自家製メイドロボと配信してみた (ラーレ)
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自家製メイドロボと配信してみた

「はいこんにちわー」

 

「何してンだ、マスター?」

 

「自己紹介して」

 

「あン? 何言ってンだマスター。 バグったノか?」

 

「バグってないから。 自己紹介して、私にじゃなくてこのカメラに」

 

「あーン? …ああなるほどナ、配信者になるノかマスター。 とうとう金がなくなったンだな」

 

「違うから。 いいから自己紹介」

 

「あー、ハイハイ。 オレはこのマスターに作られたメイドロボのハルカってもンだ、よろしくナ」

 

「はい、そしてそのマスターの私がお送りします」

 

「オレもやンのか、これ?」

 

「そうだよ」

 

「まァいいけどヨ。 何話すつもりなンだ配信で。 今夜の夕飯のレシピでモいいノか?」

 

「いや、流石に決めてあるからそれに沿って話してもらおうと思ってる。 台本これね」

 

「………あーハイハイなるほどナ。 把握したゼ、今日は買物行けねえナ」

 

「えっ。 えっ、そんなに時間かかる?」

 

「あたりめーだロ。 タイムセールまであと2時間もねえンだゾ? こンな分厚い台本終わるわけねえヨ」

 

「むむむ…」

 

「つーカ、何がシたくて始めンだ?」

 

「この前ツイッターでメイドロボなんていねーよって煽られたから証明したくて…」

 

「アホかヨ」

 

「だって悔しいじゃん! ちゃんといるのに! 私作ったのに!」

 

「あー、ヨシヨシ。 分かっタ、分かっタ。 オイ、お前ラに言っても届くかは分かんねーけド、オレはちゃんとメイドロボで、マスターに作ってもらったゾ」

 

「ハルカちゃん優しい」

 

「ちゃんを付けるナ、馬鹿マスター」

 

 

 デッッッッッ!

 いちゃいちゃしてんじゃねーよ

 かわいい

 メイド服じゃん

 これってキャラ付け?

 百合はいいぞ

 若いな…

 

 

「誰モ見てねエと思ってタけどコメント来てるナ、サンキューお前ラ」

 

「あっ。 ありがとうみんな。 見てくれるだけでも嬉しいのにコメント貰えるとこんなに嬉しいんだね」

 

「じゃあコメント返すカ。 いちゃいちゃはシてねえシ、キャラ付けでもねえゾ。 あと百合はオレも好き。 マスターは26歳ダ」

 

「えっ、年齢…。 えっ、これ生配信なのに」

 

 

 スリーサイズもオナシャス!

 ぶっちゃけメイドロボってタイトルに引かれた。

 百合好きなのか…

 俺もタイトルから。

 

 

 

「ホラ、ぼーぜんとしてねえデ、視聴者さんたちに返事シてやれヨ、マスター」

 

「いや、え…、だって年齢…。 私の年齢が…」

 

「誰も気にシてねえヨ、そんなノ。 それに、オレの年齢も言ってやるからヨ」

 

「ハルカはメイドロボだからいいけど、私は顔出しで生身なんだよ。 突然の年齢暴露はつらい」

 

「ゴメンゴメン。 今日はマスターの好きナ料理にシてやるから許してくレ」

 

「ガトーショコラがいい」

 

「料理だっつってンだロ、馬鹿マスター」

 

 

 これ台本?

 こいつらいっつもイチャイチャしてんな

 初配信だゾ

 百合は推してけ

 

 

「台本はー…、あんま面白ェこと書いてねえナ。 あとスリーサイズはオレのなら教えてやル。 上から98、61、88だゼ」

 

「えっ。 えっ、言うの。 言っちゃうの? 言っちゃった……」

 

「オレのならいいだロ? マスターの貧相な身体は勘弁しろナ、お前ラ」

 

「えっ、貧相…? ハルカに比べればそりゃアレだけどさ……、私だってそこそこあるよ」

 

「聞いたカ、お前ラ。 マスターはそこそこあるってヨ」

 

「ちょっと待って。 なんかすごい性欲で視聴者釣ってる気がする。 そういうのやめよう」

 

「テキトーに視聴者のコメント拾ったラこうなっタだけなんだがナ。 マァ、視聴者の数もコメントも増えてきたシ、ヨシとしとけナ」

 

 

 なんかこの口調癖になってきた

 スリーサイズアリガトデス

 造物主と被造物の差が激しすぎる。

 ヨシ!

 にしても大きすぎない?

 地味にマスターが一番エロいこと言ってる

 カタコトはやめろ

 上手に切り抜いていけ

 

 

「マスターは巨乳が好きみたいでナ。 どうせならと思っテ、オレのボディはこうなっタらしいゾ」

 

「うん。 巨乳好き。 多分人類みんな好きだよ。 貧乳が良いって言う人が居ても、さわれるなら巨乳を選ぶよ絶対。 ただ、垂れてるのは解釈違いかな私は。 でも性癖にもよるからそこは否定しない。 私は形の良い巨乳が好き。 下着売り場で実物見ながら妄想するのも好き。 やっぱり巨乳が良い」

 

 

 長い長い

 いや貧乳派だが。

 突然流暢に喋り出すなよ

 性癖前回かよ

 長乳も良いんだぞ?

 突然の熱い性癖語り

 メイドロボも性癖押し付けられて大変だな

 

 

「いヤ、オレはこのボディ気に入ってるゾ。 マスターの視線が頻繁に胸に来ルからナ」

 

「えっ。 えっ、本当? バレてるの?」

 

「バレバレだゾ」

 

 

 バレバレ

 なんなら最初からずっと目線いってる

 お前はいつも見てんだろ

 巨乳は飽きないからね。仕方ないね。

 いや俺らでも見ちゃうよこれは

 

 

「ホレ、証人も沢山ダ」

 

「わぁー…、死にたい」

 

「マスターなら揉んでもいいゾ」

 

「えっ。 うそ、本当? 本当にいいの? 揉んでいいの? あっ、直接はダメかな? 私、出来れば生でいきたいけどいい? ハルカのおっぱい揉めるんだぁ…。 そうだっ、ローション持ってくるね。 ちょっと待ってて」

 

 

 これはひどい

 いきなりイキイキしだすの草

 つーかまたエロいこと言ってる…

 俺も生でイキたい

 

 

「………ウチのマスターがめちゃくちゃ気持ち悪くテすまないナ。 あンなのでも、オレのマスターだから許してくレ」

 

 

 これが台本通りなら中々良い作家ついてる

 メイドちゃんも大変だな

 どうして女子部屋にローションがあるんですかねえ

 俺もお願いしたい。

 まさか見れるのか?

 あのマスター相手に生は危ない

 ほんと男子ってサイテー

 あの豹変は完全に天然モノ

 

 

「あー…、マスターが戻ってきたラ正気に戻さなきゃなンねえシ、タイムセール向かいたイから配信はここまデにするカ」

 

 

 待って何も始まってない

 揉ませるの?

 流石に本物じゃないよな?

 今日はガトーショコラかな。

 いやどんな配信だよ

 次やるの?

 

 

「次の配信に関してはマスター次第だナ。 あとオレは本物のメイドロボだゾ。 それと一応揉ませテやるゼ、マスターだしナ」

 

 

 待ってもうちょっと詳しく

 俺もマスターになりたい

 次回語ってくれ

 

 

「じゃあナ。 また来てくれルと嬉しいゾ。 チャンネル登録お願いナー」

 

 



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だいにかい

「ねえハルカ? これもう出来てる?」

 

「10秒前から配信中だゾ」

 

「えっ。 えっ、言ってよ。 全然分からなかった」

 

「サア、マスターも気付いタところデ始めるゾ。 お前ラ、おはよウ」

 

「あっ。 待って私も言う。 おはようみんな。 ……あれ、これっておはようでいいの?」

 

「いいンじゃねーカ? マスターが気になルなら全部言えヨ」

 

「うん、気になるから言っちゃうね。 みんなこんにちわ。 こんばんわ。 おやすみなさい」

 

「寝かせテどうすンだよ馬鹿マスター」

 

「あっ。 あっ、あっ、ごめん間違えた、みんな起きて」

 

「イヤ流石に来たばっカで寝ないだロ」

 

 

 デッッッッ!!

 メイドロボ?

 おはよう

 第二回早かったな

 おやすみ

 そういう設定な

 相変わらずデカい。

 

 

「オウオウ。 オレの胸に釣らレて来やがっタ、来やがっタ」

 

「ちょっとハルカ、そんな風に自分を安売りしちゃダメだよ。 女の子の胸は大事なんだよ」

 

「ゥっ…。 スマン、マスター…」

 

「それに、ハルカの胸は私のものなんだし、そのハルカのおっぱいを使って私以外に営業活動するのは違うと思うんだ」

 

「……オレの胸はオレのもンだヨ馬鹿マスター」

 

「えっ。 えっ、でも私昨日ハルカのおっぱい揉んだもん。 もう私のだよ。 そのおっきいおっぱいは私のでいいはずだよ」

 

 

 はい、釣られてきました

 いややっぱりでけえわ

 また暴走してんなこいつ

 二回目にしてキモさが一段と増してきた

 揉ませたのかよ

 良い話っぽかったのに…

 初っ端から飛ばしてんな

 誰か正気に戻してやれ

 

 

「こンなマスターでスマン…」

 

「えっ。 えっ、なに、なんで?」

 

「モウいいかラ、趣旨を説明シろ馬鹿マスター」

 

「待って待って。 馬鹿はやめようさっきから。 これでもハルカ作った天才科学者だよ私」

 

「そうだナ。 マスターは天才だナ。 紙一重だもンな」

 

「えっ、うん。 ありがとう。 ……うん?」

 

 

 ええんやで

 その設定続けるの?

 メイドも大変だな

 自分の性癖を満たすために超巨乳のメイドロボを作った天才科学者ってことでいいの?

 紙一重かよ

 そういうことね

 

 

「あっ。 あっ、違うよ。 設定じゃなくて本当に私が作ったんだよ」

 

「じゃア、趣旨説明からヤってくレ、マスター」

 

「うん。 この配信はね、私が頑張ってハルカを作ったことを信じない奴がツイッターにいてね。 私を妄想癖持ちの大分女って罵ってきたから、本当だって証明するために始めたんだ」

 

「ちなみニそいつガ言うにハ、大分女って大きい痛い女って意味らしいゾ」

 

「ほんと失礼だよね」

 

 

 という設定

 メイドも大変だな(二度目)

 真実は時に悲しい

 大分に謝れ

 どうやって証明するんだ

 証明ならハルカちゃんの胸部装甲を見せてくれれば一発よ

 

 

「あっ。 あっ、ひどい。 ハルカ、みんなが酷いよ」

 

「今のとこロはコイツラが正しいゾ」

 

「みんな信じてくれない…。 ひどい……」

 

「ンで、証明スるために何やるンだヨ」

 

「えっ?」

 

「えっ…? ちょっト待っタ、マスター。 まさか…、ノープランなのカ?」

 

「えっ。 えっ、だってハルカを見せれば信じるかなって思ってたから…」

 

「………」

 

 

 ラブドールの老舗ですらまだ俺の許容するラインに達してないというのに

 おいおいポンコツかよ

 はいノープラン。

 見ろよハルカちゃんのこの悲しそうな顔

 可哀想

 ヌッッッッッ!

 証明ならハルカちゃんの胸部装甲を見せてくれれば一発よ(二度目)

 

 

「……あー。 視聴者に聞イてみるカ」

 

「あっ。 それいい! すごくいいよ。 うん」

 

 

 おいおい丸投げかよ

 証明ならハルカちゃんの胸部装甲を見せてくれれば一発よ(三度目)

 暗算とか?

 AIの証明か…。難しいな

 俺は既にハルカちゃんにAIを感じてるよ

 ああ、そういう方向性で行くのね

 

 

「暗算かぁ…。 でもそれって私も出来るよ」

 

「マスターは何桁まデ出来るンだっタか」

 

「私は四則だけの暗算なら24桁までは2秒で解けるよ」

 

「化物かヨ」

 

 

 はえーすっごい

 言い過ぎが過ぎる

 証明ならハルカちゃんの胸部装甲を見せてくれれば一発よ(四度目;;)

 お題:2127+8÷1255*2458+8524÷21598-14548*9412+12÷8787

 性欲ニキはもう諦めろ

 これは自分も答え分からないやつ

 

 

「-136923632.935だね」

 

「うわキモ…ッ」

 

「酷い…」

 

 

 いやいやいや…

 誰が分かるんだよこれ

 電卓ニキ早く

 グーグル先生に聞いてきたが合ってた

 ハルカちゃんと同じ反応しちゃった。

 やはり天才じゃったか…

 まさかのポンコツと見せかけてかよ

 

 

「みんなも酷い…。 頑張って計算したのに」

 

「アー…、オレが悪かっタ。 マスターは凄いナ、天才だナ」

 

「え、えへへ…。 そうかな? 私凄いかな?」

 

「ウン、凄いヨ」

 

「えへへへへー。 じゃあ今日はガトーショコラ食べたい」

 

「分かっタ、分かっタ。 材料は昨日買っテおいたかラ、夕飯が終わっタら作ってやるヨ」

 

「わーい!」

 

 

 いや、マジでどうやったの?

 マジックのタネは明かさないもんよ

 まーたイチャイチャしてんな

 ハルカちゃん優しい。

 ガトーショコラ好きかよ

 わーいはやめろ俺に効く

 頭使うと糖分がいるからね

 ワイ将、ポンコツにときめく

 

 

「じゃア、配信はここまデにするカ」

 

「うん。 みんな見てくれてありがとうね。 次回の証明でまた会おうね」

 

 

 いや待て待て早い早い

 結局どういうチャンネルなんだこれは

 百合は推してけ

 またイチャイチャしただけで終わるのか

 次回の証明とは一体…

 

 

「ばいばーい」

 

「じゃあナ。 また来てくれルと嬉しいゾ。 チャンネル登録お願いナー」

 

 



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だいさんかい

「みんなおはよう。 今日も配信していくね」

 

「オッス。 メイドロボのハルカだゼ」

 

 

 デッッッッッ!!!

 ハルカチャン!

 メイドロボが実在することを証明するための配信がまた始まるのか

 おはよう

 この無編集動画のサムネをどっちが作ってるのか考えてニヤニヤする

 おやすみ

 この胸を見に来た

 説明口調ニキサンキュー

 

 

「来テくれてアリガトナ」

 

「目指せ100万人」

 

「ハイじゃア趣旨説明ダ、マスター」

 

「うん。 このチャンネルは、みんなに私がメイドロボを作ったことを信じさせるためにお送りしているよ」

 

「そノ証明が難シいってことデ、視聴者から案を募っテやってみヨうってわけダ」

 

「みんなよろしく」

 

 

 これで英傑入りを目指す…?

 信じさせるとはなんだ

 経緯:ツイで煽られたから見返したい

 メイドロボがいるなら買うが…

 本当に丸投げで行くのか

 昨日夢の中で考えたネタを披露する時が来たな。

 ハルカちゃんを買える…?

 

 

「あっ。 あっ、だめだよ、ハルカは私のだから売れないよ」

 

「10億でもカ?」

 

「1兆ドル積まれたって無理」

 

「ゥっ! ……マスターはホント、オレのこと好きだナ」

 

 

 いい話…

 イチャイチャしてんじゃねえよ

 まあ人間だし人身売買になるからな

 

 

「うん。 ハルカ好き。 ハルカの胸、好き。 おっぱいはプライスレスだよ。 また揉みたい。 いい? ダメ? 今度は変なことしなグボァ…っ!」

 

「死ネ。 モウ今日はメシ作らナいからナ」

 

「ご、ごめ…ッ、ゴホッ。 あぐぅ…っ、か、肝臓…、ぅ、うぅ……っ」

 

 

 急に暴走するなコイツ…

 おっぱいから離れろ

 ロボット三原則とはなんだったのか。

 それよりレバーブロー時の胸の揺れよ

 呻き声たすかる

 的確に肝臓狙うの草

 切り抜き班頼む

 

 

「マスターはしばらく行動不能ミてーだかラ、証明案の方検討するカ」

 

「うぅ……。 うーー……。 ぃたいー…」

 

 

 よっしゃ来たぞ

 自業自得の極み

 これはイケる

 採用してくれ。

 マロでやるの?

 ヌッッッッッ!!!

 そう、誰もマスターの心配をしないのである

 

 

「ンー、マシュマロはそのウちやルと思うゾ。 デモ今はまだ設置シてナいからコメントで頼むナ」

 

「ぅー……。 ……ぁー。 ぁぅー………」

 

 

 ハルカちゃんはツイやらないの?

 案)チェスか将棋でソフトに勝つ

 胸部装甲…

 充電風景見せるとか

 お前まだ諦めてないのか

 FPSで1位とる

 精密作業

 

 

「オー、色々出テきたナ。 チェスはー…そこそこダと思ウけドどうだろうナ、難シい。 将棋はルール知ラないかラ無理だナ」

 

「ぁぅー……。 いたい………。 むりぃ…………」

 

「ン、充電…? オレは充電しないゾ。 普通にメシ食っテエネルギーに変えテる。 …あっ、FPS! オレシューティングは得意だゾ! 精密作業は料理くらい、カ?」

 

「ぅぁーぅー……………」

 

 

 将棋もチェスも出来なくて何がAIか

 まあでも難しいよね(テノヒラクルー)

 有機物取り入れてエネルギーに変換するって凄いのでは

 まるで人間だな(棒)

 見事にスルーされてて草

 スゴイナー。AIはここまで進化したのかー。

 料理風景見たい

 

 

「ンー、でも難シいことも挑戦シてみルのもいいナ。 っテことでチェスをやるカ」

 

「……………」

 

 

 良いチャレンジスピリット

 相手どうすんの?

 初心者とみせかけて蹂躙するやつかな

 俺がやりたい

 チェスならこれ使って→https://~~

 

 

「オッ、ブラウザ型じゃン。 楽でいいナ。 ……ヨシ、折角だシお前ラと対戦するカ!」

 

「………………」

 

「部屋番号はコノ21512デ、PASSは986188ナ…ってもウ入っテきたのカ、早イ」

 

 

 はええ

 瞬殺じゃん

 日本ランク58位の俺がお相手する

 俺もやりたかった

 すごい…とも言い切れない順位

 負けたら何かやってほしい

 いや実際凄いと思うがw

 

 

「ヨシ。 オレが先手だナ。 ……ってオイオイ、流石にランカーは無理だロ。 それニ、負けたラって言わレてもナー…」

 

「…………………」

 

 

 というかランカーが平手は大人気ないぞ

 AI相手だしイケルイケル

 勝てばよかろうなのだ

 ここから伝説の幕開けが…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「イヤ、強い強い強イ! 無理だロ、こンなの。 もはや勝ち道が見えナいゾ…」

 

「……………………」

 

 

 かーらーのー?

 ハルカちゃんがどんどん泣きそうな顔になっていくの、ちょっとヤバいですね。

 ハルカちゃんも結構強い?

 これは使える

 まあランカーと戦えてる時点でな

 ここから勝てたらマスターに膝枕してあげて

 

 

「イヤ、流石にここから逆転は…」

 

「私がやる」

 

「えっ。 アっ、復活シたノかマスター。 デモ盤面これだゾ?」

 

「勝つから。 その代わり、私が勝ったら膝枕して」

 

「えぇ……」

 

 

 復活

 選手交代か

 欲望に正直なマスター

 えー、でも流石にもう無理だろこれ

 なんかマスターが起きたあたりで勝ち確BGMが脳内で再生され始めたんだが

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「勝った」

 

「ヤベェ…」

 

 

 嘘だろ…

 漫画かよ

 やべえ

 廃スペック見せ付けてきたな

 まるで将棋だな

 ランカーニキ生きて…

 あそこから負けるって生き恥レベルでは

 

 

「はい、じゃあ膝枕して」

 

「イヤマア、いいけどヨ…」

 

「ふわぁー…。 ハルカのふとももやわらかい…」

 

「変ナところ触ンなヨ、マスター」

 

 

 今日はもう寝ますおやすみなさい

 メイドロボの正しい使い方してるな。

 おやすみランカーニキ…

 乙

 犬にはねられたと自分を慰めろ

 カメラさんもうちょっと下見せてください

 ローアングルでもいいです

 

 

「ムっ。 サービスシーンにナりそうだかラ、今日はここまデにするカ」

 

「しあわせ…」

 

 

 マスターのだらしない顔見せてくれ

 マスターを慈しむようなハルカちゃんの顔だけでオギャれる

 カメラが全然仕事をしない

 これが母性か

 わかる

 今日はイチャイチャしないと思ったのに……

 まあこれはこれで

 

 

「じゃあナお前ラ。 また来てくれルと嬉しいゾ。 チャンネル登録お願いナー」

 

 

 



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だいよんかい

「ちなみに動画のサムネは私が編集してるよ」

 

「オレの胸のアップばっかじャねえカ、アレ」

 

「はい、というわけでみんなおはよう。 マスターだよ」

 

「ハルカだゼ」

 

 

 デッッッッッッ!!!

 はじまた

 毎回デッッ!!が早すぎる

 なんかオープニングっぽいな

 あのサムネ作ってるのやっぱりお前かよォ!

 おっぱいでっか

 おはよう(夜)

 

 

「今日は鬼滅の刃を一気読みしてたらこんな時間になったよ」

 

「マスターの読むスピードが遅クてストレスがたまったゾ」

 

「ごめんね」

 

 

 流行に乗っかっていくスタイルは嫌いじゃない

 面白いよね

 俺読んでない

 ストレス(負荷)

 まーたイチャイチャしてたのか

 一緒に読んでたの?

 

 

「でも面白かったね」

 

「オウ、途中何度かオレも泣いちまっタしナ」

 

「ハルカは涙もろいもんね。 私は泣かなかったなあ…」

 

 

 俺もアニメ見て全巻購入したよ

 何故そのシーンを放送しないのかコレガワカラナイ

 このメイドロボはとうとう人間の感情まで獲得したか

 今日は鬼滅の話するの?

 とうとうとは一体…

 

 

「マスターは真顔で読ムのやめてくレ」

 

「頭の中でシーン再生してるから仕方ないんだよ」

 

「自力でアニメ化スるの強すぎナいカ?」

 

「えっ。 えっ、普通じゃないの? みんな出来るよね。 どうして、普通だよ」

 

「出来るワけねえだロ、マスターの普通はおかしいからヤメロ」

 

 

 あー、あれね俺もよくやる

 あちこちで童磨がチラつくのほんとどうにかして…

 CVは推しで当ててる

 出来る 出来るのだ

 流石に随所で氷柱出現するのはコラの見すぎでは

 メイドロボの限界が見えたな…

 

 

「エェッ…?」

 

「ほらほら。 やっぱりみんな出来るんだよ」

 

「こレが人間………」

 

 

 宇宙人を見るような目をするハルカちゃん

 理解しがたいものに出会うとこうなるのか…

 いや待てコイツらを人間のスタンダードに据えるんじゃない

 (※特殊な訓練が必要です)

 この顔誰か切り抜いて

 

 

「あっ。 そうだった、人間で思い出したけど配信中だったよ」

 

「どうシて忘れるこトが出来るのカ」

 

「ハルカのAI検証をしよう。 私はずっと鬼滅読んでたから何も浮かんでないんだ。 だからみんな案出して」

 

「少シは悪びれようゼ」

 

「ごめんね」

 

「ゥ…ッ。 ……マア、オレも浮かンでない。 スマン、お前ラ。 次回は何か考エておくゾ」

 

 

 俺も忘れてた

 そういえばそういう配信だったな。

 鬼滅の話がしたい

 お詫びに抱き合ってるとこ見せて?

 ハルカちゃんかわいい

 マスターはもうちょっと感情を出せ

 

 

「何がいいかな? 前回はチェスをしたけど証明にはならなかったね」

 

「実際のとコろ、チェスで勝っタかラってメイドロボの証明トはならなイからナ」

 

「あっ。 ハルカ、抱き合ってって書いてる」

 

「…そうだな。 アア、鬼滅の話はネタバレにナるかラやめようナ。 カわいいって評価は嬉しいゾ、ありがとナ。 案が出なイなら今日は雑談にナっちまウけどそれでいいカ?」

 

「ねえねえハルカ、抱きついていい? あっ。 後ろから抱きつくとおっぱい感じられるかも。 あっ、あっ、でもハルカに抱きついてもらった方がもっとおっぱい感じられるかな? ねえハルカ、いい? 私こうやって前に座るから、ハルカが後ろから私を抱きしめる感じでお願い。 ね、ね?」

 

 

 ランカーニキが草葉の陰で泣いてるぞ

 あれ再生数伸びてたよ

 自分に正直だなコイツ

 欲望を隠さないマスター

 スルーを許さないこの姿勢は評価したい

 なげーよ

 また暴走してる…

 

 

「ざ、雑談しようゼ、お前ラ。 もっと違うこト話そうナ? 頼むかラ、別の」

 

「ほらほら、ハルカ。 ぎゅーっとして? 私、カメラの正面に座るから、後ろからぎゅーってして」

 

「イヤ…、ソノ」

 

「みんな待ってるよ。 早く早く」

 

「ゥゥ……」

 

「ーーっ! ふわぁー…っ。 いい! すごくいいよ! 今度からこの体勢でお送りしよう!」

 

 

 そう、誰もハルカちゃんを助けないのである。

 ヒュー!

 よくやった

 スルーされても貫き通せばいけるんだな

 感情を爆発させるマスター。

 ハルカちゃんの恥じらい顔をゲット出来たぞ

 助け舟出すか迷って結局コメント自体しなかったわ

 欲望に忠実なのほんとすこ

 これで今日はもうノルマ達成したな

 

 

「ねえハルカ」

 

「……なンだよマスター」

 

「あったかい」

 

「…マスターはちょっト冷たいゾ」

 

「えへへ」

 

「なンだよもう…」

 

 

 俺は一体何を見せられているのだろうか

 そろそろ俺のメンタルが危険水域

 こんな日常送りたかった…

 お前ら許容量低過ぎない?

 直視できない。

 喜びが嘆きに変わるの早すぎなの笑うわ

 百合の過剰摂取は控えめにと医者に言われてるから…

 メンタル液体で草

 控えめでいいのかよ

 

 

「ゥゥ……っ。 アアモウ、こレで終わりダ!」

 

「あぁっ、そんなぁ…」

 

「うるせエっ。 ほんとニどういう配信なんダ、サっさと検証案出シて消化するゾ!」

 

「うーん。 じゃあまたチェスやる?」

 

「チェスはモういいだロ。 どうせマスターが蹂躙シて終わるだけダ」

 

 

 残念

 終わってしまった

 チェス強かったからな

 やめろやめろ、ランカーニキの傷が開く。

 とりあえず色々やっていこうぜ

 

 

「ンじゃ将棋にするカ」

 

「ハルカはルール知らないんだったよね。 それならまずは私がやりながら解説していくね」

 

「サンキューマスター」

 

「私がたまに遊んでるアカウントでやるから見ててね」

 

 

 将棋か

 嫌な予感がするな

 前回の事件を忘れたか

 いやでも将棋は流石に…

 なんやこのレートは

 つっよ

 対人はやめてやれ

 

 

「じゃあソフト相手でいいかな」

 

「解説があるなラ、なンでも良いゾ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「終わり」

 

「……」

 

 

 解説とはなんだったのか

 序盤からTASじみたことをするのやめて

 もうコイツにボードゲームをやらせるな

 しますさせますさせません系のやり口久々に聞いたわ

 もはやどっちがAIか分からんな

 どうやって相手をコントロールしたんだよ

 これ動画に残していいの?

