MHF〜トラグの名を持つハンター〜 (AIRIA)
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【1】配属

初めまして、拙い文章ですが精一杯書いて行きたいと思います。


貴方はモンスターを知っていますか?

 

人によっては大きい、怖い、人を食べる、住処が全く人間と違う等、多くの人が恐怖するような対象であると思います。

このお話はモンスターを狩り、そして糧にして世界を生き抜くハンターになったばかりの小さい存在である少女が大きな存在へと成長し、世界を変化させて行く成長記です。

 

 

では始めましょう

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ここはメゼポルタ広場にあるギルド

 

「〜〜では申請を受理しますね」

 

「はい、よろしくお願いします。」

ハンターになるためには16歳以上かつやる気が有る者と敷居は低いが稼いでいけるハンターは数少なく、途中で諦め、需要のある商店や織物屋等の生活用品店で生計を立てることとなる。

 

しかしハンターの中では未発見のモンスターや宝を発見し一生を遊んで暮らせるような大金を手にした者も居る。

リスクも大きいがリターンも多いのである。

 

そして今、ハンター登録を申請した少女はアイリア・トラグ

まだ17歳でありあどけなさが残っている

 

「確か、登録受理が3日後だったよね、まだ時間もあるし雑貨屋に行ってアイテムの一つでも買って行くかなぁ」

 

〜少女移動中〜

 

 

 

「よぉ、嬢ちゃん見てかない?」

 

「あ…用事があるんで…」

 

「そうかい?じゃあ暇が出来たら寄ってくれよな!」

 

このむさ苦しい、筋骨粒々な親父はリクレイズ、昔はハンターだったらしいがテンプレ通り傷を(ry

 

そうこうしているうちに雑貨屋に到着した

 

ん?アレ…台の上に金髪の見た目12〜3くらいの幼女が寝ているな…

まぁ、いいや店主呼ぼう

 

「すいません、店主さんは居ますか?」

 

 

「んー、よく寝た、あ、お客様だ、おーいBBA★お客様だぞ」

 

「こら!BBA言うな!まだ◯◯歳だ!おお、お客さんか、さて何を買いに来たんじゃ?」

 

「……はぁ、一応ハンターになるので狩りに必要な一通りのアイテムください」

 

「おい、ルナぁ回復薬と解毒薬、罠類と携帯食料とかいろいろ持ってこい!」

 

「はぁ?人使いが荒いんだよ!」

しかし、悪態を突きながらも、渋々と店の奥へ入って行ったところがまだ幼女である

 

 

 

「ああ、お客さん、みっともないとこ見せてしまったね」

 

「はは…」

 

「反抗期と言うのかな?とにかくいうことを聞かなのじゃ」

 

「取って来たぞ!ってかそんなねーちゃんが何に使うの?、もしかしてパシリ?」

 

「いやいや、今度ハンターになるからね、買いに来たのよ」

 

「へー、ねーちゃんはハンターなのか、じゃあ私にもなれるな」

 

「え?めちゃめちゃ小さいし、反抗期だとかいってたからまだ学校行ってるんじゃ無いの?」

 

「はぁ?私は19だし、問題はないはずだぞ?」

 

「あ…はい(ああ、これが合法ロリか)」

 

「てことで、おいBBAハンターになるからな!店番やめるぞ!」

 

「そのちっせぇ体じゃ無理無理」

 

「せっかくのチャンスなんだ!もう、何を言っても聞かないからな!」

 

(いやいや私アイテム買いに来ただけなんですけど?なんですか?チャンスって?なんなの?馬鹿なの?死ぬの?⑨なの?)

 

「あぁ?勝手にしな!」

 

(え?なんですか?行く方向なの?」

 

「ねーちゃんギルドに連れて行ってくれ。」

 

「んーまぁ不安だったし…いいよ」

System「ルナがパーティーに参加しました(笑)」

 

「じゃあ荷物取ってくるから、待っててくれ」

ドタバタと大きな音を立てながら奥に消えて行った

 

「ああ、まだ名を聞いてないねぇ」

 

「すいません、先に名乗っておくべきでしたね、私はアイリア・トラグです」

 

「気にしなくていいよ、アイリアちゃんか、ルナを頼むよ」

 

「はい、彼女が戻って来る前にお金を支払っておきます、いくらでしょう?」

 

「いいよ、ルナに新しい世界を見せてやれるんだ、金などいらんよ」

 

「でも…」

 

「気にしなさんな、あんたには話しとくがわっちは妖狐なんじゃよ」

 

「妖狐…(確か、ハンターに狩られ尽くして絶滅したはずの…)」

 

