グラハム・エーカー…スクールアイドルの存在に心奪われた男だ!! (ガノタなエクセル)
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なんとなく思いついた設定

歩夢のシチュエーションが思いつかなさすぎて考えている途中に思いついたグラハム達とあるスクールアイドルの設定をキャラの会話形式で説明する話を作りました。この設定によってストーリーが大きく変わることはないのであまり気にしないでください。


グラハム「カタギリ、璃奈ちゃんボードの設計はもう完成しているだろうか?」

 

カタギリ「急にどうしたんだい?まあ表情の投影自体は難しくないからできてるよ。どうしてもボードで顔を覆ってしまうから前が見えなくなってしまうがまあ、そこはMSのセンサーアイとコクピットへの投影システムをつかうとして…問題は表情を変えるシステムだね…スイッチなどで表情を変える感じでもいいがそれだとダンスが限定されてしまう…この問題をどうにかしないといけないからね。」

 

グラハム「それに関して私にいいアイデアがある。」

 

カタギリ「君がアイデアを出すなんて珍しいね。それでいったいどういう案なんだい?」

 

グラハム「脳量子波感知装置を使うという案だ。」

 

カタギリ「脳量子波感知装置。ファングやビットを操るのに使うやつだね…しかしあれはその脳量子波を使えるものでなければ…もしかして彼女がそうだというのかい!?」

 

グラハム「ああ、天王寺璃奈はイノベイターに覚醒している。」

 

カタギリ「そうか…ウェーダから君のもとへ送られてきていたこの学園に存在するイノベイターとは彼女のことだったのか。」

 

グラハム「ああ、ウェーダからのミッションではこの学園に存在する可能性があるイノベイターを発見しろとのことだったからな。」

 

カタギリ「それで君は彼女をどうするんだい?」

 

グラハム「ウェーダからは発見しろとしか言われてない上にスメラギ嬢からはその後は私の勝手にしていいといわれているからな。見つけたという報告ぐらいはするが、そこから先はどうもしないさ。まあ軍には気づかれないようになんとかするつもりではいるがね。」

 

カタギリ「そうか。」

 

グラハム「君としてはイノベイターとして覚醒している彼女を調べたいと思っていたが。」

 

カタギリ「僕はマッドサイエンティストじゃないから…それに教師として彼女達に関わってきて情が移らないほど薄情でもないしね。」

 

カタギリ「けど、思ったより気づくのが遅かったね…『彼ら』の力があればすぐだと思っていたんだけど。」

 

グラハム「『彼ら』とはこのことかな?」ピキピキ

 

カタギリ「それがELSとひとつになった姿…ハイブリッド・イノベイター…顔が一部とはいえ金属に変わるのは何度見ても驚くね。」

 

グラハム「私はまだその極に達してなどいないさ…彼女の微量な脳量子波に気づけないぐらいだからな…」

 

カタギリ「まあ、彼女が脳量子波を扱えるのがわかったならボードの設計にだいぶ道が見えてきたな…早速今から作り始めるよ。」

 

グラハム「ああ、よろしく頼む。」




簡単にまとめると
グラハムが虹ヶ咲学園に来たのはウェーダから送られてきた虹ヶ咲学園に存在する可能性のあるイノベイターの捜索のミッションため。
璃奈ちゃんはイノベイターとして覚醒しており感情が顔に出ないのは自分の感情を脳量子波で発するため表情を作る必要がないと無意識のうちに考えたためである。

という感じです。これは完全に筆者の独自解釈なので聞き流し改め見流してくれて構いません。次はちゃんとストーリーの続きを書こうと思います。


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第1章 虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会再臨
第1話 初めましてだなスクールアイドル!!


皆さん初めましてガノタなエクセルです。
初めて小説?を書いたのでつたない部分があると思いますがもっとこうしたほうがいいのではといったところがあれば感想でどしどし送ってください。


―東京・秋葉原『秋葉原UTX学園』前の街頭ビジョン

 

グラハム「まさかガンダムのプラモデルがあろうとは…秋葉原とはすばらしいところだな…そうは思わないかカタギリ?」ガチャガチャ

 

カタギリ「だからって店にあるの全種類買わなくてもよかったんじゃないかなグラハム?これだと君の家に持って帰るのも一苦労だよ…」ガチャガチャ

 

グラハム「ハハハ、たしかに私1人では持つことなどさすがにできなかっただろうな。感謝しているぞカタギリ。」

 

カタギリ「はいはい、そんなのはいいから早く帰ってこの荷物置くよ。」

 

グラハム「フッ、そうだな。私も早くこのガンプラを組み上げ ザワザワ うん?あそこに人だかりができているな」

 

カタギリ「あれが気になるのかい?」

 

グラハム「ああ、私の勘があれに関わるべきだと言っている…」

 

カタギリ「こういう時の君の勘はあてになるからねあの輪の中に入ってみようか。」

 

グラハム「とはいえあれはなんの集まりなんだろうな…失礼、そこの少女。」

 

侑「はい?って外国人!?ど、どうしよう歩夢!私上手く英語話せる自信ないよ!」

 

歩夢「ええ!?そんな急に言われても…えーと…ワッズハプン?」

 

カタギリ「ああ、ぼくたち日本語わかるからわざわざ英語で話そうとしなくても大丈夫だよ。」

 

歩夢「へ…?あったしかにさっきも失礼って…」

 

侑「なんだぁ、もう歩夢ってばおっちょこちょいだなー。」

 

歩夢「な!?侑ちゃんのせいでしょ!!」

 

グラハム「…それでこれはいったい何の集まりなんだ?」

 

侑「あっそうでしたね。μ'sとAqoursの合同ライブの全国同時中継がこの街頭ビジョンで見れるそうですよ。」

 

グラハム「μ's?Aqours?なんだそれは?」

 

歩夢「有名なスクールアイドルのグループですよ。」

 

グラハム「すまない、スクールアイドルのこともわからないんだ。」

 

侑「あ、そうなんですね。けど私もいわゆる高校のアイドルの部活っていうかんじということしかわからないんですよね~。」

 

カタギリ「部活…クラブか。けど学生の活動で全国中継ができるなんてそれほどまでにその2つのグループがすごいのかスクールアイドルがすごいのか。」

 

ワ―!!!キャー!!!

 

グラハム「む、そのライブが始まったようだな。」

 

穂乃果「みんなー、今日は私たちのライブに来てくれてありがとう!精一杯歌います!」

 

千歌「私たちと会場のみんな、中継先のみんなで輝きをつないでいこう!」

 

―ライブが終わって

 

グラハム「これが…スクールアイドル…フフフ、最高だぞスクールアイドル!自分が乙女座であったことをこれほどうれしく思ったことはない…!」

 

カタギリ「スクールアイドルが気に入ったのかい?」

 

グラハム「ああ、これほどの衝撃はあの日ガンダムを見た時以来だ。私は彼女たちのあの輝きに心奪われた。この気持ち…まさしく愛だ!!」

 

カタギリ「そうとう好きになったようだねグラハム。そういえばスクールアイドルが高校の部活動ということは今度僕たちが教師として赴任する学校にもスクールアイドル部があるかもしれないね。」

 

グラハム「なに、もし無いとしても私がスクールアイドル部を作ればいいだけさ。」

 

カタギリ「フフッ、君ならそう言うと思ったよ。さてそれじゃあそろそろ帰ろうか。」

 

グラハム「ああ」

 

グラハム「これが私のスクールアイドルとの出会いだ。これからどのように人生という名の物語が進んでいくのだろうか…それは神のみぞ知る。と言ったとこだろうか。」

 

カタギリ「何そんなありきたりな第1話の終わらせ方みたいな独り言を言ってるんだいグラハム。というか君のこの大量に買ったガンプラを持って帰るの忘れないでほしいかな。」ガチャガチャ




1000文字言葉を書くのでもこんなに難しいんですね…やはり作家の人ってすごいんだなとしみじみ感じました


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第2話 グラハム・エーカー!スクールアイドル同好会の未来を切り開く!!

なんかいいサブタイトルが思いつかない


ザッザッ

 

ヒュー ガサガサ

 

グラハム「ここが今日から私たちが着任する学校『虹ヶ咲学園』か…」

 

カタギリ「(なんで日本にタンブルウィードがあるんだろう…)」

 

そのころ―

 

侑「昨日のあの外国のひといつのまにかいなくなってたね。」

 

歩夢「侑ちゃんあの後ずっと放心状態だったもんね。」

 

侑「あの人もスクールアイドルを初めて知った感じだったけど好きになったのかな…?」

 

歩夢「終わった後凄く機嫌がよさそうだったから多分好きになったんじゃないかな?」

 

侑「そうだといいなぁ…話は変わるんだけどさ、私たちのクラスの担任の先生今日から変わるじゃん?」

 

歩夢「前の担任だった竹内先生が寿退職したもんね。誰になるのかな?」

 

侑「それが噂によると今日から新しく赴任する先生になるらしいよ?」

 

歩夢「へえ、どんな人なんだろう?」

 

コツコツ

 

侑「あ、来たみたい。」

 

ガラッ

 

グラハム「初めましてだな生徒達!!グラハム・エーカー。君たちの担任となる男だ!!」

 

カタギリ「と、その補佐もとい副担任のビリー・カタギリです。みんなよろしく。」

 

すっごいイケメン!!

 

わ―外国人かな?

 

どっちも身長たかーい

 

チョリッス!!!

 

侑「あ、あ、あなたは…」

 

グラハム「なんと、あの時の少女か!やはり私と君は運命の赤い糸で結ばれていたようだな!!」

 

歩夢「う、運命の赤い糸!?だめ!侑ちゃんは!!」

 

侑「どうしたの歩夢?」

 

歩夢「へ!?い、いや別に侑ちゃんがとられるとかそう考えちゃったとかじゃゴニョゴニョ…」

 

侑「?」

 

グラハム「君は確か上原歩夢だったな。君のその気持ち。まさしくあ「だめーーーーー!!!」…フッ、少し無神経だったなすまない。」

 

カタギリ「ちなみに彼は英語、僕は物理を教えることになっているからよろしく。」

 

グラハム「それではそろそろ次の授業があるからHRを終了する。なにか質問がある生徒はまた時間がある時にきてくれ。」

 

―放課後

 

グラハム「高咲侑!!!」

 

侑「うひゃあ!きゅ、急に大声で呼ばないでくださいよグラハム先生…それでどうしたんですか?」

 

グラハム「失敬、なにスクールアイドル部の場所を知りたくてな。あと、ハム先生で構わんよ。」

 

歩夢「は、ハム先生でいいんだ…」

 

侑「もしかしてハム先生もスクールアイドルが好きになったんですか!?」

 

グラハム「も、ということは君もそうか。よもや同じ時にスクールアイドルに心奪われた者どうしがこうして再び相まみえようとは…乙女座の私には、センチメンタリズムな運命を感じずにはいられない。」

 

カタギリ「それで、スクールアイドル部の場所までグラハムを案内してくれないかな?」

 

侑「そうなんですね、けどごめんなさい。私もスクールアイドル部の場所どころかスクールアイドル部があるのかもわからないんですよね。」

 

グラハム「そうか…やはり部を捜索するしかないようだな。高咲侑、すまないがスクールアイドル部の捜索に協力してもらえないだろうか。」

 

侑「もちろん!私も今日探してみようと思ってたんです!」

 

歩夢「侑ちゃんも行くの?それだったら私も手伝おっか?」

 

グラハム「干渉、手助け、一切不要。我々二人でスクールアイドル部を見つけて見せるさ。」

 

侑「あはは…そんなわけで歩夢は先に帰ってて。明日報告するよ。」

 

グラハム「カタギリも頼むぞ。」

 

カタギリ「僕はもともと明日の準備があるからね今日は手伝うつもりはなかったさ。」

 

歩夢「そっか…わかった。スクールアイドル部見つかるといいね。じゃあまた明日ね侑ちゃん。先生もさようなら。」

 

侑「それじゃあ行きましょうかハム先生。けどスクールアイドル部ってどこで活動してるんですかね?」

 

グラハム「練習場所はわからないが部室さえわかればなんとかなるのではないだろうか?」

 

侑「なるほど!それじゃあ部室棟に行ってみましょうか!」

 

グラハム「うむ!こうしてはおれん急ぐぞ侑!」ダッ

 

侑「あ、ハム先生まって~!廊下を走らないで~!」

 

30分後―

 

侑「ついに2階の端まで来ちゃいましたね…」ズルズル

 

グラハム「ここになければこの学校にスクールアイドル部はないということになるな。しかし美味いなこのそうめんというものは。」ズルズル

 

侑「流しそうめん同好会が余ったそうめんくれたおかげですね。」ズルズル…ゴクン

 

グラハム「む、ここか?スクールアイドル…同好会なのか。」

 

侑「とりあえず入ってみましょうか。」

 

グラハム「失礼する。」ガチャ

 

かすみ「なんでしょーか…関係者以外立ち入り禁止ですよ…」

 

侑「えーと…私たち探してたんですよ。」

 

かすみ「ワンダーフォーゲル部をですかぁ…?」

 

侑「わんだーふぉーげる…?ってなんですか先生?」

 

グラハム「簡単にいってしまえば登山だな。」

 

侑「へえ…登山か~。」

 

かすみ「あれ、ワンダーフォーゲルのことを知らない?もしかしてあなたたちはワンダーフォーゲル部の人じゃないんですか?」

 

グラハム「ああ、我々はこのスクールアイドル同好会を探してたんだ。」

 

かすみ「なんだぁ、かすみんの勘違いだったんですねぇ。てへっ♪けどスクールアイドル同好会を探してたということは入部希望ですか!?大歓迎…ですけど…制服じゃないですよねそれ?なんでスーツですか?」

 

グラハム「なぜって…私は教師だからな。学制服なんて着らんよ。それに今年で35にもなるのにそのような恰好をするのもな…」

 

侑 かすみ「「えぇー!!!」」

 

侑「ハム先生もうそんな年だったんですか!!」

 

かすみ「むむむ…人は見かけによらないというわけですか…」

 

グラハム「ところでなぜ我々のことをワンダーフォーゲル部の間者だと勘違いをした?」

 

かすみ「実は…生徒会長から部員がいなくなって活動実績もないのであれば解散しろって…だからスクールアイドル同好会は今月末に取り潰すって言われたんです。ぐすっ、うえ~ん…」

 

侑「え!?ちょっ、泣かないで!」

 

かすみ「かすみんスクールアイドルやめたくないです!この同好会をなくしたくないです!」

 

グラハム「ふむ…こうなれば生徒会長に直談判して同好会の取り潰しやめてもらうしかないな。」

 

侑「そうだね。それじゃあ早速生徒会長のとこまで行きましょうハム先生!」

 

かすみ「へ?先生たち…どうしてかすみんのために…?」

 

グラハム「私は我慢弱い。せっかく見つけた顧問になるつもりのスクールアイドル同好会が潰れるのを黙って見てはおれんのさ。」

 

侑「私も、スクールアイドルを一番近くで応援したいっていう夢を潰されるは我慢できないからね。」

 

かすみ「みなさん…かすみんのために頑張ろうとしてくれてありがとうございます!それじゃあかすみんのスクールアイドル同好会解散阻止作戦を手伝ってください!!」

 

グラハム 侑「「当然!!」」

 

かすみ「そういえば自己紹介がまだでしたね!私は1年の中須かすみです!」

 

侑「私は2年の高咲侑だよよろしく!」

 

グラハム「私はグラハム・エーカーしょう…ンン!失礼、英語教諭だよろしく頼む。」

 

かすみ「侑先輩とグラハム先生ですね!私のことはかすみちゃんとかかすみんとか好きなふうに呼んでください♪」

 

グラハム「了解した。それではかすかすと呼ばせてもらおう。」

 

かすみ「ぎゃーー!!なんで昔のあだ名を知ってるんですか!かすかすはだめです!かすみんって呼んでください!」

 

グラハム「それより生徒会長が帰ってしまっては意味ないからな早く生徒会室へ向かうとしよう。」

 

かすみ「ちょっと無視しないでくださいよ!先生が私のことをかすみんと呼ぶまで許さないですからね!」

 

侑「ハハハ、元気だなぁ…もーう二人ともまって~!」




文字数が1話の3倍になった…


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第3話 そんな道理、私の無理でこじ開ける!

好意的な感想をもらえるとやはりうれしいですね。


かすみ「はい、こっちですよ生徒会室。」

 

グラハム「かたじけない。」

 

かすみ「もう、生徒会室の場所を知らないんだったら先に言ってくださいよ。」

 

侑「たしかに、いきなり正反対のほうに行ってたもんね。」

 

グラハム「今日赴任したばかりだからな。多くの教室はまだ覚えてない。」

 

侑「確かにそっか…なんだか一緒に行動しすぎてそんな感じしなかったや。」

 

グラハム「さて、皆気を引き締めたまえ。」コンコン

 

生徒会長「どうぞ。」

 

グラハム「失礼する。」ガチャ

 

侑「ハム先生凄く自然にやってるけど緊張しないのかな?」

 

かすみ「生徒に対して緊張する教師なんていないですよ。」

 

生徒会長「あなたは、今日赴任されたグラハム・エーカー先生ですか。本日はどういったご用件なのでしょうか?」

 

グラハム「なに、私はただの付き添いに過ぎない。用があるのは彼女たちさ。」

 

侑「え!?急に私たちに振らないでくださいよ!」

 

生徒会長「あなたは…確か2年生の高咲侑さんでしたよね。」

 

侑「え?なんで私の名前を知ってるんですか?」

 

かすみ「この生徒会長、学校にいる生徒の顔と名前を全員覚えてるんですよ。」

 

侑「全員ってこの学校生徒が何千人もいるのに!?すごい!!」

 

グラハム「そうか?99822人の人の顔と名前を憶えている人間もいるのだから数千の人間を記憶することもできるだろう。」

 

生徒会長「それはガンダムWの…いえなんでもないです。」

 

かすみ「?まあそういうところがかすみん苦手なんですけどね。なんかロボットっぽいっていうかぁ…」

 

グラハム「ロボット…?もしやガンダムか!?」

 

生徒会長「!!」

 

グラハム「否!彼女はガンダムではない!!私がガンダムだ!!!」

 

生徒会長「ちがいます!あなたはガンダムなどではありません!!あなたのその歪みこの私が断ち切ります!!!」

 

グラハム「…なかなか話が合いそうだな少女。」

 

菜々「少女ではありません私は中川菜々。好きなMSは00ガンダムです。」

 

グラハム「そうか菜々か…ではあえて言わせてもらおう。グラハム・エーカー…好きなMSはガンダムエクシアとフラッグであると!!」

 

ガシッ

 

侑「握手までしちゃってるよあの人たち…」

 

かすみ「かすみんあんな生徒会長知らないです…」

 

菜々「それであなたたちはどのようなご用件で来たのですか?」

 

侑「あ、はい!スクールアイドル同好会の解散を取りやめにしてほしいんです!」

 

菜々「それはできかねます。」

 

侑「そ、そんな!確かに部員は少ないですけどスクールアイドルを目指して頑張ろうとしている人がいるんですよ!」

 

菜々「虹ヶ咲学園は生徒の自主性を重んじ、あらゆる部活動を奨励しています。」

 

侑「それなら…!」

 

菜々「スクールアイドル同好会もそうです。スクールアイドルをやりたいという生徒達の編入受け入れなどもしましたので。」

 

侑「そんなこともしてたんですか!?」

 

菜々「ええ、そういった背景もあり最初のうちは同好会活動もうまく行ってたようですが。」

 

かすみ「そうですよ!せつ菜先輩はスクールアイドルとして活躍していましたし…」

 

菜々「そのせつ菜が同好会に亀裂を入れたから現在の状況になっているのではないですか。」

 

かすみ「亀裂なんて入ってない!!誰かが怒ったわけでも喧嘩をしたわけでもないんです!!わかったようなこと言わないでください!!みんなちょっとおやすみしてるだけなんです…またみんな戻ってくるんです…」

 

菜々「それでそのお休みをしている方々はいつ戻ってくるのですか?部室の空き待ちをしている部活はいくらでもあります。部員もいない活動もしていない部活に部室をあてがうほどこの学校に余裕はないんです。」

 

かすみ「けど…私は…私たちはまだ…」

 

グラハム「それでは部員がいて活動もしていれば問題ないだろう?」

 

菜々「え、ええ。そうですね。」

 

侑「そ、そうです!部室の使用期限までに同好会に足りる人数を集めてきます!だから同好会を潰さないでください!!」

 

かすみ「せんぱぁい…」

 

菜々「わかりました、ですが条件として10人の部員を集めること。それができなければ廃部にします。」

 

かすみ「そんな!?同好会は5人いればいいじゃないですか!なんで10人も!」

 

菜々「たしかに本来はそうです。ですがその結果今部員は中須さん1人にまで減ってしまったではないですか。」

 

グラハム「なるほど、10人であれば5人が活動しなくなったとしても同好会を残せることができる…そう言いたいのだな?」

 

菜々「ええ、そうです。」

 

かすみ「そんな無茶言わないでくださいよぉ…」

 

グラハム「いいだろう。部員10人集めてこようではないか。」

 

かすみ「え!?」

 

侑「私もそれで大丈夫です!」

 

かすみ「ええ!?」

 

侑「かすみちゃん、やろう!私も手伝うからスクールアイドル同好会を絶対に残そう!」

 

かすみ「せんぱぁい…わかりました!かすみんやってやりますよ~!」

 

部室に戻って―

 

かすみ「はぁ~…やってやるなんて言ってしまいましたけどほんとに10人集まるんですかねぇ…はぁ~。」

 

グラハム「確かにもうあまり時間がない今の状況であれば困難であろうな!」

 

かすみ「な…!先生が自信満々に了承したからこうなってるんじゃないですか!!」

 

グラハム「フッなに、あの条件を飲まない限り向こうが折れることはなかっただろうさ。それにそれぐらいやらなければ菜々を口説くことなどできんよ。」

 

かすみ「く、口説くって///しかも菜々って呼び捨てにするなんて///」

 

侑「あ~、ハム先生そこらへん意識していってるわけじゃないからあんまり気にしないほうがいいよかすみちゃん。」

 

グラハム「とりあえず、新しい部員を探すことも重要だがまず今までいた部員をもう一度説得して戻ってきてもらうのが一番だろう。」

 

かすみ「けど、戻ってきてくれるんですかね…?」

 

グラハム「今はどうか知らんが同好会に入ったほどだ、当時はスクールアイドルに対して並々ならぬ愛があったのだろう。人間1つの目標に対して執念深くなるものさよっぽどのことがない限りその愛が消えることはない。」

 

侑「なんかわかってる風な感じに言ってますけどそんな経験あるんですか?」

 

グラハム「ああ、いやというほどにな…さてとりあえず明日以降は過去の部員にもう一度戻ってきてもらえるに説得するということで問題ないかな?」

 

かすみ「あ、はい大丈夫です。」

 

グラハム「では今日はもう遅いからこれで解散としようか。」

 

侑「ちょ、ちょっと待って!」

 

グラハム「どうした侑?」

 

侑「部員になってくれそうな人1人心当たりがあるから、明日はその子の勧誘を最初にしてもいいかな?」

 

グラハム「ふむ、別に構わんさ。それでは明日から行動を開始する。各員、それまで十分な休養を取り英気を養ってくれ解散!」

 

ゆうかす「「お疲れさまでした。」」

 

グラハム「(部員10人を集めろという無茶、あのときガンダムを鹵獲しろと言われた時に匹敵するほどだな…結局私はそれができなかった。ガンダムを超えることができなかった。)」

 

グラハム「ならばこそこの任務必ず成功させて見せる!そしてそれをもってガンダムへのリベンジとする!」

 

グラハム「見ていてくれ少年!私は君を超えて見せる!!」



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第4話 MSの性能差が勝敗を分かつ絶対条件ではないさ

なんかぽむがツッコミ役に落ち着いてるな。


かすみ「先輩、それで昨日先輩が言ってた心当たりって誰なんですかぁ?」

 

侑「そこは会ってからのお楽しみってやつだよ。まあ頑張っていける人って言っておこうかな。」

 

かすみ「はあ、なるほど…」

 

 

歩夢「ええっ!私がスクールアイドル同好会に!?」

 

侑「お願い!頼れるのは歩夢だけなんだよ!」

 

グラハム「やはり彼女が言ってたのは上原歩夢のことだったか…どうしたかすかす?」

 

かすみ「かすかすじゃないです…!いや、この人が頑張れる人なの?って思ったんです。」

 

侑「うん、この子は上原歩夢。幼稚園のころからの幼馴染なんだ。小さいころから難しい、苦しいことでも頑張れる子だからきっと同好会の力になれると思ったんだ。」

 

かすみ「お、幼馴染ーーーーー!!!」

 

侑「うるさっ!そんなに驚くこと?」

 

かすみ「えー。だってぇー。その人と先輩はそんなにながーい付き合いなんだなーって。」

 

グラハム「なんだかすかす嫉妬か?」

 

かすみ「またかすかすって言ったー!…別にかすみんだってがんばれますけど…」

 

侑「あ~も~かすみちゃんは可愛いな~!かすみちゃんが頑張る子なのは知ってるよ。」

 

かすみ「まあ、先輩がそういうならいいんですけど…」

 

歩夢「フフッ。やっぱり侑ちゃんは凄いなぁ。」

 

侑「へ?なにが?」

 

歩夢「だって昨日同好会を探しに行ってただけのはずなのにそこが潰されそうってわかったら部員集めるために動いて…それに昨日であったばかりの後輩ちゃんにもう頼りにされてるんだもん。」

 

かすみ「その後輩ちゃんってもしかしてかすみんのことですかぁ…?そうなんです!私と侑先輩はちょー仲良しなんですよ!」

 

歩夢「フフフそうなんだ。ねえ幼稚園の時のこと覚えてる?」

 

侑「えーと…どれのことかわからないんだけど。」

 

歩夢「もーう。あの時のことだよ…」

 

 

燃え盛る炎のなか人々が逃げ惑い。その上空から暗赤色のビームを打ち付けるガンダム。軍需工場とはいえ一般人にたいして残虐な行為を行っているガンダムに向かって最大船速で飛ぶ1機のフラッグ。そのパイロットはもちろん…

 

グラハム「やはり新型か!!」

 

歩夢「て!違うから!!!!」

 

 

グラハム「おいおい、歩夢よこれからいいところなんだ止めないでくれたまえ。」

 

歩夢「先生の回想?はどうでもいいんです!もう!」

 

侑「ハム先生!それでそのあとどうなったんですか!?続きをはなしてください!」

 

グラハム「ああ!こちらはフラッグに対して相手はガンダムだ、もちろん機体の性能差があり普通では勝てないだろう…だが「その話はもういいですから!!」つれないな歩夢。」

 

歩夢「はぁ…まあとりあえず侑ちゃんと一緒に頑張りたいから私スクールアイドル同好会に入るよ。」

 

侑「本当、歩夢!?ありがとう!」

 

歩夢「うん!これからよろしくね!えっと…かすみ…さん?」

 

かすみ「歩夢先輩は先輩なんですから私のことはかすみんって呼んでくれていいんですよ?それにぃ…歩夢先輩はこれから同好会の仲間になるんですからもっとフレンドリーに行きましょう!」

 

歩夢「フレンドリーだと…あだ名とか?それだとなにがいいかな…?」

 

グラハム「彼女にはかすかすというあだ名があるからそれでいいだろう。」

 

かすみ「だーかーらーかすかすはやめてくださいって言ってるじゃないですか!!」

 

侑「アハハ…まあかすみちゃんでいいんじゃない?」

 

歩夢「そうだね。それじゃあかすみちゃん私スクールアイドルのことあまり知らないからいろいろ教えてね。」

 

かすみ「もちろんです!かすみんのほうがスクールアイドルとしては先輩ですからね!」

 

侑「よーし、それじゃあ残りの人たちに戻ってきてもらえるように頑張ろう!」

 

皆「「「おー!」」」

 

侑「ねえねえ!それでハム先生!さっきの続きは!?」

 

グラハム「ああ!圧倒的な性能差があったがあの時の私はまさに阿修羅すら凌駕していた…」

 

歩夢「結局こうなるのー!!!」



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第5話 君は私のプリマドンナ!エスコートさせてもらおう!

今回の話を泣きながら書きました


グラハム「侑よこれは誰のもとへ向かっているのだ?」

 

侑「元々のメンバーの1人の桜坂しずくさんに会いに行ってるんです。」

 

かすみ「しず子は同好会に入ってた時も演劇部と兼任してたんです。なんならスクールアイドル活動をゆくゆくはお芝居に活かしたいと言ってたんで…けど高校の間はスクールアイドルに専念するって言ってたのに…ぐすっ…」

 

歩夢「かすみちゃん…先生も侑ちゃんも先行ってるよ…」

 

かすみ「なっ!2人ともちょっとはかすみんに構ってくれてもいいじゃないですか!」

 

劇場―

 

侑「芝居の練習をしてるようだね…邪魔しちゃ悪いから見とこうか。」

 

歩夢「うっ…ぐすっ…」

 

かすみ「あ、歩夢先輩どうしたんですか!?なんで泣いてるんですか!?」

 

侑「きっと感動してるんだろうね。歩夢ってすごく感受性豊かだから。」

 

かすみ「あ、そうなんですね。あれ?そういえばグラハム先生は?」

 

侑「たしかにどこに…あ、いた。」

 

グラハム「素晴らしい演技だ少年少女達!!」パンパン

 

部長「えーと…あなたは?」

 

グラハム「グラハム・エーカーだ。練習を中断させてしまってすまないな、だが中断させてでも君たちの演技を称えたかったものでな。」

 

部長「いえ、別に構いませんよ。なんならそれほどまでに私たちの演技を気に入ってくれてうれしいですから。せっかくですし先生も演劇の体験してみませんか?」

 

グラハム「む、いいのか?」

 

部長「別に構いませんよ。それじゃあちょっと台本変えようか、なんかいいのある?」

 

部員「それじゃあこれとかどうでしょうか。」

 

部長「お、いいね。それじゃあこのシーンをやろうか…先生は主人公役やってもらうとして…しずく!ヒロイン役やってもらってもいいかな?」

 

しずく「はい!大丈夫です!えっとグラハム先生でしたよね?桜坂しずくですよろしくお願いします。」

 

グラハム「ああ、こちらこそよろしく頼む。」

 

侑「なんかよくわかんない感じになってきたね。」

 

かすみ「もうかすみん知らないです…」

 

歩夢「わたしも先生のやってることにツッコむのつかれたよ…」

 

部長「それじゃあ先生演じる朋也としずく演じる渚は夫婦。今回はその渚が娘となる汐を出産するシーンをやるよ…それじゃあ、アクション!」

 

 

朋也「渚…しっかりしろ渚!」

 

渚「はあ!はあ!んんん!」

 

朋也「渚ぁ…」

 

渚「…大丈夫です…わたしちゃんとしおちゃん生みます…朋也くんとしおちゃんと3人で暮らすんです…」

 

~省略~

 

汐「おぎゃあ!おぎゃあ!」

 

朋也「渚…なぎさ?…渚…なぎさ!」

 

渚「朋也…くん…」

 

朋也「渚…こ、ここにいるぞ…!聞こえるだろう俺たちの子供の泣き声…ほら、最初に抱いてる俺…!俺たちの子だぞ…汐だ…女の子だ…元気な女の子だぞ!」

 

渚「しおちゃんをお家で生んであげられてよかったです…けど少し疲れてしまいました…ちょっとだけ…休ませてください…」

 

朋也「渚…待ってくれよ渚!もう少しは、は、話をしよう…!きいてくれるだけでいいから…!渚…?なあほら汐のほっぺただ…すごく柔らかくてさほら…な!」

 

朋也「渚…なぎさぁ!!」

 

 

グラハム「これが芝居…演劇というものか…このようなこと普段はやらないからな。とても貴重な体験になった。礼を言う…皆どうしたんだ黙って下を向いて?」

 

グラハム以外「ウウッ…ぐすっ…」

 

歩夢「すっごく感動したよ…ウッ…」

 

侑「ハム先生の演技が凄すぎて…お話も素晴らしいし…ひっく」

 

かすみ「グラハム先生のお芝居なんかで泣きたくないのに涙が止まらないです…うえ~ん」

 

しずく「私…芝居中に演技以外で泣くのなんて初めてです…ぐすっ」

 

グラハム「桜坂しずくよ。私たちは君に話があってきたのだが。」

 

しずく「すみません…今話を聞ける状態じゃないのでちょっと待ってもらってもいいですか…?ぐすっ」

 

5分後―

 

しずく「はい、お待たせしました…私は桜坂しずくです初めまして…かすみさんは…久しぶり…というよりごめんなさいですよね…」

 

かすみ「しず子…どうして同好会に来なくなったの…?」

 

歩夢「かすみちゃん…!そんないきなり!」

 

しずく「いえ、大丈夫です…」

 

しずく「私はお芝居が好きでした…でもそれと同じぐらいスクールアイドルへのあこがれがあったんです…」

 

しずく「だから、スクールアイドル活動ができるこの間はそれに集中したくてここに編入しました。」

 

しずく「そこでせつ菜さんに出会ったんです。あの人が導いてくれたほうに進めば皆が望むスクールアイドルになれる…そう思っていました。」

 

侑「けど違和感があったとか?」

 

しずく「はい…せつ菜さんが導いてくださる方向はたしかに正しいです。ですが私はそっちではなくこっちの方向に行きたい。そう思っていましたがその提案ができなかったのです。」

 

しずく「そんな自分の未熟さに悔しさを感じてしまい…せつ菜さんにそれを感じ取ってもらえるための表現力を付けるためにここで修業させてもらっていたんです。」

 

かすみ「じゃあ…しず子はスクールアイドルを捨てたわけじゃないの…?」

 

しずく「それはもちろん!だってスクールアイドル活動がしたくてこの学校に編入したんだよ?」

 

かすみ「だったら今すぐ戻ってきて!今同好会がピンチなんだよ~。」

 

侑「うん、今のままだと生徒会長に廃部にされちゃうんだ。」

 

しずく「そんな…!ごめんなさい私が勝手なことをしていたばかりに…この特訓で自信は…今さっきの先生の演技を見てなくなってきたんですけど。背に腹は代えられません!桜坂しずくスクールアイドル同好会に戻らせていただきます!」

 

侑「もちろん!大歓迎だよ!」

 

かすみ「けど、かすみんはまだちょっと怒ってるんだからね…!けど同学年のしず子がいないのはさびしいから…。」

 

しずく「かすみさん…ありがとうございます!」

 

グラハム「これで3人目だな侑よ!」

 

侑「はい!この調子で10人あつめてみせるぞ~!」

 

 

菜々「ウッ…ぐすっ…なんで渚さん死んでしまうのですか…せっかく汐ちゃんを生めたのに…」

 

この調子でその後1時間ほど泣き続けていた生徒会長なのであった。



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第6話 ガンダム好きに悪い者などいない!

