役目をもらいました
「お互いに準備はできた~?…よーい…始め!」
玉兎達の声が少し聞こえますが…外の様子はわかりません
あっ私はライトマシンガンを構えて入り口を警戒しています
爆発音がやみ入り口から足音が聞こえます
「斉射開始!」
私は他のメンバーに指示を出します
玉兎の一部は煙幕を張ったり閃光でこちらをくらまそうとしますが…無駄です
「コード3-1発令!」
「ボマー行きます!!」
コード3-1はグレネードランチャーによる跳弾爆破を狙います
どうやらこちらは封殺できているようです
反対側はすでに壊滅しており援軍が来るそうです
「コードフレイム準備」
「了解!」
これはそのなの通り火炎放射を準備します
あんまり使いたくはありませんが仕方ありません
「ちょっ!?熱い!!無理!!」
「何でこっちの防御こんなに固いのよ!!」
残念でしたね!私がそうやすやすと通すわけありません!!
「ごめん!残弾少!」
「地雷散布!奥に退くよ!!」
まずは私の前にいる子達を退かせます
その間は高速連射を浴びせます
「いいよ!援護する!!」
「わかった!3・2・1…今!」
一瞬…時間にして一秒射撃をやめて後方へ逃げます
「三脚よし…再装填よし…弾薬よし…行くよ!」
それから30分ほどして笛の音が聞こえる
「はーいそこまでー皆お疲れ様ー」
「よかったぁ…なんてあり得ません!」
私は最後まで持ち場を離れません
実際の戦いで止めの合図なんてありません
「いっきにかかr…」
「フルバースト!!」
何と意外なことに私の横…性格には斜め方向に2名づつ計4名が残っていました
「うそでしょ!?退却!!」
「ナパームで足止めして!弾薬確保!!」
私は最後まで油断しません
そのせいで失うのはもうこりごりです
「…結界起動」
「あっ終わった」
「はい両軍武装解除…薬室も確認して排夾も確実にね」
直人さんの指示通りに武器を確認し片付けます
残っていたメンバーにもお礼を言って集合します
「さてまずは評価だけど…玉兎達は突撃しかしてないね?」
直人さんはまず玉兎の方に評価を付けていました
確か攻撃は苦手のはずなので上手くできるのでしょうか?
「こういう防御陣形は集中火力運用と定点突破する事」
「でも彼らは一本道に陣取って集中放火してきましたよ?」
「じゃあそうだね…メイドから君たち来てそして…あったあった」
直人さんはおもむろに三人ほど呼び先ほどと同じシチュエーションを始めます
「まず一人は広域盾を展開します」
なるほど狭い通路では銃弾を防げますが私達は炎を使っていましたよ
「他の二人はその横…やや後方から交差するように火力支援します」
「あれ?攻撃が低くなった??」
「何せ相手は顔を出しにくいのでね」
もしあの戦術をとられていたら私も次の手を考えないと行けませんね
「そしてもう一つ言うとすれば…いやこれは君達自身で気づいてもらおうかな」
あっめんどくさくなりましたね?いつものことなのでいいですけど…
「じゃあ次はメイド達だけど…まずはA班」
「はい!私達は頑張りました!!」
「ん…じゃあ何も言わないよお疲れ様」
「やったぁ!お仕事してきまーす!!」
直人さんがアドバイスしない=見捨ててるよぉ…
せめて一人くらいは気づいてよぉ…
「じゃあ次はB班だけど…」
「私達も頑張りました!!」
「ん…じゃあお疲れ様」
「ありがとうございました!」
結局残るのは私含め5人ですか…
「よーし残ってる子達もいるね~」
「今の運用では限界が来ましたから」
「それじゃあまずはリーダーの君ね」
私は普段狙撃を主体としていますが弾幕で応戦したことを誉めていただけました
他の4人も効果的な足止めだったと誉められておりおおむね予想通りでした
「じゃあ君たちには一つプレゼントをしよう」
直人さんは指をならすと私達の前に一枚のカードが現れました
それは手のひらサイズの紅のカードです
「それは君達用に改良したスペルカード…のふりをした武器だよ」
「どうゆうことですか?」
「一言で言うなら自爆スペルだね」
私は直人さんの言葉が信じられませんでした
他の子達はそれを返していましたが…
「これがあれば…私も戦える…」
「…ハァ、そういうところですよ?」
どうやら声に出ていたようでびっくりしました
「それは『自分の全てをかけて』使うたった一度しか使えないスペルだよ」
「どうしてなの~?私達はちょっとすれば元通りじゃーん」
「これは文字通り全てをかけて放つ…それはもう次の目覚めはないということだ」
直人さんの言葉も、表情も、纏うオーラもふざけていません
私はもう一度カードをよく見るとそれは透明だったはずですが
中心は白く、そこから渦巻くように黒い線が走っています
「君は全てを飲み込むタイプだね」
「え?どうしてわかったんですか?」
「それは私と同じだからね…あらゆるを飲み込み消し去れば『今』は終息するから」
私は驚きました…それは私が望む切り札ですから
そして一つ誓いをたてました
「直人さん…私の宣誓を聞いていただけますか?」
「いいよ…我が名の元に誓約となし主の名を借りて承る」
「私は…守るべきものが窮地に陥るときこの身刃とし全てを葬る」
「貴殿の誓いは結ばれた…そしてそれが来ないことを祈る」
スペルカードは私の中に消えるようになくなりました
そして…
「直人さん…私を貴方の部隊に編成してください」
「ああ…正式に認めるよ」
どうしたのでしょうか?私は普段通りに話しているのですが…
「大丈夫?目から光が消えているけど…」
「大丈夫ですよ?それよりも早く訓練しないと♪」
私はまず翔ぶことをやめました
そして大地を掴み空を切る疾さまで至ることにします
〈全ては望まぬ時の中で守れるように〉
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言われたいこと
お兄ちゃんおかえりなさい!今日も一緒に遊んでくれるの?やった!!なにして遊ぶの?…じゃ~あ~いつもの…して?
