LEGION ZEROのネタ短編集 (LEGION ONE)
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平凡に暮らしたいのに…何故か賞金首首になりました
プロローグ


短編集の置き場にしました!
内容は変わりません!
暇があったりネタが浮かんだら書きます!!


深夜、空には満月が浮かび、誰もが寝静まっている夜…一人の青年が夜の町を歩いていた。そんな青年の前に一人の男性が現れた。

 

「お前が賞金首の男か!」

 

「……」

 

男が青年にとんでもないことを言ったことに青年はゆっくりと口を開いた。

 

「いえいえ〜俺は賞金首なんかじゃありませんよ〜俺はタダの佐藤太郎ですよ〜」

 

青年は笑って手を振りながら男の言葉を否定した。

 

「うそつけッ!女神の言っていた姿と特徴が似ているんだよ!」

 

「そんなの他人の空似ですよ〜」

 

「うるせぇ!!」

 

男はしびれを切らしたのか銃を取り出すとトリガーを引き銃弾を青年に向けて放った。

 

「はぁ〜不幸だ…」

 

青年はそう呟くと銃弾を全て避けた。

 

「どうか、ここは穏便に話し合いで解決しましょうよ。そんな武力的な行動では何も生みませんよ〜」

 

「黙れ!お前を殺せば女神が何でも願いを叶えてくれるて言っているんだ!さっさと死ね!」

 

青年の提案に耳を貸さず尚も銃弾を撃ち続ける男。

 

「はぁ〜…仕方ねぇ…このままじゃこっちが死んでしまう」

 

青年はそう言うと黒と銀色のドライバーを取り出し腰に装着すると、棘の付いたベルトが巻かれた。

 

【フォースライザー…】

 

「グッ!…何回やってもこの痛みは慣れないな」

 

青年は少々痛がると懐から一つの黒く紫色のカセットのようなキーを取り出すと起動させた。

 

『POISON!!』

 

起動させるとキーをドライバーにセットさせた。するとドライバーから警告音のようなアラートが鳴り響いた。それと同時にドライバーから銀色で構築された妖しく紫色の瞳を輝かせているサソリが現れた。

 

「ど、ドライバーからさ、サソリが!?」

 

男はドライバーからサソリが現れたことに驚いた。青年は男の驚きを無視し、ドライバーの黄色のトリガーに手をかけると…。

 

「変身…」

 

そう言ってゆっくりと力を込めトリガーを引いた。すると、キーを強制的に展開された。

 

【FORCE RISE...!!】

 

【STING SCORPION!!】

 

展開と同時にサソリは青年に向き直り尾にある棘を突き刺した。すると、青年は紫色のアンダースーツに覆われサソリは突き刺した尾を軸にし青年に組み付いた。サソリは四散し、それらが全身の一部一部を包み込む装甲へとなり青年の身体に装着された。

 

【Break Down…!】

 

青年は仮面の戦士…『仮面ライダー滅』へと変身した。

 

「やっぱりお前が賞金首か!お前を殺せば俺は!!」

 

そう言って男は滅に向かって何発も銃弾を撃つ。しかし、滅は紫色のアタッシュショケースを取り出し銃弾を防いだ。

 

「なんだ!アタッシュケース!?」

 

《Attache case opens to release the never missing bow and arrow》

 

「はぁ〜とりあえず人を殺そうとしていたから…覚悟は出来てるね?」

 

《Arrow Rise!》

 

滅はそう言いながらアタッシュケースから刃が付いた弓へと変形させると、レバーの引き男に向けてエネルギーの矢を放った。

 

「グッ!巫山戯るな!こんなところで!」

 

男は右腕を撃ち抜かれたことで血が流れてしまった。しかし、尚も男は左手で銃を撃つが滅にはビクともせず、蛍光グリーンと黒のキーを取り出し起動させた。

 

『strong!』

 

そして、起動させたキーをアタッシュアローに装填させた。

 

『Hercules Beatles ability!』

 

【Amazing!kaban shoot!!】

 

