幼馴染は大変です (コアラのマーチ)
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第1話

俺の名前は虹 京平

 

普通の二年の高校生、俺は普通の暮らしをしたいといつも思っている。しかし人生というのはそんな簡単にいかないものだ

 

ダダダダ、

 

家の階段を走ってくるやつが一人いる。そいつは、

 

ガチャ

 

「京ちゃんあそぼーよ」

 

勢いよく扉を開けてくるのは、幼馴染、氷川日菜だ。自由人であり、興味があるものしか興味がない。俺の一個上のお姉さんで双子の姉妹の妹にあたる

 

同じく高校生で,しかも現役でアイドルをしている。俺にとって幼馴染がアイドルというのはいたって面倒だ。

 

「きいて、きいて!あのね!京ちゃんと今度デートするんだってクラスのみんなに話したら」

 

「ちょっとまて、なんで現役のアイドルと俺がデートしなくちゃならない!しかも俺は、目立ちたくないんだ!それに勝手に部屋に入ってくるな!」

 

いきなり入ってきた日菜がおれにマシンガントークを浴びせようしてくるのでそれを阻止する

 

「そんなこと言ったって京ちゃんはもう普通の生活できないよ。だって京ちゃんは英雄だもん」

 

日菜は胸を張りエッヘンと言わんばかりに言ってくる。

 

「英雄ね、俺は英雄なんかではない。たまたまうまくできただけだよ」

 

そう。俺が英雄になった原因は何なのか、話していこう

 

時に数か月前、日本では新型のコロナウイルスが流行った。その中で、日菜と紗夜がこのコロナに感染した。紗夜というのは一つ年上の幼馴染で日菜のお姉さんだ。その二人がまさかの新型コロナウィルスに感染した。

俺は濃厚接触者として違う所に隔離させられた。病室に行く時に日菜が

「京ちゃん、私、死んじゃったらごめんね」

泣きながら言ってきた。俺は無力ながらも、泣きながら、

「日菜は絶対に死なせない。俺がコロナの薬を作って、絶対に治す!」

その時の俺はわからなかったけど、日菜や紗夜を死なすことはしたくない、させてはいけないのだ。そう決意した俺は、薬を不眠不休で作った。日菜や紗夜いろんな人に使える特効薬を作ると決め、3日で完成させた。

 

その薬は副作用のリスクを抑え、効果は抜群という。日菜と紗夜に使って、それを世界中の人々に作り世界は新型コロナウイルスの脅威から救われた。

ちなみにワクチンは他で作っているので今は一安心だ。

 

「そして京ちゃんは、ノーベル賞をいただくことになりました」

 

パチパチパチパチと手を叩く日菜

 

「いや、断ったよ。目的は日菜と紗夜を助けるためだからな」

 

そう。俺は世界を救ったヒーローになったが、あくまで日菜と紗夜を助けるためにやったことだ。

 

「そんなぁ~~、今度のアイドル番組で自慢しようと思ったのに」

 

「やめろよ。おれは目立ちたくないんだ。」

 

 

 

 

 




初投稿です!
誤字脱字あればよろしくお願いします


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第2話

二話目です。よろしくお願いします。


「目立ちたくないかぁー」

 

今日朝一番に京ちゃんの家にいった。でもあまり目立ちたくないというのは、なぜなのかいつも気になっている。そこに疑問があるからいつもるんってするんだよね。

 

「なーに考えながら登校しているの?珍しいね。」

 

後ろから声をかけられた。

 

「あーリサちー!おはよー」

 

同じクラスのリサちーが話しかけてきた。リサちーというのは今井リサという名前をあだ名にした名前

 

「また、京平のこと考えていたの?飽きないね~」

 

笑いながら話すリサちー

 

「うん!京ちゃんっていつも飽きないしいつも私に楽しみを持ってくるのー!」

 

「ふふっ 私も京平と話したいなー」

 

「ダメ、京ちゃんと話すのは私だけだよー」

 

「そんなこと言わずにさー、ほら学校も違うから会わないんだよねー」

 

「本当は一緒に登校したかったのにー、なんでお姉ちゃんの所に行くかなー」

 

そう、京ちゃんは私と同じ高校の羽丘女子学園ではなく、花咲川女子学園に行っている。京ちゃんは私のひとつ下の学年なので今日が入学式となっている。

 

「でも、よく女子校なのに入学できたよね」

 

「うん、それがねー、京ちゃんコロナの薬作ったでしょ?それがある財閥の目に留まって、そのお嬢様がここに来てってお願いしたらしいのー」

 

「でも目立ちたくない京平にとっては、最悪のお願いじゃなかったの?」

 

「だからいやいやで、絶対に行きたくないって散々言って、通信制の学校に行くーって言って大暴れだったよ」

 

その光景を思い出し日菜は笑っていた。

 

「でも何がきっかけで行くようになったの?そんなに暴れたのなら何か手を打ったように感じたけど」

 

ふと疑問に思ったリサは質問した

 

「流石リサちー!京ちゃんは・・・・・

 

 

 

 

 

ここは花咲川女子学園。時に世界を救った男は正門で止まっていた。

 

「あのお嬢様一生恨んでやるからな。」

 

いや恨んだら確実に殺される。いっそこのままやめて通信制の学校に行くのはありだ。よしプランは1年間で完成する。そう考えていたら

 

 

「何考えているのですか。まさか辞めるなんて言わないでしょうね」

 

隣から声をかけてくる人なんて一人しかいない。

 

「まさか紗夜姉さん、一緒に学校行けて嬉しいって思っています。」

 

「全く、あの弦巻財閥から直々に声をかけてもらっているのですよ。いいじゃないですか」

 

腕を組みながら説教交じりのことを言ってくる。

 

「声をかけてもらうなら大学がよかった」

 

少し落ち込むように悲しく言った。

 

「これから入学式なのでしっかりしてくださいね。私とはここでお別れです。」

 

「あーこれから入学式の準備だっけ?頑張ってな」

 

「はい、ありがとうございます。京平も頑張ってください。」

 

手を振って紗夜姉さんと別れた。

 

「さて、クラス発表あるし、名前の名簿を見ますかー」

 

俺はクラス発表を見に行く。俺はA組。

 

しかし、女子学園に男というのは居心地が悪い。目立ちたくない俺にとっては最悪のシナリオだ。

 

時を飛ばせる機械があれば一瞬で三年分飛ばしたいところだ。なぜ、この世にドラえもんがいないのかいつも思っている。いやドラえもんはいらないのか、いるのは道具だ。

 

そんなこんなで入学式が終わり、クラスで集まっていた。

 

「さてこれから自己紹介をしてもらいます。ここの教室は男子がいるので男子からやってもらいます。高校生なので自己PRというのを意識してください。では虹君お願いします。」

 

「はい、虹 京平です。目立つことは好きじゃないです。脅されてここに入学しました。よろしくお願いします」

 

そう言って俺は席に座ろうと

 

 

「あーー!京ちゃんだー!久しぶり!!!」

 

星の髪型少女に会うことになりました。

 

 

 

 

 

 

 

 




第二話です。誤字脱字があればよろしくお願いします。

設定としては、虹 京平 身長は170 体重は58 普通の体型という設定です。顔は皆さんの創造におまかせします。

主人の顔は自分だと思って頂いて大丈夫です。

物語の展開としては、先にバンドリ1期を参考に並行しながらパスパレ物語第一章をしたいと思います。
タイミングで紗夜と日菜、Roseriaの物語を入れたいと思います

よろしくお願いします。


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第3話

第三話です。よろしくお願いします。


「あーーーーー京ちゃん!!!」

 

教室で大きな声で話す。星形の髪型の少女

 

「私だよ、私!覚えてる?」

 

いきなり席から立ち俺の所に来る。そしていきなり手を握ってきた

 

「京ちゃん!大きくなったね!いやー私は嬉しいよ。」

 

いきなり手を握ってきて大きく振ってくる。

 

「覚えてる、覚えてる。俺が従姉妹の名前を忘れるわけがないだろ。」

 

周りからは驚きの声が出ているのと、先生からは冷たい目で見られている。

 

「いいから落ち着け、先生見てるし、目立っているから。」

 

俺が必死に香澄を抑えていると

 

「はいはい、戸山さん落ち着いて、虹君についての質問は自己紹介が終わってからお願いします。」

 

先生が手を叩いてそう説明した。

 

「はーい!わかりました。」

 

「何とか収めることができた。」

 

俺はほっとして息をついた。

 

 

「では次に牛込さんよろしくお願いします。」

 

 

先生が次の人の名前を呼ぶ。

 

その流れと共に次々と自己紹介をしていき、クラスの自己紹介が終わった。

 

 

「京ちゃん京ちゃん、久しぶりだねー」

 

 

「はいはい。久しぶり」

 

 

クラスの自己紹介が終わって、周りは自由時間となった。香澄はすぐに俺の所に来た。

 

「もう、なんで会いに来てくれないの?」

 

「そうりゃ、俺も忙しかったし、ほら、コロナで会うことができなかったろ?」

 

「そうだけど、あっちゃんも会いたいって言ってたよ。それにお母さんも『京ちゃん来てくれないかな』って、しかも小学校からあってないよ!」

 

「いや、だって小学校の頃なんて会わないだろ?それに幼馴染がいたしな。時間があったら香澄の家にお邪魔するよ。」

 

「幼馴染いたの?今度紹介してね。うちに来るとき連絡してね!約束」

 

「そのくらい俺もできる。逆にうちに来ていいからな。両親も香澄と明日香に会いたがっていたし」

 

「わかった!」

 

話が終わると、香澄は他のグループの所に行った。

 

「あいつ積極的だなー。友達すぐにできそう。」

 

「本当だよねー」

 

俺がつぶやくと後ろから話しかけてきた。

 

「やほぉー君が虹 京平君だね。私は山吹沙綾。よろしく」

 

「よろしく。山吹さん」

 

