バイオハザードの世界に仮面ライダー1号(多分)になって転生する (ユーザーU)
しおりを挟む

洋館事件編
目覚めと始まり ※少加筆修正済み


夜、所々穴が空いてる程にボロボロの小屋の中一つだけ小綺麗なベッドの上に横たわる青年がいた。

???「ん……ここは…?」

背の高さは180程、顔は結構整っていて、身体は引き締まっている。

だがその格好は異様で何処にも怪我等は無いのに血だらけのブレザーの制服を着ている。

???「おかしい…あまり記憶がハッキリしない…」

青年は体を起こし頭に手を当てた。

???「どこなんだ?、ここ…意識がちょっとハッキリしてきたけど…えーと…」

???「たしか…高校から自転車で帰ってる途中で女の子がトラックに轢かれそうなところを突き飛ばして、助けた……はず…」

この青年、本郷風地(ほんごうふうじ)は疑問に思った

本郷「おかしい…結構大型のトラックだったから無傷なはずはない…でも、なんでどこも怪我してない…誰かに運ばれたとしても病院じゃない…つまりこの状況、何かがヤバい」

本郷は自分のいるボロボロの木製の小屋の中を見回した、周りには本や水、缶詰めなどが散乱している。

壁際にタンスがあり床にはタンスの中の服を着ろと言うメモがあった。

そのメモを手に取り思考する。

本郷「…取り敢えず着替えるべきか……だが…誰なんだ?」

黒いジャケット、半袖の白のTシャツ、紺のジーパンに本郷は着替えた。

恐らく出口であろう扉に目をやり近づ居ていく。

本郷「この場所ホント汚いな……あそこにあるドア、出口だよな?」

本郷 (外に誰かいるかもしれないな…もしかしたら俺を連れてきたのは誘拐犯なのか?)

警戒してドアを開けた。

バキッ

本郷は音がなった手元を見た、その光景は自分の手が木製のドアノブをひねり潰した光景だ。

本郷「えっ…ドアノブが…砕けた…」

本郷 (おかしい…この小屋は確かにボロボロだけど握っただけで砕けるのはどう考えてもおかしい)

本郷「とっ…とりあえず外に出るか」

本郷は困惑しながらも扉を押して開けた。

もう元々壊れていたのでドアノブも意味がなかったらしい。

外は森だった、ここの周りは木は少なめでここの周辺だけ整えられている、少し遠めのところには恐らく町の明かりようなものがある、出て右の方には白い大きめのガレージのようなものがあり今まで居た小屋とは違い普通だ、むしろハイテクな感じすらする左には…失くなりかけの泡のようなものがある

本郷「なんだこのガレージっぽいの…あっちは…なんだこの…泡?」 

本郷「……それより混乱していてあまり気にしていなかったが…ここ…ホントどこだ…」

本郷はガレージらしき方へ行った。

本郷「…このガレージ?ちょっと見てみるか、あれ?ボタンっぽい感じのないんだけど」

近づくとガレージ?が勝手にシャッターを上のほうに収納した。

白い内装が姿を表すと中にはブルーシートに包まれた物体、壁に沿って置いてある大量のキャビネットには工具や部品らしきもの、制作途中の様に見える機械類があった、そして奥には壁に埋まったタッチパネル、全てのキャビネットの横には不自然な隙間があった。

本郷「……なんだ…これ…」

結構機械やマシンなどが好きな本郷でも、なにぶんこのような状況なので大好きなハイテク設備でもらさらに困惑する材料にしか為らなかった。

本郷「これから、どうすればいいんだ…」

 

ハァ…

 

壁にもたれ掛かり大きなため息をついた下を向いた本郷の表情は、とても暗いものだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

こんにちはこんばんは作者です。初投稿なのですが、お楽しみいただけたでしょうか?まだバイオ要素もライダー要素もないですがこれから楽しんで頂けると嬉しいです。

 



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

自分 ※少加筆修正済み

 

本郷「ん…ふわぁああぁ」

ボロ小屋のベッドの上で少し長めのあくびをして、本郷は昨日のことが夢ではないことを感じ暗い顔をした。

本郷「…昨日は疲れてすぐに寝たからな……全くガレージや周辺を調べてない…」

本郷は手で大雑把に髪を整えた。

元が男の髪にしては綺麗なので直ぐにまとまった、ベッドから立ち、少し深呼吸してからガレージに向かった。

本郷「このガレージのシャッター、本当にハイテクだな…」

本郷は少し慣れて落ち着きを少し取り戻していた、シャッターの前に立つと自動開きガレージの白い内装と道具たちが姿を表した。

そのまま中に入りブルーシートに包まれた物に目が行った。

本郷 (……このブルーシートなにを包んでんだ?とりあえず取ってみるか)

勢い良くブルーシートを取り姿を表したのは白と赤をベースカラーにしたバイクだった。

本郷「……すごいな…見たことないバイクだ…」

数分間バイクに見とれていた本郷はガレージの中を探索開始してバイクの説明書らしきものを見つけた。

まるでそれは何かの研究資料の様にも見える。

 

            五分後

 

本郷「このバイク、サイクロン号って言うのか…それより性能が…ホントかよ…」

説明書に書いてある化け物な性能に驚いた後ふと思った。

本郷「そういえば、この山の下に街が見えてたな…このバイクに乗るついでにあの場所へ行って見るか…手がかりがあるかもしれない、ここは何処で今は何月何日なのか」

本郷が昨夜、直ぐに街に行かなかったのは混乱していたのもあったが自分に何があったか知りたかったので近くを探索したかったのもある。

本郷はバイク…サイクロン号に股がりエンジンをかけた。

エンジンの鼓動を感じる…乗っているのはこっちのはずなのに感じる重々しい重量感…エンジンの音は普通のバイクより小さい…いやそうじゃない軽やかな風を思わせるキレのある音、だがそれと同時に、どっしりとした力強さを感じるそれら全てが本郷にただのマシンではないと紙に書かれた文面からだけじゃなく、このバイクは怪物だと身を持って感じさせた。

ハンドルを捻りシャッターから飛び出す。

本郷(!?、すごい……このスピードなのにコントロールしやすい!!)

この時本郷は、気づいていなかった…確かにサイクロン号もスピードの割には普通のバイクよりコントロールはしやすいがそれだけでは驚く程のコントロール性能ではない…「本郷自身が変化しているのだ」そのことにまだ気づいていない…。

どう見てもオフロードバイクには見えないが森の舗装されていない獣道を軽々と進んでいき森を突き抜け道路が見えた。

本郷「道路が見えた!!、いまなら誰もいないから横から入るか」

道路を見つけた本郷はそのまま道路に入った。

ふとメーター類に目を落とし燃料が不足している事に気づいた。

本郷「ん?…あまりガソリンがないな…説明書だとこのスピードで燃費はいいらしいがこの量はさすがに不安だな、あそこのガソリンスタンドに行くか」

本郷はガソリンスタンドに向かってサイクロン号を走らせる。

本郷「さてと…」

ガソリンスタンドにサイクロン号を止めてガソリンスタンドの店の方に視線を向けた。

本郷 (あれ…外国人?…なんか日本ぽくないって思ってたけど、まさか…ここは外国!?あっ…こっちに来る、やばい!!英語はわからない!!)

外国人のおっちゃん「よぉあんた!!観光にでも来たのかい?」

本郷「あれ…!?英語がわかる、あ~…え~と」

本郷があたふたしているとおっちゃんが続けていった。

外国人のおっちゃん「どした?腹でも痛てぇか?トイレ店入って直ぐ右だ」

本郷「あっ、そうじゃなくて…はい、観光です」

外国人のおっちゃん「おぉ、そうかオレはここの店長やってんだ、最近はあんた見たいな若い観光客も増えてるよ」

本郷「あの……その…この街の名前ってなんですか?」

外国人のおっちゃん「?、ラクーンシティだけど…ここに観光しにきたんじゃないのか?」

本郷「あっ…え~と一応ここら辺に来て観光しようかなぁ…と思って」

外国人のおっちゃん「へぇ…まぁよろしくな!!」

本郷「はい!!ってあっ」

外国人のおっちゃん「ん?」

本郷「財布…忘れてた、すいませんまた今度来ます!!」

外国人のおっちゃん「おっおう?」

 

           50分後

 

 

本郷はどこにも帰るところがないのであのボロ小屋に帰っていてベッドに横たわっていた。

本郷「随分陽気なおっちゃんだったな…これからお世話になりそうだ…」

本郷「よいしょ…ん?」

本郷はベッドに座りこんだ時に何か足に当たった感覚がしたので下を見た。

本郷「なんだこれ?」

本郷はベッドの下にジェラルミンケースと財布、黒いバックパックを見つけた。

ベッドから降りて引っ張りだす。

本郷「これは…財布だな、そういえばこの頃まともな物を何も食ってない…ここに来てから缶詰めとかは一応あるけどちゃんとした物を食べたい…見てみるか、せめてレトルト食品でも買えるだけ入ってると助かるんだけどな」

そんな本郷の淡い希望は打ち砕かれる。

(何も入ってない…バックは…サバイバルやる気マンマンのセットだな…)バックの中に入っていたのはナイフ、怪我用のスプレー(アンブレラマーク付き)替えの質素な服、不味そうな缶詰めタイプの軍用保存食)

本郷「はぁ…ならケースは…はっ!?」

ジェラルミンケースの中にはハントガン、恐らく俗にいうベレッタというやつだろうそしてその銃用と思われる弾倉が2つ。

ホルスターが一つ入っていた。

本郷は絶句した。

本郷「……なんでこんなもん……ん?下が外れる?…」

ジェラルミンケースの下側の空間に本郷は気付き保護用の中の黒いスポンジを外す。

ジェラルミンケースの下には大量に敷き詰められたドル札があった。

本郷「どういうことだよ…」

本郷は急いで元通りに戻し全部元の場所に戻し缶詰めを食べたあと寝た。

本郷(結局今日も何もわからなかった…)

本郷の気持ちは、また暗くなった…。

 

 

 

 

 

 




はい、連続で二話目です次らへんでさすがに少しストーリー進めます。どうぞ、見守ってください


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

トンボ ※中加筆修正済み

一週間後 昼

 

その後、本郷は生活のためあの謎の金を使って生活していた

本郷 (それにしても当初の予想通り、あのおっちゃんにはお世話になったな~街のこととか奥さんの作りすぎの料理もらったりして街のこと聞いてホテルの場所分からなかったら風呂に入れなかったかもしれない)

本郷 (結局ここが聞いたことのない街ってことや、アンブレラって会社が凄くてその会社のおかげであの街、ラクーンシティは近年大きく発達した…見たいなことしか分からなかったな…あのガレージにあったタッチパネルも使えないし…)

 

回想

 

タッチパネル「権限がありません」

本郷「えっ…」

何度もタッチパネルをタップする

タッチパネル「権限がありません「権限があり「権限が…

本郷「ハァ…しょうがないか…」

 

現在

 

本郷 (…このラクーンシティ方面は少しバイクで走ったりして少しは地理に対して詳しくなったけど森の方は調べてないな…)

そう思ったオレは少しでも手掛かりが見つかる事を願ってバックパックを背負い森に出かけた。

護身用の為、銃を持って。

本郷「…多分銃を使うようなことにはならない……はず、でも嫌な予感がするんだよな…」

これは第六感…の様な物なんだろうか?。

モデルガンだとかの玩具すらロクに触った事がないような気がするオレが本物なんて危なっかしいし使いこなせる訳もない。

なのに以上な程にコレをもっていかなければいけない気がしてならない。

何かが…俺の中の何かが異常なんだ…。

俺は扉を開き森の中に一歩踏み出した。

ここはかなり大きな森なんだろう、恐らくあまり人の手が入っていない様に感じる、建物なんかもあのボロ小屋しかないし切り開かれた感じもない。

こんなにも巨大な土地が全くの手付かずだ、森林伐採や土地の開発による地球温暖化や環境問題が大きな社会問題となっている近年でここまで自然がそのままで残っているなんて珍しいんだろうな、きっと。

まぁただアンブレラとかいう大企業がこの辺りに進出したのは最近らしいし実はこの森が開発されるまで時間の問題なのかも知れない。

これからどんどんこの辺りも都会化が進む筈だ、もちろんそれは人々の生活を豊かにもするが田舎の雰囲気って物が好きな俺としてはちょっとやだな。

もう既に出発から数時間、そんな感想を抱きつつ森を進んでいてあることに気づいた。

本郷「…なんで全く疲れてないんだ、かなり歩いているはず…疲れていなくて気にならなかったけどもう3時間程は経ってる筈だし…もうすぐ暗くなる…今日は帰って街のホテルに行って風呂に入るか……あれは?」

その時だった、物音がしたその音に反応した俺は手慣れた動作で銃を抜き素早く近くの林に隠れた。

そしてそこにいたのは…。

本郷 (なんだ、あのバケモン!!)

爬虫類を思わせる緑色の見た目をした二足歩行の怪物だった。

本郷 (……やべぇな…早く逃げたいが、今動けば確実に見つかる…)

俺は人生で一番…いやあのトラックの時があるので二番目に死を覚悟するようなピンチなのに妙に冷静だった。

冷や汗をかき心臓の鼓動が早くなる、そんな俺の身体の内側で少しだけ変化が起こっていた。

パキッ

本郷 (なッ!?ミスったヤバい!!)

怪物がこちらを獲物を狙う獣の目で振り向いた。

こちらにとてつもないスピードで向かって来る。

本郷「ヤバい!!」

なんとか横に飛んで避けたが怪物は両手の巨大な爪を振り上げた。

自分に当てるはずだった攻撃が木に当たり、ボロボロになるのを見て俺の体は死の危険をさらに感じ『生存本能をさらに刺激した』

俺は銃を怪物に向かい銃を連射した。

初めて撃つはずの銃撃は全弾命中。

だが怪物の分厚い皮膚には致命傷には至らない。

銃をホルスターに戻した俺はは相手のステータスを見積り始めた。

普通なら混乱してる、だがこれは無意識な物で頭の回転は高速だった。

本郷 (さっきのスピードからすると、逃げても追い付かれる!!…だが軽い護身用のつもりで持ってきたから銃も予備弾薬がない…だが素人の徒手空拳で倒せるようなやつでもない…プロでも無理だろうけど、それでも…やるしかない!!)

激しい生存本能と闘争心がさらに肉体の変化を促進させた。

本郷 (さっきからする身体のジンジンする痛みがさらに強くなって来た…がぁッ!!)

本郷は気づいていないが今の彼は瞳孔は赤くなり筋肉は急速に発達し、神経も研ぎ澄まされている…。

怪物が俺に向かって疾走。

爪で真っ直ぐ突いてきた、初撃を体をずらし避けた。

そこから気に触ったか知らんがヤツは連撃をくり出した。

だが俺は全て…そう『全て』研ぎ澄まされた反射神経の恩恵を持って歴戦の貫禄すら感じさせる(・・・・・・・・・・・・)ステップで接近し怪物の二の腕部分を掴み、そのまま勢いをつけて地面に叩きつけた。

その体制が崩れた瞬間、頭部に向かって高速の裏拳を叩き込み頭部を破壊した。

確かに()()()、その感触の後に周りにははじけとんだ脳、目玉、色々な物が飛び散った。

その瞬間に起こった出来事は、二秒にも満たない。

俺の頬に返り血がついた。

ふと正気を取り戻す。

本郷「…?えっ?あっうっ、うわぁ!!」

普通の人生を送っていた俺にとってはかなりキツイ精神ダメージだった。

本郷「あぁ…これ、こいつの血なのか……うっ!!」

本郷は唐突な気持ち悪さと目眩で地面に倒れた。

本郷「ハァッ…ハァッ…ハァッ…うっ!!、ぐッ!!、がぁッ、ッぐ!!」

本郷の目は元の黒に戻り。

筋肉も元の状態に戻ろうとしていた。

しかしそれと同時に全身に激痛が走り汗は吹き出し声もあげられなかった…次第に本郷の視界は暗くなり俺はは意識を手放した。

 

 

 

本郷「グッ…」

激痛の走る体が目覚めた。

俺はまるで亡者《ゾンビ》のように、バックパックを肩にかけ、意識を朦朧とさせながら方向なんて気にせずふらふらと歩きだした。

そして何処かの崖に着いたらしい。

一瞬崖に落ちそうになるが体制を立て直して九死に一生を得た。

本郷「あっ…危なかった…」

この時やっと意識が完全に目覚めた、洒落にならんぐらい危険な目覚ましだと俺は思った。

崖からは少し遠めのところに豪華な洋館が見える。

全快している状態なら簡単に直ぐ行けるだろうそして日がでてからそこまで経っていないのかとても綺麗な太陽が出ていた。

本郷「……こんな綺麗な景色、初めて見た…」

その時だった、少し季節外れの小さめのトンボの群れが目の前を通り過ぎた、太陽と合わさってそれはまさに幻想的な景色だった。

本郷「……あのバケモンと戦ったご褒美ってことにしとこうかな…つーかそうしとかないとタダ働きも良いところだ…それにしても、この場所には来てよかったと思えたよ…」

俺は自分が知るはずのない一瞬脳裏に浮かんだ二人に向けて、無意識に喋り掛けていた。

それが誰なのか不思議と気にならない。

俺の顔にはさっきまでの苦しい表情はなく日の光と合わさってとても爽やかな笑顔がそこにはあった。

 

 

 

 

 

 

 




トンボってタイトルは三人目のライダーであるV3がトンボモチーフだったので最初、内容を考えず無理やりタイトル付けました、でもそのお陰で結構いい感じ?のラストシーンができたのでよかったです。ちなみに主人公君にはまだ身体に変身機構がないので、頑張っても身体強化が限界です。これからも主人公君と作者を応援してください(ちなみに最後の崖はバイオ0のエンディングのあそこです)


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

番外編 アンブレラ内部 アルバート・ウェスカー 在りし日の日常

注意 原作キャラの再限度が低いです


 

 

 

どこかの普通の部屋

 

余計な物はほとんどなく、有るとしたら何かの『カモフラージュ』の為と思わせるほど…いや、恐らくカモフラージュの為、普通の人間と普通に接して、できるだけ友好関係を築き、誰かが疑いを持たれるような状況で、真っ先に犯人から除外されるような状況を作る為の関係をできるだけ作る為の印象に+(プラス)を与える為の物、ただそれだけ、そして、整っている、まるで誰も住んでいない居るとしたら無機物が暮らすような雰囲気が漂っていた、しかしその部屋に、一人の人間であるはずなのに…人間ではないような、人間がいた、名前はアルバート・ウェスカー。

金髪オールバックでいつもサングラスを掛けている

ラクーンシティのラクーン市警、特殊部隊S.T.A.R.S.の隊長、と言うのが彼の基本的な顔…

だが何の為に生きているのか、生活しているのか、生きる理由、目的…その他にも全てが裏の顔にある。

ウェスカー「報告によると……アークレイ山中の研究所から脱走した二体のBOW《ハンター》の内一体の不可解な死に方…弾痕が証拠になっている、もう一体の方との共食いではない…人間だ」

ウェスカー (銃弾による攻撃と鈍器のような物での頭部破壊…BOW《ハンター》に近接戦闘を挑み勝った…銃弾の方は全くダメージにはなっていない、だが、そうなると鈍器類での攻撃が銃弾での攻撃の威力を越えていたことになる…半端な人力では無理だ……BOW《ハンター》の装甲を人力で破壊するなら大型の鈍器を高速で振らなければ…しかしそんな大きな隙を伴う攻撃はハンターなら避けられる、ならば、他のBOWと戦闘になった?…だが、そんな報告は受けていない……第三組織にも技術は漏れていないはず…)

ウェスカーは壁に立て掛けてある時計を見た。

ウェスカー「そろそろ時間か…準備しておかなければ……」

 

 

          一時間後

 

 

          ピンポーン

 

 

ガチャ

 

ウェスカーがドアを開ける

ウェスカー「やぁ皆、さぁ中に入ってくれ」

ブラッド「くそ寒かったぜ外は、フライドチキンを熱々にしてもらったが冷めちまったかもな」

ジル「もしかしたら、ちょうどよくなってるかもね 」

ブラッド「さすがにそりゃねぇだろよぉジル、もしかしたらちょうどよくなるどころか凍ってるかもな」

クリス「オレは腹が減ったから速く食いたい、早くクリスマスパーティーを初めてくれ」

S.T.A.R.S.1「それにしてもケーキはウェスカーのおごりでよかったのか?」

ウェスカー「これぐらい別にいい、皆で早くパーティーをしよう」

クリス「アルファチームが一緒にパーティーなんてレアだな」

ジル「フフッそうね」

ブラッド「ケーキをこんだけ買えるなんて隊長ってやっぱり給料いいんだなぁ~」

ウェスカー「別にそんなことないさブラッド」

そこからは一同の楽しそうな一時が流れた。

 

 

       

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




こんにちは眠れなかったので書きました。『学校どうしよ』ウェスカーが裏切り物だとバレる前はこんな感じにいい隊長を演じてたのかなぁ~、なんて、想像しながら書きました。これが初めての番外編です、まぁハンター戦で頑張ってくれた主人公君にちょっとだけの休日です。楽しんでくれたら幸いです。もうすぐクリスマスなのでクリスマスパーティーの話です。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

番外編 友情疾走

 

あの後、朝日を10分程眺めた後にホテルに入浴しにいった。

本郷 (…返り血が流されてるレベルで汗かいてたのか…ハァ…早く風呂に入りたい)

道路でサイクロン号を駆けさせながらそんなことを思っていた。

幸い資金はたんまりとあるこんな贅沢もまだ出来る。

そして信号で止まった時に急に声を掛けられた。

ヤンキー「なぁ、お前、オレとレースしねぇか?」

そいつは黒いジャケットに左耳にピアスを3つ着けた黒髪の男。

第一印象はヤンキーって感じのやつだ。

本郷「お前、何言ってんだ?」

俺はは困惑した。

アメリカの田舎にはこんなやつがいるのかと…。

ヤンキー「近くに使用禁止の古い道路があるんだ」

最初は勿論無視を決め込んだ、変なやつには関わりたくなったからだ。だか俺は好奇心で聴いてしまった。

本郷「?、なんで使用禁止なんだ?」

ヤンキー「そこはな、設計ミスで丸い円の形なんだだから使用禁止、でも解体にも費用が掛かるからそのままって訳だ」

本郷 (は?)

本郷「なんだそれ…あと、やるとは言ってないからな」

ヤンキー「頼むよ、最近は友達も女がどうのこうので相手しねぇんだよ」

本郷 (どうしよ…)

俺はハッキリ言って、特に目的がないので本当は別にレースしてもいい、ただ、サイクロン号の性能のせいで圧倒して相手を傷つけないかが心配だ。

こう言うタイプは以外とプライドが高いという俺の偏見から来る俺なりの優しさだった。

ヤンキー「とりあえず来てくれよ~」

本郷「分かったよ…」

しつこい誘いに俺ははめんどくさそうに答えた、しかしその場所…気にならないと言うと嘘になる。

 

 

           円形道路

 

 

そこは少し街の中心から外れた場所にある。

ひび割れも無い所から見るに最近出来た道路の様に見える。

本郷「マジで円形だ…」

ヤンキー「で、レースやるぞォ!!」

本郷 (こいつ、やるまで食い下がらないつもりなんだろうな…)

本郷「分かったよ…」

ヤンキー「よっしゃあ、じゃあ三週して先にゴールした方が勝ちな」

本郷「分かった」

俺は上の空に返事した。

そして俺達はスプレーのような物で書いたであろう白線の前に待機している

ヤンキー「3.2.1…ゼロォ!!」

本郷 (なっ!?こいつのバイク…サイクロン号並みに改造してやがるのか!?だが…ベースは市販のバイク、サイクロン号並みのコントロール性はないはず、これだけスピード特化ならコントロールなんてあったもんじゃない…こいつ、自分のテクニックでコントロールしてやがるのか!?、ヤバい…手加減しようと思ったが舐めて掛かったら負ける!!)

本郷 「チッ」

しかし一周目は最初に油断した差でヤンキーの勝利だった。

ヤンキー(よし!!しかし、オレと同じレベルのレースが出来たやつはこいつだけだ…サイコーに人生で一番燃えてる!!)

本郷 (このままじゃあ…負ける!!)

その時本郷のレーサーとしての闘争心がまた、肉体に変化を起こした一度リミッターのようなものが外れたため怪物との戦いの時よりこの状態になり易くなっているらしい、しかしあの時とは違い感覚だけが強化されている。

超感覚の恩恵により通常の本郷でも難しい全速力での完璧なコントロールをしていた。

二週目は本郷の勝利、次で勝者が決まる。

三週目になるとこの強化状態が強制解除され肉体に負荷が掛かってきた。

本郷「うっ」

しかし、それでも俺は執念やら気合いやらのゴリゴリの精神論で三週目を突破しようとしていた。

ヤンキーも最初に引きはなそうとしたが本郷の予想外のスピードで余裕を失くし三週目に入ると集中が切れて本郷と同じ精神論状態だった。

そしてゴール直前。

本郷&ヤンキー「「ウォリやぁアァあああ!!」」

 

結果は、全くの同時だったもしカメラ判定等があれば勝敗は違ったかも知れないが、この場では引き分けとしか言えなかった。

そして二人はバイクを止めた。

ヤンキー&本郷「ハァ…ハァ…」

ヤンキー「お前スゲェな、弱そうな日本人の癖に」

本郷「これで不良の仲間入りかな…日本人舐めんな、あと、世界ってスゲェんだな」

ヤンキー「お前、名前は?」

本郷「本郷風地、でお前は?」

ヤンキー「オレは…」

???「オイっ!!コラー!!」

本郷&ヤンキー「えっ?」

声のする方向を見ると黒人の警官がいた

ヤンキー「やべっ!!マービンさんだ!!それじゃあな!!」

本郷「はっ!?ちょっと待て!!」

マービン「コラァア!!待て~!!」

本郷「やべっ逃げねぇと!!」

マービン「全く、使用禁止だって何回も注意してんのに…」

 

二人のちょっとしたお話

 

 

 

 




バイオもライダーもほぼ関係ない、この話…オレは一体何がやりたかったんだ?


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

進展 ※小加筆修正済み

 

本郷「ふぅ…さて風呂入って来て早々に変なヤンキーとレースして黒人警官に怒られる…」

散々だな……本気でそう思った。

ガレージの制作途中のマシンのようなものを調べるのは今日は止めとこう。

 

 

             翌日

 

俺はガレージの椅子に座っていた。

下が回転するやつだ。

本郷「これが、何なのか、わからんが今のオレに関係が在るものかもしれない」

俺はマシンの一つを手に持ち、眺めていた。

それは横の方に丸みを持って伸びていて真ん中に丸い窪みがあるシルバーのバックルのようなものだ。

 

           数時間後

まず分解を試した。

ネジ穴らしき物も無い。

なら起動してみよう。

スイッチらしき物もない。

ならインテリアでは?。

中に配線が見えてるからそれはない。

そんなこんなで1時間が過ぎていった。

本郷「全くわからん……せめて何の用途の為の物か分かればやりようがあるんだが……」

打つ手無し。

俺は行き詰まった、ぼーっとして1日を過ごしてもいいが何故俺がここに連れてこられたのか?それが気になる。

次は片っ端からタンス類を漁る。

「よし、やるか一仕事だな」

 

           次の日

 

大掃除も兼ねた探索は1日が掛かり次の日にはガレージには書類の山が出来ていた。

ガレージ内の椅子に座り書類の山から一枚を取り出す。

全て英語だが今の俺には読めるそれも謎だが今は納得するしかない。

本郷「マニュアルが見つかったから何とか…ハァ…別の機械がやっと出来た、Tワクチン精製装置か…というかなんのワクチンなんだ?しかもセットする薬品は一回分しかない実質使いきり…」

本郷は小型の装置を起動し出来た緑色のTワクチンを眺めていた。

T、と言うのが何を指しているかも分からないがワクチンと言うのだから病気なりウイルスなりの特効薬の様な物なんだろうけども…。

本郷「……」

静かに立ち上がった。

考えている事はただ一つ。

 

俺はこれからどうすればいい…?。

 

本郷「ふぅ」

上の蛍光灯に目をやって椅子をぐるっと回転させた。

本郷「やっぱりあの洋館に行くしかない」

本郷「この前の探索で怪物と遭遇した時に近くにあった怪しい建物はあの洋館しかないし、あの怪物は明らかな人工物だ関係がないとも言い切れない。」

もし関係が有るのならあそこにあの怪物が沢山いるかも知れないなんて想像も出来る…そしてオレのこの不思議な力も人工物かも知れない。

いや…()()じゃない、怖くて考えないようにしていたが明らかにこれは人工物だ。

自分が一体何になっているのか……すごく怖かった。

俺は自分の掌を見つめ強く握りしめた。

それより、あの怪物とまた遭遇した場合あの力だとすぐ動けなくなる。しかも銃の方もまだ素人、それなりにこの力をコントロールして銃の扱いを上手くする事も出来るが…不確定要素すぎる。

あれは必ず体に負荷が掛かってスキが出来る、あのスピードのバケモノ相手だとそれもヤバい…どっち道、苦戦もしくは『死』。

本郷「戦いたくないなぁ…ハァ…」

深いため息を吐いた。

本郷「どうすればいいんだ……でも、どっち道行くしか今のオレにやれることはない…」

俺は思い悩んだ末に、次の日に洋館周辺を探索に行こうと思った

 

            

            翌日

 

 

バックパック、ショットガン、ハンドガン、弾倉10、ショットシェル30、ボロ小屋から見つけた懐中電灯、ナイフをバックパックやホルスター類にしまって洋館周辺の探索に向かった。

俺は、洋館周辺数キロを探索していた。

本郷「やはり何もないな……なっ!?」

第二の怪しい建物…発見。

俺が見つけたのはそれなりの大きさの白い建物だった。

周りの木々はそれなりに伸びているし崖の上から見えなかったのも納得だ。

巨大な鉄製の左右横に開くタイプの入口があった、そして扉の横の壁にはガレージと同じタッチパネルがあった。

本郷「ガレージと同じやつ…間違いない、手がかりに近づいて来てる…」

タッチパネルに掌を押し当てると扉が動きだした。

俺は完全に開ききるのを待たずに白い外観とは裏腹に暗い建物内へ入って行った。

本郷「ドアはバケモノから逃げる時、念のため開けておこう、それよりここは暗いな…それにライトを手に持ってるともしもの時に対応できない」

そう思いジャケットの右肩の部分にナイフでギリギリライトを通せる位の穴を開けライトを穴に固定した。

本郷「取り敢えず、これでいいか…」

見た目よりちゃんと固定はされている歩いている時に落ちる事もないだろう。

周りは暗く電気はほとんどついていない、こんなに暗いのならせっかく一面白い壁も意味が無い。

しかし、まっすぐ進むと右側に下へ向かう階段がありそこは青白い蛍光灯が点いていた。

本郷「道が一つしかないのは迷わないですむ…」

俺はこんな軽口を叩いているが…冷や汗をかき…内心、怖い。

俺が階段を一段ずつ降りる度になる孤独な反響音も俺の恐怖心を煽っていた。

心臓の鼓動が速くなる。

いつの間にか腰のホルスターからハンドガンをそっと抜いた。

明るいとは言えこの階段はたとえるなら団地の階段と似てる。

右側が死角になっているこんな閉鎖的な場所がもしかしたらそこの死角から怪物が出てこやしないか恐怖心を煽る。

階段を四階分ほど降りた場所には電気が付いていない廊下が続いていた。

下には所々血痕がありすぐ左にはさらに道が続いている……そして例え様のない酷い死臭が漂っていた。

本郷「うッ!!ごぁッ!!うぉえ!!」

壁に持たれかかり嗚咽を漏らした。

本郷 (一旦外にでよう…こんな所にいられない!!)