うん!待ってるからね?
お兄ちゃんおまたせ…その…恥ずかしいよ…えっ?かわいい?お兄ちゃんのいじわる…
ンフフくすぐったいよ~だって胸ばっかり触ってるもん私がしてほしいこと?撫でるんじゃなくてちゃんと触ってよ~…お兄ちゃんやっぱり下手だね~そんなんじゃいつまでたってもモテないよ?キャッ!?もう…他の子にこんなことしたらすぐに嫌われちゃうよ?もしかしてお兄ちゃん怒った?えーすねないでよー謝るから~うんごめんね?なーんて言うわけないでしょ!お兄ちゃんはいつまでもへたれで妹にしか強くでれないんでしょ~?ちょっと?目が怖いよ??おにいちゃん??イヤ!やめて!!そこさわっちゃダメ!やめ!?ンッ…出してない!気持ちよくなんてないもん!ンンッ…撫でちゃ…ダメ…なの…ンン…ンッ…濡れてない…濡れてないもん…ダメ…脱がさないで…感じて…ないもん…えっ!?それは!ダメ!!アッダメ!ダメダメ!痛っ!?お兄ちゃんの…大きすぎて…入ら…!?急に…奥まで…ダメ…痛いのに…気持ちいい…えっ?まだ大きく!?これ以上は!奥!コンコンしないで…イっちゃうから…イちゃうから…!えっ…やめちゃうの…?ハァ…ハァ…えっ?中に出していいかなんて…いいよ…だから…ちゃんと気持ちよくしてね?お兄ちゃん…アッ…アッ…ンッ!?びくびくしてる?もう…出るの??いいよ…中にちょうだい!お兄ちゃんのセイシ私にちょうだい!ハゲッ…し…おにいちゃ…ん…!!!お兄ちゃんのが…中に出てる…えっ?お兄ちゃん?まだやるの…?少しやすませ…ヒグッ!?後ろからはダメェ…ワンちゃんみたいにぃ…交尾してる!?…気持ちいいところに…当たってるのぉ…アッアッアッ気持ちいい…見えないのに…気持ちいいのぉ…お兄ちゃん…もっと激しくして?もっともっと奥をついて!ゴメッンネッイッチャウ!イッチャ~~~ハァハァ!?ダメ!お兄ちゃん待って!なにか来る!!なにか来るから!?あ゛あ゛あ゛…えっ?まだするの?私…壊れちゃう…から…これ以上は…ダメ…
お兄ちゃん…気持ちよかった…私は大丈夫だから…うんでもね?こんなに中に出して赤ちゃんできちゃうよ?…ねえお兄ちゃん?もし赤ちゃんできたら~責任とってくれるよね?うん!えへへ~だーい好き!だ~か~ら~…またしてね?お兄ちゃん!
