アサルトリリィ 欲望の王 (ユーリア・エドモンズ)
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BOUQUET
第1話 オーズとリリィと初任務


結梨ちゃん……この小説ではヒロインだし、生きられるよ……
オリ主の詳細は後書きにあります。



とある駅で、ある少年と少女が一緒に、メモ帳を読んでいた。

 

梨璃「映司くんも、百合ヶ丘に入学するとは思わなかったよ?」

 

隣にいる少年を映司と呼んだ少女は、一柳梨璃。百合ヶ丘女学院の新入生である。

 

映司「実際、この力もヒュージに対応できるから、リリィと一緒に監視しようって感じだろ」

 

梨璃に、メダルを弄りながら返事をした少年は松原映司。梨璃と同じく百合ヶ丘女学院の新入生。

 

梨璃「でも……映司くんが、ヒュージと戦えるってどうしてわかったんだろう?」

 

映司「多分数値が高かったんだろうな……来たぞ」

 

ふたりは電車に乗った。

 

梨璃「あれが……」

 

映司「ヒュージネスト……」

 

ふたりは窓から外を見ていた。

 

映司「そろそろか」

 

ふたりは電車から降り、改札を出て軍の人に一礼をし、百合ヶ丘女学院へ向かった。

 

映司「着いたな」

 

梨璃「うん!」

 

ふたりは歩きだそうとしたが、目の前に1台の車が止まった。

 

梨璃「うわぁ!?」

 

映司「大丈夫か?」

 

梨璃「大丈夫だよ」

 

車のドアが開いた。

 

楓「ドア位自分で開けます」

 

車から降りてきたのは、楓・J・ヌーベル。大富豪のご令嬢で、映司と梨璃と同じく新入生である。

 

楓「あら?」

 

楓は映司と梨璃と目が合った。

 

楓「ごきげんよう」

 

映司&梨璃「へ?」

 

楓「あなたたち、もう帰ってよろしくてよ」

 

映司「いや……俺たちは……」

 

楓「でも私、付き人は必要無いと申し上げたんでしてよ?」

 

梨璃「つ、付き人!?違います!私たちはれっきとした百合ヶ丘女学院の新入生です!」

 

楓「どうして、百合ヶ丘に男が……」

 

楓は映司を見つめる。

 

映司「俺もヒュージと戦えるんだよ」

 

映司と梨璃は事情を話して、楓と一緒に学院へ向かった。

 

安羅椰「中等部以来お久ぶりです、夢結様」

 

夢結「何か用ですか、遠藤さん」

 

安羅椰「安羅椰と呼んでいただけませんか?」

 

学院内では人が集まっていて、その中心に居たのは、アールヴヘイム所属している1年生の遠藤安羅椰と2年生の白井夢結だった。

 

梨璃「やっと着いた……と思ったら、なんですか?あれ」

 

楓「大方、血の気の多いリリィが上級生に絡んでいるんですわ」

 

梨璃「そんな!リリィ同士でCHARMを向け合うなんて!」

 

映司「こんなに人が集まってるなら、生徒会とか来るんじゃないのか?」

 

3人は夢結の方を見た。

 

楓「あら!?あれは!」

 

梨璃は夢結を見て、自分たちを助けてくれた百合ヶ丘のリリィだと思った。

 

楓「白井夢結様ですわ!ごきげんよう梨璃さん!」

 

楓は夢結の方へ走っていった。

 

???「あ、あの!」

 

梨璃「え?」

 

ひとりの生徒に話し掛けられた。

 

???「今のは、楓・J・ヌーベルさんでは?」

 

梨璃「う、うん」

 

???「あの方は、有名なCHARMメーカー・グランギョニルの総帥を父に持つご自身も有能なリリィなんですよ!」

 

梨璃「へ、へぇ〜……」

 

???「あっちの方は遠藤亜羅椰さん!中等部時代からその名を馳せる実力派!もう一方の方は、どのレギオンに属さない孤高のリリィ、白井夢結様!」

 

梨璃「リリィに詳しいんだ」

 

???「防衛省発行の官報をチェックしていればこの位。あ!私、二川二水って言います!!」

 

梨璃たちに話しかけたのは、新入生の二川二水。

 

二水「さっきの様子だとヌーベルさん、夢結様とシュッツエンゲルの契りでも結ぶつもりかもですね」

 

梨璃「シュッツエンゲルか……二川さんにも、そう言う憧れのお方は居るの?」

 

二水「ふ、二水で良いよ!私みたいに補欠合格のヘッポコがシュッツエンゲルなんて……」

 

梨璃「あはは……気にする事ないよ。補欠なら私だって」

 

二水「知ってます。一柳梨璃さん」

 

梨璃「うっ!梨璃で良いよ……」

 

二水「そしてあなたは、この学院の唯一の男子生徒の松原映司さんですよね?」

 

映司「ああ、俺も名前でいいよ」

 

3人が自己紹介をしている間に楓は、夢結と安羅椰の近くまでたどり着いていた。

 

楓「夢結様!」

 

 

 

 

夢結「お退きなさい、時間の無駄よ」

 

安羅椰「なら、その気になってもらいます」

 

安羅椰の右手のリングが光り、CHARMに触れリングが起動し、CHARMの宝玉が光り、形状がアックス型に変化した。

 

夢結「手加減はしないわよ」

 

安羅椰「あら怖い〜ゾクゾクしちゃ〜う」

 

楓「はい、そこ!お待ちになって」

 

安羅椰が、CHARMを起動したと同時に楓が仲裁に入った。

 

楓「私を差し置いて勝手なことをなさらないで下さいます?」

 

安羅椰「何?貴方」

 

安羅椰がそう聞くが、楓は無視して夢結に向かって話し始めた。

 

楓「お目に掛かり光栄です。私、楓・J・ヌーベルと申します。夢結様には、何れ私のシュッツエンゲルになって頂きたい存じております」

 

安羅椰「しゃしゃり出て来てなんのつもり!?」

 

夢結「はぁ……」

 

亜羅椰「それとも、夢結様の前座と言う訳?」

 

楓「上等……」

 

楓はCHARMケースのファスナーを開けた。

 

楓「ですわ!」

 

楓がCHARMを掴もうたした時、梨璃が楓の手を掴んだ。

 

楓「っ!?」

 

梨璃「だ、ダメだよ楓さんまで!」

 

亜羅椰「?」

 

夢結「?」

 

周囲に居た生徒たちも梨璃に目を向ける。

 

映司「やっぱり、あの速度には追いつけないな」

 

二水「あれ!?梨璃さん何時の間に!?うっ!」

 

二水の頭に何かが乗っかった。

 

???「中々すばしっこい奴じゃな!」

 

二水「じゃな?」

 

ツインテールの少女の髪が頭に乗っかっていた。

 

???「じゃが、一歩間違えれば切られ兼ねんぞ」

 

二水(ミリアム・ヒルデガルド・v・グロピウス!?)

 

二水の頭にツインテールを乗せたのは、二水たちと同じく新入生のミリアム・ヒルデガルド・v・グロピウスだった。

 

映司「おい、梨璃……」

 

『ゴーン!!』

 

学院の鐘が鳴り響いた。

 

全員「!?」

 

その場に居た全員が鐘の音に驚いた。

 

???「何をなさってるんですか!?貴方たち!」

 

現れたのは百合ヶ丘学院3年生、出江吏房

 

吏房「遊んでいる場合ではありません。先程、校内の研究施設から2体の生体標本のヒュージが逃走したと報告がありました。出動可能な皆さんに捕獲の協力していただきます」

 

夢結「わかりました」

 

吏房「待ちなさい、夢結さん」

 

捕獲へ行こうとした夢結を止める吏房。

 

吏房「単独行動は禁じます」

 

夢結「何故です?」

 

吏房「このヒュージは、周囲の環境に擬態するとの情報があります。必ずペアで行動して下さい。そうね……あなた夢結さんと一緒に行きなさい」

 

吏房は楓を指名した。

 

楓「あ、はい!」

 

夢結「必要ありません。足手纏いです」

 

史房「あなたには、足手纏いが必要でしょ?」

 

安羅椰の方は壱に引っ張られていた。

 

史房「実戦経験の無い方は体育館へ」

 

梨璃「わ、私もお供します!」

 

楓「何ですって!?」

 

梨璃「お役に立ちたいんです!」

 

夢結「……いらっしゃい」

 

夢結は梨璃が楓のことを、止めた時のことを思い出し承諾した。

 

史房「あと、そこの貴方」

 

映司「ん?俺?」

 

史房「申し訳ないけど、貴方も行ってくれないかしら?」

 

映司「わかりました」

 

映司はヒュージの捕獲に向かった。

 

史房「彼がCHARMを使わずにヒュージを倒せる男性のリリィ……一体どうやって……?」

 

その呟きを聞いたのは誰も居ない。

 

映司「さすがに、あの3人に追いつけないな……ただ、周りを気にせず戦えるのは好都合だな」

 

歩いてた映司の前にヒュージが現れ、触手で映司に向かって攻撃してきた。

 

映司「よっと!」

 

映司はそれを躱して、オーズドライバーを巻いた。

 

映司「久しぶりだけど……」

 

映司は赤、黄、緑のメダルをドライバーのスロットにセットし、腰に付いているオースキャナーを取り、ドライバーを傾かせスキャンした。

 

映司「変身!」

 

「タカ!」「トラ!」「バッタ!」

「タ・ト・バ、タトバ、タ・ト・バ!」

 

映司「まずは触手からだ!」

 

映司はメダジャリバーでヒュージの触手を数本切った。

 

映司「これで終わりだ」

 

映司はオースキャナーを取り、ドライバーをスキャンしようとするが……

 

映司「なんだ……これ?」

 

ヒュージが、霧を出現させ、姿を隠した。

 

映司「霧か……ん?……この音は……」

 

映司は音のなる方へ向かった。

 

梨璃「夢結様!」

 

梨璃が夢結の名前を呼んだ瞬間、梨璃の持っているCHARMが起動した。

 

楓「……一撃でしてよ。そのくらい出来まして?」

 

梨璃「うん!」

 

梨璃と楓の攻撃で、ヒュージの触手が破壊され夢結が着地し、ヒュージを攻撃しようとするが、映司と戦闘をしていたヒュージが現れ、夢結のCHARMを弾いた。

 

梨璃「2体目!?」

 

楓「夢結様!」

 

2体のヒュージは、触手をさらに増やした。

 

楓「今の夢結様では、あの量は避けられませんわよ!」

 

梨璃「夢結様!」

 

梨璃と楓が夢結を、助けに行こうと走り出そうとした時、ものすごいスピードで梨璃と楓の頭上を通り過ぎた、影があった。

 

楓「なんなんですの!?」

 

梨璃「映司くん!?」

 

「タカ!クジャク!コンドル!ギン!ギン!ギン!」

「ギガスキャン!」

 

映司「セイヤァー!」

 

映司はマグナブレイズでヒュージ2体を貫き梨璃たちの前に着地した。

 

映司「久しぶりにコンボ使ったな……」

 

夢結「あなたは……」

 

夢結と楓はオーズを見て驚いている。

 

梨璃「……!楓さん!」

 

梨璃は楓を押し、楓は洞窟に落ちて行って、崖からヒュージが落ちてくるのと同時に、出口が岩で塞がれた。

 

夢結「梨璃!」

 

夢結は梨璃を庇い、ヒュージの体液を被った。

 

映司「とりあえずこれ壊すか」

 

映司は、洞窟の出口を塞いでいる岩を破壊した。

 

映司「大丈夫か?」

 

楓「問題ありませんわ」

 

映司「ほら」

 

映司は手を差し出した。

 

楓「ありがとうございます」

 

映司「コンボ使うなら、もう少し鍛えた方がいいな……」

 

映司は変身を解いた。

 

楓「あなたは……梨璃さんと一緒に居た……」

 

学院に戻った後、映司と梨璃、夢結の3人は、検疫室に居た。

 

梨璃は夢結に2年前に助けてくれたのが夢結だったことを話した。

 

梨璃「百合ヶ丘のリリィだって事は分かっても、それ以上の事は分からなくて」

 

夢結「まさか、それだけでここへ?」

 

梨璃「はい!補欠ですけど」

 

夢結「筋金入りの無鉄砲ね」

 

梨璃「こうしてすぐに夢結様に会えて、夢叶っちゃいました。けど夢結様、2年前にお会いした時よりも、何処か……いえ、何でもありません。もうひとりのリリィにもお礼を言わなくちゃ」

 

検疫室の照明が点き、扉が開いた。

 

???「やあやあやあ!3人共ごめんね〜」

 

入ってきたのは工廠科の2年生の真島百由。

 

百由「初めまして!私は真島百由。標本にするはずだったヒュージをうっかり逃がしちゃって。まさか厚さ50センチのコンクリートを破るとは思わなかったわぁ〜」

 

夢結「迂闊な事ね」

 

映司「しかも2体……」

 

百由「予測は常に裏切られるものよ。私たちは楽な相手と戦ってる訳じゃない。その為のリリィでしょ?勿論、夢結とこの子たちには感謝しているのよ?」

 

夢結「この子たちではないわ。梨璃と映司よ」

 

梨璃「夢結様……」

 

百由「分かっているいるわ。だからこうして来たんでしょ?あー!この言い方がいけないのね?反省しています。ごめんなさい!」

 

検疫室前で楓が座り込んでいた。扉が開き、3人が出て来た。

 

楓「……!」

 

梨璃「楓さん!さっきは突き飛ばしちゃって……」

 

すると楓が梨璃に抱き付いた。

 

梨璃「あ、あの……私、梨璃だけど……」

 

楓「自分でも驚きですわ。信じて頂きたいのですけれど、私そんなに軽い女じゃありませんのよ。すみません夢結様……私、運命のお相手を見付けてしまいました」

 

夢結「いえ、お構いなく」

 

そう言いながら講堂へ行ってしまった。

 

梨璃「そんな……えぇ!?」

 

4人は講堂に向かった。

 

梨璃「入学式、もう終わっちゃいましたね……」

 

講堂のドアを開ける。

 

梨璃「誰も居ませ……あっ!」

 

生徒全員が梨璃たちを待っていた。

 

二水「居たーーーー!入学式はこれからですよ!」

 

梨璃「二水ちゃん!」

 

二水「今日1番の功労者の為にって、理事長代行が時間をずらしてくれたんです!」

 

ミリアム「おう有名人!初陣でCHARMと契約してヒュージを倒すとは、やらかしおる!それに、お主もだな、仮面の戦士になれるとは!」

 

梨璃「私は足を引っ張っただけですよ!」

 

楓「そんな事ありません!梨璃さんはご立派でしたわ!」

 

映司「あれは、オーズ。仮面ライダーオーズだ」

 

ミリアム「う〜ん……これにはそう書いてあるがの」

 

ミリアムは1枚の紙を出した。

 

梨璃「何です?それ」

 

二水「私が刷りました!週刊リリィ新聞号外です!でも、何でヌーベルさんと腕組んでるんですか?」

 

楓「これには、深ーい訳がありますの!」

 

楓は梨璃をスリスリしている。

 

梨璃(あれ?夢結様?)

 

講堂には夢結の姿がなかった。

 

吏房「映司さん、理事長代行があなたとお話がしたいと」

 

映司「なんで、理事長代行が……」

 

吏房に案内され、映司は理事長室に向かっていた。

 

吏房「松原映司を連れて来ました」

 

高松「入りたまえ」

 

吏房「失礼します」

 

映司「……失礼します」

 

映司は吏房の後に続いて部屋の中に入っていった。

 

高松「君はCHARMを使わずヒュージを倒している……だが、君は同時にリリィでもある」

 

映司「俺にCHARMを使えと?」

 

この後、映司は理事長代行と話し合い、CHARMを使うことになる。

 

 

 

 




オリ主紹介

松原映司

一柳梨璃の幼馴染み。
梨璃と同じくラムネが好き。

仮面ライダーオーズに変身する。

男だがヒュージを倒せることから百合ヶ丘女学院に入学することになる。

オーズに変身した状態でも使えて、コンボの力をフル活用できるCHARMを百由と一緒に作っている。

スキル
エンハンス・トレース
一度見た他のリリィのスキルを倍以上の効果で使用できる。



二水「次回は梨璃さんが夢結様と、シュッツエンゲルの契りを結ぶお話です!」

楓「何ですって!?」



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第2話 CHARMとクラスとシュッツエンゲル

一応この小説は結梨ちゃんの生死以外は、アニメ基準で話を進めます。


映司は百由に呼ばれ、工廠科に来ていた。

 

百由「映司君、そのCHARMは、タトバとガタキリバの力なら使えるわよ」

 

映司はプトティラ以外のコンボの力を活用できるCHARMを百由と作っていた。

 

真由「残りのコンボはもう少し先になるからしばらくはそのCHARMを使ってね〜」

 

映司「わかりました。失礼します」

 

映司は工廠科から出た。

 

映司「となると……ガタキリバで特訓かな…」

 

梨璃「おーい!映司くん!」

 

映司「梨璃?」

 

映司は梨璃の元に行った。

 

二水「映司さん、ごきげんよう!」

 

映司「ごきげんよう?」

 

梨璃「映司くん、ごきげんよう!」

 

映司「ごきげんよう」

 

二水「私今、百合ヶ丘に来たーって実感してます!」

 

梨璃「私もだよ!」

 

二水「それに、梨璃さんと映司さんと私、同じクラスになったんですよ!」

 

梨璃「本当!?良かった〜!嬉しい!」

 

楓「そんなに喜んでいただけると、私も嬉しいですわ!」

 

梨璃「わぁ!?楓さん!」

 

映司「神出鬼没だな」

 

映司と梨璃はクラス表を見ると4人の名前があった。

 

映司&梨璃「本当だ」

 

ふたりして声を揃えて言った。

 

楓「私と梨璃さんが隣り合って、これもマギが私たちを導いたんですわ」

 

二水「あいうえお順じゃないかな?」

 

4人は足湯に行くことした。

 

二水「はぁ〜、良い景色〜」

 

梨璃「足湯なんてあるんだぁ〜」

 

映司「朝からこんな、だらけられるとは最高だなぁ〜」

 

二水「講義は明日からですから」

 

映司「ありがたいよな……久しぶりの変身でコンボ使って、体力持ってかれてたからな」

 

楓「理事長の方針だそうですわ。学院はヒュージ迎撃の最前線であるのと引き換えに、リリィにとってのアジールでもあるべきだって」

 

梨璃「アジール?」

 

映司「聖域のことだな」

 

楓「何人にも支配される事も、脅かされる事もない常世」

 

梨璃「常世?」

 

楓「まぁ、良い大人が私たちのような小娘に頼っている事への贖罪と言う所でしょう」

 

二水「でも不思議ですね。同じクラスでも、私と梨璃さんみたいなド新人から、ヌーベルさんのように実績のあるリリィまで経歴も技量バラバラです」

 

映司「俺の場合、連携とか関係なく戦えるけどな?」

 

楓「よく調べているわね。私の事、楓って呼んで下さってよろしくてよ?」

 

二水「わぁ!本当ですか!?凄いです!グランギニョルの総帥のご令嬢とお近付きになれるなんて!」

 

楓「なんて事ございませんわ!」

 

梨璃にグランギニョルについて説明してカフェに移動した。

 

二水「梨璃さんと映司さんは朝食の後、何処に行ってたんですか?」

 

梨璃「あ、うん。ちょっと旧館に」

 

二水「そっか。夢結様にご挨拶に行ったんですね?」

 

梨璃「私、夢結様にシュッツエンゲルになって欲しくて」

 

楓「あら。ですがそれは普通上級生からお声が掛かるものですわ」

 

二水「楓さんだって昨日は・・・」

 

楓「過去には囚われませんの」

 

映司「俺は百由様に呼ばれて工廠科にな」

 

二水「工廠科に?」

 

映司「オーズの状態でも使えるCHARMをな」

 

梨璃「へぇ〜……楓さん!私にCHARMの使い方を教えてくれませんか?」

 

楓「それは喜んで!」

 

二水「でも明日から実習が始まりま……」

 

楓「お黙りちびっこ!」

 

二水「ちびっこ!?」

 

梨璃「私……早く一人前のリリィになりたいんです。そうすれば……」

 

龍馬「要するに、彼女に認めて貰いたいと言う事か」

 

楓「お気持ちはお察ししますが、焦りは禁物……と普通なら申し上げる所ですが」

 

楓「ここはヒュージ迎撃の最前線ですわ。初心者と経験者をまぜこぜにしているのは、リリィ同士が技を鍛え合う自主性もまた期待されてのこと」

 

梨璃「それじゃあ……」

 

楓「喜んで協力して差し上げますって事ですわ」

 

二水「その心は?」

 

楓「手取り足取り合法的に……って何を言わせますの!」

 

4人は闘技場に移動した。

 

映司「あのふたりは、シュッツエンゲルなのか?」

 

映司は、アールヴヘイムの天野天葉と江川樟美を見ながら言った。

 

二水「はい、おふたり共、中等部時代からのお付き合いなんですよ」

 

楓「ささっ。梨璃さんもご自分のCHARMをお抜きになって」

 

梨璃「あ……うん。えっとえっと……」

 

楓「こうですわ」

 

梨璃のCHARMが変形した。

 

楓「ユグドラシル製のグングニル。初心者向けですわね」

 

楓は自分のCHARMを変形させた。

 

楓「鳥の羽よりも軽く蜂の針よりも鋭く時に鋼よりも重く硬く。これがCHARMですわ」

 

ミリアム「ふむ。グランギニョルらしいケレン味じゃな」

 

梨璃&二水「じゃな?……うわぁっ!」

 

梨璃と二水の後ろにミリアムが立っていた。

 

映司「ミリアムか、何をしに来たんだ?」

 

ミリアム「CHARMの調整じゃ。寮に入ってから毎日来ておるぞ」

 

梨璃「CHARMを弄れるんですか?」

 

ミリアム「勿論じゃ。わしは工廠科じゃからな」

 

二水「工廠科に属しながら、リリィでもあるミリアム・ヒルデガルド・v・グロピウスさんですよ。梨璃さん!」

 

梨璃「うわっ!?二水ちゃん鼻血が!」

 

ミリアム「お主大丈夫か?」

 

二水「はい、ご心配なく!昨日から出っぱなしですから!」

 

梨璃のCHARMに触れるミリアム。

 

ミリアム「ほう。マギもまあまあ溜まっておる。中々素直なようじゃな」

 

梨璃「分かるんですか?」

 

ミリアム「普段から傍に置く事で、CHARMは持ち主のマギを覚えるのじゃ。そうやってCHARMはリリィにとって体の一部となる」

 

梨璃「へぇ〜」

 

二水「私たちにもそんな日が来るんでしょうか?」

 

ミリアム「う~ん……とは言え百合ヶ丘に入れたと言う事は、お主やお主にだってきっと何かあるはずじゃ」

 

梨璃「だと良いんですが……」

 

ミリアム「楓だってそう思っておるはずじゃがな。お主等に言っていないと言う事は……」

 

楓「!?」

 

ミリアム「うん。自信のない者の方が操りやすいからの」

 

二水「楓さん、意外とあくどい……と」

 

二水はメモに書いている。

 

楓「ちょっと!人聞きが悪過ぎますわ!」

 

ミリアム「チャームの事をもっと知りたければ、工廠科に行ってみてはどうじゃ?百由様なら色々教えてくれるじゃろ」

 

映司「俺はもう少しここにいるから、4人で行ってこい」

 

梨璃たちは、工廠科へ向かった。

 

映司「さて、生身で起動できるかな」

 

映司がCHARMに触れると、CHARMは変形した。

 

映司「まずは、変身しなくても戦えるようになんないとな」

 

映司はしばらく、CHARMを振っていた。

 

映司「後は、実践で試すしかないか」

 

映司は闘技場を出て、梨璃たちと廊下を歩いていた。

 

梨璃「あ……」

 

途中で夢結とすれ違ったが。

 

梨璃「ま、待って下さい!夢結様!私とシュッツエンゲルの契りを結んで下さい!」

 

梨璃が夢結を引き止めた。

 

梨璃「私夢結様に助けて貰って、夢結様に憧れてリリィになったんです!」

 

夢結「誰に憧れるのもあなたの自由だけれど、それとあなたが私のシルトになる事とは何の関係もないわ」

 

梨璃「それは……」

 

夢結「あなたとシュッツエンゲルの契りを結んでも、私の作戦遂行能力が低下するだけよ。それがあなたの望み?」

 

痺れを切らせた楓が夢結を平手打ちしようと

したが、梨璃が楓の腕を掴んで止めた。

 

梨璃「止めて下さい楓さん!」

 

楓(またこの私が……)

 

夢結が楓に平手打ちした。

 

楓「……!」

 

平手打ちされた楓が、夢結に平手打ちで返した。

 

楓「シュッツエンゲルとはそう言うものではないはずですわ!互いを愛し慈しむ心を世代を超え伝えるもの!単純な目先の利益を求めるものではないと聞いていましたが違いますか!?あなたのようなすっとこどっこいには、寧ろ梨璃さんのような純粋なお方が必要ですわ!」

 

夢結「……そうね。分かったわ」

 

楓「分かったとは?」

 

夢結「申し出を受け入れます」

 

梨璃「え?」

 

夢結「私が梨璃さんの守護天使シュッツエンゲルになる事を受け入れましょう」

 

梨璃「夢結様……?」

 

夢結「少しスッキリしたわ。ありがとう」

 

二水「楓さんって案外良い人だったんですね!私見直しました!」

 

楓(あ~!私ってば何て事を~!)

 

夢結「梨璃さん」

 

梨璃「は、はい!」

 

夢結「後悔のないようにね」

 

梨璃「は……はい!絶対しません!」

 

 




二水「次回は夢結様が、ルナティックトランサーを!?」

梨璃「いけません!夢結様!」



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第3話 緑のコンボと訓練とルナティックトランサー

映司「アサルトリリィ 欲望の王。前回の3つの出来事」

梨璃「1つ。映司くんが、百由様からCHARMを貰う」

楓「2つ。私が、意外とあくどい……って何を言わせますの!?」

二水「そして、3つ。梨璃さんが夢結様と、シュッツエンゲルの契りを結びました!」



食堂で梨璃と夢結が、会話していた。

 

夢結「【ルナティックトランサー】」

 

梨璃「……へ?」

 

夢結「それが私のスキル。いえ、レアスキルなんてとても呼べない代物よ」

 

映司、二水、楓の3人は、離れた場所から梨璃と夢結を見ていた。

 

二水「私には、どこかぎこちなく見えますけど」

 

楓「……ところで、そのメモは?」

 

二水「おふたりの事を、週刊リリィ新聞の明細記事するんです」

 

映司「お前も中々容赦ないな……」

 

梅「それ、私も興味あるな!」

 

二水「っ!?」

 

梅がいつの間にか、二水の隣にいた。

 

梅「あの夢結をたった2日で堕とすなんてびっくりだ」

 

楓「そりゃあ梨璃さんですもの。当然ですわ」

 

映司「……で、誰ですか?」

 

梅「私は吉村・Thi・梅。2年生だぞ」

 

楓「それは失礼しましたわ。梅様」

 

映司「よろしくお願いします。梅様」

 

梅「本当、あの夢結がな……」

 

映司「……?」

 

少し時間が経ち、二水がレアスキル【鷹の目】を使用し、海底からヒュージが上がってくるのを確認した。

 

二水「ヒュージです!」

 

梨璃「あれが……」

 

楓「噂の鷹の目ですわね」

 

映司「確かに、便利だな……鷹の目」

 

映司も二水の鷹の目をトレースし、使用していた。

 

楓「映司さん、貴方も鷹の目を?」

 

映司「俺のレアスキルは【エンハンス・トレース】」

 

楓「トレースってことは、他人のスキルを真似するということですか?」

 

映司「ああ、トレースしたスキルを倍以上の効果で使用できる」

 

楓「それが、エンハンスということですか?」

 

映司「それに、他のスキルも併用して使えるから、マギの消費を考えなきゃ相当強力なスキルだと思ってる」

 

楓「確かに、マギの消費を考えなければ最強に近いですわね」

 

二水「でも、発動する度にトレースしていたら、意味がないと思いますよ?」

 

映司「一度見たスキルなら、トレースしなくても使えるんだよ」

 

楓「欠点がマギの消費量しか見当たりませんね」

 

夢結「話が終わったのなら、よく見ておきなさい」

 

後方から無数のミサイルが、ヒュージに向かって発射された。

 

梨璃「な、何!?」

 

二水「防衛軍の全弾攻撃です!」

 

ヒュージは魔法陣を展開させ、ミサイルをガードした。

 

二水「だけど、防衛軍の装備ではヒュージに有効な打撃を与える事が出来ないんです」

 

梨璃「気のせいか、こっちに向かってませんか?」

 

夢結「百合ヶ丘女学院は、リリィの養成機関であると同時に、ヒュージ迎撃の最前線よ」

 

梨璃「そ、そうか。ヒュージの襲来をここに集中させて、周りの被害を抑えるんですね?」

 

夢結「そして、多くのリリィが集まるここは、ヒュージにとっても見逃せない場所に移るでしょうね」

 

アールヴヘイムのメンバーが、ヒュージに向かっていった。

 

天葉「遅れないでよ!皆ー!」

 

壱「新人相手にスパルタじゃありません?天葉様」

 

亜羅椰「そんなに意地悪されたら惚れちゃいます!」

 

樟美「天葉様は私のだから!」

 

依奈「無駄口叩くな!ほら行くよ!」

 

二水「アールヴヘイムが、ヒュージにノインヴェルト戦術を仕掛けます!」

 

アールヴヘイムのリリィたちがマギスフィアをパスして、最後に天葉がヒュージにマギスフィアを放った。

 

梨璃「わあっ!な、何?」

 

楓「レギオン9人のパスで繋いだ、マギスフィアをヒュージに叩き込んだんですわ。それがノインヴェルト戦術です」

 

アールヴヘイムの戦闘を見た後、5人は訓練場に移動した。

 

夢結「構えなさい、梨璃さん」

 

梨璃「は、はい!……こうですか?」

 

梨璃が自分のCHARMを構えた瞬間、夢結が梨璃のCHARMを弾いた。

 

梨璃「うわっ!」

 

楓&二水「あっ!!」

 

映司「……」

 

夢結「ヒュージとは、通常の生物がマギによって怪物化したものよ。マギという超常な力に操られているヒュージには、同じマギを使うリリィだけが対抗出来る。マギを宿さないCHARMなど、それはただの刃物よ」

 

梨璃「は、はい!」

 

夢結「もっと集中なさい。そうすればCHARMは重く、強靭になる」

 

梨璃「……!」

 

梨璃は集中してマギを流し込んだが、CHARMが光った瞬間、夢結が再び梨璃のCHARMを弾いた。

 

梨璃「くああっ……!」

 

二水「ああ……!」

 

楓「素人相手になんてことを!」

 

映司「多分、梨璃の体力は限界に近い……」

 

夢結「もう少し粘って見せなさい。梨璃さん」

 

梨璃「は、はい!」

 

夢結はまた、梨璃のCHARMを弾いた。

 

梨璃「うああ……!」

 

夢結「……軽いわね」

 

楓「随分と手荒いですこと。私にマゾっ気があれば堪らないでしょうね。夢結様のお噂は存じておりますわ。レアスキル、ルナティックトランサーを武器に、数々のヒュージを屠って来た百合ヶ丘屈指の使い手。トランス状態ではリリィ相手にも容赦しないとか?」

 

二水「楓さんそれは……」

 

梨璃「……良いんです。私、私……皆より遅れてるから……やらなくちゃいけないんです。だから……続けさせて下さい!」

 

そして、訓練が始まり1週間が経った。

 

二水「訓練が始まってもう1週間です」

 

楓「こんなの訓練じゃありませんわ」

 

映司「そろそろ、成果が出てもおかしくないんだけどな」

 

夢結(私が梨璃を恐れている?まさか)

 

夢結は梨璃を、突き飛ばした。

 

梨璃「うああ……!」

 

突き飛ばされた梨璃は、受け身を使い立ち上がった。

 

梨璃「あ!」

 

映司「この1週間の訓練は無駄じゃなかったな」

 

梨璃「やった!やりました、夢結様……」

 

夢結は追い討ちを梨璃に掛けようとするが…

 

梨璃(あっ……マギを集中)

 

梅「お!」

 

梨璃は夢結のCHARMを弾き返した。

 

夢結「あっ……!?」

 

ミリアム「夢結様がステップを崩したとな」

 

楓「ようやくマギが入りましたわね!」

 

夢結「……」

 

梨璃「……?」

 

夢結「今日はこのくらいに……」

 

『ゴーン!』

 

鐘が鳴り響いた。

 

全員「……!」

 

夢結「行くわよ」

 

梨璃「はい!……え?何処へ?」

 

夢結「今日の当番には、私たちも入っているでしょ?」

 

梨璃「あ!はい!」

 

レギオンに所属していないリリィたちが出動した。

 

楓「上陸までは、まだ少し余裕がありそうですわね」

 

梨璃「あれ?楓さんも出動なの?」

 

楓「今回は、まだレギオンに所属していないフリーランスのリリィが集められていますわね。この時期には良くある光景ですわ」

 

梨璃「じゃあ二水ちゃんも?」

 

楓「あの方は後方で見学ですわ。実戦経験がありませんもの」

 

二水「皆さーん!頑張って下さーい!」

 

二水は応援していた。

 

楓「初陣は梨璃さんだけですわね」

 

梨璃「は、はい。頑張ります!」

 

夢結「あなたはここまでよ」

 

梨璃&楓「え?」

 

夢結「足手纏いよ。ここで見てなさい」

 

梨璃「夢結様……」

 

楓「来いと言ったり。待てと言ったり」

 

楓「いつにも増して、歪な形のヒュージですこと」

 

ヒュージが飛んだ。

 

楓「飛んだ!?」

 

夢結は飛翔したヒュージの真下に入り、CHARMで斬り、ヒュージを落下させた。

 

百由「ふ〜ん、レストアね」

 

ミリアム「最近は出現率が上がっていると聞くのう」

 

梨璃「うわあっ!百由様とミリアムさん!どうしてここに?……レストアって何ですか?」

 

百由「工廠科とは言え、私たちもこう見えてリリィなの。結構戦えるのよ?」

 

ミリアム「今日は当番とは違うがのう」

 

百由「で、損傷を受けながらも生き残ったヒュージがネストに戻って修復された個体。それを私たちはレストアード。レストアと呼んでるの。何度かの戦闘を生き延びた手合いだから、手強いわよ」

 

梨璃「……凄い。夢結様」

 

ミリアム「じゃが、ちょっと危なっかしいのう」

 

百由「憖テクニックが抜群だから、突っ込み過ぎるのよねぇ」

 

夢結はレストアを斬ろうとしたが、硬くて斬れなかった。

 

夢結「っ!?」

 

亀裂が入った場所から、光が見えた。

 

夢結「……あれは……!?」

 

夢結は目の前から飛来する物体をCHARMで防いだが、爆発し地面に転がり落ちた。

 

梅「そろそろ退け、夢結!」

 

夢結は梅の忠告を無視し、レストアに向けて走り出した。

 

梅「なっ!?」

 

夢結「ハアァァァ!」

 

夢結はさっき爆発した物体をレストアの殻に叩きつけ、爆発させたが、殻から出てきたのは、無数のCHARMだった。

 

神琳「CHARMが……」

 

雨嘉「え……?」

 

楓「あれって……」

 

梅「コイツ……どれだけのリリィを……?」

 

夢結「……くっ!」

 

離れた場所で戦闘を見ていた映司たち。

 

百由「あ……」

 

映司「CHARM……?」

 

ミリアム「マジか……」

 

梨璃「ど、どういうことですか?」

 

百由「CHARMはリリィにとって身体の一部。それを手放すとしたら……」

 

夢結「かは……ハァハァ……」

 

梅「もういい!下がれ夢結!」

 

梅が夢結の肩に手を置いたが、夢結の目は赤く光っていた。

 

梅「あっ!」

 

夢結の髪が白に変化した。

 

夢結「ウワアアアアアァァァ!!」

 

雨嘉「夢結様!」

 

神琳「待って雨嘉さん!」

 

雨嘉「え?」

 

神琳「あれは……」

 

楓「ルナティックトランサー……」

 

百由「一度トランス状態に陥ったリリィは、理性を失い、敵味方の見境無く、マギが枯れ果てるまで破壊の限りを尽くす。夢結自身が封印したスキルよ」

 

ミリアム「それが何でまた?」

 

百由「主を失ったCHARMの群れが、夢結に思い起こさせたのね」

 

梨璃「それって……」

 

百由「夢結は中等部時代に、自分のシュッツエンゲルを亡くしているの」

 

梨璃「っ!?」

 

百由「その時に夢結がルナティックトランサーを発動していた事から、夢結に疑いが掛けられたわ」

 

梨璃「そんな!」

 

百由「実際、遺体には夢結のCHARMが突いた刀傷もあったと言われているわ。結局、証拠不十分で疑いは晴れたけど、夢結自身、記憶が曖昧な状態で、それからずっと、自分を苛み続けているの」

 

梨璃「……私、行って来ます!」

 

百由「ダメ!今の夢結は危険よ!」

 

梨璃「私、夢結様の事、少しだけ分かった気がします」

 

百由「それ答えになってないわよ!」

 

映司「仕方ない……俺も行ってきます」

 

百由「危険って言ってるじゃない!」

 

映司「楽して助かる命なんて、ありませんから!」

 

映司は梨璃を追った。

 

映司「梨璃!」

 

梨璃「映司くん!お願い、一緒に夢結様を!」

 

映司「ああ!」

 

 

夢結「ハァ……ハァ……ハァ……」

 

映司&梨璃「夢結様ーーーー!」

 

夢結「っ!」

 

駆け付けた映司と梨璃に夢結は。

 

夢結「ウワアアアアアァァァ!!」

 

自分のCHARMを振った、映司と梨璃は自分たちのCHARMで受け止める。

 

梨璃「す、すみません!」

 

夢結「見ないで……」

 

梨璃「え!?」

 

映司「チッ!」

 

梨璃は吹き飛ばされ、映司は受け身を取った。

 

楓「貴方たち!何をなさいますの!?」

 

梅「バカかお前たちは!!」

 

梨璃「……私たち、今、夢結様を感じました」

 

楓「何を仰いますの!?」

 

百由「マギだわ。CHARMを通じて、ふたりのマギと夢結のマギが触れ合って……」

 

楓「そんなCHARMの使い方、聞いた事ありませんわ」

 

ミリアム「じゃがありえるのう」

 

映司「だったら、梨璃」

 

梨璃「私、前に夢結様に助けて貰った事があるんです。今度は、私が夢結様を助けなくちゃ!」

 

映司と梨璃は夢結の元へ向かった。

 

ミリアム「正気かお主ら!?」

 

楓「後でお背中流させて頂きますわよ!」

 

梅「しょうがないな!」

 

神琳「参りますか?雨嘉さん」

 

雨嘉「うん!」

 

百由「私もCHARM持って来れば良かったかな?」

 

ミリアム「ううぅ……わしも行けば良いんじゃろうが!」

 

他のリリィたちも加勢に加わった。

 

梨璃「夢結様ーーー!私に、身嗜みは何時もきちんとしなさいって言ってたじゃないですかー!」

 

夢結「ウワアァ!」

 

夢結はレストアの攻撃を弾いた。

 

梨璃「夢結様!私を見て下さーーーい!」

 

夢結「ウワアアアアアァァァ!」

 

映司「アンタが何を想ってるかは知らないが、梨璃と向き合え夢結様!」

 

映司と梨璃のCHARMと夢結のCHARMからマギスフィアが形成された。

 

ミリアム「あれは……?」

 

楓「マギスフィアですわ」

 

夢結「がっかりしたでしょ……ふたり共……これが私よ……憎しみに飲まれた……醜く浅ましい……ただの化け物!」

 

梨璃「それでも!夢結様は私たちのお姉様です!」

 

映司「俺だって、1年前にアンタと似たような事をした……それでも、前を向いて生きるって決めたんだ!」

 

夢結「っ!」

 

梨璃「夢結様!」

 

梨璃は夢結を抱きしめ、夢結のルナティックトランサーが解除された。

 

夢結「梨璃!」

 

レストアの腕が迫って来たが、映司が弾き返した。

 

夢結「飛ぶわよ。梨璃。映司」

 

梨璃「……はい!お姉様!」

 

映司「俺もか?」

 

3本のCHARMが触れ合い、マギスフィアが形成された。

 

梨璃「私たち、マギに乗ってる?」

 

夢結「ふたり共、行くわよ。一緒に」

 

映司&梨璃「はい!」

 

レストアに向かって急降下する。

 

映司&梨璃&夢結「ハアアアアァァァ!」

 

レストアは光に飲まれ消滅した。

 

梅「やったな、夢結」

 

映司「まだ終わってない!」

 

梨璃「終わってないってどういう……」

 

映司の見た方向からヒュージが現れた。

 

梅「まだ居たのか!?」

 

映司はオーズドライバーを巻いて、梨璃と夢結の前に立った。

 

映司「このコンボで行くか」

 

映司は、緑のメダル3枚をドライバーのスロットにセットして、腰に付いているオースキャナーを取り、ドライバーを傾かせスキャンした。

 

映司「変身!」

 

「クワガタ!」「カマキリ!」「バッタ!」

「ガ~タガタガタ・キリッバ・ガタキリバッ!」

 

神琳「あれが……仮面ライダーオーズ……」

 

映司「ハァ!」

 

映司は分身を作り、ヒュージに向けて走り出した。

 

雨嘉「増えた!?」

 

映司はCHARMでヒュージの触手を破壊した。

 

映司「このCHARM……メダルが入るのか」

 

映司はCHARMにガタキリバのメダルを3枚セットした。

 

映司「分身しても、CHARMはこの1本だったが……メダルを入れたらどうなるか……」

 

映司がCHARMを地面に刺すと、ヒュージが大量のCHARMに串刺しにされた。

 

映司「このCHARMに、コンボのメダルを入れたらコンボの力を使えるってことか」

 

映司はCHARMにセットしたメダルをドライバーに戻し、オースキャナーでスキャンした。

 

「スキャニングチャージ!」

 

映司「セイヤー!」

 

映司は分身たちと共にキックをヒュージに叩き込み、ヒュージは爆発した。

 

映司「よっ……と」

 

映司はCHARMを刺していた場所に着地した。

 

映司「これで終わりだな」

 

映司は変身を解除した。

 

夢結「ソメイヨシノの花を咲かせるには冬の寒さが必要なの。昔は春の訪れと共に咲いて、季節の変わり目を告げたと言うけれど……冬と春の境が曖昧になった今、何時咲いたら良いか、戸惑っているようね」

 

ヒュージとの戦闘の後、映司と梨璃と夢結はとある人物の墓の前に立っていた。

 

梨璃「……?」

 

夢結「ん……?」

 

夢結は梨璃にペンダントの写真を見せる。

 

梨璃「この方が、夢結様のシュッツエンゲル?」

 

夢結「そう。私のお姉様……」

 

梨璃「川添……美鈴様……」

 

映司「なぁ?梨璃」

 

梨璃「どうしたの?」

 

映司「夢結様を止める時に、私たちって言ってたけど、たちって……」

 

梨璃「私と映司くんだよ?」

 

映司「俺は別に夢結様とは……「貴方、梨璃の幼馴染みなんでしょ?」……いや……」

 

夢結「それとも、私のシルトにはなりたくないのかしら?」

 

梨璃「映司くん、夢結様が良いって言ってるから大丈夫だよ!ね?」

 

映司「わかったよ……」

 

映司は梨璃の笑顔の圧により折れた。

 

 




二水「次回は、梨璃さんがレギオンを作ります!」

梨璃「お姉様のため、頑張ります!」


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第4話 レギオンと郭神琳と王雨嘉

夢結「アサルトリリィ 欲望の王。前回の3つの出来事」

楓「1つ。映司さんと、二水さんのスキルについて」

梨璃「2つ。お姉様がルナティックトランサーを発動、私と映司くんが止める」

映司「そして、3つ。梨璃の圧により、俺も夢結様のシルトになった……」


訓練場でオーズに変身した映司と夢結が訓練していた。

 

映司「ハァ!」

 

映司はCHARMを夢結に向かって投げた。

 

夢結「っ!?」

 

夢結は映司のCHARMを弾いた。

 

映司「今だ!」

 

映司はトラクローを展開し、夢結のCHARMを弾き飛ばした。

 

夢結「CHARMを投げるとは、思わなかったわ……」

 

映司「オーズに変身してなかったらやってない」

 

映司と夢結は訓練場から出て、カフェに向かった。

 

梨璃「えへへぇ〜」

 

夢結「梨璃。あなたそろそろ講義でしょ?予習は?」

 

梨璃「分かってはいるんですけど、今こうしてお姉様のお顔を見ていられるのが幸せで……幸せでぇ〜」

 

夢結(ダメだわこの子、完全に弛みきってる。まさか、シュッツエンゲルになった途端にここまでなるとは……迂闊だったわ……)

 

映司「梨璃、そろそろ行くぞ」

 

そこにふたりの生徒が通る。

 

那岐「あら、ごきげんよう」

 

ロザリンデ「ごきげんよう。ユリさん」

 

何故か、ユリさんと呼ばれている。

 

梨璃「え?あ、あはは……ごきげんよう」

 

夢結「はて?ユリさん?」

 

映司「ユリ?誰かと間違えたのか?」

 

梨璃「あ、それ、カップルネームです」

 

夢結「カップルネーム?」

 

梨璃「これです!週刊リリィ新聞の号外です!ほら!横に並べるとユリって読めるんですよ!あはは…やだなぁ〜」

 

リリィ新聞の記事にユリと書かれていた。

 

雪陽「まぁ!このおふたりが?」

 

広夢「ユリ様ですわね!」

 

夢結の怒りが爆発した。

 

梨璃「お、お姉様!?」

 

そして現在……

 

夢結「梨璃、貴方にお願いがあります」

 

梨璃「はーい!なんなりと!」

 

夢結「レギオンを作りなさい」

 

梨璃「わかりました!………え?レギオン……ってなんでしたっけ?」

 

二水「うへぇ……!」

 

二水が倒れてきた。

 

梨璃「うわぁ!?二水ちゃん!」

 

二水「ご、ごきげんよう……」

 

夢結「二水さん。お願いします」

 

二水「は、はい!レギオンとは、基本的に9人1組で構成される、リリィの戦闘隊員のことです!」

 

夢結「ところで…二水さん」

 

二水「は、はい?」

 

夢結「お祝いありがとうございます」

 

二水「ど、どういたしまして……」

 

梨璃「けど、どうして私が、レギオンを?」

 

夢結「貴方は最近弛んでいるから……少しは、リリィらしいことをしてみるといいでしょう」

 

梨璃「リリィらしい……わかりました!お姉様!私、精一杯頑張ります!」

 

夢結(正直。梨璃にメンバーを集められるとは思わないけれど、時には失敗も良い経験になるでしょう)

 

梨璃「なんたって、お姉様のレギオンを作るのですから!」

 

夢結「ブッ!?」

 

夢結は紅茶を吹いた。

 

二水「私もお手伝いしますね!」

 

梨璃「ありがとう!頑張るよ!」

 

二水「では早速勧誘でーす!」

 

梨璃「あ!待ってよ!二水ちゃーん!」

 

ふたりはレギオン結成のために勧誘をしに行った。

 

夢結「いえ、そう言う訳では……」

 

映司「随分面白いことになったな?夢結姉」

 

夢結「貴方は、どうするの?」

 

映司「アイツらが、9人揃えたら入ろうかなと」

 

夢結「どうして?」

 

映司「梨璃に対しての俺から課題ってところかな」

 

夢結は映司の答えを聞き、射撃場に移動した。

 

映司「今日は……」

 

映司は夢結が移動した後、学院内を歩いていた。

 

鶴紗「はぁ……なんだ猫か……」

 

そして……

 

鶴紗「ニャニャ〜!こんな所で何してるニャ〜?」

 

テンションが上がって黒猫に迫った。

 

鶴紗「迷子になったかニャ?お腹空いてないかニャ?猫缶あるから一緒にどうかニャ〜?」

 

映司はそれを見ていた。

 

映司「この学院にもやべーやつはひとりくらい居るんだな」

 

映司は何事も無かったかのように通り過ぎていった。

 

二水「あ、ああ………」

 

映司以外にも二水に間近で見られていた。

 

鶴紗「……」

 

梨璃「どうしたの?二水ちゃん。あ!鶴紗さん!また会った……」

 

二水「どうぞ、ごゆっくり〜!」

 

梨璃「ええ!?何ー!?」

 

二水は梨璃の手を掴んで逃げた。

 

梨璃「どうしたの?二水ちゃん?」

 

壱「貴方たち、レギオンのメンバーを集めてるんですってね?」

 

梨璃「え?あ、はい。壱さん、樟美さん、ごきげんよう」

 

樟美「ごきげんよう」

 

安羅椰「ごきげんよう、梨璃?」

 

梨璃「あ、安羅椰さん!?………アールヴヘイムでしたよね?確か……」

 

亜羅椰「私の樟美に手を出す気?良い度胸だわね」

 

天葉「樟美をあなたに差し上げた覚えはありませんけど?」

 

天葉が安羅椰に注意した。

 

樟美「天葉姉様!」

 

楓「梨璃さんからその嫌らしい手をお離しになって!」

 

楓も参戦してきた。

 

梨璃「楓さん!」

 

壱「楓?」

 

亜羅椰「天葉様はともかく、楓こそ梨璃に馴れ馴れしくない?」

 

楓「何故?私と梨璃さんは同じレギオンですから」

 

捕まっていた梨璃を引っ張って、安羅椰から引き離した。

 

楓「貞操の危機からお守りするのは当然ですわ!」

 

二水「っ!」

 

梨璃「楓さん!」

 

楓「ささ、参りましょう!」

 

梨璃「み、皆さん!ごきげんよう!」

 

二水「ごきげんよう!」

 

3人は足湯に移動していた。

 

二水「さっきの皆さんは、中等部時代からアールヴヘイムの引き合いがあったそうですよ?」

 

梨璃「へぇ〜。凄いんだね」

 

二水「はい!取り敢えず、楓さんゲットっと」

 

楓「ちょっとそれ!リアクション薄過ぎじゃありません!?」

 

梨璃「そんな事ないよ?これで5人だね!」

 

二水「え?4人じゃありませんか?」

 

楓「ん?」

 

二水「夢結様と梨璃さんと楓さん、映司さん……」

 

梨璃「二水ちゃんは?」

 

二水「え!?わ、私も!?」

 

楓「あなただって卑しくも、百合ヶ丘のリリィでしょうに」

 

二水「わぁ〜!光栄です!幸せです!私がキラ星の如きリリィの皆さんと友たちとレギオンに入れるなんて!!」

 

梨璃「後4人だよ!頑張ろうね!」

 

楓「ちびっこゲ〜ットっと」

 

そしてその夜。

 

梨璃「とは言え、レギオンの人集めなんて私にはやっぱり難し過ぎるよ……閑さん、入ってみません?」

 

閑「それは無理ね。私も高等部に入ったら、自分のレギオンを持つって決めていたから」

 

梨璃「志が違い過ぎる……」

 

閑「あなたのレギオンには、楓さんだって居るんでしょ?」

 

梨璃「うん。知ってるんだ」

 

閑「噂でね。楓さんは、8つのレギオンから誘いを受けてたようだけど」

 

梨璃「え!?そんな事、楓さんには何も……」

 

閑「それと二川二水さん」

 

梨璃「はい?」

 

閑「あの方は鷹の目と呼ばれるレアスキルを持っているそうね。欲しがるレギオンは多いわ」

 

梨璃「え!?そ、そうなんですか!?」

 

閑「それに、貴方の幼馴染みの松原映司さん。彼は、8つ以上のレギオンから誘いを受けていたわ」

 

梨璃「映司くんまで……」

 

閑「彼は仮面ライダーに変身できる上に、素の戦闘能力も高い、ふたりよりも欲しがるレギオンは多いわ」

 

梨璃「そんな……」

 

閑「情報収集と分析は得意なの」

 

梨璃(皆凄いんだ……何でも無いのは、私だけか……)

 

そして次の日。

 

梨璃「二水ちゃんも楓さんも、ありがとう」

 

二水「梨璃さん?」

 

楓「藪から棒に何ですの?」

 

梨璃「私、2人の事を勝手に当てにしちゃって……」

 

楓「梨璃さんだって頑張っているのは、ご自身の為ばかりではないんでしょ?」

 

梨璃「私はお姉様の為に……」

 

楓「ならそれと一緒です」

 

ミリアム「何じゃ何じゃ何じゃ?辛気臭い顔が3つも並んどるのう」

 

何時の間にかミリアムがそこに座っていた。

 

楓「何ですのちびっこ2号?」

 

ミリアム「2号?」

 

二水「私1号!?」

 

ミリアム「百由様から聞いたぞ?梨璃のレギオンを作るとか」

 

梨璃「いえ!あの、お姉様のレギオンで……」

 

ミリアム「わしで良ければ入っても良いんじゃがな」

 

梨璃「え!?良いんですか!?」

 

ミリアム「わしは元々、夢結様の戦い方に興味があるのじゃ。確か、レギオンには属さないと聞いとったが……」

 

楓「ではここに捺印を!」

 

楓は持っていたレギオン契約書を渡し、ミリアムが受け取って契約書に捺印した。

 

ミリアム「これで良いか?」

 

梨璃「ありがとうございます!」

 

二水「この勢いで次行きましょう!」

 

ミリアム「苦労しておるんじゃのう……お主ら……」

 

そして3人は、神琳と雨嘉の部屋に行った。

 

神琳「私を一柳さんのレギオンに?」

 

二水「クラスメートの郭神琳さん。百合ヶ丘女学院では中等部時代から活躍されている台北市からの留学生です。1年生ながらリリィとしての実力は高く評価されています」

 

梨璃「えっと……お姉様のレギオンで……」

 

神琳「そう。とても光栄だわ」

 

梨璃「えっと、それは……」

 

神琳「謹んで申し出を受け入れます」

 

梨璃「わぁ!本当ですか!?ありがとうございます!梨璃って呼んで下さい!」

 

神琳「はい。梨璃さん」

 

雨嘉が梨璃たちの方を見ていた。

 

梨璃「……で?」

 

雨嘉「……」

 

梨璃「貴方は?」

 

雨嘉「私……?」

 

二水「クラスは違いますが、同じ1年生の王雨嘉さん。ご実家はアイスランドのレイキャビクで、お姉様と妹さんも優秀なリリィです」

 

雨嘉「姉と妹は優秀だけど、私は別に……」

 

梨璃「どうですか?折角だから神琳さんと一緒に……あ」

 

雨嘉「私が、レギオンに?」

 

梨璃が雨嘉の携帯に付いている猫のストラップを見た。

 

神琳「自信が無いならお止めになっては?」

 

梨璃「え!?」

 

雨嘉「うん……止めとく」

 

梨璃「え!?」

 

楓「素直ですこと」

 

梨璃「な、何でですか!?」

 

雨嘉「神琳がそう言うなら、きっとそうだから……」

 

梨璃「あの、お2人は知り合って長いんですか?」

 

神琳「いえ。この春に初めて」

 

梨璃「だったらどうして?」

 

神琳「私は、リリィになる為、そしてリリィである為、血の滲む努力をして来たつもりです。だから……と言うのが理由になりませんか?」

 

梨璃「っ……!私は才能も経験も……神琳さんみたいな自信も持ち合わせてないけど……ううん!だから!そんなの確かめてみないと分かりません!」

 

楓「また分からんちんな事を。まぁそこが魅力なんですが」

 

神琳「……プッ!……ふふふ……あはははははは!」

 

神琳が笑った。

 

神琳「失礼……梨璃さんは、雨嘉さんの実力の程を知りたいと言うのですね?」

 

梨璃「え!?私そんな偉そうなことは!」

 

雨嘉「ありがとう一柳さん。私……やってみる!!」

 

梨璃「え?」

 

雨嘉「これで良い?神琳」

 

神琳「でしたら、方法は私にお任せ頂けますか?」

 

映司と梨璃と雨嘉は、廃墟に立っていた。

 

映司「なんで俺も呼ばれたんだ?」

 

梨璃「神琳さんが映司くんも呼んでって」

 

雨嘉「私の姉も妹も、今もアイスランドに残ってヒュージと戦っているの。1人だけ故郷を離れるよう言い渡されて。私は必要とされてないんだって思った……ごめんなさい。百合ヶ丘は世界的にもトップクラスのガーデンよ。ただ、故郷を守りたいと思っている気持ちは特別って言うか……」

 

梨璃「うん。それ、分かるよ」

 

雨嘉の携帯の着信音が鳴る。

 

神琳「雨嘉さん。此方が分かる?」

 

青い光が見えた。

 

雨嘉「うん」

 

神琳『そこから、私をお撃ちなさい』

 

雨嘉「え!?」

 

雨嘉に自分を撃てということだった。

 

神琳『訓練弾なら大丈夫よ』

 

雨嘉「そんなわけ……」

 

神琳『装填数10発。きちんと狙えたら、私からはもう何も申しません』

 

電話が切られた。

 

雨嘉「どうして……?」

 

梨璃「雨嘉さん、猫好きなの?」

 

雨嘉「え!?う、うん」

 

梨璃「可愛いね〜。この子」

 

雨嘉「……うん。これ、持っててくれる?」

 

梨璃「え?うん」

 

雨嘉は梨璃に携帯を預けて、CHARMを展開し、レアスキル【天の秤目】を発動した。

 

映司「天の秤目。遠く離れた敵を寸分の誤差無く把握する。それが雨嘉のレアスキルだ」

 

梨璃「遠距離射撃?目標は何なの?」

 

天の秤目で神琳の顔に照準を定めた。

 

雨嘉「神琳」

 

梨璃「え!?あぶあぶあぶ危ないよ雨嘉さん!」

 

映司「梨璃、訓練弾だから大丈夫だ……それに、神琳なら全て斬るか弾き返すだろ」

 

雨嘉「一柳さんと神琳は、私にチャンスをくれたの。だから私も貴方たちを信じてみる!」

 

梨璃「え?チャンス……?」

 

雨嘉は神琳に向けて訓練弾を放ったが、神琳は訓練弾を斬って破壊した。

 

映司「すげぇな……」

 

映司は鷹の目を使い神琳の方を見ていた。

 

雨嘉(弾が……逸れる)

 

風が吹いたが銃口の角度を変えて放つ、神琳は弾いた。

 

雨嘉(また風が……やり過ごす。ううん、いける!)

 

雨嘉は角度を変え、最後の弾を放ち、神琳が自分自身のCHARMを持ち、弾を雨嘉に向けて弾き返した。

 

雨嘉「あっ!」

 

雨嘉はCHARMを、銃から剣に変形させ、弾を防いだ。

 

梨璃「10発……」

 

雨嘉の携帯に神琳からの着信が来る。

 

神琳『お見事でした……雨嘉さん』

 

雨嘉「神琳……」

 

神琳『あなたが優秀なリリィである事は、誰の目にも明らかだわ』

 

梨璃「う〜……やったー!」

 

雨嘉「ありがとう、梨璃」

 

梨璃「へ?」

 

雨嘉「梨璃がこの子を褒めてくれて、私、梨璃のレギオンに入りたいと思えたから」

 

梨璃「それが、ありがとう?」

 

雨嘉「うん。ありがとう!」

 

いつの間にか、映司はいなくなっていた。

 

映司「後ふたりか……梨璃、頑張れよ」

 

映司はそう呟き、工廠科に向かった。

 

映司「百由様、居ますか〜?」

 

百由「いらっしゃい、映司」

 

映司「はい、お土産です」

 

映司は、ドーナツを渡した。

 

百由「気が利くねぇ〜ありがとう」

 

映司「今日はどこまでやるんですか?」

 

百由「先に完成しそうな、ラトラーターからやるわ」

 

映司「わかりました」

 

作業が始まり、数時間が経った。

 

百由「できたぁ〜」

 

映司「それでも…ラトラーターだけ……」

 

百由「それだけ強大な力ってことよ……貴方が一番良くわかってるんじゃない?」

 

映司「……そうですね」

 

 




二水「次回は梨璃さんの、お誕生日です!」

夢結「私は何をすれば……」


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第5話 誕生日とラムネとレギオン結成

二水「アサルトリリィ 欲望の王。前回の3つの出来事」

梨璃「1つ。私はお姉様にレギオンを作るように言われた」

映司「2つ。俺は百由様とCHARMに改良を加えていた」

雨嘉「そして、3つ。神琳と私は、梨璃のレギオンに入ることした!」


映司は廃墟でCHARMに黄色のメダルを3枚入れて振っていた。

 

映司「ここなら、誰もいないから、大丈夫か」

 

同時刻、梨璃たちはカフェに居た。

 

梨璃「ん〜……」

 

夢結「お疲れのようね。梨璃」

 

梨璃「そ、そんな事ないです!全然!」

 

夢結「何か、私に出来る事があれば……」

 

二水「梨璃さーん!楓さーん!」

 

二水がタブレットを持ちながら走ってきた。

 

二水「あ!夢結様!ごきげんよう!」

 

夢結「ごきげんよう」

 

楓「何処に行ってらしたの?」

 

二水「どうです?これ?」

 

二水はタブレットを見せる。

 

梨璃「何それ?まな板?」

 

楓「タブレット型端末ですわ」

 

梨璃「へぇ〜。初めて見ました」

 

楓「この程度のもの、昔は誰でも持っていたと言いますわ」

 

二水「見て下さい!それ〜!」

 

タブレットの画面が光って、百合ヶ丘の校章が現れ、梨璃の極秘情報が表示された。

 

梨璃「ええ!?な、何これぇ!?」

 

梨璃の方にも極秘情報が表示された。

 

楓「梨璃さんの、極秘情報が!」

 

二水「人類の叡智です!」

 

梨璃「み、見ないで下さい!」

 

夢結は梨璃の極秘情報を見た。

 

夢結(6月19日?……!明日が梨璃の誕生日?)

 

夢結は梨璃と関わりのあるリリィに、聞いて回っていた。

 

映司「梅様、何するんですか?」

 

映司は梅に呼び出され、廃墟に来ていた。

 

梅「梅はお前と戦ってみたいんだ」

 

映司「だったら、縮地とラトラーターで勝負しません?」

 

梅「面白そうだな!それ」

 

映司はオーズドライバーに黄色のメダルを3枚セットし、腰に付いているオースキャナーを取り、ドライバーを傾かせスキャンした。

 

映司「変身」

 

「ライオン!」「トラ!」「チーター」

「ラタラタ~ラトラーター!」

 

映司はチーターの能力で、梅はレアスキル【縮地】で加速した。

 

映司「ハァ!」

 

梅「くっ!」

 

映司はトラクローでCHARMと競り合う。

 

梅「CHARMは使わないのか?」

 

映司「お望みなら……」

 

映司は梅から一旦、離れCHARMを起動した。

 

映司「それに……」

 

梅「……?」

 

映司はチーターの能力と、トレースした縮地でさらに加速した。

 

梅「さっきより、速い!?」

 

映司「ハァ!」

 

映司は梅のCHARMを弾いた。

 

梅「しまった!」

 

梅は手からCHARMを離してしまった。

 

映司「俺の勝ちですね」

 

映司は梅にCHARMを向ける。

 

梅「さっきのあのスピードは、なんなんだ?」

 

映司「俺のレアスキル、エンハンス・トレースです」

 

梅「トレース……梅の縮地をトレースしてチーターのスピードと併せたのか?」

 

映司「はい、一度見れば使えるのが俺のスキルですから」

 

梅「他のスキルも使えるのか?」

 

映司「今使えるのは【鷹の目】【天の秤目】【縮地】くらいでしょうか?」

 

梅「ルナティックトランサーは?」

 

映司「今は制御できますけど、あれと似たようなコンボがあるんで使いませんけど、多分使えると思います」

 

梅「そうか……時間取って悪かったな」

 

映司「いえ、大丈夫です」

 

そして、翌日。梨璃の誕生日になった。

 

映司「自販機のでもいいけど……爺さんの事も気になるし、甲州に行くか」

 

映司はタジャドルコンボに変身し、甲州に向かった。

 

映司「よっ……と」

 

映司はブドウ畑の前に降りた。

 

映司「爺さんの所は……「映司?」……ん?」

 

映司が名前を呼ばれた方を見ると夢結が居た。

 

映司「夢結姉、どうしてここに?」

 

夢結「ラムネを買いに来たのよ」

 

映司「(自販機があるって知らないのか?)なら、俺も行くから一緒に行こう」

 

映司と夢結は歩き出した。

 

夢結「貴方も梨璃の誕生日にラムネを?」

 

映司「それもあるけど……もう1つ気になることがあるから」

 

ふたりは駄菓子屋の前に来た。

 

夢結「ごめんください。この辺りでラムネを扱っているお店を探しているのですが……」

 

店主「ラムネけぇ、お嬢さんとクソガキの隣にあるのがそうじゃんけ」

 

映司「んじゃ、爺さん2本」

 

店主「毎度」

 

映司はラムネを2本買い、夢結に渡した。

ふたりは蓋を押し込み、炭酸の音と共に、ビー玉が落ちた。

 

映司「…久しぶりだな」

 

映司と夢結はラムネを飲んだ。

 

映司「夢結姉は、初めて飲んだんだっけ?」

 

夢結「ええ……美味しいわね」

 

店主「お嬢さん、そこのクソガキと一緒に居るってことはリリィけぇ?ここらじゃ見ん制服だけんど、またえらい暑そうじゃん」

 

夢結「見た目程ではないのですが」

 

店主「おまんとうのお陰でウチも何とか続けているけんど、この道の向こうんしはもう皆避難していんようになっちゃったじゃんねぇ……昔はそのラムネが好きで何時も買いに来てた子供も居たもんだけんど」

 

映司「その子供も今はリリィだぞ、爺さん」

 

店主「随分偉そうなことを言うようになったけぇ。クソガキ」

 

夢結「ごちそうさま……美味しかったです。持って帰りたいのでもう1本頂きます」

 

店主「リリィんじゃあ何ぼでも持ってけし」

 

夢結「お気持ちはありがたく頂きますが、お代は納めさせて下さいませ」

 

夢結の頭の中に、梨璃と一緒にラムネを飲むイメージが浮かんだ。

 

夢結「もう1本、頂けますか?」

 

夢結はラムネを2本買った。

 

店主「帰ってすぐ冷たいのが飲めるじゃんねぇ」

 

店主がラムネが2本入ったクーラーボックスを夢結に渡した。

 

夢結「ありがとうございます」

 

映司「夢結姉、俺はもう少しここに居るから」

 

夢結「ええ」

 

夢結は駄菓子屋を後にした。

 

映司「爺さん、ラムネ10本、クーラーボックス付きで」

 

映司はラムネを10本買い、クーラーボックスに入れた。

 

映司「じゃあな。爺さん、くたばんなよ」

 

店主「おまんもな」

 

映司は駄菓子屋から少し離れた場所でタジャドルコンボに変身し、百合ヶ丘に向けて飛んだ。

 

映司「この辺で、降りるか」

 

映司は駅の付近で降りた。

 

夢結「映司」

 

映司「夢結姉、今着いたのか?」

 

夢結「ええ、一緒に戻りましょう」

 

夢結は映司にラムネを子供たちに渡したことを話した。

 

映司「いいんじゃないか?」

 

夢結「そのクーラーボックスは?」

 

映司「ラムネが10本」

 

ふたりが歩いていると茂みから猫が出てきた。

 

映司「猫?」

 

さらに、茂みから梅と鶴紗が出てきた。

 

梅「あ、夢結。映司」

 

鶴紗「どうも」

 

夢結「ここは学院の敷地ではないでしょ?」

 

映司「猫が出てきましたけど、追ってたんですか?」

 

梅「この先に猫の集会所があるから、後輩に案内してたんだよ〜」

 

鶴紗「お陰で仲間に入れて貰えたかも知れない」

 

夢結「仲がよろしくて、結構ね」

 

梅「あれ?校則違反とか言わないのか?」

 

夢結「私たちの役割ではないでしょ……というか、今日はそんな気力が……」

 

梅「寂しがってたぞ、梨璃」

 

夢結「え?」

 

映司「自分の誕生日に夢結姉が、朝から居ないからそうなるでしょ」

 

梅「オマケに、今日もレギオンの欠員が埋まらなかったみたいだし。あ、でもあれだろ?夢結はラムネ探しに行ってたんだろ?」

 

夢結「何故それを……!?」

 

梅「だってよりによって誕生日にシルトを放ったらかしてまで、他にする事あんのか?」

 

夢結「ええ……ないでしょうね」

 

梅「だろだろ?早くプレゼントしに行ってやれよな?」

 

夢結はラムネを2本、子供たちに渡したことを話した。

 

梅「そっか……そりゃご苦労だったな。けど良い事したじゃないか」

 

夢結「別に後悔はしていないわ」

 

映司「一応、俺の買ったのがありますし……」

 

梅「まあ、間の悪い事はあるもんだよな」

 

鶴紗「ん?」

 

鶴紗が何かの光を見つけて止まった。

 

映司「この位置だったな……」

 

ゴミ箱を覗くと、3本の空のラムネ瓶が捨てられてあった。

 

夢結「これは……?」

 

自販機にお金を入れると、自販機が動いた。

 

梅「節電モードか!」

 

扉を開けて、中から瓶を出した。

 

梅「ラムネ……」

 

映司は肩を震わせて笑いを堪えていた。

 

梅「夢結!」

 

夢結は膝から崩れた。

 

 

そして、学院に戻った4人。

 

梨璃「わあ!」

 

ミリアム「ほほう。これが噂のラムネか!」

 

梨璃「お姉様が私の為に……」

 

梅「どうだ!梨璃!」

 

梨璃「嬉しいです!これ正門の傍にある自動販売機のラムネですよね!」

 

鶴紗「やはり知っていた……」

 

夢結「ええ……そうね……」

 

梨璃「お休みの日にはよく買いに行っていたんですけど、やっぱりお姉様も知ってたんですね!」

 

楓「そうは見えませんが……」

 

映司は戻って来てからも、笑いを堪えている。

 

夢結「所詮、私は梨璃が思うほど大した人間ではないと言う事よ……」

 

梨璃「え!?そんな!夢結様は私にとっては大したお姉様です!」

 

夢結「断じてノーだわ。あなたがそこまで喜ぶような事を、私ができているとは思えないもの……」

 

梨璃「そんなのできます!できてますよ!じ、じゃあ……もう1個良いですか?」

 

夢結「ええ……」

 

梨璃「お……」

 

梨璃は両手を大きく広げて大きく言った。

 

梨璃「お姉様を私に下さい!」

 

楓「はあ!?」

 

二水「梨璃さん過激です!」

 

夢結「……どうぞ」

 

梨璃「はい!」

 

梨璃は夢結を抱きしめた。

 

夢結「私……汗掻いてるわよ……」

 

梨璃「……ブドウ畑の匂いがします」

 

夢結「やっぱり……私の方が貰ってばかりね」

 

夢結が梨璃を両手で抱きしめ返した。

 

梨璃「お……お姉様……!?」

 

夢結「梨璃。お誕生日おめでとう」

 

梨璃「うわっ!?」

 

楓「ハレンチですわ!おふたり共!」

 

二水「号外です!」

 

二水はタブレットで連写した。

 

梨璃「……っ?お姉様……嬉しいんですけど……あの……く、苦しいです……」

 

夢結の梨璃を抱きしめる力が強くなっている。

 

二水「何て熱い抱擁です!」

 

梨璃「お姉さま……私どうすれば……」

 

ミリアム「わしが聞きたいのじゃ……」

 

楓「夢結様がハグ一つするのも不慣れなのは分かりましたから!梨璃さんも少しは抵抗なさーい!」

 

苦しさのあまり梨璃がパンクした。

 

夢結「梨璃!?」

 

映司&梅「あははははは!」

 

夢結「楽しそうね。ふたり共」

 

梅「は~……こんな楽しいもの見せられたら楽しいに決まってるだろ!」

 

映司「俺はもう……自販機のあたりから……限界で……」

 

映司&梅「あははははは!」

 

夢結「私にできるのはこの位だから……」

 

梅「そんなことないぞ夢結。さっき鶴紗と決めた。今更だけど梅と鶴紗も梨璃のレギオンに入れてくれ」

 

鶴紗「生憎個性派だが」

 

梨璃「あの~……だから私じゃなくてお姉様のレギオンで……えっ!?」

 

二水「そ、それじゃあこれで9人揃っちゃいますよ!レギオン完成です!」

 

夢結「いえ、10人よ」

 

梨璃「え?」

 

映司「梨璃が9人揃えたら俺もお前のレギオンに入るつもりだったんだ」

 

神琳「あらあら~。これは嬉しいですね」

 

雨嘉「おめでとう梨璃」

 

ミリアム「何じゃ騒々しい日じゃのう」

 

梅「梅は誰の事も大好きだけど、梨璃の為に一生懸命な夢結の事はもっと大好きになったぞ!梨璃!」

 

梨璃「は……はい!」

 

梅「ま、今日の私らは夢結から梨璃へのプレゼントみたいなもんだ」

 

鶴紗「遠慮すんな。受け取れ」

 

梨璃「梅様……鶴紗さん……こちらこそ、よろしくお願いします!」

 

夢結「これは、汗を掻いた甲斐もあると言うものね」

 

楓「それはそうと!おふたり!いつまでくっ付いてますの!」

 

映司「というわけで、乾杯するか」

 

映司はクーラーボックスを開けた。

 

二水「ラムネが10本あります!」

 

映司たちはラムネを手に取り乾杯した。

 

映司「まさかこの数日で、レギオン完成まで行くとはな……」

 

そして夜、映司は部屋の中で二水から借りたタブレットでスキル一覧を見ていた。

 

映司「梨璃のレアスキルで、一番可能性がありそうなのは、類稀なる統率力を発揮する支援と支配のスキルである【カリスマ】か」

 

 




二水「次回は、最強のヒュージが百合ヶ丘を襲います!」

梨璃「一柳隊、出動です!」


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第6話 赤のコンボと出動とノインヴェルト戦術

神琳「アサルトリリィ 欲望の王。前回の3つの出来事」

夢結「1つ。私は梨璃のために甲州にラムネを探しに行った」

梅「2つ。梅はオーズのことが気になって映司と模擬戦をする」

映司「そして3つ。俺と梅様、鶴紗は梨璃のレギオンに入り、梨璃はレギオンを9人揃えることに成功した」


梨璃は部屋の名前を見ていた。

 

梨璃「ん?」

 

部屋名は一柳隊と書かれていた。

 

梨璃「一柳……隊?」

 

楓「一柳隊がどうかしまして?」

 

二水「ええ。一柳隊ですよね?」

 

ミリアム「うむ。一柳隊じゃな」

 

神琳「確か、一柳隊だったかと」

 

雨嘉「私も一柳隊だと思ってた」

 

映司「一柳隊じゃないのか?」

 

梨璃「私たち、白井隊では?」

 

鶴紗「どっちでもいい。だから一柳隊でいい」

 

梅「もう、一柳隊で覚えちゃったよ」

 

夢結「じゃあ……一柳隊で問題無いわね」

 

梨璃「え?ええ!?」

 

レギオン名が一柳隊で確定となった。

 

梨璃「で、でも!これじゃあ、私がリーダーみたいじゃないですか!」

 

楓「私はちーっとも構いませんが?」

 

ミリアム「梨璃の働きで、できたようなもんじゃからな」

 

梨璃「ええ?」

 

梅「ま、梨璃はリリィとしてもまだちょっと頼りないけどな」

 

夢結「まだまだよ。勿論、梨璃の足りないところは私が補います。責任を持って」

 

梨璃「良かったぁ〜……ですよね……うわぁ!?」

 

夢結は梨璃の顔に向けてCHARMを向けた。

 

夢結「つまり、いつでも私が見張ってるって事よ!弛んでたら、私が責任を持って突っ突くから覚悟なさい!」

 

梨璃「は、はい!」

 

梅「あはは!これなら大丈夫そうだな」

 

楓「クッ……なんて羨ましい……!」

 

鶴紗「リーダーを突っ突きたいのか?」

 

雨嘉「百合ヶ丘のレギオンって、どこもこんななの……?」

 

神琳「そうでもないと言いたいところだけど……結構自由よね」

 

映司「このレギオンは、特にそれが当てはまるな」

 

二水「と、ともかくこうして!9人揃った今ならノインヴェルト戦術だって可能なんですよ!」

 

ミリアム「理屈の上ではそうじゃな」

 

梨璃「それって……これだよね?」

 

梨璃はポケットから弾丸を出した。

 

二水「ん?何ですか?」

 

映司「ノインヴェルト戦術に使う特殊弾だな」

 

二水「わあ!実物は初めて見ました!」

 

梅「それな、無茶苦茶高いらしいぞ?」

 

梨璃「そ、そうなんですか!?」

 

夢結「ノインヴェルトとは、9つの世界と言う意味よ。マギスフィアを9つの世界に模した9本のCHARMを通し、成長させ、ヒュージに向け放つの。それはどんなヒュージにも一撃で倒すわ」

 

映司「9つ……俺の使えるコンボ数と同じか」

 

映司は小さく呟いた。

 

雨嘉「出来るかな?私たちに……」

 

神琳「今はまだ難しいかと。何よりもチームワークが必要な技ですから」

 

楓「ま、目標は高くと申しますわ」

 

梨璃「……そうですよね」

 

夢結「……」

 

夢結は梨璃にアールヴヘイムの戦闘を見学させることにした。

 

梨璃「ここで見学ですか?」

 

天葉「私たちの戦闘を見学するなら、特等席でしょ?」

 

依奈「あの夢結がシルトの為に骨折りするなら、協力したくもなるでしょ?」

 

天葉「あはは。夢結をこんなに可愛くしちゃうなんて、あなた一体何者なの?」

 

梨璃「え?私はただの新米リリィで……」

 

夢結「ありがとう天葉」

 

天葉「気にしないで?貸しだから」

 

依奈「ノインヴェルト戦術が見たいんでしょ?お見せする間もなく倒しちゃったらごめんなさいね?」

 

アールヴヘイムが戦闘に向かった。

 

夢結「時に梨璃。貴方レアスキルは何か分かったの?」

 

梨璃「え?あれから何も……私にレアスキルなんてないんじゃないですか?」

 

夢結「……そう。気にするこ事ないわ。何であれ、私のルナティックトランサーに比べれば……」

 

梨璃「いけません!そういうの!そんな風に自分に言うの!お姉様は……何をしたって素敵です!」

 

夢結「……そうね。そうありたいと思うわ」

 

梨璃「……」

 

海底からヒュージの触手が現れ、アールヴヘイムに向けて振り回したが、アールヴヘイムは避けた。

 

依奈「私たちに陽動を仕掛けた!?」

 

亜羅椰「ヒュージの癖に小賢しいじゃない!」

 

天葉「あっ!」

 

海底からヒュージが現れた。

 

梅「押されてるな。アールヴヘイム」

 

夢結「ええ。あのヒュージ、リリィをまるで恐れていない」

 

ヒュージの触手を安羅椰がCHARMで防いでいる。

 

亜羅椰「コイツ!戦いを慣れてる!?」

 

天葉「アールヴヘイムはこれより!上陸中のヒュージにノインヴェルト戦術を仕掛ける!」

 

天葉は、ノインヴェルト戦術用の特殊弾をCHARMに装填し、マギスフィアを放った。

 

依奈「ハァ!」

 

放たれたマギスフィアを依奈が受け止めた。

 

夢結「よく見ておきなさい」

 

梨璃「はい」

 

二水「ノインヴェルト戦術はその威力と引き換えに、リリィのマギとCHARMを激しく消耗させる、文字通り諸刃の剣です!」

 

亜羅椰「不肖、遠藤亜羅椰!フィニッシュショット、決めさせて貰います!」

 

マギスフィアを受け取った安羅椰が、ヒュージに向けてマギスフィアを放ったが、ヒュージがバリアを展開してフィニッシュショットを受け止めた。

 

天葉「何!?」

 

壱「フィニッシュショットを止めた!?」

 

亜羅椰「嘘!?」

 

ミリアム「何じゃーーー!?」

 

夢結「!?」

 

夢結はバリアから見えたマギの文字を見ていた。

 

映司「あれは……」

 

天葉「こんにゃろーーー!」

 

天葉がヒュージに向けてジャンプし、CHARMを振り下ろしたが、CHARMが破壊されたと同時に、フィニッシュショットがバリアを破り、ヒュージに直撃し、爆発した。

 

樟美「もう……天葉お姉様危ないです」

 

天葉は樟美に助けられた。

 

天葉「不本意ですが、アールヴヘイムは撤退します」

 

それを見ていた一柳隊。

 

楓「アールヴヘイムが、ノインヴェルトを使って仕損じるなんて……」

 

梨璃が飛び出した。

 

二水「梨璃さん!?」

 

梨璃「あのヒュージ、まだ動いています!黙って見てたら、お姉様に突っ突かれちゃいます!」

 

楓「どさくさに紛れて、一柳隊の初陣ですわね!」

 

夢結「お姉様……私たちを守って……」

 

映司はタトバコンボのメダルをセットして、ドライバーを傾かせ、オースキャナーでスキャンした。

 

映司「変身!」

 

「タカ!」「トラ!」「バッタ!」

「タ・ト・バ、タトバ、タ・ト・バ!」

 

映司はメダジャリバーにセルメダルを3枚入れた。

 

夢結「練習通りにタイミングを合わせて!」

 

梨璃「は、はい!」

 

夢結(……!古い傷のあるヒュージ……これもレストアなの?)

 

梨璃&夢結「ハアアアアァァァ!」

 

梨璃と夢結がCHARMで、ヒュージを斬るとヒュージの胴体が割れた。

 

楓「なんですの?」

 

神琳「あの光は?」

 

梨璃「……!あれは……?」

 

映司「CHARM?」

 

ヒュージの胴体には、1本のCHARMが刺さっていた。

 

夢結「……!?あれ……私のダインフレイフ……!」

 

ヒュージの胴体には、夢結が使っていたダインスレイフが刺さっていた。

 

二水「夢結様の動きが、止まっちゃいました……」

 

夢結「……」

 

夢結はダインスレイフを見て立ち尽くしていた。

 

梨璃「お姉様!」

 

夢結に迫り来る触手を梨璃が弾いていた。

 

映司「梨璃!」

 

映司は縮地を使い、梨璃の元へ駆け出した。

 

映司「梨璃!下がれ!」

 

梨璃「うん!はっ!?」

 

触手が梨璃を包み込んだ。

 

夢結「梨璃!」

 

映司「させるかぁ!」

 

映司はオースキャナーで、メダジャリバーをスキャンした。

 

「トリプルスキャニングチャージ!」

 

映司「梨璃を返してもらうぞ!」

 

映司がヒュージの触手を斬ると爆発した。

 

夢結「り、梨璃……皆……どこ?」

 

煙が晴れ、ヒュージの触手は無傷だった。

 

夢結「……!」

 

触手の中には梨璃の姿は無かった。

 

夢結「ウワアアアアアァァァ!!」

 

夢結はルナティックトランサーを発動してしまった。

 

梨璃「お姉様!」

 

梨璃は映司に助けられていた。

 

映司「ルナティックトランサー……」

 

ミリアム「あれじゃ近寄れんぞ!」

 

梅「可愛いシルトを放って何やってんだ!」

 

神琳「夢結様、ルナティックトランサーを……」

 

梨璃「……私……行かなくちゃ!」

 

楓「梨璃さん!今の夢結様は!」

 

映司「梨璃。一緒に止めるぞ」

 

梨璃「うん!」

 

映司と梨璃は夢結の元へ向かった。

 

夢結「ハァ……ハァ……ハァ……」

 

梨璃「お姉様!」

 

夢結「ウアァ!」

 

夢結は梨璃にCHARMを振るが、映司がメダジャリバーで受け止めた。

 

映司「タトバだとキツいか……!」

 

映司はルナティックトランサーを一瞬だけ発動させてしまった。

 

映司「ハァ!」

 

映司は夢結のCHARMを弾いた。

 

映司「……梨璃!」

 

梨璃「お姉様!引いてください!傷だらけじゃないですか!」

 

楓「梨璃さん!映司さん!普通だったら今ので2、3回切られていますわ!」

 

ミリアム「敵に集中せんか!」

 

梨璃「私なら大丈夫です。映司くんや梅様や皆が助けてくれたんです」

 

夢結「ハァ……ハァ……ハァ……」

 

夢結は梨璃にCHARMを向けるが、映司が夢結の腕を掴んだ。

 

映司「これ以上は、手加減できない」

 

梨璃「ここを離れましょう!」

 

夢結「……ダメ……あのダインフレイフは私とお姉様の!だから!」

 

梨璃「……お姉様!」

 

夢結「っ!」

 

梨璃が夢結を抱えて離れた。

 

映司「……ハァ……ハァ……」

 

映司もルナティックトランサーの反動があったが、梨璃たちを追った。

 

雨嘉「行って!梨璃!映司!」

 

梨璃「すみません!すぐ戻りますから、ちょっと待ってて貰いま……あいたっ!?」

 

梨璃は転んでしまった。

 

映司「梨璃……!」

 

梅「大丈夫か!?梨璃!」

 

梨璃「大丈夫ですーーー!」

 

鶴紗「本当に大丈夫か?」

 

雨嘉「待ってろって?」

 

神琳「持ち堪えろって意味ですわね」

 

梅「人遣いが荒いぞ。ウチのリーダーたちは」

 

ミリアム「どうする?わし等も他のレギオンと交代するか?」

 

楓「ご冗談でしょ?リーダーの死守命令は絶対ですわ!」

 

二水「そこまでは言ってないと思いますけど!楓さんに賛成です!」

 

神琳「あのヒュージはCHARMを扱い切れず、マギの炎で自ら焼いているわ。夢結様が復帰するなら、勝機はあります!」

 

その頃、梨璃たちは……

 

梨璃「お姉様……」

 

夢結「見ないで……私を見ないで……ルナティックトランサーは、とてもレアスキルなんて呼べるものじゃない……こんな物……ただの呪いよ……憎い……何もかも憎くなる!憎しみに呑み込まれて……周りにある物を傷付けずに居られなくなる……呪われてるのよ……私は……美鈴様を殺したのは私だわ!私が……この手で……あのダインフレイフで……!」

 

映司「夢結姉!落ち着け!」

 

夢結「嫌よ!私はヒュージと何も変わらない!」

 

梨璃「お姉様!」

 

夢結「嫌!!見ないで!!」

 

梨璃「こっち向いて下さい!美鈴様はヒュージと戦ったんです!お姉様のせいじゃありません!」

 

夢結「そんなの梨璃にわかるわけがない!」

 

梨璃「わかります!お姉様がこんなに思ってる人を手に掛けるはず無いじゃないですか!」

 

夢結「私は……あなたを守れない!シュッツエンゲルになる資格も無い!」

 

映司は夢結にメダジャリバーを向けた。

 

夢結「……!?」

 

梨璃「映司くん!?」

 

映司「……ハァ……ハァ……ハァ……」

 

梨璃「まさか映司くんも……」

 

夢結「トレース……」

 

映司「でも俺は、この力を……制御する…!」

 

オーズの目が緑から紫になった。

 

梨璃「目の色が……」

 

映司「ウワアアアアアァァァ!!」

 

映司が叫ぶと、映司の体内から紫のメダルが出てきた。

 

夢結「メダル!?」

 

オーズの目の色が紫から緑に戻った。

 

梨璃「戻った……?」

 

映司はメダルをキャッチし、ドライバーにセットし、ドライバーを傾け、オースキャナーで、ドライバーをスキャンした。

 

「プテラ!」「トリケラ!」「ティラノ!」

「プ・ト・ティラーノ、ザウルース!」

 

梨璃「そのコンボは……」

 

夢結「映司?」

 

映司「……やっぱり……このコンボなら制御できる……」

 

梨璃「大丈夫?」

 

映司「無理に制御してるから、相当キツい」

 

映司は変身を解除し、近くの壁に寄りかかった。

 

梨璃「お姉様……お姉様がルナティックトランサーを発動したら、また私たちが止めます。何度でも止めます!何をしても止めます!例え、刺してでも……だから……」

 

映司「夢結姉を再起不能にしてでも止めてやるよ」

 

夢結「……ありがとう、梨璃。ありがとう、映司」

 

梨璃「……はい!お姉様!」

 

そして残りの一柳隊のメンバーは……

 

梅「あのダインフレイフ!絶対取り戻す!」

 

楓「無論です!ヒュージがCHARMを使うなんてありえませんわ!」

 

梅が縮地を発動させ、ヒュージに接近しダインスレイフを掴んだ。

 

梅「あ!くそっ!」

 

ダインフレイフが抜けないが楓と鶴紗が一緒に掴んだ。

 

梅「お前等!」

 

楓「急ぎましてよ!」

 

神琳&雨嘉「ハァ!」

 

神琳と雨嘉が触手を弾いた。

 

ミリアム「わしも目立ちたい!」

 

ミリアムも触手を弾いた。

 

二水「わ、私も行かなくちゃ!」

 

梨璃「待って!」

夢結「待ちなさい!」

映司「待て!」

 

二水「あっ!」

 

梨璃と夢結が、二水の頭上を飛んでいて、映司はラトラーターコンボに変身していて、チーターと縮地を併せて最大スピードでヒュージに向かっていた。

 

二水「梨璃さん!夢結様!映司さん!」

 

梨璃「二水ちゃんはそこにいて!」

 

「スキャニングチャージ!」

 

映司はドライバーを、オースキャナーでスキャンした。

 

映司「喰らえ!」

 

黄色のリングが3つ出現し、映司はその中を通り、展開したトラクローでヒュージにダメージを与え、梨璃と夢結はCHARMで連射してダメージを与えた。

 

楓&梅&鶴紗「抜けた!」

 

ダインスレイフを抜いた3人は、その場から離れた。

 

梅「ふぅ〜取り返したぞ……」

 

楓「死守命令……果たしましたわ!」

 

梨璃「だ、大丈夫ですか?皆さん!これが……あのヒュージに?」

 

梅「これ、やっぱり夢結が使ってたダインフレイフだな。傷に見覚えがある」

 

夢結「ええ」

 

ヒュージはまだ動いていた。

 

雨嘉「アイツ……まだ動いてる」

 

映司「連続でコンボは使いたくないけど……仕方ないか」

 

「タカ!」「クジャク!」「コンドル!」

「タ~ジャ~ドル~!」

 

映司はラトラーターコンボから、タジャドルコンボにチェンジした。

 

梨璃「あの……私たちでやってみませんか?」

 

楓「何をです?」

 

梨璃はノインヴェルト戦術の特殊弾を見せる。

 

梨璃「ノインヴェルト戦術です!梅様!最初、お願い出来ませんか?私だといきなり失敗しちゃいそうで……」

 

梨璃は特殊弾を梅に渡した。

 

梅「あはは。人遣いが荒いぞ。ウチのリーダーは。じゃあ梅の相手は……」

 

目線を二水に向けた。

 

二水「ええ!?わ、私ですか!?」

 

梅「ほんじゃあ、ふーみんが撃って?」

 

特殊弾を投げて、二水のCHARMの装填口にスッポリ入った。

 

二水「ギャアアーーー!?何するんですかーー!何を撃つんですか!?まさかヒュージですか!?」

 

梅「梅をだよ!ほら撃て!」

 

二水「えええ!?気は確かですか梅様!?私は人を撃つなんてできませ……」

 

梅「早くーーー!」

 

二水「ハイィィ!」

 

二水は梅に受けてマギスフィアを放った。

 

二水「マギスフィアが!」

 

梅「感じるぞ!これが二水のマギか!」

 

マギスフィアが青から黄色に変色した。

 

梅「じゃあ次は!」

 

雨嘉「ええ!?わ、私!?」

 

梅「ワンワン!CHARM出せ!」

 

梅は走って雨嘉のCHARMにマギスフィアを渡した。

 

雨嘉「梅様!近くありません!?」

 

梅「前に夢結と梨璃がやってたんだ!こうすればパスは外れないだろ!」

 

黄色から緑色に変色した。

 

雨嘉「こんなの教本にない!」

 

ミリアム「よし!今度はわしに寄越すのじゃ!」

 

ミリアムのCHARMに渡した。

 

雨嘉「そんなにがっつかないで!」

 

緑色から紫色に変色した。

 

ミリアム「ちゃんと狙うんじゃぞ!鶴紗!」

 

ミリアムは鶴紗に渡した。

 

鶴紗「切っちゃったらごめん!」

 

紫色から赤色に変色した。

 

鶴紗「ほらよ!神琳!」

 

神琳のCHARMに渡した。

 

神琳「もっと優しく扱えません?」

 

赤色からオレンジ色に変色した。

 

神琳「気を付けて!思った以上に刺激的ですよ!」

 

楓「望む所ですわ!」

 

オレンジ色から白色に変色した。

 

楓「私の気持ち、受け止めて下さい梨璃さん!」

 

梨璃「み、皆のだよね!?」

 

楓は梨璃に渡そうとしたが、梨璃のCHARMが壊れた。

 

楓「私の愛が強過ぎましたわ!?」

 

夢結がマギスフィアをCHARMでキャッチした。

 

夢結「いいえ!限界よ!無理も無いわ!」

 

触手を避け、梨璃に手を向ける。

 

夢結「梨璃!いらっしゃい!」

 

梨璃「お姉様!」

 

梨璃は夢結の元へ向かい、手を掴んだ。

 

映司「これで終わりだ!」

 

映司はタジャドルのメダルをタジャスピナーにセットし、オースキャナーでスキャンした。

 

「タカ!」「クジャク!」「コンドル!」

「ギン!ギン!ギン!」

「ギガスキャン!」

 

夢結「行くわよ!このまま!」

 

梨璃「はい!」

 

梨璃と夢結はCHARMを重ね、マギスフィアを大きくし、ヒュージに当てた。

 

夢結「梨璃。私は、あなたを信じるわ」

 

梨璃「お姉様?」

 

そこに一柳隊のメンバーが。

 

楓「何をしておりますの!?」

 

ミリアム「さっさと離れるのじゃ!」

 

神琳「今です!映司さん!」

 

一柳隊が撤退した。

 

映司「セイヤー!」

 

映司は火の鳥のようなものを纏いヒュージを貫いた。

 

映司「よっ……と」

 

映司は一柳隊の前に着地したが、その場に倒れた。

 

二水「映司さん!?」

 

神琳「あら?」

 

梅「寝てるだけだな」

 

雨嘉「コンボは相当な負担が掛かるって言ってた」

 

楓「全く……」

 

ミリアム「それに今日も百由様とCHARMを改良していたからのう」

 

鶴紗「寝不足なだけか」

 

夢結(ルナティックトランサーを無理矢理抑えた上にコンボを立て続けに使えばそうなるわ)

 

梨璃(ありがとう!映司くん!)

 

梨璃と夢結は互いに微笑んだ。

 




二水「次回は、一柳隊に新しいメンバーが加わります!」

楓「また、お邪魔虫ですって!?」


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第7話 一柳隊と記憶喪失と少女

鶴紗「アサルトリリィ 欲望の王。前回の3つの出来事」

ミリアム「1つ。わしらのレギオンの名前が一柳隊に決定」

映司「2つ。俺はプトティラコンボに変身し、ルナティックトランサーを無理矢理抑えた」

梨璃「そして3つ。私達、一柳隊はノインヴェルト戦術を使い、ヒュージを撃破した!」


一柳隊は海に調査に来ていた。

 

楓「全く、派手にやらかしてくれたものね……」

 

梨璃「昨日って戦闘ありましたっけ?」

 

二水「いいえ、昨日は何も無かったはずです」

 

映司「海の中には、何も無かったぞ」

 

映司はシャウタコンボに変身していてる。

 

ミリアム「共食いでもしたんじゃろうか?」

 

二水「ヒュージを形作るのは全てマギの力だから、ヒュージは物を食べたりしないはずです」

 

梨璃「ん?」

 

神琳「マギを失えば、ヒュージは巨体を維持出来ず……その場で崩壊するはずよ?軟組織は一晩もあれば無機質まで分解され、骨格も数日で」

 

鶴紗「それがまさに今」

 

雨嘉「この臭い……まだマシな方……」

 

映司「梨璃?」

 

梨璃は無傷な繭を見つけた。

 

映司「梨璃、それは?」

 

映司と梨璃はCHARMを繭に向けた。

 

梨璃「え?」

 

映司「反応した……?」

 

CHARMからマギが反応し、剣先から電気が起きて、繭に電気が流れた。

 

梨璃「何?今の?」

 

二水「梨璃さん、映司さん、どうしたんですか?」

 

映司「二水……今、俺と梨璃のCHARMが……」

 

二水「え?梨璃さん!?映司さん!?」

 

梨璃「え?どうしたの?二水ちゃん?」

 

映司「いきなり驚いて……」

 

映司と梨璃の背後に手が……

 

梅「どうした?」

 

楓「何か見つかりまして?」

 

梨璃「いいえ、何でも……CHARMがちょっと……」

 

二水「梨璃さん!映司さん!う、後ろ……」

 

映司&梨璃「え?」

 

映司と梨璃が後ろを振り向いた。

 

映司&梨璃「うわあ!?」

 

ピンクの髪をした少女が梨璃に抱きついていた。

 

夢結「梨璃、何をしているの?……!?」

 

梨璃「お、お姉様……」

 

梅「何でこんな所に人がいるんだ?」

 

少女「は……」

 

梨璃「は?」

 

映司「……?」

 

少女「ハックション!」

 

梨璃「きゃああ!」

 

映司「とりあえず、学院に戻ろうか」

 

一柳隊は少女を保護し、学院に連れていった。

 

楓「ふぁ〜……こんな所にいても、私達にできることなどありませんわ」

 

夢結「できることはしたわ。梨璃、行きましょ?」

 

梨璃「……あの、私もう少し、ここにいてもいいですか?」

 

夢結「……分かったわ」

 

梨璃「はい」

 

映司「夢結姉、一応俺も残る」

 

夢結「梨璃のこと、お願いね?」

 

映司は頷いた。

 

祀「こんな所で何をしているの?」

 

映司&梨璃「え?」

 

祀「ごきげんよう。梨璃さん。映司さん」

 

梨璃「あ……ごきげんよう!えっと……」

 

映司「2年の秦祀様だ」

 

祀「初めまして。ね?」

 

梨璃「し、失礼しました。祀様!確か、お姉様と同じお部屋の方ですよね?」

 

祀「夢結から何も聞いてない?」

 

梨璃「はい。何も……」

 

祀「はぁ……まぁ、予想通りだわ」

 

ふたりは祀にあの少女の事を話した。

 

祀「ふ〜ん。この子ね。とは言え、そうでなくても貴方達、結構な有名人なのよ?専ら、ゴシップ的な意味だけど」

 

梨璃「はぁ……」

 

映司「ゴシップって……」

 

祀「こんな所にいないで、貴方達も入って?」

 

ふたりは治療室に入った。

 

映司「……」

 

梨璃「あの、祀様はどうして?」

 

映司「生徒会役員でしたよね?」

 

祀「と言っても、代理なんだけど」

 

そして数日が経った。

 

梨璃「あれ……えっと……あの教本、どこやったっけ?」

 

映司「梨璃、俺の使うか?」

 

梨璃「いいの?」

 

少女がくしゃみをし、目を覚ました。

 

映司&梨璃「え?」

 

映司「目が覚めたのか」

 

梨璃「具合はどう?気分は?どこから来たの?名前は?歳は幾つ?」

 

少女「……?」

 

映司「落ち着け、梨璃」

 

梨璃「あ……急に色々言われても困るよね。ごめんね。私、一柳梨璃」

 

映司「俺は松原映司」

 

少女「映……司……?梨……璃?あはははは!」

 

少女は笑った。

 

映司「笑った?」

 

梨璃「何でそっち向いちゃうの?いいでしょ?笑ってる顔、見せてよ?」

 

梨璃が少女に微笑んだ。

 

梨璃「え?指輪が……」

 

梨璃のリングが少女のマギに反応した。

 

映司「もしかして……この子リリィなのか?」

 

祀「そう。その子はリリィよ」

 

梨璃「祀様!」

 

映司「百由様?」

 

百由「ごきげんよう梨璃さん、映司?丁度さっき結果が出たところでね。保有のマギの示すスキラー数値は50。ちょっと心許ないけど、リリィはリリィね」

 

映司「50?その数値って……」

 

梨璃「私がリリィに受かった時の数値と一緒です!」

 

映司「この子がリリィ……」

 

そして翌日の治療室。

 

映司「梨璃、そろそろ明日の実技の練習するぞ」

 

梨璃「うん!」

 

ふたりが実技の練習に行こうとした時、少女がふたりを掴んだ。

 

映司「え?」

 

梨璃「ん?」

 

少女「映司?梨璃?……ない!ない!」

 

梨璃「大丈夫だよ。また来るから」

 

映司「これは……」

 

祀「ふたりはもう行かなくちゃいけないの。代わりに私で我慢して?」

 

少女「ない!……い〜〜〜!」

 

祀「あぁ……ハートブレイク……」

 

梨璃「私、いた方がいいんでしょうか?」

 

映司「梨璃、ひとりでも練習できるか?」

 

梨璃「う、うん」

 

映司「なら、俺と梨璃で代わり代わりで様子を見よう。それならいいか?」

 

映司は少女の方を見た。

 

少女「うん!」

 

祀「じゃあこうしましょう。ふたりは当面この子のお世話係になって。貴方達の学業やレギオンのことは学院側からフォローして貰うわ」

 

梨璃「そんな!そこまでして貰わなくても……」

 

祀「この子の事は、理事長代行直々に任されているのよ」

 

映司「あの人が……?」

 

祀「ふたりがいてくれれば、私も安心だし。レギオンの人達には私から伝えておくから」

 

梨璃「あ、いえ。それは私から言わせて下さい」

 

映司と梨璃は一柳隊のメンバーに説明し、了承を貰った。

 

梨璃「それじゃあ!行ってきます!」

 

梨璃が控室から出た。

 

映司「ん?」

 

テーブル上のティーカップが揺れていた。

 

楓「夢結様、そうは言ったものの、何処か落ち着かないのではありません?」

 

夢結「多少……」

 

楓「胸の内がざわざわと?」

 

夢結「かも……知れないわね」

 

楓「ささくれがチクチクと痛むような?」

 

夢結「何故それを……?」

 

楓「夢結様、それは焼き餅です!」

 

夢結「焼き餅?私が……誰に?」

 

夢結の状態を梨璃ロスと名付けた楓。

 

映司「梨璃ロス……」

 

そして数日の間、映司と梨璃は少女のお世話していた。

 

少女「梨璃!あ〜ん!」

 

梨璃「もう!自分で食べられるでしょ?」

 

少女「梨璃が良いんだもん!あ〜ん!」

 

梨璃「自分で食べるの!」

 

祀「梨璃さん、お母さんみたいね」

 

少女「お母さん?」

 

梨璃「せ、せめてお姉さんって言って下さい!」

 

少女「お姉さん?」

 

祀「ねぇ。そろそろ名前を付けてあげたら?」

 

梨璃「たら?」

 

祀「名前がないと、何かと不便でしょ?」

 

梨璃「わ、私がですか?」

 

そして、梨璃が名前を考えることになった。

 

映司「梨璃、この子の名前は?」

 

梨璃「えっと……」

 

映司「……お前……それ……」

 

梨璃が少女に付けた名前を聞いて驚いていた。

 

少女「映司、あ〜ん」

 

映司「そろそろ自分で食べろよ……」

 

そして……

 

梨璃「ごきげんよう。お姉様」

 

夢結「っ!」

 

夢結が声をした方を向くと梨璃が立っていた。

 

梨璃「お隣、良いですか?」

 

夢結「えぇ。どうぞ」

 

梨璃「……ご無沙汰してました!お姉様!」

 

梨璃は夢結に抱きついた。

 

映司「梨璃ロスの次は夢結ロスか……」

 

夢結「どうしたの?しゃんとしなさい?」

 

梨璃「……!あー!それ、私の教本!」

 

梨璃の教本がテーブルに置いてあった。

 

梨璃「お姉様が持っててくれたんですか?」

 

夢結「さあ?たまたまよ」

 

梨璃「ありがとうございます!」

 

楓「全く……聞いてられませんわ!」

 

神琳がハンカチを差し出した。

 

神琳「さあ。これで涙を」

 

楓「泣いてませんわ!!」

 

夢結「ん?」

 

夢結が右を見ると少女が座っていた。

 

夢結「あなた、この間の?」

 

ミリアム「おぉ〜元気になったか〜」

 

二水「って、その制服!」

 

梨璃「うん!正式に百合ヶ丘の生徒にして貰えたって!」

 

雨嘉「編入されたって事?」

 

神琳「まぁ!可愛い〜!」

 

梨璃「ほら。ご挨拶して?こちらは夢結様だよ」

 

少女「夢結?」

 

梨璃「もう……ちゃんと練習したでしょ?自己紹介しようよ!」

 

少女「何で?」

 

ミリアム「何じゃ?梨璃とこの娘」

 

二水「姉と妹って感じです」

 

楓「ちょっとあなた達狭いわよ!」

 

鶴紗「もっと詰めろ」

 

梅「梅も見たいぞ!」

 

少女「これ何?」

 

少女はテーブルに置いてあるスコーンに目を付けた。

 

夢結「スコーンよ。食べたいの?食いしん坊さんね。誰かさんのようだわ」

 

梨璃「私ですか!?」

 

梅「夢結にもう1人シルトが出来たみたいだ!」

 

少女「食べて良い?」

 

夢結「ちゃんと手を拭くのよ」

 

雨嘉「妹と言うか……」

 

ミリアム「母と娘じゃな」

 

少女「夢結。お母さん?」

 

夢結「産んでないわよ」

 

少女「じゃあお父さん?」

 

夢結「違いますから」

 

楓「で、この子の名前はわかったんですの?」

 

梨璃「あ。それが、まだ記憶が戻ってなくて……」

 

梅「それじゃあ、ふたりは今までなんて呼んでたんだ?」

 

梨璃「え!?」

 

二水「1週間近くありましたよね?」

 

梨璃「それは……」

 

映司「それを言ったら……」

 

夢結「言ってご覧なさい?梨璃」

 

少女「結梨」

 

夢結「っ!?」

 

楓「はぁ!?」

 

梨璃「ああ!それは!!」

 

結梨「私、結梨!梨璃が言ってた!」

 

梨璃「そ、それは!本名を思い出すまで世を忍ぶ仮の名で!」

 

映司「何度も呼んでたぞ」

 

映司は、ボイスレコーダーを取り出し再生した。

 

梨璃『結梨ちゃーん!ご飯ですよ!』

 

梨璃『結梨ちゃん、ご本読もうか』

 

梨璃『結梨ちゃーん、一緒にお風呂行こう!』

 

二水「それ!私が付けた夢結様と梨璃さんのカップルネームじゃないですか〜!」

 

梨璃「いえ!あ、あの……そ、それは……!」

 

神琳「あら〜良いんじゃないでしょうか?」

 

雨嘉「似合ってる……と思う」

 

梅「何か愛の結晶って感じだな!」

 

鶴紗「一緒にネコ缶食うか?」

 

結梨「ん〜」

 

楓「いつの間にやら……既成事実が積み重なられてますわ……」

 

ミリアム「じゃあ決まりじゃの!」

 

二水「その名前でレギオンにも登録しちゃいますね!」

 

梨璃「二水ちゃん!?」

 

二水「苗字は取り敢えず、一柳さんにしておきますね!」

 

梨璃「ええ!?」

 

夢結「まぁ、良いんじゃないかしら?梨璃」

 

結梨「美味しい〜」

 

ミリアム「あ、いいな。わしにもくれ」

 

映司「俺にもくれ」

 

こうして少女の名前は、一柳結梨に決定した。

 




二水「次回は、結梨ちゃんを試練が襲います!」

梨璃「頑張って、結梨ちゃん!」


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第8話 匂いと競技会と試練

映司「アサルトリリィ 欲望の王。前回の3つ出来事」

梨璃「1つ。私達は、海で1人の少女と出会った」

夢結「2つ。その彼女はリリィであることが判明」

二水「そして3つ。梨璃さんは、彼女のことを結梨ちゃんと呼んでいたことから彼女の名前は一柳結梨に決定、一柳隊の新しいメンバーとなりました!」


結梨「ほ〜これが指輪?」

 

結梨は、指輪を眺めていた。

 

映司「CHARMと契約するためのな」

 

梨璃「嵌めてみて?」

 

結梨「うん!」

 

結梨は指輪を嵌めると、結梨のマギに反応し、指輪が光った。

 

神琳「これで貴方も正式に百合ヶ丘のリリィの一員ね」

 

夢結「……指輪に貴方のマギが馴染むまで、しばらくそのままにして?」

 

結梨「どんくらい?」

 

夢結「2~3日位ね。そうすれば、CHARMとの契約が出来るようになるわ」

 

翌日、結梨がCHARMに触れると指輪が光り、CHARMとの契約が完了した。

 

梅「ほ〜!」

 

楓「ふん!北欧の田舎メーカーじゃなくグランギニョルでしたら、社割でワンランク上のが手に入りますのに」

 

ミリアム「このグングニルは中古じゃが、わし等工廠科が丹精込めて全ての部品を1から組み直しておる。新品よく扱え易いぞい」

 

楓「あらそう」

 

結梨「ねぇ梨璃。リリィって何で戦うの?」

 

梨璃「え?えっと……それは……ヒュージから皆を守る為……?」

 

夢結「誰だって、怯えながら暮らしたくない……それだけよ」

 

結梨「くんくん」

 

結梨は夢結の匂いを嗅いだ。

 

結梨「夢結。悲しそう」

 

夢結「そう?表情が読めないとかよく言われるけど」

 

梅「なんだ?匂いで分かるのか?」

 

結梨は映司と梨璃以外の匂いを嗅いで、ソファに座った。

 

結梨「皆も、悲しい匂いがする」

 

神琳「誰だって何かを背負って戦っているわ。そういうものかもね」

 

結梨「くんくん……梨璃は、あまり匂わないのに」

 

梨璃「お気楽なのかな?私。あはは……」

 

楓「いいんですのよ!梨璃さんはいつまでもそのままで!純粋無垢な梨璃さんの取り柄ですもの!」

 

鶴紗「無いもの強請り」

 

ミリアム「じゃなじゃな!」

 

結梨「くんくんくんくん……」

 

映司「ん?」

 

結梨は映司の匂いを嗅いでいる。

 

結梨「映司はこの中で、一番悲しい匂いがする」

 

映司「生きていれば、そんなこともあるんだよ結梨」

 

梨璃「……映司くん?」

 

結梨「くんくん……あ、でも今の夢結は梨璃がいるから喜んでる。梨璃がいないといつも寂しがってるのに」

 

夢結「そ、そうかしら?」

 

二水「夢結様が動揺してます!」

 

ミリアム「匂いは誤魔化せんようじゃな」

 

結梨「……わかった!結梨もヒュージと戦うよ!」

 

梨璃「無理しなくてもいいんだよ?まだ記憶も戻ってないんだし」

 

結梨「うん!ちっとも分かんない。だから沢山知りたいんだ!」

 

梨璃「結梨ちゃん……」

 

梅「あはは!そんなこと言われたら断れないな」

 

結梨の宣言の後、神琳とミリアムと鶴紗が雨嘉を着せ替え人形にして遊んでいた。

 

神琳「やりましたわぁ〜!」

 

ミリアム「やりきったのう!」

 

鶴紗「やったぁ……!」

 

雨嘉「えっと……」

 

梅「おぉ!わんわん可愛いなぁ!」

 

雨嘉「え……?」

 

競技会当日。

 

 

二水「まずはクラス対抗戦ですね!私たち1年椿組は、ふたり1組で技を競い合います!」

 

楓「お邪魔虫が入らないここならば、無防備な梨璃さんは私の思うがままにですわ〜!」

 

だが彼女が掴んだ手は、結梨の手だった。

 

結梨「ん?」

 

楓「え?何故結梨さんがここに?」

 

結梨「私も椿組だから」

 

楓「何ですって!?」

 

梨璃「編入されてもう1週間は経ってるよ?」

 

楓「お邪魔虫2号……」

 

神琳「先生の話を聞いてないんですか?」

 

楓「生憎都合の悪いことは記憶に残さないタチなので〜」

 

鶴紗「ポンコツか」

 

クラス対抗戦が終わると、エキシビションが始まった。

 

汐里「六角汐里!行きます!」

 

映司「あれが……【円環の御手】」

 

二水「はい!二振りのCHARMを同時に使うレアスキル、それが円環の御手です」

 

汐里は的を撃ち抜いた。

 

汐里「やりました!」

 

次は工廠科が、開発した新世代のCHARMのデモンストレーションが始まった。

 

梨璃「すごーい!」

 

結梨「ぼへ〜」

 

プログラムは午後の部になった。

 

映司「混成レギオンによる的棒倒しか」

 

結梨「よし!頑張るぞ!」

 

梨璃「あ。私たちは見学ね」

 

結梨「なんで?」

 

梅「結梨、梅と代わるか?」

 

結梨「え?」

 

梅「習うより慣れろって言うだろ?」

 

梨璃「そんなのダメですよ!!結梨ちゃんはまだCHARMに慣れてないですし!怪我したらどうするんですか!!」

 

梅「へいへい」

 

結梨「むぅ……!」

 

二水「競技開始です!」

 

合図の鐘が鳴った。

 

夢結「っ!」

 

弥宙「私とお手合わせお願いします!夢結様!」

 

月詩「こんな時でもないと構って貰えませんから!」

 

辰姫「倒しちゃったらごめんなさいです!」

 

亜羅椰「ちょっと!抜け駆けしないでよ!」

 

夢結はCHARMを構えた。

 

依奈「コラ!夢結は敬遠しなさいって言ったでしょ!」

 

天葉「しょうのない子たちねぇ」

 

樟美「いいなぁ〜」

 

梨璃「お姉様!」

 

結梨「お〜」

 

アールヴヘイムの3人は夢結に、瞬殺された。

 

夢結「もっと本気でいらっしゃい?」

 

ミリアム「へへっ!迂闊じゃのう!」

 

壱「隙だらけよグロピウスさん!……私は本当は夢結様とお相手して欲しかったけど、今日はアンタで我慢したげるわ!」

 

ミリアム「なんの!必殺!フェイズトランセンデンス!」

 

ミリアムはCHARMからビームを発射。だが壱が避けた。

 

壱「避けてしまえば皆同じよ!!」

 

ミリアム「ヘヘッ!避けてくれてありがとうなのじゃ!」

 

壱「え!?」

 

ビームが壱の後ろの的に直撃した。

 

二水「ミリアムさんのフェイズトランセンデンスで勝ちです!」

 

結梨「ん?フェイズ?」

 

映司「フェイズトランセンデンスを撃てばああなるわな……というか午後のエキシビションマッチどうすんだ?」

 

グラウンドには結梨と百由の作ったヒュージロイドがいた。

 

梨璃「ちょっ!ちょっとこれどういうことですか!?」

 

鶴紗「見ての通り。午後のエキシビジョンマッチ」

 

二水「百由様が研究の一環で作成したヒュージロイドと、ミリアムさんの特別対戦のはずですが……」

 

梅「あぁ。梅がミリリンの代わりに登録し直したぞ」

 

梨璃「そんな!?」

 

梅「相手は百由の作ったなんかだろ?大丈夫じゃないか?」

 

楓「百由様だから心配なのでは……?」

 

すると結梨とヒュージロイドの周りに檻が展開した。

 

百由「あららー、間に合わなかったか」

 

梨璃「百由様!どうにかして下さい!!」

 

百由「いやぁ〜、この檻、勝負が付くまで開かないのよぉ」

 

梨璃「ええ!?」

 

梅「要は結梨が勝てばいいんだろ?」

 

雨嘉「エキシビジョンだから、当然リリィが勝つように設定して……ありますよね!?」

 

百由「いいえ!その逆よ!ゴリゴリにチューニングして、グロッピもイチコロのはずだったのに……結梨ちゃんが危ないわ!」

 

ミリアム「百由様!わしをどうする気だったんじゃ!?って慌てるの遅いわ!」

 

百由「名付けて!メカ・ルンペルシュティルツヒェン君よ!」

 

ミリアム「名前まであんのかい!余程お気に入りじゃの!」

 

梨璃「初心者が無茶するのは私の役目じゃなかったんですかーー!?」

 

神琳「時代が変わったんでしょう」

 

二水「はい!百合ヶ丘のゴシップは今はすっかり謎の美少女、結梨ちゃんに取って代わられましたから!」

 

梨璃「二水ちゃんまで!?」

 

結梨「梨璃ーー!私やるよ!」

 

梨璃「結梨ちゃん……」

 

結梨「私もリリィになりたいの!リリィになって、皆のことをよく知りたいの!だから見てて!」

 

映司「危ないと感じたら俺が檻をぶっ壊すから安心しろ梨璃」

 

梨璃「……」

 

夢結「信じなさい。梨璃。あの子はちゃんと見ているわ。貴方もちゃんとご覧なさい」

 

結梨がCHARMを構えた。

 

雨嘉「あれは!」

 

鶴紗「夢結様の型!」

 

ヒュージロイドが回転した。

 

結梨「あっ!」

 

結梨はCHARMで防いだが、ヒュージロイドが何度も攻撃を仕掛ける。

 

那岐「押された時は前に出なさい!」

 

ロザリンデ「そう!相手のペースは崩す為にあるのよ!」

 

眞悠里「止まらず動いて!相手に隙を作らせれば勝機がある!」

 

結梨は3人の言葉を受けてヒュージロイドの攻撃を防ぎ走り出し、攻撃するがヒュージロイドが防ぎ、結梨は地面に着地し、また走り出しヒュージロイドの攻撃を弾くか避けた。

 

梨璃「皆……」

 

映司「行け!結梨!」

 

夢結「梨璃。私が最初に手ほどきした時の事、覚えてるでしょ?最初に教えたのは?」

 

梨璃「はい。敢えて受けて、流して斬る」

 

夢結「そう。ほら」

 

梨璃は夢結と結梨の戦闘を見る。

 

梨璃&夢結「敢えて受けて、流して……斬る!」

 

結梨「ハァ!」

 

結梨はヒュージロイドを、十字に斬った。

 

史房「やったーー!っと、失礼」

 

高松「……」

 

結梨「梨璃!皆!見てたー?私できたよーー!」

 

梨璃「うわああーーん!結梨ちゃん偉いよーー!」

 

結梨「うんうん。泣くな梨璃」

 

結梨は梨璃の頭を撫でた。

 

閉会式。

 

雨嘉はコスプレ部門で最優秀賞リリィに選ばれた。

 

鶴紗「雑なオチだな」

 

雨嘉「ニャーー……」

 

鶴紗「ニャーー!?」

 

リリィ新聞にはもちろん載った。

 

 




梨璃「大丈夫だよ。結梨ちゃん……帰る場所はきっとあるから」

映司「絶対に助ける!この手が届く限り!」


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第9話 最凶のコンボと逃亡と喪失

雨嘉「アサルトリリィ 欲望の王。前回の3つの出来事」

映司「1つ。結梨はリリィと認められCHARMと契約した」

梨璃「2つ。結梨ちゃんがミリアムさんの代わりに、エキシビションに出て百由様の作ったヒュージロイドを破壊した」

二水「そして3つ。雨嘉さんが、コスプレ部門で最優秀賞リリィに選ばれました!」



梨璃は結梨の髪を切っていた。

 

梨璃「動かないでね?結梨ちゃん……動いちゃダメだからね?」

 

映司「梨璃、手が震えてる」

 

結梨「梨璃、落ち着け」

 

梨璃「だ、だって前髪だよ?」

 

結梨「ちゃちゃっと済ませて朝練するんでしょ?」

 

映司「代わろうか?梨璃」

 

梨璃「ううん!大丈夫!」

 

その頃、廊下では夢結は生徒会の3人とすれ違う。

 

夢結「ごきげんよう」

 

史房「ごきげんよう」

 

祀「ごきげんよう」

 

眞悠理「ごきげんよう」

 

3人は夢結に挨拶をし、歩いていった。

 

梨璃「そんな……嘘です!間違いです!そんなわけ……あるはずないじゃないですか!」

 

生徒会の3人は、映司と梨璃に結梨を政府に引き渡すよう伝えた。

 

史房「そこをお退きなさい。ふたりとも」

 

映司「結梨をどうする気ですか?」

 

史房「答える必要はありません」

 

映司「……」

 

映司はオーズドライバーを巻いた。

 

夢結「私もお聞かせ願いたいです」

 

夢結が現れた。

 

夢結「結梨は、私たちレギオンの一員です。訳を知る権利はあるかと」

 

史房「……残念だけど、ゲヘナとグランギニョルが開示した資料で、結梨さん。いえ、その個体はヒュージだと確認されたわ」

 

夢結「ヒュージ……?」

 

眞悠里「彼女が見付かる直前、ゲヘナの実験船がヒュージネストに異常接近していた事が確認されたわ。ネストから発せられるマギを利用しようとしたのでしょう。船はヒュージの襲撃で沈み、殆どの実験体は発現する事なく失われたけど、1つだけ残ったのが……」

 

映司「……それが結梨だったと?」

 

梨璃「だ、だけど……皆さんだって知っているはずです!結梨ちゃんは私たちと何も……何も変わらないって!」

 

結梨「映司、梨璃、怒ってる?」

 

史房「お退きなさい。ふたりとも」

 

梨璃「結梨ちゃんをどうするんですか?」

 

祀「ゲヘナとグランギニョルが、引き渡しを求めています」

 

映司「引き渡したら、結梨はどうなる?」

 

夢結「人間としては、扱われないでしょうね」

 

梨璃「なんで……なんでそんなこと……」

 

梨璃は涙を流した。

 

結梨「梨璃……」

 

映司「結梨……結梨はどうしたいんだ?」

 

結梨「……昨日は、梨璃や映司や夢結や皆と競技会やって凄く楽しかった……私……ずっと皆と一緒に居たい!」

 

夢結が3人に近づいた。

 

梨璃「……!」

 

結梨「ふたりとも、悲しい匂いがする」

 

梨璃「ごめんね?私、もう泣かないから」

 

梨璃は制服のボタンを外し、下に投げて閃光弾を放った。

 

映司「変身」

 

「タカ!」「クジャク!」「コンドル!」

「タ~ジャ~ドル~!」

 

祀「ふたりとも!逃げた!?」

 

史房「なんて事を……!」

 

夢結は映司と梨璃が結梨を連れて逃亡した後理事長室に居た。

 

夢結「結梨を学院で保護すべきです。結梨が危険な存在とは、私には思えません」

 

高松「ヒュージを心通わす相手と見なす事は、人類にとっての禁忌だ。ヒュージと同じマギを操るリリィもまた、1つ間違えば脅威と捉え兼ねない。それだけは絶対に避けねばならん。現在、防衛軍の部隊がこの学院に迫っている。人とリリィが争う事態は絶対に避けねばならんのだ」

 

夢結「リリィを恐れる人たちは、皆怯えているのでしょう。私たちが自由に生きることを願うのは、そんなことでしょうか?」

 

夢結はそれにと付け足し。

 

夢結「映司……彼を敵に回すことになれば、この学院は無事では済まないでしょう」

 

学院から逃亡した3人。

 

映司「今の学院には、戻れない」

 

梨璃&結梨「……」

 

一柳隊の控室。

 

二水「どうするんですか!?どうするんですか!?結梨ちゃんがヒュージで、梨璃さんと映司さんが一緒に逃げて逮捕命令だなんて!」

 

雨嘉「どうする?」

 

二水「そんなの決まってますよ!だって結梨ちゃんがヒュージなはずないじゃないですか!梨璃さんと映司さんは間違ってないですよ!」

 

神琳「だけど、学院から逃げたと言う事は、ここも安全ではないと判断した事よ」

 

二水「……」

 

鶴紗「私はブーステッドリリィだ……昔、ゲヘナに身体中をいじくり回された……」

 

雨嘉「ブーステッドリリィ?」

 

二水「リリィの能力を人工的に強化しようと言う試みです」

 

鶴紗「百合ヶ丘に保護されて、やっと抜け出せた……ゲヘナは嫌いだ……信用できない……」

 

夢結がドアを開けて戻って来た。

 

夢結「出動よ。梨璃と映司の逮捕命令。結梨には捕獲命令が出たわ。3人を追います」

 

神琳「それは……何の為です?」

 

夢結「今の映司は私たち以外のリリィは全て敵とみなし、攻撃する可能性がある。だから一柳隊は、どの追っ手よりも3人を早く捜し出し、保護します。これは副隊長としての私の判断です。異議のある者は従わなくて構いません」

 

梅「それって学院からの指示とは違うよな?」

 

夢結「指示は学院ではなく、政府から出たものです。だけど、私たちはリリィよ。リリィがリリィを守るのは、当たり前の事でしょ?」

 

二水「夢結様ならそう言ってくれると信じていました!」

 

梅「ん?そう言えば楓は?」

 

ミリアム「アイツん家も今回の件で関わっているようじゃからな。罰も悪かろう」

 

楓は父親に電話をしていた。

 

総帥『楓か?』

 

楓「ようやく出て下さいましたわね。お父様」

 

総帥『元気か?』

 

楓「えぇ。ピンピンしていますわ」

 

総帥『すまないが、今は都合が悪い。後でこちらから……』

 

楓「でしょうね。随分とやらかしてくれたものですわ」

 

総帥『すまない……この件でさぞ苦労を掛けたと思う……だが会社の事を口に出すのは、例えお前でも……』

 

楓「お父様が許すか許さないかは関係ありません。このままでは私がお父様を一生許せなくなります」

 

総帥『……ゲヘナからの提案は、愚劣極まりないものだった……心から軽蔑するべきものだ……ヒュージからリリィを造るなど……』

 

楓「ヒュージから造ったリリィならどうなろうと構わないという事ですか?吐気がしますわ」

 

総帥『私はお前のような娘たちが、戦わなくて済むようになるなと、それを受け入れた』

 

楓「CHARMメーカーの総帥とは思えないお言葉ですね。そのお志には感銘を禁じ得ませんが……お父様は間違っています。実験は失敗ですわ。だってあの子、私たちとは何も変わりませんもの……結局、どこかに傷付くリリィが居る事に変わりはありません。お願いですお父様……私に自分の運命を恨むような惨めな思いをさせないで下さい。マギを持ち、リリィになった事も。お父様の娘に生まれた事も」

 

総帥『……』

 

通話を切った楓は表情を曇らせた。

 

楓「皆さんお揃いですのね」

 

電話を終えた、楓が一柳隊の控室に来た。

 

梅&ミリアム「あ!」

 

鶴紗「どこ行ってた?」

 

楓「ほんの野暮用ですわ」

 

梅「梅たちは梨璃と結梨と映司に付く。楓は?」

 

楓「あぁ〜!残念ですわ〜梨璃さんをお助けする栄光を私の独り占めに出来ないなんて〜」

 

神琳「今回の件、楓さんは何かご存知ではないのですか?」

 

楓「例え知っていたとしても、私には関係のない事ですわ」

 

夢結「……」

 

ミリアム「そっか。んじゃ、決まりじゃな」

 

その日の夜、映司たちは人気のない危険区域に来ていた。

 

結梨「ここどこ?」

 

映司「多分ヒュージに襲われて放棄された区域だな」

 

結梨「ここの人たちはどこに行ったの?」

 

梨璃「わからない……」

 

結梨「皆、ヒュージを憎んでいるよね?私のことも憎むのかな?」

 

梨璃「そんな事言っちゃダメ!ダメだよ……そんな事言っちゃ……」

 

結梨「ごめん。梨璃、泣かないで……私も、また皆に会いたい」

 

映司「……」

 

翌日、映司たちは廃墟に身を潜めていた。

 

結梨「いつまでここに居る?梨璃」

 

梨璃「わかんない……勢いで出てきちゃったけど……だけど……」

 

映司「夢結姉が来てくれるはずだ……もし夢結姉より先に他のリリィが来た時は甲州まで行けばいい」

 

結梨「ヒュージって、私に似てるのかな?」

 

梨璃「え?そんな、全然違うよ」

 

結梨「でも私ヒュージなんでしょ?」

 

映司「違う。結梨は結梨だ。梨璃たちと同じで普通の女の子だ」

 

結梨「じゃあもし、私がヒュージのところへ行っても、そこにも居場所は無いんだね」

 

梨璃「……」

 

結梨「私、なりたくてこんな風に生まれたわけじゃないんだけどなぁ……梨璃もそんな風に思うことある?」

 

梨璃「そんなの何時もだよ……お姉様みたいなサラサラな綺麗な黒髪だったらなとか……いつも優しくて、格好良くなれたらいいなぁ……とか」

 

結梨「ふ〜ん。じゃあきっと夢結は、夢結に生まれて幸せだね」

 

梨璃「っ!?」

 

梨璃は夢結がルナティックトランサー発動したことや、最初は心を閉ざしていたことを思い出した。

 

梨璃「ごめん……何にもならなくていいよ……結梨ちゃんは、結梨ちゃんのままでいい……」

 

梨璃は結梨を抱きしめた。

 

結梨「でもね、梨璃が結梨って名付けてくれたから、私は結梨になったんだよ?それは、私とっても嬉しい」

 

梨璃「大丈夫……帰る場所はきっとあるよ……皆が作ってくれるから……」

 

夢結「ええ、一緒に帰りましょう」

 

声をした方を見ると一柳隊のメンバーが居た。

 

梨璃「お姉様……皆」

 

夢結「理事長代行と百由が、政府を説得してくれたわ。結梨は人間で、リリィと認められた。もう大丈夫よ」

 

映司「百由様……後でドーナツ持ってくか」

 

楓「梨璃さんとの逃亡劇を少しは期待していたのに、もうお終いですの?」

 

梅「梨璃と映司の逮捕命令も撤回されたぞ!良かったな!」

 

梨璃「た、逮捕!?そんな事になってたんですか!」

 

映司「まぁ……そうなるわな」

 

梨璃「あれ?でもどうしてここが?」

 

二水「あ、凄く分かり易かったです……」

 

他のレギオンと防衛軍が待機していた。

 

史房「ええ、交戦は行われる事なく……え!?」

 

ヒュージネストが発生していた。

 

梅「なんだあのヒュージ……?」

 

神琳「マギを直接攻撃に使ってる……」

 

雨嘉「そんな事したら、あっと言う間にマギが無くなっちゃうのに……」

 

結梨「あれがヒュージ?」

 

梨璃「うん。だと思うんだけど……何か……」

 

夢結「ヒュージは、マギに操られることがあっても、自らマギを操ることはないはずよ?どうして……」

 

結梨「あのヒュージやっつける?」

 

梨璃「うん。私たちも早く百合ヶ丘へ……」

 

結梨がヒュージに向けて飛び出した。

 

梨璃「あ!」

 

結梨は縮地を使って海面を走り始めた。

 

梅「あれ縮地だ!梅のレアスキル!」

 

映司「結梨!?」

 

二水「結梨ちゃん、海の上を走っています!」

 

梅「見りゃ分かるけど、梅だってそんなことした事ないぞ」

 

ミリアム「フェイズトランセンデンス……わしの技を組み合わせたのじゃ!」

 

神琳「それってデュアルスキラー?それともエンハンスメント?」

 

ミリアム「じゃが、すぐにマギを使い果たして終わりじゃが……」

 

映司「なりふり構ってられないな!」

 

映司は体内から紫のメダルを、3枚出し、ドライバーにセットし、オースキャナーでスキャンした。

 

映司「変身!」

 

「プテラ!」「トリケラ!」「ティラノ!」

「プ・ト・ティラーノ、ザウルース!」

 

映司「結梨!」

 

映司はエクスターナルフィンを展開させ、縮地を最大スピードで発動させ、フェイズトランセンデンスも発動させて結梨を追った。

 

結梨「あそこ、繋がってる!」

 

映司「……なんだと?」

 

海岸で見ていた梨璃は、海に向かって走り出した。

 

梨璃「っ!」

 

夢結「梨璃!」

 

楓「走ったって追い付けませんわ!」

 

梨璃はマギを使い、ジャンプしながら進んでいた。

 

梨璃「まだ無理だよ!本当の戦いなんて!」

 

ヒュージがエネルギーを集め始めた。

 

二水「何か変です!ヒュージのマギとネストのマギが呼び合って……まるでネストのマギを吸い取っているみたいな……!」

 

神琳「ネストからマギを供給されているのだとしたら、無尽蔵にマギを使えると言う事だけど……まさか……!」

 

ヒュージがマギの光弾を連射したが、映司と結梨は避けていく。

 

梨璃「ああぁっ!」

 

梨璃にマギの光弾が直撃し、髪飾りが外れ梨璃は海に落ちた。

 

映司「ハァ!」

 

映司はCHARMにタトバのメダルをセットし、ヒュージの周りの魔法陣を破壊していた。

 

結梨「私だって戦える!だって、百合ヶ丘のリリィだもん!」

 

結梨も映司と同じく、魔法陣を破壊していく。

 

映司「結梨!決めるぞ!」

 

結梨「うん!」

 

映司と結梨はCHARMから巨大な刃を発生させた。

 

映司「セイヤァー!」

 

結梨「ヤアァァァァ!」

 

映司と結梨はCHARMを振り下ろし、ヒュージを斬り裂いた。

 

映司「結梨、帰ろう俺たちの帰るべき場所へ」

 

光の中で映司は結梨に問いかけた。

 

結梨「……」

 

結梨は映司を押した。

 

映司「結梨!?」

 

結梨「さよなら……映司」

 

映司「(……いいのか?これで?)……いいわけねぇだろ!」

 

映司は海に落ちる直前にエクスターナルフィンを展開させ、結梨の元へ向かった。

 

結梨「梨璃……私……できたよ……!」

 

映司「絶対に助ける!この手が届く限り!……結梨ーー!!」

 

映司は結梨に手を伸ばした。

 

結梨「映司!?」

 

ヒュージの爆発にふたりは巻き込まれ、戦闘が終わった夕方。

 

高松&百由「……」

 

ミリアム&神琳&雨嘉「……」

 

梅&鶴紗「……」

 

二水&楓「……」

 

梨璃の前には2本のCHARMが刺さっていた。

 

梨璃「朝は……映司くんと一緒に……結梨ちゃんの髪を切ってたんですよ……少し、伸び過ぎてたから……結梨ちゃん……笑ってて……映司くんも……私も……」

 

梨璃は映司のCHARMからメダルを取った。

 

梨璃「なのに……なんで……」

 

夢結「……」

 




結梨「どうして……助けたの?」

映司「決まってんだろ……」

百由「2人は生きている……?」


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第10話 映司と結梨と差し伸べる手

ミリアム「アサルトリリィ 欲望の王。前回の3つ出来事……」

二水「1つ。梨璃さんと映司さんは、結梨ちゃんを連れて逃亡……」

夢結「2つ。ヒュージが襲来……映司と結梨が2人で倒す……」

雨嘉「そして3つ。2人はヒュージの爆発に巻き込まれ、消息不明になる……」


ヒュージとの戦いから数日、百合ヶ丘の生徒たちは映司と結梨の墓の前に居た。

 

壱「どうして梨璃が罰を受けないといけないんですか?」

 

亜羅椰「結梨が人だって認められたなら、梨璃のしたことだってお咎めなしって事じゃありません?」

 

アールヴヘイムが食堂で話していた。

 

天葉「命令は命令。例えそれが間違いから出たものだとしても、撤回されるまでは有効よ」

 

依奈「命令を守ったり守らなかったりでは、仲間を危険に晒すことにもなるでしょう」

 

壱「そんなの分かってます!けど、リリィには臨機応変な状況判断も認められているはずです」

 

天葉「そうね。でもそれは百合ヶ丘での話。外にはそれを快く思わない人たちも居るのよ」

 

依奈「百合ヶ丘には、例え形式上でも梨璃さんを罰する必要があるの」

 

亜羅椰「バッカバカしい」

 

樟美「梨璃さん可哀想……」

 

壱「それじゃあ……まるで、見せしめですよ……」

 

梨璃は地下室で謹慎を受けていた。

 

梨璃「……」

 

部屋のドアが開いた。

 

夢結「梨璃」

 

梨璃「夢結様、どうして……誰とも会えないって……」

 

夢結「シュッツエンゲルの特権ね。といっても、ほんの10分程度だけど……どうかしら?具合は」

 

梨璃「わからないです……」

 

夢結「そうね。バカな質問だったわ」

 

梨璃「いえ……」

 

梨璃の隣に夢結が座った。

 

夢結「髪がボサボサね。こんな時でも、身嗜みは大切よ……梨璃、貴方髪飾りは?」

 

梨璃「え?ああ、そうですね……」

 

梨璃はヒュージの光弾に当たり海に落ちた時に、髪飾りを落としてしまった。

 

梨璃「無くなっちゃったんですね……」

 

梨璃はメダルを見て、そう言った。

 

 

とある離島では。

 

結梨「どうして……助けたの?」

 

映司「決まってんだろ、お前が俺たちと一緒に居たいって言ったからだ」

 

映司と結梨は爆発には巻き込まれず、体力を回復するために休んでいた。

 

結梨「それだけ?」

 

映司「手が届くのに手を伸ばさなかったら死ぬほど後悔する……それを知ってるから……」

 

結梨「……」

 

映司「だから……俺はお前に何度でも言うぞ……帰ろう結梨、梨璃たちの元へ」

 

映司は結梨に手を差し出した。

 

結梨「……うん!」

 

結梨は映司の手を取った。

 

結梨「私を助けたあのコンボは?」

 

映司「スーパータトバだな」

 

爆発寸前。

 

映司「結梨ーー!!」

 

スーパータトバコンボのメダルを3枚、ドライバーにセットし、ドライバーを傾かせオースキャナーでスキャンした。

 

「スーパー、スーパー、スーパー!」

「スーパータカ!」「スーパートラ!」「スーパーバッタ!」

「スーパータトバ、タ・ト・バ!」

「スーパー!」

 

映司はスーパータトバコンボにチェンジし、時間停止の能力を使い結梨を救った。

 

映司「実際、縮地とフェイズトランセンデンスが無かったら、助けられるかは怪しかったんだけどな」

 

結梨「それでも、助けてくれるんでしょ?」

 

映司「当たり前だろ」

 

結梨「これからどうする?」

 

映司「俺の体力が回復するまで、ここに居るよ」

 

結梨「わかった」

 

その頃……一柳隊は……

 

楓「髪飾り?あの四つ葉のクローバーのですか?」

 

二水「そういえばなくなってたかも」

 

鶴紗「夢結様、それを探すつもりか?」

 

夢結「ええ」

 

ミリアム「とはいえ、ひとりじゃ無理じゃろうな」

 

楓「まさか浜辺で無くした髪飾りを探す話とは、思いもよりませんでしたわ……」

 

夢結「頼れと言ったのは、楓さんでしょう……今の梨璃は、心に固い殻を作ってしまっているわ。後悔や悲しみをその内側に押し込め続ければ、いつかは自分で自分を呪うようになるでしょう……」

 

楓「まるで、誰かさんのようですわね」

 

夢結「梨璃には、そんな風になってもらいたくないの」

 

神琳「髪飾りを見つければ、梨璃さんが立ち直ると?」

 

夢結「……」

 

楓「あーもう!わかりましたわ!やりゃあ良いんでしょう!」

 

神琳「奇跡は自らの手で起こすものです。普通の人なら無理だとしても、私たちにはレアスキルがあります」

 

鶴紗「探し物に便利なレアスキルなんてあったか?」

 

神琳「レアスキルは、組み合わせる事で無限の可能性を引き出せます。特に私のテスタメントは、増幅系のレアスキルですから、それで知覚系のレアスキルを強化して」

 

二水「そっか!私の鷹の目を強化してもらえばいいんですね!」

 

楓「あら。私のレジスタだって知覚系ですわよ」

 

ミリアム「ならば、ワシはフェイズトランセンデンスでマギの供給か。雨嘉と鶴紗は何じゃったっけ?」

 

雨嘉「私のは天の秤目。ナノレベルで対象の位置を把握できる」

 

鶴紗「ファンタズム。未来予知みたいなもん」

 

神琳「知覚系が多いのは幸いね。ええと、夢結様は……あ!」

 

夢結「私のルナティックトランサーなんて、どうせバカみたいに暴れるだけで……」

 

夢結は項垂れていた。

 

梅「気にすんな!私の縮地だって、ここじゃ役に立たないから……」

 

髪飾り探し1日目

 

神琳「テスタメント、参ります!」

 

神琳はテスタメントを発動した。

 

二水「た、鷹の目!」

 

二水も神琳に続き鷹の目を発動した。

 

ミリアム「フェイズトランセンデンス!受け取れ!わしのマギ!」

 

ミリアムがフェイズトランセンデンスを発動し、テスタメント同様、二水の鷹の目を強化した。

 

二水「し……視界が広がって……色々見えます!見えすぎます〜〜!」

 

二水の視界が広がりすぎて、二水は倒れ、ミリアムもマギ切れで倒れた。

 

神琳「二水さんに負担が掛かり過ぎましたね……失敗ですが、良いデータが取れたので、今日のところはよしとしましょう」

 

ミリアム「よ……よかないわ……」

 

楓「前途多難ですわ……」

 

夢結「……」

 

髪飾り探し1日目が終了した。

 

 

そして映司と結梨は……

 

結梨「映司、お腹空いた」

 

映司「ここからだと……甲州が近いのか……結梨、少し我慢できるか?」

 

結梨「うん!」

 

映司と結梨は島から離れ、甲州に向かった。

 

映司「到着っと……」

 

結梨「ここは?」

 

映司「俺の家」

 

映司は家の鍵を開けた。

 

映司「何か作るから、座って待っててくれ」

 

結梨は頷いた。

 

映司「何作るかな……」

 

映司は料理を始めた。

 

結梨「何作ってるの?」

 

結梨が顔出して映司に聞いた。

 

映司「炒飯だ」

 

結梨「美味しそう…」

 

映司「よし……完成だ」

 

映司は炒飯を皿に盛り、テーブルに置いた。

 

映司「いいぞ、結梨」

 

結梨「いただきます!」

 

結梨は炒飯を食べ始めた。

 

結梨「映司!これ美味しい!」

 

映司「久しぶりだったから心配だったけど美味しいなら良かった」

 

その頃梨璃は……

 

結梨「ジーーー」

 

結梨は梨璃の髪飾りを見ていた。

 

梨璃「ん?」

 

映司「どうしたんだ?」

 

結梨「梨璃のそれ、綺麗」

 

梨璃「これ?四つ葉のクローバー。よくあるアクセサリーだよ」

 

結梨「いいなぁ〜」

 

梨璃「ここに来る時、お父さんに買って貰った物だから。じゃあ今度、私が非番の日にお買い物に行こうよ!何かプレゼントしてあげる」

 

結梨「本当!?じゃあこれから行く!? 」

 

梨璃「あはは。すぐには無理だよ」

 

映司「なるべく早く行けるようにしないとな」

 

梨璃「うん!」

 

治療室での会話を思い出していた。

 

梨璃「何も……してあげられなかった……何も……返せてあげられなかった……」

 

梨璃はメダルを見て呟いた。

 

 

一柳隊の髪飾り探しは既に6日目に入った。

 

夢結は海を眺めていた。

 

そして7日目……梨璃の謹慎が解除される日になった。

 

夢結「……」

 

海岸には百合ヶ丘の全生徒が居た。

 

夢結「ありがとう……恩に着るわ……」

 

天葉「恩に着るって、いつの人よ?」

 

夢結「ごめんなさい……こんな時、どう言えばいいかわからなくて……」

 

天葉「仲間を失ったのは、私たちも一緒よ。だったらせめて、落ち込んでいる梨璃の為にも何とかしたいと思うのは自然なことでしょ?」

 

楓「ゔぇっくし!」

 

雨嘉「うわっ!?……居ないと思ったら先に来てたんだ……」

 

神琳「大丈夫です?」

 

楓「いえ……お構いなく……」

 

天葉「レアスキルを合成させるなら、接触式の方が非接触式よりも効率が良いわ。とは言え、こんなに大勢でやった事はないけど……今よ!」

 

ミリアム&亜羅椰「必殺!フェイズトランセンデンス!」

 

フェイズトランセンデンスを発動させ、海の中に光るものを見つけた。

 

全生徒「あったー!」

 

楓が梅に乗った。

 

楓「あそこです!梅様!」

 

梅「なんだ!?」

 

楓「レアスキル!縮地ですわ!ハイヨー!」

 

梅「お、おう!」

 

梅は縮地を発動させ、光ってる方へ向かった。

 

鶴紗「なんだ……?」

 

楓「もう少しですわー!」

 

梅「行っけー!楓ー!」

 

梅は楓を投げ、楓は海の中に飛び込み、梨璃の髪飾りを掴んだ。

 

楓「ありましたわぁぁー!」

 

海岸では

 

楓&梅「ゔぇっくし!」

 

謹慎が解除された梨璃が部屋から出た。

 

夢結「ごきげんよう?梨璃」

 

梨璃「夢結様……皆さん……」

 

楓「梨璃さん。さぁ、これを」

 

楓は梨璃に髪飾りを渡した。

 

梨璃「これ……」

 

梨璃は髪飾りを眺めていた。

 

楓「さぁさぁ。いつまでもご覧になってないで、さっさとお付けになって」

 

梨璃「……これ、どこに売ってたんですか?」

 

楓「え!?」

 

梨璃「私の無くしてたのとそっくり……」

 

二水「そっくり!?」

 

雨嘉「同じ物じゃ……?」

 

梨璃「私のは四つ葉の1枚に罅が入ってたの。でもこれには無いし……」

 

楓「オホ、オホホホ……それはリサーチ不足……」

 

夢結「どう言うことかしら?楓さん」

 

楓「え!?いやですわ夢結様。そんな怖い顔して……オホホホ……」

 

楓が、黒焦げになった髪飾りを出した。

 

夢結「これは……?」

 

梨璃「これ……これ、私のです!」

 

二水「梨璃さんの髪飾りが2つ?」

 

汐里「新しいのは、楓さんがご自分で作ったんです」

 

二水「汐里さん!?」

 

梅「どういうことだ?」

 

楓「……本物は2日目だか3日目だかに、浜辺に見つけていましたの。だけど、例え見つかっても、これだと余計梨璃さんを悲しませるだけだと……」

 

神琳「では、今日の昼間見付けたのは……」

 

楓「あんな大掛かりに探されては、流石に本物の在り処がバレてしまいますわ。早起きして本物を仕込んで置いたんですの」

 

ミリアム「わしらまで謀ったとは……」

 

楓「で、私が最初にそれを手にして、昨夜出来たばかりの偽物と摩り替えたと言う寸法ですわ」

 

雨嘉「楓が、そんな手の込んだ事を……!」

 

楓がその場に座り込んだ。

 

楓「えぇえ!梨璃さんや皆さんを欺いたのは紛れもない事実ですわ!煮るなり焼くなり好きになさって下さいまし!バレたらバレたで、私ひとりが全ての攻めを追えば済むことですもの!」

 

壱「思いっきり汐里を巻き込んでるし」

 

汐里「いえ。私は工作室をお貸ししただけで、何をなさっていたかは、ここで知りました」

 

梨璃「……」

 

梅「楓……」

 

楓「な、何ですの……?」

 

梅「お前、良い奴だな!」

 

汐里「うんうん!」

 

楓「え!?」

 

梨璃が楓を抱きしめた。

 

梨璃「ありがとう……楓さん」

 

楓を「ど、どういたしまして……」

 

梨璃「それに、皆さんも。楓さんの言う通りかも……この髪飾りだけだったら、私、辛い事しか思い出せないかも知れない……だけど、こっちのもあれば、皆の気持ちを感じて嬉しい気持ちになれるから。私には、どっちも本物です」

 

楓「は、はぁ・・・それはあれですわね!狙い通りって奴ですわね・・・!あはははは・・・」

 

夢結「お立ちなさい、私からもお礼を言うわ。ありがとう。楓さん」

 

楓「そんな!私は梨璃さんの為にしたんです。夢結様にまでお礼を言われる筋合いはございませんわ」

 

夢結「シュッツエンゲルとして、姉として言っているの」

 

楓「あ〜それはあれですわね。梨璃さんは私のものよ。渡さないわっと言う私への牽制ですわね?」

 

夢結「ええ。その通りね」

 

楓「あー!認めましたわね!?」

 

鶴紗「もう止めとけ。お前はよく戦った」

 

生徒たちはこのやり取りを見て笑った。

 

梨璃「あはは……あ、あれ?」

 

夢結「ん?」

 

梨璃「どうしたんだろう……嬉しいのに……なんで……?う、うぅ……うああああ!」

 

夢結「お泣きなさい。梨璃。今のあなたに必要なのは、何でもいい。自分の気持ちを表に現す事よ」

 

梨璃「私……!守れなかったんです……!結梨ちゃんを……!私が……!ちゃんとしなくちゃいけなかったのに……!映司くんにも……!何も……返せてなかったのに!……いつも支えられて……!守られてるだけだった……!」

 

夢結は梨璃を抱きしめた。

 

夢結「梨璃。あなたはできるだけの事をしたわ。あれは、誰にも防げなかった……」

 

梨璃「……うわああああああ!」

 

そして夜……

 

結梨「映司。私、梨璃に早く会いたい」

 

映司「……明日準備して、明後日行こうか?」

 

結梨「うん!」

 

翌日……梨璃と夢結は映司と結梨の墓の前に居た。

 

梨璃「ふぅ……やっと来る事ができました……あの……」

 

夢結「?」

 

梨璃「美鈴様にも、ご挨拶しませんか?」

 

夢結「……そうね」

 

梨璃「お姉様は、美鈴様の事をどうやって乗り越えたんですか?」

 

夢結「さぁ……でも、起きてしまった事は時間を掛けて受け入れるしかないわ。もう起きてしまって、どうしようもない事は……」

 

梨璃「私はまだまだ掛かりそうです」

 

夢結「それで良いのよ。人の死の最も残酷なことは、その人に纏わる一切の物が断ち切られてしまうことよ。その思いも、願いも、凡ゆる感情も、永遠に宙に浮いたまま時を止めてしまう。残された者は、そのことにただ、戸惑うことしかできない……」

 

???「上出来だ」

 

夢結「!?」

 

美鈴の幻影が現れた。

 

美鈴「大切なシルトを不安にさせちゃいけない」

 

夢結「例え幽霊であっても、本人とまた気持ちを交わす事ができるなら、それは救いと言えるかも知れないわね」

 

梨璃「?」

 

夢結「だけど……貴方は?」

 

工廠科

 

百由「あれだけのマギを使っても見つかったのは、梨璃さんの髪飾りだけ……ふたりは生きている……?」

 

そして映司と結梨は……

 

映司「準備できたか?」

 

結梨は頷いた。

 

映司「なら、行くか!……変身!」

 

「タカ!」「クジャク!」「コンドル!」

「タ~ジャ~ドル~!」

 

映司「結梨。しっかり捕まってろよ?」

 

結梨「うん!」

 

映司は甲州から百合ヶ丘に向けて飛んだ。

 

 




美鈴「ふ〜ん。君が梨璃か、初めまして」

結梨「梨璃ー!」

映司「ただいま……梨璃」


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第11話 映司と梨璃と急襲

雨嘉「アサルトリリィ 欲望の王。前回の3つの出来事」

神琳「1つ。前回の逃亡の件で梨璃さんは謹慎となりました」

二水「 2つ。夢結様は梨璃さんが髪飾り落としたことに気づき、私達一柳隊で髪飾りを探し始めました」

梅「そして3つ。楓は梨璃の髪飾りを見つけた……でも、それは楓が作った髪飾りだったが梨璃が前を向くことを決意をした!」



とある日の朝

 

閑「ごきげんよう。早いのね?」

 

梨璃「ごきげんよう。閑さん……ちょっと朝練に」

 

閑「朝に弱い梨璃さんにしては、随分続くのね?」

 

梨璃「うん。私、皆を守れるように……もっと強いリリィなりたいから……なんだか、夢から覚めたみたい。私……お姉様に、憧れてここまで来ちゃったけど、リリィって人を守る者なんだよね……わかってたつもりだったけど……私、自分のことばっかりで……」

 

閑「そう自分を追い込まない方がいいわ。責任感と罪悪感はきちんと別けないと、身を滅ぼすわよ?」

 

梨璃「ありがとう。はっきり言ってくれて……じゃあ行ってきます」

 

閑「行ってらっしゃい」

 

梨璃は部屋を出た。

 

梨璃「二水ちゃん?」

 

二水「うわぁ!?」

 

映司と結梨の墓の前に、二水が居た。

 

梨璃「ごめん」

 

二水「り、梨璃さん!ごきげんよう」

 

梨璃と二水は椅子に座った。

 

二水「リリィになれば、いつかはこんなこともあるって、覚悟はしてたつもりだったけど……」

 

梨璃「私もだよ……すぐにはどうにもならないってお姉様も言ってた」

 

二水「梨璃さん……ちょっと変わったみたい……」

 

梨璃「そうかな?」

 

二水「うん。強くなったと思う」

 

梨璃「そうかな。だったらそれ、お姉様のおかげだよ」

 

二水「羨ましいです……」

 

梅「大丈夫。ふーみんならきっといいシルトになれるって!」

 

後ろから梅が現れた。

 

二水「うわあ!?」

 

梨璃「梅様」

 

梅「本当に誰も居なかったら、私がシュッツエンゲルになってやろうか?」

 

二水「本当ですか!?」

 

鶴紗「当分シルトは取らないんじゃなかったのかよ?先輩」

 

猫を頭に乗せた鶴紗が出て来た。

 

梅「そうだっけ?」

 

神琳「あら。先を越されましたね」

 

梨璃「神琳さん。雨嘉さん」

 

神琳と雨嘉も来た。

 

雨嘉「あれ?さっき楓も見かけたけど……」

 

神琳「出ていらしたら?」

 

楓「あら、どうなさったんです皆さん?がん首お揃いで」

 

茂みから楓が出て来た。

 

梅「お前照れてるのか?」

 

楓「こういうウェットなシチュエーションは、私の柄にそぐいませんから」

 

梅「柄って柄か?」

 

二水「皆集まっちゃいましたね」

 

梅「居ないのはミリミリと夢結だけか」

 

神琳「ミーさんは昨夜『百由様の研究を手伝うのじゃ〜!』とか何とか仰っていたから、夜なべでもしたのでしょう」

 

梅「ミーさん?」

 

神琳「長いので」

 

梨璃「……」

 

楓「どうかいたしまして?」

 

梨璃「私、この頃お姉様と会えてなくて……」

 

雨嘉「確かにこの何日か、ミーティングルームでもお見かけしない」

 

梅「あれ?講義や演習にはちゃんと出てるぞ?」

 

梨璃「最後にお会いしたのは、ここで一緒に映司くんと結梨ちゃんのお墓参りに来た時で……」

 

その頃……映司と結梨は……

 

映司「俺たちって死んだことになってんのか……?」

 

結梨「早めに梨璃たちの所に戻れば良かったね?」

 

映司「なら、百由様に連絡するか」

 

映司は近くの道に降りた。

 

映司「……カンドロイド使うか」

 

映司はタカカンドロイドに緑色の缶を持たせた。

 

映司「百由様に俺たちが生きてることを伝えてくれ」

 

タカカンドロイドは映司たちより速く、百合ヶ丘に向かった。

 

映司「じゃあ俺たちも行くか」

 

映司と結梨も百合ヶ丘へ向かった。

 

百由「こういうのは本来、私の役目じゃないんですが……情報分析の一環として、美鈴様について調べてみました」

 

百由は理事長室に居た。

 

百由「皆の記憶にある美鈴様は品行方正で、その立ち居振る舞いには一点の曇りもない優秀なリリィだった」

 

史房「えぇ。そうね……それで、貴方の肩に乗っているのは?」

 

百由の肩にはバッタカンドロイドが乗っていた。

 

百由「ああ、これは気にしないでください……では、美鈴様がカリスマ持ちだった事は?」

 

祀&眞悠里「え!?」

 

美鈴のレアスキルはカリスマだった。

 

史房「カリスマ?違うわ。美鈴さんのレアスキルは……」

 

百由「そう。公式の記録にも、美鈴様のレアスキルがカリスマだったという記録はありません。でも、そうでないとちょっと辻褄が合わなくて……」

 

高松「辻褄とは?」

 

百由「CHARMの契約を書き換えるには、相応の手続くが必要です」

 

史房「ええ」

 

百由「美鈴様は戦闘の最中に、契約と術式を瞬時に書き換え、マギを通じてヒュージに影響を与えたということになります」

 

高松「そして手負いのヒュージがネストに戻り、影響を広めたと?」

 

眞悠里「確かカリスマには上位スキルの存在が予言されていたはず……」

 

史房「レアスキル【ラプラス】」

 

祀「人の記憶を操作する事すら可能と言われていますが、実例の報告はまだ……」

 

眞悠里「当事者にも話を聞くべきです」

 

祀「では私が。夢結とはルームメイトですから」

 

百由「あ〜いえ。それは私から。久し振りにちゃんと話してみたいんです。これでも中等部時代は仲良かったんですよ?主観ですけど」

 

理事長室を出た百由は。

 

百由「これで良かったの?映司」

 

映司『ああ。ありがとう百由様』

 

バッタカンドロイドを通じて映司と会話していた。

 

映司『百合ヶ丘に戻ったら先に工廠科に行くから』

 

映司は通話を切った。

 

百由「切られた……」

 

百由は工廠科に戻った。

 

梅「なぁ梨璃。今度パーティーをやろうよ。勿論夢結も呼んで皆で」

 

梨璃「でも今はもっと訓練して……」

 

雨嘉「根を詰めるのも良いけど、息抜きは必要だよ」

 

神琳「生活にはメリハリがありませんと」

 

二水「そうだ!ラムネパーティーなんてどうです?」

 

梨璃「え?ラムネ?」

 

ラムネに反応した梨璃。

 

梨璃「ラムネかぁ……」

 

映司と結梨は……

 

映司「結梨、少しスピード上げるぞ」

 

結梨「うん」

 

スピードを上げて、百合ヶ丘に向かった。

 

梨璃「お姉様!」

 

梨璃が廊下に居た夢結を見つけた。

 

梨璃「捕まえました!お姉様!」

 

美鈴『梨璃。墓参り以来だね』

 

夢結には未だ美鈴の幻影が見えている。

 

梨璃「あの、皆が私の為にラムネパーティーを開いてくれるって。お姉様も来て下さいますよね?」

 

夢結「ごめんなさい。今は……」

 

梨璃が夢結の腕を掴んだ。

 

梨璃「待ってください!」

 

美鈴『懐に入るのが上手いね。相手の隙を見逃さないのか、隙を作らせるのか、この子もカリスマ持ちなら後者かな?』

 

夢結「やめて……」

 

梨璃「!?」

 

夢結は梨璃の前から去っていった。

 

梨璃「お姉様……どうして……?」

 

夢結は自室に居た。

 

夢結「……」

 

美鈴『夢結はカリスマ持ちに好かれるのかな?これは偶然だと思うかい?夢結は彼女を自分から受け入れたと思っているようだけど、それは本当に君の心にあったものなのかな?』

 

美鈴の言葉が終わると地震が発生し、ヒュージネストから3つの光が空へ放たれた。

 

映司「……!」

 

映司の目が一瞬、紫になり止まった。

 

結梨「映司?」

 

映司「どうやら……空中散歩の時間は無くなったみたいだな……」

 

映司はその場に降り、体内からプトティラのメダルを取り出し、ドライバーにセットしてオースキャナーでスキャンした。

 

「プテラ!」「トリケラ!」「ティラノ!」

「プ・ト・ティラーノ、ザウルース!」

 

映司「結梨、俺が飛んだらフェイズトランセンデンスを発動してくれ」

 

結梨「……?わかった」

 

映司はエクスターナルフィンを展開させ結梨のフェイズトランセンデンスの力を受け全力で飛んだ。

 

楓「梨璃さん!」

 

避難した梨璃の元に楓がやって来た。

 

楓「よかった。探しましたのよ」

 

梨璃「楓さん……お姉様はどこか知りませんか?」

 

楓「夢結様ですか……さぁ?私たちより先に避難……なさる方でもありませんね。あの夢結様が可愛いシルトを置いて先に避難するような……聞きわけのいいシュッツエンゲルなわけありませんもの」

 

梨璃「美鈴様……?(やっぱり、お姉様はまだ美鈴様の事を……)」

 

爆発が起きた。

 

映司「結梨、スピード上げるが、耐えられるか?」

 

結梨「うん!大丈夫……だから!」

 

映司も自分のトレースしていたフェイズトランセンデンスを数倍の力で発動させ、スピードを上げた。

 

梨璃「私、戻って見て来ます!」

 

そして梨璃は夢結のことを戻って探すことにした。

 

楓「なら私もお供しますわ!」

 

楓はCHARMにマギを入れようとしたがマギが入らずバランスを崩した。

 

楓「っ!?」

 

梨璃が楓を受け止めた。

 

楓「マギが入らない……?」

 

梨璃「大丈夫ですか!?」

 

楓「え、ええ……どうして……?」

 

梨璃「先行ってますね!」

 

梨璃はマギを使い、学院に向けて飛んだ。

 

映司「結梨。学院に着いたら俺と結梨のCHARMを工廠科から持って来い」

 

結梨「映司は?」

 

映司「俺はヒュージの相手をする」

 

結梨「わかった」

 

映司と結梨は百合ヶ丘へ向かいながら、次の行動について話していた。

 

夢結&美鈴「自分と自分以外のもの、全てを」

 

夢結は自分の部屋でルナティックトランサーを発動。

 

夢結「そう……お姉様は自分自身を呪っていた……」

 

梨璃「お姉様!」

 

窓から梨璃が入って来た。

 

夢結「梨璃……」

 

梨璃「お姉様!お迎えに参りましたよ!行きましょう!」

 

夢結「無理よ梨璃……私はどこにも行けない……ここで戦うことしか……」

 

梨璃「何言ってるんですお姉様!一緒に逃げましょう!」

 

夢結「私に指図しないで!貴方もレアスキルで私を操るの!?」

 

梨璃「え?」

 

夢結「美鈴様の幻覚を見ているの……壊れているのよ……私は……」

 

梨璃「お姉様……何を……?」

 

夢結「美鈴様は……全てを呪っていた……これは罠だわ……あのヒュージは……私が倒さなくちゃ……」

 

夢結はCHARMを構えた。

 

夢結「貴方はひとりで逃げなさい!」

 

梨璃「お姉様……それ、マギが入っていませんよ」

 

夢結「!?」

 

梨璃は夢結のCHARMを折った。

 

梨璃「お姉様は行っちゃダメです!レアスキルとか罠とか、そんなのどうでもいいです!私は……いいえ!私がお姉様をお守りします!あのヒュージは私が倒します!」

 

夢結「無理よ……あなたたちにお姉様を倒せるはず……」

 

梨璃「美鈴様じゃありません!あれはヒュージです!」

 

夢結「待ちなさい!待って……梨璃……」

 

梨璃「行ってきます……お姉様」

 

梨璃は窓からヒュージの方へ向かった。

 

避難所に居る一柳隊は……

 

楓「ああもう!こんな時にCHARMが使えないなんて!」

 

神琳「今は誰のCHARMも起動していないわ。悔しいのは皆同じです」

 

楓「ならどうして梨璃さんだけがCHARMを使えたんです?」

 

ミリアム「梨璃のレアスキルと関係あるやも知れんな」

 

ミリアムが合流した。

 

楓「レアスキル?」

 

神琳「カリスマ……支援と支配のスキル」

 

ミリアム「知っとったか」

 

神琳「薄々見当は」

 

雨嘉「カリスマ使いは他にも居るのに、どうして梨璃だけ?」

 

ミリアム「そこは謎じゃな」

 

二水「梨璃さんと夢結様、大丈夫でしょうか……?」

 

楓「もし、今は自分しかCHARMを扱えないと知ろうものなら、梨璃さんのことですから、たったひとりであのヒュージに立ち向かい兼ねませんわ」

 

ミリアム「そこまでおバカと思いたくはないが、梨璃ならありうるのう」

 

梅「筋金入りの無鉄砲だからな」

 

鶴紗「私も、無鉄砲したい!」

 

雨嘉「うん!こんなところで何もできないなんて嫌だ!」

 

神琳「勿論、諦めるには早過ぎます!」

 

雨嘉「うん!」

 

ミリアム「そらそうじゃ!わしらが張り子の虎で終わるなでありえんことじゃ!」

 

楓「当たり前ですわ!」

 

二水「そうですね……そうですよね!」

 

百合ヶ丘上空。

 

映司「……思ってた以上に深刻だな」

 

結梨「映司、どうする?」

 

映司「あれは……」

 

映司は一柳隊が集まっている場所の上に移動した。

 

映司「結梨。ここから飛び降りて、皆と合流して、工廠科に行け」

 

結梨「映司は……ヒュージを?」

 

映司「ああ」

 

結梨「わかった……気をつけてね?」

 

映司「ああ……結梨もな」

 

結梨「うん!」

 

結梨は映司から手を離し、飛び降りた。

 

映司「俺も向かうか」

 

映司はヒュージの方へ向かった。

 

結梨「梨璃ー!」

 

結梨は綺麗に着地した。

 

二水「え?」

 

雨嘉「嘘……」

 

梅「幽霊か?」

 

楓「どうして……」

 

神琳「あの時、確かに……」

 

鶴紗「爆発に巻き込まれたはず……」

 

ミリアム「なんじゃ……」

 

結梨「私、生きてるよ?映司が助けてくれたもん!あれ?梨璃は?」

 

楓「梨璃さんは……ヒュージと戦っていますわ……」

 

二水「梨璃さん以外がCHARMにマギを入れられないんです」

 

結梨「映司に工廠科に行けって言われたんだった」

 

ミリアム「工廠科にか?」

 

神琳「映司さんは何か考えがあるのかもしれませんね」

 

結梨を加えた一柳隊のメンバーは工廠科に向かった。

 

その頃の夢結は……

 

夢結「……」

 

梨璃に折られたCHARMを見ていた。

 

夢結「っ!?」

 

夢結は工廠科にダインスレイフがあったのを思い出し、工廠科へ向かった。

 

そして……

 

梨璃「私に力を貸して……!映司くん……!」

 

梨璃はCHARMを構えた。

 

梨璃「っ!?」

 

そこに、ヒュージを地面に叩きつけた者が現れた。

 

梨璃「……映司……くん……?」

 

映司「ただいま……梨璃」

 

梨璃「……うん!おかえり!映司くん!」

 

梨璃は映司に抱きついた。

 

映司「まずはこのヒュージを倒すぞ!梨璃!」

 

梨璃「うん!」

 

映司はメダガブリュー、梨璃はCHARMを構えた。

 




結梨「映司!これ使って!」

梨璃「映司くん!」

映司「これで終わらせる!」


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第12話 決戦と奇跡と決着

結梨「アサルトリリィ 欲望の王。前回の3つの出来事」

夢結「1つ。私はお姉様の幻覚に悩まされていた」

百由「2つ。私は映司と結梨ちゃんが生きていることを知る」

梨璃「そして3つ。私は映司くんと一緒にヒュージに立ち向かっていた!」


映司と梨璃はヒュージと向かい合っていた。

 

梨璃「すごい敵意と憎しみを感じる……」

 

映司「ああ、まるで……」

 

百由「ルナティックトランサー……?」

 

百由はパソコンを見ながら呟いた。

 

祀「百由。今なんて?」

 

百由「結界の中心部にある……この波形ルナティックトランサーによく似てる。避難が遅れていたら、私たちも影響を受けていたでしょうね……」

 

梨璃はヒュージに向けて弾丸を放つが全く効いていない。

 

梨璃「ちょっと……じゃなくて、こら!そこのヒュージ!貴方の相手は私たちよ!他の誰にも手出しはさせないんだから!」

 

映司「(最悪の場合はあれを使うか……)」

 

結梨たちと夢結は同タイミングで百由の部屋に来た。

 

夢結「結梨……!?」

 

結梨「夢結……今は時間が無いから……」

 

そして映司と梨璃は……

 

梨璃「うわぁ!」

 

映司「梨璃!」

 

ヒュージに押されていた。

 

映司「くっ……」

 

映司はメダガブリューでヒュージの攻撃弾いたが勢いを殺せず校舎にぶつかった。

 

梨璃「校舎が……」

 

ヒュージは梨璃にも攻撃しようとするが……

 

夢結「ふっ!」

 

ルナティックトランサーを発動した夢結がガードしていた。

 

梨璃「お姉様!?ルナティックトランサーを……それにCHARMは使えないはずじゃ……あっ!ダインスレイフ?」

 

夢結がヒュージの攻撃を弾き、ヒュージに向かっていった。

 

梨璃「お姉様が私を守ってくれた……?待ってください!」

 

夢結は3方向からの攻撃をガードするが、ヒュージの正面に出てしまった。

 

梨璃「離れてください!」

 

映司「梨璃!夢結姉!」

 

ヒュージの光線と梨璃と夢結のCHARMがぶつかり光が放たれた。

 

ミリアム「なんなんじゃ!ありゃ!?」

 

鶴紗「誰が戦ってる……?」

 

二水「梨璃さんと映司さんと夢結様です!」

 

梅「夢結もか……」

 

神琳「ふーみんさん、レアスキル使ってらっしゃいます?」

 

二水「あれ?そういえば使えてます?」

 

雨嘉「マギは使えないんじゃ!?」

 

鶴紗「……動いた……」

 

鶴紗のCHARMが変形していた。

 

神琳「ノインヴェルト戦術してみませんか?」

 

ミリアム「夢結様と梨璃の分はどうする?」

 

二水「いえ、あの3人なら戦ってます!」

 

雨嘉「なら、そこへ私たちがマギスフィアを届ければ!」

 

楓「んな事おっしゃられても……肝心のノインヴェルト用のバレットはどこにありますの?……あら?」

 

楓はノインヴェルトのバレットを取り出す。

 

雨嘉「これ……」

 

二水「バレットです!」

 

梅「なんで楓が持ってんだ?」

 

楓「あの時?」

 

梨璃は楓が倒れそうになった時に、楓を支えるのと同時にノインヴェルトのバレットを楓の制服に入れていた。

 

夢結「梨璃」

 

梨璃「ん?」

 

夢結「梨璃、まだ戦える?」

 

梨璃「はい、お姉様!」

 

夢結「といっても私たちだけでは勝負にならないわね」

 

映司「それにあの時、メダルを数枚落としたから……もしかしたら……アイツに飲み込まれたかもしれない」

 

夢結「貴方……今使えるメダルは?」

 

映司「プトティラとシャウタと結梨と百由様に預けてるコンボだけだ」

 

梨璃「ガタキリバとラトラーターが飲み込まれた?」

 

夢結「梨璃、貴方も持ってたわよね?」

 

梨璃「タカのメダルしかありません……」

 

映司「タトバとサゴーゾもか?」

 

すると銃声が聞こえた。

 

3人「マギスフィア……!」

 

梨璃「(皆……気づいてくれたんだ……)」

 

そして一柳隊のメンバーがマギスフィアをパスしていく。

 

神琳「夢結様……梨璃さん!」

 

夢結「マギスフィアが来るわ!私が受けるからフィニッシュは貴方たちが!」

 

ヒュージが腕を分解させた。

 

夢結「え!?」

 

ヒュージはマギスフィアを分解した腕で回し始めた。

 

神琳「なんですって!?」

 

映司「チッ!」

 

映司は腕を1本叩き落とした。

 

夢結「失敗だわ……逃げなさい梨璃!」

 

梨璃「お姉様が逃げてください!」

 

梨璃はヒュージに向かっていった。

 

夢結「たまには私の言うこと聞いたらどうなの!貴方は!」

 

梨璃「たまには!?」

 

夢結「シュッツエンゲルなのよ!私は!なのに梨璃は私の言うこと、いつも聞かなくて!」

 

梨璃「ええ!?お姉様、私のことそんな風に思ってたんですか!?だったら映司くんはどうなんですか!?」

 

夢結「そうでしょ!貴方たちは気がつけばいつも私を置いてけぼりにして……自分たちより他人のことに一生懸命で……」

 

梨璃はマギスフィアをCHARMで抑えた。

 

梨璃「やった!?」

 

映司「マギを吸いすぎている……夢結姉!」

 

夢結は梨璃のCHARMを自分のCHARMで弾いた。

 

天葉「行くよ、樟美!」

 

樟美「はい!天葉姉様!」

 

天葉&樟美「やあああぁぁ!」

 

梨璃「マギスフィアが!」

 

アールヴヘイムのメンバーや他の生徒たちもマギスフィアを繋いでいく。

 

梅&鶴紗「私たちも、もう一度!」

 

神琳&雨嘉「CHARMの限界まで!」

 

二水&楓「夢結様と梨璃さんに!」

 

ミリアム「頼むぞ!」

 

結梨「今度は私も一緒に!」

 

ミリアム「わしの!」

 

「「グングニル!」」

「ジョワユーズ!」

「ニョルニール!」

「マソレリック!」

「アステリオン!」

「タンキエム!」

「ティルフィング!」

 

楓「ノインヴェルトはCHARMを著しく消耗させるんですのよ!覚えておきなさい!」

 

梨璃「すみませんお姉様……私が無茶したから……」

 

梨璃は夢結の手に自分の手を重ねた。

 

梨璃&夢結「やああああぁぁぁ!」

 

梨璃と夢結はヒュージを真っ二つに斬り裂いたが……

 

映司「やっぱり飲み込まれてたんだな」

 

ふたりが斬ったのは分身だった。

 

梨璃「本当にメダルが……」

 

夢結「後は映司に託すしかないわ……」

 

結梨「映司!CHARM!」

 

結梨は映司に向けてCHARMを投げた。

 

映司「ハァ!」

 

映司はCHARMをメダガブリューで破壊した。

 

梨璃「なんで……CHARMを!?」

 

結梨「映司……!?」

 

すると校舎から大量のセルメダルが。

 

夢結「あの量のセルメダルが学院に?」

 

映司はメダガブリューを上に上げた。

 

梨璃「メダガブリューに吸い込まれてる?」

 

映司はメダガブリューに大量のセルメダルを食べさせた。

 

映司「セイヤァー!」

 

極限まで威力を高めて巨大な紫色のエネルギー刃を纏った状態で放った。

 

映司「くっ……ハァ……ハァ……」

 

映司の変身は解けていた。

 

百由「あれだけの威力の攻撃を耐えた……?」

 

映司「……だったら……!」

 

映司はもう一度プトティラコンボに変身しようとするが……

 

結梨「映司!これ使って!」

 

梨璃「映司くん!」

 

梨璃と結梨は映司に向けてメダルを投げた。

 

映司「っ!?」

 

映司はメダルをキャッチした。

 

映司「タジャドル……」

 

梨璃「ヒビ入っちゃったけど……」

 

結梨「ここに来る途中に拾ったんだ」

 

映司「ありがとう……ふたりとも」

 

映司はドライバーにメダルをセットし、オースキャナーでスキャンした。

 

映司「……変身!」

 

梨璃&結梨「タカ!クジャク!コンドル!」

 

「タ~ジャ~ドル~!」

 

映司「ハァ!」

 

結梨「CHARMが……」

 

一柳隊のCHARMが光っている。

 

梨璃「あのコンボが私たちのCHARMを?」

 

梅「夢結!梨璃!結梨!」

 

二水「3人とも大丈夫ですか!?」

 

夢結「ええ」

 

楓「私たちのCHARMが光っているのはどうして……」

 

梨璃「映司くんかも……」

 

神琳「タジャドルコンボにそのような力は無いはずでは?」

 

雨嘉「さっきの映司の攻撃でヒュージの分身は全部消えたんだよね?」

 

楓「今は本体だけですわね」

 

鶴紗「どうするんだ?」

 

梨璃「ノインヴェルト戦術……」

 

楓「バレットは使ってしまいましたよ?」

 

ミリアム「梨璃、何か光っとるぞ」

 

梨璃「え?」

 

梨璃はその光を掴んだ。

 

二水「これって……」

 

梅「バレットか?」

 

夢結「梨璃」

 

梨璃「ノインヴェルト戦術……やりましょう!」

 

梨璃は二水にバレットを渡した。

 

梨璃「二水ちゃん、最初お願いできる?」

 

二水「任せてください!」

 

二水はCHARMにバレットをセットした。

 

二水「楓さん!」

 

二水は楓にマギスフィアを放った。

 

楓「梅様!」

 

楓は二水から受け取ったマギスフィアを梅に渡した。

 

梅「鶴紗!」

 

梅は鶴紗に渡した。

 

映司「梨璃たちのマギを感じる……?」

 

タジャドルコンボに変身した時から感じていたことを呟いた。

 

映司「ハァ!」

 

映司はヒュージを思いっきり殴った。

 

映司「この力は俺だけの力じゃねぇからな」

 

二水「映司さんが、ひとりであのヒュージを圧倒しています!」

 

楓「私たちのCHARMと何か関係がありそうですわね」

 

鶴紗からミリアム、神琳、雨嘉と繋いでいって現在マギスフィアは夢結の手元にあった。

 

夢結「結梨!」

 

夢結はマギスフィアを結梨に渡した。

 

結梨「梨璃!」

 

結梨は梨璃にマギスフィアを渡した。

 

梨璃「ありがとう!結梨ちゃん!」

 

映司「……そろそろ限界か」

 

映司はオースキャナーを取った。

 

梨璃「やああああぁぁぁぁ!」

 

梨璃はマギスフィアを放った。

 

映司「ノインヴェルト戦術……」

 

ヒュージは魔法陣を展開しガードしている。

 

梨璃「映司くん!後はお願い!」

 

映司「ああ、任せろ!」

 

映司はクジャクウィングを展開し飛び上がった。

 

映司「これで終わらせる!」

 

映司はオースキャナーでドライバーをスキャンした。

 

「スキャニングチャージ!」

 

映司「ハアアアァァァ!」

 

映司は右足のコンドルレッグを展開し、マギスフィアを掴むようにヒュージにキックをした。

 

映司「この力は……俺の力だけじゃない……一柳隊の想いの力だ!」

 

魔法陣に亀裂が入っていく。

 

鶴紗「映司!」

 

梅「やれ!映司!」

 

夢結「決めなさい!映司!」

 

二水「頑張ってください!映司さん!」

 

楓「映司さん!貴方にかかっていますわ!」

 

雨嘉「映司!頑張って!」

 

ミリアム「絶対に決めるんじゃ!映司!」

 

神琳「映司さん!」

 

結梨「映司!」

 

梨璃「映司くん!」

 

梨璃&結梨「いっけーーーー!!」

 

映司「ハアアァァ……!セイヤァァァー!」

 

映司は魔法陣を貫き、その勢いでヒュージも貫き、貫かれたヒュージは大爆発を起こした。

 

映司「まさか……温泉が湧くとは……」

 

百合ヶ丘の生徒たちは温泉に入っていた。映司は梨璃と結梨に強制連行されたのだが……

 

結梨「映司。目開けなくていいの?」

 

映司「開けたら俺の命は無い」

 

梨璃「大丈夫だよ〜映司くん」

 

結梨「今は私と梨璃しか居ないから開けても大丈夫だよ?」

 

映司「梨璃は夢結姉のとこに行かなくていいのか?」

 

梨璃「さっき話してきたから大丈夫だよ!」

 

映司「……」

 

映司は少し目を開けて周りを確かめて梨璃と結梨しか居ないことを確認する。

 

映司「本当にふたりしか居なかった……」

 

梨璃「映司くん」

 

映司「ん?」

 

梨璃は映司に抱きついた。

 

映司「梨璃?」

 

梨璃「生きてるんだよね?夢じゃないよね?」

 

映司「ああ……俺も結梨も生きてるよ」

 

結梨「私も一緒に」

 

3人で抱き合った。

 

 

そして夜。

 

百由「これが私たち百合ヶ丘女学院の管轄する柒号由比ヶ浜ネストの現在の様子よ」

 

百由は映司と梨璃、夢結にパソコンの画面を見せる。

 

梨璃「はぁ〜?」

 

百由「ここに映っているのが、ネストの主ともくされるアルトラ級ヒュージね」

 

梨璃「アルトラ級?」

 

映司「百由様それって海の底なのか?」

 

百由「そうそうそうそう!ちなみにアルトラ級ヒュージの全長は400メートルとも1キロとも言われているのよ?」

 

梨璃「よくわかんないですけど……すごいですね……」

 

百由「ここ最近のヒュージはこのアルトラ級から大量のマギを半ば奪う形で供給されていたわ」

 

史房「過剰な負荷を掛けられたせいで、今はネスト全体がその機能を事実上停止していると思われます。殲滅するにはまたとない機会よ」

 

梨璃「せ、殲滅?」

 

高松「そこで一柳君と松原君にその任務を頼みたいのだ」

 

夢結「……?」

 

梨璃「はい……え?私たち!?」

 

映司「どうやって殲滅するんですか?」

 

眞悠理「これだ」

 

夢結の使っていたダインスレイフを見せた。

 

夢結「これは……?」

 

眞悠理「お前たちの方が馴染み深いだろうな。ダインスレイフ……いわばこの事態の元凶となったCHARMだ。美鈴様の書き換えた術式が巡り巡って由比ヶ浜のヒュージを狂わせた」

 

百由「それをヒントにアルトラ級を倒すための……いわばバグとしての術式を仕込んだの。まさかこんな直ぐに使うことになるとは思わなかったから間に合わせの急ごしらえだけど……」

 

夢結「急ぐ必要があるということね?」

 

映司「昼間の戦いを終えてCHARMはこれ以外使えないからですか?」

 

史房「そうよ。私たちにはもうこの一振りのCHARMしか残されていないの」

 

眞悠理「もし今ヒュージが現れてもお前しか戦えない」

 

祀「これを扱うことができるのは、カリスマ以上のレアスキルを持つリリィだけ……そうでなければバグを送り込むどころか自身が汚染される恐れすらあるわ」

 

梨璃「えっと……あの……カリスマって結局なんなんでしょう?」

 

百由「今日の梨璃さんと映司君の戦い方は通常のカリスマの域を超えているわ。全リリィのパフォーマンスが著しい向上を示したの。私たちもつい参加しといてなんだけど……全校生徒でマギスフィアを繋ぐノインヴェルト戦術なんて常識じゃありえないもの。仮説だけどより上位のスキルを発現した可能性すら……」

 

夢結「それでも危険な任務に変わりないわ」

 

史房「ええ」

 

梨璃「あの理事長代行……先生?」

 

高松「ん?」

 

梨璃「ありがとうございました!」

 

高松「はて?ワシが?」

 

映司「結梨のこと庇ってくれたって百由様から聞いたんです」

 

高松「リリィを守るのがワシの役目だ」

 

梨璃「やります!私……仲間が居なくなって悲しい想いをするリリィも……もう居て欲しくないから……」

 

映司「梨璃がやらなくても俺がやれば……」

 

夢結「その作戦には私も同行します」

 

梨璃「お姉様!?」

 

夢結「今の梨璃の言葉は私の願いでもあります。私が梨璃と映司を想い……梨璃と映司が私を想う限り……私たちは必ず戻ります。梨璃と映司は私が……」

 

夢結の言葉は途中で切れた。

 

梨璃「お姉様!?」

 

映司「……ごめん夢結姉」

 

映司が夢結に手刀を使い夢結を気絶させた。

 

百由「貴方まさか……」

 

映司「何かあっても今の俺はふたりを守れない……梨璃たちのCHARMと同じで昼間の戦いで俺もメダルを数十枚失っているし、俺の体力も完全に回復したわけじゃない……それにネストに入れば変身しておかないといけない……」

 

映司はメダルを取り出す。

 

百由「シャウタコンボね」

 

映司「俺がプトティラ以外で使えるコンボはこれだけだ」

 

百由「コンボの負担を考えれば……仕方ないわね」

 

梨璃「映司くん……」

 

祀「梨璃さん……映司さん……」

 

史房「ごめんなさい……貴方たちには大変な思いばかりさせて」

 

映司「いえ……皆さんは自分のすべきことをしただけです」

 

高松「どうか……頼む……!」

 

高松は映司と梨璃に頭を下げた。

 

映司「ネストの前まではプトティラで飛んで中に入ったらシャウタにチェンジだ」

 

梨璃「わかった!」

 

映司はプトティラコンボに変身し、ヒュージネストに向けて飛んだ。

 

梨璃「静かだね」

 

映司「もう中に入ったからじゃないか?」

 

「シャチ!」「ウナギ!」「タコ!」

「シャ、シャ、シャウタ!シャ、シャ、シャウタ!」

 

映司はシャウタコンボにチェンジした。

 

梨璃「あれが……アルトラ級ヒュージ……」

 

映司「梨璃……構えろ」

 

梨璃「うん」

 

映司と梨璃はダインスレイフを掴んだ。

 

梨璃「CHARMから美鈴様を感じる……」

 

映司「ああ」

 

アルトラ級ヒュージに近づいて行く。

 

映司「やるぞ……梨璃!」

 

梨璃「うん!映司くん!」

 

映司と梨璃はダインスレイフをアルトラ級ヒュージに刺した。

 

映司「くっ……!」

 

梨璃「ひゃっ!」

 

映司「これは……」

 

2方向に光線が放たれる。

 

梨璃「うわ……!」

 

映司「梨璃……大丈夫か?」

 

映司は倒れそうになった梨璃を支えた。

 

梨璃「ありがとう映司くん」

 

ダインスレイフはアルトラ級ヒュージの中に入っていく。

 

映司「梨璃!」

 

梨璃「映司くん!」

 

映司は梨璃を抱き、外に出ようとするが……

 

映司「先が見えない……!」

 

映司は梨璃の制服の紐を解くと、黒い球体が出現し、映司と梨璃を包んだ。それと同時にアルトラ級ヒュージは爆発した。

 

梨璃「うわぁ!」

 

衝撃が梨璃たちを襲った。

 

映司「梨璃……大丈夫か?」

 

梨璃「映司くん?ここは?」

 

映司「俺たちはアルトラ級ヒュージを倒した。今は帰る途中だな」

 

梨璃「なんだか映司くんに包まれてるみたい」

 

映司「だったら本当に包んでやろうか?」

 

ふたりは手を合わせるとマギが反応し少し明るくなった。

 

映司「梨璃、これ羽織っとけ」

 

映司は制服の上着を脱ぎ梨璃に渡した。

 

梨璃「そっか……今の私下着だもんね」

 

映司「ごめんな?あの方法しか思いつかなかったんだ」

 

梨璃「うん……わかってるよ」

 

映司「結局俺の手元に残ったのはプトティラだけか……」

 

梨璃「もしかしてシャウタのメダルも?」

 

映司「梨璃の命に比べれば軽いけどな」

 

梨璃「ねぇ……映司くん」

 

映司「どうした?」

 

梨璃「美鈴様の想いはあのダインスレイフに強く……強く刻まれていたような気がして……私には伝わってきたから映司くんはどうなのかなって」

 

映司「なんとなくだけど感じた……ヒュージの暴走は美鈴様の意図したことじゃないってことかな」

 

梨璃「うん……でもわからないことがあるんだ」

 

映司「なんだ?」

 

梨璃「だってお姉様のこと好きなら好きでそれでいいと思うんだ……でも美鈴様はそういう自分を受け入れられなくて……だからって自分を呪ったりすることはないんじゃないかなって……」

 

映司「好きなら好き……」

 

梨璃「大事なことだと思うんだ……だから……言うね……?私……映司くんのことが……好き……あの時、映司くんが私の前から居なくなったって思った……その時に気づいたんだ……私は映司くんのことが好きなんだって……だから……映司くん……大好き!」

 

映司「梨璃……俺の居ない間に強くなったんだな……」

 

梨璃「映司くん……」

 

映司「梨璃……俺もお前のことが好きだ。一緒に添い遂げたいと思うくらいにな」

 

梨璃「……!映司くん!」

 

梨璃は映司に抱きついた。

 

映司「梨璃……っ!?」

 

梨璃は映司の唇に自分の唇を重ねた。

 

梨璃「……しちゃったね?」

 

映司「赤くなるなら自分からやるなよ……」

 

梨璃「むぅ……なら今度は映司くんからしてよ」

 

映司「……いくぞ?」

 

梨璃「う、うん!」

 

映司は梨璃の唇に自分の唇を重ねた。

 

梨璃「んっ!?」

 

映司はさっきの仕返しで梨璃の舌に自分の舌を絡めた。

 

梨璃「……映司くん!いきなり何するの!」

 

映司「その言葉そのまま数分前のお前に返すぞ」

 

梨璃「……もう1回」

 

映司と梨璃は唇を合わせ舌を絡めようとした時に球体が割れた。

 

映司&梨璃「……あ」

 

上は羽織っているが下着姿の梨璃に周りは驚いた。

 

二水「皆でずっと探してたんですよ〜!おふたりとも、無事で良かったです〜!」

 

神琳「これは、良い記事になりそうですね」

 

ミリアム「しっかしこの格好じゃ、新聞には載せられんのう!」

 

楓「ようやく見つけたと思ったら!真昼間から何してらっしゃいますの!」

 

楓は怒ってタオルを投げた。

 

梨璃「あ、ありがとう。皆さん」

 

梅「おかえり!ふたりとも」

 

雨嘉「おかえりなさい」

 

鶴紗「おかえりだ」

 

リリィたち「おかえりなさい!」

 

他のリリィたちも映司と梨璃の帰りを喜んだ。

 

映司&梨璃「……ただいま!」

 

夢結「映司……貴方には言わないといけないことがあります」

 

映司「……え?」

 

夢結は映司の頭に手を置いた。

 

夢結「よく戻ってきたわね。おかえりなさい」

 

映司「ああ……ただいま……夢結姉」

 

そしてリリィ新聞には映司と梨璃がキスしている写真と帰還の記事が載せられていた。(映司はクリスマスパーティーの数日前まで部屋から出ずに、何かしていたと梨璃から一柳隊と生徒会に伝えられた)そしてもう1つはミリアムと百由のシュッツエンゲルの電撃契約の記事もミリアムと百由が花冠被り花を持っている写真が載せられていた。

 

 

 

 

深海にはダインスレイフが刺さっていてマギの部分が一瞬光った。

 

 

 

 

 

 

 

とある教会では映司と謎のライダーが向かい合っていた。

 

???「死ぬ気か?」

 

映司「世界中の笑顔を守るためならな……変身!」

 

「プログライズ!」

 

「Hells energy as destroy the world

HELL RISINGHOPPER!」

「HEAVEN or HELL in doesn't matter」

 

映司「ウワアアアァァァァァァ!」

 

映司は雄叫びを上げルナティックトランサーを発動し、制御できなくなり暴走を……

 

 

 

 

 

 

 

 

梨璃「……映司くん!……映司くん!」

 

映司「ん?……梨璃?」

 

梨璃「こんな場所で寝てるなんて……」

 

映司が寝ていたのは一柳隊が模擬戦でよく使う廃墟だった。

 

映司「今の戦力はプトティラだからな」

 

梨璃「疲れてここで寝ちゃったの?」

 

映司「そうみたいだな……(あの夢はなんだったんだ……)」

 

梨璃「映司くん、戻ろう?」

 

映司「ああ」

 

ふたりは学院へ戻った。

 

 




仮面ライダーオーズ タジャドルコンボ(BOUQUET)
映司と一柳隊の繋がりで誕生した奇跡のコンボ。
一柳隊のCHARMを呼び出せる。
一柳隊のCHARMとマギとレアスキルを大幅に強化できる。
スペックは通常のタジャドルコンボより高くプトティラより低い。




理事長室でのシーンは梨璃ちゃんに告らせるため夢結様には眠ってもらいました。(夢結様推しの人許して)
映司君と梨璃ちゃん9日間も球体に居たらイノチ感じてそうですねぇ……
映司君の見た夢はヘルライジングに変身した夢です。(REAL×TIMEやるのは相当先なんですけどね)



ラスバレのリリースまで短編投稿するのでよろしくお願いします。





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日常編(BOUQUET)
日常編1 オーズVS一柳隊


アンケートの結梨ちゃんをライダーにするの項目は、みっくがゼロワンに出るから入れただけなので、CHARMを直せが多いのはありがたいです()


これは一柳隊が結梨を保護する前の話……

 

梨璃「映司くん!」

 

映司「梨璃?どうした?」

 

梨璃「お姉様達が映司くんと模擬戦したいって……」

 

映司「一柳隊は戦闘狂しか居ないのか?」

 

二水「私は違いますよ!?」

 

映司「梨璃と二水はやらないのか?」

 

梨璃「映司くんの余裕があればでいいかな。」

 

二水「私はオーズの戦闘スタイルが知りたいので!」

 

映司「夢結姉達はもう居るのか?」

 

二水「はい。私達は映司さんを呼ぶように言われたので。」

 

映司「……行くか。」

 

3人は廃墟に移動した。

 

映司「ここなら……人目を気にしなくて良さそうだな。」

 

夢結「映司。早速だけど、変身しなさい。」

 

梅「最初は、私だぞ。映司。」

 

映司「ラトラーターで行くか。」

 

ラトラーターのメダルを3枚セットし、オースキャナーでドライバーをスキャンした。

 

映司「変身!」

 

「ライオン!」「トラ!」「チーター」

「ラタラタ~ラトラーター!」

 

映司「夢結姉。CHARMを弾けば俺の勝ちってことでいいのか?」

 

夢結「ええ、構わないわ。」

 

映司「了解。」

 

映司はトラクローを展開した。

 

二水「映司さんVS梅様。始め!」

 

二水の合図で2人は、縮地を発動した。

 

梅「やっぱり、速いな!」

 

映司「梅様だって、前よりもスピード上がってるじゃないですか!」

 

梅「簡単に負けるわけにはいかないからな!」

 

トラクローとCHARMが競り合う。

 

映司「もう少し速くしますよ?」

 

梅「これ以上速くなるのか!?」

 

映司と梅は互いに距離を取った。

 

映司「これで終わらせる……」

 

映司は最大スピードで走り出した。

 

梅「ここだ!」

 

梅は動かず映司の攻撃にタイミングを合わせてCHARMを振った。

 

映司「よく見えましたね……でも……」

 

映司は力を抜いた。

 

梅「な!?」

 

映司が力を抜いたため、梅は前に倒れそうになる。

 

映司「俺の勝ちですね。」

 

映司は倒れそうな梅を掴んだ。

 

梅「今度は負けないぞ!」

 

映司「次は?」

 

楓「私ですわ!」

 

映司「なら俺は……このコンボにするか。」

 

映司はドライバーから、ラトラーターのメダルを抜き灰色のメダルを3枚セットし、オースキャナーでスキャンした。

 

「サイ!」「ゴリラ!」「ゾウ!」

「サゴーゾ!サゴーゾ!」

 

二水「見たことの無いコンボです!」

 

楓「行きますわよ!」

 

楓はCHARMを構え、映司に向かっていった。

 

映司「ハァ!」

 

映司は楓のCHARMを左手で掴んだ。

 

映司「俺の勝ちだ。」

 

映司は楓のCHARMを右手で殴り、楓の手から離した。

 

ミリアム「パワー負けじゃな。」

 

映司「次。」

 

鶴紗「私がやる。」

 

映司「ガタキリバにするか。」

 

「クワガタ!」「カマキリ!」「バッタ!」

「ガ~タガタガタ・キリッバ・ガタキリバッ!」

 

映司はガタキリバコンボにチェンジし、分身した。

 

鶴紗「分身か……厄介なものを……」

 

映司「最初から、数の暴力でやれば良かったか?」

 

映司は縮地を発動し、鶴紗に近づいた。

 

鶴紗「!?」

 

鶴紗は映司の一撃目の攻撃を避けたが、分身が鶴紗のCHARMを弾いた。

 

神琳「分身相手なら仕方ないですね。」

 

映司「次は?」

 

ミリアム「わしじゃ!」

 

映司「ブラカワニにするか。」

 

「コブラ!」「カメ!」「ワニ!」

「ブラカ~ワニ!」

 

映司はブラカワニコンボにチェンジした。

 

夢結「知らないコンボ……」

 

ミリアム「先手必勝!フェイズトランセンデンス!」

 

映司「いきなりだな!」

 

映司は両腕の盾を合わせてエナジーシールドを形成した。

 

映司「危ねぇ……」

 

ミリアムはマギ切れで倒れた。

 

梨璃「マギ切れ……」

 

映司「……えーと次……」

 

神琳「私が行きましょう。」

 

映司「次はシャウタだ。」

 

「シャチ!」「ウナギ!」「タコ!」

「シャ、シャ、シャウタ!シャ、シャ、シャウタ!」

 

雨嘉「また知らないコンボ……」

 

映司「さて、どう弾くかな……あの方法で行くか。」

 

映司はCHARMを呼び出した。

 

梅「CHARM?」

 

夢結「まさか……」

 

映司「いくぞ!神琳!」

 

映司は神琳に向けてCHARMを投げ、縮地を発動させた。

 

神琳「くっ!」

 

神琳は映司のCHARMを弾いた。

 

映司「ハァ!」

 

映司はウナギウィップで神琳のCHARMを弾いた。

 

夢結「投げた瞬間に縮地で近づき、相手に攻撃する。」

 

梅「夢結もやられたのか?」

 

夢結「ええ、1回だけ。」

 

雨嘉「次は私が。」

 

映司「タトバにするか。」

 

「タカ!」「トラ!」「バッタ!」

「タ・ト・バ、タトバ、タ・ト・バ!」

 

映司はタトバコンボにチェンジした。

 

映司はメダジャリバー構えた。

 

映司(あれだけコンボを使ってるとさすがにやばいな……)

 

映司は縮地を発動させ、雨嘉に近づいた。

 

雨嘉「っ!?」

 

雨嘉はCHARMを振り、映司の攻撃をガードする。

 

映司「悪いな雨嘉!」

 

雨嘉「え?」

 

映司はオースキャナーでメダジャリバーをスキャンした。

 

「トリプルスキャニングチャージ!」

 

映司「セイヤー!」

 

映司はメダジャリバーを振り、雨嘉のCHARMを弾いた。

 

雨嘉「必殺技使うなんて聞いてない……」

 

映司「長くなると俺の体力がやばいから……」

 

夢結「最後は私よ。」

 

映司「……速攻で決める。」

 

「タカ!」「クジャク!」「コンドル!」

「タ~ジャ~ドル~!」

 

映司はタジャドルコンボにチェンジした。

 

夢結「……」

 

夢結はCHARMを構えた。

 

映司「……ハァ!」

 

映司はクジャクの光翼を展開させ、夢結に向けて放った。

 

夢結「ハァッ!」

 

夢結はCHARMで全て弾いた。

 

「タカ!」「クジャク!」「コンドル!」

「ギン!ギン!ギン!」

「ギガスキャン!」

 

夢結「っ!?」

 

映司「セイヤー!」

 

映司はタジャスピナーから、火炎弾を放った。

 

夢結「ハァッ!」

 

夢結はCHARMでガードするが、火炎弾の威力に負け夢結の手からCHARMが離れた。

 

映司「勝った……」

 

梨璃「映司くん!私もいいかな?」

 

映司「……(あと使ってないコンボって……)ああ。」

 

映司はタジャドルコンボで、梨璃と模擬戦をしようとしたが……

 

梨璃「あれ?コンボ変えないの?」

 

映司「いいのか?」

 

梨璃「え?」

 

映司「コンボ変えたら、梨璃がやる気無くすと思うよ?」

 

梨璃「大丈夫だよ〜」

 

映司「後で文句言うなよ?梨璃。」

 

映司は梨璃に忠告をして、体内からプトティラコンボのメダルを取り出す。

 

梨璃「え?」

 

「プテラ!」「トリケラ!」「ティラノ!」

「プ・ト・ティラーノ、ザウルース!」

 

映司はプトティラコンボにチェンジした。

 

梨璃「……」

 

梨璃は映司の忠告の意味を理解した。

 

梅「夢結。なんだ……あのコンボは……」

 

夢結「映司曰く、ルナティックトランサーと同じくらい危険なコンボらしいわ。」

 

二水「それって、梨璃さんが危ないんじゃ!?」

 

夢結「制御しているから問題無いって言ってから大丈夫よ。」

 

映司「辞めるなら今のうちだ、梨璃。」

 

梨璃「辞めないよ……映司くんが、無理して変身してるから無駄にしたくない。」

 

映司「……構えろ。」

 

梨璃「うん。」

 

梨璃はCHARMを構えた。

 

楓「梨璃さんはやる気みたいですわ。」

 

梨璃「ハァ!」

 

映司はメダガブリューで梨璃の攻撃をガードしている。

 

梨璃「やっぱり映司くんは強いね……!」

 

映司「(梨璃を守るには)まだ……足りないけどな!」

 

映司はメダガブリューで梨璃のCHARMを弾いた。

 

梨璃「くっ!」

 

映司「俺の勝ちだ!梨璃!」

 

映司は梨璃に接近し、梨璃のCHARMをメダガブリューで叩き落とした。

 

映司「もう無理……」

 

映司は変身解除したと同時に倒れた。

 

梨璃「映司くん!」

 

梨璃は映司に駆け寄った。

 

梨璃「寝てる……コンボを連続で使って疲れたのかな?」

 

夢結「梨璃。戻りましょう……映司は?」

 

梨璃「多分、疲れて寝てます。」

 

夢結「起きるまで待ちましょうか。」

 

梨璃「はい!」

 

しばらく時間が経ち……

 

楓「それにしても、気持ち良さそうに寝てますわね。」

 

梅「なんか、梅も眠くなってきたぞ……」

 

雨嘉「ここで寝るのは少し抵抗が……」

 

二水「そういえば、梨璃さん。」

 

梨璃「どうしたの?二水ちゃん。」

 

二水「映司さんとは、どこまでいったのかなと。」

 

梨璃「どこまで……?」

 

神琳「……梨璃さん、映司さんとは恋人関係ではないのですか?」

 

梨璃「へっ!?」

 

鶴紗「これは……付き合ってすらいないな。」

 

梨璃は今、映司に膝枕をしている。

 

ミリアム「なんじゃ……ナチュラルにイチャついとるだけか。」

 

梨璃「映司くんには、私よりもっといい人が……」

 

8人「それは無い。」

 

梨璃「ええ!?」

 

その後、映司が目覚め梨璃がしばらくの間、映司の目を見てまともに話すことができなくなったりしていた。

 




縮地のバーゲンセールみたいに映司君が縮地使ってて草
この低クオリティで、日常という名の短編をたまに書きますんでよろしくお願いします。


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日常編2 映司と安羅椰と瞬殺

映司君が安羅椰さんに喧嘩を売られて瞬殺する話。


一柳隊の控室では映司が使えるコンボについて話していた。

 

雨嘉「映司、使えるコンボは?」

 

映司「プトティラ、スーパータトバ、あの時に変身したタジャドルだけだな。」

 

鶴紗「主な戦力はプトティラになるのか?」

 

映司「ああ、プトティラならだいたいは倒せるしな。」

 

梨璃「映司くん、CHARMは?」

 

映司「あの時、真っ二つにしたから直すには時間が掛かるって言われた。」

 

工廠科に行った時に、百由と言い合いになっていたらしいが……

 

映司「俺は訓練してくる。」

 

結梨「見てていい?」

 

映司「面白いかはわかんないけどいいぞ。」

 

梨璃「じゃあ私も!」

 

3人は控室を出ていった。

 

梅「夢結は行かないのか?」

 

夢結「あの3人の中に入る勇気は無いわ……」

 

二水「結梨ちゃん……梨璃さんと夢結様の子供というよりは映司さんと梨璃さんの子供みたいな感じです……」

 

梨璃と夢結の子供でも無いが……

 

神琳「映司さんと梨璃さんはどこに居てもイチャイチャしてますね。」

 

楓「たまに結梨さんが混ざっていますが……」

 

ミリアム「いつもみたいに『私の梨璃さんがー!』って言わないんじゃな?」

 

楓「夢結様と同じで、私もあの中に入る勇気はありませんわ。」

 

すると梨璃が控室のドアを勢いよく開けた。

 

楓「梨璃さん!?」

 

二水「どうしたんですか!?」

 

梨璃「映司くんが……」

 

梅「アイツ……また何かやったのか?」

 

梨璃「安羅椰さんと……」

 

事の発端は数分前に遡る。

 

映司「梨璃と結梨も模擬戦するか?」

 

梨璃「映司くんと?」

 

映司「梨璃と結梨がだよ。」

 

結梨「私は梨璃と模擬戦してみたい!」

 

映司「危なくなったら俺が止めるから。」

 

梨璃「それなら……」

 

壱「貴方達、闘技場も訓練場も今は使えないわよ。」

 

映司「アールヴヘイム……」

 

結梨「そうなの?」

 

梨璃「あ……壱さん、樟美さん。ごきげんよう。」

 

樟美「ごきげんよう。」

 

安羅椰「ごきげんよう!梨璃?」

 

樟美の後ろから安羅椰が出てきて梨璃との距離を詰める。

 

映司「俺の梨璃に何か用か?」

 

映司は梨璃と安羅椰の間に入った。

 

安羅椰「もし本当に貴方の梨璃さんなら……きちんと縛りつけておかないと……食っちまいますわよ?」

 

映司「その喧嘩買ってやろうか?」

 

その言葉を聞いた安羅椰はCHARMを起動し、映司に向けた。

 

映司「俺に喧嘩を売ったこと後悔させてやる……」

 

映司の目が一瞬だけ紫になり、体内からプトティラコンボのメダルが出現し、映司はそれを掴みドライバーにセットして、オースキャナーでドライバーをスキャンした。

 

映司「変身。」

 

「プテラ!」「トリケラ!」「ティラノ!」

「プ・ト・ティラーノ、ザウルース!」

 

梨璃「ということが……」

 

梨璃は説明を終えた。

 

二水「それじゃ今は……」

 

雨嘉「この学院も危ないんじゃ……」

 

梅は縮地を使い、控室を出た。

 

 

 

 

そして映司と安羅椰は学院で戦闘するという行為はせず廃墟に移動していた。

 

映司「……来い。」

 

映司は手を動かし安羅椰を煽る。

 

安羅椰「なっ!?」

 

樟美「安羅椰ちゃんキレてる。」

 

壱「私もキレるわよ……」

 

結梨「映司が誰かを煽るのはキレてる時って梨璃が前に言ってた。」

 

安羅椰の攻撃を映司は避けるか、促していた。

 

梅「どういう状況だ……?」

 

一柳隊と天葉が廃墟に来たが……

 

梨璃「安羅椰さんの攻撃を映司くんが避けてるだけ?」

 

壱「数十分この状態よ。」

 

夢結「彼女が諦めるのを待っているのよ。」

 

ミリアム「メダガブリューだとCHARMを破壊するかもしれんからのう。」

 

映司は模擬戦でCHARMを数百本は破壊している。

 

梅「だから、梅達とやる時は避けてCHARMを叩き落としているのか。」

 

梨璃「映司くんは多分少しキレてると思うんです……だからCHARMを破壊するかもしれません。」

 

安羅椰「……ハァ……ハァ……」

 

樟美「でもあのコンボって……」

 

神琳「今の映司さんは、数日間あのコンボで過ごせるはずです。」

 

映司はプトティラが主な戦力になることから、毎日プトティラに変身しては体力の限界まで訓練しているため、数日間プトティラで過ごせるレベルまで到達していた。

 

雨嘉「映司、そろそろ時間かも!」

 

二水「時間……?」

 

映司「マジか……避けて遊んでる場合じゃねぇな。」

 

映司は安羅椰から距離を取った。

 

映司「俺の勝ちだ。」

 

安羅椰「っ!?」

 

安羅椰がとCHARMを構えると目の前には映司が居た。

 

天葉「縮地……!?」

 

梅「最近アイツの縮地のスピードが上がったんだよ。」

 

梅も結梨も映司と同様に縮地のスピードは上がっている。

 

映司「そろそろ……昼飯に作ったカレーができる時間だ!」

 

映司は安羅椰のCHARMを叩き落として破壊した。

 

一柳隊「あ……。」

 

天葉「もしもし?百由?」

 

天葉は百由に連絡を入れた。

 

映司「これに懲りたら、俺に喧嘩を売るのは辞めるんだな。」

 

映司は安羅椰にそう言い放ち、エクスターナルフィンを展開させ、飛んで学院へ戻った。

 

夢結「私達も戻りましょう。」

 

一柳隊と天葉達も戻っていった。

 

 

 

 

 

後日、工廠科では映司と百由がまた言い合いになったとかならないとか……

 

 




安定の低クオリティですが、これが今年最後の投稿です……大晦日か元旦に特別編を投稿します。



あれ?映司君?プトティラで数日間って人間辞めるの?
映司君がプトティラで一柳隊と模擬戦をやる時は、ほとんど素手でやっています。


ガンバライジングしたらドラゴニックナイトのパラレル出てきました……(タジャドルかリアライジングが欲しかった)
明日ゼロワン(セイバー)2周目行ってきます。


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クリスマス特別編 映司と制裁とクリスマス

この話は12話の後日談となっています。なので映司君と梨璃ちゃんは付き合ってます。今日は24日だけどこの話では25日です(こじつけ)



12月25日。クリスマス。

 

梨璃「映司くん!クリスマスだよ!」

 

映司「そうだな。クリスマスだな。」

 

梨璃「一緒に……「松原映司さん、至急理事長室まで。」」

 

梨璃が映司に何か言おうとしたところで映司が校内放送で呼ばれた。

 

梨璃「理事長室?」

 

映司「とりあえず行ってくる。」

 

梨璃「う、うん。」

 

映司は理事長室へ向かった。

 

映司「失礼します。」

 

映司は理事長室に入った。

 

百由「映司、やっほ〜」

 

映司「……で、なんですか?」

 

百由「あの爆発の後の貴方達2人のことを知りたいのよ。」

 

映司「(なんで今なんだよ……)わかりました。」

 

映司は爆発の後のことを話した。

 

映司「これでいいですか?早く戻って梨璃とイチャつきたいんですけど。」

 

百由「隠す気無いのね?」

 

映司「いや、アンタ達も見てたでしょ?」

 

祀「梨璃さんがあんなことするとは思わなかったわ……」

 

映司「おかげで百合ヶ丘公認のカップルになりましたけど?」

 

実際は二水の新聞が原因だが……

 

映司「失礼します。」

 

映司は理事長室を出た。

 

梨璃「映司くん……」

 

梨璃はカフェに居た。

 

結梨「梨璃。」

 

結梨が梨璃の前に来た。

 

梨璃「結梨ちゃん!」

 

結梨「映司、理事長室に呼ばれてたけど何かしたのかな?」

 

二水「何もしてないと思います。」

 

二水もやって来た。

 

梨璃「二水ちゃん!」

 

楓「むしろ何もしてない方がおかしいのでは?」

 

二水に続き楓もやって来た。

 

梨璃「楓さん!」

 

映司「遠回しに俺がトラブルメーカーって言ってんのかそれ?」

 

映司が理事長室から戻ってきた。

 

梨璃「映司くん!」

 

梨璃は映司に抱きついた。

 

映司「二水。」

 

二水「はい?」

 

映司「これ。」

 

映司は二水に箱を渡した。

 

二水「これは?」

 

映司「(デスソース入りの)どら焼き。」

 

二水「ありがとうございます!」

 

映司「梨璃達にもあるぞ。」

 

映司は梨璃と結梨、楓に普通のどら焼きを渡した。

 

4人「いただきます!」

 

梨璃「うん!いつも通り美味しいよ!映司くん!」

 

結梨「美味しいよ!映司!」

 

楓「本当に作ったんですか?」

 

映司「料理は得意なんで。」

 

二水「……」

 

梨璃「二水ちゃん?」

 

楓「美味しすぎて声も出せないんですか?」

 

二水「か……」

 

結梨「か?」

 

二水「辛い!辛いです!」

 

梨璃「あ!二水ちゃんのどら焼きだけ中身がデスソースだ!」

 

映司「二水、飲み物。」

 

映司は二水にコップを渡した。

 

二水「ありがとうございます!」

 

二水はコップの中身を一気に飲んだ。

 

二水「にっがあぁぁ!?」

 

梨璃「映司くん!何入れたの!?」

 

映司「センブリ茶。」

 

夢結「二水さん、水よ。」

 

夢結が現れ二水に水を渡した。

 

梅「何やってんだ?お前達。」

 

梅も夢結と一緒に居た。

 

映司「二水に新聞についてのお礼をしてました。」

 

雨嘉「やっぱり根に持ってんだ……」

 

神琳「デスソースにセンブリ茶……」

 

神琳と雨嘉もカフェに来た。

 

鶴紗「なんだ?ロシアンルーレットでもしてたのか?」

 

鶴紗もやって来た。

 

ミリアム「二水に何があったんじゃ……」

 

ミリアムが最後にやって来た。

 

映司「夢結姉達も食べるか?普通のどら焼き。」

 

6人は頷いた。

 

梨璃「皆、集まっちゃいましたね?」

 

梅「だったら少し早いけど、クリスマスパーティーするか?」

 

梅の一言により、一柳隊は時間より早くクリスマスパーティーをすることになった。

 

一柳隊控室

 

梅「せーの!」

 

全員「メリークリスマス!」

 

ラムネで乾杯した。

 

梨璃「……?映司くん?」

 

映司は控室から出ていった。

 

映司「……」

 

梨璃「映司くん。」

 

映司「梨璃。」

 

梨璃が映司を見つけた。

 

梨璃「どうしたの?」

 

映司「俺が理事長室に行く前に何か言おうとしてたよな?」

 

梨璃「うん……今日の夜、映司くんの部屋で過ごしていいかな?」

 

映司「いいぞ。」

 

梨璃「そうだよね……ダメだよね……え?いいの!?」

 

映司「バレたところで、何も言われないだろ。」

 

梨璃「そこは二水ちゃんに感謝だね……」

 

2人は一柳隊の控室へ戻った。

 

映司「何が起きたら夢結姉が楓にCHARMを向けてんだよ……」

 

2人が戻ると夢結が楓にCHARMを向けていた。

 

二水「映司さん!梨璃さん!」

 

梨璃「二水ちゃん、何が……」

 

二水「楓さんが夢結様のプリンを食べたんです……」

 

映司&梨璃「え?」

 

映司「そんなことで?」

 

映司は理由がくだらなくて呆れている。

 

梨璃「映司くんの作ったやつだからかな?」

 

二水「映司さんの作る料理は美味しいですから。」

 

映司「夢結姉。プリンならまた作るから、落ち着けよ。」

 

雨嘉「2人共どこに行ってたの?」

 

映司「外で梨璃と話してた。」

 

映司は夢結にプリンを作り、一柳隊でプレゼント交換をして、クリスマスパーティーは終わった。

 

二水「梨璃さん?部屋に戻らないんですか?」

 

梨璃「今日は映司くんの部屋で過ごすんだ!」

 

ミリアム「やらかすんじゃないぞ。映司。」

 

映司「梨璃が夜這いしてこなければ何も起きないぞ。」

 

梨璃「しないよ!?」

 

楓「一緒の部屋で過ごす時点で怪しいものですけどね。」

 

神琳「映司さんが誘ったんですか?」

 

映司「いや……梨璃だ。」

 

梅「梨璃。この際だから映司と……「梅様も二水と同じどら焼き食べます?」遠慮しとくぞ……」

 

梅は映司の一言により、煽ることを辞めた。

 

夢結「私達は戻るわね。」

 

一柳隊はそれぞれの部屋に戻っていった。

 

映司「俺達も行くか。」

 

梨璃「うん!」

 

2人は映司の部屋に向かった。

 

梨璃「私達の部屋とあんまり変わらないんだね。」

 

映司「1人で過ごすには広いけどな。」

 

梨璃「映司くん!これ!」

 

梨璃は映司にプレゼントを渡した。

 

映司「ありがとう。梨璃。俺からも。」

 

映司も梨璃にプレゼントを渡した。

 

梨璃「ありがとう!映司くん!」

 

映司「来年はちゃんとしたプレゼントを渡すよ。」

 

梨璃「なら私も!」

 

映司と梨璃はプレゼントを開けた。

 

映司&梨璃「ラムネ……」

 

2人はラムネを開けた。

 

映司「乾杯するか?」

 

梨璃「2回目だけど……」

 

2人はラムネの瓶を合わせた。

 

梨璃「映司くん。もう1つお願いしてもいいかな?」

 

映司「できる範囲なら。」

 

梨璃「私と一緒に寝よう?」

 

映司「夜這い?」

 

梨璃「違うよ!」

 

映司「明日は出動の日だから寝るぞ。」

 

梨璃「一緒に寝てくれるの?」

 

映司「お前から言ったんだろ?」

 

梨璃「うん!」

 

2人は向き合ってベッドに入った。

 

映司「これからもよろしくな?梨璃。」

 

梨璃「うん!映司くん!」

 

 




映司君と梨璃ちゃんは健全な関係なので、一緒に寝たところで問題はありません。
二水ちゃんと雨嘉ちゃんお誕生日おめでとうございました。

アンケート結果見て、ゼロワン追加するのにルーレット回したら一柳隊のメンバーがバルカンとかに変身することになってしまったことをお伝えします。なので、ラスバレのストーリーがアプリと異なる場合があります。


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正月特別編1 一柳隊と年の終わりと始まり

アークドライバーで遊んでたら予約投稿忘れるとこだった()
というわけで大晦日の特別編です。元旦も特別編出します(なんか書けたから)


12月31日。大晦日。

 

楓「映司さんと模擬戦!?」

 

鶴紗「もはや罰ゲームだな。」

 

夢結「大丈夫よ。私達10人でやるから。」

 

ミリアム「一撃でも入れればわしらの勝ちじゃ。」

 

一柳隊は映司と模擬戦をすることになった。

 

二水「10人も相手にするなら、映司さんいつもより強いんじゃ……」

 

映司は模擬戦の時は基本的には手を抜いている。

 

結梨「8割か9割でやるって言ってた。」

 

神琳「ほぼ本気ですね。」

 

雨嘉「いつもはどのくらいなの?梨璃。」

 

梨璃「確か半分って言ってたような……」

 

梅「あれで半分か……」

 

夢結「映司は先に着いてるみたいだから行きましょう。」

 

一柳隊は廃墟へ移動した。

 

梅「居ない……?」

 

梨璃「もしかしたら……」

 

梨璃は奥へ向かった。

 

二水「梨璃さん?」

 

夢結「奥には何も無いはずよ……」

 

梨璃「やっぱり……」

 

ミリアム「いつの間に作ったんじゃ……」

 

奥には映司がベッドで眠っていた。

 

雨嘉「梨璃、これ知ってたの?」

 

梨璃「映司くんがたまに寝てるんです。」

 

楓「起こしますわよ。」

 

梨璃「あ!楓さん!待って!」

 

楓が映司を起こそうとした瞬間、タカカンドロイドが楓に突撃した。

 

楓「なんなんですの!?これ!」

 

梨璃「映司くんが私か結梨ちゃん以外に起こされそうになった時に、たまに突撃してくるので皆さん気をつけてください。」

 

結梨「映司、皆揃ったよ?」

 

梨璃「映司くん、起きて!」

 

映司「ん?おはよう、梨璃。」

 

梨璃「おはようの時間じゃないけど……」

 

夢結「映司が起きたからやるわよ。」

 

映司「ねっむ……」

 

梨璃「始めよう……映司くん?」

 

映司「ああ。」

 

映司の体内からプトティラコンボのメダルが出現し、映司はそれを掴みドライバーにセットして、オースキャナーでドライバーをスキャンした。

 

映司「変身。」

 

「プテラ!」「トリケラ!」「ティラノ!」

「プ・ト・ティラーノ、ザウルース!」

 

映司「まずは……雨嘉から潰すか……」

 

映司はフェイズトランセンデンスと縮地を発動させ、雨嘉に接近した。

 

雨嘉「っ!?」

 

梅「普通の縮地のスピードじゃない!」

 

ミリアム「フェイズトランセンデンスを使ったのか!」

 

映司「多人数だと遠距離は厄介になるからな!」

 

映司は雨嘉のCHARMを叩き落とした。

 

映司「次は……!」

 

映司は結梨と梅の攻撃を避けた。

 

梅「考えごとする余裕があるとはな!」

 

映司「なら……これだ!」

 

映司は冷気で梅のCHARM凍らせた。

 

梅「なっ!?」

 

鶴紗「既に2人が……」

 

楓「まだ3分も経ってないですわよ……」

 

映司「……本気でやるか。」

 

一柳隊「え?」

 

映司「気が変わった……ここから本気でお前達を潰す。」

 

夢結「梨璃!ノインヴェルトのバレットを!」

 

梨璃「ノインヴェルト戦術をやるんですか!?」

 

楓「もし……相殺されたら、私達の負けですわよ!?」

 

梨璃「わかりました……二水ちゃん!」

 

二水「やるんですね!ノインヴェルト戦術!」

 

二水はCHARMにバレットを装填した。

 

映司「……?ノインヴェルトか?」

 

二水「映司さん!雨嘉さんに渡しても構いませんよね?」

 

映司「ああ、いいぞ!」

 

映司はメダガブリューにセルメダルを4枚入れた。

 

雨嘉「神琳!」

 

雨嘉は二水から受け取ったマギスフィアを神琳に渡した。

 

神琳「楓さん!」

 

神琳は楓にマギスフィアを渡した。

 

楓「ミリアムさん!」

 

楓はミリアムにマギスフィアを渡した。

 

ミリアム「鶴紗!」

 

ミリアムは鶴紗にマギスフィアを渡した。

 

「ガブッ!ガブッ!ガブッ!ガブッ!」

 

映司はメダガブリューのクランチガルバイダーからセットしたセルメダルに圧力を掛けていた。

 

鶴紗「結梨!」

 

鶴紗は結梨にマギスフィアを渡した。

 

結梨「夢結!」

 

結梨は夢結にマギスフィアを渡した。

 

夢結「決めなさい!梨璃!」

 

夢結は梨璃にマギスフィアを渡した。

 

梨璃「はい!お姉様!」

 

梨璃は夢結から受け取ったマギスフィアを放った。

 

「ゴックン!」

 

映司はメダガブリューのモードをバズーカモードにした。

 

「プ・ト・ティラーノ・ヒッサ~ツ!」

 

映司はセルメダルのエネルギーを凝縮した強力な破壊光線を放ち、マギスフィアを破壊した。

 

二水「マギスフィアをあんな簡単に……」

 

梨璃「映司くんが強いのは知ってたけど……」

 

映司「なぁ?」

 

結梨「どうしたの?」

 

映司「なんで俺達は大晦日にこんなことやってんだ?」

 

一柳隊「……」

 

 

 

 

 

 

 

模擬戦を終えた一柳隊は年を越す準備をしていた。

 

梨璃「今年もお疲れ様でした!かんぱーい!」

 

一柳隊「かんぱーい!」

 

乾杯はいつもと同じでラムネである。

 

映司「(来年はメダルを探しに行かないとな……)」

 

映司は壁に寄っかかって考えていた。

 

結梨「映司、どうしたの?」

 

映司「なんでもない。」

 

結梨「怖い顔してたよ?」

 

映司「そうか……本当に大丈夫だ。」

 

結梨「……」

 

映司「(何か情報があれば……?)」

 

映司は窓を開けた。

 

梨璃「映司くん?」

 

二水「あれって……」

 

ミリアム「タカカンドロイドじゃな。」

 

映司「新宿……」

 

雨嘉「新宿?」

 

神琳「メダル……ですか?」

 

梨璃「なんで……新宿に……」

 

映司「とりあえず今は考えるのは辞めよう。」

 

夢結「そうね。考えるのは後にしましょう。」

 

梅「もう少しで今年も終わるからな。」

 

残り数分で日付が変わろうとしている。

 

映司「色んなことがあったよな……」

 

梨璃「そうだね……」

 

楓「貴方達は入学早々やらかしてますけどね……」

 

二水「楓さんがそれ言います?」

 

鶴紗「逃亡した時はどうなるかと思ったけどな。」

 

映司「もしもの時は……グランギニョルもゲヘナも……ついでに政府も潰してただろうな。」

 

映司は実際にゲヘナを潰しに行こうとしたが理事長に止められた。

 

ミリアム「シャレになっておらんぞ……」

 

梅「政府をついでって言うのはお前くらいだな。」

 

映司「でも……何をするか決まった。」

 

楓「もう数十秒で今年も終わりますわよ。」

 

梨璃「カウントダウンしましょう!」

 

一柳隊「10……9……8」

 

一柳隊はカウントダウンを始めた。

 

一柳隊「7……6……5……4……3……2……1……0!」

 

一柳隊「あけましておめでとう!」

 

映司「……梨璃。」

 

梨璃「どうしたの?映司くん。」

 

映司「今年もよろしくな?」

 

梨璃「うん!よろしく!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

理事長室には一柳隊宛にグランギニョルからの荷物が置いてあった。

 




年の終わりにプトティラに立ち向かうってどんな罰ゲームだよ……映司君はこれからゲヘナが、一柳隊に何かしたら本気でゲヘナを潰します。
ということでグランギニョルからの贈り物はアレです……元旦の特別編でわかります(小並感)


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正月特別編2 映司と初夢とお年玉?

