FAIRY TAIL IF (イマジンフューチャー) (IF maker)
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FAIRY TAIL episode 0
0話前編 火竜の覚悟 少年の運命


思いつきで作りました。
続けられるかどうかわかりませんが、気に入ってくれたらうれしいです。
最初の話は、主人公ナツがギルドに入る前の話です。


ここは魔法が当たり前のようにある世界。

 

その世界にある少年がいた。

 

その少年の名は『ナツ・ドラグニル』

 

これは、ナツと仲間達と共に様々な運命を乗り越える冒険の物語へと進む前のナツがギルドに入る前の物語である。

 

ある森の中に、雨の中に、桜髪で首にマフラーを巻いた少年の『ナツ・ドラグニル』が座っていた。

彼を育てた火竜『イグニール』が消えてしまい、落胆していた。

 

だが、それと同時に覚悟を決めた。

 

ナツ(イグニール、なんで僕の前からいなくなったのかはわからない。わからないけど、とにかく強くなれってことだよね。)

 

ナツは立ち上がり、森と雨の中で叫んだ。

 

ナツ 「イグニール、僕は、•••いや、俺は強くなる!!イグニールの、いや、父さんの息子として、父さんにまた会うためにも、俺は強くなる!!!」

 

そう言いナツは近くにあった岩を炎を纏った拳で殴り、粉々にした。

 

覚悟を決め、落ち着いたその時、

 

??? 「ほっほっほっ、面白い子じゃのう。」

 

ナツ 「っ!?」

 

突然声が聞こえ、その方向へと体を向き構えた。

 

そこには白い髭を生やした年寄りの男が立っていた。

それでもナツは構えを解かない。

 

ナツ「••••••あなたは?」

 

???「わしはマカロフ、魔道士ギルド「FAIRY TAIL(フェアリーテイル )」の3代目ギルドマスターじゃ。」

 

ナツ「フェアリーテイル?ギルド?」

 

聞かない単語を聞き、構えを解いた

 

マカロフ「そうじゃ、よかったらお前さん、フェアリーテイルに来んか?」

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

ナツ「••••••••••えっ?」

 

マカロフ「ん?」

 

ナツ「いや、・・・・・・・・・・・えっ?」

 

マカロフ「なんじゃ?」

 

ナツ「・・・・・・・・・・・唐突に言いますか?それ、普通。(汗)」

 

マカロフ「そうか?お前さんのこと気に入ったっていうのもあるし、家族、というより父親についてや魔法が気になったというのもあるし。」

 

ナツ(・・・・・・・・・・・家族、か。・・・・イグニール)

 

ナツは黙り、雨雲を見上げた

 

ナツ(もっと強くなればイグニールを、いや、家族を守れるのかな。これも運命ってやつなのかな。)

 

ナツは心の中のもやもやが消えたからか、すっきりしたような顔をしてこう言った。

 

ナツ「僕、入るよ。ギルドに、・・・フェアリーテイルに!」

 

マカロフ「そうかそうか、では出発しようかのう。」

 

ナツ「分かりましたよ。マカロフさん。」

 

マカロフ「ちょっと堅苦しいのう。お前さんの呼びやすいように呼んで構わないぞ。」

 

ナツ「じゃあ、・・・『じっちゃん』でいい?」

 

マカロフ「別に構わんぞ。そういえばお前さんの名は何というをじゃ?」

 

ナツ「僕は、ナツ・・・ナツ・ドラグニル。」

 

マカロフ「そうかそうか、ではナツ、行くぞ。」

 

ナツ「うん!」

 

ナツは荷物を持ち、マカロフの後をついて行った。

これは火竜の少年が仲間たちと共に冒険する物語である!!




0話前編終わりです。
短いですが、本編では長く書くつもりです。
今後ともよろしくお願いします。


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IF ナツ・ドラグニル&オリキャラ 設定

0話後編に入る前にこの小説の主人公のナツとオリキャラを紹介します。


名前 ナツ・ドラグニル 男

 

炎の滅竜魔導士(ドラゴンスレイヤー)

 

ボケツッコミの役割 ボケ:ツッコミ=3:7

 

ハッピーの相棒で、日常での一人称は「僕」だが、戦闘時や怒っている時の一人称は「俺」に変わる。普段はツッコミばかりだが、フェアリーテイルの生活に慣れてしまったためボケをかますこともある。常識もあるため、原作のように物や街を壊さないようにしている。壊した場合は修理する。家事は普通に出来る。グレイやガジルなどとは彼らから仕掛けて来ない限りは何もしない。年上の人にはちゃんと「さん」をつけて呼ぶ。エルザやミラの場合は「○○姉さん」と呼ぶ。ただし「俺」の時は呼び捨てになる。S級にもなっている。原作通りなのは、家族思いのと、売られた喧嘩は買うこと。強化されているのは、イグニールとの特訓で魔力を集中しすぎて、他の魔道士の魔力を感知できるようになったのと、技で溜め込む魔力の限度を超えることによって相手の魔法そのものや相手の体内の魔力そのものも燃やすことができるということです。魔力感知は、魔導士だけでなく魔道具の魔力も感知することができ、それが何の魔力かも分かる(若干チート)。後者の方は1日3回は使用可能。その代わり再び使うにはインターバルが必要である。因みに体内の魔力そのものを燃やすといっても一時的なものなので、少ししたら魔力は回復する。

 

使用魔法

・火竜の鉄拳(かりゅうのてっけん)

拳に炎を纏い殴る魔法

・火竜の咆哮(かりゅうのほうこう)

口に炎を溜めブレスを放つ魔法

・火竜の鉤爪(かりゅうのかぎづめ)

足に炎を纏い蹴る魔法

・火竜の砕牙(かりゅうのさいが)

手に炎を纏い相手を切り裂く魔法

・火竜の劍角(かりゅうのけんかく)

身体中に炎を纏い相手に体当たりする魔法

・火竜の炎肘(かりゅうのえんちゅう)

肘から炎を噴出し、殴る魔法

ブースターのように加速することも可能

・火竜の翼撃(かりゅうのよくげき)

両手から炎を出し、翼のように広げ、攻撃する魔法

・火竜の煌炎(かりゅうのこうえん)

両手の炎を合わせ、相手に放つ魔法

・火竜の握撃(かりゅうのあくげき)

相手を掌で押さえつけ、そのまま炎で爆破する魔法

 

オリジナル魔法

・火竜の操尾(かりゅうのそうび)

手や足から炎の尻尾を出し、敵を叩きつける攻撃用魔法

炎の質を変えることで拘束や救助でも使える

・火竜の鱗壁(かりゅうのりんへき)

炎で鱗のように硬い壁を張る防御用魔法

・火竜の息吹(かりゅうのいぶき)

口から空気を思いっきり吸い、熱風を吹き出す攻撃用魔法

火竜の咆哮をヒントに編み出した

・火竜の掌底(かりゅうのしょうてい)

炎を纏った手で相手を叩く攻撃用魔法

 

滅竜奥義

・紅蓮火竜拳(ぐれんかりゅうけん)

火竜の鉄拳を連続で叩き込む魔法

・紅蓮爆炎刃(ぐれんばくえんじん)

両手から炎を螺旋状に放つ魔法

 

オリキャラ紹介

 

カルマ・オリバー 男

 

光の滅神魔導士(ゴッドスレイヤー)

 

ボケツッコミの役割 ボケ:ツッコミ=9:1

 

金髪で前髪は銀色のメッシュになっていて、灰色のロングコートを着て、白い長ズボンを履いている。性格は、原作ナツと同じのため、戦いや喧嘩が大好きで、フェアリーテイルの仲間たちと喧嘩することがある(特にグレイやガジル)。ナツがフェアリーテイルに入った初日からナツを気に入りチームを組んだ。ハッピーとも仲が良い。魔法はフェアリーテイルに入る前は、極普通の光の魔導士だったが、ある人物に教えてもらい、滅神魔法を習得し、黒き光を操る滅神魔導士へと進化した。

 

使用魔法(オリジナル)

・光神の速拳(こうじんのそっけん)

火竜の鉄拳と同じで拳に黒い光を纏い素早く殴る魔法

・光神の怒号(こうじんのどごう)

滅竜魔法と同じで口から魔力をためブレスを放つ魔法

・光神の逆鱗(こうじんのげきりん)

火竜の煌炎と同じで両手に魔力を溜め、合わせて放つ魔法

・光神の鉄槌(こうじんのてっつい)

光を纏った拳で叩き潰す魔法

・光神の瞬脚(こうじんのしゅんきゃく)

足に光を纏い高速で蹴る魔法

高速に移動することも可能

 

滅神奥義

・聖ナル光輪撃(せいなるこうりんげき)

巨大な黒い光輪を出し、相手に投げる魔法




以上がナツとオリキャラの設定です。
どんなオリジナル魔法にするか迷いました。特に滅神奥義が。あまり聞かないので考えるのが大変でした。
今後も新しいオリジナル魔法を加えるつもりです。
次回の後編はフェアリーテイルの仲間とそのオリキャラの登場です。
期待してくれれば幸いです。
これからもよろしくお願いします。


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0話後編 少年の決心 新たな家族

0話の後編です。
ナツがフェアリーテイルの仲間たちと対面する話です。
ちょっと展開やセリフがおかしいところもありますが、ぜひ読んで見てください。


ナツはまたイグニールに会うために強くなる決心をしたところでフェアリーテイルのギルドマスター『マカロフ』と出会う。そこでフェアリーテイルに入らないかと誘われ、ギルドへ向かった。

 

今二人は向かっているギルドがあるという町、フィオーレ王国の『マグノリア』という町に来ている。二人はギルドに向かいながら話していた。

 

マカロフ「ところでナツ。」

 

ナツ「何?」

 

マカロフ「お前さんの魔法は何じゃ?」

 

ナツ「・・・・・・炎の滅竜魔法だけど。」

 

マカロフ「そうかそうか。」

 

ナツ「・・・・・・・・・ねぇ、じっちゃん。」

 

マカロフ「ん?なんじゃ?」

 

ナツ「じっちゃんはこの魔法のこと、何とも思わないの?」

 

マカロフ「いや、珍しい魔法を持っているんだなとは思ったぞ。」

 

ナツ「・・・・・・・・・・じゃあ、僕にその魔法を教えたのも、僕を育てた父親も、ドラゴンだって言ったらどう思う?」

 

マカロフ「別になんとも思わんぞ。」

 

ナツ「っ⁉︎」

 

ナツは意外な返答に驚きマカロフを見た。

 

ナツ「なんで⁉︎」

 

マカロフ「なんでって、お前さん、嘘をつくような子には見えんし。」

 

ナツ「いやそんな理由で。(汗)」

 

マカロフ「何より、・・・・・・お前さん、その父親が大好きなんじゃろ?」

 

ナツ「!」

 

マカロフ「初めてお前さんを見たときからそう思ったわい。それに父親にまた会うために強くなりたいんじゃろう?」

 

ナツ「・・・・・・・・うん。」

 

マカロフ「じゃが、それだけではないんじゃないか?」

 

ナツ「えっ?」

 

マカロフ「他にも思うことがあるんじゃないかのう?」

 

ナツ「・・・・・・・・・・・・・・。」

 

ナツは考えた。強くはなりたい。だが、それだけではないと。

それはイグニール(父さん)を、家族を守りたいという気持ちが大きかった。

 

ナツ「・・・・・・・・・・・・守りたい。」

 

マカロフ「ん?」

 

ナツ「ただ強くなっても守れなきゃ意味がない。イグニールを、家族を、みんなを守れる力が欲しい。」

 

マカロフ「・・・・・・そうか。・・・・おっ、話しているうちに着いておったわい。」

 

ナツはその言葉を聞き、顔を見上げた。それと同時に彼は目を見開いた。

その目に写ったのは、『FAIRY TAIL』と書かれた大きな建物だった。

 

マカロフ「まず始めに、ようこそフェアリーテイルへ‼︎」

 

マカロフは片手をギルドの方に向け、歓迎した。

 

マカロフ「では早速中に入るとしようかのう。」

 

ナツ「うん!」

 

そう言いナツはギルドの扉を開けた。

そこで彼が見たものは、

 

金髪の少年「毎回毎回俺の前で服脱いでんじゃねーよ気持ち悪ィ!!(怒)」

 

黒髪の少年「ウルセーよ!テメェも真っ黒のくせにチカチカ光らせてんじゃねーよ!!(怒)」

 

ナツ「・・・・・・・・・・・・・・は?」

 

目の前にいる同い年くらいの少年二人の醜い争いであった。一名トランクス一丁になっているが・・・・・・

ナツはそれを見て腑抜けた声を漏らし、呆然とした。

マカロフからは家族思いのギルドと聞いたが、目にしているのは全くもって真逆の光景であった。

 

ナツ「・・・・・・・・・・・・・・・・・・ねぇ、じっちゃん。」

 

マカロフ「なんじゃ?」

 

ナツ「ここって家族思いの魔導士達がいるんだよね?」

 

マカロフ「そうじゃが?」

 

ナツ「僕の見間違いじゃなければ目の前にいる二人が殴り合っているように見えるんだけど。しかも魔法を使ってるし片方服脱げてるし。」

 

マカロフ「気にするな。いつものことじゃ。」

 

ナツ「あそっか、いつものことなんだ。・・・・・・・・・・・・・・いや、それはそれでおかしくない?」

 

ナツはこの光景とマカロフの言葉を聞いて頭を抱えた。

 

??「オォマスター、今戻ったんか?」

 

二人は顔を声がした方向へと向けると酒の入ったジョッキを片手に持った男性二人がいた。

 

マカロフ「おぉ、マカオにワカバか。」

 

マカオ「おぉ、お帰り。」

 

ワカバ「ところでお前は?」

 

ワカバと思われるリーゼントをした男性が訪ねてきた。

 

ナツ「えっと、今日からフェアリーテイルに入ることになりました。ナツ・ドラグニルといいます。」

 

ナツはそう言い、お辞儀した。

 

ワカバ「なんだ、意外と礼儀がいいじゃねぇか。」

 

マカオ「あぁ、グレイとカルマとは大違いだな。」

 

ナツ「えっと、グレイにカルマ?」

 

マカオ「あぁ、そこで喧嘩してる「やめんか‼︎」(ドゴッ‼︎)・・・・・・・・・今エルザに殴られた奴らだ。」

 

凄まじい音が聞こえた方を見るとさっきまで喧嘩してた少年二人は壁にめり込んでいた。先程マカオが言っていたエルザと思われる鎧を着た赤髪の少女が殴ったのだろうとナツは察した。

 

エルザ「まったく、いつになったら仲良くするんだお前達は・・・・・・ん?」

 

エルザはマカロフ達の方へと目を向けた。ナツは壁にめり込んだ二人へと足を運んだ。

 

エルザ「マスター!今お戻りになされたのですか?」

 

マカロフ「あぁ、面白い子を見つけてな。」

 

エルザ「面白い子?」

 

ナツ「お〜い、もしも〜し、大丈夫ですか〜?」

 

エルザは声がした方へと顔を向けた。

そこにはナツが少年二人の片足を引っ張っていた。

 

ズポッ!

 

ナツ「ゥオッ⁉︎」

 

少年二人「「ぷはっ‼︎」

 

ナツ「ふぅ〜、なんとか抜けた。(汗)」

 

金髪の少年「おぉ!誰だか知らねぇがサンキューな!」

 

ナツ「いやそれより大丈夫なの?頭からいったけど。」

 

金髪の少年「あぁ、これでも鍛えてるからな‼︎」

 

ナツ「あっそう。(汗)」

 

金髪の少年「俺はカルマ!でこっちの変態はグレイだ。」

 

グレイ「おい真っ黒野郎変な紹介してんじゃねぇ!(怒)」

 

ナツ「あはは(汗)」

 

そこでエルザはナツに近づいた。

 

エルザ「お前がマスターが言っていた面白い子だな。」

 

ナツ「えっと、あなたが・・・」

 

エルザ「エルザ・スカーレットだ。お前の名は?」

 

ナツ「ナツ・ドラグニルですけど・・・」

 

エルザ「そうか、ナツ、ここにいる魔導士達は仲間であり、家族でもある。そしてこのギルドはお前の家でもある。」

 

ナツ「仲間であり、家族・・・・・・、ギルドは僕の、僕たちの家・・・」

 

そこへマカロフが近づいてきた。

 

マカロフ「どうじゃナツ、気に入ったか?」

 

ナツ「・・・・・・・・・うん、すごく‼︎」

 

マカロフ「そうかそうか、ではギルドマークを付けんとな。」

 

ナツ「ギルド、マーク?」

 

カルマ「ギルドの紋章を身体の好きなところに付けるんだ!まぁ、このギルドの家族だっていう証明みたいなもんだな!!」

 

ナツ「家族だっていう、証明・・・」

 

マカロフ「で、どこに付けるんじゃ?色も選べるぞ?」

 

ナツ「じゃあ・・・色は赤、場所は・・・右肩で。」

 

ナツの右肩にスタンプが押されフェアリーテイルの紋章が浮かび上がった。

 

マカロフ「これでお前さんはフェアリーテイルの魔導士じゃ‼︎」

 

マカロフの言葉を聞き周りの魔導士は歓声を上げた。

 

ナツ(これが、フェアリーテイル・・・・、これがギルドの家族・・・・)

 

ナツはギルドの雰囲気に包まれ、落ち着くような感情を抱いた。また、希望を感じた。

 

ナツ(イグニール、このギルドで強くなるよ。家族を、ギルドを守れるように。)

 

FAIRY TAIL episode 0 〜完〜




以上でepisode 0は終わりです。
今回は長めに書きました。
メイン(よく出る)キャラ以外のキャラのセリフがあまり思いつきませんでした。
昔の話の展開もなかなか思いつかなかったし。原作のナツとグレイの喧嘩は分かりやすいけど、いざとなるとオリキャラとグレイの喧嘩も難しいし。
次回から本編に入ります。


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第1章〈FAIRY TAIL(フェアリーテイル )〉編
1話 滅竜魔導士(ドラゴンスレイヤー)星霊魔導士(せいれいまどうし)


本編の1話目です。だいぶ操作に慣れてきました。
と言ってもそれ以前に前編、中編、後編に分けるか別々に分けるかで迷いました。(汗)
後まだ本編すらできていなかったのに評価がつけられていました。評価つけてくれた方、ありがとうございます。
今回のお話は、ナツとハッピーがとある少女に会うお話です。
ナツ「そしてこれからの前回のあらすじや次回予告は僕達がやることになりました。」
ハッピー「と言っても今はオイラ達だけだけどね。投稿も遅かったし。」
最後に至っては仕方がないじゃん。試験もあったし。(汗)
ナツ「まぁまぁ、次回予告の方はスペシャルゲストが来るって言ってたから頑張ろうよ。それでは『1話 滅竜魔導士(ドラゴンスレイヤー)星霊魔道士(せいれいまどうし)』を始めます。それでは・・・」
ナ・ハ・IF「「「どうぞ‼︎」」」
ハッピー「ってなんか知らないのがいたよ!!?」
ナツ「誰だよIFって⁉︎知らないよそんな人!!?」
IF=作者「あっ、それ僕で〜す。」
ナ・ハ「お前かいっ!!!」


ナツ side

 

ナツがフェアリーテイルの魔導士になってから数年後、ギルドにハルジオンの街に火竜(サラマンダー)の魔導士が現れたという情報が流れた。ナツは一瞬イグニールだと思ったが、イグニールは本物の(ドラゴン)だから魔導士、つまり人間じゃないと考え、聞かなかったことにしようとした。しかし、青猫でナツの相棒『ハッピー』はその火竜(サラマンダー)をイグニールだと思っており会ってみたいと言った。ナツもその火竜(サラマンダー)のことが気になっていたので仕方なくハッピーの要求を飲んで荷物を持ち共にハルジオンに向かった。・・・・・・・・・・・・・・列車で。えっ?なんではっきり言わなかったのかって?簡単な話、それは・・・・・・・・

 

ナツ「・・・・・・・・・・・・ウゥッ、何で、今回に限って、ゥエプッ・・・・」

 

列車(乗り物)が苦手だからである。何故だかわからないが、ナツだけが乗り物に乗ると乗り物酔いを起こすのだ。現にナツは列車の中でうつ伏せで倒れていた。因みに彼は原作通りで長袖の上着を着ている。

 

ハッピー「ナツ‼︎ハルジオンに着いたよ‼︎起きて起きて‼︎」

 

「あ・・・あの・・・お客様・・・・だ・・・大丈夫ですか?」

 

ハッピーがナツを起こしているところで駅員の人が訪ねてきた。

 

ハッピー「あい!いつものことなので。」

 

ハッピーがナツの代わりに答えた。

 

ナツ「ウゥ・・・・もう無理!!!もう二度と、列車には乗らん・・・・うぷっ。」

 

ハッピー「もうちょっと頑張ろうよ。情報が確かならこの街に『火竜(サラマンダー)』がいるハズだよ。行こ。」

 

ナツ「いや、ちょっと休ませて・・・・・・てゆうか何回も言うけどその火竜(サラマンダー)絶対イグニールじゃn」ポ〜〜!

 

ハッピー「あっ。」

 

ナツ「ハッピ〜〜〜〜‼︎助けて〜〜〜〜〜〜〜〜‼︎(泣)」

 

ナツの悲鳴は列車の汽笛と共に消えていった。ハッピーはそれをただ眺めてた。

 

ハッピー「・・・・・・・・・・・・・・行っちゃった。」

 

ハッピーの呟きには誰も聞くことはなかった。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

⁇? side

 

一方その頃、ハルジオンの街の店に金髪のサイドテールの少女が訪れていた。

 

金髪の少女「えーーーーーーっ‼︎?この街って魔法屋一軒しかないの⁉︎」

 

その少女の名はルーシィ。えっ?家名は?まだ言えません。因みに彼女は前をチャックで閉めるシャツに青色のミニスカートの他に腰には鞭と七本の鍵を身につけた服装をしている。

 

「えぇ、元々魔法より漁業が盛んな街なので・・・何より街の者も魔導士の方はあまりいないのでこの店も旅の魔導士専門店なので・・・」

 

今彼女が訪れている魔法屋の店員の男性はそう答えた。

 

ルーシィ「あーあ、無駄足だったかしらねぇ。」

 

「まぁまぁまぁそう言わずに折角来たんですから見てってくださいな。新商品もありますし。」

 

ルーシィ「そうね〜。なら(ゲート)の鍵ある?」

 

(ゲート)ですか。珍しいですなぁ。それならそちらにありますが。」

 

ルーシィ「どれどれ〜?あっ♡これって『白い子犬(ホワイトドギー)』!!?」

 

ルーシィが見つけたのは銀色の鍵だった。

 

「それかい?全然強力じゃないよ?」

 

ルーシィ「いーのいーの♡欲しかったやつだから!いくら?」

 

「二万J(ジュエル)。」

 

ルーシィ「・・・・・・・・・・お・い・く・ら・か・し・ら?」

 

「だから、二万J(ジュエル)。」

 

ルーシィ「本当はおいくらかしら?ステキなおじさま♡」

 

高金額を払うのが嫌なのか胸元を見せながら値切らせようとした。

いわゆるお色気作戦である。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・その結果

 

ルーシィ「ちぇっ、千J(ジュエル)しかまけてくれなかったー。あたしの色気は千J(ジュエル)かーーっ!!!(怒)」

 

ちょっとだけの効果しかなかったようだ。怒りのあまりに店の看板に八つ当たりの蹴りをかます。いや欲しかったものが手に入ったからそこまでしなくても・・・・・・近くにいるおじいちゃんびっくりしちゃってるし。

そこで大勢の女性達がキャーキャー叫びながら一方通行の道を走っていた。

 

ルーシィ「?何かしら?」

 

「この街に有名な魔導士様が来てるんですって‼︎」

 

「キャーーっ‼︎ 火竜(サラマンダー)様よーーーーーっ♡‼︎」

 

ルーシィ「えっ!⁉︎ 火竜(サラマンダー)!⁉︎あの店じゃ買えない火の魔法を操るっていう魔導士⁉︎この街にいるってこと⁉︎」

 

さっきまで不機嫌だった彼女も火竜(サラマンダー)と聞くと心を弾ませた。

 

ルーシィ「すごい人気ねぇ。火竜(サラマンダー)だからやっぱりかっこいいのかしら〜?」

 

火竜(サラマンダー)のことが気になり始めたルーシィも女性陣の後ろをついて行った。

 

ナツside

 

一方ナツは乗り換えの列車でハルジオンに戻りハッピーと合流した。おかげで不機嫌そうな顔をしていた。今彼らは火竜(サラマンダー)を探しながら街の中をよたよたと歩き回っている。

 

ナツ「ぁ〜〜、ひどい目にあったよ。列車2回乗っちゃうし。」

 

ハッピー「ナツ乗り物弱いもんね。」

 

ナツ「ハッピー、残金はいくらぐらい?」

 

ハッピー「七、八万は残ってると思うよ。」

 

ナツ「帰りは何とかなるか。」

 

そんな話をしているが、ナツはようやく本題の話に戻した。

 

ナツ「・・・・・・・・ハッピー、本当にこの街に火竜(サラマンダー)がいるの?」

 

ハッピー「間違い無いよ、火の竜って言ったらイグニールしかいないんだから。」

 

ナツ「いやもしそれが本当だとしたらこの平和な街に悲鳴が響き渡るからね?しかも何回もイグニールじゃないって言ってるよね?」

 

ナツは冷静にツッコんだ。

 

ハッピー「じゃあ何で来たの?」

 

ナツ「なんかその火竜(サラマンダー)が怪しい感じがしてね。イグニールの名を語ってる可能性もあるしね。」

 

そう話していると、

 

<キャー火竜(サラマンダー)様ーー♡!

 

<キャーーこっち向いてーーー♡!

 

ナツ「・・・・・・・・・・噂をすれば。」

 

ハッピー「あっちだ‼︎ナツ行こう‼︎」

 

ナツ「ちょっハッピー⁉︎」

 

女性陣のところへ向かおうとしているハッピーをナツは追いかけた。

 

ルーシィside

 

その頃のルーシィはちょうど火竜(サラマンダー)と思われる男性の近くにいた。

 

ルーシィ(な・・・な・・・な・・・何このドキドキは!!?)

 

ルーシィはその男性を目にしてから胸がドキドキしていた。

周りの女性達も目が(ハート)になっていた。

 

火竜(サラマンダー)「あはは、困ったなぁ、これじゃぁ歩けないよ。」

 

ルーシィ(ちょ、ちょっと・・‼︎あたしったら本当どうしちゃったのよ⁉︎)ドキドキ

 

そんなこと考えてたら、火竜(サラマンダー)の男性はチラッとルーシィを見た。

それによってルーシィは、

 

ルーシィ(はうぅ!!!)キュン

 

キュンとし、さらにドキドキした。

 

ルーシィ(何でこんなにドキドキしてるの!!?有名な魔導士だから!!?)

 

その時、

 

ハッピー「おーいイグニールーー‼︎」

 

ナツ「ちょっと待ってって!!」

 

ナツとハッピーが乱入してきた。

 

ルーシィ(これってもしかして・・・・・・)

 

ナツ「待ってっていっt(ドンッ)あっすいません‼︎」

 

ナツはルーシィにぶつかった。

 

ルーシィ「っ!!?」はっ(えっ・・・・何今の⁉︎・・・・もしかして)

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

そして二人(一人と一匹)の乱入によりあたりが静まった。

 

ナ・ハ「・・・・・・・・・・・・どちら様?」

 

火竜(サラマンダー)「えっ!!?・・・・火竜(サラマンダー)と言えばわかるかね?」キリッ

 

ハッピー「何だ〜イグニールじゃなかったのかぁ〜〜。」

 

ナツ「だから言ったじゃん。」

 

火竜(サラマンダー)「いやはやっ!!?(汗)」

 

二人(一人と一匹)はそのままため息をつきながら男性を無視して立ち去ろうとしていた。

ところが・・・・

 

「ちょっとアンタ失礼じゃない!?(怒)」

 

「そうよ‼︎火竜(サラマンダー)様はすっごい魔導士なのよ‼︎(怒)」

 

「謝りなさいよっ!!(怒)」

 

ナツだけが女性達に捕まり引きずられた。

 

ナツ「何で僕だけ!!?ってゆうか何なのアンタら!!?」ズルズル

 

そのままナツは火竜(サラマンダー)の前へと連れてこられた。

 

火竜(サラマンダー)「まぁまぁ、その辺にしておきたまえ。彼も悪気があったわけではないからね。」

 

「あ〜〜〜〜〜〜ん♡」

 

「やさし〜〜〜〜〜〜〜♡」

 

ルーシィ「・・・・・・・・・・」

 

火竜(サラマンダー)は色紙とペンを取り出しサインを書いた。

 

火竜(サラマンダー)「僕のサインだ。友達に自慢するといい。」

 

ナツ「いや、それは結構です。」

 

ナツは即答で断った。

 

「何なのよアンタ!!!(怒)」

 

「どっか行きなさい!!!(怒)」

 

ナツ「ドフゥ!!?」ズシャーー

 

ナツは女性達に投げ飛ばされた。そこでハッピーが近づいた。

 

ハッピー「ナツ〜〜大丈夫〜〜?」

 

ナツ「自分達(アンタたち)が連れてきておいて何でこんな仕打ちを・・・・。」

 

火竜(サラマンダー)「君達の熱い歓迎には感謝するけど・・・・・・僕はこの先の港に用があるんだ。ここら辺で失礼するよ。」パチン

 

火竜(サラマンダー)はそう言い指を鳴らすと彼の頭上から紫色の炎が出てきてそのまま彼の足場になり浮いた。

 

火竜(サラマンダー)「今夜は船上でパーティがあるんだ。もちろんみんなは参加してくれるよね?」

 

「キャーーーーー♡」

 

「もちろんですーーーーーー♡」

 

そして彼はそう言い残すと港の方へと飛んでいった。

 

ナツ「・・・・・・・・何なんだあの人・・・・。」

 

ルーシィ「本当いけすかないわよね。」

 

ナ・ハ「ん?」

 

ナツ達は聞かない声を聞き、振り向いた。

そこには先ほどナツとぶつかった金髪の少女、ルーシィが立っていた。

 

ルーシィ「さっきはありがとね」

 

ルーシィはナツ達に向けて笑顔でお礼を言った。

 

ナ・ハ「・・・・・・・・はい?」

 

こうして滅竜魔導士(ドラゴンスレイヤー)(+青猫一匹)と星霊魔道士(せいれいまどうし)は出会ったのである。




どうも、 IF maker(イフ メーカー)ことIFさんです。
本編1話終わりました。どうでしたか?
ナ・ハ「・・・・・・・・・・・・・・。」
いや、なんか喋って?(汗)
ハッピー「なんかナレーションの言葉が若干おかしかった気がするんだけど。」
ナツ「しかも自分でIFさんって。」
仕方がないじゃん‼︎初めてなんだから‼︎(汗)
ナツ「まぁいいか、では‼︎次回予告の前にスペシャルゲストをお呼びます。今回の話に登場したルーシィです‼︎」
ルーシィ「はーい‼︎ルーシィです。よろしくお願いします‼︎」
では次回予告をs「待ってあたしの紹介これで終わりなの!!?」仕方がないじゃん。今の君の情報今回の話しかないんだから。
ナツ「いやそこは頑張れよ。」
ハッピー「頑張ってよ。」
クソこいつら他人事みたいに言ってきやがる!!(汗)
ルーシィ「と、とりあえず次回予告しよ‼︎(汗)」
ナツ「え〜と今回の話はルーシィと出会ったところで終わったんだよね?」
ルーシィ「そう。それであたしが奢ることになったのよね。」
ハッピー「それでルーシィはオイラ達と別れた後、あの胡散臭いおっさんと会ってパーティに誘われたんだよね。」
ナ・ル「うん。」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ナツ「ねぇこれって本当にちゃんとした次回予告になってる?」
いや本当にごめん‼︎次回は頑張るから‼︎(大汗)
ナツ「・・・・まぁいいか、それでは次回「2話 ルーシィの涙 炎の滅竜魔導士(怒りのナツ)降臨」お楽しみ‼︎」

※追伸
アンケートの件については内容が変更となりました。
誠に申し訳ありません。

ナ・ハ・ル「本当に何してんだーーーーーーーー!!!(激怒)」


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2話 ルーシィの涙 炎の滅竜魔導士(怒りのナツ)降臨

ナツ「さて・・・・・・オイ作者何か言い残したいことはあるか?(激怒)」
いや急にどうしたの!!?(大汗)
※今のナツは「俺」版です。
ナツ「忘れたとは言わせねぇぞ。前回の投稿が終わった後初めてのアンケート出したよな?(激怒)」
・・・・・・いや、それは覚えてるけど、それがどうかしましたか?(大汗)
ナツ「とぼけんな。最初に出した時はカルマのヒロインを誰にするかの四択のアンケート出したよな?読んで下さった方達もアンケートとってくれたよな?なのに削除してオリヒロインが必要か不必要かの二択の内容に即変更ってどうゆうことだ?最初に言っとくが内容がヒロインに関してのアンケートだから何の問題もないとか言うなよ?(激怒)」
・・・・・・・・えっとですね、とりあえずオリヒロインに決定した場合はどうするかを考えた時に「これだっ!」と閃いてしまってですね。もちろん最初のアンケートとってくださった方達には本当に申し訳ないと思ったよ?出したばっかりなのに11もアンケートしてくださったし・・・・でもオリヒロインに入れてくださった方達からすれば嬉しい方なんj「それ以外に出してくださった方達のことも考えろや〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!(激怒)」(ボコーーン!!)ギャ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!(大汗)
ナツ「たく、え〜皆さん、こんなポンコツ作者ですが今後ともよろしくお願いします。それでは前回のあらすじに入ります。」
ハッピー「た、確かオイラ達がハルジオンに到着したところから始まったんだよね?(汗)」
ルーシィ「そ、そうそう!その後は火竜(サラマンダー)とか名乗ってた人のところであたしに出会ったのよね!(汗)」
ナツ「あの時の人すごい胡散臭かったよなぁ。」
ハッピー「そういえばその時ルーシィも惚れてたのに何で何ともなかったかのようにオイラ達に話しかけてきたの?」
ルーシィ「それは今回のお話でわかるわよ。」
ナツ「それもそうだね。それでは『2話 ルーシィの涙 炎の滅竜魔導士(怒りのナツ)降臨』を始めます。それでは、」
ナ・ハ・ル「どうぞ!!!」
ルーシィ「そういえば作者は?」
ナツ「死んだんじゃないの〜〜〜?↑」
ルーシィ「あっそう。(汗)」


ナツside

 

ナツ達は助けた(?)と思われる少女、ルーシィに出会った。二人は何故だが分からないが彼女は彼らに助けられたみたいでそのお礼にご飯を奢ってくれると言ったので今はレストランにいる。

 

ナツ「なんかよく分からないけどこの街の店の料理美味しいね。」モグモグ

 

ハッピー「しょうふぁふぇ。」(訳:そうだね。)

 

ナツは様々な料理、ハッピーは魚を食べている。

 

ルーシィ「ナツとハッピーだっけ?さっきも言ったけどありがとね。・・・・・・・・・・・・お色気代がパーになったけどね。

 

最後何か呟いたように聞こえたが聞かなかったことにした。(主に聞こえたのはナツだけだが)

ここでナツは気になったことを聞くことにした。

 

ナツ「ところでルーシィはどうして僕たちにご飯を奢ってくれたわけ?僕たち初対面だよね?」モグモグ

 

ルーシィ「あっ、そのことなんだけどね。あの火竜(サラマンダー)って男、『魅了(チャーム)』っていう魔法を使ってたの。」

 

ナ・ハ「魅了(チャーム)?」モグモグ

 

ルーシィ「そっ、その魔法は人々の心を術者に引きつける魔法なのよ。何年か前に発売禁止になったんだけどね・・・・・・あんな魔法で女の子達の心を弄ぶなんて本当に嫌な奴よね。」

 

ナツ「でもルーシィがそこにいたってことはその『魅了(チャーム)』って魔法にかかってたんだよね?なのに何で元に戻ってんの?」モグモグ

 

ルーシィ「それはアンタ達が飛び込んできたおかげで『魅了(チャーム)』が解けたからよ。」

 

ナツ「だからお礼って言ってたのか。」モグモグ

 

ルーシィ「そっ!あっ、こう見えてあたし一応魔導士なんだー!」

 

ナツ「えっ?」ピタッ

 

ナツはその言葉に手を止めた。ハッピーはあまり話を聞いてないのかそのまま魚を食べ続けていた。

 

ナツ(魔導士?ってことは腰に付けてる『鍵』が関係してるのかな?)

