幻想最終録〜世界の融合と全ての終わり〜 (Uさんたちの部屋)
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プロローグ
第1話 終わりの始まり


………貴方は世界の数を知っているだろうか?、………いや、分かるはずは無い。分かる者などいる訳が無い。何故なら世界は未知数なのだ。私達の世界の他にも、幻想世界やロールプレイングゲームなどで見る世界。果ては某人気ゲームの王国がある世界などもある。この世界は全て独立して物語が進んでいる。しかし、この世界の中には、世界を渡る者がおり、その者によって世界の流れが歪むことすらある。そう、世界を繋ぐという事は世界を歪ませることすらある………

 

幻想郷、人里………

U「………今日も異常はない………か。」

幻想郷の平和を守り続け、いつしか幻想郷の最終兵器と称されたUはバイクに乗っかり、人里を回っていた。因みに説明しておくと、Uはちゃんとバイクの免許を取っている。乗っているバイクは盗んだ物ではなく、にとり製のバイクである。Uはバイクに乗りながら、不安な様子の中、人里を駆け巡っていた………

春香「………あら、Uさん。」

U「ん………?、あ、春香か………」

買い物帰りの春香が、Uと偶然出会った。

春香「………どうかしたんですか?」

U「いや、何でもないよ。」

Uがそう言うと、春香は持っていた買い物袋を落として、Uに抱き着く。

U「は、春香!?」

春香「………無理はしないでくださいよ。 あなたは私に何も話してくれない………もう少し私達を頼ってくださいよ………」

春香はボロボロと涙を零す。

U「………ごめんよ。でも君を頼りたく無いんだよ。僕の抱えた問題は自分でカタをつけないと………なんでか分からないけど………自分の問題を他人に頼った解決は好きじゃないんだ………だから、聞かないで欲しい。」