誰か死んでいるのか?もしかしたら動物かも知れないが匂いからして死後から経ちすぎている。

壁に持たれかかりながら脳裏にこびりついた死臭に吐き気がしながら階段を上ろうとしたした。

本郷「……吐きそうだ…」

 

???「うぁぁああぁ…」

本郷「!?」

掠れた声が聞こえた方に向かって振り向いた。

本郷「はっ…」

そこに居たのは見に纏った青い患者服が殆ど破れ服の中に見えるのは所々に皮膚が破れそこから皮膚の外に向かって硬質化した筋繊維の様にも見える灰色の外骨格が露出していて、膨れ上がった胴体と痩せ細った片足の筋肉がアンバランスになるよう発達し肥大化していて右腕の指があの化け物のような爪になっていて、そこから青色の液体(・・・・・)が垂れている。

左腕は短く退化したかのような状態になっていて動かすこともまま成らないのに筋肉は全体的にボディビルダー以上に発達している部位を持つ化け物、だが人間のような(・・・・・・)…いや元々は人間なのだろうか?。

本郷 (ヤバい逃げないと!!)

さっきまで死臭に気を取られていたせいか反応に遅れ右爪の攻撃を食らったが防御。

なんとか致命傷にならなかったが腕の肉がかなり抉れた。

本郷「痛ッ!!くッ!!」

俺はあの力を使い全速力で地上に向かって駆け出した。

瞳が赤く輝き筋肉は急速に発達し感覚は研ぎ澄まされる。

本郷「ハッ!!」

しかし『あれ』はあの怪物を越えるスピードで追って来た。

本郷 (ッ!?…ハァ、ハァ…ヤバい!!全力で力を使ってんのに追い付いて来てやがる!!)

階段をかけ上がり入ってきた扉が見えた。

本郷「あの…ハァ……タッチパネルで扉を閉めればッ!!」

怪物「あぁあぁぁ!!」

怪物が気持ちの悪い掠れ声で叫んだ。

本郷「うぁあああぁああぁあぁあ!!」

タッチパネルを押した。

勢い余って破壊してしまったがちゃんと作動したようだ。

タッチパネルを壊してしまったせいか扉が入って来た時より速いスピードで閉まった。

俺はそのまま勢い余って地面に倒れた。

本郷「うっ…」

力が抜ける。

本郷 (ッ!!…副作用か……」

しかし、今回は副作用だけ(・・)ではない。

本郷 (ッ!!なんだこれ……おかしい…はっ!?)

扉がへこんでいる、恐らくあと数分程で隙間を作りこじ開けてくる。

本郷「ヤバい…うッ!!アァアアアァア!!」

俺の腕の傷が強制的に塞がり繋がっていく汗は吹き出し呼吸は浅く激しくなる。

心臓は張り上げ鼓動は高速に、激痛と共に俺の身体に施された変化の原因(・・)がやつの体液のようなものによって起こされる肉体の変異を本郷に対して出来るだけ害がないように。

その原因(・・)の起こした肉体の影響のベースになったもの(・・・・・・・・・)に沿って変化させていた。

本郷 (逃げないといけないのに!!動けない!!…意識が薄くなってきた、…ッ!!」

俺は血が出る程に唇を噛みしめ意識を苦しみに耐えながら絶対に手放さなかった。

さらに変異が進み筋肉は急速に発達していく……しかし力を使った時とは違い明らかに人間ではないなにか(・・・・・・・・)に成っていようとしていた。

自分の全てが変異しようとする感覚は、俺をじっくり苦しめた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




本郷がどうなるのか…皆さんの想像に任せますけど、察してる人もいると思います。今回も読んでくれてありがとうございました
「コメントには出来るだけ返信します……だからくれ…」


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

変貌 ※小加筆修正済み

注意 グロテスクな表現が含まれます


金属の扉が軋みながら曲がっていく

怪物「アァアアアァア!!」

ヤツは扉に隙間を作り扉をこじ開けようとしていた

 

ガキンッ

 

扉が音を立てながら開いて行く。

怪物「フゥ!!アアァアア!!」

とうとう建物内からヤツが出てきた。

建物の外に広がる森に居る二体の怪物(・・・・・)そう、二体(・・)である。

新しくいた怪物(・・)はベースカラーは緑、そして他のカラーリングや造形からバッタのような見た目だ、赤い2つの複眼の間には赤い球体のようなものと共にグロテスクな触覚が生えている、さらに両腕両足には骨のような物でできた鋭いトゲが生えていた。

怪物「アァアアアァア!!」

バッタの怪物……本郷に向かって走りだし異常発達した右腕で本郷を掴もうとした……が。

 

ガシッ!!

 

本郷「…………………」

怪物の指を掴み…引き裂いた!!。

人間のようなもの「アァアアアァアアァア!!」

しかし引き裂かれた右腕はすぐに修復を始めようとしている。

本郷は引き裂いた瞬間走りだし人間のようなものの胸にある外側に発達した外骨格に刃物のような爪を食い込ませ引き抜いた!!。

そしてそこに腕を突っ込み内臓をぐちゃぐちゃにかき混ぜる。

人間のようなもの「グゥウァア!!」

本郷 (まだ生きてるのか…!?)

本郷は首の後ろに周りこみ人間で言う動脈付近へ手を突き刺すと肉をめちゃくちゃに引きちぎりもう一度そこに右腕を突っ込み心臓らしき感覚を手のひらに感じると本郷はそのままそれを握り潰した。

本郷 (…まだかろうじて生きてるのか……これで終わらせる…!!)

そのまま心臓を握り潰した…怪物からは生々しい音響いた。

本郷は腕を引き抜き、離れた。

本郷 (さすがに死んだか……すまない)

本郷は血だらけの変わり果てた自分の腕を見つめていた。

本郷 (元から人間じゃなくなってた……それが酷くなったそれだけだ…)

本郷は自分にそう言い聞かせ哀しみを押さえつけた、拳を握り締めて。

本郷 (ッ!!)

本郷は急に来た痛みに耐えながら木にもたれかかっていた

身体が元に戻っていきそれと同時に服が形成される。

本郷「……さらに人間じゃなくなった…かな…」

本郷はそのまま木にもたれかかりながら倒れた。

そしてとうとう意識を手放した。

 

 

          翌日

 

ドガン!!

早朝に激しい爆発音と共に俺は目覚めた。

 

本郷「ハッ!!……一体何だ!?」

体が飛び起き一瞬空中へ飛び上がると着地した。

爆発音の方れ顔を向けるとあの建物があった場所は爆破されて深い穴が空いていた。

本郷「なっ…はぁ!?」

俺はウソだろ…と思いながら穴を覗いた。

本郷 (貴重な手がかりが…)

だが俺はその時別の物を見つけた。

本郷「!?、あれは!!」

思わず声を出してしまった。

穴の中には上向きにハンドル付のシェルターに付いているような入口があった。

本郷「あそこに行くか…でも結構深いな…まぁ、強化を使えば大丈夫か…」

俺はまだ少し疲労感の残る身体を動かし助走をつけて穴の向こう側の壁に向かって飛びさらに壁を蹴って反対方向の壁に向かってまた蹴るの繰り返しで降りていた。

俗に言う壁ジャンプだ。

本郷 (ちょっとキツいな…)

そして地面に付く瞬間。

身体の柔軟性を生かし地面に右手を一瞬着いた、そのまま右方向に身体を飛ばしそこから右足で地面を蹴りその勢いで横回転して着地の勢いを相殺した。

本郷「ハッ!!ハァ…ハァ…やっぱ別に力使わなくても行けたか?…それよりこのドアを開けるか…」

体制を立て直した俺はドアに向かって歩き出した。

 

それをアンブレラ(・・・・・)のマークが入ったドローンに見られているとも知らずに

 

 

      どこかのアンブレラ施設

 

 

アンブレラ社員1「は?……ありえない…」

数人のアンブレラ社員は監視ドローンの映像を見て絶句していた。

アンブレラ社員1 (かつて、ラクーンシティで誘拐した素体(人間)を使ってあそこの研究施設で偶然生まれた BOWの変異体の観察の為だけに処理されずに残され研究施設としての機能は失われ、もう誰も来るはずがないあそこに誰かが入った反応があったから見てみたら…)

アンブレラ社員1「まさかあんな化物が…なんなんだよ…」

アンブレラ社員2「あのBOWはそこらのBOWとはレベルが違う!!確かに差があるがあのタイラント(・・・・・)にもっとも近い性能だったはず!!」

アンブレラ社員1「これは上層部に連絡しなければ…」

アンブレラ社員1は恐怖していた。

アンブレラ社員2「あぁ!!これは緊急事態だ!!」

慌ただしく上層部にデータを送信した。

 

どこかの地下の部屋

 

屋根にはアンブレラのマークが彫刻され赤い上物のカーペットが敷かれファイルが詰まった本棚が並べられていた。

上層部「おい、あのシェルターのようなのはデータによるとないはずなんだな?」

情報係「はい、ないはずです」

上層部 (忌々しいショッカー(・・・・・)の遺物なのか…あんなものをどうやって残したのか…)

上層部「もう下がっていいぞ」

情報係「はい」

情報係は部屋から出ていった。

上層部「あのデータの戦闘力だと、もし敵になったらアンブレラはそれなりのダメージを負うかもしれんな…しかし……利用方法も有るかもしれん…あの力を再現…いやそれ以上の力を作れる可能性が…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




本郷風地くんは仮面ライダーシンになりました (サイコパス笑顔)
まぁ、1号ライダーになる前に中間フォーム的な立ち位置でそれより仮面ライダーって調べてもオレの小説出てこないんですけど?


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

ショッカー ※小加筆修正済み

えっ?文章がたまに意味不明な怪文書になってる?考えるな感じろ(ニコニコ動画で小説書いてるとこ生放送する時にいつも言ってる)


 

 

 

キイィイ

 

金属同士の擦れる音が響く

本郷「よし、開いた…入るぞ」

ドアの先にあったコンクリートの四角い部屋の中は電気がついておりキャビネットやガラス棚に本やファイルが詰められていた。

奥には古びたベッドとビデオデッキが繋がれた小さめのブラウン管テレビがありその上にノートとビデオがあったそして奥にはドアがある

ノートを手に取って見る。

本郷「このノートはなんだ?…表紙には裏表どっちとも何も書いてない、中は…」

手帳は丁寧な文字で日記が書かれていた。

 

 

アンブレラとの協力関係を裏切られショッカーが壊滅して数日がたった、残当も残ってはいないだろう…ここに来た時の技術を使って別次元から改造人間とアンブレラから手に入れたTウィルスのハイブリッド兵士計画のための素体(人間)として優秀な者を呼び寄せるマシンも起動途中で破壊された……アンブレラめが…クソッ!!あの時は改造人間がほぼ戦闘員程度しか居なかったせいだ…ここに来た時に発生したエネルギーとの相性で質のいい改造人間は大多数が死亡、他はその後襲撃時のBOWとの戦闘で死亡。

 

本郷「改造人間?……Tウィルス…ガレージにあったTワクチンってこれのワクチンなのか?…次のページは…」

さらに本郷は読み進める。

 

×月○日

 

元の次元から逃げ延びたと思ったら…ショッカー壊滅か…これも運命(さだめ)か……あのマシン自体も不安定で失敗要素が多かった…まぁ、失敗してもまたやり直し、改良を重ねる予定だったが、今はもう出来ない。

 

別の日

 

こんなことになるのなら、逃げずにやつら(・・・)と戦うべきだったか…我らがショッカーの汚点…やつさえ居なければ…まぁ作り出したのは私だがな、もう改造人間を作るような機会はないと言うのに…今までのデータや機材をまだ持っているのは過去への執着か?…あのマシンからなんとか持ってこれたこのコアを使えば特殊な能力を持つ改造人間が作れたかもしれないのに、非常に勿体ない。

 

別の日

 

今日、謎の体調不良から自分の体を調べてみた、どうやらマシンが破壊された時のエネルギーでナノマシンがほとんどの機能を失いその時の後遺症で私の寿命も短い事がわかった……全く…ヒドイ話だな…やつらはいつも我らと正反対の正義だとかいうものを掲げていた…そしていつも負けた………本郷猛(・・・)よ…、ここでも悪は負けるのか?。

 

別の日

 

森で意識のない死にかけの青年を拾った……何を思ったかここに連れてきて看病をしたが…この青年は死ぬだろう。

今まで何人もの人間の命、自由、尊厳、全てを弄び、踏みにじったからこそわかる。改造人間にすれば生きれるだろうが自らの残り少ない余生を使ってまで他人の命のために手間をとるなどくだらん事をするつもりは無い。

 

次の日

 

青年の状態は悪化している……私の寿命は数日………最後に奥の部屋で最高傑作を作って見ようと思い至った。

マシンコアによる過去、未来、次元を越える予知的超感覚(シックスセンス)、手術とナノマシンによる改造人間化……いや、残った新品のナノマシンはほぼ機能を失い、これだけではただの健康な人間を作る程度の効果しかない。

私の……私の体内のナノマシンを使う、もう寿命などどうでもいい、幹部クラスに使われた上級ナノマシンだ。

その内本来の能力を取り戻すだろう…私の体内に居させても宝の持ち腐れ。力を取り戻す前に私が持たないからな。

 

次の日

 

手術は成功した…私は……本郷猛が成ったバッタ型改造人間をベースに同タイプの一つの完成形にする事に成功した……が、私の体が死ぬ間際で時間がなかった為変身機構を搭載できなかった。

この青年が本当にあの本郷猛を越える最高傑作になるのならば青年自らがその境地にたどり着くしかないだろう…この世界の仮面ライダーに。

それは自分に起きた事や危険に近づいて行くと言う事だが……そんなに事はならない筈だ。

大丈夫だろう資金などは充分にある、翻訳機能等も搭載しているから英語も大丈夫、一旦は隠れ家に連れていく。

あそこのベッドにこいつを置いて置けばいいだろう、隣のガレージの地下室にはロックも掛けた…残りの寿命を使って途中までは変身機構を作って置いてやろう。

 

ここでノートは白紙が続いたが最後の数ページはガレージにあったマシンの設計図と本郷の身体と改造人間の説明、ショッカーの事、Tウイルスのこと、洋館の正体、アンブレラが何をしようとしているのか具体的なことは分からないが技術を奪われた可能性があることが書かれていた。

本郷は自分の事を見た時ノートを持つ手に無意識に力を入れた。

本郷「そうか…この組織はアンブレラを乗っ取ろうとして利用されたのか…」

本郷「…次はビデオだな」

テレビの電源をつけてビデオをデッキに入れた。

そこに写ったのは白髪の老人だった。

痩せこけてはいるが覇気を感じる。

私はかつてショッカーと言う組織で死神博士(・・・・)と呼ばれていた…もしお前がこれを見てる時恐らく…いや確実に私はこの世ではなく地獄で耐え難い苦痛を味わっていることだろう。

老人…死神博士は画面の中から本郷を指差した。

もしお前が全てを知りたいと思うなら奥の部屋に行け、ガレージのロック解除カードがある。

ガレージの地下に行くなら準備もしっかりしておけ、それとひとつ…もし知ったら恐らく、もう二度と後戻りはできん。

もう後戻り出来ぬ所まで来ているかもしれんが言わせて貰う…覚悟を決めろ、私の最後の傑作よ。

そこでビデオはノイズが走り初め映像が途切れてしまった。

本郷はドアの方を見つめる。

本郷「行くしかない…オレは、覚悟ならずっと前からやってるつもりだから」

ドアノブに手を掛け、回した。

そこにあったのは血だらけの部屋、中央には手術台があったそこはまさに本郷が改造された場所である。

本郷「ここがオレが…生きた代わりに人間とは言えないような物になった場所…」

手術台の上に白い飾り気のないカードが置いてあった。

本郷「これか…」

手術台に一瞬だけ目線を移し瞳を閉じた。

本郷「行くぞ…あの場所へ…」

本郷はカードを手に取りガレージへと向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




死神博士は本家とは別と思ってくださいだから少し正義に目覚めたりしましたあとこのショッカー達は本郷猛から次元を越えて逃げて来ました


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

本郷猛という男・リサ・トレヴァー ※大加筆修正済み

世界観が壊れて来た。あとサブタイトルが二つあります

注意 ちょっとグロ注意


本郷はガレージについていた。

 

 

 

本郷「Tワクチン……ナノマシン由来じゃないあのバッタの姿だけは治せるかもしれないが…まだあれは必要だ、化物に対抗する為に」

タッチパネルの方を向きポケットからカードを取り出す。

本郷「よし、行くか」

本郷はタッチパネルにカードを当てた。

すると壁が上に収納されていく。

下へと向かう高級そうな手すり付きの階段が現れ奥には様々な機械があり奥には鍵付きのドアがある地下室が現れた。

本郷はサバイバルナイフ、バックパック、デザートイーグル、ベレッタ、ショットガン、弾薬、バックルを持って地下室に降りて行った。

本郷 (…オレの身体の改造は一部不完全って書いてあったよな……)

本郷は機械の方に目を向けた。

本郷「あのノートを参考に自分でやるしかない…あのバックルは改造人間とか言うやつに本来なら備わってる物をくれる物らしい…まずはあれを完成させる」

作業用らしき机に本郷はバックルを置き、近くに有った工具類を適当に並べた。

本郷「よし、初めるぞ」

 

 

 

          数時間後

 

 

 

その作業内容は機械並みの精密性を求められる物であり、さらに本郷が知るはずはないであろう内部の機構がハッキリと理解できた。

そんなこんなと時間が経ち。

シルバーの輝きの中に赤い風車の付いたバックルが本郷の手の中にはあった。

本郷「これを腹に付けるんだよな…確か………ッ!!」

一瞬の激痛と共に体内と融合していく。

それを感覚で感じとり、一瞬よろけた体制を直す。

本郷「…オレの身体と融合したのか?…なら…使ってみるか…!フッ!!」

気合いを入れてみる…しかし本郷の身体には何も起きなかった。

本郷「あれ?…なぜ???くっ!!」

結局何も起こらない…本郷は困惑したがすぐに切り替えた。

使えない物に拘っていては仕方が無いからだ、しかし起動しないのはなぜだろうか?ナノマシンがまだ本調子ではないのか?。

そんなことを考えるも無駄だと判断しもう一度切り替えた。

本郷「とっ…とりあえず次だな…」

本郷 (次は記録データとかいうのとの接続だ……なんの記録かは知らないけど…)

本郷は縦長で人が入る機械、その見た目を例えるならスポーツ選手が使うという酸素カプセルに似ているだろうか。

何はともあれ、そのカプセルの上に付いたハンドルを下に下げて入り口を開けて中に入り内側の手すりを掴んで透明な入口を上方向へスライドさせて閉じた。

 

ガンッ!

 

そんな音と共に機械内の照明が赤に変わった。

本郷(電源が点いたのか?)

本郷「ッ!!アガッ!!グァアァアアァアア!!」

起動音も何も無く、閉めた瞬間に激痛が走った。

急いで脱出しようとガラスを思い切り殴りつけても開かない、レバーも動かない。

意識を無理矢理持っていかれるような感覚に本郷が意識を手放した瞬間、感じ始めたそれは夢のように長いような短いようなふわふわした感覚の時間で進んでいった。

本郷猛・・・、別の世界の人間でありショッカーを壊滅させかけた改造人間の一人。

頭に流れ込んだのは彼自身の記録や戦いの記録が流れ込んで来た。

戦闘の激しさ、命の削り会い全て流れ込んでくる。

そしてこの男がどんな人物なのかも伝わって来た。

本郷「うっ…俺がなんで殴り合いが上手かったのかわかった…この記録が必要最低限、俺の中に有ったからか…」

本郷は目を覚まし、震える手で入り口を開けた。

本郷「気持ち悪い…」

倒れる様に本郷は床へ倒れた。

ふらついた足取りで立ち上がり壁に纏められて掛けてあった鍵の束を取った。

ドアの前に立ち、ドアと同じ鷹が羽を広げたマークの付いた鍵で開けた。

本郷「ショッカーのエンブレムか…」

扉を開けた先に有ったのは先の見えない程長い道があった。

本郷「時間が掛かるよなぁ…これは…」

ライトをジャケットの肩の穴に固定してベレッタを手に持った。

本郷「よし行くぞ」 

この暗闇の中からいつあんな怪物が飛び出すか知れたもんじゃない。

本郷はそう思いつつ、歩みを静かに進め始めた。

 

 

 

           数時間後

 

 

 

数時間歩き続けようやくドアを見つけた。

本郷「やっと着いたか、…さてカギは…どれだ?」

鍵の束を取り出し片っ端から会うものを探した。

 

ガチャ

 

鍵の開いた音が聞こえ、扉を開けた。

その先には迷路のような洞窟が広がっていた。

本郷「ここどこだ?」

あの洋館の地下か?。

その時後ろから若い男の声が聞こえた。

???「おい、お前誰だ!!手をあげろ!!」

本郷は銃をいつの間にか向けられていた。

??? (やけにしっかりとした装備だな…何者だ?)

本郷は手をあげ落ち着いて名乗った。

本郷「オレの名前は本郷風地(ふうぢ)、日本人だ、そっちも名乗ってくれ」

???「この質問は何故お前がここに来たかだ、オレは警官だぞちゃんと質問に答えろ」

そう言って警官は警察手帳を見せたそこには名前はクリス・レッドフィールド、ラクーン市警所属S.T.A.R.S.と書かれていた。

本郷 (おっちゃんが言ってたラクーンシティの特殊部隊見たいなやつか……)

本郷「そっか、よろしくおまわりさん」

本郷は軽口を叩く。

クリス「ふざけるな、お前は何者だと聞いている!!まずは銃を置け!!」

本郷は武器を置いた、そしてクリスは銃を向けたまま本郷に向かって歩を進めた。

クリス「もう一度聞く、お前は何者ーーーーーーーーーーー

その言葉を急に現れた異形の怪物が遮った。

クリス「ッ!!ここまで追って来てたのか…」

本郷「なっ!?」

顔には人間の顔の皮のようなものが貼り付けられ、アンバランスに長い手には無骨な手錠が付けられ身体からは触手のようなものが蠢いている。

本郷「おい!!ヤバいんじゃないのかアレ!?」

クリス「あいつは銃も効かん、逃げるぞ!!」

逃げながら本郷は考えた。

本郷 (あいつは何かヤバい、それに……なんだか戦いたくない…)

クリス「ドアがあった、入るぞ!!」

しかし横の通り道からあの怪物がクリスの頭を手錠で殴り付けた。

クリス「がっ!!…」

本郷「おいっ!!」

本郷 (ここはまるで迷路だな…周り道をしてきたか)

クリスは気絶し怪物は本郷の方を向く。

怪物「アァアアァ…」

本郷「戦うしかないな」

本郷は(きびす)を返し、銃の場所に戻ろうとしていた。

本郷「ハァ…ハァ…あった!!」

そのまま床のホルスターからデザートイーグルとベレッタを抜き怪物がいた方向に銃口を向けたーーーーが怪物は居なくなっていた。

本郷「他の通路に隠れたか…どっからくるんだ…」

数十秒間の緊張が走ったが物音ひとつ聞こえない。

本郷「なんで来ない…」

本郷は周囲を警戒しつつ荷物を取り銃をショットガンと取り替えた。左手でトリガーに指を掛け右手で重心を支えていつでも撃てる形だった。

そして本郷はクリスの所に戻ろうとした。

本郷「……………」

しかし怪物は左の通路に隠れ潜んでいる、そして通ろうとした瞬間殴ると言う作戦だった。

本郷があともう少しで通路に差し掛かる。

しかし本郷の目は赤く輝いていた・・・・・・・

怪物は殴ろうとしたーーーーーーーーーーーーーーーーーー

が本郷の左へあらかじめ向いていたショットガンに近距離で撃たれた、さらにそこから本郷の弾が切れるまでの連射。

ポンプを引き射撃、ポンプを引き射撃。

しかしその怪物のタフさか回復力か、効果はない。

本郷 (あまり効いてない!?ックソ!!」

そして、本郷ショットガンを鈍器のようにしてぶん殴った。

本郷の以上なパワーのせいでショットガンはバラバラに砕け散ったが気にしない、家に帰れば替えがある。

本郷「ハッ!!」

本郷はすかさず腹部を思いっきりぶん殴った。

怪物「アァアアァアア!!」

しかし、圧倒的な防御力、回復力で致命傷には至らない。

本郷 (まだダメかッ!!)

怪物からの打撃がくる……が本郷は両手で受け止めた。

左手を手錠を引っ張りこっちに引き寄せつつ右手で首の下周辺を殴った……しかし力を込めにくいこの体制で放つ打撃ではさっきのでも無理だったのにダメージなど与えられるはずもない……。

本郷「フッ!!フゥ…!!フゥ!!」

本郷が不自然な浅い呼吸をしている。

 

メチュ、ブチュ

 

怪物の肉に何かが無理矢理めり込んでいく音が発せられたその音の中心は緑色に変色していく本郷の腕があった

本郷 (ッ!!ここでやられたらヤバい!!全身を変える程の体力も残ってない、次、力を使えば気絶する…そうなったらこいつに殺される!!)

本郷「グゥッ!!」

怪物の左手を左方向に引っ張りつつ本郷の右手が首下にめり込んでいく、怪物の腕も少し血が出ていた。

本郷「マズイッ…抵抗ッ……してきた…」

怪物は足で蹴って抵抗してきた、本郷の残り少ない体力を考えるととても危険な状況だった。

本郷「グゥ……!!」

本郷は左手で手錠を横に回して怪物の関節をへし折ろうとした。

しかし怪物ももちろん逆方向に抵抗していく、しかしだんだんとめり込んでくる本郷の腕と同時にちぎれそうになる怪物の腕、下手に動いたら腕がちぎれると怪物も本能的に理解していたそのため、だんだん抵抗する力もなくなっていった。

本郷「うおぉお!!」

 

バキッ

 

骨が折れる音が聞こえる。

怪物「アァアアァアア!!」

本郷「アァアアァアアァアァアアァアア!!」

意識が飛びそうなのを我慢し怪物を壁に叩きつけそのまま勢いで腕が怪物をついには貫き壁には巨大なヒビが入っていた。

本郷「ハァ、ハァ、ハァ」

本郷はふらつきながらさっきの長い廊下に戻りそこで意識を手放した。

本郷「あっ………………」

意識を手放した闇の中で本郷は夢なのか現実なのかよくわからない光景を見ていた。

 

 

 

それは誰かの記憶。

 

 

 

どこかの家庭で

 

 

 

「ねぇ!!お父さん!!このお仕事が終わったら遊園地に連れてってくれるってホント!?」

「あぁもちろんさ、まぁその分長くなりそうだけどね」

「もう、何回も言ってるじゃない」

「楽しみ~」

「大きな仕事だし、貰うお金も多い遊園地意外にもプレゼントだって買ってあげるさ」

「あなた…あんましそんな事言ってたら高いものねだられて後悔するわよ」

「ハハハ、大丈夫ほどほどにするさ」

 

 

 

 

 

 

なんだこれは?誰だこの人達は?

