新解釈?ハイスクールDxD (挫梛道)
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【スーパーリアル?ハイスクールDxD】
それが、現実。(笑)


 
最初に…
①~③は、其々が全く別の、繋がりの無いストーリーですので、それを踏まえて読んで下さい。
それと、タグでも表しましたが、この作品はアンチ仕様ですので、そういう作風が好みでない人は、直ぐに引き返して下さい。
 
それから…②と③の序盤が何となく話が似てる気がしますが、それは気のせいです。
…絶対に気のせいなのDEATH!!
 



【話の①】

 

「兵藤一誠君、元浜志寛君、松田沢利君。

君達3人を退学処分とする事が決まった。」

「「「な、何でですか?!

俺達が何をしたって言うんですか?」」」

「ハァ…もう良い、分かった。

君達が全く反省してない事が、良く解ったよ。」

その日の昼休み時間、駒王学園の理事長室にて、学園理事長直々に3人の男子生徒に退学処分が言い渡された。

その理由は、女生徒に対する更衣室での覗き行為や、学内での猥談等のセクハラ行為である。

 

どん…

 

「これは…?」

3人の内の1人、やや茶髪の少年が、理事長が机に置いた紙の束を見て質問。

 

「君達3人の迷惑行為に対しての、退学処分を求める嘆願書だよ。

学園殆んど全員の女生徒から出された物だ。

『君達を処罰しないのなら、自分達が学園を辞める』という内容の、ね」

「「「…………!!」」」

その答えに、学園にて『変態3兄弟』という不名誉な二つ名を冠している3人は、驚きで何も言えない。

 

「分かっているかい?

君達に着替えを覗かれ、ショックで不登校になっている生徒も居るんだ。

既に それ程の話になっているのに、加害者を擁護して、被害者を追い出す訳にも往かないだろう?」

「「「………………………。」」」

「確かに今まで厳重注意等だけで、停学等の重い処罰をしなかった学園側にも落ち度は有ったが、それを差し引いても君達の度重なる行為は酷過ぎる。

君達は『高が覗き程度で…』等と思っているかも知れないが、元より覗きという行為が、問答無用の一発退学でも おかしくない事柄だ。

とりあえずは君達は暫く、自宅謹慎してもらう。

後日 正式に、親御さんと共に処分について話す場を設けるから、異議申し立てが有るなら その時に言いたまえ。」

マンモス学園の理事長としては余りに若い外見の、紅髪の男が冷たく微笑んだ。

 

≫≫≫

 

トボトボ…

 

午後からの授業が始まる前、理事長から死刑宣告に等しい言葉を受けた兵藤一誠は無言で俯き、重い足取りで家路に着いていた。

既に学園から自宅に、退学処分の連絡が入ってるのは明らかな筈。

どの様な顔をして、どんな言い訳をすれば良いかを思考中だった。

 

「あちゃ~?

最高にorzってるっスね、あれ。」

「退学とやらになったから、仕方有るまい。」

そんな兵藤を、空の上から見下ろす4人の男女。

 

「…で、どうする?

これじゃ放課後に他校の生徒に化けて声を掛けるって計画は、失敗ね。」

「…今から声を掛ければ良んじゃないっスか?」

「お馬鹿!今の時間帯に声を掛けたりしたら、流石に怪しまれるわよ!…多分。」

「ぅ…」

背中から黒い翼を生やした男女が、兵藤を見ながら話す。

 

「ふん…そもそも恋人ごっこな茶番、最初から必要無かっただろう?

悪趣味なヤツめ。」

「クス…それもそうね。

もう さっさと…いや、町中は目立ち過ぎるか。」

「ならば催眠術を仕掛けて、人目の無い場所に誘導して殺れば良いでしょ?」

 

≫≫≫

…数日後、この町の外れに在る廃屋敷内にて、()()()()()をした少年が発見された。

これは少年が退学処分を言い渡されての苦悩からの決断と公式発表される。

そして その退学に至る経緯がインターネットでの匿名投稿等から明らかになり、少しの間 全国で話題となるが、直後に この町で起きた猟奇殺人事件、そして その数日後、やはり同じ町の廃教会から外国人少女の変死体発見の報道に関心が向けられ、忘れ去られていく。

そして それ等は実は全て、人に非ず者達が関与していた事とは誰1人として…以前から この町に住んでいた、別の人に非ずな者達すら…気付かぬ事だった。

 

 

 

【話の②】

 

ボワッッ!!

 

「ぎゃっ…

「「「「「イッセー?!」

         君?!」」

         さん!?」

         先輩!?」

駒王学園の旧校舎。

その一室の中で突如 一瞬、巨大な火柱が起ち、1人の少年が獄炎に包まれた。

そして炎が消えた後に残ったのは、床の僅かな焦げ跡…それと8ヶの紅い兵士(チェス)の駒。

 

「ライザー!!

貴方、よくも可愛い私の下僕を!?」

それを見た この部屋の主である紅髪の少女が、ワインレッドのスーツを着崩しこなした、金髪の青年に詰め寄る。

 

「ん?リィ~ィアスゥ?見て解らないのか?

下級の転生悪魔の分際で、純血の貴族(オレ)に対して舐めた口を利いてくれたので、不敬者として処分してやっただけだが?」

それに対して金髪の青年…ライザー・フェニックスは、事無気に話す。

 

「で、でも!」

紅髪の少女…リアス・グレモリーが更に詰め寄ろうとするが、

「リアス…お前は下僕への教育が、全く出来ていない様だな。

名乗る前の態度は、大サービスで目を瞑ってやった。

しかし、俺が何者かを知った後も全く変えない あの態度は、決して看過出来る事では無いぞ。

いくら何でも、『焼き鳥』は完全にアウトだろ?

だから、下級が貴族に上等な態度を取れば どうなるか、教えてやっただけだ。

それでも まだ文句が有るなら、グレモリー家として、フェニックス家に申し立ててくれ。

何なら お前の下僕の不躾を、此方から申し出てやろうか?」

「…………………………………。」

「尤も、どちらにしても『その下僕悪魔が悪い』の一言で、終わってしまうだろうがな。

それが今の冥界の、貴族社会だ。」

「………………っ!!」

それが正論なのか、ライザーの台詞に、リアスは何も言い返せない。

只々、無言で睨むしか出来なかった。

 

「ふっ、これ以上は此の場では、感情論しか出てこないだろう。

…今日は、引き上げだな。

おぃ、お前等…」

『はっ、ライザー様。』

 

ヴォン…

 

「10日後のゲーム、楽しみにしてるぜ。」

この後、ライザー・フェニックスは、同行させてきた15人の少女達と共に、魔方陣転移で この部屋から姿を消した。

 

≫≫≫

…そして その10日後の夜、この2人の婚約披露パーティーがリアスの実家で開かれ、滞りなく終了するのだった。

 

 

 

【話の③ 】

 

バゴォッ…!!

