魔法少女リリカルなのはvivid 虹王ノ物語 (終わり無き夜空)
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古代ベルカ時代
プロローグ&設定(ネタバレあり)


ここはとある王国の庭園の真ん中にあるテラス、そこには二人の少年少女がいた

 

「ねぇオリヴィエ」

 

「なんでしょう?エデン」

 

「離れてくれない?」

 

「いやです♪」

 

「・・・」

 

"エデン"と呼ばれる少年ベルカ時代の最強の魔導師にして最強の王【虹王】『エデン・イーリス・エーヴェルヴイン』そしてエデンの腕に抱き付いているのが"オリヴィエ"と呼ばれる少女は【シュトゥラ王国】に留学として送られた王【聖王】『オリヴィエ・ゼーゲブレヒト』だ。エデンとオリヴィエが出会ったのは子供頃から一緒にいるいわゆる、幼馴染みだ

 

「陛下、クラウス様が来られました」

 

「通してください」「はっ!」

 

「相変わらずだね、オリヴィエ"僕の"エデンに何してるんだい?」

 

「ピクッ)僕の…なんですって?エデンは"私の"です!」

 

「おい!私はお前たちのものじゃないぞ!?」

 

"クラウス"と呼ばれる少女(・・)はこのシュトゥラ王国の王【覇王】『ハイディ・E・S・イングヴァルト』だエデンやオリヴィエがクラウスと出会ったのはここ数年のことだ。そしてもう一人の王がきた

 

「ふふ、相変わらずですね」

 

「イクス、クラウスと同じこと言ってるぞ」

 

"イクス"と呼ばれる少女はガレア王国の王【冥王】『イクスヴェリア』だエデンたちと出会いクラウスが治める【シュトゥラ王国】イクスが治める【ガレア王国】エデンが治める【イーリス王国】オリヴィエが治める【マリアンヌ王国】が友好関係になった、オリヴィエは最初人質としてシュトゥラに来たが友好関係になった四国はそれぞれの王をシュトゥラに集めた

 

「そうですか?あっそれとオリヴィエさん、クラウスさん」

 

「どうかしました?/どうかしたのかい?」

 

「バッ!)エデンさんは私のですよ?」

 

「お前もか!!?」

 

エデンたちはこんな幸せな日々がずっと続けばいいなと思っていた。だがそうはいかなかった

 

「エデン様これを」

 

メイドがエデンに渡したのエデンの力の一部を預けているで八咫烏で名は【クロウ】だった、エデンは指にはめているリングに藍色の炎を灯しクロウはその炎を食べ翼に薄く藍色の炎を纏っていた

 

「どうだった?"敵国"の様子は」

 

クロウはエデンの肩に乗り藍色の炎を前方に飛ばし敵国がどうゆう状況かを伝えた

 

「これは・・・やはり時間がないか…もってあと一週間……それに私には時間がない……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

名前:エデン・イーリス・エーヴェルヴイン

転生?後

名前:ヨゾラ・エヴァーガーデン

真名:ヨゾラ・E・■■■■■

 

性別:男

種族:■■

容姿:BLEACHの袖白雪:髪形はSAOのアスナ長さはセミロングで黒のメッシュがあるそれで男っぽくした感じ瞳はコバルトブルーとクリムゾンレッド

 

戦闘服(バリアジャケット):D.Gray-man HALLOWのアレン・ウォーカーの教団服で黒色の狐のお面を右斜め上にしている

 

効果:ヨゾラの体を巡る死ぬ気の炎を服に纏わすことが出来る、相手には見えないぐらい薄いが純度が濃いので最強の防御服になる、なぜ炎が流れるかと言うとリングの欠片を和服に調和はさせたからだ

基本的に流れている波動:【嵐】【晴】【雨】【雷】【月】【風】この六つである

 

 

インテリジェントデバイス【ユグドラシル・ダ・カーポ】愛称ユグ

 

待機状態:【イヤリング】(リボーンの霧のイヤリング)→【眼帯】(亡国のアキトのルルーシュの眼帯)

 

武器状態【空魔圧式・月日輪居合刀『黄昏─輪廻─』】

喰霊─零─の土宮 神楽の空圧式・退魔居合刀『舞蹴拾参號(まいけるじゅうさんごう)』まんま鞘のトリガー辺りには龍の紋様がある

 

舞蹴拾参號(まいけるじゅうさんごう)』でもダブルトリガーで鞘には魔力と空気を『【海の炎】の特性“圧縮”』と普通の圧縮の二段構えで撃鉄(ハンマー)を自身で引くと弾が装填そしてトリガーを引くと鞘の中でW圧縮された魔力と空気で刀が勢いよくでる。

そして、(つか)にマガジン(約八発)の『ブラストカードリッチシステム』がある。

剣先辺りに風圧口がありそこからもトリガー操作で空圧出る

※魔力量によっては威力が変わる。

 

『ブラストカードリッチ』について

これはヨゾラが作りだしたシステムでカードリッチシステムを改造した物でアルハザードの鍛冶工房で見つけた【吸魔鉱石】と【解魔澎石】を使ったカードリッチである。※ヨゾラしか使えない。それに夜の炎で無限カードリッチになっている

 

 

特殊デバイスリング(ロストロギア)

虹の73リング(トリニセッテイーリスリング)

ツナの大空のリングver Xでシモンリングと合体のVG(ボンゴレギア)そしてシモンリングの所からマーレリングの翼がある感じ 色は虹】

※武器状態なし

 

自立融合型特殊ロストロギアユニゾンデバイス

終焉狐之世界虹涙(フィーネヴェルト・イーリスクライ)

能力:相手のありとあらゆる攻撃魔法・スキル(精神系も)・自然エネルギー・龍脈を吸収して死ぬ気の炎に変換し貯める。所有者にも補給可能

 

 

終焉狐之世界虹涙(フィーネヴェルト・イーリスクライ)】とユニゾン時

 

本来の姿:虹色の瞳に右目には虹色の死ぬ気の炎

服装は:黒の和服に紅の帯、背中には桜の花びらがあり足の所には赤い雲がある。フード付きの白い羽織そして首には西洋龍が巻き付いている

両腕と両脚には【真紅の赫天龍神帝(クリムゾン・ゴッド・アポカリプス)籠手(ギア)

       【神意の白銀魔神龍皇(サンクチュアリ・クェーサー・エクリプス)籠手(ギア)

尾の数:二十四尾は全部死ぬ気の炎を纏っている

 

固有能力:未来に起こること、その対策を予知できる

     相手のダメージを残したまま、戦闘時間を巻き戻す

 

【ハイパー死ぬ気モード】

沢田綱吉と違い額ではなく左目に虹の死ぬ気の炎が灯る、戦闘力が超向上する

 

固有スキル:死炎(死ぬ気の炎)

 

大空の8属性【大空】は“調和”【嵐】は“分解”【雨】は“鎮静”【晴】は“活性”【雷】は“硬化”【雲】は“増殖”【霧】は“構築”【夜】は“空間移動”

 

大地の8属性【大地】は“超重力”【氷河】は“絶零”【砂漠】は“分裂”【海】は“圧縮”【地震】は“振動”【森】は“屈折”【川】は“貫通”【昼】は“時空断裂”

 

天地の8属性【天地】は“消滅”【風】は“透明”【時】は“時間”【闇】は“吸収”【光】“光速”【月】は“回復”【罪】は“鍵”【音】は“追尾”

 

裏の10属性【永久】は“永劫”【刹那】は“刹那”【咎】は“制限”【記憶】は“記憶”【神聖】は“再生”【太陽】は“灼熱”【赤龍】“倍加”【白龍】は“半減”【黒龍】は"無限"【青龍】は"虚無"

 

全て純度100%以上

 

 

 

【黒赭日輪閻魔刀(ヤマト)

【黒碧日輪喰魔(クウマ)

記憶刀剣解放(リリース・レスレク・シオン)』アリゼーションのユージオの青薔薇の剣そのものだけど原作と違い威力と範囲が段違い

相手に白い薔薇が刺さり相手の魔力、体力を奪い白薔薇が咲き誇る

【黒紫日輪焔魔(エンマ)

記憶刀剣解放(リリース・レスレク・シオン)』同上(氷から炎へ)

相手に紅の薔薇が刺さり相手の魔力、体力を奪い紅薔薇が咲き乱れる

ヨゾラの呼び掛けで異空間から現れる

刀に真紅、白銀、漆黒、蒼青の龍紋がある

 

【黒碧日輪喰魔(クウマ)】と【黒紫日輪焔魔(エンマ)】は【黒赭日輪閻魔刀(ヤマト)】と同じようにアルハザードで作られた刀

そして白霞罸と赤霞咎を【黒碧日輪喰魔(クウマ)】と【黒紫日輪焔魔(エンマ)】に融合強化させ能力を継がせることに成功

 

 

「起きて【夜刀神】」の掛け声で現れる

【夜刀神】は今まで存在した【機巧魔神(アスラ・キーナ)】の中で最強の【機巧魔神(アスラ・キーナ)】であり【魔神相剋者(アスラ・クライン)】でもある。それに【機巧魔神(アスラ・キーナ)】が【魔神相剋者(アスラ・クライン)】に至るには魔力を持つ"少女"と契約することで使い魔が生まれる【魔神相剋者(アスラ・クライン)】の使い魔は互いに共鳴し魔力を無限に増幅させているこの状態を【慟哭する魔神の王(クライング・アスラ)】と呼び無敵に等しい。

 

姿:クロスアンジュのラグナメイル【ヒステリカ】とヴァルヴゥレイヴ【ダーインスレイヴ】を合わせた感じ

基本的のは【ヒステリカ】に【ダーインスレイヴ】の要素もあり背中に黒い太陽のような光輪の中に白い三日月、肩には龍の顔があり籠手には真紅・白銀・漆黒・蒼月の宝玉がある。

 

呪文【闇より永き終焉より出でし――其は、科学の神王が裁きし創世】

【闇より永き練獄より出でし――其は、科学の魔神を越えし原初】

 

 

 

【全集中の呼吸】

【全集中の呼吸・常中】

 

全集中・神吸(オリジナル呼吸法)

【全集中の呼吸"須佐之男"】攻撃・防御特化の呼吸法 呼吸は強く深く 呼吸法『シィィィスゥゥゥッ!』

【全集中の呼吸"月読"】速度・瞬発力特化の呼吸法 呼吸は強く速く 呼吸法『シィィィヒュゥゥッ!』

【全集中の呼吸"天照"】攻撃・速度特化の呼吸法 呼吸は深く速く 呼吸法『ヒュゥゥスゥゥゥッ!』

【全集中の呼吸"天津神"】超攻撃・超防御・超速度・超回復特化の呼吸法 呼吸は穏やかに強く速く深く 呼吸法『スゥコォォォヒュゥゥ!!』

 

潜在能力

【超回復】:ただ回復が超はやい

【覚醒細胞】:死ぬ気の炎の力が数十~数百倍になる(ハイパー化なら数百~数千倍)

【痣】:移動速度や攻撃速度をかなり大幅に向上させる※痣の形は体に西洋龍のような左肩にはウロボロスの痣、左上の額には黒い太陽(メリオダスのようなやつが※場所は炭治郎と同じ)のような痣がある。

【透き通る世界】:相手の骨格・筋肉・内臓の働きさえも手に取るように分かるようになる。

【好かれやすい】:特に猫と人(特に女性)

【覇氣】:【魔神王の武神色】ONE PIECEの覇気と同じただし性能は桁違いに上

    :【魔神王の天空色】

    :【魔神王の覇神色】

【極限集中・『神吸』】:自身の1分を1秒にさらにその1秒を0.1秒に超圧縮・凝縮し自身の身体能力を何千倍にも引き上げる。

※落第騎士の一刀羅刹と最弱無敗の神装機竜の暴食(リロード・オン・ファイア)を足した感じ

 

【極限集中・神吸一天】:〖極限集中・神吸〗の0.1秒を0.0001に超絶圧縮・凝縮し自身の身体能力を千倍にも引き上げる。

 

 

真紅の赫天龍神帝(クリムゾン・ゴッド・アポカリプス)籠手(ギア)

元は赤龍帝であったが、ヨゾラと終焉狐之世界虹涙(フィーネヴェルト・イーリスクライ)と【夜刀神】影響で神格してグレートレッドとオーフィスを越えた史上最強のドラゴン

 

【赭龍凱装】:【真紅の赫天龍神帝(クリムゾン・ゴッド・アポカリプス)籠手(ギア)】の力を鎧に作り替え完全な龍の力を扱える

 

 

天空の赫天龍神(クリムゾン・ゴッド・アポカリプスチェンジ)

赭天龍神の龍剛(クリムゾン・ドラゴニック・ルーク)』【Change Solid Impact!!】

ナイトとは逆に装甲を強化し強固な防御力とパワーを持つ打撃戦超特化仕様。鎧が通常の5〜6倍ほどに分厚くなる

 

赭天龍神の流星龍(クリムゾン・シューティング・ナイト)』【Change Star Sonic!!】

余分な装甲をパージした高速戦超特化仕様。増設したブースターによる圧倒的な加速力を誇る、装甲が薄く防御力を完全に捨て去っていることが最大の欠点。

 

赭天龍神の神牙龍(クリムゾン・ブラスター・ビショップ)』【Change fang Blaster!!】

背中にオーラを溜めるバックパックと両肩に大口径キャノンを搭載した砲撃戦超特化仕様

 

赭天龍神の三叉龍(クリムゾン・トリアイナ・クイーン)』【Change Triaina move!!】

天空の赫天龍神(クリムゾン・ゴッド・ウラノスチェンジ)】の3つの形態「赭天龍神の龍剛(クリムゾン・ドラゴニック・ルーク)」「赭天龍神の流星龍(クリムゾン・シューティング・ナイト)」「赭天龍神の神牙龍(クリムゾン・ブラスター・ビショップ)」の能力全てをこの一形態で賄え、かつそれらより能力が強く。砲撃の非使用時は背中の翼内部に収納されている。

 

赭天龍神の全龍機王(クリムゾン・ドラグーン・デオス)』【Change dragoon dios!!】

赭天龍神の三叉龍(クリムゾン・トリアイナ・クイーン)】と同じだが常にルークの腕(装甲が10倍)ナイトの脚(脹ら脛にブースター)ビショップのキャノン(腰にも大口径カノン砲)クイーンの翼(6対6の12枚にドラグーン付き)である、すべての能力がクイーン以上の力を引き出せる

 

無限赭龍王の次元執行(インフィニティ・クリムゾン・シフト)

力が一定の量、減るとあらゆる力(死炎・魔力・生命力・体力)を元に戻しす※ヨゾラの全体の10%になると自動発動

無限は力の塊である【真紅の赫天龍神帝(クリムゾン・ゴッド・アポカリプス)籠手(ギア)】の極致である

 

 

赭天龍神の贈り物(クリムゾン・アポカリプス・ギフト)

増加させた力を他者や武器に譲渡することができる【Transfer】

 

赭天龍神の時間(クリムゾン・アポカリプス・カウント)

Ⅰ~Ⅹの時間で倍数が上がる。ただし動けばそのカウントとの倍数となる【Count Boost】

(※Ⅰなら三倍にⅡなら四倍と言う感じ)

 

 

神意の白銀魔神龍皇(サンクチュアリ・クェーサー・エクリプス)籠手(ギア)

元は白龍皇であったが、ヨゾラと終焉狐之世界虹涙(フィーネヴェルト・イーリスクライ)と【夜刀神】の影響で神格してグレートホワイトとオーフィスを越えた史上最強のドラゴン

 

相手に触れずとも相手の力を【半減】が可能範囲は5~10キロならどれだけ多くとも半減し続けるそれを補うために光翼が12対12の24枚になっている。

 

【白銀龍凱装】:【神意の白銀魔神龍皇(サンクチュアリ・クェーサー・エクリプス)籠手(ギア)】の力を鎧に作り替え完全な龍の力を扱える

 

天空の白銀(サンクチュアリ・クェーサー)天龍神(・エクリプスチェンジ)

 

白銀魔神龍王の原初ノ大罪(サンクチュアリ・オリヘンアルマティア)

【Change 嫉妬なる大罪(レヴィアタン)

相手を速度を半減し続ける最終的には速度を奪う

※発動中は光翼が蒼色になる

【Change 色欲なる大罪(アスモデウス)

相手の感覚を半減し続ける。最終的には感覚を奪う

※発動中は光翼が黄色になる

【Change 怠慢なる大罪(ベルフェゴール)

相手の防御力を半減し続け、最終的には防御力を奪う

※発動中は光翼が緑色になる

【Change 強欲なる大罪(マモン)

相手の身体能力を半減し続け、最終的は身体能力を奪う

※発動中は光翼がオレンジと水色になる

【Change 暴食なる大罪(ベルゼブブ)

光翼の後ろに二体の龍が現れ相手の生命力を喰らい、食べた分だけ力を溜め体力回復や傷の回復が出来きる。仲間にも可能

※発動中は光翼が紫色になる

【Change 憤怒なる大罪(サタン)

相手の能力を半減し続け、最終的には能力を無くす

※発動中は光翼が黒色のなる

【Change 傲慢なる大罪(ルシファー)

相手のすべてを奪う

※発動中は光翼が赤色になる

 

 

虚無白煌龍妃の無次元執行(ヴァニスタ・サンクチュアリ・シフト)

超広範囲(約500メートル)を虚無化するとこができる。拒絶も可能

虚無は消滅の塊である【神意の白銀魔神龍皇(サンクチュアリ・クェーサー・エクリプス)籠手(ギア)】の極致である

 

 

剱の呼吸一覧

(スゥゥゥッ!)

 

剱の呼吸 壱ノ型【天地冥慟】(てんちめいどう)

上から下もしくは下から上からに振り下ろすついでに斬撃もプラスされる

 

壱ノ型弐式【天地冥慟・乖】(てんちめいどう・かい)

左から右もしくは右から左からに振り下ろすついでに斬撃もプラスされる 

 

剱の呼吸 弐ノ型【龍鳴一閃】(りゅうめいいっせん)

神速を越える高速居合いか抜刀居合い

 

剱の呼吸 惨ノ型【無窮千牙】(むきゅうせんが)

るろうに剣士の斎藤一の牙突に神速の速度で放たれる突きは無数に空を斬る

 

剱の呼吸 肆ノ型【一刀風火】(いっとうふうか)

ただ力いっぱい振り下ろすもしくは振り上げる 

 

剱の呼吸 伍ノ型【獄天日龍】(ごてんひりゅう)

漆ノ型【白牙虚空】壱ノ型【天地冥慟】壱ノ型弐式【天地冥慟・乖】弐ノ型【龍鳴一閃】漆ノ型弍式【白牙虚空・紅】の順番に行う連続技 

 

剱の呼吸 陸ノ型【折り刃】(おりは)

相手に剱氣・剱圧による幻覚を見せる

 

剱の呼吸 漆ノ型【白牙虚空】(びゃくがこくう)

無数の斬撃を空中に配置する罠型

 

漆ノ型弍式【白牙虚空・紅】(びゃくがこくう・くれない)

相手に配置した斬撃が間合いに入ると塚に小指で叩くと斬撃が襲い掛かる。

 

剱の呼吸 捌ノ型【次元斬り・無月】(じげんぎり・むげつ)

ブラッククローバーのヤミの次元斬りとブリーチの一護の無月

 

剱の呼吸 玖ノ型【六幻刀・時喰】(むげんとう・じくう)

居合いの構えると鞘の隣に5本の魔力刀現れる

 

剱の呼吸 玖ノ型零式【六幻刀・時喰・千月夜桜】(むげんとう・じくう・せんげつよざくら)

ブリーチの殲景・千本桜 

 

剱の呼吸 拾ノ型【時空次元刀・千喰】(じくうじげんとう・せんくう)

時空と次元をズラシ一時的に時間を停めることができ次元の狭間で相手の攻撃を防ぐ

 

剱の呼吸 拾壱ノ型【無天空絶・天月】(むてんくうぜつ・てんげつ)

上から地面に向かい斬撃を縦に突き刺す様に複数放つ

 

剱の呼吸 拾弐ノ型【喰牙災禍】(くうがさいか)

“刀を振らずに”無数の斬撃を出現させる。この技の存在から、鍔迫り合いなどで太刀筋を封じることは不可能。

 

剱の呼吸 拾惨ノ型【弧月叨忌・無煌】(こげつとうき・むこう)

一振りで広範囲かつ縦横無尽に無数の斬撃を放つ絶技。一瞬のうちに全方向に放たれるこの斬撃を見切ることはおろか間合いの外に出ることすら困難という反則技。

 

剱の呼吸 拾肆ノ型【龍鏡・星詠み】(りゅうきょう・ほしよみ)

刀を斜めに一閃し複数の方向に地を這う斬撃を放つ。さらに、地を這う斬撃の合間を埋める様に龍爪型のうねる斬撃が伴っている。

 

 

 

 

真・剱の呼吸一覧

(シィィフゥゥゥ!!)

 

真・剱の呼吸 参刀龍 壱ノ型【二天弍龍】(にてんにりゅう)

刀を背に構えた状態から、足のバネと踏み込みをフルに使い振り降ろす様に斬り付ける。(ゾロの極虎狩り見たいな感じ)

 

真・剱の呼吸 弍刀龍 弐ノ型【羅生門・彼岸】(らしょうもん・ひがん)

両腰に一本ずつ刀を構えた居合の構えから抜刀し、対象を縦に両断する。海を一刀両断するほどの威力。

 

真・剱の呼吸 弍刀龍 惨ノ型【一大・三千・大千・世界】(いちだい・さんぜん・だいせん・せかい)

【魔神王の武神色】を纏い硬化させ両手の刀を風車の様に回転させながら、突進して敵を一刀両断する

 

真・剱の呼吸 弌刀龍 肆ノ型【月鏡輪天・時喰】(げっきょうりんてん・じくう)

拾惨ノ型【弧月叨忌・無煌】と拾肆ノ型【龍鏡・星詠み】と玖ノ型【六幻刀・時喰】を同時に使う。威力も範囲も桁違いになる

 

真・剱の呼吸 玖刀龍 伍ノ型【阿修羅・龍星孤月】(あしゅら・りゅうせいこげつ)

『九刀流』状態で剱の呼吸 拾肆ノ型【龍鏡・星詠み】の強化版で威力も範囲も桁違いになる

 

真・剱の呼吸 玖刀龍 陸ノ型【阿修羅・天導閃牙】(あしゅら・てんどうせんが)

『九刀流』状態で壱ノ型【天地冥慟】と壱ノ型弐式【天地冥慟・乖】を同時に使ってから次に惨ノ型【無窮千牙】と弐ノ型【龍鳴一閃】を同時に使う威力も範囲も桁違いになる

 

真・剱の呼吸 玖刀龍 漆ノ型【阿修羅・次元無龍】(あしゅら・じげんむりゅう)

『九刀流』状態で捌ノ型【次元斬り・無月】の強化版で威力も範囲も桁違いになる

 

真・剱の呼吸 玖刀龍 捌ノ型【時千喰・夜桜】(じせんくう・よざくら)

『九刀流』状態で玖ノ型零式【六幻刀・時喰・千月夜桜】と拾ノ型【時空次元刀・千喰】を同時に使う。防御に特化した型で一切攻撃を通さない完全防御

 

真・剱の呼吸 無限刀 終ノ型【千月無境・龍星】(せんげつむきょう・りゅうせい)

『九刀流』状態で玖ノ型零式【六幻刀・時喰・千月夜桜】と捌ノ型【次元斬り・無月】と拾惨ノ型【弧月叨忌・無煌】と拾肆ノ型【龍鏡・星詠み】と拾壱ノ型【無天空絶・天月】との5つを同時に使い。しかも5つは大幅に強化されていて威力も範囲も桁違いになる。そして相手の攻撃を玖刀龍 捌ノ型【時千喰・夜桜】で完全に防ぐ

 

 

極限集中・『神吸』真・剱の呼吸 無限刀 終ノ型・終焉【無限月境・龍篶】(むげんげっきょう・りゅうえん)

剱の呼吸 玖ノ型零式【六幻刀・時喰・千月夜桜】の千本の刀で真・剱の呼吸 無限刀 終ノ型【千月無境・龍星】を放つ

 

 

 

桜の呼吸一覧

(シュゥゥゥ!!)

 

桜の呼吸 零の呼吸【継ぎの纏桜】(つぎのまといさくら)

壱ノ型【寒緋桜・舞姫】の呼吸を継ぎ、次に使う呼吸と合わせる呼吸法である

 

 

桜の呼吸 壱ノ型【寒緋桜・舞姫】(かんひざくら・まいひめ)

舞を舞うように相手に斬り込み斬りつける回避と攻撃を兼ね備えた技、舞えば舞うほど力が増し威力が上がり。【寒緋桜・舞姫】を続ければ継続される他の技も同時に使える

 

桜の呼吸 弐ノ型【桜華一閃】(おうかいっせん)

一撃目が雷ノ型壱ノ型【霹靂一閃 超神速】でもし避けられた場合に二撃目のるろうに剣士の【牙突】

 

桜の呼吸 惨ノ型【枝垂桜・神凪ぎ】(しだれざくら・かみなぎ)

下から上もしくは上から下に振り上げてから特殊な軌道がわからない横薙ぎ

 

桜の呼吸 肆の型【染衣凱ノ・零れ桜】(そめよしの・ぬれざくら)

斬りつける瞬間刀の刃先が舞う桜のように揺らぎ敵の目算を狂わせ避けるのがかなり難しい

 

桜の呼吸 伍ノ型【西洋桜・焔雨】(せいようざくら・えんう)

前方広範囲を焔の桜と氷の桜を巻くように斬りつける。範囲が広く攻防を同時に行える

 

桜の呼吸 陸ノ型【八重桜・霞】(やえざくら・かすみ)

前方左右広範囲に十八連撃を叩き込む

 

桜の呼吸 漆ノ型【千本桜】(せんぼんざくら)

全方位超広範囲に大きな弧を描くように斬りつける

 

桜の呼吸 捌ノ型【明鏡止水・桜】(めいきょうしすい・桜)

相手の認識をずらし攻撃が当たらない

 

桜の呼吸 玖ノ型【王枝魔桜・久遠渡り】(おおしまざくら・くおんわり)

動作中の着地時間・着地面積を最小限にし、縦横無尽に駆け巡る事を可能とする桜の呼吸唯一の歩法。足場の悪い場所での戦いにも有効

 

桜の呼吸 拾ノ型【紅万之桜・空絶】(くまのざくら・くうぜつ)

デビルメイクライのバージルの次元斬・絶(分身?みたいの出る方)

 

桜の呼吸 始ノ型【彼岸神桜・満開】(ひがんかみざくら・まんかい)

花の呼吸【彼岸朱眼】の強化版で全身を超強化することが出来る。壱ノ型【寒緋桜・舞姫】と会わせればかなりの力が出る。

 

桜の呼吸 終ノ型【彼岸神桜・散華】(ひがんかみざくら・さんか)

『神吸』壱華から伍華を繋げて繰り出す技。ダメージを受け続けるとそのダメージ分だけ力を増すが使用者には“諸刃の剱”

 

 

極限集中・『神吸』桜の呼吸 五大桜 壱華【惨春滝桜・千月】(みしゅんたきざくら・せんげつ)

始ノ型【彼岸神桜・満開】の状態で零の型【継ぎの纏桜】に 玖ノ型【王枝魔桜・久遠渡り】と拾ノ型【紅万之桜・空絶】の合わせ技

 

極限集中・『神吸』桜の呼吸 五大桜 弐華【山煌神代桜・夜魔都】(ざんこうしんだいざくら・やまと)

始ノ型【彼岸神桜・満開】の状態で零の型【継ぎの纏桜】に陸ノ型【八重桜・霞】と漆ノ型【千本桜】の合わせ技

 

極限集中・『神吸』桜の呼吸 五大桜 惨華【淡咒彌桜・夜幻】(うすずみざくら・やげん)

始ノ型【彼岸神桜・満開】の状態で零の型【継ぎの纏桜】に捌の型【明鏡止水・桜】と玖ノ型【王枝魔桜・久遠渡り】合わせ技

 

極限集中・『神吸』桜の呼吸 五大桜 肆華【緋芽白羽岾桜・斬鬼】(あかめしろやばやざくら・ざんき)

始ノ型【彼岸神桜・満開】の状態で零の型【継ぎの纏桜】に伍ノ型【西洋桜・焔雨】と陸ノ型【八重桜・霞】と

 

極限集中・『神吸』桜の呼吸 五大桜 伍華【夕兎羽桜・白桃】(せきとばざくら・びゃくとう)

始ノ型【彼岸神桜・満開】の状態で零の型【継ぎの纏桜】に伍ノ型【西洋桜・焔雨】と漆ノ型【千本桜】の合わせ技

 

 

 

無の呼吸一覧

(コォォォォ!!)

 

無の呼吸 零ノ型【四天聖獣】(してんせいじゅう)

【無窮天崩】→【無雹月華】→【威煌乱無】→【無狼滅鬼】を連続で繰り出す

 

無の呼吸 壱ノ型【無窮天崩】(むきゅうてんほう)

全身の回転力とブーストを加えながら相手の足を崩して相手が浮いてる状態にし、相手を一気に上へ蹴りあげる

 

無の呼吸 弐ノ型【威煌乱無】(いこうらんぶ)

瞬間的にブーストを何度も掛け相手に連続で拳を叩き込みその相手に魔力の波長を打ち込むことによって相手の魔力の波長をズラすことにより一時的に魔法を使えなくする

 

無の呼吸 惨ノ型【無雹月華】(むひょうげっか)

自分の体を垂直もしくは平行の超回転とブースト+遠心力をし踵落としを叩き込む

 

無の呼吸 肆ノ型【無天海星】(むてんかいせい)

相手の体全体に神速の速さと足のバネ、ブースト使い拳を繰り出し更に頭・胸・腹に鋭い蹴りを入れる

 

無の呼吸 伍ノ型【神楽天旋】(かぐらてんせん)

低い体制から瞬間的に神速の速さに入り相手の懐まで近づき足のバネとブーストを使いアッパーカットで浮かしそこから体の回転+遠心力とブーストを利用した回し蹴りを食らわす

 

無の呼吸 陸ノ型【無狼滅鬼】(むろうめっき)

体のひねり+体重とブーストを利用したハイキックを食らわす

 

無の呼吸 漆ノ型【牙崩無螢】(がほうむけい)

トリコの釘パンチ

 

無の呼吸 終ノ型【九頭龍無撃】(くずりゅうむげき)

死ぬ気の炎を拳に集め九つの龍を象り瞬間的に神速へ辿り着き相手の懐もしくは死角に入り鋭い拳の九連撃

 

 

無の呼吸 終ノ型弐式【九頭龍無撃・牙螢】(くずりゅうむげき・がけい)

無の呼吸 終ノ型【九頭龍無撃】+漆ノ型【牙崩無螢】

 

 

無の呼吸 終ノ型惨式【九頭龍乱撃・牙煌】(くずりゅうらんげき・がこう)

無の呼吸 終ノ型弐式【九頭龍無撃・牙螢】+弐ノ型【威煌乱無】を繰り出す

 

 

無の呼吸:始ノ型『夜光月鏡・月読』(やこうげっきょう・つきよみ)

相手の技をコピーするが、オリジナルよりも威力・精度が桁違いに上がっている

 

無の呼吸:裏ノ型【左手・天刀:天叢雲剣(アマノムラクモ)

無の呼吸:裏ノ型【右手・霊刀:布津御魂(フツノミタマ)

無の呼吸:裏ノ型【左足・絶刀:天羽々斬剣(アメノハバキリ)

無の呼吸:裏ノ型【右足・神刀:天之尾羽張(アマノホハバリ)

 




オリヴィエの王国の名前がわからないのでオリジナルにしました


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1話 決意

エデンside

 

クロウからの報告から数日が経った頃、周辺諸国に敵国と思われる兵士が小さな村や町を襲っていると報告があり私やオリヴィエ、クラウスはその村や町に向かっていた

 

「ヒドイ……」

 

「死亡者、重傷者多数拐われた者もいるそうだ」

 

「くそ!」

 

「落ち着けクラウス、敵国のやつらもそう遠くには行けないだろうさ」

 

そう、遠くには行けない何故ならこの周辺の森は迷いやすいのだ村や町の者でさえ目印がないとすぐに迷ってしまう。それに敵国のやつもシュトゥラを狙って居るのだとするばみすみす遠くに逃げたりはしない、まずは怪我人を治癒することが優先だな。そして、私はリング【虹の73リング(トリニセッテイーリスリング)】に【晴】【月】【神聖】の死ぬ気の炎を灯し空に向け放った

 

「【晴月ノ天空(パヴォーネ・メーゼ・ウラノス)】」

 

すると、【晴月ノ天空(パヴォーネ・メーゼ・ウラノス)】は空に大きく広げた【晴】【月】【神聖】の死ぬ気の炎のオーロラで重傷者や軽傷者に光が当てると傷がみるみる治っていった、【晴の死ぬ気の炎】の特性は『超活性』で細胞を超活性【月の死ぬ気の炎】の特性は『回復』で傷を回復【神聖の死ぬ気の炎】の特性は『再生』細胞や血液身体の一部を再生させる

 

「いつ見てもすごいな」

 

「えぇ」

 

「ふぅ、ここにいる人たちで最後か?」

 

「はい、本当にありがとうございます虹王様!!」

 

「大したことはしてないさ、さてさてさーて拐われた人たちを助けに行こうか」

 

「だったら、僕も行こう」

 

「いや、クラウスはオリヴィエと一緒にここに居てくれ」

 

クラウスは最初は渋っていたがオリヴィエの協力のもと何とか納得させた、魔力サーチで敵の居場所はすぐにわかったそれに私は拐われた者はもう生きていないと思っていた、だが複数弱い生命反応があった拐われた者たちはギリギリの状態で生きていた。私は直ぐ様【赤龍】【永劫】【灼熱】【風】の死ぬ気の炎を【虹の73リング(トリニセッテイーリスリング)】に灯し身に纏う

 

「赭龍凱装!【天空の赫天龍神(クリムゾン・ゴッド・アポカリプスチェンジ)】『赭天龍神の流星龍(クリムゾン・シューティング・ナイト)』」

【Change Star Sonic!!】

 

『SonicBoost!!×50』

 

私は、【真紅の赫天龍神帝(クリムゾン・ゴッド・アポカリプス)籠手(ギア)】の鎧を纏い余分な装甲をパージした高速戦超特化仕様。増設したブースターによる圧倒的な加速力を誇る『赭天龍神の流星龍(クリムゾン・シューティング・ナイト)』敵アジトに向かった。

 

エデンout

 

オリヴィエside

 

どうしてでしょう、最近ずっと胸騒ぎが止まりませんそれは私に起きるのか他の誰かなのかはわかりませんがどうも嫌な予感がします。とても最悪な予感が……

 

「エデン一人で大丈夫かな?」

 

「はい!エデンは強いですし賢いですから!」

 

「でもね、オリヴィエ"私"は何だか嫌な予感がするんだ」

 

っ!?クラウスも私と同じ

 

「あなたもですか?クラウス」

 

「っ!? やはりオリヴィエもか」

 

「「・・・」」

 

もしかしたらエデンあなたも感じているのですか?

 

 

オリヴィエout

 

 

 

「くそ!!何なんだよ!あの赤い鎧は!」

 

「・・・・」

 

突然現れたあの赤い鎧のやつは次々と俺の仲間を殺していった拐ってきた野郎を使おうといつの間にか後ろに居て殺され逃げるやつも変な炎で作られた球体に引き寄せられるように飛んでいったら重みで潰れる

 

「何なんだよ!おまえはぁぁああぁぁああぁぁあ!!!!?」

 

「・・・貴様らに答える義理はない…死ね【ドラゴニック・インパクト】!!」

 

そこにあるのは敵の亡骸と巨大なクレーターだった

 

『いいのですか?こんなにも力の振るって体は大丈夫なのですか?』

 

「あぁ、近々大きな戦争が始まる相手は雑魚だが強大だなんせ"約1億の軍勢だからな"」

 

『1億……ですか、マスターが本調子なら一瞬なのでしょうけど』

 

「一瞬はさすがに無理だよユグ」

 

『そうですか?』「そうだよ」

 

そう、以前のエデンなら勝利は間違いないのだかエデンが持つ力【死ぬ気の炎】はエデンが生まれた時から使えていたが完璧には扱えなかった。扱えるようになったのは数年前だ、そして長年の願いだったオリヴィエの腕を治すそれがエデンの願いであり目標だった【死ぬ気の炎】を使えばオリヴィエの腕は元に戻ると確信していたからそれは死ぬ気の炎の特性によるものだ『大空の8属性【大空】は“調和”【嵐】は“分解”【雨】は“鎮静”【晴】は“活性”【雷】は“硬化”【雲】は“増殖”【霧】は“構築”【夜】は“空間移動”』

『大地の8属性【大地】は“超重力”【氷河】は“絶零”【砂漠】は“分裂”【海】は“圧縮”【地震】は“振動”【森】は“屈折”【川】は“貫通”【昼】は“時空断裂”』

『天地の8属性【天地】は“消滅”【風】は“透明”【時】は“時間”【闇】は“吸収”【光】“速度”【月】は“回復”【罪】は“鍵”【音】は“追尾”』

『裏の8属性【永久】は“永劫”【刹那】は“刹那”【咎】は“制限”【記憶】は“記憶”【神聖】は“再生”【太陽】は“灼熱”【赤龍】“倍加”【白龍】は“半減”【黒龍】は"無限"【青龍】は"虚無"』これら全てをくしすればできることだった、だけど代償は大きかった多くの魔力と死ぬ気の炎を持っていかれ果てには寿命までも持っていかれたのだ。だからエデンはそう長くは生きれない

 

「そろそろ作戦決行かな?」

 

『本当にやるのですか??』

 

「ああ、オリヴィエやクラウス、イクスは絶対に死なせないしオリヴィエを【ゆりかご】には乗せない」



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2話 別れ

村の人たちを助けて数日、敵国の兵士たちは徐々にエデンたちがいるシュトゥラ王国に向かっていた

 

「ゲホゲホ)もう時間がない……」

 

エデンの手にはベッタリと血が付いていた、今までは【晴の死ぬ気の炎】でなんとか維持していたがそれも効きづらくなっていた。この数十年ずっとオリヴィエやクラウス、イクスと共に戦い学んだだがそれはもうできそうにない

 

「……死にたくないなぁ」

 

『・・・・』

 

まさか、父上や母上"ユーリ"より早く死ぬなんてな親不孝者もいいとこだよな許してくれるかな?悲しんでくれるかな?泣いてくれるかな?怒ってくれるかな?ユーリは想像がつくなフフ

 

『……マスター』

 

「ごめんねユグ、私のせいで」

 

『何を言っているんですか私はマスターと居れて楽しかったですよ!』

 

「ふふ、そうかありがとう」

 

そうして、エデンは中庭にオリヴィエを呼び久しぶりに二人で過ごした。オリヴィエとは幼馴染みでずっと一緒にいた何があってもいたオリヴィエ私は君に感謝してるんだよ?もし君が私に喋りかけてくれなかったら私はずっと一人でいたと思う……いや、一人だった誰も信じずにいた両親でさえ信じていなかった君は真っ暗な闇から救ってくれた光だ。オリヴィエ……君は私のことどう思うのかな?君が平和を願って『ゆりかご』に乗るとしても私は君を止めないかもしれないそれが君の決断なら私はオリヴィエを信じるよ。

 

「あ、あのそんなに見つめられるとは、恥ずかしいですよエデン////」

 

「ごめんごめん、オリヴィエと二人きりも懐かしいなぁって思って」

 

「そうですね、最近はクラウスやイクスもいますからね」フフ

 

「オリヴィエ私はそろそろ行くよ、このあとクラウスと約束があるんだ」

 

「はい、わかりましたお気をつけて」

 

「……オリヴィエ、オリヴィエは選択を間違えちゃダメだよ?」

 

「?? よくわかりませんが承知しました!」

 

「じゃ行ってきます」

 

 

オリヴィエside

 

あぁ……エデンが行ってしまう……この胸騒ぎはきっとエデンから感じるもの、きっと彼はなにかを隠してるし何かしようとしているどうして私やクラウス、イクスになにも言ってくれないの?

 

「……エデン…」

 

私はあなたのことずっとずっと好きだった、あの時あなたに会ったのは運命と思った一目惚れと言うやつなのかしら?///でも同時に助けたいって思ったの貴方の瞳には光がなかったから…でも、その真っ黒だった瞳は光に満ちていた私は嬉しかった私は誰かを救えたんだって!大好きなエデン(あなた)を救えたんだって!!

 

でも、最近の貴方はどこか儚げで寂しそうだった。このざわつきや嫌な予感も嘘であってほしい……

 

「…どうか……お願いエデン」

 

オリヴィエout

 

クラウスside

 

あの村の件以来僕の嫌な予感が止まらないオリヴィエも同じことを言っていたけど、この予感は必ず現実になると僕は思っている確証はないけどそんな感じがするとてつもなく嫌な感じ、そうえいばエデンが僕と模擬戦したいって言ってたような??

 

「クラウス」

 

「あっ、エデンどうしたんだい?」

 

「どうしたって今日は午後から模擬戦するから開けといてって言ったじゃん」

 

「もうそんな時間かい?」

 

「あぁ」

 

もしかして、僕は数時間も考えてたのかな?午前はオリヴィエとお茶するって言っていたから時間に余裕があると思っていたのに!

 

「ごめん!直ぐに用意するから先に訓練所に行ってて!」

 

「フフ)珍しいな、クラウスが時間に遅れるなんて」

 

「ぼ、僕だって時間を違えることもあるさ!」

 

エデンは笑いながら訓練所に向かっていった、基本的僕は時間を守る方だエデンはよく数分遅れることが有るけど今まですっぽかされたことも何時間も待ったこともない、でも最近のエデンは時間前には来るようになったそれはいいこと何だけどすごく違和感がある

 

「はやくいかないと!」

 

 

クラウスout

 

 

 

クラウスは急いで訓練所に向かった、そこではエデンが兵士数十人と模擬訓練をしていた

 

「兵士1くんと兵士5ちゃん反応が遅い!兵士2くんは周りをしっかいみて!兵士6ちゃん兵士8ちゃん兵士4くんは仲間の位置を即座に確認そしてすぐ回復魔法!兵士3くん兵士7くん兵士9くん兵士10くん兵士11くん兵士13くんは奥手すぎる!敵は待ってくれないぞ」

 

「エデン、お待たせ」

 

「おっ来たね。みんな相手ありがとうね」

 

『いえ!我々も勉強になりました!エデン様ありがとうございました!』

 

「ぅん、今日は他のみんなも午後は訓練なしと伝えといて」

 

『はっ!失礼します』

 

「さて、クラウスやろうか?」

 

「ぅん!」

 

そうして、エデンとクラウスが模擬戦を始めてから数時間が経っていた。

 

「ハァァ!!(エデン……どうして、君の拳から"寂しさ、悲しみ"ばかり流れてくんだい…どうしてそんな瞳をしてるんだい?)」

 

「ハァァ! これで終わりにしよう!無の呼吸:裏ノ型【左手・天刀:天叢雲剣(アマノムラクモ)牙突】ごめんなクラウス…

 

「(どうして何も言ってくれない!私たちは親友だろ!)覇王断空拳!!」

 

お互いの拳が激突すると凄まじい衝撃波と魔力が周りの建物を揺らし訓練所は半壊していたしかしそんな中立っている人物がいたそれはエデンだった、クラウスは衝撃で吹き飛ばされ壁にめり込んでいた

 

「ごめんなクラウスお前はこうしないと止まらないだろ?」

 

そう呟いたエデンはクラウスを寝室に運び最後にイクスに会いに向かったがさすが眠り姫あの衝撃波や爆発音でも起きてない

 

「……イクス、またこんな時間まで寝てたのか……ナデナデ)いずれ君の力が必要になるときがあるかもしれないな…マリアージュお前もイクスやオリヴィエ、クラウスを守ってくれ。それとイクスの言うことは聞けよ?」

 

『……ハイ』

 

「!?ふふ、よろしくな  それじゃさよならイクス、マリアージュ」

 

 

エデンside

 

 

いよいよだ、ここで決着させる!誰も死なせない例え私のしていることが間違っていてもみんなに恨まれようとも私は!!

 

「私は!!守って見せる!」

 

「【赭龍凱装】『赭天龍神の三叉龍(クリムゾン・トリアイナ・クイーン)』」

【Change Triaina move!!】

 

Boost∞BoostBoost∞BoostBoostBoostBoostBoostBoost∞BoostBoostBoost∞BoostBoostBoostBoostBoost∞BoostBoostBoost∞BoostBoostBoost∞BoostBoostBoost∞BoostBoostBoostBoostBoost∞!!!

 

「ロンギヌス・ブラスター!!  ぐっ!(ゴホゴホ」

 

鎧が!くそ!もうここまでガタが来てたなんて…

 

「【白銀龍凱装】白銀魔神龍王の原初ノ大罪(サンクチュアリ・オリヘンアルマティア)【Change 暴食なる大罪(ベルゼブブ)】」

 

Sanctuary ∞ Divid!!!

 

「ガハッ)ゴホゴホ なんで…」

 

【白銀龍凱装】の鎧も消え、その時自分の現状の悪化に気付かなかった。そして敵国は攻撃が止むと一斉に攻め混んできた、行かせないここから先は絶対に行かせない!!

 

エデンout

 

 

 

エデンは敵国約1億の兵士を殺し尽くしたそこに立っているのはただ一人【虹王】エデン・イーリス・エーヴェルヴァインその人だけだったそして【虹王】は片腕をなくし胸には穴が空いていたが立ったままそこから動かず死んでいた……

 

「エデン……いや……いやぁぁぁああぁぁあぁぁ!!!!」

 

そこにいたのは【聖王】オリヴィエ・ゼーゲブレヒト後に【聖王のゆりかご】に乗りベルか時代を終わらした最後の聖王



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原作前
3話 目覚め


【虹王】エデン・イーリス・エーヴェルヴァインは死んだ彼の持っていたリング後のロストロギアに記憶や意識、経験を封印し新たな所有者を待っていた

 

そして、ある研究所にその人物がいた実験体No.00名前はなし幼い頃に【古代遺物管理部機動六課】通称【機動六課】に一人の女の子と共に保護去れるも次元犯罪者ジェイル・スカリエッティの手により女の子と一緒に連れ去られるも一緒にいた女の子とは別の場所にいたそれから3年誰も助けてくれず誰もいない

 

「約束したのに……助けてくれるって約束……したのに 嘘つき」

 

『さぁNo.00実験開始だ。そのリングをはめろ』

 

「……」

 

『どうだ?適合の方は?』

 

『す、すごいです!!今までの実験体と全く違います!シンクロ率50…56…64…70…75…82…88…91…97…99…100%!!』

 

『おぉ!!す、すごいぞ!No.00』

 

『っ!?り、臨界を越え始めました!このままではこの研究所ごと爆発します!!』

 

『なにっ!?!』

 

みんな消えろ……みんな…みんな消えてしまえ!!!」

 

すると、リングに注がれていた死ぬ気の炎が実験体No.00に包み継承か行われNo.00は古代ベルカの最強の王【虹王】エデン・イーリス・エーヴェルヴァインにあっていた

 

「私はエデン昔は【虹王】なんて呼ばれていたね」

 

「【虹王】?」

 

「ふふ、君はここに四年も閉じ込められていたからね知らないのも無理はないね」

 

「ぅ、うんでもすごい人だってことはわかるよ?」

 

「ありがとう、さて時間もないし早速始めよう継承の義を」

 

「継承?」

 

「そう、君に私の力と記憶(知識)、経験を全てを託すそれに君と私は相性が良いみたいだし」

 

「お、お願いします」

 

「ふふ、ありがとう 申し訳ないけど君の記憶を少し見してもらったけど君のやりたいようのするばいいさ、君の道なんだからね」

 

「…止めないんですね」

 

「止めてほしいのかい?」「……フルフル」

 

「私も人のことは言えないからね」フフ

 

すると、エデンの体が透け始めた。

 

「時間だね、外の世界に戻ると継承は完了するそれとすこしの間君に私の名前をあげる」

 

「え?」

 

「今日から君が【虹王エデン】だ!(だけど、いずれ君は"本当の名"を名乗る時が来る……きっとね)」

 

そして、エデンは完全に消えエデンの名前をもらった二代目【虹王】エデンが目を覚ますと研究所はエデンの死ぬ気の炎で壊滅的ダメージを受けていた封印の鎖も外れていた、No.00だった頃の魔法ゴーレムクリエイトだがなぜか形成できなかった。初代エデンの超々直感により正しい道を開いたそれゴーレムに死ぬ気の炎を流し込むこと、すると呪文も頭の中に浮かんだ注ぐ死ぬ気の炎は【大空】【晴】【雷】【雲】【霧】【夜】【大地】【氷河】【海】【川】【昼】【天地】【時】【月】【闇】【光】【鍵】【永久】【神聖】【太陽】【赤龍】【白龍】【黒龍】【青龍】だ

 

「で、できた"私"のゴーレム いいや【機巧魔神(アスラ・キーナ)】『夜煌』」

 

「管理局です!おな…し…く」

 

「フェイトさん?どうかしたん…です…か」

 

「……うそ…ヨゾラなの?」

 

「……フェイト?どこかで聞いたようなそれにそっちのオレンジ髪のやつも」

 

「ヨゾラ!!」

 

「私は“エデン”だ!『夜煌』!」

 

すると、エデンの指示通り『夜煌』はフェイトとティアナに攻撃したそれもただのゴーレムの攻撃じゃない超重力球による広範囲攻撃に空間切断による接近戦

 

「なによこのゴーレム!強すぎる」

 

「ヨゾラ話を聞いて!私たちは敵じゃないよ!」

 

「敵じゃない?よく言うのよ【フェイト・テスタロッサ・ハラオウン】あの時の言葉思い出したよフェイト・テスタロッサ・ハラオウン『"絶対守るから"』??『"絶対助けるから"』?ふざっっけんな!!」

 

「「っ!?」」

 

「私がこの三年間どんな生活してたと思う!!毎日毎日毎日実験ばっかり誰も助けてなんてくれなかった!誰も!!守ってくれなかった!!」

 

すると、エデンの体からとてつもない魔力と死ぬ気の炎が溢れだした

 

「あんたたちは今の今まで私のこと忘れて呑気に暮らしてたんだろ!!」

 

「違う!!そんなこと「ないって言えるのかよ!!」っ!?」

 

「何が英雄の部隊だ!何が最強の部隊だ!私はこの三年間ずっと信じてたきっと助けてくれるきっと誰かがって!」

 

「もう二度と私の前には現れるな!やれ『夜煌』!」

 

【闇より永き終焉より出でし―其は、科学の神王が裁きし創世】

【闇より永き練獄より出でし―其は、科学の魔神を越えし原初】

【闇より暗き――深淵より出でし……其は、科学の光が落とす影】

 

と、二重三重の声で呪文を唱えると『夜煌』の手にはさっきの超重力球の数倍はある超々広範囲攻撃

 

「フェイトさんここは一端引きましょう!」

 

「でも!ずっと探してたヨゾラがいるんだよ!!」

 

「わかっています!ですがあのゴーレムの力は異常です!」

 

「消えろ!!!」

 

「ごめんねヨゾラ!」

 

嘘つき……

 

「……っ!?」

 

そして、その日ある山の半分が消し飛んだ。フェイトとティアナの報告によりすぐさま元機動六課のメンバーたちが集まりエデンの捜索を開始したが見つからず振り出しに戻った。その頃エデンはある一軒家のベッドで寝ていた

 

「ふふ、気持ち良さそう」

 

エデンを助けたこの女性はいったい……




『夜煌』は設定にもある『夜刀神』の未完成の機体です
力は全体の4割ぐらいです


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4話 家族

エデンside

 

「ん、ぅぅ ここは?」

 

って、誰?そこにいたのは椅子に座っている女性それもかなり美人の私はそっとベッドから出ようとする

 

「あら?やっと起きたのね」

 

「……だれ?」

 

「もぅ、そんな警戒しないでよぉ私の家の近くで倒れていたから看病してたのにぃ」

 

あっ、そうだあの時『夜煌』の超々重力氷雪球であの山半分吹き飛ばしたんだっけ?どれぐらい寝てたんだろう?

 

「助けてくれてありがとうございました、それでは」

 

「あ~待って待って君親御さんは?連絡してあげるからぁ」

 

親?親?ってなに?あの研究者たちのことか?最初の爆発で大概のやつは死んだろうしもし死んでなくてもあの重力球で死んだろうな。ふむ、どう答えようかここは素直に

 

「親なんて生まれてこの方居ませんよ、ずっと研究所で実験ずくしでしたから」

 

「え?」

 

「一度保護されたんですけど、直ぐに連れ去られてまた実験実験助けてくれるって言ってたのに守るって言ってたのに嘘付かれちゃってこの十年実験ばっかり「も………い」友達作ったり普通にしゃべったり「もぅいいのよ!(ダキッ!」っ!?」

 

「もういいのよ、偉かったわねずっと我慢して苦しかったよね寂しかったよね、もういいのよ我慢しなくて……辛かったなら泣いていいのよ?」

 

「うぅ……うぁああぁぁああぁぁぁあ!!!」

 

私はこの十年分の涙を流した気がする、この人なら信用できるそんな予感があったこれも【虹王】の超々直感の力かな?

 

「あっそう言えば自己紹介したなかったわぁ私は【ユーフィミア・エヴァーガーデン】よ、よろしくねぇ」

 

「私の"今の名前"はエデンです ファミリーネームはありません。今はまだ本名は言えません…」

 

「(今の名前??)そっか じゃぁエデンくんは"今日から"【エデン・エヴァーガーデン】ね!」

 

「え?」

 

「あれぇ?いやだったぁ?」

 

「な、なんでそこまでしてくれるんですか?」

 

「うーとね、私にも子供がいたのもし生きていたらエデンくんぐらいかな?私は夫と我が子を同時に亡くしたの…だからかな?今の君を見てられないの、すぐに壊れてしまいそうな君をね」

 

でも、本当に信じていいのかな?また裏切られないかな?また嘘つかれないかな?この人の瞳はキレイだなぁ

 

「お、お願いしますお母さん///」

 

「きゃぁぁぁあぁああぁ!!!かわいい!!」ダキッ!

 

「え、えぇぇええぇぇえ?!!」

 

それから、ずっとお母さんに抱きつかれたままだった。

 

 

エデンout

 

 

「………」

 

「フェイトちゃん…大丈夫だよヨゾラくんも……じゃないのかエデンくんも"きっと"見つかるよ」

 

「きっと……ねぇなのはきっとっていつ?きっとじゃぁダメなんだ!」

 

フェイトは悔やんでいたあの時私がエデンの側にいればエデンは連れ去られなくてすんだかも知るない【ジェイル・スカリエッティ】に無理矢理にでも聞き出せばよかったと探索が打ち切られとも自分のだけはエデンを探していたらとだけどそれは過去の話し今じゃない

 

「……フェイトちゃん」

 

「ハッ)ごめんなのは、一人にしてくれる?」

 

「……うん(バタン)フェイトちゃんだけじゃないんだよ悔しいのは悲しいのは……私も」

 

「なのはママ?フェイトママどうだった?」

 

「一人になりたいんだって、フェイトちゃんあの子と一番仲良しだったからショックなんだよ」

 

「そのヨゾラ……さんって私のお兄ちゃんになるの?弟になるの?」

 

「んー?多分お兄ちゃんじゃないかな?」

 

なのは、ヴィヴィオの前では平然を装って要るがフェイトと同様心に傷が少なからずあるそれはフェイトの愛機バルデイッシュが撮っていたエデンとの戦闘だった。その戦闘ロクには無論フェイトたちの掛け合いも録音されているエデンの心からの願い思いを聞いた元機動六課のみなはなにも言葉が出なかった、いや言葉を発しなかった自分たちの無力さ非力さを感じたから特にフェイトは一番それを感じた

 

「ごめんねごめんね、ヨゾラ」

 

と、ただ謝る事しか出来なかった。

 

一方エデンはその頃、ミットチルダのデパートにユーフィミアと共に買い物に来ていた、なんでもエデンに会う服が無いそうでなら買いに行こうとゆうことになったのだ

 

「ねぇ、お母さんなんでこんな女物ばっかりなの?」

 

「そっちの方がかわいいわよぉ?」

 

「私これでも男だよ?さすがに女物は……」

 

と、この時周りの人たつは思った『えっ!??あんなに可愛いのに男の娘なの!?』とそうエデンは可愛いのだ雪のようサラサラな髪に白いプニプニな肌身長は少女の平均よりすこし低いぐらい瞳はオッドアイのコバルトブルーとクリムゾンレッド顔はかなりと言って良いほどの美少女兼美少年なのだ

 

「さぁ、ヨルくん♪」

 

「まぁ、服はお母さんに任せるよでもヒラヒラ系とかスカート系とかは止めてよね」

 

「ふふ、はーい♪」

 

ヨゾラ(エデン)はユーフィミアに本名である“ヨゾラ”の名を教えユーフィミアから『ヨルくん』とヨゾラはユーフィミアのことを『お母さん』と呼ぶようになっていたはたからみれば仲のいい親子にしか見えないヨゾラは今までにこんな思いをしたことがない、覚えているのは暖かいけど寂しく部屋と暗くて冷たい部屋だったユーフィミアに会ってヨゾラは愛情と喜びを感じている。

 

「ヨルくーん」

 

「今行くよ~」

 

そうして、ヨゾラもユーフィミアの買い物は終わり家に戻り美味しい暖かいご飯を食べユーフィミアと一緒に寝た 



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5話 デバイス

ヨゾラはユーフィミアと出会ってから数ヶ月が経ち、ヨゾラも【虹王】初代エデン・イーリス・エーヴェルヴァインの力である【死ぬ気の炎】も多少は扱えるようになり死ぬ気の炎の純度は100%になり死ぬ気の炎の特殊が大幅に上がり攻撃の威力も段違いになった、一番は【機巧魔神『夜煌』】のスペックが上がったインテリジェントデバイスがない分魔力と死ぬ気の炎が暴走することもしばしばあった

 

「ねぇヨルくん?そろそろねヨルくんに“ある”インジェリットデバイスを渡そうと思うの!」

 

「え?」

 

「だって、ヨルくん【虹王】さんの力を受け継いだのしょ?その力でヨルくんのゴーレム?が完成したんでしょ?でも強すぎる力を制御できない」

 

「うん」

 

そう、今のヨゾラは体が幼く【虹王】の強すぎる力は多少扱えるようになったとしても制御が上手くいかないのだ、そこでインジェリットデバイスだAIが搭載されとおり、自分で考え自分を持ち主に合わせて微調整のしたり魔法のサポートしたり、そして多少の損傷は持ち主の魔力で修復したり自分の判断でバリアを発動し持ち主を守ったりする柔軟性が高いデバイスである。

 

「でも、いいの?インテリジェントデバイスって高いんじゃぁ……」

 

ユーフィミアはヨゾラに満面の笑みを浮かべこう言った

 

「ふふ♪そこは大丈夫よ!だって"私が修復したんだもん"」

 

「え?」

 

そう、ユーフィミアはデバイスマスターの資格をもっておりミットチルダの中でも最高峰の技術者なのだ。ユーフィミアは自慢気にSSSランクのデバイスマスターの資格免許を見せていた、SSSランクのマスターはデバイス部品が半額以上の値段が買えるためあまり生活に支障はない他にもアームドデバイス(破損もあり)やインジェリットデバイス(システムなしと破損もあり)と外郭(クリスタル)が貰えたりもする。そして、ユーフィミアが持っていたのはかなり古くボロボロのコバルトブルーの宝石に藍色のイヤリング型のインテリジェントデバイスがあった。それにかなり保存状態がよかった、だが他に違うところがあったそれは【虹の73リング(トリニセッテイーリスリング)】の欠片をデバイスの外装にコーティングしてあり【虹の73リング(トリニセッテイーリスリング)】の非殺傷設定を可能にしている

 

「まだ名前はないからヨルくんが決めてね♪」 

 

「(やっぱりあの名前だよね…)マスター認証【エデン・エヴァーガーデン】術式は古代ベルカ主体のミッド式の混合ハイブリッド……固体名称を登録。愛称は【ユグ】正式名称【ユグドラシルダ・カーポ】行こうか【ユグ】」

 

『イエス、マイスター』

 

すると、ユグはヨゾラにバリアジャケット着させた(D.Gray-man HALLOWのアレン・ウォーカーの教団服で黒色の狐のお面を右斜め上にしている)

 

「ヨルくんその子に名前をありがとね、その子は普通のインテリジェントデバイスじゃぁ無くてね、何千年前に存在していたブーストデバイスとアームドデバイスのシステムも入れてあるから普通のインテリジェントデバイスと違ってすこし扱いづらいかもしれないけど、【虹王】の後継者であるヨルくんならすぐに扱えると思うわ。あっ!それにヨルくんが言ってたシステムも入ってるわ!」

 

「【ユグ】」『イエス』

 

「……////(かわ格好いい)」

 

それは、ヨゾラが大人になった姿でユーフィミアが見とれるぐらいのかわいいさとかっこよさがあったちなみに割合は可愛さ:4カッコよさ:6である

 

「ありがと【ユグ】」

 

『いえ、私はマスターのデバイスですので』

 

「ふふ、これで力の制御ができるわね!」

 

「ぅん!“また”これからよろしくな【ユグ】」

 

『ハイ、私のマイスター♪』



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6話 再会(壱)

ユーフィミアからデバイスをもらってから数日がたった、そしてユーフィミアと出会って半年ヨゾラはこの半年魔力と死ぬ気の炎のコントロールをするため毎朝座禅やマジックバンドをくししてコントロールを可能にした。マジックバンドとは自らの魔力を糸状にしてリストバンドを作った効果は魔力が漏れているばその分の魔力が重りとなり魔力コントロールが可能となるし魔力総量も増える今のヨゾラの魔力量SSSランクである。死ぬ気の炎に関しては魔法とは別物なので経験で馴れる他ないだが【初代虹王】の記憶(知識)と経験を継承しているためすぐに扱えるようになった

 

「ふぅ~」

 

『お疲れ様です、マスター今日もコントロールは完璧でしたね私の出番がなさそうです』

 

「そんなことないよ【ユグ】魔力や死ぬ気の炎のコントロールが出来ても君がいないとまだ『夜煌』のコントロールはあまり出来ないからね」

 

『それはマスターが『夜煌』に慣れてないからでは?マスターの才能はズバ抜けていますよ?ユーフィミア様も言っていたではないですかまさに天賦の才です』

 

「そうだけど、私は君が居ないと嫌だからね」ニコッ

 

『////(マスターは機械である私を惚れさせてどうするのでしょうか?)』

 

ヨゾラは【初代虹王】から力を継承する前から色んな才能がありいろんな魔法も使えたこの中で一番相性が良かったのがゴーレムだったのだが今の『夜煌』のようにゴーレムの形を構成できなかった、死ぬ気の炎とははまさに運命と言って良いほどの出会いだった

 

『このあとはどうしますか?ランニングにしますか?スフィアでシューターをしますか?』

 

「んー?今日は早めにランニングを切り上げてシューターの訓練をしてシミュレーションスパーリングするよ」

 

『了解しました、その予定で時間を決めます。』

 

すると【ユグ】は素早く訓練予定を組んでくれた、9時から12時までランニング一時間ユーフィミアが作ったお弁当を食べ第四シミュレーション中央公園でシューター訓練を13:30から15時まで30分の休憩をしてシミュレーションスパーリングを15:30から17時までのスケジュールになった。

 

「それじゃお母さん行ってきます」

 

「はーい、気をつけて行ってらっしゃいユグちゃんヨルくんをよろしくね♪」

 

『おまかせください、ユーフィミア様』

 

「むぅ、お母さんは私をなんだと思ってるの?」

 

「前に私とお買い物行った時にショタロリコンにナンパされてたでしょぉ?」「うぐっ!」

 

『私と訓練しているときにもナンパされてましたよね』「あうっ!」

 

そう、ヨゾラは美少女&美少年な顔立ち故に男性や女性に声を掛けられまくるのだ。ユーフィミアとお買い物を行った際はユーフィミアの目が笑っていない満面の笑みで追い返しユグとの時はユグ自らヨゾラから魔力を借り撃退した。そんなこんながありヨゾラはいつものランニングコースで三時間すこし小休憩を挟みながら10キロも走っていた

 

「ふぅ~」

 

『お疲れ様です。マスターお昼を挟んでシューターの練習ですが今日は人が多い見たいですので先にシミュレーションスパーリングの方をいたしましょう』

 

「わかった」

 

今日は休日なので公園では家族連れの人たちがいっぱいなのだ、そうしてヨゾラはユーフィミア特性弁当を食べシミュレーションスパーリングルームに入った

 

『ランクの方はどういたしますか?』

 

「最初【Cランク】から百体倒した後にランクを上げていくよ」

 

『了解しました、それではシミュレーション開始します』

 

ランクとはシミュレーションスパーリングルームに設定されている強さだ【F】【E】【D】【C】【B(+)(++)(++++)】【A(-)(+)(++)(+++)】【S(+)(++)(+++)】【SS(-)(+)】【SSS(-)(+)】となっており【SSS+】は管理局の海と空のエースオブ・エースたちでさえ倒せるかわからない相手である。ヨゾラは難なく【Cランク】を倒し一気に【A+】まで上げた

 

「【A+】からは実践形式に変わるみたいだな、まぁこっちの方が私向きだ!ハァァ!」

 

すると、ヨゾラのシミュレーションスパーリングを見に周りの人たちが集まってきたそしてその中には"高町なのは""フェイト・テスタロッサ・ハラオウン"そしてヨゾラの妹的存在"高町ヴィヴィオ"の姿があった。

 

 

ヴィヴィオside

 

朝9時頃の高町家

 

最近なのはママもフェイトママも元気がない、特にフェイトママはあまり笑わなくなったなのはママもカラ元気ってゆう感じでだからこの高町ヴィヴィオがママたちに元気を取り戻して欲しくて今日は三人で第四シミュレーション中央公園にやってきました!休日って言うのもあり人がいっぱいです!