 

そんな疑問を考える暇もなく場面は切り替わる。

 

 

 

 

 

「スペンサー卿、この屋敷は私の最高傑作です」

それに応えるのはやせこけた白髪交じりの老人だった。

育ちが良いのだろうか、彼からはまるで貴族の様な貫禄を感じる。

「ほう、自分で言うかね」

「あなた様のこの仕掛けだらけの屋敷を作ってくれという注文、複雑ですが潤沢な予算の元こんな屋敷を作る機会があるなんて、建築士冥利につきます」

「そうかそうか…」

自らを建築士だという彼はさっき見た家庭の父親だ。

なぜ俺はこんなものご見えるんだ?。

夢か、それとも俺に施された改造が関係しているのか。

分からない。

さらに場面は移る、そこは暗く、寒い地下室だ。

口封じの為か、彼はあのスペンサーだとかいう老人に監禁されそうになった所を命からがら逃げ出し自らが作った屋敷の仕掛けを解きながら脱出を図ったらしい。

だが、結局は追っ手に追い詰められ逃げ込んだのがこの場所だと…俺の頭の中に情報が入り込んできた。     

闇の中にうっすらと大きな石碑の様なものが見える。

彼も気づいたのだろう。

彼は震える手でライターを着火し、その石碑を見た。

ジョージ・トレヴァーと書かれたそれは墓石だと、瞬時に理解した。

あぁ、最初から遊ばれていたのだ。

ここに逃げ込むのも老人の思惑通り。

彼がここで生き絶えるのを見越していた。

彼の顔が絶望に染まりライターを落とした。

フッと火が消え、辺りは闇にそまった。

「リサ……ジェシカ…無事で…いてくれ…」

「もう…無理だ……」

待て、待ってくれ。

彼が死んだのなら彼の家族はどうなった?。

その刹那場面がさらに切り替わる。

そこは白い部屋、いや、複雑そうな機械類に研究員らしき人間達。

恐らくは実験室の様な場所だろう。

白衣を来た男達がガラス越しに白い台に拘束された母とその娘を観察している。

やめろ!!、俺はそう叫び彼女達に手を伸ばすが一向に視界に手は現れない。

声も出ない、ただ俯瞰(ふかん)した視点から見ているしかないのだ。

 

 

 

「やめて!!娘だけは助けて!!私達に触らないで!!」

そんな叫びを誰もが無視し二人の男性研究員が彼女達に注射をした。

「助けてお父さん!!お父さんはどこなの?誰か助けて!!」

もう一度俺は手を伸ばす。

だが、過去に手が届くことはない。

決して。

 

 

数時間が経ち変化が表れた。

「がァ………」

母親は殆ど死にかけている様だ、時折声を漏らすが目は虚ろで時間の問題だ。

「お…か…ぁ…さ……ん」

だがこの子は生きている、意識は虚ろの様だが死の淵には立っていない。

そんな様子をガラス張りの部屋で研究員達が観察していた。

そしてカルテのような物に記録しながら一人が言った。

「ジェシカ・トレヴァー死亡、リサ・トレヴァーは相性がいいようです」

「ならば娘の方は監禁、母親は処分だ」

「はい」

 

 

数ヶ月が経ち、少女の精神は壊れていた。

まるで独房の様な部屋の中、ヨダレを垂らしみすぼらしくなった彼女は虚ろな目をして延々と石で壁に落書きをしている。

(お母さんお母さんお母さんお母さんお母さんお母さんお母さんお母さんお母さんお母さんお母さんお母さんお母さんお母さんお母さんお母さんお母さんお母さんお母さんお母さんお母さんお母さんお母さんお母さんお母さんお母さんお母さんお母さんお母さんお母さんお母さん)

声にも出していないはずのその言葉が俺の頭にこだまする。

「処分出来ませんね」

あれから一通り実験をされた彼女は処分が決定したが幾度も失敗している。

「生命力が強すぎる……気にするなあんなの生きてるだけで使えないゴミだ」

 

 

×年後

 

 

片方の研究員はこれが当たり前の日常だという様にコーヒー片手に喋っていた。

「Ne-αとの相性がいいようですね」

Ne-α、それはどこからか取り寄せた寄生生物らしい。

「少しは利用価値が出たが終わったら直ぐに処分されることになるだろ色んな実験には身体が持ったがなんの成果も出なかった」

「生命力が強すぎて出来なかったんですよね?体の抵抗力が強すぎて中途半端にしか薬品の効果がないからなんとか人の形を保ってるとか」

「あぁ、だから腕や足が発達して伸びて少々アンバランスになったのさ、元は美人だったのにな、あぁそういえばアレの処分だが今度は数日掛けてやるらしい」

「そんなに徹底的にやる必要あります?」

「当たり前だアンブレラの秘密がバレないようにするためには必要だ」

数週間後、死ねなかった彼女は洋館近くの小屋に隠れ住むようになった。

「アァアアァアア」

またしても、死ねなかったのだ。

今までの実験で身に付いた力が彼女に死を許さなかった。

壊れ果てた彼女は今でも母親を求めてる。

そして月日は流れて、洋館内でウィルスが漏洩した。

研究員達は皆感染しゾンビになった、生き残りはいない。

その頃になると彼女は洋館内を徘徊するようになりある習慣ができた。

女性のゾンビを家に持ち帰ると顔を剥ぐのだ。

それは彼女の壊れた精神が母を求めるが余りの狂気的な行いだった。

「ママァアァアアァアア」

そう叫びながらまた次のママ・・を探しに行く彼女。

その後は皮を剥ぐ相手もいなくなり、また小屋に引きこもる様になった。

そして彼女は集めた顔の皮を縫い合わせ頭に被る様になった。

その裁縫の技は母親に教えられた物だろう。

気持ち悪い感情が内に溢れでて視界が暗転していった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

         

 

「っ!?」

本郷は驚きながら目を覚ました。

いつの間にか本郷の目に涙が流れていた。

そこには哀しい目の本郷がいた。

「あんなの………ごめん楽に逝かせてやれなくて…」

本郷は自分の無力さに嫌悪感を感じていた。

本郷には関係のないしどうしようもないのに。

だが、過去とはいえ手が届かなかったあの感覚が本郷の心を苦しめた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

再来※修正中

ハンター君には犠牲になって貰いますハンター推しの人ごめん


ハンター推し「その心笑ってるね‼️」


    

本郷「くっ…⁉️」

本郷の肉体の疲労はこれからの探索に障害となる程の物だった、立とうとしたが疲労のせいで身体の感覚がおかしくなっておりふらついてしまう。

本郷 (ヤバいな……壁づたいじゃないと歩けない…腕からブチッっとか聞こえてたような気がする…気分が悪い)

下を見て気づいた。

本郷「ん?これは……」

視線を落とした先には並べられたハンドガンの弾がで数十発ほど置いてあった。

本郷「あのクリスって人か……会ったらお礼言っとこ」

これを使えという事だろう、弾丸を広いバックに詰めると本郷はドアを開けて銃を取りにいった。

 

 

          数分前

 

 

クリス「うっ…あいつは?」

クリスは意識を取り戻した。

命に別条(べつじょう)はないようだがふらついた様子で立ち上がった。

クリス「クソ…やられた」

クリスは周りを見渡しあの怪物が居ないかを確認した。

クリス「あいつ、あのドアから出てきたよな…」

本郷が出てきたこの洞窟には似つかわしくない上当な木製のドアを見つめた。

クリス「そうだ…あいつはどこだ!」

目眩によってモヤのかかった頭がクリアになりさっきの青年が居ない事に気がついた。

クリスは通路の探索を開始し、気絶した本郷を見つけた。

すぐにかけより体を揺らす。

クリス「おい‼️起きろ‼️」

本郷「…………」

クリス「生きてはいる…だがあの怪物は…」

クリスは立ち上がり周りを見渡し、ある一つの場所を見つめた。

壁には大量の血痕、地面にはバラバラになったショットガンが落ちていた。

クリス「こいつが追い払ったのか?」

クリス (こいつを連れながらは行けない……しょうがない、これでも使ってくれ)

クリスは弾薬箱から数十発の拳銃用弾丸を取り出し地面に置いて去っていった。

 

 

 

           現在

 

 

 

本郷「よいしょっと…………」

本郷は荷物を拾ったあと戦闘した場所を見つめ、呟いた。

本郷「…まだ生きてるのか(・・・・・・・・)……」

そこにあったのはバラバラになった本郷のショットガン、ひび割れた壁、大量の血痕()()だった。

本郷「……………」

無言の本郷は少し複雑な気持ちになった。

あの悪夢を思い出したからだ。

本郷「あれが過去や未来を越えて感じる超感覚(第六感)か……」

手帳に書いてあった能力というのはこれのことか、と本郷は納得した。

本郷はぼろぼろになったショットガンへ視線を移した。

本郷「使えそうなパーツは拾っとくか」

銃の予備パーツとして使えるかもしれないと、使えそうなパーツを素人目に選びバックに入れた。

本郷「先に進むか…」

本郷はドアを開けて次の部屋に進んだ。

本郷「使える物は全部クリスが持っていったのか、それとも元から無かったのか」

特に何も無い道が続きろうそくが大量に立てられた部屋を通り抜け水没した道に出た。

本郷「クソ…服が濡れた」

腰まで浸かるかと言う道を進み続けると金属製の古いハシゴが現れた。

ふらつく手でハシゴを握り少しずつ登って行く。

そしてろうそくが立てられ写真や絵が飾られた生活の痕跡がある部屋に着いた。

あの悪夢の中で見た薄汚れた部屋だった。

本郷「あの子の部屋?」

このボロ小屋のような建物の2階らしく本郷は階段を通り火のついた暖炉のある部屋へ降りた。

本郷「家を思い出すな……そういえばいつから家って呼んでたかなあそこのこと」

本郷にとって、あの場所はまさに安らげる家となっていた。

本郷「さっさと帰りたい」

肩をまわしながらそう思った。

本郷 (今の所俺の唯一の帰る場所)

本郷は小屋から出て周りを見通した。

どうやらここは洋館から少し離れた所にある森らしい。

薄暗い樹木達がなんとも不気味だ。

そんな樹木の間に人影の様な物が見えた。

その人影に本郷は歩みを進めた。

本郷「ん?……あれは…人?………いや、違う」

人のような何かが本郷に襲いかかってきた。

本郷「!?」

「ァアァア」

ボロボロの服を身にまとい体は腐敗し所々皮が剥げているソレは白濁した目を本郷に向け彼を捕食せんと歩みを進めた。

本郷はソレを敵だと認識するやいなやホルスターから二つの銃を抜きソレに連射した。

火薬の爆発音が一瞬炸裂……数秒後人のようなもの……ゾンビは地に伏した。

「こいつはなんだ…!?」心の中で叫ぶ。

本郷「もしかしたらあの怪物と同じぐらい危険かと思ったけど……まるでゾンビだ…」

本郷が油断したとき、森の方から高速で近寄る気配があった。

本郷 (まさか……この雰囲気は⁉️)

かつて森で起こった出来事が彼の脳裏によぎる。

ハンター「グゥウゥウ」

やはり現れたのは爬虫類の怪物、ハンターだった。

本郷はハンターの方を睨んだ。

本郷「…………」

ハンター「ガァア‼️」

殺意のままに、飛びかかってきたハンターに本郷は何も言わずまた銃を連射した。

本郷「っ!」

炸裂した8発の弾丸がハンターを貫いた。

本郷 (それより…こいつ…森の方から来たが……あっちに何かあるのか?」

本郷は道に逸れて敢えて森の中を突き進んだ。

 

 

 

 

           数分後

 

 

森の中に明らかな人工物、地下へ続くはしごがあった。

横に落ちている金属の蓋はハンターがこじ開けたという事だろうか。

本郷「降りるか……」

地下へ着くと周りは明るく細長い部屋で軽く30匹程の脳に機械が取り付けられたハンター達が培養液の様な物で満たされたポッドの中で眠っていた、そして近くのタイマーに赤い数字であと3分と書かれていた。

本郷「おいおい……ウソだろまさか…あれがゼロになったら出てくるとかそういゆんじゃないよな‼️そうなったら不味いぞ‼️」

本郷 (‼️、あれは‼️)

下に横たわった研究員の死体が資料のようなものを持っていた。恐らく横の銃で自殺したのだろう

本郷「秘密がバレた時の為に制御装置が付けられたあのハンターとか言うバケモンを解き放って関係者を皆殺しにする……本来なら街だとかに行ったりの制御外の動きはしないが、どうやらシステムがダウンしてるから意味がない‼️そうなったら街が……クソッ‼️…あと一分…チッ‼️」

ホルスターから銃を抜き覚悟を決める

本郷「やるしかない‼️」

ビー

警告音のようなものと共にハンター達が解放される。

ポッドのガラスを割り培養液が当たりに飛び散る。

出てきた順から本郷が二つの銃を連射する。

直ぐに球切れを起こしリロードの隙が出来た。

その隙を突きハンターの一匹が本郷を壁に吹き飛ばす。

本郷「ガハッ…」

ベレッタの方を落としてしまったらしい。

残ったデザートイーグルを直ぐにリロードし連射する。

しかし周りを囲まれ一斉に攻撃され始めた

ハンター「グゥウゥウ‼️」

本郷「ガハッ‼️、ゴホッ‼️ッ‼️がっ…ハァ、ハァ」

肉が抉れ少し骨が見えた。

ハンターどもは調子にのっていて本郷をいたぶり尽くすのに夢中だった………だから気づかなかった本郷の変化に。

ハンター「がっ‼️……」

ハンターの頭を貫いた緑の腕があった。

本郷「……………」

バッタの姿になった本郷は、ハンター達を切り裂く、引き裂く、抉る、剥がす、折る、曲げる、潰す、風穴を空ける。

圧倒的な戦闘力はハンターを蹂躙した。

本郷「……」

本郷は血の雨の中立ち尽くした本郷はベレッタを広い人の姿に戻った。

戻ったと同時に服等の元の装備一式が形成されベレッタをホルスターに戻した。

 

           数分後

 

 

本郷「ハァ、ハァ、ハァ…まだ完治してねぇのに…あれを使わせやがって……ハァ…クソ…」

あんなに酷かった傷も擦り傷等の軽症程度まで回復はしたがそれでも疲労は大きかった。

ハンター「ア…ハァ…ハァ…ァ」

 

ガチャ、バァン

 

まだ生きていたハンターに対してデザートイーグルで頭部を破壊した。

そのままふらついた足取りではしごまで戻りゆっくりと登り始めた。

本郷「ハァ、ハァ、はしご登るのにこんなキツイなんて…」

はしごを登るまでに本郷は考えた。

(進んでいく先に何があるのか、ほんの少しの好奇心でここまで来たが化け物と戦うハメになるなんて思ってなかったなぁ…)

(…人に戻る方法、元の世界に戻る方法手持ちの情報が何も無い)

本郷「とにかく今は何をするにも情報がいる、探さないと…その後これからの事を考える」

はしごを登り終わりまた森に出た。

本郷「次はいよいよあの洋館か、」

本郷はあの巨大な洋館に目を向けた。

ここから徒歩で5分程の距離である。

この暗い森の中を歩みを進めた所で周りからの物音に気がついた。

本郷「!?」

何かが本郷の周りを走っている。

本郷「緑のヤツでもゾンビでもない…」

その気配が本郷に飛びかかると同時に素早い拳がソレに放たれた。

「キャウ!」

人の声ではない。

本郷は地に伏したソレを見下ろした。

本郷「犬!?」

本郷が驚くのもつかの間更に別の気配が草むらから出てきた。

それは犬、ドーベルマンだった。

だが様子は尋常ではない。

皮膚は破れ肉が見える、白濁した目で本郷を睨み今にも食いかからんと唸っている。

本郷「こいつもゾンビなのか…?」

「ガウッ」

本郷は飛びかかる犬を横に回避した。

本郷「弾がもったいないか、」

(こいつ一匹ならまだしも気配はまだそこら中に感じる。)

本郷はすぐさま洋館へ走り出した。

「ガァ!」

走りだした本郷の横から飛び出して来た犬の首を両手で掴み投げ飛ばしすぐさま走りだす。

本郷「ハアっハアっ」

後ろから足音が聞こえてくる。

数は5、6匹はいるようだ。

洋館入口の大きな2枚ドアを見つけると同時に更に加速。

すぐさま駆け込みドアを勢い良く閉めた。

本郷「っ…」

ドアに耳を付け外の足音を聞くとだんだんと離れていく。

本郷「諦めたか…」

一息つきようやっと洋館の中に目を向けた。

本郷「ハァ、ハァ……随分と豪華な場所だなぁ……」

まさに豪勢の一言。

頭上のシャンデリアがこの大広間を照らし地面には奥の巨大な階段へとレッドカーペットが敷かれてある。

階段の中央にはなんとも高級そうな巨大絵画がありそこから両サイドへと階段が別れている。

本郷「探索するかぁ……どこかで休みたい…」

本郷は探索を始めた。

まず片っ端から扉を開け人が居ないかを探した。

だが生きている者など居ない。

本郷が一つの扉をゆっくりと開ける。

開けた先にはワンルームの部屋がありベッドやタンスからは生活感を感じる。

が、その中央に居たソレはその空間に対して非常に不釣り合いである。

倒れた人の喉元を必死に音を立てながら食らっている。

本郷「⁉」

ソレが本郷に振り向き白濁した目を向けた。

扉を急いで閉じその場を逃げる様に走った。

本郷「ここに人間は居ないのか…!」

無我夢中で探索している内に本郷はまた一つの部屋の前に立ちドアノブに手をかけた。

本郷の脳裏には先程の人を食らう怪物の姿が浮かぶ。

確かに今の本郷にはあの怪物を蹂躙するほどの力がある。

人ならざる者に対してこちらも人ならざる者の力がある。

しかし心は人だ。

人を食らう怪物に少しくらい恐れを抱いても良いだろう。

ゆっくりとドアノブを回した。

???「⁉️、キャッ‼️うっ動かないで‼️」

耳に飛び込んできたのは若い女性の声。

その声へと視線をむけるとその手には拳銃が握られていた。

本郷「ちょっと待て‼️撃つな‼️」

本郷は直ぐ様、手を上げ降参の意を示す。

???「……」

本郷「……」

お互いを見つめあう気まずい時間が数秒流れた。

本郷はそれにしても、と女性をまじまじと見つめた。

本郷 (若い…俺と同じぐらいか?)

ショートヘアーで非常に若い、流石に成人はしているだろうが体系はとても華奢だ。

それに目鼻立ちが整っていてこんな女の子に銃は似合わないと、本郷は思った。

いや、それよりも…。

本郷 (なぜこんな所に…)

女性の視線が本郷の傷付いた腕に移った。

???「あっ‼️ケガしてる…」

本郷「えっ?あっいや大丈夫」

この気まずい時間を壊した一言が自分を心配するような言葉で少し驚いた。

???「えっと…取り敢えず見せてください」

本郷「あっうん、頼むよ」

張り詰めた空気は一気に解け二人は歩み寄った。

彼女は本郷をベッドの方に案内すると座らせた。

???「ちょっと待ってくださいね」

そう言うと棚の方へ向かい手際よく何かの薬や包帯、ガーゼを取った。

よく見るとこの部屋は薬品等が沢山ある。

この屋敷の医務室か何かなのだろうか、。

???「腕出してください」

本郷「お願い」

本郷が腕を差し出すと消毒液の瓶の様な物をガーゼに染み込ませ本郷の腕の切り傷に添えた。

???「ちょっとしみますよ」

本郷「大丈夫…」

彼女は手際よく包帯を巻きテープで固定した。

本郷「手慣れてるんだね」

???「私、レベッカって言いますその、一応警察官です」

本郷「オレは、本郷風地」

レベッカ「その、どうして本郷さんはここに?」

本郷「えっと…」

正直に、言う訳にはいかない。

本郷は高速で頭を回転させ嘘の物語を作り上げた。

本郷「外で犬の化け物に襲われて…命からがら逃げて来たらここに辿り着いちゃってさ」

レベッカ「じゃあその傷も?」

本郷「いやこれは…緑の怪物に…」

その言葉を聞くとレベッカは驚いた様に顔を近づけた。

レベッカ「⁉️、大丈夫だったんですか⁉️私、アレに殺されかけて…」

俺は逆にその事に内心驚いた。

本郷 (この華奢な身体で生き残れたのか…)

レベッカ「クリスが居なかったら死んでました…」

そうポツリと呟いた一言に本郷は反応した。

本郷「クリス?警官の?」

レベッカ「会ったんですか⁉️」

本郷「あぁ、知り合い?」

レベッカ「はい、同じ署に務めてるので」

本郷「同じ署…ラクーン警察署?」

レベッカ「そうです」

本郷「じゃ君ってもしかしてSTARS(スターズ)?」

レベッカ「はい、クリスとはチームが違いますけどSTARSのメンバーです」

本郷 (STARS、ガソリンスタンドのおっちゃんに聞いた事がある)

それはラクーンシティの誇る警察所属の特殊部隊。

高い実力を持ったメンバーで構成されたエリートの集まりである。

本郷 (この子が…そうは見えないな)

レベッカ「それより後でクリスと合流するんですけど…一緒に居ませんか?」

本郷「ごめん、少し用事がある」

レベッカ「わかりました、でも用事って?」

本郷「秘密」

レベッカ「えっ?、はい…」

 

本郷「それじゃあ…行ってくる」

 

レベッカ「あっはい、気をつけて」 

 

本郷は大急ぎでガレージに戻ろうとした

 

本郷「なんだこの赤いやつ⁉️、邪魔だ‼️」

 

ゾンビの変異種クリムゾンヘッドをデザートイーグルで片付けガレージに戻った

 

本郷「ハァ、ハァ…これこれ…」

 

本郷はTワクチンをバックパックに入れた

 

本郷「誰かがウィルスに感染しても大丈夫…一人分だけど…あの子(リサ)と戦った後に見た夢見たいなのが本当ならこの事件はウィルスが原因のはず」

 

本郷はそのまま洋館へとまた戻った

 

本郷「レベッカ‼️……いないな、ん?」

 

手紙が置いてあった

 

地下へ行ってきます来るなら着いてきてください

 

地図も着いてある

 

本郷「行くか」

 

本郷はホールに着いた

 

本郷「え~と、あっちか…」

 

本郷が地下への扉を開けようとすると正面扉が開いた

 

そこには長い爪が着いた赤いゾンビがいた

 

本郷「なんだこいつ…さっきのやつとは違う……」

 

クリムゾンヘッドプロト「ァアァアアァアア‼️」

 

急に本郷に向かって走って来た

 

本郷「うぉっ‼️」

 

避けたが普通のゾンビより早い

 

本郷 (この程度のスピードなら余裕で着いていける)

 

しかし…ゾンビから見たことがある触手が出てきた

 

クリムゾンヘッドプロト「ウゥウ…グァア‼️」

 

本郷「あれは…リサトレヴァーの⁉️植え付けたのか‼️」

 

触手と共にさらにスピードが上がった不規則かつ隙のない連撃が来る

 

本郷 (クソ‼️この触手に当たったら普通に骨が折れる‼️当たったら体制が崩れて爪の餌食だ、銃を抜く暇もない‼️)

 

本郷の目が赤く輝き反応速度が上がる……しかし連戦によって力のレベルが下がっているのがわかる

 

本郷がステップで踏み込み左ストレートで吹き飛ばそうとしたーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

しかし四発の銃声と共に両肩、両肘に動かなくなるのには充分なダメージをくらったが、すぐさま切り替え、足で吹き飛ばした

 

本郷「グアァ‼️」

 

本郷は倒れた

 

本郷「クソ‼️……あいつは‼️」

 

銃声の聴こえた後ろを向くと金髪オールバックにサングラスと言う風貌の男がいた

 

イラつく表情をしながら言う

 

???「誰なんだ?…と言う顔をしているな……言っとくがこっちのセリフでもあるぞ…」

 

睨みながら言う

 

本郷「だから、ハァ……誰なんだ………」

 

ウェスカー「もうクリスとレベッカには会ったんだろう?二人から聞いてないか?S.T.A.R.S.の隊長のアルバートウェスカーと…」

 

本郷「S.T.A.R.S.‼️その隊長がなんで……あぁ、そう言うことか…アンブレラだな…」

 

ウェスカーは少し不機嫌な顔になり

 

ウェスカー「そこまで知ってるのか…まぁいい、どうせ死ぬ…それと、速く逃げた方がいいんじゃないか?」

 

上から目線の態度にイラつきながら本郷はゾンビの方を見た

 

本郷 (ヤバい…もう起きて来た骨と内臓が壊れた程度じゃ死なないのか?それとも回復したか…)

 

本郷は力を使って立とうとしたが

 

本郷 (使えない…)

 

本郷の目は赤く輝いても直ぐに元に戻るを繰り返していた

 

本郷 (力は使えない、体力の無駄だ……クソ‼️)

 

ゾンビがもう少しで完全に立つ

 

本郷「ハァ…ハァ…」

 

 

本郷に取ってかなりピンチな状況だったが…

 

ゾンビが完全に起き上がった時には本郷の姿はなかった

 

ゾンビは周りを見渡し探し始めたが見つからない

 

本郷 (このままじゃすぐに見つかる‼️速く治ってくれ…)

 

本郷はホールの階段の横にある地下への扉の前に繋がる階段を通り隠れていた

 

 

 

 

 

 

 




あ~どうしよ次の話、あと本郷君が命懸けで守ったラクーンシティがどうなるか知ってますね?


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

タイラント

書き忘れてたけどバイオハザード知らない人に解説すると

デザートイーグルはマグナム(めっちゃ強い銃)の仲間ポジションです

ベレッタは普通の銃、ちなみに二丁デザートイーグルしないのはまだちょっとでも人間らしいと思える所が欲しいと言う気持ちからデザートイーグルは強すぎて素人が撃つと肩脱臼したりするらしいです


本郷 (ヤバい…足音が近づいて来た…)

 

本郷の心臓の鼓動が速くなる

 

本郷 (腕が治ってないから銃を抜くことも出来ない‼️)

 

階段の上を睨むとゾンビの触手が少し見えている

 

本郷 (もしこっちに来たら……いや、絶対来る‼️…一瞬だけなら力を使えるかも知れない)

 

冷や汗をかきながらそう考えていた

 

本郷「来やがった‼️クソ‼️」

 

本郷は壁に背中を着けて立った

 

ゾンビが全速力で向かってくる

 

クリムゾンヘッドプロト「ァアァアアァアア‼️」

 

本郷「クソ‼️来んな‼️」

 

一瞬力を使って全速力でドアに向かって足でドアを蹴って開けてそのまま蹴ってドアを閉めたが

 

本郷「⁉️、危な‼️」

 

ゾンビの爪がドアの隙間を通り本郷を貫きそうになったがなんとか避けたしかしそのままこけた

 

本郷「ハァ…まったく…ん?……腕が…」

 

かなりプルプルしているが一応腕が動くようになっていた

 

本郷は黙って銃に手を伸ばし銃口をゾンビに向けた

 

本郷「マジでイラついたぞ」

 

連続で銃声が鳴り響いた

 

 

本郷「さて…行くかぁ…疲れた…」

 

本郷は進んでいった

 

途中、本郷は石で出来た棺桶のようなものに頭蓋骨がない人骨を見つけた

 

本郷「これは…うっ‼️」

 

本郷が人骨に触れた瞬間に情報が流れ込んでくる

 

本郷「これは…あの子(リサ)の母親か…それとクリス達はここであの子と戦って先に進んでレベッカは遅れていった見たいだな」

 

本郷は周りを囲む底が見えない崖の底を眺めた

 

本郷「ここに落ちたのか…」

 

本郷は前の道を見つめて進み出した

 

本郷「着いた…あっちか……」

 

噴水のような所の水が失くなり下への道が現れていた

 

本郷「急ぐか…」

 

本郷が中に入ると水溜まりだとかがなぜかあるぶきみな研究所があった

 

本郷「ここは…研究所か?」

 

ゾンビなどは倒されている

 

本郷 (クリス達が倒したのか…それより心配だ)

 

本郷は進んだ

 

本郷「電気があんまりついてないから視界が悪いな」

 

本郷が進んでいると右側に扉があった

 

本郷「ここはなんだ?」

 

本郷が進むと下に向かって階段が少し続いていた

 

本郷「この部屋は…⁉️、大丈夫ですか‼️」

 

下には部屋がありそこにはS.T.A.R.S.のマークが着いたベレー帽に制服姿の女性が閉じ込められていた

 

???「⁉️、あなたは誰⁉️ここから出して‼️」

 

本郷「ちょっと待って‼️もしかしてS.T.A.R.S.の人ですか?クリスとレベッカの知り合いです」

 

ジル「二人は大丈夫なの?…後、私はジル・バレンタインよ」

本郷「無事かは、わかりません、二人はここに来ているはずです」

 

ジル「そう…クリスはここにさっき来たのだけれど…」

 

本郷「ホントですか‼️クリスと一緒に鍵を見つけて来ます‼️」

 

ジル「えぇお願い」 

 

本郷「あとオレの名前は本郷風地です‼️」

 

本郷は先を急いだ

 

本郷「クリス‼️」

 

ボイラー室のような所でなぜか慎重に何かを持ちながら歩いているクリスを見つけた

クリス「お前は⁉️本郷‼️」

 

本郷「……なにやってるんだ?」

 

クリス「エレベーターの燃料らしい、ただ衝撃を与えると爆発する」

 

本郷「は⁉️きっ気をつけろよ…」

 

クリス「そうしてるだろ……⁉️、本郷‼️あいつを頼む‼️」

 

虫のような化物が現れ本郷は銃に手を伸ばした

 

本郷 (まだ若干震えて狙いにくいな…」

ベレッタを両手で持ち、少してこずったが倒した

 

本郷 (デザートイーグルはまだキツイか…)

 

クリス「やっと着いた…」

 

本郷「ここは熱いな…」

 

 

 

 

           数分後

 

その後何回か虫に遭遇したがなんとかなった

 

 

本郷「やっとエレベーターか…腕がプルプルしてるから当てにくくてクッッソウザかった」

 

クリス (服に弾痕?まさか撃たれたのか…)

 

クリス「そういえば、腕どうかしたのか?」

 

本郷「まぁ少し怪我しただけだ」

 

クリス「そうか、大丈夫そうだな」

 

レベッカ「クリス‼️、ハァ、ハァ」

 

クリス「レベッカ‼️」

 

レベッカ「やっと…追い付いた、ハァ、ハァ」

 

レベッカは大分疲れている

 

本郷 (これで生き残れてたのか…)

 

本郷「皆、行こう」

 

クリス「あぁ」

 

レベッカ「ハァ、ハァ、ちょっと待って」

 

 

全員エレベーターに乗ったレベッカはまだ少し息が荒い

 

本郷 (もうちょっとで治るかな…つーか地味に長……)

 

そんな事を思っていると少しの止まった衝撃と共に着いた

すると短い廊下がありその先にある自動扉を通った

 

そこには縦長の水槽のようなものが大量に並び中には何かの肉片らしきものが入った気持ちの悪い部屋で一際目立つ人形の怪物が入った水槽の前で複数のモニターの着いた操作パネルを弄るウェスカーがいた

 

本郷「⁉️、クリス‼️あいつは‼️」

 

クリス「わかってる…やはり……ウェスカーか…」

 

ウェスカー「やはり来たか…さすがだなクリス、私の部下だから当然だが」

 

クリス「フンッ」

 

ウェスカーが銃を三人に向けた

 

レベッカ「⁉️」

 

レベッカは動揺し後退りした

 

クリス「ウェスカー‼️いつからなんだ‼️」

 

ウェスカー「悪いが、なんの話かさっぱりだな…」

 

クリス「いつからアンブレラの手先になったんだ‼️」

 

銃を向けたままウェスカーが近づいて来た

 

ウェスカー「お前は何か勘違いしているようだな…私は元々アンブレラの人間、そしてS.T.A.R.S.はアンブレラの…いや、というより私の都合のいい駒だ…だがタイラント(T)ウイルスで此処が汚染されたせいでお気に入りのS.T.A.R.S.を失ってしまって残念だよ…」

 

クリス「お前がその汚い手で殺したんだろうが‼️このクソ野郎め‼️」

 

レベッカ「ひどい…」

 

ウェスカー「あぁそうだよレディ…こんな風にな…」

 

ウェスカーが銃をレベッカの方に向けて撃とうとした

 

本郷「レベッカ‼️」

 

バックパックでガードした

 

本郷「ショットガンのパーツ持って来てて良かった」

 

ウェスカー「バカめ…自分を守れなければ意味がないと言う事を教えてやろう」

 

本郷の足を撃った

 

本郷「グァ‼️」

 

本郷が足を付き続いてレベッカにも撃った

 

レベッカ「うっ‼️」

 

クリス「貴様ァ‼️」

 

ウェスカー「動くな‼️…そんなに死に急ぐこともないだろう最後に面白い物を見せてやる…」

 

ウェスカーはパネルを弄ったすると人形の怪物の水槽の水が抜かれていった

 

ウェスカー「これが究極の生物兵器…タイラントだ‼️」

 

クリス「ハッ‼️とうとうイカれちまったのか‼️」

 

ウェスカー「お前には理解出来ないだろう……実に美しい…」

 

タイラントの見た目のシルエットのほとんどは人の形だが左手の巨大な爪、膨張した血管、剥き出しのまま鼓動する心臓

 

ウェスカー (あいつ…もう回復しているのか…興味深い)

 

ウェスカーが水槽の前にたつと爪でウェスカーは腹部を貫かれた

 

ウェスカー「ウガァ‼️…」

 

手から振り落とされた

 

クリス「おい‼️本郷、動けるか‼️」

 

本郷「あぁ‼️」

 

クリス「レベッカを安全な所に連れて行け‼️こいつの相手はオレがやる‼️」

 

本郷「わかった‼️任せる‼️少しだけ待ってろ‼️」

 

本郷は部屋から出た

 

クリス「さぁ来い‼️バケモン‼️」

 

 

 

 

          部屋の外

 

 

 

 

本郷「レベッカ‼️」

 

レベッカ「うぅ…大丈夫です防弾チョッキが役に立ちました…」

 

本郷 (まだ動けない見たいだな…)