その音声が流れると滅はレバーを引っ張りエネルギーの溜めるとレバーを離した。滅は男に向けてヘラクレスオオカブトの角を模した矢を放った。

 

「グァァァァァァッ!」

 

滅の攻撃が男に直撃したことで男は大きく吹き飛び爆散した。滅はそれを見届けると変身を解き青年の姿へと戻った。

 

「はぁ〜この世界も…もうダメだな」

 

青年にそう呟くとスマホを取り出し何処かへと電話をかけた。

 

「あ?神様?俺だけど…久しぶり。この世界もダメだったよ〜転生者がわんさか俺に向かってくるんだよ?俺の掲げている目標が遠くなる一方だよ!……うん、それじゃあ俺はまた、別の世界に行くから、それじゃあ」

 

青年はそう言うと電話を切りスマホをポケットにしまった。すると、目の前に灰色のオーロラカーテンが表れ、青年はその中に入った。

 

「はぁ〜俺はタダ…平凡に暮らしたいだけなのに!!」

 

青年はそう言うと同時にオーロラカーテンは消え青年もオーロラカーテンと消えてしまった。

 



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裏切りの剣士

「ねぇ〜神様〜」

 

『なんじゃ望?』

 

「俺はなんで賞金首になったんだ?」

 

俺、五十嵐 望(いがらし のぞむ)はいきつけの珈琲店である『羽沢珈琲店』でコーヒーを飲みながらスマホで神様と電話をしていた。

 

『そりゃお主…あの馬鹿女神から怒りを買ってしまったじゃろ?』

 

「あの人から怒りを買うようなことはしていなんだけど…」

 

俺は所謂転生者で…今話している神様に転生させてもらったんだけど…とある女神に何故か怒りを買われ賞金首にされ命を狙われています。

 

『さあの〜あのバカ女神は何を考えているか分からんからの…』

 

「え〜」

 

『まぁとりあえず…いつも通り平凡な生活のために頑張るのじゃよ!』

 

そんな他人事みたいに…。

 

『それはそうと…望よ…実はお主に頼みたいことがあってな…』

 

「また転生者ですか〜」

 

『そうじゃ!話が早くて助かるぞ!』

 

「はぁ〜やっぱり…」

 

俺はたまに神様に頼まれてこの世界で暗躍している転生者の処理をしている。

 

「それで…今度は誰なんですか?」

 

『そやつの名前は…衛宮 士道という転生者でな、前世の名前は村川 太一だ』

 

あ〜たまに転生してから名前を変える転生者か。

 

『そやつの特典は名前からわかる通り…Fateの無限の剣製じゃ』

 

「Fateの?また、ありきたりな特典だね」

 

『そうじゃな…んで、そやつの目的はハーレムを創ることなんじゃが…その目的のために殺人、強姦、誘拐、脅迫…様々なことをやってきている』

 

うわ…最低な野郎だな。

 

『奴を殺してくれれば此方で地獄送りにさせるから…頼んだぞ』

 

「了解です…それで依頼料なんですけど…」

 

『そうじゃった…なら…妾の身体を好きに「いつも通り現金でお願いします」おい!?』

 

俺は転生者を処理する代わりに神様から現金が貰って…生活をしています。

 

『全く…じゃあ頼んだぞ』

 

「了解です」

 

そう言うと神様は電話を切った。俺は残っているコーヒーを口に流し込み立ち上がった。

 

「つぐみ〜ご馳走様〜」

 

「あ!望くん!また来てね〜!」

 

俺は会計をすませるとここの娘であり親友の『羽沢 つぐみ』に挨拶をして店を出た。

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーー

 

「クックック…今度はあの女にするか…」

 

夕方の街中…とある廃ビルから女性をいやらしい目で見ている男性がいた。

 

「この世界で俺に敵う奴なんていない!俺のパラダイスだァ!!」

 

男性…衛宮 士道はそう言うと廃ビルから降りようとした時…。

 

「あの〜村川 太一さんですか〜?」

 

「ッ!?」

 