 

 

「ヨシ、マスターはもうこの手のゲーム禁止ナ」

 

「えっ。 えっ、でも…、えっ」

 

「アッ、違う。 配信とかオレとやルのハ禁止ナ。 マスターがひとりデやる分には良いゾ」

 

「あっ、うん。 ……うん? 駄目なの?」

 

「ウン」

 

「そっか……」

 

「悪いナ、マスター」

 

「ううん。 大丈夫だよ。 でもちょっと悲しいからあっちで対戦してくるね」

 

「やめてあげテ」

 

 

 めっちゃ悲しそう

 俺も段々マスターの表情分かるようになってきた

 だが正しい判断

 蹂躙やめてやれよ

 今日もまたマスターの人外っぷりが披露されてしまったな

 

 

「……ァー。 マスター行っちマったナ。 …仕方ねエ、ここまデにするカ」

 

 

 マスター慰めてあげて

 次回までに何か考えておくわ

 ガトーショコラで釣ってやれ

 おやすみ

 乙

 

 

「じゃあナお前ラ。 また来てくれルと嬉しいゾ。 チャンネル登録お願いナー」

 

 



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だいごかい

「お菓子もいいけど、ご飯も好き。 マスターだよ、おはようみんな」

 

「ご飯食べたら運動ナ。 お前ラおはよウ、ハルカだゼ」

 

「運動やだ…」

 

「首に縄つけてでも走らせるからナ」

 

「ひどい」

 

 

 デッッッッッッ!!!!

 おっぱいおっきいの羨ましい

 メイド服いいよね

 百合を見に来た

 あれ、今日はキッチン?

 おはよう

 首に縄をかけられるマスターは正直見たい

 犬の散歩かな?

 

 

「ハイハイ、それで何をするンだマスター?」

 

「今回はちょっといつもと違うことするよ。 気付いてる人もいるけど料理だよ」

 

「日曜の昼前なんでナ。 折角だかラってことで料理配信ダ」

 

「そういえば聞いてなかったけど、お昼は何作るの?」

 

「特売で卵が安かっタからナ、今日は卵尽くしダ」

 

「わーい。 あとでお菓子も作ろう。 私、かき混ぜるのやるから」

 

「マスターはハンドミキサー使いたイだけだロ。 トりあえずは先に料理シようゼ」

 

 

 よっしゃよっしゃ

 料理待ってた

 エプロンは?

 野菜洗った?

 何作るんだろ

 マスター子供かよ

 気持ちは分かる

 

 

「そうだね。 まずは何するの?」

 

「手を洗ウ」

 

「うん。 基本だね。 ではその洗っておいた手がこちらです」

 

「オウ、完璧だナ」

 

 

 誉めて伸ばすハルカちゃん

 テンション高いなマスター

 エプロン見せて

 

 

「次はどうするの? 卵割っていい? 私両手で2個割れるよ。 割りたい。 いい?」

 

「待テ待テ。 先に野菜を終わラせちまおウ。 ってことでここに取り出したるはキャベツだ」

 

「キャベツ高かったね。 私びっくりしたよ。 あっ、エプロンは私だけしてるよ。 ほら、これこれ。 ハルカのはこの前掛けがエプロンみたいなものだね」

 

 

 二個割れるってすごくね?

 キャベツ高いよな。ってか野菜全般が高い。

 俺は毎回卵のカラ入っちゃう

 何故買い物も配信しない

 一緒に行ったのかよ

 まあ店にとっては迷惑だししゃーない

 そういや前がけってエプロンか

 かわいい

 

 

「ンー。 キャベツざく切りにするカらマスターもうちょイ離れてくレ」

 

「じゃあカメラ持ってこっちで撮ってるね」

 

「オウ。 ンじゃ、行くゾー。 ……ヨっ、と。 終わリ」

 

「切るとすごい量に見えるよね」

 

 

 刃物使う時はマスターを遠ざけるメイドの鑑

 おーハルカちゃんの全身だ

 包丁使うからね

 キャベツ半玉も使うの?

 は?

 え、何今の

 いやいやいや

 は?は?

 

 

「マスター。 カメラそこに置いテ、ざく切りにシたキャベツを水に漬けておいてくレ」

 

「うん。 ザルボウル2つ使うね」

 

 

 いや待て流すな説明しろ

 何が起きた

 一瞬でキャベツ切られてたんだけど…

 こいつもこいつでやべえのかよ

 キャベツ空中に投げて落ちたら切れてるとかアニメかよ

 マジで包丁でやったの?

 誰か動画スロー再生したのあげてくれ

 見えなかった

 どうやったの?

 漫画でよくあるやつ現実でやるのやめよ?

 

 

「次はネギだけド、これハもう切ってるノがあるかラこれを使うゾ」

 

「キャベツ、ネギ、卵ときたらアレだね。 チャーハンだよね。 ハルカのチャーハン大好き」

 

「オウ。 でも先に厚焼き玉子ト、とん平焼きを作るゼ」

 

「やった。 ねえチーズは? チーズは入れるの?」

 

「アー…。 しょうがねえナ。 チーズとん平焼きにするカ」

 

「わーい」

 

 

 マジで流すのか…

 あとでコマ送りで見るわ

 炒飯にキャベツ?

 これならネギ切るとこも見たかったな

 とん平焼き知らない

 チーとんを知るとは…

 わーいが可愛い

 

 

「ソれじゃア、マスターは卵割ってボウルに入れてテくれナ。 オレはこっチで豚肉炒めるかラ」

 

「うん。 割ったらかき混ぜておくね」

 

「ハンドミキサーは出すなヨ」

 

「……うん」

 

 

 とん平焼きって何?

 厚焼き玉子難しいのに

 チーズ入れるとは贅沢な

 ハンドミキサーで掻き混ぜる気だったのかよw

 しょんぼりするの草

 豚肉焼いて卵で包んだやつだよ <とん平

 目線も向けずに言うの見るともう日常なんだな

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ヨシ、出来たゾ」

 

「じゃあ保温してたほかの料理も並べるね。 もうお腹ぺこぺこだよ」

 

「オウ。 ってことで完成ダ、カメラ大丈夫カ?」

 

 

 おおー

 見えてるよ

 ってか多くない?

 これを女子二人が食べます。

 私だと炒飯だけでお腹いっぱいになるかも

 大食いは需要あるから多少はね?

 うまそ

 

 

「うん、大丈夫みたいだね。 それじゃあいただきますしよう」

 

「待テ待テ。 ちゃんと完成品紹介してからダ。 もうちょっとステイ」

 

「……うん」

 

 

 めっちゃ悲しそう

 犬かな?

 もはや目線をこっちに向けないのである

 ハルカちゃん飼い主かよ

 

 

「ハイ、それじゃあ完成品紹介ダ。 まずはキャベツチャーハン」

 

「うん……」

 

「アー…。 ご飯は少なめにして炒めたキャベツでボリュームを増やした、卵・ご飯・キャベツのシンプルチャーハンだゼ」

 

「……」

 

「ンで、次が厚焼き玉子。 料亭での作り方が動画であったからそれで再現したゾ」

 

「…」

 

 

 ちょっと思ったが炒飯かこれ?

 マスターも喋れよ

 焼き飯と炒飯の区別は戦争案件だぞ

 待て状態の犬

 イッッッッヌ!!

 ハルカちゃんも察したのかちょっと早口

 

 

「最後がチーズとん平焼きだな。 シンプルに塩コショウで下味をつけた豚肉を炒め蒸してチーズ入り溶き卵に入れて覆ったやつだ。 ソースとマヨネーズで食べるゾ」

 

「…っ」

 

「ほんとは汁物も用意したかったけド、今回はやめておいたゾ。 じゃあ食べるか、マスター」

 

「うんっ。 いただきます」

 

 

 俺もやってみっかなあ

 マスター見てるだけでいける

 途中の食べる発言でピクッと反応してて草

 量的に汁物無しは正解

 おーおー、食っとる食っとる

 おあがりよ!

 

 

「ンー。 マスターが美味しそうニ食べてるのは嬉しいナ。 作ったもノとしては一番の報酬かもシれないナ」

 

「あーむ。 うまうま…。 ハルカ、美味しい」

 

「オウ。 たーんと食えヨ」

 

 

 あー、俺も腹減った。

 なんか作るか

 今日はここまでかな

 マスターをニコニコして見るハルカちゃんの横顔で白米食えるわ

 うまそうに食うなコイツ

 

 

「ン、そうだナ。 オレも食べたいシ、今日はここまデにするカ」

 

 

 俺もカップ麺食うか

 おつおつ

 食べてるとこずっと見たかった…

 次回は何だろな

 

 

「じゃあナお前ラ。 また来てくれルと嬉しいゾ。 チャンネル登録お願いナー」

 

 



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だいろっかい

「チャンネル登録よろしくね、マスターだよ」

 

「最初に言うこトじゃねえナ、ハルカだゼ」

 

 

 デッッッッッッ!!!

 待ってた

 そのオープニングは許されない

 メイド服以外も見たいな

 よしよし間に合った

 

 

「この配信は、私がメイドロボ作ったことをどうやって認めさせるか考えるというのがテーマだよ」

 

「そのメイドロボがオレだゼ。 案を募集しテやってみる、いわゆる視聴者参加型配信だナ」

 

 

 そろそろマジなんじゃないかと思い始めてきたぞ

 視聴者参加型とはよく言ったもんだな

 全く、俺がいないとダメなんだからお前らは

 割と丸投げ

 彼氏面やめて?

 

 

「それで、今日は何するの?」

 

「今回は前に出テたFPSがいいかト思ったンだが、そういえばマスターに止められてタ」

 

「…うん。 ハルカはああいうのやめたほうがいい」

 

「まだ駄目カ?」

 

「ごめんね」

 

「じゃア、格ゲーしたい」

 

「…そっちならまあ、いいかな」

 

「やったゼ」

 

 

 禁止て

 フォートナイトかな

 ちょっと前の惨劇が思い浮かぶな

 多分エイムがヤバいか殺し屋の目付きしそう

 格ゲーやんの?

 珍しいな

 

 

「ってことでSF5をやるゼ」

 

「あれ、鉄拳じゃないの?」

 

「最近はこっちが楽しいんダ。 コンボもいくつか覚えたゾ」

 

「知らなかった…。 あっ、使用キャラは男性なんだね。 女の子使わないの? 男は嫌だな。 女の子使おう。 ほら、この子可愛いよ。 ダメ?」

 

「アー…、ゥー。 分かっタ、使ってみるナ。 でも全然コンボ知らないゾ」

 

「じゃあみんなに聞いて覚えよう」

 

「おぉ、なんか配信っぽいゾ。 みんな、教えてクレー」

 

 

 スト5か

 ザンギ使いなんだな

 マスターの詰め方好き

 折角コンボ覚えたって言ってるのにひでえw

 投げ使いに普通のキャラ使わせるの鬼かよ

 かりんは難しいぞ

 

 

「なんカ、難しイって書いテるんだガ…」

 

「パンチとキックしてれば勝てるんじゃないの?」

 

「流石にその発言は許さレないゼ。 少ないチャンスから如何に高い火力コンボを使ってダメージレースに打ち克つカ、モしくは相手の心を折って暴れを咎めタり安易な行動を狩るかが格ゲーの醍醐味なんダ」

 

「ご、ごめん」

 

 

 とりあえずトレモでコンボ練習しよう

 大Pと大Kで勝てるのは昔のゲームだけなんだぜ…

 ハルカちゃんの熱い語り

 サムスピの大斬り好きだった

 わかる

 俺はもう動画で満足しちゃったドロップアウト勢

 かりんコンボ調べてきたぞ。というかリンク貼るから見て→https://~

 

 

「オっと、リンクありがとナー。 ………。 エェー…、難しいキャラだナ。 ズラし押しが基本になるのカ」

 

「トレーニングモードで練習だね。 あっ、相手も女の子にしよ? 野太い悲鳴は聞きたくない」

 

「あいヨ。 んじゃア、しばらく練習するカ。 オレはこっちに集中するかラ、マスターは視聴者たちが退屈しないよウにコメント返シなんかをしていてクレ」

 

「うん」

 

 

 まあ男の声なんて聞きたくないよな

 全面的に同意したい

 格ゲーで声を聞くことに走り過ぎるとリョナに行き着くから気をつけろよ

 お

 質問タイム来たこれ

 めっちゃ急だな

 

 

「…うん。 ハルカが技の習得モードに入ったから色々質問受け付けるよ。 なんでもは答えないけど、折角だし何か聞きたいことがあったら教えてね」

 

「なるほド……。 これ立ち中Kと、しゃが強Kが強いナ…」

 

 

 全集中ハルカちゃん

 ちょっと怖い

 パッドかよ

 質問:ハルカちゃんとキスはした?

 結局ふたりはどういう関係なの?

 

 

「えっ。 キス? どうして? しないよ。 私とハルカは主人とメイドの関係だよ。 でもたまにお姉ちゃんみたいに感じることもあるかな」

 

「しゃが中P>立ち中P>刹歩天狐、ふむふむ。 対空は刹歩でくぐるのもアリか」

 

 

 どうしてとはどうしてなのか

 哲学かな?

 しないんだ…

 分かる。お姉ちゃんみある。

 カメラ回ってないとこではどういう感じなの

 俺が主人だったら癒やしだけ求めてしまいそう

 

 

「配信以外でも変わらないかな…。 あっ。 うん、もともとハルカ作った理由はそれなんだよね。 癒やされたかったの。 帰ってきた時におかえりって言ってほしかったんだ」

 

「刹歩大蛇は確反なしっぽいシ、基本になリそうだナ。 小技当てたらコレ振るカ」

 

 

 日常をそのままということにしておこう

 あーわかる俺も癒やしが欲しい

 裏側を知る必要はないしな

 癒やしってそっちか。俺はてっきりエロいやつかと。

 おかえり言って欲しいのめっちゃ分かる

 それが理由でメイドロボ作ったの?

 何故そういう思考に行き着くんだ

 彼氏作らなかったのか

 

 

「うん。 帰ってごはん食べて寝て仕事行って帰ってだけのループが辛かったんだ。 だから一念発起して会社やめてハルカの誕生に全力出したんだよ」

 

「刹歩天狐>刹歩大蛇も繋がって刹歩でまた距離を詰めるのカ。 …起き攻めに使えるナ」

 

 

 生々しい話は俺に効く

 絶賛その状態なのでやめよう

 ハルカちゃん同型機の一般販売待ってる

 待て、

 えどれくらいの期間で作ったの?

 マスターがいい話してるというのにハルカちゃんは…。

 会社勤め経験ありで今26歳で彼氏いないことから考えて4年以内?

 設定だぞ

 

 

「同型機…。 どうなんだろ。 私が必要だったからハルカを作ったんだけど、販売ってことになるとおおごとになりそうなのかな。 そういえばいくつか企業が…、あれ? あっ。 あっ、やめて年齢の暴露はダメだよ」

 

「ンー…、天狐>EX天狐>前D>EX烈殲破くらいまでは使えルようにしておくカ。 高火力はなるべく狙いたい」

 

 

 俺にもハルカちゃんが必要なんです

 その頭脳でVRフルダイブシステム組み上げて

 毎日仕事行って帰宅後寝てすぐまた仕事行くだけの生活はもう嫌なんだよォッ!

 金貯めるか…

 お前らどんだけ癒しが欲しいんだよ

 VRMMOやりたいよなあ

 

 

「VRMMOはネット小説でよく読んだね。 面白かったというより私もしたいだったけど。 だからそっちにするかなって迷ったんだけど、VRだと没入しすぎて現実の私死んじゃうなって思って諦めたんだ。 うん、やっぱりそうだよね。 みんな癒やし欲しいよね。 じゃあ、せめてハルカを見て癒されてね」

 

「ヨシ、Vトリは当て身で心折りにいくカ。 投げ誘いでしゃが中Kからボコろう。 めくりで狩るのもいいナ」

 

「……」

 

 

 癒やし…?

 心折るとかボコるとか狩るとか言ってんだけど

 いちいち言動が物騒

 さっきからずっと相手倒すことしか考えてないぞこのメイドロボ

 タイミングバッチリだったな

 

 

「……うん。 ハルカはね、対戦だとキラーマシンになるんだ…」

 

「ヨシ、いいゾ! 中々面白いキャラだシ、こっちデも狩れるようにしておこウ。 狩りの時間ダ!」

 

 

 キラーマシン草

 戦闘用メイドロボかよ

 どうにかならなかったのか

 もしかしてFPS禁止してるのそれ?

 ハルカちゃんの笑い顔が邪悪なんだけど

 狩りの時間らしいぞ

 

 

「でも、ハルカにこういう面があっても許容するのが主人なのかなって」

 

「イヤ、対戦する前に最後CPU相手に試すカ。 ……フフッ、フフフフッ!」

 

「…あっ。 あっあっ、よく考えたらダメだった。 ハルカの物騒な発言なんかは聞かせられないよ。 放送出来なくなるかも。 …うん、配信はここまでにしよう」

 

 

 矯正しよ?

 俺の癒やしが…

 対戦中ヒートアップして放送禁止用語使いそう

 これは仕方ないね

 そのうち動画でピー音入れて編集したの出してくれ

 前回は聖母だったというのに

 

 

「みんなごめんね。 ここまで付き合ってくれてありがとう。 じゃあまた次回、冒頭で言ったこと忘れずお願いね」

 

 



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だいななかい

「ランニングって辛いよね。 みんなおはよう、マスターだよ」

 

「おはようお前ラ、毎日2キロは走ってるハルカだゼ」

 

「明日は雨らしいし止めよう」

 

「雨が降ったら合羽でも着て走るんだゼ」

 

「そんなあ…」

 

 

 デッッッッッッ!!!

 おはよう

 ランニングは辛い

 せめてジョギングにしてあげて

 ここの配信は不定期で困る

 通気性ゼロのかっぱで走らせるとか鬼かよ

 雨だと水マスクになるから死ねるな

 

 

「ほらほら、みんなもこう言ってるよ」

 

「ンー……。 分かった、ならオレだけ走るゼ」

 

「えっ。 えっ、あっ、待ってハルカ待って。 ………うぅ。 分かったよ、私も走る…」

 

「オウ! 一緒に頑張ろうナ、マスター」

 

 

 計算通りかな?

 ハルカちゃんのこの笑顔よ

 マスター、一緒にいたい感出しすぎでは。

 このコントロール能力はママ…?

 

 

「ハイハイ、今日はランニングの話じゃなくテ、検証案の件がメインだゼ」

 

「じゃあ私は明日の為に、てるてる坊主作ってるね。 ハルカは横で話してて」

 

「それはもうオレが先に作って窓に吊るしテおいたかラ、こっチに参加しろマスター」

 

「えっ。 あっ、ほんとだ、すごい…。 ありがとうハルカ」

 

「どういたしましてダ、マスター。 明日晴れるといいナ」

 

「うん。 晴れたら公園でフリスビーしよう」

 

「晴れたらナー」

 

 

 流石ハルカちゃん

 マスターの行動を先読みする能力に長けておられる

 メイドの鑑

 ああ、マスターかわいい…

 フリスビーて。 犬かよ。

 その感情、恋だね

 正直俺も友達とフリスビーは楽しんでるので犬はやめろ俺に効く

 それはそれで見たいな

 

 

「ヨシ、それじゃ前までに出てた案は消化し終わっタからナ。 それ以外の案を募集するゾ」

 

「今日はそれだけで終わるの?」

 

「時間が余っテ、早めに出来そウなのがあれば、それをやっテ終わろうト思ってるゼ」

 

「それじゃあみんな、いっぱい出してね。 私たちも頑張って協力するから。 たくさん出ると嬉しいよ」

 

「……ウーン。 マスターはあとで説教だナ」

 

「えっ。 えっ、どうして? 私なにか変なこと言った?」

 

 

 ようやく案募集回か

 ぶっちゃけ思いつかないんだが…

 『いっぱい出して』

 協力してもらおうじゃないか

 マスターって無自覚にそういうこと言うよね

 いっちゃったね

 俺は前からマスターの発言には目をつけていたんだ

 ハルカちゃんの検閲をかいくぐってくれ

 

 

「アー、ヤメロヤメロ。 そういうのはいいかラ、案を出セ、案を」

 

「……あー。 そっか、こういうのがダメなんだね」

 

「思いつかなイなら、オレたちにやっテ欲しいこトを何でもいいかラとりあえず言ってみろナ」

 

「そうだね。 最初の目的とはズレちゃうけど、無いよりは有った方が良いかな」

 

 

 案案って続けて言って?

 ノーブランニングというものがありましてね

 お前らあんまりエロいの言いすぎるとブロックされるぞ

 やってほしいことでもいいのか。

 そりゃ無いより有る方がいいもんね(意味深)

 言うて対戦ものはハルカが暴走するし知力遊戯はマスターに蹂躙されるが

 マジックやってくれ

 そのふたつ選択肢から消えるの痛すぎる

 キャンプ動画も好きなんだ俺

 というかそろそろマロ解禁して喋って

 

 

「マジックはやったことないナ…。 マスターにじゃなくてカメラに向けてやるのカ? ム、キャンプ……。 キャンプか、やりたいナ。 キャンプしたい」

 

「マシュマロかー。 あれってやっぱりやった方がいいのかな」

 

「ンー…。 ツイッターで置いテおくト、こういう案募集が捗るナ。 ただマスターはそこまでツイッターやらないだロ? だからどっチでも良イと思うゼ。 それよりオレはキャンプしたいゾ」

 

「そっか、マシュマロ置くかどうかちょっと考えてみるね」

 

 

 二人がフリスビーしてるとことか見たい

 歌とかダンスもいいぞ

 ハルカちゃんキャンプ好きなの?

 猛アピールやんけ

 マスター反応してあげて

 明らかなインドア派のマスターにキャンプは酷よ

 

 

「キャンプ…」

 

「あっ。 フリスビーしてるとこ見たいんだって。 配信だと難しそうだけど、カメラで撮って動画で置いてみるのもいいかも」

 

「マスター、キャンプやりたい。 ナア、行こうゼ。 テントと寝袋とコンロとか色々必要なのあるけどオレ行きたい」

 

「歌とダンスはハルカが得意かな。 私はちょっと苦手だけど、ハルカがやるなら協力したいな」

 

「行こうゼー、ナア。 マスター、行きたい。 オレ、キャンプ行きたいゾ。 ナアナア、マスター反応してくレ。 一緒に行こムぎゅっ!」

 

「ストップ! もう……、分かったよ。 キャンプ用品はそのうち買い揃えるから、今は黙る」

 

「むーー、むっむーーーー!!」

 

 

 配信以外でも投稿してくれるなら見るぞ

 ハルカちゃんそんなに行きたいのかい?(ニチャア)

 これはスルーし続けると危ない

 ああ、マスターの検閲が入っちゃった。

 もうちょっと続けても良かった

 めっちゃ喜ぶハルカちゃん

 やったーって聞こえるわ

 もう口から手離してあげて。

 

 

「っぷはぁ! 本当にイイのカ、マスター!?」

 

「…仕方なくだよ。 でも、キャンプはまだ無理だからそれは分かってね」

 

「オウ! ってことハ、冬キャンプだナ。 寒いから寝袋も良いノを揃えなきゃなラないシ、色々リサーチしなきゃナ!」

 

「あー…。 これはもうテンション戻らなさそう。 …マジックと歌とダンスの話詰めたかったのに」

 

 

 ハルカちゃんが嬉しそうで俺も嬉しい

 素人の冬キャンは危険だぞ

 この2人は俺が守護らねばならぬ

 本部以蔵は帰ってどうぞ

 キャンプギア買うなら配信で相談してくれ。色々教えられる。

 その名前よくすんなり出てくるな

 俺も守護りたい

 マジックはハルカちゃんにやらせようぜ

 

 

「オー、配信で相談するのモいいナ! とりあえず今はカタログと睨めっこしてくるゾ!」

 

「ぁ…。 行っちゃった」

 

 

 ハルカちゃん…

 子供かな?

 まあ気持ちは分かる

 ハルカちゃん行っちゃった…

 流石にマスター1人だとちょっとな

 ってことはここまでか

 画面が寂しい

 なんでや!貧乳関係ないやろ!

 

 

「……私もそれなりにはあるよ。 でも、確かにハルカいないと私が寂しいからここまでにしようかな」

 

 

 マスター泣かないで

 涙拭けよ

 俺は慎ましいのも好きなんだが?

 いかないででは?

 まあ二人は一緒がいいし

 オツカレー

 

 

「みんなごめんね。 ここまで付き合ってくれてありがとう。 じゃあまた次回、また私たちに会いに来て欲しいよ、チャンネル登録もお願いね。 ばいばい」

 

 

 



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だいはちかい

「下着売り場でマウントをとってくるメイドロボはどうかと思う。 みんなおはよう、マスターだよ」

 

「ちょっと愚痴っタだけなのに酷い言われようだナ。 おはようお前ラ、ハルカだゼ」

 

 

 デッッッッッッッッ!!

 大きいから仕方ないね

 初っ端から下着トークとは飛ばしてんな

 おはよう

 マスターはそれなり()サイズだからな

 また今日も二人が見れる

 間に合った!

 

 

「私にはマウントに聞こえたよ」

 

「エッ。 アッ、続けるのカ…。 ツーカ、合うサイズで探スと中々良いノ見つからなイって言っタだけだロー」

 

「ということでハルカにはマジックをやってもらうことにしたよ」

 

「どういウことだヨ」

 

「罰ゲームかな」

 

「酷いゼ」

 

 

 マスターへの配慮に欠けた発言は処罰対象よ

 おっぱい大好きマスターでも多少はね

 B98は伊達じゃないからな

 二人で下着売り場行ったとこ映してくれよ…!

 メイドへおしおきとは分かってるなマスター

 ハルカちゃんのマジックって想像つかないな

 こんな短期間で習得したのかよ

 まあヤバいかヤバいかだ

 

 

「マア、マジックは結構得意だからイイけどナ」

 

「とりあえず簡単なやつ、普通くらい、難しい、の3つやってみよう」

 

「ンー……。 簡単なやつだとそうだナ、そこの空のペットボトルの中にスマホ入れてみるか」

 

「昨日飲み終わった2Lの天然水の?」

 

「説明口調サンキューだゼ。 ヨシ、マスターのスマホ使うゾ」

 

「えっ。 あっ、うん」

 

「ホイ、入っタ。 返すゾー」

 

「えっ? え、わぁ…、一瞬で。 うん? …あれ、どうやってスマホ出せばいいの?」

 

 

 ペットボトルマジックか

 トランプやらないのか

 いやはえーよ

 流れるような動き

 見逃した

 ええどうやったのこれ

 マジで入ってるじゃん

 マスターが純粋で困る

 

 

「次、普通のカー…。 ヨシ、水に漬けた一万円札燃やすゼ」

 

「えっ。 えっ、ダメだよハルカ、せめて千円札にして」

 

「大丈夫大丈夫。 ちゃんと返すからサ」

 

「むぅー……、分かった。 あとペットボトルからスマホ出して欲しい」

 

「お椀に水入れてくるナー」

 

「待ってハルカ。 スマホ出して」

 

「視聴者にネタばらし貰ってくるといいゼ」

 

 

 待て解説をしろ

 一万円マジックは有名だな(知らない)

 ナチュラルにマスターの一万円札使おうとするメイド

 涙目でスマホ取り出そうとするマスター可愛い

 すまない俺はこのタネ知らない

 これペットボトルに縦で切り込み入ってて、そこにインしてるんだよ

 え、いつ切り込み入れたの?