 

ナツは『魔力感知』で調べ、そう考えた。

 

ルーシィ「と言ってもまだ『ギルド』には入っていないんだけどねぇ。あ、ギルドっていうのはね、魔導士達の集まる組合で魔導士に仕事や情報を仲介してくれる場所なの。魔導士ってギルドで働かないと一人前って言えないもの。」

 

ルーシィはナツも魔導士だとは知らずに丁寧に説明した。

 

ナツ「いやあn「でもねでもね‼︎」」

 

ルーシィ「ギルドってのはね世界中にいっぱいあって、やっぱ人気のあるギルドはそれなりに厳しいみたいなのよね。因みにあたしの入りたいギルドはもうすっごい魔導士がたっくさん集まる所で、ああ・・・・・・どーしよ‼︎入りたいけど厳しいんだろうなぁ・・・。」

 

ナツ「いやだk「あーゴメンねぇ!魔導士の世界の話なんてわかんないよねー!」・・・・・・。」

 

ルーシィ「でも絶対そこのギルド入るんだぁ。あそこなら大きい仕事たくさんありそうだし。」

 

ナツ「・・・・・・そうなんだ。(汗)」

 

ハッピー「よ、よく喋るね。(汗)」

 

二人は説明からズレた内容を語ったルーシィの興奮に若干だが引いた。

話し終わったルーシィもナツ達に質問した。

 

ルーシィ「そういえばアンタ達も誰かを探してたみたいだけど・・・・・・。」

 

ハッピー「あい、イグニールだよ。」

 

ナツ「まぁ、何となく察してたけどね。」

 

ハッピー「全く火竜(サラマンダー)って見た目じゃなかったね。」

 

ナツ「さっきからそう言ったよね?違うって言ったよね?」

 

ナツはまだ火竜(サラマンダー)のことを勘違いしていたハッピーにツッコんだ。

 

ルーシィ「見た目が火竜(サラマンダー)・・・・・・・・ってどうなのよ・・・・・・人間として・・・・。」

 

ルーシィの言葉でナツは再び固まった。

 

ナツ「・・・・・・あーそのことなんだけど・・・・・・イグニールは人間じゃなくて本物の(ドラゴン)なんだよね。」

 

ルーシィ「・・・・・・・・・・・・・・えっ!!?」

 

ルーシィもナツの言葉を聞いて固まった。

 

ルーシィ「そんなの街の中にいるはずないでしょーーー!!!(汗)」

 

ハッピー「ハッ!!!」∑(゚Д゚)

 

ルーシィ「オイィィーー!!!そこの猫今気づいたって顔すんなーーー!!!(汗)」

 

ルーシィもナツに負けないくらいのツッコミをかました。

 

ルーシィ「はぁ、じゃあはい、これお代。あたしそろそろ行くけど・・・ゆっくり食べなさいよね。」

 

ルーシィはため息を吐きながらそう言い、お金をテーブルに置いて立ち上がった。

それにハッピーは、

 

ハッピー「ご馳走さまでしたーーーー!!!!」

 

テーブルから降り深い土下座をした。

 

ナツ「ハッピーが土下座なんて珍しい。」

 

ルーシィ「ちょっやめてよ恥ずかしい///」

 

ハッピーの大声と土下座に周りが騒がしくなりルーシィの顔は赤くなった。

そりゃ騒げば恥ずかしいよなぁ。

 

ナツ「いや、やっぱり悪いよ。僕達が払うから。」

 

ルーシィ「いいのよ。助けてもらったから。これでおあいこでしょ?」

 

ナツ「そうだけどさぁ、「じゃあ!!」ん?」

 

ハッピーがナツのリュックから・・・・火竜(サラマンダー)からもらった(?)サインを取り出した。

 

ハッピー「これあげる!!」

 

ルーシィ「いらんわっ!!!(怒)」パシィィ!!

 

ルーシィは即座にサインをはたき落とした。

 

ナツ(そりゃそうなるわな。)

 

ナツは心の中でルーシィに同感した。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

ルーシィside

 

ルーシィはレストランを出た後、ベンチに座って『雑誌週刊ソーサラー』を取り出し開いた。

 

ルーシィ「また妖精の尻尾(フェアリーテイル)が問題起こしたの?今度は・・・・デボン盗賊一家壊滅するも民家七軒も壊滅?・・・・・・・・・・・・あはははははっ!!!やり過ぎーー!!!」

 

内容を読み終わった後にベンチの上で寝そべり足をばたつかせる。

・・・・・・・・・・スカートを履いてることすら忘れて。

再びソーサラーに視線を戻しページを捲ると長い銀髪で前髪を上げた美女の水着姿の写真が載っていた。

 

ルーシィ「あ、グラビアはミラジェーンさんなんだ。妖精の尻尾(フェアリーテイル)の看板娘『ミラジェーン』。こんな人でもめちゃくちゃにやっちゃったりするのかな〜。・・・・・・てゆうか、どうしたら妖精の尻尾(フェアリーテイル)に入れるのかな?やっぱり強い魔法を覚えないとだめかな?面接とかもあるのかな?・・・・・・でも、魔導士ギルド『妖精の尻尾(フェアリーテイル)』。最高にかっこいいなぁ♩」

 

そんなこと言ってると、

 

???「へぇー・・・君、妖精の尻尾(フェアリーテイル)に入りたいんだ?」

 

ルーシィ「っ⁉︎」

 

突然の声に驚きベンチから立ち上がり後ろを振り向いた。

そこには、先ほどの火竜(サラマンダー)の男性が草陰から出てきた。

 

ルーシィ「サ、火竜(サラマンダー)!!?」

 

火竜(サラマンダー)「いや〜〜探したよ。君のような美しい女性をぜひ我が船上パーティーに招待したくてね。」

 

ルーシィ「・・・・・・・・はぁ!!?」

 

彼の言葉を聞き、ルーシィは驚愕した。

しかしルーシィは彼にこう言い放った。

 

ルーシィ「言っとくけどあたしには魅了(チャーム)は効かないわよ。魅了(チャーム)の弱点は『理解』・・つまりそれを知ってる人には魔法は効かない。」

 

火竜(サラマンダー)「・・・やっぱりね!目が合った瞬間魔導士だと思ったよ。いいんだ。パーティーさえ来てくれれば。」

 

ルーシィ「はぁ⁉︎行くわけないでしょ!アンタみたいなえげつない男のパーティーなんかに!」

 

火竜(サラマンダー)「えげつない?僕がかい?」

 

ルーシィ「当然でしょ!! 魅了(チャーム)よ?そこまでして騒がれたい訳?」

 

火竜(サラマンダー)「あんなのただのセレモニーじゃないか。僕はパーティーの間はセレブでいたいのさ。」

 

ルーシィ「有名な魔導士とは思えないわね。」

 

火竜(サラマンダー)「ちょっ待ってよ。(汗)」

 

火竜(サラマンダー)の言葉に呆れを感じた彼女はすぐに立ち去ろうとしたが彼はすぐさま止めた。こいつしつこい!!!(怒)

 

火竜(サラマンダー)「君、妖精の尻尾(フェアリーテイル)に入りたいんだよね?」

 

妖精の尻尾(フェアリーテイル)という言葉にルーシィはピタッと歩きを止め彼に振り向いた。

 

火竜(サラマンダー)妖精の尻尾(フェアリーテイル)火竜(サラマンダー)って・・・・聞いたことがあるかい?」

 

ルーシィ「ある!!!」

 

即答である。というより妖精の尻尾(フェアリーテイル)のことになるとすぐに噛みつくなぁこの娘。

 

ルーシィ「あんた妖精の尻尾(フェアリーテイル)の魔導士だったの!!?」

 

火竜(サラマンダー)「そうだよ。入りたいなら僕がマスターに話をしておくよ。」

 

ルーシィ「・・・・・・・・・・・・素敵なパーティーになりそうね♡」

 

沈黙からのこの変わりようは流石と言ったところである。目も(ハート)になってるし(汗)。

 

火竜(サラマンダー)「わ、分かりやすい性格してるね、君。(汗)」

 

彼も彼女の反応に若干引いちゃっている。

 

ルーシィ「ほ・・・・本当にあたし妖精の尻尾(フェアリーテイル)に入れるの!!?」

 

火竜(サラマンダー)「もちろんだよ。その代わり魅了(チャーム)のことは秘密でね。」

 

ルーシィ「はーい♡」

 

即答である。(2回目)

 

火竜(サラマンダー)「それじゃあ船上パーティーで会おう。」

 

ルーシィ「了解(りょうかーい)♡」

 

火竜(サラマンダー)はそのまま去って行った。

 

ルーシィ「・・・・・・・・・・・・・・・・(ぽーーーー)ハッ!!!疑似魅了(チャーム)してたわ!!!」

 

いや疑似魅了(チャーム)って何よ?

 

ルーシィ「でもこれで妖精の尻尾(フェアリーテイル)に入れるんだーーーー!!!やったーーーーーーーーーーーーーっ!!!! まぁ入るまではあのバカ男に愛想よくしとかないとね。

 

ルーシィはようやく願いが叶うことに嬉しさの感情が爆発した。

その後に小声で失礼なこと言ったような気がするが気にしないでおこう。

だがこの時彼女は知らなかった。またあの男と再会することに。そしてこの先世界をかけた戦いに巻き込まれることに。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・

〜夜〜

 

ナツside

 

ルーシィが火竜(サラマンダー)から誘われてから数時間後・・・・・・ナツ達は夜のハルジオンの街を歩いていた。

 

ナツ「あ〜〜〜食べた食べた!!」

 

ハッピー「あい。・・・・・・ん?」

 

ナツ「どうしたのハッピー?」

 

歩いている途中、ハッピーは海面に浮かぶ船を見つけた。

 

ハッピー「そういえば火竜(サラマンダー)が船上パーティーをやるって言ってたね。あの船かな?」

 

ナツ「船・・・・・・・・・・ウプッ!」

 

ハッピー「なんで想像しただけで酔ってんの?」

 

想像で酔ってしまったが何とか酔いが覚めたところで横の方から女性二人の声がした。

 

「ねぇ見て見て!! 火竜(サラマンダー)様の船ってあれじゃない!?あ〜〜私も行きたかったなぁ。」

 

火竜(サラマンダー)?」

 

「知らないの!⁉︎今この街に来てる有名な魔導士よ!!」

 

どうやら話題は例の火竜(サラマンダー)のようだ。二人はそのまま聞き流そうとしたが次の言葉で形相を変えることになった。

 

「あの有名な『妖精の尻尾(フェアリーテイル)』の魔導士なんだって!!!」

 

ナ・ハ「!!?」

 

ナツ「妖精の尻尾(フェアリーテイル)?・・・・・・妖精の尻尾(フェアリーテイル)・・・・・・。」

 

ナツは見つけた船を見つめた。妖精の尻尾(フェアリーテイル)は物や建物を壊してばかりだが、発売禁止になった魔法を使うなどの法律を破るようなことはしない。彼らはそれを一番理解している。だが、それを平気にできる奴が妖精の尻尾(フェアリーテイル)の魔導士の中にいるとするなら同じ魔導士として止めなければならない。例えそれが仲間(家族)であっても・・・・・・。そう思うとナツの中から怒りが湧いてきて拳を思いっきり握る。

 

ハッピー「・・・・・・・・・・・・ナツ・・・・・・。」

 

ナツ「・・・・・・・・ごめんハッピー。帰るのはまだ後だ。」

 

ハッピー「ううん。大丈夫だよ。だってオイラ達、妖精の尻尾(フェアリーテイル)の魔導士だもん!!!」

 

ナツ「・・・・・・・・・・そうだね。」

 

ナツはそう言い荷物を置いた。目を閉じ意識を集中した。

 

ナツ「それじゃ、『魔力感知』!!」

 

船から感じる魔力は複数。八割は女性であることは把握したがその中の一つだけ既に感じたことのある魔力があった。それは先ほど知り合った少女『ルーシィ』の魔力だった。

 

ナツ「っ!!?マズイハッピー!!あの船にルーシィがいる!!!」

 

ハッピー「えっ!!?何でルーシィがあの船に!?」

 

ナツ「考えてる暇はない!!!行くよハッピー!!!」

 

ハッピー「あいさーーーー!!!」バサッ

 

ハッピーはそう答えると背中から『(エーラ)』という翼の魔法を発動するとナツを抱え飛び出した。

 

ナツ「てゆうか何でルーシィまでパーティーに参加してんだ!!? また魅了(チャーム)にかかったのか!!?」

 

ハッピー「とりあえず船に近づこう!!」

 

ナツ「そうだね!!」

 

ナツ達は船へと物凄いスピードで向かって行った。

 

ルーシィside

 

ルーシィは火竜(サラマンダー)から誘われた船上パーティーにいる。もちろん、他にもたくさんの女性が参加している。彼女は今は赤いドレスを身につけ火竜(サラマンダー)と同じ部屋にいる。

 

火竜(サラマンダー)「ルーシィか・・・・・・いい名前だね。」

 

ルーシィ「どうも。」ニコニコ

 

妖精の尻尾(フェアリーテイル )に入れることが嬉しいのかニコニコしている。

 

火竜(サラマンダー)「まずはワインで乾杯をしよう。」

 

彼はグラスにワインを注いだ。

 

ルーシィ「他の女の子達はいいの?」

 

火竜(サラマンダー)「今は君と飲みたい気分なんだよね。」パチン

 

彼は指を鳴らすと先程注いだワインが一つ一つの粒状になり彼女の顔の前に浮かび上がった。

 

火竜(サラマンダー)「さぁ口を開けてごらん?ゆっくりと葡萄酒の宝石が入ってくるよ」

 

ルーシィ(うざーーーーーーーっ!!!)

 

確かにうざいな(汗)

 

ルーシィ(でもここはガマンよ!!ガマンよガマン‼︎)

 

ルーシィは我慢し、そのまま粒状のワインを飲み込もうとしたが、

 

ルーシィ「!」しゅばっ

 

何かを感じ取りワインを薙ぎ払った。

 

火竜(サラマンダー)「⁉︎」

 

ルーシィ「・・・・・・これはどういうつもりかしら?・・・・・・・・・これ、睡眠薬よね?」

 

先程の彼女とは思えないほどに真剣で険しい顔をしていた。

 

火竜(サラマンダー)「ほっほーう、よく分かったね。」

 

ルーシィ「勘違いしないでくれる?あたしは妖精の尻尾(フェアリーテイル )に入りたいってだけであんたの女になる気はないの。」

 

火竜(サラマンダー)「・・・しょうがない娘だなぁ。素直に眠ってくれれば痛い目にあわずにすんだのに・・・」

 

ルーシィ「えっ?」

 

火竜(サラマンダー)が低い声でそう言ったことにルーシィは身震いしたその時、

 

ガシッ ガシッ

 

ルーシィ「!!?」

 

後ろのカーテンのような布切れから複数の男達が現れてルーシィの両腕を掴んだ。

 

「おーーー流石火竜(サラマンダー)さん。」

 

「こりゃ久々の上玉だなぁ。」

 

ルーシィ「な、何なのよこれ!!?アンタ達何!!?」

 

ルーシィはなんとか振り解こうにも男達の腕力には敵わなかった。

そして火竜(サラマンダー)はルーシィの顎を上げこう言い放った。

 

火竜(サラマンダー)「ようこそ我が奴隷船へ。他国(ボスコ)に着くまで大人しくしていてもらうよ。お嬢さん。」

 

ルーシィ「えっ!!?ボスコって、ちょっと!!! 妖精の尻尾(フェアリーテイル )は!!?」

 

火竜(サラマンダー)「言ったろ?奴隷船だと。初めから商品にするつもりで君を連れて来たんだ。諦めな。」

 

ルーシィ「そんな・・・!!!」

 

火竜(サラマンダー)さんも考えたよな。魅了(チャーム)にかかった女どもを商品にするなんてな。」へへっ

 

「この嬢ちゃんは魅了(チャーム)が効かねぇみてぇだがな・・・少し調教が必要だな。」へっへっへっ

 

ルーシィ)(・・・・・・やだ・・・嘘でしょ・・・・・・何なのよコイツ・・・‼︎こんなことする奴が・・・・・・。)

 

ルーシィが下を向いて現実逃避していると火竜(サラマンダー)が彼女の腰の鍵を取り上げた。

 

火竜(サラマンダー)「ふーん。(ゲート)の鍵・・・星霊魔導士(せいれいまどうし)か。」

 

「星霊?なんですかいそりゃ?俺たち魔法のことはさっぱりで。」

 

火竜(サラマンダー)「この魔法は契約者以外は使えない。つまり僕には必要ないって事さ。」

 

火竜(サラマンダー)はそう言うと鍵を窓から海へ投げ捨てた。

・・・・・・・・・海に落ちた音はせずに(・・・・・・・・・・)

 

ルーシィ(これが妖精の尻尾(フェアリーテイル )の魔導士か!!!)

 

ルーシィは憧れのギルドの実態を見て、涙を流し絶望した。

そんな彼女の事も気にせず火竜(サラマンダー)は仲間達が持って来た高温の烙印を持ち彼女の前に構えた。

 

火竜(サラマンダー)「まずは奴隷の烙印を押させてもらうよ。ちょっと熱いけどガマンしてね。」

 

ルーシィ「(魔法を悪用して・・・人を騙して・・・奴隷商ですって!!?)最低の魔導士じゃない。」

 

そのまま烙印を押そうとしたその時、

 

バキッ!!!

 

『っ!!?』

 

ズシィン‼︎

 

何か、いや何者かが天井から落ちて来た。その衝撃で煙が舞った。

 

??「どうも火竜(サラマンダー)(笑)さん。さっきぶりですね。」

 

声からして男性だが火竜(サラマンダー)とルーシィには聞き覚えのある声だった。

煙が晴れ立っていたのは、

 

火竜(サラマンダー)「ひ・・・昼間のガキ!!?」

 

ルーシィ「ナツ!!?」

 

炎の滅竜魔導士(怒りに満ちたナツ)だった。




2話も無事終わりました〜〜‼︎
どうでしたか?
ナ・ハ・ル「・・・・・・・・・。」
いやだからなんか喋って!!?
ナツ「いや君前回頑張るって言っておきながら前回に引き続きガバガバになってんじゃん。」
ルーシィ「それに私たちが喋ってる文章が多いんだけど。」
ハッピー「ナレーションのところでもツッコんでたしね〜。」
ぐっ、正論過ぎて反論できない。
ナツ「まぁこんな作者はほっといて次回予告しよ。」
ルーシィ「オッケー‼︎次回はナツと火竜(サラマンダー)との対決が場面よ。」
ハッピー「でもナツ乗り物に弱いからすぐに決着ついちゃうよ?」
ルーシィ「まぁそこであたしも活躍するけどね‼︎」
ハッピー「わ〜自分すごいアピールしてきた。」
ルーシィ「うるさい猫‼︎」
ナツ「ちょっと二人とも(汗)。で、では次回「3話 本物の火竜(ナツ)VS偽物の火竜(ワラマンダー)」お楽しみ‼︎」
ルーシィ「いや何?ワラマンダーって。」
ナツ「作者が言うにはサラマンダー(笑)だって。」
ルーシィ「あっそう。(汗)」2回目

白神 紫音さん 誤字報告してくださりありがとうございます。


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3話 本物の火竜(ナツ)VS 偽物の火竜(ワラマンダー)

3話です。前回を投稿した日に鬼滅の刃の映画を見ました。とても面白くて最後の場面がすごく感動しました。
ナツ「はいはい、あんたの情報はいいからさっさと前回のあらすじするよ。」
・・・・・・最近僕の扱い雑すぎやしません?
ナツ「当たり前だ。この前のアンケートを即変更したり前回がガバガバだったり、こんな調子で小説書けるの?」
それは勿論だよ。これでも頑張ってるつもりだし・・・。後ナツの決め台詞の「燃えてきた‼︎」の他に新しいのを作りましたよ。
ナツ「へぇ〜それは楽しみだな〜。それじゃ前回のあらすじ始めようか。」
ルーシィ「えっと前回はあたしが妖精の尻尾(フェアリーテイル)に入れてくれるって言った火竜(サラマンダー)の船上パーティーに誘われたんだけど、その船の正体は奴隷船だったのよね〜。」
ハッピー「そこでルーシィは捕まったところでナツが登場したんだけど、船だよ?乗り物だよ?大丈夫なの?」
ナツ「・・・・・・・・・・・・・・・・・・それでは3話始めまーす。」
ル・ハ・IF「逃げた。」


ナツside

 

これはナツが奴隷船に乗り込む前の場面です。ナツとハッピーは何とか火竜(サラマンダー)が開いたパーティー会場の船に近づいていた。

 

ナツ「・・・・・・・・・・・・・・間違いない。この船にさっきの火竜(サラマンダー)がいる。匂いもするし。後はどうやって乗り込むかなんだよなぁ。」

 

ハッピー「それは普通に乗り込めばいいんじゃない?」

 

ナツ「いや僕乗り物無理だってことは君が1番理解してるよね?」

 

ハッピー「そういう時はノリと勢いとちょっとした勇気があれば何とかなるんじゃない?」

 

ナツ「そう言われてきた人は絶対無事じゃ済まなくなるよね?絶対僕ボコボコにされるよね?」

 

こんな状況であるというのにボケツッコミをかましている二人。

その時、一つの窓からキラッと光ったものがこっちに向かって落ちてきた。

ナツはそれをすかさずキャッチした。見てみると金色と銀色が複数ある鍵だった。

 

ナツ「これってルーシィの鍵じゃない⁉︎」

 

ハッピー「えっ、ルーシィってそんなに家の鍵持ってたっけ?」

 

ナツ「いや違うからっ、てゆうかだとしても持ち過ぎだよ(汗)。これは(ゲート)の鍵。主に星霊魔導士が使う物だよ。さっきのレストランの時魔力感知で調べたんだ。」

 

ナツはハッピーのボケにツッコんだ後、丁寧に鍵の説明をした。

 

ハッピー「星霊魔導士??何それ?」

 

ナツ「その説明は後。つまりあの窓からルーシィの鍵が投げ出されたってことは・・・。」

 

ハッピー「あそこにルーシィがいるってことだね!!!」

 

ナツ「そうゆうこと‼︎ハッピー上に行くよ‼︎」

 

ハッピー「あいさーーーー!!!」

 

二人は位置を特定して船の上に向かった。

 

ハッピー「でもどうするの?」

 

ナツ「ここで降ろして。」

 

ハッピー「えっ!!?」

 

ナツ「その後はルーシィを救出して。この鍵もその時に渡して。」

 

ナツはそう言い鍵を渡した。

 

ハッピー「でもナツは「分かってるよ。さっき言ってたことでしょ?」だったらなんで?」

 

ナツ「今はそんなこと言ってられないからね。ルーシィの鍵が投げ出されたってことは無力化されたってことだ。彼女に何するか分からないんだ。だからハッピーお願い・・・・。」

 

ナツはハッピーの目を見てそう言った。

ナツはハッピーを信頼している。勿論ハッピーもナツを信頼している。でも今回の場は彼にとって不利である。そこで彼が戦うのは無茶がある。だが、彼はいつもそうだ。自分が傷つこうが何だろうが何が何でも守るのだ。そんな彼の目は相棒(ハッピー)への信頼と誰かを守りたいという意志が宿されていた。その目を見たハッピーは、

 

ハッピー「・・・・・・うん‼︎分かったよ‼︎行くよ‼︎」

 

ナツ「オッケー!!!」

 

彼を信じ、彼を抱えてた手を離した。

そしてナツは船の屋根を蹴り破り着地した。

 

ナツ「どうも火竜(サラマンダー)(笑)さん。さっきぶりですね。」

 

そして前回に至る。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

ルーシィside

 

ルーシィや火竜(サラマンダー)達はナツの登場に驚愕し固まった。

しかしそれは数秒間の出来事に過ぎなかった。

 

ザザァー

 

波で船が揺れ、

 

ナツ「おぷっ、やっぱり駄目だ、気持ちワル・・・・。」

 

速攻で乗り物酔いが起きた。

 

ルーシィ「えーーーーーーっ!!?カッコわるーーーーーーーーー!!!」

 

火竜(サラマンダー)「な・・・・何なんだ一体・・・・!!?何で空からガキが降ってくるんだ!!?」

 

「しかも酔ってるし・・・・。」

 

ある意味カオスな光景である。

そこで穴からハッピーが降りてきた。

 

ハッピー「本当にルーシィがいた。」パタパタ

 

ルーシィ「ハッピー!!?」

 

ルーシィはハッピーの登場にも驚いた。

 

ハッピー「こんな所で何してるの?」

 

ルーシィ「騙されたのよ!!! 妖精の尻尾(フェアリーテイル)に入れてくれるって・・・それで・・・あたし・・・。」

 

ナツ「・・・・・・・・。」ピクッ

 

ルーシィの歯切れが悪くて悲しみの混じった感じの言葉をナツはしっかり聞いた。

 

ルーシィ「てか・・アンタ、羽なんてあったっけ?」

 

ハッピー「細かい話は後でね、今は・・・・。」ピューーーン

 

ハッピーはそのままルーシィに近づき尻尾で彼女の体を巻き付け、

 

ハッピー「逃げるよ。」

 

ルーシィ「わっ⁉︎」

 

天井に空いた穴から飛び立った。

 

ルーシィ「ちょ・・ナツはどうするの!!?」

 

ハッピー「二人は無理(真顔)。」

 

ルーシィ「あら・・・・(汗)。」

 

ハッピーは真顔で答えたので、ルーシィはその返答に困惑した。

 

火竜(サラマンダー)「・・・・っ⁉︎逃すかぁっ!!!」

 

固まった火竜(サラマンダー)は逃げ出した二人に気付き、手から炎を放った。

 

ハッピー「おっと!」

 

ハッピーはそれをすかさずかわした。

 

火竜(サラマンダー)「ちっ。あの女を逃すなっ!!!評議員どもに通報されたら厄介だ!!!」

 

「はいっ‼︎」

 

今度は銃を二人に向けて撃ってきた。

 

ハッピー「わぅ銃だ‼︎」

 

ルーシィ「きゃああぁっ!!!」

 

それでもハッピーは何とかかわす。

そこでハッピーは何かを思い出した。

 

ハッピー「あっ、そうだ‼︎ルーシィこれ!」

 

ルーシィ「何よこんな時に・・・・・・っ⁉︎これって・・・・・・。」

 

ハッピーは先程ナツから渡された鍵をルーシィに渡した。

 

ルーシィ「どうしてこれを・・・・。」

 

ハッピー「さっき落ちてきたところをナツがキャッチしたんだよ。まぁそのおかげでルーシィの居場所を把握できたしね。実はナツが残ったのもルーシィを逃すためなんだ。」

 

ルーシィ「・・・・・・・・・・そっか。(また助けられちゃったな。)///」

 

ルーシィは頬を真っ赤に染め大切そうに鍵を抱えて心の中でナツに感謝した。

 

ルーシィ(・・・あれ?なんで今ドキドキしたんだろう?)

 

魅了(チャーム)にはかかっていないはずとか考えていると、

 

ハッピー「後もう一つ聞いて。」

 

ルーシィ「えっな、何?」

 

ルーシィが聞いた途端、

 

ポンッ

 

ハッピーの背中に生えてた羽が消えた。

 

ハッピー「変身解けた。」

 

ピューーーーーーーーーン

 

ルーシィ「クソネコーーーーーーーー!!!」

 

ザパァーーーーーーーーーン

 

二人はそのまま海に落ちた。

 

「やったか⁉︎」

 

やってません。

 

ゴポポポ

 

ルーシィ(あんなのが妖精の尻尾(フェアリーテイル)だなんて・・・・・・・・いや、それより他の女の子達を助けないと・・・・・・。)

 

水中でルーシィはハッピーを抱え、海面に出ようとした。

 

・・・・・・・・・・・・・・

 

ナツside

 

その頃ナツはまだ船の中で酔っていた。

 

ナツ「はぁはぁ・・・・・・フェア・・・・リィ・・。」

 

火竜(サラマンダー)「あ?」

 

ナツは酔っていながらも火竜(サラマンダー)を睨みつけていた。

 

ナツ「・・・・テイ、ル・・・・・・おま・・えが・・・・・・・・。」

 

ルーシィside

 

ルーシィ「ぷはぁっ!!!」

 

ルーシィは海面から顔を出し、船の位置を確認した。

 

ルーシィ「あそこね。いくわよ‼︎」

 

ルーシィは金色の鍵を持ち海面に刺した。

 

ルーシィ「開け‼︎宝瓶宮の扉!!!『アクエリアス』!!!」

 

すると、鍵が光出し海面から壺のようなものを持った水色の長い髪をした人魚が出てきた。

 

ハッピー「すげぇ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!」

 

ハッピーも人魚が出てきたことに興奮した。

 

ルーシィ「あたしは星霊魔導士(せいれいまどうし)よ。(ゲート)の鍵を使って異界の星霊達を呼び出せるの。」

 

ハッピー(そういえばさっきナツもそんなこと言ってたな。)

 

ルーシィ「さあアクエリアス!あなたの力で船を岸まで押し戻して‼︎」

 

アクエリアスの返答は・・・・・・

 

アクエリアス「・・・・・・ちっ。」

 

まさかの舌打ち。

 

ルーシィ「ちょっと今「ちっ」って言ったかしらアンターーーー!!!ねぇ(汗)⁉︎」

 

ハッピー「いや、今はそんなトコに食い付かなくていいよぉーーー!!!(汗)」

 

ルーシィはアクエリアスの態度にツッコみ、ハッピーはそんなルーシィにツッコんだ。

でも確かに主人に対しての態度ではない。

 

アクエリアス「うるさい小娘だ。一つ言っておく・・・・・・・・・・今度鍵落としたら殺す。」ゴゴゴ

 

最後の言葉だけに殺気を出した。

 

ル・ハ「ご・・・ごめんなさい・・・・。」

 

その殺気でハッピーまで謝ってしまった。

 

アクエリアス「オラァッ‼︎」

 

アクエリアスの掛け声と同時に壺から物凄い量の水を放出し荒波を起こした。

 

ザブァァァァァァ〜〜!!!

 

まぁそのおかげで船は岸の方に向かっているが・・・・

ルーシィ達も巻き込まれているが・・・・

 

『おおおおおぉぉぉぉ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!?』

 

『きゃああああぁぁぁぁぁぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!?』

 

ルーシィ「ちょっとあたしまで一緒に流さないでよォォォッ!!!」

 

ドゴォォォン!!!

 

そして船はそのまま港に突っ込んだ。

 

ナツside

 

「な・・何じゃコリャァ⁉︎」

 

「船が港の突っ込んで来たぞ!!!」

 

近くにいた人達は予想外のことに困惑していた。

 

火竜(サラマンダー)「一体・・・何事だ!!?」

 

船から外に放り出された火竜(サラマンダー)達も困惑していた。

 

ナツ「揺れが・・・・・・止まった、というより陸に着いたのか。」

 

倒れた船の上にいた本物の火竜(サラマンダー)が復活した。

 

ルーシィside

 

ルーシィ達は今砂浜の所まで流されていた。

 

ルーシィ「あんた何考えてんのよ!!!普通あたしまで流す(怒)!!?」

 

アクエリアス「不覚・・・・ついでに船まで流してしまった。」

 

ルーシィ「つまりあたしを狙ったのかーーー(怒)!!!」

 

ルーシィはそんなアクエリアスに文句を言っていた。ハッピーは倒れていた。(起きてはいるが)

 

アクエリアス「しばらく呼ぶな、一週間彼氏と旅行に行く。彼氏とな。」

 

ルーシィ「2回言うな(怒)‼︎」

 

アクエリアスはツッコんできたルーシィを無視し消えた。

 

ルーシィ「なーんか勝手な奴なのかしらーーー!!?」ムキーーーー

 

ハッピー「あまり関係良好じゃないんだね。」

 

ハッピーは二人のやりとりを見てそう言った。

ひとまず二人は一緒に流された船へと向かった。

そこで船の上に立っているナツを見つけた。

 

ルーシィ「ナツーーーーー!!!だいじょb・・・・⁉︎」

 

ルーシィは大声を出しナツに無事かどうかを確認しようとしたが、ナツから放たれた気迫によって最後まで言えなかった。

ナツは火竜(サラマンダー)達を見下ろしていた。

 

火竜(サラマンダー)「小僧・・・・・・人の船に乗り込んでくるとはいい度胸してんな・・。」

 

ナツは彼の言葉を無視し上着を脱ぎ始めた。

 

ナツ「・・・・・・・・・・アンタが、妖精の尻尾(フェアリーテイル)の魔導士か?」

 

火竜(サラマンダー)「はっ、それがどうした?やっちまえ‼︎」

 

「「はっ‼︎」」

 

仲間の男二人はそのままナツに向かって攻撃を仕掛けた。

 

ルーシィ「っ⁉︎マズイッ!!」

 

ルーシィは咄嗟に他の星霊を呼ぼうとしたが、ハッピーに止められた。

 

ハッピー「大丈夫だよ。」

 

上着を脱ぎ終えたナツは再び聞いた。

 

ナツ「その顔、よく見せてもらえる?」

 

ナツの言葉に火竜(サラマンダー)は醜い笑顔を浮かべた。

その笑顔が彼の逆鱗に触れることとなった。

 

ハッピー「言いそびれたけどナツも魔導士なんだ。」

 

ルーシィ「えっ!!?」

 

ルーシィが驚いたと同時に男二人はナツの右腕に殴り飛ばされた。

そして右肩に浮かび上がっている紋章を見せて火竜(サラマンダー)にこう言い放った。

 

ナツ「僕は・・・・・・いや、俺は妖精の尻尾(フェアリーテイル)のナツだ!!!お前の顔なんか見たことねぇっ!!!」

 

火竜(サラマンダー)「な!!!?」

 

ルーシィ「え?・・・・えーーーーーーーっ!!!?ナツが妖精の尻尾(フェアリーテイル)の魔導士!!!?それに今『俺』って・・。」

 

ハッピー以外のこの場にいた者達は同時に驚愕した。

複数の手下はナツの右肩の紋章を見て震え上がった。

 

「な・・・・・・あの紋章は!!?」

 

「ほ・・・・本物だぜボラさん!!!」

 

火竜(サラマンダー)→ボラ「バ・・バカ!!!その名で呼ぶな!!!」

 

その名を三人は聞き覚えがあった。

 

ナツ「・・・・・・ボラ、ねぇ。」

 

ハッピー「ボラ・・・・・・紅天(プロミネンス)のボラ・・・・数年前、魔導士ギルド『巨人の鼻(タイタンノーズ)』から追放された魔導士だね。」

 

ルーシィ「それ聞いた事ある・・・魔法で盗みを繰り返して追放されたって。」

 

しかしそんな情報は(ナツ)には関係なかった。

 

ナツ「まぁ、お前が誰だろうと妖精の尻尾(フェアリーテイル)を騙ったのは許さねぇ。」

 

ナツの恩人達の名を騙ったのだから許せないのは当然である。

だが、彼が許せないのはそれだけではなかった。

 

ナツ「・・・・・・だが、俺が今一番許せねぇのは・・・・・・・・・・彼女(ルーシィ)の心を弄んだことだ。」

 

ルーシィ「・・・・えっ?」

 

ルーシィはその言葉が体に伝わってくるのを感じた。

 

ボラ「はっ?何言ってんだお前?」

 

ナツ「分かんねぇのか?お前みたいな妖精の尻尾(フェアリーテイル)の魔導士を平気で騙ったクズが彼女の心を弄んでんじゃねぇって言ってんだよ!!!」

 

ボラ「さっきから聞いていりゃゴチャゴチャうるせぇガキだな!!!」ボオォォゥゥ

 

ボラはそう言うとナツに炎を放ち包み込んだ。

 

ルーシィ「ナツ!!!「待って!!!」っ!!?」

 

ルーシィはナツを助けようとしたがハッピーに止められた。

 

ルーシィ「なんで止めるの!!?早く助けないと「大丈夫だよ。ナツに炎は効かないから。」えっ?」

 

ルーシィはハッピーの言葉を聞いて固まった。

 

ボラ「フン、たわいもない。「それはこっちのセリフだ。」っ!!?」

 

ボラはその場を去ろうとしたが、ナツのいた所から聞こえた声に動きが凍りついた。

慌てて振り向くと、炎の中から『何か』を啜るような音が聞こえてきた。

 