自分の前世の名前を聞かれ振り向くとそこに居たのは…。

 

「転生者の村川 太一さんですか?」

 

五十嵐 望が士道の後ろに立っていた。

 

「貴様…な、なんで俺の名前を!?」

 

「あ!やっぱり君が村川 太一さんでしたか!よかった〜」

 

衛宮 士道は自分の前世の名前を知っている望に驚きながら聞くが、逆に望は探し物が見つかったかのように喜んでいた。

 

「いや〜神様から…君を処理するように頼まれていてね?次の被害者が出る前にここであなたを処理させてもらうよ」

 

「神から!?クソッ!ここで死んでたまるものか!!俺は…この世界でハーレムを創るんだ!!お前みたいなモブに殺されてたまるか!!」

 

衛宮 士道はそう言うと黒と白の双剣を握ると望に向かって斬り掛かるが…。

 

「危ないな〜」

 

望は『闇黒剣月闇』を取り出し、士道の双剣を受け止め士道を蹴り飛ばした。

 

「ガッ!」

 

望は士道を蹴り飛ばすと『ジャアクドラゴンワンダーライドブック』を取り出し本を開いた。

 

ジャアクドラゴン!!

『かつて、世界を包み込んだ暗闇を生んだのはたった1体の神獣だった…』

 

そのような音声がなると再度本を閉じ闇黒剣月闇にリードさせた。

 

ジャアクリード!

 

そして、ワンダーライドブックを『邪剣カリバードライバー』に装填させると、闇黒剣月闇をカリバードライバーに押し込んだ。

 

「変身!!」

 

闇黒剣月闇!Get go under conquer than get keen. !!

 

ジャアクドラゴン!

 

『月闇翻訳!光を奪いし漆黒の剣が、冷酷無情に暗黒竜を支配する!』

 

望は裏切りの剣士…『仮面ライダーカリバー』に変身した。

 

「仮面ライダー!?クソが!!」

 

士道は望がカリバーに変身したことに驚くがすぐに双剣を構えカリバーに切りかかるが…カリバーは闇黒剣暗闇で双剣を受け止めると双剣諸共男を弾き飛ばした。

 

「グッ!!」

 

双剣は破壊され、士道はカリバーに弾き飛ばされたことに忌々しげにカリバーを見る。士道はすぐに立ち上がると黒い弓を生成すると、ドリルのような剣を矢に変え最大出力でカリバーに向け、矢を放った。

 

「偽・螺旋剣!!」

 

最大出力で放たれた矢はカリバーに向けて直進する。士道は勝ちを確信するが……。

 

「何だとッ!」

 

士道は自身の最大出力の技を余裕で受け止められたことに驚愕した。

 

「やっぱり…こんなものか」

 

「何!!」

 

「君が持つ無限の剣製の原点の所有者である、衛宮士郎は大切な人達を守りたい思いや日々の努力と特訓によってあの力が発揮できたんだ。君みたいにハーレムだの言って欲望の為だけに力を振りかざし、特典の力だけを頼ってばっかで特訓も何もしないやつに俺が負けるはずが…ない!!」

 

カリバーはそう言うと闇黒剣暗闇に紫色のオーラを纏わせ士道に向けて斬撃を飛ばした。

 

「ガァァッ!」

 

いきなりの斬撃に防御が間に合わず斬撃が直撃した士道は大きく吹き飛んだ。

 

「まだまだ!!」

 

西遊ジャーニー!

 

カリバーはそう言うと『西遊ジャーニーワンダーライドブック』を取り出し、闇黒剣暗闇にリードさせた。

 

必殺リード!

 

邪悪西遊ジャー!

 

「これでも喰らいな!」

 

月闇必殺撃 !!

 

習得一閃!!

 

刀身に赤い棒を纏わせ、カリバーは士道を殴りつけた。

 

「グゥァァァァァ!!」

 

殴られたことで士道は更に吹き飛び倒れてしまった。

 

「もう…やめてくれ…」

 

「嫌だね…君は殺してきた人達がそう言ってきたのをどうしたんだい?」

 

「ッ!」

 

カリバーはそう言って闇黒剣月闇にジャアクドラゴンをリードさせた。

 

必殺リード!