「ルナにはいい思いをさせてやれんかった…いくら人間には使えない妖術を使えようと、いくら金があろうと、狭い世界しか見せることができないのじゃよ…」

 

「おーい、用意終わったぞ!さっさと行こうぜ!」

どうやら、準備が終わったみたいだ

 

「アイリアちゃん、頑張っておいで、死ぬんじゃ無いよ?」

 

「わかりました、行ってきます!」

 

こうして雑貨屋騒動が終わった

 

 

 

 

 

 

〜ギルド〜

 

「ねーちゃん、ねーちゃんココの書き方教えてくれよ」

 

「そこの書き方はですね…」

 

 

 

 

 

〜メゼポルタ街道〜

 

「今日は何処に泊まりましょうかね…」

 

「ええ!?ねーちゃん泊まるとこ決めてないの?」

 

「実は、まだメゼポルタ広場に来たのが今日でして…」

 

「んー、またBBAの所に帰るのは癪だしな、野宿でもするか?」

 

「いやです!何が何でも宿屋を見つけて泊まります!」

 

「あ…ああ、わかったよ」

 

「おっとちょうどよく宿屋を見つけたぞぉ」

 

「いや、ちょ、まて、わかったから置いていかないで」

 

 

 

〜宿屋〜

 

「いらっしゃい、何名様ですか?」

 

「2名で部屋は1部屋でお願いします」

 

「わかりました。何日滞在されます?」

 

「とりあえず3日で」

 

「では鍵をお渡ししますね」

System「鍵を手に入れた」

 

 

 

〜宿屋内部部屋〜

 

「ねぇ?ルナさっきなんであんなに静かだったの?」

 

「はぁはぁ…おまっ、え、がっ…走るからだぁ…はぁはぁ」

 

「ああ、疲れたのね(ザマァw)」

 

「もう、キツイから…寝るな、アイリアおやす…」

 

「寝かせるかぁ‼︎身体洗えやぁ!」

 

「痛いっ、わかった、わかったから、耳引っ張るなよぅ」

 

〜シャワータイム×2〜

 

 

「さて、寝るわよ?」

 

「ああ…うん、アイリアが怖いやつってことは分かったよ」

 

「私、そんなに怖く見える?」

 

「もう、どうでもいいや、眠いし」

 

「明日も武器や防具を買いに行かないといけないし、今日は早く寝ないとね。」

 

「「おやすみ」」

 

 

 

 

 

 

 




誤字脱字があったらごめんなさい



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【2】ハンターに必要なモノ

2話が始まります。まだモンスターはでません


〜宿屋朝〜

 

「うーん、眠い」

 

「あれ?ルナは朝弱い方?」

 

「うん、このまま死ねればいいのにとか思ったりするね」

 

「ええ⁉︎」

 

〜宿屋昼〜

 

 

「じゃ、そろそろ武具屋行こうか」

 

「おお!ついに武器かぁ」

 

 

 

〜武具屋〜

 

「よぉ、何をお求めだい?」

 

「新しくハンターになるんで武具一式2セットください」

(また、筋骨粒々親父かよ…)

「ふむ、どんな武器を使うんだい?」

 

「どんな?とは?…」

 

「言い忘れ取ったな、武器には11種類のカテゴリーがあるんだ、工房の端に全部置いてあるから触ってくるといいぞ?そっちの金髪の嬢ちゃんもな」

 

「え?私?あっ、そうか、私もハンターになるんだった」

 

「ルナ!見に行くよ」

アイリアの目が輝いているがまぁいいかな。

 

 

〜武具工房〜

 

「いらっしゃいニャ」

 

「ふわぁぁ猫だぁ可愛い」

おお…ルナの新しい一面を見た気がする…あっ抱きついた

 

 

「痛っ、やめるニャ、強く絞めるニャ」

 

「モフモフフンモッフ」

 

「話を聞けニャァァァァ」

 

〜数分後〜

 

「はいぃ、しゅいません…」

 

「ルナぁ?可愛いからっていじめるのはダメよ?」

 

「今回だけは許してやるニャ、だけど次回は無いニャよ?、そして親方からおまいらに武器の特長を説明しろと言われているから教えてやるニャよ」

 

大剣-大きく、重いが威力が大きく決定打となる攻撃が出せる

 

片手剣-軽くて動きやすいがその分威力は落ちる、しかし、機動力が高いのでサポート役になることもできる

 

双剣-片手剣を2本持ったような形をしている、剣が2本有る分威力が高い、しかし、スタミナを大きく消費する鬼神化や体力を削り常人にはできない動きを実現する真鬼神化を使うこともできるが両方とも諸刃の剣である

 