「あはは、沙綾でいいよ。私も京平って呼ぶから、それとも香澄みたく京ちゃんって呼んで欲しい?」

 

笑いながら山吹は人をいじるかのように話してくる

 

「別にどっちでも大丈夫だ。幼馴染とかでもそういってくるやつはいるしな」

 

「わかった。じゃー京平って呼ぶね。」

 

「よろしく」

 

 

俺と沙綾は軽い雑談をしながら時間を過ごしていた。

 

それから授業を受けて放課後になった。

 

「京ちゃん、部活の体験行く?」

 

「いや、俺は部活には入らないというか入ることができない」

 

「あ、そっか。ここ女子校だもんね」

 

香澄は思い出したように俺に言ってきた

 

「それじゃ、何もないとき一緒に帰ろうね」

 

「わかった。気を付けてな、怪我するなよ」

 

「うん!ありがとう!またね」

 

俺と香澄は手振って別れた。

 

 

 

 

家に帰ると、いつも通り日菜が遊びに来ていた。

 

「京ちゃん、おかえりー」

 

アイスを食べながら日菜はソファーに座っていた。

 

「ここって俺の家だよな。なんで自分の家のように過ごしているんだよ。しかも日菜だけだし、家の鍵はどうした?」

 

「鍵は京ちゃんのお母さんに貰ってるよ。それに自分の家のように過ごしていいってお父さんにも言われているし」

 

日菜はなに当たり前のことを言ってるの?みたいな感じで言ってくる。

 

「あーそうだったわ。俺よりも日菜とか紗夜姉の方を可愛がっているしな」

 

我が子よりも幼馴染可愛がるのかと思ったが、こんなに可愛い女の子ならだれでも可愛がるか。と俺は一人で納得した。

 

 

「そいえば、私バンドのオーディション受かったじゃん?」

 

俺が冷蔵庫を開けてお茶をいれていた。

 

「あーそういえば言っていたな。しかもよくよく集まってみたらもしかしたらアイドルのやつってだろ?」

 

お茶をリビングに持っていく。ちなみに日菜の分もいれている。

 

「そうそう、入学式前の春休みで一回集まったやつ。てっきりバンドのやつかなって思っていたら、アイドルのバンドだったのー。しかもね、2週間後にライブやるって言うの」

 

お茶ありがとうと言いながら飲む日菜

 

「ほうほう、ん?二週間?日菜はすぐに覚えられるとしても、他の人は大丈夫なのか?経験者なら楽譜を見れば最低限出来ると思うが、」

 

何事も練習してやるが2週間という時間は最低限の練習であり、それは流れを覚える時間でもある。

 

「それがね、みんな未経験者なの。それに事務所は、プロが演奏したやつをライブで流すって言うの」

 

「はい?それってつまりエア演奏ってことか?」

 

「そうそう、私は別にいいんだけど、メンバーがね」

 

お茶美味しーといいながら日菜は話していく。

 

「それは女の子だもんな。最初はバンドメンバーって言ったり、次はアイドルバンドだもんな。怪しい事務所だな」

 

俺は考えながら日菜の話を聞いて不思議に思っていた。

 

「そりゃーそうだよねー。まぁー、時間によるかな。この2週間でどんな感じになるか楽しみだし」

 

「日菜が楽しみならそれでいいよ。困ったことがあれば言えよ。」

 

「うん!困ったことがあれば京ちゃんに言うね!」

 

そいって日菜はお茶を飲み干し、家を出た。

 

 

「ちょっと怪しい事務所だな、調べてみるか」

 

俺はこの2週間日菜の事務所を調べた。

 

 

 

そして2週間後のライブ当日

 

 

「京ちゃんライブ見に来てねー!」

 

日菜は朝早くうちに来て元気にチケットを渡してきた。

 

「わかった。行くよ。日菜も気を付けてな。事務所に行ってみんなで行くんだろ?」

 

「うん!じゃ会場で!行ってきますー」

 

そういって扉を開けていった。

 

 

「いってらっしゃい」

 

日菜に手を振る。ただ俺は嫌な予感がした。この時の日菜は、私の演奏を見てと言ってなかったからだ。

 

 

「正直、未来が見えているライブに行きたくないな」

 

そう俺はつぶやくと出かける準備をした。

 

 

「でかい会場だなー」

 

俺は一人でライブ会場に来ていた。一応紗夜姉も誘ったが行きたくないと言われたのでやめた。最近は日菜と紗夜姉の仲の問題もある。そこは二人の問題で何も言ってこないのもあり、あまり干渉はしていない。はっきり言うなら早く仲良くなってほしいものだが、思春期というのもあるのだろう。

 

そう考えて歩いていると、前から歩いてくる人にぶつかってしまった。

 

「すみません。前見てたんですが、避けきれなくて、」

 

「いえいえ、大丈夫ですよ。こちらこそすみません」

 

そいう女性は、髪の毛が長く、黄色の綺麗な髪型をしていた。つい見惚れてしまった。

 

「それじゃお互い前に気を付けていきましょう。ライブ楽しんで」

 

「はい、ありがとうございます。そっちも楽しみましょう」

 

その言葉に嫌な顔をしたが、ありがとうと言ってその場を去った。

 

 

 

ライブ会場にて、段々と他のアイドルが演奏する中、司会者がいった

「続きまして、新星アイドルグループ「Pastel*Palettes」の登場です!このステージで初お披露目となる彼女たちをどうぞ、ご覧ください!」

 

お、日菜たちのグループだ。俺は楽しみに待って、大きくサイリウムを振った。

 

 

しかし、

 

 

 

 

 

その演奏は彼女たちにとって、とてもいい結果とは言えなかった。




第三話でした。誤字脱字あればよろしくお願いします。

オリジナルな部分を入れていますのでご了承ください。

更新は不定期です。目安として1週間に一話は投稿したいと思っていますが、自分が納得いく作品じゃないと出さないです。よろしくお願いいたします。


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第4話

第四話です。よろしくお願いいたします。


「最悪だ」

 

 

パスパレのライブが終わって会場内は最悪だった。

 

彼女たちの音楽が止まってしまったのだ。つまり、エア演奏や口パクなどがバレてしまったのだ。

 

勿論、会場はブーイングの嵐、パスパレメンバーが罵倒されていく。

 

はっきり言うなら居心地は最悪だし、この場から帰りたい気分だが、それは日菜たちもそうだろう。本人たちが一番傷ついているのだから。

俺もこの事務所については調べてはいた。評判は普通といったところだったが、掲示板を見る限りそうではなかった。扱いが最悪だの、言っていることが矛盾しているなどの数々の悪評があったのだ。しかし、白鷲千聖のおかげで事務所の評判は保たれていたのだろう。

 

「さて、ステージ裏か、楽屋に行きますか。」

 

俺はスタジオを出て裏に回った。

当然のように俺は、警備員に止められる。

芸能人というかアイドルの警備だろう。厳つい人が二人いる。

 

「おい、兄ちゃん。この先一般人は入れないぜ」

 

「いやー、ごめんなさい。自分こういうものでしてー」

 

俺は持っている手帳を見せる。

 

「え?これは失礼しました!どうぞお入りください!」

 

厳つい人は俺に向かってお辞儀をしてくる。

そう、俺が見せたのは普通の手帳ではない。俺が薬を作った時にお国の偉い人にお願いしたものだ。

 

「どうもー、ありがとうございます。」

 

俺は2人の間を抜けて、日菜の所に向かった。

 

 

 

「すいません、佐藤さん、あの手帳一体なんですか?」

 

「馬鹿か、おめーは!あれはお国の人が限定で作ってるものだ。俺も初めて見たが、噂には聞いてる。あの手帳を持っていれば、入れないところは無い。表の世界も裏の世界も入れる手帳だ。」

 

「恐ろしいですね。自分も頭に入れておきます!」

 

2人の警備員は京平を見つめ、その背中を眺めていた。

 

「この手帳本当にどこでも入れるんだな。」

 

俺は薬を作ったお礼にこの手帳を作ってもらった。はっきりいうなら裏の世界になんて興味はない。しかし日菜がアイドルになる以上必要になると感じていたのだ。でもこれには欠点がある。どこでも入れる以上、命の保証はないという事だ。入った場所が悪ければ俺は命を失うことになる。だから使う場所はしっかり決めないといけない。

 

そんなことを考えてるうちに、パスパレの楽屋に着いた

 

コンコンコン

「はーい!どうぞー」

 

俺はノックをして扉をあける

 

「お疲れ様。俺だ。」

 

扉を開けると日菜の他に4人いた。

 

「あれー?京ちゃんなんでここにいるの?」

 

日菜は普通の顔をしてる。

 

「特別に入らせてもらったんだよ。ほら、日菜の幼馴染って言ったら通してくれた。」

 

俺は嘘をつく。はっきりいうなら日菜に裏の世界なんて知って欲しくない。

 

「そうなんだ!!すごい!!」

 

「ところで、さっきは大丈夫だったか?」

 

「大丈夫ー「大丈夫なわけないでしょ」

 

日菜が話そうとするのを止めようと黄色の髪型をした人が話した。

 

「こんなのダメに決まってるじゃない。最悪よ!」

 

この姿に見覚えがあった。

 

「あれ?演奏の前にぶつかったひと??」

 

俺はふと声を漏らす

「急に話を変えてくるわね。そうよ。私の名前は白鷺千聖」

 

「白鷺さんか、俺は虹 京平だ。急に話を逸らしてごめん。」

 

「話を戻すわ。このスタートは最悪よ。もっと言うなら解散かもしれないわ」

 

「そんなに早いのか?まだ出来たばかりなのに」

 

「できたばかりだからよ。早く解散した方が傷が浅いと考えるわ」

 

白鷺さんは頭を抱えながら話す。

 

その後ろで、ピンク頭の子は悔しそうに泣いていた。

 

「その後ろのピンク子は大丈夫なのか?」

 