 

 

「えっと、切り込み……? あ、あった。 へえ、こんな風にやるんだ…」

 

 

 これ結局取り出すためにはペットボトル破壊する必要があるのでは

 そうだよ(無慈悲)

 上部下部で両断しよっか

 ハルカちゃんにお願いしよう

 

 

「…ン。 お椀に水入れてきたゾ」

 

「ね、ハルカ。 やり方は分かったんだけど取り出せないよ」

 

「切ればいいンだヨ。 ハイ、切った」

 

「わ、すごい。 ありがとうハルカ」

 

 

 素直にハルカちゃんに頼るマスター

 またそういう早業する…

 恐ろしく早い斬撃、俺は見逃した

 心の準備くらいさせろ

 キャップ部分に手を置いたと思ったら取れてたぞ

 というか見えないし意識すら出来なかったわ

 これもうマジックだろ

 

 

「それじゃ、箸を使ってこの水に一万円札を漬けテー…、燃やス」

 

「ああっ、私の一万円…っ!」

 

「大丈夫大丈夫。 ホラ、お札自体は燃えてないだロー?」

 

「えっ…? あ、本当だ…」

 

 

 ファイヤー

 おー燃えとる燃えとる

 マスター純真すぎない?

 俺がやってもこんな風に驚いてくれるんだろうか

 首かしげながらはてなマーク浮かべるマスターいいよね

 これ水に混ぜたアルコール部分だけ燃えてるんだっけ

 流れ作業のように披露するハルカちゃん

 手慣れてるなぁ

 

 

「…ヨシ、火が消えたゼ。 最後は難しいやつだナ」

 

「えぇ、展開が早い…。 どうやったんだろうこれ」

 

「コメントに書いてなければあとで教えるゼ。 ってこトで最後に取り出だしたるはジャーン」

 

「るーびっくきゅーぶ」

 

「オウ。 マスター、これムチャクチャにしてくれ」

 

「思いっきりやっていいの?」

 

「いいゾ」

 

「わーい」

 

「ヨシ、マスターがガチャガチャしてる間にコメント確認するゼ」

 

 

 るーびっくきゅーぶ

 わーいって子供かよ

 マスターの「るーびっくきゅーぶ」発言狂おしいほど好き

 マスターにマジックあんまり披露してないの?

 俺もムチャクチャにしたいです!

 マスターあんまりすれてないよな

 楽しそう

 それでペットボトルの切れ込みはいつ入れたの?

 結局トランプやらないのか…

 

 

「そうだナー…、マスターの反応は好き。 今回は初見のでまとめたケド、あんまりやると耐性付きそうだから程々にしてるゼ。 ムチャクチャにするのはルービックキューブだけで十分だナ。 ペットボトルの切れ込みは手にとった時に仕込みナイフでスっと切ったゾ。 トランプは見せ方が難しいから今回はやめておいたゼ」

 

 

 耐性言ってやるな

 仕込みナイフ…?

 いや仕込みナイフってなんだ

 メイドの標準装備と言われるあの?

 だからといってそれでスっとは切れんだろ

 じゃあさっきのペットボトル両断事件もそれで…?

 あとでまた見直すか

 

 

「はい、出来たよ。 すごい頑張ったよ」

 

「オー。 見事に色がバラバラになったナ。 それじゃあこれを一瞬で戻すナー」

 

「えっ、一瞬? ……うん? それってマジックなの?」

 

「見分けがつかないならマジックみたいなもんだゼ」

 

 

 マスターめちゃくちゃカチャカチャやってたからな

 戻すだけ?

 楽しそうだったなマスター

 マジックとは一体…

 俺にはそこそこの無表情に見えたが

 高度に発達したなんたらかんたら

 マスター見続けてるとそのうち分かる(後方腕組古参面)

 確かにこれを戻すだけならタネも仕掛けもないわな

 

 

「じゃあカウントダウンするよ。 ぜろって言ったら始めてね」

 

「オウ!」

 

「さん、にー、いち、ぜろ」

 

「ハイ、出来た」

 

「……え?」

 

 

 カウントダウン!

 あとで切り抜かなきゃ

 いやだからはえーよ

 手がすごい動きしてたぞ

 一瞬は流石に大袈裟と思ってたらやべえ

 こともなげにやることじゃない。

 カウントダウンくらい浸らせてくれよ!

 世界狙えるだろこれ

 そのうちマジでこのチャンネル見つけられるぞ

 

 

「ふわぁ…。 出来てる。 すごい…」

 

「んふふ。 そう言ってくれると嬉しいゼ」

 

「ね、ね。 他にはないの? もっと見たい」

 

「オット、ここから先は別料金だゼ。 お支払いはオレへの甘やかしとナッテオリマス」

 

「えっ。 えっ、それでいいの? するする。 えっと、膝枕すればいいのかな。 はい」

 

「イヤどう考えてもオレがする方だロ」

 

「えへへ」

 

「まったク、しょうがないなマスターは」

 

「こうやって膝枕されるとハルカのおっぱいで顔が見えないね」

 

「最後に何言いだすのカ、このマスターは」

 

「私はしあわせ」

 

 

 イチャイチャタイム

 ノルマ達成遅かったな

 他の動画と同じくネタばらしは本当に無いんだな…

 ようやくイチャイチャしたな

 常時していたのでは? ボブは訝しんだ

 そのまま配信しててくれよお…!

 ハルカちゃんは巨乳だから仕方ないね

 

 

「アアもう、ここで終わるゾ」

 

「みんなまたねー」

 

「じゃあナお前ラ。 また来てくれルと嬉しいゾ。 チャンネル登録お願いナー」

 

 



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だいきゅうかい

問題あれば修正します。


「コーヒーはブラックが一番美味しいと思う。 みんなおはよう、マスターだよ」

 

「ミルクと砂糖入れた方が絶対美味しいゼ。 お前ラおはよう、メイドロボのハルカだゼ」

 

 

 デッッッッ!!!!!

 いつもと服が違う

 かわいい

 むっ

 マスターおはよう

 でっか

 なんだその胸を強調するデザインのメイド服は

 正面からでも分かる重量感

 

 

「あ、気付いたかな。 うん、ハルカのメイド服変えてみたんだ。 可愛いよね。 おっぱい大きいのがよく分かるアンミラ風だよ」

 

「…割と恥ずかしいンだゾ。 それにやっぱり胸が少しきついゼ」

 

「胸あたりはちょっとぴっちりになるくらいにパターン作ったから私にとっては大成功かな」

 

「言われるまま縫製するンじゃなかったゼ…」

 

 

 買ったんじゃないのかよ

 マスターがデザインしてハルカちゃんが作ったの?

 巨乳がアンミラ服着ると破壊力やべーわ

 マスターって設計もできんのかよ

 やはりマスターは策士か

 ボタンが悲鳴あげてそう

 主人がこんなんでいいのかハルカちゃん

 クラシックメイド派の俺もこれにはにっこり

 

 

「うんうん、大好評で良かったよ」

 

「今度はオレがマスターの服を縫っテやるからナ」

 

「おっきいおっぱい見たいだけだったのに」

 

「アッ、でもデザイン出来ない。 マスター、描いてくレ」

 

「えぇ、自分で着る服を自分でデザインするの? やる気出ないよ。 ハルカの服なら描けるよ。 次はpiaキャロ3風メイド服とかどう? 今から描いていい?」

 

「…今日は歌の予定だったナ。 何の曲にするかみんなに聞いてから歌おうと思うゼ」

 

 

 反撃に反撃するマスターつよない?

 俺もおっきいおっぱいのがいいです

 マスターもいいんだがやっぱ欲望に忠実に生きたい

 ぴあキャロ3の緑服いいよな好き

 歌なら流行り逃してるけど香水とか?

 旗色悪くなって逃げを打つハルカちゃんかわいい

 アニソン歌って~

 ハルカちゃんの胸元マジでピチピチだな

 

 

「あっ、歌ならリクエストあるよ。 惑星ループ好き。 合いの手いれたい」

 

「ああ、アレいいよナ。 でも男の子ボイスのが合ってそうだゾ。 オレの声には合わナさそうだゼ」

 

「そっか…。 じゃあシャイニーデイズ! ゆるキャンのオープニングテーマ。 あれすごい好き。 リンちゃんかわいい」

 

「オレも好き。 風景とか音楽良いよナ。 ずっと見てられるし、オープニングも最高だった。 オレはなでしこが好きだゼ」

 

 

 惑星ループ!

 カラオケで何度も歌ったなぁ

 ゆるキャン△二期楽しみだわ

 ハルカちゃんの声質なら甘ブリのOPは?

 紅蓮華

 

 

「そうそう、私も二期楽しみ。 甘ブリってなんだっけ? あっ、鬼滅もいいね」

 

「甘城ブリリアントパークのことだナ。 名作だゾ。 OPもEDも良いンだ。 これも合いの手があったゼ」

 

「テンション上がってきたね。 最後でいいから一緒に歌おう」

 

「エー、一緒に歌いたいゾ。 ちょっと曲名書き出していくゼ」

 

 

 やがて君になるのエンディング頼む

 つーかマジで歌回かよ告知してくれ

 クリスマスソングも聴きたい

 昔はこの手の配信は著作権で面倒だったなあ

 まあ楽にはなったな

 四月は君の嘘OPもデュエットにはいいぞ!

 これは長い配信になりそうだな(歓喜)

 

 

「わあ、いっぱいリクエストきてる。 ハルカ、何曲くらい歌える?」

 

「ンー…、いけるとこまでいこうゼ」

 

「おお、ハルカがやる気だしてる。 なら私も頑張るよ」

 

「オウ! じゃあ一発目はー…、テンション上げたいし四月は君の嘘オープニングテーマ、光るならでいくゼ」

 

「えっと、うん。 これだね、オッケー」

 

 

 おー、分かりやすいリスト出た

 これリクエスト出したら増えていきそう

 このグループ好きなんだ俺

 気分良くなるなこの歌

 ハルカちゃん歌うとイントネーション完璧なの笑う

 交互に歌うのエモいわ

 マスターもいい声しとる

 サビで顔合わせて笑顔になるのヤバいわ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「っふぅ…。 うん、気持ちいいね、ハルカ」

 

「やっぱり歌うと気持ち良いナ。 ヨシ、お次は甘ブリのエクストラ・マジック・アワーだゼ!」

 

「私これ知らないからハルカのソロ曲になるけど楽しみ。 どんな歌だろう」

 

「途中で合いの手あったりするからタイミング分かったら入ってきてくれナ」

 

「じゃあ二曲目、エクストラ・マジック・アワー!」

 

 

 

 

 

 

 ハルカちゃん英語完璧やんけ

 ハスキーボイスいけるのかよ!

 合いの手って拍手かw

 パンパン!

 え、今日歌ってみたなの?

 吐息しゅき。。。

 ってか何この服エッロ

 あ~、この歌好き

 マスターニッコニコやんけ

 人増えてきたな 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「すっごい良かった! パパンって素早く拍手するの気持ちいいね」

 

「そこ、アニメのオープニングだとちゃんと拍手してるンだゼ」

 

「それ気になるからあとで調べてみるね。 次、私がリクエストしていい? 今の曲聴いてて思いついたんだ」

 

「おっと、それならオレもあるゾ」

 

「じゃあ私からね。 ヲタクに恋は難しいのフィクション!」

 

「オレはハルチカの虹を編めたら」

 

「あは、なんだか楽しいね。 それにどっちも好きな曲だよ。 それじゃあハルカ、お願いね」

 

「オウ、オレも楽しいゼ。 その次はマスターとデュエットだからナ」

 

「はい、三曲目、フィクション!」

 

 

 カラオケ配信とは良い時代になったもんだ

 ああ楽しそう…

 カラオケ行きてえなぁ

 こいつら歌もいけるのかよ

 ヲタ恋最高なんだよなあ

 ガチ恋する

 この次はまた二人でとか最高かよ

 こんなの厄介オタ産まれちゃう 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふぃー…。 今の何曲目だったのかな。 流石にちょっと喉が枯れてきたよ」

 

「今ので12曲目だナ。 オレはまだイケるけどそろそろ終わっておくカ」

 

「うん。 結構時間経ってるしね。 わ、コメントすごい」

 

「アー、途中からあんまり見れてなかったナ。 何か気になるコメントあるカ、マスター?」

 

 

 もう終わるの?

 久々に作業用BGMって単語思い出した

 ずっと画面見てたわ

 向かい合って笑顔で歌うのは反則なんだよなぁ

 またこの枠やってくれ

 声の出し方綺麗。複式呼吸してる?練習中だけど難しい

 よく息続くなぁ

 ああこれで終わるのかつらい

 アンコール!

 

「みんな見てくれてありがとう。 すごく楽しかった。 あ、私は出来ないけどハルカは腹式呼吸だよ。 ハルカ、コツがあったら教えてあげて」

 

「ム、腹式呼吸カ。 やることは簡単なんだけどナ。 常にやるとなれば難しいのも分かるゼ」

 

「いつの間にか普通の呼吸に戻っちゃうんだよね」

 

「慣れないうちは腹をへこませながら口から息を最後まで吐きだして、鼻からゆっくり息を吸っていってお腹に溜め込むイメージだナ。 ちょっと実践してみるカ」

 

「ゆっくり息を吐いて気持ち早めに息を吸うのがポイントらしいね」

 

「はー、ふーーーー~~……っ。 っすーーーーー…、…っ? …っはわゃ!?!?」

 

「あっ」

 

「えっ? わっ、あっ、やっ! ちょっ、お、終わり!!」

 

「……ハルカの胸ボタンが弾け飛ぶところ初めて見た」

 

 

 エッッッッ!!

 うそやろ

 こんなことあるんか

 でっか

 白のレースですか

 ばるんってしたよ

 ゆっくり思いっきり息吸うから…

 すごい声でしたね

 なんでお前らそんなに冷静なの

 これマスターのせいやろ(ありがとうございます!)

 急にボタン消えたから…

 割と思考停止してる

 これが腹式呼吸…?(違う)

 ハルカちゃんの恥じらい顔SSRですよ

 バチバチってボタン弾け飛ぶ瞬間やばない?

 

 

「……あっ、ハルカがいない。 私が呆然としてるうちに消え…? というかハルカのあんな声初めて聞いたよ」

 

 

 カラオケ配信の余韻が消し飛んだわ

 全部胸に持っていかれたな

 ばるんって擬音が

 ボタンどこいった

 マスター頼むぞ

 切り抜き班いつもありがとうございます(懇願)

 今日もいい感じに終わったな

 これ俺戦犯としてブロックされない?怖い

 よくやった

 お前はもう用済みだ

 マスターが悪いんだよ

 

 

「あっ、今日はここまでだよ。 付き合ってくれてありがとう。 じゃあまた次回、また私たちに会いに来てね。 チャンネル登録もお願い。 みんなまたねー。 ……よし、さあ編集の時間だ!」

 

 

 



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だいじゅっかい

「ハルカがメイド服を着てくれなくなったよ」

 

「トレーナーを着るとすごい楽なんだゼ」

 

 

 デッッッッッ!!!!!

 動画見たぞ

 えっ、メイド服は?

 なんかいつもよりでっけえぞ

 むっ

 その服だと逆に強調されてエロくない?

 前回の失敗を繰り返さないぞ感が強い

 

 

「私はちょっとしょんぼりだけど、みんなおはよう。 マスターだよ」

 

「マスターはメイド服にこだわるよナ。 別に着なくてもいいと思うメイドロボのハルカだゼ」

 

 

 おはよう

 今は深夜だというのにマスターはおはようと言う

 俺もメイド服の方がいいです

 メイドロボがメイド服着ていないただそれだけのことに麻呂は

 普段着?ハルカちゃんが日常感出ててなんか俺照れる

 これじゃただの巨乳おねーさんじゃん!

 何故お前が照れるのか

 

 

「ほら、みんなメイド服がいいって」

 

「また無垢ナおじさんたちを惑わせテしまったゼ」

 

「あっ。 あっ、だめだよ。 おじさんに興味持つのはマスターとして許さないよ」

 

「ソコかヨ。 まずおじさんを否定してやレ」

 

 

 普段とのギャップすげえの

 おじさんじゃないよ(涙)

 キッツ…♥♥

 もはやインターネット老人会の住人よ

 おじさんだけど何か質問ある?

 百合におじさん投入したらバズったわ

 ガイアッッッ

 若者もいるから…

 

 

「それじゃあ今日はダンスの予定だったけど違うことをするよ」

 

「エッ。 何それ聞いてないゾ。 緑黄色社会のMela!踊りたかったノニ…」

 

「ハルカがトレーナーとジーンズだからだよ。 ダンスはちゃんとメイド服の時にするよ」

 

「こっちのが動きやすいンだからいいダロー」

 

「だめだよ。 スカートがふわってするところみたいもん」

 

「それは聞きたくなかったゼ」

 

 

 前回歌だったからダンス期待してたのに

 なるほどね

 確かにメイド服で躍って欲しい

 回ってスカートふわっいいよね

 また胸元弾けて?

 セーラー服がいいです

 ダンス動画はそこがいい

 お前ら思考がおじさんなんだよなぁ

 

 

「私は思ったんだ、みんな初心を忘れてないかって」

 

「一番忘れてたのはマスターだと思うンだゼ」

 

「なので今回はメイドロボの証明に相応しい企画を用意したよ!」

 

「マスターのテンションが高いからちょっと不安だナ…」

 

「旗揚げゲームをするよ。 どどん」

 

「どうして」

 

 

 初心…?

 最近はもうロボどうこうは半信半疑でな

 笑い飛ばせなくなってるよな

 いや旗揚げって

 なんだその効果音は

 かわいい

 口で言うんじゃない

 どどん、押忍!

 

 

「じゃあハルカ、赤と白の旗はこれね。 カメラの中央に移動してね」

 

「エッ。 本当にやるのカ? というか何故これがメイドロボの証明に…」

 

「ほらほら、みんな待ってるから早く」

 

「ウウ、マスターが強引だゼ…」

 

 

 本当にやるのかよ

 俺これ選んだ理由わかった

 土下座したら色々押し切れそうなハルカちゃん

 あっ…

 

 

「一応、知らない人のために説明するよ。 旗揚げゲームは私がハルカに、『赤上げて』のような指示を出していって、ハルカがそれにあわせて持っている旗を上げたり下げたりするんだよ」

 

「指示通り動くゼ」

 

「! おっぱい見せて」

 

「死ネという単語が浮かんだゼ」

 

「ひどい…」

 

「ひどくない」

 

 

 説明いいね

 いやいやいや…

 指示通り動くと聞いて即それが出るのかよ

 マスターあのさぁ…

 欲望に忠実すぎる

 なんだそのおっぱい見せてって直球過ぎる指示は

 普通思い付いても言えないよな

 ひっでぇやりとりw

 

 

「みんなもひどい…」

 

「当然の結果だゼ」

 

「でも私は例え何度生まれ変わっても同じことを言うよ」

 

「名言っぽいセリフはヤメロ」

 

「言いたいことは言えたからそろそろ始めるよ」

 

「もう、やりたい放題だナ」

 

 

 テイルズかよ。

 リオンしゃん…

 言えたじゃねぇか

 マスター絶好調ですね

 

 

「はい、じゃあ行くよ。 ……赤上げて」

 

 

「赤下げないで、白上げない」

 

 

「赤上げないで白下げる」

 

 

「赤上げて、白上げて」

 

 

「赤下げて、白下げない」

 

 

「白上げないで、白下げる」

 

 

 

 

 

 マスターの指示のみが聞こえる時間

 いやこれ…

 むっ

 腕上げ下げするだけなのにエッッロ!!

 確実に左右のおっぱいが動くのいいね

 映ってないけどマスター絶対おっぱいガン見してるわ

 マスター段々早口になってるけど

 いや早い早い

 はっや

 アナウンサーでもしてたんかマスター

 常に喋ってるがどうやって息継ぎしてんだよこれ

 もしかしてハルカちゃんノーミス?

 よく噛まずにここまで早口で言えるな

 俺にはもう合ってるかどうかすらわからん

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふぅっ…。 ここまでにしよう。 ふぅ…、ふぅー……」

 

「イエイ! ノーミスだゼ!」

 

「ハルカ、お茶かお水ちょうだい…」

 

「流石に疲れタみたいだなマスター。 お茶煎れてくるからちょっと待ってろナ」

 

 

 戦慄の三分間

 俺も最初はおっぱいの揺れに喜んでたはずなんだがな

 ハルカちゃんの瞬間判断能力すげえわ

 ノーミスなんだな…。

 うーん、マスターもヤベェのか

 何故普通におっぱいを見させてはくれないのか

 多才だよな

 次は水着でやってくれ

 普通に見せるとは一体

 

 

「ぁ゛ぅ~~…、しんどい…。 勝てなかったぁ……」

 

 

 マスターとうとう声が

 ちょっと枯れてるね

 というか(多分だけど)初志どこいった

 代償が大きかったな

 勝ちたかったのかマスター

 おっぱいガン見作戦は成功したはずでは

 

 

「ぅ゛ー……、ハルカのおっぱいは堪能出来たんだけど…。 本来の、私が勝って薄着にしていくカタチに持っていけなかったのがつらいよ」

 

 

 マジかよ

 どうして…

 策士かな

 何故必勝法を持って挑まなかったのか

 策に溺れるの草

 皮算用極まれりやんけ

 かわいい

 いやメイドロボわからせが趣旨じゃなかったのかよ

 その言い方は意味が変わるからやめよ?

 

 

「せっかくニットセーターとかブラ外した時のヌーブラとニプレスも用意してたのに」

 

 

 えげつねぇこと考えるな

 これは制裁が必要

 あっ

 ハルカちゃんサイズのヌーブラは無いだろ

 おかえりハルカちゃん

 キレてるハルカちゃん

 ごめんねハルカちゃんこんなマスターで

 マスター後ろ見よ? 

 

 

「………ぇっと」

 

「マスター、お茶煎れてきたゼ」

 

「ぁりがとう。 ……そこに置いといてくれると嬉しい」

 

「こっち向こうゼ、マスター」

 

「怒ってない?」

 

「怒ってる」

 

「ぁ゛ぅ゛ーー……」

 

 素晴らしいインガオホーを見た

 これでもまだ頑なに後ろを向かないマスター

 今日はここまでだな

 マスターも今日までかもしれん

 (今まで)おつかれ、マスター

 ハルカちゃん次は俺と契約しよ?

 次回が楽しみである

 

 

「えっと、みんな、もうちょっとお話ししようかな」

 

「マスターはこれからオレと話し合いだから今日はここまでナ」

 

「あっ、あっ、待って。 ハルカごめん、出来心だったんだよ」

 

「じゃあナ。 また来てくれルと嬉しいゾ。 チャンネル登録お願いナー」

 

「待ってー! 違うのハルカごめん許し」

 

 

 



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だいじゅういっかい

「ハルカが巨乳じゃなくなったよ」

 

「今だけのレアフォームだゼ」

 

 

 デッッッかくない?

 あれ、おっぱい小さくなってない?

 え、どういうこと?

 マスター説明して?

 いつもあるものが無いのは違和感がすごい

 ってかあの大きさはサラシでどうこう出来るレベルじゃないぞ

 俺の癒しがなくなってるんだけど

 

 

「ハルカのおっぱいはメンテナンスのためにおやすみだよ。 つらい」

 

「もうちょっと言い方考えようナ、マスター」

 

「どうして私はスペアに貧乳ボディなんて作ったんだろう。 みんなおはよう、マスターだよ」

 

「流石に稼働前のことは知らないナ。 こんな胸だがメイドロボのハルカだゼ」

 

 

 メンテか

 いやメンテってなんだよ

 詫び石ください

 おはようマスター

 おっぱいのメンテナンス…?ボブは訝しんだ

 詫びおっぱいはよ

 今のハルカちゃんだと貧乳というかスレンダーだな

 待ってくれおっぱいは取り外せないぞ

 ここぞとばかりにロボ設定持ってきたな

 これはハルカちゃんお得意のマジックだから…(震え)

 

 

「………」

 

「なんだヨ」

 

「ハルカのおっぱいが小さい」

 

「この形体はすごい楽だゼ」

 

「寝て起きたら大きくなってないかな」

 

「マスターが自分でオレの胸部を換装しない限りはこのままだナ」

 

 

 そもそも何のメンテナンスなんだ

 大きくするため(願望)

 前回ハルカちゃんに怒られたからとか

 いつものブラは使えないだろうしハルカちゃん今ノーブラ?

 どうせ胸薄マスターのだろ

 直球のセクハラはやめろ

 コイツ思考がマスターかよ(俺も知りたい)

 お前らのブロックを恐れない姿勢には敬意を表する

 

 

「ノーブラだよ」

 

「オイヤメロ」

 

 

 むっ

 むっ

 えっ、直でメイド服着てるの?

 冴え渡れ俺の心眼

 

 

「でもおっぱい大きくないから嬉しくない…」

 

「オレの価値は胸だけカヨ馬鹿マスター」

 

「あっ。 あっ、ごめんハルカ。 違うよ、ハルカはおっぱいだけじゃないよ」

 

「じゃあ他に何があるンだヨー?」

 

「私に甘いところとか」

 

「他には?」

 

「私に優しいところとか」

 

「…マスターにはガッカリだゼ」

 

 

 ハルカちゃんかわいそう

 俺に乗り換えよ?

 でもおっぱいはおっきい方がいいよね

 俺も大きい方がいい

 

 

「うん、大きいほうがいいよね」

 

「……オレ、もう寝る」

 

「あっ。 あっ、待って。 ならせめてパッド入れてから寝ぐぇっ」

 

「この後の配信はマスターだけでやるみたいだカラ、お前らまたナー」

 

 

 これはマスターが悪いよ

 えぐりこむようなキドニーブロー。

 これは痛い

 マスターがカヒューカヒュー言ってて草

 痛そう

 こいつ毎回怒らせてるな

 ハルカちゃんおやすみ

 ゆっくり休んで

 

 

「……ぁっ、ひゅー…。 ひ、ひぅー…。 ………ひふぅ、…ぅーっ」

 

 

 マジでハルカちゃんいなくなっちゃったんだけど

 まさかマスターが回復するまでこのままか

 マスターの呼吸音と苦悶の顔を見続けるのだ

 なんかえろくない?

 何か目覚めてしまいそう

 そうかな…そうかも

 こんなん性癖おかしなるで

 

 

「……ぁっ、ぅー…。 はふっ、ぁっ…、ふ、ひ…っ。 ぅゅ、ぅー…ぁ、ぅっ……」

 

 

 えっろ

 こんなのライブで流しちゃダメだよ

 地味にビクビク跳ねてる…

 いたいけな少年にヤバい性癖を植え付けてしまう・・・

 リョナはいいぞ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふぅー、ふ…、ぅー……。 いたい…、けど、…ようやく落ち着いたよ」

 

 

 おかえり

 ずっと見守ってたよ

 良かったよ

 こういうのもいいよね

 マスターは後でコメント見ようね

 

 

「もうハルカは怒らせないようにするよ。 こんなに痛いのはハルカのおっぱいが無くなったのと同じくらいつらい」

 

 

 また怒られるぞ

 マスターはもう少し欲望を抑える努力をしろ

 懲りないマスター

 反省ポイントそこです?

 失望しましたハルカちゃんに言います。

 お前らもさっきまでの自分の言動を見直しなさい

 

 

「ハルカまだ怒ってるかな? 今からハルカの部屋に行って謝ろうと思ってるんだけど、もし寝ていたらおっぱい戻す作業がしたい」

 

 

 うーん

 これハルカちゃんがアーカイブ見たら激怒案件では

 まあ待て、マスターはキョニュウニウムが不足して頭がおかしくなってるんだ

 そもそもアーカイブ残すのか?