 

「な…っ?!」

 

6月の ある日のオカルト研究部部室。

怒りの形相で放ったリアス・グレモリーの滅びの魔弾が、部室に訪れていた蒼髪の少女に直撃。

これにより少女は、膝から上が完全に消滅。

只 残った2本の脚部だけが、倒れる事無く立ち尽くしていた。

 

「な…何をするのよぉっ?!!

何の心算なの? 一体 何を、考えてるのよ?!」

これに もう1人、オカ研部室を訪ねていた少女が、怒りの形相でリアスに問い詰める。

 

「何を…って、正当防衛でしょ?

先にアーシアを聖剣で殺そうとしたのは、そっちの娘よ?

私は ただ、自分の大事な下僕を護っただけ。」

「くっ…!」

それに対するリアスの応えに栗髪をツインテールにした教会から…いや、天界からの遣いの悪魔祓い(エクソシスト)の少女、紫藤イリナは何も言い返せなかった。

事の起こりは、天界の遣い2人がリアスの元に、これから駒王町で起こり得る厄介事の報せと、それに対しての悪魔側の不介入の要請に訪れたのだが、その際その遣いの内の1人が、リアスの下僕の少女に聖剣を向け、断じようとした事だった。

 

「と、兎に角これは、上に報せるからね!」

「どうぞ御自由に。

でも、きちんと『悪魔に対して一切の攻撃を加えないという神への誓いを破り、先に攻撃を仕掛けてしまいました』って言って頂戴ね?」

「~~~~~~~~っ!!」

更に去り際の負け惜しみな台詞も、簡単にあしらわれ、結局 紫藤イリナは顔を歪ませ、部室を後にした。

 

「あ、ちょっと!

この貴方の相方さんの脚、一緒に持って帰ってよ!

部室(こんなとこ)に置いて行かれても、邪魔なだけなんだけど?」

 

≫≫≫

「…それで部長、どうするんですか?」

「堕天使幹部が聖剣を持って、この町に潜伏…」

「どうするも こうするも無いでしょ!

コカビエルが何を企んでいるかは知らないけど、絶対阻止よ!!

先ずはソーナとも連携して、情報を集めるわよ!」

「「「「「はい、部長!」」」」」

 

▼▼▼

それから数日後、深夜の駒王学園。

 

「「ま、魔王様!?」」

リアス眷属、そしてソーナ・シトリーの眷属達が学園に赴いた時、彼女達を学園正面門で待っていたのは冥界四大魔王の1人、アジュカ・ベルゼブブ。

 

「何って、それは此方の台詞だよ。

天界の遣いが君達を訪ねてきた件、何の報告も無かったからね。

此方で勝手に調べさせてもらったら、コカビエルが この町で…今から学園(ここ)で、何か大事を仕掛けようって云うじゃないか?

堕天使幹部が君達の手に負える事が無いのは分かりきった事だから、俺が彼等と一緒にに出張ってきた訳だよ。」

「こ、皇帝?」「ま、魔術師!」

そう言う魔王ベルゼブブの後ろには、彼の眷属が。

そして更にはレーティング・ゲームのトップ・プレイヤー2人と、その眷属(チーム)が勢揃いしていた。

 

「…しかし、どうやらコカビエルはグリゴリとは関係無く、単独で動いていた様だね。

配下の堕天使は全く居らず、仲間は人間が2人だけか。

流石に これは、オーバーキルだったかも知れないな?」

 

≫≫≫

…その後、アジュカ・ベルゼブブの言葉通り、如何に聖書に名を記した堕天使の幹部と云えど、魔王と魔王が喚んだ精鋭には簡単に屈してしまう。

 

「さて、リアス・グレモリーとソーナ・シトリー。

今回の件…何故 上の方に、何の報告も連絡も相談もして来なかったか、聞かせて貰おうか?

まあ、あの()()()()共に知られたくなかったのは何となく解るが、それでも別の誰かに報せる事は出来た筈だ。」

「「うぅぅ…っ!」」

この後、リアスとソーナは魔王から、散々とOHANASHIされたと云う。

…結論。報告連絡相談(ほうれんそう)は、大切である。

 

 




 
あくまでも『ガルーダ』の筆休めで書いた小説だから、続きませんよ?
 


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【転生先が、魔王様の御子息だった件】
グレモリーの次期当主になりました、まる


 
メインタイトル変えました。
ショートストーリー集みたいにしていく感じですね。
 


やあ、初めまして。

僕の名は…いや、今更 ()()()()なんて、どうでも良いですね。

簡単に ぶっちゃければ、僕は所謂『転生者』ってヤツです。

しかも神様の怠慢が原因で死んでしまい…因みに死因は通勤中に乗っていたバスガス爆発でした…その御詫びとばかりに、別に頼んでもないのに一方的…な、『神様転生』です。

 

「……………………。」

そして今の僕の現状は、赤い髪の男の人と銀髪の綺麗な女性の満面な笑顔を受けながら、ベッドに寝ています。

寝心地からして、かなり高級なベッドです。

 

「………あーだー?」

「あら?」

「おお、喋ったぞ!

今のは『おとうさん』と言ったに違いない!」

…………………………………。

いえ、言ってません。

てゆーか、思考は凄くライトなのに、何だか まともに喋れません。

しかも、手足は布団の重さに負けてるのか、自由にに動かせません。

正しく転生…赤ちゃんからのスタートです。

そして恐らくは両親な この男女。

どう見ても この人達、 

「よーし、この子の名前はモモンg(バキィッ!)あべし!?」

「ア・ナ・タ? 確かに勇ましくて強そうな名前ですけど、それは却下…な?!

「は…はひ…((( ;゚Д゚)))」

…………………………………………。

はい。どう見ても、サーゼクスさんとグレイフィアさんです。

どうやら此処は、あの神様も言ってましたがリアルに『ハイスクールDxD』の世界な様ですね。

そして僕は、この2人の間に出来た子供。

確かに転生特典で、「裕福な家庭に生まれたい」とリクエストしましたが、誰が こんなフラグだらけな家庭を希望しましたか?

  

 

【転生先が、魔王様の御子息だった件】

始まります。

 

…尚、僕の名前は無事に「ミリキャス」に落ち着きました。

ん。流石はグレイフィアさん、ナイスです。

そしてサーゼクスさん…流石にモ〇ンガは、無いっス。

 

≫≫≫

赤ちゃんからの転生、しかも記憶持ち知識持ちな僕からすれば、かなりなハードモードでした。

最初の試練は食事。

赤ちゃんの食事と言えば…そう、おっぱいです!