 

本郷「少し休んでて…クリスの所に行ってくる」

 

レベッカ「気をつけてください…」

 

本郷「あぁ‼️」

 

 

 

 

           部屋

 

 

クリス (クソッ‼️銃弾が効かない…あの爪にやられたら死ぬ、⁉️)

 

クリスに爪が当たりそうになるが銃弾でタイラントが怯んだ

 

クリス「本郷‼️」

 

本郷「さっさと倒すぞ‼️何か強力なの持ってないか‼️」

 

クリス「⁉️、少しだけ時間を稼いでくれ‼️」

 

本郷「わかった、クソッ‼️強すぎる‼️」

 

本郷は距離を取り

 

本郷「まだか‼️」

 

クリス「大丈夫だ‼️」

 

クリスはマグナムを取り出し二人で連射しまくった

 

クリス&本郷「ハァ…ハァ…」

 

レベッカが部屋に入って来た

 

レベッカ「大丈夫ですか‼️」

 

本郷「あぁ…」

 

レベッカ「よかった…大丈夫そうですね、あっちょっと待ってください」

 

レベッカがパネルを弄る

 

レベッカ「これで扉とかが全部開いたはずです」

 

クリス「じゃあジルが捕まってる所に行ってくる」

 

クリスは走って行ったジルの元へ向かった

 

本郷「えっ⁉️ちょっ‼️…行っちゃった…」

 

本郷は銃にリロードした

 

本郷「行こう」

 

レベッカ「あの…足は大丈夫ですか?」

 

本郷「あっえっと撃たれた所が良かったみたいで歩くぐらいなら大丈夫だよ」

 

レベッカ「そっそうですか…じゃあ行きましょう」

 

本郷達もジルの所へ向かった

 

本郷「クリス、ジルさん」

 

ジル「あなた達も手伝ってくれたのね、ありがとうさぁ行きましょう‼️」

 

クリス「あっそういえばお前なんで壊れたショットガンのパーツなんて持ってたんだ?」

 

本郷「自分で銃を作って見たかった」

 

一同「えっ?」

 

クリス「お前…そこまで銃の知識なんてあるのか⁉️」

 

本郷「ない、適当にやれば出来ると思ってた後全部改造するつもりだ」

 

ジル「壊すわよ…」

 

本郷「…ですよね」

 

レベッカ「それより聞いてくださいさっきファイルを読んだんですがこの場所にはたくさんのウィルスがあります思いきって爆破しましょう‼️」

 

クリス「そうしよう、後戻りは出来ないレベッカ頼めるか」

 

レベッカ「はい‼️さっき見つけた起爆システムを試して見ます‼️」

 

クリス「きっと脱出できる、外で落ち合おう」

 

ジル「私は念のためついていくわ」

 

レベッカ達は起爆システムを起動させに行った

   

本郷「クリス、先に進もう」

 

クリス「あぁ」

 

先に進むとサイレン音と共に女性の声が聞こえた

 

「起爆システムが作動しました全職員は、避難してください」 

 

本郷「行くぞ‼️」

 

先に進み屋上へのエレベーター前に着いた

 

クリス「これか‼️」

 

クリスはヒューズユニットを壁にセットしエレベーターを使えるようにした

 

クリス「上空にブラッドがいるはずだが」

 

本郷「ブラッド?」

 

クリス「ヘリで待機してるはずだ」

 

本郷「クリス‼️二人が来たぞ‼️」

 

ジルとレベッカも追い付いて来た

 

レベッカ「爆破システムを起動させてやりました‼️」

 

クリス「よくやった‼️」

 

その時ゾンビ達の声が聞こえレベッカがゾンビの方に銃を向けた

 

ジル「ここは私達に任せて‼️」

 

クリス「しかし…」

 

本郷「オレも残る‼️先に行ってブラッドって人と連絡を取ってくれ‼️」

 

クリス「任せたぞ‼️」

 

本郷は銃を抜きゾンビ達の方へ向けたクリスはエレベーターで屋上に向かった

 

本郷「あの数は地味にめんどいな…だがやるしかねぇ」

 

ゾンビ、ゾンビ犬、ハンターがいる

 

本郷「来い‼️」

 

 

 

 

 

 

           数分後

 

 

 

 

クリス「信号弾があって助かった…」

 

エレベーターが来た

 

ジル&レベッカ&本郷「ハァ…ハァ…ハァ」

 

クリス「大丈夫か?」

 

本郷「疲れた…」

 

ヘリコプターの音が近づいて来た

 

クリス「ブラッド‼️」

 

本郷「来たか…やっと帰れる…」

 

レベッカ「ふぅ…疲れたぁ…」

 

ジル「えぇ、そうね」

 

全員が安心していると地面が揺れた

 

全員「⁉️」

 

次はひびが入った

 

本郷「おい…まさかまたなんかヤバいやつが来るのか⁉️」

 

クリス「なんだ⁉️」

 

本郷 (もうあまり弾がない‼️)

 

地面から何かが飛び出た

 

全員「⁉️」

 

クリス「まだ生きてたか…」

 

本郷「チッ‼️」

 

そこに居たのはあの水槽だらけの部屋に居たタイラントと呼ばれた怪物だった

 

本郷達が銃を撃ったが防御力+回復力によって全く効かない

 

ジル「ウッ‼️」

 

ジルはタイラントによって吹き飛ばされ気絶した

 

本郷 (スピードだとかが上がってる…なら他のも上がってるか…ヤバいぞ…)

 

タイラントは今度はレベッカに標的を移した

 

レベッカ「⁉️」

 

レベッカはタイラントに向かって銃を撃ったが弾切れを起こし逃げ場が無くなった

 

カチッカチッ

 

弾が出ない

 

レベッカ「ハァ……ハッ…」

 

恐怖で身体が震え呼吸も不規則になり泣きそうになる

 

本郷「クソ‼️」

 

銃を連射するが効かない

 

クリス「効かない‼️」

 

ブラッド「クリス‼️これを化物にぶちこんでやれ‼️」

 

ブラッドはロケットランチャーをヘリの中から投げた

 

クリス「くらえ‼️」

 

クリスはロケットランチャーを撃ったが爪で弾かれた

 

クリス「なっ⁉️」

 

タイラントは今度はクリスを殴った

 

クリス「ぐぉッ‼️……骨がッ…」

 

レベッカ「…………っ…‼️」

 

今度はまたレベッカに標的を定めた

 

本郷「ヤバい‼️」

 

レベッカの元へ走りだす

 

本郷 (レベッカじゃあれを食らったら死ぬ‼️)

 

タイラントが殴ろうとした時本郷が前に出た

 

本郷 (少しでも衝撃を‼️)

 

力を使いタイラントの拳に向かって殴った、止めることは無理だったが衝撃を少し抑えることができた

 

本郷「グァ‼️」

 

レベッカ「きゃっ‼️」

 

本郷がクッションになりレベッカは気絶ですんだ、本郷はあばらが2、3本折れて倒れた

 

タイラントはクリスの方へ向かった途中でロケットランチャーを破壊して

 

本郷 (ヤバい…でも…誰もッ‼️死なせたくないッ‼️…)

 

本郷 (まだ……終わらせない‼️)

 

血を流しながら本郷はゆっくり立った

 

本郷「おい……待て」

 

タイラントが本郷の方を向いたもうめんどくさくなったのか走って爪で刺そうとしたが

 

 

 

ガシッ

 

 

 

本郷は爪を両手で受け止めた圧倒的なパワーの差があったはずなのに

 

タイラントを睨む赤く輝く本郷の目には人を思う竜巻(タイフーン)のように吹き荒れる激しく、強い意志があった

 

本郷の腹部にはいつの間にか中心に風車の付いたベルトが出現したいた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




やっと変身か…って思った読者さん…一応シンになってますからね‼️


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

変身

第一部完‼️


本郷はタイラントの腕を弾くと右腕で思いっきり殴ったタイラントは少し怯むが体制を直ぐに直そうとした

 

本郷「ハッ‼️」

 

そのまま接近し右足で蹴り飛ばした

 

よろめいたタイラントは一度後ろに飛んで距離を取った

 

タイラントが本郷の方を向くとそのまま本郷はタイラントに向かい走って行ったベルトの風車は風を切る鋭い音を奏でていた

 

本郷「オラァ‼️」

 

本郷は上に飛びそのまま右足で蹴っていた

 

本郷「………来い」

 

着地した本郷の姿は戦闘服のような物に包まれていた

 

本郷はいつの間にか持っていたヘルメットを被り口にもヘルメットと一体化するパーツを着けた

 

その姿は全体的に黒を基調とし肩から腕に掛けて白のラインが入っている、全体的に暗い青色の胸部分のプロテクターにグローブ、そしてヘルメットはバッタのようなデザインに見える、触覚があり薄桃色に発行する複眼、触覚同士の間には赤くて丸いパーツがあり首もとの赤いマフラーが変身によって起きたエネルギーの余波でなびいている

 

本郷「さぁ…やっとまともに戦えるな…もうこれ以上は誰も傷つけさせない…」

 

本郷は左腕を腰に当て右腕を左斜めに向けた後中央に持って行き左手と入れ換えて左腕の下に右腕を入れて構えをとった

 

 

タイラントは爪で本郷を刺そうとしたが本郷はジャンプしそのままタイラントの頭を掴み膝蹴りを食らわせ着地したあとは直ぐに肘を叩きこんだ

 

本郷「ッ‼️…少し食らったか…」

 

タイラントの方も本郷に普通の手でラリアットを食らわせ少し本郷は吹き飛ばされたが直ぐに体制を立て直した

 

タイラントは走って来た

 

本郷も走って行った

 

本郷「オリァアァアァア‼️」

 

タイラントは爪を振りかぶった、本郷は今度は渾身のキックを頭部に向かって放った

 

本郷「ッ‼️」

 

タイラントの爪が横腹に当たったがそのままタイラントの頭部にキックが当たった

 

頭の殆どが無くなっている、外から丸見えの脳も半分以上弾けとんでいるさすがに死んだだろう

 

本郷「ハァ…ハァ…クソ…血が止まらない」

 

本郷は仮面を外し立ち上がった、ヘリコプターがこっちに向かって来る

 

ブラッド「おい‼️大丈夫かあんた‼️」

 

本郷はいつの間にか普通の姿に戻って居た

 

本郷「皆を……頼む…」

 

本郷はそのまま倒れた

 

ブラッド「おっおい‼️あんた‼️」

 

クリス「ふっ…ぐぁっ‼️」

 

いつの間にか気絶していたクリスが目覚め、痛みを我慢し立ち上がった

 

クリス「本郷ッ‼️……そんな…」

 

ブラッド「クリス…」

 

クリス「クソッ‼️…早く行こう爆発する」

 

ブラッド「……わかった…」

 

クリスはその時に本郷の荷物を取った

 

 

 

 

 

 

 

           数分後

 

 

 

 

 

 

          ヘリ上空

 

 

 

 

 

 

 

ジル「ん…あれ?…本郷は…」

 

目を覚ましたジルはクリスに聞いた

 

クリス「…本郷が俺たちを助けてくれた見たいだ…ただ…もう…」

 

ジル「……そう…」

 

クリス「レベッカにはオレの方から言っておく」

 

ジル「ごめんなさい、任せるわ」

 

クリス「あぁ…」

 

ジル「…それ、本郷の荷物よね?」

 

クリス「あぁ…あいつオリジナルの銃を作りたいとか言ってただろ?だから誰かに頼もうかと思ってな」

 

ジル「いい人を知ってる、そっちの方は私に任せて」

 

クリス「あぁ」

 

 

いつの間にか朝日が出ていた

この洋館での惨劇は終わった、しかし別の惨劇が待っていた

 

 

 

 

 

 

 

エンディング 夢で終わらせない

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




バイオハザード2・3編に入ります後主人公の構えは仮面ライダーTHEfirstとNEXTでしてたやつです


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

ラクーンシティ編
帰って来た男と追跡者


皆が好きな(多分)あの男が帰って来た‼️


ラクーンシティのあるホテル

 

女性のホテルスタッフがある男の客相手に困っていた

 

スタッフ「いやあの、いつも言ってますけどお風呂入るだけなら帰ってください」

 

???「え~…だめですか?」

 

スタッフ「だめです」

 

???「嫌です」

 

スタッフ「いや、だから…困りますって本郷さん」

 

本郷「じゃあ二倍お金払う」

 

スタッフ「え⁉️、いやいやだからなんでそこまでしてお風呂入りにくるんですか⁉️」

 

本郷「別によくね?」

 

スタッフ「えっえぇ…もういいですよぉ…ハァ…じゃあチェックインしてください」

 

本郷「やっぱ優しいないつも頼めば入らせてくれるから…」

 

スタッフ「別におだてても何もないですよ//」

 

本郷「知ってる」

 

スタッフ「…………………」

 

本郷「お風呂入ってきま~す」

 

本郷が風呂に入りに行こうとした時

 

うわぁあぁあ⁉️

 

叫び声が聞こえた

 

本郷が叫び声の方を向くと様子がおかしい男に教われそうになっている人がいた周りには叫び声が響いていた

 

本郷「やめろ‼️」

 

覆い被さっている様子がおかしい男を蹴り飛ばし腕を抑えた

 

本郷「誰か‼️ロープか何か縛れる物持って来て‼️」

 

スタッフ「えっえぇと…」

 

唐突な出来事に困惑している

 

本郷「トレヴァー(・・・・・)ちゃん‼️」

 

トレヴァーと呼ばれたスタッフ「はっはい‼️」

 

用具室のような所からロープを持って来た

 

本郷「ありがと‼️」

 

男を仰向けにしてロープで縛った

 

本郷「ふぅ…」

 

男はまだ暴れている

 

本郷 (まさか…こいつゾンビなのか?……いや、まさかただの病気の患者だろ)

 

最悪の考えを振り払った

 

しかし街の方では爆発音やパトカーの音人の叫び声が聞こえ始めていた

 

本郷「まさか……ウソだろ…」

 

本郷「マリー‼️お客さんを中に避難させて‼️」

 

マリー・トレヴァー「はっはい‼️」

 

とうとう外では銃声が聞こえ始めた

 

本郷「ヤバいな…」

 

 

 

 

 

 

 

 

           数分後

 

 

 

           ホール

 

 

マリー「どうなってるんですか?」

 

男性スタッフ「教えてくれ」

 

店長「どうすればいいんですか?」

 

本郷「外は大変なことになってます、ここから出さないで下さいトイレに言って確かめましたけど水は繋がってる見たいです、電気も、ただ念のため水は貯蓄してください手伝います」

 

店長「はっはい…さぁ、皆本郷さんの言うことを聞こう」

 

 

 

 

 

          30分後

 

 

本郷「ふぅ…案の定水が止まったな…さて、どうするか食料はホテルレストランの物があるが……それに、銃も今はない…」

 

10階にあるホテルの客用の部屋で本郷は一人考えていた

 

本郷「とりあえず…今は寝るしかないか…」

 

 

 

 

 

          数分後

 

 

 

 

 

妙に重い足跡に嫌な予感と共に本郷は目を覚ました

 

本郷「……下か‼️」

 

本郷は足跡の元へ走って行った

 

本郷「ッ‼️てめぇ‼️」

 

そこに居たのは黒いコートに身を包んだ人形(ひとがた)の怪物だった

 

本郷「アンブレラか‼️」

 

その怪物は走って本郷を追いかけて行った

 

本郷「みなさん‼️そこに居てください‼️」

 

本郷 (まずはここにいる人から引き離さないと…上には誰もいない)

 

本郷「ハァ…ハァ…チッ‼️速い‼️……グァ‼️」

 

あともう少しで最上階と言う所で怪物に捕まった

 

本郷「こいつ、まさか⁉️やめろ‼️」

 

本郷の制止を聴くはずがなくそのまま窓に叩きつけられ外に叩き出された、普通の人間なら疑いようもなく即死の高さだ

 

本郷「ッ‼️」

 

本郷の腰にはいつの間にか中心に風車の付いたベルトが巻かれていた

 

中央の風車が風を切る鋭い駆動音を出した本郷の身体には戦闘服が現れ仮面を着ける

 

最後に口部分を着けた

 

バラバラになったガラス片と共に落ちている本郷地面に足が付き一回衝撃を逃がすためにバウンドし次の瞬間ガラス片と共に着地した

 

左肘と右手を付いた形になり前向いた複眼が発光した

 

本郷「⁉️、まだ来やがるのか‼️」

 

直ぐに体制を整え自分が落とされた場所を見ると自分がまだ生きている事を確認した怪物が追う為に飛ぼうとしている姿だった

 

本郷「逃げるしかないか…あのパワーはこの姿でもキツイ‼️」

 

身体の機能を使いサイクロン号を呼ぶ

 

本郷「降りて来やがった…早く来い‼️」

 

怪物は道路に少しめり込みながらも直ぐに体制を整え追って来た

 

本郷「ッ‼️走るしかない‼️………⁉️、やっと来た‼️」

 

ライトを照らしながら白と赤を基調とした愛車のバイクサイクロン号が来た

 

本郷「ハッ‼️」

 

サイクロン号に飛び乗り怪物とは逆方向に逃げた、怪物も負けじと追ってくる

 

本郷「ハッ⁉️ついてこれるのか⁉️」

 

怪物「HOPPER(ホッパー)……」

 

本郷「ヤバい…何か決定打になるものがないと…」

 

急に怪物は追跡をやめてジャンプしどこかに行った

 

本郷「どういうことだ…」

 

その時ヘリコプターが来て男性の声で言った本郷はヘリコプターの方を向いた

 

ヘリ「生存者の方は屋上駐車場に来てください救助に来ました」

 

本郷「あそこに行ってヘリの人にホテルに救助を寄越してもらえるかも知れない…」

 

いつの間にか普通の姿に戻っていた本郷はバイクでヘリコプターが言っていた場所に向かった

 

 

 

 

           数分後

 

 

 

 

本郷「ここからは歩きだな」

 

駐車場へのエレベーター前に来たがゾンビが3体いる

 

サイクロン号は安全な場所に行かせた

 

本郷「ダッシュで行くぞ…ハッ‼️」

 

エレベーターの所へ駆け抜けボタンを押した

 

本郷「オラ‼️」

 

こっちに来たゾンビの一体を蹴り飛ばしエレベーターで屋上に向かった

 

上に着くと怪物に向かって誰かが乗った車が突進しているが怪物に受け止められている

 

本郷はそのままそこに向かって走った

 

本郷「オラァ‼️、今だ‼️」

 

本郷は車の上に右手で登りそのまま勢いを利用し蹴ったその瞬間に車の運転手に合図した

 

本郷「⁉️、ヤバい‼️」

 

そのまま屋上の下に落ちた

 

本郷「クソ…車は横転してる…⁉️、ウソだろ…」

 

怪物はまだ生きていた頭の黒いテープのような物が取れて見えた顔は歯が剥き出し片目は肉によって見えないグロテスクな姿だった

 

本郷「車の人を助けないと‼️」

 

本郷は変身し車に向かい横転した車を戻した

 

本郷「速く逃げ…⁉️」

 

車の運転手はジルだった

 

ジル「うっ…あっあなたは?…」

 

本郷「速く逃げて‼️」

 

ジル「んっ…ドアが開かない‼️」

 

怪物が近づいて来た

 

本郷「ッ、ハァ‼️」

 

片手でいとも簡単に車のドアを引きちぎった

 

ジル「えっ⁉️…あなた何者⁉️アンブレラなの⁉️」

 

本郷「速く逃げて‼️、あいつは足止めします‼️」

 

本郷は怪物に向かって行った

 

本郷「ハッ‼️」

 

本郷は右足で蹴ったが服の影響なのか全く衝撃もダメージも通らない

 

本郷「なっ⁉️グァ‼️…マジかよ…ハァ…ハァ…」

 

本郷は怪物のパンチによって吹き飛ばされた

 

本郷「ヤバい…」

 

本郷はかつて究極の生物兵器という肩書きのタイラントを倒した蹴りの態勢に入った

 

本郷「オラァアアァア‼️」

 

怪物は殴ってこようとし本郷は頭部へ向かって蹴りを放とうとしたがどこからかロケットランチャーが飛んできた

 

本郷「⁉️」

 

本郷はいち早くそれを察知し怪物の胸を蹴って上空に飛び近くの建物の中に窓から入った

 

本郷「うっ…ビックリさせやがって」

 

本郷は仮面を外した

 

本郷「ハァ…ハァ…」

 

本郷 (この力を使ってもまともに戦えないぐらいにキツイのか今回は…幸先が思いやられる……ハァ…)

 

本郷はいつの間にか変身解除しため息を付いた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




ネメシス登場だ‼️ちなみにリメイク基準です


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

地獄の街

人物紹介

マリー・トレヴァー

リサトレヴァーの親戚でリサトレヴァーの家族の事は他の親戚から昔行方不明になったぐらいに聞いている本郷には結構好意を抱いている


本郷は立ち上がり下を見下ろした怪物はどうやらさっきのロケットランチャーでダウンしてるようだ

 

本郷「ジルさんはあそこのシャッターの中に入って行った見たいだな…ジルさんに会おうかな…どうしよ…」

 

怪物がダウンから復帰した

 

本郷「⁉️」

 

建物の奥に隠れた

 

本郷 (速く逃げないとヤバい‼️)

 

耳を澄まして隠れていると足音が離れた

 

本郷 (ロケットランチャーを念のため回収しとくか…)

 

さっきの窓から辺りを見回した後に窓から出た後ロケットランチャーを回収した

 

本郷「さて……行くか…」

 

本郷はホテルに戻った

 

  

 

 

本郷「結構集まってるな…」

 

十体ほど集まっているがそのまま駆け抜けてホテルに入った

 

本郷「誰か‼️」

 

マリー「本郷さん…」

 

本郷「大丈夫でした?」

 

マリー「えっえぇ…」

 

マリー (どこからロケットなんて持ってきたんだろう…」

 

本郷「ごめん、救助呼べなかった」

 

マリー「えっ救助呼びに行ってたんですか⁉️危な「屋上行ってくる」

 

マリー「えっ……はい…」

 

本郷は屋上で街を見下ろした力を使っているから望遠鏡越しのように見える

 

本郷「クソ…」

 

どこもかしこも火事だらけでいるのは人とゾンビ、まだ生きている人はゾンビに喰われている姿しかない

 

本郷「ここからじゃ……間に合わない……せめて、ここの人達だけでも守りたい………ん?」

 

本郷はあることに気づいた、建設中の大きい建物が燃えている、そしてその上に何かがいる

 

本郷はよく見たするとジルと背中に大きな燃料タンクらしき物を背負い火炎放射器を持った怪物が戦っていた

 

本郷「⁉️、ここからじゃロケットランチャー届かないな…でも、行くしかない」

 

本郷は変身し仮面を着けた

 

本郷「ふぅ……ハッ‼️」

 

本郷はビルの上を次から次へと飛んでいった

 

 

 

ガチャ

 

ドアが開く

 

マリー「あの、本郷さんお話があるんですけど//」

 

マリー「あれ?…本郷さ~ん……どこ行ったんだろ、」

 

本郷「ハッ‼️フッ‼️ハァ…ハァ…ここからなら…」

 

ギリギリ届きそうな距離に着いた

 

本郷は構えて、撃った

 

ジル「キャっ‼️えっ…どこから」

 

怪物「グァアアァア‼️」

 

ジル「ハッ‼️」

 

ジルは作業用の足場のような所に逃げた壊れて下に落ちたが無事なようだ

 

本郷「…あの怪物、まさかこっちに来るつもりか⁉️」

 

怪物……ネメシスはビルから本郷の所へ来ようとしていた

 

本郷「ッ‼️」

 

ネメシスがこっちに飛んだ瞬間ロケットランチャーを撃った

 

爆風が起こる

 

本郷「どうなった…」

 

火でよく見えない

 

本郷「まだ生きてる…」

 

ネメシスは本郷の方に来ようとしたがジルに逃げられそうなのでジルの方に行った

 

本郷「ヤバい‼️」

 

本郷はネメシスの所へ向かおうとしたがジルがどこかの建物に逃げ込んだネメシスは入口の場所を暴落させて入れなくした

 

本郷「チッ‼️…あれは」

 

大型トラックがあった

 

本郷「ギリギリホテルの人達入れるか…」

 

本郷はトラックに乗りホテルに向かった

 

 

 

 

 

 

 

           ホテル

 

 

 

 

 

 

本郷「皆お客さんを集めて‼️」

 

マリー「えっ?」

 

本郷「トラックで脱出する‼️

 

 

 

 

 

          数分後

 

 

本郷「ガソリンスタンド…あのおっちゃんも無事じゃないんだろうな…クソ…」

 

本郷が道路を走っていた時ガソリンスタンドを通り過ぎて10分程経った時、緑の乗用車がラクーンシティに向かって走って行った

 

 

本郷が止まった

 

本郷「誰か運転してくれ」

 

マリー「あっ疲れてますよね、私達の為に危ないのに外にでて行って私が代わりまし「オレはさっきのパトカーを止めてくる」

 

マリー「えっ?いやいや、はっ?ラクーンシティに戻るってことですか?だめですよ許しませんよ、行かないでください‼️」

 

本郷「ごめん‼️」

 

本郷は走って行った改造人間である本郷のスピードには誰もついて行けない

 

マリー「待って‼️…そんな…」

 

店長「本郷くんの言うとおりにしよう…」

 

マリー「………はい…」

 

 

本郷はトラックが行ったのを確認するとサイクロン号を呼んでガソリンスタンドに向かった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




次回番外編


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

番外編 ホテルに行く途中に起きた結構大変な出来事

無双する、以上


本郷がしょうがなく帰ろうとして少し経った時

 

本郷「⁉️、おいおい…来やがったか、」

 

ネメシスが建物の屋上に居た

 

本郷はすぐさま変身し仮面を着け戦闘体制に入ったそしてネメシスの所へ向かった

 

本郷 (どう来る‼️……なっ⁉️)

 

ネメシスは急に下を踏み始めた

 

本郷「うわ‼️」

 

下が壊れて本郷は体制を崩して下の階に落下した

 

本郷「チッ‼️……がッ‼️」

 

ネメシスは本郷を片手で押さえつけもう片方の手で殴ろうとしてきた

 

本郷「ふざけんなッ‼️、くっ‼️」

 

なんとか両手で受け止めるがいずれ限界が来る

 

本郷「ガァッ‼️」

 

一か八かネメシスの顔面をぶん殴ろうとするが、その隙に殴られた

 

本郷「クソ‼️、じゃあこれならどうだ‼️」

 

本郷は何を思ったか一度変身を解除した

 

本郷「グウゥウアァアァアア‼️」

 

本郷はあのバッタの姿になり腕のカッターのようなトゲで押さえつけているネメシスの腕にダメージを与えた

 

ネメシスがもう一度殴ろうとするとその手をトゲで切ったそこまで致命的なダメージではなかったがネメシスは手を離した

 

本郷はその隙に距離を取り改造人間の姿に変わった

 

本郷「ハァ…ハァ…体力使わせやがって…」

 

ネメシスは手を押さえている

 

本郷「ハッ‼️」

 

本郷は別の建物に飛び写りネメシスを迎え撃とうとした

 

ネメシス「HOPPER(ホッパー)ァアァ‼️」

 

ネメシスも飛び移って来た

 

本郷「ッッッラァアアァア‼️」

 

本郷は渾身のパンチを胸に向かって放った

 

ネメシス「ガァアァアアァア‼️」

 

ネメシスの胸を貫いた、そのまま胸を押さえつけネメシスはダウンした

 

本郷「ッッ‼️ダァアアァアア‼️」

 

思いっ切り本郷はネメシスを蹴ったネメシスは向かいの建物に当たった後そのまま地面に落ちていった

 

本郷「ハァ…ハァ…疲れた、ゆっくり帰ったほうがいいな…ぁ」

 

しかし本郷はそのまま少し眠ってしまった

 

本郷「うっ…」

 

本郷は起きた

 

建物の上からある場所を見つけた本郷

 

本郷「……ん?…あれは、」

 

病院に大量のゾンビが押し寄せていた、銃声が聞こえる為恐らく中には人がいる

 

本郷「あれ、やばいぞ‼️」

 

本郷はロケットランチャーを置き病院の外のゾンビの群れに上から突っ込んで行った

 

端から見れば無謀な自殺行為だろう、だが彼が本気を出せば普通に倒せる(多分)

 

本郷「オラァ‼️」

 

空中で変身し仮面を着けたそして適当に選んだゾンビの頭部を膝蹴りで破壊した

 

本郷「フッ‼️ハッ‼️」

 

ゾンビが本郷に気付き一気に押し寄せるが本郷は周りのゾンビを蹴り飛ばした、あまりの勢いに蹴った方向のゾンビ達は倒れたそのまま今度は後ろのゾンビに背を向けたまま頭に裏拳を叩き込んで体制を崩し、そのまま後ろに回転、その勢いを利用して右ストレートを叩き込んだ

 

本郷 (一旦建物の中に入るか…)

 

本郷は病院の窓周辺のゾンビを倒し窓に飛び込み、前転で受け身を取った

 

???「だれだ‼️」

 

そこにはアサルトライフル持ったボサボサ頭の男が居た、本郷は今、銃を向けられている

 

本郷「…………」

 

本郷は黙って手を上げた敵ではないことの意思表示だ

 

しかし、そんな事をしている間もドアが開かれそうになり窓からゾンビが入って来ようとしていた

 

???「⁉️、クソッ‼️おいお前‼️敵じゃないなら手伝え‼️」

 

本郷は構えを取りゾンビに向かっていった

 

 

 

 

 

本郷 (数が多いな…途中から洋館に居た爬虫類野郎と似たようなやつも出てきやがった…)

 

洋館に居たハンターとは別のタイプ、ハンターβ三体と相手をしていた、本郷がこういう特殊なタイプを受け持ち普通のゾンビはあの男に任せている

 

本郷 (チッ‼️)

 

まずは目の前のハンターの腹に思い切り殴りダウンしている隙に頭に思いっきり殴る頭が結構深くへこんでいるしグシャッ見たいな音が鳴っているので恐らく完全に死んでいる、次は右のハンターの顔面に肘をぶちこんだ目と顔の骨がグシャグシャになって痛みに悶えている、その間に攻撃しようとしている左のハンターの攻撃を捌き手刀を頭に食らわせた脳が押し出されたのか目から脳の一部らしき者が垂れて来ているこのハンターはそのまま倒れた、そして悶えているハンターの頭を踏み潰した周りに色々と飛び散った

 

本郷「これでゾンビに集中できる」

 

???「お前喋れるのか⁉️、じゃあ…人間?」

 

本郷「それは後だ、今はこいつらに集中しよう」

 

???「あぁ‼️」

 

ゾンビの単調な動きに対する対処が本郷にとっては簡単でゾンビ相手だと実質、無尽蔵のスタミナだった

 

男のプロの技と本郷の超常的な力でなんとか殲滅することが出来た

 

カルロス「ハァ…ハァ…なぁ、いい忘れてたけど俺の名前はカルロス・オリヴェイラだ………なっ…どこ行ったんだ…」

 