 

「なのはママ!フェイトママ!今日は楽しもうね!」

 

「うん、ありがとうねヴィヴィオ」

 

「ありがとうヴィヴィオ」

 

「えへへ」

 

すると、シミュレーションスパーリングルームの方に人が集まっていた

 

「なにかあるのかな?」

 

「行ってみようか」

 

「うん!」

 

そこに居たのは、キレイな雪のような純白に黒のメッシュが入った髪にきめ細かい白い肌にコバルトブルーとクリムゾンレッドの瞳のかわ格好いい人がいた。すると、フェイトママとなのはママが驚いていた

 

「「う、嘘なんでここにいるのヨゾラ/ヨゾラくん……」」

 

その名前は私もよく知っている名だった、私のお兄ちゃんにあたる子の名前だった

 

 

ヴィヴィオout

 

 

「すげぇよあの子!【ランクSSS-】まで行ってるぞ!」

 

「「「っ!!?」」」

 

「【ユグ】ギア上げていくよ!」『はい!』

 

エデンは【虹の73リング(トリニセッテイーリスリング)】に死ぬ気の炎を灯し【空魔圧式・月日輪居合刀『黄昏─輪廻─』】に纏わせた

 

「!ハァァ!」

 

ヨゾラは次々とシミュレーションの敵を倒して行く、そしてついに最高ランクの【SSS+】までたどり着いただけどヨゾラはまだ半分の力も出していないのだ。たとえ【SSS+】だとしてもヨゾラは半分の以上の力を出すことはないだろうそれが昔の王たちが相手でも今のヨゾラには退屈でしかないのだから……

 

「……【ユグ】モードリリース」『ですが……わかりました』

 

すると、突然バリアジャケットを解除したヨゾラに見ている人は驚いたたとえシミュレーションとはいえ攻撃を食らうと痛いし怪我もするからだだけどヨゾラにはそんなことは"関係ない"ヨゾラは目を閉じ全細胞を研ぎ澄ませ覚悟を決めた

 

ボゥォ「不完全燃焼は嫌なんだ、だから本気でいく」ピリピリ

 

ヨゾラの発する覇気、魔力、死ぬ気の炎、殺気に周りの人たちは気絶する者・泣き叫ぶ者・震える者がいた何せヨゾラは周りの人に気づいておらずほぼ無差別に力を解放している

 

「前より強くなってる……あの炎も色に鮮やかさが増してる」

 

「やっぱり、ヨゾラくん……ううん、エデンくんは才能があったんだね」

 

「……す、すごい」

 

なのはやフェイトは仕事から殺気や魔力、覇気(闘氣)には慣れついるがすこし震えているヴィヴィオは聖王の戦闘の記憶がすこしあるためへたれこんでいるが大丈夫だ

 

「……無の呼吸 終ノ型【九頭龍無撃】(くずりゅうむげき)」

 

❬え……えぇぇえぇぇぇえぇぇぇぇええぇぇ!!!❭

 

ヨゾラはバリアジャケットと武装形態(イーリス・モード)を解きハイパー化した状態でシミュレーションの敵を消しさったがルームの中には九個の巨大なクレーターが出来ていた

 

『❬SSS+クリア 新しいランクを作成しますSSS++が作成完了しました。実行しますか?Yes/No❭』

 

『どうしますか?』

 

「やらないよ、疲れたしなんかめっちゃ人いるし……とゆうか、お母さんすごいの作ったんだな」

 

そう、この第四シミュレーション中央公園はエデンの義理の母【ユーフィミア・エヴァーガーデン】が作った公園である、その人に応じたランクがありいろんな場面を想定できるのだ

 

「にしても、やり過ぎたかな?」

 

『大丈夫だと思います、あのシミュレーションスパーリングルームには修復機能もあるので明日のこの時間には元通りかと』

 

「うへぇ、やっぱりお母さんはすごいな」

 

「エ、エデン」

 

ヨゾラの名前をエデンと呼ぶ声は限られていてヨゾラが振り向くとそこにはフェイトとなのはそしてヴィヴィオがいた

 

「…………」




無の呼吸 終ノ型【九頭龍無撃】(くずりゅうむげき)
死ぬ気の炎を拳に集め九つの龍を象り瞬間的に神速へ辿り着き相手の懐もしくは死角に入り鋭い拳の九連撃


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7話 和解

ヨゾラは訓練の続きがしたいとフェイト、なのは、ヴィヴィオにいい18時ぐらいにまたこの公園に待ってるといいヨゾラは消えていった

 

『よかったのですか?あの方はマスターのことを……』

 

「いいんだよ、この半年で俺は幸せになったから」

 

『そうですか』

 

「だから、あの人たちあとも決着をつける。ユグお母さんにも連絡しといて」

 

『了解しました』

 

ヨゾラは訓練をすこし早めに切り上げて約束した第四シミュレーション中央公園のシミュレーションスパーリングルーム側に三人の影があった。

 

「……お待たせしました」

 

「ううん、来てくれてありがとうヨゾラ」

 

「……いえ」

 

「……この半年何してたの?」

 

「お母さん……ユーフィミア・エヴァーガーデンさんに拾って貰って一緒に暮らしてます…このデバイス【ユグ】もお母さんが作ってくれたです」

 

フェイト、なのははヨゾラから自分達じゃない人を母と呼ぶことは傷つきはしたが当たり前とも思ったそれよりユーフィミア・エヴァーガーデンと言う名前に驚いたユーフィミアは世界に有名なデバイスマスターである管理局にも技術やデバイスを提供している

 

「お、お兄ちゃん私こと覚えてる?」

 

「……それは"どっちの意味"ですか?聖王としてですか?妹としてですか?」

 

「っ!?どうして聖王のこと」

 

「そりゃわかるよ聖王オリヴィエ・ゼーゲブレヒト最後の聖王 ヴィヴィオも乗ったんでしょ?【聖王のゆりかご】」

 

「う、うん(ヴィヴィオって呼んでくれた!えへへ///なんか嬉しい)」

 

「さて、付いてきてください。お母さんが会って話したいと言ってたので」

 

ヨゾラは三人を連れてユーフィミアのいる家に戻ったこのとき三人は驚いた家が近所だってことに、そして家について中に入るとヨゾラに向かってユーフィミアが走ってきて思いっきり抱きついた。

 

「わぷ!ちょっお母さん!?急に抱きつかないでよ!お客さんいるし汗かいてるから!」

 

「私はヨルくんが汗が臭くとも何ともないからぁ」

 

フェイトはユーフィミアの行動に嫉妬や羨ましい思いがあったなのはもなのはで羨ましいそうな表情をしていた、ヴィヴィオは二人の仲の良さに驚いていた高町家も他と比べ仲はいい方だがヨゾラたちも相当だと思った

 

「さて、私は満足したし貴女たちねヨルくんが言っていた子達って。こうして会うのは初めてかしらね?時空管理局空戦魔導師教官のエース・オブ・エースの高町なのはさん時空管理局執務官のフェイト・テスタロッサ・ハラオウンさん 私はユーフィミア・エヴァーガーデン世界唯一のSSSランクのデバイスマスターです」

 

「(あれ?お母さんなんか怒ってる?)ヴィヴィオ私の部屋行こうか、ヴィヴィオの話聞かせて」

 

「ぅん!私に任せて!」

 

ヨゾラとヴィヴィオは二人でヨゾラの部屋に向かい、いろんなことを話したヨゾラと一緒に連れ去られた時のことや【聖王のゆりかご】の中で起きたこと最近なのはやフェイトのこと格闘技やってることヴィヴィオが今まで起きたこと全部話した嬉しかったことも悲しかったことも全て

 

「そんなことあったんだ、私はねヴィヴィオずっと暗い部屋で一人だった三年間ずっと……でも、きっと助けに来てくれるって約束を守ってくれるってでも誰も来てくれなかった……研究者の誰かが言ってたよ管理局は私を探すのは諦めたってそれは聖王教会・教会騎士団も同じだって、あぁ私は誰にも助けもらえないってでも今はお母さんもいるし幸せだよ」

 

「……私やなのはママ、フェイトママそれに元六課の人たちを恨んでるの?」

 

「……そうだね、恨んでるといえば恨んでるかな?どうして助けてくれなかったの?って、でも半年前は感情に任せて酷いことやっちゃったけど今は憎んでも恨んでもないよ逆にあの時はごめんなさいって言いたいよ」ニコ

 

「そ、そっかぁ////(な、何この子可愛すぎ!私のお兄ちゃんやばい!)」

 

「だ、そうよフェイトさん」

 

「…エデン…ううん、ヨゾラありがとう…」ポロポロ

 

そう、ユーフィミアはヨゾラの部屋にスフィアを飛ばしヨゾラとヴィヴィオの話を聞いていたのだ。前々からユーフィミアはヨゾラには憎しみや恨みなんて感情はないに等しかった確かに最初は会ったかもしれないが徐々に無くなっていったのだ、それもユーフィミアかヨゾラに管理局のことを話したからだもある

 

『あっでも、管理局とナンバーズは嫌い』

 

「「………」」

 

「あははは。ヨルくんの管理局嫌いは絶対治ったりしないんだよ、でも君たち二人が嫌ってことじゃないと思うわ?」

 

すると、ユーフィミアはヨゾラを呼びフェイト、なのはの前に立たせた

 

「……"テスタロッサさん"あの時はごめんなさい"ランスターさん"にもお伝えください。あと私のことはまたヨゾラって呼んでください」

 

「っ!?(テ、テスタロッサさん……)ぅうん、私こそごめんね約束守れなくて……」

 

「そんな顔しないでください、ヴィヴィオが言ってました私のせいで元気がないとだから元気だしてください"フェイト母さん"」

 

「……え?」 

 

「あれ?ダメでした?ヴィヴィオがこうすればフェイトママは元気出るからっていってたんですけど?」

 

「ううん!ありがとうヨゾラ」ダキギュゥ!

 

「あれぇ私忘れられてる?」

 

と、なのはが空気になっているところで。フェイトとヨゾラは仲直りし歓喜のあまりヨゾラに抱き付いてしまいユーフィミアがヨゾラを取り戻そうとしていたそんなやりとりでなのは待たしても空気に

 

「もしかして、私ヨゾラくんに嫌われてる??」

 

「な、なのはママ!?なんで泣いてるの!?」

 

「ヴィヴィオ~!!」

 

「えぇぇー!!」

 

なんと、カオスな空間になった



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原作開始(オリジナル多め)
8話 過去の王たち


ヨゾラとフェイトが和解してからもう半年ヨゾラがユーフィミアと出会って一年になった。ヴィヴィオが聖王教会係の学校St.ヒルデ魔法学院の初等科4年生になったと聞きユーフィミアもヨゾラをヴィヴィオと同じ学院のSt.ヒルデ魔法学院の中等科一年生に転校させることにした。

 

「ヨルくんちゃんと荷物もった?お弁当は?ハンカチは?」

 

「持ってるよ、お母さんは心配性なんだから」

 

「当たり前でしょ!私のかわ格好いい息子が襲われたらどうするのよ!」

 

『ユーフィミアさまそれは大丈夫かとマスターはお強いので』

 

「それじゃ行ってきます!」

 

ヨゾラが転校することはヴィヴィオは知らない、いわゆるサプライズだヨゾラはワクワクしていた妹的存在のヴィヴィオと多少同じ時間を過ごせることにそしてヨゾラはまたシミュレーションスパーリングルームに向かった一方ヴィヴィオはストライクアーツの先生である【ノーヴェ・ナカジマ】に手合わせさせたい相手がいると呼ばれ喫茶店に向かって

 

「二人ともせっかくの休暇だろ?別にこっち付き合わなくていーのに」

 

「アインハルトのことも気になるしね」

 

「そうそう」

 

アインハルトとは最近噂となっていた通り魔だ被害者は主に格闘系の実力者ばかりだった、そこでアインハルトはストライクアーツ有段者であるノーヴェにストリートファイトを挑み引き分けとゆう形で終わった

 

「ノーヴェ!みんなー!」

 

「「こんばんは!」」

 

「で、紹介してくれる子って?何歳の子?流派は?」

 

「落ち着け!お前と同じ学校の中等科の一年生だ流派は旧ベルカ式古流武術だな。あとヴィヴィオと同じ虹彩異色」

 

「ほんと!?」

 

すると、そこに現れたのは碧銀の髪を特徴的なツインテールに結い、左には大きな赤いリボンが印象的で青系の虹彩異色つまりオッドアイをもつ少女だった。その少女の名前は【アインハルト・ストラトス】覇王クラウス・G・S・イングヴァルトの純血統であり、その血を濃く受け継いでいるその証拠が碧銀の髪と青系の虹彩異色だ

 

「【アインハルト・ストラトス】参りました。 遅くなりすいません」

 

「いや、遅かねーよ。でなアインハルトこいつが例の…」

 

「はじめまして!ミッド式ストライクアーツをやってます高町ヴィヴィオです(クラウスなの?でも雰囲気が違う……何か迷ってる?)」

 

「(この子が…本当にオリヴィエにそっくり)はじめまして、ベルカ古流武術アインハルト・ストラトスです」

 

ヴィヴィオはヨゾラと再会してからベルカ時代……あの日の戦乱の記憶が少しずつ解放されつつあった。それはヴィヴィオとオリヴィエのヨゾラを思う気持ちによる奇跡かそれともヴィヴィオが消えたはずの【聖王の力】を取り戻しつつあるのかはヴィヴィオ本人しかわからない。

 

「おい、二人ともどうしたんだ?」

 

「「あっ!?ごめんなさい! あ、あの!」」

 

「お、お先どうぞ」「い、いえアインハルトさんから」

 

「それではお言葉に甘えて。私と手合わせではなく"模擬戦"をしませんか?」

 

「!?」『えっ!?』

 

「はい!私もそう思っていたところです!」

 

「お、おい!ヴィヴィオ勝手に!」

 

「ノーヴェ…お願い…」「!?」

 

ノーヴェはヴィヴィオの顔を見たら何も言えなくなっていた、その表情は今まで見てきた中でも真剣で覚悟の表情だったからだ。だがすぐ本番っとゆうわけにも行かずアップの時間にお互い一時間のスパを始めた

 

「ねぇ、ティア ヴィヴィオもアインハルトどうしたんだろ?」

 

「えぇ、ヴィヴィオのあんな表情見たことないわ」

 

「「……ヴィヴィオ」」

 

大丈夫ですよ、心配しないでください(大丈夫!心配しないで!)いきますよクラウス!(アインハルトさん!)

 

行くよ!(行きます!)オリヴィエ(ヴィヴィオさん)

 

時間はすこし遡り、ヨゾラは訓練を終え家に帰りユーフィミアの工房を借り【ユグ】に新しい武装を追加していたそれは【空魔圧式・月日輪居合刀『黄昏─輪廻─』】に未完成だけど【ブラストカードリッチ】と言うシステムを

 

「前のシミュレーションで素手では力の限界がありそうだし、【籠手】を装備していれば武装している相手にも対応できるし【空魔圧式・月日輪居合刀『黄昏─輪廻─』】の【ブラストカードリッチ】にも耐えられると思うし」

 

『はい、【ブラストカードリッチ】の反動にも耐えれます』

 

「まぁ、当分は【ブラストカードリッチ】の力は使わないようにするし、お母さんにもそう言われたし」

 

『それはそうですよ!マスターが作り出したこの【ブラストカードリッチ】は世界を変えゆるシステムですから!』

 

すると、ユグと話していたヨゾラは突然とても不思議な懐かしい感覚に襲われた。それは遥か昔……ベルカ時代の【虹王エデン】の記憶に刻まれた懐かしい記憶だった

 

「オリヴィエ?クラウス?」

 

ヨゾラは『夜煌』を使いその懐かしい感覚が強い方へ空間を裂き向かった。そして現在ヴィヴィオとアインハルトは激闘を繰り広げていたそれはまさに聖王と覇王の戦い

 

「「ハァァアァ!!」」

 

拳がぶつかれば衝撃波と魔力に荒れる、そんな激闘を見ているノーヴェやティアナ、スバル、コロナ、リオそして他のナンバーズたちは唖然としていた特にノーヴェとコロナはなにが何だかわからない様子だ、カウンターヒッターであるヴィヴィオの戦い方がまるっきり違うのだから。そうヴィヴィオの戦い方は【聖王オリヴィエ】が使っていた【聖王流】所謂【セイクリッド・アーツ】だ

 

「「【聖王断裂拳】!/【覇王断空拳】!」」

 

「一体どうなったんだよ!」

 

そして、空が割れもう一人の王にして最強の王【虹王】エデン・E・エーヴェルヴァイン(ヨゾラ・エヴァーガーデン)が現れた。

 

ヴィヴィオとアインハルトは完全に記憶を思いだした状態でオリヴィエとクラウスと魂が融合した状態



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9話 怒りと暴走

ヴィヴィオとアインハルトが模擬戦をしている時、空間を切り裂き現れたのは【ヨゾラ・エヴァーガーデン】だった

 

「あの子!」

 

「あっ、ランスターさん突然ですがあの時はごめんなさい感情になってしまって……」

 

「えっ、いや構わないわよ私たちだって悪いんだし……それに私ことはティアナでいいわよ」

 

「ありがとうございます其では【ティアナ姉さん】と」

 

「へっ!?////」

 

ティアナはヨゾラにお姉ちゃんと呼ばれると顔を真っ赤にして顔を隠した、それにしても衝撃波がすごいく周りの建物が半壊してるヨゾラは前方の二人を見ると笑っていたそれはもう満面の笑みで

 

「はぁ、本当に変わんないなあの二人……オリヴィエ!クラウス!そこまで!!」

 

と、ヨゾラが二人の名前を呼ぶとピタリと止まりヨゾラの方を見ると何故か怒った顔をしていた。ヨゾラには何故二人が怒っているかわかっている

 

「「“エデン”!どうしてあの時は私たちを連れて行ってくれなかった!/のですか!」」

 

「それはまた話す、今の現象を見ろやり過ぎだよ」

 

「「……あっ」」

 

そうして三人の王がこの場に揃った、オリヴィエ……ヴィヴィオは自分に起きたことを包み隠さずノーヴェたちに話した。記憶のこと力のことを全てアインハルトもヴィヴィオの覚醒に引かれるように今まで曖昧だったクラウスの力と記憶が鮮明に蘇りあの状況に至るのだった。

 

「話はわかった、それでお前は誰なんだ?」

 

「(ど、どうしよう!お兄ちゃん(エデン)がノーヴェたちを殺しちゃう!)ま、待ってノーヴェ」

 

「………」「おい!」

 

「黙れ私に触れるな!!ナンバーズごときが!」

 

「「「「「「っ!!?」」」」」」

 

ヨゾラから放たれるのも濃厚な殺気に当てられナンバーズたちは臨戦態勢に入る。そしてウェンディが気づいたそれは今から四年前のジェイル・スカリエッティが起こした大事件J・S事件のことだ

 

「っ!?思い出したっス!その顔その髪の色私たちが連れ去ったあの時の子供っス!」

 

「なに!?」『えっ!?』

 

「……お前たちが私を……ぶっ壊す

 

すると、ヨゾラの体から大量の死ぬ気の炎と殺気が溢れだした空間からヨゾラのゴーレム【機巧魔神(アスラ・マキーナ)】の『夜煌』が現れたティアナは『夜煌』の恐ろしさを知っている直ぐにノーヴェたちに伝えようとするが『夜煌』に距離は関係ない

 

「やれ『夜煌』」

 

【闇より深き――融炉より出でし……其は、科学の鎚が鍛えし玉鋼】

【闇より静けき――氷海に眠る……其は、科学の音色に凍てつく影】

 

「みんな避けてぇぇえぇぇぇえぇ!!!」

 

『夜煌』は呪文を読み終え、『夜煌』の手のは冷気を纏った重力球がありそれをノーヴェたち目掛けて投げた。近くにヴィヴィオの友だちコロナとリオがいたが今のヨゾラからしたらなにも問題はないとゆうよりどうでもいいのだ。だが、みんなの前にいたのはヴィヴィオとアインハルトだった

 

「アインハルトさん!」「はい!」

 

「「【聖覇・滅龍拳】!!」」

 

「!?」『っ!?』

 

『夜煌』から放たれた重力球はヴィヴィオとアインハルトの合体技【聖覇・滅龍拳】により消し飛んだ、

 

「落ち着いてお兄ちゃん(エデン)!ノーヴェたちはちゃんとあの時のことを向き合って反省してるの!」

 

「……向き合ってる?反省してる? そんなことは私には関係ない!!そいつらのせいで私は心も体も壊されかけた!」

 

「そ、それでも!」

 

「なら、何故あの事件が終わったから私は見つけられなかった」

 

「「「っ!?」」」

 

「答えろ、どうして私は三年も待たなくたはならなかった!!そこにいるやつらが答えなかったんじゃないのか!それとも刑務所にいるドクターとやらを裏切れなかったのか!生みの親だからか!」

 

「「「「「「………」」」」」」

 

「答えて見ろ!ナンバーズ!!」

 

すると、ヨゾラの体から禍々しいオーラが溢れついた、それに気づいたのはヴィヴィオとアインハルトだけだった。何故ならそのオーラはベルカ時代に一度見たことがあるからだヴィヴィオ(オリヴィエ)アインハルト(クラウス)が幼き頃敵国の兵士に奇襲を受け二人が大怪我をしたときにヨゾラ(エデン)は今と同じオーラを纏っていた

 

『き、聞…こ…えます…か…オリヴ…ィエ様…にク…ラウス様…』

 

「あなたユグドラシル!?どうして貴方が!」

 

『今、私のことはいいんです、マスターを助けて上げてください。マスターの『夜煌』と龍の鎧には残留信念が囚われています。ベルカ時代より蓄積されたすべての残留信念が!マスターを蝕んでいます!』

 

「ど、どうすればいいの!?」

 

『『夜煌』を壊せばいいのです!マスターの意識は【エデン様】の力が押さえてます!もうじき『夜煌』が自動(オート)で動くはずです!思いっきり破壊してください!!』

 

すると、ヨゾラのデバイスの【ユグ】の声は消え、それと同時に【機巧魔神(アスラ・マキーナ)『夜煌』】が動き出した。『夜煌』はヨゾラを掴み体の中に飲み込んだ。

 

「行きますよ、アインハルトさん!」

 

「はい、ヴィヴィオさん!」

 

「「お兄ちゃん(エデン)/エデン、今助けるから!」」

 

 

ヨゾラside

 

 

暗い暗い…私はまた暗いあの部屋にあの研修所にもどるの?いやだもう嫌なんだ一人はもう嫌なんだ誰かに見捨ててられるのはもう嫌なんだ誰かを信用するのは……あぁ。体から重い深い深い海の底にいるみたいだ

 

『力ヲ受ケ入レロ、我々ノ力ヲ……』

 

「……力?」

 

『ソウダ、我々ハ【魔神相剋者(アスラ・クライン)】』

 

「【魔神相剋者(アスラ・クライン)】……」

 

「……!」「エ……!」「エ……ン…!」

 

「??誰」「「お兄ちゃん(エデン)/エデン!!」」

 

「ふふ、ヨゾラくんあんなにも君のこと思ってくれる二人がいるんだから負けたら駄目だよ」

 

「だ、誰?」

 

『ナ、何故ダ!オ前ハ闇ノ底二封ジタ筈ダ!!』

 

「ふふ、そんなことはどうでもいいんだよ。私の可愛い子孫に変なことしないで」

 

すると、【誰か】は【魔神相剋者(アスラ・クライン)】の残留信念を体から追い出すためにヨゾラの精神体(魂)と融合し死ぬ気の炎を全身から溢れた出た。

 

 

ヨゾラout

 

 

謎の女性とヨゾラと融合する前

 

「くっ!強い」

 

「ヴィヴィオさん! ハァァアァ!!【覇王空破断】!」

 

「はいアインハルトさん!【聖王空絶破】!」

 

二人から強烈な衝撃波を飛ばし『夜煌』を怯ます、それに『夜煌』の外装はヒビが入っており壊れる寸前だった。二人はずっとヨゾラの名を呼び続けていた。

 

「「お兄ちゃん(エデン)/エデン!!」」

 

すると、『夜煌』の中心から虹色の死ぬ気の炎溢れていた。その炎は温かく落ち着く炎だった、その炎を使っているのはヨゾラだった

 

「聞こえたよ、二人の声ありがとう。ごめんね」ニコ

 

「「っ!?////(反則!)」」

 

「『夜煌』…君もごめんね、私のせいで……だから私自信がケリを着けるよ ユグ!(スゥゥゥッ!)剱の呼吸 拾肆ノ型【龍鏡・星詠み】 さようなら、またな」

 

ヨゾラはユグを【空魔圧式・月日輪居合刀『黄昏─輪廻─』】に変え【全集中の呼吸】を使い一瞬にして『夜煌』の前に立ち刀を斜めに一閃し複数の方向に地を這う斬撃を放ちさらに、地を這う斬撃の合間を埋める様に龍爪型のうねる斬撃が伴っていた『夜煌』は諸に食らい跡形もなく消し飛んだ。周りにいた者たちは驚いて声もでない。だけど二人だけが笑っていた。

 

「やっぱり、お兄ちゃん(エデン)強いですね!」

 

「えぇ、さすがです」

 

「ありがと♪」

 

だが、ヨゾラは『夜煌』乗っ取られ力を半分以上座れていて体もボロボロだった。だからなのかヨゾラは前のめり倒れたいった。そこから力を使い果たしたヨゾラはぐっすりと眠っているのだった。




オリヴィエが作り出したセイクリッドアーツ【聖王空絶破】
形は覇王流の【覇王空破断】とほぼ同じ

セイクリッドアーツとカイザーアーツの合成技【聖覇・滅龍拳】
フェアリーテイルのセイバートゥースのスティングとローグの合体魔法の【聖影竜閃牙】

剱の呼吸 拾肆ノ型【龍鏡・星詠み】(りゅうきょう・ほしよみ)
刀を斜めに一閃し複数の方向に地を這う斬撃を放つ。さらに、地を這う斬撃の合間を埋める様に龍爪型のうねる斬撃が伴っている。


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10話 再開(弐)

「ここは?」

 

「あ、起きたかい?ヨゾラくん」

 

「【虹王様】?あのここはどこですか?」

 

「ここのヨゾラくんの精神世界さ、君の世界は綺麗だね」

 

そう、ここはヨゾラの精神世界…目の前には白銀の草花に満天の星々その奥には真紅の花に燃え盛る太陽があった。その世界を囲むように死ぬ気の炎があった、【初代虹王】曰く自分が与えた力とヨゾラが持っていた力が混ざりあったことにより作られた世界だそうだ、そしてヨゾラは【初代虹王】に外の世界のことを聞いた

 

「今の君は重症で入院中さ『夜煌』を倒すときに無茶してあんな技を繰り出すんだから驚いたよ……私の無限流(インフィニティ・アーツ)と君の【全集中の呼吸】…君なら私が越えられなかった技の極致に至れるかもしれないね」

 

「はい!頑張ります」

 

「それとヨゾラくんの暴走についてなんだけど、原因は長い時間のはて所有者から負の感情が【虹の73リング(トリニセッテイーリスリング)】に蓄積されヨゾラくんの負の感情に共鳴して【機巧魔神(アスラ・マキーナ)『夜煌』】とゆう形で現れたんだ。『夜煌』を通して君の感情を刺激してあの暴走に至った。安心して『夜煌』は君の攻撃で消滅…残留信念も共に消えたよ」

 

ヨゾラに取って『夜煌』は最初にできたゴーレムだ愛着も合ったしなにより信頼していた他の人は変に思うかも知れないがヨゾラは『夜』を信頼していたのだ

 

「そぅ…ですか」

 

「『夜煌』はヨゾラくんの【機巧魔神(アスラ・マキーナ)】だけどまだ“未完成”だっただよ。」

 

「え?未完成?」

 

ヨゾラは【初代虹王】の言っていることが分からなかった、だったらあの『夜煌』は一体何なんだと

 

「正確には『夜煌』はヨゾラくん本来の機巧魔神(アスラ・マキーナ)の力の一端さ、未完成って言うのはヨゾラくんに本来の『夜煌』いや本来の名は『夜刀神』は力が強すぎるためほとんどの力を封印していたんだ」

 

「その機巧魔神(アスラ・マキーナ)が『夜刀神』」

 

「そうさ、でもまだ今のヨゾラくんには扱えない。それに最後のピースがまだ足りてないからね」

 

【初代虹王】はヨゾラにそう笑いかけた、なんでもピースが必要らしくその為にはヨゾラの魔力と死ぬ気の炎が大量に要るため当分は魔法や死ぬ気の炎は使えないみたいだ

 

「さて、そろそろ起きる時間だね。オリヴィエやクラウスのことよろしくね【二代目虹王】私たちは君をずっと見守っているよ?ヨゾラ君」

 

「はい」

 

ヨゾラ『夜煌』を倒してから眠ってかは1日が経っていた、ベッドの横には義理の母親『ユーフィミア』と『フェイト』妹の『ヴィヴィオ』がいた。だけどヨゾラは三人を置いて病室をでた、その様子を遅れてきたなのはが見ていた。

 

「??ヨゾラくん?」

 

―――――病院近くの海が見える丘―――――

 

「…………」

 

「……ヨ」

 

なのははヨゾラの後追い、声をかけようとするとヨゾラは綺麗な歌声で歌を歌った、なのはの声が止まったその声は悲しく寂しい歌声だったでもそんな中でもとても美しい綺麗な歌声でもあった。

 

「~~~~~♪~~~♪~~~~~♪」

 

その姿は月光に当てられ純白の髪がキラキラと輝き幻想的だった、そんなヨゾラの歌声が病院中に広がり多くの病人が外に出てきた。その中にはユーフィミア、フェイト、ヴィヴィオの姿があった汗を流しながらヨゾラが突然居なくなったと気付き探し回ってたのだろう

 

「~~~~~♪~~~♪~~~~~♪」

 

「……綺麗な歌声」

 

「ぅん、私なんか元気になってきた!」

 

「僕も頑張って病気に勝つよ!」

 

「ワシも頑張るかのぅ」

 

ヨゾラの歌声は入院している人たちの心を動かしていた、そして翌日ヨゾラの歌声で奇跡も起こしていた。

 

「~~~~~♪~~~♪~~~~~♪(まだ、足りない……)♪~~~~~♪~~~♪~~~~~♪」

 

「歌が変わった?」

 

何故、ヨゾラが歌っているのかそれは【初代虹王】がヨゾラに頼んだからだ。それは【夜天の書】から切り離された【紫天の書】と【砕け得ぬ闇】こと【"ユーリ・E・エーヴェルヴァイン"】とその【闇の書の闇】の防御プログラムから作り出された【マテリアルズ】そしてもう一人だ。するとヨゾラの魔力に共鳴して【赤紫】【紫】【赤】【青】そして【白】。その場にいたフェイトとなのはは驚きを隠せなかった。何故なら魔法陣には彼女たちが知っている人物がいたからだ



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11話 再開(惨)

魔法陣には彼女たちがよく知っている人物がいたからだった

 

「紫天の盟主 ユーリ・E・エーヴェルヴァイン」

「闇統べる王 ロード・ディアーチェ」

「星光の殲滅者 シュテル・ザ・デストラクター」

「雷刃の襲撃者 レヴィ・ザ・スラッシャー」

「祝福の風 リインフォース・アインス」

 

「「嘘!?」」

 

そこに居たのはかつてなのはとフェイトが戦いわかりあった五人だった、ただ違うところがあるとすればディアーチェ、シュテル、レヴィが成長しているってこと

 

「御主か我々に干渉し姿を構築したのは」

 

「ハァ…ハァ…そう…だよ。久しぶりだねユーリ」

 

「っ!?やっぱりお兄様なのですか?」「ぅん」ニコッ ダキ!

 

「お兄様!!どうして私を一人したのですか!私はお兄様が居ないと……お兄様だけでよかったのに…」

 

その様子を見ていたディアーチェたちは驚いたよあの恥ずかしがりで内気なユーリがここまで感情を出すとは思っても見なかったからだ。そして、シュテルはなのはに気づいた

 

「お久しぶりですね、ナノハ」

 

「ぅん、シュテルも」

 

「おおー!フェイトだ!」

 

「レヴィが私の名前をちゃんと呼んでる?!」「なにぉ~ー!」

 

「話の続きだけど、【闇統べる王】の言う通り私が君たちを呼び構築させた、前と違い生身の体と変わらないと思うよ?」

 

「うむ、確かに前とは比べ物にならな」

 

「はい、魔力の馴染みかたが全く違います」

 

「いっぱい暴れれるぞぉ!」

 

「……」ギュウ!!

 

「………私は何故ここに?」

 

「それはあなたが夜天の書の主とその騎士たちの元へいきたがっていたからですよ、だから私は歌であなたやユーリたちに干渉したんです」

 

そう歌は唯一世界に干渉しゆること、ある世界では何百年と行われていた争いも歌で納めた。歌は人の感情に共鳴しゆる何かがあるそれをヨゾラはやってのけたのだ歌は人を繋ぐと言うことを、それにヨゾラは【初代虹王】に頼まれたのだ最愛の妹【ユーリ】のことを

 

「ユーリ、私はユーリの兄【エデン・E・エーヴェルヴァイン】から力と記憶(知識)、経験を受けついだ……本当の兄ではないけど私の妹になってくれるかい?」

 

「何をいってるのですか?お兄様 私にとってお兄様はお兄様だけです例え姿形が変わっても私の大好きなお兄様です!!」

 

「ありがとう、ユーリ」

 

「私たち完全に空気ですね、ユフィさん」

 

「そうねぇ、ヴィヴィオちゃん ん?ヨルくんの妹ってことは私の娘?!」

 

「そうなるけどいいかな?お母さん」「いいわよ!!」

 

こうして、ユーリはユーフィミアの娘となった。必然的にディアーチェ、シュテル、レヴィもユーフィミアの娘となりヨゾラとユーリの姉となった

 

「「「即答!?」」」

 

「さて、あなたはどうする?【祝福の風】あなたの好きなようにするといいよ私は止めない」

 

「アインスさん、はやてちゃんのところに……」

 

「私が主のところに今さら戻ってどうなる…」

 

「でも!はやてはあなたのことずっと帰って来るって信じてるんだよ!今でも!」

 

「……主」

 

アインスは悩んでいたこの数十年八神はやてに辛い悲しい思いをさせておいて今さらどんな顔をして会えば良いのかと…自分が会いに行って今の幸せが壊れないかとそう思っている

 

「他の人のことは聞いてないんです、今貴女の思っていることを口にすればいいと思いますよ私は(そろそろかな?)」

 

「!? わ、私は主はやてに会いたい!」

 

「ここやんなぁ?連絡のあった場所って」

 

「ですが、主ここは病院ですよ?」

 

「そうだぜ、はやてなんでそんなメール信じるんだよ」

 

「せやかて、『貴女の一番会いたい人に会わせます』って書いてあったし嘘でも会いたいやん?"アインス"に」

 

「主/はやて/はやてちゃん」

 

「でもなんだか人多いですね、なにかやってるんですかね?」

 

そして、八神家のみんなが人混みを抜けると後ろ姿だがはやてにはわかるそこにいたのはこの世で一番会いたかった人物がそこにいた。

 

「なっ!?」「おい、嘘だろ…」「嘘!?」「なに!?」

 

「ア、アインスなん?」

 

「……主はやて、ただいま戻りました!」ポロポロ ニコ

 

アインスは夜天の書の主である【八神はやて】に会うことができた、夜天の騎士たちも驚いていたがすぐに警戒度が上がった何故なら、ディアーチェたちがいたからである。

 

「ヴィータちゃん落ち着いてシュテルたちはもう敵じゃないの」

 

「シグナムもだよ!」

 

「で、でもなんでアインスがここに?」

 

「それは……」

 

アインスはヨゾラのほうをチラッとみるとはやてやシグナムたちはさらに驚いた。この数年どこにいるか分からなかった子供が目の前にいたから機動六課の時に連れ去られたヨゾラがいたからだ、がヨゾラ本人は不思議そうな顔をしていた

 

「もしかして、フェイト母さんこの人たちに私のこと言って無かったの?」ジトー

 

「え!えーと、はやても忙しいかなぁって……ごめんなさい」

 

「フェイト母さんと明日一日口を聞きません!」「そ!そんなぁあんまりだよぉ!ヨゾラぁぁ!」

 

はやてはそんな光景を見てホッとしていた、なんせフェイトはヨゾラを見つけ連れて帰ろうとするがヨゾラとまともに喋れず攻撃され帰って来たときは一昔のフェイトに戻っていたとなのはが言っていた。

 

「なぁアインス!これから一緒に暮らせるんやな!」

 

「……はい」「じゃぁ「ですが!」?」

 

「私は主はやてとは共に行けません」「……なんでか聞いてもええ?」

 

「私は、彼に救われ今ここにいます。私は彼に……ヨゾラに付いておこうと思います。彼を見ていると何だか懐かしく心が落ち着くんです私の勝手ですが主はやてお願いです!」

 

「……わかった、アインスのことや自分で決めたらええ!たまには家に遊びに来てな!」

 

「ありがとうございます!」

 

そして、アインスとはやての話は終わりヨゾラの元に向かった

 

「話は終わりましたか?」

 

「あぁ、私はヨゾラについていこうと思う」

 

「そうですか、私に……え!?」

 

「……ダメか?」

 

「うっ!主さんはなんていってるんですか?」

 

「大丈夫だそうだ、たまに遊びに来てくれと言っていた」

 

「だったら、私が止める理由がないです。よろしくねアインス"姉さん"♪」ニコ

 

「よ、よろしくヨゾラ/////」

 

また、ヨゾラは無茶に魔力と死ぬ気の炎を使ったことによりまた入院する事となった。その次の日からいろんな人がヨゾラの病室に来てお礼を言われ続けていた。

 




エデンの家族構成

母親:ユーフィミア・エヴァーガーデン
長男:エデン・エヴァーガーデン
長女:アインス・エヴァーガーデン
次女:ディアーチェ・エヴァーガーデン
三女:シュテル・エヴァーガーデン
四女:レヴィ・エヴァーガーデン
五女:ユーリ・エヴァーガーデン


大家族や
エデンはユーリ意外みんな姉になります


ユーリとマテリアルズの性格とかはすこし違います


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12話 冥王と少しの記憶

ヨゾラの入院が伸びたあとも病人の人やその親族や恋人からのお礼は絶えずにいた。昨夜のヨゾラの歌を聞いてから病気が死滅や治って居たりしている。医者からもどうやったか聞かれる始末である

 

私はただ歌っただけ他人は知らないと本人は言っている。ただ考えられるのが無意識に死ぬ気の炎が漏れでていてそれを浴びた病人たちが治っていった、これしかないだろう

 

 

―――――お昼時の中庭――――

 

「はぁ、疲れた」

 

「あなた様が【ヨゾラ・エヴァーガーデン】様」

 

「?あなたは?」

 

「私はこの病院の院長をしています【トニー・ジャック】と申します。私は昨日の夜のことを知っています、なのであなた様に会わせたい方がいるのです…名は【冥王イクスヴェリア】様です」

 

「……イクス…ヴェリア…!そうか…イクス君は"生きていたのか"」

 

ヨゾラはこの二日で死ぬ気の炎を限界以上に使ったことにより【初代虹王】の記憶が鮮明なっていた、それは初代に塗りつぶされているのかはわからないがこれだけは言えることがあるヨゾラは記憶が鮮明になるにつれ強くなっていた。

 

「どうかしたしたか?」

 

「いえ、なんでも会わせくださいイクスに」

 

「分かりました」

 

それからヨゾラはイクスに会いに特別病棟に向かった。そしてそこにいた少女は300年前となにも変わらぬ姿でベッドに寝ていた。そして院長からイクスがどこでどんな風に見つかったを話した。

 

「そ、そうかヴィヴィオとあの青髪の戦闘機人が…それにマリアージュも約束を守ってくれたのか…」

 

「はい」

 

それからヨゾラはイクスにいろんな話をした楽しかったこと、嬉しいかったこと、悲しかったこと、いろんな感情の話を

 

「それじゃぁ、またなイクス」

 

「……ピクッ」

 

ヨゾラにはある時……『夜煌』が暴走した時から【誰かの記憶】が流れ込んでくることがある、ベルカの戦乱から百年年がたったぐらい世界は灰色の空は青く澄んでいた腐りきっていた大地も緑豊かになっていた。そして、ある王国の王宮の庭には紅の瞳に長いブロンドの髪の美女がいた、その美女の前にいる女性はいつも同じことを訪ねる

 

『それがあなたの答えなの?ユエ』と【ユエ】と呼ばれる人は必ず『はい』と答える、そして目の前が闇に呑まれるといつもそこで目を覚ます。それにヨゾラは夢に見る王宮の庭は見に覚えがあった、それは忌々しいあの研究所の地下同じ物を見たことがある

 

「まさか、あそこに夢に出た刀が……?行ってみるか……」

 

その日、ヨゾラは退院してヨゾラの母親【ユーフィミア・エヴァーガーデン】にこう伝えた。感情もなく表情もなく無愛想に

 

「……お母さん、しばらく帰らないから……それじゃ」

 

「……え?ヨルくん!?」

 

『??』

 

エデンはユーフィミアやアインスたちをそう告げ、すぐに研究所後に向かった。



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13話 魔神王ノ刀

ヨゾラが消えてから数日、いつも明るいユーフィミアは世界に絶望したような顔つきになっており、なにも手に付かない状態だ。ユーリも似たような感じでドンヨリしているアインスも気が気ではないのかいつもオロオロしている。シュテルもいつも以上に無口だあのレヴィでさえ元気がない、普通を装って普通じゃないのがディアーチェだ。そして一番はフェイトだったヨゾラがいなくなったことを聞くとぶっ倒れて寝込んでいるしいつも目には涙を浮かべていて仕事も手に付かない状態だ

 

その頃、ヨゾラはフェイトたちに保護された数ヶ月間を除き数十年間も居た研究所兼実験所にきていた、ただこの数日経っても何の手がかりがなかった。あの日、ヨゾラの攻撃により吹き飛んだはずの実験所はなぜか大半が元に戻っていたそれにヨゾラの知らない魔法結界が張られておりこの数日で外に出れなくなった

 

「どうなってるんだ?」

 

『このような結界魔法はデータベースには存在しません』

 

「うん、ユグの言う通り私もこんな魔法は知らない……けど…」

 

『? マスター?』

 

「い…いや、何でもないよ」

 

それからもヨゾラはいろんな場所探した、そしてようやく見つけた地下に続く道を……だけど、その道から先は空気とゆうか雰囲気が違う場所だったヨゾラが階段を降りていくとそこには夢で見た王宮があった、ただ人の気配はなかった

 

「こ、これは……私はここを知っている??」

 

『マスターはここに来たことがあるのですか?!』

 

「いや、来たことはないと思う……でも、記憶にある。懐かしい記憶が」

 

そして、ヨゾラは懐かしい記憶を辿り王宮の中に入っていく奥に進んでいくと強い力を感じる刀が折れて錆び付いた状態でカプセルポッドの中に入っていた、ヨゾラはその刀を見て直感したこの刀は未完成である【機巧魔神(アスラ・キーナ)『夜刀神』】の最後の1ピースなんだと

 

「でも、刀は折れて錆び付いてるし…」

 

ヨゾラは無意識に折れて錆び付いてる刀が入っているカプセルポッドを触れると刀が光輝くと刀は元の綺麗な状態になったいた。すると刀のカプセルポッドの後ろの大きなポッドには『夜刀神』が現れ、刀に封印されていた【機巧魔神(アスラ・キーナ)】である『夜刀神』に集結し融合していく、融合完了まであと24時間とカウントダウンが始まった。

 

そして、ヨゾラは段々意識が遠くなりポッドに触れてからの先をよく覚えていない。だがヨゾラは夢をみていた知るはずのない人間の……遥か昔の存在を隠されたもう一人の王"アルハザード王女"【魔神王ユティエア・イーリス・アルハザード】の記憶を




「起きて【夜刀神】」の掛け声で現れる
【夜刀神】は今まで存在した【機巧魔神(アスラ・キーナ)】の中で最強の【機巧魔神(アスラ・キーナ)】であり【魔神相剋者(アスラ・クライン)】でもある。それに【機巧魔神(アスラ・キーナ)】が【魔神相剋者(アスラ・クライン)】に至るには魔力を持つ"少女"と契約することで使い魔が生まれる【魔神相剋者(アスラ・クライン)】の使い魔は互いに共鳴し魔力を無限に増幅させているこの状態を【慟哭する魔神の王(クライング・アスラ)】と呼び無敵に等しい。

姿:クロスアンジュのラグナメイル【ヒステリカ】とヴァルヴゥレイヴ【ダーインスレイヴ】を合わせた感じ
基本的のは【ヒステリカ】に【ダーインスレイヴ】の要素もあり背中に黒い太陽のような光輪の中に白い三日月、肩には龍の顔があり籠手には真紅・白銀・漆黒・蒼月の宝玉がある。

呪文【闇より永き終焉より出でし――其は、科学の神王が裁きし創世】
【闇より永き練獄より出でし――其は、科学の魔神を越えし原初】


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14話 魔神王の記憶と力の継承

ここはどこだ?私は確か研究所に……ってこの風景って夢の中の…

 

「ユエさま!私と結婚前提にお付き合いしてください!」

 

「無理よ私は誰とも結婚しないし付き合わないわ!それに私はすでに好きな人いるし」

 

「そ、そんなぁ!」

 

「それじゃぁね!」

 

綺麗なブロンドの長い髪の美女は去っていった、崩れる男の人をほってそれからいろんな景色を見た。ベルカの戦乱では見れなかった動物や植物、空と大地笑顔の人々争いは有るけどベルカとは違う小規模の争いだ、でもそれは必要なことでもあるそこに必ず現れるのは【ユエ】と呼ばれていた美女だった、手のは刀を持ちヨゾラと同じ【機巧魔神(アスラ・キーナ)】である『鋼』を操り争いを止めていた。

 

「やめなさい!」

 

でも、止め方は乱暴そのものだった。『鋼』による超重力球を無数に放ち争っている人たちの間の落としていた

 

「………」『……………』

 

ヨゾラも争っていた人たちも声が出なかった、手加減なしの『鋼』の攻撃は巨大なクレーターを作りそのクレーターは時空が歪んでいた。争っていた人たちは恐ろしくなり逃げ出した。それからはいろんな場所に向かっては争いを止め回っていたそこで良くできてたのが【機巧魔神(アスラ・キーナ)】だった。

 

「はじめましてかしら?ヨゾラくん」

 

「っ!?」

 

さっきの景色が嘘のように周りが闇に呑まれていった、目の前には【魔神王】こと【ユティエア・イーリス・アルハザード】がそこにいた

 

「あぁ!ごめんね」

 

と、言うとユエは明かりをつけた。ヨゾラがいた研究所とは違う場所だったここは夢でも見たことがなかった

 

「ようこそ!私のラボへ!ヨゾラ・エヴァーガーデンくん…いいえ、私の子孫【ヨゾラ・E・アルハザード】!!」

 

「え?私が貴女の子孫?」

 

「そうよ?ヨゾラ君、あの人の記憶のせいで私の記憶が思い出すことが出来なかったのね!それにここはもともと貴方の両親が使っていた家よ?」

 

「は?(あの人?誰だ)」

 

「あなたが生まれて間もなく貴方の両親がここを使っていた研究者たちに殺されてその研究者たちがここを乗っ取ったのよ。ここは都合のいい場所だからね……」

 

「………あいつらが私の両親を…でも、なんでそんなこと知ってるんですか?」

 

「それは私がずっとここにいたからよ?…ずっと…ずっとね」

 

ユエ、曰くユエが死んでからユエの意識はあの刀【黒赭日輪閻魔刀(ヤマト)】に宿っていただけど、見ているだけでなにも出来なかったことを悔やんでいた。

 

「あっそうだ!ヨゾラ君には私の記憶と力を受け継いで欲しいの!まぁあなたが本来の受け継ぐはずの力や記憶、経験なんだけどね」ニガワライ

 

「……うん、いいよ!」ニコッ「(か!かわいい!)コ、コホンそれじゃ【黒赭日輪閻魔刀(ヤマト)】を握って」

 

「で、でも。折れてるよ?」

 

「ふふ、大丈夫よ!丁度ヨゾラ専用の【機巧魔神(アスラ・キーナ)】が完全に完成したわ名前は【夜刀神】よ!」

 

「そこに居るんだよな?『夜刀神』……私と行こう共に…!」

 

すると、ヨゾラ……いいや、【ヨゾラ・E・アルハザード】が【黒赭日輪閻魔刀(ヤマト)】を掴むと刀に真紅、白銀、漆黒、蒼青の龍紋が現れ【黒赭日輪閻魔刀(ヤマト)】はヨゾラの紋様が刻まれ【機巧魔神(アスラ・キーナ)】の呪文が発動した

 

『ヨゾラ君、あとはよろしくね』

 

「はい!……我は今解放する、【魔神王】の継承しここに顕現する――【四代目代目魔神王】にして【四代目虹王】なり――我の真名は【ヨゾラ・E・アルハザード】 起きて『夜刀神』!」

 

【闇より永き終焉より出でし――其は、科学の神王が裁きし創世】

【闇より永き練獄より出でし――其は、科学の魔神を越えし原初】

 

クロスアンジュのラグナメイル【ヒステリカ】とヴァルヴゥレイヴ【ダーインスレイヴ】を合わせた感じ、基本的のは【ヒステリカ】に【ダーインスレイヴ】の要素もあり背中に黒い太陽のような光輪の中に白い三日月、肩には龍の顔があり籠手には真紅・白銀・漆黒・蒼月の宝玉がある。

 

「これが…私の完成形の【機巧魔神(アスラ・キーナ)】『夜刀神』」

 

「いいえ!【魔神相剋者(アスラ・クライン)】よ!この中には【虹王エデン】の使い魔だった八咫烏の【クロウ】がいるからね、クロウから無限に魔力供給が行われるから普通の【機巧魔神(アスラ・キーナ)】じゃすぐに壊れてしまうでも!この『夜刀神』なら!」

 

「クロウ……ありがと!……って!ユエさん体が!」

 

「ふふん、貴方に力の継承も終わったからね大切にしてよ?私の最高傑作を!あっ!それからアルハザードの天空庭園にはその【黒赭日輪閻魔刀(ヤマト)】があれば行けるわ!それじゃぁね!ヨゾラ君 私の子孫!」

 

「はい!」

 

ユエさんは満足そうな顔をして笑顔で消えて行った。そして、ヨゾラは数日ぶりに家に戻ったユフィーたちからはかなり怒られたがヨゾラは本当の名前のことも含め今までのことを話した。その後フェイトたちにも会いにいった、そしてこれからはヨゾラはどちらも本当の名前だと思っている。だけどこれからはユーフィミアからもらった【エヴァーガーデン】の姓を大事にしたいとこれからも【ヨゾラ・エヴァーガーデン】と名乗ることになった。

 

 

 




1話、2話で出てきた八咫烏の【クロウ】は虹王エデンの使い魔である

八咫烏の中でもかなりの力の持ち主で【天空の黒翼神】と恐れられていて、自身の大きさを自由に帰られエデンといるときは普通の鴉と同じ大きさで戦闘になると体長7メートルのまで大きくなる


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15話 ユグドラシルと桜の呼吸

ヨゾラがユーフィミアたちに怒られてから翌日、ヨゾラはユフィの願いにより学校……St.ヒルデ魔法学院の中等科一年生にやっと転校することに決まった。

 

「どうかしましたか?ヨゾラなにか嬉しそうですが?」

 

「あっ!シュテル姉!明日から"初めての学校"なんだ!それが嬉しくて!」

 

「なるほどそうゆうことだったんですね」フフ

 

「あー、楽しいだぁ」

 

それから、ヨゾラは初めての学校にわくわくしならがいつものトレーニングを始めようとしていたが、【魔神王ユエ】から【黒赭日輪閻魔刀(ヤマト)】を貰った後【黒赭日輪閻魔刀(ヤマト)】からヨゾラが使っている【"戦闘呼吸法"】とは違う呼吸に関する記憶が流れていたのだ

 

「【ユグ】起きて」

 

『おはようございます、マスター。お体に違和感はないですか?』

 

「私の心配より自分の心配してよ【ユグ】……」

 

『いえ、私の全てはマスターのためですから』

 

「…それでも、ごめん【ユグ】私のせいで【ユグ】を破損させてしまった…」

 

『そ、それはマスターが気にすることでは……』「気にするさ!【ユグ】はもう私の家族なんだ!ただのデバイスじゃない!」

 

『っ!? ……マスター』

 

ヨゾラがナンバーズに怒りを爆発させて暴走した【機巧魔神(アスラ・キーナ)『夜煌』】の時の反動がヨゾラにではなく【ユグドラシル】にいった何故なら【ユグドラシル】が半分以上も負担していた、マスターが大事だから大好きだから

 

『で、ですが。私は"道具"です。マスターに出会う前は私を扱える魔導士は愚か戦闘機人でさえ私を扱えなかったそれは私がベルカ時代に作られたデバイスとゆうこともありますが、それでも私を…私と言う力を誰にも扱われなく破棄処分まで行きました。それから私はユーフィミア様の元に送られマスターに出会いました……起動後はまた私は誰にも使われないと思いました…ですが、“また”同じマスターにマスター認証したとき私はマスターの魔力に共鳴するように(コア)に馴染んだんです』

 

「………【ユグ】」

 

『この方なら私をちゃんと"一つの力"として“道具”として使ってくれるとそう思いました…』

 

「【ユグ】君は道具何かじゃない、君は私の友人家族だ!君が道具と言うおと私は認めない!君は【ユグドラシルダ・カーポ】は私の……私たちの家族だ!!」

 

『……マスター』

 

「この話しは終わりだ!」『はい!』

 

ユグとの話が終わり、呼吸方についてヨゾラはトレーニングし始めるが【ユエ】の記憶通り呼吸をするもヨゾラの【全集中の呼吸】と違い慣れてない呼吸をすると肺が悲鳴をあげるが数分もするはヨゾラの肺は呼吸……【剱の呼吸】と【桜の呼吸】に慣れる。そしてまだヨゾラが完璧に扱えていない【全集中の呼吸・常中】は【全集中の呼吸】を瞬間的ではなく寝ている時も含め四六時中やり続けること、これはいくら記憶の中で出来ていてもそれは単なる記憶の中。リアルに体でしようとすると全身に多大なる負担がかかる…が、ヨゾラはユエの記憶のお陰でコツをすぐに掴みその才能を開花させた普通なら何年も掛かる【全集中の呼吸・常中】を初めてから数時間で極めたのだっだ

 

「すごいこれが【全集中の呼吸・常中】か…体が軽い技もラグが無くなる」

 

『それではマスターそろそろ実戦で試しますか?』

 

「そうだな、頼むよ【黒赭日輪閻魔刀(ヤマト)】」

 

すると、ヨゾラの腰辺りから時空が裂け【黒赭日輪閻魔刀(ヤマト)】が現れたそして【ユグ】がシミュレーションスフィアをだし実戦を開始した

 

「シュゥゥゥッ!)桜の呼吸 惨ノ型【枝垂桜・神凪ぎ】」

 

すると、【黒赭日輪閻魔刀(ヤマト)】を構えたヨゾラが一瞬で消えると敵も一瞬にして消えた。ただ技を繰り出しただけでシミュレーションスフィアも終わってしまった

 

「これは予想以上の威力と鋭さ…すごい」

 

『これでは(フフ)シミュレーションスフィアでは無理ですね』

 

「そうだね、ユエさんのおかげで【全集中の呼吸】も【常中】もコツを掴んで習得したし、剱の呼吸も完成した。そろそろ家に帰ろうか【ユグ】」

 

『はい、マスター!』




桜の呼吸 惨ノ型【枝垂桜・神凪ぎ】(しだれざくら・かみなぎ)
下から上もしくは上から下に振り上げてから特殊な軌道がわからない横薙ぎ


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16話 友との再開

ユグとの話し合いから翌日、ヨゾラが楽しみにしていたSt.ヒルデ魔法学院の中等科一年生への登校日である

 

「ヨルく~ん、そろそろ学校いくよー」 

 

「はーい!ってお母さんもいくの?」

 

「そうよ!まだ学校に挨拶してないから、今日は一緒に行くの」

 

そうして、ヨゾラはSt.ヒルデ魔法学院の中等科の職員室にユーフィミアは理事長室になんでもユーフィミアとSt.ヒルデ魔法学院の理事長は顔馴染みみたいで昔はよく家に着たり二人で飲みにいったりしてたみたいだ、ユーフィミアが娘と夫を亡くすまでは…だけど、ヨゾラの存在や最近家族になったアインスたちのお陰で昔以上に元気になっていたと理事長はビックリしていた。

 

「じゃぁ、私が呼んだら教室に入ってきてね?」

 

「分かりました」

 

「(この子可愛すぎない?髪の毛なんてキラキラしてるし、うちのクラスのストラトスさんと同じオッドアイだしこんな子が男の子だなんて、世も末ね)ジィー」

 

「あ、あの先生?そんにマジマジと見られると恥ずかしいと言うかなんと言うか……」

 

「あっ!ごめんなさいね!つい、エヴァーガーデンくんが愛らしかったから」

 

「い、いえ。家族以外に見られるの慣れてなくて…」

 

「そうなのね(そういえば、理事長先生が学校には行ってなかったって言ってたわね)そろそろ教室に着くわ準備いい?」

 

ヨゾラは孤児院育ちと嘘をついていて学校もろくに行けてないとゆう設定だ、だが勉強面は優秀でSt.ヒルデ魔法学院の全教科テストの問題を全て満点と言う、ヨゾラはスポンジの如く知識を吸収していった勉強を教えた姉のシュテルとディアーチェは驚いていた。ちなみにレビィも勉強していたが途中で駄々をこね寝てしまった

 

「は、はい!」

 

アインハルトside

 

どうも、私は【アインハルト・ストラトス】と申します。あの日(エデン)が暴走してから数週間が経ちましたお見舞いに行ったのですがすでに退院していてどこにいったのか分からなくなってしまいました、まだもっと話したかった、離れたくなかった、あの時のことを聞きたかったどうして私やオリヴィエに何も言わず戦場に向かったのかどうして頼ってくれなかったのか……私は、今でも悔やんでいます

 

「はーい、みんな席についてるわね!さて早速だけど今日からこのクラスに新しい仲間が来ています!」

 

「それって転校生!?」「女の子ですかぁ?男の子ですかぁ?」「かわいいですか!!カッコいいですか!!」ざわざわざわざわ

 

皆さんは、転校生のことで盛り上がっていますが私には関係の無いことです、そんなことよりどうすればに会えるかです、とそんなことを考えているとあまりにもうるさい生徒たちにすこし怒った声で注意しました、すると皆さんは先生の気迫?に押され静かになりました。しかしこの時は私にも予想外なことが起こりました それは…

 

「もう!そんなにうるさいと転校生くんが中に入れないでしょ! まぁ質問の答えは自分の目で見なさいそれじゃ入ってきたて」

 

「はい(ガラガラ)皆さん、初めまして私の名前は【ヨゾラ・エヴァーガーデン】ですよろしくお願いします」ニコ「っ!?」ガタッ

「きゃぁあぁぁあぁぁあぁぁあ!!/うぉぉおおおぉぉぉぉ!!!」

 

『かわいい!!』

 

そこには、私がずっと思っていた本人が居ました

 

アインハルトout

 

「(う、うるさい…)」

 

「はーい!静かに!静かにしなさい!!(シーン) ストラトスさん?どうかしましたか?」

 

「ん?ストラトス?」

 

すると、ヨゾラとアインハルトとの目が合うとアインハルトはすこし涙目になるがそれをこらえてヨゾラの方を真っ直ぐ見つめた

 

「数週間振りだね、クラウス(アインハルト)

 

「えぇ、そうですねエデ……ヨゾラさん」



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17話 大切な仲間

「あら?お二人は知り合いなの?」

 

「はい」

 

「それじゃ席も丁度ストラトスさんの隣が空いてるからそこに座って何かあるばストラトスさんに聞けばいいわ!」

 

「分かりました、よろしくアインハルト」

 

「よろしくお願いします、ヨゾラさん」

 

それからヨゾラは初めての学校の授業を受けた、St.ヒルデ魔法学院の全範囲はシュテルとディアーチェにより全て把握しているため授業面自体はそうでもないが学校と言う場所で受けることがヨゾラにとってそれが嬉しいのだ。なので今のヨゾラはニコニコしているため隣のアインハルトとクラスのみんなは

 

「(なんですか!なんですかその可愛い笑顔は!)」

 

『(かわいいぃぃぃいぃいいぃいぃ!!!)』

 

と、内心思っている。そんな中ヨゾラは授業が終わるまでずっとニコニコしていたそんなこんで放課後になり理事長室からユーフィミアがでてきた。

 

「あっ、お母さんまだ居たの?」

 

「えぇ、すこし昔の話で盛り上がって話し込んじゃった!」

 

「お、お兄ちゃん!?」「「っ!?」」

 

「あっ、ヴィヴィオ」

 

「何でこんなところに!?それにその制服中等部の!」

 

「今日からこの学園の中等部に転校することになったんだよ」

 

「えー!何で言ってくれなかったの?!」

 

「サプライズだよ、サプライズまぁもっと違う形でしたかったけど……ん?君たちは…」

 

「「こんにちは!」」

 

そこにいたのは、暴走したあの時にティアナたちのそばにいたヴィヴィオの友達のコロナ・ティミルとリオ・ウェズリーの二人だった。そのコロナとリオはヨゾラを見てすこしビックリしていた、何故ならヨゾラの膨大な魔力と最強と言っても過言ではない力を目の当たり(まのあたり)しているためすこしヨゾラのことが怖いのだ。ヴィヴィオからある程度の理由は聞いているためコロナたちはヨゾラを責めてはいない

 

「あの時はごめんね、頭に血が上って魔力のリミッターと制御が狂ってしまって……怪我はなかったかな?」

 

「は、はい!私たちは何とも無かったです!ね!リオ(やっぱり綺麗な人……男の人とは思えないよ)」

 

「そうだよ!ヴィヴィオのお兄さん!私たちは大丈夫!」

 

「そうか、ならよかったよ」

 

すると、ヴィヴィオが思い出したようにヨゾラに一週間後に友達がやっているホテルで合宿をやるから来てと言われた。因みにアインハルトはすでに誘われていて了解しているらしい、ユーフィミアはヨゾラにアイコンタクトで「行ってもいいよ」と言うがヨゾラは

 

「ごめん。ヴィヴィオその日はやらなくちゃいけないことがあるから、行けないよ」

 

「…そっか」

 

と、ヴィヴィオはあからさまに落ち込んでいてそれを見かねたコロナとリオがヴィヴィオを慰めていた

 

「ヴィヴィオ次の休みにどこか出掛けようそれに君たち二人もお詫びをかねてね」

 

「パァァァ!!)うん!!絶対だよ!お兄ちゃん」♪~♪

 

ヴィヴィオはスキップをしながら先に行ってしまった

 

「わ、私たちもいいんですか?」

 

「うん、ヴィヴィオとどこに行きたいか考えててね?」

 

「「はい!!」」

 

そして、二人もヴィヴィオを追いかけるように走っていった

 

「よかったの?行かなくて」

 

「うん、どうせあのナンバーズも来るだろうし。フェイト母さんやなのはさん以外の六課のみんなもね」

 

ユーフィミアはすぐにわかったヨゾラが怒っていること表情に出なくてもわかるほどユーフィミアはヨゾラのことが大好きなのだそれはヨゾラとて同じ初めての大切な家族なのだから

 

「ほら帰ろ、アインス姉たち待ってるよ」

 

「そうね!」

 

そうして、ヨゾラとユーフィミアは自分たちの大切な家族が待つ我が家に帰っていった。家についたヨゾラとユーフィミアがドアを開けると

 

「ヨーーーゾーーーラーーー!」

 

「レ、レヴィ姉!?」

 

「ヨゾラ聞いてよぉ、シュテるんと王さまが僕をいじめるんだぁ!」

 

「えぇぇい!レヴィこっちに来ぬか!」

 

「そうですよ、レヴィ今すぐヨゾラから離れてこっちに来てください」

 

「お帰りなさいお兄様、お母様」

 

「ただいま、ユーリちゃんそれでどうしたの?」

 

ユーフィミアが今の状況をユーリに聞くとシュテルとディアーチェがレヴィに勉強を教えていたのだがその勉強が嫌なレヴィは逃げて近くにヨゾラの魔力を感じ玄関へと向かいヨゾラに抱きついている状況だ

 

「もう、シュテル姉もディア姉もあまりレヴィ姉をいじめちゃぁダメだよ?レヴィ姉ももう少し勉強頑張らないとね!」

 

「ヨゾラ!貴様がこやつを甘やかすからだ!」「そうです、ヨゾラはレヴィを甘やかせすぎなのです」

 

「ヨゾラァァ」ダキ!