いえ、嫌いじゃないですよ?

寧ろ、大好きですよ?…食事的意味じゃないですが。

つまり、何が言いたいかと云うと、

「はい、ミリキャス。沢山 飲むのよ?」

銀髪で巨乳な美女さんが、おっぱい丸出しで僕を抱き抱えてくれているのです!

そして僕の顔に…正確には口に、その たわわな おっぱいを押し付けてくるのです。

はい、おかーさま…グレイフィアさんです。

グレイフィアさんは某そっくりさん(笑)の存在で、偶に二次創作のネタではPADメイド長さんな扱いを受けてますが、このグレイフィアさんはリアル巨乳です。

僕の前世の彼女の おっぱいよりも…彼女も充分に ぱふぱふ出来る大きさな美乳でしたが…更に大きくて綺麗な おっぱいです。

…てか、ヤバイっす。

自分の母親の おっぱいを見て、下半身が大変な事になっています。

でも、そりゃそーなりますよ!

こんな美女さんの おっぱいちゅーちゅーすると思えば、そうなるのが普通ですよ!

てゆーか赤ちゃんも起っき、するんですね!?

 

 

 

 

 

…この後、グレイフィアさんの おっぱい、大変 美味しく頂きました。

ご馳走さまでした。

 

≫≫≫

赤ちゃん転生の試練その②。

それは夜。

僕の寝室は両親と同じな訳ですが、このサーゼクスさんとグレイフィアさん、僕が寝てるのを確認すると(実は まだ起きてます)、いきなり おっ始めやがりました!

…いえ、それは良いですよ?

まだ2人共、悪魔としては まだ お若いでしょうし、夫婦の営みは大切です。

それは解ります。

しかし、流石に親の情事を覗く趣味は無いですが、声は普通に聞こえますからね。

僕、見た目は赤ちゃんでも、中身は大卒社会人でしたから。

すぐ傍で母親の色っぽいと言うかエロっぽい喘ぎ声を聞かされるのは、凄くキツいです。

これ、毎夜 聞かされるのですかね?

…とりあえず おとーさま おかーさま、貴方達の()は、凄く元気です。

 

それから…サーゼクスさん…

幸いにもグレイフィアさんは貴方しか男性を知らず、他に比較対象が居ないから ()()()()()だと認識しており、不満とかな発想も無いのでしょうが…

流石に2分も持たないのは、どうかと思いますよ?!

 

 

 

▼▼▼

…そんな訳で、ミリキャス・グレモリー(5)です。

 

「えぇいっ!」

「おお、今のは良い太刀筋でしたぞ!」

現在 僕は、おとーさまの兵士(ポーン)のベオウルフさんから戦闘の手解きを受けています。

少し言葉を話せる様になった時、色々とやらかしてしまいました。

記憶持ち知識持ち故に、少しだけ調子に乗って、色々と喋ってしまったのです。

…あ、決して原作知識からの預言者みたいな発言は、していませんよ。

原作ブレイクは避けたいですから。

兎に角、それで天才児扱いされ、

「この子は大事に保護すべきだな。」

「同時に、この才能は伸ばすべきです。」

「流石は僕の息子だ!」

…な展開となり、英才教育が始まりました。

…は、良いですが文学面は兎も角として、武術面で5才児が いきなり魔王様の眷属と戦闘訓練って、ハードル高くないですか?

 

赤ちゃん転生の試練③…てゆーか弊害

これは徐々に変わっていくのを自覚しているのですが、精神年齢が徐々に肉体に近くなってきているのです。

前世トータルでアラサーな僕。

でも、5年の歳月の中、精神(なかみ)も5歳児に近付いているのです。

食事の好みも お子様になりましたし、おかーさまや お祖母様であるヴェネラナさん。

この お二人と一緒に お風呂に入っても…この お二人の おヌードを見ても…特に何も感じなくなりました。

…これは ある意味、健全な話ですがね。

いえ、異性に興味が無くなった訳じゃないですからね? 決してEDじゃないですよ?!

 

「あら、頑張ってるわね、ミリキャス。」

そして このベオウルフさんとの訓練中、掛けてくる声が。

登場してきたのはドラゴンみたいな馬みたいな生き物と、それに乗った、赤い髪の女の子。

おとーさまの兵士(ポーン)の1人である、麒麟の炎駒さんと原作メインヒロインのリアス・グレモリーさん(12)です。

 

「あ、リアス叔母さm(むにゅう)ぁ痛たたたただだだ!?」

あ~ら?ミリキャスは文武だけで無く、お笑いの才能も有るみたいね?

…で、面白発言をしているのは この口かしらこの口かしらこの口かしら?

「ぐょ…ぐょれぇんまゃない、ひあすれいたま…!」

…リアスさんは おとーさまの妹ですから、僕からすれば叔母様になるのですが、流石に12歳の女の子にオバサンはアウトでしたね。

ごめんなさい、僕が悪かったですから、頬っぺたを左右に びろーんと広げて上下に むにむにするのは もう許して下さい。

因みに この5歳児にも容赦無いリアス姉様(12)、既に原作開始時の小猫ちゃんやソーナさんより、胸が大きいです。

この前、一緒に お風呂に入った時に、見事に僕の()()が起っきしてしまいました(リアス姉様にはバレませんでした)。

12才の少女に反応するアラサー(前世込み)の僕…

いえ、決してロリ〇ンじゃないでござる!

5才児ですから、12才の お姉さんの おヌードに反応するのはセーフでござる!

 

 

▼▼▼

ミリキャス・グレモリー(8)になりました。

…やってしまいました。

原作ブレイクしてしまいました。

幼い頃からの…今も十分に幼いですが…鍛練の結果とでも言いますか、リアス姉様を差し置いて、僕がグレモリー次期当主候補筆頭になってしまいました。

この件に関して我が儘高飛車お姫様 リアス姉様(15)は、特に文句を言うで無く。

 

「まあ、ミリキャスは小さな時から頑張っていたし、こういうのは男の子が優先されるのは普通よね?」

…と、納得している様子です。

今までの僕の頑張りを見て、普通に認めて下さってるみたいです。

拗れなくて、本当に良かったです。

下手すれば中世ヨーロッパの王公貴族みたいに、身内で戦争が始まるかも知れませんでしたから。

お祖父様…グレモリー当主の決定ですから、僕もリアス姉様も逆らう事は出来ません。

だから僕に出きる事は、グレモリー当主に相応しい人物になる様に、今後も文武の鍛練に勤しむ事ですね。

因みに…冥界の中学校を卒業したリアス姉様、原作通りに高校は駒王学園に通われるそうです。

これは管理者としての勉強で無く…まあ、それも多少は含まれているかも知れませんが、僕が管理者として駒王町に赴く前に、その下地を作る為だとか。

以前から人間界…日本に興味を持っていた姉様、ノリノリです。

原作スタートするまで、あと2年です。

 

▼▼




 
あと1回?、続きます。
 


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婚約しました

 
転生ミリキャス君の続き
 


 

「お見合い…ですか?」

 

どうも。ミリキャス・グレモリー(9)です。

リアス姉様が駒王町に向かって1年が経過した春の ある日。

我が家の当主である お祖父様から、お見合いの話を持ち出されました。

はい、僕は まだ9才です。

この年齢で お見合いとは、流石は公爵家と云った処でしょう。

しかも悪魔貴族社会の場合、お見合い=即婚約…な、ある意味 出来レースが基本ですからね。

僕はグレモリー次期当主ですから当然、相手の女性がウチに嫁入りする事になりますが、一体どんなヒトでしょうか?