 頭がおかしいのはいつものことでは

 後で消されそう

 作業風景映して欲しいんだが

 

 

「みんなが酷い…。 でも謝るなら早いほうがいいよね。 おっぱいも大きい方がいいよ。 さっき皆もそう言ってたよ」

 

 

 待て俺らを巻き込むな

 ごめんよハルカちゃん俺は止めたんだ

 まさかそこを免罪符にしようとはこの海のリハクの目をもってしても

 真面目に謝ってきなさい。

 次回はハルカちゃんのおっぱいが戻ってることを祈る

 え、マジで今日これで終わり?

 マスターのリョナシーンしか見所なかったんだけど

 ノーブラ暴露とかあったよ

 今日はサービス回だったね

 知らないところでハルカちゃんのお胸が無くなって復活する回

 とりあえずハイライト集作るか

 おやすみマスター

 

 

「それじゃあ行ってくるよ。 ここまで付き合ってくれてありがとう。 じゃあまた次回、また私たちに会いに来て。 ばいばい」

 

 

 



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だいじゅうにかい

「チャンネル登録お願いね」

 

「いきなりなんだヨ、その挨拶は」

 

 

 デッッッッッ!!

 ヤッター、今日はリアタイ!

 おっぱい戻ってるじゃんハルカちゃん

 許してもらえたのかマスター

 冒頭からどうしたマスター

 やっぱりこのおっぱいが無いとね

 

 

「前回言うの忘れちゃったから最初に言ってみたよ。 みんなおはよう、マスターだよ」

 

「起きたら胸が戻ってたンだよナ。 メイドロボのハルカだゼ」

 

 

 おはよう

 忘れるなよそんな大事なセリフ

 ハルカちゃん大丈夫?おっぱい前より大きくなってない?

 しかし俺も気付かなかったのでセーフ

 いやいくらマスターとはいえ勝手に胸のサイズ変える筈は…

 セーフとは一体

 

 

「してないよ」

 

「本当のことを言ったら腕を組ンでやるゾ」

 

「!! 本当だよ! してない。 してないよ。 だってあの大きさから変えようとするとサイズのバランスと位置、全身を見た時の感覚、全てをかみ合わせていかないと歪なことになるからとてもじゃないけどすぐに出来る作業じゃないよ。 大きいのは嬉しいけど大きすぎるとダメなんだよ。 私にとってそこは譲れない一線であってハルカのおっぱいを大きくするときは3ヶ月はかけるよ」

 

「オオウ……」

 

 

 長い

 言いたいことは分かる。

 俺はロリ巨乳がいいです

 これは語れる

 共感する視聴者たち

 ドン引きするハルカちゃん

 久々にマスターが熱い

 

 

「だから本当のこと言ってたよ。 はい、腕組もうハルカ」

 

「ンー、勘が外れたカー。 マア、しょうがないナ。 ホイ、腕組んだ」

 

「えっ」

 

「フフン、誰もマスターと腕を組むンて言ってないンだゼ?」

 

 

 賭けに勝ったなマスター

 メイドロボの勘とは一体

 腕を組むってことは二人でくっつき合うってああそっちか

 ハルカちゃんの腕組み

 むっ

 むっ

 ドヤ顔ハルカちゃん

 おっぱい強調するタイプの腕組み好き

 いや改めてでけえわ…

 乗せると楽だからね。

 マスターには出来ないやつ

 ガン見するマスター

 賭けに勝ったマスター

 

 

「ハルカとうでをくめるとおもったのにざんねんだよ」

 

「オレの勝ちだナ、マスター」

 

「負けちゃった」

 

「ヨシ、それで今日は何をするつもりなンだ?」

 

「ああっ…!?」

 

「? どうしたマスター?」

 

 

 強調おっぱいガン見マスターの棒読み

 もうちょっと抑揚をつけろ

 お遊戯会でももっと上手だぞ

 得意気なハルカちゃんいいよね

 あっ

 腕組みタイムおわ

 マスターの真に迫った残念そうな声

 上達したね…

 

 

「…今日は5秒チャレンジをするよ」

 

「なンか沈ンでるけど大丈夫カ?」

 

「大丈夫…、ちょっと残念だっただけだよ」

 

「ムゥ…。 仕方ないナ、後で腕組ンでやるカラ元気だしてやろうゼ」

 

「!! 分かった!」

 

「ヨシ!」

 

 

 5秒チャレンジとは

 良かったなマスター。

 ハルカちゃんマスターに甘すぎない?

 ヨシ!

 そうかな…。そうかも

 言うてマスターの肝臓腎臓思いっきり殴ってるが

 前回を思い出せ

 じゃあ甘くないか

 なんだかんだ毎回許してるけどな

 しょうがないなあマスターは感ある

 やっぱり甘いじゃん!

 愛だよ

 

 

「それじゃあ今回の企画だよ。 1/1000秒ストップウォッチを5秒丁度に止められるかやってみようだよ」

 

「5秒でいいのカ?」

 

「10秒だと間延びするからね」

 

「なるほどナー」

 

 

 中々レアなストップウォッチ持ってるな

 5.000秒ってことか

 何故こんな企画を…

 なるほどなー

 もう結果が分かったんだが

 多分どっちかは出来るタイプ

 まぁ常人じゃ5回に1回出来たら上々だし

 

 

「それじゃあ私からやるよ」

 

「オウ!」

 

「んー………、はい」

 

「オット、初っ端から5.000秒ダナ」

 

「じゃあ次ハルカね」

 

「ンッ、………ン。 ドウダ?」

 

「うん、5.000秒だね」

 

「ヨシ!」

 

 

 でしょうね

 二人ともかー

 とりあえず5回連続成功でやめよう

 ハルカちゃんの「ンッ」が良かった

 普通は成功するだけで凄い筈なんだよ

 この音声は使える

 誰一人として失敗の予想をしないの草

 

 

「んー、なんだかコメントが酷いよ」

 

「ムーン…、成功を確信されてるナー。 嬉しいケドちょっと違う感じがするゼ」

 

「あっ。 じゃあ1づつ減らしていけるかやってみよう」

 

「ム? ムー……。 4.999、4.998ってことカー?」

 

「うん。 多分そっちの方が難しいよ」

 

「ヨシ、やってみようゼ」

 

 

 いやそれは難しいってレベルじゃねえだろ

 お前らがハードル上げるから…

 これは流石に無理では

 5.000秒で止められるならこれもいけるんじゃないか

 両方人外だからありうる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はい、4.989秒だよ」

 

「ムゥ…、決着つかないナー」

 

 

 バケモンかよ

 2人ともこともなげに連続成功しやがって

 全く焦ることも無かったな

 こういうの拡散していいものか迷う

 一喜一憂する姿が見たかった…

 拡散はやめとけ

 

 

「それじゃあ勝負が付かないし5秒チャレンジはここまでにして、私と腕組んで買物に行こうよ」

 

「オット、忘れてなかったカ。 今日は何が食べたいンだ?」

 

「カレーが良い」

 

「今からジャ、結構遅くなるゾ」

 

「あっ、じゃあハンバーグ!」

 

「ヨシ!」

 

 

 そっちを映せ

 カレーか…

 ヨシ!

 ゴープロ用意してロケして?

 ハンバーグもいいな

 あっ(今日はここまで?)

 また料理回やってくれ

 (はい)

 マスターおつかれ

 

 

「ハルカと腕組んでおっぱい堪能してくるよ」

 

「その代わり荷物は持って貰うからナー」

 

「うん、じゃあ着替えてくるね。 みんなばいばーい」

 

「ってことで配信はここまでだゼ。 じゃあナ、お前ラー。 また来てくれルと嬉しいゾ。 チャンネル登録お願いナー」

 

 



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だいじゅうさんかい

「ハルカ以外にもメイドロボがいるらしいよ」

 

「仲間が増えるゼ」

 

 

 デッッッッッ!!!

 やったね!

 そのセリフはやめろォ!

 やったねハルカちゃん!

 

 

「前回の動画でコメント欄の人が言ってた。 みんなおはよう、マスターだよ」

 

「ホントに居たら嬉しいゼ。 おはようお前ラ、メイドロボのハルカだゼ」

 

 

 え、マジで?

 嬉しそうなハルカちゃん。

 フォロワーかな

 おはようマスター

 だが居たとしても証明するものが無いぞ

 巨乳か貧乳かメスガキか教えてくれ

 え、マスターちゃんとコメント読んでるの?

 家族が増え…、いや家族ではないか

 メスガキはどこから出てきた

 いやお前ら男の可能性考慮しろよ

 

 

「でも本当ならお話してみたいな」

 

「オレも色々聞きいてみたいナー」

 

「どこ作るのが一番時間かかったんだろ。 ボディとか造形かな」

 

「やっぱりメモリ部分じゃないカ? オレの乙女回路も相当手こずったってマスター言ってたダロ」

 

「えっ?」

 

「エッ?」

 

 

 製作者同士の話がしたいんだろうな

 ハルカちゃんもメイドロボ同士で話したいだろうな

 え、乙女回路?

 なにそのドキドキしそうな回路

 ハルカちゃんは乙女だった…?

 セイバーなマリオネットになっちゃう

 ハルカちゃんは乙女だよ

 懐かしい

 だからこんなにおっぱいおっきかったのか

 

 

「無いよ、そんなの」

 

「エッ!? エッ、ちょっ、ちょっと待ってクレ。 マスターはちゃんと言ってたゾ、乙女回路って重要なパーツをオレに載せてるっテ!」

 

「あれは嘘だよ」

 

「エエッ!?」

 

 

 ひっでえw

 あっさりと

 はい制裁

 何故そんな嘘を…

 驚愕するハルカちゃんかわいい

 

 

「そんな事よりこの人達と話してみたいな。 誰かほかに知ってる人いたら教えて欲しい」

 

「ソンナ事ヨリ!?」

 

「ハルカの性能もっと上げられるかもしれないし、話せたら嬉しいな」

 

「グググ……」

 

 

 マスター、意外にもこの話題をスルー!

 つーかそのコメントはどういう内容だったんだ

 これは怒っていい

 性能上げるっつってもこれ以上何を上げるんだよ

 ハルカちゃんそこは『ぐぬぬ』と言って欲しかった

 胸囲…かな

 

 

「何か進展あったら次回に話すよ、皆」

 

「マスターは今からオレと話し合いナ」

 

「えっ!?」

 

「乙女回路が無いナラ、あのメンテの理由を聞かせてもらうゼ」

 

「あっ」

 

 

 話し合い(物理)でいこう

 あーあ

 この前のは乙女回路のメンテって名目だったのかよ

 そりゃ心臓部にあるからスペアボディは貧乳になるよな

 …そうか?

 スケベボディは巨乳だしな

 俺も理由知りたいです。

 なんやその似た単語で意味合い違うやつは

 

 

「実は結構前からハルカの胸にひとつ機能を足そうと思ってて」

 

「ナンダヨ、ソレ」

 

「母乳出せないかなって」

 

「ハアッ!?」

 

 

 おっぱい大きくするのは時間かけたいって言ってたし何だろ

 機能て

 母乳(直球)

 むっ

 やっぱりおっぱい関係かよ!

 むっ!

 マスターは一体どこに向かってるんだ

 ふむ、続けて

 思い立ったとしてやろうとするのがヤバい

 ようやく俺の念がマスターに届いたか

 ハルカちゃん怒っていいよ

 

 

「まだ設計段階だから大丈夫だよ」

 

「何も安心出来無いンだゼ!? エッ、マジでやるのカ? オレにカ? 何の為に??」

 

 

 まだかよクソッ!

 バラしてどうすんだマスター!

 この流れはマズいぞマスター。

 これはポシャるぞマスター!

 私が見たいからみたいな理由だろうな

 ハルカちゃんのお目々ぐるぐるしてて草

 またひとつママに近付くねハルカちゃん

 

 

「私が見たいからかな」

 

「死ネ」

 

「ひどい」

 

「イヤ、全く酷くないからナ」

 

「でもハルカの母性をパワーアップさせようとしたら、これしか思いつかなかったんだよ」

 

「思いつくなヨ、ソンナモン! イヤ、そもそも何故オレの母性を…、ウン? 母性? 何故?」

 

 

 天啓を受けたかマスター…

 マスターはいつも真っ直ぐすぎる

 そうはならんやろ

 思いついたら仕方ないよね

 応援するよ

 わかるよマスター

 母性は大事だよな

 お前らもしかしてお目々ぐるぐるしてる?

 

 

「ハルカにもっと甘えたいからかな」

 

「ン…? ………エッ!?」

 

「最近忙しくてあんまり癒やしタイムとれてないし」

 

「アッ、エッ…?! イヤ、そっ」

 

「あとおっぱい飲みたい」

 

「………」

 

 

 ウッ!!!

 唐突に始まる百合シーン

 忙しいとそうなるよな…

 いや待てや

 なんつったマスターてめー

 わかる

 少しは欲望を隠す努力をしろ

 ハルカちゃんが赤面から真顔になるまで早かったな…

 (もう少しで「俺も」と書くところでした)

 忙しいとこうなるのか……

 (ここは見にまわろう)

 何故素直にイチャイチャ出来ないんだマスター

 

 

「だからやってもいいよね?」

 

「マスターは今後オレの身体に手を加えるの禁止ナ」

 

「えっ」

 

「とりあえず冒頭で言ってたメイドロボ製作者の人、見てたら連絡頼むゾ」

 

 

 はい

 まあそうなるよね

 あああ、俺の望む未来が…

 マスターは一度ソロで俺たちと話し合いしよ?

 もう毎回反省会配信しよ?

 今日もこんな酷い会話で終わるのか…。

 制裁のお時間です

 

 

「えっ、だめなの?」

 

「ダメダゾ」

 

「どうして」

 

「マスターが悪いんだゼ」

 

 

 マスターが悪いんだよ

 マスターが悪いね

 そうかな…そうかも…

 マスターが悪いんだよ

 本当に悪かったから笑う

 ハルカちゃんは悪くないよ

 

 

「うぅ…」

 

「あとで設計図シュレッダーに……。 イヤ、かけても意味ないナ」

 

「うん、全部覚えてる」

 

「ヨシ、記憶を消すために脳を揺らすカ」

 

「ハルカ待ってそれは迷信…。 えっ、揺らす?」

 

「叩くのはやりすぎだから記憶がなくなるまで揺らしてやるゼ」

 

 

 マスターの記憶力だとまぁそうよね

 ナナメ45度チョップ!

 厄介だなマスターの記憶力

 何故揺らす

 ハルカちゃん優しい…

 レバーブローとかはいいのか

 あれ頭揺らすってことは

 

 

「えっ、叩くのがやりすぎ…? いや、え、待って…。 待っ、あ゛あ゛あ゛あ゛~!」

 

「制裁も兼ねてるンだゼ」

 

「あ゛あ゛あ゛、あ゛~、あ゛あ゛~!」

 

「後でまだ設計図覚えてたらまたやるからナー」

 

 

 おー

 やっぱりね

 菩薩掌の構え

 むっ

 むっ!

 揺れてるな

 ああ…

 そうかマスターはこの眼福見れないのか

 今度から制裁こっちにして。

 まぁ揺れてるからね

 でも後で膝枕されてそう

 なんだかんだハルカちゃん優しいからね

 飴と鞭の配分が見事なんだよなあ

 マスターおやすみ…

 俺もいい夢見れそうだ

 

 

「あ゛あ゛あ゛待っ゛て゛~、あ゛~~、あ゛~!」

 

「それじゃあ今日はここまでだゼ。 また来てくれルと嬉しいゾ。 チャンネル登録お願いナー」

 

 

 

 



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だいじゅうよんかい

「いってきますと言った直後に忘れ物思い出して帰って来ると気まずいよね。 みんなおはよう、マスターだよ」

 

「ナンダヨその挨拶は。 おはようお前ラ、メイドロボのハルカだゼ」

 

 

 デッッッッッ!!!!

 すげえわかる

 おはよう!

 マスターおはよう

 相変わらず大きいおっぱいで安心する

 スマホ忘れるとかあるよね…

 

 

「昨日あったからつい…」

 

「あったナー。 出て行ったマスターがすぐに帰ってきたから驚いたゼ」

 

「でもそのおかげで2回もハルカから『いってらっしゃい』と『おかえり』が聞けたよ」

 

「それくらい何度でもしてやるけどナ」

 

 

 マスターでも物忘れするんだな

 マスターはポンコツ

 ハルカちゃん優しい

 おかしい…、ポンコツはメイドロボが主流なのに

 俺もアレクサにしてもらってるよ

 悲しいことを言うな

 誰もいない家…、寝るだけの自宅…

 その手があったか

 また一人俺が致命傷を受けた

 ハルカちゃんの一般販売が待たれる

 

 

「そんなわけで今日はあの件について話し合いをするよ」

 

「何の件ダヨ。 というか、ダンスはまだしないのカ?」

 

「次回…、かな?」

 

「やったゼ」

 

「それで今回はなんだけど、本題はこれね。 どどん」

 

「擬音を口で言うのはヤメロっての。 ンン? 『連絡するかしないか』ってドウイウことダヨ」

 

「前に言ってたメイドロボ作成者の人からコンタクトがあってね。 会いませんかって言われたんだよ」

 

「おー」

 

 

 ダンス次回かよ

 やったぜ

 どどん!

 待て待て

 本気にしたのか

 詐欺の手口

 やめとけ

 詐欺というより出会い系?

 二人とも美人だからね

 やめて脳が壊れちゃう

 脳が警戒しだした

 お前らさぁ…

 

 

「女の人らしいよ」

 

「おー」

 

「おっぱいのサイズは書いてなかったよ」

 

「当たり前ダロ」

 

「でも皆の言う通り、嘘だったら嫌だなって思って相談したかった」

 

「ンー。 つってもどうやって本当かどうか判断するンだヨ。 オレがメイドロボってのも証明出来てないンだゼ」

 

 

 女の子ならいいね

 マスターと同じアラサーかな

 どうせマスターよりおっぱいおっきいよ

 いつ会うの?

 脳が活性化しだした

 女でもレズならマズくないか

 それはそれで捗る

 お前らマジでさあ…

 女ならいいのかよお前ら

 突然無警戒になるのほんと草

 

 

「うん。 だから会うところを配信するのはどうかなって」

 

「おー、ナルホドナー。 それなら変なことにはならないナ」

 

「じゃあハルカはオッケーかな。 みんなは…」

 

「ンー…、しばらくコメント見てみるカ」

 

 

 なるほど

 ええんちゃう

 俺も行きたいんだが

 どこで会うの?

 えっ、百合に挟まるおじさんが見れるの?!

 おっさんがどのツラ下げて行くつもりなんだよ

 女装すればワンチャン…

 ガイアッッッ

 ようやくロケ回か…

 

 

「相手にも悪いから場所は言わないけど、皆もオッケーっぽいね」

 

「マァ、それは流石にナ。 相手に、合流前から配信していいか聞いて、オッケーならソレでいこうゼ」

 

「うん、そのかたちで返信してみるね」

 

「ンー…、でも屋外の配信ならピンマイクが欲しいナ」

 

 

 良かった…。ガイアされるおじさんはいなかったんだね。

 楽しみだな

 できればキャッキャしてほしいが…

 あー、外ならピンマイクは必須

 キャッキャに関しては年齢制限があるのでひっかかなければまあ

 必須ってほどではないけどあると嬉しいな

 幸い俺はババア同士でもいけるが

 カメラは誰が…

 突然の性癖暴露はやめろ

 

 

「あっ。 じゃあ買物行きたい。 カメラを自律タイプにして空中機動で撮影させたいからパーツが欲しい」

 

「機械部品もってなるとオレだけだと無理だナ。 一緒に行くかマスター」

 

「うん。 ついでに色々回りたい。 あと生地も足りなくなってきたから補充したいし工具も新調できるのがあるか見に行きたい」

 

「分かっタ、分かっタ。 じゃあ用意してくるゼ」

 

 

 は?

 作るのか…

 またマスターはさらっとそういうこと言う

 アニメみたいな撮影風景になる?

 飛翔時ほぼ無音のを作りそう

 ドローンで満足しない姿勢は評価したい

 ハロみたいなのがいいです

 今から作って間に合うもんなの?

 SFなんだよなあ。

 まあそもそもメイドロボの時点でな

 何故誰も普通のドローンと考えないのか

 

 

「あっ。 ハルカ待って。 服作ったからそっちを着て欲しいかな」

 

「ム…。 ンン? メイド服じゃないのカ。 それに、3着もあるナ」

 

「うん。 今日はさっきの相談と、プチファッションショーを企画してたんだ。 ほらほら、さっきのボードの右下隅に書いてるよ」

 

「……、オー! 本当だ、気付かなかったゼ。 やるナ、マスター」

 

「えへへ。 それでみんなからの評判が良かったのを着て外出しよう」

 

「ナルホド、参加型ダナ。 ヨシ分かっタ。 ジャア着替えてくるから待ってろヨ!」

 

 

 いいね!

 マスターにとっては技術よりハルカちゃんなんだな

 今日はファッションショーか

 気付かなかった

 この前のアンミラ風メイド服は良かった

 お前ら受け入れるの早すぎない?

 Vの者じゃないからこういうのは手軽だな

 マスターだしいけるやろ感はある

 ドレスっぽいのもあったけど外出用となるとどうなるか

 クオリティは保証されてるしね

 普段メイド服だからその辺はまぁ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はい、というわけで今日は僅差でFF7ティファの普段着に決まったよ」

 

「チャイナ服が良かったナー…」

 

「じゃあそれはダンス回で着よう。 もう一つのドレスのも着ようよ。 うん。 それがいいよ。 お色直しだね」

 

「うん? うん。 分かっタ。 色々着れると嬉しいしナ」

 

 

 というかこの3着全部見たことあるんだが

 どれもティファ衣装やんけ!

 あーあー、だめだめやっぱりえっちすぎます

 マスター票操作してない?

 AC衣装も作ってくれ

 えっ、ダンス回で格闘家っぽいの着てくれるのか

 何故和風を作らなかった!

 ハルカちゃんその服で買物行くの?!

 巨乳に着物はミスマッチだからね

 実際に見るとかなり性的でおじさんのおじさんがヤバい

 行くんだな、ウォールマーケットに!

 

 

「それじゃあこのまま買物に行こう」

 

「ヨシ!」

 

「あ、ハルカ、腕組もう、腕。 別に他意はないけどその方が私のテンション上がると思う」

 

「マスターは他意ありまくりなンだよナー。 イイケドヨ」

 

「やったね!」

 

「というわけでお前ラ、買物に行ってくるから配信はここまでだゼ」

 

 

 ああああそのまま配信してえええええ

 ロケのためのカメラを作るための買物ロケを映して…

 マスター嬉しそうだな

 ハルカちゃんの優しい笑顔…

 もうこれデートやんけ

 いってらっしゃい

 俺も蜂蜜の館行かなきゃ…

 せっかくだし俺も出かけるか

 いってらっしゃいマスター

 

 

「みんなここまでありがとう、それじゃあ次回、また会いに来てね。 いってきまーす」

 

「また来てくれルと嬉しいゾ。 チャンネル登録お願いナー。 それじゃあいってくるナー!」

 

 

 

 

 

 

 



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だいじゅうごかい

「例の人との日取りが決まったよ! どどん!」

 

「イエーイ。 どんどんどんどんパフパフ」

 

 

 デッッッッッ!!!!!

 やったね

 配信きた!

 テンション高いなコンバンワ!

 いえーい

 突然どうしたハルカちゃん

 とうとうハルカちゃんも口から効果音を

 あぶねえ、頼む告知はせめて3時間前にお願い

 パフパフ!

 ここは配信直前タイプだからね…

 

 

「今から楽しみで仕方ないよ。 みんなおはよう。 マスターだよ」

 

「もうすぐ夜だけどおはようお前ラ、メイドロボのハルカだゼ」

 

 

 ヒュー!良かったなマスター

 二人ともおはよう

 夜なのにマスターはおはようと言う

 こんばんわー!

 相変わらず表情の変化に乏しいマスターだな

 おはよう

 俺は分かるが(後方腕組古参面)

 

 

「今日は釣りに行くよ。 タチウオ釣りだよ。 ハルカがずっと行きたがってたんだよね。 タチウオは美味しいし、すごく楽しみ」

 

「マスターは魚が好きなんだゼ」

 

「前回カワハギ釣りでボウズだったからリベンジだよ」

 

「マスターは何度場所変わっても釣れなかったからナ!」

 

 

 シブい

 釣りやるのかよマスター

 ハルカちゃんめっちゃニコニコしてる

 すごく楽しみ(ご飯たべたい)

 タチウオ美味しいよなあ。

 マスターが嬉しそうで何よりです

 今から夜釣りって大丈夫なの?

 カワハギは難しいからな

 えっ、今日は釣り回?

 

 

「というわけで釣果がこれです」

 

「マスターが1匹、オレが6匹だゼ!」

 

「楽しかったね!」

 

「最後の最後にマスターにアタリが来たときは大盛りあがりだったナ! 隣の親子連れも喜んでたゼ!」

 

 

 は?!

 は?

 え、どういうこと!?

 釣りに行くよ!とはなんだったのか

 待って、釣り風景は!?

 もう終わってた

 なぜそれを映さない

 『釣りに行った』なら使ってもいいッ!

 カメラまだ作成中とか?

 動画は??

 なんかプロシュート兄貴いるんですけど

 ルアーか生き餌か沖か堤防かの話出来ると思ったのに;;

 

 

「本当はこの前作ったカメラで録画して、帰宅してから編集と配信しようと思ったんだけど…」

 

「周辺で家族で釣りをしてた子供たちに追いかけ回されて、遊んであげてるうちにバッテリーなくなっちまったンだゼ」

 

「堤防で走るのは危なかったから、すぐに海から離れて陸側で相手してたから本当に釣りの風景撮れてないんだよね。 水エネルギータイプにしておけばよかったよ」

 

「イヤー、コスト面考えると流石に無理ダロ。 デモ、はしゃいでる子供たち可愛かったナ」

 

「うん。 スフィア型なのが興味ひいちゃったんだろうね」

 

「ちなみにそのカメラはコンナノだゼ」

 

 

 あー

 子供はなぁ…

 ドローンでもめちゃくちゃ喜ぶよね

 ハルカちゃん子供好きそう。

 球体ってそれもうハロでは

 おおお!!

 出た!

 思ったより小さい!

 テニスボール大か?

 モノアイがキュインキュインしとる

 これが飛び回ってたのか…

 

 

「本番前の試運転のつもりだったけど、色々問題点も分かって良かったよ」

 

「子供対策も考えないとナー」

 

「一番は充電せずに向かったのが悪いんだと思う」

 

「オレも、早く行きたくてチェックしてなかったンだよナ。 撮れてなくてゴメンナ、ミンナ」

 

 

 本番って、会いに行く時のか

 充電しないで家出るのあるある

 ハルカちゃんどんだけ楽しみだったの。

 かわいい

 ハルカちゃんが悪いんだね

 え、なんでもするって言った?

 お詫びの流れ?

 言ってないけど言ったことにしよう

 何やって貰おうかな(お前らさぁ…)

 現場猫が出てしまったか

 草

 本音やめろw

 

 

「えっ。 えっ、罰としてハルカが何かするの? いいの? 何にしよう。 ちょっと待ってね考える」

 

「待テ待テ。 気付かなかったのはマスターも同じなンだから同罪だゾ」

 

「えっ…。 えっ、だ、だめだよ、私が脱いでもそんにゃ、楽しくないよ。 やっぱりハルカみたいなおっぱいおっきい方が見栄えがいいし、うん」

 

「オー…」

 

 

 マスター、ウッキウキやん

 ろくでもないこと考えてそう

 先に礼言っておくか

 おぉーっと同罪来ました

 確かにそうだよね

 マスターも悪いんだよ

 流れ変わったな

 マスターめっちゃテンパるやん

 何させようとしてたんだマスター

 ほんとマスターはすぐ脱がせようとするよね

 マスターがテンパってるの初めてじゃない?