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フランと直人、異変に関わる
新月と満月
オリキャラ最強なのはご了承下さい
なお紅魔館から始めていきます
とある日の昼頃
館内部で爆発が起こる
それは封印されていた少女が出てきたサイン
~紅魔郷ex~
「やった!外だよ!!」
「こちらは図書館?でしょうか…本が無数にありますね」
「これ以上は行かせないわよ!」
目の前に現れたのは紫色のパジャマのような服を着た魔法使い
瞬時に迎撃魔法を展開し始める
しかし二人は最低限の動きでかわしていく
「なおと~あの人倒していい?」
「殺さないように倒すのは大丈夫です」
「わかった!『クランベリートラップ』!」
「そんな密度で撃たれたら!?キャアアアア」ピチューン
「あっけなかったね…」
「もう少し対応できると思ったのですが」
その頃神社では
巫女と魔法使いと吸血鬼とそのメイドが雑談していると
「雨が館の周りだけ降ってるわね…」
「おいおい嫌われたんじゃないのか??」
「いえ…私の妹を出さないための方が…!?雨が消えた!!」
「その妹ってそんなに危ないの?」
「あらゆるものを破壊できる能力があってその対象に制限は無いわ…」
「私は先に行くぜ!むしろ楽しみだ!!」
~館~
魔法使いをしばいた後図書室を出て廊下を歩く
ふと外を見ると緑のチャイナドレスを着た女性が目にはいる
「あれは…人間?」
「震えていますね…おそらく先ほどの雨に打たれて…」
「タオル届けよ?ついでにお話したいし!!」
二人はタオルと日傘をもって門番の元へ
「門番お疲れ様!はいタオル!」
「よろしければこちらを、生姜湯です」
「ありがとうございます…ヘクチッ…ああ~優しさが染みます~」
「ねぇねぇ?あなたは誰?」
「私はメイリンです!ここで門番をしています…貴女は?」
「私はフランドール!フランって呼んで…こっちは執事の直人!」
「よろしく…」
「フランさんはどうしてここに?」
「私?ここで閉じ込めれてたの…ずっとず~とね」
「もしかしてですがレミリア様の…」
「そう!妹だよ!!」
メイリンは一瞬驚き沈黙するも
「なるほど…あの方はどうしてこうも隠したがるんですかねぇ…」
「どうしたの?普段からなの??」
「ええ…私を拾って頂いた手前文句を言うわけではありませんが…もう少し情報はほしいです」
三人が話していると箒にのった少女がやってくる
「おいおいどんな怖い奴かと思ったら可愛らしい女の子じゃないか」
「メイリンの知り合い?」
「ええ…たまに本を盗みに来る魔法使いです」
「そうなのね…私はフランドールよ」
「私はマリサだ!よろしくな!」
「マリサはどうしてここに?」
「レミリアが[妹が外に出てきた]っていうから見に来たんだぜ!」
「マリサ…と言いましたね?レミリアはどこに?」
「ここから離れた神社に…」
「捕捉しました…ありがとうマリサ」
「おっおう…(これはやらかしたかな?)」
「フラン様レミリアへの砲撃可能です」
「わかったわ…サンスパークで焼き焦がしなさい!」
「かしこまりました…ファイヤ!!」
合図で飛んで行く光弾
直径2Mのそれは神社上空で停滞し
太陽の如く周囲を照らす
~神社~
「何か飛んで!?ギャアアア焼ける!死んじゃう!!」
「私にはなにもないわよ?大袈裟ね~(ズズッ)」
「レイム…たすけ…」
「しょうがないわね…ほっ!」
レイムは一枚のお札を光球へ投げる
そして着弾と同時に光球も消える
メイドは迎撃しようとしていたが時を止めようと無意味なこと、ナイフが瞬時に溶けたことで無力感を感じていた
(メイリンなら蹴り上げて対処可能でした)
「ありがとう…奥で休むわ…」
「はいはい休みなさい」
館・門前
「えげつないことするなぁ…」
「ご安心ください『吸血鬼』以外にはただ眩しい光です」
「つまり…吸血鬼であるレミリアは」
「光にその肌焼かれ影など意味をなさぬはずです」
「レイム…おつかれさん…」
「ねえねえマリサ!私と遊ぼ?」
「いいぜ!でも今はこうこうと太陽が…あれ?」
上空には雲が広がり始める
それは自然の物では無いことははっきりとわかる
「ありがとう直人!これで遊べるね!」
「お怪我なさらぬようお気をつけください…マリサさんはこれを」
直人は一本のナイフを手渡す
それに込められているのは護符であり致命傷を肩代わりする代物である
「お前!?こんなの受け取れるわけないだろ!!こんなに強力な護符どうやって??」
「どうしたんですか?これくらいは素人でも作れますが…」
「直人?あなたの言う素人って魔導学園の子達のこと?」
「ええ…一回は必ず防ぐ護符は量産していましたので…」
「それはあなたの学園がおかしいのよ?」
「ば…化け物しか居ない学園…」
マリサとフランは地上から離れ空中で弾幕ごっこを始める
「始まりましたね~ズズ」
「フラン様の弾幕は密度が高いですが色とりどりで綺麗ですね~ズズ」
上空では星と月をモチーフにした弾幕と一度は閉じ込めてしまった他者への思いを乗せた弾幕が飛び交い、ぶつかり合い、それがまた美しき絵となる