俺が声をかけると

 

「私は、私がしっかりしなきゃ、きっと、きっと」

 

情緒不安定なのか、少し焦っている。

俺がその子に向かっていく

 

「おい、大丈夫か?」

 

俺が肩を掴むと、その子は驚いてた

 

「えっと、君は誰かな??」

 

相当焦っていたのか、それとも周りが見えてなかったのか、分からないがもう一度挨拶をする。

 

「俺の名前は虹 京平。高校1年生だ。あ、そうだ。ついでだから、全員自己紹介してくれよ」

 

俺がみんなに言うと、自己紹介をしてくれた。

最初は白鷺さんから

「さっきも言ったけど、白鷺千聖よ。学年は高校2年生。あなたの1個上よ。」

 

その次にピンクの子

 

「えっと、私はまん丸お山に彩りを、丸山彩です。同じく2年生です」

 

眼鏡をかけた子

 

「上から読んでも下から読んでも大和麻弥です。同じく2年生っす」

 

そして、銀色の子

 

「若宮イブです!虹さんとは同じクラスです!よろしくお願いします!」

 

他の4人が自己紹介を終わると

 

「え?同じクラス!?」

 

俺が動揺すると、白鷺さんに丸山さんも動揺する。

 

「えっと、イブちゃん、イブちゃんって私と同じ花咲川学園だよね?」

 

「そうです!この前の自己紹介で覚えてます!」

 

若宮は自信満々で答える。

 

「もしかして、男子で入ってきた子って虹くんのことだったの?」

 

丸山は俺に向かって言ってくる。

 

「花咲川学園に入学した男子なら俺です。先輩なんですね。よろしくお願いします」

 

俺がお辞儀をする

 

「えっと、よろしく?」

 

丸山は困ったように言う。

 

「それはそうと、なんでここにー」

ガチャ

大和さんが話してる途中に、扉が開いた。

 

「すいませんー。さっきは機材トラブルでー、え?なんで一般人がいるの?」

 

たぶん関係者の人だろう。男の人が来た

 

「自分は虹 京平です。さっきのライブ見てました。幼馴染の日菜に会いにここまで来ました。」

 

「ダメだよ。君、勝手に入ってきたら、ほらこれから話し合いだから、出てもらっていいかな?」

 

男の人は俺に出るように言う。

 

「その前に社長に会わせてもらえますか?この手帳持ってるっていえば、大丈夫ですから」

 

俺は手帳を見せた。

 

「何この手帳?まぁいいや、社長を呼んでくるね。」

 

この手帳を見せた時に白鷺さんは反応した。

 

「あなた、この手帳どこで?」

 

「お国の人に貰っただけですよ。」

 

俺は流すように答える。

 

しばらくして、社長らしき人が来た。

 

「君が手帳を持ってた子だね?」

 

社長さんは俺を見て話した。

 

「はい。単刀直入に言います。ここのマネージャーにして貰えませんか?」

 

俺は頭を下げた。

 

「いきなり呼び出して、いきなりマネージャーか。いいだろ。だがいいのか?君には目指すべき道があるだろ」

 

「俺のやるべき事は、幼馴染を守ることです。それ以外にありません。」

 

その言葉に日菜が嬉しそうな顔をした。

 

「わかった。本日から、Pastel*Palettesのマネージャーに任命する。後で契約書を書きにきたまえ。」

 

「分かりました。よろしくお願いします。」

 

そして、社長はパスパレに話しかける。

 

「今日は疲れたろ。もう帰りなさい。今後のことはまた今度話そう。」

 

そう言うとみんな解散した。

 

 

 




遅れて申し訳ありません。急ピッチで書いたので誤字脱字あれば、よろしくお願いします。


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第5話

明けましておめでとうございます。
第5話です。よろしくお願いします。


「さてこれで契約は完了だ。虹君、これからよろしく頼むよ。」

 

次の日の朝になり、俺は事務所に来てた。

 

「今から君はパスパレのマネージャーだ。」

 

「ありがとうございます。よろしくお願いします。」

 

俺はテーブル越しに社長と握手をした。

 

事務所の社長というのは偏見があった。部屋はたばこ匂いとか、荒れ放題とかいろいろ想像していたが至って普通の部屋だった。

 

「社長室ってもっと荒れていると思っていた?」

 

社長が笑いながら話しかけてくる。

 

「そうですね。自分はもっと違う感じのことを想像してました。」

 

そこから軽い雑談が始まり、1時間経った。

 

 

「それでは失礼します。」

 

ドアを開けて、社長室を後にする。

 

 

これから帰って何しようか考えて歩いていたら、目の前から白鷺千聖さんに会った。

 

「あら、虹君、お疲れ様。これから帰り?」

 

「はい、お疲れ様です。今社長と話しててこれからフロアを見周るところです。」

 

「そう。お疲れ様。私はこれからマネージャーと話し合いがあるの。それじゃあね。」

 

「はい。頑張ってください。お疲れ様です」

 

白鷲さんは専属のマネージャーがいる。俺はパスパレのマネージャー、つまり全体の話だ。白鷲さんは幼い頃から芸能界の世界に足を踏み入れている。それもあって仕事もたくさんある

しかし、昨日の出来事があったことで多分仕事が減ったのだろう。

 

俺はさっき白鷲さんに帰るといったが実際にはこの事務所を見周るつもりだ。初めて来たこともあって、場所がわからないところもある。

 

パスパレ専用の部屋もあるって言うし、探してみるか。

 

「ここは、喫煙室、んで、休憩室、意外と広いな」

 

探検感覚でわくわくしながら、歩いていた。

 

「お、パスパレの部屋だ。ここにあったのか。覚えておこう。」

 

フロアを見渡して、パスパレの部屋を見つけたので開けようと思ったら、何やら声がする。

 

少し開けてみてみると、丸山、若宮、大和、日菜がいた。

 

「トレーニングは腹筋、腕立てとかかな」

 

「えええ、アイドルってそんなことするんですかー!」

 

丸山と大和が話していた。遠くて、あまり、話が聞こえないが

 

しばらくすると丸山がポーズをしてた。

 

多分、あのポーズをしているのだろう。流石に辞めてほしいところはあるがそこが可愛いところだろう。

 

三人は笑って話していて、昨日のことを余り引きずっていなくてよかった。

 

俺はそっとドアを閉めて、他のエリアに移動した。

 

 

 

 

「あれ?」

 

 

「どうしたの?日菜ちゃん」

 

ドアの方を見る日菜に、彩は気になっていた。

 

 

「ううん!何でもないよ。今ドアの方に誰かいたような感じがしてさ」

 

 

(やっぱり、なんでもなかったか、京ちゃんだったら面白かったのに)

 

 

「気のせいじゃないですか?」

 

麻弥ちゃんがそういうとイブちゃんも頷いた。

 

「ちょっと、トイレ行ってくるね」

 

日菜は外に出た。

 

 

 

「さて、次はどこに行こうかな。」

 

 

俺は違うところに行こうと思い、廊下を歩いていたら、何やら白鷺さんの声が聞こえた。

 

「すみません。でもお披露目ライブに関してのことの中傷記事については、何とか取り下げるようにお願いしたくて」

 

スタッフさんと専属のマネージャーと話している。

 

「それに関しては難しんだよね。」

 

「私からもお願いしたのですが、千聖の仕事もなくなりそうなので」

 

マネージャーさんも頭を下げている。

 

 

俺は壁に隠れて、ばれないように近づいて話を聞いた。

 

 

「しかしね、無理なものは無理なんだよ。あれは僕たちのミスだけど、君たちも歌わなかっただろう?」

 

 

「それはマネージャーの指令で」

 

千聖は下を向きながら答える。

 

 

「だったら、グラビアの撮影でもするといい。落ちたアイドルがAVデビューするのも売れると思うぞ」

 

 

「そんな私はまだ高校生で」

 

 

「高校生でも体験しているやつは体験しているだろ?何ならツテに聞いてみようか?」

 

 

男性スタッフは、女性の目の前だというのにセクハラ発言をしていた

マネージャーは止めないのだろうか、俺が考えていると

 

「ほら、千聖、僕の言う通りだろ?グラビアに行くしかないのだよ。女性のキラキラする時間は短い。だからこそ新しいことが必要なんだ」

 

おいおいおいおい、さっきまで一緒に頭を下げていたマネージャーが何を言っているんだ。

いい奴かと思ったら最低なやろうかよ。

 

 

 

「もういいです。失礼します。」

 

白鷺さんが涙を貯めながらその場から去った。

 

 

 

 

「おいおいマネージャーよ、千聖さんは上物だぜ。」

 

「僕も思っていました。このままいけば彼女が堕ちるのは間違いなし」

 

「いやー撮影が楽しみだーー」

 

ハハハハハとマネージャーとスタッフが話していた。

 

 

 

(こんなの廊下でするような話じゃねーぞ。)

俺は怒りを抑えて、白鷺さんを追いかける。

 

 

 

 

「はぁー、最悪だわ」

 

私は事務所の屋上に行き、外の空気を吸っていた。

 

専属マネージャーは昔はいい人だったのに、今では下心が丸見えだし、しまいには、グラビアデビューまで圧してきた

 

「私はグラビアアイドルにはならないわ」

 

しかもしまいには、AV女優なんてなりたくもない。

 

 

「いっそこのまま、飛び降りたら、楽なのかな」

 

私はフェンスに足を掛け向こう側に移動して、後ろのフェンスに寄りかかった。鳥になりたいわ。

 

 

「それはやめた方がいいぞ、白鷺さん」

 

 

 

後ろを振り向くと虹君がいた。

 

 

 

 

 

「さっき、偶々、マネージャーさんとスタッフの話をきいてね。」

 

俺は白鷺さんが階段で上に上がっていくのを見たので走ってきた。

 

「何よ、あなたに関係あるの!」

 

「関係あるさ、俺はパスパレのマネージャーだ。」

 

「私には専属のマネージャーがいるわ、そっちの方が圧力は上よ」

 

手を力強く握っており、言葉に力が入っている。

 

「そりゃーそうだ。こんな新人君の言葉を聞いてくれるやつなんかいない」

 

「それじゃ、何しに来たのよ」

 

「そんなの決まっているだろ。白鷺千聖、お前を守りに来た。」

 

 

 

 

「は?」

 

私を守る?何言っているのこの男は?ただ、パスパレのマネージャーに選ばれたくらいでこんなこと言ってきて気持ち悪い。

 

 

「私を守れるのは私だけ。あなたではないわ!」

 

「守るというのは今の地位であり、白鷺さんをグラビアとかの世界に行かせないという話だよ」

 

「そんなこと無理よ!!私はいつも頑張ってきた。中には枕営業をやって仕事貰っている人もいるわ。私もそうしないといけないのよ!芸能界というのは厳しい世界なの!!」

 

この男は何もわかってない。私の気持ちも、芸能界も何もかも!!

