転生したら猫だった件 (鮭好きの子猫)
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第一話 死ぬ、そして転生

新しい小説です。
前から転スラが好きだったので作りました!
そんなに小説作って作者大丈夫かと思った人、大丈夫かも?


??「はぁー」

 

そう、仕事の帰りの電車のホームを降りた後に溜息を吐いたのは、三上百合花(みかみ ゆりか)

この溜息を吐いた理由は、会社、というか、病院なんだけど。そこが、一週間寝ないで働いても、給料五百円玉。社畜なのと、お兄ちゃん、三上悟(みかみ さとる)が、死んじゃったから。死んだ理由? そんなん聴いても何も面白くないよ。お兄ちゃんたら、お兄ちゃんの後輩が、通り魔に殺されそうになったのを助けて死んじゃった。刺されちゃって。お兄ちゃんたら、お人好しでさ。私もそうなってたらやるけど。そういう事件が目の前で起きるって、嫌だよね。あ、フラグかも。

 

ドドドドドド

 

百合花「⁉︎」フッ

 

私はトラックが急カーブみたいな、凄い音がしたので、振り向いた。

......子供が、猫が道路に飛び出しちゃったみたいで、助けに行ったらトラック来てたみたいな感じか。うー、もう迷ってる暇なんてないっ!

 

百合花「......っ!」

 

私は子供がひかれそうになったところを、両手で押した。

あ、もしかして死ぬ奴?

 

ドォ-ン

 

私は、急所に当たったらしく、すぐに出血していくよう。目もかすれてきた。見えなくなってきた。

ああ、でも、子供を守って死ねるなら良いね。だって、病院で働いているんだもの。でも生きてたら、治してた側かな。

 

〈確認しました。ユニークスキル「自己再生」を獲得......成功しました〉

 

魔法とか使えてたら一瞬で治せるよね〜。

 

〈確認しました。ユニークスキル「大魔法師」を獲得しました〉

 

そういえば猫も大丈夫だったのかな? 人間と違うよね。猫も人間に変身出来たら逃げれてたかも。

 

〈確認しました。ユニークスキル「変身者」を獲得しました〉

 

.......って! さっきからこの声何! 最後に独り言ぐらいさせてよ! ユニークって何よ! お兄ちゃん、最後に大賢者が何とか言ってたらしいけど、何なんだったのかなぁ。なんか聞こえるけど何だろう。もう聞こえないよ。あぁ、意識が薄れてきたから、もうすぐ死ぬんだね。お兄ちゃんもこんな気持ちだったのかな......?

 

 

 

 

 

 

うぅ〜ん? 灯が見え......っていうか、明かるっ! と言うことは助かった? 重傷だと思ったけど、意外と最近は出来るもんなんだね。医療費とか何円かなぁ。私今財布の中に千円しか入ってないよ。まぁ、助かったんだし、今は喜ぼう! あ、挨拶した方がいいかなぁ。

 

百合花「あのぉ、......」

 

私は勇気を振り出して一言いった。私が言ったら四人振り向き、ニコッと笑って言った。

 

??「起きたんだな。良かった」

 

その人は、肩まで伸ばしている、紫寄りの青っぽい髪で、青いカーディガンでよく見えないけど、Tシャツにズボンを履いている。

イケメンだなぁー。私女だし、一応、気になるは気になるんだけどね。そこまで入ってない感じ。

 

??「わぁ〜!起きて良かったよぉ〜!猫ちゃぁん!」

 

そう言った人は、髪を綺麗に一つ結びにしている紫の髪。白いワンピースを上手に着こなしている。ん? 見えないけど一応スパッツ履いてるや。

うぅ、センス良いなぁ。......っていうかぁ‼︎ 今私、凄いこと聞いちゃったんだけど⁉︎ちょっと分かんないかもしれないから、もう一度そこ繰り返すね! “猫ちゃぁん! ”分かりました? 今私が説明した人がそう言ったんだよ。あれぇ、私人間だよ。見間違いでもしたのかな。一応手、見よう。

 

百合花「⁉︎」ファッツ!?

 

私は、自分の手を見た。そしたら、

え、え、え、手がぁ⁉︎ 肉球があるんですけど! マジですか⁉︎ 私の目、壊れた⁉︎ と思ったので、布団に潜り込みます。うん、もう一度見てもあれです、肉球です。え、何で⁉︎ 人間に戻りたぁいっ!

 

〈解。そうなる為には、ユニークスキル「変身者」で、人間に変身する必要があります〉

 

頭の中に、機械のような、何かの声がした。

うわあっ! びっくりした。あっ、これだ。死にそうになった時に聞こえた声か。何だったの?

 

〈解。ユニークスキル「大賢者」です〉

 

よし。なりたい。人間になりたいよ。早く人間にして。

 

シュ-ボンッ

 

わっ。

 

??「に、人間になったの?猫ちゃん?」

 

??「ど、どうしたんでしょう」

 

??「......は?」

 

??「どーゆーこと?」

 

色々な声がするな。あ、服無い。

 

??「とっとにかく服が無い状態は不味いので、服きてくださいっ!」

 

紫髪を足元まで伸ばして、紫ワンピースを着てる。モデルみたい。

って、何言ってんの私! 説明してる場合じゃ無いじゃん! 速く着替えなきゃ。

 

 

 

 

 

 

私の服は、白いTシャツの上に紫のカーディガンを着て、青? 紫? どっちか分からない感じのスカート、灰色の靴。

四人がうんうん、と頷いてる意味何? あ! 名前は?

 

百合花「あの、私は......」

 

あ、名前、何だっけ。まぁ、他の人に聞くか。

 

百合花「あの、誰ですか?」

 

私は、四人(一人説明してない人がいる気がするけど)を見て、ごくりと唾を呑んだ。

 

??「あの、名前が無いんです......」

 

??「弱い奴は無いんだよな、俺達弱いから、名前が無いんだ」

 

??「そうなんだよ、猫ちゃん!」

 

??「あなたは、あるんですか?」

 

四人が、困った顔をしていった。

みんな大変なんだなぁ。私がそう思った瞬間である。

 

百合花「残念ながら、名前を忘れてしまいましたっ!」エヘペロ

 

私は、ベロをぴょこっと出していった。

 

百合花「じゃあ、名前付けよう!」

 

??「大丈夫なのかな?」

 

??「それ程力を持っているんじゃ無いか?」

 

??「多分」

 

??「大丈夫だと良いんですけど」

 

四人が話しあっている。

 

百合花→メル「じゃあ私は、......メルにしようかな」

 

私は、ちょっと考えるポーズをしてから、言った。

 

メル「じゃあ、最初に私に喋った人」

 

私は、男を指差し言った。

 

??「俺?あ、ちなみに俺ら、魔法使いだ」

 

その男は、自分を指差しながら言った。

え! 魔法使いなんだ! じゃ、

 

メル「うん。じゃあ、......魔駒ね!」

 

私は、男......魔駒を指差し言った。

 

??→魔駒「魔駒か」

 

魔駒は、良い顔をして言った。

喜んでくれるんだ! 嬉しいな。

 

メル「じゃあ、次は敬語の女の子」

 

私は女の子を指差し言った.

やっぱりこれかな。

 

??「はい!」ワクワク

 

いやこっちだ!

 

メル「美魔!」

 

うん、我ながら可愛い名前をつけれたな!

 

??→美魔「はい!嬉しいです!」

 

メル「じゃあ、(説明してない)男の子!」

 

残念な男の子?

 

メル「魔斗!」

 

うん!

 

??→魔斗「お願いします」

 

礼儀正しいな、魔斗は! も〜仕方ないなぁー!

 

メル「で、最後!」

 

??「はい!」

 

メル「魔莉!」

 

うん、可愛い名前。

 

??→魔莉「嬉しいな!猫ち......メル様!」

 

メル「うんよ......かー......った......」グルグル

 

全員「メル様⁉︎」

 



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第二話 魔龍との闘い

第二話投稿ポチッとな!


メル「うーん......?」パチパチ

 

私は、自分が寝ているベットから少し起き上がり、言った。

眩しっ!

 

美魔「メル様?大丈夫ですか?」

 

美魔が、私のために、食べ物を持って来てくれてたみたいで、食べ物を机に置いて言った。

あれ?

 

メル「何で私寝てたの?」

 

私は、え? と言う顔をして言った。

いつの間に寝ちゃったんだろ〜。

 

美魔「あの、メル様は、私達に名前を付けた後急に倒れまして。二日ほど寝ておりまして、名前を一度に沢山付けると......」

 

美魔は、あの、と言う顔で、言って、食べ物と一緒に持って来ていた、お水も机の上に置き、言った。

と言うか、あれれ?

 

メル「あれ? 他の子は?」

 

私が回りをキョロキョロして言った。

いつの間にどこか行ったんだろ?

 

美魔「あぁ。他の皆さんは、.......外に」

 

美魔が、ちょっと哀しそうな顔をして、言った。

 

メル「......どうしたの?」

 

私は、ベットから起き上がり、言った。

 

美魔「ここは魔法の村なんですけれど、この村の外が、魔法を使う龍がいまして。マジック・ドラゴンです。三日に一度程、夜しか現れません。今日は、魔利達は修行に行っております。魔利達は、いつも夜戦うのですが、毎日少ない時でも、百人以上死者も出るのです......」

 

美魔は、ちょっと涙目になりながら、説明した。

......。

 

メル「私も手伝うよ!」

 

私は、よし! と、心の中で決め、言った。

 

美魔「め、メル様。でも、魔龍は、魔力の量も沢山ありますし、魔界の中で、最も強いとも言われます!」

 

美魔は、涙目のまま、一歩前に行き、魔龍の説明をした。

 

メル「でも、他のみんなが、困ってたら手伝ってあげなきゃ!」

 

私は、ベットから降り、言った。そして、ね? と言うつもりで、ウインクをした。

助けて貰ったから、助け返さなきゃいけないよ。

 

美魔「......はい!」

 

美魔は、元気強く返事をし、杖らしき物を出した。

って言うか! 杖らしき、と言っても、杖だよね!

ピンク色で、上ら辺に、リボンも結んであり、可愛らしい。

 

美魔「これで魔法を練習しましょう!」

 

美魔は、杖を私に渡し、言った。

練習大へぇぇぇぇん!

 

 

 

 

 

 

美魔「これで基本は教えました!また明日やって、ちゃんとやったら、魔龍を倒しに行きましょう」

 

美魔は、ふぅーと、ちょっと溜息を吐き、言った。

 

メル「何言ってるの?今から行こう!」

 

私は、服を暖かい服に着替えながら言った。

速くしなきゃいけないよ。

美魔が、『メル様の仰せの通りに』と、OKしてくれた。私は、美魔が着替え終え、準備が終えるまで、自分で魔法の練習をした。ちょっと壁などが壊れたが、直した。そして、美魔の準備が終わった。そして私が歩いて行こうとすると、美魔が、『外までは遠いですよ』と言ってくれて、魔法で連れてってくれた(羽根生やして)。そして、外の近くに着いた時には、もう辺りが暗くなっていた。私が、『灯ないの? 』と美魔に聞いたら、魔龍に気付かれやすくなるらしいので、灯は付けていないらしい。そして、外と村の中を別ける、某の柵のところに着いた。魔利達が、ボロボロになっていても戦っていた。

 

メル「魔利!魔駒!魔斗!」

 

私が、一歩出、三人の仲間達の名前を大声で叫んだ。魔利達、大丈夫かな、私が、呑気に見ている内に、死んじゃったりしないかな、そういう不安が私の頭の中をぐるぐる回った。

 

メル「美魔......」チロッ

 

私が、さっきまで横にいた美魔は、どうしたんだろう、と思い横を見た。美魔は、魔龍と戦い傷を負った人達の怪我治しを少しずつしていた。みんな頑張ってるんだ......私も頑張らないと! そう心の中で決意し、私は、五歩ぐらい前に出て、言った。

 

メル「魔利、魔駒、魔斗!それに、村のみんな!一回私に任せて!」

 

私は、さらに魔利達の前に出て、力強く言った。魔利達は、一回困った顔をしたが、後ろに下がって行った。

 

メル「ふぅ!私なら行ける......ちょっとでも、魔龍の力を削るんだ......!」

 

私がそう、一息ついた瞬間、私の身体の周りが光り始めた。私は、何故かは分からないが、力が漲ってきた気がした。皆んなが私を手伝ってくれてるのかな......。何故か、そう思えて来た。そして私はさっきの想いを思い出し、魔力に込めていく。

 

メル「大賢者、これで良いよね?」

 

〈解。魔力を込めて行けば魔法になります〉

 

メル「うん。分かった......。¥☆%〒%÷¥¥〒=-=(魔法の呪文)‼︎」

 

私は、目を瞑り、大賢者に、念の為聞いておき、呪文を唱える。そして唱え終わった瞬間私の背後に、大きい日の様なものが現れた。もう、それだけでも明るくて、まるで日の出の様な明るさだった。そして私が目を開け、魔龍を見てみると、さっきまでの怖い見た目とは思えず、どんどん後ろに下がっていっている。

 

バッ!!

