アメifオマケ (Tarako@如月銘酪)
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アメifオマケ
*フィクションです!実際の団体や大学の課題などは異なります!
「はぁ」
と、ジョラルがため息をついた。
______目の前にある巨大な石と課題を前にして。
話せば長くなるが纏めると、前、ジョルノに「大学に復帰出来るように手配しますね」と、いわれた。その後、復帰するための試験______のため、この巨大な石を削り、作品を作らなければいけなくなったのだ。
色味からしてローズクオーツっぽい。課題は、この宝石について調べたレポートと、作成過程を纏めたレポート、そして作品を写真にとり、また作品を大学に提出する……である。加工するための機械や道具は、借りることが出来たが、なんといってもレポートは世界一嫌いな物の部類なのである。
文字をつらつら並べたり、読みやすくしたりする工夫等、自分には到底解ることがない。ていうか、毎回毎回、レポートを書く時はうまい人のまとめ方を真似したものだ。
感覚でかいても、全員に自分の意思が伝わることが少なく、質問責めにあった事もある。
軽くトラウマなレポートを、二つも作らなくてはいけないのだ。命がいくつあれば足りるだろうか、と真剣に考える。
「ちょっと、失礼していい?」
コンコン、と、ドアを叩く音とともに、ジョースター家唯一の少女、「徐倫」の声が聞こえた。
「あぁ、もちろん」と、レポートを取り組もうとして開いたゲーム画面を、やっぱり後ろめたいのか、パソコンごと閉じた。
徐倫が中に入ってくると、目の前の巨大、いや、普通の人から見ればただの岩………をみて、「うわ」と声を上げた。
「コレ、何?家穴空いちゃうわよ?」
と、指を指して言った。
「コレって言うなよ、宝石さ。ローズクオーツ。さっき少し砕いて調べた。」
そういって、自分の横においてあった小さめのピンク色した石を、徐倫に見せた。
「へぇ、宝石なんだ……あ、ほんとだ」
と、石を触る
「宝石に興味が有るのか?」
という風にジョラルが聞くと
「うーん、興味、あんまりないけど、やっぱり、綺麗で良いよね。そういや、何をしてたの?」
徐倫が、痛いところをついてきた。
「実は…」
「なんだ、そんなこと?」
一通り言いおえると、徐倫は、ため息をついてジョラルを見た
「そんな事ってなんだよ…俺にしてはヤバイことなんだぞ」
ちょっと怒り気味に言ってみる
「そう?簡単なことよ。ジョラル自身は宝石が好きなんだから。」
言っている意味がよく解らない。好きだけども纏めるのは苦手なんだ。
「好きだから調べられるじゃない?それを、いろんな人に教えたくならない?」
考えてもみなかった。ジョラル的にはものすごい衝撃を受けた。
「そっかぁ、確かに、徐倫に、宝石の素晴らしさを一から百まで教えたい気持ちはある」
うんうん、とジョラルは頷いた
「私は良いわ、今回はね。じゃ、頑張って」
と、蝶のようにひらひらとドアから出ていってしまった。
「…良し、しっかり調べよう」
ジョラルは、ゲーム画面を開いたままのパソコンから、ゲーム画面を消して、検索し始めた。
薄…………ごめんなさい…………(死)
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たんおめ
「ディオッ!ディオッ!ディオーッ!」
上の階から俺の部屋の窓まで降りてきた。外から。なんだこの生物このディオ見たことないよこんなん。
「ディオ!僕ッ!お誕生日だよッ!」
なんで窓を破壊して入ってきた。物騒すぎる。警察呼ぶぞ。壊した窓は承太郎に払わせよ。血が繋がってるし問題ないだろ。多分。
「ネーネーお誕生日だよー?なにか渡すものないの~?」
床を丸太が転がっている…?あこれジョジョだ。露骨すぎるアピールで何一つ隠せてないぞ。
「プレゼント渡さないの…?」
ちょっと可愛いけど(?)無視しとこ
「このディオが貴様に渡すものがあると思うのか?」
仕方無いから少しだけ話し相手になってやろう、と思い読んでいた本を閉じ椅子から立ち上がる。
「おもう!」
にこやかな笑顔でそう言われてしまった。
「ねぇよ」
こちらもにこやかな笑顔で言い返し窓から突き落とす。2階だけど歩く重機機関車はこの程度じゃナントモナラナイ。多分。
「二時から下で撮影会(?)だぞしたくしろ。」
窓から見下ろしてそう告げたあと、また本を読み始めた。
「これではただいまより、大体一世紀ぐらい生きた吸血鬼も恐れる歩く重機機関車、本体がスタンドなジョナサン・ジョースターの撮影会を行いたいと思います。」
これを言い終わると、一斉にジョナサンにシャッターが切られる。
「これで邪魔がなくなったな。」
コイツがいなくなると心が穏やかなまま本が読める。
夜。
「ねぇディオ~、ほんとにプレゼント無いの?酷くない?一応家族だよ?」
ジョナサンが犬のように飯をがっついている。
「ないったらない。文句言うな。」
黙々と二人で飯を食べ、それが食べ終えるとケーキの準備をする。
「チョコレートケーキで良かったんだよな」
ホールケーキを一つと、カットケーキを一つを皿にのせ持ってくる。
「はい。」
さすがに俺はホールケーキを食べるほど胃が空いていない。のでコイツに食わせる。
「ありがとおおおおお!」
にこやかな笑顔でホールケーキを頬張る。怖
「良くそんなに食えるな」
チョコレートケーキがめちゃめちゃ甘くてコーヒーを飲む。
「?」
ジョナサンは何一つ理解していないようだ。………コイツ………
「おいジョジョ」
風呂から出てきたジョナサンを呼びつける。
「なぁにー?」
たたた、と俺によってくる。
「プレゼントだ。」
ポイ、とプレゼントを渡して寝室に行こうとする。
「え!?え!?」
ジョナサンは驚いたようにプレゼントを見ている。
「こ、これって………」
「言っとくけどそれ高かったんだからな。俺の誕生日は二倍で返せよ。」
ジョナサンは金色の懐中時計を握りしめ、
「うん!」
と返事していた。
ネタと尊いが渋滞中。また新なクソみたいな小説産み出しちゃった………
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