 

「そういえば、アインス姉は?いつもならすぐに迎えにくるのに」

 

「アインスなら食材がないからって買い物に行った」

 

そして、レヴィはできる範囲での勉強をシュテルとディアーチェはレヴィにスパルタしないことを誓いそうしているまにアインスが買い物袋をぶら下げながら帰ってきたそれも大量の野菜やお肉、魚があった

 

「た、ただいま」

 

「おかえり、アインス姉凄い量だね」

 

「あぁ、おまけにおまけが重なってしまって気づいたらこんな感じで」

 

「あらあら、でもこれで当分買い物に行かなくてすむわね!」

 

アインスも帰ってきてユーフィミアとユーリ、ディアーチェがご飯をつくりレヴィはシュテルと再び勉強アインスはバテてソファーで休憩中ヨゾラは庭に出て【桜の呼吸】や【常中】をさらに深く濃く吸うことを意識し【全集中の呼吸】を極めようとしている。それを極めると【常中】から【神吸】へと進化する【常中】の場合は口からの呼吸を常にすることだが【神吸】は体全身での呼吸(皮膚呼吸等)をすることができるそこの領域にたどり着いた者はいまだかつて存在しない、だがヨゾラには【死ぬ気の炎】があるそれを応用すればヨゾラは必ず至れる

 

「ヨゾラ!そろそろご飯だぞぉ!早く来ないと僕がヨゾラ分食べちゃうぞぉ!!」

 

「わかったよレヴィ姉、だから食べないであと近所迷惑だよ。」

 

レヴィに呼ばれヨゾラは家に中に入りみんなと楽しくご飯を食べた一年ほど前には想像出来なかった光景だ

 

「お母さん、ありがとう」

 

「どうしたの、急に」

 

「ふふ、何でもないよ!」



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18話 初めての大会

ヨゾラが転校してから一週間が経ち、ヴィヴィオたちは言っていた通り友達……【ルーテシア・アルピーノ】とその母親【メガーヌ・アルピーノ】が経営するホテル兼トレーニング場をしている。ヴィヴィオから再度行けるかどうかの連絡が来たけどヨゾラは断りしたがフェイトが言うことを聞かずヨゾラから

 

「フェイト母さんとは休み明けても顔も声も聞かない」

 

と、言うとフェイトはそれはもう真っ白に燃え尽きてしまったそれを見かねたなのはが

 

「ね、ねぇヨゾラくんもう少し軽くしてくれないかな?これだと行けないの!」

 

「なのはさんが運転すればいいじゃないですか」

 

「わ、私はおっきい車は乗ったことないから……」

 

「はぁ、フェイト母さん」

 

「………なに?」

 

「今回は不問にするから、今度"二人でどこか行こうね"」

 

それを聞いたフェイトはこの世の終わりの顔から天国に上った顔に大変身した。が、通話が面にヴィヴィオたちの師の【ノーヴェ・ナカジマ】が映った瞬間ヨゾラの感情は一気に氷点下まで下がる

 

「それじゃ、フェイト母さん」

 

案の定ヨゾラは通話を切った、なのはたちは何とも言えない雰囲気に包まれたがフェイトはヨゾラとの二人で出掛けることにしか考えていなく通話が切れたことすら気づいていない。

 

そして、ヨゾラ、ユーフィミア、アインス、シュテル、レヴィ、ディアーチェ、ユーリの7人は何故かミットチルダデパート中央広間"男女混合武道大会"の出場するとになっていた出場するのはヨゾラアインスとシュテルはヨゾラのコーチとして参加に……どうしてこうなったかと言うと時間はすこし遡りエヴァーガーデン家全員で大型デパートに遊びに来ていた、ある程度の日用品を買いお昼ご飯を食べているとデパートアナウンスで

 

『本日、デパート中央広間にて【男女混合武道大会】を開催します参加したい人たちはデパート中央広間にお越しください、なお受け付け時間は午後1時から午後2時の一時間まででございます』

 

「だから、中央広間にあんな人がいたんですね!」

 

「ふん!くだらない」

 

「ですが、王かなりの数の人が居ますね」

 

「おぉ!僕も出たーい!」

 

「だめよ、レビィちゃん!レビィちゃんが出ちゃったら他の人がかわいそうよ!」

 

「……(面白そう、今まで対人で戦ったことないしやってみたいなぁ)」

 

「チラ(ヨゾラが出たそうだな)ふふ」

 

と、ヨゾラの考えがわかったのはアインスだけではなくユーフィミアたちもそれを察しユーフィミアとユーリがヨゾラを大会にエントリーしコーチとして冷静な判断のできる二人…アインスとシュテルが選ばれたのだった。参加者にはインターミドルの出場者も居るみたいだ

 

女子

【ハリー・トライベッカ】

スタイル:我流魔導戦

スキル:近接発砲撃

魔法陣:ミットチルダ

デバイス:レッドホーク

最高戦績都市本選五位

 

【エリス・タスミン】

スタイル:結界魔導師

スキル:違反封縛

魔法陣:ミットチルダ

デバイス:パニッシャー

最高戦績都市本選八位

 

【ミカヤ・シェベル】

スタイル:抜刀居合

魔法陣:近代ベルカ

デバイス:晴嵐

最高戦績都市本選三位

 

 

 

男子

【ジークレスト・クラル】

スタイル:総合格闘技

スキル:ジェットブロウ

魔法陣:ミットチルダ

デバイス:ギアバイト(ガントレッド)

最高戦績都市本選七位

 

 

【ローガ・スタンド】

スタイル:陸戦魔導師

魔法陣:近代ベルカ

デバイス:テンペスト

最高戦績都市本選十位

 

【ギルバート・アルセンス】

スタイル:我流魔導戦

魔法陣:ミットチルダ

デバイス:アルザード

最高戦績本選二位

 

とゆうメンバーだ。しかしこのメンバーがいると聞いたヨゾラは密やかに笑っていた。



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19話 力の差と慣れ

ミットチルダデパート中央広間に集まったエントリー者の数は約50人そんななかヨゾラだけが大会初心者でその他の参加者はいくつかの大会出ている人たちばかりである。

 

「わぁ凄い人の量だなぁ」

 

「おや?君もこの大会に出場するのかい?」

 

「はい、そうゆうお姉さんも?」

 

「あぁ」

 

ヨゾラに声をかけたのはインターミドルチャンピオンシップ本選三位の【ミカヤ・シェベル】だった、そのあともヨゾラとミカヤは共に試合会場へと向かい説明を受けた

 

「今からルール説明をしますルールとしては【インターミドルチャンピオンシップ】と変わりませんですがここはミットチルダのデパートです、ただしブレイカー級の砲撃はなしとします、怪我をしても大丈夫なように医療班もバッチリセットしています!ですから思う存分武を高めてください!」

 

と、レフリーの人の説明が終わると大きなモニターにトーナメント形式の俵が現れた。ヨゾラの対戦相手はいきなりのインターミドルチャンピオンシップ男子の部本選二位【ギルバート・アルセンス】だ

 

「本選二位の人かぁ ボソ楽しめるかな?」

 

「お前が俺様の相手か?」

 

「(俺様?)はい、みたいですね」

 

「悪いことは言わねぇ、辞退しろ。俺様は"雑魚"にはようはねぇだ」

 

「………いえ、対人はまだしたことないので辞退はしませんよ、それに私は貴方みたいな人が一番嫌いだ」

 

「なんだとぉ!!『一回戦の方はステージの方へお集まりください』チッ!手加減はしねぇ覚えておけ!」

 

『噛ませ犬みたいな人ですね』

 

「事実でも言っちゃダメだよ?ユグ」

 

そして、他の一回戦がすべて終わりの次の試合はヨゾラとギルバートの試合だ

 

「「ヨゾラ」」「ん?どうしたの?」

 

「ヨゾラのしたいようにしたらいい」「ヨゾラのしたいようにしてください」

 

「!?ぅん!」

 

『一試合【ヨゾラ・エヴァーガーデン】VS【ギルバート・アルセンス】の試合を開始します!!  それては始め!!』

 

「いくよ、ユグ」『はい!マスター!』

 

「行くぞ、アルザード」『yes』

 

そして、二人は構え最初に動いたのはギルバートの方だった

 

「行くぞぉ!ハァァ!!」

 

だが、ギルバートは知らないヨゾラがどれだけ強いかそしてヨゾラは手加減をしない、ギルバートが両手斧をヨゾラの首目掛けて振るう!観客の誰もがヨゾラの負けを確信したが実際は……ヨゾラは"片手"で両手斧を受け止めていた

 

「なっ!!?」

 

「これが……"この程度で本選二位?"弱いよ」

 

「く、くそ!離せ」

 

ギルバートはかなりの力でヨゾラが両手斧を振り払おうとするが全く動かないこの瞬間ヨゾラはギルバートに失望した、そして同時に考えたギルバートが弱すぎるのかインターミドルチャンピオンシップ男子が弱いのかそれとも本選二位と調子に乗りトレーニングを怠ったか…だけど、それならコーチがあんな驚いた顔はしないと

 

「無の呼吸 肆ノ型【無天海星】」

 

「っ?!ぐはぁ!!」

 

ギルバートはヨゾラに蹴られステージの外に吹き飛ばされた、だがギルバートは自分が何をされたかまったくわからないでいたただ分かっているのは頭・胸・腹に痛みがあることだけ

 

「あれ?まだ意識ある無意識に威力を押さえたのかな?」『その通りですマスター、相手に当たる瞬間に力を緩めたみたいです』

 

「感触かな、でももう"慣れた"」

 

その頃ギルバートはフラフラしながもステージに戻ってきた、ヨゾラはは再びギルバートと対面し構えたギルバートもデバイスの両手斧を構えるしかしヨゾラは"武器"を一切出してないそう装備は【白蓮双凜龍牙】“だけ”を付けていないそのとこをギルバートが知るよしもない

 

「この俺様をコケにしやがってぇぇえ!!俺様はインターミドルチャンピオンシップ本選二位の【ギルバート・アルセンス】様だぁ!!アルザード!」

 

『yes、BOSS!』

 

ギルバートは両手斧に魔力を瞬間収束しほぼブレイカー級に近い魔力高密度で達した

 

「アルバトル・インゼクト!!!」

 

「「ヨゾラ!!」」

 

ヨゾラはアインス、シュテルの方を向いてただ「大丈夫」と呟きギルバートが放ったすると、ヨゾラの横から【黒赭日輪閻魔刀(ヤマト)】が影から『夜刀神』が出てこようとするがヨゾラが大丈夫と呟くと【黒赭日輪閻魔刀(ヤマト)】と『夜刀神』は引っ込んだいった

 

「ユグ、武装展開」

 

『はい』

 

「【空魔圧式・月日輪居合刀『黄昏─輪廻─』】(スゥゥウ!)剱の呼吸 捌ノ型【次元斬り・無月】」

 

ヨゾラはギルバートが放ったブレイカー級の砲撃を斬り伏せたのだ、そう斬ったのだブレイカー級

 

「なっ!!?」『えぇえぇぇぇぇぇぇ!!!?』

 

「そろそろ終わりにしようか(スゥゥウ!!)剱の呼吸 陸ノ型【折り刃】」

 

「!?」

 

ヨゾラの剱氣と剱圧に当てられある幻覚をみたそれは自分が斬り殺されるとゆう幻覚をそんな幻覚を見たギルバートは恐怖のあまり後ろに一歩一歩下がる

 

「んー、すこしは楽しめたよ?ほんの少しだけどね【ギルバート・アルセンス】(スゥゥウ!)剱の呼吸 拾壱ノ型【無天空絶・天月】」

 

「ぐぁあ"ぁぁあ”あ”ぁぁあ”ぁぁ!?!」

 

『なんと!なんと!!勝者【ヨゾラ・エヴァーガーデン】最初の一回戦からものすごい試合だぁ!インターミドル本選二位のギルバート・アルセンスを撃破したぁぁ!!』

 

「………」

 

「お疲れ様だ、ヨゾラ/お疲れ様ですヨゾラ」

 

「うん、ありがとう」

 

その後はやはりインターミドル出場者の【ミカヤ・シェベル】【ハリー・トライベッカ】【ジークレスト・クラル】と【ヨゾラ・エヴァーガーデン】に決定した

 

「やっぱり、みんな弱いのかな?」

 

「何が弱いんだい?」

 

「あっ、さっきのお姉さん 男子のインターミドル出場者は弱いのかな?ってさっきの二位の人も拍子抜けだったし」

 

「……なるほど」

 

「でも、お姉さんたちは強そう。お互い頑張ろうね」

 

「あぁ、頑張ろう」

 

そういい、ヨゾラはミカヤと別れたそのミカヤはヨゾラの後ろ姿を見ていた。何故ならあの歳であの剱技にあの剱圧は並みのトレーニングでは無理だと

 

「君は一体……」

 

ちがう、ヨゾラは天賦の才による物と王たちの記憶であるが一番はヨゾラの秘められた才能【見稽古】だそれは如実に現れているユーフィミアのデバイスを作る技術【魔神王ユエ】が使っていた【桜の呼吸】を物の数分で半年以上は掛かる【常中】を数時間で習得【死ぬ気の炎】の純度の向上も【見稽古】によるものだ。

 

「次は誰かな?」




無の呼吸 肆ノ型【無天海星】(むてんかいせい)
相手の体全体に神速の速さと足のバネ、ブースト使い拳を繰り出し更に頭・胸・腹に鋭い蹴りを入れる

剱の呼吸 拾壱ノ型【無天空絶・天月】(むてんくうぜつ・てんげつ)
上から地面に向かい斬撃を縦に突き刺す様に複数放つ

剱の呼吸 捌ノ型【次元斬り・無月】(じげんぎり・むげつ)
ブラッククローバーのヤミの次元斬りとブリーチの一護の無月

剱の呼吸 陸ノ型【折り刃】(おりは)
相手に剱氣・剱圧による幻覚を見せる


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20話 少しの休息と新たな出会い

ヨゾラはギルバートの試合が終わったあとの二回戦から準々決勝まで不戦勝であるそれは他の準決勝者たちも同様である

 

『それでは、気を取り直して準決勝だぁぁ!!対戦相手はこうだ!』

 

【ヨゾラ・エヴァーガーデン】VS【ジークレスト・クラル】

【ハリー・トライベッカ】VS【ミカヤ・シェベル】

 

となった。

 

ヨゾラside

 

「調子はどうだ、ヨゾラ?」

 

「うん、大丈夫だよアインス姉。むしろ好調だよ」

 

「それはよかった」

 

「今度の人はどうかな?"ちゃんと闘ってくれるかな?"」

 

一回戦の【ギルバート・アルセンス】との戦いで私は思ったあれは戦いではなく只の"遊び"だと、闘いとは生か死のどちらかだこんな試合は闘いではない私が持っている二人の王の記憶が訴えているとも考えただけどあの二人はそんな人たちではないとすぐに思った。じゃぁなぜ私はこんなにも渇いているのだろうか?私は……

 

「ヨゾラ!」

 

「っ!? シュテル姉どうしたの?」

 

「どうしたの?じゃぁありませんさっきから何度も呼んでいるのに上の空なんですから、どうかしたのですか?」

 

「ううん、何でもないよそれで?何かあったの?」

 

「はい、ヨゾラ準々決勝の相手【ジークレスト・クラル】には気をつけてください、相手はナイトメアと言う魔法で相手に悪夢を見せるみたいです」

 

「……悪夢」

 

そんなやつをインターミドルに出して大丈夫なのかな?あっでもインターミドルって総合魔法戦競技だったっけ?そのナイトメアも魔法のうちだからいいのかな?じゃぁ私の【魔神相剋者(アスラクライン)】や【死ぬ気の炎】も使えるのか?シュテル姉なら知ってるかな?後で聞こう!この大会じゃ【魔神相剋者(アスラクライン)】や【死ぬ気の炎】を使ったらすぐに終わりそうだし

 

「ヨゾラそろそろ、【ミカヤ・シェベル】選手と【ハリー・トライベッカ】選手の試合が始まるぞ見ないのか?」

 

「うん、見たら詰まんないもん」ニコ

 

「そ、そうかわかった」

 

近くの公園にて

 

次の相手の手の内を見て闘っても詰まらないし、それにそっちの方が面白いし何より多分勝つのはあのお姉さんぽいしでもあのお姉さん腕かな?何か大きい怪我をしてるみたいだしまだ完治もしてないと思う。私としてはお姉さんと闘いと思っているけどあのヤンキーぽいお姉さんも強そうだし!やっぱり男子より女子が強いのかな?

 

『やめてぇぇ!!返してそれはおじいちゃんの大切な物なの!』

 

「ん?」

 

そこには、銀髪の碧色の女の子を三人の女の子が囲って虐めているところだった

 

「………【大地の怒り(グラヴィティー・イーラ)】」

 

『え!?マ、マスター!?』

 

私は三人の女の子に【大地の死ぬ気の炎】+【憤怒の死ぬ気の炎】で体を地面に叩きつけた、銀髪の女の子はビックリしていた

 

「ぐぅぅ!」「つ、つぶれるぅ」「いたいよぉ」

 

「ほんと詰まんないことしてるね、君たち」

 

「だ、誰よあんたこの魔法のあんたが……」

 

「………」ボゥゥォ

 

私はショートヘアーの女の子に対して大地の死ぬ気の炎を強めた、他の女の子も苦しんでいる見て泣きはじめた

 

「お、おぬがいゆ、許して……」

 

「私に言われても…でも、自業自得だよね?自分もされるって思わなかったの?」

 

「「「…っ!?」」」

 

「君たちみたいな奴を見ると殺したくなる!」ギロ!

 

私は無意識に三人の女の子に殺気を当ててしまい三人は気絶してしまった、すると銀髪の女の子が私のところに来てお礼を言った

 

「あ、ありがとう。助けてくれて…」

 

「いいよ、私はあぁゆう奴ら嫌いだし」『マスター!!いくら嫌いでも【死ぬ気の炎】はダメですよ!それに!『夜刀神』まで出そうとしましたね!』

 

「だってぇ」『だってではありません!!』「そんなことより、さっきの撮れてる?」 

 

『そ、そんなこと?! 撮れてますよすでにその子たちのデバイスに侵入してその子たちの両親とメディア、学校の方に送信済みです』

 

さて、私もそろそろ会場に戻ろうかな?もう終わってることだろうし私が会場に戻ろうとすると後ろから声をかけられた

 

「あ、あの!私【リンネ・ベルリネッタ】です!12才」

 

「私は【ヨゾラ・エヴァーガーデン】同じく12 じゃぁねリンネ私は用事があるから」

 

「あっ!待って!」

 

「またそいつらになんかされたらここに電話してね、あっいつでもいいから!」

 

私はリンネに連絡先を渡しついでに壊れていた、宝石が埋め込まれているペンダントを【時の死ぬ気の炎】で壊れる前に戻して【雷の死ぬ気の炎】で硬化し最後に【大空の死ぬ気の炎】でペンダントに馴染ませリンネに渡すとリンネはまた泣きはじめた

 

「ふふ、リンネは泣き虫だね」ニコニコ ナデナデ

 

「ううっうくぅっっ だってぇ!」ポロポロ

 

「それじゃね。リンネまた何処かで会うね」

 

「うん!またねヨーちゃん!」

 

と、リンネがあだ名で呼んでていたが、私は気にしなかったどうしてなら私は生まれてきて友達からあだ名で呼ばれたことはないから。嬉しかったそうして私は【ジークレスト・クラル】と戦うためステージに戻ってきた。




リンネってアインハルトと同じ年?なのかな?

わからないから同じ年としてます


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21話 怒りの魔神と家族の愛

ヨゾラがリンネと別れ、会場に戻ってきたアインスはすこし慌ててヨゾラの元へ走ってきたシュテルは落ち着いていた

 

「ヨゾラ!どこいってたんだ!」

 

「ア、アインス姉!?」

 

「だから、言ったでしょ心配しなくても帰ってくると」

 

「だ、だが」

 

何故、アインスがこんなにも取り乱しているかとゆうと簡単な話ヨゾラが突然何処かに行ってしまったからであるヨゾラはアインスにはなにも言わずあの公園に向かっていたのだ。それに気づいたヨゾラはアインスに謝ったアインスは涙目になりながらも頷いた

 

『次の準々決勝者の人はステージにお越しください繰り返します次の準々決勝者の人はステージにお越しください』

 

「そろそろだね」

 

「はい」

 

「ほら!アインス姉置いていくよ!」

 

そうして、ヨゾラとシュテル、アインスはステージに向かった、すでに【ジークレスト・クラル】はステージの上に立っていた

 

「早いんですね」

 

「………」

 

「ん??」「ぐぅ~ 」

 

「……寝てる」

 

「ゴォラァァ!!ジーク起きろぉ!エヴァーガーデン選手が来てるだろうがぁぁ!」

 

と、コーチがジークレストに向かって怒鳴っているがジークレストは気にせずに寝ているすると、試合の始まる合図がでたがジークレストは起きないだけどジークレストが呟いた

 

「……ナイトメア…テラー……」

 

「!?」

 

すると、ジークレストから赤黒い霧が吹き出しヨゾラはすこし反応が遅れ【ナイトメア】を喰らってしまった

 

『おぉーと!!ジークレスト選手開幕速攻【ナイトメア】を発動したぁぁ!エヴァーガーデン選手は予想していなかったのかまともに当たってしまったぁぁぁ!!』

 

「「ヨゾラ!!」」

 

「………」

 

ヨゾラは暗闇にいたユーフィミアと出会う前のあの空間。誰いない、誰も助けてくれない、ただただ闇の中……ヨゾラが目を開けるとそこにはユーフィミアがいた

 

「私は貴方を愛したことなんて無いわ、だって貴方は"本当の子供"じゃないもの」

 

「っ!?」

 

そうゆうと、ユーフィミアは消えヨゾラの背後にはフェイトが現れた

 

「ヨゾラ、私が君を探さなかったのは君が"どうでもよかったからだよ"だって私にはヴィヴィオがいるもん君は“いらないの”」

 

そこに再びユーフィミアと、フェイト、アインス、シュテル、ディアーチェ、レヴィ、ユーリが現れるがヨゾラに背を向け消えて言ったまたヨゾラは暗闇の中一人になった。そしてまたそれを繰り返す大切なみんなが死にまた離れるそれをずっと……ずっと繰り返す幾百回、幾千回繰り返された。だけど、ヨゾラの心は壊れていなかった何故なら其を上回る"怒り"が上回っていたからだ

 

「私の家族を利用して、調子に乗るな!!『夜刀神』!」

 

すると、ヨゾラから凄まじい魔力と死ぬ気の炎が溢れでる。それは現実のヨゾラにも起こっていた

 

「っ!?ま、まさか【ナイトメア・テラー】をやぶったのか!?」

 

【闇より永き終焉より出でし――其は、科学の神王が裁きし創世】

【闇より永き練獄より出でし――其は、科学の魔神を越えし原初】

 

【『魔力の規定値を突破、第一段階完全解除を確認――― 九つの(ノートゥ)世界(ング)解放されし九つの鍵(レーギャルン)】 スタート "是は王たちの闘いではない――承認""是は弱気者を守る闘いである――承認""是は生きるための闘いである――承認""是は守るべき者を守る闘いである――承認""是は真実の闘いである――承認"第二段階完全解除を開始』】

 

「我、解放するは――魔神王の鎧、虹王の炎、龍神王の力――束ねて纏う――それが【魔神凱装!!】」

 

すると、『夜刀神』がヨゾラに纏い鎧と化した、その力はデパート全体……いや、ミッドチルダ全体が揺れていた

 

「私は、お前を許さない!!私の家族を夢の中で弄ぶな!!」

 

「っ!!?」

 

ヨゾラはジークレストに対し高圧縮した魔力と死ぬ気の炎を『夜刀神』に纏わせていた、その魔力と死ぬ気の炎の質量は管理局の大型艦に搭載されている魔導砲【アルカンシェル】と同等かそれ以上だ

 

「ヨゾラやめなさい!そんな質量の魔法を打てばこの当たり一体がなくなってしまう!」

 

『ヨルくん!/ヨゾラ!/お兄様!』

 

「っ!?(スゥゥゥ!)剱の呼吸 拾惨ノ型【弧月叨忌・無煌】!」

 

「っ!!? ぐぅぅぅッ うわぁぁぁあぁぁぁ!!!」

 

ヨゾラの攻撃はジークレストの横をスレスレで当たることなく空に消えていった。ジークレストはヨゾラの魔力や死ぬ気の炎にビビり気絶してしまった。だが、勝ったのはジークレストであった、それはヨゾラがルールであるブレイカー級以上の魔法を使ったため失格となった。ジークレストが決勝戦にでることなく【ミカヤ・シェベル】の不戦勝で優勝二位が【ハリー・トライベッカ】三位が【ジークレスト・クラル】である。そしてその日の夜、ヨゾラは一人部屋で星空を眺めていたそんなヨゾラを見てユーフィミアたちは心配していた

 

「………」

コンコンコン

「ヨルくん?今大丈夫?」「うん、いいよ」

 

「彼の魔法……【ナイトメア・テラー】?だっけ夢の中で何かあったの?」

 

ヨゾラはユーフィミアに夢の中で起きたことを話した、するとユーフィミアはそれを聞いて笑った

 

「なんだ、そんなことでヨルくんは落ち込んでいたので、夢と同じことが起こるかもしれないって」ギュッ

 

「お、お母さん?」

 

「もぅ。馬鹿ねぇ私やアインスちゃんたちがヨルくんのこと嫌うわけないでしょ?そんなこと有るわけないじゃない」

 

「ほ、ほんと?みんな私のこと嫌いにならない?」「えぇ!そうでしょ、みんな!」

 

そこには、アインス、シュテル、ディアーチェ、レヴィ、ユーリが雪崩のように流れてきた

 

「そうだ、ヨゾラ私たちはお前を嫌いになんてならない」

 

「はい、むしろ大好きです」

 

「あぁ、そうだな」

 

「そうだぞぉ!」

 

「はい!お兄様が大好きです!」

 

「ほらね、私もヨルくんを愛しているわ」

 

「ありがとう、みんな」ニコ




剱の呼吸 拾惨ノ型【弧月叨忌・無煌】(こげつとうき・むこう)
一振りで広範囲かつ縦横無尽に無数の斬撃を放つ絶技。一瞬のうちに全方向に放たれるこの斬撃を見切ることはおろか間合いの外に出ることすら困難という反則技。


【ナイトメア・テラー】
相手に一番見せたくない悪夢を見せる


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22話 日常と助け

ヨゾラは大会が終わり家に帰ると翌日の朝まで自分自身の力を思う存分使いこなし、荒れに荒れまくっていた庭をちゃんと魔法や死ぬ気の炎で綺麗な状態まで戻した

 

「ヨルくーん、朝ごはんできてるよ!」

 

「はーい」

 

「ヨゾラ、もしかして昨日の朝からずっと結界張って訓練していたのか?」

 

「よくわかったね、アインス姉さん」

 

すると、ユーフィミアとアインス、シュテル、ディアーチェが突然立ち上がりヨゾラに説教をし始めた。それはヨゾラが無理な特訓をしていたことそれがきっかけで体が壊れる可能性があった心配である

 

「で、でも」

 

『でもじゃぁない!(です!)』

 

「は、はい」

 

そんな中レヴィは黙々とご飯を食べ続けユーリはいまだにお眠り中だった。そんこんながありヨゾラは長い休みを終え久し振りの学校に向かっていた

 

「おぃぃー兄ちゃーーん!!おはよ!」ダキッ!

 

「わぁ!?ヴィ…ヴィヴィオ危ないよ」

 

「おはようございますヴィヴィオのお兄さん!」

 

「おはようございます!」

 

「おはようコロナちゃん、リオちゃん」

 

「ムゥ!お兄ちゃん!私は!」

 

「ヴィヴィオもおはよう」ナデナデ

 

ヨゾラがヴィヴィオの頭を撫でながら挨拶すると撫でられているヴィヴィオは気持ち良さそうな顔をしていた、それを見ているコロナとリオは自分達も撫でて貰いたいとヨゾラの方へ頭を向けた、それに気づいヨゾラは二人の頭を撫でる

 

「ねぇ、お兄ちゃんはインターミドル出場するの?」

 

「うん、そのつもりだよ」

 

「じゃぁ!私たちと「それは出来ないよ」まだ何も言ってないよ!?」

 

「一緒に訓練しようって言いたいんでしょ?」「ぅん!!」

 

ヴィヴィオはヨゾラの問いに即答で答える無論ヨゾラもヴィヴィオやコロナ、リオたちと訓練すればヨゾラもいろんな格闘家の対処法が身に付くだが問題はヴィヴィオたちを指導しているナンバーズの【ノーヴェ・ナカジマ】とノーヴェに関わるナンバーズだヴィヴィオたちも仲がいい、どこかで出会ってしまってもヨゾラは容赦なく攻撃し破壊するだろう。そんな話を終え久し振りの教室に向かった

 

「おはようございます、ヨゾラさん」

 

「おはよう!ヨゾラくん」

 

「おはよう、アインハルト、ユミナさん」

 

「もう、さんは要らないっていってるのにぃ!」

 

ヨゾラとアインハルトと親しげに話しているのは【ユミナ・アンクレイヴ】はヨゾラとアインハルトとはとは同じクラスの委員長。見る専門の格闘技ファンであるただし、アインハルトが当初周囲に無関心であったため交流はほとんどなかったがヨゾラが転校してきたからよく笑いよく話し合っていている。ところを見ていて仲良くなりたいと思いきって話しかけるがアインハルトはどうすればいいかわからずヨゾラに助けを求めたがヨゾラはユミナの行動を察してその場を抜け出していた。その後チャイムがなり教室に戻るとアインハルトがユミナを中心にクラスの皆と仲良くなっていた帰ってきたヨゾラに気づいユミナはヨゾラに

 

「ありがとうね、エヴァーガーデンくん私のこと察してくれて二人にしてくれたんだよね?」

 

「君がずっとアインハルトと仲良く成りたそうにこっちをチラチラみてたから」フフ

 

「えっ!?私そんなに見てた?!」

 

「フフ)うん、アインハルトは気づいて無かったみたいだけど」

 

「//////っ!?」

 

「私のことはヨゾラでいいよ。アンクレイヴさん」

 

「わ、私のこともユミナでいいよ!ヨゾラくん」

 

と、こんな感じでアインハルトとクラスの皆は仲良くなりアインハルトも今は楽しく過ごしている。そうして放課後ヨゾラは帰り【リンネ】から電話が掛かっていた

 

「『お前がヨゾラ・エヴァーガーデンだな、この携帯の持ち主を助けたかったら今夜一人で廃墟のボウリング場にこいいいな、一人でだぞ。もし一人じゃなければこいつがどうなるかな?』」

 

 

「『ヨーちゃん、私のことはいいから!来ちゃダメ!』」「『黙ってろ!』」

 

「『きゃっ!』」

 

と、リンネが電話の男に殴られ気絶してしまったそれを見たヨゾラは魔力と死ぬ気の炎が漏れだしていた。

 

「ユグ」

 

『位置はすでに把握しています』

 

「ユグ セットアップ」『……イエス…マスター』

 

ヨゾラは【真紅の赫天龍神帝(クリムゾン・ゴッド・アポカリプス)籠手(ギア)】に死ぬ気の炎による噴射で空を光速で移動し廃墟のボウリング場に向かった。そしてリンネが捕まりヨゾラに連絡される数時間前

リンネは元々孤児院出身で4年前に大手ファッションメーカー【ベルリネッタ・ブランド】社長夫妻の養子になり両親は忙しいようではあるが確かな愛情を注いでおり、家庭環境はこれ以上ないほどに恵まれている。だがある日三人の生徒からいじめを受けていた最初は些細なイタズラだった、リンネもすぐに収まると思い何もしなかったがそれが気に入らない三人の生徒はどんどんエスカレートしていたが数日前にリンネはヨゾラと出会い三人の生徒は別の学校へと転校となったがその三人の生徒の兄がリンネを誘拐しヨゾラを呼び出したがその三人の兄はしらない。自分達が何をしでかしたかを……

 

「……ヨーちゃん」

 

リンネはヨゾラのことを心配していた、それはいくら魔法が使えたとしても大人を相手にはできないと思っているからだ。だがヨゾラは其処らの魔導師ではないそれに今のヨゾラは怒っている……すると、壁から物凄い衝撃があり壁を破壊する

 

「………」「ヨーちゃん!!」

 

「フンッ はやかったな」「大丈夫?リンネすぐ助けるからね」

 

「ぅん!!」「無視すんじゃねぇ!」

 

「すぐ終わるからね」

 

ヨゾラはリンネを背に向けると笑っている顔が一気に無表情になり冷たい声で

 

「……生きて帰れると思うなよ、三下

 

『っ!?』

 

すると、ヨゾラの右目から虹色の死ぬ気の炎が灯り【"ハイパー死ぬ気モード"】になる

 

『マ、マスター!?どうしてこんな奴等にハイパー化を!?』

 

「……」『マ、マスター?』

 

すると、ヨゾラはハイパー化により身体能力は数倍になりプラスヨゾラが大会後に考えた【新しい神吸法】の【全集中の呼吸"天照"】で更に攻撃と速度が上がっている、でもそれは相手にはやりすぎだ。だがヨゾラは容赦しない……そしてヨゾラは居合いの構えをした

 

「餓鬼がぁぁ!!」

 

「スゥゥゥッ!)……剱の呼吸 弐ノ型【龍鳴一閃】」

 

そして、ヨゾラは神速と化し一人の腕を斬り飛ばした

 

「は?  あ"ぁぁあ"ぁぁぁあ"あぁあ"ぁぁぁぁぁ!?!お、俺の……俺の腕がぁぁぁぁぁ!!!」

 

「「なっ!?」」「お兄ちゃん!!!」

 

「……やっぱりいたか」

 

ヨゾラは光速で片腕を腕をなくした男の側に少女がよろうとするがヨゾラは大地の死ぬ気の炎で少女を地面に叩き付ける

 

「!? あ ぐぅ!痛い痛いよお願いや、やめて!潰れちゃう!」

 

「このやろう!止めやがれぇぇ!!」

 

「…」

 

男はもろにぐらい吹き飛ばされるがすぐに大地の死ぬ気の炎で近くまで戻されまた攻撃をくらいまた吹き飛ばされまた戻るのを繰り返させ、体の骨が砕けて人形のような状態になっていた。

 

「もう……もうやめてくれ!俺たちが悪かったもうこいつには手を出さない!だ、だから!」

 

「お、お…願い…しま…す……許……して…!!」

 

「どうする?リンネ君が決めな」

 

「もういいよ、スッキリしたから!でも……」

 

と、リンネは少女の元にいき顔面に一発強烈な一撃を食らわした少女はその一撃に悲鳴と泣き叫びをあげながら倒れたヨゾラは【晴】【月】【神聖】の死ぬ気の炎を使い人形状態になっている男をある程度に戻し腕を斬り飛ばした男は腕だけを戻した。ただ少女のは何もしない

 

「お、おいこいつも治してやってくれよ!」

 

「どうして、あんたの言うことを聞かなくちゃ行けない?それに自業自得でしょ?もしかして自分は大丈夫だと思っていたの?」

 

そういいリンネと一緒に廃墟のボウリング場を後にした、そのあとリンネを家に送ろうとするが

 

「「リンネ!!」」「…お父さん、お母さん…」

 

リンネは今まで起きていた出来事を包み隠さず瞳に涙を浮かべながら両親に伝えた、そしてヨゾラとの出会いもリンネの両親はヨゾラに感謝しきれないと頭を下げる。ヨゾラも"自分がやりたかったやった"と言った。

 

「じゃぁね、リンネもう似たようなことは起きない思うけどまた何かあればいつでも連絡してね」

 

「ヨーちゃん!」

 

「ん?」

 

「私に……私に格闘技を教えて下さい!!もう泣いてばかりの私も!弱い私も!嫌なの強くなりたいの!」

 

「……(チラ」

 

ヨゾラはチラっとベルリネッタ夫婦を見ると頷いていた。ヨゾラはそれを察してリンネに答えた

 

「明後日この場所に来て、待ってるから」

 

「うん!」

 

そうして、ヨゾラはリンネに最近ユーフィミアがヨゾラの為に作ったジム【インフィニット】を作った。だからリンネをそこに紹介したそれにリンネは格闘の才能がある。




無の呼吸 陸ノ型【無狼滅鬼】(むろうめっき)
体のひねり+体重とブーストを利用したハイキックを食らわす


剱の呼吸 弐ノ型【龍鳴一閃】(りゅうめいいっせん)
神速を越える高速居合いか抜刀居合い


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23話 心配と話し

リンネを助けてから家に帰ると玄関にユーフィミアとユーリがキョロキョロしながら周りを見ていたヨゾラは不思議に思いユーフィミアとユーリに声をかけた

 

「お母さーん!ユーリ!」

 

「っ!?ヨルくん!!」「っ!?お兄様!!」

 

すると、ユーフィミアとユーリが気付きヨゾラに抱きつくヨゾラ自身何が何だかわからない家からもアインスたちの魔力が感じ取れないからこの慌てようで外にできいることはわかった、でも四人のインテリジェントデバイスはまだ完成していない

 

「どうしたの?そんなに慌てて」

 

「どうしたの?じゃぁないわよ!何時も帰ってくる時間には帰ってこないしいつも帰りが遅いなら連絡くれるのに連絡もないからみんな心配してたのよ!」

 

ユーフィミアとユーリは涙を浮かべながらヨゾラにそう言った、ユーフィミアが心配するのは仕方がないことでもあるヨゾラと出会う前に似たことで夫と娘を亡くしているからまた同じことがあると心配でたまらないのだ。ユーリはユーリでベルカ時代に帰る約束をした【虹王エデン】は帰っては来たがそれはエデンの骸だった二人はもうそんなに思いをしたくないだから二人は家の前にたちヨゾラの帰りを待っていた

 

「……ごめんなさい、でも友人が誘拐されてしまって…それで助けに行ってて」

 

ユーフィミアは無事なヨゾラを見てまた抱き締める

 

「お、お母さん!?」

 

「本当によかった貴方に何もなくて……帰ってきてくれた…」

 

「……ごめんなさい」

 

ヨゾラもユーフィミアを抱き締めユーリもヨゾラに抱きつきうっすら泣いていたまたヨゾラはユーリにごめん、と謝り念話でアインスたちを家に呼び戻し帰ってきたアインスたちは真っ先にヨゾラを抱き締める、そのあとはみんなでヨゾラにお説教をしてこの日を終えた。

 

そして翌日の朝

 

「お、重い」

 

と、ヨゾラが周りを見てみると左側にユーフィミア右側にユーリそのユーリの後ろにディアーチェ、ヨゾラの左上にレヴィ、ヨゾラの真上(お腹辺り)にシュテル、アインスは小さくなりヨゾラの顔の横に寝ていた。昨日ヨゾラが寝静まったあとユーフィミアたちはヨゾラの寝室に入り添い寝じゃんけんをして今の位置になっていた、みんな本当に心配していた

 

「今日は…もういっか」

 

そしてヨゾラは再び眠りについた、ちなみに今日は学校に行かずずっと皆といて心配して家に来たアインハルトとユミナ、ヴィヴィオ、コロナ、リオに休んだ理由と今の現状の訳を話すと全面的にヨゾラが悪となった、そしてヴィヴィオとアインハルトたちから聞いた驚いたナンバーズの【ノーヴェ・ナカジマ】がジムを建てる予定だそうだ、もちろんヨゾラには関係ないこと

 

「ヴィヴィオ……前にも言ったけど私はナンバーズを絶対に許さないし許す気もない……それに私の母がジムを作っている」

 

「……そ、そっか」

 

と、なんとも言えない空気になってしまったがディアーチェたちが突然現れてヴィヴィオたが驚いた。なんせディアーチェたちは【なのは】【フェイト】【はやて】たちと瓜二つだから特にヴィヴィオは驚きのあまり声がでていなかった

 

『うそっ!?』

 

「ん?こやつらはヨゾラの友達か?」「そのようですね」「ヨゾラ友達なんていたんだぁ!」

 

「レヴィ姉、私にも少ないけど友達はいるよ。それと姉さんたち自己紹介してあげてみんな困ってるから」

 

「うむ、我は【ディアーチェ・エヴァーガーデン】ヨゾラの姉だ。」

 

「私は【シュテル・エヴァーガーデン】です同じくヨゾラの姉です」

 

「私!私は【レヴィ・エヴァーガーデン】だ!こう見えてヨゾラのお姉ちゃんだぞ!」

 

「三人は訳あってなのはさん、フェイト母さん、タヌキたちと敵どうしだったんだけど今は仲いいよ」

 

「ど、どうしてお三方はなのはさんたちにそっくりなの?」

 

ヨゾラはディアーチェの方を見て話していいか聞いてみるといいぞ、と了承をもらないヨゾラは約10年前の出来事を話してだした

 

「………と、言うことなんだ。これは管理局本局も知らない10年前の事件の話し」

 

『………』

 

「って、もうこんな時間だ。みんな帰らなくて大丈夫?」

 

『わぁぁーー!!お邪魔しました!!』

 

みんなは時間を見て急いで家に帰宅していった、ヨゾラも訓練をしてようと外に出ようとするが昨日あれだけ心配させてまた心配かけては元も来ないから今日の訓練はなしにして明日からリンネが訪ねてくるからその時に少し打ち合ってみようと考えるヨゾラである。そしてユーフィミアに明日友人がジムに訪ねてくることを報告しまたみんなで眠りにつくエヴァーガーデン一家であった。

 




変更点

リンネが【フロンティアジム】ではなくヨゾラの【インフィニットジム】
リンネのいじめ等
リンネとフーカの仲は考え中……
ノーヴェの【ナカジマジム】建設中……


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インターミドル・チャンピオンシップ編
24話 訓練開始と準備


リンネが【インフィニット・ジム】に訪ねてくる当日

 

リンネside

 

「ふぁぁー、朝だ……」

 

「リンネー、今日はヨゾラさんのところにいんでしょ?」

 

「そうだった!準備しないと!」

 

おはようございます【リンネ・ベルリネッタ】です。今日は私のことを助けてくれた【ヨゾラ・エヴァーガーデン】通称"ヨーちゃん"のお母さんが経営している【インフィニット・ジム】に招待?してもらい、格闘技を教えて貰うことになりました!

 

「「おはよう、リンネ」」

 

「おはよう!お父さん、お母さん」

 

「ヨゾラ君のところには歩いていくのかい?」

 

「うん!あんまり遠くないからそうする!」

 

私は急いで朝ごはんを食べて、お母さんとお父さんに行ってきますを言ってヨーちゃんのいるジムに走って向かった。

 

リンネside out

 

【インフィニット・ジム】の格闘技専用ジムにて

 

「そういえば、今日かリンネが来るの…リアスさん」

 

「どうかしましたか?ヨゾラ様」

 

「様はやめてよ……今日の10時ぐらいな格闘技を教える【リンネ・ベルリネッタ】と言う女の子が来るから上に連れてきてね」

 

「畏まりました。」

 

ヨゾラのことを様付けしているこの人は【リアス・カセドラ】深紅の髪に黄金の瞳の美人なお姉さんである。元々は両親に捨てられ行き倒れていたところをヨゾラとユーフィミアが見つけこの【インフィニット・ジム】の事務副長と受け付け嬢をしている。リアスの他にも似た境遇の人たちが居て住み込みで働いている。

 

「一応他にもみんなにも伝えておいて」

 

「はい」

 

【インフィニット・ジム】の構造は一階が一般のスポーツジムで二階が格闘技専用ジムやシューティングジム三階がカフェやレストランになっており四階がリアスや他の従業員の部屋になっていてかなりデカイジムになった。がそれが構想したのかジム会員だけでなくカフェやレストランの売り上げがよく昼や夕方はいつも満員である。ちなみに料理をしているのはディアーチェとアインスでたまにシュテルが手伝いをしている、レヴィは一般のスポーツの指導とアドバイスなのだがこれが評判で一般の会員が多いユーリは経営者であるユーフィミアの秘書をしている。ちなみにユーフィミアがこのジムを作った理由はヨゾラが有意義な時間(訓練)をしてもらうことだ、いつまでも家の庭じゃ限界があるからと

 

「ここが【インフィニット・ジム】……おっきい」

 

「いらっしゃいませ、一般の新規会員の方ですか?それとも格闘技ですか?」

 

「あっ、私【ヨゾラ・エヴァーガーデン】さんの紹介できた【リンネ・ベルリネッタ】です!ヨーちゃん……ヨゾラさんはいますか?」

 

「あなたがリンネさんですねヨゾラ様からお話は聞いております。こちらへ」

 

リンネはリアスに連れられ二階の格闘技専用ジムに向かった、そこでリンネが見たのは普通のジムや格闘技ジムとは違うハイテクなジムだった。それはそうだ何せ作ったのながあの世界に唯一のSSSのデバイスマスターの【ユーフィミア・エヴァーガーデン】なのだから

 

「す、すごい」

 

「驚きますよね、ジムじゃないみたいでしょ?でもちゃんと意味があるんですよ?」

 

リンネは驚きすぎてすごいの一言しか言葉が出なかった、周りを見渡していると端のリングにヨゾラがバーチャルスフィア(S+)と模擬戦をしていた。バーチャルとはいえ攻撃が当たれば痛みはある実戦の様に戦えるこの様とは様々である【純粋の格闘家】【中距離(長距離)魔法使用の格闘家】【魔導師】などなどのデータがあり対処法が簡単に組めるし強さも『F-~SSS+』まであり自分の戦闘力に合わせて訓練できる

 

「ヨゾラ様、訓練中にすいません【リンネ・ベルリネッタ】さんをお連れしました」

 

「ありがとう、リアスさん」

 

「いえ、それでは私は仕事に戻ります。リンネさん訓練頑張ってくださいね」

 

「はい!ありがとうございます!」

 

そう言いリアスは仕事に戻った、ヨゾラはリンネと一緒に訓練を始めようとするがリンネの服じゃ動きにくいのでヨゾラはリンネに【インフィニット・ジム】のジャージを渡した

 

「これ普通のジャージと違って動きやすい……」

 

「そうゆう風に作ったからね(フフ)リンネはデバイスは持ってる?」

 

「ううん、持ってないよ」

 

「そうか……じゃぁリンネ専用のデバイス作ろうか」

 

「えっ!?でも、そんなお金私持ってないよ?」

 

「大丈夫お祝いだから私からのプレゼントさ」

 

リンネは最初は戸惑っていたがヨゾラからお祝いと言われありがたく作って貰うことになりリンネは養祖父のロイの形見であるベルリネッタ・ブランド製の宝石付きタイピンをデバイスにしてほしいとヨゾラに渡した

 

「わかった、一週間後には出来るから」

 

「うん!」

 

そうして、ヨゾラはあの日リンネが格闘技の才能と戦闘センスと魔力量を見ぬいてそれを磨くためにまずはヨゾラ特性のリストバンドをリンネにつけて貰うとリンネは力が抜けるように地面に下手れこんでしまった。

 

「か、体が重い」

 

「それは魔力が高ければ高いほど重みは増す、魔力をちゃんとコントロール出来れば自分で自身の負荷を決めれるし魔力量も上がるし魔力自体の質も変わる。この一週間ずっとこれをつけて過ごして貰うよ体力も魔力量、筋力も上がって一石三鳥!」 

 

「…がんばる」

 

「リンネこれだけは言っとくね、無理しても強くなれない最初は誰しも弱いし脆いでも焦っては行けない訓練は積み重ねだよ、訓練が辛くて逃げたくてもいい泣いてもいいでも……諦めちゃダメだよ諦めたら努力して身に付けたモノが無駄になるから」

 

「ぅん!」

 

リンネを鍛えながらヨゾラはインターミドルの訓練をする




ヨゾラはリンネのコーチになる

マテリアルの髪型
ディアーチェ:セミロング
シュテル:低い位置のポニーテール
レヴィ:ツインテールではなく普通のポニーテール


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25話 インターミドル開始

リンネが【インフィニット・ジム】に通ってから四日目には魔力負荷のリストバンドの効果が出てきていた、特に体力面が上がっていた一週間目には更に向上しているだろう。だから魔力負荷リストバンドを両手を六つ両足に四つを着けさせた

 

「それじゃリンネはすこし休憩してて」

 

「は…い」

 

「ユグ、バーチャルスフィア【ランクSS-】でお願い」

 

『わかりました』

 

リンネは休憩中でもヨゾラの戦闘技術を盗もうとヨゾラの戦いを見ているが……ヨゾラの戦いに見とれていた戦っているはずなのに舞っているようにも見えたからだ

 

「………」

 

「すごいでしょ、あたしたちのヨゾラ様」

 

「ビクッ!? だ、誰ですか?」

 

「あ、あーぁごめんごめんあたしたちと会うのは初めてかあたしは【ユミル・レイヴン】そしてこっちが」

 

「……【レティシア・グレイヴ】よろしく」

 

この二人もリアス同様ヨゾラに拾われた者であるこの二人は格闘技専用ジムの専用トレーナーで他の格闘技選手を育ている。ユミルもレティシアも戦闘力が高すぎたために幼いことに両親に捨てられそして二人はスラム街で出会いその時からずっと一緒にいる。助けてくれたヨゾラにはすごく感謝している

 

「…ヨゾラ様が…訓練中は…私たちが貴女の…指導役」

 

「まぁ、まだ先の話しだよ!休憩が終わればこのメニュー通りにやっててヨゾラ様言ってたよ。それじゃあたしたちはこれで」 

 

「……またね」

 

「は、はいまた!」

 

そうして、またリンネはヨゾラの方に向くとバーチャルスフィアのランクが目に入り見るとランクがSSS-になっていた。そのランクは禁忌級のモンスターを単独で戦っているのとと同じだ。だがリンネは知る由もない

 

「スゥゥゥ!!)剱の呼吸 玖ノ型【六幻刀・時喰】!!」

 

そして、バーチャルスフィアを破壊してヨゾラの戦闘は終わりを告げた

 

『お見事です、マスター。あの日から技の威力、切れが増していますこれならインターミドルも間違いなく優勝しますね』

 

「ありがとう、ユグ」

 

ユグのあの日とはヨゾラが新しい呼吸と新しいドライグやアルビオンの力をを編み出してからヨゾラ自身の力が増していたのだ、ヨゾラは呆然としているリンネを見ておでこにデコピンをして目を覚まさせ訓練に移させた

 

「ふぅ、ユグ インターミドル男子チャンピオンの情報はある?」

 

『はい、チャンピオンの名前は【サイラオーグ・グリムエッジ】魔力は少なくバリバリの格闘家で魔力の使い方は身体強化に使っています。他のも何かあるみたいですが…わかりませんでした……あっもう一つサイラオーグさんは“大会で一度も本気で闘ってはいないそうです”』

 

「一度も本気で闘ってない……か。私と同じか…(なら、楽しめそうかな?)リンネ!お昼ご飯にしよう!」

 

「はい!」

 

そうして、ヨゾラとリンネは三階にあるカフェ&レストランに向かった。あまり人もいなくて席が空いていたヨゾラはディアーチェとアインスにリンネを紹介して二人もリンネに紹介してディアーチェになにか適当ご飯を作ってもらった

 

「お!美味しい!」

 

「でしょ?ディア姉の料理は最高なんだよ」

 

「そういえば、ヨゾラよお主明日からインターミドルなのだろ?」

 

「そうだよ?」

 

「怪我だけはするでないぞ?まぁお主には心配はいらないな」

 

「ふふ、がんばるよありがとうディア姉」

 

「う、うむ////」

 

そうして、ディア姉インターミドルチャンピオンシップ開始当日のミットチルダ地区選考会第一会場にヨゾラとシュテル、アインスが会場入りしていた今回のインターミドルチャンピオンシップは今年は初の男子部と合同でやることとなりかなりの人となった。そこにはヴィヴィオたちもいた

 

「お兄ちゃん!/お兄さん!/ヨゾラさん!」

 

「……みんな」

 

だけど、ヨゾラの顔はすごく冷えきっていたなぜなら近くにナンバーズが四人いたからである、シュテルやアインスもすこし不機嫌な雰囲気をしているが顔には出していない

 

「ヨz「気安く私の名を呼ぶな!」!?ご、ごめん。だけど!(あたし)たちはお前に取り返しのつかないことをしたのはわかっている……だから(あたし)たちを許してはくれねぇか?」

 

「……ヴィヴィオにも言ったけど、私はお前たちを許す気はない!」

 

『っ!?』

 

そうして、ヨゾラはヴィヴィオたちからすぐに離れインターミドルチャンピオンシップの選手参加のセレモニーがあり昨年度都市本選ベスト10の選手【エルス・タスミン】が第一会場に集まった選手に激励と挨拶が終わり選考試合が始まった。ヨゾラのゼッケン番号は『77』だった

 

❬Gリング ゼッケン77VSゼッケン81 選考試合開始❭

 

「こんな餓鬼が相手か楽勝だな!」

 

「………」

 

今のヨゾラは物凄く機嫌が悪いだから手加減を忘れ本気で蹴り飛ばしてしまった。と、物凄い衝撃音が開場になり響いた他の選手はヨゾラのいるGリングに目を向けていた特に男子の都市本選の選手はヨゾラを警戒した。我に帰ったヨゾラは直ぐ様ゼッケン81の男子の所に向かい【月】と【神聖】の死ぬ気の炎を使い体の傷が治っていくヨゾラはゼッケン81のコーチに謝りその場をさった。

 

「…………」

 

「ヨゾラ、今は気にしてもしかたない再起出来るまでは治したんだろ?」

 

「……うん、私は他人に八つ当たり紛いなことをしてしまった」

 

だが、ヨゾラはエリートクラス次は週末のインターミドル地区予選が始まる。




剱の呼吸 玖ノ型【六幻刀・時喰】(むげんとう・じくう)
居合いの構えると鞘の隣に5本の魔力刀現れる

F-~E+が魔力を持たない武道の達人
D-~C+が魔力ありの武道の達人
B-~B+が魔力オーバーSの魔導師又は格闘家
A-~A+が災害級のモンスター
S-~Sが天災級のモンスター
S+~SS-が災害級と天災級のモンスター
SS~SSS-か禁忌級のモンスター
SSS+が天災級と禁忌級のモンスター
SSS++が災害、天災、禁忌級のモンスター
EX-が世界級のモンスター
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26話 準備期間

インターミドル地区選考試合から2日が経っていた。ヨゾラは週末にあるインターミドルの地区予選がある

 

「フッ!はぁぁ!!」

 

「その調子ですよ、ヨゾラだいぶ調子が良いみたいですね」

 

「うん、シュテル姉調子はいいよ。リンネの方どう?」

 

「はい、リンネならヨゾラが追加で作ったメニューを一生懸命こなしていますよ」

 

「なら。よかった」

 

「それでヨゾラ、地区予選はどうするんですか?格闘主体でいきますか?それでも武器主体ですか?

 

「地区予選なら格闘主体でいくよ、【黒赭日輪閻魔刀(ヤマト)】も使わないし【剱】と【桜】の呼吸も死ぬ気の炎も使わない……【虹王】が作り出した【インフィニット・アーツ】無限流で勝ち抜く」

 

ヨゾラは自身のだけの身体能力だけで地区予選を勝ち抜くことで自信をつけようとしている。だが、ヨゾラの組には都市本選4位の【アスカ・シュミット】選手と10位の【ローガ・スタンド】選手がいるがヨゾラは負ける気はないし負けないとシュテルにも言っていた。

 

「初戦はどんな人?」

 

「初戦の相手は剣を使ってくるみたいですね、選考会のK.O時間は3分26秒ですね」

 

「剣か……」

 

ヨゾラの刀を使う分剣の間合いは把握している、そしてヨゾラは脳内で相手の体格に基本的な剣の長さK.Oの時間をシミュレーションしてヨゾラが相手をK.Oする時間は僅か3秒だった、だけど更にヨゾラは条件を変えて脳内シミュレーションし続けどんな状況でも対応出来るようにしていた

 

「あっヨーちゃん!」

 

「今は静かにしてくださいリンネ、今のヨゾラは脳内で相手と戦っていますですがすぐに勝ってしまうようで何度もシミュレーションしているみたいですね」

 

「私はどうするば?」

 

「そうですね、では一時間程休憩をしておいてください。休むことも大切です」

 

「わかりました!」

 

と、リンネはシュテルに休むように言われ休憩もとい魔力コントロールをしている魔力を完全にコントロールできるば体力の回復も早くなるし魔力の循環がいいと魔法を使う時の発動が速くなる

 

「……終わった、弱いどうシミュレーションしても2秒~4秒で終わってしまう」

 

「それは仕方ないことですよ、今の貴方は本選でも余裕で通過できます」

 

たしかに、ヨゾラは普通の選手たちよりズバ抜くていて遥かに強い現チャンピオン【サイラオーグ・グリムエッジ】に勝つ可能性のほうが大きい。その日フェイトからヨゾラに一緒にご飯でもどうかと連絡がありヨゾラはそれを承知してフェイトがいる高町家のお邪魔するとそこにはアインハルトとコロナ、リオもいて一緒にご飯を食べながらインターミドルの話しになった。

 

「みんな来週からだよね?」

 

「はい、スーパーノービスで!」

 

「スーパーノービスで勝てばエリートクラス一回戦です!」

 

「エリートクラスからはおっきい開場で試合するんだぁ!♪」

 

ヴィヴィオ、コロナ、リオは嬉しそうに大会のことを話していてヨゾラとアインハルトはなのはとフェイトが作った料理を食べていて突然ヴィヴィオとリオがアインハルトに喋りかけてアインハルトが

 

「!?が、がんばりまふ!」

 

と、言ったものの料理が詰まり噎せてしまう。すぐにコロナがお茶のおかわりを入れてもらいお茶を飲みほすとアインハルトは一息ついたそれを見たヴィヴィオとリオはアインハルトに謝っていたヨゾラはとゆうと黙々とご飯を食べていた

 

「モキュモキュモキュモキュ」

 

「(ヨゾラがかわいい!バルディッシュ写真!!)」『(………yes)』

 

「ヨゾラくんの方はどうなの?」

 

「男子は女子のインターミドルと違ってすこし少ないから選考会で勝てばエリートクラスで一回戦負けるれば負けた同士でまた戦ってそれでも負けたら予選から落ちる勝てばスーパーノービスからの一回戦って感じ…でも、男子のインターミドルは女子のインターミドルより知る人が少ないみたい」

 

「そうなんだ、じゃヴィヴィオたちと同じ開場で試合するの?」

 

「うん、今回は初の男女合同でするみたいだから、あとフェイト母さん写真やめて」

 

「な、なんのこと?」

 

「フェイトちゃん目が泳ぎまくってるの……」

 

「フェイト母さんとは喋らない………なのは姉おかわり」

 

「キュン!)え、あ…うん!(ヨゾラくん可愛すぎ!それに私のことお姉ちゃんって!シュテルもこんな気持ちなのかなぁ?)」

 

「そんなぁぁー!!ヨゾラァァァー!!」

 

ヨゾラへの愛に目覚めたなのは、ヨゾラの愛に餓えているフェイトそんなこんながあり楽しい時間を過ごせたヨゾラたちはその後も学校や試合の向けたトレーニングもあっという間に過ぎインターミドル地区予選が始まった。



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27話 予選

実況者❬❭

自身の心の声「()」
    思い「❬❭」
デバイス『』




この作品ではインターミドルは男女合同なので交互にしています、なので原作とは試合の組が変わるかもしれないですし変わらないかもしれません
※男女男女てな感じ



インターミドル地区予選第一会場、ヨゾラは三組目から一回戦でまだ時間がある分シュテルとアインスとで打ち合わせをしていたがそこにヨゾラと初戦で当たる選手の【フォレス・ガロン】が現れた

 

「おいおい、こんな女みたいな顔をした餓鬼が俺の相手かよ、さっさと負けてママのおっぱいでも吸ってろよ」

 

「……」

 

「あ”ぁん” なんだよその目はよう!」

 

「いえ、ただわめき散らす人だなぁと思っていまして…」

 

「フォレス!!お前また他の選手に迷惑かけやがって!すいません!うちの選手がすいません!」

 

「いえ、私たちは大丈夫ですよ、彼の元にいってくださいまたなにかして失格となれば困るでしょ?」

 

「はい!すいません」

 

と、【フォレス・ガロン】のコーチと思われる人はすぐに追いかけて行った、その後ヨゾラはシュテルとアインスとの打ち合わせを終え開場を見て回っているとある大会で出会ったミカヤ・シェベルと会った

 

「君は……あの時の大会の名前は確か【ヨゾラ・エーヴァガーデン】だったかな?」

 

「はい、そうゆうお姉さんは【ミカヤ・シェベル】でしょ?」

 

「あぁ」

 

「ねぇ、お姉さんって左手怪我してるの?」

 

「っ!?どうしてそう思うのかな?」

 

「お姉さんの剣技にはすこしズレがあったから、居合いを使うならすこしでもズレたら命取り成りかねないから」

 

「……確かに、私は左手を負傷しているがこの傷は治らないそうだよ医者いもそう言われたよ…」

 

ヨゾラはミカヤの傷のなりかたに見覚えがあったこの傷はベルカ時代にオリヴィエやクラウス、イクスとエデンがすこしの間共に過ごしたもう一人の友【黒のエレミア】こと【ヴィルフリッド・エレミア】だ

 

「(そうか、エレミア…君もこの時代にいるのか)お姉さん、左手をかしてください」

 

「え、うん」

 

「これはいいことを教えてくれたお礼です」

 

ヨゾラは【晴】【月】【神聖】【大空】の死ぬ気の炎をミカヤの傷を纏うように灯し、左手の怪我を完全に治した

 

「っ!?これは!左手の傷が……治ってる…!?」

 

「……これで左手を庇わず本気で戦えるでしょ?それでは私はもうすぐ試合なので」

 

「ヨゾラちゃん!ありがとう!」

 

「いえ、お姉さんも頑張ってくださいね」

 

そうして、第二組の試合が終わり次はヨゾラの第三組のしたいが始まる

 

❬皆様、お待たせしました!予選三組男子エリートクラス一回戦!選手入場です!❭

❬赤コーナー!インターミドル四回出場!都市本選まで後すこしだった!我流剣術 フォレス・ガロンッ!❭

❬青コーナー!インターミドル初参戦のルーキー!無限流戦闘術(インフィニット・アーツ) ヨゾラ・エーヴァガーデンッ!!❭

 

「ふん!すぐに片付けてやる!」

 

「……フゥー」

 

❬一回戦は4分4R規定ライフは12000です!さぁ今試合開始のコングが――――――鳴りました!!❭

 

「いくぜぇぇ!!」

 

フォレスがコングが鳴った瞬間にヨゾラの元の走って斬りかかろうとさたが……ヨゾラは瞬間響転(イグニッションソニード)でフォレスの懐に入ったその瞬間に

 

「……無の呼吸 零ノ型【四天聖獣】」

 

【無窮天崩】でフォレスの足を崩してからフォレスを思いっきり蹴り上げ【無雹月華】でフォレスの体に対し自分の体を垂直の超回転とブースト+遠心力で踵落としを叩き込みフォレスが地面に叩きつけられる前に【威煌乱無】にて瞬間的にブーストを何度も掛けフォレスに連続で拳を叩き込みフォレスに魔力の波長を打ち込むことによってフォレスの魔力の波長をズラすことにより一時的に魔法を使えなくし最後に空中停止しているフォレスに【無狼滅鬼】体のひねり+体重とブーストを利用したハイキックを食らわした。

フォレスのライフゼロになり試合終了その時間僅か5秒だった開場の人たちは何が起きたのかがわからず静まりかえっていた

 

❬え、えーとっ!今モニターでスローにした試合をお見せしますので少々おまちください! でました!❭

 

たが、そのスローに写し出されたヨゾラの攻撃は見事にフォレスの体に打ち込まれていた

 

❬なんとゆう速さ!なんとゆう連撃!インターミドル四回出場のフォレス・ガロン選手が手も足もでずに敗北その時間僅か!5秒!すごいルーキーが現れたぞおぉ!!❭

 

試合を見ていたフェイトたちは

 

「…ねぇ、なのは……ヨゾラの攻撃見えた?」

 

「ううん、全く魔法も使ってる様子もなったから素の身体能力であんなことを…」

 

「お兄ちゃんすごい…」

 

「「…うん」」

 

「さすがです、ヨゾラさん」

 

女子インターミドルの都市本選選手たちは

 

「なんやあの子の攻撃全くわからんかった。にしてかわいい子やね!」

 

「そうですわね(二つの意味で)」

 

「へっ!私にかかればあんなやつ!(かわいい野郎だなぁ!抱き締めたい……)」←可愛いもの好き

 

「無理ですね」「無理よ」「それは無理やな番長」「「「うんうん」」」

 

「うるせぇぇ!!」

 

男子インターミドル都市本選選手たちは

 

「なんだよあれ!?強すぎだろ」

 

「ふん!俺は負けん」

 

「…………(あいつ、まだ本気の2割りもだしとないだろうな)」

 

と、いろんな反応があり特に女子インターミドル都市本選選手たちには人気がでていた。次は第四組の試合は【ミカヤ・シェベル】VS【ミウラ・リナルディ】だヨゾラはミカヤの試合を観るべく客席にむかっていた、ヨゾラがつく頃のはミカヤが優勢で相手のミウラはギリギリ立っている状態だった

 

「あれ?お姉さんの居合い速くなってる?」

 

『はい、あの大会より遥かに速いです』

 

「もしかして、腕を治したから?ずっと休んでいた左手が治ったことによって力が分散しないから力一杯居合いができる(それに…)」

 

ヨゾラは気付いたミカヤの左手を治した時にうっすらと奥底に“封印”してある力があるとどんな力かはヨゾラにも分からない。そんな考えをしているとミカヤとミウラの両者はこのラウンドで決めるべく最大の一撃に全てを込めた 

 

「晴嵐!切り伏せろ!」

 

『了!!』

 

「スターセイバー!」

 

『yes!』

 

「天月・霞」「抜剣・飛燕」

 

「「はぁぁぁぁ!!!」」

 

「(私はこんなところで負けられない!あの子に【ジークリンデ・エレミア】と戦うため!私の左手を治してくれたヨゾラちゃんのため!)うおぉぉぉぉッ!!」

 

「一閃必墜!!抜刀・星煌刃!!」

 

「クッ!(押される……ダメだ、ごめんよヨゾラちゃん……意識が…)」

 

「お姉さん!!負けちゃダメ!!」

 

と、ヨゾラはミカヤにそう叫んだみんながヨゾラの方に目を向けるでもヨゾラが叫ぶのがすこし遅かったがその時ミカヤの中に封印されていたモノがすこしゆるんだ

 

「ハッ!? 私はまだ…諦めない!!【■■■・天月・霞冰華】!」

 

「「はぁぁぁあぁぁぁぁ!!!」」

 

すると、激しい爆発してリング外に弾かれたのは………ミカヤだった。一瞬ミカヤのデバイス【晴嵐】が黒く染まるがすぐに元に戻り折れてしまうがミウラも意識をなくなっていた

 

❬試合終了ーッ!!四組第一試合1ラウンドからとてつもない試合でしたッ!今年も期待されていたトップ選手【ミカヤ・シェベル】選手がまさかの一回戦1ラウンドK.O! そして【ミウラ・リナルディ】選手大金星でエリートクラス一回戦突破です!❭

 

「……お姉さんやっぱり負けちゃった(でも、あの一瞬見えたのはやっぱりあれは【覇氣】お姉さんのは素質があるのかな?“ユエさん”)」




この作品の覇氣(覇気)について

ベルカ時代より遥か昔、人々の争いもなく巨大な獣たちが世界を支配していた時代
ある一人の人間が編み出した技が【覇氣】だった。

人々は巨大な獣たちに怯え恐怖しながら細々と暮らしていたそこに現れたのが……


人の限界を越えた人間【純粋なる人間】それが現代には語られないヨゾラしかしらない昔話


無の呼吸 零ノ型【四天聖獣】
【無窮天崩】→【無雹月華】→【威煌乱無】→【無狼滅鬼】を連続で繰り出す


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28話 覇氣

ヨゾラはミカヤが休んでいる医務室にきていた。だがミカヤはまだ意識が戻っていなかったなんでも強い衝撃により脳震盪をおこしたらしいだからヨゾラはミカヤに【晴】【神聖】【月】の死ぬ気の炎を使い傷をすべて治したミカヤはすぐに目を覚ました

 

「ん、ここは……そうか私は負けて医務室に運ばれたんだった」

 

「おはよう、お姉さん」

 

「ヨゾラちゃん!?いつから!」

 

「ずっと居たよ?傷を治したのだって私ですし」

 

「そうなのか、ありがとう……ごめんヨゾラちゃん私のこと応援してくれたのに……負けてしまった」

 

と、ミカヤはヨゾラに謝ったがヨゾラは何も気にしていないと言っているがミカヤは首を横に振る。ミカヤはヴィヴィオたちや同門の人たちにも応援されたそれは嬉しかったでもミカヤは他の誰よりもまだ知り合って間もないヨゾラに応援されたことがなにより嬉しかったそうだ、だがら負けたくなかった最後に諦めかけていたがヨゾラの声を聞いてから頑張れたと力が沸いたとそういった

 

「私なんかの応援で頑張ってくれてありがとうお姉さん!」

 

「…こちらこそさ、ありがとうヨゾラちゃん……ねぇヨゾラちゃん」

 

「はい?」

 

「ヨゾラちゃんにはわかるのかい?“あの力が”なんなのか」

 