 無表情なのに何故わかるの君ら…

 かわいい

 まぁ今回はワタワタしてるし難易度は低い

 

 

「私への罰は一週間ガトーショコラ禁止にしよう。 ……やっぱり4日。 ううん3日くらいに」

 

「ちなみにオレにはドンナ罰を考えたンだ?」

 

「ビキニ着せてスフィア使って舐めるように360度アングル撮影」

 

「ジャア、マスターはソレナ」

 

「えっ」

 

「オレは何にするかナー」

 

 

 マスターは意志が弱過ぎる

 ほんとガトーショコラ好きだなこいつ

 むっ

 巨乳ビキニ見てぇ…!

 やっぱりマスターは頼りになるな!

 新型カメラの無駄遣い

 おいおいネーミングセンス無いのかよマスターは

 スフィア型だからスフィアはどうかと思います

 はい。

 おっ、とぉ?

 マスターまたインガオホー食らってる…

 やったね!

 マスターの水着観賞か…

 嘗め回すように頼むぞスフィアちゃん!

 水着鑑賞してどうする水着姿と言え

 

 

「あわ、あわわ…」

 

「コンナコトもあろーかと、既にマスターのビキニは用意してあるンだゼ」

 

「ま、待って、待ってハルカ。 私が悪かったからそれはやめよう。 私の身体なんか見ても誰も喜ばないからハルカの」

 

「オレが喜ぶ」

 

 

 あわあわマスター

 流石ハルカちゃん

 メイドの鑑

 俺も喜ぶ

 私も喜ぶよ

 たまには大きくないのも良いか

 はよ!

 孤立無援マスター

 マスターかわいい

 一緒にやればいいのでは

 

 

「あっ。 あっ、一緒にって言ってるよ。 一緒にやるなら良いと思う。 うん。 ハルカがやるなら私も着るよ」

 

「ムーン……。 マァいいカ」

 

「やった。 それじゃあハルカの水着持って来る…、あ待って一緒に着よう。 うん。 その方が良いかな。 これでいこう」

 

「エー。 ソレ、マスターがオレの身体見たいだけダロー」

 

「それもある」

 

「アルノカヨ。 マスターはしょうがねぇナ。 ジャア、着替えてくる間はスフィアを好きに飛ばせておくカラ、お前ラはテキトーにNow loading...しといてクレー」

 

「じゃあ行ってくるね」

 

「お色直しの時間だゼ」

 

 

 楽しみ

 カメラ眺めさせる配信とは一体…

 浮いとる浮いとる

 こっち見んな

 マジで浮遊音聞こえねえな

 ああっ、あっち向いちゃった…

 別にこっち見てていいんだぞ

 可動タイプのモノアイ好き

 あれ、もしかしてこっちの声聞いて判断してる?

 右行ってー

 一回転してみて

 やっべ

 マジじゃん

 おいおいマスター天才か

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 もっと下から覗きこむようなアングルで

 そうそういいよいいよー

 次は上から胸の谷間に埋まり込むようにゆっくり降下して

 お前らもうやめた方がいいぞ

 つーか何を学習させてるんだよ

 怒られるぞ(他人面)

 女の着替え時間的にそろそろだぞ。

 俺は止めたからな(予防線)

 一体この中の何人がブロックされるのだろうか

 マスターのことだからメモリー消去はしなさそうだけど…

 俺は悪くねえ!

 

 

「ただいま…」

 

「待たせたナー…」

 

 

 おかえり!

 きた!!

 おかえりマスター

 あれ?

 水着は?

 マスターなんか沈んでない?

 さっきのままなんだけど

 どうして

 どうして…

 

 

「諸般の事情によって水着披露は見送りになったよ」

 

「理由は聞いてやるナ…」

 

「…別に特別な理由はないよ。 水着の件はまたそのうちやるから待ってて」

 

「それでマスター、今から晩御飯なンだが…。 新鮮なうちにタチウオをさばいて食べようと思ってるンだけど、…どうスル?」

 

「……………食べる」

 

「ヨ、ヨシ。 なら料理してくるゼ」

 

 

 事情とは一体…

 なるほど

 そっか…

 察した。

 とりあえずジョギングの回数増やそっか

 ガトーショコラ1週間食べるのやめよ?

 あー!そういうことね

 やめたげてよぉ!

 俺も走るかな…

 めちゃくちゃ葛藤しとる

 マスターはごはん大好きだからね…

 太刀魚美味しいもんな…

 

 

「……別にそういうのじゃないよ」

 

 

 そうだね

 うんうん。

 マスターは痩せてるよ

 俺にももう無表情には見えなくなったわ

 やさしい世界

 ようこそ

 自転車みたいなもんだからな

 見方が分かればもう戻れないのだ

 

 

「………特に理由はないけど、ご飯が出来るまで外走ってくるからこれで配信終わるね」

 

 

 おつかれマスター

 俺も理由ないけど走るわ

 太刀魚ご飯楽しみだね

 刺身めちゃくちゃ美味しいだろうなあ

 運動した後のご飯は最高にウマイからな

 やめてやれよw

 悪魔かお前ら

 頑張ってマスター

 最後のくだりはこっちでやっておくわ

 応援してる

 冒頭はあんなにテンション高かったのにw

 がんばって!

 みんな、チャンネル登録してあげてね

 高評価した

 

 

「うー…。 頑張ってくる。 またね皆。 …スフィアもおいで、一緒に走ろう」

 

 

 

 

 



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だいじゅうろっかい

「今日はダンス用のレンタルスタジオからお送りするよ」

 

「部屋でダンスは騒音になっちまうからナ」

 

 

 デッッッッッ!!!!!!

 よっしゃあッ!

 いい時間帯!

 こんにちマスター!

 ダンススタジオっぽい

 初っ端からハルカちゃんがティファ衣装!!

 マスターも踊るの?

 

 

「ハルカが強引に誘うから私も踊ることになったよ。 みんなおはよう、マスターだよ」

 

「…マア、ウン。 そういうことだナ。 メイドロボのハルカだゾ」

 

 

 オッスオッス

 マスターおはよう

 決してダイエットのためではないのだ

 マスター、ジャージはやめよ?

 ハルカちゃんチャイナ服!

 マスターもうちょっと気合入れよ?

 マスターに忖度するメイドロボの鑑

 

 

「ハルカの衣装は前に披露した2着と新たに作ったメイド服を用意しているよ」

 

「最初はティファ衣装チャイナタイプからだゾ。 コレ動きやすくて好きなンだゼ」

 

「うんうん。 撮影は今回からスフィアが担当するよ。 はい、鏡の方向いて挨拶して」

 

「あんまり動くと酔う視聴者も出そうだからナ。 ダンス中はなるべく動かないように言ってあるゼ」

 

 

 いいね!

 チャイナ服のスリットをピラっとするの好き

 俺に効く

 ドレス楽しみ

 マスターにも効く

 スフィアはワシが育てた

 鏡から見てもスタジオ広いね

 マジで育てたからな…

 リクエストは可?

 有能

 

 

「あ、今回は踊る曲自体はもう決まってるんだ。 だからリクエストはやらないよ。 ごめんね」

 

「振り付けもあるしナー。 結構練習したンだゼ」

 

「頑張って考えたよ」

 

「一応、全8曲を予定しているゼ」

 

 

 何やるんだろ

 まあダンスはな。

 しゃーない

 練習風景見たかった!

 え、考えたの?

 それはアーカイブで頼む

 もしかして8曲ともオリジナルダンス?

 曲目教えてー

 

 

「流石に全部じゃないよ。 いくつかは既存のままだったりするよ」

 

「一曲目を踊る前に準備運動するゾー」

 

「Radio stretch No.1でいい?」

 

「…マスターその言い方好きだよナ。 イイケドヨ」

 

 

 準備運動大事だよな

 えっ、ハルカちゃんその格好でやるの?

 腰がグキってなるからね…

 おっさんはストレッチから始めないと体が死んじゃうんだ

 器械体操がいいぞ

 なにそれ

 マスター?

 待って何て言ったの?

 無駄に発音がいい

 フフってなった

 ああー!

 その言い方知ってるw

 

 

「それじゃあ、のびのびと背伸びの運動からー」

 

「ハイッ!」

 

 

 ラジオ体操w

 笑った

 普通にラジオ体操第一でいいだろそれw

 むっ

 相変わらずデカい

 マスターがペタい

 何気にジャージが似合うマスター

 ええいハルカちゃんを映せ!

 スフィアちゃんもうちょっと右向いて!

 マスターで満足しろ

 あー、だめだめチラッと見える生足えっちすぎます!

 健全な動画です

 初っ端からこれだとこの後どうなるんだよ

 

 

「ふぅっ。 うん、身体もほぐれたかな」

 

「オウ! それじゃあ一曲目発表だナ!」

 

「『ELECT』だよ。 これはハルカだけ踊って、私は次の曲の準備をしてくるね」

 

「コレの振り付けは皆知ってるやつだゼ。 あとで提供クレジット入れるからナー」

 

 

 あ、知ってる

 これ踊れるのかハルカちゃん

 ハルカちゃんソロかー

 チャイナドレスで踊っていいものなのこの曲

 躍動感あって好き

 

 

「それじゃあスフィア、撮影はお願いね」

 

「アッ。 マスターにはコレ渡しておくナ」

 

「…? え、なにこれ」

 

「今日のダンス衣装だゼ」

 

「えっ」

 

「それじゃあスフィアー、ミュージックスタート!」

 

「えっ、えっ」

 

「ホレホレ、マスターはあっちで着替えナー」

 

 

 やったぜ

 よーしよしよし!

 流石にジャージのままはね

 ハルカちゃんナイス!

 マスターめっちゃどうしてって顔でフェードアウトして草

 あ゛あ゛~、ドヤ顔歩きモーションやべえ!

 なまあし!

 むっ

 あれ、これハルカちゃん?

 お前が歌うんかい!

 うっま

 動く動く

 声質と合いすぎる

 流石に録音かこれ

 むっ!

 みえ

 めっちゃ魅入る

 楽しそうに踊るなあ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「イェイ!」

 

 

 素晴らしい!

 良かった!!!

 決め顔かっこいいいいい!!

 b

 途中からマジで見入ってた

 おっと提供ボード

 あーもうマジでやばかった!

 

 

「アー、楽しかっター! 次はオレとマスターのデュエットでお送りするゼ!」

 

 

 すげえ楽しそう

 俺も踊れればなあ

 めっちゃテンションあがった

 マスターはよ!

 曲もかなぁ

 

 

「ハ、ハルカー…。 ほんとにこれで踊るの?」

 

「ウン。 ちゃんと入ったダロー? ホラ、コッチコッチ!」

 

「あっ。 待ってハルカ待って」

 

「ジャーン!」

 

 

 ひょっこりマスター

 かわいい

 おー

 どっかで見たなこの服

 初月コス!

 艦これやんけ!

 

 

「うぅ…」

 

「動画で散々見たから再現度は完璧なはずだゼ」

 

「うー…」

 

「ハイじゃあスフィア、『Classic』頼むナ。 イクゾー!」

 

 

 髪型変わるとかなり印象変わるね

 まあ胸はないが

 マスター何気にスタイルいいよな

 もじもじマスター

 強引なハルカちゃんもまたヨシ

 いい声!

 この二人英語完璧すぎない?

 あっ

 マスター吹っ切れたな

 みえ

 めっちゃシンクロ

 かっわいい

 クラシック!

 ハルカちゃんいい笑顔

 スフィアちゃんもうちょっと下から

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふぅー…」

 

「イエーイ! ソロもいいけどやっぱりマスターと一緒だと一体感が出ていいナ!」

 

「はぁ…、はぁ…」

 

「ヨシ。 スフィア、次の曲カモン! 」

 

「ま、待ってハルカ、ちょっと休憩しよう」

 

「オット。 それじゃあ、このあとの曲目を披露しておくかナ」

 

 

 マスターよかったよ!

 いえーい!

 ハァハァマスター

 提供に元動画のURLも入れてるんだな

 マスターがバテバテで草

 これ1曲づつ動画に出来るレベルでは

 うわ

 マスターは4曲か

 ハルカちゃん全曲踊るのかよ

 メイドロボは疲れない

 まさかここでその設定が生きてくるとは…

 

 

「ふぅ…。 ん、よし。 いけるよ」

 

「ヨシ!」

 

「スフィア、お願い」

 

「3曲目は『夜に駆ける』だゼ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「いえーい」

 

「イエーイ!」

 

「最後は『Pretender』で〆だったよ」

 

「楽しかっタ!」

 

 

 ああ終わっちゃったああ!

 最後にこれ持ってきたの正解だわ

 二人とも楽しそうだった

 マスターのハッピーシンセサイザはたまらんかった

 曲の途中で裏に回って早着替えとかも凄かったな

 俺はギミー!レボリューションかな

 よっしゃあ漢唄は笑った

 ライブ人数結構いってるな

 最初はえちちな期待してただけだったのに

 クオリティ高いとこうなる

 完全燃焼感ある

 

 

「あっ。 あっ、ハルカ、時間」

 

「エッ!」

 

「みんなごめん、このスタジオ2時間しかとれなくて、えーと後4分…。 4分!?」

 

「ヤバイヤバイヤバイ! マスター、オレはあっちの衣装とか全部回収してくるナ!」

 

「あっ、じゃあ私はこっちでモップ掛けしながら配信終わらせる!」

 

「お前ラ、スマン! 今日はありがとナー!」

 

 

 草

 笑った

 あるある

 マスターのびっくり顔好き

 タイムスケジュールどうなってんだw

 おつかれー

 マスター楽しかったよ!

 またお願い!

 

 

「それじゃあ、慌しくてごめんね。 ここまで付き合ってくれてありがとう。 また次回、私たちに会いに来て。 ばいばい」

 

 

 マスターのモップ掛けで終わる配信

 めっちゃきっちりしてるね

 スフィアちゃん配信切ってあげてw

 放送事故になっちゃう

 マスター頑張れー

 アーカイブ待ってる

 

 

「あっ。 あっ、スフィア、私撮らなくていいから配信切って、切ってー」

 

 

 

 

 

 



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だいじゅうななかい

「今日はお寿司を作るよ」

 

「ネタは色々と揃えてあるゼ」

 

 

 デッッッッッッ!

 料理配信!

 おはようマスター

 ダンス良かったよ!

 マスター割烹着じゃん

 似合う

 おすし!

 

 

「握り寿司はハルカが、手巻き寿司は私が担当するよ。 みんなおはよう、マスターだよ」

 

「チラシ寿司はもう仕込ンであるンだゼ。 おはようお前ラ、メイドロボのハルカだゾ」

 

 

 食べたい

 マスター嬉しそう

 滲み出る喜び

 かわいいかよ

 ほんとメシ好きだよなマスター

 来店させてくれ

 

 

「とうとう予定日が今週末に迫ってきたから前祝いのお寿司パーティーだよ」

 

「マスターはダンスも頑張ったしナ。 明日からガトーショコラも解禁するゾ」

 

「えっ。 えっ、いいの? 今日は? 今日はダメかな? ハルカのガトーショコラ食べたい」

 

「イヤ、今日は寿司で我慢しろヨ。 というか無理ダロ。 明日にしろ明日に」

 

 

 週末なのか

 楽しみだな

 予定日って言い方えっちだよね…

 また

 ハルカちゃんは甘い

 マスターに甘いよね…

 ガトーショコラだけに

 マスターはさぁ…

 ダメです。

 リバウンドを信じろ

 寿司で満足しろ

 まだ昼だぞ

 あの辛い日々を思い出せ

 

 

「……うん」

 

「アー……、明日一緒に作るカ?」

 

「あっ…。 あっ、うん。 一緒に作ろう。 それじゃあ今日は我慢するね」

 

「ヨシヨシ。 マスターはいい子だナ」

 

「味見してもいいよね」

 

「マスターのは味見とは言わないからダメダゾ」

 

「そっか…」

 

「マアそれは明日ナ。 今日は寿司、寿司を食うゼ!」

 

 

 しょんぼりマスター

 こんな顔されたら食わせてしまうわ

 犬かよ。

 ハルカちゃん優しい…

 なんかメシ回のマスター幼児化してない?

 食欲に支配されたマスター

 だからお前んちの犬猫はあんなに太ってるんだよ!

 マスター…

 やめてくれカカシ、それは俺に効く

 ハルカちゃんは飼い主の自覚もってえらい

 マスターはすぐに調子に乗る

 つーかマジでお菓子やめてたのか

 俺は走って痩せたので食べます

 まあ寿司もカロリーそこそこヤバいが

 

 

「お腹減ってきたし、お寿司を作るよ」

 

「マァ、マスター頑張ったからナ…」

 

「私はカリフォルニアロールに挑戦するね」

 

「ならオレはネタの切り分けとワサビの用意をしておくゼ」

 

 

 頑張ったご褒美だからね

 ママも大変だな

 カリフォルニアロールかよ

 何故それを選んだ

 美味しいよねカリフォルニアロール

 お~、具が大きい

 アボガドいけるならこれはオススメ

 自炊だからこそのネタの大きさだな

 マスターはワサビ大丈夫なの?

 

 

「ワサビ食べれるよ」

 

「オレは苦手だから、マスターの分だけなンだゼ」

 

「味のアクセントになるからあると嬉しいかな。 ハルカも食べればいいのに」

 

「前に食べた時、しばらく喋れなくなったダロー。 だからもうイヤだゾ」

 

 

 ワサビおいしいよね

 ら抜き言葉はやめよう

 流石マスター

 意外

 なるほど逆パターンか

 大人の味だからね…

 ワサビで涙目になるハルカちゃん見たかった

 年齢考えると仕方なし

 メイドロボだもんな

 

 

「ハルカ、材料はこれで大丈夫?」

 

「ンー…。 シャリがちょっと多いナ」

 

「じゃあこれくらいかな」

 

「ンジャ、マスターがサーモン使うならオレはマグロとかハマチから切っていくゾ」

 

 

 めちゃくちゃ料理風景だな

 俺もここに存在したい

 スフィアちゃんもうちょっと上から撮って

 あれ、サーモンいつの間に切った?

 ラップから敷くのか

 この赤い粒々は何?

 野菜はアボガドとキュウリか

 多分とびっこ

 海苔がパリっとしておる

 ドキってするからとびこって言って

 おじさんはさぁ…

 穢れてるとそうなる

 

 

「出来た!」

 

「オー。 ……ヨシ! 後はソレを切るだけダナ」

 

「次は何すればいいの?」

 

「もう終わったゼ」

 

「えっ」

 

「仕込み自体は終わってたからナー」

 

 

 見てて何故かハラハラした

 巻いただけでは

 それがママになるってことだよ

 料理出来たんだなマスター

 親目線やめろ

 巻いただけ…

 もう終わってた

 はやい

 プレートにめっちゃ載ってる

 切るのはやすぎない?

 配置が綺麗だな

 

 

「えっと、じゃあもう食べていいのかな」

 

「イイゾ。 何から握る、マスター」

 

「ハマチがいい」

 

「ヨシ、イカ二貫ナ」

 

「イカはいらない」

 

「美味しいから食べようゼ」

 

「イカはいらない」

 

「食べないと次の出さないゾ」

 

 

 はえーよ

 いつ握った

 スフィアちゃん次は握り方注目して

 「イカはいらない」

 草

 マスターの鉄の意志

 イカ美味しいのに;;

 マスターの苦渋の決断

 鉄の意志とは一体…

 マッマ!

 

 

「うぅ…。 美味しい…」

 

「ヨシ。 次はハマチとー…、チラシ寿司を海苔で巻くカ」

 

「なんだかシャリがいつもと違う? まろやか」

 

「オッ、気付いたカ。 今日は砂糖と塩じゃなくて、甘酒と塩麹で合わせ酢を整えてあるンだゼ」

 

 

 美味いのかよ

 食感が嫌だったのかな

 イカはぬにょぬにょしてるからな

 気配りハルカちゃん

 味覚の鋭いマスター

 ぬにょぬにょ…?

 はえー、そんなやり方が

 チラシ寿司美味しそう。

 見栄えはとてもいいよね

 俺も寿司食うか…

 

 

「ハマチ美味しい。 チラシ寿司も卵が甘くて好き」

 

「次はマグロと中トロだナ。 オレも食べるゼ」

 

「…! じゃあハルカ、私が食べさせるよ」

 

「エッ。 イ、イヤいいゾ別にソンナノ…」

 

「手を洗ったり拭いたりするの面倒だろうし、こっちの方が早いよ。 私も早く食べたいからそうしよう。 うん。 それがいいよ。 はい、あーん…」

 

「アー……。 マァ、ソウダ…ナ。 あむ」

 

 

 何故俺は空きっ腹でこの配信にいるのだろうか

 もうちょっと早く告知してくれたら同じものを揃えられたのに

 俺はもうデリった

 祝日は人が多くて外出たくない

 寿司宅配してもらうか…。

 むっ

 来た!

 キマシタワー?

 いいぞマスター!

 ハルカちゃんがマッマから女の顔に

 照れてるだけだろw

 それはトラウマが刺激されるからやめて

 ハルカちゃんの照れ顔いいよね…

 いい…

 マスターがすぐに真顔に戻すから貴重なんだよね

 スフィアもようわかっとる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「美味しかった!」

 

「ウマかったナー。 お腹いっぱいだゼ」

 

 

 あれだけあった食材が…

 マスターは健啖家

 美味そうに食べやがって

 今宅配来たわ

 結局全部マスターがあーんさせてたな

 ハルカちゃん幸せそうだったね

 マスターもいっぱい食べれてよかったな

 漬けマグロの作り方はよ

 ハルカちゃんの握りが早すぎて最後までよーわからんかった

 切って醤油に漬けろ

 簡単だな

 それは塩分過多で死んじゃう

 いやなんか麹使ってたろw

 

 

「夜は何を作るの?」

 

「まだ考えてないゼ。 というよりお腹一杯で考えたくないナ…」

 

「ハンバーグがいい」

 

「考えたくないって言ってンだろー…」

 

 

 食べたばっかりでしょw

 あれだけ食ってまだいけるのかよ

 でしょうね

 そりゃこんなに食べてたら太るよな

 メイドロボより沢山食べるマスター

 ハルカちゃんさっき帯ゆるめてたよ

 消化に処理能力とられてるのだろう。

 マスターはそんな元気があるなら走ろ?

 

 

「…! やっぱり私もお腹一杯で動けないよ」

 

「マスターはミンナが言ってるようにジョギング行こうナ」

 

「えっ、えっと…」

 

「最初は散歩でいいカラ。 スフィア、見張っててクレ。 オレはまだここで死ンでる…。 食べ過ぎたゼ…」

 

 

 マスターが浅はか過ぎる

 子供の言い訳かよ

 いつもの智謀はどうした

 消化に処理能力とられてるんだろ

 まあそうなるよね

 マスターもメイドロボかよ

 その発想はなかった

 ハルカちゃんぐでーっとしてかわいい

 食べ過ぎるとそうなるよね(マスターから目を逸らしつつ

 

 

「じゃあ晩御飯のメニュー考えながら散歩してくるよ」

 

「頼ムー…」

 

「途中でスーパー寄ってもいいかな」

 

「ァー……」

 

「あれ、ハルカ? ……あっ」

 

「スー…。 スー……」

 

 

 ハルカちゃん眠そう

 マスター、買い食いはダメだよ

 ママ、注意して

 あれ

 ハルカちゃん?

 寝てるwww

 寝てて草

 寝息かわいい

 むっ

 いける!

 おっぱい!

 スフィアちゃんの素晴らしいアングル操作

 寝顔いける!

 

 

「あー………。 うん、私も寝よう」

 

 

 おいw

 待て待て

 食べてすぐ寝るんじゃない

 また太るぞ

 マスターはすぐそうやって抱きつく

 睡眠薬でも入ってたのかよ

 おやすみマスター

 食欲が満たされたら次は睡眠だよな…

 子供か

 かわいい

 ハルカちゃんが起きたら怒られそう

 しょうがないなあって目で見られてそう

 マスターおやすみ

 

 

「それじゃあ皆、ありがとう…。 また来て、ね……。 あとチャンネル登録も………。 すふぃあ、配信、きって………」

 

 

 



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だいじゅうはちかい

「動画のタイトルを分かりやすくしてって言われたけど私は分かるからこのままで行くよ」

 

「待テ待テ待テ」

 

 

 デッッッッッッ!!

 おそと!

 ロケ回!

 ついに来たか!

 マスターおはよう。

 相変わらず大きくて好き

 いやタイトルはもうちょっと分かりやすくして

 そりゃマスターは分かるやろw

 

 

「でもタイトル変えると検索データとかも消えちゃうから変えないほうがいいって書いてたよ」

 

「『だいじゅうにかい』みたいなテキトータイトルのままよりはマシなンじゃないカ?」

 

「そうかな…」

 

「ソウダゾ」

 

 

 まあサムネで大体わかるけどな

 とりあえずマスターは漢字使お?

 外でもしっかり声聞こえるね

 いいマイク使ってる

 何を思ってあんなタイトルにしたんだマスター

 

 

「じゃあちょっと考えるよ」

 

「オウ。 ソレに今日は折角アスカっち達と会うンだから特別感出していこうゼ」

 

「そうだね。 あっ。 今回会う人達の名前はね、博士とアスカちゃんだよ。 私たちの動画を見ててくれてたんだ」

 

「人間タイプのロボを作ってるのなンて自分達以外いないと思ってタみたいでナ。 オレたちが動画配信してるのを知って驚いたンだってサ」

 

「その辺りの話も後で色々詳しく聞いてみるよ」

 

「ハカセもアスカっちも良い人そうだったゼ」

 

 

 配信始めてから考えてももう遅い

 今回のタイトルが既に『だいじゅうはちかい』なんだけど…

 ネーミングセンス、君を追放する!

 アーカイブに期待しろ

 おっ

 アスカっちとは

 仲良くなった?

 博士ってなんかそれっぽい

 俺もマスター以外いないと思ってた

 まあそりゃね

 驚いただろうな

 俺はもう疑ってない

 なぜなら俺たちは信じている!

 うおおおおおお!

 うおおおおおおおおお!!

 復権派はステイして

 

 

「そろそろ集合場所に着くよ」

 

「ちなみに場所はそこの角を曲がってすぐにある公園だゼ」

 

「二人共おっぱい大きいかな」

 

「ヤメロヤメロ。 マスターはそれ絶対言うなよナ」

 

「楽しみ」

 

「…………。 ッセイ!」

 

 

 わくわく

 どんな人達だろ

 マスター…

 社会性消え去ったのかマスター?

 TPO!

 あっ

 ガムテで口封じwwww

 びたーん!

 草

 クソワロ

 いつ出して貼ったんだよw

 早すぎで草

 

 

「むー、むーー!」

 

「おっと、見えてきたゼ」

 

「むーー!!」

 

「多分あの二人だナ。 ヨシ、マスター行くゾー」

 

 

 むっ!

 よく見ればマスターいけるわこれ

 相変わらず俺の性癖領域を拡張してくる

 目隠しも頼む

 やめなさい

 おっ

 あの二人?

 白衣着てる…

 あれがハカセか

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「むむむーむむむむむ、むむむーむむ」

 

「オレはメイドロボのハルカだゼ」

 

「おはよう二人共、それと視聴者諸君も。 私のことは博士で頼む」

 

「おはよーございます皆さん。 ボクはハカセのお手伝いロボのアスカと言います。 よろしくお願いしますね」

 

 

 ちっちゃ!

 かわわわわ

 金髪ロリ白衣モノクルとかヤバない?