小説情報とか見てなかったというかそういった存在を知らなかったのできずかなかったのですが投稿を初めて約1週お気に入り登録してくれている人が12人いてすごく驚きました。お気に入りしてくれた方ありがとうございます。


歩夢「実は…私心当たりがあるの。」

 

グラハム「ガンダムのか?」

 

歩夢「ちがいます!!」

 

侑「それって同好会に入ってくれる人ってこと…?」

 

歩夢「うん、侑ちゃんも知ってるんじゃないかな…?宮下愛ちゃんだけど…」

 

侑「なるほど!あの子か!」

 

かすみ「だ 「誰なのだ宮下愛というのは?」 かすみんが言おうとしたことなのに!」

 

侑「明るくて誰とでも仲良くなれちゃうからうちの学年の中でも特に目立ってて人気のある子なの。」

 

グラハム「ああ、あのいつも集団の中心にいる彼女のことか。たしかに彼女ほどスクールアイドルの才能を感じれる者もいないだろうな。」

 

しずく「それじゃあエマさん、彼方さんの前に宮下愛さんを誘いに行ってみますか?」

 

侑「それじゃあさっそく行ってみようか!」

 

グラハム以外「「「おー!」」」

 

グラハム「応!」

 

 

愛「アタシがスクールアイドル!?」

 

侑「そう!どう…?だめかな…?」

 

愛「う~ん…アタシ決まった部活には入らないようにしてるんだよね~。ゴメンね。」

 

かすみ「な 「なぜなのだ愛よ?」 またやってきたこの人!」

 

愛「アタシ楽しいこといーっぱいやりたいんだよね!だから理由としては…いろいろな経験をしたいからかな?」

 

侑「だったら絶対スクールアイドルやるべきだって!スクールアイドルには見た人をワクワクさせる力があるんだ!」

 

愛「そ、そう?キミ結構押してくるんだね?」

 

しずく「一度あの体験してしまうとやめたくてもやめられなくなってしまいますよ!」

 

かすみ「そうです!ステージから見える景色を想像してみてください…!ちゃんと喋れた!」

 

歩夢「愛ちゃんだったらいつも教室でやってるようにみんなを自分のペースに巻き込めると思うの!」

 

グラハム「たしかにその途中には困難があるだろう…だが、それを超えた先にある勝利を掴んだとき…君の興奮は最高潮になるだろう。」

 

侑「それに私は愛ちゃんがスクールアイドルになってるところを見てみたいの!」

 

愛「ん~…わかった!そこまで力説されたんじゃ信じるしかないよね!けど続くかどうかはわからないよ?それでもいい?」

 

グラハム「合わなかったら合わなかったで仕方ないさ。」

 

侑「けど、愛ちゃんはきっとスクールアイドルを気に入るはずだよ。」

 

愛「も~。キミたちは愛さんをノセるのがうまいね~。それでいつ活動してんの?」

 

しずく「あ、えっと~…それはですね…」

 

グラハム「現在同好会存続の危機でな、部員10人集めなければ廃部になってしまうのさ。」

 

愛「なんだって~…!?愛さんそういうの聞くと燃え上がるタイプなんだよね!」

 

グラハム「燃え上がる!?ガンダムか!?」

 

しずかすぽむ「「「は?」」」

 

愛「アハハ!ガンダムのOPじゃんそれ!」

 

グラハム「君もガンダムが好きなのか?」

 

愛「アタシの友達にガンダムが好きな子がいるんだー…あっそうだ!その友達も同好会に紹介したいんだけどどうかな?」

 

侑「もちろん!」

 

愛「まだいると思うからちょっと呼んでくるね!」

 

 

愛「この子がそうだよ!1年生の天王寺璃奈っていうんだ。」

 

璃奈「天王寺璃奈です…よろしく…」

 

かすみ「なにそれ…?仮面…?」

 

しずく「仮面をつけたスクールアイドル…」

 

歩夢「なかなか個性的だね…」

 

グラハム「そうか?仮面をつけるなどよくあることだろう?かくいう私も数年ほど仮面をつけていた時期があったからな。」

 

侑「そうなんですか!?かっこいい!その仮面って今ありますか!?」

 

グラハム「ああ、ちょうど今持ち合わせていたな。」スチャ

 

璃奈「おお!その仮面、ミスターブシドーがつけていた仮面にすごく似てる!璃奈ちゃんボード『キラキラ』。」

 

グラハム「周りが勝手にそう呼んでいる名にすぎん。」

 

かすみ「ミスターブシドーって誰ですか…ダサいし…」

 

璃奈「む。ブシドーをダサいと言ったの許せない…あなたもガンダムでのブシドーの活躍を見れば意見が変わるはず。璃奈ちゃんボード『プンプン』。」

 

愛「りなりーはガンダムが好きだからね~。」

 

しずく「えーと…その璃奈ちゃんボードは自分の感情を表現するために使っているのでしょうか?」

 

璃奈「うん、私自分の思いをみんなに伝えるのが苦手だから…」

 

侑「なるほど…璃奈ちゃんボードを使って観客のみんなと感情を共有する…すごい!最高だよ!」

 

歩夢「けど、表情の入れ替えをもっと早くする必要がありそうだね。」

 

グラハム「それはカタギリに任せればいい。あいつならば最高の逸品を作り上げれるだろう。」

 

かすみ「なんかすでに入れる前提で話してるけどまあ、侑先輩がそういうならきっと大丈夫ですよね!」

 

かすみ「それじゃあ璃奈ちゃんよろしくね♪」

 

璃奈「うん、よろしく。」

 

かすみ「同い年だしかすみんは璃奈ちゃんのことをりな子って呼ぶね!だからりな子もかすみんのこともかすみんって呼んでいいよ♪」

 

しずく「私はしず子って呼ばれてるからお揃いだね。」

 

璃奈「お揃い…嬉しい…それじゃあかすみちゃんはかす子だね」

 

かすみ「かすっていわないでよ~うわーん!」

 

グラハム「かすかすもよかったがかす子か…いい名だな!これからは私もかす子と呼ばせてもらおう!」

 

かすみ「絶対だめですからね!」

 

愛「アハハ!すっごく楽しくなりそうだねりなりー!」

 

璃奈「うん、早くみんなと一緒に活動したい。璃奈ちゃんボード『ワクワク』。」



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第7話 まさに眠り姫だ

サブタイなんか違う気もしなくはないけどいいのが思いつかなかった


かすみ「今日は以前メンバーだった彼方先輩のところに行きましょう!」

 

しずく「彼方先輩がいる場所わかるので案内しますね。」

 

かすみ「かすみんだって彼方先輩の居場所くらいわかりますけど!」

 

グラハム「かす子…わからないことをわからないというのは何も悪いことではないぞ。」

 

かすみ「ほんとに知ってるんですってば―!」

 

―保健室

 

彼方「うう…ん、だれぇ?」

 

しずく「彼方さん。私です…しずくです。」

 

彼方「しずくちゃんか~。久しぶりだね~。」

 

しずく「はいお久しぶりです。実は今日は彼方さんを連れ戻しに来たんです!」

 

かすみ「かなたせんぱぁい、このままじゃ同好会潰されちゃうんです!戻ってきてくださぁい!」

 

彼方「潰される!?それは何としても阻止したいな~けど今戻るのは難しいんだよね~。」

 

侑「あの!彼方さん初めまして!スクールアイドル同好会のマネージャーになりました高咲侑です!こっちは上原歩夢ちゃん。それでこの人は…」

 

グラハム「このスクールアイドル同好会の顧問として配属されたグラハム・エーカーだ。よろしく頼む。それで難しいということは戻りたくないわけではないということだろ?なにか問題があるのか?」

 

彼方「実は~中間の成績が良くなかったから期末で頑張らないとヤバいんです…けどどれだけ勉強しても数学だけがわからなくて…」

 

グラハム「数学か…ならそれさえどうにかできれば同好会に戻ってきてもらえるだろうか?」

 

彼方「それはもちろん~。もしかして先生が教えてくれるのですか~?」

 

グラハム「いや、私ではない…お~い!来てくれ!」

 

カタギリ「呼んだかいグラハム?」ヒョコッ

 

かすみ「うわ!なんでとなりのベッドから!?」

 

カタギリ「天王寺くんのライブ用ボードの設計をしてたら寝不足になってね…ここで少し寝ていたんだ。」

 

歩夢「なるほど…」

 

カタギリ「それで僕を呼んでどうしたんだい?」

 

グラハム「ああ、彼女に数学を教えてほしいんだ。」

 

彼方「え~と…あなたは?」

 

カタギリ「僕はグラハムと同時期にこの学校に赴任したビリー・カタギリだよ。」

 

侑「なるほど!カタギリ先生に数学を教えてもらうわけですね!」

 

彼方「おぉ~なるほど~!それじゃあ彼方ちゃん戻るよ~。早速行こっか~!」

 

 

侑「これで後はエマさんとせつ菜さんだけだね!」

 

グラハム「エマとせつ菜の居所はわからないのか?」

 

かすみ「はい…せつ菜先輩は神出鬼没で同好会の活動の時以外は誰もせつ菜先輩を見かけたことがないんです…。」

 

しずく「エマさんはそういうことはないんですけどここ最近は全然見かけないんです…」

 

グラハム「では、皆で手分けしてその2人を捜索するしかないな…彼女たちの写真や映像などの見た目がわかるものはないだろうか?」

 

彼方「それだったら2人の写真がここにあるよ~。」

 

グラハム「なるほど…せつ菜の噂は聞いていたが、燃え滾るような愛を感じるな…」

 

侑「2人ともかわいい~!」

 

ガチャ

 

エマ「ただいまー。なんだかいつも以上ににぎやかだね。あれ、いつの間にか人が増えてる!?」

 

しずく「エマさん!?もしかして私たちが動いているのを知って戻ってきてくれたんですか!?」

 

エマ「戻る?うん今スイスから帰ってきたよ~。これお土産。人が増えててびっくりしたけどたくさん買ったからみんなで仲良く食べてね。」

 

グラハム「これは…チョコレートか。たしかにスイスではチョコレートが定番だからな。」

 

エマ「えっと…生徒じゃなさそうだから先生ですか?はい!私のお気に入りのお店のチョコレートなんです!おいしいですよ。」

 

グラハム「では1つ頂こう…ふむ、このしつこくない甘さ…あまり甘いものを食べない私でも食べやすい…なかなか素晴らしい菓子だな。」

 

エマ「ほんとですか!?気に入ってもらえてうれしいです!」

 

グラハム「そういえば自己紹介がまだだったな。私はグラハム・エーカー。つい最近この学校に着任し、同好会の顧問を務め始めた。よろしく頼む。」

 

エマ「私は国際交流学科3年でスクールアイドル同好会所属のエマ・ヴェルデですよろしくお願いします。」

 

侑「えっとエマさんは自発的に同好会に戻ってきてくれたんですか?」

 

エマ「え?普通に来るけど…?」

 

かすみ「あの!エマ先輩は同好会と距離を置いていましたよね!?」

 

エマ「ん?私はスイスに一時帰国してただけだよ…?手紙も置いてったはずなんだけど…?」

 

かすみ「え?あれエマ先輩の手紙だったんですか!?てっきりライバルからの怪文書かと…」

 

歩夢「かすみちゃん…」

 

彼方「どうやったら間違えるの…?」

 

グラハム「やはりかす子だな。」

 

かすみ「うわぁ~ん!早とちりしてしまいました!だからかすはやめてください~!」

 

しずく「まあまあエマさんが戻ってきてくれたんだから結果オーライってことで。」

 

歩夢「それじゃああと2人だけだね!」

 

侑「そうだね!それじゃあ明日からはみんなでせつ菜さんを探そう!」

 

みんな「おー!」

 

侑「あれ?そういえばハム先生は…?」

 

 

菜々「もうそろそろ10人集まりそう…あの人たちがいればもしくは…けど…!」

 

グラハム「なにをしているのかね?生徒会長殿…いや、優木せつ菜。」

 

菜々「な…!?何のことでしょうか?私は優木せつ菜ではありませんよ。」

 

グラハム「もう隠し事は通用しないぞ。」

 

菜々「…どうやって気づいたんですか…?」

 

グラハム「シンパシーというやつだな…私も自分を隠していた時期があったからな…」

 

グラハム「それに最初に君を見た時。隠し切れていない愛を感じた…そして写真で見た優木せつ菜から君から感じたものと同じ愛を感じた。」

 

菜々「あなたは大好きという気持ちに敏感なんですね。」

 

グラハム「何年も愛の気持ちを胸に行動していたからな。それは今もだが。」

 

グラハム「同好会の一員でまだ未練があるはずの君がなぜあのような無茶な要求をしたかは聞かないでおこう…理由もなんとなくはわかるしな。だが、彼女たちは任務を完遂させようとしている。君もそろそろ腹を括ったほうがいいだろう。」

 

菜々「そうですね…ですがまたやらかしてしまうんじゃないかと思うと私まだ怖いんです…」

 

グラハム「私も自らの愛故に暴走したことがある。そしてそのせいで私は多くの失敗を犯し多くのものを失った…それらを悔やんだことはあるが、自分の気持ちに正直に生きることを後悔したことはない…」

 

グラハム「結局どうするかを決めるのは君だ…だが教師として言わせてもらおう。君はまだ若い、自分の本当の気持ちに正直に生きるべきだ…では失礼する。」

 

グラハム「そうだ。優木せつ菜の正体を私から同好会のメンバーに言うつもりはないから安心したまえ。」

 

菜々「自分の本当の気持ちに正直に生きる…私は…」



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第8話 未来への水先案内人はこのグラハム・エーカーが引き受けた!

オリジナル展開ではないけど会話の流れがストーリーとは違うからちょっと時間かかったけど同じ日に2話投稿がまず早いわという結論に至った。


彼方「じつは私同好会に入れたい子が1人いるんだけどせつ菜ちゃんを探す前に勧誘していいかな?」

 

歩夢「どんな方なんですか?」

 

彼方「たしかね~ドクモ?らしい…」

 

グラハム「毒藻?そんなのがスクールアイドルになれるのか?」

 

エマ「読者モデルのことですよ。」

 

グラハム「読者モデル…たしか街を歩いているときにそんなのに勧誘されたことあったな…」

 

グラハム以外「えぇー!!!」

 

かすみ「グラハム先生モデルのスカウトされたんですか!?」

 

侑「びっくりだけどたしかにハム先生かっこいいですもんね!」

 

愛「たしかに顔とかスタイルとかすっごいモデル向きだもん!」

 

グラハム「まあ今の私は教師だからな…もちろん断らせてもらったが。それにそんなことより早く勧誘に向かおうではないか。」

 

璃奈「うん、早く行こう。璃奈ちゃんボード『全速前進!』。」

 

 

果林「ふぅん…スクールアイドルねぇ。」

 

侑「どうですか!?やってみませんかスクールアイドル!?」

 

果林「そうねぇ…スクールアイドルやってみてもいいかなとは思うけど…」

 

侑「それじゃあ!」

 

果林「けど私フリフリの衣装とか似合わないし着るつもりもないわよ?だから1つ条件があるわ。」

 

かすみ「どんな条件でしょうか?もしかしてかすみんのサインですか!?普通ならあんまり簡単にわたしたくはないですけど…今回ばかりは特別ですよ?」

 

果林「そういうのに興味ないから。」

 

かすみ「ぬわぁんでですか!」

 

果林「私は同好会には入るけどグループ活動はあまり得意じゃない。だから私は私の目指すスクールアイドルになりたいの。それでもいいかしら?」

 

侑「そうだ…!それですよ!」

 

侑「虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会はグループにこだわらないアイドル活動にしましょう!」

 

みんな「え?」

 

グラハム「なるほど、ソロアイドルとして活動をするということか…たしかにグループ活動に固執する必要はなかったな。」

 

侑「そう!みんな個性的でそれぞれやりたいことも違うんだから無理やりグループにまとめる必要なんてないんだよ!」

 

グラハム「お互いが手を取り合い、切磋琢磨し合いながら一人ひとりが考える極を目指すそんな部活動もあってもいいだろうな。」

 

彼方「なるほど~めっちゃいいこと言うね~。彼方ちゃんもそれ賛成~。」

 

侑「果林さん!今までにない刺激を与えるスクールアイドルを目指して私たちと一緒に活動してくれませんか!?」

 

果林「新しい刺激ねぇ…いいわ面白そうだし入部するわ。」

 

 

歩夢「それじゃあ後はせつ菜さんを探すだけだけど…」

 

かすみ「それが一番難しいんですよね~…」

 

愛「愛さんもみんなに聞いたりしてみたんだけど誰も知らなかったんだよね。」

 

エマ「うちの学年でも知ってる人いなかったんだよね~。1年生もそうだよね?」

 

しずく「はい、こちらも情報は全くないです…」

 

侑「ハム先生はなんか知らないですか?」

 

グラハム「…そうだな私も優木せつ菜を見かけたという話は特に聞いてないな。」

 

彼方「先生でもだめかぁ~。」

 

グラハム「…それでドアの前にいる者はいつ入ってくるのかね?」

 

みんな「え?」

 

ガチャ

 

菜々「気づいていたのですね。」

 

グラハム「私は勘が鋭くてね。」

 

璃奈「生徒会長…?」

 

グラハム「ここに来たということはようやく決心がついたということかな?」

 

菜々「はい。」

 

侑「え?どういうこと?」

 

菜々「実は…」シュル

 

せつ菜「私が優木せつ菜なんです。」

 

グラハム以外「えぇー!!!」

 

しずく「会長がせつ菜さんだったんですか!?」

 

せつ菜「はい。」

 

かすみ「てか、グラハム先生!もしかして会長がせつ菜先輩だって知ってたんですか!?」

 

グラハム「ああ、知ったのはつい先日だったがな。」

 

果林「だったら教えてくれてもよかったんじゃないの?」

 

グラハム「彼女の秘密は私が勝手にばらしていいものではなかったからな。私の一存で黙らせてもらった。」

 

グラハム「それで、優木せつ菜よ君はどうしたい?」

 

せつ菜「はい、私のスクールアイドルが大好きっていう気持ちが暴走したせいで現在こうなってしまいました…それに10人集めるくらい情熱のある人がいれば今度こそうまくいくんじゃないかって調子のいいこと考えてあなたたちに全部任せてしまいまって…そんな私が今更戻りたいなんてもちろん虫のいい話だというのはわかってます…ですが私はスクールアイドル同好会に戻りたいです!」

 

グラハム「とのことだが…君たちはどうしたい?」

 

侑「そんなの決まってるよ…優木せつ菜ちゃん…」

 

せつ菜「はい…」

 

侑「スクールアイドル同好会に入ってください!せつ菜ちゃんの大好きの気持ち全部私に受け止めさせて!ここにいるのはスクールアイドルが大好きな仲間なんだから!」

 

せつ菜「侑さん…ほんとにいいのですか…?ほんとにスクールアイドル同好会の仲間になっていいのですか?」

 

みんな「もちろん!」

 

せつ菜「皆さん…ほんとに…ありがとうございます!!」

 

グラハム「さて、これで部員10人集まったわけだな…中川菜々よこれでスクールアイドル同好会は存続ということでいいのだよな?」

 

せつ菜「はい!スクールアイドル同好会の解散を取りやめます!!」

 

かすみ「それじゃあスクールアイドル同好会再始動ですね!」

 

愛「じゃあじゃあ!円陣組まない!?同好会再始動頑張ろーって!」

 

璃奈「けど円陣組むなら掛け声かける人が必要。」

 

彼方「誰がやる~?」

 

果林「そういうのってだいたい部長がやるわよね。」

 

侑「そっか。部長って誰がやる?」

 

グラハム「部長とは部のリーダーだ。皆を引っ張り導くことができるものである必要があるだろう。」

 

しずく「となるとあの人しかいないですよね?」

 

エマ「そうだね。」

 

侑「え?誰ですか?」

 

かすみ「それはもちろんこれまで率先して動いてくれた人に決まってるじゃないですか。」

 

せつ菜「はい!こうやってみんなが1つになれた立役者ですね!」

 

歩夢「私がスクールアイドルをやるきっかけになった人だね!」

 

グラハム「つまり…私か!?」

 

みんな「ちがうから!!」

 

グラハム「フッ、冗談さ…それじゃあ頼むぞ高咲侑部長。」

 

侑「わ、私!?」

 

グラハム「ああ、早速だが部長として一言。そうだな…目標を聞こうか。」

 

侑「えっと…それは…スクールアイドルフェスティバル!」

 

みんな「…えぇー!!!」

 

グラハム「なんだそれは?」

 

侑「知らないんですか!?」

 

歩夢「あの時先生もいたじゃないですか!」

 

グラハム「あの時というと…もしかしてライブ配信の時か?あの時は気分が高揚しすぎて何も聞いていなかったからな。」

 

侑「えぇ…?スクールアイドルフェスティバルはスクールアイドルが大好きな人が全国から集まるお祭り、いわばスクールアイドルの文化祭です。」

 

グラハム「なるほど。それは面白そうだな…いい目標だ!」

 

侑「はい!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会再始動!目標はμ'sやAqoursも出るであろう夢の舞台スクールアイドルフェスティバル!みんな頑張ろう!」

 

せつ菜「グラハム先生!なに突っ立てるんですか!」

 

侑「先生も円陣の中に入ってください!」

 

グラハム「しかし…その輪の中に入るのは些か抵抗があるのだが…」

 

愛「そんなの気にしなくていいじゃんハム先生!」

 

侑「そうですよ!ハム先生は同好会の顧問で私たちの仲間なんですから!」

 

かすみ「まあかすみんはちゃんと私のことをかすみんって呼んでくれないと認めないんですけどね。」

 

グラハム「愛…侑…かすかす…恩に着る。」

 

かすみ「やっぱりかすみんとは言ってくれないんですね!」

 

侑「せっかくだし。顧問からも一言お願いします!」

 

グラハム「フッ、ではあえて言わせてもらおう。未来への水先案内人はこのグラハム・エーカーが引き受けた!だから進め!少女達!輝いて未来を切り開け!」

 

みんな「はい!」




とりあえずスクスタ1章分終わりました!なんとなくですがスクスタ2章の1~4話の部分をオリジナルの話に変えてもいいんじゃないかという風に考えました理由としては自分のオリジナルのストーリーを書きたいというのとぶっちゃけ1~4話いるか?って思ったからです。もしそこもちゃんと書けよと思っている方がいたら感想などで報告してください。


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第2章 再開と挑戦と
第9話 君たちの視線を釘付けにする!(1年生編)


いくらグラハムでもキャラ崩壊というか解釈違いが酷いので反感があるかもしれないですがこんな話も書いてみたかったのです…


かすみ「納得いかないです!!」

 

エマ「…えーと…何が?」

 

かすみ「私たち虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会が再始動してから早1週間経ちました。」

 

歩夢「そうだね。それでスクールアイドルフェスティバルのメインステージに出るためにステージの経験を積もうってことで来月あるイベントに向けて練習してるんだよね。」

 

かすみ「そうです!そしてその練習すべてにグラハム先生は一緒にいました。」

 

璃奈「そういえば今日グラハム先生いないね。」

 

侑「今日中に片付けないといけない書類があるから今日は見に行けないって。」

 

彼方「それでそのハム先生がどうしたの~?」

 

かすみ「なんでグラハム先生はかすみん達に欲情しないんですか!」

 

しずく「よ、欲情って…かすみさん///」

 

かすみ「まあたしかに欲情は言いすぎましたけど、スクールアイドルが9人もいて、活動中ずっと一緒にいたのにドキドキしてる素振りが無いのはおかしいです!」

 

果林「確かにそうね…女子高校に対して欲がでてる感じがしないものね…」

 

せつ菜「私たちは未成年なんですし興味がないのではないですか?」

 

かすみ「ですがかすみん達はスクールアイドルなんです!スクールアイドルが身近な男性1人ときめかせなくてどうするんですか!?」

 

せつ菜「なるほど…確かに一理ありますね…」

 

かすみ「そんなわけでかすみん思いつきました!その名も『グラハム先生ドキドキ大会!!』!」ドンドンパフパフ~

 

歩夢「え~と…なにそれ…?」

 

かすみ「ルールは簡単です!チャンスは1回!自分が考えた先生をドキドキさせるシチュエーションを作り上げ実際に先生をドキドキさせることができれば勝ちです!」

 

愛「へ~なんか面白そうじゃん!」

 

果林「まあ私にかかれば先生もいちころよ。」

 

歩夢「えぇ…かすみちゃんほんとにするつもりなの…?」

 

かすみ「もちろんです!みなさん全員強制参加ですからね!」

 

しずく「私すっごく気が乗らないです…」

 

せつ菜「ですが先生をときめかせることができればスクールアイドルとしてレベルアップできるはずです!私はやりますよ!」

 

かすみ「侑先輩は審査員をお願いします!」

 

侑「審査員?どう審査すればいいかわからないけどわかった。」

 

かすみ「それじゃあトップバッターはかすみんが務めますよ!それじゃあスタートです!」

 

 

かすみ「グラハム先生~!」

 

グラハム「どうしたかすかす?」

 

かすみ「もぉ~かすかすはやめてくださいっ…!先生と一緒にご飯食べたいなぁって思ったんですけどいいですかぁ…?」

 

グラハム「それは全然かまわないが…生憎弁当を作り損ねてな。購買でパンを買わなければいけない。」

 

かすみ「でしたらかすみんちょっとパンを作りすぎてしまったのでそれを一緒に食べませんか?」

 

グラハム「そうか。それなら頂こう。」

 

かすみ「はい先生どうぞ!」

 

グラハム「これは…コッペパンか…本当にこれをかすかすが作ったのか?」

 

かすみ「もちろんですよ!これはかすみんの自信作なのでぜひ召し上がってください!」

 

グラハム「では頂こう…」スッ

 

かすみ「…」スッ

 

グラハム「なぜ取らせない?」

 

かすみ「あーん。」

 

グラハム「?」

 

かすみ「かすみんが食べさせてあげますよ、あーん。」

 

グラハム「あーん…うん、美味いな。手作りと思えんほどの出来だ。」

 

かすみ「よかったです!(くっ、全然ドキドキしないとは…)」パク

 

グラハム「む…?」ヒョイ

 

かすみ「へ?」

 

グラハム「口元にクリームがついてたぞ、ペロ…このクリームも美味いな。」

 

かすみ「え、え?」

 

グラハム「では御馳走になった今度礼をさせてもらう。」

 

かすみ「え、あの…」

 

グラハム「では失礼する。」

 

かすみ「///」

 

侑「あちゃー、あれは失敗だね〜」

 

歩夢「あんなかすみちゃん見るの初めてだよ…」

 

璃奈「次私が行く…璃奈ちゃんボード『やったるでー』。」

 

 

グラハム「ビルドシリーズを見るとガンプラの改造をしたくなってしまうな…」コツコツ

 

璃奈「先生来た…」タッタッタッ

 

ドンッバサバサッ

 

グラハム「すまない前方不注意でぶつかってしまった…おや、璃奈か。」

 

璃奈「こちらこそごめんなさい…」スッ

 

グラハム「こちらも拾うのを手伝おう…これは璃奈ちゃんボードの新作か。」

 

璃奈「そう…例えば璃奈ちゃんボード『お前を殺す』。」デデン

 

グラハム「ほうこれはまた素晴らしいボードだな。あとは…あそこか。」スッ

 

璃奈「(今!)」スッ

 

ピトッ

 

グラハム「おっと手が当たったか失礼…これで全部かな。」

 

璃奈「うん…ありがとうございます…(やっぱり不意に手が触れる程度じゃダメだった)あっ。」ガッ

 

ガシッ

 

グラハム「まったく…そんなおっちょこちょいな人間だったか君は?」

 

璃奈「あれ…これ今…」

 

グラハム「ああ、君の両手がふさがっていたからな。横抱きする形になってしまった。」

 

璃奈「あ、あ、あの…お、おも、重くないですか…?」

 

グラハム「重く…?そんなことは全く無いぞ。逆に軽すぎて不安を覚えているほどだ。さて、ではそろそろ下ろすぞ…今度は転ばないように気をつけたまえ。それでは失礼する。」

 

璃奈「///」

 

果林「珍しくボードなしでも今のあの子の感情がわかるわね。」

 

愛「あのりなりーかわいすぎだよもう!」

 

しずく「かすみさんと璃奈さんの仇は私が取ります!」

 

 

グラハム「それで演技の練習だったか。私はどうすればいいのだ?」

 

しずく「はい、今回は教師に恋する生徒の告白というシチュエーションでやります。もちろん私は生徒をやりますので告白を受ける先生役をお願いします。」

 

グラハム「了解した。」

 

しずく「それでは行きます…」

 

しずく「私、先生のことが好きです!愛しています!」

 

しずく「教師と生徒の関係だからこの恋が叶うことがないのはわかっています…ですが私のこの気持ちを知って欲しかったんです…急にこんなこと言っても困りますよね…すみません。忘れてください…失礼します。」

 

ドン

 

しずく「へ?」

 

クイッ

 

グラハム「お前の気持ちとかどうでもいいんだよ…お前は俺のものだからな。だからずっと俺のそばにいろ。」

 

しずく「(え?いま私何されて…これもしかして壁ドンからの顎クイ!?そんな!先生の顔がこんなに近くで…ハワワワワ…)」

 

グラハム「…ふむ…こういった行為をする男性が人気のようだがよくわからないな…私としてはもっと情熱的で直線的な告白の方が好ましいのだがな…」

 

グラハム「例えばそう機動武闘伝Gガンダムのドモン・カッシュのあの告白が個人的に1番好ましい…君はどう思う…しずく?」

 

しずく「は、はい!えっとそうですねやっぱり先生の演技は素晴らしいというかドキドキしたというか…あ、あ、あの今のは忘れてください!それでは私はこれで失礼します!///」

 

グラハム「行ってしまった…急にどうしたというのだ…?」

 

侑「ドS系も似合うね先生は。」

 

彼方「やっぱり顔がいいからなんでも似合うんだね〜。」

 

愛「それじゃあ次はアタシが行こっかな!」

 

(続く)



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第10話 君たちの視線を釘付けにする!(2年生編)

ネタがなくなってきてなんか無理矢理感が凄くなってきた…


愛「ハム先生ー!もしかしてもう帰る感じ?」」

 

グラハム「そうだがどうした?」

 

愛「仕事終わって暇だったら一緒に遊びに行かん?」

 

グラハム「遊びにか。私は別に構わんぞ。」

 

愛「やりぃ!それじゃあジョイポ行こう!」

 

 

グラハム「ゲームセンターというのは初めてだがなかなかいいな!」

 

愛「先生むっちゃシューティング上手いね!ゲーセン初めてと思えないもん!」

 

グラハム「射撃はそれなりに訓練しているからな。」

 

愛「へ~…お、プリクラあんじゃん!あれやろ!」

 

グラハム「プリクラとはなんだ?」

 

愛「すっごいかわいい写真を撮るやつだよ!」

 

グラハム「…面白いのかそれは?」

 

愛「むっちゃ面白いよーやろやろ!」

 

グラハム「そうかならばやってみるか。」

 

愛「まずは普通に写真を撮る感じだね。」

 

グラハム「ふむ…」

 

パシャッ

 

愛「次は二人の手を合わせてハートの形を作る感じだね。」

 

グラハム「ハート…えーとこうやればいいのか…」

 

愛「そうそう!けどもうちょい近づいてやろ!」

 

グラハム「近づく必要があるのか…?まあいいが…」

 

愛「(ハム先生おもった以上に近づくじゃん肩当たってるし…ちょっとドキドキするな~)」

 

パシャッ

 

グラハム「最後は…後ろから抱きしめるのか…」

 

愛「(これっていわゆるあすなろ抱きだよね今の状態でこんなのされたら…)まあ無理に指示に従う必要ないからね~無難な感じのやつ撮ろうよ。」

 

ダキッ

 

グラハム「これでいいんだよな?」

 

愛「(だ、だめ!先生の体近すぎるし…!なんかハム先生の体おっきくて抱きしめられてすごく安心するな…てダメダメ!先生をドキドキさせる企画なのに私がドキドキしてどうすんの!)」

 

パシャッ

 

グラハム「終わったのか…それでこの後どうすればいいんだ?」

 

愛「へ!?えーと、撮った写真をデコるの!それはアタシがやるから先生は待ってて!」

 

グラハム「あ、おい…!行ってしまった…まあいい待っておこう。」

 

愛「うわぁーこの時アタシ凄い顔赤いじゃん…ハム先生全く動揺してる感じないし…」

 

グラハム「終わったか?」

 

愛「うん!はいこれむっちゃいい感じでしょ?」

 

グラハム「これはなかなか原型がないな…」

 

愛「けどかわいくない?」

 

グラハム「私としてはこの写真の顔より普段の顔の君のほうがよっぽど魅力的だと感じるがね。」

 

愛「へ!?いや、そんなこと言われるのうれしいってゆーか先生も普段の顔のほうがかっこいいってゆーか…そういえばアタシ今日うちの手伝いしないといけないんだった!アタシ帰るねー!バイバイ!///」

 

グラハム「家の手伝いか…彼女から誘ってきたとはいえ悪いことをしたな。」

 

侑「愛ちゃんが手玉に取られてたね~。」

 

彼方「ハム先生は罪な男だね~。」

 

せつ菜「次は私が行きます!!」

 

 

せつ菜「グラハム先生今時間大丈夫ですか!?」

 

グラハム「特に問題はないがどうした?」

 

せつ菜「特に大事な用というわけではないのですが先生には私の大好きをもっと知ってほしいと思ったんです。」

 

グラハム「君の大好き…?ガンダムなら私も君に負けないぐらいの愛があると思っているが…」

 

せつ菜「ガンダムも好きですし先生と語り合いたいと思っていますが今回はスクールアイドルです!なので私が気に入っているスクールアイドルを先生にも知ってほしいんです!」

 

グラハム「スクールアイドルか…確かに私もスクールアイドルの素晴らしさに惹かれて顧問を務めているが結局μ's・Aqoursと君たちぐらいしか知らないからな…」

 

せつ菜「でしたら好都合です!せっかくなので動画を見ながら話しますね!ではまずですね…」

 

 

せつ菜「こちらのデュオユニットはですねSaint Snowといってですね姉妹でやっててあのAqoursの一番のライバルとファンの間で有名でして…!(これに乗じて少し恥ずかしいですが体をくっつけて…)」ピトッ

 

グラハム「なるほど…姉の歌唱力と妹の身体能力…姉妹だからこその息の合ったパフォーマンス…なかなかにレベルが高いな…」

 

せつ菜「(うぅ…こんなに頑張っても先生全くなびかないのですか…)」

 

グラハム「しかし私としては彼女たちより優木せつ菜…君に好意を抱くよ。」

 

せつ菜「…ふぇ!?今私に好意って…それってどういう意味でしょうか…?」

 

グラハム「フッ、興味以上の対象ということさ。」

 

せつ菜「や、やっぱりそれってそういう意味なんですか?」

 

グラハム「…?まあ君の想像に任せるさ。」

 

せつ菜「な、な、先生が私に好意…そんなダメですって…///」

 

侑「あれきっとそういう意味じゃないんだろうな~。」

 

エマ「私もみんなのこと大好きだよ。」

 

歩夢「エマさんも天然なんだ…それじゃあ次は私かな。」

 

 

歩夢「先生って一人暮らしですか?」

 

グラハム「まぁそうだな。」

 

歩夢「それじゃあ先生って料理得意ですか?」

 

グラハム「教師になって一人暮らしを始めてからはほとんど自炊だからな。それなりに自信はついている。しかし、それがどうしたんだ?」

 

歩夢「えっと…その…今日先生の家に行っていいですか!?」

 

グラハム「…あまり少女が男に言っていいものではないと思うぞ。」

 

歩夢「え…?あ、いや、そういう意味じゃなくてですね…///」

 

グラハム「それでなぜ私の家に行こうとするんだ…?」

 

歩夢「私料理を好きで作ってるんですけどもっと上手になりたいと思って…それで先生に教えてほしいと思ったんです。」

 

グラハム「なるほど…だが私も自分で食べてるだけだからそれが美味いかどうかはわからんぞ?それでもいいか?」

 

歩夢「はい!よろしくお願いします!」

 

 

グラハム「それでは早速料理を作ってもらえるか?ちなみに調理器具はここに調味料はここ一角にある。」

 

歩夢「わかりました。」

 

歩夢料理中ー

 

歩夢「できました。」

 

グラハム「肉じゃがか…」

 

歩夢「あ、先生は外国人だから和食じゃないほうがよかったですか?」

 

グラハム「いや、私は日本の文化も日本の食事も好きだからな。何も問題はない。では、いただきます。」パク

 

モグモグゴクン

 

歩夢「どうですか…?」

 

グラハム「美味いな。味がしっかり染みている上にその味付けも濃すぎず優しい味わいだ…それこそ特に指摘する必要がないほどだ。」

 

歩夢「本当ですか!?よかった…」

 

グラハム「強いてあげるとすれば君の料理は万人に受ける料理だというとこだろうか…」

 

グラハム「多分だが君は自分の料理を食べさせたい1人のために上手くなりたいのだろう?ならばその者の好みに合わせた味付けを考えた方がいいだろう。」

 

歩夢「なるほど…」

 

グラハム「そこで今度は私が君に料理を振る舞おう。」

 

歩夢「え?わ、わかりました。」

 

グラハム料理中ー

 

グラハム「出来たぞ。カレーライスだ。さあ、召し上がってくれ。」

 

歩夢「はい、いただきます。」パク

 

モグモグゴクン

 

歩夢「すごい美味しい!辛すぎず、それでいて普通より味がまろやかになってる…私が好きな味付けだ…」

 

グラハム「料理は愛情とはよく言うだろう?私の君への愛が出来たことと言えるだろう。」

 

歩夢「私への愛!?いや、その、ダメです!私には侑ちゃんが…今日はありがとうございました!失礼します!///」

 

グラハム「ああ、折角だから君の家まで送ろう…もういない…大丈夫だろうか…?」

 

侑「ハム先生あのセリフを何も意識せずに言うって鈍感って言えばいいのかなぁ…」

 

果林「鈍感さなら侑も負けてないと思うけどね。」

 

彼方「それじゃあ今度は彼方ちゃんが行くよ〜。」

 

(続く)




あとは3年生…エマママが鬼門すぎる…


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第11話 君たちの視線を釘付けにする!(3年生編)

エママのシチュエーション結局スクスタのストーリーみたいな感じになっちゃってる…


グラハム「やはりRGのフルアーマーユニコーンガンダムはパーツが多くて時間がかかるな…」フラフラ

 

彼方「ハム先生大丈夫~?どうしたの~?」

 

グラハム「彼方か。いや、ここ最近忙しくてな…3日は寝てないんだ。」

 

彼方「3日!?彼方ちゃんそんなの耐えられないよ~。」

 

グラハム「さすがの私も少し仮眠をとりたいと思ってな…」

 

彼方「それだったら彼方ちゃんも今からすやぴしようと思ってたから好都合だよ~先生を彼方ちゃんおすすめの場所にご案内~。」

 

 

グラハム「ここは保健室か…病気でもないのに保健室を使ってもいいのか?」

 

彼方「確かに病気の生徒が優先だけど、そうじゃなかったら休み時間の仮眠にここのベッドを使っても大丈夫なんだ~。それに~、カタギリ先生も使ってたでしょ~。」

 

グラハム「そういえばそうだったな…しかしベッドの空きは1つしかなさそうだな…それであればこのベッドは君が使いたまえ。」

 

彼方「えぇ~。それじゃあ先生に悪いよ~。」

 

グラハム「いや、私のことは気にするな。」

 

彼方「う~ん…あ!彼方ちゃんいいこと思いついた~。え~い!」グイッ

 

グラハム「お、おい!」

 

彼方「ベッドが1つしかないなら2人で一緒のベッドで寝ればいいじゃな~い。」

 

グラハム「いや、それは教師として…というより大人としてだめだと思うんだが…」

 

彼方「私は気にしないから大丈夫だよ~それじゃあおやすみ~。」

 

グラハム「君が気にしなくても…もう寝てしまっているのか…私の腕を枕にしているから動かすわけにもいかないし…しょうがない、私も寝てしまおう。」

 

 

彼方「(さすがにここまでやったらハム先生ドキドキしてるでしょ~…ちょっと確認してみよっかな~)」チラッ

 

グラハム「スウ…スウ…」

 

彼方「(寝てる!?というより近い!?)」

 

彼方「(こうやって見ると先生すっごく凛々しい顔してるな~…うぅ~私がドキドキしてきちゃったよ~…これ以上このままいたらヤバいかも…隙をみて離れ…)」ダキ

 

彼方「(あれ…?これ今私抱かれてる…?抱き枕にされてる!?)」

 

彼方「(ヤバい!動けない!どうしようハム先生の顔近すぎるし先生のぬくもりを全身から感じてるし…も~うこんなんじゃ寝れないよ~…)」

 

 

グラハム「」パチッ

 

グラハム「うぅん…10分ほど寝ていただろうか…彼方、そろそろ起きたまえ。」

 

彼方「ハム先生…おはよ~(結局ずっとドキドキし続けて寝れなかった…)」

 

グラハム「そろそろ教室に行って準備をしたほうがいい。私は先に失礼させてもらうぞ。」

 

グラハム「それと、ここまで気持ちよく睡眠をとれたのは久しぶりだ。やはり人の温かみというのはいいものだな。感謝する。」

 

彼方「私は寝れる気がしないよ~///」

 

侑「一緒のベッドで寝るっていう考えを出して実行した彼方さんもだけどあそこまでされて全くなびかないハム先生本当凄いんだね~。」

 

エマ「彼方ちゃん頑張ってたね~。」

 

果林「ま、それじゃあ私のこのプロポーションを使って先生を悩殺して見せようじゃないかしら。」

 

 

果林「ふう…」

 

グラハム「居残り練習とは精が出るな。」

 

果林「もしかして…私を待っていてくれていたのかしら?」

 

グラハム「顧問として当然さ。」

 

果林「そう、待たしてしまってごめんなさいね。それにしてもさすがに疲れたわね…汗で服もびしょびしょだし…」パタパタ

 

グラハム「帰る前にシャワーを浴びたほうがいいだろうな。」

 

果林「ええ、そうさせてもらうわね(なんでなにも反応しないのよ!谷間見せてるのに!はあ…水分補給しよ…)あら?飲み物無くなってたわ…」

 

グラハム「む?それならこれでも飲むか?」ポイッ

 

果林「おっと…ありがとう、ありがたくいただくわね。」ゴクゴク

 