 

「そのくらいで枕をするのか、地に落ちたな、白鷺千聖。確かに芸能界というのは厳しい世界だ。一瞬で飽きられるし、すぐに寿命が来る」

 

「そうよ、だから若くして結婚する人も多いわ。」

 

「でもパスパレは俺がつぶさない」

 

「何を言っているの?あなたには無理よ」

 

言葉なんて何とでも言えるし、人をだませる。実際には、スタッフの中にもだます人もいる。今回の問題もそう。

 

「今回起こった問題もそうよ。スタッフの中に私たちをよく思わない人もいるわ。」

 

 

「あぁ、社長と話してわかった。裏切り者がいると」

 

虹君は、うなずき話す。

 

「なら話は早いわ。この世にはね、努力ではどうにもならない事もあるのよ。コネ、お金、人材、親族、すべてを利用して活躍なんて簡単よ」

 

これほど怒ったことはあっただろうか

 

「だからこそ、俺がいる。」

 

「な、なにを言っているの?頭おかしいの?」

 

この人はなにを言っているの?

 

「いや、おかしくは「おかしいわよ!!!」」

 

私は我慢の限界だ。

 

「あなたはまだ新人で、しかも日菜ちゃんの幼馴染なだけ、どこにそんなのがあるっていうのよ!世界も救ったこともないのにそんなこと言わないで!」

 

はぁはぁ、私は疲れた。こんなに怒ったのは久しぶりだから

 

「世界なら救ったことあるぞ。」

 

「え?」

 

虹君は見呼ぼえのある、手帳を見せてきた。

 

 

 

こんなに女性に怒られたのは久しぶりだ。日菜や紗夜もこんなに怒ったことないだろうという感じだ。

 

 

 

 

「俺は世界を震撼させたウイルスの薬を作ったんだ。」

 

 

「それってあの、ウイルス?」

 

 

「そう、それでこれをもらったんだ。この世界には実際に興味はない。芸能界なんて汚れている、今回の例が特にそうだ。俺は日菜が安全に暮らせるようにこの世界に来ただけだ。それに実際に世界に行ったわけではないから。まぁ間接的って感じかな?」

 

 

「それじゃ、薬を作った少年ってニュースでやってたのは」

 

「俺だよ。あんまり広めないでくれよ。」

 

俺は手を合わせて、お願いする。

 

「わかったわよ。取り敢えず、この場所から、おりて話をするわ。」

 

白鷺さんが足を掛けて上ろうとしたら

 

その時強い風が吹いた。

 

 

白鷺さんが下に落ちた

 

「クッソ」

 

俺は走ってフェンスを飛び白鷺さんを追いかける。

つまり飛び降りるということだ

ここの事務所は30階、落ちるのにはしばらく時間がかかる。

 

急いで、白鷺さんに追いつく

 

 

「ごめんね。私のせいで道連れにしちゃって」

 

声はだせないのか、口で伝えているのはわかる。

 

俺は白鷺さんを抱きしめて、耳元でいう

 

「大丈夫だ。白鷺さんを死なせないから安心しろ。」

 

「私を助けて」

 

絞りだした声は弱く、涙も流している。

 

「わかった。その代わり少し耐えろよ。」

 

俺は、背中からパラシュートを出し、落ちる勢いを落とした。

 

「これでもう大丈夫だ。白鷺さん」

 

俺はお姫様だっこをした状態で、声を掛ける。

 

「本当に助けてくれた。ありがとう」

 

「おやすい御用だよ。パスパレのマネージャーだしね。」

 

白鷺さんは俺の首に手を回した。

 

「このまま専属のマネージャーになって」

 

白鷺さんは、涙を流しながら、言ってきた

 

「わかった。」

 

「それから、私をこれからも助けてね。それから、私のことは白鷺さんではなく、千聖か、千聖さんでいいわよ。京平」

 

その言葉と同時に地面に着く。

 

「本当にありがとう。」

 

お姫様抱っこから、降ろして、千聖はお礼をいう。

 

「大丈夫。体は痛いところないか?」

 

「ええ、大丈夫よ。それにここにいたら目立つわ。早く片付けて。」

 

千聖は、パラシュートを気にしていたのか、後ろを見た。

 

「え??」

 

なんとパラシュートはもうないのだ

 

「パラシュートなら勝手に収納されて、また使えるんだ。ハイテクだよな。」

 

笑いながら話す。

 

「そうなの。私、事務所に忘れ物したから取りに行くわね!京平も気をつけて!ほんとありがとう」

 

千聖は何かを思い出し、事務所に戻って行った。

 

「どういたしまして。もう二度とあんなことしないで下さいね。」

 

「わかったわ。反省してるわ。バイバイ」

 

そう言って、千聖さんと別れた

 

俺は家に帰ろうと思う。

元々予定もなかったし、大丈夫だろ。日菜には後で連絡しておこう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「これが虹 京平に関するデータです。」

 

「そうかそうか、よくやったぞ。白鷺よ。」

 

私はこのデータを渡す為にとある部屋に来てた。

 

「しかし、あの飛び降りにはびっくりしたわい。心臓が飛び出ると思ったわ。」

 

「私もあれは偶然で虹君がいてくれて本当に助かりました。」

 

あれは演技でもなんでもない。本当に起きたのだから

 

「体に異常があれば言うのじゃぞ。儂が医者を紹介する。」

 

「ありがとうございます。」

 

一礼をした。

 

「虹くんの今後をよろしく頼むよ。白鷺くん。」

 

「はい。かしこまりました。失礼します」

 

私は扉に向かい、部屋を出た。

 

御手洗に向かおうと思ったら、思わぬ刺客がいたわ。

 

「なんの用かしら、日菜ちゃん。」

 

「千聖ちゃん。何しようとしてるの?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




しばらく遅くなって申し訳ありません。
次回何が起こるかお楽しみに!


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第6話

遅れて申し訳ありません。書く気力が出ませんでした。


これは私の過去のお話。

 

「アイドルですか?」

 

「そうだ。千聖やってくれないか?」

 

「ですが、私は女優です。アイドルなんてやったことありません」

 

私は、社長とは違う人、株主と話している。

 

「しかしね、わしとしては、新たな事業に手を出してみたいのですよ。」

 

「でも、アイドルなんて、「いつまでそんなことを言っているのかね」

 

 

「わしはね、君をグラビアの世界に連れていこうとも考えている。しかしね、君のマネージャーのせいで、やりたいことができないのだよ。わかるかい?」

 

 

「はい。わかりました。」

 

この男は前のマネージャーを解雇した。理由としては言う事を聞かないから。私のグラビアを反対してくれた。私のために犠牲になった。彼女からの最後の言葉は、諦めないで頑張りなさいと言ってくれたこと。これを機に男の人を信頼することはなくなった。

 

 

「それにね、新しいマネージャーが来るみたいだよ。その子の事知らないから、わたしに情報提供してくれないかね」

 

 

「わかりました。」

 

そうして、この人に情報を渡すことになった。

 

 

 

 

 

 

「どうしたのかしら日菜ちゃん」

 

時が戻って、日菜ちゃんと私は向かい合って座っていた。さすがにあの部屋の前でいるのはまずいから、カフェに移動した。

 

 

「京ちゃんの情報をだれに与えているの?」

 

飲み物のストローを回しながら、怒った感じで話す日菜ちゃん。

 

 

「それは言えないわ、あえて言うなら企業秘密よ」

 

 

「ふーん。そっか。じゃあ、質問変えるね。なんで屋上にいたの?」

 

「そんなの気分転換に決まっているじゃない」

 

「それだったら、わざわざ落ちる選択はしないよね?」

 

鋭く日菜ちゃんは切り込みに入ってくる。

 

 

「どこから見ていたの?」

 

「最初からかな?偶々、レッスン室の前に出たらさ、『あの千聖さんが新しいマネージャーを飛ばすみたいだ』ってスタッフの声が聞こえてね」

 

「あら、薄々気づいているのかしら?」

 

「わかっているよ。あのまま京ちゃんを落として、殺すつもりだったんでしょ?京ちゃんは騙せても、私は騙されないよ。」

 

日菜ちゃんはすごく怒っている。あえて刺激はできない。

 

「正解よ。本当だったら、あのまま突き落として、私は背中のワイパーから落ちないようになっていたの」

 

「私の京ちゃんに手を出さないでもらえるかな?」

 

「それは無理よ。他のスタッフは京平のことを気に入ってないわ。」

 

「いくら千聖ちゃんでも私だって許さないよ。これ以上私を怒らせないでね。千聖ちゃん。」

 

そう言うと日菜ちゃんはお金を置いて出て行ってしまった。

 

 

「私だって、京平を怪我させたくないわよ。」

 

1人でこぶしを握りながら泣いてしまった。

 

 

 

「ただいまー京ちゃんご飯できている?」

 

ドアを勢い良く開けて、京ちゃんの家に来た。

 