 

そして、日が爆発し、目の前が眩しくて見えなくなった。そして目を開けると、もう魔龍は居なくなっていた。周りは、雪が降り始めていて、もう朝だった。

あれ。魔龍くーん、どこ行ったのー?

 

美魔「.......えっ⁉︎」

 

美魔が、目が点になるぐらいにしてびっくりした顔で言った。

あれ、魔龍逃げたのかな。

 

魔駒「は?」

 

魔駒は、私をじっと見て言った。

どうしたんだろ?

 

魔利「うん?」ゴシゴシ

 

魔利が、私の方を見て、目をゴシゴシしてもう一度見た。

わぁ、これこそ二度見。

 

魔斗「へ?」

 

魔斗も、魔利みたいに目をパチパチさせてこっちを見た。

もぉ〜。皆んな目悪いんだからー! 魔龍逃げてっちゃったじゃん? なのにそんなびっくりした顔する〜?

 

村長「あ、あのっ! この村を守って下さって、有り難うございました!名はあるのですか⁉︎ご馳走いっぱい食べて下さい!」

 

私に土下座をし、ザ・魔法使いみたいな、老人の、村長が、言った。

 

メル「私は、メルだよ!......って、この村を守って下さってって⁉︎」

 

私が、自己紹介をして、その一秒後に、びっくりして、村長の前に、顔を出して言った。

ど、どういう意味⁉︎

 

美魔「め、メル様、魔龍を倒したんですよ」

 

美魔が、私の耳元で囁いた。

はいぃ⁉︎ 逃げたんじゃなかったの⁉︎ 私⁉︎ 私が倒したの⁉︎

 

メル「私が?」

 

私が、念の為、いや、嘘だよね、と思いながら美魔の耳元に囁く。

 

美魔「はい」

 

美魔が、そうですよ、メル様が倒したんですよ、という顔で、(どんな顔⁉︎ )囁いた。

うそぉーん。私そんな強くないよ。

 

村人1「メル様の、魔法力は、最大で一万ですね」フム

 

村人が、ふむふむという顔で、言った。その後、美魔が、耳元で私の魔法力、百です。と言った。

私強過ぎない⁉︎

 

 

 




この村を守って下さってって......言いにくそ。
この村を守って下さってってってってってってってってってって......あれ。多過ぎた?


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第三話 大魔国からの招待状

いつの間にか、前に出した時から、一ヶ月ぐらい経ってますね。
遅くなり、すいませんでした。


メル「ふわぁ〜あ!よく寝た気がする〜」

 

そう、誰も居ない豪華な部屋で、欠伸をしたのは、私、メル。

まぁ知ってるとは思うけど。そこは、ね! 一応。初見の人もいるかもしれないし。まぁ、その人は、初めまして。初めてじゃ無い人は、こんにちは。今日もよろしくね。というか、うーん。何処ここ。美魔達の家の部屋じゃないぞ。ま、まさか......私、誘拐された⁉︎ いや、そんな事無かろう! 昨日何起きたか、思い出そう。えっと私は、まず、美魔から修行を受けて、その後、確か、魔龍を倒しに行ったよね、で、皆んながなんかびっくりしてて......はっ! 思い出した! 何か村長に連れてこられた様な気がするぞっ!

 

村長「あ、起きましたか、メル様。御飯をお持ちしました。こちらの汁は暑いので、御注意して食べて下さいませ」

 

村長が、豪華なドアを開け、豪華な御飯を豪華な皿で持って来て、ぺこりと、礼をして、又々豪華なドアを閉め、帰っていった。

豪華だぁ......。豪華な部屋、豪華なドア、豪華な御飯、豪華な皿、豪華な床、豪華な服(いつの間にか変わってた)、豪華な天井、豪華なベッド......‼︎ 豪華尽くめだぁ......! って! 危ない、危ない。このままでは、頭が、豪華しかなくなる事になるとこだった。美魔達は何処ー。まぁとにかく、御飯食べよっ! お腹すいたなー。早く食べたいからねー。頂きまーす!

 

 

 

 

 

 

御馳走様。美味しかったなぁ。あ、村長だ。

 

村長「メル様。実は大魔国(ビッグマジック)と言う所......この魔界の大きい国があるのです」

 

村長は、私が、大魔国と言う所、の場所で止まって、私の顔を見た。私の顔は多分、何それって感じだったと思う。だから村長は、私の為に説明してくれたらしい。

村長優しい〜! 嬉しい〜! 村長、私の顔を見て私の心の中観れたみたいに出来てる(もしかしたら観てるのかも? )の凄〜い! 村長流石! だから村長何だね!

 

村長「あの、そこから招待状が届きました。行くか行かないか、それを決めたら下に来て下さい。準備もしておいて下さい」

 

村長は、私に招待状(“メル様へ”と、書いてある紫色の封筒)を渡し、また、豪華なドアを開け、帰って行った。

うん。よく意味分かんないね。一旦状態を整理します。

まず、魔界の中で一番大きい大魔国から、招待状が来ました......って! そんなでかい国から私に招待状⁉︎

村長さん〜! これ私宛じゃないっすよ (私宛だけど)!

うん。私だよね。うん。うん。皆んなもそう思うよねぇ。でも何で私に来るんだろ。魔界に来たばっかりの転生者が。

まぁそんな事気にしなくていっか!

そういえば村長、確か、

“行くか行かないか、それを決めたら下に来て下さい。準備もしておいて下さい”

って言ってたよね。私、それ決めなきゃかぁ。うーん。私のだらだらしてたい気持ちと、行きたいって言う好奇心、冒険心みたいなのが、あるんだけど、どっちを決めようか迷うー。......よし! 私決めた! 行く! と決めたらコート来て、ブーツ履いて。よし。準備は、万端。よし、行こぉー!

 

魔利「あっ!メル様じゃん!あ、ゴホンゴホン(敬語にしなければというわざとの咳)メル様、どこ行くんです?」

 

魔利が、丁度移動器具(エレベーター)(名前は付いてないらしい。今度付けようかな)からおりてきた。

というか今、絶対敬語で言ってなくて、気付いて、急いで敬語にしたよね? まぁ、そこは言わないでおこうか。

 

メル「あのね、村長に、大魔国からの、招待状が届いたからって、言われて、行くなら下に来いって言われたから行く途中」

 

と、私が、階段の方に進みながら言うと、魔利が、『私も着いていきます!』と、元気な声で言ったので、私は仕方なーく、一緒に下に行くことにした。

魔利は、丁度下に村長に呼ばれたので、行く途中だったと言う。

魔利は、一回上の仕事場? みたいなところに行ってから、行くつもりだったらしい。

でも、私がいた、豪華な部屋と同じ階に仮に住んでいる訳では無いらしい。丁度、私を見ようかなーって言う感じで、移動器具を止まらせたら、私がいた! って感じ。

.....と言うか。私が行く! って言わなかったら、村長どうしてたんだろ。一人だけで行くの? いや、そんな事はないか。誰か、部下でも連れてったりしたのかな。まぁ兎に角、一人では行かないだろうね。村長だし。村長居なくなったらさ? みんなわぁわぁ騒いでもう魔法使いパニックだよ!

とか変な事を私が考えてるうちに、一階について、村長達が居た。一階は私が来るまで、騒がしかったが、私が来た瞬間、みんな、“きをつけ”をして、静まった。

みんな、そんなに私を信頼してるのかぁ。

私は心の中で、うんうんと頷く。その後、ちょっと、自分が、馬鹿らしく思った......。

そして、私は、私が気になった、“私が行くって言わなかったら、どうしてたの? ”という疑問を、村長に話したら、

『私と、他の人で行くつもりにしておりました』

と、しわしわな顔で言った。私は、ふーんと、素っ気ない言葉でその言葉を返す。

なんか申し訳ない。まぁ、そう言ったのは、私なんだけど。自分で言って、自分で申し訳ないって! なんか変?

で、みんなは、もう準備は、出来ているらしい。もういつでも出発出来るとのこと。確かに皆さん暖かそうな御洋服を着てらっしゃる。

あ、なんかわくわくしてくる〜! 行きたいな、行きたいな。ほら、あれだよ? 魔界で一番大きい所から、招待状届いたんだよ? 普通、凄い事なんですよ。そりゃ、わくわくするよね、って感じ。今すぐ行きたいよぉ〜。みたいな? そんな感情ですね、ハイ。

 

村長「馬車に乗って下さい」

 

村人(? )が、、馬(みたいな生物)に乗った。村長は、馬車の、二列ある中の、一列目、前の方の列の豪華なドアを開けて言った。

なんて豪華なんでしょう! そんな記憶無いけど、確か、現世よりも馬車凄い気がする! 感だけど! 馬車ってなんか良い!

私は、そう、わくわくしながら、二列目(後ろの列)のドアを開けて、座った。

うっ! 意外と結構、ふわっふわ! う〜ん! こんなにふわふわなら、一時間でも、三時間でも、いや、十時間でも乗れちゃう気がする。つまり、凄いふわっふわ! 私、感激。世界にこんなふわっふわな、クッション? みたいなものが、あるなんて。ずっと、このクッションで暮らしたい。

そして、馬車が動き出した。私は、わくわくしながら、馬車の、窓に掛かっているカーテンと、窓をガラガラと開け、窓から顔を出し、外を見た。現世では見たことも無いような、というか、日本には、無いような絶景が目に飛んできた。私は、本日二回目の、感激。田舎というか、そんな感じでもあるだろう。

これからは、どんな生活をしていくのかな。

そう、心の中で思いながら、馬車は動いていった。



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第四話 大魔国、到着

最後に番外編あります。


メル「わあ〜っ!広っ!」

 

そう言ったのは、私、メルです。え? なんで一々自己紹介するのかって? はぁ。もしかしたら、初めての人がいるかもしれないじゃん。で、と言うことで、着きました! 大魔国! イェーイ、パフパフー。

......。と言っても、まだ、門の前。皆さん並んでらっしゃるのよ。大勢いますね。まぁ、私達も並ぶってことね。

それで、みんな行くには物騒過ぎだね、って事で、美魔、魔利、魔駒、魔斗と、私で、大魔国に入る事になった。

本当に、危なく無いか、門番に検査されるらしい。

ぎゃあ! 私の裸姿でも観るの⁉︎ 変態!

と思ったけれど、大丈夫。魔法でやるらしい。

ま、まぁそうだよねー。え? ま、まぁね? そ、そそんな常識もわか、分からないとでも? い、いいいい、言いたいのですかね? (見事な慌てっぷり)

あ、そろそろだねぇ。前の人がもうすぐで終わるみたい。

 

門番①「では、次の方」

 

わぁ、私服らしき服。攻撃されたらどうなるんだろ......。まぁ、防御魔法でもかけてるのかなっ!

 

門番②「では、検査をします。では、そこの」

 

門番②が、私の事を指差した。

あ、私のことか。てっきり、私の後ろの人かと思っちゃったよ。と言うか、人に、指さすのはいけませんよ! お母さん、怒っちゃうわよ!怒っちゃうわよ!プンプン

と、プンプン怒りながら、特定の位置に着く。

と言うか、特定の位置になんかマークついてる。気付かない人とか、いそうだね。まぁ、そしたら門番達が言ってくれるか。

 

門番①「¥☆%-…~♪÷%・☆☆。OK」

 

なんか、変な呪文を唱え、OKと言われた。

と言うことは、入ってOK! でも、美魔達待とうか。先に行ったら、メルこどもだから、まいごになっちうー!