春香「………分かりました。話は聞きません。でも、あなたがあなたでなくなってしまう事………そんな事にはならないでくださいね………」

U「………ああ。分かった。」

Uは春香の頭を撫でた………その時だった。突如大きな揺れが起きる。

U「何だ………?」

Uは辺りを見回す………

U「誰だ………?、僕の心を心配させているのは………?」

Uは何かが起きようとしている事を、強く心配している様子だった。

???「………ここにいたか、幻想郷の最終兵器………」

U「誰だ………僕の事を呼んでいるのは誰だ!?」

春香「あ、あなた!、うし………むぐっ!?」

???「ここだよ。」

謎の人物はUの真後ろにいた。

U「なっ!?」

Uは驚いていたがもう遅い。謎の人物はUの胸倉を掴む………その時にUが乗っかっていたバイクが倒れた。

???「貴様の力、貰い受けるぞ。」

そう言うと、謎の人物はUの胸倉を掴んでいる手からUの身体に自らの力を流し込む。

U「ひぐうっ!?、こ、この感じは………!」

Uの中から何かが消えるような感覚だった。Uの中から声が聞こえる………

ゴッド「ゆ………U………!」

U「ご、ゴッド!?、ど、どうかしたのか………!?」

ゴッド「わ、我が………お前の中にある力が………お前から吸い出されていく………!」

U「そ、そんな!?」

ゴッド「U………我はダメだ………!、お前だけが………!」

と、ゴッドが言っているうちに、ゴッドの声は遠くなり、遂には聞こえなくなった。

U「ゴッド………!?、ゴッド!、ゴッドーー!!」

Uは相棒の、母の名を叫ぶ。しかし、Uの中からゴッドはいなくなり、それだけでなく、Uの中から今までの力が全て抜けてしまった。

???「………お前の力は全て貰った。」

謎の人物はUを投げ飛ばした。その時に、Uが持っていたオメガドライバーⅡと、ミラクルステッキが地面に転がった。

U「あ、有り得ない………!」

Uは自分の胸に手を当てる。すると………

U「な、何も感じない………!?」

Uは自分の中が、空っぽになったかのような様子なのを知り、本当に力を奪われてしまったことを知る。

U「お前………僕の力を奪って………何を狙っている!?」

Uは謎の人物に対してそう問う。

???「………この私の崇高な計画………それは、ラグナロクの力を使い、全ての世界を滅ぼすことだ。そして、この世界はこの私、メテオの物となる。」

U「なんだと………?、そ、そんな事させない………!」

メテオ「………出来るかな?、今のお前に。」

U「やって見なきゃ分からないだろ………!?」

Uは地面に転がっていたオメガドライバーⅡに手を伸ばし、装着する。

Omega Driver Ⅱ

そして、ミラクルステッキを拾い、ベルトに装填する。

Omega Charge………

U「………変身!」

Uはステッキを捻る。

Omega Change

Uの身体にオメガの鎧が纏われる。

A knight who hold the power of Omega………Is he a Good of a devil………? The battle of Omega Zwei begins now……… !!

U「………変身出来た………!」

Uはセイバーを手にし、メテオに斬り掛かるが、メテオは軽くかわす。

メテオ「無駄だ。その程度の力など通用せぬ。」

U「でも放っておけば世界は滅びる………そうさせない為にも、僕は戦うしかないんだ!」

Uはセイバーによる2擊目を狙うが………

??「止まりなさい!、この女がどうなってもいいの?」

Uの後ろからまた違う声が聞こえた。

U「なっ!?」

Uが目にした光景は、春香が、もう1人の謎の女に人質に取られていた。

春香「Uさん………!、私に構わずあの敵を斬ってください………!」

春香はUにそう訴えかけるが、仲間を、自身の妻を見捨てられないUは、変身を解除して立ち止まってしまう。

メテオ「よくやったメル。それにしても噂通りの男だ。人質を取られればどうしようもなくなる。さて、この男が動けぬ今、世界を1つにする事も可能であろう。」

メテオは右手にオメガの力を纏う………

メテオ「世界よ………今、1つとなれ!」

U「や、やめろ!!」

メテオは世界を1つにしようとオメガの力を天に向けて放った。すると地面が強く揺れる。

U「せ、世界が………繋がろうとしている………!?」

そう、今U達の世界は、他の世界と融合が進んでいた………しかし………

メテオ「………おかしい、世界の融合があまり進まぬ。繋がったのはこの世界の近くの世界のみか………だが融合の時は刻一刻と迫っている………融合までの時は………半年か。」

メテオは世界融合の時を予測し………

メテオ「よく聞け、この世界は半年もせずに滅びゆく。お前達はこれから残りの日々を怯え過ごすことになる………だが、お前だけはこのまま生かすことは出来ない………貴様は今までの数々の戦いで奇跡を起こし、運命をねじ曲げてきた。そんな事をされては我が計画は失敗に終わってしまうであろう。その為、貴様を今この場で滅ぼそう………」

メテオはオメガの力を再び手に集める………

メテオ「………滅びよ、幻想郷の最終兵器!!」

メテオはUに波動を放つ。その波動はあまりにも強大過ぎて、Uはまともにこれを喰らい、吹き飛んで行った………

春香「Uさぁーーん!!」

春香は吹き飛んで行ったUに向けて、声をあげる………

メテオ「………黙らせろ。」

メル「はい。」

メテオがそう言うと、メルが春香の口元を、睡眠薬を染み込ませたタオルで押さえる。

春香「んー!、んーー!!」

春香はしばらく騒いでいたが、しばらくすると睡眠薬が効き、春香は眠ってしまった………目に涙を溜めながら………

メテオ「………この女は連れ帰る。」

メル「………しかし、あの男は吹き飛んで行きました………人質はもう意味無いのでは?」

メテオ「いいや、来るさ。あの男は本当に何をやらかすか分かったものでは無いからな………」

と、今も尚、メテオはUを警戒していたのだった………

 