あけましておめでとうございます(これ書いてるのは30日)扱い的には新年初投稿なんでしょうか?なるべく週一で投稿するよう頑張りますので今年もよろしくお願いします。

この話は映司君の初夢とグランギニョルからのお年玉擬きのお話。


1月1日。元旦。

先日のパーティーの後一柳隊の全員は控室で疲れて寝ていた。

 

 

 

 

 

 

 

そして映司は初夢を見ていた。

 

映司「梨璃!一緒に戦ってくれ!」

 

梨璃「うん!映司くん!」

 

「ジャンプ!」

「ゼロツージャンプ!」

 

梨璃はドライバーのユニットの部分を開いた。

 

「オーソライズ!」

「Let’s give you power!Let’s give you power!Let’s give you power!」

 

映司&梨璃「変身!」

 

「プログライズ!」

「ゼロツーライズ!」

 

「イニシャライズ!」

 

「仮面ライダーゼロツー!」

「リアライジングホッパー!」

 

世界の滅びを止めるために、2人のライダーが並んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

梨璃「……映司くん!……映司くん!」

 

映司「ん?……梨璃?」

 

梨璃「もう朝だよ?」

 

映司「(まただ……なんなんだ?あの夢は……)そうか……おはよう、梨璃。」

 

映司は初夢のことを少し考えていた。

 

梨璃「うん!おはよう!映司くん!」

 

映司「俺が最後か……あれ?楓は?」

 

二水「楓さんなら、理事長室に行きましたよ?」

 

映司「理事長室?」

 

雨嘉「グランギニョルから私達に届け物があったみたい。」

 

映司「なるほどねぇ……」

 

楓が扉を開け戻ってきた。

 

楓「あら……映司さん起きたんですね。」

 

映司「ああ、おはよう。」

 

ミリアム「それで……その荷物はなんじゃ?」

 

楓「お父様から私達に……とのことです。」

 

楓はアタッシュケースを開けた。

 

映司「……このドライバー!?」

 

映司は夢で同じドライバーを見ている。

 

楓「その2つ……ゼロワンドライバーとゼロツードライバーは映司さんに。」

 

映司「ああ……ありがとう。」

 

楓「そして私達には……」

 

楓はゼロワンドライバーとゼロツードライバーが入っていたのとは別のアタッシュケースを開けた。

 

雨嘉「このケースにも?」

 

ショットライザー、フォースライザー、スラッシュライザーが入っていた。

 

楓「私はこのドライバーを使います。」

 

楓はサウザンドライバーを取り出した。

 

映司「まだあるけど……この中から4人ってことか?」

 

楓「そうなりますわね。」

 

映司「とりあえず変身してみるか……」

 

「ゼロワンドライバー!」

 

映司はゼロワンドライバーを巻いた。

 

「ジャンプ!」

 

映司はライジングホッパープログライズキーのボタンを押した。

 

「オーソライズ!」

 

映司はドライバーにキーをスキャンし、親指でキーを展開させた。

 

映司「変身!」

 

映司はキーをドライバーに装填した。

 

「プログライズ!」

「飛び上がライズ!ライジングホッパー!」

 

「A jump to the sky turns to a rider kick.」

 

映司「変身できた……」

 

楓「では私も変身を……」

 

「サウザンドライバー!」

 

楓はサウザンドライバーを巻いて右手に持っている、アウェイキングアルシノゼツメライズキーを回転させ、ドライバーの左にセットした。

 

「ゼツメツ!Evolution!」

 

楓はアメイジングコーカサスプログライズキーのボタンを押した。

 

「ブレイクホーン!」

 

音声と共にキーが展開した。

 

楓「変身!」

 

楓はキーをドライバーの右に装填した。

 

「パーフェクトライズ!」

「When the five horns cross, the golden soldier THOUSER is born.」

 

「Presented by ZAIA.」

 

梨璃「ザイア?」

 

映司「ギニョギニョ……じゃなかった……グランギニョルが作ったんじゃないのか?」

 

楓「お父様に聞いたら、ザイアと飛電インテリジェンスからの貰い物だと……」

 

結梨「……」

 

結梨はフォースライザーを巻いた。

 

「フォースライザー!」

 

一柳隊「え?」

 

梨璃「結梨ちゃん!?」

 

結梨「私……皆と一緒に戦いたい。」

 

結梨のCHARMは改良中のため、結梨は新宿に行っても戦えない。

 

映司「まぁ……誰が変身してもまともに戦えるまでは、俺が模擬戦するから俺は誰でもいい……それに……少しは本気でやれるし……」

 

一柳隊「………」

 

映司の一言に梨璃と結梨以外が戦慄した。

 

結梨「こうやって……」

 

結梨はスティングスコーピオンプログライズキーのボタンを押した。

 

「ポイズン!」

 

結梨はキーをフォースライザーに装填した。

 

結梨「え〜っと……変身?」

 

フォースライザーのトリガーを引いた。

 

「フォースライズ!」

「スティングスコーピオン!」

 

「Break Down.」

 

映司「残り3人だな。」

 

梨璃「残りは狼とチーターと鳥……」

 

映司「じゃあ……これは梅様で。」

 

映司は梅にショットライザーとラッシングチータープログライズキーを投げた。

 

梅「おっと……」

 

梅はキャッチした。

 

映司「梅様の縮地との相性が良さそうなので、それは梅様が使ってください。」

 

梅「……わかった!」

 

ミリアム「なぁ?これどう開けるんじゃ?」

 

ミリアムがショットライザーとシューティングウルフプログライズキーを持っている。

 

映司「見てなかったのか……まずはショットライザーを巻いて……」

 

梅「梅も試すか。」

 

ミリアム「これじゃな。」

 

「ショットライザー!」

 

梅とミリアムはショットライザーを巻いた。

 

ミリアム「フェイズトランセンデンス!」

 

ミリアムはフェイズトランセンデンスを発動してシューティングウルフプログライズキーをこじ開けた。

 

映司「……梅様もミリアムもキーのボタンを押してくれ。」

 

「バレット!」

「ダッシュ!」

 

梅とミリアムはキーのボタンを押した。

 

映司「ショットライザーに入れてくれ。」

 

「オーソライズ!」

 

映司「梅様はキーを展開してくれ。」

 

「Kamen Rider. Kamen Rider.」

 

映司「後はトリガーを引くだけだ。」

 

梅&ミリアム「変身!」

 

2人はトリガーを引いた。

 

「ショットライズ!」

 

「シューティングウルフ!」

「ラッシングチーター!」

 

「Try to outrun this demon to get left in the dust.」

「The elevation increases as the bullet is fired.」

 

映司「後は……」

 

神琳「なら私が。」

 

映司「神琳?」

 

神琳「いつもより強い映司さんに興味があるので……」

 

神琳はスラッシュライザーを巻いた。

 

「スラッシュライザー!」

 

神琳はバーニングファルコンプログライズキーのボタンを押した。

 

「インフェルノウィング!」

 

スラッシュライザーにキーをセットした。

 

「バーンライズ!」

 

そして神琳はキーを展開した。

 

「Kamen Rider. Kamen Rider.」

 

神琳「変身!」

 

神琳はトリガーを引いた。

 

「スラッシュライズ!」

「バーニングファルコン!」

 

「The strongest wings bearing the fire of hell.」

 

楓「これで映司さんの負担が少しは減りますわね?」

 

映司「多少はな。」

 

6人は変身を解除した。

 

雨嘉「映司、もう1つのドライバーでは変身しないの?」

 

映司「一応やるか……」

 

「ゼロツードライバー!」

 

映司はゼロツードライバーを巻いて、ドライバーのユニットの部分を開いた。

 

「Let’s give you power!Let’s give you power!Let’s give you power!」

 

映司はゼロツープログライズキーのボタンを押した。

 

「ゼロツージャンプ!」

 

映司「変身!」

 

映司はドライバーにキーを装填した。

 

「ゼロツーライズ!」

「Road to glory has to lead to

growin'path to change one to two!」

「仮面ライダーゼロツー!」

 

「It's never over.」

 

映司「ゼロツーにも変身できたな。」

 

映司は変身を解除した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして新宿ではヒュージがメダルを吸収していた。

 




多分察した人も居るだろうけどグランギニョルからのお年玉は変身道具です。


映司→主人公だしまぁ……うん(アークワンにはなる……?)
楓→サウザーなら多分この人って思った。
梅様→縮地とチーターの能力なら映司君のスピード超えられるんじゃね?
ミリアム→バルカン=こじ開け変身……フェイズトランセンデンスでこじ開けよう。
神琳→ルーレットで決まった人1号……この中だと他の人より一番こじつけ感すごい
結梨ちゃん→ルーレットで決まった人2号……みっくライダー好きだしいいよね?(アークスコーピオンにはならないはず……)



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日常編3 映司VS楓&結梨

楓さんお誕生日おめでとうございます(本編と一切関係ありません。)


楓、梅、神琳、ミリアム、結梨は映司との訓練が始まってから1週間が経っていた。

 

楓「貴方……本当に人間ですの?」

 

「メタルクラスタホッパー!」

 

「It’s High Quality.」

 

映司「何言ってんだお前……俺は人間だよ。」

 

楓「なら……何故あれだけの戦闘して息を切らしていないのですか!」

 

楓のサウザンドジャッカーを、映司はプログライズホッパーブレードでガードする。

 

映司「本気で戦ってないんだから当たり前だろ!」

 

映司はプログライズホッパーブレードのトリガーを5回引いた。

 

「フィニッシュライズ!」

 

楓「っ!」

 

「ジャックライズ!」

 

楓はサウザンドジャッカーのジャックリングを引いた。

 

「プログライジングストラッシュ!」

 

「JACKING BREAK」

「©ZAIAエンタープライズ」

 

映司の飛ばしたクラスターセルの刃を、楓はシャインクリスタで防いでいるが、亀裂が入った。

 

楓「くっ……」

 

映司はプログライズホッパーブレードを、メタルクラスタホッパープログライズキーのメタルライザーにスキャンした。

 

「ファイナルライズ!」

「ファイナルストラッシュ!」

 

映司は楓に向けて、クラスターセルの刺を無数に飛ばした。

 

楓「っ!?」

 

シャインクリスタが崩壊した。

 

映司「これで終わりだ。」

 

映司はキーを押し込んだ。

 

「メタルライジングインパクト!」

 

楓「まだですわ!」

 

楓もアメイジングコーカサスキーを押し込んだ。

 

「サウザンドディストラクション!」

 

映司は飛び蹴り、楓は回し蹴りを放った。

 

「メタルライジングインパクト!」

 

「THOUSAND DESTRUCTION」

「©ZAIAエンタープライズ」

 

楓は力負けしてしまい、変身が解除された。

 

ミリアム「楓もそうじゃが、わしらも映司にそれなりに張り合えるようになったのは、アイツのスパルタ特訓のおかげじゃな。」

 

梅「あれでも本気じゃないって、おかしいだろ。」

 

神琳「映司さんが本気になれば、私達は瞬殺されますね。」

 

結梨「映司、次は私!」

 

ミリアム「結梨はこの中で、一番楽しそうにやっておるな。」

 

神琳「結梨さんとやる時だけ、映司さん、強くなってません?」

 

梅「確かにレアスキルも使ってるからな。」

 

楓「でも、結梨さんもレアスキル使ってらっしゃいますわよ?」

 

「ポイズン!」

 

結梨「変身!」

 

「フォースライズ!」

「スティングスコーピオン!」

 

「Break Down.」

 

映司「早く慣れるためにも、ゼロツーでやるか。」

 

映司はゼロツードライバーを巻いた。

 

「ゼロツードライバー!」

 

映司はゼロツーユニットを展開した。

 

「Let’s give you power! Let’s give you power! Let’s give you power!」

 

「ゼロツージャンプ!」

 

ゼロツープログライズキーを展開して、ドライバーに装填した。

 

「ゼロツーライズ!」

「Road to glory has to lead to growin'path to change one to two!」

「仮面ライダーゼロツー!」

 

「It's never over.」

 

神琳「ゼロツー……」

 

梅「早く慣れるためか?」

 

楓「これからはゼロツーと訓練をすることになりそうですわね……」

 

ミリアム「わしもランペイジを使いこなせるよう頑張らないとな。」

 

結梨「行くよ?映司!」

 

映司「来い!結梨!」

 

2人は戦闘を始めた。

 

梅「……あの2人のスピードおかしくないか?」

 

映司はゼロツーの能力と縮地を併せ、結梨は縮地の域を超えている。

 

楓「梅様より速いって……」

 

神琳「映司さんは本気ではないんですよね?」

 

神琳の言うとおり映司は本気ではない。

 

ミリアム「つまり……もっと速くなるということじゃな。」

 

梅「そろそろ決着つけないと、やばいんじゃないか?」

 

映司のスパルタ訓練は、夜まで続いているため結梨と戦い始めた時にはもう暗くなり始めていた。

 

神琳「ヒートアップしてますね。」

 

映司はキーを押し込み、結梨はフォースライザーのトリガーを引いた。

 

「ゼロツービッグバン!」

「スティングディストピア!」

 

2人が同時に飛び上がり、蹴りを放とうとした瞬間、1発の弾丸が映司と結梨の前を通った。

 

映司&結梨「っ!?」

 

梨璃「ねぇ?映司くん?」

 

撃ったのは、梨璃だった。

 

映司「り、梨璃?」

 

梨璃「……私……言ったよね?……今日は私が、ご飯作るから6時までには帰ってきてって……」

 

梅曰く、梨璃の瞳はハイライトが仕事をしていなかったらしい。

 

神琳「言ってましたね。」

 

現在時刻は19時。

 

ミリアム「完全に忘れておったな、コイツ。」

 

映司「……」

 

この後……映司は梨璃に説教され、数時間の間は、梨璃の機嫌が悪いと思われたが、数分後に映司が梨璃を愛で始めたことにより、この件は解決した。




実際、人間相手に映司君が本気で戦えば死人が出ます。
梨璃に言われたことを忘れ、結梨ちゃんと戦っていた映司君……怒られて当然だわ。



次に投稿する話は格〇けチェ〇クをパクっ……リスペクトした話です。


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日常編4 百合ヶ丘格付けチ〇〇ク

どうも、LRのアークスコーピオン出して、数十分で2枚目のアークスコーピオンを引いた人です。結梨ちゃんをアークスコーピオンにしろってか?



この話は前の予告の通り格付けチェックです。


映司「百合ヶ丘格付けチェック。常識がないのは誰だスペシャル〜」

 

結梨「この企画では皆さんに、正解して当然の問題を3問出します。」

 

映司「それではやっていきましょう。」

 

チーム ユリ 夢結、梨璃。

チーム 一柳隊 楓、二水。

チーム 神雨 神琳、雨嘉

チーム アールヴヘイム 天葉、樟美。

チーム 工廠科 百由、ミリアム。

チーム 生徒会 史房、祀。

 

結梨「最初のチェックは、見極めです。」

 

映司「皆さんには、どちらがゼロワンかを見極めてもらいます。」

 

結梨「チームユリからは白井夢結様。」

 

梨璃「お姉様!頑張ってください!」

 

夢結「ええ。」

 

結梨「チーム一柳隊からは楓・J・ヌーベル様。」

 

楓「結梨さん?キャラ崩壊してません?」

 

映司「まぁ司会だし。」

 

結梨「チーム神雨からは郭神琳様。」

 

神琳「一柳隊の皆さんは確実に正解できるでしょう。」

 

映司「誰よりも多く見てるからな。」

 

結梨「チームアールヴヘイムからは天野天葉様。」

 

天葉「一柳隊の次くらいには見てるから大丈夫でしょう。」

 

結梨「チーム工廠科からは真島百由様。」

 

映司「百由様も大丈夫でしょ?」

 

百由「そうね。私もオーズとゼロワンの違いくらいならわかるわ。」

 

結梨「チーム生徒会からは出江史房様。」

 

映司「では皆さん移動してください。」

 

最初に挑戦するのは夢結と楓と神琳。

 

楓「シルエットですか……」

 

夢結「……」

 

Aがゼロワン(フライングファルコン)。Bがオーズ(タトバ)。

 

楓「ゼロワンはAですわ!」

 

楓はAの部屋へ。

 

夢結「ゼロワンはAよ。Bはオーズね。」

 

楓に続き夢結もAの部屋へ。

 

楓「Bはオーズですよね?」

 

夢結「ええ、タトバコンボね。」

 

そして神琳が選択したのは……

 

神琳「ゼロワンはAですね。」

 

Aを選択した神琳はAの部屋へ。

 

神琳「お2人もこの部屋に、居らしたんですね。」

 

夢結「もし間違えたら映司と梨璃に何されるか……」

 

そして場面は変わり……

 

映司「これ面白いのはゼロワンのことを知ってるのが一柳隊だけなんですよね。」

 

映司はゼロワンのことを生徒会には報告をしていない。

 

祀「後で生徒会に報告書を提出してね?」

 

映司「ここに居る皆さんにも聞いてみましょう。梨璃はどっちだと思う?」

 

梨璃「Aだと思う。」

 

映司「ミリアムは?」

 

ミリアム「わしもAじゃ。」

 

他の人もAと言った。

 

映司「これは初歩的な問題ですもんね。」

 

梨璃「これは間違えたらアホだと思います。」

 

映司「梨璃?キャラが崩れてるぞ。」

 

続いての挑戦者は天葉、百由、史房。

 

百由「うわぁ……この距離だとわかりずらいわね……」

 

天葉「パッと見は同じじゃない……」

 

史房「……」

 

そして3人ともAを選択した。

 

映司「正解発表……俺の入った部屋が正解の部屋だ。」

 

映司はAとBの部屋の前に立った。

 

映司「正解は……」

 

映司はAの部屋の扉を開けた。

 

映司「全員居た……」

 

天葉「司会としてその反応はどうなの?」

 

そして続いてのチェックは……

 

映司「続いてのチェックは……3択の中からCHARMを当ててもらいます。」

 

1回目の挑戦者のペアが2回目に挑戦する。

 

映司「マソレリック、中華鍋、亀の中から、皆さんにはマソレリックを当ててもらいます。」

 

結梨「もし亀を選んだ場合は2ランクダウンします。」

 

最初の挑戦者は梨璃。

 

梨璃「全然……わかんない……」

 

梨璃はBを選択した。

 

映司「先にここに居る皆さんに正解を発表します。」

 

映司は正解の書かれた紙を開いた。

 

夢結「Bなのね。」

 

映司「そして2ランクダウンの部屋は……」

 

映司は紙を開いた。

 

百由「C……」

 

梨璃の次に挑戦するのは二水と雨嘉。

 

二水&雨嘉「……」

 

二水と雨嘉はBを選択。

 

ミリアム「Cは多分亀じゃな……AかB……」

 

ミリアムはBを選択。

 

祀&樟美「……」

 

祀と樟美も考えている。

 

映司「これ見てる分にはすごく面白いんですよね。」

 

映司は事前にチェックを受けているが全問正解である。

 

樟美「B……かな?」

 

樟美はBの部屋行き、祀も同じくBの部屋へ。

 

映司「正解発表……」

 

映司はBの扉を開けた。

 

結梨「また全員正解だ。」

 

映司「最終問題は食べ比べです。皆さんには3択から選んでもらいます。」

 

結梨「今回は不正解だと2ランクダウンで絶対に、選んじゃいけないのを選んだ瞬間この話から消えます。」

 

映司「皆さんに当ててもらうのは本格的なカレーです。」

 

結梨「残りの2択は、映司が作ったカレーとレトルトカレーです。」

 

映司「俺が作ったのを選べば2ランクダウン、レトルトカレーを選べばこの話から消えます。」

 

結梨「この問題だけ梨璃と夢結は別室で待機だから。」

 

梨璃「どうして?」

 

映司「梨璃は俺の料理なら匂いでわかるからな。」

 

夢結「梨璃と私が入った部屋は正解の可能性が高くなるから?」

 

映司は頷いた。

 

映司「皆さん移動してください。」

 

結梨「映司、私達はどうするの?」

 

映司「お前も梨璃達とやるか?」

 

結梨「いいの?」

 

映司「後は正解の部屋に行くだけだから1人でもできるからな。」

 

結梨「行ってくる!ありがとう映司!」

 

結梨は梨璃と夢結のチームに入った。

 

映司「(Cを選ぶのは誰かな……)」

 

まずはアールヴヘイムの2人。

 

樟美「Bは映司さんの作ったカレーだと思います。」

 

天葉「となるとAかC……」

 

映司「樟美は俺の作ってるのよく見てるからなぁ……なんとなくわかるのか……」

 

タカカンドロイドと遊びながら、考えていた。

 

天葉&樟美「A!」

 

映司「この2人はセーフか……」

 

天葉と樟美はAの部屋へ。

 

ミリアム「Bは映司のじゃな。」

 

百由「さすがグロッピ!」

 

映司「次はこの2人か。」

 

ミリアム&百由「……C!」

 

映司「あ。」

 

そして生徒会もCを選んでいた。

 

映司「あはははは!」

 

映司は笑い転げている。

 

神琳「映司さんの笑い声がここまで聞こえるんですが……」

 

雨嘉「誰か消えたのかな?」

 

映司「……次は……?神琳と雨嘉か。」

 

2人はAを選びAの部屋に入った。

 

楓「Bは映司さんのですよね?」

 

二水「Cは多分レトルトかと……」

 

楓と二水もAを選んだ。

 

映司「最後はあの3人か。」

 

梨璃「AかCです!」

 

結梨「うん。Bは映司が作ったやつ。」

 

映司「あの2人は俺の料理を食いすぎなんだよな。」

 

夢結「個人的にはAの方が美味しく感じたわ。」

 

梨璃「Cはなんというか……映司くんが手抜きした感じがしました。」

 

映司「……手抜きって……」

 

結梨「じゃあAにする?」

 

この3人の回答は他のチームには見えていない。

 

映司「正解発表……」

 

映司は扉の前に来た。

 

映司「まずは消えた部屋から開けます。」

 

映司はCの部屋を開けた。

 

映司「生徒会と工廠科は消えました。」

 

映司は扉を出た。

 

映司「正解は……」

 

映司はAの扉を開けた。

 

映司「正解はAでした〜」

 

楓「梨璃さん達は何を選んだのでしょうか?」

 

映司「今から梨璃達の入ったであろう部屋に行ってくるから、先に戻っていいぞ。アイツら正解してるだろうし。」

 

映司は梨璃達の部屋に向かった。

 

映司「正解の部屋を開けます。」

 

映司はAの部屋を開けた。

 

映司「やっぱり居たか。」

 

夢結「当然でしょう?」

 

映司「ということで、優秀なリリィだったのは……4組でした。」

 

神琳「映司さんが声上げて笑っていたのは?」

 

映司「工廠科組と生徒会が連続で消えて面白くて笑ってた。」

 

楓「貴方もやったのでしょう?」

 

映司「俺?ああ、全問正解だけど?」

 

結梨「以上……百合ヶ丘格付けチェックでした。」

 




本当は6問やろうとしたんだけど思いつかないから辞めました。

次は多分……映司君と梨璃ちゃんが、イチャイチャする話にすると思います。



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日常編5 映司と梨璃がイチャイチャする話?

ラスバレのリリースまで後1週間(小並感)



映司はゼロツーに変身し、ゼアのシミュレーションでヒュージと戦闘していた。

 

「ゼロツービッグバン!」

 

映司はヒュージに多段蹴りを放ち、最後に飛び蹴りを放った。

 

映司「今日はこんなもんか。」

 

映司が変身を解くとゼアのシミュレーションが終わった。

 

梨璃「映司くん、シミュレーション終わったの?」

 

映司「ああ、終わったぞ。」

 

梨璃「なら、一緒にご飯食べよ?」

 

2人はカフェに移動した。

 

映司「梨璃もやってみるか?」

 

梨璃「え?何を?」

 

映司「ゼアのシミュレーション。」

 

梨璃「私でもできるのかな?」

 

映司「大丈夫だろ。」

 

昼ご飯を食べた2人は、映司の部屋へ行った。

 

映司「とりあえずやってみるか。」

 

映司がゼロツープログライズキーのボタンを押した。

 

「ゼアズアビリティ!」

 

映司と梨璃はゼアへ転送された。

 

梨璃「私もゼアに行けた……」

 

映司「なら、問題無いな。」

 

映司はシミュレーションを起動した。

 

梨璃「本当にヒュージが……」

 

ヒュージが数体現れた。

 

映司「シミュレーションだけど、油断はするなよ。」

 

「ゼロツードライバー!」

 

映司はゼロツードライバーを巻いて、ゼロツーユニットを展開した。

 

「Let’s give you power! Let’s give you power! Let’s give you power!」

 

梨璃「うん!」

 

梨璃はCHARMを起動した。

 

「ゼロツージャンプ!」

 

映司「変身!」

 

映司はゼロツープログライズキーを展開して、ドライバーに装填した。

 

「ゼロツーライズ!」

「仮面ライダーゼロツー!」

 

「It's never over.」

 

映司「梨璃、援護頼む。」

 

梨璃「うん!任せて!」

 

映司はヒュージの目の前に向かいゼアの予測でヒュージの攻撃を避けていた。

 

梨璃「あれがゼロツー……」

 

映司「梨璃!」

 

梨璃「うん!」

 

梨璃はヒュージに向けて弾丸を放った。

 

映司「これで終わらせる。」

 

ゼアの予測した様々な可能性を同一世界上に展開させた。

 

梨璃「え?」

 

梨璃は映司の攻撃を見て驚いた。

 

映司「シミュレーション終了っと。」

 

映司は変身を解いた。

 

梨璃「映司くん!さっきの攻撃って……」

 

映司はゼアの予測した可能性から、同時には成り立ちえない攻撃の可能性を瞬時に切り替え、『正面からのパンチと同時に背後からキックする』という異次元的な攻撃をしたと梨璃に説明する。

 

梨璃「へぇ〜……ゼアってすごいんだね。」

 

映司「まぁ……衛星だしな。」

 

梨璃「映司くん、眠いの?」

 

映司「確かにそろそろ昼寝の時間だな。」

 

梨璃「なら……」

 

梨璃は映司に膝枕をしている。

 

映司「お休み、梨璃。」

 

梨璃「うん。お休み、映司くん。」

 

その頃、映司と梨璃以外の一柳は控室で2人について話していた。

 

夢結「あの2人、最近弛んでるんじゃないかしら。」

 

二水「梨璃さんは、ともかく映司さんはゼアのシミュレーションでヒュージと戦闘していますよ?」

 

梅「アイツ……梅達と模擬戦してる時も結構容赦なくやってくるぞ。」

 

楓「なので、映司さんは多少弛んでる方がよろしいかと。」

 

ミリアム「そろそろミーティングの時間じゃが……あの2人はどこに行ったんじゃ?」

 

神琳「いつもの場所で訓練でもしてるんじゃないですか?」

 

結梨「映司は、最近ゼアのシミュレーションの方が多いって、梨璃が言ってた。」

 

雨嘉「ゼアに居るなら、私達は干渉できないんじゃ……」

 

鶴紗「なら、あの2人が戻ってきたら話せばいいんじゃないか?」

 

そしてゼアの中では……

 

梨璃「映司くん!映司くん!」

 

映司「ん?なんだよ……梨璃。」

 

梨璃「ミーティング!」

 

映司「ミーティング……忘れてた!」

 

ゼアから映司の部屋に戻る。

 

映司「梨璃、捕まってろよ?」

 

梨璃「う、うん!」

 

映司は梨璃を抱え、縮地を発動した。

 

夢結「2人共……遅いわよ?」

 

映司「シミュレーションするんじゃなかった……」

 

梨璃「映司くん、大丈夫?」

 

映司「大丈夫……大丈夫。」

 

神琳「全員集まったので始めましょうか。」

 

ミーティングは何事もなく普通に終わり……次の日。

 

梨璃「なにこれ!?」

 

梨璃はリリィ新聞の内容を見て驚いている。

 

映司「二水……?」

 

二水「え、映司さん!?ごきげんよう……」

 

二水はすぐにその場を離れようとするが、梨璃が二水の腕を掴んだ。

 

二水「り、梨璃さん!?離してください!?」

 

梨璃「二水ちゃん……ごめん。」

 

映司「覚悟はいいな?二水。」

 

その場に居た雨嘉が言うには、その時の映司は目が笑っていなかったらしい。

 

二水「ぎゃああああああぁぁぁぁ!?」

 

一柳隊の控室からは二水の断末魔が聞こえたらしい。

 




イチャイチャってこんな感じいいのかな?(対してしてない)
ゼロツーの能力はpi〇〇vからの引用です。

次はラスバレの1話です(リセマラ終わるまで投稿しないけど)


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日常編6 映司VS梨璃&結梨

前の話でリリースまで投稿しないと言いましたが、書けたんで投稿します。多分これがラスバレリリース前の最後の投稿。


映司は使用可能のメダルを確認していた。

 

映司「プトティラ、スーパータトバ、タジャドルか……」

 

結梨「映司、どうしたの?」

 

映司「新宿に行く前に使えるメダルの確認しておこうかなって。」

 

結梨「これ、持ってていい?」

 

結梨はスーパータトバコンボのメダルを持ち映司に聞いた。

 

映司「ああ、いいぞ。」

 

結梨「ありがとう!」

 

映司「結梨、前の続きしようか?」

 

結梨「続き?」

 

映司「梨璃に邪魔されたから途中で終わっただろ?」

 

結梨「やる!」

 

梨璃「映司くん、居る〜?」

 

梨璃が映司の部屋へ入ってきた。

 

結梨「梨璃、どうしたの?」

 

梨璃「あ、結梨ちゃん。」

 

映司「梨璃、何か用か?」

 

梨璃「うん、新宿に行く前に模擬戦してくれないかなって。」

 

映司「結梨、梨璃も一緒にいいか?」

 

結梨「うん!」

 

梨璃「結梨ちゃんも?」

 

映司「ああ、前の続きをしようかなって。」

 

3人は廃墟に移動した。

 

梨璃「最初は私!」

 

映司「よし……」

 

「ゼロツードライバー!」

 

映司はゼロツードライバーを巻いて、ゼロツーユニットを展開した。

 

「Let’s give you power! Let’s give you power! Let’s give you power!」

 

「ゼロツージャンプ!」

 

映司「変身!」

 

映司はゼロツープログライズキーを展開して、ドライバーに装填した。

 

「ゼロツーライズ!」

「仮面ライダーゼロツー!」

 

「It's never over.」

 

梨璃「……映司くん、いくよ?」

 

梨璃はCHARMを起動し、構え映司に向けて駆け出した。

 

梨璃「これなら……!」

 

梨璃は映司が避けた瞬間に、CHARMを変形させ、弾丸を放った。

 

映司「その結論は予測済みだ。」

 

梨璃「今のも避けたの!?」

 

映司「ゼロツーじゃなきゃ当たってたな。」

 

結梨「梨璃!交代!」

 

梨璃「うん!頑張って、結梨ちゃん!」

 

梨璃は結梨と交代して、結梨はフォースライザーを巻いた。

 

「フォースライザー!」

 

「ポイズン!」

 

結梨はスティングスコーピオンプログライズキーのボタンを押して、フォースライザーに装填した。

 

結梨「変身!」

 

結梨はフォースライザーのトリガーを引いた。

 

「フォースライズ!」

「スティングスコーピオン!」

 

「Break Down.」

 

映司「いくぞ!結梨!」

 

映司は駆け出した。

 

梨璃「映司くんの動きが見えない……」

 

梨璃には映司の動きが見えていない。

 

映司「結梨、前よりも強くなったか?」

 

結梨は映司の攻撃をガードしている。

 

結梨「映司こそ……ゼロツーを前よりも使いこなしてる。」

 

映司はキーを押し込み、結梨はフォースライザーのトリガーを引いた。

 

「ゼロツービッグバン!」

「スティングディストピア!」

 

2人は同時に飛び上がり、蹴りを放った。

 

梨璃「うわぁ!?」

 

梨璃は衝撃でバランスを崩した。

 

夢結「っ!?何!?」

 

百合ヶ丘にまで衝撃が届いていた。

 

雨嘉「じ、地震!?」

 

神琳「十中八九、あの2人でしょう。」

 

ミリアム「あの2人の攻撃ならおかしくないな。」

 

楓「映司さんと結梨さんですか……」

 

二水「梨璃さん、映司さんと模擬戦するって言ってました!」

 

梅「梅は先に行ってるぞ!」

 

梅は縮地を使い、映司達の元へ。

 

鶴紗「映司はともかく、結梨の攻撃はあんな威力出るのか?」

 

神琳「フェイズトランセンデスでしょうか?」

 

ミリアム「マギの量で威力が変わるとかシャレになっとらんぞ……」

 

そして廃墟では……

 

映司「さすがにやりすぎたな……」

 

結梨「梨璃、大丈夫?」

 

梨璃「うん、大丈夫だよ。」

 

映司「とりあえず、怒られるな。」

 

梨璃「え?」

 

映司「あれだけの威力が百合ヶ丘に届いてないわけないんだよ。」

 

結梨「夢結達が来る?」

 

梅「お前達!」

 

梨璃「ま、梅様!?」

 

映司「やっぱり来た。」

 

梅「やっぱり?」

 

映司「あれだけの威力だと百合ヶ丘まで届いていたと思ったんで。」

 

梨璃「映司くんは、こうなるってわかってたの?」

 

映司「いや?全く……むしろあんな威力出て驚いてる。」

 

夢結達もやってきた。

 

夢結「貴方達……何をしたらあんなことになるのか教えて欲しいのだけど。」

 

この後3人は夢結に怒られた。




とりあえずBOUQUETの日常編としての話は終わりです。



アンケート置いたので良ければ答えてください。


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Last Bullet
第12.5話 映司と結梨の自己紹介といつものオチ


ラスバレリリース記念ということで映司君と結梨ちゃんの自己紹介です。


梨璃「映司くん、映司くん」

 

映司「梨璃?どうしたんだ?」

 

梨璃「映司くんにインタビューしたい人が、映司くんが居なかったから私にやってくれって……」

 

映司「二水への制裁で部屋から出てなかったからか……今度謝りに行こう」

 

梨璃「始めるね?」

 

映司「ああ」

 

梨璃「名前とレギオン、学年からお願い」

 

映司「百合ヶ丘女学院1年、松原映司です。男だけど、リリィだって理事長代理に言われました。所属レギオンは一柳隊で、梨璃と同じでリーダーやってます。一柳隊は毎日何か面白いことが起きるから、楽しいです」

 

梨璃「映司くんが……敬語を……」

 

映司が敬語で話していることに驚く梨璃。

 

映司「梨璃……さすがに俺も敬語は使えるんだけど」

 

梨璃「じゃあ次は、映司くんのレアスキルについて教えて?」

 

映司「レアスキルは【エンハンス・トレース】です。一度見た他のリリィのレアスキルを数倍の効果で使用できます。例えば【フェイズトランセンデス】と【縮地】のようにスキルを組み合わせても使用できるのが、俺のレアスキルです」

 

梨璃「次は趣味とか教えて?」

 

映司「趣味?趣味は寝る事と、料理です。料理は2年前からは自分で作るようになったんです。前に同じレギオンの二水に、デスソース入りのどら焼きを食べさせました。特技は……多分CHARMを壊すことです」

 

梨璃「あはは……好きなものとかも教えて?」

 

映司「好きなものは……梨璃?」

 

梨璃「え!?私!?」

 

映司「後は……ラムネです」

 

梨璃「え、映司くん!私が好きって……」

 

映司「嘘は言ってない」

 

詳しい内容は第12話を読んでください(唐突な宣伝)

 

梨璃「え、えっと次は、ヒュージと戦う理由を教えて?」

 

映司「戦う理由……大事な人を守るためです。それが俺の……仮面ライダーオーズと仮面ライダーゼロワンである俺の戦う理由です」

 

梨璃「映司くん、オーズとゼロワンの説明してないよ?」

 

映司「あまり詳しくは話せませんが……オーズもゼロワンも俺が、梨璃達を守るために使う力……リリィにとってのCHARMって考えてください」

 

梨璃「これで頼まれた内容は終わりだね」

 

映司「結梨も受けたのか?」

 

梨璃「結梨ちゃんは……映司くんと同じで受けてないみたい」

 

映司「なら、やるか」

 

梨璃「うん!」

 

映司と梨璃は結梨を呼んだ。

 

結梨「映司、梨璃、どうしたの?」

 

映司「インタビューをしたい人が居たらしいけど結梨が居なかったから、梨璃に頼んだらしい」

 

結梨「そうなの?」

 

梨璃「だから、今からやるんだけどいいかな?」

 

結梨「うん!いいよ!」

 

梨璃「最初は、名前とレギオン、学年を教えて?」

 

結梨「百合ヶ丘女学院1年、一柳結梨。レギオンは一柳隊に所属してるよ。梨璃が私に結梨って名前をくれたんだ。そして映司が私に帰る場所をくれた」

 

梨璃「結梨ちゃん……」

 

映司「……次は戦う理由か?」

 

結梨「私に帰る場所をくれた映司や皆を守るためかな」

 

梨璃「映司くんと同じ感じだね?」

 

映司「そうだな……次は好きなものだ」

 

結梨「好きなもの……映司も梨璃も皆大好きだよ!後は映司の作る料理も好き!」

 

梨璃「私も映司くんの料理は好きだよ!」

 

映司「ありがとう、2人共」

 

映司は梨璃と結梨の頭を撫でた。

 

二水「これは……!」

 

ミリアム「二水、お主は命知らずじゃな……」

 

神琳「映司さんの制裁がレベルアップしていくので私は楽しみですよ?」

 

そして翌日。

 

梨璃「え!?これって昨日の!?」

 

リリィ新聞には、映司が梨璃と結梨の頭を撫でている写真があった。

 

二水「今日は映司さんが来る前に逃げないと……」

 

一柳隊の控室では……

 

映司「結梨、二水を捕まえたらお前の食べたいご飯作ってやる」

 

結梨「本当!?私やる!二水のこと捕まえてくるね!」

 

結梨はフェイズトランセンデスを発動して、二水を捕まえに行った。

 

雨嘉「え、映司?今度はどうするの?」

 

映司「ネタも無くなってきたから、そろそろ戦闘訓練にしようかなって」

 

楓「ネタって……」

 

ミリアム「最終的には実力行使じゃな……」

 

二水「結梨ちゃん!?離してください!?」

 

結梨が、二水を捕まえて一柳隊の控室に入ってきた。

 

神琳「結梨さんがこの部屋を出てから、3分ですね」

 

映司「二水にしては逃げた方だな」

 

二水「え、映司さん!?」

 

映司「俺……そろそろCHARMを持ってる純粋なリリィと戦いたいんだよな」

 

二水「え?」

 

この後、一柳隊に見守られ二水は映司と訓練をしていた。

 

映司「シャインシステム……起動!」

 

二水「シャインシステム!?聞いてないで……ぎゃあああああああああ!?」

 

二水は数日間リリィ新聞のネタを探すのを辞めていたらしい。




結梨ちゃんの紹介はこれで良かったのだろうか……
二水ちゃんいつもオチに使ってごめんね。

ということでリセマラ(衣装付きの梨璃ちゃん)終わるまで投稿しないんでよろしくお願いします(n回目)


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第13話 オレがリリィで仮面ライダー

1章1話前編です。
リセマラはイベントの衣装付き梨璃ちゃんと梅様出たんで終わりです。


二水「こちら……一柳隊所属、二川二水です。ただいま現場に到着しました。これより、要請のあったエレンスゲ女学園に所属するリリィの救助捜索活動を開始します!」

 

二水は周りを見た。

 

二水「作戦地域は雨でよく見えない……じゃなくて雨天により視界不良。ケイブ反応もあり、一刻も早い救助が必要だと思います」

 

戦闘してる音が鳴る。

 

二水「っ!?戦闘音あり!あちらは……梨璃さんと夢結様の索敵範囲です!二川二水、これより戦闘地点に向かいます!以上、通信終わり!」

 

二水は梨璃と夢結の元へ向かった。

 

梨璃「やああああ〜!」

 

梨璃はヒュージを撃破した。

 

梨璃「こちらのヒュージは倒しました!お姉様の方は……」

 

夢結「私は大丈夫よ。それより、梨璃、焦りは禁物よ。今も、かなり無理しているように見えたわ」

 

梨璃「ごめんなさい、お姉様。エレンスゲ女学園のリリィがこの森で、今も救助を待っていると思うと、いてもたってもいられなくて!」

 

夢結「そうね……でも、貴方が怪我をしては元も子もないわ。この隊のリーダーは梨璃なのだから」

 

梨璃「はい……!ありがとうございます、お姉様!」

 

楓「ちょぉぉっと、お待ちになってー!」

 

梨璃「か、楓さん!?」

 

楓「私に隠れて何をイチャイチャしてますの?いくら夢結様とて、抜け駆けは許しませんわよ!」

 

やはりこの女、梨璃の事を諦めていなかったのだ。

 

夢結「2人共追いついたようね」

 

夢結は楓を無視した。

 

楓「無視ですの!?」

 

二水「あっ、待ってください!梅様より通信です!」

 

梨璃「えっ、本当!?もしもし、梅様ですか?そちらの様子はどうですか……?」

 

梅『おう、梨璃か。うんうん、通信は良好だぞ』

 

ミリアム『エレンスゲ女学園のリリィはまだ見つかっとらんがの』

 

鶴紗『一応、争った形跡とヒュージの残骸は見つけた。近くに居ると思う』

 

梅『外征に来たエレンスゲのレギオンが消息を絶って5時間が経過。そろそろ救出してやらないと危ないな』

 

ミリアム『こう視界が悪くては捜索もままならん。手分けをして探してたいところじゃが……』

 

梅『これ以上、隊を分けるのは避けるべきだろう』

 

神琳『皆さん!雨嘉さんと映司さんがヒュージを発見したようです!』

 

雨嘉『2時の方向、茂みの向こう。まだこちらには気づいてない……!』

 

梅『梨璃、いったん通信を切る!そっちは頼んだぞ、夢結』

 

神琳「奇襲を仕掛けましょう。梅様、鶴紗さん、映司さんお願いいたします」

 

梅「おう、任せておけ!」

 

鶴紗「速攻でいく」

 

神琳「私と雨嘉さん、結梨さんで援護射撃を行います。斜線には気をつけてください」

 

雨嘉「うん、わかった」

 

神琳「ヒュージの規模は不明です。要救助者も居ることを念頭に、各員臨機応変に対応願います」

 

結梨「うん」

 

映司「一柳隊……出撃!」

 

ミリアム「映司が言うと梨璃より強そうじゃな……」

 

6人は戦闘を開始した。

 

A「っ……!?」

 

B「あ……あぁ……!ヒュージが、あ、あんなに沢山……」

 

A「私達はエレンスゲのリリィよ。このままでは終わらせない……!」

 

夢結はヒュージの足に向けて弾丸を放った。

 

夢結「梨璃、ヒュージの足は止めたわ!今よ!」

 

梨璃「はい、お姉様!」

 

梨璃はヒュージを斬った。

 

梨璃「大丈夫ですか?エレンスゲの方ですよね?」

 

A「ありがとうございます。助かりました。その制服……あなた方はもしかして……」

 

B「百合ヶ丘の……!」

 

梨璃「はい、一柳隊です!」

 

夢結「挨拶は後よ。今は一刻も早く、ここから離れましょう」

 

梨璃「はい、お姉様!お2人共、走れますか?怪我をしているようでしたら、私に捕まって!」

 

A「大丈夫です。さあ、貴方も行きましょう」

 

B「うっ、く……ごめんなさい……ありがとう」

 

楓「10時の方向からさらにヒュージが!気を付けてくださいまし!」

 

二水「ま、待ってください!あのヒュージ、体中に真新しい傷が……!」

 

鶴紗「手負い……あれはCHARMによる刀傷。どこかでリリィと交戦した……?」

 

ヒュージは逃げるように移動した。

 

梨璃「えぇっ、逃げだした……?」

 

神琳「逃がしません!雨嘉さん、十字砲火を仕掛けましょう!」

 

雨嘉「っ、駄目……遮蔽物が多い。それに動きが速い……!」

 

梅「速さ比べなら私の出番だな!」

 

映司「下がってくれ、梅様。俺がやる。いいよな?夢結姉」

 

夢結「ええ、貴方に譲るわ」

 

「シャイニングジャンプ!」

 

映司はシャイニングホッパープログライズキーのボタンを押した。

 

「オーソライズ!」

 

映司はドライバーにキーをスキャンして、キーを展開してドライバーに装填した。

 

「プログライズ!」

 

「The rider kick increases the power by adding to brightness!」

 

「シャイニングホッパー!」

 

「When I shine,darkness fades.」

 

映司はヒュージに近づき、ヒュージを蹴り上げた。

 

映司「お前じゃ勝てない。俺を超えられるのはただ1人……俺だ!」

 

映司はキーを押し込んだ。

 

「シャイニングインパクト!」

 

映司はヒュージに飛び蹴りを放ち、高速移動した。

 

ミリアム「相変わらず、殺傷能力が高い攻撃じゃのう。もう、わしの出番はないかのー」

 

梨璃「映司くん……無理はしないでね……」

 

鶴紗「……ん?この気配、なんだ……?」

 

映司「これで終わりだ!」

 

高速移動した映司がヒュージに蹴りを入れようとした瞬間。

 

藍「ええぇぇぇぇい!」

 

藍がヒュージに投げたCHARMが当たる。

 

映司「っ!?」

 

映司は攻撃を辞めて、ヒュージから距離を取った。

 

二水「な、何あれ……!?巨大なCHARM……?」

 

ミリアム「あんなCHARM、わしでも見たことがないぞ!」

 

藍「ヒュージ、見つけたぁぁぁ!」

 

雨嘉「えっ、子供……?」

 

神琳「いえ、リリィです!さっきのCHARMを投擲したようです」

 

楓「なんて無茶な戦い方……」

 

映司「ルナティックトランサーか……」

 

一葉「藍、待ちなさい!」

 

恋花「うわー、遮蔽物なんて関係ないね。藍ってば、相変わらずワイルドな戦い方するねー」

 

千香瑠「今はとにかく藍ちゃんを追いましょう。敵の規模はまだわからないんだし、孤立させるのは危険よ」

 

瑤「そうだね……一葉」

 

一葉「はい!恋花様と瑤様は前衛を頼みます」

 

恋花「お任せー!」

 

瑤「うん、わかった」

 

一葉「千香瑠様は死角からの奇襲に備えてください。特に藍は防御が手薄なので巻き込まれない程度にアシストを」

 

千香瑠「了解、藍ちゃんは私が守るわね」

 

一葉「私はヒュージを牽制しつつ誘導します。各員、CHARM構え……ヘルヴォル、状況開始!」

 

ヘルヴォルが戦闘を始めた。

 

映司「よっと」

 

映司は梨璃達の近くに降りた。

 

結梨「映司、大丈夫?」

 

映司「大丈夫、あのまま俺が攻撃してたら当たってたけど」

 

結梨「映司、少し怒ってる?」

 

映司「いや?怒ってない」

 

ミリアム「仮面で見えんが……絶対キレとるな」

 

3人が話していると戦闘が終わった。

 

梅「んん〜っ。雨もすっかりやんだみたいだな」

 

ミリアム「ヒュージの方も、アイツらが倒したので最後だったようじゃ。この付近からはもう反応がない」

 

梨璃「一葉さん!まだお会いできましたね!嬉しいです!」

 

一葉「私もです。先日は簡単な挨拶だけでしたからね。夢結様も来て頂き、ありがとうございます」

 

夢結「ええ、随分と早い再開になってしまったけど」

 

恋花「なになに、一葉ってば百合ヶ丘の子たちと仲良しだったんだ」

 

一葉「いえ、仲良しというか……」

 

梨璃「はい!お友達です!」

 

一葉「……ふふっ、そうみたいです。貴方達も無事でよかったです」

 

A「いえ……。まさかヘルヴォルに来ていただけるとは思っていませんでした」

 

一葉「あっ、まずは御礼を申し上げます。この度は救援要請に快諾いただき、我がエレンスゲ女学園に所属するリリィを保護いただいたこと誠にありがとうございます。正式な感謝状は後日、学園を通して送られると思いますが……」

 

恋花「かたい!かたい、かたい、かたい!買ったのを忘れて3日後に冷蔵庫から発掘されたドーナツくらいカチカチでパッサパサだよ、一葉!」

 

一葉「そんなこと言われても……」

 

二水「あの、貴方は……」

 

恋花「おっと、自己紹介が送れたね♪ヘルヴォルのおしゃれ番長、飯島恋花とはあたしのことよ!」

 

梨璃「ばんちょう……?」

 

夢結「エレンスゲには変わった役職があるのね」

 

一葉「本気にしないでください、夢結様。恋花様もあんまりふざけないように」

 

恋花「だって、一葉がかたいからさ〜」

 

一葉「恋花様が柔らかすぎるんですよ……」

 

ミリアム「ふむ、あれがエレンスゲのトップレギオンか。思ったよりも愉快な連中のようじゃの」

 

梅「なかなか面白いレギオンに入ったみたいだな、千香瑠」

 

千香瑠「ふふふ……梅さんこそ。それにまた夢結さんと同じレギオンに所属しているなんて、私まで嬉しくなってしまいます」

 

梅「あー、あれはまぁ、うちのリーダー達のお陰というか……うん」

 

ミリアム「なんじゃ、お主ら顔見知りじゃったのか。夢結様のことを知っておるとはな」

 

千香瑠「ええ、何度か戦場でご一緒する栄誉にあずかりました」

 

梅「ははは、謙遜はよせよせ。大人しそうなナリをしてるけど、千香瑠な相当の使い手だからな」

 

ミリアム「ふむ……まぁ、そのCHARMを見ればわかる。百由様から話は聞いていたが直接見るのは初めてじゃな」

 

瑤「あの……千香瑠。携帯食、余ってないかな?藍がお腹減ったって騒いでて……」

 

千香瑠「あぁ、いっぱい動きましたものね。でも急な出動だったから藍ちゃんの好きお菓子はないかも……」

 

藍「甘くないの、やだな。もそもそしたクラッカーとドロみたいなスープはいらなーい」

 

梅「おっ、さっきのルナティックトランサーの子か。それと、そちらは初めましてかな?」

 

藍「らんだよ。ささきらん」

 

瑤「あ、ご紹介が遅れました……初鹿野瑤です……よろしくお願いします」

 

梅「私は吉村・Thi・梅。さっきも話してたけど、千香瑠とは何度か戦場であった仲だ」

 

ミリアム「わしはミリアム・ヒルデガルド・v・グロピウス。リリィじゃが、アーセナルとしてCHARMの開発調整も請け負っておる」

 

藍「ミリ村……昼で、マイ?……わかんない」

 

ミリアム「いやいや、混ざっとる混ざっとる」

 

梅「ははは、難しい名前だもんな。こっちはぜひ、ぐろっぴと呼んでやってくれ」

 

瑤「ぐろっぴ……ですか?」

 

ミリアム「やめい、梅様。変なあだ名で呼ばれるのは百由様だけで十分じゃ」

 

藍「ぐろっぴ……覚えやすくて、いい」

 

ミリアム「むむ……まぁ、どうしてもと言うならよかろう。あまり人前で連呼されたくはないが……」

 

藍「むふー、ぐろっぴー」

 

瑤「なんだか、すみません……」

 

ミリアム「わははは、面白い娘じゃの。さっきまであんな戦い方をしていたリリィとは思えん」

 

瑤「……でも、藍は藍……です」

 

梅「ああ、そうだな。見事な戦いだったぞ……お、そうだ。甘いものが好きなんだったら……映司!なんか持ってないか?」

 

映司「これしかないぞ?梅様」

 

映司は梅にプリンの入ったカップを投げる。

 

梅「プリンか」

 

藍「ぷりん……!?」

 

ミリアム「映司、お主変身解かんのか?」

 

映司「忘れてた」

 

映司は変身を解いた。

 

瑤「それで貴方は?」

 

映司「松原映司、リリィで仮面ライダーだ」

 

千香瑠「なんだか、すみません。ほら藍ちゃん、ありがとうございます、でしょ?」

 

藍「ほりがとーほがいはふ(ありがとうございます)」

 

雨嘉「可愛い……神琳、あれ……すごく可愛い……」

 

神琳「欲しがっても駄目ですわ。こっちで我慢なさい」

 

神琳は鶴紗を見た。

 

鶴紗「こっちってなんだ。私の方を見るな」

 

神琳「でも、どこか鶴紗さんに似てますわね。サイズ的な意味もそうですけど、何か雰囲気と申しますか……」

 

雨嘉「どっちも……可愛い……」

 

鶴紗「……」

 

一葉「とにかく、本当に助かりました。この御礼はいずれまた日を改めてお返しいたします。私達は準備を整えたら再出撃します。このキャンプ地は一柳隊の皆さんで好きに使ってください」

 

楓「そちらのリリィの救助はもう完了したようですが、それでも再出撃ということは、貴女方の目的は……」

 

夢結「ヒュージの殲滅、でしょう?」

 

一葉「……はい、その通りです。先遣隊の報告でこの森には通常とは異なる個体……。特型ヒュージが潜伏している可能性があります」

 

二水「特型ヒュージ……!?」

 

千香瑠「詳しい情報はまだまとめ切れていないのだけど、我が校のレギオンのリリィが交戦したようです」

 

ミリアム「その情報なら、わしの方にも届いておるぞ。なんでも戦闘中に形状を変化させるヒュージらしいのう」

 

梨璃「そんなヒュージがこの森のどこかに……」

 

一葉「私達ヘルヴォルはその特型ヒュージの討伐任務を果たします。エレンスゲのトップレギオンの名に懸けて」

 

梨璃「……あの……皆に相談があるんだけど……」

 

夢結「わかっているわ。貴方の好きなようにしなさい」

 

梨璃「え?」

 

楓「梨璃さんの考えることは皆もうわかっていることですわ。相談なんて必要ありません」

 

梨璃「……ありがとう、皆さん!一葉さん!」

 

一葉「は、はい!どうかしましたか?」

 

梨璃「私達、一柳隊も同行します」

 

一葉「え?ですが……」

 

梨璃「リリィ同士の結束ですよ!一葉さん!一緒に戦いましょう!」

 

一葉「……」

 

恋花「一葉も本当は、一柳隊と協力し合いたいんだよね?でも、これ以上助けてもらうわけにはいかないって思ってる」

 

一葉「……はい、確かに協力し合うことは決まりました。ですが、既にエレンスゲのリリィを助けてもらっています。これ以上、一柳隊の力をお借りするのは……」

 

梨璃「一葉さん、そんなの気にする必要なんてありません!」

 

映司「梨璃の言う通りだ。それに特型ヒュージの情報は百合ヶ丘としても欲しいんだ。だからこれは、百合ヶ丘のためでもあるんだ」

 

一葉「梨璃さん、映司さん……」

 

恋花「いいじゃん、一葉。戦力は多い方がいいし、賑やかなのはもっといいし!」

 

藍「藍もぐろっぴ達、好き」

 

ミリアム「わっはっはっはっ!餌づけに成功したようじゃな」

 

一葉「……はぁ、まったく。私が見てないところで勝手に仲良くなっちゃって」

 

一葉は少し考えて決断した。

 

一葉「わかりました。百合ヶ丘女学院、一柳隊の皆さんとの共同任務に当たります。軍令部には略式で報告しておきます。梨璃さん、夢結様、映司さん、一柳隊の皆さん。ありがとうございます。そして、よろしくお願いします」

 

梨璃「はい!一葉さん!一緒に頑張りましょうね!」

 

楓「改めてお願いいたしますわ、ヘルヴォルの皆様」

 

瑤「こちらこそ……よろしく、です……」

 

夢結「お互いの情報を突き合わせれば、ヒュージの潜伏地点を探るのに何か手がかりが掴めるかもしれないわね」

 

千香瑠「はい、こちらも早急にデータをご用意しますね」

 

一葉「では準備が整い次第に、出発しましょう。ヘルヴォル・一柳隊の協同任務です」

 

梨璃「はい!出発進行ですー!」

 




次回からアンケートの結果通り守護天使の誓いです。


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第14話 コレがオレのやり方

昨日書き終わったけどプロ〇カしてて投稿するの忘れてました。何でもしないけど許してください


瑤「ヒュージ反応……なし。この付近にはいないみたい、です」

 

梅「ふむ、こっちもだ」

 

瑤「一葉たちの方はどうでしょう……隊を混合して分割とか、大丈夫かな……」

 

梅「まぁ、なんとかなるんじゃないか?ああ見えてうちの連中もそれなりの修羅場は越えてきてるし。あとはあれだな。純粋に仲良くなりたいんだろ、そっちの子達と」

 

瑤「仲良く……ですか」

 

梅「あぁ、うちのリーダーは人懐っこいところがあるからな」

 

2人が話していると……

 

梨璃「えぇぇーっ!?本当ですかーっ!?」

 

梨璃の声が聞こえた。

 

梅「ほら、早速始まったようだぞ……ふふふ」

 

梨璃「千香瑠様も山梨のご出身なんですかっ!?」

 

千香瑠「はい、そうです。住んでいたのは中学までですが」

 

梨璃「そうだったんですね!わー、同郷の方とお会いできるなんて嬉しいです」

 

瑤「……いい雰囲気のレギオンだね」

 

楓「リーダーがリーダーですもの。私達の絆は絶対ですわ!ねぇ、梨璃さん?」

 

梨璃「あははは……頼りないリーダーですけど、皆に助けられてなんとか頑張ってます!」

 

千香瑠「信頼し合えるというのは大事なことだと思います。その繋がりこそ、レギオンの……リリィとしての強さでしょう」

 

梨璃「えへへ……」

 

夢結「そういえば、佐々木藍さん……あの子のレアスキル……」

 

梅「ああ、夢結と同じ【ルナティックトランサー】のようだな。あの小さな身体であの破壊力、相当なものだぞ」

 

千香瑠「えぇ……あの子のリリィとしての素質は素晴らしいものです。ですが、少し……」

 

梨璃「少し……なんですか?」

 

瑤「扱いが難しいね。放っておくと勝手に突撃、しちゃうし」

 

楓「そういえば、先ほども先行してヒュージに挑んでましたわね。斬新な戦術だと思いましたが、なるほど……」

 

瑤「私達は一葉から指名されてヘルヴォルに入ったの」

 

楓「確か、エレンスゲはリリィ達に序列というランキング制が敷かれているんでしたわね」

 

恋花「そうそう。そして今の序列1位は、何を隠そう我らヘルヴォルリーダーの一葉だよ」

 

梅「あの規律に厳しいことで有名なエレンスゲで、1位なんてすごいなぁ」

 

恋花「はは……でも、ちょっと真面目すぎなんだよね」

 

夢結「確か、序列1位である一葉さんには、レギオンメンバーを指名する権限が与えられたのよね」

 

千香瑠「ええ……でも私はそれほど序列は高くありません」

 

瑤「メンバーひとりひとりの考えや個性を尊重した一葉の選び方は教導官からの批判も結構あったかな」

 

梨璃「それでも千香瑠様達を選んだんですね、一葉さんは。すごいな……自分の意思でそんな風に動けるなんて尊敬しますっ」

 

千香瑠「そうですね……」

 

警報が鳴った。

 

梨璃「っ……!?」

 

楓「ヒュージの反応、多数!これは……恐らくケイブが近くにありますわ!」

 

二水「ケイブ……ヒュージ達が通り道に使う異次元ワームホール。放っておいたらこの辺りがヒュージだらけになっちゃいます!」

 

梨璃「二水ちゃん、一葉さん達に連絡を!別動隊と合流後、ケイブを総力で叩きましょう!」

 

楓「まずは敵の正確な位置と規模を知りたいですわね……お願いできますか、映司さん、梅様」

 

梅「おう、任せとけ!」

 

映司「わかった」

 

瑤「私も一緒に……」

 

楓「いえ、偵察は隠密性と機動力が命ですわ。ここは梅様達にお任せするのがよろしいかと」

 

瑤「そうか……そうだよね。気をつけて……」

 

梅「うん、ありがとう。じゃ、先に行ってるぞ」

 

映司と梅は縮地を発動して、偵察に向かった。

 

夢結「私達も準備を急ぎましょう。激しい戦闘になるかもしれないわ」

 

千香瑠「特型ヒュージ……そこにいる可能性が高いですね」

 

楓「ノインヴェルト戦術も備えておいた方が良さそうですわね。梨璃さん、特殊弾の準備はよろしくて?」

 

梨璃「え、えーっと……うん、大丈夫、持ってる!」

 

瑤「百合ヶ丘のノインヴェルト戦術……」

 

楓「そう、百合ヶ丘のノインヴェルト戦術教育は世界的権威ですわ!その名に恥じぬ動きをお見せいたします!」

 

二水「か、楓さん、そんなにプレッシャーをかけないでくださいよ〜緊張しちゃって失敗しそうです……」

 

楓「ミスったらちびっこ1号は3号に降格ですわ。代わりにヘルヴォルの藍さんを1号に昇格いたしましょう」

 

二水「そ、そんなぁぁ〜!……って、別にそんな呼び名は欲しくないですー!」

 

梅「……かなりの数だな。サイズもスモールからミドルまで、より取り見取り……っ……!?あの個体……他とは違うな。周りのヒュージもアイツを取り囲むように展開してる」

 

映司「あれが情報にあった特型ヒュージ……もう少し情報が欲しいところですが……」

 

偵察に来た2人は会話をしていた。

 

梅「っ、しまった!発見された……っ!?」

 

映司「梅様!」

 

梅「く……っ!」

 

映司と梅は特型ヒュージの攻撃を避けた。

 

「ゼロワンドライバー!」

 

映司はゼロワンドライバーを巻いた。

 

「ハイパージャンプ!」

 

映司はシャイニングアサルトホッパープログライズキーのボタンを押した。

 

「オーバーライズ!」

 

映司はドライバーにキーをスキャンした。

 

映司「……変身!」

 

映司はキーを展開してドライバーに装填した。

 

「プログライズ!」

 

「Warning,warning. This is not a test!」

 

「ハイブリッドライズ!」

 

「シャイニングアサルトホッパー!」

 

「No chance of surviving this shot.」

 

映司「シャインシステム、起動!」

 

映司はシャインクリスタで周りのヒュージを撃破していく。

 

映司「梅様!特型ヒュージの相手は俺がやるから他のヒュージを……!」

 

梅「任せろ!」

 

映司はシャインクリスタを特型ヒュージに向けて放った。

 

映司「っ!?」

 

梅「メダル!?」

 

映司が攻撃すると特型ヒュージから、セルメダルが落ちてきた。

 

映司「取り込んでるのか!」

 

梅「どうするんだ?」

 

映司「後で怒られるでしょうけど、アイツからメダルを取り出して倒す」

 

梅「だと、思ったぞ……」

 

映司「梅様」

 

梅「どうした?」

 

映司「特型ヒュージに攻撃入れてもらえます?」

 

梅「わかった!」

 

「Everybodyジャンプ!」

 

映司はメタルクラスタホッパーキーのボタンを押した。

 

「オーソライズ!」

 

映司はドライバーにキーをスキャンして、キーを展開してドライバーに装填した。

 

「プログライズ!」

 

映司はメタルライザーを折りたたんだ。

 

「メタルライズ!」

 

「Secret material! 飛電メタル!」

 

「メタルクラスタホッパー!」

 

「It's High Quality.」

 

映司「梅様!」

 

梅「任せろ!」

 

梅はヒュージに攻撃をした。

 

梅「これでいいんだな?」

 

攻撃されたヒュージは梅に向かっていく。

 

映司「はい!」

 

映司は梅の目の前に立ち、右手にクラスターセルを纏って、特型ヒュージの中に右手を入れた。

 

梅「お前!何やって……!?」

 

映司「見つけた!」

 

映司は左手でキーを押し込んだ。

 

「メタルライジングインパクト!」

 

映司の身体から分離したクラスターセルがゼロワンの姿になり、そのまま飛び蹴りを放った。

 

「メタルライジングインパクト!」

 

クラスターセルは映司の身体に戻った。

 

映司「上手くいった……」

 

映司は特型ヒュージの中から取り出したメダルを見た。

 

映司「タトバか……」

 

梅「お前……!」

 

映司「説教なら後にしてください……まだ動いてます」

 

梅「……っ!」

 

映司「メタルライジングインパクトを受けても動いてるのはメダルの影響か……」

 

梅「メダルが入ってない今なら、いけるんじゃないか?」

 

映司「だったらここで終わらせる」

 

映司はプログライズホッパーブレードとアタッシュカリバーを合体させた。

 

「ドッキングライズ!」

 

映司はメタルライザーにプログライズホッパーブレードをスキャンした。

 

「アルティメットライズ!」

 

映司「これで終わりだ!」

 

「アルティメットストラッシュ!」

 

映司は巨大なクラスターセルの斬撃を飛ばし、更にエネルギーの斬撃を2連続で放ち特型ヒュージを守ったヒュージ達を斬り裂いた。

 

「アルティメットストラッシュ!」

 

梅「特型ヒュージを守ったのか!」

 

映司「そろそろか」

 

千香瑠「2人共、下がってください!」

 

梅「……ふふっ、絶好のタイミングだな」

 

千香瑠「梅さん達こそ、素晴らしい誘導です。この位置からならば……」

 

一葉「ヘルヴォル、総員ポジションについて!敵はヒュージの群れ、多数!」

 

恋花「あらあら、まじ千客万来ってやつ?掃除が大変そー」

 

鶴紗「無事か、梅様、映司」

 

梅「映司が特型ヒュージに腕を突っ込んだこと以外はな」

 

一柳隊&ヘルヴォル「え!?」

 

映司「クラスターセル纏ってたから問題な……「映司くん?」り、梨璃?」

 

夢結「梨璃、お説教なら帰ってからよ」

 

二水「えっと……一柳隊も合流完了です!」

 

神琳「奥にいるあのヒュージが例の特型ですわね」

 

瑤「頭に輪っか……それに羽まで……」

 

雨嘉「まるで、天使……」

 

ミリアム「相手はヒュージじゃ。そんなメルヘンチックな相手だと思ってると痛い目に遭うぞ!」

 

藍「なんでもいい!ヒュージはらんがたたきつぶす!」

 

一葉「待って、藍!」

 

藍「……なに、一葉?」

 

一葉「私達は散らばってるスモールからミドル級の掃討を担当するわ!一柳隊の皆さんはあの特型ヒュージを……」

 

梨璃「はい!わかりました!」

 

梅「露払いは任せていいか?」

 

千香瑠「はい、お任せください」

 

藍「よくわかんないけど、好きにやっちゃっていいんだよね!かたっぱしからやっつける!」

 

一葉「とにかくこちらは私達に任せて!梨璃さん達は頭を潰して!」

 

梨璃「了解しました!皆さん……行きましょう!」

 

楓「ヒュージの殲滅とケイブの破壊。同時にこなしますわよ!」

 

夢結「いつでも行けるわ……梨璃」

 

梨璃「はい、お姉様!一柳隊、ならびにヘルヴォルの皆さん!戦闘……開始ですっ!」

 

映司「梨璃、皆、聞いてくれ」

 

雨嘉「どうしたの?」

 

映司「アイツ数分前まで、コアメダル取り込んでたから」

 

梅以外「え!?」

 

鶴紗「メダル取り返すために、突っ込んだのか?」

 

映司「ああ」

 

神琳「今はセルの塊……ということでしょうか?」

 

映司「神琳の言うとおり、セルの塊だ」

 

夢結「梨璃」

 

梨璃「は、はい!改めて戦闘……開始ですっ!」

 

一柳隊は特型ヒュージと戦闘を始めた。

 

映司「夢結姉、一緒に!」

 

夢結「ええ!」

 

映司はプログライズホッパーブレードのトリガーを引いた。

 

「ギガントストラッシュ!」

 

映司はプログライズホッパーブレードにクラスターセルを纏わせて、夢結と一緒に特型ヒュージに攻撃した。

 

梨璃「やりました、映司くんとお姉様が……!」

 

二水「特型ヒュージ、活動停止しました!そのままケイブに集中……」

 

千香瑠「いえ、まだです!」

 

ミリアム「ヒュージ反応……いまだ健在!そやつ、まだ動くぞ!」

 

特型ヒュージは進化した。

 

瑤「は、羽が……増えた……」

 

一葉「形状変化……いえ、進化……?戦闘中に姿を変えるヒュージなんて……」

 

夢結「っ……!?」

 

梨璃「お姉様、危ない……!」

 

藍「たぁぁぁぁぁぁーっ!」

 

藍が特型ヒュージに攻撃する。

 

映司「藍!伏せろ!」

 

映司はプログライズホッパーブレードとアタッシュカリバーを分離させ、プログライズホッパーブレードのトリガーを5回引いた。

 

「フィニッシュライズ!」

 

「プログライジングストラッシュ!」

 

映司は特型ヒュージに向けてクラスターセルの刃を飛ばした。

 

梨璃「映司くん!藍ちゃんっ!」

 

恋花「梨璃、夢結さん!いったん退避して……そこの2人、援護して!」

 

雨嘉「はっ、はい!」

 

神琳「お任せください……!」

 

神琳と雨嘉が特型ヒュージに攻撃する。

 

鶴紗「っ……効いて、ない?」

 

ミリアム「トランスフォームに伴う外殻の硬質化、といったところじゃな。おまけに増えた羽にある、あの目玉……」

 

二水「ひゃああぁぁぁっ!?」

 

梅「目が増えた分、火力が増してるな」

 

雨嘉「天使なんかじゃなかった……あれは、堕天使」

 

ミリアム「4枚羽の堕天使か。百由様が喜びそうじゃな……よいしょっと」

 

恋花「ん?何してんの、それ?」

 

ミリアム「あのヒュージの情報を取得しておる。百合ヶ丘に、マギもCHARMにも詳しいアーセナルがおってな。データを送っているのじゃ。今頃、リアルタイムで解析中じゃろ」

 

一葉「皆、周囲を警戒!ヒュージが増殖してきてる……囲まれないように気をつけて!」

 

二水「ほ、ほんとだ……さっきより増えてる!」

 

夢結「ケイブから次々と湧いてきているようね。このままでは数で押されてすり潰されてしまうわ」

 

神琳「かと言って、あの特型ヒュージを放置して戦うのは危険ですわ」

 

恋花「うん……最悪、他のヒュージだったら、うちのリリィが掃討するでしょ。でも、アイツは……」

 

一葉「私達がここで必ず仕留めないと……!」

 

梨璃「ノインヴェルト戦術で一気に片付けちゃいましょう!」

 

鶴紗「それはちょっと厳しいな……」

 

楓「梨璃さんの気持ちは尊重したいのですが、ノインヴェルト戦術を展開するには敵が密集し過ぎています。まず他のヒュージを一掃しなければ……」

 

映司「梨璃……俺と結梨でもこの量は無理だ」

 

二水「っ……!?待ってください、特型ヒュージが移動を開始しました!」

 

夢結「移動、ですって……?」

 

二水「ケイブの方へ向かっています……も、もしかして逃げる気でしょうか……?」

 

ミリアム「ケイブはヒュージだけが移動可能な異次元ワームホール。一度逃したら、次はどこに出現するかわからんぞ……!」

 

一葉「そんなことはさせない……!」

 

藍「らんに任せて!」

 

梨璃「っ、一柳隊も攻撃を再開します!皆さん、お願いします!」

 

鶴紗「逃がすか……!」

 

一柳隊とヘルヴォルは特型ヒュージを追った。

 

一葉「逃がさない……っ!」

 

一葉が前に出た。

 

梨璃「あっ、一葉さん!」

 

瑤「私達も、出よう」

 

恋花「まったく、うちのリーダーは……そらっ!」

 

梨璃「一柳隊も続きます!楓さんっ!」

 

楓「わかってますわ!皆さん、ケイブに向かう道筋の特型ヒュージを撃ち落としてください!梨璃さんと映司さん、夢結様は特型ヒュージに喰らいつくこと!」

 

梨璃「はいっ!行きましょう、映司くん、お姉様!」

 

映司「ああ」

 

夢結「……了解したわ」

 

二水「きゃあぁぁぁぁっ!?」

 

神琳「大丈夫ですか、二水さんっ」

 

二水「は、はい、なんとか……で、でもヒュージがっ!」

 

特型ヒュージがケイブの前まで進んでいた。

 

映司「一か八かだ!」

 

映司はプログライズホッパーブレードとアタッシュカリバーを合体させた。

 

「ドッキングライズ!」

 

映司はメタルライザーにプログライズホッパーブレードをスキャンした。

 

「アルティメットライズ!」

 

映司「喰らえ!」

 

「アルティメットストラッシュ!」

 

映司は巨大なクラスターセルの斬撃を飛ばし、更にエネルギーの斬撃を2連続で放ち特型ヒュージをケイブごと斬り裂いた。

 

「アルティメットストラッシュ!」

 

雨嘉「あ……あぁ……っ」

 

梅「っ、間に合わなかったか……」

 

神琳「ですが、ケイブの破壊はしました……他のヒュージを倒して終わりです……」

 

映司「さっきより減ってるしこの量なら、俺1人でいい……」

 

映司はプログライズホッパーブレードとアタッシュカリバーを分離して、プログライズホッパーブレードをメタルライザーにスキャンした。

 

「ファイナルライズ!」

 

「ファイナルストラッシュ!」

 

映司はヒュージ達に向けて、クラスターセルの刺を無数に飛ばした。

 

「ファイナルストラッシュ!」

 

映司「……」

 

結梨「映司……?」

 

映司は変身を解いて特型ヒュージが消えた方を見ていた。

 

楓「今は一度、態勢を整える必要がありますわね」

 

一葉「っ……そんな暇はありません。ヘルヴォルはこのまま、ケイブで移動した特型ヒュージの捜索と討伐を続行します」

 

梅「こんなボロボロの状態でか?マギも相当消耗してるし、CHARMも傷だらけだぞ」

 

一葉「っ……!」

 

夢結「貴方の言っていることはわかるわ。でも、これ以上の深追いは危険よ」

 

一葉「わかっています!ですが、私はもう二度と、『あの時』のような被害は……」

 

恋花「一葉!」

 

一葉「はっ……」

 

藍「一葉、だいじょうぶ?いらいらしてる?」

 

瑤「……一葉」

 

恋花「あたし達だけが背負うべきモノに、一柳隊を巻き込むのは違うよ」

 

梨璃「(一葉さんの言う『あの時』って……?背負うべきモノ……?)」

 

一葉「……すみません。少し取り乱しました。エレンスゲのリリィ救出の任務は達成済み。特型ヒュージはケイブにて撤退……これらの状況から、今回の作戦は、ここまでとしましょう。一柳隊の皆さんもそれでいいでしょうか?」

 

梨璃「はい、一葉さん」

 

夢結「正しい判断だと思うわ」

 

一葉「ありがとうございます」

 

二水「それでは帰還の準備を始めますね!帰るまでが外征ですよっ」

 

ミリアム「おっ、百由様からの連絡じゃな。もしや、ヒュージの行き先がわかったか?」

 

一葉「っ……!」

 

ミリアム「ん?なんじゃ、メッセージだけか。えーと……至急、一柳隊は百合ヶ丘女学院に帰還せよ、じゃと」

 

恋花「なーんだ、敵を見つけたわけじゃないのかー」

 

ミリアム「いや、百由様がわざわざこうしてわしらを呼び戻すということは何かしらの情報を得たのじゃろう。通信では言えんことなのか、はたまた別な理由なのか……」

 

一葉「わかりました。それでは一柳隊の皆さんとはここでお別れですね」

 

恋花「その何かしらの情報ってのは気になるけど、教えてーってわけにもいかないもんね」

 

鶴紗「その権限は私達にはない」

 

恋花「ですよねー」

 

千香瑠「せっかく、仲良くなれたのにお別れは寂しいですね」

 

藍「ぷりん、おいしかった」

 

梨璃「私も寂しいです……」

 

夢結「またすぐ会えるでしょう。私達は、そういった繋がりになったのだから」

 

恋花「そうそう。だから『さよなら』じゃなくて、『これからもよろしく』とかで良くない!?気楽に行こうよ」

 

梨璃「はい、そうですね!」

 

一葉「それでは、またお会いしましょう。一柳隊の皆さん、これからもよろしくお願いします!」

 

梨璃「こちらこそよろしくお願いします!」

 

楓「いい人達でしたわね」

 

梨璃「はい、とても!だけど……」

 

楓「どうかしました?」

 

梨璃「一葉さん、人を助けること、ヒュージを追うことにすごい必死でした」

 

二水「やっぱり、エレンスゲのレギオンはすごいですね。リリィとしての使命感を教育理念にしてるってのは本当みたい」

 

夢結「……彼女の場合はそれだけではないようだけれど」

 

梨璃「私もそう感じました。でも、理由がわからなくて……」

 

映司「……日出町の惨劇」

 

梅「映司、知ってたのか?」

 

映司「少しくらいですけど」

 

二水「っ、それって……!?」

 

梅「数年前に起きた戦いだ。その時、多くのリリィと民間人が命を落とした」

 

梨璃「そ、その戦いが関係あるのですか……?」

 

夢結「その事件の発端となったのが、エレンスゲのヘルヴォルよ」

 

梨璃「え……っ!?」

 

梅「もちろん、今の彼女達ヘルヴォルとは別のレギオンだ。ヘルヴォルというレギオンは、その時代ごとのエレンスゲのトップレギオンが名乗るものだからな」

 

楓「つまり、一葉さん達より前の世代のヘルヴォルが引き起こした事件ということですわね」

 

梅「指揮官の采配ミス、敵戦力の過小評価、人材の運用方法……色々なものが重なって起きた、まさに惨劇だった」

 

夢結「直接は関係ないと言っても、彼女達はエレンスゲのリリィ。そして、現ヘルヴォルの看板を背負っている」

 

梅「思うところはあるだろうな……色々と」

 

梨璃「っ、一葉さん……」

 

映司「アルティメットストラッシュは当たってなかったのか?」

 

映司はケイブがあった場所に落ちていたセルメダルを拾った。

 

結梨「映司、もう帰るって」

 

映司「わかった」

 

一柳隊は百合ヶ丘女学院に戻った。

 

夢結「映司、検査を受けなさい」

 

映司「多分、大丈夫だろうけどな」

 

映司は検査室へ。

 

百由「メダルを取り返すためにヒュージ……しかも特型ヒュージに腕を突っ込むとはねぇ〜?」

 

映司「クラスターセルを纏って突っ込んだから、大丈夫だって言ってるんだけど梨璃と夢結姉が受けろって」

 

百由「映司の取り返したメダルはヒュージに入ってたから、しばらく私が預かるわ」

 

映司「だったら、また同じ方法でやるしかないな」

 

百由「夢結に怒られても知らないわよ?」

 

映司が検査室から出ると梨璃が居た。

 

映司「梨璃」

 

梨璃「映司くん、終わったの?」

 

映司「終わったぞ」

 

映司は一柳隊の控室で夢結と梅に説教されたが、百由がタトバのメダルを返すまでこの方法をやることになる。

 




映司君のメダルの取り返し方は、タトバのメダルが返ってくるまでクラスターセルを纏わせて、ヒュージに腕を突っ込みます。

あ、バレンタインは三本立てになりました(3話ある)


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第15話 最凶ノ再誕

グラン・エプレとの邂逅、最凶コンボの再臨



梨璃「映司くん、ヒュージが出たって!」

 

映司「俺は先に行くぞ?」

 

梨璃「うん!私は、お姉様に伝えてくる!」

 

映司はヒュージの出現場所へ向かった。

 

映司「梨璃達が来る前に終わりそうだな」

 

「ゼロワンドライバー!」

 

映司はゼロワンドライバーを巻いた。

 

「ハイパージャンプ!」

 

映司はシャイニングアサルトホッパープログライズキーのボタンを押した。

 

「オーバーライズ!」

 

映司はドライバーにキーをスキャンした。

 

映司「変身!」

 

映司はキーを展開してドライバーに装填した。

 

「プログライズ!」

 

「Warning,warning. This is not a test!」

 

「ハイブリッドライズ!」

 

「シャイニングアサルトホッパー!」

 

「No chance of surviving this shot.」

 

映司「たまにはシャインシステムを使わず戦うか」

 

「ファング!」

 

映司はバイティングシャークプログライズキーのボタンを押して、オーソライズバスターに装填した。

 

「Progrise key confirmed.」

 

映司はオーソライズバスターをゼロワンドライバーにスキャンした。

 

「ゼロワンオーソライズ!」

 

映司は飛び上がり、無数のサメ歯状のエネルギー刃を展開し、ヒュージ達を挟み込んで切り刻む。

 

「ゼロワンバスターボンバー!」

 

映司「1体残ったか……!」

 

「アサルトチャージ!」

 

映司はキーのボタンを押して、キーを押し込んだ。

 

「シャイニングストームインパクト!」

 

映司は飛び上がり蹴りを放った。

 

「シャイニングストームインパクト!」

 

映司「梨璃達が来る前に終わったな」

 

叶星「ヒュージがいない……?」

 

グラン・エプレも警報を聞いてヒュージの出現場所へ来たが、既に映司が倒した後だった。

 

姫歌「でも、怪しい人?みたいのはいますね」

 

灯莉「ねぇねぇ!」

 

姫歌「灯莉!?」

 

映司「グラン・エプレのリリィか?」

 

灯莉「うん!そうだよ!」

 

叶星「えっと……貴方は?」

 

映司「俺は百合ヶ丘女学院、一柳隊の松原映司。仮面ライダーだ」

 

映司は変身を解いた。

 

灯莉「ぼく、丹羽灯莉!こっちが定盛」

 

姫歌「定盛って言わないで!ひめかのことは、ひめひめって呼んでって言ってるでしょ!?」

 

灯莉「その隣がとっきー」

 

紅巴「土岐紅巴です……よろしくお願いします」

 

灯莉「そしてこの2人が、たかにゃん先輩とかなほせんぱい!」

 

叶星「今叶星です。よろしくね?」

 

高嶺「宮川高嶺よ。よろしくお願いするわ」

 

映司「灯莉、定盛、とっきー、たかにゃん先輩、叶星様と……全員覚えた」

 

灯莉「映司って珍しい生き物知ってる?」

 

姫歌「それ、ユニコーンじゃない!」

 

映司「(ジャ〇リパーク擬きはともかく、恐竜は珍しいよな?)ユニコーンじゃないけど、まぁ……知ってるかな」

 

灯莉「どんな?」

 

映司「それはな……「か〜な〜ほ〜さ〜ま〜!」後で話す」

 

高嶺「あら……向こうから来ていただいたようね」

 

叶星「梨璃さん……っ!」

 

梨璃「やっぱり、こちらにいらしたんですね!」

 

夢結「ようこそ、百合ヶ丘へ」

 

叶星「梨璃さん、夢結さん、先日はどうも」

 

梨璃「いえ、こちらこそ助けて頂きありがとうございました!」

 

高嶺「はじめまして、梨璃さん、夢結さん。叶星から一緒に戦った話を聞いているわ」

 

夢結「わざわざ遠くからお越しいただきありがとうございます。その上、ヒュージの討伐まで」

 

叶星「いえ、私達ではなく、ヒュージは全て彼が」

 

梨璃「映司くん、さすがだね!」

 

夢結「ここではなんですから、まずは場所を移しませんか?」

 

高嶺「ええ、そうですね」

 

姫歌「……あの方達が百合ヶ丘のリリィなのね」

 

紅巴「はい、髪を結わいている可愛らしい方が一柳梨璃さん。そして、あの凛々しい立ち振る舞いの方が白井夢結様です……!」

 

灯莉「あのさ、あのさっ!あの人達、珍しい生き物見たことあるかなっ?よーし、聞いてみよー!」

 

姫歌「待ちなさいって!最初の会話にユニコーンはやめなさーい!」

 

灯莉「えー、どうして?百合ヶ丘にぼく達の知らない生き物いるかもしれないよー?」

 

映司「灯莉、あの2人は珍しい生き物は知らないと思う」

 

実際、映司も恐竜の力を使うだけである。

 

紅巴「あぁ、梨璃さんと夢結様……あの方達がシュッツエンゲル……立っているだけなのにおふたりに後光が差しています……っ!」

 

叶星「皆、こちらへ来てご挨拶して?」

 

高嶺「それが終わったら会場へ移動しましょう。もうグリーンフェアの準備は始まってるそうよ」

 

姫歌「はっ、はーい!」

 

8人は楓達の元へ。

 

楓「神庭女子藝術高校の皆様。本日は百合ヶ丘グリーンフェアのお手伝いに来ていただき、誠にありがとうございます。私、本イベントの陣頭指揮を執らせていただいております、楓・J・ヌーベルと申します」

 

灯莉「はーい!ぼくは丹羽灯莉って言うの!よろしくね、ヌーベル!」

 

楓「……その呼ばれ方は割と新鮮ですわね」

 

灯莉「あー!その制服は、百合ヶ丘女学院のデザイン☆梨璃と同じレギオンなの?」

 

楓「ええ、そうですわ!私と梨璃さんは、シュッツエンゲルの契こそ結んでおりませんが、同じ一柳隊に所属しており、のっぴきならない関係にありますの!」

 

紅巴「の、のっぴき……!?」

 

梨璃「あはは、楓さんは仲のいいお友達だよ〜」

 

楓「まぁ、そうとも言いますわね」

 

夢結「むしろ楓さんより、梨璃と映司の方がのっぴきならない関係よ」

 

映司「楓、夢結姉が暴走する前に話を進めろ」

 

楓「さて、神庭女子の皆様にはこれよりイベント準備のため、お力をお借りしたいと思います。僭越ながら、こちらで役割分担を決めさせていただきましたわ。あなた方の適正は事前に把握しておりますので。どうか素晴らしい働きをお願いいたしますわね」

 

紅巴「は、はい……!微力ながら頑張らせていただきます……っ」

 

楓「では、これより準備に移ります。私達の手で素晴らしいイベントにいたしましょう!それでは……散開!」

 

映司達はそれぞれの担当場所へ向かった。

 

映司「おーい、ミリアム連れてきたぞ」

 

姫歌「ここがひめかの舞台になるのね……!野外ステージとか素敵じゃないのっ!」

 

ミリアム「む……お主らか、神庭女子からの助っ人というのは」

 

灯莉「うんっ、よろしくね☆」

 

姫歌「む……貴方、さてはひめかのライバルね!」

 

ミリアム「はぁ?何を言っておるのじゃ?」

 

灯莉「のじゃー☆」

 

姫歌「その髪型!ルックス!百合ヶ丘のアイドルリリィもなかなかどうして可愛いわね……まっ、一番はひめかなんだけど!」

 

ミリアム「よくわからんが、手が空いてるなら手伝ってくれい。ここに看板を設置したいのじゃ」

 

灯莉「看板!ぼくがやる!描かせて描かせて描かせてーっ!」

 

ミリアム「お主が描くじゃと?」

 

姫歌「その子は丹羽灯莉。こう見えてセンスは抜群だから任せていいと思うわ。ひめかが保証してあげる!」

 

ミリアム「うーむ、お主のお墨付きがどういうものかわからぬが……面白そうだからお願いするかの!道具はその辺にあるから好きに使うといい」

 

灯莉「やったー!それいけー☆」

 

姫歌「灯莉、ひめかのイラストは一番大きく描くのよっ!」

 

ミリアム「グリーンフェアの看板になんでお主が登場するのだ?」

 

映司「目立ちたがり屋だからだろ」

 

ミリアム「まぁ、いい。挨拶が遅れたが、わしはミリアム・ヒルデガルド・v・グロピウス。以後、よしなに頼む」

 

姫歌「ミリアム・ヒルデガルド・v・グロピウス、ね。ひめかはひめかっていうの!ひめひめって呼んでね♪」

 

ミリアム「ほう……わしの名を一度で正確に覚えるとはやりおる」

 

姫歌「ファンや共演者の名前を間違えるわけにはいかないもの。アイドルリリィとして当然のスキルよ!」

 

ミリアム「アイドル……なるほど、ちょっとアレな者なのじゃな。大丈夫、大丈夫、変人の扱いには慣れておるからな」

 

姫歌「変人じゃなくてアイドルですぅーっ!」

 

灯莉「できたー☆」

 

ミリアム「は……できたじゃと?今さっき作業を始めたばかりだというのに何を……」

 

灯莉「見て見て、この看板!」

 

ミリアム「……ほう、これは森の中をイメージしておるのか……ちょいとファンタジックじゃが、雰囲気は出ておるのぉ」

 

姫歌「あら、この端っこに描いてある小人、可愛いじゃない」

 

灯莉「これはノーム、森に住む大地の妖精!ノームは幸運を呼ぶんだ☆」

 

ミリアム「ふむ、幸せを運ぶ森の妖精か。縁起が良いものはイベントを盛り上げてくれそうじゃ」

 

姫歌「ねぇねぇ、それじゃこっちの可愛いカエルさんは?ノームのお友達ってところかしら」

 

灯莉「ううん、それは定盛☆」

 

姫歌「はぁぁぁぁっ!?どうして、ひめかがカエルなのよ!どうせならもっとキュートな動物にしなさいよ!」

 

ミリアム「さだもり……?それが姫歌のファミリーネームか?」

 

姫歌「違うわ!違ってないけど違うの!ひめかはひめひめなの!」

 

ミリアム「ふむ……まぁ、どうでもいいわ」

 

映司「飽きられるのはっや」

 

ミリアム「それより、この調子で他の看板も頼んでよいか、灯莉?」

 

灯莉「えっ、まだ描けるの!?やったー、じゃんじゃん描くよー!」

 

姫歌「今度こそひめかを可愛く描くのよっ!?」

 

警報が鳴った。

 

ミリアム「む……ヒュージが現れたか」

 

姫歌「えっ、さっき映司が倒したばかりなのにもう……!?」

 

ミリアム「ああ、先ほどの襲撃は映司が対処してくれたのか。恐らく、同一グループが散らばっているのじゃろう。ヒュージもそう都合よくまとめて現れてくれるとは限らんのじゃ」

 

灯莉「ど、どうしよう、定盛!」

 

姫歌「えっ、な、なに、どうかしたの灯莉」

 

灯莉「ヒュージも見に行きたいけど、絵も描きたい……!ぼく、どうすればいいのー☆」

 

姫歌「知らないわよ!?」

 

ミリアム「ヒュージを見たい……?百由様みたいなことを言うやつじゃの」

 

灯莉「そうだ!看板を持っていってヒュージを模写しよう!定盛、看板運ぶの手伝ってー!」

 

姫歌「お断りよ!あと、ひめかのことはひめひめって呼びなさーい!」

 

映司「灯莉、ヒュージと戦う時に、さっき言ってた珍しいものを見せてやるよ」

 

灯莉「ほんと?定盛、今すぐ行こ☆」

 

ミリアム「珍しいもの……?」

 

4人はヒュージの出現場所へ。

 

梨璃「映司くん、ミリアムさん!」

 

ミリアム「梨璃達の方が先か」

 

映司「久しぶりにこっちでやるか」

 

映司はオーズドライバーを巻いた。

 

ミリアム「珍しいもの……なるほど、そういうことじゃったか」

 

映司の目が一瞬だけ紫になり、体内からプトティラコンボのメダルが出現し、映司はそれを掴みドライバーにセットして、オースキャナーでドライバーをスキャンした。

 

映司「変身!」

 

「プテラ!」「トリケラ!」「ティラノ!」

「プ・ト・ティラーノ、ザウルース!」

 

灯莉「おー恐竜だー!すごーい☆」

 

灯莉は絵を描き始めた。

 

鶴紗「いつ見ても禍々しいな」

 

姫歌「灯莉!絵を描くなら終わってからにしなさいよ!?」

 

叶星と高嶺がヒュージを撃破した。

 

映司「叶星様、たかにゃん先輩、離れてください!」

 

映司はメダガブリューにセルメダルをセットした。

 

「ガブッ!」

 

映司はメダガブリューのクランチガルバイダーからセットしたセルメダルに圧力を掛けた。

 

「ゴックン!」

 

映司はメダガブリューのモードをバズーカモードにした。

 

「プ・ト・ティラーノ・ヒッサ~ツ!」

 

映司はセルメダルのエネルギーを凝縮した強力な破壊光線を放ち、ヒュージ達を撃破した。

 

高嶺「……ふぅ、終わったわね」

 

梅「凄まじい戦い方だったな。どこか急いでいたようにも感じたけど……」

 

高嶺「この後にグリーンフェアが控えてますからね。のんびりはしていられません」

 

梅「確かにそうだな!」

 

叶星「……高嶺ちゃん。身体の方は大丈夫?」

 

高嶺「ええ、何も問題ないわ。ありがとう。叶星」

 

梨璃「グラン・エプレの皆さん。協力していただきありがとうございます!」

 

夢結「おかけで大きな被害もなくヒュージを倒すことができたわ」

 

叶星「いえ、リリィ同士の結束の話をきたあの時から、私達グラン・エプレは、一柳隊と共にあります。ですから、協力は惜しみません」

 

梨璃「叶星様……」

 

叶星「さあ、梨璃さん。そろそろ時間じゃないかしら」

 

梨璃「そうでした!皆さん、行きましょう!」

 

映司達は会場へ移動した。

 

楓「それでは第12回、百合ヶ丘グリーンフェアを開幕いたします!皆さん、どうぞ楽しんでいってくださいませ!」

 

梨璃「ふぅ、なんとか無事に始められましたね」

 

姫歌「ヒュージが襲って来た時はどうなるかと思ったけどね。やっぱり、鎌倉は激戦区と言われるだけはあるわ」

 

夢結「グラン・エプレの皆さんが迅速に対応してくれたおかげよ。改めて、お礼申し上げるわ」

 

叶星「当然のことをしたまでです」

 

二水「でも、グラン・エプレの皆さん素晴らしい動きでしたよ!特に叶星様と高嶺様のコンビネーション、あれは芸術的でした!あんなに迅速にヒュージを倒すなんて……!」

 

叶星「……そうね、あまり時間はかけたくなかったから」

 

二水「……えっ?」

 

高嶺「ふふっ、大切なイベントを台無しにされては困るもの。ちょっとだけ本気を出させてもらったわ」

 

梨璃「本当にすごかったですよ!私もいつかお姉様とあんな風にぴったりと息の合った連携ができるようになりたいです……!」

 

紅巴「あ、あの……!叶星様と高嶺様は生まれた時からずっと一緒に過ごしてきて、それはそれは深い信頼関係で結ばれているのです……っ!」

 

梨璃「そうなんですかっ?わぁぁ……それって本当の姉妹みたいですねっ」

 

高嶺「ふふふ……そうね」

 

百由「ふむふむ……」

 

百由が現れた。

 

叶星「あの……私のCHARMに何か?」

 

百由「これは、ケルティックデール社の先行試作CHARMクラウ・ソラスか。こんなところでお目にかかるとはね」

 

叶星「えーと……この方は?」

 

ミリアム「こら、百由様。お客様に迷惑をかけるでない」

 

映司「何しに来たんだ、マッドサイエンティスト」

 

梅「というかわざわざここまで来てくれたのか?百由」

 

百由「私もグラン・エプレの子達に会いたかったからね。それに、珍しいCHARMも見れるかなって思って来てみたら早速それが叶ったってわけ。ほら、ぐろっぴも見せてもらうといいわ」

 

高嶺「ぐろっぴ……」

 

ミリアム「その呼び方はよせと言っておろうに。まったく……あぁ、この方は真島百由。百合ヶ丘の2年生でわしと同じ工廠科なのじゃ。国内トップクラスのマギ研究者ではあるんじゃが、センスが独特での……」

 

叶星「そうだったのですか……お初にお目にかかります。神庭女子藝術高校、グラン・エプレの今叶星です」

 

百由「ごきげんよう。早速だけど、CHARMをいじらせてくれない?」

 

叶星「え……っ」

 

ミリアム「はぁぁ〜、すまんの。常識と引き換えにCHARMとヒュージの知識を頭に詰め込んだような御仁じゃから色々と残念なところは目をつむってくれい」

 

百由「ぐろっぴに言われたくはないけどな〜」

 

映司「百由様よりはまともだ」

 

高嶺「ふふふ……3人共、仲がよろしいのね」

 

映司「俺はアーセナルじゃないけどな」

 

ミリアム「まぁ、工房も近いし、便利な物置ができたわ!ぐらいに思ってそうじゃが……」

 

百由「そーんなことないわよ〜?私の工房はものが多すぎるから、片付け上手の後輩ができてうれしいな〜とは思っているけど」

 

ミリアム「ほれ見ろ、やっぱりじゃ」

 

百由「それより、叶星さん。このクラウ・ソラスを使っているということは、もしかしたら御台場女学校の関係者だったりする?」

 

叶星「っ……」

 

高嶺「はい、その通りです。私と叶星は中等部まで御台場女学校で学び、高校から神庭に編入いたしました」

 

梅「ほう、そうだったのか」

 

叶星「このクラウ・ソラスは御台場女学校を去る際に、とある方から譲り受けたものです」

 

百由「なるほど、そういうことだったのね。でもこのクラウ・ソラスをあれだけ使いこなすなんて、相当な実力をお持ちのようね」

 

高嶺「レギオンのメンバーに支えられてのことです。高嶺ちゃんや彼女達がいるからこそ、私は戦えるのです」

 

百由「ふむ、グラン・エプレ……ね。後からリリィスタッツを分析してプロジェクトの参考に……いや、いっそのことレギオンごと組み込むのも……政治的判断が必要になるけど、まぁそこはなんとかして……」

 

百由はそのまま歩き出した。

 

ミリアム「こら、百由様。急に現れて急に消えるでないっ」

 

叶星「ふふふ、本当にユニークな方ですね。ある意味、灯莉ちゃんに似ているところがあるかも……」

 

映司「灯莉の方がまだマシかと」

 

夢結「ちょっと誰か、こっちを手伝ってくれないかしら。お客さんが多くて……」

 

叶星「あ、今行きます!行こう、高嶺ちゃん」

 

高嶺「わかったから。そんな引っ張らないで、叶星」

 

梅「私も手伝うぞ」

 

グリーンフェアが終わった。

 

姫歌「叶星様、大変!そろそろ出発しないと帰りの電車がなくなっちゃいます!」

 

高嶺「あら、もうそんな時間なのね。今日一日、あっという間に過ぎてしまったわ」

 

叶星「そうね……もうお別れなんて寂しいわ」

 

梨璃「あ、あの、叶星様!もしよろしければ、皆さん百合ヶ丘で一泊して帰るのは明日にするというのは……」

 

夢結「そういうわけにはいかないでしょう。外征でいらっしゃったわけではないのよ」

 

紅巴「そうですね……明日には普通に授業がありますし」

 

灯莉「えー、やだやだやだー!ぼく、ここんちの子になるー!」

 

紅巴「えっ、そんな……灯莉ちゃん、転校してしまうのですかっ!?」

 

映司「なら、灯莉の代わりに俺が神庭に行くか」

 

姫歌「そんなわけないでしょ。くだらないこと言ってないで帰りの支度始めるわよ」

 

灯莉「うぅぅ〜、寂しいな〜」

 

ミリアム「うむ、わしも灯莉の芸術センスをもっと分析したかったのぅ。あれはインスピレーションが刺激されるぞ」

 

姫歌「だったらまた来ればいいじゃない。もうひめか達は友達になったんだから」

 

ミリアム「ほう……」

 

灯莉「定盛、たまにはいいこと言うね〜!そうだよ、また来ようよ!来週とかどうかな☆」

 

紅巴「それはさすがに期間が短すぎではないでしょうか……」

 

叶星「でも、本当にまた遊びに来たいわね。今度は他の方々ともお話ししたいわ」

 

梨璃「はい……ぜひ、いらしてください!百合ヶ丘は……一柳隊はいつでも皆さんをお待ちしていますよ!」

 

高嶺「また会いましょう、夢結さん。次は梨璃さんと映司さんの魅力をしっかりとお聞きしたいわ」

 

夢結「……話しきれるかわかりませんが、用意はしておきます」

 

紅巴「そ、その時は私も同席させていただけると……!」

 

映司「灯莉」

 

映司は灯莉にセルメダルを投げた。

 

灯莉「メダル?おー!ティラノサウルスだー☆」

 

映司「今度来た時は別のやるよ」

 

灯莉「わーい☆」

 

叶星「……では名残惜しいですが」

 

灯莉「百合ヶ丘の皆、ばいば〜い!」

 

紅巴「どうもお世話になりました」

 

姫歌「次のイベントはライブにしてくださいね!ひめか、衣装持参で参加するから!」

 

高嶺「再会できる日を楽しみにしているわ……」

 

梨璃「はい、また近いうちに!」

 

数日後にまた会うことになるということをこの時は誰も思っていなかっただろう……。

 




映司君オーズに変身したけどタトバより先にプトティラの出番が来る。


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第16話 ナンジ、縮地と手をとれ!

たかにゃん先輩、超強化の話(※生身です)



一柳隊は百由に呼び出されていた。

 

百由「さて、一柳隊の諸君。今日集まってもらったのは他でもない……特型ヒュージの件よ」

 

梨璃「何かわかったんですか、百由様!?」

 

ミリアム「ふむ、わしも気になるぞ。百由様、自分の工房に籠ってひとりで何やら調べておったな」

 

百由「ちょーっと、研究に没頭しすぎて、忘れちゃっていたけど特型ヒュージのことはバッチリよ!」

 

楓「実に百由様らしいですわね」

 

ミリアム「うむ、平常運転じゃ」

 

百由「あははは、そんなに褒めないでよ、照れちゃうわ〜」

 

鶴紗「褒めてない」

 

神琳「それより、百由様。特型ヒュージのことをお聞きしても……?」

 

百由「うん、こないだぐろっぴが現場でサンプリングしたデータと映司が腕を突っ込んで取り返したメダルのデータを元に私の方で解析した結果、とある反応をキャッチしたわ」

 

二水「あ、あの特型ヒュージの反応ですね!」

 

夢結「では、あのヒュージがどこに出現するのかわかるのかしら?」

 

百由「まぁまぁ、落ち着きなさい。残念ながら検知した反応は非常に微弱。存在することはわかっても具体的な場所を特定するのは映司じゃないと不可能ね」

 

梅「映司、わかるのか?」

 

映司「コアメダル取り込んでたから感知できる」

 

雨嘉「場所がわかってるなら倒しに行かないと……」

 

百由「でも、前回の戦闘ではまったく歯が立たなかったんでしょう?このまま再戦したところで同じ結果になるんじゃない?」

 

映司「メタルライジングインパクトを耐えてるから、結構硬いぞ」

 

梅「確かになー。ヘルヴォルの連中も一緒だったのに散々な結果だったからな」

 

二水「で、でも次は……次こそはなんとかします!ですよね、皆さん!?」

 

梨璃「うん……私、特訓してもっと強くなる!」

 

楓「前回は特型以外のヒュージも多く、ノインヴェルト戦術が使えなかったのは大きな誤算でしたわね」

 

雨嘉「今度はきっと、うまくいく……」

 

百由「うん、よろしい。モチベーションの方は問題ないようね。では、貴方達には特型ヒュージの出現を備えると同時に戦力増強のため、強化合宿を行ってもらうわ!」

 

ミリアム「強化、合宿じゃと……?なんで百由様が、そんなことを言い出すのじゃ?」

 

百由「もちろん、決めたのはガーデンよ。私はそうね……現場監督ってところかな?」

 

ミリアム「百由様が監督……考えただけでゾッとする合宿じゃな」

 

百由「ふふふ、大丈夫よ、ぐろっぴ。貴方達にやる気を出してもらう策はまだあるわ。今回、合宿に参加するのは貴方達だけじゃないの。特別ゲストを紹介しましょう!」

 

梨璃「特別ゲスト、ですか……?」

 

叶星「ごきげんよう。一柳隊の皆さん」

 

高嶺「ごきげんよう……お元気そうで何よりだわ」

 

叶星と高嶺が現れた。

 

梨璃「叶星様!?それに高嶺様も!グラン・エプレのおふたりがどうしてここに……!?」

 

二水「あっ、特別ゲストってもしかして……」

 

叶星「神庭女子藝術高校所属、グラン・エプレ一同。要請いただいたリリィ戦力強化合宿に参加させていただきます」

 

高嶺「ふふっ、約束を果たしにやって来たわ。一緒に頑張りましょうね」

 

梨璃「グラン・エプレの皆さんと強化合宿……」

 

百由「それだけじゃないわよ、梨璃さん。先日一緒に戦ったレギオン、あのヘルヴォルにも声をかけてあるの」

 

梨璃「えぇぇ……っ!?」

 

二水「へ、ヘルヴォルですか……エレンスゲの!」

 

百由「まぁ、相手はあのエレンスゲのレギオンだからね。あのガーデンが大人しくこちらの要請に従うとは思えないけど。とは言えヘルヴォルは、一柳隊と結束していくという話もあるから、まあ、来てくれるんじゃないかな?」

 

梨璃「はい、きっと来てくれます!一葉さん達がいらっしゃったら3つのレギオンが集結ですよ!お姉様、どうしましょう……!」

 

夢結「落ち着きなさい、梨璃」

 

叶星「ふふっ……私も一葉の仲間に会えるのは楽しみだわ」

 

梨璃「ですよねっ!強くなりましょう、叶星様!私達の手であの特型ヒュージを倒すため……!」

 

叶星「ええ、当然です」

 

数日後。

 

映司「校内の案内はこんな感じですね」

 

映司と夢結は叶星と高嶺に校内を案内していた。

 

楓「ぶぇっくしょん!」

 

高嶺「大丈夫、楓さん?」

 

楓「おほほ……私としたことがはしたない。きっと梨璃さんが私のことを噂してるだけですわ」

 

夢結「だったら、もう少しお淑やかな声でお願いするわ」

 

楓「それより、叶星様はいかがいたしましたの?先ほどから姿が見えませんが」

 

高嶺「ガーデンへの報告で席を外しています。すぐに戻るかと」

 

夢結「一応、映司が近くにいるから問題ないはずよ」

 

楓「なるほど……おふたりはいつも一緒のイメージでしたから。高嶺様の横に叶星様がいないのは不思議な感じですわ」

 

高嶺「ふふっ、それほどいつも一緒にいるわけではありませんよ」

 

楓「ですが、おふたりは幼馴染で進学もずっと一緒でしたのでしょう?御台場女子から今のガーデンに移られたのもおふたり揃ってとお聞きしております」

 

高嶺「ええ、そうです。腐れ縁……と呼ぶには長過ぎるかもしれませんね」

 

楓「……高嶺様。失礼だと思われましたら無視していただいて構いません。お聞きしておきたいことがあります」

 

高嶺「……何かしら」

 

楓「高嶺様は身体のどこかに不調を抱えているのではありませんか?特にマギに関わる部分で」

 

高嶺「……」

 

夢結「楓さん、本当に失礼よ」

 

楓「申し訳ありません。ですが、今回の合宿の最中に特型ヒュージが現れた場合、グラン・エプレにも協力をお願いすることになるでしょう。私は一柳隊の司令塔であると自負しております。ですから指揮下にあるリリィの正確な戦力分析は必須ですわ。皆さんと生きて帰る……そのために」

 

高嶺「……さすがですね、百合ヶ丘は。いえ、『百合ヶ丘の至宝』と呼ばれる楓さんが特別なのかもしれませんね」

 

夢結「高嶺さん……」

 

高嶺「楓さんのおっしゃる通りです。私は数年前の戦いで致命的な傷を負い、以来マギの受容量が大きく損なわれる後遺症を抱えることになりました……夢結さんも気づいていたのでしょう……?」

 

夢結「……以前、百合ヶ丘にいらっしゃった時に貴方達の戦い方は目にしたわ。まるで何かに追われるような苛烈なCHARM捌き。貴方と叶星さんはそんな早回しのダンスのように戦っていたわ」

 

高嶺「ええ、このことは私と叶星しか知りません。今はまだ、1年生達には……黙っていていただけますか?」

 

楓「それはおふたりで決めたことなのでしょう?でしたら、私どもが口を挟むことではありませんわ。ですが、あの方達がおふたりの次元に達したのならば、その時は話してあげてくださいませ。ま、あとのことはお任せくださいな。百合ヶ丘の至宝こと、私、楓・J・ヌーベルがしっかり守って差し上げますわ」

 

高嶺「ふふふっ、頼もしいのね」

 

映司と叶星は……

 

叶星「映司くん、高嶺ちゃん達のところに行きましょう?」

 

映司「叶星様、無理に答えなくていいんですけど、聞きたいことが」

 

叶星「どうしたの?」

 

映司「……たかにゃん先輩、数年前からマギに異常があるんじゃないんですか?」

 

叶星「……ええ、そうよ。よく気づいたわね」

 

映司「戦闘の後、叶星様のたかにゃん先輩を見る目が違ったから、もしかしてと思って」

 

叶星「そこまで……」

 

映司「灯莉達には言わないんで安心してください」

 

叶星「ありがとう、映司くん」

 

映司「それに、俺の手が届く範囲までは叶星様もたかにゃん先輩も灯莉達も俺が守ります」

 

叶星「映司くん……?」

 

映司「それが俺がライダーの力を使う理由だから」

 

叶星「ふふふ、戻りましょうか?」

 

映司「はい」

 

叶星「お待たせいたしました」

 

映司「たかにゃん先輩が笑ってる……。楓と夢結姉、漫才でもしたのか?」

 

夢結「してないわよ」

 

高嶺「叶星の世話焼きが過ぎるって話よ」

 

叶星「まあ、そんなことを?あまり恥ずかしい話をしては駄目よ、高嶺ちゃん」

 

楓「……羨ましいですわ」

 

叶星「え……っ?」

 

楓「私もそんな風に梨璃さんと長年連れ添った伴侶のようなしっぽりとした空気を醸し出したいですわぁ〜!」

 

夢結「さて、叶星さんもいらっしゃいましたし、お茶にしましょうか」

 

映司「じゃあ入れてくる。叶星様とたかにゃん先輩は紅茶で大丈夫ですか?」

 

叶星「え、えぇ……大丈夫よ」

 

高嶺「ふふふ……面白い方達だわ、本当に……」

 

そして訓練のため海岸へ。

 

灯莉「わぁぁぁっ、海だ、海だ、うーみーだー!」

 

紅巴「あ、灯莉さん、急に走ったら危ないです……っ!姫歌さんからも……」

 

姫歌「海よ、海よ、うーみー!ひゃっほー!」

 

紅巴「あ……あぅ……」

 

二水「おふたりとも海が好きなんですねっ」

 

叶星「都内にいると、なかなか海に行く機会がなくてね。こういう海岸に来たのは久しぶりだわ。でも、この辺りは、ヒュージの傷痕が多く残っているのね。見るからに、激しい戦いがあったように感じるわ」

 

神琳「私の故郷はここより酷く、完全に陥落してしまいました。あそこはもうヒュージの跋扈する土地ですから……」

 

高嶺「……郭神琳さんね。前回はほとんどお話できなかったけど、改めてよろしいお願いするわ」

 

神琳「はい、高嶺様。何卒、よろしくお願いいたします」

 

姫歌「あぁぁぁぁぁ〜っ!?郭神琳!」

 

神琳「……はい?」

 

姫歌「あ、貴方、郭神琳じゃない!あの『ワールドリリィグラフィック』の表紙を飾った郭神琳ね!」

 

ミリアム「なんじゃか、説明的じゃの〜」

 

鶴紗「っていうか、ガーデンからずっと一緒に歩いてきたのに今さら?」

 

姫歌「郭神琳!貴方はひめかのライバルよ!」

 

神琳「ライバル、ですか?申し訳ありません、身に覚えがないのですが……」

 

姫歌「貴方に覚えがなくてもひめかにはあるの!アイドルリリィを目指すひめかよりも先にモデルデビューを果たすなんて……!」

 

姫歌は神琳を見つめた。

 

姫歌「あ……でも確かにキレイね……整ったお顔にエキゾチックな瞳、すらりとした手足……写真で見るより実物の方が美しいわ……」

 

神琳「えーと……ありがとう、ございます?」

 

姫歌「はっ!?ち、違うわ、その手に乗ってはダメよ、ひめか!ひめかだって可愛さだったら負けてない……はず!」

 

灯莉「面白さだったら定盛の勝ちだね〜☆」

 

姫歌「そこで勝負はしてなーいっ!」

 

鶴紗「騒がしい子だね」

 

梨璃「ふふっ、でもとってもいい子だよ♪灯莉ちゃんも紅巴さんもねっ」

 

楓「はいはい、ちゅうもーく!皆さん、今日は遊びに来たわけではありませんのよっ。ヘルヴォルとの合流までに少しでも力をつけておきたい、そうおっしゃったのはどなたでしたか!?」

 

雨嘉「えっと……確か……楓さんだったと思う」

 

楓「はい!そういうわけでこれより合同訓練を始めますわ!1年生は基礎体力をつけるため、海岸をランニング!上級生の方々は戦術理解を深めるシミュレーションを行います!」

 

映司「結梨、もう少し高くしてくれ。灯莉は窓を作ってくれ」

 

結梨「うん」

 

灯莉「おっけ〜☆」

 

映司、結梨、灯莉は砂の城を作っていた。

 

楓「わかってらっしゃらない方がおりますわねっ!?」

 

ミリアム「楓のやつ、随分と張り切っておるの。一体、何があったんじゃ?」

 

夢結「……彼女なりの責任感でしょう」

 

高嶺「頼もしい後輩をお持ちで羨ましいわ」

 

叶星「さて、私達も始めましょうか。百合ヶ丘の戦術、勉強させていただけるなんて光栄です」

 

梨璃「よーし!皆、頑張ろー!」

 

映司達はランニングと基礎訓練を終えた。

 

楓「では、ランニングと基礎訓練を終わったところでノインヴェルト戦術についての講義を行いますわ!」

 

姫歌「あら、ノインヴェルト戦術なら知ってるわよ。特殊な弾丸をCHARMで弾いてパスするアレでしょう?」

 

紅巴「ひ、姫歌ちゃん……ご存知ないのですかっ?百合ヶ丘はノインヴェルト戦術の教育において世界レベルの実績を持つ名門中の名門なんですよっ。その百合ヶ丘の方から、講義を受けられるなんて貴重な機会です。聞き逃さないようにしましょうっ」

 

高嶺「神庭女子でも当然一通りの戦術はカリキュラムに含まれているけれど、百合ヶ丘の専門教育に比べれば、まだまだでしょうね」

 

叶星「楓さん、ぜひご教授してほしいわ」

 

楓「そうね……ではどうせだから基礎から説明することにしましょう。はい、ちびっこ1号!貴方に説明を頼みますわ!」

 

二水「ふぇぇぇぇっ!?わわわ、私ですかぁ〜っ?」

 

鶴紗「突然のキラーパスだね」

 

二水「わ、わかりました……僭越ながら、この二川二水がご説明させていただきます!」

 

二水は説明を始めた。

 

映司「結梨、俺達はほとんど参加しないし遊ぼうぜ」

 

結梨「うん」

 

映司と結梨は変身せずに、アタッシュカリバーとアタッシュアローで模擬戦を始めた。

 

楓「映司さん、ノインヴェルトの的になってください」

 

映司「邪魔していいのか?」

 

楓「いえ、飛んできた弾を破壊してください」

 

映司「了解」

 

「ゼロワンドライバー!」

 

映司はゼロワンドライバーを巻いた。

 

「ハイパージャンプ!」

 

映司はシャイニングアサルトホッパープログライズキーのボタンを押した。

 

「オーバーライズ!」

 

映司はドライバーにキーをスキャンした。

 

映司「変身!」

 

映司はキーを展開してドライバーに装填した。

 

「プログライズ!」

 

「Warning,warning. This is not a test!」

 

「ハイブリッドライズ!」

 

「シャイニングアサルトホッパー!」

 

「No chance of surviving this shot.」

 

楓「梨璃さん、始めてくださいませー!」

 

梨璃「う、うん……!特殊弾をCHARMに装填して……」

 

梨璃はCHARMにノインヴェルト戦術用の特殊弾を装填した。

 

梨璃「ノインヴェルト戦術、いくよー!神琳さんっ!」

 

神琳「かしこまりました!」

 

梨璃は神琳へマギスフィアをパスした。

 

神琳「っ……確かに受け取りました!」

 

楓「おふたりはそのままパス回しを!私達はポジショニングを行います!」

 

梅「ヒュージを想定して動くんだぞ!実戦では動く的がいるんだからなっ」

 

夢結「味方の位置とヒュージの位置、そしてマギスフィアの軌道。フィールド内の流れを感じとるのよ」

 

楓「そう、私の力で……」

 

楓はレジスタを発動した。

 

紅巴「レジスタ……楓さん、そして叶星様のレアスキル。周囲のマギ純度を向上させ、士気などを強化させるという……」

 

叶星「対ヒュージ戦闘で指揮をとるにはレジスタは必須とも言えるわね。よく見ておかないと……」

 

梨璃「くっ……神琳さん、どうぞ!」

 

神琳「はい……っ!」

 

梨璃は神琳へマギスフィアをパスした。

 

神琳「マギスフィアが育ってまいりましたね……!」

 

楓「っ……今です!夢結様、梅様っ!」

 

夢結「了解したわ……!」

 

梅「こっちはいつでもいいぞー!」

 

神琳「お願いいたします……それーっ!」

 

神琳は夢結へマギスフィアをパスした。

 

夢結「っ、確かに受け取ったわ。梅、私から行くわよ」

 

梅「おっ、あれをやる気か?いいぞ、任せとけー!」

 

夢結「はっ……そこ!」

 

夢結は梅にマギスフィアをパスした。

 

梅「おっと……相変わらず激しいパスだな。私じゃなかったらロストしてるぞ?」

 

夢結「貴方だからこそ出したパスよ」

 

梅「ははっ、そう言われたら張り切るしかないな……そりゃあっ!」

 

夢結と梅はお互いにマギスフィアをパスする。

 

姫歌「す、すごい、あんなに素早くマギスフィアを扱うなんて……」

 

灯莉「うひぃぃ〜、目が回っちゃいそう〜☆」

 

楓「10時の方向、敵ヒュージあり!フィニッシュを決めてくださいませー!」

 

梅「おっけい!決めろ、夢結ーっ!」

 

梅は夢結にマギスフィアをパスした。

 

夢結「っ、はあぁぁぁぁぁ……っ!」

 

夢結はマギスフィアを映司に向けて放った。

 

「ジャンプ!」

 

映司はライジングホッパープログライズキーのボタンを押して、オーソライズバスターに装填した。

 

「Progrise key confirmed. Ready for buster.」

 

「バスターボンバー!」

 

オーソライズバスターにバッタのライダモデルを模したエフェクトが浮かび上がり、映司は回転斬りを放った。

 

映司「くっ……」

 

楓「プトティラじゃないと簡単にはいかないようですわね」

 

映司はフェイズトランセンデスを発動した。

 

映司「はあぁぁぁぁ!」

 

映司はマギスフィアを破壊した。

 

映司「5人でも相当な威力なんだな」

 

姫歌「ノインヴェルト戦術を相殺した!?」

 

紅巴「映司さんのレアスキルって……?」

 

姫歌「前は縮地を使ってたわね」

 

叶星「でもさっきのはフェイズトランセンデスよ」

 

灯莉「教えてー、映司☆」

 

映司「俺のレアスキルはエンハンス・トレース。一度見たリリィのレアスキルを倍以上の効果で使用できるんだ」

 

神琳「組み合わせても使えますよね」

 

姫歌「チートじゃないそれ……」

 

ヒュージの鳴き声が聞こえた。

 

夢結「っ……!?」

 

ミリアム「この声は……っ!」

 

灯莉「もー、定盛ぃ。お昼さっき食べたばっかりなのにお腹の音鳴らさないでよっ☆」

 

姫歌「ひめかじゃないわよ!っていうか、ひめかのお腹をなんだと思ってるわけ!?」

 

鶴紗「ヒュージ出現……数は少ないけど」

 

叶星「練習は一時中断ね。皆も準備はいいかしら?グラン・エプレ出撃!」

 

梨璃「一柳隊も出撃です!」

 

ヒュージはほとんど映司が倒した。

 

叶星「なんとかヒュージを倒し終わったわね」

 

楓「ヒュージとの戦闘の後ですし、一休みしたら練習を再開いたしましょう」

 

数十分後……

 

梅「楓、ちょーっと揉んであげようと思うんだけどいいか?」

 

楓「はい……お願いしようと思っていたところですわ。映司さんもお願いいたします」

 

灯莉「えー、なになに?どゆことー?」

 

梅「ここからは私と映司がヒュージ役だ」

 

紅巴「えっ?えっ、えっ、えっ?」

 

叶星「なるほど……。ノインヴェルト戦術を始めるわ」

 

高嶺「みんな、あそこにいるのは梅さんと映司さんではないわ。あれはヒュージよ……気を引き締めなさい」

 

姫歌「え、えっと、それって練習試合的な……?」

 

叶星「姫歌ちゃんっ、全体を見て!いくわよ……っ!」

 

姫歌「は、はい、叶星様!大丈夫、百合ヶ丘のリリィだからってふたりじゃ……それに映司は変身さえしなければ……」

 

姫歌はCHARMにノインヴェルト戦術用の特殊弾を装填した。

 

梅「ふたりじゃ、どうした?」

 

映司「俺は変身しなくても、それなりに戦えるんだぞ?」

 

映司と梅は姫歌の前に移動した。

 

姫歌「ひ……ぃっ!?」

 

灯莉「おわーっ!はっやーい☆」

 

紅巴「あれは、梅様のレアスキル……縮地ですか。空間の抵抗ベクトルを操作して高速移動するレアスキルですが、あれほどの速度……見たことがありません……っ」

 

姫歌「ど、どういうことよっ!?さっきまであそこにいたのに……ずるいわっ!?」

 

灯莉「定盛、ぼくにまかせてー!」

 

姫歌「くっ、仕方ないわ……灯莉、パス!」

 

姫歌は灯莉へマギスフィアをパスした。

 

灯莉「えへへー☆今度はぼくの番〜」

 

映司「梅様、今は見てるんで」

 

梅「おう、わかった!」

 

梅は縮地を発動して灯莉の前へ。

 

梅「そんなに簡単にいくかな?」

 

灯莉「……えぇぇぇーっ!?どうやったのっ?どうやって来たのっ?ワープだー☆」

 

姫歌「こらーっ、灯莉!驚いてないでマギスフィアをしっかり保持しなさいよ!」

 

灯莉「あ……忘れてた☆」

 

紅巴「わ、私がフォローします……!」

 

梅「はい、カット♪」

 

梅が縮地で紅巴の前へ。

 

紅巴「え……そんな、早過ぎます……っ!」

 

姫歌「あぁぁぁぁぁ〜っ!ロストしちゃうぅぅっ!」

 

高嶺「……させないわ」

 

高嶺はゼノンパラドキサを発動してマギスフィアをキャッチした。

 

映司「……たかにゃん先輩のレアスキルはゼノンパラドキサですか。縮地に加えて、複数対象の行動ベクトルを把握できるレアスキル」

 

高嶺「梅さんと映司さんほどの高速機動はできませんが、この程度ならば」

 

紅巴「高嶺様がマギスフィアを……!」

 

映司「梅様、俺がやっていいか?」

 

梅「珍しくやる気だな?」

 

映司「結梨と梅様以外に俺のスピードについてこれるリリィがいるか自分の目で確認したくなった」

 

梅「いいぞ!梅はここで見てるからな!」

 

高嶺「映司さん、変身していいわよ」

 

映司「じゃあ、遠慮なく……」

 

「ゼロワンドライバー!」

 

映司はゼロワンドライバーを巻いた。

 

「Everybodyジャンプ!」

 

映司はメタルクラスタホッパーキーのボタンを押した。

 

「オーソライズ!」

 

映司はドライバーにキーをスキャンした。

 

映司「変身!」

 

映司はキーを展開してドライバーに装填した。

 

「プログライズ!」

 

映司はメタルライザーを折りたたんだ。

 

「メタルライズ!」

 

「Secret material 飛電メタル!」

 

「メタルクラスタホッパー!」

 

「It's High Quality.」

 

高嶺「っ……映司さん、胸をお借りするわ」

 

映司「多分、それ俺が言う言葉じゃ……?」

 

映司はフェイズトランセンデスと縮地、高嶺はゼノンパラドキサを発動した。

 

姫歌「おふたりの姿が……消えたっ?」

 

叶星「よく見て、皆。あれだけ高速のマッチアップ……そう見れるものではないわ」

 

高嶺(っ、こちらは……ふさがれた。ことごとくパスコースを潰して……さすがだわ)

 

映司(マギに異常あるのか疑いたいくらい強いな……!もう少し、ギアを上げるか?)

 

高嶺「……紅巴さん!」

 

映司「っ!……梅様!定盛だ!」

 

梅「おう!」

 

高嶺「どうして……?」

 

映司「叶星様がたかにゃん先輩のパスが来ることがわかっているような位置にいたからかな」

 

映司は鷹の目を発動していた。

 

高嶺「エンハンス・トレースは敵になるとここまで厄介なのね」

 

映司「それに単純に楽しみたくなった。たかにゃん先輩とのドッグファイト!」

 

高嶺「いいわ。とことんやりましょう」

 

高嶺は叶星にマギスフィアを渡した。

 

叶星「受け取ったわ、高嶺ちゃん!これで……フィニッシュよ!」

 

叶星はマギスフィアを放った。

 

映司「っ!」

 

高嶺「……っ!」

 

映司と高嶺は叶星の放ったマギスフィアを合図に、映司は縮地とフェイズトランセンデス、高嶺はゼノンパラドキサを発動した。

 

神琳「映司さん、本気でやろうとしてません?」

 

結梨「最初に高嶺と戦った時からだと思う」

 

梅「ゼノンパラドキサは使わないのか?」

 

夢結「慣れていないものを使うよりは縮地とフェイズトランセンデスを併用した方がいいんでしょう」

 

姫歌「さっきよりも早くなってる?」

 

紅巴「映司さんのマギの保有量は多いんでしょうか?」

 

雨嘉「甲州から百合ヶ丘までフェイズトランセンデスを数倍の力で発動したって言ってたから、相当な量のマギを保有してると思う」

 

映司(このスピードについてきてるのか……?)

 

高嶺「映司さん、もっとスピード上げても構わないわ」

 

映司「……わかりました」

 

映司はアタッシュカリバーを砂浜に刺した。

 

映司「ここからは全力でいきますよ?」

 

映司はゼノンパラドキサを発動した。

 

叶星「ゼノンパラドキサ……」

 

高嶺(っ、避けるので精一杯ね……)

 

映司(さすがにレアスキル3つはマギの消費が激しいな……!)

 

叶星「高嶺ちゃんも映司くんも限界が近いんじゃないかしら?」

 

映司はプログライズホッパーブレードのトリガーを5回引いた。

 

「フィニッシュライズ!」

 

高嶺「……させないわ」

 

高嶺は映司に近づいた。

 

映司「やっぱり……」

 

映司はプログライズホッパーブレードを手から離し、刺していたアタッシュカリバーを手に取り、高嶺のCHARMをガードした。

 

高嶺「……誘導されたのね」

 

映司「力なら俺の方が上だから、こうなればゼノンパラドキサも関係ない!」

 

楓「映司さんと互角のスピード……力勝負も中々……ですわね……」

 

結梨「……私も混ざる!」

 

梨璃「結梨ちゃん!?」

 

結梨はアタッシュカリバーとリサナウトの間にアタッシュアローをぶつけた。

 

映司「結梨!?」

 

高嶺「あら」

 

結梨「私も入れて、映司!」

 

映司「いや、今の状態でお前まで相手するのは無理」

 

映司は変身を解いた。

 

結梨「えー!」

 

映司「だったら、ミリアムとやれよ。ランペイジならまともに戦えるだろ」

 

ミリアム「わしを引き合いに出すでない!」

 

映司「たかにゃん先輩、大丈夫か?」

 

高嶺「ええ、大丈夫よ」

 

映司と高嶺の対決は結梨の妨害により決着がつかなかった。

 




レアスキル3つ併用に対してレアスキル1つで対抗とかやばすぎるよたかにゃん先輩。

映司君はメダル入ってるヒュージなら感じ取れるようになってるし、もう人間辞めさせようかな。



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第17話 ソレゾレの交わり

映司君がほぼ灯莉ちゃんの保護者な17話


灯莉「まっだかな、まっだかな、ま〜だっかな〜♪」

 

梨璃「あぁ、もう我慢できません!私、お迎えに行ってきますね!」

 

楓「でも、ヘルヴォルの皆さんの到着予定時刻は30分後ですわよ?電車の本数も限られてますし、意味はありませんわ」

 

梨璃「それでも行きたいですっ!」

 

叶星「でしたら私もご一緒していいかしら?一葉と会うのは久しぶりだもの。それにヘルヴォルのメンバーにも早く会ってみたいわ」

 

梨璃「は、はいっ!ぜひぜひ、ご一緒いたしましょう!」

 

紅巴「あ、あの、叶星様っ。灯莉ちゃんがどこかへ消えてしまいました……」

 

姫歌「はぁぁぁ〜、本当に団体行動に向いてない子ねっ」

 

梅「はははは、うちにもそういうやつが2人いるぞ、なぁ?」

 

鶴紗「映司はともかく……私は自由行動の時だけだよ」

 

叶星「あ、そうか。じゃあ、灯莉ちゃんを探しに行かないと」

 

高嶺「いいわ、叶星。こっちは私が見てるから行ってらっしゃい」

 

叶星「あ、うん、ありがとう。それじゃあ、頼むわね、高嶺ちゃん」

 

姫歌「見つけたら説教よ、説教!あんなのを放ってたら、ヘルヴォルの方々に示しがつかないもの!」

 

ミリアム「あやつらはそんなもの気にしないと思うがのー」

 

梨璃「では、叶星様。お迎えに行きましょう!」

 

叶星「ええ、わかったわ。ふふふ……楽しみね、本当に」

 

梨璃と叶星はヘルヴォルを迎えに行った。

 

映司「たかにゃん先輩、灯莉のこと見つけた」

 

梅「鷹の目か」

 

映司「そんな遠くには行ってないから連れてくる」

 

高嶺「ええ、お願いするわ」

 

映司は縮地を発動した。

 

紅巴「縮地……前見た時よりもスピードが……」

 

梅「アイツの全力はプトティラともう1つあるからな!」

 

高嶺「確かに……ヒュージと戦った時と私達と戦った時では巻いているドライバーが違ったわね」

 

夢結「数ヶ月前の大きな戦いで映司はオーズの力であるメダルをほとんど失ったわ」

 

高嶺「その代わりともいえるのが……ゼロワンということでしょうか?」

 

梅「たまにオーズにも変身するけど、ほとんどゼロワンだな」

 

映司「連れてきたぞ」

 

映司が灯莉と一緒に戻ってきた。

 

高嶺「映司さん、特型ヒュージを倒したら、あの時の決着をつけましょう」

 

映司「……はい。今度は最初から全力でいきます」

 

灯莉「ぼく、みたーい!」

 

映司「だったら、何も無い場所でやらないとな」

 

夢結「だったら、前と同じ場所でいいんじゃないかしら?」

 

高嶺「そうしましょうか」

 

映司「俺はやることあるから先に百合ヶ丘に戻る」

 

映司は百合ヶ丘へ戻った。

 

映司「早く終わらせないと……」

 

映司は百合ヶ丘に戻って工廠科に入り作業を始めた。

 

映司「そういえば、あのマッドサイエンティストはどこに行ったんだ……?」

 

映司は百由が工廠科にいないことに少し驚いているが、考えるのを辞めて作業を再開した。

 

映司「終わった……」

 

数時間が経ち映司の作業が終わった。

 

映司「梨璃達はロッジにいるとか言ってたな」

 

映司は百合ヶ丘から出てロッジに向かった。

 

映司「ここか?」

 

映司はロッジの前についた。

 

神琳「映司さん?」

 

映司「神琳、何やってんだ?」

 

神琳「ご飯を作ってますね」

 

映司「叶星様と千香瑠様と定盛……?」

 

百由「映司、戻ってきたのね。ところで……約1名、私の想定していないメンバーがいるのだけれど」

 

叶星「あ……」

 

姫歌がおにぎりを作ろうとしていた。

 

映司「定盛は置いといて、百由様、梨璃と結梨がどこにいるか知らないか?」

 

百由「あー、それなら皆でご飯食べるからその時でいいんじゃないかしら。今は調理班に入って手伝ってちょうだい」

 

映司「わかった」

 

灯莉「定盛ー、おにぎりの具に梅干しは入れないでね?」

 

藍「らんは卵焼きがいいは。あま〜いやつね」

 

百由「……増えたわね」

 

叶星「も、申し訳ありませんっ」

 

映司「(やっぱり、特型ヒュージはこの近くか)」

 

神琳「映司さん、どうしました?」

 

映司「いや、なんでもない」

 

叶星「姫歌ちゃん、灯莉ちゃん、ここは私達に任せてくれる?腕によりをかけて美味しいご飯、作るからね」

 

千香瑠「藍ちゃんも一葉ちゃん達のお手伝い、してほしいわ。ほら、食器の準備で忙しそうでしょ?」

 

姫歌「そいうことでしたら……。でも、ひめか、すっごく可愛いおにぎり作れるんですよっ!?」

 

藍「千香瑠、お菓子。お菓子も作ってほしいなっ」

 

叶星「あ、それだったらいいもの作ってあげるわ。ご飯を食べた後のデザートに、ね」

 

映司「俺も何か作るか」

 

藍「でざーと!」

 

灯莉「やったね、らんらん☆かなほせんぱいと映司の作るお菓子、ちょー美味しいよ!」

 

藍「期待しかない……わくわくっ」

 

百由「んー、なんだか父と母と子のお料理教室みたいね」

 

神琳「百由様……いくらなんでも、お父さんとお母さん扱いは酷いです……」

 

映司達は料理を作り終えた。

 

梨璃「ふぅ……ごちそうさまでしたー」

 

二水「美味しかったですね、神琳さん達の作っていただいたカレー」

 

紅巴「バーベキューのお肉も大変美味でした……っ」

 

梨璃「映司くんと神琳さんがお料理上手なのは知ってましたけど、叶星様も千香瑠様もすっごくお上手ですね!」

 

叶星「ふふ、どうもありがとう。でも思ったより時間がかかってしまったわね。もう日が暮れてしまったわ」

 

鶴紗「それは調理準備班のせいでしょ。なかなかコンロの火をつけられなかったんだから」

 

楓「ち、違いますの!私が知っているのはガスで火をつけるものでしたの!」

 

瑤「炭に火をつけるの、難しいんだね……」

 

ミリアム「じゃが、炭火の方が遠赤外線と近赤外線効果で食材の旨味を閉じ込めることができて美味しくなるからな」

 

痺れを切らした映司がフレイミングタイガーに変身して、火をつけようとしたのを全力で止める叶星の姿があったとか……

 

叶星「あっ、そうだ。藍ちゃんにおやつを作ってあげる約束してたわね」

 

姫歌「叶星様、それ……マシュマロですか?」

 

叶星「ええ、マシュマロを串に刺して火で炙るの。そして、それをチョコと一緒にクラッカーで挟んで……」

 

高嶺「スモアね、懐かしいわ。私と叶星の家族でキャンプに行った時、よく食べたわね」

 

姫歌「へぇ〜、可愛くておしゃれ!あたし達も作りましょ!」

 

灯莉「よーし、ぼくはマカロンで挟んでみよ〜っと☆」

 

叶星「えっと、藍ちゃんは……」

 

藍「……すぅ、すぅ……」

 

叶星「あら、眠ってしまったのね」

 

一葉「いっぱい食べて、いっぱい遊びましたからね」

 

藍「すぅ……んんっ。もうたべられない……から、あとでたべる……」

 

恋花「あはは、藍らしい寝言だなー」

 

叶星「ふふふ、じゃあまた後で作ってあげるわね」

 

百由「どう?お互いに交流を深められた?」

 

ミリアム「うむ、百由様の適正に応じたチーム分けというのは微妙じゃが、仲良くは慣れたと思うぞ」

 

百由「ふっふっふ……。失敗を共有してこそ育つ関係性というものもあるのよ」

 

梅「物は言いようだな、まったく」

 

百由「さて、今日はもう日が暮れたしロッジの中に入りましょう。疲れてるだろうし、作戦会議は明日の早朝に行うわ」

 

恋花「そうだねー、バーベキューで煙臭いしお風呂に入りたいかな」

 

楓「っ……!!」

 

梨璃「お風呂、いいですねっ」

 

楓「この人数ではひとりずつ入浴していたら朝になってしまいますわ!よって、二人一組でまとめて入浴することを提案いたします!はい決定!梨璃さんとは私がご一緒いたします!!」

 

瑤「自分で提案して、自分で決定した……」

 

百由「まあ、2人づつで入浴するのは、いいんじゃない。確かにひとりずつ入っていたらすごい時間かかっちゃうし」

 

楓「ですわよね!」

 

百由「だけど、各レギオンのリーダーは先に報告してほしいから、悪いけど、お風呂は後回しね」

 

一葉「はい、かしこまりました」

 

叶星「はい、私も構いません」

 

梨璃「はーい!それじゃ、私も行ってくるね」

 

楓「そ、そんな……私はお待ちしておりますわ!梨璃さんが帰るその日を……いつまでも、いつまでも……!」

 

梅「それじゃ、私が代わりに一緒に入ってやる」

 

楓「ま、梅様!?とても嬉しいのですが私は……」

 

梅「ほら行くぞ!」

 

楓「ちょ、ちょっとお待ちを!」

 

楓は梅に連れていかれた。

 

梨璃「あははは……」

 

映司「結梨、これ返すぞ」

 

映司は結梨にアタッシュアローを渡した。

 

結梨「うん、ありがとう」

 

映司は梨璃達の元へ向かった。

 

映司「百由様、俺は梨璃がいるから必要ないと思うけど?」

 

百由「一応、リーダーでしょ?」

 

映司「俺は今日ほとんど工廠科にいたんだぞ?」

 

百由「それもそうね……。まあ、いいわ」

 

報告会が始まった。

 

梨璃「……以上で一柳隊の報告を終わります」

 

百由「うん、これで3隊の報告完了っと。私はこれをまとめてガーデンに送っておくわね」

 

一葉「ご面倒をおかけします、百由様」

 

百由「ううん、こっちこそ時間を取らせてごめんね。もう戻っていいわよー」

 

梨璃「えっと、戻ったら皆にCHARMの点検をお願いして、部屋割りを決めて……そうだ、明日の準備もしないとっ」

 

一葉「後は支給された装備品の受け取りですね」

 

叶星「……ふたりともしっかりしてるわね」

 

梨璃「え……ど、どこがですか?あ、いえ、一葉さんはともかく私は色々抜けてて……」

 

一葉「私も今のところはなんとかなってますけど、結構失敗は多いんですよね……実は」

 

叶星「立派だと思うわ。私も去年、1年生でリーダーを務めたからわかるの」

 

一葉「そうだったんですか、叶星様?でも、叶星様だったら1年生の頃からしっかりしてそうです。なんでも卒なくこなしそう」

 

梨璃「わかります!叶星様ってできる女性、って感じしますよね〜」

 

叶星「……私が頑張れたのは、いつも隣に高嶺ちゃんがいたからよ。ひとりだったら、プレッシャーに負けてたかもね」

 

一葉「高嶺様……なんだか不思議な方ですよね。叶星様や恋花様は1つ年上というのは納得できますけど、高嶺様はなんというか……もっと大人の雰囲気といいますか」

 

叶星「ふふっ、そんな風に見られているのね、高嶺ちゃん。でも一緒に育った私が同い年と言ってるのだから間違いないわ」

 

一葉「あはは、別に年齢を疑ってるわけでは……」

 

叶星「でも、私より大人に見えているんだとしたら、やっぱり私が頼ってばかりいるのが伝わっているのかもね」

 

梨璃「叶星様……」

 

叶星「高嶺ちゃんにばかり負担をかけないように私が頑張らなくてはね……これ以上、背負わせられないもの」

 

一葉「……」

 

梨璃「えっと、そろそろ私達もロッジの中に入りましょうか。お風呂に入る順番、決まってるかもっ」

 

叶星「そうね」

 

夢結「梨璃、映司、報告は終わった?」

 

梨璃「お姉様!?はい、先ほど終わりました」

 

叶星「梨璃さん、私達は先に行くわね」

 

梨璃「はい」

 

一葉「では、また後で」

 

叶星と一葉はロッジの中へ入った。

 

梨璃「あの、お姉様……。もしかして、私のことを待っていてくださったんですか?」

 

夢結「あ、いえ、そういうわけでは……」

 

映司「梨璃、夢結姉は梨璃と一緒にお風呂に入りたくて待ってたんだよ」

 

夢結「ち、違うわよ……」

 

映司「あ、そうだ」

 

梨璃「どうしたの?映司くん」

 

映司「梨璃、預かってたノインヴェルトの特殊弾返すよ」

 

映司は梨璃にノインヴェルト戦術用の特殊弾を渡した。

 

映司「その弾は、10人までノインヴェルト戦術ができるように改造した」

 

夢結「貴方が工廠科に行った理由って……」

 

映司「その弾を完成させるためと、修理中でCHARMがない結梨のアタッシュアローでもマギスフィアを受け取れるようにするためだ」

 

梨璃「でも、映司くん、これそう簡単には作れないよね?」

 

映司「だから百由様にも少し協力してもらった」

 

百由「あら?まだ戻ってなかったのね」

 

夢結「ええ、今から戻るところよ」

 

梨璃「百由様、この弾……」

 

百由「最初に聞いた時は驚いたわよ?でも、特型ヒュージがメダルを取り込んでいたとなると、普通のノインヴェルト戦術で倒せるかは怪しいって思ったのよ」

 

映司「そこで、前に百合ヶ丘の全生徒でやったノインヴェルト戦術を思い出したんだ」

 

百由「私も確認はしたから、失敗することはないわ」

 

映司「梨璃と夢結姉には伝えとく、ゼロツーになったら全力で戦うから」

 

梨璃「わかった!」

 

夢結「ええ、わかったわ」

 

映司「梨璃と夢結姉の後に百由様がお風呂入れよ、俺は最後でいいから」

 

百由「ありがとう、映司」

 

そして次の日。

 

百由「……さて、集まったわね。これにより特型ヒュージ討伐作戦会議を始めるわよ」

 

梨璃「はい……っ!」

 

夢結「全員を集めなくてもよかったの?」

 

百由「ええ、方向性を決めるだけだからね。まずは戦術理解度の高いメンバーだけでいいわ」

 

姫歌「なるほど、それでひめかが呼ばれたわけですね!可愛くて頭もキレる……それがアイドルリリィですから!」

 

二水「……ほぁ〜」

 

姫歌「ちょっと、なに!?ひめかがここにいるのがおかしいっていうのっ?」

 

二水「ほぇっ!?ち、違いますーっ!ものすごい自信だなと思って……さすがです、ひめひめさん!」

 

姫歌「え……今、ひめかのことひめひめって呼んだ!?」

 

二水「は、はい……そう呼ぶようにおっしゃってましたから」

 

姫歌「貴方、いい人ね!特別にサインを書いてあげるわ!」

 

二水「え……っ」

 

叶星「姫歌ちゃん、それは後でね。今は作戦会議に集中しましょう?」

 

姫歌「はーい、叶星様っ」

 

一葉「ヘルヴォルからは私と恋花様が参加させていただきます」

 

恋花「おっすおっす、よろしくねー」

 

百由「それではまだ会敵したことのないグラン・エプレの皆さんのために、ざっと特型ヒュージの説明を行うわね」

 

叶星「はい、よろしくお願いいたします」

 

百由「事前に渡した資料を見てもらえばわかるけど、それが今回倒すべき特型ヒュージの外見になるわ」

 

姫歌「えっと、画像が2つあるんですけど。2種類のヒュージがいるってことですか?」

 

夢結「いえ、そのヒュージは形態を変えたの。それも戦闘中に」

 

叶星「形態変化……っ」

 

姫歌「う……可愛くない……」

 

百由「形態変化後が火力が大幅にアップしたらしいの。あー……そうよね?」

 

梨璃「はい、この羽の目みたいなところから強力なビームが……」

 

映司「攻撃もそうだが、防御の方も硬いからダメージが入らいない」

 

叶星「そうなると通常の手段で倒すのは難しいですね。一つだけ手があるとすれば……」

 

姫歌「ノインヴェルト戦術!ですねっ」

 

二水「はい……ですが前回は大量のヒュージに囲まれて、ノインヴェルト戦術を展開することができなかったんです……」

 

一葉「……申し訳ありません。その役目は私達ヘルヴォルが請け負っていたのに……」

 

楓「あの状況では仕方ありませんわ。見通しの悪い戦場に密集したヒュージ……最悪の環境でしたから」

 

百由「だけど、戦略事態は悪くないと思うの。前回は手数と順番に問題があったのよ」

 

梨璃「順番、ですか?」

 

百由「そうよ、前回の課題を踏まえ、新しく私が考えた案がこれ。3レギオンによるウェーブ……つまり波状攻撃ね。まずはサポートチームによる遠距離攻撃で、周囲のヒュージを撃滅する。これは数を削るのではなく文字通り殲滅するだけの火力が必要よ」

 

一葉「殲滅……」

 

百由「このサポートチームを担当するのは以下のリリィよ。ヘルヴォルから飯島恋花、初鹿野瑤、芹沢千香瑠。グラン・エプレから定盛姫歌、丹羽灯莉、土岐紅巴。そして、一柳隊から王雨嘉、郭神琳、二川二水。チームリーダーは取り敢えず、恋花さんにお任せするわ」

 

楓「ここから私が説明を。サポートチームはヒュージの索敵に成功した段階で雨嘉さん、灯莉さんによるレアスキル『天の秤目』を展開。ヒュージ達の正確な位置を割り出してもらいます」

 

姫歌「……なんとかあたしがコントロールするわ」

 

楓「次に雨嘉さんと千香瑠様を中心とした精密射撃を実行。その際、神琳さんや紅巴さんのレアスキルで能力の底上げを行う」

 

叶星「『テスタメント』ですね。他者のレアスキルの効果範囲を広げる能力」

 

百由「理論上、これだけの火力を集中させれば通常のラージ級程度なら充分に殲滅が可能だとシミュレートできたわ」

 

一葉「恋花様、お願いします」

 

楓「ヒュージの殲滅を確認したら、次はアタックチームの出番ですわ」

 

百由「アタックチームはグラン・エプレの今叶星、宮川高嶺。そしてヘルヴォルからは相澤一葉、佐々木藍」

 

叶星「アタックチームのリーダーは叶星様にお願いいたします」

 

叶星「……はい、承りました」

 

梨璃「あれ……私や楓さんの名前がなかったけど……」

 

楓「私達は最後の要、ノインヴェルトチームですわ」

 

梨璃「はっ……そうでした!」

 

楓「サポートチームで仕事を終えた神琳さん達を合流させて、一柳隊9人によるノインヴェルト戦術を展開いたします」

 

百由「それまで夢結達はリザーブってことでいつでも動けるようにして手薄なところをカバーしてちょうだい」

 

夢結「了解したわ」

 

楓「サポート、アタック、ノインヴェルト戦術。この3つの波で特型ヒュージを完膚なきまでに叩き潰しますわ!」

 

梨璃「す、すごい……前回もすごかったけど、今回はえーと何人だろ……」

 

夢結「21人よる波状攻撃ね」

 

二水「ふわぁぁっ、そんなに……しかも各レギオンの精鋭が集まって……そんな中に私が……あぁっ、気が遠くなってきました……っ」

 

百由「以上が現状、考えうる私の最適解よ。もっとも、特型ヒュージの全データがあるわけじゃないから、不測の事態が起きる可能性は高い……いえ、確実に起きるわね!」

 

一葉「……どうして嬉しそうなんですか」

 

梨璃「でも、やるしかありませんよね!あの特型ヒュージを倒せるのは私達だけなんです!」

 

一葉「……そうね、私達があいつを倒せば、これ以上犠牲は増えない。やるしかないですね……!」

 

叶星「やりましょう、私達の力を結集して……ひとつの大きな力に」

 

梨璃「はい……っ!皆さん、どうぞよろしくお願いいたします……!!」

 

結梨はノインヴェルト戦術に参加するが、ノインヴェルト戦術に参加しない映司は好き勝手に暴れていいとのこと。

 




映司君、とうとうノインヴェルトの特殊弾まで改造する。

特型ヒュージはゼロツーになった映司君がボコボコにします(予定)

明日は滅亡迅雷のメモリアルで遊ぶので月曜以降に特型ヒュージ戦を投稿します。


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第18話 全力全開のゼロツー

映司君が百合ヶ丘の決戦以降、初めて全力で戦う話


サポートチームがヒュージ探索に向かった。

 

映司「……」

 

映司はアルティメットストラッシュが当たったかどうかを考えていた。

 

映司「実際に見て確かめればいいか」

 

梨璃「映司くん!特型ヒュージが!」

 

映司「……わかった!」

 

映司達はサポートチームが誘導した特型ヒュージの下へ向かった。

 

映司「ゼロツーを使わずに終わればいいが……」

 

「ゼロワンドライバー!」

 

映司はゼロワンドライバーを巻いた。

 

「Everybodyジャンプ!」

 

映司はメタルクラスタホッパーキーのボタンを押した。

 

「オーソライズ!」

 

映司はドライバーにキーをスキャンした。

 

映司「変身!」

 

映司はキーを展開してドライバーに装填した。

 

「プログライズ!」

 

映司はメタルライザーを折りたたんだ。

 

「メタルライズ!」

 

「Secret material! 飛電メタル!」

 

「メタルクラスタホッパー!」

 

「It's High Quality.」

 

梨璃「今度こそ、皆の力を合わせて敵を倒しましょう!」

 

恋花「りょーかい!サポートチーム、いっくよー!」

 

灯莉「突撃ー☆」

 

特型ヒュージは映司に前に移動した。

 

映司「だと思った!」

 

映司はプログライズホッパーブレードとアタッシュカリバーで特型ヒュージの攻撃をガードした。

 

梨璃「どうして、映司くんを!?」

 

梅「メダルを取り返そうとしているのか?」

 

映司「(羽に傷が……!)俺に攻撃が集中している間に攻撃しろ!」

 

梅「任せろ!」

 

梅は縮地を発動した。

 

一葉「梅様のレアスキル……!」

 

藍「一葉、らん達も!ぶんぶんして、ぐるぐるってする!」

 

一葉「わかった、行くよ!」

 

高嶺「少しギアを上げなくてはね。叶星、久々に全開でいくわ」

 

叶星「っ、無理はしないでね、高嶺ちゃん」

 

夢結「見せてもらうわ、グラン・エプレの双璧の実力」

 

高嶺「ふふっ、貴方のような方と肩を並べて戦えるのは光栄ね。血がたぎる、この感覚……懐かしいわ」

 

楓「それでは行きますわよ!3……2……1、ゴー!」

 

藍「てやあぁぁぁぁっ!」

 

藍の攻撃に合わせて梅も攻撃する。

 

梅「おっと、私はこっちだぞっ」

 

叶星「高嶺ちゃん、挟み込みましょうっ。タイミングを合わせて……」

 

高嶺「ここねっ!」

 

叶星と高嶺が同時に攻撃する。

 

一葉「これでもか……っ!」

 

一葉と藍も同時攻撃をした。

 

叶星「高嶺ちゃん!皆に連絡して!ノインヴェルト戦術を始めましょう!」

 

高嶺「わかったわ。一柳隊の皆さん、ヘルヴォルの皆さんはサポートをお願いします!」

 

一葉「了解しました!」

 

梨璃「了解ですっ!」

 

姫歌はCHARMにノインヴェルト戦術用の特殊弾を装填した。

 

姫歌「特殊弾装填完了したわ!行くわよ紅巴、準備はいい?」

 

紅巴「はいっ、姫歌ちゃん。心と体の準備できましたっ」

 

姫歌「じゃあ行くわよ、それっ!」

 

姫歌は紅巴に向けてマギスフィアをパスした。

 

紅巴「ひいっ……な、なんとか受け取りました……次は……灯莉ちゃん。あれ、見当たらない……灯莉ちゃーん、どこですか?」

 

灯莉「こっちこっちー☆」

 

紅巴「あんな遠いところに。それに間にヒュージがいてパスできない……」

 

神琳「間にいるヒュージは私達が倒しますわ。紅巴さんはパスに集中してください!」

 

紅巴「ありがとうございます!神琳さん!では、灯莉ちゃん……お願いしますっ!」

 

神琳、雨嘉、二水がパスコースにいるヒュージを撃破した。

 

灯莉「おーらい、おーらい☆よしっ、受け取ったよ!」

 

姫歌「灯莉っ、ヒュージがそっちに向かったわよ!気をつけなさい!」

 

灯莉「はーい。パスを邪魔されるのは前に海辺で予習したもんね!このぐらいの速度なら余裕っ☆たかにゃんせんぱい、いっくよー☆」

 

高嶺「ナイスパスよ、灯莉さん!次はラストパスね。特型ヒュージに警戒されている状態だと、叶星に危険が及ぶ可能性がある。タイミングが難しいわね……」

 

映司「たかにゃん先輩、俺に任せてくれ!」

 

映司はプログライズホッパーブレードとアタッシュカリバーを合体させた。

 

「ドッキングライズ!」

 

映司はメタルライザーにプログライズホッパーブレードをスキャンした。

 

「アルティメットライズ!」

 

「アルティメットストラッシュ!」

 

映司「はあああぁぁぁ!」

 

映司は巨大なクラスターセルの斬撃を飛ばし、更にエネルギーの斬撃を2連続で放ち特型ヒュージを斬り裂いた。

 

「アルティメットストラッシュ!」

 

叶星「映司君!助かったわ!高嶺ちゃん、パスをお願い!」

 

高嶺「叶星!行くわよ!それっ!」

 

高嶺は叶星にマギスフィアをパスした。

 

叶星「ナイスパス!高嶺ちゃん!映司君の攻撃でこちらへの警戒がそれている……今しかないわね。はぁぁぁぁ……これで決めるわ!ノインヴェルト戦術、フィニッシュショット行きます!」

 

叶星は特型ヒュージにマギスフィアを放った。

 

姫歌「や、やったわ……!」

 

高嶺「……いえ、何か様子が……」

 

特型ヒュージは羽を使いノインヴェルト戦術を無効化した。

 

叶星「直撃したはずなのに……防がれたっ?」

 

梨璃「そ、そんな、ノインヴェルト戦術が通じないなんて……っ」

 

ミリアム「つまり、あの黒い羽にノインヴェルト戦術を阻害する何かの力がさようしているということにじゃな」

 

雨嘉「っ……どうすればいいの」

 

夢結「まずはあの羽をどうにかしなければならないわ。そして、もう一度ノインヴェルト戦術を……」

 

紅巴「も、もう一度ですか?ノインヴェルト戦術の連続使用なんて……」

 

高嶺「紅巴さん!よそ見をしてはダメ!」

 

紅巴「え?」

 

映司「っ!間に合え……!」

 

映司はフェイズトランセンデスと縮地とゼノンパラドキサを発動して、高嶺と紅巴の前に立ち、クラスターセルで盾を形成して特型ヒュージの攻撃を防いだ。

 

映司「ぐっ……」

 

映司の変身は強制的に解除された

 

高嶺「映司さん!」

 

梨璃「映司くん!」

 

紅巴「あ……あぁっ、映司さんがヒュージの攻撃から私を庇って……!そんな、どうして……っ?」

 

映司「っ、守るって約束したからな……」

 

叶星「っ!」

 

映司「たかにゃん先輩、とっきー、怪我はしてないよな?」

 

高嶺「……大丈夫よ」

 

紅巴「でも、映司さんがっ!」

 

梨璃「映司くん……っ!」

 

映司「……使いたくなかったが……仕方ない……!」

 

「ゼロツードライバー!」

 

映司はゼロツードライバーを巻いて、ドライバーのユニットの部分を開いた。

 

「Let’s give you power!Let’s give you power!Let’s give you power!Let’s give you power!Let’s give you power!」

 

映司はゼロツープログライズキーのボタンを押した。

 

「ゼロツージャンプ!」

 

神琳「映司さん!わかっているんですか!?強制解除後の再変身は……!」

 

映司「……変身!」

 

映司はドライバーにキーを装填した。

 

「ゼロツーライズ!」

 

「Road to Glory has to Lead to Growin’ path to change one to two!」

 

「仮面ライダーゼロツー!」

 

「It's never over.」

 

映司「……っ!」

 

高嶺「神琳さん、さっきの映司さんに向けて言った言葉の意味は何かしら?」

 

神琳「……強制変身解除後の再変身は体への負担が大きいんです」

 

梨璃「じゃあ、今の映司くんは!?」

 

夢結「本気で戦っているから、いつ変身が解けてもおかしくないわね」

 

鶴紗「映司のマギが……」

 

映司のマギが膨れ上がっている。

 

梅「これが映司の本気……」

 

叶星「レアスキルを何個使っているの……?」

 

ミリアム「フェイズトランセンデス」

 

夢結「ルナティックトランサー……」

 

梨璃「でも、暴走はしてないですよね?」

 

瑤「ブレイブで緩和しているんだと思う……」

 

神琳「カリスマ……」

 

高嶺「ゼノンパラドキサの5つね……」

 

映司「……っ!梨璃!」

 

梨璃「な、何?映司くん!」

 

映司「……ノインヴェルト戦術の準備をしろ!」

 

梨璃「でも、映司くん!」

 

夢結「……やりましょう、梨璃」

 

ミリアム「映司、4枚の羽を破壊しないと、さっきと同じことになるぞ!」

 

映司「わかってる!」

 

「チャージライズ!」

 

「フルチャージ!」

 

映司は特型ヒュージの攻撃をアタッシュモードに戻して攻撃を防いだ。

 

「メタルホッパーズアビリティ!」

 

映司はメタルクラスタホッパープログライズキーのボタンを押して、アタッシュカリバーに装填した。

 

「カバンダイナミック!」

 

クラスターセルを纏った斬撃を放ち、特型ヒュージの羽を2枚破壊した。

 

梅「映司、残り2枚だ!」

 

「ゼロツーズアビリティ!」

 

映司はアタッシュカリバーにゼロツープログライズキーを装填した。

 

「ゼロツーカバンストラッシュ!」

 

映司「はあああぁぁぁ!」

 

エネルギーを纏った斬撃を放った。

 

梨璃「皆、ノインヴェルト戦術を始めよう!」

 

二水「っ……!?特型ヒュージの様子がおかしいですっ!」

 

楓「もしや、まだ形態変化……いえ、進化する気ですのっ!?」

 

映司「……させるか!」

 

映司はプログライズホッパーブレードのトリガーを5回引いて、縮地を発動した。

 

「フィニッシュライズ!」

 

「プログライジングストラッシュ!」

 

映司は特型ヒュージに向けてクラスターセルの刃を飛ばした。

 

映司「梨璃!速攻で決めるぞ!」

 

梨璃「うん!」

 

夢結「これ以上、もう何もさせては駄目よ」

 

楓「鶴紗さん!梅様!両翼から上がってパスを入れてください!」

 

鶴紗「わかった……梅様!」

 

梅「フルスロットルでいくぞ!……ついて来い、鶴紗!」

 

楓「続いて二水さん、神琳さん、雨嘉さん!バックからヒュージを囲むように展開ですわ!」

 

神琳「こちら位置につきましたわ!」

 

雨嘉「こっちもいける……!」

 

二水「ま、待ってください、私も……っ!っ、間に合いましたぁぁーっ!」

 

梅はCHARMにノインヴェルト戦術用の特殊弾を装填した。

 

鶴紗「梅様!こっちへ!」

 

梅「受け取れぇぇーっ!」

 

梅はマギスフィアを鶴紗にパスした。

 

鶴紗「……こんな正確なパス、普段の訓練で見たことない。まったく……じゃ、速度を上げていく……神琳!」

 

鶴紗はマギスフィアを神琳にパスした。

 

神琳「たしかにいただきました!雨嘉さん!」

 

神琳はマギスフィアを雨嘉にパスした。

 

雨嘉「うん、来た……今度は二水っ」

 

雨嘉はマギスフィアを二水にパスした。

 

二水「ちょうだいします!」

 

鶴紗「っ、ヒュージが動き出した……!」

 

夢結「本能的に感じ取ったのね。あのマギスフィアが必殺の威力を秘めていると……」

 

二水「わわっ、ぱ、パスコースが……!」

 

映司「お前の相手は俺だ!」

 

「ドッキングライズ!」

 

映司はプログライズホッパーブレードとアタッシュカリバー合体させ、プログライズホッパーブレードのトリガーを引いた。

 

「ギガントストラッシュ!」

 

映司はプログライズホッパーブレードにクラスターセルを纏わせて、特型ヒュージに攻撃した。

 

ミリアム「二水、マギスフィアをこっちに寄越すのじゃ!」

 

二水「はいっ、どうぞ……!」

 

二水はマギスフィアをミリアムにパスした。

 

ミリアム「っ、このまま……楓!」

 

ミリアムはマギスフィアを楓にパスした。

 

楓「ナイスパスですわ、ちびっこ2号。いえ、ミリアムさん!」

 

ミリアム「っ、後は……任せた、ぞ……」

 

楓「誰に向かっておっしゃってますのっ?私は名門グランギニョルに名を連ねる高貴なるリリィ!この私に穿てぬヒュージなどこの世に……」

 

梨璃「楓さん、足元!」

 

楓「え……きゃあぁぁんっ!」

 

ミリアム「あ、あいつ……後でお仕置きじゃな……」

 

楓「ま、マギスフィアはまだ生きていますわ!くっ、ここは梨璃さんと私で決めたかったのですが……。仕方ありません、おふたりにたくしますわぁぁっ!」

 

梨璃「はい……っ!お姉様、結梨ちゃん、いきましょう!」

 

夢結「いいわ、梨璃。どこへでも行きなさい……貴方の後ろには私がいるわ」

 

結梨「じゃあ、私は梨璃の横にいるね!」

 

二水「お願いします、梨璃さん、夢結様、結梨ちゃん!ここで……終わらせてください!」

 

梨璃「はああぁぁぁぁ……っ!」

 

夢結「一気に駆け抜ける……!」

 

結梨「皆のために……!」

 

梨璃「お姉様、結梨ちゃん、一緒に行きましょう!」

 

夢結「梨璃、結梨、同時に行くわよっ!」

 

結梨「うん!」

 

楓「3人で直接叩き込む気ですのね……!」

 

3人「はあぁぁぁぁぁぁーっ!」

 

3人は特型ヒュージにマギスフィアを放った。

 

梨璃「映司くん!」

 

夢結「決めなさい、映司!」

 

結梨「今だよ、映司!」

 

映司「ああ……お前を止められるのはただ一人、俺だ!」

 

映司はキーを押し込んだ。

 

「ゼロツービッグバン!」

 

映司「はあああぁぁぁ……!」

 

映司は特型ヒュージに多段蹴りを放った。

 

映司「はあああああぁぁぁぁぁぁ!」

 

トドメに特型ヒュージを蹴り込む際に大きく「02」の数字が表れた。

 

「ゼロツービッグバン!」

 

特型ヒュージは爆発した。

 

映司「終わった……」

 

映司はその場に倒れ気を失った。

 




さすがに、強制変身解除からデメリット無しで変身するのは、強すぎるんで負担というデメリットを付けました。

倒れた映司君を介抱するのは誰にしまょうかねぇ……

そこまで特型ヒュージボコボコにしてないわ。


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第19話 ソノ宣言、予測不能

梨璃ちゃんにライバルが現れる話



恋花「それでは皆様、用意はいいですかー?お疲れ様でしたーっ!」

 

灯莉「かんぱーい☆」

 

梅「おーっ!」

 

百由「皆、本当にお疲れ様。あの特型ヒュージを倒すなんて素晴らしい功績だわ」

 

梨璃「皆さんの協力があってのことです!改めて、ありがとうございましたっ!」

 

一葉「こちらこそ、お陰で前回の雪辱が果たせました」

 

千香瑠「夢結さん、映司君の様子はいかがですか?」

 

夢結「今はロッジの中で休んでいるわ。叶星さんと高嶺さんが付き添うから私達は打ち上げに参加してって」

 

姫歌「叶星様がそうおっしゃったなら大丈夫ですね!」

 

梨璃「私、後でお料理を持っていきます……!」

 

楓「しかし、総力戦でしたわね。あの最後のノインヴェルト戦術が効かなかったら、正直詰んでましたわ」

 

百由「そうね、あのヒュージの生態は実に興味深いわ。たしか、戦闘中にもう一度姿を変えようとしたのよね?」

 

ミリアム「うむ、羽を破壊したからなのか、他に理由があったのかわからんがさらに変化しようとしておったようじゃ」

 

鶴紗「なんというか……禍々しいマギを感じた、かも」

 

百由「ほう!それはさらに興味深い!ぐろっぴ、データを今すぐ工房の端末に送るのよ!」

 

ミリアム「えー、今はいいじゃろ。せっかく、これだけの面子が集まってるんじゃ。百由様も打ち上げを楽しめ」

 

二水「そっか……これでお別れですね、私達。なんだか長かったような、短かったような……」

 

梅「明日の朝にはそれぞれのガーデンに戻るんだな。名残惜しいが、またの再会を楽しみにしてるぞ」

 

千香瑠「はい……またいずれ」

 

百由「あー、それなんだけど通達があるんだったわ」

 

梨璃「え……通達、ですか?」

 

百由「西東京の防衛構想、って知ってる?」

 

灯莉「しらなーい☆」

 

藍「らんもしらなーい!」

 

姫歌「たしか、東京の西側を守る私立ルドビコ女学院で事件があって、それ以来関東のガーデンがその穴埋めに大忙しって話ですよね?」

 

二水「はい、その通りです。私立ルドビコ女学院は現在、ガーデンてして正常に機能しているとは言えない状況で……。百合ヶ丘からもいくつかのレギオンが外征してます」

 

一葉「元より外征の多いエレンスゲも積極的に出撃していますね。私達も何度か赴いたことがあります」

 

百由「そんな状況が続いては関東全域の守りが薄くなる危険性がある。その問題を解決するためのレギオン会議がこの度行われるの」

 

夢結「それが私達に何の関係が?」

 

百由「ふふっ、わかってるくせに」

 

夢結「……私達が呼ばれたのね」

 

百由「そう。今回の特型ヒュージ討伐の知らせは、既に各ガーデン知れ渡っているわ」

 

紅巴「ほんのついさっき倒したばかりなのに……」

 

ミリアム「それだけ各ガーデンも注目していたということじゃ。大金星というやつじゃろうな」

 

百由「そんな訳だから……一柳隊からは梨璃さん、夢結。そしてヘルヴォルから一葉さん、グラン・エプレから叶星さん。貴方達に防衛構想会議のある新宿への招集がかかったわ」

 

楓「各レギオンのリーダーが呼ばれるのはわかりますが、どうして一柳隊からは夢結様も呼ばれたのかしら?」

 

百由「本当は映司だったんだけどね。映司の代わりに夢結に行ってもらおうかなって」

 

梨璃「ど、どうしましょう、お姉様!お姉様と東京旅行……何を着ていきましょうかっ!?」

 

梅「シルトの方はめちゃくちゃ張り切ってるようだぞ?」

 

夢結「……梨璃、遊びに行くのではなくてよ。あと、服装はいつも通りの制服で行くわ」

 

梨璃「はっ、はい!お姉様!」

 

一葉「東京でしたら私がご案内しますよ。叶星様にもお声をおかけしましょう」

 

梨璃「それ、素敵です……っ!」

 

梅「はー、呼ばれたのは梨璃達だけかー。私達は留守番だなんてつまんないなー」

 

二水「し、仕方ありませんよ。一柳隊、全員で行くわけにも行きませんし……」

 

灯莉「だったら、神庭に遊びに来てよっ☆」

 

二水「え……っ?」

 

姫歌「いいこと言うわね、灯莉!百合ヶ丘の皆さんにはお世話になったしお返しがしたいわ!」

 

紅巴「えっと、私もぜひご招待したいのですけど……」

 

百由「いいんじゃないの。行ってきなさいよ、東京」

 

二水「えぇぇぇ〜っ!?」

 

百由「さっきも言った通り、貴方達は今回の戦いで各ガーデンからの評価を大きく高めたわ。ボーナス代わりの慰安旅行ってことで、行ってきても文句言われないでしょ」

 

神琳「と言われましても……」

 

楓「では、こういたしましょう。他ガーデンへの短期交流会及び、東京外征リリィとしての活動という名目でしたら道理は通りますわ」

 

瑤「た、たしかにそう言われると……説得力がある」

 

恋花「さっすが、グランギニョル社のご令嬢!いよっ、日本一!」

 

楓「日本?なにをおっしゃいます。グランギニョルは世界に通用する存在ですのよ!」

 

梨璃「あはは……じゃあ、そうしちゃいましょうか。一柳隊、上京しましょう!」

 

藍「だったら、エレンスゲにも来てー。美味しいたい焼き、ぐろっぴにごちそうするよ」

 

ミリアム「ほう、エレンスゲか……わし的にはそっちも興味深いのー」

 

一葉「え?ですがエレンスゲは……」

 

梅「百合ヶ丘とエレンスゲの関係が悪いのは聞いたけど、それでも、ヘルヴォルの学び舎は気になるぞ」

 

藍「みんな来てー、らんは歓迎するよ」

 

一葉「いえ、しかし……」

 

恋花「いいんじゃない?エレンスゲ招待しても」

 

一葉「恋花様!?」

 

恋花「確かに学園同士の関係はいいとは言えないけど……、下手に百合ヶ丘の人達には手は出せないはずよ。まあ、もし何かあっても、あたし達ヘルヴォルが護ればいいんじゃない?」

 

一葉「……わかりました」

 

夢結「では途中まで全員で移動。都内に入ったらそれぞれの目的地に向けて散開ね」

 

梨璃「わわっ、それって修学旅行みたいです……!それを一葉さんや叶星様と楽しめるなんて最高ですよっ!」

 

紅巴「私、叶星様達にお伝えしてきます……っ!」

 

藍「ん、楽しくなってきたね、一葉」

 

一葉「ええ、そうね。とは言え、私は新宿だから……。一柳隊の皆さんお願いね」

 

藍「任せてー」

 

百由「西東京の防衛構想会議は2週間後だから、本日はこれで一旦解散ね」

 

梨璃「わかりました!では、2週間後にまたよろしくお願いしますっ!」

 

その頃、映司は……

 

高嶺「叶星、あの時、映司さんが言っていたことってどういうことなの?」

 

叶星「高嶺ちゃんのことを、話したのよ。そしたら……映司君が私達のことを守るって……」

 

高嶺「そんなことが……」

 

映司「……うっ……あれ?」

 

叶星&高嶺「っ!?」

 

叶星「映司君!大丈夫!?」

 

映司「あ、はい……大丈夫です」

 

高嶺「まだ、起き上がっては駄目よ」

 

叶星「高嶺ちゃん、なんか過保護よ?」

 

高嶺「叶星も人のこと言えないわよ」

 

映司「2人はどうしてここに?」

 

叶星「貴方は特型ヒュージを倒した後に倒れたのよ?」

 

映司「たしかに、ゼロツーになった後からの記憶がほとんどない……」

 

高嶺「貴方は特型ヒュージを倒したわ。レアスキルを5つ併用して」

 

映司「そんなに使ってたのか……」

 

叶星「覚えてないの?」

 

映司「ゼロツーになった辺りからはほとんど」

 

高嶺「すごかったわよ?」

 

映司「やっぱり、定期的に本気を出さないと倒れるってことか……?」

 

叶星「そんな簡単でいいの……よね」

 

高嶺「映司、貴方に伝えとおかないといけなあことがあるわ」

 

映司「なんでしょうか?」

 

高嶺「ありがとう、守ってくれて」

 

映司「はい。それが俺の流儀ですから」

 

梨璃「映司くん、入るよー」

 

映司「梨璃、打ち上げは終わったのか?」

 

梨璃「うん、終わったよ」

 

梨璃は映司に2週間後のことを説明した。

 

映司「だったら結梨を連れて行ってくれ」

 

梨璃「結梨ちゃんを?」

 

映司「夢結姉がいるなら俺は行かなくても大丈夫そうだし」

 

梨璃「わかった、お姉様と百由様に聞いてみるね!」

 

高嶺「梨璃さん」

 

梨璃「どうしました?高嶺様」

 

高嶺「映司はいずれ私がいただくわ」

 

映司「……は?」

 

梨璃「え?」

 

叶星「た、高嶺ちゃん!?」

 

こうして、映司達の特型ヒュージ討伐の打ち上げは終わった。

 




終わり方が雑になっちゃったけど、たかにゃん先輩が梨璃ちゃんに宣戦布告をしましたね。果たしてどうなることやら……

メインストーリーは次回の話を書いたらアプリの方でメインの続きが追加されるまでは多分、書かないと思います(日常は書きます)

となると多分、メインより先にREAL×TIME書くことになりそう。


円盤が出るまでは多分、映司君達がバトスピをするだけのものを別の作品として投稿します(アニメ見たら書きたくなった)



そして、次回は映司君とたかにゃん先輩の模擬戦になると思います。


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第20話 ゼロツーVSゼノンパラドキサ

映司君の神庭女子訪問の話とたかにゃん先輩との決着の話




高嶺の宣戦布告から2週間後、映司、神琳、雨嘉、二水は神庭女子藝術高校へ。

 

灯莉「たっだいまー☆」

 

紅巴「神庭女子藝術高校へようこそです……!どうぞ、こちらへ!」

 

二水「わぁー、さすがは藝術学校だけはありますね。建物の感じがなんていうか……モダン?的なー」

 

紅巴「百合ヶ丘の赴きのある校舎も素晴らしかったですよっ」

 

姫歌「あっちの花壇は叶星様達、造園家が手掛けているの」

 

雨嘉「あれ、そういえば高嶺様は……?」

 

神琳「映司さんもいないようですね?」

 

映司と高嶺は前回の決着をつけようとしていた。

 

映司「決着をつけましょうか、たかにゃん先輩」

 

高嶺「ええ、全力でいくわ」

 

「ゼロツードライバー!」

 

映司はゼロツードライバーを巻いて、ドライバーのユニットの部分を開いた。

 

「Let’s give you power!Let’s give you power!Let’s give you power!Let’s give you power!Let’s give you power!」

 

映司はゼロツープログライズキーのボタンを押した。

 

「ゼロツージャンプ!」

 

映司「変し……っ!」

 

映司が変身しようとした瞬間、警報が鳴った。

 

映司「……たかにゃん先輩、神琳達と合流しましょう」

 

高嶺「映司、敬語は使わなくていいわ」

 

映司「え?あ、はい」

 

映司と高嶺は神琳達の下へ。

 

高嶺「皆、ここにいたのね。 」

 

灯莉「あっ、たかにゃんせんぱい、映司!用事は終わったの〜?」

 

高嶺「ええ、先ほどのアラート、聞いたわね?」

 

姫歌「はい……っ!」

 

高嶺「叶星はいないけど、私達はグラン・エプレよ。戦う覚悟はできているわね……?」

 

紅巴「はいっ、お供いたします……!」

 

神琳「私達も加勢いたします!」

 

高嶺「……いいの?今の貴方達はお客様よ?」

 

神琳「命を賭すに値するかどうかは、私達が決めます」

 

高嶺「ふふっ……当てにさせてもらってもいいかしら」

 

二水「はい、お任せください!」

 

雨嘉「叶星様の分まで、頑張ります……っ」

 

高嶺「わかったわ……では行きましょう」

 

映司「2週間分のストレスぶつけてやる」

 

映司は今日まで、出撃を禁止されていた。

 

高嶺「この神庭の管轄に現れたこと、後悔させてあげるわ……」

 

映司と高嶺がほとんどのヒュージを撃破した。

 

高嶺「映司、ここなら邪魔も入らないわ」

 

映司「じゃあ、たかにゃん先輩」

 

紅巴「あの……?何を……?」

 

映司&高嶺「決着」

 

2人は同時にレアスキルを発動した。

 

神琳「皆さん、離れましょう」

 

アタッシュカリバーとリサナウトがぶつかると映司と高嶺の周囲の瓦礫が砕けた。

 

雨嘉「あの2人……この辺りには何もないから、全力でやってる……」

 

灯莉「んー、こんな感じかなー☆」

 

灯莉は絵を描いていた。

 

二水「止めなくていいんですか!?」

 

神琳「今、止めれば私達が殺られますよ?」

 

雨嘉「止めてもいいのは、結梨か叶星様くらいだと思う」

 

紅巴「でも、おふたりがこのまま戦えば、この辺りが崩壊するんじゃ……?」

 

姫歌「……それ、止めなきゃ、ダメじゃない!?」

 

映司と高嶺はゼノンパラドキサを発動している。

 

映司「たかにゃん先輩、本気じゃないのか?」

 

高嶺「貴方こそ……!」

 

映司「じゃあ、本気でやってやるよ!」

 

高嶺「私も、本気でやるわ」

 

雨嘉「2人のマギが……!」

 

神琳「仕方ありません……皆さん、下がってください」

 

二水「神琳さん?何を……」

 

神琳「あの2人を止めます」

 

映司と高嶺は全力で戦い始めた。

 

映司(たかにゃん先輩……後でマギを供給かなんかしないと倒れるよな)

 

高嶺(次の一撃で決めないと……私は負ける)

 

映司「たかにゃん先輩、本当はもっとやりたいけど、この一撃で終わらせる」

 

高嶺「ええ、そうね」

 

神琳「……」

 

二水「神琳さん!止めないんですか!?」

 

神琳「はい、あの間に入るのは危険なような気がするので」

 

高嶺「っ!」

 

映司「……っ!」

 

映司は高嶺の攻撃を避けた。

 

高嶺「っ!?」

 

映司「俺の……勝ちだああぁぁぁ!」

 

映司は高嶺のCHARMをアタッシュカリバーでたたき落とした。

 

映司「たかにゃん先輩、最後の攻撃が焦って単調になってたから、マギが切れかけてるんじゃないのか?」

 

高嶺「ええ、そうよ」

 

映司「たかにゃん先輩」

 

映司は高嶺に手を差し伸べた。

 

高嶺「ありがとう、映司」

 

紅巴「……?映司さん、高嶺様と手を繋いだままですけど……」

 

雨嘉「もしかして……マギ交感?」

 

神琳「負のマギというわけではないので、供給なのでは?」

 

二水「これは……!ってあれ!?」

 

神琳「二水さん」

 

神琳は二水のカメラを持っていた。

 

二水「神琳さん!?返してください!」

 

神琳「神庭女子にいる間は私が預かりますね」

 

二水「そ、そんな〜!?」

 

高嶺「映司、私達も戻りましょう?」

 

映司「戻るにしても、しばらくはこのままだぞ?」

 

高嶺「構わないわ」

 

紅巴「いいです!叶星様と高嶺様もいいですけど、高嶺様と映司さんも中々いいです!」

 

姫歌「紅巴、トリップしてないで戻るわよ」

 

映司達は神庭女子藝術高校へ戻った。

 

二水「映司さんと戦い始めた時はどうなるかと思いましたけど……やっぱりすごいですね、高嶺様!」

 

高嶺「ん……?急にどうしたの、二水さん」

 

二水「先ほどのヒュージとの戦闘、素晴らしかったです!叶星様とのコンビネーションも芸術的でしたが、おひとりでもあんなにお強いだなんて……」

 

姫歌「そうよ、高嶺様の守備はまさに鉄壁!ひめか達は何度も助けられてるんだから!」

 

二水「助けられてることを自信満々で言えるなんて……。流石アイドルリリィを自称するだけあって大物感ありますね」

 

姫歌「そういえば雨嘉さんの戦闘スタイルってロングレンジが基本よね。神琳さんとのコンビネーションが多いようだけど、やっぱり普段から連携を意識しているの?」

 

雨嘉「意識というか……神琳とは寮の部屋が同室で……」

 

姫歌「えっ、そうなの!?」

 

この後、姫歌が神琳のパジャマについて聞こうとしたが、映司達がやって来た。

 

神琳「あら、なんの話をしているのかしら?」

 

雨嘉「神琳がどんな格好で寝てるかって……」

 

姫歌「わーっ!な、なんでもないわ!そうよね、紅巴っ!?」

 

紅巴「え、あっ、はい」

 

姫歌(紅巴、何か話を逸らしてっ、早くっ)

 

紅巴「え、えーっと……。雨嘉さんのご家族は海外で暮らしてらっしゃるんですよね?」

 

雨嘉「うん……よく知ってるね」

 

紅巴「王家三姉妹と言えば、ヨーロッパの方で名高い存在ですから。雨嘉さんには上にお姉様、下に妹さんがいらっしゃるんですよね」

 

灯莉「えっ、雨嘉ゆーめーじんだったんだ☆握手して、握手!サインは?サインは書ける?」

 

雨嘉「……すごいのは私以外のふたりだから。三姉妹だから、まとめて扱われてるけど……実力は段違いだよ」

 

紅巴「雨嘉さん……」

 

灯莉「そんなの関係ないないっ☆雨嘉は雨嘉なんだから雨嘉らしく雨嘉してればいいんだよっ!」

 

雨嘉「私、らしく……?」

 

姫歌「雨嘉してればってどういう意味よ……。相変わらず、いい加減なことばっかり言ってー」

 

神琳「そうでしょうか?私も灯莉さんの意見に賛同いたしますわ」

 

姫歌「えっ、あの郭神琳が灯莉を……認めた……っ?」

 

神琳「常日頃から自信を持つように言い続けてるんですけどね。雨嘉さんには雨嘉さんの良さがあるのですから」

 

灯莉「そーそー☆ぼくたちは雨嘉のこと、大好き〜」

 

雨嘉「そ、そんな……急に、困る……っ」

 

紅巴「はうっ!尊さの不意打ち……っ!」

 

姫歌「ひめかは!ひめかのことはどうなのっ?」

 

灯莉「ん〜?そうだなぁ……ふつー?」

 

姫歌「はぁぁぁぁぁーっ!?どうして雨嘉さんのことが大好きで、あたしは普通なのっ?こんなに可愛いのに!?」

 

灯莉「うん、だからふつーに大好きっ☆」

 

姫歌「っ……でしょー?そうよね、やっぱりそうよね!だって、ひめひめはアイドルなんだから!愛されるべくして産まれた存在なんだから!」

 

灯莉「あははっ、定盛のそーゆーところはちょー好き☆おもしろくて笑えるからっ♪」

 

姫歌「笑える……んー、まぁ笑顔にするという意味では、アイドルに通じるものがあるから……よしとするわ!」

 

雨嘉「……ふふっ、いいね」

 

紅巴は頷いた。

 

雨嘉「灯莉さんと姫歌さんの関係……。お互い、自然体のままというか……羨ましいな。私はあそこまで神琳にまっすぐぶつかっていけない。神琳の方も、きっとそう……だと思う」

 

灯莉「だったら、ぶつかっていこうよ!当たって砕けちゃえー☆」

 

姫歌「砕けたらダメでしょうが!」

 

雨嘉「ふふふ……うん、すぐには無理だけど……。頑張ってみようかな……」

 

高嶺「ふふっ、ラウンジがいつもより賑やかだわ」

 

神琳「騒がしくしてしまって申し訳ありません。ご迷惑でしたら場所を移しますね」

 

高嶺「このガーデンにそんなことを迷惑に思うリリィはいないわ。人と人の交流にこそ芸術は生まれるものだから」

 

神琳「……素晴らしい考え方です」

 

高嶺「さて、私達も混ざりましょうか。貴方達ともっと仲良くなって叶星を驚かせたいわ」

 

神琳「ふふっ、かしこまりました……。私にお手伝いさせてくださいませ」

 

映司達はグラン・エプレが普段使っている部屋へ。

 

映司「お前達ここ気に入ったのか?」

 

神琳「どうしました?」

 

映司「アイツらがここ気に入ったらしい」

 

タカカンドロイド、クジャクカンドロイド、プテラカンドロイド、トリケラカンドロイドが戯れていた。

 

雨嘉「なんで持ってきてるの?」

 

映司「いつも持ち歩いてるんだよ」

 

神琳「どうするんですか?」

 

映司「ここが気に入ったなら、無理に連れ帰りたくはないんだよな」

 

映司はカンドロイドを何体も作ってある。

 

映司「いつものアイツは今日は留守番だし」

 

灯莉「おー、なになに☆これ飼っていいのー?」

 

映司「叶星先輩はいないし、判断はたかにゃん先輩に任せる」

 

高嶺「……私達が責任をもって面倒見るわ」

 

映司「よかったな、お前達、今日からここがお前達の家だ。俺の部屋と違うから暴れるんじゃないぞ〜」

 

4体は鳴いた。

 

二水「鶴紗さんにも渡してましたよね?」

 

映司「ああ、何があるかわからないからな」

 

灯莉「ねぇねぇ、ぼく達の部屋も見て!ユニコーンのぬいぐるみコレクション、見たいでしょ!?」

 

雨嘉「ぬいぐるみ……興味あるな。その、猫のぬいぐるみとか……ある?」

 

灯莉「うん、あるある!ケット・シーっていう王様になりたいニャンコだよっ☆」

 

雨嘉「……神琳、行ってきていい……?」

 

神琳「どうぞ、行ってらっしゃいませ」

 

灯莉「いこいこー♪」

 

雨嘉と灯莉は灯莉と姫歌の部屋へ。

 

灯莉「だったら、ひめかのアイドル衣装も見せてあげるわ!まだ数は少ないけど、いずれこの衣装を来て、お茶の間を魅了してあげるんだから……って、もういないし!待ちなさいよ、そこはひめかの部屋でもあるんだからー!」

 

姫歌は雨嘉と灯莉の後を追った。

 

二水「あはは……灯莉さんと姫歌さんはルームメイトでもあるんですね」

 

高嶺「神庭女子は訓練や日常生活をレギオン単位で行うことを奨励して、共に過ごす時間を増やすようにしているの」

 

二水「それは興味深いですね……!私、色んなガーデンのリリィのことを知りたくて色々と調べたりするのが趣味でしてっ。って、あ、いや、変な意味ではなくてですね!プライベートに踏み込むようなことは決して……」

 

映司「よく言うよ……」

 

紅巴「わかりますっ!」

 

二水「え……紅巴さん?」

 

紅巴「私も他のリリィのことが気になってて……。特にリリィ同士の関係性とか妄想……じゃなくて想像するのが趣味なんです!」

 

二水「えーと、じゃあ同好の士ってことで……いいんですかね?」

 

紅巴「はいっ!同じリリィ愛好家として情報交換しませんかっ?」

 

二水「それは願ってもないことです!待ってください、ちょっとメモを取ります!」

 

紅巴「え、えっとですねっ。土岐は一柳隊の白井夢結様のことを知りたいです!」

 

神琳「夢結様、ですか?でしたら百合ヶ丘にいた時に直接お話すればよかったのでは……」

 

紅巴「そ、そんな畏れ多いこと……!だって、夢結様はかつて伝説と呼ばれたレギオン、『アールヴヘイム』に所属されていたことがあるんですよねっ?それなのに、今では梨璃さんとシュッツエンゲルを結び梨璃さんの名前を冠した一柳隊というレギオンに所属しています!おふたりはどのようにして出会い、姉妹としての契りを結ばれたのか気になりますっ!」

 

二水「それだったら、私もリアルタイムで見てきてますからたっくさんお話できますよ!」

 

紅巴「はう……っ!それは至高……!」

 

二水「代わりと言ってはなんですけどー。私は高嶺様と叶星様のことをお聞きしたいですっ!」

 

高嶺「私達のこと?」

 

二水「幼馴染とは聞きましたが、以前いた御台場女子ではどんな感じで絆を結び、リリィとして修練を積んだのかとか……」

 

紅巴「それでしたら私にお任せください!叶星様達のことでしたら誰よりも詳しい自信がありますから!」

 

高嶺「ふふっ、そうね……。紅巴さんなら私達自身よりも詳しいかもしれないわね」

 

二水「では情報交換といきましょう!ギブ&テイクでWin-Winですよーっ!」

 

神琳「二水さんと紅巴さんは本当に似た者同士なんですね。そんなに意気投合するなんて……ふふふ」

 

二水「きょ、恐縮です……」

 

紅巴「いえ、私、リリィのことをこんなに熱く語れる方とは会ったことがなくて……すごく嬉しいです!」

 

二水「えへへへ……やっぱり、リリィっていいですよね。強くて、美して、尊くて……私にとって憧れの存在です!」

 

高嶺「好きこそものの上手なれ、ね。それで自分自身もリリィになったのはすごいわ」

 

紅巴「でしたら私も……私、叶星様と高嶺様にずっと憧れていて……。おふたりを追いかけて御台場女子からこの神庭女子まで来ました。ただできるだけ近い場所からおふたりを見ていたかっただけなのに今、こうして同じレギオンにいられるなんて……っ!私……私、感激で……うっ、うぅぅ……っ」

 

二水「あぅ……わ、わかります……っ。私も有名なリリィを至近距離で見たくて、頑張って激戦区である百合ヶ丘に入りましたから……うぅぅっ!」

 

紅巴「ふ、二水さん……!」

 

二水「紅巴さん……っ!」

 

映司「意気投合した……」

 

二水「紅巴さんのこと、魂の同士……『ソウル・フレンド』とお呼びしていいですかっ?」

 

紅巴「はい、喜んで……っ!では、さっそく第1回、ソウル・フレンドの会を開催しましょう!時間の許す限り、リリィについて、深く、深ーく語りましょう!」

 

二水「はい!」

 

神琳「……ごめんなさい、私はついていけませんわ。雨嘉さん、早く戻ってきて……」

 

高嶺「ふふふふ……っ」

 

この後、ピクニックをすることになった。

 




マギ交感でいいのかわからないから、とりあえずマギ供給にしたけど、まぁいいか。

そして、カンドロイドが神庭女子に住みつきましたが多分、灯莉ちゃんのおもちゃにされてるでしょう。


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第21話 カレとカノジョの決意

ラスバレ初課金がラプラス梨璃ちゃんになるとは……


完結編(前半)まで飛ぶので、前回の神庭訪問から時間は進んでます。


紅巴「……すごい」

 

映司は特型ヒュージと戦っていた。

 

叶星「あれが……映司君の本気なの?」

 

灯莉「前より強くなってる……」

 

姫歌「それでも攻撃が見切られたら終わりよ?」

 

高嶺「違うわ、姫歌さん……」

 

姫歌「高嶺様?」

 

高嶺「映司の攻撃速度はヒュージに見切られない速さよ」

 

叶星「それに……映司君はメダルを回収するタイミングを探しているのよ」

 

映司「これでどうだ!」

 

映司は特型ヒュージと地面に降りて、自分の足とヒュージの足を凍らせた。

 

映司「メダルを返してもらうぞ!」

 

映司は特型ヒュージの中に右腕を入れた。

 

姫歌「ヒュージに腕を!?」

 

映司「っ!」

 

映司は特型ヒュージの中からメダルを取り出した。

 

映司「これで終わりだ!」

 

映司はメダガブリューにセルメダルを4枚セットした。

 

「ガブッ!ガブッ!ガブッ!ガブッ!」

 

映司はメダガブリューのクランチガルバイダーからセットしたセルメダルに圧力を掛けた。

 

「ゴックン!」

 

映司はメダガブリューのモードをバズーカモードにして、特型ヒュージの穴に入れた。

 

「プ・ト・ティラーノ・ヒッサ~ツ!」

 

映司「セイヤァァァー!」

 

映司はセルメダルのエネルギーを凝縮した強力な破壊光線を特型ヒュージに向けて放った。

 

紅巴「倒しちゃいました……」

 

映司はメダルを拾った。

 

映司「ラトラーター……スピードが速かった理由はこれか……」

 

特型ヒュージが咆哮を上げた。

 

映司「っ!」

 

叶星「映司君!」

 

紅巴「ま、まだ動いています!」

 

姫歌「ここは姫歌に任せて!これ以上はもう暴れさせないんだからっ!」

 

叶星「待って、姫歌ちゃん!上っ!」

 

姫歌「へ……っ?」

 

上空に映司が撃破したのと、同じ特型ヒュージが現れた。

 

紅巴「も、もう一体……!?」

 

高嶺「同じ種類のようね……仲間を呼んだのかしら」

 

灯莉「……違うと思うよ。あのヒュージは……」

 

