Virtualtale(休止) (ZERO1u)
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全ての始まり

「やったぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁス!!」

 

『大空スバル』は今、サンズ戦を終わらせた。

 

長き戦い…終わらない地獄。それを今、終わらせた。

 

だが、別の『地獄』が待っていた。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「はぁー…疲れたっスー…」

 

配信画面を終わらせ、スマホでエゴサをする。

 

「す、凄い…YouTubeのゲーム急上昇に乗ってるッス…」

 

改めて、自分の成した事に気づく。

 

「スバルはあのSansを…」

 

蘇る、様々な記憶。

初見でのNルート。

様々な事を知った上での『幸せ』なPルート。

そして…Gルート。

 

「…」

おもむろにさっきまで戦闘していたパソコンに行く。

 

スッ…

手を、差し出す。そして指先でパソコンの画面に触れる。

 

「…なにやってんだろ…」

急に素に戻り指を画面から離す。次の瞬間。

 

ガシッ

「え!?」

 

画面から出て来た手に掴まれる。

 

「は、離して!」

必死に腕を振り、全身を振り、抵抗するが…

 

「」くらくら

三半規管が混乱してしまった。

 

グッ!

その隙に画面の中へ引きずり込まれてしまった。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

バサッ!

「ここは何処?」

 

気づくと花の上にうつ伏せになって倒れていた。

 

「この感じ…懐かしいような…」

 

「それもそうだよ」

 

「!誰ッス!」

突如聞こえた声に反応し辺りを見回すが、誰も居ない。

 

「…?幻聴…?」

 

「幻聴じゃないっスよ」

 

「スバルの語尾真似するなっス!」

 

「真似なんかしてないよ。だって…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私がスバルだもん=)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「っ!」

その一言で全てを察した大空スバル。

咄嗟に身構える。

 

「フフ…少しは抵抗する気なんだ…どんな戦闘を()()()くれるのか楽しみだねぇ…それじゃあ行くよ」

 

ザッザッザ、ティロン

 

()()戦闘画面に移行する。そして、全てが白黒になる。

そしてやっと見えた相手の姿は―

 

「え…」

 

()()だった。強いて違う所を言えば、白黒の世界の中でどんな法則も無視するような赤いナイフを持ってる事である。

 

「…ねぇ、早くしないと殺しちゃうよ?」

 

「…!」

 

そう言われて4つのコマンドを見る。

 

(…何を…選べば…)

 

大空スバルには分からなかった。今更、何をすればいいか分かっているはずなのに。

 

(『FIGHT』は嫌だし『ACT』かな…)

 

『ACT』を押し『分析』を選択する。テキストが出る。

 

*大空スバル ATK■■ DFS■■

☃☁☻☂✧✤☠☁❀☾✈☻✰✤❀✡☻✿✤☾❀…

 

変な文字列が永遠と出でくる。その文字列が全て出ないうちにまた、自分のターンになる。

 

大空スバルはあなたの攻撃を待っている

 

「ふざけるなッス…そっちがその気なら攻撃してやるっス!」

 

『FIGHT』を押し手に持ってた何かで大空スバルを切りつける。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1

 

大空スバルの上に出るダメージ数…それが全てを物語っていた。

 

「やっぱり言うだけだったね。それじゃあ今度は僕…私の番だね」

 

「い…いや…やめて…」

 

サッ

 

999999999999999999999999999999

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

暗い

 

寒い

 

みえない

 

たすけて

 

だれか…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それは突然で、あれは一瞬で。

 

とにかくよく分からないけど、目覚めたら。

 

 

「…あれ?」

 

 

そこはホロライブ事務所だった。

…少し皆の様子が変だけど。



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ホロテール 主人公大空スバル Pルート

「さーて、一回目の実験、ですね~
ん?なになに?『最初からは面白くない』…と。
まぁそーですね~。まぁまずはハッピーエンドを、というか良いエンドを『見せて』からでも遅くは無いですしね~」