僕の知ってる限りでは、同年代の貴族悪魔は、原作には登場しません。

平民悪魔なら、おっぱいドラゴンのファンのチビッコが沢山 出てきますが。

貴族結婚…特に女の子の場合、産まれた瞬間に嫁ぎ先が決まってるパターンも珍しくないですが、気になりますね。

…因みに、リアス姉様は次期当主で無くなったからか、ライザー・フェニックスさんとの婚約話とかは、原作開始1年前の現時点で、一切 有りません。

 

「此方の娘さんだよ。」

 

サ…

 

そう言って、僕に御相手の写真を渡す お祖父様。

 

「…………!!?」

その顔を見た瞬間、びっくりしましたよ。

知ってる顔でしたから。

 

≫≫≫

その1ヶ月後。

御相手さんが御両親と一緒に、グレモリー家を訪ねて来られました。

長めの金髪をオールバックにして、単眼鏡(モラクル)を掻けた、ダンディな紳士(オジサマ)

そして、やはり長い金髪をアップで結った綺麗な貴婦人(おんなのひと)

そしてそして…

 

「はゃ、はじゅめまして!み、ミリュキャシ・クリェミョリュイーです!」

う…噛んでしまいました!

仕方無いですよ!

実物は写真で見たより、数倍も可愛くて綺麗なんですから!

そりゃ緊張しますよ!テンパりますよ!

目の前には、ピンクのワンピースドレスを着飾った、金髪ドリルツインテの美少女が…

 

「うふふ…そんな、緊張なさらずに…

初めまして。レイヴェル・フェニックスですわ、ミリキャス・グレモリー様♡」

どうやら原作ブレイクの影響か、グレモリーとフェニックスの繋ぎ役は、僕が担う事になったみたいです。

そう…僕の お嫁さん(予定)は、レイヴェル・フェニックスさん(14)でした。

 

≫≫≫

…その後、最初は家族を交えて色々と話した後、今は2人きり、城の中庭のテーブル席で、お互いの事を話しています。

僕は、鍛練(しゅみ)の話や次期当主としての心構え等々。

レイヴェルさんも、趣味である料理…特に お菓子作りの話等を聞かせて貰いました。

…が、

「「「「…………………。」」」」

その様子を、物陰から窺っているヒト達が、約4名。…バレバレですからね?

1人は おとーさま。

…って、何をやっているのですか、貴方は?!

おかーさまにチクりますよ?

そして、お見合いの話を聞き付けて、人間界から戻ってきたリアス姉様。…と、朱乃さん。

好奇心全開で、目をキラキラさせながら、此方を見ています。

そしてそして、ワインレッドのスーツを着た、少しだけ目付きが悪い…てゆーか何だか目が怖い、金髪の お兄さん。

 

「その…ごめんなさい…」

いやいやいやいや、僕は全然、大丈夫ですよ、レイヴェルさん!

別に謝る必要なんて、無いですからね!

…ってゆーか、やっぱり()()()も、来ていましたか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

≫≫≫

「それでは今後とも、宜しくお願いしますわ、ミリキャス様♡」

「は…はい!レイヴェルさん!」

この後、無事に縁談は終了。

レイヴェルさんと婚約成立しました。

…にしても、レイヴェルさんマジ可愛いです。

婚約者の前なのか、原作でのタカビーもツン(笑)も、鳴りを潜めています。 

 

 

 

翌日。

件の怖い金髪お兄さんが現れ、「レイヴェルを泣かしたら燃やす」と子安さんヴォイスで脅されたので、速攻でレイヴェルさんに連絡、泣き声(演技www)でチクっておきました。

 

 

 

▼▼▼

…あれから6年が経ち、僕も15才になりました。

既に原作も終了しています。

色々と有りましたが、大きな原作ブレイクは無かったですね。

普通に?イッセーさんもリアス姉様の下僕となったり。

原作では姉様とライザー義兄様の破談を賭けたゲームが、単なる手合わせ…と言うか、姉様の眷属の皆さんを鍛える名目の、身内のみ観戦な親善エキシビションだったり(姉様チーム、フルボッコでした:笑)。

その際、イッセーさんとライザー義兄様が意気投合。

イッセーさんが義兄様を『ハーレムの師匠』と慕う様になったり。

それに伴い、【焼き鳥復活イベント】が無くなったり。

他にはレイヴェルさんが駒王学園入りしなかったり、当然な話ですが、イッセーさんのハーレムメンバーに、レイヴェルさんが入らなかったり…な位ですね。

そして…

 

「ほ…本当に一緒に来るの?」

「当然ですわ!」

冥界の中学を卒業して、僕も領主としての修行を兼ねた駒王学園の留学…日本入りを翌日に控えた今日、レイヴェルさん(20)も僕に付いてくると言い出してきたのです!

しかも、僕と同じ部屋(マンション)で暮らすと!

 

「婚約者ですから、何の問題も有りませんわ!」

「いや…でも、いきなり言われても…」

「大丈夫だ、王よ。レイヴェル嬢の性格からして、この展開は読めてた。」

此処で会話に参加してきたのは、僕の女王(クィーン)

何やら既に、対策は施してくれていたらしい。

流石は僕がスカウトした眷属だ!

戦闘力が高いだけでなく、頭もキレる!

 

「きちんと最初から、2人で暮らせる広さの部屋を用意しておいたから、何の問題も無い!」

いや、大有りですよ!

それ、間違い無く間違いが起きるパターンじゃないですか?!

 

「ミリキャス様…」

そして僕に話し掛けてくるレイヴェルさん。

優しく微笑んでいますが、その背後に『ゴゴゴ』…って文字が見える様なプレッシャーを放ち、

 

 

(同居を許して下さらないなら)(今後、きちんと結婚式を挙げるまで、)(おっぱい触らせてあげませんよ?)