 

門番②「¥☆%-…~♪÷%・☆☆。OK」

 

美魔は、私と同じらしき呪文を唱え、OKと、門番②に言われ、美魔が、テクテクとこちらに歩いてきた。

と言うか、全く私に言われた言葉と、美魔が言われた言葉、同じじゃん。

 

1分後

 

魔駒と、魔斗は、普通にOK。もう、大魔国の中に入って良いらしい。

因みに、私達の後の人は、ナイフを持っていて、どっかに連れられていった。

危なかったなぁ。もしかしたら、あのナイフで刺されてたかもしれない。うぅ。なんか頭が痛い。現世、なんかそんな感じなのが、あったような......。

気にしないでおこう。これは、頭の隅に置いておこう。いざ、この記憶を出さなければ。と言う時に出そう。

 

メル「よし!入ろう!」

 

私が、門を開け、みんなが、入ったら閉める。

そして、広っ! あ、ウルサカッタ? ハイハイ、スイマセンネ。

 

魔利「ちょっと待って!このぬいぐるみ可愛い!それに、この魔婆豆腐(マーボーどうふ)、安い!お買い得......」

 

魔利は、私達を追い越して行き、ぬいぐるみ屋さんで、苦魔(熊)のぬいぐるみを見、すぐに、セール! と書いてあるところに、直ぐ走って行き、30%OFFの魔婆豆腐を持ち、叫ぶ。

 

メル達「......」ジィ-

 

私達は、そんな魔利を、猫目で見る。

 

魔利「あっ!じゅいまぜん......」

 

魔利は、五秒程経ったら、私達の視線に気付き、魔婆豆腐を、元の位置に戻し、帰ってきた。

 

メル「なら良し!行こう!」

 

私は、うんうんと、魔利の方を見ながら頷き、回れ右、をして、城を指差した。城は、大魔国の半分ぐらい。これでも入らせてくれないのか、と言うほどに、門番が城の前にいる。これで、泥棒は、絶対に入らないようだ。

魔法でやればいいじゃん......。まぁ! 行こう!大魔国探検〜! 色々ありそうだね。面白そう!

 

うぇ。私、お腹空いたわ。

 

美魔「お腹すきました?」

 

私は、美魔に、ぴしりと、思っていることを当てられ、頷く。そしたら、美魔の後ろで魔利が、パァァァ〜と、嬉しそうな顔をし、

 

魔利「いいところ知ってますよ!」

 

と、言った。体重が軽い私は、ずりずりと、魔利に連れて行かれる。

あぁ。ご飯の、いい匂いする〜。焼き鳥......焼肉......ステーキ......お寿司......。まだこっちに来てからそんな物食べてないなぁ......。じゅるり。考えただけで、よだれが......。ご飯......。

 

五分後

 

魔利「此処です!」

 

メル「うん?」

 

魔利に、五分も待たされ来たところは......、酒屋さん? 酒は好きだけど。

という事で、みんなで入り、お酒を頼む。そしてお酒が来た! よし、飲もう......

 

門番③「ちょっと待て。お前、未成年だろ。酒を飲んではいけない」

 

え、嘘でしょ?

未成年だったの? 私。ま、まぁ確かに生まれたばっかりの猫でございますし。

 

魔利「えぇ〜?いいじゃないっすか〜!」

 

うぇ。酔ってる.....。

 

メル「って」

 

と思った瞬間。思わず『って』って言っちゃった。門番③が私の服を掴んで連れて行こうとしたからである。

え?

 

門番③「」

 

門番③は、そのまま無言で連れて行く。

 

魔利「へぇ?どこ行くんです?」

 

と、その酔った言葉を背中に受けながら、私は、門番③に連れて行かれた......。

 

 

 

 

メル「うん......?」

 

次、私が起きたところは、王の間のような所だった。前に、大魔王なのかよく分からないが、凄いオーラの人がいる。

目がぼやける......。

 

レオン「此処は大魔国の城内だ。私は、レオン・マジック」

 

レオン王様が、言った。

失礼だけど。苗字(右のほうね? )適当じゃない?

 

レオン「気軽に呼んでほしい」

 

メル「私は、メル。猫だよ(観たらわかるけど)」

 

レオン「それで、話がずれるが、これが本題だ。先程は、門番(③)に、未成年だから酒を飲んではいけない、と言われただろう。だが、実は違う。メル、は、強いオーラが周りについている。門番(①)は、メル達を大丈夫と、言われた後に、ナイフを持った人を連れて行った。知ってるか? 後で、聞き込みをすると、“前の人のオーラが、凄くって、城の中に入らせたら、大魔国の王様を倒してしまう”と言った。それで、メルの後を門番(③)が、後をつけ、チャンスが出来たら、未成年だから、酒を飲んではいけない、と言った訳だ。

それで、なのだが、何で大魔国に来たのか、何で、強いオーラが付いているのか、等“裁判所”で、教えてくれないだろうか」

 

え⁉︎私、どうなっちゃうの?

 

 

 

 

 

番外編

 

メル「うーん。レオン王様に、気軽に呼んで、とは言われたものの、どうやって気軽に呼ぼう......。あ、そうか! 王様じゃない風に考えれば!よし!決めた!」

 

 

 

 

メル「ねぇねぇ〜」

 

レオン「ん?」

 

メル「レッ君〜!」

 

レオン「れ、レッ君⁇」

 

メル「レオンのレ、マジックの、小さいツを抜き出して、レッ君」

 

レオン「......ま、まぁ良いか.......」

 

 




あ、アンケートを実施しているので、好きなキャラを選んで下さい!


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第五話 裁判

新キャラ登場。


私メル。今裁判所にいます。

 

ベリー「これから、メルの裁判を始める!」ド-ン

 

そう言ったのは、裁判長ベリーさん。机をドンと叩き、裁判所に大きな声を響かせた。

ベリーって苺......、あ、駄目だ駄目だ。もっと怒られるー。ベリーと言えば.....、! ペリーだ!

 

ベリー「メル。先ずはいつ生まれた!」

 

ベリーが私を指差しいう。

指差しちゃいけませんわよー。お母さん怒っちゃいますわ! プンスカプンプン

 

メル「えーっと、一ヶ月ぐらい前に、生まれて(転生したんだけどね......)、起きたら、あっちの方向の魔法の村のとある人の家の一室に眠ってた」

 

私は、めんどくさそうに言う。ベリーが、顔をぴくぴくさせ、こちらを見ている。めんどくさそうに言うなよ......と、小声で呟いているのが、聞こえた。

小声で言ってても、スキルで聞こえちゃうんだけど。こしょこしょ話は私に効きませーん。

 

 

ベリー「そのオーラは?」

 

ベリーが、まだぴくぴくしながら、私を見た。

そこまで怒らなくても......。

 

メル「えー。いつのまにか」

 

私は、真顔で言った。後ろで見ている魔利が、クスクス笑っているのが聞こえた。魔駒が、こら! と言って怒っているのも聞こえた。

魔利は、私が真顔で言ったからクスクス笑ったのかなぁ。何でだろ。

 

ベリー「レオン様。あいつはどう致しましょう」

 

と、ベリーがレッ君に話しかけている。レッ君は顔色変えずに何かを言っている。小さ過ぎる声+遠過ぎるで、何も聞こえない。そして、ベリーは、直ぐに帰って来て、ごほん、とわざとらしい咳をした。

 

ベリー「メルは、ゆうざ「ゴホン!メルは、無罪。だが、メル達は、一年入ってはいけない。ベリーは、クビ!」はいぃ⁉︎何で俺も⁉︎しかも、クビですかぁ!」

 

ベリーは、私が有罪! と、カッコつけて言おうとしたが、途中でレッ君に私は無罪、と言われた。

と言うか、大魔国に、一年も入っちゃいけないの⁉︎ ふっ。でも、ニヤァ。これはこーれは。良い機会。仲間を増やそうと思っていたのだ。ニヤニヤニヤニヤ。

 

レオン「早く出るのだ」

 

レオンは、裁判所に響く声で、言った。私が後ろを見ると、魔利が、えぇぇぇ。と言う顔で硬直していた。

一年。我慢するしかないなぁ......。まぁ、人間にとっては大変だけど、多分、魔物にとっては一年は早いはず。

と、私は考え、裁判所からうんうんと頷き出て行く。美魔達は、私の後ろをテクテクと歩いてくる。魔利も流石に、私達が居なくなっていることに気付き、慌てて走ってくる。だが、ベリーに、走るなぁ! と、涙目で怒る。魔利は、怒られ、ズーンとされているのを、戻ってきた美魔に引き連れられて、こっちへ来た。

うん。流石に、ペリー......ベリーもクビ、と言われ、流石に傷付いたのだろう。可哀想に......。私が助けてやろう!

 

メル「ペリー。私の所に、来る?」

 

私は、ズーンとして歩いてきた、ベリーに、肩を置き、言った。

 

ベリー「俺なんか、大魔国に居場所なんてないんだ......。行こう......。って!今、ベリーじゃなくて、ペリーって言ったよな⁉︎ちゃんと聞いてたかおい!ベリー。ベリーだ!良いか!」

 

ベリーは、前半は、ズーンと涙目でいい、後半は、前半のような所は一切なく、怒って言う。

あれ。バレちゃった? テヘ。

 

魔法の村

 

メル「ただいまー」

 

私は、持っていた鞄を村長に渡し、豪華なソファーに座った。

 

村長「メル様。ただいま、とは?」

 

村長は、鞄を受け取り、言った。

アレ。村長、ただいま知らないの? 時代、オクレテル? あ、そうじゃないや。人間じゃないから、知らないんだね。

 

メル「ただいまってね......。え?ただいまってどう説明すんの?ああ〜。そう言うことねぇ〜。帰ってきた時に、言う言葉だよ!で、お帰り。ただいまーって言われたら、そうする。良い?」

 

私は、ソファーから降り、ここら辺をクルクルしながら言った。村長は、ふむふむと、メモ帳? か何かに書いている。

まさか、知らないとは思わなかったよ。

 

メル「あ!そうだ。ベリー」

 

私は、手をぐぅにし、手の平に乗せて、思い出す。

 

ベリー「......ベリー.......っす」

 

ベリーは、とても嫌な顔をし、言った。他のみんなは、分かったようで、パチパチパチパチと、拍手をする。

村人①「ベリーさん、名前があるなんて良いよね」

 

村人②「私なんか、出来損ない魔女って呼ばれてるんだよ」プンプン

 

村人③「しかも、美少年って」

 

村人④「しかも、大魔国の裁判長様でしょ?もう、全部良いじゃん」

 

村人①〜④「羨まし〜!」アハハ

 

メル「じゃあ名前つけてやる!」

 

メル「じゃあ魔師。魔損(出来損ない魔女......)。魔魅。魔姉。姪魔。魔男。魔露。魔衣。笑魔......」

 

五分後

 

メル「もう......無理......」バタン

 

私は、みんなの名前を付け、倒れた。

また起きた......。やっぱり。

 

みんな「メル様⁉︎」

 

翌日

 

メル「うーん」

 

そう言ったのは、私、メル。アレ。もうこのやり取りしたか。

 

村長→魔村「メル様。起きましたか」

 

村長.....魔村は、しわくちゃな顔.....って! あれれ。変わってない? ほら。しわくちゃ、チガウヨ?

 

魔村「メル様が倒れた後、どんどん成長していきまして。他の皆さんもそんな感じに成長して行きました。皆さんが、メル様に力が強くなった事を見せたい、成長したよ、と言うことを知らせたい、との事です。準備ができてから、でも良いですが。今から来ますか?」

 

魔村は、成長した顔で、規律と言った。

 

メル「うん。今から行こうかな。そこまで成長したなら、見せてもらおうじゃないかぁー(ドヤっ)!」トイウカセイチョウジャナクテ,モドッテルヨネ......