「……」

 

ヨゾラはミカヤの質問に何も答えなかった、ミカヤはヨゾラの沈黙を肯定ととらえてヨゾラにあの力……【覇氣】のことを聞き出すことにした

 

「本当に知りたいですか?それがお姉さんの選択?」

 

「……あぁ」

 

ミカヤの目を見てヨゾラは【覇氣】についてミカヤに昔の話をした。

ベルカ時代より遥か昔、地球上に支配していたモノたちがいたそれは人間ではなく巨大な獣たちだったその獣たちは人間からこう呼ばれていた【八王】とその【八王】の力は一匹で世界が滅びる可能性があり当時の人間たちは【八王】を倒そうとするがその力は絶大ですぐに人間は殺されただがその数百年に現れたのが【覇氣】を扱う人間……【純粋なる人間】または【人王】と呼ばれた。その【人王】は一人で【八王】に挑み一人で【八王】すべてを倒した……が、【人王】も力を使いきった代償として【人王】は【八王】を共に死亡した。その後も時代は代わり続けても【覇氣】を使える人々は現れたが現代では【覇氣】を扱える人が突然消えた……が、いま唯一【覇氣】を使える人が現れたがそれが

 

「それが【ミカヤ・シェベル】……あなただ」

 

「そんな話……いや、そんな歴史は聞いたことがないぞ?」

 

「それはそうでしょうね、この歴史は誰も知らない私だけが知っている歴史だから…」

 

「もしかして、ヨゾラちゃんもヴィヴィオちゃんやと同じ王の記憶が?」

 

「そうですね、私は【虹王】と【魔神王】の記憶があります。」

 

ミカヤはヨゾラの言葉に納得し【覇氣】が生まれた昔話を信じた、ミカヤは直感でヨゾラも【覇氣】が使えるのではないかと思っていたからだ確かに【魔神王】であるユエが【覇氣】を使えた。ヨゾラはミカヤに改めて聞いた

 

「問います。あなたは力を解放しますか?」

 

「する」

 

「…わかりました。すこし痛いと思いますが我慢してくださいね」

 

そういい、ヨゾラは【黒赭日輪閻魔刀(ヤマト)】を時空から呼び出し【剱の呼吸】にてミカヤを斬った。するとミカヤの封印されていた力……【覇氣】が溢れでていた。

 

「力が溢れてくる……これが【覇氣】」

 

「さて、次はお姉さんのデバイス【晴嵐】の刃ですよね」

 

「あっそういえば……」

 

「正直もう今までの刀では解放した【覇氣】に晴嵐が耐えれなくなってしまいましたですから、(ユエ)が作った二本の刀……【黒赭日輪閻魔刀(ヤマト)】と同じ素材で作られた刀の【月輪刀・迦具土神】と【月輪刀・神千鳥】を上げます」

 

と、ヨゾラは次元の間から二本の刀【月輪刀・迦具土神】と【月輪刀・神千鳥】を取り出しミカヤに渡そうとするがヨゾラは渡さないなぜなら【月輪刀・迦具土神】と【月輪刀・神千鳥】は【覇氣】に敏感で反応し所有者の【覇氣】を吸い尽くすことがある。今のミカヤが触れると【覇氣】を根こそぎ持っていかれるだからヨゾラはミカヤにある壺を渡しこれに指を入れてもらうと

 

「っ!?ち、力が抜けて……」

 

「この壺の中には【月輪刀・迦具土神】と【月輪刀・神千鳥】に使われた鉄を粉状にして水と合わせた物です、この作業をし続けて【覇氣】の扱いと吸われることに慣れることが重要です」

 

「なるほど……この作業をどれぐらいすればいいのかな?」

 

「わかりません」

 

「……え?」

 

「それはお姉さん次第です。【覇氣】はお姉さんの元の力と言ってもいい…慣れは人によって違いますからだからお姉さん次第です!」

 

「なるほどね、わかったヨゾラちゃん!私がんばるね!」

 

「はい!その意気ですお姉さん!」

 

そうして、ヨゾラとミカヤは色々な話をしていたそして試合中継を見るとアインハルトとコロナが2ラウンド目に入っていた。だがヨゾラはミカヤに頼み試合中継を消してもらいアインハルトとコロナの試合を見ることなく試合が終わり、試合に勝利したのはアインハルトであった。次の試合はヨゾラと都市本選10位の【ローガ・スタンド】の対決だ



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29話 ヨゾラ・エヴァーガーデンVSローガ・スタンド

女子の部三回戦アインハルトとコロナの試合が終わり次は男子の部三回戦【ヨゾラ・エヴァーガーデン】VS【ローガ・スタンド】の試合になっている。そして試合が始まる前の控え室でヨゾラはユグに試合相手の【ローガ・スタンド】のデータを頼んでいた

 

『すでにピックアップしてあります。【ローガ・スタンド】の戦闘方法は身体強化の魔法メインの近接格闘です魔力量はAですね』

 

「近接格闘…ね、わかった」

 

ヨゾラは坐禅を組み目を閉じてヨゾラの脳内でシミュレーションをして倒していくがさすが都市本選10位なかなか攻めきれていない。だが、それは魔力も呼吸法も死ぬ気の炎も使っていない素の状態であるがヨゾラはこの予選では素の力だけで戦うと決めた以上それは曲げれない。これはヨゾラの意地である

 

「………」

 

『マスター、魔力の封印を【B】まで解きませんか?魔力を“完全に封印”していてはこの試合危ういかもしれませんよ』

 

「みたいだね、でも封印は解かないよユグ」

 

『マスター!!』

 

「ごめんね、これは私の意地でもあるもし1ラウンド目で倒しきれなかったら【B】までの魔力を解くこれでどう?」

 

『……わかりました、ですが私が危険と感じたらすぐに解きますから!』

 

と、ユグはヨゾラの条件を渋々了承したがユグの意見も正しいと思ったヨゾラもユグの条件を飲むことにした。再びヨゾラは脳内で魔力ありのシミュレーションをすると、【B】とは言え魔力がある分ヨゾラか有利に戦っていた

 

「……1分41秒か」

 

ヨゾラは時間の有る限りシミュレーションをして【ローガ・スタンド】を倒すこと約120回平均秒数約48秒そしてこれからが本番

 

「ヨゾラ、そろそろ時間ですよ」

 

「今行くよシュテル姉」

 

「頑張るんだぞヨゾラ」

 

「うん、アインス姉」

 

❬皆様、お待たせしました!予選三組男子エリートクラス準々決勝戦!選手入場です!❭

 

❬赤コーナー!インターミドル常連都市本選10位まで上り詰めた!近接超攻撃型戦闘術 ローガ・スタンドォォ!!❭

 

❬青コーナー!一回戦で圧倒!瞬殺した超大型ルーキー!今回はどんな試合をしてくれるのか!?無限流(インフィニット・アーツ) ヨゾラ・エヴァーガーデンッ!!❭

 

「よろしくなぁエヴァーガーデンくん」

 

「よろしくお願いします、スタンドさん」

 

❬さぁ3組3回戦試合のコングが今─────鳴りました!!❭

 

すると、接近超攻撃型戦闘術の【ローガ・スタンド】は一気にヨゾラの間合いに入った

 

「【夕象】!!」

 

「っ!? 無の呼吸 漆ノ型【牙崩無螢】!」

 

ヨゾラとローガの拳がぶつかると激しい音が会場に広かったその衝撃により二人はリングの外へと吹き飛ばされた

 

❬おぉーとっ!ものすごい衝撃に二人の選手がリングの外に吹き飛ばされた!?煙があり状況がわかりません!❭

 

「反応がすこし遅れた…やっぱりシミュレーションより強いし速い……ユグ予定変更 魔力量【A】まで解放」

 

『了解しました』

 

「ふふ、アハハハハハ!まさか今のを圧勝するなんたなぁ!楽しい!楽しいねぇ!!」

 

「…随分ヤバい人だね」

 

『……みたいですね』

 

すると、ローガがヨゾラの元にジャンプして向かった。ヨゾラはそれに気付き構えた

 

「【夕象・二撃】!!」「無の呼吸 肆ノ型【無天海星】!」

 

「「うぉおおぉぉぉおぉおぉ!!!!」」

 

再び二人の衝撃により後ろに飛ばされるがヨゾラはすぐさま体制を立て直し瞬間響転(イグニッションソニード)でローガの死角に入った

 

「無の呼吸 壱ノ型【無窮天崩】!」

 

【無窮天崩】によりローガの足元を崩したがそこで第一ラウンドが終了してしまった。夜空のライフが1050ローガのライフが990となっている、ライフ的にはほぼ変わらないヨゾラもすこし油断していた分ダメージがある

 

「大丈夫ですか?ヨゾラ 彼は強いです都市本選10位と言うのは去年の話です今年は更に力を付けているみたいですね」

 

「うん、油断してた。でもこのラウンドで終わりにする」

 

「はい、長引かすとよくないかと」

 

❬2R……スタート!❭

 

ヨゾラはその場から動かずローガの動きを観察していた、ローガはなにもして来ないヨゾラにすこし苛立ちを感じたなせならローガは戦闘狂であるここまで高ぶる試合は初めてだったローガ1ラウンドでのぶつかり合いで興奮仕切っている押さえられない程に……

 

「……フゥ」

 

「かかってこいよぉぉぉ!!ヨゾラ・エヴァーガーデンンンンンッ!!」

 

「貴方には驚かせました……私はこんなところで立ち止まってられないんですよ【ローガ・スタンド】だからこれはお礼です」

 

「【夕象・乱破】!!」「無の呼吸 終ノ型弐式【九頭龍無撃・牙螢】!!」

 

ヨゾラとローガの拳の連撃がぶつかるが押されているのはローガの方であった 

 

「なにぃぃ!?」

 

「終わり!! 全集中!無の呼吸 終ノ型惨式【九頭龍乱撃・牙煌】!」

 

❬試合終了ぉぉぉ!!勝者はヨゾラ・エヴァーガーデン選手!!なんと!なんと!!都市本選10位の【ローガ・スタンド】を負かし決勝戦出場決定!!❭

 

ヨゾラはローガの方に一礼してリングを後にした

 

「強かった……決勝戦の相手は確実に都市本選4位【アスカ・シュミット】かな?」

 

「ヨゾラ!/ヨゾラさん!/ヨゾラくん!/お兄さん!/お兄ちゃん!/ヨルくん!/お兄様!」

 

「どうしたの、みんな揃って」

 

そこにいたのはユーフェミア、ディアーチェ、レヴィ、ユーリ、フェイト、なのは、ヴィヴィオ、アインハルト、コロナ、リオの10人だった。なんでも全員でヨゾラの試合を観ていたらしい。ユーフェミアとフェイトはいてもたってもいられなくなりヨゾラのところに来たのだ他のみんなはヨゾラに【おめでとう】を言いに来たと

 

「フフ、ありがとみんな」ニコ

 

『/////っ!?(かわいい!!)』




無の呼吸 漆ノ型【牙崩無螢】(がほうむけい)
トリコの釘パンチ

無の呼吸 肆ノ型【無天海星】(むてんかいせい)
相手の体全体に神速の速さと足のバネ、ブースト使い拳を繰り出し更に頭・胸・腹に鋭い蹴りを入れる

無の呼吸 壱ノ型【無窮天崩】(むきゅうてんほう)
全身の回転力とブーストを加えながら相手の足を崩して相手が浮いてる状態にし、相手を一気に上へ蹴りあげる

無の呼吸 終ノ型弐式【九頭龍無撃・牙螢】(くずりゅうむげき・がけい)
無の呼吸 終ノ型【九頭龍無撃】+漆ノ型【牙崩無螢】


無の呼吸 終ノ型惨式【九頭龍乱撃・牙煌】(くずりゅうらんげき・がこう)
無の呼吸 終ノ型弐式【九頭龍無撃・牙螢】+弐ノ型【威煌乱無】を繰り出す


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30話 休日(前)

インターミドルチャンピオンシップの1日目が終わり選手たちは一時の休息に入った。そんな中ヨゾラは家でゴロゴロしていた

 

「………」

 

「ヨルくん、今日はちゃんと“休んでね!”」

 

そう、ヨゾラはユーフェミアにトレーニングを禁止されていた【インフィニット・ジム】に行ってもユーフェミアの根回しにより従業員全員からトレーニングルームの使用を止められている

 

「……暇だぁ」

 

「そうだねぇ」

 

「そうですね」

 

「そうだな」

 

「ですぅ」

 

「あぁ」

 

と、ヨゾラ、レヴィ、シュテル、ディアーチェ、ユーリ、アインスが庭で円になり寝転んでいる、今日はフェイトたちがヨゾラたちのいる家に遊びにくるのだ他にも昨日【インフィニット・ジム】に通っているミカヤとヨゾラの弟子?のリンネと仕事が終わってから【インフィニット・ジム】の従業員全員が来ることになっている。

 

「ヨルくん、ごめんなさい。このメモに書いてある食材買って来てくれる?」

 

「ん、わかった。レヴィ姉、シュテル姉一緒に来てくれる?」

 

「いいぞお!」「わかりました」

 

「よろしくねヨルくん、シュテル、レヴィ」

 

今日はみんなでバーベキューをするからユーフェミアにヨゾラとシュテル、レヴィは買い出しを頼まれた。ヨゾラたちが出ていってからなのはとヴィヴィオが到着したフェイトは急遽仕事が入り遅れてくるらしい本人は行きたくないと駄々をこねていたらしいがなのはが“ヨゾラくんに頑張った姿を見せたら褒めてくれるよ?”と言ったらフェイトは飛び出していったのだ。

 

「こんにちは、今日は呼んでもってありがとうございます」

 

「ありがとうございます! あれ?お兄ちゃんは?」

 

「うむ、よく来たなナノハよヨゾラならシュテルとレヴィと共にバーベキューの買い出しに向かったぞ」

 

「そっかぁ残念だなぁ」

 

その頃ヨゾラたち買い出し組はミッドチルダに唯一ある商店街に来ていた

 

「えーと、まずは野菜かな?」

 

「そうですね、ですがこんなにいるのでしょうか?」

 

「それは私もおもったけど、かなりの人数になるからじゃないかな?」

 

「僕がいっぱい食べるから大丈夫!」

 

そうして、かなりの量の野菜を買っているとそこにミカヤとリンネがいたかなり珍しい組み合わせであるが二人は一緒に訓練もしていて模擬戦もしている。ミカヤはリンネの戦闘能力にビックリしていた力だけならインターミドルの上位にも行けるほとだったがまだ技術が追い付いていないだがそれも時間の問題だリンネの吸収能力は計り知れない

 

「ヨーちゃん!/ヨゾラちゃん!」

 

「リンネ、ミカヤお姉さんちょうどよかった。手伝って」

 

「「??」」

 

ヨゾラはばったりあったミカヤとリンネに買い出しを手伝ってもらうことのしたまだまだ買うものはたくさんある。そしてユーフェミアから渡されたメモに書いてあったモノは全て買い終えあとは家に帰るだけなのだが、ヨゾラがシュテルに荷物を頼み用事を思い出したといい別行動した

 

「え?あ、ヨゾラ!」

 

「ごめんシュテル姉!あとで“なんでも聞くから”」

 

「し、仕方ないですね。」

 

「ありがと!」ニコッ

 

「////」

 

そして、ヨゾラはユグをを起こしある管理外世界の座標を計算してもらい【死ぬ気の炎】の【夜の炎】を使い管理外世界に向かった。なぜ魔法で行かないのかと言うと魔力を使うといろいろ面倒ごとになるから魔力の関係ない【死ぬ気の炎】を使えばそんなことはなくなるからだ。ヨゾラが向かった管理外世界とはなのはとフェイト、はやての故郷である星……名を【地球】だ

 

「ここが、フェイト母さんの故郷かぁ綺麗なところだね。ユグ」

 

『はい、空気も澄んでいますしのどかですし』

 

「地球とミッドチルダとは時間の感覚が違うからゆっくり観光しようか」

 

『はい、ですがこちらの時間の午後5時までにはミッドチルダには戻らないといけません』

 

「わかった、今が昼前だから約5時間ぐらいかな?」

 

『アラームを一応しておきます』

 

「よろしくね」

 

そうして、ヨゾラは地球の……なのは、フェイト、はやての故郷【海鳴市】に来ておりいろいろなところをみていたが目的の場所がわからない。すると近くでチャラい三人の男が1人の綺麗な女の人をナンパしていたが1人の女の人は嫌がっているが周りの人たちは見て見ぬふりをしていた

 

「お兄さん、お兄さん」

 

「あ”ぁ?!なんだガキ!」

 

「つまんないことしないでよ。私の義理の母がこの町が故郷なの……だからヤメロ」ギロ

 

「「「ひぃいぃぃ!!?」」」

 

ヨゾラは三人の男の人たちが悲鳴をあげながら逃げていった。

 

「お姉さん大丈夫でした?」

 

「うん、ありがとね!」

 

「あっお姉さんに聞きたいことがあるんですけど?」

 

「いいよ?」

 

「義理の母の知り合いがこの辺りに家族でお店をやっていると聞いたのですが、道がわからなくて…」

 

「そ、それってなのはちゃんの?」

 

「あれ?なのは姉のこと知ってるんですか??」

 

「だって。私、なのはちゃんたちと幼なじみなんだよ?」

 

ヨゾラがナンパから助けたのはなのはたちの幼なじみの【月村 すずか】だった。



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31話 休日(後)

その後ヨゾラはすずかに連れられなのはの家族が経営しているお店……【翠屋】があった。

 

「ここがなのは姉のところか……(でも、なんか聞いた雰囲気となんか違う?)」

 

「………」

 

「(すすかお姉さんは何か知ってるみたいだけど……入ってみらわかるか)」

 

すずかは案内してくれると用事があるとどこかに向かって行ったがそのあと“よろしくね”と言っていた。そして、ヨゾラが【翠屋】の中はかなり荒れていてお客さんが入れる内装ではないヨゾラはユグに頼み生態サーチをしてみると厨房辺りに弱々しい反応があった。それは女性のモノであった、その中に恐怖や悲しみが多く感じ取れたその時ヨゾラは全てわかった

 

「すいませーん」

 

「は、はい」

 

「ホールケーキを4つください」

 

「も、申し訳ございません。今は材料がなくてケーキが作れなくて…」

 

「(顔と腕、脚に打撲痕と切り傷……DVかな?)そうですか、なのは姉のお姉さん?」

 

「ビクっ!?)あ!あの子……なのはが帰ってきてるの!?」

 

その女性はヨゾラの肩をガシッと掴みすごい勢いで迫っていたヨゾラはなのは姉はいないと伝えるとなのはの母である【高町 桃子】が安心仕切った顔をするとへたれこんでしまった。ヨゾラはなのはに聞いた所と今の現状が違うことについて聞いて見ると桃子は渋々話し出した、その内容はなのはがミッドチルダに移ってから数年が経った頃夫の【高町 士郎】と息子の【高町 恭也】【高町 美由希】の三人がある日から桃子に暴力を振るうようになった。桃子もなぜこんなことになっているかはわからずそれにこんなことなのはには知られなくないとすずかやなのはのもう一人の幼なじみアリサにも“今は関わらないようにと”言ってあるようでその暴力が原因で【翠屋】も今は営業を停止している

 

「なるほど。でもこの店内に残っている気配は“人のものではない”だけどなぁ?」

 

「え?」

 

「この気配はさっきのお姉さんの【すずか】お姉さんと似てるけどすずかお姉さんよりも邪悪なんだねぇ……ん~?」

 

「そ、それはど、どうゆうことなの?」

 

桃子はビクビクと震えながらヨゾラに話しかけた。

 

「(これは対人恐怖症もしくは男性恐怖症になってる)桃子さん、大丈夫ですよ…大丈夫」ギュッ

 

ヨゾラは桃子を優しく包むように抱き寄せそして優しく囁いた安心させるために

 

「……あったかい…」

 

「桃子さんずっとここに居れば心が壊れてしまう。」

 

「で、でも私は士郎(あの人)たちからは逃げられないの……ヨゾラくんの言うように士郎(あの人)たちが人ではないのなら…」

 

「大丈夫ですよ、桃子さん私が“守りますから”」ニコッ

 

ヨゾラはまた桃子を抱き寄せ桃子に優しく微笑んだすると、桃子は顔を赤くさせていたがヨゾラはそれに気付いていないそして桃子は家に帰り最低限の荷物を持ち海鳴市の海が見える公園に連れてきた。すると……

 

「それは出来ないな」

 

「っっ!!?」ガダガタ

 

「あなたが【高町 士郎】さんですか?」

 

「あぁ、僕が【高町 士郎】だよ。そうゆう君は誰だい?」

 

「はじめまして私は【ヨゾラ・エヴァーガーデン】です。桃子さん私の“家族”として迎えいれます。それにあなたは【高町士郎】と【高町恭也】【高町美由希】ではないしょ?」

 

「……何をいってるんだい?君は」

 

士郎と恭也と美由希がヨゾラと桃子を囲うように立っていたそれも日本刀を持っていたそれも全部が【妖刀】でその妖刀上位種の【禍太刀】だった。ヨゾラはその刀たちを見て全てを察した士郎たちは人ではなくなったが、意識は本人たちのままで誰かに操られてもいなく乗っ取られてもいない桃子に暴力を振るった日から“本性”をさらけ出しただけであると

 

「桃子さん、あの人たちを“断ち切ります”がいいですか?」

 

「…えぇ…私を解放して……ヨゾラくん」ポロポロ

 

「yes my princess」

 

ヨゾラは時空を裂き【黒赭日輪閻魔刀(ヤマト)】を取りだした。構えすぐに剱の呼吸 陸ノ型【折り刃】で相手による幻覚(錯覚)を見せようとするが【折り刃】が聞いたのは美由希だけでヨゾラは最初に美由希を仕留めることにした

 

「剱の呼吸 惨ノ型【無窮千牙】!」

 

「っ!? グフッ!」バタッ

 

「「美由希!?」」「まず一人……剱の呼吸 玖ノ型【六幻刀・時喰】!」

 

「「クッ!」」

 

ヨゾラはつかさずに恭也に追撃しようとするが突然目の前に首輪をつけた布一枚の女の人が現れたその人の目は虚ろで完全に操られていた。恭也がその女の人に暴言と暴力を振るっていたそれを見たヨゾラは完全にキレた。

 

「【全集中の呼吸"天津神"】【ハイパー死ぬ気モード】【魔神凱装】」

 

「「なっ!?」」

 

「スゥゥゥ)全集中ッ! 剱の呼吸 玖ノ型零式【六幻刀・時喰・千月夜桜】……跡形もなく消えろ

 

「「ひっ!」」

 

『……存在が完全に消滅しました』

 

「はぁ~、観光しにきただけなのになぁ逆に面倒だったね。でもなのは姉のお姉さん?だし」

 

そして、ヨゾラは桃子を抱え【夜の死ぬ気の炎】をリングに灯しミッドチルダに戻ろうとするとヨゾラは妖刀と禍太刀を空に投げると【真紅の赫天龍神帝(クリムゾン・ゴッド・アポカリプス)籠手(ギア)】と【神意の白銀魔神龍皇(サンクチュアリ・クェーサー・エクリプス)籠手(ギア)】の能力【倍加と半減】を使って自身の力を上げ妖刀と禍太刀の力を下げた

 

『BoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoost!!』

『DivideDivideDivideDivideDivideDivideDivideDivideDivideDivideDivideDivideDivide!!』

 

「スゥゥゥシィィィ)全集中!!剱の呼吸 拾惨ノ型【弧月叨忌・無煌】」

 

ヨゾラの攻撃により妖刀と禍太刀は粉砕され操られていた女の人も解放された。その女の人の名は【月村 すずか】の姉の【月村 忍】だった忍ある日突然行方不明になりすずかは毎日毎日姉の忍を捜索していたらしい

 

『マスター、そろそろミッドチルダに戻らなければなりません』

 

「あぁ、取り敢えずこの人の体の状態を戻してすずかお姉さんの家の敷地内にいれておくよ。それじゃ行きましょうか桃子さん」

 

「……えぇ」

 

そうして、ヨゾラは桃子を連れてミッドチルダに帰り家に戻ると家にいたなのはが桃子の登場によりかなり驚いていたみんなはなのはと桃子を二人っきりにしようとしたが桃子がヨゾラの手を離さずにいたからなのはもそれ以上聞かなかった。なぜなら桃子が震えていたからそして桃子はなのはに包み隠さずありのままを話したヨゾラが桃子の怪我を治さなかったのはそのためである。なのははヨゾラに怪我を治すようにお願いしたヨゾラはすぐに怪我やアザを治した

 

「それでお父さんたちは……」

 

「私が斬りました」

 

「……そっか…」

 

「怒らないんですか?私のことを仮にも家族を“殺したんですよ?”」

 

「フルフル)実はね、私薄々気づいていたの……お父さんたちのこと、だから私がミッドチルダに移るときにお母さんに聞いたでしょ?“私と一緒に来て”って」

 

「……えぇ、そうね」

 

「あの時私がお母さんを無理矢理にでもこっち連れてこれば!こんなことにはならなかったのに!!ごめんなさいお母さん……ごめんなさい!!」

 

「なのは……あなたが悪いんじゃぁないわ。悪いのは私よあの人たちのことを気づけなかった私のせい……」

 

「……お母さん」

 

なのはと桃子は抱きしめあい痛みを分かち合った、なのはは桃子の今後に気になった桃子は魔力もないし別世界で店をもっても対人・男性恐怖症がある故に接客ができない

 

「なのは姉、桃子さんは対人恐怖症と男性恐怖症になっています。ですからうちのジムのパティシエとして働いてもらいたいんです。ほんとはサプライズで【翠屋】のケーキを買いに行ったんだけどね…」

 

そう、ヨゾラが地球に行かなかったら桃子はもっとひどい目にあっていたかもしれない最悪死んでしまっていたかもしれない

 

「でも、厨房から見えるでしょ?」

 

「それならご安心をレストランの一部を女性限定にして敷居を立てて男子禁制にします。もちろん桃子さんの作ったケーキは食べれます」

 

「いいよね、お母さん!」

 

と、ヨゾラの問いにユーフィミアはオッケイをだした。そのあと桃子のは今ここのいるメンバーだけでもなれてもらうべくなのはとヨゾラが桃子を連れて自己紹介タイムをした桃子とユーフィミアとリアスがすぐに意気投合し仲よくなった。そして数十分もすればみんなに慣れた桃子は次第に笑顔になっていた。それを見たヨゾラも笑顔になった。なのははヨゾラの近くに行きお礼をいった

 

「ヨゾラくんありがとうお母さんを助けてくれて……」

 

「いえ、私のしたかったことをしただけです。」

 

「なにかお礼させてくれないかな?」

 

「でしたら、もし私が危なくなったら“今度は”助けてください【なのは母さん】」

 

「っ!? うん!!」ギュッ

 

なのはがヨゾラに抱きつくとみんながヨゾラを取り合うように抱きついていく。こんな平和な日常が続けばいいなぁとヨゾラはもみくちゃにされながら思うのだった。




高町家崩壊&死亡

この内容か屑ぽくしようとしたんやけどこっちのほうが作りやすかった。

あっすずかさんは出ましたがアリサさんはでません(多分)

剱の呼吸 惨ノ型【無窮千牙】(むきゅうせんが)
るろうに剣士の斎藤一の牙突に神速の速度で放たれる突きは無数に空を斬る

剱の呼吸 玖ノ型【六幻刀・時喰】(むげんとう・じくう)
居合いの構えると鞘の隣に5本の魔力刀現れる

剱の呼吸 玖ノ型零式【六幻刀・時喰・千月夜桜】(むげんとう・じくう・せんげつよざくら)
ブリーチの殲景・千本桜

剱の呼吸 拾惨ノ型【弧月叨忌・無煌】(こげつとうき・むこう)
一振りで広範囲かつ縦横無尽に無数の斬撃を放つ絶技。一瞬のうちに全方向に放たれるこの斬撃を見切ることはおろか間合いの外に出ることすら困難という反則技。


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32話 聖王VS抜剣

ヨゾラが地球に行きなのはの母親の桃子をミッドチルダに連れてきた翌日の朝ヨゾラとユーフィミアは早速【インフィニット・ジム】のレストランの一部を改装し始めた。それから今後桃子が住む所はなのはのいる家になった、なんでも何年も実家をあけていたからその分一緒に居たいといい今はなのはの家にいる。だけど、なのはたちの家から【インフィニット・ジム】まですこし距離があるから近いユーフィミアの家に向かいユーフィミアとユーリと合流してから行くことになった何故桃子がユーフィミアの家に行くのは人に慣れるためともし一人で歩く時に迷わないようにとのことだ

 

「ヨルくん今日お昼から男子インターミドルが始まるんだよね?」

 

「うん。男子は女子より少ないからね、女子のインターミドルはもう始まってるよ?そういえばもうそろそろヴィヴィオの試合が始まるね」

 

「それじゃ行きますか、ヨゾラ」

 

と、ヨゾラはシュテルと二人でヴィヴィオがいる会場に向かった。ちなみに今日アインスは【インフィニット・ジム】の手伝いでいないだから今回のコーチはシュテルだけなのだ、そして二人は会場につくと後ろから

 

「たいへんたいへん!ヴィヴィオの試合始まっちゃう!」「急ごうなのは!」

 

「お母さんもこれたらよかったのになぁ」

 

「仕方ないよ、会場にはいっぱい人がいるし男の人だって」

 

「そうだね、それにお母さんもヨゾラくんのお陰てお母さんの大好きなお菓子作りができるし!」

 

「……なのは」

 

すると、なのはとフェイトの後ろからからまた声がした

 

「たいへんや~たいへんや~!ミウラとヴィヴィオ試合に間に合えへん!」

 

「まだ間に合います!」「急ぐですぅ~」

 

その声に気づいたなのはとフェイトははやてとシグナム、リインフォースツヴァイ愛称リインの三人だったなのはとフェイトははやてたちと一緒に会場に入ったちゃんと間に合いちょうどヴィヴィオとミウラが入場したところだった、二人は試合前にすこしウォーミングアップしてついに試合のゴングがなった

 

「───ジェットステップ」

 

「え?」

 

ヴィヴィオは一瞬にしてミウラの懐に入りガードを崩して顔面に三発ヒットさせ顎に強烈なアッパーカットを繰り出しミウラにダウンを取った倒れたミウラにヴィータとザフィーラが

 

馬鹿馬鹿!寝るなミウラ早く立てェーーーっ!

 

「ミウラッ!終わってしまうぞッ!」

 

ミウラはザフィーラの言葉にカウント9でギリギリで目を覚ました。ミウラはさっきと違い攻撃の手を緩めずにヴィヴィオに仕掛けるヴィヴィオもミウラに負けじと攻撃をする現状ではヴィヴィオがすこし有利だがヴィヴィオはカウンターの隙を狙われミウラの【空牙】をもろに食らう

 

「え?」

 

壁な激しく激突したヴィヴィオは脳裏に【聖王オリヴィエ】の記憶がすこし“思い出した”あの日ヨゾラがエデンと名乗っていた日以来の出来事だったその記憶はヨゾラ(エデン)と共に鍛練しているオリヴィエの記憶で【聖王流(セイクリッド・アーツ)】と【聖王の鎧】の記憶でもあった。

 

「おかしい……あの試合大好きなヴィヴィオが笑顔なく試合をしている、今ごろ笑顔なのに」

 

「そうなんですか?」

 

「ぅん  っ!?ゾワッ)この感じ!?まさかオリヴィエ……?ヴィヴィオお前…記憶が」

 

ヴィヴィオを激突した壁から動かないことに実況者やなのはたちとミウラも心配していたが。少しずつ動き始めたヴィヴィオに安心したでも何処か雰囲気の違うことに誰も気づいていない……気づいているのはヨゾラとアインハルトだけかもしれない。それにいつも無邪気に笑うヴィヴィオと違い淑やかに笑うヴィヴィオだった

 

「っ!?ゾワッ)ヴィ…ヴィヴィオさん?」

 

「…はい?」

 

「本当に……ヴィヴィオさんですか?なんだか雰囲気が違うような?」

 

「私は私ですよ、ミウラさん」

 

そういい、ヴィヴィオは構えただけどその構えがヨゾラの無限流(インフィニット・アーツ)とアインハルトの覇王流(カイザー・アーツ)と構え型がにているミウラは警戒を高める瞬きをした一瞬でヴィヴィオはミウラの死角に入った

 

「「ミウラ!!」」

 

「【聖王天照槌】!」

 

すると、ヴィヴィオ羽ミウラの顎目掛けて膝のバネとブーストによるスピードアップによりかなりの威力となったアッパーを食らわしたそんな攻撃を食らったミウラは軽い脳震盪になってしまうが倒れはしない

 

「抜剣ッ!!【飛燕】!」

 

「【聖王六狼牙】!」

 

ミウラはヴィヴィオに向かい【抜刀・飛燕】の強烈な一撃を放つがヴィヴィオも【聖王六狼牙】の両手を合わせ*1指を広げ全ての指を同時に叩き込む

 

「今のを防いだ!?」

 

「はぁあぁあぁぁあぁ!!」

 

それからは二人の激しい試合になっていて観客や実況者も食い入るようにその試合をみていた。魔法の攻防も打撃の応酬でさらに盛り上がっていた

 

「行きます!!抜剣・【四天星煌】天破の型──【抜剣・飛龍!】」

 

ミウラは飛龍でヴィヴィオを牽制させ、ヴィヴィオが避けた方向に走りまたもヴィヴィオと殴り合いになった。二人の体力はほぼ限界だからヴィヴィオとミウラはこれに最後の力を込めた 

 

「一閃必墜ッ! 【天衝星煌刃】!!」

「……一閃一撃   【聖王空絶破】」

 

「「はぁあぁあぁぁあぁ!!」」

 

二人の大技のぶつかり合い激しい爆発のより二人は場外ダウンしたがミウラのLIFEがわずか……1だけだった。両者ダウンしたがLIFE1のミウラが勝ち残ったがヴィヴィオの大人モードが解けていないみんながヴィヴィオのことを心配しているとヨゾラがヴィヴィオの元にいき魔力を注ぎ回復させデバイスのクリスを出し大人モードを解除しヴィヴィオとミウラに【死ぬ気の炎】の【晴】【神聖】【月】【光】【闇】【大空】を注ぎ傷や疲労を完全に治した。そして二人は気持ち良さそうに寝ている

 

「ありがとう、ヨゾラくん」

 

「ありがとうな、ヨゾラくん」

 

「いえ、二人とも頑張りましたから」

 

そういいヨゾラは次の試合の準備に入った

*1
かめはめ波ののように




今のヴィヴィオ【聖王の鎧】は不完全で希にしか発動しない
※完全度35%

聖王流(セイクリッド・アーツ)
【聖王天照槌】(せいおうてんしょうつう)
膝のバネとブーストによるスピードアップによりかなりの威力のあるアッパー

【聖王六狼牙】(せいおうろくろうが)
両手を合わせ、かめはめ波ののように指を広げ全ての指を同時に叩き込む

【聖王空絶破】
アインハルトの覇王断空拳に似ている


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33話 決勝戦前日

ヴィヴィオとミウラの予想以上の激闘によりステージのシステムが壊れてしまい。一時決勝戦は中断となりその日に行うはずだった試合もすべてシステムが直り次第となった。なので選手たちは空いた時間をトレーニングに打ち込めるようになり喜んでいるものの方が多かったヨゾラもその一人である。

 

「……フゥ…」スゥゥシィィィ

 

ヨゾラは【インフィニット・ジム】に戻りバーチャルスフィア(S-)を起動させ【全集中の呼吸・常中】を使いながらヨゾラはバーチャルモンスターに向かい技をはなった

 

「…剱の呼吸 拾弐ノ型【喰牙災禍】」

 

『「……え?」』

 

そこにいた誰もが驚いたなぜならヨゾラは“刀を振らずに”無数の斬撃を出現させモンスターを斬り刻んだからだ、そしてヨゾラは再び呼吸をした

 

「拾惨ノ型【弧月叨忌・無煌】」

 

その一振りで広範囲かつ縦横無尽に無数の斬撃を放つ絶技で一瞬のうちに全方向に放たれるこの斬撃を見切ることはおろか間合いの外に出ることすら困難という反則技であった。それに技の威力が強すぎる故に対人戦では人を選んで使わないといくらクラッシュエミュレートがあるとはいえ怪我だけじゃすまいと思う程の威力だ

 

「……」

 

『マスター?なにか浮かない顔をしていますがどうかしたんですか?』

 

「いや、少し気になることを耳にしてな。次の決勝戦の相手について」

 

ヨゾラが聞いたのは都市本選4位の【アスカ・シュミット】の本性について……彼はうわべだけはよく周りにも慕われているらしいが本性は全く違うとのこと、対戦選手の家族を使って脅して対戦選手に“ある程度”のところで負けるように指示していると去年の選手たちがヨゾラに会いにきて伝えたがヨゾラは別段気にも止め無かったなぜならヨゾラの家族はデバイスがないとは言え強い……ただ母の【ユーフェミア】は戦うことが出来ないことだけ

 

『……それは心配ですね。今度の試合は決勝戦ですから絶対に見に行くといいますよ?』

 

「……うん、でも いやなんでもない(なんだろう…この嫌な予感は)」

 

そうして、会場のシステムが直って翌日男子インターミドル決勝戦が開催された。そしてヨゾラの嫌な予感が当たっていた

 

❬赤コーナー!インターミドル常連都市本選4位まで上り詰めた!魔導格闘技 アスカ・シュミット!!❭

 

❬青コーナー!この決勝戦まですべてK.Oで倒している男子インターミドルの超新星(スーパールーキー)!【無限流戦闘術(インフィニット・アーツ)】で今度はどんな試合を繰り広げるのか! ヨゾラ・エヴァーガーデンッ!!❭

 

と、ヨゾラの登場に観客は歓声をあげる

 

「ヨゾラ、凄い歓声だね。なんか妬けちゃうなぁ」

 

「仕方ないよフェイトちゃん…ヨゾラくんのあの容姿にあの性格に強さだもん」

 

「そうなのよねぇ~ヨルくん昔からモテるから」

 

「はい!お兄様はカッコいいです!」「当然だな」「あっったり前だよねぇ!」

 

そうしてなのはとフェイト、ユーフェミアたちがヨゾラの決勝戦を観に来ていた。ヨゾラがフィールドに上がるとなにか違和感を感じたそして【アスカ・シュミット】はヨゾラにバレないようにレアスキル【見えざる手】をヨゾラの家族……ユーフェミアたちの首に巻き付かせていた。このレアスキル【見えざる手】はアスカが認知しない限り相手に触れることは出来ず相手も触れられているとすら気付かない、ただ【見えざる手】を見ることができる方法が2つだけあるそれは眼に魔力を集中させることと魔力フィールドを作ることだけどこの2つはかなりの魔力制御がないと出来ない……

 

「(……なんだ、この違和感は……このフィールドになにがあるんだ?)」

 

「………楽シミダナァ、君ハドンナ顔デ絶望スルノカナァ?」

 

「!?」

 

❬それでは男子インターミドル決勝戦!!開始!!❭



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34話 決勝戦と痣の覚醒

❬男子インターミドル決勝戦!!開始!!❭

 

試合は開始したが両者とも動かない、ヨゾラが動かないのはずっと心にある違和感があるそれは試合が始まってから更に増えた

 

「来ないのカァァじゃぁこっちからいくゾォォ!」

 

「! やっぱりあなたか。この違和感の正体は……」

 

ヨゾラは特殊デバイスリング【虹の73リング(トリニセッテイーリスリング)】に死ぬ気の炎を灯しその死ぬ気の炎を瞳に移した時ヨゾラの目には【アスカ・シュミット】の背中から黒い無数の手が伸びていたその手の先にはユーフェミア、ユーリ、ディアーチェ、レヴィ、なのは、フェイト、桃子の7人の首にかかっていた

 

「っ!? 貴様…」

 

「ハハハハ!!君は他の奴等より気付くのが早いナァ!だけど君は何も出来ないサァ!」

 

アスカはヨゾラに反撃したらどうなるかと言う目をしているヨゾラはアスカの攻撃を急所を避けるようにしてかわしている。

 

「クッ! 貴様はずっとこのやり方で上り積めてきたのか?」

 

「この力で俺ハァ都市本選まで上ってきた!このレアスキルならバレないからナァ! スフィアバレットォ ファイアァァ!!」

 

そして魔導格闘技のアスカはバレット系をヨゾラに向かって撃って行くヨゾラのライフは減っていくがヨゾラはそんなことは気にしていないただ思っていることは……【アスカ・シュミット】をぶん殴るために……だから、ヨゾラは

 

「貴様はそうやって他の選手たちが積み上げてきた努力を踏みにじってきたのか…」

 

「あァそうさァ!努力?そんなものは無駄なんだヨォ!そんなことをして強者に勝てるのかヨォォ!!」

 

「貴様、本当の屑だな 貴様がこれまで努力してきた者を嗤うな!!」ギロッ 「っ!!?」

 

そうして、ヨゾラはこの都市予選では【黒赭日輪閻魔刀(ヤマト)】も【全集中の呼吸・常中】も使わないと決めたはずだった……が、ヨゾラは自分が決めたことを破った

 

「…おいで 【黒赭日輪閻魔刀(ヤマト)】」

 

会場にいた誰もが驚いた、それはヨゾラが格闘家ではなく剣士と言うことと一気にヨゾラの纏う雰囲気が変わったことに格闘経験がない人たちのも分かるほどの威圧感それを間近で浴びているアスカの足は震えていた

 

「お前の家族がどうなってもいいのカァァ!!」

 

「……剱の呼吸 拾惨ノ型【弧月叨忌・無煌】」

 

ヨゾラが振る……一振りは広範囲かつ縦横無尽に無数の斬撃を放ち一瞬のうちに全方向に放たれるこの斬撃を見切ることはおろか間合いの外に出ることすら困難という反則技にアスカの【見えざる手】は消えてしまった

 

「なっ!!?」

 

「剱の呼吸 拾肆ノ型【龍鏡・星詠み】」

 

そしてヨゾラはアスカの向かい刀を斜めに一閃し複数の方向に地を這う斬撃を放つ。さらに、地を這う斬撃の合間を埋める様に龍爪型のうねる斬撃が伴っている。回避は不可によりアスカはもろに食らう

 

「……立て」

 

すると、ヨゾラの体に突然【痣】が浮かび上がって来た体に西洋龍、左肩にはウロボロスの痣、左上の額には黒い太陽*1のような痣がある

 

『マ、マスター!体温が39度以上、心拍数も200以上あります!今すぐ呼吸を止めてください!このままだと死んでしまいますよ!』

 

「………」スゥゥシィィィ

 

『マスター!!』

 

「…貴様はここで終わりだ。」

 

「フザケルナァァァ!!!」

 

アスカは再び【見えざる手】を出してヨゾラに襲い掛かるその数およそ100本だけど今のヨゾラには“たかが100本”程度では止めれない

 

「……剱の呼吸 捌ノ型【次元斬り・無月】!!」

 

ヨゾラから振り落とされた斬撃は【痣の】影響なのか威力が上がっていた。そしてアスカを貫き会場には大きな斬撃痕が残っていてアスカのライフはゼロとなり男子インターミドル決勝戦は【ヨゾラ・エヴァーガーデン】の勝利となった。

 

 

ヨゾラの控え室では

 

「まだ治まらないかこの痣は一体…」

 

『マスター……どうして呼吸を止めなかったんですか?』

 

「私はやりたかったからだよ。あんな奴にこのインターミドルを汚されるわけには行けなかったからねそれにこの【痣】の条件はユグのお陰でわかったしね」

 

【痣】の条件はヨゾラの体内温度が39度以上あることと心拍数が200以上を越えるとの2つである。【痣】が現れると移動速度や攻撃速度をかなり大幅に向上させることができる。もし【痣】のある状態でほかの【全集中の呼吸"須佐之男"】や【全集中の呼吸"月読"】や【全集中の呼吸"天照"】最強の呼吸【全集中の呼吸"天津神"】を使えば……

 

「いや“今は”止めておこうかな、さてユグそろそろお母さんたちのとこに行こうか」

 

『わかりました』

 

「次の舞台は都市本選だ」

*1
(メリオダスのようなやつが※場所は炭治郎と同じ)



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35話 決勝戦後

ヨゾラが男子インターミドル都市予選。優勝して翌日家でゴロゴロしていた。そうヨゾラはゴロゴロしているユーフェミアの膝の上で正確のはゴロゴロしていたヨゾラを暇していたユーフェミアが膝の上に乗せヨゾラを寝かしつけた

 

「ふふ、お疲れ様ヨルくん 頑張ったね」ナデナデ

 

「……」

 

「この数年で楽しい出来事がいっぱい合ったわ…ヨルくんと出会う前の私は何も手に付かず何もする気が無かった……でも、あの日初めてヨルくんと会ってから楽しかったわぁ。それからアインちゃんやディアちゃん、シュテルちゃん、レヴィちゃん、ユーリちゃんにも会えた家族が増えた…最初は亡くなった夫や娘に対して私だけが幸せでいいのかな?って幸せな私を恨んでないかな?って……でもね、数日前かな夢に夫と娘が現れて私にこう言ったの」

 

『ユフィー君は僕たちの分まで幸せになるんだよ?僕たちはずっと君のそばにいるから……ユフィー君を愛してる』

『お母さん!私ねお母さんのこと大好きだよ!だからねあの子を……ヨゾラくん助けて上げてね?私のお母さんは世界一のデバイスマスターで!宇宙一のお母さんなんだから!!』

 

『頑張ってユフィー!/お母さん!』

 

「って。だからねヨルくん私はあなたの【本当の母親】になってもいいかな?」

 

「なにいってるの?お母さんは私を助けてくれてからずっと本当のお母さんって思っていたよ?」

 

「ヨルくん!?い、いいいいつから!?」

 

「頭を撫でてくれたところから」「最初から!?」

 

そう、ヨゾラはユーフェミアの膝の上に乗せられてからずっと起きていた目を開けようとしたのだがユーフェミアがヨゾラと出会う前のことを話し出してからタイミングを無くした。だけどヨゾラはこの数年間一緒に居たけどユーフェミアの過去のことは一切聞いていなかったから気になり寝たふりをしていたのだ

 

「そっか……そうだよね、ずっと聞かずにいてくれたもんね ごめんねそれとありがとう」ギュッ

 

「ううん、聞かしてくれてありがとう。お母さん」ギュッ

 

ユーフェミアとヨゾラは抱き合って二人の絆を深めた。すると、扉の方から声が聞こえた

 

「これ!押すでないわ!」

 

「私ではありません、レヴィです」

 

「なにぉ!僕じゃないよ!」

 

「お、重いです!」

 

ユーフェミアがスッと立ち上がり扉の方に歩いてくそして扉を開けるとディアーチェ、シュテル、レヴィ、ユーリの四人が雪崩のように崩れてきたすると、四人は顔を青くしてユーフェミアに謝っていた。その時のユーフェミアの顔がすごくすごく怖かったと語る四人であった。

 

ガチャ

「ただいま、今日もいろんな……ってどうしたんだこれは」

 

買い物から帰ってきたアインスがディアーチェ、シュテル、レヴィ、ユーリの四人が正座させられユーフェミアに怒られている所だった。ヨゾラはアインスに今までのことを話した

 

「そ、そうなのか。それはディアーチェたちが悪いな そうだヨゾラ予選優勝おめでとう!」

 

「ありがとうアインス姉」

 

「今日もまたいっぱいだね」

 

「あぁ、みんなヨゾラの試合を見てくれて居てなお祝いだそうだ」

 

そうしてアインスが袋から出したのは大量の色んな部位ブロック肉だった

 

「うわぁ!すごい量のおっきいお肉!!またお礼言わないと」

 

こうして、ヨゾラのオフの日が終わった。あっお肉は美味しくいただきました。



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36話 約束

ヨゾラの予選優勝を祝ってから翌日、前にヴィヴィオとコロナ、リオの三人との約束をした。ヨゾラのお詫びとして遊びにいくと言う約束をした。なのでヨゾラはヴィヴィオたちと待ち合わせしているミッドチルダ中央公園で待ち合わせしている

 

「ねぇ、ユグ 『ダメです』……まだなにも言ってないじゃん」

 

『どうせマスターはあの【痣】で試したいことがあるんでしょうけどあの【痣】は危険すぎます!』

 

「でもね、ユグ【痣】の出現は私をもう一段階上に上がれそうなんだ…だから。お願いユグ」

 

『……わかりました。ですが誰か一人付けてください私はマスターを失うのはいやです……』

 

「わかった、そろそろヴィヴィオたちが来る頃だろうから今日は楽しもうユグ」

 

『私もですか!?』

 

「あぁ!ヴィヴィオたちもデバイス持ってるしデバイスどうしで話すのも楽しいかもよ?」

 

『は、はぁ』

 

「ふふ」

 

そして、数分後にヴィヴィオとコロナ、リオが可愛らしい服で現れた。最初はみんなでミッドチルダから離れて動物園のあるそこそこ大きい町まで向かってお昼頃まで半分位まわったのだが、動物園の飼育員さんよりヨゾラか動物に懐かれていた

 

「今度は小動物の居る所がいいです!」

 

「私も!」「いいね!お兄ちゃんいこ!」

 

「あ、あぁ」

 

そして、リオの提案によりヨゾラたちは小動物(猫や犬、兎など)がいるエリアに向かいそのエリアに入ると大量の猫たちがヨゾラめがけて飛び込んできた。ヨゾラは猫たちを両手いっぱいに抱えていた

 

『にゃーん』『ミャーォ』『にゃん』

 

「こら」

 

と、ヨゾラが猫たちに言うと猫たちはヨゾラから降りてヨゾラの目の前に座る。それを見ていたヴィヴィオたちと他のお客さんと飼育員さんたちは思わずヨゾラに拍手をしていた。そしてみんは小動物と触れ合うことにしたヨゾラはと言うと芝生に寝転ぶとまた猫たちがヨゾラを囲むように寝てヨゾラの上に乗っている猫もいる。ヨゾラは猫に囲まれて暖かいのか寝てしまったため気付いてないがお客さんに写真を撮られていたそして一人お客さんがヨゾラの顔をしっくり見ていてヨゾラの顔をみて大声で

 

「アアァァァァァァァ!!男子インターミドル予選を優勝したヨゾラ・エヴァーガーデン選手だぁぁ!!」

 

と、叫んだ普通なら猫たちは大声にびっくりして何処かにいってしまうのだが猫たちは微動だにしないがお客さんや飼育員さんたちは違うヨゾラは普通に顔もルックスもいいそれはもうそこら辺のモデルより格好いいし可愛いだから男子インターミドル予選の中継された時点でヨゾラのファンはかなり多いのだ。その騒ぎに気づいたヨゾラは猫たちにヨゾラは『大人しくするんだよ?』と言うと猫たちは

 

『にゃーん』『ミャーォ』『にゃん』

と返事をした。ヴィヴィオたちに念話で現状を説明して小動物エリアから離れることにした、逃げるヨゾラに追い付くことは不可能なファンの人たちは渋々諦めた。そうして夕方にヴィヴィオたちと合流して四人でご飯を食べてヴィヴィオとリオと別れた後コロナがヨゾラ呼び止めた。



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37話 最後の演操者(ハンドラー)

「あの!ヨゾラさん お話いいですか?」

 

「うん、いいよ」

 

「あのヨゾラさん……私にゴーレムの扱いを教えてください!お願いします!」

 

「……どうして私なの?あのナンバーズがいるじゃない」

 

「確かにノーヴェのお陰で格闘技はすこしは上達しました……でも、ゴーレムの操作は別です」

 

「ゴーレムの操作か」

 

「ダメですか?」

 

「……いいよ、私も君に言おうと思っていたことがあるんだ。君には“ストライクアーツ”では強くなれないよ」

 

「っ!?」

 

「正確には、コロナの体つきと魔力とではそれ以上強くなれないそれにまだゴーレムの【ゴライアス】は完全系ではない」

 

「えっ!?ノーヴェはそんなこと一言も……」

 

「そうだろうね、ゴーレムのことはゴーレム使いにしかわからない部分も多いし」

 

そう、コロナのゴーレム【ゴライアス】には改善点や改造点がヨゾラ曰くいっぱいあるそうだ。だからヨゾラはコロナにある提案をした

 

「ねぇ、コロナ……【演操者(ハンドラー)】にならない?」

 

「……【演操者(ハンドラー)】?」

 

「そう、コロナが使っているゴーレム使いとは違うんだ。ゴーレムはコアを中心に形成して作り出すモノだけど【演操者(ハンドラー)】のゴーレムは元々作られたゴーレムと“契約”することで力を使う」

 

「……それってヨゾラさんと同じ」

 

「そのゴーレムが……【機巧魔神(アスラ・キーナ)】だ」

 

そうして、ヨゾラは自信の機巧魔神(アスラ・キーナ)……【魔神相剋者(アスラ・クライン)『夜刀神』】を召喚してヨゾラでも唯一使うない機巧魔神(アスラ・キーナ)の【藍銅(ランドウ)】と【玻璃珠(カルセドニー)】を分離させた

 

「……すごい」

 

「さて、まずば機巧魔神(アスラ・キーナ)の説明からしようと思ったんだけど明日にしようか。家まで送っておくよ」

 

「は、はい!」

 

そしてヨゾラはコロナを家まで送り届けてコロナからデバイスの【ブランゼル】を借りて。明日ヨゾラの家に来てほしいといいヨゾラも家にもどった。夜が明けて昼過ぎコロナが約束通り来たヨゾラは【夜の死ぬ気の炎】である場所に繋げた。そこはヨゾラが昔実験を受けていた場所でありヨゾラの本当の家である

 

「ついてきて」

 

「は、はい!」

 

そして、左右にある2つのカプセルには【藍銅(ランドウ)】と【玻璃珠(カルセドニー)】が粒子状になり真ん中の大きいカプセルに集約しているその真ん中のカプセルの所のコロナのインテリジェントデバイスの【ブランゼル】が嵌め込まれている

 

「ブランゼル!」

 

「あれは【ブランゼル】の最大データ量の上限を上げているのと機巧魔神(アスラ・キーナ)を最適化しているんだ。さてそろそろ機巧魔神(アスラ・キーナ)について話そうか」

 

「はい」

 

「【機巧魔神(アスラ・キーナ)】はベルカ時代後期に作られた。“生物兵器”なんだ」

 

「生物兵器!?」

 

「そう、ベルカ時代後期には魔導師の天敵である【アンチ魔力領域】と言う物があった。この領域は強力で並みの魔導師なら魔力がすぐに空になるぐらいには強いだからある国が考えたのが機巧魔神(アスラ・キーナ)だ。機巧魔神(アスラ・キーナ)に封じられた【副葬処女(ベリアル・ドール)】と言う“少女の生け贄”の【魂】すり減った魂は回復することがなく、故に大出力や長期間の機巧魔神(アスラ・キーナ)の使用は【副葬処女(ベリアル・ドール)】の感情をすり減らし最終的には完全に消滅させてしまう。」

 

「そんな……ひどい… じゃぁ!あの機巧魔神(アスラ・キーナ)は!?」

 

「あぁ、この機巧魔神(アスラ・キーナ)たちには【副葬処女(ベリアル・ドール)】システムはないよその代わりにかなり魔力がいるけどね」

 

と、ヨゾラの解答にコロナは一安心してヨゾラに話の続きをお願いした

 

「当日の姫…【魔神王ユティエア・E・アルハザード】が全ての機巧魔神(アスラ・キーナ)を停止させた。そして【魔神王ユエ】はこの城の地下深くに機巧魔神(アスラ・キーナ)を封印した。そして今は私が機巧魔神(アスラ・キーナ)の全ての力を【魔神相剋者(アスラ・クライン)『夜刀神』】に融合させた。その中でも唯一力の使用が出来ないのがあの二体だったわけさ」

 

「そうだったんですか……ん?でもヨゾラさんって【虹王エデン】さんの記憶があるんですよね?どうして【魔神王ユエ】さんの記憶が?」

 

「あー、それはね私が【魔神王ユティエア・E・アルハザード】の子孫で【虹王エデン・イーリス・エーヴェルヴイン】の記憶は前にすこし話した実験でこのリング…【虹の73リング(トリニセッテイーリスリング)】とのリンクが良くてねそこで【虹王】に会って知識(経験)と記憶を受け継いだんだ」

 

「じゃぁヨゾラさんには2つの記憶があるんですか!?」

 

「そうだね、このことを知ってるのはお母さんたちとフェイト母さんとコロナだけかな?」

 

「え?ヴィヴィオは知らないんですか?」

 

「多分ね。さて、そろそろ二体の融合も終わるし【ブランゼル】の最適化も終わっているからあとはコロナが【演操者(ハンドラー)】として契約出来るかだね」

 

そうして、【藍銅(ランドウ)】と【玻璃珠(カルセドニー)】は完全に融合して現れたのが【魔神相剋者(アスラ・クライン)『夜刀神』】よりも二回りぐらい大きくゴツい。メインの色は純白に所々金色がありラインの色は青がある能力は【藍銅(ランドウ)】の大地掌握と【玻璃珠(カルセドニー)】の天候掌握である。この二体はユエでさせ動かすことが出来なかった

 

「コロナ、機巧魔神(アスラ・キーナ)に触れてみて」

 

「は、はい」

 

すると、融合した機巧魔神(アスラ・キーナ)はコロナの伸びた影に沈んでいった。それを見たコロナはオドオドしていたがヨゾラはコロナに契約成功と伝えるとホッとしていた。ただ今のコロナでは機巧魔神(アスラ・キーナ)を扱うことは出来ないだからヨゾラはコロナのタイミングで【インフィニット・ジム】に来るように伝えた。

 

「あっ!そうだコロナ機巧魔神(アスラ・キーナ)の名前考えてあげてね。その子はまだ赤ちゃんみたいなモノだから」

 

「大丈夫です!もう考えてますから名前は……【爛覇璃(ランセルド)】です!」

 

「いい名前だね」

 

そうして、ヨゾラとコロナは地上に上がりすっかり夜になっていたのでヨゾラはコロナを家に送っていったその時にコロナの母親がちょうど買い物から帰って来てヨゾラの顔を見るなり大興奮。コロナ曰くヨゾラの試合をみてから大ファンらしく家でご飯を食べていってと強引に捕まれてごちそうになったまたちょうどその時にコロナの父親が帰ってくるとヨゾラをみてまた大興奮コロナは恥ずかしそうに顔をしたに向けていた

 

「あぅ、ごめんなさい」

 

「ふふ、いいよご飯ありがとう親御さんにも言っておいて」

 

「はい!」

 

「お休み」「おやすみなさい!」

 

そして、ヨゾラは家に帰った。



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38話 チャンピオンと痣

「んー、ここどこ?」

 

現在、ヨゾラ・エヴァーガーデンは山で迷子になっている。何故ならヨゾラが朝から人気のない山……【ミッドチルダ西部山林地帯】に来ていたこの時期なら人はあまり来ないと聞いたからなのだが山に入って数時間全くひらけた場所につかない

 

『マスター進まずに戻ってはどうですか?』

 

「いや、なんかこっちから人の気配がするんだよ。それも懐かしい感じの……」

 

『……?』

 

「おっ!やっと森を出れる!」

 

そして、そこにいたのは絶賛キャンプ中の全身黒色の女の子だった

 

「あっ」「ん?」

 

「前々回大会のチャンピオン【ジークリンデ・エレミア】」

 

「そう言う君は予選優勝の【ヨゾラ・エヴァーガーデン】くんやな」

 

「まさか、こんなところで会えるなんて“黒のエミリア”」

 

「っ!?」

 

ジークはすこし警戒して構えたがすぐに警戒をといた。それは彼の魔力波長と姿が唯一エミリアの記憶として温かく安らぐ記憶だったからジークはその身にエミリアの500年分の記憶と経験が心と身体に刻み込まれていると。ヨゾラがジークを見ると瞳には涙を浮かべていた

 

「あなたはエデンなの?」

 

「そうですよ、私は【虹王エデン】記憶を持ってます。あたな……エミリアのことも知ってますよ」

 

すると、ジークはヨゾラに抱きつき泣きながらお礼を言っていたヨゾラはなんのことかわからなかったがすぐに察しはついた彼女は震えていているエミリアの記憶のことで何度も何度も辛い目の合ってきたのだとその分ヨゾラは実験の三年を省けばかなり充実しついた

 

「大丈夫だ、“リッド”もう安心しろ私がついてるから」

 

と、ヨゾラは震えながら泣いてるジークを抱き締めると安心したのか眠ってしまった、ヨゾラはジークをテントの中に寝かせて起きるまで鍛練をすることにしたそして数分後ジークが起きてきてなんだか恥ずかしそうにしていた。まぁ年上の自分が年下のヨゾラに慰められることが恥ずかしかったのだろう

 

「もう大丈夫ですか?」

 

「うん、ありがとうな」

 

「いえ、あっ改めて私は【ヨゾラ・エヴァーガーデン】です。ヨゾラでいいですよ」

 

「あ!私は【ジークリンデ・エレミア】ジークでええよ!」

 

「それじゃ【ジーク姉】と」

 

「ジーク姉!?」

 

「ダメですか?」

 

「ううん!呼んで!そう呼ばれたいわ!」

 

ジークは姉と呼ばれたことがないからなのかニヤニヤしながら【ジーク姉】と嬉しそうに呟いていた。そしてヨゾラはジークにここに来た理由を話すとジークが一緒にトレーニングするか提案してきたのでヨゾラはそれの提案により共にトレーニングすることにした。ちなみにジークとアインハルトが試合するのは一週間後である

 

「それじゃ(ウチ)はランニングしてくるけど“ヨーくん”はどうするん?」

 

「(ヨーくんって……)私は川で食材の確保兼剣術をしておきます」

 

「ヨーくん料理できんの?!」

 

「え?はいそれなりにはジーク姉は出来ないの?」

 

「うっ!お、おでんなら…」

 

そんな他愛もない話しをして二人は別々のトレーニングをし初めてから数時間が経っていたヨゾラは川で捕まれた魚14匹をジークが帰ってくる前に捌き料理を進めていた。調味料とかはヨゾラとジークのを合わせているそしてジークが帰ってくるとすぐに食べれるようにしていたヨゾラの手さばきに驚いた

 

「すごいわぁ!ヨーくん。エドガーより美味しい料理なんて初めてや!」

 

「そのエドガーさんはわからないけどありがとう。まだおかわりはあるからね」

 

そんなこんながあったこのキャンプトレーニングはあと1日になった。ジークはこの日1日はなにもしないらしいからヨゾラはちょうどいいと思いジークにあるお願いをした、それは【痣】を自由に出すためのトレーニングの監視のお願いだ。

 

(ウチ)はええけど、大丈夫なん?体内温度39度以上心拍数200以上なんて…」

 

「そこは慣れかも知れないけど、あの試合で出たときは何も感じなかったけど終わってからは苦しかった」

 

「…わかったヨーくんを信じてやるよ。でも!様子がおかしいと思ったらすぐに止めるからね!それとデバイスちゃんの言うことも聞くこと!」

 

「は、はい」

 

そして、ヨゾラは呼吸を整えてから【全集中の呼吸】から【常中】へと切り替えて自信の血流を速くさせ体内温度と心拍を徐々に上げていく

 

『体内温度37.6 心拍数167』

 

「(まだ足りない。あの時は先に体温が39度を越えていた)だったら…!」

 

ヨゾラは【全集中の呼吸・常中】をしながら走り始めた、心拍数が体内温度に追い付かないなら走って心拍数を上げればいい

 

『っ!?体内温度39.5度 心拍数216』

 

すると、ヨゾラの身体にはあの試合と同じ【痣】が現れていた。それを確認したヨゾラは大きな滝に向かって、剱の呼吸 壱ノ型【天地冥慟】を放つと大きな滝が割れていたそれを見たジークはかなり驚いた。ここの滝が流す水の重さは最大で50トンぐらいそれを割るなんて普通の人間なら無理である

 

「すごい何だか頭がスッキリして技が出しやすい…この感覚は覚えた」

 

そして【痣】の条件体内温度と心拍数だ、だけどヨゾラはまた【痣】の状態に慣れていないからか【動かない】と【痣】は出現しない。止まっていると体内温度だけが速く上がりすぎて身体の負荷がバカにならない、が走っていると心拍数が上がり身体がすこし楽になった。

 

「今なら行けそうかな……まずは【全集中の呼吸"須佐之男"】」

 

【全集中の呼吸"須佐之男"】は攻撃・防御特化の呼吸法 呼吸は強く深くすると突然【痣】が消える。それは【全集中の呼吸"須佐之男"】の呼吸法が【痣】の条件に当てはまってないからだ。

 

『マスター、体内温度と心拍数が下がってます』

 

「え?どうして?まだ体が呼吸法に追い付いていないのかな?」

 

『みたいですね、ですが【痣】の感覚は掴めたようですね』

 

「………」

 

まだジークはヨゾラの技に驚いていて唖然としていた。



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39話 覇王と黒のエレミア

ヨゾラはジークとのキャンプを終えて片付けているとジークに通信がありそこに映っているのは女子インターミドル都市本選2位の【ヴィクトーリア・ダールグリュン】だった

 

『おはようジーク、もう起きてたの?』

 

「おはよう、ヴィクター」

 

『迎えに来たわよ、一緒にいきましょう』

 

『朝食の用意もございます』

 

「うん……ありがとう~、でも朝食は食べたからええよ。それじゃヨーくんありがとう」

 

「はい、試合見に行くから頑張ってねジーク姉」

 

『え?男子のエヴァーガーデン選手!?どうしてジークと!?』

 

「あっうん、この一週間トレーニングに付き合ってもらってたんよ!」

 

「はじめましてヴィクトーリア選手、初めましてですね【ヨゾラ・エヴァーガーデン】です」

 

『え、あっはじめまして私は【ヴィクトーリア・ダールグリュン】と申します』

 

「ん?ダールグリュン?何処かで……あぁ【雷帝ダールグリュン】ですね」

 

と、ヨゾラはつい口にしてしまい。ヴィクターはそれを聞き逃さなかったなぜならヴィクターは【雷帝】とは名乗っているが【雷帝ダールグリュン】とは名乗っていないから一番はジークのヨゾラに対する懐きようにヴィクターも驚いた

 

「あっ!ヴィクター!ヨーくんはな【虹王エデン】の記憶をもってるんよ!だから知ってるんやと思うで?」

 

『エ、エエエエエデン様の!?』

 

「様?」

 

ベルカ時代にエデンの配下に名門の貴族がいたその一つが【ダールグリュン家】であり一番【虹王エデン】を尊敬し慕っていた。それも子孫たちにも受け継がれるほどに

 

「ヴィクトーリア選手。今の感情は先祖に植え付けられたモノです、ですから」

 

『いえ、それは違いますエヴァーガーデン様』

 

「あなたは?」

 

『申し訳ございません。私はダールグリュン家に仕える【エドガー】と申します。お嬢様はエヴァーガーデン様に一目惚れしたのです』

 

『ちょっ、ちょっと!エドガー!!////』

 

「………」

 

ヴィクターは顔を真っ赤にして執事のエドガーをポカポカと叩いていたすると、ジークが

 

「ヴィクター敗けへんよ?」

 

と、言った。そしてヨゾラとジークはヴィクターとエドガーと合流してインターミドルの試合会場に向かった。ヨゾラはアインハルトの応援ではなくジークの応援をしている。それは今のアインハルトはまだ記憶に囚われてるらしいそれにヴィヴィオたちもいるからと

 

「ジーク、貴女は500年分の記憶を乗り越えたのね……」

 

「うん、それもこれもヨーくんのおかげや!ありがとう!」

 

「私はなにもしてないよ?ジーク姉が自分で乗り越えたんだよ記憶はただの記憶……思い出じゃない今を見えてない人には未来は来ない…」

 

「「………」」

 

そして、ヨゾラは先に二人と別れジーク側のフィールドに向かうとそこには【ハリー・トライベッカ】とその子分の人たちがいた。ヨゾラの顔を見るなりハリーはヨゾラに抱きつく

 

「えっ!?あ、あの!?なんですか!?」

 

「……かわいい。なんだよ近くで見るとめっちゃかわいいじゃぁねえか!」

 

「離してください!」

 

「いやだ。ふっふっなんなら力ずくでもいいぜ?」

 

「……(イラっ)貴女は嫌いだ」「…え?」

 

ヨゾラは【闇の死ぬ気の炎】をリングに灯しハリーの手を掴むと段々ハリーの力がなくなっていくとヨゾラはハリーに蹴りを入れようとするが愛機であるユグの言葉に正気戻り顔をスレスレで止めた、それを見ていた子分の人たちはハリーが悪い言った。そしてヴィクターが到着してさっきのことを言うとヴィクターがハリーの近くに座らせないように間に子分の人たちを挟んだ

 

「ごめんね、うちの番長が……あっ私はミアよろしくな」

 

「ミアお姉さん……よろしくお願いします」

 

「「「なっ!?」」」

 

またもヨゾラの【お姉さん】発言に驚くともう二人のルカとリンダもヨゾラに姉と呼ばれたいのか媚び?を売るがヨゾラは二人を“さん”付けハリーとは言うとハリー選手と呼び捨てもしくは貴女となった。そしてジークとアインハルトの試合が始まった優勢はジークにある

 

「ジーク姉は今までと違って清々しく戦っているしなにより楽しそう一方アインハルトはあそこを試合ではなく戦争と思って戦ってるあれじゃ絶対にジーク姉には勝てない」

 

そして、試合が動いたのはジークが【鉄腕】を解放したときアインハルトの顔付きが変わった。ヨゾラの視線状にいたヴィヴィオもオリヴィエの記憶が更に甦ったと感じた

 

「エレミアァァァ───!!」

 

「………!?」

 

「ああぁぁぁあぁぁっ!!!」

 

アインハルトはジークに連続で打撃するがすべてジークに流される

 

「と、とと……君ちょっと落ち着こか 【シュペーア・ファウスト】!」

 

「ガハッ!!」

 

アインハルトはジークの技をボディに直撃し吹き飛ばされリングアウト、アインハルトのダメージは絶大そして1ラウンドが終了。審判はアインハルトに寄っていき棄権もできると提案するがアインハルトはすぐに断りデバイスの【ティオ】の魔力を使いライフを完全回復。審判やノーヴェはかなり驚いたがノーヴェはむやみやたらに突っ込むなと言うがアインハルトは聞いていない。そうして2ラウンド目が始まった

 

「君の望みは?」

 

「全力の貴女に勝利すること……その上であなたのご先祖様について……伺いたいことがあります」

 

「うん……ほんならヴィクターと“ヨーくん”に聞いてみよ、過去のことならヴィクターか“ヨーくん”の方が詳しい。ま、それはそれとして…」

 

すると、ジークは一瞬にしてアインハルトの懐に入るアインハルトも迎撃しようとするがジークはアインハルトの腕を掴むと一本背負いを決めた

 

「全力のエレミアを相手にして五体満足で帰れると思ってらったら困るよ」

 

「たとえ、五体が砕けようとも……どれだけ血を流そうとも!守るべきものを守りきるそれはが覇王の意識です!