果林「ふう…そういえば簡単にキャップが開いたけど…」

 

グラハム「ああ、私が飲みかけたやつだからな。」

 

果林「え!?」

 

グラハム「もしかしてそういうのを気にする人だったのか…?それならば悪いことをした。」

 

果林「(も、もしかしなくてもこれ間接キスってやつよね…?や、やってしまったわ…///)」

 

グラハム「えっと…大丈夫か?それほどまでに不快だったか?」

 

果林「い、いや別に全然不快とかそういうことはないから気にしないで…!私シャワー浴びて帰るから待たしてしまってほんとにごめんなさい、それじゃあ先生さよなら!」

 

グラハム「帰ってしまった…なんか最近こうなることが多いな…」

 

侑「間接キスだけであそこまで狼狽するって…果林さんって意外と初心?」

 

エマ「そうだね。そんな果林ちゃんがかわいいんだ~。」

 

侑「それじゃあ後はエマさんだけだね。」

 

エマ「けど私シチュエーション思いつかないんだよね。」

 

侑「う~ん…エマさんが先生とやりたいと思うことをやってみたらどうですか?」

 

エマ「先生とやりたいこと…」

 

 

グラハム「しかし、ピクニックに行きたいとはなんとも急な話だな。」

 

エマ「私スイスの山奥で育ったから自然の多いところで息抜きしたかったんです!」

 

グラハム「…そうか。それにしても私と君以外にピクニックに参加する者はいないのか?」

 

エマ「他のみんなにも声をかけたんですけど用事あるみたいでダメでした。」

 

グラハム「そうか。では今日は2人きりということだな。」

 

エマ「確かにそうなりますね。2人でも楽しみましょう!」

 

グラハム「そうだな。私たちで楽しんで今度彼女たちへのいい土産話をしようか。」

 

 

グラハム「小鳥の鳴き声というのは心地よいものだな…む?あそこの木にいる鳥はなんだ?」

 

エマ「え~と…あ、あれはアカゲラですね!ほらお尻のところが赤くなってるのがポイントなんです!」

 

グラハム「なるほど。」

 

エマ「あ、この野草、スイスでジャガイモと一緒にスープにして食べたな~。なんだか私おなかすいちゃった…」

 

グラハム「時間もいい頃合いだからな。そろそろ昼食としよう。」

 

エマ「やったー!」

 

 

エマ「私サンドイッチ作ったんです!先生どうぞ!」

 

グラハム「では頂こう…うむ、美味いな!このチーズが特に美味だ!」

 

エマ「ほんとですか!このチーズ家族が送ってくれた自家製なんです!」

 

グラハム「それは凄いな…私もから揚げを作ってきたんだぜひ召し上がってくれ。」

 

エマ「それじゃあいただきます…う~んボーノ!」

 

 

グラエマ「「ごちそうさまでした。」」

 

エマ「すっごくボーノでした…!いっぱい食べて眠くなってきちゃった…」

 

グラハム「フッ、彼方みたいなことを言うな。まあ、天気もいいからな。」

 

エマ「せっかくだからお昼寝しますね。」

 

グラハム「せっかくだから私の膝を使うといい。」

 

エマ「え、そんな…悪いですよ…」

 

グラハム「君はいつも誰かの世話をしているだろう?」

 

エマ「それは私が1番年上だし…」

 

グラハム「彼方や果林は同い年だろう。それにここでは私のほうが年上だ。たまには君も甘えてみたらどうだ?」

 

エマ「…それじゃあお言葉に甘えますね。」

 

グラハム「まあ、私のような硬い膝では寝にくいかもしれんがな。」

 

エマ「これぐらい硬いほうが私は好きです。それに…子供の時を思い出します。」

 

グラハム「そうか…それならばよかった。それじゃあお休み…エマ。」

 

 

エマ「ううん…」パチッ

 

グラハム「夕方ではあるが朝の挨拶。すなわちおはようという言葉を謹んで送らせてもらおう!」

 

エマ「パ…パ?うん、おはよう。」

 

グラハム「残念ながら私は君の父上ではないのだがな。」

 

エマ「へ…?ご、ごめんなさい先生!間違えました!」

 

グラハム「別に気にすることはない。それに生徒の父親に間違えられる…まさに教師らしいことをされて私も教師冥利に尽きるというものだ。」

 

エマ「は、恥ずかしい…//」

 

グラハム「ま、日も落ちてきたしそろそろ帰ろうか。寮まで送ろう。」

 

エマ「あ、ありがとうございます。」

 

エマ「…あの!手、握ってもいいですか?私まだ先生に甘えたいな~って思って…//」

 

グラハム「もちろん構わないぞ?ほら、暗くなる前に帰ろう。」

 

エマ「ありがとうございます…!えへへ///」

 

 

侑「というわけで…結果は惨敗だね。」

 

9人「…///」

 

かすみ「なんなんですかあの人は!なんであんなことを平然とできるんですか!///」

 

彼方「彼方ちゃんもあれ以来ドキドキして夜しか寝れなくなっちゃった~。///」

 

果林「彼方が夜しか寝れないなんて重傷ね…まあ私も気持ちはわからなくもないけど…///」

 

璃奈「うん、先生は天然たらしの才能がある…///」

 

エマ「私は先生と一緒にいてすっごく安心するようになっちゃった。///」

 

愛「まあ、愛さん達はまだましなほうなんじゃない…?あの3人と比べたら。」

 

しずく「ああ、グラハム先生…グラハム先生はどうして先生なのでしょうか…?」

 

せつ菜「やはり先生がおっしゃってた意味ってそういうことですよね…?いやいやダメです!私は生徒であの人は先生なんですよ!けど私が卒業すれば生徒ではなくなるわけであって…」ブツブツ

 

歩夢「私には侑ちゃんがいればいい私は侑ちゃんが大好き侑ちゃんが侑ちゃん侑ちゃん侑ちゃん侑ちゃん…」

 

侑「とりあえず今日はもう帰ろっか…」

 

 

侑「あれってハム先生じゃない?」

 

9人「ビクッ!」

 

グラハム「少年!君の名は。」

 

少年「チョリーッス!」

 

グラハム「少年、君の趣味はなんだ?私はガンダムだ。」

 

少年(ガンダム)「チョリッス!」

 

グラハム「そうか。好きな食べ物はチョリソーか…私は最近料理に凝っていてな君にその好物のチョリソーを御馳走しよう。よければうちに来ないだろうか?」

 

少年(宮〇)「チョ、チョリッス!」

 

グラハム「来てくれるか!歓迎しようではないか!」

 

少年(刹那・〇・セイエイ)「チョリーッス!」

 

グラハム「その後私と求め合おうではないか…!果てしないほどに!」

 

少年(エク〇ア)「やめろ!はなせ!俺に触れるな!」

 

侑「あ~なるほど。だから皆の行動に対して平然としてられたんだ。」

 

9人「…私たちのときめきを返せー!!!!」




グラハム「なるほど…そういうことをしていたのか…」

侑「アハハ…」

かすみ「ぐぬぬ…そうだ!今度はカタギリ先生にも同じことをやりましょう!グラハム先生と違ってきっといい反応してくれますよ~。」

グラハム「カタギリにか…?似たような結果になると思うが…」

歩夢「似たようなって…もしかしてカタギリ先生もなんですか…?」

グラハム「いや、そうではないのだが…む、噂をすればだな。」

カタギリ「…」

侑「あ、ほんとだ。お~い!カタg「ビリー!」…へ?」

カタギリ「おや?どうしたんだいミーナ?」

ミーナ「どうしたじゃないでしょ!折角私が作った弁当忘れてたわよ!」

カタギリ「それでわざわざ届けに来てくれたのかい?ありがとう。」

ミーナ「まあ…ビリーの顔が見たくなったのはあるんだけどね…///」

カタギリ「ミーナ…///」

かすみ「…誰なんですかあの女性?」

グラハム「カタギリの嫁だ。」

歩夢「へ~。カタギリ先生の奥さん…え?」

侑「カタギリ先生って結婚してたの!?」

グラハム「ちなみにでき婚らしい。」

みんな「でき婚!?」


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第12話 刮目せよ!これが私…グラハム・エーカーである!

この作品は時系列としてELSとの最終決戦が終わったちょっと後となっておりそれにあわせた独自設定をしております。今回の話はそれが顕著に表れているのでお気を付けください。


侑「それじゃあ練習終わろっか。お疲れ様でした!」

 

みんな「おつかれさまでしたー!」

 

璃奈「ねえかすみちゃん。」

 

かすみ「りな子どうしたの?」

 

璃奈「この後時間ある?」

 

かすみ「あるけど?」

 

璃奈「それじゃあ今から私の家に来てほしい。」

 

かすみ「りな子の家に行ってみたいとは思ったことあるからいいけどなんで?」

 

璃奈「前にかすみちゃんにブシドーの活躍を見たら意見が変わるって言ったでしょ?」

 

かすみ「ああ、グラハム先生がつけてたあのダサい仮面か…」

 

璃奈「だから今日私の家でガンダム00の鑑賞会を開こうと思うの。」

 

せつ菜「00の鑑賞会ですか!?私も行きたいです!」

 

愛「面白そうじゃん!それならみんなで見ようよ!」

 

侑「いいねそれ!私も見てみたいと思ってたんだ!歩夢も一緒に行こうよ!」

 

歩夢「侑ちゃんがそういうなら私もいこっかな。」

 

果林「せっかくだしお泊り会っていう感じしない?」

 

しずく「いいですねそれ!私楽しみです!」

 

エマ「寮に外泊許可もらいに行かないとね!」

 

彼方「私もさんせーい。せっかくだから遥ちゃんも呼んでもいい?」

 

璃奈「それじゃあみんなでガンダム00の鑑賞会をしよー。」

 

みんな「おー!」

 

 

璃奈「ここが私の家。」

 

かすみ「りな子の家すっごいハイテクじゃん!」

 

愛「そういえばりなりーの親って今いるの?」

 

璃奈「今日は2人とも帰れないらしい…だから今日はリビングでプロジェクターを使ってみようと思ってるんだ。」

 

侑「プロジェクターもあるなんてすごい!」

 

璃奈「それじゃあ早速再生するね。」

 

果林「ちなみにそのガンダム00ってどんな話なの?」

 

せつ菜「ガンダム00はガンダムシリーズの中で唯一史実を基に作られた作品なんです。」

 

侑「史実を基に…つまりノンフィクション作品ってこと?」

 

璃奈「もちろん話の内容には軍事関係のものがかかわってくるから全部そうとは限らないけどだいたいそう…ストーリーとかはアニメを見ればわかると思うから再生するね。」

 

果林「ああ、ごめんなさいね。よろしく。」

 

1stを視聴中~

 

しずく「あれってもしかしてグラハム先生とカタギリ先生…?」

 

侑「いくらこれがノンフィクションアニメだからってそれはさすがに…ないよね?」

 

歩夢「そこ疑問形なんだ…私も気持ちはわかるけど…」

 

璃奈「さすがに他人の空似だと思う。」

 

果林「まあ、もし本人だとしたらなんで今学校で教師をしているのかってことになるしね。」

 

エマ「けど見た目もそうだけど声とかしゃべり方とかもほんとに似てたよね~。」

 

かすみ「グラハム先生がこの人を意識してるなんてことは…?」

 

愛「さすがにそれはないでしょ~。ハム先生そんなことをする人じゃないし。けど『この気持ち…まさしく愛だ!』ってセリフ私も使ってみよっかな~。愛だけにってことで私の持ちネタの1つになりそう!」

 

彼方「あんまり使いどころなさそうだけどね~。」

 

侑「そういえば主人公の名前刹那・F・セイエイだけどもしかしてせつ菜ちゃんの名前って…」

 

せつ菜「はい!この人からとってるんです!私00が大好きでこの刹那が特にカッコいいんです!特に2期の刹那なんてですね… 侑「ちょっとストップ!それは今からみるからさ!」 そうでしたこのままではネタバレになりますもんね。」

 

璃奈「それじゃあ2期再生するね。」

 

一方そのころ―

 

グラハム「ぶぇっくしょい!」ズズ

 

カタギリ「おや?風邪かい?」

 

グラハム「体調管理はしっかり行っているからそんなことはないと思うが…誰かが私の噂でもしているのだろうか?」

 

カタギリ「そんな非科学的なことあるわけないだろ?」

 

グラハム「フッ、言ってみただけさ…しかしほんとになんなんだろうな…」

 

 

璃奈「やっぱりブシドーかっこいい…!」

 

せつ菜「スサノオと00の戦いは手に汗握るものがありますものね!」

 

かすみ「けどあんな仮面付けてる意味あったの?正直最初に見た時からバレバレだし。それにやっぱりダサいもん。」

 

璃奈「私の個人的な考えとしてやっぱり自分はグラハム・エーカーなのだというのを意識しないためだと思うグラハムはフラッグでガンダムを倒すというのを誓っているのにその時乗っていたのはアヘッド。それを許せないがため仮面をつけ名無しのパイロットとして戦っていた…」

 

歩夢「たしかに最後の戦いってあれフラッグだよね?フラッグに乗り続けてガンダムのことを考え続けるそういう一途なところ私すきだな。」

 

侑「けどやっぱりなんかハム先生に似てるよね。」

 

愛「けどハム先生にあんな傷ないじゃん。やっぱ他人の空似ってやつでしょ。」

 

エマ「けど性格とかやっぱり似てるよね。」

 

果林「そうね、見れば見るほど先生とそっくりなのよね…ほんとうにグラハム・エーカーのまねをしているのかもしれないわね。」

 

彼方「だとすればすっごい自然にできてるよね~。彼方ちゃんとしては本人説を信じたいな~。」

 

しずく「そうですね!そちらのほうがロマンを感じます!」

 

璃奈「けど…これは劇場版のネタバレだからしゃべらないでおく。」

 

しずく「え?それってどういうこと?」

 

せつ菜「あぁ…確かにそうですね…とりあえず映画も見ましょうか!」

 

彼方「なんか気になるな~。」

 

 

グラハム「…」スチャ

 

カタギリ「急に仮面をつけだしてどうしたんだい?」

 

グラハム「なんとなくつけておくべきだと感じてな…」

 

カタギリ「どういうことだいそれ…」

 

グラハム「正直私もわからん…」

 

 

せつ菜「はーやっぱりいいですね劇場版も…」

 

侑「人類が1つになって異星人と分かり合うために戦う…かっこいい!ときめいちゃった!」

 

愛「確かにかっこよかった!」

 

かすみ「まあ、たしかにガンダムも悪くはないですね…」

 

果林「けどグラハム・エーカーが自爆しちゃうなんてね…」

 

璃奈「うん、だからグラハム先生がグラハム・エーカーと同一人物じゃない。」

 

彼方「なるほど~…そういうことね~。」

 

しずく「確かにそうですね。」

 

エマ「ちょっと残念な感じするよね。」

 

歩夢「ノンフィクションとはいえ名前まで一緒ってことはないだろうからね。それにしてもガンダムってこんなに面白かったんだね。」

 

せつ菜「みなさんガンダムを気に入ってくれてうれしいです!」

 

璃奈「私もうれしい。璃奈ちゃんボード『にっこりん』。」

 

せつ菜「そういえば璃奈さんの家にはエクバはありますか!?あればせっかくですしみんなでやりましょう!」

 

璃奈「うん、あるよ。」

 

侑「へえ、面白そう!それじゃあ今日は夜通しエクバで遊ぼう!」

 

 

グラハム「むっ…」

 

カタギリ「どうしたんだい?」

 

グラハム「いや、古傷がうずきだしてな…」

 

カタギリ「古傷って…ELSと同化した君に疼くような傷はないだろう…」

 

グラハム「確かにそうだが…このむずがゆさ…疼く以外の言葉ではあらわせられないのだよ。」

 

カタギリ「そうかい…」

 

グラハム「それはそうとカタギリ。久しぶりにエクバでタイマンをしないか?なんだか急にしたくなってな。」

 

カタギリ「なんか今日の君はどこかおかしいね…まあやるけど。」

 

その夜2つの家から猿の鳴き声みたいな声が響き渡っていたそうな…




次の話からまたスクスタのストーリーに戻ろうと思います。なんかよくわからんつまらない話でストーリーを潰してしまい申し訳ございません。


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第13話 初めてのライブは不安よな。グラハム応援します。

(サブタイを)考えたんですよ!必死に!その結果がこれなんですよ!これ以上なにをどうしろっていうんです!


侑「(ついにイベント当日…!)」

 

歩夢「あともう少しで出番が来ちゃう…」

 

璃奈「璃奈ちゃんボード『ドキドキ』。」

 

しずく「あったかいお茶でも飲みますか?お腹にあったかいものをいれると落ち着きますよ?」

 

愛「おばーちゃんがみんなで食べなって大学芋持たせてくれたんだけど食べる?」

 

彼方「わ~い。彼方ちゃん食べる~。」

 

かすみ「確かに運動前に炭水化物を摂るのはいいですからね。かすみんもいただきます!」

 

せつ菜「かすみさんサツマイモはあまり消化に良くないですよ。」

 

かすみ「え!?そうなん…べ、別にかすみんだって知ってましたけど!」

 

果林「かすみちゃん緊張しているわね。」

 

エマ「果林ちゃん靴左右逆だよ?」

 

果林「うそ!?」

 

侑「(みんな緊張してる…まあ、初めてのライブでこれからたくさんの人の前にでるんだもんね…)」

 

コンコン

 

侑「はい?」

 

グラハム「もう着替えは終わっているだろうか?」

 

侑「あ、ハム先生?はい大丈夫ですよ!」

 

ガチャ

 

グラハム「失礼する。」

 

カタギリ「僕もいるよ。」

 

侑「それじゃあ先生たちも来たからみんなで円陣組もうか!」

 

果林「そ、そうね…」

 

歩夢「うぅ…なんか逆に緊張しちゃうよ…」

 

侑「みんないい?それじゃあ先生お願いします!」

 

グラハム「私任せか…」

 

グラハム「では…虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会全員に通告する。これから出向くライブでは諸君らには優勝を目指してもらう。だが、あえて言わせてもらおう…このライブを楽しめ。」

 

グラハム「確かに失敗は許されないだろう。だが、君たちはこの日まであらゆることに尽力してきた。私は君たちがどれだけ努力してきたかを世界で2番目に知っている自覚がある。だからこそ断言させてもらおう…君たちならば確実にライブを成功に導くことができると!」

 

かすみ「そこは1番じゃないんですか…」

 

グラハム「フッ、1番は私よりさらに近くで見守ってきた彼女に譲るさ。」

 

せつ菜「なるほど!たしかにそれもそうですね!」

 

侑「あれ…?もしかしてそれ私?」

 

グラハム「他に誰がいるというんだ?」

 

侑「ええ…!?そうだねみんないっぱい頑張ってきた…!1番近くで見てきた私が断言する。きっと最高のライブでみんなをときめかせることができる!」

 

侑「じゃあ虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会!いくぞー!」

 

みんな「おー!」

 

 

侑「しずくちゃん、せつ菜ちゃん、おめでとう!」

 

愛「初めてのイベントで8位入賞なんてマジすごいよー!2人ともおめー!」

 

歩夢「2人とも凄いステージだった!」

 

璃奈「すごく感動した。璃奈ちゃんボード『ジーン』。」

 

エマ「だよね。2人とも方向性は違うのにすごく感動しちゃった!」

 

彼方「しずくちゃん武者修行大成功したね~。」

 

果林「けど自分が入賞できなかったのは悔しいけどね。」

 

かすみ「ぐぬぬ…次はかすみんも上位に食い込んでやりますから首を洗ってま…覚悟の準備しておいてくださいね!」

 

侑「ハム先生はどうでした?」

 

グラハム「ああ、いいライブだったよ。」

 

しずく「皆さんありがとうございます。この賞はみんなで勝ち取ったものだと思います。」

 

せつ菜「ええ、それにすべては同好会を再始動させてくれた侑さんのおかげです!」

 

侑「いやいや!同好会の再始動っていうならあきらめないでずっと部室を守り続けてくれたかすみちゃんだよ!」

 

グラハム「そこまで謙遜する必要はないだろう侑。君はかす子よりこの同好会に貢献しているさ。」

 

かすみ「え…?か、かす子はやめてくださいってば~!」

 

 

グラハム「…」

 

カタギリ「どうしたんだいグラハム?」

 

グラハム「やはり皆緊張していたからか普段の実力をだせていなかったのがな…かすみもそうだいつものツッコミにキレがなかった…彼女としてもなにかあったのだと思うんだ。」

 

カタギリ「初めてのライブなうえに彼女たちはステージ上では1人なんだ…やはり不安にさいなまれてしまうんだろうね。」

 

グラハム「そうか…ソロの限界だというのだろうか…?」

 

カタギリ「まあ、彼女たち自身の経験が足りないというのはあるだろうけどグループ活動のメリットは大きいだろうね…だからこそスクールアイドルはグループが多いんだろうしね。」

 

グラハム「グループ活動か…彼女たち一人ひとりが辿り着いた極を余すことなく1つにできればμ'sやAqoursに負けないスクールアイドルになれるだろう…だが、それは困難な道だ、それに彼女たちはソロでもまだ未完成なんだ…グループ活動自体に異論はないがまだ行うべきではないだろうな。」

 

カタギリ「君がそういうのであればそうだろうね…けど、もし彼女たちが明日にでもグループ活動をしようなんていったら君はどうするんだい?」

 

グラハム「どうもしないさ、教師は生徒の考えを尊重するものだからな。それに案外あっさりと素晴らしいパフォーマンスをするかもしれないしな。」

 

グラハム「だが、少し胸騒ぎがするな…」

 



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第14話 興が乗らん!

ただ「興が乗らん!」と言わせたかっただけです。


エマ「ここの部分は3人ずつに分かれて歌ったほうがいいかも。」

 

しずく「そうですね…じゃあここからここまでと、ここからここまでにわけて…」

 

彼方「あ、みんなの音域って知らないや。まずはそこわからないとパート分けできないよね。」

 

コンコン

 

歩夢「はーい!」

 

ガラッ

 

グラハム「諸君!労を労う言葉。すなわちお疲れ様という言葉を謹んで送らせていただこう!」

 

みんな「お疲れ様でーす!」

 

グラハム「ところでなにやら励んでいるようだがなにをしているんだ?」

 

せつ菜「今度出るイベントに向けての会議です!」

 

グラハム「つい先日ライブを行ったばかりなのにもう新しいイベントのことを考えるとは…オーバーワークには気を付けたまえよ。」

 

かすみ「今度のイベントはスクールアイドルフェスティバルのメインイベントの出場校枠がもらえますからね!かすみんたち頑張っちゃいますよー!」

 

グラハム「メインステージへの切符がもらえるのか…そうなるとかなりレベルの高い勝負になるだろう…だが、君たちがこのまま研鑽を続けていれば必ず行けると…待て…『かすかす達』…?君は普段『達』をつけるような人ではなかったはずだが。」

 

かすみ「かすみんです!まあ今回はグループで出ることにしましたので。」

 

グラハム「グループだと!?」

 

侑「は、はい私が提案したんです。μ'sやAqoursみたいに一人ひとりがそれぞれで輝いているのに、それでいて調和しながらもお互い高めあったライブを虹ヶ咲でもできたらなと…それに歩夢とかかすみちゃんとかは最初らへん不安そうにしてたから。それもグループでみんなと一緒にステージに立ったら無くなるかなって思ったんです。」

 

グラハム「なるほど…たしかに一理あるな。だが、皆グループ活動に抵抗を感じていたはずだがそこは大丈夫なのか?」

 

せつ菜「最初は不安でした…ですが侑さんが私たちに自信を与えてくれたから挑戦してみようと思ったんです。それに、今とても楽しいですから大丈夫です!」

 

グラハム「そうか…ならば私から言うことは何もない。」

 

愛「それでさゆうゆう!」

 

侑「どうしたの?」

 

せつ菜「歌のパート分けとか、コーラスとか、ダンスとかについてあなたの意見も聞きたいんです。」

 

かすみ「なにかμ'sやAqoursにも負けないための秘策とかないですか?」

 

グラハム「(先日の不安が的中してしまうとはな…特に問題はなさそうだが…なんだ…?なにか嫌な予感がする…)」

 

グラハム「(まあ今はまだ彼女たちを見守ることにしよう…)」

 

 

愛「だいぶ上達してきたんじゃない?」

 

しずく「そうですね。今のは全体的にバランスよくできてたと思います。」

 

果林「あら、けど私バランス悪いわね。」

 

歩夢「やっぱり果林さんはすらっとしててかっこいいなぁ…」

 

果林「けど今回は私だけが目立つわけにはいかないでしょ」

 

せつ菜「ちょっとこの部分の見せ方を調整しましょうか。」

 

璃奈「歌のほうをもうちょっと合わせたい。サビの終わりを何拍伸ばすかとか決めたほうがいいと思う。」

 

愛「そだねー。それならそこまで突き詰めちゃう?」

 

エマ「ごめん、そこ私だよね~。ちゃんと楽譜に合わせるようにするね。」

 

かすみ「うぅ…またあそこで余計にステップ踏んじゃった…気をつけないとな~。」

 

愛「それじゃあもう一回やろうか!録画回すよー!」

 

みんな「はーい!」

 

グラハム「…」

 

 

愛「今の結構よかったんじゃない!?」

 

璃奈「うん、今のだいぶそろってたと思う。」

 

しずく「先輩、どうでしたか?」

 

侑「…」

 

歩夢「ねえ、どうかした?」

 

侑「え!?ううん、なんでもない!」

 

歩夢「そ、そう…?ならいいんだけど…それで侑ちゃんから見て今のパフォーマンスどうだった?」

 

侑「うん!すごく統一感があった!」

 

彼方「ハム先生はどうだった~?」

 

グラハム「…」

 

しずく「先生…?」

 

グラハム「興が乗らん!」

 

みんな「」ビクッ

 

グラハム「…すまない、少し気が立っていた…本日はこれで失礼させてもらう。職員室にいるから帰宅前に鍵を返却しに来てくれ。」

 

ガラッ

 

みんな「…」

 

せつ菜「どうしたんでしょうか…?」

 

エマ「先生的に今の納得いかなかったのかな…?」

 

かすみ「けど、あそこまで怒ることですか~?」

 

果林「とりあえず録画を確認しましょうか。」

 

みんな「はーい」

 

侑「(今の完成度に納得いかなかった…?いや違う。きっと先生がああ言って帰った理由はそんなんじゃない。先生も今私が感じているこの違和感を感じていたんだ。なんならこの違和感の正体に気が付いてる…これを解決しなければきっとどれだけ完成度を上げても意味がない…この違和感はなんなんだろう…)」

 

彼方「あちゃ~、彼方ちゃん笑顔が固いな~。」

 

エマ「私も笑顔がぎこちなくなってるかも~。恥ずかしい…」

 

せつ菜「果林さんはさすがですね…全然表情が崩れてない…やっぱりモデルさんをやってるからですか?」

 

果林「まあ、ほかの人より顔を作るのは得意かもしれないわね。けどやっぱり私が目立っちゃってるわね…もう少し後ろに下がったほうがいいかもしれないわね。」

 

侑「(あ、そうか…みんな素敵な笑顔でパフォーマンスしてるけど、これは作り物になってしまってるんだ…μ'sとAqoursの合同ステージのイメージを押し付けようとしてみんなのそれぞれの魅力を半減させて窮屈にさせちゃってるんだ…)」

 

侑「みんなごめん!私が間違ってた!」

 

歩夢「え?どうしたの?」

 

侑「今度の大会はグループでいこうって言ってたけど撤回させて。虹ヶ咲はやっぱりソロのほうがいいよ!」

 

果林「それは…私たちのパフォーマンスが侑の理想にとどかなかったってこと?」

 

せつ菜「けど私たちはまだ練習中なんです。もう少し練習を続ければきっと!」

 

しずく「お願いします!やらせてください!」

 

彼方「そうだよ~。彼方ちゃんたち一生懸命やるから挑戦させて。」

 

侑「違うの!みんな私のためにパフォーマンスしちゃってるんだよ!それは凄くありがたいよ。私が心奪われたステージを再現しようとしてくれてる…けどそれじゃあダメなんだ!みんなにはそれぞれ個性があって、好きなこと、やりたいことが違って、それを追いかけているときが一番魅力的なんだ!みんなにグループパフォーマンスができないって言ってるわけじゃないの、でも今は窮屈そうになってる。だから今はまだ自分の個性を思いっきり伸ばしたパフォーマンスをするのがいいと思うの。」

 

せつ菜「そういうことですか…侑さん、そこまで私たちのことを考えてくれてありがとうございます。」

 

璃奈「次の大会はソロ!だけどみんなで頑張るのは一緒。」

 

歩夢「そうだね!私たちは同じステージに立たなくても心は一緒だもんね!」

 

侑「みんな…!そうだ!私ハム先生のところに行ってくる!」

 

 

侑「ハム先生!」

 

グラハム「どうした侑?もう練習は終わったのか?」

 

侑「やっぱり今度のイベントはソロでやることにしました!」

 

グラハム「なぜだ?」

 

侑「みんな全く自分のやりたいことができていなかった…このまま練習を続けたところで虹ヶ咲らしいパフォーマンスなんてできない…そう思ったんです。」

 

グラハム「そうか…私は顧問だ君たちがやることについて私は止める権利もなければ止めるつもりもない。だが、あえて言わせてもらおう…私はその選択に賛成だ。」

 

侑「先生…!」

 

グラハム「さて、私の行動で少なからず皆の士気を下げてしまっただろうからな。それについての謝罪を彼女たちにしなければな。」

 

侑「それは大丈夫ですよみんなもきっと先生の思いはわかってますから…それに先生がいたからこそこのことに私は気づけたんです…!けど私がグループで出ようなんて言ったせいでみんなの練習時間を奪ってしまったことを謝らないとな~。」

 

グラハム「それこそ気にする必要ないだろう。」

 

侑「どういうことですか?」

 

グラハム「まあ、すぐわかるさ。」

 

侑「はあ…」

 

 

かすみ「先輩先輩!なんだかエマ先輩さらにセクシーになっていませんか?」

 

エマ「グループ練習の時に果林ちゃんにアドバイスをもらったんだ~!」

 

果林「それなら私もエマから優雅なターンの仕方を教わったのよ。」

 

しずく「これも先輩がグループ出場しようって言ってくれたおかげですね!」

 

侑「へ?」

 

愛「そうだよね!やっぱりアタシたちはソロでやるのがいいって改めてわかったし。グループとしていろんなことを教えてもらえたからね!」

 

歩夢「それにグループレッスンでみんなの意見を出し合うことの大切さがわかったから。」

 

かすみ「かすみん達着実にレベルアップしてますからね!今度は虹ヶ咲で表彰台独占しちゃいますよ~!もちろん1位はかすみんですけどね!」

 

彼方「それは捕らぬ狸の皮算用ってやつじゃな~い?」

 

かすみ「へ?なんですか?虎?狸?」

 

グラハム「はぁ…さすがはかすかすと言った所か…」

 

かすみ「あー!今かすみんのことを馬鹿にしましたね!許しませんよー!」

 

侑「アハハ!かすみちゃんは勉強しないとね~。」

 

グラハム「(これならば次の大会は素晴らしい成績を残せるだろう…フッ、大会が楽しみだ。)」




次で2章ラストになります!スクスタだと主人公の選択によって大会の優勝者が変わるシステムになっておりますが、これでは全キャラのルートを書いていこうかなと思います。もしこの子の話いらないよ!誰か1人にしろという方がいれば感想のほうでお伝えください。そういった意見が多ければ考えます。


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第15話 (虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会の物語は)まだだ!まだ終わらんよ!

あけましておめでとうございます(今更)
いろいろ忙しかったりして遅くなってしまいました謹んでお詫び申し上げます。

とりあえずこれで2章は終わりです。やっと虹学以外のキャラとグラハムを絡ませられる…


大会当日―

 

侑「みんなすごい!これだと、決勝は虹ヶ咲で独占しちゃうかも!」

 

エマ「うん!私前回より手ごたえあるもん!」

 

しずく「私もです!やっぱりグループレッスンがいい刺激になりました!」

 

彼方「そうだね~。あれでお互いの得意なことを教え合えたんだもん。彼方ちゃんは愛ちゃんに教えてもらった煽りを今日やってみるよ~。」

 

愛「もうぜ~ったいうけるから試してみな!」

 

果林「先生はまだ来ないのね…」

 

侑「一応、5分前に会議終わって今から最大船速で向かうって連絡きてたけど…」

 

かすみ「学校からここまでってだいぶ距離ありますよ?それこそ先生が着くころには大会が終わってるじゃないですか…」

 

侑「けど、なんとなく先生だったら決勝には間に合うんじゃないかって思ってるんだ。」

 

かすみ「なんですか~それ?」

 

歩夢「いたっ!」

 

璃奈「歩夢さんどうしたの?」

 

歩夢「ちょっと足つっちゃったみたい…緊張してるからかな?」

 

エマ「それは大変!」

 

しずく「歩夢さんここに座ってください!」

 

果林「ほら、肩貸すわよ。」

 

歩夢「いたた…ありがとうございます。」

 

彼方「どこが痛いの?足の裏?ふくらはぎ?」

 

歩夢「ふくらはぎです…」

 

せつ菜「靴脱がしますね?今からふくらはぎを伸ばすのでちょっと痛いと思いますが我慢してくださいね。」

 

歩夢「いっ…!たたた…」

 

愛「頑張れ歩夢!毛ガニ折ったらけが治った!だよ!」

 

歩夢「フフッ!アハハ!もう愛ちゃんこんなときに笑わせないでよ!」

 

璃奈「あ、張ってたところが緩まった。たぶん治った。」

 

歩夢「え…?ほんとだ…」

 

エマ「ほら、歩夢ちゃん水飲んで。足がつるのって水分不足も関係あるらしいよ。」

 

しずく「あと、冷えとか緊張もよくないですからジャージを羽織ったほうがいいですよ。」

 

愛「もしかして…愛さんのダジャレが効いた!?」

 

かすみ「それは無いとは思いますけど…」

 

歩夢「アハハ。でもあれのおかげで痛みから気がそれたかも。」

 

愛「ほら!歩夢も効いたって言ってんじゃん!やっぱダジャレは万能だね!」

 

侑「あ、そろそろ愛ちゃんの番だよ!頑張って!」

 

愛「よっしゃあ!行ってきます!今のでバイブスめっちゃ上がってるから見ててね~!」

 

 

グラハム「…」

 

カタギリ「まったく君はいつも無茶をするね…それでわざわざ急ピッチでここまで来たのにドアの前に突っ立ってどうしたんだい?中に入らないの?」

 

グラハム「いや、今更あの輪の中に入ることなど出来んさ。」

 

カタギリ「そう。」

 

グラハム「(しかし彼女たち…虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会はいいな。)」

 

侑「(ステージには1人で立つけど、それ以外のところではいつも助け合って高め合ってる。)」

 

ゆうグラ「(実際には隣にいなくても心は一つ…これが私の好きな虹ヶ咲学園スクールアイドルの形なんだ!)」

 

*―

 

歩夢ver―

 

歩夢「決勝…うぅ~ドキドキが止まらないよ~…」

 

グラハム「今からライブか。」

 

歩夢「グ、グラハム先生!?来てたんですか!?」

 

グラハム「なんとか間に合ってな…やはり緊張するか?」

 

歩夢「そうですね…やっぱり決勝となるとどうしても…」

 

グラハム「フッ、なにも周りの観客や結果など気にする必要ないではないか。」

 

歩夢「えっ…?それってどういう意味ですか?」

 

グラハム「君は一体何のために。誰のためにスクールアイドルをやっている?君は君の愛を伝えたい者の為にやればいい。そうだろう?」

 

歩夢「私の愛を伝えたい…侑ちゃん…そうですね!私行ってきます!」

 

グラハム「ああ行ってこい!今の君が持てる全てを使い優勝をその手に掴め!」

 

歩夢「はい!私やります!」

 

 

かすみver―

 

かすみ「大丈夫…かすみんならやれる…かすみんなら大丈夫…」

 

グラハム「緊張しているようだな。」

 

かすみ「うひゃあ!グラハム先生じゃないですか!いるならいるって言ってくださいよ!」

 

グラハム「ハハハ!やはりかすかすはからかい甲斐があるな。」

 

かすみ「も~!かすかすって言わないでください!」

 

グラハム「まあ、そんなことよりやはり決勝は緊張するか?」

 

かすみ「そんなことじゃないですってばー…!まあ、たしかに私の可愛さって決勝で通用するのかなって思っちゃって…」

 

グラハム「自分に自信のある君がそんなことを言うとはな…大丈夫さ。他の者達がどれほどかは知らんがかすみんが一番かわいいと私が断言しよう。」

 

かすみ「一番かわいいと言ってくれたことには感謝しますけどちゃんとかすみんって呼んで…あれ?今かすみんって言いましたよね…?」

 

グラハム「さて、そろそろ私は観客席のほうに戻らせていただこうかな。」

 

かすみ「あ、ちょっと!無視しないでくださいよ…!ぜったいぜ~ったいもう1回かすみんって呼ばせて見せますからね~!」

 

 

せつ菜ver―

 

せつ菜「ふう…よし!」

 

グラハム「やはり決勝といった重要な場面も慣れているのかな?」

 

せつ菜「せ、先生!?なんでいるんですか!?」

 

グラハム「なぜって…君たちの応援に行くのは顧問として当然だろう?」

 

せつ菜「いや、そういう意味ではなくて…いえ大丈夫です。たしかに何度かこういったことを経験しましたがやはりライブ前は緊張します…」

 

グラハム「だが、それほどといったように感じるが?」

 

せつ菜「そうですね。今の私には虹ヶ咲の仲間達がいます。同じステージに立っているわけではありませんがみんなと気持ちは繋がっています。私はひとりじゃないそれがわかった今もうなにも怖くないです!」

 

グラハム「そうか、だが私の記憶が正しければ今のセリフは所謂死亡フラグというやつではないのか?」

 

せつ菜「アハハ…私も言っててそう思いました。ですが大丈夫です!安易なフラグ建ては逆に安全になりますので!」

 

グラハム「そうか、まあ私も君であれば何も問題はないと信頼しているからな…せつ菜!トランザムは使うなよ!」

 

せつ菜「了解です!トランザム!」

 

 

愛ver―

 

愛「よ~し!や~ってやるぞ~!」

 

グラハム「なかなか気合が入っているではないか。」

 

愛「おっ!ハム先生じゃん!?チーッス!てっきり決勝にも間に合わないかと思ってたよ!」

 

グラハム「チョリーッス!君のライブを見届けるためだ。多少の無茶ぐらいしてみせるさ。」

 

愛「も~う先生むっちゃ嬉しいこと言ってくれるじゃん!愛さん調子でてきたよ!」

 