気づいたら花畑に倒れていた。

 

「ここは…どこ?」

 

上からは光が降り注ぐ。

 

「あっ!」

 

あっちに出口らしき物がある。

 

「…行ってみるか…」

 

しばらく歩くとうさぎが現れた。

…ぺこらの顔が雑コラのようについた。

 

「こんぺこー!私の名前は兎田ぺこーらぺこ!君は地下世界に落ちてきたばかりだよね?せっかくだから私が教えてやるペコ!」

 

どんどん話が進む。自分が話す隙がない。

…まぁでも別に話する気はないけど。

 

「さてと…これが君の「ソウル」ぺこ。そしてHPがゼロになるとGAMEOVERぺこ。Lvつまり、「LOVE」が上がると色々ステータスが上がるぺこ!「LOVE」…欲しいペコよね?…つーか聞いてるぺこ?」

 

私は無言で頷く。

 

「聞いているならいいペコ。それじゃこれからこの「なかよしカプセルにあたりにいくぺこ!いっぱい取るペコー!」

 

クルクル回ってる何かがぺこらから放出されて私に向かってくる。

 

ボン!

 

「…は?」

 

HPが1になる。

 

「ペーコペコペコ!引っかかったペコねー!こんないいチャンスないペコねー!改めて教えるとこの世界はやるか殺られるかの世界なんだペコー!死ね、ペコー!」

 

ずだだだだだ

 

自分の周りに弾幕が張り巡らされる。

ぺこらは顔が邪悪になっている。

死ぬと思ったその時。

 

「…は?」

 

体力が回復し、弾幕が無くなる。そしてー

 

「ギャッ」

 

火の球に当たって吹っ飛んだ。

 

ぺこらの弾幕から助けてくれたのはトリエル…ではなくその格好をしたミオパイセンだった。

 

「酷いわね…罪もない子供を虐めるなんて…大丈夫。怖がらなくていいから。うふふ。ここに人間が落ちてくるのは久しぶり!私はー」

 

ミオパイセンは私を「大空スバル」と分かってないらしい。…それどころか()()()()()()()()()()()()()を言ってるし、同じ事をしている。

 

…あれ。()()()()()()()ってどのモンスターだっけ?…あとミオパイセンはどんな格好に似てるんだっけ…?

 

まぁいいや。とにかく案内してもらおう。

 

 

「人間さん…貴方にはこれからとても辛い思いを…」

 

なんだかんだで長い廊下に着いた。先が暗い。

 

「…ごめんなさいね」

 

ミオパイセンが凄い速さで廊下の向こうへと走って行く。

それについて行くように私も廊下を走る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

…しばらく走ると柱からミオパイセンが出てきて私を褒める。

 

「…貴方が一人で居られるかテストをしたの。一人にしてごめんなさいね」

 

少し会話があった後、携帯を渡された。

 

道中のモンスターやパズルはどれも見た事があるものの、何故か思い出せない。

 

モンスターに限っては、なんだっけ…「えびふらいおん」…だっけ?そんなのが「ここ」にいた覚えは無いんだけど…でも見た事があって…?

 

「ああ!もう!考えるのは止めて先に進むっス!」

 

タッタッタッタ…たっ

 

唐突に足を止める。

 

そこには障害物ならぬ、「障害幽霊」がいた。

ずっと「zzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzz…」と言って寝たフリをしている。

 

(まだかな…?)

 

✻♥どかす? どかさない?

 

ザッザッザ、ティロン




キィン「なぁなんでこんなに遅れた?」
リアルとかこの小説とか考えてたら遅れました…
「でも暇はあったよな?」
別シリーズを結構進めてました…
「こんなに遅れて言うことは?」
このルート終わったらにじさんじら辺かきm(ズシャ-
「と、言う訳で今後も凄い遅れるかもしれないがよろしくな。俺の顔に免じて。な?」


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