U「………」

Uは吹き飛んで行ってしばらく経った後、Uはどこかも分からないところに、ボロボロの姿で倒れていた。

U「………メテオ………この世界を滅ぼす存在………僕の胸騒ぎは………奴の事だったのか………?」

Uは絶望しながら気を失った。すると、そこに通りすがった者が1人………

??「………師匠?」

そう、それはUに縁のある彼女だった………

To be continued………




次回予告
Uが気が付くと、そこにはかつて彼が出会った雷美咲がいた。Uは彼女の世界にスキマを使わずに来てしまったことから、世界の融合が進んでしまった事を強く実感する………
次回「美咲の世界」


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第1章 美咲の世界
第2話 美咲の世界


前回までのあらすじ
幻想郷の最終兵器と呼ばれた男、Uは不安を抱えながら人里を巡っていた。Uは春香と共に会話をしていた時に、突如現れた世界を滅ぼそうとする者、メテオにより、Uは力を奪われ、敗れてしまう。Uはどこか遠くへ飛ばされ、春香は人質として捕らえられてしまう。Uが吹き飛ばされた場所で、Uを師匠という者が1人通りかかる………


U「(………僕の力は奪われ………それを奪ったメテオ………世界を滅ぼす為に世界を1つに纏めている………僕に対抗の術は無いのか………?)」

………Uは自身の夢の中でひたすら自問自答をしていた。

U「(………春香はどうなったのかな………?、僕が不甲斐ないばっかりに彼女は………)」

こんな時でも春香の事を心配するあたりやはりUはUである。

U「(………僕はどうしたら………?)」

 