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40話 決着

「ご先祖様の意思、誇りをもつんはええことやけど、君が生きてるんはご先祖様のためだけか?」

 

「私は私です! 私は自分のためにここにいて自分の意思で闘うだけです!」

 

「そう見えへんからゆーてる お節介や」

 

そうして、アインハルトはジークの懐に向かい走っていくがジークに読まれ拳を食らいそうになるがとっさに軌道をかえて避けるがジークは指先に魔力を集めていたアインハルトの顔面にモロに当たったそこからもジークの攻撃が続くアインハルトの腕をつかみアインハルトのボディに一発そしと肩に手刀を一発アインハルトはジークの一撃一撃にダウンしてしまった

 

「ヨゾラ様はあの子を応援してあげないのですか?」

 

「…私は今のアインハルトを応援する価値はないと思っています。記憶に囚われた者に現代の戦いは苦でしかないそれは私も私の妹もジーク姉もヴィクターさんも同じアインハルトだけが囚われているわけじゃない……」

 

「厳しいのですね」

 

「そうですかね? でもジーク姉は記憶を乗り越えまた一段と強くなった…だからアインハルトにも出来る筈なのに本当の意味で周りを“見ていない”だから彼女は“あれ以上強くはなれない”」

 

すると、アインハルトがダウンから立ち上がりティオの回復能力を使い回復する

 

「……(いつまでも持たないよ。アインハルト)

 

アインハルトはジークに攻撃するがジークはアインハルトの拳を簡単に受け止めそのまま間接技の腕十字を決めたアインハルトは力だけでジークの間接技を振りほどくがすぐにジークはアインハルトの頭上側からをホールドした。

 

「君の闘い方は痛々しいすぎる……」

 

アインハルトは遠のく意識の中。ナカジマジムの皆と【ジークリンデ・エレミア】の対策を考えてくれて練習に付き合ってくれた時の記憶みんなアインハルト応援してくれていたことを思い出した

 

「(私はひとりじゃない……!)空破……断」「!?」

 

ジークはアインハルトの攻撃にビックリはしたがすぐに逃げたアインハルトを再び掴みジークはアインハルトを投げようとするがジークが投げようとする前にアインハルトは体制を低くして回避する。ジークも間接技から打撃技に変えてアインハルトに攻撃するがギリギリの所でアインハルトが交わしジークはアインハルトのカウンターを食らった

 

「むう……今のはちょっとマズイな」

 

「マズイですわね」

 

「え?マズイって何が?」「今の一撃でジークは切り替わる(・・・・・)

 

「今のジーク姉ならもう大丈夫、500年分の記憶を忌み嫌うのではなく自分の記憶として受け入れて自身の力となすそれが【本当のエレミアの神髄】」

 

「(なんやろこの感覚今までとは違う(ウチ)の意思で“使える”!制御できる!)(ありがとうな、ヨーくん)

 

「アインハルト!反撃も防御もナシだ!絶対に避けろよッ!」「はいッ!」

 

「いくで……ガイスト・クヴァール───」

 

すると、アインハルト前からジークが消えアインハルトは一瞬見失うがすぐに姿をとらえてジークの攻撃を交わすと地面が削れていたそれからはアインハルトの防戦一方でジークの攻撃は止まない。すると、ジークはアインハルトの四肢を目掛けてインパクトを打つとアインハルトは四肢感覚麻痺になり膝から崩れてしまった

 

「もう終わりにしよか」「っ!?」

 

「また後でゆっくり話そ…」

 

ジークはアインハルトにそう言いアインハルトのボディに強力な一撃を食らわしジークの勝利となった

 

「ジークが力を制御していた…!」「なに!?」

 

「ヨゾラさま、ジークに何を……」

 

「私はただ昔話をしただけですよ。」

 

そして、ヨゾラは一足先に会場を出た



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41話 過去の話

ヨゾラはジークとアインハルトの試合が終わったから家に帰ってゆっくりしていると、家にヴィヴィオと試合後のアインハルトが訪ねてきた。なんでも八神はやてがベルカ時代の話をするらしいそれも王たちを集めて 

 

「わかった。すぐに用意するから」

 

「ヨゾラよ、我も行くぞ。」

 

「ヨゾラに何をされるかわかりませんから」

 

「僕もいくぞー!」

 

「レヴィは私とお母様と留守番ですよ!」

 

「アインスは?どうする」

 

と、ヨゾラがアインスに聞くとアインスはやることがあると事前に八神はやてに断ったらしい。

 

「そっか」

 

そうして、ヨゾラとディアーチェとシュテルの三人とヴィヴィオとアインハルトと共に高そうなホテルの最上階にバイキングがある最高に眺めがいい所だった

 

「久しぶりやな、ヨゾラくん」

 

「そうですね、たぬ……はやてさん」

 

「ん?今……ナンテ?」

 

「いえ、なんでもないですよタヌキ(はやて)さん」

 

「誰がタヌキじゃぁ!!誰や!ヨゾラくんにタヌキって吹き込んだの!」

 

「昔、みんながタヌキって言ってたの聞いたから。ねヴィヴィオ」

 

「え!?私?!あ、ぅん言ってたね特にヴァイスさんとゲンヤおじさん」

 

そしてはやてがヴァイスとゲンヤを明日締め上げるといいって気を取り直してはやてが切り出したのは今の王やその配下が現代に集まっていることに心配していることだった。このホテルにいる王の【虹王】【魔神王】【聖王】【覇王】王の友の【黒のエレミア】虹王の配下の【雷帝】そして聖王協会の病院にいる【冥王】がいる。そして過去の話をした楽しかった記憶悲しかった記憶辛かった記憶を話し合ったジークもリッドの記憶が強く残っていてアインハルトの話すことがわかった。なぜアインハルトがリッドのことを目の敵のように思っていたかを……するとヴィヴィオが

 

「違うんです、クラウス……あの時リッドは旅などでてないんです。私が軟禁状態にしてたんです」

 

「っ!? ヴィヴィオさん?」

 

「……いや違う。オリヴィエなのか?」

 

「はい、すこしこの子の体をお借りしておます、この子は私の記憶を半分以上思い出しています。いずれ全て思い出すと思います…久しぶりですねエデン」ダキ

 

『なっ!!?』

 

「そうだなオリヴィエ」

 

「どうして“あの時”たった一人で戦ったのですか?」「っ!?」

 

「どうゆうことや?」

 

「この子の瞳を通して歴史を見たとき真実とは違うことが書いてありました。私が【聖王のゆりかご】に乗り戦争を終わらしたとですが実際は違いますよね?エデン……だって、貴方がたった一人で一億の兵を倒したのですから!でも貴方のことは何処にも書いたなかった!」

 

『えっ!!?』

 

ヴィヴィオ(オリヴィエ)から発せられた言葉にその場にいる者たちは驚きを隠せなかった。リッドは戦争前に旅に出たのではなくオリヴィエがリッドを軟禁していて【聖王のゆりかご】で戦争を終わらせたと思っていた歴史は【虹王エデン】によって終結されていた

 

「どうして!!たった一人で行ったんですか!そんなに私やクラウス、リッド、イクスが頼りなかったんですか!?どうして一人で抱え込むんですか!」

 

「オリヴィエ……私は」

 

「ヨゾラさん」「ヨーくん」「答えてください/答えてくれへん?」

 

「確かに(エデン)が歴史を改竄した」

 

『っ!?』

 

「どうしてそんな……」

 

(エデン)の命は長くなかったあの時死んでなくとも一年後には死んでいた。(エデン)がどうして歴史を改竄したかは(エデン)とゆう存在を消し去るためだ。でもオリヴィエたちの記憶を消すことが出来なかった……いや、したくなかったが正しいかな?どうしてオリヴィエたちを置いていったのかそれは単純に死なせるわけには行かなかったからだよ。オリヴィエもクラウスもリッドもイクスもみんな……悲しい思いをさせても絶対に…」

 

「「「………」」」

 

「自分勝手と思ってくれても構わない……それでも私は大切な人たちを失いたくなかった…」

 

暗い雰囲気の中シュテルが疑問に思った歴史を改竄したはわかったでもその頃には【虹王】は存在してないならどうやって改竄したのかシュテルがヨゾラに問いかけた

 

「ヨゾラ、どうやって虹王は歴史を改竄したのですか。その頃にはいないと思いますが?」

 

「……それは」

 

「エデン…答えてください」

 

そして、ヨゾラは語り始めたある日。死ぬ気の炎の実験をしていたときそれが暴走して時空に歪みが生じてベルカ時代後期に飛ばされたことそこで【魔神王】と出会い共にすごし歴史に触れその時にオリヴィエが死ぬと知り歴史の改竄をして、そして何としてもとの時代に戻るためにはまた死ぬ気の炎を暴走させる必要があった。でもなにも起きなかっただからエデンはユエの力を借り二人で【ロストロギア】を作ったそれが【終焉狐之世界虹涙(フィーネヴェルト・イーリスクライ)】である。そこからは簡単【終焉狐之世界虹涙(フィーネヴェルト・イーリスクライ)】の力を使い元の時代に戻ったが代償は大きくエデンの体はボロボロだった

 

「では、未来に飛ばされた時に……」

 

「そう、確定された未来だったからね。でも(エデン)はあんな未来は許せなかったがどうなろうともオリヴィエたちは守るそう決めた。これで終わり質問ある?」

 

「エデンさんはオリヴィエさんたちが大好きだったんですか?」

 

「愚問だね、でもそうだね私はオリヴィエたちを愛しているよ」

 

「「「っ!?/////」」」ボン マッカ

 

「ふふ、さてそろそろオリヴィエ ヴィヴィオに体返して上げてくれ」

 

「わ、わわわわかりました!あ、エデン私も愛していますよ//」

 

オリヴィエがそう言うと女性軍からキャーと聞こえているがヨゾラは無視した



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42話 弟子たち

八神はやてが集めてベルカ時代の王たちの過去の話をしてから、数日が経っていたヨゾラは学校を終えて【インフィニット・ジム】に直行してすぐにトレーニングするためにそしてジム内にはお客さんがいたそれは【フロンティア・ジム】とゆう強い選手たちが結構いるジムだ。そんなジムのコーチの『ジル・ストーラ』がいた

 

「はじめまして私はジル・ストーラと申します」

 

「どうも、ヨゾラ・エヴァーガーデンです」

 

それからジルは【インフィニット・ジム】にいる選手を数名【フロンティア・ジム】に欲しいと言い出したのだヨゾラはその言葉にすこしイラッとしたがすぐに選手を全員集めて一人ずつジルに勧誘させてみたが全員が【インフィニット・ジム】から【フロンティア・ジム】に移籍しないかとジルがいくら誘っても皆揃ってジルの勧誘を拒否した

 

「それでは帰ってください。それから二度と私たちのジムに近づかないでください」

 

「ど、どうしてなの……ここより私たちのジムにいる方が強くなれるのに……」

 

「……それは貴女の考え方です」「っ!?」

 

「それでは貴女のいるジムはいずれ潰れますよ?もしも潰れたなら私たちがフロンティア・ジムの選手を受け入れますよ。それでは」

 

それからヨゾラはトレーニングをはじめているとリンネとミカヤそしては最近通うようになジークとコロナがいた。コロナはノーヴェのジム【ナカジマ・ジム】には入らず【インフィニット・ジム】の選手として活動することになったヴィヴィオやリオは悲しんでいたがコロナの決意を否定するのは友達じゃないといいコロナの背中を押した。ジークはジムには通っておらず、ずっと自主練をし続けていたがヨゾラの誘いを受けて【インフィニット・ジム】の選手として更なる高みを目指すことにした

 

「さて、リンネとコロナはいつも通り体力作りと筋力アップ!ミカヤお姉さんは【覇氣】の持続時間のアップと実戦で【覇氣】のコツを掴むこと!ジーク姉はミカヤお姉さんの手伝いとバーチャルスフィアの【A】をクリアすること!以上!」

 

『はい!!』

 

『マスターはどうするのですか?』

 

「すこしやった【痣】を出現させながら【全集中の呼吸"須佐之男"】や他の呼吸を使いこなす」

 

『ですが……体の負担が』

 

そう【痣】を出現させるには幾つかの条件があってそれをクリアしないと【痣】は出現しない、それでもヨゾラは【痣】プラス【全集中の呼吸"須佐之男"】【全集中の呼吸"月読"】【全集中の呼吸"天照"】そして【全集中の呼吸"天津神"】を完全に使いこなせばまたヨゾラは強くなる。そしてヨゾラはジークより先にバーチャルスフィアの【SS】のモンスターを倒すことにした。

 

その頃リンネとコロナは

 

「リンネさんはどうして格闘技を始めたんですか?」

 

「私はヨーちゃんに助けたもらったんです。私は弱いままの私が嫌で強くなりたくてここにいます」

 

「そうなんですね!」

 

「はい!でも一番はヨーちゃんの側にいたいからですけど!」

 

そしてジークとミカヤは

 

「ハッ!フッ!ハァァァ!!」

 

「気合い入っとるなぁミカ姉」

 

「あぁ、ここに来てから私は確実に強くなっているのが分かるんだ」

 

「そうなんや、それじゃ(ウチ)もすこし本気でいくよ!」

 

「あぁ、来い!」

 

そしてヨゾラは

 

「クソ!ダメだ 死ぬ気の炎の出力制御が上手く行かない!」

 

『前みたいに私が制御しては如何ですか?』

 

「いや、それじゃぁ意味がないんだ。ほかに何が足りない……考えろ……考えろ」

 

そして数時間ヨゾラが悩みに悩んだ末に思い付いたのが【ハイパー死ぬ気モード】による思考加速と死ぬ気の炎の感知だ。ヨゾラは【ハイパー死ぬ気モード】になるさい左目に【虹の死ぬ気の炎】を灯す、それもかなりの炎を圧縮し完璧に制御出来ている。

 

「これなら……でも、いずれ【ハイパー死ぬ気モード】なしでも【痣】を出せるようにしないと」

 

ヨゾラは一先ず【ハイパー死ぬ気モード】になり呼吸を整えてからモンスターに向かって走り【痣】の出現に必要な【体内温度39度以上】【心拍数200以上】をクリアするとヨゾラの体に【痣】が現れた

 

「できた、これで」

 

ヨゾラは呼吸方法を変え【全集中の呼吸"須佐之男"】に切り替えた。その時ヨゾラは全身に激しい痛みと内側で暴れる死ぬ気の炎が襲うがヨゾラは構うことなく呼吸を続けると痛みと死ぬ気の炎は安定しついにヨゾラは【痣】を維持しつつ【全集中の呼吸"須佐之男"】を完成させた。

 

「で、出来た……これなら“あの呼吸”が出来るかも知れない」



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43話 真・剱の呼吸

ヨゾラはついに【痣】を維持しつつ【全集中の呼吸"須佐之男"】を完成させることができたその調子で他の【全集中の呼吸"月読"】や【全集中の呼吸"天照"】も使うことができるようになった。だが【全集中の呼吸“天津神”】はまだ慣れる必要がある

 

「ヨーちゃん今日の分のトレーニングは終わったよ?」

 

「それじゃコロナとミカヤお姉さんと三人交代交代でスパークリング。ジークは予定通りバーチャルスフィア【A】をクリアしてもらうけど。その前にお昼御飯ね」

 

『はい!』

 

そしてヨゾラたちは【インフィニット・ジム】のスポーツ選手専用の食堂でディアーチェとアインス、桃子が作るご飯を食べる。三人の作るご飯はミッドチルダのテレビにも取り上げられているしいつもお客さんが並んでいるお母さんは飲食店も建てようかと行っていたがさすがに止めた。桃子さんの作るケーキも人気で特に女性が多い

 

「さて、私は先に行ってるから四人はゆっくり休憩しててね」

 

「ヨーくんも程々にせんとあかんよ?」

 

「そうですよ!」

 

「ヨーちゃん、無理はダメだよ?」

 

「私もみんなと同じ意見だよ。ヨゾラちゃん」

 

「ふふ、わかっていますよ 私はそこまでバカではないです」

 

みんなが心配してくれるのは嬉しいと思っているヨゾラでも、ヨゾラは強くなりたい…【虹王】と【魔神王】の名に恥じないようにだから世界最強になる……そして私は超々直感の感覚に従い【ユグ】に分離させた【空魔圧式・月日輪居合刀『黄昏─輪廻─』】を両手に持ち口には【黒赭日輪閻魔刀(ヤマト)】を咥えて呼吸を使って私は【魔神王の武神色】を纏い硬化させ両手の刀を風車の様に回転させながら突進し

 

「シィィフゥゥゥ)“真・剱の呼吸”弍刀龍 惨ノ型【一大・三千・大千・世界】!!」

 

バーチャルスフィアのモンスターを一刀両断する。そんな光景を隠れてみていたジーク、ミカヤ、コロナ、リンネは驚きを隠せなかった。特にミカヤとジークだったミカヤは同じ覇氣でもヨゾラの覇氣は別次元だったジークはバーチャルスフィアの【SS】を意図も簡単にクリアしたこと。もちろんリンネやコロナもかなり驚いているがリンネは【インフィニット・ジム】に通ってかなり経つしコロナは【機巧魔神(アスラ・キーナ)】を受け取った時にわかっていた

 

ヨゾラは規格外だと……しかし、ヨゾラはかなり集中しているため四人に見られていることすら知らない

 

『マスター、現状ではあと一回が限界です』

 

「みたいだね、予想以上に視界が眩むし息が上がし体力がバンバン減っていく……」

 

『やはり三刀流は厳しいのでは?』

 

「そうだろうけど、超々直感でわかるこれであってるよ」

 

そして、ヨゾラはバーチャルスフィアの【SSS+】に設定し天災級と禁忌級の二体モンスターが現れる

 

「シィィフゥゥゥ!)真・剱の呼吸 玖刀龍 漆ノ型【阿修羅・次元無龍】」

 

すると、ヨゾラの腕が増え阿修羅のようになると【黒赭日輪閻魔刀(ヤマト)】と分離させている【空魔圧式・月日輪居合刀『黄昏─輪廻─』】から放たれた九つ斬撃は天災級と禁忌級の二体モンスターを倒した現時点でのヨゾラの最高成績である。そして死ぬ気の炎や体力がなくなり酸欠状態のヨゾラは倒れてしまった

 

「ヨーくん!/ヨゾラちゃん!/ヨーちゃん!/ヨゾラさん!」

 

『大丈夫です、疲れて寝ているだけです』

 

ユグの言葉にホッとした四人。そのあと起きたヨゾラは四人+話を聞いたディアーチェ、アインスに怒られ桃子に慰められた



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アルハザード復活編
44話 アルハザードへ(壱)


今日は学校が休みでヨゾラは家でゴロゴロしていた。もちもんユグが一週間はトレーニング禁止と言われてトレーニングができないだがあれはヨゾラの自業自得である。ユーフェミアは久しぶりにデバイスの修理にいろいろ回っているユーリはその付き添いディアーチェ、シュテル、レヴィ、アインス、桃子は早くから【インフィニット・ジム】で働いているなんせ今日の休日だし

 

「んー、暇だなぁ」

 

ピーンポーンとベルがなるヨゾラ一人しかいないのでヨゾラが出ると玄関にはおしゃれな私服を着ているヨゾラのもう一人の母【フェイト・テスタロッサ・ハラオウン】がいた

 

「あっ、居た!ヨゾラ私とデート(買い物)に行こ!」

 

「買い物ですか?まぁ暇ですからいいですよ」

 

「ほんと!?やった!」

 

「準備するので、中で待っててください」

 

そうして、ヨゾラは家を訪ねてきたフェイトを家の中にいれてヨゾラは自分の部屋で出掛ける用の服に着替えてフェイトのいるリビングに向かった

 

「お待たせしました」

 

「ううん、全然待ってないよ?」

 

それからヨゾラはフェイトの言う通り二人でデートに向かった最初はヨゾラが初めて格闘大会に出場した大型デパートで買い物をした。ヨゾラが買ったのはユーフェミアたちへのプレゼントとなのはや桃子プレゼントだ。フェイトには今の状況がプレゼントと言うことでプレゼントは買っていないフェイトはすこし泣きそうになったがその分このデートを楽しむことにした

 

「ねぇ、ヨゾラ…私と初めて出会ったこと覚えてる?」

 

「はい、フェイト母さんてば私が他の人と仲良くしてるとよく拗ねてましたよね フフ」

 

「あ!あれはヨゾラが私を無視して他の人の所に行ったんでしょ!?」

 

「だってあの時のフェイト母さんが抱きつくと痛いんだもん息も出来ないし」

 

「うっ…」

 

「でも、その時思ったんですよ。あぁこの人は何処の誰とも知らない私を大切にしてくれといるって……嬉しかったし楽しかった…でもそのあとは地獄続きでしたけど……」

 

「……ごめんね、私があの時「フェイト母さん」っ!?」

 

「それはもう済んだことです、私から振っておいてあれですが今は幸せですから!それに今はデート中なのでしょ?楽しみましょ!」

 

「ヨゾラ……ぅん、そうだね!」

 

そうして、ヨゾラとフェイトは大型デパートの中に新しくできた小さな遊園地に行き遊園地を楽しみにそれからデパート内の遊園地と繋がってある一階と地下には水族館もありフリーチケットがあればどちらも遊びに行ける。二人は遊園地を楽しみ次は水族館に向かう

 

「うわぁ…すごい…」

 

「そっか、ヨゾラはこう言うの初めて何だね」

 

「はい、お母さんたちとも来たことはないです。ずっとトレーニングしてましたから」

 

「じゃぁ今日はもっと楽しもう!」

 

「はい!」

 

それからヨゾラは水族館の魚たちを凝視しながらフェイトの裾を掴みながらあとを付いていく。そのヨゾラの行動のフェイトは

 

「(か、可愛いい!!ヨゾラ可愛いい!!ヨゾラ好き!愛してる!)」

 

と考えが爆発していた。ちなみにヨゾラは綺麗な魚たちを凝視しているためまったく気付いていないそうしてヨゾラとフェイトの楽しいデートは終わりヨゾラはフェイトと別れ家に帰る途中突然、影から『夜刀神』が現れ空間を切り裂いた

 

「っ!?『夜刀神』なんで!?」

 

そして、ヨゾラは踏ん張ることが出来ず切り裂かれた空間に吸い込まれ目を開けるとそこはヨゾラが【魔神王ユエ】の記憶で見た城……【アルハザードの天空庭園】だった。



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45話 アルハザードへ(弐)

ヨゾラside

 

「まじで……ここってアルハザードの天空庭園だよね。ユグはお母さんに渡してるし」

 

それにしてもなんで『夜刀神』が突然現れたのかがわからない今までそんなことは無かった…

 

『空間の切り裂きを確認中……』

 

「何!?」

 

『確認中……確認しました【黒赭日輪閻魔刀(ヤマト)】による空間移動。所有者を確認生体スキャンします。生体スキャン完了【元・魔神王 ユティエア・E(イーリス)・アルハザード】様の子孫【現・魔神王 現・虹王 ヨゾラ・E(イーリス)・アルハザード】様と確認及び全システムをアップデートとアップグレードを同時に開始します』

 

すると、私の回りにあった動かなかったロボットたちがキューブ状になり数分もすればキューブ状から人の姿を型どりまんま人間に近いロボット通称【レプリロイド】が出来た肌質も髪の毛一本一本全てが人間に似ている

 

「御初に御目にかかります。我が王(マイ・マスター) 私はこのアルハザードを代理管理者しております【ラプラス・ノア】でございます」

 

我が王(マイ・マスター)?代理?」

 

「左様でございます。あなた様はこのアルハザードの正当なる王でございます。今までアルハザードは王が不在だったためこのような無残な姿になってしまいました」

 

私がここに呼ばれたのはノア曰く【黒赭日輪閻魔刀(ヤマト)】と『夜刀神』の自己判断による結果らしい。そして私がアルハザードに来たことにより崩壊仕掛けていたアルハザードは私の半分の魔力で元に戻るらしい。【ノア】が少なからず驚いていたのは私の半分の魔力でアルハザード全体が元に戻ることとアルハザードのアップグレードが今までの比ではないことアルハザードの中央塔の中には“未来見通す機械”【オメガフォース】と言うあらゆる未来を観て最善最高の未来を現代に繋げその技術を左の塔【アルファフォース】に伝達しその技術を右の塔【シグマフォース】に伝達すし【シグマフォース】は【アルファフォース】の伝達をアルハザード全体のレプリロイドたちとリンクさせて未来の機械を作り出す今作っているのは今から一万年後技術らしい

 

「すごいな……」

 

「ありがとうございます。そして此方が我が王(マイ・マスター)が住む“筈だった”所です」

 

「住む筈だった?」

 

「はい、私たちは今の我が王(マイ・マスター)現状を知っております。無理に此方に住ますようなことは致しません」

 

「……そっか」

 

「…はい」

 

私は【魔神王】と【虹王】の後継者でこのアルハザードの王…いくらAIとはいえこんな寂しい顔をさせていいのか?否だったらどうする?私がここに居ればそれはそれで解決するでもノアはそれを多分望まないと思う。だから

 

「ノア」

 

「はい?」

 

「アルハザードの力を使えばこの時空の時間軸をズラせる?」

 

「はい、この時空を安定させている【時間軸統合思念体イデアリース】が今すぐ」

 

「だったら、このアルハザード全体の時間とミッドチルダとの時間をズラして1000倍してくれ」

 

「っ!? それは…ですか、ミッドの時間をズラしてこちらの時間を倍にすれば我が王(マイ・マスター)はここに居れる…【イデアリース】!」

 

すると、巨大な地震と共に時間がずれたのがわかった

 

「これでアルハザードとミッドチルダの時間はズレました」

 

ミッドチルダの一時間ではアルハザードの1年になった。もちろんここで生活しても年はとるが姿は変わらないミッドチルダに戻っても大丈夫みたいだ

 

我が王(マイ・マスター)【シグマ】からの報告です。魔導師が一人その使い魔が一匹そして生体ポットに一人計三人が居るみたいです」

 

「その人たちに怪我は?」

 

「かなりの重症です」

 

「だったらその三人を大至急医務室に絶対助けて、私も行く」

 

「畏まりました我が王(マイ・マスター)

 

そして私はノアと共に医務室に向かい怪我をしている魔導師たちを見て驚いた昔フェイト母さんから見せられた人……大魔導師の【プレシア・テスタロッサ】その使い魔【リニス】そしてフェイト母さんの姉【アリシア・テスタロッサ】だったからだ



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46話 アルハザード(惨)

ヨゾラがプレシアたちを回復ポットに入れて数時間が過ぎたプレシアは十数年前まで不治の病と言われていた病気はすぐに治った。あとはボロボロの体の修復だけなのだがなぜかプレシアは若返っていた見た目が20代後半くらいになっていた。使い魔のリニスはプレシアとのリンクが消えているためヨゾラがリニスと契約するとすぐに目覚め回復ポットから出ているアリシアは完全に心肺停止したいたためアルハザードの全技術とヨゾラの力を使い何とか心臓は動き始めたそしてアリシアの体が生命活動に合わせようと急成長しフェイトと変わらない身長になっていたが胸はフェイトの方が大きい

 

「もう少しで二人とも起きると思うけど」

 

「ありがとうございます。私たちを…プレシアを…アリシアを助けてくれて本当にありがとうございます!」

 

「お礼ならノアに言ってあげてください。」

 

「それにしてもアルハザードに人が住んでいるなんて思いませんでした」

 

「それは後々話すとして。ノア アップグレードの方はどう?」

 

「はい、もう少しで完了します。やはり我が主(マイ・マスター)は素晴らしいです。アルハザードの技術が更に発展しましたそれに皆我が主(マイ・マスター)を慕っております」

 

「そんなことないよ、私は私のやりたいことをしてるだけだから」

 

「それが私たちに取っ手は最高の行動なのですよ?我が主(マイ・マスター)

 

ヨゾラはアルハザードにある全ロボットを【オメガフォース】【アルファフォース】【シグマフォース】たちと同じようにAIを導入し自らの意思で動くようにしたなぜか皆女になる。それはヨゾラの前のアルハザードの王がそう言う風に弄ったからとノアが言っていたそのシステムを変えようとするが、すでに固定されていてヨゾラにも改竄不可能だった

 

「さて、次は…」

 

すると、回復ポットからアラームが鳴り響くそこのは完全に若返っている【プレシア・テスタロッサ】が立ったいたプレシアの前には成長しているアリシアがいてポットを壊そうとするがすぐにリニスが割り込み今の現状を説明した

 

「落ち着きましたか?【プレシア・テスタロッサ】」

 

「あなたが…私やリニス、アリシアを助けてくれた…」

 

「はい、体調はどうですか?」

 

「え、えぇ何だかすごく調子がいいわ。昔に戻ったみたいだわ」

 

ヨゾラはプレシアに鏡を渡すとプレシアは自身の顔を見て驚いたなぜなら若返っていたからであるヨゾラはもう一度プレシアのことを話したそれは病気を治した薬の副作用とでも言うのかは分からないが何故か若返ったのだ

 

「アリシアはどうなの?」

 

「最初は心肺停止してましたし。すこし腐敗してもいましたが、アルハザードと私の力でなんとか蘇生させました。あと数日で目を覚ますと思います」

 

「そう……よかったわ…」

 

そうして、アリシアが目覚めるまでヨゾラとプレシアはいろいろな話をしたヨゾラの知っているフェイトのことを話した。プレシアは涙を流しながらフェイトな謝っていた。



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47話 アルハザード(肆)

それからもプレシアとヨゾラは話をして二人はかなり仲良くなったプレシアは年がらにもなくヨゾラをもっと知りたいと思っていた。プレシアはヨゾラに惚れたのだ。今まで他人に優しく気遣われたり褒められたりされたことがほとんどないのだ。だが、プレシアは知らない若返ったのは顔だけではなく体も精神も一緒に若返っているのだ

 

「ねぇ、ヨゾラくん。フェイトは……私のこと恨んでいるのかしら」

 

「いえ、フェイト母さんはプレシアさんのこと恨んではないですよ?むしろ感謝してると思いますよ?それにフェイト母さんは気付いてみたいですよ?プレシアさんの“演技”」

 

「!?」

 

「それにプレシアさんが昔行っていた実験今は【ヒュドラ事件】として扱われていますが、アリシアさんがあんな状態になったのは実験での暴走が原因でも、その暴走がプレシアさんを“陥れる”ためのものだったら?」

 

「まさか!?」

 

「はい、あの暴走は行為的に起こされたと言うことです」

 

「……」

 

「今はアルハザードの技術を使って事件の真相を暴いています。不服ですが管理局にこの情報を匿名で送ります無論バレません」

 

「よろしく頼むわ…」

 

「『我が主(マイ・マスター)【アリシア・テスタロッサ】が目を覚ましました。ですがまだ思考が追い付いてないのか混乱しているようです』」

 

「わかった、ありがとう。プレシアさんとそっち向かうよ」

 

ノアからアリシアが目を覚ましたと連絡を受けたヨゾラはプレシアと共に医務室に向かった。アリシアはプレシアの姿をみて安心したのかまた眠ってしまった

 

「一時的な目覚めのようですがあと少しで完全に目を覚まします。生命帰還には異常はありません」

 

「そっか、プレシアさんはここに居てください。」

 

「えぇ」

 

「ノアここに訓練所ある?」

 

「はい、ございます。我が主(マイ・マスター)を生体スキャンしたときに我が主(マイ・マスター)の情報は全て把握しております。ですのでアップグレードと共に完成しています」

 

「ありがとう!ノア」

 

「い、いえ。私の役目ですから///」

 

ヨゾラはノアに案内され訓練所に向かった。そして早速ヨゾラは【痣】を出現させるため呼吸を整え【ハイパー死ぬ気モード】になり呼吸法を【全集中の呼吸“天津神”】に変更しこれを維持することに専念する。するとノア提案で酸素を少しずつ薄くしていき肺に負担をかけ持続率をさらにあげる。このアルハザードでは一年でもミッドチルダでは一時間トレーニングには持ってこいの場所である

 

「!? こんの感覚か……【“天津神”】の感覚は掴んだ。あとはこれで技をどれだけ使えるか…」

 

その後もヨゾラは一心不乱に呼吸と技を使っては倒れ使っては倒れを繰り返しアルハザードに来てから二ヶ月でやっと痣を維持しなから【全集中の呼吸"天津神"】を完璧に習得した。

 

「ヨゾラさん、少しは休憩したらどうです?」

 

「リニスさん、いつからそこに?」

 

「ずっと居ましたよ。今のヨゾラさんと私は魔力リンクで繋がっているんですよ?ヨゾラさんが倒れたり疲労を感じれば私にも少なからずわかるんですよ?それに無理するといずれ本当に倒れますよ!わかりましたか!?」

 

「は、はい。すいません」

 

それからもリニスがヨゾラが無茶苦茶しないか見ることになった、しかしヨゾラの成長速度は以上で【痣】を【ハイパー死ぬ気モード】にならずに“常にだし続ける”ことができるようになった。それは常に【体内温度が40度近く】【心拍数が200以上】をヨゾラは自身の“標準”にしたのだった。

 

「『我が主(マイ・マスター)』」

 

「ノア?どうかした?」

 

「『【アリシア・テスタロッサ】が目を覚ましました。今プレシアさんが何故か怒られていますどうしましょうか?』」

 

「とりあえず、そのままにしててすぐにリニスと向かうから」

 

「畏まりました」

 

それからすぐにリニスとプレシアたちのいる医務室に向かうとアリシアがプレシアにフェイトのことを怒っていたプレシアは反論しようとするがアリシアはそれを言い訳と勘違いしているようでプレシアの話を聞かない

 

「あー、ちょっといいかな?」

 

「!? 君は?」

 

「アリシア、彼は私たちを助けてくれた【ヨゾラ・イーリス・アルハザード】くんよ」

 

「ア、アルハザードって!」

 

「それにしてもさすがにフェイト母さんとそっくりですね」

 

「…フェイト……母さん?」

 

そして、ヨゾラはアリシアが勘違いしているプレシアのことを説明してちゃんと和解したあとヨゾラはプレシアたちにここの残るかミッドチルダに帰ってフェイトに会うかと聞いてみたアリシアとリニスはフェイトに会いたいとだけどプレシアは悩んでいた

 

「明日の夜には一度ミッドチルダに戻ります、なのでそれまでに考えてください。」

 

「……えぇ」

 

それからヨゾラはノアとこれからの事を話をしたヨゾラがミッドチルダにいる場合は時間を同じにすることそしてヨゾラがアルハザードに来れば自動的に時間がズレるようにした。そしてヨゾラがミッドチルダに帰る夜

 

「答えは出ましたか?」

 

「えぇ……私は」



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48話 帰還

「えぇ……私はフェイトに謝りたい例え演技だったとしても、あの子に酷いことをしてしまった…だから」

 

「わかっています。ノア!」

 

「畏まりました。では我が主(マイ・マスター)お気をつけて」

 

「うん、またすぐ来るよ。」

 

「っ!? はい、お待ちしております」

 

そうして、ヨゾラは『夜刀神』を呼び空間を裂きミッドチルダに戻った。ヨゾラがアルハザードに呼ばれてからまだ一時間しか経っていない

 

「今日はずっとフェイト母さんオフみたいですから。大丈夫ですか?」

 

「え、えぇ大丈夫……大丈夫よ」

 

ヨゾラはフェイトに電話をかけてミッドチルダ中央公園に紹介したい人たちがいるからと来てもらうことにした。フェイトはヨゾラのことはだいたい二つ返事で返すことが多いためすぐに了承し、今から向かっているそうだ

 

「ん?今思えばプレシアさんって私の祖母に当たるのでしょうか?」

 

「え?えぇそうね。フェイトが母となるのなら私はヨゾラくんのおばあちゃんねアリシアは叔母かしら?」

 

「え!?私この歳で叔母さんはいやだよ?!」

 

「フフ)二人とも祖母や叔母には見えませんけどね」

 

「では、私はヨゾラさんのペット兼使い魔でしょうか?」

 

「リニス!あなたいつの間にヨゾラくんの使い魔になったのよ!?」

 

「それはプレシアがまだ眠っている時に私とプレシアとのリンクが切れていたのでヨゾラさんが代わりに契約してくれたんです」

 

それから四人で楽しく話しているとフェイトからのメールでどこにいるかと来たので中央公園の中にいると言いヨゾラはプレシアたちにもうそろそろ来ると伝えるとプレシアはソワソワしだしアリシアはワクワクしだしリニスは冷静を装おっているが尻尾と耳がピコピコと動いている。と遠くから人の影……フェイトが歩いていた。ヨゾラはプレシアたちをフェイトの死角に隠した

 

「あっ!ヨゾラ」

 

「ごめんなさい、フェイト母さんこんな所に」

 

「ううん、大丈夫だよ?それでどうしたの?」

 

「フェイト母さんに会わせたい人がいて、でも聞きたいことがあるですよ」

 

「聞きたいこと?」

 

「うん、昔フェイト母さんに聞いたことあるでしょ?フェイト母さんのお母さん…【プレシア・テスタロッサ】さんのこと」

 

「…うん」

 

フェイトはプレシアの名を聞くとすこし悲しい顔をする、そしてヨゾラはフェイトにプレシアのことを再び聞いた

 

「私が拐われてフェイト母さんも似た経験したでしょ?だからそれを踏まえてフェイト母さんはプレシアさんのことどうも思ってるのかな?って」

 

「そう…だね。あの時私はヨゾラが居なくなって凄い喪失感があったよ、悲しかったし悔しかった何度も泣いた作戦が終わってもヨゾラだけが帰って来なかった……母さんもこんな気持ちだったのかな?母さんは姉さんが亡くなっているけどすぐそばにいる。私はヨゾラが生きているのに遠くにいる。」

 

「じゃプレシアさん自身のことはどうも思っていますか?」

 

「母さんは優しい人だよ?私を遠ざけるように演技してて、でも母さんってば演技がそんなの上手くないの(フフ)私を叩く時だって目を反らしたり目を瞑ったりしてて酷いときは泣きそうになってたんだよ?だからかな、私は母さんを恨んだことも憎んだこともないよ?昔も今も大好きな母さんだから」

 

「だ、そうですよ?プレシアさん(・・・・・・)言った通りでしょ?フェイト母さんは嫌ってないって」

 

「……え?」

 

そこでフェイトがみたのは、母親の【プレシア・テスタロッサ】姉の【アリシア・テスタロッサ】魔法の先生でプレシアの元使い魔【リニス】がいた。フェイトは三人を見て涙が溢れでている、もう会えないと思っていた唯一の家族が目の前に居るからである。しかしフェイトは十数年前にプレシアやアリシアが虚数空間に落ちたことリニスはフェイトを庇い亡くなった

 

「な、なんで……母さんたちが……ここに…」

 

「それは…あのあと私たちは虚数空間を彷徨っていたら突然光に包まれたと思ったら私たちは【アルハザード】にいたの」

 

「っ!?忘れられた都【アルハザード】に一体どうやって!? でも、そんなことより久しぶりだね母さん…リニス…姉さんははじめましてかな?」

 

「そうだね!初めましてだねフェイト会えて嬉しいよ!」「…姉さん」

 

「大きくなりましたねフェイト」「…リニス」

 

そうして、十数年ぶりの家族団欒の邪魔をしまいと離れて四人を見ているとフェイトがヨゾラの側まで走ってきてヨゾラの手を取りプレシアたちの居る所に連れていったヨゾラは最初は遠慮していたがフェイトが

 

「だって私たち“家族”でしょ?」

 

「っ!? そう…ですね」

 

それからヨゾラはテスタロッサ家との時間を楽しんだ




プレシア:As'での行動は全部演技
リニス:As'まで生きていて何者かがフェイトに攻撃しそれを庇いプレシアたちと虚数空間に落ちた
アリシア:ほぼ原作と同じ。今はフェイトと同じぐらいに成長している性格はすこし子供っぽい


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49話 思いと自身

ヨゾラがアルハザードに行きプレシアたちをフェイトに会わせてから数日が経った。プレシアたちのことをヨゾラの母であるユーフェミアに頼みプレシアたちの家をエヴァーガーデン家の巨大な庭を潰しプレシアたちの家とエヴァーガーデン家のの廊下を繋げて作った。それからなのはが

 

「フェイトちゃんだけズルい!私たちもヨゾラくんの近くにいたい!」

 

と、いい。隣に住んでいた人に高条件の家を紹介して家をもらいなのはの元の家と同じ作りに改造した。あと数日で完成する

 

「お母さんごめんね。こんなことさせちゃって」

 

「大丈夫よ、ヨルくん!私は桃子さんやプレシアさんと居れるし桃子さんに関しては近くにいた方がいいと思っていたしプレシアさんもずっとフェイトちゃんと会えなかったんですもの!」

 

「そっか」

 

「えぇ!」

 

「あっそうだお母さん。来週一週間すこし出掛けるから」

 

「い、一週間も!?ど、どこのいくの!?一人なの!?大丈夫なの!?」

 

「う、うん」

 

ユーフェミアはヨゾラが一週間いないと聞きかなり落ち込んでいた、口から何か出ている状態であるヨゾラはそれを見てすこしかわいそうに思えたがヨゾラはノアとの約束があるためユーフェミアには我慢してもらうことにした。それから久しぶりと思えるぐらいに久しぶりの学校だった

 

「…おはようございます、ヨゾラさん」

 

「おはよう、アインハルト」

 

「(まだ完全には吹っ切れてないって感じかな)」

 

ヨゾラはアインハルトの様子を見てまだ過去に囚われていると思っている。だからヨゾラは放課後アインハルトを呼び止め全力の試合をしようと申し込んだアインハルトはこれを受諾し、学校のリングを借りアインハルトと試合を始める

 

「ルールは簡単【相手に負けを認めさせるか】【戦闘不能にさせるか】の二つ因みに魔法ありでラウンドなしの格闘戦だよ」

 

「分かりました。」

 

「審判はユミナさんがやってくれる。彼女は格闘技も詳しいし」

 

「準備はいい二人とも?」「「うん/はい」」

 

「それでは、試合開始!!」

 

ユミナの合図でアインハルトはヨゾラに向かって突撃し攻撃するも全てヨゾラに交わされ塞がれる。

 

「……ふざけてるの?アインハルト」「……え?」

 

「無の呼吸 伍ノ型【神楽天旋】」

 

「グハッ!」

 

ヨゾラは低い体制から瞬間的に神速の速さに入りアインハルトの懐まで近づき足のバネとブーストを使いアッパーカットでアインハルトを浮かしそこから体の回転+遠心力とブーストを利用した回し蹴りを食らわすとアインハルトはリングから吹き飛ばされ壁に激突した。

 

「アインハルト 君はいつまでクラウスの影を追う?もう死んだ英雄だあれは君じゃないんだぞ?どうして過去ばかり見る!今がそんなにもつまらない?そんなにも過去に下がる?君は誰だアインハルト……今はこの時代この場所にいるのは誰だっ!!

 

「……」

 

「答えろ!ハイディ・アインハルト・ストラトス・イングヴァルド」

 

「わ、私は……私は…」

 

「……君には失望した……“もう終わりにしよう”」

 

『アインハルトさん!頑張ってぇぇ!!』

 

そこにはヴィヴィオ、コロナ、リオ、ユミナがインターミドルの時のようにアインハルトに向かって応援していた。なぜヴィヴィオたちがここにいるのかと言うとヨゾラが事前にヴィヴィオたちに声を掛けていてアインハルトを全力で応援してほしいと言い無論ユミナにも話していて審判は二の次である

 

「まだ……終わらない!」

 

「何が?」

 

「やっと気づきました…私はヴィヴィオさんたちと出会う前はずっと一人でした。でも、ヴィヴィオさんやコロナさんやリオさん、ノーヴェさん何よりヨゾラさんに出会えて何もかもが変わった毎日が楽しい!毎日が嬉しい!」

 

「……」

 

「私は【ハイディ・アインハルト・ストラトス・イングヴァルド】!王ではなく皆さんの友達としてここに居ます!」

 

アインハルトの言葉に嘘はなくヨゾラはすこし安心したそれでもヨゾラは警戒体制を解かずアインハルトの動きをしっかり見ている。すると、アインハルトは断空拳の構えをしていた

 

「この一撃に全魔力を込めます!!覇王!

 

「無の呼吸:始ノ型『夜光月鏡』」

 

「なっ!?」『っ!?』

 

ヨゾラは覇王の技である断空拳を模擬て構えるがアインハルトとはすこし違う構えである、この時アインハルトはわかっていたあれは完全に【覇王断空拳】だと。ヨゾラのそれはアインハルトの欠点を取り除きヨゾラ成りの取り込んだ構えだった

 

月読!」「断・空・拳!

 

『ハァァァァァアアァァッ!!!』

 

二人の拳がぶつかると凄まじい爆発がおき煙でリングは見えないが誰か一人だけ立っている影が見える。そこに立っていたのは

 

「私に勝つなんてまだ早いよアインハルト」

 

【ヨゾラ・エヴァーガーデン】だった




無の呼吸 伍ノ型【神楽天旋】(かぐらてんせん)
低い体制から瞬間的に神速の速さに入り相手の懐まで近づき足のバネとブーストを使いアッパーカットで浮かしそこから体の回転+遠心力とブーストを利用した回し蹴りを食らわす


無の呼吸:始ノ型『夜光月鏡・月読』(やこうげっきょう・つきよみ)
相手の技をコピーするが、オリジナルよりも威力・精度が桁違いに上がっている


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50話 デバイスと真実

ヨゾラとアインハルトが戦ってから翌日、ヨゾラはインターミドル本選に向けてコンディションを仕上げるため学校を休むことが出来る。ヨゾラは一週間だけ学校を休むことにした。すると、ヴィヴィオがヨゾラについて行くと駄々をこね始めたがヨゾラはヴィヴィオの前に座り込みヴィヴィオの額に二本の指でトンと小突いた

 

「許せ、ヴィヴィオ また今度ね」

 

「ぅ、ぅん//////」

 

ヴィヴィオは両手で顔を隠しながら学校の鞄を持って走って出て行ってしまった。ヨゾラはよくわからず首を傾げならユーフェミアたちを見るとユーフェミアたち“も”顔を真っ赤にしていた更にヨゾラは分からなくなった。そんなこんながありヨゾラは部屋に戻り荷物をまとめてから再びリビングに向かいユーフェミアたちに声をかけた

 

「お母さん準備が出来たからそろそろ向かうね」

 

「えぇ、気を付けてね?寂しかったらいつでも帰って来ていいからね!」

 

「うん」

 

そしてディアーチェ、シュテル、レヴィ、アインス、ユーリ、桃子、プレシア、リニス、アリシアの9人からいろいろ心配されながらヨゾラは『夜刀神』を呼び出して【黒赭日輪閻魔刀(ヤマト)】を時空間から抜きアルハザードに続く空間を斬り裂きアルハザードへと向かった

 

その頃学校では

 

「どうしたの?ヴィヴィオ顔なんて隠して」

 

「耳真っ赤だよ?」

 

「な、何でもないよ!?お兄ちゃんに額を小突かれてから笑顔がめちゃくちゃカワカッコ良かったんじゃないから!」

 

「「………」」

 

「やっぱり私のお兄ちゃんはカワカッコいい!!大好き!!!」

 

と、ヴィヴィオはすこし?壊れてしまっていた。コロナとリオはヴィヴィオの言っていることはよくわかっている特にコロナはヨゾラの元で教わっているから尚更分かるヨゾラが何れだけカワカッコいいかを……だから二人は

 

「「わかるぅぅ~~!!」」

 

共感する他ないのだ、そのあとアインハルトとユミナが合流し更に盛り上がることとなる。

 

 

ヨゾラside

 

 

『お帰りなさいませ我が主(マイ・マスター)

 

私が初めてアルハザードに来た所にノアが立っていた。早すぎない?私さっき来たばかりだけど?

 

「なんか早くない?」

 

『はい、私は統率者なのでアルハザードの全情報が私に集まります。数秒前に【黒赭日輪閻魔刀(ヤマト)】からの空間断裂が確認されたのでお迎えに上がりました』

 

「そうなんだ。それでなにか変わったことない?」

 

『はい、数日前に分裂したアルハザードの一部を確認しました』

 

「え?アルハザードってこれだけじゃないの?」

 

『はい』

 

ノア曰く【ありとあらゆる魔導書と魔具が存在する大図書館】曰く【ありとあらゆる魔刀・霊刀・神刀・龍刀・日輪刀がある鍛冶工房】曰く【ありとあらゆる財宝を保管している宝物庫】曰く【ありとあらゆる医療系技術がある研究所】この四つが在るらしい私が今いるのは【ありとあらゆる綺麗な花や植物がある天空庭園】とアルハザードの由来となっている【失われた都・アルハザード】ここにはロボットではあるがみんなが楽しく暮らす“王都”である

 

『マスターここは一体……』

 

『……あなたがどうしてここにいるのですか?【エンドゥ】』

 

「【エンドゥ】?ノアこいつは私のデバイスの【ユグドラシル・ダ・カーポ】愛称はユグだよ」

 

『いいえ我が主(マイ・マスター)この個体は【エンドワルスシーリズ】タイプ(インフィニティ)個体名【エンドゥズワルト・インフィニティ】ここ“アルハザードで作られたデバイスでございます”』

 

「『っ!?』」

 

『私はマスターの母である【ユーフェミア・エヴァーガーデン】様に修理された古代ベルカに生まれたインジェリットデバイスです!そのような名前ではありません!』

 

『いいえ、あなたは確かに【エンドゥズワルト・インフィニティ】です。あなたは我が主(マイ・マスター)の為だけに作られたデバイスです。アルハザードの分裂の際あなたは時空の狭間に吸い込まれ現世へ落ちた、あなたにも覚えはあるでしょ?我が主(マイ・マスター)以外にあなたを使える人間は居ましたか??』

 

『っ!? そ、それは』

 

私にとってもユグにとってもノアから告げられたこと衝撃的だった。ユグはもともとアルハザードで作られアルハザードを納める王のために作られたと言う確かに前に私がユグを使う前のログを見ても起動はするもののこの先には誰も行けていない魔法を使おうとしても使えない武器を変えようとしても変えられないそんなものばかりだった、ノアの話は間違っていないかもしれない

 

「ユグ、私は前にここにきて王座の所にユグがピッタリ合いそうなくぼみがあった、ユグをそこに設置すればすべてが分かる。それに前に言ったでしょ?私とユグはただのマスターとデバイスじゃないって!私は家族だ!あっもちろんノアもね」

 

『……マスター』『我が主(マイ・マスター)

 

「それじゃ行こ!」

 

そして私はユグの真実知るためアルハザードの王宮に向かった。



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51話 完全完璧なデバイス

ヨゾラが王宮の中にある王座の前に立っていた。そしてその王座の横にユグが填まりそうな窪みがある

 

「いいか?」

 

『はい、私は私です。例えあの人の言う【エンドゥズワルト・インフィニティ】だとしても私はマスターのデバイスです』

 

「うん!当たり前だろ?」

 

そして、ヨゾラがユグを耳から外し窪みに納めるとユグドラシルから

 

『……アルハザード王宮王の間からアクセスを確認──個体名■■ザァッ■ザザ■ザザッより【アルファフォース】【オメガフォース】【シグマフォース】【イデアリース】へのリンクの要請───要請不可──別の手段によるリンクを開始──失敗……開始──失敗……連続して失敗によりこの個体を修復を要請──我が王、受諾しますか?』

 

「えーと、その修復はユグのデータはどうなるのかな?」

 

『データは一時凍結し保存されます修復完了時に再ロードします』

 

「……そっか。それじゃお願い」

 

『王の受諾を確認しました。個体名【エンドゥズワルト・インフィニティ】から【ユグドラシル・ダ・カーポ】へ改名完了……完全修復まで200秒──10……9……8……7……6……5……4……3……2……1…0修復完了──【ラピス・システム】を起動開始』

 

【ラピス・システム】とは元々【ユグドラシル・ダ・カーポ】に積まれていたシステムでその能力は【あらゆる不浄を焼き尽くす】【あらゆる不変を保管する】の2つこれにより【ユグドラシル・ダ・カーポ】は壊れることがなくなった。

 

『再び【アルファフォース】【オメガフォース】【シグマフォース】【イデアリース】へのリンクを確認───成功しました。次の段階へ移行します。【大図書館】【鍛冶工房】【研究所】【宝物庫】の所在を検索開始───一番近いのは【鍛冶工房】です。アクセスしますか?』

 

「頼むよ」

 

『アクセスリンク開始───リンク完了 【鍛冶工房】の全システム停止…崩壊間際です。』

 

「だったら、私たちが直接【鍛冶工房】の全システムを復旧とアップグレードさせる!ノア」

 

『かしこまりました。【王宮】を【鍛冶工房】のある座標に設定します、そのあと【王宮】と【鍛冶工房】をリンクさせ完全完璧に復旧させます』

 

それからヨゾラはユグのデータをロードし元に戻ったユグに一安心してさっきの記憶があるか聞いてみると全て記録されているらしく本当にこのアルハザードで作られたんだなとヨゾラは内心思ったと同時に母であるユーフェミアに驚いたアルハザードで作られたユグをある程度まで“直した”ことを

 

「さて【鍛冶工房】に着くまでアルハザードに来た目的を果たそうかな?」

 

『目的ですか?』

 

「あぁ、リンクしたユグはもうわかっていると思うけど私がミッドチルダに居るときは時間はズレてないけどアルハザードに居るときはミッドチルダの一時間はアルハザードでの一年だからここで猛訓練する!もちろんユエさんが残したアルハザードだし王様の仕事もちゃんとするから」

 

『我らは構いませんが我が主(マイ・マスター)の王の仕事はありません、唯一の仕事と言えば我らを見守ることぐらいです。間違えがあればそれを正すのが我が主(マイ・マスター)の仕事です。ですので基本的に我が主(マイ・マスター)は自由です』

 

「そうなの?」 

 

『はい』

 

ノアに王の仕事内容を聞いたヨゾラはすこし拍子抜けだった王様と言えば国のために力を尽くして国民に安寧を齎すことと書類に囲まれているイメージだったからだ。とりあえずヨゾラは【鍛冶工房】につくで訓練をすることにした。



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52話 バーテックス

ヨゾラたちはアルハザードの【鍛冶工房】を目指してから数日が経っていた。まだ影も形も見えていない。と言うのも動いているかもわからない景色が変わらない分なにも変わらないのだ

 

「さて、やるか」

 

『マスター、先ほど生体スキャンしたところマスターの体温と心拍数が異常なんですが?どうゆうことですか?』

 

「ん?それは【痣】の条件に私“自身の標準”にすることで【痣】の状態常に保つことしたんだよ。左上の額にある【痣】は髪で隠れているからね、今のところ誰のもバレていないよ?」

 

『それで体の方は大丈夫なんですか?』

 

「ぅん、初めて出現したときよりは全然楽だよ」

 

『なら、良かったです』

 

「……止めないんだね」

 

『はい、記憶(記録)が元に戻ったのでマスターが使う【全集中の呼吸】と【痣】については理解しました。【痣】について今のマスターの状態の方がいいのです……』

 

「もしかしてそれって私の命が削られているとかそう言うこと?」

 

『っ!?し、知ってたんですか?』

 

「ぅん、まぁ…ね 初めて【痣】が出た時になんかこう何かに吸いとられるような感じ?になってね」

 

そう、【痣】の力は強い力と引き換えに命を削る。そしてその命は25を迎える前に死ぬ……ただし一人だけ例外の人物がいたそれは【魔神王ユエ】に全集中の呼吸を教えたのがベルカ時代前期から後期に唯一いた侍【日之神】と呼ばれ300年生きたと言われている。【黒赭日輪閻魔刀(ヤマト)】も元々は【日之神】が持っていたものでその素材も全て【魔神王ユエ】に託しアルハザードの【鍛冶工房】にあるらしい。刀もアルハザードの技術で完璧に再現出来ている

 

「まぁとりあえず【呼吸】を完全完璧に使えるようにする。これが今の目標だそれに【剱の呼吸】以外のユエさんが使っていた【桜の呼吸】を使えるようになりたいし」

 

剱の呼吸は威力が強すぎるため普通の選手には使えないだからヨゾラはユエの【桜の呼吸】を使うことにしたのだ、それでも【剱の呼吸】と変わらないほどの力はある。そしてヨゾラは【全集中の呼吸"月読"】と【全集中の呼吸"天照"】の2つを使えるようにする

 

「落ち着いて…感覚を思い出せ…そして広げろ……呼吸は強く速く───(シィィィヒュゥゥッ!)【全集中の呼吸"月読"】」

 

『すごいです。マスター…一発で成功しましたよ!』

 

「………」

 

『マ、マスター?』

 

「【全集中の呼吸"月読"】は【全集中の呼吸"須佐之男"】と違い身が軽くなったのが分かる」

 

『すごいです、マスター!』

 

ヨゾラがなぜ【全集中の呼吸"月読"】の訓練をしているのかとゆうといくら完璧な扱えるようになったとしても実戦で使えなかったら意味がないから【全集中の呼吸"須佐之男"】の次に熟練度が高いのが【全集中の呼吸"月読"】だったからである

 

「やっぱり、体力面が心配だ」

 

『ですが、【全集中の呼吸"月読"】の特徴は速度です、体が軽いのであればその分削られる体力は少ないです!』

 

『すいません我が主(マイ・マスター)【鍛冶工房】が見えてきました』

 

ノアの声にヨゾラが前を向くとそこにはボロボロの【鍛冶工房】があってその【鍛冶工房】から大量何かがこちらに向かって飛んで来ていた

 

「何かにこっちに来てない?」

 

『あれは!?バーテックス!』

 

「バーテックス?あの口怪物の名前か?」

 

『はい、アルハザードの記録で見たことがあります。』

 

ユグ曰くバーテックスは文明を破壊する怪物でこの虚数空間の更に奥の空間の狭間から現れ虚数空間に迷い混んだ物(者)を喰らい尽くし破壊し尽くす、ただしこの虚数空間からは出れないらしい

 

「なるほどね でもこの数はすごいな…百は越えているな。ノア迎撃システムなんてないよね?」

 

『申し訳ございません。我が主(マイ・マスター)迎撃システムはありますですが、砲台や弾薬がありません作れるのは【鍛冶工房】にいる統率者の【ラプラス・カノ】にしかいないのです』

 

「ふむ、【鍛冶工房】から出てきたバーテックスは多分これで全部……だったら、こいつらを倒して【鍛冶工房】に向かってノアはそのカノとリンクして【鍛冶工房】のシステムを復旧させてくれ」

 

『かしこまりました。我が主(マイ・マスター)お気をつけて』

 

「あぁ、行ってくる! あっみんなの避難もよろしくね」

 

『ふふ、既に済んでおります』

 

そして、ヨゾラは襲いかかるバーテックスを倒すためアルハザードの王宮から外に出て浮き島を使いバーテックスを引き寄せる

 

「スゥゥゥッ!)剱の呼吸 捌ノ型【次元斬り・無月】から拾肆ノ型【龍鏡・星詠み】まで混成接続」

 

ヨゾラの技で半分以上のバーテックスは倒されたがバーテックスは一塊に集まり融合していた



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53話 ゾディアックと赭灼刀

「わぉ融合とかするんだ…」

 

『マスター、あれは星座の力を形どったバーテックス──タイプ【天蠍神騎の十二宮(スコルスピア・ゾディアック)】です』

 

バーテックスが集まって融合するとそこにはバーテックスのような白ではなく青い蠍がいたその大きさは『夜刀神』を言うに越えている。

 

「融合するとかっこよくなるんだ、でも気持ち悪い」

 

「キシャァアァァアアアァァァァ!!」

 

「うるさい 真・剱の呼吸 玖刀龍 漆ノ型【阿修羅・次元無龍】」

 

ヨゾラが【真・剱の呼吸】の技を【天蠍神騎の十二宮(スコルスピア・ゾディアック)】に放つが【天蠍神騎の十二宮(スコルスピア・ゾディアック)】には大した傷がついていない。ほぼ無傷である

 

「……まじ」

 

『マスターこのままではダメです!今は引きましょう!』

 

「いや、それはダメだ。ここで私が引いたらアルハザードにいる(レプリロイド)たちがこいつらに殺される(壊される)だから私は引かない!」

 

すると、アルハザードの【鍛冶工房】から二本の刀がヨゾラの元へ現れヨゾラの周りをグルグルとしているとヨゾラは

 

「使えっていってるのか?」

 

と、二本の刀は(つか)を向けた。ヨゾラは刀の意思を理解し【空魔圧式・月日輪居合刀『黄昏─輪廻─』】の武装を解除しヨゾラが二本の刀を握ると内から力が溢れて無意識に刀を握る力と噛む力が入るすると、咥えている【黒赭日輪閻魔刀(ヤマト)】が赭灼刀に左手にある刀は赭碧刀に右手にある刀は赭紫(こうし)刀になった。

 

「…これなら行ける気がする!【全集中の呼吸"須佐之男"】全集中!!真・剱の呼吸 玖刀龍 漆ノ型【阿修羅・次元無龍】!」

 

すると、【全集中の呼吸"須佐之男"】で強化された身体はヨゾラの予想を遥かに越える力を発揮して傷一つ付かなかった【天蠍神騎の十二宮(スコルスピア・ゾディアック)】の体はヨゾラの斬撃により斬り裂かれた、が【天蠍神騎の十二宮(スコルスピア・ゾディアック)】は再生しようとしているが周りにバーテックスが居ないため再生が出来ないそれを見逃さなかったヨゾラは再び呼吸を整え

 

「これでおしまい! 真・剱の呼吸 無限刀 終ノ型【千月無境・龍星】」

 

「キシャァアァァアアアァァァァ!!??」

 

「……やっと終わった」

 

『お疲れ様です、マスター』

 

「ありがとう。疲れた…それにしても【ゾディアック】かほかにもいるんだろうなぁ」

 

『……はい、あと十一体います』

 

「…やっぱり」

 

そして、驚異は去りヨゾラはアルハザードの王宮に戻るとノアが【鍛冶工房】にアクセスしている途中であった。ノアの横には【鍛冶工房】の統率者【ラプラス・ミラ】の残骸だろうか。腕や足、顔があったパーツはすべて揃って居るためすぐに直す

 

「ノア進捗はどう?」

 

「はい、ミラの復元はすこし時間がかかりますが【鍛冶工房】自体はすぐにアップグレードできます」

 

カノのことや【鍛冶工房】ことをヨゾラはノアに任せ【天蠍神騎の十二宮(スコルスピア・ゾディアック)】との戦いで疲れたらしく寝ることししたノアには作業が終われば起こすように言ってある。