映司「っ!」

 

映司はグラン・エプレの前まで下がった。

 

映司「俺の倒したヒュージを……」

 

特型ヒュージが降りてきて、映司が撃破した特型ヒュージを捕食した。

 

姫歌「なっ、何あれ……!?ヒュージがヒュージを食べてる……っ?」

 

紅巴「共食い……でしょうか。なんてグロテスクな……うぅぅっ」

 

高嶺「同族を捕食するヒュージなんて聞いたことがないわ。しかもこのタイミングで……」

 

灯莉「さっきのヒュージの声、仲間に助けを求めたんじゃなくて、食べに来いって知らせんたじゃないかな?」

 

姫歌「ど、どうしてそんなこと……!」

 

紅巴「っ……!」

 

姫歌「きゃ……っ!こ、今度はなにっ!?」

 

紅巴「ヒュージの周囲にマギが……。どうなっているんですかっ?」

 

灯莉「大きな黒い……繭」

 

叶星「みんな、CHARMを構えて!このままでは良くないことが起きるわ……っ!」

 

姫歌「えっ、で、でも……!」

 

紅巴「こ、この鳴き声は……っ!?」

 

叶星「みんな、避けてっ!」

 

映司「っ!」

 

「ゼロワンドライバー!」

 

映司は変身を解いて、ゼロワンドライバーを巻いた。

 

「Everybodyジャンプ!」

 

映司はメタルクラスタホッパープログライズキーのボタンを押した。

 

「オーソライズ!」

 

映司はドライバーにキーをスキャンして、キーを展開してドライバーに装填した。

 

「プログライズ!」

 

映司「変身!」

 

映司はメタルライザーを折りたたんだ。

 

「メタルライズ!」

 

「メタルクラスタホッパー!」

 

「It's High Quality.」

 

映司「ぐっ……!」

 

映司がクラスターセルで攻撃を防いだ。

 

姫歌「あ……あっ、そんな……っ!」

 

灯莉「なにあれ!ヒュージの形が変わったよ!」

 

紅巴「か、形だけではありません……っ。大きさもこんなに……」

 

特型ヒュージが進化した。

 

叶星「いったん、この場を離れるわ。高嶺ちゃん、灯莉ちゃんと紅巴ちゃんをよろしく」

 

姫歌「えっ、でも叶星様っ!」

 

叶星「よく見て、姫歌ちゃん。あのヒュージは今までとは違う……進化を果たした個体よ。いえ、進化という言葉が正しいのかは分からないわ。でもこのまま当たっては危険だというのは分かるでしょう?」

 

姫歌「……はい」

 

高嶺「幸い、すぐ襲ってくる様子はないわね。まずは距離を取って様子を見ましょう」

 

叶星「応援も呼んだほうがいいわね。この状況で要請に応じてくれるかは分からないけど……」

 

高嶺「でも、あの方たちならきっと……」

 

映司「一柳隊は応じるつもりだ」

 

叶星「グラン・エプレ、一時撤退するわっ。特型ヒュージの追撃に注意して下がるのよ……!」

 

数時間後……

 

姫歌「く……いい加減に倒れなさいよ……っ!」

 

叶星「姫歌ちゃん、交代よ。いったん下がって休んでちょうだい」

 

姫歌「叶星様……」

 

高嶺「向こうはまだまだ元気いっぱいのようね」

 

叶星「ええ……でも接近戦はこちらの消耗が大きすぎるわ。今はこうして距離をとって牽制して応援を待つしかないの」

 

灯莉「もう暗くなっちゃったね。ぼく、お腹空いた〜」

 

紅巴「携行食品ならありますっ。水も少しでしたら……」

 

映司「食べ物はないけど、飲み物はあるぞ」

 

姫歌「まるで籠城戦ね。まぁ、ヒュージが大きく動こうとしないのが救いだけど」

 

高嶺「いったい、どういう目的でここに留まっているのかしらね」

 

灯莉「んー、ぼくたちを観察してる感じ?」

 

映司「灯莉もそう思うか?」

 

叶星「……どういうこと、映司君、灯莉ちゃん?」

 

灯莉「うん、動物の写真家の人に聞いたことがあるんだけど。いい写真を撮るためにはまず動物がどんな風に過ごしているのか、時間をかけてゆっくり観察するんだって。どこの水飲み場に行って、どこでご飯を食べるのか。そんな風にどうやって生きているかを知ってから写真を撮ると、動物がどういう風に動くか分かるようになるらしいよー」

 

紅巴「それじゃあ、あのヒュージは私たちを……?」

 

高嶺「では十分に観察が終わったら動くのね。絶好のシャッターチャンスを見極めて……」

 

叶星「っ、この音……みんな、散って!」

 

特型ヒュージが攻撃を始めた。

 

姫歌「えぇ……っ!?」

 

紅巴「きゃああぁぁぁぁっ!?」

 

高嶺「撃ってきた……観察はもう終わったということかしら」

 

姫歌「こ、この威力、とんでもないんですけど!大きさはラージ級だけど、火力はもっと上の――」

 

高嶺「続けて撃ってくるわ!固まっていると狙い撃たれるわ!」

 

叶星「っ、紅巴ちゃん、逃げて!今、貴方はテスタメントで防御結界が……!」

 

高嶺「っ、狙われているわ……!」

 

映司「っ!」

 

紅巴「ぁっ、あぁ……っ」

 

灯莉「とっきーっ!」

 

灯莉が紅巴を抱えて、その場から離れた。

 

叶星「紅巴ちゃんっ!!」

 

映司「灯莉!」

 

高嶺「っ、姫歌さん!ヒュージの注意を引きつけるわ!一緒についてきて!」

 

姫歌「えっ、あ、は、はいっ!」

 

叶星「紅巴ちゃんっ!!……灯莉ちゃんっ!!」

 

紅巴「あぅっ、く……」

 

灯莉「……とっきー、だいじょぶ?」

 

紅巴「は、はい、私は……。あ、灯莉ちゃん!足に被弾を……!」

 

灯莉「あははっ、かすっちゃったみたい。まともに当たってたらやばかったねー」

 

紅巴「そんな、私をかばって……!どうしてそんな……ごめんなさい、灯莉ちゃん!」

 

叶星「しっかりして、紅巴ちゃん。今はまだ戦闘中よ」

 

紅巴「っ……!」

 

映司「それにこれくらいなら、なんとかなる……」

 

紅巴「え?」

 

映司「灯莉、足を見せてくれ」

 

灯莉「うん」

 

叶星「映司君?」

 

映司「叶星先輩、とっきー。周りの警戒は任せた」

 

叶星「……ええ」

 

紅巴「は、はい……」

 

映司は灯莉の足に手を向けた。

 

灯莉「映司のマギを感じる……」

 

紅巴「このレアスキルって……」

 

叶星「『Z』……自分の両手に納まる範囲で時間を巻き戻せるレアスキル……」

 

灯莉「っ!すごーい!治ったー☆」

 

叶星「灯莉ちゃん、大丈夫?」

 

灯莉「かなほせんぱい、ぼくまだ戦えるよ!置いてっちゃ、やだよ?」

 

叶星「……分かってるわ。私たちは全員そろってグラン・エプレですものね」

 

紅巴「わ、私も最後までご一緒いたします!」

 

叶星「最後なんて言ったら駄目よ?この後もグラン・エプレの……私たちの戦いは続くのだから……今度こそ守ってみせるわ。高嶺ちゃんも……私の大切な仲間たちも……みんな、力を貸して!私たちグラン・エプレでこの敵を倒すのよ……っ!!」

 

灯莉がCHARMから弾丸を放った。

 

灯莉「うーん、やっぱりここからじゃ撃っても効かないなぁ」

 

姫歌「図体が大きくなった分、動きは鈍くなったけど今度は耐久力と火力がました感じね……」

 

紅巴「大きなダメージを与えられるとしたら接近戦を挑むしか……」

 

高嶺「叶星っ!」

 

叶星「ええ、もう一度……たあぁぁぁぁっ!」

 

映司「っ!」

 

叶星と高嶺が攻撃、映司がクラスターセルで特型ヒュージの攻撃を防いでいる。

 

映司「叶星先輩……」

 

叶星「……ノインヴェルト戦術でいくわ」

 

姫歌「灯莉、無理はしちゃダメなんだからね?」

 

灯莉「はーい☆」

 

高嶺「……実際問題、成功の目はあるのかしら。ノインヴェルト戦術を外したら今度こそお手上げよ」

 

叶星「ええ……作戦はあるわ」

 

映司「俺も最高火力をノインヴェルトと一緒にぶつける」

 

映司はプトティラコンボへチェンジした。

 

高嶺「……後は叶星、貴方に決めてもらうわよ」

 

叶星「……ええ、わかってるわ。私たちの想いを込めた弾丸を 撃ち込んで上げましょう」

 

灯莉「それじゃ、作戦スタートだね☆」

 

高嶺「長い夜になったけど、それももう終わりよ。ヒュージを倒してゆっくりベッドで休むとしましょう」

 

姫歌「そうですね、夜更かしは美容の大敵ですものっ」

 

紅巴「私、その前にシャワーを浴びたいです……」

 

叶星「……みんなの力、もう一度だけ託してほしい。この東京を、ここに暮らす人々の平穏を取り戻すために……いきましょう!」

 

姫歌「はいっ!」

 

叶星「灯莉ちゃん、スタートの合図をお願い!」

 

灯莉「お任せあれーっ☆ノインヴェルト戦術、いっくよー!」

 

灯莉はCHARMにノインヴェルト戦術用の特殊弾を装填した。

 

灯莉「とっきー!パーーースっ!」

 

灯莉は紅巴にマギスフィアをパスした。

 

紅巴「はいっ、たしかに……!」

 

姫歌「まずいわ、ヒュージが動き出した!」

 

高嶺「ノインヴェルト戦術を察知した……?」

 

映司「叶星先輩!」

 

叶星「ヒュージの相手は私と映司君が!紅巴ちゃんはマギスフィアから目を離さないでっ」

 

特型ヒュージの攻撃を映司が防いで、叶星が特型ヒュージに攻撃した。

 

紅巴「か、かしこまりました!姫歌ちゃん、そちらまで参りますねっ!」

 

姫歌「オッケーよ!ひめかも迎えに行くわ!」

 

叶星「悪いけど、貴方の相手は私たちよ……!」

 

映司「ノインヴェルトの邪魔はさせない……」

 

叶星「たあぁぁぁぁっ!」

 

映司と叶星が特型ヒュージに攻撃を再開した。

 

姫歌「紅巴っ!」

 

紅巴「はいっ、姫歌ちゃん!お願いしますっ!」

 

紅巴は姫歌にマギスフィアをパスした。

 

姫歌「任せて!ここからはひめかのステージよっ!」

 

叶星「っ、姫歌ちゃん、気をつけて!」

 

特型ヒュージが姫歌に攻撃した。

 

姫歌「わぁぁっ、ちょっと、こっち向かないで!」

 

高嶺が特型ヒュージの攻撃を防いだ。

 

姫歌「ひゃ……っ!?」

 

紅巴「は、外れた……。高嶺様がヒュージを攻撃して逸らしてくださいました!」

 

高嶺「まったく、叶星と映司に目もくれずに1年生を狙うなんて嫌なヒュージね」

 

姫歌「灯莉っ、いったん戻すわ!」

 

姫歌は灯莉にマギスフィアをパスした。

 

灯莉「はいはーい!かなほせんぱい、たかにゃんせんぱい。どっちがいくーっ?」

 

叶星「同時にいくわ!高嶺ちゃんっ」

 

高嶺「ええ、ぎりぎりまで引きつけるのよ、灯莉さん」

 

紅巴「どちらにパスがいくか、直前まで悟らせないように……。相手の知能が高い分、有効かもしれませんっ」

 

灯莉「あはっ、それって面白そー☆」

 

高嶺「迷いなさい……そして翻弄されるのよっ!」

 

灯莉「っ、かなほせんぱい!」

 

叶星「っ……!」

 

灯莉「と見せかけて、たかにゃんせんぱいっ☆」

 

灯莉は高嶺にマギスフィアをパスした。

 

紅巴「う、上手い……ナイスフェイントです、灯莉ちゃん!」

 

高嶺「いくわよ、叶星!」

 

叶星「ええ、こちらで合わせるわ!」

 

高嶺「はぁぁぁぁ……っ!」

 

高嶺は叶星にマギスフィアをパスした。

 

叶星「はいっ!」

 

叶星は高嶺にマギスフィアをパスした。

 

高嶺「まだまだ、速度を上げていくわよっ」

 

叶星「ついて来れるかしら……?」

 

叶星と高嶺はマギスフィアをパスする速度を上げていく。

 

姫歌「な、なんて速いパス回し……」

 

紅巴「あの速度であんな精度の高いパスが渡るなんて、やっぱりおふたりは最高です……!」

 

灯莉「映司がヒュージの相手を、しているってことがあの速度なんだろうねー☆」

 

高嶺「っ……チャンスよ、叶星!決めてちょうだい……!」

 

叶星「わかったわ……!映司君!」

 

映司「ああ!」

 

映司はメダガブリューにセルメダルを4枚セットした。

 

「ガブッ!ガブッ!ガブッ!ガブッ!」

 

映司はメダガブリューのクランチガルバイダーからセットしたセルメダルに圧力を掛けた。

 

「ゴックン!」

 

映司はメダガブリューのモードをバズーカモードにした。

 

「プ・ト・ティラーノ・ヒッサ~ツ!」

 

叶星「ノインヴェルト戦術……喰らいなさいっ!!」

 

映司「セイヤァァァー!」

 

高嶺はマギスフィアを特型ヒュージに向けて放ち、映司はセルメダルのエネルギーを凝縮した強力な破壊光線を特型ヒュージに向けて放った。

 

姫歌「や、やった!体勢が崩れたところに直撃……!」

 

高嶺「な……っ!?」

 

叶星「あれは……マギリフレクター!?」

 

映司「マギリフレクター持ちなのか……!」

 

姫歌「ど、どういうことなのっ!?ノインヴェルト戦術が……マギスフィアが弾かれるなんて!」

 

叶星「みんな、下がって!反撃が来るわっ」

 

映司「っ!」

 

「ゼロワンドライバー!」

 

映司はオーズドライバーを外して、ゼロワンドライバーを巻いた。

 

「Everybodyジャンプ!」

 

映司はメタルクラスタホッパープログライズキーのボタンを押した。

 

「オーソライズ!」

 

映司はドライバーにキーをスキャンして、キーを展開してドライバーに装填した。

 

「プログライズ!」

 

映司はメタルライザーを折りたたんだ。

 

「メタルライズ!」

 

「メタルクラスタホッパー!」

 

「It's High Quality.」

 

映司「っ!」

 

映司はクラスターセルとマギリフレクターで特型ヒュージの攻撃を防いだ。

 

映司「ぐっ……!」

 

映司の変身は強制的に解除された。

 

叶星「映司君!」

 

紅巴「……ノインヴェルト戦術が効かない……!」

 

高嶺「……どうする、叶星?」

 

叶星「…………」

 

紅巴「もしかして、撤退ですか!?」

 

灯莉「嫌だよ!撤退なんてしたくない!」

 

姫歌「撤退なんてするわけないわ!第一、ここでひめかたちが撤退したらこの新宿はどうなるんです?この時間まで救援が来ないってことはこの辺りにひめかたち以外のリリィはいないってことですよねっ?」

 

叶星「姫歌ちゃん……」

 

映司「今回は定盛に賛成だ……」

 

高嶺「映司?」

 

映司「俺たちに勝機があるとしたら、梨璃たちが来るまで時間を稼ぐことだ」

 

紅巴「映司さん……」

 

映司「これは……俺、個人じゃない百合ヶ丘女学院のレギオン、一柳隊のリーダー松原映司としての判断だ」

 

高嶺「映司……」

 

叶星(以前の私だったら、間違いなく撤退を指示していた……勝算の低い戦いにみんなを巻き込むわけには行けないから、でも――)

 

映司「叶星先輩。俺は……一柳隊としての答えは出した、グラン・エプレのリーダーとしての答えはどうするんだ?」

 

叶星「もちろん、撤退なんてしないわよ!」

 

高嶺「叶星……」

 

叶星「私は、みんなの、グラン・エプレの力を信じてる!私たちなら、きっと何とかできるって!それに、今戦っているのは、私たちグラン・エプレだけじゃない」

 

灯莉「うんっ!一柳隊とヘルヴォルだねっ☆」

 

高嶺「ええ、他にもこの状況を知って戦おうとしているリリィもいるわ」

 

叶星「今は少し大変かもしれない……でも、大丈夫。私たちには、信頼できる仲間が沢山いるんだから!みんな、もう少しだけ私に力を貸して!」

 

紅巴「それでこそ叶星様ですっ!!こんな私でよければ、どこまでもお供します!」

 

姫歌「当然です!これを乗り切らなきゃ、アイドルリリィにはなれませんから!」

 

灯莉「全力全開でいこーっ☆」

 

高嶺「いきましょう、叶星。夜を終わらせて、私たちの明日を取り戻すのよ」

 

叶星「そうね……こんな夜はもういらないわ。みんな、私について来て!」

 

映司「じゃあ、今だけ俺もグラン・エプレに入れてくれ」

 

叶星「今だけじゃなくてずっといてくれてもいいのよ?だって、夜の闇を切り拓く者……それが私たち、グラン・エプレなんだからっ!!」

 




後編の最後を見て思ったんだけど、エリアディフェンスを破壊したのがゲヘナの仕業だったら、ラプラスを発動させた梨璃ちゃんを探すのが目的で、梨璃ちゃんが狙われるとしても、オリジナル章で映司君がゲヘナのこと潰してるから、狙われることはない……2章がそこに触れるなら、2章の内容変えないとできなさそう……

映司君が千香瑠様を救うためにメインそっちのけで、ハーフアニバのイベントやるか?(千香瑠様のメモリアのイラスト見ながら)



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第22話 アークとゼロワン

リリカルモナステリオであってます?とりあえずデッキは買います



えーと、映司君が赤いやつになります

あと、灯莉ちゃんがとある物を拾います


映司と高嶺がヒュージに攻撃した。

 

高嶺「今よ、走り抜けて!」

 

紅巴「は、はいっ!」

 

姫歌「灯莉、走れる?ひめかにつかまりなさいっ」

 

灯莉「だいじょーぶ、ありがとー☆」

 

叶星「邪魔……しないで!」

 

叶星が目の前のヒュージに攻撃した。

 

高嶺「数が多いわね……。背中を見せては狙い撃ちにされるわ」

 

叶星「ええ……やっぱり、打って出る必要があるわね」

 

映司「俺に考えがある」

 

叶星「聞かせてもらえる?」

 

映司「あまり使いたくなかったけど……コレを使う」

 

映司は赤と白のプログライズキーを取り出した。

 

姫歌「普通にやばそうだけど、大丈夫なの?」

 

映司「ゼロツーを使うわけにもいかないし、梨璃たちが来るまでなら、時間は稼げる」

 

叶星「そんなこと……」

 

映司「マギが切れかけてるだろ?」

 

高嶺「わかったわ」

 

紅巴「叶星様、高嶺様、いいんですか?」

 

叶星「これが最善策よ……」

 

灯莉「映司、無理しちゃダメだよー?」

 

映司「わかってる」

 

映司は赤と白のプログライズキー……アークゼロワンプログライズキーのボタンを押した。

 

「アークゼロワン!」

 

映司はキーをドライバーにスキャンした。

 

「オーソライズ!」

 

映司「ぐっ……!」

 

叶星「映司君!?」

 

姫歌「なによ……アレ……」

 

灯莉「映司のマギの色が変わった……」

 

高嶺「変わった?」

 

灯莉「うん……いつもの映司はカラフルなんだけど、今の映司は赤色だけが見える……」

 

紅巴「赤色……」

 

映司はキーを展開した。

 

映司「うああああああ!」

 

映司はドライバーにキーを装填した。

 

「Final Conclusion!」

 

「アーク!ライジングホッパー!」

 

「A jump to the sky to gain hatred.」

 

叶星「赤い……ゼロワン?」

 

姫歌「なんか違うような気がしますけど……」

 

映司「……お前を止められるのはただ一人、俺だ!」

 

映司はアタッシュショットガンを大量に呼び出して、ヒュージに放った。

 

姫歌「特型ヒュージ以外は倒せたわ!」

 

特型ヒュージが映司に向けて攻撃を始めた。

 

映司「っ!」

 

映司は特型ヒュージの攻撃を、アークゼロを生成しながら、避けていた。

 

叶星「あれって……仮面ライダー?」

 

映司「これで終わりだ!」

 

映司はキーを押し込んだ。

 

「アークライジングインパクト!」

 

映司は手を翳し衝撃波を放って、特型ヒュージの周囲を爆発させた。

 

映司「はああああぁぁぁ!」

 

映司は飛び上がり、生成したアークゼロと同時にキックを放った。

 

「アークライジングインパクト!」

 

映司「っ!」

 

紅巴「マギリフレクター!」

 

映司「ぐっ……!」

 

叶星「亀裂……?」

 

高嶺「映司!」

 

映司「っ!」

 

映司はキーを押し込んだ。

 

「アークライジングインパクト!」

 

映司「はああああぁぁぁ!」

 

映司は飛び上がり、マギリフレクターにキックを放った。

 

「アークライジングインパクト!」

 

灯莉「マギリフレクターが壊れた☆」

 

映司「くっ……!」

 

叶星「映司君?」

 

映司「5人とも離れろ……!」

 

高嶺「叶星!」

 

叶星「ええ!」

 

叶星は紅巴を、高嶺は灯莉と姫歌を抱え、映司から離れた。

 

映司「うああああぁぁぁ!」

 

映司はキーを押し込んだ。

 

「アークライジングインパクト!」

 

映司はスパイトネガを全方位に放った。

 

「アークライジングインパクト!」

 

姫歌「あの威力……巻き込まれたら確実に……」

 

高嶺「ええ……」

 

紅巴「あんな危険なモノ一柳隊のみなさんは回収しなかったのでしょうか……」

 

灯莉「映司が隠し持ってたんだよ」

 

叶星「映司君は危険なモノだとわかって使ったのよ」

 

高嶺「一柳隊とヘルヴォルにこの場所を伝えるために」

 

「ランペイジスピードブラスト!」

 

ミリアム「はああああぁぁぁ!」

 

ミリアムは映司に飛び蹴りを放つが、映司は受け止めた。

 

ミリアム「梅様!」

 

梅「おう!」

 

梅は映司のドライバーからキーを取り外した。

 

映司「うっ……」

 

梅の手から、アークゼロワンプログライズキーが消滅した。

 

梅「消えた……?」

 

梨璃「映司くん!」

 

映司「助かった……ありがとう。梅様、ミリアム」

 

夢結「あの姿については、この戦いが終わったら聞かせてもらうわ」

 

映司「答える気はないけど」

 

叶星「聞かせてもらうわ」

 

高嶺「あんな危険なモノ使わせるわけにはいかないもの」

 

梅「梅が持ったら、消えたぞ?」

 

映司「ゼロツーが使えないから、コレを使うのがいいんだけどな……」

 

映司はアークゼロワンプログライズキーを取り出す。

 

梅「っ!?」

 

夢結「梅、消滅したんじゃなかったの?」

 

映司「結梨に渡しても、俺の手元に戻ってくるんだよな」

 

夢結「どうして黙ってたの?」

 

映司「あのヒュージみたいに、こっちの動きを学習するヒュージがいるって考えたら、百由様に回収されるわけにはいかないからな」

 

ミリアム「じゃが、一度その姿で戦ってるおるなら、見切られるんじゃないのか?」

 

映司「一柳隊とヘルヴォルが攻撃に加わるなら、見切られても攻撃できる」

 

灯莉「ねーねー」

 

姫歌「灯莉!今は……」

 

灯莉「これって、映司のー?」

 

灯莉は緑色のメダルを3枚取り出した

 

映司「ガタキリバ……灯莉、どこで拾ったんだ?」

 

灯莉「うーん、さっき映司がヒュージに腕を入れたときに、ぼくのところに転がってきたよ☆」

 

鶴紗「またやったのか……」

 

映司「仕方ない……ガタキリバを使うか」

 

映司はゼロワンドライバーを外して、オーズドライバーを巻いた。

 

夢結「あのヒュージは特型ヒュージでいいのよね?」

 

映司「俺とグラン・エプレが戦ってた特型ヒュージを、同じ形の特型ヒュージが食べた」

 

灯莉「そして完成したものがあちらになりまーす☆」

 

結梨「料理番組?」

 

神琳「ヒュージの共喰い……そして、進化した姿……」

 

雨嘉「うぅ……気持ち悪い……」

 

特型ヒュージが恋花に攻撃した。

 

恋花「わっ、攻撃してきた!雨嘉が気持ち悪いとか言うから〜」

 

雨嘉「え……わたしのせい……?」

 

瑤「いったん、距離を取ろう。どんな手を使ってくるか、分からない……」

 

雨嘉「は、はい……!」

 

夢結「映司、叶星さん、高嶺さん。貴方たちは既にあのヒュージと交戦したのよね?」

 

叶星「ええ、かなりタフなヒュージです。何発も撃ち込んだけど怯んだ様子を見せなかったわ」

 

高嶺「例の特型ヒュージの特性も兼ね備えるているみたいね」

 

梨璃「特性……」

 

夢結「一度受けた攻撃を学習し、対応する能力ね」

 

映司「俺は必殺技を使っても、マギリフレクターを破壊することしかできなかった」

 

ミリアム「厄介な相手じゃのぅ。下手に手出しをするのは危険じゃな」

 

一葉「でも、待っているだけでは――」

 

「クワガタ!」「カマキリ!」「バッタ!」

 

「ガ~タガタガタ・キリッバ・ガタキリバッ!」

 

映司「ハアッ!」

 

映司は分身をして、特型ヒュージに攻撃を始めた。

 

一葉「映司さん!」

 

映司「6人でダメなら、それ以上の数で攻撃するだけだ!」

 

映司はオースキャナーでドライバーをスキャンした。

 

「スキャニングチャージ!」

 

映司「セイヤァァー!」

 

映司は分身と飛び蹴りを放った。

 

映司「っ!」

 

映司は地面からメダガブリューを取り出した。

 

千香瑠「マギリフレクターが壊れたわ!」

 

映司はメダガブリューにセルメダルをセットして、クランチガルバイダーからセットしたセルメダルに圧力を掛けた。

 

「ゴックン!」

 

映司はクランチガルバイダーを戻した。

 

「ガタキリバ!」

 

映司「セイヤァァァー!」

 

映司はメダガブリューを振り下ろした。

 

映司「っ!?」

 

特型ヒュージはマギリフレクターで映司の攻撃を防いでいた。

 

姫歌「マギリフレクター!?」

 

梨璃「映司くん!」

 

映司「っ!」

 

映司はフェイズトランセンデスと縮地を発動して、特型ヒュージから離れた。

 

映司「マギリフレクターが2枚か……」

 

二水「っ!?ヒュージが撤退を始めました!」

 

姫歌「待ちなさい!逃がさないわよっ!」

 

紅巴「つ、追撃します……!」

 

映司「そのまま撤退させろ」

 

紅巴「えっ、ですが……」

 

千香瑠「私も映司君と同じ意見よ」

 

映司「今、深追いしたら全滅するぞ」

 

ミリアム「う、うむ……ある程度マギを温存しながら戦えたとは言え、連戦続きじゃからのう……」

 

藍「でも、ヒュージにげちゃう!」

 

灯莉「そうだ、そうだー☆」

 

一葉「……では、こうしましょう。負傷者およびマギの消耗が激しい方は小休止を。余力のある方だけで先行してヒュージを追跡。ただし、追撃は後続を待ってから行うこと……というのはどうでしょう?」

 

叶星「ええ、いい判断だと思うわ。グラン・エプレはその提案に賛成します」

 

梨璃「一柳隊も同じくです!」

 

高嶺「叶星、私は――」

 

映司「たかにゃん先輩」

 

映司は高嶺に手を差し伸べた。

 

高嶺「これは?」

 

映司「まだ戦う気なんだろ?」

 

高嶺「ええ」

 

映司「マギほとんど残ってないだろ」

 

叶星「高嶺ちゃん……」

 

高嶺は映司の手を取った。

 

高嶺「ありがとう」

 

映司と高嶺は手を離した。

 

夢結「動ける人は追跡の準備を。あのヒュージの目的がまだ見えてこないのは不気味だわ」

 

ミリアム「目的……人を襲うことではないのか?」

 

楓「ただ、それだけにしては動きが不自然ですわね。何か企んでると考えたほうがいいと思いますわ」

 

瑤「ヒュージの企み……嫌な予感しかしないね」

 

一葉「それを確かめるためにも早く出発しましょう!各自、CHARMの点検は忘れずに」

 

梨璃「はい……きっと、もっと激しい戦いが待っています!」

 

夢結「そうね……行きましょう」

 

映司たちは特型ヒュージを追った。

 

一葉「っ、ここは……!」

 

叶星「新宿都庁ね……」

 

鶴紗「この降り注いでいるのはなに?……雪、じゃないみたいだけど」

 

梅「マギの粒子みたいだな……なんにしても、良い感じはしない」

 

梨璃「ヒュージの姿が見えませんっ。もう移動した後なのでしょうか……?」

 

夢結「……いいえ、上をご覧なさい」

 

梨璃「え……っ?」

 

一葉「な、なんですかあれは……!?」

 

映司「都庁を覆っているのか?」

 

叶星「巨大な……繭?もしかして、あの中にヒュージが……」

 

一葉「そ、そんな……大き過ぎます!それに繭状のヒュージなんて聞いたことがありません!」

 

ミリアム「ふむ、まるで往年の怪獣映画じゃな」

 

梨璃「ミリアムさんっ!休憩してるんじゃなかったんですかっ?」

 

ミリアム「わしは休みたかったんじゃがなー。キテレツなヒュージ反応を検出したから現地で確認しろと、百合ヶ丘のほうからビビビッと指令が飛んできてのぅ〜」

 

夢結「相変わらずね、百由……」

 

叶星「それで、あの繭はいったい何なの?私たちが追っていた特型ヒュージは?」

 

映司「あの繭が俺たちの追ってた特型ヒュージだ」

 

ミリアム「あれに関しては現在、百由様にデータを送って解析中じゃ。ただ――」

 

一葉「ただ……?」

 

ミリアム「映司が言っとったように、あの繭から出ているヒュージ反応はわしらがさっきまで、戦っておった特型ヒュージのものと合致しておる」

 

梨璃「えぇ……っ!?」

 

夢結「それでは、特型ヒュージがあの姿になったということね」

 

叶星「――完全変態」

 

一葉「え……?」

 

叶星「蚕の幼虫が繭に包まれて蛹となり、成虫となる。その形態変化が完全変態と呼ばれるわ」

 

梨璃「そう言えば、昔習ったような……」

 

一葉「ですが、あれは蝶でも蚕でもない……ヒュージです!そのヒュージがあんな……っ」

 

ミリアム「未だ、その生態のほとんどが謎に包まれている生命体。それがヒュージじゃからな」

 

映司「とにかく、倒さないとやばいってことだよな?」

 

叶星「ええ……あの繭の中で何が起きているのか。そして、これから何が起きるのか……」

 

梨璃「繭の中で成長した幼虫は……羽化します」

 

一葉「っ!?私たちが戦っていた特型ヒュージが幼虫だとしたら……!では、あそこから生まれてくるのは……!」

 

叶星「後続と合流次第、総攻撃を行いましょう」

 

梨璃「はいっ!すぐに連絡しますねっ」

 

夢結「……いったい、何が始まると言うの――?」

 




映司君がアークゼロワンプログライズキーを持っているのは……アークドライバーを入手したときの特典です(いらない)

アークゼロワンを出した理由は、メタルクラスタホッパーに勝てて、ゼロツーに勝てないものを探した結果です

この特型ヒュージ、オールエクスティンクションとアークライジングインパクト耐えてるんでしょ?ゼロツーで勝てるのかな?

アークゼロワンプログライズキーはやばい能力(勝手に追加した)があるんだけど……


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第23話 Final Conclusion アークゼロワン

リリステのプロモ→ブラントゲート

FILM LIVE入場者→蘭ちゃん

リリステのパック→アレスティエル

アレスティエルはともかく他の2個が微妙すぎる(蘭ちゃんはどちらかと言われれば好きです)

ブラントゲート?無改造のスタートデッキしかないよ?

ロロネロルはライドラインは揃えた、アレスティエルは多分組む

本編はゼロツーの戦闘……ではなくアークゼロワンです


姫歌「な、何よあれ……っ!?」

 

二水「繭……あれはヒュージ由来のものなんですかっ?」

 

ミリアム「うむ、何を隠そうアレがわしらが追っていた特型ヒュージじゃ」

 

恋花「大き過ぎでしょ……。ここから目視できるって何メートルあるのよ、まじで」

 

梨璃「皆さん、合流できましたね!」

 

千香瑠「全員、満身創痍ですが……」

 

紅巴「まだ戦えます……!」

 

叶星「……これが最後の戦いになるわね」

 

鶴紗「っ……!」

 

夢結「そうね、これ以上の連戦はマギがもたないわ。早期決着、でなければこちらが詰んでしまう」

 

瑤「もうひと仕事……がんばらないと」

 

梅「こいつが終わったらゆっくりしたいもんだな!」

 

雨嘉「百合ヶ丘の温泉……恋しいな」

 

恋花「温泉っ!?ちょっとそれ詳しく!」

 

二水「えっと、以前に色々ありまして百合ヶ丘の敷地内に温泉が湧いたんです……」

 

恋花「ちょっと〜!そういうことは早く言ってよね〜。温泉があるなんて知ってたら、合宿の時になんとしても百合ヶ丘に突入してたよ〜!」

 

一葉「恋花様、温泉が好きだったのですか……?」

 

恋花「好きとか嫌いとか関係ないよっ。そこに温泉があれば万難を排して浸かるのがリリィなの!」

 

鶴紗「えぇぇ……」

 

二水「でも、リリィと温泉には密接な関係があるんですよ〜?」

 

紅巴「えっ、本当に……?」

 

二水「はい、各地には、マギの回復効果を高める特殊な泉質の温泉があるそうです」

 

灯莉「じゃあ、百合ヶ丘の温泉もそうなの〜?」

 

ミリアム「今はまだ成分を解析中じゃな。百由様が調査を依頼されとったが、なにぶん忙し過ぎる御仁じゃからの〜」

 

雨嘉「でも、気持ちいいのは間違いない……!」

 

千香瑠「雨嘉さんがそんなに言うのなら、そうなんでしょうね。みんなで入ってみたいですね、温泉」

 

藍「らん、千香瑠とおふろはいるー」

 

高嶺「それは素敵ね……叶星」

 

叶星「そうね……疲れた身体を癒すのには最適だわ。心身共にリラックスして……夢のようだわ」

 

梨璃「……では、こうしましょう!」

 

一葉「え……梨璃さん?」

 

梨璃「この作戦が終わったら、改めて皆さんを百合ヶ丘に招待します!今度は訓練じゃなく、遊びに来てください!」

 

瑤「でも、私たちはエレンスゲの――」

 

夢結「この作戦を私たちの手で完遂することが出来れば、誰も文句は言えなくなるわ」

 

楓「そうですわ!それでもゴタゴタ抜かす輩がおりましたら、この楓・J・ヌーベルが社会的に抹殺して差し上げますわ!」

 

ミリアム「楓……お主が言うとシャレにならんからやめい」

 

一葉「…………」

 

藍「一葉……らん、みんなとおふろ〜」

 

一葉「ふふふ……分かりました、降参です。確かに、この任務を達成出来れば私たちはエレンスゲ内でも大きな発言力を手に入れられそうです。ですが、それはひとりも犠牲者を出さないことが前提。そのためには完璧な結果を出さなくてはいけません」

 

梨璃「はい……もちろんです!」

 

叶星「みんなで無事に作戦を終わらせて帰りましょう。私たちが帰るべき場所へ――」

 

二水の通信機が鳴った。

 

一葉「っ……!?」

 

二水「司令部から通達……!我々、3レギオンに対する任務が発令されました!」

 

梅「ついに来たか……!」

 

梨璃「二水ちゃん、任務の内容は?」

 

二水「目標は……都庁上層部に張られた繭状物質の破壊。ならびに都庁周囲に展開するヒュージの殲滅です!」

 

ミリアム「わしらだけでか……?予想はしていたが、さすがにちょいと厳しいのぅ」

 

楓「この新宿近辺で戦っているレギオンは複数ありますが、戦術単位で連携出来そうな隊が他にないのでしょう」

 

二水「それと、あの特型ヒュージを追いつめたことが選定の理由になっていますね」

 

恋花「あはは……ちょーっと活躍し過ぎちゃったかな?」

 

一葉「でも……こうしなければ他のリリィが傷ついていました。私たちが力をふるったからこそ、今があるのです!」

 

叶星「そうね、一葉。これは私たちの功績であり、私たちの責任でもあるわ」

 

梨璃「皆さん、大変だとは思いますがもうひと踏ん張りです!あの繭を私たちの手で……!」

 

夢結「奮起なさい……勝利は目の前にあるわ」

 

梅「ふふっ、あの夢結がそんなに熱くなるなんてなー」

 

千香瑠「いえ、夢結さんは熱い魂を秘めている方です。そして、今は傍らに守るべき人が……」

 

梨璃「お姉様……やりましょう!私たちならきっと出来るはずです!」

 

夢結「ええ、力を尽くしましょう……!」

 

楓「それでは皆さん、集まってくださいませ!これより、作戦立案を開始いたしますわ!!」

 

作戦会議が始まった。

 

楓「――では作戦の概要は以上になりますわ」

 

一葉「はい……現戦力で対応するにはそれしかないかと」

 

神琳「最大火力でもって迅速に目標を撃破する電撃作戦。疲労もマギも限界が近いわたくしたちに取れる、唯一にして最効率の作戦だと思います」

 

二水「目標……つまり、あのヒュージの繭ですねっ」

 

夢結「ええ、まだ動きがないとはいえ、ずっとあのままだとは考えにくいわ。もし本当にヒュージが羽化するとしたら――」

 

梨璃「あんな大きさのヒュージが東京の真ん中で暴れ出したら、どんな被害が出るか分かりません!」

 

映司「神琳」

 

神琳「はい」

 

映司「―――――」

 

神琳「っ!わかりました……」

 

一葉「皆さん、出撃の準備を!」

 

映司「……」

 

梨璃「映司くん?」

 

映司はアークゼロワンプログライズキーのボタンを押した。

 

「アークゼロワン!」

 

叶星「っ!?」

 

梨璃「なんで、そのキーを!?」

 

映司はキーをドライバーにスキャンした。

 

「オーソライズ!」

 

映司「2回目なら、耐えられる!」

 

映司はキーを展開した。

 

映司「……変身!」

 

映司はドライバーにキーを装填した。

 

「Final Conclusion!」

 

「アーク!ライジングホッパー!」

 

「A jump to the sky to gain hatred.」

 

映司「結梨!」

 

結梨「うん!」

 

夢結「ふたりとも待ちなさい!」

 

楓「作戦とは違いますが……ヘルヴォル、グラン・エプレの皆さん!周囲のヒュージを!」

 

映司「結梨、マギリフレクターを破壊してくれ!」

 

映司はアークゼロを生成した。

 

結梨「うん!」

 

結梨はフォースライザーのトリガーを2回引いた。

 

「スティングユートピア!」

 

結梨「はあああああぁぁぁぁ!」

 

結梨はマギリフレクターにアシッドアナライズからの支管を右足に集め蹴りを放った。

 

「スティングユートピア!」

 

結梨「映司!」

 

映司「ああ!」

 

「ジャンプ!」

 

映司はメタルクラスタホッパープログライズキーのボタンを押して、ドライバーにスキャンした。

 

「ビットライズ!」

 

「バイトライズ!」

 

「キロライズ!」

 

「メガライズ!」

 

「ギガライズ!」

 

「テラライズ!」

 

映司はキーを押し込んだ。

 

「アークライジングテラインパクト!」

 

映司「はああああぁぁぁ!」

 

映司はマギリフレクターに向けて、右足にクラスターセルを纏い蹴りをを放った。

 

「アークライジングテラインパクト!」

 

映司「あとは……」

 

梨璃「映司くん!」

 

映司「っ!」

 

映司はその場から離れた。

 

梨璃「たああぁぁぁぁ……っ!!」

 

梨璃はマギスフィアを特型ヒュージに放った。

 

映司「っ!」

 

結梨「マギリフレクター……」

 

映司「梨璃、結梨、一葉、叶星先輩!離れろ!」

 

映司はアタッシュカリバーにゼロツープログライズキーを装填した。

 

映司「間に合え……!」

 

映司はアタッシュカリバーから、エネルギーを纏った斬撃を放った。

 

梨璃「あ……ぁっ、あれ……っ」

 

一葉「繭の中から……巨大な、ヒュージが……」

 

叶星「そんな……!」

 

結梨「映司……」

 

特型ヒュージが咆哮を上げた。

 

梨璃「う……なに、これ……。身体が、押しつぶされそう……」

 

叶星「周囲に禍々しいマギが満ちているわ。まるで、あのヒュージの誕生を祝うみたいに――」

 

特型ヒュージがエネルギーを集め始めた。

 

梨璃「な、なんですか……?あの光、もしかして――」

 

映司「っ!」

 

夢結「梨璃ーっ!」

 

映司「させるか!」

 

映司は20本のCHARMを生成して、特型ヒュージの放った光線を、CHARMを重ねてガードした。

 

映司「くっ……!」

 

結梨「映司!」

 

映司「うああああぁぁぁ!」

 

映司は地面に叩きつけられ、変身が強制的に解除された。

 

梨璃「映司くん……!」

 

一葉「い、いまのはいったい……?」

 

叶星「っ……一葉、後ろ……」

 

一葉「え……っ?」

 

街が崩壊していた。

 

一葉「な……っ!?」

 

楓「なんてこと……いまの攻撃で新宿の街並みが……。まるで、火の海ですわ……」

 

二水「つ、通信途絶……。司令部とも、他のレギオンとも連絡……取れません」

 

ミリアム「たった一度の攻撃でこれだけの被害を……。なんというヒュージじゃ」

 

梅「こいつを相手にするのは、なかなか骨が折れそうだぞ」

 

姫歌「こんなの……どう戦えばいいのよっ」

 

瑤「それより、後方で戦っていたリリィたちが――」

 

特型ヒュージが咆哮を上げた。

 

紅巴「きゃあぁぁ……っ!」

 

一葉「また、この咆哮……!」

 

夢結(魂を鷲づかみにされたような、この感覚……。いまの消耗しきった私たちでは――)

 

高嶺「…………」

 

夢結(誰も、前へ踏み出せないようね。こんな状況では仕方ないけれど……)

 

映司「まだ……だ……」

 

梨璃「映司くん!?」

 

映司「俺は……諦めない!大切なものを、二度と失わないために!」

 

「Everybodyジャンプ!」

 

映司はメタルクラスタホッパープログライズキーのボタンを押した。

 

梨璃「映司くんの言う通りです!私は絶対に諦めません!だって、私は……リリィだから!」

 

恋花「でも……もう身体もマギも、CHARMだってボロボロだよ?こんな状態であの化け物に立ち向かうなんて……」

 

梨璃「っ……」

 

「オーソライズ!」

 

映司はドライバーにキーをスキャンして、キーを展開してドライバーに装填した。

 

「プログライズ!」

 

映司「……変身!」

 

映司はメタルライザーを折りたたんだ。

 

「メタルライズ!」

 

「メタルクラスタホッパー!」

 

「It's High Quality.」

 

一葉「……やりましょう、皆さん。ここで退くわけにはいきません」

 

叶星「ええ、梨璃さんの言う通りだわ。私は……私たちはリリィなのだから」

 

梨璃「一葉さん……叶星様……」

 

恋花「あははっ、それもそうだね。あたしたちはリリィ……いいよ、付き合おうじゃないの!」

 

姫歌「こんなとき、アイドルリリィなら絶対に諦めないものね!ひめかも戦うわ!」

 

梨璃「いきましょう、皆さん……!私たちリリィには守るべきものがあるんですっ!この新宿を……人々の未来を!」

 

梨璃はカリスマを発動した。

 

一葉「っ、これは……!?」

 

鶴紗「梨璃のレアスキル……カリスマ」

 

高嶺(これが……梨璃さんのレアスキル?でも、カリスマにはこの状況を動かすような効果は――)

 

灯莉「あれー?みんなのマギの色が……混ざってるー」

 

藍「一葉、変なかんじー」

 

一葉「これは、どうなってるんです……?」

 

藍「変なかんじ……ても、あったかい。梨璃の……一葉のあったかいの、かんじる」

 

二水「……あのときの」

 

姫歌「えっ?」

 

二水「あのときの感覚と似ています。百合ヶ丘を襲った、あのヒュージと戦った時と……」

 

ミリアム「うむ、その通りじゃ。あのときと同じマギの波動を感じるぞ」

 

恋花「それって百合ヶ丘の学院が壊滅しそうになったって言うあの戦い?」

 

紅巴「と、土岐は噂で聞きました!絶体絶命の窮地の中、それをひっくり返した逆転のノインヴェルト戦術!」

 

一葉「でしたら!その力があれば、この戦況も覆せるのですねっ!?」

 

叶星「なら、やるべきことはひとつね」

 

高嶺「ええ、私たちだって、ここまで戦ってきたリリィ」

 

瑤「やろう……!これが最後の反撃のチャンスかも……!」

 

姫歌「ひめかも力を貸すわ!なんだか、力がみなぎってきてる!」

 

結梨「映司、大丈夫?」

 

映司「ああ、まだ戦える」

 

夢結「……梨璃、いけるわね?」

 

梨璃「はいっ、お姉さ――」

 

特型ヒュージが咆哮を上げた。

 

二水「ひ……っ!?」

 

楓「っ、いけませんわ!ヒュージの意識がこちらへ……!」

 

特型ヒュージがエネルギーを集め始めた。

 

一葉「あ、あの禍々しい光は……!」

 

叶星「みんな、逃げて!はやく……ここを離れるのよっ!」

 

映司「っ!」

 

神琳「楓さん!ミーさん!梅様!変身を!」

 

3人「っ!」

 

映司「千香瑠様!ヘリオスフィアだ!」

 

千香瑠「え、ええ!」

 

千香瑠はヘリオスフィアを発動した。

 

映司「っ!」

 

叶星「映司君!?」

 

特型ヒュージは光線を放った。

 

映司「はああああぁぁぁ!」

 

映司はヘリオスフィアを発動して、クラスターセルとマギリフレクターで光線を防いだ。

 

結梨「梨璃!」

 

梨璃「結梨ちゃん!?」

 

結梨はサソリを召喚して、光線を防いだ。

 

映司「くっ……うわああああぁぁぁ!」

 

結梨「映司ぃぃぃ……っ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エデン「今、お前に死なれると困るんだ。松原映司」

 

エデンはキーを押し込んだ。

 

「エデンインパクト!」

 

エデンは指先から血を一滴垂らして、指先から垂らした一滴の血によって地面から無数に鋭利な棘柱を出現させた。

 

高嶺「っ!?叶星!」

 

叶星「あれは……柱?」

 

エデンは特型ヒュージを血液と共に覆い尽くし、後に膨張・破裂させた。

 

「エデンインパクト!」

 

エデン「ここからが運命の分かれ道だ。松原映司……お前は大切なものを守れるか?」

 




映司君、ゼロツー使いませんでしたね……アークゼロワンもアークライダーだから、予測したんだと思うんだけど……

梨璃ちゃんが発動したタイミングで、映司君がカリスマを使わなかったのは発動したら最後の攻撃のダメージが軽減できなくなるからです

そして、エデンさんこんにちは

ということで、勝手に追加したアークゼロワンプログライズキーの能力の説明します

・映司君に悪意がある限り、このプログライズキーは消滅しない

・映司君の悪意の強さにより、ヘルライズプログライズキー、アークドライバー、アークワンプログライズキーの生成が可能

今の映司君(オリジナル章終了後)は普通に生成できます


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第24話 ソノ少女、激昂スル

二水ちゃんが言ってましたね……ラプラスがレアスキルでカリスマはサブスキルでカリスマの成長によりラプラスになるって




エヴォルヴ第1ラウンド後の病院での話(改変済み)


結梨「……」

 

高嶺「結梨さん……」

 

叶星「ごめんなさい……私のせいで……」

 

結梨「叶星のせいじゃないよ」

 

高嶺「この状態でもレアスキルを使用しているのよね?」

 

結梨「うん、映司のマギが動いてるから、この状況だとZしか考えられない」

 

叶星「映司君はこうなることを予測していたのかしら?」

 

結梨「ゼロツーを使わなかったから、あの姿で予測していたんだと思う」

 

高嶺「私たちが軽い怪我で済んでるのは映司のおかげなのよね……」

 

叶星「結梨さんは大丈夫なの?」

 

結梨「え?」

 

叶星「梨璃さんを守ってたでしょ?」

 

結梨「私は大丈夫だよ?映司の使えるレアスキルは私も使えるし」

 

高嶺「結梨さんもエンハンス・トレースを?」

 

結梨「わかんない。でも……」

 

叶星「……?」

 

結梨「映司がカリスマを使うときはエンハンス・トレースを経由してないと思う」

 

高嶺「映司のレアスキルはエンハンス・トレースだけじゃないってことかしら?」

 

結梨「私の勘違いかもしれないけど」

 

叶星「もし本当なら、映司君も気づいてないってことよね?」

 

結梨「もしかしたら、気づいてるかも……」

 

灯莉「かなほせんぱーい、たかにゃんせんぱーいっ☆」

 

高嶺「………っ」

 

叶星「灯莉ちゃん……みんなも無事だったのね」

 

姫歌「おふたりこそ、よくぞご無事でっ」

 

紅巴「結梨さんもいたんですね……」

 

二水「結梨ちゃん……映司さんは……?」

 

叶星「……………」

 

紅巴「叶星、様……?」

 

瑤「3人の後ろで寝てるのって……」

 

結梨「映司だよ」

 

二水「え――」

 

叶星「ダメージが大きいらしくてね……。ここへ運び込まれてから、一度も意識が戻ってないの」

 

姫歌「そ、そんな……!」

 

高嶺「Zを発動してるから、傷は回復してるのだけどね。今の私たちでは何も出来ないから――」

 

二水「っ……!」

 

紅巴「…………っ」

 

結梨「……」

 

姫歌「瑤様……。申し訳ありませんがお仕事をお願いしてよろしいでしょうか」

 

瑤「え……っ?」

 

紅巴「二水さんもお願いします。このリストにあるものを運ぶだけですので」

 

二水「紅巴さん……」

 

灯莉「結梨のことも、ぼくたちに任せて」

 

瑤「……分かった。行こう、二水」

 

二水「は、はい、ただいま……!」

 

瑤と二水は病室から出ていった。

 

高嶺「お医者様のお手伝いをしていたのね……偉いわ、あなたたち」

 

灯莉「たかにゃんせんぱい」

 

姫歌「今は、そういうのいいです。それより、3人のことを」

 

叶星「……私たちの?」

 

紅巴「お顔が真っ青です。手もこんなに冷たくて……駄目ですよ……?」

 

灯莉「ぼくも握っててあげる。だから、元気出して?」

 

高嶺「……………」

 

結梨「今日ね。映司が高嶺と決着つけるって、朝から訓練してから訓練を手伝ったんだ。でも……さっきの戦いの前、映司は何かを悟ったような顔をしてた……」

 

姫歌「悟ってたって……」

 

結梨「こうなることが分かってた。としか言えない……それでも、映司は……戦うことを選んだ。梨璃を……私たちを、自分がどうなろうと、大切なものを守るために」

 

高嶺「結梨さん……」

 

結梨「ずっと映司と笑ってられる日常が続くと思ってた。どんなことがあっても、乗り越えて笑ってられるそんな日常が……梨璃と同じで考えたことなかった……ううん、考えたくもなかった。映司が……私たちの前からいなくなることなんて」

 

叶星「私の……せいよ」

 

紅巴「叶星……様?」

 

叶星「私があのとき、あの場から離れていれば……映司君はこんなことには……」

 

高嶺「叶星……」

 

叶星「ごめんなさい……ごめんなさい……!」

 

紅巴「そ、そんなこと……っ!?」

 

結梨「だったら……ここで消えてって言ったら受け入れるの?」

 

叶星「……それが、映司君のためになるなら……私は……」

 

結梨「……」

 

高嶺「結梨さん?」

 

結梨は叶星に近づいた。

 

叶星「――!」

 

結梨「っ!」

 

結梨はフェイズトランセンデスを発動して叶星の頬を叩いた。

 

姫歌「なっ!?」

 

高嶺「っ!?」

 

叶星「え……?」

 

結梨「映司と一緒に戦ってたなら、知ってるはずだよ……映司がそんなこと言わないって!」

 

叶星「っ!」

 

結梨「映司はいつも私たちのために戦ってるって!」

 

叶星「で、でも……!」

 

結梨「これ以上、映司の想いを踏みにじるなら……私は叶星を許さない……!」

 

灯莉「…………んっしょ、よいしょ」

 

灯莉はスケッチブックを取り出した。

 

姫歌「って、ちょっと灯莉?今、めちゃくちゃ大事な話をしてるのにあんたは何を――」

 

灯莉「あーっ、見つけたー☆かなほせんぱい、たかにゃんせんぱい、これこれこれー」

 

高嶺「スケッチブック……花の絵……?」

 

姫歌「あんた、こんな時でも持ち歩いてたの……?」

 

灯莉「この絵、映司といっしょに描いたんだー☆」

 

結梨「映司と……?」

 

灯莉「映司にメダルを返す前にね。映司に好きなお花ってなーに?って聞いたの☆」

 

姫歌「綺麗な赤……これ、ガーベラかしら?」

 

紅巴「っ……!違うと……思います」

 

叶星「――カランコエ」

 

灯莉「あのね、映司がお世話になってる人たちに渡すために育ててる花なんだって☆」

 

結梨「そうなんだ……」

 

灯莉「映司が戻ってきたら、この花でお出迎えしよ?お部屋いっぱいにして、定盛にも飾りつけてさ☆」

 

姫歌「それはいい考えねっ!……って、ひめかはフラワースタンドじゃ――」

 

叶星「っ……!」

 

叶星は姫歌、灯莉、紅巴の3人に抱きついた。

 

紅巴「かかかか、叶星様っ!?」

 

灯莉「かなほせんぱいのお胸、やーらけー☆」

 

姫歌「な、なに言ってんのよ、灯莉!あっ、でもほんとに――」

 

叶星「ありがとう……みんな。結梨さ……いや、結梨ちゃんも」

 

結梨「ううん、私も叩いてごめん」

 

叶星「映司君……私は――あなたを信じて待つわ――」

 

二水「皆さーん!」

 

二水が病室に入ってきた。

 

結梨「二水、どうしたの?」

 

二水「梨璃さんたちと連絡が取れたんですっ!」

 

二水はバッタカンドロイドを見せる。

 

結梨「映司が持ってたやつかな?」

 

二水「梨璃さんたちと合流しましょう!」

 

高嶺「私はここに残るわ」

 

叶星「高嶺ちゃん?」

 

高嶺「映司の目が覚めたら、すぐ向かうわ」

 

結梨「私も残る」

 

結梨はフォースライザーを取り出した。

 

結梨「叶星」

 

結梨はフォースライザーと、ライジングホッパープログライズキーを叶星に投げた。

 

叶星「これは……」

 

結梨「予備のフォースライザーと、映司のライジングホッパープログライズキー……急場しのぎ程度にしかならないけど」

 

叶星「ないよりはマシね、ありがとう。結梨ちゃん」

 

叶星たちは病室から出ていった。

 

高嶺「さて……」

 

結梨「いつから、起きてたの?」

 

結梨&高嶺「映司」

 

映司「……叶星先輩が謝ってる辺りから。目を開けようとしたら、叶星先輩が謝ってるから、寝たフリしてた」

 

映司は起き上がった。

 

映司「でも……」

 

結梨「映司?」

 

映司「あの光線を防ぐ方法は思いついた」

 

高嶺「なにをする気なのかしら?」

 

映司「絶対に教えないけどな」

 

叶星たちは……

 

叶星「ごきげんよう、皆さん」

 

灯莉「やっほー☆」

 

雨嘉「灯莉さん……!」

 

二水「映司さんのカンドロイドがあってよかったですぅ!」

 

夢結「……ところで、映司と結梨……それに、高嶺さんがいらっしゃらないようだけれど」

 

紅巴「っ……!」

 

叶星「映司君は現在、傷を癒すために後方にさがっています」

 

梨璃「え?」

 

一葉「っ!あの攻撃から私たちを守ったから……ですか?」

 

千香瑠「っ!」

 

叶星「ええ、高嶺ちゃんと結梨ちゃんは映司君の様子を見ています……映司君の目が覚めたら合流すると」

 

梨璃「映司くん……」

 

叶星「梨璃さん」

 

梨璃「はい……?」

 

叶星「映司君は戻ってくるわ。必ず、私たちの元へ……」

 

梨璃「っ!はい!」

 

梨璃たちは作戦会議を始めた。

 

映司「『エヴォルヴ』?」

 

高嶺「ええ、あの特型ヒュージの名前よ」

 

映司たちは作戦会議をしている場所へ向かっていた。

 

二水「その名は――【ラプラス】」

 

映司たちが移動している間、会議は進み梨璃のレアスキルについての話題になった。

 

灯莉「ラプラス――って、なーに?」

 

楓「いまだ存在を確認されていない、未知のレアスキルですわね。それを梨璃さんが……?」

 

梨璃「でも、それは、美鈴様の……」

 

二水「はい、ですが、美鈴様のレアスキルが本当にラプラスかも分かりませんし……それに、百合ヶ丘上層部ではあの巨大なヒュージを撃退した際のマギ反応から、そのラプラスの存在を噂しているらしいです」

 

鶴紗「そんなの、どうして二水が知ってるんだ?」

 

二水「えっと、風の噂と申しますか、独自の情報網でぇ……」

 

ミリアム「わしも聞いたぞ、それ。百由様が面白い事象を観測したと騒いでおった」

 

夢結「百由が……?」

 

ミリアム「うむ、9人以上でのノインヴェルト戦術。前のように、映司と百由様が開発した特殊弾でもない限り、本来ならあんな芸当は無理じゃ」

 

千香瑠「複数人のマギをひとつのバレットに込める。これ自体、非常に難易度の高い戦術ですから」

 

楓「マギには個々人の特性や癖が出ますからね。それをコントロールするには非常に繊細なマギコントロールと、互いを知るチームワークが必要になりますわ」

 

二水「でも、それを実現させたのが梨璃さんのレアスキル――」

 

叶星「ラプラス、というわけね」

 

二水「はい、まだ仮説の域ではありますが……」

 

梨璃「……あの時の力が?」

 

夢結「梨璃、あなたには自覚はないの?その力……ラプラスを行使したという」

 

梨璃「あ、あの時はガーデンを……皆さんを守るということで精一杯で、よく覚えていません……でも!もし、私にそんな力があるのなら……。それであのヒュージを倒せるというのなら……!」

 

神琳「……そうですね。あのヒュージに通常のノインヴェルト戦術が無効なのは前回の戦闘で証明されています」

 

瑤「現状、それを上回る火力は……」

 

一葉「9人以上のリリィによるノインヴェルト戦術のみ……!」

 

雨嘉「でも……」

 

神琳「雨嘉さん?」

 

雨嘉「あのヒュージはメダルを取り込んでた……」

 

梅「メダル……そうか!」

 

夢結「梅?」

 

梅「覚えてるか?梨璃たちの攻撃がどうなったか」

 

鶴紗「分身だった……」

 

楓「そして、映司さんの変身したタジャドルコンボの力で……私たちはもう一度、ノインヴェルト戦術を……っ!?」

 

二水「そうでした……!」

 

一葉「百合ヶ丘を襲ったヒュージは9人以上のノインヴェルト戦術で倒したのではないのですか?」

 

梨璃「倒したのは映司くんです……」

 

楓「エヴォルヴと最初の戦闘で梨璃さんのカリスマは発動しましたが、私たちのCHARMは光りませんでしたわね」

 

神琳「映司さんは、あのタジャドルコンボはわたくしたちのマギとCHARMを強化するだけで、光ることはないとおっしゃっていましたわ」

 

夢結「なら、あの時の映司は……」

 

梅「映司にも梨璃と同じことが起きて、梅たちのCHARMが光ったってことか?」

 

夢結「そうなるわね」

 

紅巴「もし、梨璃さんがラプラスを発動しても、映司さんのラプラスがうまく発動しなかったら、今度こそ……」

 

梨璃「っ……!」

 

紅巴「あ……ご、ごめんなさい、梨璃さんっ。そういう意味じゃっ、あ、あぅぅ……っ!」

 

梨璃「……紅巴さんの言う通りです。一歩間違えば、今度こそ私たちは……全滅します」

 

叶星「っ…………」

 

夢結「そして、私たちが敗れた場合……。この一帯はヒュージたちの手に落ちるわ」

 

一葉「……どれだけの被害が出るか分かりません」

 

楓「いえ、もう被害は出ていますわ。既に多くのリリィが傷つき、民間人の身にその禍が降りかかるのも時間の問題と言えましょう」

 

姫歌「あたしたちの働きで多くの人の運命が決まるということね……」

 

梅「………………」

 

恋花「……………」

 

紅巴「……………」

 

神庭女子教導官「……な、何もあなたたちがすべてを背負う必要はないのよ?一時的に拠点を放棄して避難に徹するというのも――」

 

???「放棄なんて選択肢、俺たちにはない」

 

梨璃「っ!」

 

千香瑠「その声は……」

 

叶星「映司君……!」

 

映司「松原映司、戦線復帰しま……」

 

叶星が映司に抱きついた。

 

叶星「よかった……よかった……!」

 

映司「たかにゃん先輩……助け……」

 

高嶺「ふふっ」

 

映司(たかにゃん先輩!?)

 

叶星「私のせいで……映司君が……」

 

映司「……」

 

映司は叶星の頭を撫でた。

 

映司「俺は大丈夫だから。ちゃんと生きてるから」

 

叶星「うん……うん……!」

 

映司(たかにゃん先輩……そろそろ助けて)

 

高嶺「叶星、映司に抱きつくのは全部終わってからにしなさい」

 

叶星「……失礼いたしました」

 

二水「映司さん……大丈夫なんですか?」

 

映司「全力で戦えるから大丈夫」

 

梨璃「映司くん……無理はしないでね?」

 

映司「ああ」

 

雨嘉「これで19人……!」

 

神琳「そして、これまで育んだ絆の力も上乗せされます」

 

恋花「そうだね〜。私たちはもう超親友同士だし、いけるっしょ!」

 

夢結「それでは決まりね……梨璃」

 

梨璃「はいっ!もう一度、挑みましょう!私たちの絆の力で今度こそ……!」

 

一葉「リベンジですねっ!」

 

叶星「もう負けないわ……!」

 

梨璃「いきましょう!みなさん!再びこの地を取り戻すためにっ!」

 

叶星「映司君……本当に身体は大丈夫なの?」

 

映司「さっきも言っただろ?全力で戦えるって」

 

叶星「映司君が梨璃さんたちに贈ろうとしてた花……」

 

高嶺「カランコエ――」

 

叶星「その花言葉は――」

 

映司&叶星「あなたを守る――」

 




映司君が無意識的にレアスキルを発動してるのは、エンハンス・トレースの固有能力です(映司君は知らない)

叶星先輩が結梨ちゃんの呼び方を変えたので、たかにゃん先輩も結梨ちゃんのことを呼び捨てにしてます

叶星先輩?変身するよ?アークに触れさせておかないと、エデンになれないし(エデンのアーク要素は消してる)

百合ヶ丘の決戦で一柳隊のCHARMが光ったのは映司君のカリスマ(ラプラス)が発動してるからです

映司君のカリスマ(ラプラス)は梨璃ちゃんのカリスマ(ラプラス)につられて勝手に発動するので、普通にタチが悪いです

つまり、タジャドルが一柳隊……だとしたら、この章で使うフォームはアレになるわけです



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第25話 コレがオレたちの答え

ラプラス発動を書きたくて急ぎ足になった最終決戦前の話




若干16話入ってるし、叶星先輩が血反吐を吐いちゃうかもしれないエヴォルヴ戦の第2ラウンドです


一葉「皆さん、準備はよろしいでしょうか?」

 

灯莉「おっけー!いつでもいけるよ☆」

 

藍「らん、うずうずする。はやくヒュージたおすっ」

 

楓「現在、この付近は多数のヒュージが徘徊しています。無用な戦闘は避け、一直線に都庁を目指しますわ」

 

梅「無駄なマギを消費するわけにもいかないしな」

 

楓「ええ、その通りですわ」

 

ミリアム「分かっとる」

 

恋花「だいじょーぶだって。節約でしょ、節約っ♪」

 

紅巴「あの、もし接敵した場合はどうすればいいのでしょう……?」

 

映司「戦闘は避けて突破。無理なら変身できるやつが戦えばいい……ライダーはマギを使わないからな」

 

雨嘉「でも、どうしてこんなにヒュージが?小型エリアディフェンスが設置されているはずじゃ……」

 

夢結「既に出現してしまっているヒュージには効果はないわ。それになにより、全域をカバーするのは難しいということね」

 

梅「これでも一応、出現は抑えられているってことだな」

 

雨嘉「それじゃ、もし小型エリアディフェンスが無かったら……」

 

神琳「今以上に大量のヒュージが出現するということですわね」

 

雨嘉「…………」

 

叶星「みんな、待って!向こうから物音が……っ」

 

二水「この反応……ヒュージです!しかも、複数のケイブを確認しました!」

 

楓「言ってる側から……」

 

高嶺「この位置、医療キャンプにも近いわね」

 

姫歌「じゃあ、ここで足止めしないと……!」

 

神琳「ですが、この時点での消耗戦は完全な悪手。マギを温存しなくては……」

 

梨璃「だけど、見過ごすわけには――」

 

「タカ!」「クジャク!」「コンドル!」

 

「タ~ジャ~ドル~!」

 

映司はクジャクの光翼を展開した。

 

映司「この方法なら、マギを使わなずにヒュージを倒せる!」

 

映司は光翼をヒュージたちに飛ばした。

 

二水「まだヒュージがいます!」

 

映司「ケイブを破壊しないと湧いて出てくるってことか……仕方ない」

 

映司はアークゼロワンプログライズキーを取り出した。

 

梨璃「映司くん?」

 

映司「ケイブと医療キャンプの位置は……」

 

一葉「何をする気なんですか?」

 

映司「この辺りをケイブごとふっ飛ばす」

 

叶星「あの時の……」

 

映司「最速で突破するなら、この方法しか――」

 

ヒュージに向けて誰かが攻撃した。

 

エレンスゲリリィ「ここは私たちに任せてください!皆さんは先を急いで!」

 

さっきの攻撃はエレンスゲのリリィで、血反吐を吐いても戦うらしい。

 

楓「ようやく戻ってまいりましたわね」

 

一柳隊、ヘルヴォル、グラン・エプレは都庁に到着した。

 

鶴紗「ヒュージはどこに……」

 

エヴォルヴは上空にいた。

 

瑤「うようよしてるね……」

 

叶星「当然エヴォルヴも健在……。こちらに気付いている様子はないけど、どうする?」

 

一葉「やはり、ノインヴェルト戦術を展開するためには周囲のヒュージを片付ける必要があります」

 

恋花「あぁ、もういつものアレだねー」

 

紅巴「ですが、あのエヴォルヴの攻撃は……」

 

楓「ええ、あの広範囲に及ぶビームは厄介ですわね。固まって戦っていたのでは、また一網打尽ですわ」

 

神琳「今回は全員参加の一斉攻撃を仕掛けましょう」

 

姫歌「全員……っ?」

 

一葉「はい、私も賛成です。どのみちノインヴェルト戦術も全員で行う必要があります」

 

二水「誰かのマギだけを節約しても意味は薄いですね……」

 

梅「とは言え、フェイズトランセンデスは禁止だぞ。早々にマギ切れされたら敵わないからな」

 

ミリアム「わ、分かっておるわ。のう、恋花様よ」

 

恋花「そーだねー。いざ、フィニッシュって時にガス欠なんて笑えないしー」

 

紅巴「あの、一斉攻撃とおっしゃいましたが……。布陣はどのようにいたしましょうか?」

 

雨嘉「ターゲットを分散して……密集は避けたい」

 

楓「ええ、雨嘉さんの言う通りですわ。出来るだけ固まらず、互いに距離を取って戦う――遊撃戦ですわ!」

 

瑤「それって、連携を捨てるってこと……?」

 

姫歌「ダメよ、そんなの!ケイブもまだ健在なんだし、孤立するのが目に見えてるわっ」

 

紅巴「姫歌ちゃん……」

 

梨璃「うん、やっぱり連携できなくなるのはよくないと思います。せめて、いくつかのグループに分けるとか……」

 

楓「そんな時こそ……こちら!」

 

楓は鶴紗を見た。

 

鶴紗「――えっ?」

 

梨璃「鶴紗……さん?」

 

鶴紗「急に、なに……?聞いてないんだけど……」

 

神琳「……なるほど、ファンタズムですね」

 

灯莉「ふぁんたずむー?」

 

二水「鶴紗さんのレアスキル、ファンタズムは複数の分岐した未来を瞬時に観測して周囲に共有する能力なのです」

 

千香瑠「ファンタズムの共有能力……テレパスね」

 

灯莉「わぁぁっ、エスパーリリィだー☆」

 

鶴紗「……そう簡単にはいかないと思うよ。慣れが必要だし、第一これだけの人数が繋がれるほど効果範囲は広くないし……」

 

神琳「それなら、わたくしのレアスキルでサポートしますわ」

 

ミリアム「そうか!テスタメントじゃな!」

 

鶴紗「なるほど、本来のファンタズムじゃ、これだけの人数は無理。でもテスタメントがあれば……」

 

千香瑠「効果範囲が広がって意識の共有が可能になりますね。それにテスタメントにはファンタズムの精度を上げる効果もあったはずです」

 

楓「まぁ、ファンタズムへの慣れという問題は払拭できませんがそこんところは出たとこ勝負ですわ!」

 

姫歌「え……いいのそんなんで……?」

 

映司「距離を取って戦うなら、ファンタズムとテスタメントが最適解だからな」

 

梨璃「大丈夫、私たちならきっとできます!」

 

叶星「ふふ……梨璃さんにそう言われると、本当にできる気がするわ」

 

一葉「私たちが繋げてきた絆は強固です。きっとうまくいくはずです!」

 

梅「ははは、レギオンのリーダーたちがそんなに自信満々なら何も心配はいらないな!」

 

結梨「映司、プログライズキー何本か貸して?」

 

映司「わかった」

 

映司は結梨にメタルクラスタホッパープログライズキー、シャイニングアサルトホッパープログライズキー、フライングファルコンプログライズキーを渡した。

 

結梨「ありがとう!」

 

姫歌「あと、テスタメントだったらウチにも優秀なリリィがいるわ。神琳さん、あなたには負けないんだから……ねぇ、紅巴!」

 

紅巴「ひぃ……っ!?」

 

神琳「ふふふ……どうぞよろしくお願いします、紅巴さん」

 

紅巴「こ、こちらこそ、不束者ですがよろしくお願いいたします!」

 

叶星「みんな、急いでっ。ヒュージがこちらに向かっているわ」

 

鶴紗「こっちは準備、できてる」

 

神琳「わたくしはいつでも」

 

紅巴「か、覚悟いたしました……!」

 

梨璃「鶴紗さん、お願いしますっ!」

 

鶴紗「分かった……!」

 

鶴紗はファンタズムを発動した。

 

神琳「紅巴さん」

 

紅巴「はいっ、神琳さん!」

 

神琳と紅巴はテスタメントを発動した。

 

鶴紗「っ……繋がった!」

 

梨璃「いきますよ、皆さん!今度こそ、あのヒュージを倒して平和を取り戻します!」

 

一葉「エヴォルヴの挙動には気をつけてください!攻撃の予兆があれば即時、対応できるように!」

 

叶星「私たちの力を合わせて……敵を討つのよ!」

 

高嶺「結梨、手伝ってくれるの?」

 

結梨「うん」

 

結梨はアタッシュアローから矢を放ち、高嶺はCHARMから弾丸を放った。

 

高嶺「正面、クリアしたわ。他のみんなはどうかしら?」

 

瑤「こちら公園通り道路。橋の下にケイブがありそう……応援、来れる」

 

灯莉「はいはーい!ぼくがいくよー☆」

 

二水「その位置でしたら私も援護できます!」

 

梅「よし、そっちは任せたぞ。梅はヒュージを引き連れて広場へ向かう」

 

雨嘉「了解……待ち伏せする」

 

姫歌「だったら、ひめかが囮になるわ!ヒュージの視線を釘付けにするの!」

 

ミリアム「無理はしてくれるなよ〜?」

 

千香瑠「大丈夫です、もしものときは私がカバーに入ります」

 

藍「らん、とつげきする……!」

 

梨璃「――うまく連携できてるみたいですね。よかった……」

 

神琳「鶴紗さんのレアスキルのおかげです」

 

一葉「これがファンタズムなんですね……!」

 

叶星「自分の望む未来を手にする。うまく扱えれば、これほど強力なレアスキルはそうないわ。でも気をつけて、一葉。ファンタズムで見る未来は可能性のひとつに過ぎないわ。この手に掴む未来はたったひとつ。未来に惑わされては駄目よ」

 

一葉「はい……っ!」

 

梨璃「それにしても、ケイブはいくつあるんでしょうか。倒しても倒しても、ヒュージがあふれてくるみたい……」

 

ヒュージが現れた。

 

叶星「っ、また……!」

 

一葉「下手に長引かせてはマギが持ちません。それに梨璃さんのラプラスを発動させるためにもこの群れをどうにかしないと……」

 

梨璃「っ…………」

 

楓「お困りのようですわね、梨璃さん!」

 

梨璃「この声は……楓さんっ!?」

 

一葉「えっ、姿が見えませんが……」

 

叶星「見て、あそこ……!」

 

楓がガラスを割って出てきた。

 

楓「楓・J・ヌーベル……推参ですわ!」

 

楓はヒュージを攻撃していく。

 

梨璃「楓さん……っ!」

 

楓「少々お待ちくださいませ、梨璃さん。愛しのあなたのために雑兵を打ち払ってご覧にいれますわ……はあぁぁぁぁぁぁっ!」

 

一葉「すごい……あの華麗な動き。これが楓・J・ヌーベル……」

 

鶴紗「楓の実力は本物だよ。派手に見えるけど、どこにも無駄な動きがない」

 

楓「わたくしの恋路を邪魔するお馬鹿さんはお馬さんに蹴られて、おくたばりあそばせっ!」

 

楓はヒュージを攻撃した。

 

梨璃「すごい……すごい、すごい、すごい!楓さん、かっこいい……!」

 

楓「聞こえますわ――梨璃さんの賛美の声が。感じますわ――梨璃さんの熱い視線を。奏でなさい、ジョワユーズ!この切っ先が紡ぐは愛しき人への小夜曲<セレナーデ>――」

 

楓はヒュージを攻撃した。

 

一葉「む、無茶苦茶ですけど……強い!」

 

叶星「一柳隊では司令塔の役割が多いから忘れていたけれど楓さんはその武勇も一級品……『百合ヶ丘の至宝』……まだ底が知れないわね」

 

楓「梨璃さぁぁぁ〜んっ!今、参りますわぁぁぁっ!!」

 

一葉「………………」

 

藍「一葉ー!」

 

一葉「藍……!」

 

瑤「建物の裏側は片付けたよ」

 

姫歌「こっちもお掃除完了よ!ねっ、千香瑠様?」

 

千香瑠「ええ、大変よくできました」

 

雨嘉「結局、あの大きな特型ヒュージに動きなし……。でも、ずっとこちらを窺ってるみたい」

 

二水「ぶ、不気味ですね……」

 

夢結「でもこれは絶好の機会よ。梨璃……いけるわね?」

 

梨璃「はい……ラプラスですね!」

 

二水「梨璃さん、まずは通常通りにカリスマを。その後でマギを練ってラプラスへ昇華してください!」

 

梨璃「分かった、やってみる……!……んーっ!」

 

梨璃はカリスマを発動した。

 

神琳「始まりましたね……」

 

ミリアム「ラプラス……未知のレアスキルか。ちゃんと記録しとかんと、百由様に恨まれそうじゃな」

 

叶星「ノインヴェルト戦術の準備も忘れては駄目よ。この一撃ですべてを決めるの……!」

 

一葉「梨璃さん、お願いします……!」

 

梨璃「……………」

 

梨璃はマギを練り始めた。

 

梨璃(……大丈夫、私ならできる。あのときと、同じように……)

 

高嶺「この感覚――」

 

鶴紗「来た……あのときの力だ」

 

夢結「梨璃……」

 

梨璃「…………っ!」

 

映司「……」

 

結梨「映司?」

 

梨璃(……でも、もしうまくいかなかったら……)

 

エヴォルヴが咆哮を上げて、地上に降りてきた。

 

姫歌「きゃ……動き出したわ!」

 

千香瑠「いけない、まだ梨璃さんのマギは――」

 

エヴォルヴはもう一度、咆哮を上げた。

 

二水「ひゃああぁぁぁっ!?」

 

ミリアム「また、この叫びか……」

 

瑤「心臓が……握り潰されそう……っ」

 

灯莉「マギの色……くすんじゃった。綺麗な色だったのに」

 

梨璃「……どうして?どうして、発動しないの!?」

 

夢結「梨璃、梨璃っ!?」

 

梨璃「……お願い!発動して!みんなを助けるために!」

 

エヴォルヴがエネルギーを集め始めた。

 

楓「っ、やばいですわ……またアレが来ます!」

 

映司「っ!」

 

映司は縮地とゼノンパラドキサを発動した。

 

一葉「映司さん!?」

 

楓「アレを止める気ですか!?」

 

映司はメダガブリューにセルメダルを4枚セットした。

 

「ガブッ!ガブッ!ガブッ!ガブッ!」

 

映司はメダガブリューのクランチガルバイダーからセットしたセルメダルに圧力を掛けた。

 

「ゴックン!」

 

映司はメダガブリューのモードをバズーカモードに変形した。

 

「プ・ト・ティラーノ・ヒッサ~ツ!」

 

映司はフェイズトランセンデスを発動した。

 

映司「セイヤァァァー!」

 

映司はセルメダルのエネルギーを凝縮した強力な破壊光線を、エヴォルヴが光線を放つ前に放った。

 

鶴紗「何も見えない……!」

 

映司「ハアッ!」

 

映司はテイルディバイダーを変化させた尾で、エヴォルヴを都庁に叩きつけた。

 

映司「今の攻撃……俺たちを狙っていなかった……」

 

梨璃「え……っ?」

 

エヴォルヴは咆哮を上げた。

 

夢結「どういうこと?」

 

映司「俺たちの後方……新宿駅を狙ったんだ」

 

ミリアム「小型エリアディフェンスも破壊されていたかもしれんのう……」

 

神琳「とは言え、この状況はどうにかしないと。カリスマの効果は感じられますが、百合ヶ丘で経験したあの感覚にはまだ至っていないと思います」

 

梅「そうだな。このまま、ノインヴェルト戦術したところで――」

 

鶴紗「また、マギリフレクターに弾かれるだけ……」

 

エヴォルヴが咆哮を上げた。

 

高嶺「っ……!」

 

ケイブからヒュージが現れた。

 

一葉「くっ、この辺りにもまたケイブが……!」

 

藍「一葉、どっち倒す?でっかいの?ちっちゃいの?」

 

恋花「放って置いたら、せっかく散らした雑魚がまた集まるね。そろそろ、こっちのマギも尽きかけてるってのに」

 

二水「っ、司令部より入電……!」

 

姫歌「もしかして、外征してたレギオンが到着したっ!?」

 

二水「…………いえ、違います。一柳隊、およびヘルヴォル、グラン・エプレのリリィはただちにその場から撤退せよ、とのことです……」

 

叶星「っ……!」

 

楓「作戦の失敗が伝わっているようですわね……」

 

二水「司令部自体も既に撤収を開始している模様です……」

 

高嶺「新宿を、放棄するということね……」

 

瑤「この状況じゃ、仕方ない……か」

 

ミリアム「そもそも、わしらここから抜け出せるのか?」

 

恋花「逃げるなら、早くしないと本格的に囲まれちゃうよ」

 

梨璃「…………」

 

夢結「梨璃、ここは――」

 

エヴォルヴが咆哮を上げた。

 

灯莉「ううぅぅぅーっ!」

 

雨嘉「また、この音……っ」

 

梅「まずいぞ、今度はこっちを狙ってる!」

 

エヴォルヴがエネルギーを集め始めた。

 

鶴紗「この距離はまずい……っ!」

 

夢結「梨璃、退避をっ!」

 

梨璃「――やらせません」

 

夢結「梨璃……?」

 

梨璃「これ以上、やらせませんっ!私の大切な人たちを――私たちの未来を、奪わせはしない!!」

 

梨璃はカリスマを発動した。

 

夢結「っ、梨璃……やめて!あなたまで喪うなんて、私は……っ!」

 

映司「結梨!」

 

結梨「うん!」

 

「ゼロツージャンプ!」

 

神琳「映司さん!」

 

雨嘉「結梨!」

 

映司はゼロツープログライズキーをドライバーに装填した。

 

「ゼロツーライズ!」

 

「仮面ライダーゼロツー!」

 

「It's never over.」

 

映司「っ!」

 

映司と結梨は縮地、ゼノンパラドキサ、フェイズトランセンデスを発動して、エヴォルヴに近づいた。

 

映司&結梨「はああああぁぁぁ!」

 

映司と結梨はエヴォルヴがエネルギーを集めているところに、サウザンドジャッカーの先端を当てて、サウザンドジャッカーのジャックリングを引いた。

 

「ジャックライズ!」

 

梨璃「ふたりとも!?」

 

夢結「馬鹿ね――3人とも」

 

梨璃「え……おねえ、さま……?」

 

夢結「シュッツエンゲルを置いていくなんて許さないわ」

 

結梨「私は……夢結のシルトに……なった覚えは……ないけど!」

 

夢結「梨璃と映司の娘なら私のシルトよ」

 

映司「どんな理論してるんだよ……!」

 

夢結「映司……何か策はあるの?」

 

映司「策も何も……サウザンドジャッカーで、この光線を吸収して……跳ね返す!!」

 

夢結「いくわよ、梨璃……映司の作戦に乗るわ」

 

梨璃「はい、お姉様!」

 

4人「はあああああぁぁぁぁ!」

 

梅「サウザンドジャッカーで吸収して、跳ね返すつもりなのか!?」

 

楓「映司さんが本気でやったとしても不可能ですわ!」

 

叶星「一葉!」

 

一葉「はい!」

 

叶星「映司君、結梨ちゃん……使わせてもらうわね」

 

一葉「叶星様?」

 

叶星はフォースライザーを取り出した。

 

一葉「それは……!」

 

ミリアム「フォースライザー!?」

 

雨嘉「叶星様、それをどこで……」

 

叶星「予備のフォースライザーを、結梨ちゃんが預けてくれたのよ」

 

叶星はフォースライザーを巻いた。

 

「フォースライザー!」

 

叶星「ぐっ……ううぅぅぅ……!」

 

高嶺「叶星!」

 

楓「結梨さんが巻いたときはあんなの……」

 

叶星「ううぅぅぅ……!」

 

叶星はライジングホッパープログライズキーのボタンを押した。

 

「ジャンプ!」

 

叶星はライジングホッパープログライズキーを、フォースライザーに装填した。

 

叶星「……変身!」

 

叶星はフォースライザーのトリガーを引いた。

 

「フォースライズ!」

 

フォースライザーから、呼び出したバッタのライダモデルがアーマーを出現させ、叶星の上を旋回している。

 

姫歌「叶星様、大丈夫ですか!?」

 

その後、無数の蝗状になったライダモデルが叶星にまとわりつき、ベーススーツを形成した。

 

雨嘉「メタルクラスタホッパーみたい……」

 

叶星「ぐっ……ああああああぁぁぁぁ!」

 

旋回するアーマーをスーツから、出現させたベルトで引っ張りスーツに装着させた。

 

「ライジングホッパー!」

 

「A jump to the sky turns to a rider kick.」

 

「Break Down.」

 




次回、001、覚醒、アークワン(嘘)の3本でお送りします

ということで、次回はエヴォルヴと決着をつけます。

叶星先輩、ごめんなさい……多分、映司君がデートしてくれるから許して(千香瑠様の方が先だけど)


滅亡迅雷は出すよ?デメリットは付けるけど、結梨ちゃん強化として……アラビアーナナイトはある程度の能力判明したら出します


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第26話 未来を切り開く、想いとキズナ

1.5章がエヴォルヴ決着の数日後で、エピローグの最初に夢結様が、エヴォルヴ戦から半月って言ってるから、エヴォルヴ決着→1.5章→1章エピローグでいい感じですかね?

まぁ、1.5章はやらないんですけど(映司君は別行動してる)



ガチャ?10連だけ引いて叶星先輩だけだよ?


「ライジングホッパー!」

 

「A jump to the sky turns to a rider kick.」

 

「Break Down.」

 

紅巴「叶星様が……」

 

姫歌「変身した……」

 

灯莉「ゼロワン……?」

 

神琳「001」

 

雨嘉「神琳?」

 

神琳「その姿は001です」

 

ミリアム「映司が言っとたのう」

 

楓「明らかに身体への負担がやばそうですが……」

 

梅「映司たちもやばそうだぞ!」

 

叶星「一葉!最速で終わらせるわよ!」

 

一葉「はい!」

 

叶星「っ!」

 

叶星はフォースライザーのトリガーを引いた。

 

「ライジングディストピア!」

 

叶星は高速移動をしながら、ヒュージに攻撃していく。

 

一葉「今です!」

 

一葉はCHARMから弾丸を放ち、叶星が攻撃したヒュージを追撃して撃破した。

 

叶星(身体への負担が予想以上に大きいわね……!)

 

叶星はフォースライザーのトリガーを2回引いた。

 

「ライジングユートピア!」

 

叶星「はああああぁぁぁぁ!」

 

叶星はエネルギーを右脚に集め、ヒュージに飛び蹴りを放った。

 

姫歌「ヒュージがあんな簡単に……」

 

叶星「一葉!」

 

一葉「はい!」

 

夢結「映司!これ以上は止められないわ!」

 

映司「だったら――」

 

一葉「梨璃さぁんっ!」

 

叶星「映司君!」

 

梨璃「一葉さん!叶星様!」

 

一葉「この攻撃を撃たせるわけにはいきません……!叶星様っ!」

 

叶星「ええ、なんとしてもここで食い止めるわ!」

 

一葉と叶星もサウザンドジャッカーを掴んだ。

 

結梨「くっ……!」

 

映司「今だ!」

 

映司はサウザンドジャッカーのトリガーを引いた。

 

「ジャッキングブレイク!」

 

サウザンドジャッカーから光線が放たれるが、エヴォルヴも光線を放った。

 

映司「はあああああぁぁぁぁ!」

 

映司はクラスターセルを纏った、プログライズホッパーブレードを光線にぶつけた。

 

梨璃「映司くん!?」

 

叶星「いくらなんでも、それでは防げないわ!」

 

映司「知るか!俺は俺の大切なものを守るために……限界を超えても、全力で戦うだけだあああぁぁぁ!」

 

叶星のフォースライザーに装填されている、ライジングホッパープログライズキーが光を放った。

 

叶星「え……?」

 

梨璃「映司くん!」

 

夢結「梨璃!?」

 

映司「梨璃……一緒に!」

 

梨璃「うん!」

 

梨璃はプログライズホッパーブレードを掴んだ。

 

映司&梨璃「はあああああぁぁぁぁ!」

 

「プログライジングストラッシュ!」

 

映司と梨璃はエヴォルヴの光線を相殺した。

 

映司「ハァ……ハァ……」

 

映司の変身は強制的に解除された。

 

一葉「相殺した……?」

 

楓たちは……

 

楓「何をしてらっしゃいますの、あの方たちは!」

 

ミリアム「むぅ、マギの奔流に呑まれて姿が見えんぞ……」

 

ヒュージを撃破していた。

 

高嶺「……来るわ」

 

楓「来るって、何がですの?」

 

マギが強化され、CHARMが光を放ち始めた。

 

楓「え…………梨璃さん?」

 

ミリアム「わしらのCHARMも光っとるぞ!」

 

姫歌「な、何よこれーっ!」

 

灯莉「――映司と梨璃のマギ?ううん、違う……これって、みんなの色が混ざって――すっごくおもしろーい☆」

 

高嶺「えぇ……感じるわ、叶星を」

 

千香瑠「それでは、あの光の向こうで映司君と梨璃さんが……」

 

藍「らん……わくわくしてきたよ!一葉っ、早く行こ……っ!」

 

一葉「――感じる」

 

叶星「ええ、私もよ。これが梨璃さんのレアスキル……」

 

結梨「梨璃だけじゃないよ。映司も――」

 

梨璃「――ラプラス」

 

叶星「……離れているのに、みんなを感じるわ」

 

一葉「はい、皆さんのマギが……想いが繋がっていくのを感じます。ものすごく温かくて、強い力……!」

 

映司「一柳隊に、ヘルヴォルとグラン・エプレ。3つのレギオンの力がひとつの輪になって――」

 

梨璃「これがラプラス……」

 

映司「奇跡を起こすレアスキルだ!」

梨璃「奇跡を起こすレアスキルです!」

 

一葉「奇跡……ですか」

 

梨璃「私、分かりました。私のレアスキルはひとりだけで使うものじゃないって。信じあえる大切な人……皆さんと繋がるための力。想いを力に変えて、私たちは未来へ進むんです!」

 

夢結「ええ……力を貸すわ、梨璃」

 

一葉「私も託します……希望の光を!」

 

叶星「映司君!」

 

叶星は変身を解いて、ライジングホッパープログライズキーを映司に投げた。

 

映司「っ!」

 

映司はライジングホッパープログライズキーをキャッチした。

 

映司「この戦いを終わらせる……俺たちの手で!」

 

ライジングホッパープログライズキーが、光を放ちライジングホッパープログライズキー ゼロワンリアライズver.に変化した。

 

結梨「うん!」

 

梨璃「私たちの想い、届けましょう……!」

 

楓「はいっ、梨璃さん……♪」

 

二水「え……どうしたんですか、楓さん?」

 

楓「梨璃さんの声がビビっときましたわ!」

 

ミリアム「わしには何も聞こえなかったが……。ヘンな電波でも受信したんじゃなかろうな?」

 

楓「そこ、お黙りなさい!」

 

梅「それで、どうするんだ?梅たちもあそこに突っ込むのか?」

 

楓「いいえ……わたくしたちが果たすべきはこちらですわ!」

 

楓はノインヴェルト戦術用の特殊弾を取り出した。

 

瑤「っ!ノインヴェルト戦術の……特殊弾」

 

ミリアム「やはり特殊弾も光っとるな!」

 

楓「梨璃さんがわたくしたちを待っていますわ。いまこそ、想いを繋ぐときですっ!」

 

灯莉「よく分かんないけど、やろーっ!」

 

紅巴「この私たちの身体にみなぎる力……。これがラプラスの効果なのでしょうか……?」

 

鶴紗「うん、多分そう」

 

神琳「百合ヶ丘で経験した、あの感覚と非常に似ています」

 

雨嘉「でも、あのときよりもっと……ずっと強くふたりを感じる……!」

 

楓「さあ、皆さん配置についてくださいまし!わたくしの愛の矢を梨璃さんにお届けしますわよー!」

 

姫歌「愛の矢って……キューピッド的な?」

 

ミリアム「うーむ、楓が口にすると何やらいかがわしい感じがするのぅ」

 

恋花「確か、キューピッドってギリシャ語だと――」

 

瑤「エロス」

 

ミリアム「ほれ見ろ、やっぱりじゃ!」

 

楓「やっかましいですわ!いいから始めますわよっ!特殊弾、装填――」

 

楓はCHARMに特殊弾を装填した。

 

楓「二水さん、まずはあなたからですわっ!」

 

二水「は、はい!どうぞ、楓さん!」

 

楓は二水にマギスフィアをパスした。

 

紅巴「その次は、こちらに!ソウルフレンドの想い、土岐がしかと受け止めます!」

 

二水「紅巴さん……分かりました!」

 

二水は紅巴にマギスフィアをパスして、紅巴は灯莉にマギスフィアをパスした。

 

灯莉「ナイスパース!とっきー!それじゃ、次は定盛!すっごいの行くよー!」

 

姫歌「定盛じゃなくてひめひめよ!いいからよこしなさい!ひめかが華麗に受け止めてあげるから!」

 

灯莉は姫歌にマギスフィアをパスした。

 

ミリアム「相変わらず面白い連中じゃのう!お主らを見ていると退屈せんわ!」

 

灯莉「それじゃ、定盛の次は、みーちゃんだね!」

 

ミリアム「みーちゃんって……わしのことか?」

 

姫歌はミリアムにマギスフィアをパスした。

 

神琳「ミーさん、次はこちらへ!」

 

ミリアム「おう、頼んだぞ!」

 

ミリアムは神琳にマギスフィアをパスした。

 

神琳「任せてください!ひめひめも、素晴らしいパス回しでしたわ」

 

姫歌「……!」

 

神琳「次は……、って、確認の必要はありませんね」

 

雨嘉「うん、神琳、こっちへ」

 

神琳は雨嘉にマギスフィアをパスした。

 

瑤「…………」

 

雨嘉「瑤様……?分かりました、次は瑤様へ」

 

雨嘉は瑤にマギスフィアをパスして、瑤は恋花にマギスフィアをパスした。

 

恋花「よっと……!瑤の想い、受け取ったよ!」

 

藍「らんも!らんも受け取る!」

 

鶴紗「藍、ちゃんと順番に、だよ」

 

藍「……うん、分かった」

 

恋花「すっかりうちの藍と仲良くなっちゃって……。鶴紗、まだ藍とのマスコット対決、決着ついてないからね!」

 

鶴紗「そ、そんな勝負、しないから……っ」

 

藍「よく分からないけど、らんは負けないよ」

 

鶴紗「なんで乗り気なの……」

 

恋花「いくよ、藍、鶴紗!」

 

恋花は藍にマギスフィアをパスして、藍は鶴紗にマギスフィアをパスした。

 

鶴紗「――千香瑠様!」

 

鶴紗は千香瑠にマギスフィアをパスした。

 

千香瑠「はい、受け取りましたよ、鶴紗さん。それにしても、すごい量のマギですね」

 

千香瑠は梅にマギスフィアをパスした。

 

梅「ああ……だけど、まだまだこんなもんじゃない!」

 

梅は高嶺にマギスフィアをパスした。

 

高嶺「ええ。さあ、思いを繋いで、叶星たちに届けましょう」

 

叶星「――高嶺ちゃん」

 

一葉「叶星様……?」

 

叶星「高嶺ちゃんが来るわ!みんなの想いを乗せて――」

 

夢結「それって――」

 

梨璃「はいっ!ノインヴェルト戦術です!」

 

エヴォルヴが咆哮を上げて、エネルギーを集め始めた。

 

夢結「また、あの攻撃……もう少しで届くというのに……!このままでは止められないわっ」

 

映司「……結梨」

 

結梨「うん!」

 

映司「あの攻撃は俺たちが止める。梨璃たちはノインヴェルト戦術に集中しろ」

 

「ゼロワンドライバー!」

 

映司はゼロワンドライバーを巻いた。

 

「ジャンプ!」

 

映司はライジングホッパープログライズキー ゼロワンリアライズver.のボタンを押した。

 

「オーソライズ!」

 

映司はキーをドライバーにスキャンした。

 

映司「変身!」

 

映司はキー展開して、ドライバーに装填した。

 

「プログライズ!」

 

「イニシャライズ!」

 

「リアライジングホッパー!」

 

「A riderkick to the sky turns to take off toward a dream.」

 

映司「結梨」

 

映司は結梨にアタッシュカリバーを渡した。

 

結梨「映司が使うんじゃないの?」

 

映司「俺が使うのもある」

 

映司はアタッシュカリバーを見せる。

 

映司「一発で浮かせるか、何回も攻撃して浮かせるか」

 

結梨「決まってるよ」

 

映司「だよな」

 

「ゼアズアビリティ!」

 

「メタルホッパーズアビリティ!」

 

映司はゼロツープログライズキーをアタッシュカリバーに装填、結梨はメタルクラスタホッパープログライズキーをアタッシュカリバーに装填した。

 

「ゼロツーカバンストラッシュ!」

 

「メタルライジングカバンストラッシュ!」

 

映司と結梨はフェイズトランセンデスを発動して、エヴォルヴに近づいた。

 

映司&結梨「はああああぁぁぁぁ!」

 

映司と結梨はエヴォルヴを浮かせるように攻撃した。

 

梨璃「ヒュージが上を向いて……っ!」

 

叶星「梨璃さん、夢結さん離れましょう!」

 

映司&結梨「はああああぁぁぁぁ!」

 

映司と結梨の攻撃で、エヴォルヴの光線は空中に逸れた。

 

一葉「ヒュージの攻撃が空へ逸れた……」

 

高嶺「――夢結さん、受け取って!」

 

夢結「ええ……任せて」

 

高嶺「後は頼んだわ……っ」

 

高嶺は夢結にマギスフィアをパスした。

 

夢結「くっ、重いわね……!これがみんなのマギ……っ。でも、この力なら……一葉さんっ!」

 

夢結は一葉にマギスフィアをパスした。

 

一葉「っ、すごい……こんなマギ、初めてです。梨璃さんと映司さんのレアスキルがこんな風に……っ。叶星様、この想いを繋げましょう!私たちが紡いできた、絆の力を!」

 

一葉は叶星にマギスフィアをパスした。

 

叶星「もちろんよ、一葉!……夜明けが近いわ!これが正真正銘、最後の――梨璃さぁぁぁん……っ!!」

 

叶星は梨璃にマギスフィアをパスした。

 

梨璃「受け取りました!でもっ、力が強すぎて……。くっ、あああああー……」

 

夢結「梨璃!?」

 

梨璃「だ、大丈夫です……。皆さんの想い、手放したりなんてしません……」

 

叶星「梨璃さん!?マギに込められた力が強すぎる?これでは――」

 

エヴォルヴが咆哮を上げた。

 

一葉「いけない!エヴォルヴが梨璃さんのほうに!」

 

映司&結梨「っ!」

 

映司と結梨がエヴォルヴの攻撃を防いだ。

 

映司「梨璃には近づけさせない……夢結姉!叶星先輩!一葉!」

 

一葉「映司さん……。はいっ、任せてください!」

 

叶星「梨璃さん、私たちが支えるわ。だから、あなたは前を向いて!」

 

夢結「私たちの手で終わらせるわよ!」

 

梨璃「っ……わかりました!」

 

叶星「終わらせましょう、今度こそ……!」

 

一葉「マギスフィア、安定しています!いきましょう、梨璃さん!叶星様!夢結様!」

 

夢結「ええ……!」

 

梨璃「はい……っ!皆さんのマギが……気持ちが伝わってきます。CHARMを通して、私の身体に広がっていく――」

 

叶星「この戦いを終わらせる……これが最後の――!」

 

一葉「撃ち抜けぇぇぇぇーっ!!」

 

夢結「いくわよ、梨璃!叶星さん!一葉さん!」

 

4人「うああああぁぁぁぁぁぁぁーーっ!!」

 

4人はエヴォルヴに向けて、CHARMからマギスフィアを放った。

 

映司「っ!」

 

映司はキーを押し込んだ。

 

「リアライジングインパクト!」

 

映司は飛び上がった。

 

梨璃「映司くん!」

 

一葉「ノインヴェルト戦術だと、マギリフレクターを全て破壊できない……ということでしょうか……」

 

叶星「3つを破壊するのは難しいけど、映司君の攻撃なら……!」

 

映司「ここで、全部終わらせる……!」

 

夢結「っ!」

 

梨璃「CHARMが!」

 

梨璃たちのCHARMが映司の周りに集まった。

 

叶星「どういうこと……?」

 

映司「はああああぁぁぁぁ!」

 

映司はエヴォルヴに向けて蹴りを放った。

 

一葉「CHARMがマギリフレクターに!」

 

映司「くっ……!」

 

夢結「ラプラス……それに、他のレアスキルも発動していたから、映司も疲労しているのね……」

 

結梨「っ!」

 

結梨はフォースライザーのトリガーを2回引いた。

 

「スティングユートピア!」

 

結梨はエヴォルヴに向けて飛び蹴りを放った。

 

結梨「ひとりでダメなら、ふたりでやればいい!」

 

一葉「マギリフレクターにヒビが……!」

 

叶星「でも、エヴォルヴには……!」

 

夢結「何か方法は……」

 

梨璃「っ!」

 

梨璃は地面に落ちているゼロツードライバーを拾った。

 

夢結「梨璃?」

 

梨璃「お姉様、私……思いつきました!」

 

梨璃は地面に刺さっている、アタッシュカリバーからゼロツープログライズキーを外した。

 

夢結「まさか……!」

 

梨璃(ゼア……今だけでいいから、映司くんのために力を貸して……!)

 

梨璃はゼロツードライバーを巻いた。

 

「ゼロツードライバー!」

 

梨璃「巻けた……!」

 

梨璃はゼロツードライバーのユニットの部分を開いた。

 

「Let’s give you power! Let’s give you power!Let’s give you power! Let’s give you power! Let’s give you power!」

 

「ゼロツージャンプ!」

 

梨璃はゼロツープログライズキーのボタンを押した。

 

梨璃「……変身!」

 

梨璃はキーをドライバーに装填した。

 

「ゼロツーライズ!」

 

「仮面ライダーゼロツー!」

 

「It's never over.」

 

一葉「梨璃さんも変身した……」

 

梨璃「っ!」

 

梨璃はキーを押し込んだ。

 

「ゼロツービッグバン!」

 

梨璃「はあああああぁぁぁぁ!」

 

梨璃はエヴォルヴに向けて、飛び蹴りを放った。

 

結梨「梨璃!?」

 

梨璃「ふたりでもダメなら、3人で……!」

 

映司「お前を止められるのは――」

 

梨璃&結梨「私たちだよ!」

映司「俺たちだ!」

 

マギリフレクターが崩壊した。

 

叶星「今よ!」

 

一葉「映司さん!梨璃さん!結梨さん!」

 

夢結「この戦いを終わらせるのよ!」

 

3人「はあああああぁぁぁぁ!」

 

3人は19本のCHARMとともに、エヴォルヴを貫いた。

 

「リアライジングインパクト!」

 

「スティングユートピア!」

 

「ゼロツービッグバン!」

 

エヴォルヴは爆発した。

 

鶴紗「終わったみたいだね」

 

ミリアム「おお!久しぶりのお日様じゃ!」

 

二水「なんだか、ものすごく長い間、日の光を見てなかった気がします」

 

姫歌「そんなことより、つ、疲れたー!」

 

灯莉「ぼくも流石に疲れたー!」

 

紅巴「わ、私もです〜」

 

楓「は!梨璃さんは!?梨璃さんはご無事ですか!?梨璃さーん!!」

 

楓は走り出した。

 

瑤「元気だね……」

 

梅「梅たちもあいつらを迎えに行こう」

 

恋花「きっと疲れてぶっ倒れてそうだから、あたしたちが運んであげないとね」

 

神琳「わたくしたちも行きましょう。雨嘉さん」

 

雨嘉「うん、迎えに行こう」

 

藍「らんも行く!らんも運ぶー!」

 

千香瑠「本当に、皆さんお疲れ様でした」

 




まさかの梨璃ちゃんも変身するっていう……なんなら、梨璃ちゃんのほうが映司君よりゼロツーに変身してそう……

エピローグの前に1.5章(映司君の単独行動編)やります



この話が出てる頃はリリリリのライブ見てるんだろうけど


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第27話 アークゼロワン再誕

ヘルヘル(SP)クリアしました(回復5積み)親指でやるやつじゃないです……そもそもワクチン打った後にやる曲じゃないです


ヴァンガードのトリガー制限入りましたね(メインはマグノリア使ってるから、クリティカル7枚しか入れてないから影響はない)


とりあえず1.5章です、灯莉ちゃんの誕生日は間に合うといいなぁ……何も手をつけてないけど(あと3日の模様)


第27話

 

一柳隊・控室

 

結梨「夢結、映司は?」

 

夢結「映司は新宿に行ったわよ」

 

楓「調べることがあるらしいですわ」

 

新宿

 

映司「破壊されてる……?」

 

映司は崩壊したエリアディフェンスの近くにいた。

 

映司「やっぱり……アイツらの仕業なのか?」

 

映司はタカカンドロイドを飛ばした。

 

映司「何かあったら知らせてくれ」

 

映司の指示を聞いた、タカカンドロイドは飛んでいった。

 

映司「あとは……」

 

警報が鳴った。

 

映司「梨璃たちもいないし、コレ使うか……」

 

映司はアークゼロワンプログライズキーのボタンを押した。

 

「アークゼロワン!」

 

映司はキーをドライバーにスキャンした。

 

「オーソライズ!」

 

映司はキーを展開した。

 

映司「変身!」

 

映司はドライバーにキーを装填した。

 

「Final Conclusion!」

 

「アーク!ライジングホッパー!」

 

「A jump to the sky to gain hatred.」

 

映司「一気に終わらせる」

 

映司はショットライザーを大量に生成した。

 

「ゼアズアビリティ!」

 

映司はゼロツープログライズキーをアタッシュショットガンに装填した。

 

「ゼロツーカバンショット!」

 

映司はヒュージたちにアタッシュショットガンと、ショットライザーから弾丸を放った。

 

映司「どっちが敵か分からないな……」

 

映司は変身を解いた。

 

映司「叶星先輩とたかにゃん先輩が、柱を見たって言ってたな……」

 

映司は都庁の屋上に移動した。

 

映司「何もない……」

 

タカカンドロイドが戻ってきた。

 

映司「お前も何も見つけてないか……」

 

映司は鷹の目を発動した。

 

映司「やっぱり……何もないか」

 

映司は鷹の目を解除した。

 

映司「帰ろっと……」

 

映司はプトティラコンボのメダルを呼び出そうとした。

 

映司「……あれは……梨璃?」

 

梨璃は都庁の中に入っていった。

 

映司「この真下にヒュージがいるのか?」

 

映司はゼロツードライバーを取り出した。

 

映司(叶星先輩たちも来るだろうけど、ついでにやるか……)

 

「ゼロツードライバー!」

 

映司はゼロツードライバーのユニットの部分を開いた。

 

「Let’s give you power! Let’s give you power!Let’s give you power! Let’s give you power! Let’s give you power!」

 

「ゼロツージャンプ!」

 

映司はゼロツープログライズキーのボタンを押した。

 

映司「変身!」

 

映司はキーをドライバーに装填した。

 

「ゼロツーライズ!」

 

「Road to Glory has to Lead to Growin’ path to change one to two!」

 

「仮面ライダーゼロツー!」

 

「It's never over.」

 

映司は屋上から降りて、キーを押し込んだ。

 

「ゼロツービッグバン!」

 

映司「はああああぁぁぁぁ!」

 

映司は瓦礫を破壊した。

 

梨璃「え…………っ?」

 

マディックC「今度はなに……!?」

 

梨璃「映司くん!?」

 

特型ヒュージは映司の攻撃を、マギリフレクターで防いでいる。

 

映司「マギリフレクターは持ってるよな……!」

 

一葉「梨璃さん、大丈夫です……って、映司さん!?」

 

叶星「梨璃さん、いつの間に映司君と合流を……?」

 

梨璃「私もビックリしてるんです……」

 

映司は特型ヒュージから距離を取った。

 

映司「今回の件、気になることが多すぎたからな。ひとりで調べてたんだよ」

 

一葉「気になること……?」

 

映司「叶星先輩とたかにゃん先輩が見た赤い柱とかな」

 

叶星「たまたま都庁にいたってこと?」

 

映司「最後にここを調べようと思ってたからな」

 

一葉「偶然ということですね……」

 

映司「アレ倒してくる」

 

叶星「大丈夫なの?」

 

映司「さっきの攻撃は瓦礫を壊す程度の威力だから、本気じゃないんだよ」

 

一葉「なら、お任せします」

 

映司はキーを押し込んだ。

 

「ゼロツービッグバン!」

 

映司はフェイズトランセンデスを発動した。

 

映司「はあああああぁぁぁぁ!」

 

映司は特型ヒュージに飛び蹴りを放った。

 

「ゼロツービッグバン!」

 

特型ヒュージは爆発した。

 

マディックC「ヒュージをあんな簡単に……」

 

一葉「それが、映司さんです」

 

叶星「あなたも覚えておいたほうがいいわ。百合ヶ丘の最強のリリィ、松原映司のことをね」

 

マディックC「は、はい!」

 

映司「梨璃、帰るぞ」

 

梨璃「う、うん!」

 




アークゼロワン……何回サブタイになってるんだろうね。結局1.5章の内容に少し触れるっていう……

最後の2人は出さないのかって?どう魔改造するか決めてないから出しません。魔改造しないで出したら、ハイパー無慈悲な映司君が殺っちゃうかもしれないので(敵だよね?多分)
2章で関わるなら、魔改造が思いつたら追加する(忘れてなければ)



メダル争奪戦という名の映司君と結梨ちゃんが無双するオリジナル章でもやろうかな……滅亡迅雷を出すならジャスティスサーバル、ローンウルフも出したいし(Othersの内容?どう考えても死人が出るよ?)
やるなら、ワンダーオールマイティも一緒に出すと思う(多分)


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第28話 カレの安息はどこにあるのか

ステータスみたいなものも公開する(書いてる途中)





1章エピローグ。一応、REAL×TIME終了後です。


 

夢結「――失礼するわ。百由、新宿での一件での報告書なのだけれど――」

 

楓「あら、ごきげんよう……夢結様」

 

夢結「楓さん……どうしてあなたが?百由はどうしたのかしら」

 

映司「あのマッドサイエンティストなら、都内にいると思う」

 

夢結「映司……あなたもいたのね」

 

映司「アバドンのアレも回収されてないみたいだからな。ミリアムを連れて出てったぞ」

 

夢結「ミリアムさんもいないのね……」

 

楓「エヴォルヴの件……新宿エリアディフェンス崩壊事変。一部ではそのような名前で呼ばれているそうですわ」

 

夢結「……大変な戦いだったわね」

 

楓「ええ、ですがわたくしたちの活躍で巨大特型ヒュージを撃破。それを契機に都内に蔓延していたヒュージ群はケイブへ撤退。遅れて到着した各ガーデンの精鋭により、その日のうちに残存ヒュージは一掃されました」

 

夢結「1日、2日の出来事なのに、随分と長く感じる戦いだったわね」

 

楓「ですが、それもわたくしたち一柳隊、そしてヘルヴォル、グラン・エプレの活躍があったからこそですわ」

 

夢結「……19人でのノインヴェルト戦術」

 

楓「……」

 

夢結「今回もまた……梨璃と映司のあの力に助けられたわね」

 

楓「――ラプラス」

 

映司「そのことを聞きにきたんだろう、ふたりとも」

 

夢結「ええ、あれから梨璃と映司は毎日のように身体検査を受けていたわ。その結果がそろそろ出ているはず――」

 

映司「これを」

 

映司は梨璃の検査結果の報告書を見せた。

 

夢結「これは……検査結果の報告書ね」

 

楓「『5回に及ぶレアスキル及びスキラー数値の精密解析の結果、一柳梨璃に特異なレアスキル保持の事実は認められず』」

 

夢結「……梨璃のあの力はラプラスではなかっと?でも、それなら『あの変化』はなに?」

 

楓「分かりませんわ。何せ、梨璃さんの持つカリスマという力は解明されていない要素の多いレアスキルです」

 

映司「ラプラスはカリスマの上位スキルとして、存在を預言されているだけの幻像に過ぎないってことだ」

 

夢結「つまり、謎は謎のまま……というわけね」

 

楓「ですが、梨璃さんと映司さんはその可能性の蕾を咲かせました。今後、リリィ研究者の間で注目されるのは必須でしょう」

 

夢結「…………」

 

映司「現状は普通のカリスマ程度に落ち着いてるからな。それに変なやつがいるなら、俺が――」

 

映司はアークドライバーを取り出した。

 

映司「全力で滅ぼすだけだ」

 

夢結「映司……あなたはどうだったの?」

 

映司「俺も梨璃と同じだよ」

 

楓「同じですか……」

 

映司「俺のカリスマも普通のカリスマってこと」

 

楓「……まぁ、梨璃さんと映司さんのことはそれでいいとして。問題はエリアディフェンスのほうですわね」

 

映司「代替の設置は終わってるよな?」

 

楓「ええ、それに加えて緊急時に備えて都内各所に予備の小型エリアディフェンスの設置も行うそうです」

 

映司「問題は……爆破されたエリアディフェンスか」

 

夢結「っ……爆破、された……?その言い方、もしかして――」

 

楓「映司さん、いったいどこで……」

 

映司「単独で新宿に行ってたからな。エリアディフェンスの崩壊跡に人為的な破壊工作の痕跡があったんだ。人為的な破壊なら、俺と同じ力か爆破くらいしかないからな」

 

夢結「っ……テロ?そう言えば、新宿のデパートの屋上で爆発音を聞いたわ」

 

映司「やるなら、ゲヘナくらいか?」

 

楓「それは分かりませんわ。ですが、少なくとも都庁での一件は自然発生したヒュージによるものではない……関係者の間ではそう目されております」

 

夢結「……それが事実だとしたら許せないわ。都内でこれだけの事態を引き起こすなんて――」

 

映司「……一葉たちヘルヴォル、エレンスゲのリリィが動いているのはおかしくないか?」

 

楓「そうですわね。ゲヘナが本気で都内を混乱に陥れようと考えていたのでしたら、傘下のガーデンに所属するリリィの出動は阻止していたでしょう」

 

夢結「あの特型ヒュージを倒すのだって、一葉さんたちヘルヴォルの協力がなければ無理だったわ」

 

楓「そう……ですから不気味なのです。あのゲヘナがいったい、どのような思惑で今回の騒乱を企てていたのか……分からないのです」

 

夢結「西東京の防衛の穴を突くような今回の出来事。もし私たちが……梨璃と映司が新宿にいなかったら都内はどうなっていたことか……」

 

映司「――俺と梨璃が?」

 

夢結「どうしたの、映司?」

 

映司「…………なんでもない。鍵は俺が閉めるから、梨璃たちのところに行ってこい」

 

夢結「っ、もうこんな時間なのね……分かったわ。この件は百由が戻ったら改めて話し合いましょう」

 

夢結と楓は工廠科から出ていった。

 

映司「…………」

 

映司は自分の検査結果の報告書を見た。

 

映司「【デュアルスキラー】か」

 

映司は報告書に書かれたレアスキルの名前を呟いた。

 

映司「カリスマなんて、いつ覚えたんだ……?」

 

レアスキルの欄には【エンハンス・トレース】【カリスマ】と書かれていた。

 

映司「ラプラスの覚醒がゲヘナの目的だとしたら、新宿は実験に使われたってことか」

 

映司はアークワンプログライズキーを取り出した。

 

映司「梨璃を狙うなら、この力でゲヘナを滅ぼす……ヘルヴォルも敵になったら――」

 

結梨が工廠科に入ってきた。

 

結梨「映司」

 

映司「っ!結梨……」

 

結梨「みんな行っちゃったよ?」

 

映司「結梨も梨璃たちのところに行けよ」

 

結梨「映司は?」

 

映司「温泉に行くけど」

 

大浴場

 

梨璃「あれ?結梨ちゃんは?」

 

叶星「高嶺ちゃんもいないわね……」

 

灯莉「たかにゃん先輩なら結梨を連れてくるって、結梨のこと探しに行ったよ☆」

 

夢結「映司のところに行ったのかしら」

 

神琳「映司さんは温泉ですよね?」

 

恋花「どういうこと!?」

 

紅巴「工事中なのでは?」

 

雨嘉「映司がやってる」

 

梅「ここには入れないからなー」

 

二水「あの温泉は百合ヶ丘では、映司さん専用という認識です」

 

千香瑠「だから映司君が工事してるのね」

 

温泉

 

映司「……」

 

映司は水面に浮かんでいる。

 

映司「エヴォルヴとの戦いの後――」

 

高嶺「すぐに、エムとの戦いが始まったわね」

 

映司「ああ、そうだ……っ!?」

 

映司は飛び上がった。

 

映司「たかにゃん先輩!?」

 

高嶺「あら、驚くことかしら?」

 

結梨「そうだよ。私と梨璃と入ったじゃん」

 

映司「そういうことじゃないんだよ……」

 

高嶺「映司」

 

映司「なんだよ……」

 

高嶺「あなたのレアスキルは――」

 

映司「前にも教えただろ?俺のレアスキルはエンハンス――」

 

高嶺「【デュアルスキラー】」

 

映司「っ!」

 

高嶺「結梨はあなたのカリスマが、エンハンス・トレースを使わずに発動しているって言っていたわ」

 

映司「……そうだよ」

 

結梨「映司?」

 

映司「俺のレアスキルはエンハンス・トレースだけじゃない」

 

高嶺「カリスマね?」

 

映司は頷いた。

 

映司「でも、俺のやることは変わらない……大切なものを守るだけだ」

 

高嶺「あら?守られるだけじゃないわよ?私も戦えるもの」

 

高嶺はランプドアランジーナワンダーライドブックを取り出した。

 

結梨「うん!私たちも映司を守れるよ!」

 

映司「そうだな……」

 

この3人、梨璃たちと合流すると、夢結と叶星に怒られることを知らないのである。

 




1章を一言でまとめるなら映司君が、アークゼロワンになっただけですね

温泉は映司君の所有物です(理事長代行公認)


遠野さん繋がりで言うけど、セラス・ホワイトのDSR引きました。マグノリアが欲しいんです……シングルで買います(諦め)


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第28.5話 姿が変わるリリィはダレか

何か言われても、自分がやりたいようにやるだけなので(一応、注意事項は追加した)

百合に男をぶち込んだ理由はアレが答えです。なので、感想欄で百合について何か言われても、返信とかはしないのでよろしくお願いします(今更すぎて笑ったのは内緒)

真面目な話はこれで終わりです(多分)





今回はステータス(姿を変えれるキャラのみ)の話。たかなほルートの1.5話と同じ感じです(定盛だけ使い回しの模様)


松原映司

 

ガーデン:百合ヶ丘女学院

 

学年:1年椿組

 

レギオン:一柳隊

 

レアスキル:デュアルスキラー

 

1.エンハンス・トレース(上位スキル:クリエーション)

 

2.カリスマ(上位スキル:ラプラス)

 

上記2つのレアスキルを使用できる。

 

好きなもの:梨璃 結梨

 

苦手なもの:特になし

 

コアメダル:タカ、タカ(ヒビ)、クジャク、コンドル、ライオン、トラ×2、チーター、クワガタ、カマキリ、バッタ×2、プテラ、トリケラ、ティラノ

 

プログライズキー:ライジングホッパープログライズキー、シャイニングホッパープログライズキー、アサルトグリップ、メタルクラスタホッパープログライズキー、ゼロツープログライズキー、アークワンプログライズキー、アークゼロワンプログライズキー、フライングファルコンプログライズキー、ブレイキングマンモスプログライズキー

 

聖剣:火炎剣烈火、刃王剣十聖刃、闇黒剣月闇、無銘剣虚無

 

主な戦闘スタイルはフェイズトランセンデス、ゼノンパラドキサ、縮地を使った速攻。フェイズトランセンデス、ルナティックトランサーを使った最大火力でのゴリ押し。

 

 

一柳梨璃

 

聖剣:光剛剣最光

 

映司の彼女(結婚前提)

 

非常時にはゼロツーに変身する。

 

一柳結梨

 

コアメダル:スーパータカ、スーパートラ、スーパーバッタ

 

プログライズキー:スティングスコーピオンプログライズキー、フレイミングタイガープログライズキー、フリージングベアプログライズキー、バイティングシャークプログライズキー、マスブレインゼツメライズキー

 

お守りとして、スーパータトバコンボのコアメダルを持ち歩いている。

 

楓・J・ヌーベル

 

プログライズキー:アメイジングコーカサスプログライズキー、アウェイキングアルシノゼツメライズキー

 

やべーやつだけど実力は本物。

 

吉村・Thi・梅

 

プログライズキー:ラッシングチータープログライズキー、ライトニングホーネットプログライズキー、サーバルタイガーゼツメライズキー

 

なんやかんやで全力の映司と戦えるリリィ。

 

郭神琳

 

プログライズキー:バーニングファルコンプログライズキー

 

ブレーメンのロックバンドワンダーライドブックが気になっている。

 

王雨嘉

 

聖剣:音銃剣錫音

 

ブレーメンのロックバンドワンダーライドブックは使わないと決めている(映司は理由を知っている)

 

ミリアム・ヒルデガルド・v・グロピウス

 

プログライズキー:シューティングウルフプログライズキー、パンチングコングプログライズキー、アサルトウルフプログライズキー、ランペイジガトリングプログライズキー、ジャパニーズウルフゼツメライズキー、ダイアウルフゼツメライズキー

 

映司を止めるために、血反吐を吐いたリリィ。オルトロスバルカンにはあまり変身したくないらしい。

 

真島百由

 

聖剣:土豪剣激土

 

非常事態以外は信頼されていない。

 

相澤一葉

 

プログライズキー:ファイティングジャッカルプログライズキー

 

血反吐の人

 

芹沢千香瑠

 

聖剣:水勢剣流水

 

姉。強い。一番最初にハイライトにお別れしたリリィ

 

今叶星

 

プログライズキー:エデンゼツメライズキー

 

エデンに変身していられる時間が長くなってきた。

 

宮川高嶺

 

聖剣:雷鳴剣黄雷、月光雷鳴剣黄雷

 

刃王クロス星烈斬を防いだ。

 

丹羽灯莉

 

聖剣:煙叡剣狼煙

 

たまに無銘剣虚無で姫歌と遊んでる。

 

定盛姫歌

 

聖剣:時国剣界時

 

自称アイドルリリィ……映司と灯莉にひめひめと呼ばせたい。

 

土岐紅巴

 

聖剣:風双剣翠風

 

変身できることを忘れている。

 




こんな感じでいいのだろうか……


とりあえず、オリジナル章はやる(いろいろ出したいから)





プロセカの広告、まふゆちゃん、えむちゃん、遥ちゃん、杏ちゃんでした……ミクは?


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第29話 光と闇 シンクロする悪夢

ジーニアスのアーツ?予約した。ヴァイス買ったら定盛のSP引いた。やったね。富田さんのサインだ。ラバストのガチャは灯莉ちゃんでした





2章です。映司君VS梨璃ちゃんです


映司「……これは……?」

 

映司は周囲を見渡した。

 

映司「梨璃のマギしか感じない……?」

 

映司は歩き出した。

 

映司「っ!?」

 

映司は倒れている人物を見た。

 

映司「灯莉……?それに、たかにゃん先輩……?」

 

高嶺「……映司……」

 

映司「たかにゃん先輩……これは……血……!?」

 

高嶺「どうして、ラプラスを発動しなかったの……?」

 

映司「え……?」

 

高嶺「どうして……」

 

映司「たかにゃん先輩……たかにゃん先輩!」

 

梨璃「映司……くん……」

 

映司「梨璃……?」

 

梨璃「みんな……みんな……いなくなっちゃった……」

 

映司「何を……言って……」

 

梨璃「お姉様も……結梨ちゃんも……梅様も……雨嘉さんも……神琳さんも……鶴紗さんも……楓さんも……ミリアムさんも……二水ちゃんも……叶星様も……一葉さんも……みんな……いなくなっちゃった……」

 

映司「……っ!?」

 

梨璃「私が……ラプラスを発動できなかったから……みんな……!」

 

映司「あ……」

 

梨璃「映司くん……私――」

 

エヴォルヴが現れた。

 

映司「エヴォ……ルヴ……」

 

梨璃「映司くん……」

 

映司「梨璃……逃げろ!」

 

梨璃「え……?」

 

映司「あいつの狙いは――」

 

エヴォルヴは梨璃を触手で貫いた。

 

梨璃「うっ……!」

 

映司「……梨璃!?」

 

梨璃「あっ……」

 

映司「梨璃!梨璃!」

 

梨璃「えい……じ……くん……わた……し……もう……ダメみたい……でも……これで……みんなの……ところに……」

 

映司「り……り……?」

 

エヴォルヴは咆哮を上げた。

 

映司「また……守れなかった……俺の大切なもの……全部……俺はなんのために……この力を……誰のために……」

 

エヴォルヴは映司に向けて光線を放った。

 

映司「……っ!」

 

映司は縮地を発動して避けた。

 

映司「……うああああああぁぁぁぁ!」

 

「破壊 破滅 絶望 滅亡せよ」

 

「コンクルージョン・ワン」

 

映司「……」

 

映司はアークドライバー上部のアークリローダーを押し込んだ。

 

「悪意」「恐怖」「憤怒」「憎悪」「絶望」「闘争」「殺意」「破滅」「絶滅」

 

エヴォルヴは映司に向けて、触手を振り下ろした。

 

映司「っ!」

 

映司はエヴォルヴの触手を弾いた。

 

映司「ハアッ!」

 

映司はエヴォルヴに回し蹴りを放った。

 

「滅亡」

 

映司はキーを押し込んだ。

 

「パーフェクトコンクルージョン ラーニングエンド」

 

映司「はああああぁぁぁ!」

 

映司は飛び蹴りを放った。

 

映司「……っ!?……また同じ夢……」

 

映司は時間を確認した。

 

映司「……遅刻だな」

 

梨璃「あ、映司くん」

 

映司「梨璃」

 

梨璃「映司くん、最近……変な夢とか見てない?」

 

映司「そんなこと聞くってことは、お前は見てるのか?」

 

梨璃「うん……みんなが、いなくなる夢」

 

映司「……そっか」

 

梨璃「映司くん……私……強くなりたい。今よりもっと……お姉様よりも強く、映司くんみたいに大切なものを守れるように」

 

映司「梨璃……」

 

梨璃「だから――」

 

映司「いいよ。ミーティングが終わったら訓練だ」

 

梨璃「……うん!」

 

映司(梨璃も俺と同じ夢を見ている……闇黒剣の力じゃない……だとしたら……)

 

映司と梨璃は控室の扉を開けた。

 

梨璃「皆さん、ごきげんよう!」

 

映司「やっぱり、遅刻だな」

 

梨璃「遅れて、ごめんなさい!」

 

夢結「梨璃と映司も来たし、始めましょうか」

 

会議は進み……

 

映司「今回は最初から、俺も行かないといけないのか……」

 

夢結「前回は高嶺さんから誘われてたのと、結梨を連れていけって言ったからでしょ」

 

梨璃「エヴォルヴのことがあるから拒否権なんてないよ?」

 

映司「……っ」

 

夢結「梨璃の髪をいじってないで準備しておきなさい」

 

映司「あーい」

 

数時間後

 

映司「始めるぞ」

 

梨璃「うん」

 

映司&梨璃「変身!」

 

「闇黒剣月闇!」

「最光発光!」

 

「ジャオウドラゴン!」

 

「エックスソードマン!」

 

映司「……」

 

梨璃「……っ!」

 

梨璃は走り出した。

 

梨璃「やあああぁぁ!」

 

梨璃は光剛剣最光を振り下ろした。

 

映司「……っ!」

 

映司は闇黒剣月闇で梨璃の攻撃を弾いた。

 

梨璃「くっ!」

 

映司「っ!」

 

映司は闇黒剣月闇で空間を開いて、梨璃の背後に移動した。

 

梨璃「っ!?」

 

映司「ハアッ!」

 

映司は闇黒剣月闇を振り下ろした。

 

梨璃「っ!」

 

梨璃は光剛剣最光で光剛剣最光のグリップエンドでドライバーのボタンを押した。

 

「移動最光!」

 

「腕最高!」

 

「Fullcolor goes to arm!」

 

「エピソード2!カラフルソードで、ズバズバーン!」

 

梨璃は左腕で映司の攻撃を防いだ。

 

映司「ハアッ!」

 

映司はフェイズトランセンデスを発動した。

 

梨璃「うわぁ!?」

 

梨璃は力負けして、壁に叩きつけられた。

 

映司「っ!?ごめん!調整ミスった!」

 

梨璃「う、うん……大丈夫だよ」

 

梨璃は立ち上がった。

 

梨璃「……やっぱり、映司くんも私と似たような夢を見てるんだよね?」

 

映司「……ああ」

 

映司と梨璃は変身を解いた。

 

夢結「あなたたち何やってるの?」

 

映司「梨璃に頼まれたから訓練」

 

夢結「そう……」

 

梨璃「お姉様?」

 

夢結「あなたたち、何を隠しているの」

 

映司「……さすがに言えない」

 

梨璃「映司くん……」

 

映司「でも、いつか話すよ」

 

夢結「……今はそれでいいわ」

 

映司「梨璃も、それでいいか?」

 

梨璃「……うん」

 

夢結「映司、ちゃんと準備しておきなさいよ」

 

映司「分かってるよ」

 

数・日・後

 

映司「じゃあ、持ち物チェックを始めまーす!」(鳳え〇ボイス)

 

夢結「辞めなさい」

 

映司「はい」

 




本編は解除ですが、こっちでは発動できなかったことにしておきます。夢の中で映司君がエヴォルヴを一撃で倒してますが、負の感情しかないので、ゼロツーより強いです(本当はヘルライジングにする気だった)

梅様、二水ちゃんが無双してたあの話はチームメンバーによっては、内容が変わります(ルーレットで映司君と結梨ちゃんの入れるチームを決める)


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第30話 再開するライダーとリリィたち

オーズドライバー?前回のコンプリートセット買ってるから、スキャナーだけです


御台場女学校のリリィ登場編。キャラ保ってるかは知らない


ルドビコ女学院

 

映司「千香瑠姉、一葉」

 

一葉「はい?」

 

千香瑠「どうしたの?」

 

映司「ソードライバーとレイドライザー、調整終わったから返す」

 

映司はソードライバーとレイドライザーを千香瑠と一葉に渡した。

 

一葉「ありがとうございます」

 

千香瑠「ありがとう」

 

映司「じゃあ、俺はグラン・エプレのところに行ってくる」

 

映司はラウンジへ向かった。

 

映司「あ、いたいた」

 

叶星「映司君?」

 

高嶺「どうしたの?」

 

映司「調整終わったから、ドライバー返しに来たんだけど……灯莉たちは?」

 

高嶺「探検してくるって言ってたわ」

 

映司「あー……」

 

叶星「時間まで戻ってくるといいんだけど……」

 

映司「定盛がいるから大丈夫だと思う。最悪、俺が闇黒剣でも使って連れてくるから」

 

高嶺「本当に便利な聖剣ね」

 

映司「先にふたりに返しとく」

 

映司はエデンドライバーとソードライバーを叶星と高嶺に渡した。

 

叶星「変身したらマギを使わないから、調整の必要はないと思うのだけど……」

 

映司「百由様と一緒に開発した、プログラムを試験的に組み込んでたんだけど、それが完成したから」

 

高嶺「プログラム?」

 

映司「レアスキルの発動で使うマギ消費を抑えるやつ」

 

叶星「映司君のレアスキルを考えると試験的に組み込んで使うのは正解だったみたいね」

 

映司「おかげでレアスキルに対応した、プログラムが完成したからな」

 

高嶺「私の場合だと、ゼノンパラドキサということかしら?」

 

映司「ああ、叶星や楓、一葉だとレジスタ、灯莉や雨嘉だと天の秤目、梅様なら縮地みたいにな」

 

叶星「これで、今よりみんなを守れるようになったってことね」

 

映司「もうあの光線を防ぐのは勘弁」

 

叶星「……っ」

 

高嶺「映司」

 

映司「いいんだよ。こうして生きてるんだから。それに……もし俺が危険な状態になったら守るんだろ?」

 

叶星「っ!」

 

エヴォルヴとの最終決戦の前、映司と叶星は互いが危険な状態になったら守るという約束をしていた。

 

叶星「ええ、それが私が変身する理由よ」

 

???「ゴホン、ゴホンゴホン!!」

 

高嶺「あら……」

 

???「いちゃいちゃしてるところごめんよー。ちょっと挨拶してもいい?」

 

叶星「槿!楪!」

 

映司「ツノの人と楪だ」

 

槿「ツノの人じゃない!」

 

楪「映司は……そっか。百合ヶ丘に」

 

映司「幼馴染と一緒にな」

 

高嶺「映司、知り合いだったの?」

 

映司「ああ、甲州撤退戦のあとにちょっとな」

 

槿「とにかく、ひさしぶり!叶星、高嶺!」

 

叶星「槿はほんとにひさしぶりね!」

 

楪「私は、下北沢遠征以来だからそうでもないけど、そっか、槿は本当にひさしぶりなんだよね」

 

槿「いやほんと、何年ぶりって感じよ!」

 

高嶺「御台場女学校を出て以来になるのかしら。元気にしてた?」

 

槿「相変わらず。そっちも元気そうで何よりよ!」

 

楪「映司も元気そうで何より、槿も心配してたんだからなー?」

 

槿「余計なことは言わなくていいのよ!」

 

映司「へー、それはそれは……」

 

槿「な、なによ……」

 

映司「……ありがとな」

 

槿「たまには連絡くらいしなさいよ」

 

楪「聞いたよー?新宿での戦い。大活躍だったらしいじゃん」

 

叶星「そっちこそ!御台場女学校の活躍、神庭まで届いてるよ!」

 

高嶺「ところで、もうすぐ開会のようだけど、準備はいいのかしら?この会議は御台場女学校が発案したって聞いてるけど――」

 

叶星「槿なんて、今じゃ風紀委員長さんなんでしょ?忙しいんじゃない?」

 

槿「大丈夫、大体の約束ごとは決まってるの。この会議は、その確認と、なんというか、決意表明の場だから」

 

楪「そうそう、一柳隊とグラン・エプレには、ちょっとしたサプライズがあるから楽しみにしててよ」

 

叶星「え、何、サプライズって」

 

楪「ふふ、それを言ったらサプライズにならないって」

 

映司「面倒ごとじゃなければ、なんでもいいよ」

 

椛「みなさんお集まりのようですけど――」

 

映司「っ!」

 

映司は高嶺の背中に隠れた。

 

高嶺「あら……」

 

叶星「あ、椛……」

 

椛「……おひさしぶりです。叶星さん」

 

叶星「うん……おひさしぶり」

 

叶星&椛「…………」

 

高嶺「ふふ、でも……本当に船田予備隊みたいになってきたわね」

 

槿「ひとりを除いてね……って、なんで、高嶺のうしろにいるのよ……」

 

叶星「ほんとね……出てきなさいよ。映司君」

 

映司「ちょま……」

 

椛「え……?」

 

高嶺は叶星の近くに移動した。

 

映司「たかにゃん先輩!?」

 

高嶺「ふふっ」

 

叶星「あのふたり、何かあったの?」

 

槿「映司を保護したのは椛なのよ。それで、数週間して何も言わずに映司がいなくなったから……」

 

叶星「完全に映司君が悪いわね」

 

映司「えっと……」

 

高嶺「あんな映司は初めて見たわね」

 

槿「普段はどんな感じなの?」

 

叶星「人の話を聞かずに特攻してるわ」

 

楪「最初に会ったときよりはマシなのかな」

 

槿「殺意むき出しだったものね……」

 

椛「映司君」

 

映司「は、はい……」

 

椛「っ!」

 

椛は映司に抱きついた。

 

映司「……っと」

 

高嶺「あら……」

 

叶星「映司君……」

 

映司「え?俺が悪いの?」

 

槿&楪「…………」

 

映司「……勝手にいなくなって、ごめん」

 

椛「許さない。でも、生きててよかった」

 

映司「……そう簡単に死んでたまるか」

 

高嶺「たまに生死をさまようことがあるのに、よく言えたわね」

 

椛「……あとで聞かせてもらっても?」

 

叶星「ええ、もちろん」

 

槿「映司、あなた本当に使えるの?」

 

映司「ラプラスか?」

 

槿「ええ」

 

映司「今すぐ使えるかって聞かれたら無理。というか、発動条件もよく分かってないし」

 

高嶺「検査を受けたはずよね?」

 

映司「俺も梨璃も普通のカリスマに落ち着いてるよ」

 

叶星「高嶺ちゃん、映司君のレアスキルって……」

 

高嶺「エンハンス・トレースとカリスマのデュアルスキラーよ」

 

槿「エンハンス・トレース?」

 

映司「たかにゃん先輩のレアスキルで説明するか」

 

椛「ゼノンパラドキサね」

 

映司「トレースの部分がゼノンパラドキサの発動。エンハンスは倍以上の効果で発揮できるって感じだな」

 

楪「それで、エンハンス・トレースなんだ」

 

椛「デュアルスキラー……でも、映司君は……」

 

映司「ゲヘナの研究所を潰して、喧嘩は売ってるけど、強化リリィじゃないぞ」

 

槿「日本のゲヘナが減ったのって……」

 

叶星「映司君が破壊していったからよ」

 

映司「でも、まともな研究所は襲ってないぞ」

 

椛「そういう問題じゃないのよ」

 

映司「こっちも身内が死にかけたんだ……生きてました。で、終わるほど俺は優しくない」

 

楪「あの時と同じ目をしてる……」

 

叶星「そのせいで、世界が滅びかけてるんだから、めでたしめでたし……ではないのよね」

 

槿「話が見えないのだけど……」

 

映司「エンハンス・トレースの上位スキルが暴走して、世界を滅ぼしかけた」

 

椛「上位スキル……?」

 

映司「今は伏せとくよ……あまり話すことでもないしな」

 

叶星「エヴォルヴとの戦いのあとにも、大きな戦いがあったのよ……世界が滅びるような戦いが……」

 

映司「俺も2回くらい死にかけてるし」

 

叶星「……っ」

 

楪「叶星?」

 

映司「気にしなくていいって、結梨にも言われただろ?」

 

叶星「でも……」

 

映司「あれは、俺がやりたくてやったから、叶星が責任を感じる必要は無いんだよ」

 

叶星「う、うん」

 

映司「……もう少しで会議の時間か」

 

椛「楪、槿さん、そろそろ」

 

槿「そうだね、行こうか!」

 

楪「ふふっ、楽しみにしてるよ、槿の議長っぷり」

 

槿「ちゃかさないで!ガーデンの顔を担う大役なのよ!?こっちは真剣にやってんだから!」

 

楪「あははっ、ごめんごめん。そんなに怒んないでよ」

 

椛「叶星さん、高嶺さん、映司君、それでは――」

 

高嶺「ええ、また機会を見つけて、ゆっくりお話しましょう」

 

叶星「映司君のことも聞きたいしね」

 

映司「面白い話はないと思うけど」

 

楪「叶星、高嶺、映司。ここから東京の戦況を変えていこう。みんなで一緒にね!」

 

叶星「ええ、協力してやっていきましょう!」

 

高嶺「私はどこでも変わらないわ。叶星が行くところに行くだけ。そして、映司の隣に立つ(雷の剣士)になるわ」

 

映司「千香瑠ね……じゃなかった……様と同じこと言ったよ……」

 

叶星「様……?映司君――」

 

高嶺「いいじゃない。あの力はあなたがくれたものなんだし」

 

映司(ありがとう。たかにゃん先輩)

 

高嶺(いつもの呼び方で、呼べる雰囲気ではないもの)

 

槿「じゃ、またあとでね」

 

椛、槿、楪は去っていった。

 

高嶺「ふふ、みんな、相変わらずね」

 

叶星「うん、私たちも負けてられない。もっと頑張らないと」

 

高嶺「ええ、でも無理は禁物よ」

 

叶星「私たちらしく、一歩一歩ね」

 

映司「んじゃ、灯莉たち連れてくる」

 

叶星「ええ、お願い」

 

映司は闇黒剣月闇で空間を開いた。

 




とりあえず映司君の交友関係でも(御台場編)

・ルナトラ姉妹こと船田初、船田純
椛の保護した映司の訓練相手。初はさん付けだが、純は呼び捨てにされている。
・月岡椛
姉を殺したヒュージを探していて、倒れている映司のことを発見し保護した。数週間経ち、いきなり姿を消したため心配していた。ヤンデレになったら双璧と千香瑠以上に危険な人。
・ツノの人こと藤田槿
椛と一緒に映司を保護した。椛の次に心配していた。ツノの人か呼び捨てにされている。
・川村楪
一応、先輩ということを伝えたが、呼び捨てにされている。本人は気にしていない。


映司君の作ったプログラムは、たかにゃん先輩が長時間の戦闘ができるように組み込んだものです。
ルドビコの人たちほんとにどーしよかな。なんか適当に考えとこ


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第31話 合同訓練 映司VSアイアンサイド

映司君が他校のリリィに喧嘩を売って、キャラ崩壊してるであろうアイアンサイドと訓練する話


映司(槿が慣れない喋り方してる……聞いてたら笑いそう……カンドロイドと遊んでよ)

 

映司は会議を聞かず、タカカンドロイドと戯れていた。

 

代表リリィA「でも、エレンスゲって紫の怪物に破壊されたんでしょ?」

 

映司「……」

 

結梨「……っ!」

 

千香瑠「どうして、そのことを……」

 

映司「……面倒事って続くんだな」

 

叶星「映司君、あなた何をする気なの?」

 

映司「純の真似をするわけじゃないが……おーい、ツノの人〜」

 

梨璃「映司くん!?」

 

槿「だから、私はツノの人じゃ……」

 

楪「槿」

 

槿「……構わないわ。やってやりなさい」

 

映司「ありがと」

 

映司は槿の前に立った。

 

槿「って、なんで、私の前に立つのよ!」

 

映司「今からすることは、宣戦布告も同然だから、この位置がちょうどいい」

 

槿「……ちょっと、ほんとに何する気なの!?」

 

映司「誰に聞いたかは知らないけど、エレンスゲを破壊したのは俺だ」

 

姫歌「アイツ……!?」

 

灯莉「定盛、今はダメだよ」

 

映司「エレンスゲは俺に喧嘩を売ってきた……ヘルヴォルは利用されただけだが……その喧嘩を買った結果が、エレンスゲの崩壊ってことだ。だけど、今はそんなことはどうでもいい」

 

夢結「どうでもいいわけないでしょ……」

 

映司「エヴォルヴと戦ってもいないお前たちが、何を言おうが関係ない。それに、ガーデン間での話の結果がこれだ。お前たちが、今さら何を言っても決定は覆らない。それだけは忘れるな」

 

代表リリィA「あんた、なんなのよ!」

 

映司「百合ヶ丘女学院、一柳隊……松原映司。仮面ライダーだ」

 

紅巴「仮面ライダーのこと知られちゃいましたけど、だ、大丈夫なんですか?」

 

高嶺「大丈夫か、どうかは映司の次の言葉次第ね」

 

叶星「合同訓練でバレるから、言ったとも思えるわ」

 

映司「喧嘩ならいつでも買ってやる。ただ、文句があるなら、まずはエヴォルヴでも倒してこい」

 

代表リリィA「……!」

 

槿「言いすぎよ……」

 

恋花「エヴォルヴを引き合いに出したらダメだと思うんだけど……」

 

一葉「純様と私たち向いたヘイトを、全部請け負った……?」

 

純「わたくしも守ってくれるみたいですわね?」

 

映司「いや、一葉たちはともかく、お前は守る必要ないだろ」

 

純「喧嘩売ってますの?」

 

映司「もちろん」

 

純「っ!」

 

純はCHARMを振り下ろした。

 

映司「っ!」

 

映司は闇黒剣月闇で防いだ。

 

槿「外でやりなさいよ……」

 

映司「俺はこの後やることあるから無理だけど」

 

純「そういうことなら、仕方ないですわね」

 

映司「アイアンサイドの皆さん。本気でやってください。予定よりも、レベル上げるんで」

 

梅「どういうことだ?」

 

梨璃「何日か前の話になるんですけど……」

 

数日前

 

映司「で?俺にやれと?」

 

百由『あなたしかいないのよ。それに、他校のリリィに喧嘩でも売るんでしょ?』

 

会議の数日前、映司は百由からアイアンサイドとの訓練の相手を頼まれていた。

 

映司「いいけどさ、本気でやっても怒るなよ?」

 

百由『別にいいわよ。ケガしない程度で終わればね』

 

映司「ということで、梨璃と夢結姉の友達ボッコボコにするから」

 

夢結「幸恵はそんなに弱くないわよ」

 

梨璃「来夢さんもだよ!」

 

映司「楽しみだな……面白いやついないか探そう」

 

夢結「遊びに行くわけじゃないのよ」

 

映司「本気でやったら戦力が消えるぞ」

 

雨嘉「ほどほどにね?」

 

映司「調整はする」

 

夢結「ということよ」

 

梅「レベルを上げるって……ゼロツーでも使うんじゃないんだろうな」

 

結梨「ううん、ゼロツーは使わないって言ってたから、クロスセイバーかメタルクラスタホッパーだと思う」

 

雨嘉「でも、映司は他のガーデンの人たちから、相当ヘイトを買ってる……」

 

梅「少なからず、純へのヘイトはあったから、それも請け負ったんだろうな」

 

ミリアム「映司にとっては好都合じゃろうな。この合同訓練」

 

幸恵「ルド女へようこそ、夢結、みんな」

 

梨璃「来夢さん!」

 

来夢「梨璃ちゃん!みなさま!またお会いできて、とっても嬉しいです!」

 

幸恵「今回、一柳隊はルド女に駐留することになるのよね。個人的にはすごく嬉しいけど……なんだか、助けられてばかりで申し訳なくなるわ」

 

梅「困ったときはお互い様だぞ!気にすんなって!」

 

来夢「私、すごく楽しみです!一緒に戦うのもそうですけど、一緒にお茶したり、お話したり、色々したいです」

 

幸恵「こらこら、みんな、遊びにきたわけじゃないのよ?」

 

夢結「けれど、少しくらいはいいと思うわ。こういうときだもの、息抜きは誰にでも必要よ」

 

幸恵「へえ……!」

 

夢結「何?」

 

幸恵「ふふ、ううん、なんでも」

 

来夢「あ、幸恵お姉様、そろそろです!」

 

幸恵「うん、そうね。合同訓練の最初の競技、あなたたちも知ってると思うけど、私たちルドビコが出場するの」

 

夢結「ええ、知っているわ。映司は一番最初に容赦なくあなたを狙うと思うわ」

 

幸恵「私を?」

 

梨璃「今の映司くん、すごく機嫌が悪いから……」

 

幸恵「さっきの会議ね」

 

夢結「使えるものはすべて使ってくると思うわ」

 

来夢「使えるもの……?」

 

梨璃「例えば……あの瓦礫とか」

 

夢結「あとはレアスキルを発動するタイミングね」

 

来夢「それではまたのちほど!みなさま!」

 

『合同訓練、最初の競技が始まります。参加するリリィのみなさま、指定位置へ』

 

映司「全員……ぶっ潰す」

 

映司はゼロワンドライバーを巻いた。

 

来夢「えーと、ルール、ルールはさっき渡されたルールブックに……」

 

聖恋「会議でリリィたちに喧嘩売ってた仮面ライダーを倒すだけだろ?来夢、緊張しすぎ」

 

来夢「で、でも、こんなにみんなに注目されちゃうとね……それに、夢結様が気をつけてって……」

 

聖恋「いつも通りやれば大丈夫だよ。訓練自体も、危険なもんじゃないしさ」

 

幸恵「夢結があそこまで言うってことは、危険かもしれない……」

 

百合亜「……私たちはCHARMが手から離れた時点で失格、来夢のCHARMが手から離れたら、その時点で彼の勝ちってことよね?」

 

幸恵「ええ。ルド女がここから復活できるってところを、みんなに見てもらいましょう!」

 

『訓練、開始――』

 

百合亜「聖恋、見つけたわ!」

 

聖恋「オレたちの勝ちだ!」

 

来夢「わ、私も手伝うよ、聖恋ちゃん!」

 

映司「……」

 

幸恵「……みんな、離れて!」

 

映司「……変身」

 

「シャイニングアサルトホッパー!」

 

佳世はルナティックトランサーを発動した。

 

佳世「姿が変わったくらいで、どうってことない!」

 

幸恵「待って!佳世!」

 

映司「ルナティックトランサーか……っ!」

 

映司はルナティックトランサーを発動した。

 

来夢「ルナティックトランサー!?」

 

映司「っ!」

 

佳世「っ!?」

 

映司「まずは……お前からだ」

 

映司はフェイズトランセンデンスを発動した。

 

幸恵「フェイズトランセンデンス……?」

 

来夢「ルナティックトランサーだけじゃない……!」

 

百合亜「デュアルスキラー……」

 

映司は佳世のCHARMを弾いた。

 

佳世「っ!」

 

映司「っ!」

 

映司は佳世に追い討ちをかけるように、縮地を発動した。

 

聖恋「今度は縮地!?」

 

梨璃「映司くん!」

 

映司「っ!」

 

映司は攻撃を止めた。

 

映司「そうだった……相手は生身のリリィだったな……」

 

映司はオーソライズバスターを構えた。

 

楓「相手が普通のリリィということを忘れていたみたいですね……」

 

二水「私たちも本来は普通のリリィなんですけどね……」

 

夢結「映司との訓練で少なからず、普通からかけ離れているのは間違いないわよ」

 

映司「……いくぞ」

 

映司はゼノンパラドキサを発動した。

 

幸恵「夢結の言っていた意味はこういうことだったのね……」

 

聖恋「っ!」

 

聖恋はこの世の理を発動した。

 

映司「この世の理か。しかも、百由様や定盛よりも強そうだな」

 

聖恋「舐めるな!」

 

映司「……だけど、攻撃が単調すぎる」

 

聖恋「くっ!」

 

百合亜「下がりなさい、聖恋。私がやるわ」

 

聖恋「百合亜お姉様……わかりました」

 

百合亜「あなたのレアスキルは一体……」

 

映司「……そう簡単に教えると思うか?」

 

百合亜「デュアルスキラーでもなければ、ブーステッドリリィでもない……あなたは何者なの……」

 

映司「一柳隊の隊長だよ」

 

百合亜「……もういいわ」

 

百合亜はCHARMを振り下ろした。

 

映司「っ!」

 

映司はオーソライズバスターで防いだ。

 

映司「夢結姉たちが、そんな簡単にやられないと言ってたけど、意味がわかった気がするよ……だけど……!」

 

映司はフェイズトランセンデンスとルナティックトランサーを発動した。

 

百合亜「っ!」

 

映司「俺は誰よりも強くならないといけない理由がある……こんなところで負けるわけにはいかない!」

 

映司はオーソライズバスターから手を離した。

 

百合亜「っ!?」

 

映司「ハアッ!」

 

映司は回し蹴りをして、百合亜のCHARMを弾いた。

 

幸恵「来夢……あなたは逃げなさい。時間切れになれば、私たちの勝ちよ」

 

映司「幸恵様って言ったよな?時間切れ前に終わらせる。俺はまだ本気でやってない」

 

聖恋「ウソだろ……」

 

映司「この姿も、まだ上がある」

 

幸恵「どうして、使わないの?」

 

映司「百由様に止められてる」

 

幸恵「……」

 

映司「本気でやれないなら、こっちの方が都合がいいってだけ」

 

映司は縮地を発動した。

 

幸恵「来夢!」

 

来夢「っ!?」

 

聖恋「させるかあぁぁ!」

 

聖恋はCHARMを振り下ろした。

 

来夢「聖恋ちゃん!?」

 

映司「……シャインシステム起動!」

 

映司はシャインクリスタを盾のように展開して防いだ。

 

映司「ルール変更だ。残り3人、全員……潰す」

 

幸恵「……!」

 

来夢「幸恵お姉様……」

 

聖恋「……本気じゃないってのは、本当だったってことか……」

 

映司「幸恵様、まずはあんたからだ」

 

映司はフェイズトランセンデンス、ゼノンパラドキサ、縮地を発動した。

 

幸恵「っ!」

 

二水「映司さんの動きが、変わった……?」

 

梨璃「シャインシステムを、使わせたからだと思う」

 

百合亜「色々聞きたいのだけど」

 

梅「おう。これが終わったら全部、説明してやるぞ」

 

映司「はあああぁぁ!」

 

幸恵「……っ!」

 

来夢「幸恵お姉様!」

 

聖恋「ダメだ!来夢!」

 

映司「……なるほどな」

 

幸恵「あなた、何を……」

 

映司「あのオレンジに話しておきたいことができたから、あんたのシルトもどきと幼馴染なんだろ?あのオレンジ」

 

幸恵「ええ、そうよ」

 

映司「だったら、同じ幼馴染を持つ者として……言わないといけないことがある」

 

幸恵「なら……」

 

映司「……どういうつもりだ」

 

幸恵「私は本気のあなたと戦いたいのよ」

 

映司「これだから、夢結姉の知り合いは……」

 

映司はゼロツードライバーを巻いた。

 

「ゼロツーライズ!」

 

「仮面ライダーゼロツー!」

 

「It's never over.」

 

映司「……っ!」

 

幸恵「っ!?」

 

映司「幸恵様、CHARMは俺が持ってる」

 

幸恵「それが、あなたの本気なのね……」

 

映司「ああ……これが俺の本気だ」

 

「シャイニングアサルトホッパー!」

 

映司「あとふたりだな……」

 

聖恋「……!」

 

聖恋は来夢の前に立った。

 

映司「ほんと……重なるんだよな」

 

幸恵「……?」

 

映司「っ!」

 

映司はゼノンパラドキサを発動した。

 

聖恋「くっ!」

 

映司「その程度で、大事な幼馴染を守れると思ってるのか?」

 

聖恋「っ!?」

 

映司「……動揺でこの世の理が切れてるぞ」

 

聖恋「なんで……!」

 

聖恋はCHARMを振り下ろした。

 

映司「っ!」

 

映司はオーソライズバスターで防いだ。

 

聖恋「なんで、お前にそんなことがわかるんだ!」

 

映司「わかるさ……俺もお前と同じだから」

 

聖恋「お前と一緒に……するなあぁぁぁ!」

 

映司「一緒だよ……ここまで取り乱すあたり」

 

聖恋「っ!?」

 

映司「だから、教えといてやる」

 

聖恋「っ!」

 

映司「幼馴染を守りたいなら、誰よりも強くなれ……幸恵様よりも、あんたのシュッツエンゲルもどきよりもな」

 

聖恋「……」

 

映司「じゃないと、守りたいものも守れなくなるぞ」

 

聖恋「おい……お前……」

 

映司「……理解できてなさそうだな」

 

映司はゼノンパラドキサ、縮地を発動した。

 

聖恋「……来夢!」

 

来夢「え?」

 

映司「……」

 

映司は来夢の胸ぐらを掴んだ。

 

来夢「うっ……!」

 

聖恋「っ!?」

 

映司「オレンジ頭、少しは理解できたよな?俺の言いたいこと」

 

聖恋「くっ……お前!」

 

映司「……」

 

映司は来夢のCHARMを奪い、来夢を地面に下ろした。

 

映司「悪い、ちょっと強くやりすぎた……」

 

来夢「だ、大丈夫です……」

 

映司「これはお詫びだ」

 

映司はZを発動した。

 

来夢「このレアスキルって……」

 

聖恋「来夢から離れろ!」

 

映司「……さっきよりはマシになったな」

 

「聖刃抜刀!」

 

「クロスセイバー!クロスセイバー!」

 

「クロスセイバー!」

 

映司「っ!」

 

映司は刃王剣十聖刃を振り下ろした。

 

梨璃「映司くん……どうして……」

 

夢結「聖恋さんに何か感じたんじゃないかしら」

 

百合亜「聖恋に?」

 

幸恵「夢結の言う通りよ」

 

来夢「そうなんですか?」

 

梨璃「来夢さん、大丈夫?」

 

来夢「回復もしてくれたから大丈夫だよ!」

 

神琳「映司さん、本気で潰す気なのでは?」

 

結梨「それはないと思うよ」

 

ミリアム「わかるのか?」

 

結梨「うん。だって、今の映司はまだ戦い始めだった頃の私の戦闘訓練と同じことやってる」

 

雨嘉「刃王剣で防ぐか、避けてる?」

 

夢結「多少、本気でとは言ったけど」

 

梨璃「ゼロツー、クロスセイバーまで使っちゃいましたね」

 

聖恋「どういうつもりだ!」

 

映司「訓練してやってるだけだ……さっきよりはまともな攻撃になってるぞ?」

 

聖恋「くっ……!」

 

映司「……ここまでか」

 

聖恋「なんだと……?」

 

映司「お前、限界だろ」

 

聖恋「オレはまだ……!」

 

映司「辞めとけ……立ってるのも限界だろ?」

 

聖恋「……!」

 

映司「幼馴染を守りたいなら、非情になることも大事だぞ……一瞬の迷いが命取りになる」

 

映司は聖恋のCHARMを奪い、聖恋に向けてZを放った。

 

聖恋「このレアスキルは……」

 

映司「なんで数分で2回も発動させないといけないのか……」

 

映司は変身を解いた。

 

幸恵「夢結」

 

夢結「説明するわ。梨璃は映司を連れてきなさい」

 

梨璃「はい!」

 

映司「夢結姉たちが説明してるだろうから、説明するか」

 

聖恋「レアスキルか?」

 

映司「ああ」

 

梨璃「映司くん!」

 

来夢「聖恋ちゃん!」

 

聖恋「来夢……」

 

映司「夢結姉のとこにいたんじゃないのか?」

 

梨璃「お姉様が映司くんのところにって……」

 

映司「そっか……話の続きだ。そこの小さいのも聞いてくれ」

 

来夢「小さいのじゃなくて、岸本・ルチア・来夢です!」

 

聖恋「天宮・ソフィア・聖恋だ」

 

映司「会議のときにも名乗ったけど、松原映司だ。梨璃と一緒に一柳隊のリーダーやってる」

 

梨璃「映司くん、なんで、ゼロツーとクロスセイバーを使ったの?」

 

映司「ゼロツーに関しては幸恵様が使えと、クロスセイバーは聖恋とやるなら、オーソライズバスターよりも、刃王剣が扱いやすいからだな」

 

来夢「あなたのレアスキルは?」

 

映司「一度見た、他のリリィのレアスキルを数倍の力で使える、エンハンス・トレース」

 

聖恋「だから、オレたちのレアスキルを……」

 

映司「あと、上位スキルである、破壊と創造のレアスキルのクリエーション。カリスマのデュアルスキラーだ」

 

聖恋「デュアルスキラー……」

 

来夢「カリスマ……」

 

映司「次の全リリィが参加する訓練でなら、俺のレアスキルはチートになる」

 

梨璃「映司くん、そろそろ時間だよ?」

 

映司「そうだな」

 

梨璃「続けてだけど、大丈夫?」

 

映司「本気でやってないし、大丈夫」

 

梨璃「行こう?」

 

映司「……梨璃、次の訓練は少し本気でやるよ」

 

梨璃「うん!お姉様に伝えとくね!」

 




ということで、中の人ネタがやりやすそうなんで、聖恋と仲良くさせときます……ヘルヴォル、アイアンサイドと一緒に戦うかは決めてないけど(イビルアイ戦とほぼ同じ時間だから)
映司君が聖恋をちょっと言い過ぎレベルで、言い過ぎてるのはあの夢を見てるからです


時系列は構想会議→深罪→双璧→スフィアコネクト→復活のコアメダルの順番です


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第32話 ルナティックトランサー 映司と純の共同戦線

映司君と結梨ちゃんのチームはルーレットで決めました。その分、ヘルヴォルとグラン・エプレから1人ずつ増やしてます


 

ルドビコ女学院・野外訓練場

 

『間もなく、全ガーデン混合訓練【タグ】が行われます。全リリィが参加する訓練となります。クジを引き、所定の場所に集まってください』

 

一葉「よっと……えーと4番……」

 

瑤「私と千香瑠も4番。よろしくね、一葉」

 

一葉「はい!こちらこそ、よろしくお願いいたします!」

 

千香瑠「頑張りましょう」

 

一葉「はい!」

 

夢結「4番……」

 

梨璃「やった!私もです!お姉様と一緒ですよ!」

 

夢結「ええ、頑張りましょう、梨璃」

 

叶星「あら、私4番、紅巴ちゃんと一緒ね」

 

紅巴「か、かかか、叶星様とご一緒できるなんて!な、なななな、なんて畏れ多いことでしょうか!」

 

叶星「なんだか運命を感じちゃうわね、紅巴ちゃん!」

 

紅巴「う、うううう、運命だなんてそんなもったいない!」

 

叶星「ふふ、リラックスしていましょう」

 

映司「俺は4番か……」

 

結梨「私も4番」

 

純「あなたも4番ですか」

 

映司「純……」

 

純「お互い頑張りましょうね?」

 

映司「やる気ないくせによく言うよ」

 

初「あら、そんなことありませんよ?」

 

映司「……初さん」

 

初「お久しぶりですね。映司さん」

 

結梨「映司、このふたり誰?」

 

映司「船田初と船田純。御台場で一番強い」

 

純「そういうことですわ」

 

初「では、わたくしたちはお先に」

 

映司「はい。また後で会いましょう」

 

結梨「一緒に行かなくていいの?」

 

映司「たかにゃん先輩が隠れて様子見てるからな」

 

高嶺「気づいてたのね」

 

結梨「高嶺も4番?」

 

高嶺「ええ、私も4番よ」

 

映司「梨璃たちのところに行くか」

 

結梨「ほとんど、いつものメンバーだね」

 

映司「梨璃、夢結姉、叶星に千香瑠姉、一葉にとっきー、瑤様、ルナトラ姉妹に、俺たち……」

 

高嶺「私たちのチーム、他のチームとの差が大きくないかしら?」

 

映司「俺と結梨が同じチームの時点で、この訓練ではチートだろ……」

 

結梨「どうするの?」

 

映司「本気でやるとは言ったけど……ほどほどにやるよ」

 

結梨「あ、いた。梨璃!」

 

梨璃「結梨ちゃん!映司くん!」

 

叶星「高嶺ちゃんも!」

 

千香瑠「映司君たちも4番なの?」

 

映司「俺たちも4番だ……ルナトラ姉妹は?」

 

叶星「遠くで見てるって……」

 

映司「純は変わってないみたいだな」

 

『タグ』開始から数分後

 

映司「うわぁ……」

 

映司は鷹の目を発動して、梅と二水が無双しているのを見ていた。

 

映司(……っ!これは闇黒剣の予知?)

 

梨璃「じくん……映司くん!」

 

映司「っ!」

 

梨璃「映司くん、大丈夫?」

 

映司「ああ……大丈夫」

 

梨璃「移動するって!」

 

映司「わかった」

 

叶星「訓練施設の範囲ぎりぎり。ここなら大丈夫そうね」

 

映司(さっきの予知……特型だよな……?)

 

映司は闇黒剣月闇の未来予知の内容について、考えていた。

 

映司「千香瑠姉、たかにゃん先輩」

 

千香瑠「どうしたの?」

 

高嶺「いい作戦でも思いついたのかしら」

 

映司「闇黒剣の予知で、もう少しで、特型ヒュージが現れるみたいなんだ……」

 

千香瑠「もう少しって……!」

 

警報が鳴った。

 

高嶺「どうやら、少しなんてものではなかったみたいね」

 

『ルドビコ周辺市街地に大規模ヒュージ郡出現。各リリィ、至急対応してください』

 

瑤「市街地――!」

 

映司「市街地までは予知できなかったか……!」

 

梨璃「ど、どうしてでしょう!?ガーデン周辺のヒュージは、ルドビコのみなさまが一掃したって聞いて――!」

 

夢結「考察はあとよ、梨璃。今は、ヒュージの対処が最優先」

 

結梨「行こう!」

 

映司たちはヒュージの出現場所へ向かった。

 

幸恵「夢結!」

 

夢結「幸恵!状況は!?」

 

幸恵「市街地は大丈夫!すでに優秀なリリィたちが総出で向かってる!それより――」

 

叶星「他に、何か問題が?」

 

来夢「は、はい!世田谷方面に小規模ヒュージ軍が現れ、市街地へ向かっているとの連絡が入って、そのあたりはルド女の管轄なんですが、こっちの襲撃で対応に手が回らず――」

 

一葉「ならば、私たちが参りましょう!規模の大小は関係ありません。人々に危機が迫っているなら、行かなければ!」

 

瑤「うん、私もそう思う」

 

叶星「賛成。きっと姫歌ちゃんたちはもう個別に戦っているはず。捜している時間は無いわね」

 

紅巴「実力あるみなさまなら、きっと大丈夫です。わ、私も、微力ながら頑張ります!」

 

夢結「私たちも行きましょう、梨璃」

 

梨璃「もちろんです!お姉様!」

 

高嶺「映司、先走ったらダメよ?」

 

映司「……わかってる」

 

結梨「闇黒剣で何を見たかは知らないけど、サポートは任せて!」

 

映司「ああ、任せた」

 

千香瑠「無理はダメよ?」

 

映司「大丈夫。まだ余裕だから」

 

幸恵「助かるわ、ありがとう」

 

夢結「感謝する必要はないわ。私たちはリリィの責務を果たすだけ。そうでしょ、幸恵」

 

幸恵「ええ、そうね!」

 

来夢「みなさま、こちらです!急ぎましょう!」

 

映司たちは市街地へ向かった。

 

映司「はあああぁぁぁ!」

 

映司はメダガブリューを振り下ろした。

 

映司(闇黒剣で見た特型ヒュージはどこに……!)

 

結梨「幼体だけど、あの特型が出てくるなんて思わなかった……」

 

梨璃「もうこんな市街地まで来てるなんて!早くなんとかしないと!」

 

夢結「焦らないで、梨璃。住民の避難は完了している。冷静さを失えば、足元をすくわれるわよ」

 

梨璃「は、はい!」

 

千香瑠「映司君もよ」

 

映司「……ああ」

 

幸恵「――手強い相手だけど、数は少ないようね」

 

紅巴「こ、ここの敵だけで全部なら、倒しきればこれ以上の被害は抑えられますね!」

 

一葉「ええ、急いで駆けつけてよかったです」

 

叶星「囲まれないよう移動しながら、戦いましょう!」

 

高嶺「……映司」

 

映司「どこかにいるはずだ……こいつらとは別の特型ヒュージが……」

 

叶星「夢結さんと幸恵さん、私と一緒に主力攻撃をお願いできる?」

 

夢結「ええ、いいわ」

 

幸恵「了解」

 

叶星「瑤さんは全体のサポートを」

 

瑤「わかった」

 

叶星「一葉は梨璃さん、来夢さん、紅巴ちゃんと一緒に後ろをお願い!敵を近寄らせないで!」

 

一葉「お任せください!」

 

叶星「高嶺ちゃん、映司君、千香瑠さん、結梨ちゃんは新手の対処を!」

 

映司「わかった」

 

紅巴「すごい、叶星様、あっという間に陣形を組み立てている……」

 

叶星「では、突撃――!」

 

映司「上か……結梨!」

 

結梨「うん!」

 

映司「千香瑠姉とたかにゃん先輩は、結梨が撃ち落としたヒュージを!」

 

千香瑠「任せて!」

 

高嶺「わかったわ」

 

映司「こっちも突撃といこうか!」

 

映司たちも動き出した。

 

映司「……っ!」

 

ヒュージの鳴き声が聞こえた。

 

結梨「今の……」

 

映司「闇黒剣で見た特型ヒュージか!」

 

夢結「……この揺れは……」

 

映司「こいつは……」

 

梨璃「み、みなさん……!あの建物の向こうを見てください!」

 

瑤「ギガント級……!」

 

一葉「小規模なヒュージ郡という報告でしたが……これは……」

 

幸恵「私たちも報告を受けてない。おそらく、これまで地下に潜んでいたんだわ!」

 

来夢「そ、それじゃ、まるで私たちをおびき出して、罠にかけたような……」

 

映司「もう1体いる……!」

 

梨璃「に……2体目のギガント級……!」

 

一葉「市街地に火の手が広がっていきます!」

 

瑤「あの大きさ……歩くだけで街を破壊していく……!」

 

映司「おまけにコアメダルも入ってる。多分、特型ギガント級だ」

 

来夢「そんな……特型ギガント級が2体も……?わ、私たちだけでは……!」

 

瑤「今、応援を呼んだ。それまでは、ここで頑張るしかない」

 

幸恵「ええ、私たちの後ろには、住民の避難場所がある。ここは通せない!」

 

夢結「……特型ギガント級が2体……決定的な対抗手段である、ノインヴェルト戦術はこの状況では使えないわね」

 

一葉「はい……ノインヴェルト戦術を使い、たとえ1体を倒せたとしても、もう1体を止める余力が残りません……!」

 

叶星「時間を稼ぎ、応援を待つしかない……か」

 

夢結「注意を引き、ギガント級をあの場に釘付けに――」

 

梨璃「お姉様、どうされました?」

 

夢結「……ヒュージの気配を感じる。それもたくさんの」

 

一葉「――!!か、囲まれています!」

 

紅巴「す、すすす、すごい数です!」

 

幸恵「見たことのない種類ね……こちらも特型!?」

 

来夢「2体の特型ギガント級に、特型スモールの群れ……」

 

幸恵「特型スモール級の群れは私と来夢がなんとかするわ」

 

一葉「私と瑤様と千香瑠様もお手伝いします!みなさまはギガント級2体の足止めを」

 

映司「一葉」

 

一葉「映司さん?」

 

映司「千香瑠姉には特型の相手をしてもらう方がいい」

 

千香瑠「タテガミ氷獣戦記の力ね」

 

一葉「なるほど……」

 

映司「結梨、とっきー、お前たちはここで、一葉たちと一緒に戦ってくれ」

 

紅巴「私と結梨さんがですか?」

 

映司「こっちに戦力を集中させるのは、何が起こるか分からない状態でするべきじゃないからな」

 

叶星「……それしかなさそうね」

 

映司「道は俺が開ける……」

 

映司はメダガブリューを掲げて、メダガブリューに大量のセルメダルを食べさせた。

 

映司「セイヤァァー!」

 

映司は極限まで威力を高めたメダガブリューに、巨大な紫色のエネルギー刃を纏った状態で振り下ろした。

 

来夢「ほ、包囲が崩れました!今です!」

 

夢結「了解。いくわよ、梨璃」

 

梨璃「はい!来夢さん、またあとで!」

 

叶星「高嶺ちゃん、行くわよ!」

 

高嶺「ええ!」

 

千香瑠「映司君!」

 

映司「ああ!」

 

叶星「敵は2体!こちらも二手に分かれましょう!」

 

映司「叶星、たかにゃん先輩。しばらくふたりで、特型の相手を頼めるか?」

 

高嶺「片方からメダルを回収するのね」

 

叶星「わかったわ」

 

映司「俺たちはあっちのギガント級を、叶星たちは――」

 

叶星「私と高嶺ちゃんはこっちの相手ね」

 

高嶺「……大きいわね」

 

映司「っ!」

 

映司はフェイズトランセンデンス、ゼノンパラドキサ、縮地を発動した。

 

梨璃「映司くん!」

 

映司「はあああぁぁ!」

 

映司はメダガブリューを振り下ろした。

 

夢結「マギリフレクター……」

 

映司「……千香瑠姉!」

 

千香瑠「任せて!」

 

千香瑠は水勢剣流水をドライバーに納刀して、タテガミ氷獣戦記ワンダーライドブックの上のスイッチを押し込んだ。

 

「必冊凍結!」

 

千香瑠は水勢剣流水を抜刀した。

 

「流水抜刀!」

 

「タテガミ氷牙斬り!」

 

千香瑠は水勢剣流水を地面に突き刺して、地面から氷の槍を出現させて、ヒュージに突き刺した。

 

梨璃「ヒュージの動きが止まった!」

 

映司「今度こそ!」

 

映司はフェイズトランセンデンス、ゼノンパラドキサ、縮地を発動した。

 

映司「っ!」

 

映司は特型ヒュージに腕を入れた。

 

梨璃「映司くん!」

 

映司「最低限しか持ってきてないんだから、この方法しかない!」

 

夢結「会議と合同訓練だけとしか伝えていないもの。梨璃、今回は仕方ないわ」

 

梨璃「帰ったら、検査だからね!」

 

映司「分かってる……よ!」

 

映司は特型ヒュージから、腕を抜いた。

 

映司「ブラカワニか……」

 

梨璃「映司くん!」

 

映司「……っ!」

 

映司は特型ヒュージの攻撃を避けた。

 

映司「メダルは回収したから、叶星たちのところ行くか……」

 

梨璃「気をつけてね?」

 

映司「梨璃も無理はするなよ」

 

梨璃「うん!」

 

高嶺「……この音……!」

 

叶星「高嶺ちゃん、大丈夫?」

 

高嶺「大丈夫よ……」

 

特型ヒュージは咆哮を上げた。

 

高嶺「くっ……!」

 

叶星「――!!」

 

高嶺「この音をどうにかしないと……まともに攻撃できないわね……!」

 

映司「はあああぁぁ!」

 

映司は特型ヒュージにメダガブリューを振り下ろした。

 

叶星「映司君……!」

 

映司「大丈夫か?」

 

叶星「ええ、大丈夫よ」

 

高嶺「っ!映司!」

 

映司「っ!」

 

特型ヒュージは触手に電気を纏わせ、映司に向けて攻撃を始めた。

 

映司「……この力……シャウタのメダルか……!」

 

叶星「電気……私たちには使わなかった……」

 

高嶺「私たちが舐められていたのか、映司がメダルを持っているから使ったのかは分からないわ」

 

叶星「でも……」

 

高嶺「ええ、映司にあの攻撃が当たるのは時間の問題になったわ」

 

映司「避けて攻撃しようと思ったけど、近づけないならやらなくてよかったな!」

 

映司は触手を左手で弾き、特型ヒュージとの距離を詰めた。

 

映司「はああああぁぁぁ!」

 

映司はメダガブリューを振り下ろした。

 

映司「さっきのをやられる前にぶっ倒す!」

 

梨璃「映司くん!叶星様、高嶺様!」

 

映司「梨璃?」

 

夢結「こちらも苦戦してるみたいね」

 

叶星「こちらも?ということは――」

 

千香瑠「はい……特型ヒュージに攻撃が効かなくて、後退するしか――」

 

映司「やっぱり、マギリフレクターを突破するのは無理だったか」

 

高嶺「こちらも大分追い詰められてるわ。ギガント級の直接攻撃というより、その音に――」

 

映司「……仕方ないか」

 

梨璃「映司くん?」

 

映司「マギリフレクター持ちは俺が引き受ける。だから、梨璃たちはもう片方をノインヴェルトで倒してくれ」

 

梨璃「でも、それだとメダルごと――」

 

???「やれやれ。どうやら出番のようですわね」

 

夢結「――!?」

 

純「特型ギガント級2体……確かにこの人数では、ノインヴェルト戦術で倒せるのは1体のみ――」

 

映司「片方はまだメダル入ってるからな」

 

純「……足止め程度なら、ノインヴェルト戦術じゃなくとも、十分可能と見ましたわ」

 

叶星「純――!」

 

純「詳しいお話はあとにいたしましょうか。まずは、あの2体の侵攻を止めることこそが大事。背に避難した方々がいる以上、撤退はありえない。おまけに――」

 

映司「……」

 

純「かつて取り逃した敵にまたまみえることができるとは――」

 

映司「メダル入れてる方かよ……」

 

純「なんという僥倖。今度は逃がしませんわよ」

 

映司「お前の逃がした方はメダル入ってるからな。気をつけろよ」

 

純「わかっています。そちらの巨大なみなさま方、覚悟はよろしくて?」

 

純はルナティックトランサーを発動した。

 

夢結「……マギが練り上げられていく……それも、凄まじい量の……」

 

梨璃「ち、ちょっと待ってください。2体いっぺんに相手をするつもりですか!?無茶ですよ、そんなの!」

 

映司「片方は俺の獲物だ。いいよな?」

 

純「……構いませんわ。わたくしの邪魔さえしなければ」

 

高嶺「映司なら大丈夫でしょうけど、下手に手を出せば、巻き込まれて真っ二つにされるわ。気をつけなさい」

 

映司「その辺は知ってるから大丈夫」

 

叶星「映司君、あなた……もしかして」

 

映司「その話はあとだ」

 

映司はルナティックトランサーを発動した。

 

純「あなたもルナティックトランサーですか……」

 

映司「それはどうかな?」

 

純「まぁ、いいですわ。御台場女学校所属レギオン『ロネスネス』隊長――船田純、推して参りますわ!」

 

映司「マギリフレクターごと貫いてやる!」

 

映司はフェイズトランセンデンス、ゼノンパラドキサ、縮地を発動した。

 

映司「はあああぁぁ!」

 

映司はメダガブリューを振り下ろした。

 

梨璃「マギリフレクター……!」

 

映司「この方法は使いたくなかったけど、仕方ない!」

 

映司はヒュージに腕を入れて、腕を抜くと同時にメダガブリューを入れた。

 

千香瑠「ヒュージの中にあるメダルが、メダガブリューに……」

 

映司はドライバーを、オースキャナーでスキャンした。

 

「スキャニングチャージ!」

 

映司「はあああぁぁ……セイヤァァァー!」

 

映司はメダガブリューを振り下ろした。

 

千香瑠「マギリフレクター……」

 

映司「倒しきれなかったか……!」

 

叶星「純!」

 

映司「っ!」

 

映司は純が戦ってる特型ヒュージに向けて、メダガブリューを投げた。

 

純「っ!」

 

映司「純!」

 

純「まったく……あなたは一切変わってないようですわね!」

 

純は特型ヒュージにCHARMを振り下ろした。

 

映司「そう簡単に変われるわけないだろ……」

 

特型ヒュージは咆哮を上げた。

 

純「――!!」

 

叶星「また、この音――!!」

 

純「音……?以前戦っときにはそんなものは……」

 

ケイブが出現して、2体の特型ヒュージはケイブの中に入って姿を消した。

 

梨璃「い……行っちゃいましたね……」

 

純「ちっ。また――!!」

 

夢結「あちらの方面に市街地はないわ……ひとまず、避難した人たちは守れたわね……」

 

梨璃「そうだ!一葉さんや来夢さんたちが――!」

 

一葉「梨璃さん!みなさま!!」

 

幸恵「さっきギガント級が逃げていくのが見えたけど、あれは――!」

 

夢結「ええ、撤退したわ。理由は不明。その調子だと、あなたたちが相手をした特型も?」

 

幸恵「ええ、同じく蜘蛛の子を散らしたように――」

 

一葉「あ……急いでルド女に戻りましょう!!」

 

映司「ギガント級が出たのはここだけのはずだ」

 

初「映司さんの言う通りです。みなさま、各ガーデンを代表する実力派――」

 

純「ええ、助太刀は不要ですわ。先ほど連絡したところでは避難と消火活動も、すでに人員は十分。防衛構想会議の最中であったことが、幸いでしたわね」

 

純「それより、姉様。例のヤツが」

 

純と初の会話は聞こえなかった。

 

叶星「……?」

 

映司「あの特型……片方は探知できないな……」

 

来夢「それにしても、防衛構想会議の襲撃なんて、驚きましたね」

 

紅巴「大勢のリリィが集まっているところへの襲撃だったから、被害が抑えられたと考えれば、すごく幸運だったのかもしれません」

 

夢結「ええ、でも、このタイミングは――」

 

一葉「……偶然、なんでしょうか?それとも……」

 

叶星「わからない、わからないけど――何かが始まろうとしている、どうしてもそんな予感がしてしまうわ……」

 

数週間後

 

映司「梨璃たちはルドビコなのに、どうして俺は御台場に?」

 

槿「椛」

 

映司「あ、うん。理解した」

 

槿「……来たわよ」

 

映司「……」

 

椛「映司君」

 

映司「椛……姉」

 

槿「ん?」

 

楪「姉にランクアップしてる?」

 

映司「……気にしなくていいよ。スルーしてくれ、説明すると長くなる……」

 

槿「簡単でいいから、説明してくれるかしら?」

 

映司「ちょっと前に、生き返った姉の墓参りに行ったら、千香瑠姉が叶星と一緒に連れてきた結果がこれ」

 

槿「色々と説明が欲しいんだけど……?」

 

椛「わたくしも、お姉さんが生き返った――」

 

映司「最近フィギュア化が決まった侑ちゃんは黙っていただいても?」

 

椛「映司君、お話しましょう?」

 

映司「ごめんって、キタちゃん」

 

椛「うまぴょい(物理)するわよ?」

 

槿「椛、あなたもブレてきてるわよ」

 

映司「……まぁ、いいや。しばらくよろしくな」




千香瑠様とたかにゃん先輩を映司君と同じチームに入れたから大所帯になったけど、特型にメダル入ってるから妥当なのかなって(特型とまともに戦ったの映司君と純だけだけど)

映司君が御台場に行ったのは、メイルストロムからメダルを回収するためだけです。

僕はキタちゃんより、ダイヤちゃんが好きです(ウエハース買ったら、キタちゃんが出てきた)


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第33話 止まらないグリード化

スフィアコネクトの登場予定フォームは、ヘルライジング、アークスコーピオン、滅亡迅雷



クリエイターズコラボは55連(とチケット)で全部集まった。千香瑠様はメモリアメダルでプレイアブルは交換した


映司「見つけた……メイルストロム!」

 

槿「映司!待ちなさい!」

 

椛「……合流したらお説教ですね」

 

槿「叶星と高嶺が言ってたのは、こういうことだったのね……」

 

叶星「私たちがどうかしたの?」

 

槿「叶星、高嶺!」

 

姫歌「もしかして、この方が御台場女学校の――」

 

槿「ええ、御台場女学校、ロネスネスの藤田槿」

 

灯莉「映司の言ってたツノの人だ☆」

 

槿「これはツノじゃなくて、ヒュージサーチャーよ!」

 

高嶺「灯莉さん……映司の言ってたことを鵜呑みにしてはダメよ?」

 

叶星「ツノの人って呼ぶのは映司君だけなんだから」

 

槿「舐められてるのかしら……」

 

グラン・エプレが槿と邂逅した時、映司はメイルストロムと戦っていた。

 

映司「……メダルを返してもらうぞ」

 

映司はメイルストロムの電気を纏った触手を、左手で弾いて距離を詰めた。

 

映司「少しは学習しろよ……」

 

映司はメダガブリューを振り下ろした。

 

映司「位置の把握はできた……どうやって近づくかだな……」

 

メイルストロムは咆哮を上げた。

 

映司「その音は俺には効かない!」

 

映司はフェイズトランセンデンスを発動して、メイルストロムとの距離を詰めて、メイルストロムに腕を入れた。

 

映司「……そこだ!」

 

映司はメイルストロムから、腕を抜いた。

 

映司「やっぱり、シャウタだったか……」

 

映司は鷹の目を発動した。

 

映司「叶星たちのところに、持ってくか……」

 

映司は縮地、フェイズトランセンデンス、ゼノンパラドキサを発動した。

 

叶星「……今のところ、敵の姿は視認できないわ」

 

初「槿、反応はどう?」

 

槿「さっき消えてから反応は無いけど……油断しないで、絶対この付近にいる」

 

叶星「確かに、この静けさは、何か嫌ね」

 

高嶺「ええ。空気がひりついている……」

 

純「……来ますわ!」

 

槿「ヒュージサーチャー反応!ものすごいスピードで上から来るわよ!」

 

純「全員戦闘態勢」

 

上空からメイルストロムが地面に叩きつけられた。

 

叶星「っ!」

 

槿「飛んできた!?」

 

メイルストロムは上空に飛び上がった。

 

高嶺「私たちに気づいていない?」

 

初「それだけ、彼に殺意を向けているということでは?」

 

叶星「もしかして、映司君がここに連れてきた?」

 

高嶺「映司でも、あの音には対応できないはずよ」

 

叶星「多分、映司君にしかできない方法を使えばできるはず……だけど……」

 

映司「はああああぁぁ!」

 

映司の振り下ろしたメダガブリューを、メイルストロムは触手で受け止めた。

 

映司「……覚悟はいいな?」

 

映司はメダガブリューにセルメダルを4枚セットした。

 

「ガブッ!ガブッ!ガブッ!ガブッ!」

 

映司はメダガブリューのクランチガルバイダーから、セットしたセルメダルに圧力を掛けた。

 

「ゴックン!」

 

映司はメダガブリューのモードをバズーカモードに変形した。

 

「プ・ト・ティラーノ・ヒッサ~ツ!」

 

映司「喰らえ!」

 

映司はセルメダルのエネルギーを凝縮した強力な破壊光線を、メイルストロムに放った。

 

槿「倒した……?」

 

高嶺「いいえ、あれで倒れるなら、エヴォルヴはもっと簡単に倒せていたはずよ」

 

叶星「マギリフレクターがないのに、あの攻撃を耐えるなんて……」

 

メイルストロムは咆哮を上げた。

 

映司「……完全に怒らせたみたいだな」

 

高嶺「あなた……何をしたの?」

 

映司「メダル奪って、触手を掴んで、ここまで持ってきて、たたき落としてから、さっきの攻撃したからか……?」

 

槿「本当は倒せるんじゃないの?」

 

映司「うん。ゼロツー使えば簡単に倒せる」

 

叶星「映司君、もしかして……」

 

映司「純の獲物だから、倒さないように遊んでた」

 

叶星「……」

 

叶星は頭を抱えた。

 

初「成長したとは思えない……」

 

純「わたくしのことを舐めているのですか?」

 

映司「うん」

 

槿「ストレートに言ったわね」

 

映司「前と違って、ゼロツー強化してあるし……な」

 

映司は左腕を抑えた。

 

高嶺「……映司?」

 

映司(そろそろ限界……か)

 

映司は変身を解いた。

 

映司「こっちでやるか」

 

映司はソードライバーを巻いた。

 

「ブレイブドラゴン!」

 

「ストームイーグル!」

 

「西遊ジャーニー!」

 

映司はドライバーから、刃王剣十聖刃を抜刀した。

 

「聖刃抜刀!」

 

「クロスセイバースリー!」

 

「豪華三冊!」

 

映司「叶星、たかにゃん先輩」

 

叶星「どうしたの?」

 

映司「ノインヴェルトで倒せなかったら、変身してくれ」

 

高嶺「……メイルストロムがあの状態だと、ノインヴェルトは使えないわよ?」

 

映司「使うことになる……それに、今回のノインヴェルトは灯莉が必要だ」

 

叶星「灯莉ちゃんが?」

 

メイルストロムが咆哮を上げた。

 

槿「映司!来るわよ!」

 

映司「もういいや、やれるところまでやるか……お前たちは灯莉たちが来るのを待ってろ」

 

映司は闇黒剣月闇で、メイルストロムの触手を弾いた。

 

映司「っ!」

 

映司はフェイズトランセンデンス、縮地、ルナティックトランサーを発動した。

 

槿「ルナティックトランサー以外も……」

 

叶星「これが、映司君のレアスキルよ」

 

高嶺「……あの触手が邪魔のようね」

 

映司(触手さえなければ、一気に攻撃できるんだけど……仕方ない)

 

映司は闇黒剣月闇で空間を開いた。

 

映司「これで……!」

 

映司は刃王剣十聖刃のエンブレムを押し込んだ。

 

「刃王必殺リード!」

 

映司は刃王剣十聖刃のエンブレムをスライドさせた。

 

「既読十聖剣!」

 

映司は刃王剣十聖刃のエンブレムを戻した。

 

「刃王必殺読破!」

 

映司は刃王剣十聖刃のトリガーを引いた。

 

「刃王クロス星烈斬!」

 

映司「はああああぁぁぁ!」

 

映司は全ての聖剣を召喚して、空間の中に放った。

 

叶星「空間に……!?」

 

映司「ハアッ!」

 

映司は闇黒剣月闇で、メイルストロムの上に空間を開いた。

 

槿「メイルストロムの上に空間を……?」

 

映司「……っ!」

 

映司はゼノンパラドキサ、フェイズトランセンデンスを発動した。

 

映司「……一気に決める!」

 

映司は刃王剣十聖刃をドライバーに納刀して、トリガーを引いた。

 

「刃王必殺読破!」

 

映司の開いた空間から、映司の放った聖剣がメイルストロムに降り注いだ。

 

叶星「空間から聖剣が……!」

 

映司はドライバーから、刃王剣十聖刃を抜刀した。

 

「聖刃抜刀!」

 

「刃王三冊斬り!」

 

「セーーーセイバー!」

 

映司「……刃王爆炎紅蓮斬」

 

映司は刃王剣十聖刃をメイルストロムに突き刺して、火球を形成した。

 

映司「っ!」

 

映司は必冊ホルダーに闇黒剣月闇を納刀して、闇黒剣月闇のトリガーを引いた。

 

「月闇居合!」

 

映司はホルダーから、闇黒剣月闇を抜刀した。

 

「読後一閃!」

 

映司「はあああぁぁ!」

 

映司は闇黒剣月闇から斬撃を放った。

 

叶星「映司君の戦い方……」

 

高嶺「急いでる……?」

 

映司「……」

 

叶星「映司君?」

 

映司(今ので相当なダメージが入ったはず……)

 

槿「今のうちにダメージを与えておきましょう」

 

映司「っ!待て!槿!」

 

槿「え?」

 

初「槿、距離を取ってくださいまし!」

 

映司「っ!」

 

映司は縮地とフェイズトランセンデンスを発動した。

 

叶星「映司君!」

 

メイルストロムは咆哮を上げた。

 

槿「きゃあああ!」

 

純「――ぐっ!!」

 

初「……これは……!」

 

純「やはり、以前よりも格段に強力になっている……」

 

映司「っ!?」

 

映司の変身が解除された。

 

高嶺「……映司!」

 

叶星「変身が!」

 

映司「くっ……ウアアアアァァァ!」

 

映司はメイルストロムに、紫のエネルギーを纏ったパンチを放った。

 

叶星「っ!?」

 

高嶺「叶星……!」

 

叶星「っ!」

 

映司はグリードに変化していた。

 

槿「映司……なの?」

 

映司「……」

 

映司は槿を掴んで、初と純の位置まで投げた。

 

槿「きゃあああ!」

 

初「槿!」

 

初は槿を受け止めた。

 

純「わたくしたちは下がれってことなのでしょう」

 

叶星「それよりも……」

 

初「あの姿は……」

 

槿「ヒュージ……いや、それよりも……」

 

高嶺「……グリード」

 

叶星「っ!?」

 

初「噂では聞いたことは、ありますが……あの姿が……」

 

純「資料とは見た目が、違うようですが……」

 

映司「……ウアアアアアァァァァ!」

 

映司はメイルストロムに、紫のエネルギーを集めた光線を放った。

 

高嶺「……梨璃さんに、容赦なく攻撃してって言っていたのは、こういうことね……」

 

叶星「メイルストロムには、ダメージはあるみたいだけど……」

 

高嶺「映司があの力を抑え込んでいる……」

 

槿「抑え込んでるってなんで?」

 

叶星「一度、暴走したらその時点でヒュージよりも、危険な存在になるからよ」

 

初「彼と初めてあったときからは考えられませんね……」

 

槿「危険な感じはしなかったけど……」

 

純「むしろ、アレを抑え込んでいたと考えると恐ろしいですわね……」

 

叶星「甲州撤退戦の終わりなら、紫のコアメダルは3枚のはずだけど……」

 

高嶺「3枚でも、暴走の危険があったんじゃないのかしら」

 

メイルストロムは触手を振り下ろした。

 

映司「っ!」

 

映司は触手を弾いた。

 

映司「ウアアアァァ!」

 

映司はメイルストロムに、紫のエネルギーを纏ったパンチを放った。

 

映司「……っ!」

 

叶星「映司君!」

 

叶星はエデンドライバーを巻こうとするが、高嶺に止められた。

 

高嶺「今、あなたが行っても邪魔になるだけよ」

 

叶星「でも……!」

 

純「……今の彼に近づけば、確実に巻き添えですわよ?」

 

叶星「……映司君!」

 

映司「うっ……ぐっ!」

 

映司は人間の姿に戻った。

 

映司「……ハァ……ハァ……」

 

「黄雷抜刀!」

 

「ゴールデンアランジーナ!」

 

高嶺「っ!」

 

「黄雷抜刀!」

 

「ケルベロス!ヘッジホッグ!アランジーナ!三冊斬り!」

 

「サ・サ・サ・サンダー!」

 

高嶺は雷鳴剣黄雷から、斬撃を放った。

 

叶星「映司君!」

 

映司「うっ……!」

 

槿「……!」

 

椛「……?」

 

椛の通信機が鳴った。

 

椛「はい――」

 

槿『急いで、こっちに来て!』

 

椛「何かあったのですか?」

 

槿『映司が、グリードになって……!』

 

姫歌「……っ!?」

 

灯莉「もう、そこまで来てたんだ……」

 

楪「何か知ってるの?」

 

姫歌「……はい」

 

灯莉「定盛……」

 

椛はヒュージにCHARMを振り下ろした。

 

椛「詳しく聞かせてもらえますか?」

 

紅巴「……私たちもよくは知らないんです」

 

姫歌「映司が言うには、味覚と色覚が消えるって……」

 

灯莉「暴走が始まって、もう戻れないって」

 

椛「……」

 

楪「そんなことになっていたなんて……」

 

灯莉「……あれ?」

 

紅巴「灯莉ちゃん?」

 

灯莉「あっちから、なんか来てるよー?」

 

姫歌「ヒュージ?」

 

楪「いや、違う」

 

紅巴「鳥……でしょうか?」

 

灯莉「……赤い?もしかして!」

 

姫歌「映司のカンドロイド!」

 

紅巴「何か持ってませんか?」

 

灯莉「んー?」

 

灯莉は天の秤目を発動した。

 

灯莉「あれって……」

 

タカカンドロイドは椛の前に止まった。

 

椛「わたくしに……?」

 

姫歌「無銘剣と……」

 

紅巴「アメイジングセイレーンですね……」

 

椛「……」

 

椛はブレードライバーを受け取った。

 

姫歌「……!」

 

楪「ヒュージ……?」

 

紅巴「か、囲まれてます!」

 

椛「……早速、使うことになりそうですね」

 

椛はブレードライバーを巻いた。

 

「バット!」

 

「ダークネスフィニッシュ!」

 

姫歌「え……?」

 

セイレーンの放った斬撃により、ヒュージは大量に爆散した。

 

紅巴「仮面ライダー……ですか?」

 

灯莉「このマギの色……もしかして……!」

 

姫歌「……っ!」

 

姫歌は時国剣界時を取り出した。

 

椛「わたくしたちと戦ってくれるのですか?」

 

セイレーン「はい。映司さんに頼まれたので……」

 

灯莉「やっぱり、セイレーンだ☆」

 

姫歌「え?セイレーンって……」

 

セイレーン「灯莉さん、お久しぶりですね」

 

紅巴「映司さんに頼まれたって……」

 

セイレーン「映司さんに、言われたんです。灯莉さんたちを手伝ってくれって」

 

姫歌「信じて……いいのよね?」

 

灯莉「定盛、大丈夫だよ。セイレーンも花凜も優しいから☆」

 

紅巴「……大丈夫そうですね」

 

姫歌「……灯莉と映司を信じるわ」

 

楪「なんか色々あるみたいだね」

 

椛「……さぁ、ここを抜けて、映司君を助けに行きましょうか」

 




映司君がメイルストロムを1人で倒せるのは、魔改造ゼロツーがあるからであって、ゼロツーがないと1人では倒せません。イビルアイまでグリード化させる予定はなかった。エタニティとゴーダのLRぶち抜いたからやった(遅番だったし職場近かったから、出勤時間ギリギリまでやってた)



メイルストロム編は次回で終わる


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第34話 破滅までのカウントダウン

たかにゃん先輩の中の人ネタが増えた。やったね。ありがとうサイゲ。
叶星先輩もか(風都探偵)

デザイアドライバー楽しい




メイルストロム編、最終話


セイレーン「灯莉さん。ここは私と椛さんに任せて、映司さんのところに行ってください」

 

灯莉「うん☆」

 

「昆虫大百科!」

 

灯莉は昆虫大百科ワンダーライドブックを煙叡剣狼煙に装填した。

 

灯莉「変身☆」

 

灯莉は煙叡剣狼煙のトリガーを引いた。

 

「狼煙開戦!」

 

「昆虫CHU大百科!」

 

灯莉「みんな、ぼくに捕まって!」

 

灯莉は煙叡剣狼煙のデフュージョンプッシュを押した。

 

「狼煙霧中!」

 

セイレーン「改めて自己紹介を……私はアメイジングセイレーンです」

 

椛「アメイジングセイレーン?」

 

セイレーン「最初は椛さんの持っている、ワンダーライドブックの中にいたんです」

 

椛「この中に?」

 

セイレーン「ですが、映司さんがそのブックと切り離しくれて、今は花凜……映司さんの姉である花凜の中に住んでいます」

 

椛「そうですか……次はわたくしですね。月岡椛と申します。映司君とは甲州撤退戦後に初めて会いました」

 

花凜(なんで、映司が姉って呼んでるか聞いてもらっていいかな?)

 

セイレーン「……分かりました。椛さん」

 

椛「はい?」

 

セイレーン「映司さんから、姉って呼ばれてる理由はあるんですか?」

 

椛「さん付けだと、距離を感じたので……」

 

セイレーン「少なからず、千香瑠さんと似たような理由なんですね……」

 

花凜(今度、夢結ちゃんも含めてお茶会でもやろうかな……)

 

セイレーン「では……」

 

椛「はい……」

 

セイレーン「一気に片づけましょう」

 

椛「そうですね……映司君が心配ですし」

 

「アメイジングセイレーン!」

 

椛はアメイジングセイレーンワンダーライドブックのページを開いた。

 

「かつてから伝わる美しい歌声が今、こだまする!」

 

椛はアメイジングセイレーンワンダーライドブックのページを閉じて、ドライバーに装填した。

 

椛「……っ!」

 

椛はドライバーから、無銘剣虚無を抜刀した。

 

「抜刀……!」

 

椛「……変身」

 

「エターナルワンダー!」

 

「虚無!神獣の炎で全てが無に帰す……!」

 

セイレーン「私も、少し本気でやりましょうか」

 

セイレーンはジャッカルバイスタンプのボタンを押した。

 

「ジャッカル!」

 

セイレーンはジャッカルバイスタンプを、ツーサイドライバーのオーインジェクターに押印した。

 

「Confirmed!」

 

セイレーンはエビルブレードのスロットに、ジャッカルバイスタンプを装填した。

 

セイレーン「最速で終わらせましょう」

 

セイレーンはエビルブレードのトリガーを引いた。

 

「バーサスアップ!」

 

「Feel a thrill! Spiral!」

 

「仮面ライダーエビル!」

 

「ジャッカル!」

 

叶星「映司君がこの状態だと、メイルストロムにダメージを与えるのは難しいわね……」

 

槿「それに、あの音をどうにかしないと……」

 

初「映司さんは、音を発生させていても、問題なく戦っていましたが……」

 

高嶺「映司のレアスキルね」

 

純「レアスキル……?」

 

槿「上位スキルがどうのこうの言ってたわね……」

 

叶星「映司君のレアスキルは、カリスマとエンハンス・トレースのデュアルスキラー、そして上位スキルに、ラプラスとクリエーションがあるの」

 

初「クリエーション?」

 

高嶺「簡単に言うなら、破壊と創造のレアスキルよ」

 

純「つまり、あの音の影響を受けないバリアを創造した……ということですか?」

 

叶星「予想だけどね……」

 

灯莉「おーい!」

 

高嶺「灯莉さんたちが来たみたいね」

 

叶星「椛がいない?」

 

姫歌「椛様は、花凜さんと一緒にヒュージと戦ってます」

 

叶星「映司君の状態を考えての判断ってことね……」

 

楪「どうする?」

 

叶星「椛が来るまで、時間を稼ぐわ。ノインヴェルトを撃つために」

 

高嶺「灯莉さんたちは、映司のことをお願いね」

 

紅巴「わ、分かりました!」

 

姫歌「映司が、グリードになった……」

 

灯莉「映司なら大丈夫だよ。今までも、ピンチを乗り越えてきたんだから」

 

姫歌「灯莉……」

 

映司「うっ……あ……」

 

紅巴「映司さん!大丈夫ですか!?」

 

映司「大丈夫……それで、今の状況は……」

 

姫歌「椛様が来るまで、時間を稼いでるわ」

 

映司「それなら、もう少し休むか……」

 

紅巴「戦いにいかないんですか?」

 

映司「ああ、時間稼ぎなら俺がいなくても大丈夫だ。それに、準備が必要だからな」

 

姫歌「準備?」

 

映司「まだ、作れてないんだよ。ノインヴェルトと一緒に、アイツを葬るマギがな……」

 

紅巴「本当ですか……?」

 

映司「グリードの力を抑えるのに、ほとんどのマギを使ったからな……」

 

灯莉「無理したらダメだよー?」

 

映司「……大丈夫」

 

映司はゼロツードライバーを巻いた。

 

映司「アレを倒したら、マギが切れて倒れるかもしれないけど」

 

???「それなら、そこで見ててほしいのだけど?」

 

映司「……何も問題なかったようで、良かったよ……椛姉」

 

椛「ええ、あなたが無銘剣虚無をくれたおかげでね」

 

灯莉「花凜は?」

 

椛「調べたいことがあるって」

 

姫歌「調べたいこと……ですか?」

 

映司「ホーリーウイングか?」

 

灯莉「ホーリーウイングがどうしたの?」

 

映司「ホーリーウイングを使っているとたまに、セイレーンとシンクロするらしい」

 

姫歌「いいことなんじゃないの?」

 

映司「ホーリーウイングは花凜姉用だから、セイレーンとシンクロするのは、あまりよくないんだ……百合ヶ丘に戻ったら、百由様と相談してみるか……」

 

紅巴「映司さん、マギは?」

 

映司「あと少しだな……」

 

灯莉「椛さま、何か面白いヒュージいなかった?」

 

椛「面白い?」

 

姫歌「灯莉!」

 

椛「面白いかは分からないけど……」

 

椛は数分前の戦闘のことを話し始めた。

 

セイレーン「っ!」

 

セイレーンはフェイズトランセンデンス、ゼノンパラドキサ、縮地を発動した。

 

セイレーン「ハアッ!」

 

セイレーンはエビルブレードを振り下ろした。

 

椛「……参ります」

 

椛は無銘剣虚無を振り下ろした。

 

椛(こんな簡単に、ヒュージを……これが仮面ライダーの力……)

 

セイレーン「椛さん、ワンダーライドブックを押し込んでください」

 

椛「……?分かりました」

 

椛はドライバーに装填されている、アメイジングセイレーンワンダーライドブックを押し込んだ。

 

「アメイジングセイレーン!」

 

椛の隣に、セイバーが現れた。

 

セイレーン「セイバー……どうして?」

 

花凜(もしかしたら、映司がワンダーライドブックを改造したんじゃないの?)