U「んん………?」

Uは目を開ける。そこから彼は自分が気絶してしまっていた事を知る………

U「ここはどこだ………?」

Uは身体を起こす。すると………

??「あっ!、まだ身体を起こしちゃダメです!」

Uに向けて声をかけるものが………

U「あれ………美咲………?」

美咲「………私の事を覚えててくれたんですね、師匠。」

U「忘れるもんか、しかし、君がいるという事は………ここは君の世界なのか?」

美咲「それを聞きたいのはこっちですよ。学校帰りに師匠がボロボロになって倒れていたから何事かと心配してしまいましたよ。」

U「そうか………なら本当に世界の融合が進んだのか………」

美咲「………何を言っているんですか?」

U「………美咲、単刀直入に言う。僕と君の世界は融合した………メテオっていう奴の仕業でな………」

美咲「メテオ………聞いた事ない名前ですね。でもその人は何故世界の融合をしたのですか?」

U「………世界の融合をしてからの方が手っ取り早いんだよ。世界が1つになったら完全に滅ぼすのに必要な数はそれだけになるんだからさ。」

美咲「そ、そうなんですか………」

U「………取り敢えずこの世界がどうなっているか知りたい。」

Uはベッドから起き上がる。

美咲「ちょっ、まだ寝てないと………!」

U「寝てられるかよ………僕は色々な物を奪われた。それを取り返すまで戦い続けるしかない。」

美咲「何が貴方をそこまで動かしているんですか!?」

U「………僕は誰かの為なら自分の命すら捨てても良いと思っている。その心情を決して曲げたくはない。ただの僕の我儘さ。」

Uは荷物を纏め、ボロボロになっていた上着とデザインが全くおなじ新品の上着を着る。

U「済まないな。君に僕を止めるなんて無理な話なんだよ。」

美咲「………だったら、私を連れて行ってください!」

U「でも………」

美咲「………師匠は今、満足には戦えないはずです。だから………せめて私が師匠を手伝いたい………それだけの事です。それと………」

美咲は数十枚のブランクカードをUに渡す。

美咲「この世界の悪霊はご存知の通り殺せません。封印の為に、このカードを持っていてください。」

U「………助かるよ、ありがとう。」

Uはブランクカードを受け取り、上着の内側の懐のポケットにしまう。するとそこへ………

??「………美咲が行くなら私も行くわ。」

美咲「レイちゃん!?」

Uが寝ていた部屋に、闇光レイが入って来た。

レイ「………まともに戦えるか怪しい男と美咲だけじゃ心配よ。」

U「相変わらず手厳しいね、お前は………」

Uは苦笑いをしていた………

To be continued………




次回予告
Uが辺りを見回すと、以前とは地形が変わっていたり、美咲達が知り得ない家が立っていたりと、かなり変わっていた………
次回「世界の変化」


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第3話 世界の変化

前回までのあらすじ
Uは目を覚ます。そこはかつて訪れた雷美咲の世界であった。Uは世界の状況を知ろうと、身体を起こすが、美咲に静止される。しかし彼は自分の意思を曲げなかった為に、美咲は折れ、Uに同行することにする。更にそんな美咲を心配して、闇光レイも同行する事を選んだ………


U達は美咲の案内で外を歩いていたのだが………

美咲「あれ………?」

U「どうしたんだい?」

美咲「ここ、前まで穴なんて無かったのに………」

レイ「あそこもよ、見た事の無い家が建っているわ。」

U「………世界の融合によって二つの世界の地形がめちゃくちゃになってしまったのか………」

美咲「世界の融合によって、こんな影響が起こるなんて………」

???「美咲ー!!」

美咲の名を呼ぶ者が声を上げてこちらに向かってくる………

美咲「ほのかちゃん!、それに由香ちゃんに鈴香ちゃんも!」

ほのか達3人が美咲達の方に走ってくる。

ほのか「ありゃ?、アンタは確か………」

U「Uだ。訳あって、この世界に来ている。」

由香「そうだったのですか………って、そんな話をしている場合じゃないです!」

U「………どうかしたのか?」

鈴香「………神社の敷地内に色々な家が経ってしまったわ。」

ほのか「今まで建って無かったし、かと言って、建てるなんて話も聞いてなかったから本当に驚いたんだ。」

U「神社に家が経ってる………罰当たりだな………と言いたいが、これも世界の融合のせいか………」

由香「世界の融合?」

U「ああ、説明するよ。」

Uは3人に世界の融合の話をした………

 

それと同時期、メテオは………

メル「………例の女は牢に入れました。」

メテオ「ご苦労。」

メル「あら、ドラグナイト様もいらしていたのですか。」

メテオの玉座の前には、メルの他に、ドラグナイトと言う龍の頭をした者がいた。

ドラグナイト「………それで、私が倒すべき相手は誰なのだ、メテオ殿。」

メテオ「うむ、Uと言う人物だ。」

ドラグナイト「U………あの幻想郷の最終兵器と呼ばれた男か。しかし、その男はメテオ殿が倒したと、風の噂で聞いたが。」

メテオ「そうだといいのだがな。」

ドラグナイト「何かあったのか?」

メテオ「………あの男を調べてきたが………あの男は何をしでかすかわからぬ男。現にこれまでの戦いでは、最初は敵わなかった敵を前に自身も戦いの中で強くなり、新たな力を手にしてきた男なのだ。」

ドラグナイト「ほう、つまりもしかしたら生きているとでも言いたいのか?」

メテオ「………そうだ。」

ドラグナイト「………冗談はやめてくれ。今までメテオ殿に刃向かって生き残った奴はいない。馬鹿も休み休み言え。」

メテオ「………ドラグナイトよ、お前と私は数千年の長い付き合いだ。ずっと長い活動を共にしてきたお前なら、私の予感が外れた事は無い事を知っているはずだ。」

ドラグナイト「………成程。確かにメテオ殿の予感は外れた事は無いな………なら受けてやる。そのUと言う人物の討伐を。」

メテオ「頼むぞメテオ。」

ドラグナイト「しかし、Uと言う人物は何処にいる?」

メテオ「今、この世界の全体を探している。もうすぐ分かるであろう………」

メテオがそう言うと、メテオの部下らしき者が現れ………

部下「申し上げます!例の男が見つかりました。場所は………」

部下は、Uが美咲の世界にいる事を伝えた。

ドラグナイト「………何?そこにいるだと?」

メテオ「そうか。まさか私の力でそこまで飛ばされていたとは………良いなドラグナイト、私はお前を信頼している。絶対にUの首を取って帰ってくるのだ。」

ドラグナイト「分かった。直ぐに取ってみせるぞ………友よ。」

ドラグナイトは瞬間移動をした。

メル「しかし、何故わざわざドラグナイト様を向かわせたのですか?、あの御方は………スピリットのはずです。」

メテオ「そうだ、ドラグナイトはお前も知っての通りスピリット、死なぬ存在だ。生半可な奴を送り込んでも、Uに負けては意味が無い。ここはUでも殺す事は出来ぬドラグナイトで確実に勝ちを手にする………確実にな。」