赭碧(本来は赤碧)
濃い夕日みたいな色で赭(赤)を濃くしたイメージ

赭紫(紅紫)
マゼタン(紅紫色)色で赭(赤)を濃くしたイメージ


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54話 鍛冶工房

ヨゾラが疲れて寝てから数日が経っていた、ヨゾラはこの数日起きる気配がなくノアもユグもヨゾラを起こす気は全くない。ノアは急ピッチでミラを復元しているデータは綺麗に残って居るためバックアップからインストールしないで直接ミラの頭から新しい身体にインストールしている。それにミラの身体はあと【鍛冶工房の統率者】のデータをインストールするだけで完成する。【鍛冶工房】はダメージが酷く復旧は時間がかかる

 

「………ぅ……んん あれ?私どれだけ寝てた?」

 

『おはようございますマスター。約半月です』

 

「半月!?まじか まぁあれだけむちゃしたし…それに実戦で初めて使えた【全集中の呼吸"須佐之男"】も【真・剱の呼吸】も」

 

『やはり、反動が凄まじいですね』

 

「うん、でも【全集中の呼吸"須佐之男"】は“もう大丈夫”」

 

そう、ヨゾラは断言した。何故ならあの戦いでヨゾラは【全集中の呼吸"須佐之男"】を理解した。戦っている最中にも体に馴染んでいくのがわかったからでもあり、ヨゾラを“選んだ”二振りの刀のお陰でもある

 

「あっ、そう言えばあの刀はなんだったの?」

 

『あれは【黒赭日輪閻魔刀(ヤマト)】の姉妹刀の【黒碧日輪喰魔(クウマ)】と【黒紫日輪焔魔(エンマ)】と言う刀です。』

 

「じゃぁあの刀が赭くなったのは?」

 

『それは【黒赭日輪閻魔刀(ヤマト)】【黒碧日輪喰魔(クウマ)】【黒紫日輪焔魔(エンマ)】の特性でマスターのように【全集中の呼吸】を極め【痣】が発現し体温が40°以上、上がった状態で【黒赭日輪閻魔刀(ヤマト)】や【黒碧日輪喰魔(クウマ)】【黒紫日輪焔魔(エンマ)】に凄まじい圧力を掛ける事で刀の温度が上昇し発現すると思います。』

 

「なるほどね、でもそれってかなりしんどくない?刀をずっと力一杯握らないと【赭灼刀】にならないってことでしょ?」

 

『はい、握力約200以上必要と思います』

 

「……200以上…か 今は厳しいかな。でも【全集中の呼吸"須佐之男"】を使えば簡単だろうけどそれじゃぁ意味がない」

 

すると、部屋の通信機にノアから【ラプラス・ミラ】が完全に復元が完了したと連絡がありヨゾラはノアがいる医務室に向かうと医務室にいたのはノアではなく綺麗な銀髪のロリ巨乳がいた

 

「はじめましてなのです、王さま私はアルハザード【鍛冶工房】統率者【ラプラス・ミラ】なのです」

 

「よろしくね、ミラ」

 

「はいなのです」

 

「それでノアは?」

 

「ノア様なら今はメインコントロールルームで【鍛冶工房】のアップグレードとアップデートをしているのです」

 

「あー、まぁあれだけ壊されてたからなぁ ミラは鍛冶工房の統率者なんだよね?」

 

「はいなのです!」

 

ヨゾラは空間から【黒赭日輪閻魔刀(ヤマト)】【黒碧日輪喰魔(クウマ)】【黒紫日輪焔魔(エンマ)】の三本を取り出しミラに三本のメンテを頼めないかお願いしたところカノは【黒碧日輪喰魔(クウマ)】【黒紫日輪焔魔(エンマ)】をみて驚いていた。この二本は今までの王を選ばなかった刀で認めていない人間が触ると襲いかかってくる。そのせいで過去に何人も殺されている

 

「まじで ん?じゃぁなんでミラは大丈夫なの?」

 

「はいなのです、この二本は私が作ったのですよ!これでも私【最高峰の鍛冶師】なのです!」

 

「だから、襲わないのか……それじゃお願いできる?」

 

「任されたのです!完璧に直してお届けするのです!」

 

すると、突然アナウンスが流れるそれはノアからの連絡で完全には直っていないが【鍛冶工房】が直ったそうだ。ミラは刀のメンテをするため先に向かっているヨゾラはノアと共に【鍛冶工房】に向かった。

 

 

 

───鍛冶工房───

 

 

「すごいな、さすが鍛冶工房いろんな鉄や鉱石が一杯ある」

 

ヨゾラの目の前には見たことがない鉱石や鉄があった、数人の鍛冶師がバーテックスを迎撃するための弾丸やいろんな武器を作っていた。この【鍛冶工房】もヨゾラのお陰で今まで以上に設備がよく鍛冶師もデータをアップグレードしたためすべてが名刀・名剣となり鉱石や鉄によっては魔剣・聖剣・聖魔剣・魔刀・聖刀となる、それに【日之神】がユエに渡した【猩々緋砂鉄】と【猩々緋鉱石】でヨゾラの持つ“日輪刀”となる。そして“日輪刀”とは逆の“月輪刀”がその鉱石は【月白泊煉砂鉄】と【月白泊煉鉱石】と言う。ヨゾラがミカヤにあげた【月輪刀・迦具土神】と【月輪刀・神千鳥】も【月白泊煉砂鉄】と【月白泊煉鉱石】でできている。

 

我が主(マイ・マスター)間もなくアルハザード【鍛冶工房】の修復が完了しアルハザード【王宮】との連結連動完了しました」

 

「そっか、ノア次はどこのエリアが近い?」

 

「【大図書館】と【研究所】の二つでございます」

 

「ふむ、なら【研究所】に行こう」

 

「かしこまりました」

 

そうして、ヨゾラたちは【研究所】に向けて出発した




赭灼刀の条件

20代の平均握力が46ぐらいなので呼吸を使える鬼殺隊は多分倍以上はあると考えています。
それに【痣】で温度がかなり高いので強烈な力(200以上)で握れば赭灼刀になると勝手に考えました。
もうちょっと高くてもいいかな?とも思ってます

【ラプラス・ノア】
容姿:これゾンのユークリウッド・ヘルサイズに黒髪で赤目の薄紫のワンピース

【ラプラス・ミラ】
容姿:ブレ×ブレのバハムート・ミラ【極】でバハムートの外装改造《正装》の白黒
鍛冶作業はつなぎを着ている



【月白泊煉砂鉄】(げっぱくはくれんさてつ)
【月白泊煉鉱石】(げっぱくはくれんこうせき)
月輪刀を作るための素材

【月輪刀】(げつりんとう)
日輪刀と同じ効果がある。


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55話 極めた呼吸

ヨゾラがアルハザード【鍛冶工房】を見つけてバーテックスと戦って疲れて数日寝てカノや鍛冶工房を直してから1年が経っていた。ミッドチルダではまだ一時間しかたっていない。ヨゾラは今【黒赭日輪閻魔刀(ヤマト)】【黒碧日輪喰魔(クウマ)】【黒紫日輪焔魔(エンマ)】を持っていないためよく【鍛冶工房】に行ってはいろんな鉱石や鉄を探している。それはヨゾラが考えていた。ヨゾラ専用のシステム【ブラストカードリッチシステム】の完成である。ただそれにはアルハザード【研究所】を見つけないとユグに積んである【ブラストカードリッチシステム】が未完成のままになってしまう。

 

「んー、なにかいい鉱石や鉄はないかな?」

 

『マスター!これなんていいんじゃないですか?』

 

ユグがヨゾラに教えたのは真っ黒な鉱石と真っ白い鉱石だった。そしてヨゾラが真っ黒な鉱石に触れるとヨゾラの魔力が“半分も吸われた”すると真っ黒な鉱石は光る

 

「魔力が!?吸われたッ」

 

『はい、この鉱石は【吸魔鉱石】と呼ばれている鉱石で触れたもしくは加工し使用した相手に対して魔力を吸います。本来は全ての魔力が吸われ最悪死にます』

 

「これは魔力制御が上手く出来ない人が触れるとヤバいな」

 

『はい、そして隣にある真っ白い鉱石は【解魔澎石】と言って【吸魔鉱石】の二つで一つの鉱石で【解魔澎石】を【吸魔鉱石】に当てると───吸収した魔力を膨らまし解放します』

 

「それって貯めた魔力を倍にして解放するってこと?」

 

この時ヨゾラは思った。この二つで『ブラストカードリッチ』を作ればいいのでは?と強大な魔力に耐えれる金属を使えばあとはシステムを構築するだけとなる。アルハザード【鍛冶工房】にある最高峰に強度がある金属──【メルクの星屑】を使い薬莢を作ることにした。

 

「王さま、【黒赭日輪閻魔刀(ヤマト)】【黒碧日輪喰魔(クウマ)】【黒紫日輪焔魔(エンマ)】のメンテ終わったのです! あれ?それは【解魔澎石】と【吸魔鉱石】と【メルクの星屑】なのです?」

 

「あっミラ、ありがとう。それは───と言うわけなんだ」

 

「そう言うことなのですね。大丈夫なのですよ?では王さまのお部屋に送って置くのです!」

 

「ありがとうねミラ」

 

そして、ミラに鉱石類は任せてヨゾラはミラにメンテしてもらった【黒赭日輪閻魔刀(ヤマト)】【黒碧日輪喰魔(クウマ)】【黒紫日輪焔魔(エンマ)】の試し斬りと【全集中の呼吸"月読"】を完璧に扱えるようにすること

 

「ふぅ…───【全集中の呼吸"月読"】 うん、安定している」

 

『マスターは少しは努力と言う物を知った方がいいと思います』

 

「そんなこと言われても…【全集中の呼吸"天照"】はどうだろう?」

 

そして、ヨゾラは【全集中の呼吸"月読"】の呼吸から【全集中の呼吸"天照"】の呼吸に切り替えると

 

「やっぱり……できた…」




【吸魔鉱石】
魔力を吸い貯める鉱石
※慣れてないと全魔力を吸われる

【解魔澎石】
吸った魔力を倍にして解放する
※慣れてないと解放した魔力に身体やデバイスが耐えきれず爆発する

二つで一つの鉱石


【メルクの星屑】
トリコのメルクの星屑


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56話 ゾディアック再び

ヨゾラがアルハザードに来てから2年が経っていた、ヨゾラはミラに鉱石を部屋に大量に運ばれて来る。システムの構築はすでに終わっておりあとは【カードリッチリボルバー】を作るだけなのだが、薬莢を【メルクの星屑】で作り弾頭を【解魔澎石】を薬莢の中に砕いた【吸魔鉱石】を入れる。これにより魔力を吸収した【吸魔鉱石】をトリガーで引くと弾頭にある【解魔澎石】とぶつかり吸収した魔力を膨らまし解放する。これを調整しながら大量に作る

 

「ふぅ~砕いた【吸魔鉱石】はこのぐらいの量だね ふむふむ、【解魔澎石】の大きさはこの位かな?あとはこの二つに合う薬莢を【メルクの星屑】作れば!完成!!」

 

『お疲れ様です、マスター もう5日も経っていますよ?早く寝てください』

 

「この位大丈夫だよ?」

 

『大丈夫じゃないです!!』

 

「もうわかったよ、なにかあったら起こしてね」

 

そして、ユグに言われるままヨゾラはベッドに横になると睡魔に襲われすぐに寝た。ヨゾラが起きたのは翌朝だった

 

「ふぁ~ン よく寝た」

 

『おはようございます。マスター昨日は作業を終えてからぐっすり寝てましたよ』

 

「みたいだね…それで?なにかあった?」

 

『いえ、特に何もなかったです。強いて言えば【研究所】がすぐそばまで近づいているみたいです』

 

「バーテックスの反応は?」

 

『確認してます。ですが【研究所】は10億年分の魔鉱石を積んでいてその魔力を使い強力な結界を張っているみたいです、ただバーテックスの力も強大で10億年分の魔力をフルに結界に使っているみたいです長くは持ちません。【研究所】到達まであと二時間です』

 

ヨゾラはすぐに【王宮】に作った指令室に向かいノアの所に向かいバーテックスに動きがないか聞くとノアは

 

我が主(マイ・マスター)…【研究所】を囲い“5本のゾディアック”がいます」

 

ノアの言葉でモニターに映されたのは【巨蟹武神の十二宮(キャンサード・ゾディアック)】【宝瓶神機の十二宮(アクアエリシオン・ゾディアック)】【魔導双神の十二宮(ジェミナイズ・ゾディアック)】【双魚賊神の十二宮(ピスケガレオン・ゾディアック)】【天秤造神の十二宮(リブラゴレム・ゾディアック)】だった。

 

「これは……【天蠍神騎の十二宮(スコルスピア・ゾディアック)】でも手こずったのに…でもやるしかない!ノア私がゾディアックたちを引き付ける!その間にノアとミラは【研究所】に向かって連動作業をしてくれ!」

 

「「かしこまりました/はいなのです!」」

 

「本気で行くよ。【ハイパー死ぬ気モード】(シィィィスゥゥゥッ!)【全集中の呼吸"須佐之男"】起きて─『夜刀神』 【魔神凱装】!!おいで───【黒赭日輪閻魔刀(ヤマト)】【黒碧日輪喰魔(クウマ)】【黒紫日輪焔魔(エンマ)】」

 

ヨゾラは自分に置ける最強のモードになり5体のゾディアックに向かっていく、すると先にヨゾラに気づいたのは【宝瓶神機の十二宮(アクアエリシオン・ゾディアック)】だった両手に持っている剣でヨゾラに斬りかかるがヨゾラは【夜煌】を纏っていることで大抵の攻撃は防げるがヨゾラは

 

「真・剱の呼吸 参刀龍 壱ノ型【二天弍龍】!」

 

宝瓶神機の十二宮(アクアエリシオン・ゾディアック)】に向かい攻撃で返した。その反動により両方吹き飛ばされるがヨゾラの吹き飛んだ方向には【巨蟹武神の十二宮(キャンサード・ゾディアック)】が待ち構えていてその後方には【魔導双神の十二宮(ジェミナイズ・ゾディアック)】が魔法を発動させている。

 

『マスター!!』

 

「クッ!『夜刀神』!」

 

『BoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoost!!』

『DivideDivideDivideDivideDivideDivideDivideDivideDivideDivideDivideDivideDivideDivide!!』

 

『夜刀神』と【真紅の赫天龍神帝(クリムゾン・ゴッド・アポカリプス)籠手(ギア)】と【神意の白銀魔神龍皇(サンクチュアリ・クェーサー・エクリプス)籠手(ギア)】と能力が繋がっているため『夜刀神』の力でヨゾラを倍加させヨゾラに触れた【宝瓶神機の十二宮(アクアエリシオン・ゾディアック)】と【巨蟹武神の十二宮(キャンサード・ゾディアック)】の力を半減させヨゾラは【宝瓶神機の十二宮(アクアエリシオン・ゾディアック)】と【巨蟹武神の十二宮(キャンサード・ゾディアック)】に倍加させた技を喰らわした

 

「(シィィィスゥゥゥッ!)全集中!! 真・剱の呼吸 弌刀龍 肆ノ型【月鏡輪天・時喰】!」

 

「「キィィィィィィイイイイィィ!!?/キシャァァァァアアァアアァァ!!?」」

 

「に、二体討伐!!」

 

その時、ヨゾラはすこしだけ気が緩んでしまったところを【魔導双神の十二宮(ジェミナイズ・ゾディアック)】は見逃さなかった。そしてもう一体それは【双魚賊神の十二宮(ピスケガレオン・ゾディアック)】だった。

 

「しまっ ガァァ!?」

 

双魚賊神の十二宮(ピスケガレオン・ゾディアック)】がヨゾラに突撃し咥えたまま【魔導双神の十二宮(ジェミナイズ・ゾディアック)】の魔法範囲内まで自身を犠牲してまでヨゾラを葬ろうとしている。【魔導双神の十二宮(ジェミナイズ・ゾディアック)】はお構い無く魔法を発動させる。

 

「クッ! 『赭龍剴装』【天空の赫天龍神(クリムゾン・ゴッド・アポカリプスチェンジ)】 赭天龍神の全龍機王(クリムゾン・ドラグーン・デオス)!」

 

『【Change dragoon dios!!】 』

 

ヨゾラは“未完成”ながらもの力を全解放し【双魚賊神の十二宮(ピスケガレオン・ゾディアック)】の口に肩と腰にある大型キャノンとカノンに魔力と死ぬ気の炎をチャージしそれを倍加して放つ

 

「【ロンギヌス・ドラゴノート・スマッシャー】!!」

 

すると、【双魚賊神の十二宮(ピスケガレオン・ゾディアック)】は跡かともなく消えた。




巨蟹武神の十二宮(キャンサード・ゾディアック)
宝瓶神機の十二宮(アクアエリシオン・ゾディアック)
魔導双神の十二宮(ジェミナイズ・ゾディアック)
双魚賊神の十二宮(ピスケガレオン・ゾディアック)
天秤造神の十二宮(リブラゴレム・ゾディアック)
それぞれバトスピのスピリットでたがその姿は醜くバーテックスのような口が大量ある


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57話 研究所

「あ、あと二体……」 

 

だが、ヨゾラの体は限界に近づいた。激しい戦闘を繰り返しているのだから無理もないそれでもヨゾラは闘わなければならない

 

「クッ 【晴月ノ天空(パヴォーネ・メーゼ・ウラノス)】」

 

ヨゾラは【晴】【神聖】【月】の死ぬ気の炎で【晴月ノ天空(パヴォーネ・メーゼ・ウラノス)】を自身に照らして傷を治す。【研究所】の前で動かなかった【天秤造神の十二宮(リブラゴレム・ゾディアック)】が動き始める。が【天秤造神の十二宮(リブラゴレム・ゾディアック)】と【魔導双神の十二宮(ジェミナイズ・ゾディアック)】はヨゾラの腕や脚、目掛けて攻撃する

 

「クっ!?」

 

「こ、これじゃ攻めきれない…!」

 

そして、ヨゾラは【天秤造神の十二宮(リブラゴレム・ゾディアック)】と【魔導双神の十二宮(ジェミナイズ・ゾディアック)】に魔力と死ぬ気の炎が体から漏れ出していた。それは【天秤造神の十二宮(リブラゴレム・ゾディアック)】の天秤に吸われていた

 

「そんなのあり!?なら、『夜刀神』!」

 

『BoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoost!!』

『DivideDivideDivideDivideDivideDivideDivideDivideDivideDivideDivideDivideDivideDivide!!』

 

ヨゾラは『夜刀神』に自身を倍加させ【天秤造神の十二宮(リブラゴレム・ゾディアック)】に半減させる。が【天秤造神の十二宮(リブラゴレム・ゾディアック)】の天秤から【魔導双神の十二宮(ジェミナイズ・ゾディアック)】に向けて魔力が流れていてその魔力で【魔導双神の十二宮(ジェミナイズ・ゾディアック)】が極大魔法を放とうとしていた

 

「最悪のコンビだよ、お前たちは!受けてたったやる!【クリムゾン・ロンギヌス・スマッシャー】」

 

『マスター!!』

 

魔導双神の十二宮(ジェミナイズ・ゾディアック)】から放たれた極大魔法とヨゾラの【赭天龍神の全龍機王(クリムゾン・ドラグーン・デオス)】の肩と腰にある大型キャノンとカノンから倍加と半減した力を乗せた【クリムゾン・ロンギヌス・スマッシャー】がぶつかると、激しい衝撃波と爆風でヨゾラは吹き飛ばされる。

 

「ガハッ ク、クソ……」

 

ヨゾラが前を見ると【魔導双神の十二宮(ジェミナイズ・ゾディアック)】は半分体が無くなっており回りにバーテックスが修復しようとしている。

 

「さ…せる……かぁあぁぁぁぁああぁぁぁぁぁ!!!」

 

Boost∞BoostBoost∞BoostBoostBoostBoostBoostBoost∞BoostBoostBoost∞BoostBoostBoostBoostBoost∞BoostBoostBoost∞BoostBoostBoost∞BoostBoostBoost∞BoostBoostBoostBoostBoost∞!!!

 

「【クリムゾン・ドラゴノート・ブラスター】!!」

 

ヨゾラは倍加と無限の力で【天秤造神の十二宮(リブラゴレム・ゾディアック)】と【魔導双神の十二宮(ジェミナイズ・ゾディアック)】に向かい技を放ち二体はヨゾラの技に飲み込まれ消えて去った。ヨゾラはその場に倒れそのまま気絶するように寝てしまいユグが急いでノアに連絡し救助に来てもらった

 

「本当に良いのですか?ユグドラシル 我が主(マイ・マスター)の意見を聞かずこのシステムを完成させても」

 

「そうなのですよ!」

 

『構いません。私はマスターのことを信用してますし大好きです。ですから私はマスターの役に立ちたいのです!』

 

「それなら妾に任せてもらうわ」

 

『あなたは?』

 

「妾は【ラプラス・ナノ】アルハザード【研究所主任】よ」

 

【研究所】が無事だったのは【ラプラス・ナノ】がいたから【研究所】は無傷で済んでいるヨゾラも研究所にある回復生体ポットに入っており、今のアルハザードは【研究所】が連動によってバリアが張られ対バーテックス用の迎撃システムが導入された。そしてユグはナノによりヨゾラが作った【ブラストカードリッチシステム】をヨゾラの意見を聞かず完成させることにした。




ラプラス・ナノ
容姿:ブレ×ブレのグラム・モッド


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58話 完成【ブラストカードリッチ】

ヨゾラが5体のゾディアックと闘って倒れてから数日ヨゾラはまだ目を覚まさない、ユグも【ブラストカードリッチシステム】を完成させたことによりデータをアップデートとアップグレードを繰り返し繰り返し不備があれば自身で修正し最善最高の力をマスターであるヨゾラに与えることがユグに置ける最大の願いである。

ノアはノアで【大図書館】への安全で最速のルート検索しミラはゾディアックとの闘いでボロボロになった【黒赭日輪閻魔刀(ヤマト)】【黒碧日輪喰魔(クウマ)】【黒紫日輪焔魔(エンマ)】を【メルクの星屑】と【クルシュの銀河】の二つを使い分け研き【黒赭日輪閻魔刀(ヤマト)】【黒碧日輪喰魔(クウマ)】【黒紫日輪焔魔(エンマ)】の強度や鋭さを上げる。ナノはアルハザードの外壁に魔鉱石を大量に埋めアルハザード全体に何重にもバリアを張る

 

「ふぅ~こんなものかしら?主様もあと少しで目を覚ますと思うし。残っているゾディアックは6体よね?」

 

「はい。【牡牛座】【山羊座】【乙女座】【牡羊座】【獅子座】【射手座】ですね」

 

「そうね。ゾディアックの中でも厄介のばかり残ってるのね特に【獅子座】【射手座】の2体は……ね」

 

「はい、我が主(マイ・マスター)だけに闘いを強いてしまっている私は何も出来ない……」

 

「でも、ノアはノアなりに頑張ってるじゃない主様のために安全な道をさがしてるのでしょ?」

 

「……はい」

 

「だったら、それでいいじゃない!それがノアのやるべきことなのよ!」

 

「ありがとうございます。ナノさん」

 

「いいわよ、私は貴女たちより先に作られた二番目のお姉さんなのよ?フフ」

 

各々の役割を王であるヨゾラのためにこなしヨゾラが倒れてから更に数日、完成形の【ブラストカードリッチシステム】の試運転でヨゾラのデータを元にアルハザード研究所内にあるバーチャルルームで確かめるもバーチャルである限りヨゾラの動きを完全再現出来ない。たけど、データは取れたヨゾラが目を覚ます前に【ブラストカードリッチシステム】を完璧にすればバーテックスやゾディアックにも太刀打ちできる。

 

「……………」

 

『マスター……私はマスターのデバイスです。いくらマスターが強くてもその強さについていけないデバイスはただのガラクタと私は思っています…昔の私がそうでしたから……でも今はマスターたちに出会えて私は感謝しかありません。だから私は心のそこから思います私はマスターの役に立ちたいのです!マスターは怒られるかも知れませんが私は!マスターの相棒で!マスターの家族なんです!!』

 

「……わかってるよ、ユグ」

 

『っ!? マスター!』

 

「ありがとう………私のために。ユグこれからも力を貸してくれる?」

 

『勿論です!』

 

「ありがとう」

 

そして、ヨゾラがようやく目を覚ましてユグに組み込んだ【ブラストカードリッチシステム】と【ラピスフィロソフィカス・システム】通称【ラピスシステム】の試運転が行われた

 

「ふぅ いくよユグ」

 

『はい!』

 

ヨゾラはユグをセットアップしバリアジャケットと【空魔圧式・月日輪居合刀『黄昏─輪廻─』】を装備した

 

「結構重いな」

 

『軽量化しましょうか?』

 

「いや、このモードは抜刀居合いだからこの重さでいいよリーチもちょうどいい」

 

ヨゾラは【ブラストカードリッチシステム】を積んでいる【空魔圧式・月日輪居合刀『黄昏─輪廻─』】を抜刀して手に馴染ませ感覚を掴もうと思っていたのだがヨゾラからすれば既に馴染みのある柄で降りやすかった

 

「これなら行ける! 【ブラストロードカードリッチ!(カシュゥ!)】(シュゥゥ!!)桜の呼吸 壱ノ型【寒緋桜・舞姫】零の呼吸【継ぎの纏桜】 桜の呼吸 弐ノ型【桜華一閃】!」

 

【桜華一閃】を放つ瞬間にヨゾラが【ブラストカードリッチ】のダブルトリガーを引くと魔力と空気圧と【海】の死ぬ気の炎の【ブラストカードリッチ】が打たれ桜の呼吸の威力が何百、何千と上乗せされ絶大な力を発揮する。それはもう数百キロ離れている浮島も斬るぐらいには

 

「ふぅ~ これなら魔力の使えない虚数空間でも使えるよ」

 

『まさかここまでなんて……やっぱりすごいです、マスターは…』

 

「ありがとう、ユグは何ともない?」

 

『はい、私には【ラピスシステム】がありますから』

 

それからもヨゾラは完成した【ブラストカードリッチシステム】を慣れる為に使い続けていた。そしてヨゾラは使い始めて数十分で完璧に把握し使いこなしているのだった。




桜の呼吸 零の呼吸【継ぎの纏桜】(つぎのまといさくら)
壱ノ型【寒緋桜・舞姫】の呼吸を継ぎ、次に使う呼吸と合わせる呼吸法である

桜の呼吸 壱ノ型【寒緋桜・舞姫】(かんひざくら・まいひめ)
舞を舞うように相手に斬り込み斬りつける回避と攻撃を兼ね備えた技、舞えば舞うほど力が増し威力が上がり。【寒緋桜・舞姫】を続ければ継続される他の技も同時に使える

桜の呼吸 弐ノ型【桜華一閃】(おうかいっせん)
一撃目が雷ノ型壱ノ型【霹靂一閃 超神速】でもし避けられた場合に二撃目のるろうに剣士の【牙突】


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59話 大図書館

ヨゾラが【ブラストカードリッチ】と【ラピス・システム】の試運転をしてから数時間後。ノアとナノのサーチ能力のお陰で【大図書館】と【宝物庫】の居場所がわかった直線状に【大図書館】があり更にその奥に【宝物庫】があるそうだ

 

「そういえば、【大図書館】や【宝物庫】のはノアたちみたいなレプリロイドはやっぱりいるの?」

 

「はい、【大図書館】には一人いますが【宝物庫】には存在しません」

 

「何で【宝物庫】にはいないんだ?」

 

「昔は居たのですが、宝物庫にはいろんな宝石や禁忌の物もあります。それらを管理するにはレプリロイドでは危ないのです」

 

そう、【宝物庫】にはあらゆる宝がありそれは呪いや神器や魔具、龍具あらゆる宝石類が存在するいくらレプリロイドとはその力にみいられてしまい自らを破壊する。何故なら【宝物庫】にある物は全て王の物でそれに手を出すと言うことは王への裏切りになる

 

「そうなのか」

 

「はい、【大図書館】にいるレプリロイドはミラと双子の姉なんです」

 

「ミラの?」

 

「そうなのです、お姉ちゃんなのです!」

 

【大図書館】を統率したいるレプリロイド【ラプラス・ロスト】と言いミラの姉らしい何でも顔もそっくりだそう。それから数時間かけて【大図書館】に到着する【大図書館】も【研究所】同様無傷であった。しかし【大図書館】の回りには魔力障壁と魔力五重大結界が張られていた。ノアは直接【大図書館】にいる、ロストに連絡し障壁や大結界を解くように伝えるが虚数空間の狭間から大量のバーテックスが現れた

 

「こんな時に!ノア 私はバーテックスの相手をするからロストと合流してアルハザードと連動させて!」 

 

「はい!」

 

ヨゾラは外に出て大量のバーテックスを相手にしようとするとヨゾラを待って居たかのようにバーテックスたちは融合を始め生まれたのが【金牛龍神の十二宮(ドラゴニック・タウラス・ゾディアック)】【魔羯邪神の十二宮(シュタイン・ボルグ・ゾディアック)】【白羊樹神の十二宮(セフィロ・アリエス・ゾディアック)】【戦神乙女の十二宮(ヴィエルジェ・ゾディアック)】がそこにいた。ヨゾラは見るからに厄介そうな【白羊樹神の十二宮(セフィロ・アリエス・ゾディアック)】と【戦神乙女の十二宮(ヴィエルジェ・ゾディアック)】から倒そうとするが【金牛龍神の十二宮(ドラゴニック・タウラス・ゾディアック)】の素早い突進を交わすも【魔羯邪神の十二宮(シュタイン・ボルグ・ゾディアック)】による魔術を受ける

 

「ガハッ! なんてコンビネーションだ。でも今のでどうしても【白羊樹神の十二宮(セフィロ・アリエス・ゾディアック)】か【戦神乙女の十二宮(ヴィエルジェ・ゾディアック)】は倒されたくないみたいだね!桜の呼吸 捌ノ型【明鏡止水・桜】零の呼吸【継ぎの纏桜】 桜の呼吸 玖ノ型【王枝魔桜・久遠渡り】」

 

桜の呼吸を使いヨゾラはまず【白羊樹神の十二宮(セフィロ・アリエス・ゾディアック)】の近くまで寄るが【白羊樹神の十二宮(セフィロ・アリエス・ゾディアック)】の周りには【魔羯邪神の十二宮(シュタイン・ボルグ・ゾディアック)】が設置した魔術トラップが大量に配置されていた

 

「くそ!先に【魔羯邪神の十二宮(シュタイン・ボルグ・ゾディアック)】を倒さないと【白羊樹神の十二宮(セフィロ・アリエス・ゾディアック)】と【戦神乙女の十二宮(ヴィエルジェ・ゾディアック)】まで辿り着けない!」

 

桜の呼吸 捌ノ型【明鏡止水・桜】の呼吸により相手の認識をずらし攻撃を交わし続け邪魔な【魔羯邪神の十二宮(シュタイン・ボルグ・ゾディアック)】の懐まで潜り込んだ

 

「【ブラストカードリッチロード!(カシュゥ!カシュゥ!)】全集中!(シュゥゥ!!) 桜の呼吸 漆ノ型【千本桜】」

 

「メェェェエェエエェエエェェェ!!!」

 

「よし!」

 

だけど、その喜びはすぐに消えたそれは【白羊樹神の十二宮(セフィロ・アリエス・ゾディアック)】と【戦神乙女の十二宮(ヴィエルジェ・ゾディアック)】による【魔羯邪神の十二宮(シュタイン・ボルグ・ゾディアック)】の復活だった

 

「なっ!?」

 

すると、【魔羯邪神の十二宮(シュタイン・ボルグ・ゾディアック)】はヨゾラに至近距離で魔術を放つとヨゾラは魔術の爆発により吹き飛ばされる。傷ついた【魔羯邪神の十二宮(シュタイン・ボルグ・ゾディアック)】は【戦神乙女の十二宮(ヴィエルジェ・ゾディアック)】によって傷を回復させる

 

「グホッ!ゲホッ くっあんなのありかよ…復活からの全回復って……でも一つだけ方法があるにはある…だけど…」

 

ヨゾラは時空間から【黒碧日輪喰魔(クウマ)】と【黒紫日輪焔魔(エンマ)】を取りだし、巨大な古代ベルカ式の魔法陣が現れる。そして、ヨゾラの持つ【黒碧日輪喰魔(クウマ)】と【黒紫日輪焔魔(エンマ)】を魔法陣に突き刺し、邪魔な【白羊樹神の十二宮(セフィロ・アリエス・ゾディアック)】と【戦神乙女の十二宮(ヴィエルジェ・ゾディアック)】に攻撃を集中させる。

 

記憶刀剣解放(リリース・レスレク・シオン)』!!

 

が【魔羯邪神の十二宮(シュタイン・ボルグ・ゾディアック)】と【金牛龍神の十二宮(ドラゴニック・タウラス・ゾディアック)】にまた防がれてしまう。

 

「クッ! なら、もっと死ぬ気の炎と魔法を高める!」

 

そして、ヨゾラは【虹の73リング(トリニセッテイーリスリング)】から【黒碧日輪喰魔(クウマ)】と【黒紫日輪焔魔(エンマ)】に純度の高い炎を刀に込めると技の威力が上がる。すると、氷と炎の薔薇がゾディアックたちに絡み付き力を奪いヨゾラへと供給される。そしてヨゾラの傷は完全に治った。4体のゾディアックを完全に停止させ干からびている状態だった

 

「これなら最大最強の技で仕留める!【ブラストカードリッチフルロード!(カシュゥ!×10)】 全集中!(シュゥゥ!!) 桜の呼吸 拾ノ型【紅万之桜・空絶】!」

 

そして、4体のゾディアックはヨゾラに細切れにされたと思っていたがゾディアックたちは最後に余った力で放たれた攻撃を【ブラストカードリッチフルロード】の反動で避けることが出来ず段々倒れていくとヨゾラの頭上を通過しゾディアックの攻撃が反れた

 

「あ、あぶなかった…」




金牛龍神の十二宮(ドラゴニック・タウラス・ゾディアック)
魔羯邪神の十二宮(シュタイン・ボルグ・ゾディアック)
白羊樹神の十二宮(セフィロ・アリエス・ゾディアック)
戦神乙女の十二宮(ヴィエルジェ・ゾディアック)
それぞれバトスピのスピリットでたがその姿は醜くバーテックスのような口が大量ある



桜の呼吸 捌ノ型【明鏡止水・桜】(めいきょうしすい・さくら)
相手の認識をずらし攻撃が当たらない

桜の呼吸 玖ノ型【王枝魔桜・久遠渡り】(おおしまざくら・くおんわり)
動作中の着地時間・着地面積を最小限にし、縦横無尽に駆け巡る事を可能とする桜の呼吸唯一の歩法。足場の悪い場所での戦いにも有効

桜の呼吸 漆ノ型【千本桜】(せんぼんざくら)
全方位超広範囲に大きな弧を描くように斬りつける

桜の呼吸 拾ノ型【紅万之桜・空絶】(くまのざくら・くうぜつ)
デビルメイクライのバージルの次元斬・絶(分身?みたいの出る方)


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60話 王宮の統率者

ヨゾラが十二宮である【蠍座】【蟹座】【水瓶座】【双子座】【魚座】【天秤座】【牡牛座】【山羊座】【牡羊座】【乙女座】を倒して後は【獅子座】と【射手座】の二体となった、ヨゾラは【大図書館】とアルハザード本体とを連動させてもすぐにそこから動かず止まっていた。それにヨゾラはろくに休んでいないからだ

 

「あっ王様だ!こうして会うのは初めてだね!昨日は王様お疲れだったからね。私は【ラプラス・ロスト】ミラのお姉ちゃんだよ!」

 

「よろしく、ロスト それにしてもロストは一人でこの巨大な図書館を管理してるの?」

 

「そうだよ?一応他のレプリロイドもいるけど基本的には私一人でしてるよ?」

 

「すごいね……」

 

「えへへ。もっと褒めて褒めて!」

 

「あぁ、ロストはすごいね!」ナデナデ

 

「えへへ//////」

 

ロストを撫でていると後ろからなにやら視線を感じるヨゾラは後ろを振り向くと【アルハザード天空庭園統率者『ラプラス・ノア』】【アルハザード鍛冶工房統率者『ラプラスミラ』】【アルハザード研究所統率者『ラプラス・ナノ』】がジィーとロストを羨ましそうに見ていた。それを感じたヨゾラはノアたちも近くに呼びこれまでも感謝の言葉と頭ナデナデを一人ずつにした

 

『ふふ/えへへ/うふふ』

 

と、四人は頬を赤く染めずっとニヤニヤしていた。ヨゾラはゾディアックと連戦のため天空庭園に向かい暫しの休息を取ることにした。

 

 

──天空庭園──

 

 

『よかったのですか?ノアたちをそばに置いておかなくて』

 

「うん、ノアたちもゾディアックの戦闘で色々と忙しかったから今日は自由行動さ」

 

『マスターがそう言うのでしたら、私は何もいいません』

 

「ふぅ~ ここは気持ちいいなぁ……もうアルハザードにきて5年か…まだ向こうではたったの5時間か」

 

『はい、あと約160年ですね。このアルハザードではマスターは歳を取りませんから』

 

「そうだね、もう5年経つのに全然老いないんだもんね びっくりだよ」

 

そう、ヨゾラは初めてアルハザード来てはや5年が経つと言うのにミッドチルダからアルハザードに来た時となんら変わらない変わっているとすれば“ヨゾラ自身の強さ”“絶対魔力上限の突破”“全集中の呼吸の扱い”だ、ゾディアックの戦闘でヨゾラは有り得ないほどのスピードで急成長している

 

「ここにいたのですね、我が主(マイ・マスター)

 

「どうしたの?」

 

「はい、我が主(マイ・マスター)は【ウーノ】と言う“レプリロイド”を知っていますか?」

 

「ウーノ? ウーノってあのクソ科学者の隣にいた秘書の女の人か?」

 

「そのウーノです。彼女は元々はこのアルハザードで生まれた最後の統率者なんです」

 

『ですが、そのウーノは現在行方不明です。ノーヴェ・ナカジマたちと一緒に釈放されてから今までずっと』

 

「そうみたいですね、ですから私のほうで探した所我が主(マイ・マスター)を探しているみたいですね。廃棄した実験場を転々としているみたいです」

 

「どうして私を探してるんだ?」

 

「ウーノはあの科学者により記憶を消去されアルハザードのこと我が主(マイ・マスター)のことを忘れました、ですが我が主(マイ・マスター)と出会いおぼろげにも記憶を取り戻しもう一度我が主(マイ・マスター)を探すも見つからず事件は終わりウーノは捕まり外に出るまで2年が経っていました」

 

J・S事件が終わり2年後はまだヨゾラかフェイトやティアナと出会う1年前でヨゾラは実験の真っ最中だった頃である。そのあともノアはウーノのことをヨゾラに話した、ウーノは【戦闘機人】ではなくアルハザードで作られた【レプリロイド】で【王宮統率者『ラプラス・ウーノ』】だと言うことを。元々ノアは【天空庭園統率者】だったらしい

 

「なるほどね……わかった、ウーノをアルハザードに呼び戻す」

 

「はい!」

 

そして、ヨゾラは『夜刀神』を呼び出しノアにウーノの座標を聞きそこに『夜刀神』の力の空間移動でヨゾラとノアはウーノのいる場所に向かった

 

 

 

ウーノside

 

私があの方……【ヨゾラ・E・アルハザード】様を探して4年が経っていました。【ジェイル・スカリエッティー】に記憶を消去されたとはいえぼやけながらでも次期アルハザードの王のことはすこしだけ覚えていた。それが4年にルーテシアお嬢様たちが連れてきたヨゾラと言う少年だった。またその少年はなんの力もなかったでも私は知っていたこの少年が王の力を継ぐことを……私は自らドクターに頼み少年のお世話役を申しでただけどドクターはすぐにヨゾラ様をどこかの実験所に送らせていた。私は今でも覚えている、私はずっと泣いていた涙が枯れるまで泣いたその時です私はドクターに消されたはずの記憶を全て取り戻したのです。私がドクターに作られた【戦闘機人】ではなくアルハザードで生まれた【王宮統率者『ラプラス・ウーノ』】だと言うことを

 

「ヨゾラ様……あなた様は今どちらにいらっしゃるのですか?」

 

すると、私の目の前の空間がひび割れ現れたのは私の探し求めていたお方でした

 

 

ウーノside out

 

 

 

「お久しぶりだね、ウーノ」

 

「……お久しぶりでございます、ヨゾラ様」

 

ヨゾラはウーノを確認をするように全身を見る

 

「そ、そんなに見られると恥ずかしいですヨゾラ様」

 

「あっ、ごめん本当に【レプリロイド】か確めてたんだ、うん本当に【レプリロイド】だね。もし【レプリロイド】だと嘘をついて【戦闘機人】だったら───潰してたよ

 

「落ち着いてください。我が主(マイ・マスター)

 

「っ!?」

 

ヨゾラは無意識に殺気と覇氣を全開で放ってしまい周りの生き物は本能で全力で山から離れて行った、ウーノもヨゾラの殺気と覇氣に呑まれそうになったが何とか耐えていた

 

「ごめん…今のでわかったと思うけど私は【戦闘機人】が大っ嫌いなんだ。さて、帰ろうかウーノ」

 

「は、はい ヨゾラ様」

 

そして、ウーノは無事ヨゾラと出会い故郷である【アルハザード】に帰ってこれたのだった。アルハザードに着くと【ミラ】【ナノ】【ロスト】がウーノの帰還を知り王宮まで来ていて再会を分かち合ったその後ウーノはこの4年でガタが来ていたパーツの総入れ換えとアルハザードの全データとシステムのアップグレードのためナノと共に研究所に向かった。ウーノか完全に復活するのは明日だそうだ。




ウーノが好きなのでアルハザードのレプリロイドとして登場

【王宮統率者ラプラス・ウーノ】
各統率者の指令役・王の秘書が主な役割


ノアは代理として王宮の統率者としていた

【ラプラス・ロスト】
ブレブレのバハムート・ミラ・ロスト 白のチャイナぽい服


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61話 射手座と獅子座

王宮の統率者である【ラプラス・ウーノ】が目を覚ましてからヨゾラの作業が数十倍もやり易くなりヨゾラもウーノがいてよかったと思っている。ウーノはウーノでヨゾラに仕えられることがかなり嬉しいのか仕事がスムーズかつ完璧にできていた

 

「ウーノ、今日はこのくらいにして休もうか」

 

「了解しました、それにしてもヨゾラ様はすごいですね。こんなにもアルハザードを発展させるなんて、初代の王でもここまではいきませんでした」

 

「そうなの?」

 

「はい、初代王は千年で二代目からヨゾラ様の前の王は発展してませんから。ですがヨゾラ様は一万年の発展がありました、私もここまで効率よくできるのはヨゾラ様のお陰です!」

 

「ありがと、ウーノ」

 

「どういたしましてです♪」

 

そうして、ヨゾラとウーノはノアのいる天空庭園のテラスに向かいノアが入れてくれた。お茶を飲みながらのんびりしていた、なぜこんなにもゆっくりしているのかと言うとゾディアックやバーテックスの反応があまりなく英気を養っているもちろん警戒は怠っていない、次にヨゾラが戦わなくてはならないのは射手座の【光龍騎神の十二宮(サジット・アポロドラゴン・ゾディアック)】と獅子座の【獅機龍神の十二宮(ストライクヴルム・レオ・ゾディアック)】の二体だ

 

「美味しいよ、ノア」

 

「ありがとうございます。我が主(マイ・マスター)♪」

 

「なぁウーノ、ノアゾディアックを倒せば虚数空間は平和になるのか?」

 

「はい、ゾディアックはいわゆる虚数空間のウィルスなんです、なのでゾディアックを倒せば虚数空間に点々と浮いている浮き島も元の姿に戻るかと」

 

「ウィルス…か 確かに細胞を食べるウィルスに似てるよな」

 

ヨゾラがゾディアックのことを考えていた。どうしてゾディアックはこの【虚数空間の狭間】にいるのか。どうして虚数空間で生まれた文明を壊すのか。どうしてゾディアックは虚数空間から外の世界……現世(うつつよ)に出ないのか。そもそもバーテックスやゾディアックは存在するのか。を考えていた

 

「─────ヨゾラ様!!」

 

「ん?ごめん考え事をしてた。どうしたの?ウーノ」

 

「【アルハザード宝物庫】の道のりの中間にゾディアック……【光龍騎神の十二宮(サジット・アポロドラゴン・ゾディアック)】と【獅機龍神の十二宮(ストライクヴルム・レオ・ゾディアック)】の反応がありました」

 

「待ち伏せか」

 

「はい。迂回しようにもこの辺りは浮き島が多いので、迂回ができませんこのまま進むしかないです」

 

「なるほど…────っ!?」

 

ヨゾラは前方より魔力を感じとり急いで外に向かうと炎の矢がアルハザード目掛けて放たれていた。ヨゾラは浮き島に移動し炎の矢を弾き返した

 

「まさか、この距離で攻撃してくるなんて」

 

「ヨゾラ様……お気をつけて」

 

「うん、ウーノも【宝物庫】と連動させたらすぐにここから離脱してね」

 

「……はい」

 

そして、ヨゾラは【光龍騎神の十二宮(サジット・アポロドラゴン・ゾディアック)】と【獅機龍神の十二宮(ストライクヴルム・レオ・ゾディアック)】の所まで全速力で向かった。そして今まで戦ってきたゾディアックたちとは全く違う存在感と力の差がすぐにわかった

 

「これは……油断は出来ない。全力でいくぞユグ!」

 

『はい!」

 

ヨゾラはユグを【空魔圧式・月日輪居合刀『黄昏─輪廻─』】を展開させ呼吸を整え【光龍騎神の十二宮(サジット・アポロドラゴン・ゾディアック)】と【獅機龍神の十二宮(ストライクヴルム・レオ・ゾディアック)】に向かっていく

 

「「ガァアアァアァァァァアアァァァ!!!」」

 

「【ブラストカードリッチロード(カシュッ!)】桜の呼吸 陸ノ型【八重桜・霞】!」

 

ヨゾラは前方左右広範囲に十八連撃を【光龍騎神の十二宮(サジット・アポロドラゴン・ゾディアック)】と【獅機龍神の十二宮(ストライクヴルム・レオ・ゾディアック)】に叩き込むが二体は無傷でいた。すると【獅機龍神の十二宮(ストライクヴルム・レオ・ゾディアック)】が神速の速さでヨゾラを切り裂こうとするもヨゾラは瞬時に【全集中の呼吸"須佐之男"】の呼吸に切り替え【獅機龍神の十二宮(ストライクヴルム・レオ・ゾディアック)】の攻撃を受け止めるが【獅機龍神の十二宮(ストライクヴルム・レオ・ゾディアック)】の攻撃はヨゾラの予想以上であった

 

「グッ! 重い一撃だなッ!」

 

『マスター!』

 

「大丈夫だ、ユグは自分の強化に魔力を集中してくれ」

 

『…はい!』

 

ヨゾラは怯むことなく【光龍騎神の十二宮(サジット・アポロドラゴン・ゾディアック)】と【獅機龍神の十二宮(ストライクヴルム・レオ・ゾディアック)】に挑んで攻撃していくが二体は無傷そんな攻防がお互いに続き2日が経った。その間ヨゾラはずっと【光龍騎神の十二宮(サジット・アポロドラゴン・ゾディアック)】と【獅機龍神の十二宮(ストライクヴルム・レオ・ゾディアック)】と戦い続けいる

 

「くそ、これじゃ私が先に倒れてしまう…だったら! 『白銀龍凱装』!【天空の白銀(サンクチュアリ・クェーサー)天龍神(・エクリプスチェンジ)】【白銀魔神龍王の原初ノ大罪(サンクチュアリ・オリヘンアルマティア)】」

 

【Change 暴食なる大罪(ベルゼブブ)

 

「まずはお前からだ【獅機龍神の十二宮(ストライクヴルム・レオ・ゾディアック)】喰い尽くせ【ベル】【ブブ】」

 

ヨゾラは【真紅の赫天龍神帝(クリムゾン・ゴッド・アポカリプス)籠手(ギア)】に続き不完全な【神意の白銀魔神龍皇(サンクチュアリ・クェーサー・エクリプス)籠手(ギア)】の力を解放して【獅機龍神の十二宮(ストライクヴルム・レオ・ゾディアック)】にヨゾラが召喚?したドラゴンに食べさせた

 

「よし、体力や傷が治った。いくぞ?【光龍騎神の十二宮(サジット・アポロドラゴン・ゾディアック)】!」

 

そしてヨゾラはユグを待機状態に戻して【黒赭日輪閻魔刀(ヤマト)】【黒碧日輪喰魔(クウマ)】【黒紫日輪焔魔(エンマ)】を呼び桜の呼吸から真・剱の呼吸に切り替えすぐに呼吸ん整える

 

「(ヒュゥゥスゥゥゥッ!)全集中!! 真・剱の呼吸 弌刀龍 肆ノ型【月鏡輪天・時喰】」

 

「ガァアアァアァァァァアアァァァッ!!?」

 

すると、【光龍騎神の十二宮(サジット・アポロドラゴン・ゾディアック)】はヨゾラによって倒されたのだった─────が、最後のゾディアックである【光龍騎神の十二宮(サジット・アポロドラゴン・ゾディアック)】が倒されたことにより生まれた現象それがヨゾラが倒してきたゾディアックのシルシがサークル状に浮かび上がってきた【(蠍座)(蟹座)(水瓶座)(双子座)(魚座)(天秤座)(牡牛座)(山羊座)(牡羊座)(乙女座)(獅子座)(射手座)】でその真ん中から現れたのは──

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最悪の星座【蛇使い座】──【蛇皇神帝の十二宮(アスクレピオーズ・ゾディアック)】だった




光龍騎神の十二宮(サジット・アポロドラゴン・ゾディアック)
獅機龍神の十二宮(ストライクヴルム・レオ・ゾディアック)
それぞれバトスピのスピリットでたがその姿は醜くバーテックスのような口が大量ある


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62話 最後の十二宮の【蛇遣い座】

「う…そ…だろ?」

 

『マ、マスター逃げましょう!今の状態ではあいつには勝てません!』

 

「いや、ユグ逃げれるならもう逃げてるよ……」

 

『え?』

 

何故なら広範囲にわたり十二宮の紋章がサークル状に展開していてその紋章からヨゾラが倒したゾディアックたちが【蛇皇神帝の十二宮(アスクレピオーズ・ゾディアック)】によって召喚されたのだった

 

「……これは、いくら私でも……死ぬかな?」

 

『マスター!諦めては行けません!』

 

「ユグ、私は諦めるなんて言ってないよ、ただこれだけのゾディアックを相手にするにも逃げるにも部が悪すぎる。」

 

すると、ゾディアックたちがヨゾラに向かって攻撃してくるただ一体だけが残っていたそれは【光龍騎神の十二宮(サジット・アポロドラゴン・ゾディアック)】である。が、前の醜い姿の【光龍騎神の十二宮(サジット・アポロドラゴン・ゾディアック)】ではなく本来の姿なのか醜い口が無くなっている

 

「……どうして射手座だけ動かない?」

 

『マスター【光龍騎神の十二宮(サジット・アポロドラゴン・ゾディアック)】が動かないなら彼処から一度逃げるべきです!』

 

「そうだね…」

 

そうして、ヨゾラは浮き島を使い移動してくが逃してくれないのが【蛇皇神帝の十二宮(アスクレピオーズ・ゾディアック)】だった。ヨゾラは速度を上げていくが【蛇皇神帝の十二宮(アスクレピオーズ・ゾディアック)】は【光龍騎神の十二宮(サジット・アポロドラゴン・ゾディアック)】に攻撃の指示を出す、すると【光龍騎神の十二宮(サジット・アポロドラゴン・ゾディアック)】は弓を構えて矢をヨゾラに向けて放つ

 

「くそ!」

 

が、【光龍騎神の十二宮(サジット・アポロドラゴン・ゾディアック)】が放った矢はヨゾラを通り過ぎヨゾラの後ろにいる【蛇皇神帝の十二宮(アスクレピオーズ・ゾディアック)】の腕に直撃し粉砕した

 

「なっ!? なんで」

 

すると、【光龍騎神の十二宮(サジット・アポロドラゴン・ゾディアック)】が動きだし他のゾディアックを全部倒したそして【光龍騎神の十二宮(サジット・アポロドラゴン・ゾディアック)】はヨゾラを守るように覆っていた

 

「〈この姿で会うのは初めてじゃな。お主には感謝しておる妾をあやつらから解放してくれたことに〉」

 

「これは念話? なにが目的だ?」

 

「〈なに、妾と契約してくれればよい〉」

 

「契約?なんの」

 

「〈妾をお主の使い魔にして欲しいのじゃ〉」

 

光龍騎神の十二宮(サジット・アポロドラゴン・ゾディアック)】が言うには今いるゾディアックは仮の姿であり操られているのだと言う、その操っているのが【蛇遣い座】の【蛇皇神帝の十二宮(アスクレピオーズ・ゾディアック)】である。ゾディアックを解放するには【蛇皇神帝の十二宮(アスクレピオーズ・ゾディアック)】を倒すしか方法はない。どうして【光龍騎神の十二宮(サジット・アポロドラゴン・ゾディアック)】だけ解放されたかは本人にも分かっていないみたいである

 

「〈分かってくれたかのう?〉」

 

「そうだな、あなたと契約すればこの状況を乗り切れそうだし…わかった契約する」

 

「〈ふふ、はははははは!感謝するぞ、主様!〉」

 

そして、ヨゾラは【光龍騎神の十二宮(サジット・アポロドラゴン・ゾディアック)】と契約すると【光龍騎神の十二宮(サジット・アポロドラゴン・ゾディアック)】が黄金の光に包まれ姿を見せるとさっきとまた姿が変わっていた。

 

「す…すごい」

 

「〈さすがだのう、妾は【超龍(グラン・)神光騎龍(サジットヴルム)の十二宮神(・ゾディアックノヴァ)】となったのじゃ!〉」

 

「じゃぁいくよ、グラン!」

 

「〈うむ!主様〉」

 

そこからはヨゾラと【超龍(グラン・)神光騎龍(サジットヴルム)の十二宮神(・ゾディアックノヴァ)】の一人と一体による反撃が始まった。【蛇皇神帝の十二宮(アスクレピオーズ・ゾディアック)】はすぐさま他のゾディアックを復活させヨゾラを倒すように命じたがヨゾラはゾディアックたちの力が召喚するたび力が弱まっていることに気付き、ヨゾラは“無意識に”【全集中の呼吸"須佐之男"】と【全集中の呼吸"月読"】と【全集中の呼吸"天照"】の呼吸を同時に使う。するとヨゾラの体にある【痣】が大きく広がっていく、この時ヨゾラは半分以上意識が無かった

 

「(スゥコォォォヒュゥゥ!!)…【全集中の呼吸"天津神"】 真・剱の呼吸 弍刀龍 惨ノ型【一大・三千・大千・世界】」

 

そしてヨゾラは連戦続きでかなり疲労で立ったまま気絶していた。そして残りのゾディアックがヨゾラに攻撃しようとし気絶したヨゾラを『夜刀神』が庇うようにしてヨゾラの前に立つが【蛇皇神帝の十二宮(アスクレピオーズ・ゾディアック)】の攻撃により腕や顔、脚が破壊されてしまう

 

「…………ッ『夜刀神』!!」

 

と、意識のないヨゾラから大量の死ぬ気の炎と魔力が溢れだし【全集中の呼吸"天津神"】を持続させ、残っているゾディアックを根絶やしにし【超龍(グラン・)神光騎龍(サジットヴルム)の十二宮神(・ゾディアックノヴァ)】が戦っている【蛇皇神帝の十二宮(アスクレピオーズ・ゾディアック)】の元へかなりのスピードで向かった。

 

「〈?? 主様?!〉」

 

「フラフラ…フラフラ……(スゥコォォォヒュゥゥ!!)オワリ桜の呼吸 始ノ型【彼岸神桜・満開】零の呼吸【継ぎの纏桜】 桜の呼吸 終ノ型【彼岸神桜・散華】」

 

ヨゾラは桜の呼吸をフルに使い【蛇皇神帝の十二宮(アスクレピオーズ・ゾディアック)】を斬り刻んだ。すべとのゾディアックは討伐された。そして力尽きたヨゾラは【|超龍神光騎龍の十二宮神《グラン・サジットヴルム・ゾディアックノヴァ》】の手の中で眠ってしまい【グラン】はアルハザードに戻りヨゾラ回復ポットで回復している。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しかし、この時は誰も分からなかった【蛇皇神帝の十二宮(アスクレピオーズ・ゾディアック)】の核が分離し虚数空間の更に奥へと潜り更なる脅威になることに




蛇皇神帝の十二宮(アスクレピオーズ・ゾディアック)
バトスピのスピリットでたがその姿は醜くバーテックスのような口が大量ある


超龍(グラン・)神光騎龍(サジットヴルム)の十二宮神(・ゾディアックノヴァ)
バトスピのスピリットで姿は【サジットヴルム・ノヴァ】に【グラン・サジットヴルム・ノヴァ】(武器と翼)を足した感じ

桜の呼吸 零の呼吸【継ぎの纏桜】(つぎのまといさくら)
壱ノ型【寒緋桜・舞姫】の呼吸を継ぎ、次に使う呼吸と合わせる呼吸法である

桜の呼吸 壱ノ型【寒緋桜・舞姫】(かんひざくら・まいひめ)
舞を舞うように相手に斬り込み斬りつける回避と攻撃を兼ね備えた技、舞えば舞うほど力が増し威力が上がり。【寒緋桜・舞姫】を続ければ継続される他の技も同時に使える


桜の呼吸 始ノ型【彼岸神桜・満開】(ひがんかみざくら・まんかい)
花の呼吸【彼岸朱眼】の強化版で全身を超強化することが出来る。壱ノ型【寒緋桜・舞姫】と会わせればかなりの力が出る。

桜の呼吸 終ノ型【彼岸神桜・散華】(ひがんかみざくら・さんか)
『神吸』壱華から伍華を繋げて繰り出す技。ダメージを受け続けるとそのダメージ分だけ力を増すが使用者には“諸刃の剱”


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63話 過去の家族と現在の家族

ヨゾラが全てのゾディアックを倒し【射手座】である【光龍騎神の十二宮(サジット・アポロドラゴン・ゾディアック)】と使い魔の契約し進化させ【超龍(グラン・)神光騎龍(サジットヴルム)の十二宮神(・ゾディアックノヴァ)】となった。名は【グラン】と名付けた。そんなヨゾラは過激するぎる戦闘の過労と桜の呼吸 終ノ型【彼岸神桜・散華】による効果で体に大きな負荷が掛かり限界を越えてしまったのだ

 

『……マスター』

 

「ユグさん、まだもあなたの修理は済んで居ないのですよ?ヨゾラ様が心配なのはわかっています。それにこのポットに入っていればすぐに治ります」

 

『ウーノさん。そうですね マスター頑張ってください』

 

そして、ユグはウーノと共にナノのいる研究所に向かった【グラン】はアルハザードの周囲2キロにかけて警戒に当たっている少しの変化やバーテックスを見つけたら迎撃するようにしている 

 

 

その頃眠っているヨゾラは自身の精神世界である夢を見ていた。

 

 

ヨゾラside

 

ここはどこだろう?またエデンさんやユエさんと会えるのかな?でも二人は消えてしまっている。そしてヨゾラが目を開けるとそこには

 

「あら、起きたのね おはようヨーくん」

 

「え? あ、あの」

 

「ふふ、どうしたの?ヨーくん」

 

この人は誰だろう?でも私はこの人を知っている、あぁこの人は私の“本当の母親”だ。でもなんで私はこの人のことは全く覚えていないそれもそうだ私は物心つく前に両親は殺されているからだ

 

「ヨーゾーラー!」ダキッ

 

「うわっ!?」

 

後ろから激しい衝撃により倒れてしまう。私が後ろを見るとニコニコしている私と少し年上ぽい女の人だった。何処と無くユエさんに似ているような気がする。そしてこの女の人は私の姉だそうだ。母曰く私のことが好きらしい母曰く姉はブラコンらしい。なんかヴィヴィオみたいだな

 

「お母さん、お姉ちゃん どうしたらここから出れるの?」

 

「「………」」

 

「ヨーくんはここから出たいの?私たちと一緒にいるのはいや?」

 

「ううん、私もね本当のお母さんやお姉ちゃんに会えて嬉しかったよ?まだお父さんには会えてないけどね…アハハ」

 

「そう…なのね……ヨーくんここに呼んだのはヨーくんのお父さんなの……じゃぁ私は先に行くわね。ヨーくん私はあなたをいつまでも愛してるわ…ずっと……ずっとね。」

 

「ヨゾラ、私もあなたに会えてよかったよ…私の大切で愛しい弟…愛してるよヨゾラ! この先でお父さんが待ってるよ行ってあげて」

 

「「さよなら、私たちの愛しいヨゾラ……元気でね」」

 

そう言い、母と姉が消えると少し先に扉が現れてその扉を開くとそこのは私と似た【痣】のある男の人だった。でもその姿には見に覚えがあった何故ならその男の人は、ベルカ時代前期から後期までにかけて生きた最強の侍【日之神】がそこにいた

 

「来たか……」

 

「なぜ、あなたが……いやそんなことよりあなたが私のお父さん?」

 

「あぁ、そうだ」

 

「いったいどうゆうこと…」

 

私が【日之神】……お父さんにそう聞くと父はある日時空の裂け目に吸い込まれベルカ時代に飛ばされたそう元々お父さんは先祖代々受け継がれている呼吸があったそれが【全集中の呼吸】だそうだ。お父さんが使うのは【日の呼吸】故に【日之神】と呼ばれていたそうだ。無論お父さんも【全集中の呼吸"須佐之男"】【全集中の呼吸"月読"】【全集中の呼吸"天照"】【全集中の呼吸"天津神"】を使っていた。でも、私は最初は死ぬ気の炎を使いながらだけどお父さんは生身で使っている

 

「それをこれから教える」

 

「え!?」

 

「これを完璧に覚えろ。まだ脅威は去っていない………生きたければ救いたければ刀をとれ」

 

それから、私はお父さんに呼吸について教わった。まずは呼吸法を一から教わり【剱の呼吸】と【桜の呼吸】の攻撃の癖をすべて治して今より更に肺を鍛えた最後はお父さんとの戦闘で【剱の呼吸】や【桜の呼吸】の熟練土を上げた。そこから何日たっただろうか?私はお父さんに【全集中の呼吸"須佐之男"】【全集中の呼吸"月読"】【全集中の呼吸"天照"】【全集中の呼吸"天津神"】を教わることになるんだけど

 

「ヨゾラこれをで私から教えることはない」

 

「え!?ちょっお父さん!なんで」

 

「ヨゾラ、お前はもう【神吸】のコツは掴んであるはずだ。それに今のヨゾラならできるさ」

 

すると、お父さんは段々薄れていく

 

「ヨゾラ、母さんやお姉ちゃんも言ってたと思うが私たちはお前を愛してる…元気でな」 

 

「……うん、ありがと みんな」

 

そして、私の意識も段々薄まって行き目が覚めると回復ポットの中にいた。

 

 

ヨゾラside out

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エーヴァーガーデン家

 

 

「あら?ここは、私確かベッドで寝てたはず…」

 

「はじめましてですね、ユーフィミア・エーヴァーガーデンさん」

 

「ヨルくん?じゃないわね あなたは?」

 

「私は【マヒル・E・アルハザード】と申します。ヨーくん──ヨゾラは実の母です」

 

「っ!?」

 

「私には時間がありません、単刀直入に申します。ヨーくんをよろしくお願いいたします」

 

「え? てっきり、ヨルくんを……」

 

「フルフル)私はすでに死んでいる身です。どうか……どうかヨーくんをよろしくお願いいたします」

 

「はい、任せてください!ヨルくんはもう私の息子同然です!」

 

「よかったです」

 

そしてマヒルはユーフィミアの目の前から消えユーフィミアは目覚ますとすでに朝で夢のことをディアーチェたちに話すとディアーチェたちもヨゾラの姉を名乗る【アサヒ・E・アルハザード】と話していてユーフィミア同様ヨゾラのことを頼まれたそう。そしてこの時エーヴァーガーデン家のみんなはヨゾラの帰りを楽しみに待っているのだった。



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64話 一時の休息

ヨゾラが夢の中で過去の家族と出会いそこで驚き真実それは父があの【日之神】だったこと、そしてその【日之神】に鍛えてもらいヨゾラはまた強くなった。それも【日之神】を越えるほどに

 

「ここは……アルハザード」

 

「お目覚めですか?ヨゾラ様」

 

「ウーノ?どうして私は回復ポットにいるの?確か【蛇皇神帝の十二宮(アスクレピオーズ・ゾディアック)】と戦ってそれから……」

 

「それからヨゾラ様はこれまでの戦いの傷と疲労で倒れたのです。ここに連れてきたのはグラン様です」

 

「グランが……私が寝てどれぐらいたった?」

 

「3日です。ヨゾラ様のお陰でアルハザードは完全に修復が完了しています。今まで以上の仕上がりです、これでアルハザードは未来永劫壊されることはないかと…」

 

「そっか、よかった……ウーノ、みんなを集めてくれ私はまだ回復ポットから出るわけにはいかないらしい」

 

「かしこまりました」

 

そして、ヨゾラはウーノに各エリアの統率者を集めるように指示し念話でグランに小さくなるように言い王宮に来るようにいった。ヨゾラはみんなが集まりヨゾラが見た夢のことを少し省きながら話まだ大きな脅威がいることを話した。みんなはヨゾラが嘘をつく人間では無いことを知っているため、ヨゾラの指示にしたがい最善の準備をし備えることにした

 

「ウーノ、とりあえずこの先に多くの浮き島があるエリアに移動して紛れよういつ現れるかわからないけど。ここは何もないから危ない」

 

「かしこまりました。」

 

「ねぇ、ウーノこんなときに言うことでは無いのだけれどウーノも私がミッドチルダに戻る時一緒に来てくれない?ウーノがいれば色々と作業が進むしアルハザードのこともわかるから」

 

「……いいのですか?あちらでは私は犯罪者ですよ?」

 

「記憶を消されてたからだよね?」

 

「他の妹たちが来るかも知れませんよ?」

 

「その時はその時だよ」

 

「……私でいいんですか?」

 

「うん!」ニコッ

 

「////// かしこまりました//」マッカ

 

それから、ヨゾラはまた回復ポットの中で眠りのつき体力や傷を元に戻すことに専念する。それから数日後ヨゾラは完治し鈍った体を動かすべくトレーニングを初めていた

 

「スゥゥフゥゥ!!)よし! 【全集中の呼吸・神吸"天津神"】」

 

と、ヨゾラの体にある【痣】が大きく広がっていく。【全集中の呼吸・神吸"天津神"】は全身体能力をかなり向上させることができる呼吸法であるヨゾラの父はこれを最低でも一週間続けることが出来る、ヨゾラはまた半日が限界である。最後のゾディアックの攻撃はまだ先に成ると父が言っていた、だから最低でも2日か3日は続けるようにはしたいとヨゾラは考えている。目覚めてからは父である【日之神】に教えられたトレーニングをして更に肺を鍛え呼吸と剣術を磨く。ヨゾラは武の天才基礎を教わったヨゾラはそれを自身に合うように工夫してトレーニングしていると、ヨゾラは【全集中の呼吸・神吸】を日之神と同じ一週間を迎えるが呼吸は途切れない

 

「できた……!これなら…行ける!」

 

そして、ヨゾラは最後のゾディアックとの決戦の準備ができた………が、最後のゾディアックはヨゾラが呼吸を完成させるまで、待っていたのだった




【全集中の呼吸・神吸"天津神"】は普通の【全集中の呼吸・"天津神"】と違い技の威力や身体能力が爆発的に上がる。
【全集中の呼吸・“天津神"】が100倍なら
【全集中の呼吸・神吸"天津神"】は1000倍位まで上がる



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65話 絶望と恐怖のゾディアック

「っ!?」

 

ヨゾラがこの時感じた気配と威圧感は【絶望】と【恐怖】だった、それもヨゾラだけに向けられている強烈で濃厚な殺気。ヨゾラは同時に思った“こいつを野放しにしてはいけない”とそしてヨゾラもゾディアックに向け同等以上の殺気と【魔神王の覇神色】を放つ

 

「ウーノ!ナノ!バリアの強度を最大まで上げてここから離脱して!出来るだけ遠くに!」

 

「それではヨゾラ様が!!」

 

「いいから、ウーノお願い──」

 

「っ!? …かしこまりました」

 

そういい、ヨゾラは最後のゾディアックの元へウーノはヨゾラの逆方向へ離脱する。この時ヨゾラは覚悟していたもしかしたらここで死ぬかも知れないとだとしたらユグだけは母である【ユーフェミア・エヴァーガーデン】の元へと送りたいと……

 

「……ううん、私は生きて帰るんだ!あの日だまりのような場所に!!」

 

 

エヴァーガーデン家で

 

パリーン!