「フラン様が笑っておられる…執事として側に仕えられて…私は幸せです」
「そういえばあなたはフラン様とどれくらい一緒にいるの?」
「そうですね…おそらく200年程でしょうか?」
「200!?」
「フラン様が幽閉されて30年程たった頃に『人間』として出会い、フラン様の元でその生を終え…地獄で私に課せられた罪を精算し、出会う頃には200年の時が過ぎており…今に至ります」
「ずいぶんと長い間仕えているのですね…ん?ということは今は…精霊?」
「ええそれに近い存在ですおや?そろそろ佳境ですね」
上空では、マリサの放つ極太のレーザーを正面から焔を纏った剣で切り裂くフランの姿が見える
「少し押されてる?」
「フラン様が押されていますね…手を出すなどという愚行はいたしませんが」
そして光に飲まれるフランを見届ける
と同時に魔力切れしたのか箒から落ちる寸前にマリサを抱え地上に降りる直人
「マリサ!大丈夫!?」
「はは…大丈夫だ!と言いたいが魔力を使いすぎたぜ…」
「マジッククリスタル…こちらを体に当ててください」
「ん?わかっ…!?なんだこれ!一瞬で魔力が!!」
「よかった…少し休憩してから動いてください」
「ありがとう…優しいんだなお前たちは」
「私はフラン様の幸せを願う…ただそれだけです…では皆さんでティータイムとしましょう!準備は終わっております」
四人はそのまま門前で丸テーブルを囲み、直人がお茶をいれたりお菓子を準備したりしながら会話を始める
「そういえばマリサは私を見ても驚くことなかったね」
「人ならざるものと出会いすぎたからなー今さら驚くことでもないし」
「そういえばマリサさんは魔法の森に居を構えてましたね」
魔法の森
それは深い霧と魔力に汚染された常人では立ち入る事すら出来ぬ森
自身を守る術を持っていてもそれを凌駕する生物が生息している事でも有名である
彼女はそんな中で生きながらえているのである
「へぇ~そんなに危険なのね」
「あともう一つ言うなら…お前のからは敵意じゃなく新しい物を見つけてはしゃぐ子供のような何かが見えたからな!」
「!?なんで…わかったの?」
「そりゃあ…あんなに嬉しそうな目でこっちを見てきたら嫌でもわかるぜ?」
フランは少し恥ずかしがりうつむく
マリサはそれを見てこう続ける
「外の世界を初めて見たんならその全てが知らない世界だから魔法と一緒だぜ」と
瞬間羽が震え始め笑い声がする
「そう!全てが私にとって新しいの!空気も!光も!会話も!全部全部知らなかった!!だからもっと知りたい!たくさんの事を見たい!!だから…これからもよろしくね?マリサ!」
「ああ!また遊ぼうぜ!」
いいところで巫女服の少女が空から降りてくる
「マリサ~無事~?」
「おっレイム!…レミリアは?」
「神社で寝てるわ…咲夜と一緒にね」
「初めまして私はフランドールよ」
「あんたが例の妹ね…レイムよよろしく」
「私は直人、フラン様の従者にございます」
「で?なんであんたらは呑気にお茶してるの?」
~魔法使い説明中~
「ふーん…閉じ込められてたけど出てきたのね」
「うん!そしたら紫色の魔法使い?に邪魔されたけどマリサほどじゃなかったから倒しちゃった」
「パチュリー…ドンマイ…」
「で?マリサはどうして強いの?」
「なんだろうね~何かに異常に執着してるけど…それは愛を礎にしてるから…かな?」
「ちょ!?なんて事言うんだぜ!!そんなことないぜ!!なあレイム!」
「…そういうことにしといてあげるわ」
「なるほどそういうことにしておきましょう」
「そうだね!」
五人の会話は夕暮れまで続いた
パチュリーは小悪魔達によって看病され
メイリンは門番の仕事に戻り
フランと直人は地下室へ戻る
「フラン様もう一度サンスパークを放ちますか?」
「うん!お願いね」
館上空に放たれた光球は館の周囲を照らし
主が帰るべき場所への侵入を拒む
「…わたし、嫌われてるのかな…」
「それは深く深く嫌われているでしょう?何百年も無視していたんですから」
「そうよね…これからは向き合うことにするわ…例えこの光に焼かれようとね!」
ピンクのワンピースに身を包んだコウモリ羽の少女は、館を飲み込む光に臆せず歩いて通る
「お姉様…これからは…」
「フラン…ごめんね?私は…壊されたくなかったの!」
「ううん…もういいの…」
「どうして…?」
「こうして私を抱き締めてくれるから!…だから」
「寂しい思いをさせてごめんね?これからは…」
「ずっと一緒だよ?」
こうして姉妹の溝が埋まり
新しい住人も加わり
本当の「家族」の物語が始まった
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奪われた熱は哀しみと絶望の先に
雪に包まれる幻想郷
本来であるならばすでに春を迎えても良い頃合いだが
「今日も冷えるわね直人」
「ええ…すでに暦では春ですがそのきざしも見えませんね」
「誰かが止めたのかな?」
「一度調べて見ましょうか?」
「私もいく!面白そうなんだもん!!」
二人は身支度をし調査に乗り出す
まず向かうはレイムの神社
「れいむーいる~?」
「だれ?…フランじゃない!どうしたの?」