 

 

「……………………!?」

何…だと…?!

耳元で小さく、とんでもない爆弾、囁いてくれました!

か、勘違いしないで下さいよ?!

レイヴェルさんとは去年くらいから、キスする時に(キスは12才の頃からしてもらっていました)少しだけ、服の上から胸を触らせて貰ってるだけで…エロガキ?しゃあらっぷです!

今は もう精神も完全に肉体に馴染んでしまい、現在 思春期真っ盛りなコゾーなんですよ!

それに最後までは まだ、至してはいませんから!

…いえ、レイヴェルさんは既にOKだそうですが、僕がヘタレてるんですよ!

因みに現在のレイヴェルさんのバストは、リアス姉様とゼノヴィアさんの中間位です。

 

≫≫≫

▼▼▼

「ただいま…」

「お帰りなさい、ミリキャス様♡」

…あれから結局、レイヴェルさんは僕と一緒に駒王町に。

最初は「私も教師として、学園入りしますわ」とか言われましたが、流石に それは、勘弁して貰いました。

グレモリーの所有するマンション最上階での2人暮らし。

同フロアは全て、グレモリー家で買い占めていますが全て住人は居らず、実質この階に住んでいるのは僕達だけ。

 

「やったぜ大将!これで姫さんに どんなに大きな 喘ぎ声 声出されても大丈夫だな!www」

そんな風に話していたのは、現在 下のフロアに住んでいる僕の騎士(ナイト)

う、うるさいですよ!確かに否定しませんけど!

確かに只でさえ、普通に防音設備が整っていたので、大丈夫っぽかったでしたけど!!

…そして今は5月。

そんな2人での生活も、1ヶ月が過ぎました。

今日も帰宅すると、台所(キッチン)で夕飯の仕度をしていたレイヴェルさんが、玄関まで出迎えてくれます。…裸エプロンで。

 

 

「今日のメニューは、レバニラ炒めと牡蠣のスープ、とろろご飯ですわ♡」

 




 
続きません。
 
因みに、ミリキャス君の眷属ですが、
 
女王(クィーン)…軍服を着た金髪幼女
騎士(ナイト)…ボサボサ蒼髪、無精髭で刀を持った剣士
 
を設定していました。
 
感想、宜しくです。
ついでに、他の作者執筆作品も宜しくです。
  


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【異世界4作品】
異世界4作品(笑)


 
ミリキャス転生の続きの前に、こっちが先に書き上がってしまいました(笑)。
 
時間軸は、アニメ4期が終わった辺り…ですかね?
 
イッセー視点での語りです。
 



▼▼▼

「こんちわっス。」

「「こんにちは~。」」

「失礼する。」

今日も授業が終わり、アーシア達と一緒に部室に顔を出してみると、

「あら、イッセー…」

「はい、皆さん…こんにちは。」

そこには何やら少しだけ困った様な顔を浮かべた、部長と朱乃さんが居た。

 

「どうかしたのですか?」

「ん…ねぇ皆、()()、どう思う?」

「「「「はい?」」」」

 

≫≫≫

「これって…」

「ん~…」

それやら10分後。

俺達より遅れて部室に やってきた、小猫ちゃん、レイヴェル、ギャスパー、木場も一緒に…オカ研メンバー全員で、部長の机に置かれた、()()を見ている。

 

「とりあえず、アザゼル先生だと思います。」

そう言ってるのは小猫ちゃん。

そう、部長の机の上には、サイズは約10㌢角の、正体不明な黒い箱が。

そして その上面には、赤いボタンが1つ。

こいつが『押すなよ!絶対に押すなよ!』…或いは『押せるもんなら押してみろwww』…な存在感(オーラ)を放っているのだ。

ん。確かに これが何なのかは分からないが、こんな訳解んない物を作って部室に置いていくなんて、アザゼル先生しかいない。

だからこそ、このスイッチを押せば絶対に、ロクでもない事が起きるのは間違い無いので、誰もスイッチは愚か、箱本体を触ろうとしない。

 

「もしかして、『どこでもスイッチ』ってヤツじゃないだろうか?」

「「「「「「「???」」」」」」」

「何よ?それ?」

ゼノヴィアの台詞に、皆が頭上に(ハテナ)を浮かべ、代表して質問したのはイリナ。

 

「つまりコイツは、部長の乳首と直結(リンク)していてな。

イッセーが このスイッチを押す事で部長が自分の乳首(スイッチ)を押されるのと同じ感覚となって『いやぁ~ん♡』となり、イッセーがパワーアップするんd

「んな訳無いでしょ?!

私は そんな、エロい声なんて出さないわよ!

それと、スイッチって言ーなぁ!!」

ゼノヴィアの推論に、盛大に突っ込むリアス部長。

でも 以前の冥界や京都での戦い…俺が部長の おっぱいをつついた時、相当にエロかったですよ?

それとゼノヴィア、『いやぁ~ん♡』、ありがとうございます!

滅っ茶、エロっぽかったです!

 

ガラ…

 

「ぅお~い、何を盛り上がっているんだぁ?」

この時 扉が開き、部室に顔を出したのは、アザゼル先生だった。

 

≫≫≫

「おいおい お前等、何でも俺の仕業にしてんなよ…」

今までの事を話し、このスイッチの事を先生に聞いてみたけど、どうやら これは、アザゼル先生が部室に置いた訳では無いみたいだった。

 

「ハァ…ったく、何か有ったら直ぐに俺かよ?」

溜め息を吐いて『やれやれだぜ』…な顔をする先生。

いやいや、その辺りは自分の胸に手を当てて、考えてみて下さい。

 

「大体 俺だったら その、『どこでもスイッチ姫』か?」

「『姫』は付けなくても良いわよ!」

「………………………。

兎に角アレだ、そんな安いデザインで無く、きちんとリアスの乳を再現した造型にしてるっての。

当然、スイッチは双房(ダブル)な。」

「変に拘らなくても良いわよ!…って、絶対に作らないでよね?!」

「………………………。」

そして別の意味からも、自分の潔白を主張する先生と、それに納得する俺。

しかし顔や声に出したりすると、部長は更に怒るだろうから黙っている。

…それは それとして先生、部長の『おっぱいスイッチ(双房(ダブル))』、是非とも作って下さい!

 

「何か分からないなら、とりあえず押してみろよ。

別に校舎が爆発したりは、しないだろ?」

「「「「「「「「「「へ?」」」」」」」」」」

そう言って、アザゼル先生はスイッチに人差し指を近付け、

「ぽちっとな♪」

 

ぼち…

 

わーっ?!、本当に押しちゃったよ、この人!?