「大丈夫ですか!?お母様」

 

「えぇ、でもヨルくんカップ落としちゃったわ」

 

「あっ、これお兄様が大事にしてた…」

 

「……ヨルくん…」

 

戻って虚数空間では。ヨゾラがゾディアックと闘っていたそれは今まで闘ってきたどのゾディアックよりも強く─固く─速い─攻撃も鋭く─強烈だ

 

「グッ!まだまだぁぁ!」

 

ヨゾラは自身の魔力を死ぬ気の炎に変換させ夜の炎で【黒赭日輪閻魔刀(ヤマト)】【黒碧日輪喰魔(クウマ)】【黒紫日輪焔魔(エンマ)】を取りだし万力の力で柄を握り赭灼刀にして。最後のゾディアック───【魔星天神の十二宮神(デスペリア・ゾディアック・ロスト)】に向かっていく

 

「シィィフゥゥゥ!!)真・剱の呼吸 弌刀龍 肆ノ型【月鏡輪天・時喰】!」

 

「〈何故、抗う人間 何故わからん貴様では今の我には勝てん〉」

 

「っ!? これは念話。そうかお前がゾディアックたちを操っているのか」

 

「〈操る?違う 元々ゾディアックは我自身だった。また一つになったのだ!我これより地上界に行き人間を蹂躙する!それに人間はいい養分となる〉」

 

「養分だと?」

 

「〈そうだ、我は太古の昔から人間を喰い続けて来た!人間の怯え・恐怖・裏切りそして絶望を見るのが何より面白い!〉」

 

と、【魔星天神の十二宮神(デスペリア・ゾディアック・ロスト)】は笑いながら語った、楽しそうに──嬉しそうに─嘲笑う

 

「ふざけるなぁぁぁぁ!!!お前の欲のために人は生まれてきたのではない!!(シィィフゥゥゥ!!)全集中!真・剱の呼吸 無限刀 終ノ型【千月無境・龍星】!!」

 

「〈小癪な!〉」

 

魔星天神の十二宮神(デスペリア・ゾディアック・ロスト)】も負けずに強大なブレスをヨゾラに向かい放つがヨゾラの【千月無境・龍星】によりヨゾラ自身に来るダメージ半分までは押さえられた。ただし【魔星天神の十二宮神(デスペリア・ゾディアック・ロスト)】は諸に食らうが………

 

「〈フハ、フハハハハハハハハハハハハハハハ!!!! そんな物か!人間!!〉」

 

無傷であった。

 

「〈死ね!!!哀れな人間!!〉」

 

ヨゾラは最大の力を使い放った技を使うが【魔星天神の十二宮神(デスペリア・ゾディアック・ロスト)】には届かず、疲労と激しい痛みに隙ができてしまったそれを見逃さなかった【魔星天神の十二宮神(デスペリア・ゾディアック・ロスト)】は自身の力で作られた無数の剣をヨゾラに向け放ちヨゾラは無残にも複数の剣に串刺しとなった。【魔星天神の十二宮神(デスペリア・ゾディアック・ロスト)】はヨゾラを通り過ぎていく

 

「ガハッ! グッ)ま、待……て…」バタッ

 

ヨゾラはそのまま倒れてしまった。そしてヨゾラは暗い…暗い空間にいただけど点々と光が見える。欠片のような光が──そしてヨゾラ前に死ぬ気の炎を纏っている白銀の狐がいてその狐から声が聞こえた

 

「諦めるのですか?」と



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66話 【終焉狐之世界虹涙(フィーネヴェルト・イーリスクライ)

「諦めるのですか?」

 

「…違う。敗けを認めるだけ」

 

「それを諦めと言うのです。あなた様はそれで良いのですか?あなた様のレプリロイド()や信頼してくれているレプリロイド()たちが居るのでしょ?ならば立ってください──立ちなさい!【ヨゾラ・E・アルハザード】!」

 

「っ! グッゥゥ オォォ」

 

ヨゾラは精神世界から現実へと意識を戻し立ち上がり自身の体に刺さってある剣を抜き取りながらも声が聞こえる

 

「アルハザードの未来のために…自分を味わったことを他の者に味わわせないために…あなた様は(つるぎ)を掲げたのしょ?生まれに関わらずその能力に値する活躍を約束される国を……世界を……それを作るのでしょ?あなた様は【虹王:エデン・イーリス・エーヴェルヴイン】の力を継承し【魔神王:ユティエア・E・アルハザード】の力を受け継いでいます。お二人の想い(願い)を叶えてください!あなた様の望む願い(未来)を!!」

 

「うぉぉ──うぉぉぉぉおおぉぉおぉぉぉおおぉぉっ!!!【魔星天神の十二宮神(デスペリア・ゾディアック・ロスト)】!私には叶えればならない想い(願い)がある!」

 

ヨゾラから今までに無いほどの膨大すぎる魔力と死ぬ気の炎が溢れ出していた。そしてその膨大な魔力は死ぬ気の炎に変換される、するとうっすらヨゾラの横に死ぬ気の炎を纏っている白銀の狐がいるが【魔星天神の十二宮神(デスペリア・ゾディアック・ロスト)】には見えていない

 

「〈っ!? 戯れ言を!!散れ!人間がぁぁぁぁぁ!!〉」

 

「……行こう共に…!【終焉狐之世界虹涙(フィーネヴェルト・イーリスクライ)】!ロストユニゾン・イン!」

 

すると、うっすら見えていた死ぬ気の炎を纏っている白銀の狐が完全に姿を現した、そしてその白銀の狐と融合(ユニゾン)しヨゾラの姿が変わる虹色の瞳に右目には虹色の死ぬ気の炎。服装は黒の和服に紅の帯、背中には桜の花びらがあり足の所には赤い雲がある。フード付きの白い羽織そして首には西洋龍が巻き付いている。両腕と両脚には【真紅の赫天龍神帝(クリムゾン・ゴッド・アポカリプス)籠手(ギア)】【神意の白銀魔神龍皇(サンクチュアリ・クェーサー・エクリプス)籠手(ギア)】尾の数は二十四尾は全部死ぬ気の炎を纏っている。

 

「〈何だ!何なのだ!!貴様は!!〉」

 

「私は私だ。他の誰でもない!私は【ヨゾラ・E(イーリス)・アルハザード】アルハザードの王であり二人の王の想いと願いを繋ぐために!私は負けられない!!」

 

「〈想い?願い?そんなものが何になる!!〉」

 

「……そうか、お前も私と同じだったんだね。」

 

「〈うるさい!!うるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさい!!!〉」

 

「今の私ならわかる。私とお前は似てる。だから楽にしてあげる」

 

そして、ヨゾラは呼吸を整え再び【全集中の呼吸・神吸“天津神”】に【真・剱の呼吸】を使う

 

「スゥコォォォヒュゥゥ!!)極限集中・『神吸』真・剱の呼吸 無限刀 終ノ型・終焉【無限月境・龍篶】!!」

 

「〈っ!? ガァァァァアアァァァアァァアァァ!?!〉」

 

ヨゾラが放った技が【魔星天神の十二宮神(デスペリア・ゾディアック・ロスト)】の頑丈皮膚を斬り裂き真っ二つになり【魔星天神の十二宮神(デスペリア・ゾディアック・ロスト)】は段々光の粒子に変わっていく、そしてヨゾラも元の姿に戻ると全魔力と死ぬ気の炎を使ったことによる疲労と蓄積された傷により力が入らない

 

「〈わ、我が…負ける……負け────ならば!只では死ななぬ!!〉」

 

「なっ!?」

 

すると、【魔星天神の十二宮神(デスペリア・ゾディアック・ロスト)】は魔力を超圧縮し【魔星天神の十二宮神(デスペリア・ゾディアック・ロスト)】の光の粒子が完全に消えたと同時に超爆発が起きる

 

『マ…(ザザ)……ター!(ザザ)早……こ…(ザザ)場……から(ザザ)……離…を……(ザザ)!!』

 

「あれが…爆発…すれば……この虚…数空間…でも…持たな…い!お願いだ【終焉狐之世界虹涙(フィーネヴェルト・イーリスクライ)】!力を貸してくれ!」

 

『無論です、主様』

 

そして、ユグは破損しヨゾラは一瞬だけ【終焉狐之世界虹涙(フィーネヴェルト・イーリスクライ)】とユニゾンし超爆発が起きる前に【真・死ぬ気の零地点突破・初代(ファースト)エディション極】で魔力を吸い付くす空っぽの魔力と死ぬ気の炎がキャパオーバーする程の魔力量にヨゾラの体が張り裂けそうだったがキャパオーバーしたなら上限を上げればいいと

 

『【無限赭龍王の次元執行(インフィニティ・クリムゾン・シフト)】』

 

「ハァ……ハァ……ありがとう」バタッ

 

それから、力を使い果たしたヨゾラとユグはウーノたちに回収され、またヨゾラは回復生体ポットにユグはアルハザードの研究室にいるナノのもとへ渡された。そして最後のゾディアックである【魔星天神の十二宮神(デスペリア・ゾディアック・ロスト)】が倒されたことにより十二宮の星座たちはアルハザードの守り神として居てくれることになった。ヨゾラも数週間後には目を覚ました、だが何故か右目の眼球だけが治らずにいて虹の死ぬ気の炎が漏れていた至急眼帯を用意するが近づけるとすぐに燃えて灰になってしまう。なのでヨゾラのデバイスであるユグの待機状態をイヤリングから眼帯*1に変更した

 

「見えてる。眼球ないのに…あぁこれが【フィーネ】の言っていたことかな?」

 

それは最後にフィーネこと【終焉狐之世界虹涙(フィーネヴェルト・イーリスクライ)】とユニゾンした時に言っていたことそれは

 

『私とユニゾンするとあることが起こります。一つ私は主様が死ぬまで主様の中で生き続けます。二つ代償として体の何処かが異常をきたします。三つ主様が望めばいつでも私とのユニゾンは可能です。最後は私の能力が使えます。これら全ては前の主であるエデン様も使えなかったものですエデン様は私の力の半分も引き出せませんでしたから』

 

と、言っていた。そしてヨゾラがアルハザードに来て167年が経ちあと一年でヨゾラはミッドミルダに帰ることとなる

 

「あぁ、長かったなぁいろんなことがあったあっちではまだ6日目でこっちでは167年経ってるなんて…まぁ私が言い出したことなんだけどね」

 

『後悔してるんですか?マスター』

 

「そんなわけないよ、私がここに来て後悔したことなんてないよ。ユエさんの想いは達成したしエデンさんの願いは難しそうだけどね」フフ

 

『大丈夫ですよ、マスターなら!』

 

「さて、あと一年はのんびり楽しく暮らそうか!!」

 

 

 

 

ヨゾラ帰還まであと1年

*1
亡国のアキトの時のルルーシュの眼球




無限赭龍王の次元執行(インフィニティ・クリムゾン・シフト)
力が一定の量、減るとあらゆる力(死炎・魔力・生命力・体力)を元に戻しす※ヨゾラの全体の10%になると自動発動
無限は力の塊である【真紅の赫天龍神帝(クリムゾン・ゴッド・アポカリプス)籠手(ギア)】の極致である


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67話 おかえりとただいま

ヨゾラは宣言通りのんびり暮らしていた、それはもうのんびりとしている。なぜなら皆が動かしてくれないからである

ヨゾラはアルハザードに来てからはずっと闘い続きで休めることがなかったなのでユグとウーノを筆頭にヨゾラのお世話を複数のメイド型レプリロイドを作り出し掃除や着替え、ご飯を全てメイド型レプリロイドがしている

 

「ご主人様、お飲み物のおかわりはいかがですか?」

 

「ううん、大丈夫だよ。ありがとう」

 

「いえ、ご主人様に尽くすことが我々メイド隊の使命ですから!!」

 

「うん、君たちが来てからいろいろと楽になったよ。だから、ありがとうだよ」

 

「こちらこそありがとうございます。」

 

「君もゆっくりしててね、また用があれば呼ぶよ」

 

「かしこまりました」ペコリ

 

そして、メイドがヨゾラの部屋から出たあとヨゾラは部屋の中で少し動いて見ると少しだけ違和感があったそれは【無の呼吸】に少しだけズレがでること、剣術の方はそんなこともなく不思議に思っているとユグが

 

『マスターは前より遥かに強くなっていますから、それに【剱の呼吸】と【桜の呼吸】と呼吸の使用が違う【無の呼吸】にズレが生じるのは無理もありません』

 

「ズレ…か、だったら【無の呼吸】をまた一から鍛え直そうか」

 

そして、ヨゾラは部屋を出ることはまだ許されていたないので部屋の中ですることにした、ヨゾラのいる部屋はかなり大きいので問題ない一応部屋の中全体に死ぬ気の炎を巡らせるまずは【雷】の特性“硬化”で部屋の強度をあげそれを【時】の特性“時間”固定し【永久】の特性“永劫”で永遠にしそれを【海】の特性の“圧縮”で死ぬ気の炎を重ね最後に【大空】の特性“調和”で馴染ませる。

 

「ふぅ、これでいいかな?」

 

『はい、ムラなく全体に死ぬ気の炎が巡っています』

 

そして、ヨゾラは【無の呼吸】のズレを直すべく【無の呼吸】を一から鍛える、ヨゾラはいろいろな呼吸法を試しては工夫し試しては工夫の繰り返しで探り探りしていた。そしてやっと【無の呼吸】のズレが無くなった。

 

「コォォォォ!!)無の呼吸 肆ノ型【無天海星】」

 

すると、練習台の木の人形が粉々に粉砕されてしまった。それはもう盛大に粉砕したそれに踏み込んだ脚も小さなクレーターができていたがすぐに死ぬ気の炎がそれを修正するように元に戻っていった

 

「うん、これで大丈夫だね」

 

『はい、それどころか反応速度や初撃の威力が上回っていますし初撃からの二撃目もスムーズでした』

 

「うん、これも私を支えてくれた人たちのお陰だね!」

 

『はい! では、マスターお休みください』

 

「え?」

 

『今のマスターは休養中なのですよ?』

 

「え?でもさっきは止めなかったよね!?」

 

『さっきはさっき 今は今です!!』

 

と、ユグはすぐにメイド隊を呼び寄せヨゾラのお世話をするようにいいユグは最終調整の為ナノの元の運ばれた。それからはずっとヨゾラはのんびりさせられていた。

 

 

 

そして、早一年が経ちヨゾラはミッドミルダに帰る時期になった、ヨゾラを見送るために統率者の全員が来ていた

 

「ノア、君には始めたここに来た時からずっと助けられたね、ありがとう」

 

「いえ、私も我が主(マイ・マスター)のお役立てたのなら嬉しいです」

 

「ミラには刀と『夜刀神』の調整や強化や“改造”を沢山してくれてありがとう」

 

「はいなのです!私も楽しかったのです!」

 

「ナノはユグの調整やアルハザードの攻撃面を固めたくれたナノが居なかったらアルハザードはもっとひどい状態になって居たと思うよ」

 

「ふふ、それが私の務めなのよ?当たり前じゃない!」

 

「ロストはアルハザードの防御面を担ってくれた最後の闘いの時もロストの魔法障壁があったから皆が無事だったありがとう」

 

「ううん!それは王様が居たからだよ!皆が無事だったのは王様がいっぱいいっぱい戦ってくれたからだよ!こちらこそありがとうだよ!王様!」

 

「……そっか」

 

ヨゾラは一人一人にお礼をいい『夜刀神』を呼び空間を斬り裂いた

 

「私はまたここに……アルハザードに帰ってくる!だからそれまで待っててねみんな」

 

『はい/はいなのです!/えぇ/うん』

 

そうして、ヨゾラは空間を潜りヨゾラがアルハザードに初めていった所に戻ってきた。

 

「行こうか、ウーノ」

 

「……はい」

 

「どうかした?」

 

「…前にもいいましたが…私はこのミッドミルダでは犯罪者です。そんな私がヨゾラ様の元にいて本当にいいのかと…」

 

「それこそ私も前にもいったけど、私や私の家族はそんなこと気にしない、ウーノを犯罪者呼ばわりするやつは私が許さないだからウーノは堂々としていればいいよ」

 

「っ! ありがとう…ございますッ」

 

そして、ヨゾラとウーノはユーフィミアたちが待つ家向かって歩いて向かい数十分後には家の前まで来ていた

 

「なんだか懐かしい…こっちでは一週間しか経ってないもんね」

 

ヨゾラは家に入りリビングのドアを開けるとみんながリビングにいていつも通りの風景だった

 

「おかえり、ヨルくん!」

 

「ただいま、お母さん」



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惑星エルトリア編
68話 久しぶりの日常


ヨゾラが一週間の修行から帰ってきた日の翌日、どこで何をしてたか聞かれた特にヨゾラの右目の眼帯については家族みんなが大騒ぎだった。ヨゾラは修行……アルハザードのことは言わず内容も内緒といい眼帯のことは修行中に人助けをしておった傷と嘘をついた。アルハザードのことを知っているのはテスタロッサ家だけである。そしてヨゾラは一週間ぶり……いや、168年ぶりの学校に向かった。

 

「ウーノ、通学途中にインフォニット・ジムを通るから案内するよ、もうリアスさんに伝えているから」

 

「かしこまりました、ヨゾラ様 ありがとうございます」

 

「それなら、我らも共に行こう」

 

「そうですね」

 

「いくぞー!」

 

そうして、ヨゾラとウーノ、ディアーチェ、シュテル、レヴィは一緒に外に出ていったなぜディアーチェたちかヨゾラたちと一緒に出たのかと言うとウーノを見極めためである、ウーノはヨゾラの大嫌いな戦闘機人であるとディアーチェたちは思っている実際はアルハザードで作られた王宮の統率者【ラプラス・ウーノ】で戦闘機人【No.(ウーノ)】ではない。

 

「そうだ、ウーノもしかしたらナンバーズの奴らがここに来るかもしれないからその時は“力”を使っても構わないよ」

 

「分かりました」

 

この会話を聞いていたシュテルは思った彼女は戦闘機人ではないと彼女はもっと特別な”何か“である。

 

「ディアーチェ彼女は問題ないないかと」

 

「どうして、そう思うのだ?やつは戦闘機人なのだろ?」

 

「私もそう思っていましたが、ヨゾラが戦闘機人に対してあんな笑顔で話をしていることがありましたか?」

 

「いや、ないな」

 

「じゃぁウーノって何者?その戦闘機人じゃぁないんでしょ?人間?」

 

と、ディアーチェ、シュテル、レヴィの三人がしゃべっているとすでにインフォニット・ジムについていた。ウーノもリアスと中に入り秘書の仕事をリアスに教えてもらっている。元はリアスが秘書をしていたのだが最近会員者が増えリアス一人じゃ厳しいと思いウーノを二人目秘書として迎え入れたリアスも喜んでいた。そしてヨゾラはクラスに来ていた

 

「おはよ、アインハルト」

 

「おはようござ…い…ます……って、どうしたんですか!?その右目!」

 

アインハルトの声にクラスのみんながヨゾラの右目を見ていた、原因はヨゾラの右目の眼帯であるするとクラスのみんながヨゾラを囲うように責めより心配していたヨゾラはクラスのマスコット兼超人気者である。そんな人物が眼帯をしてるとなると心配のもなるのだがみな過保護である、そんなみんなを落ち着かせ端的に嘘の説明をした納得した皆はヨゾラから離れて行った

 

「はぁ、来たばっかりなのに疲れた……」

 

「あはは、仕方ないよ。ヨゾラくんがそんな姿できたら」

 

「ユミナさん おはよ」

 

「うん!おはよ!」

 

それから、授業を受けるがヨゾラはつまらなかった。アルハザードの最後の一年でウーノに勉強を教えてもらっていて今ヨゾラが学校でしている範囲はすでに終わっていたそれは放課後まで続きヨゾラはぐったりとしていた

 

「大丈夫ですか?ヨゾラさんなんだかぐったりしてましたが?なにかわからないことでも?」

 

「ううん、大丈夫だよただ授業が詰まんなくて今やっている範囲教えてもらったから」

 

「そ、そうだったんですね」「……あはは」

 

ヨゾラはアインハルトとユミナと話しながら学校を出ようとすると前にヴィヴィオたちがいた。ヨゾラはヴィヴィオを驚かすため気配を完全に消し足音もなくしヴィヴィオの後ろに立つその行動にアインハルトとユミナは驚きを隠せなかった。そしてヨゾラはヴィヴィオの目を隠した

 

「だぁ~れだ」

 

「お兄ちゃん!!」

 

「即答だね、」

 

「当たり前だよ!!お兄ちゃんだもん!おか…え…り……」

 

「ん?」

 

すると、ヴィヴィオは目を見開いてヨゾラの顔を見ていた。そうヨゾラの眼帯であるヴィヴィオはプルプルと震えながらヨゾラを涙目で問い詰めたヨゾラはヴィヴィオの勢いに押され嘘と少しの本当を交えヴィヴィオに話したヴィヴィオは納得したようにヨゾラから離れるがすぐにヨゾラの腕に抱きついていた。コロナもそれに乗じてヨゾラに抱きつきユミナもヨゾラの背中に抱きつく

 

「え?!ちょっと!」

 

「「「えへへへ」」」

 

そうして、ヨゾラはコロナを連れてインフォニット・ジムに向かい久しぶりにコロナの成長を見ることにした



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69話 成長

ヨゾラside

 

私はコロナの成長を確認をするためインフォニット・ジムに来ていた

 

「あのヨゾラさんここは?」

 

「ここは私が作った私専用の地下トレーニングルームだよ、あっ安心してね私のレアスキルの【死炎】でこの空間を固定してるから崩れることはないし地上に魔力が溢れることもないよ」

 

「は、はい!」

 

「それじゃコロナ 君の【機巧魔神(アスラ・キーナ)】を見せてくれ!」

 

「はい!来て【爛覇璃(ランセルド)】!」

 

「へぇすごいじゃないか!」

 

今までのコロナは【機巧魔神(アスラ・キーナ)】である【爛覇璃(ランセルド)】の腕だけしか出せなかったが今は全身を操れている。しかし私は少し【爛覇璃(ランセルド)】を見て違和感が合った、それはなんだか前より細くなっていること肩の後ろからメカメカしい腕が生えていることそれに色も変わってる

 

「あっ、これは私が”こうならいいなぁ“って考えていたら【爛覇璃(ランセルド)】が”勝手に“影に引っ込んじゃって次呼んだ時のは……こうなってました」

 

「まさかコロナに見合うように自己進化したのか?【機巧魔神(アスラ・キーナ)】が?整備もなしに……コロナほかに変わったことは?」

 

「え?他ですか? えーと……あっ!私魔力量が上がりました!今はAAです!」

 

まさか【爛覇璃(ランセルド)】にも私の『夜刀神』同様の力が?でも私はクロウを融合させ【魔神相剋者(アスラ・クライン)】を越えた存在【慟哭する魔神の王(クライング・アスラ)】にしたでも【爛覇璃(ランセルド)】には使い魔はいない。じゃぁコロナになにか……まさか!?

 

「ゴライアスの使い魔として【爛覇璃(ランセルド)】に融合させたのか!?」

 

「え?え?どうゆうことですか?」

 

「あー、ごめんね。コロナよく聞いてくれ君の【爛覇璃(ランセルド)】は私の『夜刀神』と同じ【魔神相剋者(アスラ・クライン)】になっているみたいだ。コロナ 君の成長により【爛覇璃(ランセルド)】が君に合うように自身を改造したんだよ。とゆうよりこれが本来の姿になるのかな?」

 

「そうなんですか!?」

 

「うん、でも私はコロナがここまで成長してて嬉しいよ。それじゃそろそろやろうか!起きて『夜刀神』! 同じ【魔神相剋者(アスラ・クライン)】だ遠慮は要らないよ!」

 

すると、『夜刀神』から魔力が溢れやる気満々みたいだ。虚数空間では魔力無効だったし、あまり『夜刀神』自体使ってあげられなかったからね

 

 

ヨゾラout

 

 

コロナside

 

私は今、ヴィヴィオのお兄さんの【ヨゾラ・エヴァーガーデン】さんに私がどれだけ成長したか見てもらってます。ヨゾラさんは私の師匠であり同じゴーレム……【機巧魔神(アスラ・キーナ)】を扱う【演操者(ハンドラー)】です。

 

「いくよ!【爛覇璃(ランセルド)】!」

 

「『夜刀神』!」

 

ヨゾラさんの【機巧魔神(アスラ・キーナ)】で【魔神相剋者(アスラ・クライン)】の『夜刀神』と私の【爛覇璃(ランセルド)】激しくぶつかる、けど【爛覇璃(ランセルド)】はヨゾラさんの

魔神相剋者(アスラ・クライン)】に力負けする

 

「あっ!【爛覇璃(ランセルド)】!?」

 

 

コロナout

 

 

「まだ動きが良くないね!『夜刀神』!」

 

すると、ヨゾラの指示により『夜刀神』の腕から魔法陣が現れると手のひらには巨大な重力球が現れ、すこし冷気を帯びている

 

【闇より永き終焉より出でし――其は、科学の神王が裁きし創世】

【闇より永き練獄より出でし――其は、科学の魔神を越えし原初】

 

「さぁどうする?コロナ」

 

そして『夜刀神』から放たれた冷気ん帯びた重力球はコロナと【爛覇璃(ランセルド)】当たると思われていたが【爛覇璃(ランセルド)】がコロナの前に出て【爛覇璃(ランセルド)】の肩の後ろにあるメカメカしい腕から紅い波動が出てきた

 

「っ!? 力を半分も出してないとはいえ防がれるなんて……ふふ。さすが私の弟子だね」

 

「これは……」

 

「コロナよくここまで頑張ったね」ナデナデ

 

「あうぅ////あ、ありがとうございます///」

 

そこからはヨゾラがコロナに【機巧魔神(アスラ・キーナ)】の扱い方をみっちり教え込むことにした。そしてコロナには次の段階──【爛覇璃(ランセルド)】を”纏う“こと

 

「それってヨゾラさんがやってる…」

 

「そう、それが【魔神凱装】だよ。あの状態は直に【機巧魔神(アスラ・キーナ)】いや【魔神相剋者(アスラ・クライン)】の力をフルに引き出せるんだ」

 

「……フルに引き出せる…」

 

「んー?でも【爛覇璃(ランセルド)】はまだなにか足りないような気がする。だから翠晶(すいしょう)亜鉛華(あえんか)!」

 

ヨゾラは超超直感で【翠晶(すいしょう)】と【亜鉛華(あえんか)】を『夜刀神』に空間を開いてもらい取り出した。アルハザードでミラに『夜刀神』にある機能をつけてもらった、それが【”調律“】だ。このシステムを考えてくれたミラとロストのお陰である、ヨゾラは調律を使い【爛覇璃(ランセルド)】に【翠晶(すいしょう)】と【亜鉛華(あえんか)】を融合させると【爛覇璃(ランセルド)】から深紅と黄金の光に包まれ光が収まると【爛覇璃(ランセルド)】はコロナの影の中に入って行った

 

「…まさか、正解だったなんて。コロナ一週間は【爛覇璃(ランセルド)】は使いないかも知れないけどよろしくね」

 

「はい」

 

そうして、ヨゾラはコロナから【学院際】は何をするかと聞かれたがヨゾラはなにをするか聞いていない。それもそうだヨゾラは一週間学校に来ていなかったそれに学院際があるなんて知りもしなかった。たぶんアインハルトもユミナも伝えて忘れていたのだろう。コロナたちは喫茶店をするみたいだちなみにアインハルトはアームレスリングだそう

 

「んー、それじゃ私は……あれをやろうかな?」



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70話 学院際(前)

「「ごめんなさい!!」」

 

「……別にもう気にしてないよ」 

 

『………』

 

なぜ、アインハルトとユミナがヨゾラに謝りクラスのみんなが静まり帰っているのかと言うとそれは先日コロナから聞いたことを今朝アインハルトとユミナに合ったので聞いてみると二人は「あっ!」といい完全に忘れていたみたいでヨゾラはその反応をみて正直、傷ついてしまいアインハルトとユミナはずっと謝り続けていたがヨゾラは呼吸の常中状態のためヨゾラは二人をおいて走っていった。そのあともヨゾラは教室に入りクラスのみんながヨゾラに挨拶しようとするがヨゾラの不機嫌さが見に見えてわかったので挨拶ができなかった。そこからアインハルトとユミナの二人が急いで教室の入ってきてただ事ではないとみんなが二人に訳を聞くと学院際のことを聞いてないとヨゾラから聞かされたクラスの皆はハッとなった。私たち/俺たちのせいだと

 

そして、現在ヨゾラは未だ不機嫌であるが学院際の準備をしないといけないのだがヨゾラはなにも言わず教室から出ようとする

 

「あっ!ヨゾラくん!」

 

「ヨゾラさん!」

 

そんなヨゾラを二人が呼び止めるがヨゾラは気にせず教室から出ていく、ヨゾラは学校と言うものははじめてで学院際はヨゾラ自身楽しみにしていた。だから一週間の間いなかったとは言え仲間外れにされているように感じているのだクラスのみんなはみんなでヨゾラはインターミドル本選があるからと遠慮してヨゾラに伝えていなかったの裏目にでてしまった

 

「みんなごめんなさい、私がヨゾラくんがインターミドル本選に集中したいだろうから伝えるのは後にしようなんて言ったから……」

 

「いえ、それを言うなら私も……ヨゾラさんは学校に来るのが今年がはじめてと言っていたのに……楽しみにしたのを知っていたのに…」

 

と、ユミナとアインハルトの言葉にみんなうつむいてしまう。その頃ヨゾラは

 

「フンッ!ハァアッ!」

 

「(なんだかヨゾラ様力んでらっしゃる?)」

 

「コォォォォ!!)無の呼吸 陸ノ型【無狼滅鬼】!!」

 

すると、ヨゾラが蹴ったサンドバッグは吹き飛び大きく穴が空いていた。それを見ていたディアーチェ、シュテル、レヴィはらしくないと思いヨゾラに訳を聞いてみるとヨゾラは学院ですこし揉め事がありそれですこしムカムカしていたと答えたでも理由はわかっていると言ってた。

 

「ふぅ~ ねぇユグあれは私が悪いのかな?」

 

『学院でもことでしたらあれは彼方側にも非はあると思いますよ?大方マスターはインターミドル本選に調整してと思い伝えるのを遅らせたのでしょうし。まぁそれが裏目に出たと思います。ですがマスターが感情を乱すなんて珍しいですね』

 

「うん、まぁ学院の行事とかは生まれてはじめてだし楽しみにしてたよ。でも私抜きで出し物決めてそれぞれの担当まであって私にはなんにないって言うのがね……まぁもういいどね。今日先生に“あれ”の許可も貰ったし」

 

『しかし、マスター“あれ”とはなんですか?』

 

「ん?それは【バンド】だよ?やっぱり学院際と言えばバンドでしょ?」

 

そう、バンドであるヨゾラは前々からバンドがしたいと思っていた。ヨゾラ自身歌うのが好きでよく訓練中も鼻唄を歌っていることがある。それはインフォニット・ジムの従業員や会員の人たちも絶賛するほどである

 

『一体誰に楽器とかを頼むんですか?』

 

「それはねディア姉たちだよ?先生も家族ならいいって言ってたし。ちゃんと楽器引けるし」

 

『そうなんですか!?』

 

「うん!ディア姉がメインギター、シュテル姉がベース、レヴィ姉がドラム、ユーリがキーボート、アインス姉がサブギター兼アシスタントボーカルそして私がメインボーカルって感じ!それにディア姉とシュテル姉、レヴィ姉はさっきオッケイしてくれたしユーリやアインス姉も家に帰ったらちゃんと説明して出てもらう!」

 

『あの二人なら二つ返事でオッケイしそうですが……ユーフェミア様が駄々をこねそうですね』

 

「うん、どうしようか…なんでも一つ言うこと聞くとか?」

 

『まぁそれで収まりそうですけど…いいんですか?それで』

 

「まぁお母さんだし!なんとかなるよ!」



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71話 学院際(後)

ヨゾラは家に帰り早速ユーリとアインスにバンドのことを言うと

 

「はい!私お兄様と一緒にバンド組みたいです!!」

 

「あぁ、私もやってみたい」

 

「ありがとう!ユーリ、アインス姉」

 

「ヨルくーん!私は!?」

 

「お母さんには私の歌ってる姿を見ててほしいの!もし言うこと聞いてくれるなら一つだけなんでも言うこと聞くから!」

 

「ほんと!?ほんとのほんと!?」

 

「う、うん。絶対だよ」

 

ユーフェミアはルンルンしながらキッチンの方へ向かい料理を作り始めた。そしてアインスがあることに気づく歌はどうするのかとがヨゾラはそこに抜かりはなくちゃんと歌を作っていたそれも何曲もしかもどれもいい曲でみんなが気に入った曲を歌うことになりアンコール用にも歌を選び2曲を歌うこととなった。そして学院際前日の準備に来ていないヨゾラが気になりクラス全体が暗い……明るくしようにもできない。みんなヨゾラのことが好きなのだ、クラスのマスコットキャラみたいなヨゾラがだから…

 

「みんな!この学院際を成功させてヨゾラくんに謝ろう!全力で!許してくれるまで!」

 

「……ユミナさん。そうですね!頑張りましょう!」

 

と、ユミナの声でクラスのみんながやる気を出し元の明るいクラスに戻っていった。その頃ヨゾラは家でバンドの練習をしていた一応観客でユーフェミア、桃子、プレミア、アリシア、リニス、ウーノの6人である、そして演奏を始めたヨゾラたちはそこら辺のプロにも負けないぐらいの技術と歌声で見ている6人を魅了させていた。演奏が終わるともっと聴きたいと言われたが今回はこれで終了することにした

 

「それにしてもヨゾラくんの歌声は透き通っていて綺麗だわ♪たまに鼻歌歌っているときも思って居たけどほんとにすごいわ!」

 

「えぇ、プロにだってなれると思うわ」

 

「そうだよ!ヨゾラもうプロになっちゃいなよ!」

 

「いや、私だけじゃ無理だよアインス姉たちじゃぁないと私は歌わないし歌気もないから」

 

「さすがヨゾラ様ですね」

 

「ふふ、ありがとうウーノ」

 

そこからもヨゾラたちは何度も何度も練習しSt.ヒルデ魔法学院の学院際が始まった、ヨゾラはまずヴィヴィオたちのいる初等科に向かった。ヴィヴィオたちのいるクラスに着くとヴィヴィオやコロナ、リオは可愛らしい衣装とかわいいぬいぐるみがたくさんある。【魔法喫茶】だそうだ

 

「あっお兄ちゃん!!来てくれたんだ!」

 

「うん、ヴィヴィオその服かわいくて似合ってるよ」

 

「はわ!あ、ありがとう///」

 

「コロナも似合ってるよ」

 

「ふふふ、ありがとうございます♪」

 

「もぉ~!私にはなにもないんですか!?」

 

と、リオがヨゾラに言葉を求める。ヨゾラはリオに似合ってるよと言うがヴィヴィオやコロナとすこし違い言葉に思いが込もっていないそんなことはリオやヴィヴィオ、コロナにはわからないと言うよりヨゾラはリオが苦手なのだ、ゆっくりしているとアインハルトやユミナ、インターミドルの選手たちが来た。ヨゾラはコロナにもう戻るといい出ようとする

 

「あっ、そうだ、コロナ 学院際の夜楽しみにしててね」

 

「?? わかりました」

 

「ヴィヴィオにも伝えておいてね、よろしく」

 

「はい!」

 

そして、ヨゾラはヴィヴィオたちのクラスを後にした。ヨゾラは一足早く舞台を見にきていたかなり大きい舞台でヨゾラはすこしテンションが上がっていたするとヨゾラは後ろから声をかけられた。そこのはシュテルたちがいた

 

「ヨゾラ、そろそろ準備しないと」

 

「あ、シュテル姉そうだね」

 

そうして、ヨゾラたちは楽器の準備を完了させてすこしだけリハーサルをして音を合わせノイズやズレがないか最終確認をして各々再確認に音を確かめリハーサルは終了し本番まであと数時間後である。

 

「本番も頑張ろう!」

 

『はい!/うむ!/あぁ!/おぉ!』

 

本番時間

 

『どうも、皆さん学院際お疲れさまです。一般の方や親御さんの方楽しんで貰えたでしょうか?今回の終演セレモニーは聖歌合唱ではなくある生徒とそのご姉弟さんたちによるバンドです!では特別ステージを御覧ください!』

 

そして、ヨゾラたちのいるステージがライトアップされるとヴィヴィオたちやなのだ、フェイト、はやて、他のヨゾラの知り合いは驚いていた。するとヨゾラたちは演奏を始めるとその場にいた生徒や一般の方生徒の家族たちは唖然としていたそれはあまりにも上手い演奏であること一番はヨゾラの歌声だった。そしてサビの部分

 

「生まれた 代償ばかりに罪を抱いて 死に損なった心がのこされた愛も奪ってしまって からっぽになった」

「解いてよ 痛いよ 殺してくれよ うなされた夜の行く末は」

「決めつけられた 痛烈な惨状 苛烈業苦の中で」

 

誰もがヨゾラの歌声に聞き惚れていた。でもヨゾラの事情知っている人たちには心に来る歌だったそれでもヨゾラは歌う

 

「命の大小 なんてどこにもないぜ あらゆる全ての心は」

「永遠に輝く閃光となって突き進んでゆけ」

「愛され過ぎて失った愛を孤独という名の世界だろう」

「あの子は君に出会うまで今も泣いているから」

 

「そうだ 僕たちは苦しくても息をする」

「いつかはそうだ 僕たちは嬉しくて泣いていた」

 

「生きる意味それはうまれたこと(精一杯息をしようぜ)」

「僕たちが生きる『今』のこと(どんな困難も乗り越えろ)」

 

ヨゾラが歌い終わると学院は静まりかえり数秒後ヨゾラに歓声が上がった。その歓声にヨゾラもディアーチェもシュテルもレヴィもアインスもユーリもみんな高揚した。そしてアンコールを求めるられヨゾラはまた歌う。

 

「あぁ~、楽しかった」

 

と、アンコールの歌を歌い終えヨゾラが満面の笑みでそう呟くとステージの照明が落ち再び着くとヨゾラたちはステージから消えていた。



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72話 合宿?

ヨゾラたちがバンド楽しみに成功させたその日の夜

 

「あぁ、楽しかった!」

 

「うむ! 我も案外楽しかったぞ」

 

「私もです」「僕も僕も!」

 

「はい!あんなに楽しかったのは初めてです!」

 

「あぁ、ヨゾラの歌声も完璧だったしな。私は上手くできだだろうか?」

 

「なに言ってるの!アインス姉! アインス姉のサブボーカルもよかったよ!だから私も安心して歌えたんだよ?」

 

「そ、そうか?///ヨゾラにそう言われると嬉しいな」

 

その後もずっと演奏のことやみんなのここがよかったと言い合っているとユーフェミアたちが帰って来た。ユーフェミアとフェイトはヨゾラを興奮しながら抱き締めなのはやヴィヴィオも落ち着いているように見えるが興奮していてサインをヨゾラたち全員に要求していた桃子、プレミア、リニスはそんな幸せな光景を見て微笑んでいてアリシアはユーフェミアやフェイト以上に興奮していて「また歌って」とずっと言っている。するとヨゾラは

 

「私はディア姉やシュテル姉、レヴィ姉、アインス姉、ユーリとじゃないと歌わないよ。他の誰とも組むことはないからだからディア姉たちがまたしていいって言ったら歌ってあげるよ?アリシア“叔母さん”」

 

「お、おば!? ちょ、ちょっとヨゾラ!私叔母さんはやめてって言ったよね!?」

 

「そうだっけ?アリシア叔母さん?」

 

「それわざとでしょ!わざとなんでしょ!?」

 

「そうだよ?」

 

「コラー!ヨゾラー!」

 

と、ヨゾラはアリシアをからかいそれに怒ったアリシアはヨゾラを追いかける、だが二人とも笑っている。その後ヨゾラはアリシアに捕まり謝るまで擽られていた

 

 

ヨゾラがバンドで演奏してから翌日の学校に向かっていると一般の人……主に女の人に見れている。それに声も掛けられ写真やサインをせがまれるがヨゾラは全てを断る何故なら慣れていないから、サインなんて考えてないから

 

「なんで、こんな人に写真やらサインやら欲しがられるんだろう?」

 

『マスター、これのせいでは?』

 

すると、ユグがヨゾラに見せたのはヨゾラがバンド演奏している動画だった。学院際で撮られていたものであった

 

「これでか……姉さんたちに迷惑かけないかな?ユグ ウーノとリアスさんにこの事連絡してもしそっちで何か起きているなら管理局に連絡して対応してと言っておいて」

 

『わかりました』

 

 

インフォニット・ジムにて

 

「リアスさん、ヨゾラ様から連絡がありました。なんでも先日のヨゾラ様のバンド演奏が配信されていたみたいでこちらにディアーチェ様たち迷惑がかかるようなら管理局に連絡してもいいとのことです」

 

「だったら、私から他のスタッフに伝えます。みんなヨゾラ様に救われた身ですからヨゾラ様第一に考えたいますから」

 

「それはリアスさんも同じでしょ?」

 

「えぇ、ウーノさんもね」

 

「「フフ」」

 

と、二人は微笑みながら仕事に戻った。そのころヨゾラは学院に着きクラスに入るとヨゾラ以外のクラス全員がいてヨゾラに全力で謝った。それにヨゾラは驚いたがもう気にしてないといい自分席に着席しアインハルトとユミナに話しかけられ明日からの来週からの長期連休に予定を聞かれたが予定が詰まっていると伝えた。

 

そして、ヨゾラは学校の終わりすぐに【インフォニット・ジム】に向かいリンネ・ミカヤ・コロナ・ジークに連休のことを聞くとリンネとジークは特に予定はなしたがミカヤ、コロナはヴィヴィオたちにリオの実家がある【ルーフェン】に行くらしい。

 

「わかった、じゃぁ悪いけどリンネとジーク姉連休前にここにきてくれる?」

 

「うん」「ええよ」

 

そうして、みんなは解散した。それから一週が過ぎ長期連休前日リンネとジークは【インフォニット・ジム】に来ていた。そこに居たのはヨゾラとユーフェミアの二人だった。ヨゾラは二人に自分たちと一緒に合宿に行かないかと言うと二人は喜んで行くと言っていた

 

「コロナちゃんやミカ姉には言わんでええの?」 

 

「うん、コロナもこっちばっかりじゃぁなくてヴィヴィオたちと思い出でを作らないとねミカヤお姉さんは前から【ルーフェン】に行きたいって言ってたしいい機会だなと」

 

「そっか!」

 

「それでヨーちゃん合宿先は?」

 

「それはお母さんの知り合いの惑星に向かうって、明日朝に私の家に来て」

 

「うん!」「わかった!」

 

そうして、合宿の予定を組ヨゾラたちは一緒にご飯を食べて家に送りヨゾラとユーフェミアは家に戻った。



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73話 惑星エルトリアへ

朝早く、ヨゾラたちと共に合宿に向かう。リンネ、ジークがエヴァーガーデン家まで来ていた合宿期間は3日間である。

 

「みんな準備はいい?」

 

「『はーい!』」

 

と、ヨゾラたちはユーフィミアが持つ自家用次元航空ジェット機が現れると皆が呆然としていたそれはヨゾラとて同じだったがすぐに納得した。【インフィニット・ジム】や第四シミュレーション中央公園の【シミュレーションスパーリングルーム】もユーフィミアが作ったのだから

 

「うわーぁ!広ーい!」

 

「【惑星エルトリア】につくのは半日ぐらいかかるからね、寝たい人は寝てね?」

 

「母上、機内にキッチンもあるのか?」

 

「えぇ、あるわよ! アインスちゃん」

 

そして、ユーフィミアとアインスがキッチンのある場所に向かいディアーチェとシュテルも共に向かった。リンネとジークは朝が早かった為寝ている。キッチンからウーノがアインスたちが作ったお菓子とジュースを持ってきた

 

『マスターは寝ないのですか?』

 

「うん、そんなに眠くないから」

 

「ヨゾラ様、ジュースはいかがですか?」

 

「ウーノ、そんなことしないでいいんだよ?でも、ありがとう」

 

「それだと、私が落ち着かないので。」

 

「そっか、ジュースありがと」

 

それからは、みんな自分のやりたいことをいろいろしていてヨゾラは座禅を組み魔力や死ぬ気の炎をゆっくり身体全体に循環させる。すると、ヨゾラは妙な感覚に教われたそれは“身体と意識が切り離された”感覚だった

 

「ヨゾラ様?」

 

「え?いや、なんでもないよ(今のは…いったい)」

 

と、ヨゾラが考えていると機内アナウンスからリアスさんの声が聞こえた

 

『皆様、間もなく【惑星エルトリア】に到着いたします。』

 

「やっかぁ半日は長かったわ」

 

「ですね」

 

そうして、やっと【惑星エルトリア】の着くと惑星の半分は緑豊かでもう半分は瘴気に覆われたい。ユーフィミア曰く半分は瘴気の除去に成功したもののもう半分には瘴気により活性化・強化された魔物たちが一万以上いるらしいく瘴気の中心に行けないそうだ、バカな腕に自身のある魔導師やハンターが向かうが瘴気の入口の近くにいる魔物に殺され魔物たちの餌になり魔物たちはされに力を付けていると言う。だが、魔物たちは瘴気から外には出れないことが確認済みだからもう半分の緑豊かエルトリアは皆が楽しく暮らしている

 

「随分、賑わっているんだね。それにしても武装している人が多いんだね」

 

「はい、なんでも通常の魔物はいるみたいです、ですから武装している人が多いんだと思います」

 

「ふーん、でもここにいる人たち全員弱いよね?」

 

『マスター、そんなこと言ってはダメですよ?』

 

と、そんなことをヨゾラとウーノ、ユグと話しているとユーフィミアたちとはぐれてしまった。すると、近くから女性が数人の男の人に言い寄られていた

 

「ちょっと!離しなさいよ!」

 

「いいじゃぁねぇか!俺たちと一緒に遊ぼうぜぇ?」

 

「なんで、あんたみたいな。タコ見たいな奴と遊ばないといけないのよ!」

 

ヨゾラはその女性の言葉に笑ってしまい。その笑いが男の人たちに聞こえヨゾラの方に向かってきてヨゾラに言い寄ってきた

 

「なに笑ってるんだ餓鬼!!」

 

「ふふ、いえ。ピンク髪のお姉さんの言った通りだなぁと思いまして」

 

「ガ、ガキがあぁあぁぁああぁあぁあぁぁ!!!!!!」

 

大男がヨゾラに殴りかかるがヨゾラは大男の拳を“指一本で止めた”

 

「『なっ!?』」「えっ?!」

 

「正当防衛だね  無の呼吸 陸ノ型【無狼滅鬼】!」

 

すると、大男は吹き飛ばされ大男と一緒に居た数人の男たちがヨゾラに向かい襲いかかるがヨゾラは全て返り討ちにする

 

『マスター、ユーフィミア様たちの場所がわかりました。』

 

「ありがとう、ユグ ピンク髪のお姉さんも気を付けてね?それじゃ“またね”」

 

「え?うん ありがとうね」

 

そうして、ヨゾラはユーフィミア元に向かった。



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74話 フローリアン研究室

はぐれたヨゾラもユーフィミアたちと合流できヨゾラたちはユーフィミアの目的地である【フローリアン家】に向かった。ユーフィミアの友人である【グランツ・フローリアン】と【エレノア・フローリアン】に会うためとヨゾラたちを紹介するためである。

 

「んー、この辺りだと思うんだけどなぁ」

 

「迷ったの?」

 

「色々変わってるみたいで……」

 

「あの…【ユーフィミア・エヴァーガーデン】さんの御一考でしょうか?」

 

ユーフィミアたちに声をかけた女性はヨゾラが助けたピンク髪のお姉さんに似ていてヨゾラはこの時点で気付いた。

 

「えぇ、貴女は?」

 

「あっ!申し遅れました 私は【グランツ・フローリアン】と【エレノア・フローリアン】の娘の【アミティエ・フローリアン】といいます!最近になって開発が進んでこの辺りも変わってしまいまして、なので私がお迎えに上がりました」

 

「そうなのね!ありがとうアミティエちゃん」

 

そうして、ユーフィミアたちはアミティエの案内の元【フローリアン研究室】までたどり着い…が、ヨゾラは研究室の建物を見ると足が止まり動けない

 

「ヨルくん?」

 

「……お母さん、私は中に行けそうにないや」

 

「!? わかったわ、シュテルちゃん、ウーノちゃん、リンネちゃんとジークちゃんはヨルくんと一緒にいてあげて」

 

「あぁ/わかりました/はい」

 

「ごめんね」

 

「いいのよ」

 

 

ユーフィミアside

 

私がヨルくんたちと一緒にこの【惑星エルトリア】に来たのはヨルくんたちを私の友人の【グランツ・フローリアン】と親友の【エレノア・フローリアン】に紹介するためと私がヨルくんと旅行がしたかったって言うのもあるけど。

 

私が迷っているとアミティエちゃんが現れて案内してくれて安心したわ、だっていろいろ変わりすぎて分からないんだもの。そして【フローリアン研究室】に着くとヨルくんの動きが止まった。それにすこし震えていた

 

「ヨルくん?」

 

「……お母さん、私は中に行けそうにないや」

 

「!? わかったわ、アインスちゃん、シュテルちゃん、ウーノちゃん、リンネちゃんとジークちゃんはヨルくんと一緒にいてあげて」

 

私は、アインスちゃんとシュテルちゃん、ウーノちゃん、リンネちゃん、ジークちゃんをヨルくんの側についてもらうことにして私とディアーチェちゃん、ユーリちゃん、レヴィちゃんと一緒にアミティエちゃんの案内のもと【フローリアン研究室】の中に入っていった。

 

「ユフィー!久しぶりね!」

 

「ノア!」

 

私は久しぶりに会った、【ノア】こと【エレノア・フローリアン】と抱き合った、するとノアは私の顔をみて安心したような表情をしていた。それは私が夫と娘を亡くしてからずっと今のも死にそうな顔をしていたそうだ。だけど、今はヨルくんたちがいる私の家族がいる

 

「フフ、よかったわ。貴女が元気になって!それにしてもユフィーの自慢の息子くんは?」

 

「…あっそのことなんだけど…すこし話があるの」

 

私は前の日にヨルくんのことをノアたちに話していいか聞いてみたらヨルくんは“お母さんが信用してある人たちならいいよ”と言ってくれた。そして私はノアにヨルくんのことを話した、するとノアは今にも泣きそうな顔をしていた

 

「……家族を殺されて…家を実験施設にされて十数年も実験されたなんて……私なら耐えれないわ」

 

「…私も同じよ、だから私はヨルくんと暮らすと決めたとき思ったの……この子は“愛”を知らないだから私がヨルくんを目一杯愛そうって!」

 

「…ユフィー」

 

「それにそてもグランツは?」

 

「グランツなら研究室にいるわ。ユフィーも見たでしょ?あの惑星の半分を覆っている瘴気を……」

 

「え、えぇ…」

 

「あの瘴気を浄化できる装置を作ってるの。」

 

「あの瘴気を!?無茶よ!瘴気を消すには瘴気の渦の中心に行かなくちゃいけないのよ!?」

 

「……そうね、でも あの瘴気をずっと放置するわけには行けないの少しずつだけど瘴気は広がって来ているわ。それにグランツなら装置を必ず完成させてくらるわ」

 

「……ノア」

 

私はノアの顔を見てなにも言えなくなった。それほどにノアの顔がグランツを信用しきった表情だったからだ私はノアと話ながらヨルくんの待つ研究室の外に向かっているとアミティエちゃんともう一人の子が喧嘩をしてヨルくんが止めている状態だった

 

「「どうゆう状況なの?」」

 

「あっお母さん!手伝ってよピンク髪のお姉さんが瘴気の魔物を倒すって言ってアミティエさんが止めてそれから色々言い合いになって……あっこんにちは母がお世話になってます」

 

「ちょヨルくん!?」

 

「フフ、律儀な子ね。アミタやキリエも見習って欲しいわ……コラ!!アミタ!キリエ!お客さんの前でなにやってるの!」

 

「「お、お母さん」」

 

ノアの怒鳴り声でアミティエちゃんとキリエと呼ばれた子は喧嘩を止め私たちに謝ってきた。すると、キリエちゃんはヨルくんを見て大声で指を指していたヨルくんはヨルくんで

 

「また会いましたね。ピンク髪のお姉さん」

 

「またってこのことだったのね」

 

そして、私たちはノアたちが住んでいる家にお邪魔することになった。

 

 

ユーフィミアside out




オリジナル設定

【フローリアン一家】
父親:グランツは映画と違い死んでいない。ただ、病魔に犯されている
母親:エレノアは映画ですこしだけしか出なかったのどほとんどオリジナルキャラ状態
長女:アミティエは【ギアーズ】ではなく普通の人間である。原作通り
次女:キリエもアミティエと同じ人間である。原作通り


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75話 因縁の研究者

ユーフィミアたちは【エレノア・フローリアン】に連れられ【フローリアン家】の家に向かっていた。

 

「ねぇ、ヨゾラちゃん」

 

「なんですか?キリエさん」

 

「どうしてあんなに強いの?」

 

「鍛えてますから」

 

と、キリエの問いに淡々と答えるヨゾラだけどキリエは気にせずにドンドンヨゾラに質問を続ける。そうして【フローリアン一家】についたかなり大きい家でユーフィミアたちが泊まるには十分な程でリビングに案内されそこでヨゾラは写真立てが目に入るそこの写真にはヨゾラがよく知っている人物が写っていた

 

「こ、こいつは」

 

「ん?その人は昔お父さんとあ母さんと一緒に研究してた【フィル・マスクウェル】って人よ」

 

「フフ、アハハハハ!!やっとやっと、見つけた。あいつの手がかり

 

『「っ!!?」』

 

「ウーノ、こいつの居場所を“アルハザード”のナノに調べて貰ってくれ。必ず見つけて殺す」

 

ユーフィミアたちやフローリアン一家はヨゾラの殺気や【魔神王の覇神色】に当てられ誰もなにも出来ずにいると

 

『マスター、その殺気と【魔神王の覇神色】をしまってください、皆さん苦しそうですよ?』

 

「っ?! ごめんなさい」

 

ヨゾラはユグの言葉に我に帰り殺気や【魔神王の覇神色】をしまい、皆に謝り外に出ていった。ウーノもヨゾラの後を追うとするがユーフィミアに止められ、ウーノに問い詰めるヨゾラが言っていた【アルハザード】のこと【フィル・マスクウェル】の名を聞いたときのヨゾラの態度のことをウーノはすこし迷ったが前にヨゾラとウーノはもしもこうことになるかもしれないと考えていて、ユーフィミアたちには話していいとヨゾラはウーノへ言ってある。

 

そして、ウーノはユーフィミアたちにヨゾラが実験台にされていた時に居たのが【フィル・マスクウェル】であること。【アルハザード】についたは、ヨゾラの元々の先祖である【魔神王ユティエア・イーリス・アルハザード】の末裔で今は【アルハザードの王】でもあると伝えた

 

「そんな……」

 

「あいつ、人体実験までてを出してたのか」

 

「お父さん!/あなた!/グランツ!」

 

「おう、久しぶりだなユーフィミア」

 

その頃、ヨゾラは早々に苛つきながら歩いていた。

 

『マスター!マスター!!』

 

「……なに?」

 

『落ち着いてください!焦ってはいけません』

 

「私は落ち着いている!!」

 

『っ!? マスター……』

 

ヨゾラの体からは微量の死ぬ気の炎が漏れていて、ヨゾラから放たれる威圧感と殺気に周りの大人やハンターたちはヨゾラに道を開ける。そしてヨゾラは瘴気エリアの入口まで歩いていた。

 

「〈主様、主様に頼まれた【フィル・マスクウェル】だけど今主様のいる【惑星エルトリア】にいるわ〉」

 

【ナノ】の言葉にヨゾラは魔力と殺気、魔神王の覇神色、死ぬ気の炎が溢れ出した。

 

「……そうか、ここにいるのか!!」

 

『……マスター』

 

「〈アルハザードの技術でわかったのは【惑星エルトリア】の“瘴気エリア”にいると思うわ〉」

 

ヨゾラが今いるのは“瘴気エリアの入口前”である

 

「この先にあいつがいる……」

 

『ダメですよ、マスター! 生身の人間が瘴気に触れると死に至ります!私はマスターのデバイスとしてマスターをみすみす死なすわけには行きません!』

 

「…だったら、【闇】【月】【神聖】【晴】【大空】」

 

と、ヨゾラは順番に死ぬ気の炎を纏いながらすこし入口にある瘴気を【闇の死ぬ気の炎】で“吸収”し【月の死ぬ気の炎】で“回復”し【神聖の死ぬ気の炎】で“再生”【晴の死ぬ気の炎】で再生させた細胞を“超活性”させ【大空の死ぬ気の炎】で瘴気に体が対応できるように“調和”させる。

 

「ふぅ~、これでいいでしょ?」

 

『……(マスター、あなたはそこまで…)』

 

「待ってろ、必ず殺してやる……【フィル・マスクウェル】」



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76話 ヨゾラの秘密

ヨゾラが瘴気エリアの入口前で魔力や死ぬ気の炎が溢れた時、ユーフィミアたちは

 

「『っ!??』」

 

「この魔力は!ヨルくんの」

 

すると、グランツがヨゾラの魔力を探知できる機械で探知するとヨゾラのいる場所にみんなは驚いた。ヨゾラは瘴気エリアの目の前にいたそれも殺気がダダ漏れで怒った表情をしていた

 

「ウーノちゃん!ヨルくんに何をいったの!?」 

 

「……先ほど話した。アルハザードにいる私の姉妹に【フィル・マスクウェル】のことを伝え探して貰うとこの……【エルトリア】にそれも瘴気エリアにいることがわかりました。それを知ったヨゾラ様は瘴気エリアに入ろうとしているんだと思います」

 

「なっ!? 瘴気に触れると死ぬかもしれないんじゃぞ!?」

 

「いえ、あのぐらい瘴気ではヨゾラ様は死んだりはいたしません」

 

「そんなことはどうでもいいの!レヴィちゃん!シュテルちゃん!あなたたちなら魔法を使ってヨルくんの所まで早く着くでしょ!?急いでヨルくんを止めてちょうだい!」

 

「「わかりました!/わかった!」」

 

そして、シュテルとレヴィはデバイスをセットアップしすぐにヨゾラのいる所へ向かった。ユーフィミアたちも急いでヨゾラの元へ向かう。そしてヨゾラが瘴気エリアに入ろうとしているところにシュテルとレヴィが間に合い瘴気エリアの前に立ちはだかる

 

「追い付いたぞぉヨゾラ!」

 

「……レヴィ姉…そこどいて」

 

「それは行けません、もうじきお母様も来ます」

 

「シュテル姉…」

 

「ヨゾラ、戻りましょう。今幸せならそれでいいじゃないですか」

 

「……それじゃダメなんだよ!!」

 

「「っ!?」」

 

「私だけが……私だけが幸せになっても意味がない…私だけがあの実験から逃げ出して他の子供たちはずっとずっと実験台にされている。その実験で死んだ子もいた…自ら死を選んだ子いた!でも私だけが生き残って…こんな幸せになって……そんなことは許されないだから私は死んだ子たちのため私たちと同じ目に合わない子達のため私が【フィル・マスクウェル】殺す!」

 

「「……」」

 

シュテルとレヴィはヨゾラの言葉になにも言えずにいるとヨゾラはシュテルとレヴィの間をすり抜けるように瘴気エリアへと入っていった。ヨゾラが瘴気エリアに入ったと同時にユーフィミアたちがつくと座り込んで泣いている、シュテルとレヴィを見たユーフィミアはヨゾラがすでに瘴気エリアに入ったことがわかった。

 

「…すみません、お母様。私ではヨゾラを止めることができませんでした…それどころか……ヨゾラを悲しませてしまった…」

 

「僕なんて何も出来なかったよ。ただヨゾラを見てるだけしか出来なかったんだから…」

 

「……ヨルくん…どうして…」

 

そして、ヨゾラは瘴気エリアに入るとどんどん奥へ奥へと進んでいくと歪に進化した魔物や魔物に殺され瘴気により変えられた“元”人間がヨゾラに襲いかかるがヨゾラは気にすることなく全て【黒赭日輪閻魔刀(ヤマト)】で切り伏せる。ヨゾラが瘴気エリアに入って数十分絶えずヨゾラに瘴気の魔物たちが襲いかかってくるのだが、その魔物たちにはヨゾラは見覚えがあったそれは数年前に実験台とされていた時に何度か見た魔獣や動物だったからだ

 

「やっぱりあいつがここにいる!」

 

ヨゾラはスピードを上げさらに奥へと向かっていると、そこにいたのは……

 

「な、なん……で…みんなが…」

 

そう、そこにいたのはかつてヨゾラが実験台となっていた頃に一緒にいた子供たちだったからである。ただしみんなの姿は化け物となった姿で現れた

 

「な…んで…、そん…な…」

 

「余興は楽しんでくれたかな?0号?」

 

「…フィル・マスクウェルゥウゥゥゥウゥゥゥウゥウゥゥウウゥゥ!!!?!!