ナツ「お前本当に炎の魔導士か?こんなマズイの久々だぞ?」

 

よく見ると炎に包まれていたナツが『炎』を思いっきり吸い込んでいた。

 

スルスルスルスル、ゴックン‼︎

 

ナツはそのまま炎を飲み込んだ。

それを見た魔導士達は困惑した。

 

ナツ「ふ〜〜〜〜、ご馳走様でした。」ゲフッ

 

ナツは周りの困惑を無視してそのままご馳走様をした。

 

「な、なんだコイツ!!?」

 

「ひ、火を食いやがった・・・・!!?」

 

「あ、あ〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!?」

 

ボラ「おい、どうした!!?」

 

「ボラさん‼︎お、俺コイツ見たことあんぞ!!!」

 

ボラ「はぁ!!!?」

 

ボラ達が困惑している中、一人の男がナツの正体に気づいたが、もう遅かった。

 

ナツ「さてと、テメェら、妖精の尻尾(フェアリーテイル)を騙ったこと、彼女(ルーシィ)の心を弄んだこと、そして俺の逆鱗に触れたこと、後悔する覚悟はできてんだろうな?」

 

ナツはそう言うと両手を筒状にして口の前に出した。

 

「さ、桜色の髪に鱗みてぇなマフラー・・・・ま、間違いねぇ!!!こ、コイツが・・・・本物の・・・・」

 

ナツ「火竜の・・・・・・咆哮!!!」

 

男が言いきる前にナツは口から炎を放ち、彼らの周囲を囲んだ。

 

ルーシィ「ほ、本物の火竜(サラマンダー)・・・。」

 

ナツは右手に炎を纏い、囲まれたことに困惑していた男達を殴り気絶させた。

そしてナツはボラに目を向け、走り出した。

ボラは近づかせないように炎を連続で放ったが、ナツは怯まず全ての炎を口に含んだ。

さらに力が増したナツは両手に炎を纏った。

 

ルーシィ「火を食べたり、火で殴ったり、・・・・本当にこれ魔法なの?」

 

ハッピー「竜の肺は(ほのお)を吹き、竜の鱗は(ほのお)を溶かし、竜の爪は(ほのお)を纏う。これは自らの体を竜の体質へと変換させる太古の魔法(エンシェントスペル)だよ。」

 

ルーシィ「何それ!!?」

 

ルーシィはハッピーの解説を聞いても納得できずにツッコんでしまった。

 

ハッピー「元々は竜迎撃用(りゅうげいげきよう)の魔法だからね。」

 

ルーシィ「・・・・・・・・・・あらま。」

 

ルーシィはハッピーの最後の一言で固まってしまった。

 

ハッピー「滅竜魔法(ドラゴンスレイヤー)!!!それがイグニールがナツに教えた魔法なんだ。」

 

ルーシィ「うん、何となく分かったけど竜が竜退治の魔法を教えるなんて変な話ね。」

 

ハッピー「ハッ‼︎」

 

ルーシィ「・・・・・・・・・・疑問に思わなかったのね(汗)。・・・・・・そういえばさっき『俺』って言ってたけどあれは?」

 

ハッピー「オイラにもよく分からないけど、怒る時や戦う時はああなるみたいだよ。」

 

ルーシィ「そ、そうなんだ(汗)。」

 

そんなこと話していると凄まじい音が鳴り、その方向に顔を向けるとそこら中焦げ目のついたボラが上空に飛ばされていた。そこでナツが右手に炎を纏わせ最後の一撃を喰らわそうとしていた。

 

ナツ「これが妖精の尻尾(フェアリーテイル)の・・・・魔導士だ〜〜〜〜〜〜〜!!!」

 

『火竜の鉄拳!!!』

 

ナツはそのままボラを殴り倒れていた船に激突させた。ボラはナツの一撃と船への激突によって気絶した。

ナツはハッピー達の近くに着地して周りが壊れてないかどうかを確認した。

 

ナツ「う〜〜〜ん、被害はないよね?・・・・・・うん、大丈夫だ。」

 

ハッピー「ナツ〜〜〜〜〜〜〜!!!」

 

ナツは被害がないことに安心したところでハッピーが抱きついてきた。

 

ナツ「ハッピー!!!」

 

ハッピー「さすがだね!!!」

 

ナツはハッピーの笑顔を見て安心した。そして自分の顔を見つめていたルーシィに気付き近づいた。

 

ナツ「ルーシィ、大丈夫だった?」

 

ルーシィ「えっ?あ、だ、大丈夫だけど・・・・。」

 

ルーシィは少し落ち込んだ顔をし下を向いた。

ナツは察して何か言おうとしたその時、

 

「この騒ぎは何事だ〜〜〜〜〜〜〜!!?」

 

大勢の軍隊が迫ってきた。

 

ルーシィ「軍隊!!?(グイッ)って!!?」

 

ルーシィは軍隊の登場に驚いたと同時に、ナツに右手を掴まれ引っ張られた。

 

ナツ「流石に軍隊に捕まったら面倒だ!!!逃げるよ!!!」

 

ルーシィ「ちょっと何であたしまで〜〜〜〜〜!!?」

 

ナツ「何でって入りたいんでしょ、『妖精の尻尾(フェアリーテイル)』に。」

 

ルーシィ「‼︎」

 

ルーシィはその言葉を聞きナツの顔を見た。

 

ナツ「・・・・僕だったら大歓迎だよ‼︎ハッピーもそう思うでしょ?」

 

ハッピー「あい!!!ルーシィが入ってくれれば絶対盛り上がるよ!!!」

 

ナツ「それで、来る?」

 

二人の言葉を聞きルーシィは笑顔に戻った。

 

ルーシィ「うん!!!!」

 

ナツ「よしっ!!!そうと決まれば・・・・。」

 

「「「逃げるぞ〜〜〜〜〜〜!!!!」」」

 

三人はそのまま目的地(帰る場所)である魔導士ギルド『妖精の尻尾(フェアリーテイル)』へと走って行った。




ということで3話終わりです。ナツの新しい決め台詞は「〜する覚悟はできてんだろうな?」でした。次回からギルドの物語へと移ります。
ナツ「やっと本題に入れるよ。」
ルーシィ「本当よ。でもすっごい楽しみ♪」
ハッピー「新しい決め台詞もカッコ良かったしねぇ〜。」
ナツ「さて次回予告に入る前に聞きたい事があるんだけど。」
ん?何?
ナツ「この前のアンケートはどうなってんの?」
・・・・・・・・・・・・・・・・
ナツ「・・・・まさかまた変更とかいうんじゃないでしょうね?」
・・・・・・・・いや〜〜〜実を言うとですね〜・・・・今回のアンケートを無かった事にしようかなって思っておりまして。(汗)
ナ・ハ・ル「・・・・・・・・・・・・・・・・は?」
実を言うとせっかくだからもうそのままオリヒロインを出しちゃおうという結論になっちゃったんですよねぇ。(汗)
ハッピー「・・・・・・・・でも今は必要ない方に出してる人が多いよね?だったらそのまま出さなくてもいいんじゃない?」
ごめん実はそれ『今は』って付け加えるのを忘れちゃってて。(汗)
ルーシィ「・・・・・・・・・因みに最初の方(アンケート)でも思ってたんだけど書き換えるとかそういうのはできなかったの?」
それが書き換えることができなくて削除しかなかったのよ。それでアンケートに関しては保留にしてしまって・・・・。(汗)
ナツ「もうあんたアンケート出す必要ないんじゃない?」(真顔)
・・・・・・・・・・返す言葉もありません。(泣)
でも決してわざとじゃないんです。自分の無能さと計画性の無さが招いたことだってことも自覚しております。
次こそはちゃんとしたアンケートを出します‼︎
ナツ「・・・・・・・・・・・・・・・・もう本当にしっかりしてよ?では早速次回予告に入ります。」
ルーシィ「次回は本題である妖精の尻尾(フェアリーテイル)のギルドが場面です。」
ハッピー「そこには沢山の魔導士がいるよ。」
ナツ「ルーシィも何で個性的な魔導士しかいないうちのギルドに入りたいと思ったんだろうね。」
ルーシィ「だってそのギルドの方が面白くてかっこいいから‼︎」
ナツ「はぁ、後で文句言っても知らないよ。次回「4話 ようこそ妖精の尻尾(フェアリーテイル)へ‼︎」お楽しみに‼︎」


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4話 ようこそ妖精の尻尾(フェアリーテイル)へ‼︎

4話です。オリヒロインの登場は決めました。
ナツ「因みにそのオリヒロインのキャラ設定はどうなってんの?」
・・・・・・・・・・まだ考察中です。
ナツ「いや大丈夫なの?」
もし決まらなかった場合はアンケートを出そうと考えています。
ナツ「・・・・・・・・マジ?」
本気と書いてマジです‼︎
ナツ「・・・・・・・・・・今度こそ頼むよ?」
任せなさい!!!
ナツ「こういう時こそ任せたくないんだけどまぁいいか・・・・・・・・・・それでは前回のあらすじを始めます。」
といっても前回はナツと火竜(サラマンダー)(笑)が戦ったっていうのとルーシィにフラグ建てかけてるって事だけなんだけどねぇ〜。
ナツ「後半のは意味わからないからいいとしてそれは編集者であるアンタの匙加減でしょうが・・・・・・・・・まぁいい、次回はちゃんとしたのにしてよ?それでは4話を始めます。それでは・・・・・・。」
ナツ・IF「どうぞ‼︎」


魔法評議員『エラ』

 

『評議員』と呼ばれている全ギルドの最高責任者の魔導士が集まる場所です。

薄暗い室内に魔法陣が展開されてその周囲には九人の評議員が立っていた。その中の一人の老人のような男性が怒声を上げた。

 

「ま〜た妖精の尻尾(フェアリーテイル)の馬鹿どもがやらかしおったわ‼︎今度は街半壊ですぞ!!!信じられますか!!?」

 

「このままでは街一つ消えてもおかしくない!!!」

 

「他にも街を全裸でふらつき下着を盗み逃走、要人護衛に要人に暴行、たくさんの請求も全部評議会が払う羽目になってんぞ!!!」

 

他の評議員も彼に続くように怒声を上げた。

しかし、青髪のした男性評議員は、

 

青髪の評議員「まぁ俺はああゆうバカ共は結構好きなんだけどなぁ。」

 

「貴様は黙っとれ!!!」

 

面白半分の顔をしていた。

 

そして彼に続くように背の低い老人が言った。

 

「まぁまぁ落ち着きなさい。それに全員がやっているとは言えませんぞ?ついさっき届いた情報は被害無しで罪人ボラを捕らえたのも妖精の尻尾(フェアリーテイル)の若者じゃないですか。」

 

「そ、それはそうだが・・・・。」

 

その言葉に黙ってしまったが、やはり納得ができないらしい。

 

「確かにバカ共じゃが有能な人材が多いのも確かじゃ。」

 

「だからこそ思案に余る。」

 

「痛し痒しとはこの事ですな。」

 

他の評議員達も今回のことで悩んでしまった。

そこで青髪の評議員が、

 

青髪の評議員「放っておけばいーんすよ。」

 

「何だと貴様!!!」

 

青髪の評議員「ああゆうバカ達がいないと・・・・この世界も面白くない。」

 

その時の彼は先ほどの面白半分の顔ではなく黒みの混じった笑みを浮かべた顔だった。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

ナツ・ハッピー・ルーシィside

 

その頃ナツ達は妖精の尻尾(フェアリーテイル)のギルドがある街、『マグノリア』に来ていた。

 

ナツ「やっとマグノリアに着いたぞーーーーー!!!」

 

ハッピー「あい!!!」

 

二人はやっとでギルド()に帰れると盛り上がっていた。

 

ルーシィ「ここがマグノリア・・・・・・妖精の尻尾(フェアリーテイル)のある街!!!」

 

ルーシィも初めて来た街に目が奪われていた。

 

ナツ「さてと街中を少し見ながらギルドに向かおっか。」

 

ルーシィ「うん!!!」

 

ルーシィはナツの提案に乗った。

 

・・・・・・・・・・・・

 

それから数分後、今彼らはギルドに向かっている。

 

ナツ「どう?この街は。」

 

ルーシィ「とっても素敵だった!!」

 

ナツ「そっか、・・・・・・そういえばルーシィのk「お〜〜〜〜〜いナツ〜〜〜〜〜〜!!!」ん?」

 

ナツがルーシィに質問しようとしたが、大きな声によって消された。

振り向くと金髪に銀色のメッシュになった前髪の同い年の少年が向かって来た。

 

ナツ「カルマ!!!」

 

カルマ「久しぶりだな!!ハッピーも!!」

 

ハッピー「あい、ただいまカルマ!!」

 

ナツ「久しぶりって言ってもたった一日だけどね・・・・。」

 

カルマ「細かいことは気にすんな!!!」

 

ナツ「そこまで細かくはないんだけど・・・・・・。」

 

ナツとカルマはいつものやりとりで話していた。

置いてきぼりのルーシィはナツに聞くことにした。

 

ルーシィ「えっと、ナツ?そっちの人も魔導士なの?」

 

カルマ「ん?誰だソイツ?」

 

ナツはやっと気付き、

 

ナツ「あっごめん。紹介するよ。彼はカルマ。僕と同じ妖精の尻尾(フェアリーテイル)の魔導士だよ。で、カルマ、こっちはルーシィ。今日から妖精の尻尾(フェアリーテイル)に入ることになったんだ。」

 

カルマ「つまり新しい家族か!!!俺はカルマ‼︎よろしくな!!!」

 

ルーシィ「よ、よろしく(汗)。」

 

ルーシィは彼の元気っぷりに着いていけなかった。

 

・・・・・・・・・・・・

 

彼らはギルドに向かいながら話をしていた。

 

カルマ「ところでナツ!!!ハルジオンに行ったんだよな⁉︎イグニールに会えたか⁉︎」

 

ナツ「いやいや、火竜(サラマンダー)はいるとは聞いたけどイグニールがいるわけないでしょ。そうだとしたら大騒動になってるよ。それにその火竜(サラマンダー)は自分でそう名乗って発売禁止の魔法を使って奴隷として売り捌こうとしてたんだ。ルーシィもその被害者なんだ。イグニールを名乗るだけでなく妖精の尻尾(フェアリーテイル)の魔導士をも騙ってたし。」

 

カルマ「はぁっ!!?嘘だろ!!?」

 

ナツ「それが本当なんだよね〜〜。」

 

カルマ「・・・・因みにソイツぶっ飛ばしたか?」

 

ナツ「もちろん、スッキリするくらいにね。」

 

カルマ「ならいいや。じゃあ俺は嘘情報の奴をぶっ飛ばそう。」

 

ナツ「・・・・・・・・ほどほどにね(汗)。」

 

彼らがそんな話をしていると目的地の前にいた。

 

ナツ「あれ?もう着いたのか?それじゃあれやりますか。」

 

ハッピー「あい‼︎」

 

ルーシィはあれとは何だろうと考えていると二人は笑顔で、

 

ナ・ハ「ようこそ‼︎ 妖精の尻尾(フェアリーテイル)へ‼︎」

 

片腕をギルドに向け歓迎した。

ルーシィはその歓迎に笑顔になった。

本当に妖精の尻尾(フェアリーテイル)に来たんだという喜びを隠し切れないほどに。

彼女の妖精の尻尾(フェアリーテイル)生活はここから始まった。




はい、というわけで4話終わりです。
ルーシィ「あれ?なんか短くない?」
いや〜たまには短いのも良いかなと思って今回は短く作りました。
ナツ「まぁ長い小説を読んで疲れるってことは無くなるからいいんじゃない?」
はい、次回予告に入る前にスペシャルゲストをお呼びしましょう。
ナツ「そうだね。カルマ〜〜‼︎」
カルマ「おっ!呼んだか?」
ナツ「ここは次回予告や前回のあらすじをやるところだから一緒にやるよ。」
カルマ「いいのか⁉︎よっしゃ〜〜〜〜!!!」
ルーシィ「喜びすぎじゃない?(汗)」
ナツ「いいんじゃない?それじゃ早速次回予告するよ。」
ルーシィ「次回は妖精の尻尾(フェアリーテイル)の魔導士達が登場するわよね?」
ナツ「みんな良い人たちなんだけど、ちょっと問題だらけなんだよね〜。」
カルマ「まあいいじゃねえか!その方が楽しいからな‼︎・・・・ちょっと腹立つ奴らもいるけどな。」
ナツ「いやそこでフォロー帳消しにしないでよ。(汗)・・・・・・ふぅ、それでは次回「5話 妖精の尻尾(フェアリーテイル)の魔導士達」お楽しみに!!!」


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5話 妖精の尻尾(フェアリーテイル)の魔導士達

5話です。いやぁ〜ついにここまで来ましたな。
ナツ「うん、それはいいけど本編2話〜4話連続で誤字ばっかりだったみたいだね。」
うん。自分でもなんで連続で誤字で投稿したのか不思議でしょうがない。
ルーシィ「3連続で誤字報告してくれた白神 紫音さんに謝罪しなさい。」
白神 紫音さん、いつもいつも報告してくれてありがとうございます。そして誤字報告させて誠に申し訳有りませんでした。
ハッピー「本当だよ全く。それでは前回のあらすじ入りま〜す。」
前回は妖精の尻尾(フェアリーテイル)のギルド到着とオリキャラ登場回でしたね。
ナツ「やっと登場させたの?」
因みに今回のお話では二人目のヒロインが登場します。
ナツ「ヒロイン?どういうことなの?そもそも二人目って何なの?」←鈍感
・・・・・・・・・・それでは5話始めま〜す。
ナツ「おいこっちの話を無視するなポンコツ作者が。」


ナツ・ルーシィ・ハッピー・カルマside

 

今彼らは妖精の尻尾(フェアリーテイル)のギルドの前に立っていた。

 

ナツ「まず最初にギルド登録を済まs「ただいまぁ〜〜〜!!!(激怒)」(ドガッ)ってカルマ!!?」

 

ハッピー「ただー。」

 

ナツが説明しようとしたその時、カルマが怒声を上げ扉を蹴り破った。

 

「おーカルマ、ハッピー、おかえりー。」

 

「あれ?ナツもいるじゃねぇか。ちょうど良いや。今日の新聞、ハルジオンとお前のことが載っt「おりゃ〜〜〜!!!(激怒)」(バキャァ)グホッ!!?」

 

一人の男性が昨夜の件の載った新聞を見せようとしたが、カルマの蹴りによって遮られた。

 

カルマ「テメ〜!!! 火竜(サラマンダー)の情報ウソじゃねぇかっ!!!(激怒)」

 

「知らねーよっ!!そうゆう噂を聞いたってだけだ!!!(怒)」

 

ドガッバキッガシャンッドカーンゴスッ

 

そして案の定の祭り(喧嘩)が開催した。

 

ハッピー「まぁまぁみんな落ちついt(べゴッ)あい〜〜〜〜〜〜〜〜!!?」

 

飛んできたビンにぶつかったハッピーも巻き込まれて・・・・・・。

 

ルーシィ「すごい・・・・あたし、本当に・・・・妖精の尻尾(フェアリーテイル)に来たんだ・・・・・・・・・・。」

 

ナツ「・・・・・・・・・・・・・この状況でそう思えるのは(逆に)すごいよ・・・・・・・・。僕の方は呆然としてたよ(汗)。」

 

今の光景を見てもルーシィはまだ妖精の尻尾(フェアリーテイル)に来ていることに実感が残っていて、ナツはそんなルーシィを見てそう言った。

 

ナツ「まぁいいや、早くギルド登録しないと・・・・。ルーシィ行くよ。」

 

ナツはそう言うとルーシィの手を取り歩き出そうとした。

 

ルーシィ「って⁉︎ちょっナツ!!?いきなり何!!?///」

 

ナツ「えっ?いや、だからギルド登録をするからこっち来てって・・・・。」

 

ルーシィ「いやだからっていきなり手ぇ繋ぐ!!?///」

 

ナツ「だって今祭り(喧嘩)であっちこっち被害及んでるから安全な所通って行こうと・・・・・・。(汗)」

 

ルーシィ「それはありがたいんだけどそれなら手ぇ繋ぐ前に言ってくれない!!?///」(ってあたしもなんでこんなヤケになってんのよ〜〜〜〜〜!!?)

 

ルーシィはいきなり手を繋がれたことで動揺しながら文句を言った。

その時、

 

???「カルマがもう帰って来たってぇ!!?」

 

黒髪でトランクス一丁の少年がやって来た。

彼の名は『グレイ・フルバスター』。脱ぎ癖が激しいのだがこれでも強いのである。

 

ナツ「あっ、グレイ、ただいま。」

 

グレイ「おぅナツお帰り!!カルマは!?」

 

ナツ「あっちの方にいるけど・・・・・・。」

 

グレイ「あっちか!!!さっきの決着つけんぞ!!!」

 

グレイはそう言いカルマの方に向かおうとしたが、近くに居たウェーブのかかった茶髪のロングヘアーでテーブルの上に座っている美女が、

 

??「グレイ・・・・あんたなんて格好で出歩いてるのよ・・・・。」

 

グレイ「はっ!!!しまった!!!」

 

ルーシィ「・・・・・・・・。」ポカーン

 

ナツ「・・・・相変わらずだね(汗)。」

 

グレイの格好に注意した。

・・・・・・と言ってもその美女も上半身は水着、下半身はズボンを身につけているが・・・・・・。

彼女の名は『カナ・アルベローナ』。占いが得意の魔導士で彼女の手には酒がたんまり入った樽を持っていた。

 

カナ「全く、これだから品の無いここの男どもは・・・・・・・・イヤだわ。」グビッ

 

ナツ「そんな格好して樽ごと持ち上げて酒飲んでる君も君なんだけどね(汗)。」

 

ルーシィ「・・・・・・・・・・。」アングリ

 

樽を持ち上げて中の酒を飲んでいる彼女にそうツッコんだ。

ルーシィはそんな彼女を見てアングリ顔になっていた。

 

グレイ「オオォォ!!!カルマ勝負しろ!!!」

 

カルマ「服着てから来いよ!!!」

 

ナツ「そういえば服どうした?」

 

グレイは服を保留にしカルマに突っかかった。

 

?????「くだらん。」ゴゴゴゴゴゴ

 

今度は体のデカイ肌黒い銀髪の男が現れた。

彼の名は『エルフマン・ストラウス』。(おとこ)に拘っている魔導士である。勿論口癖も「(おとこ)ーー!!!」である。

 

エルフマン「昼間っからピーピーギャーギャーガキじゃあるまいし・・・・・・(おとこ)なら拳で語れ!!!」

 

ナ・ル「結局喧嘩なんだ(なのね)(汗)。」

 

しかし、

 

グ・カ「邪魔だーー!!!!」ボコーーン

 

エルフマン「グホォッ!!?」

 

二人の拳でぶっ飛ばされました。

 

ルーシィ「しかも玉砕!!?」

 

ナツ「いつものことだから気にしないで・・・・・・(汗)。」

 

??「ん?騒がしいな・・・・。」

 

ルーシィ「あ!!あれって『彼氏にしたい魔導士』上位ランカーのロキ!!?本物!!?」

 

そこで二人の美女に挟まれた男が気づいた。

彼の名は『ロキ』。結構女の子達にモテモテである魔導士である。現に二人も目が(ハート)になっていた。

 

ナツ「いや、そうなんだけど・・・・・・(汗)。」

 

ナツが何か言いかけたその時、

 

ロキ「混ざってくるねーー♡」

 

「「頑張ってね〜〜〜♡」」

 

ルーシィ(はい消えたーーーーーー!!!)

 

そのまま状況が悪化とともにルーシィの期待が裏切られた。

もうここまでくると、ギルドそのものが戦場だった。

 

ルーシィ「ナ、何よコレ・・・・・・まともな人が一人もいないじゃない・・・・・・(汗)。」

 

ナツ「あ〜、仕方がないよ・・・・ウチのギルドはそういうとk「ナツ?」っ!!!?」

 

ナツは何とかルーシィを慰めようとしたその時、後ろから悪魔の囁きに出すような声で呼ばれた。

恐る恐る後ろを振り向くと・・・・・・赤いドレスを身につけ銀髪のロングヘアーで前髪を上げ、(黒い影のある)『笑顔(悪魔の笑み)』を浮かべた女性が立っていた。

 

ナツ「え、ミ、『ミラ』姉さん?」

 

ルーシィ「えっ?ミラって・・・・もしかして『ミラジェーン』さん!!?でもあたしの中のイメージとはなんか違う・・・・・・(汗)。」

 

彼女の名は『ミラジェーン・ストラウス』。名前の通りエルフマンの姉でソーサラーに載っていた妖精の尻尾(フェアリーテイル)の看板娘である。彼女も魔導士なので変身魔法が使えるのだが、ある出来事によって今は『本来の魔法』が使えないのである。

そしてミラはナツの近くにいたルーシィを見て再びナツを見た。

 

ミラ「・・・・・・・・・・ナツ・・・・・・またなのね・・・・。」

 

ナツ「いやまたって何なの?少なくとも何もしていないはずなんだけど・・・・・・・・。」

 

ミラ「じゃあ、そこにいる女の子(・・・)は誰なの?」

 

ナツ「ん?あぁ、ルーシィのこと?ずっとこのギルドに入りたがってたから連れて来たんだけど・・・・・・。」

 

ミラ「その割にはさっき手ぇ繋いで(・・・・・)なかった?」

 

ナツ「なんか所々強調してない?・・・・・・いやそれはあっちの騒ぎに巻き込まれないようn「異論は認めないわよ。」いや異論じゃないし、せめて最後まで聞いてからにしてくれません?」

 

ミラ「取り敢えず今はあっちに行っててくれない?」

 

ナツ「いや何でそうなるの?もしかしてさっきの話聞き流してn「行っててくれない?」いやだから「行・っ・て・て・く・れ・な・い・?」・・・・・・・・・・あい。」

 

ルーシィ「ナツがハッピーみたいになった!!?」

 

ミラの笑顔(悪魔の笑み)お願い(脅し)のコンビネーションでナツは折れてしまい、ハッピーのような返事をしてしまった。

ルーシィはそんなナツを見て思わずツッコんでしまった。

そしてナツはそのまま行ってしまったが・・・・

 

ゴスッ

 

ナツ「グフッ!!?」

 

ナツのところに机が飛んできた。そして、

 

ナツ「・・・・・・・・テメェら、毎回毎回テーブルやイス壊してんじゃねぇよ灰にされてぇのかーーーーーーーー!!!(激怒)」

 

キレて祭り(喧嘩)に乱入した。

ルーシィはその光景を傍観したままミラと二人だけになった。

それを確認したミラはルーシィの方へ振り向いた。

 

ミラ「・・・・・・・・・・さて、あなたはナツが連れて来た新人さんでいいかしら?」

 

ルーシィ「えっ!?・・あ、はい!!そうですけど・・・・・・・・」

 

ルーシィは突然ミラに質問を聞かれた。ルーシィから見れば先程の様子を見てからでは話しづらいのだが・・・・。

 

ミラ「・・・・・・・・・・はぁ、まぁこうなることは大体予想してたけど、仕方がないわね。歓迎するわ。」ニコッ

 

ルーシィ「ミ、ミラジェーンさーーーーーーーん!!!(涙)』

 

ミラはニコニコして人として当たり前のように歓迎した。

そんなミラにルーシィは女神に救われたかのように涙を流した。

 

ルーシィ「・・・・・・あっ、そういえばアレ止めなくていいんですか?ナツも参加しちゃってるし・・・・。」

 

ミラ「あぁ、いつものことだから放っておいていいわよ♡」

 

ルーシィ「あぁ・・・・そうですか・・・・。(汗)」

 

ミラ「えぇ、それに・・・・・・。」ドン

 

ミラが何か言いかけたその瞬間エルフマンが飛んできてミラに激突した。

 

ミラ「・・・・楽しいでしょ?・・・・」ポケェ〜

 

頭から血を流し気絶してしまった。

ルーシィは慌てて涙を流した。

 

ルーシィ「イヤ〜〜〜〜〜〜!!!ミラジェーンさ〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!怖いです〜〜〜〜〜〜〜〜!!!(涙)(ドンッ)「ウォッ!!?」ドフッ!!?」

 

ルーシィが心配と恐怖の感情が混ざり始めたその時、全裸のグレイがぶっ飛んで来て激突した。

 

カルマ「へっへ〜ん。」

 

カルマがトランクスを指で回していた。

 

グレイ「あーーーーーー!!!俺のパンツ!!!」

 

グレイは目を手で塞いでるルーシィに近づき、

 

グレイ「お嬢さん、よかったらパンツ貸しt「貸すか!!!」(ドゴッ)」

 

貸してもらうとしたが返事は顔面に拳だった。

そこでロキが現れルーシィをお姫様抱っこした。

 

ロキ「やれやれ・・・デリカシーのない奴は困るよね。ところで君どこのモデル?」

 

ルーシィ「えっ⁉︎何コレ!!?」

 

エルフマン「(おとこ)は拳でーーーーーー!!!」

 

カルマ「邪魔だっての!!!」

 

馬鹿騒ぎが全くおさまらなくなった。

 

カナ「あーーーうるさい、落ち着いて酒も呑めないじゃないの。(怒)アンタらいい加減に・・・・・・しなさいよ・・・・・・。」

 

カードを手に取り魔力を溜め、

 

グレイ「アッタマきた!!!!(怒)」

 

左の手のひらに右の拳をつけ魔力を溜め、

 

エルフマン「ぬおおおおおお(おとこ)ーーーーーー!!!!」

 

右腕に石や岩を纏い、

 

ロキ「困った奴等だ・・・。」

 

指輪に魔力を溜め、

 

カルマ「かかって来い!!!!」

 

両手に黒い光を纏い、

 

ナツ「二度と物壊せないように再起不能にしてやる・・・。(激怒)」

 

足に炎を纏っていつでも攻撃できる体制に入った。

約一名物騒なこと言っているが誰も気にしない。

 

ルーシィ「魔法!!!?(大汗)」(いやいやギルドの中で魔法ぶっ放そうとする普通!!?何とか止めたいけどあたしじゃ無理だし、頼みの綱のナツまで本気でぶっ放そうとしてるし、物騒な事言ってるしーーー!!!)

 

ミラ「あらあら、流石にこれはちょっとマズイわね(汗)。」

 

とんでもない展開を目にした二人も流石に困っていた。

今にも激突しそうになったその時、

 

????「そこまでじゃ‼︎やめんかバカタレーーー!!!!」

 

ルーシィ「でかーーーーーーー!!!!(大汗)」

 

巨人の人影が現れて祭り(喧嘩)の終止符を打った。




はい、ということで5話終了です。
ナツ「今回は喧嘩組の魔導士がたくさん出たね。」
ルーシィ「そのおかげであたしどうすればいいのか分からなくなったわよ(汗)」
では今回のスペシャルゲストはミラジェーンことミラさんでーす‼︎
ミラ「はーい‼︎呼ばれて来ましたーーー‼︎」ギュッ
ナツ「うんそれはいいけど何で抱きつくの?」
ミラ「別にいいじゃなーーーい♪」
ナツ「なんかキャラが変わってるし・・・・・・後ルーシィは何でジト目でこっち睨み付けてんの?」
ルーシィ「・・・・・・・・・別に何でもないわよ・・・・・・。」ジトー
ナツ「・・・・・・・・・じゃあ次回予告行きまーす。」
今の間は何?
ナツ「次回は正式にルーシィが妖精の尻尾(フェアリーテイル )の一員に認められます。」
ミラ「それと同時にある事件が起きました。」
ルーシィ「その事件を聞いたナツの雰囲気が変わったけど大丈夫かな・・・・・・?次回「6話 対決!‼︎ 魔導士の誇り 家族の大切さ」お楽しみ!!!・・・・・・そういえばハッピー何も言わないね?」
ハッピー「今回の話、オイラのセリフ少なかった・・・・・・。(涙)」
・・・・・・・・・ごめん。(汗)


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6話 魔導士の誇り 家族の大切さ

6話です。前回のあらすじ入りま〜す。
カルマ「あれ?いつもみたいにくだらない茶番はやらねぇのか?」
いやぁ〜、結構考えたのですが結局ネタ切れになっちゃったんですよね〜。
ナツ「割と恥ずべきことを堂々と公開しないで?」
まぁネタ切れになってしてしまった時用の練習とでも考えてください。
ルーシィ「なんか次回もネタ切れで投稿する前提で話してない?」
ハッピー「・・・・・・・・もうこの時点でくだらない茶番になったので前回のあらすじやるよ〜。」
ナツ「・・・・・・それもそうだね。前回はギルドに入っていろんな魔導士が出てきたんだよねぇ。」
ルーシィ「見たことのある魔導士はあまりいなかったんだけどね。」
カルマ「確かミラだっけか?」
ハッピー「ルーシィのライバルだね。」
ルーシィ「な⁉︎何なのよライバルって!!?」
ハッピー「それはね〜・・・・。」
ナツ「はいはいそういうのはいいからさっさと始めるよ。それでは6話始まりま〜す。」


ルーシィside

 

????「そこまでじゃ‼︎やめんかバカタレーーーー!!!!」

 

ルーシィ「でかーーーーーーー!!!!(大汗)」

 

謎の巨人が現れたところから始まった。

その巨人を見て激突しかけてた魔導士達はピタッと止まった。

 

しーーーーーーーん

 

ミラ「あら、いたんですか?『マスター』」

 

????「うむ。」

 

ルーシィ「マスター!!?」

 

ルーシィはミラの言葉にびっくりした。

 

グレイ「ちっ。」エルフマン「フン。」ロキ「びっくりしたねー。」「「ねー♡」」カナ「酒。」ナツ「さーてと、壊れたテーブルやイスを修理しないと〜。」

 

他の魔導士達はマスターの登場により自分の持ち場へと移った。

・・・・・・・・一人を除いて。

 

カルマ「(にっ) ・・・・・・・・だーっはっはっはっ!!!みんなしてビビリやがって!!!この勝負は俺のk(ブチュッ)ぴ!!?」

 

なぜかカルマは勝ち誇った顔で宣言しようとしたがマスターの巨大な足に潰されダウン。

マスターは周りを見るとルーシィに気づいた。

 

????「むっ、新入りかね?」

 

ルーシィ「(ビクゥ)は・・・・はい・・・・。」ビクビク

 

????「・・・・・・ふんぬぅぅぅぅぅ。」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

 

マスターはいきなり力を溜め込むような声を出した。

それを見たルーシィは涙目で口がパクパクしていた。

だが、力を溜め込むとは逆にマスターの体はみるみる小さくなっていき、最終的にはルーシィの二分の一以下の身長の老人になった。

 

ルーシィ「えええぇぇぇぇぇぇ〜〜〜〜〜〜〜〜!!?あ、あのこの人もしかして・・・・・・。」

 

ミラ「そう。この人が妖精の尻尾(フェアリーテイル)のマスター、『マカロフ』さんよ。」

 

マカロフ「よろしくネ。とう‼︎」

 

驚いているルーシィにミラが丁寧に説明して、マカロフは軽く挨拶して、後ろに回転しながら跳んだ。

しかし、

 

ゴチーーーーーン

 

2階の柵ギリギリのところで後頭部がぶつかった。

そんな彼はぶつかったことをなかったことのように柵を登りわざとコホンと咳き込んだ。

 

マカロフ「ま〜たやってくれたのう貴様等。見よ、評議会から送られてきたこの文書の量を。」

 

彼はそう言うと文書の束を取り出した。

 

ルーシィ(評議会・・・・魔導士ギルドをたばねてる機関じゃない。)

 

マカロフ「まずは・・・・グレイ。」

 

グレイ「あ?」

 

マカロフ「密輸組織を検挙したまではいいが・・・・その後街を素っ裸でふらつき挙げ句の果てに干してある下着を盗んで逃走。」

 

グレイ「イヤ・・・・だって裸はマズイだろ・・・・。(汗)」

 

ナツ「そう思ってるなら裸になるなってゆうかその脱ぎ癖なんとかしなさいよ。」トントン

 

ナツがテーブルに釘を打ちながらグレイにツッコんだ。

 

マカロフ「ハァーー、エルフマン‼︎貴様は要人護衛の任務中に要人に暴行。」

 

エルフマン「『男は学歴よ』なんて言うからつい・・・・。(汗)」

 

マカロフ「(ふるふる)・・・・カナ・・・・経費と偽って某酒場で呑むこと大樽15個、しかも請求先が評議会。」

 