「終わらない冬について調べてるの」
「それは私にもわからないわねー…あっそうだなんかこれがヒントになるかもよ?」
霊夢が見せたのは桜の花びら
それはほのかに暖かく触れても形崩れない
「…上空に花びらを多量に発見しました、向かわれますか?」
「いく!たのしみだなぁ~」
二人は神社を後にして上空へ
するとどこからか音楽が聴こえてくる
「お客さんだ!」
「リリカ!止まりなさい!!」
「そんなに慌てないの…全く」
「こんにちは!私はフランよこっちは従者の直人」
「フランちゃんこんにちは私はメルラン」
「私はルナサだ」
「リリカだよ!よろしく!!」
「演奏してたの?」
「ええお客さんはいなかったけど…良かったら聞いていく?」
二人は一曲聞いていくことに
躁・鬱・幻想からなる狂気の演奏
しかし彼らに映るは今までの軌跡
三人はいつも通りの音で自らを表現し続ける
それは常人には耐えられぬ狂楽
しかし彼らには心地よい子守唄
「ありがとう…初めて最後まで聞いてくれる人がいたわ」
「私たちには効かないわよ?『もう壊れてるから』」
「なるほど…ほら目的地はあそこよ」
さらに上に結界が見える
それは現世と冥界を隔絶するものであった
「…壊さずに入ろっと」
「そうですね…お供します」
中に入ると石畳の階段が現れる
桜並木に飾られたそれを登っていると
「あなた方のなけなしの春をいただきます!」
「へぇ~ソノテイドデカテルノカシラ?」
目の前に現れた少女はフランの発する狂気に飲まれてしまう
「壊れちゃった…どうしよう」
「このままで大丈夫ですフラン様、誰かに牙を向けるときそれは自らにもむくということを怠ったのは彼女ですから」
そのまま階段を上がるとお屋敷が見える
縁側で寛ぐ女性はこちらを見ると一礼する
それに応えるように二人も一礼し近づく
女性が座る横にフランも座り直人がその横に座る
「いらっしゃいませ」
「こんにちは、私はフランドール」
「フラン様の付き人をしております村井と申します」
「私は幽々子…ここの管理人よそして今回の異変の首謀者よ」
「どうしてこんなことしたの?」
「あの桜が咲けば何かを思い出せる気がするの…それには大量の力がいる…」
「しかしあの桜は数多の死を運ぶ」
「そうね…でも邪魔はさせないわ」
「私は止めないわよ?今のを聞いちゃったらね」
「そうですね…しかしあの桜が咲けばこの世界に生けるもの全てが死にます」
フランはそれを聞いて悩み始める
夢を叶える人を差し置いて阻止するか否か
「もう…逃げない…私は…逃げない!」
階段から一直線に斬りかかってくる少女を
一瞥もせず手刀で空間を切り弾く
「なっ!?渾身の一撃を!?!?」
「遅い・軽い・見え見え…あなたの剣は届かないわよ?直人お願い」
「かしこまりました」
直人は立ち上がり二刀を構える少女を見ながら手を握り開く
すると紅き六芒星の結界が現れ少女を閉じ込める
「今のあなたではこれを破ることは愚か傷一つつけること叶わぬでしょう」
「なっ!小癪な!!」
結界の中で数多の術を繰り出そうともそれは揺るがない
「あの子もまだまだね…」
「成長途中は仕方ないわよ」
「お待たせいたしました…暖かい内にどうぞ」
直人はお茶を二つ用意し渡す
ついでにクッキーも用意しお茶うけにする
「あら、気が利くわね」
「そうでしょう?自慢の従者であり友人ですもの」
「お褒めの言葉ありがたく」
「そういえばなぜあなた方は私を止めようとしないの?」
「多分同じように同じものがあればそうするもの…たった一人考え叶える術を見つけたのなら」
「私も同じです、一度この命尽き再び合間見えるためにあらゆる手段を考え実行した…私たちとあなた方に何の違いがありましょう」
首謀者の女性は驚いた様子であった
自分は「この世界を壊す」と言ったのにそれを受け入れ尚肯定した
そこへ現れる紫の服を着た女性
「あら?あなた達どうしたの?」
「終わらない冬を調べてたらここにきたの!この人が首謀者らしいけどおこした理由聞いたら止める必要ないかなって」
「そうね…でも幽々子?あなたが記憶を取り戻したら…」
「なるほどそういうことですか」
「直人?あなた何を…」
直人はおもむろに冬を加速させる
それは幻想郷に寒波をもたらし全ての勢力に警戒を知らせた
「なるほど~マリサや霊夢を動かしたのね」
「はい…彼女らがいた方がやり易い」
「あなた…何をするの?」
「あの桜を再度封印します…そのために一度開花させる」
「私はいてもいいわよね?」
「あまり危険に晒したくはありませんがお望みとあらば」
パリンと何かが割れる音が聞こえる
それは一人の少女が己と向き合い弱さを受け入れ全てを賭けた一撃を放った証
「おめでとう!君は半人前ではなくなった!!さあその高みを目指すがいい!人を導き霊を鎮めその先を見せよ!」
その日は幽々子の好意に甘え泊まることに
翌日
直人は日が昇るより早く目を覚ます
キッチンに向かおうとしてここが館ではないことを思いだし庭に向かう
ヒュッ…ヒュッ…と何かが空を切る音が聞こえる
そこには先日の少女が二刀を振る姿が見えた
直人は何を言う事もなく見守る
ほどなくしてフランも目覚め直人の隣で見守る