太刀-大剣と片手剣の中間の動きができる、サポート役には慣れないが素早い動きでモンスターを圧倒する、素早い一撃と大きな威力が出せるバランスの良い武器

 

ハンマー-大剣と同じく大きな威力を出すことができる、さらにモンスターの頭を叩き、脳震盪を起こすことも可能、だが味方にも被害を出すこともある

 

狩猟笛-旋律を奏で味方を大幅に強化する、またハンマー同様に殴ることも可能、片手剣よりもサポート役に向いている

 

ランス-盾がありあらゆる攻撃をガードすることができる、また、ハイパーガードもあり味方を守ることもできる

 

ガンランス-ロマン、ランス同様ガードもできるし竜撃砲と呼ばれる砲撃機構も備え付けられている。味方をも吹き飛ばすことがある

 

ヘビィボウガン-一撃が大砲に匹敵する、特殊なヘビィボウガンには排熱弾と呼ばれる蓄積熱を使った攻撃ができる

 

ライトボウガン-軽く、連射がしやすいボウガン一撃に威力があるとは言えないが速射と呼ばれる機構が付いており、弾幕を貼ることができる。サポート機能も充実しており状態異常を取ることができる

 

弓-原始的ではあるが、近代科学により連射、貫通、拡散と矢を使い分けることができるようになった

ビンと言われる薬液を染み込ませることにより状態異常を取ることができる

 

「と、こんな感じニャ」

 

「ほほー」

 

「んじゃあ、私は太刀で‼︎」

 

「へー、ルナは太刀にするのかー、私はハンマーにしてみようかなぁ」

 

「わかったニャ!さっそく持ってくるニャ」

 

System「2人はホープシリーズ一式と武器を手に入れた」

 

 

 

現在の装備

 

アイリア

 

武器 ボーンハンマー

 

防具 ホープシリーズ

 

 

 

ルナ

 

武器 骨刀

 

防具 ホープシリーズ

 

 

 

 

 

 

 




さて次回はクエストに行きます。


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【3】弱肉強食

初めてのクエストです。
戦闘描写がぁ…


 

ハンターの朝は早い…はず

 

〜宿屋朝〜

 

「おーい、ルナぁ、ギルドカード届いたよー」

この世界においてギルドカードとは名刺のようなものであり、HRを示すものである、ランクが高いハンターには難易度の高いクエストを依頼する

低ランクのハンターを無駄死にさせないための制度である。

 

「おおおっ‼︎届いたのかねーちゃん!、見せてくれ!」

 

「ほら、これ」っ ギルドカード

 

「やっとハンターになれたのかー」

 

「だね〜」

 

 

(ぶっちゃけ簡単だな」

 

「ルーナーぁ?心の声漏れてるし、簡単じゃないんだよ?命がけのお仕事だし。」

 

「う…うん」

手にしたギルドカードを眺めながら小さく呟いた

 

「さてと、武器やアイテムもあるし、早速クエストに行くよ!」

 

「待ってましたぁぁぁぁ‼︎、私の骨刀が火を吹くぜぇぇ!」

 

「いや、吹かないから」

とツッコミながらも内心ワクワクしているのか準備が早いアイリアであった

 

 

 

 

 

〜ギルドカウンター〜

 

クエストを受注する際にハンターはギルドを通さなければいけない、ギルドとのやりとりをハンターとするのがこのギルドカウンターであり複数の受付嬢とギルドを総括するギルドマスターから成っている。

 

「あっ、メイビスさん、ハンターになりたてなんですがなにか初心者向けのクエストってありますか?」

メイビスとは見た目12〜3くらいの合法ろ(ry

下位の受付嬢である。

 

「あっ、アイリアさんじゃないですか、ギルドカード届いたんですねっ」

 

「そうそう、今日からハンターってことね!」

 

「私も忘れるなよ〜」

 

「あなたは…誰です?’」はて?

 

「おうっ!私はなルナって名前があるんだ!覚えとけ!」

 

「ひゃっ⁈は、はぃぃ」

 

「またルナが小動物虐めてるぅ、いけないんだー」

 

「えっ?ねーちゃん、虐めてねぇよ」

 

「ルナは放っといて、なにか良いクエストある?」

 

「あっ、あちらのクエストボードに下位のクエストが貼ってあるんで、参加者のギルドカードと依頼の紙を持って来ていただければ受注完了です。」

 

「ああ、アレね、分かったわ、ありがと」

 

 

 

 

〜クエストボード前〜

依頼人が依頼したクエストはここに貼り出され、ハンターたちが請け負うことになる

 

「うーん、何が良いのかなぁ?」

 