カナ「バレたか・・・・・・。(汗)」

 

マカロフ「ロキ・・・・・・評議員レイジ老師の孫娘に手を出す。某タレント事務所からも損害賠償の請求がきておる。」

 

ロキ「・・・・・・・・。(汗)」

 

マカロフ「(がっくん)そしてカルマ・・・・・・デボン盗賊一家壊滅するも民家七軒も壊滅、チューリィ村の歴史ある時計台倒壊、フリージア教会全焼、ルビナス城一部損壊、ナズナ渓谷観測所崩壊により機能停止・・・・・・。」

 

カルマ「・・・・・・・・・・。(大汗)」

 

ルーシィ(雑誌で読んだ記事ってほとんどカルマだったんだ・・・・・・。(汗))

 

名前を呼ばれた者は気まずそうな顔をした。カルマに至っては壊してばかりなので他の者とは比べ物にならない程の汗を流していた。

 

マカロフ「アルザック、レビィ、クロフ、リーダス、ウォーレン、ビスカ・・・etc・・・・貴様等ァ・・・・ワシは評議員に怒られてばかりじゃぞぉ・・・・・・・・少しはナツを見習おうとは思わんのかぁ・・・・・・。」プルプル

 

ルーシィはこの雰囲気に緊張していた。いつ雷が落ちてきてもおかしくないからだ。

しかし・・・・・・、

 

マカロフ「だが・・・・評議員などクソくらえじゃ。」ボウゥ

 

マカロフはそう言うと文書の束を燃やした。

 

ルーシィ「え?」

 

マカロフは燃えてる文書を投げ捨てるとその文書をナツが食べた。

 

ナツ「(ガブッ)・・・・・・うん、マズイ。」

 

マカロフ「良いか・・・・理を超える力は全ての理の中より生まれる。魔法は奇跡の力なんかではない。我々の内にある“気”の流れと自然界に流れる“気”の波長が合わさり初めて具現化されるのじゃ。それは精神力と集中力を使う、いや、己が魂全てを注ぎ込む事が魔法なのじゃ。(にん)上から覗いてる目ン玉気にしてたら魔道は進めん。評議員のバカ共を怖れるな。・・・・自分の信じた道を進めェい!!!!それが妖精の尻尾(フェアリーテイル)の魔導士じゃぁ!!!!」

 

マカロフの言葉を聞いた魔導士達は歓声を上げた。ルーシィもその言葉を聞き、みんなの様子を見て笑顔になった。

 

・・・・・・・・・・・・・・

 

それから数分後、

ナツは修理し終わってカルマや他の魔導士達にハルジオンでの出来事を話していた。ミラはそんなナツに料理を持って来た。

 

ミラ「はい、ナツ専用のファイアパスタ‼︎修理お疲れ様‼︎」

 

ナツ「あぁ、ありがとうミラ姉さん。いつもごめん。」

 

ミラ「いいの‼︎こっちこそいつもテーブルやイスを直してもらってるから。じゃあ私はルーシィにギルドマークを刻みに行くね。」

 

ナツ「わかった。」

 

ミラはそう言うとルーシィの元へ行った。ナツはファイアパスタを食し始めるとさっきの話をした。

 

「じゃあナツは他の街では火竜(サラマンダー)って呼ばれてたのか⁉︎」

 

ナツ「そうなるね。」モグモグ

 

「確かにオメーの魔法はそんな言葉がピッタリだな。」

 

ハッピー「ナツが火竜(サラマンダー)ならオイラはネコマンダーかなぁ。」

 

「いやマンダーってなんだよ。(汗)」

 

カルマ「でもその火竜(サラマンダー)がイグニールじゃないなんて残念だなぁ・・・・・・。lll」

 

ナツ「あはは・・・・。(汗)」

 

カルマは本物の竜(イグニール)に会うことを楽しみにしていたが、再び話を聞くと夢を壊された子供のように落ち込んだ。

 

ミラ「ここでいいのね?」

 

ルーシィ「はいっ!!!」

 

ルーシィ達のところでは、ルーシィの右手の甲にミラはポンとスタンプを押した。スタンプを離すと右手の甲にピンク色の妖精の尻尾(フェアリーテイル)のギルドマークが浮かび上がった。

 

ミラ「はい‼︎これであなたも妖精の尻尾(フェアリーテイル)の一員よ。」

 

ルーシィ「わぁ♡ありがとうございます‼︎」

 

ルーシィはミラに礼を言いナツ達の元へと向かった。

 

ルーシィ「ナツーー!!!見て見て!!! 妖精の尻尾(フェアリーテイル)のマーク入れてもらっちゃったぁ♡」

 

ルーシィは丁度食べ終わったナツに欲しかったものを見せびらかす子供のようにギルドマークを見せた。

 

ナツ「はは、よかったね。」

 

カルマ「おう‼︎よかったな、ル○ージ。」

 

ルーシィ「ルーシィよ!!!!(怒)」

 

ルーシィは何処ぞの配管工の名前で間違えたカルマに怒りの感情を込めたツッコミをした。

多方面からも怒られそうだが・・・・・・・・・・。(汗)

 

「お前あんな可愛い娘何処で見つけたんだよぉ?」

 

ナツ「さっきも話したでしょ。ハルジオンだよ。」

 

「いいなぁー。うちのチームに入ってくんねぇかなぁ。」

 

ナツは立ち上がった。

 

「ん?ナツ、何処行くんだ?」

 

ナツ「仕事だよ。暇だし。」

 

カルマ「おっ!!それなら俺もーー!!!」

 

そう言いナツとカルマとハッピーは依頼内容の書かれた紙が貼られている『依頼板(リクエストボード)』の前に立った。

 

ハッピー「報酬がいいやつにしようよ。」

 

ナツ「んーー、それならこれならどう?」

 

ナツは160000Jと書かれた紙を剥がした。

 

ナツ「盗賊退治で16万J(ジュエル)だけd「「決まりーーーー!!!」」即答・・・・。(汗)」

 

仕事が決まったその時、

 

???「父ちゃんまだ帰って来ないの?」

 

マカロフ「む。」

 

ナツ「!」

 

ナツは声のした方を向くと涙目になっている小さい男の子がマカロフと話していた。

 

マカロフ「くどいぞ、ロメオ。貴様も魔導士の息子なら親父を信じて大人しく家で待っておれ。」

 

ロメオ「だって・・・・・・三日で帰るって言ったのに・・・・・・もう一週間も帰って来ないんだよ・・・・。」

 

どうやらマカオの息子のロメオは仕事に出掛けたマカオが帰って来なく心配でマカロフに立ち寄ったそうだ。

 

ナツ「・・・・・・・・・・。」

 

マカロフ「マカオの奴は確かハコベ山の仕事じゃったな・・・・。」

 

ロメオ「そんなに遠くないじゃないか‼︎!探しに行ってくれよ‼︎‼︎心配なんだ‼︎‼︎」

 

マカロフ「冗談じゃない‼︎!貴様の親父は魔導士じゃろ‼︎!自分のケツも拭けねぇ魔導士なんぞこのギルドにはおらんのじゃ‼︎!帰ってミルクでも飲んでおれい‼︎!」

 

ロメオ「・・・・・・・・・・。」

 

ロメオはマカロフに見捨てるような発言をされたと同時に怒鳴られ黙ってしまった。目にも涙がどんどん溜まり、

 

ロメオ「バカーーーーーー!!!」ゴスッ

 

マカロフ「おふ。」

 

マカロフを殴り走り去ってしまった。

その様子をルーシィ達も見ていた。

 

ルーシィ「厳しいのね。」

 

ミラ「ああは言っても本当はマスターも心配なのよ・・・・。」

 

ナツ「・・・・・・・・・・。」

 

いつの間にか周りの魔導士達もマカオの事を話していた。その時、

 

ボコォォ

 

『!!?』

 

何かを殴るような音がし、その方向へ向けた。

そこにはナツが先程剥がした依頼書を依頼板(リクエストボード)に戻す形で埋め込んでいた。

 

「オイイ!!!ナツ!!! 依頼板(リクエストボード)壊すなよ!!!」

 

ボードの前にいた魔導士は文句を言うが、

 

ナツ「後で直す。」

 

ナツはそう言い、荷物を持ってギルドを出た。ハッピーもナツに着いて行った。

 

カルマ「・・・・・・ハァ〜〜〜しょうがねぇ、俺も着いて行くか。仕事よりこっちの方が面白そうだし‼︎」

 

カルマもそう言うとナツ達の後を追った。

 

ルーシィ「え?」

 

「マスター、ナツの奴らちょっとヤベェんじゃねぇの?」

 

「アイツ等・・・・マカオを助けに行く気だぜ・・・・。」

 

「これだからガキはよぉ・・・・。」

 

「んな事したってマカオの自尊心がキズつくだけなのに・・・・。」

 

他の魔導士達はそんな話をしていたがマカロフは笑って、

 

マカロフ「進むべき道は誰が決める事でもねぇ。放っておけぃ。」

 

そんな様子を一部始終見ていたルーシィは不思議に思っていた。

 

ルーシィ「ど、どうしちゃったの?アイツ・・・・急に・・・・。」

 

ミラ「ナツもロメオ君と同じだからね。」

 

ルーシィ「え?」

 

その疑問を答えたのは悲しみのある笑顔を浮かべたミラだった。

 

ミラ「ナツのお父さんも出て行ったきりまだ帰って来ないのよ。まぁお父さん・・・・・・って言っても育ての親なんだけどね。」

 

ルーシィはミラの話を真面目に聞いていた。しかし、次の発言で驚愕することになる。

 

ミラ「しかもドラゴン。」

 

ルーシィ「っ⁉︎」ガタン

 

ルーシィはあまりのびっくりにイスから倒れる。

 

ルーシィ「ド、ドラゴン!⁉︎ナツってドラゴンに育てられたの!!?そんなの信じられる訳・・・・・・。」

 

ミラ「ね。小さい頃、そのドラゴンに森で拾われて言葉や文化や魔法なんかを教えてもらったんだって・・・・。でも、ある日突然そのドラゴンはナツの前から姿を消したの・・・・・・・・。」

 

ルーシィ「・・・・・・・・そっか、それがイグニール・・・・・・・・・・。」

 

ミラ「でもね、ナツはこのギルドに入ってから変わったの・・・・・・ただ強くなるだけじゃなく、家族を、みんなを守れるようになりたいんだって・・・・・・・・。ナツはそんな自分をイグニールに見せる日を、イグニールに会える日を楽しみにしてるの。そーゆーところも可愛いのよねぇ。・・・・・・・・・・私たちは、妖精の尻尾(フェアリーテイル)の魔導士達は・・・・・・・・・・・・みんな何かを抱えている・・・・・・・・キズや・・痛みや・・苦しみや・・・・私も・・。」

 

ルーシィ「えっ?」

 

最後何か言ったのが聞こえたが当の本人は、

 

ミラ「ううん、何でもない・・・・。」

 

ルーシィ「・・・・・・・・・・・・・・。」

 

何でもないで話を終わらせた。

しかし、彼女はここまで聞くと問題児だらけのギルドではあるが彼らには彼らなりの責任感を持っていることを実感した。

 

ナツside

 

その頃ナツ達は夜中の道を泣きながら歩いているロメオを見つけた。ナツはロメオに近づき頭に手を乗せて言った。

 

ナツ「大丈夫、僕たちが連れ戻す。」

 

そう言うとナツ達はマカオの仕事先『ハコベ山』に向かった。




6話終わりです。
ナツ「相変わらず進歩しない内容と締め方だね。」
ルーシィ「この小説のタイトルも仮のまんまだしね。」
君達はどストレートにディスらないといけないわけ?
ハッピー「でも事実でしょ?」
ナツ「内容は今後でも修繕させるからいいとして・・・・問題はタイトルだよ。このまま仮で投稿する気?」
う〜〜〜〜ん、これでも考えてるんだけど、中々決まらなくてね・・・・・・。
ルーシィ「まぁとりあえず次回予告してから考えましょ。」
ハッピー「そうだね。それじゃいくよ‼︎次回はマカオを助けるためにハコベ山に向かうよ。」
ルーシィ「もちろんあたしも登場するわよ‼︎」
ハッピー「といっても勝手に着いて来ただけだけどね。」
ルーシィ「う、うっさい‼︎///」
ナツ「二人とも(汗)・・・・・・はぁ、次回「7話 凶悪モンスター バルカン」お楽しみ‼︎」


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7話 凶悪モンスター バルカン

7話の投稿です。何とかクリスマスギリギリのとこで書き終わりました。
ナツ「というか今回も短いね?」
冬季講習で忙しかったんですよ・・・・クリスマスを楽しみたいってこともあったし。
ルーシィ「でも来年からはもっと忙しくなるみたいだけど大丈夫なの?」
・・・・・・それは頑張れば大丈夫だと思う・・・・・・。
ハッピー「なんか自信なさげだね。」
カルマ「なぁ〜そんなこといいからさっさと前回のあらすじしようぜ〜。」
ナツ「はぁしょうがない。前回はギルド内の騒動が終わり、ルーシィのギルド登録が終わったところだよね。」
ルーシィ「まぁその騒動のおかげで歓迎されなかったんだけどね・・・・・・。(涙)」
ナツ「まぁまぁ。(汗)今度何かプレゼントするから。」
ルーシィ「・・・・・・・・・・分かった。///」
ハッピー「はいはいイチャイチャはいいから話戻すよ〜。」
ルーシィ「イ!!?イチャイチャしてない!!!///」ナツ「?」←鈍感
カルマ「そこでロメオが父親マカオを助けて欲しいって言ってたんだよな。」
ナツ「それで僕とカルマ、そしてハッピーで助ける筈だったんだけどぉ・・・・・・・・。とりあえず7話始めます。どうぞ!!」


カタカタカタカタ

 

ナツ達は今マカオを助けるためにハコベ山へと馬車で向かった。

 

ルーシィ「それでね‼︎あたし今度ミラさんの家に遊びに行くことになったの〜♡」

 

ハッピー「下着とか盗んじゃダメだよ。」

 

ルーシィ「盗むか‼︎(汗)」

 

ナツ「・・・・・・てか・・・・。」

 

三人「何でルーシィがいるの(んだ)?」

 

なぜかルーシィも同行することになったが・・・・・・。

三人はやっとでルーシィに問い出した。

 

ルーシィ「何よ、なんか文句あるの?」

 

三人の問いが不満なのか少し膨れてる。

 

ハッピー「そりゃあもう色々と・・・・あい。」

 

ナツ「いや、何で、着いて来、てるの・・かな、て・・・・ウプィ。」

 

ルーシィ「だってせっかくだから、何か妖精の尻尾(フェアリーテイル)の役に立つ事したいなぁ〜なんて。」

 

ハ・カ((株を上げたいんだ‼︎絶対そうだ‼︎(汗)))

 

ルーシィ「それにしてもあんた、本当に乗り物ダメなのね。なんか・・・・色々可愛そう・・・・。」うる

 

ナツ「それ・・・・バカにして、ない・・・・?」

 

ルーシィ「マカオさん探すの終わったら住む所見つけないとなぁ。」

 

ハッピー「オイラとナツん家に住んでもいいよ。」

 

ルーシィ「・・・・・・・・・・・・・・本気でそれ言ってたらヒゲ引っこ抜くわよ。」

 

カルマ「いや何だよ今の間は・・・・。」

 

そんなこと話していると馬車がガタンと止まった。

 

ナツ「!止まった!!!」ガバッ

 

ナツはすぐに起き上がった。

 

ルーシィ「着いたの?」

 

「す・・・・すいません・・・・・・・・・・これ以上は馬車じゃ進めませんわ。」

 

ヒュウウゥゥゥゥゥゥ〜〜〜〜〜〜〜〜

 

今馬車が止まった場所は吹雪の中だった。

 

ルーシィ「!!?何これ!!?いくら山の方とはいえ今は夏季でしょ!!?こんな吹雪おかしいわ!!!・・・・・・・・さ、寒っ!!!!」

 

彼女は半袖とスカートの薄着で来たので体がすぐに震えた。

 

カルマ「そんな薄着してっからだよ。」

 

ルーシィ「アンタ達も似たようなもんでしょっ!!!!」ブルブル

 

「そんじゃオラは街に戻りますよ。」カタカタ

 

馬車はその場から退散していた。

 

ルーシィ「ちょっとぉ!!!帰りはどーすんのよぉ!!!」ムキィーーーー

 

ナツ「帰りは歩きになるかな・・・・。(汗)」

 

カルマ「つうかアイツ・・・・本当うるさいな・・・・。」

 

ハッピー「あい。」

 

中々前に進めない状況・・・・・・。

 

ルーシィ「うぅ〜寒い〜ナツ〜その毛布貸して〜。」ブルブル

 

ナツ「えっ?別にいいけど・・・・。」

 

ナツはそう言うとリュックの上に巻かれている毛布を渡した。

 

ルーシィ「う〜・・・・そうだ!!!」

 

毛布に包まったルーシィは何か思い出すと腰のホルダーから銀色の鍵を取り出した。

 

ルーシィ「開け!!!時計座の扉!!!『ホロロギウム』!!!」

 

ルーシィは手を生やした柱時計のような星霊を召喚した。

 

カルマ「おお!!」

 

ハッピー「時計だぁ!!」

 

ナツ「そんな興奮する?」

 

三人がそんな事話していると、ルーシィはホロロギウムと呼ばれる星霊の中に入った。

 

ルーシィ「〜〜〜〜〜〜〜〜。」

 

カルマ「何言ってんのか聞こえねぇよ。」

 

ホロロギウム「「あたしここにいる。」と申しております。」

 

ナツ「・・・・・・・・・・何しにきたの?」

 

ホロロギウム「「何しに来たと言えば、マカオさんもこんな場所に何の仕事をしに来たのよ!!?」と申しております。」

 

ナツ「知らないで来たんだ(汗)。・・・・凶悪モンスター『バルカン』の討伐だよ。」

 

ルーシィ「!!!!(大汗)」

 

ルーシィはナツの言葉を聞き、青ざめた。

 

ホロロギウム「「あたし帰りたい。」と申しております。」

 

カルマ「はいどうぞと申しております。」

 

ハッピー「あい。」

 

ナツ「本当に何しに来たの?(汗)」

 

ルーシィの発言を聞いて呆れた三人はマカオを探しに吹雪の中を歩き出した。

 

ナツ「マカオさーーーーーん!!!どこだーーーーーーー!!!」

 

カルマ「バルカンにやられちまったのかーーーーーー!!!」

 

吹雪の中、大声で叫んでいると、上の方からボスボスと何者かが雪を踏みながら近づいてきた。上の方を見ると人間より体が少しデカい影が出てきて、ナツ達の方へ落下してきた。

 

ドゴォォォ

 

そのまま攻撃を仕掛けてきた。二人はその攻撃をヒョイと身軽にかわした。

 

ハッピー「バルカンだーーーー!!!」

 

その正体は目的のバルカンだった。

 

バルカン「・・・・・・・・・・ウホッ!!!」バッ

 

カルマ「ぬお!?」

 

しかしバルカンはカルマを跳び箱のように飛び越しナツ達の進行方向の逆の方向へと走っていった。

その様子にナツは気づいた。

 

ナツ「!?マズイ!!!ルーシィ!!!早く逃げて!!!」

 

ルーシィ「え?・・・・!?」

 

ルーシィはバルカンに気づいたが遅かった。

 

バルカン「人間の女だ♡うほほーーーーーーー♡」

 

バルカンは娘を攫うオークのようにホロロギウムごと担ぎルーシィを攫った。

 

カルマ「おお、あのバルカン喋れんのか。」バシィ

 

カルマは気合いを入れるように右の拳を左の掌にぶつけるように合わせた。

 

ホロロギウム「「てか助けなさいよオォォォォ!!!!(涙)」と申しております。」

 

ナツ「いやカルマ、喋ってるとこ気にしてる場合じゃないから!!!早く追いかけるよ!!!」

 

ナツの言葉を聞き三人はバルカンを追いかけた。




7話終わりました。
ルーシィ「何であたしが攫われたところで終わりなの!!?」
いやぁ〜今回は短くしようと思ってて、せっかくのクリスマスだし。
ナツ「ルーシィ落ち着いて。(汗)せっかくのクリスマスだから今回ばかりは仕方がないよ。」
ハッピー「あのナツが作者に甘い!!?」
カルマ「そんなことはいいからさっさと次回予告してクリスマス楽しもうぜぇ!!!」
ハッピー「こっちはこっちでクリスマス楽しもうとしてる!!?」
ナツ「はい!!と言うことで次回予告入りま〜す!!!」
カルマ「やっとバルカン見つけたのに逃しちまうんだよなぁ。」
ハッピー「まぁルーシィだから大丈夫だよ」
ルーシィ「何その謎の信頼・・・・・・。(汗)」
ナツ「次回「8話 火竜と光神と猿と牛」お楽しみ!!!じゃあお別れの挨拶の代わりにこの日の挨拶をみんなで言おっか!!!」
ルーシィ「あっ!!それいいね!!!」
ハ・カ「賛成ーーーー!!!」
それでは私が合図を。せぇの・・・・・・
『メリークリスマス!!!』


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8話 火竜と光神と猿と牛

8話です。今日はポケモンの映画見ました。
ナツ「あんたの情報はいいとして今回は投稿遅かったね。」
お正月の準備とかがあったし・・・・・・久しぶりに休みたかったからね〜。
ルーシィ「それはゲームをやり過ぎたってこともあったんじゃない?」
・・・・・・よく分かったね。
ルーシィ「やっぱり・・・・・・。(汗)」
ナツ「まぁいいや、前回のあらすじするよ。」
ルーシィ「前回は何故かあたしがバルカンってモンスターに攫われたのよね〜。」
ハッピー「6話でも言ったでしょ?勝手に着いて来たからだよ。」
ルーシィ「だからってピンポイントに攫われる?普通。」
情報(◯ッ◯ウ◯キ)見たらバルカンって女好きみたいだよ。
ルーシィ「・・・・・・・・・やっぱり着いてこなきゃ良かった。(涙)」
ナツ「今更後悔しても遅いよ。まぁ、8話始まります。」
SwitchのFAIRY TAILのゲーム欲しいです。
ナツ「聞いてないしお年玉で買え。」


ルーシィside

 

ホロロギウムの中にいる彼女はバルカンに攫われ周りが氷に覆われている場所に連れてこられた。

 

ルーシィ「何でこんな事に・・・・・・なってる訳〜〜〜〜〜!!!?なんかあの猿もテンション高いし〜〜〜〜!!!(涙)」

 

ホロロギウム「・・・・・・と申されましても。」

 

バルカン「ウッホ、ウホホ、ウッホ、ウホホホホ〜〜〜!!」

 

バルカンは彼女達の周りをグルグル回っていた。

 

ルーシィ「ここってあの猿の住家なのかしら?・・・・・・マカオさんは見当たらないけど・・・・・・・・てか、ナツ達はどうしちゃったのよ〜・・・・・・。」

 

ルーシィが現状確認していると、

 

バルカン「女♡」

 

ルーシィ「‼︎(汗)」

 

バルカンが覗いてきた。そのままジーーっと見つめていると、

 

ポン‼︎

 

ルーシィ「!!?」

 

ホロロギウムが消え、ルーシィが露わになった。

 

ルーシィ「ちょ・・・・ちょっとォ‼︎ホロロギウム消えないでよぉ!!!」

 

ホロロギウム「時間切れです。ごきげんよう。」

 

ルーシィ「延長よ!!!延長!!!ねぇ!!!!」

 

どこから声が出たのか謎だがもうホロロギウムの魔力が切れてしまったらしい。

バルカンからすれば絶好のチャンスと言わんばかりの興奮気味でルーシィはそんなバルカンに恐怖を感じた。

その時、

 

ナツ「ルーシィ〜〜〜!!!」タッタッタッタッ

 

カルマ「オオォォォ〜〜〜!!!やっと追いついたぞ〜〜〜〜!!!!」ドッドッドッドッ

 

ナツとカルマが走り、ハッピーは飛んできた。

 

ルーシィ「ナツ!!!カルマ!!!」

 

ハッピー(オイラは!?)ピューン

 

ルーシィは彼らの登場で安心したが、

 

ナツ「ちょっと待ってカルマ!!!床凍ってるから気をつけ・・・・。」

 

カルマ「マカオはどこだーーーー!!!(ツルッ)ウォッ!!?おおおおおおォォォォォォ〜〜〜〜〜〜!!!?」ゴロゴロゴロ

 

ドゴーーーーン

 

カルマはナツの忠告を聞かず走りを緩めなかったため足を滑らせそのまま転がり氷の壁に激突した。

 

ルーシィ「ふ・・・・普通に登場できないの・・・・?(汗)」

 

ナツ「多分無理だと思う・・・・・・昔からあんなんだし・・・・・・。(汗)」

 

ルーシィはこの光景に頭を抱えた。そんな彼女にナツは同情した。

 

カルマ「オイ!!!サル!!!マカオはどこだ!!?」

 

当の彼は激突したにも関わらずバルカンに質問をした。

 

バルカン「ウホ?」

 

バルカンはようやくカルマに気付き、カルマ達に目を向けた。

因みにルーシィはその隙にナツの後ろに避難していた。

 

カルマ「人間の言葉わかるんだろ?マカオだよマカオ!!!人間の男だよ!!!」

 

バルカン「男?」

 

カルマ「そうだ!!!・・・・どこに隠しやがった!!?」

 

ルーシィ「うわ!!!もう「隠した」って決めつけてるし!!!」(ま・・・・待って・・・・‼︎そもそもマカオさんはまだ生きてるのかしら・・・・・・。)

 

ナツ「でもあのバルカンからマカオさんの匂いがするから間違いないと思うけど・・・・・・。」

 

バルカンはニヤリと笑いこっちに来いとジェスチャーした。

 

バルカン「ウホホ。」ヒョイヒョイ

 

カルマ「おお!!通じたか!!」

 

ナツ「・・・・・・なんか怪しくない?」

 

ルーシィ(もしかして・・・・マカオさんはもう・・・・・・)

 

ルーシィがそう考えているところ、カルマとバルカンを怪しんでいるナツはバルカンに着いて行った。バルカンは窓のような穴に指を刺した。

 

カルマ「どこだ!!?」

 

カルマとナツはその穴を覗き込むと、

 

ドガッ

 

ナ・カ「あ。」

 

バルカンに押し出されてしまい、

 

カルマ「あああああああああァァァァァァ〜〜〜〜〜〜〜!!!」

 

ナツ「あんのクソザルが〜〜〜〜〜!!!」

 

奈落の底へと落ちていった。

 

ルーシィ「ナツーーーーーー!!!カルマーーーーーーーー!!!」

 

バルカン「男・・・・いらん。・・・・オデ・・・・女好き♡」

 

・・・・・・・・・・・・・・・・

ナツ・カルマside

 

ヒュゥゥゥゥゥゥ〜〜〜〜

 

ナツ「フン!!!」ボオゥゥ

 

ナツは足から炎を放出し空中に浮いた。

 

ナツ「ハッピー!!!」

 

ハッピー「あい!!!」

 

ハッピーは一緒に落ちていたカルマの手を掴み救出した。

 

カルマ「あっぶね〜〜。サンキューハッピー!!!」

 

ハッピー「これくらい大した事ないよ〜。」

 

カルマ「にしてもあのサルマジで許さねぇ!!!(激怒)」

 

ナツ「ああ、ああゆう類人猿にはお灸が必要みたいだな・・・・・・。(激怒)」

 

二人はバルカンをどのように捻り潰す(物騒)か考えていた。

 

・・・・・・・・・・・・・・

ルーシィside

 

ルーシィ「やだ!!!ちょっと・・・・死んでないわよね!!?あいつらああ見えてすごい魔導士なんだから!!!きっと・・・・きっと大丈・・・・・・。」

 

ルーシィは落ちた穴から覗きそう言ってはいたが、聞こえたのは崖からよく響く雪を運ぶ冷たい風の音だけだった。それと同時にルーシィの頭の中にナツを思い浮かんでいた。自分でも何でそうなったのかは分かっていない。ただ、今言えることは・・・・・・・・二人を落としたバルカン(エロザル)は絶対に許せないという事だ。

 

バルカン「男いらん‼︎男いらん‼︎女‼︎女‼︎ウホホ〜〜〜!!!」ドタドタ

 

当のバルカンは自分から見て邪魔な二人を処分できた事に喜んでいた。そんな様子を見てルーシィはさらに腹を立てた。

 

ルーシィ「女‼︎女‼︎ってうるさいのよこのエロザル。ナツ達が無事じゃなかったらどーしてくれんのよ‼︎」ジャラ

 

彼女はそういうと腰のホルダーから先が斧のような形をした金色の鍵を取り出した。

 

ルーシィ「開け!!!金牛宮の扉!!!・・・・・・『タウロス』!!!!」

 

ルーシィはそう言い鍵を前に構えると魔法陣が展開し、その魔法陣から人間より大きく背中に巨大な斧を背負っている二足歩行の牛が現れた。

 

バルカン「牛!!?」

 

バルカンも牛の星霊の登場に驚いた。

 

ルーシィ「あたしが契約している星霊の中で1番パワーのあるタウロスが相手よ!!!エロザル!!!」

 

ルーシィはタウロスに指示を出そうとしたが、

 

タウロス「ルーシィさん。相変わらず良い乳していますなぁ。MOー(モオー)ステキです。」

 

タウロスは目を(ハート)にし、ルーシィの胸をジロジロ見た。

 

ルーシィ「・・・・・・・・そうだ・・・・・・コイツもエロかった・・・・。(汗)」はぁー

 

そんなタウロスを見て思い出したかのように頭を抱えた。

 

バルカン「ウホッ!!オデの女とるな!!!」

 

タウロス「!」ピクッ

 

バルカンの言葉を聞き、タウロスはバルカンに目を向けた。

 

タウロス「オレの女?・・・・・・それはMO(モオ)聞き捨てなりませんなぁ。」

 

ルーシィ「そうよタウロス‼︎あいつをやっちゃって!!」

 

ルーシィはやっとタウロスが真面目になってくれた事に安心を取り戻した。と思いきや、

 

タウロス「「オレの女」ではなく「オレの乳」と言ってもらいたい。」

 

ルーシィ「もらいたくないわよっ!!!(汗)」

 

どうやらこの(変態)に真面目は無理な話だった。ルーシィもそれを素早く拒否し胸を両腕で隠した。

 

ルーシィ(さっきホロロギウムの時にいっぱい魔力使っちゃったし・・・・・・タウロスの分の魔力がもつかが心配だけど・・・・・・この猿を速攻で倒してナツ達を探さなきゃ!!!)「タウロス!!!」

 

タウロス「MO(モオ)準備OK!!!」ダッ

 

背中の斧を持ち駆け出した。

 

バルカン「ウホッ!!!」ダッ

 

バルカンも同時に駆け出した。

 

(変態)(変態)がそのまま激突・・・・・・・・

 

カルマ「さっきはよくもやってくれたな〜〜〜〜〜〜!!!(激怒)」ドゴォ

 

タウロス「MO(モオ)〜〜〜〜〜〜〜!!?」

 

ルーシィ「キャ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!?」

 

・・・・・・・・する事なくカルマが先程落ちた穴から現れ、そのまま見分けをつけずにタウロス(味方)を蹴り飛ばした。ルーシィもカルマの登場とタウロスを蹴り飛ばした事に驚愕した。

 

カルマ「・・・・・・・・・・あれ?なんか怪物増えてる?」

 

タウロス「MO(モオ)・・・・・・・・ダメっぽいですな・・・・・・。」ドサッ

 

蹴り飛ばされたタウロスはそのまま倒れた。

 

ルーシィ「弱ーーーーーー!!!人がせっかく心配してあげたっていうのに何すんのよーーー!!!(怒)てゆーかちょっと待って!!?どうやって助かったの!!?それにナツは・・・・・・?」

 

カルマ「(ニッ)あれだよ。」

 

ルーシィの質問にカルマは笑い、指差した。その方向を見るとハッピーがナツを抱えて飛んで来た。そこでナツは彼らの近くに着地した。

 

ナツ「よっと、ハッピーのおかげだよ。ありがとう。」

 

ハッピー「どういたしまして。」パタパタ

 

ルーシィ「そっか・・・・・・ハッピーって羽あったわね、そういえば・・・・・・。」

 

ハッピー「あい。『(エーラ)』という能力系魔法の一つです。」パタパタ

 

ルーシィはハッピーが羽を生やす事を今気づき、ハッピーは自分の魔法を説明した。

 

ルーシィ「ナツ、乗り物ダメなのにハッピーは大丈夫なのね。」

 

ルーシィの一言を聞いてナツ達はキョトンとした。

 

ナツ「えっ?何言ってるの?」

 

カルマ「ハッピーは乗り物じゃなくて『仲間』だろ?ひくわー。( ゚д゚)」

 

ルーシィ「そ・・・そうね。ごめんなさい。(汗)」(ひかれた‼︎)

 

ナツはルーシィの言葉を聞き疑問を抱いたが、カルマはものすごくひいていた。

 

バルカン「ウホホゥッ!!!」ドドドドドドドドッ

 

ルーシィ「!!!!」

 

置いてきぼりにされていたバルカンは我に帰り、ナツ達に突っ込んで来た。

 

ナツ「いい? 妖精の尻尾(フェアリーテイル )のメンバーは全員仲間だ。じっちゃんもミラ姉さんも・・・・・・。」

 

ルーシィ「ちょっと‼︎来たわよ!!!」

 

ルーシィはそう知らせたが二人は振り向かない。

 

カルマ「ウゼェ奴だがグレイやエルフマンも・・・・・・。」

 

ルーシィ「分かったわよ!!!分かったから!!!二人とも後ろ!!!」

 

ナツ「ハッピーも、そしてルーシィもみんな仲間だよ。」

 

ルーシィ「!!!」

 

ナ・カ「「だから・・・・・・。」」

 

二人は声を揃えると後ろに振り向き、ナツは雰囲気を変え赤く燃える炎を足に纏い、カルマは黒く光る光を拳に纏い、

 

ナ・カ「「俺達はマカオを連れて帰るんだよっ!!!」」

 

丁度真後ろにいたバルカンの顔に攻撃した。バルカンも二人の攻撃を受け、そのまま滑り込んだ。

 

ズザザーーー

 

スタッ

 

カルマ「オイオイ。俺達を崖に押し落としたくせに案外弱いじゃねぇか。」

 

ナツ「早くマカオの居場所を教えねぇと黒焦げにするぞ。」

 

二人はニヤリと笑い挑発すると、バルカンはムキーとした顔になり、

 

パキパキッ

 

天井にできた氷柱を複数折り、

 

バルカン「ウホホッ!!!」シュバババッ

 

ナツ達に向けて投げまくった。

それをナツは動じず立ち止まっていた。

 

じゅうぅ じゅう〜 びちゃ

 

ナツ「火に氷柱攻撃は効かねぇよ。」

 

余裕ぶっているとバルカンは近くに立たれていた巨大な斧を手に取った。

 

ナツ「・・・・・・・・・・・・あ〜それは痛そうだな。」

 

ルーシィ「あ〜〜〜!!!タウロスの斧!!!」

 

カルマ「えっ⁉︎あれ牛のなのか!!?」

 

彼らはかなり動揺していると、

 

バルカン「キェエエエ〜!!!」ブァァァァ〜

 

猿とは思えない奇声をあげ、斧を振り回した。

 

ナツ「(ばっ)わっ⁉︎(ばっ)うぉっ‼︎(しゅっ)危なっ‼︎(つる)あっ・・・。」

 

何とかナツはかわしているが床が凍っているため、足を滑らせてしまし倒れてしまった。

その隙をバルカンは見逃さなかった。

 

バルカン「ウホォーーーーーー!!!」

 

しかし、

 

ナツ「ふん!!!」ガシッ

 

ナツはすぐに体制を立て直し、斧をギリギリのところで真剣白刃取り(斧だけど)で防いだ。

 

ルーシィ「タウロス!!!早く戻りなさい!!!そうすればあの斧も消えるから!!!」ガクガク

 

カルマ「その牛が消えればいいんだな⁉︎じゃあ今すぐぶん殴ろう!!!」

 

ルーシィ「それはそれでどういう結論よ!!?」

 

こっちもこっちで大変になってますな。(笑)

そんな事していると、

 

ジュウウウウゥゥゥ〜

 

『っ!!?』

 