すでに本郷は姿を消していた

 

本郷「速く皆を向かいに行ったほうがいいな…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




久しぶりにシンに変身した気がする


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

新たなる出会い    裏 洋館事件終息

またサブタイトルが二つスタイルです右の方がメインです


ガソリンスタンドに着いた本郷は周りを見渡した

 

本郷「さっきの人は中に入って行ったか…」

 

ガソリンスタンドの建物の扉が開いている

 

本郷は建物に近づき中を覗いた

 

本郷「…奥か?」

 

ガタンッ

 

物音に反応した本郷は先を急いだ

 

本郷「おい‼️大丈夫か‼️」

 

首の辺りを怪我した警官がいた、隣にはドアがある

 

本郷「……もう死んでる…」

 

その時、奥から声が聴こえた

 

???「止まれ‼️、撃つぞ‼️」

 

本郷 (あっちか‼️)

 

次に銃声が聴こえ、本郷は先を急いだ

 

本郷「おい‼️大丈夫か‼️」

 

そこには警官を襲っていたゾンビを倒した青年がいた

 

???「⁉️、あっあんたは?」

 

その時、周りからゾンビが現れ始めた

 

本郷「⁉️、おい‼️行くぞ‼️」

 

???「あぁ‼️」

 

後ろにもゾンビが居るため前の道を通って行った、そしてドアを開けた時

 

???「⁉️、」

 

???「待って‼️撃たないで‼️」

 

???「伏せろ‼️」

 

ドアを開けると髪を後ろに束ねている若い女性が居た後ろのゾンビに気がついて居なかったが青年の迅速な判断で助かった

 

女性「⁉️、ありがとう」

 

青年「礼を言うのはまだ速い」

 

ガソリンスタンドの周りには大量のゾンビに囲まれていた

 

青年「パトカーに乗れ‼️」

 

ドアが開けっ放しのパトカーに全員大急ぎで乗り込み青年がエンジンを掛けてすぐさま逃げ出した

 

 

 

       ラクーンシティへの道路

 

 

 

 

レオン「オレはレオン・ケネディだ、君は?」

 

クレア「私はクレア…クレア・レッドフィールド」

 

本郷「レッドフィールド?」

 

クレア「兄を探しに来たのレオン、あなたと同じ警官の、」

 

本郷の頭の中でピースが組合わさった

 

本郷「もしかして、クリスの妹?」

 

クレア「⁉️、兄を知ってるの⁉️教えて今どこに居るの‼️」

 

本郷「オレも知らない」

 

クレア「そう…」

 

レオン「少し落ち着けよ、」

 

本郷「あと、オレは本郷風地だ…」

 

レオン「あぁ、よろしく」

 

クレア「よろしくね」

 

本郷「よろしく」

 

お互いに自己紹介した後、後ろの席に居る本郷は窓の外を眺めホテルの人達の事を考えていた

 

本郷 (今どこら辺まで行ってるかな…マリーとかオドオドしてるから心配だなぁ…)

 

本郷はマリーの事を考えていると、あの洋館事件の事を思い出した

 

本郷「………………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あの日、本郷が倒れた後

 

 

 

 

本郷「ッ‼️……まだ痛いし体にあまり力が入らない…」

 

立ち上がった本郷は周りを見渡した

 

本郷「もう皆行ったか…」

 

本郷は深呼吸した後、洋館の入り口まで戻って行った

 

 

 

少し前、ウェスカー

 

 

ウェスカー「タイラントもデータも持って帰れないとは…しかしまだあいつが生きてるなら少しは手土産になるか…」

 

 

 

 

 

 

 

 

本郷はホールに着いた所だった

 

本郷「ハァ…やっぱり居たか…」

 

本郷をウェスカーと共に本郷をピンチに追い込んだあの赤いゾンビ

 

本郷「今ならやれる…」

 

本郷は腹部にベルトを出現させ、ベルトを起動した

 

中央の風車が風を切り、本郷の姿が変わる

 

変身した本郷は仮面を着け、戦闘体制に入った

 

 

ウェスカー「ほう…あちらも手土産になりそうだ」

 

ウェスカーはホールの上から隠れてビデオカメラで映像を撮り、本郷のデータを収集していた

 

本郷「ハァッ‼️」

 

腹部への本郷のパンチが響いたのかゾンビはダウンした

 

本郷「ハァアアァアア‼️」

 

四つん這いの状態のゾンビの頭にまっすぐパンチを繰り出しゾンビの頭が中身と共に飛び散る本郷の手が少し首の断面からゾンビの体の中に入っている

 

本郷「ハァ…ハァ…」

 

???「アァアアアァ‼️」

 

ウェスカー「⁉️、」

 

何かにウェスカーは上から落とされたがすぐに着地し体制を立て直した

 

本郷「⁉️」

 

ウェスカー「フンッ」

 

上からウェスカーを落とした物が追ってきた

 

本郷「ハァ…どうしてこうなるかなぁ…」

 

リサトレヴァー「アァアアァ‼️」

 

リサトレヴァーが近づいて来る

 

ウェスカー「ハッ⁉️」

 

ウェスカーはリサトレヴァーと本郷の上にあるシャンデリアに目を向け、打ち落とした

 

本郷「クソッ‼️」

 

ウェスカー「お前は巻き込まれなかったのか……」

 

本郷は少しかすったが避けた、しかしその時Tワクチンを落としてしまった

 

ウェスカー「これは…」

 

元の姿に戻った本郷が言う

 

本郷「Tウイルスのワクチンだ」

 

ウェスカー「⁉️」

 

本郷「言っとくがショッカーの技術で作られた物だからお前らじゃあ再現無理だろ?、それにこんな危なっかしいウイルスを作ってるんだ、そんな物そもそも要らないだろう」

 

ウェスカー「…フンッ」

 

少しワクチンを眺めた後に適当な方向へ投げた

 

本郷「⁉️、チッ」

 

それをキャッチしようとした本郷にウェスカーはナイフを突き差し引き抜いた

 

ウェスカー「最後に取れそうな手土産は取った…もうここには用はない」

 

ウェスカーは正面扉から外に出ていこうととした

 

本郷「………………」

 

本郷はシャンデリアの下敷きになったリサトレヴァーを眺めた

  

本郷「少しでも、人間に近いまま…」

 

ウェスカー「フンッ…言っとくがそいつの体内のTウイルスは変異し普通の物とは違…「少し黙れ」

 

本郷はTワクチンを刺した

 

本郷「Tウイルスが変異しているだの言ってるがオレよりはマシだ」

 

ウェスカー「だったらどうした?人間に戻るわけでもないのに…」

 

本郷「黙れ」

 

ウェスカーはそのまま正面扉から出ていった

 

本郷「…………………」

 

本郷は優しい瞳でリサトレヴァーを見つめている

 

リサトレヴァー「アァアア…マ……ァ…マ」

 

リサトレヴァーの人の皮膚で作られた被り物の隙間から見える目には涙があった

 

本郷はそのまま立ち上がり正面扉の前でリサトレヴァーに向かって言った

 

本郷「さようなら…」

 

そう言って本郷は外に向かった

 

 

 

 

 

 

 

洋館から少し離れた場所で爆発音が後ろでなり響いた

 

本郷「ッ‼️」

 

本郷に飛んで来た木片が突き刺さった

 

本郷「あぁッ‼️…クソ……ハァ…」

 

木片を抜いた本郷は周りの木にもたれ掛かりながら歩いた家に帰る為に

 

 

 

 

            家

 

 

本郷「まったく……最悪だった…」

 

一言呟き眠りに入った

 

 

 

 

 

夜、ホテルの休憩室

 

マリー「今日は……来ないのかな…てゆーか何処に住んでるんだろ…」

 

マリーはそう呟いた

 

若い女性スタッフ「お~い、ぼーっとしてるよ?」

 

マリー「えっ⁉️ごめん…」

 

若い女性スタッフ (ぜってぇあの人に惚れてる…)

 

若い女性スタッフ「ちよっと耳貸して」

 

マリー「?」

 

若い女性スタッフ「あそこの森に住んでるって、この前聞いといて上げたから押し掛けて見たら?」

 

マリー「えっ…押し掛けたらそれはただの危ない人じゃ「女には時には大胆さが必要なのよ?」

 

マリー「…はい‼️分かりました‼️もう仕事終わりなので行って来ます‼️」

 

女性スタッフ「えっ…」

 

マリー「でっ、どこら辺ですか?」

 

女性スタッフ「あっ…えぇと…ここら辺…」

 

少し引き気味でラクーンシティ周辺の地図に指を刺した

 

マリー「貸してください‼️」

 

強引に地図を奪い指刺した場所にペンで目印を着けた

 

マリーは大急ぎで着替え本郷の元へ向かった

 

 

 

 

 

 

 

          数時間後

 

 

 

 

マリー「ん?あれは…」

 

マリーはボロボロの小屋のような物とガレージのような物を見つけた

 

マリー「あっちの小屋かな……えっ⁉️」

 

血を流しながら倒れて居る本郷を見つけた

 

マリーは手を口に当てて震えている

 

マリー「本郷さん‼️」

 

マリー (どうしよう‼️)

 

マリーはカバンの中から新品の水のペットボトルとハンカチを取り出しハンカチを濡らした

 

マリー (とりあえず拭かないと‼️)

 

マリーは本郷の背中の傷周りを拭き始めた、かなり深くまで切れている

 

マリー「あとは…」

 

布団を被せた

 

マリー「私が居ますから…」

 

本郷「ハァ…ハァ……」

 

 

 

 

 

 

マリー「安定したのかな?これって……もう居ても迷惑だよね…」

 

マリーは自分に出きるのはもうこれぐらいと判断し帰って行った

 

 

本郷「……ありがとね…」

 

実は起きていた本郷は感謝を呟いた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




お気に入りにしてる人が今さら60人居ること知ってビビった


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

警察署

 

 

警察署へ向かう時、どこからか放送が聞こえた

 

放送「大規模な暴動が発生しました、気をつけてください」

 

クレア「……ねぇ、私たち以外にも生存者居るわよね?…」

 

クレアが不安そうに聞く

 

本郷「何人かは助けたけど今は分からない…」

 

レオン「デカイ街だきっといる」

 

クレア「もし居なかったら…」

 

レオン「………………………」

 

レオンは黙った

 

車を走らせていると目の前の上に線路の通った道路が散乱した車のせいで行き止まりになっていた

 

レオン「ここからは歩くしかないか」

 

その時クレアが窓の外を見た

 

クレア「走るの間違い?」

 

クレアの見た方向には二体のゾンビが人を食っていた

 

レオン「⁉️」

 

その時レオンの方の窓に別のゾンビが張り付いたそして大量のゾンビに周りを囲まれた

 

クレア「レオン‼️早くバックして‼️」

 

本郷「おい‼️ヤバいぞ‼️」

 

後ろから動きのおかしい大型トラックが燃料を詰んで車を押し退けながら向かってくる

 

レオン「まずい‼️早く降りろ‼️」

 

クレア「開かない‼️」

 

トラックが横に突っ込み横転しこっちに向かって来た

 

トラックと激突した車からレオンとクレアはふらふらとした足取りで外に出た、しかしその時二人は気づいていなかった、車からオイルが漏れもうすぐ爆発すること、そして気づいていない事がもうひとつ、車から出る前にトラックが当たる瞬間、変身した本郷が車の屋根を素手で突き破り二人の安全の為に出来るだけトラックの威力を落とそうと空中でトラックを蹴った事

 

本郷 (空中じゃ身動きが取れないってのは分かってたけどあっちの勢いで吹き飛ばされるとまでは思わなかった…)

 

空中でそんな事を考えていた本郷は散乱した車の場所に吹き飛ばされた

 

本郷 「あぁ…クソ」

 

車の方から爆発音が聞こえた

 

イラついている本郷は見られる前に上の止まった電車に目を向け、そのまま窓に向かって飛び窓を突き破って電車に入った

 

本郷「疲れたな…」

 

変身を解いた仰向けの本郷は呟いた、その時聞き覚えのある嫌悪感を抱く音が聞こえた

 

本郷「疲れたって……言ったそばから…」

 

奥の方で男のゾンビが電車の席の上で人を食っている、本郷に気づいたゾンビは本郷の方を向いた血で濡れた口は今そこで人を食っていた事を物語っている

 

本郷「マジか…」

 

周りの死体だと思っていた物がゾンビとして立ち上がったこの状況は出来るだけ体力を温存して起きたい本郷にとっては嫌な状況だった

 

本郷「⁉️、ちょっと寄越せ‼️」

 

たまたま居た警官のゾンビのホルスターから銃を抜き取った

 

本郷「どけ‼️」

 

ゾンビの少ない方に向かい邪魔なゾンビは足を撃ってよろめいた所を無理矢理通った

 

本郷「上の方から行くか」

 

外の線路に出た本郷は電車の上を通ればレオンの言っていた警察署方面に出れるのでは、と思った電車の上に飛び乗り小走りで走った

 

本郷「あそこか?」

 

走っていると建物と建物の間に門の上にRPDと書かれた警察署らしき物を見つけた

 

本郷「見つけた」

 

下に降りて警察署にむかった

 

 

 

 

 

 

 

 

          警察署前

 

 

 

 

 

 

本郷「フンッ‼️」

 

大量のゾンビが居た門の上を軽く助走を着けて飛び越えた

 

本郷「ちゃんと閉めてるな」

 

かんぬきで閉じられた門を見てここから外のゾンビが入って来る事はないと安心した本郷は扉に向かった

 

本郷「レオン」

 

レオン「本郷‼️何処に居たんだ‼️」

 

本郷「すまん」

 

レオン「オレはこれから警察署内を探索してくるこのマービンと一緒に居てくれ」

 

ソファーに居たのは腹部から血を流している黒人の警官だった腹部を抑えていて呼吸が不安定だ

 

マービン「マービン…ブラナーだ…」

 

本郷「よろしく…それより大丈夫か?」

 

マービン「フゥ…ハァ…大丈夫だ…」

 

レオン「オレは行ってくる」

 

本郷「あぁ」

 

レオンは鉄格子のようなシャッターを開けてその先のドアに向かって行った

 

マービン「ハハッ…お前あん時の悪ガキだろ…」

 

本郷「やっぱ気づいてた?」

 

マービン「ッ‼️…ハァ、まぁこっち来て話をしよう暇…だからな」

 

本郷「そうだな…」

 

少し雑談をした後に聞いた

 

本郷「………噛まれたのか…」

 

マービン「あぁ…もう治らない」

 

本郷「注射器はあるか?」

 

マービン「持病を持ってるのか?薬を打つ注射器か何かを失くしたのか?」

 

本郷「違う、そうじゃない」

 

マービン「何をするつもりだ?」

 

真剣な顔で言った

 

本郷「治せるかも知れないだけだけど」

 

マービン「⁉️、どういうことだ…」

 

本郷「有るのか無いのか言ってくれ」

 

マービン「お前…何なんだ?」

 

本郷「速く」

 

マービン「……S.T.A.R.S.のオフィスの救急箱の中に有る」

 

本郷「わかった」

 

マービン「待て⁉️ガッ‼️」

 

本郷「大丈夫か‼️」

 

マービン「あ…あぁ」

 

本郷「……………」

 

マービン「頼む…行くな」

 

本郷「…わかった」

 

本郷はソファーに座った

 

マービン「S.T.A.R.S.の持ってる…サムライエッジって名前の特別製の銃が有ってな…もうS.T.A.R.S.の必要な分はあるのに何故かトランクケースの中に新しいサムライエッジが有ったんだ……それでそのS.T.A.R.S.の知り合いの隊員に聞いたんだ、なんでそんなのが有るんだってそしたら友達にやる物だからお前にはやらないぞってな…その友達の名前をその時聞いたんだ出れる…お前の名前を聞かせてくれないか?」

 

本郷「本郷…風地だ……」

 

マービン「…これを持ってけ」

 

本郷「?、これは」

 

マービンは小さい鍵を取り出し本郷に渡した

 

マービン「さっき言ったトランクケースの鍵だ…そいつが居なくなった時に預かった」

 

本郷「ありがとう」

 

マービン「あぁ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




今さらながらキャラ紹介

キャラ

本郷風地

もうすぐ高校三年生になる18歳髪がキレイで以外と顔が整っているスタイルは普通、元々は身体能力は普通だったが死神博士により改造人間になり一命を取り留め、人知を越えた力を手にいれるが人間かは微妙な存在になる、偶然Tウイルスに感染しショッカーが構想していた改造人間とTウイルスのハイブリッドに近い存在になる

裏設定 年上でもできるだけタメ語で話すという謎のポリシーを持っている、あと何故か無意識に口調が安定しないそして彼の過去はまだかなり謎ちなみに出来るだけラクーンシティで人を助けてその人達からはめっちゃ感謝されてる





マリー・トレヴァー

リサトレヴァーの親戚でリサトレヴァーのことは昔行方不明になった見たいに聞いている金髪で目はグリーン、スタイルはちよっといい

組織

ショッカー

別の世界で世界征服を狙っていたが本郷猛と言う青年を改造人間にした後、脳改造する前に逃げられその後もう一人の改造人間と共に壊滅寸前まで追い込まれるが本編の世界に逃げたが今度は利用しようとしたアンブレラに壊滅させられた挙げ句、技術等を奪われ踏み台にされた





















目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

サムライエッジ

マ☆ー☆ビ☆ン☆生☆存


本郷は何処からか見つけた椅子に座っていた

 

マービン「ゴホッゴホッ‼️」

 

本郷 (酷くなってる…)

 

レオンはマービンがカメラをチェックした時に写っていたクレアの所へ向かった為に恐らく当分戻ってこない

 

本郷「……余り無理せずに休め…」

 

マービン「あぁ……少し…休ませてもらう…」

 

マービンはソファーの上で寝た

 

本郷「……寝たのか?…」

 

本郷は立ち上がりマービンの銃をこっそり奪った

 

本郷 (さすがにホルスター盗ったらバレるか…)

 

本郷は一つ疑問に思い呟いた

 

本郷「……さっきから何なんだこの音は…あの黒いやつの足音がこんなだったような……もしあいつが居るんだったらヤバいな…」

 

本郷は探索の為、運が良ければS.T.A.R.S.オフィスに行くため適当に選んだ扉を開けようとした

 

しかし、一瞬本郷の右手が止まる

 

本郷 (この先に居る‼️)

 

そのままドアをこじ開けた瞬間変身した無理矢理こじ開けられたドアはボドボドボロボロだ

 

そして、ドアの先に居たのは黒いコートに身を包みスキンヘッドの白い人間の大男のような怪物だった

 

本郷「こっちだ着いてこい‼️」

 

本郷はマービンの安全の為怪物を蹴って奥の廊下へ怪物を誘導する

 

本郷「ダァア‼️」

 

後ろの怪物に壁を蹴った勢いを利用し回転蹴りを喰らわせた

 

本郷「……手応えはあったけど…これだけじゃ死なないか…」

 

確かに本郷の感覚的には手応えはあったが怪物…タイラントには少しの間ダウンする程度のダメージしかなかった

 

本郷「この隙に探索するか」

 

本郷は先に進んだ

 

本郷「もしかしてここか?」

 

いつの間にか変身を解いた本郷が適当に選んだ扉を開けた(普通に開けたかこじ開けたかは創造に任せる…)そこは恐らく何かのオフィスのような場所だ

 

本郷「⁉️、よかった…あった」

 

ここがS.T.A.R.S.オフィスだったようで壁に掛けてあった救急箱の中を確認し注射器が入ってある事を確認した本郷は安心で胸を撫で下ろした

 

本郷「さて、行くか」

 

本郷がドアを触れようとした時

 

本郷「……そういえば特別製の銃がどうのこうのって…」

 

マービンから貰った鍵を取り出し一瞬眺めた後部屋を凝視した

 

本郷「何処だ…」

 

そこら辺の机を片っ端からこじ開けた

 

本郷「…いや、トランクケースだったからこの机には入らないか」

 

一つの机の横を見た、横のフックに二つのトランクケースがぶら下げてある。細長い物とハンドガンが二丁入る程の大きさのトランクケースが有った

 

本郷「学校の机もこんなんだったな…」

 

戻れるかどうかも不安な過去の記憶がフラッシュバック………しなかった

 

本郷「……あれ?…まぁいいか…マービン二つなんて言ってなかったよな…」

 

興味がなさそうに一蹴しトランクケースの鍵を両方開けた。片方の箱にはサムライエッジサイクロンモデルとバレルの横に刻印された、かつて本郷が使っていたベレッタの面影がある。

 

もう一つもバレルの横にサムライエッジグランドモデルと刻印された、かつて本郷が使っていたデザートイーグルの面影がある

 

本郷「こっちは…」

 

細長いトランクケースにはショットガンが入っていた洋館事件の時リサトレヴァーと戦う時に壊れたあのショットガンの面影がある

 

本郷「これで全部か」

 

本郷はマービンの元へ向かった、タイラントは別の所に行ったらしい。

 

 

 

 

          警察署ホール

 

 

 

 

マービン「ハァ…勝手に人の銃を取るな…」

     

本郷「すまない…」

 

マービン「……まぁいい、オレが持ってても意味がないからなお前に譲る」

 

本郷「いや、銃なら特別製が有る」

 

本郷はトランクケースの中身を取り出した

 

マービン「…じゃあ、ゴホッ…返せ」

 

本郷「あぁ…」

 

本郷はマービンに銃を返した

 

本郷「マービン、目をつぶってくれ」

 

本郷は注射器を取り出した

 

マービン「おい…何をするつもりだ」

 

本郷「頼む」

 

マービン「……ハァ…わかった…だが変な物は入れるなよ」

 

マービンは目をつぶった

 

マービン「やるなら早くしろ」

 

マービンは腕を付き出した

 

本郷「わかった」

 

本郷は自分の血を抜き始めた

 

本郷 (オレの中にある体内のナノマシンの簡単な操作ぐらいなら出来るはずだ)

 

そのままマービンの腕に注射器を使って血液を入れた

 

本郷「終わったぞ」

 

マービン「あぁ…」

 

本郷 (Tウイルスを除去するのと同時に傷の治りを少しの間速くした、その内腹の傷も治るだろう)

 

本郷「取り敢えず、救急箱が有るんだし治療しよう」

 

マービン「あぁ、頼む」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




サムライエッジはカッコいい


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

ウィリアム・バーキン   G

最近投稿してなかったのすみませんでしたアァアァ‼️


 

 

 

 

 

 

 

 

 

本郷「どんな感じだ?」

 

本郷がマービンに傷の具合を聞く

 

マービン「あぁ、結構いい感じだ」

 

本郷「よかったな」

 

レオン「オレはあそこを開けてみる」

 

レオンはホールにある女神像の前で何かしている

 

レオン「開いた、行こう‼️」

 

本郷「あぁ」

 

マービン「あぁ行こう」

 

マービンと本郷は立ち上がり地下への扉を通った

 

レオン「それにしてもあの白い怪物には苦戦させられた」

 

本郷 (……付いていってやった方が良かったかな…)

 

先には以外と豪華な部屋があったが横には質素な下へのエレベーターがある、エレベーターで下へ向かった先の暗い道を通って行った

 

            数分後

 

           地下の廊下

 

 

ボイラー等があり周りには少し蒸気が出ている廊下を歩いていた

 

???「アァアァアア‼️」

 

レオン「なんだ⁉️」

 

どこからか足音と叫び声が聞こえた

 

本郷「オレが見てくる」

 

レオン「おい、ちょっと待て」

 

レオンが本郷の肩を掴んだ

 

マービン「どうした?本郷」

 

本郷「頼む、大丈夫だから」

 

レオン「ダメだ、オレも付いていく」

 

本郷「わかった…」

 

レオン「マービンはまだ怪我が治っていないだろう?ここで待って居てくれ」

 

マービン「ハァ…すまない、任せる」

 

 

そしてパイプ等がたくさんある場所が下に見える場所に出た

 

右の方へ進むと小さな部屋の入り口が倒れたロッカーに遮られていた

 

本郷「どかしてみるか」

 

レオン「あぁ」

 

レオンと本郷はロッカーを横に退かした

 

本郷「よし、入れるな…」

 

本郷は嫌な感覚を感じ咄嗟に部屋に入ろうとしたレオンの肩を掴んで止めた

 

レオン「どうした?」

 

その時部屋の屋根から怪物が降りて来た

 

本郷「なっ⁉️」

 

本郷はレオンを庇い下に弾き飛ばされ、レオンは捕まれ下に叩きつけられた

 

レオン「マジかよ、ッ‼️」

 

何度も叩きつけられ下の部分が歪んできたそのまま案の定下が抜けてレオンは怪物と共に落ちた

 

レオン「グァッ‼️」

 

怪物とレオンが立ち上がった

 

怪物は左半分は白衣を着た髪の短い金髪の男性だが右肩に大きな目があり右上半身は完全に変異している。右手に持った鉄パイプで殴られたらひとたまりもないだろう

 

レオン「クソッ‼️」

 

レオンは距離を取り応戦したが鉄パイプで叩かれ倒れた

 

レオン「ぐっ‼️」

 

レオンは怪物の方を見た

 

怪物「ガァアァアアァ‼️」

 

しかしその時レオンは怪物の後ろに立ち込める蒸気の中に人影を見た気がした

 

レオン (あれは…)

 

???「ハァッ‼️」

 

バッタのような仮面を着けた誰かが怪物の背中に向かって飛び蹴りをした

 

怪物「アァアァアァアァ⁉️」

 

怪物は直ぐ様後ろにパイプを叩きつけたが仮面を着けた男……本郷は怪物の右手に自分の右手で体を空中に持って行き顔面を蹴った

 

怪物「アァアァア‼️」

 

本郷「オラァ‼️」

 

右肩の目玉に拳をぶちこんだ

 

怪物「グァア‼️」

 

しかし怪物も負けじと本郷を掴んだ

 

本郷「ハァ⁉️」

 

怪物「がっアァアァ‼️」

 

そのまま怪物と本郷は暗い下に落ちていった

 

レオン「ハァ…ハァ…」

 

しかし本郷は壁の出っ張りに捕まっていた

 

本郷「あの程度で死んでたまるか…」

 

足音から察するにレオンは先に進んだようだ

 

本郷 (多分叩き落とされた時にこういう深い所に落ちて死んだと思われてるよな、これ)

 

本郷は壁を蹴り上に戻った

 

本郷「マービンの所に戻るか」

 

変身解除した本郷はマービンの所に戻った

 

マービン「レオンは?」

 

本郷「下に落ちて一緒に行けなくなった」

 

マービン「そうか…」

 

本郷「一旦戻ろう」

 

その頃クレア

 

警察署ホール

 

クレア「誰か居る?」

 

クレアの言葉に反応する物は居ない…しかし

 

クレア「全く…」

 

しかし奥の方からゾンビが数体現れた

 

クレア「ハァ…」

 

 

 

本郷side」

 

ホールへの出口の前に立っていた

 

本郷「⁉️」

 

出口が開いた瞬間駆け出したクレアが弾切れを起こし二体のゾンビの囲まれていた

 

本郷「ハァ‼️」

 

まず一体のゾンビの首を後ろからへし折った、こちらに気づいたもう一体が本郷に向かって来たが本郷のアッパーからの回し蹴りによって吹き飛んだ

 

本郷「これで終わりか」

 

しかしゾンビが少し動いたのに気がついた本郷は立ち上がる前にサムライエッジCを二発頭部に打ち込んだ

 

本郷「今度は終わったな…」

 

マービンがクレアの方を向く

 

マービン「確かレオンの知り合いだったよな?」

 

クレア「あなたは?」

 

マービン「マービンブラナーだ、よろしく」

 

マービンが手を差し出した

 

クレア「えぇよろしく」

 

二人が挨拶をしていると本郷は意味深にソファーを眺めて何か考え事をしているようだった

 

本郷「マービン、クレア」

 

マービン「どうした」

 

本郷「ソファーだとかクッションになりそうな物をあそこに落として安全に下に降りる」

 

クレア「…時間がかかりそうだけど分かったわ」

 

本郷「あぁ」

 

 

 

数十分後

 

地下

 

ソファー等を落とした後下を本郷は眺めていた

 

本郷 (さすがにあの化け物が登って来たりはしてないな)

 

クレアの方はあの怪物が現れた部屋を見ていた入り口はあの時のようにロッカーで遮られている。本郷も気になり部屋を見て疑問に思った

 

本郷「?、あそこは確か…ロッカーをどけたはず」

 

クレアがロッカーの隙間を覗き込んだ

 

クレア「誰か居るの?」

 

するとダンボールの裏に隠れていた金髪の少女が現れた

 

クレア「大丈夫?私が助けあげる」

 

少女「…」

 

少女がこちらに来ようとすると、つい少し前に聞いたうめき声が部屋に響いた

 

少女「⁉️」

 

本郷「マジかぁ…」

 

下の階に怪物が登って来ようとしていた

 

本郷は銃を二本構え登って来ようとしている怪物に向かって連射した

 

本郷「チッ時間稼ぎぐらいにしか成らないか」

 

本郷は下に降り登ろうとしている怪物に近距離からショットガンをぶちこんだ

 

怪物「アァアァアァアァ‼️」

 

また落ちた

 

本郷「ふぅ…」

 

本郷は上へのはしごを見た

 

本郷「あそこか…もう大丈夫だ‼️」

 

少女「…ねぇ」

 

本郷「何?」

 

少女「ママを探して欲しいの」

 

クレア「こんな所に居るの?」

 

少女「居ると思う…いて欲しい」

 

マービンが少女に近づいて言った

 

マービン「大丈夫、オレは警官だから君のお母さんはオレ達皆で探す」

 

本郷 (あんなに小さいのに…不安だろうな)

 

本郷「まぁ皆取り敢えず降りて来てくれ」

 

クレア「ちよっと待って」

 

その後全員降りて来たがクッション越しでもさすがに痛かったらしい

 

本郷「さて、行くか…あっ、なぁクレアはいこれ」

 

本郷がクレアに銃弾を渡した

 

クレア「ありがとう」

 

本郷「クレアが弾切れ起こしてるの忘れてたから」

 

クレア「あと本郷もリロードし忘れてるわよ」

 

本郷はあっとなり慌てて銃に弾を込めた

 

本郷「ありがとう」

 

クレア「別にいいわよ」

 

そして先に進み始めた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

クソ野郎にブチ切れた

あいつが出ます


本郷達は先に進んだ先にあったはしごを登り駐車場に着いた

 

駐車場には大きなゲートがありカードキーを認識する装置が横に置いてある

 

クレア「…カードキーが要るの?…来て全員で持ち上げて見ましょう」

 

そして全員で持ち上げようとしたがさすがに開かなかった(本郷が本気出せば普通に開く、そしてちょっとだけゲートが曲がって本郷が内心焦った)

 

本郷「開かないなぁ」

 

少女「こっちなのに…」

 

その時知らない男の声が聞こえた

 

男性「シェリー?」

 

そのまま近づいて来る。白い髪の毛に白いひげ、そして小太りな体を高そうな服で包んだ風貌をしている

 