 

下(さっき寝てたとこはどっかの家だった)

 

魔利「あ!ね......メル様!」

 

魔利が、私が家から出て来ると、いきなり走って来て、ぎゅーっと抱きしめて言った。

うん。一回猫ちゃんって言おうとしたのは、気の所為だよねー。気の所為であって欲しいなぁ。

 

メル「魔利。メル様じゃなくても良いよ。なんか変な感じする」クビハナシテ-

 

私は、抱きついて来る魔利の手を、離そうとして、言った。

ちょっと待って。やばい。魔利の手取れないんだけど......。

 

魔利「ん?じゃあ、猫ちゃん?いやそれは、魔龍を倒してくれたしぃ。メルさん、いや違うな。メルちゃん!それでいっか!メル様と、猫ちゃん。メル様のメルと、猫ちゃんのちゃん。組み合わせれば、メルちゃんだ!よし。それで決まり!」

 

魔利は、私に抱きついていた手をぱっと離し、一歩離れた所で、くるくると回り、いつかは、よし! と、手を手の平に乗せ、元気な声で言った。

メルちゃんって。まぁいいか。私がメル様は辞めてって言ったんだし。

これからは、魔利からはメルちゃんと呼ばれ、この村にはベリーという仲間が加わって暮らすことになるだろう。

これから楽しみだな。

 



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オリジナルキャラクター紹介

メル

 

種族...元人間。今では魔物の猫。

 

スキル紹介(本編に出てないけどあるやつもある)(スキルの説明間違っている可能性あり)(名前間違えてるかも)(後々増えるかも)

...人型になれるのはスキル「変身者」。

凄い魔法を使えるスキル「大魔法師」。

死なないスキル「自己再生」。

色々教えてくれるスキル「大賢者」。

などなど。

 

 

魔利

 

種族...元上級魔法使い。メルに名前を付けられ中級魔法師になった。

 

スキル紹介...魔法を使えるスキル「魔法使い」。

動物と話せる「動物語」。

 

 

美魔

種族...元上級魔法使い。メルに名前を付けられ魔法師になった。

 

スキル紹介...魔法を使えるスキル「魔法使い」。

回復させるスキル「回復」。

 

 

魔駒

 

種族...元上級魔法使い。メルに名前を付けられ中級魔法師になった。

 

スキル紹介...魔法を使えるスキル「魔法使い」。

闘うスキル「剣士」。

 

 

魔斗

 

種族...元上級魔法使い。メルに名前を付けられ中級魔法師になった。

 

スキル紹介...魔法を使えるスキル「魔法使い」。

力を貸せる・貸してもらうスキル「貸り貸し」。

 

 

魔村(村長)

 

種族...元上級魔法師。メルに名前を付けられ大魔法使いになった。

 

スキル紹介...ちょっと凄い魔法を使えるスキル「大魔法使い」。

みんなに知らせるスキル「有名人」。

 

 

レオン・マジック(大魔国の魔王)

 

種族...大魔法師。

 

スキル紹介...とても凄い魔法を使えるスキル「超大魔法師」。

みんなを従わせるスキル「大魔王」。

などなど。

 

 

ベリー(苗字考えてないのでベリーだけ)

 

種族...上級魔法師

 

スキル紹介...魔法を使えるスキル「魔法使い」。

嘘はつかない・つかさせないスキル「正直者」。

決めた事は絶対消さないスキル「裁判長」。

 

 

魔師(村人①・『ベリーさん、名前あるなんて良いよね』の人)

 

種族...元低級魔法使い。メルに名前を付けられ上級魔法使いになった。

 

スキル紹介...魔法を使えるスキル「魔法使い」。

 

 

魔損(村人②・『私なんか、出来損ない魔女って呼ばれてるんだよ』の人)

 

種族...元低級魔法使い。メルに名前を付けられ中級魔法使いになった。

 

スキル紹介...魔法を使えるスキル「魔法使い」。

 

 

魔姉(村人③・『しかも美少年って』の人)

 

種族...元低級魔法使い。メルに名前を付けられ上級魔法使いになった。(魔妹と姉妹)

 

スキル紹介...魔法を使えるスキル「魔法使い」。

 

 

魔妹(村人④・『しかも、大魔国の裁判長様でしょ?もう、全部良いじゃん』の人)

 

種族...元低級魔法使い。メルに名前を付けられ上級魔法使いになった。(魔姉と姉妹)

 

スキル紹介...魔法を使えるスキル「魔法使い」。

 

 

魔占(村人1『メル様の、魔法力は、最大で1万ですね』の人)

 

種族...元中級魔法使い。メルに名前を付けられ低級魔法師になった。

 

スキル紹介...魔法を使えるスキル「魔法使い」。

魔法力などが占えるスキル「占い師」。

 

 

などなど。ここに出ないでいきなり出るのもあります。そしたら後でまたオリキャラ②で出すかもしれません。

 

 

魔法使いのレベル順

 

上級魔法師 大きい

 

中級魔法師

 

低級魔法師

 

上級魔法使い

 

中級魔法使い

 

低級魔法使い 小さい

 

増えるかもしれません。そしたらオリキャラ②で出すかもしれません。

 

 

 

番外編

 

メル「みんなに名前を付けました!あ、魔占〜!」

 

魔師「はーい?何ですか〜」

 

メル「あ、違う方の魔占」

 

魔師「そっちですかー。やっと役目が来た!と思ったのに。魔占〜!メル様呼んでるよー!」

 

魔占「あ、私の方だったんですか(男だよ☆)」

 

メル「名前ってややこしぃ」

 

名前変えたい......。どうしよう。どっちも“まし”って読むんだよ。読み間違えないでね。

女の魔師と、男の魔占。苗字付けて苗字読めば良いのかな。

 

終わり

 

 

 

 

 

 

 

 

 




今回は少なめでしたが、どうでしたか?
次からは前と同じぐらいの長さで出すので、待ってて下さい。
それと、アンケートの方ですが、何故大賢者が多いんだろ。(大賢者最近出してないなー)
引き続き、アンケートもよろしくお願い致します。


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第六話 掃除&城

前の話出したの、何日前だと思いますか?答えは、
後書きで!


メル「そこはそうして〜!あ、そっちはこうね」

 

そう、所々指を指したり、教えているのは、私、メルです。

明日にはレッ君、ーー大魔国王陛下レオン様のこと。気安く呼んで、と言われたからレッ君ーーが、、ここの私達が住んでる魔村に来るから、汚くっちゃ駄目だし、ってことで、掃除をしてる。掃除って言っても、道をなんか詰めたりすることね。

 

魔村「メル様。“お城作り計画”の準備が整いました。あちらへ」

 

と、魔村が跪いて言った。

“お城作り計画”

とは、私がただ単に、お城欲しいなーって思っただけで、魔村にお城欲しーって言ったら、“お城作り計画”が実行することになった。お城欲しいなーって思った理由? そんなん簡単簡単。元は人間の女だから。女だったら一回は、お城欲しーって思ったことあるっしょ? 大体。だから。お城は、白とか黒を入れるつもり。え? つもりってどゆこと? って思った人! いるんじゃーない? ふっふっふ。

 

 

.....それは、まだ作ってないからだぁぁぁぁっ!

はい。うるさかったよね。近所迷惑だったよね。みんな、そう思ったよね。

話を戻します。

 

魔村「これぐらい大きさを空けましたので。では」

 

と、魔村が跪いて言ってから、魔法でテレポートして行った。ここは、沢山家があるところから少し離れている。でも、城を建てれば随分と近くなりそう。城の大きさは大体......山一個入るぐらい。

ここら辺には誰もいない。リラックスできる空間だ。

 

メル「よっ」

 

私は、魔法で城を出した。門を見ると、門番が立っていて、前に行くと開けてくれた。中に入ると、階段が左右にあり、上があるみたいだった。私は上に行く前に、廊下が永遠に続いてそうなぐらいの前の道に行くことにした。進むと、階段で隠れていて見えなかったようだが、左右に豪華なドアが沢山並んでいた。

五分程経ったら、豪華な大きいドアがあった。近くに行くと、先程の様に勝手に開いた。私は、その中に入ってみた。入ってみると、奥に大きい椅子があった。王などが座る所の様だ。

私が座るのかな......。

そして周りを見渡したら、私は長い廊下を飛んで引き返す。

今回は、一分ほどで着いた。次は、左の階段に行くことにした。階段をツカツカと上って行くと、部屋が沢山廊下に付いていた。その数およそ三十ぐらいあるのではないか、と思うぐらいあった。その一室を見てみると、お風呂(露天風呂付き)、トイレ、ベット二個などなどがあった。

つまり〜これは泊まるとこだな!

そして私は引き返し、右の階段を上っていくと、大きいドアがあり、開けると本が沢山あった。つまり、ここは図書館。

次のドアを開けると、パーティ場があった。とても広いので使えそうだ。

次のドアを開けると、女湯、男湯、女と男が一緒に入れるお風呂があった。女湯の方へ行くと、脱衣室があり、お風呂につながっていた。お風呂を開けると、十種類の温泉、下には露天風呂があった。

ここでもお風呂を味わえる!

私は、戻っていく。門に戻ると、魔村がいて、

 

魔村「夕飯の準備が整いました」

 

と、言った。

そっかぁ。そういえばそうだったそうだった。何かな夕飯!

 

メル「じゃあ試しにパーティ場でみんなで食べようよ!」

 

と、私が提案すると、

 

魔村「はい。では皆を呼んできますので先に行ってて下さい」

 

 

パーティ場

 

 

メル「わぁ」

 

と、私は勝手に開いたパーティ場のドアの前に行き、奥にある豪華な椅子(私のかな)に座る。

ここの魔村にいる全員が座れそうなぐらいな椅子と、机があった。机の上には、白いテーブルクロスが載せてある。

私が四、五分待っていると、皆来た。

 

魔利「メルちゃーん!おっはよ〜」

 

魔利が、私に抱きつこうとして来たので、私は避けた。

 

美魔「メル様、今晩は。それと、魔利......、おはようじゃないですって......」

 

美魔が、ぺこりと一礼した。

あ、おはよじゃないや確かに。

 

魔駒「夕飯です」パチッ

 

魔駒が一礼し、指を鳴らす。そしたらなんとご飯が出て来た。

美味しそう......。私の机の前には、チキン、グラタン、ピザ、ポテト、葡萄ジュース? らしきもの、などなど。

 

メル「じゃ、かんぱーい!」

 

と、私が言うと、

 

メル以外全員「⁇⁇」カンパイ?? 

 

え、もしかして乾杯知らん?

 

メル「乾杯ってね、お酒とか飲み物をこうやって合わせてやるやつ」オ-ケ-?

 

私が説明する。そしたら、みんなもそうかそうかと、言い、メモに書く人もいれば、自分の頭と酒を合わせて乾杯してた人もいた。

 

メル「じゃ、いくよ?」

 

全員『かんぱーい!』

 

美味しい美味しい!

......私、大体一人暮らしだったから、一人でしか食べてなかったんだよね。でも今は、いっぱいの人と一緒に暮らして食べていってる。

沢山の人と暮らせるって良いな!

 

一時間後

 

メル「もうお腹いっぱい......」

 

魔利「お腹がパンクする......」

 

魔斗「少し、食べ過ぎた......」

 

美魔「大丈夫ですか......?」サスリサスリ

 

私は言う。

そしてある事を思い付く。

 

メル「お風呂行く!」

 

魔村「どうぞ」

 

私は、魔利と、美魔と、私で行くことにした。

ドアを開け、廊下を少し歩く。そしたらお風呂のドアが見えて来た。女湯、男湯、混浴がある。私達は、女湯の方のに行く。

 

お風呂

 

メル「ふわぁ〜!」

 

私は欠伸をする。

ねっむっ!

 

美魔「背中洗ってあげましょうか?」

 

と、美魔が、私が座っている椅子の後ろに行く。

 

メル「うん」

 

と、私が言うと、

 

魔利「じゃあ私美魔の背中洗うっ!」

 

と、すぐに言う。

 

メル「じゃあ私魔利の背中洗うね」

 

と言うことになり、私達は円になった。

円になって洗うって言うことだね。

私は、魔利の背中を一生懸命洗う。

 

美魔「背中洗ったので、流しますね」

 

と、美魔が言った。

速くない? 洗うの速くない?

 

メル「よし。魔利の背中洗えた!流す」ビシャァ-

 

と、私が丁度横に置いてあったバケツを魔利の背中にかける。

 

魔利「ひっ!つっめたっ!」

 

と、魔利が叫ぶような声で言う。

あ、もしかして今のバケツに入ってたの、水だった? あーあ! 天然水を天然な私がかけちゃった☆

 

露天風呂

 

メル「う〜!あったか〜い」

 

私が、露天風呂に入り言う。

 

魔利「メルちゃん!私と、メルちゃん。どっちの方が露天風呂に長く入れるか、勝負だぁ!」

 

と、魔利が言う。

 

美魔「メル様がそんな勝負受けるわけないでしょう。逆上せますよ?」

 

と、美魔が言う。でもそんな事気にせず私は言う。

 

メル「ふっ!受けてやろうじゃないか、その勝負!」

 

美魔「えぇ⁉︎」

 

十分後

 

魔利「も......もう無理......。ギブ.......」

 

と、魔利が露天風呂から出て行ったので、私は両手を上げる。

 

メル「やったぁ!私の勝ち〜」

 

と、私が嬉しい声で言う。

 

美魔「元々この勝負は魔利がどうやってもメル様が勝ってたんですよ......。無謀な勝負だったんですよ......」

 

と、美魔が言った。魔利は、えぇ⁉︎ と、とてもびっくりした顔をして、私と美魔を見た。

ふっ! 私は最強なんだ、多分!