「おかえりー、日菜。ご飯ならできているよ。紗夜もいるし一緒にご飯食べよー」

 

京ちゃんはいつも私たちが遅いときにご飯を作ってくれる。たまにお姉ちゃんが作ったりしているけど、私は食べる担当がいいと思っている。

 

「おかえりなさい。日菜、遅かったわね」

 

「ちょっと事務所でお話していてね」

 

私は手を洗った後、イスに座ってみんなでご飯を食べる。

 

「「「いただきます」」」

 

 

 

 

今日のご飯は、鶏肉の蒸し焼きとポテトにサラダがある。

 

京ちゃん的には簡単な料理っていうけど作ってくれるだけありがとうって思っている。

 

「うん!今日もおいしいね」

 

「ええ、いつもありがとうございます。」

 

「大丈夫だ。こちらこそおいしそうに食べてくれて嬉しいよ。」

 

しばらく食べていると

 

「お姉ちゃんってギターってなにを考えながら弾いているの?」

 

「日菜、私はいつあなたにギターのことをはなしましたか?」

 

「家の部屋で弾いているところ見ちゃってさ、私も始めたんだ!」

 

そんなことを聞いて、紗夜は

 

「なんで日菜はいつも、いつも私の真似ばかりするのですか!」

 

紗夜はいきなり立ち上がり大きな声で話した。

 

「そんなことは」

 

「いつもそうです、あなたは!「紗夜!!!」

 

 

 

俺はつい、声を大きな声を出した。

 

 

「ご飯食べているときくらいは喧嘩するな。姉妹喧嘩は結構、やるならやれ。ただ言っていいことと悪いことがある。」

 

 

「わかりました。私もつい言い過ぎました。」

 

「お姉ちゃん。」

 

「ご馳走様でした。今日もおいしかったです。」

 

紗夜は皿を片付けるために席を立った。

 

「紗夜、紗夜の気持ちもわかる。しかし姉妹喧嘩に口を出す気はない。」

 

「ありがとうございます。なにか困ったら、話すことにします。」

 

お皿を水につけてくれていた。

 

紗夜はリビングから出ていこうと、ドアに手を掛ける時に、

 

「しばらく、日菜と距離を置くことにします。私に考える時間をください。」

 

「わかった。それでいいか日菜?」

 

「うん」

 

深刻そうに日菜はうなずく。

 

「それからここでご飯を食べることはしません。」

 

「そんなことは俺が許さん、飯を食う時はここで食べろ。別に一緒に食べなくてもいい、一人で部屋にこもって食べることは許さん。ご飯は俺が作っておく。文句があるか?」

 

「なぜ、そこまでするのですか。」

 

「飯というのは一人で食べるものではない。しかし、この空気で食べるというのは辛いだろ。でもな、ご飯というのは人生で食べる回数は決まっている。紗夜の人生で変なご飯の時間は作らせないし食べさせない。それは紗夜たちのお母さんからもお願いされている。逆に紗夜たちもそうだろう?」

 

「わかりました。さっきの言葉は訂正します。今後はメールでご飯の連絡します。」

 

「わかった。」

 

「失礼します。」

 

紗夜は部屋を出ていった。

 

「なんかごめんね。空気悪くしちゃって」

 

「問題ない。それに日菜も同じだからな」

 

「ご飯の事?」

 

「そうだ。一人で食べるというのは許さないからな。紗夜とのことで困ったら相談しろ」

 

「わかった。ありがとう」

 

そう言うと日菜はご飯を食べ始めた。

 

ブブブブ、俺のスマホに着信が入った。

 

「悪いな。ちょっと席外す」

 

「うん。わかった」

 

 

「もしもし、「京ちゃん!!」

 

話している途中にいきなり遮断される

 

「その声は香澄か。一体どうしたんだよ」

 

「大変なの助けて!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




大変お待たせ致しました。誤字脱字あればよろしくお願いします


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第7話

7話です。よろしくお願いします。ハーレムということもあり、話がおかしい部分があったら直していきます。


「京ちゃん、助けて!」

 

香澄が急に電話で焦っている感じだった。

 

俺は急いで日菜の所に戻ると、

 

「悪い日菜、ちょっと人助けしてくる。」

 

「え、あ、ちょ」

 

俺は急いで家を出て、香澄に場所を教えてもらい、走って目的地に向かっていた。

 

 

 

 

「はぁはぁ、それで、これはどういうことだ。」

 

全力で走って、ついたのは楽器屋さん。

 

 

「あのね、私お金持ってなくて、貸してもらうために京ちゃんを」

 

「だからって、助けてはないだろう。何かあったのと思って、急いで、はぁはぁ」

 

 

「おい、こいつは何なんだ、香澄」

 

金髪のツインテールは香澄に話しかけている。

 

 

「この人は、私の従兄弟の京ちゃんだよ!」

 

他人に話す紹介とは思えない紹介の仕方。

 

 

「違う違う、紹介は本名で言うもので、あだ名ではないからな。俺の名前は、虹 京平だ。高校生だ。」

 

息も落ち着いた俺は自己紹介を訂正する。

 

「私は、市ヶ谷有咲です。よろしくお願いします。」

 

「え、何、この子、急に猫被り始めたんだけど」

 

俺は香澄に話しかけると、

 

「有咲~変わりすぎだよ~」

 

「うっせ、私は男と話す機会は少ないんだよ。しかも男はみんな胸ばかり見てくるし、変態としか思えないんだよー」

 

うん、確かにこの子は胸が大きい、だが、俺にとって胸はどうでもいいこと。可愛ければ、それでいい!と思っている。

 

 

「ほかの人はそうかもしれないけど、京ちゃんはそんな人じゃないよ。昔から一緒にお風呂も入っていたし」

 

 

「お前、こんな男とお風呂に入っていたのか!!」

 

「うん、でも小さい頃だよ?何か問題あった??」

 

香澄は普通に昔のことを話してくる。

 

「まぁ、それはいいとして、本題に入らせてくれ。一体何があったんだ。」

 

「それはね、このギターが壊れちゃって、修理代のお金がなくて、京ちゃん呼んだの。ほら近くだし!」

 

こいつ、近くとは言うけど、走って20分はかかるからな。近くではないぞ。

 

 

「まぁ、お店の人に迷惑かかるし、早くお金を払うぞ。」

 

そうして、市ヶ谷さんと、香澄でお店を出て、市ヶ谷さんのお家の流星堂に行くことになった。

 

「へぇー市ヶ谷さんの家ってお店だったんですね。」

 

「あぁ、家は質屋をやっていてな、ちなみにそのギターも質流れできた品物だ。ってか、なんで敬語?」

 

「いや、会ってそうそう、ため口って、仲良くないと難しくない?」

 

とため口交じりで話す俺。

 

「確かにそうだな。私は別にため口でいいぞ。さっき見たく本性はわかっているしな。」

 

「あぁ、それならよろしく頼む。」

 

「そういえば、同じ学校なんだってな。」

 

「え、お前、女子校に行ってるのか?気持ち悪いな。」

 

市ヶ谷はドン引きして俺から数歩離れた。

 

「違う。テスト生ってことになっているんだ。しかもほら、ウイルスのことがあって、訳あってあの学園に行くことになったんだよ。」

 

「そうか、まぁ、余計な検索はしないようにしておくよ。それにもう夜も遅いぞ。」

 

時刻は10時を指していた。

 

「やばいな。香澄帰るぞ。」

 

時間が時間なこともあって、俺と香澄は帰ることにした。

 

「じゃーね。有咲~!また来るね~」

 

香澄は玄関で市ヶ谷に手を振る。

 

 

「もう二度と来なくていいからな。それとそのギター大事にしろよ。」

 

「うん!また来るね!」

 

修理代を払って、そのギターがよほど気に入ったのか、香澄は肌身離さず持っていた。そんな香澄を見て、市ヶ谷はそのギターを香澄に譲ることにしたのだ。ちなみにネットオークションの手数料代も俺が払った。

 

手を振っている中、市ヶ谷のおばあちゃんが玄関に来てくれた。

 

「有咲もそんなひどいことは言わないの。香澄ちゃん、また有咲と遊んであげてね。あの子一人ボッチだから。それと、あなたは」

 

おばあちゃんが俺の方を見る。

 

「自分は虹 京平です。香澄とは従姉弟の関係で、今回はこのギターの修理代で呼ばれました。」

 

「京平君ね。あなたも有咲の事よろしくね。」

 

「はい。こちらこそよろしくお願いします。香澄が迷惑かけますが、困ったことがあったら呼んで下さい。」

 

「ううん。いいのよ。有咲も新しい友達ができて喜んでいるから。」

 

「そう言っていただけるとありがたいです。では失礼します。」

 

俺と香澄はおばちゃんや市ヶ谷に手を振って家を出た。

 

 

帰り道

 

「香澄、今度は要件しっかり言おうな。」

 

「あはは、ごめんなさい。」

 

「香澄が無事ならそれでいいんだ。ほら、家に着いたぞ。」

 

香澄の家の玄関の前に着いた。

 

「京ちゃん、あっちゃんに会っていく?」

 

「夜も遅いし大丈夫だ。明日香も部活があって大変だろうし」

 

「そう?わかった。またね。京ちゃん。本当にありがとう!」

 

香澄は満面の笑顔でお礼を言って、家の中に入っていった。

 

ふと、スマホを見ていると。

 

不在着信が50件も来ている。相手はもちろん日菜だ。

 

「やばいな。夕食から3時間が経過している」

 

スマホは通知を切っていたこともあって気づくことができなかった。

 

「このまま無視して帰ろ。」

 

俺はゆっくりと家に帰っていった。

 

家には誰もいないし、大丈夫だろう、時刻は夜の10時半

 

日菜も自分の家に帰っているし、この時間までは基本的にいない。

 

ゆっくり風呂入って寝るか。そう思いながら、扉を開けると

 