何かが溶ける音がした。その音がした方を見るとナツが斧を抑えている両手から熱を放ち斧の刃を溶かし、複数に溶けた鉄を口の中に入れた。

 

ルーシィ「か、体の熱で刃を溶かしたっていうの!!?しかも食べてるし!!!」

 

ナツ「食ったら力が湧いてきた!!!」モゴモゴ

 

ナツはそう言うと口の中の鉄を全てバルカンに向けてプププッと吐き出した。バルカンが怯み、ナツは拳に炎を纏い、

 

ボオォ

 

ナツ「行くぞぉ・・・火竜の鉄拳!!!」ドゴォォ

 

バルカン「ウホォ!!?」

 

ズガァ

 

バルカンを殴り、氷の壁に激突させた。

 

ハッピー「挟まったよ‼︎」

 

ルーシィ「でもどうするの?この猿にマカオさんの居場所聞くんじゃなかったの?」

 

カルマ「あ‼︎そうだった‼︎オイナツ‼︎どうするだよ⁉︎」

 

ナツ「大丈夫だよ。なんせ、マカオさんは最初からいたから。」

 

ナツの言葉を聞き、カルマ達はポカンとした。

 

カルマ「はぁ?それってどういう・・・。」

 

みみみ

 

『⁉︎』

 

カルマが何故か聞こうとした瞬間、バルカンが光り出した。

 

カルマ「な、何だ何だ!!?」

 

ルーシィ「な、何⁉︎何なの!!?」

 

かなり動揺しているが、バルカンの光は更に増していた。そして最終的には・・・・・・

 

ボゥゥン

 

傷だらけのオッサンになった。

 

カルマ「サルがマカオになったーーー!!?」

 

ルーシィ「えっ!!?この人がマカオさん!!?」

 

ハッピー「バルカンに接収(テイクオーバー)されてたんだ!!!」

 

ルーシィ「接収(テイクオーバー)?」

 

ハッピー「体を乗っ取る魔法だよ。バルカンは人間を接収(テイクオーバー)する事で生きつなぐモンスターだったのか・・・・・・。」

 

ルーシィ「でもナツは何でさっきのエロザルがマカオさんって分かったの?」

 

ナツ「『魔力感知』だよ。」

 

ルーシィ「魔力・・・感知・・・・・・?」

 

ナツ「説明は後回し。今は治療しないと。」

 

ナツの言葉にハッとした彼らはすぐに治療に取り掛かった。しかし・・・・・・

 

ルーシィ「だめ・・・脇腹の傷が深すぎる・・・・・・。持ってきた応急セットじゃ治せない・・・・・・・・・。」

 

カルマ「クソッ、どうすればいいんだよっ!!!」

 

先程のバルカンとの戦いで負った傷があまりにも酷すぎてどうしようも出来なかった。脇腹から血がどんどん流れていく。するとナツが言った。

 

ナツ「・・・・・・・・・・・・二人とも、マカオさんを押さえておいて。」ボオォ

 

ルーシィ「えっ?」

 

カルマ「はっ?何言って・・・・・・。」

 

ナツはそう言うと手から火を出し、

 

ジュウウウウゥゥゥ

 

マカオ「ぐああああああぁぁぁぁぁ!!!!」

 

傷口に火を直接あてた。

 

ルーシィ「ちょっナツ!!?」

 

カルマ「お前何してんだよ!!?」

 

二人は突然の行動にびっくりしたが、

 

ナツ「今はこれしか方法がないんだ!!!マカオさん我慢して下さい!!!!」

 

マカオ「あぐあああああ!!!!」

 

ルーシィ「・・・そっか!!火傷させて傷口を塞ぐのね!!!確かに止血にはなるけど・・・・・・。」

 

カルマ「いくら何でも・・・・・・・・・・・・。」

 

ナツ「死ぬんじゃねぇぞ!!!ロメオが待ってるんだ!!!」

 

ナツも必死になっているからか口調が変わった。

 

マカオ「ふがっ・・・ぐぅ・・・ハァハァ・・・・・・くそ・・・・・・情けねぇ・・・・・・。」

 

痛みで目が覚め、喋り始めた。

 

マカオ「ハァハァ・・・19匹は・・・倒し・・たん・・だ・・・・・・。」

 

ルーシィ「え?」

 

マカオ「うぐっ!!!・・・・・・20匹目に・・・・接収(テイクオーバー)・・・され・・・・・・ぐはっ!!!」

 

ナツ「わかったからもう喋んなっ!!!傷口が開くだろっ!!!」

 

ルーシィ(嘘・・・・・・⁉︎あの猿・・・・・・一匹じゃなかったの・・・!!?そんな仕事を一人で・・・・・・・・・・・・。)

 

ルーシィは仕事内容を聞き、心の中で驚愕した。しかし、それと同時に、

 

マカオ「ムカつくぜ・・・ちくしょオ・・・・・・これじゃ・・・・・・ロメオに・・・・・・会わす、顔が・・・・・・ねェ・・・・・・。」

 

ナツ「そんな事ねェよ・・・・・・ロメオに会わす顔がねェだ?・・・・・・・・・19匹も倒したんだろ!!?だったらそんなアンタをロメオに見せろよ!!!」

 

ルーシィ(やっぱりすごいなぁ・・・・・・かなわないなぁ・・・・・・・・・。)

 

彼ら(フェアリーテイル )との偉大さや自分との実力の差を見せつけられたかのように感じた。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

それから数時間後、マグノリアの街

ロメオは家の近くの所で座って待っていた。

そこで彼らがマカオに肩を貸して帰って来た。それを見たロメオは笑顔で迎えようとしたが、

 

『なーにが妖精の尻尾(フェアリーテイル )の魔導士だよ!!!』

『あんなの嘘ばっか飲んでる奴等じゃんか‼︎』

ロメオ『ち、違うわい!!!』

『やーい魔導士は腰抜けだーい‼︎』

『俺は大きくなったら騎士になろーっと。』

『魔導士は酒くさいもんねー。』

ロメオ『・・・・・・・・・・・・。』

 

ロメオ『父ちゃん!!!すっごい仕事行って来てよ!!!』

マカオ『?どうした急に・・・。』

ロメオ『俺・・・このままじゃ悔しいよ!!!』

 

マカオが仕事に行ったのはロメオのお願いによるものだった。ロメオはその願いで罪悪感を抱き涙を浮かべた。

 

ロメオ「・・・・・・・・・父ちゃん、ゴメン・・・・・・俺・・・・・・(ぎゅっ)!」

 

マカオ「心配かけたな。スマネェ。」

 

マカオはそんなロメオに腕を回し抱きついた。

 

ロメオ「いいんだ・・・俺は魔導士の息子だから・・・・・・。」

 

マカオ「今度クソガキ共に絡まれたら言ってやれ。」

 

マカオは笑みを浮かべてこう言った。

 

マカオ「テメェの親父は怪物19匹倒せんのか⁉︎ってよ。」

 

マカオの言葉を聞き、ロメオは笑顔になった。

 

ロメオ「ナツ兄ーーーーーー‼︎カルマ兄ーーーーーー‼︎ハッピーーーーーー‼︎ありがとーーーーーー‼︎それと・・・ルーシィ姉もありがとーーーーーー!!!」

 

ロメオは静かに去って行くナツ達に大声で感謝を伝えた。

 

ルーシィ(妖精の尻尾(フェアリーテイル )はめちゃくちゃでぶっ飛んだギルドだけど、楽しくて暖かくて優しくて、あたしはまだまだ新人の魔導士だけど、このギルドが大好きになりそうです。)

 

彼女の妖精の尻尾(フェアリーテイル )での生活はまだまだ始まったばかりである。




8話終わりです。
ナツ「今回は今までの話の中で長いんじゃない?」
うん。自分でも確認してそう思った。
ルーシィ「・・・・・・・・・ねぇ、今回の話、先週から書き始めたやつだから長くなったんじゃないの?(二つの意味で)」
・・・・・・・・・よく分かったね。(二回目)
ルーシィ「やっぱり・・・・・・・・・。(汗)」(二回目)
ハッピー「ネタの使い回しはいいから早く次回予告するよ。」
バカヤロウ‼︎言わなきゃバレなかったのに‼︎
ナツ「いや九割は気づいてるでしょ。」
カルマ「次回はルーシィの初仕事だよな。」
ルーシィ「そう‼︎つまり次回はあたしも活躍ができる!!!」
ああ、次回そう書けるかどうか分かんないよ。
ナツ「だったら次回予告必要なくない?」
ルーシィ「・・・・・・・・・・・・次回「9話 星霊魔導士の約束 ルーシィ初仕事‼︎」お楽しみ・・・・・・。」
カルマ「不貞腐れてやがる・・・・・・・・・。(汗)」


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9話 星霊魔導士の約束 ルーシィ初仕事‼︎

9話目です。次回で10話目です。
ナツ「こんなのでよくここまできたね。」
ひどい言い様・・・・・・・・。(涙)
ルーシィ「じゃあ前回のあらすじするわね。」
ナツ「前回は何とかマカオの救出に成功できたね。」
ルーシィ「まぁあたしがいたおかげでもあるけどね‼︎」
カルマ「まあハコベ山に着いた時から文句しか言ってなかったけどな。」
ハッピー「それに所々アピールしてくるしねぇ〜。」
ルーシィ「う、うるさいわね!!!それに事実でしょ!!?ナツはともかくカルマ一人だけじゃ探せなかったんだろうし!!!」
カルマ「オイそれじゃぁまるで俺がバカとか方向音痴みたいに聞こえるじゃねぇか!!!」
ルーシィ「あながち間違いじゃないでしょ!!!前回なんかタウロスを蹴り飛ばして気絶させちゃったし!!!」
ハッピー「プププッ、どっちもどっちだね。(笑)」
ル・カ「ネコは黙ってろ!!!」
『ギャ〜ギャ〜!!!』
ナツ「・・・・・・・・もうあの馬鹿トリオに交わるのは面倒いのでこのまま始めましょうか。」
・・・・・・・・それもそうだね。それでは9話始めます。それでは・・・・・・
ナ・IF「どうぞ!!!」


ルーシィside

 

ルーシィはハコベ山から帰還後、住む家を見つけた。それから翌日、ルーシィは朝風呂に入っていた。

 

ルーシィ「んんん〜〜〜〜〜〜!!いいトコ見つかったなぁ。」

 

風呂から上がり、

 

ルーシィ「7万にしては間取りも広いし収納スペース多いし、」

 

バスタオルを体に巻き、髪を拭き、

 

ルーシィ「真っ白な壁、木の香り、ちょっとレトロな暖炉に竈門までついてる!そして何より一番素敵なのは・・・・・・・・。」

 

目を輝かせある部屋に入った。そこで待っていたのは・・・・・・・・

 

カルマ「よぉ!」袋菓子モグモグ ハッピー「あい。」魚モグモグ

 

ルーシィ「あたしの部屋ーーーーーー!!!(汗)」

 

カルマとハッピーと散らかった部屋だった。

 

ルーシィ「何であんた達がいんのよーーーーー!!!(怒)」グルンドゴォ

 

カ・ハ「グボブッ!!!」

 

ルーシィはそんな彼らの顔面を壁に叩きつけるように回し蹴りを喰らわせた。

 

カルマ「だってミラから家見つかったって聞いたから・・・・・・・・・・。」頬スリスリ

 

ルーシィ「聞いたからって何!!?勝手に入ってきていい訳!!?(怒)」

 

流石のルーシィもボケツッコミはともかく不法侵入でキレている。

 

ルーシィ「親しき仲にも礼儀ありって言葉知らないの!!?あんた達のしたことは不法侵入よ!!?犯罪よ!!?モラルの欠如もいいトコだわ!!!(怒)」づかづかづか

 

カルマ「オイオイ・・・・・・・・流石の俺でも傷つくぞ・・・・・・・・。(汗)」

 

ルーシィ「傷ついてんのはあたしの方よっ!!!(怒)」

 

どうやら彼はナツ以外じゃ止められそうにないようだ。

 

ハッピー「いい部屋だねーーー。」ガリガリ

 

そう言いながら壁で爪をとぐハッピー。(猫の本能)

 

ルーシィ「爪をとぐなっ!!!ネコ科動物!!!(怒)ってゆうかホントに何しに来たのよ!!!もう帰ってよーーーー!!!」

 

カルマ「やだよ。遊びに来たんだから。」

 

ルーシィ「超勝手ーーーーーーーー!!!(涙)」

 

ルーシィは彼らの身勝手さにお手上げになったその時、

 

トントン

 

ナツ「ルーシィ〜そっちにハッピーいる〜?」

 

ドアからノックの音とナツの声が聞こえた。

ルーシィはすぐさまドアの方へ向かいバンと開けた。

 

ルーシィ「ナツお願い助けてコイツ等どうにかして!!!(涙)」

 

ナツ「・・・・・・・・・・いや、それはいいけど・・・・服は・・・・?(汗)」

 

ルーシィ「え?・・・・・・・・・・・・ッ!!?///」

 

ナツの質問にルーシィはキョトンとし自分の服装を見た。それから約3秒後、顔どころか全身が真っ赤に染まっていった。それを見たナツはイヤな予感を感じ冷や汗を滝のように流した。

 

ナツ「・・・・・・え〜と、ルーシィ、さん?(大汗)」ダラダラ

 

ルーシィ「イヤ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!///」

 

バッチ〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!

 

ナツ「ヘブレッ!!?」

 

ルーシィはあまりの恥ずかしさにナツに凄まじい音が出るほどのビンタをくらわせた。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

あれから一分後、3人は椅子に、ハッピーはテーブルの上に座っていた。因みにナツの左頬には真っ赤な紅葉マークが浮かび上がっていた。

 

ナツ「・・・・・・・・・ねぇ、不可抗力とはいえここまでやる?」

 

カルマ「プププッ、ナツお前、朝から何やってんだよ。(笑)」

 

ハッピー「プフッ、てゆうか何でルーシィの家に来たの?(笑)」

 

ナツ「それはこっちのセリフだし笑ってんじゃないよ。」

 

そんなナツを見た二人は笑いを堪えていた。

 

ナツ「何でって、朝起きたらハッピーがいないからもしかしたらと思ってここに来たんだよ。まぁカルマもここにいるってことは予想してたけどね。因みに二人は朝から何しに来たの?」

 

カルマ「暇だから遊びにきた。」

 

ハッピー「あい。」

 

ナツ「・・・・・・・・はぁ、そういえば僕の時もこんな感じだったなぁ・・・・・・・・。」

 

ナツは二人の返答に呆れため息をついた。

そこで黙った聞いていたルーシィが口を開いた。

 

ルーシィ「と・に・か・く!!!まだ引っ越してきたばかりだからまだ家具も揃えてないの!!!遊ぶモンなんか何もないんだから紅茶飲んだら帰ってよね。」

 

カルマ「残忍な奴だな。」 ハッピー「あい。」

 

ルーシィ「紅茶飲んで帰れって言っただけなのに!!?」

 

ナツ「そもそも不法侵入者が言えることじゃないでしょ・・・・・・・・。(汗)」

 

二人はボケの二人に疲れていると、カルマが何かを思い出した。

 

カルマ「あっそうだ‼︎ルーシィの持ってる鍵の化けモン全部見せてくれよ‼︎」

 

ルーシィ「イヤよ‼︎凄く魔力を消耗するから。それに化けモンじゃなくて星霊よ。」

 

ナツ「そういえばルーシィは何人の星霊と契約を交わしてるの?」

 

ルーシィ「6体よ。星霊は1体、2体って数えるの。」

 

ルーシィはそういうと自分の持っている6本の鍵を金色と銀色に分けるようにテーブルの上に置いた。

 

ルーシィ「こっちの銀色の鍵はお店で売ってる鍵なの。『時計座のホロロギウム』『南十字座のクルックス』『琴座のリラ』。で、こっちの金色の鍵は黄道十二門っていう(ゲート)を開ける超レアな鍵。『金牛宮のタウロス』『宝瓶宮のアクエリアス』『巨蟹宮のキャンサー』よ。」

 

カルマ「巨蟹宮!⁉︎カニか!!?」ガタッ ハッピー「カニーーーー!!!」

 

ルーシィ「うわーーまた変なところにくいついてきた。(汗)」

 

ナツ「毎回言ってるけどいつものことだからなぁ。(汗)」

 

ルーシィ「あっ星霊で思い出したけどハルジオンで買った『子犬座のニコラ』の契約がまだだったわね。丁度いいわ。せっかくだから星霊魔導士が星霊と契約するまでの流れを見せてあげる。」

 

カ・ハ「おお‼︎」

 

何故かカルマとハッピーが興奮した。

 

ハッピー「血判とか押すのかな?」

 

カルマ「なんかケツ痛そうだな。」

 

ルーシィ「何でお尻・・・・・・。(汗)」

 

ナツ「血判は尻じゃなくて指だよ。(汗)」

 

ルーシィ「そもそも血判とかはいらないのよ。見てて。」

 

ルーシィはそう言うと銀の鍵を持ち、契約の言葉を唱えた。

 

ルーシィ「我・・・星霊界との道をつなぐ者、汝・・・その呼びかけに応え(ゲート)をくぐれ。」

 

そう言うとルーシィの周りが光りだした。

 

ルーシィ「開け‼︎子犬座の扉‼︎『ニコラ』!!!」

 

すると煙が立ち、その煙から犬・・・・・・・・・・

 

ニコラ「プーン!!!」

 

ではない真っ白で尖った鼻をした小さい星霊が出てきた。

 

カ・ハ「「ニコラーーーーー!!!!(汗)」」

 

ナツ「へぇ〜これがニコラか。」

 

・・・・・・・・・・・・・・・・

 

ニコラの登場に沈黙が走った。

 

カルマ「・・・・・・・・ど・・・・ドンマイ・・・・・・。(汗)」

 

ルーシィ「失敗じゃないわよ!!!(汗)」

 

星霊魔導士以外の者から見たらそう思うだろう。

 

ルーシィ「ああんかわいいな〜〜〜〜♡」

 

ニコラ「プ〜〜ン。」

 

カルマ「そ・・・・そうか?(汗)」

 

ルーシィ「そうよ‼︎それにニコラの(ゲート)はあまり魔力を使わないし愛玩星霊として人気なのよ。」

 

ハッピー「ナツ〜カルマ〜人間のエゴが見えるよ〜。」

 

カルマ「うむ。」 ナツ「いやエゴて・・・・。(汗)」

 

ルーシィ「じゃ・・・・契約に移るわね。」

 

ニコラ「ププーーン。」さっ

 

ルーシィはメモ帳を取り出した。

 

ルーシィ「月曜は?」 ニコラ「プゥ〜〜〜ゥ〜〜〜ン」首ふるふる ルーシィ「火曜。」 ニコラ「プン。」こくん ルーシィ「水曜。」 ニコラ「ププーーン!!」 ルーシィ「木曜も呼んでいいのね♡」

 

カルマ「地味だな・・・・。(汗)」 ハッピー「あい。(汗)」 ナツ「あはは・・・・。(汗)」

 

三人はその様子を見てどう反応すればいいのか分からなくなっていた。

 

ルーシィ「ハイッ‼︎契約完了!!!」 ニコラ「ププーーン!!!」

 

ハッピー「随分簡単な契約だね。」

 

ルーシィ「確かに見た感じはそうだけど大切なことなのよ。星霊魔導士は契約・・・・すなわち約束ごとを重要視するの。だからあたしは絶対約束だけは破らない・・・・ってね。」

 

カルマ「へぇーー。」

 

ルーシィ「そうだ‼︎名前決めないと。」

 

ハッピー「ニコラじゃないの?」

 

ルーシィ「それは総称なの。」

 

ナツ「まぁ愛玩星霊としては人気って言ってたからその星霊はたくさんいるってことだからね。」

 

ルーシィは名前を考えて決まったのは・・・・・・、

 

ルーシィ「・・・・・・・・・・・・・・おいで!プルー!」

 

ニコラ→プルー「プーーン‼︎」

 

カルマ「プルゥ?」

 

ルーシィ「なんか語感が可愛いでしょ?ね、プルー。」

 

プルー「プーーン。」

 

ハッピー「プルーは子犬座なのにワンワン鳴かないんだね。変なのー。」

 

ルーシィ「あんたもニャーニャー鳴かないじゃない。」

 

カルマはそんなルーシィをジーーと見ていた。それを見たナツはイヤな予感がした。

 

ルーシィ「な、何よ。(汗)」

 

ナツ「カルマ、まさか・・・・・・・・。(汗)」

 

カルマ「よし決めた!!!・・・・・・・・・・・・・・

 

 

 

 

 

ルーシィを俺たちのチームに入れよう!!!」

 

ナツ「やっぱりか〜。」 ハッピー「なるほど‼︎」

 

ルーシィ「チーム?」

 

ハッピー「あい!!!ギルドのメンバーはみんな仲間だけど特に仲のいい人同士が集まってチームを結成するんだよ。一人じゃ難しい依頼もチームでやれば楽になるしね。」

 

ルーシィ「いいわねそれ!!!面白そう!!!」

 

ナツ「いやルーシィ僕達のチームに入るのはy「おおおぅし決定ーー!!!」「契約成立ね‼︎」「あいさーーーー!!!」「プーーーーン!!!」・・・・・・・・・・・・・・。(汗)」

 

ナツはルーシィに忠告しようとしたが遮られてしまい黙ってしまった。

カルマは依頼書をテーブルに出した。

 

カルマ「早速仕事に行くぞ‼︎もう決めてあるんだ!!!」

 

ルーシィ「もうせっかちなんだから〜♪え〜何々?シロツメの街かぁ・・・・・・ッ!!?うそ!!?二十万J(ジュエル)!!?エルバー公爵って人の屋敷から一冊の本を取ってくるだけで!!?」

 

カルマ「な!オイシー仕事だろ?」

 

ナツ「まぁ確かに良いと思うけど・・・・・・ん?ちょっと待ってそのエバルー公爵って「あら?(汗)」・・・・・・・・・・・・。(汗)」

 

ルーシィ「あらららららら・・・・・・??(大汗)」

 

ナツが何か思い出したがもう遅かった。因みにその依頼書には・・・・・・・・

『エバルー公爵 *注意 とにかく女好きでスケべで変態!ただいま金髪(ブロンドヘアー)のメイドさん募集中!』

と書かれていた。

それを見たルーシィはギギギッと首をカルマ達に向けた。

 

カルマ「ルーシィ金髪(ブロンドヘアー)だから丁度よかったな‼︎」

 

ハッピー「だね‼︎メイドの格好で忍び込んでもらおーよ‼︎」

 

ルーシィ「あんた達最初から・・・・・・・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ハメられたーーーーーーーーーーーー!!!!(涙)」

 

ナツ「ハァ〜〜〜、こんなことだろうと思ったよ。(汗)」

 

ルーシィは二人の目的に絶望を抱き、ナツはそんな二人にいつも通りに呆れ、ため息を吐いた。

 

カルマ「星霊魔導士は約束を守るのか。偉いな〜〜。」ニヤニヤ

 

ルーシィ「ひでぇ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!(涙)騙したなっ!!!サイテーーーーーー!!!(怒)」

 

カルマ「さあ行くぞルーシィ〜。」

 

ルーシィ「メイドなんてイヤよ〜〜〜〜!!!(汗)」

 

カルマ「少しは練習しないとな。ホレ、試しにハッピーに『御主人様』って言ってみろ。」

 

ルーシィ「ネコになら尚更イヤよ!!!(怒)」

 

ナツ「・・・・・・・・・・・・もう僕帰ってもいい?」

 

どうやらルーシィの妖精の尻尾(フェアリーテイル)での初仕事は最悪のスタートとなるようだ。




9話終わりです。今回は久しぶりで今年初のスペシャルゲストを出そうと思いますが・・・・・・
ナツ「・・・・・・・・で、少しは落ち着いたか馬鹿トリオ共。(怒)」ハリセンを肩に乗せて
ル・ハ・カ『・・・・・・・・・・・・あい(はい)。』
・・・・・・・・・・・・そろそろ始めてもよろしくて?(汗)
ナツ「あ、大丈夫大丈夫。続けて続けて。」
・・・・・・わかりました。では今回のスペシャルゲストは露出魔のグレイさんで〜す!!!
グレイ「オイepisode 0の時でもそうだったがその紹介やめろって!!!・・・・・・・・ってなんだこの状況・・・・・・・・?(汗)」
気にしない方が身のためかと・・・・・・。
グレイ「イヤホントに何があったんだよ。(汗)・・・・・・・・まあいい、ここって前回のあらすじや次回予告やるとこだよな?」
そうだよ。因みに今は次回予告だよ。じゃあ始めようか。
グレイ「あいつらはいいのかよ。(汗)・・・・まあいいや、次回はナツ達は仕事の依頼人に会いに行くんだよな?」
そう、そこでナツはあることに気づくみたいなんだよね〜。
グレイ「何だよあることって・・・・?」
それはその話の終わりに分かるよ。
グレイ「結構先なのかよ。(汗)・・・・・・・・・・もういいや。次回「10話 DAY BREAK (日の出)」楽しみにしとけよ。」


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10話 DAY BREAK (日の出)

10話です。ついに来ました。
ナツ「うわぁ〜本当に来ちゃったよ。」
何その望んでない事が起きてしまったかのような言い方。
ルーシィ「だって内容が原作通りでも文章がおかしいんだもん。」
カルマ「編集速度もゴチャゴチャだしな〜。」
ハッピー「そんなんだから評価つけてくれる人も少ないんだよ〜。」
グボォッ‼︎(吐血)
グレイ「・・・・・・・・お前ら容赦なさすぎだろ・・・・・・。(汗)」
ナツ「・・・・・・とまぁこんな感じが一生続くかもしれませんが、これからもよろしくお願いしますね。」
グレイ「この流れで言うのか?それ。(汗)」
カルマ「早速前回のあらすじやるぞ〜〜‼︎」 ハッピー「あい〜〜〜‼︎」
グレイ「・・・・・・もう何でもいいや・・・・・・確か前回はルーシィ達がチームを結成して引き受ける依頼が決まったってところか?」
ルーシィ「うん・・・・・・でもそのチーム結成、私を騙すための手口だったのよ・・・・・・。」
グレイ「何と言うか・・・・・・どんまい。(汗)」
ルーシィ「言わないで・・・・・・逆に悲しくなる・・・・・・。(汗)」
カルマ「だってピッタリだったっんだからしょうがねぇだろ〜。」 ハッピー「それにルーシィ前回スケベだったからこの依頼もいけると思ったからね〜〜。」
ナツ「・・・・・・・・グレイ、これ以上ルーシィの傷口に塩を塗られないよう口を凍らせて・・・・・・。」
グレイ「承った。」ヒュウゥゥ
カ・ハ「え?」
そして二人の姿を見たものは一人もいなかった。(笑)
ナツ「いや別にいなくなった訳じゃないし(笑)じゃないよ。てゆうか復活早いなおい。」
いや先に言っておくと、報告したいことが四つぐらいあってね。
ルーシィ「報告したいこと?しかも四つも?」
まあそれは後書き(次回予告)の方で報告するよ。
ナツ「・・・・・・なんかやな予感がするけど、分かった。では大変お待たせしました。10話を始めます。それではどうぞ‼︎」


妖精の尻尾(フェアリーテイル )side

 

その頃、ギルドでは、

レビィがある依頼書を探していた。

 

レビィ「あれ?エバルー屋敷の一冊二十万J(ジュエル )の依頼書がない。誰かに取られちゃった?」

 

ミラ「ええ、カルマがルーシィ誘って行くって持って行ったわよ。」

 

レビィ「あ〜あ、迷ってたのになぁ〜・・・・・・・・・。」

 

レビィが落ち込んでいると、マカロフが口を開いた。

 

マカロフ「イヤ、レビィ・・・・・・・・行かなくて良かったかもしれんぞい・・・・・・。」

 

レビィ「あ!マスター。」

 

マカロフ「その仕事・・・・・・ちと面倒な事になってのぅ・・・・・・たった今依頼主から連絡があってな・・・・・・。」

 

ミラ「キャンセルですか?」

 

マカロフ「いや・・・・・・・・・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

報酬を二百万J(ジュエル)に釣り上げる・・・・・・・・だそうじゃ。」

 

レビィ「10倍!!?」

 

「本一冊で二百万J(ジュエル)だと!!?」

 

ザワッ!!!

 

マカロフからの発言で周りがざわつきだした。

 

ミラ「な・・・・なぜ急にそんな・・・・・・。」

 

「討伐系並みの報酬金額じゃねぇか・・・・・・マジかよ・・・・・・。」

 

「ちくしょう・・・・・・・・・・・・惜しい仕事逃したなぁ・・・・。」

 

ザワザワ

 

ギルド内の話題が先程の依頼の報酬金額でいっぱいいっぱいだった。

 

グレイ「フゥ・・・・・・・・面白い事に・・・・・・なってきたな。」

 

・・・・・・・・・・・・・・・・

 

ナツ(チーム)side

 

カタカタカタカタカタカタ

 

その頃のナツ達は馬車に乗っている。

つまり・・・・・・・・。

 

ナツ「め、冥土が見える・・・・・・ウェプッ。」

 

案の定乗り物酔いが起きていた。そして違うものの幻覚が見え始めていた。大丈夫かなぁ。(汗)

 

ルーシィ「今思えば随分と簡単な仕事よねー。」

 

ハッピー「あれ?嫌がってた割には結構乗り気だね?」

 

ルーシィ「当然よ‼︎何てったってあたしの初仕事だがらね‼︎ビシッときめないとね‼︎まあ要は屋敷に潜入して本を一冊持って来るだけでしょ?」

 

ハ・カ「スケベオヤジの屋敷にね(な)。」

 

ルーシィ「そう、スケベオヤジ。でもあたしこう見えて色気にはちょっと自信あるのよ。うふん♡」ポワワ〜〜ン

 

ハッピー「・・・・・・・・・猫にはちょっと判断出来ません。」

 

ルーシィ「言っとくけどこの仕事・・・・・・あんた達やる事ないんだから報酬7・1・1・1だからね。」

 

ハッピー「ルーシィは1でいいの?」

 

ルーシィ「あたしが7よ!!!(汗)」

 

カルマ「ちょっと待てよ。俺達もやる事があるんだからな。」

 

ルーシィ「何よ。」

 

カルマ「捕まったら助けてやるよ。」

 

ルーシィ「あたしがそんなミスすると思う?」

 

ハッピー「魚釣りでもねエサは無駄になる事が多いんだよ。」

 

ルーシィ「あたしはエサかいっ!!!!(汗)」

 

ナツ「・・・・・・・・・・・・(これ僕必要無さそうだから本当に帰っていい?)ウプッ。」

 

乗り物酔いのナツをほったらかしにして作戦会議(?)をしたが全然進まない様子である。

 

・・・・・・・・・・・・

 

数分後、彼らはシロツメの街に着いた。

 

ルーシィ「着いた!!!ここがシロツメの街‼︎」

 

ナツ「もう、馬車には、乗らん・・・。」ハァハァ

 

ハッピー「いつも言ってるよ。」

 

カルマ「とりあえず腹減ったな。飯にしようぜ‼︎メシ‼︎」

 

ハッピー「ホテルは?荷物置いて来よーよ。」

 

ナツ「なんかノリノリじゃない?まぁ僕もお腹空いたけど・・・・。」

 

ルーシィ「あたしはお腹は空いてないからいいわ。てゆうかナツは自分の“火”を食べれば?」

 

ナツ「いや自然の火や他人の魔法の火は食べれるけど自分のは食べれないんだよ。」

 

ルーシィ「そうなのね。あっそうだ!あたしはこの街見てくるね。食事は三人でどーぞ。」

 

ルーシィはそう言うと街の中を歩きだした。

 

カルマ「何だよ・・・・・・・・みんなで食った方が楽しいのに・・・・・・。」 ハッピー「あい。」

 

ナツ「多分この街で何か必要な物でも買いに行くんじゃない?取り敢えず行くよ。」

 

・・・・・・・・・・・・・・・・

 

ナツ達はルーシィが帰ってくるまでレストランで食べていた。

 

カルマ「この脂っこい肉はルーシィにやるか。」

 

ハッピー「脂っこいの好きそうだしね。」

 

ナツ「ルーシィはそんなキャラじゃないでしょ・・・・・・。(汗)」

 

そんな話をしていたら、

 

ルーシィ「ホントよ。あ・・あたしがいつ脂好きになったのよ全く・・・・・・。」

 

ナツ「あっルー・・・・・・シィ・・・・・・?」

 

ルーシィが来た、と思い振り向いたらノリノリでメイド姿になっていた。

 

ルーシィ「フフッ♡結局あたしって何着ても似合っちゃうのよねぇ♡」

 

ルーシィはそう言うが三人は固まっていた。そしてカルマとハッピーは緊急会議(?)を二人だけで始めた。

 

ハッピー「どどどどどどーしよ〜〜‼︎メイド作戦冗談で言ったのに本気にしてるよ〜!!!」小声

 

カルマ「いいいいいい今更冗談だって言えねぇからこれで行くしかねぇか。」小声

 

と小声で話しているが、

 

ルーシィ「聞こえてますけどっ!!?」

 

ナツ「しかも冗談だったんだ・・・・・・・・。(汗)」

 

丸聞こえだった。近くにいて聴覚が鋭いナツには特に・・・・・・。

因みにルーシィが冗談と聞いて落ち込んでいたところをナツがメイド姿が似合ってると褒めたら頬を赤くして照れたらしい。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・

 

そして今、彼らはある屋敷の前にいる。

 

ルーシィ「立派な屋敷ねぇ〜。ねぇ、ここがエバルー公爵の屋敷?」

 

カルマ「違ぇよ、依頼主の屋敷だよ。」

 

そう、依頼主の方の屋敷である。

 

ルーシィ「そっか・・・・本一冊に二十万J(ジュエル )も出す人だもんね。お金持ちなんだなぁ。」

 

ナツは屋敷のドアにノックをした。

 

コンコン

 

「どちら様?」

 

ナツ「魔導士ギルド妖精の(フェアリーt)「しっ!!!!静かに!!!!」ん?」

 

ギルドの名を名乗ろうとしたら遮られてしまった。

 

「すみません。・・・・・・裏口から入っていただけませんか?」

 

『?』

 

いきなりの要求に疑問を抱いたナツ達。考えても仕方がないので取り敢えず裏口から入れてもらった。

 

そこには男性と女性の二人が立っており、二人について行き広いリビングに案内してもらった。

 

????「先程は飛んだ失礼を・・・・・・・・初めまして、私が依頼主の『カービィ・メロン』です。こちらは私の妻です。」

 

妻「どうも初めまして。」ペコリ

 

カルマ「うまそうな名前だな。」 ハッピー「メロン〜〜!!」

 

二人が失礼なこと言ってると、

 

ボカッ×2

 

カ・ハ「フギャッ!!?」

 

ナツに頭を殴られ、謝罪した。

 

ナツ「すみません。ウチのバカ達が・・・・・・。」

 

カービィ「あはは!気にしないでください。よく言われるので・・・。」

 

ルーシィ(メロン・・・・・・この街の名前もそうだけど・・・・・・どこかで聞いた事あるのよね・・・・・・。)

 

カービィ「まさか噂に名高い妖精の尻尾(フェアリーテイル)の魔導士さんがこの仕事を引き受けてくれるなんて・・・・・・。」

 

カルマ「そっか?こんなうめぇ仕事よく今まで残ってたなぁって思うけどな。」

 

ルーシィ(仕事の内容と報酬金額が釣り合ってない・・・・・・・・。きっとみんな警戒していたのよ。)

 

ナツ(・・・・・・・・妙だな。この屋敷とこの人達の匂い(・・・・・・・・・・・・)が一致しない・・・・・・・・。)

 

彼らはそんな話をしているが、ルーシィは依頼内容と報酬金額、ナツは彼らと屋敷の匂いが異なるのを感じ、考えていた。

 

カービィ「しかもこんなお若いのにさぞ有名な魔導士さんなんでしょうな。」

 

ハッピー「こっちのナツは火竜(サラマンダー)って呼ばれてるんだ。」

 

ハッピーはナツを指しながら言った。

 

カービィ「おお‼︎その(あざな)なら耳にしたことが・・・・・・・・で、こちらの方は?」

 

ルーシィ「あたしも妖精の尻尾(フェアリーテイル)の魔導士です!!!(汗)」

 

カービィはルーシィの存在に今気付いたのか質問した。その質問にルーシィは素早く突っ込むように即答した。

カービィはそのままルーシィをじ〜〜〜〜〜〜〜と見た。

 