 

ジャアクドラゴン!

 

「どの道…俺は君を見逃すことはないけどね…」

 

「嫌だァァァァァァァ!」

 

月闇必殺撃 !!

 

習得一閃!!

 

「せやぁぁぁ!!」

 

カリバーは闇黒剣月闇から二枚の紫色のエネルギー刃を飛ばした。エネルギー刃は途中でX字に合体し男を切り裂いた。

 

「ァァァァァァ!!」

 

士道は断末魔をあげ、爆散した。カリバーは士道が爆散したことを確認すると変身を解きスマホを取り出した。

 

「神様に終わったぞ、て連絡しとくか」

 

望はスマホのLINEで神様に対象を処理したことを知らせると自身が住んでいるマンションに向かって歩きだした。

 

 

 

 

 

ーーーー

 

「あ!やっと帰ってきましたか!」

 

「う、海未……」

 

衛宮 士道という転生者を倒して自身のマンションに向かうと自身の家の前に『園田海未』がたっていた。

 

「またその…転生者ですか?その人と戦っていたんですか?」

 

「あぁ…」

 

なんで海未が転生者のことを知っているのかというと…この世界に来てすぐに転生者に襲われている海未と出会い助け転生者のことを教えた。

 

「てか…なんでいるの?」

 

「なんでて…また…貴方は適当なものを作って食べるのでしょう?」

 

「うっ!?」

 

「図星ですか…私か夕食を作りますので開けてください」

 

俺は料理が下手くそなため、適当に作るか、コンビニ弁当、カップラーメンなため…たまにこうやって海未が料理を作りに来てくれている。

 

「わかりました…」

 

「よろしい!」

 

俺はそう言って家をドアをあけ、海未を中に入れた。そのうち海未が俺ん家の合鍵を創りそうで怖いんだが…

 

 

 




カリバーてかっこいいですよね!!


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欲望の王と歌姫達
王の目覚め


先代オーズに惚れたので書きました!


俺が眠りについて何年が経っただろうか…二十年?五十年は経ったのか?わからないが…もうこの暗闇の空間にも慣れたな…。

しかし、さすがに暇だな…無というのは暇でしょうがない!一人しりとりも数年前に飽きてしまった!!これからどうすればいい…あの存在が大量に出るのを待つか…。

 

ん?光…どうやら噂をしていると呼ばれたようだな…さって久々に外の世界の空気でも吸うとするか…。

 

 

 

俺は開けられた石の棺桶から起き上がり背を伸ばした。

 

「ふわぁー久々の外の空気だ…」

 

「おはよう欲望の王様」

 

「おはようアテネ…五十年ぶりか?」

 

俺は棺桶の近くにいた女性に挨拶をした。

 

「800年だよ!あの空間で寝ていて時間でも狂ったかい?」

 

「800年か…以外と経っているな…」

 

俺は棺桶から出てそう呟いた。

 

「それで…俺を呼び起こすということは…''奴ら''か?」

 

「そう奴らだよ!とあるクソジジイが遊び半分で大量に転生させてしまってね!そいつ等を処理してくれない?」

 

「そうだろうと思ったぞ…」

 

奴らとは…『転生者』という存在で一度死んだ者が神によって別の世界に転生させてもらい第二の人生を謳歌する…のだが稀に転生者が欲望に溺れ好き勝手に暴れることがある。そんな転生者を潰すのが俺の仕事だ。

そして、アテネは神の1人であり、最高神という存在らしいがどういう仕事をしているか俺にはよく分からん。

 

「んで…その転生者が大量に居るのは何処だ?」

 

「えっと…確か…『戦姫絶唱シンフォギア』という世界だったかしら…」

 

戦姫絶唱シンフォギアね…その世界に転生者が大量にいると…。

 

「わかった…それじゃあ俺にあれをくれ」

 