グラハム「だが決勝に進んだのが君だとわかっていたらそこまで急ぐ必要はなかっただろうな。」

 

愛「何それ〜愛さんには興味ないってこと〜」

 

グラハム「その逆さ君なら優勝は間違いないと思っている。スクールアイドルに勧誘する前から君ほどスクールアイドルに向いた人間はいないと思っていたからな。」

 

愛「も〜先生マジで嬉しいこと言ってくれるじゃん!愛してるよ!愛だけに!」

 

グラハム「ハハハ!君のその気持ちまさしく愛だ!」

 

愛「愛だけにってね!よーし!先生のおかげでテンション上がってきた!この調子でみんなのテンションも上げてくよー!」

 

 

エマver―

 

エマ「…」ルンルン

 

グラハム「大丈夫そうだな。」

 

エマ「グラハム先生!?間に合ったんですか!?」

 

グラハム「ああ、まぁ多少の無茶はしたがな。それよりだいぶ機嫌が良さそうだな。」

 

エマ「はい!決勝でライブできるのが楽しみなんです!」

 

グラハム「そうか、緊張しすぎていないようでよかったよ。」

 

エマ「ステージに立つのは私だけだけど心はみんな繋がってる。それがわかったから気持ちが楽なんです!」

 

グラハム「たしかに君たちの絆はなによりも強いからな。」

 

エマ「そのみんなの中にはグラハム先生も入ってますからね!」

 

グラハム「嬉しいことを言ってくれるな…ならば私の思いも君に託す!だから行ってこい!」

 

エマ「はい!」

 

 

璃奈ver―

 

璃奈「…」ドキドキ

 

グラハム「緊張しているようだな。」

 

璃奈「先生間に合ったの!?璃奈ちゃんボード『ビックリ!』。それになんで私が緊張してたのわかったの?璃奈ちゃんボード『HATENA』。」

 

グラハム「何故ってボードに出てたぞ。調子は問題ないようだな。」

 

璃奈「そうだったんだ。これも先生がライブ用の璃奈ちゃんボードを用意してくれたおかげ。」

 

グラハム「用意したのはカタギリだがな。」

 

璃奈「うん。カタギリ先生にもお礼したい。あとこれがどういうシステムで出来てるのか知りたい。壊さない範囲で調べてみたけどわからない部品が多かった。」

 

グラハム「そうか…まぁ開発はほとんどカタギリに一任していたからな、彼に聞いてみるといい。だがそのボードはほかにはない最高の技術が詰め込まれているとだけは言わせてもらおう。」

 

璃奈「うん!これで私の楽しいって気持ちをみんなと共有したい!」

 

グラハム「思いだけでも力だけでも駄目だが。その2つを併せ持つ君ならいけるはずだ!」

 

璃奈「うん!それでも伝えたい思いがあるから!天王寺璃奈行きます!」

 

 

彼方verー

 

彼方「よーし頑張るぞ~」

 

グラハム「やる気はバッチリ…でいいんだよな?」

 

彼方「お~ハム先生じゃ~ん来てくれたんだね~。」

 

グラハム「ああ、なんとか間にあわせることができた。ところでここ最近は昼寝もしていなかったはずだが眠たくなったりはしていないか?」

 

彼方「大丈夫だよ~。決勝に行けた嬉しさと決勝でライブできる楽しさで彼方ちゃんの目もパッチリだよ~。」

 

グラハム「そうか、ライブ中に寝てしまうのだけはやめてくれよ。」

 

彼方「流石にそれはしないよ~。ぐっすり寝るのは優勝が決まってからって決めてるからね~。それに決勝に進んでる遥ちゃんにみっともない姿は見せたくないから。」

 

グラハム「遥…確か妹だったか…姉妹が決勝で相見える…なんとも素晴らしいシチュエーションだな。」

 

彼方「遥ちゃんはすっごくかわいくて最高のスクールアイドルなんだ!」

 

グラハム「そうか。だが今回勝つのは君だ。姉に勝る妹などいないということを教えてやれ!」

 

彼方「りょ~か~い!彼方ちゃん頑張っちゃうよ~!」

 

 

しずくver―

 

しずく「アメンボ赤いなあいうえお。」

 

グラハム「浮藻に小エビも泳いでる。だったかな?」

 

しずく「せ、先生!?」

 

グラハム「ライブの直前までやっているとは余念がないな。」

 

しずく「決勝まで行ったからって…いや、決勝だからこそ気をつけていかないといけないと思いますので。」

 

グラハム「ちょっとした油断が死を招く…スクールアイドルにも同じことが言えるということか。」

 

しずく「まぁなにと比べているのかはわからないですがそうですね。」

 

グラハム「フッ、だが君は前回ベスト8にまで入れたんだ。油断とは言わないが少しは余裕を持って臨んでもいいんじゃないか?」

 

しずく「そういうわけにはいきません。結局あの時は優勝できなかった…私は私の思いを表現しきることができなかった。だから私はまだチャレンジャーなんです!今度こそ栄光を掴むその日まで…!いや、その後もずっと!」

 

グラハム「…その心意気気に入った!君ならばきっと最高のマドモアゼルになれるはずだ!行ってこい!そして観客の心を掴んでこい!」

 

しずく「はい!桜坂しずく参ります!」

 

 

果林ver―

 

果林「…」

 

グラハム「息災か?」

 

果林「キャッ…!あ、あら先生もう着いたのね。」

 

グラハム「緊張していることを恥じる必要はない。それに先ほどの可愛らしい声、アイドルらしくていいと思うぞ。」

 

果林「そ、そんなこと言わなくていいわよ!それにアイドルらしいことはガラじゃないしやりたくないのよ。」

 

グラハム「フッ。それで緊張しているようだな。」

 

果林「まぁ…そうね…決勝まで勝ち進んだとはいえここからはさらにレベルの高い戦いになる…そんな観客の期待に応えられるのかと思ったらどうしてもね…」

 

グラハム「そうか…だが君は名だたるライバルに打ち勝っていまここに立っている。そのままの調子でいけばきっといい結果になるだろうさ。」

 

果林「けどやっぱりどうしても観客を魅了することができるほどの魅力が私にあるのか疑問に思ってしまうのよ…」

 

グラハム「皆がどうかはわからない。だが、少なくとも私は朝香果林に魅了され心奪われているさ。」

 

果林「そう、男色家の先生が私に釘付けになっているなら他の観客を魅了することなんてもっと簡単でしょうね…ありがとう先生!おかげで自信を持ってパフォーマンスできそうよ!それじゃあ行ってくるわね!」

 

 

*―

 

侑「私たち本当に勝ち取ったんだね!」

 

愛「これでスクールアイドルフェスティバルのメインステージに立てるんだね!」

 

璃奈「あのμ'sと一緒に出れるの!?」

 

しずく「Aqoursも一緒ですよ!」

 

エマ「夢みたいだよー!」

 

果林「ほっぺつねってあげようか?」

 

エマ「い、いいよ~。」

 

せつ菜「私のほっぺたをつねってください…」

 

かすみ「それじゃあかすみんがせつ菜先輩のほっぺたをつねってあげますよ!」

 

歩夢「かすみちゃんやめなって~!せつ菜ちゃんもしっかりして!」

 

彼方「…ハッ!彼方ちゃんびっくりしすぎて寝てしまってた。」

 

愛「それってガチ気絶じゃないの!?大丈夫!?」

 

グラハム「とりあえず優勝おめでとうと言わせてもらおう!だがこれで終わりでは無い!これから先にはスクールアイドルフェスティバルのメインステージがある!だからこそここから始めるんだ君たちの伝説を!」

 

侑「うん!ソロで活躍する虹ヶ咲の魅力を見てもらおう!」

 

みんな「おー!」




決勝前、学校にて―

グラハム「やっと職員会議が終わった…クッ!大会ももう大詰めではないか!」

カタギリ「これじゃあライブを見届けるのはあきらめたほうがいいかもしれない。」

グラハム「ええい!こんなところで諦められるか!」

カタギリ「だけどどうするんだい?近くに駅があるわけじゃない、一番早く着くのは車だけどもうこの時間では間に合う可能性は高くない上に調べてみた感じちょうど渋滞が起きてるようだこれでは決勝前の到着は絶望的としか言えないよ。」

グラハム「どうすれば…待てよ?陸路でなければいいのではないだろうか?」

カタギリ「陸路でなければってそれ以外の方法が…グラハムもしかしてだけど…」

グラハム「ああ!陸路が難しいのであれば空路で行けばいい!」

カタギリ「やっぱりMSを使うつもりなんだな!そんなことできるはずがないだろ!」

グラハム「そんな道理…私の無理でこじ開ける!」

カタギリ「おい!待ってくれ!流石にこんな街中でMSはやめてくれグラハム!」


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第3章 水の地へ愛をこめて
第16話 嘘だと言ってよ…


文字数すっごく少ないですがとりあえず一旦これで投稿します。
次こそはAqoursを出すので!どうかこれで許してください。


侑「…よし!」

 

グラハム「なにかよからぬことを考えてないか?」

 

侑「ヒャッ…!ハム先生ですか…よからぬことなんて考えてないですよ…」

 

グラハム「だがなにか考え込んでいるだろう?どうした?」

 

侑「あぁ~…実はみんなの為に何ができるか考えた時最高の曲を作ることだってなったんです。」

 

グラハム「たしかに歌の出来は重要なファクターとなるが…君の話ぶりからしてまだ続きがありそうだな。」

 

侑「はい。最高のパフォーマンスにあたってあのAqoursとμ'sのライブを思い出したんです。なぜ彼女たちのパフォーマンスはあれほどまでにときめくのか、心を捉えて離さないのか…その理由を突き止めるために会いに行ってみようと思うんです!そのためにAqoursのいる内浦に行ってみようかなと思ったんです。」

 

グラハム「なるほど…だが生徒だけで遠出するのは教師として容認できないな。それが同好会の為に行おうとすることならなおさらだ。」

 

侑「やっぱり駄目ですよね~…だと思って誰にも相談してなかったのに…」

 

グラハム「何を言っている?私は生徒のみでの遠出がダメだと言ったんだ。」

 

侑「え…?それってつまり…」

 

グラハム「君の視察に私が引率しようではないか。」

 

侑「ハム先生いいんですか?」

 

グラハム「もちろんだとも!なんなら私も彼女たちの普段の様子を見てみたいと思っていたところだ。」

 

侑「やったあ!それじゃあいつ行きます!?」

 

グラハム「日本には善は急げということわざもあるからな。早速明日行こうではないか。」

 

侑「わかりました!」

 

グラハム「それでは明日の朝9時に学校前で待っていてくれ。」

 

侑「はい!」

 

 

グラハム「…」

 

侑「お~い!」タッタッタッ

 

侑「ハア…ハア…すいません待たせました?」

 

グラハム「いや、私も今来たところだ。それでは早速向かおうか。」

 

侑「あれ?駅は逆ですよ?」

 

グラハム「問題はない。ついてきたまえ。」

 

 

侑「これってもしかして先生の車ですか!?かっこいい!」

 

グラハム「ありがとう、私のお気に入りの機体だからなそう言ってもらえて嬉しいよ。」

 

侑「けどこんな車見たことないですけどなんて車ですか?」

 

グラハム「これか?こいつは『ブレイヴ』だ。」

 

侑「『ブレイヴ』?聞いたことあるような気がするけどそんな名前の車あったっけ…?」

 

グラハム「こいつはあまり数がないレアな機体だからな。さあ時間が惜しい早く乗りたまえ。」

 

侑「あ、はい!わかりました!」

 

 

侑「ガンダムのDVDが結構ありますね。」

 

グラハム「ガンダムは好きだからな。君はどうだ?」

 

侑「前にみんなで00の鑑賞会をしてから好きになったんです!」

 

グラハム「00か…それならせっかくだから何か見るか?」

 

侑「はい…!けど本当にいっぱいあってどれを見ようか迷っちゃうな~…先生は何かおすすめはありますか?」

 

グラハム「是非原点である『機動戦士ガンダム』を見てほしいがどうせ車で移動するとはいえ数時間で到着するからな…それであれば短時間で見れる『0080ポケットの中の戦争』なんてどうだろうか?」

 

侑「へ~…じゃあそれでお願いします!」

 

 

グラハム「沼津に着いたぞ…侑…?」

 

侑「グスッ…ヒック…バーニィ…」

 

グラハム「フッ、もう少しそのままにしておくか。」




ポケ戦ってマジで泣けますよね。


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第17話 会いたかった…会いたかったぞAqours!

Aqours全員集合みたいなサブタイしてますが今回は梨子ちゃんしか出てこないです…次は全員出せたらいいな…


侑「来たのはいいですけどAqoursのみんなってどこにいるんですかね?」

 

グラハム「今は夏休みだし自宅とかだろうか?」

 

侑「えぇ!?自宅の場所なんてわかんないよー!」

 

グラハム「自宅の場所を知ってたら恐ろしいがな…とりあえず学校に向かってみるか。」

 

侑「なるほど!夏期講習だったりトレーニングで学校に来てる可能性がありますもんね!」

 

 

侑「なかなか急な坂ですね…車でよかったですよ…」

 

グラハム「登校するだけでもトレーニングになるだろうな…ところでなにやら周りの人たち皆こちらを見ている気がするがなぜなのだろうか…?」

 

侑「まあ、こんなところにスポーツカーが来たら皆気になりますよ…」

 

よしみ「あの~…何をしに来たんですか?」

 

侑「あ、えっと…Aqoursに会いに来たんですけど…今日来てますか?」

 

むつ「あ~そういうこと?今日は見てないかな。ここ最近はお祭りの準備で来てたんだけど…」

 

グラハム「たしかに駅のところに提灯があったがそれにAqoursもかかわっているのか?」

 

いつき「沼津のサマーフェスティバルをやるんです。Aqoursのライブもあるんですよ!」

 

侑「(地域のイベントに積極的に参加し、準備も手伝う…まさに地元愛!これがAqoursの魅力かも!)」

 

グラハム「しかしAqoursには会ってみたかったのだがな…」

 

むつ「海に行ってみるのはどうですか?」

 

よしみ「Aqoursのみんなも大好きだし内浦の海はとってもきれいですよ!」

 

いつき「それにもしかしたら誰かに会えるかも!」

 

侑「そうですね…行ってみます!」

 

グラハム「助言感謝する。」

 

 

グラハム「おお!なかなか素晴らしい景色だ!」

 

侑「富士山おっきい!写真撮ろ!これだけ開放感のある場所だったら曲のインスピレーションがどんどん湧いてくるんだろうな~。」

 

グラハム「む…?あそこに誰かいるな。」

 

侑「ほんとだ…地元の人かな?」

 

グラハム「しかしなにやら思いつめた表情をしているが…まさか!?」ダッ

 

グラハム「早まるな!」ガシッ

 

??「キャアー!え!?誰!?外国人!?男性!?もしかして襲われっ!?助けてー!」

 

グラハム「助けて…やはりなにか思い悩んでいるのだな!私に出来ることであれば手伝う!だから生きることを諦めるな!」

 

??「いや!来ないで!誰かー!」

 

侑「2人とも落ち着いて!」

 

ピタッ

 

侑「ふう…えーと…大丈夫ですか?」

 

??「あ、はい…」

 

侑「この人は別にあなたを襲おうとしてるわけじゃないので安心してください。」

 

??「わかりました…」

 

侑「ハム先生は男性なんですよ!いきなり女性の体に触れたらダメに決まってるじゃないですか!」

 

グラハム「だが、事態は一刻を争って「でもじゃない!」了解した…」

 

侑「取り敢えずご迷惑をおかけしてごめんなさい!あなたが身投げしそうだったから心配しちゃったんです…」

 

??「身投げ!ないない!私海を見ていただけだもん!」

 

グラハム「そうだったのか…すまないな。勘違いして騒いで君に迷惑をかけてしまった…かくなる上は腹を切って…」シャキッ

 

侑「ちょっとハム先生死のうとしないで!」

 

??「というよりなんでそんなの持ってるの!?」

 

グラハム「む…?」ジー

 

??「ヒッ…!な、なんですか…?」

 

グラハム「もしかしてだが君はAqoursの桜内梨子か?」

 

梨子「は、はいそうですけど…」

 

侑「本人!?本当に海にAqoursがいた!握手してください!」

 

梨子「握手!?私でよければ…」

 

侑「ふわぁ!ありがとう!」

 

梨子「あの…貴方もどうですか?」

 

グラハム「む?私としては是非ともしてほしいが…いいのか?」

 

梨子「ファンにはちゃんと答えていきたいから…」

 

グラハム「恩に着る。」

 

侑「私たちAqoursに会いに東京から来たんだ!」

 

梨子「わざわざ東京から!?」

 

グラハム「ああ、μ'sとAqoursの合同ライブを見て心奪われたんだ。」

 

梨子「あのライブ見てくれたんですね。ありがとうございます。」

 

侑「それで私今自分が通ってる学校のスクールアイドル同好会に所属していて…」

 

梨子「それじゃあ貴女もスクールアイドルやってるんだ。」

 

侑「いやいや!私は他のみんなのサポートをしてるんだ。」

 

グラハム「ちなみに私はスクールアイドル同好会の顧問をしている。」

 

侑「それで皆をもっとしっかりサポートするためにAqoursに色々聞きたいんだ。」

 

侑「ねえ、いつもどんな感じの練習をしてるの?作詞作曲は誰がやってる?ライブの時どんな心構えでステージに上がってるの?それから…」

 

グラハム「落ち着け侑。そこまでまくしたてると彼女が困ってしまうだろう。」

 

侑「あ、ご、ごめん!」

 

梨子「アハハ…私たちへの質問だったら皆が揃ってる時のほうがいいかもしれないわね。」

 

グラハム「だが、サマーフェスティバルの準備で忙しいだろ?」

 

梨子「はい、けど今日は休養日にしようって決まってるので。」

 

侑「なるほど…それだったら今日皆に会いに行くのは難しいかな…皆ゆっくりしてるだろうし。」

 

梨子「どうかな?いくら休みだからって皆ゆっくりしてるとは限らないけど…今の状況だと特に…」

 

グラハム「…」

 

梨子「あ、そうだ!千歌ちゃんになら会えるかも!千歌ちゃんの家私の家の隣だから。今から行ってみる?」

 

侑「いいの!?」

 

梨子「もちろん!」

 

グラハム「すまない…私は車なんだが…」

 

ゆうりこ「あ…」

 

グラハム「とりあえず高海千歌の家の住所を教えてもらってもいいか?私は車で先に行かせてもらう。」

 

梨子「あ、はいわかりました。」

 

 

侑「そういえば梨子ちゃん海を見て思いつめてたようだけどなにか悩み事ある…?もしかしてだけど今の状況がそんなに良くないとか?」

 

梨子「え…?確かにサマーフェスティバルの曲で悩んではいたけど…そんなにわかりやすかった?」

 

侑「う~ん…気付かない人は気付かないと思うぐらいだったけど…ハム先生も気付いてたんじゃないかな?先生そこらへん勘が鋭いから。」

 

梨子「ハム先生ってもしかしてあの人のこと?」

 

侑「そっか!そういえば自己紹介まだしてなかったよね。私は虹ヶ咲学園2年生の高咲侑。さっきの人はうちの学校の英語の先生でスクールアイドル同好会の顧問をしてくれてるグラハム・エーカー先生。よろしくね!」

 

梨子「侑ちゃんとグラハム先生ね。よろしく!それにしても顧問かー…うちのスクールアイドル部には顧問がいないからちょっとうらやましいかも。」

 

侑「まあ、うちの学校も別に顧問が必要なわけじゃないんだけどね。そういえばサマーフェスティバルの曲ってもしかして新曲?」

 

梨子「まあ、そうねまだ作詞ができてないから作曲してないんだけどね。あ、作詞は千歌ちゃんで作曲は私がやってるんだ。」

 

梨子「けど制作が行き詰っちゃったの…私もアイデア出しに協力してるんだけど…」

 

梨子「それでいっかいリセットしようかなって思ってここに来たの。」

 

侑「海を見るとリセットされるの?」

 

梨子「私はね。前ピアノで悩んでたときも海の音を聞いて心が晴れたの。」

 

梨子「だからもう一度海に心の雲を晴らしてもらって、すっきりした状態でまた曲に向き合おうって思ったの…なんか変なこと言ってるわよね。」

 

侑「全然そんなことないよ!Aqoursの曲の秘訣を垣間見れてときめいちゃった!」

 

梨子「別に毎回海に行ってるわけじゃないからね!今回がたまたまなだけだから!」




前回のもそうだけど登場人物少ねえな。


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第18話 SEEDって約15年前の作品なんだってね

なんか全員分出そうとしたらちょっと長くなりそうなので2年生だけですが投稿します。え?前回の前書き?いやいやあれは出せたらいいなっていっただけだから!


梨子「着いたわ。ここが千歌ちゃんの家よ。」

 

グラハム「待っていたぞ。」

 

侑「あ、ハム先生!」

 

グラハム「しかしまさか高海千歌の実家が旅館とはな。」

 

侑「たしかにすごいですよね!」

 

??「梨子ちゃーん!」

 

グラハム「む?」

 

侑「わっ!」

 

梨子「千歌ちゃん!」

 

千歌「ちょうど梨子ちゃんに会いに行こうと思ってたんだ~ほんとナイスタイミングだよ!」

 

梨子「そうなの?」

 

千歌「うん!サマーフェスティバルの曲でいいアイデアが…」

 

千歌「あれ…?あなた達は…?」

 

千歌「もしかしてお客様!?しかも外人さんだし!え~と…え~と…はうあーゆー?」

 

グラハム「Oh! I'm very happy to see you!」

 

千歌「え~と…え~と…」

 

侑「ハム先生日本語で話してあげてくださいよ。」

 

グラハム「ハハハ!ついやってしまった。」

 

千歌「へ?」

 

グラハム「失礼した。私はグラハム・エーカー。まあ、君たちのファンだ。」

 

梨子「千歌ちゃん。この人たちはAqoursに会いに東京から来てくれたんだって。」

 

千歌「え?日本語が喋れて私たちに会いに来た?」

 

侑「ハム先生がすみません…私は高咲侑。ぜひ皆さんとお話ししたくて来ました!」

 

千歌「そうなんだ!けど…ハム先生でしたっけ?ほんとに私困ったんですからね!」

 

グラハム「すまなかったな。それでお邪魔してよろしいだろうか?」

 

千歌「それはもちろん!上がってって!」

 

千歌「あ、それとぉ…」ニシシ

 

 

千歌「ここが私の部屋だよ!ただいまー!」

 

曜「お帰りー。おっ梨子ちゃんに会えたんだ。」

 

梨子「こんにちは。曜ちゃんも来てたんだ。」

 

曜「千歌ちゃんが呼びに行った後電話で呼んだほうが確実だったな~って思ったけど思ったより早くてよかったよ…てその人たちは?」

 

千歌「この人たちは私たちに会いに東京から来てくれたんだって!」

 

侑「高咲侑です!よろしく!」

 

曜「侑ちゃんだね!それと…」

 

グラハム「Hi! I'm Graham Acre nice to meet you!」

 

曜「え!え~と…My name is Yo Watanabe nice to meet you too.」

 

グラハム「Oh!よろしく頼む!」

 

曜「Yorosiku…よろしく?日本語?」

 

グラハム「これでよかったか?」

 

千歌「ばっちり!」

 

グラハム「だましてしまってすまないな。この通り私は日本語を話せるから気にしないでくれたまえ。」

 

曜「も~千歌ちゃん!」

 

千歌「ごめーん曜ちゃん。」

 

 

曜「へ~それでわざわざ内浦まで来てくれたんだ。大変じゃなかった?」

 

グラハム「いや、その間ガンダムにのめりこんでいたからな。彼女なんて到着した後も「そこまで言わなくていいですから!」フッ、了解した。」

 

千歌「ガンダムか~ちっちゃい時見てたな~。」

 

グラハム「なんと!?何を見ていた!?君の年代を考えるとSEEDだろうか!?」

 

千歌「SEED?たしかそれは美渡ねぇが子供の時見てたって言ってた気がする。」

 

グラハム「…何…だと…もうそんなに昔のアニメだというのか…」

 

千歌「えーと…大丈夫ですか?」

 

侑「ああ、気にしなくていいよ。」

 

梨子「そ、そう…」

 

千歌「そういえば侑ちゃんが通ってる虹ヶ咲学園ってこの前東京であったイベントで優勝した子の学校だよね?」

 

侑「え!?うちの学校しってるの!?」

 

千歌「知ってる知ってる!出場してた子みんな魅力的だったもん!」

 

曜「歌もダンスもハイレベルで凄かったし!」

 

梨子「気を悪くさせるかもしれないけど…今まで聞いたことない学校だったからまさに彗星のごとく現れた感じだったわ。」

 

グラハム「彗星!?シャアか!?」

 

梨子「キャア!もう!びっくりするじゃないですか!」

 

グラハム「彗星と聞こえてついな。しかし聞いたことがないのは当然だろう。活動を再開してから数か月しか経過してないからな。」

 

侑「でもAqoursのみんなにそう言って嬉しい!虹ヶ咲のみんなもきっと喜ぶよ!」

 

グラハム「侑…そろそろ。」

 

侑「あ、はいそうですね。ねえ、どうしてAqoursはあんなに魅力的なパフォーマンスができるの?」

 

千歌「私たちの魅力…それは…」

 

侑「それは…?」

 

千歌「それは…」

 

グラハム「…」

 

千歌「なんだろう…?」

 

ズテッ

 

侑「ええ…びっくりして思わずずっこけちゃったよ…」

 

曜「私たちの長所ってこと?」

 

梨子「単なる長所というよりもこう…人の心に訴えかける部分って感じかしら…」

 

曜「改めて考えるとわからないね!」

 

侑「わ、わからないの?」

 

千歌「多分私たちもそれを探してるんだと思う。」

 

千歌「最初はμ'sに憧れて彼女たちみたいにきらきらと輝きたいと思ってスクールアイドルを始めたの。」

 

千歌「けどμ'sの真似をするのは違うってことに気づいた。じゃあ私たちらしく輝くにはどうすればいいのかなって今もずっと考えてるの。」

 

梨子「サマーフェスティバルの参加もそのためなの。」

 

曜「地域をもりあげたいっていうのもあるんだけど、他の誰とも違う私たちだけの輝きを見つけるヒントになるんじゃないかって。」

 

グラハム「自分たちだけの輝きか…」

 

侑「(『自分たちだけの輝きをさがす』…もしかしたら私たちにとっても大切なのかな。)」




SEEDのMSってスタイリッシュでカッコイイですよね。


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第19話 レッツモーフィン!

そういえばタグに中の人ネタとか入れたほうがいいですかね?


千歌「果南ちゃん達3年生は教室にいるみたいだから先にそっちに行こうか。Aqoursについては3年生のほうが詳しいだろうし。」

 

侑「どうして?」

 

千歌「Aqoursは最初3年生の3人が始めたからね。あなたが知りたいAqoursの魅力ももしかしたらわかるかも!」

 

 

千歌「着いた~。果南ちゃん、ダイヤさん、鞠莉ちゃんおはよー!」

 

果南「おはよう千歌。」

 

ダイヤ「千歌さん他の グラハム「他の教室に入る時は一言失礼しますと言った方がいいぞ。」被らないでください!」

 

鞠莉「あらダイヤ達息ぴったりじゃない!グッモーニン チカッチ~♪それとぉレインボーコンビ!」

 

侑「レ、レインボーコンビ!?」

 

グラハム「虹ヶ咲だからレインボーか…何というか安直だな…」

 

果南「いきなりごめんね。鞠莉はこれがデフォルトだから気にしないで。」

 

侑「そ、そうですか…私は…」

 

ダイヤ「千歌さんから伺いましたわ。東京からわざわざ訪ねてきていただいて歓迎いたしますわ。」

 

侑「いえいえ!こちらこそお会いできてうれしいです!」

 

ダイヤ「あなたは確かグラハム・エーカー先生でしたわよね…どこかでお会いしませんでした?」

 

グラハム「ん?君とは初対面のはずだが…」

 

ダイヤ「そうですわよね…なぜかあなたの声を聴くと樹液という単語が頭から離れなくなってしまうんですわよね…」

 

グラハム「樹液…?樹液って木のだよな…?」

 

ダイヤ「はい…私もなぜなのかはわからないのですが…」

 

鞠莉「んもぉ~ダイヤはツッコミ担当なんだから無理にボケようとしなくてもいいのに~。」

 

ダイヤ「別にそういうわけでは…って誰のせいだと思ってるんですか!」

 

鞠莉「でもライブじゃないのにファンが訪ねてきてくれるなんてAqoursももうトップスターね♪」

 

ダイヤ「それは慢心ですわよ鞠莉さん!人気とは生き物。常に変化していくものなんですから…」

 

グラハム「人気は生命体ではないだろう。」

 

ダイヤ「あなたはおだまらっしゃい!」

 

果南「ダイヤ…他校とはいえ先生なんだから…」

 

ダイヤ「は!す、すみません…」

 

グラハム「なに今の私はただの君たちのファンの1人だ。君たちの好きにやってくれたまえ。」

 

果南「ところで、私たちに聞きたいことがあるって千歌から聞いたんだけど…何かな?」

 

侑「うん、みんなにAqoursの『魅力』について聞きたいんです!」

 

グラハム「私たちは君たちとμ'sの合同ライブを見て感動しスクールアイドルに興味を持った。なぜあれほどまでに心惹かれるのか…そんなパフォーマンスをできる君たちの『魅力』を知りたいのだよ。」

 

ダイヤ「私たちのパフォーマンスをそこまで言ってくださるなんて光栄ですわ。」

 

果南「そうだね過酷なトレーニングの日々も報われるよ。」

 

鞠莉「でもAqoursの魅力って言われてもね~。」

 

ダイヤ「そうですわね…私たちもなにが自分たちの強みなのかそういった明確な答えをまだ見つけてませんの。どうすれば観客の皆様に楽しんでいただけるのか常に模索し続けてるのです。」

 

鞠莉「ちなみにあなたたちは私たちのライブのどこがいいって思ったの?」

 

侑「全部です!なんていうか歌もダンスも笑顔もとにかく全部凄くて。でもそれだけじゃなくて…」

 

果南「そのそれだけじゃないの部分を私たちも知りたいんだよねぇ。」

 

ダイヤ「それじゃあじゅ…グラハムさんはどうでしょうか?」

 

グラハム「また樹液と言おうとしてたな…そうだな、私は君たちのパフォーマンスに愛を感じた。愛した理由など私にもわからんさ。」

 

ダイヤ「あ、愛ですか?///」

 

侑「あー、ハム先生の言う愛はそんな深い意味はないですから。」

 

鞠莉「それじゃあこうしましょ!あなたたちもマリーと一緒に行動しましょう!間近でウォッチすれば自分たちでもわからない何かがわかるかもしれないわ!」

 

侑「いいんですか!?」

 

鞠莉「オフコース!ついでにサマーフェスティバルの準備も一緒にやりましょうよ!」

 

ダイヤ「鞠莉さん!流石にそこまでは…」

 

鞠莉「でもキャットハンドプリーズ!って嘆いてたじゃない。」

 

グラハム「そういった話し方なのか。ダイヤよ私たちを気にする必要はないいつも道理の話し方で構わないぞ。」

 

ダイヤ「私はこの話し方が素ですから!まぁ確かに人手は欲しいですが…」

 

侑「私手伝います!みんなの役に立ちたい!ハム先生もいいですよね!」

 

グラハム「ああ!日本の祭りというのには私も興味があったからな。それが準備から体験できるとはめったにないことだからな。」

 

果南「ほんとに?ありがと~。正直助かるよ~。」

 

ダイヤ「すみません…よろしくお願いいたしますわ…」

 

千歌「やったあ!これでもっと一緒にいられるね!」

 

果南「そういえば準備を手伝ってくれるんだったら泊まる場所とか大丈夫?」

 

鞠莉「それならホテルオハラはどう?せっかくだし特別料金で安くしとくわよ~♪」

 

千歌「ふっふっふっ~その必要はないよ鞠莉ちゃん…」

 

鞠莉「ホワッツ?」

 

千歌「2人は十千万のお客様なので~す☆」

 

鞠莉「オウマイガー!」

 

グラハム「部屋に空きがあるとわかってな。事前予約なしで宿泊できてよかったよ。」

 

鞠莉「えぇ~!じゃあ次沼津に来た時は絶対うちに泊まりに来てよね☆」

 

侑「はい!その時は是非!」

 

千歌「それじゃあ次は1年生のところに行くね!」

 

果南「うん、行ってらっしゃい。」

 

ダイヤ「あ、グラハムさん!道端に落ちてる飲み物を拾って飲んだりしてはいけせんよ。」

 

グラハム「君はいったい私をなんだと思っているんだ?」




ゴーバスターズは中の人繋がりがあることを教えてもらいYouTubeでスペシャルDVDを見ただけなのでちゃんとそういったネタをできてないです。申し訳ない。


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第20話 大丈夫でしょ、だって君弱いもん

呪術廻戦面白いよね


グラハム「1年生達はどこにいるんだ?」

 

千歌「たしか部室にいるはずだよ…あ、ここだよ。お~い!花丸ちゃん、ルビィちゃん、善子ちゃ…」

 

善子「色は黒…いえ漆黒でいきましょう!上半身をすっぽり覆ってフードをつけたデザインにするの!それはまるで夜の闇に紛れ、宴に酔う人間どもの間を影のように駆け抜けるアサシンの如く!」

 

花丸「それはもうマントずらよ。」

 

ルビィ「もうただの怖い集会になっちゃうよぉ!」

 

花丸「とりあえず善子ちゃんの案は却下で…って千歌ちゃん?」

 

ルビィ「来てたんだね千歌ちゃん。」

 

善子「いるなら声かけなさいよ、てか名前のところ善子になってるじゃない!私はヨハネよ!」

 

ヨハネ「これでよし!」

 

侑「Aqoursのみんなって個性的だよね…」

 

グラハム「うちも大概だと思うがな。」

 

侑「ハム先生がその筆頭ですからね。」

 

千歌「あはは…」

 

ヨハネ「てかその人たち誰?」

 

千歌「昨日メールで言った東京から来てくれた人たちだよ!」

 

侑「初めまして!高咲侑ですよろしく!」

 

ヨハネ「ほう…!自らリトルデーモンに志願するとはわかってるじゃない…いいわ!私の眷属になるのを認めるわ!」

 

花丸「仲良くしましょうと言ってるずら。」

 

ヨハネスブルグ「いい感じに訳すんじゃないわよ…!てかヨハネスブルグってなによ!南アフリカの都市じゃない!」

 

グラハム「彼女はなにを言ってるんだ…?ああ、私はグラハム・エーカーだよろしく頼む。」

 

ルビィ「ピギィ!男の人!」サッ

 

グラハム「え、えーと…」

 

花丸「ごめんなさい。ルビィちゃんは男性恐怖症ずら。」

 

グラハム「む、そうなのか…それならば私は部室から出たほうがいいか?」

 

ルビィ「だ、大丈夫です!ルビィのことは気にしないでください!」

 

グラハム「…そうか、了解した。だが耐えられなければ言ってくれ。すぐに出て行こう。」

 

善子「…ねえ。」

 

グラハム「どうした?」

 

善子「あなたはグラハム・エーカーでよかったのよね?」

 

グラハム「ああ、そうだな。」

 

善子「中村悠〇ではないのよね?」

 

グラハム「誰なんだそいつは…?まず私は日本人ではないし…」

 

善子「う~ん…ちょっとこのセリフ読んでもらえないかしら?」

 

グラハム「なになに…『大丈夫 僕最強だから』…これでいいのか?」

 

善子「…」

 

グラハム「善子?」

 

善子「え!?うそヤバい!本物の五条先生じゃない!?ねえねえこのまま領域展開して!『無量空処』使って!」

 

花丸「落ち着くずら。」

 

善子「…はい。」

 

侑「あはは…そういえばさっきまで何の話をしてたの?もしかして新しい衣装!?」

 

ルビィ「ううん。今やってたのはサマーフェスティバルで着る法被のデザインを決めてたんだ。」

 

グラハム「法被のデザインか…青と白はどうだろうか?」

 

ルビィ「青と白…確かにいいかも!」

 

千歌「内浦の青い海と白い砂浜!それをサマーフェスティバルの法被で表す…すっごくいい!」

 

善子「まあ、それもなかなか悪くないわね。」

 

花丸「善子ちゃんが言ってた黒のマントよりよっぽどいいずらね。」

 

善子「黒もいいじゃない!それにヨハネ!」

 

侑「ねえ、青と白ってなにをイメージしたの?」コソコソ

 

グラハム「うん?それはもちろんガンダムエクシアだが?」

 

侑「やっぱり…まあ、みんな気に入ってそうだしいいや…」

 

ルビィ「あ、あの!」

 

グラハム「どうした?」

 

ルビィ「えっと…先生のおかげで法被のデザインが決まりました!ありがとうございましゅ!うぅ…かんじゃったよ~。」

 

グラハム「フッ、どういたしましてだな。私も君たちの力になれてよかった。」

 

善子「ねえねえ!今度はアリーヴェデルチやって!」

 

グラハム「ダイヤといい君といい…いったい私をなんだと思っているんだ…」



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第21話 よもやソレスタルビーイングと出会えようとは…

この作品では侑ちゃんはそういう設定にしてます。スクスタストーリーだからアニガサキのストーリーとは違うけどけどアニメの時系列だけ考えたらちょうどいいかも。


みんな「かんぱーい!」

 

千歌「ごくごく…ぷはー!この一杯!」

 

曜「いい飲みっぷりだねー千歌ちゃん!さあさあもう一杯!」

 

千歌「どうもどうも曜ちゃん…おっとっと。」

 

梨子「おっさんの飲み会じゃないんだから…」

 

鞠莉「ほら!あなたたちも飲んで食べなさい!今夜は2人の歓迎パーティーなんだから!」

 

侑「ありがとうございます。」

 

グラハム「いただこう。」

 

鞠莉「んも~堅苦しいじゃない!チカッチ達みたいにフランクにいきましょうよ!」

 

侑「けど、鞠莉さん達は上級生ですし…」

 

果南「別に気にする必要ないよAqoursもそんなに気にしてやってないし。」

 

侑「そう…?それじゃあお言葉に甘えて…」

 

千歌「ねえねえポテチ、コンソメとのりしおがあるけどどっちを開ける?」

 

良子「どっちも開けちゃえば…?てか良子じゃなくて善子!じゃなくてヨハネ!」

 

花丸「どら焼きも開けるずら!こしあん、つぶあん、栗入りの3つ持ってきたんだ!」

 

ダイヤ「皆さん!ほかの グラハム「他の部屋にも客はいるからあまり騒ぎすぎるなよ。」 被ってますわよ!」

 

千歌「ねえ、虹ヶ咲学園だっけ…?どんなところなの?」

 

曜「それじゃあ私も質問!スクールアイドル同好会ってあの大会に出てた子で全員なの?」

 

善子「今度はお兄様の真似をやってもらえないかしら?」

 

花丸「東京っておいしいご飯屋さんがいっぱいあるずらか?」

 

ダイヤ「陣さんはどこかにいらっしゃらないのでしょうか?」

 

果南「ほらほら皆!そんなに一斉に聞いたら困っちゃうでしょ。」

 

侑「だ、大丈夫だから…」

 

侑「えっと…虹ヶ咲学園は東京の台場地区にある学校でいろいろな学科があるんだ。」

 

千歌「へぇ~。侑ちゃんはどこの学科なの?」

 

侑「私は元々普通科だったんだけど音楽科に転科したんだ。ほかにも服飾科とか国際交流学科とかいろいろあるんだ。」

 

ダイヤ「音楽科…もしかして虹ヶ咲の曲はあなたが作っているのですか?」

 

侑「うん!みんながもっと活躍できるような曲を作ることが私の役目なんだ!」

 

果南「侑がそこまで強く思ってるって…虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会のメンバーはよっぽど魅力的なんだね。」

 

侑「うん!」

 

鞠莉「あなたは確かレインボースクールのティーチャーだったわよね?」

 

グラハム「ああ、英語の教師として数か月前に配属された。」

 

ルビィ「グラハム先生も私たちとμ'sの合同ライブを見てスクールアイドルに興味を持ったんですか?」

 

グラハム「そうだな。あの時はカタギリと秋葉原でガンプラを買いあさっていた…その時UTXのモニターで君たちのライブの配信を待ち望む人だかりができていた。それが気になった私はそこに近づき侑に出会った。」

 

侑「そういえば最初はそんな出会いでしたよね。あの時は急に外国人から話しかけられたからびっくりしちゃった。」

 

梨子「なるほど。それでスクールアイドル同好会の顧問になったんですね?」

 

グラハム「ああ、学校で運命の再開を果たし共にスクールアイドル同好会を探したんだ。そして見つけたと思えば同好会は廃部の危機を迎えていた。」

 

侑「で、それを撤廃するために部員を10人集めたんですよね。」

 

ダイヤ「10人もですか!?」

 

千歌「9人集めるのも大変だったのに10人なんてすごい!」

 

侑「そんなことないよ!5人はもともといたメンバーに戻ってきてもらっただけだから勧誘したのは4人だけだもん!」

 

グラハム「私も奔走する侑についていっただけだからな。」

 

千歌「ねえねえ!どうやって同好会のメンバーを集めたの!?教えて!」

 

グラハム「む…すまない。厠はどこにあるだろうか?」

 

千歌「かわや…?あ、トイレか。それなら右に行った突き当たりを左に行ったところにありますよ。」

 

グラハム「そうか感謝する。」

 

 

グラハム「ふう…スッキリした。」

 

??「あら?こんなところで会うなんて奇遇ね。」

 

グラハム「む…?なんとスメラギ嬢か!?なぜこんなところにいる!?」

 

スメラギ「トレミーのクルーで慰安旅行してるのよ。今って平和で特にやることないでしょ?」

 

グラハム「クルーでということは他にもいるのか?」

 

スメラギ「ええ、フェルトにミレイナ、イアン、ラッセと一緒にね。それよりあなたこそなんでここに?今は東京で教師をやっていたはずでしょ?」

 

グラハム「その学校の部活の一環といったところだろうか。」

 

スメラギ「部活ねぇ…なんの部活なの?」

 

グラハム「スクールアイドル同好会だ。」

 

スメラギ「スクールアイドル…?たしかミレイナがそんな感じのやつにハマってるって言ってたような…その同好会の顧問ってなんかあなたらしくないわね。」

 

グラハム「スクールアイドルはいいものだぞ。そうだ今度沼津でサマーフェスティバルがある。そこでAqoursというトップレベルのスクールアイドルがライブを行うからそれを見てみたらどうだ?」

 

スメラギ「そうね。日本の祭りは気になってたし見させてもらうわ。」

 

スメラギ「せっかくここで会ったんだし部屋で一緒に飲まない?」

 

グラハム「折角の誘いだが断らせてもらおう。今の私は引率の教師だ、飲酒をするわけにもいかんだろう。」

 

スメラギ「あら残念…それじゃあ私は部屋に戻るわね。お祭り楽しみにしてるわ。」

 

グラハム「ああ、きっとスメラギ嬢も気に入るはずだ。」




千歌ちゃんがグラハムとスメラギの会話を目撃して勘違いする描写を入れようかと思ったんですがその後のストーリーでそのネタを使うかどうか分からなかったのでやめました。


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第22話 グゥレイトォ!