 

セイレーン「そういうことですか……」

 

「ドラゴン!」

 

「一冊斬り!」

 

「ファイヤー!」

 

セイバーは火炎剣烈火に炎を纏い、斬撃を放った。

 

椛「この力があれば……最速で突破できます」

 

セイレーン「さっきので、数は減りました……あとは、必殺技でフィニッシュです!」

 

椛「わかりましたわ」

 

セイレーンはエビルブレードに装填されている、ジャッカルバイスタンプのボタンを押した。

 

「必殺承認!」

 

椛はドライバーに無銘剣虚無を納刀して、無銘剣虚無のトリガーを引いた。

 

「必殺黙読!」

 

椛はドライバーから、無銘剣虚無を抜刀した。

 

「抜刀……!」

 

「神獣無双斬り!」

 

セイレーンはエビルブレードのトリガーを引いた。

 

「ジャッカル!」

 

「ダークネスフィニッシュ!」

 

椛「この物語は終焉ですわ!」

 

セイレーン「これで、ミッションコンプリートです!」

 

椛は無銘剣虚無、セイレーンはエビルブレードから斬撃を放った。

 

灯莉「いーなー!ぼくも、ジャッカルみたーい!」

 

姫歌「あーかーりー?」

 

紅巴「映司さん、立てますか?」

 

映司「大丈夫……それに……」

 

映司は立ち上がって、ゼロツードライバーを巻いた。

 

映司「アイツを葬るマギも溜まった」

 

姫歌「じゃあ、叶星様たちのところに行きましょうか」

 

映司(……ルナトラは使えないか)

 

灯莉「おーい!かなほせんぱーい!たかにゃんせんぱーい!」

 

叶星「灯莉ちゃん、椛!」

 

高嶺「映司、大丈夫なの?」

 

映司「アレを葬るマギは溜まった。あとは……アイツを消し飛ばす」

 

槿「……本当に、大丈夫なの?」

 

映司「ああ、大丈夫だ。叶星」

 

叶星「映司君?」

 

映司「ノインヴェルトは任せる。あと、灯莉のこと借りる」

 

叶星「映司君、何をする気なの?」

 

映司「あの音……俺は攻撃に意識を集中させる。それなら、灯莉がいた方が都合がいい」

 

叶星「灯莉ちゃん、少し聞きたいんだけど……」

 

灯莉「なになに?」

 

叶星「あの大きなヒュージ、見てて何か気づかない?」

 

灯莉「ん?んー……なんか周りにイヤーな色がもやもやしてるね」

 

叶星「やっぱり!」

 

映司「灯莉が抜けても9人だから、灯莉にはアレの動きに集中してもらおうと思ってな」

 

椛「嫌な色?なんの話ですか?」

 

灯莉「ほら、あのでっかいヒュージの周り、気持ち悪い感じのもやもやがいっぱいあるでしょ?」

 

椛「もやもや……まさか、あのマギが……見えるんですか?」

 

純「……異能持ち?」

 

灯莉「ん?異能、なにそれ?」

 

映司「簡単に言うと、レアスキルとは違う凄い能力ってことだ」

 

高嶺「灯莉さんの異能に、映司のスピードが加わるなら、音が出る前に叩けるわね」

 

灯莉「……どういうこと?」

 

映司「灯莉、あのヒュージの周りの色を、しっかり見ててくれ、音が強くなる前に変化があれば、俺に教えてくれ。そこを、最速で叩く」

 

灯莉「よくわからないけど、わかったよ、映司!」

 

映司「じゃあ……」

 

映司はクリエーションを発動した。

 

灯莉「なにこれ!」

 

映司「俺と灯莉のマギを同調させたんだ。これで、声を出さなくても、互いの思ってることは伝わる」

 

紅巴「ということは……」

 

映司「周りに雑魚が出ても、対応できるようにな」

 

姫歌「準備はできたわね」

 

映司「叶星、ノインヴェルトの準備だ」

 

叶星「行くわよ、みんな!」

 

叶星はCHARMにノインヴェルト戦術用の特殊弾を装填した。

 

叶星「敵の群れが入り込んだ……パスコースは――」

 

槿「叶星!こっち!」

 

叶星「槿!頼んだわよ!」

 

叶星は槿にマギスフィアをパスした。

 

灯莉「映司!」

 

映司はゼロツープログライズキーのボタンを押した。

 

「ゼロツージャンプ!」

 

映司「任せろ……変身!」

 

映司はキーをドライバーに装填した。

 

「ゼロツーライズ!」

 

「仮面ライダーゼロツー!」

 

「It's never over.」

 

映司「っ!」

 

映司はフェイズトランセンデンス、ゼノンパラドキサを発動した。

 

映司「ハアッ!」

 

映司はメイルストロムに向けて、アタッシュカリバーを振り下ろした。

 

映司「っ!」

 

映司はプログライズホッパーブレードとアタッシュカリバーを合体させた。

 

「ドッキングライズ!」

 

映司はプログライズホッパーブレードのトリガーを引いた。

 

「ギガントストラッシュ!」

 

映司「はああああぁぁぁ!」

 

映司はプログライズホッパーブレードにクラスターセルを纏わせて、メイルストロムに振り下ろした。

 

灯莉「……映司、まだ動くよ!」

 

映司「っ!」

 

映司はキーを押し込んだ。

 

「ゼロツービッグバン!」

 

映司「少し、大人しくしてろ」

 

映司はエネルギーを右腕に込めて、メイルストロムにパンチを放った。

 

「ゼロツービッグバン!」

 

灯莉「防がれた……」

 

映司「フェイズトランセンデンス」

 

映司はフェイズトランセンデンスを発動した。

 

映司「あとふたりか……なら!」

 

映司はサウザンドジャッカーを生成、ヘルライズプログライズキーを取り出して、サウザンドジャッカーに装填した。

 

「ヘルズホッパーズアビリティ!」

 

映司はサウザンドジャッカーのジャックリングを引いた。

 

「サウザンドライズ!」

 

映司「やっぱり、ゼアの力で変身してるライダーだと負担がかかるな!」

 

映司はサウザンドジャッカーのトリガーを引いた。

 

「サウザンドブレイク!」

 

映司はサウザンドジャッカーから、悪意を凝縮した光線を放った。

 

純「叶星、あなたが撃ちなさい。彼との連携は得意でしょう?」

 

叶星「ええ、任せて……映司君!」

 

映司「タイミング合わせろよ!叶星!」

 

映司はキーを押し込んだ。

 

「ゼロツービッグバン!」

 

映司は縮地、ゼノンパラドキサを発動した。

 

映司「ハアッ!」

 

映司はメイルストロムを蹴り上げた。

 

映司「っ!」

 

映司は飛び上がった。

 

叶星「これで……トドメよ!」

 

叶星はCHARMから、マギスフィアを放った。

 

映司「はあああああぁぁぁぁ!」

 

映司はフェイズトランセンデンスを発動して蹴りを放った。

 

「ゼロツービッグバン!」

 

映司「……終わったな」

 

叶星「映司君」

 

映司「よく合わせられたな。叶星」

 

叶星「撃ちやすいように、空中に蹴り上げたんでしょ?」

 

映司「空中の方が避ける場所ないから、都合がいいだけだ」

 

高嶺「……映司」

 

映司「何を聞きたいんだ?」

 

叶星「高嶺ちゃん……」

 

高嶺「もう戻れないのよね」

 

映司「メダルが破壊されない限りは無理だ」

 

高嶺「だったら……私が破壊するわ」

 

叶星「梨璃さんでも無理だったんでしょ?」

 

高嶺「……」

 

紅巴「あの、映司さん」

 

映司「どうした?」

 

紅巴「えっと――」

 

叶星「紅巴ちゃん、本気?」

 

映司「とっきーが、そうしたいならいいと思うよ。とっきーに渡した時点で、とっきーの持ち物だし」

 

叶星「紅巴ちゃん、どうしてその気に?」

 

映司「ある程度の事情は分かるよ」

 

映司は変身を解除した。

 

映司「怖いんだよ……隣に立てなくなるのが……」

 

叶星「それって……」

 

映司「幼馴染なら、特にな……叶星もたかにゃん先輩もそうだろ?」

 

叶星「それは……そうだけど……」

 

映司「とっきーから見て、そう見えたなら結構重大ってことだ」

 

紅巴「……余計なことなんでしょうか?」

 

映司「それは、アイツ次第だな」

 

紅巴「……そうですよね」

 

映司「あ、俺もルドビコに行くよ」

 

叶星「ルドビコに?」

 

映司「メイルストロムから、メダルを回収するために、御台場にいたようなもんだし」

 

数日後

 

椛「本当に行くの?」

 

映司「うん。一柳隊は本来ルドビコだし」

 

槿「メイルストロムを追うなら、ここが都合のいい場所だったんでしょ?」

 

映司「少なからず、世話になった人はいるから、感謝を伝えるのにも最適だった」

 

純「あなたとも今回限りですわ」

 

映司「……うん。また一緒に戦うことになるやつだね」

 

楪「しばらくはいいかな……」

 

初「今度は手合わせをお願いしますね」

 

映司「……はい」

 

映司は闇黒剣月闇で空間を開いた。

 

映司「くっ……やっぱり……ここまで強くなると抑えるのも難しいか……」

 

映司は右腕を抑えた。

 

梨璃「映司くん!」

 

映司「梨璃……」

 

梨璃「メイルストロムは?」

 

映司「倒したよ……メダルも奪った」

 

梨璃「……大丈夫なの?」

 

映司「……ああ」

 

梨璃「……私、本当は戦ってほしくないんだよ」

 

映司「それでも……俺は戦うよ」

 

梨璃「……映司くん」

 

映司「あの夢が頭から離れないんだ」

 

梨璃「……」

 

映司「戦ってる時も、たまに……な」

 

梨璃「……映司くん……もういいよ」

 

梨璃は映司を抱きしめた。

 

梨璃「もう無理しなくていいよ」

 

映司「……」

 

梨璃「私は映司くんが頑張ってることを知ってるよ?」

 

映司「梨璃……」

 

梨璃「だから、私の前だけは力を抜いてほしいかなって……」

 

映司「わかったよ……そうする」

 

梨璃「うん!」

 




映司君のグリード問題も復活のコアメダルで解決させます。

次回は……映司君VS叶星先輩


叶星先輩は予約した


ファルシオン(椛様)解説
仮面ライダーファルシオン アメイジングセイレーン

変身者:月岡椛

椛が映司から託された無銘剣虚無、ブレードライバー、アメイジングセイレーンワンダーライドブックを、使って変身した姿。
スペックはアラビアーナナイトと同等。

能力
無銘剣虚無の能力は使えるが、アメイジングセイレーンの能力はセイレーンがワンダーライドブックから、切り離されているため、ワンダーライドブックの能力は使えない。

必殺技
神獣無双斬り
無銘剣虚無から放つ、斬撃技。
刃王クロス星烈斬とほぼ同威力。

神獣無双撃
ライダーキック技。
エデンインパクト(キック)と同威力。

セイレーン・ワンダー
セイバーやブレイズなどの剣士が現れて、必殺技を放つ。
押し込む回数によって、出てくるライダーの数が違う。
映司たちの放つ必殺技とほぼ同威力。


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第35話 ゼロツー(映司)VSエデン(叶星) 全身全霊をかけて

たかにゃん先輩の従兄弟、中の人は船戸さん……他の神庭のリリィもアミューズ声優に振られるのだろうか……もしそうなら、Photon Maiden揃うやん




イビルアイ第1ラウンドではなく、映司君VS叶星先輩です。


映司「……味覚は完全に消えてる」

 

梨璃「映司くん……」

 

映司「ごめん……外に行ってくる」

 

夢結「梨璃……映司に出撃を控えるように言ったのよね?」

 

梨璃「えっと……一応」

 

楓「聞く耳持たずですか……」

 

梨璃「映司くんのところに行ってきます」

 

ルドビコ女学院・野外訓練場

 

映司「……色覚も時間の問題か」

 

梨璃「……映司くん」

 

映司「梨璃」

 

梨璃「出撃を控えるつもりはないんだよね?」

 

映司「……だったら?」

 

梨璃「……止めるよ。映司くんのこと」

 

叶星「いいえ、梨璃さん。それは私の役目よ」

 

梨璃「叶星様……」

 

映司「来ると思ってたよ……叶星、たかにゃん先輩」

 

高嶺「私は見てるだけよ」

 

映司「……どうする気だ?」

 

叶星「……」

 

叶星はエデンドライバーを取り出した。

 

映司「……上等だ」

 

映司はゼロツードライバーを取り出した。

 

映司「今のこのドライバーは、俺と百由様、ぐろっぴの全てがある……だから、負けるわけにはいかないんだよ」

 

映司はゼロツードライバーを巻いた。

 

「ゼロツードライバー!」

 

映司「それが、梨璃やお前たちの望んでないことでも……」

 

叶星「……あなたが負けられないように、私にも負けられない理由があるのよ」

 

叶星はエデンドライバーを巻いた。

 

「エデンドライバー!」

 

叶星「あなたが託してくれたこの力で……あなたに勝つわ!」

 

叶星はエデンユニットのレバーを押した。

 

映司「……容赦はしない」

 

映司はドライバーのユニットの部分を開いた。

 

「Let’s give you power!Let’s give you power!Let’s give you power!Let’s give you power!Let’s give you power!」

 

映司はゼロツープログライズキーのボタンを押した。

 

「ゼロツージャンプ!」

 

叶星はエデンゼツメライズキーのボタンを押した。

 

「エデン!」

 

叶星「変身!」

 

映司「……変身!」

 

映司はプログライズキー、叶星はゼツメライズキーを、ドライバーに装填した。

 

「ゼロツーライズ!」

 

「プログライズ!アーク!」

 

「仮面ライダーゼロツー!」

 

「EDEN the KAMEN RIDER!」

 

「It's never over.」

 

「The creator who charges forward believing in paradise.」

 

映司「……ルナティックトランサー」

 

映司はルナティックトランサー、ゼノンパラドキサ、フェイズトランセンデンスを発動した。

 

梨璃「速攻で終わらせるつもりなんだ……」

 

高嶺「ルナティックトランサー……使用しても大丈夫なの?」

 

梨璃「多分……数分が限界だと思います」

 

映司「っ!」

 

映司はアタッシュカリバーを振り下ろした。

 

叶星「……っ!」

 

叶星はサウザンドジャッカーで防いだ。

 

映司「……」

 

叶星「くっ……」

 

映司と叶星の持っていた武器は、地面に刺さった。

 

映司「速攻で終わらせる」

 

叶星「っ!?」

 

映司「っ!」

 

映司はドライバーに装填されているプログライズキーを押し込んだ。

 

「ゼロツービッグバン!」

 

映司はエネルギーを右腕に込めて、叶星にパンチを放った。

 

叶星「こうなったら……!」

 

叶星は左手で受け止めて、ドライバーに装填されているゼツメライズキーを押し込んだ。

 

「エデンインパクト!」

 

叶星は右手の指先から血を一滴垂らした。

 

映司「そっちがその気なら……!」

 

映司は右腕に込めたエネルギーを右足に込めた。

 

映司「間に合え……!」

 

叶星の垂らした一滴の血によって地面から無数に鋭利な棘柱を出現させて、血液と共に自身と映司を覆い尽くし、膨張させる前に、映司が回し蹴りを放った。

 

「ゼロツービッグバン!」

 

「エデンインパクト!」

 

映司「ぐっ……!」

 

叶星「うっ……ぐっ……!」

 

梨璃「映司くん!」

 

高嶺「叶星!」

 

二水「梨璃さん!な、何が起こってるんですか!?」

 

梨璃「あ、二水ちゃん……それに……」

 

姫歌「叶星様と映司?」

 

高嶺「一柳隊とグラン・エプレが、集まってしまったわね……」

 

結梨「なんで、ふたりが戦ってるの?」

 

夢結「出撃するかしないかの戦いでしょうね」

 

叶星「くっ……うっ……」

 

映司「ハァ……ハァ……」

 

灯莉「かなほせんぱい……疲れてない?」

 

高嶺「ゼロツービッグバン、エデンインパクト……両方とも至近距離で受ければダメージは大きいはずよ」

 

ミリアム「……エデンだと、防御面を捨てて開発されておるからのう」

 

紅巴「ゼロツーは攻撃も防御も強化されてるということでしょうか?」

 

ミリアム「そうじゃ。もともと、ゼア経由とアーク経由じゃと、防御の高さはゼアの方が上じゃからな……それでも、アークワンよりはマシじゃが……」

 

映司「……仕方ないか」

 

叶星「……させな――っ!」

 

立ち上がろうとした叶星は膝をついた。

 

高嶺「叶星!」

 

叶星「くっ……!」

 

映司「これで終わりだ……!」

 

映司はドライバーに装填されているプログライズキーを押し込んだ。

 

「ゼロツービッグバン!」

 

叶星「っ!」

 

映司「……っ!」

 

映司はフェイズトランセンデンス、ゼノンパラドキサ、縮地を発動して、叶星の背後に移動した。

 

叶星「っ!?」

 

映司「ハアッ!」

 

映司は叶星を蹴り上げた。

 

叶星「ぐっ……!」

 

映司「っ!」

 

映司は飛び上がり、高速移動をして、叶星に多段蹴りを放った。

 

叶星「うっ……ぐっ……!」

 

映司「フッ!」

 

映司はさらに、飛び上がった。

 

映司「はああああああぁぁぁぁ!」

 

映司はフェイズトランセンデンスを発動して蹴りを放った。

 

「ゼロツービッグバン!」

 

叶星「ぐっ……あっ……」

 

叶星の変身は強制的に解除された。

 

映司「ハァ……ハァ……」

 

映司は変身を解いた。

 

映司「俺の……勝ちだ……」

 

高嶺「叶星、大丈夫?」

 

叶星「……ええ」

 

梨璃「映司くんは?」

 

映司「俺も大丈夫」

 

花凜「……結梨ちゃん」

 

結梨「どうしたの?」

 

花凜「ちょっと、付き合ってくれる?」

 

結梨「……うん」

 

映司「……」

 

灯莉「映司、ほんとにだいじょうぶ?」

 

映司「大丈夫……だと思う」

 

ミリアム「……百由様に相談しておくかのぅ」

 

楓「わたくしも百由様に用がありますので、同行しても?」

 

ミリアム「構わんぞ」

 

映司(やっぱり……この戦いが終わったら、行くべきだよな……)

 

梨璃「映司くん、少しいい?」

 

映司「ああ」

 

映司と梨璃は少し離れた場所に移動した。

 

梨璃「映司くん、色覚……片方だけ消えてるよね?」

 

映司「……完全に消えたわけじゃない」

 

梨璃「私は映司くんに、戦ってほしくないよ……」

 

映司「……」

 

梨璃「映司くん」

 

映司「俺は戦う……例え、自分自身を犠牲にしてもな」

 

梨璃「自己犠牲だけは絶対にダメだよ」

 

映司「……状況によるかな」

 

梨璃「それなら、力ずくで映司くんのことを止めるよ」

 

映司「それは楽しみだ」

 

梨璃「……本気だからね」

 




花凜と結梨ちゃん→訓練、ぐろっぴ→百由様に映司のことを相談、楓さん→映司君から貰ったモノの詳細確認

本当は梨璃ちゃんにしたかったんだけど、梨璃ちゃんがゼロツー使っても勝てるか怪しいから、叶星先輩にしました。
映司君が勝てた理由は、エデンインパクトを至近距離で相殺、アークライダーは防御面強くなさそう(偏見)だからです(エデンはナノマシンがあるから、防御面が化物だと思ってる)


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第36話 オレの戦い

イビルアイ第1ラウンド……映司君が若干暴走気味です。


年明け早々に仕事が忙しくなる→先月末で落ち着く→ルブリスウル組んで、レイズライザーで遊ぶ→装動→エアリアル、ルブリスソーン、テイオー組む、ブーストマークIIで遊ぶ→昨日の仕事帰りに、30MSのイビルコスチュームの箱を見て、イビルアイのことを思い出す。

昨日まで完全にこれのことを忘れてた……


「聖刃抜刀!」

 

「刃王三冊斬り!」

 

「セーーーセイバー!」

 

「エクスティンクションインパクト!」

 

結梨「……はあああああぁぁぁぁ!」

 

映司「……っ!」

 

映司は刃王剣十聖刃から斬撃を放ち、結梨は飛び蹴りを放った。

 

映司「くっ……」

 

結梨「うぅぅ……」

 

映司「っ!」

 

映司の左腕がグリード化した。

 

結梨「映司!」

 

映司「大丈夫だ……」

 

結梨「……」

 

映司「マギを攻撃に集中させると、たまにこうなるんだよ」

 

映司はグリード化した腕を元に戻した。

 

結梨「映司……」

 

警報が鳴った。

 

映司「……結梨」

 

結梨「うん」

 

ルドビコ女学院近郊、廃墟地区

 

映司「梨璃!」

 

梨璃「映司くん、結梨ちゃん!」

 

映司「っ!」

 

神琳「映司さん?」

 

映司「イビルアイの中のメダル……なんで、あの人が持ってるメダルが……?」

 

花凜「……まさか」

 

映司「っ!」

 

映司はゼロワンドライバーを巻いた。

 

「ゼロワンドライバー!」

 

映司「……っ!」

 

映司はヘルライズプログライズキーのボタンを押した。

 

「ヘルライズ!」

 

ミリアム「ヘルライズ!?」

 

映司はヘルライズプログライズキーをドライバーにスキャンした。

 

「オーソライズ!」

 

映司はプログライズキーを展開した。

 

映司「……変身!」

 

映司はプログライズキーをドライバーに装填した。

 

「プログライズ!」

 

映司「うあああああぁぁぁ!」

 

「Hells energy as destroy the world HELL RISINGHOPPER!」

 

「HEAVEN or HELL it doesn't matter.」

 

映司「邪魔だああああぁぁぁ!」

 

映司はルナティックトランサー、フェイズトランセンデンスを発動した。

 

梨璃「映司くん!待って!」

 

映司はヘルライズプログライズキーのボタンを押した。

 

「ヘルライズチャージ!」

 

映司はプログライズキーを押し込んだ。

 

「ヘルライジングインパクト!」

 

映司「はああああぁぁぁ!」

 

二水「周りのヒュージが……」

 

雨嘉「……梨璃、私たちが進むには、目の前のヒュージを倒すしかない」

 

結梨「……仕方ないよね」

 

結梨は滅亡迅雷ドライバーを巻いた。

 

「滅亡迅雷ドライバー!」

 

神琳「結梨さん……本気ですか?」

 

結梨「映司のところに行くんでしょ?」

 

花凜「暴走したら、私とぐろっぴちゃん、梅ちゃんで止めてあげるよ」

 

梅「……そういうことか」

 

ミリアム「わしらが、スピード系の力を使うってことじゃな」

 

楓「わたくしも……腹を括るしかありませんわね」

 

梨璃「楓さん?」

 

楓「少々……いえ、1000%不本意ですが……」

 

楓はアークドライバーを巻いた。

 

「アークドライバー!」

 

鶴紗「……映司から貰ったのか?」

 

楓「ええ、使う気なんてありませんでしたが……」

 

結梨「だったら、見てるだけでいいよ」

 

楓「わたくしのは暴走しませんわよ?」

 

結梨「でも、楓より先に私が……」

 

結梨はマスブレインゼツメライズキーのボタンを押した。

 

「マスブレイン!」

 

結梨「全部……滅ぼす!」

 

結梨はドライバーのユニットを展開した。

 

結梨「……変身」

 

結梨はドライバーに、ゼツメライズキーを装填した。

 

「プログライズ!」

 

「Connection! Connection!」

 

「Complete!」

 

「METSUBOUJINRAI!」

 

「Quartet with unified will.」

 

楓「フォローくらいはしますわ」

 

楓はサウザンドアークプログライズキーのボタンを押した。

 

「サウザンドアーク!」

 

楓「……変身!」

 

楓はドライバーに、プログライズキーを装填した。

 

「シンギュライズ」

 

楓「これが、アークの……!」

 

二水「楓さん!」

 

「When the five horns cross, the THOUSAND ARK is born.」

 

楓「……大丈夫ですわ」

 

「Presented by ARK」

 

楓「仮面ライダーサウザンドアーク。わたくしの強さは、以前よりも桁外れですわ!」

 

結梨「……速攻で終わらせる」

 

結梨はフェイズトランセンデンス、縮地を発動した。

 

楓「……っ!」

 

二水「戦闘だけ見れば……結梨ちゃんのあの姿はすごく頼もしく見えますけど……」

 

ミリアム「暴走しなければじゃが……」

 

梨璃「結梨ちゃんが暴走する寸前に、動きが止まるって……」

 

梅「チャンスは1回か……」

 

叶星「これは……」

 

姫歌「白いサウザー……?」

 

高嶺「滅亡……迅雷……」

 

灯莉「映司がいないよー?」

 

紅巴「イビルアイもいません!」

 

グラン・エプレが到着したが……

 

叶星「何が起きてるの?」

 

高嶺「映司だけは、イビルアイと戦っているということね……」

 

結梨「グラン・エプレ……」

 

楓「……っ!」

 

結梨「楓、必殺技で切り抜けよう」

 

楓「そうですわね」

 

楓はアークドライバー上部のアークリローダーを押し込んだ。

 

「悪意」「恐怖」「憤怒」「憎悪」「絶望」「闘争」

 

楓「今のわたくしでは、6が限界……ですわね」

 

楓はドライバーに装填されている、プログライズキーを押し込んだ。

 

「ジャッジメントコンクルージョン ラーニング6」

 

結梨「っ!」

 

結梨はドライバーに装填されている、ゼツメライズキーを押し込んだ。

 

「マスブレインインパクト!」

 

結梨&楓「はああああぁぁぁ!」

 

結梨と楓は飛び蹴りを放った。

 

結梨「今の私だと、これが限界……!」

 

「フォースライズ!」

 

「スティングスコーピオン!」

 

梨璃「結梨ちゃん!」

 

結梨「……大丈夫だよ」

 

高嶺「滅に戻ったのね」

 

結梨「……ギリギリだけどね。それに、まだ出てくるよ」

 

梨璃「映司くんに近づけさせたくないのかな……」

 

叶星「イビルアイにも近づけたくないのかしら……」

 

結梨「倒しながら前に進むしかないよ」

 

二水「え……?」

 

梨璃「二水ちゃん?」

 

二水「イ、イビルアイが……こっちに……」

 

梨璃「映司くんは……?」

 

二水「私の鷹の目の範囲だと、見当たりません……」

 

梨璃「映司くん……」

 

高嶺「大丈夫よ……映司は生きているわ」

 

叶星「高嶺ちゃん?」

 

高嶺「この剣が教えてくれたわ」

 

高嶺は月光雷鳴剣黄雷を見せる。

 

楓「月光雷鳴剣黄雷……ですか」

 

ミリアム「闇黒剣と共鳴しているのか」

 

二水「イビルアイ……来ます!」

 

叶星「みんな、構えて!」

 

「ヘルライジングインパクト!」

 

梨璃「え……?」

 

映司はイビルアイに飛び蹴りを放った。

 

「ヘルライジングインパクト!」

 

梨璃「映司くん……!」

 

夢結「あなた……腕が……」

 

映司「……話すと長くなるんだけど」

 

鶴紗「簡潔に言え」

 

映司「アレの攻撃を防ぐために……やるしかなかった」

 

叶星「メダル持ちなのは分かるわ……でも、あなたひとりで戦えるの?」

 

映司「俺もあのメダル能力はよく分かってないから知らない」

 

雨嘉「なんで?」

 

映司「だって、アイツのメダルは俺のじゃないし」

 

映司はルナティックトランサーを発動した。

 

映司「この姿でいられるのは、残り数分ってところか……」

 

梨璃「映司くん?」

 

映司「さっきのは不意打ちだったから、上手くいったが……どうなるかな」

 

映司はフェイズトランセンデンスを発動して、走り出した。

 

叶星「……短期決戦……ノインヴェルト戦術……」

 

梨璃「グラン・エプレのみなさんが、マギリフレクターを壊してから、私たちがノインヴェルト戦術を……」

 

夢結「それしかなさそうね。映司の攻撃と同時に両レギオン、ノインヴェルト戦術……準備開始」

 

映司「ぐっ……!?」

 

梨璃「映司くん!?」

 

映司「くっ……うっ……全員……ここから離れろ……!」

 

叶星「……梨璃さん!」

 

梨璃「でも、映司くんが……!」

 

楓「今の映司さんに近づくのは危険ですわ!」

 

映司「くっ……アアアァァ!」

 

映司はヘルライズプログライズキーのボタンを押した。

 

「ヘルライズチャージ!」

 

映司はプログライズキーを押し込んだ。

 

「ヘルライジングインパクト!」

 

映司「ウアアアアアァァァ!」

 

映司はグリードに変化して、衝撃波を放った。

 

灯莉「くうううぅぅ……!」

 

結梨「……イビルアイがいない」

 

高嶺「……まさか」

 

叶星「高嶺ちゃん?」

 

高嶺「闇黒剣月闇……」

 

梨璃「映司くんのやつです……」

 

高嶺は闇黒剣月闇を握る。

 

高嶺「……っ!」

 

叶星「高嶺ちゃん?」

 

高嶺「私たちは……映司に助けられたみたいね」

 

夢結「助けられた?」

 

楓「どちらかと言えば、映司さんが暴走した……なのでは?」

 

高嶺「私たちのノインヴェルト戦術はマギリフレクターで防がれて、一柳隊のノインヴェルト戦術はマギスフィアが奪われていたわ……」

 

梅「そこに、未知数のメダルの力が上乗せ……相当やばかったというわけか」

 

高嶺は闇黒剣月闇を地面から引き抜いた。

 

高嶺「この剣、私が預かっても?」

 

梨璃「はい、お願いします」

 

叶星「映司君のことは心配だけど……一度、戻りましょうか」

 

梨璃たちが戻ろうと歩き出した瞬間、闇黒剣月闇が高嶺の手から離れた。

 

高嶺「っ!」

 

梨璃「勝手に動いた……!?」

 

夢結「追うわよ」

 

梨璃たちの追っていた闇黒剣月闇はある人物の前に刺さった。

 

叶星「止まった……?」

 

結梨「……映司!」

 

結梨は映司に駆け寄ろうとするが……

 

灯莉「んー?」

 

姫歌「灯莉……?」

 

梨璃「待って、結梨ちゃん」

 

結梨「……梨璃?」

 

梨璃「映司くんじゃない……あなたは誰なの?」

 

高嶺「梨璃さんの言う通り……映司ではないわね」

 

叶星「もしかして……」

 




イビルアイさんはタマシーコンボのメダルを取り込んでいます。ノインヴェルトを奪いますが、奪って撃たれると魂ボンバーの威力が上乗せされてるので撃たれる前に防いだ結果が、この結果です。
メダルは奪います……使うかは微妙だけど

最後に問いかけられた人物は……イビルアイ攻略のヒントをくれる人です。

サウザンドアーク……スペックはオリジナルの倍です。現状、楓さんはラーニングエンドを使えません。そもそも、あの技に10段階あるか分からないけど、玩具ではできるから、一応使えるってことにしておきます。

イビルアイの最終決戦はもう書いてる……エニグマは飛ばして、復活のコアメダルやる予定

次回は……梨璃ちゃんがゼロツーで頑張る話かな……


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第37話 ワタシの戦い

簡潔に言うと、ゼロツーVSエデン……中身が違うverです


なんやかんやで、めちゃくちゃ出しやすいんですよね……彼


エム「……俺は松原映司だ。お前たちにはエムって言ったほうが分かりやすいか?」

 

梨璃「なんで、あなたが映司くんの……」

 

エム「ヘルライズを使ったからだな……俺の世界はゼアとアークの力で成り立っている……ゼアかアークのどちらかが、バグでも起こしたんだろうな」

 

ミリアム「バグ……」

 

エム「ゼロワンドライバーがこの状態だと、しばらくはこのままだな」

 

叶星「だったら、映司君の代わりにあなたが戦えば……」

 

エム「俺はこの世界には干渉しないって決めてる」

 

高嶺「あなたの世界にいる映司が戻ってくるまでは、何も出来ないってことかしら?」

 

エム「……それが、お前たちのダメなところだな」

 

姫歌「なんですって……?」

 

エム「お前たちはコイツに、少し頼りすぎなんだよ……」

 

梨璃「それは……」

 

エム「俺に一撃でも与えられたら、さっきの言葉は撤回してやる」

 

エムはソードライバーを巻いた。

 

エム「変身」

 

「エ・レ・メ・ン・タル!ドラゴーン!!」

 

エム「全員……まとめて相手してやるよ」

 

高嶺「舐められてるわね……」

 

叶星「……みんな」

 

梨璃「映司くんが戻ってくる方法を聞き出す!」

 

紅巴「みなさん!待ってくださ――」

 

エム「もう止められないよ……紅巴」

 

「烈火抜刀!」

 

「エレメンタル合冊斬り!」

 

梨璃「っ!」

 

夢結「一撃で……全員を……」

 

叶星「どうして……」

 

エム「……弱すぎる」

 

エムは変身を解いた。

 

エム「少しは期待してたんだけどな」

 

結梨「まだ……終わってない!」

 

結梨は滅亡迅雷ドライバーを巻いた。

 

エム「……暴走してもいいなら変身しろよ」

 

結梨「……っ!」

 

高嶺「結梨……辞めなさい。暴走の危険を背負ってまで、戦う必要はないわ……」

 

梨璃「でも、結梨ちゃんの言う通り……まだ勝負は終わってない!」

 

梨璃は立ち上がった。

 

楓「梨璃さん?」

 

叶星「梨璃さん……っ!?」

 

灯莉「定盛、梨璃の右手に……」

 

姫歌「梨璃さんの……あれって、ゼロツードライバーよね!?」

 

エム「考えたな……」

 

梨璃「……今の私たちが、あなたに対抗できるのは、私たちの手元にゼロツーの力があること……」

 

エム「だけど……あの距離で受けたんだ……相当ダメージがあるはずだが?」

 

梨璃「それでも、私は……諦めない!」

 

梨璃はゼロツードライバーを巻いた。

 

「ゼロツードライバー!」

 

梨璃はゼロツードライバーのユニットの部分を開いた。

 

「Let’s give you power! Let’s give you power!Let’s give you power! Let’s give you power! Let’s give you power!」

 

梨璃はゼロツープログライズキーのボタンを押した。

 

「ゼロツージャンプ!」

 

梨璃「変身!」

 

梨璃はプログライズキーをドライバーに装填した。

 

「ゼロツーライズ!」

 

「Road to Glory has to Lead to Growin’ path to change one to two!」

 

「仮面ライダーゼロツー!」

 

「It's never over.」

 

エム「少し本気で相手してやるよ……」

 

エムは叶星の目の前まで歩いた。

 

エム「少し返してもらうぞ」

 

エムは叶星の巻いていた、エデンドライバーを外した。

 

叶星「何を……」

 

エム「言っただろ……少し本気で戦うって……」

 

エムはエデンドライバーを巻いた。

 

「エデンドライバー!」

 

エム「……やっぱり、アークの力がないのか」

 

エムはアークワンプログライズキーを取り出した。

 

エム「フォースライザー使ってたし……大丈夫だよな」

 

エムはアークワンプログライズキーのボタンを押した。

 

「マリスラーニングアビリティ!」

 

エデンドライバーと、エデンゼツメライズキーが赤く光った。

 

エム「……これで、準備は整った」

 

エムはエデンゼツメライズキーのボタンを押した。

 

「エデン!」

 

エム「変身」

 

エムはドライバーに、ゼツメライズキーを装填した。

 

「プログライズ!アーク!」

 

「Imagine! Ideal! Illusion!」

 

「EDEN the KAMEN RIDER!」

 

「The creator who charges forward believing in paradise.」

 

エム「お前たちの知ってるエデンとは別物と考えろ……じゃないと、ゼロツーでも死ぬぞ?」

 

梨璃「……いくよ!」

 

その頃、映司は……

 

映司「うっ……ここは……」

 

叶星「映司君!しっかりして……

!」

 

映司「かな……ほ……?」

 

叶星「映司君……また……」

 

映司「大丈夫……俺はここにいるから……」

 

映司は叶星の頭を撫でた。

 

映司(どこだ……ここ……俺の知ってる場所じゃない……ただ、叶星がいるってことは……)

 

高嶺「叶星、映司は?」

 

叶星「うん……すぐに目覚めたから、大丈夫そうだったよ」

 

映司「たかにゃ……じゃなかった……高嶺」

 

高嶺「あなた、もしかして……」

 

叶星「高嶺ちゃん?」

 

高嶺「……私たちの世界に遊びに来たほうの映司ね」

 

叶星「え?」

 

映司「うん……正解だよ。たかにゃん先輩」

 

叶星「な、なんで……」

 

映司「ヘルライズを使ったからかな……多分、ゼアとアークが、こっちの俺と間違えたんじゃないかなって」

 

高嶺「どうやって、戻る気なの?」

 

映司「ゼロワンドライバーはこの状態だから……どうしようかな……」

 

叶星「だったら、少しお話しましょう?」

 

映司「俺も、お前たちのことは気になってたんだ……」

 

叶星「椛には会えた?」

 

映司「会えたよ……椛姉に」

 

高嶺「やっぱり、その呼び方なのね」

 

映司「じゃあ、もうひとりの姉って……椛姉のことだったのか……」

 

叶星「椛に会うって言ったら、高嶺ちゃんは毎回ついて行ってたけどね」

 

高嶺「あなただって……映司が告白されたら、一緒に来たじゃない」

 

叶星「そ、それは……」

 

映司「どの世界でも……俺の知ってる叶星とたかにゃん先輩で安心したよ」

 

叶星「そんなことより……あなたが出る方法よ」

 

映司「ゼロツーは使えないぞ……多分、梨璃が使ってる」

 

高嶺「もしかして……」

 

映司「戦ってるんだろうな……アイツと」

 

叶星「でも、ゼロツーを使うほどのことなの?」

 

映司「アークの力を取り戻した……エデン」

 

高嶺「……梨璃さんに勝ち目はあるの?」

 

映司「……ないな。相手が悪すぎる」

 

叶星「クロスセイバーは?」

 

映司「この世界と俺の世界を繋げるってことか……」

 

高嶺「やる価値はあると思うわ」

 

映司「やってみるか……変身」

 

映司は刃王剣十聖刃を抜刀した。

 

エム「その程度で俺に勝てると思ったか!」

 

梨璃「なんで……」

 

梨璃とエムの戦いは、エムが有利で進んでいた。

 

エム「本来の力を取り戻したんだ……お前が変身したゼロツーで勝てるわけない」

 

梨璃「それでも……私は諦めない!」

 

エム「……っ!」

 

梨璃「映司くんは絶対に立ち上がる……だから、私も……!」

 

エム「やめろ……それ以上……俺の目の前に立つな!」

 

梨璃「っ!?」

 

エム「重なるんだよ……お前とアイツが!」

 

梨璃「それって……かな――」

 

エム「これ以上……俺の……俺の目の前に立つなあああぁぁ!」

 

叶星「梨璃さん!」

 

夢結「逃げなさい!梨璃!」

 

梨璃「逃げない……絶対に!」

 

エムはドライバーに装填されているゼツメライズキーを押し込んだ。

 

「エデンインパクト!」

 

エム「消えろ……一柳梨璃いいいぃぃ!」

 

梨璃(映司くんが前にやってたやつ……私にもできるのかな……)

 

エム「うあああああぁぁぁ!」

 

エムは飛び蹴りを放った。

 

梨璃「……やるしかないよね」

 

梨璃はドライバーに装填されているプログライズキーを押し込んだ。

 

「ゼロツービッグバン!」

 

梨璃は光剛剣最光で、エムの飛び蹴りを防いだ。

 

エム「その程度で……俺の攻撃を止められるか!」

 

エムはライジングホッパープログライズキーのボタンを押した。

 

「ジャンプ!」

 

エムはライジングホッパープログライズキーを、ドライバーにスキャンした。

 

「ビットライズ!」

 

「バイトライズ!」

 

「キロライズ!」

 

「メガライズ!」

 

「ギガライズ!」

 

「テラライズ!」

 

エムはドライバーに装填されているゼツメライズキーを押し込んだ。

 

「エデンテラインパクト!」

 

梨璃「ぐっ……うぅ……それでも、私は……!」

 

梨璃は火炎剣烈火を取り出した。

 

梨璃「映司くん、お願い……力を貸して!」

 

高嶺「火炎剣烈火……?」

 

紅巴「ゼロツードライバーと一緒に、奪っていたみたいです……」

 

梨璃は火炎剣烈火で、光剛剣最光に装填されている、金の武器 銀の武器ワンダーライドブックのスイッチを押した。

 

「最光発光!」

 

梨璃「光剛……龍破斬!」

 

梨璃は光剛剣最光と火炎剣烈火から、それぞれ炎と光の斬撃を放った。

 

エム「なんだ……この威力……!?」

 

光剛剣最光の刀身に光が集まった。

 

梨璃「……光あれえええぇぇ!」

 

エム「……っ!?」

 

梨璃とエムの変身は強制的に解除された。

 

楓「梨璃さん!」

 

梨璃「これが、私の……答えだよ……」

 

梨璃は気を失った。

 

夢結「梨璃?梨璃!?」

 

結梨「大丈夫……寝てるだけだよ」

 

エム「……俺が変身したから、俺たちは元に戻る」

 

叶星「もしかして……」

 

エム「俺たちがいるべき場所に……」

 

高嶺「私たちは、守られるだけじゃない……映司の隣に立って戦う。そのために、もっと強くなるために努力をしているわ」

 

エム「わかってるよ……そんなこと」

 

結梨「……だったら、あんなこと言う必要なかったと思うよ」

 

エム「お前たちが戦う意思を示すか確かめたかった……灯莉と紅巴は気づいてたみたいだけど……」

 

灯莉「だって、映司と同じ優しい色だったから」

 

紅巴「わ、私はあなたから、戦う意思を感じられなかったから……」

 

エム「……おい、定盛」

 

姫歌「な、なによ……」

 

エム「副リーダーなんだから、ちゃんとしろよ……叶星と高嶺とまでは言わないけど、さっきの梨璃に勝てるくらいには強くなれ……姫歌」

 

姫歌「え……今、あたしの名前……」

 

エム「こっちの俺はともかく……俺はちゃんと名前で呼んでたし」

 

エムはエデンドライバー外した。

 

エム「今はお前のドライバーだからな……返すよ」

 

エムは叶星にエデンドライバーを渡した。

 

叶星「……ありがとう」

 

エム「……そろそろか」

 

叶星「そろそろ?」

 

エム「コイツと一柳梨璃に伝えておけ、攻略のカギはゼロツーとラプラス……仲間を頼ることって……」

 

エムは叶星にしか聞こえない声で呟いた。

 

叶星「え……?」

 

エムは気を失った。

 

叶星「眠っちゃった……ゼロツーにラプラス……仲間を頼る?」

 

高嶺「叶星……?」

 

叶星「仲間を頼る……そういうことね」

 

高嶺「何か分かったの?」

 

叶星「ええ、イビルアイを倒す方法がね」

 

映司「ん……うぅ……」

 

高嶺「映司!」

 

映司「……たかにゃん……先輩?」

 

叶星「映司君!大丈夫!?」

 

映司「戻ってこれたのか……」

 

叶星「映司君……あなた……何したか分かってるの?」

 

映司「ヘルライズを使った……だけど、間違ったとは思ってない」

 

叶星「イビルアイを倒すには、ゼロツーとラプラスの力が必要よ」

 

映司「ラプラス……」

 

叶星「高嶺ちゃん、みんなに映司君が目を覚ましたこと報告してくれる?」

 

高嶺「わかったわ」

 

映司「まだひたつあるんだろ?」

 

叶星「仲間を頼る……」

 

映司「……」

 

映司は立ち上がった。

 

叶星「映司君?」

 

映司「……イビルアイを探す」

 

叶星「待って!」

 

叶星は映司の腕を掴む。

 

叶星「そんな状態で戦ったら死ぬわよ!」

 

映司「それでも……戦わないといけないんだ」

 

叶星「でも……!」

 

映司「例え、刺し違えたとしても……」

 

叶星「っ!?」

 

映司「だから……」

 

叶星「だったら……もう少し私たちを頼ってよ!」

 

映司「叶星……」

 

叶星「あなたが無理をするたびに、誰かが悲しむって分からないの!?」

 

映司「それは……」

 

叶星「私たちはあなたが守らないといけないくらい弱いの?」

 

映司「……」

 

叶星「答えてよ……」

 

映司「……お前たちは――」

 

映司が叶星の質問に答えようとした時……

 

映司「伏せろ、叶星!」

 

叶星「え?」

 

映司は叶星の背後に現れたヒュージを蹴り飛ばす。

 

叶星「ヒュージ……!」

 

映司「叶星……証明してみせろ」

 

叶星「証明……?」

 

映司「お前が……お前たちが、俺の隣でも戦えるってこと」

 

叶星「……ええ、証明してあげるわ」

 

叶星はエデンドライバーを巻いた。

 

「エデンドライバー!」

 

叶星はエデンゼツメライズキーのボタンを押した。

 

「エデン!」

 

叶星「変身!」

 

叶星はドライバーに、ゼツメライズキーを装填した。

 

「プログライズ!アーク!」

 

「Imagine! Ideal! Illusion!」

 

「EDEN the KAMEN RIDER!」

 

「The creator who charges forward believing in paradise.」

 

叶星「くっ……この力……アークの……!」

 

映司「さっきまで、アイツが使ってたんだ……アークの力は入ったままだ」

 

叶星「……さっきの戦いで、梨璃さんは諦めていなかった……だから、私もアークの力に負けるわけにはいかない!」

 

叶星はドライバーに衝撃を与えた。

 

映司「ドライバーを殴って、制御か……まったく……」

 

映司はソードライバーを巻いた。

 

「ブレイブドラゴン!」

 

映司はブレイブドラゴンワンダーライドブックを、ドライバーの右のスロットに装填した。

 

映司「変身!」

 

映司はドライバーから、刃王剣十聖刃を抜刀した。

 

「聖刃抜刀!」

 

「クロスセイバー!クロスセイバー!」

 

「クロスセイバー!」

 

映司「よし、いくぞ」

 

叶星「ええ!」

 

映司「っ!」

 

映司は鷹の目を発動した。

 

映司「……やけに数が多いな」

 

叶星「イビルアイが近くにいるのかも」

 

映司「姿は見えなかったぞ」

 

叶星「何かあるのかしら?」

 

映司「……もしくは、イビルアイがいたけど、移動したとか?」

 

叶星「とにかく、今は目の前のヒュージを倒しましょう」

 

高嶺「それって、私も手伝っていいのかしら?」

 

映司「たかにゃん先輩……」

 

叶星「みんな……」

 

結梨「私もやる」

 

梨璃「映司くん」

 

映司「別に止めないから……勝手にしろ」

 

高嶺「……変身」

 

梨璃&結梨「変身!」

 

映司「たかにゃん先輩……叶星のサポート」

 

高嶺「ええ、分かったわ」

 

映司「梨璃と結梨は前に出て戦ってくれ……俺と叶星の体力を考えると、この方法で問題なく戦えるはずだ」

 

結梨「あれ?ヒュージが逃げてるよ?」

 

映司「……不利だと思って逃げてるのか?」

 

梨璃「追うの?」

 

映司「無理に追う必要はない……叶星は限界だし」

 

映司は変身を解いた。

 

映司「……梨璃、話がある」

 

梨璃「映司くん……?」

 

映司「イビルアイは……」

 

梨璃「っ!?」

 

映司「……多分、これが一番可能性があると思う」

 

梨璃「……わかった」

 




叶星先輩はエデンを完全に制御しました……普通の人間なので、ナノマシンは使えません。

映司君は本当に梨璃ちゃんたちを頼るんでしょうか……映司君はイビルアイを1人で倒せないことは分かっています。

次回、イビルアイ決着


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REAL×TIME
第1話 映司敗北!?ゼロツーVSエデン


TELASAでレンタルできるようになってたから、我慢できなくて2日しか見れないけどレンタルしたんで1話を投稿します。

外でも見たいから、早く見放題にしてくれTELASA


???『神が6日で世界を創造したのなら、私は、60分でそれを破壊し、楽園を想像する。』

 

ビルの中を仮面ライダーが歩いていた。

 

???『神が創りし、空も大地も海も星も……。』

 

そして、その仮面ライダーはサウザンドジャッカーを呼び出した。

 

???『そして、命ある全てものはこの世界と共に消える。』

 

仮面ライダーはサウザンドジャッカーを刺した。

 

???『さあ、世界をかけた戦いを始めよう。』

 

映司「……!」

 

映司はゼロツーに変身して、謎の仮面ライダーの前に現れた。

 

映司「お前の思いどおりにはさせない!」

 

2人は同時に走り出した。

 

映司&???「はあああぁぁぁ!」

 

2人の拳がぶつかる。

 

???「ハアッ!」

 

???は左手で映司の右手を払い攻撃を仕掛けた。

 

映司「ぐっ……!」

 

???「ハアッ!」

 

映司は???の攻撃を避けた。

 

映司「ハアッ!」

 

???「『この世界は苦しみに満ちている……我々は生まれながらにして、神から生きる試練を与えられた……』ハアッ!」

 

???は映司の鳩尾を狙ってパンチをする。

 

映司「うわあぁ!」

 

???「『しかし……もう悲しむ必要は無い、もう苦しむ必要は無い、もう理不尽な運命に耐える必要は無いのだ!』はああぁぁ!」

 

???の攻撃を映司はゼアの予測で避けた。

 

映司「ハアッ!」

 

???は映司の攻撃を受け止めた。

 

???『私が全てを解放するのだから。』

 

映司「ぐっ……!」

 

エム『私はエム。楽園ガーディアの創造主にして、人類を導く存在だ。』

 

映司はエムの攻撃をゼアの予測で避けた。

 

「ゼアズアビリティ!」

 

映司はアタッシュカリバーにゼロツープログライズキーを装填した。

 

映司「はあああぁぁぁ!」

 

映司はエネルギーを纏った斬撃を放った。

 

エム『さあ、私に選ばれし信者達よ……変身せよ!立ち上がるのだ!』

 

映司の攻撃を受けたエムの右腕が再生した。

 

エム『私に選ばれたお前達は……』

 

映司「何……!?」

 

エム『この戦いの後、楽園ガーディアへと導かれる!』

 

信者達が歓声を上げている。

 

エム『私に、選ばれなかった……愚かな人間達の魂を、この世界と共に滅ぼせ。』

 

ベル「さあ、この世界を終わらせよう!『楽園ガーディア』創造のために。」

 

「ヒット!」

 

ムーア「オーケー。エス様のたーめーに♪」

 

「ヒット!」

 

ルーゴ「世界最後の60分を満喫しよう。」

 

「ヒット!」

 

ブガ「『楽園ガーディア』創造のために……!」

 

「ヒット!」

 

それぞれの信者がクラウディングホッパープログライズキーのボタンを押した。

 

エム『人間達よ……逃げる場所はこの世界のどこにも……存在しない。』

 

「オーソライズ!」

 

信者達はスラッシュアバドライザーとショットアバドライザーにキーを装填した。

 

ルーゴ&ブガ「変身!」

 

エム『助かる術はただ一つ、エデンに救済を求め、この私に選ばれることだけだ。』

 

ベル&ムーア「変身!」

 

信者達はトリガーを引いた。

 

「シンクネットライズ!」

 

「クラウディングホッパー!」

 

「An attack method using various group tactics.」

 

エム『お前達が導かれるのは、楽園か……それとも地獄か。』

 

世界各地にいる信者達が変身をして、活動を始めた。

 

エム『ただ祈るがいい、楽園ガーディアへ導かれることを……。』

 

ミリアム「……!」

 

ショットライザーを手に持ったミリアムが、映像を見ていた。

 

エム『でなければ、お前達の人生は……終わる。』

 

ミリアムだけでなく、梅や楓も移動を始めた。

 

エム『カウントダウンが、ゼロになった……その時に。』

 

結梨と神琳も映像を見ていた。

 

映司「くっ……!」

 

エム「ハアッ!」

 

映司はエムの攻撃をゼアの予測で避けて、エムの背後から攻撃する。

 

映司&エム「ハアッ!」

 

エムは映司の攻撃をガードし、回し蹴りをする。

 

映司「うわあぁぁ!」

 

映司は高速で移動して、エムに攻撃した。

 

映司「っ!?」

 

映司の攻撃はガードされた。

 

エム「はああぁぁ!」

 

映司はカウンターを食らう。

 

映司「お前を止められるのはただ一人、俺だ!」

 

映司は攻撃を仕掛ける。

 

映司「はあああぁぁぁ!」

 

エム「っ!」

 

映司はゼアの予測で避けて背後に移動して攻撃を仕掛けた。

 

エム「ぐっ……!」

 

映司「今だ!」

 

エム「調子に乗るなあぁぁ!」

 

「闇黒剣月闇!」

 

エムは闇黒剣月闇を呼び出した。

 

映司「っ!?」

 

エムはジャアクドラゴンワンダーライドブックを闇黒剣月闇にスキャンした。

 

「必殺リード!」

 

「ジャアクドラゴン!」

 

「月闇必殺撃!」

 

「習得一閃!」

 

エムは闇黒剣月闇から二枚の紫色のエネルギー刃を飛ばして、エネルギー刃は途中でX字に合体し、回転しながら向かっていき映司に直撃した。

 

映司「うわあああぁぁぁ!」

 

エムはキーを押し込んだ。

 

エム「死ね。」

 

エムは指先から血を一滴垂らした。

 

「エデンインパクト!」

 

指先から垂らした一滴の血によって地面から無数に鋭利な棘柱を出現させた。

 

映司「っ!」

 

映司はゼアの予測で棘柱を避けていく。

 

映司「っ!?」

 

エムは映司を血液と共に覆い尽くし、後に膨張・破裂させた。

 

「エデンインパクト!」

 

映司「うわあああぁぁぁ!」

 

エムは映司に近づきゼロツードライバーを外した。

 

映司「うわあぁぁ!」

 

エム「これでいい。」

 

映司「返せ……!」

 

「ゼロワンドライバー!」

 

映司はゼロワンドライバーを巻いた。

 

「ジャンプ!」

 

映司はライジングホッパープログライズキーのボタンを押した。

 

映司「変身!」

 

映司はキーをドライバーに装填した。

 

エム「失せろ。」

 

映司「っ!?」

 

エムは鋭利な棘柱を出現させて、映司に向けて飛ばした。

 

映司「うわあああああぁぁぁぁ!」

 

映司はビルに激突した。

 

映司「ぐっ……!」

 

エム「さあ、始めよう……。」

 

エムは変身を解いた。

 

エム「楽園ガーディア、創造の儀式を。」

 

エムはゼロツードライバーからゼロツープログライズキーを外して、ゼロツードライバーを投げ捨てた。

 

映司「う……くっ……!」

 

映司はビルに激突した後、地上に落ちていく。

 

「ゼアズアビリティ!」

 

エムはサウザンドジャッカーにゼロツープログライズキーを装填して、サウザンドジャッカーのレバーを引いた。

 

映司「うわあぁぁ!」

 

映司はバッタのライダモデルがクッションの代わりになったが、車の上で気を失った。

 

映司「……?」

 

映司の目が覚めたのは電車の車内だった。

 

映司「どうなってんだ……?」

 

映司は扉が開くと人が大量に倒れているのを発見した。

 

映司「っ!?」

 

映司は車内を走り、一番奥の扉から降りた。

 

映司「待て!」

 

???「この世界で意識を保てるなんて……珍しい人……!?」

 

映司「っ!?」

 

???「どうして貴方がここに!?」

 

映司「それはこっちのセリフだ!」

 

映司が声をかけた人物それは……

 

映司「なんでここにいるんだ!叶星!」

 




エムの正体は次回、叶星先輩がいた理由も、暗黒剣月闇が出てきた理由もわかります。


円盤届くの2日後くらいだから明日投稿できるかわからないけど。


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第2話 正体と上位スキル

叶星先輩がいる理由とエムの正体と暗黒剣月闇についてがわかります。

そして、エンハンス・トレースの上位スキルについても。


叶星は歩き出し、映司はそれを追った。

 

映司「……!」

 

老人が気を失った状態で現れた。

 

映司「叶星、ここはなんなんだ?」

 

叶星「ここは地獄よ……滅んだ人間が葬られる場所。」

 

映司「……地獄……?」

 

叶星「私はこの地獄を終わらせたいの。」

 

映司と叶星はまた歩き出した。

 

叶星「ここを作ったのは貴方よ、映司君。」

 

映司「俺はそんなの作った覚えは……!?」

 

叶星「エムの正体は松原映司、貴方なのよ。」

 

映司「なんで……こんなことを……。」

 

叶星は立ち止まった。

 

叶星「……。」

 

映司「それに、どうやってこの世界に……。」

 

叶星「レアスキル【クラフト】を使ったのよ。」

 

映司「クラフト……?」

 

叶星「貴方のレアスキル【エンハンス・トレース】の上位スキルよ。」

 

映司「上位……スキル……?」

 

叶星「ええ。」

 

映司「クラフトって言っても、そんなことできるのか……?」

 

叶星「貴方のマギを全て使えば可能でしょうね。」

 

映司「でも、なんでこの世界に来たんだ?」

 

叶星「この世界にはアークがいたから。」

 

映司「っ!?」

 

叶星「そして、映司君は数年前のナノマシンの開発に目をつけた。」

 

映司「ナノマシンの開発?」

 

叶星「高嶺ちゃんのマギを治すためにね。」

 

映司「たかにゃん先輩のマギを……。」

 

叶星「でも、ある日を境に彼は変わった。」

 

映司「……?」

 

叶星「彼は人間であることを捨てたのよ。」

 

叶星は歩き出した。

 

映司「ここは?」

 

映司と叶星は教会へ入った。

 

映司「たかにゃん先輩!?」

 

映司は高嶺がいることに驚いた。

 

高嶺「映司!?」

 

叶星「高嶺ちゃん、この映司君はこの世界の映司君よ。」

 

高嶺「……そうなのね。」

 

映司「叶星、たかにゃん先輩。」

 

叶星「どうしたの?」

 

映司「エムは、闇黒剣月闇っていう剣を使ってたけど、もしかして……。」

 

叶星「ええ、彼は仮面ライダーよ。」

 

高嶺「オーズにも変身していたわ。」

 

映司「オーズにも!?」

 

叶星「メダルを全て失って、新しい力を手に入れたのよ。」

 

高嶺「仮面ライダーエスパーダ、仮面ライダーカリバー。」

 

叶星「それが、エムが変身していたライダーの名前よ。」

 

高嶺「闇黒剣月闇で変身するのは、カリバー。」

 

叶星「もう1つ、雷鳴剣黄雷で変身するのが、エスパーダよ。」

 

映司「もう1つ剣を持ってるってことか?」

 

高嶺「ええ。」

 

叶星「エムは、世界を滅ぼそうとしている。」

 

映司は近くにあったロウソクに触ろうとした。

 

映司「……っ。」

 

ロウソクが透けて触れなかった。

 

映司「どうやって?」

 

叶星は被せてある布を取った。

 

映司「っ!?」

 

サウザンドジャッカーが刺さっていた。

 

叶星「世界崩壊という扉を、開けるための鍵を使って。」

 

映司「エムは最初からキーを生み出すゼアの力を狙ってたのか……。」

 

叶星「私達がエムを止める。」

 

高嶺「止めなきゃいけないのよ。」

 

叶星と高嶺はサウザンドジャッカーに装填されているキーを外そうとしている。

 

叶星「くっ……!」

 

映司「……。」

 

叶星「ダメ……やっぱり止められない……。」

 

高嶺「このままじゃ、世界を……。」

 

映司「俺が……エムを止めてみせるよ。」

 

叶星「不可能よ、貴方もここから出られない!」

 

叶星は映司を掴もうとしたが、映司が透けた。

 

映司「出られるよ……どうやら、本当の俺がいるのはこの世界じゃないみたいだ。」

 

高嶺「……。」

 

映司「たかにゃん先輩は多分、わかってただろ?」

 

高嶺「ええ、貴方がロウソクを触った時、透けてたもの。」

 

叶星「そうなの?」

 

高嶺「もし、エムならここには来ないはずよ。」

 

映司「ゼアが、繋いでくれたんだ。」

 

叶星「……。」

 

映司「俺と2人の世界を……だから、エムは俺が止める。」

 

映司は教会を出ようと歩き出した。

 

叶星「エムに伝えて!」

 

映司「……?」

 

映司は叶星と高嶺の言葉を聞いた。

 

映司「……!?」

 

映司は教会から元の世界へ転送された。

 

叶星「頼んだわよ、映司君。」

 

高嶺「叶星。」

 

叶星「高嶺ちゃん?」

 

高嶺は叶星にあることを伝える。

 

叶星「……ええ、そうね。」

 

映司は元の世界に戻ってきていた。

 

映司「あ……う……!」

 

映司は車の上から降りた。

 

映司「……。」

 

百由「おーい、映司!」

 

映司「百由様!?」

 

百由「忘れ物を届けに来たわよ〜!」

 

タカカンドロイドと共に百由がやってきた。

 

百由「はい、オーズドライバー。」

 

百由は映司にオーズドライバーを渡した。

 

映司「なんで、ここに……。」

 

百由「30分くらい前に私のパソコンにゼアからのメッセージが来たのよ。」

 

映司「ありがとう、百由様。」

 

映司がオーズドライバーを巻くと、映司の目が一瞬だけ紫になり、体内からプテラ、トリケラ、ティラノのメダルが出現した。

 

映司「……!」

 

映司は出現したメダルを掴み、オーズドライバーにセットすると、ドライバーを傾かせ、オースキャナーでスキャンした。

 

映司「変身!」

 

「プテラ!」「トリケラ!」「ティラノ!」

「プ・ト・ティラーノ、ザウルース!」

 

映司「ウオオオオオオォォォォ!」

 

映司は冷気を放ち、咆哮を上げた。

 

映司「百由様、百合ヶ丘に戻ってくれ。」

 

百由「ええ、そうさせてもらうわ。」

 

映司はエクスターナルフィンとテイルディバイダーを展開して、エムがいるビルに向けて飛んだ。

 




エムの正体は家族も叶星先輩もたかにゃん先輩も全て失った、パラレルワールドの映司君です。

エムはオーズには変身できないし、エスパーダの名前は出たけど、雷鳴剣黄雷はエムの使ってた聖剣じゃないよ。

次回は映司君が元の世界に戻るまでの間に現実世界で起こっていたことになります。


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第3話 一柳隊、出撃!

映司君が叶星先輩とたかにゃん先輩と話してる間の一柳隊の話。


ベル「ハハハハハ!ん?」

 

梅「お前ら何者だ!」

 

梅はショットライザーをアバドン達へ向けた。

 

ムーア「選ばれた者だよ?」

 

千香瑠「選ばれた者……?」

 

姫歌「よくわからないけど、倒さないといけないってことだけはわかるわ!」

 

梅はショットライザーをバックルにセットした。

 

「ダッシュ!」

 

梅はラッシングチータープログライズキーのボタンを押して、ショットライザーに装填した。

 

「オーソライズ!」

 

梅はキーを展開した。

 

梅「変身!」

 

梅はショットライザーのトリガーを引いた。

 

「ショットライズ!」

「ラッシングチーター!」

 

「Try to outrun this demon to get left in the dust.」

 

梅「ハアッ!」

 

梅はムーアに向けて、ショットライザーから弾丸を放った。

 

ムーア「うっ!」

 

灯莉「定盛!一緒に!」

 

姫歌「ええ!」

 

灯莉と姫歌はアバドン達を撃破していく。

 

ムーア「よこせ!」

 

ムーアはアバドンからショットアバドライザーを奪って蹴り飛ばした。

 

梅「フッ!」

 

ムーア「待て!」

 

梅は縮地とチーターの能力で、ムーアの攻撃を避ける。

 

梅「ハアッ!」

 

ムーア「ぐっ!」

 

信者の1人が投げようとした爆弾を、瑤がCHARMから弾丸を放って弾いた。

 

信者達「うわあああぁぁぁ!」

 

ムーア「まずい!」

 

梅「今だ!」

 

千香瑠達がCHARMから弾丸を放った。

 

ベル「情けねぇ……。」

 

梅「っ!」

 

ベルは老夫婦に向けて缶を投げた。

 

梅「っ!?」

 

ガスを浴びた老夫婦は気を失った。

 

梅「っ!」

 

ベルは去っていった。

 

楓「待ってもらえますか?」

 

垓「君は……?」

 

楓「百合ヶ丘女学院の楓・J・ヌーベルと申します。天津垓さん。」

 

垓「グランギニョルの……。」

 

楓「はい。」

 

楓は天津垓に会いに来た。

 

垓「その前に……。」

 

楓「そうですわね。」

 

垓「野立常務……。」

 

楓「こんな非常事態にどちらへ?」

 

野立「君達には100%関係ない!」

 

楓「いえ……。」

 

垓「1000%怪しい。」

 

楓「ザイアとグランギニョルのテクノロジーを、外部に横流しした疑いが、貴方にかかっています。」

 

野立「私は選ばれたんだ……楽園に行くんだ!」

 

野立は通り過ぎようとするが、楓がキャリーケースを蹴った。

 

野立「どけ!」

 

垓が野立を押さえつけた。

 

垓「詳しく話を聞かせてもらいましょう。」

 

北新宿

 

ミリアム「うおおぉぉ!」

 

ミリアムはアバドン達に向けて、ショットライザーから弾丸を放った。

 

ミリアム「ハアッ!」

 

ミリアムはアバドンを蹴り飛ばした。

 

ルーゴ「ん?」

 

ブガ「ああ?」

 

ミリアム「誰の許可で妙なモンばらまいてるんじゃ!」

 

「バレット!」

 

ミリアムはシューティングウルフプログライズキーのボタンを押して、キーを展開して、ショットライザーに装填した。

 

「オーソライズ!」

 

ミリアム「変身!」

 

ミリアムはショットライザーのトリガーを引いた。

 

「ショットライズ!」

「シューティングウルフ!」

 

ブガ「やれ。」

 

アバドン達はミリアムに向かっていく。

 

ミリアム「ハアッ!」

 

ミリアムはアバドン達の攻撃を避けて、ショットライザーから弾丸を放った。

 

ミリアム「っ!どんだけ湧いてくるんじゃ、コイツら!」

 

「ランペイジバレット!」

 

ミリアムはランペイジガトリングプログライズキーのガトリングを回して、キーを展開して、ショットライザーに装填した。

 

「オールライズ!」

 

ミリアムはショットライザーのトリガーを引いた。

 

「フルショットライズ!」

「ラガトリング!」

 

ミリアム「ハアッ!」

 

「ポイズン!」

 

結梨はスティングスコーピオンプログライズキーのボタンを押して、フォースライザーにキーを装填して、ビルの屋上から飛び降りた。

 

結梨「変身。」

 

結梨はフォースライザーのトリガーを引いた。

 

「フォースライズ!」

 

結梨はアタッシュアローで近くにいたアバドン達を攻撃した。

 

「スティングスコーピオン!」

 

「Break Down.」

 

ミリアム「結梨!」

 

結梨「コイツらの好きなようにはさせない。」

 

結梨はアバドンの放った弾丸を避けて、アタッシュアローで攻撃していく。

 

ミリアム「ハアッ!」

 

ミリアムも結梨と同じくアバドン達に攻撃していく。

 

「オールランペイジ!」

 

「チャージライズ!」

 

ミリアムはランペイジガトリングプログライズキーのガトリングを回して、結梨はアタッシュアローを、一度アタッシュモードに戻し、再度アローモードに展開した。

 

ミリアム&結梨「はああああぁぁぁ!」

 

結梨は分裂する矢を放ち、ミリアムは弾丸を放った。

 

「ランイジオールブスト!」

 

ルーゴ「退くぞ……。」

 

「ヒット!」

 

ルーゴとブガはクラウディングホッパープログライズキーのボタンを押した。

 

「クラウディングエナジー!」

 

「クラウディングバースト!」

 

ブガはスラッシュアバドライザーから斬撃を飛ばし、ルーゴはショットアバドライザーから光弾を放った。

 

ミリアム&結梨「はあああぁぁ!」

 

ミリアムは弾丸を放ち、結梨は矢を放って相殺した。

 

アバドン達はLOG OUTと表示されていた。

 

ミリアム「なんなんだ?アイツら……。」

 

梨璃「ミリアムさん!結梨ちゃん!」

 

梨璃がやってきた。

 

梨璃「映司くんから、伝言が……。」

 

ミリアム「ん?」

 

梅は……

 

梅「ハアッ!」

 

縮地とチーターの能力を使い、アバドン達を撃破していた。

 

ベル「待て。」

 

ベルはムーアを止めた。

 

ベル「これ以上は時間の無駄だ。もうここに用はない。」

 

ベルとムーアはショットアバドライザーから弾丸を互いに向けて放った。

 

梅「……。」

 

夢結「梅!」

 

梅「夢結?」

 

夢結「映司から伝言があるわ。」

 

梅は変身を解いた。

 

梅「映司から?」

 

ミリアムと結梨は……

 

「ZAIAスペック」

 

ZAIAスペックを装着していた。

 

梨璃「ガスマスクと同じ保護効果があるから、ガスマスクを取っても大丈夫だよ。」

 

ミリアム「で、映司がなんだって?」

 

すると映司が映っている映像が出てきた。

 

映司『梨璃。今朝、俺のタブレットにこれが届いた。』

 

映司がタブレットを操作すると、別の映像が出てきた。

 

エム『私は楽園ガーディアの創造主エム。本日正午、世界滅亡の儀を開始する。私を止められるか?松原映司。』

 

映司『このドライバー、アークかゲヘナが関係してるに違いない。俺はエムを止めに行く。』

 

ミリアム達が見ていた映像が終わった。

 

ミリアム「やっぱり、アークとゲヘナの仕業じゃったのか……。」

 

梅「なんとしても止めないとな。」

 

梨璃から通信が入った。

 

梨璃「梅様も繋がりましたね。」

 

梅「それで?映司は?」

 

梨璃「それが……連絡が取れないんです……。」

 

3人「っ!?」

 

映司はエムの攻撃を受けて、車の上で気を失っているため連絡が取れない。

 

梅「脈がある……。」

 

梅は被害者の脈を確かめた。

 

夢結「各地の被害者もまだ脈があるみたいよ。」

 

ミリアム「一般人の避難は?」

 

梨璃「鶴紗さんと雨嘉さんが誘導してくれたから、避難済みだよ。」

 

結梨「梨璃。」

 

梨璃「結梨ちゃん?」

 

結梨「映司のところに行かないの?」

 

梨璃「私は……。」

 

梨璃は映司との朝の会話を思い出す。

 

映司「俺はエムを止めに行く。」

 

梨璃「私も一緒に行くよ。」

 

映司「ダメだ!」

 

梨璃「っ!?」

 

映司「梨璃を危険な目にあわせたくないんだ……それに、今回の件はリリィのお前がいても何もできない。」

 

梨璃「映司くん……。」

 

映司「梨璃は皆に、このことを伝えてくれ。」

 

梨璃「……。」

 

映司は部屋から出た。

 

梨璃「映司くんに言われたけど……私にできることなんてないから……。」

 

結梨「それは、梨璃の意思なの?それが梨璃のやりたいことなの?」

 

ミリアム「よせ、結梨。」

 

ミリアムが結梨を止めた。

 

ミリアム「梨璃だって、わかってるはずじゃ……映司が梨璃を止めた理由を……。」

 

『時間が無い……。』

 

『急いで!』

 

梨璃「っ!?」

 

梨璃は突然聞こえた声に驚く。

 

梨璃「私は……。」

 

ミリアム「梨璃?」

 

梨璃「私は……行かなくちゃ。」

 

梨璃は走り出した。

 

ミリアム「起きろ!お前ら何者じゃ!」

 

ミリアムは倒れていたアバドンからスラッシュアバドライザーを外した。

 

ミリアム「っ!?」

 

アバドンから赤い煙が出ていた。

 

ミリアム「なに……!?」

 

結梨「その人達は人間じゃないよ。」

 

ミリアム「ん?」

 

結梨「未確認物体……。」

 

ミリアム「どういうことじゃ……。」

 

神琳『その答えはあの方達の兵器ありそうですわ。』

 

ミリアム「神琳……?」

 

神琳『私達も通信グループに混ぜてもらいますわ。』

 

結梨「達……?」

 

叶星『私達グラン・エプレと一葉達ヘルヴォルのことよ。』

 

ミリアム「兵器のデータを転送するぞ。」

 

神琳『わかりました。』

 

梅は二水にプログライズキーを渡した。

 

梅「こっちはプログライズキーから使用者を探ってみる。」

 

儀式の間

 

エム「我が信者よ!祈りを捧げよ!」

 

エムの指示により信者達が声を上げる。

 

エム「世界を滅ぼす力を生み出すのは……他でもない!お前達だ!」

 

サウザンドジャッカーに装填されているゼロツープログライズキーのコアが赤く光った。

 




まさかの天津垓の登場。百由様は百合ヶ丘に戻ってるけど、一柳隊のメンバーは飛電インテリジェンスに戻っています。

つまり、或人とイズは出ます(他は決めてない)





多分、明日はD4DJの方を投稿すると思います(平和が欲しい)


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第4話 一柳隊の反撃

昨日投稿しようと思ったけど、グルミクでダイヤ集めてたんだ……誕生日ガチャ復刻とか聞いてない(なお10連分しか溜まってない模様)

10連で美夢ちゃん引けるかな……



夢結様達にエムの正体を伝えるため、或人とイズが出てきます。



神琳「ミーさん……あの方達のシステムに侵入したらまずかったみたいです。」

 

神琳は急いで逃げた。

 

ミリアム&結梨「……っ!」

 

戦闘機がミリアムと結梨に向かってガトリングを乱射した。

 

ミリアム&結梨「……!」

 

ミリアムと結梨は避けた。

 

「パワー!」

 

ミリアムはパンチングコングプログライズキーのボタンを押した。

 

結梨「罠だったんだ。」

 

ミリアム「舐めたマネしやがって!」

 

ミリアムはキーを展開して、ショットライザーに装填した。

 

「オーソライズ!」

 

「Kamen Rider.」

 

ミリアム「変身!」

 

ミリアムはショットライザーのトリガーを引いた。

 

「ショットライズ!」

「パンチング……!」

 

ミリアムは戦闘機と一緒に飛んでいった。

 

結梨「……!」

 

結梨は歩いてる人物を見つけた。

 

結梨「あれって……。」

 

結梨はその人物を追った。

 

ミリアム「うおおおぉぉぉ!」

 

ミリアムは戦闘機のドアを開けた。

 

ミリアム「誰もいないじゃと!?」

 

赤いガスが出現しただけで、中には誰もいなかった。

 

ミリアム「どうなってんじゃ!」

 

神琳「わかりましたわ。その赤い煙の正体はAI搭載型のナノマシンです!」

 

迅に変身した神琳が煙の正体を伝えた。

 

ミリアム「なんじゃと?」

 

梅「ナノマシン……。」

 

夢結「ナノマシンの集合体が赤いガスに見えたのね。」

 

梅「キーのデータは解析できそうか?」

 

二水「破損したデータは復元できましたが……パスワードは……。」

 

ミリアムと神琳は……

 

ミリアム「ぐっ……ダメじゃ……もう持たん……!」

 

ミリアムは限界が近かった。

 

ミリアム「……あっ。」

 

ミリアムは戦闘機から手を離してしまい、飛んでいった。

 

神琳「ミーさあああぁぁぁん!」

 

神琳はミリアムの飛んでいった方を見ていたが……

 

神琳「仕方ありませんね。」

 

神琳は戦闘機の前に出た。

 

神琳「ハアッ!」

 

戦闘機は神琳のことを追い始めた。

 

神琳「……っ!」

 

神琳は水中で方向を変えた。

 

神琳「ハアッ!」

 

神琳は戦闘機に向けてバーニングスクランブラーから光翼を放った。

 

神琳「任せましたよ。ミーさん!」

 

神琳はさらに上に飛んだ。

 

「ラガトリング!」

 

ミリアム「はあああぁぁぁ……!」

 

「ランイジオールブスト!」

 

ミリアム「はあああああぁぁぁぁ!」

 

ミリアムはランペイジガトリングプログライズキーの10種すべてのライダモデルの力を、集結させたウルフ型の弾丸を放った。

 

ミリアム「……っ!」

 

ミリアムに戦闘機が迫っていた。

 

神琳「世話が焼けますね……。」

 

神琳はミリアムのことを蹴った。

 

ミリアム「神琳!」

 

戦闘機が3機ミリアムの前に現れた。

 

ミリアム「マジか……。」

 

そしてミリアムは……

 

ミリアム「うわああああぁぁぁ!」

 

梅「おい!大丈夫か!?」

 

楓『無事を祈るしかありませんわ。』

 

飛電インテリジェンスにいる楓が通信に入ってきた。

 

梅「……お前いたのか。」

 

楓「当然でしょう。私も一柳隊ですよ?」

 

垓「それより……ナノマシンについて手がかりがある。」

 

或人「これは……。」

 

垓がナノマシンの記事を出した。

 

楓「かつてのヒューマギア運用実験都市計画に、ナノマシンの開発企業が参加していましたわ。」

 

或人「でも、それはエスの……。」

 

垓「そうだ……今回の事件はエスと全く同じやり方だ。」

 

楓「エス……?」

 

或人は簡単にエスについて説明した。

 

雨嘉「そんなことが……。」

 

垓「このナノマシンは医療に役立てるために作られた。」

 

梅「医療……?」

 

垓「患者の体内を巡回し患部に薬を運んで治療する。人工知能搭載型のナノマシンだ。」

 

鶴紗「エムと関係があるのか?」

 

垓「その開発チームのリーダーが、一色理人……エスの正体だ。」

 

雨嘉「エムに繋がる何かがあるんですか?」

 

垓「1年前、一色理人は遺体で発見されていた。」

 

梅「死んだはずの人間が……なぜ生きていたんだ?」

 

楓「自分からナノマシンになった……?」

 

イズ「そしてエムの正体は……松原映司。」

 

7人「!?」

 

梅「映司が……エム?」

 

夢結「そんなはずは……。」

 

二水「映司さんは、エムからメッセージが届いた後、梨璃さんと会話しているんですよ!?」

 

或人「イズ、どういうこと?」

 

イズ「これをご覧ください。」

 

イズはある記事を出した。

 

雨嘉「これって……。」

 

楓「神庭女子藝術高校ですわ……。」

 

鶴紗「負傷者にグラン・エプレの名前が……。」

 

イズ「平行世界……パラレルワールドの記事です。」

 

雨嘉「映司と高嶺様だけが無事だった……。」

 

百由「だとしたら、平行世界にいた映司が何かを使ってこの世界に来た、ということね。」

 

夢結「百由……貴方もいたのね。」

 

百由「ええ、私はここで抜けるけど。」

 

百由は通信から抜けた。

 

楓「夢結様。」

 

夢結「どうしたの?」

 

楓「私の仮説を送りました。」

 

楓は夢結にだけメッセージを送った。

 

夢結「……ええ、私も貴方と同じ考えよ。」

 

梅「どういうことだ?」

 

夢結「映司は数年前のナノマシンの開発に目をつけた……だけどゲヘナが、邪魔をした。」

 

楓「その結果、映司さんはエムを名乗り、エスと同じことをしたのでしょう。」

 

結梨は……

 

結梨「高嶺……。」

 

結梨が追っていったのは高嶺だった。

 

高嶺「結梨さん……エムを止めて。」

 

結梨「エム……何者なの?」

 

高嶺「人類を超越した悪魔よ。」

 

結梨「エムはナノマシンなの?」

 

高嶺「エムは自分の脳をデータ化し、人間の体を捨て、ナノマシンの体を持つ、悪魔として生まれ変わったわ。」

 

結梨「なんでそんなことを私に……。」

 

高嶺「貴方達なら止められるから……。」

 

結梨「高嶺……あれ?」

 

結梨が声をかける前に高嶺は消えた。

 

結梨「……。」

 

儀式の間

 

エム「祈り続けろ!世界の滅亡を!」

 

エムはサウザンドジャッカーから、ゼロツープログライズキーを外し、サウザンドジャッカーに銀色のプログライズキーを装填して、サウザンドジャッカーのトリガーを引いた。

 

「ヘルズホッパーズアビリティ!」

 

ヘルライズプログライズキーが完成した。

 

エム「……。」

 

エムはサウザンドジャッカーから、ヘルライズプログライズキーを外した。

 

エム「お前達の祈りが、世界を滅ぼす力となった!」

 

エクスターナルフィンとテイルディバイダーを展開していた、映司は儀式の間に降りた。

 

エム「……。」

 

映司「エム……お前の創ろうとしている『楽園』ってのはなんなんだ!」

 

「ゼロワンドライバー!」

 

映司は変身を解いて、ゼロワンドライバーを巻いた。

 

エム「今見せてやる。」

 

エムはエデンユニットのレバーを押した。

 

「エデン!」

 

エムがエデンゼツメライズキーのボタンを押すと、女性の骨格の様なロストモデルが2体出現して、エムの周囲を飛び回っている間にエデンドライバーから全身に毛細血管が張り巡らされた。

 

エム「変身。」

 

エムはドライバーにキーを装填した。

 

「プログライズ!アーク!」

 

ロストモデル2体が背後から優しくエムを抱き締める。

 

「Imagine! Ideal! Illusion!」

「EDEN the KAMEN RIDER!」

 

「The creator who charges forward believing in paradise.」

 

「Everybodyジャンプ!」

 

映司はメタルクラスタホッパーキーのボタンを押した。

 

「オーソライズ!」

 

映司はドライバーにキーをスキャンして、キーを展開してドライバーに装填した。

 

「プログライズ!」

 

映司「変身!」

 

映司はメタルライザーを折りたたんだ。

 

「メタルライズ!」

「Secret material 飛電メタル!」

「メタルクラスタホッパー!」

 

「It's High Quality.」

 

映司「はあああぁぁ!」

 

映司はプログライズホッパーブレードとアタッシュカリバーに、クラスターセルを纏わせエムに攻撃する。

 

映司「はああぁ!」

 

エムは映司の攻撃を避けて、映司に攻撃する。

 

エム「はあああぁぁ!」

 

エムはナノマシンを纏わせ映司に攻撃する。

 

映司「っ!」

 

映司はエムの攻撃を避けた。

 

映司「はあああぁぁ!」

 

映司の攻撃をエムはガードした。

 

エム「はああぁ!」

 

エムは映司を地面に叩きつけた。

 

エム「はあああぁぁ!」

 

エムは足にナノマシンを纏わせ映司に攻撃する。

 

映司「はああぁ!」

 

映司はエムの攻撃を避けて、エムに攻撃するが、ナノマシンでガードされた。

 

エム「……!」

 

映司「はあああぁぁ!」

 

映司はプログライズホッパーブレードでエムの右腕を斬った。

 

エム「うわああぁ……うっ……。」

 

エムの右腕は再生した。

 

エム「無駄だ。私に死という概念はない。」

 

映司「再生……。」

 

映司はエムに攻撃するが、ナノマシンでガードされた。

 

エム「フッ!」

 

映司「ぐうぅ……!」

 

エム「はあああぁぁ!」

 

エムはナノマシンを足に纏わせ映司に攻撃するが、後ろに下がったが映司はクラスターセルでガードした。

 

映司「っ!」

 

映司はプログライズホッパーブレードをメタルライザーにスキャンした。

 

「ファイナルライズ!」

 

「ファイナルストラッシュ!」

 

映司「はあああぁぁ!」

 

映司はクラスターセルをエムに向けて放った。

 

エム「……。」

 

エムの体は再生した。

 

映司「……っ。」

 

エム「……!」

 

エムは映司に向かって走り出すが……

 

エム「うっ……!ぐうぅ……!」

 

映司の放ったクラスターセルがナノマシンを、破壊していた。

 

映司「フッ!」

 

映司はエムに向けて走り出した。

 

映司「はああぁ!」

 

映司はプログライズホッパーブレードとアタッシュカリバーに、クラスターセルを纏わせエムに攻撃する。

 

エム「うわああぁ!」

 

映司「はああぁ!」

 

エム「っ!」

 

「闇黒剣月闇!」

 

エムは闇黒剣月闇を呼び出した。

 

映司「させるか!」

 

映司はプログライズホッパーブレードとアタッシュカリバーを合体させた。

 

「ドッキングライズ!」

 

「ギガントストラッシュ!」

 

映司「はああああぁぁぁ!」

 

映司はプログライズホッパーブレードにクラスターセルを纏わせて、エムに攻撃した。

 

エム「うわああああぁぁぁ!」

 

闇黒剣月闇とジャアクドラゴンワンダーライドブック、ジャオウドラゴンワンダーライドブックが、映司の足元へ。

 

映司「……。」

 

映司は闇黒剣月闇と2冊のワンダーライドブックを拾った。

 

映司「世界を滅ぼすキーを渡せ!」

 

エム「違う!」

 

エムはサウザンドジャッカーを抜いた。

 

エム「『楽園』を……想像する……。」

 

エムはサウザンドジャッカーにヘルライズプログライズキーを装填した。

 

「ヘルズホッパーズアビリティ!」

 

エム「キーだあああぁぁ!」

 

エムはサウザンドジャッカーのレバーを引いた。

 

「サウザンドライズ!」

 

映司「っ!」

 

映司はエムに向けて走り出した。

 

映司「やめろおおおおぉぉぉ!」

 

エムはサウザンドジャッカーのトリガーを引いた。

 

「サウザンドブレイク!」

 

エム「はああああぁぁぁ!」

 

エムはサウザンドジャッカーを地面に突き刺し強力な衝撃波を放った。

 

映司「ぐうぅ……!」

 

映司はプログライズホッパーブレードと闇黒剣月闇で衝撃波を防いでいる。

 

映司「ぐうぅ……うぅ……!」

 

映司はクラスターセルでも、衝撃波を防いでいる。

 

映司「うわああああぁぁぁ!」

 

儀式の間の周囲一帯が崩壊した。

 

梅「っ!?」

 

結梨「……!?」

 

映司「ああ……ああぁ……はぁ……はぁ……はぁ……。」

 

映司の変身は強制的に解除された。

 

映司「なんで……こんなことを……!」

 

エムは両腕を再生した。

 

エム「……。」

 

エムは突き刺していた、サウザンドジャッカーを抜いた。

 

エム「……。」

 

エムは去っていった。

 

映司「待て……!」

 

映司は闇黒剣月闇を支えに立ち上がった。

 

映司「ぐっ……ああ……うぅ……!」

 

映司はエムを追った。

 

 




映司君は闇黒剣月闇を強奪しました。

楓さんが送ったメッセージはたかにゃん先輩のことも書いてあるので、夢結様のみに送りました。

ゼアが平行世界にアクセスできるのか知らないけど、ゲンムズ見た感じだと多分できると思ってる(個人の見解だけど)



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第5話 映司のためにできること

終盤は結梨ちゃんがアバドン達を無双する話。


野立「信者が……全滅……?」

 

垓「お前達の正体を言え。」

 

楓「エムの仲間じゃなかったんですか?」

 

野立「何も喋らないぞ!」

 

垓「ならば……ボディチェックさせてもらおう……。」

 

垓は野立の荷物を調べた。

 

野立「俺は何も持ってない!」

 

楓「この中には何が入っているんですか?」

 

楓はアタッシュケースを野立に見せる。

 

野立「100%喋らないぞ!」

 

鶴紗「だったらこっちにも考えがある。」

 

雨嘉「皆、出番だよ!」

 

鶴紗がカンドロイド達に指示を出した。

 

野立「うわああぁ!」

 

鶴紗「このまま喋らないなら、まだやるぞ?」

 

鶴紗はカンドロイドをもう1セット用意していた。

 

野立「5247!……5247だ!」

 

或人「言った……。」

 

楓はパスワードを入力した。

 

楓「ZAIAスペック?」

 

野立「……エムが改造したんだ。」

 

垓「まさか……。」

 

野立「シンクネットのためにな。」

 

楓「シンクネット……。」

 

垓「エスが使っていたサーバーだ。」

 

二水はパスワードの欄に『thinknet』と入力した。

 

二水「ヒットしました!」

 

梅「よし!」

 

梅達は信者の元へ移動した。

 

野立「シンクネットは破滅願望のある人間が集まる闇サイトだ。」

 

雨嘉「破滅願望……。」

 

野立「サイトの接続者は……世界中で1億人はいる。」

 

鶴紗「1億……?」

 

野立「管理人のエムは、我々にとって教祖なんだよ!」

 

梨璃から通信が入った。

 

梨璃「信者の実体がわかったよ。」

 

梨璃はゼロツードライバーとゼロツープログライズキーからの情報を見ていた。

 

梨璃「ゼアの分析結果によると、エムも信者もナノマシンの集合体だったみたい……。」

 

楓「なるほど。つまり、AIナノマシンを制御してアバターを作り出していた……ということですわね。」

 

野立「ああ……そうだ。」

 

信者達はシンクネットにログインしていた。

 

野立「私達はそのZAIAスペックでアバターを操作して、人々を襲い世界を破壊しようとした!」

 

ベル「何が起きている……?」

 

信者「『楽園ガーディア』想像のために。」

 

信者の使っている部屋の扉が開いた。

 

信者「うっ!」

 

信者は夢結に部屋から出された。

 

野立「エスの言うとおりにすれば『楽園』に行けると思って!」

 

信者は夢結に関節技をされている。

 

信者「ああああああああぁぁぁぁ!?」

 

梅「アバターを操っていた本体を突き止めた。」

 

二水は信者のZAIAスペックを分析していた。

 

梅「ヤツらのZAIAスペックを分析すれば、シンクネットのサーバーの場所がわかるはずだ。」

 

梅はZAIAスペックを付け替えた。

 

楓「サーバーを破壊すれば、世界中のナノマシンは1000%止まりますわ。」

 

野立「無駄だ!お前らじゃあ……エムは100%止められないよ!」

 

垓「警察が来るまで、大人しくしてもらおう。」

 

野立「怖くないのか?もうすぐ世界が終わるんだぞ!?」

 

雨嘉「私達は……映司の夢と心中する覚悟を決めたから。」

 

野立「夢……?」

 

鶴紗「松原映司が私達……一柳隊のトップを走ってくれるなら、私達は喜んでサポートする。」

 

映司はエムの後を追っていた。

 

鶴紗「そう思わせる男なんだよ。」

 

鶴紗は野立のリボンを掴んだ。

 

鶴紗「こっちはいつでも、映司を迎える準備はできてるんだよ。」

 

鶴紗はリボンを離した。

 

垓「君達も彼の元へ行くといい。」

 

雨嘉「ありがとうございます。」

 

楓「行きますわよ。」

 

或人「俺も一緒に行っていいかな?」

 

楓「わかりました。」

 

イズ「私も同行させてください。」

 

或人「わかった……一緒に行こう。」

 

楓達は飛電インテリジェンスから移動した。

 

梨璃「映司くん……。」

 

梨璃はゼアに移動した。

 

梨璃「ゼア……私はどうしたら……?」

 

梨璃の背後から2人が歩いてくる。

 

梨璃「叶星様と……高嶺様?」

 

叶星「時間が無い、急いで!」

 

高嶺「貴方の大切なものがなくなる前に……。」

 

梨璃「これって……。」

 

梨璃に叶星と高嶺の記憶が入ってきた。

 

梨璃「戻ってきた……急がなきゃ!」

 

梨璃は走り出した。

 

映司「……!」

 

映司は時間を確かめた。

 

結梨「ここだ。」

 

結梨はシンクネットのサーバーに入ろうとした。

 

ルーゴ「それ以上の侵入は許可できない。」

 

ブガ「ここは俺達の『楽園』だ!」

 

信者達はアバドライザーを巻いた。

 

「ヒット!」

 

信者達はクラウディングホッパープログライズキーのボタンを押した。

 

「オーソライズ!」

 

信者達はアバドライザーにキーを装填した。

 

ルーゴ&ブガ「変身!」

 

信者達はトリガーを引いた。

 

「シンクネットライズ!」

 

結梨「……!」

 

「ポイズン!」

 

結梨はスティングスコーピオンプログライズキーのボタンを押して、フォースライザーにキーを装填した。

 

結梨「変身!」

 

結梨はフォースライザーのトリガーを引いた。

 

「フォースライズ!」

「スティングスコーピオン!」

 

「Break Down.」

 

結梨「ハアッ!」

 

結梨はアタッシュアローでアバドン達に攻撃していく。

 

ブガ「気合い入れろ!」

 

結梨はルーゴとブガ以外のアバドン達を撃破した。

 

ブガ「いくぞ!オラァ!」

 

ブガが結梨に向けて走り出し、ルーゴがアバドライザーから弾丸を放った。

 

結梨「……っ!」

 

結梨が弾丸をアタッシュアローでガードして、ブガの攻撃を避けた。

 

結梨「はあああぁぁ!」

 

結梨はアタッシュアローから、ルーゴに向けて矢を放った。

 

「ヒット!」

 

ルーゴとブガはクラウディングホッパープログライズキーのボタンを押した。

 

ブガ「終わりだ!」

 

「クラウディングエナジー!」

 

「クラウディングバースト!」

 

ブガはスラッシュアバドライザーから斬撃を飛ばし、ルーゴはショットアバドライザーから光弾を放った。

 

ブガ「ちょせえ!」

 

ルーゴ「終わったか……。」

 

ブガとルーゴに向けて矢が放たれた。

 

ブガ&ルーゴ「っ!?」

 

結梨「皆のために負けるわけにはいかない!」

 

結梨はブガとルーゴの攻撃をアシッドアナライズで防いでいた。

 

結梨「はあああぁぁ!」

 

結梨はアシッドアナライズでブガとルーゴを貫いた。

 

結梨「……。」

 

結梨はシンクネットのサーバーへ向かった。

 

ベル「おかしい……まさか……。」

 

ベルはエムを探し始めた。

 




もう少しで終わるけど、雷鳴剣黄雷はちゃんと出すので……


次回は映司君に大変な目にあってもらいます。









前回の前書きの話をすると……美夢ちゃんは12時間のリセマラでゲットしたよ。


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第6話 地獄と楽園

地獄(ヘルライジングホッパー)(VS) 楽園(エデン)……映司君、今回は……いつもよりやばいと思うけど死なないでね?


廃教会

 

エム「『楽園』の完成まで……もうすぐだ。」

 

映司が教会の扉を開けた。

 

映司「っ!?」

 

映司は叶星と高嶺と話した場所だったことに驚いている。

 

エム「これで儀式は完了だ。」

 

エムはサウザンドジャッカーを刺した。

 

エム「世界を滅ぼす。」

 

映司「まだ時間じゃないはずだ!」

 

「ヘルライズ!」

 

エムはヘルライズプログライズキーのボタンを押した。

 

映司「やめろ!」

 

映司はエムに向けて走り出した。

 

エム「離せ!」

 

エムは映司を投げた。

 

エム「……!」

 

映司はヘルライズプログライズキーに衝撃を与える。

 

映司「止まれぇぇぇぇ!」

 

映司はヘルライズプログライズキーに衝撃を与え続けた。

 

映司「……!」

 

映司はある方法を思いついた。

 

映司「皆……ごめん。やっぱり……これしか思いつかなかった。」

 

映司はヘルライズプログライズキーをドライバーにスキャンした。

 

「オーソライズ!」

 

映司「ぐっ……うぅぅ!あああああぁぁぁぁ!」

 

エム「そのキーを、人間の体で使うのは不可能だ。」

 

映司「ぐっ……うぅぅ!」

 

エム「死ぬつもりか?」

 

映司はキーを展開した。

 

映司「この命にかえても……守りたいものがあるからな!うああああああああぁぁぁぁ!」

 

映司はキーをドライバーに装填した。

 

「プログライズ!」

 

映司「うああああああああぁぁぁぁ!」

 

「Hells energy as destroy the world HELL RISINGHOPPER!」

 

「HEAVEN or HELL it doesn't matter.」

 

映司「ああああぁぁぁ!うぅぅ……!」

 

エム「っ!?」

 

映司「ぐあ……!ウアアアアアァァァァ!」

 

映司が叫ぶと世界が崩壊していき、ヘルライズ空間が作られた。

 

映司「コワス!」

 

映司はヘルライズプログライズキーを破壊しようとする。

 

エム「やめろ!」

 

エムがエデンに変身して、映司を止める。

 

エム「それは『楽園』のためのキーだ!」

 

エムは映司の上に乗り、映司を止めようとする。

 

映司「ウウウウウゥゥゥ!」

 

映司がエムの首を絞める。

 

エム「ぐっ……!」

 

映司「コワス……!」

 

エムは映司の手を叩き、映司を投げた。

 

映司「ジャマスルナアアアァァ!」

 

エム「っ!?」

 

映司はエムに向けて走り出した。

 

映司「ウアアァァ!」

 

映司はナノマシンの集合体でガードしているエムを殴る。

 

エム「うわあああぁぁ!」

 

映司「あああぁぁ……あああああああああああぁぁぁぁ!」

 

映司の右腕の骨が折れた。

 

映司「っ!?アッ……ウッ……ウアァ……。」

 

映司の折れた右腕の骨が元に戻った。

 

映司「ウゥゥゥ……アアアアアアアアァァァァ!」

 

映司はエムに飛びかかった。

 

エム「うわあああぁぁ!」

 

映司「アアアァァ!コワス!ウウウウウゥゥゥ!コワレロォ!」

 

映司はエムを殴り続ける。

 

映司「コワセ!アアアアアアァァァァ!ウウウウウゥゥゥゥ!」

 

エム「うわあああぁぁ!」

 

映司「アアアアアアァァァァァ!」

 

映司はエムを掴んだ。

 

映司「ウウウゥゥ!」

 

既に赤く光っていたが、ゼロワンの目も光った。

 

映司「ウアアアアアアアアァァァァァァ!」

 

映司はエムを巻き込み、爆発を起こした。

 

エム「うわああああぁぁぁ!」

 

エムの変身は強制的に解除された。

 

映司「コワス……コワス!」

 

映司はヘルライズプログライズキーのボタンを押した。

 

「ヘルライズチャージ!」

 

映司「アアアアアアアアアァァァァァァ!」

 

映司はキーを押し込んだ。

 

映司「コオオオォォワアアアァァスウウウゥゥ!」

 

「ヘルライジングインパクト!」

 

映司は右足にエネルギーを纏わせ、飛び上がった。

 

映司「コワレロオオオオオオォォォォォ!」

 

映司はエムに蹴りを放った。

 

映司「ウアアアアアアアアァァァァァァ!」

 

「ヘルライジングインパクト!」

 

ゼロツーがエムの前に現れて映司の蹴りを止めた。

 

エム「うわああああぁぁぁ!」

 

エムは衝撃で飛ばされた。

 

エム「……っ!?」

 

映司「アアア……ガアアァァ……!」

 

叶星『絶対に止めるわよ!梨璃さん!』

 

高嶺『これ以上……失うわけにはいかないわ!』

 

梨璃「……映司くん!」

 

エム「なんで……叶星と高嶺が……。」

 

映司「アアアァァ……?」

 

梨璃「うっ……!」

 

梨璃の変身が強制的に解除され、叶星と高嶺も消えたが、クラウ・ソラスとリサナウトは地面に刺さっていた。

 

エム「クラウ・ソラス……リサナウト……。」

 

映司「ウゥゥゥ……グウウウゥゥ!」

 

梨璃「うっ……くっ……!」

 

梨璃は映司に向けて歩き出し手を掴んだ。

 

梨璃「映司くん……!ダメだよ……!」

 

映司「ウウウゥゥ……?アッ!?ンンンンンンンンン!?」

 

映司は梨璃に攻撃できなかった。

 

映司「リ……リ……梨璃……!?」

 

映司の暴走が止まった。

 

映司「うああああああぁぁぁぁ!」

 

映司は変身を解いた。

 

映司「うあああああぁぁぁぁ!」

 

ヘルライズ空間が解けた。

 

映司「うあああぁぁ!」

 

エム「ぐっ……!」

 

ヘルライズプログライズキーは離れた場所へ飛んでいった。

 

映司「……っ!」

 

映司は梨璃を支えた。

 

映司「梨璃……どうして……?」

 

梨璃「まだ……私は、映司くんと一緒に、私達の夢を叶えてない!」

 

映司「梨璃……。」

 

梨璃「だから……映司くんを失いたくない!」

 

映司「……梨璃……俺が間違ってたんだな……梨璃を悲しませるなら……。」

 

エム「……。」

 

エムは立ち上がった。

 

映司&梨璃「……?」

 

映司と梨璃は落ちていた、指輪とペンダントを見た。

 

エム「……っ。」

 

エムはヘルライズプログライズキーを拾った。

 

映司「アンタがやろうとしてることも、本当に大切な人を幸せにできることなのか!?」

 

シンクネットアジト サーバールーム

 

結梨「……。」

 

アバドン達を撃破した結梨は、シンクネットアジトのサーバールームに入っていた。

 

結梨「被害者達のデータ……?」

 

結梨の前に被害者達のデータが表示された。

 

結梨「ナノマシンで生体データを抜き取ってたんだ……なんで?」

 

結梨が上を向くと人間の脳が現れた。

 

結梨「これは……?」

 

梨璃「結梨ちゃんからの通信だ。」

 

梨璃は結梨から送られてきた画像を表示する。

 

結梨『ヤツらのサーバーに人間の脳が繋げられてる。』

 

梨璃「脳……でも誰の?」

 

映司「エムの……恋人のだ。」

 

エム「どうしてそれを……?」

 

映司「アンタが持ってたこの指輪とペンダント……2人も同じものをつけてた。」

 

シンクネットアジト サーバールーム

 

結梨「……。」

 

結梨はシステムを操作した。

 

結梨「ナノマシンに関する記録を見つけたよ。」

 

梨璃は結梨から送られてきた画像を表示する。

 

結梨『どうやら、医療用の実験体第1号がエスの婚約者だったみたい。』

 

映司「エス?」

 

梨璃「エムと同じことをした人がいたって、或人さんが……。」

 

結梨『だけど、暴走したアークによって、ナノマシンが変異したみたい。』

 

映司「まさか、エムのやってたことは……。」

 

梨璃「多分、エスのやってたこと同じ……。」

 

結梨『そして、エスの婚約者は再起不能になった。』

 

映司「エスのやったことを参考にして、2人の脳をデータ化したのか……ナノマシンをばらまいて、人間を襲っているように見えたのは、あの人達の脳をデータ化して2人の世界の住人を増やすためだったのか?」

 

映司はエムの元に歩き出した。

 

映司「アンタが創ろうしてたのは、2人のための『楽園』だったんだな……つまり、襲われたのが選ばれた人間で……。」

 

ベル「最初から我々のような人間を、滅ぼすつもりでいたのかエム!」

 

ベルと信者達が廃教会に向かっていた。

 

エム「俺は……2人を守れなかった……あの時のヒュージの攻撃を俺は防げたはずだった……だが、そのヒュージはゲヘナによって強化されていた。」

 

映司「ゲヘナ……。」

 

エム「強化されたヒュージの攻撃は叶星と高嶺に直撃した……叶星と高嶺との人生が……俺の世界が終わったんだ。だから、せめて……2人をデータとして生かして、俺自身も人工知能となって、データの世界を創ったんだ。」

 

映司「アンタのやり方は間違ってる。どうして……どうして、2人の想いをわかってあげようとしないんだ!」

 

エム「アイツらは……俺のせいで死んだんだ……恨んでるに決まってるだろ。」

 

映司「そんなこと決まってない。」

 

エム「お前に……何がわかる!」

 

エムは映司に近づいた。

 

映司「わかるさ……アンタほどじゃないけど、叶星とたかにゃん先輩とは一緒に戦ったりしている。」

 

エム「……。」

 

映司「約束したんだ……叶星とたかにゃん先輩に、梨璃達だけじゃない、グラン・エプレも守るって!」

 

エム「そんなこと……。」

 

映司「それに、アンタの恋人とも約束したんだ……この世界を守るって……アンタの大切なものは、あの世界で生きてるんだよ!」

 

エム「……っ!」

 

映司「ずっと待ってるんだ……2人で……。」

 

エムは走り出した。

 

エム「うっ……!」

 

ベルがアバドライザーからエムに向けて弾丸を放っていた。

 

エム「……っ!」

 

ベル「約束の時間より、早くキーを使って信者を滅ぼした理由が、まさか女……それもリリィのためだったとは……。」

 

映司と梨璃の後ろにも信者達がやってきた。

 

エム「お前らのような……醜い悪意を垂れ流すヤツらがアークとゲヘナのような集団を生み出し……叶星と高嶺の命を奪った……。」

 

ベルはエデンドライバーを拾った。

 

エム「お前らを……叶星と高嶺の世界に行かせるわけにはいかない……!」

 

ベル「いいや?この世界を滅ぼして……。」

 

「エデンドライバー!」

 

ベルはエデンドライバーを巻いた。

 

映司&梨璃「……!?」

 

ベル「我々の『楽園』に変えてやる!」

 

ベルはエデンユニットのレバーを押した。

 

ベル「ここからは、私が『楽園』の創造主となる。」

 

「ルシファー!」

 

ベル「変身!」

 

ベルはドライバーにキーを装填した。

 

「プログライズ!アーク!」

 

ベルの付近に巨大な骸骨のようなロストモデルが出現し、その巨大な骸骨がベルを噛み砕いた。

 

「The creator who charges forward believing in paradise.」

 

「OVER THE EDEN.」

 

信者達はアバドンへ変身し、ベルはサウザンドジャッカーを抜いた。

 

ベル「あと10分でこの世界は滅びる……。」

 

ベルはサウザンドジャッカーにヘルライズプログライズキーを装填した。

 

映司「エム。」

 

映司はエムに指輪とペンダント、そして……

 

映司「花凜姉の形見だ。」

 

割れたプテラのコアメダルの半分を渡した。

 

エム「花凜姉の……いいのか?」

 

映司「闇黒剣月闇と交換だ。」

 

エム「……わかった。」

 

エムは映司から指輪、ペンダント、メダルを受け取った。

 

エム「……!」

 

エムは走り出した。

 

ベル「無駄だ!」

 

ベルはエムに攻撃しようとするが……

 

ベル「ああぁ?」

 

映司がアタッシュカリバーを投げて防いだ。

 

映司「そうさせない!」

 

映司と梨璃はお互いを見ると笑いあった。

 

「ジャンプ!」

 

「ゼロツージャンプ!」

 

映司はライジングホッパープログライズキー ゼロワンリアライズver.のボタンを押して、梨璃はゼロツープログライズキーのボタンを押した。

 

「オーソライズ!」

 

映司はキーをドライバーにスキャンして、梨璃はゼロツードライバーのユニットの部分を開いた。

 

「Let’s give you power! Let’s give you power! Let’s give you power! Let’s give you power! Let’s give you power!」

 

映司&梨璃「変身!」

 

映司はキー展開して、ドライバーに装填して、梨璃はキーをドライバーに装填した。

 

「ゼロツーライズ!」

「仮面ライダーゼロツー!」

 

「イニシャライズ!」

「リアライジングホッパー!」

 

映司(ゼロワン)梨璃(ゼロツー)……世界の崩壊を止めるために最強のライダー(夫婦)が並んだ。

 




ゼロツーで止める時に叶星先輩とたかにゃん先輩がいたのは、チェイサーマッハの必殺技みたいに幻影のようなもので、クラウ・ソラスとリサナウトはゼアが生成したCHARMです。

映司君と梨璃ちゃんは娘の結梨ちゃんがいるので夫婦です(こじつけ)

多分、次回で終わる(予定)


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第7話 ソレゾレの戦い

やっぱり、7話で終わらなかった……REAL×TIMEはあと1話続きます。


映司&梨璃「ハアッ!」

 

映司と梨璃はアバドン達に攻撃していく。

 

ベル「無駄な足掻きが……!」

 

ベルは映司に攻撃する。

 

映司「っ!」

 

映司はベルの攻撃をガードする。

 

映司「ハアッ!」

 

映司はベルに攻撃をする。

 

梨璃「ハアッ!」

 

梨璃はアバドン達に攻撃していた。

 

映司「ハアッ!」

 

映司はベルの攻撃を避けて、アバドン達に攻撃していく。

 

梨璃「ハアッ!」

 

梨璃もアバドン達に攻撃していく。

 

ベル「ハアッ!」

 

ベルは映司に攻撃するが、映司は避けた。

 

映司「……っ!」

 

映司は刺さっていた、アタッシュカリバーを抜いた。

 

映司「ハアッ!」

 

映司はベルに攻撃をするが、ベルはガードした。

 

ベル「邪魔をするな!」

 

ベルは映司に攻撃をするが、映司もガードした。

 

ベル「ハアッ!」

 

映司「うわあああぁぁ!」

 

梨璃「映司くん!」

 

アバドンは梨璃に向けて、アバドライザーから弾丸を放った。

 

梨璃「っ!」

 

梨璃はガードして、アバドン達を攻撃していく。

 

梨璃「くっ……!」

 

梨璃はアバドン達の攻撃で教会の外に出た。

 

映司「梨璃!」

 

ベル「よそ見してる場合かよ!」

 

ベルは映司に攻撃するが、映司は防いだ。

 

映司「ハアッ!」

 

映司はベルに攻撃するが、ベルはガードして、映司の手からアタッシュカリバーを弾いた。

 

映司「くっ……!」

 

ベル「ハアッ!」

 

ベルは映司に攻撃するが、映司は避けた。

 

映司「ちょうどいい!」

 

映司は刺さっていた、クラウ・ソラスとリサナウトを抜いて、【円環の御手】を発動した。

 

映司「ハアッ!」

 

映司とベルも教会の外へ出た。

 

ブガ「俺達を騙しやがって!」

 

シンクネットアジト前ではブガとルーゴ、信者達が揃っていた。

 

ムーア「じゃあさ……エムの恋人なんて、始末しちゃおうよ〜。ゲヘナから貰ったコレも使ってさ〜。」

 

ムーアは数十体のヒュージを生成した。

 

結梨「お前達こそ、滅びるべき悪だよ!」

 

シンクネットアジトから出てきた、結梨が信者達に言い放った。

 

ルーゴ「たった1人で何ができる?」

 

結梨「1人じゃないよ。」

 

楓「所詮はアバターでしか、イキれない烏合の衆ですわね。」

 

梅「エムの想いに比べれば、お前達に同情の余地はない!」

 

楓と梅も結梨の元へ。

 

ムーア「黙りやがれ!」

 

ムーア達はアバドライザーから弾丸を放った。

 

夢結「梅!ヒュージは私達に任せて、貴方達は……!」

 

グラン・エプレとヘルヴォルもいた。

 

梅「ああ、梅達はアバドンを片付ける!」

 

結梨は弾丸をアタッシュアローで全て弾いて、梅と楓はCHARMで弾丸を弾いた。

 

梅「ハアッ!」

 

梅と楓はCHARMでアバドン達と戦っている。

 

結梨「……!」

 

アバドン達に向けて弾丸が放たれた。

 

結梨「……?」

 

神琳「遅くなりました。」

 

ミリアム「仮面ライダーのお出ましじゃ!」

 

弾丸を放ったのはミリアムだった。

 

或人「俺も一緒に戦っていいかな?」

 

或人も結梨達の元へ。

 

結梨「うん。」

 

ルーゴ「貴様達に『楽園』への切符はない!」

 

結梨「『楽園』……知らないの?この世界は捨てたもんじゃないよ。」

 

「フォースライザー!」

 

「ショットライザー!」

 

「スラッシュライザー!」

 

「ゼロワンドライバー!」

 

「ゼツメツ!Evolution!」

 

結梨はフォースライザー、ミリアムと梅はショットライザー、神琳はスラッシュライザー、或人はゼロワンドライバーを巻いて、楓はサウザンドライバーを巻いて、アウェイキングアルシノゼツメライズキーをドライバーの左にセットした。

 

「ブレイクホーン!」

 

楓はアメイジングコーカサスプログライズキーのボタンを押した。

 

「バレット!」

 

ミリアムはシューティングウルフプログライズキーのボタンを押して、キーを展開して、ショットライザーに装填した。

 

「ダッシュ!」

 

梅はラッシングチータープログライズキーのボタンを押して、ショットライザーに装填して、キーを展開した。

 

「オーソライズ!」

 

「インフェルノウィング!」

 

神琳はバーニングファルコンプログライズキーのボタンを押して、スラッシュライザーに装填して、キーを展開した。

 

「ポイズン!」

 

結梨はスティングスコーピオンプログライズキーのボタンを押して、フォースライザーに装填した。

 

「ジャンプ!」

 

或人はライジングホッパープログライズキーのボタンを押して、ドライバーにスキャンした。

 

「オーソライズ!」

 

或人はキーを展開した。

 

6人「変身!」

 

或人と楓はドライバーにキーを装填して、結梨はフォースライザーのトリガーを引いて、神琳はスラッシュライザーのトリガーを引いて、ミリアムと梅はショットライザーのトリガーを引いた。

 

「スラッシュライズ!」

 

「ショットライズ!」

 

「フォースライズ!」

 

「プログライズ!」

 

「パーフェクトライズ!」

 

「When the five horns cross, the golden soldier THOUSER is born.」

 

「バーニングファルコン!」

 

「飛び上がライズ!ライジングホッパー!」

 

「スティングスコーピオン!」

 

「シューティングウルフ!」

 

「ラッシングチーター!」

 

6人はアバドン達と戦い始めた。

 

ミリアム&梅「ハアッ!」

 

ミリアムはアバドンに肘打ちをして、梅は蹴った。

 

神琳&楓「ハアッ!」

 

神琳はアバドンをスラッシュライザーで攻撃して、楓はサウザンドジャッカーで攻撃した。

 

結梨&或人「ハアッ!」

 

結梨はアタッシュアローの刀身に光を纏わせアバドンを攻撃して、或人はアタッシュカリバーで攻撃した。

 

ルーゴ「行け!」

 

ブガ「おう!」

 

ブガはエムを追った。

 

或人「結梨ちゃん!」

 

結梨「わかった!」

 

結梨はアバドン達を攻撃して、ブガを追った。

 

ムーア「オラァ!」

 

「ライトニングホーネット!」

 

梅はムーアの攻撃を防いだ。

 

楓「ハアッ!」

 

楓はアバドン達に攻撃する。

 

ムーア「ウラァ!」

 

楓がムーアの攻撃を防いだ。

 

ムーア「オラァ!」

 

ムーアはアバドライザーから弾丸を放った。

 

ムーア「喰らえ!」

 

ムーアは楓を蹴り、飛び上がった。

 

梅「っ!」

 

梅はショットライザーから、弾丸を放った。

 

「サンダー!」

 

梅はライトニングホーネットプログライズキーのボタンを押して、羽を展開して飛んだ。

 

「ライトニングブラストフィーバー!」

 

梅はショットライザーのトリガーを引いた。

 

梅「はああああぁぁぁ!」

 

梅はヘクスベスパをアバドン達に向けて放った。

 

信者「うわああああぁぁぁ!」

 

梅はムーアに向けて、ショットライザーから弾丸を放った。

 

「ジャッキングブレイク!」

 

楓「はあああぁぁ!」

 

楓はサウザンドジャッカーから、ムーアに向けて電撃を放った。

 

「©ZAIAエンタープライズ」

 

アバドン達は梅と楓に走り出していた。

 

梅&楓「ハアッ!」

 

梅と楓も走り出した。

 

神琳「ハアッ!」

 

神琳はアバドン達を攻撃していく。

 

ミリアム「ハアッ!」

 

ミリアムもアバドン達を攻撃している。

 

ミリアム「うおおおおぉぉ!」

 

ミリアムは手すりを使って、ランペイジガトリングプログライズキーのガトリングを回した。

 

「オールランペイジ!」

 

「バーニングレイン!」

 

神琳はスラッシュライザーから、アバドン達に炎の斬撃を飛ばした。

 

「ランイジオールブスト!」

 

ミリアムは橋から飛び降り、左背面部の翼をアンカーとして地面に突き刺して、ランペイジガトリングプログライズキーの10種すべてのライダモデルの力を、集結させたウルフ型の弾丸を放った。

 

ルーゴ「無駄……無駄……無駄!無駄ー!」

 

撃破されたアバドン達は、すぐに復活した。

 

ミリアム「キリがないぞ……。」

 

「仮面ライダーゼロツー!」

 

或人はアバドン達を撃破していた。

 

或人「お前達を止められるのはただ一人、俺だ!」

 

或人はキーを押し込んだ。

 

「ゼロツービッグバン!」

 

或人「はあああああぁぁぁぁ!」

 

或人はアバドン達に飛び蹴りを放った。

 

或人「頼んだよ……映司君、梨璃ちゃん。」

 

シンクネットアジト 通用口

 

エム「……!」

 

エムは走り出した。

 

ブガ「おっと……やっぱり来たか……この裏切り者が!」

 

ブガはエムに攻撃するが、エムは避けた。

 

ブガ「ハアッ!」

 

結梨「……!」

 

ブガの攻撃を結梨がガードした。

 

結梨「行って!」

 

エムは頷いて、サーバールームまで走った。

 

エム「……!」

 

サーバールームの前にヒュージがいた。

 

エム「……!」

 

エムはソードライバーを取り出した。

 

叶星&高嶺「ハアッ!」

 

叶星と高嶺がヒュージを撃破した。

 

エム「っ!?」

 

叶星「高嶺ちゃん!」

 

高嶺「ええ、絶対に倒すわよ。」

 

だが、2人で戦うにはヒュージが多い。

 

エム「……高嶺!」

 

エムはソードライバーを高嶺に投げた。

 

高嶺「……!」

 

高嶺は周りのヒュージを撃破して、ソードライバーをキャッチした。

 

高嶺「これは……?」

 

エム「雷鳴剣黄雷と聖剣ソードライバー……お前なら使えるはずだ!」

 

高嶺「……わかったわ。」

 

高嶺はソードライバーを巻いた。

 

「聖剣ソードライバー!」

 

叶星「巻けた!」

 

エム「コレを使え!」

 

エムは3冊のワンダーライドブックを投げた。

 

高嶺「……!」

 

高嶺はワンダーライドブックをキャッチした。

 

エム「ランプドアランジーナだ!」

 

高嶺「これね。」

 

高嶺はランプドアランジーナワンダーライドブックのページを開いた。

 

「とある異国の地に、古から伝わる不思議な力を持つランプがあった……。」

 

高嶺はランプドアランジーナワンダーライドブックのページを閉じた。

 

エム「ドライバーの左にセットしろ!」

 

高嶺はランプドアランジーナワンダーライドブックをドライバーの左のスロットに装填した。

 

エム「剣を抜刀したら変身できるぞ!」

 

高嶺「……ハアッ!」

 

高嶺はソードライバーから雷鳴剣黄雷を抜刀した。

 

「黄雷抜刀!」

 

高嶺「……変身!」

 

「ランプドアランジーナ!」

 

「黄雷一冊!ランプの精と雷鳴剣黄雷が交わる時、稲妻の剣が光り輝く!」

 

叶星「変身……した……。」

 

高嶺「私は……私の想いを貫くわ!」

 

高嶺はゼノンパラドキサを発動して、ヒュージを一掃した。

 

高嶺「……!」

 

高嶺は雷鳴剣黄雷をドライバーに納刀した。

 

「必殺読破!」

 

高嶺は雷鳴剣黄雷のトリガーを引いた。

 

高嶺「ハアッ!」

 

「黄雷抜刀!」

 

高嶺はドライバーから、雷鳴剣黄雷を抜刀した。

 

高嶺「トルエノ・デストローダ。」

 

「アランジーナ一冊斬り!」

 

「サンダー!」

 

雷鳴剣黄雷の刀身に稲妻を纏い、高嶺は目に見えぬほどの速度で居合い斬りをヒュージ達に放ち、高嶺はすぐに2撃目を放った。

 

高嶺「これで話は終わりよ。」

 

斬撃の後、落雷が発生して切り裂いたヒュージ達を追撃した。

 

高嶺「行きなさい。」

 

エム「……ああ。」

 

エムはサーバールームへ入った。

 

高嶺「叶星。」

 

叶星「皆と合流しましょう。」

 

叶星と高嶺もサーバールームの前から移動した。

 

エム「……!」

 

エムはシステムの前まで走った。

 

エム「叶星……高嶺……。」

 

エムはシステムを操作して、ナノマシンとなり、叶星と高嶺がいる世界へ向かった。

 

 




或人役の高橋文哉君があのシーンに混ざりたいって、言ってたから混ぜてみました。

たかにゃん先輩が変身しました(させたの間違い)……たかにゃん先輩、これで映司君とあの時よりも全力で遊べるよ。




D4DJの方を書かかないといけないから、次回で終わらせます。




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最終話 オレ達とワタシ達の未来図

REAL×TIME最終話です。

たかにゃん先輩の戦闘シーンを加えたこと以外はだいたい同じです。


梨璃はキーを押し込んだ。

 

「ゼロツービッグバン!」

 

梨璃「はああああぁぁぁ!」

 

梨璃は高速移動をして、アバドン達を撃破していく。

 

梨璃「っ!」

 

梨璃は映司の元へ向かった。

 

映司「ハアッ!」

 

映司の攻撃をベルは避けた。

 

ベル「フン!」

 

映司「うわああぁ!」

 

ベル「ハハハ!」

 

ベルは映司に攻撃しようとするが……

 

梨璃「ハアッ!」

 

ベル「なに!?」

 

梨璃が飛び蹴りで防いだ。

 

ベル「邪魔をするな!」

 

映司「梨璃……いくぞ!」

 

梨璃「うん!」

 

映司と梨璃はベルに向けて走り出した。

 

ベル「はあああぁぁ……!」

 

ゼロツーの目が赤く光った。

 

ベル「ハアッ!」

 

梨璃「フッ!」

 

ベルの攻撃を梨璃はゼアの予測で防いだ。

 

映司「ハアッ!」

 

ベル「くっ……!」

 

ベルは攻撃するが、梨璃に防がれる。

 

映司「ハアッ!」

 

映司の攻撃を防げず、ベルは後ろに下がった。

 

映司「ハアッ!」

 

映司が高速移動をして、ベルに攻撃する。

 

梨璃「ハアッ!」

 

梨璃も映司と同じく高速移動をして、ベルに攻撃する。

 

映司「はあああぁぁ!」

 

映司はベルに飛び蹴りをした。

 

ベル「ぐっ……この!」

 

ベルの攻撃を映司と梨璃は跳んで避けた。

 

楓「ハアッ!」

 

楓はサウザンドジャッカーのトリガーを引いた。

 

楓「はあああぁぁぁぁ!」

 

楓はサウザンドジャッカーからは火炎弾を放った。

 

「JACKING BREAK」

「©ZAIAエンタープライズ」

 

ムーア「なんだこれ!?」

 

ルーゴ「くっ……!」

 

「パワーランペイジ!」

 

「サンダー!」

 

ミリアムはランペイジガトリングプログライズキーのガトリングを回して、梅はラッシングチータープログライズキーのボタンを押した。

 

ミリアム&梅「はああああぁぁぁ!」

 

ミリアムと梅はショットライザーのトリガーを引いた。

 

「ランペイジパワーブラスト!」

 

「ライトニングブラスト!」

 

ミリアムと梅はゼロ距離で弾丸を放った。

 

神琳「ハアッ!」

 

神琳はアバドン達を撃破していく。

 

結梨「フッ!」

 

或人「ハアッ!」

 

結梨と或人はブガに攻撃をした。

 

ブガ「うわあぁ……くっ……!」

 

神琳「ハアッ!」

 

神琳はアバドンを撃破して、結梨と或人と合流した。

 

結梨「神琳!或人!」

 

神琳「はい!」

 

或人「ああ!」

 

「インフェルノウィング!」

 

結梨はフォースライザーのトリガーを引いて、或人はキーを押し込み、神琳はバーニングファルコンプログライズキーのボタンを押して、スラッシュライザーのトリガーを引いた。

 

3人「はああああぁぁぁ……!」

 

3人は飛び上がった。

 

ブガ「まだだ!」

 

「ヒット!」

 

3人「はああああああぁぁぁぁ!」

 

3人は蹴りを放った。

 

「バーニングレインラッシュ!」

 

「ゼロツービッグバン!」

 

「スティングディストピア!」

 

ブガ「うわああああぁぁぁ!」

 

「ニードルヘッジホッグ!」

 

高嶺はニードルヘッジホッグワンダーライドブックを取り出し、ページを開いた。

 

「この弱肉強食の大自然で、幾千もの針を纏い生き抜く獣がいる……。」

 

高嶺はニードルヘッジホッグワンダーライドブックのページを閉じて、ニードルヘッジホッグワンダーライドブックをドライバーの中央のスロットに装填した。

 

高嶺「ハアッ!」

 

高嶺はソードライバーから雷鳴剣黄雷を抜刀した。

 

「黄雷抜刀!」

 

「トゲ!トゲ!ランプドヘッジホッグ!」

 

「黄雷二冊!キュキュッと擦ると現れた、その魔神への願いとは、チクチクの鎧だった!」

 

高嶺は雷鳴剣黄雷をドライバーに納刀した。

 

「必殺読破!」

 

高嶺は雷鳴剣黄雷のトリガーを引いた。

 

高嶺「ハアッ!」

 

「黄雷抜刀!」

 

高嶺はドライバーから、雷鳴剣黄雷を抜刀した。

 

高嶺「トルエノ・ミル・ランザ。」

 

「ヘッジホッグ!アランジーナ!二冊斬り!」

 

「サ・サ・サンダー!」

 

高嶺が雷鳴剣黄雷を掲げると、大量の針を纏ったランプの魔神を召喚され、魔神が一斉に針を放つと同時に高嶺はジャンプし、空中のヒュージに居合い斬りを放ち、落下に合わせて落雷と共に縦斬りをヒュージに放った。

 

高嶺「これで話は終わりよ。」

 

映司&梨璃「……!」

 

ベル「こんな世界……滅ぼしやる!」

 

ベルはサウザンドジャッカーを地面に刺して、サウザンドジャッカーのレバーを引いた。

 

ベル「うおおおおぉぉぉ!」

 

映司「お前を止めるのは……!」

 

梨璃「私達だよ!」

 

映司「俺達だ!」

 

映司と梨璃はキーを押し込んだ。

 

映司「ハアッ!」

 

映司と梨璃は走り出した。

 

ベル「うあああ!」

 

映司「はあああぁぁ!」

 

映司はベルに飛び蹴りをした。

 

ベル「ううぅ!」

 

映司と梨璃はベルの周りを高速移動した。

 

梨璃「ハアッ!」

 

梨璃はベルに飛び蹴りをした。

 

ベル「うわあぁ!」

 

映司「はあああぁぁ!」

 

映司はベルを蹴り上げた。

 

映司「フッ!」

 

梨璃「ハアッ!」

 

映司と梨璃は飛び上がった。

 

ベル「ぐっ……!」

 

ベルはキーを押し込んだ。

 

「パラダイスインパクト!」

 

ベル「はあああぁぁ!」

 

梨璃「ハアッ!」

 

ベルは蹴りを放とうとしたが、ゼアの予測で梨璃が防いだ。

 

映司「はあああぁぁ!」

 

映司はベルに蹴りを放った。

 

映司「ハアッ!」

 

映司は高速移動でベルの後ろに移動して、ベルを地面に叩きつけた。

 

ベル「うわあああぁぁ!」

 

ベルはサウザンドジャッカーを抜いた。

 

ベル「『楽園』の創造主は俺だあああぁぁ!」

 

ベルはサウザンドジャッカーのトリガーを引いた。

 

映司&梨璃「ハアッ!」

 

映司と梨璃は走り出し飛び上がった。

 

「リアライジングインパクト!」

 

「ゼロツービッグバン!」

 

映司&梨璃「はああああぁぁぁ……!」

 

ベル「はああああぁぁ!」

 

映司と梨璃はベルに向けて、蹴りを放ち、ベルはサウザンドジャッカーにエネルギーを纏わせて強力な攻撃を放った。

 

映司&梨璃「はあああああぁぁぁぁ!」

 

「リアライジングインパクト!」

 

「ゼロツービッグバン!」

 

映司と梨璃はベルの攻撃を貫いた。

 

映司&梨璃「はああああああぁぁぁぁ……!」

 

ベル「ぐっ……!」

 

廃教会

 

エム「……!」

 

エムは指輪とペンダントを見つけた。

 

エム「叶星!高嶺!」

 

エムは指輪を握った。

 

エム「……っ!」

 

エムの後ろから2人が歩いてきて、エムを抱きしめた。

 

エム「叶星……高嶺……すまなかった……2人を……救えなかった……。」

 

叶星「貴方のせいじゃない……。」

 

高嶺「もう何もしなくていいのよ……。」

 

エムは叶星の左手の薬指に指輪を嵌めて、高嶺にペンダントをつけた。

 

エム「……っ。」

 

叶星「映司君。」

 

高嶺「映司。」

 

3人は抱き合った。

 

映司&梨璃「はああああああぁぁぁぁぁ!」

 

サウザンドジャッカーとヘルライズプログライズキーは破壊され、シンクネットのアジトも破壊され、アバドン達は停止して、被害者達も目を覚まし始めた。

 

二水「記事にするには長すぎる60分ですね……。」

 

雨嘉「本当に60分で起きたことなのかな……?」

 

夢結「皆、映司と梨璃はそのまま百合ヶ丘へ戻るそうよ。」

 

叶星「私達も帰りましょうか。」

 

一葉「一柳隊の皆さん、私達も失礼します。」

 

グラン・エプレとヘルヴォルも自分達のガーデンへ帰っていった。

 

梅「梅達も百合ヶ丘に戻るぞ。」

 

楓「ええ。」

 

神琳「映司さん達を待たなくていいんですか?」

 

ミリアム「そのまま戻るらしいからのう。」

 

或人「結梨ちゃんは映司君達のところに向かったみたいだけどね……。」

 

神琳「或人さん、協力してくれてありがとうございました。」

 

或人「映司君によろしくって伝えといてくれるかな?」

 

神琳「はい。」

 

或人は飛電インテリジェンスへ戻っていった。

 

映司「ありがとう……梨璃に救われた。」

 

梨璃「ううん……ゼアと叶星様、高嶺様のおかげだよ。」

 

梨璃は映司にゼロツードライバーとゼロツープログライズキーを渡した。

 

結梨「映司!梨璃!」

 

結梨は映司と梨璃に抱きついた。

 

映司「結梨!?」

 

梨璃「結梨ちゃん!?」

 

映司「神琳達と戻ったんじゃないのか?」

 

結梨「ううん!私は2人と一緒に帰りたい!」

 

梨璃「結梨ちゃん……。」

 

3人は立ち上がった。

 

梨璃「でも……ゼアが教えてくれないことが……なんで、叶星様と高嶺様が待ってるって言ったの?」

 

映司「2人と別れる時……。」

 

叶星「エムに伝えて!」

 

高嶺「私達は……。」

 

叶星&高嶺「元気だよって!」

 

映司「……!」

 

映司は頷いた。

 

映司「エムが2人に、ナノマシンを使ったのは、実験のためじゃない……2人を助けるためだ。」

 

梨璃「じゃあ……3人はわかりあえたってことかな?」

 

映司「ああ……心のそこからな!」

 

結梨「映司、これ。」

 

結梨はエデンドライバーとエデンゼツメライズキーを映司に渡した。

 

映司「あの攻撃で壊れてないってどんだけ頑丈なんだ……このドライバー……。」

 

結梨「どうするの?」

 

映司「百由様には言えないから、俺が保管するしかないな。」

 

梨璃「あはは……。」

 

3人は百合ヶ丘に戻った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

映司と結梨の部屋

 

「アークワン!」

 

映司の机には新たなプログライズキーが生成されていた。

 




ヘルライジングに変身した時点で、映司君はアークに片足突っ込んでるから、アークがアークワンプログライズキーを生成しました。

エデンドライバーとエデンゼツメライズキーはパラレルワールドだろうが、映司君が作った物って考えれば……あの攻撃でも壊れることはない。


これでD4DJの小説書ける……


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滅亡させる者/創世する者
第1話 芽生える悪意


火炎剣烈火と刃王剣十聖刃以外の聖剣が出ることが確定したこの作品……変身者は誰になることやら……

この話で土豪剣激土、風双剣翠風、煙叡剣狼煙、時国剣界時が出てくるけど……時国剣界時は誰が使うか予想できると思う……だって同じ名前のCHARM使ってるやついるし……


百合ヶ丘女学院 工廠科

 

百由「映司、大丈夫……じゃなそうね」

 

映司「戦闘中に発動しないのが、救いだな……このスキル」

 

映司は突然発動するスキル【クリエーション】に悩んでいた。

 

百由「発動するたびに、聖剣とワンダーライドブックを作ってるものね……」

 

映司はクリエーションが発動するたびに、闇黒剣月闇の中にある闇の世界で見た聖剣とワンダーライドブックを生成していた。

 

映司「百由様にやるよ」

 

映司は百由に土豪剣激土と玄武神話ワンダーライドブックを渡した。

 

百由「これで、研究が捗るわ!」

 

映司「壊しても直せないからな?」

 

百由「わかってるわよ……まだ、数本あるけど……誰に渡すのよ?」

 

映司「グラン・エプレの変身してない3人に3本渡すつもりだ」

 

百由「そんな簡単に決めていいのかしら?」

 

映司「灯莉に、ぼくも変身したーい!って言われたんだぞ?」

 

百由「ちょっと似てるの腹立つわね……」

 

映司「とりあえず、灯莉たちに渡してくる」

 

百由「映司、最近ヒュージの動きが活発になってるから気をつけなさいよ」

 

映司「アルトラか特型でもないなら、大丈夫だ」

 

百由「特型よ……しかも2体」

 

映司「2体……?」

 

百由「ええ、色が違うだけなんだけど……」

 

映司「……調べたほうがよさそうだな」

 

百由「感知できないなら、無理なんじゃない?」

 

映司「あるぞ」

 

百由「あるのね……」

 

映司「あのスキル……どうやら、スキルも作れるみたいだからな」

 

百由「チートじゃない……」

 

映司「……神庭に行ってくる」

 

百由「……まさか」

 

映司「2体とも神庭の近くにいるみたいだな……」

 

百由「気をつけなさいよ」

 

映司「ああ」

 

映司は空間を移動して、特型ヒュージの出現場所に向かった。

 

叶星「特型ヒュージ……」

 

姫歌「叶星様!あそこにも特型ヒュージが!」

 

高嶺「特型ヒュージが2体……」

 

灯莉「あれって……」

 

紅巴「灯莉ちゃん……?」

 

灯莉「ねぇねぇ、とっきー」

 

紅巴「はい?」

 

灯莉「あのヒュージ何か作ってない?」

 

特型ヒュージはエネルギーを集めていた。

 

紅巴「っ!?皆さん、伏せてください!」

 

叶星「っ!あれは……!」

 

姫歌「あんなの放ったら……!」

 

高嶺「っ!」

 

映司 「ハアッ!」

 

空間を移動していた映司は、エネルギーを集めていたヒュージに攻撃した。

 

グラン・エプレ「っ!?」

 

叶星「映司君!」

 

映司「灯莉!定盛!とっきー!」

 

映司は3本の聖剣とワンダーライドブックを投げた。

 

灯莉「これは……昆虫大百科?」

 

姫歌「ひめひめって呼びなさい!……オーシャンヒストリー?」

 

紅巴「え、え?……猿飛忍者伝?」

 

映司「変身しろ……片方はゲヘナが研究してた特型ヒュージだ」

 

叶星「ゲヘナが!?」

 

映司「さっきの攻撃で確信した……」

 

紅巴「映司さん……本をセットするのはわかりますけど……このあとは……?」

 

映司「ああ、説明してなかったな……ワンダーライドブックをセットしたら、灯莉はトリガーを引いて、定盛は剣の部分を抜いて、槍の状態にして、とっきーは剣を分離してくれ。」

 

灯莉「ぼくから、いっくよー☆」

 

「昆虫大百科!」

 

灯莉は昆虫大百科ワンダーライドブックのページを開いた。

 

「この薄命の群が舞う、幻想の一節……」

 

灯莉は昆虫大百科ワンダーライドブックのページを閉じて、煙叡剣狼煙に装填した。

 

灯莉「変身!」

 

灯莉は煙叡剣狼煙のトリガーを引いた。

 

「狼煙開戦!」

 

「FLYING! SMOG! STING! STEAM!」

 

「昆虫CHU大百科!」

 

「揺蕩う、切っ先!」

 

灯莉「おー!すっごーい☆」

 

紅巴「次は私が……!」

 

「猿飛忍者伝!」

 

紅巴は猿飛忍者伝ワンダーライドブックのページを開いた。

 

「とある影に忍ぶは疾風!あらゆる術でいざ候……」

 

紅巴は猿飛忍者伝ワンダーライドブックのページを閉じて、風双剣翠風に装填した。

 

紅巴「剣を分離……!」

 

紅巴は風双剣翠風を2本に分離した。

 

「猿飛忍者伝!」

 

紅巴「へ、変身!」

 

「双刀分断!」

 

「壱の手、手裏剣!」

 

「弐の手、二刀流!」

 

「風双剣翠風!」

 

「翠風の巻!甲賀風遁の双剣が、神速の忍術で敵を討つ!」

 

姫歌「次はひめかの番!」

 

「オーシャンヒストリー!」

 

姫歌はオーシャンヒストリーワンダーライドブックのページを開いた。

 

「この群青に沈んだ命が、今をも紡ぐ刻まれた歴史……」

 

姫歌はオーシャンヒストリーワンダーライドブックを閉じて、時国剣界時に装填した。

 

姫歌「変身!」

 

姫歌は時国剣界時の刀身を引き抜き、刀身を逆向きにして時国剣界時にセットした。

 

「界時逆回!」

 

「時は、時は、時は時は時は時は!我なり!」

 

「オーシャンヒストリー!」

 

「オーシャンバッシャーン!」

 

「バッシャーン!」

 

映司「灯莉がサーベラ、定盛がデュランダル、とっきーが剣斬って名前だ」

 

姫歌「デュランダルって……まさか……!」

 

映司「お前の使ってるCHARMと同じ名前だ」

 

姫歌「……」

 

姫歌は時国剣界時の刀身を引き抜いて、トリガーを引いた。

 

「界時抹消!」

 

紅巴「姫歌ちゃんが……!?」

 

姫歌は映司の背後に移動して、時国剣界時に刀身をセットして、トリガーを引いた。

 

「再界時!」

 

姫歌「ハアッ!」

 

灯莉は映司に向けて、時国剣界時を振り下ろした。

 

映司「フッ!」

 

映司は闇黒剣月闇で防いだ。

 

映司「それが時国剣界時の能力か……」

 

高嶺「能力確認してる場合じゃないわよ」

 

「聖剣ソードライバー!」

 

高嶺はソードライバーを巻いた。

 

「ランプドアランジーナ!」

 

高嶺はランプドアランジーナワンダーライドブックを、ドライバーの左のスロットに装填した。

 

「ニードルヘッジホッグ!」

 

「トライケルベロス!」

 

高嶺はニードルヘッジホッグワンダーライドブックと、トライケルベロスワンダーライドブックをドライバーに装填した。

 

「黄雷抜刀!」

 

高嶺はドライバーから、雷鳴剣黄雷を抜刀した。

 

高嶺「変身!」

 

「ゴールデンアランジーナ!」

 

「黄雷三冊!稲妻の剣が光り輝き、雷鳴が轟く!」

 

叶星「今は特型ヒュージを倒すわよ」

 

「エデンドライバー!」

 

叶星はエデンドライバーを巻いて、エデンユニットのレバーを押した。

 

「エデン!」

 

叶星はエデンゼツメライズキーのボタンを押した。

 

叶星「変身!」

 

叶星はドライバーにキーを装填した。

 

「プログライズ!アーク!」

 

「EDEN the KAMEN RIDER!」

 

「The creator who charges forward believing in paradise.」

 

映司「叶星」

 

叶星「どうしたの?」

 

映司「最大火力で攻撃して片方を潰す」

 

高嶺「そしたら、ゼロツーで倒せるっことね?」

 

映司「ああ」

 

叶星「準備はいいわね?」

 

映司「紅巴、右側のヒュージに攻撃してくれ」

 

紅巴「ゲヘナが研究してたヒュージじゃないんですか?」

 

映司「ゲヘナが研究してるヒュージだから、下手に攻撃しないほうがいい」

 

紅巴「わかりました……やってみます!」

 

紅巴は風双剣翠風を手裏剣モードにした。

 

「一刀流!」

 

紅巴は風双剣翠風から、猿飛忍者伝ワンダーライドブックを取り外して、猿飛忍者伝ワンダーライドブックを、風双剣翠風のシンガンリーダーに読み込ませた。

 

「猿飛忍者伝!ニンニン!」

 

紅巴「疾風剣舞・回転!」

 

紅巴は風双剣翠風を特型ヒュージに向けて投げた。

 

「翠風速読撃!ニンニン!」

 

映司「灯莉!定盛!」

 

灯莉「おっけー☆」

 

姫歌「任せなさい!」

 

姫歌は時国剣界時の刀身を引き抜いて、トリガーを引いた。

 

「界時抹消!」

 

灯莉「いってくるね〜☆」

 

灯莉は煙叡剣狼煙のデフュージョンプッシュを2回押した。

 

「狼煙霧中!」

 

灯莉と姫歌は特型ヒュージの背後に移動して、姫歌は時国剣界時に刀身をセットして、トリガーを引いた。

 

「再界時!」

 

姫歌「ハアッ!」

 

姫歌は時国剣界時を振り下ろした。

 

姫歌「灯莉!」

 

灯莉「おっけー☆」

 

灯莉は背中に煙で蝶の羽を形成し、煙叡剣狼煙のトリガーを引いた。

 

灯莉「やああああぁぁぁ!」

 

「煙幕幻想撃!」

 

灯莉は煙叡剣狼煙から、特型ヒュージに赤い煙の刃を飛ばした。

 

映司「叶星!」

 

叶星「ええ!」

 

叶星はキーを押し込んだ。

 

叶星「消えなさい」

 

叶星は指先から血を一滴垂らした。

 

「エデンインパクト!」

 

指先から垂らした一滴の血によって地面から無数に鋭利な棘柱を出現させて、血液と共に特型ヒュージを覆い尽くし、後に膨張・破裂させた。

 

「エデンインパクト!」

 

映司「たかにゃん先輩!」

 

高嶺「決めるわよ!」

 

映司はジャオウドラゴンワンダーライドブックを閉じた。

 

「ジャオウ必殺読破!」

 

高嶺は雷鳴剣黄雷をソードライバーに納刀した。

 

「必殺読破!」

 

高嶺は雷鳴剣黄雷のトリガーを引いた。

 

高嶺「ハアッ!」

 

「黄雷抜刀!」

 

高嶺はドライバーから、雷鳴剣黄雷を抜刀して、映司は闇黒剣月闇のグリップエンドでバックルのボタンを押した。

 

「ジャオウ必殺撃!」

 

「ケルベロス!ヘッジホッグ!アランジーナ!三冊斬り!」

 

高嶺「トルエノ・デル・ソル」

 

「サ・サ・サ・サンダー!」

 

映司は全身に闇を纏うと、4体の竜を召喚して、ヒュージたちに向けて放ち、高嶺は4体の竜と共に特型ヒュージを斬り、飛び上がった。

 

映司&高嶺「はあああああぁぁぁぁ!」

 

高嶺は雷鳴剣黄の刀身に凄まじい雷撃を纏わせて斬撃を繰り出し、映司はジャオウドラゴンを放った。

 

「You are over.」

 

映司「次はお前だ……」

 

映司は2体目の特型ヒュージの背後に移動して、闇黒剣月闇を振り下ろした。

 

映司「っ!」

 

叶星「ケイブ!」

 

特型ヒュージの背後にケイブが発生した。

 

映司「っ!?」

 

高嶺「映司?」

 

特型ヒュージはケイブの中に入っていった。

 

紅巴「逃げられちゃいました……」

 

映司以外は変身を解いた。

 

映司「百合ヶ丘に戻る……」

 

叶星「待って!」

 

映司「時間がないんだ!」

 

グラン・エプレ「っ!?」

 

姫歌「まさか……あのヒュージの逃げた場所って……!?」

 

高嶺「闇黒剣月闇の未来予知ね」

 

叶星「みんな、急いで準備して!」

 

高嶺「行きなさい、映司……私たちも百合ヶ丘に向かうから」

 

映司「ゲヘナもあの特型も俺が潰す……」

 

映司は空間を移動して、百合ヶ丘に向かった。

 




百由様→研究できればなんでもよさそうだし、この章で重要な立ち位置にいるから。

灯莉ちゃん→あまねすライダー好きだし、定盛がデュランダルなら灯莉はサーベラしかないと思った。

定盛→使ってるCHARMがデュランダルだからね。

紅巴→剣斬と似たような髪色してるし、この際ならグラン・エプレ全員変身させようっていう発想になった結果。

無銘剣虚無は映司君が使うと思います。

タグ追加めんどくさいから……セイバー出してまとめようかな……


ゲヘナの研究してた特型ヒュージは次回で退場します。


そして、次回は映司君が暴れます。


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第2話 Conclusion one...

この話で光剛剣最光が誰が手にするのか判明します。

そして、映司君がアレになります。


百合ヶ丘女学院 工廠科

 

映司『ゲヘナの研究してた特型ヒュージが、ケイブの中に入った……そして、そのケイブの出現場所は百合ヶ丘のグラウンドだ』

 

百由「一柳隊に伝えるわ」

 

映司『……ああ』

 

百由は映司との通信を切った。

 

ミリアム「百由様〜」

 

ミリアムが工廠科に入ってきた。

 

百由「ぐろっぴ……今すぐ、一柳隊のみんなに伝えて!」

 

ミリアム「なんじゃと!?」

 

百由「映司が言うには時間がないらしいから!」

 

ミリアム「わ、わかったのじゃ!」

 

ミリアムはフェイズトランセンデスを発動して、一柳隊の控室に向かった。

 

結梨「映司は朝からいない」

 

梨璃「どこ行ったんだろうね?」

 

梨璃と結梨は控室で映司のことを話していた。

 

夢結「百由のところにでもいるんでしょ」

 

梅「最近、スキルの話したりしてるみたいだぞ」

 

ミリアムが控室の扉を開けた。

 

9人「!?」

 

二水「ミリアムさん!?どうかしたんですか!?」

 

ミリアム「た、大変じゃ!」

 

楓「なんですの?」

 

ミリアム「ケイブが……百合ヶ丘に……!?」

 

警報が鳴った。

 

ミリアム「遅かったか……」

 

夢結「出動のようね」

 

鶴紗「これは……!?」

 

神琳「どうかしましたか?」

 

鶴紗「ケイブがグラウンドに出現してる……しかも、特型ヒュージだ」

 

雨嘉「特型ヒュージ……」

 

百由「よかった……まだ出てなかったのね」

 

梨璃「百由様?」

 

百由「出てきたのは特型ヒュージが1体のみよ……だけど、ゲヘナが研究してた特型ヒュージらしいのよ」

 

一柳隊「!?」

 

ミリアム「ゲヘナじゃと?」

 

百由「映司とグラン・エプレで1体倒したけど、ケイブが発生して逃げられたって」

 

夢結「行くわよ」

 

一柳隊はグラウンドへ向かった。

 

梨璃「あれが……ヒュージ?」

 

夢結「梨璃、油断したらダメよ」

 

梨璃「はい!」

 

5人「変身!」

 

結梨、神琳、梅、ミリアム、楓は変身した。

 

梨璃「一柳隊、出撃!」

 

一柳隊は特型ヒュージと戦闘を始めた。

 

梨璃(映司くんが戻ってくるまで必ず!)

 

夢結「梨璃!前に出すぎよ!」

 

梨璃「っ!ごめんなさい!」

 

夢結「映司がいなくて焦るのはわかるわ……でも、相手は特型ヒュージよ」

 

梨璃「は、はい!」

 

楓「おかしいですわ……」

 

梅「どうした?」

 

楓「こんなにダメージを与えても、全く動きが変わってませんわ……」

 

鶴紗「リジェネレーター……」

 

神琳「だとしたら、再生できないくらいの攻撃をしないといけませんね……」

 

ミリアム「映司がいないと無理じゃ……」

 

結梨「映司が戻ってくるまで、時間を稼ぐしかない」

 

梨璃「お姉様!」

 

梨璃は夢結の前に立ち、ヒュージの攻撃を受けた。

 

梨璃「ぐっ……!」

 

夢結「梨璃!?」

 

結梨「っ!?」

 

二水&楓「梨璃さん!?」

 

ミリアム「伏せろ!」

 

「オールランペイジ!」

 

「ランイジオールブスト!」

 

ミリアムは左背面部の翼をアンカーとして地面に突き刺して、ランペイジガトリングプログライズキーの10種すべてのライダモデルの力を集結させたウルフ型の弾丸を放った。

 

神琳「梅様!」

 

梅「任せろ!」

 

梅は縮地を発動して、梨璃を運んだ。

 

夢結「あ……ああ……!」

 

結梨「っ!」

 

夢結「うっ……」

 

結梨は夢結に手刀を使い、気絶させた。

 

結梨「ごめん、夢結……」

 

楓「正しい、判断ですわ……でも……」

 

雨嘉「映司が戻ってきたら、確実にキレる」

 

鶴紗「一番危険だな」

 

梅「梨璃は百由に頼んで、病室に運んでもらったぞ」

 

神琳「結梨さん」

 

結梨「なに?私あのヒュージ倒したいんだけど?」

 

神琳「わたくしたちは映司さんが、来るまで時間を稼ぐ必要があります」

 

映司「その必要はない……」

 

8人「!?」

 

結梨「映司!」

 

映司「梨璃と夢結姉は?」

 

8人「……」

 

二水「梨璃さんは……ヒュージの攻撃を受けて……!?」

 

映司のマギが高まった。

 

映司「夢結姉は……?」

 

梅「ルナティックトランサーを発動しそうだったから、結梨が気絶させたぞ……」

 

映司「全部……知ってたけどな」

 

神琳「闇黒剣月闇の未来予知ですね」

 

映司「間に合うと思ってた……だけど、間に合わなかった……」

 

映司は変身を解いた。

 

映司「……ゲヘナアアアアァァァ!」

 

8人「!?」

 

映司「お前たちは……俺が滅ぼす!」

 

「アークドライバー!」

 

映司の腰にアークドライバーが巻かれた。

 

ミリアム「あれは……!?」

 

鶴紗「アーク……ドライバー……!」

 

雨嘉「右手に持ってるのは……プログライズキー?」

 

「アークワン!」

 

映司はアークワンプログライズキーのボタンを押した。

 

神琳「映司さん!ダメです!」

 

梅「そんなことしても、梨璃は喜ばないぞ!」

 

映司「……変身!」

 

映司はドライバーにキーを装填した。

 

「シンギュライズ!」

 

「破壊 破滅 絶望 滅亡せよ」

 

「コンクルージョン・ワン」

 

映司「……」

 

映司はショットライザーを呼び出して、ケイブに向けて放ち、ケイブを破壊した。

 

映司「……」

 

楓「ケイブをあんな簡単に……」

 

映司はCHARMを呼び出して、特型ヒュージに向けて放った。

 

梅「どう考えてもやばいぞ!」

 

「悪意」「恐怖」「憤怒」「憎悪」「絶望」

 

映司はアークドライバー上部のアークリローダーを押し込んだ。

 

鶴紗「っ!?……ここから離れろ!」

 

鶴紗の指示で8人は百合ヶ丘の中へ入った。

 

「闘争」「殺意」「破滅」「絶滅」

 

映司は特型ヒュージに回し蹴りをした。

 

「滅亡」

 

映司「消えろ……!」

 

映司はキーを押し込んだ。

 

「パーフェクトコンクルージョン ラーニングエンド」

 

映司「はあああああぁぁぁぁ!」

 

映司は飛び上がり、特型ヒュージに向けて蹴りを放った。

 

「パーフェクトコンクルージョン」

 

特型ヒュージは爆発して映司も姿を消した。

 

夢結「っ!……私は……」

 

梅「夢結、目が覚めたのか」

 

夢結「ええ、これは……」

 

グラウンドには穴が空いていた。

 

梅「映司がやったんだ……」

 

神琳「その映司さんがどこかに行ってしまいましたが……」

 

グラン・エプレが百合ヶ丘に到着した。

 

叶星「これって……」

 

二水「グラン・エプレの皆さん!」

 

高嶺「遅かったようね……」

 

灯莉「映司と梨璃がいないね〜?」

 

楓「梨璃さんは治療室ですわ」

 

姫歌「映司が一緒にいるってこと?」

 

神琳「映司さんは……ここにはいませんよ」

 

姫歌「梨璃さんが大変なときに、なにやってんのよ……アイツ!」

 

雨嘉「映司は梨璃のことを聞いたとき、いつもと違った……」

 

梅「なんというか……誰かを守るというより、問答無用で滅ぼすって感じだったな……」

 

百由「みんな……ここにいたのね」

 

夢結「百由……梨璃は?」

 

百由「大丈夫よ。この聖剣があったから……」

 

百由は光剛剣最光を見せた。

 

百由「光剛剣最光……映司が梨璃さんに渡すつもりだった聖剣よ」

 

紅巴「梨璃さんに?」

 

百由「梨璃さんは無理してでも戦うから、回復能力のあるこの剣なら、多少の無理はカバーできるからって……あと変身したときの反応が見たいって言ってたわね……」

 

鶴紗「アイツ……ゲヘナを滅ぼすって言ってたよな……」

 

楓「ゲヘナを潰す気なら、百合ヶ丘としてのカバーはできなくなるのでは……?」

 

鶴紗「っ!?」

 

二水「鶴紗さん?」

 

鶴紗「映司が来る……!」

 

鶴紗は走り出した。

 

梅「待て!鶴紗!」

 

百由以外は鶴紗を追った。

 

百由「……あの記事のこと伝えるの忘れてたわ……多分、ぐろっぴが来るでしょうし……大丈夫よね」

 

百由は工廠科に戻った。

 

映司「梨璃……ごめん……」

 

映司は近くのテーブルにゼロツードライバーとゼロツープログライズキーを置いて治療室を出た。

 

映司「俺はリリィを敵にまわしてでも……」

 




梨璃ちゃん→主人公補正があるけど、この作品だと下手したら死亡ルートなので、映司君が世界を滅ぼすかもしれないから

忘れちゃいけないのが、もう少しで梨璃ちゃんの誕生日なんだよな……



次回は映司君VS一柳隊(ライダー組)とグラン・エプレです。


音銃剣錫音も次回かな……


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第3話 決別のアークワン

この話で映司君のやってることは完全にラスボスムーブです……普通のラスボスよりタチ悪そうだけど……


鶴紗は一柳隊の控室に入った。

 

鶴紗「どこだ……?」

 

梅「鶴紗!」

 

梅たちも一柳隊の控室に入ってきた。

 

夢結「本当に映司が来るのかしら?」

 

鶴紗は頷いた。

 

二水「上です!」

 

雨嘉「上って……まさか!?」

 

映司は天井を破壊して、控室に入った。

 

梅「映司!」

 

映司「俺は今日で一柳隊から脱退する」

 

14人「っ!?」

 

楓「本気……ですの?」

 

映司「ああ……そしてゲヘナを滅ぼす」

 

夢結「そんなことさせるわけないでしょ」

 

夢結は映司にCHARMを向けた。

 

映司「俺に勝てるのか?夢結様?」

 

夢結「っ!?」

 

梅「夢結のことを様呼びしてる……」

 

神琳「本気ってことですわね……」

 

映司「俺の邪魔をするなら、お前たちも滅ぼす……」

 

「アークドライバー!」

 

映司はアークドライバーを巻いた。

 

「アークワン!」

 

映司はアークワンプログライズキーのボタンを押した。

 

映司「変身」

 

映司はドライバーにキーを装填した。

 

「シンギュライズ!」

 

「破壊 破滅 絶望 滅亡せよ」

 

「コンクルージョン・ワン」

 

梅「だったら……梅たちも容赦しないぞ!」

 

「サンダー!」

 

梅はライトニングホーネットプログライズキーのボタンを押して、ショットライザーに装填した。

 

「オーソライズ!」

 

「ランペイジバレット!」

 

ミリアムはランペイジガトリングプログライズキーのガトリングを回して、キーを展開して、ショットライザーに装填した。

 

「オールライズ!」

 

ミリアム&梅「変身!」

 

ミリアムはと梅はショットライザーのトリガーを引いた。

 

「フルショットライズ!」

「ラガトリング!」

 

「ライトニングホーネット!」

 

楓「わたくしたちもいきますわよ!」

 

「ゼツメツ!Evolution!」

 

アウェイキングアルシノゼツメライズキーをサウザンドライバーの左にセットした。

 

「ブレイクホーン!」

 

楓はアメイジングコーカサスプログライズキーのボタンを押した。

 

「インフェルノウィング!」

 

神琳はバーニングファルコンプログライズキーのボタンを押して、スラッシュライザーに装填して、キーを展開した。

 

「ポイズン!」

 

結梨はスティングスコーピオンプログライズキーのボタンを押して、フォースライザーに装填した。

 

3人「変身!」

 

楓はドライバーにキーを装填して、結梨はフォースライザーのトリガーを引いて、神琳はスラッシュライザーのトリガーを引いた。

 

「スラッシュライズ!」

 

「フォースライズ!」

 

「パーフェクトライズ!」

 

「When the five horns cross, the golden soldier THOUSER is born.」

 

「バーニングファルコン!」

 

「スティングスコーピオン!」

 

叶星「私たちもいくわよ!」

 

「昆虫大百科!」

 

「猿飛忍者伝!」

 

「オーシャンヒストリー!」

 

灯莉、紅巴、姫歌の3人はそれぞれの聖剣にワンダーライドブックを装填した。

 

「ランプドアランジーナ!」

 

高嶺はランプドアランジーナワンダーライドブックを、ドライバーの左のスロットに装填した。

 

「ニードルヘッジホッグ!」

 

「トライケルベロス!」

 

高嶺はニードルヘッジホッグワンダーライドブックと、トライケルベロスワンダーライドブックをドライバーに装填した。

 

「エデン!」

 

叶星はエデンゼツメライズキーのボタンを押した。

 

「界時逆回!」

 

姫歌は時国剣界時の刀身を引き抜き、刀身を逆向きにして時国剣界時にセットした。

 

「狼煙開戦!」

 

灯莉は煙叡剣狼煙のトリガーを引いた。

 

「プログライズ!アーク!」

 

叶星はドライバーにキーを装填した。

 

「黄雷抜刀!」

 

高嶺はドライバーから、雷鳴剣黄雷を抜刀した。

 

「双刀分断!」

 

紅巴は風双剣翠風を2本に分離した。

 

グラン・エプレ「変身!」

 

「オーシャンヒストリー!」

 

「昆虫CHU大百科!」

 

「EDEN the KAMEN RIDER!」

 

「ゴールデンアランジーナ!」

 

「風双剣翠風!」

 

映司「容赦はしない……」

 

映司はゼノンパラドキサを発動した。

 

高嶺「っ!」

 

高嶺もゼノンパラドキサを発動した。

 

高嶺「っ!?」

 

梅「本気だから、映司の方が速いのか……」

 

映司は闇黒剣月闇を振り下ろした。

 

高嶺「ぐっ……!」

 

叶星「高嶺ちゃん!」

 

紅巴「叶星様!」

 

映司はアタッシュショットガンを生成して、叶星に近づいた。

 

叶星「っ!?」

 

「ライジングカバンショット!」

 

映司はゼロ距離で叶星にバッタのエネルギー弾を放った。

 

姫歌「叶星様!」

 

叶星「大丈夫よ……姫歌ちゃん!」

 

結梨「ハアッ!」

 

結梨はアタッシュアローを振り下ろした。

 

映司「……」

 

映司は闇黒剣月闇で防いだ。

 

ミリアム「梅様!」

 

梅「おう!」

 

ミリアムと梅はショットライザーをバックルにセットして、プログライズキーのボタンを押した。

 

「ランペイジバレット!」

 

「サンダー!」

 

ミリアムと梅はショットライザーのトリガーを引いた。

 

「ラガトリングブラストフィーバー!」

 

「ライトニングブラストフィーバー!」

 

梅「結梨!」

 

結梨「うん!」

 

結梨は映司から離れた。

 

ミリアム&梅「はあああああぁぁぁぁ!」

 

ミリアムと梅は飛び上がり、蹴りを放った。

 

姫歌「灯莉!」

 

灯莉「うん!」

 

姫歌は時国剣界時の刀身を引き抜いて、トリガーを引いた。

 

「界時抹消!」

 

灯莉は煙叡剣狼煙のデフュージョンプッシュを押した。

 

「狼煙霧中!」

 

灯莉と姫歌は映司の背後に移動して、姫歌は時国剣界時に刀身をセットして、トリガーを引いた。

 

「再界時!」

 

姫歌「ハアッ!」

 

灯莉は煙叡剣狼煙、姫歌は時国剣界時を振り下ろした。

 

映司「……」

 

映司は飛び上がり、ショットライザーとアタッシュショットガンを生成した。

 

4人「っ!?」

 

映司はショットライザーとアタッシュショットガンを4人に向けて放った。

 

姫歌「っ!」

 

姫歌は時国剣界時の刀身を引き抜いて、トリガーを引いた。

 

「界時抹消!」

 

灯莉「……っ!」

 

灯莉は煙叡剣狼煙のデフュージョンプッシュを押した。

 

「狼煙霧中!」

 

「再界時!」

 

紅巴「灯莉ちゃん!姫歌ちゃん!」

 

灯莉「ぼくたちは大丈夫……だけど……」

 

映司はミリアムと梅に近づき、ショットライザーを掴んだ。

 

映司「お前たちはこれで……変身できない」

 

ミリアム&梅「っ!?」

 

映司はショットライザーを破壊した。

 

ミリアム&梅「うわあああぁぁ!」

 

ミリアムと梅はショットライザーが、破壊された衝撃で壁に激突した。

 

ミリアム「がはっ……!」

 

梅「ぐっ……お前……!」

 

二水「ミリアムさん!梅様!」

 

楓「今ですわ!」

 

楓は映司にサウザンドジャッカーを当ててジャックリングを引いた。

 

「ジャックライズ!」

 

映司「っ!」

 

映司はサウザンドジャッカーを掴んだ。

 

楓「っ!?」

 

映司「ハアッ!」

 

楓「くっ……!」

 

楓の変身は強制的に解除された。

 

夢結「楓さん!」

 

楓「っ!?」

 

映司はサウザンドライバーを拾って、サウザンドライバーを破壊した。

 

楓「わたくしのドライバーが……」

 

結梨「ハアッ!」

 

結梨は縮地を発動して、映司に近づいた。

 

映司「……」

 

映司はゼロワンドライバーを落とした。

 

結梨「っ!」

 

結梨はゼロワンドライバーを拾った。

 

映司「お前と神琳のドライバーも破壊する……」

 

映司は空間を移動して、神琳の目の前に移動した。

 

神琳「っ!?」

 

神琳はスラッシュライザーを振り下ろすが、映司が左手で受け止めた。

 

雨嘉「神琳!」

 

神琳「くっ……!」

 

映司「っ!」

 

映司はスラッシュライザーを破壊した。

 

神琳「ぐっ……!」

 

神琳の変身は強制的に解除された。

 

鶴紗「神琳!」

 

映司「次は結梨だ……」

 

映司はゼノンパラドキサを発動した。

 

結梨「っ!」

 

結梨はフェイズトランセンデスと縮地を発動した。

 

結梨「こんなことしても、梨璃は喜ばない!」

 

映司「知ってるよ……そんなこと」

 

結梨「っ!?」

 

映司「だけど……ゲヘナは滅ぼす……どんな手を使ってもな!」

 

映司は闇黒剣月闇を結梨に向けて振り下ろした。

 

結梨「くっ……!」

 

映司「……」

 

映司はフォースライザーを掴んだ。

 

結梨「なっ!?」

 

映司「俺の勝ちだ……」

 

映司はフォースライザーを破壊した。

 

結梨「うっ……!」

 

夢結「結梨……!」

 

映司「まだやるか?」

 

楓「ゲヘナを襲撃するということは……この学院にいられなくなりますわよ……その覚悟はあるんですか?」

 

映司「……もう話すことはない」

 

「悪意」「恐怖」「憤怒」「憎悪」「絶望」

 

映司はアークドライバー上部のアークリローダーを押し込んだ。

 

映司「……これで話は終わりだ」

 

映司はキーを押し込んだ。

 

「パーフェクトコンクルージョン ラーニング5」

 

映司はスパイトネガを全方位に放っての衝撃波を放った。

 

「パーフェクトコンクルージョン」

 

一柳隊の控室は崩壊した。

 

梨璃「……うっ……私……そっか……特型ヒュージの……」

 

梨璃が目を覚ました。

 

梨璃「さっきの音は……?」

 

梨璃はテーブルのゼロツードライバーとゼロツープログライズキーを見た。

 

梨璃「なんでここに……」

 

梨璃はゼロツードライバーとゼロツープログライズキーを持って、治療室を出て一柳隊の控室に向かった。

 

梨璃「なに……これ……」

 

梨璃は崩壊している一柳隊の控室を見て呟いた。

 

梨璃「っ!?みんな!?」

 

夢結「梨璃……目が覚めたのね……」

 

梨璃「っ!これは……貴方がやったの?」

 

梨璃は映司……アークワンを睨んだ。

 

映司「……」

 

映司はオーズドライバーを取り出した。

 

梨璃「っ!?……映司くん……なの?」

 

映司はオーズドライバーを……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

破壊した。

 

梨璃「映司くん……どうして!」

 

映司「梨璃……ゼロツーと光剛剣最光で、みんなを守れよ」

 

梨璃「え?」

 

映司は闇黒剣月闇で、空間を開いて姿を消した。

 

梨璃「待って!」

 

百由「みんな、無事!?」

 

梨璃「百由様……」

 

百由「梨璃さん……目が覚めたのね」

 

梨璃「はい……」

 

百由「梨璃さん」

 

百由は光剛剣最光と金の武器 銀の武器ワンダーライドブック、エックスソードマンワンダーライドブックを渡した。

 

梨璃「剣と本?」

 

百由「映司からのプレゼントよ」

 

梨璃「映司くんからの……」

 

梨璃は光剛剣最光とワンダーライドブックを受け取った。

 

梨璃「百由様……映司くんが!」

 

百由「わかってるわよ」

 

梨璃「え?」

 

百由「一度、工廠科に行きましょうか」

 

一柳隊、百由、グラン・エプレは工廠科に移動した。

 

百由「じゃあ……映司が変身したやつから説明してくれる?」

 

ミリアム「……アレは映司じゃない……」

 

梅「アークに乗っ取られたって言いたいのか?」

 

楓「……百由様」

 

楓はサウザンドジャッカーを百由に渡した。

 

楓「映司さんの戦闘スタイルと比較してください」

 

百由「わかったわ」

 

叶星「これは……」

 

高嶺「あの姿でも戦闘スタイルは変わってない……」

 

姫歌「映司は本当に……」

 

梨璃「うそだよ……」

 

結梨「梨璃……」

 

夢結「受け入れなさい……梨璃」

 

神琳「百由様。ここから、一番近いゲヘナの研究所はどこですか?」

 

百由「ここよ」

 

百由はパソコンを操作した。

 

夢結「梨璃」

 

梨璃「……はい」

 

夢結「貴方が映司を止めなさい」

 

梨璃「私が……映司くんを……」

 

叶星「グラン・エプレも協力します」

 

百由「ぐろっぴは私の手伝いをしてほしいんだけど……」

 

ミリアム「わかったのじゃ」

 

梅「行くぞ!」

 

雨嘉以外が工廠科を出た。

 

雨嘉「これって……」

 

雨嘉は音銃剣錫音とヘンゼルナッツとグレーテルワンダーライドブック、ブレーメンのロックバンドワンダーライドブックを持って工廠科を出た。

 

映司「お前たちに待っているのは、滅亡だけだ」

 

研究員「何が悪いというんだ!」

 

映司「……」

 

「悪意」「恐怖」「憤怒」「憎悪」「絶望」

 

映司はアークドライバー上部のアークリローダーを押し込んだ。

 

研究員「お前もリリィなんだろ!?」

 

映司「答える必要はない」

 

映司はキーを押し込んだ。

 

「パーフェクトコンクルージョン ラーニング5」

 

映司はスパイトネガを全方位に放っての衝撃波を放った。

 

「パーフェクトコンクルージョン」

 

百合ヶ丘女学院の一柳隊の控室が崩壊した日……ゲヘナの研究所が破壊された。

 




映司君が一柳隊のドライバーを破壊したのは、一柳隊との決別の意味しています。

オーズドライバーの破壊は梨璃ちゃんと結梨ちゃんとの決別を意味していますが、特に梨璃ちゃんと決別の意味が大きいです。

映司君がゼロワンドライバーを落としたのはわざとです。

雨嘉が音銃剣錫音を手にしましたね……ほわんちゃんは好きです。

映司君が聖剣を破壊しなかったのは無銘剣虚無と〇〇〇〇〇〇〇があるからです。

そして、映司君……とうとうやってしまったな……

次回は映司君がさらにゲヘナを襲撃して、ヘルヴォルと戦います。


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第4話 アークワンは止まらない

今回のイベの梨璃ちゃんはメダルで確保しました……対戦ありがとうございました。




楓「ここも……破壊されてますわね……」

 

一柳隊とグラン・エプレが到着したときには、ゲヘナの研究所は破壊されていた。

 

叶星「みんな、これを見て!」

 

叶星はスマホの画面を見せた。

 

高嶺「ゲヘナを襲撃した白いバケモノ……」

 

梨璃「映司くん……」

 

叶星「一葉?」

 

梨璃「え?」

 

叶星「一葉から連絡が……」

 

夢結「映司が来るなら、行く価値はあると思うわ」

 

一柳隊とグラン・エプレはヘルヴォルのいるゲヘナの研究所へ向かった。

 

映司「……」

 

映司はゲヘナの研究所を襲撃していた。

 

「悪意」「恐怖」「憤怒」「憎悪」

 

映司はアークドライバー上部のアークリローダーを押し込んだ。

 

研究員「くっ……!」

 

映司「答えろ……あの特型を研究してたのはどこだ……」

 

研究員「答えてもいい……だが、命は助けてくれ!」

 

映司「いいだろう……」

 

研究員「ここで、研究をしていたんだ……だが、リリィとの戦闘データが欲しかった……回収するつもりだったんだ……まさか倒されるとは思わなかったんだ!」

 

映司「……」

 

研究員「いい加減、解放してくれ!」

 

映司「断る……」

 

研究員「話したじゃないか!?」

 

映司「だったら、聞いてたはずだ……ゲヘナは滅ぼすと……」

 

「絶望」

 

映司はアークドライバー上部のアークリローダーを押し込み、研究員に回し蹴りをした。

 

研究員「がっ!?」

 

映司「聞きたいことも聞けた……ここは用済みだ」

 

映司はキーを押し込んだ。

 

「パーフェクトコンクルージョン ラーニング5」

 

映司はスパイトネガを全方位に放っての衝撃波を放った。

 

「パーフェクトコンクルージョン」

 

一葉「っ!?」

 

瑤「爆発した……」

 

爆発の中から人影が現れた。

 

千香瑠「っ!?」

 

藍「千香瑠?」

 

恋花「映司じゃん!」

 

映司「ヘルヴォル?」

 

千香瑠「映司君、どうしてここに?」

 

瑤「爆発の中から出てきたよね?」

 

一葉(無傷?)

 

叶星「一葉!」

 

一柳隊とグラン・エプレも到着した。

 

一葉「グラン・エプレと一柳隊の皆さん!」

 

梨璃「映司くん……」

 

高嶺「遅かったってことね」

 

一葉「どういう……?」

 

千香瑠「っ!……映司君……ゲヘナの研究所を襲撃していた白い仮面ライダーは貴方ね?」

 

一葉「そんな……どうして!?」

 

映司「ゲヘナの放った……特型ヒュージ」

 

ヘルヴォル「っ!?」

 

映司「梨璃は光剛剣最光がなければ、まともに動けてないだろうな……」

 

叶星「映司君、こんなことはやめなさい」

 

楓「梨璃さんは無事なんですよ!?」

 

映司「それでも、ゲヘナは滅ぼす……この世界を滅ぼすことになっても……」

 

一葉「そんなことはさせません!」

 

梨璃「映司くんはここで止める!」

 

叶星「私たちも……っ!」

 

姫歌「叶星様は休んでてください!」

 

灯莉「ぼくもやるよー☆」

 

紅巴「私も……やります!」

 

一葉「千香瑠様!」

 

千香瑠「ええ……」

 

「レイドライザー!」

 

一葉はレイドライザーを巻いた。

 

「ハント!」

 

一葉はファイティングジャッカルプログライズキーのボタンを押して、レイドライザーに装填した。

 

一葉「実装!」

 

一葉はレイドライザーのボタンを押した。

 

「レイドライズ!」

 

「ファイティングジャッカル!」

 

「Deciding the fate of a battle like a Valkyrie.」

 

「聖剣ソードライバー!」

 

千香瑠はソードライバーを巻いた。

 

「ライオン戦記!」

 

千香瑠はライオン戦記ワンダーライドブックをドライバーの中央のスロットに装填した。

 

「ピーターファンタジスタ!」

 

千香瑠はピーターファンタジスタワンダーライドブックを取り出して、ページを開いた。

 

「とある大人にならない少年が繰り広げる夢と希望のストーリー……」

 

千香瑠はピーターファンタジスタワンダーライドブックのページを閉じて、ドライバーの左のスロットに装填した。

 

「天空のペガサス!」

 

千香瑠は天空のペガサスワンダーライドブックを取り出して、ページを開いた。

 

「かつて蒼白の翼をもつ神獣が天から輝き舞い降りた……」

 

千香瑠は天空のペガサスワンダーライドブックのページを閉じて、右のスロットに装填した。

 

千香瑠「ハアッ!」

 

千香瑠はドライバーから、水勢剣流水を抜刀した。

 

「流水抜刀!」

 

千香瑠「変身!」

 

「蒼き野獣の鬣が空に靡く!ファンタスティックライオン!」

 

「流水三冊!紺碧の剣が牙を剥き、銀河を制す!」

 

姫歌「灯莉!紅巴!」

 

「オーシャンヒストリー!」

 

灯莉「うん!」

 

「昆虫大百科!」

 

紅巴「はい!」

 

「猿飛忍者伝!」

 

姫歌、灯莉、紅巴の3人はそれぞれの聖剣にワンダーライドブックを装填した。

 

「界時逆回!」

 

姫歌は時国剣界時の刀身を引き抜き、刀身を逆向きにして時国剣界時にセットした。

 

「狼煙開戦!」

 

灯莉は煙叡剣狼煙のトリガーを引いた。

 

「双刀分断!」

 

紅巴は風双剣翠風を2本に分離した。

 

3人「変身!」

 

「オーシャンヒストリー!」

 

「昆虫CHU大百科!」

 

「風双剣翠風!」

 

梨璃「私も!」

 

「聖剣サイコウドライバー!」

 

梨璃はサイコウドライバーを巻いた。

 

「金の武器 銀の武器!」

 

梨璃は金の武器 銀の武器ワンダーライドブックを取り出して、ページを開いた。

 

「GOLD or SILVER」

 

梨璃は金の武器 銀の武器ワンダーライドブックのページを閉じて、ドライバーのブレードを開いて、スロットに金の武器 銀の武器ワンダーライドブックを装填した。

 

「最光発光!」

 

梨璃はバックルから、光剛剣最光を引き抜いた。

 

梨璃「変身!」

 

「Who is the shining sword?」

 

「最光一章!金銀の力を得た輝く剣!」

 

「最光!」

 

夢結「梨璃?」

 

梨璃「え?」

 

神琳「梨璃さん、ふざけている場合ではありませんよ?」

 

梨璃「え、え?」

 

叶星「梨璃さんはその姿で正解よ……その姿が光剛剣最光で変身する仮面ライダー……仮面ライダー最光よ」

 

梅「剣が仮面ライダーってことか!」

 

梨璃「え、えええぇぇ!?」

 

灯莉「梨璃!」

 

灯莉は光剛剣最光を持った。

 

灯莉「二刀流!1回やってみたかったんだ〜☆」

 

映司(梨璃の反応は面白いな……)

 

「アークドライバー!」

 

映司はアークドライバーを巻いた。

 

「アークワン!」

 

映司はアークワンプログライズキーのボタンを押した。

 

映司「変身」

 

映司はドライバーにキーを装填した。

 

「シンギュライズ!」

 

「破壊 破滅 絶望 滅亡せよ」

 

「コンクルージョン・ワン」

 

映司「……」

 

千香瑠(私は……)

 

姫歌は時国剣界時の刀身を引き抜いて、トリガーを引いた。

 

「界時抹消!」

 

姫歌は映司の背後に移動して、時国剣界時に刀身をセットして、トリガーを引いた。

 

「再界時!」

 

映司「っ!」

 

姫歌「……っ!」

 

「界時抹消!」

 

映司「なるほどな……」

 

「再界時!」

 

姫歌は映司に位置が把握されないように移動していた。

 

「界時抹消!」

 

姫歌は映司の背後に移動して、時国剣界時に刀身をセットして、トリガーを引いた。

 

「再界時!」

 

姫歌「ハアッ!」

 

姫歌は時国剣界時を振り下ろした。

 

映司「残念だったな……」

 

姫歌「ぐっ……!」

 

映司はカラドボルグで姫歌を貫いた。

 

映司「今までは、少し手を抜いていたが……もう容赦はしない……俺の邪魔をするなら、誰であろうと滅ぼす」

 

映司はカラドボルグを引き抜いた。

 

姫歌「あ……くっ……」

 

姫歌の変身は強制的に解除された。

 

灯莉「定盛ーー!」

 

灯莉は煙叡剣狼煙のデフュージョンプッシュを押した。

 

「狼煙霧中!」

 

灯莉は映司の目の前に移動して、 煙叡剣狼煙を振り下ろした。

 

映司「っ!」

 

梨璃「灯莉ちゃんは姫歌ちゃんを!」

 

梨璃は灯莉の手から離れた。

 

灯莉「うん!」

 

「狼煙霧中!」

 

梨璃は光剛剣最光から光を放った。

 

「Who is this?」

 

「最光二章!光から生まれし影!」

 

「シャドー!」

 

梨璃は影から最光シャドーを呼び出して、光剛剣最光を持った。

 

梨璃「……映司くん。私が相手になるよ」

 

灯莉「定盛!」

 

叶星「姫歌ちゃん!」

 

姫歌「うっ……くっ……」

 

楓「梨璃さんが、あの状態では治療できませんわ!」

 

一葉「千香瑠様!」

 

千香瑠「……ごめんなさい、一葉ちゃん」

 

一葉「え?」

 

千香瑠は水勢剣流水をドライバーに納刀した。

 

「必殺読破!」

 

千香瑠は水勢剣流水のトリガーを引いた。

 

「流水抜刀!」

 

千香瑠はドライバーから、水勢剣流水を抜刀した。

 

「ペガサス!ライオン!ピーターファン!三冊斬り!」

 

千香瑠「ハイドロ・ボルテックス!」

 

「ウォ・ウォ・ウォ・ウォーター!」

 

叶星「一葉!逃げなさい!」

 

一葉「っ!」

 

千香瑠「逃がさないわ」

 

水勢剣流水の刀身から飛ばした水を渦に変化させ、一葉を拘束して浮かばせた。

 

一葉「これは……!?」

 

千香瑠「はああああぁぁぁ!」

 

千香瑠はジャンプし、刀身に水を纏った水勢剣流水で一葉を斬り裂いた。

 

梨璃「一葉さん!」

 

一葉「千香瑠様……どうして……」

 

千香瑠「私は……映司君と一緒に戦うわ」

 

「ライオン戦記!」

 

千香瑠はドライバーに装填されている、ライオン戦記ワンダーライドブックを押し込んだ。

 

千香瑠「ライオン・ワンダー!」

 

水勢剣流水から放った斬撃を大量の水に変化させ、紅巴の動きを封じた。

 

紅巴「っ!?」

 

灯莉「とっきー!」

 

千香瑠はライオンセンキを召喚し、紅巴を攻撃する。

 

紅巴「うっ……!」

 

紅巴の変身は強制的に解除された。

 

高嶺「紅巴さん!」

 

映司「っ!」

 

映司は闇黒剣月闇で空間を開き、千香瑠の横に移動した。

 

梨璃「映司くん!」

 

映司「梨璃……次は相手がお前でも……本気でやる……」

 

映司はもう一度、空間を開いて千香瑠と一緒に姿を消した。

 

梨璃「治療しないと!」

 

梨璃は光剛剣最光の力で、姫歌と紅巴の傷を治した。

 

梨璃「一葉さんは大丈夫ですか?」

 

一葉「はい、私は大丈夫です……」

 

百合ヶ丘女学院 工廠科

 

百由「ぐろっぴ……映司を止めるわよ」

 

ミリアム「わかっておる」

 

映司と千香瑠は……

 

映司「千香瑠姉……どういうつもりだ……」

 

千香瑠「私はあの日から、映司君の味方になるって決めたの……だから、映司君が世界を滅ぼそうと、私の意思で一緒に戦うわ」

 

映司「後悔するなよ……」

 




現状、映司君が持ってるものは世界を簡単に世界を滅ぼせます。

千香瑠様が映司君と一緒に戦うことにした理由は……姉だからじゃなくて……水勢剣流水を手にしてから、映司君のために戦うことにしたからです。


次回はミリアムが、とあるキーを使って変身、百由様と雨嘉も変身……そして、映司君が無銘剣虚無を使います。

カラドボルグ?……使うよ?映司君が。


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第5話 虚無……そして……

梨璃ちゃんの誕生日との温度差が激しい……




百合ヶ丘女学院 工廠科

 

百由「私たちと映司の戦力の差は……言うまでもないわね」

 

夢結「対抗できるのは……ゼロツーくらいかしら」

 

一葉「千香瑠様……」

 

叶星「千香瑠さんは、映司君のために戦うことにしたのよ」

 

高嶺「映司が世界を滅ぼそうとしても、千香瑠さんは止めないってことになるわね」

 

梨璃「それでも……止めるしかありません」

 

二水「梨璃さん……」

 

警報が鳴った。

 

百由「グラン・エプレ、梨璃さん、一葉さんはヒュージをお願い」

 

百由「映司は私が相手するわ」

 

楓「わたくしたちは?」

 

百由「待機ね」

 

神琳「部屋に戻りましょうか……あら?雨嘉さん?」

 

映司と千香瑠は……

 

映司「千香瑠姉はヒュージを」

 

千香瑠「映司君は?」

 

映司「俺は……あのふたりの相手をする」

 

百由「映司、貴方を止めるわ」

 

雨嘉「梨璃のために!」

 

「玄武神話!」

 

百由は玄武神話ワンダーライドブックを取り出して、玄武神話ワンダーライドブックのページを開いた。

 

「かつて、四聖獣の一角を担う強靭な鎧の神獣がいた……」

 

百由は玄武神話ワンダーライドブックのページを閉じて、土豪剣激土に装填した。

 

「ヘンゼルナッツとグレーテル!」

 

雨嘉はヘンゼルナッツとグレーテルワンダーライドブックを取り出して、ヘンゼルナッツとグレーテルワンダーライドブックのページを開いた。

 

「とある森に迷い込んだ、小さな兄弟のおかしな冒険のお話……」

 

雨嘉はヘンゼルナッツとグレーテルワンダーライドブックのページを閉じて、音銃剣錫音に装填した。

 

「玄武神話!」

 

「一刀両断!」

 

百由は土豪剣激土のトリガーを引いた。

 

「ヘンゼルナッツとグレーテル!」

 

「銃剣撃弾!」

 

雨嘉は音銃剣錫音のトリガーを引いた。

 

百由&雨嘉「変身!」

 

「ブッた斬れ!ドゴ!ドゴ!土豪剣激土!」

 

「激土重版!」

 

「絶対装甲の大剣が、北方より大いなる一撃を叩き込む!」

 

「銃でGO!GO!否!剣でいくぞ!音銃剣錫音!」

 

「錫音楽章!」

 

「甘い魅惑の銃剣が、おかしなリズムでビートを斬り刻む!」

 

映司「やれるものならな……」

 

映司は覇剣ブレードライバーを巻いた。

 

百由「私の知らない聖剣……」

 

「エターナルフェニックス!」

 

映司はエターナルフェニックスワンダーライドブックを取り出して、エターナルフェニックスワンダーライドブックのページを開いた。

 

「かつてから伝わる不死鳥の伝説が今、現実となる……」

 

映司はエターナルフェニックスワンダーライドブックを閉じて、ドライバーに装填した。

 

「抜刀……!」

 

映司はドライバーから、無銘剣虚無を抜刀した。

 

映司「変身……!」

 

「エターナルフェニックス!」

 

「虚無!漆黒の剣が無に帰す!」

 

百由「映司、本当はわかってるんでしょ?ゲヘナを襲撃しても意味ないって」

 

映司「もう……戻れない」

 

雨嘉「っ!」

 

映司「俺は……この世界を作り替える!」

 

雨嘉「っ!?」

 

映司「リリィが戦わなくてもいい世界にな」

 

雨嘉「でも、映司は?」

 

映司「戦うのは……俺だけでいい」

 

雨嘉「そんなの……!」

 

映司「だから、ほっといてくれ……」

 

百由「さっきの話を聞いて、ほっとくと思う?」

 

百由は土豪剣激土から、玄武神話ワンダーライドブックを取り外して、土豪剣激土のシンガンリーダーに玄武神話ワンダーライドブックを読み込ませた。

 

「玄武神話!ドゴーン!」

 

百由「大断断!」

 

百由は土豪剣激土のトリガーを引いた。

 

百由「はああああぁぁぁ!」

 

「激土乱読撃!ドゴーン!」

 

百由は周囲の岩石を集めて土豪剣激土の刀身を巨大化させて、映司に向けて振り下ろした。

 

映司「はああああぁぁぁ!」

 

映司は無銘剣虚無を振り、百由の攻撃を打ち消した。

 

百由「っ!?」

 

雨嘉「剣が……!」

 

映司「っ!」

 

映司は無銘剣虚無をドライバーに納刀した。

 

「必殺黙読!」

 

映司は無銘剣虚無のトリガーを引いた。

 

「……抜刀!」

 

映司はドライバーから、無銘剣虚無を抜刀した。

 

「不死鳥……!無双斬り……!」

 

映司「はあああああぁぁぁぁ!」

 

映司は百由に向けて、不死鳥を模した強力な斬撃を放った。

 

百由「ぐっ……!」

 

百由の変身は強制的に解除された。

 

雨嘉「百由様!」

 

映司は無銘剣虚無をドライバーに納刀した。

 

「必殺黙読!」

 

映司は無銘剣虚無のトリガーを引いた。

 

雨嘉「っ!?」

 

「……抜刀!」

 

映司はドライバーから、無銘剣虚無を抜刀した。

 

「不死鳥……!無双斬り……!」

 

映司「はあああああぁぁぁぁ!」

 

映司は雨嘉に向けて、赤く染まった斬撃を放った。

 

雨嘉「くっ……!」

 

雨嘉の変身も強制的に解除された。

 

千香瑠「映司君……っ!?」

 

映司は無銘剣虚無を千香瑠に向けて振り下ろした。

 

百由「っ!?」

 

千香瑠「なんで……!」

 

映司「千香瑠姉……梨璃のことよろしくな」

 

千香瑠「っ!?」

 

映司「っ!」

 

映司は無銘剣虚無をドライバーに納刀した。

 

「必殺黙読!」

 

映司は無銘剣虚無のトリガーを引いた。

 

「……抜刀!」

 

映司はドライバーから、無銘剣虚無を抜刀した。

 

「不死鳥……!無双斬り……!」

 

映司「はあああああぁぁぁぁ!」

 

映司は千香瑠に向けて、不死鳥を模した強力な斬撃を放った。

 

千香瑠「っ!」

 

千香瑠の変身は強制的に解除された。

 

映司「百由様……千香瑠様と梨璃のこと頼んだ」

 

百由「……」

 

ミリアム「映司!」

 

ミリアムが映司を呼んだ。

 

百由「ぐろっぴ……間に合ったのね」

 

ミリアム「なんとかな……」

 

映司「ミリアム……?」

 

ミリアム「っ!」

 

「ショットライザー!」

 

ミリアムはショットライザーを巻いた。

 

映司「予備のショットライザーか……」

 

ミリアムはジャパニーズウルフゼツメライズキーを取り出した。

 

映司「なるほどな……」

 

「ジャパニーズウルフ!」

 

ミリアムはジャパニーズウルフゼツメライズキーのボタンを押した。

 

ミリアム「くっ……!」

 

ミリアムはジャパニーズウルフゼツメライズキーを、こじ開けようとしていた。

 

ミリアム「必殺!フェイズトランセンデス!」

 

ミリアムはフェイズトランセンデスを発動した。

 

ミリアム「はああああぁぁぁ!」

 

ミリアムはジャパニーズウルフゼツメライズキーをこじ開けた。

 

映司「……」

 

ミリアムはキーをショットライザーに装填して、バックルから取り外した。

 

「Kamen(Warning!)Rider...Kamen(Warning!)Rider...」

 

ミリアム「変身!」

 

ミリアムはショットライザーのトリガーを引いた。

 

「ショットライズ!」

 

「オルトロスバルカン!」

 

ミリアム「うっ……くっ……!」

 

ミリアムは体への負担に耐えた。

 

「Awakening the instinct of two beasts long lost.」

 

映司「……」

 

「ジャオウドラゴン!」

 

映司はジャオウドラゴンワンダーライドブックを取り出し、ページを開いた。

 

「邪道を極めた暗闇を纏い、数多の竜が秘めた力を開放する……」

 

映司はジャオウドラゴンワンダーライドブックのページを閉じた。

 

映司「ほっといてくれって言ってるのに……」

 

「ジャオウリード!」

 

映司はジャオウドラゴンワンダーライドブックを闇黒剣月闇にリードして、ドライバーにジャオウドラゴンワンダーライドブックをセットして、闇黒剣月闇のグリップエンドでドライバーのボタンを押した。

 

「闇黒剣月闇!」

 

「Jump out the book Open it and burst The fear of the darkness.」

 

「You make right a just,no matter dark joke.」

 

「Fury in the dark.」

 

「ジャオウドラゴン!」

 

「誰も逃れられない……」

 

ミリアム「ハアッ!」

 

ミリアムはショットライザーから弾丸を放った。

 

映司「っ!」

 

映司は闇黒剣月闇で弾いた。

 

映司「……」

 

映司は闇黒剣月闇を振り下ろした。

 

ミリアム「ぐっ……!」

 

ミリアムは映司に攻撃するが、映司のカウンターを受けていた。

 

ミリアム「見てられないな!」

 

映司「……」

 

ミリアム「結梨や一柳隊のピンチを救ってきたのは……お前じゃろ!」

 

映司「……ハアッ!」

 

ミリアム「ぐっ……!」

 

映司はミリアムを攻撃して、歩き出した。

 

ミリアム「うおおおおぉぉぉ!」

 

ミリアムは走り出した。

 

映司「っ!」

 

映司はミリアムを投げた。

 

ミリアム「……今のお前のやってることは、ゲヘナと同じようなものじゃ!」

 

映司「っ!」

 

映司は必冊ホルダーに闇黒剣月闇を納刀した。

 

映司「うあああああぁぁぁ!」

 

映司はミリアムに攻撃をした。

 

映司「ハアッ!」

 

ミリアム「ぐっ……!」

 

映司は闇黒剣月闇のトリガーを引いた。

 

「月闇居合!」

 

映司はホルダーから、闇黒剣月闇を抜刀した。

 

「読後一閃!」

 

映司「はあああぁぁ!」

 

映司は闇黒剣月闇から斬撃を放った。

 

ミリアム「ぐっ……あぁぁ!」

 

ミリアムはジャパニーズウルフゼツメライズキーのボタンを押した。

 

「ジャパニーズウルフ!」

 

ミリアムはショットライザーのトリガーを引いた。

 

「オルトロスブラストフィーバー!」

 

ミリアムは爪を展開して、分身と共に高速移動をした。

 

映司「ハアッ!」

 

映司は闇黒剣月闇を振り下ろした。

 

ミリアム「はああああぁぁぁ!」

 

ミリアムは映司の背後に移動した。

 

映司「っ!」

 

映司は背後に移動したミリアムに回し蹴りをした。

 

ミリアム「はあああああぁぁぁぁ!」

 

映司「っ!」

 

ミリアムの攻撃を映司は受け止めた。

 

映司「っ!」

 

映司はミリアムの展開していた爪を折った。

 

ミリアム「はああああぁぁぁ!」

 

ミリアムは折れた爪で、映司に攻撃した。

 

映司「……っ!」

 

ミリアム「うおおおぉぉ……くっ……うっ……!」

 

ミリアムは映司に向けて走り出した。

 

ミリアム「はああああぁぁぁ……!」

 

ミリアムが映司に攻撃する前に、ショットライザーは爆発して、ミリアムの変身は解除された。

 

ミリアム「ぐっ……うっ……!」

 

映司は変身を解いて、歩き出した。

 

ミリアム「ぐっ……うっ……ゲヘナをぶっ潰してその先に何がある?その先にあるお前の夢はなんじゃ!映司!」

 

映司「……」

 

映司は闇黒剣月闇で、空間を開いて姿を消した。

 




映司君はゲヘナを襲撃するより、世界を作り替えた方がいいと思ったみたいですね。

映司君は千香瑠様まで……

そして、映司君はぐろっぴに言われて何を感じたんでしょうかね……

次回は映司君がグラン・エプレを襲撃します。


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第6話 オムニバスローディング

映司君がグラン・エプレを襲撃する話と、梨璃ちゃんと全力で喧嘩します。


神庭女子藝術高校

 

灯莉「かなほせんぱい、映司は見つかっていないの?」

 

叶星「ええ、ゲヘナも襲撃してないみたい」

 

高嶺「百由さんと雨嘉さんに言っていた……世界を作り替えるってどういう意味なのかしら?」

 

紅巴「そんな方法あるんでしょうか?」

 

映司「あるから言ってるんだ」

 

映司が空間から現れた。

 

グラン・エプレ「っ!?」

 

姫歌「映司!」

 

映司「この力を試すのに、お前たちがちょうどいい……」

 

「オムニフォース!」

 

映司はオムニフォースワンダーライドブックを取り出した。

 

姫歌「なによ……あのワンダーライドブック……」

 

映司はオムニフォースワンダーライドブックのページを開いた。

 

「伝説の聖剣と、選ばれし本が交わる時、偉大な力を解き放つ!」

 

映司はオムニフォースワンダーライドブックのページを閉じて、ドゥームズドライバーバックルに装填した。

 

映司「変身」

 

映司はバックルのボタンを押した。

 

「OPEN THE OMNIBUS!」

 

「FORCE OF THE GOD!」

 

「KAMEN RIDER SOLOMON!」

 

「THE FEAR IS COMING SOON!」

 

映司はオムニフォースワンダーライドブックを閉じた。

 

「オムニバスローディング!」

 

映司はバックルのボタンを3回押した。

 

「ソロモンゾーン!」

 

映司とグラン・エプレの5人は戦闘用の空間に転移した。

 

グラン・エプレ「っ!?」

 

高嶺「転移……したのね……」

 

叶星「みんな、映司君を止めるわよ!」

 

グラン・エプレ「変身!」

 

「オーシャンヒストリー!」

 

「昆虫CHU大百科!」

 

「EDEN the KAMEN RIDER!」

 

「ゴールデンアランジーナ!」

 

「風双剣翠風!」

 

映司「お前たちに俺は止められない」

 

映司はオムニフォースワンダーライドブックを閉じた。

 

「オムニバスローディング!」

 

映司はバックルのボタンを押した。

 

「ソロモンブレイク!」

 

映司は姫歌と紅巴に向けて、赤黒い波動を放った。

 

姫歌&紅巴「っ!」

 

灯莉「定盛!とっきー!」

 

叶星「何をしたの!?」

 

映司「見てればわかる……」

 

姫歌「あ、灯莉……逃げなさい!」

 

紅巴「叶星様と高嶺様も……!」

 

姫歌は灯莉に時国剣界時を振り下ろし、紅巴は高嶺に風双剣翠風を振り下ろした。

 

灯莉「定盛!?」

 

高嶺「っ!」

 

叶星「まさか……!」

 

高嶺「叶星!」

 

叶星「私が映司君を、高嶺ちゃんと灯莉ちゃんは……」

 

灯莉「定盛を……止める!」

 

高嶺「私は紅巴さんを止めるわ」

 

映司はオムニフォースワンダーライドブックを閉じた。

 

「オムニバスローディング!」

 

映司はバックルのボタンを押した。

 

「ソロモンブレイク!」

 

映司は高嶺にも赤黒い波動を放った。

 

叶星「高嶺ちゃん!」

 

高嶺「っ!?」

 

灯莉「たかにゃんせんぱい!」

 

高嶺は叶星に雷鳴剣黄雷を振り下ろした。

 

叶星「くっ……!」

 

紅巴「灯莉ちゃん!ごめんなさい!」

 

紅巴は灯莉に風双剣翠風を振り下ろした。

 

映司「まとめて消えろ……」

 

映司はオムニフォースワンダーライドブックを閉じた。

 

「オムニバスローディング!」

 

映司はバックルのボタンを2回押した。

 

「ソロモンストラッシュ!」

 

映司は巨大なカラドボルグ型のエネルギー体を召喚し、グラン・エプレの5人を斬り裂いた。

 

梨璃「そこまでだよ……映司くん」

 

梨璃は映司の攻撃を防いだ。

 

叶星「梨璃さん!?」

 

映司「やっぱり来たか……」

 

梨璃「世界は作り替えさせない!」

 

映司「場所を変えようか」

 

映司は変身を解いた。

 

梨璃「なんで……変身を……」

 

映司「俺たちが戦う場所は神庭じゃない」

 

映司は闇黒剣月闇で空間を開いた。

 

梨璃「っ!」

 

映司は空間に入った。

 

灯莉「……」

 

梨璃も空間に入った。

 

姫歌「灯莉……?」

 

灯莉「っ!」

 

灯莉が空間に入った。

 

叶星「灯莉ちゃん!?」

 

高嶺「っ!」

 

高嶺はゼノンパラドキサを発動して、空間に入った。

 

姫歌「高嶺様!?」

 

高嶺が入ると空間は閉じた。

 

紅巴「空間が……」

 

映司たちは……

 

梨璃「ここって……!?」

 

高嶺「百合ヶ丘の近くに移動したってことね……」

 

灯莉「ぼくたちは見てるしかないよ……たかにゃんせんぱい」

 

高嶺「……ええ」

 

「ゼロツードライバー!」

 

梨璃はゼロツードライバーを巻いて、ゼロツードライバーのユニットの部分を開いた。

 

「Let’s give you power! Let’s give you power!Let’s give you power! Let’s give you power! Let’s give you power!」

 

「ゼロツージャンプ!」

 

梨璃はゼロツープログライズキーのボタンを押した。

 

梨璃「変身!」

 

梨璃はキーをドライバーに装填した。

 

「ゼロツーライズ!」

 

「Road to Glory has to Lead to Growin’ path to change one to two!」

 

「仮面ライダーゼロツー!」

 

「It's never over.」

 

灯莉「梨璃がゼロツーに……」

 

「ジャオウドラゴン!」

 

「ジャオウリード!」

 

映司はジャオウドラゴンワンダーライドブックを闇黒剣月闇にリードして、ドライバーにジャオウドラゴンワンダーライドブックを装填して、闇黒剣月闇のグリップエンドでドライバーのボタンを押した。

 

「闇黒剣月闇!」

 

映司「変身」

 

「ジャオウドラゴン!」

 

「誰も逃れられない……」

 

梨璃「映司君を止められるのは、ただ一人……私だよ!」

 

梨璃は高速移動をして、映司に近づいた。

 

梨璃「ハアッ!」

 

映司は梨璃の攻撃を受け止めた。

 

梨璃「っ!」

 

映司「動けなければ、次の行動はできないよな?」

 

映司はジャオウドラゴンワンダーライドブックを閉じた。

 

「ジャオウ必殺読破!」

 

梨璃「っ!?」

 

映司は闇黒剣月闇のグリップエンドでドライバーのボタンを押した。

 

「ジャオウ必殺撃!」

 

映司「はあああああぁぁぁぁ!」

 

映司は全身に闇を纏うと、ジャオウドラゴンを召喚して、梨璃に放った。

 

梨璃「うあああぁぁ!」

 

「You are over.」

 

梨璃「くっ……」

 

灯莉「ゼロツーの防御力を上回った……?」

 

高嶺「フェイズトランセンデスね……」

 

梨璃「くっ……うっ……ああああぁぁぁ!」

 

梨璃はキーを押し込んだ。

 

「ゼロツービッグバン!」

 

梨璃「はああああぁぁぁ!」

 

梨璃は映司に向けて、飛び蹴りを放った。

 

映司「……っ!」

 

映司はドライバーから、ジャオウドラゴンワンダーライドブックを引き抜き、闇黒剣月闇にジャオウドラゴンワンダーライドブックをリードした。

 

「必殺リード!」

 

「ジャオウドラゴン!」

 

「月闇必殺撃!」

 

映司は闇黒剣月闇の刀身に闇を纏わせる。

 

映司「はあああああぁぁぁぁ!」

 

映司は肩の装甲にある竜の頭から4体の金色の竜を出現させ、突撃させてから、闇黒剣月闇の刀身に纏わせた闇をジャオウドラゴン型のエネルギーとして放った。

 

「習得一閃!」

 

梨璃「くっ……!」

 

映司「……っ!」

 

梨璃「はああああぁぁぁ!」

 

梨璃は走り出した。

 

映司「……」

 

映司は変身を解いた。

 

灯莉&高嶺「っ!?」

 

梨璃「なんで……変身を……!?」

 

梨璃は映司の目の前で強制的に変身が解除された。

 

映司「お前の活動限界だからだよ」

 

梨璃「それなら、これで……!」

 

梨璃はエックスソードマンワンダーライドブックを取り出すが、映司が闇黒剣月闇を梨璃に向けた。

 

梨璃「っ!?」

 

映司「俺はあと2日で、この世界を作り替える」

 

高嶺「2日……」

 

灯莉「映司、もう……ぼくの絵は見てくれないの?」

 

映司「……」

 

映司は何も言わずに、闇黒剣月闇で開いた空間に入った。

 




クロスセイバー出さないと解決しなくなってきたぞ……これ……

映司君はオムニフォースワンダーライドブックが、完全な状態ではないことを知っています。


次回、映司君VS結梨ちゃんです。


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第7話 悪意と悪意の激突

えーと……特に言うことないから、Song I am.は好きです……推しはましろちゃんだけど……


百合ヶ丘女学院 工廠科

 

百由「あと2日で世界を作り替えるね……」

 

ミリアム「2日で世界を作り替える……できるとは思えんがのう……」

 

高嶺「それができる力があるのよ」

 

結梨「……」

 

結梨は工廠科を出ていった。

 

高嶺「灯莉さん、私たちは神庭に戻りましょう」

 

灯莉「……」

 

高嶺「灯莉さん?」

 

灯莉「ねえ……たかにゃんせんぱい」

 

高嶺「どうしたの?」

 

灯莉「映司は本当に世界を作り替えるのかな?」

 

高嶺「どういうこと?灯莉さん」

 

灯莉「邪魔するなら容赦はしないって言ってたけど、ぼくたちは梨璃が治せるダメージしか受けてない」

 

梅「控室の襲撃も梅たちは無事だったな……」

 

灯莉「梨璃の変身が解ける前に、映司は変身を解いたよね?」

 

梨璃「たしかに……」

 

雨嘉「だとしたら、なんのためにこんなことを……」

 

梨璃「千香瑠様なら……」

 

夢結「梨璃?」

 

梨璃「千香瑠様なら、何か知ってるかもしれません!」

 

雨嘉「あれ?結梨は?」

 

二水「結梨ちゃんがいません!」

 

鶴紗「映司を止める気なのか?」

 

梨璃「私、探してきます!」

 

梨璃が工廠科を出た頃には、結梨は廃墟にいた。

 

結梨「見つけた……映司」

 

映司「来ると思ってたよ……結梨」

 

結梨「映司は私が止めるよ」

 

結梨はゼロワンドライバーを巻いた。

 

「絶滅ドライバー!」

 

ゼロワンドライバーが絶滅ドライバーに変化した。

 

映司「……」

 

結梨は絶滅ドライバーのユニットを展開した。

 

「アークスコーピオン!」

 

結梨はアークスコーピオンプログライズキーのボタンを押した。

 

結梨「変身!」

 

結梨はキーをドライバーに装填した。

 

「プログライズ!アーク!」

 

「Destruction! Ruin! Despair! Extinction!」

 

「アークスコーピオン!」

 

「The conclusion after evil climbs the top of the highest mountain of rock.」

 

映司「久しぶりに全力で戦うか……結梨」

 

「アークドライバー!」

 

映司はアークドライバーを巻いた。

 

「アークワン!」

 

映司はアークワンプログライズキーのボタンを押した。

 

映司「変身!」

 

映司はドライバーにキーを装填した。

 

「シンギュライズ!」

 

「破壊 破滅 絶望 滅亡せよ」

 

「コンクルージョン・ワン」

 

映司は地面に刺さっている、アタッシュカリバーを引き抜いて、結梨はアタッシュアローを引き抜いた。

 

映司&結梨「はああああぁぁぁ!」

 

百合ヶ丘女学院 工廠科

 

神琳「結梨さんはゼロワンドライバーを持っていましたよね?」

 

楓「結梨さんの持ってるプログライズキーでは、変身できないのでは?」

 

雨嘉「あるよ……」

 

神琳「雨嘉さん?」

 

雨嘉「前に映司と結梨が、何かやってたんだけど……結梨がゼロツープログライズキーと同じ形の白いプログライズキーを持ってた……」

 

夢結「映司と結梨が全力で戦えば……」

 

百由「2日じゃなくて、数時間で世界が終わるわよ!?」

 

灯莉の肩にタカカンドロイドがとまった。

 

灯莉「どうしたの?」

 

梅「何か見つけたのか?」

 

灯莉「映司と結梨が廃墟で戦ってる……」

 

百由「行きましょう!」

 

廃墟

 

映司&結梨「はああああぁぁぁ!」

 

映司と結梨は地面に刺さっている、アタッシュウェポンを引き抜いて攻撃したり、アタッシュウェポン、ショットライザーを生成して、互いに攻撃していた。

 

映司「……っ!」

 

結梨「くっ……!」

 

結梨は地面に刺さっているサウザンドジャッカーを引き抜いた。

 

「ジャックライズ!」

 

結梨はサウザンドジャッカーのレバーを引いた。

 

「ジャッキングブレイク!」

 

結梨「はあああぁぁぁぁ!」

 

結梨はサウザンドジャッカーからは火炎弾を放った。

 

映司「っ!」

 

「ファイナルライズ!」

 

「ファイナルストラッシュ!」

 

映司「はあああぁぁ!」

 

映司はクラスターセルを放って、火炎弾を相殺した。

 

結梨「梨璃はこんなことを望んでない!」

 

映司「知ってるよ……だけど、俺は戻れない」

 

結梨「だったら……映司のドライバーと聖剣を破壊して止める!」

 

結梨はキーを押し込んだ。

 

「ヘイトレッドインパクト!」

 

映司「……っ!」

 

「悪意」「恐怖」「憤怒」「憎悪」「絶望」「闘争」「殺意」「破滅」

 

映司はアークドライバー上部のアークリローダーを押し込んだ。

 

結梨「はああああぁぁぁ!」

 

結梨はデストアナライズを右腕に纏わせ、悪意のエネルギーを乗せたパンチを放った。

 

映司「っ!」

 

映司はキーを押し込んだ。

 

「パーフェクトコンクルージョン ラーニング8」

 

映司「はああああぁぁぁ!」

 

映司は悪意のエネルギーを纏わせパンチを放って、結梨の攻撃を相殺した。

 

結梨「くっ……!」

 

「悪意」「恐怖」「憤怒」「憎悪」「絶望」「闘争」「殺意」「破滅」「絶滅」

 

映司はアークドライバー上部のアークリローダーを押し込んだ。

 

映司「終わりだ……結梨」

 

「滅亡」

 

映司はキーを押し込んだ。

 

「パーフェクトコンクルージョン ラーニングエンド」

 

映司「はああああぁぁぁ!」

 

映司は飛び上がり、結梨に向けて蹴りを放った。

 

結梨「っ!」

 

結梨はキーを押し込んだ。

 

「エクスティンクションインパクト!」

 

結梨「はああああぁぁぁ!」

 

結梨はデストアナライズを右足に纏わせ、蹴りを放った。

 

雨嘉「あれ!」

 

梅「映司のあの技……特型ヒュージに放ったやつだ!」

 

「サイコーカラフル!」

 

梨璃「エックスソードブレイク!」

 

夢結「梨璃!」

 

梨璃「はああああぁぁぁ!」

 

梨璃は映司と結梨に向けて、X字に斬撃を放った。

 

結梨「梨璃!?」

 

映司「っ!」

 

映司はゼノンパラドキサを発動して、結梨に近づいた。

 

結梨「っ!?」

 

映司「お前の負けだ……結梨」

 

映司は絶滅ドライバーを破壊した。

 

結梨「うあああぁぁ……ぐっ……!」

 

梨璃「結梨ちゃん!」

 

映司「あとは……」

 

映司は闇黒剣月闇で空間を開いた。

 

梨璃「待って!」

 

映司「……」

 

梨璃「何が目的なの!?」

 

映司「千香瑠姉に聞けばわかる……」

 

映司は空間の中に入った。

 

百由「ヘルヴォル、グラン・エプレを百合ヶ丘に呼んだわ」

 

夢結「千香瑠さんに聞きましょう……映司の本当の目的を……」

 




本編だとここで、アークドライバーと絶滅ドライバーが破壊されますが、映司君のゼロワンドライバーが、絶滅ドライバーに変化しているので、絶滅ドライバーの破壊だけになります。

アークドライバー?……多分、次回で破壊される。

次回はこの大惨事の真実です。


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第8話 悪意の真実

灯莉ちゃんがなんかすごいことしてるような気がするけど、灯莉ちゃんだから大丈夫だと思う(謎理論)




梨璃「千香瑠様……映司くんは何をする気なんですか?」

 

ヘルヴォル、高嶺と灯莉以外のグラン・エプレが、百合ヶ丘女学院に到着して、工廠科に全員が集まったことを確認した梨璃が、千香瑠に聞いた。

 

千香瑠「……結梨さんの持っていたプログライズキーの破壊……」

 

結梨「アークスコーピオンのことだよね?」

 

千香瑠「ええ……」

 

梨璃「それなら、映司くんが破壊したから……」

 

梅「他にもあるんだろ?」

 

千香瑠「アークドライバーとオムニフォースワンダーライドブックの破壊」

 

叶星「なら、映司君が次にやることは……」

 

千香瑠「アークワンに変身して、オムニフォースワンダーライドブックの破壊……だと思います」

 

梨璃「破壊?どうやって……」

 

千香瑠「【クリエーション】で分身を作って、分身に変身させて破壊するって言っていたわ」

 

ミリアム「なんじゃと!?」

 

百由「あのスキルはまだ制御しきれてないのよ!?」

 

千香瑠「そうなんですか!?」

 

梨璃「【クリエーション】ってなんですか?」

 

百由「創造と破壊のレアスキルで【エンハンス・トレース】の上位スキルよ」

 

夢結「制御できないって、どういうことなの?」

 

姫歌「時国剣界時とオーシャンヒストリーって……そのレアスキルで作り出したってことですか?」

 

千香瑠「水勢剣流水とワンダーライドブックも……」

 

梅「もし、破壊できなかったら……その分身が世界を作り替える可能性があるのか?」

 

紅巴「分身を作らなくても、破壊できるんじゃ……?」

 

千香瑠「試したけど、無理だったみたいよ……」

 

神琳「理由はわかりましたが……ゲヘナを襲撃する必要はあったんですか?」

 

千香瑠「映司君の結論よ」

 

梨璃「……っ!」

 

夢結「梨璃、どこへ行くの?」

 

梨璃「映司くんのところに!」

 

結梨「どこにいるかわかるの?」

 

梨璃「探す!」

 

一葉「梨璃さん、落ち着いてください!」

 

梨璃「……私、あんな思いするのもう嫌なんです」

 

結梨「梨璃……」

 

叶星「言いたくなければいいんだけど……教えてくれないかしら?」

 

梨璃「前に映司くんと結梨ちゃんが、ヒュージの爆発に巻き込まれたんです……」

 

結梨「でも、映司が助けてくれた……このメダルで……」

 

結梨はスーパータトバコンボのメダルを取り出した。

 

高嶺「あまり考えたくなかったけど……」

 

叶星「高嶺ちゃん?」

 

高嶺「梨璃さん」

 

梨璃「はい?」

 

高嶺「映司が貴方にゼロツーを託したということは……失敗したら、自分を犠牲にして止めるのかもしれないわ」

 

叶星「高嶺ちゃん!」

 

梨璃「そんな……っ!?」

 

千香瑠「私が……ちゃんと止めていれば……っ!」

 

灯莉「……映司が死んじゃう……?」

 

姫歌「灯莉?」

 

百由「これは……!」

 

夢結「百由?」

 

百由「映司は甲州にいるわ」

 

鶴紗「甲州……?」

 

二水「甲州は陥落しているからなんじゃ……?」

 

「最光発光!」

 

「狼煙霧中!」

 

梨璃と灯莉は甲州に向かった。

 

夢結「梨璃!」

 

叶星「灯莉ちゃん!」

 

百由「私たちも向かうわよ!」

 

ミリアム「百由様も行くのか?」

 

百由「ええ、映司に伝えないといけないことがあるのよ」

 

甲州にいる映司は……

 

映司「始めるか……」

 

映司はクリエーションを発動した。

 

映司「っ!」

 

映司は分身を作り出した。

 

映司「できた……次は……」

 

映司は分身にドゥームズドライバーバックルを巻いた。

 

「オムニフォース!」

 

映司はオムニフォースワンダーライドブックをバックルに装填して、バックルのボタンを押した。

 

「OPEN THE OMNIBUS!」

 

「FORCE OF THE GOD!」

 

「KAMEN RIDER SOLOMON!」

 

「THE FEAR IS COMING SOON!」

 

「アークワン!」

 

映司はアークワンプログライズキーのボタンを押した。

 

映司「……変身」

 

映司はドライバーにキーを装填した。

 

「シンギュライズ!」

 

「破壊 破滅 絶望 滅亡せよ」

 

「コンクルージョン・ワン」

 

「悪意」「恐怖」「憤怒」「憎悪」「絶望」「闘争」「殺意」「破滅」

 

映司はアークドライバー上部のアークリローダーを押し込み、キーを押し込んだ。

 

「パーフェクトコンクルージョン ラーニング8」

 

映司「はああああぁぁぁ!」

 

映司は悪意のエネルギーをまとわせパンチを放った。

 

ソロモン「……」

 

ソロモンは映司の攻撃を受け止めた。

 

映司「っ!?」

 

「オムニバスローディング!」

 

ソロモンはバックルのボタンを2回押した。

 

「ソロモンストラッシュ!」

 

ソロモンは巨大なカラドボルグ型のエネルギー体を召喚し、映司を斬り裂いた。

 

映司「ぐあああああ!」

 

映司の変身は強制的に解除された。

 

映司「やっぱり……不完全だったか……!」

 

ソロモン「世界を作り替える……」

 

映司「させるか……っ!?」

 

アークドライバーが壊れていた。

 

映司「さっきの攻撃で壊れたのか……」

 

「ジャオウドラゴン!」

 

「ジャオウリード!」

 

映司はジャオウドラゴンワンダーライドブックを闇黒剣月闇にリードして、ドライバーにジャオウドラゴンワンダーライドブックをセットして、闇黒剣月闇のグリップエンドでドライバーのボタンを押した。

 

「闇黒剣月闇!」

 

映司「変身!」

 

「ジャオウドラゴン!」

 

「誰も逃れられない……」

 

ソロモン「……」

 

ソロモンはオムニフォースワンダーライドブックを閉じた。

 

「オムニバスローディング!」

 

ソロモンはバックルのボタンを押した。

 

「ソロモンブレイク!」

 

ソロモンはカラドボルグから衝撃波を放った。

 

映司「くっ……うわああああぁぁ!」

 

梨璃「映司くん!」

 

灯莉「映司!」

 

ソロモン「仲間が来たようだな?」

 

映司「梨璃……灯莉……」

 

梨璃「失敗したんだね……」

 

灯莉「ぼくたちも戦うよ!」

 

ソロモン「お前たちが束になろうと私には勝てない」

 

ソロモンはオムニフォースワンダーライドブックを閉じた。

 

「オムニバスローディング!」

 

映司「っ!」

 

映司はドライバーから、ジャオウドラゴンワンダーライドブックを引き抜き、闇黒剣月闇にジャオウドラゴンワンダーライドブックをリードした。

 

「必殺リード!」

 

「ジャオウドラゴン!」

 

ソロモンはバックルのボタンを2回押した。

 

「ソロモンストラッシュ!」

 

ソロモンは巨大なカラドボルグ型のエネルギー体を召喚し、3人を斬り裂いた。

 

「月闇必殺撃!」

 

映司は闇黒剣月闇の刀身に闇を纏わせる。

 

映司「はあああああぁぁぁぁ!」

 

映司は肩の装甲にある竜の頭から4体の金色の竜を出現させ、突撃させてから、闇黒剣月闇の刀身に纏わせた闇をジャオウドラゴン型のエネルギーとして放った。

 

「習得一閃!」

 

映司「ぐっ……!」

 

ソロモン「相殺したのか……」

 

「百大氷獣!」

 

「タテガミ大氷獣撃!」

 

千香瑠「レオ・ブリザード・カスケード!」

 

千香瑠はソロモンに向けて飛び蹴りを放った。

 

ソロモン「っ!」

 

梨璃「千香瑠様!」

 

千香瑠「3人とも無事ね」

 

ソロモン「4人目か」

 

千香瑠「4人じゃないわ」

 

叶星「灯莉ちゃん!」

 

夢結「梨璃!」

 

灯莉「かなほせんぱい!」

 

梨璃「お姉様!」

 

ソロモン「仮面ライダーは私だけでいい……全員ここで死んでもらおう」

 

ソロモンはオムニフォースワンダーライドブックを閉じた。

 

「オムニバスローディング!」

 

姫歌「させない!」

 

姫歌は時国剣界時の刀身を引き抜いて、トリガーを引いた。

 

「界時抹消!」

 

灯莉は煙叡剣狼煙のデフュージョンプッシュを押した。

 

「狼煙霧中!」

 

姫歌と灯莉はソロモンの目の前に移動して、姫歌は時国剣界時に刀身をセットして、トリガーを引いた。

 

「再界時!」

 

姫歌と灯莉はソロモンの腕を掴んだ。

 

ソロモン「無意味なことを……」

 

ソロモンはカラドボルグで姫歌を攻撃した。

 

姫歌「くっ……!」

 

灯莉「定盛!」

 

ソロモン「ハアッ!」

 

灯莉「っ!?」

 

ソロモン「まずはお前たちだ……」

 

ソロモンはバックルのボタンを2回押した。

 

「ソロモンストラッシュ!」

 

ソロモンは巨大なカラドボルグ型のエネルギー体を召喚し、灯莉と姫歌を斬り裂いた。

 

叶星「姫歌ちゃん!灯莉ちゃん!」

 

姫歌&灯莉「――!」

 

灯莉(あれ……?)