カービィ「その服装は趣味か何かで?いえいえ・・・・。(汗)いいんですがね。」

 

ナツ「それは今笑ってるバカコンビのせいなので気にしないでください・・・・・・・・。」

 

ルーシィ「うぅ・・・・・・帰りたくなってきた。(泣)」シクシク

 

ルーシィは今の服装を思い出したのか再び泣きはじめた。元凶である二人は笑っていた。

そんなことを気にせずにカービィの顔は真剣になり、

 

カービィ「仕事の話をしましょう。」

 

カルマ「おし。」 ハッピー「あい。」 ルーシィ「(ゴクッ)」 ナツ「・・・・・・・・。」

 

カービィ「私の依頼したいことはただ一つ、エバルー公爵の持つこの世に一冊しかない本『日の出(デイ・ブレイク)』の破棄又は焼失(・・・・・・)です。」

 

『!!?』

 

依頼主本人の口から発せられた内容は依頼書とは少し異なるものだった。それを聞いた一同は少しではあるが驚愕した。

 

カルマ「破棄か焼失?盗ってくるんじゃねぇのか?」

 

カービィ「実質上他人の所有物を無断で破棄するわけですから、盗るのと変わりませんがね・・・・・・・・。」

 

ナツ(だったらなんでわざわざ破棄なんか・・・・・・・・。)

 

ナツは彼の言葉に少し違和感を感じた。

 

ルーシィ「でも少し驚いたなぁ・・・・・・・・あたしてっきり奪われた本を取り返してほしいって内容の話かと・・・・・・。」

 

カルマ「焼失かぁ・・・・・・・・だったらその屋敷ごと燃やしたほうがいいな‼︎」

 

ハッピー「楽ちんだね。」

 

ルーシィ「ダメに決まってんしょ!!?確実に牢獄行きよ!!?(汗)」

 

ナツ(・・・・・・・・やっぱりカルマにこういう仕事向いてないな・・・・・・・・。)

 

ナツは改めて討伐系以外の依頼は向いてないことを実感した。

 

ルーシィ「い、一体・・・・・何なんですか?その本は・・・・・。」

 

カルマ「どーでもいいじゃねぇか。」

 

ナツ「いやどーでも良くはないでしょ。」

 

カルマ「だって二十万J(ジュエル )だぞ二十万J(ジュエル )‼︎」

 

カービィ「・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いいえ・・・・・・・・二百万J(ジュエル )お払いします。成功報酬は二百万J(ジュエル )です。」

 

ルーシィ「にっ!!!?」 ハッピー「ひゃ!!!?」 カルマ「くぅ!!!?」 ナツ「まん!!!?」

 

報酬の値上がり変更を聞いた彼らは今までにない顔になり驚愕した。

 

カルマ「何じゃそりゃああああぁぁぁぁ〜〜〜〜〜〜〜!!!!」

 

カービィ「おやおや・・・・・・・・値上がったのを知らずにおいででしたか。」

 

興奮状態になった三人は仮に受け取った報酬をどうするかを話し合って、カービィはそんな三人を落ち着かせている間にナツは冷静に考えていた。

 

ナツ(何でわざわざ報酬金額を値上げたんだ? 二十万J(ジュエル )でもかなりの金額なのに・・・・・・・・依頼内容といいこの屋敷といい、やっぱり何か隠してるな・・・・・・・・。)

 

ルーシィ「な・・・・な・・・・何で急に、そんな・・・・・・二百万に・・・・・・・・?」

 

まだ落ち着きが戻っていないルーシィが恐る恐る聞いた。

 

カービィ「詳しくは話せませんがそれだけどうしてもあの本を破棄したいのです。私はあの本の存在が許せないのです。」

 

ルーシィ「・・・・・・・・・・・・。」

 

ナツ「・・・・・・・・・・・・・・わかりました。その依頼、引き受けます。行くよみんな。」

 

カルマ「よっしゃああぁぁぁぁ〜〜〜〜!!!!行くぞ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!」ドドドドドドド

 

カルマが先頭に突っ走り扉から出て行った。

 

ルーシィ「ちょっカルマ!!!待ちなさいよ!!!(存在が許せない本って・・・・・・・・どーゆー事!!?)」

 

遅れた三人もカルマに着いて行った。ルーシィも彼の言葉に違和感を抱き始めたが今はカルマを追うことを優先した。

 

カービィ「・・・・・・・・・・・・・・。」

 

カービィは彼らが走って行った方向をずっと見つめていた。

そこであまり喋らなかった妻が口を開いた。

 

妻「あなた・・・・本当にあんな子供達に任せて大丈夫なんですか?」

 

カービィ「・・・・・・・・。」

 

妻「先週、同じ依頼を引き受けた別のギルドが一回失敗しています。エバルー公爵からしてみれば未遂とはいえ自分の屋敷に賊に入られた事になります。」

 

妻はそう言うがカービィは黙っていた。

 

妻「警備の強化は当然です。今は屋敷に入ることすら難しくなっているのですよ。」

 

カービィ「わかっている・・・・・・・・。」

 

黙っていたカービィが口を開いた。

 

カービィ「わかって・・・・いるが・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あの本だけは・・・・この世から消し去らねばならないのだ・・・・・・・・。」

 

この後、本一冊をかけた戦いが始まる事になるとは誰も思わなかった。




10話終わりです。
ナツ「それで?報告したいことって何?」
ちょっと長くなるので簡潔に述べると、
①、タイトルが決まった。
②、新しい小説投稿予定
③、今年春ぐらいから投稿休み
④、(公開)お気に入り登録者70人突破
となりました。何か質問ある?
『・・・・・・・・・・。』
ナツ「うん。上の二つはいいとして、最後の二つは何?一ヶ月半前から投稿始めて早々休み?しかもお気に入り登録者が70人?こんなグダグダなのに?ちょっと待って色々おかしくない?」
せめて前の報告にも触れて欲しいんだけど・・・・・・。いや、まず投稿休みについてだけどね?今年もう本当にやばいのよ。受験しなきゃいけないんだよ。
ルーシィ「なんでそんな時期近くに小説書こうと思ったのかしら。(汗)」
まあそれは置いといて・・・・・・。
ナツ「置いといていいの?」
次に・・・・・・・・(公開ですが)お気に入り登録してくださって誠にありがとうございます。
グレイ「それこの状況で言うか?」
後の方は長くなりそうなので続きは次回にします。
ナツ「・・・・・・・・・まぁ次回予告があるから今はいいよ。それじゃ次回予告するよ。」
カルマ「次回はエバルーってスケベオヤジの屋敷に潜入するだよな。」
ルーシィ「でもそのスケベオヤジの屋敷変な感じがするのよねぇ。」
ナツ「そこで本が見つかったけど何か隠されてるみたいなんだよねぇ・・・・・・・・・。次回「11話 侵入せよ‼︎エバルー屋敷‼︎」お楽しみ‼︎」


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11話 潜入せよ‼︎エバルー屋敷‼︎

11話です。
ナツ「で、タイトルと新作小説については何なの?」
急かさないでくれませんかねぇ?・・・・・・・・えぇ、まずタイトルなんですが・・・・・・・・









『FAIRY TAIL IF(イマジンフューチャー)』に決まりましたーーーーーー!!!
『・・・・・・・・・・・・。』
いや、沈黙しないで?何かコメントして?
ナツ「いや何?その厨二くさそうなタイトルは・・・・・・てゆうかIFの方は変えないのね。」
まあもしもの話だからねぇ。まあまず、『フューチャー』は将来、つまり未来を意味する言葉ってことはわかるでしょ?
ルーシィ「いやそれはわかるけど、なんで『イマジン』?」
イマジンは想像する、心に描くって意味があるからぴったりだと思ってね。
グレイ「まぁタイトルはそれで良いとして・・・・・・新作小説は?」
それが二つぐらいあってね。
ハッピー「二つも?」
それがどっちもダンジョンが舞台でクロスオーバー小説なんだよ。でも誰でも知ってる作品だよ?最近に放送されたアニメだから。
カルマ「いやそんなこと言われても俺たちには分からねえよ。」
まぁそのアニメの知識はあまりないんだけどね。
ナ・ル・グ「いや何で作ろうと思ったし。」
いやそれ見た時に自分のお気に入りの作品と合わせたら面白く作れそうと思ったから。
ナツ「何でこんな作者が小説作ろうと思ったんだろう。」
ルーシィ「もうこれ以上は収集つかないから前回のあらすじをやりましょう。」
グレイ「それもそうだな。前回はナツ達が依頼主に会いに行ったんだよな?」
ナツ「その時の依頼主の言葉や匂いがおかしいんだよね〜。」
グレイ「前々回言ってた何かってそれのことだったんだな。」
ルーシィ「でも他にも何か隠してるのよねぇ。」
まぁそれは今後の話を見ればわかるから深く考えない。
ナツ「正確には『読む』なんだけどね。まあいいや、まあこんなグダグダですが11話始めます。それでは・・・・・・・・、」
『どうぞ‼︎』


ナツ(チーム)side

 

今彼らはエバルー公爵の屋敷の近くにいた。

 

ナツ「・・・・・・・・で、どうやって潜入するの?」

 

カ・ハ「・・・・・・・・・・・・・・・・どうしよう・・・・。」

 

ナツ「うん、もう今後は君達には任せないようにするね。」

 

どうやらこの二人には計画性がないようだ。

 

ルーシィ「しょうがないわねぇ。ここはあたしに任せなさい‼︎」

 

そこでルーシィが名乗り出て、門の前に行った。三人は木の影に隠れて様子を見ていた。

その結果・・・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ルーシィ「・・・・・・・・・・・・・・。(号泣)」シクシク

 

失敗に終わった。

エバルーはスケベではあるが彼が雇っているメイドはほぼ化け物(ブス)のような人ばかりだった。

 

カルマ「使えねぇな。」 ハッピー「あい。」

 

ナツ「計画すら立ててない君達がなぜそんなこと言えるの?」

 

全くもってその通りである。

 

ルーシィ「そもそもエバルーって奴の美的感覚がおかしいのよ!!!」

 

自信満々で名乗り出たので言い訳にしか聞こえなかった。

 

カルマ「しょうがねぇ。こうなったら『作戦T』に変更d「却下。」なっ!!?」

 

ナツが即座に止めた。

 

カルマ「何でだよ!!?」 ハッピー「作戦Tだよ!?」

 

ナツ「だからだよ!!!そもそもそれ作戦ですらないでしょーが!!!」

 

ルーシィ「・・・・・・・・ねぇ、その作戦Tの『T』って何?」

 

ハッピー「突撃(TOTSUGEKI)のTだよ。」

 

ルーシィ「・・・・・・・・・・・・・・うん、絶対作戦じゃないね。」

 

ルーシィは作戦を聞きどう反応すればいいのか分からなくなった。

 

ナツ「はぁ、取り敢えずこっちの方で立てた作戦で行くよ。」

 

ルーシィ「お願い。」

 

ナツ「・・・・・・・・・・・・・・・・。」

 

・・・・・・・・・・・・・・・・

 

その頃エバルー屋敷の中では、

 

エバルー「性懲りもなくまた魔導士共が来おったわい。しかもあのマーク、今度は妖精の尻尾(フェアリーテイル)か。隠さんトコもマヌケだがどーせなら美人を連れてこいっての。」

 

一応先程のルーシィも美人なのだが・・・・・・・・。(汗)

 

エバルー「さーて・・・・・・・・今度の魔導士はどうやって殺しちゃおうかねぇ。ポヨヨヨヨヨ!!!」

 

何かしらの方法でナツ達を殺そうと企んでいた・・・・・・・・。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

そんなことも知らずにナツ達は最上階ら辺の所から潜入しようとしていた。

 

ジュ〜〜〜

 

ナツが窓を手から放たれた熱で溶かし、鍵を開けた。

 

ナツ「入るよ。」

 

ルーシィ「さすが火竜(サラマンダー)!!!」

 

そこでナツ達が入った所には色んな物が置かれてあった。

 

ルーシィ「ここは物置か何かかしら?」

 

ハッピー「ナツ、カルマ見て〜。」

 

ハッピーその一つの骸骨を被った。

 

カルマ「お!似合ってるぞハッピー!」

 

ナツ「遊んでる場合じゃないから。(汗)取り敢えず部屋から出るよ。」

 

ナツはそう言い扉を開けた。

 

ルーシィ「ちょっとナツ!!!ここは慎重に行かないと!!!」

 

ナツ「多分もう手遅れだと思うよ。」

 

ルーシィ「えっ?」

 

ナツ「そこの水晶から何かしらの魔力を感じるんだよねぇ。きっと監視用の奴だと思うけど・・・。」

 

ナツはそう言い水晶に指を差した。

 

ルーシィ「魔力・・・・・・・・あっ!!!」

 

ルーシィはその言葉を聞き何かを思い出した。

 

ルーシィ「それって前に言ってた『魔力感知』って奴?」

 

ナツ「そうだよ。イグニールとの修行の時にね。『攻撃する時は魔力を集中しろ‼︎』って言われて、言われた通りにやったら覚えたの。」

 

ルーシィ「・・・・・・・・どういうことなのかよく分からないからまだいいとして、それって何ができるのか詳しく説明して。」

 

ナツ「まぁ言葉通りで魔力で位置を感知できるってのと魔力の『質』が分かるってことだね。」

 

ルーシィ「質?」

 

ナツ「簡単に言うと属性とか量とかそういうことを言うんだよ。まぁそう呼んだ方が分かりやすいから気にしないで。」

 

カルマ「なぁそんな事はいいから早く行こうぜ。」

 

ルーシィ「あたしにとっては大切な事なんだけど・・・・・・・・・。」

 

そんな事も言うが取り敢えず移動した。すると、下の床から音がし・・・・・・、

 

メイド達『侵入者発見!!!』

 

先程の複数のメイド達が現れた。

 

カ・ハ「うほぉおおおおおおおお〜!!!!」 ルーシィ「見つかった!!!」 ナツ「やっぱりね。」

 

三人はびっくりしたがナツは把握していた通りなのでそこまで驚いていなかった。

 

ピンク髪のメイド「ハイジョ・・・・・・シマス。」

 

彼女達が仕掛ける前に

 

カルマ「忍者〜〜〜〜〜〜〜!!!!」

 

カルマがナツのマフラーを取り顔に巻き、攻撃した。

 

ルーシィ「はいぃぃぃぃぃぃ!!!?」 ナツ「僕のマフラー・・・・・・・・。(汗)」

 

ダメージを受けたメイド達はそのまま落ちていった。

 

カルマ「まだ見つかる訳にはいかんでござるよ。にんにん‼︎」 ハッピー「にんにん‼︎」

 

ルーシィ「いや、もう見つかってるんですけど・・・・・・。(汗)」

 

ナツ「てゆうかマフラー返してよ・・・・・・・・・・・・っ‼︎」

 

ナツはカルマからマフラーを取ると、何かを感じ取った。

 

ナツ「このままだとまた誰かに見つかる。こっちの部屋に隠れよう‼︎」

 

カルマ「来るなら来いでござる‼︎」にんにん

 

ルーシィ「やかましいわ!!!!」

 

バタン‼︎

 

彼らは近くにあった扉に入った。そこにはたくさんの本や本棚のある広い部屋だった。

 

ルーシィ「ふぅー危なかったぁ。ってもう見つかってるんだった・・・・・・・・。」

 

カルマ「おぉぉ!!!スッゲェ量の本だな!!!」 ハッピー「あい!!!」

 

ナツ「ここか・・・・・・・・。」

 

ひとまずナツ達は本棚の本を調べることにした。

 

ルーシィ「エバルー公爵って頭悪そうな顔してる割には蔵書家なのね。「探すぞーーーー!!!」「あいさーーー!!!」これ・・・・・・全部読んでるとしたらちょっと感心しちゃうわねぇ。「うほっ‼︎エロいの見っけ!!!」「こっちは魚図鑑だーー!!!」はぁーこんな中から一冊を見つけるのはしんどそーねぇ。「何だこりゃ!!?字ィばっかじゃねえか!!!」「カルマ、それが普通なんだよ。」・・・・・・・・アンタ達真面目に探しなさいよーーーー!!!!」

 

ルーシィは真面目に探すもバカ二人がふざけてばかりなので全然進まない様子・・・・・・・・。

そんな時ナツが現れた・・・・・・・・が、

 

ナツ「おーいルーシィー。」

 

ルーシィ「ちょっとナツ聞いてよ!!!あのカルマとハッピーがふざけてばかりd「見つけたよーーーー。」えっ?」

 

ナツの手には目的の日の出(デイ・ブレイク)の本が握られていた。




はい、終わりました。
『終わらせ方雑だな(ね)。』
言わないでください。これ以上だと長くなりそうなので。
ナツ「単刀直入に聞くけど新作小説はいつ投稿するの?」
この状況で?しかも本当に単刀直入だね・・・・・・それは今から編集するけど。
ルーシィ「せめてこの小説が完結近くになってからにしてくれない?」
だって今思いついたのを忘れたくないんだよ。
ナツ「まあこの小説の続きを投稿してくれるなら別に良いけど・・・・・・・・それじゃ、次回予告するよ。」
カルマ「やっと日の出(デイ・ブレイク)の本を見つけたぜ‼︎あとは処分するだけだな‼︎」
ハッピー「あい‼︎」
ルーシィ「そう言うけどあんたらはふざけまくってたじゃない‼︎」
ナツ「でもそんな話してたらエバルーだけでなく他にもめんどくさい奴らが現れたんだよなぁ。次回大丈夫かなぁ二つの意味で。」
頑張れば大丈夫だよ。多分。
ナツ「いやこれ絶対大丈夫じゃないよね?」
ルーシィ「あはは。(汗)えぇと、次回「12話 日の出(デイ・ブレイク)の秘密 傭兵ギルド登場‼︎」お楽しみに‼︎」


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12話 日の出(デイ・ブレイク)の秘密 傭兵ギルド登場‼︎

12話です。お気に入り登録者数100人突破しました‼︎ありがとうございます‼︎そしてこちらの方ではお久しぶりです。
ナツ「いや本当だよ。どんだけ掛かってんだよ。」
ルーシィ「確か、別の小説投稿してたんだっけ?」
そうなんですよ。取り敢えずナツ、ルーシィ、カルマで前回のあらすじやりましょうか。
カルマ「えっ?他の奴らは何処なんだ?」
いや、人数が多いと前書きが長くなっちゃうから少人数でやろうかと。
ナツ「まあ確かに前回の前書きも長かったからねぇ。それじゃさっさと始めましょうか。」
ルーシィ「前回は目的の本を見つけたところで終わったんだよね。」
カルマ「後は燃やすだけだよな‼︎」
ナツ「いや、今回はそういうわけにはいかなそうなんだよね。それでは12話始めます‼︎」


ナツは日の出(デイ・ブレイク)の本を持ち、ルーシィ達と合流した。

 

カ・ハ「あっさり見つかったーーー!!!!」

 

ルーシィ「いや見つけるの早くない!!?」

 

カルマ「じゃあすぐに燃やそうぜ‼︎」

 

カルマはそう言いナツから本を取ろうとしたが、ナツはすぐさま本を避けさせた。

 

ナツ「いや、その前にこの本を調べてからの方がいい。」

 

カルマ「はあっ⁉︎何でだよ‼︎」

 

ナツ「何かこの本・・・・・・何かしらの魔力を感じるんだよね。」

 

『魔力⁉︎』

 

それを聞いた一同は驚愕した。

 

ハッピー「それってどういう魔力⁉︎」

 

ハッピーは聞き出すが、

 

ナツ「それがあまり感じた事のない魔力だからよく分からないんだよ。でもこの本にはなんかの秘密があるんだと思う。内容を読めばなんとなくでも分かるはずと思うけど「あーーーーーー!!?」うわっ⁉︎ど、どうしたのルーシィ⁉︎」

 

ルーシィが急に大声を上げたのでびっくりしたナツ。

 

ルーシィ「こ、この本の作者、『ケム・ザレオン』じゃない‼︎」

 

ハッピー「え?そのケムなんとかって誰?」

 

ルーシィ「魔導士でありながら小説家だった人よ‼︎あたし大ファンなのよ‼︎」

 

ナツ「は、初めて会った時と同じ興奮気味・・・・・・・・・。(汗)」

 

ルーシィ「ねぇねぇこの本調べるならあたしにやらせて‼︎」

 

ナツ「絶対読みたいだけだよね?」

 

カルマ「何言ってんだよ⁉︎その本を燃やすのが仕事だろ⁉︎」

 

ルーシィ「だから今ここで読ませてって言ってるの!!!」

 

カ・ハ「ここで!!?」 ナツ「しかも本音言ったね。(汗)」

 

ルーシィが本を開いたその時、

 

エバルー「なるほど、貴様等の狙いはその本か。」ボコッ

 

床からエバルーが現れた。

 

ハッピー「見つかったーーーーーー!!!」

 

ナツ(てゆうかこの屋敷の床どうなってんの?)

 

エバルー「フン、魔導士如きが何探してるのかと思えば、そんなくだらん本(・・・・・)だとはな。」

 

『!!?』

 

エバルーのその言葉にナツ達は少し驚いたような表情を浮かべた。

 

カルマ「くだらん?どう言う事だ?」

 

エバルー「そんなの偉ーーーい我輩の本に手を出したお前らが知る必要はない!!!来い!!!バニッシュブラザーズ!!!!」

 

ズズズズズズ

 

すると、いきなり本棚が左右に動き出し、その間から二人の人影が見えた。

 

???1「やっと来たか。」 ???2「仕事もしねぇで金だけ貰ってもママに恥を晒しちまう。」

 

現れた二人の内一人は、普通のより五倍近くに大きいフライパンを背中に掛けた男性で、もう一人は背の高い男性であった。そして二人には狼の顔をモチーフにした紋章が描かれた布を肩に掛かれていた。

 

ナツ「あの紋章・・・・・・・・傭兵ギルド『南の狼』だな。」

 

カルマ「こんな奴ら雇ってたのかよ!!?」

 

エバルー「ポヨヨヨ!!!こんなこともあろうかとな!!!覚悟しろよ!!!」

 

エバルーは得意げに言った。

 

ここから本を賭けた戦いが始まろうとしていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ルーシィ「・・・・・・・・。」ジィ〜〜〜〜〜

 

・・・・・・・・ただずっと本を読んでいる彼女(ルーシィ)がいなければ・・・・・・。

 

一同『オイッ!!!(汗)』 ナツ「まだ読んでたのね・・・・・・。(汗)」

 

どうやらエバルーが現れたところから読んでいたらしい。

そんな彼らを気にせず読み続けるルーシィ。すると急に立ち上がり走り出した。

 

ルーシィ「ごめんナツ!!!少し時間くれる!!?」

 

ナツ「ちょっ急にどうしたの!!?」

 

ルーシィ「この本、ナツの推理通り、なんか秘密(・・)があるみたいなの!!!」

 

ナツ「!!?」 エバルー「秘密!!?」

 

カルマ「時間くれってどうするんだよ!!?」

 

ルーシィ「どっかで読ませて!!!」バタン

 

ルーシィはそう言い部屋を出た。

一同がこの光景に固まっていると、エバルーが動き出した。

 

エバルー「あの小娘は我輩が捕らえる!!!バニッシュブラザーズはそこの小僧どもを始末しろ!!!」ギュルルル

 

エバルーが自らの身を回転させ、再び床に潜った。

 

ナツ「このままだとマズイな。カルマ、ハッピー。ルーシィを追って。」

 

カルマ「ハァ!!?何言ってんだよ!!?俺も加勢する!!!」 ハッピー「そうだよ!!!相手は『南の狼』二人だよ!!!」

 

ナツ「いいや、ここは僕・・・・いや、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『俺』一人で十分だ!!!」




12話終わりです。
ナツ「今更だけど何でこっちの投稿始めたの?」
今作の原作『FAIRY TAIL(フェアリーテイル)』の漫画作者、真島ヒロさんのもう一つの漫画『EDENS ZERO (エデンズゼロ)』のアニメ放送が決まったからなんです!!!
ルーシィ「それって宇宙が舞台のやつよね?」
カルマ「でもそれと今回の投稿とどう関係があるんだ?」
今回の投稿は『EDENS ZERO (エデンズゼロ)』アニメ化決定記念として投稿しました。後今連載で投稿している『白魂』のアンケートで投稿してほしいという方もいたという事も理由の一つです。とにかくEDENS ZERO (エデンズゼロ)すごく楽しみです。
ナツ「どういう物語か気になるけど先に久しぶりの次回予告だね。」
カルマ「次回はナツとバニッシュなんちゃらと戦うんだよな!!!」
ナツ「バニッシュブラザーズね。」
ルーシィ「でも一人で二人の相手をするんでしょ?大丈夫なの?」
ナツ「まあなんとかなるでしょ。次回「13話 魔導士の弱点 ナツVSバニッシュブラザーズ」・・・・・・・・ねぇ、今更だけどサブタイトル原作と同じじゃない?」
そこには触れないでくれ。


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13話 魔導士の弱点 ナツVSバニッシュブラザーズ

13話です。そしてお久しぶりです。
ナツ「ほんと久しぶりだねぇ。」
ルーシィ「あれから何日経ったっけぇ?」
ハッピー「大体九ヶ月は経ってるねぇ。」
カルマ「そんなに経つのかぁ。」
グレイ「・・・・・・・・・・久しぶりすぎてなんかホワホワしてんな。」
そうですなぁ・・・・・・・・それでは前回のあらすじを『ちょっと待て(って)(や)。』ハイ。
ナツ「何今の会話に何も触れずに始めようとしてんだドアホ。」
ルーシィ「わかってる?九ヶ月よ,半年以上も経ってるのよ。」
ハッピー「この小説にお休み宣伝しても活動報告に休みの報告してなかったしねぇ。」
カルマ「しかも投稿している小説に休載中って入れるのも結構遅かったしなぁ。それが何月ごろかわかってるのか?」
た,確か九月ごろかと・・・・・・。(汗)
グレイ「そんなに経ってんだな。」
ナツ「まぁ大学受験があったから百歩譲って仕方がないとしよう。因みに受験から今までで何日経ってるか分かってるか?」
・・・・・・・・・・・・えっと,一週間前「ん?」・・・・・・・・・ホントは二ヶ月以上も前ですはい。
ナツ「その間は何をしてたんだ?」
そりゃあテストとか課題をやってたけど。
ナツ「ほおう,他には?」
まおりゅうやゲトメアをダウンロードして遊んでました。
ナツ「はい有罪(ギルティ)♪(黒い笑み)」
ちょっと!!?そんな笑顔で怖いこと言わないで!!?
ナツ「というわけで。」
え,とゆうわけで?(汗)
ナツ「前回のあらすじ進めといて。俺はちょっとこのアホ作者にちょっとお仕置きしてくる。」
いや,ちょっちょっと待って!!弁明!!弁明を求める!!!(大汗)
ナツ「投稿再開報告してから一ヶ月以上経ってるし、却下。」
いやあああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ〜〜〜〜〜!!?
『・・・・・・・・。』
グレイ「どうすんだ?この状況。」
ハ・カ・ル「それでは前回のあらすじを始めま〜〜す。」
グレイ「たった数話でこの状況に慣れてんだな・・・・・・。(汗)まあいいか。確か前回は目的の本を見つけたんだったな。」
ルーシィ「でも処分の前に調べたらとんでもないことが分かったのよねぇ。」
カルマ「それは調べるっつうよりお前がただ読みたかっただけだよな。」
ハッピー「最終的に読みたいって言ってたしねぇ。」
ルーシィ「し,仕方がないじゃん!!ケム・ザレオンの本だったんだから!!」
カルマ「まぁその後,フレンチ傭兵団とかが現れたんだよな。」
ハッピー「カルマ,バニッシュブラザーズね。一文字もかすってないよ。」
グレイ「コイツに何言っても無駄だろ。バカだからな。」
カルマ「(カチン)アアァ!!?テメェがバカって言ってんじゃねぇよこの変態露出魔が!!!(怒)」
グレイ「(ブチッ)アアァ!!?バカにバカって言って何が悪りぃんってんだよクソ光が!!!(怒)」
ハッピー「あ、久しぶりの喧嘩だ。」
ルーシィ「そういえばこっちの方では初めて見るわね。まぁどうでもいいけど。それでは皆さん大変お待たせしました。13話が始まります。それではどうぞ!!」
グレイ「やったなこのっ!!!」ボコォ!!! カルマ「そっちこそ!!!」バキャァ!!!
ハッピー「・・・・・・・・こっちはどうする?」
ルーシィ「・・・・・・・・ナツが戻ってくるまでほっときましょう。作者の時より面倒臭そうだし・・・・・・。(汗)」


ナツ「『俺』一人で十分だ‼︎」

 

ナツは宣言した。

それを聞いたカルマ達は、

 

カルマ「・・・・・・・・・・・・アァ〜〜〜もう分かったよ‼︎とりあえずルーシィ追うけどな‼︎その代わり絶対負けんなよ‼︎ナツ‼︎」 ハッピー「絶対だよ‼︎」

 

ナツ「(フッ)当たり前だっ!!!」

 

カルマ「行くぞハッピー‼︎」 ハッピー「あいさー!!」

 

二人はルーシィが出た扉から部屋を出た。

 

バニッシュブラザーズ→バニブラ

 

バニブラ(弟)「一人で俺たちの相手をすると・・・・・・。兄ちゃん・・・・コイツ俺たちをナメてるよ。」

 

バニブラ(兄)「自分達が最強だと勘違いしているからだろう。だが,所詮は魔導士。戦いのプロの傭兵には敵わない。」

 

そういうと背中にかけていた平鍋を持ち,構えた。

 

ナツ「どうでもいいから二人まとめてかかって来いよ。こっちは急いでんだからよ。」

 

ナツは右手を前に出し、挑発した。

 

バニブラ(弟)「兄ちゃん・・・・・・マジでコイツナメてるよ・・・・・・。」

 

バニブラ(兄)「相手は火の魔導士だ。(ミー)の敵ではない。」ブゥン!!

 

バニブラ(兄)がそう言うと平鍋を振り上げてきた。

 

バコォ!!!

 

ナツ「うぉっと!!!」

 

ナツはその攻撃をすかさずかわした、が・・・・・・・・

 

ガシッ

 

ナツ「ん?(汗)」

 

バニブラ(弟)「フン!!!」

 

ナツ「あれぇぇぇぇぇぇ!!?」

 

バニブラ(弟)に服を掴まれ、そのまま本棚の方へと投げ飛ばされた。

そのままズゴォ‼︎っと壁を突き破り、ナツは柵に掴まり、体勢を立て直した。

 

バニブラ(兄)「そこだ‼︎」

 

ナツ「!」

 

そこにバニブラ(兄)が平鍋を振り落としてきたので、下の階へ飛び降りた。

 

ナツ「テメェら雇い主ん家壊してまで攻撃してくるなんて、もはやフェアリーテイル (こっち側)なんじゃねぇの?」

 

ナツは上の階にいる二人に言った。

そんなナツの質問を無視してバニブラ(兄)は言った。

 

バニブラ(兄)「貴様(ユー)は魔導士の弱点を知っているかね?」

 

その言葉にナツは深刻な顔をした。

 

ナツ「・・・・・・・・・・・・そ、それは・・・・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

乗り物のことか!!?

 

バニブラ(兄)「いや、それはよく分からんが貴様(ユー)の個人的な問題なのでは?(汗)」

 

バニブラは気を取り直し、下の階へ飛び降り、攻撃を仕掛けてきた。

 

バニブラ(兄)「魔導士の弱点、それは肉体だ。」

 

ナツ「肉、体?」

 

バニブラ(兄)「そうだ、魔法とは、知力と精神力を鍛錬しなければ身につかぬもの。」

 

バニブラ(弟)「その結果、魔法を得るには肉体の鍛錬は不足する。」

 

バニブラ(兄)「すなわち・・・・・・日々体を鍛える我々には、“力”も“スピード”も及ばないということだ。」

 

二人はそう説明しながら攻撃をしている。

しかし、

 

ナツ「そういうの、攻撃を当ててから言えば少なくとも説得力あるんじゃねぇの?」

 

そんな二人を相手しているナツは二人の攻撃をひらりひらりとかわしており、かすりもしていなかった。

 

バニブラ(兄)「なるほど、その身のこなしからして、少しは鍛えているようだな。」

 

バニブラ(弟)「なら兄ちゃん、合体技だ!!!」

 

バニブラ(兄)「OK!!!」

 

ナツ「合体技?」

 

バニブラ(弟)はバニブラ(兄)の平鍋に乗った。

 

バニブラ(弟)「余裕でいられるのも今のうちだぜ小僧‼︎何故俺たちが『バニッシュブラザーズ』と呼ばれているのか今教えてやる‼︎」

 

バニブラ(兄)「それは、

 

 

 

 

 

 

 

 

消える、そして消すからだ。」

 

ナツ「は?どういうことだ、それ。」

 

バニブラ(兄)「ゆくぞ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バニブラ『天地消滅殺法!!!

 

バニブラ(兄)「HA!!!」

 

バニブラ(兄)が平鍋を思いっきり持ち上げ、乗っていたバニブラ(弟)の高く飛ばした。

 

ナツ「?」(何する気だ?)