このサブタイに特に意味はないです。


侑「う~ん…もう朝?すごいぐっすり眠れたや…」

 

侑「(昨日は楽しかったな~…千歌ちゃん達が私と先生の歓迎会を開いてくれたことを同好会のみんなが知ったらきっとうらやましがるよね♪)」

 

侑「(みんな何してるんだろう…)」

 

侑「(て、ダメダメ!もうホームシックになってるなんて早すぎるもん!)」

 

侑「よし!外の空気でも吸って気分を切り替えよう!ついでに散歩でもしよっかな。」

 

 

グラハム「む、侑もう起きたのか?思ったより早起きなんだな。」

 

侑「おはようございます!ハム先生ももう起きてたんだ。」

 

グラハム「おはよう!私は朝のトレーニングが日課だからな…まぁ今日は寝過ごしてしまって少し遅くなってしまったがな。」

 

侑「いつもはまだ早いんだ…そうだ!私今からちょっと辺りを散歩しようかなって思ってるんですけど先生もどうですか?」

 

グラハム「付近の散策か…面白い!私も同行しよう!」

 

 

??「ハァーイ♪」

 

侑「この声って…」

 

鞠莉「こっちよー!グッモーニン♪レインボーコンビ☆」

 

果南「鞠莉まだそれやってんの?」

 

グラハム「小原鞠莉と松浦果南かチョリーッス!」

 

果南「チョリーッスって…古いなー…それで昨日はよく寝れた?」

 

侑「うん。だけど2人はどうしたの?」

 

鞠莉「今から朝のジョギングを始めるとこだったの♪」

 

果南「いつもは私1人でやってるんだけどね。今日は鞠莉も一緒に走りたいって言うから2人で準備してたところ。」

 

侑「もしかしてサマーフェスティバルに向けて?」

 

果南「どちらかと言えば日課かな?なるべく時間がある時は毎日やってるんだ。」

 

グラハム「確かに体力・筋力は一朝一夕で身につくものではないからな。」

 

鞠莉「それにしっかり運動すればお腹ペコペコになってご飯もおいしくなるからね♪」

 

鞠莉「そうだ!あなた達も今からマリー達と一緒にジョギングしない?」

 

果南「こら鞠莉!そんなこと急に言っても迷惑 侑「お願いします!」 いいの?」

 

侑「うん!果南さんが日々こなしているメニューを私もやってみたい!」

 

グラハム「私も君たちがどれほどの鍛練をおこなっているのか気になるな。」

 

果南「そう?じゃあしっかりついてきてね。それじゃあ行くよ~。」

 

 

侑「ハア…ハア…こんなの…ジョギングのレベルじゃないよ…」

 

グラハム「水を買ってきた。飲むときはゆっくり飲めよ。」

 

侑「ありがとうございます…ごく、ごく…ぷはー!生き返る!」

 

鞠莉「グゥレイトォ!な飲みっぷりね♪それにしても…あなたはまだまだ余裕そうね。」

 

グラハム「そうだな。私も毎朝これぐらい走った後筋トレも行っているからなまだ余裕がある。」

 

侑「マジで…?ハム先生ヤバ…」

 

果南「先生とだったらなかなか有意義なトレーニングができそうだね。今度一緒にやらない?」

 

グラハム「確かに2人だとモチベーションも上がるだろうからな君が良ければ明日も共にしようではないか。」

 

鞠莉「ちょっと!果南とのアバンチュールは私のものよ!」

 

果南「何言ってんの鞠莉?それに途中でサボろうとしたでしょ?」

 

鞠莉「そ、それは盆踊りの振り付けを考えてたからであって…」

 

侑「盆踊り…?」

 

果南「サマーフェスティバルに盆踊り大会があるんだけど、そこでオリジナルの振り付けを披露しようと思ってるんだ。私と鞠莉がその担当なんだ。」

 

鞠莉「ついでに振り付けが完成したら動画サイトにアップして振り付けスクールも開く予定よ♪」

 

侑「お祭りの定番の盆踊りの振り付けを考えるなんてすごい!」

 

鞠莉「そうだわ!ジョギングの途中でナイスなアイデアが思い浮かんだのよ!今から見てくれない?」

 

侑「今からなの…?まだそんな元気あるんだ…」

 

鞠莉「沼津のフェスティバルなんだからやっぱり沼津らしさが必要よね♪お魚とか…富士山とか!」

 

鞠莉「そんなわけでこうお魚のピチピチした動きと富士山のダイナミックなインパクトを体全体でこう…ドーン!バーン!って。」

 

果南「なんか激しすぎない?それじゃあ盆踊りというより私たちのステージダンスって感じがする…もうちょっと振りを小さくした方がいいんじゃない?」

 

鞠莉「いい案だと思ったんだけどな~。そうだあなた達はどう思ったかしら?」

 

グラハム「正直私は盆踊りというものをあまり知らないからな。今回は侑に任せる。」

 

侑「え!?私!?もうあんなに走った後でピョンピョン踊りまわれたのが凄いってことしか…」

 

鞠莉「別に遠慮なんてする必要ないわよ、何言っても怒らないから~♪」

 

果南「プレッシャーになること言わないの。」

 

侑「ええと…動きは凄く良かったと思うよ。大きい振りってわかりやすいから子供やお年寄りも覚えやすいだろうしね。」

 

侑「けど私は沼津のイメージはダイナミックさとか力強さというより雄大さのほうが強いかなって思うんだ。なんていうかこう…どっしりと構えて見守ってくれてる感じがする…まあ、素人の意見だけどね。」

 

果南「なるほど。やっぱり私たちだけだともう慣れ親しんじゃってるから第三者の意見ってやっぱり貴重だね。」

 

侑「私役に立てること言えたかな?」

 

鞠莉「もちろんよ☆サンキューのハグしちゃうわ!」

 

侑「ちょ、苦しいよ~…」

 

果南「こら鞠莉!ちょっとは遠慮を…」

 

鞠莉「ソーリー果南♪あなたにもハグしないといけないわよね☆ハグー!」

 

果南「そういうのじゃないから!あと暑い!」

 

グラハム「では次は私か。」

 

ゆうかな「いやそれはさすがに… 鞠莉「いいわよ。」 いいの!」

 

果南「さすがに男の人となんてだめだって鞠莉!」

 

鞠莉「あら?別に外国なら普通よ?」

 

侑「ハム先生もだめだって!」

 

グラハム「別にそれほど気にすることでもないだろう…それじゃあ行くぞ?」

 

鞠莉「ええ♪バッチコーイよ!」

 

ゆうかな「「だ、だめー!」」

 

グラハム「いや…さすがに冗談だぞ…?」

 

ゆうかな「「へ?」」

 

鞠莉「2人ともなかなかいい反応だったわよ♪」

 

ゆうかな「「も~!」」




グラハムがいたずら好きキャラになってるけど…まあ大丈夫か!


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第23話 俺を踏み台にしただと!?

今さらスターアライズを買ってやってしまったので遅くなりましたすみません。


グラハム「皆がいるのはどこだろうか…」

 

侑「どこだろう…ん?なんかいい匂いがする…」

 

グラハム「『調理室』…ここか?」

 

侑「確かに誰かいますね。それじゃあ…」

 

曜「ちょっ…///善子ちゃんダメっ///こんなの私壊れちゃうっ///」

 

善子「あら?もう音を上げるの?曜って思ったより弱いのね。けど、まだまだこんなものじゃ終わらないわよ…もっと私を楽しませて頂戴…」

 

侑「はわわ…!」

 

グラハム「なにをしているんだ侑?入らないのか?」

 

侑「え!?いや、ちょっと…今立て込んでそうだし…」

 

グラハム「もう入るぞ。」

 

侑「ハム先生ダメだっ ガラッ キャッ!」

 

曜「も~善子ちゃん辛すぎだよこれ!何を入れたの!?」

 

善子「何ってデスソースだけど?てかヨハネ!」

 

曜「で…!あれってユーチューバーが罰ゲームでやるやつじゃん!加減を覚えてよ!」

 

善子「加減ならちゃんとしてるわよ。」

 

曜「嘘だ!」

 

侑「あれ…?」

 

グラハム「諸君らに朝の挨拶すなわちおはようという言葉を謹んで送らせていただこう!」

 

善子「あら、虹の園より来たりし私の眷属たちじゃない?手伝いに来てくれたの?」

 

曜「おはヨーソロー!」

 

グラハム「なにやら盛り上がっていたようだが何かあるのか?」

 

曜「サマーフェスティバルで出す予定の料理の試作をしてたんですけど…善子ちゃんが作ったのが辛すぎて…」

 

グラハム「なるほど。善子はなにを作ったんだ?」

 

善子「ヨハネよ!フフフ…これぞ私が作り上げし最高傑作…その名も『ブラッディムーンスティック』!またの名を『堕天使の涙・ジェットストリーム』!あなたたちも食べてみなさい。」

 

グラハム「たこ焼きを串に刺したのか…これならば食べ歩きも容易だな。あとはその辛さだが…まあ、頂いてみよう。」

 

侑「…え?あ、うんありがとう。」

 

パク

 

侑「辛!ちょダメだ!辛すぎる!水!水!」

 

曜「だよね~。ほら水だよ。」

 

善子「ちょっと!過剰反応しすぎでしょ!どうせ辛いと言ってもピリ辛ぐらいでしょ?」

 

グラハム「いや、これは流石にやりすぎだと思うぞ?」

 

侑「まあこれだったら話題性は抜群かも…」

 

グラハム「これで話題性があれば逆に危険かもしれんがな。それで気になった子供が食してしまえばクレームにもなりかねん。」

 

曜「そうだよね~。味はしっかりしてるからこの辛ささえ何とかすればいいと思うんだけどな~。」

 

グラハム「やはり辛さのレベル分けをして複数作るのがいいだろうな。堕天レベルとでも言っておけば君も悪くはないんじゃないか?」

 

善子「なるほど…レベルの高いやつを食べれればより位の高いリトルデーモンになれる…悪くないわね。」

 

侑「曜ちゃんの料理はオムライス?」

 

曜「フフフ~♪食べてみて!」

 

侑「うん!いただきます!」

 

グラハム「いただこう。」

 

パク

 

侑「おいしい!」

 

グラハム「焼きそばの上に薄く伸ばした卵焼きをのせているのか。なかなかに美味い。」

 

曜「えへへ♪ありがとう!これぞ曜ちゃん特製の『ヨキソバ』であります!今回はいつもよりシーフードを多くしたんだ♪」

 

グラハム「たしかに多いなこれぞまさに沼津の焼きそばといったところか。」

 

侑「それに卵に描いてある絵もかわいい!」

 

曜「ありがと♪」

 

侑「それでお祭りではこのヨキソバと…なんだっけ…『ブラックスティック』?の2つを出すの?」

 

グラハム「おいおい善子のやつの名前を忘れてどうする。『ジェットストリームアタック』だろ?」

 

善子「どっちも違うわよ!てかジェットストリームアタックって初見で攻略されたやつじゃない!」

 

曜「アハハ…まあたこ焼きは要改良かな?あとは甘いものとかの候補もあるんだ。」

 

善子「けど2つで結構いっぱいいっぱいなんじゃない?」

 

侑「でもやっぱり甘いものは捨てがたいよね。」

 

曜「だよね~…あ、冷凍みかんなんてどう!?それだったら凍らせるだけでいいし!」

 

善子「皮むきづらいじゃないのよ。それに手びしょびしょになるし…」

 

グラハム「それなら丸ごとじゃなく1つ1つばらしたやつを凍らせればいいんじゃないか?」

 

侑「なるほど!かき氷みたいにカップに入れれば歩きながらでも気軽につまめるしね!」

 

曜「その案いいね!『おつまみみかん』って名前で出してみよっか♪」

 

善子「まあ…そうね。クレープとかチョコバナナよりかは当日にかかる手間はそんなにかからないでしょうね…」

 

侑「なんか善子ちゃんあんまり乗り気じゃないんだね?」

 

善子「光と闇が相いれないようにヨハネとみかんの間には深い溝があるのよ…」

 

グラハム「それはただ君がみかんが苦手なだけなんじゃないか?」

 

善子「うるさい!」

 

曜「とりあえずヨキソバとたこ焼きとおつまみみかんの3品でAqours夏祭りメニューを飾るってことで。」

 

善子「ちょっと!『ブラッディムーンスティック』だからね!」

 

グラハム「そういえば黒いたこ焼き3つを棒に刺しているからまさに黒い三連星だよな。名前も『ジェットストリームアタック』だしやはり狙ってやったのか?」

 

善子「別にそこは狙ってないわよ!」



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第24話 我が名はアシタカ!

グラハムのボケが入れられなかった…もっと精進せねば…

別にサブタイがあれだけど別にアシタカが出てくるわけでもアシタカ構文を誰かが使うわけでもないので気をつけてください。まあ、いつものことだし気にする人はいないだろうけど…


グラハム「失礼する。」

 

侑「ルビィちゃん、花丸ちゃんいる?」

 

花丸「は~い、いるずらよ~。」

 

グラハム「なかなかな数の本だな…作業中だったか?」

 

花丸「気にしなくて大丈夫ず…ですよ。」

 

グラハム「普段通りの話し方で構わないぞ?」

 

花丸「けど先生だし…」

 

グラハム「別に君たちの教師というわけじゃないんだ。なんなら私たちはお邪魔している身だ君たちがかしこまる必要はない。」

 

花丸「そう…わかったずら。」

 

ルビィ「昨日は楽しかったね。」

 

侑「2人とも遅くまでありがとうね。外とか真っ暗だったけど帰りは大丈夫だったの?」

 

ルビィ「うんお姉ちゃんと一緒だったから大丈夫だったよ。」

 

花丸「ん…?クンクン…これは食べ物の匂いずらか!?」

 

ルビィ「たしかになんだか香ばしい匂いがするね。」

 

グラハム「さっきまで曜と善子の手伝いをしていたからな。ついでに君たちへのお土産兼味見を頼みたくて料理を持ってきたんだ。」

 

ルビィ「もうメニューは決まったんですか?」

 

侑「うん。焼きそばとたこ焼きと冷凍みかんに決まったよ。今回はたこ焼きを持ってきたんだ。」

 

ルビィ「ピギィッ!」

 

花丸「もしかしてルビィちゃんが口から火を噴いたあの激辛たこ焼きずらか!?」

 

グラハム「問題はないそこらへんは改良して辛くないやつを持ってきたから心配する必要はないぞ。」

 

ルビィ「ほんと…?食べても何ともない?」

 

侑「大丈夫!私と曜ちゃんにハム先生も食べたから保証するよ!」

 

花丸「はぁ…味の心配じゃなくて身の心配をしないといけない料理を作るなんて流石堕天使様ずら…」

 

グラハム「それで2人は何をしていたんだ?」

 

ルビィ「サマーフェスティバルの当日に放送する予定の沼津の観光案内の台本を書いてたんです。」

 

侑「観光案内か~。お祭りってなるといろんな地域から人くるもんね。」

 

花丸「ちなみにその放送案内はルビィちゃんが読むんだ~。」

 

侑「凄いそうなんだ!ルビィちゃんの放送案内か~聞いてみたいな~。」

 

ルビィ「あう…全然すごくないよ~。台本は花丸ちゃんがほとんど書いてるし…」

 

花丸「マルは楽しんで書いてるから大丈夫だよ。ルビィちゃんのかわいい声を最大限生かせるような台本を頑張って作るずら!」

 

グラハム「ところでその台本の内容はどんな感じなんだ?」

 

花丸「沼津のいいところを知ってもらうためにはまず沼津の歴史から説明した方がいいかなって思ったずら。」

 

侑「歴史かぁ…沼津に初めて来た人にとっては興味深いかもね。」

 

花丸「沼津は古い歴史を持つ土地ずら。沼津で山って聞くとほとんどの人が富士山って答えると思うんだけど愛鷹山(あしたかやま)も沼津の歴史を語る上では外せないずら。」

 

侑「愛鷹山って…たしか富士山の手前にあったやつだよね…?」

 

花丸「そうずら。現在沼津と呼ばれる地域に人が住み始めたのが今から約5万年~3万5千年前で旧石器時代中期~後期始めで。愛鷹山麓ではその時代と考えられる遺跡が84。集落が300以上も見つかっててここ近辺ではこれほど密集した集落は珍しいみたいなんだ。」

 

花丸「さらに地形も今とは違ってて当時は 侑「ちょ、ちょっと一旦ストップ!」 ずら?」

 

グラハム「なぜ止めるんだ?今いいところだっただろう。」

 

侑「ハム先生そっち側なの!?ちょっと内容が詳しすぎるんじゃないかなあ…多分その調子だとお祭りが終わるまでに終わらなさそうだし、何よりルビィちゃんがそれだけで疲れ果てそうだよ…」

 

花丸「そうかなぁ…?これでもルビィちゃんと相談してだいぶ削ったんだけど…」

 

侑「知らない土地で最初に気になるのっておいしいご飯とかきれいな景色とかそういったところだと思うんだ。」

 

グラハム「後は観光に適した場所・施設といったところだろうか。」

 

花丸「なるほど…!たしかにマルもどんなご飯がおいしいのかすっごく気になるずら!」

 

グラハム「折角だし地元民しか知らないような穴場の紹介をしてみるといいかもな。そういうのを知ると足を運びたくなるだろう。」

 

ルビィ「たしかに私知らない人に紹介したい場所とかあったんだ!」

 

花丸「これで素敵な観光案内ができそうずら!」



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第25話 (グラハムも)輝きたい!

これでメインストーリー3章分終わりましたがこれではAqoursのストーリーを3章にしようと思うので次回以降もまだ3章で投稿しようとおもってます。


曜「いっちにーさんしーごーろくしちはちっと!よしストレッチ終わり!」

 

梨子「それにしても花丸ちゃん達遅いわね…」

 

グラハム「台本作成に熱中していたからな。そろそろ来るだろう。」

 

千歌「う~ん…それならいいんだけど…」

 

果南「けど時間が来てるのに気が付かずにやってるんだったら声をかけないといけないよね。」

 

ダイヤ「はぁ…仕方ありませんわね…ちょっと様子を…待ってくださいグラハム先生はなんでここにいらっしゃるのですか?」

 

善子「ほんとじゃない!?自然すぎて気が付かなかったわよ…」

 

グラハム「折角だし君たちの練習を見学したいと思ってな。」

 

鞠莉「まあいいじゃないの~なんならあなたも練習に参加する?」

 

グラハム「トレーニングなら参加したいがこれからダンス練習だろ?流石に私が参加できる余地がない。」

 

花丸「遅れてごめんなさいずら~!」

 

ルビィ「ごめんなさい!」

 

ダイヤ「あなた達!今日は14時から練習を行うと言ってたでしょう!」

 

侑「4人で観光案内の台本を考えてたら熱中しちゃって…ってハム先生いる!?」

 

ダイヤ「グラハム先生ならちゃんと時間通りに来てましたわよ。」

 

侑「ええ!?だったら言ってくれてもよかったじゃん!」

 

グラハム「30分前に声をかけたが一切反応がなかったからな。せっかくの集中を崩すわけにもいかなかったから私だけ先に向かわせてもらった。」

 

ダイヤ「まったく…準備で毎日忙しいのはわかりますがスケジュール管理は日常生活の基本なのですよ?怠れば自分が困るだけでなく周りにも 果南「まあまあそのぐらいで、ね。」ですが…はぁわかりましたわ。」

 

果南「それじゃあ2人とも体温まってるとは思うけど一応ストレッチしようか。」

 

ルビまる「「はい…」」

 

ダイヤ「2人のストレッチが終わったらすぐダンスのフォーメーションを確認しますわよ!」

 

 

ダイヤ「では今から10分休憩にしましょう。」

 

千歌「疲れた~…」

 

花丸「もう一歩も動けないずら~…」

 

侑「みんなお疲れ様!タオルと飲み物持ってきたから使って!」

 

鞠莉「サンキュー♪う~ん!タオルふわふわで気持ちい~♪」

 

果南「なんかごめんね…いいようにあつかっちゃってるよね…」

 

侑「私がやりたくてやってることだから気にしなくていいよ。少しでもみんなの手伝いをしたいんだ!」

 

ダイヤ「開始のズレは改善傾向にあるけど終了時のズレがやや大きくなってる…」

 

グラハム「なにをしているんだ?」

 

ダイヤ「ピギャア…!ぐ、グラハム先生ですか…」

 

侑「あはは…ごめんなさい…それでダイヤさんは何をしていたんですか?」

 

ダイヤ「別に敬語でなくて構いませんわよ?」

 

侑「いやぁなんかダイヤさんを目の前にするとなんだかビシッとしないといけない気がするんですよね…」

 

ダイヤ「やはり厳しそうに見えるのでしょうか…先ほども遅刻を注意するためとはいえ少々きつく言いすぎましたし…はぁ…」

 

グラハム「確かに部下の小さな失態を笑って許せるぐらいの器量は隊長には必要だ。だが、それと同時に叱責することもそれをする者の存在も必要だ。君はその役割を全うし続けていればいい。」

 

ダイヤ「ありがとうございます…そう言っていただけて少し心が軽くなりましたわ。」

 

グラハム「生徒の相談に乗り元気づけるのは教師の役目だ。」

 

侑「ところでダイヤさんはなにを書いてたんですか?」

 

ダイヤ「レッスンの記録ですわ。ご覧になります?」

 

グラハム「なるほど…その日のレッスンの様子やメンバーの体調を書いているのか。」

 

侑「それも凄い細かい!」

 

ダイヤ「こういったことを記録して歌やダンスの製作期間を把握しておくことで現在の自分たちの実力の把握や次回のスケジュールの割り振りの目安に出来るんですの。」

 

ダイヤ「体調に関しては基本的に自己責任なのですが他人だからこそ気づくことができる異変があると思いますのでこうして書いています。」

 

侑「凄いなぁ…私も似たようなの書いてるけどどうしても日記になっちゃうんだよね。」

 

侑「みんなの為にちゃんと『記録』をつけたほうがいいなぁ…」

 

ダイヤ「あの…侑さん…」

 

侑「どうしました…?」

 

ダイヤ「あなたはステージに上がりたいとは思ったことはないのですか?」

 

侑「え?ステージ?」

 

ダイヤ「別にあなたの仲間を支えたいという思いを疑ってるわけではないんですよ?ただスクールアイドルに関わる身なら自分自身もスポットライトにあたりたいと思うこともあるのではないかと…」

 

侑「うーん…そう思ったことないかなあ。」

 

グラハム「そうなのか?」

 

侑「そういうハム先生はどうなんですか?」

 

グラハム「なんで私に聞くんだ?いくらなんでも学生でもなければ女性でもないのにそんな資格ないだろう…まあ確かに少し思ったりはするが…」

 

侑「それもそっか…え、あるの?」

 

ダイヤ「それでなぜあなたは思ったことないのですか?」

 

侑「なんていうか自分が大好きなスクールアイドルを一番近くで応援する…スクールアイドルの一番の理解者になりたいんだ。」

 

侑「それって自分がスクールアイドルとして活躍することよりすっごく贅沢なことなんじゃないかなって思う。」

 

グラハム「だからこそステージに上がらず誰よりも身近で見守りたいということか?」

 

侑「うんそうだね。」

 

ダイヤ「そうですか…あなたのような人に恵まれて虹ヶ咲の皆さんは幸せ者ですわね。」

 

グラハム「まあ私としては侑もスクールアイドルに向いているとは思うんだがな。」

 

侑「そんなことないよ~///」




グラハム「ふぅ…今日もなかなかに有意義だった…」

グラハム「(しかし練習の状態でも彼女たちのパフォーマンスは目を見張るものがあった…ここからさらに成長していくとなるとこれはサマーフェスティバルのステージが楽しみだな)」

アナウンサー『続いて気象情報です。日本の南の海上で発生した台風は…』

グラハム「(台風か…予想進路では特に問題はなさそうだが…)何か嫌な予感がするな…」


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第26話 そんなこんなでいつもの感じでよろしくです!

短いな~と思ったんですけどストーリー1話ぶんだしこれで投稿を決意しました。
あ、ご本人は出てこないです。


千歌「サマーフェスティバルまでいよいよ1週間!」

 

グラハム「町もだいぶ祭りの雰囲気になったものだ。」

 

曜「だよね~。私もなんだかソワソワしちゃってどこ行くにもちょっと小走りになっちゃってるもん。」

 

梨子「今朝はそれで転びそうになってたしね。」

 

グラハム「おいおい…怪我には気を付けたまえよ?」

 

曜「あはは…善処します…」

 

千歌「ルビィちゃん達が考えてくれた法被もすっごくかわいいよ~!」

 

ルビィ「ありがとう♪これもグラハム先生がいい案を出してくれたからです!」

 

グラハム「私は1つの案を出したに過ぎない。そこからデザインを考え出したのは君だ。」

 

侑「(ガンダムが元となってるって知ったらみんなどう思うんだろう…)」

 

ダイヤ「お2人とも観光案内の台本は完成しましたか?」

 

花丸「推敲に推敲を重ねて最高の原稿が完成しましたずら!」

 

ルビィ「今は台本を読む練習をしてるんだ!本番で来てくれた人たちにちゃんと沼津を紹介できるように頑張るよ!」

 

ダイヤ「期待していますわよ。」

 

侑「盆踊り振り付けはどんな感じなの?」

 

果南「今のところ問題はないかな。振り付けは完成したし…この前開いた振り付け教室も沢山の人が来てくれたよ。」

 

鞠莉「あなたのおかげでとってもエクセレントなボン・ダンスになったわ☆その教室外国人の子も来てくれてたほどだもの♪すっごい期待されてるわよ☆」

 

果南「ああ、あのやたらと語尾に『です』をつけてた子?鞠莉よりしっかり日本語しゃべってたから結構印象に残ってるよ。」

 

鞠莉「ちょっと~!マリーだってちゃんと日本語をしゃべってるじゃない!」

 

果南「盆踊りのことをボン・ダンスって言ってるくせに…」

 

ダイヤ「料理はどうですか?」

 

曜「ばっちり!食材に機材の手配。各種手続きも全部完了済みであります!」

 

花丸「そういえば善子ちゃんの料理がおもったより美味しかったのびっくりしたずら。」

 

ルビィ「ちゃんと人間が食べれるやつだったよね。」

 

善子「私にかかれば人間に適度な刺激を与えることができる料理ぐらい作れるわ。てかヨハネよ。」

 

グラハム「私としては君たちのライブが一番楽しみなんだがいつ行うんだ?」

 

ダイヤ「それは2日目の18時半になりますわ。」

 

侑「18時半ってサマーフェスティバルの最後の演目ってことだよね?祭りの大トリを飾るなんて流石Aqours!」

 

果南「けどやっぱり大トリって緊張しちゃうね…」

 

鞠莉「今更何言ってるのよ~♪いつも通りのパフォーマンスをするだけでしょ☆」

 

曜「曲ももうすぐ完成するもんね!早くたくさんの人に聞いてもらいたいなぁ…ね、千歌ちゃん!」

 

千歌「えっ!?う、うん…そうだね!」

 

グラハム「…」

 

ダイヤ「あと、祭り当日の様子を後で動画でまとめるために写真を撮影してほしいと頼まれたのですが…侑さんに撮影係をお願いしたいのですがよろしいでしょうか?」

 

侑「え、私!?」

 

果南「いいね!沼津に来たばかりの君なら私たちとは違った視点の写真が撮れるかも!」

 

侑「…わかった!記録係引き受けます!」

 

ダイヤ「ありがとうございます。」

 

グラハム「私には何かないのか?」

 

ダイヤ「グラハム先生には外国人への案内をお願いしたいと思っております。」

 

グラハム「了解。」

 

鞠莉「2人ともよろしくね♪」



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第27話 ダイスキだったらダイジョウブ!

少し遅くなってしまいましたすみません。まぁもともと不定期更新だからそこは許してくださいというか毎日投稿できてた数話が凄いだけです。
あとサブタイが今までで一番難産で無理矢理ひねり出したやつなので特に意味はないです。なんならもしかしたら変えるかもしれないです


侑「(は~やっぱり温泉は気持ちいいな~♪」

 

侑「あれ?梨子ちゃん?どうしてここに?」

 

梨子「お母さんが煮物作りすぎちゃったからおすそ分けに来たの。」

 

梨子「あと、サマーフェスティバルのことについて千歌ちゃんにちょっと確認したいことがあってね。」

 

侑「確認…私も千歌ちゃんに確認したいことがあるんだ。」

 

梨子「そうなんだ。それじゃあ一緒にいこっか。」

 

 

グラハム「来たか。」

 

侑「ハム先生!?」

 

梨子「なんでここに!?」

 

グラハム「高海千歌に確認したいことがあってな…君たちも来ると思って待っていたんだ。」

 

侑「なんでわかったの?」

 

グラハム「勘だ。」

 

梨子「勘なんだ…」

 

グラハム「まあそんなことより入ろうではないか。」

 

侑「あ、そうだね…お邪魔します…」

 

千歌「ひゃわ!皆どうしたの!?」

 

梨子「突然ごめんね。ちょっと話があって…」

 

千歌「話…?」

 

侑「なんか凄く真剣に読んでたけど何を読んでたの?」

 

千歌「え、え~と…」

 

グラハム「単刀直入に聞くが曲について何か悩んでいるのではないか?」

 

侑「やっぱりハム先生もそう思ってたんだ。」

 

グラハム「もということはやはり君たちもそうだったんだな。」

 

侑「うん。私も曲を作っててこのままで大丈夫なのかギリギリまで悩んじゃうことあるからもし千歌ちゃんがそういうことで悩んでるなら力になりたいと思ったんだ!」

 

梨子「私もよ。私だって作曲担当としてAqoursの曲作りに関わってるんだから1人で抱え込まないで。」

 

グラハム「私も君の力になりたいと思っている。まぁ正直Aqoursの関係者

でなければ曲作りの経験もないから私が力になれることはないとは思うが…」

 

千歌「ありがとう!確かに曲のことでちょっと引っかかってるところがあるんだ。」

 

侑「これって歌詞ノート?千歌ちゃんが読んでたのってこれだったんだね。」

 

千歌「うん。お祭りで歌う曲だからお祭りの賑やかな感じ、ワクワクする感じを出した曲にしたいと思って歌詞を書いたんだ。」

 

侑「うん歌詞にもそんな想いがちゃんと表れてるように感じるけど…」

 

グラハム「君にとってそれは完成体というわけではないということだな?」

 

千歌「うん…いつもなら歌詞が完成したとき『出来た!』、『これだ!』ってなるんだけど…今回は書き上げてもなんかそう感じられなくて…けどこの歌詞が全然だめってわけでもなくて…」

 

梨子「なにかが足りないってこと?」

 

千歌「そうそれ!」

 

侑「あ~確かにあるよねそういうの。着替えた時にどうも違和感を感じてたらボタン1個無くなってたとか。」

 

グラハム「通常のフラッグでは機体性能の差で流石にガンダムには勝てないとか。」

 

梨子「変わった例え方をするのね…グラハム先生に関してはなんか違う気がするし…」

 

侑「う~ん…何が足りないんだろう…」

 

グラハム「もっとお祭り感を出すとかか?」

 

千歌「お祭り感か~…2人はお祭りといえばこれっていうのある?」

 

侑「う~ん…お祭りと言えばってわけじゃないんだけど…こういうのに準備から参加したのって初めてなんだよね。」

 

侑「Aqoursのみんなと準備をしててお祭りのために沢山の人が関わってるってわかってびっくりしたんだ。」

 

侑「お祭りを企画した人、お祭りを宣伝する人、機材を手配する人、会場の整備をする人、町を飾り付ける人…みんな来てくれる人の笑顔を想いながら準備をしてて…私が知ってる『楽しいお祭り』ってそんな人たちの願いが集まってできてるんだなぁって。」

 

グラハム「そして祭りを楽しみにしている者もいる。祭りを作る者の願いと祭りを待ち望む者の期待…そういった人間の想いがうまく絡み合うことで最高の祭りが出来ると私は思う。」

 

千歌「そっか…お祭りを愛する沢山の心がめぐり合ってお祭りって出来てるんだ…!」

 

千歌「ハッ…!ノート貸して!」

 

侑「うん!」

 

グラハム「なかなかな勢いで書いているな。」

 

梨子「これならなんとかなりそうね。」

 

侑「(千歌ちゃんすっごくキラキラしてる!これならきっと大丈夫だね!)」



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第28話 そんな道理私の無理でこじ開けられないというのか…!