「りょーかいっ!はいこれ!」

 

アテネはそう言うととあるドライバーとメダルを空間から取り出し俺に渡してきた。

 

「すまないな…それじゃあ…奴らを処理してくる」

 

「行ってらっしゃ〜い!」

 

俺はアテネにそう言って歩きだした。しばらくすると、上空から赤色の羽根が落ちてきた。

 

「……久しぶりだな…アンク…」

 

俺がそう言うと上空から背中に赤色の翼を生やした女性が降りてきた。

 

「久しぶりじゃねぇよ…いつまでオレを待たせれば気が済まないんだ」

 

この女性の名は『アンク』俺の相棒的存在で800年前も共に転生者と戦った存在だ。

 

「なんだ?寂しかったのか?」

 

「ばっバカヤロ!!別に寂しくなんかない!ただ…遊び相手が居なくて暇だっただけだ!」

 

アンクは顔を赤くしながらそう言った。

 

「フッ、そうか…どうせまた俺に着いてくるんだろ?早く行くぞ」

 

「あっ!待てよ!」

 

俺達はそう言って『戦姫絶唱シンフォギア』の世界に向けて歩きだした。

 

 

 

 

 

 

 

 

◆◇◆

 

「ちきしょう!!転生していきなりあんな化け物と遭遇するなんて!」

 

男は一心不乱に逃げていた。この男は事故で死んでしまったが神によって特典をもらいハーレムという目標を持ち転生をした。しかし…転生していきなりとある人物の奇襲にあった。特典で対抗したが効いてはおらず、今のその相手から逃げている最中である。

 

「うわぁ!」

 

男が逃げている途中、目の前に火炎弾が上空から降ってきた。男はいきなりのことに驚き地面に座り込んでしまった。

 

「ま、まさか…」

 

男は驚いて目の前を見ると暗闇から一人の青年が、上空から背中から赤い翼を生やしタカのような頭部、孔雀の羽の意匠があり極彩色で彩られたボディ、コンドルのような鋭い爪を持つ怪人が現れた。

 

「追い詰めたぞ…楠 想太」

 

「ッ!?」

 

男は青年の言葉に驚いた。何故ならその名前は自身の前世の名前だからだ。

 

「大人しくここで殺されろ…」

 

「嫌だね!!俺はここでハーレムを創るんだ!!」

 

男はそう言うと『ランスバックル』を取り出しトレイを引き出すと『チェンジケルベロス 』のラウズカードをセットすると、ランスバックルを腰に装着させた。

 

「変身!!」

 

『Open up』

 

男はそう言ってバックルのカバーを開くと電子音声が流れるとバックルから『スピリチアエレメント』が出現した。男はゲートを通過すると仮面ライダーランスにへと変身した。

 

「うぉぉりぁ!!」

 

ランスは『醒杖ランスラウザー』を装備し青年に向かって突っ込んでいた。

 

「なっ!?」

 

しかし、青年はドライバーでランスラウザーの攻撃を防いだ。自身の攻撃が防がれたことに驚きの声をあげるランスに蹴りを入れ吹き飛ばした。

 

「グァァァッ!」

 

「アンク…お前は手を出すなよ?」

 

「当たり前だ」

 

青年は怪人にそう言うと『オーズドライバー』を装着し、三枚のメダルをそれぞれのスロットに装填させた。そして、ドライバーを斜めに傾け『オーズスキャナー』を右手に取りオーズドライバーにスライドする。

 

「変身…」

 

【タカ!トラ!バッタ!】

『タ・ト・バ!タトバ!タ・ト・バ! 』

 

青年は欲望の王『仮面ライダーオーズ』に変身した。

 

「オーズだと!クソ!」

 

青年がオーズに変身したことに驚くが。ランスはランスラウザーで再度オーズを攻撃しようとしたが、オーズは避けるとこなく攻撃を受けた。

 

「な、なんだと!?」

 

しかし、オーズは攻撃を受けたがダメージを受けておらずランスは驚いてしまった。オーズは驚いるランスに拳を叩き込み大きく吹き飛ばした。

 