 

 

 

 

「…何でぇ、何も起きないじゃねえか?」

「…じゃ、ないわよ!?」

「何の考え無しに押すなんて、有り得ませんわ!?」

「…ですわ!」

アザゼル先生が件のボタンを押した…が、特に何かが起きる様子も無い。

肩透かし、物足りなさそうな顔をしている先生に、部長や朱乃さん、レイヴェル達が批難轟々…

 

ヴォン…

 

「「「「「「「「「!!!?」」」」」」」」」

…と、思っていたら、いきなり周囲の空間が歪み出した!?

 

「な、何なの?」

「これは…一体…?」

「ひぃえぇぇっ?!」

驚き、動揺を隠せない俺達。

 

「これは…次元のバランスが、乱れてるみたいだな?」

…と、比べて、冷静ですね!?

てゆーかコレ、絶対にアンタが押したスイッチが原因ですよね?!

 

プォオォッ!!

 

「「「「「「「「「!!!?」」」」」」」」」

そして騒いでいる俺達の足下、床が いきなり消えて代わりに現れた、巨大な"穴"に、

「「「「うわわわゎっ!?」」」」

「「「「「きゃあぁぁっ!?」」」」」

皆、飲み込まれてしまうのだった。

 

▼▼▼

「此処は…?」

「学校…みたいですけど…?」

 

あの"穴"に落ちた俺達は、次の瞬間には見知らぬ場所に居た。

何処かの…駒王学園みたいな名門みたいな造りで無く、極々普通なグラウンドに校舎…本当に普通の学校だ。

そんな学校の校庭の真ん中に、俺達は立っていた。

ん~、此処が何処かは分からないけど、次元の狭間の中を彷徨よったりよりかは良かったと思いたい。

 

「…って、イリナが居ないぞ!?」

「焼き鳥娘も居ません。」

「何ですって?!」

しかし、ゼノヴィアと小猫ちゃんの発言で また、慌てふためく俺達。

因みに あの時あの部屋に居た中で、もう1人程居ないのだが、アレは この際どうでも良い。

多分、皆も同じ考えだろう、誰も心配は愚か、名前を出そうともしないからね。

あの元凶だけは、次元の狭間の中を永遠に漂っていれば良いと思います。

兎に角 今この場に要るのは部長、朱乃さん、アーシア、小猫ちゃん、ゼノヴィア、木場、ギャスパー、そして俺の、グレモリー眷属だけだ。

兎に角、俺達が こうして無事?なのだから、あの2人も無事だと思いたい。

 

「それにしても、此処は少し暖かいですね。」

木場が言うが、そう…それは俺も感じていた。

もう直ぐ12月になると言うのに、まるで初春の様な暖かさ。

ついでに言えば、放課後だった筈が、太陽は今 東側の位置に在る。

 

「つまり今の此の場は、午前中という事なのでしょうか?。」

「非現実的だけど、此処は もしかして、私達の世界とは別の世界かも知れないわね。」

「そ、それって、異世界とか平行世界とかって事ですかぁ?」

部長の推測に、そういうのに興味が有るのか、食い付いた様に質問するギャスパー。

 

「あの~、ちょっとよろしいですか~?」

「「「「??!」」」」

その時、俺達の背後から話し掛ける声が。

 

「此処って何処か、分かりますか~?」

其処には駒王とは別の制服を着た、銀髪の美少女!が。

 

「「「……………………。」」」

そして彼女の後方には、彼女と同じ制服の、赤髪のツインテール美少女と金髪ショートカットの美少j…いや、アッチはズボンを履いてるし、ショタ(オトコ)か。

それと もう1人、普通に(ヤロー)の生徒が。

…って、ちょっと待てよ?!

さっき迄このグラウンドには、俺達しか居なかった筈だぞ?

どうして いきなり現れたりしてるんだよ?!

 

「それが、私達も分からないのよ…って、貴女の仕業って訳じゃ、無いのね?」

「お~や、奇遇ですね~。

私も てっきり、この強制空間転位擬きはアナタ達()()の所業だと思っていたのですが、違ってましたか?」

「え?!」

この子、俺達の正体を見抜いている?

 

「イッセー、この娘達は…あっちの男の子は普通の人間の様だけど、残る3人は違うわ。」

「僕達と同じく、悪魔って訳じゃ無いみたいだけどね。

だからと言って、天使とも違うし…」

「貴女達…一体 何者ですの?」

動揺が顔に出ていたのか、部長と木場が彼女が『少なくとも人間じゃない』ってのは教えてくれた。

そして朱乃さんが何者かを質問した時、

「すまない。少し、質問しても良いだろうか?」

「「「「???!!」」」」

またまた、後ろから女の子の声が。

其処には また別の学校の制服を着た、黒髪ロングの美少女!が『凛!!』として立っていた。

 

「部長? この子は?」

「ん~、彼女は普通の?人間ね。

…いえ、この身体全体から発せられる異様な存在感は、普通じゃないかも??」

いきなり新たに現れた、この胸元を開けた制服の女の子に少しだけ警戒する部長。

 

「「「『……………。」」」』

そして無言で此方を窺っている彼女の仲間?達。

1人は眼鏡の女の子(やっぱり美少女)。

この子は胸元をきちんと閉じている。

…が、残る3人の男が、それぞれキャラクターが有り過ぎる。

1人は声を掛けてきた子に習っているのか、ワイシャツを着ずに、胸元全開で上着(ブレザー)を着ている、ウチの木場と同系列な金髪ロングのイケメン男!

1人は上着の下に、何故かジャージを着込んでいる、目付きの悪い男。

そして もう1人…コイツだけは また、別の学校の制服を着ているのだが、何と表現すべきか…兎に角 異様で…こう言っちゃ悪いが、凄く不快な存在感(くうき)を放っている。

あの愛想良さそうに浮かべている薄ら笑いも、俺の本能が『アイツは危険』だと、そして生理的に無理だと求め訴えている。

 

「あ、あの…」

「ちょっと すまない。

此処は何処なのか、教えて貰えないだろうか?」

「ほら、さっさと答えなさいよ?」

「「「「「???!!」」」」」

そして其処に、またまた別のグループ?が現れた。

白基調の制服の男が1人、それから黒髪のポニーテールとツインテールの美少女!の2人だ。

ポニーテールの女の子は、何となく部長と声が似ているな?

 

「「「……………。」」」

そして その後ろには やはり、彼女達の仲間と思われる人物が数人。

1人は御嬢様オーラ全開な金髪美少女。

1人はやはり金髪…此方はショートカットの やっぱり美少女。

1人は銀髪の眼帯美少女。

…って、テメー、こんな美少女沢山侍らせて、ハーレムかよ!?

赦さん!お前は敵認定だ!

Enemyだよ、エネミー!

 

 

 

何をしているのです!