ポケ戦のYouTube無料配信が決まってテンションが上がってます


千歌「最後に…ポーズ!」

 

鞠莉「ふぅ…パーフェクトなんじゃない?」

 

ルビィ「全部完璧にできたよー!」

 

グラハム「素晴らしいパフォーマンスだった!」

 

侑「タオルとドリンクを持ってきたよ!」

 

千歌「ありがと~…はぁ~つめた~い…」

 

侑「ダンスすっごくよかった!完成度だけじゃなくて…なんていうかこう…心臓が鷲掴みにされちゃった!」

 

グラハム「まだ練習の段階でそれほどとなると本番でさらに臨場感が上がった状態で聞いたらどれほどのものになるのだろうな。」

 

善子「ええ本番はこんなものじゃないわよ完成された我らの魔の波動はステージから全世界へともごっ!」

 

花丸「はいはいちゃんと汗ふいたほうがいいずらよ~。」

 

果南「ダンスも仕上がってきてるしこれなら明後日の本番も自信をもって臨めそうだね。」

 

梨子「素敵な曲も完成したしね。」

 

曜「もう1回通しでやってみない?」

 

ダイヤ「そうですわね。明日以降はあまり練習できないでしょうから。」

 

千歌「そっか!それじゃあ最後の練習おもいっきりやろう!」

 

ダイヤ「では15分後にもう一度通しましょうか。」

 

 

ドンドンドンドドンがドン

 

侑「あ、太鼓の音。」

 

千歌「明日の本番にむけての最後の練習中なのかな。」

 

曜「太鼓の音ってお腹に響いてすっごく気持ちいいよね~。」

 

鞠莉「この音をBGMに帰るのも今日がラストって思うとなんだか寂しくなるわね~。」

 

善子「家に帰っても聞こえるでしょこの太鼓の音。」

 

グラハム「わかってないな善子よ諸行無常に趣を感じる。それが日本人というものだ。」

 

善子「外国人のあんたに言われたくないわよ。」

 

ルビィ「けどルビィもわかるかも。サマーフェスティバルの準備すごく楽しかったからそれが終わるの少し寂しいもん…」

 

果南「始まる前が1番楽しいのってあるもんね。」

 

梨子「なんだかサマーフェスティバルの話を聞いてから今日まであっという間にすぎちゃったから昨日のように感じるもん。」

 

侑「私もAqoursに会ってから今までがあっという間だったよ。それこそ昨日会ったばかりかと思うほどだもん。」

 

千歌「私はどっちかというと侑ちゃんたちと前からずっと一緒にいたような感じだな~。」

 

曜「たしかに!それこそAqoursができたときからずっと一緒な気がする!」

 

グラハム「ここに来てから数週間しか経ってないがな。」

 

ダイヤ「さあ皆さん。明日は本番なのですから今夜は早く寝て英気を養ってください。」

 

みんな「はーい!」

 

 

グラハム「ついに明日サマーフェスティバルか…」

 

グラハム「(フッ、すでに心が躍ってしまっているな…早く朝にならないだろうかと心待ちになってしまっている…)」

 

コンコン

 

グラハム「む?誰かはわからんが入ってきたまえ。」

 

ガチャ

 

スメラギ「ずいぶん楽しそうね。」

 

グラハム「スメラギ嬢か数週ぶりだな。」

 

スメラギ「ええそうね。それでなにかいいことがあったの?あ、折角持ってきたしあなたも飲まない?」

 

グラハム「なるほど私のところに来たのは誰かと酒を飲むためか…」

 

スメラギ「だって男たちの部屋に行って飲んでたらまだ飲み足りないのに2人ともつぶれちゃったし、だからって未成年のミレイナの目の前でお酒を飲むわけにはいかないし。それじゃあどうしよっかってなった時にあなたがいるじゃないってなったのよ。」

 

グラハム「一応部活の引率として来てるから飲酒するわけにはいかないというわけで前回断ったはずなのだがな…」

 

スメラギ「別にいいじゃないの~どうせ今からなにかあるわけじゃないでしょ?」

 

グラハム「それはそうだが…はぁしょうがない君のわがままに付き合うとしよう。」

 

スメラギ「あなたならなんだかんだそう言ってくれると思ったわ♪それじゃあ乾杯♪」

 

グラハム「はぁ…乾杯。」

 

スメラギ「それでなにかいいことでもあったの?ずいぶんと上機嫌だったけど。」

 

グラハム「いや…ただ明日あるサマーフェスティバルが楽しみなだけさ。」

 

スメラギ「明日…それのことだけど…」

 

グラハム「どうした?」

 

スメラギ「どうやら明日、明後日台風が直撃するらしいのよ…」

 

グラハム「なに?先日見た天気予報では少なくとも直撃はなかったはずだが…」

 

スメラギ「急にまがったのよ…その結果ここに直撃するコースになっちゃったわけ。」

 

グラハム「なんということだ…なにか方法はないのか…なにか…そうだ!MS…ガンダムで台風を切り裂くというのはどうだ!?」

 

スメラギ「雲ならともかく台風をどうにかできるわけないでしょ…諦めるしかないんじゃない?」

 

グラハム「(クッ…!どうしようもないと言うのか…!彼女たちの努力は…!)」




なんとなくスメラギさんについてWikiで調べてたら断酒を決意って書かれててあれ!?ってなったけど今更変えるのもめんどくさいのでこのまま酒を飲ませます。ご了承ください


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第29話 私たちソレスタルビーイング!(違います)

最近サブタイを脳死状態で付けることが多くなってきた


グラハム「この風…台風が直撃するというのは本当だったのだな…これでは…」

 

侑「ハム先生起きてる?」

 

グラハム「侑と千歌か…どうした?」

 

千歌「うん、サマーフェスティバルの実行委員の人から鞠莉ちゃんに連絡がきたんだけど…」

 

 

千歌「おはよ~みんな。」

 

侑「おはよう…」

 

グラハム「諸君らに朝の挨拶すなわちおはようという言葉を謹んで送らせていただこう!」

 

鞠莉「グッモーニン♪ハムティーチャーはすっごい元気ね~。」

 

グラハム「こういう時こそ明るく振る舞う必要があるものさ。」

 

ダイヤ「空元気というものですか。」

 

ルビィ「確かにそうかも…サマーフェスティバルが中止になっちゃったのは寂しいけど…」

 

千歌「そうだよ!それにまだ全部終わったわけじゃないもん!」

 

梨子「千歌ちゃん?」

 

千歌「今日中止になっちゃったのはしょうがないけどまだ明日がある!」

 

侑「そうだけど明日も荒れるって予報では言ってたよ?」

 

鞠莉「どうかしら?台風が気まぐれ起こしてフライアウェーイ☆するかもね♪」

 

果南「たしかに予報とは違うコースを進んだし明日ももしかしたら予報と違うようになるかもしれないしね。」

 

ダイヤ「そうですわね。実際予想よりも速度は速いようですし、明日についてはまだ未定というふうにおっしゃってました。」

 

曜「…そうだね!私たちが不安がっても仕方ないもんね!」

 

梨子「今日のことも準備や練習の時間が1日増えたって考えたらそれほど悲観することないのかもね。」

 

ルビィ「それだったらルビィ原稿を読む練習もっとしたい!」

 

花丸「それなら早速練習するずら!ルビィちゃんの放送案内を聞くまでマルのお祭りは終わらないずら!」

 

ダイヤ「ライブパフォーマンスももう一度確認してみましょう新たな改良点が見つかるかもしれないですわ。」

 

果南「さすがに全く別の構成になるようなことはやめてよ。」

 

鞠莉「料理の材料は大丈夫かしら?要冷蔵のものとかあったりするんじゃないの?」

 

曜「そこは大丈夫!材料は全部冷蔵庫に保管させてもらってるから1日ぐらいなら何とかなるよ!」

 

善子「こうなればヨハネも本気を出すわよ!我が魔力の全てをつぎ込んで今までのヨハネの運命を断ち切るわ!」

 

梨子「でその方法をスマホで調べるのね…」

 

侑「(台風が目の前に迫ってて明日も中止になるかもしれないのに誰も諦めてない…)」

 

グラハム「なぜ君たちはそこまで頑張る?」

 

千歌「可能性がほんの少ししかなくても私たちは私たちに出来ることを精一杯やりきる…『あの時ああしてればよかった』って思うことだけはしたくないから…最後まで希望は捨てない!」

 

グラハム「…」

 

侑「…ハム先生?」

 

グラハム「フッ…フフフ…アッハッハッハ!」

 

千歌「うわっ!ハム先生急にどうしたの!?」

 

グラハム「いや、なに。君の話を聞いて彼らのことが頭に浮かんでな。」

 

果南「彼らって?」

 

グラハム「どれほど困難な状況下であっても決して諦めることなく戦い続けてきた者たちさ。」

 

ダイヤ「それは結局どなたのことなんですの…?」

 

グラハム「(そうだったな…ソレスタルビーイングは世界の敵になっても諦めることはなかった…私もソレスタルビーイングの一員として戦い続けようではないか!)」

 

 

梨子「千歌ちゃん、本当に泊まらせてもらって大丈夫だったの?」

 

千歌「うん!ちゃんとオッケー貰ってるから!」

 

花丸「こうしてみんなで同じ部屋でお泊まりするって修学旅行みたいで楽しいずら♪」

 

善子「修学旅行…きっと楽しかったんだろうなぁ…!」

 

グラハム「参加したことなかったのか?」

 

花丸「善子ちゃんそういった行事の時だいたいなにかあって参加できなかったずらよ。」

 

善子「うるさい…それに私はヨハネよ。」

 

ルビィ「外…雨が凄くなってきたね。」

 

ダイヤ「今がピークなのかもしれないですわね…今夜中に通過してくれればいいのですが…」

 

侑「ねえ千歌ちゃん。これを軒先につるしてもいいかな?」

 

千歌「これって…てるてる坊主?それが…9個もある!侑ちゃんが作ってくれたの?」

 

侑「うん。みんなをイメージして作ったんだ。効果はあるかわからないけど少しでも力になりたくて…」

 

曜「う~ん…けどこれだと足りないんじゃない?」

 

鞠莉「そうね~。ティッシュをくるくる~とやってしばって~完成!マリー特製テルテルボーズ!」

 

侑「えっと~なんでもう1個作ったの?」

 

梨子「明日の晴れを願うのは9人だけじゃないでしょ?」

 

果南「ちゃんと全員でお願いしないとてるてる坊主も力を発揮できないからもしれないからね。」

 

ダイヤ「それではグラハム先生の分のてるてる坊主も作りますので少々お待ちくださいませ。」

 

グラハム「いや、その必要はない。」

 

鞠莉「ホワッツ?」

 

グラハム「すでに私の分は用意してるからな…これでよし。」

 

みんな「…」

 

グラハム「どうした?」

 

千歌「えっと~…なんですかそれ?」

 

グラハム「これはHGのスサノオ1/144スケールだが?」

 

みんな「ガンプラをつるさないで!」




おまけ 台風をなんとかしちゃう世界線

千歌「サマーフェスティバル中止になっちゃったね…」

みんな「…」

侑「そういえばハム先生どこ行ったんだろう…?」

プルルルル

鞠莉「はい…はい…え!?町にMSが飛んできた!?」

みんな「え!?」

果南「もしかしてあれじゃない!?」

ダイヤ「な、なんですのあれは…?」

善子「あれって…ガンダム?」

突如沼津に現れたガンダムはその手にもつ剣を構えると機体が赤くひかりだし、剣から巨大な光の柱が立つ。
地域住民は突然MSが現れ攻撃をしようとしていることに恐れおののくなか、ガンダムがその光を振り下ろした。
その先にあった祭りの障害となっている竜巻は光の奔流に飲み込まれその姿を消した。
台風をが消え去った後には祭りを妨げるものはなく、切り裂かれた雲から太陽がガンダムを照らしている。その姿はまるでこの地を救うために顕現した天使のようだった。
そして中止を予定されていた沼津サマーフェスティバルは少し開始が遅れたがそれ以外は問題なく行われた。

侑「結局あのMSはなんだったんだろう…」

グラハム「さあな…まあ今はこの祭りを堪能しようではないか!」

侑「…うん!」


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第30話 このフラッグのシートに少年がいたとは…フフッ!!

ここぞとばかりに全員登場…話の作り方下手か?下手だな。


千歌「ハム先生起きて…キャッ!」

 

グラハム「おはよう!よい天気…まさしく爽やかな朝だな!」

 

侑「千歌ちゃんどうしたのって…なんで上裸なんですか!?」

 

グラハム「筋トレが終わったところでな。風呂で汗を流す前に少し拭いていたんだ。」

 

侑「そんなこといいから早く着替えてください!」

 

 

グラハム「ここまで晴天になるとはな。」

 

善子「これぞ我がちか 花丸「てるてる坊主さん達のおかげずらね。」 ちょっと!」

 

鞠莉「みんな!サマーフェスティバル実行委員会からの連絡がきたわ!」

 

千歌「来た!?それでなんて!?」

 

鞠莉「…今日も中止とのことよ。」

 

みんな「…」

 

千歌「な、なんで…?こんなに晴れてるんだよ!風だって…」

 

鞠莉「天気は問題ないの。けど昨日の夜の風のせいで町中にゴミとかが散乱しててとても開催できる状態じゃないみたい。」

 

ルビィ「それじゃあ何もやらないまま全部おしまいってこと…?ルビィそんなのやだよぉ…」

 

千歌「中止はもう決まったことなの…?」

 

鞠莉「ええ…もうすぐ正式発表するらしいわ…」

 

千歌「そんな…」

 

グラハム「…すまない。私は少し席を外す…君たちは準備したまえ。」

 

ダイヤ「ちょっとグラハム先生…!いってしまわれましたわ…」

 

梨子「しょうがないですよ…一度も使われないまま撤去するなんてやるせないですもの…」

 

花丸「観光案内…沢山の人に聞いてもらいたかったなぁ…」

 

侑「ねぇ、まだ正式発表はされてないんだよね…ゴミが散乱してるんだったらみんなで片付ければ何とかなるんじゃないかな。」

 

ダイヤ「中止が残念な気持ちはわかりますが、そんなすぐお祭りが出来る状態に戻すなんて…」

 

果南「いや、できるんじゃないかな?人手は充分にあるんだし。」

 

侑「千歌ちゃんはどう思う?」

 

千歌「え?私?」

 

侑「千歌ちゃん言ってたじゃん!たとえ可能性がほんの少ししかなくても出来ることを精一杯やりきるって!最後まで希望は捨てないって!」

 

梨子「千歌ちゃんどうする?」

 

曜「諦める?」

 

千歌「…諦めない!みんなで一生懸命準備したんだもん!それが全部無駄になるなんてやだ!」

 

鞠莉「その言葉を待ってたわチカッチ。」

 

千歌「鞠莉ちゃん…」

 

ダイヤ「全く…千歌さんだけでなくあなたまで無茶を言いますわね…」

 

果南「けど、そういうの嫌いじゃないよ♪」

 

鞠莉「それなら早速実行委員会への説得ね☆折角だしみんなでいきましょう♪」

 

善子「一緒に?マリーが電話すればいいじゃない。」

 

鞠莉「こういうのは誠意を見せる必要があるのよ。」

 

千歌「それじゃあ行こう!」

 

 

実行委員長「残念だけどそれはできない。」

 

鞠莉「それはなぜですか?地域住民みんなでやれば遅くはなりますけどできないことではないと思いますが。」

 

実行委員長「たしかにただのゴミだったらそれで良かったんだけど。昨日の台風は特に強くて木が丸ごと倒れてたり巨大な看板が倒れてたりしてて大型の機械でもなければ撤去できないほどなんだ。」

 

みんな「そんな…」

 

実行委員長「もうサマーフェスティバルをやれるほどの余裕が…」 

 

??「ならそれをどうにか出来れば祭りを行うことは可能ということかしら?」

 

千歌「誰?」

 

スメラギ「折角旅行でここに来たのにイベントがなくなっちゃうなんて悲しいのよ…それで、大丈夫なのかしら?」

 

実行委員長「まぁ…それが出来ればいいけどそんな簡単に…なんか音が聞こえるぞ?」

 

果南「ねえ!あそこからなんか飛んでくる!」

 

曜「あれって飛行機?」

 

梨子「どちらかといえば戦闘機じゃないかしら?」

 

侑「(あれってもしかして…)」

 

ルビィ「こ、こっちに来るよぉ!」

 

鞠莉「みんな伏せて!」

 

千歌「キャア…!ってねえあれ変形したんだけど!」

 

花丸「未来ずらぁ…」

 

侑「やっぱり!あれはフラッグだ!」

 

善子「フラッグってMSの!?なんでこんなところに飛んでくるのよ!」

 

ダイヤ「ちゃ、着陸しましたわ…」

 

スメラギ「と、いうわけで巨大なゴミはこのフラッグで撤去すれば問題ないでしょ?」

 

実行委員長「あ、ああ…それじゃあよろしく頼む…」

 

スメラギ「というわけで実行委員長の許可は取れたわ、よろしく。」

 

侑「飛んで行っちゃった…」

 

スメラギ「それじゃあみんな頑張ってね♪」

 

千歌「あ、あの!」

 

スメラギ「どうしたの?」

 

千歌「お姉さんうちの旅館に泊まってた人ですよね…?お姉さんはいったい何者なんですか?」

 

スメラギ「フフッ。私はただの観光客…それに、女は少しミステリアスなぐらいがちょうどいいのよ。」

 

みんな「…」

 

鞠莉「…そうだ!実行委員長さん!サマーフェスティバルは!」

 

実行委員長「ああ!サマーフェスティバル中止は撤回だ!今から町内放送で片付けと会場修復の協力を呼びかける!」

 

侑「あの!その放送私がやってもいいですか!?」

 

曜「ちょっと~。」

 

侑「え?」

 

果南「私じゃなくて私たちでしょ?」

 

千歌「一緒に行こう侑ちゃん!」

 

侑「うん!」

 

 

千歌「ゴミ袋よし!トングよし!軍手よし!ゴミ拾い張り切ってやるぞー!えい、えい!」

 

みんな「おー!」

 

曜「うひゃ~。ゴミが多いとは聞いてたけどここまであるとはね~。」

 

梨子「これはなかなか大変そうね…」

 

??「あのー!すみません!」

 

ダイヤ「はい?」

 

フェルト「私たちもゴミ拾いを手伝いたいんですけど道具はどこで借りればいいですか?」

 

千歌「え?あ、えっと…私たち予備がまだいっぱいあるんでこれ使いますか?」

 

フェルト「ほんとですか?ありがとうございます。」

 

??「私も欲しいです!」

 

千歌「あ、はい!どうぞ!」

 

ミレイナ「あなたは…もしかして千歌ちゃんですか!」

 

千歌「ふぇ!うん…そうだよ?」

 

ミレイナ「それにそれに!曜ちゃんに梨子ちゃんもいて…Aqours全員集合してるですぅ!」

 

果南「もしかして君、この前振り付け教室教室にいた…」

 

ミレイナ「ミレイナ・ヴァスティです!Aqoursみんなに会えてミレイナ感激ですぅ!」

 

フェルト「ほら、行くよミレイナ。早く片付け終わらせないと…すみませんお邪魔しました…」

 

ミレイナ「了解です!さようならです!Aqoursのライブ楽しみにしてますですぅ!」

 

??「お嬢ちゃん達!リヤカー借りてきたから大型のゴミはこれに積んでくれ!」

 

ダイヤ「え!?わざわざそこまでしてくださらなくても…」

 

ラッセ「気にすんな。どうせ重くなるだろうからなそれを女の子に運ばせるわけにはいかねえよ。」

 

鞠莉「ありがとうございます…」

 

??「なあ、ステージはどこにあるんだ?」

 

花丸「ずら!?」

 

侑「えっと…ステージはこの道を真っ直ぐ進んだところにありますけど…どうしてそんなことを?」

 

イアン「ライブ機材の調子が悪いって聞いてな。わしもそれの修理の手伝いでもしようと思ったんだ。」

 

善子「それはありがたいけど大丈夫なの…?」

 

イアン「機械いじりは慣れてるから心配するな。うちの娘はお前さん達のファンだからな、わしも全力を尽くすさ。」

 

梨子「それじゃあお願いします!」

 

千歌「凄い…こんなに沢山の人がサマーフェスティバルのために…私たちの想いが届いたんだ…」

 

侑「ほんと諦めなくて良かった!」

 

千歌「よーし!ばんばん片付けてサマーフェスティバルをスタートさせよう!みんなの想いを、希望を、お祭りに繋げよう!」




おまけ フラッグ内のグラハム

グラハム「まさかソレスタルビーイングがフラッグをもっていたとはな…」

グラハム「さらにこれに少年が座っていたとは…」

グラハム「ということは今私は全身を少年に包まれているのと同じではないのか!?」

グラハム「これが少年の匂い…ハア…少年の温もり…」

グラハム「ハア…ハア…だめだ、う…!ああ…!エクスタシー!」


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第31話 俺も鳥になる!

一回執筆途中のデータがとんで心折れかけましたが頑張りました。


千歌「これで最後っと!ふぅ…これでひと段落かな?」

 

グラハム「お疲れ様と言ったところかな?」

 

善子「いままで何やってたのよあんた?」

 

グラハム「少し野暮用でな…そんなことよりこの調子であれば祭りもすぐに始まるだろう。君たちも早く準備を始めたほうがいいのではないか?」

 

鞠莉「そうよ。」

 

千歌「鞠莉ちゃん?」

 

梨子「そうよってことは…」

 

曜「もしかして?」

 

鞠莉「1時間後のオープニングセレモニーの後サマーフェスティバルスタートよ!」

 

 

侑「ふう…あんな目立つところで盆踊りを踊ることになるなんて思わなかったよ…」

 

侑「Aqoursのみんなには会ったけど…そう言えばハム先生どこだろう?」

 

ウワーン!

 

侑「あれ?子供の泣き声が聞こえる…ちょっと行ってみようかな。」

 

少年「いやだぁ!あれが欲しいの!」

 

母親「あれだけやっても取れなかったんだから諦めなさい!」

 

少年「やだ!やだ!やだぁ!」

 

侑「あの~ど グラハム「どうした少年よ?」 あ、ハム先生。」

 

少年「グスッ…あれが欲しいのに全然取れなくて…」

 

グラハム「あれ…もしかしてあのフェネクスのガンプラか?」

 

少年「…」コクッ

 

母親「すみません…この子には言って聞かせておきますので…」

 

グラハム「いえ、ご心配なく。なあ少年。あのガンプラ私が取って見せようではないか。」

 

少年「ほ、ほんとに?」

 

グラハム「ああ。店主!1回やらせてもらおうか!」

 

店主「あいよ、500円ね。」

 

グラハム「ではこれで…ふむ弾は全部で6発か…」

 

侑「あの、ハム先生大丈夫なんですか?」

 

グラハム「侑か、なに心配いらんさ。格闘戦のほうが得意ではあるが射撃もそれなりに訓練はしているからな。早速1発…グラハム・エーカー…目標を狙い撃つ!」パンッ

 

スカッ

 

グラハム「なんと!?ここまで落ちるのか!?そうなると…そこ!」パンッ

 

コツッ

 

グラハム「よし!当たったぞ店主!」

 

店主「残念だけど当たって棚から落ちないとゲットにはなんないよ。」

 

グラハム「なんだと!?」

 

 

グラハム「残弾数はあと1か…」

 

少年「おじちゃん…」

 

グラハム「フッ、案ずるな…これで決めて見せるさ。」

 

グラハム「揺動修正…次弾着弾…1万2000…上底よし…射撃…今ッ!」パンッ

 

ガタン

 

店主「おお!おめでとう!最後の最後で決めるなんて兄ちゃんなかなかなエンターテイナーじゃねえか!」

 

グラハム「別に狙ってやったわけではない。それこそ1発目で決められると思っていたんだがな。」

 

少年「おじちゃん!」

 

グラハム「さて約束だったからな。少年にこのガンプラを渡そう。」

 

少年「ありがとう!」

 

母親「ほんとうに…すみません。」

 

グラハム「いえ、私がやりたくてやったことなので。」

 

グラハム「それではさらばだ少年!そのフェネクス大事にしろよ。」

 

少年「うん!ありがとうおじちゃん!」

 

侑「ハム先生。」

 

グラハム「フッ、なんとか取れたからよかったがあれほど見栄を切ったのにまさか一発で取れないとはな…」

 

侑「けど、かっこよかったですよハム先生。」

 

グラハム「そう褒められるとすこしむずがゆいものがあるな…そろそろAqoursのライブが始まる。私たちも行こうではないか。」

 

侑「そうですね。」

 

 

千歌「ステージの前人でいっぱいだよ~!」

 

梨子「屋台の人も見に来てくれてるみたい。」

 

曜「もう開始時間まで待てないよ~。フライングで出ちゃダメかな?」

 

鞠莉「それならマンザイなんてどうかしら?」

 

グラハム「殺陣なんかやるのもいいかもな。」

 

ダイヤ「ダメに決まってるでしょう。」

 

果南「本番前だからこそ落ち着いていかないとね。」

 

侑「衣装凄く似ってる!みんなかわいいよ!」

 

梨子「うふふ、ありがとう♪そう言われるとなんだかてれちゃうわね。」

 

鞠莉「これも曜&ルビィのおかげね♪」

 

ルビィ「えへへ…そう言えばみんな衣装の着心地とか大丈夫?」

 

善子「私はもちろん問題ないわ…けどずら丸はお腹周り大丈夫なの?なんかいろいろ食べてたけど…」

 

花丸「心配ご無用ずら。ライブのことを考えてちゃんと量は調節してるずらよ。」

 

ルビィ「よかったぁ…それじゃあ今日はウエストの心配をする必要はなさそうだね。」

 

花丸「えっ…ルビィちゃん…?」

 

ルビィ「へ…?ち、違うよ!花丸ちゃんよくいっぱい食べるからお腹周りがいつも心配とか別に思ってないよ!」

 

花丸「ずらぁぁぁぁ…!」

 

グラハム「ルビィ…君もなかなかキツイ性格をしているんだな…」

 

ダイヤ「『も』って誰と一緒にしているのでしょうか?」

 

グラハム「似た者姉妹ということさ。」

 

ダイヤ「それは私の性格がキツイってことですわよね!」

 

侑「けどこうやってAqoursと一緒にライブの開始を待ってるなんて。沼津に来た時には思いもよらなかったよ。」

 

梨子「そもそもライブが出来るかどうかもわからなかったもの。」

 

ダイヤ「一度は中止が決定していたものを覆したんですからそれを予測できたものなんておりませんわよ。」

 

曜「ほんと人生何が起こるかわからないよね~。」

 

千歌「お祭りを愛する沢山の人の想いといくつもの奇跡が一つになってこのサマーフェスティバルは開催できたんだよね。」

 

グラハム「人の心の光…それは時に人知を超えた力を発揮する。このサマーフェスティバルもその結果だ。」

 

善子「人の心の光って逆シャアじゃない…あんたほんとにガンダムが好きね…」

 

果南「みんなそろそろ時間だよ。」

 

千歌「あれ?ほんとだ。それじゃあ 侑「ちょっと待って!」 どうしたの?」

 

侑「ステージに上る前に1枚写真を撮ってもいいかな?」

 

鞠莉「オフコース☆それじゃあカメラ貸して?」

 

侑「え?うん…」

 

鞠莉「タイマーはこれで…カメラの場所は…ここでいいかしら。みんな~集まって~♪」

 

みんな「は~い!」

 

曜「3列になったほうがいいよね?」

 

千歌「侑ちゃんは千歌の隣ね!」

 

果南「ハム先生は私の隣にでも来る?」

 

侑「え?え?なんで私も?」

 

グラハム「今更遠慮する必要はないだろう。私たちも入ろうではないか。」

 

鞠莉「そうそう♪それじゃあ笑って~。はい、アークア♪」

 

パシャ




フェルト「スメラギさん。あの時MS使ってよかったんですか?」

スメラギ「ん~?ダメに決まってるじゃないそんなの。」

フェルト「え?」

スメラギ「まあけど大丈夫でしょ。そのためにわざわざガンダムじゃなくてフラッグを使わせたんだし…それに、皆の笑顔の為にMSを使うってなんだかいいじゃない?」

ラッセ「確かにこんなに最高なイベントなら俺たちが体を張った意味があるな。」

フェルト「だけど…」

ラッセ「たく…お前も隣のやつみたいに少しは楽しめよ。」

フェルト「隣って…」

ミレイナ「キャー!Aqours~!みんなかわいいですぅ!」

フェルト「ミレイナ…」

イアン「あそこまでは無理だろ…」

スメラギ「ミレイナは彼女たちのファンな上に初めての生のライブだからあそこまでなっても仕方ないでしょ。」

イアン「とはいえ…けど…わしも聞いててあの子たちのこと好きになりそうだしな。」

スメラギ「そうね。彼があそこまで推してくるのもよくわかったわ。」


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第32話 星空のBelieve

この話をちんたら書いてる途中にUAが1万超えてました!皆さんありがとうございます!

あと千砂都ちゃん誕生日おめでとう!


鞠莉「それじゃあサマーフェスティバルの成功を祝して…」

 

みんな「かんぱーい!」

 

千歌「ごくごくごく…ぷは~!この1杯!」

 

曜「この1杯のためにいままで頑張ってきたんだよね~!」

 

グラハム「彼女たちは本当に女子高生なのか…?」

 

梨子「な、はずなんですけどね…」

 

鞠莉「みんなー!今日はブレイコウよー!飲んで騒いで大いにフィーバーしましょう!」

 

ダイヤ「皆さんもり グラハム「盛り上がるのはいいがここは旅館だ。他の客の迷惑にならない程度にしろよ。」 かぶってますわよ!」

 

果南「ダイヤうるさいよ。」

 

侑「なんかデジャヴ…」

 

花丸「この金色のしゅわしゅわした飲み物って…もしかしてパーティー定番の蓋をポーンって飛ばして開けるあれ…!?」

 

ルビィ「ピギィ!なんでそんなのがここにあるの!?」

 

鞠莉「ドンウォーリー☆これはノンアルコールのアップルジンジャーだから安心してちょうだい☆」

 

善子「ふーん…けど本当にこれシャンパンみたいね…蓋開ける時もシャンパンぽかったし…ゴク、ブー!ゲホッゲホッ!何よこれ!全然ジュースじゃないじゃない!」

 

グラハム「なに?ゴク、これは本当にシャンパンだな…」

 

善子「なんで本当のシャンパンがここにあるのよ…てか絶対あんたが持ってきたやつでしょ…」

 

グラハム「いや、そんなことは…待て、なにかメモが…」

 

『パーティーをやるらしいわね。飲み会なら私も参加したいけどただの部外者が参加するわけにもいかなさそうだからお酒だけ置いておくわね♪ byスメラギ・李・ノリエガ』

 

鞠莉「ソーリー♪これはとある私たちのファンになったっていう人から貰ったものだったわ♪」

 

善子「貰ったお酒をこの場に持ってくるんじゃないわよ!」

 

グラハム「しょうがない…これは私のほうで処理しておこう。」

 

千歌「ねえねえ!私侑ちゃんが撮った写真見たい!」

 

侑「うんいいよ。ちゃんと撮れてるといいんだけど…」

 

千歌「どれどれ~…おお~!お神輿だ!すっごいおっきい!」

 

花丸「こんなに近くで写真を撮れたずらか?」

 

梨子「さすがにズームだと思うわよ…」

 

曜「次のやつは…盆踊り大会だね!」

 

果南「大盛況だったよね。」

 

鞠莉「侑もナイスダンスだったわよ♪」

 

侑「あはは…だいぶ足がもつれちゃったりしたけどね…」

 

ダイヤ「これは…グラハム先生ですわね。」

 

善子「やけに銃の構えがしっかりしてるわね。」

 

グラハム「訓練していたからな…まあ6回やってやっと1個落とせた程度の実力しかなかったのだが…」

 

千歌「…あ、ライブ前の写真だ。」

 

梨子「フフッ、侑ちゃん顔がこわばってるわよ。」

 

曜「も~、笑ってって言ったじゃ~ん。」

 

侑「だって、私も一緒に写ることになるなんて思わなかったんだもん…!」

 

グラハム「話は少し変わってしまうがライブ。凄く良かったぞ。君たちが多くの人々に愛されているのかがわかるほどだ。」

 

千歌「本当?よかった…」

 

侑「…輝き。」

 

千歌「え?」

 

侑「初めて会った時言ってたでしょ?自分達だけの輝きを見つけるため、そのヒントを探すためにサマーフェスティバルに参加したって。」

 

グラハム「そういえばそんなことを言っていたな。どうだ?見つかったか?」

 

千歌「…ううん。」

 

千歌「サマーフェスティバルはすっごい楽しかった。最初は中止って言われて凄い悲しくて…でもみんなで頑張って準備してなんとか開催できて。」

 

千歌「けど、私たちだけの輝きは今回もわからなかった!」

 

曜「きっとそう簡単に見つかるものじゃないんだろうね。」

 

侑「…私はみんなすっごく輝いて見えたよ。太陽みたいにキラキラしてた…ハム先生はどうだった?」

 

グラハム「私だって勿論そう感じたさ。準備からライブの本番もずっと君たちは輝いていた。それこそ観客全員が思っていただろう…」

 

千歌「そっかぁ…私たち輝いてたんだ…ああ~悔しい!私たちはわからなかったのになんでみんなはわかるの!?ずるいよ!」

 

侑「えっと…ごめん…?」

 

ダイヤ「あなたが謝る必要はありませんわ。けど確かに他の方々はちゃんとわかっているのに自分達はわからないというのは歯がゆいものがありますわね…」

 

果南「まあ、輝いてはいたみたいだし自分達が自覚する日も来るかもね。」

 

千歌「ムムムー…それじゃあせめてどう輝いてたか教えて!」

 

侑「ええ~そんなこと言われても…」

 

グラハム「(自分達の輝きを追い求める姿…それこそが彼女たちの輝きなのだろう…フッ、だからこそスクールアイドルというものは素晴らしい!)」

 

 

侑「えーと…着替え・財布・お土産もOK!それじゃあこれで…あ!充電器忘れてた!」

 

侑「(最初はAqoursに会って話を聞くだけだったのにまさかこんなことになるなんて思わなかったな…)」

 

侑「(お祭り、台風…いろんなことがあって毎日が目まぐるしかったけど楽しかったな~。)」

 

千歌「準備できた?」

 

侑「千歌ちゃん。うんできたよ。」

 

グラハム「ではそろそろ行こうか。」

 

侑「そうだね。」

 

グラハム「しかしここまで長居することになるとは思わなかったな。」

 

侑「だよね~。途中から自分の家みたいな感じだったからなんだか離れるって思うとちょっと変な感じがする。」

 

千歌「私も2人がうちにいるのがもう当たり前だったから…」

 

千歌「…チェックアウトする?」

 

グラハム「そうさせてもらおう。」

 

 

曜「おーい!」

 

グラハム「む?」

 

侑「曜ちゃん…?ていうかみんないる!」

 

梨子「こんにちは。」

 

ダイヤ「今日お帰りになると聞きましたのでお見送りに来たんです。」

 

ルビィ「もう帰っちゃうってなるとなんだか寂しいな…」

 

花丸「マルみんなともっとお話したかったずら…」

 

曜「2人とはずっと昔から一緒だっただった感じだったから未だにいなくなっちゃうのがピンとこないよ…」

 

侑「みんなありがとう!見ず知らずの他人だった私をこんなにも受け入れてくれて…」

 

善子「なに言ってるのよ。それなら私達があなた達に褒美を取らせるほうよ。」

 

果南「そうだね。サマーフェスティバルやライブの曲作り。2人にはほんとに沢山助けてもらったもん。」

 

梨子「素敵な思い出ができたのはあなた達がいてくれたおかげよ。」

 

千歌「沼津に来てくれて…私たちを好きになってくれて本当にありがとう!」

 

千歌「たしかあなた達って私たちの魅力について知りに来たんだよね?どうかな?なにかわかった?」

 

侑「ううん…具体的にはわからなかった。けど、『輝き』が何なのか具体的にわかればわかるんじゃないかなって思うから私も頑張って探してみようかなって。なんならAqoursのみんなより早く見つけて見せるよ!」

 

鞠莉「フフフ♪なかなか言うじゃない。これは本番が楽しみだわ☆」

 

梨子「虹ヶ咲学園…手強い敵になりそうね。」

 

グラハム「私たちは君たちとの真剣なる果し合いを所望する!その上で勝利を彼女らの手に掴んでみせようではないか!」

 

侑「いつもならハム先生何勝手に言ってるのっていうとこだけど今回に関しては私も同じ気持ちだよ!」

 

ダイヤ「それは宣戦布告ということでよろしいでしょうか?」

 

ハム侑「「もちろん!」」

 

善子「このヨハネを前にしてそのようなことをほざけるなんて面白いじゃない。」

 

花丸「結局リトルデーモンにしちゃってるずら…」

 

曜「サマーフェスティバルも終わったし。私たちもスクールアイドルフェスティバルに向けて本格的に活動開始だね!」

 

ルビィ「ルビィもがんばルビィするよ!」

 

千歌「また会おうね!今度はスクールアイドルの祭典…その夢のステージで!」

 

鞠莉「あ、ちょっと待って!」

 

果南「ちょっと鞠莉~?折角いい感じにお別れできたのに…」

 

鞠莉「ソーリーソーリー。ハムティーチャー!ちょっとカモーン!」

 

グラハム「どうした?」

 

鞠莉「フフフ…」

 

鞠莉「サマーフェスティバルのために色々手伝ってくれてありがとうねフラッグファイターさん♪」コソ

 

グラハム「!…フッ、何のことやら。」

 

鞠莉「そういうことにしといてあげる♪それじゃあ今度こそバーイ!」

 

 

侑「スウ…スウ…」

 

グラハム「寝てしまったか…」

 

グラハム「(Aqoursとの出会い…それが侑をどれほどまでに成長させたのかはわからない…だが、きっと良い体験にはなったはずだ。)」

 

グラハム「(だがまだこれで完全ではない。彼女たちの更なる成長のためにはより大きな刺激が必要だ…そうなると今度はμ'sと出会う必要があるか…)」

 

グラハム「(一か八かだが…応募だけでもやるか…)」




これで3章終了!一旦動画制作の方をやろうかなと思ってるので次の投稿が遅くなるかもしれないし結局こっちに逃げて思ったより早いかもしれないですがどっちであったとしても更新の速さについては温かい目で見てください。


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第4章 μ's強襲
第33話 久し振りという言葉を謹んで送らせていただこう!