「グァァァァッ!な、なんだ…あのオーズは!?」

 

オーズの攻撃にランスは普通のオーズじゃないことに驚いていると、オーズは両腕のトラクローを展開しランスに高速で近づいた。

 

「セヤァ!!」

 

「グッ!ガっ!ゴッ!ガハァッ!」

 

オーズのトラクローによる連続攻撃により、ランスの鎧はボロボロになってしまった。

 

「セイヤァ!!」

 

「ガァァァァッ!」

 

そして、最後にオーズはトラクローに力をためX時に切り裂いた。切り裂かれたランスは大きく吹き飛び倒れてしまった。

 

「おのれぇ…これなら!!」

 

ランスはそう言って起き上がるとラウズカードを取り出しランスラウザーに読み込ませた。

 

『マイティ!』

 

【インパクトスタッブ!】

 

刃先に衝撃波を纏わせランスはオーズを切り裂こうとしたが…。

 

「ガッ……!」

 

オーズは切り裂かれる前にトラクローでランスを貫いた。そして、トラクローを引き抜きランスを蹴り飛ばした。

 

「グフッ!」

 

蹴り飛ばされたランスは変身が解除され男の姿に戻り倒れてしまった。

 

「終わりだ…」

 

オーズはそう言うとオーズスキャナーを手に取り再度オーズドライバーのメダルをスキャンさせた。

 

『スキャニングチャージ!!』

 

オーズは脚に力を上空に飛ぶと赤、黄、緑の3つの大きなリングが空中に展開された。

 

「セヤァァァァ!!」

 

オーズの背中に赤い翼が生え、脚を揃えて直立にリングを潜って行きランスに『タトバキック』を繰り出した。

 

「ギィヤァァァァァァッ!」

 

オーズのタトバキックを喰らったランスは断末魔をあげ爆散した。ランスが爆散したことを確認するとオーズは変身を解き歩きだした。

 

「余裕だったな…煐人」

 

鳥の怪人は女性の姿に戻るとオーズに変身していた煐人と呼ばれる青年に近づきそう言った。

 

「まぁな…あんな一端の転生者に殺られていては…この先は生きていけない」

 

「そうだな〜。まぁ!オレもサポートしてやるから頑張れよ!」

 

「ありがとな、アンク」

 

女性…アンクの言葉に煐人は笑を浮かべそう言った。

 

 

 

 

これは欲望の王と鳥の怪人の女性の転生者を狩る物語である。

 




アンクの容姿はFateのモードレッドです!


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名探偵コナン〜王の蛇は米花町に住む
鏡の騎士は大蛇を操る


はい短編作品三作目です。
今回はコナンと王蛇のクロスです!



この町……米花町は変わっている。何処が変わっているって?

言ってしまえば犯罪都市だ。殺人、誘拐、爆破……等の犯罪が日々起きており、その犯罪率は全国トップだろ?と言ってしまう程であり警察官はもはや不眠不休で動いているだろと思うぐらい活動している。一種のブラック企業だな……あれは……

 

「『工藤新一、またもや事件解決!!』ね……アホらし」

 

自宅のソファーで寝っ転がりながら新聞を見ていたそう呟く。新聞の内容は探偵である男子高校生の工藤新一が殺人事件を解決し、記者達に今回の事件にかたるドヤ顔の写真が載っていた。

正直言って阿呆らしい……普通探偵ってのは猫探しや浮気調査という感じの依頼をこなす筈だろ?なのになんでこんなに目立った行動をしているんだ?しかも、高校生が授業ほっぽり出して何やっているんだか……

 

「あ〜イライラするなァ」

 

新聞を破り捨てた俺はイライラする気持ちを一度落ち着かせようと一眠りしようとした瞬間、鏡に紫色の大蛇が現れ俺に向かって吠えはじめた。

 

『シャァァァァァッ!』

 

「……はいはい、飯の時間だな」

 