 マスターのガムテ外してあげよ?

 そのむーむー言うのをやめなさい。

 アスカちゃんボクっ娘かよ!

 マスターの惨状見て動じないの草

 男の子?

 かわいい

 これは推せる

 ニコニコ笑顔の丁寧活発ボーイッシュはマズいですよ!

 

 

「むむむむ、むむむむむっむむむむむむ、むむむむむむむ?」

 

「アスカっち、イエーイ!」

 

「イエーイ! ハルカさんだやったー!」

 

「ふむ、これがスフィアか。 よく出来ている…。 分解してもいいだろうか…?」

 

 

 キャッキャするロボふたり

 尊い…!

 ヴッ!

 やば

 ハカセ顔近いっす

 スフィア覗き込むハカセ

 俺の心がヤバいやつ

 ガチ恋距離

 kawaii!!

 俺はロリコンじゃないのに…!

 

 

「おおっ。 しまったな、私の魅力でいたいけな視聴者諸君を心を盗んでしまったようだ。 フフ、許せよマスター」

 

「むむむーむむむ」

 

「アスカっち、オレたちも何かやろうゼ! ハカセに倣ってあいつラのハートをキャッチするゾ!」

 

「あはっ。 そうですね、やりましょう! 皆さん初めまして。 今日はお二人共々、ボクとハカセのこともよろしくお願いしますね!」

 

「アスカっちカワイイ!! ヨシ、次はあそこのすべり台で負けヒロインごっこしようゼ」

 

「いいですね! それじゃあボクは幼馴染ヒロイン役します!」

 

「むー、むーー!」

 

 

 とんでもないものを盗まれてしまった…

 マスターごめん…!

 これが寝取られか

 寝てから言え定期

 お前らいっつも浮気してんな

 にこーっとするアスカちゃん好き!

 ハルカちゃんテンションたけえw

 すべり台て

 自由なハルカちゃん

 ブランコにして(下心)

 幼馴染は最近勝ってるから…(震え)

 すげえカオスww

 そろそろマスター許してあげて

 

 

「助手とハルカが行ってしまったな…。 仕方ないから私達で進行するとしようか。 となるとそろそろマスターも喋らせねばな」

 

「むーむ」

 

「よし少し屈めマスター、私が外してやろう。 ペリペリーっと……いやなんだこれ剥がれん! どういう粘着力をしているのだ!?」

 

「むっ、むーーーー!!」

 

「はぁ、はぁ…! よしマスター、ハルカに剥がしてもらってこい」

 

「むーむ」

 

 

 二人のこの身長差いいよね

 「屈め、マスター」

 キスかな?

 私に任せろーバリバリ

 剥がせないww

 腕力不足?

 粘着力やべえ

 諦めの早いハカセ

 こんな強力なの貼ってたのかハルカちゃん

 通りでマスターが外さないわけだ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「仕切り直しをしよう!」

 

「むっ、まだ口周りの皮膚が赤いぞマスター。 マスクで誤魔化すのだ。 ほら屈めマスター、つけてやろう」

 

「あっ、うん。 ありがとう博士。 ……これで大丈夫?」

 

「うむ」

 

 

 ようやく喋れたなマスター

 むーむー可愛かったぞマスター

 何を言ってたか俺には分かってたよマスター

 甲斐甲斐しいハカセ…

 マス×ハカが捗る

 一方ハルカちゃんはアスカちゃんとブランコしてます

 スフィアちゃんあっちも映して…

 

 

「うーむ。 しかしハルカはよく動くな。 私は駆動系が少し苦手なので助手には苦労をかけてしまっているのだ」

 

「私はそっちは割りと得意かな。 代わりに言語分野が苦手…。 頻繁にアップデートしてるけど良くなったり戻ったり悪くなったりで一進一退なんだ」

 

「ふむ! 私の得意分野だなそれは。 これは有意義な時間になりそうだ」

 

「わ、やったっ! じゃあ後で博士の研究室にお邪魔させてもらっていいかな」

 

「うむ。 この後、私のラボに招待する予定だ」

 

 

 二人とも嬉しそう

 こっちも尊い

 ハルカちゃんめっちゃ動くしな

 ああ、口調がちょいカタコトなのそれか

 ラボあるってすげえ

 これだけで配信やってた甲斐があったなマスター

 

 

「すごい。 やった。 こういう話が出来る人がいて本当に嬉しい」

 

「……うむ、私も嬉しいぞマスター。 私はずっと一人でな。 誰に理解されることもなく、これから先もそうなのだと思っていたのだ…」

 

「……私がいるよ、博士」

 

「うむ…。 本当に、本当に会えて嬉しい。 嬉しいぞマスター。 ありがとう」

 

「博士…っ!」

 

「マスターっ!」

 

 

 博士に悲しい過去…

 お辛い

 ハカセの目が潤んでる…

 良かったなマスター

 抱き合う姿が美しい

 理解者が居て良かったな

 泣けてきた

 感動して涙出てきた

 幸せなキスで終わろう

 

 

「あっ!」

 

「…む?」

 

「博士ってもしかしておっぱい大きい? 着やせするタイプ? ふにょんってしたよ今。 ブラは柔らかいやつ? トップとアンダー知りたい。 触ってもいいかな。 出来れば生で見たい。 今から博士の研究室に行って見せて欲しい。 下着売り場でもいい」

 

「…………。 せいっ!」

 

「むぶっ!? むっ、むーーー!!」

 

 

 むっ

 あのさぁ…

 マスター突然暴走するのやめよ?

 なげーよ

 そっか、抱き合うと分かっちゃうのね。

 ハカセ大きいのか…

 久々に聞くなマスターのこれ

 えっ、ロリ巨乳?

 無言のハカセ

 マスターも懲りないよな

 俺の涙を返せ

 言語中枢がいかれてるのかもしれん

 マスターはちょっとでいいから巨乳耐性をつけろ

 苦手ってそういう…

 はい制裁

 また

 むっ!

 また粘着テープでおくち封印された

 ハカセがぴょんってジャンプしてテープ貼るとこ最高では

 俺はロリコンですがこれは可愛い

 

 

「むーー!」

 

「…うむ。 ハルカの気持ちがよく分かった。 マスターはこの後、私たちの前で正座して反省してもらうからな」

 

「むっ。 むっ、むむ? むんむー…」

 

「全く…。 マスターがそういう人だと分かってはいたが、実際にされると思わず手が出てしまったぞ」

 

「むむんむむむ…」

 

「それでは一旦ここで配信は切っておこうか。 ……なんというかいつもの展開だな」

 

「むっ」

 

「この後はマスターの反省会をしたら、ハルカや助手も交えて私のラボで楽しい情報交流をするつもりだ。 だが流石にそれは流せんしな。 まぁ、いい締め方と言えなくもないだろう」

 

 

 うんうん

 見ると聞くとではね

 今日のマスターはほぼ「むーむー」言ってただけなのでは

 い つ も の 展 開

 ハカセやっぱりヘビーリスナーだな

 ほんとマスターはさぁ…

 アップデートさせなきゃ(使命感)

 ハカセはマスターの扱いが分かってるな

 流石にここまでか。

 また何があったか次回教えてくれ

 ゲストに配信終了させられるのほんと草

 ハルカちゃんたちまだ遊んでる…

 子供かな?

 みんな嬉しそうで何よりです

 おやすみマスター

 

 

「それではな皆の衆。 チャンネル登録、高評価、共によろしく頼むぞ」

 

「むむむー!」

 

 

 

 



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第十九回

「苺大福は美味しい。 みんなおはよう、マスターだよ」

 

「エッ。 いや……、まぁそうなンだが、どうしたいきなり。 お前ラおはよう、ハルカだゼ」

 

「雪見だいふくも美味しいぞマスター。 おはよう諸君、私だよ」

 

 

 デッッッッッッ!!!

 やったぜ!

 ハカセいるじゃん!

 わーい

 巨乳がふたり!

 マスターおはよう

 私だ

 

 

「今日は私たちのお部屋にハカセを招待したよ。 あとタイトルも変えてみた」

 

「うむ。 お邪魔している」

 

「いらっしゃいませだゼ」

 

 

 そうだよ何だこのタイトルはw

 漢字を使えとは言ったが漢字にしろとは言ってない

 まあそんなもんだろうと思ってた

 俺は評価する

 ハカセは白衣なんだな

 マスターのアップデートはまだだったか

 

 

「そうだ、せっかくハカセが来てくれたんだから、みんなで苺大福を食べよう」

 

「ン? そンなの買ってたカ……、アッ! またオレに黙ってお菓子買ってタのかマスター」

 

「…ああ、それで冒頭の発言に繋がるのか。 なるほどな」

 

「あっ。 ご、ごめんハルカ。 でもほら、ハカセのためのお茶請けだから…」

 

「……ムゥ、なら仕方ないナ」

 

「私も苺大福は好物なのでここはありがたくいただこう」

 

 

 また

 また

 子供かな?

 俺も昔よくやった

 これが伏線…。

 ああなるほどね

 気が利くマスター

 <◎><◎>俺の目を見てもう一回言ってみて

 丸め込まれるハルカちゃん

 その催眠おじさんの目はやめなさい

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はい、私とハカセは苺大福だよ。 ハルカには肉まんをあげよう」

 

「ナンデダヨ」

 

「私を歓迎する為のお茶請けとして買ったはずなのに苺大福が2個しか無いというのは」

 

「ハカセ、甘納豆食べる?」

 

「食べる」

 

 

 何故肉まん…

 どういうチョイスだよ

 小腹が空いた時に丁度いいよね肉まん

 落差が激しい

 推理パート

 名探偵ハカセ

 まあ俺にも分かる

 懐柔されるハカセ

 それでいいのか名探偵

 食べる

 かわいい

 

 

「ムグ…。 ン、それで今日は何をするンだマスター」

 

「今日は折角ハカセがいるからちょっと変わったことをするよ」

 

「それはいいのだが配信をするとは聞いてなかったのでな。 ペナルティとしてその苺大福も私が貰おう」

 

「えっ」

 

「イイゾー」

 

「えっ。 えっ」

 

 

 言っておけよマスターw

 大福好きかよハカセ

 ってかハカセ何歳なの

 苺大福美味しいからね仕方ないね

 年齢は外見から判断しろ

 マスターと同じアラサーだよ

 飛び級して大学生になった中学生だよ

 マスターより年上説を俺は推すよ

 

 

「私は21歳だ。 お酒も呑めるぞ」

 

「えっ!?」

 

「エッ!?」

 

「……何か違和でもあるのかね」

 

「15歳だと思ってた」

 

「むぐ…っ。 マスターめ……」

 

「ハカセはお酒呑むのカ?! オレはウイスキー系が好きなンだけどハカセは!?」

 

「む、私は日本酒が好きだぞハルカ」

 

 

 エッ!?

 にじゅういっさい…?

 え、合法…?

 マジかよ

 合法やんけ!!

 震えてきた。

 ハルカちゃん嬉しそう

 

 

「うー…。 私はお酒呑めないよ…」

 

「オレは呑めるから後で一緒に晩酌しようゼ、ハカセ」

 

「うむ、マスターは放っておいて二人で呑むか。 …そういえばマスターは私の5歳年上だったな」

 

「えっ」

 

「オー、流石ハカセだナ。 マスターの年齢も知ってたカ」

 

「あー!あー!あー!あー!」

 

 

 マスター呑めないの?

 おーハルカちゃん呑めるのか

 ハカセとハルカのお酒チャンネルにしよう

 何それ見たい。

 呑めないマスターは出演できねーな

 晩酌って今日お泊りかよ

 強引な話題転換

 ハカセの反撃

 こうかはばつぐんだ!

 マスター、あーあー言ってももう遅いッス…

 多分全員知ってる。

 ヤケ酒しよっかマスター

 マスターに大ダメージ

 呑めないって言ってるだろw

 

 

「あむ、…大福はやはり美味いな」

 

「うぅ…」

 

「そういえばどうして今日はハカセだけなンだ? アスカっちは?」

 

「マスターのおかげで助手の駆動機構全般を改修出来るようになったからな。 現在メンテ中で、もう暫くは外に出せないのだ」

 

 

 空のお皿を見て切なそうなマスター

 俺も餅食うか

 スピードワゴンはクールに去るぜ

 あ、確かに

 アスカちゃんは?

 アプデか

 メンテ始まってた

 ハルカちゃんみたいに動けるのかな

 

 

「流石にハルカほどの運動能力はまだ難しいだろうな。 だがそれでも、助手は活発なタイプだから喜ぶだろう」

 

「アスカっちの慣らしはオレも手伝うゾ。 一緒に遊ぶだけでいいンだよナ」

 

「うむ、そのデータを見て段々と性能を上げていくつもりだ」

 

「ソッカー…、次にアスカっちと会えるのいつだろうナー。 待ち遠しいナ」

 

「そんなに長くは待たせぬつもりだが、一応マスターも応援に来てくれ……、ん? マスターはどこに行った?」

 

「アレ……、いないナ」

 

 

 嬉しそうなハルカちゃん

 世界で二人しかいなさそうな存在だしね

 さっきフェードアウトしていったよ

 スフィアちゃんは見た

 マスターはどこ…?ここ…?

 俺も見てた

 食べ物なくなったから取りに行った説

 ゲスト残してホストが消えるなよw

 なるほど犯人は冷蔵庫にいる。

 そんなマスターを腹ペコさんみたいに言うんじゃない

 名探偵はここにもいたか。

 ハカセに雪見だいふくあげるためだよきっと

 

 

「ふむ…、ハルカはどう思う?」

 

「ノーコメントにするゼ」

 

「私はマスターを信じている。 だからすぐに戻ってきたらこの最後の苺大福を返すつもりだ」

 

「エー…」

 

「ふぁふぁいふぁ、ふぁふぁせ!」

 

「口にものを入れたまま喋るんじゃないマスター」

 

「ホラ、お茶飲めマスター」

 

 

 俺も信じてるよ

 花京院の魂を賭けよう

 おかえりマスター

 マスター召喚

 すぐ帰ってきたな

 飲み込んでから喋りなさいマスター

 何食べてるのマスター

 ごっくんしなさいマスター

 

 

「んくっ、んくっ、…ぷは。 ふぅ、美味しかった」

 

「…何故そのワードを言ってしまうのだマスターは」

 

「何食べてきたンだマスター?」

 

「肉まん」

 

「……ハルカが食べてるのを見て食べたくなったのだな」

 

「ムゥ…。 言えば分けたのにナ」

 

 

 美味しかったじゃあないんですよ

 花京院の魂が…

 飲み込む音たすかる

 かわいそうな花京院さん

 隠さないマスター

 いやまあ確かに条件はすぐ戻ってきたらだけだからアリっちゃアリ

 まさかマスターそこまで計算して…

 助かって良かったな花京院

 糖分を得たマスターの知能を信じろ

 言えば貴重な百合シーンが見れたというのに

 マスターめっちゃ計算外って顔してる

 読めなかった、このマスターの目をもってしても!

 

 

 

 

 

 

「…気を取り直してそろそろ今回の企画を発表するよ」

 

「ここまで来るのに結構な時間を食ったな」

 

「ハカセが来てテンションが上がってるンだと思おうゼ」

 

「じゃん! 今日は私とハカセで絵を描いてそれを元にモデリングしてVtuberのキャラを作るよ」

 

「…む?」

 

「ドウシテ…」

 

 

 ようやく食べ終わったか

 おなかも膨れたしな

 マスター待ちだった。

 最近マスターがお子様で困る

 そろそろ智将に相応しい振る舞いして

 さっき海のリハクになってたんですがそれは

 え?

 は?

 何故V

 まさか転身すんの?

 どうしたマスター

 ハルカちゃんのおっぱい見れなくなるのヤダヤダ

 二次元巨乳キャラもいいけどやっぱりおじさんは生がいいです

 マスターはマスターのままでいて…

 

 

「というか私は絵が描けないぞ。 助手から自覚のある画伯と言われたことがあるのだ」

 

「えっ。 えっ、私も描けない…」

 

「マスターはデザインは出来るのに不思議だよナ…。 イヤ、というかどうしたンだ突然。 経緯を教えろ経緯を」

 

「あ、うん。 先週、コメントでオススメされてたゲームの予習をしようとYoutubeを見に行ったらVtuberの人がゲーム実況してたんだよ」

 

「予習にゲーム実況はどうなのだマスター」

 

 

 ハカセ画伯かよ

 マスター…

 あれ、これ企画倒れでは

 あー、ゲーム実況いいよね

 その無駄に発音の良い英単語やめろw

 ハカセの正論は俺に効く

 

 

「それを見て閃いたんだ、『あっ、私たちの配信の合間にこういうの投稿すると集客も出来て、その増えた人達から証明企画たくさん貰えるんじゃ』って」

 

「うーむ他力本願……、ん? いや、違うか…? いやでもうーん…?」

 

「ナルホドナー。 デモその実況は誰がやるつもりなンだ? オレは無理だゾ」

 

「そこは実況用のAI組もうかなって」

 

 

 あっ

 (忘れてた)

 すまんマスター

 そういやそういう趣旨のチャンネルだったな

 確かに最近全然案出てるとこ見てない

 AIて

 さらっとヤベーこと言ってる

 ゲーム実況出来るレベルの作れるのヤバすぎない?

 いやまあハルカちゃんいるからやれるのは分かるが

 というかあんまり集客して欲しくないんだが…

 

 

「うーむ、しかしそもそも私もマスターも絵が描けないのだからどうするのだ」

 

「…そうだよね。 折角アプリも作ったのに」

 

「外注は結構お金かかるしナー。 というか、大きい理由としては企画の募集をしたいからだよナ? それナラまずはこいつラに聞いてからにしようゼ」

 

「うむ。 マスターは何かやる前に私たちにも相談するのだ。 私は反省会配信も待っているからな」

 

 

 アプリも作ったのかよ

 どういう頭脳してんだマスターは

 IQどうこうのレベルじゃねーわ

 マスターは決断が早すぎる

 何か企画考えるわ

 ワイ将プロ絵師、著作権全譲渡精神で描く気マンマンやが

 人類にマスターはまだ早い

 ハカセもいるぞ

 俺も考えます。

 いやハカセはほぼ俺ら疑惑あるから…

 

 

「今日の企画終わり……?」

 

「残念だったナ」

 

「…仕方ない。 後で私がマスターのツイッターにマロの設置などしておくから次回はそれでやるのだぞ」

 

「うぅ…、ハカセ優しい」

 

 

 悲しい事件

 アプリ公開しないの?

 まさかこんなことになるとはな

 お蔵入りです。

 事前準備は完璧だったのにな

 根回しすらしてなかったんですがそれは

 完璧とは一体…

 そういやまだマロ設置してなかったのかよw

 流石ハカセ!

 ヘビーリスナーの鑑

 その調子で反省会配信もオナシャス!

 

 

「それじゃあ今日はここまでだよ」

 

「企画倒れでゴメンナー」

 

「これに懲りずまた来てあげてくれよ皆の衆。 チャンネル登録、高評価、共によろしく頼むぞ」

 

「ばいばーい」

 

「またナー」

 

 

 

 

 



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第20回

「録画して見てない番組が12タイトルもあることに気付いて震えたけど多分なんとかなるよね」

 

「マスターは撮りすぎなンだヨ。 もう少し絞ろうゼ」

 

 

 デッッッッッッ!!!!

 おっ

 マスターおはよう

 今日も大きい

 そうなのかよ

 マロしたよー!

 わかる

 定刻通り!

 後から評判聞いて後悔したくないし…(震え)

 

 

「みんなおはよう、今朝ハカセにモーニングコールされたマスターだよ」

 

「マスターが珍しく起きてたから驚いたメイドロボのハルカだゼ」

 

 

 どうして

 よくやったハカセ

 マスハカキテル…

 え、いつも起こしてもらってんの?

 いや自分で起きろよマスター

 クッソ羨ましい

 メイドさんのいる生活…

 今日はハカセだけどなw

 

 

「配信する3時間前には告知するのだぞ、とかタイトルは読みやすく変えてから配信始めるのだ、とか色々言ってくれたから多分今回はちゃんと出来たよ」

 

「アー…。 ソレで今日は結構段取り良かったンだナ」

 

「アスカちゃんの調整で忙しい筈なのに、私たちのことまで気にしてくれてたんだよ。 やっぱりハカセは優しいね」

 

「確かにハカセは優しいし面倒見もいいけどヨ……。 むぅ」

 

 

 流石ハカセ

 事前通知はハカセのおかげか

 言われてこれかマスター

 もはやタイトルには突っ込まんぞマスター

 とうとう算用数字を入れてきたかマスター

 上達が著しいなマスター

 ハルカちゃん…?

 やっぱりキテル…

 拗ね顔ハルカちゃん

 嫉妬ですか

 好物です

 

 

「あっ。 あっ、でもハルカにはいつも感謝してるよ。 ハルカはいつも私に優しくしてくれるし、私の話相手になってくれるし、甘えさせてくれるし、他にも…」

 

「アー、アー。 もういいマスター、ヤメロヨもー。 恥ずかしいダロー…」

 

 

 マスター渾身のフォロー

 ハルカちゃんかわいい

 照れ顔ハルカちゃん

 褒められると照れちゃうハルカちゃん

 いやまあこんなの誰でも照れるよ

 マスターって割とストレートだよな

 俺も照れた

 なぜお前が

 ストレートにキモい

 かわいい

 お前らさぁ…

 コメント欄の温度差に草

 らって言うんじゃない

 

 

「それじゃあ、ハルカに止められちゃったから今回の企画始めるよ。 はい、ででん。 今日はマシュマロで出た質問を返していくよ」

 

「マスターのフリップ芸も磨きがかかってきたよナ。 それで、どれくらい来てるンだマスター」

 

「たくさん」

 

「小学生みたいな返しでガッカリだゼ」

 

 

 そうだよマロ回なんですよ

 ででん!

 俺送った

 採用されると嬉しい

 たくさん!

 かわいい

 マスターのバストサイズ聞いたの出るかな…

 ようやく何故マスターがローション持ってたのか答えが聞けるのか

 トップとアンダーの差が大事だからその辺も気にしような

 いや下ネタは弾くって書いてたろw

 

 

「それじゃあ一件目、聞いてみよう」

 

「ポチっとナ」

 

 

≪こんにちわ、新参者ですが失礼します。 設定などではなく、本物なのですか? よろしくお願いします。≫

 

 

「本物だよ」

 

「オレ、メイドロボ」

 

 

 なんだこの声

 誰の声?

 読んでくれると思ってたら音声出しか

 いやというかなんだこの質問は

 本物だよ

 大事なことだよ

 ハルカちゃんカタコトやめてw

 合成音声でもないし誰だろうな

 

 

「あっ。 この声はスフィア用に組んでた音声を流用してるんだ。 文章入力すると読んでくれるよ」

 

「そういや聞いてなかったけどヨ、どうしてスフィアにまだ喋らせないンだマスター」

 

「カメラが喋ると変だと思ったからかな」

 

「エェ…」

 

 

 い ま さ ら

 スフィアちゃんも喋らせてあげて

 マスター急に冷静になるの草

 音声作れるってどういうこと

 いやまあ声は違うけど結構前から俺らのコメントも読み上げられてるし…

 これコメント数増えたら阿鼻叫喚だよな

 今だからこそ出来るという

 まあマスターがどうにかするだろ

 

 

「はい、じゃあどんどん行くよ」

 

「イクゾー」

 

 

≪ハルカちゃんと結婚するにはどうすればいいですか。 真剣に答えてください。≫

 

 

「駄目」

 

「ムリダナ」

 

 

 はい

 バッサリ

 

 

≪日常風景流してほしい!≫

 

 

「今だよ」

 

「コレダナ」

 

 

 いつもこんなのかよ

 毎日配信して

 

 

≪マスターの反省会配信まだですか≫

 

 

「しないよ」

 

「今度するゼ」

 

 

 マスター…

 やったね

 どっちだよ

 

 

≪今度こそ釣り配信お願いします。 だらだらと耐久6時間とか…。 お願い…。 お願い。≫

 

 

「えっ。 あれ、さっき何か…」

 

「釣り耐久はオレもやりたいから予定に入れておくゼ」

 

「ま、待って待って、いったん止めよう」

 

 

 よ-しよしよし!

 お前か

 よかったな

 

 

≪キャンプまだー?≫

 

 

「キャンプは来月やるゼ! まだテントも寝袋も買ってないから今度準備回って名目で配信やるからオススメのギア紹介してくれよナ!」

 

「ああ…、キャンプ質問来ちゃった……」

 

「予算はマスターから10万円まではオッケー貰ってるから全部ひっくるめてそれくらいになるように調整するゼ」

 

「な、なるべく抑えめにね…。 安くてもいいんだよ」

 

 

 キャンプ会楽しみ

 ハルカちゃんがやるのかな

 そろそろ俺もリュックから出して確認しとくか

 そう、誰も待たないのである

 じゅうまんえん

 結構出せるね

 良いものは高いし悪いものは安いのだ

 マスター、冬キャンは命にかかわるからちゃんとしたやつ買いなさい

 

 

「ヨシ、次だゼ」

 

「あぁ、行っちゃった…」

 

 

≪こんばんわ! ハカセのバストサイズ聞きました? 聞いてたら教えてください!≫

 

 

「教えてくれなかったよ」

 

「聞いたのかヨ」

 

 

 残念マスター

 俺も残念

 知りたかった

 お前たち…

 

 

≪こんにちわ~。 またダンス見たいからやって欲しいです~。 あとハルカちゃんカワイイ~!≫

 

 

「ダンスは疲れたよ」

 

「カワイイありがとナ! あの時は時間ギリギリの退出で大変だったから次回はもうちょっと余裕もたせるつもりだゾ」

 

 

 ダンスは楽しみ

 歌もオナシャス!

 マスターの貴重なモップ掛けはとても良かった

 

 

≪提案:ゲーム実況≫

 

 

「うーん。 ゲーム紹介くらいなら出来るけど」

 

「アッ。 ゲーマーの異常な愛情的なコーナーならやりたいナ」

 

 

 簡潔すぎる提案に笑う

 どんなゲームやってたのかは興味ある

 ハルカちゃんあれ見てたのかw

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

≪二人は何か楽器を弾けますか? 野球でよく聞く応援曲など聞きたいです≫

 

 

「私はサックス吹けるけど何年も触ってないからもう無理かも」

 

「オレはピアノ弾けるゾ」

 

「えっ。 えっ、なにそれ。 私知らない…」

 

「練習したンだゼ」

 

「えぇー…」

 

 

 マスターがサックス…?

 想像できねー

 部活でやってたのかな

 ハルカちゃんはピアノか

 

 

「どこで練習したの?」

 

「家電量販店の電子ピアノとか、たまに展示で設置されてるピアノとか色々だナ」

 

「わぁー…、見たかった」

 

 

 セッションして

 すげえ勇気だな

 動画撮られてない?大丈夫?

 普段からメイド服着てる女だ、面構えが違う

 今度はピアノあるスタジオで収録しようぜ

 マスターもサックス練習しよう。

 二人とも多芸だな

 俺もサックスの練習しなきゃ…

 なんでだよw

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふぅ…。 マロは結構答えたし、とりあえずここまでにしようか」

 

「40個くらいカ? 企画関係ないのも結構あったけどナ」

 

「初回だしこんなものじゃないかな。 それに、そこそこ候補は出てきたよ」

 

「とりあえずキャンプ前準備配信はしたいナ。 それとポケモンやりたい」

 

「私はお取り寄せスイーツの評価と紹介かな。 やりたい」

 

 

 なかなか数あったね

 だいたい要望と質問だったけどなw

 ハルカちゃんはそれね

 ポケモンて

 金銀世代の俺歓喜

 マスターはいつもブレねえな…

 そこそこ興味湧くから困る

 

 

「うん。 それじゃあ今日はここまでにしよう」

 

「ン? まだあるけど一旦締めるのカ?」

 

「溜まってるアニメ見たい」

 

 

 いかないで

 ここまでか…

 いやアニメて

 俺もウマ娘見なきゃ

 進撃ひぐらし五等分ワートリ無職ダイ大に呪術…

 溜めすぎィ!