遅くなって申し訳ありません。
バイトやウマ娘の育成が忙しかったりでなかなか作る暇がありませんでした。
取り敢えず今回はここまでで次からμ'sを登場させます。
μ'sの登場を心待ちにしていただいてたかたには申し訳ないですがもうちょっとだけお待ちください。


ヒューガサガサ

 

グラハム「懐かしいな…虹ヶ咲学園…」

 

侑「(あれって西部映画とかでよくみる転がる草だよね?なんで日本にあるんだろう…)」

 

 

ガラッ

 

グラハム「諸君!再会を祝う挨拶…すなわち久し振りという言葉を ドン どうした歩夢よ?」

 

歩夢「お帰りなさい…私凄く寂しかったし心配してたんだよ…?」

 

グラハム「そうか。生徒からここまで思われているとは教師冥利につきるな。」

 

歩夢「あれ…?グラハム先生!?いやこれは違うんです!侑ちゃんと間違えちゃって…」

 

みんな「///」

 

歩夢「みんな忘れてー!!」

 

 

歩夢「うぅ~…侑ちゃ~ん…」

 

侑「よしよし。私が帰ってきたのが嬉しくてつい勢いが余っちゃったんだよね。」

 

しずく「あれ?先輩が持ってるのってなんですか?」

 

愛「これってAqoursの写真じゃん!?すっごい貴重!」

 

侑「うん。Aqoursのみんなと一緒に過ごした時間をアルバムにまとめてみたの。」

 

果林「写真全部にコメントがついてる。短時間でこれだけしっかりしたのが作れるなんて流石ね♪」

 

侑「こうやって写真を見てるといろんな感情が湧いてくるんだ。」

 

歩夢「じゃあいい歌詞が思いついてきた?」

 

侑「うん。そう思って歌詞を書き始めたんだ。」

 

彼方「ほ~♪じゃあ彼方ちゃん達も頑張らないとね~。」

 

せつ菜「新曲はもうできたんですか!?」

 

侑「実は~…まだなんだよね。作ってみたんだけどどうしても前の曲と同じ感じになっちゃって…」

 

エマ「なるほどね。」

 

果林「もっとガツーンとくるような刺激を得てみるっていうのはどうかしら?」

 

グラハム「ガツーンとくる刺激とは具体的にどんな刺激なんだ?」

 

果林「えっ!いや…それはあれよ…えっと、あれよねかすみちゃん!」

 

かすみ「うぇ!?なんで急にかすみんにふるんですか!」

 

グラハム「かすみよそれでなんなのだ?」

 

かすみ「えっと…かわいいかすみんに初めて会った時の衝撃ですね☆」

 

グラハム「なるほど…あれがガツーンとくる刺激か…」

 

かすみ「そんな真面目なリアクションしないでくださいよ…」

 

愛「もっかいAqoursに会いにいっちゃう?」

 

璃奈「Aqoursに会ったから次はμ'sに会いに行ってみるとかどうかな?」

 

せつ菜「なるほど…たしかにμ'sのみなさんにお話を聞けたら凄いことになりそうですね!」

 

かすみ「どうやったらかすみん達も急成長できるか教えてもらいましょー♪」

 

しずく「確かに会えたら凄くいい刺激にはなると思いますけど…大人気スクールアイドルであるμ'sのみなさんに出会える機会なんてそうそうないですよね。」

 

グラハム「そこでだが。そういった話になると思ってな…」

 

 

みんな「μ'sにインタビュー!?」

 

グラハム「今度スクールアイドルのファンサイトでμ'sへの密着取材をする企画があってな。その取材をする者を募集していたから応募したら当たったというわけだ。」

 

侑「応募なんていつのまにやってたんですか!?」

 

グラハム「内浦から帰っている時だ。君が寝ていたからわからなかったんだろう。」

 

侑「あの時か…てかそれだったら私が起きた後に言ってくれてもよかったじゃないですか。」

 

グラハム「皆を驚かせたくてな。」

 

エマ「それじゃあグラハム先生がμ'sに会いに行くっていうことですか?」

 

グラハム「私もそうだが1人であれば同行者も許されている…そこで侑。君を私の同行者として任命する!」

 

侑「は…はい!任されました!」

 

歩夢「むう…それじゃあまた私侑ちゃんと離れ離れになっちゃうじゃん。」

 

侑「今度は取材だから何日も離れないから大丈夫だよ。」

 

せつ菜「あはは…それでは私たちの分までμ'sをいっぱい見てきてください!」



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第34話 グラハム・エーカー…μ’sの魅力を聞き出す!!

まさか本編だと結構すぐ2年生組のインタビューに入ったのにその前の段階で1話分いくとは…


グラハム「ついに来たな音ノ木坂学院。」

 

侑「うぅ~緊張する~。」

 

コンコンコン ハーイ

 

グラハム「失礼する。」ガチャ

 

穂乃果「えっと~…どちら様ですか?」

 

グラハム「ああ、私はこういうものだ。」

 

穂乃果「あ、わざわざ名刺までどうもどうも。え~と…『ソレスタルビーイング ガンダムエクシアリペアⅣ担当ガンダムマイスター グラハム・エーカー』…?なんか横文字が多すぎて頭が…」

 

ことり「穂乃果ちゃん大丈夫?」

 

グラハム「おっと間違えてしまった。こっちだったよ。」

 

絵里「はぁ。『虹ヶ咲学園英語担当教諭 グラハム・エーカー』…」

 

グラハム「それと虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会顧問兼今回μ'sの取材を担当する者だ。」

 

海未「なるほど。あなたが私たちの取材を担当する方なのですね。」

 

花陽「大人の男性か…ちょっと緊張しちゃうな…」

 

グラハム「私に取材を受けるのが嫌だというのであれば私の隣にいる彼女に頼むといい。」

 

凛「あなたは?」

 

侑「私は虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会の部長で高咲侑です!」

 

希「部長ってことは侑ちゃんはウチらと同じ高校生なんやね。」

 

真姫「私はどっちでもいいけどね…そういえばにこちゃんずっと黙ってるけどどうしたのよ?」

 

にこ「…」

 

絵里「にこ?」

 

にこ「…あんた達今虹ヶ咲学園って言ったわよね?」

 

侑「まぁ…」

 

グラハム「言ったな。」

 

穂乃果「虹ヶ咲学園がどうしたのにこちゃん?」

 

にこ「どうしたもこうしたもないわよ!虹ヶ咲学園よ!虹ヶ咲のスクールアイドルと言えば優木せつなちゃんを筆頭に今を時めくソロスクールアイドルを数多く揃える今一番注目されてる学校よ!」

 

侑「みんなのこと知ってるんですか!?」

 

にこ「もちろんよ!私はあの子たちのファn…ライバルになりそうな子たちの情報はちゃんと集めてるから…それより花陽とか知らなかったの?」

 

花陽「いや、虹ヶ咲のことは知ってたんだけど…侑ちゃん…高咲侑っていうスクールアイドルを聞いたことなかったから…」

 

侑「あ~…私はスクールアイドルじゃないから知らないのはしょうがないかも…」

 

穂乃果「え!?スクールアイドルじゃないの!?」

 

ことり「侑ちゃんかわいいから絶対スクールアイドルぴったりなのにもったいない!」

 

侑「え!?いやあ…そんなことはないと思いますけど…」

 

グラハム「いや、前にも言ったことがあるが侑はスクールアイドルに向いてると思うぞ。」

 

侑「ハム先生まで…それに私は虹ヶ咲のみんなを1番近くで応援するのがいいし、それが1番の幸せだって思うからいいんですよ。」

 

穂乃果「そっか…侑ちゃんみたいな人にそこまで思われてるなんてなんか虹ヶ咲のみんなが羨ましいな…」

 

真姫「ねえそろそろ取材始めない?」

 

グラハム「それもそうだな。それではまずは…高坂穂乃果達2年生からインタビューをしようか。」

 

2年生ズ「「「はーい♩」」」



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第35話 ライル 入れ忘れました

ライル以外のキャラが出てくるような言い回しですが出てくるガンダムキャラはグラハムだけです。


グラハム「では必要ないかもしれんが念のため自己紹介をよろしく頼む。」

 

穂乃果「はい!高坂穂乃果、音ノ木坂学院の2年生です!スクールアイドルを見た瞬間私もやりたい!!って思ったんだ♪」

 

海未「園田海未、穂乃果と同じく2年生です。私は穂乃果が急にスクールアイドルをやる!!と言い出したから仕方なくですね…」

 

穂乃果「もしかして今も仕方なくやってるの?海未ちゃん…」

 

海未「フフッ、そういった考えは初めの時だけですよ。今は穂乃果にも負けないぐらいの熱意をもってやってますから♪」

 

ことり「海未ちゃんは穂乃果ちゃんが大好きだから穂乃果ちゃんがやりたいことを一緒にやりたいんだよねっ♪」

 

海未「ことりっ!確かに否定はしませんが…ことりもそうでしょう?」

 

ことり「もちろんっ♪」

 

侑「それじゃあことりちゃんがスクールアイドルを始めた理由もそんな感じなの?」

 

ことり「うん♪あ、私は南ことりです♪穂乃果ちゃんと海未ちゃんは小さいころからの大切なお友達だから私もスクールアイドルに参加しました♪」

 

穂乃果「ちなみに海未ちゃんは作詞、ことりちゃんは衣装作りを担当してくれてるんだ。」

 

侑「3人は幼馴染なの?」

 

穂乃果「うん!ちっちゃいころからずっと一緒なんだ♪」

 

グラハム「侑と歩夢のような感じか。」

 

ことり「侑ちゃんにも幼馴染がいるの?」

 

穂乃果「ねえねえ!どんな子なの!?」

 

侑「えっと…凄く真面目で優しくて頑張り屋で可愛い子だよ。あ、そうだ写真あるから…ほらこの子。」

 

穂乃果「おぉ~確かに可愛い!」

 

ことり「うん♪着せ替えがいがありそう♪」

 

海未「あの…」

 

グラハム「そろそろ取材に戻らせていただこうか。」

 

侑ほのこと「「「あ…」」」

 

海未「取り敢えず今から次のステージの打ち合わせを行いますから、取材にはちょうどいいかもしれないですね。」

 

侑「そうだったんだ!それは運がいいかも。」

 

グラハム「ではμ'sのステージ会議を刮目しよう!」

 

海未「そんなに注目されるほどのものではないと思いますけど…」

 

ことり「新曲の話し合いは真姫ちゃんが来てからだから…最初はなんの話をしよっか?」

 

穂乃果「うーん…そうだね~…あ!海未ちゃん!歌詞は凄くいい歌詞にしてください!」

 

侑「凄くいい歌詞って…」

 

グラハム「穂乃果…多分だが君は「ご飯何食べたい?」と聞かれたら「なんでもいいよ。」と答えるタイプだな?」

 

穂乃果「おお!よくわかったね!ハム先生ってエスパー!?」

 

グラハム「多くの人はわかると思うが…」

 

海未「『凄くいい歌詞』では何もわからないから具体的に言ってくださいと何度も言ってるではないですか!」

 

穂乃果「ええ~けど『凄くいい歌詞』をお願いしたら凄くいい歌詞ができるんだも~ん。」

 

ことり「それは海未ちゃんがじっくり考えてくれてるからだと思うよ♪」

 

海未「ことりの言う通りです!『凄くいい歌詞』だけでは書けないのですよ!」

 

穂乃果「なん…だと…?」

 

ことり「まあすぐには思いつかなくてもしょうがないよね。穂乃果ちゃん、最近楽しかったことある?」

 

穂乃果「楽しかったこと…あ!昨日凛ちゃんと一緒にラーメンを食べたら凛ちゃんが替え玉じゃなくて「別の味が食べたいにゃ!」って言って別のラーメンを注文したんだよ!」

 

侑「ん?どういうこと?」

 

グラハム「そういった食べ方だと必要以上に金を消費しそうだな…」

 

穂乃果「あれ?思ったより反応が…」

 

海未「その楽しさを他人と共有するのは難しいと思いますが…」

 

ことり「あ、そうだ!この間新しいパン屋さんを見つけたんだぁ!カフェと一緒になっててすっごくおしゃれなの♪」

 

穂乃果「いいね!早速今日の帰りに行こうよ!」

 

グラハム「…もしかしてだがその店の名前は『ぐっどパンや』ではないか?」

 

ことり「グラハム先生知ってるんですか?」

 

グラハム「ああ、あそこのパンは美味かったぞ。おかげで常連客になってしまった。」

 

穂乃果「おぉ~じゃあパン屋の人と顔なじみになってたりしてるの?」

 

グラハム「それなりにはだがな。」

 

海未「あの…侑さんすみません…次のステージの打ち合わせと言ってたのに関係ない話ばかりしてしまって…」

 

侑「いや、μ'sの最近のお気に入りのお店がわかったからいいけど…ステージに向けて先ずはテーマを決めるところから始めるのかなって思ったから…」

 

海未「ううっ…」

 

侑「ちょっと海未ちゃんどうしたの!?」

 

海未「いえ…あなたのようにしっかりしていてまともな意見を言える人がいてくれたのが嬉しくて…」

 

ことり「あはは…ちゃんとテーマを決めてしっかり話し合うことは凄く大事だと思うけど。」

 

ことり「先ずは『好きなこと』と向き合うのが大切かなって私は思うんだ♪」

 

侑「『好きなこと』と向き合う…」

 

穂乃果「それでそれで!ハム先生のおすすめはなんですか?」

 

グラハム「私としてはアンパンだな。だが私の友人が言っていたがあそこのドーナツは格別だそうだ。」

 

海未「あなた達は少しは真面目にやってください!」




ちなみに私も「ご飯何がいい?」と聞かれたら「なんでもいいよ。」って言うタイプです。


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第36話 グラぴょん…はさすがにないな

あゆぴょん・ゆうぴょん無茶苦茶かわいいよね


グラハム「では1年生諸君。自己紹介をよろしく頼む。」

 

凛「はいはーい!星空凛です!かよちんと真姫ちゃん一緒にスクールアイドルをしてますにゃ!」

 

侑「にゃ?」

 

グラハム「君は語尾に『にゃ』をつけて話すのか?」

 

凛「うん!もうくせになっちゃってるんだにゃ。」

 

侑「へ~。なんかすっごく可愛い!」

 

グラハム「虹ヶ咲にはそういったキャラの人がいないから新鮮味があるな。」

 

侑「けど歩夢とか小さい頃『あゆぴょん』やってたから今度やらせてみてもいいかも。」

 

凛「ウサギさんもかわいいよねー!」

 

花陽「あの…そろそろ私も自己紹介をしてもいいかな…?」

 

ハム侑凛「あ…」

 

グラハム「すまなかった…それではよろしく頼む。」

 

花陽「はい。小泉花陽ですよろしくお願いします♪」

 

侑「そういえば凛ちゃんがかよちんって言ってたけど…」

 

花陽「うん!小学生のころからずっと仲良しなんだ♪」

 

グラハム「幼馴染ということか…やけにそういった人が多い気がするな…」

 

花陽「あはは…確かに穂乃果ちゃん達3人もそうだもんね…」

 

凛「まーきちゃんっ!次は真姫ちゃんの番だよ!」

 

真姫「はいはい。西木野真姫よμ'sで作曲を担当しているわ。」

 

グラハム「作曲か…よければその作曲の様子を見せてもらうことはできないだろうか?」

 

真姫「別にいいわよ、元からそのつもりだったからね。それじゃあ早速音楽室にいきましょうか。」

 

―音楽室

 

侑「作曲って3人でやってるの?」

 

凛「ううん、作曲するのは真姫ちゃんだけだよ。」

 

侑「それってどういうこと?」

 

凛「それはー…じゃーん!」

 

グラハム「マラカス?」

 

花陽「頑張れ真姫ちゃん♪」

 

侑「いつもこういう感じで作曲してるの?」

 

真姫「いつもじゃないわね。別に1人で作曲するときもあるわよ。」

 

グラハム「作曲のことはよくわからないがこういうものなのか?」

 

侑「私は大体1人でやることが多い…というかそれ以外ないけど…」

 

真姫「フフフッ。けどこうやってると面白いこともあるのよ?」

 

凛「にゃ~にゃにゃにゃにゃ~♪」

 

花陽「るるるるー♪」

 

グラハム「ほう…なるほど確かにこれは面白いな。」

 

侑「凄い!まるでセッションしてるみたい!」

 

真姫「あなた達も参加する?」

 

侑「いいの!?」

 

グラハム「では私達もやらせてもらおう!」

 

侑「らーららー♪」

 

凛「あれ?ハム先生は?」

 

グラハム「ハッ!」ドンドン

 

花陽「キャッ!」

 

真姫「なによ!?」

 

グラハム「和太鼓があったのでな。少々心惹かれてしまった。」

 

凛「面白そう!凛も一緒にやりたいにゃー!」

 

グラハム「ああいいぞ。」

 

グラハム「ヤッ!ハアッ!」ドンドン

 

凛「にゃ!にゃ!にゃ!」ドンドン

 

真姫「さすがにそれはうるさすぎるからやめて!」



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第37話 かわいいパンダ

ロシアの荒熊!


侑「それじゃあ3年生の3人に…あれ?」

 

グラハム「矢澤にこがいないな。」

 

希「そうやね…取り敢えず絵里ちとウチだけでやっていこっか。」

 

グラハム「そうだな。それでは自己紹介をよろしく頼む。」

 

絵里「わかりました。私は絢瀬絵里、音ノ木坂学院の3年生よ。μ'sでは普段の活動に加えてみんなのスケジュール管理をしているわ。」

 

希「ウチは東條希。ちなみに絵里ちとウチで生徒会をやってるんだ。」

 

グラハム「虹ヶ咲やAqoursもそうだったが生徒会役員はスクールアイドルをやるという決まりでもあるのか?」

 

絵里「そんなことないとは思うけど…」

 

侑「お二人はステージでも息の合ったダイナミックなパフォーマンスをしてますよね!」

 

希「絵里ちはバレエをやってたからね。」

 

グラハム「なるほど…初めて見たとき佇まいからただものではない雰囲気を感じていたがそういうことだったのか…」

 

絵里「ただものじゃないって…それだと別の意味に感じるんですけど…」

 

グラハム「そういえば思ったのだが。絢瀬絵里はハーフだったりするのだろうか?どうも純日本人の雰囲気を感じないのだが…」

 

絵里「ええ、私は日本とロシアのクオーターなんです。」

 

グラハム「ロシアか…」

 

希「ハム先生はなにかロシアになにか嫌な思い出でもあるんですか?」

 

グラハム「別にそういうことはないが…ロシアと聞くと彼の『ロシアの荒熊』を思い出してな。」

 

希「ロシアの荒熊?」

 

絵里「確かセルゲイ・スミルノフでしたっけ?」

 

グラハム「知っているのか?」

 

絵里「ロシアではそれなりに有名な人ですから。」

 

グラハム「それほどなのか…」

 

希「取り敢えずまた取材の方に戻ろっか。μ'sの部活風景以外に見てみたいものってあります?」

 

侑「私も含めてファンのみんなは普段の学校生活とか知りたいと思うのでそういったところの取材をしたいなって思ってます!」

 

絵里「それじゃあ にこ「失礼しまぁす」」

 

グラハム「来たか矢澤にこ。本日はよろしく頼む。」

 

にこ「今日は私の密着取材をしてくれるって聞いて…緊張しています。」

 

グラハム「君にというよりμ'sにだがな。」

 

にこ「ぬぐっ…それでもスーパースクールアイドルの一日に触れてファンの皆さんも色々学ぶところがあるんじゃないかなって思ってます。」

 

絵里「もう…また何か始まったわね。」

 

希「言葉遣いは丁寧なのに上から目線なのがにこっちらしいなぁ。」

 

にこ「普段の姿を見られるのは少し恥ずかしいけど…記事を読んでくれてるあなたのために頑張ります♪」

 

希「おっ!じゃあにこっちも一緒に頑張ってもらおっか♪」

 

にこ「え?それって…」

 

生徒会室―

 

にこ「…」

 

希「もぉ~にこっちせっかくの密着取材なのにそんな怖い顔せんといてな。」

 

にこ「今日はスーパースクールアイドルにこにーの1日を取材するのになんで生徒会の雑用の手伝いをしないといけないのよ!」

 

グラハム「さっきも言ったが君だけではなくμ'sの密着だがな。」

 

絵里「それに部活の風景は1,2年生でやったらしいしこういう日常生活のほうがいいかなって思ったのよ。」

 

にこ「だからって配るプリントの整理するところを見てもらいたいわけじゃないのよ!」

 

侑「なんかごめんなさい…」

 

希「別にええよ。それににこっちのプリントを持つ姿凄く似合っとるで~。やっぱスーパースクールアイドルは伊達じゃないわ~。」

 

にこ「そ、そうかしら?」

 

絵里「ええ!それににこが手伝ってくれて凄く助かるわ♪」

 

にこ「もぉ~しょうがないわねぇ~」

 

侑「それと後でにこさん達の練習風景も見させてもらってもいいですか?」

 

希「あれ?けど部活はもう取材したやなかったっけ?」

 

グラハム「取材したのは会議と作曲だからな。普段のトレーニングの方はまだ取材できてないのだよ。」

 

にこ「それじゃあこんなめんどくさい作業5分で終わらせてあげるからその後でにこ達の練習を好きなだけ取材しなさい!」

 

屋上―

 

グラハム「ふむ。まさかこれほどまでのトレーニングを行っているとは…トレーニング量では虹ヶ咲も負けていないと思っていたがうぬぼれていたようだな。」

 

希「にしてはそのトレーニングを一緒にやっとった先生は全然息きれてへんぽいけど?」

 

グラハム「それは毎日トレーニングをしているからな。」

 

絵里「どういったトレーニングをしているのかしら?よければ参考にしたいのだけど。」

 

グラハム「全力ダッシュ10km、腕立て・腹筋・背筋・スクワットを1000回、その後バーピーを30分ほどだな。」

 

にこ「あんたいったい何者なのよ!」



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第38話 FIGHT

なんかすごい遅くなってしまいました申し訳ございません。


グラハム「それではこれで取材は終了だ。協力感謝する。」

 

侑「みんなありがとう!」

 

μ’s「ありがとうございました!」

 

絵里「けどこの後に記事を書く必要があるんでしょう?まだ気は抜けないわね♪」

 

グラハム「報告書の作成には慣れているさ。」

 

侑「完成したらみんなのところにも送りますね!」

 

にこ「…」

 

真姫「どうしたのよにこちゃんそんな辛気臭い顔をして。」

 

にこ「べ、別に何でもないわよ!」

 

真姫「…あっそ。」

 

希「なるほどなぁ…ねえ侑ちゃん達はウチらの活動について何かわかったことはある?」

 

侑「いやあ…それがわからないことがたくさんで…」

 

凛「え!?大丈夫なの!?それで記事書けるかにゃ?」

 

侑「私前のμ’sとAqoursのライブをみてスクールアイドルに心惹かれたんだ。」

 

穂乃果「あ、あのときのライブ見てくれてたんだ。」

 

ことり「もしかしてグラハム先生もですか?」

 

グラハム「ああ、私もまた君たちの輝きに心奪われた者だ。」

 

侑「あのみんなの心を動かす最高のステージの秘訣をこの取材で知れたらいいなって思ったんだけど…」

 

海未「わからなかった…ということですね。」

 

花陽「私も他のスクールアイドルの魅力を語ることはできるけど自分たちの魅力はわからないし…」

 

希「ふっふっふっ…」

 

絵里「希どうしたのよ急に?」

 

希「実は!μ’sの魅力のカギはあそこにある秘伝書にあるんや!」

 

グラハム「秘伝…まさか五輪書か!?」

 

穂乃果「ごりんのしょってなに?」

 

海未「彼の剣豪宮本武蔵が記した剣術の書ですね。スクールアイドル研究部の部室にあるようなものでは絶対ないですが…」

 

花陽「というよりあれってにこちゃんが作った資料だよね?」

 

にこ「え?ちょっとどういうこと?」

 

希「あれはにこっちが作ったものやからあれを侑ちゃん達に見せるかどうかはにこっちが決めるべきやけどウチとしては実際に会ったこともなければ実力もようわからん子たちに見せるべきではないと思うな~。」チラ

 

にこ「そういうことね…これはにこの大切なものだからそうやすやすと誰かに見せるわけにはいかないわ。」

 

侑「そこを!そこをなんとか!」

 

グラハム「二天一流の極意を知りたいんだ!何卒!」

 

海未「だから五輪書ではないのですが…」

 

にこ「しょうがないわね。それじゃあ勝負といきましょうか。」

 

侑「勝負?」

 

にこ「ええ、μ’sは9人で虹ヶ咲も9人でしょ?それなら9番勝負をやって私たちに勝ち越すことができたらあの資料を見せてあげるわ!」

 

みんな「えええええ!!!」

 

 

グラハム「というわけでμ’sと戦うことになった。」

 

みんな「えええええ!!!」

 

グラハム「その反応はもうすでに8行前に行っているぞ。」

 

歩夢「いや8行前の意味は分かんないですけどμ’sと戦うんですか!?私たちが!」

 

侑「ごめんね…みんなと相談してから決めようと思ったんだけど…」

 

果林「けどμ’sファンの代表で取材しに行ったのにμ’sと戦うことになるなんてね。」

 

かすみ「けどこれでμ’sに勝つことができたらその秘伝の書を見ることができるんですよね!?」

 

グラハム「ああ、必ず五輪書を読ませてもらうぞ。」

 

しずく「それではないと思いますが…」

 

彼方「てかハム先生だったら読んでそうだけど読んだことないの?」

 

グラハム「読んだことはあるがまだ日本語を学び始めたときに自分で翻訳しながらだったからあまり深く理解できてないんだ。」

 

愛「じゃあもしかして初めて読んだ日本の本がそれなの?」

 

グラハム「そうだな。」

 

せつ菜「それは凄いですね…」

 

璃奈「エマさんは最初に読んだ本ってなに?」

 

エマ「私?私は最初は童話からかな。浦島太郎を読んだよ。」

 

グラハム「まあ童話などの子供でも簡単に読める作品は外国語の勉強にはうってつけだからな。」

 

果林「あなた達話が脱線してるわよ。」

 

侑「取り敢えず9番勝負の内容はにこさんが考えてくれてるらしいから私たちはどんな勝負が来てもいいように準備しとこうか!」

 

グラハム「開戦は今度の土曜日だ当日は午前10時にここへ集合し音ノ木坂へ進軍することになるからよろしく頼むぞ。」

 

みんな「はい!!!」




穂乃果「にこちゃんどうして急に勝負するなんて言い出したの?」

にこ「それは…その…」

希「フフッ、にこっちは素直やないからな~。」

にこ「な!もとはといえば希が急に秘伝の書がどうとか言い出すからでしょ!」

絵里「もしかして…にこ。あなた虹ヶ咲の子たちに会いたいからわざわざあんなこと言ったの?」

にこ「なによ悪い?」

凛「なーんだそれならそういえばよかったんじゃないかにゃ?」

真姫「全く…素直じゃないんだから。」

にこ「真姫にだけは言われたくないわよ!」

真姫「なによ!」

花陽「二人とも喧嘩はやめなよー。」


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第39話 HERO

なんでこんなことになったのかは自分でもわかりません。


グラハム「諸君!君たちの胸を借りる言葉すなわちよろしくお願いしますという言葉を謹んで送らせていただこう!」

 

虹ヶ咲「よろしくお願いします!」

 

穂乃果「虹ヶ咲のみんないらっしゃい♪みんなに会えるのを楽しみにしてたんだー。」

 

しずく「目の前にμ’sさんが…なんだか不思議です…」

 

エマ「私感激です!」

 

ことり「そういえばグラハム先生行きつけのあのパン屋さん私たち行ってみたんですよ。」

 

グラハム「そうなのか。君たちの口に合ったかな?」

 

穂乃果「すっごく美味しかったよ!私は特にメロンパンがお気に入りだね。」

 

グラハム「あそこはコーヒーにもこだわっているからな。今度飲んでみるといい。」

 

海未「そうなのですね。あの時はジュースにしていたので今度はコーヒーにしてみようと思います。」

 

かすみ「なんかグラハム先生やけに仲良くないですか?」

 

せつ菜「確かにまるで昔からμ’sの顧問をしていたかのようになじんでますね。」

 

グラハム「そういえば矢澤にこよどういった勝負をするんだ?」

 

にこ「フルネームで呼ぶんじゃないわよ…!9番勝負の最初は…」

 

 

にこ「これよ!」

 

侑「中華料理屋だけど…いったい何を?」

 

にこ「1回戦は大食い勝負よ!」

 

彼方「大食いってスクールアイドルと関係ある?」

 

凛「大食いアイドルとかって聞いたことあるけど…」

 

侑「けどご飯をおいしそうに食べる子って見ててうれしくなるよね。」

 

にこ「そう!おいしそうに食べる大食いキャラは愛されるスクールアイドルには必須!大食い無くしてスクールアイドルは務まらないといっても過言ではないわ!」

 

真姫「過言でしょ。」

 

にこ「五月蠅い!μ’sからは花陽を出すわ。」

 

果林「ふ~んμ’sからは花陽ちゃんが出るのね。小柄だしこの勝負は余裕なんじゃないの?」

 

侑「それじゃあうちからは…」

 

エマ「私が行くよ。ちょうどお腹ペコペコなんだ。」

 

花陽「エマさん今日はよろしくお願いします!」

 

エマ「よろしくね!μ’sのファンだから花陽ちゃんと一緒にご飯食べられてうれしいよ~。」

 

花陽「私もエマさんのライブをみてファンになってそんなエマさんと対決する形ではあるけど一緒にご飯食べれて嬉しいです!」

 

穂乃果「今回は餃子の大食いだって!」

 

グラハム「制限時間は30分だ。では…」

 

みんな「…」

 

グラハム「…」

 

みんな「…?」

 

グラハム「…」

 

かすみ「あn グラハム「始めえ!!!」 うるさ!」

 

花陽「モグモグ…う~んこの餃子美味しい♪」

 

エマ「確かに美味しいよね♪」

 

凛「おいしそう~…凛も後でラーメンと餃子のセットを食べるにゃー!」

 

グラハム「そうだな。私も後で頼むとしようか。せっかくだから奢るぞ?」

 

凛「え!?ほんとにいいの!?」

 

グラハム「別に構わんさ。なんなら全員分出すぞ?」

 

歩夢「流石にそれは先生の迷惑になるんじゃ…」

 

グラハム「高校生がそんなところで謙遜するんじゃない。ここは年上の顔を立ててくれないか?」

 

彼方「それじゃあハム先生のお言葉に甘えちゃおっかな~。」

 

絵里「取り敢えず今は2人の応援をしましょう。大分進んでるわよ。」

 

花陽「お代わりをください!後ご飯もお願いします!」

 

せつ菜「え!?それじゃあご飯でお腹いっぱいになってしまうんじゃ…」

 

真姫「花陽はご飯が大好きだから大丈夫よ。」

 

凛「多分かよちんはご飯が入るお腹と他のが入るお腹とで別々になってるんだと思うにゃ!」

 

花陽「やっぱりご飯と一緒だとすっごく進む♪」

 

希「お!花陽ちゃん、ご飯ブーストかかってきたやね。」

 

彼方「もしかして負けちゃうのかな…」

 

エマ「なるほど…ご飯を追加で注文するっていうアイディアもあるんだね…」

 

愛「エマっちそれって…」

 

エマ「それじゃあ私はパンを追加でお願いします!」

 

果林「いや流石に中華料理屋でパンは 店主「あるよ。」 あるんだ。」

 

エマ「う~ん♪パンと餃子って意外と会う!ボーノだよ!」

 

花陽「エマさんすっごく食べるね♪私もどんどんお代わりしちゃお♪」

 

 

グラハム「そこまで!」

 

侑「エマさんが1皿多い!」

 

かすみ「じゃあかすみん達の勝ちですね!」

 

グラハム「しかし腹が減ったな。」

 

凛「凛ラーメン食べたい!」

 

グラハム「他のみんなもラーメンでいいか?」

 

果林「ごめんなさいね。私プロポーション維持のためにあまりそういったものを食べないようにしてるのよ。」

 

グラハム「そうか…君が好きなものは一体何だろうか?帰りに買っておく。」

 

果林「食べ物とかだったらアサイーボウルとか 店主「あるよ。」 あるんだ。」

 

愛「それじゃあ愛さんはもんじゃ食べたい!」

 

穂乃果「私はケーキ!」

 

希「ウチはステーキ!」

 

歩夢「流石にそんなの全部あるわけ 店主「あるよ。」 あるんだ。」




ニコニコ動画に「あるよ。」のまとめ動画があったので見てみてください。


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第40話 今年は申年ィ!!

にこ「2回戦はダンス勝負よ!」

 

グラハム「だがここはゲームセンターだろ?こんな所でダンスなど周りに迷惑ではないか?」

 

せつ菜「もしかして…ダンスゲームですか?」

 

にこ「そう!今回はこの『DAN〇RUSH』を使い高得点を出したほうが勝利よ!」

 

希「μ’sからは絵里ちがでるやん♪」

 

侑「それじゃあこっちは…」

 

果林「私が出るわ。ダンスゲームには自信があるの♪」

 

絵里「よろしくね果林♪」

 

果林「こっちこそよろしく。」

 

侑「絵里さんは昔バレエをやっていたから。かなりの強敵になるかも…」

 

せつ菜「なるほどだからあんなに綺麗なダンスができるんですね…」

 

グラハム「…」

 

璃奈「グラハム先生どうしたの?」

 

グラハム「璃奈か…私は君への果し合いを所望する!」

 

璃奈「…?…!そういうこと…愛さんとせつ菜さんもどう?」

 

愛「りなりーどうしたん?…なるほどねー。」

 

せつ菜「あれは…受けて立ちます!」

 

にこ「あら?オーディエンスが増えてきたわね。」

 

絵里「せっかくだし点数以外に観客の判定も加えましょうか。」

 

侑「え!?そんなことやっていいんですか!?」

 

絵里「みなさーん!集まってくれてありがとうございます!私たち今からこのゲームで対決をします!」

 

希「2人のダンスが終わった後どちらが良かったか拍手で教えてください!」

 

にこ「先ずは果林からよ!」

 

果林「フフッ私のセクシーなダンスで観客を魅了してやるわ。」

 

 

果林「そしてこれで決まりよ!」

 

エマ「果林ちゃん凄い!96点だよ!」

 

絵里「完璧なダンスだったわ。」

 

果林「絵里のダンスもきたいしてるわよ。」

 

絵里「ええ!それじゃあやるわよ!」

 

 

絵里「みんなどうもありがとう!」

 

海未「絵里も96点なのですか!」

 

花陽「じゃあ観客の投票で決まるね。」

 

しずく「それじゃあ果林さんのダンスがよかった人拍手をお願いします!」

 

パチパチパチ

 

果林「まあ…こんなものかしらね。」

 

海未「それでは絵里のダンスがよかった人拍手をお願いします!」

 

パチパチパチパチパチパチ

 

絵里「みんな!ありがとう!」

 

果林「私の負けね…」

 

エマ「果林ちゃんのダンスもよかったんだけどね~。」

 

絵里「そうねなかなかすごくて私も気を抜けなかったわ。私たちいいライバルになるわね。」

 

果林「そうね。これからもよろしく。」

 

絵里「それで…なんか人減ってない?」

 

果林「そうよね…何処に行ったのかしら?」

 

エマ「それは…」

 

ざわざわ

 

絵里「あら?あそこに人だかりができてるわね。」

 

果林「何かしら?」

 

グラハム「行くぞ!これぞ今の私が持てる本気のグラハムスペシャル!!」ガチャガチャ

 

せつ菜「いい荒らし具合です先生!私も続きますよエクシア!」ガチャガチャ

 

璃奈「2人とも強い…!けど気持ちよくなってる今の私ならこの程度避けられる。璃奈ちゃんボード『自分でも何やってるかわからない』。」ガチャガチャ

 

愛「りなりーばっかりに気を取られると後ろからアタシがさしちゃうよー!いっけー!TM派生!」ガチャガチャ

 

凛「なんかよくわからないけどみんなすごいにゃー!」

 

穂乃果「そうだね!なんか面白そう!」

 

侑「次私やりたい!」

 

かすみ「先輩がやるなら私も!」

 

絵里「…」

 

海未「申し訳ございません…止めたのですが…」

 

絵里「何やってるのよあなたたちは!」

 

果林「そうよ!私も混ぜなさい!」

 

絵里「え!?果林そっち側なの!?」




使ってた機体は
 グラハム ブレイヴ
 せつ菜  エクシア
 璃奈   ヘビア改
 愛    グフイグ
           です
ちなみに私は現在ザクアメとAGE1を使ってます。


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第41話 桜

サブタイは「中村悠一 歌」で検索したときに出てきた曲にしてます。(ファンモン)


にこ「3回戦はカラオケボーカル対決よ!」

 

侑「ダンスの次はボーカルか~。」

 

グラハム「1回戦の時よりスクールアイドルらしくなったな。」

 

かすみ「皆さんそろそろかすみんの歌声を聞きたくなってきたんじゃないんですかぁ?そろそろかすみんのでばn しずく「あの…私が出てもいいでしょうか…」 ちょっとなんでよしず子!」

 

しずく「かすみさんごめんね。私ずっと歌で表現することに力を入れてきたからここで成果を出せたらと思って…」

 

璃奈「しずくちゃん最近どんどん歌が上手になってきたもんね。」

 

かすみ「かすみんも上達してるんだけどなぁ…」

 

侑「かすみちゃんが上手くなってるのはわかってるから大丈夫だよ!今回はしずくちゃんにやらせてあげてくれないかな?」

 

かすみ「えへへ…そーですかぁ~?先輩がそこまで言うなら今回はしず子に譲ってあげる♪」

 

しずく「ありがとうございます!」

 

海未「μ'sからは誰を出しましょうか?」

 

ことり「海未ちゃんがいいんじゃない?私達海未ちゃんの歌大好きだもん!」

 

海未「そんな急に言われても困ります!それに歌声なら真姫のほうがいいじゃないですか!」

 

穂乃果「海未ちゃん!そんなすみっコぐらしにならないでよ!」

 

海未「だって今から虹ヶ咲の皆さんとカラオケに行くということですよね?」

 

真姫「まあそういうことになるわね。」

 

海未「それで皆さんの前で1人で歌ってそれを審査されるというわけですよね?」

 

凛「ボーカル対決だからそうなるにゃ。」

 

海未「そんな心の準備が…それに先ほども言いましたが真姫のほうがいいですしそれに弓道対決とかあった時のために私を残しておいた方がいいと思いますよ。」

 

グラハム「…そちらの人選を変えた方がいいのではないか?」

 

ことり「フフッ別に海未ちゃんの心配のする必要はないですよ♪」

 

にこ「弓道対決なんてものないからさっさとしなさい!」

 

海未「そんな!後生ですから~!」

 

カラオケ―

 

穂乃果「ほらほら海未ちゃん1曲いっちゃいなよ!」

 

ことり「海未ちゃんの好きな曲入れておいたよ♪」

 

海未「せめて私のタイミングでやらせてください…」

 

彼方「海未ちゃん大丈夫かなぁ…」

 

海未「♪~」

 

侑「(海未ちゃんすっごく歌上手い!それにすごくノリノリだ!)」

 

ことり「ほら大丈夫でしょ?」

 

グラハム「心の準備が出来てないと言っていたが…よくできるな。」

 

穂乃果「1度スイッチ入っちゃえばもう海未ちゃん自分の世界に入っていくからね。」

 

海未「いぇ~い♪みんなありがと~♪」

 

かすみ「うわっ!92点もありますよ!」

 

果林「なかなか高得点ね…」

 

ことり「次はしずくちゃんの番だね♪」

 

璃奈「なんだか私が緊張してきた…璃奈ちゃんボード『ドキドキ』」

 

エマ「しずくちゃんは役者としてもスクールアイドルとしても努力してきたから大丈夫だよ。」

 

愛「そうそう!しずくぐらいの役者なら歌手になりきって歌えるっしょ!」

 

しずく「そういうのももしかしたらできるかもしれません…ですが歌手になりきるのではなく私の歌を歌いたいんです。」

 

侑「しずくちゃん…」

 

しずく「それでも勝ちたいと思うのはわがままでしょうか?」

 

かすみ「そんなことないよ!しず子はかすみんも認めるスクールアイドルなんだから絶対勝てる!」

 

しずく「かすみさん…しずく歌います!」

 

 