この町は犯罪多くイライラすることが多くて嫌いだが、一つだけこの町が好きなところがある。え?穴馬の喫茶店とか?ちげぇよ……この町は……

 

「餌が多くて助かるんだよ……」

 

 

 

 

 

「クソ!クソ!こんなところで!」

 

深夜の0時……誰もが寝静まっている時間、一人の男が死にものぐるいである存在から逃げていた。その男は会社で恨みを持つ城址を殺害した殺人犯だが、高校生探偵の推理により罪が暴かれた事により男は警察に捕まらないと必死に逃げているらしい。

 

「ハァ……ハァ……ここまで逃げれば……」

 

ある程度走り警察を撒いた男は路地裏に隠れ、息を整えるとこれからどうするか悩み始めた。しかし、謎の足音がこちらに近づいてくることに気づき、悩みを一瞬で止めてしまった。

 

「だ、誰だ……」

 

警戒する男に近づくそれは月明かり照らされその姿を顕にした。その姿はコブラのような鎧をした紫の仮面の騎士であり、騎士はまるでリラックスするかのように首を回し左腕をブルっと動かし男にゆっくりと近づく。

 

「アァ……」

 

「ヒィ!な、なんだよお前!?」

 

仮面の騎士がいきなり現れた驚きとその騎士から放たられる殺気に男は恐怖を抱き、後退してしまう。しかし、騎士はそんなことに構うことなく男の胸ぐらを掴むと何度も拳を顔面に叩きつけた。

 

「グフッ!?いきなり何するんだよ!」

 

「うっせぇな…」

 

いきなり殴られたことに叫ぶ男に騎士は苛立ちながら、今度は膝蹴りを腹部に何度も叩き込み、そのまま蹴り飛ばし男を地面に叩きつけた。

 

「ガッ!?」

 

「フン……」

 

「ま、待ってくれ!」

 

首を回した騎士は地面に倒れ伏せている男の髪を掴み、無理やり立たせ再び攻撃を繰り出そうとした時、男の言葉により一旦攻撃の手を止めた。

 

「こ、殺さないでくれ!アンタの言うことならなんだって聞く!殺しだって!なんだってする!だから殺さないでくれ!」

 

「何でもか?」

 

「あぁ!アンタが望むことはなんだってする!だから!」

 

男の命乞いを聞いた騎士は考える素振りをすると小さく頷き、男の方を向いた。男は助かる、死なずに済むと考えがよぎったが……現実は甘くはなかった。

 

「そっかなら……アイツの餌にでもなれ」

 

「え……」

 

仮面の騎士はそのままカーブミラーがある方に男を投げ飛ばし、壁に激突させた。壁に激突した男は痛みに苦しんでいると、カーブミラーから紫色のコブラが現れ男を鏡に引きずり込んだ。

 

『シャァァァ…』

 

「あ…あ…嫌だ…嫌だァァァァァァ!助けて!助けてください!上司を殺したのは謝るから!警察に出頭しますから!だから助けてくださいィィィ!死にたくない!死にたくないぃぃぃぃぃぃぃぃぃッ!!!」

 

男の必死な命乞いは虚しく響き、紫のコブラによって鏡によって引きずり込まれてしまった。そして、何処からともなく男の苦痛の叫びとぐちゃぐちゃボギボキと肉と骨の噛み砕かれる音が夜の町に響き渡った。

 

「うるせぇな……静かに喰われろよな」

 

そう言い残すと騎士は鏡の中に入っていき何処かに消えて行った。

殺人犯である男は警察によって指名手配をされたが永遠に見つかることは無かった……何故ならその殺人犯はもうこの世に居ないのだから。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この米花町にはある噂がある……それは『大蛇を操る鏡の騎士』が存在すると……その騎士は罪を犯した犯罪者や一般人を次々に捕まえては鏡から現れる大蛇に喰わせているといううわさらしい……

しかし、そんな根も葉もない噂を信じるものは少ないが、噂を信じる人は皆口を揃えてこう言う……

 

 

「あれは騎士ではない……化け物だ……」



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