「おっ、ねーちゃん、これは?」

 

っ リオレウス討伐

 

「無りっ!そんなでかいの倒せるかぁ!」

リオレウスとは飛竜種に分類される大型の竜であり

赤色の甲殻に太い尻尾、毒を持つ爪と熟練のハンターでも苦戦するようなモンスターである。ちなみに危険度は4

 

「んー、じゃあこれはどうだ?」

 

っ ランポス討伐×8

 

「危険度は1だし最初はこれでいいんじゃないかな?」

 

「おう、じゃあ受付のねーちゃんに渡してくるな!」

 

 

 

〜ギルドカウンター〜

 

「これを頼むな!」

 

「はいっ、ランポスの討伐ですね、ギルドカードをお願いします」

 

「これか?」っ ギルドカード

 

「はい、確認しました、ではいってらっしゃいませ」

 

「ねーちゃん、行くぞー」

 

「武器は持ったし、アイテムもある、よし、行こうか!」

 

 

 

 

 

〜森と丘〜

その名の通り、森と丘、草食獣が多く生息している

しかし、その草食獣を餌とする大型飛竜種や小型の鳥竜種も見られる

 

「ふわぁ、船での移動は疲れるねぇ」

 

「うえぇぇぇ」

 

「あれ…まさか、ルナ船酔い?」

 

「うぐぁぁぁ、うえぇぇぇ」

 

「これは重症だ…」

そう、ルナとはすげぇ船に弱いのである!

 

「まぁ、休めば治るでしょう」

そう言うと、青い支給品BOXに入った支援アイテムをポーチに詰め込んで行く

 

「アイリアぁ、助け…ぐはぁっ」

 

「携帯食料を食べてみましょう」

まるで話しを聞いていない

 

「…マズイわね……パサパサしてる、お菓子やパンを持ち込む訳にはいかないし」

 

 

 

〜10分後〜

 

「ねーちゃん、助けてくれてもよかったんだよ⁈」

 

「嫌よ、めんどくさい」

 

「なんでだよー、いいだろー?」

 

「はいはい、さっさと来ないと置いていくよ?」

 

「うわぁ、また早い…ヤバイ置いてかれる、ちょ、待てよぉ」

 

 

 

〜エリア1〜

森と丘の丘の部分であり草食獣の群れの大半がこのエリア1に生息している、河原もあり気候もちょうど良い

 

「ピクニックするには最適の天気ね」

 

「だな」

 

「あら、あそこにアプトノスが居るわ、お肉を貰おうかしら?」

 

「えっ⁈怖いこと言うなよ」

 

「ハンターは命を貰う仕事よ?いちいちそんなの気にしてられないわ」

そう言うとハンマーを構え、群れに突進して行った

 

グシャア

 

嫌な音が平和だった丘に響き渡る

一頭のアプトノスを失った群れは散り散りに奥の方へ逃げて行った。

 

「酷いだろ‼︎何も殺すことなんか…」

 

「ねぇ?ルナはお肉食べたことない?」

 

「え?肉は好きだけど…」

 

「あなたが食べたお肉はね、こういう草食獣を切り刻んで加工したものなのよ、弱いものが強者の糧にされまたその強者がさらに強い者に糧にされる、それが私たちが生きているこの世界の摂理」

 

「……分かったよ…でも、せめて!殺した命を大切にしてくれ!」

 

「そう、だからこそ、大切にいただくの、決して無駄にしてはいけないのよ、それを知るために私はハンターになったから」

 

 

 

 

現在の装備

 

アイリア

 

武器 ボーンハンマー

 

防具 ホープシリーズ

 

 

ルナ

 

武器 骨刀

 

防具 ホープシリーズ

 

 

 

 

 




狩に行くとはなんなのか
今自分たちが食べているものは誰かの命を貰ったものであることを考えて生活して欲しいと願っています


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【4】絶影

お仕事の関係で更新が滞っていました、再開します〜


アイリアとルナが出発して数時間後

 

「あっ、リグレアさんじゃないですか、さっき新人さんが始めてクエストに行きましたよ〜」

 

「そうかそうか、先程帰還した際にな***が樹海から黒い影が飛んで行くのが見えたんでな、集落があるだろ?森と丘だっけな?被害を出す前に討伐依頼がでてないか確認しに来たんだ」

ブロンドの髪に細身の体型何より見にまとっている真っ蒼な防具が目を引く

ただ、風貌だけを見るとチンピラである。

 

「えーっと…無いみたいですね、しかし探索依頼はありま…ちょっと待ってください⁉︎新人さんが向かったのも森と丘です‼︎」

 