「フゥ…まだまだ足りない…もっと強くあらねば…」
「急ぐことと積み重ねねることは相反しますよ?」
「あなたは昨日の…」
「もう一言言うなら今のままだと何も得られないわよ?」
それは彼女が怒るには十分だったが
「半人前なんです…あのときからずっと!お祖父様がいなくなってからずっと!!」
「半人前に甘え幻想を追い求めるのであればそのままですよ」
「あなたに…何がわかる!!」
少女は直人に刃を向けようとして…硬直した
己が刃を向けようとしたその先に深い闇を見たから
「私を愚弄することは許しましょう…しかし我が主にもその刃向けるならば…誰であろうと例え神であろうと相手になりましょう」
「あなたは…強い…」
「いえ私は弱いです…しかし誰よりも己をとして誇りを抱き、仕える主人を護るのが従者としての役目ですから」
「護るべきは主人…そう…ですか…」
その日少女はどことなく考えるようになった
今までの鍛練は何のために行っていたか
「これは失敗したか…」
「そんなことないよ?彼女は彼女なりに見いだすはずだから」
「ええそうね…ありがとうあの子に道を与えてくれて」
その日は家の中を見て回り庭を探索し幽霊を捕獲して終わった
翌日
侵入者が現れる
それも三人
「幽々子様行って参ります」
「気を付けて妖夢」
少女は階段下へ向かう
程なくして剣檄の音が聞こえる
しかしどうにも部が悪いようだ
「気づくといいんですが…」
「そうね…あとはあの子に任せるしか…!!」
一瞬の静寂、聞こえるは風の音
それは少女が「護る者の為に振るう」音
「やりましたね」
「そろそろ準備しましょ?」
風の音がやみ三人が現れる
「で?誰が犯人なわけ?」
「私よ?桜が咲けば何かを思い出せる気がするもの…誰にも邪魔は…!?桜が…咲いて…」
「レイム!気を付けなさい!!あれは全てを奪うつもりよ!!」
「紫!?わかっていたならなんで止めないのよ!!」
「まさかここまで強くなってるとは思わなかったのよ」
三人が構えると
「六方六亡六陣結界…これ以上は好きにはさせん」
「みんなやっほー」
「フランじゃないか!心配してたんだぜ?」
「妹様!?なぜこちらに??」
「異変の調査してたらここについたの、すごいでしょ!!」
「そんなことより来るわよ!」
直人とフランはすでに縁側で待機している
三人は必死に応戦していると階段からボロボロの少女が現れる
「幽々子様…あなたに刃を向けること…お許しください」
「その心意気よし!受けとれ!」
直人は結晶を投げ渡す
少女が受け取った瞬間今までの傷が癒えその疲れさえなくなる
「ありがとうございます…幽々子様…私はあなたを護る為に…一度だけこの刃を…振るいます!!」
少女は納刀したまま桜へ近付き
刃よりも太く長い気を横一閃に切る
「幽々子様!過去を忘れてくださいとは言いませんが!今この未来を共に歩みましょう!!いつかの記憶と共に新しく紡ぎましょう!だから…帰って来て下さい!!」
放たれた二撃目
それは下から上に振るわれる
それは今は亡き姿に向けて
それは亡霊となった今に向けて
「レイム!」
「わかったわよ!『無双封印』!」
「これで終わりね!」
「いえまだです」
「私の夢が…希望が…」
「過去に囚われるのもいいですが…」
「だったらなぜ!?」
「あなたの友人や家族を大切にしてください」
幽々子の目に映ったのは
かつてその終わりまで近くにいた友人
この体となっても仕えてくれた少女
目を閉じれば堅物だったが優しい指南役
そして目を開ければそれらを塗り替えるような新しい出会い
「ああ…儚くも美しく…色褪せても思い出す…私は大切なことを…忘れていたみたい…」
「これからも大切になさってください」
「そうだよ?私よりいろんなことを見てきたんなら…これからはちゃんとそれも大事にね?」
こうして長い冬が終わり
幻想郷に春が訪れた
桜は狂い咲き
神社では宴会が開かれた
桜は封印され
幽々子は新しい友人を得て
妖夢は新たな誇りを得て
異変は終わりを告げた
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終わらぬ夜と永遠の思い
その日目覚めても夜であった
しかし時計は明朝を指し示し現実であると告げる
「異変かな?少し調べてみるか」
直人は館の周囲を探知すると、数多の妖怪がこちらへ攻めてきているのを発見し、結界で防ぎ止める
「直人さん助かりました!」
「我が主の居城に指一本血液一滴すら通すと思うな…」
直人の殺気を感じた全ては蜘蛛の子散らすように逃亡した
人里へ出向くと獣人の女性が術式を終わらせていた
「お前は…なにようだ?」
「ここの防衛に来ましたが…不要ですね」
「お前のとこの主人ではないのか?」
「彼女がこれをしてもメリット…得がありません、むしろ霊夢に滅ぼされるのが落ちでしょう」
「確かに…ならお前はどうなんだ?」
「私が望むのはフラン様の幸せ…このようなことをしても一時は喜びますが友人が危険であると知れば悲しみます」
「わかった…疑ってすまない」
直人は一度館へと帰る
フランはいない間に目覚めており現在の報告をすると
「私も調査する!!もちろん来てくれるわよね?」