 

映司「くっ……うっ……!」

 

空間を移動していた映司が、ソロモンの攻撃を防いでいた。

 

梨璃「映司くん!」

 

百由「叶星さん!」

 

叶星はキーを押し込んだ。

 

「エデンインパクト!」

 

叶星が指先から垂らした一滴の血によって地面から無数に鋭利な棘柱を出現させて、血液と共にソロモンを覆い尽くし、後に膨張・破裂させた。

 

ソロモン「っ!」

 

映司「今だ!」

 

映司はジャオウドラゴンワンダーライドブックを閉じた。

 

「ジャオウ必殺読破!」

 

映司は闇黒剣月闇のグリップエンドでドライバーのボタンを押した。

 

「ジャオウ必殺撃!」

 

映司「はあああああぁぁぁぁ!」

 

映司は全身に闇を纏うと、ジャオウドラゴンを召喚して、ソロモンに放った。

 

「You are over.」

 

ソロモン「逃げたか……なら、世界を作り替える準備を始めよう……」

 

映司たちは……

 

映司「なんで……来たんだ……」

 

夢結「全てを知ったからよ」

 

灯莉「……映司」

 

映司「灯莉?」

 

灯莉「ぼくの描いた絵……見てくれる?」

 

映司「……ああ」

 

灯莉「やったー☆」

 

灯莉は絵を取り出した。

 

姫歌「今そんな場合じゃないでしょ……」

 

映司「灯莉、俺の知らない聖剣あるんだけど」

 

灯莉の描いた絵には映司が2本の聖剣を持っていて、周りには10本の聖剣が描かれていた。

 

灯莉「思いついたから描いてみた☆」

 

映司「ありがとう……灯莉」

 

映司は灯莉の頭を撫でた。

 

灯莉「うん!」

 

百由「映司、貴方に伝えることがあるわ」

 

映司「なんだ?」

 

百由「あの怪物を止める方法よ」

 

映司「教えてくれ、百由様」

 

百由「土豪剣激土を解析したら『人が鍛えし始まりの聖剣に、火を灯さんとする者現れし時、星を結びて力を束ね、物語を終焉へと導く聖剣が生まれる』っていう文を見つけたのよ」

 

雨嘉「火を灯さんとする者?」

 

映司「火……この絵の俺が左手に持ってる剣か?」

 

高嶺「物語を終焉に導く聖剣が生まれる……」

 

映司「聖剣……右手に持ってる剣か?」

 

千香瑠「映司君、どうするの?」

 

映司「……やるしかない」

 

映司は立ち上がった。

 

映司「今の俺の体力的に……闇の世界に行けるかはわからない」

 

梅「どうするんだ?」

 

映司「俺にノインヴェルト戦術を放ってくれ」

 

梨璃「映司くん!?」

 

叶星「マギスフィアを吸収して、クリエーションで聖剣を作り出すマギを確保するのね」

 

映司「各レギオンでしっかり話し合ってくれ……失敗したら、俺たちに未来はない」

 

梨璃「一柳隊は映司くんのためなら……やるよ!」

 

叶星「私、個人は映司君に協力したいけど……」

 

紅巴「私は……映司さんに助けてもらいました……だから、今度は私が助けます!」

 

高嶺「私は賛成よ」

 

灯莉「ぼくもー☆」

 

姫歌「私も……協力するわ」

 

叶星「映司君、グラン・エプレは全員で貴方に協力するわ!」

 

一葉「皆さんはどうしますか?」

 

千香瑠「私は協力するわ」

 

藍「らんもー」

 

恋花「失敗したら終わりなんだから、協力するしかないよね」

 

瑤「そうだね」

 

一葉「ヘルヴォルも全員で映司さんに協力します!」

 

高嶺「始めましょう」

 

それぞれのレギオンがマギスフィアをパスしていく。

 

梨璃「映司くん!」

 

千香瑠「映司君」

 

灯莉「映司!」

 

梨璃、千香瑠、灯莉の3人が、映司に向けてマギスフィアを放った。

 

映司「はああああぁぁぁ!」

 

映司はマギスフィアと一緒に闇の世界に入った。

 

ソロモン「何をしているかと思えば……」

 

梨璃「ソロモン……!」

 

叶星「映司君が戻ってくるまで……」

 

千香瑠「私たちが貴方を止めるわ!」

 

ソロモン「やってみろ……」

 

梨璃「変身!」

 




この物語をハッピーエンドにするなら、出すしかないよね……クロスセイバー。

百由様が土豪剣激土を解析と言っていましたが、闇黒剣月闇の解析も含まれています。

映司君の作戦は失敗……ソロモン(分身)は暴れるし、ゲヘナと一柳隊の控室とドライバーを破壊しただけで、映司君が八つ当たりみたいなことしてただけですね……

次回、リベンジマッチ……誰がって?映司君がだよ?


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第9話 創世する者

言うことないから、ステラ(Leo/need)と銀河鉄道の夜に(Lyrical Lily)を流しながら書いてました。


闇の世界

 

映司「入ったはいいが……炎の剣はどこに……」

 

映司と一緒に闇の世界に入った、マギスフィアが3つ重なった。

 

???「どこだ……ここ……」

 

映司「お前は……!」

 

マギスフィアから現れたのは……

 

映司「エム!」

 

別世界の映司であるエムだった。

 

エム「急にこんな場所に飛ばされたから、何かあったのかと思ったら……」

 

映司「これを見てくれ」

 

映司は灯莉の描いた絵を見せた。

 

エム「火炎剣烈火と……俺の知らない聖剣がある……」

 

映司「百由様が言うには『人が鍛えし始まりの聖剣に、火を灯さんとする者現れし時、星を結びて力を束ね、物語を終焉へと導く聖剣が生まれる』らしい」

 

エム「火炎剣烈火を持った人間が、火を灯さんとする者ってことか……」

 

映司「火炎剣烈火って……」

 

エム「これだな」

 

エムは火炎剣烈火を取り出した。

 

映司「この世界にあるわけじゃないのか……」

 

エム「この世界にあったのは俺が封印した聖剣だ」

 

映司「オムニフォース」

 

エム「っ!?」

 

映司「あの本もか?」

 

エム「俺は封印した覚えはない」

 

映司「なんで……」

 

エム「俺の記憶とリンクしたのか?」

 

映司「オムニフォースは破壊しないといけない」

 

エム「そのために必要ってことか」

 

映司「ああ」

 

エム「なら、俺に勝ったら渡してやるよ」

 

映司「時間がないけど、やるしかないな……」

 

エム「俺なら言うと思ってたよ」

 

エムは火炎剣烈火をドライバーに納刀した。

 

「エレメンタルドラゴン!」

 

エムはエレメンタルドラゴンワンダーライドブックを取り出して、ページを開いた。

 

「そして太古の竜と手を結び、全てを救う神獣となる!」

 

エムはエレメンタルワンダーライドブックのページを閉じて、プリミティブドラゴンワンダーライドブックにセットした。

 

「エレメンタルドラゴン!」

 

「ゲット!」

 

エムはエレメンタルドラゴンワンダーライドブックをセットした、プリミティブドラゴンワンダーライドブックをドライバーに装填した。

 

エム「ハアッ!」

 

エムはドライバーから、火炎剣烈火を抜刀した。

 

「烈火抜刀!」

 

エム「……変身!」

 

「バキ・ボキ・ボーン!メラ・メラ・バーン!」

 

「シェイクハーンズ!」

 

「エ・レ・メ・ン・タル!ドラゴーン!!」

 

「エレメントマシマシ!」

 

「キズナ、カタメ!」

 

エム「これが……オーズを失ってから、手に入れた俺の力だ!」

 

映司「俺にとってのゼロワンってことか……」

 

「ジャオウドラゴン!」

 

「ジャオウリード!」

 

映司はジャオウドラゴンワンダーライドブックを闇黒剣月闇にリードして、ドライバーにジャオウドラゴンワンダーライドブックをセットして、闇黒剣月闇のグリップエンドでドライバーのボタンを押した。

 

「闇黒剣月闇!」

 

映司「変身!」

 

「Jump out the book Open it and burst The fear of the darkness.」

 

「You make right a just,no matter dark joke.」

 

「Fury in the dark.」

 

「ジャオウドラゴン!」

 

「誰も逃れられない……」

 

エム「ゼロワンじゃないのか?」

 

映司「ドライバーがないからな」

 

映司とエムは走り出した。

 

映司「ハアッ!」

 

エム「フッ!」

 

闇黒剣月闇と火炎剣烈火がぶつかり、闇の世界に亀裂が入った。

 

エム「っ……俺たちが全力で戦い続ければ、この世界が崩壊するから、時間がないな……」

 

映司「だけど、全力でやるしかない」

 

エム「そうだな……エデンドライバーはどうした?」

 

映司「エデンドライバー?アークから切り離して、叶星に渡した」

 

映司とエムは互いに離れた。

 

エム「そっか……」

 

映司とエムが闇の世界で戦闘している頃、梨璃たちはソロモンと戦闘していた。

 

梨璃「ゼロツーでも無理なの……?」

 

ソロモン「お前たちを操ることはできるが、そんなことする必要はない!」

 

千香瑠「っ!」

 

高嶺「あの本は!?」

 

上空には『巨大なる終末の書』が出現していた。

 

ソロモン「お前たちにいいものを見せてやる……!」

 

ソロモンはオムニフォースワンダーライドブックを閉じた。

 

「オムニバスローディング!」

 

ソロモンはバックルのボタンを3回押した。

 

「ソロモンゾーン!」

 

ソロモン「ハアッ!」

 

ソロモンはカラドボルグを高く掲げて、上空にある「巨大なる終末の書」に自身の体からエネルギーを流し込み、ページを開いて、本の力を開放した。

 

千香瑠「っ!?」

 

周囲一帯が消滅していった。

 

梨璃「お花畑が……」

 

神琳「映司さんがこの場所を選んだ理由がわかった気がします……」

 

梅「この力があったからか?」

 

夢結「自分の思い出より、他人を優先したのは映司らしいわね……」

 

ソロモン「フハハハハッ……!ハハハハッ!」

 

姫歌「なんで……笑ってるのよ……」

 

ソロモン「面白いからだが?」

 

姫歌「っ!」

 

ソロモン「そして……私はこの世界を作り替える!」

 

梨璃「させない!」

 

ソロモン「お前たち……仮面ライダーは必要ない」

 

ソロモンはオムニフォースワンダーライドブックを閉じた。

 

「オムニバスローディング!」

 

ソロモンはバックルのボタンを2回押した。

 

「ソロモンストラッシュ!」

 

ソロモン「消えろ!」

 

ソロモンは巨大なカラドボルグ型のエネルギー体を召喚し、梨璃たちを斬り裂いた。

 

梨璃「――!」

 

「月闇必殺撃!」

 

映司「梨璃!伏せろ!」

 

映司は肩の装甲にある竜の頭から4体の金色の竜を出現させ、突撃させてから、闇黒剣月闇の刀身に纏わせた闇をジャオウドラゴン型のエネルギーとして放った。

 

「習得一閃!」

 

梨璃「映司くん!」

 

ソロモン「戻ってきたか……」

 

映司「遅かったみたいだな……」

 

映司は消滅した周囲を見た。

 

百由「炎の剣は?」

 

映司「あるぞ」

 

映司は火炎剣烈火を見せた。

 

ソロモン「何をしても無駄だ!」

 

叶星「させないわ!」

 

叶星がソロモンの攻撃を防いだ。

 

一葉「映司さん、私と叶星様が時間を稼ぎます!」

 

映司「ああ、頼んだ」

 

百由「物語を終焉に導く聖剣……」

 

梨璃「映司くん、どうやって創るの?」

 

映司「火炎剣烈火の真の力は同一人物だから使えるとか、言ってたな……」

 

高嶺「言ってた……?」

 

映司「ああ、俺が」

 

姫歌「俺……ってことは……」

 

雨嘉「エムに会ったの?」

 

映司「ああ、この聖剣は闇黒剣と同じで、エムから貰ったやつだ」

 

ソロモンはオムニフォースワンダーライドブックを閉じた。

 

「オムニバスローディング!」

 

ソロモンはバックルのボタンを2回押した。

 

「ソロモンストラッシュ!」

 

ソロモン「ハアッ!」

 

ソロモンは巨大なカラドボルグ型のエネルギー体を召喚し、叶星と一葉を斬り裂いた。

 

映司「っ!」

 

映司は叶星と一葉の前に立った。

 

梨璃「映司くん!」

 

映司「ハアッ!」

 

映司は火炎剣烈火と闇黒剣月闇でソロモンの攻撃を防いだ。

 

叶星「映司君!」

 

一葉「映司さん!」

 

映司「ソロモン!俺がお前を……倒す!」

 

映司はソロモンの攻撃を相殺した。

 

ソロモン「なんだと……!?」

 

映司「梨璃」

 

映司は梨璃に無銘剣虚無を渡した。

 

梨璃「無銘剣……?」

 

映司「さすがに3本は無理だからな」

 

梨璃「わかった!」

 

ソロモン「お前たちはここで、私が消す!」

 

映司「俺たち仮面ライダーは……それぞれの想いを乗せて戦っている。お前にはそれがない!」

 

ソロモン「想いなど……絶対的な力の前では、なんの意味も持たない!」

 

映司「俺たちの想いが、未来を創るんだ!」

 

映司たちの聖剣が光を放っている。

 

「烈火!」

 

「流水!」

 

「黄雷!」

 

「激土!」

 

「翠風!」

 

「錫音!」

 

「月闇!」

 

「最光!」

 

「狼煙!」

 

「界時!」

 

「虚無!」

 

映司たちが聖剣を空に向けて掲げると、聖剣が映司たちの手から離れ、火炎剣烈火に聖剣の力が集まった。

 

ソロモン「くっ……うっ……何が起きている!?」

 

千香瑠「人が鍛えし始まりの聖剣に……」

 

高嶺「火を灯さんとする者現れし時……」

 

叶星「星を結びて力を束ね……」

 

梨璃&結梨「物語を終焉へと導く聖剣が生まれる!」

 

聖剣が流星となって落ちてくる。

 

映司「っ!」

 

映司は1本の聖剣を手に取った。

 

刃王剣十聖刃!(はおうけんクロスセイバー!)

 

ソロモン「全知を司る聖剣が生まれましたか……だが、もう世界は終わる!ハハハハッ!」

 

映司はソードライバーを巻いて、刃王剣十聖刃を納刀した。

 

映司「物語の結末は俺が決める!」

 

映司はジャアクドラゴンワンダーライドブックのページを開いた。

 

「ジャアクドラゴン!」

 

映司がジャアクドラゴンワンダーライドブックを取り出した原因は、闇の世界での映司とエムの戦闘の話に戻る……

 

映司「これで話は終わりだ!」

 

エム「物語の結末は俺が決める!」

 

エムはドライバーに装填されている、プリミティブドラゴンワンダーライドブックを押し込んだ。

 

「必殺読破マシマシ!」

 

映司はドライバーから、ジャオウドラゴンワンダーライドブックを引き抜き、闇黒剣月闇にジャオウドラゴンワンダーライドブックをリードした。

 

「必殺リード!」

 

「ジャオウドラゴン!」

 

エム「ハアッ!」

 

「烈火抜刀!」

 

エムはドライバーから、火炎剣烈火を抜刀した。

 

エム「森羅万象斬!」

 

「エレメンタル合冊斬り!」

 

「月闇必殺撃!」

 

映司は闇黒剣月闇の刀身に闇を纏わせる。

 

映司&エム「はあああああぁぁぁぁ!」

 

映司は肩の装甲にある竜の頭から4体の金色の竜を出現させ、突撃させてから、闇黒剣月闇の刀身に纏わせた闇をジャオウドラゴン型のエネルギーとして放ち、エムは火炎剣烈火を逆手に構え、七色に輝く炎の斬撃を放った。

 

「習得一閃!」

 

映司「ぐあああああ!」

 

エム「うわあああぁぁ!」

 

映司とエムの変身は強制的に解除された。

 

エム「お前……威力考えろよ……」

 

映司「お前が言うな……」

 

エム「……お前の勝ちでいい」

 

映司「え?」

 

エム「早く火炎剣烈火とワンダーライドブック持って、元の世界に帰れ」

 

映司「あ、ああ……」

 

映司はエムから、火炎剣烈火とワンダーライドブックを、受け取るが……

 

映司「え?」

 

エム「は?」

 

1冊のワンダーライドブックだけ、映司の手を弾いた。

 

エム「ブレイブドラゴンがないと、セイバーになれないぞ!?」

 

映司「時間がない……っ!」

 

エム「何か思いついたのか!?」

 

映司「ジャアクドラゴンを使う!」

 

エム「奇跡を信じるしかないってことか……」

 

映司「じゃあな……叶星とたかにゃん先輩と幸せにな」

 

エム「お前も……梨璃と幸せにな」

 

映司「ああ」

 

エム「あと……もうひとりの俺の姉にもよろしくな」

 

映司「それって……!?」

 

映司はその答えを聞けず元の世界に戻ってきていた。

 

梨璃「映司君!」

 

叶星「ジャアクドラゴン?」

 

映司はジャアクドラゴンワンダーライドブックのページを閉じて、ドライバーに装填した。

 

「ブレイブドラゴン!」

 

ジャアクドラゴンワンダーライドブックが、ブレイブドラゴンワンダーライドブックに変化した。

 

高嶺「ワンダーライドブックが変化した……?」

 

映司「ハアッ!」

 

映司はドライバーから、刃王剣十聖刃を抜刀した。

 

「聖刃抜刀!」

 

映司の周りに10本の聖剣が集まった。

 

映司「変身!」

 

ドラゴンが紫から赤へ……赤から青に変化した。

 

灯莉「ドラゴンの色も変わったー☆」

 

「刃王剣クロスセイバー!」

 

「創世の十字!」

 

「煌めく星たちの奇跡とともに!」

 

「気高き力よ勇気の炎!」

 

「クロスセイバー!クロスセイバー!」

 

「クロスセイバー!」

 

「交わる十本の剣!」

 




セイバー本編で火炎剣烈火と二刀流で使ってたから、変身するかは決めてませんが、火炎剣烈火も映司君の私物になります(予定ではぶん投げるだけにしようとしてた)

パラレルワールドの映司君は上條大地のように、カリバーとセイバーに変身してたみたいですね……

ジャアクドラゴンが、ブレイブドラゴンに変化して、映司君はクロスセイバーに変身、この物語をハッピーエンドにできるんだろうか……

次回、最終話


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最終話 Rewrite the story

ガチャ爆死して、咲希ちゃんの☆4欲しいなぁ……って思いながら書いていた最終話です。


「クロスセイバー!」

 

「交わる十本の剣!」

 

姫歌「あれが……」

 

紅巴「伝説の聖剣……」

 

映司「創造するのは俺だ!」

 

映司は刃王剣十聖刃のエンブレムを押し込んだ。

 

「刃王必殺リード!」

 

映司は刃王剣十聖刃のエンブレムをスライドさせた。

 

「既読十聖剣!」

 

映司は刃王剣十聖刃のエンブレムを戻した。

 

「刃王必殺読破!」

 

映司は刃王剣十聖刃のトリガーを引いた。

 

「刃王クロス星烈斬!」

 

映司「フッ……ハアッ!」

 

映司は刃王剣十聖刃から、巨大な十聖剣の幻影を創り、宇宙空間まで飛ばして、全知全能の書の儀式と同様の陣形を構築。

 

映司「ハアッ!」

 

その後、各聖剣が散らばって巨大な剣士の幻影が振るう形で一斉に攻撃して、各地に出現していた「巨大なる終末の書」を同時に消滅させた。

 

映司「……ハアッ!」

 

火炎剣烈火は映司が遠隔操作をして、「巨大なる終末の書」を破壊した。

 

ソロモン「っ!」

 

映司「俺が今を創る!」

 

映司は刃王剣十聖刃をドライバーに納刀して、トリガーを引いた。

 

「刃王必殺読破!」

 

映司はドライバーから、刃王剣十聖刃を抜刀した。

 

「聖刃抜刀!」

 

「刃王一冊斬り!」

 

映司「ハアッ!」

 

刃王剣十聖刃を振り回し、刀身から虹色の光を放出した。

 

「セイバー!」

 

藍「なにこれー?」

 

映司「フッ……ハアッ!」

 

雨嘉「すごい……」

 

梨璃「消えたものが元に戻ってる!」

 

映司は消滅したものを世界を書き換え、新たに創造し直すことで元に戻していた。

 

ソロモン「創造する力を持つ聖剣……実に素晴らしい!」

 

ソロモンはオムニフォースワンダーライドブックを閉じた。

 

「オムニバスローディング!」

 

ソロモン「その聖剣も、この世界も……全て私のもの!」

 

ソロモンはバックルのボタンを2回押した。

 

「ソロモンストラッシュ!」

 

ソロモンは上空にオムニフォースワンダーライドブックの影を出現させ、巨大なカラドボルグを複数本召喚し、キングオブソロモンに変形させた。

 

映司「お前を倒して、世界を守る!」

 

映司は刃王剣十聖刃のエンブレムをスライドさせて、トリガーを3回引いた。

 

「烈火!」

 

「流水!」

 

「黄雷!」

 

映司は刃王剣十聖刃のエンブレムを戻した。

 

「既読!」

 

映司は刃王剣十聖刃のエンブレムをスライドさせて、トリガーを引いた。

 

「激土!」

 

映司は刃王剣十聖刃のエンブレムを戻した。

 

「既読!」

 

映司は刃王剣十聖刃のトリガーを引いた。

 

「黄雷!激土!クロス斬り!」

 

「激土!」

 

映司「はあああぁぁ!」

 

映司は巨大な土豪剣激土でキングオブソロモンを切り裂いた。

 

「黄雷!」

 

映司「ハアッ!」

 

映司は大量の雷鳴剣黄雷を召喚し、雷鳴剣黄雷から落雷を降らせた。

 

瑤「すごい……」

 

映司は刃王剣十聖刃のエンブレムをスライドさせて、トリガーを2回引いた。

 

「激土!」

 

「翠風!」

 

映司は刃王剣十聖刃のエンブレムを戻した。

 

「既読!」

 

映司は刃王剣十聖刃のエンブレムをスライドさせて、トリガーを2回引いた。

 

「激土!」

 

「錫音!」

 

映司は刃王剣十聖刃のエンブレムを戻した。

 

「既読!」

 

映司は刃王剣十聖刃のトリガーを引いた。

 

「翠風!錫音!クロス斬り!」

 

映司「はあああぁぁ……フッ!」

 

映司は上空のキングオブソロモンに向けて飛んだ。

 

「翠風!」

 

映司「はあああぁぁ!」

 

映司は刃王剣十聖刃から、手裏剣モードの風双剣翠風を放ち、途中で風双剣翠風が二刀流モードに分離し、左右からキングオブソロモンを挟み込み破壊した。

 

映司「フッ!」

 

映司はキングオブソロモンの攻撃を避けて、キングオブソロモンを踏んで、跳び上がった。

 

「錫音!」

 

映司「はあああぁぁ!」

 

映司は銃奏モードの音銃剣錫音から極太のビームを発射した。

 

映司「っ!」

 

映司が着地すると、キングオブソロモンが映司を囲むように降りてきた。

 

映司「……っ!」

 

映司は刃王剣十聖刃のエンブレムをスライドさせて、トリガーを引いた。

 

「烈火!」

 

「既読!」

 

映司は刃王剣十聖刃のトリガーを引いた。

 

「烈火!クロス斬り!」

 

映司は複数の火炎剣烈火を召喚、自身の周囲で回転させて、キングオブソロモンの攻撃を防ぎ、刃王剣十聖刃をドライバーに納刀して、トリガーを引いた。

 

「刃王必殺読破!」

 

映司はドライバーから、刃王剣十聖刃を抜刀した。

 

「聖刃抜刀!」

 

「刃王一冊斬り!」

 

「セイバー!」

 

映司「はあああああぁぁぁぁ!」

 

映司は刃王剣十聖刃から星雲のようなオーラを帯びた斬撃を放ち、キングオブソロモンを破壊した。

 

ソロモン「ぐああああ!」

 

斬撃を放った衝撃の余波だけで、ソロモンを吹き飛ばした。

 

ソロモン「ぐっ……うっ……!」

 

ソロモンはオムニフォースワンダーライドブックを閉じた。

 

「オムニバスローディング!」

 

ソロモンはバックルのボタンを3回押した。

 

「ソロモンゾーン!」

 

ソロモンと映司たちは戦闘用の空間に転移した。

 

夢結「っ!」

 

梅「転移したのか……?」

 

ソロモンはオムニフォースワンダーライドブックを閉じた。

 

「オムニバスローディング!」

 

ソロモン「松原映司。私と……新たな世界を創りませんか?」

 

映司「断る!俺は梨璃や……大切な仲間たちと平和な未来を創る!」

 

ソロモン「残念です……では、その聖剣を奪い、大切な仲間をここで消してあげましょう!」

 

ソロモンはバックルのボタンを押した。

 

「ソロモンブレイク! 」

 

ソロモンは無数の隕石を出現させて映司に飛ばした。

 

映司「っ!」

 

映司は刃王剣十聖刃のエンブレムを押し込んだ。

 

「刃王必殺リード!」

 

映司は刃王剣十聖刃のエンブレムをスライドさせた。

 

「既読六聖剣!」

 

映司は刃王剣十聖刃のエンブレムを戻した。

 

「刃王必殺読破!」

 

映司は刃王剣十聖刃のトリガーを引いた。

 

「刃王星烈斬!」

 

映司「はあああぁぁ!」

 

映司は炎、水、雷、土、風、音の六聖剣の属性を帯びた斬撃を連続で放ち、隕石を破壊した。

 

映司「お前は壊すことはできても、世界を……未来を創ることはできない!」

 

ソロモン「なんだと……?」

 

映司「未来を創ることができるのは……今をちゃんと生きている人たちだ!」

 

ソロモン「うぅぅ……!」

 

映司「その人たちの想いが希望になり、明日を……未来を創る!」

 

映司は歩き出した。

 

映司「それが、人とリリィの可能性だ!」

 

映司は刃王剣十聖刃をソロモンに振り下ろした。

 

ソロモン「ぐっ……うっ……!」

 

映司は刃王剣十聖刃をドライバーに納刀した。

 

「ストームイーグル!」

 

「西遊ジャーニー!」

 

映司はストームイーグルワンダーライドブックと西遊ジャーニーワンダーライドブックを取り出して、ドライバーに装填した。

 

映司「ハアッ!」

 

映司はドライバーから、刃王剣十聖刃を抜刀した。

 

「聖刃抜刀!」

 

「クリムゾンセイバー!」

 

「銀河の果てに放つ!」

 

「広がれ上がれコスモ!」

 

「甦れ world once more!」

 

「光 真実 愛 希望 時空はとっくにRock on!」

 

「クロスセイバースリー!」

 

「豪華三冊!」

 

ソロモン「この身は既に……世界の法則!世界の力、そのもの!私が世界!人を創り替える!」

 

ソロモンはオムニフォースワンダーライドブックを閉じた。

 

「オムニバスローディング!」

 

ソロモンはバックルのボタンを2回押した。

 

ソロモン「選びなさい!私に従うか、ここで消えるか!」

 

千香瑠「従う選択肢も!負ける選択肢も……!」

 

高嶺「私たちにはないわ!」

 

映司「……創造するのは俺だ!」

 

映司は刃王剣十聖刃のエンブレムを押し込んだ。

 

「刃王必殺リード!」

 

映司は刃王剣十聖刃のエンブレムをスライドさせた。

 

「既読三聖剣!」

 

映司は刃王剣十聖刃のエンブレムを戻した。

 

「刃王必殺読破!」

 

映司は刃王剣十聖刃のトリガーを引いた。

 

「星烈斬!」

 

映司「フッ……!」

 

「ソロモンストラッシュ! 」

 

ソロモン「ハアッ!」

 

ソロモンはカラドボルグにエネルギーを纏わせ、斬撃を飛ばした。

 

映司「ハアッ!」

 

映司は刃王剣十聖刃から斬撃波を飛ばして、攻撃を相殺、追加で火炎剣烈火・水勢剣流水流水・雷鳴剣黄雷の三本の幻影を飛ばして威力を底上げした。

 

ソロモン「ぐっ……うっ……!」

 

映司「っ!」

 

映司は刃王剣十聖刃をドライバーに納刀して、トリガーを引いた。

 

「刃王必殺読破!」

 

映司はドライバーから、刃王剣十聖刃を抜刀した。

 

「聖刃抜刀!」

 

「刃王三冊斬り!」

 

「セーーーセイバー!」

 

映司「刃王爆炎紅蓮斬!」

 

映司はソロモンに向けて、銀河のような巨大な斬撃波を放った。

 

ソロモン「ぐっ……うあああああぁぁぁぁ!」

 

恋花「倒した!」

 

楓「まだですわ!」

 

ソロモン「ゴミどもが!」

 

ソロモンはオムニフォースワンダーライドブックを閉じた。

 

「オムニバスローディング!」

 

ソロモン「消え失せろ!」

 

ソロモンはバックルのボタンを2回押した。

 

「ソロモンストラッシュ!」

 

ソロモン「うあああぁぁ!」

 

ソロモンは上空に大量のカラドボルグを出現させた。

 

「氷獣戦記!」

 

「ゴールデンアランジーナ!」

 

映司「千香瑠姉……たかにゃん先輩……」

 

高嶺「私たちも……」

 

千香瑠「戦うわ!」

 

映司「わかった……」

 

ソロモン「消えろ!仮面ライダー!」

 

ソロモンはカラドボルグを映司たちに放った。

 

映司「未来を……世界を想像するのは……!」

 

3人の聖剣が光を放った。

 

千香瑠&高嶺「私たちよ!」

映司「俺たちだ!」

 

3人「ハアッ!」

 

3人はカラドボルグを破壊した。

 

千香瑠「映司君!」

 

高嶺「映司!」

 

高嶺のドライバーに装填されている、ランプドアランジーナワンダーライドブックが光を放ち、ドライバーから外れ、千香瑠の必冊ホルダーに装填されてる、ライオン戦記ワンダーライドブックも光を放ち、必冊ホルダーから外れた。

 

叶星「ワンダーライドブックが……」

 

一葉「勝手に動いた……?」

 

2冊のワンダーライドブックは映司の方へ向かっていき、映司は2冊のワンダーライドブックをキャッチした。

 

「ライオン戦記!」

 

「ランプドアランジーナ!」

 

映司は刃王剣十聖刃をドライバーに納刀して、ブレイブドラゴンワンダーライドブックを閉じて、ストームイーグルワンダーライドブック、西遊ジャーニーワンダーライドブックを、ドライバーから取り外した。

 

映司「っ!」

 

映司はドライバーに、2冊のワンダーライドブックを装填した。

 

映司「ハアッ!」

 

映司はドライバーから、刃王剣十聖刃を抜刀した。

 

「聖刃抜刀!」

 

ソロモン「はあああぁぁ!」

 

ソロモンは映司に向けて、上空のカラドボルグを放った。

 

映司「フッ!」

 

映司は刃王剣十聖刃を掲げた。

 

「ドラ!ド・ラ・ゴ・ン!」

 

「ライオン!戦記!」

 

ブレイブドラゴン、ライオンセンキ、ランプドアランジーナが、カラドボルグを破壊した。

 

「アー!アランジーナ!」

 

ブレイブドラゴン、ライオンセンキ、ランプドアランジーナが映司の周りを回転、映司と一体化した。

 

「絆が導く勝利の約束!合併出版!」

 

「フィーチャリングセイバー!」

 

「三冊特装版!」

 

映司「はあああぁぁ!」

 

二水「3人の力がひとつに……!」

 

映司「いくぞ!千香瑠姉!たかにゃん先輩!」

 

3人はソロモンに聖剣を向けた。

 

ソロモン「私に勝てる者などいないと……なぜわからない!」

 

映司は刃王剣十聖刃のエンブレムを押し込んだ。

 

「刃王必殺リード!」

 

映司は刃王剣十聖刃のエンブレムをスライドさせた。

 

「既読三聖剣!」

 

映司は刃王剣十聖刃のエンブレムを戻した。

 

「刃王必殺読破!」

 

映司は刃王剣十聖刃のトリガーを引いた。

 

「星烈斬!」

 

映司は大量の火炎剣烈火、水勢剣流水、雷鳴剣黄雷を召喚した。

 

映司「ハアッ!」

 

千香瑠「フッ!」

 

高嶺「っ!」

 

ソロモン「はあああぁぁ!」

 

3人は聖剣を弾丸のように射出して放ち、カラドボルグを破壊した。

 

ソロモン「っ!」

 

ソロモンは赤い波動を放った。

 

映司「っ!」

 

高嶺「ハアッ!」

 

高嶺は雷鳴剣黄雷を振り、絨毯を召喚、映司は絨毯に乗った。

 

ソロモン「っ!」

 

ソロモンはカラドボルグから、赤い衝撃波を放つが、映司は全て避けていた。

 

映司「ハアッ!」

 

千香瑠「はあああぁぁ……やあああぁぁ!」

 

千香瑠はライオンセンキを召喚、ソロモンを弾き飛ばした。

 

ソロモン「ぐっ……うっ……うああああぁぁぁ!」

 

映司「これが俺たち、3人の未来の物語を紡ぐ力だ!」

千香瑠&高嶺「これが私たち、3人の未来の物語を紡ぐ力よ!」

 

刃王剣十聖刃をドライバーに納刀して、トリガーを2回引いた。

 

「刃王必殺読破!」

 

映司「銀河友情蹴烈破!」

 

「刃王三冊撃!」

 

梨璃「いっけーー!」

 

「セーーーセイバー!」

 

映司「はああああぁぁぁ!」

 

映司は炎・水・雷の3属性の力を纏ってソロモンに飛び蹴りを放った。

 

ソロモン「ぐっ……!」

 

映司「はああああああぁぁぁぁ!」

 

さらに、高熱の炎を帯びた左足で追撃する。

 

ソロモン「ぐっ……ぐあああああぁぁぁぁ!」

 

オムニフォースワンダーライドブックが燃えている。

 

ソロモン「私の全知全能書が!?神の……神の力がああぁぁぁぁ!」

 

映司「っ!」

 

映司は着地した。

 

ソロモン「まだだ……!」

 

千香瑠&高嶺「っ!」

 

映司「いや、お前の話はここで終わりだ!」

 

映司は刃王剣十聖刃をドライバーに納刀して、トリガーを引いた。

 

「刃王必殺読破!」

 

映司はドライバーから、刃王剣十聖刃を抜刀した。

 

「聖刃抜刀!」

 

「刃王三冊斬り!」

 

「セーーーセイバー!」

 

映司「刃王友情斬!」

 

映司は刃王剣十聖刃の刀身に、凄まじい雷撃をまとわせて斬撃を繰り出した。

 

ソロモン「ぐっ……!」

 

映司「はあああああぁぁぁぁ!」

 

映司は刃王剣十聖刃の刀身から、飛ばした水を渦に変化させ、ソロモンを拘束して浮かばせた。

 

ソロモン「なんだ……これは……!?」

 

映司「はあああああぁぁぁぁ!」

 

映司は刃王剣十聖刃で、自身の周りに炎の輪を作ると同時に、刃王剣十聖刃にも炎を纏い、刃王剣十聖刃から無数の火の玉を飛ばして、徐々に大きくしていき、巨大な火球を形成してソロモンに放った。

 

ソロモン「ぐあああああぁぁぁぁ!」

 

ソロモンは完全に消滅した。

 

梨璃「やったー!」

 

千香瑠と高嶺は聖剣をぶつけた。

 

映司「千香瑠姉、たかにゃん先輩」

 

映司はワンダーライドブックを、千香瑠と高嶺に返した。

 

梨璃「映司くん!」

 

映司「……っ!」

 

映司は暗黒剣月闇で空間を開いて、姿を消した。

 

梨璃「なんで……」

 

夢結「映司は戻ってくるわ」

 

結梨「梨璃。映司が戻ってくるまで、待ってよう?」

 

梨璃「……うん」

 

空間を移動した映司は花畑に来ていた。

 

映司「……」

 

梨璃「懐かしいよね」

 

梨璃も花畑に来ていた。

 

映司「梨璃なら来ると思ってたよ」

 

梨璃「映司くん」

 

映司「梨璃」

 

映司は刃王剣十聖刃を梨璃に向けた。

 

梨璃「っ!」

 

映司「俺に勝てたら、お前の頼み聞いてやる」

 

梨璃「……わかった」

 

夢結「映司!梨璃!」

 

叶星「ここでやる気なの?」

 

映司「……場所は変えようか」

 

梨璃「そうだね……」

 

映司たちは海岸へ移動した。

 

千香瑠「危険だと判断したら、すぐに止めるわ」

 

梨璃「はい!」

 

千香瑠「映司君も」

 

映司「ああ」

 

叶星「大丈夫かしら?」

 

高嶺「大丈夫よ」

 

姫歌「ケガはすると思いますけど……」

 

一葉「あのふたり……喧嘩とかするんでしょうか?」

 

結梨「今まで見たことない」

 

神琳「お互いのことを理解しすぎたから、喧嘩をしなかったのでは?」

 

鶴紗「始まるみたいだな」

 

映司&梨璃「変身!」

 

「仮面ライダーゼロツー!」

 

「It's never over.」

 

「クロスセイバースリー!」

 

「豪華三冊!」

 

映司&梨璃「はあああああぁぁぁぁ!」

 

映司と梨璃は走り出した。

 




映司君と梨璃ちゃんの対決はどうなったって?多分、千香瑠様が止めたと思います。

神琳は引いたから、2弾で叶星先輩か灯莉ちゃん引きたいなぁ……


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メダル争奪戦/滅亡迅雷誕生
第1話 再誕スル白キ悪意


オーズ新作の発表を見て、予約始まってないのに、SiriにAmazonって叫んだ人間です

新しい灯莉ちゃん引けたので、灯莉ちゃんのメモリアコンプは継続してます



えー、モチベが少し回復したので、完全見切り発車のオリジナル章の開幕



映司はヘルヴォルに呼び出されていた。

 

映司「こんなとこに呼び出して、何か用か?」

 

一葉「あなたの持っている、コアメダルを全ていただきます」

 

映司「答えは聞かなくても分かるだろ?」

 

恋花「力ずくで奪うだけだしねー」

 

映司「千香瑠姉と藍がいない……?」

 

一葉「千香瑠様は結梨さんの持っているメダルを回収しに行きました」

 

映司「ゲヘナは何を企んでいる?」

 

瑤「私たちは指示されただけ……」

 

映司「……全員まとめて相手してやる」

 

映司はアークドライバーを巻いた。

 

「アークドライバー!」

 

映司はアークワンプログライズキーのボタンを押した。

 

「アークワン!」

 

映司「変身」

 

映司はドライバーにキーを装填した。

 

「シンギュライズ!」

 

「破壊 破滅 絶望 滅亡せよ」

 

「コンクルージョン・ワン」

 

一葉「容赦はしません」

 

一葉はレイドライザーを取り出した。

 

映司「……」

 

映司はゼノンパラドキサを発動して、一葉に近づいた。

 

一葉「っ!?」

 

瑤「一葉……!」

 

映司「……」

 

映司はスパイトネガを凝縮して、一葉に悪意の塊を放ち拘束した。

 

一葉「これは……!」

 

恋花「千香瑠の……技……」

 

映司はアタッシュアローを生成した。

 

一葉「くっ……!」

 

映司「消えろ」

 

叶星「させないわよ……映司君」

 

一葉「叶星……様」

 

映司「邪魔だ」

 

叶星「アークワンとエデン……どちらが上か分かるでしょ?」

 

映司「一葉……いや、ヘルヴォル。メダルは渡さない……もし、俺の大切なものに手を出すなら、お前たちでも容赦はしない」

 

叶星「メダル……?どういうこと?」

 

映司は闇黒剣月闇で空間を開いて、中に入った。

 

叶星「……映司君!」

 

叶星も空間の中に入った。

 

結梨「千香瑠?」

 

千香瑠「結梨さん。あなたの――」

 

映司「っと……」

 

空間から映司が出てきた。

 

千香瑠「映司……君」

 

叶星「映司君!いい加減に教えなさい!」

 

映司「最初に聞いとくか。千香瑠姉」

 

千香瑠「……」

 

映司「千香瑠姉はどっちなんだ?」

 

千香瑠「私は……」

 

映司「っ!」

 

結梨「映司?」

 

映司「結梨、叶星。ヒュージが来るぞ……特型も一緒に」

 

叶星「特型ヒュージ!?」

 

結梨「どうして……」

 

映司「どう考えても、ゲヘナだろうな」

 

千香瑠「……」

 

叶星「ゲヘナ……」

 

映司「俺がヘルヴォルと戦ってたのは、メダルを奪われそうになったからだ」

 

結梨「千香瑠も?」

 

映司「まずは特型を倒す……話はそれからだ」

 

結梨「うん」

 

叶星「ええ」

 

映司はアークドライバー上部のアークリローダーを押し込んだ。

 

「悪意」「恐怖」「憤怒」「憎悪」「絶望」

 

映司はキーを押し込んだ。

 

「パーフェクトコンクルージョン ラーニング5」

 

映司はスパイトネガを全方位に放っての衝撃波を放った。

 

「パーフェクトコンクルージョン」

 

映司「残りは特型だけだ」

 

叶星「いつ見ても、とんでない必殺技ね……」

 

結梨「映司の機嫌が悪い証拠だね」

 

映司「千香瑠姉から、ゲヘナが何をやろうとしてるか聞き出す……」

 

映司は特型ヒュージに近づき、蹴り上げた。

 

映司「だから……」

 

映司はサウザンドジャッカーを生成して、ヘルライズプログライズキーを装填した。

 

「ヘルズホッパーズアビリティ!」

 

叶星「ヘルライズ……!?」

 

映司はサウザンドジャッカーのジャックリングを引いた。

 

「サウザンドライズ!」

 

映司「消えろ!」

 

映司はサウザンドジャッカーのトリガーを引いた。

 

「サウザンドブレイク!」

 

映司はサウザンドジャッカーから、悪意を凝縮した光線を放った。

 

叶星「特型ヒュージが……」

 

映司「あの威力で地面に刺したら、あの状態になるわけだ……」

 

結梨「映司、そのプログライズキーは梨璃と一緒に破壊したんじゃないの?」

 

映司「アークゼロワンプログライズキーが生成したんだ……俺の悪意に反応してな」

 

叶星「それなら、映司君がアークワンに変身できる理由も納得がいくわね」

 

映司「千香瑠姉。ゲヘナが何をする気なのか聞かせてもらおうか」

 

映司は変身を解いた。

 

千香瑠「ゲヘナは――」

 

映司「……だとしたら、少なくとも都内は地獄絵図になるだろうな」

 

叶星「っ!?」

 

映司「メダルを持っている状態だと、不用意には乗り込めないな……」

 

叶星「映司君、地獄絵図って……」

 

映司「千香瑠姉の話が本当ならな」

 

結梨「そんなにやばいことなの?」

 

映司「そもそもメダルの複製を考えてる時点で、グリード、ヤミーを生み出そうとしているのは間違いない」

 

叶星「そうなる前に、ゲヘナを止めないと……」

 

映司「結梨」

 

結梨「なに?」

 

映司「アレが完成したら、乗り込むぞ」

 

結梨「……わかった」

 

叶星「映司君、アレって?」

 

映司「叶星は知らなくていい……千香瑠姉もな」

 

叶星「映司君、千香瑠さんはどうするの?」

 

映司「百合ヶ丘で保護する。エレンスゲに戻ったら、何されるか分からないからな」

 

一葉「そんなことはさせません」

 

映司「来ると思ってたよ……一葉」

 

千香瑠「一葉ちゃん……」

 

一葉「……実装」

 

「レイドライズ!」

 

「ファイティングジャッカル!」

 

映司「残りはやらないのか?」

 

瑤&一葉「っ!?」

 

一葉「なんで……知って……?」

 

映司「闇黒剣の能力を忘れたか?」

 

瑤「未来……予知……」

 

映司「3人まとめて相手してやる」

 

一葉「恋花様、瑤様。これより、ヘルヴォルは松原映司を殲滅します」

 

千香瑠「一葉ちゃん!?」

 

叶星「一葉……本気なの?」

 

結梨「……」

 

「バースト!」

 

瑤「実装……」

 

「レイドライズ!」

 

「ダイナマイティングライオン!」

 

「A beautiful explosive force like fireworks.」

 

「ウェーブ!」

 

恋花「実装」

 

「レイドライズ!」

 

「スプラッシングホエール!」

 

「An aqua current that encompasses everything around it.」

 

映司「変身」

 

「シンギュライズ!」

 

「コンクルージョン・ワン」

 

映司はサウザンドジャッカーを生成して、ヘルライズプログライズキーを装填した。

 

「ヘルズホッパーズアビリティ!」

 

一葉「ヘルライズ……!」

 

映司「結梨」

 

映司はサウザンドジャッカーを結梨に向けて投げた。

 

結梨「使わないの?」

 

映司「よく考えたら、たかがレイダーにこれを使う必要はない」

 

一葉「あまり私たちを甘く見ないでください!」

 

映司「……」

 

叶星「映司君……」

 

恋花「っ!」

 

恋花は映司に向けて走り出した。

 

瑤「っ!」

 

瑤はシューティングスターマイトから、大量の弾丸を放った。

 

一葉「っ!待ってください!」

 

映司「……レイダーでこの火力が出せればいい方かな」

 

映司はクラスターセルで全てガードした。

 

瑤「防がれた……!」

 

恋花「後ろからは防げない!」

 

一葉「それは罠です!恋花様!」

 

映司「クラスターセル以外にも、防ぐものがあるってこと忘れたのか?」

 

映司はシャインクリスタで恋花の攻撃をガードした。

 

映司「消えろ」

 

映司はアークドライバー上部のアークリローダーを押し込んだ。

 

「悪意」「恐怖」「憤怒」「憎悪」「絶望」

 

一葉「っ!」

 

一葉は映司に近づいて、映司の腕を掴んだ。

 

映司「不用意に突っ込んでくるとはな……」

 

「闘争」「殺意」

 

一葉「っ!?」

 

映司はキーを押し込んだ。

 

「パーフェクトコンクルージョン ラーニング7」

 

千香瑠「一葉ちゃん!」

 

結梨「千香瑠、映司は本気でやってない」

 

叶星「結梨ちゃん、どういうこと?」

 

結梨「多分、一葉の変身を解くだけだと思う」

 

映司「さよならだ」

 

映司は悪意のエネルギーを纏わせて、一葉に回し蹴りをした。

 

恋花「一葉!」

 

一葉「うっ……くっ……!」

 

一葉の変身は解除された。

 

映司「まだやるか?」

 

瑤「一葉、大丈夫……?」

 

一葉「大丈夫です!」

 

叶星「諦めなさい。一葉」

 

藍「一葉、梨璃のこと連れてきたよー」

 

梨璃「え?アークワン……?」

 

瑤「……」

 

叶星「なっ!?」

 

千香瑠「一葉ちゃん……」

 

結梨「今の映司には完全に悪手だよね」

 

一葉「変身を解いてください」

 

映司「……」

 

映司は変身を解いた。

 

映司「……」

 

映司は一葉にメダルを投げた。

 

梨璃「映司くん?」

 

一葉「スーパータトバのメダルも必ず回収します」

 

梨璃「どういうことですか?」

 

映司「……」

 

千香瑠以外のヘルヴォルの4人は姿を消した。

 

千香瑠「映司君、百合ヶ丘に連れてってもらえるかしら?」

 

映司「叶星も一緒に来るよな?」

 

叶星「ええ、みんなも呼ぶわ」

 

一柳隊 控室

 

映司「千香瑠姉」

 

千香瑠「ええ……」

 

千香瑠は一葉たちがメダルを回収した理由を話した。

 

姫歌「そんな……」

 

灯莉「映司、本当にオーズに変身できないの?」

 

叶星「一葉に向けて、メダルを投げてたわよ?」

 

映司「あのメダルは偽物だよ」

 

映司はメダルを取り出した。

 

結梨「クリエーション……」

 

映司「百由様、ミリアム。手伝ってほしいことがある」

 

ミリアム「なんじゃ?」

 

映司「工廠科に向かいながら話すよ」

 

百由「それじゃあ、行きましょうか」

 

映司、ミリアム、百由は控室から出ていった。

 

夢結「梨璃、メダルが偽物だったことがバレれたら、あなたは今よりも狙われる可能性が高いわ」

 

楓「わたくしたちがお守りしますわ」

 

高嶺「叶星?」

 

叶星(……映司君の言っていたことってなんなの?)

 

高嶺「叶星」

 

叶星「っ!高嶺ちゃん……」

 

高嶺「何かあるの?」

 

叶星「なんでもないわ」

 

高嶺「……そう」

 

工廠科

 

映司「完成した……!」

 

ミリアム「誰が使うんじゃ?」

 

映司「結梨だ」

 

百由「あなた以外に耐えられるのは、結梨ちゃんしかいないわね」

 

映司「俺と結梨でも耐えれるか怪しい」

 

ミリアム「暴走の危険があるとはのう……」

 

映司「ふたりに頼みたいのはこのキーの完成だ」

 

映司は設計図を百由に渡した。

 

ミリアム「ダイアウルフ、サーバルタイガー……」

 

百由「映司、本気なの?」

 

映司「ああ、俺はゲヘナを完全に潰す」

 

百由「……ぐろっぴ、私たちはキーを完成させましょう」

 

ミリアム「百由様……」

 

映司は工廠科から出ていった。

 

結梨「映司」

 

映司「結梨、こっちに来たのか」

 

結梨「うん」

 

映司は結梨に滅亡迅雷ドライバーとマスブレインゼツメライズキーを渡した。

 

結梨「行こう」

 

映司「ああ」

 

千香瑠「待って!」

 

映司「千香瑠姉」

 

千香瑠「私も行くわ」

 

映司「俺たちと一緒に行くなら、エレンスゲに戻れるか分からないけどいいのか?」

 

千香瑠「……」

 

高嶺「迷っているなら、そこで待つのが正解だと思うわ」

 

映司「たかにゃん先輩……それに、叶星……」

 

叶星「本当は映司君たちを止めないといけないのだろうけど……千香瑠さん」

 

千香瑠「はい……」

 

叶星「あなたをここで止めるわ」

 

高嶺「行きなさい。映司、結梨」

 

映司「分かった……行くぞ、結梨」

 

結梨「……うん」

 

千香瑠「待って……!」

 

叶星がCHARMから弾丸を放った。

 

叶星「あなたの相手は私たちよ」

 

千香瑠「っ……!」

 




新章開始と同時にアークワン再登場……これ以降の出番は多分……あるとは言いきれない



次回、滅亡迅雷、ザイア、暴走の3本でお送りします


あ、ポケモンやるから、2話を投稿したらしばらく消えます(多分)


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第2話 暴走の果てにあるものはなにか

映司君と結梨ちゃんが完全に悪役みたいになってる。




この話のほとんどは紫VS黒です。

サブタイがドライブみたいなのはタイプトライドロンのアーツを弄ってたから


千香瑠「変身……!」

 

「氷獣戦記!」

 

叶星&高嶺「変身」

 

「EDEN the KAMEN RIDER!」

 

「ゴールデンアランジーナ!」

 

高嶺「本気でやらせてもらうわ」

 

高嶺はゼノンパラドキサを発動した。

 

千香瑠「ゼノンパラドキサ……!」

 

高嶺「っ!」

 

高嶺は雷鳴剣黄雷を振り下ろした。

 

千香瑠「っ!」

 

千香瑠は水勢剣流水で弾いた。

 

叶星「あなたの相手はひとりじゃないわよ!」

 

叶星はショットライザーを生成して、弾丸を放った。

 

千香瑠「っ!?」

 

「サイコーカラフル!」

 

梨璃「エックスソードブレイク」

 

梨璃はX字に斬撃を放った。

 

梨璃「何をしているんですか?」

 

3人「っ!?」

 

千香瑠「梨璃……さん」

 

高嶺「……っ!」

 

高嶺は雷鳴剣黄雷を構えた。

 

叶星(本当に梨璃さんなの?)

 

梨璃「質問に答えてください」

 

千香瑠「映司君を止める気なの?」

 

梨璃「邪魔をするなら容赦はしません」

 

叶星「……」

 

叶星は変身を解いた。

 

叶星「映司君たちのところに行きましょうか」

 

千香瑠「まさか……」

 

高嶺「もう終わってるってこと……?」

 

エレンスゲ女学園

 

一葉「来ると思ってましたよ」

 

映司「メダルは返してもらう」

 

???「君たちのメダルを私たちが貰うの間違いだ」

 

映司「誰だ」

 

リオン「私はリオン=ゲヘナランド」

 

結梨「ゲヘナ……?」

 

映司「自分の名前を会社名にしてんのかよ……」

 

結梨「そこじゃないと思うよ」

 

映司「どっちでもいいよ……エレンスゲごと潰すし」

 

リオン「相澤一葉。やれ」

 

一葉「……はい」

 

一葉はプテラ、トリケラ、ティラノの3枚のメダルを取り出した。

 

結梨「プトティラのメダル……」

 

映司「っ!」

 

映司はゼノンパラドキサを発動して、一葉に近づいた。

 

一葉「っ!?」

 

映司「お前たちのすることなんて……分かりやすいんだよ」

 

映司の目が一瞬だけ紫になった。

 

映司「お望みどおり……取り込んでやるよ!」

 

一葉「しまっ――」

 

映司は3枚のメダルを取り込んだ。

 

映司「……」

 

結梨「映司?」

 

映司「久しぶりだな……この感じ」

 

リオン「どうしてだ!?なぜグリードに変化しない!?」

 

映司「甲州撤退戦より前から、6枚取り込んでたんだ……今の俺なら少しくらいは抑えられる」

 

リオン「なん……だと……」

 

映司「結梨」

 

結梨「うん」

 

映司はオーズドライバーを巻いた。

 

一葉「結梨さん、そのドライバーは……」

 

結梨「私の新しい力だよ」

 

結梨は滅亡迅雷ドライバーを巻いた。

 

「滅亡迅雷ドライバー!」

 

結梨はユニットを展開した。

 

映司「リオン……お前は俺たちが倒す!」

 

映司の目が一瞬だけ紫になり、体内からプテラ、トリケラ、ティラノのメダルを呼び出した。

 

映司「っ!」

 

映司は3枚のメダルを掴み、ドライバーに装填した。

 

『Your opinion has been……』

 

結梨「ゲヘナも私たちが破壊する!」

 

『accepted.』

 

結梨はマスブレインゼツメライズキーのボタンを押した。

 

「マスブレイン!」

 

リオン「マスブレインだと……」

 

一葉「……?」

 

リオン「そんなもの……」

 

映司「マスブレインシステムなんか使うわけないだろ」

 

リオン「あのシステムじゃないと変身できないはずだが?」

 

映司「俺たちはマスブレインシステムを改良して、自我を保ち自由意志での行動を可能にした……名付けるなら、ネオマスブレインシステムだ!」

 

ネオマスブレインシステム内部

 

結梨「ここは……」

 

???「ネオマスブレインシステムの中だよ」

 

結梨「え?私……?」

 

ユリ「私の名前はユリ、このシステムの管理者……かな?」

 

結梨「管理者?」

 

ユリ「マスター……松原映司様に頼まれたの」

 

結梨「映司に?」

 

ユリ「簡単に言うとね。このシステムはゼロワンにとってのゼアみたいなものだよ」

 

結梨「ゼア……」

 

ユリ「あとは……あなたが暴走したときの自我と自由意志の制御かな」

 

結梨「どういうこと?」

 

ユリ「このシステムの欠点は、暴走したときに自我と自由意志が消えることなの」

 

結梨「そうなの?」

 

ユリ「だから、私が作られたの。あなたの自我と自由意志を保つために」

 

結梨「分かった。よろしく、ユリ」

 

ユリ「改めて聞くね?」

 

結梨「うん」

 

ユリ「あなたの意見は?」

 

結梨「大切なものを守るために、映司と一緒にゲヘナを……滅ぼす!」

 

ユリ「……可決」

 

エレンスゲ女学園

 

映司「いくぞ……結梨」

 

結梨「……うん」

 

映司はドライバーを傾かせ、オースキャナーでスキャンして、結梨はドライバーに、キーを装填した。

 

「プログライズ!」

 

結梨「うあああああぁぁぁ……!」

 

映司&結梨「変身!」

 

「プテラ!」「トリケラ!」「ティラノ!」

 

「プ・ト・ティラーノ、ザウルース!」

 

「Connection! Connection!」

 

「Complete!」

 

「METSUBOUJINRAI!」

 

「Quartet with unified will.」

 

一葉「滅亡……迅雷……」

 

瑤「一葉……」

 

恋花「一葉!」

 

一葉「……っ!」

 

3人はプログライズキーを取り出した。

 

結梨「させない」

 

結梨が手を上げた。

 

一葉「何を……?」

 

恋花「プログライズキーが起動しない!」

 

瑤「私のやつも……」

 

一葉「さっきの結梨さんの行動はこのため……!?」

 

リオン「私がやる」

 

リオンはサウザンドライバーを巻いた。

 

「サウザンドライバー!」

 

映司「ザイアからパクったのか……」

 

リオンはカルノタウルスゼツメライズキーを、ドライバーの左に装填した。

 

「ゼツメツ!Evolution!」

 

リオンはトリケラトプスゼツメライズキーのボタンを押した。

 

「ミリタリーホーン!」

 

リオン「変身!」

 

リオンはトリケラトプスゼツメライズキーをドライバーの右に装填した。

 

「パーフェクトライズ!」

 

「When the five weapons cross, the JET BLACK soldier G.E.H.E.N.A. is born.」

 

「I am the president.」

 

リオン「Presented by G.E.H.E.N.A.」

 

一葉「黒いサウザー……」

 

リオン「これこそゲヘナのテクノロジーの全て!仮面ライダーゲヘナだ!」

 

映司「お前の話はここで終焉だ」

 

結梨「……私たちが終わらせる」

 

映司と結梨はゼノンパラドキサを発動した。

 

リオン「っ!?」

 

映司&結梨「ハアッ!」

 

映司はメダガブリュー、結梨はスラッシュライザーを振り下ろした。

 

リオン「ぐっ……!」

 

映司「フェイズトランセンデス」

 

リオン「うわあああぁぁ!」

 

映司はリオンをエレンスゲの校舎に叩きつけた。

 

リオン「なぜ……だ」

 

映司「俺たちを敵に回した時点で、お前に勝ち目はないんだよ」

 

リオン「……ふざけるなあああぁぁ!」

 

リオンは走り出した。

 

一葉「瑤様、恋花様――」

 

映司「……終わらせるぞ」

 

結梨「うん」

 

結梨はリオンの攻撃を避けて、蹴り上げた。

 

リオン「ぐあっ!?」

 

映司「っ!」

 

映司はエクスターナルフィンとテイルディバイダーを展開して、飛び上がり、テイルディバイダーでリオンを叩きつけた。

 

結梨「っ!」

 

結梨はキーを押し込んだ。

 

「マスブレインインパクト!」

 

結梨はエネルギーを右腕に込めて、リオンにパンチを放った。

 

「マスブレインインパクト!」

 

リオン「うっ……くっ……」

 

映司「ウオオオオオオォォォォ!」

 

映司は咆哮を上げて、リオンの足元を凍らせた。

 

リオン「動けない……!?」

 

結梨「これで決め……」

 

結梨の動きが止まった。

 

一葉「結梨さん?」

 

『G.E.H.E.N.A. will be extinct.』

 

一葉「ゲヘナは滅亡する……?」

 

映司はメダガブリューにセルメダル4枚セットした。

 

「ガブッ!ガブッ!ガブッ!ガブッ!」

 

映司はメダガブリューのクランチガルバイダーからセットしたセルメダルに圧力を掛けた。

 

「ゴックン!」

 

映司はメダガブリューのモードをバズーカモードにした。

 

「プ・ト・ティラーノ・ヒッサ~ツ!」

 

結梨はキーを押し込んだ。

 

「滅インパクト!」

 

梅「止まれ!結梨!」

 

千香瑠「映司君!それ以上はダメよ!」

 

映司&結梨「……」

 

映司はセルメダルのエネルギーを凝縮した強力な破壊光線をリオンに向けて放ち、結梨は飛び蹴りを放った。

 

「滅インパクト!」

 

リオン「G.E.H.E.N.A.……forever……!!」

 

リオンはその場に倒れた。

 

一葉「っ!?」

 

叶星「ウソ……」

 

梨璃「そんな……」

 

ミリアム「殺す必要はなかったはずじゃ!」

 

ミリアムはショットライザーを向けた。

 

梅「……なんで黙ってるんだ……?変身解除しろ!」

 

『We will destroy you all.』

 

ミリアム「……今なんて言った……!?」

 

叶星「すべてを破壊する……」

 

梨璃「え……」

 

『G.E.H.E.N.A. will be extinct.』

 

千香瑠「ゲヘナは滅亡する……?」

 

一葉「2回目……?っ!皆さん!すぐにこの場から離れてください!」

 

梨璃「一葉さん!どういうことですか!?」

 

一葉「さっきの英語の意味から考えると、エレンスゲごとゲヘナを破壊する気です!」

 

結梨「……」

 

結梨はエネルギーボールを生成した。

 

ミリアム「っ!やめろ!結梨!」

 

「ランペイジバレット!」

 

ミリアムはランペイジガトリングプログライズキーのガトリングを回して、キーを展開して、ショットライザーに装填した。

 

「オールライズ!」

 

ミリアム「変身!」

 

ミリアムはショットライザーのトリガーを引いた。

 

「フルショットライズ!」

 

「ラガトリング!」

 

映司「……」

 

映司はミリアムの目の前に移動して、メダガブリューを振り下ろした。

 

ミリアム「っ!」

 

ミリアムはランペイジガトリングプログライズキーのガトリングを回した。

 

「パワー!ランペイジ!」

 

ミリアムはショットライザーのトリガーを引いた。

 

「ランペイジパワーブラスト!」

 

ミリアムはコングのパワーを宿した左腕で防いだ。

 

ミリアム「こいつも暴走してるのか!」

 

高嶺「梅さん」

 

梅「おう……!」

 

高嶺はゼノンパラドキサ、梅は縮地を発動した。

 

叶星「っ!ふたりとも戻って!もう間に合わないわ!」

 

結梨はエネルギーボールをエレンスゲに放った。

 

千香瑠「っ!?」

 

一葉「エレンスゲが……」

 

ミリアム「っ!」

 

梨璃「ミリアムさんは結梨ちゃんを!」

 

ミリアム「分かった!」

 

「エックスソードマン!」

 

梨璃「映司くん、私が相手になるよ」

 

映司「……」

 

ミリアム「梅様……アレを使うぞ」

 

梅「ああ……」

 




Othersとの違いだけは説明する

リオン=アークランド→相手はザイアではなくゲヘナなので、ゲヘナランドに変更。ライダー名もザイアからゲヘナに変更。

仮面ライダー滅亡迅雷

本来は4人→雷、亡の変身者がいないため一柳結梨1人

滅、迅、雷、亡の戦闘データ→飛電或人経由で滅亡迅雷.netから提供

マスブレインシステム→松原映司、真島百由、天津垓の3人でネオマスブレインシステムへと進化させた。映司がシステムの管理者兼自我と自由意志の制御のためユリを作った。

少しアーク要素入れたから、変身者はアークよりの思考になってる。

変身者の成長により、暴走するまでの時間が長くなる。



パチモンだろうと映司君は合計6枚の紫のメダルを取り込んでるので、普通に暴走します。

滅亡迅雷の強さ的には本気の叶星先輩より上、映司ゼロツー(刃王剣十聖刃装備)と同じくらい。


梨璃ちゃんはガチギレ状態なので、3人が驚いています。



次回は、滅亡迅雷VSジャスティスサーバル、ローンウルフ。プトティラVSエデン、ブレイズ、エスパーダ(最光装備)でお送りします。

普通にやばそう






見切り発車だから次回以降の展開を決めてない(エレンスゲは修復する)


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第3話 お前を止められるのはただ一人

コンドルバイスタンプは買えた(横入りされたけど)





ガチャは88連して結梨ちゃんと梨璃ちゃん2枚。来週のガチャが大惨事になりそう(某リリカルな少女の誕生日)

課金は……マグノリア・エルダー買うから出来ないね(リリリリとグラン・エプレの配信チケットも買ったし)




映司「っ!」

 

映司は縮地を発動した。

 

梨璃「縮地……暴走しててもスキルは使えるんだ……!」

 

千香瑠「暴走の状態でスキルを使用……?」

 

一葉「千香瑠様?」

 

千香瑠「まさか……変身!」

 

「氷獣戦記!」

 

高嶺「……叶星、私たちも映司を止めるわよ」

 

叶星「結梨ちゃんは?」

 

高嶺「映司が対策として何かしているはずだから、あのふたりに任せましょう」

 

叶星「……ええ」

 

高嶺「変身」

 

叶星「変身!」

 

「ランプドアランジーナ!」

 

「EDEN the KAMEN RIDER!」

 

映司「……」

 

梨璃「っ!」

 

千香瑠「梨璃さん!」

 

映司「っ!」

 

映司は梨璃の手から、光剛剣最光を弾き飛ばした。

 

梨璃「っ!?」

 

高嶺「っ!」

 

高嶺はゼノンパラドキサを発動して、光剛剣最光を掴んだ。

 

高嶺「ハアッ!」

 

高嶺は光剛剣最光を振り下ろした。

 

映司「っ!」

 

映司はメダガブリューで弾いた。

 

高嶺「くっ!」

 

叶星「高嶺ちゃん!」

 

叶星はサウザンドジャッカーから、シャインクリスタを放った。

 

梅「……あっちは梨璃たちに任せて大丈夫そうだな」

 

ミリアム「わしらは結梨を」

 

結梨「……」

 

梅はサーバルタイガーゼツメライズキーを取り出した。

 

梅「絶対に止める……!」

 

梅はサーバルタイガーゼツメライズキーのボタンを押した。

 

「サーバルタイガー!」

 

梅はショットライザーにキーを装填した。

 

「Warning!」

 

梅はキーを展開した。

 

「Kamen(Warning!)Rider...Kamen(Warning!)Rider...」

 

梅「変身!」

 

梅はショットライザーのトリガーを引いた。

 

「ショットライズ!」

 

「サーバルタイガー!」

 

「Blade spun by justice that protects lives.」

 

梅「ぐっ……うっ……ああああぁぁぁ!」

 

『Vulcan&Valkyrie will be extinct.』

 

梅「っ!」

 

梅は縮地を発動した。

 

結梨「……」

 

結梨はフェイズトランセンデスと縮地を発動した。

 

梅「結梨の方が速い!?」

 

結梨はスラッシュライザーを振り下ろした。

 

梅「っ!」

 

梅はクローで弾いた。

 

梅「っ!」

 

梅は縮地を発動した。

 

ミリアム「梅様!」

 

梅「っ!?」

 

結梨が梅の目の前で移動していた。

 

「スティングカバンシュート!」

 

結梨は分裂する矢を放った。

 

梅「うわああああぁぁぁ!」

 

ミリアム「梅様!」

 

梅「大丈夫だ……まだ戦える!」

 

梅はサーバルタイガーゼツメライズキーのボタンを押した。

 

「サーバルタイガー!」

 

結梨はバーニングファルコンプログライズキーのボタンを押した。

 

「インフェルノウィング!」

 

結梨はスラッシュライザーのトリガーを引いて、梅はショットライザーのトリガーを引いた。

 

「バーニングレイン!」

 

「ジャスティスブラストフィーバー!」

 

梅「はあああああぁぁぁぁ!」

 

梅は飛び蹴りを放ち、結梨はスラッシュライザーから炎の斬撃を放った。

 

「スティングカバンシュート!」

 

結梨は分裂する矢を放った。

 

「バーニングレイン!」

 

「スティングカバンシュート!」

 

「ジャスティスブラストフィーバー!」

 

梅「ぐっ……うっ……!」

 

梅のショットライザーはキーと一緒に爆発した。

 

ミリアム「梅様……あとはわしに任せろ!」

 

ミリアムはショットライザーを外して、ゼロワンドライバーを巻いた。

 

ミリアム「っ!」

 

ミリアムはアサルトウルフプログライズキーの、アサルトグリップを取り外した。

 

梅「アサルトグリップ?」

 

ミリアムはダイアウルフゼツメライズキー取り出し、アサルトグリップを装着した。

 

ミリアム「……」

 

ミリアムはダイアウルフゼツメライズキーのボタンを押した。

 

「ダイアバレット!」

 

ミリアム「うおおおおぉぉぉ……フェイズトランセンデス!」

 

ミリアムはキーをこじ開け、ドライバーにスキャンした。

 

「オーバーライズ!」

 

ミリアムはドライバーに、キーを装填した。

 

「プログライズ!」

 

「Registration!」

 

「VULCAN co.ltd!」

 

「ローン!ウ・ル・フ!」

 

「It’s my rule.」

 

ミリアム「わしも全力で相手してやる」

 

ミリアムはフェイズトランセンデスを発動した。

 

ミリアム「だから……全力でぶつかってこい!」

 

結梨はキーを押し込み、フェイズトランセンデスを発動した。

 

「マスブレインインパクト!」

 

ミリアム「っ!?」

 

結梨はエネルギーを右腕に込めて、ミリアムにパンチを放った。

 

「マスブレインインパクト!」

 

ミリアム「ぐっ……うっ……!」

 

『You can't stop me.』

 

ミリアム「なん……じゃと……!」

 

結梨はキーを押し込んだ。

 

「滅インパクト!」

 

ミリアム「っ!」

 

ミリアムはダイアウルフゼツメライズキーのボタンを押した。

 

「ファイナルバレット!」

 

ミリアムはキーを押し込んだ。

 

「ローンウルフインパクト!」

 

結梨とミリアムは飛び蹴りを放った。

 

「滅インパクト!」

 

「ローンウルフインパクト!」

 

ミリアム「うわああああぁぁぁ!」

 

ミリアムの変身は強制的に解除された。

 

梅「やばい……!」

 

梨璃「梅様!ミリアムさん!」

 

映司「っ!」

 

映司はメダガブリューを振り下ろした。

 

千香瑠「梨璃さん!」

 

千香瑠が水勢剣流水で弾いた。

 

映司「っ!」

 

映司はオースキャナーで、ドライバーをスキャンした。

 

「スキャニングチャージ!」

 

映司はワインドスティンガーを放った。

 

高嶺「叶星!」

 

叶星「ええ!」

 

千香瑠「それは囮よ!」

 

叶星「え……」

 

映司はエクスターナルフィンを展開させ、冷気を放ち4人の足を凍結させた。

 

4人「っ!」

 

梨璃「動けない……!」

 

千香瑠「このままだと……梅さんたちが……!」

 

結梨はキーを押し込んだ。

 

「滅インパクト!」

 

梨璃「結梨ちゃん!」

 

映司「っ!」

 

映司はスーパータカ、スーパートラ、スーパーバッタの3枚をドライバーに装填し、ドライバーを傾かせオースキャナーでスキャンした。

 

「スーパー、スーパー、スーパー!」

 

「スーパータカ!」「スーパートラ!」「スーパーバッタ!」

 

「スーパータトバ、タ・ト・バ!」

 

「スーパー!」

 

梨璃「スーパータトバ!?」

 

千香瑠「やっぱり……」

 

映司は時間停止の能力を発動して、結梨を地面に叩きつけた。

 

映司「結梨」

 

映司はクリエーションを発動した。

 

「仮面ライダーゼロツー!」

 

映司「お前を止められるのはただ一人……俺だ!」

 

「It's never over.」




映司君が暴走してたら、結梨ちゃんは止められないからね。仕方ないね。

先月末に出すつもりだった(1回シンオウからガラルに戻った)


次回、親子喧嘩(第2ラウンド)


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第4話 世界を揺るがす親子喧嘩

ヒロインはもう増えないはず(多分)




ヴァイスはグラン・エプレだけ組んだ。灯莉ちゃんとたかにゃん先輩のSP引けたから(実写の方もあまねすはSRで揃えたから残りの4人もSRで揃えたい)


OthersではありえなかったゼロツーVS滅亡迅雷


梨璃「映司くん!」

 

一葉「……映司さん。なぜリオンを?」

 

映司「俺はアイツ聞きたいことがあったからな。変身解除させる威力でしか放ってない」

 

恋花「それって……」

 

瑤「結梨の攻撃が想像以上だった……」

 

映司「結梨は俺が止める」

 

梨璃「だったら私も……!」

 

映司「俺だけでいい」

 

映司は縮地を発動した。

 

梨璃「映司くん!」

 

百由「これは映司の戦いよ」

 

梨璃「百由様!?」

 

叶星「映司君の?」

 

百由「結梨ちゃんのあの姿、映司が作り出した対ゲヘナ殲滅兵器よ」

 

梅「兵器……」

 

梨璃「仮面ライダーが兵器だと言いたいんですか?」

 

百由「でもあれは……」

 

梨璃「兵器じゃない……あれは結梨ちゃんです!」

 

ミリアム「梨璃……」

 

高嶺「暴走していないなら、映司がミリアムさんの攻撃を止めた理由が分からないのよ」

 

垓「彼の想定では君たちふたりが、ローンウルフとジャスティスサーバルの力で止められるはずだった……」

 

一葉「あなたは……」

 

瑤「ザイアの……」

 

垓「私だけじゃない」

 

或人「俺もいるよ」

 

梨璃「或人さん!」

 

或人「まさか、俺の渡したデータがこんなことになるなんて、思わなかったけど……」

 

百由「滅と迅以外のライダー名前があったのはそういうことね」

 

或人「これは……映司君の招いたことだから、映司君が終わらせないといけない」

 

梨璃「え……」

 

百由「でも気になることがあるのよ」

 

ミリアム「気になること?」

 

百由「ええ、これを見てちょうだい」

 

百由はパソコンの画面を見せた。

 

ミリアム「Love&Peace?」

 

叶星「日本語だと愛と平和?」

 

百由「悪意の中に、この言葉だけが入っているのよ」

 

或人「Love&Peace……」

 

或人は映司との会話を思い出した。

 

或人「どうしたんだい?」

 

映司『或人さんに頼みがあるんです』

 

或人「頼み?」

 

映司『滅亡迅雷の戦闘データが欲しいんです』

 

或人「滅亡迅雷の?」

 

映司『これからの戦いのために』

 

或人「映司君、君の作ろうとしているものは善意だけだと作れない」

 

映司『それでも……俺は――』

 

或人は映司の言葉を思い出した。

 

或人「滅亡迅雷は愛と平和のために作られた仮面ライダーだ」

 

梨璃「やっぱり……!」

 

百由「このLove&Peaceは……」

 

高嶺「映司が望む未来のための力……」

 

叶星「映司君は私たちを守るために、ライダーの力を使うって……」

 

千香瑠「今は見守りましょう」

 

梨璃「はい……!」

 

映司と結梨は互いに縮地を発動し戦闘していた。

 

映司「やっぱり戦闘データをラーニングさせたのはまずかったな!」

 

『ZERO‐TWO will be extinct.』

 

映司「この位置はやばい……!」

 

千香瑠「ゼロツーは絶滅する……」

 

梨璃「映司くん!」

 

叶星「空中だと避けられないわ……!」

 

結梨はキーを押し込んだ。

 

「滅インパクト!」

 

映司「っ!」

 

結梨はエネルギーを右腕に込めて、映司にパンチを放った。

 

「滅インパクト!」

 

映司は地面に叩きつけられた。

 

梨璃「映司くん!」

 

映司「くっ……!」

 

高嶺「無事……ではないわね」

 

映司「マギリフレクターが間に合わなかったらやばかったな……」

 

叶星「大丈夫なの?」

 

映司「さっきのマギリフレクターで俺はマギをほとんど使った」

 

千香瑠「それじゃあ……」

 

映司「残りのマギを使って止める」

 

梨璃「映司くん……」

 

映司「ルナティックトランサー……!」

 

叶星「……映司君!?」

 

映司はゼノンパラドキサ、フェイズトランセンデンス、縮地を発動した。

 

高嶺「結梨さんが相手だから全力でやれなかったようね」

 

百由「いつもの訓練と違うからこそということね……」

 

梅「マギが尽きれば映司の負けか」

 

ミリアム「勝負はすぐに決まるぞ」

 

百由「ぐろっぴ、忘れたの?」

 

ミリアム「なにをじゃ?」

 

百由「映司が変身したライダー全ての戦闘データをラーニングしてあること」

 

ミリアム「じゃが……」

 

百由「でも、映司がひとつだけラーニングしてないものがあるのよ」

 

梨璃「それって……」

 

百由「梨璃さんが変身したものを含めたゼロツー」

 

叶星「ゼロツーの戦闘データはラーニングしてあるんじゃ……」

 

百由「映司の戦闘データを元にして攻撃を防いでいたのよ」

 

高嶺「今の戦闘でもラーニングしている……?」

 

梅「ゼロツービッグバンが防がれたら映司の負けってことか?」

 

千香瑠「私たちも準備をしましょう……」

 

梨璃「千香瑠様?」

 

千香瑠「映司君は必ず勝つから……」

 

梨璃「……はい!」

 

映司「ハアッ!」

 

結梨「……」

 

結梨は映司の攻撃を防いだ。

 

映司「っ!」

 

結梨「……!」

 

映司の攻撃で結梨は少し下がった。

 

高嶺「結梨が押され始めてる……?」

 

或人「さっきの動きとは明らかに違うからね」

 

映司「そろそろ終わらせるぞ!」

 

映司は結梨の背後に移動した。

 

結梨「……!」

 

結梨はスラッシュライザーを振り下ろした。

 

映司「っ!」

 

映司はスラッシュライザーを掴んで、キーを押し込んだ。

 

「ゼロツービッグバン!」

 

映司「はああああぁぁぁ!」

 

映司はエネルギーを右腕に込めて、結梨のドライバーにパンチを放った。

 

「ゼロツービッグバン!」

 

結梨「くっ……!うっ……あああああああ!」

 

梨璃「結梨ちゃん!?」

 

叶星「ドライバーにダメージが入ったから、自我が戻ってきたんじゃ……?」

 

映司「今だ!」

 

結梨「……!」

 

映司と結梨はキーを押し込んだ。

 

「ゼロツービッグバン!」

 

「滅亡迅雷インパクト!」

 

映司&結梨「はああああぁぁぁ!」

 

映司と結梨は飛び蹴りを放った。

 

「ゼロツービッグバン!」

 

「滅亡迅雷インパクト!」

 

映司「うああああああ!」

 

映司の変身は強制的に解除された。

 

結梨「ありがとう……映司……」

 

結梨の変身は強制的に解除された。

 

梨璃「映司くん!結梨ちゃん!」

 

百由「ここからなら、神庭が近いわ……!」

 

数日後。神庭女子藝術高校

 

叶星「ふたりは?」

 

高嶺「ダメージが酷くて、目が覚める気配はないわ」

 

叶星「あの戦闘が神庭の近くで、行われていたなんてね……」

 

高嶺「エレンスゲから神庭まで、戦闘をしていたなんて、私たちも戦闘が終わるまで気づかなかったわね……」

 

叶星「エレンスゲのリリィたちは?」

 

高嶺「一葉さんの指示で助かったみたいよ」

 

叶星「そう……映司君が目覚めるまでは百合ヶ丘で保護してるのよね?」

 

高嶺「ええ、元はエレンスゲ……ゲヘナが映司たちに仕掛けたとはいえ、百合ヶ丘の生徒が破壊してしまったもの……」

 

叶星「映司君は退学する気だったみたいだしね……」

 

灯莉「おーい☆かなほせんぱい!たかにゃんせんぱい!」

 

叶星「灯莉ちゃん、どうしたの?」

 

灯莉「梨璃たちが来たよー☆」

 

高嶺「迎えに行ってくるわ」

 

叶星「お願い」

 

高嶺「ええ」

 

高嶺は灯莉と一緒に病室を出た。

 

叶星「映司君……あなたは頑張りすぎなのよ。前にも言ったけど、もう少し自分のことを大切にしてよ……!」

 

叶星の言葉は映司と結梨が眠っている病室に虚しく響いた。




この話書いてたらヒロインを戻さないといけないことに気づいた(結果、グラン・エプレと千香瑠様がエントリーしました)

次はシンフォギアか2章のどっちか(多分2章)


ガチャは純と特攻メモリア引けた(☆5は結構出たけど被りしか引かなかった)

新しいリュック買いました(なんのリュックかは分かると思う)


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最終話 修復と協力者とこれから

この章、そんな長くする必要なかったことに気づいた。結局、メダル争奪戦という名の滅亡迅雷編でしかなかったけど





エレンスゲ(研究施設)襲撃されてて草


楓「説明してもらいますわよ……梅様、ちびっこ2号」

 

一葉「私たちのせいなんです……」

 

二水「一葉さん?」

 

一葉「映司さんのコアメダルを回収するように言われたんです」

 

楓「コアメダルがどれだけ危険なモノか分かっているんですか?」

 

一葉「……」

 

楓「……映司さんに感謝すべきですね」

 

一葉「それは……」

 

楓「普通のエレンスゲのリリィならば命はないでしょう」

 

二水「か、楓さん!」

 

楓「本当のことでしょう?」

 

神琳「それに、こんなものまで出していたのですから、それなりの覚悟はあったのでしょう」

 

神琳は退学届を取り出した。

 

雨嘉「神琳、それ……」

 

神琳「百由様から貰いました」

 

鶴紗「本気だったのか」

 

紅巴「あの……」

 

二水「どうしたんですか?紅巴さん」

 

紅巴「結梨さんの目が覚めました……」

 

病室

 

結梨「うっ……あれ……」

 

梨璃「っ!結梨ちゃん!」

 

結梨「り……り……?」

 

梨璃「結梨ちゃん!」

 

梨璃は結梨に抱きついた。

 

結梨「ここどこ?」

 

高嶺「神庭よ」

 

結梨「……映司は?」

 

叶星「まだ目が覚めてないわよ」

 

夢結「聞かせてもらうわよ……あなたが変身した滅亡迅雷という姿も含めてね」

 

結梨「滅亡迅雷は映司が開発した……ゲヘナ殲滅兵器」

 

梨璃「結梨ちゃん……」

 

結梨「でも、私は滅亡迅雷も人を助けることができるって思ってる」

 

一葉「藍の……メディカルチェック……」

 

結梨「それなら、心配ない。映司が見つけたって言ってた」

 

一葉「本当ですか!?」

 

結梨「うん。こうなることを、なんとなく予想はしてたみたい」

 

夢結「結梨、あなたはしばらく出撃禁止よ」

 

結梨「……うん」

 

紅巴「でも、映司さんがゲヘナの人を助けるなんて、思いませんでした……」

 

姫歌「梨璃さんのこともあったけど、ゲヘナの研究所を襲撃した理由のひとつなんじゃないの?」

 

楓「そういうことですか……」

 

夢結「楓さん、何かあったの?」

 

楓「映司さんがゲヘナを襲撃した日に、お父様から連絡がありまして……」

 

ミリアム「結梨の保護者として、連絡をしたのなら情報は聞き出せそうじゃな」

 

恋花「あの時から全部、映司のシナリオ通りになってるってこと?」

 

一葉「……そういうことになりますね」

 

神琳「もしかしたら、わたくしたちがヘルヴォルやグラン・エプレの皆さんに会う前から、考えていたのではありませんか?」

 

雨嘉「だとすると、あの戦いの後から?」

 

梅「ゲヘナがメダルに手を出さないわけがないもんな……」

 

姫歌「メダルってそんなに危険なモノなんですか?」

 

楓「お父様から聞きましたが……使い方によってはヒュージよりも危険だと……」

 

千香瑠「映司君はメダルの危険性を知っているから……」

 

梨璃「千香瑠様……」

 

楓「映司さんは、千香瑠さんが言っていたように、プトティラコンボで山梨の一部を消滅させています」

 

梨璃「それが、映司くんが持っていたメダルを失った理由です」

 

梅「メダガブリューのエネルギーにしたのか……」

 

一葉「だったら、どうして……」

 

結梨「千香瑠の居場所を守りたかったんだよ」

 

千香瑠「私の?」

 

結梨「どっちにしろ、エレンスゲのゲヘナは潰すって言ってたけど」

 

一葉「ゲヘナが私たちに何かする前にってことですか?」

 

結梨「例え逃げたとしても、エレンスゲには復帰させないって」

 

???「そこから先は私が説明しよう」

 

叶星「あなたは……?」

 

結梨「クリム」

 

クリム「久しぶりだね。結梨君」

 

梨璃「結梨ちゃん、この人は?」

 

結梨「映司が助けたゲヘナの人」

 

梨璃「この人が……」

 

クリム「私はクリム、映司君から大まかな話は聞いている」

 

一葉「あなたが藍のメディカルチェックを?」

 

クリム「あとはエレンスゲのトップになることだ」

 

瑤「戻って来れないようにするって……」

 

恋花「でも、どうやって?」

 

クリム「いろいろとね。不本意だが、私はゲヘナの中で上の立ち位置にいる」

 

一葉「……」

 

クリム「私だけじゃなく、ゲヘナの内部にも不満を持っているものは少なからずいる……」

 

千香瑠「どうして……」

 

クリム「我々は彼に希望を見出した。大切なもののために、ここまでやれる彼にね」

 

紅巴「どうして、映司さんの協力者になったのですか?」

 

クリム「家族を助けてもらったからね」

 

???「やり方はちょっとアレでしたけどね」

 

クリム「あれくらいやらないと、分からないんだよ……翔子君」

 

翔子「そうですね……」

 

梨璃「あなたは?」

 

翔子「浅倉翔子といいます。クリムさんの助手をしています」

 

クリム「原因はもうひとつ」

 

叶星「何かあるんですか?」

 

クリム「これを」

 

クリムはパソコンを操作した。

 

梨璃「これって……」

 

千香瑠「アークワン?」

 

灯莉「映司なの?」

 

クリム「映司君と職員の会話だよ……私は海外のゲヘナとの連絡係でもあったんだ」

 

クリムは動画を再生した。

 

『What is the purpose!』

 

映司『目的か……お前たちの破滅……英語だと……You is destruction……だったよな?』

 

『Why!?』

 

映司『……What is this?』

 

映司は紙を取り出した。

 

梨璃「紙?」

 

クリム「見ていてあまり、気持ちのいいものではないよ」

 

『Lily――!?』

 

映司は壁を殴った。

 

映司『Don't speak anymore. Answer only my question.』

 

『Yes……』

 

映司『Riri Kanaho Kazuha……Why are their names here?』

 

一葉「どうして、私たちの名前が……」

 

翔子「この先を聞くのは、あまり推奨しませんよ」

 

叶星「……」

 

梨璃「大丈夫です……映司くんのためにも……」

 

『Make it a subject to create a new HUGE.』

 

楓「被検体……ですって!?」

 

高嶺「叶星……」

 

叶星「大丈夫よ……高嶺ちゃん」

 

『Riri Hitotsuyanagi There is a rare skill Laplace.』

 

夢結「梨璃のラプラスを知ってるのね……」

 

映司『Do you know Laplace?』

 

『Only those who are here. I intended to report to Japan later.』

 

映司『なら安心だな……』

 

ミリアム「日本のゲヘナが知らない?そんなはずないと思うのじゃが……」

 

クリム「映司君は日本のゲヘナを破壊してからここに向かっているんだ。それに、レアスキルを調べるなら海外のゲヘナの方が正確なんだ」

 

姫歌「つまり、海外のゲヘナでラプラスかどうかを確認して、日本のゲヘナに報告をするつもりだった……?」

 

翔子「姫歌さんの言う通りですよ」

 

映司『This is the final question.』

 

『What?』

 

映司『What happened to Lily?』

 

『It became a material to create a HUGE.』

 

映司『……I wonder what Lily is.』

 

『It has been decided as an experimental tool.』

 

神琳「胸糞悪いですわね」

 

雨嘉「神琳……」

 

映司『I'll erase you guys.』

 

映司はアークドライバー上部のアークリローダーを押し込んだ。

 

「悪意」「恐怖」「憤怒」「憎悪」「絶望」「闘争」「殺意」「破滅」「絶滅」「滅亡」

 

映司『Disparaître』

 

映司はキーを押し込んだ。

 

梅「さっき、映司が喋ったのって、英語じゃないよな?」

 

楓「……フランス語ですわ」

 

二水「意味は分かりますか?」

 

楓「……消えろという意味のはずです」

 

「パーフェクトコンクルージョン ラーニングエンド」

 

映司はスパイトネガを全方位に放っての衝撃波を放った。

 

「パーフェクトコンクルージョン」

 

クリム「これが海外のゲヘナから送られてきた映像だ。そのあとに、映司君は日本でゲヘナの破壊を再開した」

 

姫歌「本気でやる気だったのかしら……」

 

映司「本気でやるなら、お前たちに言わずにやるよ」

 

梨璃「映司くん!」

 

映司「クリムさんと翔子さん……ってことは説明は終わったのか」

 

夢結「あの映像もね」

 

映司「見せたのか、クリムさん」

 

翔子「ヘルヴォルの子たちの協力は必要ですよ?」

 

映司「あの映像を見せる必要はなかったはずだ」

 

クリム「今日ほど、君が動けないことに感謝したことはないよ」

 

二水「映司さん……あの映像は……」

 

映司「楓の父親に聞いて、海外で一番大きいゲヘナの研究所での会話」

 

神琳「映司さん、ゲヘナとの会話でリリィについて聞いていましたが、どうして聞いたんですか?」

 

映司「あそこまで行くのに、リリィを見なかった……ひとりもな」

 

神琳「それが、あの回答ということですか……」

 

映司「ヒュージを見る前に、パーフェクトコンクルージョンを放ったから、確認はしてないけど……その後の返答を考えると本当なんだろうな」

 

鶴紗「……」

 

梅「お前はエレンスゲを修復したら、しばらく出撃禁止だぞ」

 

神琳「それなら、これは必要ありませんね」

 

神琳は映司の退学届を破り捨てた。

 

映司「理事長代行はなんて?」

 

夢結「普通なら退学だけど、あなたの功績を考えると、結梨と同じ期間の謹慎で目を瞑るそうよ」

 

映司「……」

 

一葉「映司さん、私はこれからどうしたら……」

 

映司「胸張って、エレンスゲのトップレギオンのリーダーでいればいいと思う」

 

一葉「っ!」

 

映司「お前はエレンスゲを変えていきたいんだろ?クリムさんも翔子さんも協力してくれるんだ……それに、千香瑠姉や、藍たちもいるんだ……少しは周りの人を頼るのも大事だぞ」

 

千香瑠「映司君が言っても説得力はないわよ?」

 

映司「……わかってるよ」

 

数日後 エレンスゲ女学園 崩壊地

 

映司「……さっさと終わらせよう」

 

映司は刃王剣十聖刃をドライバーに納刀して、トリガーを引いた。

 

「刃王必殺読破!」

 

映司はドライバーから、刃王剣十聖刃を抜刀した。

 

「聖刃抜刀!」

 

「刃王一冊斬り!」

 

映司「ハアッ!」

 

刃王剣十聖刃を振り回し、刀身から虹色の光を放出した。

 

「セイバー!」

 

映司はクリエーションと刃王剣十聖刃の力と合わせて、エレンスゲ女学園を創造し直すことで元に戻していた。

 

映司「……修復完了だな」

 

クリム「終わったのかい?」

 

映司「そっちは?」

 

クリム「無事に許可を貰えたよ……私がエレンスゲの校長になるのをね」

 

翔子「私はヘルヴォルのサポートをするこになりました」

 

映司「よく校長までいけたな……」

 

クリム「表立っての行動は出来ないが……バレない程度に、ヘルヴォルのサポートはしていくよ」

 

一葉「映司さん!クリムさん!」

 

映司「一葉?どうした?」

 

一葉「今回の件……」

 

映司「もういいよ。それに、クリムさんがエレンスゲのトップから離れない限り、ゲヘナは何もしてこないはずだ……教員もクリムさんと同じで、ゲヘナに不満を持ってる人たちらしいから」

 

翔子「安心してください。全て調べてから、選定していますから」

 

千香瑠「……前校長は?」

 

クリム「クエレブレのサポートをしていくらしい……」

 

映司「クエレブレ?」

 

翔子「一言で言うと、映司君が嫌いなレギオンです」

 

映司「あー、うん。ありがとう。翔子さん」

 

恋花「それにしても……元に戻るなんてね〜」

 

映司「刃王剣とクリエーションの力があったからだな……」

 

瑤「映司、気をつけてね?」

 

映司「何をですか?」

 

瑤「ヘルヴォル以外のエレンスゲのリリィはあなたを恨んでいるから」

 

千香瑠「映司君……」

 

映司「エレンスゲが先に喧嘩を売ってきた結果がこれだ。そのことはクリムさんから報告される。だから、手を出してくることはないはずだ」

 

一葉「そうなんですか……」

 

映司「お前たちが心配することじゃない……お前たちは、お前たちのやることをやればいい」

 

一葉「……では、映司さん。改めて、よろしくお願いします」

 

映司「ああ……よろしくな。一葉」

 

映司と一葉は握手をした。




ということで滅亡迅雷編終了。メインに行きます。特に言うことはないけど、イビルアイ戦はヘルライジングが出ます


ということで新キャラさん

クリム・アーネット

映司が助けたゲヘナの研究員。ゲヘナに不満を持っていたが立場上、家族が人質にされ反抗できなかったが、映司が家族を助けたため、内部情報を報告するために、映司の協力者として、ゲヘナにいることにした。
映司の指示により、エレンスゲの校長になる。新しい藍のメディカルチェックの担当。

浅倉翔子
クリムの助手。エレンスゲではヘルヴォルのサポートを担当。元リリィ。映司のことはクリムから聞いていて、エレンスゲ崩壊前に会っている。

海外のゲヘナの職員
映司の逆鱗に触れて、研究所ごと消される。

エレンスゲ前校長(名前忘れちゃった)
クエレブレのサポートに回る。


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深罪の五重奏
第1話 新たなる敵。ファルシオン


来月のVジャンプは1冊買えばいいか。Vジャンプの前日に某進藤さんのカードも出てるし、ムゲンのデッキとイアンとショコラのやつは2か3だけど、多分2セットでいいかなぁ……青と黄の世界は2枚もう持ってるし






ということで、本編と内容違うし、ライダーだけしか掠ってないセイバーのVシネ擬きの始まりです


姫歌「始めるわよ。灯莉」

 

灯莉「ぼくが勝ったら、マカロン買ってね☆」

 

姫歌「だったら、ひめかが勝てばイチゴのショートケーキよ!」

 

灯莉&姫歌「変身!」

 

「昆虫CHU大百科!」

 

「オーシャンヒストリー!」

 

???「神庭女子藝術高校、グラン・エプレ。丹羽灯莉と定盛姫歌……仮面ライダーサーベラと仮面ライダーデュランダル」

 

???は灯莉と姫歌の戦闘を見ていた。

 

???「残り3人も仮面ライダーのはず……」

 

灯莉「っ!」

 

灯莉は煙叡剣狼煙のデフュージョンプッシュを押した。

 

「狼煙霧中!」

 

姫歌「……ここ!」

 

姫歌は時国剣界時を振り下ろした。

 

灯莉「っ!」

 

姫歌「もう少しだったわね……」

 

灯莉「定盛、すごーい☆」

 

姫歌「ひめひめ!」

 

???「っ!」

 

???は無銘剣虚無を投げた。

 

灯莉&姫歌「っ!?」

 

灯莉と姫歌は無銘剣虚無を避けた。

 

姫歌「無銘剣……!?」

 

灯莉「無銘剣は映司が持ってるはずだけど?」

 

???「それは私の聖剣よ」

 

無銘剣虚無は???のドライバーに納刀された。

 

姫歌「剣が勝手に……」

 

???はアメイジングセイレーンワンダーライドブックを取り出した。

 

「アメイジングセイレーン!」

 

灯莉「ぼくたちの知らないワンダーライドブック?」

 

???はアメイジングセイレーンワンダーライドブックのページを開いた。

 

「かつてから伝わる美しい歌声が今、こだまする!」

 

???はアメイジングセイレーンワンダーライドブックのページを閉じて、ドライバーに装填した。

 

???「フッ!」

 

???はドライバーから、無銘剣虚無を抜刀した。

 

「抜刀……!」

 

???「……変身」

 

「エターナルワンダー!」

 

「虚無!神獣の炎で全てが無に帰す……!」

 

ファルシオン「仮面ライダーファルシオン」

 

姫歌「エターナルフェニックスじゃない……ファルシオン……」

 

灯莉「定盛……」

 

姫歌「……灯莉」

 

灯莉「なに?」

 

姫歌「叶星様たちと出来れば映司も呼んできて、ひめかが行くよりも灯莉の方が速いから」

 

灯莉「定盛、だいじょーぶ?」

 

姫歌「ええ、無銘剣の能力は分かってるし、ひめかだって強くなってる」

 

灯莉「うん……すぐ戻ってくるから」

 

灯莉は煙叡剣狼煙のデフュージョンプッシュを押した。

 

「狼煙霧中!」

 

ファルシオン「ひとりで勝てると思ってるの?」

 

姫歌「……時間稼ぎくらいなら、ひめかでも出来るわよ!」

 

ファルシオン「それは無理よ」

 

姫歌「え……?」

 

ファルシオン「あなたと私の差は縮まらない。それに……」

 

ファルシオンは姫歌の背後に移動した。

 

姫歌「っ!?」

 

ファルシオン「このスピードに追いつけないなら、私には絶対に勝てない」

 

姫歌「なんで……ひめかのうしろに……!?」

 

ファルシオン「あなたたちリリィの……レアスキル?ってやつかな」

 

姫歌「レアスキル……!?」

 

ファルシオン「映司もこの速度で使えるでしょ?」

 

姫歌「っ!?映司のことを知って――」

 

ファルシオン「っ!」

 

ファルシオンは無銘剣虚無を振り下ろした。

 

姫歌「っ!」

 

姫歌は時国剣界時の刀身を引き抜いて、トリガーを引いた。

 

「界時抹消!」

 

姫歌はファルシオンの背後に移動して、時国剣界時に刀身をセットして、トリガーを引いた。

 

「再界時!」

 

ファルシオン「ふーん」

 

姫歌「はああああぁぁぁ!」

 

姫歌は時国剣界時を振り下ろした。

 

ファルシオン「っ!」

 

ファルシオンは無銘剣虚無で防いだ。

 

姫歌「っ!」

 

ファルシオン「ハアッ!」

 

ファルシオンは姫歌に回し蹴りを放った。

 

姫歌「くっ……この戦い方……!」

 

ファルシオンは必冊ホルダーに無銘剣虚無を納刀して、無銘剣虚無のトリガーを引いた。

 

「虚無居合!」

 

ファルシオンは必冊ホルダーから、無銘剣虚無を抜刀した。

 

「黙読一閃!」

 

ファルシオン「これ耐えられる?」

 

姫歌「避けられな――!」

 

ファルシオンは無銘剣虚無から斬撃を放った。

 

姫歌「きゃああああぁぁぁ!」

 

姫歌の変身は強制的に解除された。

 

ファルシオン「もうあなたと遊ぶの飽きたから……」

 

ファルシオンはドライバーに無銘剣虚無を納刀した。

 

ファルシオン「終わらせるね」

 

姫歌「まだ……ひめかは……!」

 

ファルシオンは無銘剣虚無のトリガーを引いた。

 

「必殺黙読!」

 

ファルシオンはドライバーから、無銘剣虚無を抜刀した。

 

「抜刀……!」

 

「神獣無双斬り!」

 

ファルシオン「さよなら」

 

ファルシオンは無銘剣虚無から斬撃を放った。

 

姫歌「――っ!」

 

「エレメンタル合冊斬り!」

 

映司「姫歌ああああぁぁぁ!」

 

映司は火炎剣烈火を逆手に構え、七色に輝く炎の斬撃を放ち、ファルシオンの斬撃を相殺した。

 

ファルシオン「くっ……!」

 

姫歌「え……い……じ……?」

 

映司「大丈夫か!?」

 

姫歌「え、ええ……でも、ひめかの名前……」

 

映司「約束は守るタイプだからな」

 

姫歌「ふふっ……ありがと」

 

映司「ファルシオン相手に頑張ったな」

 

映司は姫歌の頭を撫でた。

 

姫歌「あっ……うん……」

 

映司「それで?何者だ……お前」

 

ファルシオン「仮面ライダーファルシオン。松原映司……あなたを奪いに来たってところかな?」

 

映司(この声……まさか……)

 

姫歌「映司を奪いに来たって……」

 

ファルシオン「あなたたちリリィとの関係を根絶するためにね」

 

姫歌「っ!?」

 

映司「あんたについて行く気はないぞ……」

 

映司は火炎剣烈火と闇黒剣月闇を構えた。

 

ファルシオン「だから、あなたと関わりがあって……その中でも、特に深い絆で結ばれてるリリィたちを消すことにしたの」

 

映司「なんだと……?」

 

ファルシオン「でも……私の前に立ち塞がるなら、あなたを倒してその後に、リリィたちも……消す」

 

映司「……っ!」

 

映司は縮地、フェイズトランセンデンス、ゼノンパラドキサを発動した。

 

姫歌「映司!?」

 

映司「ハアッ!」

 

映司は火炎剣烈火を振り下ろした。

 

ファルシオン「くっ……!」

 

ファルシオンは無銘剣虚無で防ごうとしたが……

 

映司「っ!」

 

映司は闇黒剣月闇で、ファルシオンの無銘剣虚無を弾いた。

 

ファルシオン「ぐあっ!?」

 

ファルシオンは映司の攻撃を受けて、近くの木に激突した。

 

姫歌「映司……?」

 

映司はドライバーに火炎剣烈火を納刀した。

 

映司「……お前は俺が倒す……っ!」

 

映司はドライバーに装填されている、プリミティブドラゴンワンダーライドブックを押し込んだ。

 

「必殺読破マシマシ!」

 

映司「っ!」

 

映司は必冊ホルダーに闇黒剣月闇を納刀して、闇黒剣月闇のトリガーを引いた。

 

「月闇居合!」

 

映司はドライバーから、火炎剣烈火を抜刀して、ホルダーから闇黒剣月闇を抜刀した。

 

「烈火抜刀!」

 

映司「森羅万象斬!」

 

「エレメンタル合冊斬り!」

 

「読後一閃!」

 

映司「はあああああぁぁぁぁ!」

 

映司はフェイズトランセンデンスを発動して、火炎剣烈火と闇黒剣月闇から斬撃を放った。

 

ファルシオン「……っ!」

 

ファルシオンはドライバーに無銘剣虚無を納刀して、無銘剣虚無のトリガーを引いた。

 

「必殺黙読!」

 

ファルシオンはドライバーから、無銘剣虚無を抜刀した。

 

「抜刀……!」

 

「神獣無双斬り!」

 

ファルシオン「はああああぁぁぁ!」

 

ファルシオンは無銘剣虚無から斬撃を放った。

 

映司「……逃げられたか」

 

姫歌「え?」

 

煙が晴れるとファルシオンの姿は消えていた。

 

姫歌「いない……」

 

映司「……」

 

灯莉「定盛ーー!」

 

灯莉は姫歌に抱きついた。

 

姫歌「ちょっと、灯莉!?」

 

叶星「映司君!」

 

映司「叶星……たかにゃん先輩」

 

高嶺「ファルシオンが襲撃に来たってことは伝えられたわ」

 

映司「俺も闇黒剣のおかけで、定盛を助けられた」

 

姫歌「ちょっと話を聞いただけでも、映司への執着が異常です」

 

叶星「だったら、直接狙えばよかったんじゃ……?」

 

映司「俺と特に深い関わりのあるリリィを消すって言ってたな」

 

姫歌「でも……」

 

紅巴「姫歌ちゃん?」

 

姫歌「映司の戦闘スタイルと似すぎなんです」

 

灯莉「映司のと?」

 

姫歌「初めて見る人だったら、同じって感じるレベルでね」

 

映司「俺の戦闘スタイルは多人数を相手にするなら不利に近い」

 

高嶺「レアスキルで補っているのね」

 

映司「だけど……発動したんだろ?」

 

姫歌「ええ……縮地、ゼノンパラドキサ、フェイズトランセンデンスのどれかよ」

 

映司「S級だとしても、定盛の言ってたスピード出せるのか?」

 

叶星「でも、レアスキルを3つも使えるレアスキルなんて――」

 

映司「あるよな」

 

高嶺「……本当にそうだとして、そんなことあるの?」

 

映司「だとしたら、ファルシオンの正体はひとりだ」

 

叶星「それって……」

 

映司「……松原花凜。甲州撤退戦で死んだ……俺の……姉だ」

 




次回はそんな映司君の姉の話。復活した経緯とかね

松原花凜

ガーデン:百合ヶ丘女学院
 
学年:2年櫻組
 
レギオン:一柳隊

※上の3つは生きていた場合

レアスキル:エンハンス・トレース

松原映司の姉。料理、家事のレベルが高く、映司に料理を教えていた。
マギの保有量は天葉より多く、映司より少ない。
甲州撤退戦でヒュージに心臓を貫かれ死亡。貫かれたあと、映司と話せていたのは奇跡に近い。
アメイジングセイレーンの力で復活。映司を手に入れるために、映司と関わりのあるリリィを消そうとしている。


映司君の姉がリリィになっていた場合もエンハンス・トレースにする気だったので……そういうことです。


やっぱり、映司君が定盛のこと名前で呼ぶの違和感あるな……片手で数える程度でしか呼んでないのに、いきなり叫ばせたからだろうけど。でも、相手が相手なだけに仕方ないよね。

実際、これも見切り発車なんだけどね……

とりあえず、今日出た前田さんの音声作品聴いて寝ます。


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第2話 松原花凜

捏造マシマシ、ワンダーライドブックが喋ります

エタニティの真骨彫は予約する。タジャドルと並べたい

復活のコアメダルは入場者3種貰えました。3周しても感想変わらなかったけど


数年前

 

映司「花凜姉、おはよう」

 

花凜「うん、おはよう。映司」

 

映司「……」

 

花凜「どうしたの?」

 

映司「花凜姉はリリィにならないのかなって」

 

花凜「……もし、映司がなるなら一緒になるかな?」

 

映司「俺は男だけど……」

 

花凜「なった人はいるみたい。それに、その力があれば関係ないでしょ?」

 

映司「……この力も貰ったやつだけどね」

 

映司はオーズドライバーを取り出した。

 

花凜「鴻上ファウンデーションね……」

 

映司「鴻上さんはともかく、あの人はいい人だから」

 

花凜「火野映司さんのこと?」

 

映司「あの人はすごい人だって分かった。でも……無理をする人だと思う」

 

花凜「あなたと似てるね」

 

映司「……そうか?」

 

花凜「もし……私がいなくなったら、映司はどうする?」

 

映司「そんなことはさせない」

 

花凜「本当にいなくなったらどうする?」

 

映司「……あの人みたいに復活する方法を探す?」

 

花凜「そっか……なら、約束」

 

映司「うん」

 

花凜「もし、破ったら永遠に私のモノね?」

 

映司「唐突に独占欲を爆発させないで?」

 

数ヶ月後

 

花凜「ごめんね……映司……私……一緒に……いられないや……」

 

花凜は甲州撤退戦で、ヒュージに心臓を貫かれた。

 

花凜「私……ちゃんと……お姉ちゃん……できてた……かな……?」

 

映司「うん……俺の大好きな姉だよ……」

 

花凜「よかった……」

 

映司「……っ!」

 

現在

 

「アメイジングセイレーン!」

 

アメイジングセイレーンワンダーライドブックのページが開かれた。

 

「かつてから伝わる美しい歌声が今、こだまする!」

 

花凜「ここは……?」

 

セイレーン「あなたの願いを叶えてあげる」

 

アメイジングセイレーンがワンダーライドブックから現れた。

 

花凜「え?」

 

セイレーン「あなたの願いを教えて?」

 

花凜「あなたは誰なの?」

 

セイレーン「アメイジングセイレーン」

 

花凜「アメイジング……セイレーン……」

 

セイレーン「あなたの望みは何?」

 

花凜「映司を守りたい」

 

セイレーン「私が叶えてあげる」

 

花凜「でも……私は死んで……」

 

セイレーン「私の力であなたの死を書き換える」

 

花凜「え?」

 

セイレーン「だから、このワンダーライドブックを使って変身して?」

 

セイレーンはワンダーライドブックの中に戻った。

 

花凜「戻った……!?」

 

ブレードライバーが現れた。

 

花凜「これって……」

 

セイレーン「無銘剣虚無とブレードライバー。変身するための道具」

 

花凜「……」

 

花凜はブレードライバーを手に取った。

 

セイレーン「ドライバーを巻いて」

 

花凜「……うん」

 

花凜はブレードライバーを巻いた。

 

セイレーン「次はワンダーライドブックのページを開いて」

 

「アメイジングセイレーン!」

 

花凜はアメイジングセイレーンワンダーライドブックのページを開いた。

 

「かつてから伝わる美しい歌声が今、こだまする!」

 

セイレーン「ページを閉じて、ドライバーにワンダーライドブックをセットして、剣を引き抜けば変身できるよ」

 

花凜「ドライバーにセット……」

 

花凜はアメイジングセイレーンワンダーライドブックのページを閉じて、ドライバーに装填した。

 

花凜「剣を……引き抜く!」

 

花凜はドライバーから、無銘剣虚無を抜刀した。

 

「抜刀……!」

 

花凜「……変身!」

 

「エターナルワンダー!」

 

「虚無!神獣の炎で全てが無に帰す……!」

 

花凜「私……変身したの?」

 

セイレーン「変身したんだよ。あなたの弟と同じ仮面ライダーに」

 

花凜「映司と同じ……」

 

セイレーン「変身したことで、あなたの死は書き換えられた。誰かに影響があるわけじゃないから、生き返ったって表現が正しいのかも」

 

花凜「……」

 

セイレーン「じゃあ、始めよう。私たちの目的を達成するために」

 

花凜「……うん」

 

姫歌と灯莉の襲撃後

 

花凜「くっ……うっ……!」

 

セイレーン「まさか……あんなに強いなんて……」

 

花凜「映司から感じたアレは……殺気……映司はそれほどまでに、あの子たちと……」

 

セイレーン「……甘さは捨てないと、あなたの弟は手に入らない」

 

花凜「……っ!」

 

百合ヶ丘女学院 一柳隊 控室

 

映司「――って感じだ」

 

映司は甲州撤退戦のことを話した。

 

姫歌「映司への異常な執着の理由は?」

 

映司「ブラコン気質だから、そこから来てるんじゃないかな……」

 

夢結「あなたのお姉さんを止めればいいのね」

 

映司「だけど……レアスキルの発動……変身して数回とは思えないほどの強さ……下手したらエヴォルヴよりやばい」

 

梨璃「映司くん……」

 

一葉「映司さん、無銘剣は?」

 

映司「ある」

 

姫歌「じゃあ、あの無銘剣は……」

 

映司「無銘剣の力が弱くなってる感じもない」

 

千香瑠「2本存在していた。もしくは……」

 

映司「花凜姉かワンダーライドブックの力だな」

 

百由「あなたたちが、映司のお姉さんから無銘剣を回収したら調べてみるわ」

 

夜 百合ヶ丘女学院 グラウンド

 

映司「ハアッ!」

 

映司は火炎剣烈火を振っていた。

 

映司「っ!」

 

映司は火炎剣烈火を、ドライバーに納刀してトリガーを引いた。

 

「必殺読破!」

 

映司はドライバーから、火炎剣烈火を抜刀した。

 

「烈火抜刀!」

 

「ドラゴン!イーグル!西遊ジャー!三冊斬り!」

 

「ファ・ファ・ファ・ファイヤー!」

 

映司「うああああぁぁぁ!」

 

映司は火炎剣烈火を振り下ろした。

 

梨璃「映司くん!」

 

梨璃は光剛剣最光で火炎剣烈火を弾いた。

 

映司「梨璃……」

 

梨璃「こんな時間にそんなことやったら、怒られちゃうよ?」

 

映司「……ほっといてくれ」

 

梨璃「ほっとけないよ」

 

映司「……っ!」

 

映司は落ちてきた火炎剣烈火を掴み、梨璃に向けて振り下ろした。

 

梨璃「っ!?」

 

梨璃は光剛剣最光で防いだ。

 

映司「花凜姉は……俺が止める。梨璃も叶星も千香瑠姉も黙って見てろ」

 

梨璃「叶星様と千香瑠様……?」

 

叶星「気づいてたのね」

 

梨璃「叶星様と千香瑠様……なんで……」

 

映司「たかにゃん先輩もか」

 

千香瑠「今の映司君はひとりにはさせられない」

 

高嶺「……いつものあなたなら、爆炎紅蓮斬で、梨璃さんは変身解除まで持ってかれてるはずよ」

 

映司「……っ」

 

叶星「……震えてる?」

 

映司「っ!」

 

梨璃「映司くん……」

 

千香瑠「本当は花凜さんとは戦いたくない……でしょ?」

 

映司「……」

 

叶星「戦うしかないのよ」

 

高嶺「それに、今のあなたは私にもあなたのお姉さんにも勝てない」

 

映司「……」

 

千香瑠「映司君」

 

映司「どんな結末になろうと覚悟は出来てる。もう一度、花凜姉が消えるとしてもな」

 

梨璃「映司くん……」

 

映司「だから、この物語の結末は俺が決める(お前たちは手を出すな)

 

映司は変身を解いた。

 

映司(約束、守れそうにないな。ごめん……花凜姉。俺は花凜姉を止めるよ……また会えなくなるとしても)

 

映司は割れたプテラメダルを握りしめた。

 




時系列は甲州撤退戦→アメイジングセイレーン誕生(ソロモン戦後)→メダル争奪戦→松原花凜事変→復活のコアメダルって感じかな(メダル争奪戦更新しないでこっちやってるけど)

アメイジングセイレーンの能力が誰にも影響せずに発動するかはわからないし、アラビアーナナイトの能力も全然わからない

ちなみに生きたままにするか消すかは決めてない。

復活のコアメダルはやろうと思えばできるよ?知り合いが劇場先行販売のやつ送り付けてきたから




赤白アマテラス……使ったことなかったけど、ダイナスティをミラージュでセットして、ツヴァイとテラスぶん投げたら友達が死んでた。覇王相手に使ったけど普通に勝てた。友達がアマテラス使ったときに、超星使ったんだけど、赤の世界と赤き神龍皇の効果を受けたノヴァXで殺りました。


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第3話 姉弟喧嘩の開幕

バトスピのプレバンのやつ3箱予約したから、ストレリチア3枚売ろうかな……



一葉「叶星様、一柳隊の皆さんを呼ばなかった理由は……」

 

叶星「今の映司君は不安定すぎる」

 

姫歌「でも、映司のお姉さんと決まったわけじゃないんですよね?」

 

千香瑠「映司君と同じスキルだとすると、ファルシオンは花凜さんしか……」

 

瑤「……一葉、藍は?」

 

一葉「あちらで、ミリアムさんと楓さんに藍の相手をお願いしています」

 

高嶺「……訓練を始めましょう」

 

グラン・エプレ、ヘルヴォル、楓、ミリアムの訓練が始まった。

 

花凜「甘さを捨てる……」

 

花凜はドライバーから、無銘剣虚無を抜刀した。

 

「抜刀……!」

 

花凜「変身」

 

「エターナルワンダー!」

 

花凜は縮地を発動した。

 

高嶺「っ!」

 

高嶺はゼノンパラドキサを発動した。

 

灯莉「たかにゃんせんぱい?」

 

叶星「まさか……!」

 

高嶺「……っ!」

 

高嶺は雷鳴剣黄雷を振り下ろした。

 

花凜「……」

 

花凜は無銘剣虚無で防いだ。

 

姫歌「ファルシオン……!」

 

花凜「私の正体は分かってるんでしょ?」

 

紅巴「じゃあ……本当に……」

 

恋花「映司の……」

 

千香瑠「花凜……さん」

 

花凜「正解……改めて……私は松原花凜。あなたたちの知ってる松原映司の姉。そして、あなたたちリリィを消して、映司を手に入れる……この力で」

 

楓「まさか、本当に映司さんのお姉さんだとは……」

 

ミリアム「どうするんじゃ?」

 

楓「百由様に報告しますわよ」

 

藍「ねーねー、一葉たち何やってるの?」

 

瑤「……模擬戦だよ」

 

恋花「……」

 

瑤と恋花は楓とミリアムが見ていた場所に来ていた。

 

恋花「ふたりとも、ありがとね」

 

楓「では、わたくしたちもあちらに参戦しましょうか」

 

ミリアム「じゃな!」

 

花凜はフェイズトランセンデンスを発動した。

 

叶星「縮地の次はフェイズトランセンデンス!?」

 

千香瑠「エンハンス・トレース……」

 

花凜「名前あるんだ……この力」

 

紅巴「で、でも、映司さんの説明では一度見たレアスキルを使えるというもののはずです!」

 

花凜「私は映司のやつとは違う。私のこの力はリリィを見るだけでいい」

 

高嶺「リリィを見るだけ……?」

 

叶星「まさか……あなた……」

 

花凜「ルナティック……」

 

千香瑠「っ!」

 

一葉「させません!」

 

花凜「トランサー……!」

 

花凜はルナティックトランサーを発動した。

 

花凜「アハハ……!アハハハハ!」

 

楓「夢結様以上にやばいですわね……」

 

花凜「ゼンブ……ゼンブ……コワス!」

 

叶星「暴走……してるの?」

 

花凜「マズハ……アナタカラ……」

 

花凜はフェイズトランセンデンスを発動した。

 

叶星「っ!?」

 

高嶺「叶星!」

 

花凜「ウアアアアア!」

 

花凜は無銘剣虚無から斬撃を放った。

 

叶星「――!」

 

刃王剣十聖刃が飛んできて斬撃を弾いた。

 

一葉「クロスセイバー……?」

 

灯莉「映司だ☆」

 

映司「だから言っただろ……邪魔するなって」

 

映司は刃王剣十聖刃を引き抜いた。

 

叶星「映司君……」

 

千香瑠「でも、どうしてここが……」

 

映司「6枚もメダル入ってたら、嫌でも感じる」

 

一葉「……」

 

花凜「それ……どういうこと?」

 

千香瑠「っ!」

 

叶星「元に戻った……?」

 

映司「最初から暴走なんてしてないはずだ」

 

ミリアム「してるフリにしてはリアルすぎじゃ……」

 

花凜「あなた……まだ6枚入れてるの?」

 

映司「最近6枚に戻った」

 

花凜「……」

 

叶星「前から気になってたけど、何が起きるの?」

 

映司「そのうち、日常生活に支障が出る」

 

一葉「そんな……!?」

 

映司「これを知ってるのは梨璃だけだ。6枚入ってるとは言ってないけど」

 

花凜「これ以上、あなたたちと映司を一緒にいさせるわけにはいかない……!」

 

叶星「映司君、火に油を注いでどうするのよ……」

 

花凜「……相澤一葉、まずはあなたからよ」

 

一葉「っ!?」

 

千香瑠「……一葉ちゃん、瑤さんたちを安全な場所へ」

 

一葉「ですが……」

 

千香瑠「お願い」

 

一葉「わ、分かりました……!」

 

花凜「逃がさない」

 

千香瑠「花凜さん、あなたの相手は私です!」

 

花凜「……映司にメダルを入れたのは彼女でしょ?私はあの子さえ消せればいいんだけど」

 

映司「俺は自分の意志で、メダルを入れた」

 

千香瑠「それに、そんなことはさせません」

 

花凜「仕方ないか……」

 

花凜はゼノンパラドキサを発動した。

 

映司「千香瑠姉!」

 

映司は縮地を発動した。

 

千香瑠「っ!」

 

花凜「……遅い!」

 

映司「っ!」

 

映司はドライバーから、刃王剣十聖刃を抜刀した。

 

「聖刃抜刀!」

 

映司「……変身!」

 

「クロスセイバースリー!」

 

映司「っ!」

 

映司はゼノンパラドキサを発動した。

 

灯莉「いつもより速い……?」

 

高嶺「私と戦ってるときは本気じゃなかったのね」

 

叶星「高嶺ちゃん……」

 

花凜「さよなら、千香瑠ちゃん」

 

千香瑠「っ!?」

 

映司「……っ!」

 

映司は千香瑠と花凜の間に入り、刃王剣十聖刃を振り下ろした。

 

花凜「っ!?」

 

千香瑠「映司君……」

 

映司「……」

 

花凜「……あなたも邪魔するの?」

 

映司「あんたを倒すのは、千香瑠姉でも叶星でもない。俺だ」

 

花凜「……」

 

映司「今までしたことなかったけど、姉弟喧嘩しようよ。花凜姉」

 

花凜「いいよ」

 

紅巴「映司さん!」

 

映司「大丈夫……勝つから」

 

花凜「……!」

 

花凜はルナティックトランサーを発動した。

 

姫歌「2回目のルナティックトランサー……!」

 

映司「……いくぞ!」

 

映司はフェイズトランセンデンス、縮地、ゼノンパラドキサを発動した。

 

映司「ハアッ!」

 

映司は刃王剣十聖刃を振り下ろした。

 

花凜「……っ!」

 

花凜はフェイズトランセンデンスを発動して、無銘剣虚無で弾いた。

 

ミリアム「フェイズトランセンデンス……!」

 

花凜「っ!」

 

花凜は縮地を発動した。

 

姫歌「縮地……映司!」

 

映司「……使いたくなかったけど、仕方ないか!」

 

映司はクリエーションを発動して、オーズドライバーを巻いた。

 

花凜「これで……私の勝ち!」

 

花凜は無銘剣虚無を振り下ろした。

 

映司「っ!」

 

映司は体内からプテラ、トリケラ、ティラノのメダルを呼び出した。

 

花凜「っ!?」

 

映司「っ!」

 

映司は3枚のメダルを掴み、ドライバーに装填してドライバーを傾かせ、オースキャナーでスキャンした。

 

「プテラ!」「トリケラ!」「ティラノ!」

 

花凜「くっ!」

 

「プ・ト・ティラーノ、ザウルース!」

 

映司「ウオオオオオオォォォォ!」

 

映司は冷気を放ち、咆哮を上げた。

 

映司「さあ……あとは知らないぞ?」

 




この喧嘩は次回で終わるけど


この小説でのプトティラというか紫のコアメダルの扱い。

メダル砕き、強制変身、暴走は共通

オーズ(本編)との相違はヒュージ感知とプリミティブドラゴンの世界で、実体化するくらいかな

3枚→30%くらいでグリード化

6枚以上→本編通り

エンハンス・トレースがチートスキルと化したけど、クリエーションに覚醒することはない。花凜の最初のルナティックトランサーは映司君が来ることが分かってて発動してます


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第4話 エンハンス・トレースVSエンハンス・トレース

姉弟喧嘩です。

一応、ゼロツーも出す予定ではある。本当に出るかは分からないけど


映司「いくぞ!」

 

映司はゼノンパラドキサを発動した。

 

花凜「っ!」

 

映司「はああああぁぁぁ!」

 

映司はメダガブリューを振り下ろした。

 

花凜「っ!」

 

花凜はフェイズトランセンデンスを発動して、無銘剣虚無で防いだ。

 

映司「……フェイズトランセンデンス!」

 

映司はフェイズトランセンデンスを発動した。

 

花凜「っ!?」

 

花凜は力負けして、地面に叩きつけられた。

 

花凜「くっ……!」

 

映司「……無銘剣を渡せ。花凜姉」

 

花凜「絶対に渡さない……!」

 

映司「なら……再起不能にしていただくだけだ!」

 

花凜「……ルナティックトランサー!」

 

花凜はルナティックトランサーを発動した。

 

映司「花凜姉……俺も全力でやるか……フェイズトランセンデンス!」

 

映司はフェイズトランセンデンス、ゼノンパラドキサ、縮地を発動した。

 

花凜「うあああああぁぁぁぁ!」

 

映司「はあああああぁぁぁぁ!」

 

メダガブリューと無銘剣虚無は互いに当たった。

 

花凜「……っ!」

 

映司「ぐっ……!」

 

花凜「……まだっ!」

 

花凜は縮地を発動した。

 

映司「っ……俺も使うしかないのか……」

 

叶星「今の状態で発動する気なの!?」

 

映司「ここで終わらせるって決めたんだ!」

 

花凜「呑気に話してる場合なの?」

 

映司「っ!」

 

花凜は映司に無銘剣虚無を振り下ろしたが、映司は左手で受け止めた。

 

映司「ブレイブもある……だから……」

 

千香瑠「映司君……」

 

映司「花凜姉……あんたを倒す。そのために……この力を使う!」

 

花凜「何をする気なの?」

 

映司「ルナティック……」

 

花凜「まさか……!?」

 

映司「……トランサー!」

 

映司はルナティックトランサーを発動した。

 

映司「ぐっ!?」

 

高嶺「……?」

 

灯莉「映司のマギの色……すごく、ぐちゃぐちゃしてる」

 

姫歌「ルナティックトランサーを発動しただけよね?」

 

灯莉「多分、迷いとかいろいろあるんだよ……今の映司が危険なのは間違いないよ」

 

映司「……ウオオオオオォォォ!」

 

映司はエクスターナルフィンとテイルディバイダーを展開して空中に飛んだ。

 

叶星「まさか……暴走?」

 

灯莉「まだ大丈夫だけど、もし、暴走したら後戻りはできないよ」

 

花凜「……!」

 

花凜も映司の後を追うように飛んだ。

 

映司「っ……ウアアアア!」

 

映司は花凜に向けて、メダガブリューを振り下ろした。

 

花凜「っ!?」

 

花凜は無銘剣虚無で防いだ。

 

花凜「くっ……フェイズトランセンデンス!」

 

花凜はフェイズトランセンデンスを発動した。

 

花凜「はああああぁぁ!」

 

映司「ぐうぅ……!」

 

花凜「ハァ……ハァ……ルナティックトランサー!」

 

花凜はルナティックトランサーを発動した。

 

映司「……ウアアアア!」

 

映司はテイルディバイダーで花凜を地面に叩きつけた。

 

花凜「うぐっ!?」

 

叶星「っ!?」

 

千香瑠「花凜さんのルナティックトランサーをあの一撃で……?」

 

花凜「同じルナティックトランサーのはずなのに……どうして……!?」

 

叶星「まさか……」

 

楓「夢結様、藍さん、そして……船田姉妹のルナティックトランサーを、クリエーションで重ねて発動した?」

 

高嶺「もし、その仮説が正しいなら、ブレイブで抑え込むのは難しいと思うわ」

 

紅巴「そのうえ、プトティラコンボの暴走の可能性も……!」

 

花凜「……っ!」

 

映司「ハァ……ハァ……!」

 

ミリアム「クリエーションとエンハンス・トレースの戦いじゃな」

 

姫歌「灯莉、映司のマギは?」

 

灯莉「まだ、ぐちゃぐちゃしてるよ」

 

映司「ウアアアアア!」

 

花凜「っ!」

 

花凜は縮地を発動した。

 

花凜「はあああぁぁ!」

 

花凜は無銘剣虚無を振り下ろした。

 

映司「ウアアアァ!」

 

映司はメダガブリューで無銘剣虚無を弾いて、テイルディバイダーで花凜を叩きつけた。

 

花凜「ぐっ……!」

 

映司「っ!」

 

映司は花凜に向けてメダガブリューを振り下ろした。

 

花凜「っ!」

 

花凜は無銘剣虚無で受け止めた。

 

花凜「……っ!」

 

映司「ウアアアア!」

 

花凜「っ!?」

 

花凜の手から無銘剣虚無が離れた。

 

花凜「っ!」

 

映司「ウアアアァァ!」

 

花凜は無銘剣虚無を取りに行こうとするが、映司が花凜を腕を掴み、上空に投げた。

 

花凜「なっ……!?」

 

叶星「映司君!?」

 

灯莉「映司のマギの色……どんどん黒くなってる」

 

姫歌「止めないと……!」

 

高嶺「今は無理よ。姫歌さん」

 

姫歌「……っ!」

 

映司「ウアアアア!」

 

映司はメダガブリューで花凜に攻撃を始めた。

 

花凜「あぐっ……!」

 

千香瑠「無銘剣がないから防げないのね……」

 

映司「ウアアアア!」

 

映司はテイルディバイダーで花凜を叩きつけた。

 

花凜「がっ……!?」

 

花凜は地面に叩きつけられた。

 

映司「……っ!」

 

映司は花凜に近づいた。

 

映司「ウアアアア!」

 

映司は冷気を放ち、花凜の足元を凍らせた。

 

花凜「っ!?」

 

映司「……っ!」

 

映司は体内に吸収していた、セルメダルを全て呼び出した。

 

花凜「こんなに大量の……セルメダルを……!?」

 

映司「っ!」

 

映司はメダガブリューを掲げた。

 

叶星「メダルがメダガブリューに……」

 

メダガブリューはメダルを食べている。

 

ミリアム「あの威力……百合ヶ丘の時よりやばいぞ!」

 

楓「周囲を……!?」

 

映司「っ!」

 

映司はオースキャナーで、ドライバーをスキャンした。

 

「スキャニングチャージ!」

 

叶星「映司君!それ以上は……!」

 

叶星はキーを押し込んだ。

 

「エデンインパクト!」

 

高嶺「叶星……!?」

 

叶星「っ!」

 

叶星は映司に飛び蹴りを放った。

 

「エデンインパクト!」

 

映司「ぐっ……!」

 

映司の手からメダガブリューが落ちた。

 

花凜「っ!?」

 

映司「あっ……うっ……」

 

映司の変身は解除され、映司は気を失った。

 

千香瑠「映司君!?」

 

楓「ミリアムさんは百由様に連絡を!」

 

ミリアム「お、おう!」

 

花凜「くっ……うっ……!」

 

花凜は無銘剣虚無を拾い、姿を消した。

 

高嶺「叶星……何をしたか分かってるの?」

 

叶星「ええ……私は全力で、映司君を攻撃した」

 

高嶺「……」

 

叶星「あのままだと、映司君は後悔する」

 

一葉「叶星様……」

 

叶星「あのタイミングしかなかったのよ……」

 

叶星は花凜の後を追った。

 

千香瑠「高嶺さん」

 

高嶺「……お願いするわ」

 

千香瑠「映司君のこと、よろしくお願いします」

 

高嶺「……ええ」

 




映司君は花凜が復活して周りが見えなくなっているので、叶星先輩に攻撃されてなければ、あの場にいたリリィは確実に病院送りになっています。



スリーブは紅巴と定盛以外は別の店で2個ずつ確保した。紅巴と定盛だけなかった……プレマ?ルーレット回して、たかにゃん先輩に止まったから、たかにゃん先輩のプレマを買った


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第5話 紫のコアメダル

とりあえず、メダル争奪戦はこの章を終わらせたら、再開させます。配信始まったから、その後は復活のコアメダルかな


梨璃「何があったんですか……」

 

一葉「……」

 

姫歌「映司と映司のお姉さん……花凜さんが戦って、映司が攻撃しようとしたら、叶星様が映司に攻撃を……」

 

梨璃「なんで……叶星様が……」

 

楓「梨璃さん、覚えていますか?」

 

梨璃「え……?」

 

楓「映司さんが、CHARMを壊して放ったあの攻撃」

 

梨璃「うん……って、映司くんはそれをやろうとしたの?」

 

高嶺「だから、叶星は映司に攻撃したのよ」

 

ミリアム「あの攻撃はわしらのことを考えてないからのう……」

 

高嶺「今の映司は戦うべきじゃない……」

 

梨璃「それでも……」

 

結梨「梨璃?」

 

梨璃「それでも、私は……映司くんを信じます」

 

夢結「詳しく聞かせてもらえるかしら」

 

高嶺「ええ」

 

夢結「梨璃、結梨。映司のことお願いね」

 

梨璃「はい」

 

結梨「うん」

 

姫歌「ひめかも残ります……」

 

灯莉「ぼくも」

 

高嶺「ええ」

 

高嶺たちは治療室から出ていった。

 

結梨「姫歌」

 

姫歌「結梨?どうしたのよ?」

 

結梨「映司は紫のメダルを6枚入れてるけど、本当に何もないの?」

 

梨璃「え……?」

 

灯莉「……!」

 

姫歌「なんで……」

 

梨璃「ねぇ……どういうこと?」

 

姫歌「梨璃さん……」

 

梨璃「教えてよ!なんで!?」

 

一葉「私の……せいです」

 

結梨「高嶺たちと一緒に行ったと思ってたけど、いたんだね。一葉」

 

一葉「映司さんが、私を助けるために自分から入れたんです……」

 

梨璃「……」

 

結梨「梨璃、一葉の言ってることはホントだよ。映司は自分で3枚入れた。何もないって言ってたから気にしなかったけど、プトティラで戦ったって言ってたから、気になっちゃった」

 

梨璃「花凜さんが気づかないわけないもんね。使い続ければ、日常生活に影響が出るよ」

 

姫歌「どの程度のものなの?」

 

梨璃「色覚、味覚が消えて……」

 

姫歌「は……?」

 

梨璃「グリードにも変化するようになる」

 

灯莉「映司のマギの色が、ぐちゃぐちゃだったのは……」

 

梨璃「グリード化の予兆だと思うよ……」

 

一葉「そんな……」

 

梨璃「グリード化すると、本格的にグリードにさせようと暴走が始まる。そして、もう戻れなくなる」

 

結梨「……」

 

姫歌「それ……知ってるのって……」

 

梨璃「映司くん、花凜さん、私」

 

結梨「……話を聞いた私たちもだよ」

 

姫歌「千香瑠様も知ってるの?」

 

梨璃「映司くんが話していればだけど」

 

一葉「私は……」

 

梨璃「一葉さん、お姉様たちに伝えてください……このことを」

 

姫歌「梨璃さん……それは……」

 

一葉「私、が……?」

 

梨璃「ふたりにはまだ、聞かないといけないことがあるので」

 

一葉「……わかり……ました」

 

一葉は治療室から出ていった。

 

灯莉「ぼくたちに聞きたいことって?」

 

梨璃「花凜さん、何か言ってなかった?」

 

姫歌「そういえば、メダルの話をしたあと、一葉さんを狙っていたけど、今の狙いは……」

 

灯莉「かなほせんぱい……?」

 

姫歌「あと、エンハンス・トレースは映司のと違って、リリィを見るだけでいいって……」

 

結梨「映司の言ってた。完結型のエンハンス・トレースだね」

 

灯莉「なにそれー?」

 

百由「エンハンス・トレースは2種類あったってことよ」

 

梨璃「百由様?」

 

百由「様子を見に来ただけよ」

 

姫歌「2種類あったって……」

 

百由「映司のと映司のお姉さん……花凜さんのエンハンス・トレースは違いがあるのよ」

 

梨璃「違い?」

 

百由「映司はリリィの発動したところを見るけど、花凜さんはリリィを見るだけでいいの」

 

梨璃「それって、映司くんを見れば……」

 

百由「映司のトレースしたスキルは使えるわ」

 

姫歌「だとしたら、完結型って……?」

 

百由「クリエーションへの進化がないのよ」

 

灯莉「進化がない……?」

 

百由「多分、エンハンス・トレースとして真価を終えたから」

 

姫歌「つまり、映司はクリエーションへの進化、花凜さんはエンハンス・トレースの真価ってことですか?」

 

百由「ええ、映司と花凜さんは同じエンハンス・トレースでも、明らかに違いがあるのよ」

 

姫歌「……」

 

百由「実際、目で見てるから分かってるとは思うけど」

 

灯莉「同じスキルを使ったとき、花凜が押されてたもんね」

 

姫歌「ええ……」

 

梨璃「映司くん……」

 

一柳隊 控室

 

夢結「本当なの?」

 

一葉「梨璃さんが言っていました」

 

高嶺「映司が黙っていた理由が分からないわね」

 

紅巴「心配させたくなかったのではないかと……」

 

高嶺「それでも……グリード化の危険があるなら話しているはずよ」

 

神琳「わたくしたちに、迷わず攻撃をさせるため……」

 

雨嘉「でも、もし映司だって分かったら……」

 

梅「少なくとも、梨璃は止めに入るよな?」

 

梨璃「……私は迷いなく攻撃しますよ?」

 

夢結「っ!?」

 

楓「梨璃さん!?いつの間に……?」

 

梨璃「映司くんと一緒にいるから、グリードが危険な存在なのは分かっています。それに、紫のコアメダルのグリードは一番危険です」

 

夢結「本気なの?」

 

梨璃「これは、私と映司くんがした約束の中で破ったらダメな約束です」

 

二水「梨璃さん……」

 

治療室

 

灯莉「結梨、さっきのメダルのことだけど」

 

結梨「わざとだよ」

 

姫歌「やっぱり、そうなのね」

 

結梨「それに、このタイミングじゃないと……ずっと知らないままだったから」

 

映司「それなら、ずっと知らないままの方がありがたかったよ」

 

姫歌「……映司!?」

 

灯莉「起きたんだ☆」

 

映司「聞いたんだろ?今の俺の状態」

 

結梨「……梨璃のこと呼んでくる」

 

灯莉「たかにゃんせんぱいも呼んでくるよ」

 

結梨と灯莉は治療室を出ていった。

 

姫歌「なんで……」

 

映司「……」

 

姫歌「なんで、黙ってたのよ!」

 

映司「……っ!」

 

映司は右腕をグリード体に変化させた。

 

姫歌「……っ!?」

 

映司「これを見ても、お前は俺を攻撃しないって言えるのか?」

 

姫歌「それは……」

 

映司は変化させた右腕を元に戻した。

 

映司「それに、味覚もたまに消える」

 

姫歌「そんなの……」

 

映司「次、プトティラで暴走したら、お前たちは俺を倒さないといけない」

 

姫歌「……わ、私は」

 

映司「その迷いは、定盛……じゃなかった……姫歌が優しいってことだ」

 

姫歌「そんなんじゃ……!」

 

映司「ありがとな……」

 

映司は姫歌の頭を撫でた。

 

姫歌「ねぇ……」

 

映司「ん?」

 

姫歌「あなたのこと――」

 

姫歌は映司の頬にキスをした。

 

姫歌「好きよ」

 

映司「じゃあ、そこにいるやつらの処理頼むわ」

 

映司は闇黒剣月闇を取り出して、空間を開いて中に入った。

 

姫歌「え?」

 

高嶺「姫歌さん、私の映司に手を出すなんて覚悟は出来てるのかしら?」

 

梨璃「高嶺様の映司くんでもないです!」

 

姫歌「ちょ……待ちなさいよ!?映司いいいぃぃぃぃ!」

 




次回は叶星先輩と千香瑠様と映司君の話

改めて文字にすると、紫のコアメダルってやばいね


花凜が生存する場合は別のライダーになります。ファルシオン?別のリリィに渡す予定ではある



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第6話 再起する最強の力

灯莉ちゃんと千香瑠様の新規で、メモリアメダルが期限切れ前に使い道できて安心してる




えー、ゼロツーさんがオリジナルよりチートになりました(ちょっとしか出てないし、解説するのは多分この章の最終回)


映司「叶星たちを探さないといけないけど、その前に……」

 

映司は工廠科に入った。

 

映司「百由様、あの場にあったメダルは?」

 

百由「そこに置いてあるわよ」

 

映司「改めて見るとこんなに入れてたんだな」

 

百由「あの技を放つのに必要なんでしょ?」

 

映司「あんな戦闘はしたくないけど」

 

映司はセルメダルを取り込んだ。

 

百由「相手が誰であっても、全力での戦闘はダメよ。あなたはまだ戦える状態じゃないんだから」

 

映司「善処するよ」

 

映司は空間を開いて中に入った。

 

千香瑠「叶星さん!」

 

叶星「千香瑠さん」

 

叶星はCHARMを構えた。

 

千香瑠「あなたと戦う気はありません」

 

叶星「……」

 

千香瑠「映司君の攻撃についても、何も言いません」

 

叶星「どうして……?」

 

千香瑠「攻撃のタイミングはあそこしかなかった……私があなたと同じ立場なら、攻撃していたと思います」

 

叶星「なら、話って……?」

 

千香瑠「花凜さんのことです」

 

叶星「っ!」

 

千香瑠「花凜さんを止めるには、映司君の力が必要です」

 

叶星「でも、今の映司君は……」

 

千香瑠「……」

 

映司「俺がどうしたって?」

 

叶星&千香瑠「っ!?」

 

千香瑠「映司君……」

 

叶星「大丈夫なの?」

 

映司「……多分?」

 

千香瑠「大丈夫じゃないのね」

 

映司「それより、叶星」

 

叶星「っ!」

 

映司「ありがとな」

 

叶星「え?」

 

映司「あのまま、アレやったらお前たちのこと巻き込んでた……」

 

千香瑠「映司君……」

 

映司「あと、俺はもう少しで人間じゃなくなる」

 

千香瑠「え……?」

 

叶星「どういうこと?」

 

映司「紫のコアメダル」

 

千香瑠「日常生活に支障が出る……」

 

映司「俺の味覚は近いうちに完全に消える」

 

叶星「そんな……!」

 

映司「そして、グリード化も進むだろうな」

 

千香瑠「映司君……!」

 

映司「お前たちが迷えば、民間人の命はない」

 

千香瑠「梨璃さんは……」

 

映司「知ってる。俺がグリードになったら攻撃しろとも言ってある」

 

叶星「どうして……」

 

映司「梨璃は優しいから」

 

千香瑠「……」

 

映司「俺の話はそれだけ」

 

叶星「待って……まだ!」

 

映司「最後にひとつ……」

 

千香瑠「……?」

 

映司「花凜姉は――」

 

叶星「……本当なの?」

 

映司「……多分」

 

千香瑠「……分かったわ」

 

映司「じゃあ、俺もやらないといけないことがあるから」

 

千香瑠「やらないといけないこと?」

 

映司「梨璃と話す、あとは……花凜姉を止める」

 

映司は闇黒剣月闇で空間を開いて中に入った。

 

叶星「千香瑠さん」

 

千香瑠「ふたりで花凜さんを止めましょう」

 

叶星「ええ」

 

百合ヶ丘女学院 工廠科

 

映司「調整はしたけど……実戦で試してもらうしかないか」

 

百由「完成したのね」

 

映司「ああ……」

 

百由「いつ渡すの?」

 

映司「百由様、渡しといてくれ。俺は梨璃と話さないといけないことがある」

 

百由「……ええ」

 

映司は工廠科を出ていった。

 

梨璃「……」

 

雨嘉「梨璃……」

 

神琳「梨璃さん」

 

梨璃「……?」

 

神琳「映司さんの中から、紫のコアメダルを取り除くことはできないのですか?」

 

夢結「私も気になっていたわ。映司の中から出てくるなら、そこを捕まえれば……」

 

梨璃「無理です。最光に変身して、1回やりましたけど、避けられました。」

 

高嶺「メダルにも意思があるということね……」

 

瑤「でも、6枚のうち3枚はコピーしたやつなら、破壊できるんじゃ……」

 

梨璃「分かりません……映司くんが6枚入れてるのを知ったのは今日なので……」

 

梅「今まで、黙ってたのは本当みたいだな」

 

梨璃「それに、紫のコアメダルはブラックホールに、飲み込まれでもしない限りは無理と映司くんが……」

 

紅巴「ブラックホール?」

 

梨璃「一応、映司くんの知り合いにオーズになった人がいるみたいで……」

 

楓「映司さん以外にもオーズが……」

 

梨璃「その人が言ってたらしいです」

 

二水「じゃあ、そのオーズに変身してた人に話を聞きに行きましょう!」

 

映司「それは無理だ」

 

梨璃「映司くん……!」

 

鶴紗「無理って、どういうことだ?」

 

映司「あの人は今、日本にいない」

 

ミリアム「知り合いなんじゃな?」

 

映司「ああ」

 

梨璃「映司くん」

 

映司「梨璃、少し話をしよう」

 

梨璃「……うん」

 

結梨「私も……」

 

梨璃「……ううん、待ってて」

 

映司と梨璃は控室を出ていった。

 

百由「随分と深刻な雰囲気ね」

 

結梨「百由」

 

百由「……高嶺さん」

 

高嶺「……?」

 

百由「映司からのプレゼントよ」

 

百由は聖剣とワンダーライドブックを渡した。

 

高嶺「これは……?」

 

百由「名前は聞いてないわ。聞く前に出ていったし……」

 

高嶺「ありがとう……映司」

 

楓「……百由様」

 

百由「どうしたの?」

 

楓「セルメダルの管理をしてるあなたなら、紫のコアメダルのこと知ってますよね?」

 

百由「……知ってるわ」

 

二水「な、なら!」

 

百由「でも、教えられない」

 

紅巴「ど、どうしてですか!?」

 

百由「私が映司の新アイテムの開発に関わることの条件」

 

結梨「あと、プログライズキーとコアメダルを使ったロボットもでしょ?」

 

百由「ええ、そうよ」

 

梅「でも、お前いつも説教されてないか?」

 

百由「造ったあと、映司に報告してないからよ?」

 

百合ヶ丘女学院 グラウンド

 

梨璃「どこまで行くの?」

 

映司「ここでいいか」

 

梨璃「映司くん」

 

映司「梨璃、どうやってメダルぶっ壊す?」

 

梨璃「え?」

 

映司「花凜姉、止めないといけないし、死ぬつもりもないぞ」

 

梨璃「映司くん……!」

 

映司「はっきり言えば、プトティラがふたりいればいいんだけど、あの人こっちにいないし……そもそもプトティラ持ってんのかな……」

 

梨璃「……それより、花凜さんだよ」

 

映司「叶星のおかげで、冷静に慣れた……」

 

梨璃「映司くん」

 

映司「梨璃――」

 

梨璃「っ!うん……わかった!」

 

映司「……頼んだぞ。梨璃」

 

映司は闇黒剣月闇で空間を開いて中に入った。

 

叶星「ここは……」

 

叶星と千香瑠は協会の前にいた。

 

千香瑠「知ってるんですか?」

 

叶星「ええ……別世界の私たちにとって、思い出深い場所だって、映司君が言ってたわ」

 

千香瑠「入りましょう」

 

叶星と千香瑠は協会に入った。

 

花凜「どうしてここに……」

 

叶星「あなたを止めるためよ」

 

千香瑠「映司君が戦えない状態の今、私たちがあなたを止めます」

 

花凜「無理なことはするものじゃないよ?」

 

「アメイジングセイレーン!」

 

花凜はアメイジングセイレーンワンダーライドブックを、ドライバーに装填した。

 

花凜「……変身」

 

花凜はドライバーから、無銘剣虚無を抜刀した。

 

「抜刀……!」

 

「エターナルワンダー!」

 

叶星&千香瑠「変身!」

 

「EDEN the KAMEN RIDER!」

 

「氷獣戦記!」

 

花凜「っ!」

 

花凜はゼノンパラドキサを発動した。

 

叶星「ゼノンパラドキサ……!」

 

千香瑠「映司君は……もっと速かったです!」

 

叶星「ええ!」

 

千香瑠は水勢剣流水を叶星はサウザンドジャッカーを振り下ろした。

 

花凜「っ!」

 

花凜は防御が間に合わず、叶星と千香瑠の攻撃を受けた。

 

花凜「くっ……なんで、攻撃が……!」

 

叶星「あなたは映司君だけに、本気を出せばいいと思ってるからよ」

 

花凜「っ!」

 

千香瑠「私たちは映司君と何度も戦ってきた……だから、さっきのスピードなら私たちでも対応できます」

 

花凜「くっ……」

 

千香瑠「映司君のためにも、無銘剣虚無を渡してください」

 

花凜「だったら……」

 

叶星「千香瑠さん!」

 

花凜「本気でやってあげるよ」

 

花凜はゼノンパラドキサと縮地を発動した。

 

千香瑠「っ!?」

 

花凜「はああああぁぁぁ!」

 

花凜はフェイズトランセンデンスを発動して、無銘剣虚無を振り下ろした。

 

叶星「千香瑠さん!」

 

千香瑠「うっ……くっ……!」

 

千香瑠の変身は強制的に解除された。

 

花凜「……」

 

叶星「一撃で変身解除まで……!」

 

花凜「次はあなたよ」

 

叶星「っ!」

 

花凜「ルナティックトランサー」

 

花凜はルナティックトランサーを発動した。

 

千香瑠「叶星さん!」

 

叶星「くっ……!」

 

花凜「ハアッ!」

 

花凜は無銘剣虚無を振り下ろした。

 

叶星「っ!」

 

叶星はサウザンドジャッカーで防いだ。

 

叶星「っ!?」

 

千香瑠「叶星さん!」

 

花凜「こうなったら、私が負けることはない」

 

叶星「この力……まさか……」

 

花凜「映司もよくやってるでしょ?フェイズトランセンデンス」

 

花凜はフェイズトランセンデンスを発動した。

 

叶星「くっ……!」

 

花凜「はあああああぁぁぁ!」

 

花凜は無銘剣虚無を振り下ろした。

 

叶星「くっ……うっ……!」

 

花凜「変身解除はしなかったんだね」

 

花凜はドライバーに無銘剣虚無を納刀した。

 

花凜「よく耐えたほうだけど……」

 

花凜は無銘剣虚無のトリガーを引いた。

 

「必殺黙読!」

 

花凜はドライバーから、無銘剣虚無を抜刀した。

 

「抜刀……!」

 

「神獣無双斬り!」

 

花凜「これで……終わりだよ!」

 

花凜は無銘剣虚無から斬撃を放った。

 

叶星「っ!?」

 

千香瑠「叶星さん!」

 

「必殺読破マシマシ!」

 

「必殺リード!」

 

「ジャオウドラゴン!」

 

「烈火抜刀!」

 

「月闇必殺撃!」

 

「エレメンタル合冊斬り!」

 

「習得一閃!」

 

映司「はあああああぁぁぁぁ!」

 

映司は火炎剣烈火と闇黒剣月闇から斬撃を放った。

 

花凜「くっ……!」

 

千香瑠「映司君……」

 

映司「大丈夫か?」

 

叶星「ええ、大丈夫よ」

 

花凜「映司!」

 

映司「花凜姉……ここからは俺が相手だ」

 

花凜「いいよ……やろう」

 

映司「……っ!」

 

映司はゼノンパラドキサを発動した。

 

花凜「ルナティックトランサー!」

 

花凜はルナティックトランサーを発動した。

 

花凜「はああああぁぁぁ!」

 

映司「くっ……!」

 

千香瑠「映司君!」

 

叶星「映司君は全力で戦えない……」

 

花凜「本気でやってよ」

 

映司「……」

 

花凜「がっかりだよ……映司」

 

花凜はドライバーに無銘剣虚無を納刀した。

 

花凜「これで終わらせるよ?」

 

花凜は無銘剣虚無のトリガーを引いた。

 

「必殺黙読!」

 

花凜はドライバーから、無銘剣虚無を抜刀した。

 

「抜刀……!」

 

「神獣無双斬り!」

 

花凜「っ!」

 

花凜はフェイズトランセンデンスと縮地を発動して、映司の背後に移動した。

 

映司「っ!?」

 

花凜「はあああああぁぁぁ!」

 

花凜は無銘剣虚無から斬撃を放った。

 

映司「うわあああああぁぁぁ!」

 

映司の変身は強制的に解除された。

 

叶星「映司君!」

 

映司「くっ……!」

 

千香瑠「映司君!無理は……」

 

映司「無理でもなんでも、やるしかないんだ!」

 

叶星「映司君、まさか……!」

 

千香瑠「プトティラはダメよ!」

 

映司「全力で戦えないなら、これしかない!」

 

映司は体内からプテラ、トリケラ、ティラノのメダルを呼び出した。

 

映司「っ!」

 

映司はメダル掴もうとした瞬間……

 

梨璃「映司くん!」

 

梨璃はゼロツードライバーを、映司に向けて投げた。

 

映司「っ!」

 

映司はゼロツードライバーを受け取った。

 

千香瑠「ゼロツードライバー!」

 

プテラ、トリケラ、ティラノのメダルは映司の体内に戻った。

 

映司「……っ!」

 

映司はゼロツードライバーを巻いた。

 

映司「……試運転に付き合ってもらうぞ」

 

映司はゼロツードライバーのユニットの部分を開いた。

 

「Let’s give you power!Let’s give you power!Let’s give you power! Let’s give you power! Let’s give you power!」

 

映司はゼロツープログライズキーのボタンを押した。

 

「ゼロツージャンプ!」

 

映司はゼロツープログライズキーのボタンを押した。

 

映司「……変身!」

 

映司はキーをドライバーに装填した。

 

「ゼロツーライズ!」

 

「Road to Glory has to Lead to Growin’ path to change one to two!」

 

「仮面ライダーゼロツー!」

 

「It's never over.」

 

叶星「ゼロツーが復活した……!」

 

千香瑠「これなら、勝てるわ!」

 

映司「……っ!」

 

映司はゼノンパラドキサを発動した。

 

花凜「速い!?」

 

映司「はああああぁぁぁ!」

 

映司はアタッシュカリバーを振り下ろした。

 

花凜「くっ……!」

 

映司「……っ!?」

 

叶星「映司君……?」

 

映司(本気で戦えない今、ゼロツーに身体がついていけない……!)

 

花凜「よく分からないけど、チャンスだね!」

 

花凜はフェイズトランセンデンスと縮地を発動した。

 

花凜「はああああぁぁぁ!」

 

花凜は無銘剣虚無を振り下ろした。

 

梨璃「映司くん!」

 

映司「っ!仕方ないか……!」

 

映司はフェイズトランセンデンス、ゼノンパラドキサ、縮地を発動した。

 

花凜「っ!?」

 

映司「百由様に止められてたけど、本気で戦えば問題ない!」

 

映司はCHARMを生成して、花凜に向けて放った。

 

叶星「CHARM……!」

 

梨璃「ゼアの能力です!」

 

花凜「この程度!」

 

花凜は無銘剣虚無で、CHARMをすべて弾いた。

 

映司「はああああぁぁぁ!」

 

映司は縮地を発動した。

 

叶星「え……?」

 

千香瑠「……っ!?」

 

映司「は……?」

 

花凜「あなた……何をしたの?」

 

映司は花凜の背後に移動していた。

 

梨璃「映司くんが、花凜さんのうしろに……なんで……?」

 

映司「滅亡迅雷を意識しすぎたな……」

 

千香瑠「映司君……」

 

映司「っ!」

 

映司はドライバーのキーを押し込んだ。

 

「ゼロツービッグバン!」

 

映司「はああああぁぁぁ!」

 

映司は飛び蹴りを放った。

 

花凜「っ!?」

 

「ゼロツービッグバン!」

 

映司「今の俺だとここまでか……!」

 

映司の変身は強制的に解除された。

 

梨璃「映司くん!」

 

花凜「くっ……うっ……!」

 

映司「やっぱり、耐えられたか……」

 

花凜「映司も……あなたたちもここで私が消す!」

 

花凜はドライバーに無銘剣虚無を納刀した。

 

花凜「そんなの……聞いてない……!」

 

映司「やっぱりな……」

 

千香瑠「映司君?」

 

花凜は無銘剣虚無のトリガーを引いた。

 

「必殺黙読!」

 

花凜はドライバーから、無銘剣虚無を抜刀した。

 

「抜刀……!」

 

「神獣無双斬り!」

 

花凜「はあああああぁぁぁ!」

 

花凜は無銘剣虚無から斬撃を放った。

 

叶星「梨璃さん!」

 

梨璃「はい!」

 

斬撃は雷鳴剣黄雷により防がれた。

 

叶星「雷鳴剣……!」

 

映司「たかにゃん先輩」

 

高嶺「ここに来ることになるなんて、思わなかったわ」

 

高嶺は雷鳴剣黄雷を引き抜いた。

 

花凜「邪魔しないで!」

 

映司「もういい……正体を見せろ」

 

叶星「映司君?」

 

映司「アメイジングセイレーン」

 

花凜「っ!」

 

梨璃「映司くん、どういうこと?」

 

映司「花凜姉の復活はアメイジングセイレーンの力によるもの。それなら、そのワンダーライドブックに意思があってもおかしくないってことだ」

 

セイレーン「よく分かったね?」

 

映司「半分はゼアのおかげだ」

 

セイレーン「でも、もう契約は解除できない!」

 

セイレーンは無銘剣虚無を構えた。

 

セイレーン「あなたたちを消す!」

 

高嶺「映司、私に任せてもらえるかしら?」

 

映司「……ああ。途中で参加するかもしれないけど」

 

高嶺「ええ……楽しみにしてるわ」

 

セイレーン「あなただけで私を?」

 

高嶺「途中から増えると思うわ。映司は必ず戦闘に参加する」

 

高嶺は月光雷鳴剣黄雷が納刀されている、ソードライバーを巻いた。

 

千香瑠「雷鳴剣じゃない……?」

 

映司「月光雷鳴剣黄雷だ」

 

高嶺「…………」

 

高嶺はアラビアーナナイトワンダーライドブックを取り出した。

 

高嶺「映司……私に力を貸して……!」

 

高嶺はアラビアーナナイトワンダーライドブックのページを開いた。

 

「アラビアーナナイト!」

 




火野映司……復活のコアメダルやるからね。伝えておかないとっていう理由で、存在だけは出した



サウザンドアーク……アークドライバー、もうひとつ出すか?(天津が復元してたし)

アオハルあまねすは1箱買いました。



次回はアラビアーナナイトの戦闘という名の三剣士の戦闘です(多分)


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第7話 三剣士の想い

なんか全体的に雑になった(Blu-ray届いて急いで書いた)


「アラビアーナナイト!」

 

「とある千の夜に紡がれる罪と魔法の物語!」

 

セイレーン「なんなの……そのワンダーライドブック!?」

 

高嶺「私と映司の力よ!」

 

高嶺はアラビアーナナイトワンダーライドブックを、ドライバーの左のスロットに装填した。

 

高嶺「……っ!」

 

高嶺はドライバーから、月光雷鳴剣黄雷を抜刀した。

 

「月光黄雷抜刀!」

 

高嶺「変身!」

 

「月華が闇を照らし出す……千と一つの物語」

 

「アラビアーナナイト!」

 

「SPARKLE NIGHT!」

 

叶星「あれが……」

 

映司「エスパーダの新しい力。アラビアーナナイトだ」

 

高嶺「私は……私の想いを貫くわ!」

 

セイレーン「私には勝てない!」

 

セイレーンは縮地を発動した。

 

梨璃「縮地……!?」

 

映司「花凜姉の身体を使ってるから、エンハンス・トレースを使えるんだ……」

 

高嶺「今の私なら……!」

 

高嶺はゼノンパラドキサを発動した。

 

セイレーン「っ!?」

 

叶星「セイレーンと同じ速さ……?」

 

映司「いや、それより速い」

 

梨璃「そうなの?」

 

セイレーン「ゼノンパラドキサの速さじゃない……?」

 

高嶺「これが……」

 

高嶺は月光雷鳴剣黄雷を見つめた。

 

高嶺「私にも使えるのかしら……?」

 

セイレーン「はああああぁぁぁ!」

 

セイレーンはゼノンパラドキサと縮地を発動した。

 

高嶺「っ!」

 

高嶺は月光雷鳴剣黄雷で空間を開いた。

 

叶星「あれは……!?」

 

梨璃「闇黒剣の!?」

 

高嶺は空間の中に入り、セイレーンの背後に移動した。

 

高嶺「はああああぁぁぁ!」

 

高嶺は月光雷鳴剣黄雷を振り下ろした。

 

セイレーン「ぐっ……!」

 

千香瑠「映司君、あれって……」

 

映司「月光雷鳴剣黄雷は闇黒剣月闇と雷鳴剣黄雷を元にしてるから、未来予知はできないけど、空間移動はできる」

 

高嶺「……っ!」

 

千香瑠(何か様子がおかしい……?)

 

映司「……千香瑠姉」

 

千香瑠「どうしたの?」

 

映司「アラビアーナナイトのデメリット……分かるか?」

 

千香瑠「身体への負担……?」

 

映司「それもあるけど、一番はカリバーの力とのバランスだ」

 

千香瑠「バランス……?」

 

映司「アラビアーナナイトは、エスパーダとカリバーの力を持ったフォーム。片方の力が強くなれば、姿を保つのは難しくなる」

 

叶星「高嶺ちゃんは大丈夫なの?」

 

映司「……」

 

千香瑠「映司君、あのワンダーライドブック……完成させたあと試したの?」

 

映司「急いで完成させたから、調整はしたけど試してない」

 

梨璃「それって……」

 

映司「何が起きてもおかしくない」

 

叶星「高嶺ちゃんは知ってるの?」

 

映司「渡したの百由様だし、知ってると思う」

 

高嶺「そろそろ終わらせないとまずいわね……」

 

セイレーン「……」

 

映司「千香瑠姉……俺たちも戦うぞ」

 

千香瑠「え?」

 

映司「たかにゃん先輩のカバーもしないといけないし」

 

千香瑠「ええ」

 

「ブレイブドラゴン!」

 

映司はブレイブドラゴンワンダーライドブックを、ドライバーの右のスロットに装填した。

 

映司&千香瑠「変身!」

 

映司と千香瑠ドライバーから、聖剣を抜刀した。

 

「聖刃抜刀!」

 

「流水抜刀!」

 

「タテガミ展開!」

 

「クロスセイバー!クロスセイバー!」

 

「氷獣戦記!」

 

「クロスセイバー!」

 

高嶺「映司、千香瑠さん」

 

映司「ここからは俺たちも戦う」

 

セイレーン「ふたり増えたところで、私には勝てない!」

 

映司「花凜姉を生き返らせてくれたことは感謝してるよ……だけど、許せないことがひとつある」

 

千香瑠「映司君?」

 

映司「お前が、花凜姉の想いを踏みにじったことだ!」

 

映司はフェイズトランセンデンス、ゼノンパラドキサを発動した。

 

セイレーン「っ!?」

 

映司「はあああぁぁ!」

 

映司は刃王剣十聖刃を振り下ろした。

 

セイレーン「ぐっ……!」

 

高嶺「彼女の目的は私たちを消すことじゃないの?」

 

映司「多分、あの時の俺と同じだよ」

 

千香瑠「リリィが戦わなくていい世界……」

 

叶星「アメイジングセイレーンはその想いを利用したのね」

 

セイレーン「気づいたところでもう遅い」

 

映司「千香瑠姉、たかにゃん先輩」

 

千香瑠「ええ」

 

高嶺「終わらせましょう」

 

セイレーン「忘れたか!私の力は……!」

 

映司と高嶺はゼノンパラドキサを発動した。

 

セイレーン「その程度……!」

 

千香瑠「させません!」

 

千香瑠はタテガミ氷獣戦記ワンダーライドブックのレバーを下げて、タテガミを回転させた。

 

「大地の氷獣!」

 

千香瑠はスライドボタンを押し込んだ。

 

「タテガミ大地撃!」

 

千香瑠はタテガミブレイザーを腰まで長くさせて、水勢剣流水の剣先を地面に突き立てた。

 

セイレーン「くっ……!」

 

セイレーンの足元が凍結した。

 

映司と高嶺は聖剣を、必冊ホルダーに納刀してトリガーを引いた。

 

「刃王居合!」

 

「黄雷居合!」

 

高嶺は必冊ホルダーから、聖剣を抜刀した。

 

「刃王超一閃!」

 

「読後一閃!」

 

3人「はああああぁぁぁ!」

 

3人は聖剣から斬撃を放った。

 

セイレーン「っ!」

 

映司「……やっぱり、最大火力じゃないとダメか」

 

セイレーン「くっ……うっ……!」

 

高嶺「いいの?」

 

映司「花凜姉なら……絶対にやる」

 

千香瑠「私は映司君の指示に従うわ」

 

映司「最大火力で攻撃して、この戦いを終わらせる!」

 

高嶺「本気……なのね」

 

映司は頷いた。

 

千香瑠「やりましょう。高嶺さん」

 

セイレーン「お前たちは全員……ここで消す!」

 

セイレーンはドライバーに、無銘剣虚無を納刀してトリガーを引いた。

 

「必殺黙読!」

 

高嶺「……映司!千香瑠さん!」

 

高嶺は月光雷鳴剣黄雷をドライバーに納刀して、トリガーを引いた。

 

「必殺読破!」

 

千香瑠「私たちの力を合わせましょう!」

 

千香瑠は水勢剣流水をドライバーに納刀して、タテガミ氷獣戦記ワンダーライドブックの上のスイッチを押し込んだ。

 

「必冊凍結!」

 

映司「物語の結末は……」

 

映司は刃王剣十聖刃をドライバーに納刀して、刃王剣十聖刃のトリガーを引いた。

 

「刃王必殺読破!」

 

映司「俺たちが決める!」

千香瑠&高嶺「私たちが決める!」

 

3人は聖剣を抜刀した。

 

「月光黄雷抜刀!」

「流水抜刀!」

「聖刃抜刀!」

 

セイレーン「お前たちの物語はここで終わる!」

 

セイレーンはドライバーから、無銘剣虚無を抜刀した。

 

「抜刀……!」

 

「神獣無双斬り!」

 

「アラビアーナナイト必殺斬り!」

 

「タテガミ氷牙斬り!」

 

「刃王一冊斬り!」

 

「セイバー!」

 

セイレーン「消えろおおおぉぉ!」

 

セイレーンは斬撃を放った。

 

映司「……っ!」

 

千香瑠「私に任せて!」

 

千香瑠は水勢剣流水を地面に突き刺して、氷の障壁を生成して防いだ。

 

セイレーン「なんだと!?」

 

映司「どこ見てやがる!」

 

セイレーン「っ!」

 

映司「はああああぁぁぁ!」

 

映司は刃王剣十聖刃から星雲のようなオーラを帯びた斬撃を放った。

 

セイレーン「うわああああぁぁぁ!」

 

映司「今だ!たかにゃん先輩!」

 

周辺が三日月の月夜になった。

 

セイレーン「な、何が起きている!?」

 

高嶺「っ!」

 

高嶺はゼノンパラドキサを発動した。

 

高嶺「はああああぁぁぁ!」

 

高嶺は稲妻の如き速さで斬撃を放った。

 

セイレーン「ぐっ……うっ……まだだ……!」

 

映司「千香瑠姉!たかにゃん先輩!」

 

映司は刃王剣十聖刃をドライバーに納刀して、刃王剣十聖刃のトリガーを引いた。

 

「刃王必殺読破!」

 

千香瑠「同時に攻撃しましょう!」

 

千香瑠はタテガミ氷獣戦記ワンダーライドブックのレバーを下げて、タテガミを回転させた。

 

「百大氷獣!」

 

高嶺「ええ!」

 

高嶺はアラビアーナナイトワンダーライドブックのページを押し込んだ。

 

「アラビアーナナイト必殺読破!」

 

映司「今だ!」

 

映司は刃王剣十聖刃のトリガーを引いた。

 

「刃王一冊撃!」

 

「セイバー!」

 

千香瑠はスライドボタンを押し込んだ。

 

「タテガミ大氷獣撃!」

 

高嶺はアラビアーナナイトワンダーライドブックのページを押し込んだ。

 

「アラビアーナナイト必殺撃!」

 

3人「はああああぁぁぁ!」

 

3人は飛び蹴りを放った。

 

セイレーン「うああああぁぁぁ!」

 

セイレーンは無銘剣虚無から斬撃を放った。

 

千香瑠「……互角なの?」

 

高嶺「……違うわ」

 

映司「俺たちとセイレーンの間に、何かあるんだ……」

 

3人とセイレーンの攻撃は光によって防がれている。

 

梨璃「ワンダーライドブック……?」

 

叶星「わかるの?」

 

梨璃「光剛剣が教えてくれるんです」

 

叶星「映司君たちなら、大丈夫よ……この戦いはここで終わる」

 

梨璃「はい!」

 

セイレーン「くっ……!」

 

映司「……っ!」

 

映司はクリエーションを発動した。

 

千香瑠「映司君!?」

 

高嶺「何をする気なの……」

 

映司「どっちに転ぶか分からないけど……!」

 

セイレーン「させるか!」

 

高嶺「千香瑠さん!」

 

千香瑠「映司君に託しましょう!」

 

高嶺と千香瑠はセイレーンの攻撃を弾いた。

 

セイレーン「ふたりだけで私の攻撃を相殺した!?」

 

千香瑠「映司君!」

 

高嶺「最後のチャンスよ!」

 

映司「……はああああぁぁぁ!」

 

映司は光に手を伸ばした。

 

映司「これは……!」

 

「エモーショナルドラゴン!」

 

セイレーン「ワンダーライドブックだと……?」

 

映司「……使ってみるか」

 

映司はエモーショナルドラゴンワンダーライドブックのページを開いた。

 

「勇気!愛!誇り!3つの力を持つ神獣が、今ここに……!」

 




次回で深罪の三重奏は終わりです。



ゼロツー(魔改造)、アラビアーナナイト(捏造&魔改造)の能力も次回



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最終話 深愛の六重奏

深罪の三重奏、最終話。戦闘シーンが本編のアラビアーナナイト並にすぐ終わる。


サブタイ?思いつかなかったから、エンディングから持ってきた

六重奏は映司君、梨璃ちゃん、叶星先輩、たかにゃん先輩、千香瑠様、花凜さんの6人のことです(EDの四重奏は歌ってる4人のことだろうし)


セイレーン「うああああぁぁぁ!」

 

セイレーンはエンハンス・トレースを発動した。

 

梨璃「っ!?」

 

叶星「全部のレアスキルを……!?」

 

高嶺「暴走してる……映司!」

 

千香瑠「このままだと……花凜さんが危ないわ!」

 

映司「……わかってる。今度こそ……この手で掴んでみせる!」

 

映司はエモーショナルドラゴンワンダーライドブックのページを閉じた。

 

セイレーン「キエロオオオオォォォ!」

 

セイレーンは無銘剣虚無から斬撃を放った。

 

映司「これ以上……花凜姉の姿で暴れるな!」

 

映司はエモーショナルドラゴンワンダーライドブックをドライバーに装填した。

 

映司「っ!」

 

映司はドライバーから、火炎剣烈火を抜刀した。

 

「烈火抜刀!」

 

エモーショナルドラゴンワンダーライドブックから、3体のドラゴンが出現して、セイレーンの斬撃を相殺した。

 

叶星「ドラゴン……」

 

梨璃「クロスセイバーの時と同じ……」

 

映司「……変身!」

 

「愛情のドラゴン!勇気のドラゴン!誇り高きドラゴン!」

 

「エモーショナルドラゴン!」

 

「神獣合併!感情が溢れ出す……」

 

映司「……物語の結末は俺が決める」

 

映司はクリエーションを発動した。

 

叶星「クリエーション?」

 

千香瑠「何をする気なの?」

 

映司「……っ」

 

高嶺「……映司?」

 

映司(残りのマギを考えると、短期決戦か……)

 

セイレーン「ウアアアアアアァァァ!」

 

映司「創造と破壊のレアスキルの力……見せてやる!」

 

映司はフェイズトランセンデンス、ゼノンパラドキサ、縮地を発動した。

 

セイレーン「っ!?」

 

映司「暴走してるお前に、負けるわけがない!」

 

映司は火炎剣烈火を振り下ろし、無銘剣虚無を真っ二つに斬った。

 

セイレーン「ウアッ……!?」

 

梨璃「……聖剣を!?」

 

叶星「クリエーション……映司君はあまり使っていないから、印象にないけど……とんでもないレアスキルね」

 

千香瑠「映司君は……次の攻撃で決めるはずです」

 

映司「……この一撃で全部、終わらせる」

 

映司は火炎剣烈火をドライバーに納刀して、エモーショナルドラゴンワンダーライドブックのページを閉じた。

 

「必殺読破!」

 

映司はドライバーから、火炎剣烈火を抜刀した。

 

「烈火抜刀!」

 

「エモーショナル必殺撃!」

 

映司の背後に、赤、黒、白の3体のドラゴンが現れた。

 

映司「……ハアッ!」

 

映司は黒と白のドラゴンを、セイレーンに突撃させた。

 

セイレーン「ウアアアァァ!」

 

セイレーンはドラゴンに攻撃するが、ドラゴンは攻撃を避けて、セイレーンを拘束した。

 

映司「はあああああぁぁぁ!」

 

映司は赤のドラゴンとともに、セイレーンを貫いた。

 

セイレーン「ウアアアアアア!」

 

セイレーンの変身は強制的に解除された。

 

映司「……ハァ……ハァ……」

 

映司は変身を解いた。

 

映司「くっ……」

 

千香瑠「映司君……!」

 

映司「大丈夫……千香瑠姉、肩貸してくれるか?」

 

千香瑠「ええ」

 

花凜「うっ……私は……」

 

梨璃「花凜さん!」

 

花凜「……梨璃ちゃん?」

 

映司「……上手くいったみたいだな」

 

叶星「何をしたの?」

 

映司「エモーショナルドラゴンとクリエーションの力で、セイレーンの力を封印した」

 

叶星「封印したって……」

 

映司「花凜姉の意思で表にも出せるけど……」

 

花凜「セイレーン……っ!」

 

セイレーン「なんで……私を消さなかったの?」

 

映司「花凜姉を生き返らせたのはお前だ……お前には花凜姉を守ってもらう。それだけだ……」

 

セイレーン「……」

 

花凜「……セイレーン、改めてよろしくね」

 

梨璃「映司くん……」

 

映司「花凜姉……ワンダーライドブック」

 

花凜「……うん」

 

花凜はアメイジングセイレーンワンダーライドブックを、映司に渡した。

 

叶星「映司君……花凜さんのこと、どうする気なの?」

 

映司「花凜姉の意思ではあるけど、百合ヶ丘に入ってもらうか、神庭に行ってもらおうかなって」

 

叶星「神庭に?」

 

映司「たかにゃん先輩の訓練相手に、ちょうどいいと思うし」

 

高嶺「その花凜さんは、変身できないのよ?」

 

映司「でも、しばらくは百合ヶ丘で生活してもらうよ」

 

映司は闇黒剣月闇で見た未来を黙っておくことした。

 

花凜「映司……」

 

映司「梨璃、壊れた無銘剣を回収してくれ」

 

梨璃「うん!」

 

映司(最悪、闇黒剣でも渡せばいいか)

 

6人は百合ヶ丘に戻った。

 

楓「しばらくここに住む……ですって?」

 

映司「ああ、生徒会と理事長代行には許可は貰ってる」

 

神琳「部屋はどうするんですか?」

 

映司「俺がこの部屋で寝るから、大丈夫……やることあるから、工廠科に行くけど」

 

ミリアム「工廠科に?」

 

映司「俺が壊した、無銘剣とアメイジングセイレーンについてな」

 

ミリアム「わしも行ってもいいか?」

 

映司「……そうだな。ぐろっぴも来い」

 

ミリアム「その名前で呼ぶな!」

 

映司とミリアムは工廠科へ向かった。

 

花凜「……」

 

雨嘉「梨璃」

 

梨璃「どうしたの?」

 

雨嘉「映司のお姉さんって……」

 

梨璃「花凜さんはお姉様と同じ学年だよ?」

 

花凜「映司……頑張ってるんだね」

 

工廠科

 

百由「まさか、クリエーションで無銘剣を真っ二つにするなんてね」

 

映司「やれるかは半信半疑だったけどな」

 

ミリアム「わしは何を?」

 

映司「百由様と一緒に無銘剣の修復だな」

 

百由「映司は?」

 

映司「俺はこっち」

 

映司はアメイジングセイレーンワンダーライドブックを見せた。

 

百由「修復したら、花凜さんに?」

 

映司「いや、別の人に……闇黒剣の未来予知は当たるから……」

 

ミリアム「闇黒剣……いつか調べてみたいのう」

 

映司「渡すタイミングが違うだけで、いつ渡しても変わらないと思うし、そのうち渡しに行ってくる」

 

一柳隊 控室

 

結梨「くんくんくんくん」

 

結梨は花凜の匂いを嗅いだ。

 

花凜「あら?梨璃ちゃんこの子は?」

 

梅「映司と梨璃の愛の結晶だな」

 

梨璃「梅様!?」

 

結梨「梨璃、この人、映司と同じ匂いがする……それに、嬉しいって匂いが強い」

 

花凜「ふふっ。よく分かったわね……えらいえらい」

 

花凜は結梨の頭を撫でる。

 

梨璃「結梨ちゃん!」

 

映司「……なんだこれ」

 

叶星「今は結梨ちゃんについての説明をしてるのよ」

 

映司「なるほど……」

 

高嶺「何か分かったの?」

 

映司は首を振った。

 

映司「アメイジングセイレーンは、エモーショナルドラゴンとクリエーションで封印したから、普通のワンダーライドブックになったってことくらい。無銘剣は修復するのに数週間はかかる。無銘剣の修復が終わらないことにはなんとも言えないな」

 

千香瑠「映司君……」

 

映司「そうだ。3人とも……ありがとう」

 

叶星「ライダーは助け合い……なんでしょ?」

 

映司「俺はともかく、叶星たちはリリィのほうが本業だろ」

 

高嶺「私たちはリリィで、仮面ライダーよ」

 

千香瑠「そして、学生でもあるわ」

 

映司「千香瑠姉たちと学年は同じだから、花凜姉と仲良くしてやってくれ」

 

数時間後

 

梨璃「……映司くん」

 

映司「梨璃?」

 

梨璃「紫のメダルのことだけど……」

 

映司「……頼りたくなかったけど、あの人に聞いてみるか……」

 

梨璃「あの人……?」

 

花凜「鴻上さんね」

 

梨璃「え?花凜さん!?」

 

映司は頷いた。

 

映司「メダルのことなら、あの人が詳しい」

 

映司たちは大きな戦いの始まりへと踏み出すことになる……

 




花凜さんの変身するライダーは、リバイスから持って来るか、カリバーになると思う(きっと前者)


魔改造ゼロツーと捏造と魔改造のアラビアーナナイトの能力(なんかチートにしすぎたけど、ヒュージも強くしてるし、ゴーダも魔改造するからいいやってなった)

ゼロツー(魔改造)

滅亡迅雷への対策として、映司と百由の技術を全て詰め込んだ。
スペックは2倍。
ゼアの予測も兆から、あらゆる可能性までレベルアップしている。
プログライズホッパーブレード、ショットライザー、アタッシュウェポン、サウザンドジャッカー、CHARMを呼び出せる。

800年前の王なら平気で倒せる。

不完全な状態で使うと、普段のゼロツー程度である。


アラビアーナナイト(魔改造&捏造)

映司が月光雷鳴剣黄雷で変身するために、百由と一緒に開発したワンダーライドブック。
映司と百由が高嶺の戦闘スタイルを、解析して開発されているため、身体への負担はゴールデンアランジーナよりかかる。
映司のマギが込められているため、高嶺のマギが切れそうになると供給される。
映司がトレースしたゼノンパラドキサが発動可能。


月光雷鳴剣黄雷(魔改造)

映司が雷鳴剣黄雷と闇黒剣月闇の力を合わせた聖剣。
闇黒剣月闇の空間移動が使用可能。






ということで滅亡迅雷編に戻ります。


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過去編(甲州撤退戦)
第1話 忠告


多分、3話くらいで終わる予定です。


サブタイが忠告だけど忠告はしてない。


夢結「梨璃、貴方に聞きたいことがあるの。」

 

梨璃「はい、なんですか?」

 

夢結「……映司が私を止める時に、言った『俺も1年前に似たようなことをしたって』あれはどういうことなの?」

 

梨璃「……っ!」

 

神琳「そんなこと言ってましたね。」

 

梅「プトティラは今は制御できるって言ってたな。」

 

結梨「映司の匂いと関係があるの?」

 

梨璃「映司くんが、叶星様に呼ばれた理由がそのことなら、皆が集まったら話します。」

 

映司は叶星に呼ばれて神庭女子藝術高校に行っているため、この場に映司はいない。

 

叶星「映司君、教えてほしいことがあるの。」

 

映司「答えられる範囲なら。」

 

高嶺「私のことを知っていて、貴方のことを教えないの?」

 

叶星「高嶺ちゃん……。」

 

映司「その答えは……甲州撤退戦の話になる。」

 

叶星&高嶺「っ!」

 

そして梨璃も……

 

梨璃「お姉様、ごめんなさい。」

 

夢結「……?」

 

梨璃「1年前……甲州撤退戦。」

 

一柳隊「っ!」

 

夢結「美鈴……お姉様……。」

 

二水「待ってください!」

 

梨璃「二水ちゃん?」

 

二水「映司さんは1年以上前からヒュージと戦ってたんですか!?」

 

梨璃は頷いた。

 

高嶺「貴方、1年以上前からヒュージと……。」

 

映司「ああ。」

 

神庭でも同じことを言われていた。

 

梨璃「映司くんは、1年前の時点ではプトティラコンボを制御できてなかったんです。」

 

雨嘉「でも……今は制御してる。」

 

梨璃「そして、スーパータトバ以外のコアメダルは6枚ずつありました。」

 

鶴紗「映司が持ってるのは、3枚ずつしか無かったよな?」

 

楓「甲州撤退戦で失ったということですか?」

 

梨璃「うん。」

 

神庭では……

 

叶星「プトティラコンボって紫の……?」

 

映司「ルナティックトランサーと同じで暴走の可能性があるコンボ。」

 

高嶺「暴走……。」

 

映司「あの時の俺はプトティラを制御できていない。」

 

高嶺「甲州撤退戦で、使ったのね。」

 

映司「ああ、そしてコアメダルも失っている。」

 

叶星「でも、今も無いわよね?」

 

映司「スーパータトバ以外のメダルは6枚ずつあったんだ。」

 

叶星「甲州撤退戦で3枚ずつ失った……。」

 

高嶺「プトティラも6枚あったの?」

 

映司「ああ、はっきり言えば助かったのは間違いない。」

 

叶星「どういう……?」

 

映司「下手したら、俺もヒュージと同じになってたかもな……。」

 

叶星&高嶺「……?」

 

梨璃「映司くんは、あのままプトティラのメダルを6枚入れてたら……。」

 

一柳隊「……?」

 

映司「そして、俺は……。」

 

梨璃「そして、映司くんは……。」

 

映司&梨璃「……メダルとは別に失ったものがある。」

 

映司と梨璃は甲州撤退戦の話を始めた。

 

 




タイトル詐欺なサブタイしてる上に、甲州撤退戦の話が次回からという。


コアメダルは最初6枚ありました。残りの3枚はどこだって?飛電或人がいるんだから、火野映司がいてもおかしくないでしょ?


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第2話 POWER to TEARER

わんだほーい……じゃなかった、友達がプリミティブドラゴンのライドブックくれたんで、エレメンタルのライドブック買わなきゃいけないなぁって思ってる。

えー……第2話、どうぞ。


映司「ヒュージ……。」

 

映司はオーズドライバーを巻いて、タカ、トラ、バッタのメダルをドライバーのスロットにセットし、腰に付いているオースキャナーを取り、ドライバーを傾かせスキャンした。

 

映司「変身!」

 

「タカ!」「トラ!」「バッタ!」

「タ・ト・バ、タトバ、タ・ト・バ!」

 

映司「リリィ?」

 

???「貴方は?」

 

映司「松原映司、仮面ライダーオーズ。」

 

千香瑠「芹沢千香瑠です。」

 

映司「援護お願いしても?」

 

千香瑠「任せて。」

 

映司はメダジャリバーにセルメダルを3枚入れた。

 

映司「ハァ!」

 

映司はメダジャリバーでヒュージを2体撃破した。

 

千香瑠「させないわ。」

 

千香瑠はCHARMから弾丸を放ち、ヒュージを撃破した。

 

千香瑠「この調子で次に……」

 

『……大丈夫!?』

 

遠くの方から安否確認の声が聞こえた。

 

映司&千香瑠「っ!?」

 

千香瑠「映司君!」

 

映司「わかってます!」

 

映司はオースキャナーでメダジャリバーをスキャンした。

 

「トリプルスキャニングチャージ!」

 

映司「セイヤー!」

 

映司はメダジャリバーから、広範囲の斬撃を放ち、射線上にいるヒュージ達を空間ごと全て真一文字に切り裂いた。

 

千香瑠「空間を……!?」

 

切り裂かれた空間はすぐに戻った。

 

千香瑠「戻った……。」

 

映司と千香瑠は声の聞こえた方へ向かった。

 

映司「間に合わなかったのか……?」

 

千香瑠「映司君……?」

 

映司の前には1人の男性が血だらけで倒れていた。

 

映司「まさか……!」

 

千香瑠は映司の腕を掴んだ。

 

千香瑠「……もう……手遅れよ……映司君。」

 

映司「……あの声はこの人じゃない……。」

 

千香瑠「それって……。」

 

映司「まだいる……。」

 

???「……映司?」

 

映司&千香瑠「っ!?」

 

映司「母さん、花凜姉……。」

 

千香瑠「あの……。」

 

佳織里「ごめんなさい……私は松原佳織里、映司の母です。」

 

花凜「私は松原花凜、映司の姉です。」

 

千香瑠「私は芹沢千香瑠と言います。」

 

佳織里「千香瑠さんはリリィなの?」

 

千香瑠「はい、甲斐聖山のリリィです。」

 

映司達を囲むようにヒュージが現れた。

 

映司「ヒュージ!」

 

千香瑠「囲まれてるわ!」

 

映司「千香瑠さん、下に向けて撃ってくれませんか?」

 

千香瑠「わかったわ。」

 

千香瑠はCHARMから弾丸を地面に向けて放った。

 

映司「変身!」

 

「タカ!」「クジャク!」「コンドル!」

「タ~ジャ~ドル~!」

 

映司「3人とも、掴まれ!」

 

4人はヒュージのいない場所へ。

 

映司「2人とも、この先に保護されてるはずの梨璃達がいるはずだ。」

 

佳織里「私達はそこへ向かうわね。行きましょう、花凜。」

 

映司「千香瑠さん、2人のことお願いしてもいいですか?」

 

千香瑠「ええ、任せて。」

 

映司はクジャクの光翼を展開した。

 

映司「ここから先は、通行止めだ!」

 

映司は光翼をヒュージ達に飛ばした。

 

映司「この辺りはもういないのか?」

 

少し離れた場所で、弾丸が放たれた。

 

映司「あれは……千香瑠さんの……!」

 

映司はオーズドライバーにライオン、トラ、チーターのメダルをセットし、腰に付いているオースキャナーを取り、ドライバーを傾かせスキャンした。

 

「ライオン!」「トラ!」「チーター」

「ラタラタ~ラトラーター!」

 

映司は千香瑠の元へ向かった。

 

千香瑠「ヒュージが多い!」

 

佳織里「千香瑠さん……貴方は逃げて……。」

 

佳織里はヒュージの攻撃に巻き込まれ、千香瑠と共にヒュージに足止めされていた。

 

千香瑠「そんなことできません!」

 

映司「……っ!?」

 

千香瑠「映司君……!」

 

映司「これは……?」

 

千香瑠「ヒュージの攻撃に……ごめんなさい。」

 

映司「……花凜姉は?」

 

佳織里「花凜は……。」

 

佳織里が話していると、ヒュージが現れた。

 

映司「千香瑠さん、母さんのことをお願いします……。」

 

千香瑠「映司君、この量のヒュージと1人で戦うの?」

 

映司は何も答えずヒュージと戦い始めた。

 

佳織里「千香瑠さん……。」

 

千香瑠「っ!?」

 

佳織里「映司のこと……よろしく……お願い……しますね……。」

 

千香瑠「……っ。」

 

千香瑠は佳織里の脈を確かめた。

 

千香瑠「……はい、お任せください……。」

 

千香瑠はヒュージに向けて弾丸を放った。

 

映司「千香瑠さん……っ!」

 

映司は千香瑠が弾丸を放った意味を理解するのは簡単だった。

 

映司「うあああああああぁぁぁぁ!」

 

映司が叫ぶとオーズの目が一瞬だけ紫になり、体内からプテラ、トリケラ、ティラノのメダルが出現した。

 

千香瑠「映司君からメダルが……。」

 

映司は出現したメダルを掴み、オーズドライバーにセットすると、ドライバーが勝手に傾き、オースキャナーも勝手に動き、スキャンした。

 

「プテラ!」「トリケラ!」「ティラノ!」

「プ・ト・ティラーノ、ザウルース!」

 

映司「ウオオオオオオォォォォ!」

 

映司は咆哮を上げた。

 

千香瑠「暴走……してるの?」

 

千香瑠はCHARMを構えたが、映司は千香瑠に見向きもせず、エクスターナルフィンを展開させ飛んだ。

 

千香瑠「何を……。」

 

千香瑠は映司が飛んだ方を見ていた。

 

映司「……っ!」

 

オーズの目が一瞬、紫になり各コンボのコアメダルが集まり、メダガブリューに全てセットした。

 

「ガブッ!」

 

映司はメダガブリューのクランチガルバイダーからセットしたコアメダルに一気に圧力を掛けた。

 

「ゴックン!」

 

映司はメダガブリューのモードをバズーカモードにした。

 

「プ・ト・ティラーノ・ヒッサ~ツ!」

 

映司はコアメダルのエネルギーを凝縮した強力な破壊光線を放った。

 

千香瑠「あれは……!」

 

映司が放った破壊光線により、山梨の一部が消滅した。

 

千香瑠「っ!?」

 

映司はヒュージを見つけ飛んでいった。

 

千香瑠「映司君……。」

 

千香瑠は映司が飛んでいった方を見ていた。

 

 




映司君は千香瑠様と面識がありますが、映司君はあまり覚えてません。

映司君がコアメダルを、3枚ずつ失った理由は山梨の一部を消滅させたからです。



映司君の母と姉の名前は、前田佳織里さんと礒部花凜さんとは一切関係ありません。パクってません(大嘘)


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最終話 破壊者を守護者に変える

ちゃっかり2話のサブタイトルを変えました。

これが過去編の最終話です。


美鈴「今のは……?」

 

美鈴はヒュージと戦いながら映司が放った光線を見ていた。

 

映司「……。」

 

美鈴「君は……?」

 

映司は美鈴に襲いかかった。

 

美鈴「っ!」

 

美鈴はCHARMで映司の攻撃を防いだ。

 

美鈴「暴走しているのか!」

 

美鈴はヒュージを見つけた。

 

美鈴「もし、敵と味方の判別がつかないなら!」

 

美鈴はヒュージの目の前に立ち、映司はオースキャナーでドライバーをスキャンした。

 

「スキャニングチャージ!」

 

映司は美鈴に向けてワインドスティンガーを放った。

 

美鈴「っ!」

 

美鈴は避けて、ワインドスティンガーはヒュージに直撃した。

 

映司「っ!」

 

エクスターナルフィンを展開させ、冷気を放って瞬時にヒュージを凍結させ、続けざまにテイルディバイダーを変化させた尾を叩きつけ、ヒュージを粉々に砕いた。

 

夢結「大丈夫ですか?」

 

夢結は映司に向けてCHARMを構えた。

 

美鈴「大丈夫だよ。ありがとう、夢結。」

 

美鈴は夢結に向けて【ラプラス】を発動し、夢結の記憶を操作し、オーズの記憶を消した。

 

映司「……。」

 

映司はエクスターナルフィンを展開し、別の場所へ飛んでいった。

 

花凜「っ!」

 

花凜は逃げてきた道を戻った。

 

梨璃「花凜さん!?」

 

花凜「梨璃ちゃんは、早く逃げて!」

 

映司「ウオオオオオオォォォォォ!」

 

映司は衝動のままにヒュージを撃破していた。

 

花凜「映司!」

 

映司「……。」

 

花凜「……これが貴方の誰かを護るってことなの!?」

 

映司「ウオオオオオオオオォォォォォォ!」

 

映司は花凜にメダガブリューを振り下ろした。

 

花凜「……っ!」

 

映司は花凜に当たる直前で手を止めた。

 

映司「う……あ……ぐっ……!」

 

映司の変身は強制的に解除された。

 

花凜「映司!」

 

花凜は映司を抱きとめた。

 

映司「花凜……姉……。」

 

トリケラ、ティラノのメダルは映司の変身解除と同時に砕けたが、プテラのメダルは半分に割れ、花凜はプテラのメダルを拾った。

 

花凜「早く逃げ……っ!」

 

映司「っ!?」

 

花凜はヒュージの触手に貫かれた。

 

映司「花凜姉!?」

 

千香瑠「……っ!」

 

千香瑠はCHARMでヒュージに攻撃するが、ヒュージはその攻撃を避け姿を消した。

 

花凜「ごめんね……映司……私……一緒に……いられないや……。」

 

映司「あぁ……あぁぁぁぁ!」

 

千香瑠「映司君……。」

 

映司「千香瑠……さん……?なんでここに……。」

 

千香瑠「ヒュージを追ってたのよ。」

 

映司「……。」

 

千香瑠は映司を抱きしめた。

 

千香瑠「今は私しかいないから、泣いていいのよ。」

 

映司「……うあああああああぁぁぁぁ!」

 

映司は声を上げて泣いた。

 

梨璃「花凜さーん!映司くーん!」

 

梨璃は映司と花凜を探しに花凜の後を追っていた。

 

千香瑠「あら?」

 

千香瑠は泣き疲れて寝てしまった映司に膝枕をしていた。

 

梨璃「映司くん?」

 

千香瑠「ねぇ、貴方は映司君のお友達?」

 

梨璃「え?あ、はい!」

 

千香瑠「じゃあ、映司君のことお願いしてもいい?」

 

梨璃「は、はい!任せてください!」

 

千香瑠「映司君、お友達が迎えに来たわよ。」

 

映司「ん……はい……。」

 

梨璃「……?」

 

映司「あの、千香瑠さん。」

 

千香瑠「……どうしたの?」

 

映司「ありがとうございました。」

 

千香瑠「ええ、この辺りのヒュージは一掃されてるけど、気をつけてね。」

 

映司「はい。」

 

梨璃「行こ?映司くん。」

 

映司「……ああ。」

 

映司と梨璃は避難場所へ向かった。

 

梨璃「これが、映司くん自身がラプラスで封印していた過去です。」

 

一柳隊「……。」

 

二水「でも、プトティラを制御できたのはどうして?」

 

梨璃「映司くんは、1年くらい私の前から姿を消してたから、その時に何かあったって思ってるよ。」

 

二水「なるほど……。」

 

夢結「私は映司と会ってたのね……。」

 

梅「カリスマの上位スキル、ラプラスか……。」

 

楓「梨璃さんと映司さんが千香瑠様と面識があったことに驚きですわ……。」

 

梨璃「でも、あんまり覚えてないんだよね……。」

 

神庭では……

 

映司「えっと……どうして抱きついて……?」

 

映司は叶星と高嶺に抱きつかれていた。

 

叶星「……。」

 

高嶺「……。」

 

映司「あの……。」

 

叶星「今は黙って受け入れてくれるかしら?」

 

映司「あ、はい。」

 

数十分後……

 

高嶺「もう1ついいかしら?」

 

映司「ああ。」

 

高嶺「プトティラコンボをどうやって制御したのかしら?」

 

映司「俺にもわかんない……。」

 

叶星「もしかしたら、そのプテラのメダルが制御してるとか?」

 

映司「これが……。」

 

映司は半分に割れたプテラのメダルを取り出した。

 

高嶺「そのメダルが、破壊者を守護者に変えたってことかしら?」

 

映司「たまに勝手に出てきて変身させられるけど、制御はできてるとは思う。」

 

叶星「自由なのね……。」

 

高嶺「映司と気が合ってると思うわよ?」

 

叶星「そうね。」

 

警報が鳴った。

 

3人「っ!」

 

映司「叶星先輩、たかにゃん先輩。」

 

叶星「ええ!」

 

高嶺「行きましょう。」

 

3人はヒュージの出現場所へ向かった。

 

姫歌「叶星様!高嶺様!」

 

灯莉「あれー?映司もいるー☆」

 

紅巴「映司さんはどうしてここに?」

 

映司「叶星先輩とたかにゃん先輩に呼ばれて。」

 

映司は鷹の目を発動した。

 

映司「っ!」

 

叶星「映司君?」

 

映司「見つけた……。」

 

高嶺「まさか……。」

 

映司はオーズドライバーを巻いた。

 

姫歌「映司のマギが……。」

 

紅巴「どういうことですか……?」

 

映司「っ!」

 

映司の目が一瞬だけ紫になり、体内からプテラ、トリケラ、ティラノのメダルが出現した。

 

叶星「皆、下がって!」

 

映司は出現したメダルを掴み、オーズドライバーにセットすると、ドライバーを傾かせ、オースキャナーでスキャンした。

 

映司「変身!」

 

「プテラ!」「トリケラ!」「ティラノ!」

「プ・ト・ティラーノ、ザウルース!」

 

映司「ウオオオオオオォォォォ!」

 

映司は冷気を放ち、咆哮を上げた。

 

紅巴「冷気で周りのヒュージが凍った……?」

 

姫歌「しかも、咆哮だけでほとんどのヒュージが……。」

 

冷気で凍ったヒュージは映司の咆哮により跡形もなく砕けた。

 

叶星「映司君!」

 

映司「……大丈夫、暴走はしてない。」

 

叶星「よかった……。」

 

映司「でも、あのヒュージは俺が倒す!」

 

映司は花凜を殺したヒュージに向かっていった。

 

叶星「映司君!」

 

灯莉「なんか、いつもの映司じゃないみたい……。」

 

映司はヒュージの触手を避け、メダガブリューで触手を破壊したが、触手は再生した。

 

映司「っ!再生持ちか。」

 

ヒュージは映司から狙いをグラン・エプレに変更して、触手を5本に増やした。

 

映司「まさか!?」

 

ヒュージはグラン・エプレに向けて触手を放った。

 

映司「っ!」

 

映司はゼノンパラドキサ、縮地、フェイズトランセンデスを発動した。

 

映司「させるか!」

 

映司は触手を4本破壊した。

 

映司「間に合わない……!」

 

高嶺「叶星!」

 

叶星「っ!?」

 

映司は叶星の前に立った。

 

映司「ぐっ……!」

 

叶星「映司君!?」

 

映司「これ以上、俺の大切なものを失ってたまるか……!」

 

叶星「映司君……。」

 

映司「アレをやるしかないか。」

 

映司はルナティックトランサーとブレイブを発動した。

 

紅巴「レアスキル5つの併用……!?」

 

映司はヘリオスフィアも発動した。

 

姫歌「6つ目のレアスキル!?」

 

映司はメダガブリューにセルメダルをセットして、クランチガルバイダーからセットしたセルメダルに圧力を掛けた。

 

「ゴックン!」

 

映司はクランチガルバイダーを戻した。

 

「タトバ!」

 

タトバのコンボソングが流れた。

 

映司「セイヤー!」

 

映司はメダガブリューを振り下ろした。

 

叶星「映司君!まだ、ヒュージは動いているわ!」

 

映司はメダガブリューにセルメダルをセットして、クランチガルバイダーからセットしたセルメダルに圧力を掛けた。

 

「ゴックン!」

 

映司はクランチガルバイダーを戻した。

 

「ガタキリバ!」

 

映司はメダガブリューを振り下ろした。

 

紅巴「映司さん!まだ動いてます!」

 

姫歌「あのヒュージどんな耐久してるのよ!?」

 

高嶺「でも、弱っているのは間違いないわ。」

 

映司「何度でも、やるだけだ!」

 

映司はメダガブリューにセルメダルをセットして、クランチガルバイダーからセットしたセルメダルに圧力を掛けた。

 

「ゴックン!」

 

映司はクランチガルバイダーを戻した。

 

「ラトラーター!」

 

「サゴーゾ!」

 

「シャウタ!」

 

映司はそれぞれのコンボで、メダガブリューをヒュージに振り下ろした。

 

映司「これで終わらせる!」

 

映司はヒュージの近くに移動し、自分の足とヒュージの足を凍らせた。

 

映司「お前はここで俺が倒す!」

 

映司はメダガブリューにセルメダルを4枚セットした。

 

「ガブッ!ガブッ!ガブッ!ガブッ!」

 

映司はメダガブリューのクランチガルバイダーからセットしたセルメダルに圧力を掛けた。

 

「ゴックン!」

 

映司はメダガブリューのモードをバズーカモードにした。

 

「プ・ト・ティラーノ・ヒッサ~ツ!」

 

映司「セイヤァァァー!」

 

映司はセルメダルのエネルギーを凝縮した強力な破壊光線をヒュージに向けて放った。

 

映司「ハァ……ハァ……。」

 

叶星「映司君?」

 

映司はそのまま気を失い倒れた。

 

グラン・エプレ「っ!?」

 

姫歌「おふたりは映司に何があったか知ってるんですか?」

 

叶星「ええ……。」

 

高嶺「私達からは話せないわ。」

 

叶星は映司に膝枕をしている。

 

叶星「映司君……。」

 

姫歌「灯莉、残ってるヒュージを倒すわよ!」

 

灯莉「うん!定盛☆」

 

灯莉と姫歌は残っているヒュージと戦い始めた。

 

数十分後……。

 

映司「う……あれ?」

 

高嶺「起きたのね。」

 

映司「たかにゃん先輩、怪我してないか?」

 

高嶺「皆、無事よ。」

 

映司「そっか……よかった。」

 

叶星「よくないわよ……。」

 

高嶺「叶星?」

 

映司「……。」

 

叶星「私達を守るのは構わない……でも少しは自分のことも大事にしてよ!」

 

映司「大丈夫……自分のことは……。」

 

叶星「大丈夫じゃない!映司君、自分が誰かを助けられるなら自分がどうなってもいいの!?」

 

映司「ありがとう。でも……ごめん、叶星先輩。」

 

映司はプトティラコンボに変身し、灯莉と姫歌と一緒にヒュージと戦い始めた。

 

高嶺「叶星……貴方の……いや、私達の望んだ通りに戦うのよ……映司は。」

 

叶星「どうして!?私、映司君に戦ってだなんて!?」

 

高嶺「ヒュージがいる限りリリィは戦わないといけない……けど、映司が戦うのは嫌だ。私も同じよ。皆、勝手な望みを言うのよ。きっと、映司は自分がどうなろうと、それを全部引き受けているのよ。そして、そんなことができる人間だけがきっと……。」

 

紅巴「仮面ライダー……。」

 

高嶺「だから、梨璃さん達みたいに、私達も映司に手を差し伸べることしかできないのよ。」

 

映司「灯莉、定盛!一気に終わらせるぞ!」

 

姫歌「わかったわ!」

 

灯莉「おっけー☆」

 

映司はメダガブリューにセルメダルをセットした。

 

「ガブッ!」

 

映司はメダガブリューのクランチガルバイダーからセットしたセルメダルに圧力を掛けた。

 

「ゴックン!」

 

映司はメダガブリューのモードをバズーカモードにした。

 

「プ・ト・ティラーノ・ヒッサ~ツ!」

 

映司「セイヤァー!」

 

映司は天の秤目を発動して、セルメダルのエネルギーを凝縮した強力な破壊光線をヒュージ達に放った。

 

映司「じゃあ、俺は帰る。」

 

叶星「……ええ、急に呼び出してごめんね?」

 

映司「大丈夫。」

 

叶星「映司君……私達はいつでも貴方に手を差し伸べるから……。」

 

映司「っ!ああ、ありがとう。」

 

高嶺「いつでも来ていいわ。」

 

映司「ああ。」

 

映司は百合ヶ丘に戻った。

 

映司「そうだ、千香瑠様に連絡しよう。」

 

映司は百合ヶ丘に戻る前に千香瑠に連絡した。

 

千香瑠『映司君、珍しいわね?』

 

映司「あの時のお礼を改めてと思って。」

 

千香瑠『……!そう、気にしなくていいのよ?』

 

映司「それでも、ありがとう。」

 

映司は電話を切った。

 

映司「これで、俺も前に進めるのかな……。」

 

映司は制服のポケットに、割れたプテラのメダルを入れた。

 




これで、映司君の過去編は終了です。

んー、やっぱり叶星先輩とたかにゃん先輩ヒロインしてますねこれ。

エイプリルフールは……新約カエーデ・J・伝説でいいですかね?夢結様が魔王シラーイじゃなくなるし、エイプリルフール過ぎるけど。


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戦姫絶唱
第1話 四大元素VS四大元素


シンフォギアコラボ1話です。

ガチャはキャロル以外は引けた(プレイアブルだけは交換した)

正月ガチャは神琳以外出た


映司「変身!」

 

「エ・レ・メ・ン・タル!ドラゴーン!!」

 

映司「月闇の予知にしては、やばそうなのは出てこないな……」

 

映司は火炎剣烈火を必冊ホルダーに納刀して、トリガーを引いた。

 

「烈火居合!」

 

映司は必冊ホルダーから、火炎剣烈火を抜刀した。

 

「読後一閃!」

 

映司「これでラスト!」

 

映司は火炎剣烈火を振り下ろした。

 

映司「……誰だ」

 

???「オレのことに気づくとはな」

 

映司「この世界の人間じゃないな……?」

 

???「オレの名前はキャロル・マールス・ディーンハイム」

 

映司(ミリアムみたいに長い名前してんな)

 

映司は面倒なことに足を踏み入れたことを確信する。

 

映司「この世界に来た理由を話してもらおうか」

 

映司はキャロルに火炎剣烈火を向けた。

 

キャロル「オレも聞きたいことがあるからな」

 

キャロルはダウルダブラを纏った。

 

キャロル「っ!」

 

映司「四大元素……!?」

 

映司は元素の状態になり、キャロルの攻撃を回避した。

 

キャロル「貴様も使えるのか」

 

映司「貴様じゃない、松原映司だ」

 

キャロル「オレに勝てたら、呼んでやる」

 

映司「なら、これについてこれるか?」

 

映司は縮地を発動した。

 

キャロル「っ!」

 

映司は火炎剣烈火に水を纏わせ振り下ろした。

 

キャロル「くっ!」

 

キャロルはシールドを展開して防いだ。

 

映司「次は全部使うぞ」

 

キャロル「オレに歌わせたこと、後悔させてやる!」

 

映司はドライバーに装填されている、プリミティブドラゴンワンダーライドブックを押し込んだ。

 

「必殺読破マシマシ!」

 

映司はドライバーから、火炎剣烈火を抜刀した。

 

「烈火抜刀!」

 

映司「森羅万象斬!」

 

「エレメンタル合冊斬り!」

 

映司「はあああああぁぁぁぁ!」

 

キャロル「高くつくぞ?オレの歌はぁぁぁ!」

 

映司とキャロルは互いに全力で攻撃を放った。

 

梨璃「お姉様!今の音!」

 

夢結「ええ、映司の攻撃よね」

 

???「キャロルちゃんの攻撃もあったよ!」

 

夢結「行ってみましょう」

 

梨璃たちは倒れている映司とキャロルを見つけた。

 

梨璃「映司くん!?」

 

夢結「気を失ってるみたいね……」

 

???「キャロルちゃん!キャロルちゃん!」

 

キャロル「やかましいぞ!立花響!」

 

響「よかったー!キャロルちゃん!」

 

響はキャロルに抱きついた。

 

キャロル「抱きつくな!」

 

映司「全力でやりすぎた……」

 

夢結「何があったのか教えてもらえるかしら?」

 

映司「キャロルと全力で戦ってた」

 

夢結「お客様相手に何をしているのよ……」

 

映司「それで、キャロルに抱きついてるやつは?」

 

響「私は立花響!キャロルちゃんと同じところから来たんだ!」

 

映司「別世界の人間か……来た理由を説明してくれるとありがたいんだけど」

 

梨璃「戻りながら説明するよ」

 




キャロルがダウルダブラ纏ってるし、五線譜じゃなくてスフォルツァンド歌ってるわ……この小説ではダウルダブラで考えてください


アリーナのPERFECT SYMPHONYキャロルは交換した



変更したからこそ言うけど、ヒロインに関してはグラン・エプレにした方が話は早そう


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歴戦乙女のアンサンブル
第1話 ゼロツーVSMOYU2


くじ引いたらA賞のクロスセイバー当たったけど、エスパーダあるからC賞の方が欲しかったなぁ……


千香瑠様のメモリア引いたから、歴戦乙女のアンサンブル1話スタートです


梨璃にゼロツーの戦い方を見たいと言われた映司は百由の作った、戦闘プログラムMOYU2と戦うことになった。

 

百由「位置について、よーい!ファイッ!」

 

「ゼロツージャンプ!」

 

映司「変身!」

 

映司はゼロツープログライズキーをドライバーに装填した。

 

「ゼロツーライズ!」

 

「仮面ライダーゼロツー!」

 

「It's never over.」

 

映司「……」

 

映司はフェイズトランセンデスと縮地、ゼノンパラドキサを発動した。

 

百由「え!?」

 

夢結「久しぶりに見たわね」

 

依奈「あれが彼のレアスキル、エンハンス・トレース……」

 

映司「はああああぁぁぁ!」

 

映司はMOYU2に全力でパンチをした。

 

百由「ああああああああ!?」

 

MOYU2は爆発四散した。

 

梨璃「ゼロツーでの戦い方を見せてとは言ったけど……」

 

梅「梨璃には無理だぞ?」

 

映司「戦い方を見せろとしか言われてないからな」

 

そして、ヘルヴォルと合同訓練をすることになった。

 

映司「千香瑠姉。今日はよろしくな」

 

千香瑠「ええ、よろしくね」

 

映司「……千香瑠姉。俺と訓練してくれないか?」

 

千香瑠「私と?」

 

映司「前の決着をつけたいんだ」

 

千香瑠「ええ、いいわよ?」

 

雨嘉「いいんだ……」

 

千香瑠「私が勝ったら、私のお願いを聞いてくれる?」

 

映司「ああ、もちろん」

 

一葉「まずはエレンスゲの施設をご案内いたします!どうぞ、皆様こちらへ!」

 

二水「エレンスゲと言えば、親ゲヘナ以外のガーデンとの交流がほとんどなかったはず――これはいい記事が書けそうです!」

 

瑤「千香瑠、私たちも――」

 

瑤は千香瑠に声をかけようとするが……

 

依奈「千香瑠、お久しぶりね」

 

依奈が千香瑠に声をかけた。

 

千香瑠「……隊長……」

 

依奈「ふふ……まだその呼び方で呼んでくれるのね?もう一年前の話よ?」

 

千香瑠「私にとっては、隊長は隊長ですから……」

 

瑤「……隊長?」

 

依奈「今日、私がここに来た一番の目的はね、貴方に会うためよ」

 

千香瑠「私に、ですか?」

 

依奈「節目の時期にまた正式なオファーが来るとは思うけど……千香瑠、二度目のお誘いよ。百合ヶ丘に来る気はない?」

 

千香瑠「え!?」

 

依奈「エレンスゲが所有する貴方のデータは、閲覧できる範囲で確認してるわ。言いたいことは以前と同じよ……エレンスゲでは、貴方の力を活かせない。貴方の苦しみが救われることもないでしょう。百合ヶ丘はスタッフも生徒も、リリィひとりひとりを大切にしてる。サポート体制も整ってるわ。なにより……私が、貴方と一緒にいたいの」

 

千香瑠「隊長……」

 

依奈「時間はあるわ。先のことだもの。でも、考えておいてくれると嬉しい。この話は、またあとでね」

 

千香瑠「はい……」

 

瑤「…………千香瑠」

 

映司「……瑤様」

 

瑤「映司?」

 

映司「この件は俺に任せてくれ」

 

瑤「映司は千香瑠に百合ヶ丘に来てほしくないの?」

 

映司「来てくれるなら嬉しいけど、千香瑠姉がここにいたいって言うなら話は別だ」

 

瑤「……わかった」

 

数時間後――

 

一葉「ここからは一年生と二年生に分かれて行動することになります。天葉様、よろしいですか?」

 

天葉「ええ。じゃ、映司以外の一年生のみんなは、一柳隊もヘルヴォルもガンシップに乗ってくれる?」

 

依奈「アールヴヘイムが経験した、かつての激戦をご案内させていただくわ」

 

梨璃「かつての激戦、ですか?」

 

二水「アールヴヘイムと言えば数々の戦いを乗り越えてきた歴戦のレギオン……どの激戦なんですか?」

 

天葉「色々あるけど、今回は、その中でも特別な一戦『御台場迎撃戦』について。現地で説明させてもらうわね」

 

瑤「エレンスゲでもガンシップを用意してある。それで移動してもらうから」

 

夢結「一年と二年に分かれて……聞いていないのだけど?」

 

天葉「サプライズですもの」

 

楓「……ふふふ、映司さんと夢結様の邪魔も入らず、梨璃さんとふたりきりになれるチャンスですわね!」

 

二水「あの、楓さん?みんなで行くんですからね?」

 

夢結「……梨璃」

 

梨璃「はい♪なんでしょうか、お姉様」

 

夢結「これを持っていきなさい」

 

夢結は梨璃に弾丸ケースを渡した。

 

梨璃「小さな弾丸ケース……これって、ノインヴェルト戦術用の……!」

 

夢結「離れ離れになってしまう以上、何かあったとき、すぐに駆け付けることができなくなってしまうから」

 

梨璃「お姉様……!」

 

楓「もう!わたくしがいるから大丈夫ですわ!夢結様は過保護なんです!」

 

夢結「……身の危険を感じたら、容赦なく使いなさい。なにに対しても、誰に対してもね」

 

映司「じゃあ……俺からはこれ」

 

映司はゼロツープログライズキーとゼロツードライバーを渡した。

 

映司「夢結姉の言ってたように、身の危険を感じたら、すぐ使うんだぞ……相手が楓だろうと」

 

映司と夢結は楓を見た。

 

楓「おふたり揃って、わたくしを見ながら言うのはおよしになってくださいませんか!?映司さんに関しては名指しですし!」

 

梨璃「あははは……」

 

映司「神琳、雨嘉。梨璃と結梨のことよろしくな」

 

神琳「はい、お任せください」

 

雨嘉「わかった」

 

梅「おーい!出発の準備ができたってー!」

 

一葉「それでは、千香瑠様、行ってまいりますね!」

 

藍「いってきまーす」

 

千香瑠「ええ……あの、一葉ちゃん?」

 

一葉「はい、なんでしょうか?」

 

千香瑠「……ううん、なんでもないわ。いってらしゃい」

 

一葉「はい!いってまいります!」

 

そして、映司と千香瑠はMOYU2改と戦うことになった。

 

映司「変身……しなくていいや」

 

映司は火炎剣烈火と闇黒剣月闇を構えた。

 

映司「俺は手を出す気はないし」

 

千香瑠「ええええ!?」

 

映司「千香瑠姉の本気って見たことないから、気になるんだよ」

 

百由「いい覚悟ね!わかった、それなら――かかってこい!」

 

千香瑠「え、ええ!あの!?私が!?無理ですよ!」

 

映司「大丈夫、千香瑠姉なら勝てる」

 

千香瑠「何を根拠にそんな無責任な!」

 

瑤「根拠なら、ある」

 

千香瑠「……な、なんでしょうか」

 

瑤「一葉が、千香瑠は最強だから、誰にも負けないって言ってた」

 

千香瑠「か……一葉ちゃん、が?」

 

恋花「あとで報告したら一葉、きっと喜ぶんだろうなあ……『さすがです!千香瑠様!仮想とはいえ百由様の特製ヒュージに立ち向かうなんて、なんという勇気!尊敬します!』って言うなあ、きっと熱烈なまなざしでさ……」

 

千香瑠「尊敬……一葉ちゃんが、私を、熱烈なまなざしで……!」

 

恋花「いいぞ!チョロ過ぎてなんか心配になるけど、あと一押しだ!瑤、なんか、なんかない!?」

 

瑤「一葉が、もし千香瑠がこのシミュレーションで勝てなかったら、鼻からスパゲッティを食べるって言ってた」

 

恋花「いや、瑤!?それはいくら一葉でも、子供っぽすぎるというか……!」

 

千香瑠「…………」

 

恋花「ほら、千香瑠も戸惑ってるじゃんか」

 

千香瑠「……私、やるわ」

 

恋花「え?」

 

千香瑠「私を信じてくれる一葉ちゃんの……鼻からスパゲッティを食べる姿なんて、みたくないから……!」

 

恋花「や、やる気になっちゃったの!?」

 

瑤「イエス……!」

 

恋花「……騙すのはよくないんじゃない?一葉に焚きつけるように頼まれちゃったとはいえ、良心が痛むんだけど」

 

瑤「大丈夫。ほんとに言ってたから」

 

恋花「ほんとに言ってたの!?あたしらのリーダーの精神構造、小学生なの!?」

 

瑤「うん、広範な戦術知識と高度な判断力を兼ね備えた学園一優秀なリリィで、精神構造は小学生。そして一葉は、約束は必ず守る……それがたとえ、自らを傷つけることになったとしても」

 

恋花「アルティメットスーパー超厄介さんじゃん……」

 

瑤「私は嫌いじゃない。恋花もでしょ?」

 

恋花「ぐう……!」

 

瑤「ふふ、ぐうの音が出た」

 

恋花「そうだ!千香瑠!」

 

千香瑠「はい?」

 

恋花「映司も千香瑠のお願い聞いてくれるってー!」

 

映司「え!?」

 

千香瑠「そうなんですか……ふふっ」

 

百由「映司が道連れにされたわ……さあ……千香瑠さん、容赦はしないわよ!」

 

千香瑠「私は戦う……そして勝つわ!一葉ちゃんを、一葉ちゃんの鼻を守るために!そして、映司君とデートするために!!」

 

夢結「……私たちは今、一体何を見せられているというの……」

 

梅「ほいほーい。それじゃー!一葉の鼻を守るための戦い、レディー・ゴー!!」

 

千香瑠「はぁあ!」

 

MOYU2の攻撃を、千香瑠は防いでCHARMから弾丸を放った。

 

百由「ちっ!さすがの弾幕、でも、ネタは割れてんのよね!懐に入られると弱いでしょ!」

 

千香瑠「ふっ!」

 

千香瑠はCHARMのモードを変更し、MOYU2の攻撃を防いだ。

 

梅「お!防いだ!やるな!」

 

夢結「読んでたわね。CHARMのモードチェンジのタイミングがうまい。」

 

百由「くっ!近接弱いんじゃなかったの!?」

 

瑤「モードチェンジのタイミングは、一葉が特に重点を入れて千香瑠をトレーニングしてたから」

 

恋花「それは知ってる。VRでの成績も異常によかったことも。それでもこれは、あたしたちの知らない千香瑠だ……」

 

映司「……」

 

千香瑠「距離を取った。レンジミドル。なら――!」

 

千香瑠はCHARMから弾丸を放った。

 

百由「離れたらまた正確無比の射撃、ちょっとこれは――!」

 

映司「やっぱり……千香瑠姉は……」

 

千香瑠「今!」

 

千香瑠はCHARMから弾丸を放った。

 

百由「うわっと!」

 

梅「お、そろそろ決着がつきそうだな!?」

 

千香瑠はMOYU2の攻撃を防いで、CHARMから弾丸を放った。

 

百由「ヤバ!?損傷率が50%を超えた!?」

 

千香瑠「これでトドメです!」

 

百由「なんの!こっちも奥の手!超必殺、ビッグバン――!」

 

警報が鳴った。

 

梅「わ、な、なんだ!?」

 

恋花「け、ケイブ発生警報!?」

 

『御台場にて大規模ケイブ発生。総員出撃準備』

 

夢結「御台場……!?」

 

千香瑠「御台場には、一葉ちゃんと藍ちゃんが――!」

 

梅「うちの一年もだぞ!」

 

映司「っ!」

 

映司は闇黒剣月闇で空間を開いて、御台場に向かった。

 

夢結「映司!」

 

百由「これは、訓練どころの騒ぎじゃないわね……」

 

教導官の指示により、夢結、梅、千香瑠、恋花、瑤はガンシップに乗り御台場に向かった。

 




映司君はゼロツーでの戦い方を見せてとしか言われてないので、普段の戦い方をやっただけです(闇黒剣で空間を開くより速い)

もうそろそろ100話だけど、100話記念でもあり、スーパーヒーロー戦記公開記念話になるけどいい?