 

 




答えは、三日前ダァ!どやっ!


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第七話 レオン来場

メル「お久〜」

 

そう言ったのは私メルなんだけど......もうこの自己紹介やめるか! 次回からやめます!

 

レオン「久しぶりっつってもそんなたってないぞ」

 

レッ君が私のボケにつっこむ。

もうほんまにねー。ボケの練習ね。

 

メル「あ、じゃあ美魔、レッ君を町を見せてあげて〜。終わったら城に連れて来てね。私はあっちで準備してるからぁ〜。じゃっ」

 

と、私が手をひらひらさせて言うと、移動の魔法を使い、パーティ場に移動する。

よし。用意するものはー、チキンにーお茶でしょー? それに〜......。

 

 

十分後

 

コンコン

 

メル「あ、はーい!」

 

私が、丁度用意が終わったから、自の椅子に座りに行こうと思い、行こうとしたら、こんこん、と、ノックの音がした。

私が、ドアを開けると、レオン、美魔、魔莉、魔駒、魔斗、魔村(などなど)来ていた。

 

メル「あ、レッ君はこの椅子ね!好きなの取っ手って良いよ!」

 

私が片目をつぶり、ウインクする。そして、私は椅子に座りに行く。

 

メル「よっこいしょ。......よし、みんな座った?じゃあ、」

 

『かんぱーい!』

 

かちゃかちゃ音がしてみんなが食べる音がする。

じゃあ、私はまずチキンから食べよっと!

 

 

 

 

 

メル「ふぅ。沢山食べた!お腹いっぱい!ご馳走様ー」

 

私が、手を合わせて、言うと、レッ君が、

 

レオン「ご馳走様」

 

と、言う。そしたらみんな、ご馳走様、と言う。

 

メル「じゃ、レッ君お風呂入って来たら?お風呂は、出て見渡したらすぐあるよー」

 

私が、ドアを開けながら言う。

適当に説明しちゃったよー!

 

レオン「そうだな。行ってくる」

 

 

__________________________________________________________________________________________

 

 

 

美魔「私は、美魔と申します。レオン様を連れて行く者です」

 

美魔が跪いて、行儀良く言う。

 

レオン「連れて行ってもらおうか」

 

と、レオンは言う。

 

美魔「はい。まずは、ここです。ここは、大図書館。魔界にあるものは全部取り入れております。借りることが出来ます。一定時間が経っても返さなくても大丈夫なので安心して借りれますよ。

次は、こちらです。こちらは、服屋さんになっております。オリジナルのもあれば、ブランドのもあります。しかも今はセール中なので激安価格で購入できます。いつも安いですけどね。

その次はこちらです。こちらは、神社です。毎日メル様が、掃除などをしてくれているので、神様がいるかもしれません。信仰も沢山貰っておりますので、結構大きい神様かもしれません。

こちらは、私が住んでいた、家なのですが、もう魔村様、この村の村長様のものになりました。ここに入ると魔力が大幅に増えるので、ここに入ってから闘いに行くと、強くなるので便利です。

そして、この大きいのが、城です!見た目よりも大きいのです。では、どうぞ」

 

と、美魔が一通り説明したら、城の中に入る。

 

レオン「ふむ。良い城だな」

 

と、周りを見渡して言う。

 

美魔「では、私について来て下さい」

 

と、美魔が、階段の手すりを持ち、上に上がりながら言う。

その後にレオンが階段を上がる。

階段からは、壁に窓があって、綺麗な景色が見える。一生見て入られそうだ。山が沢山ある。富士山の綺麗を通り越している程綺麗だ。観光地に良いかもしれない。

 

美魔「着きました」コンコン

 

と、美魔が豪華なドアをノックすると、

 

メル「あ、はーい!」

 

と、メルがドアを開けて言う。メルが出て来た瞬間に、後ろに誰か達が沢山いた。

移動魔法で飛んできたようだ。子供達もいる。

 

メル「あ、レッ君は、この椅子ね!好きなの取っ手って良いよ!」

 

と、メルにウインクしながら指定されたので座る。

 

メル「よっこいしょ。......よし、みんな座った?じゃあ、」

 

『かんぱーい!』

 

 

__________________________________________________________________________________________

 

 

メル「よし。片付け終わった!」

 

私が、持っていた最後の皿を、皿を元の場所に戻したら、言った。

やっと終わったよ。これに何日かけたか......(三十分くらいしか経ってないけど)。大変だったよー。

まず、置いてある皿を調理室に置くでしょ? 皿百枚ぐらいあるし。

で、それを、石鹸でゴシゴシと洗う。

そして、水で流す。

皿を乾かしている間に、パーティ場に戻って、テーブルクロスを、洗濯室に持って行く。テーブルクロスを洗濯機に突っ込んでボタンを押す。

またパーティ場に戻る。

机を綺麗に雑巾で拭くでしょ。

で、吹いてたら洗濯機が終わったから、取りに行く。

で、取り出して、外に乾かしに行く。

調理室に戻る。

皿を棚に一枚ずつ丁寧に、丁寧に。落とさないように並べて行く。

そして、最後の一枚......って感じ。落とさなくて良かったよ、ホントに。

落としたら、ドッカーンってなってガッシャーンだよ!(語彙力ない人......猫)

 

レオン「終わった」

 

レッ君がドアを開け、言う。

 

メル「ん。外行こー」

 

私は外に行きたいなーってワクワクしてたから言う。

ワクワク! レッ君と外でお散歩! ワクワク。

 

レオン「良いけど」

 

 

メル「ここの神社でお願いをすると、何でも願いが叶えられます!」

 

私が、神社を説明する。

多分。願いが叶えられますっ! 見ている皆さんもお願い事を言ってみて!

 

レオン「じゃあ」

 

と、百円玉を投げてレッ君がが言う。

どんな願い事をするのかな?

 

レオン「......」

 

レオン(......。叶いますように)

 

レッ君が目を開けると、

 

??「こんにちは。私は、ここの神社の主でございます」

 

と、いきなりレッ君の前に白いドレスを着ている人がいた。キラキラしている金髪で、美人さん。

ここの神様?

 

メル「名前ないの?」

 

と、私が純粋な疑問を言うと、

 

??「ありません。神の会では大体神社を作った者に名をつけてもらうことが基本です」

 

と、言う。

 

メル「じゃー、神様ー、そうだ!そのまんまで、神様ってかいて、しんよう、ね!」

 

と、私が言うと、神様が光りだす。

 

神様「有り難う御座います。しんよう、と名乗ることにしました」

 

と、神様が跪く。

 

〈しんようは、“神”から、“守護神”に進化出来ます。Yes・No〉

 

と、大賢者の声を久し振りにに聞く。

勿論Yes!

そうした瞬間また光が......!

目を開けると、そこまで変わっていない神様が出て来た。何か変わった?

 

メル「し、神様......?あっ!オーラ(力)が強くなってる!」

 

私が言う。

 

神様「メル様。これからは私が、この神社を護って行くこととなりました。その役目を果たして参ります」

 

と、神様が、跪いて言う。

仲間が増えた.......⁉︎

 

 

 

 

 



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第八話 お祭り

??「百合花〜!綿菓子食べよ〜」

 

??「ゆっちゃんー。あたし大きい綿菓子がいいー」

 

メル「えっ?誰?」

 

美華「ん?忘れちゃ駄目だよ。私は、美華」

 

莉華「あたしは莉華だし!忘れないでー」

 

思い出した! 美華と莉華は、小一の頃から中二まで仲良しだった。だけど......莉華が、事故で亡くなった。莉華は、子供を守ったらしい。

だから、私も子供を助けて死んだ。

私と美華は、いるだけでも楽しかった、莉華が居なくなってそこから縁は切れてしまった。

それから高校の時に一回廊下ですれ違っただけで、もう会えないかと思っていた。

私は今、そのもう会えない人物に会っている。

そう思ったら、涙が出て来たよ......。

 

莉華「えっ?どしたん?今日なんかゆっちゃん変ない?」

 

美華「大丈夫だよ......私達はずぅっと一緒にいる。死んで生き返っても、一緒だよ」ギュッ 

 

莉華「へ?あたし仲間外れやんけ。ちょい待ちや。ぎゅうしたるで。はいぎゅう〜」

 

メル「ありがとう......。ずっと一緒だよ」

 

 

________________________________________________________________________________________

 

 

 

メル「お祭りしよ!」

 

と、私が言う。

前日から自己紹介ないから注意ね!

 

美魔「お祭り、とは?」

 

美魔が首を深くして言う。

 

メル「えーっとねー。祝日!いやそれも駄目......、よく分からん!」

 

私が叫ぶ。

美華達の夢もお祭りだったし。

 

魔莉「あっ私知ってるよー。お祭りのことでしょ?浴衣着たりー踊ったりするやつ!」

 

と、魔莉がぴょこっと出て来て言う。

 

メル「何処で知ったの?」

 

私が出て来ていた魔莉の一つ結びの髪をぐいぐい引っ張って言う。

何で知っているんだろう? 魔莉は、ここ出身なはず。

 

魔莉「えっ?あっうん。本で読んだんだー」

 

と、魔莉が言う。

なんか怪しい。まぁいっか!

 

美魔「じゃあ用意しましょうか」

 

メル「うん!」

 

 

________________________________________________________________________________________

 

 

 

メル「これにしよっかなー。猫ちゃん柄可愛いし」

 

私は、美魔が用意してくれた浴衣が沢山ある中の一つの猫柄の浴衣を試着して言う。

猫が猫ちゃん柄を着る。ダジャレみたーい。

 

魔莉「可愛いよっ!メルちゃん似合ってる〜。私は、この花火柄の浴衣にする〜。美魔は〜?」

 

と、魔莉が花火柄の浴衣を試着して、鏡に映っている自分を色々な方向から見て言う。

花火ねぇ。

 

美魔「私は、この紫色の花柄で、ピンクの色の浴衣にします」

 

と、美魔が言う。

似合ってるねぇ〜!

 

メル「じゃあみんな決まったね」

 

広場

 

メル「明日、お祭りをします!各自用意を!」

 

と、私が広場で言う。言った瞬間周りがざわめく。

なんか各自ってかっこよくない?

 

魔妹「質問でーす」

 

と、魔妹が手をあげる。

 

魔妹「用意って何するんですかぁ〜?」

 

と、魔妹が言う。周りのみんなもそうそう、と言う顔で頷く。みんなも聞きたかったようだ。

 

メル「えぇ〜。浴衣は知ってる?」

 

と、私が聞くと、何人かが手をあげる。

私は、何秒かたったら、魔男が手をあげていたから、魔男を指差す。

 

魔男「俺知ってるっすよ。浴衣ってあれっしょぉ?ビヨビヨな服」

 

と、魔男が言ったので、私は、

 

メル「チッチッチ。魔男は分かってないなぁ。浴衣は、こういう服」

 

と、私が事前に用意しておいた浴衣の絵を見せる。みんなは、見せた瞬間ざわめいた。

 

魔姉「分かりました。用意します!」

 

と、魔姉が言ったので、

 

メル「では、解散っ!」

 

と、私がかっこよく(多分)言った。

ふっ、かっこいいでしょ〜。

 

 

お祭り当日

 

 

メル「みんな集合〜!」

 

と、私が口に手を当て言う。するとざわざわとみんなが集まって来た。

今日は、お祭り。私が前日お祭りを見た為、お祭りをする事になった。お祭りをすれば、美華達の事をもっと思い出せそうだから。

まぁざっと説明は済んだかな?