皆さん、授業を始めますので、早く教室に入って下さい。

 

 

 「「「「「「「「?????!!」」」」」」」」

そんな時、互いに互いが「此処は何処?」「あんた誰?」な状況の中、アナウンスが流れた。

それには、このグラウンドにいる皆が、驚き戸惑い、

「お兄様?」

「サーゼクス様?」

「「「魔王様?」」」

特に俺達は、それが知ってる声だったから、余計に驚いてしまう。

 

「と、兎に角、教室とやらに行ってみましょう。

此処が何処か等の疑問が、はっきりするかも知れないわ。」

 

コクリ…

 

この部長の呼び掛けに、此の場の者全てが頷き、俺達は校舎…教室へと足を運ぶのだった。

 

 




 
…こっちは続きません。
設定譲りますから、誰か続きを書いてみませんか?www


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続・異世界4作品(笑)

 
続いてしまった(笑)
 


「「「「「「……………………。」」」」」」

 

…あの後 俺達は、リアス部長の言った通りに教室に入り、待機していた。

因みに、『2組』だ。

 

「「「「「「……………………。」」」」」」

何となく、其々のグループで固まって席に着く俺達。

互いが何者なのかや、どういう経緯で この世界に来たのかを話すべきなのかも知れないけど、互いの素性も分からない今は、互いに誰も話し掛けようとしない。

 

 

「テメー、球磨川!

そもそも お前が考え無しに、あんなスイッチを押したりするから!」

『ちょっと待ってよ善吉ちゃん。

こんな時に、特定個人1人に責任を押し付けるのは、良くないと思うぜ。』

「喧しいわっ!!」

 

 

「全く…貴女も少しは怪しむとか、そういう発想は無かったのですの?」

「ま、まぁ、落ち着けよ、セシリア…」

「わ…悪かったとは思っているわよ!

でも こんな、平行世界転移?…なんて、発想の外よ!」

 

 

「ハァ…大抵な事には慣れた心算だったけど、まさか異世界?…に迄、進出するなんてな…」

「まぁまぁ、でも皆 無事だったのだから、良かったじゃないですか!

そもそも こんな経験なんて、普通じゃ出来ないでs(…グサッ)このすばぁっ?!」

「お前…全っ然、反省してないだろ?」

 

…………………………………。

そして、其々のグループだけで会話しているのだが、その内容…

どうやら他の連中も、突如 現れたらしい、あの謎スイッチを押したのが原因で、この場に飛ばされたみたいで…って、あの銀髪の女の子、脳天にフォークを刺されたけど大丈夫なのか?!

 

ガラッ…

 

「「「「「「!!!?」」」」」」

そんな中、教室の扉が開き、入ってきたのは20代半ばかな…な、女の人(美女)。

 

ガタッ…!

 

「ち、千冬姉?!」

「教官?」

その人に対して、白制服のハーレム男と眼帯の女の子が立ち上がり、驚いた様な顔を見せる。

いや、その2人だけで無く、あっちのグループは皆、驚きの表情だ。

 

ガンッ!!

 

「ぐわぁっ?!」

「「「「「い、一夏ぁ!?」」」」

         さん?!」

そして そのハーレム男の顔面に、出席簿が飛んできて直撃!

ハーレム男はダウン!ざまあwww

…って、美少女達に介抱されてんじゃねーよ!

 

「馬鹿者!学内では"先生"と呼べと言っているだろうが!」

そして一喝する女の人。

ん~、このタイミングで登場したって事は、どうやら あの女性は このクラスの担任教師かな?

ついでに その台詞からして、ハーレム男の お姉さんなのだろう。

 

「あ~、お前等全員、色々と突っ込みたい事は有るだろうが、とりあえず今は我慢しておけ。

私はこのクラスで、お前達の担任を受け持つ事になった、織斑千冬だ。

宜しく、頼む。」

…やっぱりね。

簡単に自己紹介する織斑先生。

 

「それでは次は、お前達の自己紹介だな。

よし織斑、先ずは お前からだ。」

「え?」

そして俺達も自己紹介する事に。

最初は あのハーレム男が名指しされた。

 

「え…えと…IS学園から来た、織斑一夏です…。

よろしくお願いします。」

それだけ言うと、着席するハーレム男、改め織斑。

 

「同じくIS学園出身、篠ノ之箒だ。

よろしく頼む。」

次に席を立ち名乗ったのは、部長と声が似ている、ポニーテール美少女。

 

「同じく。私はセシリア・オルコットです。

よろしくお願いしますわ。」

「私は凰鈴音。

鈴で良いわよ、よろしくね!」

「シャルロット・デュノアです。

よろしくお願いします。」

「ラウラ・ボーデヴィッヒだ。」

その後も、あいえす学園から来たと言う、女の子達が次々と名乗り、

「次は、私達ね!」

 

ガタ…ガタガタガタ!

 

そう言って部長が立ち上がると、俺達オカ研メンバーも続けて一緒に席を立つ。

 

「駒王学園出身、リアス・グレモリーよ。

よろしくね。」

先ずは部長が。

 

「同じく駒王学園出身の、姫島朱乃ですわ。

皆さん、よろしくお願いします。」

「木場祐斗です。よろしくね。」

そして朱乃さん木場と続き、次は俺の番だ!

 

「俺は兵藤一誠だ!よろしく頼むぜ!」

「ゼノヴィアだ。」

「あ、アーシア・アルジェントで、す。

皆さん、よろしくお願いしましゅ…ぅぅ…噛んじゃいました…」

「塔城小猫です。よろしくお願いします。」

「ギャ、ギャスパー・ヴラディです!

よよょ…よろしくお、お願いします!」

オカ研メンバー自己紹介終了。

アーシアの噛み噛みと、ギャスパーのテンパりは、まぁ想定の内だ。

 

「はいは~い、次は私達、行きま~す!」

俺達の次、そう言って手を上げたのは、銀髪の女の子。

 

ビシィッ!

 

「何時でも何処でも貴方の側に!

這いよる混沌、ニャルラトホテp

「コイツ、ニャル子。

僕は八坂真尋。

…で、こっちがクー子で こっちがハス太。

よろしくお願いします。」

席を立つと同時、仮〇ライダーみたいなポーズを決めて喋りだすニャル子さん?の台詞を遮り、八坂ってヤツが自分達の仲間を纏めて紹介した。

 

「ちょちょちょ…ちょぉっと真尋さん!

折角 私が喋ってる時に、それは無くないですか?」

「少年、ちょっと酷いと思う。」

「真尋君、僕も、そう思うよ!」

それに対して、彼の仲間達がクレームを飛ばすが、

「…黙れ。」

 

キラーン!