メテオは今も尚、Uを警戒し、不死生物スピリットの1人である、ドラグナイトにUの抹殺を依頼したのだった………

To be continued………




次回予告
ほのか達に世界の融合について話したU。だがそんな彼等の前に、メテオの命令を受けたドラグナイトが、Uの命を狙う………
次回「不死竜ドラグナイト」


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第4話 不死竜ドラグナイト

前回までのあらすじ
U達は外を歩いていたが、地形などが変わっており、融合した結果を知る事となる。一方、メテオは、不死生物スピリットの1人であるドラグナイトを、U抹殺の為に送り込む………


U「………と言う訳だ。」

ほのか「そうだったのか………」

由香「世界の融合………そんな事が起きてしまうなんて………」

鈴香「………相手はそんな非現実的な事まで出来るのね………」

U「………僕は奴から力を取り戻す。その為にも、奴の居場所を見つけないと………」

??????「お前には不可能だ。」

U達の会話に、介入する者が1人………

U「………誰だ?」

美咲「あの人………頭が龍の顔………?」

レイ「………この気配………貴方、まさかスピリット!?」

美咲「え!?」

ドラグナイト「………くくっ、見抜いたか。どんな方法で知ったかまでは知らないが………俺は不死竜ドラグナイト。Uとやら、メテオ殿の勅命により、貴様の首を貰い受ける。」

U「狙いは僕か………」

美咲「そんな事させない!」

美咲は巫女ラウザー・真を装着し、カードを通す。

美咲「変身!」

Thunder

美咲は雷の巫女に変身し、弓矢を引いて攻撃する。

ドラグナイト「………効かぬわ。」

ドラグナイトは美咲に接近する。

レイ「美咲!!」

レイは巫女ラウザー・改を装着し、カードをセットし、ベルトのスイッチを押す。

Darkness lightning

レイは剣を手にし、ドラグナイトを食い止めようとするが、ドラグナイトの拳であっさり吹き飛んだ。

レイ「くっ!」

レイはカードを取りだし、剣のラウザーにスキャンする。

Slash

レイは斬撃による攻撃で、ドラグナイトを怯ませる。

レイ「美咲!、Evolutionを!!」

美咲は頷きEvolutionのカードを取り出すが………

ドラグナイト「させるか。」

ドラグナイトはレイを突き飛ばし、美咲を蹴飛ばした。

レイ「うぐっ!?」

美咲「きゃあ!?」

美咲の手からEvolutionが離れ、Uの足元に落ちる。

U「このままじゃマズイ………!」

UはEvolutionのカードを拾うと、セイバーを取りだし、攻撃に参加する。

ほのか「わ、私達も参戦するぞ!」

由香「ええ!」

ほのか達3人は巫女ラウザーを装着し、カードをスキャンする………が、巫女ラウザーはどれも反応しなかった。

ほのか「えっ!?、ど、どうなってるんだよ!?」

由香「巫女ラウザーが………反応しない………!?」

鈴香「………まさか世界の融合のせいで神社の力が失われている………!?」

ほのか「ど、どういう事だよ、それ!?」

鈴香「たぶん、世界の融合のせいで神社の敷地に関係ない家が建っていた。そのせいで神社の神の力が失われたのが原因かもしれないわ………」

ほのか「ど、どうするんだよ、それ!?」

なんとほのか達は世界の融合のせいか変身出来なくなっていた。強敵ドラグナイトを前にU達は立ち向かえるのか………?