 

ナツは上に飛んだバニブラ(弟)の方へ視線を向けたその瞬間、

 

バニブラ(兄)「(うえ)を向いたら、(した)にいる!!!」

 

バニブラ(兄)が平鍋を振ってきた。

 

ナツ「!!?(バコォ!!)グオッ!!?」

 

突然の不意打ちにナツはモロにくらってしまった。

そして、バニブラ(兄)に反撃しようとしたが、

 

バニブラ(弟)「(した)を向いたら、(うえ)にいる!!!」

 

ナツ「!!?(ドガァ!!!)グハァ!!?」

 

上に飛んだバニブラ(弟)に踏みつけられ、煙が舞った。

バニブラ(弟)はそのままバニブラ(兄)の後ろに着地し、それぞれポーズをとっていた。

 

バニブラ(弟)「これぞ、相手の視界から消え、相手を必ず消し去る合体技『天地消滅殺法』!!!」

 

バニブラ(兄)「これをくらって生きてた奴は・・・・・・・。」

 

二人は勝ちを決めたかのように言ったが、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ナツ「生きてた奴は・・・・・・どうなったって?」

 

煙から現れたのは、何事もなかったかのように立っていたナツだった。

 

バニブラ「「何ィィィィィィィィィ!!?」」

 

それを見た二人は驚愕をした。

無理もない。自慢の技を受けて無傷なのだから。

 

ナツ「これだけか?だったら次はこっちの番だ!!!『火竜の咆哮!!!』」

 

ナツは口から炎を放った・・・・・・が、

それを見た二人の顔は驚愕から笑みへと変わった。

 

バニブラ(兄)「その時を待っていた!!! 『火の玉料理(フレイムクッキング)!!!』」

 

ナツの放った炎がバニブラ(兄)の平鍋の底に吸い込まれていった。

 

ナツ「俺の炎を、吸収した!!?」

 

バニブラ(兄)「自分の炎で焼け死ぬがいい。」

 

そういうと吸収された底の反対側から炎が噴き出し、ナツを包み込んだ。

 

バニブラ(弟)「ハハハハハ!!!妖精の丸焼きだ!!!飢えた狼にちょうどいい!!!」

 

バニブラ(兄)「やはり炎の魔導士が相手だと簡単(イージー)だったな。」

 

二人は今度こそ仕留めたと思い、立ち去ろうとした。

だが、それは叶わなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ナツ「今度こそ終わったか?」

 

バニブラ「「!!?」」

 

二人は慌てて炎の方へと振り向いた。

そこで見たのは、

 

ナツ「今度こそこっちの番だ!!!」

 

炎に包まれながら突っ込んできたナツだった。

 

バニブラ(兄)「火傷どころか、傷一つないだと・・・・・・!!?」

 

バニブラ(弟)「バカな!!!いくら火の魔導士でもこんなことが・・・・・・!!!」

 

二人はあまりの出来事に混乱していた。

その隙をナツは見逃さなかった。

 

ナツ「自分の炎に耐えられなくて魔導士を名乗れるかよ!!!というわけで一緒に燃えようか!!!くらえ!!!」

 

ナツはそう言い、燃えたまま両手に炎を纏わせた。その炎が翼のように大きくなっていった。そしてその炎を・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『火竜の翼撃!!!』

 

そのままバニブラに放ち、吹っ飛ばした。

 

バニブラ(兄)「な、何なんだ・・・・この魔導士は・・・・。」

 

バニブラ(弟)「ママぁ・・・・妖精さんが見えるよぉ・・・・・・。」

 

二人はそのまま地面へ落ちていき、気を失った。

それを見たナツは息を吐き、歩き出した。

 

ナツ「結局、時間の無駄だったなぁ。とりあえず、急いでルーシィ達と合流しないと。」

 

しかし、その時ナツは気づいていなかった。近くに転がっていたゴリラ並みにデカいメイドの目が光ったことに。




ナツ「はい、13話終わりました。」
ハッピー「ナツおかえり〜。」
ルーシィ「あの作者はどうしたの?」
ナツ「初詣に行ってる。」
ルーシィ「もう二月寸前なのに!!?てゆうか全然懲りてないよねそれ!!?」
ナツ「ところで・・・・・・・・あの二人は何やってんの?」
グレイ「テメェいい加減にしやがれや!!!(怒)」ドゴォ!!! カルマ「こっちのセリフだ!!!(怒)」バキィ!!!
ハッピー「あい、ただの醜い争いです。」
ルーシィ「てゆうかあれまだ続いてたの?(汗)」
ナツ「・・・・・・まあいいや。それじゃ次回予告始めるよ〜。」
ルーシィ「あれほっといていいの?」
ハッピー「気にするだけ無駄だよ。それにあれに参加したいなら命をかけないと・・・・・・。」
ルーシィ「あんな醜い争いに関わりたいと思ってませんけど!!?あんなことで命をかけるなら尚更だわ!!!」
ナツ「・・・・・・この光景も久しぶりだな。まぁそれはさておき、次回予告しないと。ええっと、次回はついにエバルーとの決着です。」
ハッピー「ついにここまできたかぁ。」
ルーシィ「ここまで長かったわねぇ。まぁ現実的にだけど。」
ナツ「うん、気持ちは分かるけどそういうのはやめようか。」
ハッピー「それで、次回はオイラも活躍するよ!!!」
ルーシィ「ハッピーが活躍するかどうかは置いといて、あのヒゲは絶対に殴るわ。(怒)」
ナツ「だいぶストレス溜まってんだね。(汗)次回「14話 ルーシィVSエバルー公爵」皆さん、大変お待たせてすみません。ポンコツ作者の作った小説ですが、これからもよろしくお願いします。」


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14話 ルーシィVSエバルー公爵

2022年
・・・・・・はぁ。
ルーシィ「あれ?なんか作者元気なくない?」
ナツ「ほら前回初詣に向かったって言ったでしょ?」
ルーシィ「それがどうしたの?」
カルマ「おみくじの結果、『凶』だったってよ。」
ルーシィ「・・・・・・・・・・・・あぁ、でもまぁ、ただのおみくじだs(ハッピー)「それで『このファン』ってアプリを間違って消しちゃってデータも消えちゃったみたいだよ。」・・・・・・・・・・・・それは、まぁ、ドンマイとしか言いようがないね。」
せっかく2周年記念を楽しもうとしたのに、お気に入りのコラボキャラも伝説の勇者キャラもいたのに、はは、ははは、ははははははははははははは・・・・・・・・。
ナツ「あ駄目だ、完全に壊れてる。」
ははははははははははははははハハハハハハハハハハ・・・・・・・・・・・・。
ルーシィ「いやもうあれ怖いんですけど!!?もうあれ壊れてるなんてレベルじゃないわよね!!?」
カルマ「とりあえずなんか食べに行こうぜ〜。」
ナ・ハ「賛成〜。」
ルーシィ「ちょっと作者大丈夫よね!!?あれちゃんと治るわよね!!?ねぇ!!!?」

それから約1年後(2023年)
我、復活‼︎
ルーシィ「いやおっそ‼︎立ち直るのに一年も掛かるってどんだけなのよ‼︎(汗)」
ナツ「いや本当は既に立ち直ってて、そうなったのは前世の自分が何かやらかしたからだと変なこと考え込んでいたからなんだよね。」
ルーシィ「いや、それはそれでどうなのよ・・・・・・。(汗)」
カルマ「そういや今年もおみくじを引いたんだよな。結果はどうなったんだ?」
今年は『末吉』でした。
ルーシィ「・・・・・・まぁ、去年よりかはマシね。」
ナツ「そういうのはどうでもいいからさっさと始めるよ。もう1年以上もこの小説を読んでくださっている皆様を待たせてるんだから。」
ルーシィ「いや確かにそうだけど、去年のようなことが起きたら困るんですけど・・・・・・・・。(汗)」
ナツ「前回は「スルー・・・・。(汗)」バニブラと戦っていたんだよねぇ。」
カルマ「俺も戦いたかったなぁ。」
ナツ「いやそこまで強くなかったよ?」
カルマ「じゃあいいや。」
ルーシィ「興味無くすの早・・・・・・・・。(汗)」
ナツ「じゃあそろそろ始めるか。」
ルーシィ「皆さんお待たせしました。14話を始めます。それでは、どうぞ‼︎」


ナツがバニッシュブラザーズを倒したその時、ルーシィは地下の下水道へ逃げた後、魔法アイテム『風読みの眼鏡』で目的の本を調べて(読んで)いた。

 

ルーシィ「・・・・・・・・・・・・。」

 

読み終え、本を閉じた。眼鏡も取り、大きくふーーーっと息を吐いた。

 

ルーシィ「なんか妙だと思って読んでみたら、こんな秘密があったなんて・・・・・・・・。この本は、燃やしちゃ駄目ね。カービィさんに届けないと。」

 

ルーシィはそう言い、眼鏡をしまい立ち上がったその時、

 

ズボボッ ガシッ ガシッ

 

ルーシィ「!!?しまった!!!」

 

チャリン‼︎

 

壁から腕が伸び、ルーシィの両手を掴んだ。

その拍子に(ゲート)の鍵を落としてしまった。

 

エバルー「ポヨヨヨ・・・・・・風読みの眼鏡を持っているとは・・・・・・・・主もなかなかの読書家よのう。」

 

壁からエバルーの顔がヌルッと出てきた。

 

エバルー「さあ、何を見つけた?その本の秘密は何だ?」

 

ギシッ ギシッ

 

ルーシィ「痛っ・・・・!!!」

 

エバルーはルーシィの腕を掴んだ手に力を込めた。

腕に痛みを感じるもルーシィはただエバルーを睨みつけるだけだった。

 

ルーシィ「アンタなんて、サイテーよ・・・・・・アンタは、文学の敵だわ・・・・・・!!!」

 

エバルー「何を言っている?この教養があって偉〜〜〜〜い我輩が文学の敵だと?その本は我輩の物だ。その本にどんな秘密が書かれていた?宝の地図か?財産の隠し場所か?」

 

エバルーの問いにルーシィは何も言わなかった。何も言わないルーシィにエバルーは苛立ち、腕を強く掴んだ。

 

エバルー「言え!!!言わんと腕をへし折るぞ!!!」

 

ルーシィ「うっ!!!」

 

ルーシィは痛みを感じても何も言わなかった。

すると、

 

ボキッ‼︎

 

何かが折れた音がした。

その音の正体は、ルーシィの腕・・・・・・ではなく、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エバルー「ぎゃああああああ!!?」

 

エバルーの腕だった。

 

ハッピー「ルーシィ大丈夫⁉︎」

 

ハッピーがエバルーの腕に蹴りをいれ、ルーシィを助けたのだった。

 

ルーシィ「ハッピーナイス!!!」

 

ルーシィはそう言い、落とした鍵を回収した。

そして、ハッピーはそのまま回転しながらカッコよく着地・・・・・・・・

 

ボチャン

 

ルーシィ「あっ・・・・・・。(汗)」

 

・・・・・・・・ではなく下水へと飛び込んでしまった。

 

カルマ「おいルーシィ‼︎大丈夫か・・・・・・・・・・・・なんだこの状況?」

 

後から来たカルマがそう呟いた。

 

エバルー「な、なんなんだその猫は‼︎」

 

壁から出てきたエバルーが言った。

 

ハッピー「バッビィべぶ。(ハッピーです。)」ブクブク

 

ルーシィ「ハッピーです、だってさ。」

 

カルマ「いや、なんで分かるんだよ・・・・・・・・。(汗)というかハッピー上がってこいよ。」

 

ハッピー「びぶ・・・・びぼびいべぶ。(水・・・・気持ちいいです。)」ブクブク

 

ルーシィ「ここ下水なんだけど・・・・・・。(汗)」

 

カルマ「だから、なんで分かるんだよ・・・・・・・・。(汗)」

 

カルマはそんなルーシィとハッピーの会話に少し引いていた。

ルーシィはそんなカルマに目もくれず一本の鍵をエバルーに向けた。

 

ルーシィ「味方が増えて形勢逆転ね。この本をあたしにくれるっていうなら許してやってもいいわよ。本当は一発ぶん殴りたいけどね。」

 

カルマ「全然許してねぇじゃねぇか。てゆうかその本は燃やすんだろうが‼︎」

 

ルーシィ「アンタは黙ってなさい‼︎」

 

エバルー「ほほぅ・・・・星霊魔法か。ポヨヨヨヨ。だが、文学少女にしては言葉の使い方が間違っておるな。形勢逆転とは、勢力の優劣状態が逆になる事を言うのだ。猫と虫の二匹増えた程度で我輩の魔法『土潜(ダイバー)』はやぶれんぞ‼︎」

 

エバルーはそう言うと再び潜った。

 

ハッピー「それって魔法だったんだ・・・・・・てゆーか、エバルーも魔導士なの⁉︎」

 

カルマ「フン、だからなんだってんだ。相手が誰だろうが邪魔する奴はぶっ飛ばすだけだ‼︎つーか誰が虫だ!!!(怒)」

 

下水から上がってきたハッピーは驚いていたが、カルマは余裕のある表情を浮かべながら、先程の言葉にキレていた。

ルーシィの足元からエバルーが現れ、攻撃を仕掛けてきたが、ルーシィは後ろに下がり回避した。

 

ルーシィ「この本に書いてあったの‼︎内容はエバルーが主人公のひっどい冒険小説だったの‼︎」

 

カルマ「どうした急に⁉︎」

 

ハッピー「というかなにそれ!!?」

 

エバルー「我輩が主人公なのは素晴らしい!だが内容はクソだった‼︎ケム・ザレオンのくせにこんな駄作を書きおって‼︎実にけしからん!!!」

 

エバルーは攻撃を仕掛けながら、そう言った。

 

ルーシィ「無理矢理書かせたくせによく言うわね!!!」

 

カルマ「何でこんな気持ち悪りぃヤツがこんな偉そうなんだよ!!!」

 

ルーシィとカルマはエバルーの攻撃を回避し続けていた。

 

エバルー「偉そう?違うな、我輩は偉いのじゃ!!!そんな我輩の本を書けるなど滅多にないことだ!!!ものすごく光栄なのじゃぞ!!!」

 

ルーシィ「なにが光栄よ!!!脅迫して書かせたんじゃない!!!」

 

ルーシィの顔は怒りに満ちていた。

 

ハッピー「脅迫?」

 

カルマ「そういやさっき無理矢理書かせたって言ってたな。」

 

ハッピーとカルマはルーシィのその言葉に疑問を抱いた。

 

エバルー「それが何だ?書かぬと言う奴の方が悪いに決まっておろうが!!!」

 

エバルーは自分の髭をいじりながら気持ち悪いほどの笑みを浮かべてメチャクチャなことを言い放った。

 

ルーシィ「なによそれ・・・・・・・・。」

 

カルマ「本当にメチャクチャだな・・・・・・・・。」

 

ハッピー「屁理屈だね・・・・・・・・。」

 

三人は呆れた顔を浮かべていた。

 

エバルー「偉ーーーーい我輩を主人公にした本を書かせてやると言ったのに、あのバカは断りおった。だから言ってやったのだ。書かぬと言うなら親族全員の市民権を剥奪するとな。」

 

エバルーは再び地面に潜った。

 

カルマ「市民、権、剥奪?何だそりゃ?」

 

ハッピー「商人ギルドや職人ギルドに加入できなくなるってことだよ‼︎こんな奴にそんな権限あるの⁉︎」

 

ルーシィ「封建主義の土地はまだ残ってるのよ。こんな奴でもこの辺りじゃ絶対的な権力を好き勝手ふるってるってことよ。」

 

ルーシィがそう説明した瞬間、ルーシィの足元からエバルーの腕が伸び、ルーシィの足を掴んだ。

 

エバルー「結局奴は書いた!!!しかし、一度断った事はムカついたから独房で書かせてやったよ!!!ポヨヨヨヨヨヨ!!!やれ作家だ文豪だなどとふんぞり返っている奴の自尊心を砕いてやったわ!!!」

 

その言葉を聞いたルーシィはさらに腹を立て、足を掴んでいる腕を何度も踏みつけた。

 

エバルー「いた、いたた!!!」

 

ルーシィ「たかが自分の欲望の為にそこまでするって人としてどうなのよ!!!独房に監禁されてた3年間!!!彼がどんな想いでいたかアンタに分かる!!?」

 

ハッピー「3年も・・・・・・!!?」

 

カルマ「コイツ、クズだな・・・・・・!!!」

 

エバルー「我輩の偉大さに気付いたのだ!!!」

 

ルーシィ「違う!!!自分のプライドとの戦いだった!!!書かないと家族の身が危ないから!!!だけどアンタみたいな最低な奴を主人公にした本なんて・・・・・・作家としての誇りが許さないのよ!!!」

 

エバルーはその言葉を聞くと、地面から現れた。

 

エバルー「貴様・・・・・・何故それほど詳しく知っておる?」

 

ルーシィ「全部、この本に書いてあったわ。」

 

エバルー「何?それなら我輩も読んだが、ケム・ザレオンなど登場せんぞ?」

 

ルーシィ「もちろん、普通に読めばファンもがっかりするほどの駄作よ。でも、ケム・ザレオンは元々魔導士。それはアンタだって知ってるでしょ?」

 

ルーシィのその一言にエバルーは気づいた。

 

エバルー「な・・・・・・・・!!?まさか!!?」

 

ルーシィ「えぇ、彼は最後の力を振り絞って・・・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この本に魔法をかけた!!!」

 

ハッピー「えぇっ!!?」

 

カルマ「それって、さっきナツが言ってた・・・・・・!!?」

 

ハッピーとカルマも驚いた。

 

エバルー「つまり、その魔法が解けば我輩への怨みの文章が現れる仕組みだったということなのか!!?け、けしからん!!!」

 

エバルーは青筋を立てていた。

そんなエバルーにルーシィは呆れていた。

 

ルーシィ「自分のこと偉い偉いと言ってる奴にしては発想が貧困ね。確かに、この本が完成するまでの経緯は書かれていたわ。でも、ケム・ザレオンが残したかった言葉はそんな事じゃない。本当の秘密は別にあるんだから。」

 

エバルー「な・・・・・・なんだと!!!?」

 

ルーシィ「だから、この本はアンタには渡さない!!!てゆーかアンタみたいな奴に持つ資格はないわよ!!!」

 

ルーシィはそう言い放ち、一本の鍵を手に持った。

 

ルーシィ「開け!!!巨蟹宮の扉!!!・・・・・・『キャンサー』!!!!」

 

ルーシィは星霊を召喚した。

そこに現れた星霊は、カニのハサミを模した髪型で、両手にハサミ、背中からカニの足が生えた男性だった。

その星霊を見たカルマとハッピーは、

 

カ・ハ「「蟹キターーーーーーーーーー!!!(*゚▽゚*)」

 

目を輝かせながら、興奮していた。

 

カルマ「これ絶対「〜カニ」って言うよな!!!」

 

ハッピー「間違いないよね!!!」

 

カルマ「カニだもんな!!!」

 

ハッピー「こういうのオイラ知ってるよ!!!“お約束”って言うんだ!!!」

 

ルーシィ「・・・・・・・・ちょっと、集中したいから黙ってて。でないと顔と肉球つねるわよ。」

 

そんな会話をしている二人に対してイライラしているルーシィ。

そんな中、現れた星霊『キャンサー』が口を開いた。

 

キャンサー「ルーシィ・・・・・・・・

 

 

 

 

 

今日はどんな髪型にするエビ?」

 

ルーシィ「空気読んでもらえないかしらーーーーーーーーーー!!!?」

 

カ・ハ「「エビーーーーーーーーーーー!!!?」」

 

ルーシィは髪型について聞いてきたキャンサーにツッコみ、カルマとハッピーは予想外の語尾に驚いていた。

ルーシィは気を取り直し、キャンサーに言った。

 

ルーシィ「戦闘よ!!!あのヒゲオヤジをやっつけちゃって!!!」

 

キャンサー「OKエビ。」

 

それを聞いたキャンサーは戦闘体制に入った。

 

ハッピー「・・・・・・ス、ストレートかと思ったらフックを食らった感じだね・・・・・・・・。」

 

カルマ「・・・・・・よし!!!もう帰らせてもいいぞ!!!」

 

ルーシィ「じゃあアンタ達が帰りなさいよ。」

 

カルマとハッピーは期待していた語尾でない事にショックを受けていたが、ルーシィはそんな二人を励さなかった。

そんな時、エバルーは焦っていた。

 

エバルー「・・・・・・・・。(秘密じゃと!!?ま、まさか我輩の事業の数々の裏側でも書きおったのか!!?もしそうだとしたらマズイ!!!評議員の検証魔導士にそれが知れ渡ったら・・・・・・・・我輩は終わりではないか!!!)ぬおおおおおぉぉぉぉっ!!!!」

 

エバルーは突然叫び出し、ズボンのポケットから金色の鍵を取り出した。

 

エバルー「開け!!!処女宮の扉!!!」

 

ルーシィ「えっ!!?」

 

カルマ「これって・・・・・・!!?」

 

ハッピー「ルーシィと同じ魔法!!?」

 

ルーシィ達は聞き覚えのある掛け声に驚いていた。

そして現れたのは・・・・・・・・

 

エバルー「『バルゴ!』!!!」

 

ピンク髪のゴリラメイド「お呼びでしょうか?ご主人様。」

 

潜入時にカルマが蹴り飛ばしたメイドの一人だった。

 

エバルー「あの小娘から本を奪え!!!」

 

カルマ「あぁっ!!!コイツさっきぶっ飛ばしたゴリラメイドじゃねぇか!!?」

 

ルーシィ「しかもコイツ星霊だったの!!?」

 

メイドが星霊だったとは思わず、ルーシィ達はとても驚いていた。

しかし、彼らは違うことにもっと驚くことになった。

 

ルーシィ「あっ!!!」

 

カルマ「あっ!!!!」

 

ハッピー「あっ!!!!!」

 

エバルー「あっ!!!!!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ナツ「あれ!!?」

 

それは、エバルーが召喚した星霊のメイド服を掴んでいたナツが同時に現れたからだ。

 

エバルー「な、何故貴様がバルゴと!!?」

 

ルーシィ「どうやって来たのよ・・・・・・・・!!?」

 

ナツ「どうって、それはこっちのセリフというか何というか・・・・・・みんなを探しに行こうとしたら、このメイドが光り出したから捕まえようとして、いつの間にかここにいて・・・・・・・・。」

 

ルーシィ「「捕まえて(つかまえて)」というより「掴んで(つかんで)」でしょ!!!!(汗)」

 

カルマ「もしかして・・・・・・ナツも星霊だったのか!!?」

 

ナツ「んなわけないでしょうが!!!(汗)」

 

ルーシィ「まさか・・・・・・人間が星霊界を通過してきたってこと!!?ありえないって!!!」

 

ナツ「そんなことは後でいい!!!ルーシィ!!!ここからどうしたらいい!!?」

 

予想外の出来事に混乱していたルーシィにナツは声を掛ける。

その声を聞いたルーシィは、ハッと我に返った。

 

ルーシィ「そのメイドをどかして!!!」

 

ナツ「(ニヤリ)了解!!!」

 

ゴッ‼︎

 

ピンク髪のゴリラメイド「ボフゥッ!!?」

 

ナツは拳に炎を纏わせ、そのままメイドを叩きつけた。

 

エバルー「イ、イカン!!!」

 

エバルーはそのまま逃げようとしたが、

 

しゅるるるるる

 

エバルー「ブフッ!!?」

 

ルーシィ「このまま逃すわけないでしょ!!!もちろん、地面にもね!!!」

 

逃がさないようにと、ルーシィが鞭でエバルーの首を絞めたのだった。

そして、強く引っ張りエバルーを宙に浮かせ、そこにキャンサーが飛び出した。

 

ルーシィ「アンタなんか・・・・・・脇役で十分よ!!!!」

 

シャキキ〜ン!!!

 

エバルー「ポギョオ!!?」

 

ドサッ‼︎

 

キャンサーがハサミを動かし、エバルーの横を突っ切った。

そのまま気絶したメイドの上に落ちた。白目をむいて気絶したエバルーの髪や髭が全て切り落とされ、ツルツルになった。

 

キャンサー「お客様・・・・こんな感じでいかがでしょうか?・・・・・・エビ。」

 

ナツ「・・・・・・ブフッ・・・・。」

 

カルマ「・・・・・・プップププ・・・・。」

 

ハッピー「・・・・プクククク・・・・。」

 

そんなエバルーを見た三人は笑いを堪えていた。

 

ルーシィ「・・・・・・・・フゥ・・・・。」

 

ルーシィはやっと終わったということを実感し、息を吐いた。

 

ナツ「派手にやったね、ルーシィ。」

 

カルマ「さっすが妖精の尻尾(フェアリーテイル )の魔導士だな。」

 

ハッピー「あい。」

 

ルーシィはそんな三人の声に反応せず、持っていた本を抱きしめたのだった。




14話終わりです。
ナツ「さて一年以上も投稿しなかった言い訳を聞こうか?ん?」
なんで言い訳を言う前提なんですか?(汗)
ルーシィ「そりゃああれから一年以上経ってるからねぇ。」
カルマ「前は一年以内だったのについに一年過ぎた後の投稿になっちまったしな。」
ハッピー「一年以上も経ってるのに何の成長もしてないね。」
いや一応去年の九月頃に新しい小説を投稿したんですけど・・・・・・。(汗)
ナツ「あれはノーカンだ。しかもそれから一つも続きを投稿してねぇだろ。」
ルーシィ「それで、何でなの?」
・・・・・・大学の課題が忙しくて・・・・・・・・特にレポートの課題が・・・・・・。しかも、課題について考えるのに少し時間がかかってしまいまして・・・・・・。
ナツ「・・・・・・・・今更だけど、自己管理できてなさすぎでしょ・・・・・・。」
しょうがないじゃん。課題の内容が少し難しかったり、今年からの勉強について考えないといけなくなったり、機材でトラブルが起こったり、ゲトメアとダンカグのサービスが終了したり、ゲームアプリをダウンロードしすぎて容量がギリギリになったり、まおりゅうやこのファンで欲しいキャラがガチャで当たんなかったり・・・・・・・・。
ルーシィ「なんか途中から全く関係ない話が出てない?」
ハッピー「しかも後半の方がショックデカそうだね。」
ブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツ。
カルマ「なんかブツブツ言い始めたぞ。」
ルーシィ「去年とは全く違う壊れ方してるんですけど・・・・・・・・・・。(汗)」
ナツ「はい、今回もしょうもない内容だったんで次回予告するよ。」
ルーシィ「次回はついに依頼を達成させられるわね‼︎」
ナツ「これ達成っていうのかな?」
ハッピー「そういえば本にかけられた魔法は一体なんなの?」
カルマ「そうだ‼︎一体何なんだ!!?読んだら強くなる魔法でもかけられてるのか!!?」
ルーシィ「そんなくだらないことに魔法を使うか!!!」
ナツ「それは次回になれば分かるよ。次回「15話 DEAR KABY (親愛なるカービィへ)」お楽しみ‼︎」
あっでもダンカグのSwitch版の制作が決定したのはとても嬉しい!!!
ナツ「おい誰かこのアホ黙らせろ。」


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15話 DEAR KABY (親愛なるカービィへ)

15話です。ようやくここまできました。
ナツ「今回は5ヶ月ぐらいで投稿できたね。」
いや〜教習所とかもあって大変だったけど、なんとか終わってようやく投稿出来たんだよね。
ルーシィ「そんな状態で待たせるのもどうかと思いますけど・・・・・・。(汗)」
ハッピー「相変わらずだね。」
カルマ「とゆうか今回は俺達だけなのか?」
取り敢えず投稿した話に登場したキャラでやろうと思ったんだよね。
ナツ「今更過ぎない?」
ルーシィ「まぁ、そっちの方がやりやすそうではあるけどね。」
カルマ「取り敢えず早く前回のあらすじやろうぜ。」
ナツ「え〜、前回はエバルーとのバトルでルーシィ達は見事に勝利したね。」
ハッピー「エバルーに捕まってたところをオイラが助けたお陰でね」(ドヤ顔)
ルーシィ「下水に飛び込まずにカッコよく着地できたらもっと良かったけどね。」
カルマ「俺としては下水に浸かった状態でも会話できた事に驚いたんだがな。」
ナツ「なんやかんやあったんだね・・・・。(汗)そして今回で本にかけられた魔法の謎が明らかになるんだけど一体何なんだろう?それでは15話を始めます。どうぞ‼︎」


エバルーを倒したナツ達は、目的の本を破棄せず回収し、カービィの家へ向かっていた。

 

カルマ「なんでその本燃やさねぇんだよ!!!破棄するのが依頼だぞ!!!」

 

ハッピー「そーだそーだ!!!」

 

ナツ「いや作戦一つも考えなかった君達がそんなこと言える立場ではないでしょ。今回はルーシィが活躍したみたいだし。」

 

ハッピー「ちょっと‼︎オイラはルーシィを助けたという活躍をしたんだよ!!!」

 

ナツ「その後で下水に飛び込んだということがなかったらね。」

 

二人は本を破棄せず持っているルーシィに文句を言っており、そんな二人にナツはツッコむ。

 

ナツ「でもまぁ、二人の言うことは分からなくはないけどね。ルーシィ、本当にその本は破棄しないで持っていくの?僕はその本に魔法がかけられているってこと以外詳しくは知らないんだけど。」

 

ナツの質問にルーシィは持っている本を見せながら説明した。

 

ルーシィ「そういえば、ナツはあの場にいなかったわね。この本はね、エバルー公爵がケム・ザレオンに無理やり書かせた自分が主人公の冒険小説なのよ。」

 

ナツ「えっ、アイツが主人公?人の本をくだらないとか言ってるくせに自分を主人公にするって恥ずかしくないの?僕からしたら見た目的にも性格的にも最初に登場する雑魚キャラにしか見えなかったんだけど。」

 

ルーシィ「アンタ結構言うわね・・・・・・・・。(汗)けどまぁ、本当に駄作なのよ。構成も文体も酷くてね、とてもじゃないけどケム・ザレオンほどの文豪が書いた本とは思えなかったわ。だからこの本には秘密があると思ったの。」

 

カルマ「それで、それはナツの言ってた魔法となんの関係があるんだよ?」

 

ルーシィ「それは、この本を届けたら分かるわ。」

 

カ・ハ「?」

 

ナツ「・・・・・・・・。」(そういえば、なんでルーシィは本を読んだだけで秘密があるってことに気づいたんだ?普通なら内容を読んでも分からないはずだとは思うけど・・・・・・・・・・ん?もしかして・・・・・・・・・・ああ‼︎なるほど、そういうことね。)

 

ルーシィの自信のある言葉を聞いてもカルマとハッピーは首を傾げていたが、ナツはルーシィが何故本の秘密に気づいたのかを考えていた。

そして、ある事に気づいたことでその理由が分かり、納得した。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

カービィの家に着いたナツ達。ルーシィは目的の本をカービィに出した。それにカービィ達は困惑していた。

 

カービィ「・・・・・・あの、これは一体、どういう事ですかな?私はその本を破棄してほしいと依頼した筈です。」

 

ルーシィ「破棄するのは簡単です。それはカービィさんにもできることです。」

 

カービィ「だ・・・・だったら私が焼却します。こんな本見たくもない!!!」

 

カービィはそう言い、ルーシィから本を強引に受け取った。

 

ルーシィ「あなたが何故この本の存在が許せないのが分かりました。父の誇りを守る為です。あなたはケム・ザレオンの息子ですね。」

 

カービィ「‼︎」

 

ナツ「えっ!!?」

 

カルマ「うおっ!!?」

 

ハッピー「パパーーーーーーーー!!?」

 

ルーシィのその言葉を聞いたナツ達は驚き、カービィは動揺した。

 

カービィ「な・・・・何故・・・・それを・・・・?」

 

ルーシィ「この本を読んだことは?」

 

カービィ「いえ・・・・父から聞いただけで読んだことは・・・・しかし読むまでもありません。駄作だ。父が言っていた・・・・・・・・。」

 

その言葉を聞いたカルマは青筋を立てた。

 

カルマ「だから燃やすってのか?」

 

カービィ「そうです。」

 

カルマはカービィに詰め寄ろうとしたが、直様ナツとルーシィに止められた。

 

カルマ「つまんねぇから燃やすってのはあんまりじゃねーのか!!?お!?父ちゃんが書いた本だろ!!!」

 

ナツ「カルマ、落ち着いて!!!」

 

ルーシィ「言ったでしょ‼︎誇りを守る為だって‼︎」

 

カービィ「ええ・・・・父は『日の出(デイ・ブレイク)』を書いたことを恥じていました。」

 

その言葉を聞いたカルマは納得はしなかったが、少し落ち着いた。

そして、カービィは過去の話を語り出した。

 

カービィ「あれは31年前のことでした。3年ぶりに父が突然帰ってきました。」

 

〜31年前〜

 

父『遅く・・・・なった・・・・。』

 

家に帰ってきた父はフラフラと家の中へと入っていった。

 

カービィ『っ!!父・・・・さん・・?さ・・・・3年もずっと連絡くれないで・・・・・・一体・・・・どこで執筆してたんだよ。』

 

カービィはそう聞くが、父は答えず、ガサガサと何かを漁っていた。それで取り出したのは縄だった。彼は自分の右腕に縄を巻きつけ、強く縛った。

 

カービィ『ちょっ父さん・・・・何を!?』

 

父『私はもう終わりだ。作家をやめる・・・・・・二度と本は書かん!!!!うおおおおおお!!!』

 

カービィ『父さん!!!』

 

父は左手で斧を持ち、右腕を斬り落としたのだった。

 

その後、父は病院に入院することになり、ベッドで横になっていた。

カービィはそんな彼をジッと見ていた。

 

父『カービィ・・・・・・か・・・・。』

 

カービィの視線に気づいて、カービィを見た。

 

カービィ『・・・・・・・・・・。』

 

父『はは・・・・・・少し背が伸びたな・・・・・・・・。』

 

父は3年ぶりに再会したカービィを見て、笑顔を浮かべた。

 

カービィ『アンタはバカだよ・・・・。』

 

しかし、カービィはそんな彼に怒声を上げ、責め立てた。

 

カービィ『3年前・・・・・・俺は言ったハズだぞ!!!そんなくだらない本の仕事をしたら絶対後悔するって!!!』

 

父『・・・・そうだな。』

 

カービィ『何であんな変態貴族を主人公にした本なんか書いたんだ!!?』

 

父『・・・・・・・・金がよかったんだ。』

 

カービィ『最低だよアンタ!!!』

 

父『ああ、最低の駄作に仕上がったよ・・・・・・。』

 

カービィ『そんな駄作の為に・・・・3年も家族をほったらかしにしたんだぞ・・・・何考えたんだよ・・・・。』

 

父『いつもお前の事を想っていたよ。』

 

カービィ『だったら適当に書いて早く帰って来れただろ!!?なのにアンタは作家の誇りと一緒に家族を捨てたんだ!!!』

 

父『・・・・・・・・・・。』

 

怒声を上げたカービィを見て、父は呆然としていた。

そんな彼を見てカービィは背を向けた。

 

カービィ『・・・・・・作家辞めて正解だよ。誇りのない奴には務まらない。父親もね。』

 

そう言い残したカービィはそのまま病室を出た。その後に父は自殺した。そんな弱いところも含めて、死んだ後もカービィはずっと父を憎んでいた。

 

〜現在〜

 

カービィ「しかし、年月が経つにつれ憎しみは後悔へと変わっていった・・・・・・・・私があんなことを言わなければ父は死ななかったかもしれない・・・・と・・・・・・・・。」

 

そう話したカービィの体は微かに震えていた。

 

カービィ「だから・・・・せめてもの償いに父の遺作となったこの駄作を・・・・父の名誉の為、この世から消し去りたいと思ったんです。」

 

カービィはズボンのポケットからマッチを取り出し、マッチ棒に火をつけた。

 

カービィ「これで、きっと父も・・・・・・。」

 

ルーシィ「待って!!」

 

カービィは本を燃やそうとマッチの火を近づけた。

それをルーシィが止めようとしたその時、

 

カッ!!