 豊作にもほどがあるな

 来期もそこそこヤバいんだよなあ

 俺も消化していくか

 マスターバイバイ!

 

 

「それじゃあ皆、今日はここまでだよ。 マロも待ってるからね」

 

「色々送ってくれルと嬉しいゾー」

 

「それじゃあ次回、また会いに来てね」

 

「チャンネル登録と高評価もお願いナー」

 

「ばいばーい」

 

 



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第21回

「ハルカに白衣を着せてみたよ」

 

「中々良いよナ、コレ。 ハカセみたいで格好良いゾ」

 

 

 デッッッッッッ!!!!!

 おっきい

 保険医の先生じゃん

 中にニット生地の服着せるのヤバない?

 こんな保健室あったら入り浸るが

 ベッドが足りない(意味深)

 

 

「これには私もニッコリだね。 みんなおはよう、マスターだよ」

 

「マスターの視線が熱いンだゼ。 おはようお前ラ、メイドロボ白衣バージョンのハルカだゼ」

 

 

 ガン見マスター

 胸を張るハルカちゃん

 目が離せないのわかるわ

 こんなん無理やろ

 セーター生地は巨乳力増幅衣装

 巨乳力とは…

 確かに挑発効果は高い

 

 

「それで今日は何をするの?」

 

「前回はマロでいろいろ企画出たからナ。 今回はその整理と優先順位付けだゼ」

 

「例をあげると、1位に料理持ってきたりだよね」

 

「そうだナ。 公園でスロー太極拳を1位に持ってきたりダナ」

 

 

 なるほど整理ね

 優先度付けは中々シビアなことになりそう

 また食うのかマスター

 痩せろマスター

 かわいいよマスター

 太極拳は意外としんどいぞ

 見に行きたいな

 

 

「それじゃあ私のランク付けからいくね。 どどん! はいこれ」

 

「ハイ、没収」

 

「えっ!?」

 

「マスターはどうせメシと衣装チェンジと散歩ダロ? 見なくてもわかるゼ」

 

「あっあっあっ、ひどい。 見てもないのにそうやって決めつけるのは」

 

「じゃあ見る」

 

「あっ。 あーっ、待って。 かえし、返して、ハルカ」

 

「おっと」

 

 

 マスターは浅はか

 はい

 俺でも分かる

 唐突な百合シーン

 あっあっあっ

 フリップ取り返そうとして倒れこみからのイチャイチャ

 マスターそこ変わってくれ

 柔らかそうで羨ましい

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「というわけで切り替えていこう」

 

「マスターが乗っかってくるから服にシワがついちまったゼ」

 

「それでハルカ。 優先順位ってどうやってつけるの?」

 

「ンー。 一応、初志を忘れないようにメイドロボ証明に関わるような企画をメインに据えたいナ。 あとは期間限定もので、例えばキャンプ前配信トカ」

 

 

 めっちゃイチャイチャしてた

 こんなんR18やで

 ハルカちゃんが嬉しそうで何よりです

 スフィアちゃんが微妙に仕事しなかったのが不満点

 ギリギリ見えない職人芸

 スフィア「パンチラは見せない」

 今回のも切り抜き作らなきゃ…

 っぱマス×ハルよ

 お前ら話聞けよw

 

 

「キャンプするのはもう諦めたけど、折角だしハカセたちと行かない?」

 

「ムッ。 アスカっちの調整状況次第だと思うケド、一緒に行けるなら嬉しいゼ」

 

「じゃあ後で連絡して聞いてみるね。 だからキャンプ用品リサーチ回はそれからね」

 

「ムー…、仕方ないカ」

 

 

 いいね

 そんなのもうゆるキャンじゃん

 4人キャンプいいよね…

 温泉シーンあるやつだな

 スフィアがまた子供に追いかけられちゃう

 早く行きたいハルカちゃん

 俺も行きたいです

 

 

「というわけで期間限定ものだと他は秋のお取り寄せスイーツ紹介かな」

 

「それは集客にも検証にもならないから弾いたゾ」

 

「えっ」

 

「どうしてもやりたいなラ、それ相応の集客を見込めるものにしてくれヨナ」

 

 

 また

 隙あらばメシ

 好きなのねメシ

 ハルカちゃんの塩対応

 いや多分集客は出来ると思うが俺は黙ろう

 でもマスターはなんでも美味しいって言いそうだし…

 どうせなら作ってくれ

 

 

「!」

 

「はいはい次行くゾー」

 

「分かった、ちゃんと練るね」

 

「ヨシ。 あとは検証タイプだと、人外の性能を何度も見せる・突然ロリ化する・魔法を使うの三つに大体分けられたナ」

 

「うん。 うん?」

 

 

 マスターすき

 めげない

 人外性能見せ付けちゃうのか…

 誰だよロリ化なんて送ったやつ

 魔法…魔法?

 俺です

 よくやった

 ハルカちゃんそれ弾かなかったのかw

 

 

「集客タイプは、ゲーム実況・歌ったり踊ったり・車とかの紹介ダナ」

 

「うん。 そっちは、うん」

 

「両方に引っかかりそうなのもいいけどオレは歌ったり踊ったりしたいナー」

 

 

 ゲーム実況見たいなあ

 ダンス動画はひとつづつに分けてくれ

 ハルカちゃん歌とダンス好きだよなあ

 そういやマスターって車持ってるの?

 ハルカちゃんが運転してるとこ想像するとカッコイイ

 バイクもいいよなぁ

 

 

「車は持ってないなぁ」

 

「今まではどうしてたンだ、マスター」

 

「レンタカーかな。 あとはバイク持ってたからそっちが多かったよ」

 

「オォー、どういうバイク乗ってたンだマスター」

 

「カワサキのninja」

 

「エッ、スゴ…」

 

 

 えっ

 マジで?

 マスターバイク乗りかよぉ!

 忍者を選ぶとは…。

 ライダースーツとか着てたの?

 それでキャンプ行けるじゃん!

 ライダースーツのマスター見たいんですけど!

 

 

「あっあっ、待って待って。 む、昔の話はやめよう。 うん。 それに、私のことより動画の」

 

「アッ、マスターもしかしてキャンプ経験あるのカ!? オレもマスターがバイク乗ってるとこ見たイ! どこに置いてあるンだそのバイク?!」

 

「あ、あぅぅ…。 そ、そのうち…ね」

 

「ヨシ! じゃあオレはハカセに予定聞いてくるからマスターは早めにバイク用意しといてくれナ!」

 

「えっ、あっ。 ま、待って…! あぁっ……。 うぐぐぐぐ…!」

 

 

 焦るマスター

 喜ぶハルカちゃん

 何故焦るんだマスター

 流石はハルカちゃん行動が早い

 ああ、おっぱい大きい方が行っちゃった…

 マスターの「うぐぐ」助かる

 めっちゃ苦悩しとる

 むっ!

 かわいい

 床にごろんごろんするマスター

 スフィアちゃんの俯瞰で見せてくれる配慮よ

 何でマスターそんなになるのw

 

 

「あぁあああぁ…! 若気の至りなのにぃぃい」

 

 

 これはマスター昔イケイケだった説ある

 イケイケて

 死語では

 視聴者おっさん説ある

 それはもう確定しろ

 峠でも攻めてたのかマスター

 

 

「む、昔だよ。 今はもう落ち着いてるよ。 ストレスが悪いんだよ。 私は悪くないよ」

 

 

 そうだね

 今からは想像つかんかったよ

 上司が悪いよね

 あれ?

 割と最近なのではこれ

 荒れてたマスター

 もしかして昔って数年前?

 

 

「あああああああぁぁあ…!」

 

 

 マスターが壊れた

 スフィアちゃんもっと顔映してあげて

 尊厳破壊された

 マスターが壊れるのはいつものことなので

 羞恥に悶えるマスター

 ハルカちゃんに黒歴史ノートでも探してもらおうぜ

 そんなマスターも今ではこんなに落ち着きました

 正直使える

 落ち着き…?

 

 

「こ…、ここまでにしようっ。 うん。 今日はここまで!」

 

 

 えー

 まだ何も決まってなくない?

 もうちょっと続けよう(ゲス顔)

 ライダースーツ着てた写真見せて?

 ねえ今どんな気持ち?

 

 

「うぐぐぐぐ…っ、ハルカー! ハルカたすけてー!」

 

 

 これは寝込むパターン

 「先生、心の古傷が痛むんです」「あらあら、それじゃあまずは服を脱ぎましょうね」

 ハルカちゃんまだ来ない

 そんなエッチな保険医は存在しないから…

 いるさっ、エロゲにいっぱいな!

 保険医が留守なのはよくあること

 マスターかわいいよ

 マスター看病してもらお?

 マスターおやすみ

 

 

「うーーー…、今日はここまでだからね。 みんな、今日のことは忘れよう。 うん。 でもまた来てね。 ほんとに忘れてね。 ばいばい」

 

 



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第22回はキャンプギア購入相談回だよ

「だんだん寒くなってきたからそろそろアイスの季節だね。 みんなおはよう、マスターだよ」

 

「夏頃もそう言ってたような気がするナ。 おはようお前ラ、ハルカだゼ」

 

 

 デッッッッカ!!!

 キャンプ!

 おっぱいでっか!

 っしゃ、アンミラ風!

 マスターおはよう

 4人回じゃん!

 これのために生きてる

 

 

「そしてこっちでアイス食べてるのがハカセだよ。 …えっ、アイス?」

 

「おはよう諸君。 ハーゲンさんとこのダッツくんは美味しいね、私だよ」

 

「そしてオレの横にいるのはアスカっちだゼ」

 

「皆さんおはようございます。 アスカっちですよー」

 

 

 アスカっち久々

 マスターが素で驚いてて駄目だった

 アスカちゃんの調整終わったのか

 ハーゲンさんかよ。

 たっっっっか!!

 ハゲはやめよう

 ボーデンさん派の俺、高みの見物

 アスカちゃんの笑顔に癒されろ

 低いです定期

 やっぱボーイッシュ笑顔刺さるわ

 

 

「今日はハカセたちと一緒にキャンプ用品の検討をするよ。 ね、ね、ハカセ。 ちょっと頂戴」

 

「キャンプも4人で一緒に行けることになったから嬉しいゼ」

 

「助手の調整が丁度ひと段落ついたところだったのでな。 気晴らしも兼ねてお邪魔させてもらうことにしたんだよ」

 

「誘ってもらえてボクはとっても嬉しいです! キャンプは初めてなのですごく楽しみです!」

 

「オレも初めてだから一緒ダナ!」

 

「いえーい!」

 

「イエーイ!」

 

 

 楽しそうで良き

 今回分かりやすいタイトルでよかったよー!

 これは間違いなくハカセの功績。

 子供組と大人組

 初なのかよハルカちゃん

 ハルカちゃんのあのボディで子供組はちょっと

 興奮する

 わかる

 これは無知シチュ

 まあ初めての経験なんで合ってるは合ってる

 

 

「うぅ…。 のっけからハルカのテンションが高すぎてつらい。 アイスも欲しい……」

 

「最近は調整ばかりだったせいか、助手のテンションも高いな。 だがまあ楽しそうなのは良いことだろう」

 

 

 欲しがりマスター

 興奮する

 わかる

 いつものことでは…

 スルーするハカセ

 マスターの扱いがようわかっとる

 高度なプレイにも見える

 

 

「うぅ…、じゃあサクサク行くよ。 じゃじゃん、大きく必要なものをリストアップしてみたよ」

 

「む、フリップか。 用意がいいなマスター」

 

「こういうのは準備するタイプなンだゼ」

 

「分かりやすくてボクはいいと思います」

 

 

 じゃじゃん!

 色々書いてるなぁ

 前々から思ってたがマスターが自分で言う効果音はあざとい

 テントと寝袋だけかと思ったら結構必要なのね

 マスターはあざといよ。

 急に可愛くなるよな

 俺はすき

 たぶん皆好き

 

 

「オレも好き」

 

「私もだな」

 

「ボクもです」

 

「いや、ぇっと…。 うぅ……」

 

「マスターさん、ほらほら。 皆さんに応えてあげましょう! にこーって!」

 

「えっ。 えっ…、…………えぅ。 …にっ、に……、ぅあーー!」

 

 

 集中攻撃かな

 顔真っ赤では

 これで無表情は無いよな

 ぷるぷるしてる

 アスカちゃんの追撃

 鬼かな?

 強く出れないマスター

 あっ

 堕ちた

 ゴロゴロ転がってかわいい

 

 

「ムッ!」

 

「マスターが羞恥で撃沈したな。 よし、ハルカはマスターをあっちに持っていってやるといい」

 

「了解だゼ!」

 

「あははー…」

 

 

 羞恥に悶えるマスターはいいよね

 スフィアちゃんの見下ろし画角は最高よ

 定期的に羞恥顔見せて欲しい

 もっとお顔のほう映してあげて

 お姫様だっこ羨ましい

 めっちゃ軽々抱えるなハルカちゃん

 羨ましい…?

 まあ俺らも男だけじゃないからな

 夢女子もいそう

 俺は男だが羨ましいよ

 ハカセも見てたしな

 性癖開示はやめなさい

 

 

「さて、ゲストだけ残してメイン二人が消えたわけだが」

 

「乗っ取りですか、ハカセ?」

 

「うむ。 この前ウチに来たときのマスターのことを今のうちに暴露してやろうではないか」

 

「いいのかなぁ…。 いいのかな…」

 

 

 乗っ取り成功で草

 ハルカちゃん嬉々としてマスター連れてったからな

 Win-Winよ

 暴露か…

 いうてだいたい予想は付くが

 答え合わせだよな

 俺は知りたいのでお願いしたい

 いいのだよアスカちゃん

 

 

「うむ。 実は私はマスターが配信用の擬態をしてるのかと疑っていたのだが、本当に配信そのままで私は…びっくりした」

 

「そういえば、お風呂ではボクのおっぱい触ろうとしてきました」

 

「……まぁ、このように胸への執着は強かった」

 

「ボクの時はハルカっちが助けてくれましたけど、ハカセはバッチリ揉まれてましたね!」

 

「ええい、思い出させるのではない! その手のサービスシーンは私の役割ではない!」

 

「後はやっぱりご飯いっぱい食べてましたね」

 

「っく、さらっと流しおって……。 五合炊きの炊飯器を一日で2度も回すとは思わなかったな」

 

 

 あ、やっぱマジだったんだ

 流石にアレは擬態じゃ無理っしょ

 女で良かったなマスターは

 何故その光景をスフィアちゃんが映さなかったのかコレガワカラナイ

 マスターは簡単に暴走するな…

 ハカセ「んっ、やめ…!」

 出さないだけで撮ってたんじゃねーかな

 マスター「ハカセはここがいいんだよね?」

 おい誰だ今の

 

 

「おおおい、やめろやめろ! スフィア! この二人をブロックして蹴ってくれ!」

 

「あっ、ハカセはもうちょっと色っぽ」

 

「助手ーーっ!!!」

 

 

 玩具にされてて草

 色っぽ…?

 なるほど

 そっかー…

 そういやハカセは大人だったな

 アスカっちが中々良い性格してて笑う

 助手ー!!すき

 天然っぽいけど言い切れない何かがあるよな

 

 

「いいか! マスターたちはそういうのに寛容だったり厳格だったりと気まぐれなところはあったが、私は許さんからな!」

 

「でもハカセは」

 

「言わせるかーっ!!」

 

「むぐっ!」

 

 

 でもハカセは何ですか!?

 マスターの行動暴露だったはずなのにw

 アスカちゃんやるなあ

 助手ー!

 人を呪わばってやつだな

 そういやマスターはハルカちゃんへの下ネタには厳しかったっけか

 自分に関しては無頓着だったね

 

 

「まったく…っ! ここはスルーしてマスターの大食いに食いつくところだろう!」

 

「美味しそうに食べてましたね」

 

「ぬぐぐ……っ! もう少し前にそれを言ってくれていればこんなことにはならなかったのだがな!」

 

「ハルカさんが甲斐甲斐しくお世話してるところがとても良かったです」

 

「……何故、…何故このやりとりを、さっき出来なかったのか…!」

 

 

 アスカちゃん…?

 腹黒の可能性、いやでも天然もありうる。

 これは経過観察が必要だな

 キャラ変わった…?というほどアスカっちのこと知らないしね

 ハルカちゃんは結構分かりやすかったのに

 ねえねえハカセ、普段のアスカちゃんってどうなの

 やり込められてそう

 

 

「い、いつも…? いつもは別にその…」

 

「ボクはハカセのお世話をしてますよー」

 

「う、うむ。 助手はよくやってくれている」

 

「ハカセの部屋は一日で散らかるのでお掃除のし甲斐があります」

 

「っ…、ま、待――っ!?」

 

「服とかもあちこちに」

 

「助手ーーーっ!!!」

 

 

 これはひどい

 助手ー!

 家ではダメダメ女子かよ

 ハカセまだ属性盛るのかよ

 そろそろ過積載だぞ

 マスターへの暴露回だったはずがこんなことに…

 ハルカちゃん戻ってきて

 これは間違いなくハカセ回

 キャンプギア回とはなんだったのか

 ハルカちゃんならマスターの横で寝てるよ

 

 

「…!? そうだ、マスターだ! あの二人はまだ戻ってこないのか!」

 

「皆さんの言うとおり一緒に寝てると思います」

 

「!? ……い、いや、流石に配信放置して二人して寝ているということは…、ない…と思うが……」

 

 

 寝てるよ

 賭けてもいい

 マスター組で仕事してるのはスフィアちゃんだけ

 前も寝てたなマスター

 

 

「んー……。 あっ、サーチしてみたら本当に寝てました」

 

「は…、はぁーーっ!?」

 

「そういえば二人はこの前も一緒に寝てましたね」

 

「いや待て! そこまでか! マスターは本能に忠実すぎやしないか!? ゲスト残して寝るとは何事か!?」

 

 

 サーチて

 出来るのかよ

 メイドロボ羨ましい

 サーモかな

 やっぱ寝てるじゃん!

 マスターはあったかそう

 子供かな?

 あとで叱ってあげて

 

 

「ハカセもボクと寝ますか?」

 

「後でな! 今はマスターたちを起こしに行くぞ!」

 

「はーい!」

 

 

 あっ…

 (配信終わりそう)

 おやすみマスター

 後で寝るのね

 ハカセはさぁ…

 マスターたちはもうおやすみしてるぞ

 タイトルが行方不明なんだが

 まさかこんなことになろうとは

 スフィアも大変だな…

 

 

「ああそうだっ、配信はここまでにする! 次回の配信時にマスターに謝罪させるから見捨てずにまた来てくれよ!」

 

「それでは皆さん、またお会いしましょうね! 高評価とチャンネル登録もお願いしまーす!」

 

「ではスフィア、後は頼む! 行くぞ、助手!」

 

「はい、ハカセ!」

 

 

 

 

 



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第23回は真のキャンプギア購入相談回だよ

「みんな、寝ちゃってごめんね。 二度目のおはよう、マスターだよ」

 

「ベッドに引きずり込まれたら、いつの間にかマスターと一緒に寝てたゾ。 おはようお前ラ、反省中のハルカだゼ」

 

 

 デッッッッッカ!!!

 二回目!!

 まさかやるとは

 明日かと思ってた

 やったぜ!

 マスターだけ反省ボード下げてて草

 『わたしは反省しています』で笑う

 

 

「そしてこの二人を叩き起こしたのが私だ。 二度目の登場、私だよ」

 

「最後はボク、お二人の寝顔をバッチリ撮影してきたアスカっちですよー」

 

 

 私が私だ

 ハカセは自己紹介をなんと心得るか

 配信と配信の空白期間には一体何があったのか

 服脱いでたらマズいからね(願望)

 出来ればそこも見たかった

 マスターなら寝言で「もう食べられないよ」って言ってそう

 言わないが

 は~~~(クソデカため息)

 マスターはそんなこと言わない

 まだまだ食べれるよなら分かる

 

 

「あっ。 お昼ごはん…」

 

「終わってからだぞマスター」

 

「今日はアスカっちと一緒に料理する予定なンだゼ」

 

「二人で中華を作りますよー」

 

「わーい」

 

「待て待て、先にこっちを片付けてからだぞマスター」

 

「えっ。 あっ、……うん」

 

 

 そうだね、お昼だからね

 おなかすいたよね。

 俺は食べます

 ハカセおかーさんが厳しい…

 料理も配信して?

 いやまあ流石に決めないとなw

 真のキャンプギア購入回、君を追放する!

 またタイトルが詐欺られちゃう

 それやめろw

 真のって付いてるのに追放は草なんだ

 

 

「ええい、早く食べたいのならさっさと決めてしまえばよかろう!」

 

「!! そうだね、じゃあすぐに決めちゃおう。 それじゃあフリップは……、あれ? 無い?」

 

「マスターさんの反省ボードがそれですよ!」

 

「アッ、裏に書いテあったのかコレ」

 

「ハカセの自信作です!」

 

 

 やっぱり…

 そうだと思ってた

 サイズ一緒だしね

 ハカセは丸文字使いか

 意外

 裏も使えるボードは便利だよな

 かわいい

 

 

「それじゃあ…、どどん! この中から必要なものをチョイスしていくね」

 

「ふむ。 ○を付けているものが、現在すでに持っているものなのだな」

 

「ボク、キャンプってテントと寝袋とBBQコンロがあればいいって思ってました」

 

「フフン。 アスカっち、実はキャンプに必要なものは以外と多いンだゼ」

 

「なるほどー! ではハルカさん、どんなものを用意すればいいのですか?」

 

「おーっと、気が早いゼ、アスカっち。 まずはどこにキャンプに行くノか、そしてどの形態でキャンプを楽しむノかを決めなきゃいけないンだゾ」

 

「えっ、キャンプって何種類もあるのですか、ハルカさん」

 

「そうなンだヨ、アスカっち! それじゃあコッチのボードを見てクレ。 キャンプには3つの形態があって」

 

 

 いやいやいや…

 なんだこのノリはw

 通販かな?

 番組っぽい

 企業案件でも狙ってるのかよw

 ノリの良いアスカちゃん

 配信前に打ち合わせしてた説

 マスターとハカセが置いてけぼりで笑う

 ハルカちゃんめっちゃ楽しそう

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…はい」

 

「よし、二人ともそこまでにしておこう。 マスターが限界だ」

 

「エー! もうちょっと喋りタいゾ」

 

「ボクはとっても楽しかったです!」

 

「もうグランピングにしよう」

 

「先ほどハルカが説明していた手ぶらでいけるキャンプスタイルのことだな」

 

「エッ、じゃあギアは買わないのカ?」

 

 

 ハルカちゃんずっと喋ってたな

 おっぱいゆっさゆっさしてたな

 テンション高いから身振りも多くて眼福だった

 マスターがだんだん虚ろな目になっていってたのすき

 ハカセと一緒にじっとしてたからなw

 お腹減ったんだよね…

 目線をハルカちゃんの胸から外さなかったのは流石マスターだと思った

 俺もうキャンプ知識けっこうついたわ

 ブッシュクラフトやってみてえ…

 

 

「ハルカさんハルカさん、本格的なキャンプはまた今度にしましょう!」

 

「ムー…」

 

「それにほら、そろそろハルカさんと料理したいですし」

 

「ムッ。 確かに…、そうダナ!」

 

「それじゃあ私たちはあっちでお昼ごはん作ってきますので、後はお願いしますねハカセ!」

 

「ああ、ハルカのことは頼んだぞ助手」

 

 

 誘導が上手いアスカちゃん

 男転がしそう

 これは間違いなく悪女になる

 もうすぐごはんだよマスター

 アスカっちは天使だよ

 マスターの目のハイライトが戻ってきた

 せめて小悪魔って言ってやれ

 こんな風にしたハカセの責任は重い

 

 

「私がしたわけではないのだが…。 まぁいい、それでマスター。 私は何をすれば良いのだ?」

 

「とりあえずグランピングが楽しめるキャンプ地を私が探しておくから、ハカセは車の用意をお願いね」

 

「うむ。 レンタルするのは軽でも大丈夫か?」

 

「えっ」

 

「む?」

 

「ハカセ、GTOのツイン持ってるって言ってなかった?」

 

「…ああ! いや、あれは二人乗りだから今回は無理だぞマスター」

 

「そうなんだ…。 えっ、二人用!? 乗りたい!」

 

「今度な」

 

「乗りたい乗りたい」

 

 

 ハカセ免許持ってるのか

 車持ちかよ

 渋いの乗ってるなあ

 ハカセは大人だからね

 スポーツカー?

 見たい見たい

 乗りたい乗りたい

 マスターはバイクといい車も好きなの?

 白衣着た金髪ロリが運転するスポーツカー…

 …いける!

 

 

「何がいけるだバカモノめ! マスターも、車については後日披露してやるから楽しみにしておけ」

 

「えー。 あっ。 ね、ね。 じゃあハカセ、代わりに車の写真見せて見せて」

 

「ええい、後日と言っておろうが! 今回はとりあえず4人でゆったり乗れる車種を選ぶぞ!」

 

「…うん」

 

「………あーもう、昼食の後でだぞ!」

 

「やたっ」

 

 

 怒られた

 いいなぁ…

 俺も叱って

 後で切り抜こう

 喜ぶマスター

 マスターは駆け引きが上手すぎる

 かわいい。

 ここ、手遅れな連中多すぎない?

 マスターがしょんぼりするとこっちもしょんぼりするからね…

 でもそんな自分が好きなんだ

 突然の名言やめろや

 

 

 

 

 

 

「それではキャンプについてはこんなところか?」

 

「そうだね、遊び道具くらいはあると良いかな」

 

「うむ。 ……む?」

 

 

 グランピングいいなあ

 オススメだよ

 場所にもよるけど食材すらいらんからな

 トランプとかフリスビーは必須

 温泉もあったりするよ

 童心に帰るメイドロボ二人の姿が見える見える

 ん?

 ハカセどうした

 

 

「どうしたのハカセ」

 

「いや、うーむ。 結局キャンプギアについて相談もしなかったし買いもしなかったな、と思ってな」

 

「あー……、うん。 多分真の仲魔じゃなかったんだよ、きっと」

 

 

 あっ

 またタイトル詐欺w

 結局かよ!

 そういやそうだったわ。

 二回もタイトルになったのに…

 めっちゃ語りたかった

 仕方ないね

 完全版に期待しよう

 さっきのメイドコンビの時に散々語ったろw

 

 

「それじゃあ決めなきゃいけないことも決めたし、今回はここまでにしようか」

 

「うむ。 キャンプの時は、また私たちも一緒に配信するからよろしく頼むぞ」

 

「日取りが決まったらまた報告するね」

 

「……あー。 マスターがやると前日か最悪当日に言いそうだから私が告知を担当しよう」

 

「あっ。 うん、ありがとうハカセ」

 

 

 おつおつ

 今日の結論、『グランピングにした』

 めっちゃ時間かけてそれw

 なんか既視感ある

 か、会議…

 やめろ

 真顔なったわ

 さっきのおっぱい番組を思い出せ

 遊んでただけだがなw

 メイドと助手のコーナーまたやってくれ

 週1で頼む

 ハカセ告知助かる

 おやすみマスター

 マスターはこれからごはんだよ

 もう十分おやすんだからね

 

 

「みんな、二回も付き合ってくれてありがとう。 また次回、私たちに会いに来てね」

 

「それでは皆の衆。 チャンネル登録、高評価、共によろしく頼むぞ」

 

「ばいばーい」

 

「さらばだ」

 

 

 



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第24回はお披露目回だよ

「ペンギンは可愛いねって言ってたハカセにお魚食べようと口をあけたペンギンの真正面からの画像を見せてみようのコーナー」

 

「アクマかヨ。 意外とビクっとする形状なンだゾ、アレ」

 

 

 デッッッッッカ!!!!