男性「随分探したぞシェリーこの状況で一人で出るとは勇ましいさぁお母さんの所に行こう」

 

マービン「…署長?」

 

クレアが少女…シェリーを庇うように前に出ると男はクレアに銃を向けた

 

マービン「⁉️」

 

男性「手を挙げてひざをつけ」

 

クレア「ウソでしょ…」

 

マービン「どういう事です‼️」

 

すると男性が後ろの車に向かって撃ち威嚇射撃した

 

男性「早くひざをつけ」

 

依然、銃口はクレアの方を向いている

 

男性「お前らもだ」

 

本郷 (クソ…)

 

男性「シェリー手を縛れ」

 

そう言うと紐をシェリーの方へ投げた

 

シェリー「何でこんなこと…」

 

男が銃口をシェリーに向けて言った

 

男性「黙れ、縛るんだ」

 

本郷は一瞬男に掴みかかりそうになったが今相手を刺激すれば皆が危険にさらされると自分に言い聞かせ抑えた

 

男がクレアに銃を突き付け言った

 

男性「いいのか?言う通りにしないとこいつは死ぬぞ」

 

シェリーはクレアの手を縛った

 

クレア「どういうつもり?」

 

男性「犯罪者から子供を守らないとな」

 

イラつく冗談をほざきながらカードキーでゲートを開いた

 

男性「シェリーおいで」

 

クレア「何をする気」

 

男性「関係ないだろう」

 

クレア「その子を傷つけたら許さないから‼️」

 

そう言った瞬間、男はクレアを蹴った

 

男性「シェリーこっちに来るんだ」

 

今度は倒れたクレアに銃を突き付け男は言った

 

男性「名前は?」

 

今度は強めの怒気を含みながら

 

男性「名前を言えと言ってるんだ‼️」

 

クレア「クレアよ‼️」

 

男性「シェリー私と一緒に来ないとクレアが死んでしまうぞ」

 

シェリー「分かったから‼️やめて‼️」

 

シェリー「ママの所へ連れてって」

 

男性「ああ、もちろんだとも」

 

クレア「信じちゃダメ‼️ウソよ‼️」

 

その時クレアの頬を叩いた

 

シェリー「クレアをぶたないで‼️」

 

男性「オレのやり方にいちいち指図するな‼️」

 

シェリー「やめて‼️離して‼️」

 

男性「躾がなってない様だな厳しく仕込んでやる」

 

シェリーの手を乱暴に引っ張りカードキーを抜いた後シェリーを連れて行った。しかしその時クレアは手の縄を外したが間に合わなかった

 

クレア「覚えてろ‼️ゲス野郎‼️」

 

そう言ってゲートを蹴った

 

本郷「クソッ‼️」

 

本郷「………二人共あっちに何かないか見てきてくれ」

 

マービン「分かった」

 

クレア「あいつもしかしてここの署長?」

 

マービン「ハァ……ああ警察署長だ」

 

クレア「私達は何かないか探してくる」

 

本郷「オレはここを探してみる」

 

クレア「えぇお願い」

 

そしてクレア達が別の所に行ったのを確認するとゲートに手をかけた

 

本郷「ハァ‼️」

 

明らかにぶっ壊れたと分かる鳴らしちゃいけない音が響き渡る

 

本郷「あの胸糞悪いやつは一発殴らないと気がすまない」

 

本郷は一足先に進んでいった

 

 

 

 

 



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

廃棄品

 

 

 

 

 

 

本郷が先に進むとガンショップケンドと言う店名がネオンで光っている看板を掲げた銃の店があった

 

本郷「ん?、あれレオンか?」

 

レオンともう一人サングラスにコートのショートヘアーをしている女性が見えた

 

本郷「見つけた」

 

早歩きで行き店に入ろうとすると

 

???「動くな‼️」

 

本郷「⁉️」

 

黒髪の中年の男性がレオン達に向けられていたショットガンの銃口を本郷に向けていった

 

レオン「本郷‼️」

 

レオンは本郷が生きているのを見て安堵した

 

とは言っても危険な状況には違いないが

 

男「さっさと出ていけ‼️」

 

男性の後ろの部屋から男性を心配し様子のおかしい少女が出てきた左目が白く変色している

 

レオン「その子、症状が出てる」

 

男性が激昂した

 

男性「黙れ‼️、娘の事はお前には関係ないだろ‼️」

 

しかし女性がハンドガンを男性に向けて言った

 

女性「銃を捨てて」

 

今度は少女に銃口を向けた

 

男性「やめろ‼️」

 

男性が少女の前に出た

 

女性「そこを退いてその子が変わる前に処理しないと」

 

男性は女性にショットガンを向けたいる

 

男性「処理だと?オレの娘なんだぞ‼️」

 

レオン「エイダ…もういいだろ」

 

女性……エイダが銃を下ろす

 

男性「エマ、そこを出るなと言っただろ」

 

少女「パパ?」

 

本郷 (まさか…もうほとんど目が見えてないのか?)

 

男性が娘を抱き締めた

 

男性「ああ、パパはここだ…」

 

レオン達に言った

 

男性「あいつらにやられたんだ…家族みんな…」

 

男性「あんた警官だろ⁉️なんでこんなことになったんだ‼️なんで俺達がこんな目にあう‼️、なぁ‼️」

 

もう一度娘を抱き締めた

 

本郷「…治せる」

 

男性「は?」

 

本郷「治せるっつってんだろ‼️」

 

少女を引っ張り部屋の中に入って行った

 

男性「おっ、おい‼️あんた何するつもりだ‼️」

 

本郷「オレを信じろ‼️」

 

男性「おい‼️、答えろ‼️」

 

本郷が少女の肩に手を当て言った

 

本郷「今からやることを…秘密にして欲しい怖いなら目をつぶっても良いから」

 

少女「お医者さんなの?」

 

本郷「ああ、そうだよ」

 

本郷は注射器を取り出した

 

 

 

 

              数分後

 

 

 

本郷と少女が出てきた

 

男性が本気の肩を揺さぶった

 

男性「なぁ‼️エマは助かったのか⁉️」

 

本郷「少し経てば完全に治る……ただ左目は助からないかもしれない」

 

男性「娘を助けてくれてありがとうッ‼️」

 

男性はその場で泣いた

 

少女「パパ…」

 

男性「エマ‼️」

 

また抱き締めた

 

 

 

 

 

数分後

 

 

本郷に鍵を渡していた

 

男性「この鍵で路地の扉を開けれる」

 

本郷「ありがとう」

 

レオン「来ないのか?」

 

男性「ああ、ちょうど良いタイミングになったら出る」

 

レオン「分かった」

 

一同は外に出た

 

エイダ (安心させる為にあんな嘘をついたのかしら?…甘いわね)

 

レオン「なぁエイダ」

 

エイダ「何?」

 

レオン「何が起きてるのか教えてくれ、あんな人達を助けたくてオレは警官になったんだ」

 

エイダ「私の任務はアンブレラを止める事なの、命掛けになる」

 

レオン「この街の為ならなんでもやる」

 

本郷「…一つ聞いていいか?」

 

二人「?」

 

本郷「エイダって何なの?」

 

エイダ「FBIよ……それとあなた年下よね…確か、本郷くん?」

 

本郷 (煽ってくるなぁ…)

 

レオン「…早く行こう」

 

エイダ「ええ、そうね」

 

 

 

エイダは道を進みながら話した

 

エイダ「アンブレラ社は知ってるわね?、アンブレラは密かに生物兵器を研究してた…恐ろしいウイルスよ人を不死の怪物に変えてしまう」

 

レオン「今の状況にも説明がつくな」

 

エイダ「だからアネット・バーキンを追ってるアンブレラの研究者でウイルスをばら蒔いた張本人よ、彼女を見つけて捕らえる」

 

そして下水道への入り口に着いた

 

レオン&本郷「………………」

 

エイダ「この先にアネットが居る、お先にどうぞ」

 

レオン「…どうも」

 

本郷「……やだ…」

 

そんな事を言いつつ中に入り歩き出した

 

レオン「科学者がこんな所に居るのか…」

 

エイダ「本部からの情報によればここはアンブレラの施設と繋がってる」

 

レオン「おいおい…下水は公共の物だどうやったらこんな場所を使える?」

 

本郷「……早く出たい…」

 

エイダ「アンブレラは長年ラクーンシティを牛耳ってたからよ」

 

レオン「そうか…」

 

その時急に地震のような振動が来た

 

レオン「地震か⁉️」

 

エイダ「そうだといいけど」

 

少し経ってまた揺れた

 

レオン「またか⁉️」

 

エイダ「引き返すなら今の内よ」

 

レオン「まさか、最後まで付き合うさ」

 

下に降りらなければ行けない所に着いた下には下水が貯まっている

 

本郷が降りた

 

エイダ「残念だけど、そっちよ」

 

本郷「ハァ…」

 

その時また揺れた

 

本郷「あれは?」

 

下水の水面に波紋が起きている箇所があった

 

だんだん大きくなっている

 

本郷「…なんだ?……」

 

本郷が警戒した瞬間巨大なワニが水面から現れた

 

本郷&レオン「ウソだろ⁉️」

 

本郷は走りだした

 

本郷「クソッ‼️ゴミが邪魔なんだよ‼️」

 

ゴミが邪魔でスピードを出せない

 

本郷「ッ‼️」

 

ワニに追いつかれた本郷はワニが口を開けた瞬間口の上に手を掛けワニの頭の空中に行くと同時に変身した

 

本郷「オラアァアァ‼️」

 

ワニの右目をパンチで潰した

 

そのまま本郷は飛び退いた。後ろは坂になっていて下には可燃性のガスが通った巨大パイプがある、上にある隙間を空中で通った

 

ワニは怒りで何も考えずに本郷を追った

 

そのままワニは口にパイプが挟まった、今パイプに銃を撃てばワニの頭は木端微塵(こっぱみじん)だろう

 

変身解除した本郷が銃に手を伸ばそうとした。

 

本郷「ッ⁉️⁉️」

 

しかし背後から途轍もない悪寒がした

 

本郷が後ろをゆっくり振り返ると下水の中に大きな人形(ひとがた)の何かがいた

 

本郷「なんだよ…あれ…動いた?」

 

大きな人形(ひとがた)の怪物は立った

 

体の大きさはタイラントほど、かなり筋肉が肥大化していて皮膚に焼けただれた跡があるが外側に簡単な外骨格のような物が所々形成されている。下半身にはタイラントの防弾コートと似たような物をはいている

 

なにより…頭部に目が行く、ヘルメットのようなものを被っていた

 

バッタのような…

 

本郷の仮面の黄色ベースの色違いのような物だった

 

本郷が絶句しているとワニがパイプを噛みきってこっちに来た

 

本郷「はっ⁉️」

 

しかし怪物はワニの口を引きちぎり頭部を潰した

 

本郷「ヤバい…」

 

今度は本郷を標的にしたようだった

 

怪物「アァアァアァアァ‼️」

 

本郷は変身し構えた

 

本郷「やるしかないな‼️、来い‼️」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




最後に登場したやつの設定

アンブレラが本郷の力を再現しようとしたが問題点の多さに処分、しかし一応は本郷ベースの怪物。
燃やされようと死ななかった

追記 プロトタイラント見たいな感じです。つーかプロトタイラントを元にしてます。




目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

苦戦

ビックリマークのアンケートどうしよう…


バッタの仮面を着けた男は空中に居た

 

なぜならもう一人の仮面に吹き飛ばされたから

 

筋骨隆々と言う言葉の似合う怪物に

 

 

本郷「グハァ‼️」

 

本郷は吹き飛ばされ膝をついた。下水が何故か少ないのが救いだ汚れる部分が少ない。

 

本郷は直ぐに起き上がった

 

怪物の方を見る

 

本郷 (やばい…)

 

怪物が近づいて来る

 

本郷「チッ…」

 

本郷はスゥ…と息を吸い込み自分を落ち着かせようとした

 

本郷は戦った感覚から相手のステータスを見積り始めた

 

本郷 (スピードはオレの方が上、パワーも一応同じぐらいか?…ただ耐久力はあいつが上か…だからさっきから手応えがないのか…)

 

本郷は内心焦っていた

 

本郷 (早く片付けないと恐らくレオンとエイダが来る、そんなことになったら面倒なことになるのは避けられない)

 

本郷は怪物に向かって構え直した

 

本郷「ハッ‼️」

 

本郷は怪物に自ら向かい胴体に連続打撃を喰らわせたがやはりダメージは響かない

 

本郷「ッ‼️」

 

それどころか逆に本郷が胴体にパンチを喰らった。本郷の攻撃を受けた箇所から飛び散る火花と共にダメージが響く

 

今度は倒れないように気合いで立っていた

 

本郷「…アァアァ‼️」

 

本郷は今度はバッタの姿で向かって行った

 

打撃力とスピードと防御力はさっきまでの姿の方が上だが腕から生えるトゲを使った斬撃が出来る

 

本郷 (ハァ‼️)

 

本郷の斬撃は怪物の横腹に当たったが浅い

 

また吹き飛ばされ

 

攻撃は通用せずこちらの体力ばかりが消耗されていくジリ貧状態だった

 

本郷はさっきまでの姿に戻った。しかし体力の限界が近いのかふらついて居る

 

本郷「ハァ…ハァ…」

 

本郷 (変身するのは体力を使う…あと少ししか変身が出来ない…クソッ‼️)

 

本郷はイラつきから歯を食い縛ったがまた息を吸い込んだ

 

本郷「この一発で限界だな…」

 

本郷は拳を握り締めた。

 

そして怪物に全力疾走で向かった

 

本郷「ハァアアァアアアァアァ‼️」

 

本郷は怪物を渾身の力を込めて殴った。その瞬間変身が解けた

 

本郷ははしごを見つけた上には道がありそこに繋がっている

 

本郷はそのまま道に飛んだ

 

本郷「ハァ…ハァ…」

 

本郷はそのまま奥に逃げ、大きめの場所に着いた

 

恐らく大きさ的にやつは入らないだろう

 

少し待っているとレオン達が来た

 

レオン「本郷‼️」

 

本郷「あ…あぁ…」

 

本郷は膝をついた

 

レオン「どうした⁉️」

 

本郷「大丈夫だ…」

 

本郷は疲弊しきっている

 

レオン「すまないが先を急ごう」

 

エイダ「えぇそうね、早く立って」

 

レオンが本郷に手を付き出した

 

本郷「ありがとう」

 

本郷は手を取り立ち上がった

 

 

 

 

 

 

 

 

これからも立ち上がらなければいけない時が何度も来る。

 

 

 

 

 




マジでビックリマークどうしよ


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

友情再点火

あいつが再登場…の予定あと本郷に注射器なんて持たせたら万能過ぎるよなぁ(伏線?)


本郷達が先に進んだ先にあった扉を開いた

 

パイプ等が壁に通ってあり質素な道で金髪の白衣の女性がゾンビの死体を調べて居た

???「ウィリアムがやったみたいね…」

レオンがすぐさま銃を向けた

レオン「何者だ」

さらにエイダも銃を向けた

エイダ「アネット・バーキンよ」

少し遅れて本郷もサムライエッジCを向けた

レオン「彼女が例の?」

アネット「時間が無い…早く処分しないと」

エイダがアネットに近寄った

エイダ「Gウィルスを出しなさい!!」

アネット「フッ…それは無理ね」

エイダ「これは警告よ」

アネット「あらそう?」

アネットは火を付けたマッチをゾンビの死体に落とすと死体は勢い良く燃え上がった

本郷「うぉ!?、ビックリした!!」

アネット「フンッ」

アネットはその隙に奥の角の方に逃げたがエイダはそのまま追った

エイダ「待ちなさい!!」

エイダが角を曲がろうとした瞬間アネットは銃をエイダに向かって打って来た

エイダ「くっ!!」

レオン「エイダ!!」

レオンがエイダを庇う為に飛びかかって伏せさせた。

エイダのサングラスが取れて素顔が見えている。

今度はエイダもアネットに向かって撃ったが…しかし

アネット「Gウィルスは渡さない!!」

本郷「待て!!」

鉄の自動ドアの奥に行きドアが閉められて行く。本郷は何とか奥に行こうとするが間に合わず

そのまま自動ドアが閉まり逃げられた

しかもレオンは倒れている。恐らく銃弾が当たったのだろうそんな状態のレオンに気づいたエイダは直ぐに駆け寄った

エイダ「!?、レオン…」

本郷「撃たれたのか!?」

レオン「ハァ…ハァ…オレはいいから早く行け…彼女を止めるんだ…」

そのままレオンは気絶した

エイダ「………」

エイダはコートのポケットから包帯を取り出しレオンの傷を受けた箇所に優しく巻いた。

エイダ「本当ならもっとちゃんとしたのがあるといいんだけど」

エイダはかなり心配そうだ

ちなみにコートを脱いだエイダの姿は肌の露出がかなり多い赤い衣装だった。

本郷「なんだあの服…」

本郷は嫌そうに呟いた

なぜなら本郷的にはだいぶ引いていてエイダをジト目で見ていた

エイダ「なっ何?」

本郷「…別に……」

エイダ「なんなのよ…」

本郷「…………」

本郷は依然軽蔑した目でエイダを見ている、エイダからしたらなにか軽蔑されるような事はしていないつもりなので困惑している。

本郷「あっ」

エイダ「?」

本郷はレオンの方を向いた

本郷 (注射器で輸血すれば治せるか?)

本郷はポケットに手を伸ばしたがある感触を感じた

本郷 (まぁ…さすがにあんだけドンパチすれば壊れるか…)

注射器はポケットの中でバラバラに砕け散っていた

本郷「エイダ、レオンを頼む」

エイダ「何処に行くの?」

本郷は自分達が来た道を見た後エイダの方を見て言った

本郷「病院の場所は分かってるからなんか取って来る」

エイダ「あなた正気?」

本郷「多分」

エイダ「…まぁ確かにレオンをこのままにしておくのは心配だわ…」

本郷「でしょ?」

エイダ「…ハァ…分かった、あなたに頼むわ」

少し間を開けた後ため息を一つついて承諾した。

本郷「エイダはアネットを追うんだろ?レオンはオレに任せてくれ」

そう言って本郷は扉の奥へ消えて行った

エイダ「はぁ…」

本郷「……やっぱあいつが居るよな…」

本郷がさっき怪物と戦った場所に向かうと何も居なかった

本郷「チッ…」

本郷は少しイラついた

何故ならやつがここに居ないと言うことは外に居るということ=もしも生き残りが居るとしてその人に出会ったら生き残れる可能性は絶望的だ。

本郷「ハァ…しょうがないか…」

本郷「それより急がないと…」

 

数分後

 

本郷は外に出ていた

本郷「…あそこの人達は大丈夫かな」

ガンショップの方を見ていた

本郷が中に入ると誰も居なかった

本郷「もう行ったのか」

しかし置き手紙と共にナイフと投げナイフ用の六本の通す場所があるホルスターにナイフが通して置いてあるのを見つけた。横には小さめの箱とバックパックがある。

本郷「これは…あの人からか」

手紙にはこう書いてあった

 

こんな物ぐらいしかないが持っていってくれ。バックパックはオレのお古と投げナイフは発注ミスしたやつだがな。それと、娘の容態は今安定してる、ほんとにありがとう感謝してる。

 

本郷「近接の方が自信あるからな、ありがたい…投げナイフか使ったことないな」

ズボンのベルトにホルスターを着けた後箱を開けると投げナイフが沢山あった

本郷は外に出るとサイクロン号を呼んで乗った

本郷「確かあっちだったよな」

方向を思い出すとそのまま病院に向かった

 

数分後

 

病院の外にあるバイクだとかの駐車場にサイクロン号を停めた。

本郷「他のバイクは持っていく暇がなかった人のだよな…さすがに中に人は居ないと思うけど…見覚えのあるバイクが有るから心配だ」

本郷は周りのバイクを見た後、病院内に入って行った

エントランス

受付の所があってソファー等が有る、至って普通だ。

奥に有る扉と右に有る扉、本郷は何故か右の扉が気になっていた。

本郷「………………」

本郷「誰か…居るのか?」

すると扉の方から声が聞こえた。

???「誰だ…」

本郷「開けてくれ、薬とか治療に使う物が欲しいだけで危害は加えない」

???「わかった」

ゆっくりと扉が開けられて行く。

本郷「お前…この前の…」

???「えっ…お前は…」

そこに居たのはあの円形道路で何故かレースする事になったヤンキーだった

本郷「生きてたのか!?…よかったぁ…」

ヤンキー「……………」

暗い顔の彼に見た所外傷などはなく体力が尽きたりしない限りまだ先に進めるだろう、つまり何か他の理由がある

本郷「…どけ」

ヤンキー「ちょっ!!」

本郷「分かってる」

一瞬真剣な顔でヤンキーの顔を見た後部屋に入った

本郷「これは…」

よく知ってる人達が居た

患者用のベッドの上には足を怪我したガソリンスタンドのおっちゃんそしておっちゃんの横に椅子に座って心配そうに見てるいつも通りショートヘアーの奥さん

奥さん「本郷くん…」

かなり驚いて居るようだ

本郷「!?、おっちゃん!!」

直ぐに駆け寄った

ヤンキー「えっ、知り合いなのか?」

おっちゃん「ハァ…うぅううぅう」

ベッドの上で苦しそうにしている

本郷「ああお世話になった、それより…なぁ、これどうしたんだ」

ヤンキー「……襲われて…」

本郷「そうか…怪物に「違う…」

本郷「えっ?…」

ヤンキーは拳を握りしめて言った

ヤンキー「人に…」

本郷「!?、…そうか…」

ヤンキー「食べ物を分けて貰おうとしたら…ナイフで切りつけられたんだ…」

本郷「………こういう状況の人間は何をするのか分からない」

ヤンキー「なぁ…母さんこいつも居るんだ薬を取ってきていいだろ?」

奥さん「ダメよ!!」

ヤンキー「でも!!」

本郷「オレが行ってくる」

立ち上がった本郷かま二人の言い合いを静止させた。

ヤンキー「えっ…じゃあオレも!!「一人でいい」

ヤンキーは歯がゆい思いだった

奥さんは苦しんでいるおっちゃんの手を握りしめ本郷に頼んだ

奥さん「お願い…します…」

思いを受け取った本郷は何も言わずに部屋の外に出た

本郷「あっちか」

入った時にあった別の扉の先に進もうとすると

ヤンキー「待ってくれ!!」

本郷「なんで来てんだよ…」

あきれ気味に言った

ヤンキー「オレも役に立てるんだよ!!」

ヤンキーはドアを開けて先に進んだ

本郷「バカ!!」

本郷の静止は言うには遅すぎた

ヤンキー「あっ…ああ、なっなんなんだよ…あれ」

先の部屋で恐怖し絶句していた

なぜならそこにはハンターβが居た。

爬虫類のような外見に本郷的に頭の造形の感じから本郷の苦手な虫っぽさも感じられる。(実は本郷は洋館事件の虫見たいなやつはめっっっちゃ我慢してた)

本郷「チッ!!」

ハンターがヤンキーに爪を構えて飛びかかって来た

ヤンキー (こんな所で殺され……)

思考が完結する前に本郷が後ろから引っぱり死なずにすんだ

そのまま交代するように本郷が接近し蹴り飛ばした

ハンター「シャアアァアア!!」

本郷はハンターに向かって右手にサムライエッジG、左手にナイフと言う形で構えた

本郷 (こいつが居るから変身は出来ない…変身出来たら楽に済むんだけどな!!)

心の中で愚痴をこぼしながらすぐさま銃を連射した

 

それと本郷が人目の有る場所で変身しないのは理由がある

自分の手が届くのなら出来るだけ助ける、勿論自分も死ぬつもりはないし助ける相手も生き残るつもりだ、しかしその相手に絶対の信用を置いている訳ではないもし変身を見せればこれだけの大事件だ生き残れば事情聴取だとかの取り調べみたいな物があるはず。もしその時に自分の事を喋られれば面倒な事…嫌、それだけじゃ済まない監禁されたり下手したら殺され…嫌、さすがに…可能性は無いわけではないがとにかく面倒だ。それとただの妄想に留まるとは思うが拷問とかされたくない、逃げても面倒だし。

 

少し長くなったが本郷は善戦している

ちょこまかと動く為当てづらいが当たれば化物相手でも銃のイカれた威力で確実に押されていく、その証拠にダメージのせいで飛び回るなんてもう出来なくなっている。

本郷「まだ粘るか…」

もう動けなくなって息も絶え絶えで倒れているハンターにナイフを突き刺し一瞬で出来るだけ楽に殺した

本郷「さぁ行くぞついて来るんだろ?」

ヤンキー「あっああ…」

後ろからそそくさと着いてきた

本郷 (役に立たなくても役に立ちたいって気持ちは本物だな…)

首をゴキゴキと鳴らして先に進んだ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




こんにちはこんばんは(ここで書くことが思いつかなかったけどなんか書きたくて書いた)


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

番外編 ラクーンシティ事件発生前

なんも書くこと思いつかねぇ


ラリー編

 

朝日挿す質素な自宅で座りながらコーヒー片手に右手で警察手帳をパカパカさせている刑事がいた

 

名前はラリー・トンプソン正義感が強くブラウンのスーツに赤いネクタイという出で立ちの男性だった。そんな彼は今二つの疑問にイライラしていた

一つ何故かおおやけにされない連続殺人事件そして二つ目はそれをおおやけにしない原因の警察所長のアイアンズだ

 

ラリー「ハァ…」

大きなため息をついてコーヒーを飲み干し立ち上がった背伸びをした後に警察手帳をポケットに入れて家を出た

ラリー「自分で捜査して証拠をだせば動かざるを得ない!!」

これだ、これのせいで自宅謹慎を所長直々に食らわせられている

正義感のせいでこんな事になってるいると言うのに正義感は衰えない

ラリー「事件現場に行って見ようかな、それとついでに人に聞き込みするか」

30代の割にまだはだ質も良く体も引き締まっていて+男前な顔で運動神経もよく活発で元気な性格のギャップ萌えで所内での女性人気が高く年上からは少年のような性格で可愛がられ年下から尊敬の念や見た目や面倒見の良さから恋愛的な憧れも沢山向けられている。そしてせ性格の良さで友人関係も良くあだ名は現役少年という彼の性格を表していた。

 

そうこうしている内に事件現場に着いた。ここはかなり人通りの少ない路地だラリーもほぼ来たことはない

ラリー「さて…事件を整理、整理」

頭の中で情報を思いだし初めた。

 

被害者はリア・ファニー成人男性24歳、人生まだまだこれからの独身男性だ近くの新聞社で働いていて業績はそこそこだったらしい恋人はおらず遺体は胸部に穴が開いていた鑑識の結果胸部にとてつもなく強い力を受けたらしい。

 

ラリー「うーん」

顎に手を当て考えていた

ラリー (どうするかなぁ…)

すると後ろから足音が聞こえて振り返った

???「警察の人?」

ラリー「誰?」

ハンチング帽を被った中性的で小柄な若い男性だった

男性「これを…」

男性は胸ポケットから名刺を取り出しラリーに渡した

ラリー「ケリー・ポケック?」

ケリー「オレの名前です」

ラリーは顔には出していないが名刺を見て驚いていた、活発で子供のような性格でも一応プロの刑事なのだ感情を顔に出さない

ラリー (被害者と同じ会社…)

ケリー「なんでここに居るんですか?」

ラリー「まぁ…捜査をね」

ケリー「リアのですか?」

ラリー (食いついた!!)