 

「おかえり、京ちゃん。」

 

目の前には日菜が立ってた。

 

「こんな時間までいるのは珍しいですね。日菜さん」

 

「そんなことはどうでもいいの。今までどこに行ってたの?」

 

ご立腹の日菜に勝てるわけがない。

 

その日、俺は日菜にこってり絞られられた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




期間が開くと、前の話がどこまで行ったのかわからなくなっていきますね。
自分のキャラを保ちつつ、ゆっくり書いていこうと思います。誤字脱字あったらお願いします。
そろそろハーレムにしていきます


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第8話

実習と就活があって投稿できませんでした。就活の合間に投稿しようかなって思います。


日菜と紗夜の仲が悪くなってからというものご飯の時は寂しさを感じることが多くなった。かといって紗夜姉さんと一緒に学校には登校している。しかもRoseliaというバンドに所属したみたいだ。紗夜姉さんは求めるものは完ぺきということもあって、前のバンドメンバーとは合わなかったのだろう。人間関係で解散というのはよくある物だ。自分にあったものを見つけることが大切だ。

 

時は過ぎて1か月の間、俺は香澄と有咲と過ごしていた。

 

「おーい京平、香澄何とかしろ」

 

「何とかしろって言っても俺もお昼まで一緒だとは思わないよ。しかも、ある意味コミュニケーション能力は抜群にある。有咲も無理に香澄に合わせなくて大丈夫だ。自分のペースで行こうぜ。」

 

「そうだな。最初の頃は三時間目で帰ったし。疲れたぜ。」

 

俺と有咲は中庭で過ごしていた。香澄は紗綾とりみと話してた。香澄はいつもバンドやろうやろうとしつこく誘っているみたいだし。嫌われない程度でやってほしいものだ。

 

ちなみにりみとは牛込りみという名前だ。彼女とは、香澄の影響で話すことが多くなり、流れで自己紹介をした。名前は京平と呼ばれている。

 

香澄とりみはこの1か月色々あったと感じる。

 

「そいえば、土曜日ライブ会場行くの知っているか?」

 

「知っている。この前メールで知らさせた。有咲は行くのか?」

 

「行きたくないけど、行く。」

 

嫌な顔しているのはとても分かっている。

 

「まぁ、当日楽しみにしておこうぜ」

 

 

 

 

そして土曜日

 

「ここがそのライブ会場か。名前はspaceっていうのか」

 

俺はパスパレの予定もなかったので会場に来ていた。

 

「京ちゃん、ここだよここ。」

 

香澄が手を振って俺の名前を呼ぶ。

 

「いた。いた。有咲もいたのか」

 

隣には有咲もいた

 

「来るの遅かったな。」

 

 

「雨が降っていてな。ちょっと遅くなった。」

 

 

「京ちゃんこれから始めるみたいだよ。早く会場に行こ!」

 

香澄は俺の手引っ張って中に連れて行った。

 

 

 

 

 

 

会場ではいろんなバンドのグループが演奏をしていた。

 

なかなかの迫力で素晴らしい。やっぱりライブっていいよな。

 

しかし、会場は騒がしかった。なぜならりみのお姉さんのグループGlitter*Greenの人たちが来ていないからだ。

 

有咲と香澄は裏の楽屋に行ってた。しかし俺はいけないのだ。なぜなら隣に日菜がいる。

 

「なんで京平はここにいるの?」

 

「え、いや、俺も誘われてね、ここに来てって言われて、、」

 

日菜が京平という時は確実に怒っている証拠である。

 

「へぇー、ならさっきの女の子に誘われたの?」

 

「そうです。あの星形の髪型しているのが従姉妹です。信じてください」

 

「私もここで会うとは思わなかったよ。まぁ楽しもう。でも嘘ついたから帰ったら覚悟してね」

 

「いや、その、嘘は、「わかった?」はい」

 

日菜が怒っている理由は、出かける時に俺は、従姉妹の家に遊びに行くといって出かけた。多分そのことで怒っているのだろう。終わったら逃げるか、、

 

「それにしてもGlitter*Green出ないね。私それが目的なのに」

 

「なんか遅れているみたいだぞ。さっき従姉妹が言ってた。それにGlitter*Greenが目的っていうのは珍しいな。」

 

「千聖ちゃんがね。ここのライブ会場の人たちはレベルが高いって言ってたの。それにお姉ちゃんも来ているみたい。」

 

「紗夜姉が来ているのか。俺もどんなグループに入ったのか聞いてないから見てみたいな」

 

仲が悪いからといってもライブを見に来る日菜は可愛いところがある。

 

後ろの方で出口のランプがついた。ってことはおわり?

 

「あれ?電気もついた。終わりなのかな?」

 

観客席の電気もついて日菜がつぶやく。

 

 

するとステージには香澄が上がっていた。

 

「は、あいつ何やっているだ?」

 

 

「あれ、あの子って京ちゃんが一緒に来ていた。」

 

日菜はステージに目をやっている。隣にいるはずの京ちゃんから話しかけても声は聞こえてこない

 

「京ちゃん?」

 

私は、隣をみたら京平の姿はなかった。

 

「あれどこに行ったの?」

 

キョロキョロしている。もしかして、なんかるんってきた!!!

 

 

時は数分前に戻る。

 

「りみりんのお姉ちゃん、遅れてるの!?」

 

香澄はりみりんに勢いよく話しかけている

 

「そうなの。飛行機が遅れてて、まだ来れないって」

 

りみは泣きそうになりながら話す

 

「大丈夫だよ。私たちが繋ぐから!」

 

他の参加者達がりみりんを励まし、みんなで協力していた。

 

「お客を待たせるなら、敷地に入らせないよ。」

 

そう言ったのは杖の持ったおばあちゃん

 

「んな、仕方ないだろ!飛行機だろ?そのくらいなら、」

 

有咲はおばあちゃんに向かって言う

 

「仕方なく無いさ、客を待たせるのは1番ダメな事だからね。あんたも商売やってるなら分かるだろ?」

 

「それは、そうだけど」

 

有咲は何も言い返せなかった。

 

「早く間に合って」

 

私の思いも通じることは出来ず、終わりの合図が告げる。

 

「ほら、片付けだ。さっさとしな」

 

そう、おばあちゃんは言うと

 

私はステージに向かって走っていった

 

「わ、わ、私、戸山香澄って言います。えっと、、、」

 

香澄はステージの周りを見渡してさらに緊張する。

 

「キラキラー光る」

 

なぜ歌がきらきら星なのか分からないけど、自然と出てきた。

 

香澄は必死に歌う。1番が歌い終えると周りはシーンとしていた。

 

「2番歌います!」

 

「まて、香澄少し落ち着け」

 

ステージの横から出てきた。幼馴染の京ちゃんだった。そいえば、楽屋にいなかったし、私たちに着いてこなかったからてっきり観客席にいると思ってたよ。

 

 

時は戻り、

 

「京ちゃん、私、どうしたら、、」

 

「安心しろ。俺も協力するから」

 

やっぱり、ステージって緊張する。しかも目の前には千聖さんがいるし、笑ってるぞ。今日は厄介な日だな、

 

「香澄、俺と一緒に歌おう!2人なら大丈夫だ」

 

「うん!京ちゃん!」

 

2人はキラキラ星を歌った

 

 

 

 

 

 




第8話でした。りみりんはどういうふうに出すか迷いました。無理やり詰め込んだ感じになっちゃった。


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第9話

遅くなりました。最後に報告があります。


キラキラ星を歌った俺と香澄、途中で有咲

 

歌が一度終わると、

 

「どうする」

 

有咲はそう言って、香澄にいう。

 

迷っているうちに、りみりんがやってきた。するとベースを持って、キラキラの星を弾き始めた。

 

そうしているうちに、glitter、Greenがやってきた。

 

俺は女の周りにいるのは苦手だ。逃げよう。そう思った俺は、その場をひいた。

 

「あんた、ステージはどうだった。」

 

椅子に座っている。ばあさんに話しかけられる。

 

「楽しかったですよ。こんな気分は初めてです。無理にステージ使って、すいませんでした。」

 

俺は頭を下げて謝罪した。

 

「お客さんを楽しませたのなら、結果オーライさ、」

 

そう言ってばあさんは椅子から立ってどこかに行ってしまった。

 

「京平、あなたは一体何しているのかしら?」

 

後ろから声をかけてきたのは、聞き覚えのある声、

 

「千聖さん、何もしてですよ、強いていうなら、ステージで歌ったくらいです。」

 

「それは、何もしていないに入るのかしら?」

 

腕を組み、笑っているように話してくる

 

「氷川さんともいたみたいだけど、」

 

「あ、そうだ、日菜のこと忘れた。。。」

 

「そうよね。京ちゃん、私と話している最中にステージに登っていたんだよね。」

 

また、後ろには、日菜がいた。

 

俺はなんか怒らればいいのか、、、、

 

 

 

 

 

 

「紗夜、あなた大丈夫?今日も調子が悪いのかしら?」

 

「紗夜、まだ調子が悪いみたいね」

 

バンドメンバーも声をかけてくれる。

 

私は日菜の事で頭に残っていて、演奏に影響が残っていた。

 

あの時の京平の言葉といい、いろんな事があった。

 

「すいません。すぐに修正しますので、」

 

 

「ちょっと休憩しない?」

 

今井さんが声をかけてくれて、休憩に入る。

 

 

「私の音が見つからない。」

 

 

一人の少女は、スランプ気味になっていた。

 

 

 

 

「よーし!次は文化祭だ!!!」

 

「ちょ、、いきなりかよ!」

 

香澄は待合室にいた

 

「今日がとっても楽しかった!なんかグワーってきた!そしてキラキラドキドキした。」

 

「っていうか。京平は?」

 

有咲は、疑問に思ったことを口にした

 

「京ちゃんなら、ステージの時からいなくなったよ?」

 