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第2話 悲壮の華(千香瑠)オーズ(映司)本心(やくそく)

ここで言うことじゃないけど、グルミクとプロセカをリセマラするんで、100話目の投稿が明らかに遅くなります。

プロセカはリーク飛んできたから、今月末だけどグルミクは4日しかないからなぁ……

さよなら、白雪姫美夢ちゃん、咲希ちゃんの誕生日称号

引き継ぎは取ってあるから、出なかったら戻すよ?


ということで、映司君と千香瑠様がある約束をする歴戦乙女のアンサンブル2話です。


映司「梨璃たちはどこに……」

 

空間を移動した映司は既に御台場に到着していた。

 

映司「ヒュージを倒しながら探すしかないか……」

 

映司はソードライバーを巻いた。

 

「ブレイブドラゴン!」

 

映司はブレイブドラゴンワンダーライドブックのページを開いた。

 

「かつて、全てを滅ぼすほどの偉大な力を手にした神獣がいた……」

 

映司はブレイブドラゴンワンダーライドブックのページを閉じて、ドライバーの右のスロットに装填した。

 

「ストームイーグル!」

 

映司はストームイーグルワンダーライドブックのページを開いた。

 

「この大鷲が現れし時、猛烈な竜巻が起こると言い伝えられている……」

 

「西遊ジャーニー!」

 

映司は西遊ジャーニーワンダーライドブックのページを開いた。

 

「とあるお猿さんの冒険記、摩訶不思議なその旅の行方は……」

 

映司は二冊のワンダーライドブックを閉じて、ドライバーのスロットに装填した。

 

映司「ハアッ!」

 

映司はドライバーから、火炎剣烈火を抜刀した。

 

「烈火抜刀!」

 

映司「変身!」

 

「語り継がれし神獣のその名は!クリムゾンドラゴン!」

 

「烈火三冊!真紅の剣が悪を貫き、全てを燃やす!」

 

映司「お前たちと遊んでいる暇はない!」

 

映司はフェイズトランセンデスとゼノンパラドキサを発動した。

 

映司「あのガンシップは……夢結姉たちか……?」

 

映司は飛んでいるガンシップを見た。

 

映司「っ!」

 

ガンシップにヒュージの光線が直撃した。

 

映司「邪魔だ!」

 

映司は火炎剣烈火を、ドライバーに納刀してトリガーを引いた。

 

「必殺読破!」

 

映司は必冊ホルダーに闇黒剣月闇を納刀して、トリガーを引いた。

 

「月闇居合!」

 

映司はホルダーから、闇黒剣月闇を抜刀した。

 

「読後一閃!」

 

映司は闇黒剣月闇から斬撃を放ち、ドライバーから火炎剣烈火を抜刀した。

 

「烈火抜刀!」

 

「ドラゴン!イーグル!西遊ジャー!三冊斬り!」

 

「ファ・ファ・ファ・ファイヤー!」

 

映司「爆炎紅蓮斬!」

 

映司は火炎剣烈火で、自身の周りに炎の輪を作ると同時に、火炎剣烈火にも炎を纏った。

 

映司「はあああああぁぁぁぁ!」

 

映司は火炎剣烈火から無数の火の玉を飛ばして、徐々に大きくしていき、巨大な火球を形成してヒュージに放った。

 

映司「つ!」

 

映司は縮地とゼノンパラドキサを発動して、夢結たちが脱出した方へ向かった。

 

映司「この辺のはずだが……」

 

夢結「映司!」

 

映司「夢結姉、梅様、千香瑠姉。3人だけか?」

 

梅「ああ、瑤と恋花は梅たちより先に飛び降りたからな」

 

映司「千香瑠姉」

 

千香瑠「どうしたの?」

 

映司「ケガしてるよな?」

 

千香瑠「かすり傷よ?」

 

映司「……千香瑠姉。動くなよ?」

 

映司は千香瑠に手を向けた。

 

夢結「このレアスキル……!」

 

梅「お前……いつの間にこんなものを……」

 

千香瑠「傷が……」

 

映司「これで大丈夫だ……それに、お出ましだぞ」

 

周囲にヒュージが現れた。

 

千香瑠「っ!」

 

映司「梅様。偵察は任せた……俺たちは周囲のヒュージを倒す」

 

梅「おう!」

 

梅は縮地を発動して、偵察に向かった。

 

千香瑠「ミドルレンジ!射撃準備、発射――!」

 

千香瑠はCHARMから、弾丸を放つがヒュージは避けた。

 

千香瑠「は、外れた!?」

 

千香瑠はヒュージに囲まれていた。

 

千香瑠「――!こっちにも!いつの間に!?ブレードモード!ダメ!間に合わない!」

 

映司「爆炎紅蓮斬!」

 

映司は火炎剣烈火で、自身の周りに炎の輪を作ると同時に、火炎剣烈火にも炎を纏った。

 

映司「はあああああぁぁぁぁ!」

 

映司は火炎剣烈火から無数の火の玉を飛ばして、徐々に大きくしていき、巨大な火球を形成してヒュージに放った。

 

映司「千香瑠姉、大丈夫か?」

 

千香瑠「映司君……」

 

夢結「周囲のヒュージは全滅させたわ」

 

千香瑠「そう、ですか……。助けてくれて、ありがとう。映司君」

 

映司「千香瑠姉」

 

千香瑠「どうしたの?」

 

映司「千香瑠姉の実力なら、あの狙撃は外すのはありえない……近づいてくるヒュージに、気づかないのもおかしい……」

 

千香瑠「それは……」

 

映司「今日の仮想訓練で確信した。千香瑠姉は、強い……でも、千香瑠姉は実戦で一度も本気を出していない……あのときは本気だったはずだ……」

 

千香瑠「それは……」

 

映司「これは訓練でも模擬戦でもない……人の命がかかっている戦いだ。千香瑠姉が本気を出せば、救える人がいるかもしれないのに、なんで本気で戦わないんだ?」

 

千香瑠「わかってるわよそんなこと!!」

 

夢結「千香瑠さん……」

 

千香瑠「……わかってるわ、そんなことは……私だって、情けないと思っているもの!……でも、できないのよ」

 

映司「……できない?」

 

千香瑠「怖いのよ。戦うのが……怖くて」

 

映司「怖い?」

 

千香瑠「私のせいで、大切な人が死んでしまうことが。映司君は知ってると思うけど、一年前……甲州撤退戦に私は参加していたんです」

 

夢結「映司の過去について聞いたときに、梨璃から聞いたわ」

 

千香瑠「私には親友がいました。でも、私の失敗をフォローしようとして、私をかばおうとして……彼女は死にました」

 

映司&夢結「……」

 

千香瑠「戦うたびに……誰かが傷つくたびに……あのときの光景が目の前に浮かび上がって……それで……私は……ずっと誰かに、迷惑をかけ続けていました。だから、一時期は、誰にも迷惑をかけないように、ひとりで戦って……戦って、戦って、戦って、戦って……擦り切れてしまうまで、そうやって、ひとりで、生きていこうと……そういうふうに生きていれば……それほどの救いはないなって、そう思っていました」

 

映司「千香瑠姉……」

 

千香瑠「すみません。こんなありふれたことで……戦えなくなるなんて……」

 

映司「ありふれたこと?確かに戦場ではよくあることなのかもな。でも、ありふれているからと言って、それが苦しみを解いてくれるわけじゃない」

 

千香瑠「……え」

 

映司「なんで、戦えるんだ?怖いなら、どうして千香瑠姉はここにいるんだ?過去の悲劇を、千香瑠姉はどうやって乗り越えたんだ?」

 

千香瑠「……乗り越えては、いないんです。今だって、震えが止まらない……昔は、トリガーを引くことさえ、怖かった。でも、一年前、 甲州撤退戦で、映司君と出会った……」

 

映司「あのときには千香瑠姉の親友は亡くなってたのか……」

 

千香瑠「映司君は目の前で家族が死んでしまったのに、戦い続けていた……どうして、戦えるのか不思議だった」

 

夢結「……」

 

千香瑠「映司君はこんな私を頼ってくれた……だから、私は戦うことしたんです。私に希望をくれたんです」

 

映司「え?」

 

千香瑠「私はあのとき、たまたま映司君に会っただけで、ひとりで戦う気だったのよ?」

 

映司「そうだったのか……」

 

千香瑠「映司君は家族が死んでしまったのに、あの場所で戦い続けていた。あのときから、私は映司君の姉になれるようにしようとした……」

 

映司「……」

 

千香瑠「そして、一葉ちゃん……。一葉ちゃんは、私に勇気をくれた。目標をくれた。一葉ちゃんを見て、私も誰かを守れるかもしれない……守りたいって思えるようになって……気が付けば、たくさんの仲間に支えられて、手を引いてもらって――だから、私は戦いたいんです。いつかの罪を償いたいわけじゃなくて――映司君や、一葉ちゃんや……真琴のように……私の憧れの人たちのように、私も誰かを守りたい」

 

夢結「……」

 

千香瑠「誰かの盾になりたいって……そう思うんです」

 

映司「……」

 

千香瑠「すみません。こんな話……」

 

映司「仲間か……今の千香瑠姉には、大切なものがあるんだな。心から守りたいと思うものが」

 

千香瑠「ええ……」

 

映司「俺もあるんだ」

 

千香瑠「え?」

 

映司「甲州撤退戦で、家族を目の前で亡くした……仲間が傷つくたびに、思い出すんだ……花凜姉がヒュージに貫かれるところを……ちゃんと制御できていれば、花凜姉と梨璃と一緒に逃げていれば……花凜姉だけは助けられたかもしれない。」

 

夢結「映司……」

 

映司「俺はあのとき、千香瑠姉に会ってなかったら、花凜姉たちの跡を追っていたかもしれない」

 

千香瑠「映司君……」

 

映司「だから、千香瑠姉」

 

千香瑠「……」

 

映司「ありがとう」

 

千香瑠「え?」

 

映司「俺に生きる希望をくれて、姉として接してくれてありがとう」

 

千香瑠「映司君……」

 

映司「千香瑠姉。俺と約束してくれないか?」

 

千香瑠「え?」

 

映司「俺は千香瑠姉を守る。だから……」

 

映司は刃王剣十聖刃を掲げた。

 

千香瑠「私は映司君を守る。水勢剣流水に誓うわ」

 

千香瑠は水勢剣流水を刃王剣十聖刃に重ね合わせた。

 




サブタイの約束がひらがなの理由はわすゆを見返したからです。

今日はとあるトークイベントがあるので、グルミクのリセマラは今日中に終わらないことを確信しました。

2話の終盤で切りましたが、梅様が戻ってきて梨璃ちゃんから通信がありますが、次回の冒頭になります。

原作との相違は千香瑠様は甲州撤退戦の時点で、映司君を見て希望を見出しているので、御台場迎撃戦では依奈様と仲良くなったってだけです。

映司君と千香瑠様のこの約束……どっちかが、一緒のガーデンにいないとほとんど意味ないんですよね……


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第3話 ルナティックトランサーVSルナティックトランサー(レアスキルマシマシ)

夢結様と映司君の戦い(すぐに終わる)













そして、千香瑠様が動物になります。


映司「梅様はいつまで隠れてるんだ?」

 

梅「え?いやあ……アレを見せられてすぐ出られるほど、肝は据わってないぞ……」

 

夢結の通信機が鳴った。

 

夢結「梨璃からの通信だわ!こちら白井夢結!梨璃、無事――!?」

 

梨璃『……ちら……です!わた……囚われて……!!』

 

夢結「なに!?どうしたの梨璃!?ノイズが入って聞き取れない!」

 

梨璃『大きな、ものすごく大きなヒュージに捕まって――!他のチャンネルは、全部……お姉様のだけ――!お姉様……知らせてください……!こんなのが暴れまわったら――!』

 

通信が切れた。

 

夢結「梨璃!?梨璃!通信が途絶した……」

 

梅「例の怪奇現象だな」

 

夢結「……梨璃たちは『ものすごく大きなヒュージ』に囚われてる」

 

千香瑠「えっ!?」

 

映司(ゼロツー渡しといて、正解だったな)

 

夢結「まだ私たち以外には連絡できていないようだった、これは――」

 

梅「マズイな。梨璃たちのことが知られないまま、そのヒュージがこの区域から出たら――」

 

夢結「……梨璃たちごと、攻撃される……」

 

千香瑠「大変じゃないですか!一度御台場を出て、エレンスゲと百合ヶ丘に報告を――」

 

映司「ここを離れるより、通信を妨害してる特型ヒュージを倒して、通信を復活させて、梨璃たちが巨大ヒュージに囚われていることを知らせる。ガーデンから総攻撃を受ける前にな」

 

千香瑠「わかりました!私も行かせてください!」

 

梅「映司は梨璃が、囚われているのに冷静だな」

 

映司「だから、ゼロツーを渡したんだ」

 

夢結「知ってたのね……?」

 

映司「神琳もいるし、こういうときの楓は頼りになるからな」

 

梅「お前は梨璃たちを助ける方法を知ってるのか?」

 

映司「知ってるというか……やろうと思えばすぐできるけど……しばらくは様子見だな」

 

夢結「様子見……?」

 

映司「鷹の目を使ってるから、梨璃たちが囚われているヒュージは見つけてる」

 

梅「様子見って言ったよな?」

 

映司「すぐに俺が助けに行ったら、アイツらが強くなれないからな……それに、通信を妨害してる特型ヒュージも見つけたぞ」

 

夢結「行きましょう」

 

緊急信号弾が放たれた。

 

梅「仲間が合流を求めてる。一度戻ろう、3人とも」

 

千香瑠「は、はい」

 

映司「夢結姉たちは戻っていいぞ……俺は特型を倒してから戻る」

 

夢結「そんなこと許すわけないでしょ」

 

梅「危険があるかもしれない。確実な道を取った方がいい」

 

映司「多分、あの信号弾は天葉様たちだ。梨璃たちを救出するために俺たちを呼んだ」

 

梅「……なに言ってるんだ」

 

映司「本気で戦えないなら、俺は全力でヒュージを消せる方を選ぶ」

 

映司はソードライバーを巻いた。

 

映司「来るぞ……ヒュージが」

 

3人「っ!」

 

映司「変身」

 

映司はドライバーから、刃王剣十聖刃を抜刀した。

 

「聖刃抜刀!」

 

「クロスセイバー!クロスセイバー!」

 

「クロスセイバー!」

 

「交わる十本の剣!」

 

千香瑠「囲まれてる!」

 

映司「っ!」

 

映司は刃王剣十聖刃のエンブレムを押し込んだ。

 

「刃王必殺リード!」

 

映司は刃王剣十聖刃のエンブレムをスライドさせた。

 

「既読十聖剣!」

 

映司は刃王剣十聖刃のエンブレムを戻した。

 

「刃王必殺読破!」

 

映司は刃王剣十聖刃のトリガーを引いた。

 

「刃王クロス星烈斬!」

 

映司「はああああぁぁぁ!」

 

映司は全ての聖剣を召喚して、ヒュージに放った。

 

梅「奥に進むぞ!」

 

映司「その必要はない」

 

夢結「あれが、特型ヒュージね」

 

千香瑠「……囲まれてる……この数は……これまでの比じゃない……」

 

夢結「……私と映司を中心にした撃滅戦を提案するわ

 

梅「夢結……まさか……!」

 

夢結「ルナティックトランサーを使う」

 

映司「梅様……」

 

梅「っ!?お前……本気か?」

 

映司「夢結姉、もしものときは梅様が止めるから、存分に戦え」

 

夢結「ええ……『ルナティックトランサー』」

 

映司と夢結はヒュージに攻撃を開始した。

 

千香瑠「ふたりとも!今なら特型を叩けます!」

 

夢結「アアアアァァァ!」

 

夢結が神宿りの状態になり、暴走を始めた。

 

映司「っ!」

 

千香瑠「映司君!」

 

映司「千香瑠姉、夢結姉が特型を倒したら下がれ……」

 

夢結は特型ヒュージを撃破した。

 

映司「梅様!」

 

梅「わかってる!」

 

映司「っ!」

 

「プ・ト・ティラーノ、ザウルース!」

 

映司はプトティラコンボへチェンジした。

 

映司「夢結姉、俺が相手だ」

 

夢結「アアアアアァァァァ!」

 

夢結はCHARMを振り下ろした。

 

映司「っ!」

 

映司はフェイズトランセンデスを発動して、CHARMを受け止めた。

 

映司「壊さないように受け止めるのって、相当難しいんだな!」

 

梅「映司が押されてる?」

 

千香瑠「映司君!」

 

映司「っ!そうか……アレを使えばいいから、ぶっ壊しても問題ないな!」

 

映司はルナティックトランサーとブレイブを発動して、夢結のCHARMを破壊した。

 

夢結「っ!?」

 

夢結は映司から離れた。

 

映司「梅様!チャンスは1回だからな!」

 

梅「わかってる!」

 

映司「っ!」

 

映司はフェイズトランセンデス、縮地、ゼノンパラドキサを発動して、夢結に近づいた。

 

夢結「っ!?」

 

映司「捕まえた!」

 

映司は夢結の足元を凍らせた。

 

映司「梅様!」

 

梅「ああ!」

 

梅は夢結は抱きしめた。

 

梅「いくな……いくなよ!夢結!せっかく、また笑えるようになったんじゃないか。また前を向けるようになったんじゃないか!嬉しかったんだ!すごくすごく、嬉しかったんだよ!だから、嫌なんだ――!あの夜みたいに、お前の悲しいばっかりの背中をまた見るのは嫌なんだよ!!」

 

夢結「………」

 

梅「だから、だからさ――。戻ってきてくれよ、夢結!!夢結――!!」

 

夢結「………………ま、い」

 

梅「え……」

 

映司(もう大丈夫だな)

 

映司は夢結の足元の氷を砕いた。

 

夢結「……もう、大丈夫……」

 

千香瑠「映司君、お疲れ様」

 

映司「ああ、あとは梨璃たちを助けるだけだ」

 

映司は変身を解いた。

 

映司「千香瑠姉、天葉様たちのところに行くなら、キングライオン大戦記のほうが速いと思うぞ」

 

映司は闇黒剣月闇で空間を開いて、空間の中に入った。

 

千香瑠「映司君!?」

 

夢結「映司にお礼を言おうと思ったのだけれど……」

 

梅「天葉たちのところに行けば会えるんじゃないのか?」

 

千香瑠は復活した通信機を使って梨璃たちが巨大なヒュージに囚われていることを伝えた。

 

梅「梅たちも向かうぞ!」

 

千香瑠「はい!」

 

千香瑠はソードライバーを巻いた。

 

「キングライオン!」

 

千香瑠はキングライオン大戦記ワンダーライドブックを取り出し、ページを開いた。

 

「自然を超越した蒼き鬣が、装甲を纏い王座に轟く……」

 

千香瑠はキングライオン大戦記ワンダーライドブックのページを閉じて、ドライバーの中央のスロットに装填した。

 

千香瑠「ハアッ!」

 

千香瑠はドライバーから、水勢剣流水を抜刀した。

 

「流水抜刀!」

 

千香瑠「変身!」

 

「Rhyming! Riding! Rider!」

 

「獣王来迎!」

 

「Rising! Lifull!」

 

「キングライオン大戦記!」

 

「それすなわち、砲撃の戦士!」

 

千香瑠「いきます!」

 

千香瑠はキングライオン大戦記ワンダーライドブックの中央のレバーを横に倒した。

 

「流水咆哮!」

 

「キングライオン大チェンジ!」

 

「さらには、ライオン変形!」

 

梅「ライオンになった!?」

 

千香瑠「夢結さん!乗ってください!」

 

夢結「ええ!」

 

夢結はキングライオンダイセンキ(千香瑠)に乗った。

 

梅「よし、行くぞ!」

 

梅は縮地を発動した。




次回、映司君が梨璃ちゃんたちを助けて、ヒュージを倒す……かもしれません

夏祭りガチャは二水ちゃん2凸、叶星先輩とたかにゃん先輩をメダルで交換(プレイアブルの方)

D4DJも書かないとなぁ……って毎回言ってるような気がする(グルミクのモチベはすごいある)


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最終話 どうやら映司はキレているらしい

プロセカのリセマラが終わりません


映司君が終始暴れてる、歴戦乙女のアンサンブル最終話です


一葉「正面突破で……」

 

「再界時!」

 

一葉「っ!?」

 

恋花「映司!?」

 

映司「ヘルヴォルじゃん、やっほー」

 

藍「やっほー」

 

瑤「時国剣?」

 

映司「梨璃たちを助けないとな」

 

一葉「どうやって……」

 

映司「決まってんだろ」

 

映司は刃王剣十聖刃をドライバーに納刀して、トリガーを引いた。

 

「刃王必殺読破!」

 

梨璃たちは……

 

楓「これ、どうやって突破しましょう……」

 

雨嘉「こちらから攻撃しない限りは、この触手も危害を加えない……」

 

神琳「完全にわたくしたちを閉じ込めることが目的ですね」

 

二水「うぅ……なんだか頭がくらくらします……」

 

ミリアム「ヒュージに接触してるのは同じじゃからのう。触手ほどでないにせよ、マギを吸われとるのかもしれん」

 

鶴紗「さっきの通信によれば、私たちのせいで、こいつに攻撃ができないらしいし」

 

結梨「でも、映司なら普通に攻撃すると思う」

 

神琳「映司さん……まさか、梨璃さんにゼロツーを渡した理由は……」

 

梨璃「諦めないでいきましょう!映司くんとお姉様なら、絶対に諦めないはずです!……そうだ!」

 

梨璃はノインヴェルトの特殊弾とゼロツープログライズキーを取り出した。

 

梨璃「これがあった!」

 

二水「そ、それは、対楓さん用セット!」

 

楓「なんで対わたくしなんですの!?」

 

二水「あ、いえ、夢結様がすごい楓さんを見ながら渡してて、映司さんは楓さんのことを名指ししてたので……」

 

ミリアム「うーむ、では、本来の目的からはズレるが――」

 

神琳「これで脱出するのが最善のようですね」

 

鶴紗「梨璃、ゼロツーになれ」

 

梨璃「はい!」

 

「ゼロツードライバー!」

 

梨璃はゼロツードライバーを巻いて、ゼロツードライバーのユニットの部分を開いた。

 

「Let’s give you power! Let’s give you power!Let’s give you power! Let’s give you power! Let’s give you power!」

 

「ゼロツージャンプ!」

 

梨璃はゼロツープログライズキーのボタンを押した。

 

梨璃「変身!」

 

梨璃はキーをドライバーに装填した。

 

「ゼロツーライズ!」

 

「仮面ライダーゼロツー!」

 

「It's never over.」

 

梨璃「っ!」

 

雨嘉「梨璃?」

 

二水「梨璃さん、どうやって脱出するんですか?」

 

梨璃「決まってるよ……」

 

「ゼアズアビリティ!」

 

梨璃はアタッシュカリバーにゼロツープログライズキーを装填した。

 

映司「外から……」

 

梨璃「中から……」

 

映司&梨璃「破壊する!」

 

映司はドライバーから、刃王剣十聖刃を抜刀した。

 

「聖刃抜刀!」

 

「刃王一冊斬り!」

 

「セイバー!」

 

映司&梨璃「はあああああぁぁぁぁ!」

 

映司は刃王剣十聖刃から星雲のようなオーラを帯びた斬撃を放ち、梨璃はアタッシュカリバーから、エネルギーを纏った斬撃を放った。

 

梨璃「映司くん!」

 

映司「梨璃!」

 

二水「た、た、助かったー!キュー……」

 

二水はその場に倒れた。

 

楓「ちびっこ一号!?大丈夫ですの!?」

 

恋花「1、2、3、よし……全員いるね!」

 

一葉「ヘルヴォルより……全チャンネルに通信。梨璃さんたちを救出しました!」

 

映司「ここから離れるぞ」

 

映司は刃王剣十聖刃のエンブレムをスライドさせて、トリガーを4回引いた。

 

「月闇!」

 

「最光!」

 

「狼煙!」

 

「界時!」

 

映司は刃王剣十聖刃のエンブレムを戻した。

 

「既読!」

 

映司は刃王剣十聖刃のエンブレムをスライドさせて、トリガーを引いた。

 

「界時!」

 

映司は時国剣界時を召喚した。

 

結梨「時国剣?」

 

映司は時国剣界時の刀身を引き抜いて、トリガーを引いた。

 

「界時抹消!」

 

映司は天葉と依奈の近くに移動して、時国剣界時に刀身をセットして、トリガーを引いた。

 

「再界時!」

 

天葉「っ!?」

 

映司「梨璃たちのことお願いします」

 

映司は時国剣界時の刀身を引き抜いて、トリガーを引いた。

 

「界時抹消!」

 

天葉「どこから……」

 

依奈「みんな無事みたい」

 

梅「天葉!依奈!」

 

天葉「梅と……夢結?」

 

依奈「なんでライオンに?」

 

夢結「ライオンじゃないわ。千香瑠さんよ」

 

夢結はライオンから降りて、千香瑠はライオンから人型に戻り変身を解いた。

 

千香瑠「映司君は?」

 

一葉「多分、あのヒュージのところかと……」

 

結梨「邪魔しないほうがいいと思う」

 

二水「落ち着いてるように見えましたけど……」

 

夢結「私たちと一緒にいたときは……キレてたわね」

 

梅「全力で消せるほうを選ぶ……」

 

楓「梅様?」

 

梅「梨璃、結梨。もし今の映司が全力で必殺技を放ったらどうなる?」

 

結梨「島一つで済めばいいレベル」

 

恋花「島……一つ……?」

 

千香瑠「映司君は甲州撤退戦のときに、山梨の一部を消滅させてますからね……」

 

映司は甲州撤退戦で山梨の一部を消し飛ばしている。

 

梨璃「アークワンだったら、ここは更地になってると思います」

 

依奈「なに言って……」

 

天葉「ひとりでそんなことできるわけが……」

 

夢結「できるのよ……全力でヒュージを倒せると確信している、今の映司なら」

 

梅「聞こえてたか?」

 

百由『ええ、作戦を考える必要がなくなったってことがね』

 

依奈「ひとりであんなの倒せるわけ……」

 

夢結「見ていればわかるわ……一柳隊の最高戦力の力が」

 

「再界時!」

 

映司「これで全力でやれる」

 

映司は刃王剣十聖刃のエンブレムを押し込んだ。

 

「刃王必殺リード!」

 

映司は刃王剣十聖刃のエンブレムをスライドさせた。

 

「既読十聖剣!」

 

映司は刃王剣十聖刃のエンブレムを戻した。

 

「刃王必殺読破!」

 

映司は刃王剣十聖刃のトリガーを引いた。

 

「刃王クロス星烈斬!」

 

映司「はああああぁぁぁ!」

 

映司は全ての聖剣を召喚して、ヒュージに放った。

 

雨嘉「効いてない?」

 

神琳「恐らく、全力でやれるかの確認でしょう」

 

映司「この威力で耐えるなら……」

 

映司は刃王剣十聖刃をドライバーに納刀した。

 

「ストームイーグル!」

 

「西遊ジャーニー!」

 

映司はストームイーグルワンダーライドブックと、西遊ジャーニーワンダーライドブックをドライバーに装填した。

 

映司「ハアッ!」

 

映司はドライバーから、刃王剣十聖刃を抜刀した。

 

「聖刃抜刀!」

 

「クロスセイバースリー!」

 

「豪華三冊!」

 

ヒュージは梨璃たちのいる浜辺に向けて光線を放った。

 

千香瑠「私たちに放って!?」

 

映司「っ!」

 

映司は刃王剣十聖刃のエンブレムを押し込んだ。

 

「刃王必殺リード!」

 

映司は刃王剣十聖刃のエンブレムをスライドさせた。

 

「既読十聖剣!」

 

映司は刃王剣十聖刃のエンブレムを戻した。

 

「刃王必殺読破!」

 

映司は刃王剣十聖刃のトリガーを引いた。

 

「刃王クロス星烈斬!」

 

映司「ハアッ!」

 

映司は聖剣を重ね合わせてバリアを形成して、光線を防いだ。

 

映司「本当はもう少し遊ぶつもりだったけど、梨璃たちを狙ったんだ……この一撃で終わらせる」

 

映司は刃王剣十聖刃をドライバーに納刀して、トリガーを引いた。

 

「刃王必殺読破!」

 

映司はドライバーから、刃王剣十聖刃を抜刀した。

 

「聖刃抜刀!」

 

「刃王三冊斬り!」

 

「セーーーセイバー!」

 

映司「刃王爆炎紅蓮斬!」

 

映司は自身の周りに炎の輪を作ると同時に刃王剣十聖刃にも炎を纏い、刃王剣十聖刃から無数の火の玉を飛ばして徐々に大きくしていき、巨大な火球を形成して、ヒュージに放ち、さらに巨大な火球をヒュージに放つことで追撃した。

 

鶴紗「どう考えても、最後のはやりすぎだろ……」

 

二水「こっちに向けて攻撃してきたからではないでしょうか……」

 

依奈「本当にひとりで倒した……」

 

「再界時!」

 

映司「ただいま」

 

映司は変身を解いた。

 

結梨「おかえり」

 

百合ヶ丘・エレンスゲ合同祝勝パーティー会場

 

依奈「……千香瑠?」

 

千香瑠「はい」

 

依奈「少し、話せないかしら?」

 

千香瑠「……はい」

 

映司「結梨。梨璃と踊ってやってくれ、俺はちょっと外に出る」

 

結梨「わかった」

 

映司は外に出て、結梨は梨璃をダンスに誘いに行った。

 

千香瑠「あの、お話というのは……」

 

依奈「わかってるくせに」

 

千香瑠「……はい」

 

依奈「エレンスゲの方針やリリィに対する扱いは、けっしていいとは言えないわ。仲間たちは違うでしょうら。でも、学園の上層部はきっと、あなたを使い捨ての兵器のように考えている。あなたへの評価と、それによって与えられる環境はあなたを苦しめ……いつかは、壊してしまうかもしれない」

 

千香瑠「……はい。考えました……考えてみました。実際こういうパーティーまで開催していただいて……やっぱり、エレンスゲとは少し違うなと思いました」

 

依奈「それじゃあ……」

 

千香瑠「はい、私は決めました。やっぱり、エレンスゲに……ヘルヴォルにいようって」

 

依奈「……どうして?」

 

千香瑠「ヘルヴォルのみんなに、ティータイムのお茶やお菓子を、用意する人がいなくなってしまいますから」

 

依奈「……私は、本当に心配しているのよ?」

 

千香瑠「はい。だから私もウソのない言葉で応えようと思います」

 

依奈「……あなたは自分の環境がちゃんと理解できていないのね。それなら、多少強引な手を使ってでも――」

 

映司「そうはさせない」

 

映司は依奈に火炎剣烈火を向けた。

 

千香瑠「え!?え、映司君!?」

 

依奈「ふふ、隠れて盗み聞きなんて行儀が悪いわ」

 

映司「知るかそんなこと」

 

依奈「あなただって、千香瑠が来てくれたら嬉しいでしょ?」

 

映司「嬉しいけど、俺は千香瑠姉の意思を無視してでも来て欲しいとは思わない。もし本気でやる気なら、俺が全力であんたをぶっ潰す」

 

千香瑠「映司君……」

 

依奈「あなたが……私を?ふふ、勝てると思うの?」

 

映司「普通のリリィが俺に勝てるわけないだろ。もし本気でやる気なら、死ぬ気で戦うことだな」

 

千香瑠「え、映司君!?」

 

依奈「いいわ。相手になりましょう」

 

映司「ケガしても知らないからな」

 

映司はソードライバーを巻いた。

 

「ブレイブドラゴン!」

 

映司はブレイブドラゴンワンダーライドブックを、ドライバーの右のスロットに装填した。

 

映司「ハアッ!」

 

映司はドライバーから、火炎剣烈火を抜刀した

 

「烈火抜刀!」

 

映司「変身」

 

「ブレイブドラゴン!」

 

天葉「何が起きてるの……?」

 

映司「邪魔するなら、天葉様も斬るぞ?」

 

天葉「依奈」

 

依奈「邪魔しないで、ソラ」

 

映司「すぐに終わらせる」

 

映司の姿が消えた。

 

依奈「っ!?」

 

天葉「消えた?」

 

映司「ハアッ!」

 

映司は闇黒剣月闇を振り下ろし、依奈のCHARMを破壊した。

 

千香瑠「カリバーになってる?」

 

天葉「なにをしたの?」

 

映司「フェイズトランセンデスと縮地を全力で使った」

 

依奈「その姿は……」

 

映司「レアスキルで姿を変えた」

 

依奈「【クリエーション】ってやつね」

 

映司「初めてやったから、できるか不安だったけど」

 

映司は変身を解いた。

 

一葉「なにごとですか!?」

 

暴走した夢結を止めるためのCHARMの破壊と、依奈のCHARMも破壊したことにより、百由に怒られることになるのは、映司が工廠科に行ってからの話……

 




依奈様のキャラを保っているかはわからない……

映司君がやったのはセイバー→カリバーへのチェンジですが、簡単に例を出すと、オーズ本編で火野映司がやった、映司グリード→プトティラをクリエーションを発動して、チェンジした感じです(ただのチート)

映司君はストリウスと戦っても多分、ボコボコすると思います(レアスキルゴリ押し)

夏祭りは……たかなほルートでやると思います

梨璃ちゃんのヤンデレいつ書くか……


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漆黒の騎士と白の姫騎士
第1話 漆黒と白と闇


映司君が副編集長のことをボロクソに言うので注意。

漆黒の騎士と白の姫騎士の結末が違うのも注意。


スタッフ「カーーーット!はい、オッケーです!チェック入ります。皆さん、しばらくお待ちください。」

 

藍「ふあぁ……やっと、きゅーけー。らん寝てるから、また始まったら起こしてね。」

 

藍は眠り始めた。

 

一葉「ちょ、ちょっと、藍!?」

 

藍「すう……すう……。」

 

高嶺「ふふっ、あっという間に眠っちゃったわ。慣れない撮影だし、疲れるのもわかるけどね。」

 

叶星「そうね。でも、高嶺ちゃんはなんというか……肝が据わっているわね。」

 

一葉「見習いたいですね。テスト撮影でも、私はやっぱり緊張して……。」

 

高嶺「あら、緊張する必要なんてないわ。みんな、いい演技してるわよ。大丈夫、私たち5人でがんばりましょう。」

 

映司「たかにゃん先輩が叶星以外のリリィを誑かしてる……。」

 

高嶺「本心よ?」

 

一葉「高嶺様……。」

 

恋花「そこー!なに緊張してんのー!戦いのときみたいにビシッと決めてよ、一葉!はい、皆さん!これからうちの一葉がビシッと決めるよー!注目、注目ーーー!!」

 

一葉「れ、恋花様!声を抑えてください……っ!す、すみません、うちの恋花様が。あとでよく言って聞かせますので……。」

 

恋花「あんたはあたしのおふくろかっ!」

 

瑤「ごめん、一葉。撮影に集中できるよう、恋花はわたしが抑えとくから。」

 

恋花「えっ、なにこの扱い!?」

 

叶星「ふふふっ……とても仲がいいわね。」

 

一葉「はぁ?はぁ……。」

 

灯莉「みんな、がんばれーーー☆」

 

紅巴「はぁ〜〜〜。こちらで用意した衣装がこんなにもハマるなんて……。デザインした灯莉ちゃん、姫歌ちゃんはさすがですっ!」

 

姫歌「当然でしょ?でも、恋花様が用意した黒衣装も、とてもハマってますね。」

 

恋花「でっしょー!」

 

瑤「いいのかな……。エレンスゲから支給された服を、私的に利用して……。」

 

恋花「いいの、いいの。むしろエレンスゲの服だからこそ、こういう撮影とか平和なことで使わないと。」

 

千香瑠「一葉ちゃん達が演じているお芝居は、外国の童話が元になっているんですよね?」

 

紅巴は頷いた。

 

紅巴「はい!そうなんです、そうなんです!とってもステキなお話ですよね、『漆黒の騎士と白の姫騎士』!愛し合っているはずのふたりの運命がぶつかり合う……。しかも、どちらの陣営も姉妹というのがまたいいんです〜!今回のお芝居は、リリィのイメージビデオとして、次号の『リリィトピックス』に収録されるみたいですからね!今から興奮しっぱなしです!100冊買って布教しますっ!!」

 

姫歌「……ぐ……ぬぬぬ……!その企画を持ち込んだのはひめかなのに〜!ひめかも出たーい!『リリィトピックス』の特集ー!」

 

千香瑠「まぁまぁ、落ち着きましょう、姫歌さん。企画を持ち込んで採用されるなんて、すごいことだわ。」

 

恋花「そうそう、自信もって姫歌。なんなら今度は『ワールドリリィグラフィック』に企画を持ってったらいいよ!」

 

姫歌「『ワールドリリィグラフィック』ですか。目標ではありますけど、あっちは硬派ですからね。今のひめかが受け入れられるかどうか……。」

 

恋花「え、いいじゃん!世界一かわいい姫歌の大特集!あたしは興味ありまくりだよー!」

 

瑤「姫歌の部屋、かわいいものがいっぱいありそう。見てみたいな……。」

 

姫歌「せ、先輩方……!ヘルヴォルの先輩方は、とてもお優しいですね!ありがとうございますっ!」

 

恋花「いやー、姫歌は素直でかわいいなー。ねー、聞いたー!ヘルヴォルの先輩方は、優しいって!ヘルヴォルの先輩方は、優しいってーーー!!」

 

一葉「もう……わかってますよ……そんなこと……。(おかげで緊張も吹き飛んでしまいましたし……)」

 

高嶺「あら、相思相愛なのね。」

 

一葉「え?いや、今のはべつに……。」

 

叶星「もう……困らせちゃダメよ、高嶺ちゃん。」

 

高嶺「ふふふっ……。」

 

映司「灯莉〜、マカロン食べるか?」

 

灯莉「食べるー☆」

 

映司は灯莉にマカロンの入った袋を渡した。

 

スタッフ「お疲れさまです!そろそろ本番、入ります。出演者の皆さんは準備をお願いします。」

 

叶星「……いよいよ始まるのね。」

 

一葉「藍、早く起きて!撮影が始まるよ!」

 

藍「ん、んん……。」

 

一葉「早く起きて、藍!」

 

藍「…………。」

 

高嶺「一葉さん、正面からいくと逆効果よ。こういうときは……。」

 

一葉「はい……?」

 

高嶺「ねぇ、藍さん。今日は空がとてもキレイよ。藍さんには、何色に見えるかしら?」

 

叶星「藍ちゃん、ゆっくりでいいわ。少し、おしゃべりしましょう。」

 

藍「ん、んーーー。なーに、高嶺。叶星ー。」

 

叶星「はーい、藍ちゃん。おはよー♪」

 

藍「おはよ〜。」

 

一葉「なっ!?そんな簡単に藍が起きるなんて……。(なぜおふたりはこんなにも、こなれているのでしょうか……)」

 

一葉は灯莉と姫歌を見て、最後に映司を見た。

 

灯莉「ん?どーしたの、一葉。」

 

一葉「い、いえ!失礼しました!なんでもありませんっ!!」

 

高嶺「ふふっ……休憩はここまでね、藍さん。これから撮影だけど、がんばれるかしら?」

 

映司「撮影終わったら、藍にマカロンあげるからな。」

 

藍「んー、がんばる。らん、がんばるよ!」

 

叶星「偉いわね。じゃあ……。」

 

???「撮影は中止よ!!」

 

5人「え……?」

 

叶星「なにか揉めているみたいね……。」

 

スタッフ「ですから、撮影を止めるというのはできません。いったん、別のところに移動して話しましょう。」

 

行きすぎた一般人「えぇ、じゃあ今すぐ説明しなさい!どうしてあの子たちが選ばれたのよ!ワタシの推しはどこ!?な・ん・で・い・な・い・の・こ・こ・にぃー!!」

 

高嶺「どうしたのかしら?私たちにご不満のようね……。」

 

行きすぎた一般人「だーかーらー、ずっと言ってるじゃない?『特集を組むなら、ワタシの推しリリィちゃんを取り上げなさい』って!」

 

スタッフ「いや……ですから、何度も申し上げているように、読者の方からの要望があったと企画班には伝えていますから。」

 

行きすぎた一般人「じゃあ、早く取り上げなさいよ!アナタたち『リリィトピックス』は見る目がなさすぎるわ!」

 

5人「…………。」

 

女性「あぁ、あの人はいつもあんな感じだから、気にしないで……って言っても、難しいよね?」

 

藍「おねーさん、だれ?」

 

副編集長「あらら、覚えてないかな?キミたちに今回の撮影を依頼した者だよ。いい感じの雑用係こと、副編集長さ。いやー、すまないね。集中力を切らしてしまって。」

 

叶星「いえ、お気になさらず。それより、あの方はいったい……。」

 

副編集長「あ、あぁ……とあるリリィのファンなんだけど、熱の入れようが尋常じゃなくてね。自分の『推しリリィ』を取り上げろ、って会社に突撃してきたり、行く先々にこうやって現れては撮影の邪魔をしてきて……。正直、こっちも困ってるんだよ。」

 

叶星「私たちに危害を加えようとしているわけではなさそうだけど……。」

 

一葉「でも、撮影のスケジュールは、ギリギリだと言っていましたよね。私たちは、このまま待機していて問題ないのでしょうか?」

 

副編集長「……大丈夫ではないね。はあぁ……。今日中に撮影を終えないと、来月の出版に間に合わないよ。彼女が来るとは思っていたから、対策はしていたんだけど……それでもここまで来るなんて、本当に信念がすごいというか……。」

 

「ジャアクドラゴン!」

 

映司はジャアクドラゴンライドブックを取り出してページを開き、ページを閉じた。

 

「ジャアクリード!」

 

映司はジャアクドラゴンワンダーライドブックを闇黒剣月闇にリードして、ドライバーにジャアクドラゴンワンダーライドブックをセットした。

 

映司「変身。」

 

映司は闇黒剣月闇のグリップエンドでドライバーのボタンを押した。

 

「闇黒剣月闇!」

Get go(月光!) under conquer(暗黒!) than get keen.(斬撃!)

 

「ジャアクドラゴン!」

 

「月闇翻訳!光を奪いし漆黒の剣が、冷酷無情に暗黒竜を支配する!」

 

4人「っ!」

 

叶星「映司君?」

 

映司「物理的に話をしたら簡単に終わるぞ?」

 

叶星「ダメよ!?」

 

映司「やらないけど。」

 

高嶺「なんで変身したのかしら?」

 

映司「ヒュージが来るから。」

 

一葉「っ!?今、一瞬ヒュージサーチャーに反応が。」

 

叶星「上よ、一葉!」

 

高嶺「ここから南へ行ったところに、ヒュージが集まってるみたいね。」

 

一葉「では、撮影中止ですね。ヒュージが現れた以上、私たちは向かわないといけません。」

 

藍「うん!はやくはやく!ヒュージとたたかおーよ!」

 

叶星「それじゃあ、みんな。行きましょう!」

 

恋花「残念だなぁ。一葉の演技をいじり倒そうと思ってたのに。」

 

瑤「もう……行くよ、恋花。」

 

姫歌「ひめかたちも続くわよー!」

 

映司以外はヒュージの出現場所へ向かった。

 

副編集長「え、ちょ、マジで!?今日中に撮影しないと締め切りが……。」

 

スタッフ「ど、どうしましょう!副編……!」

 

副編集長「くぅぅぅ〜〜〜!……いや、これはチャンスだ!みんな、すぐに機材の用意を!カメラも全部出して、彼女たちを追いかけるよ!」

 

スタッフ「追いかけるって……何を撮るんですか?彼女たちは、今からヒュージと戦いに行くんじゃ……。」

 

副編集長「撮影用の衣装を着たままでしょ?実際の戦いを撮影できたら、イメージビデオなんかよりずっと話題になるに決まってる!スタッフ総出で、彼女たちを追いかけるよ!」

 

スタッフ「は、はいっ!」

 

副編集長とスタッフ達もヒュージの出現場所へ向かった。

 

行きすぎた一般人「……ん?撮影スタッフが移動をはじめた……。どこに行くのかしら?まさか……!?」

 

映司(わざわざ危険地帯に行く、コイツらに守る価値はあるのか?)

 

映司は空間を移動して、ヒュージの出現場所へ向かった。

 

叶星「ふぅ……。みんな、準備はいいかしら?」

 

高嶺「ヘルヴォルの5人に、私たちグラン・エプレ6人。みんなちゃんといるわね。」

 

映司「俺はグラン・エプレに含まれるのか。」

 

高嶺「私たちが呼んだのよ?」

 

映司「べつにいいけど。」

 

瑤「11人もいると心強いね。力を合わせてなんとかしよう。」

 

姫歌「ふふっ。皆さん、ひめかの戦いに見とれないよう、気をつけてくださいね。」

 

恋花「うんうん、いいねいいねー。楽しみにしてるよ、グラン・エプレの戦い!」

 

藍「らんも負けない。いっぱいたおーす!」

 

灯莉「がんばろうね、らんらん☆」

 

紅巴「ガーデンの垣根を越えて共闘というのは、やっぱり緊張しますね……。」

 

千香瑠「緊張しなくても大丈夫よ、紅巴さん。いつもどおりいきましょう。」

 

紅巴「は、はい……。」

 

一葉「では、行きますよ、皆さま。ヘルヴォル、グラン・エプレ……戦闘開始!!」

 

藍「らん、いっちばーーーん!」

 

藍はヒュージに攻撃した。

 

一葉「ちょ、ちょっと藍!ひとりで先行しないで!」

 

藍「えへへへっ!大丈夫だよ。らんは漆黒の騎士だから、だれにも負けないの!」

 

一葉「それはお芝居の話でしょ?もうー……。」

 

藍「たぶんこれが、騎士の誇りってやつ!あはははははっ!」

 

紅巴「藍ちゃんの役は、漆黒の騎士さんの妹さんでしたね。群がってくる怪物を薙ぎ払う様は、物語どおりです!のちの展開で、『賢姉なる白の姫騎士』と華麗に共闘するんですが、それっきりになってしまうんですよね……。」

 

高嶺「『賢姉なる白の姫騎士』……私の役ね?ここは紅巴さんの期待に応えて、合わせたほうがいいのかしら?」

 

叶星「戦闘中よ、高嶺ちゃん?でも、藍ちゃんが出過ぎているのはたしかだから、フォローをお願いするわっ!」

 

高嶺「えぇ、わかったわ。藍さん、貴方のことは私が守るわ。好きに暴れてちょうだい。」

 

一葉「え……!?」

 

藍「うん、わかった!ありがとー、高嶺!セリフも動きも、自由にしていいなんて最高だねっ!えへへぇ、いっくよー。ヒュージは全部たおーーーす!」

 

藍はヒュージに近づいた。

 

藍「えーーーーーいっ!!」

 

藍はヒュージに撃破していく。

 

高嶺「叶星!」

 

叶星「っ!?」

 

映司「……!」

 

映司は空間を移動して、叶星とヒュージの間に移動した。

 

映司「叶星が油断するなんて、珍しいこともあるんだな!」

 

映司は闇黒剣月闇を必冊ホルダーに納刀して、トリガーを引いた。

 

「月闇居合!」

 

映司はホルダーから、闇黒剣月闇を抜刀した。

 

「読後一閃!」

 

映司「はあああぁぁ!」

 

映司は闇黒剣月闇を振って巨大な闇の斬撃をヒュージに向けて飛ばした。

 

藍「えへへ……ヒュージ、いっぱい倒せて楽しかった。」

 

一葉「今回のヒュージはあまり戦闘力も高くなかったし、がむしゃらに戦っても平気だったからよかったものの……。」

 

一葉「高嶺様、藍をフォローしてくださり、ありがとうございました。」

 

高嶺「礼には及ばないわ。私も藍さんと戦えて楽しかったもの。」

 

叶星「藍ちゃん、大活躍だったわね。ありがとう。映司君もありがとう。」

 

藍「えへへ〜♪」

 

映司「俺の役は国を滅ぼす役なんだけどな。」

 

一葉「そう言っていただけると助かります。」

 

高嶺「紅巴さん。映司の役はどんな役なのかしら?」

 

紅巴「映司さんの役は、今回のためのオリジナルキャラなんですけど……国を滅ぼす者で、漆黒の騎士と白の姫騎士達と仲が良かったんです。」

 

映司「良かった……?」

 

紅巴「はい。国を滅ぼそうとしていたことがバレて、4人に追われることになりました。でも……『賢姉なる白の姫騎士』は彼に想いをよせていました。」

 

叶星「でも、『賢姉なる白の姫騎士』は中盤で……。」

 

紅巴「はい。闇の剣士となった、彼に斬られるんです……。『賢姉なる白の姫騎士』が亡くなって、漆黒の騎士が彼女を斬った……ということになるんです。」

 

映司「そして叶星と一葉が共に自害……生き残った叶星が俺に、国を滅ぼしてくれって言いに来るんだっけ?」

 

紅巴「はい。そして国を滅ぼして、2人は一緒に過ごすことを選んで物語は終わりです。」

 

映司「ハッピー……エンドなのか?」

 

叶星「互いに依存していくやつよね……。」

 

藍の空腹発言により、11人はご飯を食べることになったが、映司、叶星、高嶺、一葉、藍の5人は衣装のままで食べることになった。

 

副編集長(……まだキミたちを逃がすわけにはいかないんだよ。なんとしても、今日中に映像を撮らなければば……!)

 

映司(とか思ってるんだろうな、コイツ……。)

 

副編集長は紅巴にカメラを持たせた。

 




映司君……君一応リリィだから一般人に危害を加えたらアウトだからね?


叶星先輩とたかにゃん先輩のルート書くとしたら、どこから始めるべきなんだろうか……


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第2話 習得三閃 黄雷居合

最近、デュエマ復帰しました。使用デッキは新しいカツキングを入れた連ドラです。


グラン・エプレとヘルヴォルがご飯を食べに行っている間に、映司はヒュージを撃破していた。

 

映司「ヒュージ多くないか?」

 

映司は闇黒剣月闇を必冊ホルダーに納刀して、トリガーを引いた。

 

「月闇居合!」

 

映司はホルダーから、闇黒剣月闇を抜刀した。

 

「読後一閃!」

 

映司「はあああぁぁ!」

 

映司は闇黒剣月闇を振って巨大な闇の斬撃をヒュージに向けて飛ばした。

 

映司「少し休むか……。」

 

映司は変身を解いた。

 

高嶺「映司!」

 

映司「叶星とたかにゃん先輩?」

 

叶星「藍ちゃんが……誘拐されたわ!」

 

映司「誘拐?話は移動しながら、聞いたほうがよさそうだな。」

 

3人は一葉を追った。

 

一葉「はぁ、はぁ……。(カラフルなアイスの車!きっと藍はこのあたりに……)」

 

???「たいやき〜!待って〜〜〜!」

 

一葉「この声は……藍!?そっちか!」

 

一葉は声の聞こえたほうを向いた。

 

一葉「――っ!?」

 

一葉の向いた先にはヒュージがいた。

 

一葉「先ほど戦ったヒュージと同じタイプ……。(現れた以上、倒さないといけないですが、今こいつらの相手をしていては、藍が……)」

 

映司と叶星、高嶺の3人がヒュージに攻撃をした。

 

一葉「あ……叶星様!高嶺様!映司さん!」

 

叶星「ヒュージの相手は任せて!一葉は藍ちゃんの保護を!」

 

一葉「はいっ!」

 

一葉は走り出した。

 

一葉「どけーーーっ!!」

 

一葉はヒュージを撃破しながら進んでいく。

 

一葉「今、あなたたちの相手をしている暇はありません!ここは、押し通らせてもらいますっ!」

 

叶星「行って、一葉!」

 

高嶺「貴方には指一本、触れさせないわ。」

 

一葉「はあああーーーーーーっ!!」

 

映司「たかにゃん先輩、雷鳴剣とライドブック!」

 

高嶺「貸せってことね……わかったわ。」

 

高嶺は雷鳴剣黄雷とライドブック3冊を映司に貸した。

 

映司「っ!」

 

映司は雷鳴剣黄雷を必冊ホルダーに納刀した。

 

行きすぎた一般人「う、ウソ……。今日だけで2度もヒュージと遭遇するなんて……。そんなこと、ある……?」

 

ヒュージが攻撃するが、藍が防ぎヒュージを撃破した。

 

藍「だいじょうぶ?」

 

行きすぎた一般人「あ、ありがとう。助かったわ……。」

 

行きすぎた一般人(こ、こんなところにいたら、命がいくつあっても足りない!ケガで済めばいいほうだわっ!早く逃げましょう!)

 

藍「あ、待って!たいやきー!」

 

一般人は逃げるが、藍は一般人を追いかけた。

 

行きすぎた一般人(あった!ワタシの車!)

 

一般人は車に乗り、この場から離れた。

 

一葉「らーん!らーーーん!(声は聞こえたのに、いったいどこへ……)あの車……」

 

車の中に藍がいた。

 

一葉「あっ、藍!?やはり誘拐されて……逃がしませんっ!!」

 

一葉は車に飛び乗った。

 

高嶺「――!叶星、車が突っ込んでくるわ!避けて!」

 

行きすぎた一般人「げっ!?前にもリリィが!どいてーーー!」

 

叶星「っ……!」

 

映司「叶星!」

 

映司は空間を移動して叶星を掴み、高嶺の近くに移動した。

 

高嶺「大丈夫?」

 

叶星「う、うん。それより高嶺ちゃん、映司君、あの車の屋根に一葉が……。」

 

高嶺「なんとか飛びついたようね。」

 

叶星「大丈夫かしら……。」

 

高嶺「そうね。優秀な子だから、大丈夫だとは思うけど……。」

 

映司「叶星、一葉のサポートに向かってくれ。」

 

叶星「え、高嶺ちゃんと映司君は……?」

 

高嶺「私たちはこいつらを片づけてから向かうわ。街に放置するわけにはいかないもの。」

 

叶星「高嶺ちゃん、映司君……。だったら私も一緒に……!」

 

映司「叶星、急がないと一葉に追いつけなくなるぞ。」

 

叶星「それはそうだけど、どうすれば……。」

 

高嶺「車に追いつく手段ならあるでしょ?早く行って、叶星。」

 

叶星「………………そうね。わかったわ、高嶺ちゃん、映司君。あとで合流よ――必ず!」

 

高嶺(日に日に頼もしくなっていくわね、叶星。たとえ私が支えなくても、どんどん前へ進んでしまうのかしら……)

 

映司「……そんなことないと思うぞ。」

 

高嶺「映司?」

 

映司「叶星は、たかにゃん先輩に支えられてるから、前に進めてるんだと思う……支えすぎて過保護になるのはよくないけど。」

 

高嶺「ふふっ。そうね。私は叶星の隣に居続けると決めたもの。だから……。」

 

映司は闇黒剣月闇を構えて、高嶺はCHARMを構えた。

 

高嶺「さあ、来なさいっ!」

 

映司と高嶺はゼノンパラドキサを発動して、ヒュージを撃破していく。

 

映司「たかにゃん先輩!」

 

高嶺「わかったわ。」

 

「必殺リード!」

 

「ジャアクアランジーナ!」

 

「必殺リード!」

 

「ジャアクヘッジホッグ!」

 

「必殺リード!」

 

「ジャアクケルベロス!」

 

映司は闇黒剣月闇に、高嶺から借りた3冊のライドブックをリードした。

 

「黄雷居合!」

 

映司は必冊ホルダーに納刀していた、雷鳴剣黄雷のトリガーを引いた。

 

「月闇必殺撃!」

 

映司「はあああぁぁ!」

 

映司はゼノンパラドキサを発動して、稲妻の一閃と共に前方を瞬時に駆け抜けた後、振り返って闇黒剣月闇から、無数の針を放った。

 

「習得三閃!」

 

映司「まだだ!」

 

映司は必冊ホルダーから、雷鳴剣黄雷を抜刀した。

 

「読後一閃!」

 

映司「はあああぁぁ!」

 

雷鳴剣黄雷の刀身に稲妻を纏い、映司はもう一度、ゼノンパラドキサを発動して、居合い斬りを放った。

 

映司「たかにゃん先輩、ありがとう。」

 

映司は高嶺に雷鳴剣黄雷と3冊のライドブックを返した。

 

高嶺「ええ。私たちも叶星達のところに行きましょう。」

 




実際、映司君は誰と組めば強いんだろうか……


映司君はいつの間にか読心術を手に入れていたらしい……


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第3話 これで話は終わりか……?

本来なら3話ですが3話では終わりません。


デュエマの話だから関係ないけど……ヴィルヘルムってモルネクより高いんだね(関係ない)


行きすぎた一般人「たい焼き少女をなんとかしないと……。」

 

車で逃げた一般人は藍を見ていた。

 

行きすぎた一般人「ん?」

 

一葉「抵抗すれば、強制的に停止させます。大人しく車を降りてください。」

 

叶星「乱暴な真似はしたくないの。お願いします。」

 

行きすぎた一般人「あ、アナタたちは、撮影現場にいたリリィ……。え、なんで!?車に乗って移動してきてきたのに、どうしてここに!?」

 

一葉「ずっと乗っていましたよ。車の屋根にしがみついて、ここまでついてきました。」

 

叶星「私は……『リリィトピックス』のスタッフさんの車に乗せてもらって、あなたの車に追いついたのよ。」

 

行きすぎた一般人「な、なんなの!?特集ならワタシの推しが相応しいって、当然のことを主張しただけじゃないっ!それなのに、まさかワタシを捕まえに来たっていうの!?撮影できなかったからって……そんなの逆恨みじゃないっ!」

 

一葉「い、いえ、私は……。」

 

叶星と一葉はこの場に映司がいなくてよかったと思っている。

 

叶星(映司君がいたら……さすがに人は斬らない……と思うから、車でしょうけど……)

 

行きすぎた一般人「きぃぃぃぃぃぃっーーー!推しの舞台が控えてるっていうのに、こんなところで捕まるわけにはいかないんだからっ!!」

 

一般人は藍を人質にした。

 

藍「z z z……z z z……。」

 

藍は寝ていた。

 

一葉&叶星「………………。」

 

叶星「ちょっと、一葉!」

 

一葉「藍、なにをしているの!早く起きて!」

 

行きすぎた一般人「ムダよ!この子はワタシが推しのために買ったたい焼きを、ほとんど平らげたんだから!」

 

一般人のたい焼きだけではなく、藍が自分で買ったやつもあります。

 

行きすぎた一般人「そんなことをすれば、お腹がいっぱいになって、眠気に襲われるのは必然!ほら、早く離れて!じゃないと、この子がどうなっても知らないわよっ!!」

 

叶星「藍ちゃんになにか突きつけているわ!?」

 

一葉「そ、ソレは……!?」

 

一葉&叶星「………………たい焼き?」

 

一般人は藍にたい焼きを突きつけた。

 

行きすぎた一般人「…………。」

 

叶星「え、どうして、たい焼きを……?」

 

一葉「たい焼きなんて、なんの脅しにもなりません!早く藍を助けましょう!」

 

叶星「ま、待って、一葉!」

 

一葉「はいっ!?」

 

叶星「相手は誘拐犯よ。うかつに近づくのは危険だわ。」

 

一葉「まさか……あのたい焼きはフェイク!?」

 

叶星「えぇ、まだ奥の手を隠しているかもしれない……。」

 

一葉「警戒するに越したことはないということですね。」

 

行きすぎた一般人「……そ、そうよっ!このたい焼きは、ただのたい焼きじゃないんだから!わかったら、さっさと離れなさい!さあさあさあっ!」

 

一葉「くっ……!」

 

一葉&叶星「………………。」

 

叶星「ダメだわ……。でも、今回は仕方ないわね、一葉。」

 

一葉「え……?」

 

叶星「藍ちゃんには悪いけど、やっぱり誘拐犯を見逃すわけにはいかないわ。」

 

行きすぎた一般人「え!?アナタ、本気で言ってるの!?じゃあ、いいのね――このたい焼きが火を吹くことになっても!」

 

一葉「ま、待ってください!叶星様……。藍は私の大切な仲間です。ですから……。」

 

叶星「なら、選びなさい、一葉。」

 

叶星はCHARMを構えた。

 

叶星「仲間の命か、世界の平和か……。私は、この世界を守りたい。そのためなら、たとえあなたの仲間でも、命は……。」

 

一葉「――!!」

 

行きすぎた一般人「ちょ、世界って!ワタシみたいな一般人が、世界をどうこうしようだなんて、そんな度胸あるわけないでしょ……!?だから、なんでそうなるのよ……。やめなさい!リリィ同士で対立なんて……!」

 

叶星「……今までありがとう。とても楽しかったわ。束の間の平和だったけど……。」

 

一葉「なんで……………。なんで、こうなるんですか……!叶星様……!こんな運命、私は望んでなんか――っ!」

 

叶星「武器を取りなさい、一葉。仲間を――私から守りたければ。」

 

一葉「――っ!」

 

叶星「……………。」

 

一葉「そう……ですか……。どうしても戦わないといけないんですね。こんなにも貴方を――愛しているのにっ!」

 

叶星「……ありがとう。いつか平和な世界で巡り逢いましょう。」

 

一葉「叶星様……行きますっ!うあああああああーーー!」

 

叶星「さよなら……。」

 

叶星は自害した。

 

一葉「叶星様……どうして……。どうして……自害なんてっ!!」

 

叶星「戦えるはずないじゃない……。私も……あなたを……愛しているのだから……。」

 

一葉「愛しています、叶星様!私もあなたを!これからもずっと!だから……だから……っ!目を開けてください……!叶星様ーーー!!」

 

叶星「………………。」

 

一葉「くっ、う、うぅ……。うあああああああーーー!!!」

 

行きすぎた一般人「そ、そんなぁ……。」

 

一葉「…………あなたをひとりにはしない。旅立ちましょう。共に平和な世界へ……。」

 

一葉も叶星の後を負い自害した。

 

行きすぎた一般人「う、うぅ……ふたりは愛し合っていたのに……。ワタシの……ワタシのせいで……!」

 

恋花「じゃ、これに懲りたら、もう撮影の妨害なんてしないでね。瑤!」

 

行きすぎた一般人「え……?あ、しまった!たい焼き少女が……!」

 

藍「ん……?」

 

瑤「藍の安全は確保したよ。」

 

行きすぎた一般人「あ、アナタたち、いったいどこから……!」

 

姫歌「ひめかたちは、ずーっとあなたの近くにいたんだから!こんなにオーラで輝いているのに、なんで気づかないのよ……。」

 

千香瑠「ダメですよ?リリィにちょっかいをかけたら、タダでは済みませんからね?」

 

灯莉「はぁー!やっと動けるー!ずっと車に乗ってたから、スッゴイうずうずしてるんだよねっ!」

 

行きすぎた一般人「あのリリィの仲間?そんなぁ……。」

 

???「……そろそろ起き上がってもいい頃かしら?」

 

一葉「迫真の演技でしたね、叶星様。女性の注意を引きつけて、藍を救出することができました。」

 

叶星「助かったわ。とっさに合わせてくれるなんて、さすが一葉ね。でも、演技でも『愛している』なんて言われるのは恥ずかしいわね……。」

 

一葉「は、はい。言うのも恥ずかしかったですね……。」

 

紅巴「はあああっ……尊いです!もう土岐の頭は発熱していて、見た映像を脳内保存できません。この手にビデオカメラがあって本当によかったですっ!おふたりとも、最高の演技でした〜〜〜!!」

 

行きすぎた一般人「え……演技ぃ!?た、たしかにあのふたりの動き、どこかで見覚えが……。あ、思い出した!さっきのは『漆黒の騎士と白の姫騎士』のラストシーンじゃない!たしか、このあとは――」

 

叶星「はい。本来なら生き残った妹が国を破滅へと誘い、物語は幕引きとなります。」

 

一葉「でも。それはフィクションでの話です。あなたは破滅しないように、今までの行いをしっかり反省してください。」

 

行きすぎた一般人「は、はい。わかりました……。おふたりがお仕置きしてくださるなら、それはもう喜んで……。」

 

一葉&叶星「え……。」

 

千香瑠「まぁ、何はともあれ、これで一件落着みたいね。」

 

灯莉&姫歌「めでたしめでたしー。」

 

藍「ふあぁ〜〜〜。」

 

瑤「おはよう、藍。」

 

恋花「この寝坊助。今さら起きて……。」

 

藍「……ヒュージ?」

 

恋花&瑤「え?」

 

紅巴「……か、一葉さん……叶星様っ!うしろ、うしろです!ケイブがすぐそこに出現していますっ!逃げてください、ヒュージが……!」

 

ケイブからヒュージが現れ、一葉に攻撃をした。

 

一葉「なっ――!?」

 

叶星「――!」

 

叶星は一葉の目の前に移動した。

 

叶星(あれ……?痛くない……。ヒュージが吹き飛ばされてる……)

 

???「間に合ったみたいだな。」

 

???「ケガはないわね、愛しのお姫様……。」

 

叶星「あ……。高嶺ちゃん!!映司君!!」

 

映司と高嶺がヒュージの攻撃を防ぎ、攻撃をした。

 

高嶺「ここまで台本どおりなのね。最後は『漆黒の騎士・妹』が引き寄せてしまった魔物が、国を滅ぼして幕引きとなるのだけれど……。」

 

映司「俺達が撮影しているのは国を滅ぼしてはいるけど、生き残ったのは叶星のほうだから結末は少し違うけど……。」

 

高嶺「べつに……。」

 

映司「ハッピーエンドにしてもいいんだよな?」

 

高嶺「ハッピーエンドにしてしまってもいいのよね?」

 

恋花「いや、高嶺さんの役は物語の中盤で死んじゃうし、映司は国を滅ぼす役じゃん!ふたり揃って空間を移動して、登場する時点でめちゃくちゃだけど!」

 

灯莉「映司とたかにゃんせんぱい、めっちゃくちゃー☆」

 

高嶺「あら、そうだったかしら?じゃあ、生き返ったのね。叶星と映司がいるかぎり、私は死なないもの……。たとえ、台本が私と叶星と映司を引き離したとしても、そんなもの運命ごと書き換えてあげるわ。」

 

叶星「た、高嶺ちゃん……!」

 

映司「なんで、俺も含んだんだよ……たかにゃん先輩……。」

 

高嶺「あら、嫌だったかしら?」

 

映司「嫌じゃないけど……じゃあ、そんなお姫様達を守るのが、俺の役目ってことで。」

 

叶星「映司君まで……。」

 

高嶺「ふふっ。私たちを守るのは、世界を滅ぼすよりも大変よ?」

 

映司「俺の手の届く範囲なら、絶対に守ってやるよ。」

 

「ジャオウドラゴン!」

 

映司はジャオウドラゴンワンダーライドブックを取り出し、ページを開いて閉じた。

 

「ジャオウリード!」

 

映司はジャオウドラゴンワンダーライドブックを闇黒剣月闇にリードして、ドライバーにジャオウドラゴンワンダーライドブックをセットして、闇黒剣月闇のグリップエンドでドライバーのボタンを押した。

 

「闇黒剣月闇!」

 

「Jump out the book Open it and burst The fear of the darkness.」

 

「You make right a just,no matter dark joke.」

 

「Fury in the dark.」

 

「ジャオウドラゴン!」

 

「誰も逃れられない……」

 

千香瑠「確固たる意志……。眩しいわね……。」

 

一葉(たしかに千香瑠様の言うとおりですが、叶星様を守れたのは、圧倒的な戦闘技術も兼ね備えているから……強い……。私も守れるだろうか?高嶺様と映司さんのように大切な人を……)

 

高嶺「貴方もできるわよ。」

 

一葉「えっ!?」

 

映司「今から協力して守るんだ。俺たちの大切な仲間を。」

 

一葉「は、はい!それは、おっしゃるとおり……ですが……。心を読まないでください、高嶺様!映司さん!」

 

姫歌「一葉さん……あなたもひめかと同じね。高嶺様と映司から見たら、わかりやすいのよ。一緒に送りましょう、高嶺様と映司に先読みされる人生を……。」

 

一葉「えぇ!?」

 

高嶺「ふふふっ……。じゃあ、そろそろ物語の幕を引きましょう。」

 

叶星「そうね。一葉、みんな。行きましょう!」

 

全員「はいっ!」

 

叶星「グラン・エプレ――」

 

一葉「ヘルヴォル――」

 

映司「一柳隊――」

 

4人「攻撃開始っ!!」

 

映司と高嶺はゼノンパラドキサを発動して、ヒュージに近づき攻撃をした。

 

高嶺「隙ができたわ。今よっ!」

 

叶星「一葉!」

 

一葉「叶星様!」

 

一葉&叶星「やあああああああっーーー!!」

 

叶星と一葉はヒュージに攻撃をした。

 

叶星「映司君!」

 

映司「これで話は終わりだ。」

 

映司はジャオウドラゴンワンダーライドブックを閉じた。

 

「ジャオウ必殺読破!」

 

映司は闇黒剣月闇のグリップエンドでドライバーのボタンを押した。

 

「ジャオウ必殺撃!」

 

映司「はあああああぁぁぁぁ!」

 

映司は全身に闇を纏うと、4体の竜を召喚して、ヒュージに向けて放ち、闇黒剣月闇の刀身にまとわせた闇を、ジャオウドラゴン型のエネルギーとして放った。

 

「You are over.」

 

一葉「はあっ……はあっ……。これで、ケイブから出現したヒュージは倒せました……。」

 

藍「いっぱい戦えて楽しかったー!らん、今日はすごくがんばったよ!」

 

叶星「ふふっ、そうね。ありがとう、藍ちゃん。みんなもお疲れ様。」

 

藍「えっへん!」

 

姫歌「ひめかたちの活躍も忘れないでくださいねっ!」

 

一葉「べつに張り合わなくても……。」

 

高嶺「ふふふっ……。」

 

一般人は防衛軍の軍人に捕まった。

 

行きすぎた一般人「ねえ、教えて!あのラストシーンを演じたアナタたちの名前、知っておきたいの!ワタシ、すっごく感動したから……。だからお願いっ!」

 

一葉「……私は、相澤一葉。エレンスゲ女学園、ヘルヴォルのリーダー。相澤一葉です。」

 

叶星「私は神庭女子藝術高校、グラン・エプレのリーダー。今叶星よ。」

 

行きすぎた一般人「一葉ちゃんに、叶星ちゃん……。おぼえた、おぼえたわ!ワタシ、これからはふたりのことかを推すわ!推し変よ!あの演技で全部持っていかれたわ。最高よ、本当にありがとう!」

 

一般人は防衛軍に連れていかれた。

 

高嶺「ふふっ、ふたりにファンができたみたいね。あれだけ他のリリィに熱心だった人を虜にするなんて、いったいどんな演技だったのかしら?」

 

一葉「そんな、たいそうな演技では……。まぁ、演技を評価していただいて、好いてもらえるのは嬉しいことなのですが……。なんだか……ちょっと複雑な気持ちです。」

 

叶星「そうね。私は誰かの憧れの対象になるようなリリィじゃないし、急にファンだって言われても……。」

 

瑤「それだけの名演技だったよ。一葉も叶星さんも……。」

 

姫歌「ま、叶星様はグラン・エプレのリーダーですから!」

 

灯莉「かなほせんぱい!すごーい☆」

 

恋花「ホント、一葉のくせにね。」

 

藍「一葉のくせにー。」

 

一葉「えぇっ!?」

 

千香瑠「あらあら、こんなに明暗が分かれるなんて……。でも、今度こそ一件落着ね。ふふふっ。」

 

紅巴「………………。」

 

紅巴は少し離れた場所で叶星たちを見ていた。

 

紅巴(あぁ……皆さん、仲睦まじくて大変よろしいですね……尊み熱で、土岐の脳内保存機能がダウンしてる今、カメラにしっかり保存せねば……)

 

副編集長「あぁ、よかった……!ねぇ、キミ!ちょっといい?」

 

紅巴「ひゃい!?」

 

副編集長「カメラを返してもらってもいいかな?編集長の鬼電がすごくてね……。早く映像を送れってうるさくて……。」

 

紅巴「あ、はい。うまく撮影できているか、あまり自信はありませんけど……とりあえずお返ししますね。」

 

副編集長「あ……でも、見たところ、映像はちゃんと撮れてるみたいだね。ありがとう。本当に助かったよ!」

 

紅巴「いえ、皆様の尊みあふれる映像を世に送り出すお手伝いができて、土岐はとっても嬉しいですっ!」

 

副編集長「私も、キミのような人にお願いしてよかったよ。よーし撮影は終了!」

 

これで『漆黒の騎士と白の姫騎士』の撮影は終了のはずだった……

 

叶星&一葉「え?」

 

一葉「『漆黒の騎士と白の姫騎士』を……。」

 

叶星「もう一度……?」

 

数日後、『リリィトピックス』の副編集長から連絡があった。

 

千香瑠「編集長が映司君のファンだった?」

 

高嶺「映司のシーンが少ないから、また撮影するのね。」

 

映司「俺のシーンが少ないのは仕方ないだろ……。」

 

編集長「ごめんね?」

 

編集長が車から降りてきた。

 

映司「あの時の……。」

 

叶星「映司君、知り合いなの?」

 

映司「叶星たちと藍を助けに行く前に、ヒュージに襲われそうだったから、助けたんだよ。」

 

編集長「あの時は助かったよ!ありがとう!」

 

高嶺「貴方にもファンがいたのね。」

 

映司「叶星と一葉よりはマシだな。」

 




ということで次回は漆黒の騎士と白の姫騎士の撮影の話です。

映司君VSたかにゃん先輩のシーンから始まるけど……


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第4話 闇の剣士VS賢姉なる白の姫騎士

百由様はゲットしたよ?たかにゃん先輩のメモリアが被ったから、メモリアメダルで。

ぐろっぴ?前のイベントのぐろっぴあるからいいや(そうじゃない)


高嶺「本当に滅ぼす気なのね。」

 

映司「ああ、そして……。」

 

映司は必冊ホルダーから、闇黒剣月闇を抜刀した。

 

映司「この世界も終わらせる。」

 

映司は高嶺に闇黒剣月闇を向けた。

 

高嶺「私が貴方を止めるわ。」

 

高嶺はCHARMを構えた。

 

映司「やれるものならな……。」

 

「ジャアクドラゴン!」

 

映司はジャアクドラゴンワンダーライドブックを取り出してページを開いた。

 

「かつて世界を包み込んだ暗闇を生んだのはたった1体の神獣だった……。」

 

映司はジャアクドラゴンワンダーライドブックのページを閉じた。

 

「ジャアクリード!」

 

映司はジャアクドラゴンワンダーライドブックを闇黒剣月闇にリードして、ドライバーにジャアクドラゴンワンダーライドブックをセットした。

 

映司「変身。」

 

映司は闇黒剣月闇のグリップエンドでドライバーのボタンを押した。

 

「闇黒剣月闇!」

Get go(月光!) under conquer(暗黒!) than get keen.(斬撃!)

 

「ジャアクドラゴン!」

 

「月闇翻訳!光を奪いし漆黒の剣が、冷酷無情に暗黒竜を支配する!」

 

高嶺「……っ!」

 

高嶺はゼノンパラドキサを発動した。

 

映司「……。」

 

映司は闇黒剣月闇で、高嶺のCHARMを弾いた。

 

高嶺「っ!?」

 

高嶺のCHARMは地面に刺さった。

 

映司「本気でやらないのか?」

 

高嶺「できるわけないじゃない……。」

 

映司「だったら、本気を出させてやる……。」

 

映司はドライバーから、ジャアクドラゴンワンダーライドブックを引き抜いた。

 

「ジャアクドラゴン!」

 

高嶺「っ!?やめなさい!」

 

高嶺はゼノンパラドキサを発動して、地面からCHARMを引き抜いて走り出した。

 

高嶺「ハアッ!」

 

高嶺は映司に向けて、CHARMを振り下ろした。

 

映司「もう遅い。」

 

「必殺リード!」

 

映司は闇黒剣月闇にジャアクドラゴンワンダーライドブックをリードして、高嶺の攻撃をガードした。

 

高嶺「どうして……この世界を滅ぼそうとしているのよ!」

 

映司「見たんだ……。」

 

高嶺「……見た?」

 

映司「この先に訪れる災厄をな。」

 

高嶺「災厄……?」

 

映司「その未来を変えるには、この方法しかないんだ!」

 

映司は高嶺に回し蹴りをした。

 

高嶺「ぐっ……!」

 

「必殺リード!」

 

映司は闇黒剣月闇にジャアクドラゴンワンダーライドブックをリードした。

 

高嶺「本当に……その方法だけなの!?」

 

映司「もう……何も話すことはない。」

 

「必殺リード!」

 

「ジャアクドラゴン!」

 

映司は闇黒剣月闇にジャアクドラゴンワンダーライドブックをリードした。

 

映司「消えろ。」

 

「月闇必殺撃!」

 

映司「はあああああぁぁぁぁ!」

 

映司は闇黒剣月闇から、巨大な紫色のエネルギー刃を高嶺に向けて放った。

 

「習得三閃!」

 

高嶺「――っ!」

 

「ランプの魔神が真の力を発揮する!ゴールデンアランジーナ!」

 

「黄雷三冊!稲妻の剣が光り輝き、雷鳴が轟く!」

 

高嶺はエスパーダに変身して、映司の攻撃を相殺した。

 

高嶺「私の全てを使って貴方を倒すわ。」

 

映司「お前が変身したのも、俺が見た未来と同じだ。」

 

高嶺「……っ!?」

 

映司「それでもやるのか?」

 

高嶺「もちろんよ。」

 

映司と高嶺はゼノンパラドキサを発動した。

 

高嶺「ハアッ!」

 

高嶺は映司に回し蹴りをした。

 

映司「……っ!」

 

高嶺「私は……私の想いを貫くわ!」

 

高嶺は雷鳴剣黄雷をソードライバーに納刀した。

 

「必殺読破!」

 

高嶺は雷鳴剣黄雷のトリガーを引いた。

 

高嶺「ハアッ!」

 

「黄雷抜刀!」

 

高嶺はドライバーから、雷鳴剣黄雷を抜刀した。

 

「ケルベロス!ヘッジホッグ!アランジーナ!三冊斬り!」

 

高嶺「トルエノ・デル・ソル。」

 

「サ・サ・サ・サンダー!」

 

高嶺は稲妻の一閃と共に前方を瞬時に駆け抜けた。

 

映司「ぐっ……!」

 

高嶺「はあああああぁぁぁぁ!」

 

高嶺は振り返って雷鳴剣黄雷から、無数の針を放った。

 

「必殺リード!」

 

「ジャアクドラゴン!」

 

映司はドライバーから、ジャアクドラゴンワンダーライドブックを引き抜いて、闇黒剣月闇にジャアクドラゴンワンダーライドブックをリードした。

 

「月闇必殺撃!」

 

映司「はあああああぁぁぁぁ!」

 

映司は闇黒剣月闇から、紫色のドラゴンのようなエネルギーを放った。

 

「習得一閃!」

 

高嶺「相殺した……?」

 

映司「ここからは俺も本気で相手をしよう。」

 

「ジャオウドラゴン!」

 

映司はジャオウドラゴンワンダーライドブックを取り出した。

 

高嶺「っ!?」

 

映司はジャオウドラゴンワンダーライドブックをページを開いた。

 

「邪道を極めた暗闇を纏い、数多の竜が秘めた力を開放する……。」

 

映司はジャオウドラゴンワンダーライドブックのページを閉じた。

 

「ジャオウリード!」

 

映司はジャオウドラゴンワンダーライドブックを闇黒剣月闇にリードして、ドライバーにジャオウドラゴンワンダーライドブックをセットして、闇黒剣月闇のグリップエンドでドライバーのボタンを押した。

 

「闇黒剣月闇!」

 

「Jump out the book Open it and burst The fear of the darkness.」

 

「You make right a just,no matter dark joke.」

 

「Fury in the dark.」

 

「ジャオウドラゴン!」

 

「誰も逃れられない……」

 

高嶺「っ!?その姿は……!」

 

映司「国を滅ぼす者の予言通りの姿だろ?」

 

高嶺「……はああああぁぁぁ!」

 

高嶺はゼノンパラドキサを発動して、映司に雷鳴剣黄雷を振り下ろした。

 

「必殺リード!」

 

「ジャアクドラゴン!」

 

映司は闇黒剣月闇にジャアクドラゴンワンダーライドブックをリードして、高嶺の攻撃をガードした。

 

高嶺「っ!?」

 

映司「全力で戦うって言ったからな……この2冊も使わせてもらう。」

 

映司は高嶺に闇黒剣月闇を振り下ろした。

 

高嶺「くっ……!」

 

「オーズアニマルコンボ録!」

 

映司はオーズアニマルコンボ録ワンダーライドブックを取り出した。

 

「必殺リード!」

 

「グリード!」

 

映司は闇黒剣月闇にオーズアニマルコンボ録ワンダーライドブックをリードした。

 

高嶺「……。」

 

「01AI開発録!」

 

映司は01AI開発録ワンダーライドブックを取り出した。

 

「必殺リード!」

 

「マギア!」

 

映司は闇黒剣月闇に01AI開発録ワンダーライドブックをリードした。

 

「月闇必殺撃!」

 

映司「はあああああぁぁぁぁ!」

 

映司は闇黒剣月闇から、紫のドラゴン、フェニックス、シャインクリスタを放った。

 

「習得三閃!」

 

高嶺「っ!」

 

「ランプドアランジーナ!」

 

「ニードルヘッジホッグ!」

 

「トライケルベロス!」

 

高嶺はドライバーに装填されている、ワンダーライドブックを全て押し込んだ。

 

高嶺「はああああぁぁぁ!」

 

高嶺は雷鳴剣黄雷から、ランプアランジーナ、ケルベロス、無数の針を放った。

 

映司「残念だったな。」

 

高嶺「っ!?」

 

映司「その威力だと、俺の攻撃を全て相殺できない。」

 

高嶺「これならどうかしら!」

 

高嶺は雷鳴剣黄雷を必冊ホルダーに納刀して、トリガーを引いた。

 

「黄雷居合!」

 

高嶺はホルダーから、雷鳴剣黄雷を抜刀した。

 

「読後一閃!」

 

高嶺「はあああぁぁ!」

 

雷鳴剣黄雷の刀身に稲妻を纏い、高嶺はフェニックスを斬った。

 

映司「……これで話は終わりだ。」

 

映司はジャオウドラゴンワンダーライドブックを閉じた。

 

「ジャオウ必殺読破!」

 

高嶺「っ!」

 

高嶺は雷鳴剣黄雷をソードライバーに納刀した。

 

「必殺読破!」

 

高嶺は雷鳴剣黄雷のトリガーを引いた。

 

高嶺「ハアッ!」

 

「黄雷抜刀!」

 

高嶺はドライバーから、雷鳴剣黄雷を抜刀して、映司は闇黒剣月闇のグリップエンドでドライバーのボタンを押した。

 

「ジャオウ必殺撃!」

 

「ケルベロス!ヘッジホッグ!アランジーナ!三冊斬り!」

 

高嶺「トルエノ・デル・ソル。」

 

「サ・サ・サ・サンダー!」

 

映司は全身に闇を纏うと、4体の竜を召喚して、高嶺に向けて放ち、高嶺は4体の竜を全て斬り、飛び上がった。

 

映司&高嶺「はあああああぁぁぁぁ!」

 

高嶺は雷鳴剣黄の刀身に凄まじい雷撃を纏わせて斬撃を繰り出し、映司はジャオウドラゴンを放った。

 

「You are over.」

 

高嶺「ぐっ……!」

 

高嶺の変身は強制的に解除された。

 

映司「消えろ……賢姉なる白の姫騎士……。」

 

映司は闇黒剣月闇に闇を纏わせ、闇黒剣月闇を振りかざした。

 

高嶺「私は貴方のことが――!」

 

映司は闇黒剣月闇を振り下ろした。

 




たかにゃん先輩が変身したのは一柳隊、グラン・エプレ、ヘルヴォル、編集長だけが、この映像を見るからです。

レジェンドブック出したけど、映司君の攻撃手段を増やしたかっただけなので、ワンダーライドブックはこの2冊以外は出しません(エスパーダとカリバーの強化があったら増えるけど)

映司君の放ったフェニックスはマグナブレイズの鳥です。


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最終話 終焉を導く闇の剣士

ジャオウドラゴンのアーツは予約したけど、エンペラーの真骨頂どうしようかな……


好き勝手にストーリーを書き換えた最終話です。


叶星に高嶺の死が伝えられた。

 

叶星「そんな……。」

 

姫歌「漆黒の騎士たちの仕業らしいですよ?」

 

叶星「一葉たちが……?」

 

紅巴「叶星様!」

 

叶星「どうしたの?」

 

紅巴「森の中に……エスパーダと魔物がいたんです!」

 

叶星「っ!?」

 

灯莉「とっきー、それほんとー?」

 

紅巴「これを見てください!」

 

紅巴は写真を見せた。

 

叶星「これ……高嶺ちゃんのCHARMもあるわね……。」

 

一葉は……

 

一葉「闇の剣士……!」

 

映司「お前が先か……。」

 

一葉は映司に会いに来ていた。

 

一葉「私は貴方を許しません。」

 

映司「高嶺の死はお前たちの仕業ってことになってるらしいぞ?」

 

一葉「っ!?……貴方って人は……!」

 

一葉は走り出し、映司に向けてCHARMを振り下ろした。

 

映司「そろそろか……。」

 

映司は闇黒剣月闇で攻撃を防いだ。

 

???「ハアッ!」

 

一葉に向けてCHARMが振り下ろされた。

 

一葉「っ!?」

 

叶星「手を貸しなさい……闇の剣士。」

 

一葉「叶星様!?」

 

映司「……後悔するなよ。」

 

一葉「何を考えているのですか!叶星様!?」

 

叶星「簡単なことよ……貴方たち漆黒の騎士が、高嶺ちゃんを殺したというのなら――私は……。」

 

一葉「ま、待ってください!叶星様……。大切な家族に手をかけるなんて……。」

 

叶星「なら、選びなさい、一葉。」

 

叶星はCHARMを構えた。

 

叶星「家族の命か、世界の平和か……。私は、この世界を守りたい。そのためなら、たとえあなたの妹でも、命は……。」

 

一葉「――!!」

 

叶星「……今までありがとう。とても楽しかったわ。束の間の平和だったけど……。」

 

一葉「なんで……………。なんで、こうなるんですか……!叶星様……!こんな運命、私は望んでなんか――っ!」

 

叶星「武器を取りなさい、一葉。家族を――私から守りたければ。」

 

一葉「――っ!」

 

叶星「……………。」

 

一葉「そう……ですか……。どうしても戦わないといけないんですね。こんなにも貴方を――愛しているのにっ!」

 

叶星「……ありがとう。いつか平和な世界で巡り逢いましょう。」

 

一葉「叶星様……行きますっ!うあああああああーーー!」

 

叶星「さよなら……。」

 

叶星は自害した。

 

映司「……。」

 

一葉「叶星様……どうして……。どうして……自害なんてっ!!」

 

叶星「戦えるはずないじゃない……。私も……あなたを……愛しているのだから……。」

 

一葉「愛しています、叶星様!私もあなたを!これからもずっと!だから……だから……っ!目を開けてください……!叶星様ーーー!!」

 

叶星「………………。」

 

一葉「くっ、う、うぅ……。うあああああああーーー!!!」

 

映司(あとは国を滅ぼすだけだ)

 

一葉「…………あなたをひとりにはしない。旅立ちましょう。共に平和な世界へ……。」

 

一葉も叶星の後を追い自害した。

 

映司「……。」

 

映司はその場から去っていった。

 

???「戻ってきたのね。」

 

映司「目が覚めたんだな。」

 

???「……本当に滅ぼすの?」

 

映司「世界まではいかないけど、国は滅ぼす。」

 

???「あの子たちは?」

 

映司「何も知らないだろうな。」

 

???「……。」

 

映司「お前も見ただろ?――高嶺。」

 

高嶺「それでも、私は救う方法を探したかったわ。」

 

映司「……救う価値なんてない。」

 

???「見つけたわよ……!」

 

映司「生きてたんだな……叶星。」

 

叶星「貴方にお願いがあるの!」

 

映司「なんだ?」

 

叶星「国を――私たちの国を滅ぼして!」

 

映司「いいのか?」

 

叶星「高嶺ちゃんも一葉もいないこんな世界……。」

 

映司「灯莉も定盛もとっきーも……死ぬんだぞ?」

 

叶星「……。」

 

映司「……変身。」

 

「闇黒剣月闇!」

 

「Jump out the book Open it and burst The fear of the darkness.」

 

「You make right a just,no matter dark joke.」

 

「Fury in the dark.」

 

「ジャオウドラゴン!」

 

「誰も逃れられない……」

 

灯莉「かなほせんぱーい!」

 

叶星「灯莉ちゃん!?」

 

映司「定盛、とっきー……。」

 

姫歌「貴方を止めるわ。」

 

叶星「やめなさい。」

 

姫歌「どうしてですか!?」

 

叶星「彼には勝てないからよ。」

 

紅巴「……叶星様?」

 

叶星「早く滅ぼして!闇の剣士!」

 

映司「これで話は終わりだ。」

 

映司はジャオウドラゴンワンダーライドブックを閉じた。

 

「ジャオウ必殺読破!」

 

映司は闇黒剣月闇のグリップエンドでドライバーのボタンを押した。

 

「ジャオウ必殺撃!」

 

映司「はあああああぁぁぁぁ!」

 

映司は全身に闇を纏うと、4体の竜を召喚して、国へ放ち、闇黒剣月闇の刀身にまとわせた闇を、ジャオウドラゴン型のエネルギーとして放った。

 

「You are over.」

 

姫歌「そんな……。」

 

紅巴「国が……。」

 

灯莉「……。」

 

叶星「これでいいのよ。」

 

映司「生き残りの漆黒の騎士と仲良くするんだな。」

 

叶星「生き残り……?」

 

???「私たちのことですか?」

 

姫歌「千香瑠様と瑤様……。」

 

映司「じゃあな。」

 

千香瑠は映司の前に移動しCHARMを向けた。

 

千香瑠「逃がしませんよ?」

 

瑤「私たちと一緒に来てもらう。」

 

瑤も映司にCHARMを向けた。

 

映司「やめとけ、お前たちは俺に勝てない。」

 

映司はジャオウドラゴンワンダーライドブックを閉じた。

 

「ジャオウ必殺読破!」

 

映司は闇黒剣月闇のグリップエンドでドライバーのボタンを押した。

 

「ジャオウ必殺撃!」

 

映司「はあああああぁぁぁぁ!」

 

映司は全身に闇を纏うと、ジャオウドラゴンを召喚して、千香瑠と瑤に放った。

 

千香瑠「くっ……!」

 

「You are over.」

 

瑤「いない……。」

 

姫歌「叶星様もいません!」

 

映司は空間を移動していた。

 

映司「次は世界を滅ぼす……。」

 




映司君はたかにゃん先輩を斬ってません……さすがに役だとしてもヒロイン斬るのはちょっとね?

多分、編集長は映司君の出番が多かったし笑顔でしょう……

終わり方が雑だし、これでよかったのかはわからない

映司君がソロモンになったら、世界は簡単に終わります……このストーリーを映司君が世界を滅ぼすって点から見るなら、ソロモンの方がよかったかな?

次回は予定ではヘルヴォル強化の話です。


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守護天使の誓い
第1話 カレが護りたいモノ


サブタイはラスバレ編はなるべくゼロワンのサブタイトルに寄せていきたいと思います。


映司を除いた一柳隊は甲州に外征していた。

 

夢結「梨璃……そんな悲しい顔を、しないで……私が、必ず助ける……貴方は、何も……心配しなくて……いいから……」

 

夢結は倒れた。

 

梨璃「お姉様!?」

 

梅「夢結!しっかりしろ!」

 

楓「いけませんわ!早く夢結様を!」

 

梨璃「お姉様、目を開けてください!お姉様!」

 

数日前……

 

梨璃「わわっ!」

 

梅「あははっ。そんなノロノロしてると梅がぜーんぶやっつけちゃうぞ!」

 

梅はヒュージを撃破する。

 

梨璃「す、すいません。梅様!」

 

夢結「二水さん。ケイブの位置は?」

 

二水「は、はい!」

 

二水は鷹の目を発動。

 

二水「……ありました!2時の方向、瓦礫で埋もれた建物の向こう側です!」

 

ミリアム「でかしたぞ二水!しかし数こそ多いが、小型のヒュージばっかりじゃのう?」

 

楓「おおかた、まだケイブが広がりきっていないのでしょう。この程度ならお茶の子さいさいですわ。」

 

雨嘉「お茶の子って、どういう意味……?」

 

神琳「お茶の子は茶菓子のことですが、私は『さいさい』のほうが気になりますね。」

 

楓「ちょっとそこっ!?変に言葉尻を拾わなくても結構でしてよ!?」

 

鶴紗「まったく、戦闘中によく喋る……」

 

夢結「鶴紗さんの言うとおりよ。今はケイブを潰すことだけに集中しましょう。」

 

神琳「そうですね……ミリアムさん、お願いできますか?」

 

ミリアム「おう、任せておけい!わしのレアスキル、フェイズトランセンデンスで周囲の敵を蹴散らしてくれる!」

 

梨璃「ミリアムさんを主軸に、ケイブまでの距離を一気に詰めて破壊、ですね!」

 

夢結「ええ。速攻でケイブを破壊し、ヒュージの発生を止める。これは時間との勝負よ。梨璃、号令をかけて。」

 

梨璃「へっ?ごうれい?」

 

夢結「一柳隊のリーダーは貴方でしょう。」

 

雨嘉「作戦開始の合図、だよ。梨璃。

 

梨璃「あ、そっか!」

 

映司「結梨、ミリアムがフェイズトランセンデンスを使ったら、ミリアムのサポートをしてくれ。」

 

結梨「わかった。」

 

梨璃「そ、それじゃあ、皆さん……えっと……、一生懸命頑張りましょう!」

 

鶴紗「……それが号令?」

 

梅「了解したぞ。」

 

ミリアム「わしに任せろ!」

 

神琳「はい♪」

 

二水「梨璃さんかっこいいですぅ〜!」

 

楓「ふふっ、リーダーシップを発揮する梨璃さんも、かわいらしいですわ。」

 

梨璃「あはは……なんかこそばゆいですけど。気を取り直していきますね。一柳隊、作戦開始!」

 

ミリアムがフェイズトランセンデンスを発動して、ヒュージを撃破していく。

 

ミリアム「うははっ!わしのお通りじゃ〜!」

 

楓「ケイブなんてどこにもありませんけど……本当にこっちであってますの?」

 

二水「あっ!ミリアムさん行き過ぎです!ケイブはもう少し手前、ちょうど梨璃さんのいるあたりです!」

 

楓「なんですって!?」

 

雨嘉「けほっ、けほ……砂埃が……」

 

ミリアム「よーしわかったのじゃ!今すぐそっちに向か▽□%‪✕‬◎#……すまん、時間切れじゃ……あとは任せたぁ〜……!」

 

ミリアムがマギ切れで倒れた。

 

映司「梨璃!近くにケイブがないか探せ!結梨はミリアムの救護!楓は結梨の援護をしてくれ!」

 

結梨「うん!」

 

楓「まったく仕方のない……!」

 

梨璃「でも、どうやってケイブを探せば……?」

 

夢結「周囲の空間が歪んで見えるはずよ。それを目印にして!ただし見つけても……」

 

梨璃「わかりました、お姉様!」

 

梨璃は走り出した。

 

梨璃「ええと、空間の歪み、空間の歪み……」

 

梨璃はケイブを見つけた。

 

梨璃「あっ、あった!ケイブ……!ケイブ、発見しました!皆のためにも早く壊さないと……!」

 

梨璃はケイブを破壊した。

 

夢結「よくやったわ。梨……梨璃っ!後ろ!」

 

梨璃「えっ……?」

 

梨璃の後ろにラージ級のヒュージが現れた。

 

梨璃「きゃあ!?」

 

夢結「……梨璃!?」

 

映司と梅が縮地を発動し、ヒュージに攻撃する。

 

映司「大丈夫か!?梨璃!」

 

梨璃「え、映司くん、梅様……ありがとうございます……ッ……!」

 

梅「一撃もらっちゃったみたいだな……痛むか?」

 

梨璃「へ、平気ですっ!それより……」

 

梅「ああ。……あのヒュージ、全然気配がなかった。このあたりじゃ見たことのないタイプだ。」

 

映司「梅様……梨璃のことお願いします。あのヒュージは俺が……」

 

映司はゼロワンドライバーを外し、オーズドライバーを巻いて、プトティラのメダルセットし、オースキャナーでスキャンした。

 

「プテラ!」「トリケラ!」「ティラノ!」

「プ・ト・ティラーノ、ザウルース!」

 

映司「ぶっ潰す!」

 

映司はヒュージの背後に回り込みメダガブリューで攻撃をする。

 

夢結「……どきなさい。」

 

夢結は目の前のヒュージを撃破した。

 

夢結「……梨璃っ!」

 

梨璃「お姉様……」

 

映司「これで終わらせる!」

 

映司はオースキャナーに手を取った。

 

映司「っ!?」

 

ヒュージが逃げた。

 

映司「アイツを探せ。」

 

映司はタカカンドロイドに指示を出して、メダガブリューにセルメダルを入れた。

 

「ガブッ!」

「ゴックン!」

 

映司はメダガブリューのモードをバズーカモードにした。

 

「プ・ト・ティラーノ・ヒッサ~ツ!」

 

映司はセルメダルのエネルギーを凝縮した強力な破壊光線を残ったヒュージ達に放った。

 

梅「映司は相当キレてるぞ。」

 

雨嘉「プトティラになってるの久しぶりに見た……」

 

映司は変身を解いた。

 

夢結「百合ヶ丘に戻りましょう。」

 

一柳隊は百合ヶ丘へ戻った。

 

梨璃「わ……皆、検査が終わるまで待っててくれたの?」

 

梨璃が検査室から出ると一柳隊が居た。

 

楓「当然ですわ!私、心配で心配で……」

 

梨璃「あはは……ありがとう楓さん。ただのかすり傷で検査までしてもらっちゃって、なんだか申し訳ないなぁ。」

 

梅「たしかに傷は軽いみたいだけど、そんな甘くみないほうがいいぞ。ヒュージにもいろんなやつがいるんだ。」

 

雨嘉「梨璃を襲ったヒュージ、あんまり見ないタイプだったんでしょ?ちゃんと調べてもらわないと。」

 

楓「その通りですわ。たとえ小さなものであっても、未知の敵から負わされた傷ですもの!検査を念入りにしておくのは必要なことですわ。そう、だからこそ今日はお風呂でしっかりと……!」

 

二水「楓さんって、真面目に心配しているのかふざけてるのかどっちなんです?」

 

楓「私はっ!いつでもっ!大真面目ですわっ!」

 

鶴紗「力説されると逆に怖いな……」

 

梨璃「ところで、映司くんとお姉様は?」

 

神琳「夢結様でしたら、百由様と一緒に検査の結果を確認中ですよ。」

 

梨璃「お姉様まで……」

 

結梨「映司も一緒のはずだよ。」

 

梨璃「映司くんも?」

 

神琳「それだけ心配なのでしょうね。ふふっ、ちょっと羨ましいわ。」

 

雨嘉「……神琳が怪我をしたら……きっと私もそうするよ。」

 

神琳「雨嘉さん……」

 

夢結と百由が入ってきた。

 

百由「はいは〜い、おっまたせ〜っ!検査は終了!お疲れ〜!」

 

ミリアム「百由様っ!?その感じは、梨璃に問題ないということかのう?」

 

百由「う〜ん、そう言いたいトコなんだけど。ちょっと困ったことになっちゃってるみたいで。」

 

ミリアム「困ったことじゃと?」

 

雨嘉「もしかして……梨璃に何か異常があったんですか?」

 

百由「そ、そう……ねぇ〜。異常……といえば異常かなー?うん、どうしようもなく異常だわね〜……コレは。」

 

夢結「……」

 

ミリアム「なんじゃ?百由様にしては歯切れが悪いの。」

 

楓「ああもう、焦らさないでくださいまし!」

 

百由「検査の結果、梨璃さんのマギの性質が変わり始めているの。あの特型ヒュージが梨璃さんに与えた『負のマギ』の影響でね。」

 

二水「負のマギ……一部のレアスキルを使用したときの反動で、リリィの中に溜まっていくものですね?」

 

梨璃「それってよくないんですか?自分としては、あれから何ともありませんけど……」

 

百由「少しだけなら問題はないのよ?治療法もなくはないから、負のマギが増えちゃうようなレアスキルも普通に使われているわけだし。ただそれって、溜まりすぎるとヤバイやつなの。梨璃さんは特型ヒュージの攻撃によってマギが汚染されて、もともと持っていたマギが負のマギに変質し始めているみたい。簡単に言うと、特殊な増え方をする負のマギだから従来の治療ではあまり効果がない、ってことなのよね。」

 

神琳「『従来の治療では』、ということは他に治療法があるんでしょうか?」

 

百由「う、うーん……それなんだけどぉ……」

 

梨璃「あの……、なにか?」

 

夢結「……治療法はあるわ。そうでしょ、百由。」

 

百由「あ〜……そう、ね。うんうん、そうだったそうだった!」

 

神琳「……?」

 

楓「はぁ……よかったですわ。今にも心臓が破裂するかと思いました。」

 

百由「あはは、ごめんごめん。で、治療法なんだけど……梨璃さんが誰か他のリリィと手を繋げばいいの。ほんのそれだけ。」

 

鶴紗「……は?」

 

梨璃「私が誰かと、手を繋ぐだけ……?」

 

ミリアム「ふむ、なるほど。『マギ交感』か。」

 

百由「さすがぐろっぴ。話が早いわね〜」

 

雨嘉「えっと……どういうこと……?」

 

ミリアム「リリィのマギは、CHARMを使ってお互いに受け渡しができるじゃろ?」

 

雨嘉「うん。ノインヴェルト戦術もそのひとつだよね。」

 

ミリアム「実はそれと同じことがCHARMを通さずともできるのじゃ。ただ手を繋ぐような、簡単な方法でもな。」

 

百由「それが『マギ交感』。他人の錬成したマギが外から入ってくることで、体の中の負のマギが中和されて消えちゃうってことね。」

 

鶴紗「ずいぶんとお手軽なんだね。」

 

百由「結構大変なのよ〜?治療が終わるまでは1日の大部分をずっと手を繋いで過ごさなくちゃいけないし。」

 

楓「梨璃さんと、ずっとてを……私がやらせていただきますわ!梨璃さんを汚す負のマギなど、たちどころに打ち消して見せます!」

 

ミリアム「まあ、名乗り出るとは思ったがの。」

 

楓「さあ梨璃さん、さっそくお手を……」

 

楓が梨璃と手を繋ごうとしたが……

 

夢結「待ちなさい、楓さん。」

 

夢結が止めた。

 

楓「え。」

 

夢結「私がやるわ。シュッツエンゲルとして、梨璃の面倒は私が見ます。」

 

梨璃「お、お姉様がっ!?」

 

楓「ゆ、夢結様はクラスも学年も別ではありませんの。それでは講義も受けづらいですし、寮の部屋だって……」

 

夢結「私が1年生の講義に出席すればいいのでしょう。寮もルームメイトにしばらく部屋を空けてもらうわ。」

 

楓「で、ですが……!それでは……!」

 

夢結「治療が関わっているのだから。マギの相性がいい者同士のほうがいいはずよ。私は梨璃と何度もマギを交換した実績があります。」

 

楓「ぐぬぬ……!夢結様らしい理路整然とした理屈ですわ……!」

 

ミリアム「気持ちはわかるが、ここは退くべきじゃの。夢結様の目を見てみぃ、ちっとも笑っとらんぞい。」

 

楓「……わ、わかりましたわ。ひとまず梨璃さんを夢結様にお預けいたします。でも、私のアジールたるお風呂くらいは……」

 

百由「あ、治療中に別のマギが混じっちゃうのはよくないから、梨璃さんが治るまで、楓さんは過度なスキンシップは遠慮してね?」

 

楓「えっ!?」

 

夢結「梨璃を助けるためなの。我慢して。」

 

梨璃「そんな、大げさな……」

 

楓「むむむ……わかりました。これも惚れた弱みです……」

 

夢結「……あとのことは頼んだわ。」

 

楓「え、と……夢結様……?」

 

梨璃「ありがとう。ごめんね楓さん。」

 

楓「い、いいえ。いいんですのよ!梨璃さんはなぁにんも心配せず、治療に専念してくださいまし。」

 

ミリアム「ともあれ、これでなんとかなりそうじゃの。ただ手を繋げばいいんじゃから。ほれ、早速。」

 

梨璃「お、お姉様。よろしくお願いします!」

 

夢結「ええ、よろしく。」

 

2人は手を繋いだ。

 

梨璃「お姉様、百由様、映司くんは?」

 

夢結「百由が知ってるんじゃないかしら?」

 

百由「映司は、なんかすることがあるって言って検査結果を見たら出ていったわよ〜……梨璃さんと手を繋ぐのは本当は映司がいいんだけどね。」

 

数分前……

 

映司「百由様、梨璃と夢結姉のことお願いします。」

 

百由「いきなりどうしたのよ?」

 

映司「特型ヒュージは甲州にいるってコイツが。」

 

映司は頭に乗っているタカカンドロイドを指す。

 

百由「このことは夢結には?」

 

映司「言ったら止められてます。」

 

百由「でも1日じゃないわよね?」

 

映司「理事長代行に直接伝えたんで……バレた時は、そのまま伝えてください。」

 

百由「夢結に怒られても知らないわよ?」

 

映司「夢結姉は俺と同罪でしょ?」

 

百由「まぁ……そうね。」

 

映司「何かあったらそれで連絡してください。」

 

百由「ええ、わかったわ。気をつけてね?」

 

映司「はい、戻ってきたら何か甘いもの作りますね。」

 

映司は百合ヶ丘から出て、プトティラに変身して、エクスターナルフィンを展開して甲州に向けて飛んだ。

 




映司君キレてプトティラになるし、1人で甲州行っちゃうし……梨璃ちゃんに怒られそう。


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第2話 カレの焦る理由は何か

ラスバレをやってて思ったのは自分は灯莉ちゃんが結構好きです。


甲州に到着した映司は特型ヒュージを探しに危険区域に入った。

 

映司「長期戦になるから、ゼロワンだ。」

 

「ゼロワンドライバー!」

 

映司はオーズドライバーを外し、ゼロワンドライバーを巻いた。

 

「ハイパージャンプ!」

 

映司はシャイニングアサルトホッパープログライズキーのボタンを押した。

 

「オーバーライズ!」

 

映司はドライバーにキーをスキャンして、キーを展開してドライバーに装填した。

 

「プログライズ!」

「Warning,warning. This is not a test!」

「 ハイブリッドライズ!」

「シャイニングアサルトホッパー!」

 

「No chance of surviving this shot.」

 

映司「邪魔だ!」

 

映司はシャインシステムを起動し、ヒュージを撃破していく。

 

映司「どこだ……あのヒュージ……」

 

百合ヶ丘女学院では……

 

夢結「……手を繋ぎながら食事をするというのは、初めての経験だわ。」

 

梨璃「私達、なんだか目立っちゃってますね……?」

 

夢結「多少噂になるのは避けられないでしょうね。それより、警戒するなら二水さんのほうよ。」

 

梨璃「へっ?どうして二水ちゃんが?」

 

夢結「またリリィ新聞の一面を飾りたくはないでしょう。」

 

梨璃「あはは……なるほど……でも、映司くんが……」

 

夢結「……映司はどこまで行ったのかしら。」

 

映司は外征に行ったということになっている。

 

二水「お2人で何をお話しているのかわかりませんが、今、夢結様から不思議な圧を感じました!」

 

楓「ななな、なんですの、あの甘々な感じは……ッ!?」

 

二水「楓さん、さすがに前のめりすぎです。でもお2人共、一層仲良く見えますね!今日はいい記事が書けそうです!表題は『繋いだ手。いつも仲良しお似合いカップル』で決まりですっ♪これは一面を飾れますよ!」

 

夢結が二水を睨んだ。

 

二水「……ひぃっ!」

 

楓「な、なんですの?いきなり変な声を出して。」

 

二水「いえ、ちょっと命の危険を感じて……ジャーナリズムにも超えてはいけないラインがあるということでしょうか……?」

 

楓「よくわかりませんが、記事にしないのでしたらどいていただけます?梨璃さんのお顔がよく見えませんの。」

 

二水「いいですけど、そんなに気になるならあっちのテーブルで、梨璃さん達と一緒に食事をすればいいのでは?」

 

楓「そんな無粋な真似ができますかっ!」

 

二水「こんなに前のめりなのに……楓さんのそういうところ、普通に尊敬します。」

 

楓「ああぁぁああぁぁぁ羨ましい……ッ!できることなら今すぐにでも、夢結様と交代したいですわ……!なぜ私は梨璃さんと同じ学年に生まれたのでしょう……?こればかりは、運命の神様を恨みます……」

 

二水「運命の神様も大変ですね……」

 

工廠科には結梨が居た。

 

百由「結梨ちゃん!?」

 

結梨「映司はどこ?」

 

百由「……甲州よ。」

 

結梨「特型ヒュージが甲州にいるの?」

 

百由「ええ……だから映司は貴方達に黙って1人で行ったのよ。」

 

結梨「私も行ってくる!」

 

結梨は工廠科を飛び出した。

 

百由「もしもし、映司?」

 

映司『百由様、どうしたんだ?』

 

百由「戦闘中で悪いけど、よく聞いてね?結梨ちゃんが甲州に向かったわ。」

 

映司『結梨が!?1人でか?』

 

百由「ええ……話を聞いたら飛び出しってたわよ。」

 

映司『仕方ない……迎えに行くか。ありがとう、百由様!』

 

映司は通話を切った。

 

映司「これでラスト!」

 

映司はヒュージを撃破した。

 

映司「結梨を迎えに行かないとな。」

 

映司はプトティラにチェンジし、結梨を迎えに行った。

 

映司「結梨。」

 

結梨「映司!」

 

映司「特型ヒュージは見てない。」

 

結梨「私も一緒にやる。」

 

映司「わかった。」

 

2人は危険区域に入り、戦闘を始めて数時間が経った。

 

映司「2日目もダメか……結梨、今日は帰るぞ。」

 

結梨「うん!」

 

映司と結梨は目の前のヒュージを撃破した。

 

映司「結梨、掴まれ。」

 

結梨は変身を解いた。

 

結梨「うん。」

 

映司は結梨を抱え、危険区域から出た。

 

映司「百由様からだ。」

 

結梨「出ていいよ。」

 

映司「ありがとう、結梨……もしもし、百由様?」

 

百由『そろそろ夢結が気づく頃だと思うわよ。』

 

映司「あー……それなら百由様から甲州に特型ヒュージが居るって伝えてくれ。」

 

百由『わかったわ……一柳隊の皆には明日、私から伝えるわ。』

 

夢結の部屋では梨璃と夢結が一緒に居た。

 

梨璃「すー、はぁ〜……!すー、はぁ〜……っ!」

 

夢結「……何をしているの。」

 

梨璃「リラックスするための、深呼吸ですっ!」

 

夢結「とてもリラックスできているようには見えないけど……あなた、自分の部屋でも毎晩そんなことをしているの?」

 

梨璃「そ、そんなわけないじゃないですか!だってここは、お姉様のお部屋ですよっ!?今日は私、とても眠れる気がしないです……っ!」

 

夢結「そんなに特別なことかしら……?今日はずっと一緒にいたでしょう?」

 

梨璃「お姉様は平気なんですか?その……、誰かと、同じベッドで寝るなんて……」

 

夢結「梨璃となら構わないわ。」

 

梨璃「……っ!ず、ずるいです……お姉様は……」

 

夢結「さあ、もう深呼吸はいいでしょう。」

 

梨璃「はい……私、ちょっとラッキーだったかもです。こうして、お姉様とずっと一緒にいられて、そしてまさか、一緒のおふとんで寝られるなんて。学園から特別に許可を頂いたとはいえ、本当に夢みたいです。」

 

夢結「……」

 

梨璃「すみません。お姉様にはご迷惑をかけてるのに、こんなふうに喜んじゃって。」

 

夢結「別に……構わないわ。」

 

梨璃「……リリィになれただけでもすごいことなのに、お姉様とシュッツエンゲルの契りを結んで、こうして一緒にいられるようになって……私、こんな幸せでいいのかな。」

 

夢結「梨璃……?」

 

梨璃は、夢結に映司と梨璃が甲州にいた頃の話をしていた。

 

梨璃「……お姉様、起きてますか?」

 

夢結「ええ。」

 

梨璃「私、甲州にお姉様と行きたい場所があるんです。」

 

夢結「私と?」

 

梨璃「はいっ。ちっちゃい頃、お父さんに連れて行ってもらったお花畑。人に整備されたお花畑じゃないんですよ。山の中に、すっごく沢山のお花が広がってる場所があって……もう一度行ってみたいなって、何度も思ったんですけど。」

 

夢結「じゃあ、一度しか行かなかったの?」

 

梨璃「それが、お父さんが道に迷ったときに、たまたま見つけた場所だったから。どこにあるのかよくわからないんです。えへへ……でも……たしかにあるんですよ?ヒュージに占領されても、甲州にはそんなきれいな場所が……だから、いつか……甲州からヒュージがいなくなったら……そこに……、お姉様と……」

 

夢結「……梨璃?」

 

梨璃は寝てしまった。

 

夢結「……約束するわ。いつか必ず、2人でそこへ行きましょう。それまでは……たとえ何を犠牲にしても貴方は私が守ってみせる。おやすみなさい。梨璃。」

 

翌日、百由は一柳隊に特型ヒュージが甲州に居ることを話した。

 

百由「探すのに苦労したわよ〜?空を飛びながら、山道を行ったり来たりして、行動範囲に規則性がないもんだから。」

 

梨璃「そんな遠くから……」

 

鶴紗「甲州っていうと……たしかヒュージに襲われて、陥落指定地域になってるんだっけ。」

 

夢結「ええ。全区域が立ち入り禁止というわけではないけれど。」

 

二水「そっか。梨璃さんと映司さんは甲州にある避難地域から、百合ヶ丘へやってきたんですよね?」

 

梨璃「うん。そうだよ。」

 

ミリアム「しかし百由様、よくそんなことがわかったのう?」

 

百由「あんまり嬉しい理由じゃないけどね〜。実は、梨璃さんのマギ汚染が完治しないことに関係してるから。」

 

楓「梨璃さんの?」

 

百由「ええ。どうやら梨璃さんを汚染したヒュージは、今でも梨璃さんの中にある負のマギを増幅させ続けているみたいなの。遠くから、マギの電波のようなものを飛ばしてね。私はそれを逆探知したってワケ。残念だけど、この作用はヒュージの能力によるものだから、原因になっている特型ヒュージを倒すまでなくならないわ。」

 

楓「そんな……夢結様と手を繋いでいれば、梨璃さんはよくなるのではありませんでしたの?」

 

夢結「……」

 

百由「……やー、ごめんごめん。それは私の見込み違いだったわ。でも、マギ交感がマギの汚染を遅らせているのは間違いないわよ。ううん。もし夢結が、梨璃さんと手を繋いでいなかったら……」

 

梨璃「え?」

 

夢結「必要のない話はそこまでよ、百由。ヒュージの居場所は今も追えているのでしょう?」

 

百由「それはもちろん!距離はあるけど、絶賛ストーキング中よ?でも、わかっていると思うけど、今の甲州はヒュージだらけよ。多くのリリィも命を落としている危険な場所……」

 

夢結「……」

 

楓「当然わかっていますわ。ですが、そんなことは関係ありません!」

 

梅「原因のヒュージを倒せば梨璃は治るんだろ?なら、あとは梅達の出番だな!」

 

梨璃「えっ?」

 

雨嘉「すぐに遠征の準備、するね。」

 

梨璃「えっ?えっ??」

 

神琳「甲州に向かう準備ですよ。梨璃さん。きっと映司さんと結梨さんもいるんでしょう?百由様。」

 

百由「そうそう、映司は梨璃さんが一撃もらった日で、結梨ちゃんは昨日から……あ。」

 

梨璃「え!?」

 

夢結「どういうことなの?百由。」

 

百由は映司との会話を話した。

 

梨璃「映司くん……私のために……それに結梨ちゃんまで……」

 

夢結「明日にしようかと思ったけど、皆早く準備して、今日中に甲州に向かうわよ。」

 

梅「アイツにはお灸を据えないとな!」

 

梨璃「皆さん、お姉様……ありがとうございます。」

 

百由は映司に連絡をした。

 

映司「結梨、一柳隊の皆が来るから迎えに行ってくれ。俺は特型ヒュージを探す。」

 

結梨「わかった!気をつけてね?映司。」

 

映司「ああ。お前もな。」

 

結梨「うん!」

 

梨璃「(……甲州、私の故郷)」

 




結梨ちゃんも勝手に甲州に向かいました……そしてそのままのノリで言ってしまう百由様……次回は映司君が暴走(プトティラの暴走ではないけど)します。


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第3話 最凶の暴走を止めるのはダレか

メインストーリーのハード周回してたらラスバレのランク50超えました。


映司「梨璃達が来る前に特型ヒュージを見つければいいんだが……」

 

映司はメダガブリューでヒュージを撃破した。

 

映司「マギ交感をしている夢結姉も限界が近いはず……仕方ない……」

 

映司はルナティックトランサーを発動した。

 

映司「ウワアアアアァァァァァァ!」

 

映司は周囲のヒュージを撃破していく。

 

映司「……数分なら……持つはず……」

 

そして映司と結梨を追って、甲州にやってきた一柳隊はヒュージと戦闘していた。

 

梨璃「やあぁぁぁっ!」

 

楓「やれやれですわ。せっかく梨璃さんの故郷まで参りましたのに……侵略者風情が、無粋な歓迎ですこと……っ!」

 

二水は鷹の目を発動した。

 

二水「梨璃さん!気をつけてください!また1体、そっちに向かいました!」

 

梨璃「わ、わかった!ありがとう二水ちゃん!」

 

梨璃はヒュージを撃破した。

 

鶴紗「とりあえずは片付いたか。」

 

梅「そうみたいだな。でも、まだまだスタート地点だ。」

 

ミリアム「……ところで、ずっと気になっとったんじゃが。梨璃と、夢結様。それに梅様も。今朝から服が変わっとるのはどういうことなんじゃ?」

 

梨璃「私の服は、出発前にお姉様から貰ったんです。」

 

ミリアム「ふむ。夢結様が用意したのか。」

 

夢結「いいえ。この服を用意したのは天葉よ。」

 

二水「えっ!?アールヴヘイムの主将の、天野天葉様ですか!?」

 

夢結「いわば激励のためね。私達が甲州へ行くことを、どこからか聞きつけたらしいわ。」

 

梅「私と夢結は、前のアールヴヘイムのメンバーだから今でも結構仲がいいんだ。天葉のやつも甲州撤退戦には思うことがあるだろうからな。自分達が持ってた別の隊服を、梅達に預けてくれたんだ。」

 

夢結「甲州はアールヴヘイムにとって特別な意味のある土地だから……元アールヴヘイムのメンバーとして、恥ずかしくない戦いをしてこい……そんなところでしょうね。」

 

ミリアム「なるほどな。」

 

梨璃「あの〜……今のお話だと、私はなんで服をいただけたんでしょう……?」

 

梅「さあ?天葉に気に入られたんじゃないか?由比ヶ浜のヒュージネスト討滅でも一緒に戦ったわけだし。」

 

梨璃「わ、私なんてほとんど何もしてませんよ!」

 

夢結「……もっと自信を持ちなさい。貴方はもう、立派なリリィなのだから。」

 

楓「そうです。梨璃さんはもう少しご自分の魅力にきづくべきですわ。」

 

二水「あの、少し意味変わってませんか?」

 

梨璃「ありがとう、楓さん。私、もっと自信が持てるように頑張るっ!」

 

楓「その意気ですわっ♪まったく、どこまでいっても謙虚ですのね。あんな力を秘めてらっしゃるというのに……」

 

雨嘉「あの……、それで、ここからどう進もう?」

 

神琳「う〜ん、ここまでヒュージの数が多いと、マギを使った飛躍で強引に進むのは難しいわね。」

 

二水「そうですね。下手したら目的地まで大量のヒュージを引き連れていくことになっちゃいます。」

 

夢結「ええ。なるべくヒュージに見つからないように移動して、進路上にいる敵を各個撃破していったほうが確実よ。」

 

梅「なら、梅が先に行って様子を見てきてやろうか?」

 

鶴紗「……梅様が?」

 

梅「ああ。ヒュージに見つかっても梅だけなら、追跡されないで帰ってこられると思うぞ。」

 

夢結「そうね。お願いするわ。」

 

梅「よーし、任せとけっ!」

 

梅は縮地を発動した。

 

梨璃「わっ……!もう見えなくなっちゃいました。」

 

神琳「梅様なら、中間拠点までの安全な経路を見つけてきてくださるでしょうね。」

 

ミリアム「となると、梅様が戻ってくるまでわしらはここで休憩かの。」

 

夢結「ええ、梅には悪いけど、私達は、休めるときに休んでおきましょう。」

 

ミリアム「了解じゃ。ふー、どっこいしょ。」

 

夢結「梨璃。」

 

梨璃「あ……はいっ!」

 

梨璃と夢結は手を繋いだ。

 

楓「嫉妬してはダメ……、嫉妬してはダメ……!ええ、わかっていますわ……っ!」

 

二水「楓さんが念仏なようなものを唱え始めました……」

 

雨嘉「楓、可哀想……」

 

ミリアム「そうか?」

 

楓「あとほんのちょっとの我慢ですわ……!全て終わったらご褒美に、梨璃さんのあんなところやこんなとろをじっくりと……ッ!」

 

雨嘉「違った、かも……」

 

梨璃「でも、梅様1人で本当に大丈夫でしょうか?」

 

夢結「梅なら心配いらないわ。」

 

梨璃「そっか……ふふっ。」

 

夢結「……何故、そこまで笑うのかしら。」

 

梨璃「梅様のこと、お姉様はすごく信頼しているんだなーって思って!私には真似できないから、ちょっぴりうらやましいです。」

 

夢結「あの子は、とても信頼できる仲間よ。昔から、変わらず……(いい加減、梅には本当のことを話さないと……いえ、その必要は無いかもしれないわね。梅ならもうとっくに……)本当に……私にはもったいないくらいの……」

 

梨璃「お姉様……?」

 

二水が鷹の目を発動した。

 

二水「皆さんっ!ヒュージが現れました!」

 

楓「せっかくの景観を楽しみたいところですが、やはり、邪魔はされますのね。」

 

鶴紗「面倒。早く終わらせよう。」

 

ミリアム「よーし、みなのもの、戦闘開始じゃ!」

 

楓「ここで貴方が仕切るんですのっ!?」

 

一柳隊は戦闘を始めた。

 

梨璃「お姉様、危ない!後ろからヒュージが!」

 

夢結「っ……!はぁあっ!」

 

梨璃「すごい、1人で何体も!だけど……大丈夫ですか?お姉様。」

 

夢結「ええ、平気よ。」

 

梨璃「でも、今……」

 

夢結「貴方は他人のことよりも、自分の心配をしなさい。」

 

梨璃「は、はいっ!」

 

夢結「はあ、はあ、はあ……」

 

梨璃「お姉様……、顔色がよくないように見えます。」

 

夢結「……大丈夫だから、そんな心配しないで。」

 

梨璃「……(やっぱり、お姉様の様子がおかしい。甲州に来る前も、どこか体調が悪そうだったし……)」

 

楓「……梨璃さん!動きが止まってましてよ!?」

 

梨璃「す、すみませんっ!今行きますっ!お姉様は少し休んでいてください!」

 

夢結「くっ……、はあ、はあ……(まずいわ。早く元凶を倒さないと……このままでは、梨璃より先に、私が……)」

 

楓がレジスタを発動し、神琳と雨嘉と一緒にヒュージを撃破する。

 

神琳「……ふう。やっと落ち着きましたね。」

 

雨嘉「お疲れ様。神琳。」

 

神琳「ええ。雨嘉さん、お見事でした。」

 

梅「首尾は上々みたいだな。」

 

二水「わっ、梅様いつの間にっ!?」

 

鶴紗「お疲れ様です。やっぱり無事でしたか。」

 

梅「おー、心配かけたな。それに結梨も連れてきたぞ!」

 

梨璃「結梨ちゃん、大丈夫だった?」

 

結梨「うん。大丈夫だよ、梨璃。」

 

神琳「それで、梅様。進路の確認はいかがでしょう?」

 

梅「ああ、バッチリだ。梅は、言われた役目はこなすほうだぞ?だが……」

 

神琳「何か?」

 

梅「ほとんどヒュージが撃破されてたんだ。」

 

結梨「多分、映司だと思う。私に、皆と合流するように言ってたから。」

 

梅「そっか。じゃあ、皆、行くぞ!」

 

夢結「ええ、急ぎま……」

 

夢結が倒れた。

 

一柳隊「……!?」

 

梨璃「お、お姉様!?」

 

梅「夢結!」

 

夢結「だ、大丈夫よ……少し、疲れただけだから……」

 

楓「……確かに、ヒュージとの戦いの後ではありますが、それでも、急に倒れるなんて、夢結様らしくありませんわ。」

 

雨嘉「うん……もう少し身体を休めていった方が……」

 

夢結「そんなことをしている暇は無いわ。本当に大丈夫だから。」

 

梨璃「大丈夫じゃありません!お姉様、やっぱり、何か隠しているんじゃないですか?」

 

夢結「……」

 

梨璃「もし、私を助けるために無茶をしているのでしたら、そんなこと……」

 

夢結「梨璃!」

 

梨璃「……!?」

 

夢結「早く原因のヒュージを倒して、百合ヶ丘へ帰りましょう。」

 

梨璃「でも……」

 

梅「夢結もそう言ってることだし、先を急ぐぞ。」

 

鶴紗「梅様?だけど、夢結様は明らかに……」

 

梅「夢結が大丈夫って言ってるんだから大丈夫だ。な?」

 

夢結「ええ、行きましょう。」

 

梨璃「お姉様……」

 

夢結「……梅、ありがとう。」

 

梅「まったく、お前は昔から困った性格してるよな。」

 

一柳隊は移動を始めた。

 

ミリアム「んぁ〜っ!まだ例のヒュージの居場所までたどり着かんのかッ?」

 

二水「ぜぃ、ぜぃ……!しゅ、周囲に気を配りながら山道を進むのって、結構きついんですね……!」

 

梅「山道はもともと死角が多くて大変だけど、ふーみんはレアスキルまで使ってるからなー。梅がヒュージの気配に気を配ってるから、ふーみんはちょっとくらいサボっててもいいぞ?」

 

二水「ありがとうこざいます梅様……でも、ずっと鷹の目を使わないでいるのもちょっと勇気がいりそうですよ……」

 

神琳「陥落指定地域の、ヒュージ活動圏内ですからね。これでもかなりの数の戦闘を避けられていると思います。」

 

ミリアム「じゃがなぁ、ひたすら地道に移動するのにも飽きてきたぞい。なあ、ほんのちょっとくらいならマギを使って、大きくジャンプしてもいいんじゃないか?ホレこことか。」

 

梅「別にいいぞ。見つかった途端に空中で狙い撃ちされてもいいならな。」

 

二水「ミリアムさんは、あちこちで巨大なヒュージが自由気ままに歩いているところを見ていないからそんなことが言えるんですよ……ほら、今このときもミリアムさんのすぐ後ろに……っ!」

 

ミリアム「あー!わしが悪かったぁ〜っ!それ以上言うのはやめてくれいっ!」

 

鶴紗「いや、ホラー映画か。」

 

雨嘉「ふーみん、手伝おうか?空から見渡せる鷹の目ほどじゃないけど、私も索敵は得意だから。」

 

二水「そ、そうですね。雨嘉さん、お願いしていいでしょうか?」

 

雨嘉「うん。」

 

雨嘉は天の秤目を発動した。

 

神琳「私もお手伝いしますね。」

 

神琳はテスタメントを発動した。

 

鶴紗「レアスキルの連携で視野範囲を広げたの?」

 

梅「そうだぞ。こういうのもなかなか楽しいだろ?鶴紗。」

 

鶴紗「まあ……」

 

楓「まったく。貴方達は毎度毎度、緊張感に欠けているのではありませんこと?」

 

梨璃「あの、お姉様……少し、手が痛いです……」

 

夢結「ご、ごめんなさい。力が入りすぎていたみたいね。」

 

梨璃「もちろん、嫌ではありませんが、そんなに強く握らなくても大丈夫です。」

 

夢結「そうね。でも、梨璃が手を放そうとするのがいけないのよ。」

 

梨璃「それは、お姉様が体調を崩しているのに、私のためにマギ交感を続けるなんて、申し訳なくて……やっぱり、今はお姉様自身のお体を一番に考えるべきです!」

 

夢結「梨璃、貴方のマギ汚染が進行したら、取り返しのつかないことになるわ。だから、マギ交感を辞めたりはしない。」

 

梨璃「ですが、お姉様!」

 

夢結「何度も言わせないで、私は……っ……!……はぁ……、はぁ……っ。」

 

梨璃「お姉様!?」

 

楓「梨璃さん。夢結様は……」

 

梨璃「うん、やっぱり、苦しそう……」

 

夢結「……っ。なんでもないと、言っているでしょう……!」

 

梨璃「で、でも、とてもそうは見えません!」

 

梅「夢結。今日はここで休もう。そろそろ限界だろ?」

 

夢結「っ……!……梅、貴方気づいているのでしょう。あのヒュージを倒さなければ、どの道私達は……」

 

梅「だからって、そんな状態のお前を、このまま連れて行くわけにはいかないだろ!」

 

神琳「どういうことですか?梅様。」

 

梨璃「わ、私も知りたいですっ!」

 

梅「梅もよく知らない。多分、知っているのは夢結と映司と百由だけだ。」

 

ミリアム「もしかして、マギ汚染かっ!?じゃが、どうして夢結様が……」

 

楓「そ、そうです!汚染されたのは梨璃さんのはずでしてよ!?」

 

鶴紗「なんにせよ、すぐに休ませたほうがいい。近くに野営ができる場所はないの?」

 

二水「確か、近くに廃棄された集落があったはずです。そこへ向かいましょう。」

 

梨璃「お姉様、聞こえましたか……?近くに休める所があるそうです。もう少しだけ、耐えてください……」

 

夢結「待ちなさい!そんなことをしている時間は無いわ!私の心配はいいから、先を急ぐわよ!」

 

梨璃「お姉様!」

 

夢結「っ……!」

 

梨璃「そんな辛そうなお姉様を、これ以上見ているなんてできません!お姉様に何かあったら……私は……」

 

夢結「……梨璃……そんな悲しい顔を、しないで……私が、必ず助ける……貴方は、何も……心配しなくて……いいから……」

 

夢結は倒れた。

 

梨璃「お姉様!?」

 

梅「夢結!しっかりしろ!」

 

楓「いけませんわ!早く夢結様を!」

 

二水「集落はすぐそこです!」

 

梨璃「お姉様、目を開けてください!お姉様!」

 

工廠科では百由がため息を吐いていた。

 

百由「リリィの体内で増殖する『負のマギ』。汚染の進行度合いを検査してみたはいいけれど。梨璃さんと……それから念のために採った夢結のぶん。まさか、こんな結果になるだなんて……ん?ぐろっぴからか。」

 

ミリアム『百由様!大変じゃ!夢結様が倒れた!』

 

百由「……」

 

ミリアム『百由様!聞いておるか!?』

 

百由「……聞いてるわ。そろそろ来る頃かと思っていたし……」

 

ミリアム『どういうことじゃ……?』

 

百由「(……こうなることは予想できたのに。私の責任ね……夢結……悪いけど、全部明かすわよ。それしか、貴方が助かる道はないんだから)ぐろっぴ。それから一柳隊の皆。今から言うとことを落ち着いて聞いてね。実は……」

 

百由は説明を始めた。

 

夢結「つまり、梨璃のマギ汚染は止められない……ということ?」

 

百由「ええ。残念だけどそのとーり。本来、マギ交感によって『負のマギ』を中和させることで、体内に残った負のマギの残滓は次第に消えてなくなるわ。でも……梨璃さんの中に埋め込まれた負のマギは、正常なマギを取り込んで、今も継続的に増え続けてるみたいなの。これじゃマギ交感や【ブレイブ】による治療は効果がない。それどころか、マギ交感のために手を繋いだ側のリリィまで、マギの汚染が広まっちゃうわ。」

 

夢結「……なら、やっぱり原因となったヒュージを倒すしかないわね。」

 

百由「そうなんだけど……、逃げちゃったヒュージが今どこにいるのかわからないのよねー。」

 

夢結「なにか探す方法はないの?」

 

百由「試してみたいことはあるわ。でも保証はできない。それにどちらにしろ場所の特定には時間がかかるわよ。言いにくいけど、それじゃ梨璃さんは……」

 

夢結「なら、私がマギ交感を行うわ。」

 

百由「……何言ってるの?それはダメよ?理由はさっき説明したでしょう。マギ交感は確かに時間稼ぎになるでしょうけど、今回のマギ汚染は手を繋いだ側のマギも汚染されてしまう。つまりそれ、貴方も梨璃さんと同じになるってことなのよ?間に合う保証もないのに、そんなこと……」

 

夢結「それでも梨璃が助かる可能性が少しでも上げられる。そうでしょう?」

 

百由「夢結、貴方……」

 

夢結「……いつ命を落としてもいいと思っていたわ。2年前の、甲州撤退戦からずっと。リリィ失格ね。美鈴お姉様を失った私に、救いたいものなんてもう残っていなかったの……あの子が来るまでは。」

 

百由「だから自分は死んでもいいとでも言うつもり?そんなことをしても、梨璃さんは喜ばないと思うわ?」

 

夢結「わかっているわ。だからこそ、貴方の力が必要なの。」

 

百由「むっ……。」

 

夢結「私と梨璃がタイムリミットを迎える前に、なんとかして特型ヒュージの居所を突き止めて。私と梨璃が助かるためには、それ以外に方法がない。お願い……できるかしら?」

 

百由「はぁ……わかったわ。協力するするっ!というか、その言い方じゃ断れないでしょう。論文も全部ほっぽりだして、全速力で特型ヒュージの居場所を突き止めてやろうじゃないの!」

 

夢結「……ありがとう。恩に着るわ。」

 

百由「このこと、一柳隊のメンバーには言わないつもりね?」

 

夢結「ええ。今伝えても余計な不安を煽るだけになってしまうから。それに……」

 

百由「夢結が命がけでマギ交感を行うなんてこと、当の本人である梨璃さんに伝えられるはずがない、ってわけね。……貴方らしいというか、なんというか。いいわ。でも約束してちょうだい?」

 

夢結「……約束?」

 

百由「絶対に無理はしないで。これは実際にマギ交感を行ったとき貴方は自分で気づいちゃうだろうから言っておくけれど……マギの扱いに長けたリリィであれば、おそらく集中してマギの流れに意識を向けることで、梨璃さんの中にある、負のマギを感じ取ることができるわ。」

 

夢結「……?」

 

百由「それを自分の中へ取り込んでマギとマギを入れ替えることで、梨璃さんの汚染の進行を遅らせることができる。普通にマギ交感をするよりも、ずっと効率的なやり方よ……けど、絶対にやりすぎないで。場合によっちゃ、貴方のほうが先に倒れちゃうから。」

 

夢結「……ええ。心に留めておくわ。」

 

百由『……と、そういう事情があったってわけ。』

 

百由は説明を聞いた一柳隊は……

 

梨璃「……じゃあ。お姉様がずっと具合が悪そうにしていたのはそのせいで……それなのに、私は……」

 

楓「……っ。そういうこと、でしたのね……っ!」

 

百由『黙っててごめんなさい。せめてもっと早く、このことを打ち明けるべきだった。夢結の覚悟を見抜けなかった私の責任ね。』

 

梨璃「……いえ。百由様のせいじゃありません。悪いのは、全部……全部……」

 

楓「ちょ、ちょっと待ってくださいな!」

 

梨璃「っ……!」

 

楓「その話が本当なら、このまま放っておけば梨璃さんもすぐに、夢結様のようになってしまうのではなくて?夢結様がもうこれ以上は無理ということでしたら、私とマギ交感をする他ありません。これは梨璃さんの命にかかわることですわ!さあ、梨璃さん、手を……!」

 

梨璃「やめてください!」

 

楓「あっ……」

 

梨璃「……ご、ごめんなさい。でも……私とマギ交感をしたら、楓さんまで……っ!」

 

楓「なにをおっしゃいますの。そんなこと、私はちっとも……」

 

梨璃「もうイヤなんですっ!」

 

楓「り、梨璃さん……」

 

梨璃「私、何も見えてなかった。お姉様と手を繋いでいることにただ浮かれて……自分だけ苦しんでるお姉様に、気づけないで……楓さんにまで、そんなふうになってほしくない……っ。」

 

楓「梨璃さん……」

 

梨璃「早く……特型ヒュージを倒さないと……じゃないとお姉様が……」

 

梅「急ぎたい気持ちはわかる。でも今は休んで、出発は明日にした方がいい。」

 

梨璃「でも!お姉様が今も苦しんでいるのに、このままなんて!」

 

梅「皆疲れてるし、それに夜の甲州は危険だ。」

 

梨璃「でも、放っておいたらお姉様が……!」

 

鶴紗「梨璃!」

 

梨璃「な、なんですか?」

 

鶴紗「……これまで夢結様とずっと一緒にいた梅様が、夢結様を心配してないと思う?」

 

梨璃「……っ!」

 

梅「……」

 

梨璃「梅様、私……」

 

梅「……夢結を心配してくれてありがとな。でも、今無茶をするのはダメだぞ。」

 

楓「梨璃さんも感染してるんですから、今は少しでも休みましょう。」

 

梨璃「……はい、ごめんなさい。」

 

ミリアム「では、朝を待ってから出発するでよいな。」

 

神琳「あれからヒュージは現れていませんし、休息を取るのならここを離れるべきではないでしょう。」

 

梅「ああ。夢結は大丈夫だから、心配すんな!」

 

梨璃「……は、はい。」

 

梅「鶴紗も、ありがとな。」

 

鶴紗「いえ……」

 

楓「さ、夢結様を屋内へお運びしましょう。梨璃さんも。」

 

梨璃「……うん。」

 

楓「……お気持ちはわかります。ですが、落ち込んでいても仕方ありません。大丈夫。夢結様はきっと助かりますわ。あの頑固者が、こんなことで梨璃さんを悲しませるはずありませんもの。」

 

梨璃「……ありがとう、楓さん。さっきは……ごめんね。」

 

楓「はて、なんのことでしょう?もう忘れましたわ。」

 

梨璃「楓さん……」

 

楓「貴方は間違っていませんわよ。梨璃さん。」

 

楓は屋内へ入っていった。

 

梨璃「……でも………私のせいだ。」

 

結梨「……梨璃。」

 

梨璃「結梨ちゃん……」

 

結梨「百由が映司と連絡取れないって言ってた。」

 

梨璃「映司くんが?」

 

結梨「でも、映司ならきっと大丈夫だと思うんだ。」

 

梨璃「……うん!戻ろう?結梨ちゃん。」

 

屋内に入ってから夢結のことを見ている梨璃に梅が声をかけた。

 

梅「梨璃、ほんとにいいのか?休まなくて。」

 

梨璃「はい……なんだか眠れそうになくって。」

 

梅「だけど、お前が一番疲れてるだろ。」

 

梨璃「ありがとうございます。梅様。今は……お姉様から目を離したくないんです。眠ると、どこかに行っちゃいそうで……」

 

梅「……なかなか目を覚まさないな。夢結。」

 

梨璃「……はい。」

 

梅「わかった。でも一晩中はダメだぞ?途中で梅達に交代してくれ。」

 

梨璃「はい。おやすみなさい、梅様。」

 

梅が戻っていった。

 

梨璃「……私が何も知らないうちから、お姉様は私を治すために動いてくれていて……私の中の、汚染されたマギを全部自分に集めて……誰にも心配をかけないように、秘密にしていてくれたんですね。あのときも………お姉様は私が守ります。ちょっと、頼りないかもしれませんけど……私……私は、お姉様みたいになりたくて、リリィになったんです。行ってきます……お姉様。大好きです。」

 

梨璃は二水に声をかけた。

 

梨璃「二水ちゃん……起きてる?」

 

二水「んん……梨璃さん、どうしたんですか?」

 

梨璃「うん……寝てたのにごめんね。私もちょっと、疲れちゃったみたいで……見張り、お願いしていい?二水ちゃんになら、安心してお願いできるから。」

 

二水「あ……はい。大丈夫です。梨璃さんもゆっくり休んでください。」

 

梨璃「うん、ありがとう。」

 

梨璃は二水と別れ特型ヒュージを探しに行った。

 

梨璃「(暗い……自分がどこを走っているのかもよくわからない。でも、間違いない……!百由様にもらったヒュージサーチャーの反応がどんどん近づいてる……!)待っててください。お姉様。今度は私が……お姉様を、守る番ですっ!」

 

梨璃が目の前のヒュージを攻撃しようとした瞬間、梨璃の目の前でヒュージが爆発した。

 

梨璃「な、何!?」

 

映司が梨璃の前に現れた。

 

梨璃「え、映司くん?」

 

映司「……ウワアァ!」

 

梨璃「っ!?まさか……ルナティックトランサー……!?」

 

映司の攻撃を梨璃はなんとか抑えている。

 

結梨「梨璃!」

 

結梨と梅の攻撃により、映司は後ろに下がった。

 

梅「なんで映司が梨璃に攻撃を……?」

 

梨璃「ルナティックトランサーじゃないかと……あのときも、無理矢理制御してたので……」

 

結梨「2人共、先に行って。」

 

梨璃「何言ってるの!?結梨ちゃん!」

 

梅「そうだぞ!相手は……」

 

結梨「映司には助けてもらってばかりだから、今度は私が助ける!」

 

梨璃「結梨ちゃん……」

 

梅「……わかった、行くぞ。梨璃。」

 

梨璃「は、はい……」

 

梅は梨璃を抱え、縮地を発動し映司と結梨から離れた。

 

結梨「映司……絶対私が止めるから。」

 

「フォースライザー!」

 

結梨はフォースライザーを巻いた。

 

「ポイズン!」

 

結梨はスティングスコーピオンプログライズキーのボタンを押して、フォースライザーに装填した。

 

結梨「変身!」

 

結梨はフォースライザーのトリガーを引いた。

 

「フォースライズ!」

「スティングスコーピオン!」

 

「Break Down.」

 

映司を止めるため結梨の命がけの戦いが始まった。

 




はい、ということで最凶の暴走を止めるのは結梨ちゃんです。
次回は結梨ちゃんが映司君を止めるんで多分、結梨ちゃん以外の一柳隊のメンバーが出ないかもしれません。


そしてラスバレの次回のイベントも一柳隊なので書きますが、映司君が合法的にゲヘナを(自主規制)できるってことでいいんでしょうか?


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第4話 オマエを止められるのはただひとり

今回はゼロワンのサブタイトルをパクリました。


結梨は暴走した映司を止めるため、滅に変身した。

 

結梨「うわぁ!?」

 

結梨は映司の攻撃を避けていた。

 

映司「ウワアアアアアァァァァァァ!」

 

結梨「これなら……」

 

「ファイヤー!」

「タイガーズアビリティ!」

 

結梨はフレイミングタイガープログライズキーのボタンを押して、アタッシュアローに装填した。

 

「Progrise key confirmed. Ready to utilize.」

 

「フレイミングカバンシュート!」

 

映司はメダガブリューで矢を弾いた。

 

結梨「だったら……!」

 

「ポイズン!」

 

結梨はフォースライザーからスティングスコーピオンプログライズキーを取り、キーのボタンを押して、アタッシュアローに装填した。

 

「Progrise key confirmed. Ready to utilize.」

 

「スティングカバンシュート!」

 

分裂する矢を放ったが、映司は矢を避けるかメダガブリューで弾いていた。

 

結梨「まだまだ!」

 

結梨は映司の攻撃を縮地を発動し避けた。

 

「ブリザード!」

「ポーラーベアーズアビリティ!」

 

結梨はフリージングベアープログライズキーのボタンを押して、アタッシュアローに装填した。

 

「Progrise key confirmed. Ready to utilize.」

 

「フリージングカバンシュート!」

 

結梨は映司の足元に向けて矢を放った。

 

映司「ウアッ!?」

 

結梨「映司を止められるのはただ一人、私だよ!」

 

結梨はフォースライザーのトリガーを2回引いた。

 

「スティングユートピア!」

 

結梨はアシッドアナライズを映司に巻きつけて引き寄せ、そのまま高蹴り放った。

 

「スティングユートピア!」

 

映司の変身は解除された。

 

結梨「映司に借りたプログライズキー……ここで役に立つなんて思わなかった……」

 

映司の暴走を止め安心した結梨。

 

結梨「前に梨璃が膝枕したって言ってた……私もやってみようかな。」

 

結梨は映司の頭を自分の膝に乗せた。

 

映司「あ……れ……」

 

結梨「起きた?映司。」

 

映司「俺は……そっか……ルナティックトランサー……」

 

結梨「梨璃に攻撃してたよ?」

 

映司「マジ?」

 

結梨「マジ。」

 

映司「後で梨璃に謝んないとな……」

 

結梨「もう、動けるの?」

 

映司「まだ……だからもう数分はこの状態だな。」

 

結梨「わかった。」

 

映司「なぁ、結梨。」

 

結梨「どうしたの?」

 

映司「確か、この辺にずっと前に梨璃と見た花畑があるんだ。」

 

結梨「そうなの?」

 

映司「もし、梨璃が戦えなくなったら梅様は梨璃をそこで休ませるかなって。」

 

結梨「私、見たい。」

 

映司「なら……早く特型ヒュージ倒して花畑を見るか。」

 

結梨「うん!」

 

映司と結梨は梨璃と梅の元へ向かった。

 

梅「しまった!?」

 

梅はヒュージが背後に居ることに気づいた。

 

「ゼロワンダスト!」

 

映司は梅の背後に居たヒュージを撃破した。

 

梅「映司!?大丈夫なのか!?」

 

映司「大丈夫です!」

 

結梨「でも無理してるのは間違いない。」

 

映司「梅様、勝負しませんか?」

 

梅「面白そうだな!いいぞ!」

 

映司「結梨は?」

 

結梨「私は2人の援護する。」

 

梅「どっちが、たくさん壊せるか勝負だ!」

 

「ショットライザー!」

 

梅はショットライザーを巻いた。

 

「ダッシュ!」

 

梅はラッシングチータープログライズキーのボタンを押して、ショットライザーに装填した。

 

「オーソライズ!」

 

梅はキーを展開した。

 

「Kamen Rider. Kamen Rider.」

 

梅「変身!」

 

梅はショットライザーのトリガーを引いた。

 

「ショットライズ!」

「ラッシングチーター!」

 

「Try to outrun this demon to get left in the dust.」

 

梅「ラッシングチーターとシャイニングホッパー、どっちが速いか勝負だ!」

 

結梨がヒュージを撃破し、映司と梅の勝負が始まった。

 

映司「15!」

 

梅「16!」

 

映司「結梨!キーとアタッシュアロー借りるぞ!」

 

結梨「うん!」

 

「ポイズン!」

 

映司は結梨からスティングスコーピオンプログライズキーを借りて、キーのボタンを押して、アタッシュアローに装填した。

 

「Progrise key confirmed. Ready to utilize.」

 

「スティングカバンシュート!」

 

映司は分裂する矢を放ち、ヒュージ達を撃破した。

 

梅「残りは梅がやるぞ!」

 

「ダッシュ!」

 

梅はラッシングチータープログライズキーのボタンを押した。

 

「ラッシングブラスト!」

 

梅はトリガーを引いた。

 

梅「ハァッ!」

 

梅は周囲を走りながら拘束効果のあるエネルギー弾を一ヶ所に連射し、エネルギーが最大になった所で爆発を起こした。

 

梅「映司、何体だ?」

 

映司「30ですかね。」

 

梅「梅と同じか。」

 

結梨「2人共、少し休んだほうがいい。」

 

梅「だな。」

 

映司「少し休んだら特型ヒュージを倒しに行こう。」

 

3人はしばらく雑談していた。

 

梅「よし、行くぞ!」

 

映司「俺達以外戦ってたりして……」

 

梅「そんなことあるわけ……」

 

映司は鷹の目を発動した。

 

梅「どうだ?」

 

映司「……2人共、縮地を使ってくれ。」

 

梅「おい……まさか……」

 

結梨「梨璃達、戦ってる?」

 

3人は縮地を発動した。

 




梅様のように、結梨ちゃん以外もちゃんと変身します。

決めゼリフ、映司君より先に結梨ちゃんが言っちゃったよ……

この話の裏では既に他のメンバーが特型ヒュージと戦闘してます(本来は梅様も特型ヒュージと戦闘してます)



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最終話 ソノ誓い、永遠に

メモリアルプログライズキーで遊んでて、投稿するの忘れてたアホは自分です。


映司、梅、結梨を除いた一柳隊は特型ヒュージと戦闘していた。

 

神琳「今の私達では決め手に欠ける状況です。次を外せば、もう後がない……確実に決められる状況で、全員で畳み掛ける必要があるわ。そのチャンスのために今は耐えてください。」

 

楓「夢結様が戻って来ても、戦力が足りていませんものね。エースである映司さんを欠いている状況ですし。」

 

梨璃「じゃあ、結梨ちゃんが映司くんを連れてくるまでもうひと頑張りですね!」

 

雨嘉「うん。守りに集中すれば、攻撃は捌ききれる……!」

 

ミリアム「力を温存しながら、第2ラウンド開始じゃな。おりゃ〜っ!」

 

鶴紗「……あっ。」

 

鶴紗は3人が到着したことに気づいた。

 

鶴紗「……大丈夫。耐える必要はなくなったよ。」

 

梅「皆!大丈夫か?」

 

夢結「梅、貴方がこのヒュージと戦っていると思ってたのだけど。」

 

梅「別のヒュージに邪魔されてな。」

 

夢結「……梅。」

 

梅「なんだ?」

 

夢結「ありがとう。」

 

梅「夢結……」

 

夢結「貴方には、助けられてばかりね。今も、昔も……」

 

梅「はは、気にすんな!夢結の面倒を見るの、梅は結構好きだからな!」

 

梨璃「梅様、映司くんと結梨ちゃんは?」

 

梅「居るぞ?あそこに。」

 

梅が見た方向には映司と結梨が居た。

 

映司「結梨、いくぞ!」

 

結梨「うん!」

 

「ゼロワンドライバー!」

 

「フォースライザー!」

 

映司はゼロワンドライバー、結梨はフォースライザーを巻いた。

 

「Everybodyジャンプ!」

 

「ポイズン!」

 

映司はメタルクラスタホッパーキーのボタンを押して、結梨はスティングスコーピオンプログライズキーのボタンを押した。

 

「オーソライズ!」

 

映司はドライバーにキーをスキャンして、キーを展開してドライバーに装填して、結梨はフォースライザーにキーを装填した。

 

「プログライズ!」

 

「Let's Rise! Le! Le! Let's Rise! Let's Rise! Le! Le! Let's Rise!」

 

映司&結梨「変身!」

 

映司はメタルライザーを折りたたみ、結梨はフォースライザーのトリガーを引いた。

 

「メタルライズ!」

「Secret material! 飛電メタル!」

「メタルクラスタホッパー!」

 

「It's High Quality.」

 

「フォースライズ!」

「スティングスコーピオン!」

 

「Break Down.」

 

ミリアム「お、おい!誰かこっちを援護してくれ!」

 

ミリアムは1人で特型ヒュージの相手をしている。

 

神琳「3人共、無事でよかったわね。」

 

二水「はい!映司さんと梅様、結梨ちゃんが戻られましたので、これで一柳隊、全員集合です!」

 

楓「11人揃った一柳隊に、不可能などありませんことよ!」

 

ミリアム「お、お主ら気づいとるかっ!?さっきからわしひとりでヒュージを相手しとるんじゃがの!」

 

夢結「……そうね。皆で戦えばこの戦況も押し切れるはずよ。」

 

雨嘉「頑張ろうね、梨璃!」

 

梨璃「うんっ!映司くんと結梨ちゃんも頑張ろうね!」

 

映司「ああ!」

 

結梨「うん!」

 

ミリアム「今まさにその11人から、わしがいなくなろうとしておるぞっ!?」

 

ミリアムのCHARMを特型ヒュージが食べた。

 

ミリアム「うぎゃ〜!CHARMを喰われた〜っ!」

 

梨璃「あっ!ご、ごめんミリアムさんっ!」

 

映司「鶴紗、俺がヒュージに攻撃するから、その隙にミリアムのCHARMを取り返してくれ。」

 

鶴紗「わかった。」

 

映司はプログライズホッパーブレードのトリガーを5回引いた。

 

「フィニッシュライズ!」

 

「プログライジングストラッシュ!」

 

映司はプログライズホッパーブレードからクラスターセルの刃を特型ヒュージに向けて飛ばし、鶴紗は特型ヒュージが怯んだ隙にミリアムのCHARMを取り返した。

 

ミリアム「た、助かった……マジで死ぬかと思ったぞい……」

 

梨璃「あの、本当にごめんね?」

 

ミリアム「う、うむ。いつもどおりの一柳隊で、ある意味安心したかもしれん……さあ梨璃、気合を入れてあやつを倒すぞ!」

 

夢結「最後の戦いよ。準備はいいわね。」

 

梨璃「はいっ!マギ汚染がされていても、敵がどんなに強くても……皆で戦えば、きっと勝てます!」

 

梨璃はカリスマを発動する。

 

映司「じゃあ、俺も。」

 

映司もトレースしたカリスマを発動した。

 

梅「おっ……きたな!この感じ!」

 

神琳「あったかい……マギの力を感じるわ。」

 

ミリアム「ここにきてダメ押しの絶好調モードじゃな!」

 

雨嘉「やっぱりこれって、梨璃のレアスキル?」

 

鶴紗「映司もやってるってことは多分。」

 

楓「ふふっ。さすがは梨璃さん♪」

 

二水「あっ!目標が動き始めました!」

 

結梨「映司、無理はしないでね?」

 

映司「ああ。」

 

夢結「いきましょう……皆で!」

 

梨璃「戦おう。今日という日を、大切に生きて……未来を皆で掴むためにっ!」

 

神琳、雨嘉、二水が遠距離で攻撃し、楓、ミリアム、鶴紗が怯んだ特型ヒュージに向けて攻撃し、梨璃、夢結、梅が追い討ちをかけるように攻撃した。

 

梨璃「映司くん!結梨ちゃん!」

 

映司「決めるぞ、結梨!」

 

結梨「うん!」

 

映司はキーを押し込み、結梨はフォースライザーのトリガーを引いた。

 

「メタルライジングインパクト!」

「スティングディストピア!」

 

2人は同時に飛び上がり、特型ヒュージに蹴りを放った。

 

「メタルライジングインパクト!」

「スティングディストピア!」

 

特型ヒュージは爆発を起こした。

 

梨璃「はぁっ……、はぁっ……!や、やった……!」

 

二水「特型ヒュージの撃破を確認!皆さん、やりました!一柳隊の勝利ですっ!」

 

夢結「……ふぅ……」

 

楓「あら?夢結様。ひょっとして今、ほっとなさいました?普段は涼しいお顔でヒュージをなぎ倒しておられますのに。今回はさすがに、緊張していたということでしょうか。」

 

夢結「ええ。ほっとしたわ。梨璃と、貴方と、皆の命が懸かっていたから。」

 

楓「素直な受け答えですこと……ま、そうですわよね。」

 

夢結「ありがとう。楓さん。」

 

楓「いいってことよ、ですわ。」

 

雨嘉「よ、よかった……」

 

神琳「お疲れ様です。雨嘉さん。」

 

雨嘉「神琳……神琳は、こわくなかった?」

 

神琳「えっ?」

 

雨嘉「今回みたいな戦い、私はそんなに経験ないから……でも神琳はいつもどおりで安心した。」

 

神琳「そう……それなら良かった。手が震えているのを隠した甲斐があったわ。」

 

雨嘉「えっ?えええ……っ!?で、でも神琳、あんなに平気そうに笑って……」

 

神琳「ふふっ。指揮を執る人間が不安がっている様子を周りに見せるわけにはいきませんから。」

 

雨嘉「そっか……神琳もこわかったんだ……じゃあ、今度こういうことがあったら……そのときは私が、神琳を安心させてあげるね。」

 

神琳「……」

 

雨嘉「神琳?」

 

神琳「いえ。実はまだ、震えが止まっていなかったんですが……たった今、止まったみたい。」

 

映司「梨璃。」

 

梨璃「映司くん?」

 

映司「いくら暴走してたとはいえ……お前に攻撃して悪かったな……」

 

梨璃「ううん。私のためってわかってるから、大丈夫だよ。」

 

梨璃は夢結の元に向かった。

 

梨璃「お姉様。」

 

夢結「どうしたの?梨璃。」

 

梨璃「今度こういうがあったら……そのときは、あんなムチャはしないでください。」

 

夢結「約束はできないわ。梨璃だって、人のことは言えないでしょう。」

 

梨璃「あはは……ごめんなさい……」

 

夢結「私も貴方も、こうと言ったら聞かないから……責任はちゃんと取ってもらうわよ。」

 

梨璃「責任?」

 

夢結「ええ……『後悔しない』と。シュッツエンゲルの契りを結ぶ時、そう言ったでしょう?」

 

梨璃「あっ、そのことでしたか。」

 

梅「……」

 

楓「はぁ……」

 

梅「ん?楓、どうしたんだ?梨璃をハグしにいかなくていいのか?」

 

楓「あのぅ、わかっていて言ってません?今はあの空気に割り込めるはずがないでしょう。」

 

梅「あっははははっ!だなっ!」

 

楓「はぁ……お互い苦労しますわね。」

 

梅「いや、いいだろ。だってあの2人、すっごく幸せそうだ!」

 

楓「お人好しですこと。」

 

梅「お互いにな。」

 

梨璃「……ふふ。」

 

夢結「何がおかしいの?」

 

梨璃「思い出したんです。そういえば私達、あの誓いの通りにしてるなーって。」

 

夢結「……それって、もしかしてあの誓いのこと?」

 

梨璃「はい。私とお姉様が、シュッツエンゲルの契りを結ぶときに誓ったあの言葉……幸せな時も、困難な時も。」

 

夢結「健やかなる時も、病める時も。」

 

梨璃&夢結「お互いを尊重し、慈しみ、支え合うことを……『誓い』ます。」

 

梨璃と夢結は手を繋いだ。

 




あれ?これ映司君と結梨ちゃんが終わらせていいんだっけ?

あと1話だけ続きます。


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Extra Edition 映司と結梨のキズナ

絆というほど絆の描写はない(タイトル詐欺)


映司「梨璃。結梨との約束があるから、先に帰ってくれ。」

 

梨璃「約束?」

 

映司「結梨に花畑を見せるって。」

 

梨璃「わかった、気をつけてね?映司くん。」

 

映司「ああ。」

 

梨璃は夢結達の元へ向かった。

 

映司「行くか、結梨。」

 

結梨「うん!」

 

2人は花畑へ向かった。

 

映司「ここだ。」

 

結梨「花がいっぱいある!」

 

映司「花畑だしな。」

 

結梨「映司!ありがとう!」

 

映司「今回、結梨は頑張ったからな。」

 

映司は結梨の頭を撫でた。

 

映司「なぁ、結梨。」

 

結梨「どうしたの?映司。」

 

映司「俺は少し寝る。」

 

結梨「じゃあ、膝枕してあげるよ!」

 

映司は結梨の膝に自分の頭を乗せた。

 

映司「30分くらい経ったら起こしてくれ。」

 

結梨「わかった。」

 

30分後……

 

映司「……ん、30分経ったか……?」

 

映司は目を覚ましたが、結梨は寝ていた。

 

映司「寝てる……」

 

映司は結梨の頭を自分の膝に乗せた。

 

映司「今度は一柳隊の皆も誘ってピクニックでもするか。」

 

結梨「……映司?」

 

映司「起きたか?結梨。」

 

結梨「うん、起きたよ。」

 

映司「なら、帰るか。」

 

結梨「うん!」

 

花畑から出てきた、2人の前にヒュージが現れた。

 

映司「ギガント級……特型ヒュージを倒しても甲州のヒュージが減ったわけでもないしな。」

 

結梨「映司!」

 

映司「ああ!」

 

「ゼロワンドライバー!」

 

「フォースライザー!」

 

映司はゼロワンドライバー、結梨はフォースライザーを巻いた。

 

「Everybodyジャンプ!」

 

「ポイズン!」

 

映司はメタルクラスタホッパーキーのボタンを押して、結梨はスティングスコーピオンプログライズキーのボタンを押した。

 

「オーソライズ!」

 

映司はドライバーにキーをスキャンして、キーを展開してドライバーに装填して、結梨はフォースライザーにキーを装填した。

 

「プログライズ!」

 

「Let's Rise! Le! Le! Let's Rise! Let's Rise! Le! Le! Let's Rise!」

 

映司&結梨「変身!」

 

映司はメタルライザーを折りたたみ、結梨はフォースライザーのトリガーを引いた。

 

「フォースライズ!」

「スティングスコーピオン!」

 

「Break Down.」

 

「メタルライズ!」

「Secret material! 飛電メタル!」

「メタルクラスタホッパー!」

 

「It's High Quality.」

 

映司「お前らを止められるのは俺達だ!」

 

映司はプログライズホッパーブレードを、メタルクラスタホッパープログライズキーのメタルライザーにスキャンした。

 

「ファイナルライズ!」

 

「ファイナルストラッシュ!」

 

映司はヒュージ達に、クラスターセルの刺を無数に飛ばした。

 

結梨「映司!一緒に!」

 

映司「わかった!」

 

映司はキーを押し込み、結梨はフォースライザーのトリガーを2回引いた。

 

「メタルライジングインパクト!」

「スティングユートピア!」

 

2人は同時に飛び上がり、ギガント級ヒュージに蹴りを放った。

 

「メタルライジングインパクト!」

「スティングユートピア!」

 

ギガント級ヒュージは爆発を起こした。

 

映司「帰るか、結梨。」

 

結梨「うん。」

 

映司と結梨が百合ヶ丘に戻ったら、梨璃のためとはいえ、勝手に甲州に行ったことを怒られるのだった。

 




映司君と結梨ちゃんはアルトラ級以外なら必殺技使えばワンパンできるくらい強くなってます(アークワンとアークスコーピオンは必要なのだろうか)

バンドリのガイドラインが公開されてクロスオーバーが死んだように、アサルトリリィでも同じことになればこの小説は死にます。



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グラン・エプレルート
第1話 この世界では剣士でリリィらしい


ミリシタ……セカンドヘア静香3枚目……キレていいですか?(明日でガチャ終わる)

課金?バン〇リのトークイベントに消えたよ?



何故かメインより先に書いたIFルートの始まりです。


叶星「――映司君、高嶺ちゃん。ふたりとも……ほら、起きて」

 

高嶺「……ん……もう少しだけ……」

 

映司「……あと……30分……」

 

叶星「起きる気なさそうね。だったら――」

 

叶星は部屋のカーテンを開けた。

 

叶星「ほら、これでどう、ふたりとも。もう朝よ」

 

高嶺「う……まぶしい……」

 

映司「……zzz……zzz……」

 

叶星「まったく、いつものことだけど、ふたりは朝に弱いんだから……」

 

映司「まだ時間ある……おやすみ……」

 

高嶺「…………すぅ」

 

叶星「あっ、またそうやって二度寝を……もうすぐ朝練の時間だし、それが終わったら学校の課題もあるわ……やることがいっぱいで、寝坊してるヒマなんてないのよ。ほら起きて、ふたりとも!」

 

高嶺「ん……わかってるわ。けど……ふふ……今日の叶星は、なんだかやる気みたいね……よかった。これならあとは任せて、ゆっくり眠っていられる……」

 

映司「じゃあ……灯莉たちのことは任せて、眠ろう……」

 

叶星「もう、ふたりったら、またそんな風に……冗談ばかり言ってないで、いい加減起きなさーい!」

 

これがこの世界の松原映司の朝である。

 

灯莉「映司、おはよー☆」

 

映司「灯莉、おはよう」

 

姫歌「いつもなら、もう少し寝てるのに、起きてるなんて珍しいわね」

 

映司「叶星に起こされた」

 

紅巴「おふたりは?」

 

映司「校長に呼ばれて、校長室に行った」

 

姫歌「あんたも呼ばれてたりしないわよね?」

 

映司「まさか……」

 

『1年の松原映司さん、至急校長室まで』

 

4人「……」

 

灯莉「呼ばれてたね☆」

 

紅巴「あはは……」

 

映司「……おやすみ」

 

姫歌「早く行きなさーい!」

 

映司は闇黒剣月闇で空間を開いて、校長室の前に移動した。

 

映司「戻ったら、叶星に怒られそう……」

 

映司は扉をノックした。

 

校長「どうぞ」

 

映司は校長室に入った。

 

映司「1年の松原映司です」

 

叶星「映司君……」

 

映司「俺も呼ばれてるなんて、聞いてないぞ」

 

高嶺「叶星、映司に伝えたの?」

 

叶星「……あ」

 

校長「私も今叶星さんに伝えていないので、大丈夫ですよ」

 

叶星「それで、私たち3人が呼ばれた理由は……?」

 

校長「松原映司さん」

 

映司「はい?」

 

校長「貴方は今日から、レギオンのグラン・エプレに所属してもらいます」

 

叶星「え?」

 

高嶺「ふふっ、面白くなりそうね」

 

映司「気楽にやれるからいいか……」

 

叶星「失礼します……」

 

映司&高嶺「失礼します」

 

3人が校長室から出ると警報が鳴った。

 

叶星「ふたりとも、行くわよ!」

 

高嶺「期待しているわよ、映司?」

 

映司「やることはいつもと変わらないだろ……」

 

3人はヒュージの出現場所へ向かった。

 

姫歌「叶星様、高嶺様!」

 

灯莉「用事は終わったの?」

 

映司「ああ、俺がグラン・エプレに入るってだけだった」

 

紅巴「映司さんが、グラン・エプレに?」

 

姫歌「今まで入ってなかったのね……」

 

「エレメンタルドラゴン!」

 

映司はエレメンタルドラゴンワンダーライドブックを取り出して、ページを開いた。

 

「そして太古の竜と手を結び、全てを救う神獣となる!」

 

映司はエレメンタルドラゴンワンダーライドブックのページを閉じて、プリミティブドラゴンワンダーライドブックにセットした。

 

「エレメンタルドラゴン!」

 

「ゲット!」

 

映司はエレメンタルドラゴンワンダーライドブックをセットした、プリミティブドラゴンワンダーライドブックをドライバーに装填した。

 

映司「ハアッ!」

 

映司はドライバーから、火炎剣烈火を抜刀した。

 

「烈火抜刀!」

 

映司「変身!」

 

「バキ・ボキ・ボーン!メラ・メラ・バーン!」

 

「シェイクハーンズ!」

 

「エ・レ・メ・ン・タル!ドラゴーン!!」

 

「エレメントマシマシ!」

 

「キズナ、カタメ!」

 

姫歌「いつもより、やる気なのね……」

 

映司「やっと好き勝手に戦えるし」

 

叶星「私の指示に従って!?」

 

高嶺「映司、私と勝負しましょう?」

 

映司「どっちが多く倒せるか?」

 

高嶺「ええ」

 

映司「いいよ」

 

高嶺「灯莉さん」

 

灯莉「なにー?」

 

映司「合図を頼めるか?」

 

灯莉「おっけー☆」

 

灯莉はCHARMを空に向けた。

 

灯莉「よーい……どーん☆」

 

灯莉はCHARMから弾丸を放った。

 

映司&高嶺「っ!」

 

映司と高嶺はゼノンパラドキサを発動した。

 

叶星「待ちなさい!ふたりとも!」

 

紅巴「もう倒しに行きました……」

 

灯莉「おー、すごーい☆」

 

姫歌「ひめかたちは必要なのかしら……?」

 

映司「高嶺!」

 

高嶺「終わらせるわよ!」

 

高嶺は雷鳴剣黄雷の刀身にニードルヘッジホッグワンダーライドブックをスキャンした。

 

「ニードルヘッジホッグ!」

 

「ふむふむ!」

 

映司はドライバーに装填されている、プリミティブドラゴンワンダーライドブックを押し込んだ。

 

「必殺読破マシマシ!」

 

「烈火抜刀!」

 

映司はドライバーから、火炎剣烈火を抜刀した。

 

映司「森羅万象斬!」

 

「エレメンタル合冊斬り!」

 

映司&高嶺「はあああああぁぁぁぁ!」

 

映司は火炎剣烈火を逆手に構え、七色に輝く炎の斬撃を放ち、高嶺は電撃を帯びた無数の針を召喚して放った。

 

「習得一閃!」

 

映司「どっちが多く倒したか、わからないな……」

 

高嶺「……そうね」

 

叶星「映司君、高嶺ちゃん……」

 

映司「高嶺、お姫様が怒ってるぞ」

 

高嶺「私だけのお姫様じゃないわ」

 

叶星「ふたりとも!」

 

映司と高嶺は叶星に怒られたが、映司と高嶺はうちのお姫様は可愛いとしか思っていなかった。




メインストーリーは後編次第って感じです(前編の終わり方が不穏すぎる)

どっちにしろ、あの攻撃を受けるのは映司君なんですけどね……

松原の部分が最後に確認するまで、松風っていうどこぞの超次元サッカーの主人公の名前になりかけてた……


この時空でもたかにゃん先輩が雷鳴剣を持ってるのは……映司君と全力で戦うためです。

叶星先輩?無銘剣だよ?聖剣の能力消せるから、映司君とたかにゃん先輩の戦闘を止められるし。

※この時空の映司君は正規ルートの映司君の上位互換です。


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第1.5話 聖剣の持ち主

1話出すより前にやるべきだね……この話。



ラプラス梨璃ちゃんはメモリアメダル使って交換します……夜の闇を切り拓く者たちのガチャから出てきた神琳さん、メモリアメダルを400枚にしてくれてありがとう(夜の闇を切り拓く者たちは引けました)


松原映司(IF)

 

ガーデン:神庭女子藝術高校

 

学年:1年

 

学科:絵画

 

レギオン:グラン・エプレ

 

レアスキル:エンハンス・トレース

 

上位スキル:クリエーション

 

好きなもの:叶星の料理、高嶺の膝枕、灯莉の描いた絵、姫歌の歌、紅巴の饒舌

 

苦手なもの:特になし

 

聖剣:火炎剣烈火、刃王剣十聖刃、闇黒剣月闇

 

 

学科が絵画の理由は造園だと、叶星と高嶺とイチャついて授業にならないと教師たちに思われたため、学科が絵画になった。

 

叶星と高嶺の幼馴染、映司が中学生になる際、甲州に引っ越すことになった。

 

千香瑠と梨璃とは甲州撤退戦より前に会っていて、中学2年に甲州撤退戦で家族を失っている。

 

甲州撤退戦後は千香瑠の家、中学3年から叶星の家で生活していた。

 

叶星と高嶺が御台場女学校から、神庭女子藝術高校へと転校したことと、ヒュージに襲われそうな校長を助けたことにより、翌年から神庭女子藝術高校に通うことになった。

 

神庭女子藝術高校に通うようになってからは梨璃とよく連絡を取っている。

 

 

余談だが、グラン・エプレ全員にフラグを立てている。

 

 

 

今叶星(苦労人)

 

聖剣:無銘剣虚無

 

映司と高嶺の訓練という名の破壊行為を止めるのが大変、映司がクロスセイバーを使ったら止めるのを諦める。

 

映司と高嶺の戦闘が止められるように、映司から無銘剣虚無を奪い取った。

 

宮川高嶺(戦闘狂)

 

聖剣:雷鳴剣黄雷

 

戦闘では映司と叶星との連携がメインで、変身後の移動速度は映司より速い。

 

映司と全力で戦うためだけに、叶星と同様に映司から雷鳴剣黄雷を奪い取った。

 

丹羽灯莉(ユニコーン)

 

聖剣:煙叡剣狼煙

 

戦闘は主に映司か姫歌との連携が多い。

 

姫歌にイタズラをするためだけに、映司から煙叡剣狼煙を貰った。

 

定盛姫歌(アイドルリリィ)

 

聖剣:時国剣界時

 

自称アイドルリリィ……映司と灯莉にひめひめと呼ばせたい。

 

変身先が仮面ライダーデュランダルというだけで、映司から時国剣界時を渡される。

 

土岐紅巴(リリィオタク)

 

聖剣:???

 

二水と並ぶリリィオタク(特に叶星、高嶺)

 

リリィについて教えたら、お礼として映司が渡した。

 

一柳梨璃(後編で髪の色変わった)

 

聖剣:水勢剣流水

 

花畑に行った時に映司と会う……家が近くだったこともあり、すぐに仲良くなる。

 

その後、映司からライオン戦記ワンダーライドブックと一緒に水勢剣流水も貰った。

 

芹沢千香瑠(このルートでも姉)

 

聖剣:???

 

甲州撤退戦より前に映司と会っていて、もうひとりの姉のように接していた。

 

聖剣は映司が叶星の家に行く前にお礼として貰った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

残りの聖剣は???と???……誰の手に渡るのか……

 




映司君の家族はどのルートでも甲州撤退戦でお亡くなりになってますね……なんでだろう?

???の理由は聖剣を決めてないからです。

このルートはメインそっちのけで好きなようにやります。

予告動画見た感想は梨璃ちゃんが強くなるなら、それでいいやで終わりました。


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第2話 刃王剣十聖刃生成

ラプラス梨璃ちゃんは課金ですか……そうですか……ハーフアニバーサリーで水着夢結様配るなら、ラプラス梨璃ちゃんも配れ(横暴)

さすがに目玉を課金にするのはどうかと思うよ?ポケラボさん












……デュエマのカード売ってくる


グラン・エプレは合同訓練のため、百合ヶ丘の近くの海岸にいた。

 

映司「始めるか」

 

叶星「何する気なの?」

 

映司「とりあえずこれ持ってくれ」

 

映司は聖剣を叶星たちに渡した。

 

映司「その聖剣には俺のマギが入ってる」

 

高嶺「マギが?」

 

千香瑠「映司君、何を……?」

 

映司「聖剣を造る」

 

梨璃「聖剣を……造る?」

 

映司「『人が鍛えし始まりの聖剣に、火を灯さんとする者現れし時、星を結びて力を束ね、物語を終焉へと導く聖剣が生まれる』って文があるんだ」

 

灯莉「映司が火を灯さんとする者ってことー?」

 

姫歌「ひめかたちに、他の聖剣を持たせたのって……」

 

映司「俺だけだと、造れないしな」

 

紅巴「成功するんですか?」

 

映司「俺のスキルを使えば多分」

 

高嶺「面白そうね」

 

映司「説明もしたし始めるか」

 

映司がクリエーションを発動すると映司たちの持っている聖剣が光を放ち始めた。

 

「烈火!」

 

「流水!」

 

「黄雷!」

 

「激土!」

 

「翠風!」

 

「錫音!」

 

「月闇!」

 

「最光!」

 

「狼煙!」

 

「界時!」

 

「虚無!」

 

映司たちが聖剣を空に向けて掲げると、聖剣が映司たちの手から離れ、火炎剣烈火に聖剣の力が集まった。

 

梨璃「火炎剣に私たちの聖剣の力が!」

 

聖剣が流星となって落ちてくる。

 

映司「っ!」

 

映司は1本の聖剣を手に取った。

 

刃王剣十聖刃!(はおうけんクロスセイバー!)

 

紅巴「本当に聖剣が……」

 

映司「できた……」

 

映司は気を失い、その場に倒れた。

 

叶星「映司君!?」

 

紅巴「クリエーションを発動したから、マギが切れて倒れたのではないでしょうか?」

 

高嶺「まったく……うちの王子様には困ったものね。叶星?」

 

叶星「ええ、そうね。高嶺ちゃん」

 

千香瑠「映司君の目が覚める前に、聖剣を回収しましょうか」

 

千香瑠たちは聖剣を回収をした。

 

一葉「映司さんが眠ってしまったのなら、訓練はできないんじゃ……」

 

高嶺「そろそろ起きるから、大丈夫よ」

 

梅「わかるのか?」

 

楓「眠ってから5分程度しか経っていませんわよ?」

 

灯莉「マギ切れなら、映司はすぐ起きるよー☆」

 

映司「もう起きてるんだけど……」

 

叶星「映司君も起きたし、始めましょう」

 

訓練は無事に終わるはずだった……

 

高嶺「映司、勝負しましょう?」

 

高嶺のこの一言がなければ……

 

「聖剣ソードライバー!」

 

高嶺はソードライバーを巻いた。

 

「ランプドアランジーナ!」

 

高嶺はランプドアランジーナワンダーライドブックを、ドライバーの左のスロットに装填した。

 

「ニードルヘッジホッグ!」

 

「トライケルベロス!」

 

高嶺はニードルヘッジホッグワンダーライドブックと、トライケルベロスワンダーライドブックをドライバーに装填した。

 

「黄雷抜刀!」

 

高嶺はドライバーから、雷鳴剣黄雷を抜刀した。

 

高嶺「変身!」

 

「ゴールデンアランジーナ!」

 

「黄雷三冊!稲妻の剣が光り輝き、雷鳴が轟く!」

 

映司「……わかった」

 

「ブレイブドラゴン!」

 

映司はブレイブドラゴンワンダーライドブックを、ドライバーの右のスロットに装填した。

 

映司「ハアッ!」

 

映司はドライバーから、刃王剣十聖刃を抜刀した。

 

「聖刃抜刀!」

 

映司「変身!」

 

「刃王剣クロスセイバー!」

 

「創世の十字!」

 

「煌めく星たちの奇跡とともに!」

 

「気高き力よ勇気の炎!」

 

「クロスセイバー!クロスセイバー!」

 

「クロスセイバー!」

 

「交わる十本の剣!」

 

叶星「やめなさい!ふたりとも!」

 

映司と高嶺は叶星の制止を聞かずに戦いを始めた。

 




映司君が刃王剣十聖刃を造るだけなので、短いのは許して……多分、次回からメインストーリーやるから(まだ書き始めてないけど)

刃王剣十聖刃の造り方がこれでいいのかは謎(ダメです)
実際、本編と造り方変えるなら、聖剣にマギ込めれば大丈夫だろっていう謎理論です。


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第3話 その飴どこにしまってた?