そう、アイリアとルナがクエストに行った先も森と丘である、受付として長く勤めていなくてもそのモンスターが最近になって発見されたこと、空の王と呼ばれているリオレウスよりも危険で好戦的であることを知っていた

 

「なにっ⁉︎ならば探索でも良い、早く出発する!参加人数は1人でいい、猟団員までは巻き込みたくないし何より天翔竜討伐依頼で消耗しているだろうしな」

(マズイな…***は新人程度じゃ下手すると死ぬ…)

 

「わかりました!早く向かってあげてください」

 

「ああ」

 

 

 

 

 

 

 

 

〜森と丘〜

 

エリア9

 

時は戻ってアイリア視点

 

「ランポスとか言うのはどこにいるんだろうね?」

 

2人はランポスを探してエリアを彷徨っていた

 

「あれじゃ無いですかぁ?アイリアねーちゃんが悪行を繰り返しているk」

ゴキィ

「へー、ルナちゃんは私のどこが悪魔みたいだってぇ?」

 

「ちょっ!待って‼︎悪魔とまでは…」

 

「問答無用ォォォ」

 

「ヒィィィッ」

 

 

 

 

 

 

 

 

〜森と丘〜

 

ベースキャンプ

 

「やっと着いたか…近くにヤツは居ないようだな、戦闘をしているわけではなさそうだ、新人が見つかる前に助け出すか、討伐するかか…」

 

愛用しているルグレ・テュレイラを握り直す、今日も特に問題は無いみたいだ

 

「さぁ、行くか」

 

 

 

〜森と丘エリア3〜

 

「ふむ、1と2には居なかったか」

 

バサァッ

 

「む⁈ヤツか…あっちは…エリア9の方向か、しかし新人が居なかったということはもう帰っているのかもな」

 

しかしアイリアとルナがランポスを探して森の奥深くまで行っていたことを知らない

 

「エリア9に向かいペイントをぶつけて一旦帰還するべきだろうな、ヤツは私一人で狩ったことの無い相手だ…念には念を重ねるべきだろう」

 

 

 

 

 

 

 

 

〜森と丘エリア9〜

 

「ねーちゃん痛いって!ほらランポス探さなきゃだろ!?」

 

バサァッバサァッドオンッ

 

「なにっ⁉︎」

 

クルルルギャオオオンッ

特徴的な少し甲高い咆哮が響き渡る

 

漆黒の体躯、鋭く伸びた尾、赤い目ハンター経験が浅いアイリアやルナではもちろん見たことが無い

 

「なんだっ⁈なんだあれっ⁈アレがランポスか⁉︎デカくね⁈」

 

「あんなに大きいわけないでしょうがつ!」

 

ヒュンッバシッ

 

「ぐあっ…」

ルナが突進をもらってしまい転がっていく、しかし人間には大ダメージであるこの突進がモンスターにとっては攻撃ですら無い

 

 

「ルナっ⁉︎大丈夫?」

 

アイリアがルナに駆け寄るが謎の黒いモンスターはすでに攻撃の体制に入っている

 

「くっ……」

 

カッ

 

「おい⁉︎大丈夫か?さっさと逃げろ、お前らが倒せるような相手じゃない」

(ギリギリ間に合ったか…しかしナルガクルガが相手となると2人だけ逃がすのは厳しいか…)

 

「ルナがっ…ルナがっ…」

 

「おいさっさと逃げろ‼︎閃光玉の効果が切れたらうごきだすぞっ!」

 

そう先程炸裂させた閃光を放つアイテム閃光玉はモンスターの目を眩ませることができるがモンスターも体制を持ってしまい、少しの時間の足止め程度にしかならない

 

「チッ!秘薬だ飲ませときゃ死人以外には効くぞ」

 

「ありがとうございますっ…」

 

「何回も言ってるだろ!ソイツ連れて早く逃げろっ!」

 

目の光が増したナルガクルガか吼える

 

グルルッギャオオオンッ バッ

 

「ふん、あいつらは逃げたか、そろそろ狩らせてもらう!」

 

ギャリンッギャリンッ ググッ バシィンッ

 

「なんだっ⁈アクラヴァシムが飛ばしてくるような結晶だとっ?!」

前にナルガクルガと戦った時には結晶なんて飛ばしてこなかったはずだ…

 

「一旦引くか…」

手に持っていた閃光玉を放つ

 

カッ

 

「今だっ…」

 

グシャッベギィ

 

「かっ…がはぁっ…」

 

意識を失う前に見たのは真っ赤に染まった自分の背中と砕けた蒼い鎧、顔が変わったナルガクルガであった

 

 

 

 

 




FGをやったことのある方なら想像がつくと思います


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