 

ヨゾラの怒号は瘴気エリア全体に響渡ってユーフィミアたちのいる安全エリアまで届いていた。ヨゾラを今支配している感情は【憤怒】【憎悪】【殺意】の三つである

 

「君は素晴らしい!!今での実験体たちとは別格だよ!」

 

「黙れ!!」

 

ヨゾラがマスクウェルに攻撃をしようとするがマスクウェルを守るように前へ立ちヨゾラの攻撃をマスクウェルに当たらないようにしている。

 

「お前どれだけ人を弄べば気がすむ!」

 

「?? なにを言っているんだい?ここにいる子供たちは家族に捨てられた者や家族が死んだ者たちの集まり“誰が悲しむ?”」

 

「貴様ぁぁぁ!!  グフッ!」

 

『マスターっ?!』

 

「ふむ、“やはり”君は“心臓を刺されたも、潰されようとも、破壊されようとも生きている”君は人間じゃない。【魔神族】だ」

 

「ま、魔…神…族……」

 

「そう!!古代ベルカ時代よりも遥か昔に存在していた種族さ!魔神族は階級で分かれていてね0号!君は最高位魔神族の1人さ魔神族は“心臓が7つ”ある。その全部を破壊されれば魔神族でも死ぬ」

 

「……」

 

「それは君自身気づいていたのだろ?自分は人ではないと!!」

 

「……あぁ、昔実験がいやで私は自ら死を選んだ…でも死ねなかった…いや確かに死んだでも私は生き返った……その時私中に何かがいた黒い闇のような巨大な“何かが”その“何か”は【虹王】の記憶の中にあった決定的だったのはアルハザードの歴史をノアから聞いたときだった。【初代アルハザード王“メリオダス”とその王妃“エリザベス”】のことを」



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77話 魔神の血脈とヨゾラの死

「アルハザードの歴史をノアから聞いたときだった。【初代アルハザード王“メリオダス”とその王妃“エリザベス”】のことを」

 

遥か悠久の昔、まだ人々が虐げられていた時代。その時代には【魔神族】【女神族】【精霊族】【獣人族】【巨人族】【人族】が存在し【八王】もいた

そしてアルハザードの初代王にして【二代目魔神王】の“メリオダス”アルハザードの初代王妃にして【二代目最高神】のエリザベスが多種族を率いて悠久の時代を統べていた【八王】を討伐するべく動いていた。

 

「メリオダス、これからどうするの?」

 

「さてさとさーて、どうしたもんかねぇ【八王】のやつらもどんどん力を付けている。俺やエリザベスが“本気”を出せば……」

 

「それは……ううん、ダメよ… 私たちの力はこの世界には過酷すぎるわ」

 

「わかってるさ。今の状態が続けば負けるのは俺たちだ」

 

「………」

 

メリオダスとエリザベスが話していると、1人の人間が二人の前に現れメリオダスとエリザベスにこう言った。

 

「メリオダス、エリザベスすべての【八王】を俺に任せてくれないか?」

 

「「っ!!?」」

 

「もとはといえば、二人には関係のないことだった…だが、もう大丈夫だ!」

 

メリオダスとエリザベスはその人間……後に【人王】と名乗ることなる【カーヒューム】の瞳をみて何も言えなくなった。そしてその数ヶ月後【カーヒューム】はすべての【八王】を倒し時代を終わらせた。そのあとメリオダスとエリザベスは力を使い自分たちが住んでいた城を虚数空間へ移動させたそれが今の【アルハザード】である

 

「そして、アルハザードは代々受け継がれてきた。貴様がどうして魔神族や女神族のことを知ったのかは今はどうでもいい!貴様はここで殺す!」

 

「それはどうかな?」

 

マスクウェルがヨゾラの周りに魔法陣を展開させると、その魔法陣からヨゾラと同時期に実験台とされていた子供たちだった。ヨゾラはそれに気付き子供たちの首についている首輪を破壊しようとするがその瞬間にマスクウェルは子供たちにかけていた魔法を解放した。すると、子供たちはみるみる姿を変え化け物の姿へと変えられた

 

「あ……ぁ……ぁあ”あ”ぁあ”ああぁぁぁあぁぁあぁぁ!!!!」

 

「やりたまえ」

 

「み、みんな!やめてくれ!」

 

ヨゾラはみんなに声をかけ続けるが、子供たちには声が聞こえずただヨゾラを殺す人形へと変えられた。ヨゾラは子供たちを攻撃なんて出来ないだからヨゾラは一方的に攻撃され続ける

 

「グフッ! ゴホッ! み、み…んな……」

 

『マスター!!!』

 

「ご…めん……、ユグ。お…母……さ…んた…ちに…よ…ろ……しく…ね」

 

『や、やめてください!!マスター!!』

 

ヨゾラは【夜の死ぬ気の炎】を使いユグをユーフィミアたちのいる場所へと送った。

 

「さよならだ、0号」

 

マスクウェルの合図で化け物に変えられた子供たちはヨゾラの7つある心臓目掛けて剣や爪で貫いた

 

「ゴホッ!……ァ ご…めん…ね()」ドサッ

 

そして、ヨゾラは片腕を無くし胸には剣と爪が突き刺さったまま血だらけでその場に倒れた。ヨゾラによってユーフィミアの所に飛ばされたユグは

 

「ユグ!?どうしたの!ヨルくんは!?」

 

『ユーフィミア様!!お願いです早くマスターの所へ!!』

 

「ど、どうゆうこと!?」

 

『訳はあとでお話します!』

 

ユーフィミアはユグの焦りように居ても立ってもいられなくなってディアーチェ、シュテル、レヴィ、ユーリのバリアフィールドを何重にも重ね瘴気エリアへと入って行き、奥へ奥へと向かって行くと瘴気が途中で晴れていた。そしてその真ん中には大量の化け物が転がっていた

 

「ヨルくーん!!どこー!?」

 

と、ユーフィミアたちはヨゾラを呼び続けるがヨゾラからの返事はない。ユーフィミアたちは更に奥へ歩き始めるとそこにはヨゾラが酷い姿で横たわっていた

 

「…い…いや……いやぁあぁぁああぁぁああぁあぁぁぁあああ!!!!」

 

「…うそだろ」

 

「ヨ、ヨゾラ!」

 

「お兄様ぁああぁ!!!」

 

「うそだ」

 

「………」

 

ユーフィミアはヨゾラを抱えて瘴気エリアから抜け出そうとする、だが瘴気の魔物たちが襲いかかろうとしているが今のユーフィミアたちはヨゾラが死んだことにより枷が外れた状態である。そこからは一方的な殲滅であった瘴気エリアの森は崩壊し少し瘴気が晴れた残るは中心の濃い瘴気のみとなった。



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78話 魔神と女神の魔力

ヨゾラを瘴気エリアから抜け出したユーフィミアたちはヨゾラに刺さっている剣と爪を抜きユーリに回復魔法をかけて貰いヨゾラの傷は塞がって片腕もなんとか治った……だが、ヨゾラは目を覚まさない

 

「どうして……どうしてなの!!ヨルくん……起きてよ…」

 

「……ユフィー」

 

「……あいつのせいだ、あいつの…【フィル・マスクウェル】のせいでヨルくんは!」

 

今のユーフィミアの瞳には憎悪と憤怒と殺意が宿っていた……その瞳はヨゾラと同じ眼になっていた。そして死んだはずのヨゾラの意識はある場所にあった、その場所は枯れはて朽ちている大地に灰色の大空空気中には猛毒の瘴気が漂っていた

 

「ここはエルトリアの瘴気エリアに似てる……でも、この場合は死の世界。すべてを闇に落とす場合…」

 

「よくぞ、ここに来たな。【ヨゾラ・イーリス・アルハザード】よ」

 

「っ!? あなたは?」

 

「儂は【初代・魔神王】にしてメリオダスの父お主の先祖でもある」

 

「……先祖」

 

「ハハハハ、お主も災難よのぉ メリオダスやあの女神の【呪い】を必然か偶然か2つも受け継ぐとは」

 

「…呪い?」

 

ヨゾラは初代魔神王の言っていることが分からなかった。アルハザードの歴史でもメリオダスにもエリザベスにも【呪い】に関することはなかったからであるヨゾラは初代魔神王にどんな【呪い】なのか聞いた。その【呪い】は【永遠の生】と【永劫の輪廻】と言う【呪い】だった

 

「【永遠の生】とは二度と歳をとることなくたとえ死んだとしても生き返る。“本来の”【永劫の輪廻】とは人間として短い人生を繰り返しその度に前世の記憶を忘れる、たとえ思い出せても三日で死ぬ。がお主の場合は【永遠の生】により魂が体に固定されているからか転生することなく死んだ体へと帰っていく」

 

「………」

 

「お主は最高位魔神族であり女神族の血も引いているその証拠にお主の瞳には女神の刻印がある……魔力は覚醒しておらんようだな」

 

すると、魔神王がヨゾラの胸に触れ微量の魔力を流すとヨゾラに巡る魔力の質が変わった。それは魔導士としての魔力ではなく魔神族と女神族として魔力になっていたヨゾラの魔力特性は2つ魔神族の魔力は【無限(インフィニティ)】女神族の魔力は【領域(サンクチュアリ)】だった。

無限(インフィニティ)】は『どんな持続困難な魔法でも“一度発動”してしまえば自身で解除しない限り持続し続ける。』

領域(サンクチュアリ)】は『どんな小さい規模の魔法でも超広範囲まで広げることできる逆もしかり。相手の魔力に干渉し範囲を決めれる。』

 

「それがお主の魔力か……どちらも強力だな」

 

「それで?私はどうしたらいいの。今私って死んでるんでしょ?」

 

「正確には仮死状態に近いがな。だが時期に目が覚める、現実世界に戻れば気を付けよ」

 

「??」

 

その頃。ユーフェミアたちは再び瘴気エリアに向かってヨゾラの仇をとろうとしていた。




その作品の魔神王はメリオダスとの関係は良好。ただ女神族のことはあまり好いていない憎んではいない


いいおじいちゃんって感じ


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79話 覚醒シタ王(前)

「………んぅ、ベッド?腕が治ってる…それに初代魔神王が言っていた“気を付けろ”ってこう言うことか……」

 

それは、ヨゾラには“元々感情がなかった”そんなヨゾラに感情を与えた少年少女がいた【一人は“喜び”】を【一人は“悲しみ”】を【一人は“怒り”】を【一人は“愛”】を与えたそれからヨゾラは自身ので感情を膨らませあらゆる感情を表現出来るようになった。それが自身の感情ではなく他人から貰った物だったから

 

「なんで、忘れてたんだろ……こんな大事なこと…だからこそ私が地獄から解放してあげる」

 

ヨゾラはアルハザードにいる【ラプラス・ミラ】と【ラプラス・ナノ】に連絡しヨゾラやミラ、ナノと共に【魔神相剋者(アスラ・クライン)】である【夜刀神】の強化装備でヨゾラと関係深い【八咫烏】をイメージした【太陽翼神の武装(インパクトブラスト)】とゆうアイテムである。だがまだ調整が出来ていないだからヨゾラはナノに【八咫烏】調整のシステムデータを送りそれを組み込むように言い。ヨゾラはそれまで【夜刀神】の力の封印を全て解く

 

「【夜刀神】やっとお前の力を全力で使えるかも知れないな」

 

『……』

 

そして、ユーフィミアたちはヨゾラが目覚める二時間前に遡る

 

「…ヨルくん……ごめんなさい。私がもっとしっかりしていれば…こんなことにならなかったのに……ごめんなさい」

 

「母上…/お母様…/母さん…」

 

だから……ね、アイツを私の手で殺すわ

 

「「「「っ!?」」」」

 

ユーフィミアの体から“黒い”魔力と殺気溢れていた。それはディアーチェたちもユーフィミアの迫力の押されるがそれはディアーチェたちも同じである。ただ一人の弟であるヨゾラを殺されたのだから、だからディアーチェたちはユーフィミアと共にヨゾラを殺したフィル・マスクウェルの元へと向かった。

 

待っててね?

 

そして、ユーフィミアたちは再びフィル・マスクウェルのいる瘴気エリアの中に入りマスクウェルを探すが見つからず、いるのは瘴気の魔物と元人間の魔物だけだった

 

「どうして!どうしていないの!マスクウェル!出てきなさいヨルくんを殺した罪死んで償いなさい!」

 

 

すると、ユーフィミアたちの元に突然マスクウェルが現れた

 

「フフ、そうか0号は死んだのか。だったら彼の死体を渡して貰おうか!彼の身体は君たちが思っている以上に役立つのだから」

 

「誰がヨゾラをお主何ぞに渡すものか!」

 

「そうです!それに我々はヨゾラが死んだなどと思っていません!」

 

「そうだぞ!ヨゾラは強いんだ!絶対に死なない!」

 

「お兄様は必ず帰って来ます!」

 

ユーフィミアたちはマスクウェルと戦闘に入るが、マスクウェルに一撃すら当てられないユーフィミアたちは魔導士の中でもトップクラスである。それもなのはやフェイトやはやて達よりも上位の実力者なのだが攻撃が当たらない

 

「【インフェルノ】!」「【ブラストファイアー】!」「【光翼斬】!」「【ヴェスパーリング】!」

 

「甘いね! 【アクセラレーター・オルタ】!!」

 

ディアーチェ、シュテル、レヴィ、ユーリはマスクウェルに魔法を放つがマスクウェルはその場から消え……いや、超スピードで移動しディアーチェたちを戦闘不能まで追い込むそしてユーフィミアは

 

「ありがとう、ディア、シュテル、レヴィ、ユーリ時間を稼いでくれて!」

 

ユーフィミアはマスクウェルに気付かれないように超高度まで上がり、魔力を収束し槍状に変形させる。そしてそのままマスクウェルに向かい投げた

 

「死になさい!フィル・マスクウェル!!【クォス・ヴァディス】!!」

 

「なにっ!?」

 

ユーフィミアの超広範囲収束砲撃の【クォス・ヴァディス】が【アクセラレーター・オルタ】状態のマスクウェルに確実に当てた。マスクウェルは血だらけで巨大なクレーターの中央にいた、するとマスクウェルの体から“闇の力”が溢れ傷を癒す。

 

「そ、そんな……私の全魔力を収束した魔法を受けて…たったそれだけの傷なの」

 

フ、フフハハハハハハハハ!!!!遂に!遂に私は!

 

「な、何なのそれは」

 

そこにはマスクウェル“ではなく”一人の灰と赤の魔神がいた

 

「ありがとう、これで私の実験は成功した!お礼と言っては何だがこの手で殺してあげるよ」

 

「母上!!/お母様!!/母さん!!」

 

「ごめんなさい、ヨルくん今そっちにいくね……」

 

そして、マスクウェルがユーフィミアに魔法を放つがその魔法はユーフィミアに当たることなく何処かに消え去った

 

「お母さん、大丈夫?」

 

そこにはユーフィミアたちが死んだと思っていたヨゾラがいた



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80話 覚醒シタ王(後)

「っ!? ヨ、ヨルくんなの」

 

「あとは任せて…【完全なる立方体(パーフェクト・キューブ)】【世界樹の雫(ユグドラシル)】」

 

ヨゾラはユーフィミアたちに“魔術”の【完全なる立方体(パーフェクト・キューブ)】で攻撃が当たらないように囲い【世界樹の雫(ユグドラシル)】で傷を完全に癒した。そしてヨゾラはマスクウェルの方を向くとヨゾラは一瞬にしてマスクウェルの目の前にいた

 

「なっ!??」

 

「………」

 

すぐさまヨゾラから距離を取り、実験台の子供たちを向かわせるが今のヨゾラには効きはしない

 

「みんな、今楽にしてあげるから…極限集中・『神吸』桜の呼吸 五大桜 壱華【惨春滝桜・千月】   おやすみ」

 

「なっ!?」

 

「お前は楽に殺さない【魔神王剴神】!」

 

すると、ヨゾラの周りに鎧状態の【夜刀神】が夜空の前に【真紅の赫天龍神帝(クリムゾン・ゴッド・アポカリプス)籠手(ギア)】は夜空の左後ろに【神意の白銀魔神龍皇(サンクチュアリ・クェーサー・エクリプス)籠手(ギア)】は夜空の右後ろにそしてヨゾラの後ろに【太陽翼神の武装(インパクトブラスト)】が現れた。そしてヨゾラはそれを纏う

 

「なんだ、この魔力の総量は!?何故だその力は!!魔神王様の!」

 

「…お前が知る必要はない なぜ私が魔法を使えないかようやくわかったよそれは私の体が魔法に馴染んでなかった……私の本質は“魔術”【領域(サンクチュアリ)】」

 

「っ!? 私はまだしなければならないことがある!私は……私は!!!」

 

「次元の時に喰われろ 時空系最高位神話魔術【時喰神の世界(ヨグ=ソトース)】!」

 

「いやだ!いやだぁぁぁぁぁああぁあぁぁあぁ!!!!!!」

 

「はぁ…はぁ…やっと終わったよ、みんな……(くっ、やっぱりいきなり神話魔術はまずかったかな?)はぁ…はぁ…」

 

ヨゾラは神話魔術を使いほぼ魔力は(から)になり治りかけの傷も開き血が滲んでいた。それを見たユーフィミアは直ぐ様重い体を動かしすこし回復した魔力でヨゾラの傷を治そうとするが魔力が足りないディアーチェたちの心許ない魔力ではいまのヨゾラの傷は治せない……が、ヨゾラは血を垂れ流しながらも歩き始める

 

「ヨルくん!何処にいくの!?」

 

「このエルトリアに発生している瘴気の根源を絶ってくる」

 

「無茶よ!!貴方の今の傷じゃ!それに魔力だって」

 

「大丈夫」

 

ヨゾラはユーフィミアにそうゆうとヨゾラのデバイスの【ユグドラシル・ダ・カーポ】に貯めていた魔力を補給したが全体の4分の1しか魔力は戻らなかった

 

『マスター……私は』

 

「ごめんね、ユグ それとありがとう」

 

『私が不甲斐ないばかりに……また、マスターを…』

 

ヨゾラはユグを眼帯に付け、回復した魔力で聖光系下位統合魔術【完全回復(パーフェクトヒール)】を使い自分とユーフィミア、ディアーチェ、シュテル、レヴィ、ユーリの傷を治した

 

「帰ってくるのよね?」

 

「当たり前でしょ?私の居場所はお母さんたちのいる場所なんだから」

 

「ヨゾラ!必ず!必ず帰ってくるのじゃぞ!」

 

「待ってますよ!ヨゾラ」

 

「そうだぞ!ヨゾラ」

 

「お兄様、どうかご無事で…」

 

「うん、行ってきます」

 

そして、ヨゾラはユーフィミアたちを【夜の炎】でフローリアン研究所へと送り、ヨゾラは瘴気の根源を断つべく奥へと歩き出す。そこには瘴気が漏れでている門があった

 

「【魔神王剴神】!魔力はほぼなし……だったら……」

 

ヨゾラは魔力の代わりにありったけの覇氣で門を閉じる

 

「極限集中・『神吸』真・剱の呼吸 無限刀 終ノ型弐式・終焉【無限覇境・龍桜篶】!!」

 

ヨゾラが放った技で門は消え去ったがその技のせいで辺りの森は削れ更地になってしまった。その反動でヨゾラは倒れそうになるがヨゾラを支えた人物がいたそれはウーノだ。ウーノはヨゾラがマスクウェルを倒してから戻らないヨゾラを心配しウーノも森の奥へ来ていたのだ

 

「帰りましょう、ヨゾラ様」

 

「ウーノありがとう。すこし寝るよ」

 

「はい、ごゆるりと」

 

そして、ヨゾラはウーノにお姫様だっこされながらユーフィミアたちがいるフローリアン研究所に帰っていった。




極限集中・『神吸』桜の呼吸 五大桜 壱華【惨春滝桜・千月】(みしゅんたきざくら・せんげつ)
始ノ型【彼岸神桜・満開】の状態で零の型【継ぎの纏桜】に 玖ノ型【王枝魔桜・久遠渡り】と拾ノ型【紅万之桜・空絶】の合わせ技


極限集中・『神吸』真・剱の呼吸 無限刀 終ノ型弐式・終焉【無限覇境・龍桜篶】(むげんはきょう・りゅうおうえん)
剱の呼吸 玖ノ型零式【六幻刀・時喰・千月夜桜】の千本の刀で真・剱の呼吸 無限刀 終ノ型【千月無境・龍星】と漆ノ型【阿修羅・次元無龍】に覇氣を纏わせ放つ


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剱・桜・無の呼吸 魔術一覧(最新話までの)

剱の呼吸 壱ノ型【天地冥慟】(てんちめいどう)

上から下もしくは下から上からに振り下ろすついでに斬撃もプラスされる

 

壱ノ型弐式【天地冥慟・乖】(てんちめいどう・かい)

左から右もしくは右から左からに振り下ろすついでに斬撃もプラスされる 

 

剱の呼吸 弐ノ型【龍鳴一閃】(りゅうめいいっせん)

神速を越える高速居合いか抜刀居合い

 

剱の呼吸 惨ノ型【無窮千牙】(むきゅうせんが)

るろうに剣士の斎藤一の牙突に神速の速度で放たれる突きは無数に空を斬る

 

剱の呼吸 肆ノ型【一刀風火】(いっとうふうか)

ただ力いっぱい振り下ろすもしくは振り上げる 

 

剱の呼吸 伍ノ型【獄天日龍】(ごてんひりゅう)

漆ノ型【白牙虚空】壱ノ型【天地冥慟】壱ノ型弐式【天地冥慟・乖】弐ノ型【龍鳴一閃】漆ノ型弍式【白牙虚空・紅】の順番に行う連続技 

 

剱の呼吸 陸ノ型【折り刃】(おりは)

相手に剱氣・剱圧による幻覚を見せる

 

剱の呼吸 漆ノ型【白牙虚空】(びゃくがこくう)

無数の斬撃を空中に配置する罠型

 

漆ノ型弍式【白牙虚空・紅】(びゃくがこくう・くれない)

相手に配置した斬撃が間合いに入ると塚に小指で叩くと斬撃が襲い掛かる。

 

剱の呼吸 捌ノ型【次元斬り・無月】(じげんぎり・むげつ)

ブラッククローバーのヤミの次元斬りとブリーチの一護の無月

 

剱の呼吸 玖ノ型【六幻刀・時喰】(むげんとう・じくう)

居合いの構えると鞘の隣に5本の魔力刀現れる

 

剱の呼吸 玖ノ型零式【六幻刀・時喰・千月夜桜】(むげんとう・じくう・せんげつよざくら)

ブリーチの殲景・千本桜 

 

剱の呼吸 拾ノ型【時空次元刀・千喰】(じくうじげんとう・せんくう)

時空と次元をズラシ一時的に時間を停めることができ次元の狭間で相手の攻撃を防ぐ

 

剱の呼吸 拾壱ノ型【無天空絶・天月】(むてんくうぜつ・てんげつ)

上から地面に向かい斬撃を縦に突き刺す様に複数放つ

 

剱の呼吸 拾弐ノ型【喰牙災禍】(くうがさいか)

“刀を振らずに”無数の斬撃を出現させる。この技の存在から、鍔迫り合いなどで太刀筋を封じることは不可能。

 

剱の呼吸 拾惨ノ型【弧月叨忌・無煌】(こげつとうき・むこう)

一振りで広範囲かつ縦横無尽に無数の斬撃を放つ絶技。一瞬のうちに全方向に放たれるこの斬撃を見切ることはおろか間合いの外に出ることすら困難という反則技。

 

剱の呼吸 拾肆ノ型【龍鏡・星詠み】(りゅうきょう・ほしよみ)

刀を斜めに一閃し複数の方向に地を這う斬撃を放つ。さらに、地を這う斬撃の合間を埋める様に龍爪型のうねる斬撃が伴っている。

 

 

真・剱の呼吸 参刀龍 壱ノ型【二天弍龍】(にてんにりゅう)

刀を背に構えた状態から、足のバネと踏み込みをフルに使い振り降ろす様に斬り付ける。(ゾロの極虎狩り見たいな感じ)

 

真・剱の呼吸 弍刀龍 弐ノ型【羅生門・彼岸】(らしょうもん・ひがん)

両腰に一本ずつ刀を構えた居合の構えから抜刀し、対象を縦に両断する。海を一刀両断するほどの威力。

 

真・剱の呼吸 弍刀龍 惨ノ型【一大・三千・大千・世界】(いちだい・さんぜん・だいせん・せかい)

【魔神王の武神色】を纏い硬化させ両手の刀を風車の様に回転させながら、突進して敵を一刀両断する

武装色の覇気↑

「九山八海一世界、千集まって"小千世界"、三乗結んで斬れぬ物なし。 剱の呼吸 三刀龍 漆ノ型【一大・三千・大千・世界】」

 

真・剱の呼吸 弌刀龍 肆ノ型【月鏡輪天・時喰】(げっきょうりんてん・じくう)

拾惨ノ型【弧月叨忌・無煌】と拾肆ノ型【龍鏡・星詠み】と玖ノ型【六幻刀・時喰】を同時に使う。威力も範囲も桁違いになる

 

真・剱の呼吸 玖刀龍 伍ノ型【阿修羅・龍星孤月】(あしゅら・りゅうせいこげつ)

『九刀流』状態で剱の呼吸 拾肆ノ型【龍鏡・星詠み】の強化版で威力も範囲も桁違いになる

 

真・剱の呼吸 玖刀龍 陸ノ型【阿修羅・天導閃牙】(あしゅら・てんどうせんが)

『九刀流』状態で壱ノ型【天地冥慟】と壱ノ型弐式【天地冥慟・乖】を同時に使ってから次に惨ノ型【無窮千牙】と弐ノ型【龍鳴一閃】を同時に使う威力も範囲も桁違いになる

 

真・剱の呼吸 玖刀龍 漆ノ型【阿修羅・次元無龍】(あしゅら・じげんむりゅう)

『九刀流』状態で捌ノ型【次元斬り・無月】の強化版で威力も範囲も桁違いになる

 

真・剱の呼吸 玖刀龍 捌ノ型【時千喰・夜桜】(じせんくう・よざくら)

『九刀流』状態で玖ノ型零式【六幻刀・時喰・千月夜桜】と拾ノ型【時空次元刀・千喰】を同時に使う。防御に特化した型で一切攻撃を通さない完全防御

 

真・剱の呼吸 無限刀 終ノ型【千月無境・龍星】(せんげつむきょう・りゅうせい)

『九刀流』状態で玖ノ型零式【六幻刀・時喰・千月夜桜】と捌ノ型【次元斬り・無月】と拾惨ノ型【弧月叨忌・無煌】と拾肆ノ型【龍鏡・星詠み】と拾壱ノ型【無天空絶・天月】との5つを同時に使い。しかも5つは大幅に強化されていて威力も範囲も桁違いになる。そして相手の攻撃を玖刀龍 捌ノ型【時千喰・夜桜】で完全に防ぐ

 

 

極限集中・『神吸』真・剱の呼吸 無限刀 終ノ型・終焉【無限月境・龍篶】(むげんげっきょう・りゅうえん)

剱の呼吸 玖ノ型零式【六幻刀・時喰・千月夜桜】の千本の刀で真・剱の呼吸 無限刀 終ノ型【千月無境・龍星】を放つ

 

極限集中・『神吸』真・剱の呼吸 無限刀 終ノ型弐式・終焉【無限覇境・龍桜篶】(むげんはきょう・りゅうおうえん)

剱の呼吸 玖ノ型零式【六幻刀・時喰・千月夜桜】の千本の刀で真・剱の呼吸 無限刀 終ノ型【千月無境・龍星】と漆ノ型【阿修羅・次元無龍】に覇氣を纏わせ放つ

 

 

 

真・剱の呼吸は【虹王】と【魔神王】の力をフルに使うことによってヨゾラが作り出した呼吸

『九刀流』は体をヨゾラの闘気と魔神王の武神色を使って形を作っている

 

必須呼吸条件【痣】と極限集中・『神吸』

 

 

桜の呼吸一覧

(シュゥゥゥ!)

桜の呼吸 零の呼吸【継ぎの纏桜】(つぎのまといさくら)

壱ノ型【寒緋桜・舞姫】の呼吸を継ぎ、次に使う呼吸と合わせる呼吸法である

 

 

桜の呼吸 壱ノ型【寒緋桜・舞姫】(かんひざくら・まいひめ)

舞を舞うように相手に斬り込み斬りつける回避と攻撃を兼ね備えた技、舞えば舞うほど力が増し威力が上がり。【寒緋桜・舞姫】を続ければ継続される他の技も同時に使える

 

桜の呼吸 弐ノ型【桜華一閃】(おうかいっせん)

一撃目が雷ノ型壱ノ型【霹靂一閃 超神速】でもし避けられた場合に二撃目のるろうに剣士の【牙突】

 

桜の呼吸 惨ノ型【枝垂桜・神凪ぎ】(しだれざくら・かみなぎ)

下から上もしくは上から下に振り上げてから特殊な軌道がわからない横薙ぎ

 

桜の呼吸 肆の型【染衣凱ノ・零れ桜】(そめよしの・ぬれざくら)

斬りつける瞬間刀の刃先が舞う桜のように揺らぎ敵の目算を狂わせ避けるのがかなり難しい

 

桜の呼吸 伍ノ型【西洋桜・焔雨】(せいようざくら・えんう)

前方広範囲を焔の桜と氷の桜を巻くように斬りつける。範囲が広く攻防を同時に行える

 

桜の呼吸 陸ノ型【八重桜・霞】(やえざくら・かすみ)

前方左右広範囲に十八連撃を叩き込む

 

桜の呼吸 漆ノ型【千本桜】(せんぼんざくら)

全方位超広範囲に大きな弧を描くように斬りつける

 

桜の呼吸 捌ノ型【明鏡止水・桜】(めいきょうしすい・桜)

相手の認識をずらし攻撃が当たらない

 

桜の呼吸 玖ノ型【王枝魔桜・久遠渡り】(おおしまざくら・くおんわり)

動作中の着地時間・着地面積を最小限にし、縦横無尽に駆け巡る事を可能とする桜の呼吸唯一の歩法。足場の悪い場所での戦いにも有効

 

桜の呼吸 拾ノ型【紅万之桜・空絶】(くまのざくら・くうぜつ)

デビルメイクライのバージルの次元斬・絶(分身?みたいの出る方)

 

桜の呼吸 始ノ型【彼岸神桜・満開】(ひがんかみざくら・まんかい)

花の呼吸【彼岸朱眼】の強化版で全身を超強化することが出来る。肆の型【寒緋桜・舞姫】と会わせればかなりの力が出る。

 

桜の呼吸 終ノ型【彼岸神桜・散華】(ひがんかみざくら・さんか)

壱ノ型から拾ノ型(捌と玖ノ型以外)を繋げて繰り出す技。ダメージを受け続けるとそのダメージ分だけ力を増すが使用者には“諸刃の剱”

 

 

極限集中・『神吸』桜の呼吸 五大桜 壱華【惨春滝桜・千月(みしゅんたきざくら・せんげつ)】

始ノ型【彼岸神桜・満開】の状態で零の型【継ぎの纏桜】に 玖ノ型【王枝魔桜・久遠渡り】と拾ノ型【紅万之桜・空絶】の合わせ技

 

極限集中・『神吸』桜の呼吸 五大桜 弐華【山煌神代桜・夜魔都(ざんこうしんだいざくら・やまと)】

始ノ型【彼岸神桜・満開】の状態で零の型【継ぎの纏桜】に陸ノ型【八重桜・霞】と漆ノ型【千本桜】の合わせ技

 

極限集中・『神吸』桜の呼吸 五大桜 惨華【淡咒彌桜・夜幻(うすずみざくら・やげん)】

始ノ型【彼岸神桜・満開】の状態で零の型【継ぎの纏桜】に捌の型【明鏡止水・桜】と玖ノ型【王枝魔桜・久遠渡り】合わせ技

 

極限集中・『神吸』桜の呼吸 五大桜 肆華【緋芽白羽岾桜・斬鬼(あかめしろやばやざくら・ざんき)】

始ノ型【彼岸神桜・満開】の状態で零の型【継ぎの纏桜】に伍ノ型【西洋桜・焔雨】と陸ノ型【八重桜・霞】と

 

極限集中・『神吸』桜の呼吸 五大桜 伍華【夕兎羽桜・白桃(せきとばざくら・びゃくとう)】

始ノ型【彼岸神桜・満開】の状態で零の型【継ぎの纏桜】に伍ノ型【西洋桜・焔雨】と漆ノ型【千本桜】の合わせ技

 

 

 

無の呼吸一覧

(コォォォォ!!)

 

無の呼吸 零ノ型【四天聖獣】(してんせいじゅう)

【無窮天崩】→【無雹月華】→【威煌乱無】→【無狼滅鬼】を連続で繰り出す

 

無の呼吸 壱ノ型【無窮天崩】(むきゅうてんほう)

全身の回転力とブーストを加えながら相手の足を崩して相手が浮いてる状態にし、相手を一気に上へ蹴りあげる

 

無の呼吸 弐ノ型【威煌乱無】(いこうらんぶ)

瞬間的にブーストを何度も掛け相手に連続で拳を叩き込みその相手に魔力の波長を打ち込むことによって相手の魔力の波長をズラすことにより一時的に魔法を使えなくする

 

無の呼吸 惨ノ型【無雹月華】(むひょうげっか)

自分の体を垂直もしくは平行の超回転とブースト+遠心力をし踵落としを叩き込む

 

無の呼吸 肆ノ型【無天海星】(むてんかいせい)

相手の体全体に神速の速さと足のバネ、ブースト使い拳を繰り出し更に頭・胸・腹に鋭い蹴りを入れる

 

無の呼吸 伍ノ型【神楽天旋】(かぐらてんせん)

低い体制から瞬間的に神速の速さに入り相手の懐まで近づき足のバネとブーストを使いアッパーカットで浮かしそこから体の回転+遠心力とブーストを利用した回し蹴りを食らわす

 

無の呼吸 陸ノ型【無狼滅鬼】(むろうめっき)

体のひねり+体重とブーストを利用したハイキックを食らわす

 

無の呼吸 漆ノ型【牙崩無螢】(がほうむけい)

トリコの釘パンチ

 

無の呼吸 終ノ型【九頭龍無撃】(くずりゅうむげき)

死ぬ気の炎を拳に集め九つの龍を象り瞬間的に神速へ辿り着き相手の懐もしくは死角に入り鋭い拳の九連撃

 

無の呼吸 終ノ型弐式【九頭龍無撃・牙螢】(くずりゅうむげき・がけい)

無の呼吸 終ノ型【九頭龍無撃】+漆ノ型【牙崩無螢】

 

無の呼吸 終ノ型惨式【九頭龍乱撃・牙煌】(くずりゅうらんげき・がこう)

無の呼吸 終ノ型弐式【九頭龍無撃・牙螢】+弐ノ型【威煌乱無】を繰り出す

 

無の呼吸:始ノ型『夜光月鏡』(やこうげっきょう)

相手の技をコピーするが、オリジナルよりも威力・精度が桁違いに上がっている

 

無の呼吸:裏ノ型【左手・天刀:天叢雲剣(アマノムラクモ)

無の呼吸:裏ノ型【右手・霊刀:布津御魂(フツノミタマ)

無の呼吸:裏ノ型【左足・絶刀:天羽々斬剣(アメノハバキリ)

無の呼吸:裏ノ型【右足・神刀:天之尾羽張(アマノホハバリ)

 

 

ヨゾラの覚醒後魔力特性

無限(インフィニティ)】は『どんな持続困難な魔法でも“一度発動”してしまえば自身で解除しない限り持続し続ける。』

領域(サンクチュアリ)】は『どんな小さい規模の魔法でも超広範囲まで広げることできる逆もしかり。相手の魔力に干渉し範囲を決めれる。』

 

 

概念魔術【九つの世界樹(ユグトラシル・ノートゥング)

 

 

無限に思考する世界(インフィニティ・ワールド)第0の世界『始まりの世界(ヴァルハラ)』】

無限に思考する世界(インフィニティ・ワールド)第1の世界『世界の果ての樹(ユグドラシル)』】(オリジナル)

無限に思考する世界(インフィニティ・ワールド)第2の世界『天者覇軍の世界(レナトゥスヘイム)』】(オリジナル)

無限に思考する世界(インフィニティ・ワールド)第3の世界『暴風豪雷の世界(ケラヴノスヘイム)』】(オリジナル)

無限に思考する世界(インフィニティ・ワールド)第4の世界『終末巨人の世界(ヨトゥンヘイム)』】

無限に思考する世界(インフィニティ・ワールド)第5の世界『氷獄氷終の世界(ニブルヘイム)』】

無限に思考する世界(インフィニティ・ワールド)世界の狭間『氷獄と煉獄炎狭間(ギンヌンガガプ)』】

無限に思考する世界(インフィニティ・ワールド)第6の世界『死者覇軍の世界(ヘルヘイム)』】

無限に思考する世界(インフィニティ・ワールド)第7の世界『煉獄炎終の世界(ムスペルヘイム)』】

無限に思考する世界(インフィニティ・ワールド)第8の世界『終わりのの世界(ラグナロク)』】

 

虹の柱(ビフレスト)

各世界を渡る為の柱

 

 

 

魔術系統

 

 

炎熱系下位魔術【火球】

炎熱系二階下位魔術【炎球】

炎熱系三階下位魔術【炎火球】

炎熱系下位統合魔術【炎流火球】

 

炎熱系中位魔術【火龍】

炎熱系二階中位魔術【炎龍】

炎熱系三階中位魔術【炎龍王】

炎熱系中位統合魔術【炎龍終千撃(えんりゅうついせんげき)

 

炎熱系上位魔術【鴉紅爾(アグニ)

炎熱系二階上位魔術【火之迦具土(ヒノカグヅチ)

炎熱系三階上位魔術【天照】

炎熱系上位統合魔術【天紅雨千(あまべにうせん)

 

炎熱系最高位魔術【炎天ノ煉獄(メギド・インフェルノ)

炎熱系最高位神話魔術【煉獄地獄の世界(ムスペルヘイム)

炎熱系最高位大罪魔術【憤怒王之大罪(サタン)

 

氷水系下位魔術【水球】

氷水系二階下位魔術【氷柱】

氷水系三階下位魔術【氷水球】

氷水系下位統合魔術【水流氷球】

 

氷水系中位魔術【水龍】

氷水系二階中位魔術【氷龍】

氷水系三階中位魔術【氷天】

氷水系中位統合魔術【千月水刃】

 

氷水系上位魔術【八岐大蛇(ヤマタノオロチ)

氷水系二階上位魔術【海神ノ王(ポセイドン)

氷水系三階上位魔術【深海の神王(ニョルズ)

氷水系上位統合魔術【永久氷獄(コキュートス)

 

氷水系最高位魔術【氷天ノ天獄(ウラネス・コキュートス)

氷水系最高位神話魔術【氷天水獄の世界(ニヴルヘイム)

氷水系最高位大罪魔術【嫉妬王之大罪(リヴァイアサン)

 

嵐雷系下位魔術【雷撃】

嵐雷系二階下位魔術【嵐刃】

嵐雷系三階下位魔術【雷撃嵐】

嵐雷系下位統合魔術【風嵐轟雷】

 

嵐雷系中位魔術【東風の神々(アネモイ・エウロス)

嵐雷系二階中位魔術【西風の神々(アネモイ・ゼピュロス)

嵐雷系三階中位魔術【南風の神々(アネモイ・ノトス)

嵐雷系中位統合魔術【北風の神々(アネモイ・ボレアス)

 

嵐雷系上位魔術【嵐天ノ天魔(ウラス・テンペスト)

嵐雷系二階上位魔術【雷天ノ天空(ゼルニ・トニトルス)

嵐雷系三階上位魔術【雷神槌撃(トール)

嵐雷系上位統合魔術【轟雷天神(ゼウス)

 

嵐雷系最高位魔術【七天轟風(しちてんごうふう)

嵐雷系最高位神話魔術【雷天嵐轟の世界(テトルトニスヘイム)

嵐雷系最高位大罪魔術【強欲王之大罪(マモン)

 

聖光系下位魔術【回復(ヒール)

聖光系二階下位魔術【大回復(ハイヒール)

聖光系三階下位魔術【超回復(グランドヒール)

聖光系下位統合魔術【完全回復(パーフェクトヒール)

 

聖光系中位魔術【氷結絶零(ザドキエル)

聖光系二階中位魔術【灼爛殱鬼(カマエル)

聖光系三階中位魔術【破軍共鳴(ガブリエル)】 

聖光系四階中位魔術【絶天ノ王冠(メタトロン)

聖光系五階中位魔術【刻々時喰(ザフキエル)

聖光系中位統合魔術【絶対極光(ヤハウェイ)

 

 

聖光系上位魔術【蘇生(リザレクション)

聖光系二階上位魔術【至高なる天使(セラフ・オブ・セラフ)

聖光系三階上位魔術【月読の月光(ツクヨミ)

聖光系上位統合魔術【世界樹の雫(ユグドラシル)

 

聖光系最高位魔術【神天ノ裁キ(シャイン・ジャッチメント)

聖光系最高位神話魔術【聖極光星の世界(ヤハウェルヘイム)

聖光系反転暗黒最高位神話魔術【暗黒死の世界(ヘルヘイム)

聖光系最高位大罪魔術【傲慢王之大罪(ルシファー)

聖光系反転暗黒最高位大罪魔術【怠惰王之大罪(ベルフェゴール)

 

結界系上位魔術【六芒天結】

結界系二階上位魔術【四聖獣】

結界系三階上位魔術【封神二十一柱】

結界系上位統合魔術【次元牢】

 

結界系最高位魔術【次元喰牢・天幻】

結界系最高位大罪魔術【色欲王之大罪(アスモデウス)

 

時空系上位魔術【時喰いノ城】

時空系二階上位魔術【時飛ばし】

時空系三階上位魔術【逆時】

時空系上位統合魔術【停止】

 

時空系最高位魔術【始まりと終わり時計(アルファ&オメガ)

時空系最高位神話魔術【時喰神の世界(ヨグ=ソトース)

時空系最高位大罪魔術【暴食王之大罪(ベルゼビュート)



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81話 再確認

ヨゾラが瘴気の根源を閉じて眠ってから一日が経っていた。ヨゾラは空になった魔力は全体の3割しか回復していなかった。なぜなら長い間瘴気により汚染されたエルトリアは魔力が蝕まれなくなっていたヨゾラも瘴気が体の中に入っており魔力の回復を妨げている。覇氣だけは完全に回復している。

 

「まだ、ヨルくん起きそうにない?」

 

「はい、外部の傷は治りました。ですが“内部の傷”は全然ですね」

 

「内部……やっぱり、瘴気ね」

 

「はい」

 

それから半日が経ち、ヨゾラが目を覚ましたが瘴気に蝕まれた体はボロボロだった。ヨゾラはウーノに頼み瘴気の門があった場所へと連れてきてもらった

 

「魔力は4割ぐらいしか回復してないか……」

 

「ヨゾラ様、大丈夫なんですか?お体の方は?」

 

「全身ズキズキして痛いよ……でも、私はこの森を壊しただから元に戻す義務がある。それに4割も魔力があれば十分だよ【領域(サンクチュアリ)】 時空系最高位大罪魔術【暴食王之大罪(ベルゼビュート)】この領域内の全ての魔素と瘴気を喰らい尽くせ一欠片の魂さえも残さず……」

 

すると、ヨゾラが発動させた大罪魔術【暴食王之大罪(ベルゼビュート)】は周囲の魔素と瘴気を全て喰らい尽くしたヨゾラの中にある瘴気でさえ……そして喰らった魔素はヨゾラが吸収し瘴気は聖光系中位統合魔術【絶対極光(ヤハウェイ)】により浄化され破壊しつくされた森も聖光系上位統合魔術【世界樹の雫(ユグドラシル)】で死んだ森を治した

 

「ふぅ……」

 

「すごい……死んだ森や動物たちが……」

 

「さて……」

 

すると、ヨゾラの周りに光る球体がありぐるぐると回っている

 

「みんな、ありがとう。 みんなのお陰で私は感情と言うものを知れたよ……だから、みんな来世で幸せにね 聖光系最高位魔術【輪廻転生】」

 

「『ありがとう、ヨゾラ(くん)(さん)(ちゃん)』」

 

「……ぅん こちらこそ私に感情を想いをくれてありがとう。生き方を教えくれてありがとう 来世では幸せになることを祈っているよ」

 

そして、ヨゾラとウーノは元に戻した森を治したあと二人は歩いてユーフィミアたちが待っている場所へと帰っているとユーフィミアたちが走ってヨゾラに抱きついた

 

「ヨルくん!!」

 

「お母さんどうしたの?」

 

「どうしたの?じゃぁないわよ!様子を見に行くとヨルくんの姿がないし!グランツが言っていた瘴気の根源があるって場所からヨルくんの魔力を感じたと思ったら森を覆っていた薄い瘴気が消えて…それで」

 

「ごめんね、お母さん。私お母さんに心配ばかりにかけてるね……ねぇ、お母さんは私みたいな“化け物”と一緒にいたいと思ってる?」

 

「……え?どうゆうこと?」

 

「……お母さんもあいつから私のこと聞いたでしょ?私は“人間じゃない”ってこと」

 

「えぇ、聞かされたわ」

 

「だったら、私をすt「ふざけないで!!」っ!?」

 

下を向いていて、ユーフィミアの叫びにビックリしバッと顔あげるとユーフィミアは泣いていた。ヨゾラはユーフィミアの顔をみて自分がバカなんだと思ったヨゾラがわかっていたことだった自分自身が昔から化け物だと……でも、ユーフィミアはヨゾラを見捨てたり恐れたりしなかったいつも笑顔で楽しそうで嬉しそうだった。

 

「お願いだから……そんなこと言わないで…貴方は化け物何かじゃない!私の大好きなヨルくんなんだよ」

 

「…ごめん…なさい……ごめんなさい」

 

「いいの。いいのよ怖かったのよね。拒絶されるのが…嫌われるのが……大丈夫よ、私やディアーチェやシュテルやレヴィやユーリやアインスもヨルくんのことが大好きだから!あっ桃子もプレミアもアリシアも」

 

と、ユーフィミアはヨゾラが好きな人物を全員言おうとするからヨゾラはそれを止め一緒に家族の待っている場所へ帰って行った



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82話 身勝手の極意?と魔力

ヨゾラたちが惑星エルトリアに来て、数日が経っていた。もとは合宿の予定だったのだがヨゾラの復讐により合宿はほぼなくなった。

 

「ごめん、ジーク姉、リンネ」

 

「いいんよ、私たちもヨーくんと同じ立場なら同じことすると思うし。な、リンネ」

 

「そうだよ!ヨーちゃんは悪くないよ!」

 

「ありがとう」

 

それから、ヨゾラはリンネとジークの二人を相手に訓練をしている。ヨゾラはハンデとして【呼吸】以外の力を禁止としているのだが、ヨゾラは【インターミドル・チャンピオンシップ】前優勝者のジークとアインハルトやジークよりも戦闘の才能があったリンネを圧倒していた

 

「ジーク姉、リンネ動きが鈍くなってるよ?」

 

「はぁ…はぁ…なんでヨーくんはそんな余裕なんよ……」

 

「はぁ…はぁ…はぁ…そ、そうだよ」

 

「んー、内緒かな?」フフ

 

「ムゥ)いくで!リンネちゃん!」

 

「はい!ジークさん!」

 

「ガイスト・クヴァール!/【天手力神(アマノテヂカラ)】100%!!」

 

「二人とも本気だね!だったら……極限集中・『神吸』(あれ?この感覚…エルトリアに来る前の飛行機の中で似た感覚を感じた)」

 

「「ハァァァアアァアァアァァァァ!!!」」

 

全力のジークとリンネを【極限集中・『神吸』】だけではいくらヨゾラでも手に余るはずなのだが、二人の攻撃を全て避けていた。ヨゾラは“意識と肉体を切り離し【無意識】に任せている”のだこれを【身勝手の極意“兆”】と呼ぶ。

 

「「……え?」」

 

そして、ジークとリンネはヨゾラの速すぎる攻撃を喰らい気絶していた。薄れ行く意識の中で二人が見たのは全身から青白いオーラに包まれ、ヨゾラの白髪はうっすらと銀色に光り輝く虹彩が浮かび上がっているヨゾラの姿だった。当のヨゾラは無意識の中でも自身がどうゆう状況なのかをすぐに理解した

 

「……【身勝手の極意】」

 

【身勝手の極意】とは全世界……全宇宙の武道たちの誰一人として到達しえなかった【神の領域】や【神の御技】とよも称される。神々でさえ到達しえない武道の極み……ヨゾラはこれで本当の意味で【神の領域】へと踏み入れた。

 

「これを……極めてやる」

 

それから、ヨゾラはジークとリンネが目を覚ますまで【身勝手の極意】の感覚が途切れないように【身勝手の極意“兆”】になり続けるが【身勝手の極意】が解けるごとに激しい激痛が走る。それも並みの激痛ではない身体が破壊されていくような痛みで二人が起きないように声を押さえるのに必死である

 

「ウァ”ァア”ァ!!クゥ”! ハァ…ハァ まさかこれ程とは…さすが【神の領域】だ……ここにユグが居なくて正解だったよ」

 

ユグは現在、ユーフィミアの元でメンテナンスを受けている。ヨゾラの魔術の影響を受けていないかの確認も兼ねている。それから数時間後ジークとリンネが目を覚ました

 

「うっ 痛い」

 

「うぅ~」

 

「おはよ、二人とも ごめんね強く叩きすぎたみたいで…」

 

「ううん、いいんよ(ウチ)らも本気やったから それにしてもリンネちゃんの【天手力神(アマノテヂカラ)】?やったっけ?あれなんなん?」

 

「あー、あれは」

 

リンネはチラっとヨゾラを見るとヨゾラはリンネの視線に気付き頷いた。リンネの【天手力神(アマノテヂカラ)】はヨゾラと同じ魔導師の魔力とは違い【聖騎士】の魔力で魔導師よりも威力や能力面でかなり違うリンネの【天手力神(アマノテヂカラ)】は肉体強化の魔力で1%~100%以上まで身体能力を上げることができる。しかし、リンネは元々常人の10倍の筋密度を持つ特異体質者なので常人の100%とは全くことなる100%となる

それにヨゾラの魔力の影響で【漣撃王】の魔力にも覚醒した【漣撃王】は攻撃を繋げれば繋げるほど攻撃威力や破壊力が上がり続ける

 

「はぇ~、それはすごいなぁ!なぁなぁ!(ウチ)のもその聖騎士の魔力に目覚めへんの?!」

 

「んー?どうだろ、一番可能性があるのはミカヤお姉さんだけど。ジーク姉も行けると思うけどそれがいつになるかわからないよ?」

 

「構わへん!」

 

それから、三人はもう一度訓練を始めユーフィミアたちが呼びに来る前までずっと休まず訓練をし続けた。ヨゾラの今の目標は【身勝手の極意“兆”】の完全に制御することだ。

 

そしてその日の夕方、ユーフィミアたちはフローリアン家に見送られミッドチルダに帰っていた。




リンネの聖騎士としての魔力特性【天手力神(アマノテヂカラ)
僕のヒーローアカデミアの【ONE FOR ALL】に似ていて、1%~100%以外の力を発揮できる
(使用中はローズレッドの稲妻が走る)

ヨゾラの魔力の影響を受けて現れた魔力【漣撃王】
連撃が決まれば決まるほど攻撃力と破壊力が上がる


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インターミドル・チャンピオンシップ都市本選編
83話 集まり始めたベルカの騎士たち


ヨゾラたちが惑星エルトリアから離れて半日が経ちミッドチルダへと着いた。ヨゾラはリンネを呼びまだ時間があるか聞いた

 

「リンネ、まだ時間大丈夫?」

 

「うん!大丈夫だよ」

 

「だったら、リンネすこし付き合ってくれる?」

 

「?? うん」

 

そういい、ヨゾラとリンネは【インフィニット・ジム】のヨゾラ以外立ち入り禁止の地下へ向かった。そこでリンネが見たのは“何故か見覚えのある装備”だった。

 

「リンネ?」

 

「……これ、どこかで…  そうだ“夢”でみた」

 

「っ!? リンネそれはどんな夢だった!?いつ見た!?」

 

「え?見たのは確かヨーちゃんに出会った日の夜とここでトレーニングして数日後と昨日かな? はっきりとは覚えてないんだけど…でもひとつだけ覚えてることがあるの」

 

「覚えてること?」

 

「うん、夢に出てきた男の人?を“助け守り抜くこと”」

 

「っ!!?(……“ルナ”君も変わらないね…)そっか。リンネこの神器を君に託すよ。」

 

「えぇ!?そ、そんなの受け取れないよ!?」

 

「ううん、これは君に必要な力だ」

 

リンネはヨゾラの真剣な眼差しに覚悟を決めヨゾラから神器【四聖獣神話】を受け取った。そしてヨゾラはリンネを家まで送り考え事をしていたそれは集まりつつあるベルカの騎士たちのことだ。【虹王と魔神王】のヨゾラ【聖王】のヴィヴィオ【覇王】のアインハルト【冥王】のイクスヴェリア【黒のエレミア】ジーク【雷帝】のヴィクター【四聖拳】のリンネ残りの二人が集まれば全員集合となる

 

「…誰かが意図的に集めてる?いやそんなのは不可能だ。でも偶然にしてはこんなことがあり得るのか?王や騎士の他にも夜天もいるし紫天もある……出来すぎてる」

 

『どうかしましたか、マスター??』

 

「あっユグスリープモードから起きたんだね。どう?調子は」

 

『はい!なんだか以前よりも強くなった気がします!』

 

「そっか!」

 

ヨゾラはユグの言葉で考えるのを一旦やめ1ヶ月後に控えている【インターミドル・チャンピオンシップ】の本選がある。そして家に帰ってきたヨゾラは残りの休みをゴロゴロと過ごし休み明けの学校に向かうのだった。

 

「おはようございます。ヨゾラさん」「おはよう!ヨゾラくん」

 

「おはようアインハルト、ユミナさん」

 

「ヨゾラくん!もう少しだねインターミドルの本選!」

 

「うん、負ける気はしないけどね」

 

「ヨゾラさんなら優勝出ますよ!」

 

「うんうん!」

 

「ありがとう、二人とも」

 

そうして、ヨゾラとアインハルト、ユミナは久しぶりの学校を楽しんだ。それからヨゾラは【インフォニット・ジム】に向かいリンネやジーク、ミカヤが来るまでトレーニングを始めた。始めてから数時間後三人が来て模擬戦をしようとしたがミカヤはジークとリンネを見て感じた自分よりも強いと

 

「ジークちゃん、リンネちゃんどうしてそこまで強くなってるんだい?」

 

「ずっと、ヨーくんと本気の戦いしてたからちゃうかな?な、リンネちゃん!」

 

「はい!全然ヨーちゃんには勝てませんでしたけど、いい経験にはなりましたよ!」

 

「ヨゾラちゃんも本気だったの?」

 

「いや、その時の私は三割かな?」

 

「(わ、私がルーフェンで遊んでいる間にここまで差が開くなんて……)」

 

ヨゾラはミカヤの焦りを感じとりある提案をした半分の力のジークとリンネをずっと相手にし続ける模擬戦をしてもらうことにした。そして徐々にジークとリンネの力も上げていく

 

「それでお願いする!」

 

「わかった。じゃまずジーク姉は間接技とガイスト・クヴァールを禁止リンネは魔力と神器を禁止」

 

「りょーかいや!/うん!」

 

そして、突然ヨゾラたちによるミカヤ強化大作戦が始まった。



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84話 リンネと先祖

リンネがヨゾラに神器【四聖獣神話】を貰いミカヤの強化訓練から数日が経ちリンネはまた“夢”をみていた。

 

そこは草原が広がり目の前には綺麗な湖があり動物たちもくつろいでいた

「『エデン様、またこのような場所で寝られて!』」

 

「『やぁ、ルナ君もどう??今日は風が気持ちいいよ?』」

 

「『いいえ、私はエデン様のお側に居るだけで幸せです!』」

 

が、突然風景が代わりそこは死んでいる兵士たちそれも幾万幾千の兵士たちだった、そしてその先には

 

「『いや……いやぁぁああぁぁぁぁあぁあぁぁ!!!!!!』」

 

そこには彼女が尊敬し憧れ愛した一人の王の骸だった

 

「っ!? ハァ…ハァ……い、今のは…ヨ、ヨーちゃん?」

 

リンネは妙にリアルな夢を見ることがあった。その夢は日に日に鮮明になってきて自分が誰なのかあの男の人が誰なのかがわかった。エデンはリンネも知っているヨゾラが受け継いだ王の名前だ。ルナと呼ばれていた女の人は本名【ルナディア・オーグスト】と言う、ルナディアは昔、たった一人の王【魔獣王ガノン】に滅ぼされた【オーグスト王国】の第1王女であった。数年後にさ迷っていたところをエデンに拾われ近衛騎士としてエデンを守る抜くと誓った。

 

「あっ! 早くおかないと!」

 

リンネはヨゾラと二人っきりで神器【四聖獣神話】の特訓をすると約束していた。リンネはヨゾラに【四聖獣神話】を託されたが使い方が全く分からずにいた。それにリンネもヨゾラに言いたいことがあった、それはリンネも【St.ヒルデ魔法学院の中等科】へと編入するが決まったからだ

 

「ごめんね!ヨーちゃんすこし遅れちゃった!」

 

「いや、大丈夫だよ」

 

リンネはヨゾラの後を歩きながら編入のことを切り出した

 

「ヨーちゃんあのね!私来週からヨーちゃんが通ってる【St.ヒルデ魔法学院の中等科】に通うことになったの!」

 

「え?!そうなの!?」

 

「うん、パパがね。違う学校にいるよりヨーちゃんのいる学校のほうがいろいろ楽しいだろうからって!」

 

「そっか、リンネと同じ学校に通えるのか!それは楽しみだな」

 

と、そういいヨゾラはリンネに微笑みかけた。そうして歩いているとヨゾラは何もない所で止まった

 

「ヨーちゃん?」

 

「リンネ、今から起きることは誰にも言わないでね?」

 

「え? う、うん」

 

「【夜刀神】抜刀!」

 

すると、ヨゾラはの影から【夜刀神】の腕だけが現れ空間を切り裂いた、ヨゾラはリンネの腕をつかみその空間へと飛び込んだ

 

「え?えぇぇえぇぇぇぇええぇ!!?」

 

そして、リンネが空間を抜け見たのは大きな城とアルハザードに住む人たちだった。みんな楽しそうに暮らしている姿だった

 

「ここが【幻の都アルハザード】 すごい」

 

「お帰りなさいませ、マスター」

 

「うん、ただいまノア ウーノは?」

 

「はい、昨日こちらに帰って来ました。今現在は王の間で待機中です マスターそちらの方は?」

 

「この子はリンネ私の弟子だよ。リンネこっちはノア・ラプラスこのアルハザードの天空庭園を統括していて私とウーノが留守の時色々してくれているんだ」

 

「は、初めまして!リンネ・ベルリネッタです!」

 

リンネとノアの自己紹介が終わりヨゾラはリンネにこのアルハザードのこととヨゾラ自身のことを話した。リンネはその事をすぐに受け入れ今までと変わらなく接してくれている。

 

「さて、リンネまずは【四聖獣神話】の特性から話そうか」

 

「うん!」

 

神器【四聖獣神話】

朱雀・白虎・青龍・玄武の力を使える

 

朱雀【天脚顕符(てんきゃくげんぷ)朱染雀羽(しゅぜんざっぱ)

超スピード特化:使用者の脚部に装着され足首から刃のような羽が生えており飛行も可能である

 

白虎【獣爪顕符(じゅつそうげんぷ)白蓮虎砲(びゃくれんこほう)

超攻撃特化:使用者の両腕に爪の形状をした手甲のような神器。その鋭い爪からは斬撃を飛ばすことも可能

 

青龍【龍鱗顕符(りゅうりんげんぷ)青閃龍牙(せいせんりゅうが)

超バランス特化:伸縮自在のガントレット型の神器

 

玄武【鋼殻顕符(ごうかくげんぷ)玄帝武鬮(げんていぶきゅう)

超防御特化:使用者の周りに亀の甲羅のような楯が現れオートで守る(甲羅の楯は分裂も可能で最高で10枚まで分裂できる)

 

相性が良いのは【白虎と朱雀】【青龍と玄武】【白虎と玄武】となる

逆に相性が悪いのは【朱雀と玄武】【青龍と白虎】となる。リンネが一番相性の良いのは【白虎】だったそしてリンネはヨゾラにある“術式”を見てもらったそれはかつて【四聖拳ルナディア】が使っていた【羅針(らしん)】だった

 

「術式展開…【覇凱刹(はかいさつ)乱式(らんしき)】」

 

すると、リンネの足元に雪の結晶を模した陣を出現させ。リンネの前にあった人体の練習台が粉々に粉砕された、それは前【四聖拳】ルナディアの【羅針術式】よりも精度や攻撃力、範囲が高い

 

「それも夢でみたの?」

 

「うん!」

 

「そうか…」

 

そうして、ヨゾラとリンネは現実の10時間アルハザードでも10年間リンネを鍛え上げたそしてこの10年でリンネは【羅針術式】と【四聖獣神話】の【纒神呪(まといかじり)】を習得。いわゆる【禁手】である。




羅針(らしん)】『術式展開(じゅつしきてんかい)』と称し武道に従う構えをとり、足元に自らを中心とした雪の結晶を模した陣を出現させる。魔力、闘氣、覇氣を感知し、他者の動きを読み取る術。リンネ(ルナディア)の戦闘における根幹と言える技であり、これにより相手の攻撃を探知して攻防を行う

覇凱刹(はかいさつ)空式(くうしき)】中距離面制圧に用いられる拳圧の乱打。拳撃による絶大なインパクトを虚空へと打ち込む事で衝撃波を発生させ、距離の離れた対象を砕く。インパクトから衝撃の到達までのタイムラグもほぼゼロであり、あくまでただの衝撃なので当然ながら肉眼で視認する事も不可能である。

覇凱刹(はかいさつ)乱式(らんしき)】拳打による連携・乱打。いわゆる近距離乱舞技。


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85話 リンネの修行とヨゾラの修行

めちゃくちゃ久しぶりに投稿します。


ヨゾラがまずリンネにさせたことは体力作りと魔力の絶対量を底上げすること、と【四聖獣神話】のかく聖獣の力を完璧に扱うこと、【羅針(らしん)】の精度をあげる。それらすべてが終われば【四聖獣神話】の禁手である【纒神呪(まといかじり)】を取得してもらう流れだ。

 

まず、アルハザードの全域を一周しようとヨゾラとリンネが城を出る

 

「さてと、リンネ今から体力作りでアルハザード全域を走るけど自分とペースでいいから」

 

「うん!」

 

「目印はちゃんとあるからそれを見て走ってね。まずは一周を目標でね」

 

「わかった!」

 

そうして、リンネはヨゾラの言う通り。目印を目にアルハザードの外周を走るのだがアルハザードはかなりの広さがあるためリンネと言えど半周したところで息が上がってしまった。

 

「ハァ……ハァ……ヨーちゃんこれを十周も走ってるの…すごいなぁ」

 

その頃、ヨゾラはアルハザードにある【大図書館】であることを調べるためである。その調べものとは【身勝手の極意】についてだ

 

「ロストー?」

 

「王様だぁー!どうしたの?調べもの?」

 

「うん、少しね」

 

「だったら、【星の本棚】を使えばよかったんじゃない??」

 

「そうなんだけどね」

 

ヨゾラは苦笑いしながらロストに言った。すると、ヨゾラは【身勝手の極意】に関するキーワードを呟くと大図書館の本棚が動きだしある二冊の本が検出されたその二冊の題名は【神代・人類王伝説】【華牙氣(カゲキ)怒臨氣(ドリンキ)】と書かれた。

 

「なぜ、人類王が…まさか人類王は【身勝手の極意】を使っていた?それに【華牙氣(カゲキ)怒臨氣(ドリンキ)】は覇氣に関する本?でもなんで覇氣」

 

「あっ!その本懐かしいぃ!前々の王様が見てた本だ!」

 

「(なに?前の王も?)」

 

ヨゾラは無言のまま二冊の本を読み始めた。そこには【華牙氣(カゲキ)】【怒臨氣(ドリンキ)】を極めそれを同時発動すると神の領域の激痛を克服出来ると【神代・人類王伝説】には書かれていた。そして【華牙氣(カゲキ)】と【怒臨氣(ドリンキ)】のことも書いてあった。

 

華牙氣(カゲキ)】とは【覇氣】の最上位互換で普通の覇氣と違い白い稲妻に白い覇氣が六枚の羽の様に現れる。

怒臨氣(ドリンキ)】とは【華牙氣(カゲキ)】と違いマイナスのエネルギーを使う【憤怒・憎しみ・嫉妬・殺意】と言った感情だ。紫の稲妻に紫の覇氣が六枚の羽の様に現れる。ただし【怒臨氣(ドリンキ)】は使用するマイナスの感情の引っ張られることが多く感情に飲み込まれ破滅する者が多い

 

「なるほど……【怒臨氣(ドリンキ)】は感情が強ければ強いほど力が増すってことか…」

 

ヨゾラはロストを連れ新たに作ったエリア【闘技場】に来ていた。【闘技場】にはラプラスは居らずその代わりにヨゾラの使い魔となった【超龍(グラン・)神光騎龍(サジットヴルム)の十二宮神(・ゾディアックノヴァ)】がいる。それに他のゾディアックはアルハザード全体の守護神として今はのんびり過ごしている

 

「〈おっ!主様どうしたのだ?〉」

 

「久しぶりだね、グラン それじゃロスト始めようか」

 

「はい!」

 

ヨゾラは【魔神王の覇神色】をからだ全体に纏いプラスのエネルギーを加えていく。すると、ヨゾラの体から白い稲妻に白い覇氣が六枚の羽の様に現れた

 

「綺麗…」

 

 



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86話 越えた神域

「綺麗…」

 

「これが【華牙氣(カゲキ)】の力…」

 

ヨゾラは【華牙氣(カゲキ)】の予想以上の力にすこし驚いていた。ただ本来の【華牙氣(カゲキ)】はヨゾラの用に全能値を底上げするのではなく自身に特化した技や力に作用する技術である。それは【怒臨氣(ドリンキ)】も同様である、もう一度言う。ヨゾラの用に全能値を底上げ……いや、大幅に向上させるなんてことはあり得ないのだ。その上、ヨゾラは【全集中の常中】も使っている言うなれば、【華牙氣(カゲキ)】or【怒臨氣(ドリンキ)】×【全集中の常中】×ヨゾラの元々の身体能力となる。そこに【極限集中・『神吸』】や【極限集中・神吸一天】が加われば誰もヨゾラを止めることないて出来ない

 

「次は【怒臨氣(ドリンキ)】」

 

「王様ー!気を付けてね!」

 

「うん、わかってるよ」

 

怒臨氣(ドリンキ)】は【華牙氣(カゲキ)】と違いマイナスのエネルギーを使うそれは人間が最も使っている感情【怒り・憎しみ・嫉妬・殺意・悲しみ】と言った強い感情である。

 

「(……殺意)ッ!!!」

 

「「『っ!!!?』」」

 

ヨゾラの濃厚で強大すぎる殺気により闘技場全体に広がりロストやグラン、他のゾディアックたちもヨゾラの殺気に恐怖した。そして、ヨゾラの背中には黒紫色の六枚の羽が現れていた。だが【華牙氣(カゲキ)】よりも強大で存在感があった

 

「………」

 

「お、王様?」

 

この時、ヨゾラの頭の中では『殺セ…殺セ…殺セ…』と響いていた、それはかつてヨゾラがベルカ時代より蓄積されたすべての残留信念に囚われた時のように…だが、ヨゾラには無意味だった

 

「(うるさいな…でも、この声は私の本音…)大丈夫だよ、この感情も心も……忘れることはないから…」

 

そして、ヨゾラは【怒臨氣(ドリンキ)】を発動させたまま【華牙氣(カゲキ)】よるプラスのエネルギーを加え始める。すると、強大な2つの力がぶつかりあいだんだんと次は膨れ上がってくる。この時ロストはある違和感を感じたそれは2つの力の“量”である本来なら半分ずつでいい力を全力で注いでいることだ

 

「王様!!そんなにお互いの強い力を合わせたら王様の体が持たないよ!?」

 

「〈主様もう止めるのだ!〉」

 

「まだまだ!」

 

「王様!!/〈主様!〉」

 

「(もっと……もっと…強く、鋭く……私は更なる高みへ!)ハァァァァアァアアアァァァァっ!!!!」

 

それはヨゾラの試し、強くなるため、強者でいるため、王であるための試しこんなことで死ぬことがあるならそれまでの人間だったと言うこと…しかしこのヨゾラの行動によりヨゾラは神の領域を飛び越えてしまったのだ

 

ヨゾラが起こした【華牙氣(カゲキ)】と【怒臨氣(ドリンキ)】激しいぶつかり合いにより生じた力は【身勝手の極意】を会得するための一歩だった、がヨゾラはその“一歩”を大きく踏み越え更なる先へ……

 

「……フゥゥ、【身勝手の極意】を越えた極意……名付けるなら…んー、そうだなぁ【神威の領域】かな?」

 

それから、ヨゾラはその【神威の領域】の力に慣れるため無限ゴーレム千体とゾディアックたちに手伝ってもらい極めようとするが【神威の領域】はまだ未完成で完成にはすこし程遠いがヨゾラの戦闘センスと身体能力があればそう遠くないうちに完成するはずだ

 

その頃、リンネはヨゾラからもらったトレーニングシートの順に鍛えていた。それにより同年代では負けないぐらいに成長したこれならヴィヴィオやアインハルト、ジーク、ミカ、コロナとも張り合える程に*1

 

「さて、リンネこの十年間よく頑張ったね。今日で最終試験だよ」

 

ヨゾラがリンネに指定した最終試験はシンプルただこの闘技場全体にいる無限ゴーレム【攻撃特化型】500体【防御特化型】300体【魔法特化型】200体の破壊だ

 

「はい!」

 

「それじゃぁ、始め!!」

*1
原作と違い、ベルカ組はめちゃくちゃ強いです。ミカとコロナはヨゾラの弟子なので



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