To be continued………




次回予告
U達はドラグナイトに挑むが、彼の強大な力の前に手も足も出ない。だが、諦める事無く立ち向かうU。そんな彼の行動が、神を目覚めさせ、Uに新たな力を授ける………
次回「勇気の輝き」


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第5話 勇気の輝き

前回までのあらすじ
Uはほのか達に事情を説明した。だがそこへ、メテオの勅命を受けたドラグナイトが現れた。美咲、レイ、Uが迎え撃つが、ほのか達はまさかの変身出来ない状態で………!?


U「アイツら、何をやってるんだ………!?」

Uは、変身出来ない3人を見てこう言った。

美咲「まさか、何か事情があって変身出来ないんじゃ………!?」

美咲は、かつて自分が陥った状況の事を思い出しながらそう言った。

U「………そうか………なら、僕達だけでコイツを何とかするしかないか………!」

Uは蹴りを放つ。

U「(………力を取られた今の僕に必殺技は使えない………でも、やるしか無いんだ………!)」

Uの渾身のキックはドラグナイトを後退りさせる。

ドラグナイト「成程、キック力はまずまずだな………だが………」

ドラグナイトは口から炎を吐き、炎を手に纏わせる。

ドラグナイト「{火炎昇龍覇}!」

ドラグナイトは炎の拳によるアッパーでUを吹き飛ばす。

U「ぐわああああ!」

Uは大きく吹き飛び、落下時に地面に強く身体を打ち付ける。

U「ゴホッゴホッ!」

Uは口から血を吐いた。

美咲「師匠!?」

美咲はUに駆け寄る。

U「つ、強い………身体が言う事を効かねえ………!」

美咲「………私が師匠の分まで頑張ります………!」

U「………美咲………」

美咲は弓を手にまた攻撃に参加する。

U「………そうだよな………美咲がここまで頑張ってるんだ………僕が諦める訳には行かない………!」

Uはフラフラと立ち上がる………

U「………美咲達が頑張ってくれている中で………諦める訳には行かないんだよ………!!」

Uは諦める素振りを見せなかった。すると………

?????「………そうです。貴方は諦めてはなりません。」

今までに聞き覚えのない声が、Uの頭の中に聞こえてくる。

U「………誰だ!?」

Uは辺りを見回す。だが声の主はいない。分かるのは声だけだった。

?????「私は………創世神ジェネシス。」

U「………ジェネシス?、聞いた事がない。」

ジェネシス「それもそうでしょう。私は長い間この世界に封印されていたこの世界の神では無いのですから。私はかつて、魔法の世界でオメガという神と争い、敗れたものです。」

U「オメガ………まさか………!」

Uは、かつてオメガと戦い、自らの手で倒した事を思い出す。

U「………つまり、お前はオメガの対極に当たる存在という訳か。」

Uはジェネシスをそう表現した。

ジェネシス「………貴方はこの先大きな命運を背負う事になる。こんな所で死ぬ事は許されません。しかし、このままでは貴方は殺されます。」

U「………死ぬ………ねえ。」

ジェネシス「私は貴方を死の運命から救い出します。この力を使い、この運命を乗り越えて見せなさい。」

ジェネシスはそう言うと、強大な力をUの左腕に纏わせ、大きな光を放つ………

 

U「………!?」

Uの左腕には、いつの間にか、剣が刺さった盾が装着されていた。そして懐から、1枚のブランクカードが現れ、カードはBrave(ブレイブ)へと変わる。

美咲「な、何!?」

レイ「あの剣と盾は一体………!?」

U「………これは………あのジェネシスって奴がくれた力なのか………?」

Uは戸惑いながらも………

U「やってみよう………これが本当に奴に勝てる力なら………!」

Uは盾にあるカード差し込み口に、Braveを入れる。

Brave

Uは、剣を引き抜き、自身の前に剣を持ってきて………

U「………変身!」

そう宣言し、剣のトリガーを引く。すると、剣から膨大な力が現れ、その膨大な力が、Uの身体に鎧として具現化する。

ほのか「す、すげえ………!」

レイ「あの男の新たな力………?、きゃあ!?」

レイはUの新たな姿に視線を向けた為に、ドラグナイトに突き飛ばされる。そして、Uの姿を見たドラグナイトは………

ドラグナイト「うん………?、あんな力は聞いていないが………?」

と、驚いている様子だった。

U「………ブレイブナイト………それが今の僕の姿の名だ!」

Uの新形態ブレイブナイト。果たしてその力は………?