 

メル「えー。マイクチェック〜、マイクチェック。ちゃんと響いてるね。よし。

えー。今日はみんなご存知だと思いますが、お祭りです。

えー、お祭りは、盆踊り、と言うものをしたり、屋台で食べ物を食べたり、浴衣を着る物です。

皆さんちゃんと、浴衣を着て来ましたね。

では、楽しくお祭りをするための、約束を言います。

一つ、意地悪しないで、楽しくやる。

一つ、屋台はちゃんと買う。つまり、万引きしない。

です。では、皆さん、楽しい楽しい、お祭りの始まりです!」

 

 

 

 

 

 

美魔「メル様。盆踊り、とは?」

 

と、屋台を見ている時に美魔が言ってきた。

 

魔莉「年に一度、この世に戻ってくる霊を迎える、または、送るための風習。でも、現在ではもう楽しんでるだけの踊り。ちゃんとやってくれないとだよねー」

 

と、魔莉が言う。

 

メル「なんで知ってんの?私でも知らないし」

 

と、私が怪しいなーと言う顔で魔莉を見つめて言う。

なんで知ってるんだろうねー。

 

魔莉「あっ。えっはい。で、でも、ととと兎に角折角の年に一度のお祭りなので楽しみましょー!あっ、綿菓子食べましょうよー!」

 

と、魔莉が上手い誤魔化しで標的を変わらせる。

私の目は誤魔化せないぞー。猫の眼って大きそうだし。

 

 

メル「この大きいやつが良いー」

 

と、私が綿菓子屋さんの一番大きい綿菓子を指差し言った。

魔莉と美魔も、一番大きい綿菓子にするらしい。

まぁ大きいのは良いよね。

 

魔師「綿菓子屋だよー。あ、メル様達、これ三つ?はい!分かりましたっ!メル様のためなら谷を越えても山を越えても綿菓子を作りますっ!」

 

と、魔師が腕をぐるぐる回しながら言う。

それの意味合ってるのかな......。

 

メル「ペロペロペロペロ」

 

魔莉「ペロペロペロペロペロペロペロペロ」

 

私と魔莉がどれぐらい“ペロ”を、言えるか勝負をしている。

美魔が呆れているのは気にしない。

 

美魔「あー。盆踊り始まりますよー。メル様」

 

と、美魔が盆踊りを踊る方を指差し言う。

うぇっ。まだ沢山綿菓子残ってるのに......。

 

メル「うおー」ガブガブ

 

メル「食べ終わった。行こー!」

 

盆踊り会場

 

メル「みんな〜やるよー!」

 

ワ-!!

 

私が盆踊りをする所の上で太鼓を用意して言う。

私は、盆踊りをするのではなく、太鼓と、音楽を鳴らす役になっている。

美魔がやりましょうか、と言ってくれたが私は、丁寧に断った。私ぐらいしか太鼓を丁度のところで鳴らせなさそう、私は元々日本生まれだから太鼓を叩いた事もあった。そういう理由。

 

メル「じゃあながします!」

 

ドンドン...(太鼓を鳴らす音)

ワ-ワ-(みんなの歓声)

タンタタタタタン(音楽)

 

 

________________________________________________________________________________________

 

 

 

美魔「疲れましたね」

 

と、美魔が城に帰る途中に言う。

 

メル「そうだね。私は太鼓を全力で叩いた為すごく手が痛い......」

 

と、私がじんじんしている手をブンブンしながら言う。

やっていない君達には分からないと思うけど、壁を叩いた時ぐらい痛いんだよ......。(壁叩いた事あるのか? )

 

夜 メルの一室

 

メル「んん......」

 

私が、私の部屋のベッドに寝転がって言う。

莉華の事ちょっと思い出せたら気がする。

莉華は、死ぬ直前、私に何かを言っていたらしい。近くにいた人達によると、

“百合花......。私は百合花の近くにいつも、絶対居るからね......。”

らしい。まだ分からない。

まぁ、まだまだ時間はあるし、また今度考えようっと。

 

メル「おやすみ......」

 




アンケートは、三月の終わりまでにしようと思います。四月二日になってやめてなかったら誰か言ってください......。
私忘れん坊だし。
アンケートをやってない人は、今すぐやって下さいね〜!
今の所、
一位、大賢者。
二位、メル。
三位、魔莉。


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アンケート結果等

お久しぶりです。もう一ヶ月くらい会ってないですね!
不定期更新なので、ゆっくり出してもしょうがない!


鮭好きの子猫「えー。アンケートの結果を発表いたします。三位から行きますよ」

 

メル「私何位かなぁ〜!」

 

魔利「私入ってるかな!」

 

美魔「メル様は入ってるんじゃないですか?」

 

魔駒・魔斗「多分俺(僕)達入ってないな」

 

鮭好きの子猫「では、三位は〜」

 

メル「ジャラジャラ〜♪」

 

魔利「ばんっ!」ツギミマイッテネ!

 

鮭好きの子猫「魔利!三人入れてくれていました!」

 

魔利「嘘でしょ!」

 

美魔「魔利が入ったとしたら二位には入らなきゃ私達は入れない......ですね?」

 

魔駒・魔斗「そうだな(ね)」

 

魔斗「でもどっちにしても僕入ってなさそう......。いつも僕最下位だし......。そんないい事してないような気がしなくもなくもなくて______」

 

鮭好きの子猫「では!二位を発表します!」

 

メル「ジャラジャラ〜♪」

 

美魔「ばんっ......」ナンデワタシガイウコトニ...

 

鮭好きの子猫「メル!十四人入れてくれました!」

 

メル「えーっと、魔利の四倍ぐらい?」

 

美魔「え?二位がメル様?じゃあ、」

 

魔利「一位は誰〜⁉︎」

 

魔斗「僕はてっきり、メル様が一位かと......」

 

魔駒「で、二位が美魔かと」

 

メル「一位は?」

 

鮭好きの子猫「ではではでは〜。一位を発表しましょう!ジャラジャラ」

 

メル「ジャラジャラ」

 

魔利・美魔・魔駒・魔斗「ばんっ!」

 

鮭好きの子猫「まさかまさかの〜大賢者です!二十五人入れてくれました!」

 

〈......〉

 

メル・魔利「だっ大賢者⁉︎」

 

メル「久し振りに喋った⁉︎」

 

魔利「そんな声だったの⁉︎」

 

鮭好きの子猫・美魔・魔駒・魔斗「そっち⁉︎」

 

鮭好きの子猫「普通は大賢者なの⁉︎っていう感じなのに.......まぁいいか」

 

魔駒・魔斗「因みに俺(僕)達は?」

 

鮭好きの子猫「あぁ。めんごめんご。忘れてた。じゃあまず一票だけだった人。美魔」

 

魔駒・魔斗「俺(僕)達は⁉︎」

 

鮭好きの子猫「と、魔駒と魔斗でした」

 

魔駒・魔斗「分かりにくっ!」

 

メル「さっきから息ぴったりだねぇ〜!」

 

美魔「この二人は幼馴染ですからね」

 

魔利「あたし達もだよ!」

 

メル「こういうの、wwって最近は言うんでしょww」

 

全員「⁉︎」

 

メル(というか魔利があたし......? イメチェンしたのかな(意味違う))

 

鮭好きの子猫「それはともかく」

 

美魔「何かあるんですか?」

 

鮭好きの子猫「いやないし」

 

美魔「何もない⁉︎」

 

メル「まぁ、まぁ!美魔。最後はみんなで締めなきゃ!」

 

鮭好きの子猫「えぇ⁉︎もうちょっと話したい!」

 

魔駒「何故?」

 

鮭好きの子猫「小説が今回短いから」

 

美魔「そんな事言うんじゃありませんー!」

 

メル「ま、まぁまぁ!美魔!抑えて抑えて〜」

 

美魔「無理ですよ!こんな人と私付き合えません!」

 

魔莉「結婚するの?」

 

美魔「そっちじゃない!」

 

メル「ははは......。兎に角漫才は終わらせてね」

 

美魔「漫才はしてません!」

 

美魔「んー。言ってください。もうずっと終わらなくなりますから!」

 

メル「じゃあ行こう!」

 

全員「これからも宜しく御願いしまーす!」

 

 

 

 

 

 



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第九話 修行

メル「美魔様!魔莉様!修行させて下さい!」

 

私は美魔と魔莉の前でお辞儀する。

 

美魔・魔莉「ふぇ?」

 

美魔「......いやいやいやいや!もうメル様の方が魔力も多いし強いですよ⁉︎それに」

 

魔莉「メルちゃんを傷付けるなんて出来ないし!」

 

美魔と魔莉は体の前で手を振る。

 

美魔「すーはーすーはー。......ふぅ。メル様の命令ならば断るのはいけません。何かあるのでしょう?」

 

美魔が深呼吸をしてから言う。

やっぱり美魔は冷静だね。魔莉なんて頭を抱えながら転がり回ってるし。全然違うね。

 

メル「そうそう。あのね、魔界以外の場所ってあるの?」

 

美魔「はい。魔界を降りると、暴風龍や魔物がうろついております」

 

ふむ。

 

美魔「何があるのですか?」

 

何があるのと言われても。

美魔達には多分まだ言ってないと思うんだけど、私って現世でトラックに轢かれてこっちの世界に来たじゃん。

そのお兄ちゃんは死ぬ前に大賢者の話をしてた。私にも大賢者がいる。つまりはこの世界にお兄ちゃんがいると思う。

って言うのが私の推測なんだけど。

でも魔界にはいないような気がするから下に行きたいんだよね。

暴風龍とかに倒されるのも嫌だし、修行してから行きたいんだよね。

だから。とは言えないんだよね〜。だから適当に言っとこう。

 

美魔「メル様が何を言っても私達はついて行きます」

 

魔莉「うん!そうだよ!山を越えても谷を越えても火の中に入っても死にそうになっても地獄に行っても一緒だからね!」

 

美魔と魔莉が言う。

と言うか魔莉やばいじゃん。そこまでついて来なくていいし。地獄に行ってもって私達死んだの?

まぁそれは置いておいて。

 

メル「まぁ、旅行気分的な?下にも行ってみたいし」

 

美魔「そうですか。その為には、下に行く時に身分証明書が必要でして。メル様ならばS級ぐらいまで行けると思いますが」

 

美魔が言う。

そこまで?

 

メル「ちなみに美魔達は?」

 

私が疑問を言う。

 

美魔「二人同じのEですね。ちなみに一番下です。やった時が結構前なので、今だったらもっと行けると思いますが」

 

美魔がやれやれと言う顔で言う。

 

メル「へぇ。ならもう今からでも行こうかな」

 

それで、Sぐらい取ってからもう一回帰ってきて、行こうかな?

 

美魔「分かりました」

 

メル「じゃあ取れるところまで魔法で行こう」

 

 

_______________________________________________________________________________

 

 

 

メル「はい着いた」

 

受付の人「あ、美魔さんと魔莉さんですね。一つ上のランクを目指しに来ましたか?」

 

受付の男の人が私に気付いて......いや、美魔達に気付いて言う。

私は受付の人から見える所の丁度下の所に居るため見えないらしい。

この姿小さいんだよなー。大きくすると魔力の減りが半端ないし。小さくするともう幼稚園児になっちゃうし。

これぐらいが丁度良いのかな?

 

美魔「いいえ。メル様です」ヨイショ

 

私は美魔に持ち上げられる。

受付の人は今気付いたようだ。

 

受付の人「え?お嬢さん?それだったら、この討伐するのじゃなくて、違う方が良いんじゃないかな?」

 

メル「むっ!そんな事言わないで早くやらせて」

 

美魔「メル様に逆らうと?」

 

受付の人「えっいやすいません!ではどうぞ」

 

受付の人はやる所に連れて行く。

 

 

魔衣「私は召喚魔法師の魔衣と申します。では、E試験から始めましょう」

 

観客A「あのお嬢ちゃんE試験するってよ。俺の子供でも出来ないのに、俺の子供より小さいのに出来るかねぇ」

 

観客B「いやー、出来るとしてもEまでだろう」

 

観客C「俺達でもEの一個上だしな」

 

観客A「俺達より上に行くってことはないな!」

 

観客B「それは確か!」

 

観客が言う。

美魔と魔莉が怖い顔で見てるのは見なかったことにしよう!

 

魔衣「では。“いでよ!ハウンドドック!(漢字が分からないのでこれでお願いします)」

 

メル「うわっ⁉︎ぎゃぁぁぁ!私犬大っ嫌い!」

 

私はハウンドドックを吹き飛ばす。

 

魔衣「え?」

 

メル「うーびっくりした。じゃあ次のやつ!」

 

魔衣「えー。ごほん。“いでよ!ダークゴブリン!(漢字が分からないので以下略)」

 

メル「」ドォォン 

 

私はダークゴブリンを微塵切りにする。

 

魔衣「え、え、え⁉︎」

 

魔衣は凄い顔になる。

 

メル「あ、ごめん。めっちゃキモかったから一発でやっちゃった」

 

魔衣「な、ならば!もうS級です!“いでよ!特級悪魔!(漢字が以下略)」

 

メル「うわー凄いね」

 

特級悪魔「」

 

特級悪魔が私に跪く。

 

魔衣「えぇ⁉︎ひ、ひひひ跪く⁉︎も、もうS級超えて特級です!」

 

魔衣が慌てて言う。

特級て何?