「な、あいつ、逃げたな。」

 

後で連絡してやる。有咲は怒りのLINEを送る事が決まった。

 

「とりあえず、今日は、リカバリーしてくれた、先輩方に感謝だな」

 

そいって3人はすごい経験をした事で、ドキドキしていた。

 

 

 

次の月曜日

 

 

 

「寝坊したーーーーーーー!!!」

 

俺は入学したばかりの学校で寝坊した。

 

 

「なんで日菜か紗夜のどっちかは、起こしてくれなかった。」

 

昨日あの会話のあと何もしてないはずなのに、、、

 

 

「もう、京ちゃんはなんであの従姉妹ばかり関わろうとするの!!」

 

「なんでって言っても、従姉妹だし、ほら、大事な家族だからさ、、」

 

「そしたら、私は家族ではないの?」

 

「いや、そんなことはないぞ、日菜だって大事な幼馴染だ」

 

 

「ふーん。別に嫉妬はしてないけどさ~」

 

「香澄だって悪い奴ではないんだ。仕方ないだろう」

 

 

「じゃ、今度私とセッションしてよ!」

 

「えええええ、めんどくさい、、、、」

 

俺が素直に言った。

 

 

「わかった。今度、事務所に話は通しておくからね。楽しみにしているよ」

 

そういって日菜は家から出ていこうとする。

 

「約束破ったら、後で大変なことになるからね」

 

そういって昨日は寝たけど、何も悪いことはしていないはず、

 

俺は急いで着替えて、机の上を見た。

 

『京ちゃんへ

 

きもちよく寝ていたので、そのままにしておきました。私は先に学校に行っています。さぼたっら駄目だよ!

 

可愛くて素敵な日菜ちゃんより』

 

 

「この手紙、びりびりに破りたい。。。。」

 

 

 

俺は急いで家を出る。10分でつけば、遅刻にはならない。走って行ってやる、

 

 

「あそこを曲がれば、間に合う。。。」

 

俺は角を曲がったところで

 

「きゃっ。」

 

「いた」

 

ぶつかってしまった

 

 

「すみません。急いでいたもので、、、けがはないですか?」

 

 

「ううん、大丈夫だよ。あなたこそ大丈夫?」

 

そこにいたのは水色の髪をした、きれいな人が目の前にいた。。

 

 

 

 

 

 

 




遅れて大変申し訳ございません

自分は、今、少女歌劇レヴュースタァライトの小説を書いています。

バンドリについては構成はあまり考えていなく、つまずいているところが多かったです。急な展開になっていくかもと一部変更している部分があると思います。

ご迷惑をお掛けしますが、この小説が大好きになれるような作品にしていきますので応援のほうよろしくお願いいたします。


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第10話

物語通り行かなくてもいいかって思っている自分がいる


「大丈夫?」

そこにいたのは、水色の髪の子だった。

 

「大丈夫です。こちらこそ申し訳ありませんでした。急いでいたもので」

 

俺がぶつかった衝撃で相手を倒してしまった。

 

「えっと、君って、もしかして、虹くん?」

 

「そうです。でもどうして僕の名前を?」

 

ぶつかった少女は俺の名前を知っていた。

 

「いつも千聖ちゃんから聞いているんだ。京平っていう子が新しくなったマネージャーで、いつもサポートしてくれているって」

 

「そんな、俺なんて千聖さんの足元にも及びません。あなたの名前はなんていうんですか?」

 

「私の名前は、松原花音。2年生で千聖ちゃんとは同じクラスだよ」

 

よろしくねとともに松原さんは握手を求めてきた。

 

「よろしくお願いします」

 

 

俺が握手をすると後ろ方声をかけられる

 

「それで京平、今頃何をしているのですか?遅刻ギリギリですよ」

 

「紗夜姉、これは事情がありまして、、、」

 

「朝から松原さんと何しているんですか、迷惑をかけないようにしてください」

 

「寝坊して、申し訳ありませんでした。」

 

俺は土下座をする。

 

「今後はしっかり寝るようにしてください。それと松原さん、京平が迷惑をかけました」

 

紗夜姉は松原さんに頭を下げる

 

 

「ううん、大丈夫だよ。私も悪いから」

 

 

そうして、教室にいくことになった。

 

 

 

「あ、京ちゃんおはよう!」

 

「おはよう、香澄元気だな」

 

教室に入ってすぐに挨拶をして来るのは香澄

そして開口一番に抱きついてくる

 

 

「今日も京ちゃん成分補充!」

 

 

これがやめてほしい。。

 

 

「香澄ちゃん、他の人が見ているよ」

 

りみりんが香澄にいう

 

「え、みんながいたら抱きついたらダメなの?」

 

「普通はカップルでもないのに抱きつたりしない」

 

俺が香澄にいう

 

「でも、従姉妹じゃん!私がいいならいいんだよ」

 

「あの、これだと本当に目立っているのでやめてほしい」

 

「いやだーーー」

 

香澄は先生が来るまで、ずっと俺のことを抱きしめていた。

 

 

 

 

学校も終わり、俺は解放される

 

「香澄は学校にいるときは抱きついてくるし、勘弁してほしい。」

 

「あはは、香澄ちゃん、京ちゃんのこと大好きだもんね」

 

りみりんはこの前のライブの件から京ちゃんと呼ぶようになった。

 

「それをやめてほしいんだ。。」

 

下校中はりみりんと帰っている。

 

「そいえば、香澄は家庭科の居残りって有咲は知っているのか?」

 

「うん、香澄ちゃんがラインしたって言っていたよ」

 

香澄は授業の家庭科で裁縫が終わらなかったため居残りでやっている

 

「それなら先に行くか」

 

「そうだね」

 

俺とりみりんは有咲のいる蔵にいくことにした。

 

 

 

 

場所が変わり、花咲川学園

 

「ありがとう。おたえ!」

 

私は家庭科の居残りである。裁縫をやっていった。はずだったんだけど、ギターを教えてもらっていた。

 

「今日はもう遅いし帰ろう?」

 

「うん、また明日、続きやろうね」

 

夜になり、学校もいまるので帰る準備をする

 

「わかった、そしたら私は先に帰る。またね。香澄」

 

「うん、気をつけてねー!」

 

私も荷物をまとめて、歩きながら、有咲にラインすることにした。

 

『もうすぐ、蔵に行きます』

 

「これで大丈夫!」

 

私は急足で蔵に向かう。

 

「止まれ、戸山香澄」

 

するといきなり、目の前には大きな男性が現れた。

 

「お前は、虹京平を知っているか」

 

大きな男性はいきなり、京ちゃんのことを言ってきた

 

「知らないです。それじゃ、私は急いでいるので、」

 

駆け足で隙間を通ろうとした瞬間

 

 

「嘘をつくな。お前のことは調べてある」

 

男は、香澄の口もとに布を当てる。

 

あれ、力が抜ける、香澄が眠りについた

 

 

 

「ターゲット捕まえました。これより、虹京平抹殺計画をはじめる」

 

 

「京ちゃん逃げて、、」

 

香澄は最後の意識で倒れてしまった。

 

 

 

 

 

「香澄のやつ今来るのかよ。京平なら先に帰ったぞ」

 

 

有咲は、いつまでも来ない香澄怒っていた。家庭科の課題ならしょうがないかと思いつつも、新しく買ったキーボードは報告したい。

 

 

 

ピンポーン

インターホンがなり、おばちゃんは買い出しに行っているため、私がでることになる

 

「はーい、どちら様で、、、」

 

ドアを開けるといきなり、気絶させられた。

 

バダン「こちらも市ヶ谷有咲を捕まえた。虹に伝えろ。お前の大切な人たちが殺されたくなかったら、今すぐに来いと、さもなければ、殺すとな」

 

 

 

 

 




あれ、バンドリって、日常のアニメだよね??


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第11話

よろしくお願いします


俺の携帯に着信が入る

 

「香澄?こんな時間にどうしたんだ?」

 

時刻は22時、夜も遅かったし、早めに切り上げたんだが、有咲は連絡してなかったのか?

 

「もしもし、」

 

「おい、お前は、虹京平だな」

 

「そうだけど、お前は誰だ?」

 

「こいつの携帯を使って、お前に連絡した。こいつと金髪のツインテールを解放して欲しかったら、今すぐ要件をのめ」

 

俺は相手が話ながらやっているとき、パソコンを開き、場所を特定していた

 

「何をすればいい」

 

「お前が、国から謝礼金をもらっていることはわかっている。そのお金を持ってこい。そうだな。3億だ。」

 

「わかった。ただ、香澄たちには手を出すな」

 

「お前が要件をのんでくれたな」

 

そういって、相手は、電話を切った。

 

「待ってろ、香澄、有咲、、、、」

 

 

 

 

時刻は24時をまわっていた。

 

とある、廃墟の工場跡

 

「ようやく、あいつを誘き出せる」

 

ナイフを持って刃の部分を舐めている男。

 

「気色悪い」

 

私は腕を後ろに、足も縄で括られていた。

 

「おいおい、お嬢ちゃん。随分強気だな〜。俺がいいことしてもいいんだぜ〜」

 

男は私の顔にナイフを突きつける。

 

「お前なんかに、私が汚されて溜まるかよ」

 

「そんなこと言っていいのか、隣のお嬢ちゃんも同じことをするぞ、」

 

「香澄!?」

 

隣を見ると、香澄が倒れていた。

 

「脅しの道具に使ったんだ。」

 

「おまえ、京平に何するつもりだ。」

 

「おれはだた、あいつのせいで前の生活がなくなっただけで、逆恨みだよ」

 

「逆恨みって、いったい、あいつが何をしたんだ。」

 

私が、男に睨みつけながらいう。

 

「お前、知らないのか?あいつは、世界を震撼させたウイルスの薬を作った男だぞ」

 

 

「なんだと。まさか。あの京平が、、」

 