 やめてやれよw

 エッッッッッ!!!

 マスターおはよう。

 冒頭からどうしたマスター

 ハカセかわいいかよ

 今日は二人ね

 またハルカちゃんの衣装変わってる…

 

 

「そうなんだよ、ペンギンで画像検索してたら酷い詐欺を見たからおすそ分けしようと思って。 みんなおはよう、マスターだよ」

 

「不幸のおすそ分けは皆不幸になるからやめるンだゼ。 おはようお前ラ、メイドロボのハルカだゾ」

 

 

 ハルカちゃんが正しい

 そんなにヤバいの…?

 ハルカちゃんはいつだって正しいよ

 クリオネの悪夢

 不幸が減ることはないからな

 ハルカちゃん今日はチャイナメイド?

 

 

「あっ。 うん、そうだよ。 可愛いよね、チャイナメイド服。 私は伝統的な前留めタイプが好きなんだけど、ハルカの胸が大きすぎて合わなそうだったから胸元あけタイプにしたよ」

 

「そういう理由だったのかコレ。 このタイプのは局地的に冷えるからやめて欲しいンだゼ」

 

「じゃあ私が暖めてあげるね」

 

「ここに手を突っ込ンだら二度と口きかないからナ、マスター」

 

「うっ…」

 

 

 俺も伝統派だったけどこれは許す

 お披露目ってこれか

 大きいとパッツパツになるからね

 こんなのもうエッチじゃん

 本当はズボン有りが正式だと聞いた

 マァムのコスプレもアリだと思うんです僕

 前から思ってたがその胸元の穴はどんな用途で…

 もしかして下はミニスカ?

 用途言うなw

 観賞用だよ(変化球)

 

 

「えっと、今回はね、コメントに気になるものがあったからそれをしてみたよ」

 

「オウ。 オレも手伝ったゾ」

 

「じゃん! 50cmサイズの勇者ロボ作ってみたよ」

 

「3体構成でちゃんと変形するようになってるンだゼ」

 

 

 コメントちゃんと見てるのね…

 共同制作ああああああああ

 うおあああああああああ!!!!

 ロボじゃん!!!!

 変形ロボ昔持ってた!!

 昔のヤツ!!!!

 かっこよ

 欲しい!!!!

 ガンダムも作って!!!

 

 

「わ、すごい」

 

「大人気ダナ」

 

「これが合体形態なんだけど、ちゃんと動くんだよ」

 

「ヨシ、『剣出して例のポーズ』」

 

 

 ぐあああああああ!!

 動くのかよおおおお!!!

 どうなってんだよマスター!

 くっそう夢の機能じゃんもう!!

 どうやってんのそれ!?

 やっぱりこのポーズなんだよなあ!!

 俺はもう予想してたよ(後方信者ヅラ)

 クソッ、いくらすんだよこれ!!

 

 

「『走ってぱんち』どっどっど、がしぃん。 『きっく』しゅーん、ぎゅばっ。 『かっこいいポーズ』きゅいーん、がしゃん、ぐおー、ぴきーん」

 

「マスターが言うのかヨ。 効果音入れなかったのはそれやりたかったンだナ」

 

 

 かっわよ!

 ぎゅいーん!

 昔俺もやったやつ!

 かわいいかよ

 棒読み効果音やめろやw

 くっそう無駄に格好良い

 なんでこんなにキレッキレに出来るんだよ

 効果音を自分で言うのは男の子の誰もが通る道

 甦ってしまうあの純真だった頃の記憶が

 マスターは男の子だった…?

 

 

「ふぅ。 こういうのもいいよね。 作ってて楽しかった」

 

「昔のロボアニメを一気見した甲斐があったナ」

 

「本当は参考資料にしたものみたいに5体編成にしようと思ったんだけど、設計してたら3つでいいかなと思ってこうしたよ」

 

「巨大合体は無しなンだゼ」

 

 

 何見たの?

 昔のを一気見は中々剛の者

 削ったのか…

 畜生、5体合体は浪漫だろうがよお!!!

 合理性を発揮したマスター

 クソッ、これだから女は…!

 「これ人型にする必要なくない?」

 最初からこの形態の方がいいじゃんと言われて傷付いた心の古傷が…!

 やめろァ!!

 

 

「あ、不評…」

 

「やっちまったナ、マスター」

 

「よくないねボタン押されちゃうかな」

 

「ダカラ言ったンだゼ…。 仕方ネエカラ、動かして挽回を図ろうゼ、マスター」

 

「うん。 『合体解除』がしゃーん。 きゅいーん。 ぴしゃーん、ごぅー、ぴしぃーん」

 

「アーモー、それヤメロッテ」

 

 

 あああああああ!!!

 だからどうやってんだよそれ!!!

 なんでパーツが宙に浮くんだよ!?

 両腕両足は電車型かよ!!

 中に小さいロボ入ってるよなそりゃあ!!

 ってか逆だろ!最初にこっちから登場させなよ!

 マスターの生声効果音はもういいからw

 胴体開いて離脱からの飛行形態とか泣くって!!!

 ちゃんとした効果音欲しいよなあw

 めちゃくちゃかっこいい…

 こんなのもう未来じゃん

 

 

「飛行型と車両型と基本形態のロボだよ」

 

「追加の材料費だけで20万円だゼ」

 

「思いつきで始めたけど結構な散財だったね」

 

「マスターが凝り過ぎなンだヨ。 アニメも全部見る必要はなかったダロー」

 

「でもすごい面白かったから…」

 

「ソレは分かるゼ」

 

 

 たっか!!

 やっす!!

 それで作れるのか…

 いや待て追加分って言ってたからもっとだろう

 というかマスターかハカセくらいしか作れんよな

 もう売ってくれ

 マジでそろそろ広まりそうだから怖い

 作ってもらいたいものコメントで溢れかえりそう

 ハカセは駆動系苦手って言ってたし無理じゃね

 欲しいなぁ

 

 

「しばらくは節制しなきゃ駄目かな?」

 

「今はマスターの貯金を切り崩してるくらいだからナー。 ソロソロ働くカ?」

 

「うっ、それは…うぅ」

 

「ムッ! ヨシヨシ、マスターは今まで頑張ったカラナ。 ヨシヨシ、もうしばらくは休むことにするカ」

 

 

 だから売って…

 まあでも技術の安売りはね

 パトロンくらいならいくらでもなるから

 おいおいおい

 俺もヨシヨシされたい…

 は、はた、はたらく。。。

 (思わず曜日を確認する俺)

 ウッ、頭が…!

 ハルカちゃん俺も撫でて…

 だからメイドロボ作って売ってくれよもおおお!!!

 

 

「それじゃあロボも披露できたし今回はここまでだよ」

 

「次は戦隊モノでも見ようゼ、マスター」

 

「あっ、折角だから勇者ロボ合体シーンでお別れしよう」

 

「ヨシ、じゃあ行くゾー。 『チェンジ、エクスマキナ!』」

 

「ういーん、がしゃん。 ここまで付き合ってくれてありがとう。 ひゅばー、がちゃん。 じゃあまた次回、きゅいいーん、また私たちに会いに来てね。 がきぃーん」

 

「『剣出して例のポーズ』チャンネル登録もお願いナー。 ドーン!」

 

 

 



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第25回はキャンプ地決め回だよ

「カップラーメンにお湯を入れてから風来のシレンをしてみようのコーナー」

 

「大惨事になるじゃネエカ」

 

 

 デッッッッッカ!!!!!

 よっしゃ昼回!!

 やめろw

 タイマーは必須

 待ち時間は素直に待とう(戒め)

 メイド服!

 マスターいえー!

 最近このコーナー好き

 

 

「私は出来るよ」

 

「オレは確実に麺が悲惨なことになるに一票」

 

「それじゃあ勝負しよう。 負けた方が勝った方に食べさせる、でどうかな」

 

「ウーン…。 じゃあ、カップ麺の種類をオレが決めた上で妨害アリなら良いゾ」

 

「えっ。 えっ、妨害?」

 

「そうじゃなきゃマスターが余裕で勝つダロー」

 

「…よし、やめよう」

 

「エー!」

 

「やっぱり食べ物を使って勝負なんてしちゃいけないよね。 みんなおはよう、マスターだよ」

 

「ふやけた麺食べるの嫌だっただけダロ、マスターはヨ。 おはようお前ラ、メイドロボのハルカだゼ」

 

 

 おいおい初っ端から寸劇かよ

 マスター「やめよう!」

 これは妨害ナシならやってたな。

 おはようマスター

 なんという早い前言撤回

 不利を悟ると撤退するのは良い指揮官

 食べさせてもらうことよりも美味しく食べたいが勝ったマスター

 

 

「はい、というわけで今日は告知した通りグランピングの出来るキャンプ地を探すよ」

 

「ヤレヤレ、今日の企画が流れなくて助かったゼ」

 

「でも、もうほとんど決めてるから大丈夫だったよ」

 

「エーーッ! ナンデダヨ、マスター!? ワイワイ言いながら決めるのが楽しいンだゾ!」

 

 

 おっ

 ようやくか

 告知なんてあったんだ…

 日時は言っちゃダメだよマスター。

 どこにするんだろ

 決めてんのかーいw

 はい正論

 メイドロボの方が情緒ある

 マスター反省して

 

 

「うぅ、よかれと思って考えたのに…」

 

「アーモー…。 一応聞くけど、どこにしようとしてたンだヨ?」

 

「静岡県の東伊豆にある施設だよ。 えっと、…うん。 マップで言うとこの辺りだね」

 

「ちょっとスマホで見てくるゼ」

 

「あっ。 あっ、待って。 スフィアにプロジェクター起動してもらうから、それで壁に写真映すよ」

 

「オー…。 やるナ、スフィア。 後ろの壁に映すならちょっと動くゼ。 オレはコッチでマスターはあっちナ」

 

 

 静岡か

 マスターえらい

 静岡ってことは富士山見える?

 どこー?

 流石スフィア

 どんどん出来ること増えていくな…。

 もうスフィアの機能だけでマスターの技術力は信じてるわ

 おー

 何も言わずとも部屋の明かりを暗くするスフィアちゃん

 ワシが育てた

 綺麗に映るなあ

 

 

「写真があるからスライドショーしていくね」

 

「ムッ。 キレイなとこダナ」

 

「あっ、ここがメインのキャンプ地だよ。 奥の方に見えるのは湾だよ。 わんわん」

 

「オー。 あっ、川だゼ。 もしかして釣りも出来るのかマスター? ワンワン」

 

「川でなら出来るよ。 釣り竿セットも無料で借りられるから同条件でハルカと釣り勝負も可能だよ。 わんわん」

 

「オオーっ! 凄いナ! アスカっちたちも交ぜて一緒にやろうゼ! ワンワン」

 

 

 いい立地だ

 おいおいかわいいかよ

 わんわん

 綺麗なとこだな。

 俺もここ行きたいんだが。わんわん

 川近いね、わんわん

 前の釣り企画は釣り回だったからな、わんわん

 ようやくマスターたちの釣り風景が見れるのかわんわん

 わんわんうるせえw

 

「さらに、こっち側にはちょっとしたアスレチック施設があるよ。 家族や友達なんかが集まってワイワイするところだよ」

 

「ヘェ~、結構色々あるナ。 騒げるキャンプ場なのカ?」

 

「うん。 ここはちょっと特殊だからソロキャン向けじゃなくてグルキャン向けになるよ」

 

「ナルホドナー」

 

 

 もうリゾートじゃん

 旅行かな?

 なかなかガチっぽいなこの施設

 ってかあの辺サスケやな

 もうわんわんしないの?

 (´;ω;`)わんわん…

 家族だとパパが張り切ってケガしそうw

 俺はぼっちだからここには行けない…

 ソロだと辛そう

 わんだけに

 

 

「源泉掛け流しの温泉もあって、焚き火の設備とロケーションも気に入ってるから最初に行くならここが良いと思うんだ」

 

「フムフム」

 

「温泉は貸切に出来るから皆で一緒に入ろう」

 

「オー、コッチの広場でフリスビーも出来そうダナ」

 

「温泉もあるよ」

 

「あれが泊まるところカー。 オッ、ハンモック!!」

 

「うん。 ベッドでも良かったんだけど、もう少しキャンプっぽさを出したかったからハンモックにしたよ。 温泉もあるよ」

 

「ナルホドー…。 ウン、良いナ、ココ!」

 

「温泉…」

 

「ハカセたちもオッケーならココにしようゼ、マスター!」

 

 

 ぐわああ、いいじゃんここ!!

 焚き火スペースのロケーションが抜群に良いな

 温泉からの展望すげー

 ハルカちゃんフリスビーするの?

 マスターさぁ…

 サブリミナル温泉効果

 ハンモックいいよね温泉

 温泉マスターの温泉推し温泉

 ガン無視ハルカちゃん

 めげないマスターがすき温泉

 

 

「ハカセたちにはもうオッケー貰ってるから、ハルカが良いならここにしよう温泉」

 

「エー、もう聞いてたのカヨー。 オレも一緒にワイワイしたかったゼ」

 

「先週あたりにハカセに資料いくつか送って、返事が来たのが昨日だったからね温泉」

 

「マア、今回はコレにするけど次は一緒に決めるからナ」

 

 

 おいw

 語尾やめろやw

 サブリミマスター

 ハルカちゃんのスルー力よ

 もう日常なんだろうな…

 ハカセも効率派かよw

 情緒を出せ情緒を

 いや1週間かけて考えたともとれるから…

 つーかマスターはよくこんなとこ知ってたな

 

 

「あっ。 ここは私が昔よく行ってたキャンプ場だよ。 一人で楽しんでたら段々家族連れが増えてきて、なんだか寂しくなって行かなくなったとこだけど、今なら楽しめるかなって」

 

「ソロだと隣近所がワイワイやってるとソンナに寂しくなるものナノカ?」

 

「うん」

 

「アー…。 マア、今はオレがいるしナ! 楽しもうゼ、マスター!」

 

「うん」

 

「ヨシ!」

 

 

 マスターにお暗い過去

 俺の心を抉るな

 こっちに飛び火してきたやんけ

 ハルカちゃん…

 ええ子や

 やっぱりマスハルだよ

 ヨシ!

 マスターの「うん」がいいんだよなあ

 メイドロボはやく売って?

 俺も癒やしてくれよおおおおお

 

 

「それじゃあ決まったから今日はここまでだよ」 .。oO(ごはんたべたい) 

 

「皆の反応も良かっタし、オレが反対することもなかったからスゲースムーズに決まったナ」

 

「他にも候補地はあったから、そっちは次回以降に回すよ」 .。oO(おっぱいもみたい) 

 

「コメントに候補地書いててくれタラ、参考にしてみるゼ」

 

 

 もうかよはえーよ

 後2時間は配信して

 グダらなきゃここまで早いの…?

 えっ、なにこれ

 吹き出し?

 これスフィアかwwwwwww

 スフィアw

 マスター横に吹き出し投影して内心書くの笑うわw

 スフィアこんな機能もあんのかよw

 

 

「えっ?」 【ち】

 

「エッ?」 【ッッッッッ】

 

「えっ。 えっ、えっ何これ。 えっ、スフィア?」 【はい】

 

「オオウ…。 これ、気付かないと遊ばれるナ…」 【はい】

 

 

 え

 マスターまさか把握してないの?

 なんやその吹き出しwww

 マスターめっちゃ困惑してて草

 自己進化?

 はいってw

 お茶目な子だよ

 

 

「えぇー…。 ちょ、ちょっと後で調べさせて」 【はい】

 

「アー、もしかしてこの前来た時にハカセが弄ったとかじゃないカ?」 【はい】

 

「ええ。 ちょ、は、ハカセ? ハカセがしたの?」 【はい】

 

「はいじゃないガ」 【うい】

 

「ちょっと聞いてくる」 【はい】

 

「アッ、ちょ、……アー。 行っちまったナ…」 【判断が早い】

 

 

 はい

 あー、ハカセか

 いつやったんだw

 はいしか言わなくて草草

 

 

「ウーン。 マスターいなくなったし予定通りココマデにするカ」 【はい】

 

 

 はい

 はい

 ハルカちゃんまたね

 はい

 スフィアばいばーい

 今日は語尾といい感染度たけえなw

 

 

「じゃあナお前ラ。 また来てくれルと嬉しいゾ。 チャンネル登録お願いナー」 【わんわん】

 

 

 



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第26回はキャンプ回だよ

「きき酒ならぬ、きき太鼓饅頭をしてみようのコーナー」

 

「太鼓饅頭って何ダ? ハカセは知ってるカ?」

 

「うむ、今川焼きのことだな。 物自体は同じなのだが、名称は多岐にわたって存在していて、おそらくだがマスターは」

 

「あっ。 あっ、待って待って。 ただの冒頭ネタコーナーだから解説とかやめよう」

 

 

 デッッッッッカ!!!!!!

 マスターいえーい

 ハカセおはよー!

 おそと!

 蜂楽饅頭!

 食べたいだけのマスター

 ハルカチャン!

 クラシックメイド服!

 行くんだな、今から!

 アスカちゃんはー?

 

 

「さあ、今日はキャンプだね。 みんなおはよう、マスターだよ」

 

「準備は万全! おはようお前ラ、メイドロボのハルカだゼ」

 

「というわけで現地にいるぞ。 おはよう諸君、私がハカセだ」

 

「諸々の手続きはアスカちゃんに任せて、一足先にこの辺の紹介をするよ」

 

「アスカっちが優秀すぎてオレたちはこっちで配信することになったンだゼ」

 

 

 現地かよぉ!

 通りでなんか解放感のある場所だと

 ハカセー、愛してる!!

 マスターおはよう

 任せんなよw

 おい待て人間ズ

 マスター?

 ハカセはダメ人間と聞いてたが…

 助手が有能なのが悪い

 甘やかすアスカちゃん

 旅行時のパパたちかな?

 

 

「最初はこの原っぱだよ。 結構広くて、あっちの…木があるところまでだとここから500mくらいになるよ」

 

「マスターはこのキャンプ場には何度か行ってるみたいだけど結構変わってたりするのカ?」

 

「んー、さっき地図看板見たくらいだけど施設が増えてる程度だと思うよ」

 

「私はあの焚き火広場に行ってみたいな」

 

「エー、それよりアスレチックコース見に行こうゼ」

 

「待って待って。 どうせ全部回るんだし、アスカちゃんが準備してくれてる間にパパッと紹介していこう」

 

「むっ、確かに」

 

「ソウダナ。 アスカっちとも合流したいし、近場から巡っていくカ」

 

 

 ひっろ

 いいロケーションだなぁ

 子供たちが走り回ってるな

 なんかその子供たちの顔が顔文字で表示されてんだけど…

 (`・ω・´)

 犬も駆け回ってるってことはペットもいいのかここ

 まーたスフィアさんの機能ッスかマスター

 表情分かっていいねこれw

 ニッコニコしてて草

 アスカちゃん準備までするの…?

 もはやマスターたちは旅行だな

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「皆さんおはよーございます、アスカっちですよー!」

 

「イエー!」

 

 

 アスカチャン!

 いえーい!

 これは良妻

 コットに寝転がるハカセ

 拠点戻った瞬間ベーコンを食べ始めるマスター

 すんげえいい焼け具合なんだけど

 ハカセ疲れてたからね…

 おいマスター、ホスト役を放棄するんじゃない

 ハカセ明日筋肉痛では?

 お腹減ったマスターと疲労したハカセ

 マスターは燃費が悪い

 人間組がひ弱過ぎで草

 

 

「さあハルカさん、これからどうします?」

 

「ハカセがアレだし、マスターには食料与えなきゃなンねーからしばらくは待機ダナー」

 

「あー…、確かにそうですね! じゃあボクはハカセをマッサージしてきます」

 

「オウ! オレはマスターのために海鮮焼きそばでも作ってるから、そっち終わったら一緒に料理しようゼ」

 

「はーい!」

 

「じゃあスフィア、テキトーにその辺の風景撮ったりオレたちの様子を映しててくれると嬉しいンだゼ」

 

 

 マスターもう食べ終わってる…

 食べながら焼けやマスターw

 このへん甲斐甲斐しいのがメイドっぽい

 マッサージですか

 むっ

 スフィアちゃんお願い申す

 申す申す

 キャンプ動画だなあ

 さぁ、配信はスフィアに任せて全員居なくなったわけだが

 自由すぎる

 

 

 

 

 

 

 

「さあハカセ、マッサージ始めますよー」

 

「うぅ、助手…。 私はもう駄目だ」

 

「ちょっと歩き回っただけじゃないですか。 ほらほら、マット敷きましたからこっちに来てください」

 

「う、動けない…」

 

「それじゃあ持ち上げますからじっとしておいてくださいねハカセ」

 

 

 おいおい介護かよ

 ハカセの私生活がうかがえる

 歩いたのって往復で2、3kmくらいだよな…?

 頼むハカセ量産型アスカちゃん作ってお願い

 むっ!

 むっ

 でっか

 白衣をはだけるアスカちゃん!

 なすがままのハカセ

 テントたってきた

 いよいよマッサージか

 隠喩表現はやめろ

 

 

「さあ、いつもと同じように背中からほぐしていきますよー」

 

「んっ…。 んぅ、ん~~。 ふぁ…っ」

 

「健全なマッサージです」 【KENZEN】 

 

「んっ、んっ、んっ。 あぅ…っ!」 【…】 

 

「いいですよー。 その調子でどんどん気持ちよくなりましょうねー」 【……】 

 

「んうぅ~~っ!」 【離脱】 

 

 

 まずいですよ!

 むっ

 むっ

 まさかハカセがエロ要員とは

 アスカちゃんあとで怒られそう

 若干センシティブですね…

 ああっスフィアちゃん!

 ハカセ映して!

 離脱いやあああああ!!

 お昼だからね仕方ないね

 有能

 

 

 

 

 

 

 

「マスター、次は何食うンだ?」

 

「お肉がいい」

 

「じゃあピーマンも焼くカ」

 

「お肉だけでいい」

 

 

 平和

 こっちは平和だな

 まだ食ってんのかマスター

 ピーマンも食べなさいマスター

 あーんはまだかマスター

 最近はピーマンが美味しく感じるようになった

 それがおじさんになるということだ

 BBQだなあ

 

 

「あっ。 ハルカ、あーんしてだって。 お肉ちょうだい、あーん」

 

「まだ焼けてないゾ」

 

「あーん」

 

「しょうがねえナア。 おにぎりやるヨ、ホレ」

 

「むぐ、むぐ…。 あむ。 おかか美味しい」

 

「ついでに焼きおにぎりにしておくカ」

 

 

 いいなあ

 こういうのでいいんだよこういうので

 マスターの食事シーンで白米いけるわ

 おかかいいよね

 あっちとの温度差に笑う

 両者共にロボになすがままなのは草

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ハカセが復活したからそろそろ川に行くよ」

 

「オー!」

 

「復活!」

 

「はーい!」

 

 

 釣り!

 お疲れスフィアちゃん

 アスカちゃんかわかわ

 めっちゃ気合入ってて草

 わざわざ着替えたのね

 アスカちゃんの切り替えもすげえな

 メイド服のままで大丈夫かハルカちゃん

 さっきまで説教されていたというのに

 ってか既に竿とボックス用意されてるのかよ

 有能

 冬の川ってことはニジマスか?

 

 

「うん。 ニジマスだね」

 

「ここからどれくらいなンだ?」

 

「少し遠いから貸し出しされてるカートに乗って行くよ」

 

「歩いてもいいんですけど、ハカセの疲労が不安だったのでボクが用意しました」

 

「不甲斐無くてすまんな。 代わりに私が運転をするから皆は楽にしていてくれ」

 

 

 ニジマスいいねえ

 釣れるかなあ

 ようやくマスターたちの釣りが見れる

 カートいいな

 前は動画すらなかったからね

 ここまで長かったな…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「結果発表ー」

 

「イエー!」

 

「私は2匹だ」

 

「ボクは0匹です…」

 

「オレは大物が2匹、他3匹の計5匹だゼ!」

 

「私は0匹だよ」

 

 

 アスカちゃん…

 マスターもうちょっと声張って

 曇り顔いいねえ

 ボーイッシュ笑顔がどんどん曇っていく様は本当にフフ…

 さっきまで釣れてたとこなのにアスカちゃんが投げると全くアタリがなくなったからな

 あんなにはしゃいでたというのに

 マスターはボウズなのに特に何も変わりなかったのが逆に笑えた

 ハカセは体力ないのに釣りは出来るんだな

 マスターが不動で置物かと思ったわ

 釣れないパターンだと思ってたハルカちゃんが凄かったね

 

 

「ボク、全然ダメでした…」

 

「マアマア、そういう時もあるっテ」

 

「そうだね。 私もボウズだったよ」

 

「助手の分は私が釣ったからこれを後で分けて食べるぞ」

 

「…はい。 ……そう、ですね。 はい。 落ち込むのはここまでにします!」

 

「うむ!」

 

「ヨシ!」

 

「それじゃあ、キャンプ地に戻って魚を焼いて食べよう」 【Σ >゚)彡】 

 

 

 慰めタイム

 こういう時どんな顔すればいいのか分からないよ…

 マスター無敵かよ

 選択肢が出るからそれを選べ

 ハカセ優しい…

 切り替えアスカちゃん

 俺の脳内選択肢は俺からヒロインを遠ざけていくのが玉に瑕

 また食うのかマスター

 脳内選択肢ちゃん「ヒロインは私だけでいい…」

 ヤンデレはやめなさい

 スフィアの反応好き

 

 

「ということで一旦ここで締めちゃうね」

 

「ンー。 マア、移動だしナー」

 

「戻ったらアスレチックコースに行くまで休憩する予定になっているが…。 そういえばマスター、ちゃんと予定表は貼ったのか?」

 

「えっ」

 

「エッ」

 

「……」

 

「あー…。 流石にそれはボクも確認してなかったです」

 

 

 えー!

 いやうんまあ…

 行きの雑談タイム再びだと思ってたのに

 は?

 予定表?

 まさか旅のしおり的なものあったの!?

 おいマスター!

 あーあこれはやってしまいましたね

 はいマスターは魚抜きね

 

 

「えっ。 えっ、まっ、待って」

 

「折角昨日オレがせっせと作ったノニ…」

 

「ボクも手伝いましたよー」

 

「そうだな、マスターに魚はやらん」

 

「そんなー…」 【(´・ω・`)】

 

 

 出荷よー

 らんらん!

 出荷よー

 まあ後で貼ってくれたらそれでいいです

 ハルカちゃんはそういうの作ると思ってた

 アスカちゃんとキャッキャしながら作ったんだろうな

 再開は何時からー?

 またスフィアが追い掛け回されるのかな

 さて俺も買物とか行くかな

 

 

「うむ、おそらく再開は予定通りなら15時からとなるだろうな」

 

「それまではのんびりするゼ」

 

「お魚も焼いて食べましょう」

 

「えっと…」 【(´;ω;`)】

 

「それでは一旦のお別れだ、皆の衆」

 

「また後でナー!」

 

「チャンネル登録と高評価、よろしくお願いしまーす!」

 

「お魚…」 【>゚)彡<ダメです】 

 

 

 

 

 

 



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