 

「「「…………!?」」」

八坂…だったか?が、制服のポケットからフォークを取り出すと、それを見た3人は、ガタガタ身を震わせながら涙目で大人しくなった。

…って、何時も それ、持ってんの?

ついでに彼女達に、どんなトラウマ与えてんだよ?!

 

「ふむ。では最後に、私達か。」

 

ガタッ!x5

 

そう言って立ち上がったのは、黒の制服を来た黒髪美少女率いるグループ。

 

「箱庭学園生徒会執行部会長、黒神めだかだ。

よろしく頼む。」

生徒会長さんだった!

 

「同じく生徒会庶務、人吉善吉!

よろしく頼むぜ。」

「同じく書記の、阿久根光貴です。

よろしくね。」

「同じく会計、喜界島もがなです。

よろしくお願いします。」

そして次々に名乗る、生徒会の皆さん。

そして…

 

『少年〇ャンプの国から やってきた、球磨川禊です。

仲良くしてね。』

「「「「「「「………………………………………………………。」」」」」」」

最後の1人、球磨川…の台詞に、固まってしまう俺達。

これは、織斑や八坂のグループも同様だ。

本人からすれば、笑いを取る心算だったのだろうが、悪いが大外しだ。

 

『……嗤えよ。

折角 人が面白い事を言ってやったのだから、こういう時は、大嗤いすべきだろ?』

 

ドギャァァアッ!

 

「「「「「「「!!!?」」」」」」」

この低い声と共に、いきなり巨大な螺子が多量に出現して、高速回転しながら俺達に襲ってきた!

いや お前、絶対に笑ってたら笑ったらで、『人の自己紹介を笑うとは失礼じゃないか?』とかいって攻撃してきただろ?!

…って、この螺子、これって もしかして、神器(セイクリッド・ギア)

 

赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)!」

〈Boost!!〉

 

ガキィッ!

 

これを俺も、赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)を発動させ、アーシアを庇いながら迎撃。

部長達も、魔力や神器(セイクリッド・ギア)、聖剣で身を守る。

そして、他の面々だが…

「な…何なのよ、これ?」

いや、アナタ達も十分に「何ですか?」だよ!?

あいえす学園の皆さんも其々に、腕に…あれって神器(セイクリッド・ギア)とは違うよな?…な、機械っぽい装甲を纏って防いでるし!

 

「ふぅ~、危なかったですね~?」

あのニャル子って女の子も、何処から取り出したのか、超巨大な盾で自分の仲間をガード。

 

「い、いきなり何しやがんだ、テメー!!」

「どうやら死にたいようだな!」

「てゆうか、死ね !!」

「覚悟なさい!」

そして次の瞬間には俺とゼノヴィア、そしてラウラと鈴だっけ?…が反撃とばかり、この球磨川に向かって飛び出す。

 

『これ、正当防衛だよね?』

するとコイツ、更に巨大な螺子を両手に持ち、

『…だから、僕は悪くない。』

悪びれも無い、且つ余裕な顔付きで、迎撃の構えを見せやがった!

 

「上等です!殺って殺りますよ!

英語で言うと、"Kill it,Kill it!"です!」

これにニャル子も、バールみたいな得物を持って、俺達に加勢。

よーし、皆でフクロだ!!

 

ドガァアッッ!!

 

『ぎゃん?!』

「「「「!??」」」」

…が、その前に黒神さんの延髄斬りと人吉のケンカキックが、球磨川に炸裂!

 

『~~~~~~~~~~…』

この前後からの攻撃により、球磨川は目を回してダウン、気絶してしまう。

この後、黒神さん達は揃って俺達に申し訳無さそうな顔を向けると、

「すまなかった。」

 

ペコリ…x4

 

頭を下げて謝罪したのだった。

因みに この後、皆が…特に俺の赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)や織斑達の機械装甲を、互いに「それって何なんだ?」って質問しあって収拾が着かなくなりかけたが、

「静かにしろ貴様等!」

 

ガンッ!

 

「「「びぐざむっ!?」」」

「「「「「い、一夏ぁ!?」」」」

         さん?!」

「「「「「「「イッセー!?」」

           さん?!」

           君??」」

           先輩?!」」

「「ニャル子ぉ!」

      ちゃんん!?」

織斑先生の投げた出席簿が、俺と織斑(あー、ややこしい!)、ニャル子の顔面に直撃!そして轟沈!

 

「お前等…静かにしろ…な?」

「「「「「「「((( ;゚Д゚)))は…はい…」」」」」」」

そして先生の超・殺気の籠った台詞(…と表情)により、教室は静寂に包まれるのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、この日は終了。

因みに副担任の先生は、巨乳の眼鏡美人でした、まる

 

 

 

▼▼▼

「…で、どうでしたかな?」

放課後。

生徒が居なくなった校舎、理事長室のプレートが吊られた部屋の中で、役員仕様な立派な机に着いた老人が、お茶を啜りながら数名の男女に話し掛ける。

 

「はい、不知火理事長。

…はっきり言って揃いも揃って、問題児ばかりです!」

そう言っているのは織斑千冬。

 

「ギャハハハ!まあ、アイツ等だから仕方無い!

まあ、頑張れ!」

そんな、何にも()()()掴まされたと、不機嫌そうな顔の千冬に、笑いながらフォローにならないフォローをしているのは、イッセー達が この世界に流れ着いた元凶であるアザゼルだ。

 

「アザゼル先生は どうですか?」

「おう、俺の1組は幸いにも、優等生ばかりだったぜ!

特に理事長、()()()()()()()()()()()()()()()()!」 

「ほほほ、そうでしょう、そうでしょう。」

そのアザゼルの含み有る言葉に、この学校の理事長は嬉しそうに目尻を緩ませる。

 

「…に、しても…。」

「ん?どした?サーゼクス?」

「校長?」

此処で会話に参加するのは、千冬から『校長』と呼ばれたサーゼクス。

 

「我々が この世界に喚ばれた意味…

一体、何なのですかね?」

「さあな?

神のみぞ知る…ってヤツだろ。

俺達の知らない…全く知らない神がな。」

この魔王の疑問に、堕天使総督は素っ気ない対応。

 

「兎に角だ、戻るも留まるも…それは俺達、そして神でもねぇ…あのガキんちょ達次第だ。

この世界を 面白くする 廻すのは、あのガキ共自身なんだよ。」

 




 
やべー、裸エプロン先輩のキャラが強過ぎた(笑)。
今回で、マジに続きません。
…だって もう、ネタが無いから。
 
【次回予告(予定)】
『〇イジョ☆スキーDxD(仮)』
現在構想・執筆中!乞う御期待!
 
 

オバロ原作の新作、書き始ました。
他作品共に、よろしくね。
 


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