 

突然本が光り出した。

 

妻「え?」

 

カルマ「‼︎」

 

カービィ「な・・何だこれは・・・・⁉︎」

 

ナツ「ッ⁉︎」(何だ!?本から感じる魔力がいきなり強くなって・・・・・・・・⁉︎)

 

突然本が光り出したことに、全員は困惑していた。

しかし、一人だけその原因は分かっていた。

 

ナツ「本にかけられた魔法が、解けた(・・・)!!?」

 

本から放たれた光が少しずつ弱まり、表紙に書かれたタイトルの『DAY BREAK(デイブレイク)』の文字が浮かび出した。

 

ハッピー「文字が浮かんだーーーー!!?」

 

ルーシィ「『ケム・ザレオン』・・いいえ・・・・本名は『ゼクア・メロン』。彼はこの本に魔法をかけていたんです。」

 

カービィ「ま・・・・・・魔法を?」

 

カービィが困惑していると、浮かんでいた『DAY BREAK(デイブレイク)』の文字が入れ替わるように一文字ずつ本の表紙に戻っていった。その本に書かれていた本当のタイトルが現れた。

 

カービィ「DEAR (デイア)・・・・・・KABY (カービィ)!!?」

 

タイトルだけでなく、著作名の『KEMU-ZALEON(ケム-ザレオン)』という文字も父の本名である『ZEKUA-MELON(ゼクア-メロン)』に変わっていた。

 

ルーシィ「そう・・・・・・彼のかけた魔法は文字を入れ替わる魔法です。中身も・・全てです。」

 

ルーシィがそう言うと本がひとりでにページが開き、全てのページに書かれていた文字が全て浮かび出した。

 

カルマ「おおっ!!!」

 

ハッピー「きれー!!!」

 

ナツ「すごい・・・・!!!」

 

ルーシィ「彼が作家を辞めた理由は・・・・最低な本を書いてしまった事の他に・・・・・・最高の本を書いてしまった事かもしれません・・カービィさんへの手紙という最高の本を。」

 

浮かび出した文字は渦を巻きながら並び変わり、本の中へと戻っていった。

 

カルマ「すげぇ!!!」

 

ハッピー「文字が踊ってるよ!!!」

 

カービィ「・・・・・・・・・・・・・・。」

 

『いつもお前の事を想っていたよ。』

 

カービィは父の言った言葉を思い出した。

そして、全ての文字が本の中へ戻り、その本をカービィは手に持った。

 

ルーシィ「それが、ケム・ザレオンが本当に残したかった本です。」

 

カービィは本を1ページずつめくり、本に書かれた内容を読んだ。その内容を読んだカービィは涙を流した。

 

カービィ「父さん・・・・私は・・・・父を・・・・理解できてなかったようだ・・・・・・。」

 

ルーシィ「それは当然です。作家の頭の中が理解できたら、本を読む楽しみがなくなっちゃいますよ。」

 

ルーシィは笑いながらそう言った。

 

カービィ「皆さん、ありがとうございます。この本は燃やせませんね・・・・。」

 

カービィはお礼の言葉を告げながら、涙を拭いた。

その言葉を聞いたナツは、笑いながら言った。

 

ナツ「なら、報酬はいりませんね。」

 

カ・ハ「だな(だね)。」

 

カービィ「え?」

 

ルーシィ「はい?」

 

その言葉を聞いたカービィとルーシィは、間の抜けた声を零した。

 

ナツ「依頼は『本の破棄』。達成していないからね。報酬はもらえません。」

 

カービィ「い・・いや・・・・・・しかし・・・・そういうわけには・・・・。」

 

妻「ええ・・・・。」

 

カービィと妻は報酬を受け取らないという一言に困惑していた。

特にルーシィは焦っていた。

 

ルーシィ「そ・・・・そうよ・・せっかくの好意なんだし・・いただいておきましょうよ。」

 

ハッピー「あーーー!ルーシィがめつーー!!!さっきまで結構いい事言ってたのに全部チャラだ!!!」

 

ルーシィ「それはそれ!!!」

 

カルマ「いらねぇモンはいらねぇよ。」

 

カルマはカッカッカッと笑いながら言った。ルーシィは「あたしほしい〜〜〜。」と涙を流していたが、誰も聞いていなかった。

 

ナツ「カービィさんも帰ったらどうですか?自分の家(・・・・)に。」

 

カービィ・妻「!!!」

 

ル・カ「え?」

 

ナツのその言葉にカービィと妻は驚き、ルーシィとカルマは彼の言葉に疑問を持った。

そんな彼らを気にしていないナツはそのまま屋敷を出て行った。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

屋敷を出たナツ達は、行きと違い、月が照らす夜中を歩きでマグノリアに向かっていた。

ルーシィは結局報酬を貰うことが出来なかったので、まだ不満げな顔のままだった。

 

ルーシィ「信じられなーーい!!!」

 

カルマ「まだ言ってやがる・・・・。」

 

ルーシィ「当たり前よ!!!普通二百万チャラにするかしら!!?」

 

ナツ「仕方ないでしょ。依頼達成していないのにお金もらったら妖精の尻尾(フェアリーテイル)の名折れなんだから。」

 

ハッピー「あい。」

 

ルーシィ「全部うまくいったんだから良いじゃないのよぉ!!!」

 

ルーシィの不満は止まらなかった。

 

ルーシィ「はぁー、あの人達お金持ちじゃなかったのかぁ・・・・・・作家の息子のくせに何でよ〜。あの家も見栄を張る為に友人に借りたって言ってたし・・・・そんな事しなくても依頼引き受けてあげたのにね。」

 

ハッピー「どうかな?」

 

ルーシィ「引き受けたわよ!!!多分ね。」

 

カルマ「多分かよ・・・・・・。(汗)」

 

ルーシィの曖昧な返しに、カルマは呆れていた。

 

ルーシィ「てゆーかナツ。」

 

ナツ「うん?」

 

ルーシィ「アンタ何で最初からあの家に住んでいないって気づいたの?」

 

カルマ「ああ、それは俺も思った。」

 

ルーシィとカルマはナツに詰め寄った。

 

ナツ「ああ、最初に屋敷に来た時にね。あの人達の匂いとあの家の匂いが違ったんだ。もしかしたらと思ってね。」

 

ルーシィ「匂いって・・・・・・アンタは獣か・・・・・・。(汗)」

 

ハッピー「ナツの嗅覚は凄いのです。」

 

滅竜魔導士(ドラゴンスレイヤー)の嗅覚は普通の人間より凄いのだった。

 

カルマ「それにしてもあの小説家・・・・実はスゲェ魔導士だったんだな。」

 

ハッピー「あい・・・・三十年も昔の魔法が消えていないなんて相当な魔力だよ。」

 

ナツ「魔力感知でも少し弱まってた感じだったけど、そんな昔からなんて思わなかったよ。」

 

ナツ達は、カービィの父の魔法に興味を持っていた。

そんな話にルーシィも便乗した。

 

ルーシィ「若い頃は魔導士ギルドの魔導士だったみたいだからね。そしてそこでの冒険の数々を小説にしたの。そういうの憧れちゃうなぁ〜〜。」

 

その言葉を聞いたナツは、にやぁ〜とした顔でルーシィを見た。

 

ナツ「やっぱりねぇ〜。」

 

ルーシィ「ん?」

 

カルマ「何だ何だ?」

 

ハッピー「何がやっぱりなの?ナツ。」

 

ナツ「前にルーシィの家に上がった時に、机の上に文字が書かれたたくさんの紙の束を見つけたんだよね〜。」

 

ルーシィ「!!?」

 

ナツのその言葉にルーシィは動揺した。

 

ナツ「あれ、自分で書いた小説でしょ〜。」

 

カルマ「へぇ、自分でも書いてたんだな!!!」

 

ハッピー「やたら本の事詳しい訳だぁ〜〜!!!」

 

ナツに便乗する様に、カルマとハッピーもルーシィを見た。

 

ルーシィ「〜〜〜〜〜〜〜っ!!!////」カァ〜〜〜〜〜〜

 

その話を聞いたルーシィは恥ずかしくなり、頬を真っ赤に染めていた。

 

ルーシィ「ぜ・・絶対他の人には言わないでよ!!!」

 

ハッピー「何で?」

 

ルーシィ「ま・・まだヘタクソなの!!読まれたら恥ずかしいから!!!」

 

カルマ「いや・・・・誰も読まねーよ・・・・。」

 

ルーシィ「それはそれで悲しいんですけど・・・・。」ガーーン

 

カルマの一言でルーシィは落ち込んでしまった。

 

ナツ「いや、そんな事なかったよ?少ししか読めなかったけど結構面白かったよ。」

 

ルーシィ「っ!!?///」

 

ナツの一言で、ルーシィは赤面した。

 

ルーシィ「・・・・・・そ、そう、なの?///」

 

ナツ「うん。」

 

ルーシィ「本当に?///」

 

ナツ「本当本当。」

 

ルーシィ「・・・・・・・・じゃ、じゃあさ、その小説が誰かに読んでもらってもいいと思うものにできたら・・・・・・読んでくれる?///」

 

ナツ「もちろんだよ。」ニッ

 

ルーシィ「っ!!?///」

 

ナツの笑顔を見て、ルーシィは更に赤面した。

 

ルーシィ「・・・・そ、それなら、頑張って書くから、期待しててね・・・・・・。///」

 

ナツ「うん。」

 

ルーシィの顔は真っ赤に染まっていたが、嬉しそうな顔をしていた。

 

カルマ「ルーシィの奴、いきなり張り切り出したな・・・・。」

 

ハッピー「面白かったって言われて嬉しかったんだよ。ルーシィって案外チョロいね。」

 

ルーシィ「ソコうるさいっ!!!!(怒)///」

 

ナツ「ん?」コテッ

 

カルマとハッピーのコソコソ話を聞いたルーシィは余計に恥ずかしくなり、二人に向かって怒声を上げた。その様子を見たナツは首を傾げた。

そんな会話を楽しみながらナツ達はマグノリアへと帰ったのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ルーシィ「てか今更だけど、帰りは歩きなの?(汗)」

 

ナツ「馬車には乗りたくないからね。」

 

ルーシィ「そんな理由で・・・・・・・・。(汗)」




15話終わりです。
ナツ「やっとだね。」
ルーシィ「初投稿から3年ぐらいね。」
カルマ「てゆうか投稿するのにそんなにかかるのか?」
ハッピー「普通はそんなにはかかりません。」
ナツ「それは単に作者がポンコツなだけでしょ。」
ルーシィ「まぁここまで経ってもガバガバだしねぇ。」
カルマ「最初と比べたらまだマシになった程度だな。」
ハッピー「ここまでやってきたのに全然成長できていないってのも珍しいね。」
ねぇ君達そこまで言いますか?流石に酷過ぎません?
ナ・ル・カ・ハ『自業自得(だ)(です)。』
わあお息ピッタリ・・・・・・。(泣)
ハッピー「泣いちゃった。」
ナツ「ちょっと、これくらいで泣かないでよ。この作品の作者ならビシッと決めないと。」
それもそうか。じゃあ次回予告します‼︎
ルーシィ「切り替え早・・・・・・。(汗)」
カルマ「コイツ精神的に強いのか弱いのか分からなくなるな。」
ハッピー「それが作者です。」
では次回予告始めます・・・・・・・・が。
ナツ「が?」
本当ならここから第2章に入るのですが、アニメの話で面白そうなのがあったので第2章の前にそのお話を入れようと思っています。
ルーシィ「いきなり!!?」
カルマ「やっぱりガバガバだな。」
とゆうわけで15.5話の次回予告します。
ハッピー「16話じゃないんだ。」
いや、自分的にも16話の方が良いかなとは思ってたんだけど、漫画にはない場面だったし、ストーリー的に短いからおまけのような感じにしてもいいかなと思ったんだよね。
ルーシィ「一応本編と繋がってはいるのにおまけ扱いはどうなのよ?(汗)」
ナツ「取り敢えず次回予告始めようか。えぇっと、次回はマグノリアに帰ってる途中で、グレイに会うみたいだね。」
カルマ「ゲェッ、よりにもよってアイツかよ・・・・・・・・。(汗)」
ルーシィ「何でそんなに嫌そうなのよ?って聞く必要なかったわね。」
カルマ「だってアイツいっつも人前で服脱ぐんだぞ!!?」
ハッピー「いっつも喧嘩してるしねぇ。」
ナツ「そういう君もいっつも物壊したり喧嘩ふっかけたりしてるけどね。」
ルーシィ「アレ?今考えたらアタシ、結構ヤバイギルドに入っちゃった?」
もしもし皆さん?話が脱線してますよ?
ナツ「おっと、いけないいけない。えぇっと、そのままギルドに帰ろうとした途端、襲撃にあうんだよね。」
カルマ「襲撃した奴らは一体何者なんだろうな。次回「15.5話 謎の襲撃と始まり」楽しみにしとけよな‼︎」


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15.5話 謎の襲撃と始まり

15.5話です。
ナツ「今回はグレイが登場するので一緒に前回のあらすじや次回予告をやるわけですが・・・・・・。」
カルマ「マジで来やがったな変態野郎。」
グレイ「来ちゃ悪いか鳥頭野郎。」
ハッピー「登場して早々喧嘩してるね。」
この二人が出てくる時はこんな感じで進めると思います。
ルーシィ「話が進みづらくなりそうだけど・・・・・・・・。(汗)」
ナツ「それと作者に聞きたいことがあるんだけど・・・・・・。」
・・・・・・・・何でしょうか?
ナツ「前回投稿した話一部修正したらしいね。」
・・・・・・はい、漫画では昼みたいに見えたんだけどアニメの方見たら夜だったので、話がややこしくなると思い、活動報告でも久しぶりに謝罪を投稿しました。
ルーシィ「こういうミスは初めてじゃない?」
ナツ「とりあえず今後はこんなミスすんなよ?」
・・・・・・・・はい。
ハッピー「それでカルマ達はどうする?前みたいに放置する?」
ナツ「いや流石にそれだけで出番終わりは可哀想だから止めておこう。」
ルーシィ「可哀想って・・・・・・・・。(汗)」
ハッピー「二人とも、そろそろ前回のあらすじ始まるから喧嘩はやめようよ。」
カ・グ「・・・・・・・・・・ケッ!」
ルーシィ「これは一応喧嘩は止められたってことでいいのかな?」
それでは前回のあらすじ始めます。
ナツ「前回はルーシィの初めての依頼は達成しなかったんだよね。」
ルーシィ「結果は良かったのに報酬はもらえないなんて納得出来ないんですけど⁉︎」
カルマ「そう言ってもそれが妖精の尻尾(フェアリーテイル)だからな。つーか自分がそうしたんだから文句言ってんじゃねーよ。」
ルーシィ「うぅ、それはそうだけど・・・・・・・・。」
ハッピー「やっぱルーシィってお金にがめついよね。」
ルーシィ「うっさい猫‼︎」
グレイ「そっちはそんなことになってたんだな。」
ナツ「僕としてはルーシィが小説書いてたってのが気になったけどね。」
グレイ「なんだその話?面白そうだから詳しく教えてくれ。」
ハッピー「食いついた。」
カルマ「そりゃまぁ意外だとは思うけどな。」
ルーシィ「その話はもういいでしょーーーー!!?」
なんか盛り上がってるけど、長くなりそうだからそろそろ始めますか。15.5話始めます。どうぞ‼︎


依頼を終わらせた翌日、マグノリアへ向かっていたナツ達は、何故か森の中におり、腰あたりまで沈む程の沼地を歩いていた。

そんな中で、ホロロギウムの中に入っているルーシィが質問した。

 

ホロロギウム「「ちょっとちょっと、ホントにこの道でいいの?」と申しております。」

 

カルマ「ハッピーがこっちって言うんだからこっちなんだろ?と申しております。」

 

カルマがホロロギウムの話し方を真似しながら返した。

 

ハッピー「失礼しちゃうな。オイラはこう見えて猫なんだよ。猫は鼻が効くんだ。」

 

ナツの頭に乗っていたハッピーが自信満々に言った。

 

ホロロギウム「「それって犬の話じゃないの?てか、匂いと道って何の関係が?」と申しております。」

 

こんな会話を聞いていたナツは口を開いた。

 

ナツ「・・・・・・・・てゆうかさ、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ここどっからどう見ても馬車で通れる場所じゃないでしょうがあああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!

 

ナツの叫び声が森中に響いた。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

ナツ達はなんとか沼地を抜け出せた。

カルマ達は突然大声を出したナツに文句を言っていた。

 

カルマ「いきなり大声を出すんじゃねぇよナツ!!!びっくりしたじゃねぇか!!!」

 

ホロロギウム「「ホロロギウムの中でもすごくうるさかったんですけど!!!」と申しております。」

 

ハッピー「オイラなんかナツの頭にいたからスゴイ耳が痛いよ!!!おかげで沼に落ちちゃったじゃん!!!何でいきなり大声出したのさ!!?」

 

ナツ「そりゃあんな馬車が通れない沼地見ても誰一人気にしてなかったからだよ!!!!あんなの一目瞭然でしょ!!!?馬車で乗り物酔いになってて道覚えてない僕でもすぐ分かったよ!!!?何であんな沼地を帰り道だと思ってたの!!!?(汗)」

 

カルマ達の文句にナツはツッコむように反論した。

 

カルマ「だってハッピーがあの道でいいって言ってたろ?」

 

ハッピー「そうだよ?相棒のオイラの鼻を信じてほしいよ。」

 

ナツ「そういうのは犯人を追いかける時とかに使うもんなんだよ!!!!そもそも匂いを使って帰る人がいると思ってんの!!!!?(汗)」

 

カ・ハ「・・・・・・・・・・ハッ!!?言われてみると確かに!!!」

 

ナツ「もしかして僕に言われるまで本当にいると思ってた?(汗)」

 

ナツのツッコミに、カルマとハッピーは時間差で気づいたが、ルーシィは汗を流していた。

 

ホロロギウム「あ〜やっぱり普通に道間違えてたのね〜。(汗)」と申しております。」

 

ナツ「さてはルーシィ、ツッコむのが面倒で気付いてないフリしたな。」ジトー

 

ナツにジト目で睨まれたルーシィは目を逸らした。ナツはそんな彼らにハァとため息をついた。

 

カルマ「つーかオメェ何で時計ん中に入ってんだよ?自分で歩けよ。」

 

ホロロギウム「「アタシ疲れたの・・・・・・。」と申しております。」

 

カルマ「たくよぉ。」

 

そんな会話をしていると、近くの茂みからガサガサと揺れた。その茂みにナツ、カルマ、ルーシィは気づいた。

 

カルマ「誰だコラアアアアァァァァァ!!!!」

 

カルマが荷物を投げ捨て、揺れた茂みに突撃した。

 

ホロロギウム「「喧嘩っぱやすぎ!!!(汗)」と申しております。」

 

ハッピー「頑張れ〜カルマ〜!」

 

ナツ「せめて何者かをちゃんと聞いてからにしなよ。(汗)・・・・・・・・あれ?ちょっと待って、この魔力は・・・・・・。」

 

ナツが相手の魔力を感じ取ったその瞬間、二つの人影が茂みから現れた。現れたのはカルマとパンツしか履いていなかったグレイだった。

 

ハッピー「グレイだ‼︎」

 

ホロロギウム「「なんでパンツ!!?」と申しております。」

 

グレイ「トイレ探してんだよ!!!」

 

カルマ「見つける前に何でもう脱いでんだテメェは!!?」

 

正体が分かったにも関わらず、カルマはグレイを睨んでおり、グレイもカルマを睨み返していた。

 

カルマ「そもそもこんな森にトイレなんかあるわけねぇだろうが!」

 

グレイ「テメェこそ人のトイレの邪魔してんじゃねぇぞゴラ!」

 

カルマ「なんだと垂れ目‼︎」

 

グレイ「やんのか吊り目‼︎」

 

ルーシィ「レベル低っ!!!(汗)」

 

ハッピー「と申しております!」

 

いつの間にかホロロギウムから出ていて、二人の幼稚な言い争いを見たルーシィは思わず声に出した。その言葉に続くようにハッピーがホロロギウムの喋り方を真似した。

 

ナツ「はいはい、二人とも喧嘩はそこまで。取り敢えず何でグレイがこの森にいるのか聞きたいんだけど・・・・・・・・。」

 

ナツが二人の喧嘩を止めようとしたその時、

 

カルマ「やってやるよ変態氷が!!!」ピューーン!!!!

 

カルマは口から黒い光を放った。

 

グレイ「よっ‼︎」ヒョイ

 

グレイは軽々とかわしたが、

 

ナツ「え?」

 

ドカーーーン!!!!

 

そのままナツに直撃した。

 

ルーシィ「ナツ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!?(大汗)」

 

ハッピー「・・・・・・・・当たっちゃったね。」

 

ルーシィ「いや「当たっちゃったね。」じゃないでしょ!!!?ナツ大丈夫なの!!!?(大汗)」

 

ルーシィはあまりの出来事に混乱しつつも、煙が舞っている場所へ目を向けた。煙から現れたのは、特徴的なツンツン頭がアフロに変わってしまったナツだった。

 

ナツ「・・・・・・・・ゲフッ。」

 

ルーシィ「はぁ、よかった〜。なんとか無事みたいね。」

 

ルーシィが安心したその時、

 

グレイ「上等だクソ光が!!!」ヒュウゥゥゥ

 

グレイが魔法で氷のハンマーを作り、カルマに振り下ろした。

 

カルマ「んなモン効くかぁ!!!!」バキィン!!!

 

カルマは拳に黒い光を纏わせ、氷のハンマーを殴った。すると、氷のハンマーは砕かれ、氷の破片が散った。そして、大きめの氷の破片が、

 

バコォ!!!!

 

ナツ「・・・・・・・・。」

 

ナツの顔面にめり込んだ。

 

ルーシィ「無事じゃなくなったあああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!(大汗)」

 

ハッピー「・・・・・・・・またやっちゃったね。」

 

ルーシィ「ちょっとどうするの!!!?二人の喧嘩全然止まる気配がないんですけど!!!?(大汗)」

 

ハッピー「・・・・・・・・まぁ、そこんところは大丈夫だよ。」

 

ルーシィは慌てていたが、ハッピーは冷静だった。

 

ルーシィ「何でそんなことが言えるのよ!!!?早くどうにかしないと!!!!(大汗)」

 

ハッピー「いや、本当に大丈夫だよ。」

 

ルーシィ「えっ?」

 

ハッピーの言っていることがよく分からないルーシィは心配しながら二人の喧嘩を見た。

 

カルマ「いい加減にしろやコラ!!!!」

 

グレイ「こっちのセリフだ!!!!」

 

二人が再び激突しそうになったその時、

 

ドゴオオオォォォォ!!!!

 

カ・グ「グベエェ!!!?」

 

巨大な炎の拳が二人まとめて地面に叩き潰した。

 

ナツ「・・・・・・・・テメェらマジでいい加減にしろや。(激怒)

 

炎の拳はナツが出したもので、激怒しているからか性格も変わっていた。

その様子を見ていた二人は遠い目をしていた。

 

ハッピー「・・・・・・・・ね?大丈夫だったでしょ?」

 

ルーシィ「・・・・・・・・確かに、大丈夫だったわね。」

 

ルーシィは今、ハッピーの言っていたことを理解したのだった。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

喧嘩していた二人はようやく落ち着き、崖の近くで話し合っていた。

 

ルーシィ「そっか、仕事の帰りなんだ。」

 

グレイ「マグノリアに戻るには、この森突っ切るのが近道だからな。」

 

ハッピー「ほーらほらほら‼︎」

 

ナツ「いやハッピー?僕達からしたらこの森は遠回りなんだけど・・・・・・。」

 

グレイの言葉を聞いて自慢したハッピーに、ナツはツッコんだ。

 

ルーシィ「鼻がいいとか自慢してた癖に、グレイの匂い分かってなかったじゃない。」

 

ハッピー「嗅ぎたくない匂いもあるんだよ。」

 

グレイ「(カチン)んだゴラ!!!(怒)」

 

ハッピーの発言にグレイはキレた。

 

カルマ「うっせぇなぁ、テメェはとっとと一人で帰れよ。」

 

グレイ「当たり前だ。早く帰んねぇとヤバいからな。」

 

グレイは真剣な顔で立ち上がった。

 

ルーシィ「何がヤバいの?」

 

グレイ「・・・・・・もうすぐ『エルザ』が戻ってくる。」

 

カルマ「ゲェっ!!!?」

 

ナツ「・・・・・・あぁ。」

 

グレイの言葉を聞いたカルマは顔を青ざめ、ナツは納得したような声を出す。

 

ルーシィ「エルザって、あの!!?」

 

ハッピー「妖精の尻尾(フェアリーテイル)の最強って言われてる魔導士だよ。」モグモグ

 

ナツ「ハッピー、今咥えている魚を全部飲み込んでから喋りなさい。」

 

ルーシィ「スゴ〜イ!!!会いた〜い!!!」

 

ルーシィは興奮したが、気になることを思い出した。

 

ルーシィ「あっでも、エルザって雑誌とかに全然写真載ってないけど、どんな人なの?」

 

カ・グ・ハ「怖い。」

 

ルーシィ「は?」

 

ナツ以外の三人のその言葉を聞いたルーシィは間の抜けた声を出した。

 

グレイ「野獣?」

 

カルマ「(けだもの)?」

 

ハッピー「もはや魔物だね!」

 

三人の言葉でルーシィは、街中を襲っている角を生やした女性の巨人を想像していた。

 

ルーシィ「・・・・・・・・・・?(汗)」

 

そんな想像をしたルーシィは困惑していた。

 

ナツ「いやルーシィ、そんな怪物みたいな人じゃないからね?変な誤解しないで?」

 

ナツは即座に否定する。

 

ハッピー「まぁ、確かにそんなおっきくはないね。」

 

ナツ「いやそういうことじゃないから。」

 

カルマ「いや、意外にデケェぞ。」

 

グレイ「怖さという点では、ルーシィの想像は外れてねえ。つか、もっとデカイかも。」

 

グレイの言葉で想像したのが、先ほどの想像より巨大で山を蹴飛ばしている女性の巨人だった。

 

カルマ「こ、こんぐらいはデケェだろ。(汗)」

 

グレイ「いや、山だったらひと蹴りで三個くらい、一辺に吹っ飛ぶんじゃねぇか?(汗)」

 

ハッピー「三個は大袈裟だよ。二個ぐらいでどお?(汗)」

 

ルーシィ「ひと蹴りで山二つ吹き飛ばす女の人・・・・・・怖いかも。(汗)」

 

ナツ「ダメだ、さらに誤解を生んだ気がする。(汗)」

 

ルーシィは三人の説明を聞いて暗くなり、ナツはそんな状況に頭を抱えた。

 

グレイ「とにかく、早く帰んねぇと。」

 

カルマ「ヤベェ!!!早く行こうぜ!!!(汗)」

 

カルマが慌てて立ち上がり、動こうとしたその時、

 

ナツ「!!?皆避けて!!!」

 

カ・ル・グ「え(は)?」

 

ナツが何かを感じ取り、声を荒げた。カルマ達はそんなナツの言っていることが分からなかった。

そして、

 

ドゴーーーン!!!!

 

『うわぁっ!!!?』

 

ナツ達がいる場所が突然爆発した。

ナツは即座に回避していたが、他は反応が遅れてしまい、ルーシィは腕と足、グレイは首から下まで、カルマは上半身が砂で埋まっていた。

 

ルーシィ「ぺっぺっ!!!」

 

グレイ「今の攻撃は、魔導士の仕業か!!?」

 

ナツは周りを見てあることに気づいた。

 

ナツ「みんなマズイ!!!ハッピーがさらわれた!!!!」

 

カルマ「ハッピーが!!!?」

 

ナツの言葉を聞き、カルマは体を起こし、口から砂を吐きながらハッピーを探した。

しかし、ハッピーの姿はどこにも見えなかった。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

ハッピー「あい・・・・・・。」

 

さらわれたハッピーは、手足を木の棒に縛られ、地面に刺されていた2本の棒によって吊るされていた。そして、ハッピーの下には薪が置かれていた。

 

魔導士1「久々のタンパク質だぜ。」

 

魔導士2「きのみにはもう飽き飽き。」

 

双子のようにそっくりな魔導士の二人が口からよだれを垂らしていた。

 

魔導士3「オニク!!!」

 

肌は黄色く、鶏のようなトサカのした頭の魔導士もよだれを垂らしていた。

 

魔導士4「うまそうダスな。」

 

手に怪しげな水晶を持っている地味な見た目をした魔導士はハッピーを見て呟いた。

そんな魔導士達を見て、ハッピーは体をプルプルと震わせていた。

 

魔導士2「あ〜らら、震えてやがるぜコイツ。」

 

魔導士5「ワリ〜な、こえぇだろうがオレらの胃袋に入ってもらうぜ。」

 

リーダーのような魔導士がハッピーにそう言うが、ハッピーは否定した。

 

ハッピー「違うよ。怖くて震えてるんじゃないよ。」

 

魔導士5「あ?」

 

ハッピー「おトイレ行きたくなっちゃった。」

 

魔導士4「はぁ?」

 

ハッピーの言葉に、地味な魔導士は間の抜けた声を零した。

 

ハッピー「漏れちゃうかもしれないよ?そしたらきっと変な味になっちゃうかもよ?」

 

魔導士5「ウルセェ。やれ!」

 

魔導士3「ニック!!!」

 

鶏のような魔導士が魔法で持っている杖から炎を出した。

 

魔導士4「ミディアムでよろしくダス。」

 

ハッピー「ああ・・・・・・もうダメかも。きっと変な味になっちゃうけどいい?」

 

その炎をハッピーの下に置かれた薪に近づけようとしたその時、

 

ナツ「待て!!!」

 

待ったの声が聞こえた。聞こえた方へと目を向けると、ナツ達がいた。

 

ルーシィ「ハッピー大丈夫!!?」

 

ハッピー「良かった〜!!!変な味にならなくて〜!!!」

 

魔導士5「まだゆうか・・・・・・・・。(汗)」

 

ハッピーがさっき無視されていた発言をまだ言っていたことに、リーダーの魔導士がツッコんだ。

 

カルマ「ソイツはオレらの仲間なんだよ。腹減ってるからって食わせるわけにはいかねぇんだよ。」

 

グレイ「お前ら魔導士だな。どこのギルドだ?」

 

魔導士5「関係ねぇ。やれ!!!」

 

リーダーの魔導士の指示に、他の魔導士達が動いた。

 

ナツ「こんな感じじゃ、コイツらのギルドはロクなもんじゃなさそうだね。」

 

カルマ「ナツ、グレイ、やるぜ。」

 

グレイ「俺に命令してんじゃねぇよ。」

 

三人はそう言うと、ナツとカルマは双子のような魔導士達に攻撃を仕掛け、グレイは鶏のような魔導士の攻撃を避けた。

 

魔導士5「くらえ!!!『サンドボム』!!!!」

 

リーダーの魔導士は地面に拳を叩きつけると、叩きつけた地面から砂が舞った。

 

カルマ「グエェ!!?」

 

カルマがその砂に包まれた。

 

ルーシィ「カルマ!!!」

 

グレイ「アイツなら平気だ!!!ハッピーを頼む!!!」

 

ルーシィ「わ、分かった!!!」

 

グレイの言葉にルーシィはハッピーの元へと走った。

そこへ双子のような魔導士達はグレイに攻撃を仕掛けるが、

 

ボコォ!!!

 

魔導士1「グヘェ!!?」

 

バコォ!!!

 

魔導士2「グハァ!!?」

 

グレイは魔法を使わずに、一人目の攻撃を防ぎ膝蹴り、二人目にかかと落としをくらわせた。

 

ハッピー「ワ〜、ルーシィニタベラレル〜。」

 

ルーシィ「うるさいネコ!!!」

 

ハッピーの余裕そうな棒読みのボケにルーシィはツッコんでいたが、二人は鶏のような魔導士が近づいてきたことに気が付かなかった。

 

魔導士3「ニック〜〜〜〜〜〜!!!」

 

ルーシィ「ひええええぇぇぇぇぇぇ!!!(涙)」

 

その魔導士が炎を放とうとしたその時、

 

ナツ「オラァッ!!!」

 

ドゴォ!!!!

 

ナツが鶏のような魔導士に蹴りを入れた。ルーシィとハッピーはその隙にその場から離脱した。

 

魔導士3「ジャスト・・・・ミート・・・・・・。」

 

鶏のような魔導士はそのまま倒れた。

 

ナツ「・・・・・・コイツら、魔導士っていう割には大したことないね。」

 

グレイ「油断すんな!!!コイツらがどんな魔法を使ってくるか分からねぇぞ!!!」

 

ナツとグレイがそんな会話していると、地味な見た目をした魔導士が近づいてきた。

 

魔導士4「ハアアアアァァァァァァァァァァ!!!」

 

地味な見た目をした魔導士が水晶に魔力をこめ、グレイに攻撃を仕掛けようとしていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

魔導士4「待ち人来るダス。水難の相と女難の相が出てるダス。」

 

グレイ「占いかよ⁉︎ウゼェッ!!!!」

 

バコォ!!!

 

魔導士4「ホオォォォ!!?」

 

ナツ「・・・・・・やっぱり大したことないね。」

 

しかし、攻撃ではなくただの占いのようで、グレイは青筋を浮かべ肘打ちをくらわせた。

ナツはそんな魔導士を遠い目で見ていた。

 

ルーシィ「魔法も使わずに・・・・スゴイけど・・・・・・グレイ服!!!(汗)」

 

グレイ「うおぉ!!?いつの間に!!!?」

 

ナツ「いい加減その脱ぎ癖どうにかしてくんない?(汗)」

 

ルーシィは魔法を使わず戦っているナツ達に感心するが、グレイのパンツ姿にツッコみ、グレイはそのツッコミで服が脱げていたことに気づいた。

ナツはグレイの脱ぎ癖に頭を抱えた。

 

魔導士5「何モンだコイツら!!?」

 

リーダーの魔導士は、ナツ達の強さに焦っていたその時、カルマが黒い光で自分を閉じ込めていた砂を吹き飛ばし、脱出した。

 

魔導士5「ゲロヤバ!!?」

 

カルマ「このヤロー、口ん中ジャリジャリさせやがって・・・・・・。」

 

カルマは口の中に入った砂をプッと吐き飛ばし、拳に黒い光を覆わせ、殴り掛かった。

 

カルマ「いくぜ!!!『光神の速拳』!!!!」

 

ドゴーーーン!!!!

 

魔導士5「ビギャアアアアアァァァァァ!!!?」

 

砂煙が舞い、リーダーの魔導士の断末魔が森中に響いた。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

襲い掛かってきた魔導士全員を木に縛り付けた。

 

グレイ「ザコ相手にマジになってんじゃねぇよ。」

 

カルマ「テメェそのウルセェ口焦がしてやろうか?」

 

グレイ「焦げねぇよ!テメェのしょぼい光じゃなぁ!」

 

カルマ「アァッ!!?」

 

再び二人のレベルの低い言い争いが始まった。

 

カルマ「デカパン!!!」

 

グレイ「金ピカ頭!!!」

 

ナツ「君達よく飽きずに喧嘩できるね?(汗)」

 

ナツはそんな二人を見て呆れ気味だった。

そんな時ルーシィは襲い掛かってきた魔導士達に事情聴取しようとしていた。その時リーダーの魔導士が口を開いた。

 

魔導士5「ララ・・・・・・・・。」

 

ルーシィ「え?何?ララ・・・・・・?」

 

魔導士5「ララ・・・・バイ・・・・が・・・・。」

 

カルマ「はぁ?」

 

グレイ「ララバイ?」

 

ナツ「一体何を言って・・・・・・っ!!?」

 

ナツ達はリーダーの魔導士の言っていることが分からなかったが、その時ナツはまた何かを感じ取った。

ナツは振り返って見ると、影のようなものが近づいてきた。

 

ナツ「ハッピー!!!!」

 

ハッピー「あいさー!!!!」

 

ナツは直様ハッピーを呼んだ。ハッピーも気づいたのか、返事をし、カルマ達を突き飛ばした。

 

ルーシィ「きゃあっ!!?」

 

カルマ「うわぁ!!?」

 

グレイ「うおぉ!!?」

 

ナツはその場から離れ、ルーシィ達もハッピーに突き飛ばされたことでなんとか回避した。

しかし、

 

魔導士5「ひいいいいぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!?」

 

影が狙っていたのはナツ達ではなかった。影は手の形になり、木の根元ごと捕獲した魔導士達を地面に飲み込んでどこかへ消えてしまった。

 

ナツ「消えた!!?」

 

ルーシィ「何あれ!!?」

 

カルマ「誰だ!!?」

 

グレイ「もう気配が消えてやがる。滅茶苦茶逃げ足の早い奴だ。」

 

ナツ「魔力感知で探してみたけど、かなり遠くまで行ってる。今追いかけても追いつけない・・・・・・。」

 

カルマ「クソッ‼︎訳分からねぇ‼︎」

 

ルーシィ「ララバイ・・・・・・。」

 

突然の出来事にナツ達は頭が追いつかなかったが、ルーシィは最後に聞いた単語のことを考えて不安な顔を浮かべていた。その様子に誰も気づかなかった。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

ナツ達がそんな突然の出来事に遭遇していた時、マグノリアの街はたくさんの人達がザワザワしていた。

 

???「・・・・・・・・・・・・。」

 

そこには巨大な角を片手で持ち上げている鎧を身につけた緋色の長髪の女性が歩いていた。




とゆうことで15.5話終わりました。
ナツ「・・・・・・・・ねぇ。」
ルーシィ「・・・・・・・・えぇ。」
カルマ「・・・・・・・・前回おまけ扱いしてた割には・・・・・・・・。」
『結構長くない(ねぇか)?』
言わないでください。
ナツ「ねぇこれどういうこと?なんでおまけ扱いしてたのにこんな長い話になってるわけ?」
仕方がないじゃん!!!面白くしようとしたらこうなってたんだから!!!(汗)
グレイ「これ、下手したら他の話よりも長ぇんじゃねぇか?」
ハッピー「文字数だと3話より数百個多いみたいだよ?まぁ編集画面の文字数の場合だけどね。」
ルーシィ「いや、本当におまけ扱いした話の文字数が他の話より多いのはどうなのよ・・・・・・。(汗)」
カルマ「何でこんな長い状態のままで投稿したんだよ?少しでも短くしようとはしなかったのかよ?。」
どう短くしたらいいのかが分からなかったので完全に諦めました。
ナツ「諦めてどうすんのよ。」
グレイ「多分これ今後もおまけって言っといて長い話にしてもおかしくねえやつだぞ。」
ハッピー「とりあえず次回予告しようよ。」
ルーシィ「そことりあえずで済ましちゃうんだ・・・・・・。(汗)でもまぁいいか。次回は待ちに待った新章だしね‼︎」
カルマ「こんな投稿遅れてるのに待ってくれてる奴なんかいんのか?」
それも言わんでいいから!!!(汗)
ナツ「えぇっと、次回はギルドでいつも通りにしてたんだよね。」
カルマ「・・・・あぁ・・・・・・・・そして次回・・・・・・・・エルザが出てくるんだよな・・・・・・・・。(大汗)」ブルブル
グレイ「・・・・何でだろう・・・・・・・・ようやく新章が始まるっつうのに・・・・・・・・始まってほしくねぇと思ってる自分がいる・・・・・・・・。(大汗)」ブルブル
ルーシィ「汗も震え方も尋常じゃないほどにやばいわね・・・・・・・・。(汗)」
ハッピー「そりゃ二人はエルザのことが怖いからね。」
カルマ「は、はぁ!!?べ、別に、怖くなんかねぇし!!?」
グレイ「そ、そうだ!!!な、な、何言ってんだよ!!?」
ナツ「二人とも、その喋り方の時点で無理があるから・・・・・・。」
ハッピー「そんなに会うのが嫌なんだね。分からなくはないけど・・・・・・次回「16話 鎧の魔導士」お楽しみに‼︎」


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