しずく「84点…負けてしまいました…ごめんなさい。」

 

かすみ「しず子の歌すーごくよかったから特別に許してあげる!」

 

海未「点数上では私の勝ちですが私はしずくの歌好きですよ。」

 

花陽「はい!やっぱりしずくちゃんの誰よりも感情が伝わってくる歌はやっぱり最高だよ!」

 

しずく「皆さん…ありがとうございます!」

 

にこ「けど勝負は勝負!私達の勝ちよ!」

 

グラハム「これでμ's2勝、虹ヶ咲1勝か…」

 

果林「負け越しちゃったわね…」

 

絵里「取り敢えず部屋の時間はまだ残ってるから後はみんなでカラオケを楽しみましょうか。」

 

希「それやったらハム先生が歌ってるのウチ聞いてみたいやん!」

 

グラハム「私の歌か?」

 

穂乃果「あ、私もハム先生の歌気になる!」

 

グラハム「期待するなよ?あまり歌を歌ったことがないからな。」

 

歩夢「グラハム先生の歌ってあまりイメージないけどどんな歌を歌うんだろう…」

 

愛「ハム先生のことだしガンダムの歌とかじゃない?」

 

せつ菜「でしたら私盛り上がります!」

 

凛「あ、音楽が流れだした!」

 

真姫「あら、この歌聞き覚えあるわね。」

 

グラハム「♪~」

 

みんな「…」

 

 

グラハム「96点かなかなか悪くないんじゃないか…?皆どうした?」

 

かすみ「なんでハム先生は時々そんなにレベルが高いんですか!」

 

海未「まさかグラハム先生がこれほどまでに歌が上手いとは…」

 

歩夢「うぅ…すごく感動したよ~…」

 

しずく「私また自信を無くしてしまいました…」




グラハムのキャラソンとかあるしそりゃグラハム歌上手いにきまってますよ


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第42話 VILLAGE

最近英単語1単語タイトルが増えてきた気がする。


にこ「第4回は度胸対決!」

 

グラハム「度胸か…だが戦場では臆病なぐらいがいいぞ。」

 

絵里「戦場って…私たち女子高生なんだけど…」

 

愛「けどハム先生戦場でビビるイメージがわかないよね。」

 

グラハム「そんなことはない。無理矢理自分の心を奮い立たせなければどうしようもないからな。」

 

にこ「戦場での心構えなんてものはどうでもいいのよ!スクールアイドルは大勢の観客の前に立ってパフォーマンスをする必要があるからどんな状況でも乱れない鋼の精神というものが必要になるのよ!」

 

穂乃果「μ’sからは希ちゃんが出るよ!」

 

侑「虹ヶ咲からは…彼方さんお願い!」

 

彼方「りょうか~い。彼方にお任せ~。」

 

かすみ「ところで度胸対決は何をするんですか?」

 

せつ菜「肝試しとかでしょうか?」

 

グラハム「量産機でガンダムと戦うとかではないか?」

 

にこ「ガンダムは意味がわからないけどせつ菜ちゃんは惜しいわね。今回はこれを使うわ!」

 

ことり「DVD?」

 

璃奈「これネットでも最恐ホラーと呼び声の高いことで有名。」

 

にこ「そういうこと!2人には映画を見ている間これを手首に巻いてもらうわ。」

 

彼方「なにこれ?」

 

にこ「心拍数を測る測定器よ。私のスマホで見ることができるから演技でごまかすなんてことはできないわよ♪」

 

しずく「なかなか徹底してますね。」

 

凛「けどにこちゃんよくそんなの買えたね?」

 

グラハム「それは私が用意したものだ。」

 

海未「グラハム先生がですか?わざわざ有難うございます。」

 

にこ「それじゃあ再生するわよ。度胸対決…スタートにこっ☆」

 

かすみ「なんで床下にこんな大量の死体があるんですかこんな村早く離れるべきですよ!」

 

にこ「けどそんなんじゃ物語が進まnギャー!指食われたじゃないの!イーサン早く逃げなさいよ!」

 

絵里「もうやだ怖いよ~助けて希ぃ~」

 

果林「エマぁ~」

 

グラハム「私は東條希でもエマ・ウェルデでもないのだが…あと暑苦しいから離れてくれないか?」

 

エマ「果林ちゃーん私はここだよ~」

 

真姫「あの2人に抱き着かれて平然としてるあいつは何者なのよ…」

 

花陽「さあ…」

 

グラハム「そういえば2人の心拍数はどうなっているんだ?」

 

穂乃果「そういえば、えっと…希ちゃんはちょっと上がってるけどほとんど基準値だね。それで彼方ちゃんは…すごい!全然変わってない!」

 

グラハム「む?もしかしてだが…」

 

彼方「スヤスヤ」

 

グラハム「やはり寝ているな。」

 

真姫「えぇ…この状況の中寝れるってどういう神経してるのよ…」

 

 

にこ「度胸対決の勝者は。近江彼方!」

 

彼方「いえ~い…スウ…」

 

侑「彼方さ~ん起きて~。」

 

希「いや~これはウチの完敗やわ~。」

 

にこ「私としてはちょっと不服なところあるけど…まあそれが彼方ちゃんの魅力でもあるし今回は特別に許すわ。それより…」

 

グラハム「なぁ…絵里も果林ももう映画は終わったのだからそろそろ離れてくれないか?」

 

絵里「ごめんなさいもう離れようとは思うけど体が言うこと聞かなくて。」ガタガタ

 

果林「もうこのまま私の部屋まで着いてきてじゃないと寝れる気がしない。」ガタガタ

 

にこ「何やってんのよあんたたちは…」

 

グラハム「私に聞かないでくれ。」

 

希「せっかくやし今のハム先生の心拍数測ってみようやん♪」ニヤニヤ

 

グラハム「別に構わないが…」

 

希「どれどれ~ハム先生はどんだけドキドキしとるんやろうな~…ってあれ?」

 

穂乃果「希ちゃんどうしたの?」

 

希「全然上がっとらん…平常値のままや…」

 

ことり「え?そんなに絵里ちゃん達くっついてるのに?」

 

侑「あ~…ハム先生自他共に認める男色家だからね~。」

 

μ’s「え」




グラハムが女性と一つ屋根の下展開になっても全く心配ないよね


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第43話 ゴースト杯ター

サブタイにクソさむギャグをぶち込む作者


にこ「第5回戦はスタミナ勝負よ!」

 

グラハム「ついに運動ときたか。」

 

にこ「ライブにおいてダンススキルや歌唱力などもだけどなによりも歌って踊りきるスタミナが大事!」

 

しずく「そうですね演劇でも後半になっていくにつれ疲れがたまってくるものですがそれを観客に気づかれるわけにはいきませんからね。」

 

グラハム「軍人であれば言わずもがなだな。」

 

歩夢「グラハム先生はなんでちょくちょく軍人とか戦争とかに関連づけるんですか…」

 

にこ「まあとりあえずスタミナが必要だってことはわかってるでしょうし今回はそれを競ってもらうわ。」

 

希「この200mトラックを20周して先にゴールしたほうの勝ちやで。」

 

侑「200mを20周だから…4000m!?」

 

グラハム「4㎞か…まあそんなものだろう。」

 

絵里「まあ先生だったらそうでしょうけど…」

 

穂乃果「取り敢えず運動といえば凛ちゃんだよね!」

 

凛「わかったにゃー!」

 

せつ菜「誰を出しましょうか…」

 

璃奈「私自信ない…」

 

かすみ「かすみんもここは無しで…」

 

侑「やっぱりここは数多くのライブをこなしてきたせつ菜ちゃんが適任かな…」

 

愛「じゃあ愛さんが出るよ。」

 

みんな「!!」

 

グラハム「まあ運動部の助っ人をよくやっているからな。君が適任だろう。」

 

愛「歌とかダンスとかはまだ自信ないけどこういう運動系は任せてちょーだいっ!」

 

侑「それじゃあよろしく愛さん!」

 

グラハム「では、用意…始め!」

 

凛「にゃにゃにゃにゃー!」ビュン

 

愛「はやっ!」

 

花陽「凛ちゃんがんばれ~!」

 

しずく「愛さん頑張ってください!」

 

璃奈「愛さん頑張って。璃奈ちゃんボード『全速前進DA!』」

 

果林「けど凛ちゃん速いわね…」

 

エマ「うん。どんどんスピードが上がってる…」

 

グラハム「あれほどのスピードであればさぞ気持ちがいいだろうな。」

 

かすみ「も~愛先輩任せろなんて言ってたのに置いてけぼりじゃないですか!」

 

彼方「けど愛ちゃん全然ペース乱れてないよねぇ~。」

 

侑「ペース?」

 

グラハム「そうだな。4000mという一応の長距離であれば無理な加速はその身を滅ぼすことになる。それこそヅダのようにな。」

 

彼方「ヅダ?ガンダムのやつ?」

 

璃奈「MS IGLOOに出てくるMSの1つツィマッド社が開発しており、性能だけで言えばザクを凌駕するけどエンジン出力の限界を超えると機体が空中分解するという欠陥を持っているせいで正式採用されなかった。璃奈ちゃんボード『ヅダは政治に、そしてデマゴーグに敗れたのだ!決してザクなどに劣っていてはしない!』。」

 

穂乃果「凛ちゃんファイトだよ!」

 

海未「凛!あと少しですよ!」

 

凛「はぁ…はぁ…負け…ないにゃー!」

 

愛「それはこっちのセリフ…だー!」

 

にこ「同着!?」

 

真姫「いや、ハナ差で愛ね。」

 

ことり「そうだね、愛ちゃんの方が早かったけど…ハナ差って何?」

 

グラハム「着差。到着時の距離差の一つだな。これは競馬用語なのだが…よく知っているな。」

 

真姫「最近ウマ娘にはまっててね。テイエムオペラオーがお気に入りなの。」

 

歩夢「真姫ちゃんもなんだ!私も最近はまったんだ!」

 

真姫「へえ…ちなみに歩夢は誰が好きなの?」

 

歩夢「私はキタちゃんが好きなんだ!」

 

かすみ「ウマ娘って最近流行ってるやつですよね?」

 

真姫「ええそうね。かすみもやってみたら?」

 

歩夢「そうだね!かすみちゃんならナイスネイチャなんて気に入ると思うよ。」

 

愛「ちょいちょい~アタシたち頑張ったんだからさ~。」

 

凛「けど真姫ちゃんが凛たち以外の人とあんなに楽しそうにおしゃべりしてるの見れてるから満足にゃー。」

 

愛「なんか凛の感想、母親じゃん…」




作者はネイチャ、ダスカ、ウララあたりが好きなバクシン教信者です。


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第44話 しゅわしゅわ桃色シノギ

昨日投稿するつもりだったんですがなんか途中で推しという文字を残して全部消えてつらたんでふて寝しました。申し訳ございません。


グラハム「部室に戻ってきたわけだが…次は何の勝負をするんだ?」

 

にこ「次は音楽知識対決よ!」

 

侑「音楽知識か…私が出れたらよかったんだけど…」

 

にこ「さすがにスクールアイドルじゃないあんたは出られないわよ。」

 

侑「だよね~。」

 

真姫「音楽知識なら私の出番ね。」

 

穂乃果「やったれ真姫ちゃん!」

 

凛「凛の敵討ちをお願いにゃー!」

 

真姫「敵討ちって…あなたそんなに気にしてないじゃない…」

 

しずく「西木野真姫さん…μ’sの作曲担当ですからかなりの強敵ですね…」

 

せつ菜「ここは私が出ます。」

 

かすみ「せつ菜先輩がですか!?」

 

グラハム「いけるか?」

 

せつ菜「正直勝てるかどうかはわかりません。ですが、私もスクールアイドルとして音楽はそれなりに学んできましたのでここらへんで自分の実力を測ってみたいと思ったんです!」

 

侑「わかった。私はせつ菜ちゃんを信じる。みんないいかな?」

 

歩夢「うん!せつ菜ちゃん頑張ってね!」

 

彼方「がんばれ~。」

 

果林「それで勝負内容は何なの?」

 

にこ「今回はズバリ!『早押しイントロクイズ』にこ♪」

 

真姫「はぁ!?ねえちょっと待って!音楽知識を競うんでしょ!音楽の歴史とか作曲の技法とかじゃないの?」

 

希「も~真姫ちゃんったら。にこっちがそんな小難しいことわかるわけないやん♪」

 

にこ「うっさいわね!イントロクイズも立派な音楽知識でしょ!」

 

真姫「はぁ…そうよね。にこちゃんだもんね…」

 

にこ「真姫まで…!とにかく始めるわよ!」

 

にこ「問題は全部で5問!3問先取で勝ちよ!」

 

グラハム「早押しボタンはクイズ研究部から借りてきた。」

 

にこ「それじゃあ早速第1問!」

 

♪―

 

せつ菜「はい!」ピンポン

 

絵里「はや!」

 

愛「まだ2音ぐらいしか聞こえてないんだけど!?」

 

にこ「ほんとにわかったの?」

 

せつ菜「もちろんです!歌手名『Pastel✽Palettes』曲名は『ゆら・ゆらRing-Dong-Dance』!」

 

ピンポンピンポンピンポン

 

真姫「え?ぱす…なに?」

 

花陽「『Pastel✽Palettes』通称『パスパレ』!今となっては本格的な演奏で人気を博すアイドルバンドですがファーストライブでは演奏が止まってしまうという事件が発生!ライブの演奏は全て用意された音源だということが発覚し大バッシング!このまま解散かと思われたところでセカンドライブで生歌・生演奏を披露して大成功!今やガールズバンドを牽引しているといっても過言ではないぐらいの人気なんだよ!」

 

ことり「へぇ~。」

 

エマ「そうなんだ~。」

 

真姫「ん?待って…もしかして出題される曲って…」

 

2問目~

 

せつ菜「歌手名『ゴクドルズ』曲名『恋のサカズキ』!」ピンポン

 

3問目~

 

せつ菜「歌手名『ChamJam』曲名『Clover Wish』!」ピンポン

 

 

にこ「勝者!優木せつ菜!」

 

璃奈「せつ菜さんすごい!」

 

にこ「まさか3曲全部1秒以内でこたえられるとはね~。結構難易度高めのつもりだったんだけど。」

 

せつ菜「にこさんもまさかここまでアイドルについて知識があるとは思いませんでした!今度語り合いたいです!」

 

真姫「も~なんで流す曲全部アイドルのやつなのよ~!」

 

花陽「ご当地地下アイドルとか裏路地アイドルとかマニアックなものばかりだったから真姫ちゃんが知らなくてもしょうがないよ。」

 

真姫「クラシックとかだったら絶対勝てたのに…」

 

グラハム「しかしスクールアイドルたるものそういった曲について知るというのも重要ではないか?」

 

海未「そうですね。私も今学んでいるところですし真姫も今度一緒に勉強会しましょう。」

 

真姫「やらないわよ!」




パスパレは千聖ちゃん推しです


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第45話 私が…!私たちがガンダムだ!

サブタイが原点回帰しました


侑「あと一回勝てば私たちの勝ちだね!」

 

にこ「確かにそうね。けど、勝負はこれからよ!」

 

絵里「7回戦目は衣装対決よ!」

 

グラハム「わかりやすくスクールアイドルにとって重要な要素だな。」

 

海未「衣装ということでしたらここはことりの出番ですね。」

 

ことり「うん♪頑張るね♪」

 

果林「けど、うちからは誰が出るの?衣装担当らしい人っていないじゃない。」

 

侑「残ってるのが歩夢とかすみちゃんと璃奈ちゃんだよね。」

 

歩夢「服のセンスはあまり自信がないな…」

 

グラハム「因みに矢澤にこよ、他はどういった勝負があるんだ?」

 

にこ「なによ?作戦でも立てるつもり?そういうのがないように事前に教えないようにやってきたのよ。」

 

せつ菜「にこさんお願いします!教えてください!」

 

にこ「まあせつ菜ちゃんがそこまで言うならしょうがないわね。」

 

凛「ちょろいにゃ。」

 

穂乃果「にこちゃん好きなスクールアイドルには弱いもんね。」

 

希「どっちかというと同志だからって感じやん?」

 

にこ「あんたたちうっさいわよ…!残る2つはカリスマ対決とアイドル力対決よ。」

 

グラハム「これはまた勝負内容の想像がつきずらいやつだな。」

 

かすみ「それじゃあアイドル力対決はかすみんが出ます!どうせにこ先輩が出るでしょうし誰がNo.1か教えてあげます!」

 

グラハム「まあ似た者同士ちょうどいいだろうな。」

 

にこかす「「誰が似た者同士よ(ですか)!」」

 

絵里「確かにそっくりね。」

 

歩夢「そうなると…璃奈ちゃん?」

 

璃奈「わかった。正直私もそんなに自信あるわけじゃないけど多分カリスマ対決よりは行けると思う。」

 

にこ「各自代表が決まったところで今回の勝負内容を発表するわ!勝負内容は『コスプレファッションショー』よ!」

 

にこ「今回はグラハム先生に似合う衣装をコーディネートしてもらうわ。」

 

グラハム「私をか?」

 

にこ「最初はお互いのメンバーから何人か抜粋してやろうかと思ったけど、普段やらない男性のコーディネートがうまい人ほどその人の才能が如実に表れるのよ!」

 

グラハム「なるほど…一理あるな。」

 

にこ「ほかのメンバー全員が審査員だとさすがに多すぎるから5人くらいをくじで選び出すことにするわ。」

 

にこ「衣装はこの日のために演劇部から借りてきたからそれを使いなさい。制限時間は10分!さあ、可愛くドレスアップにこ♪」

 

10分後~

 

にこ「μ’s対虹ヶ咲、チキチキ!コスプレファッションショー!先攻はμ’sよ!」

 

ことり「はーい♪それじゃあグラハム先生出てきてください♪」

 

グラハム「Forever Love…永遠の愛を誓おう。」

 

みんな「おお~!」

 

真姫「純白のタキシードなかなか似合ってるわね。」

 

エマ「まるで結婚式の新郎さんみたい♪」

 

ことり「グラハム先生は顔もスタイルもいいからそれを一番引き立たせる衣装ってなるとこれかなって思いました♪」

 

絵里「私もタキシード着た事あったけどやっぱり男性だからより似合ってるわね。」

 

エマ「それってもしかしてあのファッションショーの特別ライブ?」

 

絵里「ええそうよ。よく知ってるわね。」

 

エマ「もちろん!あの時の凛ちゃん凄く可愛かったから覚えてたの!」

 

凛「えへへ…エマさんありがとにゃー。」

 

 

にこ「それじゃあ次は後攻の虹ヶ咲行くわよ!」

 

グラハム「私が…ガンダムだ!」

 

みんな「…え?」

 

愛「段ボール被っただけ…じゃない?」

 

にこ「ちょっとこれのどこがコスプレよ!」

 

璃奈「みんな知らない?箱ガンダム。」

 

しずく「知らないかな…」

 

かすみ「てかグラハム先生なんかすっごいテンション高くないですか?」

 

グラハム「かの有名な箱ガンダムのコスプレだぞ!これが興奮せずにいられるか!」

 

真姫「その程度だったらいくらでもできるでしょ。段ボールだけなんだし。」

 

 

にこ「勝者!南ことり!」

 

ことり「やったあ♪」

 

グラハム「私としては箱ガンダムの方がよかったんだがな。」

 

果林「さすがにあれは無理でしょ。」

 

にこ「逆になんで希は虹ヶ咲の方に入れたのよ。」

 

希「うちも箱ガンダムは知っとったけど。なかなかクオリティ高かったからやん♪」

 

絵里「なんでそんなの知ってるのよ…」

 

真姫「だから段ボール被ってるだけなんだからクオリティもないでしょ…」



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第46話 カリスマといえばエレガント閣下だろうな

サブタイがあれですがW要素は皆無です


にこ「衣装対決はこっちの勝利よ!ふふん♪リードしてるからって油断してるからよ♪」

 

グラハム「私個人としては箱ガンダムの勝利といっても過言ではないんだがな…」

 

真姫「過言でしょ。」

 

海未「ところで次の勝負はカリスマ対決でしたよね?」

 

果林「あまり内容の想像はつかないわよね。」

 

にこ「生きとし生けるもの全てを魅了するカリスマ性!スクールアイドルにおいて重要な要素であるそれを競うために、まずは相応しい舞台へと移動するわ!」

 

 

にこ「8回戦!『ハートキャッチアニマル!対決』にこっ!」

 

絵里「それで牧場に来たのね。」

 

にこ「ええ。ここは放牧されているウシ・ヒツジ・ヤギ・ウマとふれあうことができるの。この動物たちを溢れ出るカリスマ性で集めたほうの勝ちよ!」

 

せつ菜「なるほど!人を惹きつけることができるのならば他の動物を魅了することもできるということですね!」

 

にこ「そういうこと!それじゃあこの勝負に挑むのは誰!?」

 

穂乃果「μ’sで残ってるのは私とにこちゃんだよね?」

 

ことり「じゃあ穂乃果ちゃんが適任だね♪」

 

絵里「そうね。人を惹きつける力は穂乃果が一番でしょうからね。」

 

穂乃果「いや~照れるなぁ…けどわかった!穂乃果行きます!」

 

侑「虹ヶ咲からは…歩夢だね。」

 

歩夢「うん…正直不安だけど一生懸命頑張るね!」

 

にこ「制限時間は1時間よ!己の中のカリスマを十分に発揮しなさい!」

 

 

歩夢「ヤギさんこんにちは。いい子いい子。」

 

璃奈「歩夢さんはヤギを攻略していく作戦みたい。」

 

しずく「歩夢さんの柔らかな言動と雰囲気のおかげで動物たちが警戒していませんね。」

 

愛「歩夢すごいな~!アタシだったらすぐに飛びついて撫でまわしちゃいそうだもん!」

 

彼方「風が気持ちいい~…芝もふかふか~…これは彼方ちゃんも寝なければ無作法というもの…」

 

エマ「どこまでも広がってくエヴァーグリーンと空…まるでスイスに帰ってきたみたい…」

 

かすみ「ちょっと!2人とも自分の世界に入らないで目を覚ましてください!」

 

凛「いいな~凛もヤギさんやヒツジさんとふれあいたい!」

 

花陽「勝負に影響しない程度ならいいんじゃないかな?あ、ヤギさん来たよ。」

 

侑「あれ?そういえばハム先生は…?」

 

グラハム「なるほど!これが馬の速さか!だが、グラハム・エーカーは伊達じゃない!」ダダダ

 

みんな「…」

 

にこ「あれほんとに人間…?」

 

かすみ「正直私もたまにわからなくなるときがあります…」

 

グラハム「ふう…なかなかいいレースだった。戦況はどんなかんじだ?」

 

ことり「えっと…歩夢ちゃんは見ての通りヤギさんと仲良くしてるよ。穂乃果ちゃんは…」

 

絵里「穂乃果ならさっきヒツジを集めるって向こうに…え!?」

 

穂乃果「ダレカタスケテー!」

 

凛「穂乃果ちゃんかよちんのまねしてるにゃ。」

 

海未「凛それどころではないでしょう!」

 

グラハム「あれほどたくさんの羊に追いかけられるとは…さすがに心配だな。」

 

歩夢「いい子いい子~…あれ?ちょっとみんな?」

 

侑「あ!歩夢が集めたヤギが!」

 

希「見事に全員穂乃果ちゃんのところに行ったね。」

 

穂乃果「ほんとに誰か助けてってば!」

 

 

穂乃果「はぁ…やっと助かった…」

 

真姫「も~どうやったらあんなことになるのよ…」

 

穂乃果「エサやり体験できるってあったから、それでヒツジを集めようって思ったんだけど…最初は2、3頭だったのに気がついたらすっごい数になってて…それにびっくりして逃げてたら追いかけてきて…」

 

にこ「取り敢えずカリスマ対決はμ’sの勝ちね!異論はあるかしら?」

 

侑「ないです…」

 

穂乃果「わーい…やったー…けど疲れた…」

 

ことり「お疲れ様♪」

 

歩夢「みんなごめんなさい…」

 

侑「いやいや歩夢は悪くないから!」

 

愛「そうそう!それにエサ使うのはさすがに反則っしょ!」

 

にこ「それならそっちだって居眠りして勝ちもぎ取ってるんだからおあいこでしょ!」

 

かすみ「ぐう…そこを突かれると…」

 

せつ菜「これでお互いに4勝4敗…これで負けられなくなりましたね…」

 

彼方「そういえばハム先生は?」

 

侑「そういえば…あ、いた。」

 

グラハム「空を愛する心があるのならば君たちも私の仲間だ!歓迎するぞフラッグファイター!」

 

鳥「!!」バサバサ

 

みんな「…」

 

歩夢「なんであんなに鳥がいるの…?」

 

海未「ハトにカラスにスズメに…なんかタカもいませんか?」

 

果林「あれって牧場で飼育されてるやつじゃないわよねにこちゃん?」

 

にこ「いや、そのはずよ…」

 

グラハム「では行くぞ!ソルブレイヴス、アッセンブル!」

 

鳥「!!!」バサバサ




つづく(デデン)


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第47話 結局アイドル力とは何なんだ?

お久しぶりです。
特にリアルが忙しいとか無いのに遅くなってしまって申し訳ございませんでした。
あとなんかいつの間にかランジュちゃんも仲間入りしましたね。
急がねば…


にこ「最終決戦までもつれ込むとはね…正直ちょっとなめてかかっていたわ。」

 

かすみ「何言ってるんですか~?油断じゃなくて実力で負けたんじゃないんですか~?」

 

にこ「なんですって~!」

 

海未「にこ落ち着いてください。」

 

しずく「かすみさんも相手の人を煽るのはめっだよ。」

 

グラハム「それはそれとして最後は確かアイドル力対決だったよな?」

 

にこ「そうね。アイドル力対決はその名の通り、アイドルとしての総合的な魅力を競うのよ!」

 

にこ「アイドル力を競うには『大勢の』『観る人間』が必要。というわけで…この勝負を動画サイトで生配信するわ!」

 

にこ「指定されたテーマのキャラになりきって『自己紹介』をし、どちらが良かったかを視聴者に投票で決めてもらうの。もちろんより多くの票を獲得したほうが勝ちよ!」

 

かすみ「つまりかわいいほうが勝つってことですよね…にひひ♪なかなか燃え上がる勝負を考えてくれるじゃないですか♪」

 

にこ「キャラの指定はクジ引きで決めるわ。このボックスから1枚ずつ…そうね、侑あんたが引きなさい。」

 

侑「え!私が!?」

 

にこ「グラハムは進行をお願いするわ。」

 

グラハム「了解した。」

 

 

カタギリ「こっちは準備できたよ。」

 

グラハム「感謝するぞカタギリ。2人は準備できてるか?」

 

かすみ「はぁい♪かすみんはいつでもオッケーです!」

 

にこ「にこにーもいつでもいけるにこっ!」

 

穂乃果「2人とも気合十分だね!どんな感じになるか楽しみ~!」

 

カタギリ「じゃあ配信始めるよ。」

 

にこ「みんな~、こんにちは!みんなのアイドルにこにーだよ♡この配信に来てくれてありがとうにこ♪それと~」

 

かすみ「はーい!かすみんで~す♡今日はμ’sのにこ先輩と初めての配信!緊張で胸がどきどきです~♪」

 

にこ「今日は~にこにーとかすみんで自己紹介の練習をするからどっちが可愛く上手にできてるのかみんなに選んでほしいの。」

 

かすみ「色んなパターンを練習したので、みなさんよろしくお願いしま~す♪」

 

グラハム「司会・進行はこの私、グラハム・エーカーが務めさせていただこう。」

 

カタギリ「お、なかなかコメントも盛り上がってるね。」

 

絵里「本当ですか?え~と…『グラハム・エーカー声だけだけどそれでもわかる絶対かっこいい』『グラハム・エーカーも参加してほしい』『てかグラハム・エーカーの声もしかして中村〇一じゃね?』…グラハム先生のコメントが多くないですか?」

 

果林「というよりそれしかないわね。」

 

グラハム「では最初のテーマは『妹っぽく』だな。先ずはかすかすからやってもらおうか。」

 

かすかす「ちょっと!かすかすはやめてくださいっていつも言ってるじゃないですか!しかも名前のところまでかすかすになってるし!そこぐらいはせめてちゃんとかすみって書いててくださいよ!」

 

歩夢「かすみちゃん!配信中だよ!」

 

かすみ「はっ…!ごほんっ!それじゃあかすみん、いきま~す♪」

 

彼方「なかったことにしようとしてるね~。」

 

ことり「けど…『かすかすwww』『かすかすはさすがに草生える』『これから俺たちもかすかすって呼ぼうぜ』…あはは、視聴者のみんなはなかったことにしなさそうだね…」

 

エマ「あ、そんなこと話しているうちにかすみちゃん終わっちゃったよ。」

 

璃奈「あ、ほんとだ。ちゃんと見てなかった。」

 

グラハム「それじゃあ次は矢澤にこだな。よろしく頼む。」

 

YAZAWA「フルネームで呼ぶって…私はいいけど、にこにーがなんて言うかな…?じゃなくて!フルネームで呼ぶのやめなさいよ!てか名前のところYAZAWAになってるんだけど!さすがに恐れ多いんだけど!」

 

希「にこっち。配信中やで。」

 

にこ「ウェ…!もぉ~グラハム先生!ちゃんとにこにーって呼んでにこ!」

 

グラハム「失敬、にこ。」

 

にこ「結局呼ばないんかい…!はぁもういいわ。それじゃあにこにー頑張るにこ~♪」

 

真姫「『なんてカリスマ性の高い名言言ってやがる…YAZAWAぁ!』『にこにーはYAZAWAだったのかww』『俺は最初からにこにーにYAZAWAを感じていたぜ』…何となく予想はしてたけどにこちゃんもいじられてるわね。」

 

せつ菜「にこさんの自己紹介終わりましたけど、それに対しての反応が全くありませんね…」

 

真姫「確かにかすかすとYAZAWAのことしか反応がないわね…あら?『せっかくだからグラハム・エーカーにも自己紹介してほしい!』ってあるわね。」

 

愛「マジで…?ほんとだ。なんならみんな見たがってる感じになってんじゃん。」

 

侑「じゃあハム先生もやっちゃいますか?」

 

グラハム「私も参加するのか?」

 

かすみ「いやいやダメに決まってるじゃないですか!」

 

彼方「いいじゃ~んやっちゃお~よ~。」

 

グラハム「とはいえ、これはあの2人の戦いだろ?私が参加するわけにもいかないだろう。」

 

にこ「そうよ!さすがにそれは認められないわよ!」

 

花陽「勝負には関係ないようにすればいいんじゃないかな?」

 

グラハム「まあ…それならばいいのか?」

 

凛「それじゃあハム先生も『妹っぽく』自己紹介するにゃ?」

 

真姫「いや…さすがにでしょ…」

 

歩夢「あはは…引きなおそっか。」

 

侑「それじゃあ…これ!えっと…『軍人っぽく』?」

 

愛「お!ハム先生にぴったりじゃん!」

 

カタギリ「…確かにぴったりかもね。」

 

グラハム「カタギリ…わかった、じゃあやろう。」

 

グラハム「地球連邦軍試験運用部隊『ソルブレイヴス』隊長のグラハム・エーカー、階級は少佐だ。君と共に宇宙(そら)を駆けれるのを光栄に思う。」

 

みんな「おお~。」

 

穂乃果「すごいそれっぽい!」

 

果林「やっぱり堂に入ってるわね。」

 

璃奈「コメントも『クオリティ高!!』『これもうまじもんの軍人だろ』『てかもしかしてグラハム・エーカーってグラハム・エーカーじゃね?』とか凄く盛り上がってる。」

 

絵里「けど、対決としてはどうなのかしら…」

 

 

かすみ「それじゃあ全パターン終了しましたっ♪ほんとはもっとみなさんに観てほしかったんですけどぉ今日はここまでです!」

 

グラハム「では皆には投票をしてもらう選択肢は『1.にYAZAWAがよかった』『2.かすかすがよかった』『3.どっちもよかった』『4.グラハム・エーカーがよかった』の4つだ…この4は必要なのか?」

 

海未「一応考えられる全ての可能性を考慮したほうがいいと思いまして…」

 

にこ「まあ、どうせ誰もそれに投票することないだろうから大丈夫でしょ。」

 

にこかす「「それじゃあ!投票スタート!!」」

 

 

侑「にこさん1%、かすみちゃん1%、両方3%、ハム先生94%で引き分け…!」

 

絵里「予想通りといえば予想通りね…」

 

にこ「納得いかない!よりによってなんでこいつが1番なのよ!」

 

かすみ「そうです!先生は司会だけやってればよかったんですよ!」

 

グラハム「そういわれても私はやれと言われただけだしな…」

 

彼方「ところで~引き分けってなるとどうなるの?」

 

侑「どうって?」

 

カタギリ「たしかに…引き分けってなると同点のままだね。」

 

みんな「あ。」



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第48話 あえて言わせてもらおう…久しぶりであると!

かなり本格的に失踪してましたすみません…


カタギリ「4勝4敗1引き分けで両者五分五分なわけだけどどうするんだい?」

 

果林「普通なら延長戦になるところだけど…」

 

穂乃果「もういいんじゃないかな?」

 

穂乃果「今回の9番勝負ってお互いの優劣を競うっていうより、にこちゃんの資料を見せるかどうかの腕試しって感じでしょ?」

 

希「まあ、ほんとはにこっちが にこ「希は黙ってなさい!」 は~い。」

 

穂乃果「だったら引き分けでも充分じゃないかな?虹ヶ咲のみんながすごいことは伝わったし、なによりいろんな勝負ができて楽しかったよ!」

 

絵里「そうね。他のスクールアイドルとこういった勝負をするのは初めてのことで刺激的だったし、にこも満足したでしょうしね。 にこ「ちょっと絵里まで!」」

 

海未「そもそも勝負を言い出したのは私たち…というよりにこですから、ここまでお付き合いいただいた皆さんにお礼を申し上げなければ。」

 

にこ「はぁ…ほらこれ。」

 

侑「これは…」

 

にこ「あんたが読みたがってた虎の巻よ。引き分けにまでもつれ込めたのは事実だし、素直にすごいとは思ったからね。これはその称賛の証よ。これを読んで今後の活動に役立てることね。」

 

侑「…」

 

にこ「どうしたのよ?受け取らないの?」

 

グラハム「…侑。」

 

侑「ハム先生…」

 

グラハム「私も同じことを考えていた。だから、君の決意を彼女達に告げるといい。」

 

侑「うん…わかった!」

 

侑「にこさんごめんなさい。これは受け取れない。」

 

にこ「どういうことよ?」

 

グラハム「我々は真剣なる果たし合いの末の勝利を望んでいる!君たちから半ば情けをかけられる形で与えられる報酬など断固辞退させていただこう!」

 

侑「うん!確かにこれは穂乃果ちゃん達の言う通り優劣をつけるための戦いではないけどやっぱり引き分けはすっきりしないから!」

 

かすみ「かすみんも賛成です!アイドル力対決の再戦を希望します!」

 

果林「確かに勝ちでも負けでもないなんていうのは消化不良だものね。それにダンス勝負してた私たちが蚊帳の外になってたし…」

 

せつ菜「同感です!戦果というのは勝って手に入れるからこそです!」

 

愛「白黒はっきりさせたほうが気持ちがいいしね~♪」

 

璃奈「ファッションショーをやるなら今度はMk-Ⅱを作り上げる…!」

 

しずく「私も決着ははっきりさせたほうが次のステップに進みやすくなると思います。」

 

彼方「彼方ちゃんは決着とかはどっちでもいいけどまたみんなで映画を見たいかな~。」

 

エマ「私もみんなとさらに仲良くなれるなら続けたいな♪」

 

歩夢「えっと…私もみんなに賛成です!」

 

侑「みんな…」

 

ことり「う~ん…そっかぁ…」

 

絵里「確かにあなたたちの言い分もわからなくはないけど、私たちはそこまで勝ち負けにこだわっているわけでもないし。今回の勝負もそのためにやってたわけじゃないのよ。」

 

にこ「資料も見せてあげるって言ってるんだから。それに一番の目的は達成してるわけだし…」

 

凛「にこちゃんがデレたにゃ。」

 

にこ「そこ!うっさいわよ!!」

 

希「それならこういうのはどう?」

 

みんな「?」

 

希「うちら今月末にある音楽イベントにエントリーしようと思ってるんだ。虹ヶ咲はエントリーしてる?」

 

侑「今月末…?」

 

グラハム「いや、していないな。」

 

希「それやったら虹ヶ咲もそのイベントにエントリーしよ」

 

歩夢「えっと…イベントで決着をつけるわけですか?」

 

希「いいや、μ'sと虹ヶ咲でイベント用の曲を作って聴き比べをするの。それでいい曲を作ったほうが正式にエントリー出来るようになる。」

 

にこ「はぁ!あんた何を言って…!」

 

穂乃果「つまり曲勝負ってことだね!スクールアイドルの信念と信念のぶつかり合い…カッコイイ!」

 

希「どう?曲作りやから今度は侑ちゃんが勝負にでることになるわけやけど。」

 

侑「…うん!私、やるよ!」

 

愛「おぉ!これは熱い展開!」

 

グラハム「スクールアイドルの本分による戦いというわけだな。」

 

花陽「一応今までの勝負もスクールアイドルに大切なものを競ってたんだけどね…」

 

彼方「そこは気にしたら負けってことで~。」

 

かすみ「9回戦の再戦ができないのは残念ですけど…けど、勝てばμ'sのイベント出場権を奪い取れるってことですもんね!」

 

果林「あまりにも露骨な言い方ね…」

 

グラハム「だが、燃え上がるのもまた確か。その勝負甘んじて受けさせていただこう!」

 

希「虹ヶ咲は異論無し、真姫ちゃんはどう?」

 

真姫「ここまで盛り上がってるんじゃ断れないじゃないのよ…まあ私も侑がどんな曲を作ってくるか気になるしかまわないわよ。」

 

希「それじゃあ決まりやね、エントリーの締め切りは今日からちょうど2週間後やから。その前日を決戦の日にしよっか。」

 

希「それじゃあμ's対虹ヶ咲、延長10回戦楽曲対決!」

 

グラハム「開始!!!!!!」

 

にこ「うるさ!」




グラハム「…」

侑「ハム先生どうしたの?」

グラハム「いや、何でもない。」

侑「そう?」

グラハム「(東條希…君の魂胆は見え透いているが私たちもそれに乗らせてもらおうではないか…)」

グラハム「本気の君たちを打倒してこそ意味があるのだからな!」

カタギリ「急に大声出さないでくれよグラハム。それに曲を作るのは君じゃないからね。」

侑「カタギリ先生まだいたんだ。」

カタギリ「さすがの僕もそれは傷つくよ…」


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