「かしこまりましたフラン様」
身支度を整えるも普段と違う武器を持つ
フランは左腰に小太刀を身につけ、直人は弩(バリスタ)を持つ
バリスタとは本来大型であるが威力はそのままに魔力を用いて射撃できるよう小型化されている
「…あの二人も行くのね?では私たちも動くわよ」
「かしこまりましたお嬢様」
フラン達はまず霊夢の元に向かう途中で
「あら?あんた達どうしたの?」
「終わらない夜を調べてるの!何か知ってる?」
「え~と…時間を停めたのは私たちね」
「じゃあ夜が終わらないのは?」
「誰かが結界を張ったのよ…こんな大規模なのを張るなんてね…」
「私たちじゃないよ?こんなことしても良いことないし」
「そうね~私たちは動けるけど普通の人間には恐怖でしかないからね~」
「おーい霊夢~」
「マリサじゃない、どうしたの?」
「フランもいるの…何で刀を?」
「たまには使おうかなって…マリサも調査してるの?」
「ああアリスと一緒にな」
アリスと呼ばれた少女は4人の前に出ると
「アリスよ…よろしく」
「フランドールよ、こっちは従者の直人」
「霊夢達は前回挨拶したんだっけか?」
「そっちの紫は知らないけど」
「あら…わかるのね?ゆかりよよろしく」
自己紹介も短くそれぞれ探索に戻る
「私たちはどこにいこうかしら?」
「竹林?あちらは最近まで何もなかったような…」
二人は竹林に入ると
「お前らが原因じゃねぇか!!」
と見知った声が聞こえるが無視して進む
本来であれば迷うであろう場所だが直人の魔力探索の前では平地と変わらない
「うわーおおきいね~」
「お屋敷…と言うものでしょうか…人の気配がします」
敷地内へ入ると
ウサギ達に囲まれる
「はぁ~かわいい~!!」
「優しくですよフラン様」
「わかってるわよ」
フランがウサギに囲まれている姿を結晶に納めていく
「やあお客人、何かようかい?」
「この月を出した人物を探しているんですよ」
「それならここの医者だよ」
「そしてこのウサギ達は君の配下と」
「ああ…安全を保証する代わりにここの手伝いをね」
直人は警戒することなく会話をする
何故ならば「この少女に戦う力はあれど護れるだけの力はない」と判断したから
「そうだね~我々を主のもとまで案内できるかい?」
「なかも迷路になってるから難しいね~それでも良いならするけど」
「いやありがとう…情報だけでいいよ」
直人は得た情報をフランに伝えようと振り返ると
ウサギにさらに囲まれているモフモフになっているフランを見て
「かわいい…ここに来てよかったぁ…」
「あんたは執事何か付き添いなのかどっちなんだい?」
「執事で友人です」
「ああ…うちの主人とにているわ」
直人はフランに会話の内容を伝えると屋敷内部へと突入する
「うわーホントに迷路になってるねー」
「魔力すらも迷路に吸い込まれます…一筋縄ではいかないかと」
相談しているとうさみみのブレザーの少女が現れて…
「ジャマヲスルノカシラ?」
「これ以上は進ませ…ませ…ヒッ!?」
少女が魔眼を向けようと目を見た瞬間
黒より深い闇を宿す瞳に恐怖した
それはこちらを「いつでも壊せる人形」としか見ていない瞳
男性も「小さな羽虫」としか認識していない
彼女は過去にそれを受けており耐えれると思っていた
そんな甘い考えはすぐに壊れ…心が壊れかけたとき
一本の矢が翔んでくる
フランは居合いの要領でそれを弾く
「こんばんは赤い妹とその従者…いえ黒のスカウト、と呼べばいいかしら?」
「私たちを知っているの?」
「ええ…月からずっと見ておりましたから」
「なるほど…それは好都合」
二人はここにきた用件を話すと
「確かにそれはごもっとも…しかしこちらも譲れぬ理由がある」
「ならお茶でもいかがでしょう?あとから来る英雄に倒される方がいいですから」
弓を持つ女性は警戒しているが、目の前でテーブルや椅子を出しそこに座るフランとお茶やお菓子を用意する直人を見てしまえば『不意打ち』という言葉は消えてしまう
「これが黒のスカウトが好評な理由だったのね」
「不要な争いは利益になりませんから…フラン様こちらをそしてあなたもどうぞ」
弓を片付け椅子に座る
お茶を一口飲み毒などがないことを確認し
「毒とかつかわないの?」
「めんどくさい方法なのでしませんし我が主を危険にさらしませんよ」
「そうね…そうよね…姫様がいて…(しまった!?)」
「主護る結界でしたか…同じ事を私もするでしょうね…そうですよね…竹から生まれし月人さん」
「あら?気付いていたの??」
「ええ家からの気配は3…しかし見えたのは2つならば最後はあなたでしょう?」
「きれいな人だね」
「あらありがとう…これ私も食べていい(モグモグ)」
「姫様!?侵入者の作った物を無警戒に!?!?」
「美味しいわねこれ!あなたの手作り?」
「はい…おきに召されたようで何よりです」
「永淋…この人達は大丈夫よ…私たちのこと話しましょ」
「…わかりました、ではここにきた経緯や結界についてお話します」
永淋達は元々月で暮らしていたが不老不死の霊薬を飲み月から逃げるように幻想郷に来たこと
月からの刺客を避けるために大規模な結界を張ったことを簡単に説明した