書いてて思ったんだけど、なんだこれ……

内容はふるーつの3話です


叶星「いたっ!?棘が刺さってしまったわ……」

 

叶星は手が薔薇の棘に刺さってしまった。

 

映司「斬るか」

 

映司は火炎剣烈火を取り出した。

 

高嶺「まあ、貸してごらんなさい」

 

高嶺は叶星の腕を掴んだ。

 

高嶺「はむ……」

 

高嶺は叶星の手を咥えた。

 

叶星「ん!?」

 

映司「さすが、高嶺だわ」

 

叶星「いやだ!くすぐったいよ!高嶺ちゃん!」

 

高嶺「痛みは忘れたようね?」

 

叶星「離して!舌でくすぐるのダメー!」

 

紅巴が鼻血を出しながら覗いていた。

 

紅巴「なんでしょう!?あのシチュエーションは!?朝からこんな刺激的な光景摂取して大丈夫でしょうか!?頭がクラクラしてきました……!」

 

灯莉「あ、とっきー、またぶつぶつ言ってるー」

 

姫歌「いつもの覗き見?まったく……」

 

姫歌は紅巴の鼻を拭いた。

 

姫歌「同じレギオンのメンバーなんだから、堂々と話しかけなさいよね」

 

紅巴「そ、そんな、大それたこと土岐にはハードルが高すぎます!」

 

灯莉「ねーねー、なにしてんの?」

 

高嶺「あら、灯莉さん」

 

灯莉「たかにゃんせんぱい、どーしてかなほせんぱいの指食べてるのー?」

 

紅巴「あ、灯莉さん!?」

 

姫歌「あの子、いつの間に……」

 

灯莉「おいしいから食べてるのー?」

 

高嶺「ふふっ、そうね。とっても美味しいわ……ペロッ」

 

高嶺は叶星の指を舐めた。

 

叶星「もう、高嶺ちゃんったらー」

 

灯莉「いいなー!ぼくも食べてみたーい☆」

 

高嶺「ダーメ、私専用なの。ごめんなさいね?」

 

紅巴「鼻血が止まりません!」

 

姫歌「確かに、堂々とは行きづらいかも……てか、あの子よくふたりの世界に入っていけるわね……」

 

映司「これは必要ないか……」

 

映司は火炎剣烈火をドライバーに納刀した。

 

高嶺「その代わり、キャンディーをあげましょう」

 

高嶺は髪からキャンディーを取り出した。

 

灯莉「わーい!ありがとー!せんぱーい☆」

 

高嶺は姫歌と紅巴の隠れているところを見た。

 

高嶺「そこのおふたりさんも、おひとついかが?」

 

姫歌&紅巴「っ!?」

 

灯莉「おーい!とっきー、さだもり!甘くておいしいよー☆」

 

そして……

 

紅巴「あの、コソコソと覗いたりして、ごめんなさい……」

 

姫歌「お邪魔したら失礼かなって思って、つい……」

 

叶星「ううん、私こそ気づかなくてごめんなさいね……みんなが近くにいたのに……」

 

高嶺「あら、全く気づいてなかったの?知ってて見せつけているのかと思ったわ」

 

紅巴「はうっ!?」

 

紅巴が鼻血を出して倒れた。

 

叶星「高嶺ちゃんったら、恥ずかしいこと言わないでよー」

 

灯莉「んー……」

 

灯莉は姫歌の手を見つめていた。

 

灯莉「あー……むっ!」

 

灯莉は姫歌の指を噛んだ。

 

姫歌「って!?」

 

灯莉「あれー!?おかしいな?ぜんぜんまずい!」

 

姫歌「なにすんのよー!」

 

映司「なんだこれ」

 

叶星「賑やかで楽しいわねー」

 

高嶺「ええ、本当に……ふふっ」

 

姫歌「姫歌の可愛い手がー!?」

 

灯莉「とっきーの手なら、おいしい?」

 

姫歌「やああああぁぁぁー!」

 

映司「俺は先に戻る……いて……」

 

灯莉「っ!」

 

映司の手が薔薇の棘に刺さった。

 

叶星&高嶺「っ!」

 

映司「叶星、高嶺。そこ刺さってないんだけど」

 

灯莉「さだもりの手よりおいしい!」

 

映司の手を咥えたのは灯莉だった。

 

高嶺「他の手にも刺さったら、大変でしょう?」

 

叶星「そうよ?」

 

映司「えー、めんどくさ……定盛、とっきー。戻るぞー」

 

映司は左手で闇黒剣月闇を持った。

 

姫歌「すぐそこじゃない……」

 

映司「お前が俺だったら、この状態で戻れるか?」

 

姫歌「……無理ね」

 

数日後……

 

灯莉「映司、指食べさせてー」

 

映司「やだ」

 

灯莉 「えー、いいじゃん!」

 

映司「叶星と高嶺もセットだろ……」

 

灯莉「あーあ、かなほせんぱいのおてて、おいしそーだったなぁ……映司は食べさせてくれないしなー」

 

映司「……」

 

灯莉「いーもんいーもん、自分の食べるからー」

 

灯莉は自分の指を咥えた。

 

高嶺「まあ、あんな所に赤ちゃんがいるわ」

 

叶星「ホントだー、可愛いわね」

 

映司「赤ちゃんにしては、大きすぎるだろ……」

 

高嶺「ねえ、あの子、私たちの子どもにしない?3人で育てましょう」

 

叶星「ふふっ。小さい頃のおままごとを思い出すわね」

 

映司「いろいろ、間違ってる気がする……」

 

紅巴「はうっ!」

 

紅巴が鼻血を出して倒れた。

 

姫歌「あのー、するならお医者さんごっこでお願いします……ここに重症患者が……」

 

叶星「きゃー、大変!!」

 

高嶺「あらあら、久々にしてみようかしらね」

 

映司「もういいや……灯莉ー、食べていいから、ミーティング始めるぞー」

 

灯莉「ほんと!?やったー☆」

 




なんだこれ……

映司君入れたらこうなった……


明日FILM LIVE見に行くけど、ましろちゃんかこころの色紙当たればいいなー


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日常編(Last Bullet)
日常編7 映司VSグラン・エプレ


グラン・エプレのキャラが保てているかは不明ですが、ゼロツーVSグラン・エプレです。


映司「なぁ……楓。」

 

楓「どうしました?」

 

映司「少しだけ本気でグラン・エプレのこと揉んでいいか?」

 

楓「なるほどゼロツーですか……お願いします。」

 

姫歌「今度は何よ?」

 

映司「俺がさっきよりも強くなるくらいかな。」

 

灯莉「映司が1人?」

 

紅巴「さっきよりも強いって……」

 

高嶺「ノインヴェルト戦術をもう一度……」

 

映司「ノインヴェルトはしなくていいです。俺が単純に戦いたいだけなので。レアスキルも使ってもらって構いません。」

 

叶星「全員に言っているのかしら?」

 

映司「はい。なんなら本気でやらないと怪我するか、最悪死にます。」

 

グラン・エプレ「なっ!?」

 

夢結「映司の言っていることは本当よ。」

 

二水「はい!本当です!ソースは私です!」

 

姫歌「どういうことよ!?」

 

「ゼロツードライバー!」

 

映司はゼロツードライバーを巻いて、ドライバーのユニットの部分を開いた。

 

「Let’s give you power!Let’s give you power!Let’s give you power!」

 

映司はゼロツープログライズキーのボタンを押した。

 

「ゼロツージャンプ!」

 

映司「変身!」

 

映司はドライバーにキーを装填した。

 

「ゼロツーライズ!」

「Road to glory has to lead to

growin'path to change one to two!」

「仮面ライダーゼロツー!」

 

「It's never over.」

 

映司「俺からいきますよ?」

 

叶星「皆!構えて!」

 

映司は姫歌の背後に移動した。

 

姫歌「いつの間に!?」

 

紅巴「今のは縮地!?」

 

映司「まずは1人だ。」

 

映司は姫歌のCHARMを叩き落とす。

 

映司「っ!」

 

高嶺の攻撃をアタッシュカリバーでガードする。

 

映司「ゼノンパラドギサか!」

 

叶星「今のは完全に背後を取っていたはずよ!?」

 

映司「ゼロツーじゃなかったら、負けてたかもしれませんね!」

 

映司は回し蹴りで高嶺のCHARMを弾いた。

 

楓「いつもならもう少し速くありません?」

 

梅「梅達が慣れすぎたんだ。」

 

姫歌「速いって……既に速いじゃない!」

 

叶星「3人で一緒に!」

 

叶星、灯莉、紅巴の3人は別方向から攻撃を仕掛ける。

 

映司「その結論は予測済みだ。」

 

3人「っ!?」

 

叶星「いない!?」

 

灯莉「CHARMがない!」

 

紅巴「私も!」

 

叶星「2人共、あれ!」

 

叶星が向いた方向には灯莉と紅巴のCHARMを持った映司が居た。

 

映司「これで残りは叶星様だけだ。」

 

梨璃「映司くんは今のところCHARM以外には攻撃してません。」

 

夢結「全てガードするか避けているのね。」

 

叶星「やあああああぁぁぁぁぁ!」

 

叶星は映司に向けてCHARMを振っているが、映司は全て避けている。

 

姫歌「確実に当たってるはずよ!?」

 

梨璃「ゼアの予測……」

 

楓「梨璃さんはゼロツーの主な能力はご存知で?」

 

梅「映司は梅達にはゼロツーのことあまり話さないんだよ。」

 

梨璃「簡単に言うと未来を予測するって感じでしょうか?」

 

高嶺「叶星の攻撃を予測して避けているということかしら?」

 

鶴紗「そのうちボロが出るんじゃないのか?」

 

楓「前に訓練した時は私と神琳さんの攻撃を避けて、カウンターでしたね。」

 

紅巴「本気でやらないと怪我するって……」

 

神琳「あれでも気をつけてるほうですね。」

 

二水「私の時よりも気をつけてますね。」

 

夢結「二水さんは自業自得でしょう?」

 

楓「そろそろ終わりですわよ。」

 

叶星「あっ……」

 

映司は叶星の攻撃を避け背後に移動した。

 

映司「俺の勝ちですね。」

 

映司は倒れそうになった叶星を支えた。

 

叶星「これが百合ヶ丘の最高戦力……」

 

灯莉「映司!そのままでいて!」

 

映司「このまま?」

 

灯莉が絵を描き始めた。

 

灯莉「うーん……そうだ!映司!かなほせんぱいのことお姫様抱っこしてよ☆」

 

梨璃&叶星「え!?」

 

映司「わーお。ゼアの予測通りだ。ということで失礼。叶星様。」

 

灯莉が止められない状態になったので、仕方なくやることにした映司。

 

灯莉「できたー!」

 

映司は変身を解いた。

 

映司「上手いな。お礼にこれをあげよう。」

 

映司はマカロンを取り出した。

 

灯莉「やったー!マカロンだ☆」

 

映司「皆さんもどうぞ。」

 

グラン・エプレに配っていった。

 

叶星「美味しいわね!」

 

紅巴「本当に美味しいです!」

 

高嶺「叶星の料理と同じくらい美味しいわ。」

 

姫歌「……ん!?」

 

二水「姫歌さん?どうしました?」

 

姫歌「からああああぁぁぁぁ!?」

 

灯莉「あははー!定盛おもしろーい!」

 

夢結「映司、二水さんにならやってもいいけど、他のガーデンのリリィにやるのはダメよ。」

 

映司「ごめんな定盛、飲み物。」

 

映司は飲み物を姫歌に渡す。

 

二水「待ってください!?姫歌さん!」

 

二水が止めるも時すでに遅し。

 

姫歌「にっがああああぁぁぁぁ!?」

 

映司「灯莉。」

 

灯莉「やったね!映司☆」

 

2人はハイタッチをした。

 

姫歌「あんた達ね!」

 

灯莉「にっげろー!」

 

映司「こういう時に便利なんだよな、縮地って!」

 

この後、夢結に捕まって2人は注意された。

 




映司君と灯莉ちゃんは夢結様に注意されただけなので、またやります(多分)

守護天使の誓いはちゃんと書いてるから許してください。


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日常編8 映司の制裁する相手が1人増えた日

映司君が百由様のせいで性別が変わる話。


百由「ぐろっぴ〜、映司にこれ渡しといて。」

 

ミリアム「なんじゃ、これ?」

 

百由「それは……」

 

百由の話を聞いたミリアムは呆れていた。

 

ミリアム「どうなっても知らんぞ……」

 

翌日、一柳隊控室。

 

ミリアム「映司、これ百由様から。」

 

映司「百由様から?嫌な予感しかしないんだけど。」

 

ミリアム「大丈夫じゃろ……多分……」

 

ミリアムは映司に渡すと控室から出た。

 

映司「とりあえず飲むか……」

 

映司はミリアムから貰ったものを一気に飲み干した。

 

映司「ん!?」

 

映司の体が変化していた。

 

映司「あはは……性転換しちゃった……どーしよ……」

 

神琳と雨嘉、結梨が入ってきた。

 

雨嘉「私達が一番最初だったのかな?」

 

神琳「そいうわけでもなさそうですね。」

 

雨嘉「誰!?」

 

雨嘉は映司(女)を見て驚いている

 

映司「俺です……」

 

結梨「くんくんくんくん。」

 

結梨は匂いを嗅いでいる。

 

結梨「この人、映司だよ。」

 

雨嘉「映司って女の子になると見た目が少し梨璃っぽいんだね……」

 

神琳「梨璃さんと結梨さんを合わせて2で割った感じでしょうか?」

 

雨嘉「神琳……私、あれ欲しい。」

 

映司「めんどくさいことになる前に部屋に戻る……」

 

神琳「部屋に?」

 

映司「百由様と二水に食わせる料理を作る。」

 

雨嘉「百由様だけに作ればいいんじゃ……?」

 

映司「リリィ新聞の表紙にはなりたくない。」

 

神琳「なら、私達の部屋に来ませんか?」

 

雨嘉「神琳?」

 

神琳「たまには雨嘉さん以外も愛でようかと。」

 

映司「いや、愛でるって……」

 

雨嘉「じゃあ、結梨ちゃんも一緒に……」

 

結梨「私も?いいの?」

 

神琳「映司さんと同室なら、ちょうどいいかと。」

 

結梨「映司、私2人の部屋に行ってみたい!」

 

映司「結梨がいいならいいや。」

 

神琳「決まりですね。」

 

映司「ミリアムに何日で戻るか聞かないとな……」

 

神琳「映司さん。」

 

映司「ん?どうした神琳。」

 

神琳「その姿で校内を歩くのは、あまりよろしくないかと……」

 

映司「なら、仕方ない……ミリアムを呼ぼう。」

 

映司はタカカンドロイドを飛ばした。

 

雨嘉「あとは梨璃達にどう説明するかだけど……」

 

映司「それなら大丈夫だ。理事長代行に伝えた。」

 

神琳「遠征ってことにしたんですか?」

 

映司「いや、変身したらバレるからどうするか悩んでる。」

 

雨嘉「出撃しないわけにもいかないしね。」

 

ミリアム「映司、どうしたんじゃ?」

 

ミリアムが控室に入ってきた。

 

映司「なぁ、ミリアム……これいつ戻るんだ?」

 

ミリアム「百由様に聞いたら3日くらいって言っとたぞ。」

 

映司「3日はこの姿か……」

 

梨璃「あれ、神琳さんに雨嘉さん、もう来て……誰!?」

 

夢結「どうしたの、梨璃。」

 

梨璃「お姉様!知らない子がいます!」

 

夢結「でも、百合ヶ丘の制服を着ているわね。しかも私達が一番見ているであろう男子用の制服を。」

 

梨璃「男子用……?まさか映司くん!?」

 

残りの4人も控室に入ると梨璃達と似たような反応をした。

 

映司「……ということだ。」

 

映司は事情を説明した。

 

梨璃「でも、どうして神琳さんと雨嘉さんの部屋で?」

 

映司「結梨が行きたいって言ったから。」

 

鶴紗「お前……結梨に甘くないか?」

 

映司「1日は自分の部屋にいるけど。」

 

梨璃「何するの?」

 

映司「百由様と二水に食べさせるお菓子を作ろうかなって。」

 

二水「え?」

 

映司「言い方が悪かったな。二水は、リリィ新聞の記事にこのことを書いた瞬間で、百由様は作ったらすぐだな。」

 

二水「あはは……さすがにしませんよ……」

 

楓「する気でしたのね。」

 

ミリアム「映司、もしもの話じゃが……それ以外だったら何をする気だったんじゃ?」

 

映司「工廠科は半壊してるな。二水は多分……いや、言わなくていいか。」

 

二水「あの……私どうなるんですか!?」

 

映司「大丈夫だ、死にはしない。」

 

警報が鳴った。

 

夢結「出動よ。」

 

映司「この怒りを全部ヒュージにぶつけてやる。」

 

この言葉通り映司が特型ヒュージ含め全て撃破した。

 

梅「映司を怒らすのはやっぱり、ダメなんだな。」

 

こうして1日目が終わり、2日目は映司が自分の部屋から出ることはなく、3日目。

 

映司「ミリアム、これ百由様に。」

 

ミリアム「大丈夫なのか?」

 

映司「店にあるような見た目にしたから、お前が買ったって言えば簡単に食べるだろ。」

 

ミリアムは工廠科に向かった。

 

ミリアム「百由様おるか〜」

 

百由「ぐろっぴ、どうしたの?」

 

ミリアム「これ、渡そうと思ってな。」

 

百由「ありがとう、ぐろっぴ。」

 

この後、工廠科から叫び声が聞こえたらしい。

 

映司「百由様のことド〇えもんみたいに、もゆえもんって呼んだほうがいいのかな……」

 

映司は昼寝をしに草原を歩いていた。

 

映司「ここでいいか。」

 

映司は近くの木を枕にして昼寝を始めた。

 

神琳「あら?」

 

雨嘉「映司が寝てる。」

 

神琳「私達も寝ましょうか?」

 

雨嘉「え!?でも……」

 

神琳「それに映司さんが、気持ちよそうに寝ているの見ると眠くなってきました。」

 

神琳は映司の横に座り、映司の肩を枕にして寝た。

 

雨嘉「神琳?寝ちゃった……神琳もやってるし私も……」

 

雨嘉は神琳と同じく映司の横に座り、映司の肩を枕にして寝た。

 

映司「あーそうだった……昼寝してたんだった……?」

 

目が覚めた映司は自分の肩を枕にしている2人を見た。

 

映司「神琳と雨嘉か……まぁ、いいや……今回の件はこの2人に助けてもらったし。」

 

そして映司の体は元に戻っていた。

 

映司「体も元に戻ってるし……とりあえずは解決かな。」

 

二水が3人が寝ているのを記事にしたため、映司が制裁したらしい……その時の映司はいつもの制裁とは比にならないと梨璃と結梨は語った。

 




これでよかったのだろうか……(この回を書いたことを少し後悔している)

現状の映司君の被害者は二水ちゃん(制裁)百由様(制裁)定盛(被害者)


次回から守護天使の誓いに戻ります。


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日常編9 映司とミリアム、アサルトの共闘

メインの方もちゃんと書いているのでお待ちください。


百由「やあやあ2人共。」

 

ミリアム「なんじゃ?百由様。」

 

映司「百由様が、工廠科から出るなんて珍しいこともあるんだな。」

 

百由「2人にちょっとお願いしたいことがあってね〜?」

 

百由のお願いを聞いた2人。

 

映司「お前と一緒に戦うのは初めてか?」

 

ミリアム「そうじゃな。映司は結梨と一緒に戦っとるもんな。」

 

映司「俺も百由様の実験台にされるとはな……」

 

百由の頼みとはヒュージロイドを新しく作ったから戦って欲しいとのことだった。

 

ミリアム「仕方ないじゃろ……百由様なんじゃから。」

 

映司「そうだな……百由様!そろそろ始めていいぞ!」

 

百由「おっけ〜!さぁ、2人をコテンパンにしちゃいなさい!真・メカ・ルンペルシュティルツヒェン君!」

 

ミリアム「改はどうしたんじゃ……」

 

映司「前に改をプトティラで、ぶっ壊したんだよな。」

 

ミリアム「まったく、お主は……まぁ、いい……いくぞ!」

 

映司「真になろうが、もう1回ぶっ壊す!」

 

「ゼロワンドライバー!」

 

「ショットライザー!」

 

映司はゼロワンドライバー、ミリアムはショットライザーを巻いた。

 

「ハイパージャンプ!」

 

「アサルトバレット!」

 

映司はシャイニングアサルトホッパープログライズキーのボタンを押して、ミリアムはアサルトウルフプログライズキーのボタンを押した。

 

「オーバーライズ!」

 

映司はドライバーにキーをスキャンして、ミリアムはキーをショットライザーに装填した。

 

「Kamen Rider. Kamen Rider.」

 

映司&ミリアム「変身!」

 

映司はキーを展開してドライバーに装填して、ミリアムはショットライザーのトリガーを引いた。

 

「プログライズ!」

「ショットライズ!」

 

「Warning,warning. This is not a test!」

「 ハイブリッドライズ!」

 

「レディーゴー!」

「アサルトウルフ!」

 

「シャイニングアサルトホッパー!」

 

「No chance of surviving this shot.」

 

ヒュージロイドは高速で移動し、飛び上がった。

 

ミリアム「なんじゃ!?」

 

映司「シャインシステム……起動!」

 

映司はシャインシステムを起動して、ヒュージの真上に高速で移動して、オーソライズバスターでヒュージロイドを叩き落とした。

 

「ガンライズ!」

 

映司はオーソライズバスターのモードをガンモードにして、ドライバーにスキャンした。

 

「ゼロワンオーソライズ!」

 

映司はオーソライズバスターのトリガーを引いた。

 

「ゼロワンダスト!」

 

映司は黄色いエネルギー弾を連射して、シャインクリスタで追撃をした。

 

ミリアム「この戦闘にわし、必要じゃったか?」

 

百由「残念だったわね!映司!その程度じゃあ私の真・メカ・ルンペルシュティルツヒェン君は倒せないわよ!」

 

映司「ミリアム!」

 

ミリアム「わかったのじゃ!」

 

ミリアムはショットライザーをバックルにセットした。

 

「アサルトチャージ!」

 

映司とミリアムはキーのボタンを押して、映司はキーを押し込み、ミリアムはショットライザーのトリガーを引いた。

 

「シャイニングストームインパクト!」

「マグネティックストームブラストフィーバー!」

 

ミリアムがパンチでヒュージロイドを吹っ飛ばした後、映司がシャインシステムを起動し光球でヒュージロイドを拘束して、映司とミリアムは飛び上がり蹴りを放った。

 

「シャイニングストームインパクト!」

「マグネティックストームブラストフィーバー!」

 

ヒュージロイドは跡形もなく爆発した。

 

百由「あー!?私の真・メカ・ルンペルシュティルツヒェン君があぁぁっ!?」

 

ミリアム「この程度なら、ランペイジで簡単に倒せたのう。」

 

映司「ゼロワンダストを耐えられたのは少し驚いたな。」

 

百由「まぁ、いいわ!シャイニングアサルトホッパーとアサルトウルフのデータを手に入れたから、またリベンジしてやるわ!」

 

ミリアム「百由様、それはまた負けるのがオチなやつじゃ。」

 

映司「百由様、後でそのデータ俺にも送ってくれ。」

 

ミリアム「何に使うんじゃ?」

 

映司「ゼアとのシミュレーションで使うのにな。」

 

百由「ええ、わかったわ。」

 

その後、ヒュージロイドの爆発を聞いた生徒会に怒られている百由と、一柳隊(主に夢結)に怒られている映司とミリアムの姿があった。

 




そこら辺のヒュージより、百由様の作ったヒュージロイドの方が強そう。一応2人の必殺技はガンバライジングからです。

ぐろっぴ、変身したはいいけどまともな攻撃が必殺技のみという、他のメンバー同様ちゃんと活躍させる場を作らねば……



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日常編10 飛電インテリジェンスへ訪問

或人が出てくるのと映司君がアークについて触れます。


楓「夢結様、梨璃さんはどこへ?」

 

夢結「映司と一緒に、飛電インテリジェンスに行ったわよ。」

 

梅「映司だけじゃなかったのか?」

 

神琳「結梨さんも一緒に行ったみたいですね。」

 

梅「なんというか……家族旅行だな。」

 

ミリアム「あの3人だから言えることじゃろうな。」

 

二水「飛電インテリジェンス?」

 

雨嘉「映司にゼロワンドライバーとゼロツードライバーをくれた会社だよね?」

 

鶴紗「そこの社長に会いにいくって言ってた。」

 

映司達は……

 

映司「ここが飛電インテリジェンスか。」

 

梨璃「入ろう?映司くん。」

 

3人が飛電インテリジェンスに入ろうとした時、警報が鳴った。

 

結梨「ヒュージが出たの?」

 

映司「梨璃、CHARMは?」

 

梨璃「一応、持ってきてるよ!」

 

映司達はヒュージの出現場所へ向かった。

 

梨璃「特型ヒュージはいないみたい。」

 

映司「梨璃と結梨は避難誘導をしてくれ。」

 

梨璃&結梨「うん!」

 

「ゼロワンドライバー!」

 

映司はゼロワンドライバーを巻いた。

 

「ジャンプ!」

 

映司はライジングホッパープログライズキーのボタンを押した。

 

「オーソライズ!」

 

映司はドライバーにキーをスキャンし、キーを展開させた。

 

映司「変身!」

 

映司はキーをドライバーに装填した。

 

「プログライズ!」

「飛び上がライズ!ライジングホッパー!」

 

「A jump to the sky turns to a rider kick.」

 

映司「お前達と遊ぶためにここまで来たわけじゃないんだよ!」

 

「チャージライズ!」

 

「フルチャージ!」

 

映司はヒュージの攻撃をアタッシュモードに戻して攻撃を防いだ。

 

「メタルホッパーズアビリティ!」

 

映司はメタルクラスタホッパープログライズキーのボタンを押して、アタッシュカリバーに装填した。

 

「カバンダイナミック!」

 

クラスターセルを纏った斬撃を放ち、ヒュージ達を撃破した。

 

梨璃「映司くん、まだヒュージがいるよ!」

 

「Everybodyジャンプ!」

 

映司はメタルクラスタホッパーキーのボタンを押した。

 

「オーソライズ!」

 

映司はドライバーにキーをスキャンして、キーを展開してドライバーに装填した。

 

「プログライズ!」

 

映司はメタルライザーを折りたたんだ。

 

「メタルライズ!」

「Secret material! 飛電メタル!」

「メタルクラスタホッパー!」

 

「It's High Quality.」

 

映司はプログライズホッパーブレードとアタッシュカリバーを合体させた。

 

「ドッキングライズ!」

 

映司はメタルライザーにプログライズホッパーブレードをスキャンした。

 

「アルティメットライズ!」

 

映司「お前達を止められるのはただ一人、俺だ!」

 

「アルティメットストラッシュ!」

 

映司は巨大なクラスターセルの斬撃を飛ばし、更にエネルギーの斬撃を2連続で放ちヒュージ達を斬り裂いた。

 

「アルティメットストラッシュ!」

 

映司「これで終わりか?」

 

映司は変身を解いた。

 

結梨「うん、もういないみたい。」

 

梨璃「怪我した人もいないよ!」

 

映司「なら、飛電インテリジェンスに行こう。」

 

???「その必要はないよ。」

 

梨璃「貴方は……?」

 

???「飛電インテリジェンス代表取締役社長、飛電或人です。」

 

映司「飛電……或人……」

 

或人「松原映司君、君は俺に聞きたいことがあるんだよね?」

 

映司「ゼアが教えてくれなかったこと……アークってなんなんですか?」

 

梨璃&結梨「アーク……?」

 

或人「アーク……わかった、説明するよ。」

 

3人は飛電インテリジェンスの社長室で或人からアークについて説明された。

 

映司「ヒュージと同じくらい、とんでもないモノと戦ってたんですね。」

 

或人「映司君も……っ!」

 

或人の言葉を遮るように警報が鳴った。

 

映司「ヒュージ……!」

 

梨璃「映司くん、結梨ちゃん!」

 

結梨「うん!」

 

或人「待ってくれ!俺も一緒に行く。」

 

映司「わかりました。」

 

4人はヒュージの出現場所へ向かった。

 

映司「結梨は俺と一緒に、梨璃と或人さんは避難誘導を!」

 

梨璃&結梨「うん!」

 

或人「わかった!」

 

梨璃と或人は避難誘導を始めた。

 

映司「結梨!」

 

結梨「うん!」

 

「ゼロワンドライバー!」

 

「フォースライザー!」

 

映司はゼロワンドライバー、結梨はフォースライザーを巻いた。

 

「Everybodyジャンプ!」

 

「ポイズン!」

 

映司はメタルクラスタホッパーキーのボタンを押して、結梨はスティングスコーピオンプログライズキーのボタンを押した。

 

「オーソライズ!」

 

映司はドライバーにキーをスキャンして、キーを展開してドライバーに装填して、結梨はフォースライザーにキーを装填した。

 

「プログライズ!」

 

「Let's Rise! Le! Le! Let's Rise! Let's Rise! Le! Le! Let's Rise!」

 

映司&結梨「変身!」

 

映司はメタルライザーを折りたたみ、結梨はフォースライザーのトリガーを引いた。

 

「メタルライズ!」

「Secret material! 飛電メタル!」

「メタルクラスタホッパー!」

 

「It's High Quality.」

 

「フォースライズ!」

「スティングスコーピオン!」

 

「Break Down.」

 

映司「なんで今日はヒュージが多いんだよ!」

 

結梨「わかんないけど、なんかいつもより多い気がする!」

 

映司と結梨はヒュージを撃破していく。

 

映司「結梨!」

 

結梨「うん!」

 

「ポイズン!」

 

「Progrise key confirmed. Ready to utilize.」

 

結梨はフォースライザーからスティングスコーピオンプログライズキーを取り、キーのボタンを押して、アタッシュアローに装填した。映司はプログライズホッパーブレードをメタルライザーにスキャンした。

 

「ファイナルライズ!」

 

「スティングカバンシュート!」

 

「ファイナルストラッシュ!」

 

映司はヒュージ達に向けて、クラスターセルの刺を無数に飛ばして結梨はヒュージ達に分裂する矢を放った。

 

「ファイナルストラッシュ!」

 

「スティングカバンシュート!」

 

2人は変身を解いた。

 

梨璃「映司くん、結梨ちゃん!」

 

或人「2人共、大丈夫?」

 

映司「はい、大丈夫です。」

 

結梨「私も。」

 

梨璃「あ!映司くん、そろそろ帰らないと!」

 

映司「もうそんな時間か……」

 

或人「3人共、今度は見学に来てよ。」

 

映司「はい!」

 

3人は百合ヶ丘女学院へ戻った。

 

或人「映司君、君の夢に向かって飛べ……そのための仲間が、君にはいるんだからな。」

 

映司達を見送った後、或人は呟いた。

 




或人の口調がこれでいいのかはわかりませんが、また出すので許してください(飛電インテリジェンスの見学は書く。)


映司君はアークについて触れましたが、今のところ問題はないと思います(メインストーリーで梨璃がしばらく眠るとかにならない限り)


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日常編11 映司と楓の喧嘩

映司と楓さんが梨璃ちゃんのために喧嘩します。


梨璃「映司くん、私と模擬戦してくれないかな?」

 

映司「いいぞ、結梨を誘うつもりだったし。」

 

楓が一柳隊の控室の扉を思いっきり開けて入ってきた。

 

梨璃「か、楓さん!?」

 

楓「映司さん!私は貴方に勝って、梨璃さんを手に入れますわ!」

 

梨璃以外「は?」

 

楓の一言に梨璃以外は声を揃えた。

 

夢結「楓さん、貴方……まだ諦めていなかったのね。」

 

楓「もちろんですわ!そもそも、映司さんには結梨さんがいるでしょう!?」

 

ミリアム「そういう問題じゃないんじゃが……」

 

神琳「映司さんと結梨さんは同室ですし、どちらかといえば私と雨嘉さんのような感じなのでは?」

 

鶴紗「そもそもお前が、映司に勝てるはずないから、やらなくてもいいんじゃないか?」

 

楓「いいえ!勝ってみせますわ!」

 

映司「お前が勝てたら、明日は1日梨璃のこと好きにしていいぞ?」

 

夢結「映司?何言って……」

 

梅「夢結、心配しなくていいぞ。」

 

一柳隊は訓練場へ移動した。

 

楓「容赦はしませんわよ?」

 

「サウザンドライバー!」

 

楓はサウザンドライバーを巻いて右手に持っている、アウェイキングアルシノゼツメライズキーを回転させ、ドライバーの左にセットした。

 

「ゼツメツ!Evolution!」

 

楓はアメイジングコーカサスプログライズキーのボタンを押した。

 

「ブレイクホーン!」

 

楓はキーを展開した。

 

楓「変身!」

 

楓はキーをドライバーの右に装填した。

 

「パーフェクトライズ!」

「When the five horns cross, the golden soldier THOUSER is born.」

 

「Presented by ZAIA.」

 

映司「食後の運動だ。」

 

「ゼロツードライバー!」

 

映司はゼロツードライバーを巻いて、ドライバーのユニットの部分を開いた。

 

「Let’s give you power!Let’s give you power!Let’s give you power!」

 

映司はゼロツープログライズキーのボタンを押した。

 

「ゼロツージャンプ!」

 

映司「変身!」

 

映司はドライバーにキーを装填した。

 

「ゼロツーライズ!」

「Road to glory has to lead to

growin'path to change one to two!」

「仮面ライダーゼロツー!」

 

「It's never over.」

 

雨嘉「ゼロツー……」

 

映司「本気でやっていいんだな?」

 

楓「ええ、もちろんですわ!」

 

映司「後悔すんなよ。」

 

映司は縮地とフェイズトランセンデスを発動した。

 

楓「っ!?」

 

映司「後ろだ。」

 

楓「くっ!」

 

楓はサウザンドジャッカーのジャックリングを引いた。

 

「ジャックライズ!」

 

「ジャッキングブレイク!」

 

楓はシャインクリスタを映司に向けて放つが映司は避けた。

 

映司「無駄だ、お前は俺に勝てない。」

 

楓はアメイジングコーカサスキーを押し込んだ。

 

「サウザンドディストラクション!」

 

楓は飛び上がり蹴りを放った。

 

「THOUSAND DESTRUCTION」

「©ZAIAエンタープライズ」

 

楓「私の勝ちですわ!」

 

映司「その結論は予測済みだ。」

 

映司はゼアの予測で避けていた。

 

楓「なっ!?」

 

梅「いつ見ても恐ろしいな……」

 

夢結「ええ、そうね……」

 

映司「これで終わりだ。」

 

映司はキーを押し込んだ。

 

「ゼロツービッグバン!」

 

映司は飛び上がり蹴りを放った。

 

二水「この勝負、映司さんの勝ちです!」

 

映司は変身を解いた。

 

映司「梨璃、模擬戦はどうする?」

 

梨璃「明日でいいよ?」

 

映司「わかった。」

 

映司は部屋に戻った。

 




楓さん、映司君に本気でやれと言った結果、必殺を避けられてカウンターである。


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日常編12 安息を求めた映司

映司君が新たな昼寝スポットを探す話。





映司「たまには百合ヶ丘以外の昼寝スポット探すか……。」

 

雨嘉「映司、どこ行くの?」

 

映司「百合ヶ丘以外で昼寝スポットを探しに。」

 

雨嘉「昼寝スポット……?」

 

映司「夕方までには戻るから、梨璃達にも伝えといてくれ。」

 

雨嘉「え?あ、うん。」

 

映司はプトティラに変身して、百合ヶ丘から飛んだ。

 

神琳「雨嘉さん、どうかしました?」

 

雨嘉「神琳……映司が昼寝スポット探しに行くから、梨璃達に伝えてって。」

 

神琳「映司さんらしいですわね。」

 

そして映司は……

 

映司「探すのはいいけど……どこからにするか……。」

 

空中で止まって最初に行く場所を考えていた。

 

映司「ん?」

 

バッタカンドロイドが映司の頭に乗った。

 

映司「えー、ただいま留守にしております……。」

 

叶星『高嶺ちゃん、どうする?』

 

高嶺『映司、おふざけはそこまでよ。』

 

映司「たかにゃん先輩、叶星先輩、何か用でも?」

 

高嶺『貴方が昼寝スポットを探してるって聞いたから。』

 

叶星『高嶺ちゃん?』

 

映司「とりあえず、神庭に行けばいいのか?」

 

高嶺『ええ。』

 

映司はバッタカンドロイドを缶の状態に戻した。

 

映司「嫌な予感しかしないけど……!」

 

映司は神庭女子へ向かった。

 

高嶺「待ってたわ。」

 

映司「……何する気なんだ?」

 

高嶺「……膝枕?」

 

映司「……。」

 

叶星「ごめんね?映司君。」

 

逃げようとした映司を叶星が捕まえた。

 

灯莉「映司、やっぱり捕まってるね〜☆」

 

姫歌「私達も追いかけるわよ!」

 

紅巴「やめたほうがいいんじゃ……?」

 

灯莉「とっきー、責任は定盛に押し付ければいいから大丈夫だよ〜☆」

 

灯莉達は映司達の後を追った。

 

高嶺「ここよ。」

 

映司「寝やすそうだな……。」

 

高嶺が案内したのは神庭女子から少し離れた草原だった。

 

映司「招かれざる客がいなければ。」

 

叶星「ヒュージ!?」

 

映司「俺の昼寝スポットに踏み込むとは……いい度胸だな?」

 

姫歌「いや!あんたの昼寝スポットでもないわよ!」

 

叶星「姫歌ちゃん!?それに灯莉ちゃんに紅巴ちゃんまで……。」

 

映司「その3人は最初から、俺達の後ろを歩いてたぞ。」

 

紅巴「やっぱり……バレてました……。」

 

灯莉「大丈夫だよ〜☆定盛のせいだし☆」

 

姫歌「灯莉!?今言ったら……。」

 

映司「定盛……お前まで俺の昼寝を邪魔するのか?」

 

灯莉「あれ?珍しく映司がキレてるー☆」

 

紅巴「映司さん……もう戦ってます!」

 

叶星「いつの間に……。」

 

高嶺「私達が話している間にほとんど倒していたのね……。」

 

映司は最後の1体を撃破した。

 

姫歌「終わった……。」

 

灯莉「定盛、とっきー、帰ろー☆」

 

姫歌「そうね。」

 

紅巴「叶星様、高嶺様、失礼します!」

 

灯莉、姫歌、紅巴の3人は神庭女子へ戻っていった。

 

高嶺「いらっしゃい、映司。」

 

映司「……。」

 

映司は諦めた。

 

叶星「諦めた……。」

 

高嶺は映司に膝枕をしている。

 

高嶺「どうかしら?」

 

映司「梨璃と結梨とは違う良さが……。」

 

映司は夢の世界へ。

 

叶星「寝ちゃったわね……。」

 

高嶺「疲れてるのよ、きっと。」

 

映司は高嶺の膝枕で数時間寝ていた。

 

映司「たかにゃん先輩、今日はありがとう。」

 

高嶺「気にしなくていいわ。」

 

叶星「今度は私もしようかしら……?」

 

映司「叶星先輩も?」

 

高嶺「ふふっ、叶星もやりたかったみたいね。」

 

灯莉「ならぼくもー☆」

 

映司「灯莉、お前どこから……。」

 

叶星「あはは……映司君、今度は普通に遊びに来てくれると嬉しいわ。」

 

映司「はい、今度は普通に遊びに行きます。」

 

映司は自分が安息を求めることは不可能に近いということがわかった。

 




これもう、タグ追加した方がいいんじゃないかなってレベルで映司君とたかにゃん先輩がイチャついてるよ。

そろそろヘルヴォルも日常編に出します。


甲州撤退戦の時に映司君が何やってたか知りたい人いる?いるなら書くよ?(多分)


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日常編13 映司VS神琳&雨嘉

エモーショナルドラゴンのブックと無銘剣虚無が届いたし、ゼロワンとアークワンの手帳型のスマホケースも届いたよ。

エモーショナルドラゴンに映画のボイス無かったんだね……あるものだと思ってた。


雨嘉「映司、私達と模擬戦してくれる?」

 

映司「少し待ってくれ。」

 

神琳「何をしているんですか?」

 

映司「アークドライバーを解析してたんだ。」

 

映司はパソコンを閉じた。

 

雨嘉「何かわかったの……?」

 

映司「悪意の塊ってことぐらい。」

 

神琳「何もわからなかったんですね……。」

 

映司「模擬戦するんだろ?」

 

雨嘉「うん。」

 

神琳「移動しましょうか。」

 

3人は廃墟へ移動した。

 

映司「ルールはどうする?」

 

神琳「私か映司さんの変身が解けたら負け、というのはどうでしょう?」

 

映司「わかった。」

 

「ゼロツードライバー!」

 

映司はゼロツードライバーを巻いて、ドライバーのユニットの部分を開いた。

 

「Let’s give you power!Let’s give you power!Let’s give you power!」

 

映司はゼロツープログライズキーのボタンを押した。

 

「ゼロツージャンプ!」

 

映司「変身!」

 

映司はドライバーにキーを装填した。

 

「ゼロツーライズ!」

「Road to glory has to lead to

growin'path to change one to two!」

「仮面ライダーゼロツー!」

 

「It's never over.」

 

雨嘉「ゼロツー……。」

 

神琳「雨嘉さん、私が変身したら移動してください。」

 

雨嘉「うん!」

 

「スラッシュライザー!」

 

神琳はスラッシュライザーを巻いた。

 

「インフェルノウィング!」

 

神琳はバーニングファルコンプログライズキーのボタンを押した。

 

「バーンライズ!」

 

神琳はスラッシュライザーにキーを装填して、キーを展開した。

 

「Kamen Rider. Kamen Rider.」

 

神琳「変身!」

 

神琳はスラッシュライザーのトリガーを引いた。

 

「スラッシュライズ!」

「バーニングファルコン!」

 

「The strongest wings bearing the fire of hell.」

 

映司「神琳が変身している間に、雨嘉は狙撃しやすい位置に移動したのか。」

 

映司は鷹の目を発動した。

 

神琳「鷹の目ですか……。」

 

映司「始めるか。」

 

映司は鷹の目を解除した。

 

神琳「そうですね。」

 

映司は縮地を発動し、神琳との距離を詰めた。

 

神琳「縮地ですか!」

 

雨嘉「今ならいける!」

 

雨嘉は天の秤目を発動し、映司に向けてCHARMから弾丸を放った。

 

映司「っ!」

 

映司は神琳の右足を払った。

 

神琳「なっ!?」

 

映司は雨嘉の放った弾丸を避け、神琳に追い討ちを仕掛けるが、神琳はバーニングスクランブラーを展開して飛んだ。

 

神琳「雨嘉さん!」

 

雨嘉「うん!」

 

映司「そう簡単に決めさせない!」

 

映司は雨嘉に向けてアタッシュカリバーを投げた。

 

神琳「くっ!」

 

神琳はアタッシュカリバーを追った。

 

雨嘉「っ!」

 

雨嘉はCHARMを変形させて、アタッシュカリバーを弾いた。

 

神琳「雨嘉さん、大丈夫ですか?」

 

雨嘉「うん、なんとか。」

 

神琳「まさか、アタッシュカリバーを投げるとは……。」

 

雨嘉「たまに、CHARMを投げてたから、ありえなくはないけど……。」

 

神琳「雨嘉さん、アレやりませんか?」

 

雨嘉「でも、未完成だし……。」

 

神琳「変身解除まではいかなくても、ダメージは与えられるかもしれません。」

 

雨嘉「わかった……やってみよう。」

 

映司「……っ!」

 

映司は雨嘉の放った弾丸を避けた。

 

雨嘉「神琳!」

 

神琳「任せてください!」

 

神琳は急降下した。

 

映司「上か!」

 

神琳はバーニングファルコンプログライズキーのボタンを押した。

 

「インフェルノウィング!」

 

神琳はスラッシュライザーのトリガーを引いた。

 

「バーニングレイン!」

 

神琳はスラッシュライザーから炎の斬撃を映司に向けて飛ばした。

 

映司「(片方を避ければ片方の攻撃に当たるってわけか……。)」

 

映司はオーソライズバスターを取り出した。

 

「ジャンプ!」

 

映司はライジングホッパープログライズキーのボタンを押して、オーソライズバスターに装填した。

 

「Progrise key confirmed. Ready for buster.」

 

「バスターボンバー!」

 

オーソライズバスターにバッタのライダモデルを模したエフェクトが浮かび上がり、地面にオーソライズバスターを振り下ろした。

 

雨嘉「っ……狙えない……!」

 

土煙で映司の姿が見えなくなった。

 

神琳「どこに……。」

 

「フィニッシュライズ!」

 

神琳「っ!?」

 

映司は斬撃を避けて、神琳の背後に移動していた。

 

「プログライジングストラッシュ!」

 

映司は神琳に向けてクラスターセルの刃を飛ばした。

 

雨嘉「神琳!?」

 

神琳「大丈夫です……雨嘉さん。」

 

雨嘉「よかった……。」

 

映司「いい作戦だったな。」

 

神琳「……次の一撃で終わらせます。」

 

神琳はスラッシュライザーをバックルにセットした。

 

映司「雨嘉、少し下がってろ。」

 

雨嘉「うん。」

 

神琳はバーニングファルコンプログライズキーのボタンを押した。

 

「インフェルノウィング!」

 

映司はキーを押し込み、神琳はスラッシュライザーのトリガーを引いた。

 

「ゼロツービッグバン!」

 

「バーニングレインラッシュ!」

 

映司と神琳は同時に、飛び上がり蹴りを放った。

 

映司&神琳「はあああああぁぁぁぁぁぁ!」

 

「ゼロツービッグバン!」

 

「バーニングレインラッシュ!」

 

神琳の変身が解除された。

 

神琳「……っ!?」

 

映司「大丈夫か?」

 

映司は倒れそうになった神琳を支えた。

 

神琳「はい……なんとか……。」

 

雨嘉「神琳、本当に大丈夫?」

 

神琳「ええ、大丈夫ですよ。」

 

映司「戻るか。」

 

神琳「はい。」

 

雨嘉「うん。」

 

3人は百合ヶ丘に戻った。

 




本編では使ってないけどオーソライズバスターは多分、ゼロツーでも使えるよね?


多分、次の日常編には千香瑠様が出ると思います。





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日常編14 EIJI'Sキッチン

一柳隊、グラン・エプレ以外のキャラが登場します。

一柳隊もグラン・エプレも出るけど。




映司、叶星、千香瑠以外の一柳隊、グラン・エプレ、ヘルヴォルのメンバーは百合ヶ丘の家庭科室に呼ばれていた。

 

梨璃「えっと……映司くん?」

 

映司「梨璃、全員揃ったか?」

 

梨璃「うん、一柳隊揃ってるよ。」

 

高嶺「グラン・エプレも全員揃ってるわ。」

 

一葉「ヘルヴォルも揃ってます。」

 

映司「始めるか。」

 

夢結「何を?」

 

映司「料理。」

 

神琳「映司さんが1人で、ですか?」

 

映司「叶星先輩と千香瑠様に手伝ってもらうけど。」

 

梅「何を作るんだ?」

 

映司「チョコレートマカロンにするか。」

 

灯莉「マカロン!?」

 

叶星「映司君、鍋の用意はしたわ。」

 

千香瑠「生クリームも用意したわ。」

 

映司「ありがとう、2人とも。」

 

映司は鍋に生クリームを入れた。

 

映司「これを温めます。」

 

「ゼロワンドライバー!」

 

映司はゼロワンドライバーを巻いた。

 

全員「ん?」

 

梨璃「え、映司くん?」

 

一葉「なんで、ゼロワンドライバーを?」

 

映司「温めるから。」

 

紅巴「えっと……普通に温めないんですか?」

 

映司「時間ないし。」

 

「ファイヤー!」

 

映司はフレイミングタイガープログライズキーのボタンを押した。

 

「オーソライズ!」

 

映司はドライバーにキーをスキャンした。

 

映司「変身!」

 

映司はキーを展開して、ドライバーに装填した。

 

「プログライズ!」

「Gigant flare!フレイミングタイガー!」

 

「Explosive power of 100 bombs.」

 

映司「2人とも、下がってくれ。」

 

叶星「本当にゼロワンでやるのね……。」

 

映司は手から炎を出した。

 

瑤「本当にゼロワンでやってる……。」

 

映司「こんなもんか。」

 

千香瑠「映司君、チョコレート。」

 

映司「ありがとう、千香瑠様。」

 

映司は変身を解いて、千香瑠からチョコレートを受け取って、割って鍋に入れた。

 

映司「チョコが溶けるまでは、ゴムベラで混ぜると。」

 

映司は数十分混ぜた。

 

叶星「映司君、ボウル。」

 

映司「ありがとう、叶星先輩。」

 

映司は溶かしたチョコをボウルに入れた。

 

映司「ボウルに入れたら、粗熱が取れるまで待つ。」

 

数十分後……

 

映司「次はラップをして、冷蔵庫に冷やすんだが……。」

 

結梨「フリージングベアー?」

 

映司「いや、冷やしてる間にやることあるから大丈夫だ。」

 

映司は冷蔵庫にボウルを入れた。

 

映司「次は生地作りだな。」

 

千香瑠「別のボウルは……あった。」

 

叶星「映司君、私はメレンゲを作るわね。」

 

映司「わかった。千香瑠様は時間を数えてくれ。」

 

千香瑠「ええ、わかったわ。」

 

映司は粉類をボウルにふるい入れた。

 

叶星「映司君、終わったわ。」

 

映司「なら、この粉をメレンゲに入れて、泡を潰さないように、ゴムベラで切るように混ぜる。」

 

映司は粉とメレンゲを混ぜた。

 

映司「混ぜ合わさったら、泡を潰すようなイメージで側面に押し付けて混ぜる。」

 

映司はゴムベラですくい上げてたらし、全体がつながりゆっくり落ちるくらいになるまで混ぜた。

 

映司「こんなもんか。」

 

叶星「映司君、天板。」

 

映司「ありがとう。」

 

映司はクッキングシートを敷いた天板に、直径3cm程の丸型になるよう生地を絞った。

 

映司「乾くまで待つか。」

 

マカロンの表面が乾くまで、30〜60分ほどおいた。

 

映司「千香瑠様、タイマーを13分にセットしてくれ。」

 

千香瑠「ええ。」

 

映司は乾いたのを確認し、150℃に予熱しておいたオーブンに天板を入れた。

 

13分後……

 

映司「粗熱が取れるまで少し待つ。」

 

映司は冷蔵庫から冷やしておいたガナッシュを取り出し、絞り袋に入れた。

 

映司「生地に絞り出して……。」

 

映司はマカロンの生地でガナッシュをサンドした。

 

映司「完成だ。」

 

映司は梨璃達の前に完成したマカロンを置いた。

 

灯莉「食べていいー?」

 

映司「いいぞ。」

 

灯莉「いただきまーす☆」

 

灯莉は誰よりも早くマカロンを食べた。

 

灯莉「おいしーい☆」

 

こうして映司の料理教室?は終わった。

 




映司君……フレイミングタイガーに変身せず、普通にやってください。

次回から甲州撤退戦という名の過去編やります。


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日常編15 色褪せぬ連携

映司君、叶星先輩、千香瑠様が3人で戦闘する話。


映司「今日は……レギオン合同訓練か。」

 

梨璃「映司くん、行くよー!」

 

映司「ああ。」

 

一柳隊はロッジへ。

 

百由「皆、集まったわね〜?」

 

映司「なんでここにいるんだ、マッドサイエンティスト。」

 

百由「私が合同訓練の指揮を執るからよ?」

 

映司「前と同じってことか。」

 

百由「各レギオンで2人1組を作ってもらうわ。」

 

映司「1人ずつ余るぞ。」

 

百由「ペアはくじで決めるわ!」

 

映司「じゃあ、3人のチームが1つできるのか。」

 

百由「ええ、そうなるわ……皆、引いてちょうだい。」

 

百由は割り箸を取り出した。

 

全員「せーの!」

 

梨璃「私は結梨ちゃんとだね!」

 

結梨「うん、頑張る!」

 

梅「夢結、よろしくな。」

 

夢結「ええ。」

 

楓「私は鶴紗さんとですか。」

 

鶴紗「梨璃じゃなくて悪かったな。」

 

ミリアム「わしは二水とじゃな。」

 

二水「はい!よろしくお願いします、ミリアムさん!」

 

神琳「私は雨嘉さんとですね。」

 

雨嘉「うん。」

 

映司「俺は余りと。」

 

ヘルヴォルは……

 

一葉「私のペアは藍ね。」

 

藍「らん、頑張る。」

 

恋花「瑤、よろしくね。」

 

瑤「うん。」

 

千香瑠「私は3人チームね。」

 

グラン・エプレは……

 

灯莉「おー☆たかにゃんせんぱいとだー!」

 

高嶺「ええ、よろしくね。」

 

姫歌「紅巴!頑張るわよ!」

 

紅巴「はい!」

 

叶星「私は映司君と千香瑠さんとね。」

 

百由「それぞれチームができたわね?」

 

映司「何する気だ?」

 

百由「特型ヒュージから取り返したコアメダルを解析して、タトバのメカヒュージを作ったのよ。」

 

映司「百由様、後で説教な。」

 

ミリアム「……当然じゃな。」

 

百由「データが取れるなら、説教だろうとなんだろうと受けてやるわ!」

 

映司「そのタトバ擬きを、先に倒したチームが勝ちってことだろ?」

 

百由「ええ、そうよ。」

 

映司「試したいことあるし、ちょうどいいか……叶星先輩、千香瑠様。」

 

叶星「どうしたの?」

 

映司「多分、タトバ擬きなんだが……。」

 

千香瑠「本当?」

 

映司「断言はできないけど。」

 

百由「作戦会議は終わったわね?じゃあ、スタートよ!」

 

映司、叶星、千香瑠は広い場所にやってきた。

 

千香瑠「映司君、この広さなら存分に戦えるんじゃないかしら?」

 

映司「この広さならいける。」

 

叶星「映司君、お願いできる?」

 

映司は頷いた。

 

映司「……。」

 

叶星「どうかしら、映司君?」

 

映司「やっぱりな……叶星先輩、千香瑠様、来るぞ!」

 

叶星&千香瑠「ええ!」

 

タトバのメカヒュージが現れた。

 

映司「やっぱり、メダルを求めるんだな!」

 

映司はプトティラコンボのメダルをドライバーにセットして、オースキャナーでスキャンした。

 

映司「変身!」

 

「プテラ!」「トリケラ!」「ティラノ!」

「プ・ト・ティラーノ、ザウルース!」

 

映司「ウオオオオオオォォォォ!」

 

映司は冷気を放ち、咆哮を上げた。

 

百由「ふふ、これで……プトティラやゼロツーのデータを……。」

 

百由はパソコンを見ていた。

 

映司「ハアッ!」

 

映司はメカヒュージに攻撃すると同時にとある機械をつけた。

 

百由「え!?ちょっと!?」

 

百由の見ていた、メカヒュージの映像が映らなくなった。

 

叶星「映司君、何つけたの?」

 

映司「ジャミング装置。」

 

千香瑠「よく作れたわね……。」

 

映司「千香瑠様、援護お願いできます?」

 

千香瑠「……っ!ええ!」

 

映司はゼノンパラドキサを発動して、メカヒュージとの距離を詰める。

 

映司「ハアッ!」

 

映司の攻撃をメカヒュージは、トラクローを展開しガードする。

 

千香瑠「させないわ。」

 

千香瑠はCHARMから弾丸を放った。

 

映司「今だ!」

 

映司はメカヒュージをティルディバイダーで攻撃した。

 

千香瑠「映司君!」

 

映司「ああ!」

 

映司はメカヒュージをメダガブリューで上空に振り上げ、千香瑠がCHARMを変形させ攻撃した。

 

叶星「すごい……。」

 

映司「叶星先輩、千香瑠様、決めるぞ!」

 

映司はメダガブリューにセルメダルを4枚セットした。

 

叶星&千香瑠「ええ!」

 

メカヒュージの攻撃を映司はメダガブリューでガードした。

 

叶星&千香瑠「はああああぁぁぁ!」

 

叶星と千香瑠はメカヒュージを攻撃した。

 

「ガブッ!ガブッ!ガブッ!ガブッ!」

 

映司はメダガブリューのクランチガルバイダーからセットしたセルメダルに圧力を掛けた。

 

「ゴックン!」

 

映司はメダガブリューのモードをバズーカモードにした。

 

「プ・ト・ティラーノ・ヒッサ~ツ!」

 

映司「セイヤァァァー!」

 

映司はセルメダルのエネルギーを凝縮した強力な破壊光線をメカヒュージに向けて放った。

 

映司「セルメダル、出てきたな。」

 

百由「勝者は、映司チーム……。」

 

梨璃「百由様?」

 

千香瑠「映司君、さっきのやつは1回しか使えないの?」

 

映司「何回も使うにはまだ耐久がな……。」

 

百由「映司、貴方……。」

 

映司「タトバ擬きにジャミング装置つけたんだよ。」

 

百由「途中で映像が消えたのは……。」

 

映司「助かったよ、百由様。」

 

百由「あはは……これで説教は……。」

 

映司「するに決まってんだろ。」

 

数分後に百由の絶叫が響き渡った。

 




映司君、叶星先輩、千香瑠様って意外といいチームなのでは?

映司君がジャミング装置を作ったのはゲヘナにデータを取られないようにする意味もあります。(最初はドライバーに組み込もうとしてた)




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日常編16 千香瑠、姉になる

千香瑠様が映司君の姉になります。

後は叶星先輩がいるくらい?


叶星「映司君?」

 

映司「叶星先輩も千香瑠様に呼ばれたのか?」

 

叶星「ええ。」

 

映司「この前の祝勝会か?」

 

千香瑠「映司君、叶星さん。」

 

映司「千香瑠様、叶星先輩まで呼んだ理由は?」

 

千香瑠「この前の祝勝会を含めて、ティータイムでもと。」

 

叶星「でも、どこで?」

 

映司「前に新宿行った時に、ちょうどいい場所見つけたんだ。」

 

千香瑠「なら、そこにしましょうか。」

 

3人はカフェへ。

 

千香瑠「こんな場所があったのね。」

 

それぞれが注文したものが運ばれた。

 

映司「それじゃあ、いただきます。」

 

叶星&千香瑠「いただきます。」

 

千香瑠「そうだ、映司君。」

 

映司「ん?」

 

千香瑠「私の弟になってくれないかしら?」

 

映司「え、あ、うん……え?」

 

叶星「映司君、もう手遅れよ……。」

 

千香瑠「ふふっ、改めてよろしくね?」

 

映司「油断してた……。」

 

叶星「私も忘れた頃にやろうかしら?」

 

映司「叶星先輩まで?」

 

千香瑠「早速、呼んでもらおうかしら?」

 

映司「え?」

 

千香瑠「ふふっ。」

 

映司「千香瑠さ……「映司君?」っ!?」

 

千香瑠「様じゃないわ。」

 

千香瑠の目からはハイライトが消えていた。

 

映司「えっと……千香瑠……姉……。」

 

千香瑠「はい。」

 

叶星「映司君、私は呼び捨てでいいわよ。」

 

映司「なんで対抗したの?」

 

叶星「いいから、呼びなさい?」

 

叶星の目からもハイライトが消えた。

 

映司「ハイライトさあああああぁぁぁぁん!?」

 

叶星「千香瑠さんは呼べるのに、私は呼べないのかしら?」

 

映司「呼ぶ!呼ぶから!ハイライトを戻せ!叶星!」

 

カフェはほとんど貸し切りのような状態だった。

 

叶星「ありがとう、映司君。」

 

映司「何が?」

 

叶星「高嶺ちゃんに自慢できるわ。」

 

千香瑠「私も皆に自慢しようかしら?」

 

映司「梨璃達になんて言おうかな……。」

 

叶星&千香瑠「映司君。」

 

映司「ん……!?」

 

叶星と千香瑠は映司の腕を掴んだ。

 

映司「2人とも?なんでハイライトさんがお仕事してないんだ?」

 

叶星「今は私達といるのに他の子の名前出したらダメよ?」

 

映司「いや、2人もさっき……。」

 

千香瑠「さっき?」

 

映司「い、いやなんでもないです……はい……。」

 

叶星「今だけは私達を見て?」

 

千香瑠「次はないわよ?」

 

映司「……ハイライトさあああああぁぁぁぁん!助けてぇぇぇぇぇ!」

 

叶星と千香瑠のハイライトは戻ってきた。

 

叶星「映司君。」

 

映司「……?」

 

叶星「なんで、さっき梨璃さんの名前が出たのかしら?」

 

叶星のハイライトが消えた。

 

映司「もう終わったんじゃ……?」

 

叶星「千香瑠さんは許しても、私は許したとは言ってないわよ?」

 

映司「千香瑠姉……。」

 

千香瑠「私も許したわけではないわよ?」

 

千香瑠のハイライトも消えていた。

 

映司「ハイライトさあああああぁぁぁぁん!?」

 

映司の3回目の絶叫が響いた。

 




書いててわかんなくなったけど、ヤンデレってこんな感じでいいの?


仮面ライダー生誕50周年おめでとうございました。


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日常編17 或人、一柳隊に飛電紹介するってよ

ゆでふきのとうが出ます。


或人「一柳隊の皆さん、ようこそ!飛電インテリジェンスへ!」

 

映司「或人さん、飛電の見学に来ました。」

 

或人「よーし、早速紹介といこう!」

 

イズ「アルト社長。」

 

或人「イズ、俺と一緒に飛電の紹介を手伝ってくれないか?」

 

イズ「かしこまりました。」

 

映司「これが……ヒューマギア……。」

 

イズ「社長秘書のイズと申します。よろしくお願いいたします、松原映司様。」

 

映司「あ、はい。」

 

イズ「飛電インテリジェンスは国内有数の巨大ビルで、フロア数は100階までございます。」

 

梨璃「100階!?」

 

夢結「すごいわね……。」

 

ミリアム「わし、ヒューマギアを開発してる部署に行きたいんじゃが……。」

 

イズ「かしこまりました。」

 

一柳隊と或人、イズはエレベーターに乗った。

 

二水「このフロアでヒューマギアを開発しているんですか?」

 

イズ「ここは3階、販売・広告部です。」

 

映司「違うのかよ。」

 

或人「あれ?この流れ……。」

 

ミリアム「無駄にテンションが上がったのう……。」

 

イズ「順を追ってご案内します。ちなみに、この部署が19階まであります。」

 

梅「19階!?めっちゃあるな……。」

 

映司「フロア持て余してないのか……?」

 

一柳隊、或人、イズはまたエレベーターに乗った。

 

イズ「ここは20階です。」

 

楓「このフロアでヒューマギアを開発しているのですか?」

 

イズ「違います。」

 

映司「なんで違うとこに行くんだよ……。」

 

イズ「順番にご案内させていただいております。」

 

鶴紗「……そういうことか。」

 

雨嘉「イズさん、案内お願いします。」

 

イズ「かしこまりました。ここから39階まで、なんかいろいろあります。」

 

映司「雑!?急に案内が雑!」

 

イズ「39階までの間に、開発部はございません。」

 

神琳「ないんですね……。」

 

イズ「次、行きます。」

 

もう一度、エレベーターに乗った。

 

結梨「このフロアでヒューマギアを?」

 

イズ「ここは40階、警備部です。」

 

映司「また違うのか……。」

 

梅「このフロアには警備用のヒューマギアが大量にいるんだな。」

 

ドアから警備用のヒューマギアのマモルが出てくる。

 

二水「いっぱい出てきました……。」

 

また、エレベーターに乗った。

 

映司「ここは……?」

 

イズ「ここは42階、社員食堂でございます。」

 

ミリアム「社員食堂……いわゆる社食ってやつじゃな。」

 

或人「お腹もすいたし、一休みしよう。しゃっしょく、社食だ!」

 

イズ「今のは、社食と早速をかけた……。」

 

或人「ギャグを説明しないでぇ!?」

 

イズ「支払いは社員証のIDで管理され、給料から天引きされるシステムになっておりますので、混雑の解消、精算時のミスをなくし、誰が何を食べたかを把握することで、その人にあったメニューをオススメすることもできます。」

 

梅「へー、すごいな。」

 

イズ「社内のシステムには、アルト社長のプロフィールデータ入っておりますので、それを元にオススメのメニューを割り出してくれます。」

 

ミリアム「健康第一じゃからな。」

 

或人「俺のオススメ料理を見てみよう!」

 

イズ「ゆでふきのとうです。」

 

映司&或人「ゆでふきのとう!?」

 

イズ「ゆでふきのとうを1つです。」

 

或人「また1つ!?またゆでふきのとう1つ!?」

 

イズ「早速注文しましょう。」

 

或人「いや、ちょっと待って!?」

 

梨璃「映司くん、ゆでふきのとうって?」

 

映司「ゆでふきのとうは、ふきのとうを茹でた料理だ。」

 

梨璃「それはなんとなくわかるんだけど……。」

 

結梨「そもそもそんな料理あるの?」

 

夢結「体には良さそうよ。」

 

イズ「ちなみに、オススメを選択した場合は、その料理以外は注文できません。」

 

映司「ゆでふきのとう1つだけってことか!?」

 

結梨「全然、お腹いっぱいにならないね。」

 

イズ「私はヒューマギアなので、お答えしかねます。」

 

映司「そもそも、なんでこれ?なぜこれが選ばれた?」

 

イズ「アルト社長に、一番必要な料理を割り出した結果です。」

 

或人「それ、前も言ってたよね!?」

 

イズ「ふきのとうは高血圧に効果があります。」

 

映司「健康そうだよなぁ。」

 

イズ「ちなみに、個人的なオススメとは別に今週のオススメもございます。先週は肉野菜炒めが大人気でした。」

 

梅「お、それもいいな。」

 

ミリアム「今週のオススメはなんじゃ?」

 

イズ「かしこまりました。」

 

イズはタブレットを見せた。

 

イズ「ゆでふきのとうです。」

 

映司「なんで!?なんで、ゆでふきのとうが今週のオススメなんだよ!?先週肉野菜炒めだろ!?なんで今週、ゆでふきのとうなんだよ!」

 

イズ「ふきのとうに含まれている、ビタミンEは血行を促進し、さらにフキノリドという香り成分は胃腸の働きをよくするため……。」

 

映司「わかった、わかった。」

 

梨璃「体にいいんですよね?」

 

或人「でも俺、野菜が得意なわけじゃないからな……やっぱり、違うもの食べちゃダメかな?もっと胃に溜まりそうなさ、炭水化物のパワハラみたいなヤツ。」

 

イズ「それなら、焼きそばパンはいかがでしょうか?」

 

梅「それ!いいのあるな!そういうのを待ってたぞ!」

 

或人「焼きそばパン、ちょうだい?」

 

イズ「では、注文します。」

 

イズはタブレットを操作した。

 

イズ「注文しました。」

 

映司「どこで受け取るんだ?」

 

マモルがやってきた。

 

或人「マモルが持ってきてくれた。」

 

映司&或人「ゆでふきのとう!」

 

イズ「好き嫌いはいけないという判断でしょう。」

 

或人「えぇぇ?」

 

イズ「それ食べないと、開発部に連れてってあげませんよ。」

 

梨璃「は、はい……。」

 

梨璃はゆでふきのとうを食べた。

 

梨璃「美味しい!意外と食べられるよ!」

 

映司「って、めっちゃいる!?どうした!?しかも皆、ゆでふきのとう持ってるじゃん!?」

 

イズ「結梨様が、1つじゃお腹いっぱいにならないとのことでしたので、たくさん持ってきたのでしょう。」

 

結梨「こんなには無理。」

 

イズ「全部食べないと、開発部に連れてってあげませんよ。」

 

映司「いい加減、開発部に連れていけぇぇぇぇ!」

 

マモルが大量に持ってきたゆでふきのとうは一柳隊と或人で全部、美味しくいただきました。

 

 




映司君がツッコミをするという比較的に珍しい回。

後はなんだ……?やるとしたら、滅亡迅雷ゲームかな?


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日常編18 映司VSミリアム

映司君とぐろっぴの模擬戦やってないのに気づいて書いた。


映司「ミリアムだけか?」

 

一柳隊の控室に映司が入ると、ミリアムしかいなかった。

 

ミリアム「わしだけじゃ。」

 

映司「ミリアム、俺と模擬戦してくれ。」

 

ミリアム「いいぞ。」

 

2人はグラウンドへ移動した。

 

映司「始めるか。」

 

「ゼロツードライバー!」

 

「ショットライザー!」

 

映司はゼロツードライバー、ミリアムはショットライザーを巻いた。

 

「ゼロツージャンプ!」

 

「ランペイジバレット!」

 

映司はドライバーのユニットの部分を開き、ゼロツープログライズキーのボタンを押して、ミリアムはランペイジガトリングプログライズキーのガトリングを回して、キーを展開した。

 

「オールライズ!」

 

ミリアムはキーをショットライザーに装填した。

 

「Let’s give you power!Let’s give you power!Let’s give you power!」

 

「Kamen Rider. Kamen Rider.」

 

映司&ミリアム「変身!」

 

映司はドライバーにキーを装填して、ミリアムはショットライザーのトリガーを引いた。

 

「ゼロツーライズ!」

 

「フルショットライズ!」

 

「Road to glory has to lead to

growin'path to change one to two!」

 

「Gathering Round! ランペイジガトリング!」

 

「仮面ライダーゼロツー!」

 

「マンモス!チーター!ホーネット!タイガー!ポーラベアー!スコーピオン!シャーク!コング!ファルコン!ウルフ!」

 

「It's never over.」

 

映司はゼノンパラドキサを発動した。

 

ミリアム「じゃと思ったぞ!」

 

ミリアムはランペイジガトリングプログライズキーのガトリングを回した。

 

「パワー!スピード!ランペイジ!」

 

ミリアムはトリガーを引いた。

 

「ランペイジスピードブラスト!」

 

ミリアム「はああああぁぁぁ!」

 

映司「いつもやってる動きは予想できるってことか!」

 

映司はミリアムの蹴りをアタッシュカリバーでガードした。

 

ミリアム「ならこれはどうじゃ!」

 

ミリアムはランペイジガトリングプログライズキーのガトリングを回した。

 

「パワー!ランペイジ!」

 

ミリアムはトリガーを引いた。

 

「ランペイジパワーブラスト!」

 

ミリアムは弾丸を放った。

 

映司「っ!」

 

映司はミリアムの放った弾丸をゼアの予測で避けて、プログライズホッパーブレードのトリガーを5回引いた。

 

「フィニッシュライズ!」

 

「プログライジングストラッシュ!」

 

映司「はあああああぁぁぁ!」

 

映司はミリアムにクラスターセルの刃を放った。

 

ミリアム「ゼアの予測か!」

 

ミリアムはランペイジガトリングプログライズキーのガトリングを回した。

 

「パワー!ランペイジ!」

 

ミリアムはトリガーを引いた。

 

「ランペイジパワーブラスト!」

 

ミリアム「はあああああぁぁぁ!」

 

ミリアムは右手にコングの力を纏い、クラスターセルの刃を相殺した。

 

映司「よく今の反応できたな。」

 

ミリアム「ギリギリじゃったがな……。」

 

映司「これで決める!」

 

映司はキーを押し込んだ。

 

「ゼロツービッグバン!」

 

ミリアムはランペイジガトリングプログライズキーのガトリングを回した。

 

「パワー!スピード!エレメント!オールランペイジ!」

 

ミリアムはトリガーを引いた。

 

「ランペイジオールブラスト!」

 

ミリアムは左背面部の翼をアンカーとして地面に突き刺した。

 

映司&ミリアム「はあああああぁぁぁ!」

 

映司は飛び蹴りを放ち、ミリアムはランペイジガトリングプログライズキーの10種すべてのライダモデルの力を、集結させたウルフ型の弾丸を放った。

 

映司&ミリアム「フェイズトランセンデス!」

 

映司とミリアムはフェイズトランセンデスを発動した。

 

「ゼロツービッグバン!」

 

「ランペイジオールブラスト!」

 

映司「俺の勝ちだ。」

 

ミリアムの変身は強制的に解除された。

 

ミリアム「やっぱり、強いな。」

 

映司「誰よりも強くならないといけないからな。」

 

ミリアム「戻るか。」

 

映司「ああ。」

 

映司とミリアムは百合ヶ丘の校内に戻った。

 




先に言っておくと、ここでやるREAL×TIMEは本編と内容が違います(多分)

あと誰とは言いませんが、REAL×TIMEが終わったら、ライダーが増えます。


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日常編19 灯莉、ユニコーンに出会う

灯莉ちゃんが二足歩行のユニコーンに会う話。


灯莉「定盛、あれ☆」

 

姫歌「だから、ひめかのことはひめひめって……!?」

 

灯莉「あれ、ユニコーンだよね!おーい☆」

 

姫歌「灯莉、待ちなさいよ!」

 

紅巴「私は叶星様達に伝えるので、姫歌ちゃんは灯莉ちゃんを!」

 

姫歌「ええ!」

 

百合ヶ丘女学院……

 

百由「映司!」

 

映司「百由様?どうした?」

 

百由「ケイブからヒュージとは別の反応があったのよ。」

 

映司「俺も感じた。」

 

百由「感じた?」

 

映司「多分、セルメダルが入ってる。」

 

百由「メダルの怪物ってことね。」

 

映司「今から行こうと思ってたんだ。」

 

百由「他の皆には?」

 

映司「俺だけで大丈夫だ。」

 

百由「何かあったら、連絡して。」

 

映司「ああ、じゃあ行ってくる。」

 

映司はプトティラコンボに変身して、ケイブの出現場所へ向かった。

 

姫歌「ケイブ……?」

 

灯莉「ここから出てきたんだー☆」

 

叶星「灯莉ちゃん!姫歌ちゃん!」

 

灯莉「かなほせんぱい!たかにゃんせんぱい!」

 

高嶺「無事のようね。」

 

叶星「ケイブ……。」

 

???「お前達の夢はなんだ?」

 

ユニコーンの怪物が5人の後ろに現れた。

 

グラン・エプレ「っ!?」

 

ユニコーンの怪物が灯莉に触れようと近づいた。

 

姫歌「灯莉!」

 

姫歌は灯莉を押した。

 

灯莉「定盛!?」

 

ユニコーンの怪物が姫歌に触れると、姫歌の夢が形になって出てきた。

 

叶星「姫歌ちゃん!」

 

姫歌「やめて……。」

 

???「夢は夜に見ろ。」

 

映司「ハアッ!」

 

映司はユニコーンの怪物に飛び蹴りをした。

 

叶星「映司君!」

 

映司「定盛、大丈夫か?」

 

姫歌「え、ええ……ありがとう。」

 

灯莉「映司、どうしてここに?」

 

映司「あのユニコーン……ヤミーを倒しに来た。」

 

高嶺「ヤミー?」

 

映司「セルメダルの塊だな。」

 

紅巴「ヤミーを倒しに?」

 

映司「ああ、コイツが教えてくれた。」

 

映司は体内からプテラ、トリケラ、ティラノのメダルを呼び出した。

 

ユニコーンヤミー「オーズ!」

 

映司「多分、お前の知ってるオーズは俺じゃないが、代わりに俺が倒す!」

 

映司は3枚のメダルを掴み、ドライバーにセットして、オースキャナーでスキャンした。

 

映司「変身!」

 

「プテラ!」「トリケラ!」「ティラノ!」

「プ・ト・ティラーノ、ザウルース!」

 

映司「ウオオオオオオォォォォ!」

 

映司は冷気を放ち、咆哮を上げた。

 

映司「この世界は、お前が来ていい場所じゃない!」

 

ユニコーンヤミー「オーズ!メダルをよこせ!」

 

ユニコーンヤミーは映司に攻撃するが、映司は左手で受け止めた。

 

映司「そして、誰かの夢を壊していいはずがない!」

 

姫歌「っ!」

 

映司はメダガブリューでユニコーンヤミーに攻撃した。

 

映司「叶星、たかにゃん先輩!ケイブを壊せ!」

 

叶星&高嶺「ええ!」

 

叶星と高嶺はケイブを破壊した。

 

ユニコーンヤミー「オーズ!」

 

映司「お前は俺を怒らせた、倒す理由はそれだけでいい。」

 

映司は縮地を発動して、ユニコーンヤミーに近づいた。

 

ユニコーンヤミー「っ!?」

 

紅巴「縮地……。」

 

姫歌「見えなかった……。」

 

映司はユニコーンヤミーを凍らせた。

 

映司「これで終わりだ。」

 

映司はメダガブリューにセルメダルをセットした。

 

「ガブッ!」

 

映司はメダガブリューのクランチガルバイダーからセットしたセルメダルに圧力を掛けた。

 

「ゴックン!」

 

映司はメダガブリューのモードをバズーカモードにした。

 

「プ・ト・ティラーノ・ヒッサ~ツ!」

 

映司「セイヤァー!」

 

映司はセルメダルのエネルギーを凝縮した、強力な破壊光線をユニコーンヤミーに放った。

 

映司「百由様、倒したぞ。」

 

百由『問題はなかったみたいね。』

 

映司「戻ったら、工廠科に行けばいいんだろ?」

 

百由『ええ、待ってるわ。』

 

映司「じゃあ、俺は帰る。」

 

姫歌「待って!」

 

映司「どうした?」

 

姫歌「ありがとう。」

 

映司「定盛……お前ちゃんとお礼言えたんだな。」

 

灯莉「定盛、えらーい☆」

 

姫歌「なっ!?」

 

叶星「あれが、映司君のすごいところよね……。」

 

紅巴「シリアスブレイカー……。」

 

姫歌「待ちなさい!」

 

灯莉「にっげろー☆」

 

姫歌「映司、降りてきなさいよ!」

 

映司「降りたところで、お前に俺は捕まえられない。」

 

灯莉「映司ー、ぼくも飛びたーい☆」

 

映司「掴まれ、灯莉。」

 

映司は灯莉に手を差し伸べる。

 

灯莉「うん!」

 

灯莉は映司に掴まった。

 

姫歌「あんた達ねぇ……!」

 

姫歌はCHARMを起動して、映司達に向けて弾丸を放った。

 

映司「危ねぇな、定盛!」

 

姫歌「覚悟しなさい!」

 

映司「仕方ない……灯莉、アイツら呼んでくれ。」

 

灯莉「わかったー☆」

 

叶星「映司君、灯莉ちゃんに何を言ったのかしら?」

 

灯莉「おーい!みんなー!定盛が遊んでくれるってー☆」

 

紅巴「皆……?」

 

カンドロイド達が姫歌の方に向かっていった。

 

高嶺「なるほどね……。」

 

姫歌「灯莉!?」

 

カンドロイド達が姫歌と戯れ始めた。

 

映司「疲れた……。」

 

叶星「映司君、今日はありがとう。」

 

映司「ああ。」

 

姫歌がカンドロイド達と戯れている間に映司は百合ヶ丘に帰った。

 




試しに文字に色つけたけど、タトバでつけたらだるそうだなって思った。

セルメダル入れるのと噛み砕く時の色は銀色で良かったのかな。

後は滅亡迅雷ゲームの人選どうしようかな……


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日常編20 逃走、闘争、死闘

夢結様、誕生日おめでとう。

とか言ってるけど、夢結様はこの話には出てきません。



後、もう二度と3人同時になんて動かしません。




叶星「見つけた……。」

 

映司「チッ!」

 

映司は叶星に捕まる前に逃げた。

 

高嶺「逃がさないわ。」

 

映司「こっちもか!」

 

映司は高嶺の攻撃を避けた。

 

映司「変身さえできれば……!」

 

映司はゼロツードライバーを巻いているが、変身する暇がない。

 

灯莉「通さないよ☆」

 

映司の逃げた先には灯莉がいた。

 

映司「うっそだろ……!?」

 

映司を追っている3人のハイライトは消えている。

 

叶星「私達と一緒に!」

 

映司「一か八かだ!」

 

映司は叶星の攻撃を避けて、近くの木に向けて走った。

 

映司「フェイズトランセンデス!」

 

映司はフェイズトランセンデスを右足に集中させて、木を蹴って跳び上がり、ゼロツードライバーのユニットの部分を開いた。

 

「Let’s give you power! Let’s give you power! Let’s give you power!」

 

映司はゼロツープログライズキーのボタンを押した。

 

「ゼロツージャンプ!」

 

映司「変身!」

 

映司はドライバーにキーを装填した。

 

「ゼロツーライズ!」

「Road to Glory has to Lead to

Growin'path to change one to two!」

「仮面ライダーゼロツー!」

 

「It'snever over.」

 

映司「変身できた……。」

 

高嶺「……。」

 

高嶺はゼノンパラドキサで映司に近づき、CHARMを振り下ろした。

 

映司「っ!」

 

映司は高嶺の攻撃を避けた。

 

映司「無言で攻撃してくるとは……っ!」

 

叶星と灯莉の攻撃も避けた。

 

叶星「どうして逃げるの?」

 

灯莉「ぼく達は映司と一緒にいたいだけなのに!」

 

映司「だったら、CHARMを持って追いかけてくるんじゃねぇよ!」

 

高嶺「貴方が他の女の子のことを口にするのが悪いのよ。」

 

叶星「そうよ、貴方は私達のモノなのに!」

 

映司「なった覚えはない!」

 

映司は叶星の攻撃をアタッシュカリバーでガードした。

 

映司「ハアッ!」

 

叶星「くっ……!」

 

映司はゼロツードライバーを外して、オーズドライバーを巻いた。

 

映司「本当は使いたくなかったけど!」

 

ゼロツーの目が一瞬だけ紫になり、体内からプテラ、トリケラ、ティラノのメダルが出現した。

 

映司「……!」

 

映司は出現したメダルを掴み、オーズドライバーにセットすると、ドライバーを傾かせ、オースキャナーでスキャンした。

 

「プテラ!」「トリケラ!」「ティラノ!」

「プ・ト・ティラーノ、ザウルース!」

 

映司「ウオオオオオオォォォォ!」

 

映司は冷気を放ち、咆哮を上げた。

 

高嶺「……っ!」

 

高嶺はゼノンパラドキサを発動した。

 

映司「っ!」

 

映司は高嶺の攻撃を避けた。

 

叶星「相手は高嶺ちゃんだけじゃないわ!」

 

映司「チッ!」

 

映司はエクスターナルフィンを展開させ飛んだ。

 

映司「今なら、神庭から出られ……!?」

 

灯莉「逃がさないよー☆」

 

映司「うそーん……。」

 

灯莉は映司がやったように木を使って跳んで、CHARMから弾丸を放ち、反動で映司に近づいた。

 

映司「ハアッ!」

 

映司は灯莉の攻撃を避けてメダガブリューで攻撃した。

 

映司「やるしかないのか!」

 

映司は3人に攻撃しないようにしていたが、逃げられないことを悟り、戦闘をすることにした。

 

映司「覚悟しろよ……。」

 

映司はスーパータカ、スーパートラ、スーパーバッタのメダルを3枚、取り出した。

 

映司「結梨から貰っておいて正解だったな……。」

 

映司はドライバーにメダルをセットし、ドライバーを傾かせオースキャナーでスキャンした。

 

「スーパー、スーパー、スーパー!」

「スーパータカ!」「スーパートラ!」「スーパーバッタ!」

「スーパータトバ、タ・ト・バ!」

「スーパー!」

 

高嶺「諦めたのかしら?」

 

映司「俺はお前達のCHARMをぶっ壊してでも逃げる!」

 

叶星「アハ……アハハハハハハハ!」

 

映司「……。」

 

叶星「無理よ……映司君。」

 

高嶺「私達からは絶対に……。」

 

灯莉「逃げられなーい☆」

 

映司「やれるもんならやってみろ!」

 

映司はトラクローソリッドを展開した。

 

叶星「2人とも……ノインヴェルト戦術をするわよ。」

 

映司「は?」

 

姫歌「叶星様!それはさすがに……。」

 

紅巴「やりすぎだと……。」

 

叶星「何を言っているの?姫歌ちゃん、紅巴ちゃん。」

 

姫歌&紅巴「っ!?」

 

映司「定盛、とっきー、ここから離れた方がいい……。」

 

姫歌「映司……。」

 

映司「瞬間的に火力を上げてノインヴェルトを破壊する。」

 

紅巴「で、でも!」

 

映司「叶星は確実に俺にノインヴェルトを放ってくる。」

 

姫歌「約束して……絶対に死なないって。」

 

映司「ああ、大丈夫。」

 

映司は姫歌の頭を撫でる。

 

姫歌「な、何よ……いきなり……。」

 

映司「俺を誰だと思ってるんだ?定盛。」

 

姫歌「誰って……自意識過剰な自分以外の誰かのために戦ってる正義のヒーローでしょ?」

 

映司「わかってるじゃん。」

 

叶星「映司君、姫歌ちゃんと話してるなんて、随分と余裕なのね。」

 

映司「ああ、叶星以外を無力化したらいい話だからな。」

 

紅巴「それって……どういう……。」

 

映司はスーパータトバの時間停止能力を使った。

 

映司「まずは……灯莉だ。」

 

映司は灯莉の後ろに移動して、手刀で灯莉を気絶させた。

 

映司「ごめんな、灯莉。」

 

映司は時間停止を解除した。

 

姫歌「っ!?」

 

叶星「いつの間に……灯莉ちゃんを!?」

 

高嶺「時を止めたの?」

 

映司「定盛、とっきー、灯莉のこと頼んだ。」

 

姫歌「え、ええ。」

 

紅巴「は、はい!」

 

叶星「高嶺ちゃん。」

 

高嶺「ええ。」

 

高嶺はゼノンパラドキサを発動して、映司に近づいた。

 

映司「たかにゃん先輩とはオーズでは全力で戦ってなかったな。」

 

映司は高嶺のCHARMをトラクローソリッドで受け止める。

 

高嶺「ええ、そうね!」

 

映司「だけど……それは、また別の日だな!」

 

高嶺「っ!?」

 

叶星「高嶺ちゃん!」

 

映司は時間停止能力を発動した。

 

映司「ごめんな、たかにゃん先輩。」

 

映司は灯莉と同じように高嶺も、手刀で気絶させ、時間停止を解除した。

 

映司「2人とも、たかにゃん先輩も頼むな。」

 

姫歌「……ええ。」

 

叶星「高嶺ちゃんまで……。」

 

映司「っ!」

 

姫歌「映司……?」

 

映司「まだ戦いたいみたいだな。」

 

叶星「させない!」

 

叶星は映司に近づきCHARMを振り下ろした。

 

映司「もう遅い!」

 

オーズの目が一瞬だけ紫になり、体内からプテラ、トリケラ、ティラノのメダルが出現して、叶星の攻撃を弾いた。

 

叶星「くっ……!」

 

映司は出現したメダルを掴み、オーズドライバーにセットすると、ドライバーを傾かせ、オースキャナーでスキャンした。

 

「プテラ!」「トリケラ!」「ティラノ!」

「プ・ト・ティラーノ、ザウルース!」

 

映司「ウオオオオオオォォォォ!」

 

映司は冷気を放ち、咆哮を上げた。

 

灯莉「あれ……ぼく寝てた?」

 

姫歌「灯莉!」

 

灯莉「定盛?」

 

姫歌「何も覚えてないの?」

 

灯莉「なんか、映司から他の子の名前出たあたりから、記憶が無いんだよねー☆」

 

姫歌「あんたねぇ……。」

 

高嶺も目を覚ましていた。

 

映司「叶星、ここからは全力だ。」

 

叶星「ええ、ただ……私が勝ったら、映司君には仮面ライダーを辞めてもらうわ。」

 

高嶺「叶星……。」

 

叶星「そして、梨璃さんと別れて私のモノになってもらうわ。」

 

姫歌「叶星様!?」

 

映司「本心がどっちなのかは知らないが……どれもお断りだ。」

 

叶星「勝って従わせるだけよ。」

 

映司はフェイズトランセンデスとゼノンパラドキサを発動した。

 

映司「セイヤァァァァァァー!」

 

叶星「やあああああぁぁぁぁぁ!」

 

高嶺「っ!皆、離れて!」

 

映司のメダガブリューと叶星のクラウ・ソラスがぶつかる。

 

映司「ハアッ!」

 

映司はメダガブリューで叶星のCHARMを叩き落とした。

 

叶星「くっ……!」

 

映司「ウオオオオオオォォォォ!」

 

映司は咆哮を上げて、エクスターナルフィンとテイルディバイダーを展開した。

 

高嶺「まさか、暴走……!?」

 

姫歌「叶星様、逃げてください!」

 

映司「ウオオオオオオォォォォ!」

 

映司は叶星に向けてメダガブリューを振り下ろした。

 

叶星「私は逃げない……映司君に手を差し伸べるって約束したもの!」

 

高嶺「叶星!」

 

映司は叶星に振り下ろそうとした、メダガブリューを止めた。

 

叶星「映司君……?」

 

映司の手からメダガブリューが落ちる。

 

映司「う……あぁ……ぐっ……!」

 

映司の変身は解除された。

 

高嶺「っ!」

 

高嶺はゼノンパラドキサを発動して、映司が倒れる前に支えた。

 

高嶺「無理しすぎよ。」

 

叶星「高嶺ちゃん、映司君は?」

 

高嶺「気を失ってるだけよ。」

 

映司が目を覚ましたのは、2日後だった。

 

映司「う……。」

 

高嶺「あら、起きたのね。」

 

映司「たかにゃん先輩、この2人……。」

 

映司は隣で寝ている叶星と左手を握っている灯莉について高嶺に聞いた。

 

高嶺「ええ、貴方が寝ている間ずっとこの部屋にいたわよ。」

 

映司「たかにゃん先輩もか?」

 

高嶺「っ!?」

 

映司「ありがとう。」

 

叶星「原因は私達なのに……。」

 

映司「叶星、おはよう。」

 

叶星「ええ、おはよう。」

 

灯莉「ん、映司!起きたー☆」

 

映司「灯莉もありがとうな。」

 

映司は灯莉の頭を撫でる。

 

叶星「……。」

 

叶星は映司の袖を掴んだ。

 

映司「やってほしいのか?」

 

叶星は頷いた。

 

映司「はいはい。」

 

映司は叶星の頭を撫でる。

 

映司「たかにゃん先輩は?」

 

高嶺「私はいいわ、貴方に膝枕できたし。」

 

映司「それでいいならいいけど。」

 

叶星「映司君、これからどうするの?」

 

映司「百合ヶ丘に帰るよ。」

 

映司はプトティラコンボに変身し、百合ヶ丘へ向かった。

 

 




最後なんかイチャついてたけどヤンデレなのか、模擬戦なのかわからんな、これ。

戦闘中、最後のプトティラ以外は叶星先輩の目からハイライトは消えてます。

定盛にもフラグを立てたし、映司君はグラン・エプレ全員にフラグを立てたな……



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日常編21 滅亡迅雷ゲーム

REAL×TIMEで主要キャラになるであろう4人で滅亡迅雷ゲームです。


映司「滅亡迅雷ゲーム。」

 

梨璃「え?」

 

叶星「映司君?」

 

高嶺「映司、ルール説明をしてくれるかしら。」

 

叶星「高嶺ちゃんが乗り気だ……。」

 

映司「誰かを指差し『滅』というのが基本、指を射されたら別の人を指差して、『滅』と続けていく、途中でいくつかのキラーパスがあって、『滅亡』と言ったら『ドカーン』『迅雷』と言ったら『シャキーン』『滅亡迅雷』と言ったら全員で『滅亡迅雷』と言う。これが滅亡迅雷ゲームのルールだ。」

 

梨璃「罰ゲームってあるの?」

 

映司「罰ゲームはこれで決める。」

 

映司は『全力罰ゲームルーレット!!』という機会を持ってきた。

 

叶星「やってみましょう。」

 

映司「じゃあ、俺からやるぞ。」

 

高嶺「ええ。」

 

映司「あ、俺が最初に言う言葉に、イエーイって返してくれ。」

 

梨璃「イエーイ?」

 

映司「そうだ、イエーイだ。」

 

叶星「なんのために言うのよ……。」

 

映司「盛り上がるかなって。」

 

梨璃「映司くん……。」

 

映司「じゃあいくぞ。」

 

高嶺「ええ。」

 

映司「映司から始まる……。」

 

3人「イエーイ。」

 

映司「滅亡迅雷ゲーム。」

 

3人「イエーイ。」

 

映司「滅。」

 

映司は梨璃を指した。

 

梨璃「め、滅!」

 

梨璃は叶星を指した。

 

叶星「滅亡。」

 

叶星は高嶺を指した。

 

高嶺「ドカーン。迅雷。」

 

高嶺は映司を指した。

 

映司「シャキーン。滅亡迅雷。」

 

映司は叶星を指した。

 

4人「滅亡迅雷。」

 

叶星「迅雷。」

 

叶星は梨璃を指した。

 

梨璃「え?あ!ドカーン!」

 

映司「梨璃、アウト〜。」

 

梨璃「え!?」

 

映司「迅雷はシャキーンだ。」

 

叶星「罰ゲームルーレットオン。」

 

叶星はルーレットのボタンを押した。

 

梨璃「……デコピン?」

 

映司「……。」

 

映司は無言で梨璃の前に立った。

 

梨璃「え、映司くん?」

 

映司「えい。」

 

映司は梨璃にデコピンをした。

 

梨璃「いたっ!?」

 

叶星「映司君、これって私達もやるの?」

 

映司「罰ゲームだからな。」

 

映司は笑顔で答えた。

 

高嶺「清々しいくらいの笑顔ね。」

 

叶星と高嶺も梨璃にデコピンをした。

 

梨璃「うぅ……映司くんのが一番痛い……。」

 

映司「あの威力でも抑えてるんだからな。」

 

梨璃「次は負けないもん!」

 

叶星「梨璃さんから始めましょうか。」

 

梨璃「はい!梨璃から始まる……。」

 

3人「イエーイ。」

 

梨璃「滅亡迅雷ゲーム!」

 

3人「イエーイ。」

 

梨璃「滅。」

 

梨璃は高嶺を指した。

 

高嶺「滅亡迅雷。」

 

高嶺は映司を指した。

 

4人「滅亡迅雷。」

 

映司「滅亡迅雷。」

 

映司は梨璃を指した

 

4人「滅亡迅雷。」

 

梨璃「滅。」

 

梨璃は叶星を指した。

 

叶星「滅。」

 

叶星は高嶺を指した。

 

高嶺「滅亡。」

 

高嶺は映司を指した。

 

映司「ドカーン。滅亡。」

 

映司は叶星を指した。

 

叶星「ドカーン。迅雷。」

 

叶星は梨璃を指した。

 

梨璃「シャキーン。滅亡迅雷。」

 

梨璃は映司を指した。

 

4人「滅亡迅雷。」

 

映司「滅亡迅雷。」

 

映司は高嶺を指した。

 

4人「滅亡迅雷。」

 

高嶺「滅。」

 

高嶺は映司を指した。

 

映司「滅おおおぉぉぉぉ!」

 

映司は叶星を指した。

 

叶星「ドカ……!?滅!?あああぁぁぁ!?」

 

高嶺「叶星、アウトね。」

 

叶星「ちょっと待って!?」

 

梨璃「どうしたんですか?」

 

叶星「なんか言い方が変だったわよ!?」

 

映司「俺はただ滅って言っただけだぞ?」

 

高嶺「そうよ、ただテンションが高かっただけよ。」

 

叶星「わかったわよ!罰ゲームやればいいんでしょ!罰ゲームルーレットオン!」

 

梨璃「全力モノマネ?」

 

叶星「やるしかないわね……高嶺ちゃんの宣戦布告をやるわ。」

 

映司「宣戦布告……。」

 

叶星「梨璃さん。」

 

梨璃「はい?」

 

叶星「映司はいずれ私がいただくわ。」

 

映司「叶星が言うと、なんか……うん……。」

 

叶星「どうしたの?」

 

映司「たかにゃん先輩の時よりシャレになってないなって。」

 

叶星「どういう意味なの?」

 

高嶺「次で最後にしましょう。」

 

叶星「次は負けないわ!」

 

梨璃「はい!」

 

叶星「叶星から始まる……。」

 

3人「イエーイ。」

 

叶星「滅亡迅雷ゲーム。」

 

3人「イエーイ。」

 

叶星「滅亡迅雷。」

 

叶星は映司を指した。

 

4人「滅亡迅雷。」

 

映司「滅亡迅雷。」

 

映司は梨璃を指した。

 

4人「滅亡迅雷。」

 

梨璃「迅雷。」

 

梨璃は高嶺を指した。

 

高嶺「シャキーン。滅亡。」

 

高嶺は叶星を指した。

 

叶星「ドカーン。滅亡迅雷。」

 

叶星は梨璃を指した。

 

4人「滅亡迅雷。」

 

梨璃「滅亡迅雷。」

 

梨璃は映司を指した。

 

4人「滅亡迅雷。」

 

映司「滅亡迅雷。」

 

映司は叶星を指した。

 

4人「滅亡迅雷。」

 

叶星「迅雷。」

 

叶星は高嶺を指した。

 

高嶺「シャキーン。滅亡。」

 

高嶺は梨璃を指した。

 

梨璃「ドカーン。滅。」

 

梨璃は映司を指した。

 

映司「滅亡迅雷。」

 

映司は高嶺を指した。

 

4人「滅亡迅雷。」

 

高嶺「……。」

 

映司「言わなきゃ。」

 

高嶺「あ。」

 

叶星「高嶺ちゃんの罰ゲームは……。」

 

梨璃「全力壁ドン……?」

 

高嶺「……。」

 

高嶺は無言で映司に近づいた。

 

映司「なんで、俺?」

 

高嶺は映司に壁ドンをした。

 

高嶺「……。」

 

映司「たかにゃん先輩……?」

 

高嶺「私のモノになりなさい。」

 

梨璃「だ、ダメー!?」

 

梨璃は映司と高嶺の間に入った。

 

叶星「あはは……。」

 

こうして滅亡迅雷ゲームは終わった。

 




2日前に書き終わったけどグルミクしてて投稿するの忘れてたんだ、ちなみに桜田美夢ちゃんが好きです(聞いてない)



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日常編22 ドライバーの新機能

映司君がドライバーにとある機能を追加した話。


映司「お前達から預かったドライバーを返すぞ。」

 

映司は結梨達から預かったドライバーを返した。

 

ミリアム「アレができたんじゃな。」

 

梨璃「アレ……?」

 

梅「タトバ擬きにつけたアレか?」

 

映司「ああ、ジャミング装置をドライバーに組み込んだ。」

 

楓「1ヶ月もかかるとは思いませんでしたわ……。」

 

映司「俺だけだと、1ヶ月以上かかってるぞ。」

 

夢結「百由が手伝ったから1ヶ月で終わったのね。」

 

二水「映司さんと百由様が一緒に何かやるのって……。」

 

鶴紗「CHARMの時と同じだな。」

 

神琳「そのCHARMも修復不可能に近い状態に破壊しましたけど。」

 

雨嘉「映司、この機能って本当に大丈夫なの?」

 

映司「俺はゼロツードライバー以外は試したが、大丈夫だったぞ。」

 

結梨「だったら、私達も試せばいい。」

 

映司「なら、工廠科に行くか。」

 

一柳隊は工廠科へ向かった。

 

百由「揃って来るなんて珍しいわね?」

 

映司「ドライバーの機能を試したいらしい。」

 

百由「それなら、貴方達にはこの子の相手をしてもらおうかしら。」

 

一柳隊と百由はグラウンドへ向かった。

 

百由「さあ、行きなさい!ジャパニーズウルフロイド!」

 

百由はメカヒュージに映司が作ったジャパニーズウルフゼツメライズキーを挿していた。

 

映司「百由様、そのキーまだ調整中なんだが……。」

 

百由「ジャパニーズウルフロイドのスピードは映司の縮地と同じくらい速いわよ!」

 

ミリアム「スピードよりにメカヒュージを作ったんじゃな。」

 

映司「百由様、さすがに6人でやったらすぐ終わるぞ?」

 

百由「もう1体いるわよ。」

 

ジャパニーズウルフロイドの隣にメカヒュージが現れた。

 

百由「シャイニングアサルトホッパーとアサルトウルフのデータで作った……アサルトロイドよ!」

 

ミリアム「映司、わしはジャパニーズウルフの方をやるぞ。」

 

梅「スピード勝負なら、梅の出番だ!」

 

楓「狼など、私の敵ではありませんわ!」

 

映司「結梨と神琳は俺と一緒に、アサルトロイドを。」

 

結梨「うん!」

 

神琳「わかりました。」

 

6人「変身!」

 

6人は変身した。

 

映司「梨璃達は少し離れてろ。」

 

梨璃「うん!」

 

梅「いくぞ!」

 

梅は縮地とチーター能力で、ジャパニーズウルフロイドに近づいた。

 

映司「っ!梅様!右から攻撃しろ!」

 

映司はアサルトロイドの攻撃を防ぎ、ファンタズムを発動して梅に指示を出した。

 

梅「わかった!」

 

ジャパニーズウルフロイドは梅の攻撃を避けた。

 

梅「避けられた!」

 

楓「ミリアムさん!今です!」

 

ミリアム「わかったのじゃ!」

 

ミリアムはランペイジガトリングプログライズキーのガトリングを回した。

 

「パワー!スピード!ランペイジ!」

 

ミリアムはトリガーを引いた。

 

「ランペイジスピードブラスト!」

 

ミリアム「はああああぁぁぁ!」

 

ファルコンの翼で飛行し、ジャパニーズウルフロイドの頭上から蹴りを放った。

 

「ランペイジスピードブラスト!」

 

百由「その程度じゃあ、私のジャパニーズウルフロイドは倒せないわよ!」

 

楓「これならどうですか!」

 

「ジャックライズ!」

 

楓はサウザンドジャッカーのジャックリングを引いた。

 

「ジャッキングブレイク!」

 

楓「はあああぁぁぁぁ!」

 

楓はサウザンドジャッカーからは火炎弾を放った。

 

「JACKING BREAK」

「©ZAIAエンタープライズ」

 

ミリアム「今じゃ!」

 

ミリアムはランペイジガトリングプログライズキーのガトリングを回した。

 

「パワー!スピード!エレメント!オールランペイジ!」

 

梅「ああ!」

 

「ダッシュ!」

 

梅はラッシングチータープログライズキーのボタンを押した。

 

楓「はい!」

 

楓はドライバーからアメイジングコーカサスキーを抜いて、キーのボタンを押した。

 

「アメイジングホーン!」

 

アメイジングコーカサスキーをサウザンドジャッカーに装填した。

 

「Progrise key confirmed. Ready to break.」

 

楓はサウザンドジャッカーのジャックリングを引いた。

 

「サウザンドライズ!」

 

サウザンドジャッカーにコピーされているライダモデルが全て出現した。

 

「ランイジオールブスト!」

 

「ラッシングブラスト!」

 

ミリアムと梅はトリガーを引いて、ミリアムは左背面部の翼をアンカーとして地面に突き刺した。

 

「サウザンドブレイク!」

 

3人「はあああああぁぁぁ!」

 

楓はライダモデルをジャパニーズウルフロイドに放ち、梅は周囲を走りながら拘束効果のあるエネルギー弾を一ヶ所に連射し、エネルギーが最大になった所で爆発を起こし、ミリアムはランペイジガトリングプログライズキーの10種すべてのライダモデルの力を、集結させたウルフ型の弾丸を放った。

 

「ランイジオールブスト!」

 

「ダッシュラッシングブラスト!」

 

「THOUSAND BREAK」

「©ZAIAエンタープライズ」

 

ジャパニーズウルフロイドは爆発した。

 

映司「こっちも終わらせるぞ!」

 

映司はジャパニーズウルフゼツメライズキーをキャッチした。

 

結梨「うん!」

 

神琳「はい!」

 

神琳はバーニングファルコンプログライズキーのボタンを押した。

 

「インフェルノウィング!」

 

神琳はスラッシュライザーのトリガーを引いた。

 

「バーニングレイン!」

 

神琳「はあああああぁぁぁぁぁぁ!」

 

神琳はスラッシュライザーから炎の斬撃をアサルトロイドに向けて飛ばした。

 

「バーニングレイン!」

 

神琳「映司さん!結梨さん!」

 

映司「いくぞ!結梨!」

 

結梨「うん!」

 

映司はキーを押し込み、結梨はフォースライザーのトリガーを引いた。

 

「ゼロツービッグバン!」

 

「スティングディストピア!」

 

映司「はああぁぁぁ!」

 

映司はアサルトロイドに飛び蹴りを放ち、結梨の方へ飛ばした。

 

結梨「はああああああぁぁぁぁ!」

 

結梨はアシッドアナライズからの支管を右足に集め、高蹴りを放った。

 

「スティングディストピア!」

 

映司「はああああああぁぁぁぁぁ!」

 

映司はアサルトロイドに飛び蹴りを放った。

 

「ゼロツービッグバン!」

 

アサルトロイドは爆発した。

 

百由「そ、そんなあぁ……!?」

 

映司「ジャミング機能も起動してたから、大丈夫だな。」

 

百由はジャパニーズウルフゼツメライズキーを勝手に使ったため、映司に説教された。

 




映司君以外は1ヶ月変身できなかっただけで、普通に戦えます。映司君はオーズドライバーだけ、先にジャミング機能を追加してあるので、ヒュージはプトティラで処理しています。

変身は省略しましたが、REAL×TIMEではちゃんとやるので許してください(ランペイジに色つけんのめんどくさかっただけ)







後、もう1つ、REAL×TIMEを書く前か、書き終わった後にD4DJの小説を投稿します。はい、ヒロイン?んなもん、美夢ちゃんに決まってんだろ。


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日常編23 誰も逃れられない……

D4DJと一緒に書いてたらこっちが先に終わった。

ピックアップの叶星先輩引いたから、今回のイベント書こうかな……


百合ヶ丘女学院 工廠科

 

映司「あああああああぁぁぁぁぁ!?」

 

百由「映司?どうしたの?」

 

映司「この剣が俺と結梨のCHARM飲み込んだんだよ!」

 

闇黒剣月闇が映司と結梨のCHARMを飲み込んだ。

 

百由「貴方と結梨ちゃん以外のCHARMも飲み込んだわね……。」

 

映司「……神庭に行ってくる。」

 

映司は闇黒剣月闇を持って工廠科から出ていった。

 

百由「逃げたわね……。」

 

映司の新しい力が気になる一柳隊は映司と一緒に神庭女子藝術高校に向かった

 

映司「叶星。」

 

叶星「どうしたの?」

 

映司「アイツ的には俺が持つより、お前が持った方がいいだろうから渡しとく。」

 

映司は叶星にエデンドライバーとエデンゼツメライズキーを渡した。

 

映司「アークからは切り離してある。」

 

映司はエデンドライバーとエデンゼツメライズキーの悪意をアークドライバーに吸収させていた。

 

映司「だから、叶星も変身しようと思えばできるぞ。」

 

叶星「私も……仮面ライダーに……。」

 

高嶺「映司……全力で私と勝負しましょう。」

 

映司「ああ、俺もアイツから貰ったコレを試したかったんだ。」

 

高嶺「私もよ。」

 

「聖剣ソードライバー!」

 

「闇黒剣月闇!」

 

高嶺はソードライバーを巻いて、映司は闇黒剣月闇を取り出した。

 

「ランプドアランジーナ!」

 

高嶺はランプドアランジーナワンダーライドブックを取り出してページを開いた。

 

「とある異国の地に古から伝わる不思議な力を持つランプがあった……。」

 

高嶺はランプドアランジーナワンダーライドブックのページを閉じて、ランプドアランジーナワンダーライドブックを、ドライバーの左のスロットに装填した。

 

高嶺「ハアッ!」

 

高嶺はソードライバーから雷鳴剣黄雷を抜刀した。

 

「黄雷抜刀!」

 

高嶺「……変身!」

 

「ランプドアランジーナ!」

 

「黄雷一冊!ランプの精と雷鳴剣黄雷が交わる時、稲妻の剣が光り輝く!」

 

「ジャアクドラゴン!」

 

映司はジャアクドラゴンライドブックを取り出してページを開いた。

 

「かつて世界を包み込んだ暗闇を生んだのはたった1体の神獣だった……。」

 

映司はジャアクドラゴンワンダーライドブックのページを閉じた。

 

「ジャアクリード!」

 

映司はジャアクドラゴンワンダーライドブックを闇黒剣月闇にリードして、ドライバーにジャアクドラゴンワンダーライドブックをセットした。

 

映司「変身!」

 

映司は闇黒剣月闇のグリップエンドでドライバーのボタンを押した。

 

「闇黒剣月闇!」

Get go(月光!) under conquer(暗黒!) than get keen.(斬撃!)

 

「ジャアクドラゴン!」

 

「月闇翻訳!光を奪いし漆黒の剣が、冷酷無情に暗黒竜を支配する!」

 

映司と高嶺はゼノンパラドキサを発動した。

 

ミリアム「結梨。」

 

結梨「なに?」

 

ミリアム「お主と映司のCHARMがあの剣に飲み込まれたらしいぞ。」

 

結梨「飲み込まれた?」

 

ミリアム「解析が終わったわけではないが……『闇の世界』があるとかなんとか……。」

 

鶴紗「アタッシュアローを改造したのは正解だったってことか。」

 

灯莉「まっだかな、まっだかな〜♪」

 

紅巴「灯莉ちゃん?どうしたんですか?」

 

灯莉「映司もたかにゃんせんぱいも、まだ本気じゃないから、いつ本気でやるのかなって☆」

 

姫歌「高嶺様は2冊持ってるから、映司に勝てるかもしれないわね。」

 

高嶺は雷鳴剣黄雷をドライバーに納刀した。

 

「必殺読破!」

 

高嶺は雷鳴剣黄雷のトリガーを引いた。

 

「必殺リード!」

 

映司はドライバーからジャアクドラゴンワンダーライドブックを引き抜き、闇黒剣月闇にジャアクドラゴンワンダーライドブックをリードした。

 

「ジャアクドラゴン!」

 

高嶺「ハアッ!」

 

「黄雷抜刀!」

 

高嶺はドライバーから、雷鳴剣黄雷を抜刀した。

 

高嶺「トルエノ・デストローダ。」

 

「アランジーナ一冊斬り!」

 

「月闇必殺撃!」

 

「サンダー!」

 

「習得一閃!」

 

映司&高嶺「はあああああぁぁぁぁ!」

 

2人の剣がぶつかった。

 

姫歌「叶星様!止めなくていいんですか!?」

 

叶星「止めるのは無理よ……。」

 

灯莉「描けたー☆」

 

ミリアム「絵を描いてる場合ではないぞ……。」

 

梅「結梨以外にもいるんだな……映司が本気を出す相手って。」

 

映司「……たかにゃん先輩。」

 

高嶺「ええ。」

 

映司「出し惜しみはなしだ。」

 

高嶺「私も全力でいくわ。」

 

高嶺は雷鳴剣黄雷をドライバーに納刀した。

 

「ニードルヘッジホッグ!」

 

高嶺はニードルヘッジホッグワンダーライドブックを取り出し、ページを開いて、ページを閉じて、ニードルヘッジホッグワンダーライドブックをドライバーの中央のスロットに装填した。

 

「トライケルベロス!」

 

高嶺はトライケルベロスワンダーライドブックを取り出し、ページを開いた。

 

「かつて冥界の入り口に、三つの頭を持つ恐ろしい番犬がいた……。」

 

高嶺はトライケルベロスワンダーライドブックのページを閉じて、ドライバーの右のスロットに装填した。

 

高嶺「ハアッ!」

 

「黄雷抜刀!」

 

高嶺はドライバーから、雷鳴剣黄雷を抜刀した。

 

「ランプの魔神が真の力を発揮する!ゴールデンアランジーナ!」

 

「黄雷三冊!稲妻の剣が光り輝き、雷鳴が轟く!」

 

「ジャオウドラゴン!」

 

映司はジャオウドラゴンワンダーライドブックを取り出し、ページを開いた。

 

「邪道を極めた暗闇を纏い、数多の竜が秘めた力を開放する……。」

 

映司はジャオウドラゴンワンダーライドブックのページを閉じた。

 

「ジャオウリード!」

 

映司はジャオウドラゴンワンダーライドブックを闇黒剣月闇にリードして、ドライバーにジャオウドラゴンワンダーライドブックをセットして、闇黒剣月闇のグリップエンドでドライバーのボタンを押した。

 

「闇黒剣月闇!」

 

「Jump out the book Open it and burst The fear of the darkness.」

 

「You make right a just,no matter dark joke.」

 

「Fury in the dark.」

 

「ジャオウドラゴン!」

 

「誰も逃れられない……」

 

神琳「あの姿だと、映司さんが敵にしか見えませんね……。」

 

紅巴「あの2人、全く動いていませんよ?」

 

鶴紗「っ!?映司……!」

 

梅「鶴紗?」

 

映司&高嶺「……ハアッ!」

 

映司と高嶺は互いの後ろに現れたヒュージを斬った。

 

叶星「皆、構えて!」

 

叶星達はCHARMを構えた。

 

夢結「っ!映司!後ろ!」

 

映司「……。」

 

映司は空間を移動して、ヒュージの後ろに移動した。

 

梨璃「ヒュージの後ろに……。」

 

映司「ハアッ!」  

 

映司はヒュージに回し蹴りをした。

 

姫歌「危ないじゃない!映司!」

 

映司の蹴ったヒュージは姫歌の方へ飛んでいった。

 

映司「そこいたお前が悪い。」

 

姫歌「だったらお返しよ!」

 

姫歌はヒュージの映司の方へ蹴った。

 

映司「ハアッ!」

 

映司はヒュージを闇黒剣月闇で地面に叩きつけた。

 

「ジャアクドラゴン!」

 

映司はジャアクドラゴンワンダーライドブックを取り出して、闇黒剣月闇にリードした。

 

「必殺リード!」

 

「ジャアクドラゴン!」

 

「月闇必殺撃!」

 

映司「はあああぁぁ!」

 

映司は闇黒剣月闇の刀身に闇を纏わせ、ヒュージを貫いた。

 

「習得一閃!」

 

映司「使ってみるか……。」

 

映司は闇黒剣月闇を必冊ホルダーに納刀して、トリガーを引いた。

 

「月闇居合!」

 

映司はホルダーから、闇黒剣月闇を抜刀した。

 

「読後一閃!」

 

映司「はあああぁぁ!」

 

映司は闇黒剣月闇からヒュージに向けて竜を出現させ、突撃させた。

 

高嶺「私も使おうかしら。」

 

高嶺は雷鳴剣黄雷を必冊ホルダーに納刀して、トリガーを引いた。

 

「黄雷居合!」

 

高嶺はホルダーから、雷鳴剣黄雷を抜刀した。

 

「読後一閃!」

 

高嶺「はあああぁぁ!」

 

雷鳴剣黄雷の刀身に稲妻を纏い、高嶺はゼノンパラドキサを発動して、居合い斬りを放った。

 

映司「終わらせるか。」

 

映司はドライバーから、ジャオウドラゴンワンダーライドブックを引き抜き、闇黒剣月闇にジャオウドラゴンワンダーライドブックをリードした。

 

「必殺リード!」

 

「ジャオウドラゴン!」

 

「月闇必殺撃!」

 

映司は闇黒剣月闇の刀身に闇を纏わせる。

 

映司「はあああああぁぁぁぁ!」

 

映司は肩の装甲にある竜の頭から4体の金色の竜を出現させ、突撃させて、闇黒剣月闇の刀身に纏わせた闇をジャオウドラゴン型のエネルギーとして放ってヒュージ達を吹き飛ばした。

 

「習得一閃!」

 

梨璃「映司くんが倒したので最後だね。」

 

高嶺「映司。」

 

映司「一撃で決める。」

 

高嶺「ええ。」

 

映司はジャオウドラゴンワンダーライドブックを閉じた。

 

「ジャオウ必殺読破!」

 

高嶺は雷鳴剣黄雷をソードライバーに納刀した。

 

「必殺読破!」

 

高嶺は雷鳴剣黄雷のトリガーを引いた。

 

高嶺「ハアッ!」

 

「黄雷抜刀!」

 

高嶺はドライバーから、雷鳴剣黄雷を抜刀して、映司は闇黒剣月闇のグリップエンドでドライバーのボタンを押した。

 

「ジャオウ必殺撃!」

 

「ケルベロス!ヘッジホッグ!アランジーナ!三冊斬り!」

 

高嶺「トルエノ・デル・ソル。」

 

「サ・サ・サ・サンダー!」

 

映司は全身に闇を纏うと、4体の竜を召喚して、高嶺に向けて放ち、高嶺は4体の竜を全て斬り、飛び上がった。

 

映司&高嶺「はあああああぁぁぁぁ!」

 

高嶺は雷鳴剣黄の刀身に凄まじい雷撃を纏わせて斬撃を繰り出し、映司はジャオウドラゴンを放った。

 

「You are over.」

 

高嶺「くっ……!」

 

高嶺の変身は強制的に解除された。

 

叶星「高嶺ちゃん!」

 

映司「大丈夫か?たかにゃん先輩。」

 

映司は変身を解いた。

 

高嶺「ええ。」

 

映司「たかにゃん先輩との勝負も終わったし帰るか。」

 

一柳隊は百合ヶ丘女学院へ帰っていった。

 




強さ比較はこんな感じだと思ってもらえば大丈夫です。

ゼロツー(手加減)=ランプドアランジーナ

ゼロツー(全力)=エデン(叶星)

あれ?叶星先輩が強すぎる……なんでだ?

闇黒剣月闇が工廠科のCHARMをほとんど飲んだので、百由様は徹夜です。

エデンの悪意は全てアークドライバーに吸収させたので、映司君がアークワンになった時に止めるのが、大変になります。

ジャアクドラゴンの漢字の位置が正解かどうかは知らない。

ライダー2人とヒロイン2人をタグに追加しました……叶星先輩とたかにゃん先輩はヒロインに昇格しました。


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日常編24 リーダー対決!映司VS叶星

たかにゃん先輩引けたから、今回のイベント書きます。

この話はゼロツーVSエデンですけど。


映司「あ。」

 

梨璃「どうしたの?」

 

映司「叶星に勝てば、エデンに勝ったことになるかなって。」

 

二水「そんな理由で戦うんですか?」

 

映司「じゃあ襲撃してくる。」

 

映司は神庭女子藝術高校へ向かった。

 

結梨「行っちゃった。」

 

神庭女子藝術高校

 

「黄雷抜刀!」

 

「三つ叉ランプドケルベロス!」

 

「黄雷二冊!魔神と番犬が織りなす、地獄の電撃が狂い咲く!」

 

灯莉「おー☆」

 

叶星「私も変身しようかしら。」

 

「ファイナルストラッシュ!」

 

高嶺「っ!」

 

高嶺は雷鳴剣黄雷の刀身にニードルヘッジホッグワンダーライドブックをスキャンした。

 

「ニードルヘッジホッグ!」

 

「ふむふむ!」

 

高嶺は電撃を帯びた無数の針を召喚して放った。

 

「習得一閃!」

 

紅巴「メタルクラスタホッパー……?」

 

高嶺「随分と派手な登場ね?」

 

映司「叶星を倒しに来た。」

 

叶星「私?」

 

高嶺「……そういうことね。」

 

叶星「高嶺ちゃん?」

 

高嶺「叶星。変身よ。」

 

叶星「……わかったわ。」

 

「エデンドライバー!」

 

叶星はエデンドライバーを巻いて、エデンユニットのレバーを押した。

 

「エデン!」

 

叶星はエデンゼツメライズキーのボタンを押した。

 

叶星「変身!」

 

叶星はドライバーにキーを装填した。

 

「プログライズ!アーク!」

 

「Imagine! Ideal! Illusion!」

「EDEN the KAMEN RIDER!」

 

「The creator who charges forward believing in paradise.」

 

映司「……。」

 

「ゼロツードライバー!」

 

映司はゼロツードライバーのユニットの部分を開いた。

 

「Let’s give you power! Let’s give you power!Let’s give you power! Let’s give you power! Let’s give you power!」

 

「ゼロツージャンプ!」

 

映司はゼロツープログライズキーのボタンを押した。

 

映司「変身!」

 

映司はキーをドライバーに装填した。

 

「ゼロツーライズ!」

 

「Road to Glory has to Lead to Growin’ path to change one to two!」

「仮面ライダーゼロツー!」

 

「It's never over.」

 

映司「ハアッ!」

 

映司はトレースしたレアスキルを発動して、叶星に近づいた。

 

叶星「っ!」

 

姫歌「いきなり本気!?」

 

高嶺「相手が叶星であり、エデンだからということね。」

 

紅巴「映司さんが負けた仮面ライダーがエデンなんですよね……?」

 

叶星「映司君が本気で戦うなら、私も全力でいくわ。」

 

叶星は映司の攻撃を避けて、サウザンドジャッカーのレバーを引いた。

 

「ジャックライズ!」

 

映司「っ!」

 

ゼロツーの目が光った。

 

「ジャッキングブレイク!」

 

叶星「はあああぁぁ!」

 

叶星はサウザンドジャッカーから火炎弾を放った。

 

映司「これならどうだ!」

 

映司は20本のCHARMを呼び出し、CHARMを放って火炎弾を相殺した。

 

映司「はあああぁぁ!」

 

映司は左手にグングニルを持った。

 

叶星「っ!」

 

紅巴「ナノマシンが消えたエデンはそんなに強くないと思うんですけど……。」

 

姫歌「きっと、映司がドライバーを改良したのよ。」

 

姫歌の予想通り、映司はエデンドライバーを改良していた。

 

叶星「ハアッ!」

 

叶星はアタッシュショットガンを生成して、映司に向けてゼロ距離で放った。

 

映司「っ!」

 

映司はギリギリだが、ゼアの予測で避けた。

 

叶星「くっ……!」

 

高嶺「叶星!」

 

映司「体への負担が大きいんだよ。」

 

叶星「負……担……?」

 

映司「エデンのスペックを上げるのに、負担が大きくなったんだ。」

 

紅巴「大きくなった?」

 

映司「エデンはナノマシンを使って戦ってたけど、その方法はエム自身がナノマシンだからこそできたものだ。」

 

高嶺「ナノマシンの代わりに、スペックを上げた?」

 

映司「あとアタッシュウェポンの生成だな。」

 

叶星「なら簡単ね……。」

 

灯莉「かなほせんぱい?」

 

叶星「この一撃で決めるわ。」

 

叶星はキーを押し込んだ。

 

「エデンインパクト!」

 

映司「上等だ!」

 

映司はキーを押し込んだ。

 

「ゼロツービッグバン!」

 

映司&叶星「はああああああぁぁぁぁぁ!」

 

「ゼロツービッグバン!」

 

「エデンインパクト!」

 

映司と叶星は同時に飛び蹴りを放った。

 

映司「くっ……!」

 

叶星「……っ!」

 

着地した映司と叶星は走り出した。

 

映司&叶星「はあああぁぁ!」

 

映司と叶星は互いに攻撃する前に、変身が解けて気を失った。

 

4人「っ!?」

 

数時間後

 

映司「……うっ……あれ……?」

 

映司は目を覚ました。

 

高嶺「起きたのね。」

 

映司「たかにゃん先輩。」

 

高嶺「運ぶの大変だったのよ?」

 

映司「え?」

 

高嶺「貴方と叶星が手を繋いでたのよ。」

 

映司「繋いでた?」

 

映司は隣で寝ている叶星を見た。

 

映司「本当に繋いでた……。」

 

高嶺「叶星が起きるまで待ってもらえるかしら?」

 

映司「ああ。」

 

数十分後

 

叶星「ん……?あれ?」

 

映司「おはよう。」

 

叶星「映司君!?なんで!?」

 

映司「なんでって……お前が俺の手を繋いで気を失ったからだよ。」

 

高嶺「貴方も気を失ってたんだから、人のこと言えないわよ。」

 

映司「じゃあ、帰る。」

 

叶星「どうせなら、泊まっていけばいいのに……。」

 

映司「1人なら、これで帰れるし。」

 

映司は闇黒剣月闇を取り出した。

 

叶星「映司君。」

 

映司「なんだ?」

 

叶星「今度ね?『リリィトピックス』の撮影があるんだけど……。」

 

高嶺「映司には、とある役で出て欲しいのよ。」

 

映司「面白そうだし出るよ。」

 

叶星「詳細は決まったら伝えるわね。」

 

映司は空間を移動をして、百合ヶ丘へ戻った。

 




もうこれ叶星先輩とたかにゃん先輩のルート書いた方が良さそう。


エデンのスペックは1.3倍くらい上がってます。
億単位の予測、武器生成……アークから切り離してるから、映司君が改良を加えたってことにしてください。

次回は漆黒の騎士と白の姫騎士の1話です。


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日常編25 上位スキルの片鱗

映司君のバケモノ化が進むのと、ヘルヴォル強化の話。


百合ヶ丘女学院 工廠科

 

百由「映司、できたわよ」

 

映司「ああ、ありがとう……百由様」

 

百由「本当に大丈夫なの?」

 

映司「この剣で見た未来が、本当ならできるはずだ」

 

映司は闇黒剣月闇を見た。

 

百由「貴方のレアスキル【エンハンス・トレース】に上位スキルがあったなんてね……」

 

映司「だから、アイツがこの世界に来たんだ」

 

百由「そのスキル名前は?」

 

映司「【クラフト】って名前らしい」

 

百由「でも世界を移るほどなのだから、相当よね……」

 

映司「でも、これだと意味的に間違ってるような気がするんだよな」

 

百由「使えるのは貴方だけなんだから、名前変えたら?」

 

映司「やってることの内容的に【クリエーション】でいいか」

 

映司の右目が黄色に変わった。

 

百由「映司……目の色が……」

 

映司「え?」

 

映司はガラスを見た。

 

映司「変わってる……?」

 

百由「試してみなさい、その力」

 

映司「やってみるか」

 

映司は闇の世界で見たものを想像した。

 

映司(――これだ!)

 

百由「っ!……ドライバーとワンダーライドブックが生成された?」

 

映司「これ……相当……マギ使うみたいだな……」

 

映司は気を失って倒れた。

 

百由「映司!?」

 

ミリアム「百由様、おるかー?……取り込み中のようじゃな」

 

ミリアムが工廠科の扉を閉めようとしたが……

 

百由「ぐろっぴ、待って!?」

 

ミリアム「なんじゃ?このことを梨璃に報告したいんじゃが……」

 

百由は映司に膝枕をしていた。

 

百由「これにはね?CHARMとヒュージよりも、深いワケがあるのよ!?」

 

ミリアム「……」

 

百由「……映司がマギ切れで倒れたのよ」

 

ミリアム「なんじゃと!?」

 

百由「嘘じゃないわよ」

 

ミリアム「映司のマギの保有量は、バケモノに近いんじゃぞ!?」

 

百由「【クリエーション】……【エンハンス・トレース】の上位スキル」

 

ミリアム「上位スキル……じゃと?」

 

百由「今の映司は、完全に使えないと思うわ」

 

ミリアム「あのスキルに、上位スキルがあることに驚きじゃ……」

 

百由「しかも、創造なのよね」

 

ミリアム「進化前はパクリなのにな」

 

映司「……パクリで、悪かったな」

 

百由&ミリアム「っ!?」

 

百由「目が覚めたのね……映司?」

 

映司「百由様、ぐろっぴ」

 

ミリアム「とうとうぐろっぴ呼びか……」

 

映司「このスキルのこと、誰にも言うなよ」

 

ミリアム「梨璃たちにもか?」

 

映司「ああ」

 

百由「貴方のそのスキルは、いつ発動してもおかしくないのよ?」

 

ミリアム「バレるまで、黙っておくつもりなんじゃな」

 

映司「エレンスゲに行ってくる」

 

映司は工廠科を出ていった。

 

百由「ぐろっぴ」

 

ミリアム「言われなくても映司のサポートはするから、大丈夫じゃ」

 

百由「あのスキルは……」

 

ミリアム「変身してるのに、わかるのか?」

 

百由「発動すると、映司のマギが高まるのよ」

 

ミリアム「そこで、判断したらいいんじゃな」

 

エレンスゲ女学園

 

一葉「千香瑠様の様子がおかしい……」

 

藍「z z z……z z z……」

 

藍は寝ていた。

 

瑤「映司が来る時間が過ぎてるからだと思う」

 

数分後……

 

千香瑠「映司君!」

 

映司「え?千香瑠姉!?」

 

千香瑠が映司の着地と同時に抱きつき、映司はバランスを崩してその場に倒れた。

 

恋花「着地と同時に突撃は映司でも支えられないか」

 

一葉「映司さん、私たちに渡したいものがあるって……」

 

映司「広い場所に移動するか」

 

6人は移動した。

 

映司「ここなら大丈夫か……千香瑠姉、一葉」

 

映司は千香瑠と一葉にあるものを渡した。

 

一葉「プログライズキー?」

 

千香瑠「私は本?」

 

映司「一葉に渡したのはレイドライザーと、ファイティングジャッカルプログライズキーだ」

 

一葉「これどこで?」

 

映司「ザイアのサウザー科に行って、取り引きしてきた」

 

恋花「取り引き?」

 

映司「オーズのデータ欲しいって言われたから、タトバのデータ渡したらレイドライザーとプログライズキーのデータくれた」

 

瑤「千香瑠に渡したやつは?」

 

映司「水勢剣流水と聖剣ソードライバー、ワンダーライドブックだな」

 

千香瑠「使い方は高嶺さんと同じね」

 

映司「ああ」

 

「ゼロツードライバー!」

 

映司はゼロツードライバーを巻いて、ゼロツードライバーのユニットの部分を開いた。

 

「Let’s give you power! Let’s give you power!Let’s give you power!」

 

「ゼロツージャンプ!」

 

映司はゼロツープログライズキーのボタンを押した。

 

映司「変身!」

 

映司はキーをドライバーに装填した。

 

「ゼロツーライズ!」

 

「Road to Glory has to Lead to Growin’ path to change one to two!」

「仮面ライダーゼロツー!」

 

「It's never over.」

 

「レイドライザー!」

 

一葉はレイドライザーを巻いた。

 

「ハント!」

 

一葉はファイティングジャッカルプログライズキーのボタンを押して、レイドライザーに装填した。

 

一葉「変し……え?違う?……じ、実装!」

 

一葉はレイドライザーのボタンを押した。

 

「レイドライズ!」

 

「ファイティングジャッカル!」

 

「Deciding the fate of a battle like a Valkyrie.」

 

一葉「これが私ですか……」

 

一葉は水面に映った自分の姿を見て呟いた。

 

映司「ファイティングジャッカルレイダーって名前だ」

 

一葉「長いですね……」

 

恋花「ジャッカルレイダーでいいんじゃない?」

 

映司「千香瑠姉も」

 

千香瑠「わかったわ」

 

「聖剣ソードライバー!」

 

千香瑠はソードライバーを巻いた。

 

千香瑠「次は何をしたらいいのかしら?」

 

映司「ライオン戦記っていうワンダーライドブックがあると思うんだけど……」

 

千香瑠「これかしら?」

 

千香瑠はライオン戦記ワンダーライドブックを取り出した。

 

「ライオン戦記!」

 

映司「ページを開いてくれ」

 

千香瑠「わかったわ」

 

千香瑠はライオン戦記ワンダーライドブックのページを開いた。

 

「この蒼き鬣が新たに記す気高き王者の戦いの歴史……」

 

映司「ページを閉じて、ドライバーの中央にセットしてくれ」

 

千香瑠「ええ」

 

千香瑠はライオン戦記ワンダーライドブックのページを閉じて、ドライバーの中央のスロットに装填した。

 

映司「ドライバーから剣を引き抜いてくれ」

 

千香瑠はドライバーから、水勢剣流水を抜刀した。

 

「流水抜刀!」

 

千香瑠「変身!」

 

「ライオン戦記!」

 

「流水一冊!百獣の王と水勢剣流水が交わる時、紺碧の剣が牙を剥く!」

 

千香瑠「私が仮面ライダーに……」

 

瑤「映司、名前は?」

 

映司「ブレイズだったかな……」

 

千香瑠(この力で私は……映司君を……)

 

映司「始めるか」

 

映司は闇黒剣月闇を右手に持って、アタッシュカリバーを左手に持った。

 

一葉「いきます!」

 

一葉は走り出した。

 

一葉「っ!?」

 

一葉はジャッカルレイダーのスピードを制御できず近くの木に激突した。

 

千香瑠「一葉ちゃん!」

 

映司「まずは制御できるようにならないとな」

 

一葉「は、はい……」

 

映司「あの3人に頼め」

 

一葉「千香瑠様は?」

 

映司「教えないといけないことがあるから、俺が相手する」

 

一葉「わかりました」

 

一葉は恋花たちが訓練をしている場所まで歩いていった。

 

映司「千香瑠姉」

 

千香瑠「わかったわ」

 

映司「ハアッ!」

 

映司は空間を移動して、千香瑠に近づき、闇黒剣月闇を振り下ろした。

 

千香瑠「っ!」

 

千香瑠は水勢剣流水で防いだ。

 

映司「全力でやるからな?」

 

ゼロツーの目が光った。

 

千香瑠「っ!?」

 

映司は5本のCHARMを呼び出し、千香瑠に向けてCHARMを放った。

 

千香瑠「くっ……!」

 

映司「千香瑠姉も全力でやりなよ」

 

千香瑠「ええ、わかったわ」

 

千香瑠は水勢剣流水をドライバーに納刀して、タテガミ氷獣戦記ワンダーライドブックを取り出した。

 

「タテガミ氷獣戦記!」

 

千香瑠がタテガミ氷獣戦記ワンダーライドブックのスライドボタンを押し込むとページが開いた。

 

「吹雪く道行く百獣を率いる百戦錬磨の白銀のタテガミ……」

 

千香瑠はタテガミ氷獣戦記ワンダーライドブックをドライバーの中央のスロットに装填した。

 

千香瑠はドライバーから、水勢剣流水を抜刀した。

 

千香瑠「ハアッ!」

 

「流水抜刀!」

 

「タテガミ展開!」

 

「全てを率いし、タテガミ!」

 

「氷獣戦記!」

 

「ガオーッ!LONG GET!」

 

一葉「白くなった……」

 

千香瑠「映司君、いくわよ?」

 

映司「……ああ」

 

千香瑠はタテガミ氷獣戦記ワンダーライドブックのレバーを下げて、タテガミを回転させた。

 

「大地の氷獣!」

 

千香瑠はスライドボタンを押し込んだ。

 

「タテガミ大地撃!」

 

千香瑠はタテガミブレイザーを腰まで長くさせて、水勢剣流水の剣先を地面に突き立てた。

 

映司「っ!」

 

映司の足元が凍結した。

 

千香瑠「はああああぁぁぁ!」

 

千香瑠は映司に接近して切り裂いた。

 

千香瑠「……いない?」

 

映司「今まで戦った中で、危なかった部類に入るけどな」

 

映司は空間を移動して、千香瑠の攻撃を避けていた。

 

千香瑠「そうなの?」

 

映司「次は俺からいくぞ?」

 

映司は空間を移動して、千香瑠の目の前に移動した。

 

千香瑠(スキルを使ってない……?)

 

映司「ハアッ!」

 

映司は闇黒剣月闇を振り下ろした。

 

千香瑠「フッ!」

 

千香瑠は水勢剣流水で防いだ。

 

千香瑠「映司君、レアスキル使ってもいいのよ?」

 

映司「使えるなら使ってるよ……」

 

千香瑠「映司君、やめるわよ」

 

映司「え?」

 

千香瑠は変身を解いた。

 

映司「千香瑠姉……」

 

千香瑠は映司の変身を解いた。

 

映司「っ!?」

 

千香瑠「映司君」

 

千香瑠はその場に座った。

 

千香瑠「いらっしゃい?」

 

映司「……はい」

 

千香瑠は映司に膝枕をした。

 

千香瑠「どうして、遅れて来たのかしら?」

 

映司「えっと……工廠科で、マギが切れて倒れてました……」

 

千香瑠「マギ切れ?映司君が?」

 

映司「変身はできるけど、マギは完全に回復してない」

 

千香瑠「映司君、今度は決着つけるわよ」

 

映司「……」

 

千香瑠「ふふっ、寝ちゃったのね……おやすみ、映司君」

 

映司が百合ヶ丘に戻ったのは翌日の夕方だった。

 




ヘルヴォル強化は予定では、ジャッカルレイダーだけだった……千香瑠様をブレイズにした理由?タテガミ氷獣戦記ワンダーライドブックが壊れて、クロスセイバーと一緒にタテガミ氷獣戦記ワンダーライドブックを買い直したからだよ?

パラレルワールドの映司君は聖剣を封印していたみたいですねぇ……

映司君VS千香瑠様は、ちゃんとやります……ファンタスティックライオンとキングライオン大戦記もちゃんと出すので……







REAL×TIMEでも少し触れたけど、スキルの説明

【クラフト】→【クリエーション】

エンハンス・トレースの上位スキル

エムこと、パラレルワールドの映司が、アークの存在する世界に行くために使用したが、この世界の映司が名前を変えた。

発動時には目の色が黄色になる。

基本は創造がメインだが、何かを破壊することも可能。



エンハンス・トレースより、やばいバグスキルの完成です。

このスキルは本編で発動することはないけど、本編以外ではたまに出ます。

次回は……多分、映司君と結梨ちゃんの話です。


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日常編26 百合ヶ丘の最強はダレか

映司君がカリバーに変身する時に、バックルのボタンを押したあとの闇黒剣月闇は、37章で賢人君がやってたように闇黒剣月闇を斜めに振ってます。


今回の話は百合ヶ丘で一番強い人を決める話。



百由「映司、夢結、結梨ちゃん」

 

映司「どうした?」

 

百由「伝えたいことがあるの」

 

結梨「なに?」

 

百由「百合ヶ丘で誰が一番強いか決めることになったのよ」

 

百由の提案で百合ヶ丘の最強を決めるトーナメントが開催されることになった。

 

夢結「貴方の提案ね……」

 

百由「だから、残りのメンバーに伝えてもらってもいいかしら?」

 

映司「それって、変身していいのか?」

 

百由「いいわよ……でも、ゼロツーとプトティラコンボは禁止よ」

 

映司「なら、カリバーでいいか」

 

控室に戻った3人はトーナメントのことを伝えた。

 

梅「映司と戦うのは誰なんだろうな?」

 

梨璃「お姉様か結梨ちゃんでしょうか?」

 

映司「結梨」

 

映司はゼロツープログライズキーとホッパー系のプログライズキー以外を結梨に渡した。

 

結梨「映司、いいの?」

 

映司「俺はカリバーで出るから……プログライズキーは使わないからな」

 

結梨「じゃあ、使わせてもらうね」

 

映司「だから、絶対に勝てよ」

 

結梨「うん!」

 

トーナメント当日

 

映司と結梨は順調に勝ち進んでいたが、次の相手は映司が天葉、結梨が夢結だった。

 

梅「映司の相手が天葉で、結梨は夢結か……」

 

二水「映司さんと天葉様の対決……実質決勝戦では?」

 

梨璃「映司くん、結梨ちゃん……」

 

神琳「結梨さんは、プログライズキーの組み合わせ次第では勝てると思います」

 

雨嘉「映司は多分……大丈夫」

 

楓「映司さんの場合は空間を移動できるので、速攻で終わらせにいくのでは?」

 

ミリアム(アレが発動しなければいいが……)

 

天葉「戦うのは初めてかな?」

 

映司「そうですね」

 

天葉「勝たせてもらうよ!」

 

映司「悪いけど速攻で終わらせる!」

 

「ジャアクドラゴン!」

 

映司はジャアクドラゴンライドブックを取り出してページを開き、ページを閉じた。

 

「ジャアクリード!」

 

映司はジャアクドラゴンワンダーライドブックを闇黒剣月闇にリードして、ドライバーにジャアクドラゴンワンダーライドブックをセットした。

 

映司「変身。」

 

映司は闇黒剣月闇のグリップエンドでドライバーのボタンを押した。

 

「闇黒剣月闇!」

Get go(月光!) under conquer(暗黒!) than get keen.(斬撃!)

 

「ジャアクドラゴン!」

 

「月闇翻訳!光を奪いし漆黒の剣が、冷酷無情に暗黒竜を支配する!」

 

百由「準決勝第1試合……スタート!」

 

天葉「私の知らない姿……」

 

映司「っ!」

 

映司は空間を移動して、天葉の目の前に移動した。

 

天葉「っ!?」

 

映司「ハアッ!」

 

映司は闇黒剣月闇を振り下ろすが、天葉はCHARMで防いだ。

 

神琳「このルール……変身できる映司さんは有利に見えますが、必殺技を使えないのは、映司さんの攻撃手段をほとんど封じているようなものですわね……」

 

二水「結梨ちゃんは使えるんですよね?」

 

梅「戦闘経験の差ってやつか?」

 

映司は天葉のCHARMを回し蹴りして、天葉から離れた。

 

雨嘉「映司が動いた!」

 

映司「……っ!」

 

映司はゼノンパラドキサを発動しようとするが……

 

天葉「させない!」

 

天葉は走り出したが、映司は空間を移動して、天葉の目の前に移動した。

 

天葉「っ!?」

 

映司「はああああぁぁぁ!」

 

映司は闇黒剣月闇を、天葉のCHARMに向けて振り下ろした。

 

天葉「くっ……!」

 

映司「俺の勝ちだ」

 

天葉「まだ終わって……!?」

 

映司はゼノンパラドキサを発動して、天葉に近づいた。

 

映司「ハアッ!」

 

映司は天葉のCHARMを真っ二つにした。

 

百由&ミリアム「え?」

 

映司「やっべ……」

 

百由「決勝進出は映司……だけど、CHARMの修理は手伝ってもらうわよ!」

 

映司と天葉の試合が終わるのと同時に結梨と夢結の試合も終わっていた。

 

梨璃「結梨ちゃんが……勝った?」

 

楓「結梨さん……完全に映司さんの戦闘スタイルになっていましたね……」

 

鶴紗「映司と梨璃の娘のようなものだしな」

 

ミリアム「わしもあの方法をやられたら、無理じゃな」

 

楓「でも、夢結様の動きを封じて、アタッシュアロー投げつけるとは思いませんでしたわ……」

 

結梨はアタッシュアローを投げて、夢結の手からCHARMを落として、夢結に勝利した。

 

百由「決勝戦……映司VS結梨ちゃん!なんとなくこうなる気がしてたけど、ちなみに映司は必殺技を、使っても大丈夫よ」

 

映司「結梨に必殺技なしで勝つのは無理だしな」

 

「ジャオウドラゴン!」

 

映司はジャオウドラゴンワンダーライドブックを取り出し、ページを開いた。

 

「邪道を極めた暗闇を纏い、数多の竜が秘めた力を開放する……」

 

映司はジャオウドラゴンワンダーライドブックのページを閉じた。

 

「ジャオウリード!」

 

映司はジャオウドラゴンワンダーライドブックを闇黒剣月闇にリードして、ドライバーにジャオウドラゴンワンダーライドブックをセットして、闇黒剣月闇のグリップエンドでドライバーのボタンを押した。

 

「闇黒剣月闇!」

 

「Jump out the book Open it and burst The fear of the darkness.」

 

「You make right a just,no matter dark joke.」

 

「Fury in the dark.」

 

「ジャオウドラゴン!」

 

「誰も逃れられない……」

 

「フォースライザー!」

 

結梨はフォースライザーを巻いた。

 

「ポイズン!」

 

結梨はスティングスコーピオンプログライズキーのボタンを押して、フォースライザーにキーを装填した。

 

結梨「変身!」

 

結梨はフォースライザーのトリガーを引いた。

 

「フォースライズ!」

「スティングスコーピオン!」

 

「Break Down.」

 

映司「ハアッ!」

 

結梨「……っ!」

 

映司はフェイズトランセンデスとゼノンパラドキサを発動して、結梨はフェイズトランセンデスと縮地を発動した。

 

百由「まだ、合図出してないんだけど!?」

 

映司「ハアッ!」

 

結梨「やあっ!」

 

映司と結梨は互いに離れた。

 

「オーズアニマルコンボ録!」

 

映司はオーズアニマルコンボ録ワンダーライドブックを取り出した。

 

「必殺リード!」

 

「グリード!」

 

映司は闇黒剣月闇にオーズアニマルコンボ録ワンダーライドブックをリードした。

 

「タイガーズアビリティ!」

 

結梨はフレイミングタイガープログライズキーのボタンを押して、アタッシュアローに装填した。

 

「Progrise key confirmed. Ready to utilize.」

 

「月闇必殺撃!」

 

「フレイミングカバンシュート!」

 

「習得一閃!」

 

映司&結梨「はあああああぁぁぁぁ!」

 

映司は闇黒剣月闇から、フェニックスを放ち、結梨はアタッシュアローからフレイミングタイガーを放った。

 

映司「百由様!」

 

百由「どうしたの?」

 

映司「この姿なら、全力でやっていいんだよな!」

 

百由「ええ、いいわよ!」

 

映司「よかった……結梨!」

 

結梨「うん!」

 

映司&結梨「この一撃で終わらせる!」

 

映司はジャオウドラゴンワンダーライドブックを閉じた。

 

「ジャオウ必殺読破!」

 

結梨はフォースライザーのトリガーを2回引いた。

 

「スティングユートピア!」

 

映司は闇黒剣月闇のグリップエンドでドライバーのボタンを押した。

 

「ジャオウ必殺撃!」

 

映司&結梨「はあああああぁぁぁぁ!」

 

映司と結梨は同時に飛び上がり、蹴りを放った。

 

梅「アイツら、校舎あるの忘れてないか?」

 

梨璃「あはは……多分、大丈夫じゃないでしょうか?」

 

夢結「そろそろ決着がつくわよ」

 

映司&結梨「はあああああぁぁぁぁ!」

 

「スティングユートピア!」

 

「You are over.」

 

結梨「やっぱり……勝てなかった……」

 

映司「っ!」

 

映司は空間を移動して、倒れそうになった結梨を支えた。

 

百由「優勝は映司!……だけど、何か欲しいものある?」

 

映司「なら……調理器具でいいや」

 

百由「わかったわ」

 

映司「部屋戻って寝る……」

 

映司は結梨を背負って、部屋に戻った。

 




天葉様と初対戦の映司君、やっぱりCHARMを壊す。

結梨ちゃんはゼロツーと同レベルに強いですが、映司君がスキルで差を埋めているので、レベル差はほとんどないです。



そして、次回からオリジナル章やります。

映司君と結梨ちゃんが、まだ変身してないアレが出てきます。

叶星先輩とたかにゃん先輩のルートはオリジナル章が終わってからになると思います。


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日常編27 映司、ドラゴンと友達になる

ミリシタとプロセカは爆死、ラスバレは叶星先輩と灯莉ちゃんを30連で引けた……ミリシタは無料期間に全てを賭けよう


叶星先輩と灯莉ちゃんのイラスト……尊いですねぇ……


百合ヶ丘女学院 一柳隊 控室

 

梨璃「映司くん、何やってるの?」

 

映司「一気増えたから、ワンダーライドブックを数えてる」

 

梨璃「新しく増えたのは……7冊?」

 

映司「とりあえず、火炎剣烈火での変身も試してみるか」

 

神琳「映司さんと梨璃さん?」

 

神琳が控室へ入ってきた。

 

梨璃「神琳さん!ごきげんよう」

 

神琳「はい、ごきげんよう」

 

映司「俺たち今から訓練場に行くんだけど、一緒に来るか?」

 

神琳「お邪魔じゃなければ」

 

梨璃「じゃあ、神琳さんも一緒に!」

 

映司、梨璃、神琳は訓練場に移動した。

 

映司「やばそうだったら、止めてくれ」

 

梨璃「うん!」

 

「エレメンタルドラゴン!」

 

映司はエレメンタルドラゴンワンダーライドブックを取り出して、ページを開いた。

 

「そして太古の竜と手を結び、全てを救う神獣となる!」

 

映司はエレメンタルワンダーライドブックのページを閉じて、プリミティブドラゴンワンダーライドブックにセットした。

 

「エレメンタルドラゴン!」

 

「ゲット!」

 

映司はエレメンタルドラゴンワンダーライドブックをセットした、プリミティブドラゴンワンダーライドブックをドライバーに装填した。

 

映司「ハアッ!」

 

エムはドライバーから、火炎剣烈火を抜刀した。

 

「烈火抜刀!」

 

映司「変身!」

 

「バキ・ボキ・ボーン!メラ・メラ・バーン!」

 

「シェイクハーンズ!」

 

「エ・レ・メ・ン・タル!ドラゴーン!!」

 

「エレメントマシマシ!」

 

「キズナ、カタメ!」

 

映司「……」

 

梨璃「映司くん?」

 

神琳「一応、変身はしておきましょうか」

 

梨璃「うん!」

 

映司は森の中にいた。

 

映司「……森?」

 

少年「……」

 

映司「なんで、こんなところに人が……」

 

映司は少年に声をかけようとしたが……

 

少年「っ!」

 

少年は手から炎を放った。

 

映司「っ!」

 

映司の目が一瞬だけ紫になり、体内からプテラ、トリケラ、ティラノのメダルが出現した。

 

映司「人間じゃないのか……それより、なんかメダルの恐竜たちが実体化したんだけど……」

 

映司の体内から出現したメダルは実体となり、少年はドラゴンに変化していた。

 

少年「君は、僕の知ってる彼じゃない」

 

映司「やっぱり……アイツがお前の友達になったんだな」

 

少年「君たちは彼の友達なの?」

 

少年は実体化した恐竜たちに問いかけた。

 

少年「そうなんだ……」

 

映司「……俺はアイツじゃないけど、俺もこの3体も君の友達にはなれる」

 

少年「……僕は君と一緒に戦うよ」

 

映司「いいのか?」

 

少年「彼が僕に会いに来たんだ……一緒に戦うのは俺じゃなくなるって」

 

映司「俺に託す気でいたのか……」

 

少年「だから、よろしくね」

 

少年はドラゴンから人の姿になり、映司に手を差し伸べた。

 

映司「ああ、よろしくな」

 

映司は少年と手を取った。

 

梨璃「何も起きない?」

 

映司が少年と話をしている間、現実世界の映司は立っているだけで、動いていない。

 

神琳「攻撃してみますか」

 

梨璃「神琳さん!?」

 

神琳はバーニングファルコンプログライズキーのボタンを押した。

 

「インフェルノウィング!」

 

神琳はスラッシュライザーのトリガーを引いた。

 

「バーニングレイン!」

 

神琳「はあああああぁぁぁぁぁぁ!」

 

神琳はスラッシュライザーから、映司に炎の斬撃を飛ばした。

 

梨璃「映司くん!」

 

神琳「……いない?」

 

神琳が斬撃を放った場所に映司はいなかった。

 

映司「いきなり攻撃してくるとはな……」

 

梨璃&神琳「っ!?」

 

映司は元素の形態になり、神琳の斬撃を回避していた。

 

梨璃「映司くん、変身してから動いてなかったけど……」

 

映司「ドラゴンと友達になってた」

 

梨璃「そうなんだ……え?ドラゴン?」

 

神琳「ふふっ、映司さんと一緒にいると飽きませんね」

 

雨嘉「神琳」

 

雨嘉が訓練場に入ってきた。

 

神琳「雨嘉さん」

 

映司「戻ってきたのか」

 

雨嘉「うん」

 

神琳「本当は映司さんと戦いたかったのですが、戻りましょうか」

 

3人は変身を解いて、一柳隊の控室に戻った。

 




あの森でドラゴンが少年になれるなら、メダルが恐竜になってもおかしくないよね?(謎理論)

エスコートナイトはやろうかなって思ったけど、メインストーリー更新されるし、叶星先輩、たかにゃん先輩ルートでやればいいやってなりました(いつになるかは不明)


叶星先輩、たかにゃん先輩ルートはメインストーリーが終わったらちゃんと書く……と思います。


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日常編28 これが俺たちの絶唱だああああァァァァッ!!

プロセカやってたら思いついた中の人ネタのオンパレードです

絶唱なんて危険なことしてません。ただのカラオケです


梅「映司!カラオケに行くぞ!」

 

映司「カラオケ?」

 

梅「ああ!」

 

映司「結梨、雨嘉、鶴紗……5人か?」

 

梅「暇そうなやつを連れてきた!」

 

鶴紗「おい」

 

百由「私もいるのよー?」

 

映司「6人……」

 

映司は闇黒剣月闇で空間を開いた。

 

映司「行くぞ」

 

映司たちはカウンターで手続きをして、カラオケのルームに入った。

 

梅「本当に便利だよな。闇黒剣月闇」

 

映司「それにしても……」

 

鶴紗「グラン・エプレがいるとは……」

 

結梨「紅巴は?」

 

姫歌「二水さんと予定があるみたいよ」

 

映司「叶星とたかにゃん先輩は定盛に巻き込まれただけだろ」

 

姫歌「違うわよ!それと、定盛じゃなくてひめひめ!」

 

灯莉「ぼくいっちばーん!」

 

灯莉が歌う曲は『Daylight -デイライト-』

 

映司「俺は最後でいいや……」

 

映司は選曲された曲を見た。

 

『ジレンマ』姫歌

 

『99ILLUSION!』梅

 

『グッドバイサンキュー!』雨嘉

 

『蝶になってみませんか』鶴紗

 

『Solitude Rain』叶星

 

『スフォルツァンドの残響』百由

 

『Miracle Go! プリンセスプリキュア』高嶺

 

『No.6』結梨

 

映司「……灯莉を含めて触れちゃダメな気がする……」

 

映司が入れた曲は『悔やむと書いてミライ』である。

 

灯莉「次は定盛の番だよ☆」

 

灯莉の点数は92点である。

 

姫歌「アイドルリリィとしての本気を見せてあげるわ!」

 

姫歌の点数は91点。

 

灯莉「ぼくの勝ちー☆」

 

姫歌「灯莉に負けたー!」

 

梅「次は梅だな!」

 

梅の点数は89点。

 

映司「梅様……途中でCHARMを振り回した理由は?」

 

梅「いやあ……なんかそうしないといけない気がして……」

 

雨嘉「次は私だね……」

 

映司「雨嘉?なんでギターを?」

 

雨嘉「違う……ギターじゃなくて、はっぴーえいやっと」

 

映司「はっぴーえいやっと?」

 

灯莉「すごく、ハッピーな名前だね☆」

 

姫歌「ギターなのは変わりないでしょ……」

 

雨嘉の点数は91点。

 

鶴紗「次は私……」

 

鶴紗も歌っているときに梅と同じくCHARMを振り回していた。

 

映司「鶴紗もか……」

 

鶴紗の点数は88点。

 

叶星「私の番ね!」

 

叶星の点数は93点。

 

映司「今のところ叶星が一番高いのか」

 

百由「私の歌は高くつくわよ?」

 

百由の点数は95点。

 

雨嘉「本当に高くついた……」

 

映司「キャ〇ルって呼んだほうがいいのか?」

 

百由「普通に呼びなさい」

 

高嶺「私の番ね」

 

高嶺の点数は93点。

 

叶星「本当に高嶺ちゃんか疑うところだったわ……」

 

高嶺「……結梨さんの番よ」

 

結梨「うん」

 

結梨の点数は90点。

 

結梨「最後は映司」

 

映司「ああ……」

 

映司の点数は95点、百由と同じで最高得点である。

 

姫歌「まさか……映司にも負けるなんて……」

 

百由「次はデュエット大会でもしましょうか。雨嘉さんは私と一緒に司会ね」

 

映司と高嶺、結梨と灯莉、叶星と姫歌、梅と鶴紗となった。

 

『Discover Universe』梅&鶴紗

 

『森のひかりのピルエット』叶星&姫歌

 

『REAL×EYEZ』結梨&灯莉

 

『ステラ』映司&高嶺

 

百由「トップバッターは梅と鶴紗さんで『Discover Universe』よ!」

 

鶴紗「私は出雲〇姫……」

 

梅「鶴紗……?」

 

点数は94点。

 

雨嘉「いきなり高得点……」

 

叶星「この対決……必ず勝つわよ。姫歌ちゃん」

 

姫歌「はい!アリア……じゃなかった……叶星様!」

 

点数は93点。

 

灯莉「結梨、いっぱい楽しもーね!」

 

結梨「うん!」

 

点数は93点。

 

映司「叶星たちと同じ点数か」

 

高嶺「私たちの番よ」

 

点数は95点。

 

映司「俺とたかにゃん先輩なら、優勝なんて余裕だな」

 

百由「優勝賞品は映司を好きにしていい権利だから」

 

映司「は?」

 

高嶺「そうなの?」

 

映司「おい、待て……」

 

高嶺「ふふっ」

 

映司「あはは……」

 

「狼煙!」

 

映司は刃王剣十聖刃のエンブレムを戻した。

 

「既読!」

 

映司は刃王剣十聖刃のエンブレムをスライドさせて、トリガーを引いた。

 

「狼煙!」

 

映司は煙叡剣狼煙を召喚して、デフュージョンプッシュを押した。

 

「狼煙霧中!」

 

カラオケ代はテーブルに置いてあった。

 

高嶺「私は映司を追うわね」

 

高嶺はルームから出た。

 

結梨「百由、冗談でも映司を優勝賞品にするのはやめたほうがいいと思うよ?」

 

百由「え、ええ……」

 

数日間、百由がファルシオンに変身した映司に、ボコボコにされていたらしい。

 




映司君が選曲したのは全部プロセカの曲

点数が高い?だって歌ってる人同じだし……映司君は普通にスペックがチートだし……

デュエットの点数は80〜100でルーレットを回して、止まった点数です

定盛の選曲がジレンマなのは、金魚グラタンと食用カンガルーのせいです

咲希ちゃんが可愛いから、プロセカ始めてください


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日常編29 聖剣VS聖剣VSダーク〇イ

映司君VS聖剣使い(飛び入り参加あり)

ダー〇ライは関係ありません

ナイト・オブ・ナイツがフルコンできません


一柳隊、ヘルヴォル、グラン・エプレは海岸にいた。

 

「クロスセイバースリー!」

 

「氷獣戦記!」

 

「ゴールデンアランジーナ!」

 

「エックスソードマン!」

 

「音銃剣錫音!」

 

「土豪剣激土!」

 

「風双剣翠風!」

 

「昆虫CHU大百科!」

 

「オーシャンヒストリー!」

 

神琳「映司さん」

 

映司「なんだ?」

 

神琳「負けたらどうするんですか?」

 

映司「できる範囲ならなんでもやる……負けるわけがないんだけど」

 

百由「ルールは闇黒剣の使用は禁止」

 

結梨(神琳、無銘剣は禁止じゃないの?)

 

神琳(禁止とは言ってないので、使ってもいいのでは?)

 

映司「じゃあ早速……」

 

映司は無銘剣虚無を取り出した。

 

梨璃「無銘剣……!?」

 

姫歌「待ちなさいよ!?」

 

百由「禁止!無銘剣も禁止!」

 

映司「……これなら文句ないだろ」

 

映司は刃王剣十聖刃のエンブレムをスライドさせて、トリガーを3回引いた。

 

「月闇!」

 

「最光!」

 

「狼煙!」

 

映司は刃王剣十聖刃のエンブレムを戻した。

 

「既読!」

 

映司は刃王剣十聖刃のエンブレムをスライドさせて、トリガーを引いた。

 

「狼煙!」

 

映司は煙叡剣狼煙を召喚した。

 

瑤「刃王剣の能力だから、文句は言えない……」

 

結梨「どうして、こんなことになったの?」

 

ミリアム「ファルシオンに変身した映司が、百由様をボコボコしてたからじゃろうな……」

 

百由「いくわよ!」

 

映司「っ!」

 

映司は刃王剣十聖刃のエンブレムを押し込んだ。

 

「刃王必殺リード!」

 

映司は刃王剣十聖刃のエンブレムをスライドさせた。

 

「既読十聖剣!」

 

映司は刃王剣十聖刃のエンブレムを戻した。

 

「刃王必殺読破!」

 

映司は刃王剣十聖刃のトリガーを引いた。

 

「刃王クロス星烈斬!」

 

映司「はああああぁぁぁ!」

 

映司は全ての聖剣を召喚して、梨璃たちに放った。

 

百由「っ!?」

 

姫歌「灯莉!」

 

灯莉「うん!」

 

映司「っ!」

 

姫歌は時国剣界時の刀身を引き抜いて、トリガーを引いた。

 

「界時抹消!」

 

映司と灯莉は煙叡剣狼煙のデフュージョンプッシュを押した。

 

「狼煙霧中!」

 

姫歌と灯莉は映司の目の前に移動して、姫歌は時国剣界時に刀身をセットして、トリガーを引いた。

 

「再界時!」

 

姫歌「私たちの勝ちよ!」

 

灯莉「やあっ☆」

 

灯莉は姫歌に煙叡剣狼煙を振り下ろした。

 

姫歌「っ!?」

 

百由「え?」

 

千香瑠「あら」

 

高嶺「ふふっ」

 

姫歌「灯莉!?」

 

灯莉「映司と一緒のチームのほうがたのしそーなんだよね☆」

 

千香瑠「高嶺さん」

 

高嶺「ええ」

 

百由「ちょっと!?」

 

映司「灯莉、千香瑠姉、たかにゃん先輩がこっちのチームと……」

 

雨嘉「対抗できそうなふたりが映司のチームにいっちゃった……」

 

映司「なら……千香瑠姉、たかにゃん先輩」

 

千香瑠「フィーチャリングセイバーね」

 

高嶺「ハンデにちょうどいいわね」

 

千香瑠と高嶺は変身を解いた。

 

千香瑠「映司君!」

 

高嶺「映司!」

 

千香瑠はライオン戦記ワンダーライドブック、高嶺はランプドアランジーナワンダーライドブックを映司に向けて投げた。

 

映司「っ!」

 

「ライオン戦記!」

 

「ランプドアランジーナ!」

 

映司は二冊のワンダーライドブックを、キャッチしてドライバーに装填した。

 

映司「ハアッ!」

 

映司はドライバーから、刃王剣十聖刃を抜刀した。

 

「聖刃抜刀!」

 

「フィーチャリングセイバー!」

 

「三冊特装版!」

 

映司「灯莉、定盛の相手は任せた」

 

灯莉「うん!」

 

映司「百由様、あんたは最後だ」

 

映司は刃王剣十聖刃のエンブレムを押し込んだ。

 

「刃王必殺リード!」

 

映司は刃王剣十聖刃のエンブレムをスライドさせた。

 

「既読十聖剣!」

 

映司は刃王剣十聖刃のエンブレムを戻した。

 

「刃王必殺読破!」

 

映司は刃王剣十聖刃のトリガーを引いた。

 

「刃王クロス星烈斬!」

 

映司「はああああぁぁぁ!」

 

映司は全ての聖剣を召喚して、梨璃たちに放った。

 

雨嘉「っ!」

 

梨璃「雨嘉さん、一緒に!」

 

雨嘉「うん!」

 

梨璃と雨嘉は聖剣を弾いた。

 

灯莉「定盛ー、逃げてちゃおもしろくないよー」

 

姫歌「紅巴!手伝いなさい!」

 

紅巴「は、はい!」

 

灯莉「とっきーも相手かー☆すっごくおもしろくなってきた!」

 

結梨「映司!」

 

映司「結梨?」

 

結梨「私、梨璃と戦いたい!」

 

映司「変身してるやつはあっちが多いし……結梨!」

 

映司は結梨に闇黒剣月闇とジャオウドラゴンワンダーライドブックを投げた。

 

結梨「ありがとう!映司ー!」

 

「ジャオウドラゴン!」

 

「ジャオウリード!」

 

結梨はジャオウドラゴンワンダーライドブックを闇黒剣月闇にリードして、ドライバーにジャオウドラゴンワンダーライドブックを装填した。

 

結梨「変身!」

 

結梨は闇黒剣月闇のグリップエンドでドライバーのボタンを押した。

 

「ジャオウドラゴン!」

 

「誰も逃れられない……」

 

結梨「いくよ……梨璃!」

 

梨璃「え!?結梨ちゃん!?」

 

映司「俺は雨嘉とかな」

 

雨嘉「前はファルシオンだったけど、セイバーなら少しは戦えるかな?」

 

ミリアム「百由様が空気じゃな……」

 

灯莉「あ!」

 

灯莉は地面に刺さっている、闇黒剣月闇を抜いた。

 

姫歌「灯莉!闇黒剣を使うのは禁止って言われたでしょ!」

 

灯莉「刃王剣で召喚したやつだから、セーフだよ☆」

 

灯莉は煙叡剣狼煙のデフュージョンプッシュを押した。

 

「狼煙霧中!」

 

姫歌「っ!」

 

姫歌は時国剣界時の刀身を引き抜いて、トリガーを引いた。

 

「界時抹消!」

 

姫歌は灯莉の目の前に移動して、時国剣界時に刀身をセットして、トリガーを引いた。

 

「再界時!」

 

姫歌「ここ!」

 

灯莉「はずれー☆」

 

灯莉は闇黒剣月闇で空間を開いて、姫歌の背後に移動した。

 

紅巴「姫歌ちゃん!」

 

姫歌「やばっ!?」

 

紅巴「させません!」

 

紅巴は風双剣翠風を手裏剣モードにした。

 

「一刀流!」

 

紅巴は風双剣翠風から、猿飛忍者伝ワンダーライドブックを取り外して、風双剣翠風のシンガンリーダーに読み込ませた。

 

「猿飛忍者伝!ニンニン!」

 

紅巴「疾風剣舞・回転!」

 

紅巴は風双剣翠風を灯莉に向けて投げた。

 

「翠風速読撃!ニンニン!」

 

灯莉「なら、定盛より先にとっきーを倒す!」

 

灯莉は闇黒剣月闇で空間を開いて、風双剣翠風を姫歌の上に移動させた。

 

姫歌「上から!?」

 

姫歌は時国剣界時の刀身を引き抜いて、トリガーを引いた。

 

「界時抹消!」

 

姫歌は紅巴の近くに移動して、時国剣界時に刀身をセットして、トリガーを引いた。

 

「再界時!」

 

姫歌「危なかった……」

 

灯莉は煙叡剣狼煙のデフュージョンプッシュを押した。

 

「狼煙霧中!」

 

灯莉は背中に煙で蝶の羽を形成し、煙叡剣狼煙のトリガーを引いた。

 

灯莉「やああああぁぁぁ!」

 

「煙幕幻想撃!」

 

灯莉は煙叡剣狼煙から、姫歌と紅巴に赤い煙の刃を飛ばした。

 

灯莉「ぼくの勝ちー☆」

 

姫歌と紅巴の変身は強制的に解除された。

 

姫歌「闇黒剣がなかったら、勝てたのに……!」

 

紅巴「まさか風双剣を空間に入れて、姫歌ちゃんの上に出すなんて……」

 

映司「百由様をボコボコするから、最速で終わらせる」

 

雨嘉「っ!」

 

映司は刃王剣十聖刃をドライバーに納刀して、トリガーを引いた。

 

「刃王必殺読破!」

 

映司はドライバーから、刃王剣十聖刃を抜刀した。

 

「聖刃抜刀!」

 

「刃王三冊斬り!」

 

「セーーーセイバー!」

 

映司「トルエノ・デル・ソル」

 

雨嘉は音銃剣錫音から、ヘンゼルナッツとグレーテルワンダーライドブックを取り外して、音銃剣錫音のシンガンリーダーに読み込ませた。

 

「ヘンゼルナッツとグレーテル!イェーイ!」

 

雨嘉「スナック・音・ザ・チョッパー!」

 

「錫音音読撃!イェーイ!」

 

映司は刃王剣十聖刃に刀身に凄まじい雷撃をまとわせて斬撃を繰り出し、雨嘉は音銃剣錫音に無数のお菓子のエネルギーを纏い、強烈な斬撃を繰り出した。

 

雨嘉「くっ……!」

 

梨璃「雨嘉さん!」

 

結梨「梨璃の相手は私だよ!」

 

梨璃「っ!」

 

百由「今なら映司に勝てるわ!」

 

灯莉「させないよー☆」

 

映司「フェイズトランセンデス!」

 

映司はフェイズトランセンデスを発動した。

 

梨璃「くっ……!」

 

梨璃が映司の攻撃を防いだ。

 

結梨「瞬間移動されちゃった……」

 

映司「千香瑠姉!たかにゃん先輩!」

 

雨嘉「っ!」

 

梨璃「え!?」

 

千香瑠と高嶺は映司のドライバーから、ワンダーライドブックを外して、千香瑠はライオン戦記ワンダーライドブック、高嶺はランプドアランジーナワンダーライドブックをドライバーに装填して、聖剣を抜刀した。

 

千香瑠「ハイドロ・ストリーム!」

 

高嶺「トルエノ・デストローダ!」

 

千香瑠は水勢剣流水の刀身に水流を纏い、雨嘉を斬り裂いて、高嶺は雷鳴剣黄雷の刀身に稲妻を纏い、梨璃に居合い斬りを放った。

 

「フィーチャリングセイバー!」

 

百由「私だけ!?」

 

映司「物語の結末は俺が決める!」

 

「ストームイーグル!」

 

「西遊ジャーニー!」

 

映司はストームイーグルワンダーライドブックと、西遊ジャーニーワンダーライドブックをドライバーに装填した。

 

映司「ハアッ!」

 

映司はドライバーから、刃王剣十聖刃を抜刀した。

 

「聖刃抜刀!」

 

「クロスセイバースリー!」

 

「豪華三冊!」

 

映司「はああああぁぁぁ!」

 

映司は刃王剣十聖刃から無数の火の玉を飛ばした。

 

百由「くっ!」

 

映司「ハアッ!」

 

映司はドライバーから、刃王剣十聖刃を抜刀した。

 

「聖刃抜刀!」

 

「クロスセイバー!」

 

「交わる十本の剣!」

 

映司「っ!」

 

映司は刃王剣十聖刃のエンブレムを押し込んだ。

 

「刃王必殺リード!」

 

映司は刃王剣十聖刃のエンブレムをスライドさせた。

 

「既読十聖剣!」

 

映司は刃王剣十聖刃のエンブレムを戻した。

 

「刃王必殺読破!」

 

映司は刃王剣十聖刃のトリガーを引いた。

 

「刃王クロス星烈斬!」

 

映司「はああああぁぁぁ!」

 

映司は全ての聖剣を召喚して、百由に放った。

 

百由「そう簡単には当たらないわよ!」

 

百由はジャンプをして避けた。

 

「フィーチャリングセイバー!」

 

「三冊特装版!」

 

刃王剣十聖刃をドライバーに納刀して、トリガーを2回引いた。

 

「刃王必殺読破!」

 

映司「銀河友情蹴烈破!」

 

「刃王三冊撃!」

 

「セーーーセイバー!」

 

映司「はああああぁぁぁ!」

 

映司は炎・水・雷の3属性の力を纏って百由に飛び蹴りを放った。

 

百由「ぐっ……!」

 

映司「はああああああぁぁぁぁ!」

 

さらに、高熱の炎を帯びた左足で追撃する。

 

映司「千香瑠姉、たかにゃん先輩。なんで、あのとき走ってきたんだ?」

 

高嶺「貴方が少し手を抜いていたからよ」

 

千香瑠「あのままだと、押し返されそうだったから」

 

映司「百由様をボコボコにすることしか考えてなかったからな」

 

映司の攻撃を受けた百由は気を失っている。

 




百由様は数の暴力で映司君をボコボコにしようとしましたが、3人が映司君のチームにいったし、クロスセイバーにボコボコにされる……


映司君が百由様にやっとことは、順番が違うけどガンバライジングのクロスセイバーのバースト技です(クリムゾン→フィーチャリング→クロスセイバーのやつ)

次回から、メインストーリー更新します


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日常編30 プリミティブ大変化

友達に頼まれてバンドリの小説書いてたから、こっちもD4DJも何も書いてなかった(一番ダメなやつ)






最終回のプリミティブ見て書きたくなった話


結梨「ヒュージだね」

 

映司「出撃だな」

 

梨璃「うん!」

 

一柳隊はヒュージの出現場所へ向かった。

 

一葉「一柳隊の皆さん!」

 

梨璃「一葉さん!」

 

映司「グラン・エプレもいるのか」

 

叶星「いったい何が……」

 

結梨「見て!」

 

映司「あれが、ヒュージ?」

 

梨璃「大きいよね?」

 

映司はソードライバーを巻いた。

 

楓「映司さん!」

 

映司「なんだ?」

 

映司の制服からプリミティブドラゴンワンダーライドブックが飛び出した。

 

姫歌「ライドブックが勝手に!」

 

プリミティブドラゴンの世界

 

少年「僕も戦いたい!」

 

映司「分かった。一緒に戦おう」

 

少年「うん!」

 

梨璃「映司くん?」

 

映司はプリミティブドラゴンワンダーライドブックのページを開いた。

 

「プリミティブドラゴン!」

 

映司はジャアクドラゴンワンダーライドブックを、プリミティブドラゴンワンダーライドブックにセットした。

 

「ジャアクドラゴン!」

 

「ゲット!」

 

映司はプリミティブドラゴンワンダーライドブックをドライバーに装填した。

 

映司「ハアッ!」

 

映司はドライバーから、火炎剣烈火を抜刀した。

 

「烈火抜刀!」

 

映司「変身!」

 

「バキッ!ボキッ!ボーン!」

 

「ガキッ!ゴキッ!ボーン!」

 

「プーリーミーティーブ!」

 

「ドラゴーン!」

 

映司「一気に決める!」

 

映司は火炎剣烈火をドライバーに納刀して、プリミティブドラゴンワンダーライドブックを押し込んだ。

 

「グラップ必殺読破!」

 

映司「ハアッ!」

 

映司はドライバーから、火炎剣烈火を抜刀した。

 

「烈火抜刀!」

 

「クラッシュ必殺斬り!」

 

映司「はああああぁぁぁ!」

 

映司は火炎剣烈火から、ジャアクドラゴンを放った。

 

叶星「まだ動いてるわ!」

 

映司「っ!」

 

映司はエターナルフェニックスワンダーライドブックを、プリミティブドラゴンワンダーライドブックにセットした。

 

「エターナルフェニックス!」

 

「ゲット!」

 

映司はドライバーから、火炎剣烈火を抜刀した。

 

「烈火抜刀!」

 

「プーリーミーティーブ!」

 

「ドラゴーン!」

 

梨璃「ジャアクドラゴンから、エターナルフェニックスになった!」

 

映司は火炎剣烈火をドライバーに納刀して、プリミティブドラゴンワンダーライドブックを押し込んだ。

 

「グラップ必殺読破!」

 

映司「ハアッ!」

 

映司はドライバーから、火炎剣烈火を抜刀した。

 

「烈火抜刀!」

 

「クラッシュ必殺斬り!」

 

映司「はああああぁぁぁ!」

 

映司は火炎剣烈火からフェニックスを放った。

 

叶星「あの攻撃も耐えるの……?」

 

高嶺「周りのヒュージが、あのヒュージを守ったのよ」

 

姫歌「なら、ひめかたちも……」

 

姫歌たちがライドブックを取り出した。

 

映司「っ!」

 

プリミティブドラゴンワンダーライドブックから、プリミティブドラゴンの腕が伸び、姫歌たちのライドブックを奪った。

 

姫歌「ちょっと!?」

 

灯莉「ぼくたちのブック、映司に取られたねー☆」

 

映司「……ありがたく使わせてもらおうかな」

 

映司はオーシャンヒストリーワンダーライドブックを、プリミティブドラゴンワンダーライドブックにセットした。

 

「オーシャンヒストリー!」

 

「ゲット!」

 

映司はドライバーから、火炎剣烈火を抜刀した。

 

「烈火抜刀!」

 

「プーリーミーティーブ!」

 

「ドラゴーン!」

 

姫歌「オーシャンヒストリーに変わった……」

 

映司は火炎剣烈火をドライバーに納刀して、プリミティブドラゴンワンダーライドブックを押し込んだ。

 

「グラップ必殺読破!」

 

映司「ハアッ!」

 

映司はドライバーから、火炎剣烈火を抜刀した。

 

「烈火抜刀!」

 

「クラッシュ必殺斬り!」

 

映司「はああああぁぁぁ!」

 

映司は火炎剣烈火から炎を纏わせ、回転する斬撃を放った。

 

紅巴「また……防がれた……」

 

映司は昆虫大百科ワンダーライドブックを、プリミティブドラゴンワンダーライドブックにセットした。

 

「昆虫大百科!」

 

「ゲット!」

 

映司はドライバーから、火炎剣烈火を抜刀した。

 

「烈火抜刀!」

 

「プーリーミーティーブ!」

 

「ドラゴーン!」

 

灯莉「今度は昆虫大百科だー!」

 

映司は火炎剣烈火をドライバーに納刀して、プリミティブドラゴンワンダーライドブックを押し込んだ。

 

「グラップ必殺読破!」

 

映司「ハアッ!」

 

映司はドライバーから、火炎剣烈火を抜刀した。

 

「烈火抜刀!」

 

「クラッシュ必殺斬り!」

 

映司「はああああぁぁぁ!」

 

映司は火炎剣烈火から、赤い煙の刃を飛ばした。

 

二水「周りのヒュージは全滅しました!」

 

映司はランプドアランジーナワンダーライドブックを、プリミティブドラゴンワンダーライドブックにセットした。

 

「ランプドアランジーナ!」

 

「ゲット!」

 

映司はドライバーから、火炎剣烈火を抜刀した。

 

「烈火抜刀!」

 

「プーリーミーティーブ!」

 

「ドラゴーン!」

 

高嶺「ランプドアランジーナ……」

 

映司は火炎剣烈火をドライバーに納刀して、プリミティブドラゴンワンダーライドブックを押し込んだ。

 

「グラップ必殺読破!」

 

映司「ハアッ!」

 

映司はドライバーから、火炎剣烈火を抜刀した。

 

「烈火抜刀!」

 

「クラッシュ必殺斬り!」

 

映司「はああああぁぁぁ!」

 

映司は火炎剣烈火の刀身に稲妻を纏い、目に見えぬほどの速度で居合い斬りを放った。

 

一葉「あれって……」

 

高嶺「トルエノ・デストローダ……」

 

灯莉「ぼくたちの技を使ってるねー☆」

 

映司はライオン戦記ワンダーライドブックを、プリミティブドラゴンワンダーライドブックにセットした。

 

「ライオン戦記!」

 

「ゲット!」

 

映司はドライバーから、火炎剣烈火を抜刀した。

 

「烈火抜刀!」

 

「プーリーミーティーブ!」

 

「ドラゴーン!」

 

千香瑠「ライオン戦記……」

 

映司は火炎剣烈火をドライバーに納刀して、プリミティブドラゴンワンダーライドブックを押し込んだ。

 

「グラップ必殺読破!」

 

映司「ハアッ!」

 

映司はドライバーから、火炎剣烈火を抜刀した。

 

「烈火抜刀!」

 

「クラッシュ必殺斬り!」

 

映司「はああああぁぁぁ!」

 

映司ライオンセンキを呼び出して、ヒュージを攻撃させた。

 

千香瑠「黒いライオン……」

 

映司はブレイブドラゴンワンダーライドブックを、プリミティブドラゴンワンダーライドブックにセットした。

 

「ブレイブドラゴン!」

 

「ゲット!」

 

映司はドライバーから、火炎剣烈火を抜刀した。

 

「烈火抜刀!」

 

「プーリーミーティーブ!」

 

「ドラゴーン!」

 

梨璃「今度はブレイブドラゴンに変わった……」

 

映司はドライバーに装填されている、プリミティブドラゴンワンダーライドブックを押し込んだ。

 

「グラップ必殺読破!」

 

映司はもう一度、プリミティブドラゴンワンダーライドブックを押し込んだ。

 

「クラッシュ必殺撃!」

 

プリミティブドラゴンワンダーライドブックから出現したプリミティブドラゴンの腕がヒュージを掴み、大きく振り回して上空に投げつけた。

 

映司「最後はこれだ!」

 

映司はエレメンタルドラゴンワンダーライドブックを、プリミティブドラゴンワンダーライドブックにセットした。

 

「エレメンタルドラゴン!」

 

「ゲット!」

 

映司「ハアッ!」

 

映司はドライバーから、火炎剣烈火を抜刀した。

 

「烈火抜刀!」

 

「エ・レ・メ・ン・タル!ドラゴーン!!」

 

「エレメントマシマシ!」

 

「キズナ、カタメ!」

 

映司はドライバーに装填されている、プリミティブドラゴンワンダーライドブックを押し込んだ。

 

「必殺読破マシマシ!」

 

「烈火抜刀!」

 

映司はドライバーから、火炎剣烈火を抜刀した。

 

映司「森羅万象斬!」

 

「エレメンタル合冊斬り!」

 

映司「はあああああぁぁぁぁ!」

 

映司は火炎剣烈火を逆手に構え、七色に輝く炎の斬撃を放った。

 

梅「ボコボコだったな……」

 

叶星「映司君、高嶺ちゃんたちから、ライドブック奪ったのは映司君なの?」

 

映司「あれは、プリミティブドラゴンがやったことだ」

 

叶星「ライドブックにも、いろいろあるのね……」

 




映司君が制御してるのは、映司君が気を失ってるわけじゃないからです(ガンバライジングだと制御してるし多分問題ない)



ヴァンガードコラボは100連して春奈ちゃんだけでした……


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日常編31 炎と水の決着

今期のアニメは見える子ちゃんとヴァンガード、ゆゆゆは見てます。なんかオススメあったら教えてください



あ、ハロウィンの灯莉ちゃんは期間ギリギリで引けた

いろんな人に邪魔されてた映司君VS千香瑠様の話


百合ヶ丘女学院 グラウンド

 

映司「一柳隊、アールヴヘイムがいない今なら誰にも邪魔されない」

 

千香瑠「他のリリィたちは?」

 

映司「生徒会には話してあるし、戦闘を始めれば百由様が、俺の最大火力にも耐えられるフィールドを展開するから大丈夫だ」

 

千香瑠「なら、心配はいらないわね」

 

映司「始めようか」

 

映司はソードライバーを巻いた。

 

千香瑠「ええ」

 

千香瑠はソードライバーを巻いた。

 

「ブレイブドラゴン!」

 

映司はブレイブドラゴンワンダーライドブックを、ドライバーの右のスロットに装填した。

 

「タテガミ氷獣戦記!」

 

千香瑠はタテガミ氷獣戦記ワンダーライドブックをドライバーの中央のスロットに装填した。

 

映司&千香瑠「ハアッ!」

 

映司と千香瑠ドライバーから、聖剣を抜刀した。

 

「聖刃抜刀!」

 

「流水抜刀!」

 

「タテガミ展開!」

 

映司&千香瑠「変身!」

 

「クロスセイバー!クロスセイバー!」

 

「氷獣戦記!」

 

「クロスセイバー!」

 

映司「っ!」

 

映司は縮地を発動した。

 

千香瑠「縮地のスピードなら……!」

 

千香瑠は水勢剣流水を振り下ろした。

 

映司「ハアッ!」

 

映司は水勢剣流水を踏み台にして、飛び上がり刃王剣十聖刃のエンブレムを押し込んだ。

 

千香瑠「っ!」

 

「刃王必殺リード!」

 

映司は刃王剣十聖刃のエンブレムをスライドさせた。

 

「既読三聖剣!」

 

映司は刃王剣十聖刃のエンブレムを戻した。

 

「刃王必殺読破!」

 

映司は刃王剣十聖刃のトリガーを引いた。

 

「星烈斬!」

 

映司は火炎剣烈火、水勢剣流水、雷鳴剣黄雷を召喚した。

 

映司「喰らえ!」

 

映司は3本の聖剣を千香瑠に放った。

 

千香瑠「それなら……!」

 

千香瑠はタテガミ氷獣戦記ワンダーライドブックのレバーを下げて、タテガミを回転させた。

 

「大海の氷獣!」

 

千香瑠はスライドボタンを押し込んだ。

 

「タテガミ大海撃!」

 

千香瑠「ハアッ!」

 

千香瑠はタテガミブレイザーを氷の鮫に変化させ、サメ歯状の氷塊を飛ばした。

 

映司「ハアッ!」

 

映司は千香瑠が撃ち落とした、雷鳴剣黄雷を持ち振り下ろした。

 

千香瑠「っ!」

 

千香瑠は撃ち落とした、火炎剣烈火を必冊ホルダーに納刀して、トリガーを引いた。

 

「烈火居合!」

 

千香瑠は必冊ホルダーから、火炎剣烈火を抜刀した。

 

「読後一閃!」

 

千香瑠「はああああぁぁぁ!」

 

映司は刃王剣十聖刃をドライバーに納刀して、トリガーを引いた。

 

「刃王必殺読破!」

 

千香瑠「この距離だと防げない……!」

 

映司はドライバーから、刃王剣十聖刃を抜刀した。

 

「聖刃抜刀!」

 

「刃王一冊斬り!」

 

映司「はああああぁぁぁ!」

 

千香瑠「くっ……!」

 

千香瑠は水勢剣流水をドライバーに納刀て、タテガミ氷獣戦記ワンダーライドブックの上のスイッチを押し込んだ。

 

「必冊凍結!」

 

千香瑠はドライバーから、水勢剣流水を抜刀した。

 

「流水抜刀!」

 

「タテガミ氷牙斬り!」

 

千香瑠「はああああぁぁぁ!」

 

千香瑠は水勢剣流水の刀身に、エネルギーを込めて切り裂いた。

 

映司「……フェイズトランセンデス」

 

千香瑠「っ!?」

 

映司はフェイズトランセンデスを発動した。

 

百由「派手にやってるわね〜」

 

百由は工廠科で、映司と千香瑠の戦闘を見ていた。

 

百由「それにしても……あとどれぐらい耐えられるのかしら……」

 

映司(そろそろ限界か……途中でやめたくないから、気にしなくていいや)

 

千香瑠「映司君?」

 

映司「なんでもない」

 

映司は刃王剣十聖刃をドライバーに納刀した。

 

「ストームイーグル!」

 

「西遊ジャーニー!」

 

映司はストームイーグルワンダーライドブックと、西遊ジャーニーワンダーライドブックをドライバーに装填した。

 

映司「ハアッ!」

 

映司はドライバーから、刃王剣十聖刃を抜刀した。

 

「聖刃抜刀!」

 

「クロスセイバースリー!」

 

「豪華三冊!」

 

映司「ここからは本気でやる」

 

千香瑠「ええ」

 

千香瑠はタテガミ氷獣戦記ワンダーライドブックのレバーを下げて、タテガミを回転させた。

 

「大空の氷獣!」

 

千香瑠はスライドボタンを押し込んだ。

 

「タテガミ大空撃!」

 

千香瑠はタテガミブレイザーを氷の翼に変化させて飛翔した。

 

映司「空中戦か……面白い」

 

映司もストームイーグルの能力で飛翔した。

 

千香瑠「ハアッ!」

 

千香瑠は氷の翼から氷柱を飛ばした。

 

映司「っ!」

 

映司は刃王剣十聖刃のエンブレムを押し込んだ。

 

「刃王必殺リード!」

 

映司は刃王剣十聖刃のエンブレムをスライドさせた。

 

「既読六聖剣!」

 

映司は刃王剣十聖刃のエンブレムを戻した。

 

「刃王必殺読破!」

 

映司は刃王剣十聖刃のトリガーを引いた。

 

「刃王星烈斬!」

 

映司「はあああぁぁ!」

 

映司は炎、水、雷、土、風、音の六聖剣の属性を帯びた斬撃を連続で放ち、氷柱を相殺した。

 

千香瑠「はああああぁぁぁ!」

 

千香瑠は氷晶型のエネルギーを展開させて、くぐり抜けながら飛び蹴りを放った。

 

映司「間に合え!」

 

映司は刃王剣十聖刃のエンブレムを押し込んだ。

 

「刃王必殺リード!」

 

映司は刃王剣十聖刃のエンブレムをスライドさせた。

 

「既読十聖剣!」

 

映司は刃王剣十聖刃のエンブレムを戻した。

 

「刃王必殺読破!」

 

映司は刃王剣十聖刃のトリガーを引いた。

 

「刃王クロス星烈斬!」

 

映司「ハアッ!」

 

映司は聖剣を重ね合わせてバリアを形成して、千香瑠の飛び蹴りを防いだ。

 

千香瑠「これなら、どうかしら!」

 

千香瑠はタテガミ氷獣戦記ワンダーライドブックのレバーを下げて、タテガミを回転させた。

 

「百大氷獣!」

 

千香瑠はスライドボタンを押し込んだ。

 

「タテガミ大氷獣撃!」

 

千香瑠「はああああぁぁぁ!」

 

映司「くっ……!」

 

映司は火炎剣烈火を、ドライバーに納刀してトリガーを引いた。

 

「必殺読破!」

 

映司はドライバーから、火炎剣烈火を抜刀した。

 

「烈火抜刀!」

 

「ドラゴン!イーグル!西遊ジャー!三冊斬り!」

 

「ファ・ファ・ファ・ファイヤー!」

 

映司「爆炎紅蓮斬!」

 

映司は火炎剣烈火で、自身の周りに炎の輪を作ると同時に、火炎剣烈火にも炎を纏った。

 

映司「はあああああぁぁぁぁ!」

 

映司はバリアが破壊されたのと同時に、火炎剣烈火から無数の火の玉を飛ばして、徐々に大きくしていき、巨大な火球を形成して放ち相殺した。

 

映司「ギリギリだった……」

 

千香瑠「まさか……これも防がれるなんて……」

 

映司と千香瑠は着地した。

 

映司「千香瑠姉、次で終わりにしよう」

 

千香瑠「このフィールドが限界なのね」

 

映司「ああ」

 

映司と千香瑠は聖剣をドライバーに納刀して、映司は刃王剣十聖刃のトリガーを引いた。

 

「刃王必殺読破!」

 

千香瑠はタテガミ氷獣戦記ワンダーライドブックの上のスイッチを押し込んだ。

 

「必冊凍結!」

 

映司と千香瑠はドライバーから聖剣を抜刀した。

 

「聖刃抜刀!」

 

「流水抜刀!」

 

「刃王三冊斬り!」

 

「タテガミ氷牙斬り!」

 

「セーーーセイバー!」

 

映司「まさか……相打ちとはな」

 

映司と千香瑠は互いの攻撃を受けて変身が解除された。

 

千香瑠「今の映司君と同等……」

 

映司「俺を変身解除に追い込んだのは3人目か……」

 

千香瑠「3人?」

 

映司「結梨、叶星、千香瑠姉」

 

千香瑠「高嶺さんは?」

 

映司「たかにゃん先輩とやるときはゼロツーだから」

 

千香瑠「なるほど……」

 

映司「今度はゼロツーでやるか」

 

千香瑠「使わなかった理由は?」

 

映司「クリムゾンセイバーの戦闘データをゼアにラーニングさせようと思って、工廠科にゼロツープログライズキーがあるんだ」

 

千香瑠「百由さんに預けて大丈夫なの?」

 

映司「今の百由様は解析なんて無理だろうから大丈夫」

 

千香瑠「どういうこと?」

 

映司「結梨と一緒に、訓練っていう名の大量のヒュージロイドと数十本のCHARMを破壊したから」

 

千香瑠「映司君……」

 

映司「このフィールドも強化しないといけないしな……」

 

千香瑠「映司君の攻撃に耐えられるだけで、映司君ともうひとりの攻撃に耐えるには強化が必要ね」

 

映司「ミリアムにも手伝ってもらうか……」

 




映司君が出撃していない理由は、寝てたから置いてかれただけです

映司君にしては珍しく相打ちです。プトティラでもゼロツーでもないから仕方ないね

百由様が戦闘を見ていたのは少し休憩していたからです



約3週間も姿を消してた理由はモチベがなかったのと、YouTubeでダンボール戦機の配信されてるの見てゲームやってたから、とりあえずこっちのモチベが回復するまではD4DJ書きます(メインを終わらせて自由に書きたい)

こっちの次の投稿は叶星先輩の誕生日とハロウィンの話です(何も手をつけてないから、60%で31日過ぎる)


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日常編32 映司、依奈と和解する

2章書くにはもう少しストーリー進んでからかなって思ってます



映司君が依奈様と和解?する話


樟美「映司さん……終わった?」

 

映司「樟美も終わったのか?」

 

樟美「うん」

 

映司「俺も自分の作ったら終わりだな」

 

樟美「依奈様と喧嘩したの?」

 

映司「あー、あれはあの人が無理に千香瑠姉を連れてこようとしたから」

 

樟美「仲直りしないの?」

 

映司「……あの人とは気が合わなそうだけど」

 

樟美「……」

 

映司「あの人に会うことでもあれば頑張ってみるよ」

 

そんな朝の会話から数時間後

 

映司「工廠科にでも行くか……」

 

映司は工廠科に向けて歩き出した。

 

映司&依奈「あっ……」

 

映司「うげっ……」

 

依奈「その反応はなんなの……?」

 

映司「いや……俺は工廠科に用があるから失礼します」

 

依奈「百由ならいないわよ」

 

映司「またなのか、あのマッドサイエンティスト……」

 

依奈「私は――」

 

映司「っ!ヒュージか」

 

映司は闇黒剣月闇を取り出した。

 

依奈「その剣は……」

 

映司「あんたがどうするかは知らないけど、俺はヒュージを倒しに行く」

 

依奈「私も行くわよ」

 

映司は空間を開いた。

 

映司「なら一緒に行くか」

 

映司と依奈は空間の中に入った。

 

映司「いつもより多いな……」

 

依奈「ソラたちが来るまで、時間がかかるわよ?」

 

映司「梨璃たちが来る前には終わる」

 

映司はソードライバーを巻いた。

 

映司「樟美から言われたんだった……あんたのCHARMを破壊したことは悪いとは思ってる」

 

依奈「……それは謝罪ではないわよ?」

 

映司「千香瑠姉を強引に百合ヶ丘に入れようとしたあんたには充分だ」

 

「ブレイブドラゴン!」

 

映司はブレイブドラゴンワンダーライドブックを、ドライバーの右のスロットに装填した。

 

映司「ハアッ!」

 

映司はドライバーから、刃王剣十聖刃を抜刀した。

 

「聖刃抜刀!」

 

映司「変身!」

 

「クロスセイバー!クロスセイバー!」

 

「クロスセイバー!」

 

映司「っ!」

 

映司はゼノンパラドキサとフェイズトランセンデンスを発動した。

 

依奈「ゼノンパラドキサとフェイズトランセンデンス……?」

 

映司は刃王剣十聖刃のエンブレムを押し込んだ。

 

「刃王必殺リード!」

 

映司は刃王剣十聖刃のエンブレムをスライドさせた。

 

「既読十聖剣!」

 

映司は刃王剣十聖刃のエンブレムを戻した。

 

「刃王必殺読破!」

 

映司は刃王剣十聖刃のトリガーを引いた。

 

「刃王クロス星烈斬!」

 

映司「はああああぁぁぁ!」

 

映司は全ての聖剣を召喚して、ヒュージに放った。

 

依奈「近くで見るとすごいわね……」

 

映司「っ!」

 

映司は火炎剣烈火を依奈に向けて投げた。

 

依奈「っ!?」

 

火炎剣烈火は依奈の横を通り過ぎヒュージを貫いた。

 

映司「いくら雑魚しかいないとはいえ、ここは戦場だぞ。死にたいのか?」

 

依奈「……そうね。ここは戦場だったわね」

 

依奈もヒュージとの戦闘を始めた。

 

依奈「私の名前は番匠谷依奈よ。あんたじゃないわ」

 

映司「番匠谷様?」

 

依奈「なんでそっちを選んだの?」

 

映司「名前で呼ぶにはちょっと……」

 

映司は刃王剣十聖刃をドライバーに、納刀してトリガーを引いた。

 

映司「それにあんたが消えると、千香瑠姉が悲しむから」

 

依奈「あなた……」

 

「刃王必殺読破!」

 

映司はドライバーから、刃王剣十聖刃を抜刀した。

 

「聖刃抜刀!」

 

「刃王一冊斬り!」

 

「セイバー!」

 

映司「はあああああぁぁぁぁ!」

 

映司は刃王剣十聖刃から星雲のようなオーラを帯びた斬撃を放った。

 

映司「これで終わりか」

 

依奈「……」

 

映司「梨璃たちに会うかもしれないし、歩いて帰ろうか」

 

依奈「依奈」

 

映司「え?」

 

依奈「依奈でいいわよ。映司」

 

映司「……んじゃ依奈」

 

依奈「なに?」

 

映司「御台場迎撃戦の千香瑠姉のこと教えてくれないか?」

 

依奈「じゃあ、私はあなたの姉として千香瑠を教えてもらおうかしら?」

 

数十分後……

 

梨璃「映司くーん!」

 

天葉「依奈もいる?」

 

映司「あー、でも千香瑠姉――」

 

依奈「そうなの?」

 

映司と依奈は千香瑠の話で話題が止まらなくなっていた。

 

二水「このふたりって犬猿の仲ってレベルで仲悪かったような気が……」

 

映司「あ、梨璃」

 

梨璃「ヒュージは?」

 

映司「依奈と一緒に倒した」

 

夢結「帰りましょうか」

 

天葉「依奈、もしかして彼のこと気に入った?」

 

依奈「そんなわけ……ない」

 

天葉「ライバルはいっぱいだけど」

 

樟美「それに、梨璃さんを倒さないと……」

 

数時間後

 

千香瑠「映司君から……?」

 

千香瑠は映司からのメッセージを開いた。

 

千香瑠「……!ふふっ」

 

千香瑠は写真を見て微笑んだ。




依奈様をヒロインにするかは決めてない。この話は深夜テンションで書いてた。




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日常編33 炎VS雷(※合同訓練です)

リボンナポリンとウエハースの処理を始めました。



今回は久しぶりに映司君VSたかにゃん先輩の話



映司「なんで呼ばれたの?」

 

映司はグラン・エプレに呼ばれていた。

 

叶星「高嶺ちゃんが……」

 

灯莉「というよりは、ぼくたちだけだとふたりに勝てないからね☆」

 

映司「あー、そういう……」

 

姫歌「呼ばれたら来るあたり……暇なの?」

 

映司「梨璃は夢結姉と訓練。楓は梨璃について行ったし、ミリアムはマッドサイエンティストのところ、梅様と鶴紗は猫の集会所。神琳と雨嘉はついてきたし、結梨もいる。あと二水もな」

 

叶星「それなら合同訓練でもしましょうか」

 

映司「リリィオタクは審判で」

 

二水「私が変身できないからですか?」

 

映司「やばくなったら人を呼ぶためでもある」

 

紅巴「分かりました」

 

映司「神琳と雨嘉は灯莉と定盛、結梨は……っ!」

 

映司は火炎剣烈火で高嶺の攻撃を弾いた。

 

映司「叶星だな」

 

結梨「うん」

 

映司「始めようか……」

 

叶星「誰が誰と戦うかは決まったみたいね……」

 

灯莉「たかにゃんせんぱいが映司に特攻したからね☆」

 

結梨「叶星、私たちも始めよう」

 

叶星「ええ」

 

神琳「では、わたくしたちも始めましょうか」

 

灯莉「うん☆」

 

雨嘉「もう少し離れた場所でやった方がいいと思う……」

 

姫歌「それもそうね……」

 

神琳「おふたりも、離れますよ」

 

二水&紅巴「は、はい!」

 

映司「これならどうだ!」

 

映司は火炎剣烈火を振り下ろした。

 

高嶺「っ!」

 

高嶺はゼノンパラドキサを発動して避けた。

 

高嶺「今度は私からよ!」

 

映司「っ!」

 

高嶺「ハアッ!」

 

高嶺は雷鳴剣黄雷を振り下ろした。

 

映司「くっ……!」

 

映司は縮地を発動して避けた。

 

映司「たかにゃん先輩」

 

高嶺「どうしたの?」

 

映司「……そろそろ変身しようか」

 

高嶺「……そうね」

 

映司と高嶺の服はところどころ破れている。

 

「ブレイブドラゴン!」

 

「ランプドアランジーナ!」

 

映司と高嶺はワンダーライドブックをドライバーに装填した。

 

映司&高嶺「変身!」

 

映司と高嶺はドライバーから、聖剣を抜刀した。

 

「烈火抜刀!」

「黄雷抜刀!」

 

「ブレイブドラゴン!」

 

「ランプドアランジーナ!」

 

映司&高嶺「っ!」

 

映司と高嶺はゼノンパラドキサを発動した。

 

結梨「ハアッ!」

 

叶星「っ!?」

 

結梨「予測があるけど、使わないの?」

 

叶星「使ったら時間切れで私の負けよ」

 

結梨「そうなんだ……ね!」

 

結梨はアタッシュアローを振り下ろした。

 

叶星「っ!」

 

叶星はアタッシュアローを受け止めた。

 

灯莉「定盛〜、そこにいると危ないよ」

 

姫歌「へ?」

 

神琳「雨嘉さんも少し下がってください」

 

雨嘉「う、うん」

 

二水「皆さん!もう少し離れてください!」

 

姫歌「さっきからなんなの――」

 

「ドラゴン!」

「アランジーナ!」

 

「一冊斬り!」

 

「ファイヤー!」

「サンダー!」

 

姫歌「え?」

 

映司&高嶺「はあああああぁぁぁ!」

 

映司と高嶺は聖剣を振り下ろした。

 

姫歌「っ!」

 

姫歌は時国剣界時の刀身を引き抜いて、トリガーを引いた。

 

「界時抹消!」

 

姫歌は時国剣界時に、引き抜いた刀身をセットしてトリガーを引いた。

 

「再界時!」

 

姫歌「危なかった……」

 

神琳「あのふたりは周りが見えていないようですね」

 

「クロスセイバースリー!」

 

「ゴールデンアランジーナ!」

 

映司「一気に終わらせるぞ!」

 

高嶺「ええ!」

 

映司と高嶺はゼノンパラドキサを発動した。

 

灯莉「……いいね☆いいね☆」

 

灯莉は絵を描いていた。

 

姫歌「なにやってるのよ……」

 

叶星「まだやってたのね……」

 

神琳「結梨さんたちは終わったのですか?」

 

結梨「うん。両方とも変身解除」

 

雨嘉「私たちは戦ってすらいないから……」

 

二水「どちらかの変身解除で、勝敗が決まりますね!」

 

紅巴「映司さんって、普段ゼロツーですよね?」

 

姫歌「今日はクロスセイバーね」

 

叶星「滅亡迅雷との戦いで無理して使ったから、修理中らしいわ」

 

結梨「アップデートもするって言ってた」

 

灯莉「描けたー☆」

 

叶星「……そろそろ終わるわよ」

 

映司と高嶺は聖剣をドライバーに納刀して、トリガーを引いた。

 

「刃王必殺読破!」

「必殺読破!」

 

映司&高嶺「ハアッ!」

 

映司と高嶺はドライバーから、聖剣を抜刀した。

 

「聖刃抜刀!」

「黄雷抜刀!」

 

「刃王三冊斬り!」

「ケルベロス!ヘッジホッグ!アランジーナ!三冊斬り!」

 

「セーーーセイバー!」

「サ・サ・サ・サンダー!」

 

映司&高嶺「はあああああぁぁぁ!」

 

映司と高嶺は聖剣を振り下ろした。

 

高嶺「ふふっ……私の負けね」

 

映司「いや……相打ちだよ」

 

映司と高嶺はその場に倒れた。

 

叶星「……っ!ふたりとも倒れてるわよ!」

 

姫歌「運びましょう!」

 

 

 

 

 

 

 

合同訓練勝敗

 

映司VS高嶺 両者変身解除

 

結梨VS叶星 両者変身解除

 

神琳&雨嘉VS姫歌&灯莉 映司と高嶺の妨害により勝敗つかず

 




まぁ、生身で剣なんて振り回してたら服は破けるよね


ガチャはぐろっぴ以外引けた……あと、ヴァイスの定盛のSP買った


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日常編34 姉に会いに行ったら、姉が増えました……なんで?

復活のコアメダルはやる。エタニティと同類のタジャドル出したい。あと個人的には消化不良だし、結末は半分くらい納得してるけどやる





どうしてこうなったんだろうって話


夢結「梨璃、映司は?」

 

梨璃「夕方まで戻ってこないと思います」

 

二水「何かあるんですか?」

 

梨璃「うん。映司くんにとって、大切な用事」

 

雨嘉「もしかして……」

 

梨璃「いろいろあったから、今日にしたみたい」

 

映司は……

 

映司「花凜姉、母さん。俺、百合ヶ丘に入学したんだ……梨璃と一緒に、あと……って、なんでそこにいるんだ?叶星、たかにゃん先輩」

 

叶星「たまたまよ」

 

映司「絶対ついてきただろ」

 

高嶺「失礼ね。案内してもらったのよ」

 

映司「ここ知ってるのって、梨璃と千香瑠姉くらいんなんだけど」

 

千香瑠「私が案内したわ」

 

叶星「もうひとりいるわよ」

 

映司「今度は誰だ……って、椛さんか」

 

椛「……」

 

映司「今回は何もしてないよな……」

 

椛「さん付け……」

 

映司「叶星と千香瑠姉なんて、最初は様付けだ」

 

高嶺「そういう問題じゃないのよ」

 

映司「いいじゃん。たかにゃん先輩以外には脅されて呼ばされてるだけだし」

 

千香瑠「私は聞いたわよ?」

 

映司「もういいや……なんて呼べばいい?」

 

椛「さん以外ならなんでも」

 

映司「ノープランなんだ……」

 

叶星「映司君はなんて呼ぶ気なの?」

 

映司「呼び捨てはないから……椛ちゃん?」

 

高嶺「ふふっ」

 

映司「……なんか違う」

 

千香瑠「だとしたら……」

 

映司「椛姉?」

 

高嶺「それしかなさそうね」

 

映司「じゃあ椛姉か」

 

椛「映司君の姉……」

 

映司「……なんか疲れた」

 

叶星「そもそも、姉ってそんな簡単に増やすものなの?」

 

映司「百合ヶ丘のシュッツエンゲル制度みたいなやつだし、そんなに気にしなくていいと思う」

 

高嶺「私にはシュッツエンゲル以上の繋がりに感じるのだけど?」

 

映司「それは、夢結姉と千香瑠姉は違うからだろ。そもそも、梨璃に脅されて夢結姉のシルトになっただけだし」

 

椛「脅されすぎじゃない?」

 

映司「何されるか分からないのが数名いるからな。呼び方変えるだけで済むならマシだよ」

 

叶星「私たちも挨拶しましょう」

 

映司「帰る前に……やらないといけないことができたな」

 

高嶺「やらないといけないこと?」

 

映司「あれ」

 

叶星「ヒュージね」

 

映司はオーズドライバーを巻いた。

 

映司(花凜姉、母さん。見ててくれ、俺の変身……大切な人たちのために使うと決めた……この力を!)

 

映司はタカ、トラ、バッタの3枚のメダルをドライバーに装填し、ドライバーを傾かせオースキャナーでスキャンした。

 

映司「……変身!」

 

「タカ!」「トラ!」「バッタ!」

 

「タ・ト・バ、バ、タ・ト・バ!」

 

千香瑠「タトバコンボ……」

 

叶星「あれが、オーズ……」

 

高嶺「タジャドル、プトティラ、スーパータトバしか、見たことないから新鮮ね」

 

椛「私はプトティラコンボ以外は初めてね」

 

映司はトラクローを展開して、ヒュージに攻撃した。

 

映司「……」

 

叶星「どうしたの?」

 

映司「いや……今のヒュージ、攻撃したって感覚がなかったんだ」

 

千香瑠「どこかに本体がいる?」

 

映司「探してみる」

 

映司は鷹の目を発動した。

 

映司「いた……本体は多分ギガント級」

 

高嶺「ギガント級……」

 

映司「プトティラでぶっ飛ばすか?」

 

叶星「アークワンって言うと思った」

 

映司「今はそんな気分じゃないし」

 

千香瑠「どうするの?」

 

映司「百由様からは使うなって言われてるけど、コンボで一気に片付ける……もしくはプトティラで終わらせる」

 

叶星「あなたが百由さんに渡してないからでしょ……」

 

高嶺「アークドライバーも渡さなかったものね」

 

映司「久しぶりに使いたいし。これで行くか」

 

映司はライオン、チーターの2枚メダルをドライバーに装填した。

 

椛「黄色のメダルのコンボ……」

 

映司はドライバーを傾かせ、オースキャナーでスキャンした。

 

「ライオン!」「トラ!」「チーター」

 

「ラタラタ~ラトラーター!」

 

映司「っ!」

 

千香瑠「速い……」

 

叶星「何も気にせず戦える映司君の強さよね」

 

映司「っ!」

 

映司はタカ、クジャク、コンドルの3枚のメダルをドライバーに装填し、ドライバーを傾かせオースキャナーでスキャンした。

 

「タカ!」「クジャク!」「コンドル!」

 

「タ~ジャ~ドル~!」

 

映司はクジャクの光翼を展開した。

 

映司「はああああぁぁぁ!」

 

映司は光翼をヒュージたちに飛ばした。

 

映司「一気に終わらせる!」

 

映司は体内からプテラ、トリケラ、ティラノのメダルを呼び出した。

 

映司「っ!」

 

映司は3枚のメダルを掴み、ドライバーに装填してドライバーを傾かせ、オースキャナーでスキャンした。

 

「プテラ!」「トリケラ!」「ティラノ!」

 

「プ・ト・ティラーノ、ザウルース!」

 

映司「ウオオオオオオォォォォ!」

 

叶星「映司君!」

 

映司「大丈夫!」

 

映司はエクスターナルフィンとテイルディバイダーを展開して、飛び上がり、テイルディバイダーで空中のヒュージを地面に叩きつけた。

 

千香瑠「いつ見てもあのコンボの映司君とは戦いとは思えないわね……」

 

映司「これで終わりだ!」

 

映司はメダガブリューにセルメダルを4枚セットした。

 

「ガブッ!ガブッ!ガブッ!ガブッ!」

 

映司はメダガブリューのクランチガルバイダーからセットしたセルメダルに圧力を掛けた。

 

「ゴックン!」

 

映司はメダガブリューのモードをバズーカモードに変形した。

 

「プ・ト・ティラーノ・ヒッサ~ツ!」

 

映司はフェイズトランセンデスを発動した。

 

映司「セイヤァァァー!」

 

映司はセルメダルのエネルギーを、凝縮した強力な破壊光線をヒュージに放った。

 

映司「久しぶりに連続でコンボ使ったな……」

 

映司は変身を解いた。

 

映司「ヒュージは倒したし帰ろうか」

 

高嶺「ええ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

???「……」

 

「アメイジングセイレーン!」

 

「かつてから伝わる美しい歌声が今、こだまする!」

 

「抜刀……!」

 

???「……変身」

 

「エターナルワンダー!」

 

「虚無!神獣の炎で全てが無に帰す……!」

 

???「新しい物語の始まりだよ?映司」

 

そして……

 

高嶺「変身!」

 

「月光黄雷抜刀!」

 

叶星「あれが……」

 

映司「エスパーダの新しい力。アラビアーナナイトだ」

 

高嶺に続いて映司も……

 

映司「新しいワンダーライドブック……?」

 

「勇気!愛!誇り!3つの力を持つ神獣が、今ここに……!」

 

映司「これが……俺の答えだ!」

 




どうしてこうなったかはよく分からない。多分、深夜テンションで書いてた結果だと思う。最後の人?映司君の知ってる人。Vシネの内容やろうかなと思ったけど、被害者がゲヘナの人間くらいだからオリジナルでやろうと発想になった。だから特に剣士が消えるわけじゃないです


次回からセイバーのVシネ擬きの章が始まります


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日常編35 早速やらかす姉弟

花凜さんが変身します。そして、映司君が別世界に行きます。



映司「いくぞ、結梨!」

 

結梨「うん!」

 

映司と結梨は縮地を発動した。

 

花凜「……」

 

百由「花凜さん、あなたの気持ちは分かるけど、映司が何かしてるみたいだから待っててあげて?」

 

花凜「……うん」

 

「ゼロツービッグバン!」

 

「スティングユートピア!」

 

映司&結梨「はあああああぁぁぁ!」

 

百由「それ以上やるなら、外でやりなさいよ〜」

 

映司「今日はここまでかな」

 

結梨「……わかった」

 

映司と結梨は変身を解いた。

 

映司「さてと……」

 

訓練と昼食を終えた映司は百合ヶ丘から少し離れた場所にいた。

 

映司「……」

 

映司は闇黒剣月闇で空間を開いた。

 

映司「……バレたら説教だろうな」

 

花凜「っ!」

 

映司が空間に入ったのと同時に、花凜も空間に入った。

 

映司「今日はどこに繋がるのかなっと」

 

映司は光へ向かって歩き出した。

 

花凜「あの剣ってこんなことができるのね……」

 

花凜は映司を追った。

 

映司「よし……行こう」

 

映司は光の中に入った。

 

花凜「……」

 

花凜も光の中に入った。

 

映司「ここは……」

 

花凜「……私たちの世界と変わらないじゃない……」

 

映司「え?」

 

花凜「あっ……」

 

映司「まぁ、いいや……一緒に行こう」

 

花凜「うん!」

 

???「Hey! BoyandGirl」

 

映司「誰だ……あんた」

 

花凜「……」

 

狩崎「私はジョージ・狩崎、君たちのことが気になってね」

 

映司「……俺たちが?」

 

狩崎「君たちは別の世界から来たんじゃないのかい?」

 

映司「……さすが、科学者ってところか。んじゃ、この世界の仮面ライダーの話、聞かせてもらおうか」

 

狩崎「……What?」

 

映司はアークドライバーを巻いた。

 

狩崎「アークドライバーではないか!」

 

狩崎は映司に近づきアークドライバーを触った。

 

映司「アークドライバーのこと知ってるのか?」

 

狩崎のマシンガントークの始まりである。

 

狩崎「いいモノを見せてもらったし、話も聞けた……これはプレゼントだ」

 

狩崎は映司に向けて、とある設計図を渡した。

 

映司「なんだこれ」

 

狩崎「君たちの望むモノだよ」

 

映司「……そうか。ありがとう狩崎さん」

 

狩崎「また来たまえ、今度はゆっくり話を聞きたい」

 

映司「……はい」

 

狩崎「どうやって来たのかは知らないが……」

 

映司「コイツの力で」

 

映司は闇黒剣月闇を取り出した。

 

狩崎「なるほど……空間移動か」

 

映司「じゃあ、俺たちはこれで……帰るぞ、花凜姉」

 

花凜「うん」

 

映司と花凜は空間の中に入った。

 

狩崎「いろんなライダーに変身するとは……面白い少年だ。松原映司」

 

空間の中では……

 

映司「花凜姉、しばらく待っててくれ……絶対に完成させるから」

 

花凜「うん。楽しみにしてる」

 

数時間後……

 

映司「話は聞いたけど、完成させられるか?」

 

百由「あら?珍しいわね。あなたがここにいるなんて……しかも、メガネまで」

 

映司「百由様……ちょうどいい。手伝ってくれ」

 

百由「これは……」

 

映司「別の世界のグラサン博士からの貰い物だよ」

 

百由「なるほど……これなら、花凜さんにも……」

 

映司「手伝ってくれるか?」

 

百由「ええ、もちろんよ!」

 

映司「最終的にはクリエーションで完成させる……だから……」

 

百由「まずは形にするところからね?」

 

映司は頷いた。

 

花凜「映司、百由さん。差し入れ持ってきたんだけど……」

 

花凜は工廠科の中に入った。

 

花凜「寝てるのね……急がなくていいからね」

 

花凜はお菓子の入った袋を、机に置いて工廠科から出ていった。

 

映司「……ん……あれ……そっか……疲れて寝てたのか……」

 

映司は机に置いてある袋を見た。

 

映司「花凜姉か。ありがとう」

 

数日後……

 

百由「で、できたわ!」

 

映司「ああ……あとはクリエーションで!」

 

映司はクリエーションを発動した。

 

百由「えっと……名前はツーサイドライバー」

 

映司「この力なら、花凜姉の中にいるセイレーンも戦える」

 

百由「よくこんなの手に入ったわね……」 

 

映司「あっちの科学者にいろいろ話したから」

 

百由「リリィのことも?」

 

映司「いや、ライダーの話だけしかしてない」

 

百由「花凜さんに渡しに行きなさい?私はまだやることあるから」

 

映司「てっきり、見に来るって言うのかと思ったけど、そんな暇じゃないもんな」

 

百由「時間があれば見に行くわよ」

 

映司「手伝ってくれて、ありがとう。百由様」

 

映司は工廠科を出ていった。

 

梨璃「映司くん?」

 

映司「梨璃、それに……楓も」

 

楓「工廠科……何をしていたんですか?」

 

映司「いろいろとな」

 

梨璃「どこに行くの?」

 

映司「花凜姉のところ」

 

梨璃「私も行っていい?」

 

映司「……ちょうどいいか、みんな呼んできてくれ」

 

楓「全員ですか?」

 

映司「先に行って待ってる」

 

一柳隊 控室

 

花凜「映司が?」

 

梨璃「はい」

 

雨嘉「私たちも呼ぶってことは……」

 

二水「何かやらかす気なのかもしれませんよ!?」

 

神琳「いえ、それはないと思います」

 

雨嘉「え?」

 

神琳「映司さんは梨璃さんたちと会う前に工廠科にいたんですよね?」

 

楓「ええ、そうですわ」

 

神琳「それなら、花凜さんに何か渡すつもりなのではありませんか?」

 

鶴紗「行けば分かるってことか」

 

結梨「じゃあ、行ってみよう」

 

夢結「ミリアムさん、あなたは知ってるの?」

 

ミリアム「一応、知っておるが……」

 

梅「映司から口止めされてるのか」

 

ミリアム「悪いモノではないってことだけは言っておこうかのう」

 

花凜「ついにできたみたいだよ……セイレーン」

 

セイレーン『なんで、私のために……』

 

花凜「映司は優しいから、あなたも仲間ってことだよ」

 

セイレーン『……』

 

百合ヶ丘女学院 闘技場

 

梨璃「映司くん、みんな連れてきたよ」

 

映司「じゃあ、始めるか」

 

映司はドライバーとスタンプを取り出した。

 

映司「花凜姉」

 

花凜「それは……」

 

映司「狩崎さんからのプレゼントだ」

 

映司は花凜に、ツーサイドライバーとバットバイスタンプ、ジャッカルバイスタンプ、ホーリーウイングバイスタンプを渡した。

 

映司「使い方は狩崎さんから、聞いてるよな?」

 

花凜「うん。大丈夫だよ」

 

花凜はツーサイドライバーを巻いた。

 

花凜「……いくよ」

 

花凜はバットバイスタンプのボタンを押した。

 

「バット!」

 

花凜はバットバイスタンプを、ツーサイドライバーのオーインジェクターに押印した。

 

「Confirmed!」

 

花凜はドライバーのスロットに、バットバイスタンプを装填した。

 

「Eeny meeny miny moe! Eeny meeny miny moe!」

 

花凜はリバーサルセレクターを回転させた。

 

「Eeny, meeny, miny, moe! Eeny, meeny, miny, moe!」

 

花凜はドライバーから、ライブガンを引き抜いた。

 

花凜「……変身!」

 

花凜はライブガンのトリガーを引いた。

 

「バーサスアップ!」

 

「Precious! Trust us! Justis!」

 

「バット!」

 

「仮面ライダーライブ!」

 

映司「……上手くいったみたいだな」

 

花凜「うん。問題ないよ」

 

映司「どこまでやれるか試すか」

 

映司はドライバーから、火炎剣烈火を抜刀した。

 

「烈火抜刀!」

 

「エ・レ・メ・ン・タル!ドラゴーン!!」

 

映司「……全力で戦え、花凜姉」

 

花凜「後悔しないでね!」

 

花凜はゼノンパラドキサを発動した。

 

二水「遠距離武器で接近戦を……!?」

 

神琳「持っている武器は関係ないということですね」

 

映司「俺もやるか……」

 

映司はゼノンパラドキサを発動した。

 

映司「はあああぁぁぁ!」

 

映司は火炎剣烈火を振り下ろした。

 

花凜「やっぱり……戦闘経験の差が大きい……!」

 

花凜はライブガンで防いだ。

 

花凜「だったら!」

 

花凜はライブガンに装填されている、バットバイスタンプのボタンを押した。

 

「必殺承認!」

 

花凜はライブガンのトリガーを引いた。

 

花凜「ハアッ!」

 

「バット!」

 

「ジャスティスフィニッシュ!」

 

映司「っ!」

 

映司は元素の形態になり、花凜の攻撃を回避した。

 

映司「俺もよくやる戦法……やっぱり姉弟って似るもんなんだな」

 

花凜「……そろそろ出番だよ。セイレーン」

 

花凜はライブガンをドライバーに装填して、リバーサルセレクターを回転させた。

 

「Eeny meeny miny moe! Eeny meeny miny moe!」

 

セイレーン「どうして、彼のウォーミングアップが終わる前に呼ばなかったんですか……」

 

セイレーンはエビルブレードを引き抜いて、ブレードのトリガーを引いた。

 

「バーサスアップ!」

 

「Madness! Hopeless! Darkness!」

 

「バット!」

 

「仮面ライダーエビル!」

 

楓「姿が変わりましたね」

 

神琳「花凜さんから、セイレーンさんに変わったということですね」

 

セイレーン「全力でやりますよ。映司さん」

 

映司「口調変わってないか?」

 

セイレーン「本来の私はこっちです」

 

映司「ワンダーライドブックの力もあって暴走してたってことか」

 

セイレーン「はい……」

 

映司「じゃあ、俺も少しギアを上げるか」

 

セイレーン「いきます!」

 

セイレーンは縮地を発動した。

 

映司「叩き潰す!」

 

映司はゼノンパラドキサを発動した。

 

百由「派手にやってるわね〜」

 

結梨「百由」

 

百由「エビルってことは、セイレーンなのね」

 

梨璃「エビル?」

 

百由「花凜さんが変身するのがライブ。セイレーンが変身するのがエビルよ」

 

映司「っ!」

 

セイレーン「くっ……!」

 

映司「まさか、あのスピードについてこれるとはな……さらに、ギアを上げるぞ」

 

映司はゼノンパラドキサ、フェイズトランセンデンスを発動した。

 

セイレーン「っ!」

 

セイレーンは縮地とフェイズトランセンデンスを発動した。

 

セイレーン「ハアッ!」

 

セイレーンはエビルブレードを振り下ろした。

 

映司「っ!」

 

映司は火炎剣烈火で防いだ。

 

映司「これならどうだ?」

 

映司はドライバーに装填されている、プリミティブドラゴンワンダーライドブックを押し込んだ。

 

「必殺読破マシマシ!」

 

セイレーン「っ!?」

 

映司はもう一度、プリミティブドラゴンワンダーライドブックを押し込んだ。

 

「エレメンタル合冊撃!」

 

映司「はああああぁぁぁ!」

 

映司は四大元素を放った。

 

セイレーン「ぐああああぁぁぁ!」

 

映司「上手くいったな……」

 

セイレーン「ぐっ……うっ……!」

 

映司「まだやれるだろ?」

 

セイレーン「っ!」

 

セイレーンはジャッカルバイスタンプのボタンを押した。

 

「ジャッカル!」

 

セイレーンはジャッカルバイスタンプを、ツーサイドライバーのオーインジェクターに押印した。

 

「Confirmed!」

 

セイレーンはエビルブレードのスロットに、ジャッカルバイスタンプを装填した。

 

セイレーン「あまり、私を怒らせないでください……!」

 

セイレーンはエビルブレードのトリガーを引いた。

 

「バーサスアップ!」

 

「Feel a thrill! Spiral!」

 

「仮面ライダーエビル!」

 

「ジャッカル!」

 

セイレーン「っ!」

 

セイレーンはフェイズトランセンデンス、縮地、ゼノンパラドキサを発動した。

 

映司「3つ使えるようになったか……」

 

セイレーン「はああああぁぁぁぁ!」

 

映司はマギリフレクターで、セイレーンの攻撃を防いだ。

 

セイレーン「くっ……!」

 

映司「それが全力か?」

 

セイレーン「うあああああぁぁぁ!」

 

映司「……っ!」

 

雨嘉「マギリフレクターに亀裂が……」

 

セイレーンはエビルブレードに装填されている、ジャッカルバイスタンプのボタンを押した。

 

「必殺承認!」

 

セイレーンはエビルブレードのトリガーを引いた。

 

「ジャッカル!」

 

「ダークネスフィニッシュ!」

 

セイレーン「はああああぁぁぁぁ!」

 

セイレーンはマギリフレクターを貫いた。

 

映司「ぐっ……!」

 

梨璃「映司くん!」

 

映司「大丈夫だ……それに、様子見はここまでだ……!」

 

「ブレイブドラゴン!」

 

映司はブレイブドラゴンワンダーライドブックを、ドライバーの右のスロットに装填した。

 

映司「ハアッ!」

 

映司はドライバーから、刃王剣十聖刃を抜刀した。

 

「クロスセイバー!クロスセイバー!」

 

「クロスセイバー!」

 

映司「……ここからは全力でいくぞ。セイレーン」

 

セイレーン「クロス……セイバー……」

 

映司「っ!」

 

映司はゼノンパラドキサを発動した。

 

セイレーン「……っ!」

 

セイレーンはフェイズトランセンデンス、ゼノンパラドキサ、縮地を発動した。

 

映司「なるほど……そのスタンプは、スピード特化なのか」

 

セイレーン「それでも、ついていくのが限界ですけどね……」

 

映司「3つ同時に使えるようになったばっかりだからな。多分、花凜姉の身体がついていけてないんだ」

 

セイレーン「花凜の……」

 

映司「お前のおかげで戦闘能力が急激に上がったのも原因だろうな」

 

セイレーン「……」

 

映司「花凜姉の戦闘訓練は俺がやるとして……問題はレアスキルだな」

 

セイレーン「どうして……」

 

映司「花凜姉は最初から全力で発動してるんだ。エンハンス・トレースはマギの消費が激しいレアスキルだ……それを、最初から全力で使ってみろ」

 

セイレーン「花凜のマギが切れる?」

 

映司は頷いた。

 

映司「全力で使うのは、相手を見てからにした方がいい。今は俺が全力でやれって言ってるから仕方ないけど」

 

映司は刃王剣十聖刃を構えた。

 

映司「花凜姉に負担をかけたくないなら、俺を倒せ」

 

セイレーン「後悔しないでくださいよ!」

 

梨璃「セイレーンちゃんのスピードが上がった……?」

 

百由「さっきのレアスキルよりも速い……興味深いわね……」

 

夢結「映司が煽ったからでしょ……」

 

ミリアム「想いはテクノロジーを超えるってやつじゃな」

 

映司「ハアッ!」

 

セイレーン「っ!?」

 

花凜(セイレーン……交代!)