ラリーは少しは事件の真相に近づけると踏み質問をし始めた

ラリー「そっちもなんでここに?」

ケリー「リアとは同期で友達だったんです」

暗い雰囲気からラリーは信じた

ラリー「…そうか……」

ラリーは少しすまなく思った彼を疑ってしまった事に。しかしやはり彼は人柄は良くとも警察に向いた人間ではない、簡単に疑ったと思ったら信じたり犯人の目星が右往左往してしまっている。

ケリー「それと、貴方にオレが言いたい事は簡単なんです」

ラリー「?」

ケリー「協力させてください」

ラリー「……そうくると思った…」

 

 

ケリー編

 

新聞社

 

椅子に座って二人が喋っていた

リア「お前いっつもそれかぶってんな」

ケリー「いやこれカッケェだろ」

リア「いやそれ古いぞ?」

ケリー「結論、お前はチャラくて記者に見えないそしてチャラいせいでオレより給料があがらない」

リア「そういう議論はしてねぇから、なんでそれが結論になんだよ」

ケリー「とりま帰りに飲み行くぞ」

リア「今の口調はぜってぇお前の方がチャラい」

ケリー「この程度でチャラいなんて言うなチャラ男野郎」

リア「へいへい」

 

数ヵ月後

 

ケリー「……………」

リアが亡くなったという知らせを受けて全く仕事が出来なくなっていた。

ケリー「今日は休むか」

そのまま外に出てリアの殺人現場へ行った

 

現在

 

ラリー「いや、まぁいいんだけど」

ケリー「へぇ以外」

ラリー「協力するって行ったけど何が出来るの?」

ケリー「情報収集」

ラリー「あっ」

ケリー「どうしました?」

ラリー「嫌、別にただ作戦思い着いた」

ケリー「どういう?」

ラリー「君は情報収集オレは事件現場を回るそして夜10時にここに集合でパトロール」

ケリー「パトロール…まぁそれぐらいしか出来ないですよね分かりました」

そういって彼は去って行った

ラリー「さーてオレも行くか」

 

ラリー編

 

事件現場へ行く途中に考え事をしていた

 

ラリー「そういえば動機はなんだろう?」

青空を見上げてふと思った

 

被害者に関連性が見られないから快楽殺人者の可能性が高いけどちゃんとした理由があるのかも知れないまぁまだどっちも確定してないけど

 

そんな事を思っていると事件現場に着いた

ラリー「さてと事件を整理、整理」

 

現場はどこも人通りが少ない路地だとかそんな場所ばかりだつまりそういう所を殺人のメインにしている

 

ラリー「あっ」

事件を整理しているとあることに気づいた

ラリー「これは!?」

 

ケリー編

 

聞き込みを一旦終えると考え事をしていた

ケリー「そんな簡単に足つくわけないかぁ…」

青空を見ながらふと思った

 

リアはオレの唯一の親友だった…

 

その時何故かケリーは直ぐ近くに公園が有ることを思いだし公園へ向かい公園のベンチに座って目を瞑り考え事に集中した。

 

ここら辺も随分と治安が悪くなったなぁ…

 

連続殺人事件が始まった時ネタに出来そうなのが出てきたなんて言ってた癖に今はお前がそれの被害者なんて…

 

拳を握りしめた

ケリー「フゥ…」

落ち着く為に息を深く吐いた

ケリー「現場はどれも基本誰も通らないような道、そこに怪しい人が入りませんでしたか?、なんて答えられる分けないよなぁ…いつも冷静にって言ってたのに自分で冷静さを失うなんて」

拳をゴキゴキと鳴らして勢いよく立ち上がった

ケリー「お仕事本番開始ぃ!!」

ボタンの留め具が着いた黒い手帳を取り出した

 

夜10時

ケリー「情報交換の時間だ」

ラリー「なあ」

ケリー「?」

ラリー「なんか振り切ったというかさっぱりしたよな」

ケリー「知らん」

ラリー (口調変わってるしなんか覚醒してるじゃん)

ケリー「これに事件現場を書いてくれ」

ラリー「えっ?ラクーンシティの地図じゃん」

ケリー「ほらペン貸してやるから」

ラリー「あっああ…」

ケリーが手帳に折り畳んで挟んでいた地図に印を着けた

そして二人は気づいた事を言い合ったとてつもなく真剣な顔だ

ラリー「今の所一度殺した現場で二度目は起こしていない」

ケリー「それと現場同士を線で結ぶと」

線で結び初めた

するとホテル周辺に線が集まった

ラリー「!?」

ケリー「まだ仮説だがもしこのホテルを拠点としていて移動していないのだとしたら?」

ラリー「事件の起きた順番はホテルから近い場所からだ!!」

ケリー「そして!!ホテルから一番近く!!かつ人気のない道は!!」

ラリー&ケリー「ここだ!!」

二人は一緒に指差した

 

 

二人はその道の角に隠れていた

 

ラリー「誰か来たぞ」

ケリー「ああ」

男性が歩いていた

男性「あーここ近道だから楽だわー」

ケリー「あいつじゃないのか?」

ラリー「ちょっと待て」

するともう一人ふらふらした男が男性に近づいた

男性「ん?何?」

男性の肩を掴むと首に食らいついた

ケリー「なっ!?」

ラリー「!?」

男性「あがっがっごぁっががぁ…」

男の口元は男性の鮮血で赤くなっている

ケリー「あいつか!!」

ラリー「待て!!」

すると男と似たような状態の人達が続々と現れた。

ラリー「クソ!!」

ケリー「どうなってる!?」

段々と近づいて来る、しかし

その時バイクのエンジン音が轟いた

ラリー「!?」

ケリー「なんだ!?」

赤と白のカラーリングのバイクに乗った体格的に男だろう謎の人物が現れた

ケリー「こっ今度はなんだ!?」

ラリー「なんだ!?」

バイクから男は降りた

バッタのような仮面に薄桃色に発行する複眼、なびく赤いマフラー、そして戦闘服?という出で立ちの男だった

そしてそのまま彼らに向かって行った

強烈な一撃で次から倒していく

そして二人は確信したこいつが犯人だと

ケリー「おい!!お前!!「後にしてくれ」

これだけの大人数相手に余裕たっぷりの声ですかさず返されたケリーからすればとてつもなく屈辱的に感じた

そして男は最後の一人を倒した後棒立ちのまま二人の方を向いた

ケリー「お前かァ!!「あっちょっと待って」

ケリーは拳を握りしめ怒りを露にしていた

すると後ろにあった男性の死体が起き上がりケリーを襲おうとしていた

ラリー「ケリー!!」

男「ハッ!!」

ケリーの頭の右横を男の拳が通り抜け後ろの男性を吹き飛ばした

ケリー「なっ…なんなんだよ…お前は…」

男「さぁ?オレは何も言わないからね?」

ラリー「ホント…なんなんだよ…」

男「それとケリーって君だよね?」

ケリー「えっ、なんで知ってる…?」

男「リアが死ぬ直前に遺言をオレに託したんだよ」

ケリー「ハッ?」

男「じゃあ言うぞ「ちょっと待て!!お前が殺したんじゃないのか!!」

男「オレが殺した」

ケリー「じゃあ…なんで…」

男「ふぅ…死ぬ前に別のやつがそうなるのを見て殺してくれと頼まれた」

男性を指差して言った

ケリー「そう…だったのか…」

男「………その帽子、似合ってるぞ」

ケリー「はっ?」

男「遺言、それじゃ」

男はバイクに乗り何処かへ去って行った

ケリー「…あいつッ…自分で言えよッ…」

泣きながら呟いた

ラリー「落ち着くまで待つよ…」

ケリー「ああ…」

 

数日後

 

ラリー編

 

ラリー「あの所長」

アイアンズ「なんだね」

ラリー「辞職届けを持ってきました」

アイアンズ (確か少しだけアンブレラから目をつけられていたな)

アイアンズ「わかった」

ラリー「ありがとうございます」

ラリーはお辞儀すると部屋から出ていった

 

ケリー編

 

編集長「いいのかね?うちのナンバーワン記者である君がこんなオカルトチックなゴシップ記事を最後に引退するなんて…まだ居て良いのだよ?うちも助かるし」

ケリー「すいませんもう決めたことですし」

編集長「わかった」

ケリー「今までありがとうございました」

ケリーはお辞儀すると会社から出ていった

ケリー「?」

外に出ると黒髪の青年がケリーの最後の新聞を持って待って居た

青年「オレ(・・)の事もう書かないでね?…まさか記者とは」

ケリー「もしかして!?……たった今辞めたばかりなのでもう書かれないかと」

青年「へぇ…」

青年は立ち去ろうとしたが

ケリー「待ってください!!」

青年「ん?」

ケリー「ありがとうございました…」

青年「…それじゃあさよなら」

今度こそ青年は去って行った

 

彼の最後の新聞には精巧な変身後の絵と共にこう書かれていた

 

街の守護者 仮面ライダー

 

その内容は街を怪物から守る男の話だった

 

その後

 

ラリー「あっ」

ケリー「あっ」

二人はラクーンシティとは別の場所に居て再開したそして今何をやっているのかと言う話に発展し…

ラリー「間違えて…事務所を買った」

ケリー「どうやったら間違える」

ラリー「はぁ…」

ケリー「お互い仕事がなくて運がないな…」

ラリー「あっ」

ケリー「ん?どうした?」

ラリー「いや、別に、ただ作戦が思い着いた」

ケリー「どんな?」

ラリー「元刑事だから探偵やろっかなって思ってたんだけど一人じゃ無理だと思ってたんだだから…オレと探偵にならないか」

ケリー「ほう…」

ラリー「ダメ?」

ケリー「仕事がないからやる」

ラリー「よし!!」

ラリー「それと事務所の名前どうしよ」

ケリー「まだ決まってないのか!?」

ラリー「うーん」

ケリー「うーん」

ケリー&ラリー「ハッ!?」

ケリー&ラリー「ラリー&ケリーの探偵事務所だ!!!!」

二人の意見はぴったりだった

ラリー「よしっ!!」

ケリー「さっそく」

ラリー&ケリー「お仕事開始ぃ!!」

二人揃って近所迷惑な騒音の塊だった

 

 

 

 

本郷編

 

ハァ…

ホテルの一室のベッドに転がりながら本郷は大きなため息をついた

本郷「街にまでゾンビが…」

 

このペースで増えるならいつか限界が来る。増えるスピードを少しゆっくりにしてる程度だ、ハァ…それでも、少しでも、ここにある誰かの日常を守る。

ゆっくりと立ち上がった

その為に…

本郷は街の人通りの少ない路地にある建物の屋上に居た

今日も仮面を着けて戦う

変身した本郷の複眼が発光する。

ゾンビが20体程いる

そして本郷はその中に飛び込んで行った、誰かの何かを守るため。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




ほぼ本編に関係ない?だったらどうした?
それと本郷君が頑張ったおかげでラクーンシティの事件が起きるのが遅くなりました。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

友情共闘

大変遅れてすいませんでしたぁ‼️


 

 

 

本郷「よし、これだな」

薬だとかを見つけたオレ達はおっちゃんの所へ戻った

ヤンキー「それで…治療とかできるのか?」

本郷「出来るだけやる」

手をゴキゴキ鳴らして気合いを入れたオレは縫合やら麻酔やら包帯やらの処置をした

本郷「ふぅ…まぁ取り敢えず安静にさせとけ」

ヤンキー「ありがと…」

奥さん「本当に…ありがとうね…」

本郷「…いや、別にこれの余り貰えればいいんで」

奥さん「何かお礼できたら良かったんだけど…そんなのでいいの?」

本郷「はい」

おっちゃん「あり…がとう」

本郷「!?」

どうやらおっちゃんは普通に起きてて今までのを聞いていたらしい

本郷「まだ寝ててください」

おっちゃん「ああ…そうする」

オレがおっちゃんの安定した容態に安堵していると外で大きな音と怪獣の鳴き声のような物が聞こえた

本郷「チッ…また何か面倒事かぁ…」

オレが気だるそうに外へ向かおうとするとヤンキーも付いてきた

本郷「別に一人で大丈夫だぞ」

ヤンキー「オレにも何かやらせてくれ!!」

本郷「…まぁ別に良いけど…」

そして二人は外にでた

本郷「マジかよ…」

ヤンキー「えっ…」

置き去りにされた車達を踏み潰しながら頭蓋骨や筋繊維、挙げ句の果てに骨まで見えてる四足歩行の大きな化物が居た

ヤンキー「親父達を逃げさせないと!!」

本郷「いや、ダメだ絶対に外に出させるな!!」

オレが直ぐに静止させた

ヤンキー「えっ?」

本郷「親父さんのあの怪我じゃ逃げられる分けねぇだろ!!」

ヤンキー「じゃ…じゃあどうすんだよ…」

本郷「…オレがどうにかする…」

ヤンキー「…出きるのか?」

オレは一瞬だけ深く息を吸った後右拳を握りしめ、少し前に出た

本郷「スゥ……大丈夫」

頭だけ振り返るとあいつは困惑してるようだけど納得してくれたようで中に入って行った

本郷「ハァッ!!」

ベルトを出現させた本郷は剥き出しの歯がどこか見覚えのある怪物に向かって飛び蹴りをしていた

怪物「ガァアアァ」

こちらに気づいたのか咆哮を上げたがいつの間にか変身して強化されたキックに少しだけダメージを受けた

蹴りの勢いで少し後ろに跳び着地した直後に仮面を着け、複眼が発光した

本郷 (どう来る…)

勢い良く立ちあがり怪物の動きを見逃さぬよう注意して観察していた

怪物「ガァアアァア!!」

本郷「ぐっ!!うるっさ!!」

さっきより大きいバカみたいな音量の咆哮に本郷は怯んだ

怪物「グゥウ!」

怪物は周りのビルの壁にジャンプし次から次へと壁を走った

本郷「……………チッ…」

本郷は怪物に対し構えていたが直ぐにバイクの方へ走っていった 

本郷 (正攻法じゃ無理!!)

少しでも怪物を引き離す為バイクに飛び乗り、走り出した

しかし、それでも追い付かれそうになる

本郷「やっぱり…追い付けるよな…」

建物がいりくんだ狭い通りに入った

本郷「…さすがに来れないのか?」

周りをキョロキョロと見渡すと重い足跡が上から聞こえた

本郷「!?」

上のビルとビルの間から顔を覗かせていた

本郷「上!?」

怪物は身体から触手を出し本郷の首を掴んだ

本郷「ガッ!?」

そのまま勢い良く上へと引っ張られた、その時に思いっきり壁に叩きつけられた

本郷「ッッ!!」

怪物の顔の目の前に持ってこられた本郷は息が出来なかった

本郷「!?」

顔を動かして本郷に食らいつこうとした

本郷 (今ッ…だ!!)

怪物の頭に手を置きそのまま背中に乗った

本郷 (息ッが!!、速く…)

肩から触手が出ていたのを見つけると思いっきり引き抜いた

怪物「ガァアアァアア!!」

本郷「ハァッハァッやっと息が出来た!!」

そのまま頭に一発裏拳を食らわせた後下のバイクに飛び乗った

本郷「さあ来い!!」

本郷はまた走りだした、その時本郷はある事に気づいた

本郷「あれは!!」

壁のあっちの道路に変身によって備わった透視によってある物が走っている事に気づいた、そうバイクだ、それも恐らくあのヤンキーの

本郷「チッなんで…」

本郷は道路に走った

ヤンキー「!?」

本郷はヤンキーと平行して走っている

ヤンキー「オレも手伝う!!」

本郷「はっ?」

ヤンキー「さっきの倒すんだろ!?」

一瞬驚いた声をだした何故ならあの化物を見て倒すのを手伝う等と言っているからだ

本郷「………」

ヤンキー「無理やりでも手伝うからな!!」

ヤンキーは恐らく怪物の囮になる為に走っていった

本郷「あっ…クソッ」

本郷 (何をしようとしているかはやりながら察するか…)

本郷もまたバイクを何処かに走らせた

 

ヤンキーは怪物が通る大きさだが道がいりくんでいる別の道路に惹き付けていた

ヤンキー「ハァッハァッ!!」

怪物とのギリギリの距離に冷や汗を掻いていた

怪物「ガァアアァア!!」

ヤンキー (まだかよ!!)

ヤンキーが走っている道の横には幾つも道がある

だんだんと距離が縮まっている

怪物「アァアア!!」

ヤンキー「ウァアアァアア!!」

その時横からバイク音が鳴り響いた

ヤンキー「!?」

横から本郷のバイクが怪物の頭に突進した

怪物「ガァッ!!」

怪物の頭がかなり欠けている、本郷はそれを確認し急ブレーキで止まった

本郷「ハァ…」

ヤンキー「ふぅ…ありがとう」

本郷「………………」

何も言わずに下を向いてダルそうにしている

ヤンキー「…誰にも言わねぇよ」

本郷「!?」

驚いた本郷は直ぐにヤンキーの方を向いた

本郷「お前…気づいてたのか…」

ヤンキー「おう」

本郷「マジかぁ…」

ヤンキーが本郷に指を指して言った

ヤンキー「それ、バレないようにしてるんだろ?」

本郷「ああ」

ヤンキー「じゃあ任せておけよ、誰にも言わねぇ」

本郷「あぁ…それで頼む」

ヤンキー「それじゃ」

ヤンキーは何処かに走って行った

本郷「急がないとヤバいかな…」

本郷もまたバイクを走らせた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




仮面ライダーわからない人の為のやつ作ったけどバイオハザードはどういう感じにするかよく思いつかなくて時間が掛かるかもしたらないかもしれません、すいません。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

ん~ボスラッシュかな?(絶望)   レオンどこ行った?

本郷「さっさと行かないと不味い!!」

バイクを大急ぎで走らせていた

だが、また問題が起こる

本郷「あいつは!?」

奴だ、あのオレのパチモンだ

あの怪物が横転したトラックのコンテナを叩いて居た

本郷「まさか、中に人が?」

透視すると案の定居た、そこで本郷は気づいたそのトラックが見覚えの有るものという事を、中の人影も見覚えの有るものという事を

本郷「なん…で…」

バイクで怪物の方に向かった

怪物「ガァ!!」

本郷「ハッ!!」

変身した本郷はバイクからジャンプし蹴りを食らわせた、しかしやはりダメージが響かない

本郷はトラックの方を見た後直ぐに怪物の方に向き直した

本郷「直ぐに終わらせる」

本郷 (喉だ…喉ならさすがに攻撃を受け付けるだろうし上手く行けば息が出来なくて窒息死だ)

怪物が真っ直ぐパンチしてきたが何とか避け、喉に手刀を喰らわせた

怪物「アガッ!!ガッ!!」

本郷「どうだ…」

完璧にへこんでいるあれは中身はぐちゃぐちゃだろう

本郷「なっ!?」

しかし、みるみる治って行く

怪物「グァアア…」

怪物は何処かに飛び去って行った

本郷「どうしよ…」

本郷は取り敢えずトラックを戻した

マリー「えっ!?えっ!?何!?キャー!!」

本郷「やっぱり…君かぁ…」

中からあわただしくも聞きなれた声が聞こえた

本郷「ん?」

中を透視すると余りの恐怖に気絶したようだ

本郷「ふぅ…そっちのが楽かな?」

トラックのコンテナの扉をこじ開けた

本郷「こんなに怖い思いしてまで来なくていいのに…」

いつもの姿になって居た本郷はハンカチで眠っているマリーの涙を拭いた

本郷「あっ…ビルを飛び超えるからまた変身しないと」

変身した本郷はマリーをお姫様抱っこしてビルを飛び超えた

本郷「誰かに他の街に連れていって貰うか」

 

            数分後

 

車をノリノリで運転しながらラクーンシティに行こうとしていた男性が居た

男性「ふーんふーん、えっ?あれは!?」

道路の真ん中に立って居た男性に驚き急ブレーキをした

男性「えっ?えっ?」

本郷「あの…この子を安全な所に」

男性「あっあなたは?」

本郷「関係ないです…それとラクーンシティへは向かわないでください…絶対に」

男性「はっはい…」

威圧感バツグンの雰囲気に了承しマリーを連れて行った

本郷「よし…速く行かないと」

 

         レオンが居た所

 

本郷「えっ?えっ?あっあれ?…マジか」

 

レ オ ン ど こ 行 っ た ?

 

本郷「時間掛けすぎて一人で行ったか…」

まぁレオンなら大丈夫だろうと思いながらもどうしようと混乱する本郷だった

 

 



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

バンジージャンプは怖い

タイトルミスってましたぁああ‼️


本郷

「はぁ…」

今オレはリフトが通るやつにぶら下がってる、しかも下は真っ暗、

なんでこんなことをやらなくちゃあ行けないんだとため息が出るがしょうがない、何故ならリフトが先に行ってるせいでこうやってでしか先に進めない

それにしてもさっきから良く聞こえないが先の方から警告音声?、のような物が聞こえていた。

本郷

「あと…もう少し」

もうすぐ付くという所でやっとしっかり音声が聞き取れた

音声

「自爆プログラムが起動されました、中央エレベーターを使って5分以内に最下層へ避難してくだたさい」

本郷

「はっ?」

そう聞いた俺は急いで進んだ

 

本郷

「チッ」

やっと着いた俺は休む暇もなく先に走りだした

先には中央にあるガラス張りのエレベーターを中心に周りを幾つかの道が他の扉に向かって伸びていた周りは下が見えない程に見えない奈落だった、今はそんな事はどうでもいい早く逃げないと

そう思った俺はエレベーターに駆け寄った

本郷

「…はっ?、嘘だろ…」

エレベーターは先に誰か使ったのか下へ向かったようだ

本郷

「……………」

周りを見た、下が見えない程深い、だからちゃんとエレベーターを使わないといけない…普通なら

本郷

「クソッ!!」

頭に一瞬浮かんだ考えを考える間もなく実行に移した

どういう事かと言うと、エレベーターの扉を素手でぶち破り飛び降りた

本郷

「ああぁあぁああああ!!」

ちなみに、泣いた

 

本郷

「ハァ…ハァ…」

下になんとか着地出来たがマジで怖かった、だが

本郷

「逃げる場所が…」

そう、爆発から逃げれるようなシェルターだとかはなかった、ただの監視室のようだ

本郷「何か…」

周りに何か無いか見た

しかし、身を守れる物は無い

下…

ふと思いつき変身して地面を透視した

本郷

「!?、これは…」

下には大規模な装置と施設があった

本郷「もう、時間が無い!!」

拳を握りしめた

本郷

「オラアァアア!!」

下へと向かって渾身のパンチをした

下の地面は壊れ、本郷は下へと落ちていった

本郷

「うわっ!!」

余りに焦りすぎていたせいで着地出来ずに地面に叩きつけられた

本郷

「チッ」

直ぐに立ち上がって周りを見渡した

本郷「何なんだ…これ、」

本郷には全く検討のつかない機材達が散乱していた、特に目を引くのは中央にある巨大な機械だ

大きく円を描き、所々壊れているのか中の配線等が覗いている

本郷は何故かそれに惹かれて近くによった

本郷

「これは……」

ゆっくりとその巨大な機械に手を伸ばした

そして触れるとその瞬間、意識が暗闇に消えた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




次回、コラボ回…の予定


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

究極の生物兵器

コラボ無理でした‼️すいません!


自爆プログラムが起動されました、中央エレベーターを使って10分以内に最下層へ避難してくだたさい

「……ぐぅ…」

うるさい警告音声に叩き起こされて頭がぼーっとしたまま俺は立ち上がった。

「なんで…」

まず、おかしい。

ここはさっきの監視室?…確かに俺は地下に穴を開けて……それで気を失ってから…。

「クソッ…なんなんだ」

イラつきをそのまま口から漏らすと近くの台に設置されたモニターから砂嵐音と共に聞き覚えのある女の声が聞こえている事に気づいた。

そのモニターへ視線を移す

「……か……誰か……誰か居るの!?」

「!?」

クレアが画面の先に居た。

その事に安堵するとここに来るのに使ったエレベーターが降り、扉が開いた。

「はあっはあっ」

「レオン!!」

今度はレオンだ、いきていた事に安堵しつつこちらへ呼ぶ。

「本郷!?」

「こっちだ」

モニターへ視線を移すとレオンも意味を察したのかモニターへ目を移した。

「クレア!?」

「レオン!?大丈夫なの!?」

「あっああ、俺は大丈夫だそれよりここはもう長くはもたない」

「あぁ脱出しないと俺たちは確実に死ぬ」

それに対してクレアは急いで言う。

「こっちは脱出路は見つけてる!!」

「俺達に構わず行くんだ!!」

「えぇわかっ…」

そう言う途中でモニターは激しい砂嵐の後、映らなくなった。

「!?クレア!!」

「しょうがない…レオン行くぞ!!」

俺はレオンより先頭を進み扉を開けた。

ここから見える遠くの場所では火が上がっている。

響く爆発音を俺たちは駆け抜け、次の扉へ。

パイプだらけの道に出ると、人影のような物が見えた。

「ギギ…ギギィ」

植物が人の形に集まったような姿の化物だ。

「なんだこいつ!?」

「こいつは火じゃないと死なない!!、進むぞ!!」

その説明を聞き、化物を横へ蹴り飛ばすとそのままその道を進む。

「!?、邪魔だ!!」

何体も現れる植物の化物達を俺たちは何とか避けながら進んだ。

「あっちだ、本郷走れ!!」

レオンが下への梯子を見つけ、叫んだ。

「ハッ」

「うっ」

梯子を無視し、下へ飛ぶと直ぐ横に扉が有った。

「レオン、あっちへ進もう」

その扉へ近づこうとした時、重々しい足音が一瞬聞こえ、目の前にあいつが現れた。

こんな時に現れて欲しくないやつが現れた、俺の怒りが口からいつの間にか漏れだした。

「……ふざけんなよ」

「なっ!?」

黒いコートに身を包んだ青白い大男、こいつとまともにやり合えば時間がない。

「レオン回り込め!!、俺がひきつける」

「なんだと!?、無茶だ!!」

「速く!!」

「ダメだ!!」

何度言おうとレオンは納得しない。

(っ…なら、あーッ…!!クソったれ!!)

俺は腹部にベルトを出現させた。

「?…それは!?」

「誰にも言うなよ!!」

ベルトの風車が回転し、俺の体が戦闘服に包まれる。

「!?」

そして最後に仮面を被り、口部分のクラッシャーを装着した。

「レオン、チャンスを見逃すなよ」

俺はヤツの腹へ拳を叩き込み、怯んだ隙にレオンの服を引っ張り横を通り抜けた。

扉を叩き飛ばしてそのまま走る。

周りのパイプからは火が吹き出し、炎が周り一面に有るが進めない程じゃない。

レオンから手を離して、先に見える金網のような橋へ全速力で走った。

「!?、ぐっ」

「何!?」

パイプか、何かの機械なのかは分からないが橋の先で爆発が起き炎で道が閉ざされた。

「…ウソだろ」

レオンの小さな嘆きが耳に入り、「別の道を探すぞ!!」そう言おうと後ろを振り向いた。

だが、後退りするレオンの後ろにはヤツが居た。

「レオン!!」

「なっ!?、ガハッ…」

レオンが首を掴まれ持ち上げられる、そこへ走りだした。

だが今度はヤツの隣で爆発が起き、橋が壊れて下の方に有る道へ落ちた。

「クソッ」

「うっ」

俺たちは二人とも橋の下側に有った道へ落ち体制を崩し倒れた。

直ぐ上にはヤツが居る、ヤバい…それしか頭になかった俺たちを救うように何度も上の方では爆発が起きていた。

爆発に巻き込まれ、あの大男もかなりよろめいている。

だが、その爆発のせいで橋が更に落ちて来た。

「危ない!!」

咄嗟に落ちて来た橋を持ち上げ、上の方へ投げ飛ばした。

残骸で上の方の道は閉じられ、さすがに追ってこれない筈。

「レオン…進もう」

俺はレオンへ手を差し伸べ、それをレオンは黙って手を取った。

「今はこんな状況だ、聞かないといてやる」

変身を解除し、俺は素顔を見せて少しだけ笑みを見せた。

「あぁ、そっちの方が助かる」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




遅くなってすいません!!…ネタ切れの中無理やり絞りだし、作品の雰囲気を忘れて文章も手探りでクオリティが低い上に短いですが思い入れが有るので個人的にやっと続きが書けてちょっとスッキリしました。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

誰だ…?

遅れてすいませんでしたぁああ‼️


 

 

 

 

 

 

 

「おいレオン、あれ見ろ」

「あれは…リフトか?」

道を進み続けてたどり着いたのは巨大な、恐らく貨物を運ぶ用の上下に動くリフトだった。

さっきからあらゆる場所からうるさい爆発音が聞こえてくるのから察する恐らく数分で建物は崩れる上にこのリフトも使い物にならなくなる。

「よし、乗るぞ」

「あぁ、レバーは任せろ」

レフトの隅にある操作端末にあったレバーをガシャンっとレオンが引いてゆっくりとレフトが下に降り始めた。

「まだおしゃかになってなかったみたいだな」

「あぁ」

「…はぁあああ……」

その瞬間、俺は体が楽になった。

「!?」

俺は鉄製の硬い床に寝転び深く息を吐いた。

「なっ…どうした!?」

驚いたのかレオンが心配そうに駆け寄って来た。

「いやぁ…後は脱出するだけって思ったら体が楽になってきただけだよ」

それにレオンは俺へ怪訝な顔を浮かべた。

「おいおい、まだ脱出できるって訳じゃ…」

「いや、恐らくこれはなにか大きい荷物を運ぶ為のリフト、さしずめその荷物を運ぶ為のトラックなり列車なり残ってる筈だ」

「そうか…!!」

レオンの言葉を遮った俺の言葉にレオンは驚いた顔をした。

「そうそう、後は楽なはず」

と、俺はほんとに体から力が抜けて仮眠でも取ろうかと思ったその時。

ドンッ

「!?」

一際大きな爆発が起き、俺も飛び起きた。

「おいおい…嘘だろ」

「マジかよ…」

壁に着いていた大きな鉄柱がこっちに向かって倒れてきやがった!!。

「ッ!!」

ガッ

俺とレオン、二人とも構えたその時に鉄柱が反対方向の壁につっかえて動きが止まった。

「…あっぶねぇ」

「助かったか…」

「ッ……!!」

ただ俺は未だに気になってる事がある。

それがどうしても気になり俺は辺りを不審に見回した。

ドンッ

それは…。

ドンッ

爆発音の中に紛れたあの何かを壊すような音は何だ…?。

 

それが脳裏に浮かんだ瞬間。

「本郷、どうし…なっあいつは!?」

崩壊しかかっている上空の道の一つからあの怪物が現れ、レオンが叫んだ。

黒いコートは破け、上半身には隠す物は何も無い。

ただ、強く鼓動する赤い心臓と赤く燃える大きな右手の爪だけが印象に残る。

「どうなってる!?」

人としての形が歪み、化物らしさが増した化物はこっちのリフトへ跳んできた。

「ッ…前言撤回、まだ楽に進ませてはくれないらしいぞ」

「こいつで最後だよな…!!」

ヤツは何も言わず爪を掲げて突進してきた。

俺は反射神経のまま横へ跳んでいた。

「避けろ!!」

「ッ!!」

レオンに目を移すと俺が掛け声を叫ぶ前からレオンは回避行動を取って居たのか横に跳んでいた。

「ッ…クソッおいレオン!!後は手榴弾なりマグナムなり全部叩き込むだけだ!!ふんばれ!!」

「あぁ!!」

体制を建て直して二人で固まり、構える。

その時だ。

「ッアァアアアァアア!!」

「何だ!?」

この叫び声…最悪のケースがこれから起こるって事をこの瞬間俺は察した。

「おい嘘だろ…まさかあいつか!?」

その声が聞こえたのは俺の後ろ。

いや、正確には。

俺の後ろの壁からだった。

「!?」

後ろの壁を突き破り、変身した俺と似たような仮面を被ったあの大男。

あいつが…こんな時に出てきやがった。

「逃げろ!!」

レオンを突飛ばし、俺も回避しようとするが間に合わない。

あいつの異常な程に筋肉が付いた右腕が俺の首を掴んだ。

「ごぁっはがっ…」

「本郷!?」

ヤバい、息が…。

俺はとっさにホルスターから投げナイフを取り出し、ヤツの首筋へ突き立てる。

「アァ…!!」

あんまり…効いてないか…?。

異常な筋肉と不完全な外骨格に防がれて俺のパワーでもこんな状況じゃ奥まで突きさせない。

ヤバい…とにかくヤバい、いくら体が頑丈だからって首の骨なんてこんな化物相手じゃすぐに折られる。

「ッ…」

「本郷!!、あまり動くな!!」

「!?」

やつの後ろに立ったレオンがハンドガンを連射した。

「アァアアアァアア!!」

レオンに気づいたヤツは俺をそこら辺に投げ飛ばした。

「ガハッ!!」

俺を襲った金属の床がへこむ程の衝撃、普通なら骨、内臓、その他が使い物にならなくなる筈のダメージ。

俺が床に倒れ悶える間、目線をレオンに移すとあいつはあの化物2体に対して上手く立ち回っていた。

完璧なヒット&アウェイ。

「まったく…お前は、流石だなぁ」

ダメージを受けた体を無理矢理起こし体制を立て直した。

「レオン!!、そっちの仮面は俺に任せろ!!だからお前にはその心臓野郎を頼む!!」

あの心臓野郎の爪を横へ飛び回避し、レオンはヤツらに銃を連射しながら答えた。

「分かった!!」

「あぁ!!任せるぞ!!」

俺はあの仮面野郎へと走り出す。

「お前の相手は俺だ!!」

俺は勢いつけ跳んだ。

空中で殴る体制になる直前に俺の腰にベルトが現れ中央の風車が勢いよく回転。

「ハァッ!!」

変身した俺の拳がやつの顔面へ炸裂し、のけぞった。

深紅のマフラーをなびかせながら着地。

その刹那、仮面を装着。

最後に口の部分を仮面に装着し、変身は完了。

俺の仮面の複眼がまばゆく発光した。

「ハッ!!」

右の拳と左の掌を合わせて右肘をヤツの腹へぶちこみ。

「ガァアッ」

勢いのまま左キックを横腹に当てた。

「手応えはあるんだけどなぁ…!!」

()()()はある、だがこの前と同じならこいつに対して多分俺の手応えなんて当てにならないか…!!。

体制を建て直し、右ストレートでトドメ…そのつもりだった。

確かに当てにならないとは言った、だがこの手応えを信じるならこの一撃で終わる筈だった。

「グゥウア!!」

だが俺は左肩を捕まれ、俺の動きは止まった。

「ッ!!」

「ウァアア!!」

俺の骨が折れるんじゃないかと、そんな力で握られそのまま壁へ向かって俺の体は投げ飛ばされた。

「うあああッ!!」

「本郷!!」

その勢いのまま壁を突き抜けどこかの広い空間に出る。

「痛ッ」

俺がいるコンクリート造りの四角い空間を見下ろすように上には中央を囲むように壁側に道が付いている。。

「クソッ」

「フゥウウウ!!」

体が痛い…が、数秒であの仮面野郎もジャンプして追い付いて来やがった。

さっさと立ち上がらないと…倒れてる余裕なんてない。

「くっ!!」

痛みを耐え、左肩を庇いながら俺は立ち上がった。

「痛ってぇ…お前って痛覚ないのか?、まぁ…言葉通じないか……」

「ガァァアア!!」

文句を言うと八つ橋叫びながら俺の方へ走って来た。

「…打撃が無理なら斬撃ならどうだ!?」

やつとすれ違う様にやつの横腹を右腕の刃で切り裂く。

俺は瞬間的にバッタの怪物の姿に変わっていた。

「ガァァアアッ!!」

血の滴る刃を見て確信した。

これならダメージを与えられる。

なら、勝てる…!!。

「ゥアァアア!!」

立て直したヤツが俺に殴りかかって来た。

が…すれ違いざまにヤツの手首から二の腕までを切り裂く。

「ガッ!?…」

だがその時に俺の刃が何本か抜け落ちた。

(…外骨格か)

体の所々を守る硬い外骨格は切り裂く事は出来ないらしい。

なら拳で砕くしかない…だが、。

(砕こうにもこの姿じゃパワーが足りない)

どれもこれも心臓だとかの急所ばかりを守っている。

(それなら…)

俺はやつの方へ向き直り構えた。

(まずは弱らせる…!!)