「そうだ、俺にとって、あいつは憎い、俺の生活、俺の金を散々奪って、最悪な世の中にしたんだからな!!」

 

男は、周りにあったドラム缶を蹴飛ばした。

 

 

 

 

「そんなのあなたが、悪いじゃない。京ちゃんは何も悪くないもん」

 

いきなり、声を上げたのは香澄だった。

 

「香澄!!」

 

私は香澄を見る

 

「京ちゃんは、みんなを助けるために人を助けた。世界が不安な中一生懸命、寝る間も惜しんで、だから生活がきつくて逆恨みする、あなたが悪い!」

 

「うるせーよ!!!」

 

男は、香澄に向かってドラム缶を蹴飛ばす。

 

「お前に何がわかる。俺は、寝るだけでお金が入るほうがいいに決まっているだろう!!」

 

「そんなのあなたの価値観だよ。京ちゃんは悪くない!!」

 

男は怒りがマックスになり、香澄に近づいて来る

 

「本当は、お前に危害を加えることはないが、お前の体、売ってやる、」

 

そう言って、男は、香澄の制服破く、

 

「おい、やめろ、香澄に手を出すな!」

 

「うるせー!!殺すぞ!!」

 

男はナイフを持って、制服を破く

 

 

香澄の姿は、下着の姿になった。

 

「全然、怖くないもん、京ちゃんを否定する気はない!!」

 

 

 

「そうか、だったら、後悔するがいい。自分の行動を、行いをなーーーー!!」

 

 

 

男は、香澄の下着を切ろうとした、瞬間、、、、

 

 

ナイフに石が当たった、ナイフが落ちる音とが響く

 

 

石が投げられた方向を見ると、京平の姿があった。

 

「京ちゃん!!」

 

「悪い、遅くなったな。こんな廃墟を見つけるのに時間がかかった。それに、このくそ野郎、香澄と有咲によくも手を出したな、」

 

男は、京平のほうを見る。

 

「ぬけぬけと現れたな、貴様を待ってた、、、、」

 

しかし、男は、倒れた。

 

「え、なんで?」

 

香澄が何もしていない京平を見ると、何が起こったのか、わからなかった

 

「一応、麻酔銃を先に打っていたんだ。石を投げたろ?その時に、一緒に麻酔を仕掛けていたんだ。」

 

京平は、香澄に近づくと、服を着せる

 

「京ちゃん、ありがとう。」

 

一生懸命怖さと戦ったのか足がすくんで、立ち上がることはできなかった。

 

「香澄もよく頑張ったな」

 

京平は、香澄の頭をなで、励ます。

 

香澄は京平からもらった、パーカーを着る

 

「大丈夫だ、それより、怪我はないか?」

 

「うん。大丈夫だよ。有咲も大丈夫?」

 

有咲のほうを見ると

 

 

 

 

 

 

 

 

有咲は、ナイフを持って、京平に刺していた

 

 

 

「え、あ、有咲、いったいなにをしているの?」

 

刺された光景はゆっくり動いている

 

「悪いな、香澄、、、、実は、私は、市ヶ谷有咲ではない。」

 

そう言って、有咲は数メートルの距離をとる。

 

有咲は、自分の顔から変装していたのかビリビリと破き始めた。

 

 

「まったく、こいつも、こいつで使えないな、」

 

顔の本性を現すと、有咲ではなく、違う顔の女だった。

 

「本物の有咲は、どこ?!」

 

香澄が女に投げかける

 

「あ?そいつなら、上を見てみろよ」

 

 

 

 

 

 

上を見ていると、屋根から、吊されている。有咲がいた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




ようやく、書けました。

最初は、有咲を悪者にしようかなって思ったけど、有咲が大好きだったので、変装していたってことにしました。

じゃ、有咲観点風にしていたけど、実際は、誰視点だったのか、次回お楽しみに!


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第12話

よろしくお願いします。


私は目が覚めた時には天井にいた

 

(な、なんでこんな高いところにいるんだ?!)

 

口にはガムテープがつけられて声も出せない状況だった。

 

しかも下を見ると香澄がいて、その隣には私がいる。

 

(え、なんで私がいるんだよ!変装するなんて、香澄も騙されるし)

 

私は揺れるが近くには鉄筋があるだけ、どうにか行きたいが遠すぎて何もできない。

 

そうして私は黙って会話を聞いていることにした。

 

偽有咲は、私が思っていることとリンクしているのか、同じことを言う

 

(なんだあいつ、さっきから私の思っていることをそのまま言っている。私に何かしかけたのか?)

 

香澄が京平と協力して男を倒したときだった。

 

偽有咲が、京平のことを刺したのだ。

 

え、私は唖然として、そしてそいつは上を見上げて、香澄に言いつけた。

 

 

 

 

 

「はぁ、はぁ、やっぱりな、お前は、、市ヶ谷有咲ではなかったな。」

 

俺は刺された背中を庇いながら話す。

 

「京ちゃん、大丈夫?!」

 

香澄が近くに寄ってくる

 

「香澄、今から有咲を助ける。そしたら、走って逃げるんだ」

 

「京ちゃん、私、置いていくことはできないよ」

 

「それしか道はない、走って弦巻の家に行くんだ。俺の名前を出せば、すぐに助けてくれる。」

 

俺は意識を朦朧とさせながら、香澄に話していく

 

「こころんの家に?こころんと京ちゃんってどんな関係なの?」

 

「その話は今度話してやる。だから今から俺の話を聞いてくれ、、、」

 

「わかった」

 

香澄は頷く

 

 

 

「ねぇ、作戦会議は終わったかしら?」

 

偽有咲は、話会う時間をくれた。

 

 

「俺がお前の相手になってやるよ」

 

「あなたが?そんな傷で何ができるっていうの?」

 

 

偽有咲は、おれに近づいてくる。

 

武器はナイフ、状況は不利

 

しかし、俺は逃げるかよけるの選択肢がない。

 

偽有咲は、ナイフを俺に振るってくる

 

 

 

「はぁ、はぁ、なんで当たらない、、、」

 

数分はたっただろう。

 

「怪我している。俺にナイフを当てらないのか?」

 

「チッ!怪我してる分際で!しゃべるな!!!」

 

偽有咲は、怒ってくる。

 

しかし何かに気づいたのか動きが止まった

 

 

「おい、戸山香澄、お前は一体何をやっている」

 

偽有咲は後ろを振り向くと香澄の存在がばれてしまった

 

「そこにいる。市ヶ谷の心は読める道具がある。その道具を使って会話をしていたんだ。さっきの眠っている男との会話をな。だから本物が何を思っているのか、私にはわかるんだよ。」

 

「だから、さっきの会話についていけたの?」

 

「そうだ」

 

眠っている男との種が明らかなり、偽有咲は説明してくる。

 

 

「おい、お前の相手は俺だぞ」

 

 

偽有咲に向って殴った

しかし拳は届かない

 

でも、相手はよろけた

 

「くそ野郎が!!」

 

怒って俺のほうに近づいてくる

 

「香澄!いまだ!」

 

俺は上に向かって、腰に隠していたナイフを有咲が吊るされている縄にあたる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「香澄いまだ!」

 

 

私は京ちゃんに指示された通り、有咲の下にいた

 

京ちゃんがナイフを投げて、縄が切れた。さらに有咲が落ちてくる。

 

「スイッチーオン!!」

 

私は、京ちゃんからもらったボタンを押す

 

 

ボタンから出てきたのは風船だった

 

1秒もしないうちにそれは大きなり、有咲を下に落ちないようにクッションとなった。

 

「おーーさすが京ちゃん!!発明の天才!!」

 

香澄はすぐに有咲のガムテープを取った

 

「有咲ー!」

 

香澄は有咲に抱きつくとすぐさま行動に移した

 

「有咲!すぐに行くよ!」

 

私は、有咲の手を取ってすぐに外に向かう

 

「おい、京平はどうするんだよ!!」

 

2人は出口に走っていった

 

 

 

 

 

 

 

「よかった。作戦成功だ。」

 

 

俺は疲れて、手を床につく

 

「お前、やってくれたな、、」

 

偽有咲は、逃がしたことに苛立っている。

 

「お前を殺して、さっさっとあっちに行ってやるよ」

 

「お前さ、さっき有咲の心が読めるって言っていたよな?」

 

「ああ、ある天才が国に売ったみたいでな、なんでも国同士の会話を聞くときに裏の顔を見るためにって」

 

「それ作ったの俺だ」

 

「は?」

 

偽有咲は唖然とした。

 

「お前これも作っていたのか。しかしこれが悪用されている。お前の知識は無駄なんだよ」

 

「あぁ、悪用される。または盗まれるというのは俺も想定内だ。」

 

 

「それがわかっているのに対策は何もしてないのか、天才も哀れだな」

 

「何を言っているんだ?対策ならしている。」

 

俺は当然のように話していく

 

「当たり前だろ。こんなの市場に出たら最悪だ。だから渡すときに忠告している。それを悪用したら雷が落ちるようになっていると」

 

 

「お前、まさか、、、」

 

偽有咲は、何かを察した顔した。

 

「その通り、今からお前に向かって雷が落ちる。それは逃げられない。なぜなら、、、」

 

そういうと、偽有咲に強い電力が流れた

 

「ああああああああああ!」

 

「その雷の開発者も俺で、その雷はどんな物体も通り抜けて、人間にしか流れないように作ったから」

 

偽有咲はその場で倒れ、意識はなかった。

 

「安心しろ、死なない程度に設定してある。けど、香澄や有咲を巻き込んだことは許さない」

 

 

相手には聞こえてないだろう。まったく、背中が刺されるとは思わなかった

 

 

 

「後は、頼んだ。香澄。。。」

 

 

そいって俺は意識を失った

 

 

 

 

 

 

 




お待たせしました。前回からだいぶ時間が空きましたね。

お知らせです
最近方向性が分からなくなってきました。なので一旦休止させてください
申し訳ありません


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