 

観客全員「特級⁉︎初めて聞いた!」スゲ-

 

メル「終わったよ〜。というか特級って何?」

 

美魔「......。あ、すいません。特級とは、一番上の級です!」

 

美魔今フリーズしてたよね。

 

メル「とりあえず帰るか!」

 

美魔・魔莉「そうですね(だね)!」

 

 

 

 



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第十話 正体

メル「ただいま〜」

 

私が魔法陣から出てきて言う。

 

魔莉「ねぇねぇ聞いて!」

 

魔莉が言う。

 

魔駒「なんだよ」

 

魔莉「メルちゃんなぁS級なるかと思てやらせたら特級だったねん!」

 

メル「......?」

 

魔莉「あ」

 

美魔「魔莉!」

 

美魔「メル様?こ、これは空耳ですよ、空耳!」

 

美魔が必死に庇う。

 

メル「ねぇ......。なんで、なんで関西弁に......」

 

美魔「あ、バレた」

 

魔莉「え、えへへ......」

 

メル「理由かなんか言って!」

 

魔莉(莉華?)「じ、実は、私、莉華。覚えてる?」

 

美魔(美華?)「私は美華。メル様、いや、百合花」

 

メル「魔駒達は知ってたの?」

 

魔駒「まぁ」

 

メル「詳しく」

 

魔斗「あの、前はこの村は弱々しい事で結構有名でして。

そんな雨のある日、魔莉と美魔が来て......。泊めて欲しいと言ってきたんです。

僕達では敵わないような魔力の持ち主で......。勿論どうぞと言ったんです。

その翌日、雨は収まって、帰るのかと思ったら、魔莉と美魔がここに住みたいと言ってきたんです。

断ったらどうなるかも分からなかったのでこれも勿論と言ったのですが.......。

その後自分達の話を聞いて欲しいと言われて.......。

“私達は現世からの転生者。もう一年程である人が来るの。前は美華と莉華って言ったんだけど......。この事は秘密にして欲しい。いつか、バレるまで.......”。

と言ったんです」

 

メル「魔莉達は?」

 

魔莉(莉華)「関西弁の方が喋りやすいから関西弁にするね。前、あたし子供を守って死んだやろ。それでー転生してきたんやわ」

 

美魔(美華)「私は、高校生の時一回すれ違ったでしょ?それ以来だね、こうやって喋り合うのは」

 

いつのまにか魔駒達はいなくなっている。

 

美魔(美華)「私は、実はその後癌にかかって......もう痛いのは嫌だったの。自殺したわ。

頑張って組紐を作って......。

でも、組紐なんか作れないような不器用だったのに、何かが私にかかっているように手が勝手に動いたの。

それから、組紐を作って、手が勝手に首に掛けたわ......。

今思うと、私、

“死んで生き返っても、一緒だよ”

って言ったわ、だからなったのかと思う」

 

メル「そっか......。分かった」

 

私は頷く。

 

メル「実わね、私下の世界、モンスターとかいる世界に行きたいの」

 

 

______________________________________________________________________________

 

 

 

美魔「はい?」

 

魔莉「下の世界へいくぅ?」

 

二人が息ぴったりでいう。

 

メル「そう。なんか言ってる私も意味わかんないけど下から強い親しいっぽい気があるような気がする」

 

本当に私も意味わからないんだけどね。

なんなんだろうな。

 

美魔「じゃあメル......百合花が行きたいなら」

 

メル「メルでいいよ。いつも通りの方がいいし」

 

私がいう。

いつも通りって言ってもそれでも美魔たちにとっては前の名前がいつも通りでーあーもう!よくわかんないいいい!

 

魔村「下の世界、行ってきてもいいですよ!」

 

メル「うわァァァ‼︎......なんだ魔村かぁ」

 

魔莉「とりあえずいったらぁ?」

 

メル「ん?魔莉もいくよね?まさか行かないっていうのかなぁ?面倒くさいから自分だけ行かない?なにそれ〜ねぇ魔莉ぃ?」

 

私が怖い顔で脅かす。

これぐらいしないとこないからね。強引もいいことがある!どやあ。

 

魔莉「うぅぅぅぅ。分かった!分かったからその顔どけてぇ」

 

メル「分かったならよし」

 

メル「じゃあ準備を___」

 

私が手を横に出す。

 

美魔「大丈夫です!メル様の準備は私がしてきました!

私のもできました。魔莉のはできてません☆」

 

美魔が私の鞄と自分の鞄をぱんぱんにしてきて持ってきた。

おーやったあ私準備しなくていいんだー。

 

魔莉「おいいいいい!なんであたしのはしないやああああ」

 

魔莉がひ弱な声で叫ぶ。

アラカワイソウネウフフフフ(棒)。

 

美魔「じゃあメル様!先行ってましょうか!」

 

美魔が私の鞄も持ってくれて言う。

 

メル「そうだね!」

 

魔莉「ちょっと待ってよ!あー服もいる!あああああとなにいるんだああああ!」

 

魔莉が慌てる。

 

メル「じゃあ行こう」

 

美魔「じゃっ!」

 

魔莉「あ!うう!先行っててもいいから!後からきてやるうう」

 

下の世界についた。

 

メル「わぁー。なんか洞窟みたいだね」

 

美魔「そうですね」

 

メル「んっ⁉︎」

 

私が驚いた声を出す。

なぜかと言うと、あっちに大きい気が二つある。私と同じくらいだ。互角くらいか......。でも二人でやられたらひとたまりもない。

 

美魔「?どうしました」

 

メル「あっちに大きい気が......」

 

美魔「本当だ....」

 

メル「とりあえず行こう。行ってもこちらから攻撃をしなければやられることはないし。

そういえばあそこらへんは確かゴブリン村だよね」

 

美魔「......そうですね。だれか冒険者が来てるんじゃないですかね」

 

私はただの冒険者ではないような気がして美魔の言葉には何も言わずに先へ進んでいった。

もうすぐ出口。

出た瞬間スライムと鬼人らしき者たちがいた。

 

??「だれでしょうか」

 

スライムが言う。

 

メル「メルです」

 

リムル「俺はリムル。スライム」

 

リムルと名乗ったスライムは、敵ではないと察したらしく、ホッとした感じで喋った。

 

メル「横のは美魔」

 

リムル「下がれ」

 

鬼人たちが下がると、一人の大きい気の竜?的なのが残った。

 

美魔「あ、貴方様はまさか......ヴェルドラ様では?」

 

美魔にヴェルドラと言われた竜が言う。

 

ヴェルドラ「読み読み.....」

 

言われたが気づいてない。

ヴェルドラ(?)は本を一生懸命読んでるみたい。

 

リムル「すまんな。こいつ本読み始めると全然何言っても気づかないんだ。

ちなみに美魔?さんの言った通りこいつはヴェルドラ。俺のマブダチだ」

 

おーう。ヴェルドラってなんかすごそうだからリムルさんもすごそう......。

美魔が囁く。

「ヴェルドラって凄い人ですよ......」

 

メル「うえ」

 

思わず声が出た。

全員がこっちを向く。

 

メル「あ、スイマセンユルシテクダシャイすいましぇん......」

 

あぁーめっちゃカタカナっぽくなっちゃった......、逆に恥ずかしい。

 

魔莉「おーいきたよー!ん?何このスライム弱そっ!横の竜もメルちゃんにかかったらすぐに倒せちゃうね!弱い弱い!」

 

二人「......」

 

あー!魔莉何してんの死ぬよ⁉︎私でも倒せないんだよ⁉︎あーもう知らない!死んでも知らない!

 

ヴェルドラ「......」

 

あ、ヴェルドラサンの方は本読んでるだけだった......。

スライムのリムルさんの方は許してくれるかな......?

 

リムル「俺は『悪いスライムじゃないよ!』」

 

メル・魔莉・美魔「ぶっ!」

 

メル「それってあの国民的の....」

 

リムル「ふむ。やっぱり日本人」

 

メル「と言うことはリムルさんも日本人?」

 

リムル「元、だな。転生してきた」

 

メル「へぇ!私も美魔も魔莉もそうなんだよ!」

 

私が楽しそうに言う。

 

リムル「こんなに見つかるか.....」

 

メル「あーそういえば私のお兄ちゃんもそのゲームしてたんだよね!めっちゃハマってた」

 

美魔「あー確か悟さんでしたよね!」

 

あ!個人情報♡w

 

リムル「その人って名字は?」

 

メル「ん?三上だけど。もう死んじゃったんだよね。通り魔に刺されて」

 

リムル「.......」

 

メル「とりあえずそっちの村行っていいか聞くから美魔達あっち行ってて」

 

リムル「こっちの村は別にきてもいいけど......」

 

リムルさんが体をぷるんぷるん揺らさせて言う。

あー!可愛い♡ぎゅっとしたい〜!あの頃の私にこのやわらかそうなスライムあげれたらストレス発散できそう〜。

 

メル「ありがとうございます!」

 

リムル「普通に喋っていいよ」

 

メル「じゃあ」

 

メル「そういえばリムルさんなんでさっき私のお兄ちゃんについてすごい聞いてたの?」

 

リムル「......」

 

リムルさんがうつむいた感じで黙っている。

やがてリムルさんが勇気を決めて言う。

 

リムル「お前って、百合花だよな?」

 

 




よければ見てください。
またいつ出すかわかんないので気長に待っててくださいね!


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第十一話 再会…からの豪華すぎる暮らし

一年以上経ってました。((


えー時間が経ちすぎたので前回のあらすじ_____

 

下の世界に行って洞窟にスポーンしました(?)。

洞窟から出たら謎のスライム___あとでリムルという名を持っていることが判明____と鬼人達が⁉︎意味わかんないんですケド!

そして暴風龍ヴェルドラというやつが!何それ私運悪い。

 

こんな感じ。

で今やばいのが。

 

リムル「お前って三上 百合花だよな?」

 

えーっと確か“三上 百合花”って私の人間の時の名前…だよね。

 

メル「なっなんでその名前を?」

 

私が慌てて答える。

 

リムル「どっちかだけまず言ってくれ」

 

リムルさんが怖い目線で言う。

ん?なんか金縛りみたいに身体が動かない......。

 

メル「そっ…そうだけど!」

 

リムル「やっぱり」

 

そのリムルさんの一言で金縛りが解ける。

 

メル「え?」

 

私がリムルさんの「やっぱり」と言う一言に驚き声が出る。

なんで知ってるんだろ、私が人間の時の名前......。

 

リムル「俺が元日本人なのは分かってるだろう?」

 

リムルさんが聞いてくる。

それはさっき___前回の後半らへんで言っていた___言ってたから知ってるけど......。と思い私は無言で頷く。

 

リムル「さっき“三上 悟”の名を出していたが、それは俺の日本人の時の名だ」

 

メル「え......つまり......」

 

リムル「そうだな、俺は兄、と言うことになる_____」

 

なんか前の記憶めっちゃ出てきた…!

というか、

 

メル「お兄ちゃんプルップル…!触りたい……!」

 

リムル「今そこかよ......?」

 

メル「…あーごめ。で?」

 

リムル「“で?”って何だよ。相変わらずの馬鹿っぷりだな」

 

お兄ちゃんは私を馬鹿にしてるのかな。うん、馬鹿にしてるね。(自問自答)

 

メル「むぅ!」

 

??「リムル様ー!」

 

緑の肌!まん丸の目!独特な服と髪!こ、こう言われたら絶対あの種族か……⁉︎

 

リムル「あ、ゴブタ」

 

そう!ゴブリンである。

というかゴブタってネーミングセンスは低いなぁ、お兄ちゃん……

 

お兄ちゃんが空を見て言う。

 

リムル「あー、雨降りそうな雲になってきたから今日は俺のとこ泊まってくか?」

 

メル「いいの⁉︎」

意外なお兄ちゃんの優しさに驚く私☆

 

メル「この子達も良いの…?」

後ろにいた美魔と魔莉を差し出す。(?)

 

リムル「勿論!」

はいヨイショ〜。(?)

____________________________________________________________________________

移動中…………

 

リムル「…着いたぜ」

 

整備された森から抜けると、前の世界のような、道、屋台、家。

流石お兄ちゃん!分かってんね〜☆

 

美魔「日本みたい……」

 

美魔がびっくりしたように言う。

まぁ私も今びっくりして腰抜けたんだけどね。

 

リムル「大丈夫か…?」

 

私の手を引っ張りながら言う。というかスライムの手(?)ぷにょぷにょしててきもち〜!

そう言えばこのヴェルドラさん?ずっと横で漫画読んでんですけど!笑える〜!