腕に力を入れる、そうすると両手の刃が全て抜け落ち直ぐに生え換わった。

「ゥアガァァアア!!」

(切れ味は戻った、決定打には欠けるが…とりあえずこの姿で応戦するのがベストの筈!!)

突進してきたやつを避けて脇腹を切り裂く。

「ガッ」

そして、やつがこっちに振り返った瞬間に。

「ガァァアアァアア」

首を落とす!!。

跳んだ、その刹那、ヤツの反応出来ない俺だけの一瞬。

俺の刃がやつの首へと入る。

筋肉を、血管を、切り裂き鮮血が飛び散る。

「ッ!!」

だがあいつの首は落ちてない。

ただ首の外側が切れただけだ。

肉は切れたが骨までは(たっ)さず決定打にはならなかった。

「でも、そろそろ充分か?」

でもまぁ、この姿に決定打は求めてない。

切り札は…こいつだ。

風を切る音がこの空間に響いた。

着地した瞬間に、変身。

「ハァッ!!」

強化された拳がヤツの腹へ炸裂した。

「ッア…」

「まだだ!!」

心臓、肺、あらゆる内臓が骨と外骨格に守られている。

邪魔だ。

全部砕くッ!!。

「ハァアア!!」

肺!!。

「ゴファッ」

弾丸のスピードで放つ二連続の拳は肺の外骨格ごと肋骨を貫いた。

そして最後の一撃。

心臓!!。

「ハァァアアァアァアア!!」

外骨格は砕けちり、俺の拳はヤツの体を、心臓を貫いた。

「ァ…アア」

拳を引き抜き、ヤツは俺の目の前に膝をつく。

腕を振りかぶり、渾身の一撃を…。

「うぁああッ!!」

ヤツの顔面へ放った。

「ァアアァアアァアアァアア!!」

仮面の割れる手応えを拳に感じ、そのままヤツは壁へ向かって吹き飛び壁は粉砕。

吹き飛ばされたヤツの体で粉砕されたコンクリートが煙の様になりヤツの姿は見えなくなった。

「ッ…はあっ…はあっ」

無理だ…自然と力が抜け、俺は膝をついた。

「やったか?…はあっ…キツいな…」

体が勝手に元に戻り今すぐ倒れてしまいそうな体で起き上がろうとした。

その時。

「あー…凄いねぇ」

「…はぁ?」

その声が聞こえた瞬間この場に似つかわしくない、そう思った。

若い女の声。

「こっちだよ?」

それは上の方から聞こえていた。

俺が振り返り、上の通路を見ると一人の女がいた。

どうみても俺と同世代。

そして、もう一回言うけど…この場に似つかわしくない。

「だれ?」

長い黒髪を片側だけをツインテールの様に地味なヘアゴムで結んだ日本人の女の子。

服装は黒いコートに茶色いブーツ。

顔は大きい目に整った綺麗系の顔。

つまりは美少女だ。

「誰…って?」

まるで雑誌の表紙の人、俺と縁なんてない筈だが…なぜか理由もなく懐かしく感じる感覚が少し怖くて後退りした。

「それよりも…」

通路のふちに手をかけ、あの子は喋りだした。

「時間が戻ってる事に気がつかない?」

「時間…?」

「そう、あの地下の装置に触ったんじゃないの?」

「触っ…た、でもそれが?、いやそうじゃなくて…君だれ?」

「はぁ…」

と、彼女は長いため息を吐いてうつむいた。

「話が進まないなぁ…結論から言うよ?」

「君が…地下の装置に触れてアレがバグった、だから時が数分戻った」

それは淡々と告げられる。

「…時が……?、ッ時間がないんだよ!!下で俺の仲間が戦ってる!!さっさと君も避難しろ!!」

「避難?別にそんな心配しなくていいよそれよりも、簡潔に言うから聞いて」

そういってイラつく俺を静止させた。

「ッ…」

確かに時が戻ったっていうのは薄々気づいてた。

最初この場所へ来た時この施設が爆破されるタイムリミットは5分だった。

それがあの装置に触って気を失った後は10分に…。

気のせいだと思って気にも止めなかったが、つまり…本当に時が戻った?。

俺はこの話には価値が有ると判断した。

「分かった…黙るから早めに喋ってくれ」

そして彼女は顔を上げて語った。

「かつて、()()()()()がこの世界に来た…」

「ショッカー…」

「異常な技術力でサイボーグ…つまり改造人間を大量に作って世界征服がどうのこうのって…つまりは悪者、別の世界に居たけれど自分達の作った二人の改造人間にほぼ壊滅させられた」

その綺麗な目を俺に移す。

「君見たいな…ね」

「俺…?」

「そう、その改造人間の片方が君に施された改造のベース、あぁ話を戻すけど」

「その後、ショッカーはさっき言った異常な技術力で次元を移動、そしてこの世界へ来た」

「まぁその時に次元移動には体の相性が有って物が有ってそれはスペックが高ければ高い程反比例する傾向に有った、つまりスペックが高い程次元移動に耐えられない、そのせいでショッカーは、ほぼ戦力ゼロになった」

「そこで目をつけたのがアンブレラ、世界でも有名な製薬会社という表の顔と生物兵器を作る危なっかしい技術力、隠れて悪い事するのには完璧」

「だからショッカーは自分達の技術をちらつかせて偽りの協力関係を築いた」

「ショッカーもアンブレラも腹の中ではお互いの力を吸収しようと画策してた…けれども残念、ショッカーのメンバーが全員集まるある日アンブレラが先に裏切った」

「偽りの協力関係を築いたすぐ後に…そのある日ってのはショッカーのある実験の日だったの、そう、次元移動の装置を作ってショッカーの技術とアンブレラの技術のハイブリッド改造人間の素体となる優秀な人間を別世界から召喚する為に」

「!?、それが…俺「違う」

「!?」

「言ったでしょ実験だって、本番じゃない、あの段階の装置じゃ問題点が多すぎて優秀な人間どころかただの一般人すら正確に召喚できない、だから君は関係ない」

「そもそも起動もしなかった、戦力を持たないショッカーとBOWの居るアンブレラじゃ勝負にならなかったから」

「でもその時、装置の開発者死神博士が装置のコアを持って逃げた」

「コア…?、あの日記の…」

「そう、そのコアは君の中」

「…それは知ってる、それよりも話の結論を早く言ってくれ」

「そうだね…何でアンブレラはショッカーがハイブリッド改造人間を作らせるのを阻止したと思う?」

「それは…」

「アンブレラもショッカーを信じていなかったっていうのは言ったよね?、ショッカーに改造人間なんて作らせたらショッカーの戦力になってアンブレラの敵になるかもしれない、だから潰した」

「そしてショッカー亡き今、ショッカーの残した遺産で自分達の戦力になる改造人間を自分達で作ろうとした……けれども無理だった」

「なんで…?」

「使えなかったんだよ、アンブレラには」

「ほら、さっき戦ったアレが見よう見まねで作った失敗作」

「ショッカーの遺した()()()()()()()、データは断片的にしか見れないから使い物にならない」

「へぇ……いや、機械は動かない?」

「もう察した?」

「まさかっ!?」

「君は鍵なんだよ、君の体を駆け巡る死神博士のナノマシンがデータの扉を開き、君の力の源のコアがマシンの眠りを呼び起こす。」

「バイク、サイクロン号も、あの召喚装置も…」

「なっ…」

「精々アンブレラにバレないようにね、もしバレれば…いやバレなくても、この街から逃げ延びても、きっと君はこの因縁に付きまとわれるような気がする…」

そう言って彼女は背筋を伸ばして振り返り、去ろうとした。

「待てっ!?君は…君は誰!?」

ピタリと彼女は一瞬立ち止まり言った。

「自分の記憶が無くなってる事ぐらい、そろそろ気づいてよ」

「っ…!?」

頭の中が真っ白になって、何も考えられずに俺は膝をついた。

「はあっはあっはあっ…!?」

過呼吸を抑えきれずに体が息を吸い、吐く度に体が震える。

「っ…なんで…気づかなかったんだ?」

瞳を瞑り頭の中で過去の記憶を探す。

けど、俺の脳裏に浮かぶのはあの日、あの小屋で目覚めた日以降の事だけだ。

「ッ!!クソッタレ!!」

拳を地面に打ち付けると地面が割れた。

「くっ…」

俺が絶望に打ちひしがれた時。

ドンッと激しい爆発音が聞こえた。

「!?、レオンッ!!」

俺は何やってんだよ!!、あいつがまだ戦ってる。

行かないと。

俺は壁の穴へ目を向け、走り出した。

「ハッ」

跳躍(ちょうやく)、空中でレオンとヤツを確認した。

レオンはどこから持ってきたかロケットランチャーを構えているがヤツは両手で後ろから火を噴射したままのロケット弾を腹の付近で何とか受け止めている。

「レオン!!俺に任せろ!!」

「本郷!?」

レオンが俺に気づき上を見上げた。

「ハッ」

空中で回転、変身完了しヤツを見据えた。

壁を蹴り急接近。

ヤツと俺の目が合った瞬間オレは蹴りの姿勢になり、それを放つ。

異常な程に力が溢れる。

最強だと、そう直感が告げるキック。

オラァアアァアアァアア!!

ヤツの胸は破裂し、体制を崩したやつへロケットランチャーの弾が体へと放たれる。

爆炎が当たりを呑み込み俺の姿もヤツの姿も覆った。

「なっ!?本郷!!」

炎の中立ち尽くし、振り返るとそうレオンの声が聞こえる。

「俺は大丈夫だ」

俺はそう言って炎の中から歩いて戻って来た。

「ふう…ハッ」

微笑を溢すと仮面を外し、レオンへ笑顔を向けた。

「流石だな」

「別にこれぐらい、それにしても良くあんな動きが出来たな」

「警察官、だからな」

レオンは得意気にそう言って笑った。

そして、遂に着く。

コンテナやタンクが乱雑に置かれた通路。

「急ぐぞ」

「そうだな…話してる余裕はないみたいだ」

レオンはそう言って俺と共に通路を走りだした。

EXITの赤いライトが点いた扉から出てきた2体のゾンビの頭へ的確にナイフを投げ、走る勢いのまま飛び蹴りを炸裂させた。

「ほら行け!!」

「ああ!!」

その間にレオンが横を通り抜けて走りだし、それを追って俺も走り出した。

辺りは火が吹き出し至る所で爆発、パラパラと降り注ぐコンクリートの欠片が崩壊寸前な事を物語っている。

「っ!?」

しかもどういう事か奥には俺の予想通り貨物列車用の線路があった、そこまではいい。

だがその貨物列車がもう走り出して速く行かないと追い付かない。

「急げ!!」

俺より先頭を走るレオンが叫ぶ。

レオンは列車の車両同士の取ってを掴んで飛び乗り俺に手を伸ばした。

「うおおあぁあ!!」

死に物狂いで走り、叫び、あともう少し、手が届く!!。

瞬間、一際大きな爆発音が頭上で起きてコンクリートの塊が俺頭上へ落ちてきた。

「ッ!?がはっ!!」

「なっ!?」

俺の手は届かず、もう間に合わない。

「本郷!!、本郷オォオ!!」

レオンが俺の名前を叫び続けても非情に列車は進み続けトンネルへと入った。

レオンも顔を引っ込めてもうここからは見えない。

「クソッ…」

 

こんな…所でッ!!。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

レオンside

 

 

「クソッ」

俺は座り込みながら電車を叩いて悪態をついた。

このどうしようもないイラつきの捌け口にもならないが…せずにはいられない。

「………」

俺は何も言わずポケットからエイダのリストバンドを出して見つめた。

「もう、忘れないとな…」

悲しみが溢れてしまう前に、俺はリストバンドを手から離した。

列車の勢いに飛んでいったそれを、目で追う事もせず俺はうつむく。

「…よし」

瞳を閉じ、拳に力を入れ、力強く立ち上がった。

「行くか」

悲しくても、進まないと、何も始まらない。

俺は列車の先頭への扉をゆっくりと開けた。

内心、ほんのちょっぴりの救いを期待していたがそんなものもう残ってないと諦め半分で。

もしかしてクレア達も乗ってるんじゃ…?

だなんて、有るわけないか。

「「!?」」

そんな俺に期待していた者達が居てくれた。

「クレア!?シェリー!?」

「「レオン!?」」

そこに居たのはクレアとシェリーだった。

クレアがシェリーに貸しているのかシェリーは赤いジャケットを来てクレアはタンクトップ姿だった。

「クレアもこの列車を使ってたのか…」

「えぇ、あなたもだったのね」

隣に恥ずかしがっているのか少し離れているシェリーに目がいくと。

「シェリー、大丈夫よ」

クレアは笑顔でそう言った。

「大丈夫だったの?あの人は?」

「ッ…」

その言葉にクレアはハッとした表情になり俺に詰め寄った。

少し、言葉が詰まったがなんとか声を出した。

「列車に乗り遅れてあいつはそのまま…」

「そう…」

「…」

この場所が重たい空気で立ち込めたその時だった。

ドンッ!!。

「キャッ」

「!?、なんだ!!」

後ろの車両から大きな音がなると同時に列車が大きく揺れた。

異常事態だと告げるように。

「ッ私が見てくるわ、シェリーをお願い」

「待ってくれ!!」

行こうとするクレアの肩を掴み止める。

「どうしたの?」

振り返るクレアの瞳を見つめ言った。

「俺も行く」

「…分かったわ、シェリー少し待っててすぐ戻るわ」

俺の思いを汲み取ってくれたのかすぐに了承した。

「うん」

心配そうに頷くシェリーを後に俺たちは扉を開けて後ろの車両へ移動した。

扉の先に有ったのは至って普通の広いスペースの有る車輌だ。

貨物でも載せる所だろうか?、今はがらんとしているが。

「何もない…のか?」

「それなら、さっきの音は一体…」

どれだけ見まわしてもこの車両には何もおかしい所はない。

と、俺達は思っていた。

ドンッ!!

「「!?」」

おかしな音がするのは更に奥の扉。

この車輌は一番後ろでありさらに奥の扉というと何のスペースもない筈。

だが、その何もない筈の空間から叩きつけるような音がなっている。

「何だ!?」

貨物を積み込む為か一際大きな扉がドンッ!!とへこんだ。

「ッ!!」

ドンッ!!

さらにへこむ。

ドンッ!!。

もう玄関の扉は今にでも壊れてしまいそうだ。

ドンッ!!

そして一際大きな音と共に壁ごと壊れた扉の向こうに居たのは怪物。

まさに巨大な肉塊、中央の丸い円型の穴には大量の牙が生えその上に頭のような物がかろうじてある。

奥のスペースを占領し、さまざまな場所に生えた触手や手を振り回しながらそれは近づいてきた。

「何だあいつ!?嘘だろ!!」

「まさか…さっきの!?」

一瞬でホルスターからハンドガンを引き抜き連射。

「アレを知ってるのか!?」

クレアもワンテンポ遅れ応戦、銃を引き抜き連射した。

「えぇ…!!さっき倒した思ったんだけどしつこいわね!!」

「クソッ、手応えがない!!」

「撃ち続けて!!」

効いている実感がない、そう思いつつも何度もリロードを挟みながら撃つ。

そして、やつに動きが現れた。

醜く体中がうごめくと中央の円から黄色がかった巨大な目が現れた。

しかもそれだけじゃない、車輌全体に体から肉の根を伸ばし数秒でシルバーの車輌は赤黒く染まった。

「なっ!!」

車輌全体が軋むと同時に揺れ、俺達は体制を崩した。

「くっ…」

「早く立って!!」

よろめきながらも立とうとしたその時、もう一度車輌が揺れ今度は車輌が歪んだ

壁がでこぼこになり線路との噛み合わせが悪くなったのか。

「がっ」

「キャッ」

もう一度俺達は体制を崩し地面に打ち付けられた。

「クソッ…あいつ!?」

バキバキッ。

そして体が急速に肥大化したやつは触手を使って天井を剥がした。

その肥大化した体は列車の走行にも影響を与える。

巨体な体が列車の先頭の重りになる上にこの車輌は歪み、まともに線路を走ってない。

「このままじゃ…脱線するぞ!?」

「クッ…」

その時、後ろの扉が開く音がした。

「レオン!!クレア!!」

そこに居たのはシェリーだ

恐怖に震えながらこの異常事態にいてもたってもいられなかったのか。

「なっ!!シェリー早く逃げろ!!」

「ここは危険よ!!」

肉塊が迫り、列車は揺れ続け脱線寸前。

どうしようもない絶体絶命。

「クソッ!!」

「車輌を切り離せればっ!!」

「シェリー!!切り離せないか!?」

「!!」

シェリーは連結部のカバーを外し、レバーを足で蹴って外そうとするが力が足りないのか連結部が外れない。

「うぅっ!!キャッ」

その上、揺れは激しくなりシェリーも車輌の間の策に捕まるのが精一杯になった。

「ッ!!」

その時だ。

トンネル内に激しいエンジン音が鳴り響いた。

「ハァッ!!」

「あれは!?」

「ッ!?、本郷!!」

真紅のマフラーをなびかせた仮面の男、そう、あいつだ。

本郷が白と赤のカラーが特徴的なバイクに乗ったまま肉塊の頭上を跳んで来た。

「フッ」

俺達の目の前に着地するとブレーキで急停止、すぐさまバイクから降りた。

「すまない待たせた!!」

そう俺達に言うそいつの姿はさっきまでこいつが死んだと思っていた事がバカらしくなるぐらいの活力があった。

「さあ、行くぞ?」

「…ああ!!」

「ちゃんと後で説明してちょうだい!!」

そういってゆっくりと俺達は立ち、あの肉塊へ向き直った。

「ハッ」

本郷が左手を腰の左側に添えて右手を左斜めにつき出す不思議な構えを取り。

肉塊が甲高い奇声と共に暴れる。

 

そして最終決戦が始まった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




まぁ実質的な最終決戦はさっきの大男戦ですけどね(えっ?GAIDAN?知らない子ですね)。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

脱出

ラクーンシティ編が終わる(予定)
次何処の作品にしよ…。


数分前ーーー

 

 

走って行く列車を見つめながら考える。

「クソ…どうする?」

脱出方法がない、バイクもここまで来れる訳がない。

どうしようもないのか?…。

「あぁあ!!」

どうしようもなくて俺は叫んで、もう一度列車へ視線を移した。

「なっ!?」

俺の目に映った列車の最後尾は異常だった。

巨大な、まさにうごめく肉塊がへばりついている。

「あれ、生き物なのか…!?」

生物としての形のないそれは、今まで見た化物の中でもその存在が信じられないと、頭が見ることすらも拒否する。

「ヤバいッレオンに知らせないと!!」

こうしてる間にも、列車は離れていく。

手をつき思い切り力を入れる。

「っ!!…らあぁ!!」

瓦礫を吹き飛ばし俺は立ち上がった。

「さて…どうするか」

線路の上に立ち、周りを見回すが乗り物なんて勿論ない。

それなら…。

「走って間に合うか…!?」

いや、普通に考えて間に合うわけがない。

落ち着け、だがそれなら、それならどうすればいい?。

「…っ」

その時だ俺の背後から爆音が…いや、これは…!?。

「なっ…エンジン音!?」

振り返り、余りの眩しさに手のひらを前に出した。

光に目が慣れ、ゆっくりと目を開ける。

「!?…はっ、どうやって来たんだよ」

二つのヘッドライトで俺を照らすサイクロン号がそこには有った。

「助かったぁ…」

ため息交じりにそう呟きサイクロンに跨がった。

重心を前にやり前方を真っ直ぐ見つめる。

ハンドルに手を掛け、叫んだ。

「行くぞ!!」

思いっ切りハンドルをひねり最初からアクセル全開。

サイクロンが異常な爆音を鳴らし風を切った。

俺はハンドルを少しも緩めずに加速していく。

「見えた!!」

サイクロンの異常なスピードによって列車は直ぐに見えた。

依然、肉塊は列車に取り付いている。

「これなら追い付ける…!!」

俺はさらにサイクロンを加速させ列車に近づこうとした。

しかし、。

「なっ!?」

あの肉塊は射出口なんてない筈の場所から白いナイフのような物を射出した。

「っ!!肉を突き破って飛んできたのか!?」

俺は顔面のすんでの所で掴んだそれをよく見た。

「人間の…骨!?」

俺にはそれはまるで人間の骨でも加工して作ったように見えた。

…そういう事か、いくら化物でも普通あんなゲテモノな姿になるわけがない。

ゾンビを食ったのか?。

しかも、大量の…。

「確かによく見れば人間の腕見たいなのがあちこちに……っ!?」

観察する暇なんてなかった…!!骨が横に三発、俺はサイクロンのシートに左手をつき右足の蹴りでなぎ払った。

「っ面倒だな…」

戦いが長引いても意味がない、直ぐに乗り込む!!。

アクセルをひねり加速、さらに追加で六発まだらに射出されたのが見えると俺はシートの上に立った。

「!!」

瞬間、変身した俺は全ての骨を拳で打ち落とした。

そしてすぐさまシートに座り高速で距離を詰めていく。

「なっ!?」

骨を打ち出すしかしなかった肉塊が別の動きを見せた。

あの肉塊は急速に一回り程肥大化し列車の車輌を侵食。

その結果肉塊は触手で屋根を引きちぎり、車輌は歪んだ

歪んだ車輌は線路にマトモに乗らなくなり壁と擦れて火花を放っている。

見ればわかる、ヤバいと、一瞬で判断。

千切れた屋根が俺の方へ向かってくる中、バイクのハンドルをひねりあえて加速して回避した。

その勢いを衰えさせず加速しながら俺は右足で地面を蹴った。

「ハァッ!!」

砕けたコンクリートの感覚を感じながら俺の体はバイクと共に空中へ飛び上がった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

現在ーーーーーー

 

 

 

 

「レオン、クレアこの車輌を切り離してくれ」

俺は後ろの二人に言った。

「お前は?」

「こいつにとどめを刺す…!!」

「一人で…!?……わかったわ!!」

「大丈夫なのか!?」

「大丈夫、行ける!!」

レオンは頷き、クレアも直ぐに後ろへ下がった。

レオンが連結部付近のレバーを足でおろし、連結が外れた。

「■■■■■■■■■■」

甲高い奇声をあげ、目の前の肉塊は迫ってくる。

時間もない、一撃で決める!!。

壁に取り付けられ、もう取れかかっている縦の手すりを蹴りで切断しそれを空中でキャッチ。

ネジ切れて槍の様になったそれを構える。

もう体に当たる、そんな寸前の距離。

ドン!!。

「ウオラアアァア!!」

たった一つの爆発音が鳴り響いた瞬間、右手のそれを放った。

風を切り、弾丸の様なそれは肉塊の瞳を貫き、奥の奥まで到達した。

「■■■■■■■■■■■■■」

断末魔が響く。

が、それどころじゃない。

「っ…やばい」

さっきの音は施設の本命の爆発だったのか炎が物凄い速さでトンネル内を満たしていく。

「ハッ」

後ろへ飛び、そのまま線路上のバイクへ跨がった。

加速、爆炎に呑まれないようスピードを緩めず走っていく。

「ッ!?オイ!!出口まだか!?」

出口が見えない事に俺は不満を叫ぶ。

ヤバい…間に合わないッ!!。

その時、俺を光が照らした。

ほんの少しオレンジがかった光が…。

「ウオォオオオオオオ!!」

叫んだ、死に物狂いになった俺は意識が真っ白になって……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

死んだ?。

いや、死んでなかった。

ただ何故か……。

気づけば俺は空中に居た。

は?…。

そんな声も口には出てこず心が呟くだけ、。

暗いコンクリートのトンネルじゃなく、夕日の照らす外。

一体どうやってここに…?。

俺の視界に久しぶりに見た原っぱが迫ってくる時、なんとなく察した。

バカ見たいなスピードで走ってそのままバイクが石か何かにつまづいて。

俺はバカ見たいな勢いで吹き飛ばされた…と。

…そういう事か。

「ぐふッ!!」

何度も言うが、俺の体はバカ見たいな勢いで叩きつけらた。

そのダメージのあまり俺の体は強制的に変身が解除されて、かなりいい音が鳴った。

ゴキッ

「あ~…痛ぇ…!!」

痛みにうずくまりつつ周りを見渡した。

周りは原っぱ、少し離れたここから20メートル程の場所には列車の終着点が、列車はとうに止まっている。

「俺、こんな距離飛ばされたのかよ…?、ん?あれは!?」

少し遠くに大きな一本の道路が見えた。

そこに居た三人の人影へ俺は急いで走りだす。

「ちょっまっ置いてくなぁ!!」

三人は俺の叫びに振り返った。

「なっ本郷!?」

「えっ?えぇっ!?」

「!?」

追い付くと三人共驚いた顔をして信じられない、と顔が言っていた。

「お前…!?……ははっ」

呆れた笑い声をだすレオンに俺は一言。

「はっ?」

これは勝手に出てきた言葉だ。

「いやっお前は死んだと思ってたらしれっと顔を見せてくるから、もう…なんだか…ははっ」

(いちいち悲しむのがアホらしい)

「ふふっそうね」

「えぇ…いや死んだと思ってたならもっと喜べよ」

「ははっすまない、それじゃ行こう」

「何処に?って聞こうかと思ったけど、この道を真っ直ぐ進むしかないよな」

「あぁ、そうだ」

「それじゃ行きましょうよ、ねっシェリー」

「うんっ!!」

俺はこのいい雰囲気を崩さぬよう三人から少し離れて歩きだした。

 

 

「ねぇ、レオンとクレアって付き合ってるの?」

子供の純粋な一言…!!。

そんな唐突で脈絡のない言葉に俺は心の中ではっきり言って吹いた。

「あっいやそんなんじゃない、出会ったばかりだ、昨夜な」

テンパるレオン、絶対お前も心の中で吹いたよな…。

「そうよ、とんだ初デートだったけどね」

大人なジョーク…!!、クレアすげぇ!!。

「そう、ホントぶっとんでた」

そんなやり取りに俺は和んだ。

地獄から抜け出せた、と。

そんな時一つの赤いトレーラーがこっちに向かって来た。

「あっ見て!!乗せて貰えるかも!!」

シェリーは無邪気に指を刺すがクレアはレオンに不安交じりの耳打ちをした。

「もし、外にも()()()()()()()

「!?…シェリーを頼む」

「ゾンビかもって?事か?」

「えぇ」

俺とクレアはシェリーを連れて道の外れへ。

レオンはトレーラーを待ち構えた。

ホルスターに手を伸ばし、距離が近づいていくトレーラーを睨みつける。

そんな緊迫した雰囲気にある事に気づいた俺は釘を刺すような声で俺は言った。

「あれは大丈夫だよ」

「えっ?」

トレーラーは普通に俺達を通り過ぎた。

普通に…というかしれっと窓から中指立ててきたが…。

まぁゾンビでも何でもなかった、俺の異常な視力で一足先に気づいて良かった…見間違いで警官が一般人射殺は首じゃすまない。

「…ははっ、いいやつだった」

皮肉交じりにそう言うレオンに俺達は駆け寄った。

「もう…事件は終わったの?」

「わからない、でも、もしダメなら俺達で終わらせよう」

「俺達…か、もし暴れる時が有ったらその時は俺の知り合いも呼ぶよ」

「そうか、頼もしいな」

「えぇ、もしその時は、終わらせましょう」

「あぁ、四人だ、俺達なら大丈夫さ」

レオン、シェリー、クレアは手を繋いだ。

はっきり言って三人はまるで親子見たいに俺には見えた。

「さてどうしようかな…まずホテルに入って風呂入って…」

「あ~私もシャワーを浴びたいわ…」

「私もっ!!」

んっホテル?。

「マリー大丈夫かな?、それに他の人達も…」ブツブツ

「どうした?」

「いや、まぁ気になる事も有るんだけれど…どうにかなるか」

俺はふと、周りの山々を見つめた。

「どうしたの?本郷さん?」

シェリーが俺の事を上目遣いで不思議そうに見てくる。

「あそこ辺りのアークレイ山って所の近くに住んでた頃があるから少し懐かしく思って」

「そうなんだ…寂しくなるね」

「そうだね」

目の前を見つめ、俺は考え事を一旦やめた。

俺は次に進む、じゃないと。

止まってしまったらその時が俺自身の終わりだと、そう感じるから。

「今度何か買ってあげるよ」

「ホント!?」

「ホントホント」

「良かったなシェリー」

「メイク道具を買って貰いましょ?私が教えてあげる」

「ホント!?私メイクしてみたかったの!!」

他愛もない話をして、俺は瞳を閉じた。

こっからどうなるんだろ?

そんなの分からないけど、なるようになる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ラクーンシティ編

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




あ~…終わりが見えなかったラクーンシティ編が終わるなんて…とても感慨深いです‼️、また自作で会いましょう‼️。


目次 感想へのリンク しおりを挟む




評価する
一言
0文字 ~500文字
※目安 0:10の真逆 5:普通 10:(このサイトで)これ以上素晴らしい作品とは出会えない。
※評価値0,10は一言の入力が必須です。また、それぞれ11個以上は投票できません。
評価する前に
評価する際のガイドライン
に違反していないか確認して下さい。