 

セイレーン「っ!」

 

セイレーンはエビルブレードを振り下ろした。

 

映司「っ!」

 

セイレーンはエビルブレードを、ツーサイドライバーに装填した。

 

セイレーン「無理はしないでくださいよ……」

 

セイレーンはホーリーウイングバイスタンプのボタンを押した。

 

「ホーリーウイング!」

 

セイレーンはホーリーウイングバイスタンプを、ツーサイドライバーのオーインジェクターに押印した。

 

「Confirmed!」

 

セイレーンはドライバーのスロットに、ホーリーウイングバイスタンプを装填して、リバーサルセレクターを回転させた。

 

「Wing to fly! Wing to fly!」

 

花凜「っ!」

 

花凜はドライバーから、ライブガンを引き抜いた。

 

「Wing to fly! Wing to fly!」

 

花凜はホーリーウイングバイスタンプのレバーを押した。

 

「ウイングアップ!」

 

花凜「いくよ!」

 

花凜はライブガンのトリガーを引いた。

 

「ホーリーアップ!」

 

「Wind! Wing! Winning!」

 

「ホーリー!ホーリー!ホーリー!ホーリー!」

 

「ホーリーライブ!」

 

花凜「……」

 

映司「……!」

 

梨璃「映司くん、楽しそう」

 

映司「やっぱり、花凜姉は俺の想像を超えてくる!」

 

映司はゼロツードライバーを巻いた。

 

映司「……前とは違って、全力で戦える」

 

映司はゼロツープログライズキーのボタンを押した。

 

「ゼロツージャンプ!」

 

映司はゼロツープログライズキーのボタンを押した。

 

映司「……これが、新しいゼロツーの本当の初陣だ」

 

映司はキーをドライバーに装填した。

 

「ゼロツーライズ!」

 

「仮面ライダーゼロツー!」

 

「It's never over.」

 

映司「……ルナティックトランサー」

 

映司はルナティックトランサーを発動した。

 

花凜「ルナティックトランサー!」

 

花凜もルナティックトランサーを発動した。

 

映司「はあああぁぁぁ!」

 

花凜「やあああぁぁぁ!」

 

史房「そこまでです!」

 

史房が止めに入った。

 

映司&花凜「っ!?」

 

映司と花凜は勢いを殺しきれずに、正面衝突して、変身が強制的に解除された。

 

映司「花凜姉……大丈夫か?」

 

花凜「なんとか……」

 

史房「映司さん」

 

映司「……はい」

 

史房「前に言いましたよね?校内での戦闘はするなと……レギオンの隊長としての自覚はあるのですか?」

 

映司「……ツーサイドライバーが完成して、完全に忘れてました」

 

史房「一柳隊の皆さんもです」

 

梨璃「ご、ごめんなさい!」

 

史房「そして……花凜さん」

 

花凜「……はい」

 

史房「映司さんと戦えるのが、嬉しいのは分かります……ですが、もう少し上級生としての自覚を――」

 

花凜「そんな細かいことはいいじゃん。せーとかいちょ〜」

 

史房「少々お話が必要なようですね?」

 

映司「あの、史房さん」

 

史房「なんですか?」

 

映司「花凜姉……高校生活まともに送れてないから、少しくらいは許してほしいんだけど……今回は俺が悪いし……」

 

史房「……わかりました。今回は見逃します。ですが……次はありません。いいですね?」

 

映司「はい……ありがとうございます」

 

ミリアム「映司の気持ちがわからんわけでもないがのう……」

 

楓「下手したら、ここは吹き飛んでますが……」

 

梨璃「刃王剣があるから、修復はできるけど……」

 

神琳「その場合は一柳隊の責任なるかと……」

 

梅「ゼロツーのルナティックトランサーと正面衝突で、変身解除か……」

 

結梨「もしかしたら、私より強いかも」

 

百由「結梨ちゃんとは互角、僅差で結梨ちゃんのほうが強いって感じね」

 




ということで、リバイスから引っ張ってきました。ライブの理由?本編のホーリーライブの扱いがアレだから


松原花凜
映司の姉。百合ヶ丘女学院の2年。レアスキルはエンハンス・トレース(完結型)
アメイジングセイレーンを宿している。
百由の言う通り、結梨とは互角で結梨が少し強い。
戦闘スタイルは援護……などせず、ライブガンで普通に敵を殴りに行く。

アメイジングセイレーン
花凜の中に宿っている。
ワンダーライドブックの力を使いすぎた結果、暴走してあの口調になったが、映司の荒業により元に戻る。
戦闘スタイルはジャッカルゲノムとスピード系レアスキルを組み合わせた速攻型。
レアスキル発動直後なら映司より速い。


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バレンタイン特別編1 千香瑠の場合

バレンタイン三本立て1本目は千香瑠の場合というより、ヘルヴォルの作ったチョコを渡すのが千香瑠ってだけです。


2月14日、バレンタイン。

 

二水「今日はスクープの日ですよ!」

 

これまでの制裁を受けても反省していない二水。

 

二水「映司さんを探しましょう!」

 

二水が学院内の捜索を始めた。

 

梨璃「二水ちゃん、何してるの?」

 

二水「映司さんを探してるんです。」

 

梨璃「映司くんなら、千香瑠様に呼ばれたってエレンスゲに行ったよ?」

 

楓「今日まで梨璃さんにも言っていなかったみたいですわ。」

 

二水「リサーチ不足でした……」

 

楓「貴方……あれだけやられても反省していないんですのね。」

 

ミリアム「おーい、梨璃。」

 

梨璃「ミリアムさん、どうしたの?」

 

ミリアム「映司はどこにおるんじゃ?」

 

楓「映司さんなら、千香瑠様に呼ばれてエレンスゲに行ったらしいですわ。」

 

ミリアム「なら、戻ってきたら渡すかの。」

 

ミリアムは工廠科へ戻った。

 

楓「梨璃さんは用意したのでしょう?」

 

梨璃「うん!結梨ちゃんと一緒に作ったよ!」

 

映司はエレンスゲの前にいた。

 

映司「ここで待ってろって言われたけど……」

 

千香瑠「映司君。」

 

映司「千香瑠様、俺に用事って?」

 

千香瑠「今日バレンタインだから、これあげるわ。」

 

映司「チョコ?」

 

千香瑠「一葉ちゃん達からも預かってるわ。」

 

映司「ありがとうございます、千香瑠様。」

 

千香瑠「映司君、この後は何か予定があるのかしら?」

 

映司「叶星様に呼ばれてるんで神庭女子に向かいます。」

 

タカカンドロイドが映司にヒュージが現れたことを伝える。

 

映司「一応、リュック持ってきて正解だった……」

 

映司は千香瑠から貰ったチョコをリュックに入れた。

 

千香瑠「どうしたの?」

 

映司「神庭女子の近くでヒュージが出たらしいので。」

 

千香瑠「今度はゆっくりお話でもしましょう?」

 

映司「はい!それじゃ、失礼します。」

 

映司は縮地を発動して、ヒュージの出現場所へ向かった。

 

映司「見つけた!」

 

叶星「映司君!?」

 

灯莉「どうしてここに?」

 

映司「千香瑠様に呼ばれてエレンスゲに行ってたから、神庭女子に行くついでにヒュージも倒そうと思って。」

 

「ゼロワンドライバー!」

 

映司はゼロワンドライバーを巻いた。

 

「Everybodyジャンプ!」

 

映司はメタルクラスタホッパーキーのボタンを押した。

 

「オーソライズ!」

 

映司はドライバーにキーをスキャンした。

 

映司「変身!」

 

映司はキーを展開してドライバーに装填した。

 

「プログライズ!」

 

映司はメタルライザーを折りたたんだ。

 

「メタルライズ!」

「Secret material! 飛電メタル!」

「メタルクラスタホッパー!」

 

「It's High Quality.」

 

映司「……特型はいない。」

 

映司は鷹の目を発動して、ヒュージの量を確認した。

 

映司「叶星様、全部俺がやっても?」

 

叶星「ええ、構わないけど……」

 

映司はプログライズホッパーブレードをメタルライザーにスキャンした。

 

「ファイナルライズ!」

 

「ファイナルストラッシュ!」

 

映司はヒュージ達に向けて、クラスターセルの刺を無数に飛ばした。

 

「ファイナルストラッシュ!」

 

映司「やっぱり……何か……食べとけば……よかった……」

 

映司はその場に倒れた。

 




映司君、朝食取らずに戦闘したから倒れる。

二水ちゃんは映司君の記事を書けるんでしょうかねぇ……


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バレンタイン特別編2 グラン・エプレの場合

叶星先輩とたかにゃん先輩が、何故かヒロインみたいなことをしているグラン・エプレ編です。


映司「どうして……こうなった……」

 

映司は叶星に膝枕されていた。

 

高嶺「あら、起きたのね。」

 

叶星「大丈夫!?映司君!」

 

映司「はい……大丈夫です。」

 

高嶺「叶星は貴方が倒れた時すごく焦ってたわ。」

 

叶星「た、高嶺ちゃん!?」

 

映司「……すみませんでした。」

 

叶星「どうして倒れたの?」

 

映司「朝ご飯食べないで戦闘して、レアスキル使ったからだと思います。」

 

高嶺「なら、これ食べる?」

 

高嶺は映司にチョコを見せた。

 

映司「じゃあ、いただきます。」

 

高嶺「はい、あーん。」

 

叶星「た、高嶺ちゃん!?」

 

映司「あー。」

 

映司はチョコを食べた。

 

映司「美味しいです。たかにゃん先輩。」

 

叶星「映司君、私のことも様じゃなくて先輩でいいのよ?」

 

映司「なら、改めてよろしくお願いします。叶星先輩。」

 

叶星「ええ、よろしくね。」

 

灯莉「あ!映司、起きたんだー!」

 

映司「おー、灯莉。」

 

灯莉「これあげるよ!」

 

灯莉は映司にチョコを渡した。

 

映司「7個目……〇龍、呼べるかな?」

 

姫歌「ド〇ゴ〇ボールじゃないし、そもそも呼べないわよ!」

 

映司「定盛、お前いつも元気だな。」

 

姫歌「誰のせいよ!」

 

灯莉「定盛ー、映司にチョコ渡さないの?」

 

姫歌「なんで、あんたが知ってるのよ!?」

 

紅巴「あの、映司さん……私もチョコを作ったんです。」

 

映司「とっきーもか。ありがとうな。」

 

姫歌「受け取りなさい!」

 

姫歌はチョコの入った箱を投げた。

 

映司「ありがとう、定盛。」

 

叶星「皆、元気ね。」

 

高嶺「叶星は渡さないの?」

 

叶星「え!?」

 

灯莉「かなほせんぱいも作ってたよね?」

 

叶星「でも、映司君はチョコを9個も貰ってるし……百合ヶ丘に戻ったら、また増えるし……」

 

高嶺「大丈夫よ、彼は全部食べるわ。」

 

叶星「映司君、貰ってくれるかしら?」

 

叶星は映司にチョコを渡す。

 

映司「ありがたくいただきます。」

 

叶星「わ、私が食べさせてあげるわ!」

 

映司「……はい?」

 

灯莉「あはは!かなほせんぱい、だいたーん!」

 

高嶺「叶星、無理しなくていいのよ?」

 

叶星「映司君!あ、あーん。」

 

映司「……あー。」

 

叶星「ど、どう?」

 

映司「美味しいです。」

 

その頃、百合ヶ丘では……

 

二水「号外!号外です!」

 

二水がリリィ新聞を配っていた。

 

梨璃「二水ちゃん!?」

 

楓「いきなり元気になりましたわね……」

 

夢結はリリィ新聞を見た。

 

夢結「っ!?」

 

新聞には映司が千香瑠から、チョコを貰っている写真と、叶星と高嶺が映司にチョコを食べさせている写真があった。

 

神琳「これは……」

 

雨嘉「ふーみん、大丈夫かな?」

 

見出しには『1年椿組、松原映司。浮気か?』と書かれていた。

 

梅「アイツ……いつの間にあの3人にフラグを立ててたんだ?」

 

鶴紗「そういう問題か?」

 

ミリアム「今回は怪我ではすまんかもな。」

 

結梨「二水とお別れする日も近いってこと?」

 

ミリアム「そこは……映司のさじ加減じゃな。」

 

そして梨璃は……

 

梨璃「映司くんだし仕方ないですね。」

 

梨璃以外「え?」

 

楓「梨璃さん、怒らないんですの?」

 

梨璃「怒るというより……二水ちゃんの方が心配かな?」

 

そして映司は……

 

映司「叶星先輩、たかにゃん先輩、ありがとうございました。」

 

灯莉「映司、お返しはマカロンがいいな☆」

 

映司「灯莉はマカロンか、叶星先輩達は?」

 

高嶺「私はタルトがいいわ。」

 

叶星「私もタルトでお願い。」

 

映司「叶星先輩とたかにゃん先輩は、タルトか、紅巴と定盛は?」

 

紅巴「私は、クッキーで……お願いします。」

 

姫歌「変なモノじゃなきゃ、なんでもいいわ。」

 

映司「紅巴はクッキー、定盛は激辛料理と。」

 

姫歌「言ってないわよ!しかもお菓子じゃなくて、料理になってるじゃない!」

 

映司「お返しくらいはちゃんとしたの作るから安心してくれ。」

 

叶星「今度ゆっくりお話しましょうね?」

 

映司「(千香瑠様にも同じこと言われたな)はい、今度は普通に遊びに来ます。」

 

映司は百合ヶ丘へ向かった。

 

映司「もしもし、叶星先輩?今から百合ヶ丘に来ます?」

 

映司が百合ヶ丘に戻ってきて早々、二水の命懸けの逃走が始まろうとしていたことを、この時の二水はまだ知らなかった。

 




あれ?梨璃ちゃんってこんなに肝が据わってたっけ?

叶星先輩とたかにゃん先輩がヒロインになってますね。浮気かな?



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バレンタイン特別編3 一柳隊の場合

バレンタイン終わるギリギリになったけど、二水ちゃんが死ぬかもしれない制裁編。


映司「百合ヶ丘に到着っと……ん?」

 

映司はリリィ新聞を拾った。

 

映司「もしもし、叶星先輩?今から百合ヶ丘に来ます?」

 

叶星『え?どうして?』

 

映司「うちのレギオンのアホが、叶星先輩とたかにゃん先輩が俺にチョコ食べさせてるのをリリィ新聞に載せてるんで。」

 

叶星『……』

 

映司「えっと……叶星先輩?」

 

叶星『今すぐ、向かうわ!高嶺ちゃんと一緒に!』

 

叶星は電話切った。

 

映司「ええぇ……手続きとか、全部理事長代行に押し付けよっと。」

 

映司は高松に電話で叶星と高嶺が来ることを伝えた。

 

映司「後は、楓に連絡しよう。」

 

映司は楓を呼んだ。

 

楓「帰ってきて早々、人使いが荒いですわね。」

 

映司「ごめんな、楓。」

 

楓「何に使うかわかりませんが、壊さないでくださいね?」

 

映司「壊さないから、大丈夫だ。」

 

数十分後。

 

叶星「映司君!」

 

映司「まずは二水を探すんで、2人は外を探してください。」

 

高嶺「わかったわ。」

 

映司は学院内に入り二水を探し始めた。

 

二水「映司さん!?」

 

映司「二水、早速だけど命懸けの模擬戦しようぜ。」

 

二水「イヤです!」

 

二水は学院の外に出た。

 

二水「落ち着いてください!?映司さん!」

 

映司「落ち着いてるって。」

 

「ゼロワンドライバー!」

 

映司はゼロワンドライバーを巻いた。

 

「Everybodyジャンプ!」

 

映司はメタルクラスタホッパーキーのボタンを押した。

 

「オーソライズ!」

 

映司はドライバーにキーをスキャンした。

 

映司「変身!」

 

映司はキーを展開してドライバーに装填した。

 

「プログライズ!」

 

映司はメタルライザーを折りたたんだ。

 

「メタルライズ!」

「Secret material! 飛電メタル!」

「メタルクラスタホッパー!」

 

「It's High Quality.」

 

二水「め、メタルクラスタホッパー!?」

 

映司「二水、頑張って避けろよ?」

 

二水「へっ?」

 

叶星と高嶺が二水に攻撃をする。

 

二水「お2人もいたんですか!?」

 

映司「俺が呼んだしな。」

 

映司はサウザンドジャッカーのジャックリングを引いた。

 

「ジャックライズ!」

 

映司はプログライズホッパーブレードをメタルライザーにスキャンした。

 

「ファイナルライズ!」

 

「ファイナルストラッシュ!」

 

「ジャッキングブレイク!」

 

映司は二水に向けて、クラスターセルの刺を無数に飛ばし、シャインクリスタも放った。

 

二水「2つ!?」

 

二水は刺とシャインクリスタをなんとか避けた。

 

二水「今のうちに……!」

 

高嶺「残念、行き止まりよ。」

 

映司「怪我したくなかったら避けるなよ!二水!」

 

映司はサウザンドジャッカーのジャックリングを引いた。

 

「ジャックライズ!」

 

映司はプログライズホッパーブレードをメタルライザーにスキャンした。

 

「ファイナルライズ!」

 

「ファイナルストラッシュ!」

 

「ジャッキングブレイク!」

 

映司は二水に向けて、クラスターセルの刺を無数に飛ばし、シャインクリスタも放った。

 

梅「まずいんじゃないか!?」

 

結梨「大丈夫、映司は当てるつもりはないと思う。」

 

刺とシャインクリスタは二水の横を通り過ぎた。

 

映司「少しやりすぎたか?」

 

映司は変身を解いた。

 

叶星「ええ、やりすぎよ映司君。」

 

高嶺「でも、演技にしては上出来よね。」

 

雨嘉「ふーみん、大丈夫?」

 

二水「今回はさすがに、死ぬかと思いました……」

 

神琳「自業自得ですよね?」

 

梅「本当……映司を怒らせるのはよくないな。」

 

この後、叶星と高嶺を見送った。

 

梨璃「映司くん、はい!」

 

映司「ありがとう、梨璃。」

 

残りの10人からもチョコを貰った。

 




これまでで一番殺傷能力が高く、二水ちゃんが死ぬかもしれない制裁方法です。


一柳隊のチョコに関しては、メインストーリーの前書きでチョコを食べた映司君の感想を書きます。


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ホワイトデー特別編 映司の忙しい日

前半がチョコの感想で後半はホワイトデーの話になっています。


映司「これは……夢結姉が作ったチョコか」

 

夢結「ええ、そうね」

 

映司はチョコを食べた。

 

映司「……ん!?しょっぱ!?」

 

夢結「映司?」

 

映司「夢結姉……砂糖と塩間違えてるよ……このチョコ」

 

夢結「そんなわけないでしょ」

 

夢結も自分の作ったチョコを食べた。

 

夢結「……っ!?」

 

映司「まぁ、夢結姉にしては頑張った方だと思うよ?しょっぱいこと以外はちゃんとチョコだし」

 

夢結「どうして、上からなのかしら」

 

映司「夢結姉より料理できるし」

 

夢結「……」

 

映司「二水のチョコか……」

 

二水「普通のチョコですよ!?」

 

映司はチョコを食べた。

 

映司「……普通だな」

 

二水「美味しいでも不味いでもなく、普通ですか!?」

 

映司「ああ、普通だな。二水、ありがとう」

 

二水「はい!」

 

映司「楓、なんでこんな高そうなやつにチョコ入れたんだ?」

 

楓「いつも貴方には助けられてますので、そのお礼です」

 

映司「楓……」

 

楓「ですが、梨璃さんはいずれ私がいただきますわ!」

 

映司「……俺に勝てないから、無理だな」

 

楓「そんなことありませんわ!」

 

チョコは普通に美味しかったらしい。

 

映司「これは……神琳のか?」

 

神琳「はい、私の作ったチョコですね」

 

映司はチョコの包み紙を開けた。

 

映司「迅?」

 

神琳「はい、迅です」

 

映司「俺もホワイトデーここまでやらないとダメか」

 

神琳「雨嘉さんのチョコはもっとすごいですよ?」

 

映司「楽しみだな」

 

映司はチョコを食べた。

 

映司「美味い……」

 

神琳「よかったです」

 

映司「雨嘉のチョコは安心して食べれるな」

 

雨嘉「そう?」

 

映司は箱を開けた。

 

映司「おー、神琳が言ってたのはこういうことか」

 

雨嘉「神琳が?」

 

映司「ああ、神琳が雨嘉のやつはすごいって言ってた」

 

雨嘉「神琳が作ってたから私も作ってみたんだ」

 

雨嘉の作ったチョコはいろんなライダーのチョコがあった。

 

映司「いただきます」

 

映司はチョコを食べた。

 

映司「やっぱり、雨嘉の作る料理は美味い」

 

雨嘉「映司のも美味しいよ」

 

映司「ミリアムのチョコか?」

 

ミリアム「そうじゃな、わしのじゃ」

 

映司「……」

 

映司はチョコを食べた。

 

ミリアム「無言で食べるでない!」

 

映司「やっぱり、甘すぎる……」

 

ミリアム「仕方ないじゃろう?」

 

映司「まぁ、そうなんだけど」

 

ミリアム「わしはホワイトデーのお返しは甘くして欲しいのう」

 

映司「そのつもりだから安心しろ」

 

ミリアム「わかったとか、さすがじゃな」

 

映司「同じレギオンだしな」

 

映司「梅様と鶴紗のチョコか。」

 

梅「おう!」

 

鶴紗「梅様と一緒に作ったんだ。」

 

映司「だから猫なんだな。」

 

映司はチョコを食べた。

 

映司「美味しい……やっぱり、夢結姉だけなのか?」

 

梅「夢結がどうした?」

 

映司「砂糖と塩を間違えた。」

 

梅「あはははは!」

 

夢結「随分と楽しそうね?」

 

梅「ゆ、夢結!?」

 

映司「鶴紗、巻き込まれたくないなら掴まれ。」

 

鶴紗「あ、ああ。」

 

映司「変身!」

 

映司はゼロツーに変身し、縮地とゼノンパラドキサを発動して逃げた。

 

梅「おい、映司!?」

 

夢結「詳しく聞かせてもらおうかしら、梅?」

 

一柳隊の控室から梅の絶叫が百合ヶ丘の学院内に響き渡ったらしい。

 

 

 

 

 

 

翌日

 

映司「チョコの処理もやっと終わる……。」

 

梨璃「あれ?映司くん、そのチョコ……。」

 

結梨「私達のやつだ。」

 

映司「さすがに1日、2日で食べれる量じゃないしな。」

 

梨璃「あはは……ホワイトデー大変だね。」

 

映司「ホワイトデーっていつだっけ?」

 

結梨「明後日。」

 

映司「……材料買ってくる。」

 

梨璃「外出許可は?」

 

映司「すぐ戻るから、バレなきゃ大丈夫だろ。」

 

梨璃「今日、出撃の日……。」

 

結梨「行っちゃった。」

 

梨璃「結梨ちゃん、これ!」

 

結梨「手紙?」

 

手紙にはこう書かれていた。

 

『チョコ美味しかったぞ。何かあったらカンドロイド使って呼んでくれ。』

 

夢結「梨璃、結梨、出撃よ。」

 

梨璃「はい!」

 

結梨「うん!」

 

映司は……

 

映司「タルトの材料は買ったし……後は……。」

 

警報が鳴った。

 

映司「最悪だ……。」

 

映司はヒュージの出現場所へ向かった。

 

映司「……邪魔だな。」

 

叶星「映司君!?」

 

映司「叶星先輩、それにたかにゃん先輩達も。」

 

高嶺「その荷物は?」

 

映司「料理の材料。」

 

姫歌「料理?」

 

映司「定盛、これ持っててくれ。」

 

映司は姫歌に袋を押し付けた。

 

姫歌「え!?ちょっと!?」

 

映司「速攻で倒す……変身。」

 

「プテラ!」「トリケラ!」「ティラノ!」

「プ・ト・ティラーノ、ザウルース!」

 

映司はプトティラコンボに変身し、ヒュージを全て撃破していった。

 

映司「ありがとな、定盛。」

 

映司は材料の買い出しの続きを始めた。

 

紅巴「倒すだけ倒して帰っちゃいましたね……。」

 

映司の買い出しは終わった。

 

映司「これで人数分は揃ったな。」

 

バッタカンドロイドが映司の肩に乗った。

 

映司「カンドロイド……何かあったのか?」

 

映司はバッタカンドロイドを変形させた。

 

梨璃『映司くん!大変!ヒュージに私達の攻撃が全く通じないの!』

 

映司「結梨の攻撃もか?」

 

梨璃『私達が攻撃する度に形が変わるの!』

 

映司「変わる前に攻撃したらいいんじゃないのか?」

 

梨璃『やってみたんだけど……。』

 

映司「だいたいわかった。すぐに行く。」

 

映司はバッタカンドロイドを缶の状態に戻した。

 

映司「さーて、もうひと仕事といきますか!」

 

映司はプトティラに変身し、一柳隊の戦闘している場所へ向かった。

 

梅「アイツ……どうなってんだ?」

 

神琳「梅様と結梨さんのトップスピードでも通用しないなんて……。」

 

二水「皆さん!ヒュージの攻撃が来ます!」

 

映司「させるか!」

 

梨璃「映司くん!」

 

映司はフェイズトランセンデンスを発動し、メダガブリューにセルメダルをセットした。

 

「ガブッ!」

 

映司はメダガブリューのクランチガルバイダーからセットしたセルメダルに一気に圧力を掛けた。

 

「ゴックン!」

 

映司はメダガブリューのモードをバズーカモードにして、ヒュージが変形する直前にメダガブリューを挟めた。

 

「プ・ト・ティラーノ・ヒッサ~ツ!」

 

映司「この距離なら、防げない!」

 

映司はセルメダルのエネルギーを凝縮した強力な破壊光線をヒュージに放った。

 

夢結「随分と遅かったわね。」

 

映司「あっちでもヒュージ出て、そっちの対応もしてたんだ。」

 

雨嘉「梨璃から情報を聞いて、あの方法を思いついたってこと?」

 

映司「ああ、梅様の最大速度で防いだなら、形が変わる瞬間に攻撃する。」

 

映司は変身を解いた。

 

映司「じゃあ、やることあるから俺は先に戻る。」

 

そしてホワイトデー当日

 

映司「一柳隊の分はここに置いとけばいいや。」

 

映司は一柳隊の控室のテーブルにお菓子を置いた。

 

映司「次はヘルヴォルか。」

 

映司はエレンスゲへ。

 

千香瑠「映司君、どうしたの?」

 

映司「千香瑠様、バレンタインデーのお返しです。」

 

千香瑠「お返しにしては多いよな気がするけど……?」

 

映司「袋のほとんどは藍のやつです。」

 

千香瑠「ふふっ、ありがとう。」

 

映司「じゃあ、俺はこれで。」

 

映司はエレンスゲを出て神庭女子へ向かった。

 

映司「到着っと。」

 

高嶺「あら、映司。」

 

映司「たかにゃん先輩、これ。」

 

高嶺「バレンタインのお返しね。」

 

映司「ああ。」

 

灯莉「映司だー!どうしたのー?」

 

映司「バレンタインのお返しを渡しに来ただけだ。」

 

灯莉「映司、ありがとー☆」

 

映司「じゃあ、俺は帰る。」

 

灯莉「うん!いつでも神庭に来ていいからね☆」

 

映司「ああ、また来るよ。」

 

映司はプトティラに変身し、百合ヶ丘へ向かった。

 

映司「戻ったら寝よう。」

 

百合ヶ丘に戻って、自分の部屋で寝ていた映司は梨璃に膝枕されていたと結梨は語る。

 




これで良かったのだろうか……?

ということでしばらくはなんか思いついたら投稿します。


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エイプリルフール特別編 映司VS梨璃を愛する者(夢結&楓)

1日遅れましたが、許してください。


カエーデではありません。


エイプリルフール前日。

 

映司「梨璃、明日なんだけど……。」

 

梨璃「どうしたの?」

 

映司は梨璃に何をやるか話した。

 

梨璃「大丈夫なの?」

 

映司「既に許可は取ってある。」

 

そしてエイプリルフール。

 

梨璃「……。」

 

夢結「梨璃、どうかしたの?」

 

梨璃「あ、お姉様……。」

 

夢結「……何かあったの?」

 

梨璃「えっと……。」

 

夢結「映司は……?」

 

梨璃「映司くんは……。」

 

夢結「……?」

 

梨璃「新しい彼女さんのところに……。」

 

夢結「そう……ブッ!」

 

夢結は紅茶を吹いた。

 

梨璃「うわぁ!?お姉様、大丈夫ですか!?」

 

夢結「ええ……大丈夫よ。」

 

神琳「どうしたんですか?」

 

神琳と雨嘉がやってきた。

 

夢結「映司が梨璃と別れたらしいわ。」

 

神琳「そうなんですか……っ!?」

 

雨嘉「え、え?」

 

夢結「梨璃、誰に映司を取られたの?」

 

梨璃「叶星様です……。」

 

神琳「高嶺様ではないんですね。」

 

雨嘉「でも、叶星様がいるなら高嶺様もいるんじゃ……。」

 

楓「映司さんが寝取られたって本当ですか!?」

 

梨璃「うわぁ!?楓さん!」

 

楓「誰にですか!?」

 

雨嘉「なんで、食い気味なの?」

 

楓「映司さんに一撃入れた後に、そいつにも入れてやりますわ!」

 

雨嘉「映司が相手の時点で、返り討ちだと思う……。」

 

夢結「映司に一撃っていうのは私も賛成よ。」

 

梅「お?なんだ?映司のことボコボコにするのか?」

 

結梨「映司が誰かに取られたから、その人も一緒にって。」

 

梨璃「梅様!結梨ちゃん!」

 

梅「ほう……(今日はエイプリルフールだよな……映司も面白いことを考えたな。)で、相手は誰なんだ?」

 

梨璃「叶星様です。」

 

梅「……(嘘じゃなくてガチか?)なるほどな。」

 

楓「夢結様!今すぐ神庭女子藝術高校に殴り込みですわ!」

 

夢結「ええ、行きましょう。」

 

夢結と楓は神庭へ。

 

梅「面白そうだし梅は行くぞ!」

 

神琳「雨嘉さん、私たちも行きましょうか?」

 

雨嘉「う、うん。梨璃は?」

 

梨璃「……行くよ。」

 

神庭では……

 

叶星「映司君、本当にやるの?」

 

映司「一応、梨璃には言ってあるから大丈夫。」

 

高嶺「ふふっ、いいんじゃない?」

 

叶星「高嶺ちゃんまで……。」

 

映司「今日はよろしくな、叶星。」

 

叶星「ふぇ!?」

 

叶星の顔が赤くなった。

 

高嶺「あら。」

 

叶星「え、映司君!?」

 

映司「だって、楓と夢結姉が襲撃しに来るし。」

 

姫歌がやってきた。

 

姫歌「か、叶星様!高嶺様!」

 

映司「おー、定盛ー。夢結姉たちが来たんだろ?」

 

姫歌「え、ええ……って、映司!?」

 

高嶺「ふふっ、面白いことになりそうね。」

 

映司「たかにゃん先輩……それ俺も思った。」

 

姫歌「面白いことじゃくて大変なことになろうとしてるのよ!」

 

映司たちは夢結たちの元へ。

 

映司「やっほー。」

 

楓「随分と余裕ですわね?」

 

夢結「梨璃とはいつ別れたのかしら?」

 

映司「……1週間前。」

 

夢結「……(そういうことね。)」

 

夢結は今日がエイプリルフールだと気づいたが、その場の空気に合わせることにした。

 

映司「俺は叶星のこと好きだぞ?(先輩として。)」

 

叶星「え、映司君!」

 

楓「梨璃さんを悲しませた罪、今ここで償ってもらいますわ!」

 

梅「なぁなぁ。」

 

梅は小さい声で梨璃に話しかけた。

 

梨璃「梅様?」

 

梅「映司と別れたって嘘なんだろ?」

 

梨璃「はい……映司君が今日はエイプリルフールだからって。」

 

梅「でも、大丈夫なのか?」

 

梨璃「何がですか?」

 

梅「アイツ、本気の夢結と変身した楓を相手するんだぞ?」

 

梨璃「さすがにひとりでやるとは……。」

 

楓「私と夢結様で貴方をぶっ飛ばしてやりますわ!」

 

「サウザンドライバー!」

 

楓はサウザンドライバーを巻いて、アウェイキングアルシノゼツメライズキーをドライバーの左にセットした。

 

「ゼツメツ!Evolution!」

 

楓はアメイジングコーカサスプログライズキーのボタンを押した。

 

「ブレイクホーン!」

 

楓はキーを展開した。

 

楓「変身!」

 

楓はキーをドライバーの右に装填した。

 

「パーフェクトライズ!」

「When the five horns cross, the golden soldier THOUSER is born.」

 

「Presented by ZAIA.」

 

映司「やれるもんならやってみろ!」

 

映司の目が一瞬だけ紫になり、体内からプテラ、トリケラ、ティラノのメダルが出現、映司は出現したメダルを掴み、オーズドライバーにセットすると、ドライバーを傾かせ、オースキャナーでスキャンした。

 

映司「変身!」

 

「プテラ!」「トリケラ!」「ティラノ!」

「プ・ト・ティラーノ、ザウルース!」

 

映司「ウオオオオオオォォォォ!」

 

映司は冷気を放ち、咆哮を上げた。

 

夢結「ゼロツーじゃない?」

 

映司「ゼロツーじゃなくても勝てるってことだ。」

 

梅「お、おい!映司……さすがにそれは……。」

 

映司「(どうせ気づいてるんだから、夢結姉には本気でやってもらわないと。)」

 

夢結「はあああああぁぁっっ!」

 

映司「ハアッ!」

 

映司は夢結のCHARMを左手で受け止め、握り潰した。

 

夢結「っ!?」

 

映司は左手で握り潰したCHARMをその場に投げた。

 

楓「これならどうです?」

 

楓はドライバーからアメイジングコーカサスキーを抜いて、キーのボタンを押した。

 

「アメイジングホーン!」

 

アメイジングコーカサスキーをサウザンドジャッカーに装填した。

 

「Progrise key confirmed. Ready to break.」

 

楓はサウザンドジャッカーのジャックリングを引いた。

 

「サウザンドライズ!」

 

サウザンドジャッカーにコピーされているライダモデルが全て出現した。

 

楓「これで終わりです!」

 

「サウザンドブレイク!」

 

楓「はああああぁぁぁぁ!」

 

楓はライダモデルを映司に放った。

 

「THOUSAND BREAK」

「©ZAIAエンタープライズ」

 

楓「いない!?」

 

夢結「楓さん、後ろよ!」

 

楓「っ!?」

 

映司「もう遅い。」

 

映司はセルメダルをセットしたメダガブリューを既にバズーカモードにしていた。

 

「プ・ト・ティラーノ・ヒッサ~ツ!」

 

映司「セイヤァー!」

 

映司はセルメダルのエネルギーを凝縮した強力な破壊光線を楓に向けて放った。

 

映司「こんな嘘でここまでなるなら、来年はこの嘘は駄目だな。」

 

夢結「やっぱり嘘だったのね。」

 

映司「当たり前だろ。」

 

楓「じゃあ、梨璃さんは……。」

 

映司「梨璃は了承済みだぞ?」

 

梨璃「ごめんね?」

 

映司「叶星先輩もありがとう。」

 

叶星「ええ、私も楽しかったわ。」

 

映司「たかにゃん先輩もありがとな。」

 

高嶺「ええ、私も楽しかったし大丈夫よ。」

 

映司「帰るぞ〜。」

 

映司たちは百合ヶ丘へ戻った。




映司君、久しぶりにCHARM壊したね。


叶星先輩……2、3ヶ月後にヒロインタグついてそう。


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ハロウィン特別編 ヨホホイ ヨホホイ ヨホホイ ホイ

大暴走してるし31日過ぎてるハロウィン編。はじまりはじまり〜



サブタイトル?直近で聴いた曲のせいでこうなった


百合ヶ丘女学院 工廠科

 

映司「仮装……大会……?」

 

百由「ええ、そうよ!」

 

ミリアム「優勝商品は……温泉の権利じゃ」

 

映司「百由様……この大会終わったら、ここにあるCHARMが半分消えてると思え」

 

百由「……すいませんでした」

 

映司「ルールは?」

 

百由「仮装であればなんでもいいわ。でも、ライダーに変身して仮装っていうのは禁止よ」

 

映司「一柳隊以外は誰か出るのか?」

 

百由「ヘルヴォル、グラン・エプレよ」

 

映司「チームとか組んでいいのか?」

 

百由「大丈夫よ」

 

映司「ライダーに変身しなければいいんだな?」

 

百由「ええ」

 

映司「当日になって、ダメとか言うなよ」

 

百由「言わないわよ」

 

ミリアム「何をやらかすつもりじゃ……」

 

映司「当日を楽しみにしてろ」

 

ハロウィン当日

 

百由「仮装大会!」

 

恋花「イェーイ!」

 

紅巴「大きいステージですね……」

 

二水「百由様が本気で作ったみたいなんです」

 

雨嘉「あれ?梨璃、映司と結梨は?」

 

梨璃「え?朝からいなかったよ?」

 

神琳「朝から?」

 

姫歌「灯莉もいない……?」

 

叶星「高嶺ちゃんもよ」

 

百由「トップバッターは……ぐろっぴよ!」

 

鶴紗「何か来る……!」

 

梅「鶴紗?」

 

ステージにカードが刺さった。

 

一葉「カード……ですか?」

 

千香瑠「あのカード……もしてして……」

 

夢結「千香瑠さん、知ってるの?」

 

千香瑠「え、ええ」

 

ミリアムはカードを拾って、書かれている文字を読んだ。

 

ミリアム「『あんたらのお宝いただくぜ』と書かれとるぞ」

 

楓「お宝ですか?」

 

鶴紗「っ!伏せろ!」

 

数発の弾丸により、ステージの照明が破壊された。

 

梨璃「照明が!」

 

一葉「皆さん!構えてください!」

 

映司「さすがにやりすぎたかな……」

 

結梨「うん」

 

高嶺「照明まで破壊する必要はないわね」

 

灯莉「でも、面白いからいいじゃん!」

 

梨璃「映司くん!?」

 

夢結「結梨も一緒だったのね」

 

叶星「高嶺ちゃんに灯莉ちゃんも……」

 

映司「さあ、始めようか」

 

映司、結梨、灯莉はVSチェンジャーを取り出し、高嶺はXチェンジャーを取り出した。

 

千香瑠「やっぱり、あのときの……!」

 

4人「怪盗チェンジ!」

 

映司、結梨、灯莉はダイヤルファイターをVSチェンジャーに装填、高嶺はXチェンジャーを半回転させた。

 

「RED!」

 

「BLUE!」

 

「YELLOW!」

 

「エックスナイズ!」

 

映司、結梨、灯莉はダイヤルファイターのダイヤルを回した。

 

「0-1-0!」

 

「2-3-2!」

 

「1-1-6!」

 

映司、結梨、灯莉はVSチェンジャーを上に半回転させて、高嶺はXチェンジャーをさらに半回転させた。

 

「Kaito-change!」

 

「kaito-X-change!」

 

「マスカレイズ!」

 

4人「ハアッ!」

 

4人はチェンジャーのトリガーを引いた。

 

「Rupin-ranger!」

 

「Rupin-X!」

 

映司「ルパンレッド!」

 

結梨「ルパンブルー!」

 

灯莉「ルパンイエロー!」

 

高嶺「ルパンエックス!」

 

映司「快盗戦隊……!」

 

4人「ルパンレンジャー!」

 

映司「ライダーに変身するのはアウトなんだろ?」

 

高嶺「これならセーフね」

 

百由「私にルールを確認した理由って……」

 

映司「これを使うため」

 

叶星「変身すること自体がアウトなんじゃ……」

 

夢結「何する気なの?」

 

映司「お宝をいただくだけさ」

 

梨璃「お宝って……?」

 

映司は千香瑠、結梨は梨璃、高嶺は叶星、灯莉は紅巴の前に移動した。

 

楓「お宝って、そういうことですか!」

 

映司「サラバーイ」

 

灯莉「映司、それ界賊のやつだよ?」

 

映司「間違った」

 

高嶺「ふたりとも逃げるわよ」

 

映司「アデュー」

 

夢結「待ちなさい!」

 

映司「忘れてた。取り返せなかったら、罰ゲームだからな」

 

4人は姿を消した。

 

梅「とんでもないこと言って消えてったな……」

 

百由「手段は選んでられないわね」

 

百由は土豪剣激土を取り出した。

 

百由「見つけたら、変身してでも梨璃さんたちを助け出すわよ」

 

映司たちは……

 

叶星「いい加減に……って、あれ?」

 

梨璃「どうしたんですか?」

 

叶星「ドライバーがないのよ」

 

梨璃「えっ!?」

 

映司「暴れられても困るから、俺が回収した」

 

千香瑠「私たちのも?」

 

映司「うん」

 

紅巴「あの人数を相手できるのですか?」

 

映司「試したいこともあるし、しばらくはこの姿かな」

 

梨璃「ライダーには変身するんだね」

 

映司「これ以外は戦闘用に調整してないからな」

 

映司はビクトリーストライカーを取り出した。

 

叶星「飛行機?」

 

映司「この日のために用意しただけだからな」

 

百由「見つけたわよ!」

 

夢結「梨璃たちを返しなさい」

 

映司「断る」

 

映司はVSチェンジャーにビクトリーストライカーを装填した。

 

「ビクトリーストライカー!」

 

映司はビクトリーストライカーのダイヤルを回した。

 

「1-1-1!」

 

「ミラクル・マスカレイズ!!」

 

映司はVSチェンジャーを上に半回転させた。

 

「スーパー・快盗チェンジ!!」

 

映司はVSチェンジャーのトリガーを引いた。

 

「Rupin-ranger!」

 

映司「スーパールパンレッド!」

 

夢結「っ!」

 

映司「っ!」

 

映司は数秒先の未来を見た。

 

映司「今のは……?」

 

夢結「っ!」

 

映司「そういうことか!」

 

映司は火炎剣烈火で、夢結の振り下ろしたCHARMを弾いた。

 

映司「これなら、ゼロツーとか闇黒剣の方がいいな」

 

楓「ハアッ!」

 

映司「っ!」

 

映司は楓の攻撃を避けた。

 

映司「本気でやるか」

 

4人は変身を解いた。

 

梅「本気でやるのに、変身を解くのか?」

 

映司「戦闘用じゃないんだよ……これ」

 

映司と高嶺はソードライバー、結梨はフォースライザーを巻いた。

 

灯莉「ここからが全力だよ☆」

 

「昆虫大百科!」

 

灯莉は昆虫大百科ワンダーライドブックのを煙叡剣狼煙に装填した。

 

「狼煙開戦!」

 

灯莉は煙叡剣狼煙のトリガーを引いた。

 

灯莉「変身!」

 

「昆虫CHU大百科!」

 

「揺蕩う、切っ先!」

 

「ポイズン!」

 

結梨はスティングスコーピオンプログライズキーのボタンを押して、フォースライザーにキーを装填した。

 

結梨「変身!」

 

結梨はフォースライザーのトリガーを引いた。

 

「フォースライズ!」

 

「スティングスコーピオン!」

 

「Break Down.」

 

「ランプドアランジーナ!」

 

高嶺はランプドアランジーナワンダーライドブックを、ドライバーの左のスロットに装填した。

 

「ニードルヘッジホッグ!」

 

「トライケルベロス!」

 

高嶺はニードルヘッジホッグワンダーライドブックと、トライケルベロスワンダーライドブックをドライバーに装填した。

 

「黄雷抜刀!」

 

高嶺はドライバーから、雷鳴剣黄雷を抜刀した。

 

高嶺「変身!」

 

「ゴールデンアランジーナ!」

 

「黄雷三冊!稲妻の剣が光り輝き、雷鳴が轟く!」

 

映司「たかにゃん先輩たちは俺が遊んでいる間に来たやつの相手してくれ」

 

高嶺「ええ」

 

映司はドラゴニックナイトワンダーライドブックを取り出した。

 

「ドラゴニックナイト!」

 

映司はドラゴニックナイトワンダーライドブックのページを開いた。

 

「ドでかい竜をド派手に乗りこなす、ド級の騎士のドラマチックバトル……」

 

映司はドラゴニックナイトワンダーライドブックのページを閉じて、ドライバーに装填した。

 

映司「ハアッ!」

 

映司はドライバーから、火炎剣烈火を抜刀した。

 

「烈火抜刀!」

 

映司「変身!」

 

「Don`t miss it!」

(The knight appears.When you side,)

 

「ドメタリックアーマー!」

(you have no grief and the flame is bright.)

 

「ドハデニックブースター!」

(Ride on the dragon, fight.)

 

「ドハクリョックライダー!」

(Dragonic knight.)

 

「ドラゴニックナイト!」

 

「すなわち、ド強い!」

 

映司「そっちも変身してるんだ。文句はないだろ」

 

百由「あなたたちもアウトよ……」

 

映司「アレはライダーじゃないし、ライダーに変身するなとしか言われてないし」

 

夢結「梨璃たちを返しなさい」

 

映司「やだ」

 

映司は光剛剣最光を梨璃に渡した。

 

梨璃「え?」

 

映司「変身しろ」

 

梨璃「う、うん」

 

「GOLD or SILVER」

 

梨璃はドライバーに、金の武器 銀の武器ワンダーライドブックを装填した。

 

梨璃「変身!」

 

梨璃はドライバーから、光剛剣最光を引き抜いた。

 

「最光発光!」

 

「Who is the shining sword?」

 

「最光一章!金銀の力を得た輝く剣!」

 

「最光!」

 

映司「よっと」

 

映司は火炎剣烈火を左手に持ち替えて、右手に光剛剣最光を持った。

 

梨璃「映司くん!?」

 

映司「闇黒剣の方が相性はいいけど、これでいいや」

 

梨璃「そういうことじゃなくて!」

 

映司「Trick or TreatならぬTrick or Trickってな」

 

梨璃「答えになってないよ!」

 

映司「ハアッ!」

 

映司は楓に光剛剣最光を振り下ろした。

 

楓「なっ!?」

 

楓はサウザンドジャッカーで防いだ。

 

映司「一気に決めるか」

 

映司は光剛剣最光に装填されている、金の武器 銀の武器ワンダーライドブックのスイッチを押した。

 

「最光発光!」

 

映司「光剛龍破斬!」

 

映司は光剛剣最光と火炎剣烈火から、それぞれ炎と光の斬撃を放った。

 

「GoodLuck!」

 

梅「夢結!楓!」

 

「再界時!」

 

姫歌「ハアッ!」

 

姫歌は時国剣界時を振り下ろした。

 

梨璃「っ!」

 

梨璃は姫歌の振り下ろした時国剣界時を弾いた。

 

姫歌「梨璃さん!?」

 

梨璃「あ……いつもの感じでやっちゃった……」

 

映司「っ!」

 

映司は火炎剣烈火を必冊ホルダーに納刀して、トリガーを引いた。

 

「烈火居合!」

 

映司は必冊ホルダーから、火炎剣烈火を抜刀した。

 

「読後一閃!」

 

映司「はああああぁぁぁ!」

 

映司は火炎剣烈火から炎の斬撃を放った。

 

映司「そろそろ終わらせようかな」

 

映司は刃王剣十聖刃を取り出して、ドライバーに納刀した。

 

「ブレイブドラゴン!」

 

映司はブレイブドラゴンワンダーライドブックを、ドライバーの右のスロットに装填した。

 

映司「ハアッ!」

 

映司はドライバーから、聖剣を抜刀した。

 

「聖刃抜刀!」

 

映司「変身!」

 

「クロスセイバー!クロスセイバー!」

 

「クロスセイバー!」

 

ミリアム「っ!」

 

「オールランペイジ!」

 

「ランイジオールブスト!」

 

ミリアムは左背面部の翼をアンカーとして地面に突き刺して、ランペイジガトリングプログライズキーの10種すべてのライダモデルの力を集結させたウルフ型の弾丸を放った。

 

映司は刃王剣十聖刃のエンブレムを押し込んだ。

 

「刃王必殺リード!」

 

映司は刃王剣十聖刃のエンブレムをスライドさせた。

 

「既読十聖剣!」

 

映司は刃王剣十聖刃のエンブレムを戻した。

 

「刃王必殺読破!」

 

映司は刃王剣十聖刃のトリガーを引いた。

 

「刃王クロス星烈斬!」

 

映司「ハアッ!」

 

映司は聖剣を重ね合わせ、バリアを形成して弾丸を防いだ。

 

映司「今度は俺からいくぞ!」

 

映司は刃王剣十聖刃をドライバーに納刀して、トリガーを引いた。

 

「刃王必殺読破!」

 

映司はドライバーから、刃王剣十聖刃を抜刀した。

 

「聖刃抜刀!」

 

「刃王一冊斬り!」

 

「セイバー!」

 

映司「はあああああぁぁぁぁ!」

 

映司は刃王剣十聖刃から星雲のようなオーラを帯びた斬撃を放った。

 

高嶺「やりすぎよ」

 

映司「変身解除させるなら、やりすぎくらいがいいんだよ」

 

映司は変身を解いた。

 

神琳「罰ゲームってなんですか?」

 

映司「取り返すだろうと思ってたから決めてない」

 

雨嘉「そうなの?」

 

映司「定盛が俺に突っ込んでこなければ、梨璃以外は取り返せてたぞ」

 

百由「映司に全員で攻撃した時点で私たちは負けたってことね」

 

映司「たかにゃん先輩」

 

映司は高嶺に、エデンドライバーと風双剣翠風を渡した。

 

高嶺「映司、楽しかったわ……またあとで会いましょう」

 

映司「俺も準備するか……」

 

映司はお詫びとして、全員にお菓子を送った。

 




そして叶星先輩の誕生日の話になります(なら先にこっちを出せ)

周年美夢ちゃん引けなかったので、グルミクに課金しました(リレーションイベの美夢ちゃんのほうが総合力上)

課金したのはいいんだけど、先月の末にバトスピとヴァンガードに数万飛ばしてるんだよね


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クリスマス特別編 メリークルシミマス

短いしクリスマス要素なんてほとんどないクリスマスの話です。




映司「いい加減にしろおおぉぉぉ!」

 

「コンクルージョン・ワン」

 

映司がアークワンに変身した理由は数分前に遡る……

 

姫歌「確保!」

 

姫歌は映司に手錠をかけた。

 

映司「え?」

 

叶星「一緒に来てちょうだい。映司君」

 

映司「呼ばれたら行くんだけど……そもそも、手錠なんてどこで買えるんだよ……」

 

叶星「絶対逃げるでしょ?」

 

高嶺「おもちゃの手錠だから外そうと思えば外せるわよ」

 

千香瑠「させないわ」

 

映司「千香瑠姉まで……」

 

梨璃「見つけた!」

 

梅「手錠?」

 

映司「全員来たよ……」

 

梨璃「映司くん!今助けるから!」

 

映司「え?あー、うん」

 

叶星「渡さないわよ」

 

千香瑠「映司君は私が貰います」

 

梨璃「させません……!」

 

灯莉「ねー、たかにゃんせんぱい」

 

高嶺「どうしたの?」

 

灯莉「映司が怒る前にここから離れようよ」

 

高嶺「そうね。遠くから見てましょうか。紅巴さんも」

 

紅巴「は、はい!」

 

高嶺と灯莉と紅巴は離れた。

 

映司(灯莉とたかにゃん先輩、紅巴が離れた……?)

 

梨璃「結梨ちゃん!梅様!手伝ってください!」

 

梅「お、おう!」

 

結梨「うん」

 

叶星「姫歌ちゃん」

 

姫歌「はい!」

 

千香瑠「必ず勝つわ」

 

映司「ちょっと待て。お前たち変身するのか?」

 

6人「変身!」

 

映司「俺は生身なんだけど!」

 

6人は戦闘を始めた。

 

映司「逃げよう……これ全力でやったら、外れるよな……あれ?力が入らない……?」

 

灯莉「定盛がおかしなつけ方したさらじゃないかなー?」

 

映司「灯莉、これ斬ってくれないか?マカロン作るから」

 

灯莉「ほんと!?」

 

映司「今度、神庭に遊びに行くときに持ってくよ」

 

灯莉「約束だよ?」

 

映司「ああ」

 

灯莉「えいっ☆」

 

灯莉は手錠を破壊した。

 

映司「定盛のやつ……へんなつけ方しやがって……」

 

映司はフェイズトランセンデスを発動して、腕についていた手錠を地面に投げつけた。

 

映司「灯莉、ここは危ないから離れてろ」

 

灯莉「うん!」

 

映司「お前たち……少しは――」

 

高嶺「映司、攻撃が来るわよ」

 

映司「っ!」

 

映司はマギリフレクターを展開して防いだ。

 

映司「助かったよ。たかにゃん先輩」

 

高嶺「どうするの?」

 

映司「全員まとめて、ぶっ潰す」

 

叶星「映司君がいない……!」

 

千香瑠「外せたのね」

 

梨璃「でも、どこに……」

 

百由「勝った人が、映司とクリスマスを過ごす権利を貰えるってことしましょうか」

 

結梨「百由……いつからいたの?」

 

叶星「いいわね」

 

千香瑠「そうしましょう」

 

梨璃「映司くんの意見は……?」

 

叶星&千香瑠「意見は求めないわ」

 

鶴紗「そろそろ辞めたほうが――」

 

映司「お前たち……」

 

梨璃「映司くん……!」

 

結梨「っ!」

 

結梨は縮地を発動して逃げた。

 

灯莉「あ、結梨だ☆」

 

高嶺「逃げたのね」

 

映司「いい加減にしろおおぉぉぉ!」

 

「コンクルージョン・ワン」

 

梨璃「あ、アークワン……」

 

梅「すごくやばそうだぞ……!」

 

叶星「に、逃げましょう!」

 

映司「させるか」

 

叶星「っ!?」

 

梅「普段の速さじゃない!」

 

映司「今日はクリスマスじゃない。クルシミマスだ」

 

千香瑠「映司君?落ち着きなさい?」

 

映司「俺からクリスマスプレゼントだ。ありがたく受け取れ」

 

映司はアークドライバー上部のアークリローダーを押し込んだ。

 

「悪意」「恐怖」「憤怒」「憎悪」「絶望」

 

梨璃「そのプレゼントはいらないよ!?」

 

「闘争」「殺意」「破滅」「絶滅」

 

千香瑠「っ!」

 

「タテガミ氷牙斬り!」

 

千香瑠「はああああぁぁぁ!」

 

千香瑠は水勢剣流水の刀身に、エネルギーを込めて切り裂いた。

 

映司「っ!」

 

映司は千香瑠の手から、水勢剣流水を叩き落とした。

 

千香瑠「っ!?」

 

映司「ハアッ!」

 

映司は千香瑠に回し蹴りを放った。

 

千香瑠「くっ……!」

 

「滅亡」

 

映司はキーを押し込んだ。

 

「パーフェクトコンクルージョン ラーニングエンド」

 

映司「はああああぁぁぁ!」

 

映司は飛び蹴りを放った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

灯莉「――っていう夢を見たんだ☆」

 

映司「夢というか悪夢だろ……」

 

灯莉「そのあとは仲良くクリスマスパーティーしたよ☆」

 

梨璃「仲良くパーティーできる状態なのかな……?」

 

千香瑠「今は仲良くパーティーしてるから、大丈夫よ」

 




灯莉ちゃんの夢オチです。マグノリア・エルダー4枚買ったら10万飛んだから、灯莉ちゃんにしました


シンフォギアコラボ?やる。XD時空だし、キャロル出したい(ゲームの方だと出ないと思うけど)


次の投稿はシンフォギアコラボかなぁ……


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大晦日特別編 毎年恒例にはしたくない

シンフォギアコラボの話は来年からです


大晦日ですね。多分、来年も同じことをすると思う


百由「今年は私とヘルヴォル、グラン・エプレも参戦よ!」

 

梅「またやるのか?」

 

夢結「今年はゆっくり年を越したいのだけど」

 

百由「今日が今年最後に映司をボッコボコにできるチャンスなのよ!」

 

映司「その話を俺の目の前で、できるあんたにビックリだよ……」

 

映司たちはグラウンドに移動した。

 

映司「雨嘉、とっきー、お前たちは攻撃を弾いてくれ」

 

紅巴「戦わなくていいのですか?」

 

映司「変身できないやつに、参加されるのが困るからな」

 

雨嘉「わかった」

 

映司「8人消えただけでもマシか」

 

千香瑠「映司君、ひとりで大丈夫なの?」

 

映司「ハンデがあるなら、話は別だけど今日はないから」

 

映司はアークドライバーを巻いた。

 

映司「本気で俺を潰しに来い、でないと死人が出るぞ」

 

「コンクルージョン・ワン」

 

梨璃「ほ、本当にやるんですか?」

 

百由「当たり前よ!」

 

映司「百由様の変身解除が、お前たちの負けってことでいいか?」

 

叶星「私たちは百由さんを守ればいいのね」

 

映司「じゃあ、スタート」

 

映司は縮地を発動した。

 

姫歌「いきなりすぎるでしょ!?」

 

叶星「高嶺ちゃん!」

 

高嶺「っ!」

 

高嶺はゼノンパラドキサを発動した。

 

梨璃「梅様!」

 

梅「おう!」

 

梅は縮地を発動した。

 

映司「っ!」

 

映司は飛び上がり、刃王剣十聖刃のエンブレムを押し込んだ。

 

「刃王必殺リード!」

 

映司は刃王剣十聖刃のエンブレムをスライドさせた。

 

「既読三聖剣!」

 

映司は刃王剣十聖刃のエンブレムを戻した。

 

「刃王必殺読破!」

 

映司は刃王剣十聖刃のトリガーを引いた。

 

「星烈斬!」

 

映司は火炎剣烈火、水勢剣流水、雷鳴剣黄雷を召喚した。

 

映司「喰らえ!」

 

映司は3本の聖剣を放った。

 

梅「刃王剣を使うってことは本気なんだな!」

 

梅はライトニングホーネットプログライズキーのボタンを押した。

 

「サンダー!」

 

梅はショットライザーのトリガーを引いた。

 

「ライトニングブラスト!」

 

梅はショットライザーから、ライトニングニードルを放ち、聖剣を撃ち落とした。

 

映司「これで終わりだ」

 

映司はアークドライバー上部のアークリローダーを押し込んだ。

 

「悪意」「恐怖」「憤怒」「憎悪」「絶望」

 

高嶺「っ!?」

 

梅「いつの間に……!?」

 

映司はキーを押し込んだ。

 

「パーフェクトコンクルージョン ラーニング5」

 

映司はスパイトネガを全方位に放っての衝撃波を放った。

 

「パーフェクトコンクルージョン」

 

映司「まだやるのか?」

 

梨璃「えーっと……」

 

百由「最後までやるわよ!」

 

ミリアム「百由様……」

 

姫歌「灯莉!」

 

灯莉「うん!」

 

姫歌は時国剣界時の刀身を引き抜いて、トリガーを引いた。

 

「界時抹消!」

 

映司と灯莉は煙叡剣狼煙のデフュージョンプッシュを押した。

 

「狼煙霧中!」

 

姫歌と灯莉は映司の目の前に移動して、姫歌は時国剣界時に刀身をセットして、トリガーを引いた。

 

「再界時!」

 

映司は無銘剣虚無を取り出し、エターナルフェニックスワンダーライドブックをスキャンした。

 

「永遠の不死鳥……!」

 

映司「アークワンでも多少の予測は可能だ」

 

姫歌「なっ!?」

 

灯莉「前にかなほせんぱいも言ってたね☆」

 

「無限一突!」

 

映司は無銘剣虚無から、斬撃を放った。

 

映司「一気に終わらせる」

 

映司はフェイズトランセンデスと縮地を発動した。

 

映司「捕まえた」

 

百由「っ!?」

 

映司「大晦日になるたびに、やりたくないから今年限りにしてほしいんだけど」

 

映司はアークドライバー上部のアークリローダーを押し込んだ。

 

「悪意」「恐怖」「憤怒」「憎悪」「絶望」

 

映司はキーを押し込んだ。

 

「パーフェクトコンクルージョン ラーニング5」

 

映司はスパイトネガを全方位に放っての衝撃波を放った。

 

「パーフェクトコンクルージョン」

 

映司「終わり」

 

梨璃「来年は平和に年を越せるといいね……映司くん」

 




なんか適当に作りすぎたな……


来年の一発目は今年と同じく格付けチェックです


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正月特別編 レギオン合同格〇けチェック

あけましておめでとうございます。こっちは恒例になるであろう格付けチェックの話です

あと、今月から2章でしたっけ?オリジナル終わってないし、1.5章に出てきた最後の人たちの魔改造なんも考えてないわ




仕事が11日からだからまだ正月です(違う)


映司「レギオン合同格付けチェック〜」

 

梨璃「去年もやったよね?」

 

夢結「今年は結梨も挑戦者なのね」

 

映司「今回は特殊だからな。でも、ルールは去年と同じだ」

 

叶星「去年と同じって……」

 

一葉「私たち参加してませんよね?」

 

映司「じゃあ、ルール説明」

 

映司はルールを説明した。

 

映司「皆さん、一流リリィ目指して頑張ってくださーい」

 

雨嘉「結梨がこっちにいる理由は?」

 

映司「このチェックは去年作者が、購入したものとかの話なんで、結梨にも参加していただきます。その代わりとっきーに手伝ってもらいます」

 

紅巴「は、はい!」

 

姫歌「いやいや、待ちなさいよ!?」

 

映司「なんですか、定盛姫歌さん」

 

姫歌「あんたの口調も腹立つけど、作者の話なんて、この小説となんも関係ないじゃない!」

 

『姫歌さん、次に反抗的な態度を見せたら映す価値無しにします』

 

姫歌「え?なに今の!?」

 

灯莉「んー?定盛、消えちゃうの?」

 

映司「消えるというか、この話の中での出番がなくなるだけだな。ようは置き物になるだけだ」

 

灯莉「なら大丈夫だね☆」

 

姫歌「大丈夫じゃなーい!」

 

千香瑠「映司くん、藍ちゃんはどうするの?」

 

映司「その辺は大丈夫。瑤様とミリアムが世話してくれるから」

 

一葉「人数は関係なさそうですもんね」

 

映司「じゃあ、スタート」

 

紅巴「1問目です!」

 

映司「2021年、作者が課金したゲームは何か?」

 

鶴紗「本当にこの小説に関係ないな」

 

映司「一柳隊Aからは、夢結様、梅様。一柳隊Bからは、鶴紗様、楓様。ヘルヴォルからは、一葉様、恋花様。グラン・エプレからは、高嶺様、姫歌様。早く移動してください」

 

恋花「今呼ばれたばかりなんだけど!?」

 

映司「問題数が多いから」

 

紅巴「Aがシンフォギアとガルパ、Bがラスバレとグルミクです!」

 

司会

映司、紅巴(アシスタント)

 

一柳隊A

梨璃、結梨、夢結、梅、百由

 

一柳隊B

楓、二水、鶴紗、神琳、雨嘉

 

ヘルヴォル

一葉、千香瑠、恋花

 

グラン・エプレ

叶星、高嶺、灯莉、姫歌

 

藍の世話係

ミリアム、瑤

 

夢結「最初は私たちね」

 

梅「2週間前は美夢ちゃんの誕生日のはずなんだよね〜」

 

夢結「梅?それは中の人が同じなだけの別キャラよ」

 

夢結と梅はBを選択。

 

楓「鶴紗さん。あなたなら分かるのでは?」

 

鶴紗「中の人が出てるだけだ……多分Bだろ」

 

楓と鶴紗はBを選択。

 

恋花「これ格付けにする必要ある?」

 

一葉「ないと思います……」

 

恋花「こういうやつの最初の答えはAのはず!」

 

一葉「ゲームやアニメの世界じゃないんですよ!?」

 

一葉と恋花はAを選択。

 

高嶺「これは簡単ね」

 

姫歌「高嶺様、わかるんですか!?」

 

高嶺「Bよ」

 

姫歌「なんで……」

 

高嶺「作者はプ〇セカにも課金しているもの」

 

姫歌「それとなんの関係が……」

 

高嶺「プロ〇カ時空での推しが私だもの」

 

姫歌「それ、触れちゃいけないやつですよね!?」

 

『高嶺さん、次にその件に触れたら定盛を消します』

 

姫歌「ついに定盛呼び!?」

 

高嶺「あら、ごめんなさい」

 

高嶺と姫歌はBを選択。

 

映司「正解はっぴょ〜。めんどくさいからここからで」

 

神琳「去年は扉の前まで行ってましたよね?」

 

映司「めんどくさい(今年はソーシャルディスタンス形式でやる)」

 

梨璃「本音が出てるよ?」

 

叶星「行ってきなさい」

 

映司「はーい」

 

映司は扉の前だ止まった。

 

映司「正解の扉を開けまーす」

 

映司はBの扉を開けた。

 

映司「正解はBでーす。選択問題で最初がAとか1っていう単純なことするわけないじゃないですかー」

 

恋花「なっ!?」

 

映司「正解の皆さん戻りましょー」

 

紅巴「一流リリィが3組。普通リリィが1組ですね……」

 

映司「次は3択です」

 

紅巴「間違えたら、ランクダウンしますが、絶対に選んではいけないものを選べば、3ランクダウンします」

 

映司「一柳隊Aからは梨璃様、結梨様、百由様。一柳隊Bからは二水様、神琳様、雨嘉様。ヘルヴォルからは千香瑠さん。グラン・エプレからは叶星様、灯莉様」

 

紅巴「問題はヴァンガードのマグノリアを選んでください」

 

千香瑠「本当に関係ないもので進んでいくのね……」

 

映司「ここにいる人たちに正解を伝えます」

 

映司はCの紙を見せた。

 

夢結「正解はCなのね」

 

映司「3ランクダウンはこれ」

 

映司はBの紙を見せた。

 

鶴紗「Bか」

 

姫歌「Aが1ランクダウンなのね」

 

映司「じゃあ誰がどれ選ぶか見てみよ〜」

 

千香瑠「人と動物?」

 

千香瑠はCを選択。

 

灯莉「かなほせんぱい、これCだよ☆」

 

叶星「どうして?」

 

灯莉「別次元のぼくが使ってるから☆」

 

叶星「触れないほうがいいやつよね……」

 

叶星と灯莉はCを選択。

 

梨璃「人と動物ですね」

 

結梨「でもAとBって同じだよね?」

 

百由「少し違うくらいね」

 

梨璃「だとしたらこの似てるやつは引っ掛けなのでしょうか?」

 

夢結「梨璃……!?」

 

映司「さすが梨璃。俺の期待を裏切らないな」

 

梅「映司、似たようなの選択肢に入れたのって」

 

映司「単純な人間なら、引っ掛けだと思って3ランクダウン選ぶかなって」

 

結梨「だったらB?」

 

百由「でも、問題作ったのが映司だとすると……」

 

3人はそれぞれ別の選択肢を選んだ。

 

梨璃「割れましたね……」

 

結梨「どうするの?」

 

百由「リーダーの選択したのにしましょうか」

 

梨璃「いいんですか?」

 

百由「今の私は一柳隊のメンバーだからね」

 

3人はBを選択。

 

映司「あーあ、やっちゃった」

 

雨嘉「Cだよ」

 

二水「雨嘉さん分かるんですか!?」

 

神琳「別次元の雨嘉さんもやってますからね」

 

3人はCを選択。

 

映司「正解の扉を開けまる前に、3ランクダウンの部屋を開けます」

 

映司はBの部屋を開けた。

 

映司「ここは絶対に選んじゃいけない部屋です。作者はポケモ〇カードはやってません」

 

百由「知らないわよ!」

 

映司「正解の扉は……」

 

映司はCの扉を開けた。

 

映司「正解はCです。ひとりくらいAに行くかなと思ったけど誰もいかなかったな」

 

紅巴「最終問題です!」

 

『ここでお知らせがひとつ。結梨さん、叶星さん、高嶺さん』

 

叶星「はい?」

 

『次の問題、間違えたらヒロイン交代となりますので、よろしくお願いします』

 

叶星「え?」

 

高嶺「梨璃さんは?」

 

『梨璃さんは……仕方ないです。映司君をオーマジオウに変身させないといけなくなるので』

 

映司「ジオウにすら変身してないんだから、オーマジオウの名前は出すなよ……」

 

『ということで僕は帰ります。明日は椿さんの誕生日なので、美夢ちゃんと関わりある人物の誕生日は書くつもりなので』

 

姫歌「最後の最後まで関係ないこと言って帰ったわね……」

 

映司「一柳隊Aからは、夢結とマッドサイエンティスト。一柳隊Bからは楓様と二水様。ヘルヴォルからは一葉さんと千香瑠さん。グラン・エプレからは叶星様と高嶺様。この問題は間違えれば即消えます」

 

紅巴「問題は作者が先月から今日までのガチャで推しを引けたどうかです!Aが引けたでBが引けなかったです!」

 

映司「ラスバレは含まないから、それ以外のゲームで」

 

紅巴「それでは移動してください!」

 

百由「この答えは引けたよ」

 

夢結「どういうこと?」

 

百由「XDUで奇跡の殺戮者を引いてるもの」

 

夢結と百由はAを選択。

 

二水「引けたで正解のはずです!」

 

楓「待ちなさい。ちびっこ1号」

 

二水「本当ですよ!?ガルパで正月のましろちゃんを引いているんですから」

 

楓「確かに……それなら引けたですわね……」

 

楓と二水もAを選択。

 

一葉「どちらなのでしょう……」

 

千香瑠「私たちは消えても何かあるわけじゃないから、気楽に選びましょう?」

 

一葉「そうですね……ならBにします!」

 

映司「はい、ヘルヴォルアウト〜」

 

叶星「高嶺ちゃんは分かる?」

 

高嶺「プロセ〇では引けてないわよ」

 

叶星「他のゲームよね……」

 

高嶺「分からないわね……」

 

叶星「どうせ引けてないわよ!」

 

叶星と高嶺はBを選択。

 

姫歌「あ」

 

灯莉「誰になるんだろ〜☆」

 

映司「グラン・エプレアウト〜」

 

紅巴「私も消えるんですか?」

 

映司「とっきーは司会だからセーフだよ」

 

紅巴「そ、そうですか」

 

映司「結果発表しまーす」

 

映司はAの扉を開けた。

 

映司「正解はAです。作者はグルミクで誕生日の美夢ちゃん。XDUでキャロル。ガルパで正月のましろちゃんを引いています。〇ロセカ?こはねちゃんですけど?」

 

紅巴「最終結果は一流リリィと三流リリィが1組ずつでした!」

 

最終結果

一柳隊A(三流リリィ)

 

一柳隊B(一流リリィ)

 

ヘルヴォル(出番無し)

 

グラン・エプレ(出番無し)

 

映司「おかしいな〜?あと数人いたはずなんだけどな〜」

 

紅巴「一流でも簡単に消えるんですね……」

 

映司「それが格付けチェックです。以上、一流リリィは誰だ?格付けチェックでした〜」

 




ということで、たかなほルートが灯莉ちゃんと定盛ルートになります(ガチ)

選択肢はルーレットで決めてるから、不正は一切してません(ふざけてヒロイン変わるとか言ったら、本当に変わることになって笑ってる)


新しいサジット・アポロドラゴン公開されましたね。名前長くて強いって印象しかないけど


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バレンタイン特別編 めんどくさいことになった

バレンタインの話です。いつもより手抜きだけど


映司「なんか嫌な予感がする……」

 

映司は闇黒剣月闇で空間を開いた。

 

依奈「映司」

 

映司「なんだ?」

 

依奈「今日バレンタインでしょ?だから……あげるわ」

 

依奈は映司にチョコを渡した。

 

映司「最初は依奈からか。ありがとう……じゃあな」

 

映司は空間の中に入った。

 

百由「よく集まってくれたわね!」

 

夢結「今度はなんなのよ……」

 

百由「映司に一番最初にチョコを渡した人に、映司を好きにできる権利を上げるわ!」

 

ミリアム「映司がまた巻き込まれとる……」

 

百由「明日だけだけどね」

 

灯莉「もし、ぼくたちより先に映司にチョコを渡してた人がいたらどーするの?」

 

百由「いないわよ……多分」

 

雨嘉「ルール的にはいたらその人になるんじゃないのかな?」

 

一葉「個人戦ですか……」

 

百由「特に禁止事項もないから、スタートよ!」

 

映司は……

 

映司「美味しいな」

 

依奈のチョコを食べていた。

 

映司「……気のせいか?いやでも……あの身の危険が迫るような感じは……今日はバレンタイン……あのマッドサイエンティスト、何か思いついてそうだな……」

 

叶星「見つけた!」

 

映司「……叶星」

 

映司は少し下がった。

 

叶星「どうしたの?」

 

映司「百由様に何を言われた?」

 

叶星「……何も言われてないわよ?」

 

映司「……」

 

叶星「いいから、これを受け取りなさい!」

 

映司「……っ!」

 

映司は縮地を発動して逃げた。

 

高嶺「逃がさないわよ……!」

 

高嶺はゼノンパラドキサを発動した。

 

映司「やっぱり、たかにゃん先輩もいたか!」

 

映司はフェイズトランセンデスを発動した。

 

灯莉「映司ー」

 

映司「っ!?」

 

灯莉「チョコあげるよ☆」

 

映司「……灯莉」

 

灯莉「ぼく二番目でしょー?」

 

映司「え?あ、ああ……依奈から貰ったからな」

 

灯莉「だったら逃げる必要はないよ☆」

 

映司「あのマッドサイエンティストが、なんて言ったか教えてくれ」

 

灯莉「うん☆」

 

灯莉は百由に言われたことを全て話した。

 

映司「だったら勝負は依奈と灯莉の勝ちか」

 

灯莉「ぼくもー?」

 

映司「平和的な解決方法だろ」

 

高嶺「その解決方法は私と叶星の場合でも提案するのかしら?」

 

映司「……多分」

 

叶星「……灯莉ちゃんに甘すぎるわ」

 

映司「ふたりと違って純粋だから」

 

灯莉「んー?」

 

映司「俺は先に戻る」

 

叶星「ほどほどにね」

 

映司は闇黒剣月闇で空間を開いた。

 

百由「さて、どうなったかな〜」

 

依奈「百由、今度はなにしてるの?」

 

百由「映司に誰が一番最初にチョコを渡すか見るのよ」

 

依奈「それなら私が一番最初だと思うわ」

 

百由「へ?」

 

依奈「私が最初って言ってたもの」

 

映司「そういうことだ」

 

百由「え、映司……!?」

 

映司「さて……覚悟はできてるよな?」

 

百由「えっと……なんでアークワンに?」

 

映司「俺からのプレゼントだ。マッドサイエンティスト……ありがたく受け取れ!」

 

映司は聖剣とCHARMを召喚して、百由に向けて放った。

 

百由「いらないわよ!」

 

灯莉以外のチョコは映司の部屋に山積みになってたらしい。

 

映司「ああ、明後日だな」

 

灯莉『うん!楽しみにしてるね☆』

 

映司「依奈は何する気なんだ?」

 

依奈「楽しみにしてなさい」

 




依奈様と灯莉ちゃんの話はやる


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ホワイトデー特別編 結梨のおつかい

どうしてこうなった感の強い話。なんで、結梨ちゃんがアレになってるんだろ……

しかも、ホワイトデーギリギリである

復活のコアメダル見たよ。ネタバレになるからあれだけど、まぁ……うん









あ、ミカファールさん、おかえり。そのまま、フェリングと一緒に帰ってください


映司「結梨、何されるか分からないから、お返し渡しといてくれ」

 

映司はお菓子の入った袋を渡した。

 

映司「さて、1日どうするかな……」

 

映司は縮地を発動した。

 

結梨「梨璃たちには渡したし、あとはヘルヴォルとグラン・エプレだ」

 

結梨は映司の作ったお菓子を一柳隊に配っていた。

 

結梨「ひとつ足りない……?」

 

結梨は袋に入ったお菓子を数えていた。

 

映司「……?あれ?」

 

映司はポケットからマカロンが入った

袋を取り出した。

 

映司「……結梨と合流しよう」

 

結梨「千香瑠、これ」

 

結梨はお菓子の入った袋を渡した。

 

千香瑠「これって……」

 

結梨「映司に頼まれたから」

 

千香瑠「ありがとう」

 

結梨「神庭に行くね。ばいばい」

 

結梨がエレンスゲから出たとき、既に映司は神庭にいた。

 

映司「……ということで、あとで結梨が来る」

 

紅巴「結梨さんですか?」

 

映司「同室だし、結梨がちょうどよかった」

 

姫歌「なんで、自分で渡しに行かないのよ」

 

映司「百由様がなんかしてそうだから」

 

姫歌「今回は何もないわよ」

 

映司「そろそろか」

 

結梨「映司」

 

映司「渡したのか?」

 

結梨「うん。あとは姫歌と紅巴だけ」

 

映司「渡したし、帰るぞ」

 

結梨「うん」

 

警報が鳴った。

 

灯莉「ヒュージだ☆」

 

姫歌「もう食べ終わったの!?」

 

映司「すぐに終わらせるぞ」

 

叶星「準備はできてるわね?」

 

高嶺「じゃあ、映司」

 

映司「ああ」

 

映司は闇黒剣月闇で空間を開いた。

 

映司「おー、いたいた。しかも大量だ」

 

叶星「いくわ――」

 

映司&結梨「変身!」

 

「仮面ライダーゼロツー!」

 

「アークスコーピオン!」

 

映司と結梨はヒュージに向かって行った。

 

姫歌「アークスコーピオン!?」

 

叶星「ふたりとも!?」

 

紅巴「とんでもないスピードで、ヒュージが!」

 

高嶺「これは……」

 

叶星「高嶺ちゃん?」

 

灯莉「あのふたり、ボスでも探してるんじゃないのかな☆」

 

姫歌「ボス……?」

 

映司「……上か、結梨!」

 

結梨「うん!」

 

映司と結梨は結梨はキーを押し込んだ。

 

「ゼロツービッグバン!」

 

「エクスティンクションインパクト!」

 

映司&結梨「はあああああぁぁぁ!」

 

姫歌「跡形もなく消したわね……」

 

叶星「それよりも……」

 

高嶺「結梨、その姿は……」

 

結梨「映司がホワイトデーのお返しでくれたやつ」

 

叶星「映司君?」

 

高嶺「なんで、危険なモノ渡したの?」

 

映司「……これからの戦い、スティングスコーピオンだけだと限界が来る。暴走の危険性のある滅亡迅雷、アークの思考によるが暴走の心配はない、アークスコーピオン。グラン・エプレのリーダーとしての叶星ならどっちを選ぶ?」

 

叶星「……アークスコーピオンよ」

 

結梨「さっき使ったのは慣れておくため、普段はスティングスコーピオンで戦うって決めてる」

 

映司「このことを知ってるのは、百由様とお前たちだけだ」

 

結梨「百由が喋らなければ、非常時になるまではバレない」

 

映司「話し合いになる前に、没収されるからな」

 

結梨「それに、この力は皆を守るために使う力。壊すための力じゃない」

 

灯莉「……いいんじゃない?」

 

叶星「灯莉ちゃん?」

 

灯莉「結梨がアークスコーピオンを使わなくなるように、ぼくたちが強くなれば……」

 

高嶺「……そうね。そして、私は映司を超える」

 

映司「いいよ……超えられるものならな」

 




いや、ほんとにどうしてこうなった?ホワイトデーほぼ関係ないし


とりあえず4月にスリーブ出るから回収しなきゃ


















多分、うまぴょいに手を出したからこの時間になったんだ……


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クリスマス編 チキン?鮭?

ルパパト久しぶりに見たから、この話になりました。


映司「……クリスマスか」

 

結梨「クリスマスだね……百由に呼ばれてるから、工廠科に行ってくる」

 

映司「じゃあ、俺は雨嘉と神琳の手伝いでもするか……」

 

工廠科

 

結梨「百由、来たよ」

 

百由「待ってたわ……結梨ちゃん!」

 

結梨「これ、なに?」

 

結梨は目の前に立っている、ヒュージロイドを見つめた。

 

百由「メカ・サモーン・シャケキスタンチン・ロイドよ」

 

結梨「サーモン?シャケ?食べれるの?」

 

百由「食べれないわよ。それと、サーモンじゃなくて、サモーンね?」

 

結梨「また、壊せばいいの?」

 

百由「……そう簡単には壊れないわよ?」

 

結梨「私だけでも、壊せそうだけど?」

 

百由「グラウンドに行きましょうか」

 

結梨と百由グラウンドに移動した。

 

百由「起動!」

 

百由はサモーンを起動した。

 

サモーン「我が名はサモーン・シャケキスタンチン!今年のクリスマスはシャケ一色に染めてやる!ノーモアチキン!チキンの代わりにシャケを食べろ~!」

 

百由「え?」

 

結梨「……うるさい」

 

サモーン「……チキンの匂い?殴り込みだ!」

 

サモーンは結梨と百由の前から、走り去った。

 

結梨「……」

 

百由「あはは……結梨ちゃん?」

 

結梨「……止めるよ」

 

百合ヶ丘女学院 家庭科室

 

雨嘉「手伝ってくれてありがとう……映司」

 

映司「暇だったし……ちょうどいいかなって」

 

神琳「わたくしたちだけでも、間に合うと思うのですが、映司さんが手伝ってくださるおかげで、予定より早く終わりそうですね」

 

雨嘉「うん……」

 

サモーン「殴り込みだ!」

 

サモーンは家庭科室に入ってきた。

 

雨嘉「な、なに!?」

 

神琳「映司さん、これは……」

 

映司「あのバカアーセナルだろ」

 

サモーン「突然押し入っておいて何だが、クリスマスにチキンを食うな~ッ!ノーチキン!ノーチキン!代わりにシャケを置いてくぜ。はい、逃げろ!」

 

サモーンは映司たちが、料理していたチキンを奪い、鮭を置いて走り去った。

 

映司「……追うぞ」

 

神琳「はい」

 

雨嘉「……うん!」

 

映司たちはサモーンを追った。

 

結梨「映司!」

 

映司「結梨……?」

 

結梨「遅かったみたいだね」

 

映司「結梨、バカのところに誰かいるか?」

 

結梨「花凜がいるよ……目を離したらダメとも言っておいた」

 

映司「そうか……なら、4人であれ壊すか」

 

グラウンドまで、追ってきた4人、サモーンは……

 

サモーン「……返して欲しければ俺を倒すんだな!」

 

映司「……えい」

 

映司はアタッシュカリバー(アタッシュモード)を投げた。

 

サモーン「うあああ……!?」

 

サモーンは転んで、チキンを落とした。

 

映司「買い直しだな……」

 

雨嘉「そうだね」

 

サモーン「何をする……!」

 

映司「ここから出られると、探すのめんどくさいから……」

 

サモーン「ならば……!」

 

映司「させるか……!」

 

映司は縮地とフェイズトランセンデンスを発動した。

 

サモーン「なっ!?」

 

映司「っ!」

 

映司は火炎剣烈火を振り下ろした。

 

サモーン「ぐあああぁぁ!」

 

映司「鮭……落ちてきたんだけど……」

 

結梨「食べれるの?」

 

映司「鉄の塊から出てきたやつだぞ……普通に買いに行くよ……」

 

サモーン「……許さんぞ!」

 

映司「それはこっちのセリフだ!」

 

映司はゼロツードライバーを巻いた。

 

映司「変身!」

 

「ゼロツージャンプ!」

 

「ゼロツーライズ!」

 

「仮面ライダーゼロツー!」

 

結梨「私たちも……!」

 

「バーニングファルコン!」

 

「スティングスコーピオン!」

 

「音銃剣錫音!」

 

サモーン「4対1は卑怯だと思わないのか!」

 

映司「時間がないんだよ!手段なんて選んでられるか!」

 

映司はドライバーに装填されているプログライズキーを押し込んだ。

 

「ゼロツービッグバン!」

 

「インフェルノウィング!」

 

結梨はフォースライザーのトリガーを引いた。

 

「スティングディストピア!」

 

神琳はバーニングファルコンプログライズキーのボタンを押した。

 

「インフェルノウィング!」

 

雨嘉は音銃剣錫音から、ヘンゼルナッツとグレーテルワンダーライドブックを取り外して、音銃剣錫音のシンガンリーダーに読み込ませた。

 

「ヘンゼルナッツとグレーテル!イェーイ!」

 

神琳はスラッシュライザーのトリガーを、雨嘉は音銃剣錫音のトリガーを引いた。

 

「バーニングレインラッシュ!」

 

「錫音音読撃!イェーイ!」

 

映司「俺たちからクリスマスプレゼントだ……ありがたく受け取れ!」

 

4人は飛び蹴りを放った。

 

映司「……肉、買ってくる」

 

雨嘉「うん……準備してるね」

 

神琳「結梨さん、手伝っていただけますか?」

 

結梨「うん。いいよ」

 

その後、肉と鮭を買ってきた映司が、料理を作ってクリスマスパーティーが始まった。

 




コマンドバックル、ヴィジョンドライバー、アリス(figma)、ミオリネ、エアリアル、Vol-Val-8(金トレ)1枚、ミネルヴァFFR2枚、シリアルミネルヴァ(貰い物)……今月、いつもより出費がすごいことになってる……って、思いながら年を越すんだなって思いました

シリアルミネルヴァは、友達がくれた理由が本当に分からない……


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大晦日編 大晦日に何やってんだ……マッドサイエンティスト

大晦日……まったく関係ないです。サブタイくらいしか掠ってません。


映司君VS百由様です。


百由「映司!勝負よ!」

 

映司「毎年、俺に喧嘩売ってくるんだな」

 

百由「……私の実験に付き合っても、無事なのはあなただけよ」

 

映司「俺以外が無事じゃないものは実験とは言えない」

 

百由「この力で、今年こそ!」

 

百由はドライバーを取り出す。

 

映司「なんだそれ……」

 

百由「デモンズドライバーよ!」

 

映司「……ツーサイドライバーのついでに作ってたのか」

 

百由「他のバイスタンプも作ってたから、時間がかかったけど……この力であなたを倒す!」

 

百由はデモンズドライバーを巻いた。

 

「デモンズドライバー!」

 

百由はスパイダーバイスタンプのボタンを押した。

 

「スパイダー!」

 

百由はドライバーのスタンプ台にスパイダーバイスタンプを押し込んだ。

 

「Deal……」

 

百由「変身!」

 

百由はスパイダーバイスタンプをドライバーに押印した。

 

「Decide up!」

 

「Deep.(深く) Drop.(落ちる) Danger……(危機)」

 

「(仮面)rider Demons!」

 

百由「仮面ライダーデモンズ……調整段階だけどね」

 

映司「いいね……俺は好きだ」

 

百由「調整段階とはいえ、スペックはエレメンタルドラゴンと同等まで引き上げてあるわ」

 

映司「調整段階で、エレメンタルと同等か……」

 

映司はアークドライバーを巻いた。

 

「アークドライバー!」

 

映司はアークワンプログライズキーのボタンを押した。

 

「アークワン!」

 

映司「変身」

 

映司はドライバーにプログライズキーを装填した。

 

「シンギュライズ!」

 

「破壊 破滅 絶望 滅亡せよ」

 

「コンクルージョン・ワン」

 

映司「調整段階なら、一撃で終わらせたほうがいいのか?」

 

百由「ええ、試したいことがあったから、一撃で終わらせましょう」

 

百由はドライバーのデモンズノックを押し込んだ。

 

「Add」

 

百由はバッタバイスタンプのボタンを押した。

 

「バッタ!」

 

百由はドライバーのスタンプ台に、バッタバイスタンプを押し込んで、ドライバーに押印した。

 

「Dominate up!」

 

「バッタ!ゲノミクス!」

 

百由「まだまだ……いくわよ!」

 

百由はドライバーのデモンズノックを押し込んだ。

 

「Add」

 

百由はコンドルバイスタンプのボタンを押した。

 

「コンドル!」

 

百由はドライバーのスタンプ台に、コンドルバイスタンプを押し込んで、ドライバーに押印した。

 

「Dominate up!」

 

「コンドル!ゲノミクス!」

 

百由「くっ……うっ……」

 

映司「百由様!」

 

百由「大丈夫よ……私の限界がここまでってことよ」

 

百由はドライバーのデモンズノックを2回押し込んだ。

 

「More!」

 

百由「準備しなさい……映司」

 

映司「……分かった」

 

映司はアークドライバー上部のアークリローダーを押し込んだ。

 

「悪意」「恐怖」「憤怒」「憎悪」「絶望」「闘争」「殺意」「破滅」

 

映司はドライバーに装填されている、プログライズキーを押し込んだ。

 

「パーフェクトコンクルージョン ラーニング8」

 

百由はドライバーのデモンズノックを押し込んだ。

 

「バッタ!コンドル!デモンズレクイエム!」

 

百由「はあああああぁぁぁ!」

 

百由は飛び蹴りを放った。

 

映司「はああああああぁぁぁ!」

 

映司は悪意のエネルギーを纏わせパンチを放った。

 

映司「うっ……」

 

百由「くっ……うっ……」

 

2人の変身は強制的に解除された。

 

映司「おい……百由様……大丈夫か?」

 

百由「え、ええ……動けないけどね……」

 

映司「本気じゃないとはいえ……アークワンと互角とはな……」

 

百由「悪いんだけど……運んでくれる?」

 

映司「まったく……」

 

映司は百由を背負った。

 

映司「今回だけだからな……」

 

百由「え……闇黒剣は?」

 

映司「調整中だよ……2、3日前に持ってただろ……」

 

百由「あ……」

 

映司「このまま一柳隊のところに行くか……」

 

映司は一柳隊の控室に入った。

 

梨璃「映司くん……おかえ……り?」

 

映司「うん……荷物増えたけど」

 

百由「荷物って言わないでくれる?」

 

ミリアム「何をしたんじゃ……百由様」

 

映司「実験」

 

映司は百由をソファに降ろした。

 

映司「あとはよろしく……ぐろっぴ」

 

ミリアム「お、おう」

 

梨璃「映司くん、手伝って!」

 

映司「わかった……」

 




ということで、百由様はスクランブルして、十種の遺伝子のアレに変身します。


デモンズとオーバーデモンズの変身者は決めてる、どっちにしようか迷ってるけど

年明けは格付○チェックかな……ネタないけど


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鴻〇「Happy Birthday!」
高嶺編 雷と闇の乱舞


たかにゃん先輩の誕生日の話(もう過ぎてる)

急いで書いたから、短いのは許してください。


神庭女子藝術高校

 

映司「いきなり呼び出されたと思ったら……なんだこの状況」

 

高嶺は映司に膝枕をしていた。

 

叶星「高嶺ちゃんが映司君に膝枕したいって言ったから……」

 

映司「訓練したいんだけど」

 

高嶺「……なら、私が相手になるわ」

 

映司「これでいいか」

 

映司は闇黒剣月闇を持った。

 

高嶺「私はこれにするわ」

 

高嶺は雷鳴剣黄雷を持った。

 

叶星「ふたりとも?訓練ってそれでするの?」

 

映司と高嶺は頷いた。

 

映司「ケガはするけど、死なないし大丈夫だろ」

 

叶星「そういう問題じゃないのよ!」

 

高嶺「叶星。心配しすぎよ」

 

映司「それに……もう少しで警報が鳴るぞ」

 

映司の言葉と共に警報が鳴った。

 

叶星&高嶺「っ!?」

 

映司「叶星」

 

叶星「どうしたの?」

 

映司「ヒュージなら斬っても問題ないよな?」

 

叶星「ええ」

 

高嶺「行くわよ」

 

3人はヒュージの出現場所へ向かった。

 

「ジャオウドラゴン!」

 

映司はジャオウドラゴンワンダーライドブックを取り出し、ページを開いて閉じた。

 

「ジャオウリード!」

 

映司はジャオウドラゴンワンダーライドブックを闇黒剣月闇にリードして、ドライバーにジャオウドラゴンワンダーライドブックをセットして、闇黒剣月闇のグリップエンドでドライバーのボタンを押した。

 

「闇黒剣月闇!」

 

「Jump out the book Open it and burst The fear of the darkness.」

 

「You make right a just,no matter dark joke.」

 

「Fury in the dark.」

 

「ジャオウドラゴン!」

 

「誰も逃れられない……」

 

「聖剣ソードライバー!」

 

高嶺はソードライバーを巻いた。

 

「ランプドアランジーナ!」

 

高嶺はランプドアランジーナワンダーライドブックを取り出してページを開いて閉じて、ランプドアランジーナワンダーライドブックを、ドライバーの左のスロットに装填した。

 

「ニードルヘッジホッグ!」

 

「トライケルベロス!」

 

高嶺はニードルヘッジホッグワンダーライドブックとトライケルベロスワンダーライドブックを取り出し、ページを開いて、ページを閉じて、ニードルヘッジホッグワンダーライドブックをドライバーの中央のスロットに装填して、トライケルベロスワンダーライドブックをドライバーの右のスロットに装填した。

 

高嶺「ハアッ!」

 

「黄雷抜刀!」

 

高嶺はドライバーから、雷鳴剣黄雷を抜刀した。

 

高嶺「変身!」

 

「ランプの魔神が真の力を発揮する!ゴールデンアランジーナ!」

 

「黄雷三冊!稲妻の剣が光り輝き、雷鳴が轟く!」

 

姫歌「叶星様!高嶺様!」

 

灯莉「やっぱり、映司もいるー☆」

 

紅巴「私たちも……!」

 

叶星「やめておきましょう」

 

叶星は姫歌たちに映司と高嶺が勝負の邪魔をされたことを伝えた。

 

灯莉「あのふたり怒ってるんだー☆」

 

映司と高嶺はゼノンパラドキサを発動した。

 

紅巴「ヒュージが減っていく……」

 

映司「たかにゃん先輩!」

 

高嶺「終わらせるわよ」

 

映司はジャオウドラゴンワンダーライドブックを閉じた。

 

「ジャオウ必殺読破!」

 

高嶺は雷鳴剣黄雷をソードライバーに納刀した。

 

「必殺読破!」

 

高嶺は雷鳴剣黄雷のトリガーを引いた。

 

高嶺「ハアッ!」

 

「黄雷抜刀!」

 

高嶺はドライバーから、雷鳴剣黄雷を抜刀して、映司は闇黒剣月闇のグリップエンドでドライバーのボタンを押した。

 

「ジャオウ必殺撃!」

 

「ケルベロス!ヘッジホッグ!アランジーナ!三冊斬り!」

 

高嶺「トルエノ・デル・ソル」

 

「サ・サ・サ・サンダー!」

 

映司は全身に闇を纏うと、4体の竜を召喚して、ヒュージたちに向けて放ち、高嶺は4体の竜と共にヒュージを斬り、飛び上がった。

 

映司&高嶺「はあああああぁぁぁぁ!」

 

高嶺は雷鳴剣黄の刀身に凄まじい雷撃を纏わせて斬撃を繰り出し、映司はジャオウドラゴンを放った。

 

「You are over.」

 

映司「これで話は終わりだ」

 

映司と高嶺は変身を解いた。

 

姫歌「全部倒しちゃった……」

 

6人は神庭女子へ戻った。

 

高嶺「映司」

 

映司「わがままなお姫様だな」

 

高嶺「今日はいいじゃない」

 

映司「それもそうだな」

 

叶星「結局この状態なのね……」

 

高嶺が映司に膝枕をしている。

 

映司「誕生日おめでとう……たかにゃん先輩」

 

こうして高嶺の誕生日は終わった。

 




次はちゃんと当日中に書きます。



スリーブとプレイマットは梨璃ちゃんだけは確保した。


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高嶺編2 星空への願い

たかにゃん先輩の誕生日メモリア?灯莉ちゃんと千香瑠様(新衣装)で石が消えてるから引いてない。


ヴァイス買ったら咲希ちゃんのVR引いた。あとはSSPだけか……


今年は間に合った(ギリギリ)


映司「……行かないとダメだよな」

 

結梨「映司?どこ行くの?」

 

映司「神庭というより、たかにゃん先輩に呼ばれた」

 

結梨「今日は高嶺の誕生日だもんね」

 

映司「行ってくる」

 

映司は闇黒剣月闇で、空間を開いて中に入った。

 

灯莉「たかにゃんせんぱい。今日、すごい気合い入ってるね☆」

 

姫歌「映司と出かけるんだから、仕方ないわよ」

 

紅巴「でも、映司さん。パーティーに来ませんでしたね……」

 

叶星「高嶺ちゃんが、映司君とはパーティー終わったあとに、ゆっくり過ごすって言ってたわ……」

 

姫歌「このあとって……帰ってくるんですか?」

 

叶星「映司君の家にでも泊まるんじゃないかしら」

 

灯莉「映司の家!?ぼくも行きたーい!」

 

高嶺「ふふっ、随分と賑やかね」

 

叶星「準備できたの?」

 

高嶺「ええ、あとは映司を待つだけよ」

 

映司は……

 

映司「誕生日プレゼント……どうしようかな……」

 

高嶺の誕生日プレゼントを探していた。

 

映司「たかにゃん先輩は、一緒にいるだけでいいって言ってたけど、何か渡したいんだよな……ん?」

 

映司は店の壁に貼ってある紙を見た。

 

映司「これだ!」

 

警報が鳴った。

 

映司「ヒュージ……神庭の管轄だし、合流できたら倒してそのまま行くか」

 

映司はヒュージの出現場所へ向かった。

 

叶星「ヒュージね、高嶺ちゃんは……」

 

高嶺「行くわよ」

 

紅巴「もしかしたら、映司さんも向かっているかもしれません!」

 

姫歌「叶星様、行きましょう!」

 

灯莉「ヒュージ討伐にしゅっぱーつ!」

 

グラン・エプレもヒュージの出現場所へ向かった。

 

映司「グラン・エプレは……まだ来てないか」

 

映司はゼロワンドライバーを巻いた。

 

「ゼロワンドライバー!」

 

映司「久しぶりに、これ使うか」

 

映司はシャイニングアサルトホッパープログライズキーのボタンを押した。

 

「ハイパージャンプ!」

 

映司はドライバーにキーをスキャンした。

 

「オーバーライズ!」

 

映司「変身!」

 

映司はキーを展開してドライバーに装填した。

 

「プログライズ!」

 

「ハイブリッドライズ!」

 

「シャイニングアサルトホッパー!」

 

「No chance of surviving this shot.」

 

映司「シャインシステム……起動!」

 

映司はシャインクリスタを、呼び出してヒュージを攻撃させた。

 

灯莉「おーい☆映司!」

 

映司「……灯莉?」

 

叶星「映司君!」

 

映司「叶星……グラン・エプレも揃ったか」

 

姫歌「シャイニングアサルトホッパー……久しぶり見たような気がするわ」

 

紅巴「映司さん、ヒュージは?」

 

映司「シャインシステムで、半分くらいは倒した」

 

高嶺「それでも、多いってことね」

 

映司「同時攻撃で、一気に片付けたいんだけど大丈夫か?」

 

叶星「ええ、その作戦でいきましょう」

 

グラン・エプレ「変身!」

 

「オーシャンヒストリー!」

 

「昆虫CHU大百科!」

 

「EDEN the KAMEN RIDER!」

 

「ゴールデンアランジーナ!」

 

「風双剣翠風!」

 

映司「同時攻撃だ!」

 

映司はバイティングシャークプログライズキーのボタンを押した。

 

「ファング!」

 

映司はオーソライズバスターに、バイティングシャークプログライズキーを装填した。

 

「Progrise key confirmed.」

 

映司はオーソライズバスターをゼロワンドライバーにスキャンした。

 

「ゼロワンオーソライズ!」

 

紅巴は風双剣翠風から、猿飛忍者伝ワンダーライドブックを取り外して、猿飛忍者伝ワンダーライドブックを、風双剣翠風のシンガンリーダーに読み込ませた。

 

「猿飛忍者伝!ニンニン!」

 

灯莉は煙叡剣狼煙のデフュージョンプッシュを2回押した。

 

「狼煙霧中!」

 

姫歌は時国剣界時の刀身を引き抜き、刀身をセットした。

 

「必殺時刻!」

 

高嶺は雷鳴剣黄雷をソードライバーに納刀して、トリガーを引いた。

 

「必殺読破!」

 

高嶺はドライバーから、雷鳴剣黄雷を抜刀した。

 

「黄雷抜刀!」

 

叶星はドライバーから、キーを引き抜きサウザンドジャッカーに装填した。

 

「Progrise key confirmed. Ready to break.」

 

叶星はサウザンドジャッカーのジャックリングを引いた。

 

「サウザンドライズ!」

 

映司「っ!」

 

映司はシャインシステムで、ヒュージを攻撃した。

 

映司「今だ!」

 

「ゼロワンバスターボンバー!」

 

「翠風速読撃!ニンニン!」

 

「煙幕幻想撃!」

 

「オーシャン三刻突き!」

 

「ケルベロス!ヘッジホッグ!アランジーナ!三冊斬り!」

 

「サ・サ・サ・サンダー!」

 

「サウザンドブレイク!」

 

6人「はあああああぁぁぁ!」

 

6人は同時に攻撃を放った。

 

映司「……全部倒せな」

 

灯莉「ほんと?」

 

映司「鷹の目でも確認した」

 

叶星「……みんな、お疲れ様」

 

映司「じゃあ、叶星。たかにゃん先輩のこと借りるぞ」

 

叶星「ええ、高嶺ちゃんのことよろしくね」

 

映司「行こう、たかにゃん先輩」

 

高嶺「ええ」

 

映司「たかにゃん先輩、何か欲しいのある?」

 

高嶺「今日、あなたといるだけでいいって、言ったはずよ?」

 

映司「もう用意してあるんだけど」

 

高嶺「え?」

 

映司「ほら、ここ」

 

高嶺「プラネタリウム?」

 

映司「神庭に行く前に広告で……それに、たかにゃん先輩には訓練の相手になってもらってるから、お礼したかったから」

 

高嶺「映司……」

 

映司「始まるぞ」

 

『星へ祈りを込めましょう』

 

映司「祈ったところで……叶うわけ……」

 

高嶺「もしかしたら、叶うかもしれないわよ?」

 

映司「やるだけやってみるか」

 

高嶺「星に願いを……まさに、広告通りね」

 

映司(梨璃やたかにゃん先輩……俺の大切なものを守るために、誰よりも強く……そして――)

 

高嶺(叶星や灯莉さんたちを守れる強さを……そして、映司の隣で戦える力を……)

 

プラネタリウム上映終了後

 

映司「たかにゃん先輩、神庭まで送ろうか?」

 

高嶺「ありがとう、助かるわ」

 

神庭女子藝術高校 校門前

 

映司「たかにゃん先輩、誕生日おめでとう」

 

高嶺「ええ、ありがとう」

 

高嶺は映司の頬にキスをした。

 

高嶺「お礼よ」

 

映司「あはは……」

 

叶星「随分と楽しそうね?ふたりとも?」

 

映司「ほら、たかにゃん先輩。お姫様がお怒りだぞ」

 

高嶺「あら?映司に怒っているんじゃないの?」

 

叶星「あなたたちねぇ……!」

 

映司「たかにゃん先輩……」

 

高嶺「ええ!」

 

映司&高嶺「にっげろー☆」

 

映司と高嶺はゼノンパラドキサを発動した。

 

叶星「待ちなさない!映司君!高嶺ちゃん!」

 

高嶺「たまには……灯莉さんのマネをしてみるのも悪くないわね」

 

映司「そもそも、なんで逃げることになったんだっけ……」

 

映司と高嶺が叶星から、逃走したことにより、高嶺の誕生日は幕を閉じた。

 




全体的に雑。

アーツのアークゼロは予約した。ゼロツー(イズ)も予約する


たかにゃん先輩、誕生日おめでとう


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梨璃編 最高の誕生日プレゼント

トンデモワンダーズ(プロセカ)してたら過ぎた……っていうのは嘘です……サブタイ考えてたら過ぎました。

オリジナル章は終わってます……なので、平和です。


誕生日メモリア?交換したよ?


6月19日……の前日

 

映司「なんのようだ?楓」

 

楓「貴方に梨璃さんを、独占させるわけにはいかないので」

 

映司「夢結姉には許可もらってるぞ?」

 

楓「わたくしは許可してませんわ」

 

映司「夢結姉にも聞いたけど、許可いるのか?」

 

楓「……」

 

映司「だったら決めようか……どっちが梨璃を独占できるか」

 

楓「上等ですわ!」

 

映司と楓は訓練場に移動した。

 

映司「夢結姉、ごめんな?」

 

夢結「結果はわかってるから大丈夫よ」

 

この勝負の審判は夢結になった。

 

楓「変身!」

 

楓はアメイジングコーカサスプログライズキーをサウザンドライバーに装填した。

 

「パーフェクトライズ!」

 

「When the five horns cross, the golden soldier THOUSER is born.」

 

映司「これでいいか」

 

「ジャアクドラゴン!」

 

「ジャアクリード!」

 

映司はジャアクドラゴンワンダーライドブックを闇黒剣月闇にリードして、ドライバーにジャアクドラゴンワンダーライドブックをセットした。

 

映司「変身!」

 

映司は闇黒剣月闇のグリップエンドでドライバーのボタンを押した。

 

「闇黒剣月闇!」

Get go(月光!) under conquer(暗黒!) than get keen.(斬撃!)

 

「ジャアクドラゴン!」

 

「月闇翻訳!光を奪いし漆黒の剣が、冷酷無情に暗黒竜を支配する!」

 

夢結「変身解除か壁を破壊したら負けよ」

 

楓「映司さん、気をつけてくださいね?」

 

映司「もう一度、ドライバー破壊してやろうか?」

 

夢結「いいから、始めなさい」

 

映司「楓、プレゼントだ」

 

「01AI開発録!」

 

映司は01AI開発録ワンダーライドブックを取り出した。

 

「必殺リード!」

 

「マギア!」

 

映司は闇黒剣月闇に01AI開発録ワンダーライドブックをリードした。

 

「月闇必殺撃!」

 

映司「はあああああぁぁぁぁ!」

 

映司は闇黒剣月闇から、シャインクリスタを放った。

 

「習得一閃!」

 

楓「お返しいたしますわ!」

 

「ジャックライズ!」

 

楓はサウザンドジャッカーのジャックリングを引いた。

 

「ジャッキングブレイク!」

 

楓「はあああぁぁぁぁ!」

 

楓はサウザンドジャッカーからシャインクリスタを放った。

 

楓「前よりも、バケモノ化が進んだようですわね」

 

映司「お前も……強くなって……ないな」

 

楓「なっ!?」

 

夢結「煽りのレベルも上がってるのね……」

 

楓「許しませんわ!」

 

楓はドライバーからアメイジングコーカサスキーを抜いて、キーのボタンを押した。

 

「アメイジングホーン!」

 

アメイジングコーカサスキーをサウザンドジャッカーに装填した。

 

「Progrise key confirmed. Ready to break.」

 

楓はサウザンドジャッカーのジャックリングを引いた。

 

「サウザンドライズ!」

 

サウザンドジャッカーにコピーされているライダモデルが全て出現した。

 

「サウザンドブレイク!」

 

楓「はあああああぁぁぁ!」

 

楓はライダモデルを映司に向けて放った。

 

映司「っ!」

 

映司は空間を移動して、楓の背後に移動した。

 

楓「え?」

 

映司「やっぱり……避けるのはダメか」

 

夢結「映司!」

 

映司「わかってる!」

 

映司は壁の目の前まで移動した。

 

「ジャオウドラゴン!」

 

「誰も逃れられない……」

 

映司はジャオウドラゴンワンダーライドブックを閉じた。

 

「ジャオウ必殺読破!」

 

映司は闇黒剣月闇のグリップエンドでドライバーのボタンを押した。

 

「ジャオウ必殺撃!」

 

映司「はあああああぁぁぁぁ!」

 

映司は全身に闇を纏うと、4体の竜を召喚して、闇黒剣月闇の刀身にまとわせた闇を、ジャオウドラゴン型のエネルギーとして放った。

 

「You are over.」

 

映司「俺の勝ちでいいよな?」

 

楓「……ええ」

 

映司と楓は変身を解いた。

 

夢結「映司、夕方までには戻ってくるのよ」

 

映司「ああ」

 

翌日……6月19日

 

映司「行くぞ、梨璃」

 

梨璃「うん!」

 

映司と梨璃は新宿へ向かった。

 

梨璃「……」

 

映司「どうした?」

 

梨璃「その……映司くんは行きたいところあるのかなって……」

 

映司「今日は梨璃の誕生日なんだし、梨璃の行きたいところでいいぞ」

 

梨璃「じゃあ……」

 

映司と梨璃は歩き出した。

 

梨璃「わぁぁぁ……!」

 

梨璃はジュエリーショップのガラスを見ていた。

 

映司「中に入るか?」

 

梨璃「でも……いいの?」

 

映司「ああ、梨璃の好きなようにしなよ」

 

映司と梨璃はジュエリーショップに入った。

 

映司(誕生日プレゼント……これでいいか……)

 

梨璃「映司くん」

 

映司「楽しめたか?」

 

梨璃「うん!」

 

映司と梨璃はジュエリーショップから出た。

 

映司「次はどこに行くんだ?」

 

梨璃「えーっと……」

 

梨璃が考えていると警報が鳴った。

 

梨璃「映司くん!」

 

映司「行くぞ、梨璃!」

 

映司と梨璃はヒュージの出現場所へ向かった。

 

映司「人の誕生日までに出てきやがって……」

 

「ジャオウドラゴン!」

 

映司はジャオウドラゴンワンダーライドブックを取り出し、ページを開いて閉じた。

 

「ジャオウリード!」

 

映司はジャオウドラゴンワンダーライドブックを闇黒剣月闇にリードして、ドライバーにジャオウドラゴンワンダーライドブックをセットして、闇黒剣月闇のグリップエンドでドライバーのボタンを押した。

 

「闇黒剣月闇!」

 

「ジャオウドラゴン!」

 

「誰も逃れられない……」

 

梨璃「あはは……」

 

梨璃は金の武器 銀の武器ワンダーライドブックのページを開いた。

 

「GOLD or SILVER」

 

梨璃は金の武器 銀の武器ワンダーライドブックのページを閉じて、ドライバーのブレードを開き、スロットに金の武器 銀の武器ワンダーライドブックを装填した。

 

「エックスソードマン!」

 

梨璃はエックスソードマンワンダーライドブックを取り出して、エックスソードマンワンダーライドブックのページを開いた。

 

「エピソード1 全ての色で戦え!」

 

梨璃はエックスソードマンワンダーライドブックのページを閉じて、ドライバーから光剛剣最光を引き抜き、エックスソードマンワンダーライドブックをバックルに装填した。

 

「最光発光!」

 

梨璃は光剛剣最光のグリップエンドでバックルのボタンを押した。

 

梨璃「変身!」

 

「Get all Colors!エックスソードマン!」

 

「エピソード1!」

 

「フルカラーで参上!ババババーン!」

 

映司「変身したけど、一撃で終わらせようか」

 

梨璃「そうだね!」

 

映司はジャオウドラゴンワンダーライドブックを閉じた。

 

「ジャオウ必殺読破!」

 

梨璃はエックスソードマンワンダーライドブックを閉じて、ページを開いて押し込んだ。

 

「フィニッシュリーディング!」

 

映司は闇黒剣月闇のグリップエンドでドライバーのボタンを押して、梨璃は光剛剣最光のグリップエンドでバックルのボタンを押した。

 

「ジャオウ必殺撃!」

 

「サイコーカラフル!」

 

梨璃「エックスソードブレイク!」

 

映司「はあああああぁぁぁぁ!」

 

映司は全身に闇を纏うと、4体の竜を召喚して、闇黒剣月闇の刀身にまとわせた闇を、ジャオウドラゴン型のエネルギーとして、ヒュージに向けて放った。

 

梨璃「はああああぁぁぁ!」

 

梨璃はヒュージに向けて、X字に斬撃を放った。

 

「You are over.」

 

梨璃「最光に決まったね!」

 

映司「ああ」

 

映司と梨璃は変身を解いた。

 

映司「……百合ヶ丘に戻らないとな」

 

梨璃「そうだね!」

 

映司と梨璃は百合ヶ丘に戻った。

 

夢結「もう少しで、梨璃と映司が帰ってくるわよ」

 

一柳隊の控室では梨璃の誕生日パーティーの準備が進んでいた。

 

梨璃「ただいまー!」

 

梨璃は一柳隊の控室に入った。

 

梨璃「あれ?」

 

映司「梨璃……」

 

9人「誕生日おめでとう!」

 

梨璃「わぁぁぁ……!みんな、ありがとう!」

 

梨璃の誕生日パーティーが始まった。

 

梨璃「楽しかったー!」

 

数時間が経って、梨璃の誕生日パーティーは終わり、映司と梨璃は片付けをしていた。

 

映司(ドアの前に9人か……)

 

梨璃「映司くん?」

 

映司「場所を変えようか」

 

映司は闇黒剣月闇で空間を開いた。

 

映司「梨璃」

 

梨璃「うん!」

 

映司と梨璃は空間に入った。

 

二水「逃げられました!」

 

梅「気づかれてたってことだな」

 

雨嘉「でも、どこに行ったんだろう?」

 

夢結(あの花畑かしら?)

 

結梨(あそこなら、邪魔されないからね)

 

夢結と結梨は映司と梨璃が、どこにいるか考えていた。

 

映司「ここなら、邪魔されないな」

 

梨璃「ここって……甲州?」

 

映司「……梨璃」

 

梨璃「どうしたの?」

 

映司「俺からの誕生日プレゼントは……」

 

映司は箱を開けた。

 

梨璃「え?」

 

映司「時間なかったから、既製品だけど……」

 

梨璃「これ……え?」

 

映司「誕生日おめでとう……梨璃」

 

梨璃「え、え?……でも、これ……」

 

映司「梨璃……左手出せ」

 

梨璃「え?う、うん……」

 

映司は梨璃の左手の薬指に指輪をはめた。

 

梨璃「映司くん……これ……どういう……?」

 

映司「前に言っただろ?添い遂げたいって」

 

梨璃「っ!?」

 

映司「俺と結婚してくれ……梨璃」

 

梨璃「……はい!」

 

翌日……梨璃が指輪をはめていたことにより、夢結と楓に問い詰められそうになったが、映司と梨璃は一緒に逃げていた。

 

二水「これは……いい記事になりそうです!」

 

映司「二水……俺と模擬戦するか?」

 

二水「映司さん!?」

 

映司の手には闇黒剣月闇と無銘剣虚無が……

 

二水「記事にはしないので許してくださあああぁぁい!?」

 

久しぶりに百合ヶ丘女学院で二水の絶叫が響き渡った。

 




映司君と梨璃ちゃん……いつ式をあげるんでしょうかね……映司君はほとんどお金を使うことがないので、指輪をプレゼントしても映司君からしたら、ちょっと高いプレゼントってだけです。


この時間に投稿した理由は6月19日が梨璃ちゃんの誕生日だから……せめて時間だけでも合わせようとした結果です(手遅れ)

オリジナル章はあと何話で終わるのかな……


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梨璃編2 たまには違う人たちと

なんか、モチベが高かったり、低かったりの落差が激しいせいで手抜きになった。高くならなくていいから、普通に戻ってくれないかなって書いてた


「ジャオウ必殺撃!」

 

「サイコーカラフル!」

 

映司「はあああああぁぁぁぁ!」

 

梨璃「やあああああぁぁぁぁ!」

 

映司と梨璃は聖剣から斬撃を放った。

 

映司「っ!」

 

梨璃(映司くんが下がった……チャンス!)

 

梨璃は光剛剣最光で光剛剣最光のグリップエンドでドライバーのボタンを押した。

 

「移動最光!」

 

「腕最高!」

 

「Fullcolor goes to arm!」

 

「エピソード2!カラフルソードで、ズバズバーン!」

 

梨璃「やああああぁぁぁ!」

 

映司「……」

 

映司は梨璃の攻撃を避けた。

 

梨璃「っ!?」

 

映司「はああああぁぁぁ!」

 

映司は闇黒剣月闇を振り下ろした。

 

神琳「そこまで!」

 

梨璃「負けたー!」

 

映司「俺が下がったのを見て、攻撃してきたのはいい判断だったぞ」

 

神琳「映司さん、わざとですよね?」

 

映司「梨璃が俺の想定より、強くなってたのは本当だけど」

 

神琳「あなたが戦闘訓練をしているからでは?」

 

映司「ライダーとしてなら、祀さんより俺が適任だしな」

 

花凜「そろそろ戻るよ」

 

一柳隊 控室

 

雨嘉「梨璃たちは?」

 

二水「えっと……映司さんと梨璃さん、結梨ちゃんと花凜さんは、外出届けを出して、そのまま行くみたいです」

 

夢結「私は梨璃から聞いていたわ」

 

神琳「わたくしは花凜さんから聞きました」

 

鶴紗「結梨も言ってたな」

 

映司たち4人は……

 

映司「はああああぁぁぁぁ!」

 

グラン・エプレと一緒に、ヒュージと戦っていた。

 

映司は刃王剣十聖刃のエンブレムを押し込んだ。

 

「刃王必殺リード!」

 

映司は刃王剣十聖刃のエンブレムをスライドさせた。

 

「既読十聖剣!」

 

映司は刃王剣十聖刃のエンブレムを戻した。

 

「刃王必殺読破!」

 

映司は刃王剣十聖刃のトリガーを引いた。

 

「刃王クロス星烈斬!」

 

映司「はああああぁぁぁ!」

 

映司は全ての聖剣を召喚して、ヒュージに放った。

 

叶星「急いで戦闘していたけど、何かあるの?」

 

映司「梨璃の誕生日」

 

高嶺「あなたたち、日帰りなら神庭に来ない?」

 

花凜「神庭に?」

 

映司「どうする?」

 

梨璃「私はいいよ!」

 

結梨「私も」

 

映司「いきなり行っていいのか?」

 

叶星「大丈夫よ。しばらく外征に出てるレギオンがいるもの」

 

紅巴「校長先生が一柳隊から、数名呼ぶと言っていたので大丈夫だと思います……」

 

神庭女子藝術高校

 

灯莉「パーティーだー!」

 

姫歌「ちょっと、灯莉!」

 

映司「来年はヘルヴォルとかな」

 

梨璃「そうだね!」

 

結梨「梨璃!梨璃が来ないとパーティーできないよ!」

 

梨璃「うん!わかった!」

 

梨璃は映司に手を差し出した。

 

梨璃「行こ?映司くん!」

 

映司は頷き、梨璃の手を取った。

 

映司「梨璃」

 

梨璃「ん?」

 

映司「誕生日おめでとう」

 

梨璃「うん!ありがとう!映司くん!」

 

 




このあと、一柳隊ともパーティーはするけどね

新ガチャはとっきーと千香瑠様は引けた。定盛は多分、交換する。去年みたいに後半なければ、たかにゃん先輩来ないと思うし


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灯莉編 定盛姫歌 死す☆

今日、ヴァンガードの新弾の発売日じゃん……1BOX買ってこよ……





今回は間に合った……灯莉ちゃん推しに変更したらいいのかな。今日から灯莉ちゃん推しに変更します(半分くらい本気)


神庭女子藝術高校

 

映司「おーい、灯莉」

 

灯莉「映司だ!どーしたの☆」

 

映司「お前、誕生日だろ?」

 

灯莉「じゃあ、今日はぼくが映司のこと好き放題していいんだね☆」

 

映司「好き放題って……」

 

灯莉「そーだ!ぼく、映司に教えて欲しいことがあるんだ☆」

 

映司「なんだ?」

 

灯莉「金魚グラタンとカンガルーのジャーキーって、どうやって作るの?」

 

映司「……はい?」

 

灯莉「定盛に食べさせようと思って☆」

 

映司「面白そうだな」

 

映司と灯莉は作業を始めた。

 

叶星「映司君?灯莉ちゃん?何してるの?」

 

灯莉「あっ!かなほせんぱい☆」

 

映司「金魚グラタンとカンガルーのジャーキー作ってる」

 

叶星「そうなのね……え?」

 

映司「食べても死なないし大丈夫だろ……多分」

 

叶星「作るなら普通の料理を作りなさいよ……」

 

灯莉「食べるのは定盛……」

 

叶星「映司君、灯莉ちゃん。そこに正座」

 

映司「なんで……」

 

叶星「いいから」

 

映司&灯莉「……にっげろー!」

 

映司は闇黒剣月闇、灯莉は煙叡剣狼煙を取り出し姿を消した。

 

叶星「あっ!待ちなさい!」

 

姫歌「叶星様?」

 

高嶺「どうかしたの?」

 

紅巴「なんですか?これ……」

 

叶星「金魚グラタンとカンガルーのジャーキー……らしいわ」

 

高嶺「……手紙?」

 

紅巴「誰からですか?」

 

高嶺「映司と灯莉さんからね」

 

叶星「なんて書いてるの?」

 

高嶺「『田んぼでナスを育てて、チャーハンに変身したら、定盛が全部食べてね☆』って書かれてるわよ」

 

姫歌「はああああ!?」

 

叶星「本気で食べさせる気だったのね……」

 

姫歌「そもそも、チャーハンに変身ってなによ!?」

 

紅巴「おふたりらしいというか……」

 

姫歌「もう許さないわよ……!」

 

紅巴「パーティーの準備は終わってますし……」

 

叶星「探しに行きましょう……あのふたりを捕まえるわよ!」

 

高嶺「紅巴さん、私たちは見ていたほうが安全よ」

 

紅巴「ど、どういうことですか……?」

 

高嶺「映司がいる時点で、素直に捕まえられるはずがないもの」

 

紅巴「つまり……?」

 

高嶺「映司と叶星が戦えば、私たちにも攻撃が当たる可能性があるのよ」

 

叶星「高嶺ちゃんと紅巴ちゃんはここで待ってて」

 

姫歌「灯莉たちが来たら捕まえといてください!」

 

映司と灯莉は……

 

映司「逃げちゃったな」

 

灯莉「そうだね」

 

映司「戻ったら、たかにゃん先輩と紅巴がいるからな……」

 

灯莉「かなほせんぱいと定盛が追って来てるのかー☆」

 

映司「逃げるか、戦うかだな」

 

灯莉「ねぇ、映司」

 

映司「ん?」

 

灯莉は映司の頬にキスをした。

 

映司「えーっと、灯莉さん?」

 

灯莉「ぼくからの感謝の気持ち……かな☆」

 

映司「感謝って……今日はお前の――」

 

灯莉「でも、感謝してるのはホントだよ」

 

映司「そっか……」

 

灯莉「映司って、かなほせんぱい以外のことぼくと同じ呼び方してるよね?」

 

映司「あー、だって最初の紹介で叶星は叶星先輩、たかにゃん先輩はたかにゃん先輩、定盛は定盛、とっきーはとっきー、灯莉は丹羽灯莉って紹介してきただろ?」

 

灯莉「そうだね☆」

 

映司「叶星は呼び捨てでいいって言われたからな」

 

灯莉「なるほどー」

 

映司「そろそろ戻るか」

 

灯莉「そうだね☆」

 

映司「叶星には謝らないとな」

 

灯莉「もう少しだけ、追いかけっこしたかったなー☆」

 

映司「見つからなかった――」

 

警報が鳴った。

 

灯莉「ヒュージだね☆」

 

映司「人の誕生日に出てくるのはいつも通りだな」

 

映司と灯莉はヒュージの出現場所へ向かった。

 

映司「叶星たち来る前に終わらせるか」

 

灯莉「うん☆」

 

「ジャオウドラゴン!」

 

「ジャオウリード!」

 

映司はジャオウドラゴンワンダーライドブックを闇黒剣月闇にリードして、ドライバーにジャオウドラゴンワンダーライドブックを装填して、闇黒剣月闇のグリップエンドでドライバーのボタンを押した。

 

「闇黒剣月闇!」

 

映司「変身!」

 

「ジャオウドラゴン!」

 

「誰も逃れられない……」

 

「昆虫大百科!」

 

灯莉は昆虫大百科ワンダーライドブックのを煙叡剣狼煙に装填した。

 

「狼煙開戦!」

 

灯莉は煙叡剣狼煙のトリガーを引いた。

 

灯莉「変身!」

 

「昆虫CHU大百科!」

 

「揺蕩う、切っ先!」

 

映司「ここから先は――」

 

灯莉「立ち入り禁止だよ☆」

 

映司は空間を開いて、ヒュージの目の前に移動した。

 

「ジャアクドラゴン!」

 

映司はジャアクドラゴンワンダーライドブックを取り出して、闇黒剣月闇にリードした。

 

「必殺リード!」

 

「ジャアクドラゴン!」

 

「月闇必殺撃!」

 

映司「はああああぁぁぁ!」

 

映司は闇黒剣月闇からジャアクドラゴンを放った。

 

灯莉「ぼくも負けてられないね☆」

 

灯莉は煙叡剣狼煙のデフュージョンプッシュを2回押した。

 

「狼煙霧中!」

 

灯莉は背中に煙で蝶の羽を形成し、煙叡剣狼煙のトリガーを引いた。

 

灯莉「やああああぁぁぁ!」

 

「煙幕幻想撃!」

 

灯莉は煙叡剣狼煙から、ヒュージに向けて赤い煙の刃を飛ばした。

 

映司「灯莉!」

 

灯莉「うん!」

 

映司はジャオウドラゴンワンダーライドブックを閉じた。

 

「ジャオウ必殺読破!」

 

灯莉は煙叡剣狼煙のデフュージョンプッシュを押した。

 

「狼煙霧中!」

 

映司は闇黒剣月闇のグリップエンドでドライバーのボタンを押して、灯莉は煙叡剣狼煙のトリガーを引いた。

 

「ジャオウ必殺撃!」

 

「インセクトショット!」

 

映司&灯莉「はあああああぁぁぁぁ!」

 

映司と灯莉は聖剣から、紫と赤の斬撃を放った。

 

叶星「ここね……って、ヒュージは?」

 

高嶺「そこのふたりが倒したみたいね」

 

姫歌「灯莉!映司!」

 

映司「定盛、マカロン食うか?」

 

姫歌「え?いただくわ」

 

灯莉「映司!ぼくもー!」

 

映司は姫歌にマカロンを渡した。

 

灯莉「あー☆」

 

映司「ほら」

 

映司は灯莉の口にマカロンを入れた。

 

映司「あっ!定盛――」

 

姫歌「かっらああぁぁぁぁい!」

 

紅巴「ひ、姫歌ちゃん!?」

 

叶星「映司君!」

 

映司「間違って、ロシアンルーレット用のやつ渡しちゃった……」

 

高嶺「わざとじゃないのね」

 

神庭に戻ると、映司と灯莉は叶星から説教された。

 

灯莉「長かったね……」

 

映司「逃げたからな……」

 

灯莉「映司、今日はありがとね☆」

 

映司「灯莉」

 

灯莉「ん?」

 

映司「誕生日おめでとう」

 

灯莉「うん!ありがと☆」

 

映司は灯莉の頭を撫でた。

 




田んぼで育ったナス、チャーハンに変身、金魚グラタン、カンガルーのジャーキーについては進藤あまねの「あまね部!」第12回の後半パートをご覧ください


ジャオウドラゴンさん、誕生日の話で今のところ皆勤賞である(理由?2ヶ月後にアーツ来るから)



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灯莉編2 灯莉にカードを渡す話

灯莉ちゃんの誕生日の話、誕生日メモリアは引けた

オースキャナーも届いたしイビルアイ編終わったら、エニグマやる前に、復活のコアメダルかな(多分)


映司「灯莉、誕生日プレゼントだ」

 

灯莉「やった!ありがとー!」

 

叶星「映司君、灯莉ちゃんに何を渡したの?」

 

映司「ビルドのデッキパーツ」

 

姫歌「あんた、わざわざシークレットの方を買ったのね……」

 

映司「金銭面的には、全然余裕だしな」

 

姫歌「灯莉のこと溺愛しすぎじゃない?」

 

映司「とっきーの次にまともだし」

 

高嶺「あなたの中で私たちの評価はどうなってるの?」

 

映司「たかにゃん先輩、叶星、定盛、灯莉、とっきーの順だな」

 

紅巴「喜んでいいのでしょうか……」

 

映司「気にしなくていいよ」

 

灯莉「映司!勝負しよ!」

 

映司「もう作ったのかよ……なら、やるか」

 

数十分後

 

叶星「なんというか……」

 

高嶺「映司がカウンターで、灯莉さんと同じことをするとはね……」

 

姫歌「でも、楽しそうですよ。灯莉」

 

紅巴「映司さんが、灯莉ちゃんと遊んでいる間に準備しませんか?」

 

叶星「そうね。準備しましょう」

 

灯莉の誕生日パーティー終了後

 

映司「よし、帰るか」

 

灯莉「えー!」

 

映司「もともと、灯莉にカード渡しに来ただけだし」

 

灯莉「いいじゃん!映司もケーキ食べようよー!」

 

映司「絶対、泊まってけって言うやつじゃん」

 

灯莉「いいじゃん!いいじゃん!」

 

姫歌「少し静かにしなさいよ……」

 

灯莉「定盛からも言ってよー!」

 

姫歌「誕生日プレゼント貰ったんだから、我慢しなさいよ……」

 

灯莉「映司と寝るー!」

 

映司「あはは……もうどうにでもなれ」

 

姫歌「あんたはそっちに行っちゃダメでしょ」

 

映司「うんって言うまで、この状態だろ」

 

灯莉「ねーねー!」

 

映司「わかった……叶星かたかにゃん先輩呼んできて、定盛」

 

姫歌「ええ」

 

叶星「姫歌ちゃんに言われて来たけど……」

 

映司「灯莉が泊まってけって」

 

叶星「なるほどね……」

 

灯莉「泊まるのー!」

 

灯莉は映司に抱きついた。

 

映司「ほら」

 

叶星「いいんじゃない?」

 

映司「あーうん。分かった」

 

叶星「灯莉ちゃんと姫歌ちゃんの部屋でいいのよね?」

 

灯莉「うん!」

 

映司「らしい」

 

叶星「灯莉ちゃんの誕生日だし、仕方ない……のよね?」

 

映司「まぁ、危機感がないのもどうかとは思うけどさ……」

 

叶星「灯莉ちゃんからしたら、そこはどうでもいいんじゃないの?」

 

映司「どうでもよくはないだろ……」

 

叶星「映司君、頑張ってね」

 

映司「え?どういうこと?」

 

叶星「姫歌ちゃんを説得するの」

 

映司「え?灯莉がやるんじゃないの?」

 

叶星「寝てるわよ?」

 

映司「……コイツ」

 

叶星「姫歌ちゃんのこと呼んでくるわね」

 

映司(狸寝入りだよな……誕生日だし大目に見るとしよう)

 

姫歌「叶星様に呼ばれて来たけど……」

 

映司「お前の部屋で寝ることになった」

 

姫歌「なるほど……今、狸寝入りをしてる灯莉のためってことね」

 

映司「やっぱり気づいた?」

 

姫歌「あんたも気づいてるなら……って、そうね。誕生日だものね」

 

映司「普段だったら、お前に渡してるよ」

 

姫歌「そういえば、気になったことがあったんだけど」

 

映司「なんだよ」

 

姫歌「本当に大丈夫なの?」

 

映司「ああ、味覚も色覚も元に戻ってるよ」

 

姫歌「今日の感じからして、本当に大丈夫そうなんだろうけど……」

 

映司「俺も、まだ本当に元に戻ってるか不安なんだけどな」

 

灯莉「……」

 

映司「俺の中にあるのは3枚だけになったのは、間違いない」

 

姫歌「そう……」

 

映司「……他人の誕生日に話すことじゃないな」

 

姫歌「そうね」

 

灯莉「……るい」

 

映司「ん?」

 

姫歌「灯莉?」

 

灯莉「定盛!ずるいよ!」

 

姫歌「何が!?」

 

映司「耳元で叫ぶな!」

 

姫歌「本当に狸寝入りしてとはね……」

 

灯莉「映司が泊まるって言わないんだもん」

 

映司「叶星の許可は貰ったし、大丈夫だろ」

 

姫歌「じゃあ、寝ましょうか」

 

灯莉と姫歌の部屋

 

映司「……寝れないし、外行くか」

 

姫歌「定盛じゃなくて……ひめひめ……」

 

映司「どんな夢見てんだよ……」

 

映司は部屋を出て、外へ向かった。

 

映司「……」

 

灯莉「映司」

 

映司「灯莉」

 

灯莉「ありがとね」

 

映司「誕生日だしな……もう少しで、日付変わるけど」

 

灯莉「ぼくのワガママも聞いてくれたし」

 

映司「俺も助けてもらったしな」

 

灯莉「だから、ありがと☆」

 

映司「誕生日おめでとう。灯莉」

 

灯莉「うん!」

 




こんな感じでいいのかは分からないけどね。本当はメモリアのにしようと思ったけど、友達と遊んでたから、間に合わなそうだったんでオリジナルにしました


バトスピのライダーコラボは3箱開けて、エタニティ(シクと通常)、タイプトライドロン(シク)引けたから、クローズエボルも3枚出てくれたし、パーツは買い足すだけでいいかな(創界神の枠は全部ビルドだったけど)


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千香瑠編 流れた時間分の信頼

Twitterのアンケート、灯莉ちゃんだけする方なのね……




千香瑠様の誕生日の話です


映司「千香瑠姉」

 

千香瑠「映司君」

 

映司「何するんだ?」

 

千香瑠「まずは……決着をつけましょうか」

 

千香瑠は水勢剣流水を映司に向ける。

 

映司「ハアッ!」

 

映司は火炎剣烈火を横に振った。

 

千香瑠「っ!」

 

千香瑠は水勢剣流水で防いだ。

 

映司「これに対応できるのか」

 

千香瑠「いきなりだったわね……」

 

映司「結梨にしかやってないけど」

 

千香瑠「不意打ちに近いもの……対応できるのは結梨さんくらいね……」

 

映司「そろそろ変身するか」

 

千香瑠「ええ――」

 

警報が鳴った。

 

映司「ヒュージか」

 

千香瑠「行きましょう」

 

映司は闇黒剣月闇で空間を開いた。

 

映司「1体だけか?」

 

千香瑠「仲間からはぐれたとか?」

 

映司「とりあえず倒そう」

 

千香瑠「ええ」

 

「ブレイブドラゴン!」

 

「ライオン戦記!」

 

映司と千香瑠はワンダーライドブックを、ドライバーに装填した。

 

映司&千香瑠「ハアッ!」

 

映司と千香瑠はドライバーから、聖剣を抜刀した。

 

「烈火抜刀!」

「流水抜刀!」

 

映司&千香瑠「変身!」

 

「ブレイブドラゴン!」

 

「ライオン戦記!」

 

映司「っ!」

 

映司は縮地を発動した。

 

映司「ハアッ!」

 

映司は火炎剣烈火を振り下ろすが、ヒュージは避けた。

 

千香瑠「避けた……!」

 

映司「……」

 

「ジャオウドラゴン!」

 

「誰も逃れられない……」

 

映司「千香瑠姉、ヒュージに攻撃してくれ」

 

千香瑠「分かったわ」

 

千香瑠はヒュージに水勢剣流水を振り下ろしたが、ヒュージは避けた。

 

映司「そういうことか」

 

千香瑠「映司君?」

 

映司「あのヒュージ、俺たちの殺気に反応してる」

 

千香瑠「殺気……」

 

映司「俺の攻撃と千香瑠姉の攻撃で、ヒュージの反応速度が違った」

 

千香瑠「そうなの?」

 

映司「だから、千香瑠姉が攻撃して……」

 

千香瑠「映司君が避けたところを攻撃するのね」

 

映司「ああ」

 

千香瑠「作戦開始ね」

 

映司は頷いた。

 

千香瑠「ハアッ!」

 

千香瑠は水勢剣流水を振り下ろすが、ヒュージに避けられる。

 

千香瑠「映司君!」

 

映司が空間から出てきた。

 

映司「ここなら……!」

 

映司は闇黒剣月闇を必冊ホルダーに納刀して、トリガーを引いた。

 

「月闇居合!」

 

映司はホルダーから、闇黒剣月闇を抜刀した。

 

「読後一閃!」

 

映司「はああああぁぁぁ!」

 

映司は闇黒剣月闇から斬撃を放った。

 

千香瑠「映司君、ここで続きやりましょうか」

 

映司「そうだな」

 

「タテガミ氷獣戦記!」

 

千香瑠はタテガミ氷獣戦記ワンダーライドブックをドライバーの中央のスロットに装填した。

 

千香瑠「ハアッ!」

 

千香瑠はドライバーから、水勢剣流水を抜刀した。

 

「流水抜刀!」

 

「タテガミ展開!」

 

「氷獣戦記!」

 

「ガオーッ!LONG GET!」

 

「ブレイブドラゴン!」

 

映司はブレイブドラゴンワンダーライドブックを、ドライバーの右のスロットに装填した。

 

映司「ハアッ!」

 

映司はドライバーから、刃王剣十聖刃を抜刀した。

 

「聖刃抜刀!」

 

「クロスセイバー!」

 

「交わる十本の剣!」

 

映司&千香瑠「はああああぁぁぁ!」

 

一葉「ちょっと待ってください!」

 

映司「一葉?」

 

一葉「ヒュージはどうしたんですか!?」

 

映司「倒したけど」

 

恋花「やっぱりねー」

 

千香瑠「映司君、決着はまた今度にしましょうか」

 

映司「そうだな」

 

数時間後……

 

千香瑠「映司君、今日はありがとう」

 

映司「千香瑠姉の誕生日だから、気にしなくて大丈夫だぞ」

 

千香瑠「そう?」

 

映司「そうだ」

 

千香瑠「どうしたの?」

 

映司「誕生日おめでとう……千香瑠姉」

 

千香瑠「……ありがとう。映司君」

 




ガチャは灯莉ちゃん以外は引いた。衣装付きの叶星先輩とたかにゃん先輩コンプ継続してるわ……


友達とヴァンガードしてて書くの忘れてたから、めちゃくちゃ短い……間に合ったから許して(ギリギリ)


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千香瑠編2 不死鳥と百獣の王

ヴァンガードの新弾、5箱買ってドラジュエルド(DSR)引いたんだけど、ニルヴァーナの方が欲しかったし、バウルヴェルリーナ1枚しか出なかったんだけど、テンペストは4枚出た(ユースベルク使ってる友達に全部あげた)

エボルヴ(ウマ娘)3箱……グラスのリーダーカード出るといいな


千香瑠様の誕生日の話です。


一葉「勝負しましょう!千香瑠様!映司さん!」

 

映司「……はい?」

 

恋花「今の自分の実力を試したいみたいだよ」

 

映司「なんで、千香瑠姉も?」

 

瑤「私たちの中で、一番強いのは千香瑠だから」

 

映司「そういうことなら……速攻で終わらせて、誕生日パーティーの準備だ」

 

映司はブレードライバーを巻いた。

 

瑤「ブレードライバー?」

 

映司「これとアークドライバー以外は今、使える状態じゃない」

 

恋花「闇黒剣は?」

 

映司「今日はメンテナンスの日だ」

 

一葉「……アークワンと映司さんの相性はいい……千香瑠様がいるとはいえ、ファルシオンなら、私でも勝てるかもしれません」

 

一葉はレイドライザーを巻いた。

 

「レイドライザー!」

 

一葉はファイティングジャッカルプログライズキーのボタンを押した。

 

「ハント!」

 

一葉はファイティングジャッカルプログライズキーを、レイドライザーに装填した。

 

一葉「実装!」

 

一葉はレイドライザーのボタンを押した。

 

「レイドライズ!」

 

「ファイティングジャッカル!」

 

「Deciding the fate of a battle like a Valkyrie.」

 

千香瑠「……映司君」

 

千香瑠はソードライバーを巻いた。

 

映司「久しぶりだけど……!」

 

「エターナルフェニックス!」

 

映司はエターナルフェニックスワンダーライドブックをドライバーに装填した。

 

映司「っ!」

 

映司はドライバーから、無銘剣虚無を抜刀した。

 

「抜刀……!」

 

映司「変身……」

 

「エターナルフェニックス!」

 

「虚無!漆黒の剣が無に帰す!」

 

千香瑠「私もタテガミ氷獣戦記が調整中なので……」

 

「キングライオン!」

 

千香瑠はキングライオン大戦記ワンダーライドブックを、ドライバーに装填した。

 

千香瑠「変身!」

 

千香瑠はドライバーから、水勢剣流水を抜刀した。

 

「流水抜刀!」

 

「キングライオン大戦記!」

 

「それすなわち、砲撃の戦士!」

 

映司「千香瑠姉……」

 

千香瑠「……分かったわ」

 

千香瑠はキングライオン大戦記ワンダーライドブックの中央のレバーを横に倒した。

 

「流水咆哮!」

 

「キングライオン大チェンジ!」

 

「さらには、ライオン変形!」

 

瑤「千香瑠がライオンに……」

 

千香瑠「映司君!」

 

映司はキングライオンダイセンキ(千香瑠)に乗った。

 

映司「一撃で終わらせるぞ……一葉!」

 

映司は無銘剣虚無をドライバーに、納刀してトリガーを引いた。

 

「必殺黙読!」

 

映司はドライバーから、無銘剣虚無を抜刀した。

 

「……抜刀!」

 

「不死鳥……!無双斬り……!」

 

「スペシャル!」

 

「ふむふむふーむ……」

 

「完全読破一閃!」

 

映司と千香瑠の隣に、フェニックスとライオンが現れた。

 

映司「突撃!」

 

一葉「……!」

 

一葉はテリトリーサイズで、フェニックスとライオンを消滅させた。

 

一葉「いない……!」

 

映司「今だ!」

 

一葉「……上ですか!」

 

映司は無銘剣虚無をドライバーに、納刀してトリガーを引いた。

 

「必殺黙読!」

 

映司は無銘剣虚無のトリガーを引いた。

 

「不死鳥無双撃!」

 

千香瑠はライオンから人型に戻り、ドライバーに装填されている、キングライオン大戦記ワンダーライドブックのページを押し込んだ。

 

「キングライオン必殺読破!」

 

千香瑠はキングライオン大戦記ワンダーライドブックのページを押し込んだ

 

「キングライオン必殺撃!」

 

映司&千香瑠「はああああぁぁぁ!」

 

映司と千香瑠は上空から蹴りを放った。

 

一葉「あのライオンと、フェニックスは目くらましだったんですね……」

 

映司「一撃で倒せるとは思ってなかったしな」

 

恋花「千香瑠が、いきなりライオンになったのも……」

 

映司「成功するかは怪しかったけど、千香瑠姉を信じることにした」

 

藍「おなかすいたー」

 

千香瑠「ふふっ。じゃあ、お昼ご飯にしましょうか」

 

映司「手伝うよ」

 

千香瑠「助かるわ」

 

千香瑠の誕生日パーティー終了後

 

千香瑠「映司君、今日はありがとう」

 

映司「千香瑠姉には助けられてるから」

 

千香瑠「それは……私も同じことよ」

 

映司「……誕生日おめでとう」

 

千香瑠「ええ、ありがとう」




時系列は復活のコアメダル終了後です




最近、エボルのアーツ2体買い足しました。



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叶星編 刃王クロス星烈斬VSエデンインパクト

運ゲーに負けたのでリリリリの称号(1位だけ)は取れませんでした。美夢ちゃん神推し称号つけて、ヴァンガード春奈ちゃんで効率曲投げまくってたやつは自分です。爆睡してこの時間に起きたけど、叶星先輩の誕生日もハロウィン完全に過ぎたね





「仮面ライダーゼロツー!」

 

「EDEN the KAMEN RIDER!」

 

映司「誕生日にやることってこれでいいのか?」

 

叶星「ええ」

 

映司「っ!」

 

映司はゼノンパラドキサを発動した。

 

叶星「様子見なんてさせないわよ」

 

叶星はサウザンドジャッカーのジャックリングを引いた。

 

「ジャックライズ!」

 

叶星はサウザンドジャッカーを地面に刺した。

 

叶星「避けられるかしら?」

 

叶星はサウザンドジャッカーのトリガーを引いた。

 

「ジャッキングブレイク!」

 

サウザンドジャッカーから電撃が放たれた。

 

映司「っ!」

 

映司は闇黒剣月闇で空間を開いた。

 

映司「そのまま返す!」

 

映司は闇黒剣月闇でもう一度、空間を開いて電撃を放った。

 

叶星「返してくるのね……!」

 

叶星はサウザンドジャッカーを地面から、引き抜きジャックリングを引いた。

 

「ジャックライズ!」

 

叶星「ハアッ!」

 

「ジャッキングブレイク!」

 

叶星はサウザンドジャッカーから、シャインクリスタを放ち、電撃を相殺した。

 

映司「喰らえ!」

 

叶星「っ!?」

 

映司は刃王剣十聖刃のエンブレムを押し込んだ。

 

「刃王必殺リード!」

 

映司は刃王剣十聖刃のエンブレムをスライドさせた。

 

「既読十聖剣!」

 

映司は刃王剣十聖刃のエンブレムを戻した。

 

「刃王必殺読破!」

 

映司は刃王剣十聖刃のトリガーを引いた。

 

「刃王クロス星烈斬!」

 

映司「はああああぁぁぁ!」

 

映司は全ての聖剣を召喚して、叶星に放った。

 

叶星「こっちにも飛び道具はあるのよ!」

 

叶星はドライバーから、キーを引き抜きサウザンドジャッカーに装填した。

 

「Progrise key confirmed. Ready to break.」

 

叶星はサウザンドジャッカーのジャックリングを引いた。

 

「サウザンドライズ!」

 

叶星「はあああああぁぁぁ!」

 

「サウザンドブレイク!」

 

叶星はサウザンドジャッカーから、棘柱を放って聖剣を撃ち落とした。

 

映司「うわぁ……」

 

叶星「その反応はなんなの?」

 

映司「たかにゃん先輩のバケモノ化も進んでるのかなって」

 

叶星「私で確認しないでくれる?」

 

映司「次で終わらせよう。料理を作らないといけないし」

 

叶星「ええ」

 

映司は刃王剣十聖刃のエンブレムを押し込んだ。

 

「刃王必殺リード!」

 

映司は刃王剣十聖刃のエンブレムをスライドさせた。

 

「既読十聖剣!」

 

映司は刃王剣十聖刃のエンブレムを戻した。

 

「刃王必殺読破!」

 

映司は刃王剣十聖刃のトリガーを引いて、叶星はドライバーに装填されているキーを押し込んだ。

 

「刃王クロス星烈斬!」

 

叶星は指先から血を一滴垂らした。

 

「エデンインパクト!」

 

叶星の周囲に聖剣が刺さった。

 

叶星「っ!」

 

叶星の垂らした一滴の血によって地面から無数に鋭利な棘柱を出現させて、映司は高速移動をしながら、聖剣で棘柱を斬り裂いて、叶星に近づいていった。

 

映司「カラミティストライク」

 

叶星「っ!」

 

叶星は映司の目の前に棘柱を出現させた。

 

映司「はあああああぁぁぁぁ!」

 

映司は刃王剣十聖刃と火炎剣烈火から斬撃を放った。

 

映司「俺の……勝ちだ……」

 

叶星「私の負けね……」

 

姫歌「何が起きたんですか!?今の大きい音!?」

 

灯莉「あー!映司!やっほー☆」

 

映司「ごきげんおっはろー」

 

姫歌「なんなのよその挨拶……」

 

映司「気にしなくていい」

 

高嶺「どっちが勝ったの?」

 

叶星「映司君よ」

 

紅巴「戦ってたのですね……」

 

映司「たかにゃん先輩、とっきー、料理作るから手伝ってくれ」

 

高嶺「ええ」

 

紅巴「分かりました」

 

映司「灯莉と定盛は叶星と遊んでてくれ」

 

灯莉「わかったー☆かなほせんぱい、遊ぼー!」

 

灯莉は叶星の手を掴み走り出した。

 

叶星「あ、灯莉ちゃん!?」

 

姫歌「灯莉、待ちなさいよ!」

 

姫歌は灯莉を追いかけた。

 

映司「俺たちも始めようか」

 

数時間後……

 

灯莉「楽しかったー☆」

 

姫歌「つ、疲れた……」

 

叶星「姫歌ちゃん、大丈夫?」

 

姫歌「え、ええ……なんとか……」

 

高嶺「さあ、パーティーを始めましょうか」

 

パーティー終了後

 

叶星「映司君、今日はありがとう」

 

映司「気にしなくていい」

 

叶星「お礼をしてあげるわね」

 

映司「いや、いらない」

 

映司は叶星から離れた。

 

叶星「……」

 

映司「無言で距離を詰めてくるな」

 

叶星「させなさい」

 

映司「灯莉と同じことする気だろうから断る」

 

叶星「……なら」

 

叶星は映司に向けて走り出した。

 

映司「え?」

 

高嶺「叶星」

 

叶星「高嶺ちゃん!?」

 

高嶺「前見た方がいいわよ?」

 

叶星「え?」

 

映司「あ……」

 

叶星は映司に激突、映司は叶星を支えきれずその場に倒れた。

 

高嶺「ふふ」

 

映司「たかにゃん先輩、まさか……!?」

 

叶星「捕まえたわよ……映司君」

 

映司「たかにゃん先輩ぃぃぃ!」

 

高嶺「ふふ」

 

高嶺は校内に戻っていった。

 

叶星「ふふ」

 

映司「あはは……」

 

叶星「何するか決めてないのよね」

映司「捕まえるなら、せめて決めとけよ……」

 

叶星「何もしないというのもアリよね」

 

映司「帰る……」

 

叶星「ちょっと待って……!」

 

映司「にゃあ!?」

 

叶星は立ち上がろうとした、映司の肩を押さえつけて膝枕をした。

 

映司(誕生日おめでとう……叶星)

 




カラミティストライク、デザストのブックがなくても刃王剣十聖刃の聖剣を召喚する能力使えば出来るんじゃね?って発想から生まれました。ゼロツーの状態で使ってるから中々に意味不明な図だけど……

映司君の挨拶は某リリカルな少女が、大量の駄菓子を持ってきた時にしていた挨拶です

ハロウィンの話も書いてる(オチ決めてないけど)


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叶星編2 Trick or Trick

どちらかと言えば、ハロウィンの話にしたほうが良さそうなくらいに、雑な叶星先輩の誕生日の話


灯莉「たかにゃんせんぱいとかなほせんぱいにイタズラだー!」

 

映司「なんで、俺まで……」

 

叶星「しかも、私たちに聞こえてるのよね……」

 

姫歌「……高嶺様にもやるの?」

 

高嶺「楽しみにしてるわね?」

 

そして、数十分後……

 

叶星「私は映司君なの?」

 

映司「灯莉に押しつけられた」

 

叶星「私は嫌なの?」

 

映司「じゃあ、トリックかトリックで」

 

叶星「……いたずらする気しかないじゃない!」

 

映司「……だって、灯莉がやれって」

 

叶星「あなた……本当に灯莉ちゃんに甘すぎるわよ」

 

叶星は頭を抱えた。

 

映司「……自覚はしてる。辞める気はないけど」

 

叶星「梨璃さんや灯莉ちゃんみたいな、純粋な子がいいのかしら」

 

映司「梨璃は純粋というか、なんというか……」

 

叶星「いつか監禁でもされるんじゃないの?」

 

映司「一番しそうなやつに言われた……」

 

叶星「……え?」

 

映司「なんでもないです」

 

叶星「……」

 

映司「誕生日おめでとう」

 

叶星「うぇ!?いきなり、なに!?」

 

映司「誕生日だったなって」

 

叶星「映司君!」

 

叶星は映司に抱きついた。

 

映司「うっ……」

 

映司は叶星の勢いを殺せず、そのまま倒れた。

 

映司「いきなり、何すんだ……バ叶星」

 

叶星「バ叶星ってなに!?」

 

映司「バカにバカって言って、何が悪いんだよ」

 

叶星「バカは映司君でしょ!」

 

映司「人に突進してくるやつに、バカって言って何が悪いんだよ!」

 

叶星「人に心配かけて、毎回のように死にかけて!」

 

映司「……」

 

叶星「挙げ句の果てには、グリードになる寸前までいって……!」

 

映司「俺は大切なものが目の前で消えるくらいなら、自分自身が盾になるって決めてる……この決意は変わらない」

 

叶星「映司君……あなたはどれだけの人に心配をかけたら気が済むの……」

 

映司「俺は……お前たちに心配をかけようと戦うのは辞める気はない」

 

叶星「映司君……お願いだから、自己犠牲だけは辞めて……」

 

映司「……」

 

叶星「私への誕生日プレゼントは……その誓いだけでいいから……」

 

映司「……やっぱり、お前にいたずらすると、半分は本気にしてくれるんだな」

 

叶星「……え?」

 

映司「自己犠牲なんかする気なんてないよ……梨璃とも約束してるし」

 

叶星「私は本気で……」

 

映司「Trick or Trick」

 

叶星「……!?」

 

映司「大成功だな」

 

叶星「映司君!」

 

映司「俺が消えたら、何するか分からないやつが多いんだから、死ねないよ」

 

叶星「映司君のバカ……」

 

映司「あ、そろそろ、来るぞ」

 

叶星「来るって何が……」

 

灯莉が扉を開けた。

 

叶星「あ、灯莉ちゃん!?」

 

灯莉「映司とかなほせんぱい、なにしてるのー?」

 

映司「叶星が突進してきた」

 

灯莉「ぼくもやるー!」

 

映司&叶星「え?」

 

灯莉「いっくよー☆」

 

灯莉は走り出した。

 

映司「ちょっと待て!灯莉!」

 

叶星「灯莉ちゃん、止まって!?」

 

映司「いい加減、俺の上から降りろ!バ叶星!」

 

叶星「また言った!」

 

灯莉はそのまま、映司と叶星に激突、映司と叶星に抱きついた。

 

灯莉「ふたりとも、仲良くしなきゃダメだよー?」

 

映司「喧嘩してたわけじゃないんだけど……」

 

叶星「もともと、映司君が……」

 

映司と叶星の口論はしばらく続いた。

 




ギリギリで思い出して書いた結果がこれ。発売日にドール届いたんだけど、まだ開けてないから忘れてた


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姫歌編 誕生日だろうと平常運転

今日は定盛と奇跡の殺戮者と定盛と声が同じ虹野ゆめ(ストレリチアのデッキでお世話になってる)の誕生日です。




というわけで誕生日だろうと関係なく、映司君と灯莉ちゃんにイタズラされた定盛姫歌さんの話です


姫歌「映司!灯莉!待ちなさい!」

 

映司「捕まったら説教するじゃん」

 

灯莉「そーだよ。定盛の説教は……もう飽きた☆」

 

姫歌「いい加減に……!」

 

高嶺「楽しそうね」

 

叶星「映司君と灯莉ちゃんが、時間を稼いでくれてるうちに準備しましょう」

 

紅巴「はい!」

 

鬼ごっこ中の3人は……

 

映司「定盛が変身して、時国剣を使い始めたか……仕方ない。灯莉!」

 

灯莉「うん☆」

 

「エレメンタルドラゴン!」

 

「昆虫大百科!」

 

映司&灯莉「変身!」

 

「烈火抜刀!」

「狼煙開戦!」

 

「エ・レ・メ・ン・タル!ドラゴーン!!」

 

「昆虫CHU大百科!」

 

姫歌「見つけたわよ!」

 

映司はゼノンパラドキサを発動した。

 

姫歌「っ!」

 

映司「ハアッ!」

 

映司は火炎剣烈火を振り下ろした。

 

姫歌「間に合わな――」

 

灯莉「映司!定盛!ヒュージがいたよ☆」

 

映司は攻撃を止めた。

 

映司「……倒しに行くか」

 

姫歌「……ええ」

 

灯莉「あそこ☆」

 

映司「数が多いな……」

 

灯莉「どーするの?」

 

映司「一気に片付ける」

 

映司は刃王剣十聖刃をドライバーに納刀した。

 

「ブレイブドラゴン!」

 

映司はブレイブドラゴンワンダーライドブックを、ドライバーの右のスロットに装填した。

 

映司「っ!」

 

映司はドライバーから、刃王剣十聖刃を抜刀した。

 

「聖刃抜刀!」

 

「クロスセイバー!クロスセイバー!」

 

「クロスセイバー!」

 

映司「物語の結末は俺たちが決める!」

 

映司は刃王剣十聖刃のエンブレムを押し込んだ。

 

「刃王必殺リード!」

 

映司は刃王剣十聖刃のエンブレムをスライドさせた。

 

「既読十聖剣!」

 

映司は刃王剣十聖刃のエンブレムを戻した。

 

「刃王必殺読破!」

 

映司は刃王剣十聖刃のトリガーを引いた。

 

「刃王クロス星烈斬!」

 

映司「はああああぁぁぁ!」

 

映司は全ての聖剣を召喚して、ヒュージに放った。

 

映司「灯莉!定盛!」

 

灯莉「おっけー☆」

 

姫歌「任せなさい!」

 

姫歌は時国剣界時の刀身を引き抜き、刀身をセットした。

 

「必殺時刻!」

 

姫歌は時国剣界時のトリガーを引いた。

 

「オーシャン三刻突き!」

 

姫歌「はああああぁぁぁ!」

 

姫歌は時国剣界時に、水を纏わせ回転する斬撃をヒュージに放った。。

 

姫歌「灯莉!」

 

灯莉「うん☆」

 

灯莉は煙叡剣狼煙のデフュージョンプッシュを押した。

 

「狼煙霧中!」

 

灯莉は背中に煙で蝶の羽を形成し、煙叡剣狼煙のトリガーを引いた。

 

灯莉「やああああぁぁぁ!」

 

「煙幕幻想撃!」

 

灯莉は煙叡剣狼煙から、ヒュージに向けて赤い煙の刃を飛ばした。

 

灯莉「映司!」

 

映司「これで終わりだ!」

 

映司は刃王剣十聖刃をドライバーに、納刀してトリガーを引いた。

 

「刃王必殺読破!」

 

映司はドライバーから、刃王剣十聖刃を抜刀した。

 

「聖刃抜刀!」

 

「刃王一冊斬り!」

 

「セイバー!」

 

映司「はあああああぁぁぁぁ!」

 

映司は刃王剣十聖刃から星雲のようなオーラを帯びた斬撃を放った。

 

映司「じゃあ、戻るか」

 

灯莉「そろそろ、準備も終わってるしね☆」

 

姫歌「なんの話よ……?」

 

3人は神庭に戻った。

 

灯莉「定盛!」

 

映司「お前の誕生日パーティーだ」

 

※特にイタズラもなく、パーティーは平和に終わりました。

 

映司「さて、帰ろっと」

 

姫歌「待ちなさい」

 

映司「なんだよ」

 

姫歌「今日は……ありがと」

 

映司「一応、定盛には助けられてるからな」

 

姫歌「お願いがあるんだけど……」

 

姫歌は映司を抱きしめた。

 

映司「これがお願い?」

 

姫歌「違うわよ……一度だけ、名前で呼んでほしいの」

 

映司「1回だけだからな」

 

映司は姫歌を見つめた。

 

映司「……ひめ――定盛!」

 

姫歌「なっ!?」

 

映司「そう簡単に呼ぶか!バーカ!」

 

映司は縮地を発動した。

 

姫歌「……映司!」

 

姫歌は映司を追いかけた。

 

映司「さすがに、ここまでは追ってこないだろ……」

 

姫歌「……見つ……けた……わよ……」

 

映司「どんだけ名前で呼んでほしいんだよ……」

 

姫歌「もう逃がさなわよ……」

 

映司「あはは……」

 

姫歌「ふふっ」

 

映司「俺の負けだよ。姫歌」

 

姫歌「っ!?」

 

映司「なんで驚いてるんだよ。自分から呼べって言ったのに」

 

姫歌「いきなり呼ぶとは思わなかったわ」

 

映司「もう1回呼んだから、呼ぶことはないんだけどな」

 

姫歌「……その……ふたりのときは名前で呼んでほしい……なんて……」

 

映司「たしかに、誕生日プレゼントは渡してないしな……」

 

姫歌「……用意するのを忘れてたとかじゃなくて?」

 

映司「呼ばれるとは思ってなかったしな」

 

映司は数秒考え……

 

映司「いいよ。俺とお前がふたりでいるときは呼んでやる。忘れてなければな」

 

姫歌「絶対思い出させてやるわ」

 

映司「そっか……改めて、誕生日おめでとう。さだも――姫歌」

 

姫歌「言いかけたわね……でも、ありがと」

 

映司「帰る」

 

姫歌「ええ、またね」

 

映司は闇黒剣月闇で空間を開いた。

 




まぁ、若干優遇はしてる。新衣装も引いたし、SP2枚持ってるし仕方ないね(?)


映司君は、イタズラを考えてて、誕生日プレゼントを買ってなかったから、定盛の提案はちょうどよかったのかもしれない。いつか皆の前で呼んでもらえるといいね。定盛


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コラボ編
コラボ編1 エンハンス・トレースVS二刀流


今回から数話ほど、アサルトリリィ-最強の剣士-という作品とのコラボになります。多分、誰が来るかはわかっているとは思いますが……CVが松岡〇丞であろうあの人です。

コラボ先の小説のURLはこちらから

https://syosetu.org/novel/242674/


映司「誰だか知らないが……俺の仲間に手を出すな。」

 

映司はプログライズホッパーブレードを少年へ向けた。

 

???「ぜ、ゼロワン!?」

 

映司「ゼロワンを知っている?お前、ゲヘナの人間か?」

 

???「ゲヘナ!?違う!」

 

映司「じゃあ、なんで結梨と神琳に近づいた?」

 

???「そ、それは……。」

 

遡ること数十分前……

 

???「ここのケイブを破壊したら……任務完了だ!」

 

少年はケイブを破壊しようとするが……

 

???「な、なんだ!?ケイブに吸い込まれ……うわあああぁぁぁ!?」

 

少年はケイブに吸い込まれた。

 

???「ケイブが消えた?それにしても……ここは……?」

 

「スティングディストピア!」

 

「バーニングレインラッシュ!」

 

???「っ!今のは……あそこからだ。」

 

少年は音の聞こえた方へ向かった。

 

???「たしか……この辺のはず……?」

 

神琳「結梨さん、また強くなりましたね。」

 

結梨「神琳も強くなってる。」

 

神琳「ええ、映司さんの特型ヒュージとの戦いを見てもっと強くならねばと思いまして。」

 

結梨「うん、そうだね!」

 

???「神琳さんに……ゆ、結梨!?」

 

神琳「貴方は一体……?」

 

結梨「誰?」

 

???「俺だよ俺!」

 

結梨と神琳からしたら、少年のやってることは完全に不審者である。

 

???「もしかして、俺の知らない世界!?(あの人と同じでアンダーワールドに来た感じなのか?)」

 

そして映司がやって来て、冒頭に至る。

 

映司「なるほどな……で、名前は?」

 

キリト「桐谷キリトです。」

 

映司「俺は松原映司だ。とりあえず百合ヶ丘に戻るぞ。」

 

神琳「はい。」

 

結梨「うん。」

 

キリト「(やっぱりあるんだ。)」

 

百合ヶ丘に戻ってきた4人は一柳隊の控室に残りのメンバーを呼んだ。

 

映司「ということらしい。」

 

映司はキリトから聞いた説明を一柳隊に話した。

 

梨璃「えっと、キリトさんのいた世界?では結梨ちゃんがあの爆発に巻き込まれたってことですか?」

 

映司「だろうな、そしてそれ以外は……夢結姉のシルトってのは俺も同じだから……結梨の生死以外はだいたい同じってことだな。」

 

ミリアム「わしは百由様にこのことを伝えてくるぞ。」

 

ミリアムは控室から工廠科へ向かった。

 

映司「次にやることは、カ〇ビィ並の吸引力持ちのケイブを探すことか。」

 

任〇堂に怒られるから辞めなさい。

 

映司「キリト、俺と模擬戦しようぜ。」

 

キリト「いきなりだな!?」

 

映司「某奇跡の殺〇者がケイブの位置を特定するまでは何もできないし、お前の力を見たい。」

 

キリト「わかった!」

 

映司たちは外へ移動した。

 

映司「本気で来い、キリト!」

 

キリト「ああ!」

 

キリトは夜空の剣と青薔薇の剣を抜刀した。

 

「ゼロツードライバー!」

 

映司はゼロツードライバーを巻いて、ドライバーのユニットの部分を開いた。

 

「Let’s give you power!Let’s give you power!Let’s give you power!」

 

映司はゼロツープログライズキーのボタンを押した。

 

「ゼロツージャンプ!」

 

映司「変身!」

 

映司はドライバーにキーを装填した。

 

「ゼロツーライズ!」

「Road to glory has to lead to

growin'path to change one to two!」

「仮面ライダーゼロツー!」

 

「It's never over.」

 

キリト「ゼロツー……。」

 

映司「俺からいくぞ!」

 

映司はフェイズトランセンデスとゼノンパラドキサを発動した。

 

キリト「これは!フェイズトランセンデスと……?なんだ……?」

 

キリトは夜空の剣と青薔薇の剣で映司のプログライズホッパーブレードを止めた。

 

映司「激戦を乗り越えてるだけは有るな。」

 

キリト「マギの量が桁違いだ……!」

 

映司「少しギアを上げるぞ。」

 

キリト「は?」

 

映司はルナティックトランサーとブレイブを発動した。

 

キリト「これは……ルナティックトランサー!?」

 

映司「ブレイブで緩和しているから、制御できるんだ。」

 

キリト「ぐっ……。」

 

映司「初見でここまでやれるのはすげぇよ。キリト……だが、俺の勝ちだ!」

 

「ジャンプ!」

 

映司はライジングホッパープログライズキーのボタンを押して、アタッシュカリバーに装填した。

 

「Progrise key confirmed. Ready to utilize.」

 

キリト「レアスキルを何個使えるか知らないけど……俺も負けてられない!」

 

キリトは映司の剣を弾き、スターバースト・ストリームを発動した。

 

映司「っ!全部弾いてやる!」

 

映司はプログライズホッパーブレードのトリガーを5回引いて、アタッシュカリバーとの二刀流で、キリトの攻撃を相殺することにした。

 

「フィニッシュライズ!」

 

「プログライジングストラッシュ!」

 

「ライジングカバンストラッシュ!」

 

映司はプログライズホッパーブレードにクラスターセルを纏わせ、アタッシュカリバーにイエローのエネルギーを刀身に纏わせた。

 

キリト「はあああぁぁぁ!」

 

映司「はあああぁぁぁぁ!」

 

映司はゼアの予測とゼノンパラドキサで、キリトの連撃を相殺する。

 

キリト「はあああぁぁぁぁぁ!」

 

映司「今だ!」

 

映司はキリトの16連撃目を相殺せず避けた。

 

キリト「っ!?」

 

映司はプログライズホッパーブレードとアタッシュカリバーを合体させた。

 

「ドッキングライズ!」

 

映司「はあああぁぁぁ!」

 

キリト「うわああぁ!?」

 

キリトの手から夜空の剣と青薔薇の剣が離れた。

 

映司「俺の勝ちだな。」

 

映司は変身を解いた。

 

キリト「なんなんだ……お前のレアスキル。」

 

映司「俺のレアスキルは【エンハンス・トレース】だ。簡単に言えば、他のリリィのレアスキルを倍以上の効果で使用できるレアスキル。」

 

キリト「チートじゃん……。」

 

百由「ふたりとも〜、ケイブの位置を特定したわよ!」

 

百由がケイブを特定した。

 




映司君、カービ〇はともかくキャ〇ルは駄目だよ。
やっぱりエンハンス・トレースはチート。

これでいいのか?戦兎ォ!(エボ〇ト風)……ごめんなさい、ふざけすぎました。ということで桐生戦兎君。多分、キリト君やらかします。




どうでもいいんですけど最近、遊戯王始めました(どうでもいい)


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コラボ編2 不死鳥と剣士と……

コラボ編の第2話、なんかセイバーの映画のタイトルみたいなサブタイになったけど、まぁいいや。



コラボ先の小説のURLはこちらから

https://syosetu.org/novel/242674/


百由「ケイブはこの辺りにあるわ。」

 

百由は画面を指しながら話した。

 

梨璃「そこって……。」

 

映司「結梨と神琳が模擬戦してた場所だよな?」

 

神琳「はい。」

 

夢結「行きましょう。」

 

一柳隊とキリトは移動した。

 

映司「ここだよな。」

 

キリト「ヒュージがいない?」

 

二水「いえ!こちらに向かって来ます!」

 

二水が鷹の目を発動した。

 

映司「結梨は二水のことを守れ。」

 

結梨「うん。」

 

映司「二水は鷹の目でケイブの確認と状況把握して、俺たちに指示を。」

 

二水「わかりました!」

 

映司「電話?誰からだ?」

 

百由『映司!タカのメダルがないんだけど!』

 

映司「俺は持っててないぞ。」

 

百由『じゃあ、一体誰が……。』

 

映司「怪しいのはひとりしかいないから、後はこっちでやるよ。百由様。」

 

百由『なら、お願いするわ。』

 

百由は電話を切った。

 

映司「……キリト。」

 

キリト「な、なんだ?」

 

映司「タカのメダル、持ってるのお前だろ?」

 

キリト「……はい……。」

 

映司「まだ、解析終わってないから、勝手に持ってたり、使ったら怒られるんだよ。」

 

キリト「解析……?」

 

楓「そのメダルは、特型ヒュージの中に入っていたメダルなんですわ。」

 

キリト「特型ヒュージにコアメダルが!?」

 

梅「その特型ヒュージに腕を突っ込んで取り返したのが映司なんだ。」

 

キリト「腕を……突っ込んで……突っ込んだのか!?」

 

映司「取り返す方法がアレしか無かった。」

 

キリト「……えっと……ごめんなさい。」

 

キリトは映司にタカのメダルを渡した。

 

映司「怒られるのは確定だし……タジャドルでいいか。」

 

鶴紗「解析終わってないのに、大丈夫なのか?」

 

映司「大丈夫だろ……多分。」

 

映司はオーズドライバーを巻いて、ドライバーにタカ、クジャク、コンドルのメダルをセットし、オースキャナーでスキャンした。

 

映司「変身!」

 

「タカ!」クジャク!」「コンドル!」

 

「タ~ジャ~ドル~!」

 

映司「問題はない……よな?」

 

梨璃「あはは……よーし、一柳隊、出撃!」

 

二水「皆さん!キリトさんを吸い込んだ、ケイブはこの先にあります!」

 

雨嘉「この先って……目の前のヒュージが邪魔で……。」

 

映司「キリトは、剣技以外になんかできないのか?」

 

キリト「できるけど?」

 

映司「なら、一掃するぞ!」

 

映司はクジャクの光翼を展開した。

 

キリト「なるほど……システム・コール!ジェネレート・サーマル・エレメント! フォーム・エレメント・アロー・シェイプ……。」

 

キリトは詠唱を始めた。

 

映司「喰らえ!」

 

キリト「ディスチャージ!」

 

映司は光翼をヒュージたちに飛ばし、キリトは矢を飛ばしてヒュージたちを撃破した。

 

映司「後は直線上のヒュージを倒すぞ!」

 

キリト「ああ!」

 

映司はドライバーからメダルを取り、タジャスピナーにセットして、オースキャナーでスキャンした。

 

「タカ!」「クジャク!」「コンドル!」

「ギン!ギン!ギン!」

「ギガスキャン!」

 

映司「セイヤー!」

 

キリト「はあああぁぁぁ!」

 

映司は火の鳥のようなものを纏いヒュージたちを貫き、キリトはヴォーパルストライクでヒュージたちを貫いた。

 

映司「二水、ケイブはこの辺りでいいのか?」

 

二水「はい!この先です!」

 

???「そうさせない。」

 

全員「っ!?」

 

映司「誰だ!」

 

アーク「私の名前はアーク。」

 

映司「アーク!?」

 

梨璃「アークって……まさか?」

 

結梨「或人が言ってたやつ。」

 

雨嘉「アークって何?」

 

映司「説明は後だ……今はアークを倒さないと、キリトを元の世界に返すどころか、俺たち全員ここで終わる。」

 

アーク「人類の滅亡は決まっている。」

 

キリト「しまった!」

 

アークは動き出し、キリトの体を乗っ取った。

 

映司「梨璃、下がれ。」

 

梨璃「でも、キリトさんが!」

 

映司「キリトはアークに乗っ取られている。」

 

キリト(アーク)「その通りだ。」

 

梨璃「ヒューマギア以外も乗っ取れるの?」

 

キリト(アーク)「まずはお前たちからだ。」

 

キリト(アーク)の腰にドライバーが巻かれた。

 

「アークドライバー!」

 

雨嘉「ドライバー……?」

 

キリト(アーク)「変身。」

 

キリト(アーク)はドライバーのボタンを押した。

 

「アークライズ!」

 

「オールゼロ。」

 

鶴紗「変身した……のか?」

 

映司「お前を止められるのはただ一人、俺だ!」

 

結梨「映司!私も一緒に!」

 

「ゼロワンドライバー!」

 

「フォースライザー!」

 

映司はオーズドライバーを外し、ゼロワンドライバーを巻いて、結梨はフォースライザーを巻いた。

 

「Everybodyジャンプ!」

 

「ポイズン!」

 

映司はメタルクラスタホッパーキーのボタンを押した。

 

「オーソライズ!」

 

映司はドライバーにキーをスキャンして、キーを展開してドライバーに装填して、結梨はフォースライザーにキーを装填した。

 

結梨「変身!」

 

「プログライズ!」

 

映司はメタルライザーを折りたたみ、結梨はフォースライザーのトリガーを引いた。

 

「メタルライズ!」

「Secret material! 飛電メタル!」

「メタルクラスタホッパー!」

 

「It's High Quality.」

 

「フォースライズ!」

「スティングスコーピオン!」

 

「Break Down.」

 

キリト(アーク)「ゼロワンと滅……。」

 

梅「梅たちもいくぞ!」

 

ミリアム「そうじゃな!」

 

「ショットライザー!」

 

梅とミリアムはショットライザーを巻いた。

 

「サンダー!」

 

梅はライトニングホーネットプログライズキーのボタンを押した。

 

「ランペイジバレット!」

 

ミリアムはランペイジガトリングプログライズキーのガトリングを回して、キーを展開した。

 

「オーソライズ!」

 

「オールライズ!」

 

梅とミリアムはキーをショットライザーに装填して、梅はキーを展開した。

 

「Kamen Rider. Kamen Rider.」

 

梅&ミリアム「変身!」

 

梅とミリアムはショットライザーのトリガーを引いた。

 

「ショットライズ!」

 

「フルショットライズ!」

 

「ライトニングホーネット!」

 

「Piercing needle with incredible force.」

 

「Gathering Round! ランペイジガトリング!」

 

「マンモス!チーター!ホーネット!タイガー!ポーラベアー!スコーピオン!シャーク!コング!ファルコン!ウルフ!」

 

神琳「楓さん、私たちも参りましょうか。」

 

楓「そうですわね!」

 

「スラッシュライザー!」

 

「サウザンドライバー!」

 

神琳はスラッシュライザーを巻いて、楓はサウザンドライバーを巻いた。

 

「インフェルノウィング!」

 

神琳はバーニングファルコンプログライズキーのボタンを押して、楓はアウェイキングアルシノゼツメライズキーをドライバーの左にセットした。

 

「ゼツメツ!Evolution!」

 

「バーンライズ!」

 

神琳はキーをスラッシュライザーに装填して、楓はアメイジングコーカサスプログライズキーのボタンを押した。

 

「ブレイクホーン!」

 

神琳と楓はキーを展開した。

 

「Kamen Rider. Kamen Rider.」

 

神琳&楓「変身!」

 

神琳はスラッシュライザーのトリガーを引いて、楓はキーをドライバーの右に装填した。

 

「スラッシュライズ!」

「バーニングファルコン!」

 

「The strongest wings bearing the fire of hell.」

 

「パーフェクトライズ!」

「When the five horns cross, the golden soldier THOUSER is born.」

 

「Presented by ZAIA.」

 

キリト(アーク)「お前たち、仮面ライダーを滅ぼしてから、残りの5人も滅ぼしてやる。」

 

結梨「そんなことはさせない!」

 

映司「アーク!お前を倒してキリトを助ける!」

 




アークです。はい。映司君がアークに触れたし、出してもいいかなって。

戦兎君、キリト君のこと勝手に変身させてごめんね。ちゃんと助けるから安心して。

次回、一柳隊(ライダー組)VSアークと映司君式の金平糖アークの処理法です。


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コラボ編3 最強と最凶

コラボ編最終話です。キリト君が乗っ取られてますけど最終話です。


コラボ先の小説のURLはこちらから

https://syosetu.org/novel/242674/


映司たちがアークと戦闘を始めて、数分が経った。

 

キリト(アーク)「その程度なのか?」

 

ミリアム「なんじゃと!」

 

梅「梅たちの本気を見せてやる!」

 

ミリアムはランペイジガトリングプログライズキーのガトリングを回した。

 

「パワー!スピード!エレメント!オールランペイジ!」

 

「サンダー!」

 

梅はライトニングホーネットプログライズキーのボタンを押した。

 

映司「待て!ふたりとも!」

 

梅とミリアムはショットライザーのトリガーを引いた。

 

「ランペイジオールブラスト!」

 

「ライトニングブラスト!」

 

梅とミリアムはアークに向けて弾丸を放った。

 

キリト(アーク)「お前たちにはこれで充分だ。」

 

アークはショットライザーを大量に呼び出し、梅とミリアムに向けて放った。

 

映司「ショットライザー……。」

 

梅とミリアムの変身は強制的に解除された。

 

梅「くっ……梅たちの必殺技をあんな簡単に……!」

 

ミリアム「わしと梅様の変身が解除される威力とは……。」

 

キリト(アーク)「ゼロワン、滅……お前たちは最後に滅ぼしてやる。」

 

映司「させるか!」

 

アークが神琳の前に移動したが、映司が縮地を使いアークの前に入った。

 

キリト(アーク)「前提を書き換え結論を予測。」

 

映司「予測……?」

 

キリト(アーク)「お前たちはこの攻撃で滅びる。」

 

アークはドライバーのボタンを押した。

 

「オールエクスティンクション」

 

アークは悪意を映司たちに放った。

 

「オールエクスティンクション」

 

「ゼロツーライズ!」

「Road to glory has to lead to

growin'path to change one to two!」

「仮面ライダーゼロツー!」

 

「It's never over.」

 

キリト(アーク)「ゼロツー……だと?」

 

映司はゼロツーになり、アークの攻撃を弾いた。

 

キリト(アーク)「一度戦っている私が負けるはずがない。」

 

映司「それはどうかな?」

 

キリト(アーク)「前提を書き換え、結論を予測し直した……。」

 

映司「神琳、楓!借りるぞ!」

 

映司はスラッシュライザーとサウザンドジャッカーを、手に持っていた。

 

神琳「はい!」

 

楓「いつの間に!?」

 

映司「アーク!キリトを返してもらうぞ!」

 

映司はゼノンパラドキサを発動した。

 

キリト(アーク)「なんだ……?このゼロツーのスピードは?」

 

「インフェルノウィング!」

 

「ジャックライズ!」

 

映司はバーニングファルコンプログライズキーのボタンを押して、サウザンドジャッカーのジャックリングを引いた。

 

「ジャッキングブレイク!」

 

映司はスラッシュライザーのトリガーを引いた。

 

「バーニングレイン!」

 

映司「はあああぁぁぁぁ!」

 

映司はスラッシュライザーから炎の斬撃をアークに向けて飛ばして、サウザンドジャッカーからは火炎弾を放った。

 

「バーニングレイン!」

 

「JACKING BREAK」

「©ZAIAエンタープライズ」

 

雨嘉「やった……の?」

 

神琳「いえ!まだです!」

 

キリト(アーク)「ゼロツー、お前はこの一撃で滅びる。」

 

アークはドライバーのボタンを押した。

 

「オールエクスティンクション」

 

悪意のエフェクトで映司を拘束した。

 

映司「くっ……!」

 

アークは映司に向けて飛び蹴りを放った。

 

「オールエクスティンクション」

 

梨璃「映司くんが……負けた……?」

 

二水「そんな……!?」

 

夢結「いえ、映司は負けてないわ。」

 

キリト(アーク)「っ!?」

 

映司「その結論は予測済みだ。」

 

映司はアークの攻撃を避けていた。

 

映司「これで終わりだ!アーク!」

 

映司はキーを押し込んだ。

 

「ゼロツービッグバン!」

 

映司「はあああぁぁぁ……!」

 

映司はアークに多段蹴りを放った。

 

映司「はあああああぁぁぁぁぁぁ!」

 

キリト(アーク)「二度も負けるなど……あり得ない……!」

 

トドメにアークを蹴り込む際に大きく「02」の数字が表れた。

 

「ゼロツービッグバン!」

 

キリト「あれ……俺は?」

 

映司「大丈夫か?キリト。」

 

キリト「アークに乗っ取られたのか……。」

 

アーク「私はこのケイブを通って別の世界に……。」

 

アークはケイブの中に入った。

 

梨璃「アークがケイブの中に!」

 

映司「っ!」

 

ゼロツーの目が一瞬だけ紫になり、体内からプトティラコンボのメダルが出現し、映司はそれを掴みドライバーにセットして、オースキャナーでドライバーをスキャンした。

 

「プテラ!」「トリケラ!」「ティラノ!」

「プ・ト・ティラーノ、ザウルース!」

 

映司はメダガブリューにセルメダルを4枚セットした。

 

「ガブッ!」

 

映司はメダガブリューのクランチガルバイダーからセットしたセルメダルに一気に圧力を掛けた。

 

「ゴックン!」

 

映司はメダガブリューのモードをバズーカモードにした。

 

「プ・ト・ティラーノ・ヒッサ~ツ!」

 

映司「完全に滅びろ、アーク!」

 

映司は天の秤目を発動して、セルメダルのエネルギーを凝縮した強力な破壊光線をケイブの中に放った。

 

アーク「なんだと……!?」

 

破壊光線はアークに当たった。

 

アーク「こんな結論は……あり得ない……!うおぉぉぉぉっ……!」

 

アークは完全に消滅した。

 

映司「アークは完全に消えた。」

 

映司は変身を解いた。

 

映司「キリト、このケイブに入れば元の世界に帰れるはずだ。」

 

キリト「ありがとう。映司。」

 

映司「ああ、もうこの世界には来るんじゃないぞ。後処理がめんどくさい。」

 

梨璃「あはは……映司くん、さすがにそれは酷いと思うよ?」

 

キリト「俺もこの世界はなるべく来たくないな……アークに乗っ取られたし……。」

 

映司「ただ……来たのが、お前で良かったのは間違いない。」

 

キリト「俺も、皆に会えて良かった。」

 

映司「またな、キリト。」

 

キリト「ああ、またな、映司!」

 

キリトがケイブの中に入るとケイブが消えた。

 

結梨「映司、これ。」

 

結梨は映司にアークドライバーを渡した。

 

映司「これは俺が預かる。」

 

ミリアム「本当は百由様に預けてほしいんじゃが……仕方ないのう。」

 

夢結「百由に渡す方が危険でしょ。」

 

梅「映司の方が安全……だよな?」

 

鶴紗「百由様よりは安全。」

 

神琳「戻りましょうか。」

 

雨嘉「そうだね。」

 

映司と結梨以外は百合ヶ丘へ歩き出した。

 

結梨「……。」

 

結梨は手にゼロツープログライズキーに似ているプログライズキーを持っていた。

 

映司「……結梨。」

 

結梨「どうしたの?映司。」

 

映司「そのキーは、お前が持ってろ。」

 

結梨「……いいの?」

 

映司「そのキーは勝手に現れたんだろ?」

 

結梨「うん……私が映司にアークドライバーに渡した後に。」

 

映司「俺が預かってもいいんだが……何が起きるかわからないなら、結梨が持ってた方がいい。」

 

結梨「わかった。」

 

梨璃「おーい!映司くん、結梨ちゃん!帰るよー!」

 

映司「わかった!」

 

結梨「うん!」

 

もし、このふたりが悪意を宿せば……その悪意は計り知れないモノになるであろう……

 




映司君式の金平糖アークの処理法はメダガブリューの最大火力で必殺技を撃つことです。

そして、アークドライバーは映司君の手元に、結梨ちゃんの手元にもアークの置き土産が……これで、いつでもアークライダーになれるよ。2人とも。





戦兎君、ちゃんとキリト君は助けたよ。後、コラボしてくれてありがとうございました。


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特別編
100話記念 並行世界


生で見たみっくとあまねすは可愛い……




という某バンドアニメのトークイベントの感想は置いといて、自分が好きな戦隊が出てくる記念話です


映司「刃王爆炎紅蓮斬!」

 

映司はヒュージに向けて、銀河のような巨大な斬撃波を放った。

 

映司「あとはケイブを破壊するだけだ」

 

高嶺「灯莉さん。ケイブを破壊するわよ」

 

灯莉「うん!」

 

映司「っ!待て!ふたりとも!」

 

高嶺「っ!」

 

灯莉「うわぁ!?」

 

千香瑠「映司君?」

 

結梨「ケイブを破壊しないの?」

 

映司「このケイブ……」

 

ケイブの中から予告状が飛んできた。

 

映司「っ!」

 

映司は予告状をキャッチした。

 

灯莉「なにそれー?」

 

千香瑠「予告状?」

 

高嶺「ケイブの中から?」

 

結梨「映司、どうするの?」

 

映司「面倒ごとが起きる前に破壊する」

 

映司は刃王剣十聖刃のエンブレムを押し込んだ。

 

「刃王必殺リード!」

 

映司は刃王剣十聖刃のエンブレムをスライドさせた。

 

「既読六聖剣!」

 

映司は刃王剣十聖刃のエンブレムを戻した。

 

「刃王必殺読破!」

 

映司は刃王剣十聖刃のトリガーを引いた。

 

「刃王星烈斬!」

 

映司「はあああぁぁ……」

 

映司が刃王剣十聖刃をケイブに向けて、振り下ろそうとした瞬間……

 

灯莉「ねー、映司ー」

 

映司「っ!どうしたんだ?灯莉」

 

灯莉「ぼく、ケイブの中に昆虫大百科落としちゃった☆」

 

映司「……」

 

千香瑠「映司君?」

 

高嶺「中に入る気なのね」

 

灯莉「おもしろそー!」

 

結梨「私も行くよ」

 

千香瑠「……大丈夫なの?」

 

映司「多分、死にはしないから大丈夫だろ」

 

5人はケイブの中に入った。

 

???「なんだこれ?とりあえず金庫にしまっておこう」

 

???は金庫を開けて、昆虫大百科をしまった。

 

映司「全員、無事だよな?」

 

映司は変身を解いた。

 

高嶺「灯莉さん、大丈夫?」

 

灯莉「うん!大丈夫だよー」

 

千香瑠「結梨ちゃんも大丈夫?」

 

結梨「うん」

 

映司「ここはどこだ……?」

 

結梨「私たちの知ってる場所じゃない」

 

映司「とりあえず昆虫大百科を探そう」

 

千香瑠「ええ」

 

映司「鷹の目を使うか……」

 

映司は鷹の目を発動した。

 

映司「……」

 

高嶺「見つかった?」

 

映司「なんか金庫の怪人みたいなやつはいた」

 

結梨「金庫の……」

 

灯莉「怪人?」

 

千香瑠「行きましょう!」

 

映司たちは金庫の怪人の出現場所へ向かった。

 

灯莉「いたー☆」

 

???「なんだ!お前ら!」

 

映司「ライドブック探しのついでかな」

 

???「ブック?金庫のアレのことか!」

 

映司「なら、お前を倒してライドブックを取り返す!」

 

「ブレイブドラゴン!」

 

映司はブレイブドラゴンワンダーライドブックを、ドライバーの右のスロットに装填した。

 

映司「ハアッ!」

 

映司はドライバーから、刃王剣十聖刃を抜刀した。

 

「聖刃抜刀!」

 

映司「変身!」

 

「クロスセイバー!クロスセイバー!」

 

「クロスセイバー!」

 

「交わる十本の剣!」

 

映司「速攻で終わらせる」

 

映司は刃王剣十聖刃をドライバーに、納刀してトリガーを引いた。

 

「刃王必殺読破!」

 

映司はドライバーから、刃王剣十聖刃を抜刀した。

 

「聖刃抜刀!」

 

「刃王一冊斬り!」

 

「セイバー!」

 

映司「はあああああぁぁぁぁ!」

 

映司は刃王剣十聖刃から星雲のようなオーラを帯びた斬撃を放った。

 

???「スペリオルエックス!」

 

X字型の斬撃が映司の攻撃を相殺した。

 

映司「なんだ……今の攻撃……」

 

???「怪盗だと?ここは一旦、引くか!」

 

金庫の怪人は姿を消した。

 

結梨「怪盗?」

 

怪盗「僕は高尾ノエル。気軽にノエルと呼んでもらって構わない。君たちは何者だい?」

 

ノエルは変身を解いた。

 

映司「俺は松原映司。仮面ライダーです」

 

映司は変身を解いた。

 

ノエル「仮面ライダー……なるほど、君たちは別の世界から来た……ということだね?」

 

灯莉「そうだよ☆ぼくは丹羽灯莉☆」

 

高嶺「宮川高嶺よ」

 

千香瑠「芹沢千香瑠です」

 

結梨「一柳結梨」

 

ノエル「さっきのはギャングラーっていうんだ」

 

映司「ギャングラー……俺たちの世界だと、ヒュージと同じってことか」

 

灯莉「ぼくのワンダーライドブック取られたんだー」

 

ノエル「ワンダーライドブック?」

 

映司「俺たちが変身に使うやつです」

 

映司たちはワンダーライドブックを取り出した。

 

結梨「映司。プログライズキーもない」

 

映司「だとしたら、アイツが拾った可能性が高いな」

 

高嶺「さっきのギャングラー、金庫が5個あったわね」

 

ノエル「ステイタスクインティプルか……」

 

映司「たかにゃん先輩、千香瑠姉、何か落としてないか?」

 

高嶺「トライケルベロス……」

 

千香瑠「キングライオン大戦記……」

 

高嶺「映司は何か落としてないの?」

 

映司「ジャアクドラゴン」

 

ノエル「それぞれ落とし物をしたみたいだね」

 

映司「さっき俺の攻撃を止めた理由は?」

 

ノエル「ギャングラーを倒すと、金庫ごと爆発するんだ」

 

千香瑠「映司君があのまま攻撃してたら、プログライズキーもライドブックも爆発してたってことですね」

 

映司「結梨、お前に渡しとくよ」

 

映司はブレードライバーと、エターナルフェニックスワンダーライドブックを結梨に渡した。

 

映司「灯莉にはこっちだ」

 

映司は闇黒剣月闇と、ジャオウドラゴンワンダーライドブックを灯莉に渡した。

 

???「ノエル!」

 

映司「今度はなんだ……」

 

ノエル「圭一郎君、咲也君、つかさ君」

 

咲也「この子たちは?」

 

ノエル「彼らは仮面ライダーさ」

 

つかさ「仮面ライダー……?」

 

圭一郎「……君たちがか?」

 

ノエル「ギャングラーを追い払ったのも彼らさ」

 

圭一郎「なんだと……?」

 

映司「見つけた……」

 

つかさ「ギャングラーをか?」

 

映司「自己紹介は現場に向かいながらでいいですよね?」

 

映司たちは国際警察の3人に自己紹介をした。

 

???「国際警察の新メンバーか?」

 

???「どう考えても違うだろ」

 

???「誰なんだろう?」

 

映司「ノエルさん、あの3人は……?」

 

ノエル「彼らは怪盗だよ」

 

千香瑠「警察の次は怪盗ですか……」

 

結梨「警察と怪盗って仲良しなの?」

 

ノエル「僕は仲良しかな?」

 

映司「ギャングラーから、ライドブックとプログライズキーを取り返さないとな」

 

???「取り返す?お前たち、コレ持ってんのかよ?」

 

赤い怪盗はダイヤルファイターを見せる。

 

映司「こじ開けられないのか?」

 

???「面白いやつだな。名前は?」

 

映司「松原映司。仮面ライダー」

 

???「魁利……夜野魁利」

 

???「宵町透真」

 

???「早見初美花」

 

灯莉「赤、青、黄色……信号機?」

 

透真「違う」

 

初美花「なんだか、個性的な人たちだね!」

 

魁利「どうする?お巡りさん、俺たちのこと捕まえる?」

 

圭一郎「今だけは一時休戦だ!」

 

???「お前たち!俺のことを無視するな!」

 

映司「おー、キレてらっしゃる」

 

???「俺の名前はソロモン・ザ・オムニバス!」

 

高嶺「ソロモン……」

 

千香瑠「オムニバス……?」

 

映司「似てるの名前だけだし、あっちのほうが絶対に強い」

 

結梨「それもそうだね」

 

ソロモン「黙って聞いてれば……!」

 

映司「さて……コイツぶっ倒して、俺たちの世界に帰るぞ!」

 

映司はソードライバーを巻いた。

 

千香瑠&高嶺「ええ!」

 

千香瑠と高嶺はソードライバーを巻いた。

 

結梨&灯莉「うん!」

 

結梨はブレードライバー、灯莉はカリバードライバーを巻いた。

 

ノエル「僕たちも!」

 

魁利「ああ!」

 

圭一郎「いくぞ!」

 

4人「怪盗チェンジ!」

 

怪盗の3人はダイヤルファイターをVSチェンジャーに装填、ノエルはXチェンジャーを半回転させた。

 

「RED!」

 

「BLUE!」

 

「YELLOW!」

 

「エックスナイズ!」

 

3人はダイヤルファイターのダイヤルを回した。

 

「0-1-0!」

 

「2-3-2!」

 

「1-1-6!」

 

怪盗の3人はVSチェンジャーを上に半回転させて、ノエルはXチェンジャーをさらに半回転させた。

 

「Kaito-change!」

 

「kaito-X-change!」

 

「マスカレイズ!」

 

3人「警察チェンジ!」

 

警察の3人はトリガーマシンをVSチェンジャーに装填した。

 

「1号!」

 

「2号!」

 

「3号!」

 

「パトライズ!」

 

警察の3人はVSチェンジャーを下に半回転させた。

 

「警察チェンジ!」

 

「ブレイブドラゴン!」

 

「ライオン戦記!」

 

「ランプドアランジーナ!」

 

「エターナルフェニックス!」

 

4人はワンダーライドブックをドライバーに装填した。

 

「ジャオウドラゴン!」

 

「ジャオウリード!」

 

灯莉はジャオウドラゴンワンダーライドブックを闇黒剣月闇にリードして、ドライバーにジャオウドラゴンワンダーライドブックを装填した。

 

7人「ハアッ!」

 

7人はチェンジャーのトリガーを引いた。

 

「Rupin-ranger!」

 

「Rupin-X!」

 

「パトレンジャー!」

 

5人「変身!」

 

4人は聖剣を抜刀、灯莉は闇黒剣月闇のグリップエンドでドライバーのボタンを押した。

 

「ブレイブドラゴン!」

 

「ライオン戦記!」

 

「ランプドアランジーナ!」

 

「エターナルフェニックス!」

 

「ジャオウドラゴン!」

 

「誰も逃れられない……」

 

魁利「ルパンレッド!」

 

透真「ルパンブルー!」

 

初美花「ルパンイエロー!」

 

ノエル「ルパンエックス!」

 

魁利「快盗戦隊……!」

 

4人「ルパンレンジャー!」

 

圭一郎「パトレン1号!」

 

咲也「パトレン2号!」

 

つかさ「パトレン3号!」

 

圭一郎「警察戦隊!」

 

3人「パトレンジャー!」

 

灯莉「おー、すごーい!」

 

魁利「予告する!」

 

圭一郎「国際警察の権限において!」

 

映司「物語の結末は……俺たちが決める!」

 

ソロモン「やれるものなら、やってみろ!」

 

ソロモンはキングライオン大戦記の力を発動して、キングライオンダイセンキを呼び出した。

 

千香瑠「キングライオン大戦記の力です!」

 

映司「俺に任せろ!」

 

「ストームイーグル!」

 

「西遊ジャーニー!」

 

映司は二冊のワンダーライドブックをドライバーのスロットに装填した。

 

映司「ハアッ!」

 

映司はドライバーから、火炎剣烈火を抜刀した。

 

「烈火抜刀!」

 

「クリムゾンドラゴン!」

 

映司は火炎剣烈火をドライバーに、納刀してトリガーを引いた。

 

「必殺読破!」

 

映司はドライバーから火炎剣烈火を抜刀した。

 

「烈火抜刀!」

 

映司「爆炎紅蓮斬!」

 

映司は火炎剣烈火で、自身の周りに炎の輪を作ると同時に、火炎剣烈火にも炎を纏った。

 

映司「はあああああぁぁぁぁ!」

 

映司は火炎剣烈火から無数の火の玉を飛ばして、徐々に大きくしていき、巨大な火球を形成してキングライオンダイセンキに放った。

 

ソロモン「なんだと!?」

 

映司「クリムゾンで消せるなら、そんなに強くないのか?」

 

圭一郎「彼はいつもあんな感じなのか?」

 

千香瑠「なんか、すみません……」

 

ソロモン「これならどうだ!」

 

ソロモンはジャアクドラゴンを呼び出した。

 

初美花「ライオンの次はドラゴン!?」

 

灯莉「ぼくに任せてー☆」

 

灯莉はドライバーから、ジャオウドラゴンワンダーライドブックを引き抜き、闇黒剣月闇にジャオウドラゴンワンダーライドブックをリードした。

 

「必殺リード!」

 

「ジャオウドラゴン!」

 

「月闇必殺撃!」

 

灯莉は闇黒剣月闇の刀身に闇を纏わせる。

 

灯莉「やああああぁぁぁ!」

 

灯莉は肩の装甲にある竜の頭から4体の金色の竜を出現させ、突撃させてから、闇黒剣月闇の刀身に纏わせた闇をジャオウドラゴン型のエネルギーとして放った。

 

「習得一閃!」

 

魁利「おい、赤いの」

 

魁利はマジックダイヤルファイターを映司に向けて投げた。

 

映司「っ!」

 

映司はマジックダイヤルファイターをキャッチした。

 

ソロモン「こうなれば……!」

 

映司「もういい……遊びは終わりだ!」

 

魁利「あんたのお宝いただくぜ!」

 

映司と怪盗の4人は金庫にダイヤルファイターを重ねた。

 

ソロモン「しまった!」

 

映司「返してもらうぞ!俺たちのお宝!」

 

映司たちはソロモンの金庫からワンダーライドブック、プログライズキーを回収した。

 

ソロモン「返せ!」

 

映司「ハアッ!」

 

映司はソロモンに回し蹴りをした。

 

ノエル「映司君」

 

ノエルは映司にスティングスコーピオンプログライズキーを渡した。

 

映司「じゃあ、俺はこれを返しますね」

 

映司はノエルにマジックダイヤルファイターを渡した。

 

ノエル「メルシー」

 

灯莉「ねーねー、ぼくのライドブック返してー?」

 

初美花「はい!」

 

灯莉「ありがと☆」

 

千香瑠「私たちも……」

 

透真「ああ」

 

魁利「返すぜ、黄色いの」

 

高嶺「ありがとう」

 

映司「さて……これで全力で戦える」

 

映司は火炎剣烈火を必冊ホルダーに納刀して、ソードライバーに刃王剣十聖刃を納刀した。

 

映司「千香瑠姉!たかにゃん先輩!」

 

千香瑠「映司君!」

 

高嶺「映司!」

 

千香瑠はライオン戦記ワンダーライドブック、高嶺はランプドアランジーナワンダーライドブックを映司に向けて投げた。

 

「ライオン戦記!」

 

「ランプドアランジーナ!」

 

映司は二冊のワンダーライドブックを、キャッチしてドライバーに装填した。

 

映司「ハアッ!」

 

映司はドライバーから、刃王剣十聖刃を抜刀した。

 

「聖刃抜刀!」

 

「フィーチャリングセイバー!」

 

「三冊特装版!」

 

初美花「今度は青くなった!」

 

魁利はVSチェンジャーにビクトリーストライカーを装填した。

 

「ビクトリーストライカー!」

 

魁利はビクトリーストライカーのダイヤルを回した。

 

「1-1-1!」

 

「ミラクル・マスカレイズ!!」

 

魁利はVSチェンジャーを上に半回転させた。

 

「スーパー・快盗チェンジ!!」

 

魁利はVSチェンジャーのトリガーを引いた。

 

「Rupin-ranger!」

 

魁利「スーパールパンレッド!」

 

圭一郎はVSチェンジャーにサイレンストライカーを装填した。

 

「サイレンストライカー!」

 

「グレイト・パトライズ!!」

 

圭一郎はVSチェンジャーを下に半回転させた。

 

「超・警察チェンジ!!」

 

圭一郎はVSチェンジャーのトリガーを引いた。

 

「パトレンジャー!」

 

圭一郎「スーパーパトレン1号!」

 

ノエル「フィナーレといこうか!」

 

「エックスタイーム!」

 

ノエルはXロッドソードのレバーを操作した。

 

「3……」

 

ノエル「スペリオルエックス!」

 

「2……」

 

魁利はVSチェンジャーとルパンマグナム合体させた。

 

「ルパンフィーバー!」

 

魁利はルパンマグナムのダイヤルを回した。

 

「アン・ドゥ・トロワ!」

 

「1……」

 

圭一郎「スーパーイチゲキストライク!」

 

映司はドライバーに刃王剣十聖刃を納刀して、トリガーを引いた。

 

「刃王必殺読破!」

 

映司はドライバーから、刃王剣十聖刃を抜刀した。

 

「聖刃抜刀!」

 

「刃王三冊斬り!」

 

「セーーーセイバー!」

 

映司「刃王友情斬!」

 

「0!」

 

「イタダキエックスストライク!」

 

「イタダキド・ド・ド……ストライク!」

 

魁利&ノエル「ハアッ!」

 

映司&圭一郎「はああああぁぁぁ!」

 

「ヒャッハー!」

 

ノエルはXロッドソードからX字型の斬撃を、魁利は合体させたルパンマグナムから弾丸を、圭一郎はサイレンアーマーの砲台から強力な光弾を、映司は刃王剣十聖刃から星雲のようなオーラを帯びた斬撃を放った。

 

ソロモン「ぐああああぁぁぁ!」

 

魁利「永遠に……」

 

4人「アデュー」

 

3人「任務完了!」

 

映司「これで話は終わりだ」

 

映司たちは変身を解いた。

 

映司「さて……帰るか」

 

魁利「どうやって帰るんだ?」

 

映司「こうやれば……!」

 

映司はクリエーションを発動して、刃王剣十聖刃を振った。

 

ノエル「オーララ!」

 

映司たちの世界へ繋がる空間が開いた。

 

映司「俺たちはこれで、失礼します」

 

灯莉「ばいばーい☆」

 

映司たちは空間の中に入った。

 

映司「戻ってきた……」

 

結梨「私たちの部屋?」

 

映司「おやすみ……」

 

映司は眠った。

 

千香瑠「世界を移動するのは相当のマギを使うから、疲れちゃったのね」

 

高嶺「私たちはどうしましょうか?」

 

結梨「私は梨璃たちに説明してくる」

 

結梨は部屋から出た。

 

灯莉「んー、僕は絵を描いてようかなー☆」

 

灯莉は絵を描き始めた。

 

千香瑠「私たちは……」

 

高嶺「映司と一緒に寝る?」

 

千香瑠「いいですね」

 

千香瑠と高嶺は映司のベッドに近づいたが……

 

梨璃「映司くん……戻ってきたの……って、千香瑠様、高嶺様!何をする気なんですかー!」

 

梨璃が映司の部屋に入ってきて千香瑠と高嶺を止めた。

 




美夢ちゃんは本垢で引けたし、美夢ちゃん1枚被ったし、みいこちゃんも引いたわ……

ギャングラーの名前は適当に決めた

今でもメモリアルのVSチェンジャーで遊んでる

人選は灯莉ちゃん役のあまねすはルパパトが好き、結梨ちゃん役のみっくは特撮が好き、たかにゃん先輩、千香瑠様は普通にこの3人の保護者です(フィーチャリングを出したかったのもある)


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