「私も同じ事をしますね…」
「それなら私も賛成よ」
「そのせいで迷惑をかけてしまい申し訳ありません」
「いいのいいの!ちょうど霊夢っていうここの守り人が来てるから」
「噂をすればですね…」
先ほどのうさみみブレザーが善戦していたが突破されたようだ
6人の気配がこちらへ向かってくる
「我々は奥で遊んでいますね」
「あっ私もまぜてよ!色んな話聞かせてよ」
「いいよ!あなたのこともおしえてね?」
こうして永淋と別れ姫様と奥へ
「そうね、私は輝夜(かぐや)よ」
「フランドールよ、こっちは従者の直人」
「お見知りおきを」
「ところで直人からは穢れを感じないのだけれど…何故?」
「そうね…これは直人から話してちょうだい」
直人は転生前…つまり現代人として生きていた頃から今に至るまでの経緯を話した
「なるほど…あなたは自然であり心を持った精霊でもあると」
「その解釈で間違いありません」
「そしてフランに仕え支える為に不要なものを捨てたのが今なのね…」
「私の友人であり従者よ」
「もしも…もしもあなたと出会えていたら…少しは変われたのかしら…」
「結果はわからないから今を生きるんです…例え終わりがなくともその行動に価値が生まれるのです」
「私も直人が居なくなって蘇生しようとしたけど…彼はそれを拒んだわ…そしてそれを受け入れたからこそ今があると思うの」
目の前の二人は自分達に比べればとてつもなく短い時間を過ごしていたが、その濃さは同じ時間になると感じていた
「なるほど…二人はお互いを好きなんですね」
「私はフラン様の糧となり盾となり、フラン様の好いているものを守る要塞となりましょう」
「私の友人でありながらその全てをかけて生を終え、再び私の為に現れてくれた従者よ」
「重い…想いが…これには勝てないわね…」
そうこうしていると6人の少女が現れる
「あれ?二人ともすでに見つけてたの!?」
「私たちより速いなんてすげぇな!」
「それにしてもずいぶん仲良くなったのねぇ?二人とも??」
「さて…我々は」
「ここで見てるねー」
六人は暫しの沈黙のあと
七人の「はぁ!?」がこだました
「だって私たちは英雄じゃないし」
「私はフラン様の従者です」
「そうよね…私たちは異変の解決を目指したけどあなた達はあくまで調査だものね」
「うん!それに彼女達を止めるのは私たちの生涯を否定することと同じですもの」
「フラン…フフ!あなた達は本気で面白いわね!!永淋!結界を解きましょ!ここは安全よ!!」
「姫様…わかりました」
「あら?あっさり解いちゃうのね」
「だってここにはあなた達がいる、彼らを受け入れた世界がある、そして人もあやかしも自然も全て受け入れてくれる…そんな世界の守り人がこうして仲良くしてくれようとしてるのに拒む理由なんてないわ!!」
「そうですね、我々の身勝手すら受け入れてなお許していただける…それ以上何を望むといえましょう」
「さて…異変も終わった事ですし!?」
「直人!?何を!」
直人は空に向けて一発の結晶を放つ
それは月への警告
「我らの世界に侵攻するならば容赦はしない」
「直人は警告したのよ…〈来るならば相応の覚悟を持って〉と」
「姫様?どうして震えて…」
「永淋?…わからないの??彼はこの世界に存在してる全てを己の力にできる」
「それがどうかしたのですか?不死を殺すことなど…まさか!?」
「殺せないならば封じればいい、動力は己自身、例え世界滅ぼうとも闇を持って力となす」
「いつ見てもえげつない事を浮かぶわよね」
「さーて…宴会の準備頼むわよ?ここのしきたりみたいなものだから…それじゃあ楽しみにしてるわ~またねー」
」
こうして煌々と大地を照らす太陽が戻り一連の異変が終わったあと
「永淋…私たちは月での立場があったしその役目を放棄して逃げたわけだけど」
「姫様?突然どうされたのですか?」
「もし何も役目なく過ごしていたら…彼らと…」
「姫様…いえ…かぐや、彼らもいっていたじゃないですか?過去を見るより今を楽しみに先に想い馳せる、それでいいじゃないですか」
「そうね…じゃあみんなで宴会の準備しましょ!私たちの力見せつけましょ!!」
数日後
その日は夕暮れと共に騒ぎが始まる
首謀者である姫はみんなに混ざってお酒を飲み、はしゃぎ、時にからかい時にからかわれ、笑顔見せ楽しんでいた
「姫様が楽しんでおられる…」
「私も少し予想外でしたが…なじめたようで何よりです」
「同じ従者同士よろしくね」
「こちらこそ…月の頭脳には見劣りしますが」
「謙遜はいらないわよ?戦争へ介入して無血で終わらせた英雄さん」
「永淋ものもーよー」
「直人~こっちでのむよー」
「呼ばれましたか」
「行きましょうか」
月の頭脳と呼ばれたそれは
悲しみも、苦しみも、忘れられない記憶も、失った命も
その全てを隠していたのに、それゆえに迷惑をかけたのに
その詮索もされず受けいれられた
そして似た立場の従者も見つけた
それから人里での交流を初め
人々からも好かれる竹林の主として知られていった
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