……って言うのは置いといて!!危ない危ない。話し逸れてたわ。

 

魔莉「え〜っとゴブ“ダ”…?」

 

…その気持ちも分かる!ゴブに濁点があるからタにも濁点付けたくなるよね!分かるよ!

………いや分からんわ。

 

リムル「ゴブ“ダ”じゃなくてゴブ“タ”な」

 

良かった。指摘してくれたー。

 

リムル「あと」

 

ん?

 

リムル「ゴブタの名前だした時お前“ネーミングセンス無っ!”って思ったろ?」

 

なっ!何故その事を⁉︎

もしかして心の中が読めるのか……?

 

リムル「お前の顔がそう語ってたぜ」フン

 

私の顔見てたのか…!

ん?そんな事まで分かるならめっちゃ私の事見てたって事じゃね?

うわぁぁ……

 

魔莉「で!ゴブダ……じゃなくてゴブタ!」

 

一回間違えてないか⁇

 

ゴブタ「なんすか?」

魔莉「えーっと……あれ何言おうとしてたんだっけ?」

 

たまにある、言おうとしてその内容忘れるやつねー……

 

ゴブタ「????」

 

頭の上が?になってる…w

 

リムル「お前ら何やってんだよ…。まぁ良いけど」

 

良いんかぁい!ってね。(?)

 

リムル「取り敢えず今日お前らが泊まる家に着いたぞ」

 

ぅえ⁉︎

着いたところはなんと、…………なんて言えばいいんだこれ。

 

美魔「わぁ…和風な館ですね…」

 

そうそうそれそれ。私が思ってた通りの言葉!

……ん?私はこれくらいの言葉も出せないくらいの語彙力なのかって?

ふん!私は語彙力少ないですよー!

 

リムル「ま、入ってゆっくりしとけ」

 

雑〜

 

ー五分後ー

 

メル「う〜ん!」

 

私が大きな声で唸る。

 

美魔「どうしたの?」

 

魔莉「どしたん?」

 

二人に一斉にきかれ、

私がこたえる。

 

メル「おかしくない⁉︎なんでこんな快適なん‼︎⁇」

 

そう、今露天風呂に入っているのだ。(↑の文だけじゃ絶対分からないけど)

快適すぎる。泊まった部屋は明らかに高級住宅の5部屋分以上、畳三個分くらいのお風呂付き、めっちゃ綺麗なトイレもある。

さらに言うと来た後のご飯に焼きそば、ラーメンなどの麺類、すき焼きなどの肉まで食べ放題。食後のデザートも付いているのに私達はお金払わず。

 

メル「もう私達後で食い逃げとかで訴えられても良いレベルでしょ!」

 

美魔「まぁ…確かに……」

 

魔莉「でも貰えてんだから良いやろ‼︎」

 

そして五分後。お風呂から出ながら話す。

結論!おもてなしって事で!(結論⁇)

 

自分達の部屋に戻ると、

ぷるっぷるのスライム……じゃなかった。お兄ちゃんがいた。

 

リムル「戻ってきたか。どうだった?露天風呂」

 

メル「最高〜!」

 

美魔「肌に良さそうでした!」

 

魔莉「なんかスライム浮いてた!」

 

魔莉…それは露天風呂の感想ではないのでは……?

 

リムル「評判は良いな。じゃ…」

 

と言ってお兄ちゃんの後ろにいるゴブリン達に何か話しかける。

するとゴブリンが頷き、どっかに歩いて行く。

 

メル・美魔・魔莉「??」

 

私達が??になっているとさっきのゴブリンが戻ってきた。

 

リムル「お前らなら分かるよな?」

 

??

 

リムル「風呂の後の……牛乳だ」

 

ニヤァ、としながら言う。

詐欺師みたいになってるから気を付けた方が良いよ。

 

リムル「さて、三種類の牛乳、どれが良い?」

 

と言って絵を出す。

そこには、普通の牛乳、コーヒー牛乳、フルーツ牛乳の絵。

 

ゴクリ。(私達が唾を飲む音)

 

リムル「この牛乳は一つずつしか用意していない。希望をせーので言おうか」

 

なんで一つずつなんだよ!私全部飲みたいわ!

 

リムル「せーの」

 

メル「コーヒー牛乳!」

 

美魔「コーヒー牛乳!」

魔莉「コーヒー牛乳!」

 

……嘘…だろ……?




変なとこで終わってすみません!!(((おい??


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第十二話 the・ご飯会

またまた前回のあらすじ。

 

 

洞窟を抜けると、そこはまるで日本でした。

ぷるっぷるのスライムが出てきた!と思いきやその正体は前世のお兄ちゃん!

暴風龍ヴェルドラとか言うやつは意外と大人しく、ずっと漫画っぽいのを読んでいる!

 

そしてお兄ちゃん(リムル)は私達を和服の館に泊まらせてくれた!

そして館では大変なおもてなし!

露天風呂から出るとお兄ちゃんが三種類の牛乳を出してきた!

その種類は普通の牛乳、コーヒー牛乳、フルーツ牛乳!私達の希望は全員コーヒー牛乳!

だがお兄ちゃんが用意したのは一種類につき一瓶のみ!一体どうなるのか!

 

 

あらすじ終わり。

 

メル「二人とも……」

 

魔莉・美魔「なに…?」

 

メル「二人とも分かってるよね⁉︎私が前からコーヒー牛乳好きな事!」

 

前世で好きだったコーヒー牛乳。

一日三杯飲んでたんだぞこっちは!(結構やばい)

 

美魔「私だって好きだよ⁉︎週七で飲んでたし!」

 

ふん、私の方が多い!(週七も結構多いぞ)

 

魔莉「私コーヒー牛乳好きじゃないけど二人ともコーヒー牛乳にすると思ったからコーヒー牛乳にした!」

 

お前は下がれやぁぁ!!

 

魔莉「じゃ、私フルーツ牛乳で〜」

 

ほんとに下がった…⁉︎

 

美魔「流石にこれは私でも譲れないわ!」

 

メル「こっちのセリフ!」

 

バチバチバチバチ。

 

メル・美魔「魔莉!なんか二人で争えるルール考えて!」

 

私と美魔が同時に言う。

するとフルーツ牛乳を美味しそうに飲んでいた魔莉がこっちを見る。

 

魔莉「う〜ん……、あっ!じゃんけんにしたら?」

 

手をグーにして言う。

 

メル「なるほど…」

 

美魔「良いじゃない、それで勝負してやるわ」

 

二人はその意見に賛成。

じゃんけんで勝った方がコーヒー牛乳、負けた方が普通の牛乳。

私としてはここはなんとしても勝たなければ…!

 

リムル「なんでそんなコーヒー牛乳飲みたいんだ…?」

 

メル「さぁーいしょーはぐー!」

 

美魔「じゃーんけーん、」

 

メル・美魔「ぽいっ!」

 

同時に言い出した手は、

 

メル→グー

 

美魔→パー

 

メル「ゔわぁぁぁぁ‼︎」

 

美魔「やったぁぁぁ‼︎」

 

私は自分の出した手に後悔…そして撃沈……。

悲しく普通の牛乳を飲んだ私。美味しかったけどね……。

でも、隣で美魔がめっちゃ美味しそうにコーヒー牛乳飲んでたら呪いたくなるよね。………いや流石にしないよ⁉︎

取り敢えず、こんな感じに今日は終わった。

_______________________________________________________________________________________

メル「んぅ〜」

 

朝。私は謎の欠伸をし起きる。

泊まらせてもらったのはリムルさん(お兄ちゃん)の手下が作った屋敷……

みんな知ってるか。

 

美魔「あっ…起きちゃった?」

 

先に起きて自分の事をしてたっぽい美魔。

 

メル「大丈夫〜!自分で起きただけだし」

 

と言ってまだ寝ている魔莉の方を見る。

魔莉っていつも起きるの遅かったよねー!懐かしいわー。

 

美魔「今ってどれぐらいの時間?」

 

メル「んーっと……分かんないわ☆」

 

時計がないから確かめようにも確かめれない。

日は上がってるけど。

 

美魔「取り敢えず部屋から出る?」

 

ときいてきたので頷き、

 

メル「魔莉ー起きろー」

 

と言って魔莉を揺する。

全然起きないぞこの子。

 

美魔「魔莉ー?」

 

メル「起きてってばー!」

 

と言って二人で魔莉を持ち上下に上げる。

丁度魔莉が上に上がった状態の時、

 

___コンコン

リムル「起きてるか?」

 

ちゃんとノックをした後お兄ちゃんが入ってきた。

私と美魔が魔莉を胴上げ状態にしてるのをお兄ちゃんが見て、

 

リムル「………(察)」

 

ドアを閉める。

私と美魔は顔を見合わせ、魔莉をそっと下ろす。

 

メル「ちょっと待ってお兄ちゃん!」美魔「ちょっと待ってリムルさん!」(同時)

 

同時にドアに駆け寄りドアを開ける。

すると目の前にお兄ちゃんがいた。

相変わらずプルップル……触りたい…

 

リムル「あっ……お取り込み中でしたね。すいません。俺には構わずどうぞ……」

 

何故か敬語になって喋り始める。

多分これ勘違いしてるわ。

 

魔莉「ふわぁー……どしたんー…?」

 

眠そうな魔莉が目をこすりながら出てくる。

 

リムル「あー……、ほら朝ご飯食べたくないか…?」

 

メル「お兄ちゃん」美魔「リムルさん」(同時)

メル・美魔「それについて詳しく」

 

二人で同時に言うとお兄ちゃんは怖かったのか「分かった!分かったからちょっとどいてくれ!」と言って連れいていってくれた。

優しい〜!

_______________________________________________________________________________________

リムル「ふぅ……着いた」

と言って着いたところは外。

外で食べさせるつもりかお兄ちゃん!

 

リムル「“外で食べさせるつもりかお兄ちゃん!”って思ったろお前」

 

メル「はっ……⁉︎何故分かった……!」

 

私が口を押さえ言う。

 

リムル「お前の顔がそう語ってたからな…!」

 

スライムのキメ顔で言う。

 

リムル「って、こんな話前したな」

 

メル「……そうだね」

 

分からなかった人は第十一話へGO!

 

美魔「外で何食べるの?」

 

確かにそれきかなきゃだわ。

美魔ナイスー!

 

リムル「フッ……焼肉だ」

 

またキメ顔で言う。

 

メル「ええええええ!」

 

美魔「ここで出来るの⁉︎」

 

魔莉「ふわーぁ」

 

なんか一人驚くとかじゃなく欠伸じゃなかった?

気のせい?

 

リムル「準備はもう出来てるぜ」

 

メル「つまり……!食べれるってこと⁉︎」

 

お兄ちゃんは頷く。

でもスライムが頷くってなに?

 

リムル「このままじゃ俺は美味しく食べれないからな」

 

と謎の事を言う。

すると、

 

リムル「」パッ

 

なんとお兄ちゃんが美少女の姿になった。

突然なったので私達は硬直。そして

 

メル「何事ーッ⁉︎」

 

美魔「美少女ーッ⁉︎」

 

魔莉「ふわぁー」

 

リムル「あ〜……そんな驚かないでくれ」

 

と耳を塞ぎながら言う。

仕方ないじゃん!急にお兄ちゃん(スライム)が美少女になったんだから!

 

リムル「んー……それより、焼肉食べたいだろ?焦げるぞ」

 

と言って焼いてある肉を指差す。

 

メル「食べる〜」

 

……ハッ!

めっちゃ簡単につられてしまった……!流石私のお兄ちゃん…

 

魔莉「わ〜!美味しそ〜!」

 

美魔「うーん……これに白いご飯があれば最高なんだなんけど……」

 

と言いながら綺麗に焼いた肉を食べる。

その技術くれないかな?見なよ私が焼いた肉。見事に焦げてるのよ。

 

リムル「ふふん……ここにあるぜ?ご飯」

 

と人型版のニヤニヤの顔をしながら言う。

ここでも食べられるの……⁉︎白いご飯……!

 

美魔「ください」

 

リムル「はいよ」

 

なんか飲食店みたいな返事やめてくれる?

というか美味しそう……私も欲しい……よし。決めた!

 

メル「私にもください」

 

リムル「へい」

 

美味し〜!!

その後魔莉もご飯を頼み、凄く幸せな朝ご飯に……って待って⁉︎

朝ご飯で焼肉⁉︎ヤバイ太る!

運動しなきゃ……

 

 

まぁいっか!!

美味しいの食べただけだし!(?)

 

 




またしても謎の終わり。


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