To be continued………




次回予告
Uは新たな力ブレイブナイトの力を使い、強敵ドラグナイトに挑む。Uの力はドラグナイトと互角の戦いを繰り広げる………
次回「カードの騎士ブレイブナイト」

カード解説
Brave→Uがブレイブナイトに変身するのに使う、勇気の記憶を持つカード(100p)


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第6話 カードの騎士ブレイブナイト

前回までのあらすじ
強敵ドラグナイトの必殺の一撃を受け、大ダメージを受けるU。だが、美咲の必死に戦う言葉から、自身も諦めず、戦う事を選ぶ。すると、突如Uの脳内に声をかけた創世神ジェネシスが、Uに新たな力を与え、Uはブレイブナイトへと変身する………


Uは、一歩一歩、歩きながらドラグナイトに接近する。

ドラグナイト「………いいだろう。その力、見せてみよ。」

ドラグナイトは右の拳を突き出すが、Uは左腕の盾で止める。ドラグナイトの拳は、Uの盾にはビクともしなかった。

U「はあっ!」

Uは右手の剣を振るう。ドラグナイトは軽い身のこなしで、これを回避する。

ドラグナイト「俺のパワーを受け止めるか。ならば………これでどうだ!」

ドラグナイトはUの後ろに回る。Uはこれを振り向こうとするが………

U「あれっ!?」

Uはいつものように身体を後ろに回せなかった。後ろに回した時には既にドラグナイトが攻撃していた。Uは盾で間一髪ガードする。

U「(鎧のせいで、身体が………重い………!)」

そう、今の彼は強大な防御力こそ持っているが、その代償に重さのせいで、Uのスピードはいつもの数百分の一にまで落ち込み、更に空も飛べなくなってしまった。

U「(どうしたらいいんだ………)」

Uがそう考えていると………

レイ「カードで変身した癖に、他のカードは無いと言うの………!?」

レイのこの一言が、Uの中にある事を思い付かせる。

U「(カード………!)」

Uはベルトの横に着いているデッキケースを開ける。するとその中には、Bike(バイク)と書かれたカードがあった。

U「Bike………?」

Uは剣を地面に突き刺し、盾の側面に着いているレバーを引く。すると、盾の側面から、スリッドが出てくる。

U「………入れてみるか。」

UはBikeのカードをスリッドにセットし、レバーを押す。

Bike

すると、盾の召喚機が、Uの目の前に、バイクを召喚させた。

美咲「ば、バイク!?」

ドラグナイト「何だあれは………?」

U「僕の愛用のバイク!?」

そう、そのバイクはこの前に乗っていた愛車だった。

U「よし………!」

Uはバイクに乗っかると、地面に突き刺していた剣を引き抜く。

U「行くぜ!」

Uは猛スピードで突進。ドラグナイトは勿論回避するが、Uは身体を右に倒して180度回転。ドラグナイトの回避した方に突っ込む。

ドラグナイト「ぐはっ!?」

ドラグナイトは大きく吹き飛ぶ。

ドラグナイト「成程、面白い事をするものだ。ならば………」

ドラグナイトは再び口から炎を吐き、右手に纏わせる。

ドラグナイト「我が奥義で、相手をしよう!」

美咲「またあの必殺技が………!!」

U「………こっちはな、取り返さなきゃいけないモノがいっぱいあるんだ………ここで負ける訳にはいかないんだ!!」

Uは剣を盾に戻し、盾と剣を合わせる事で完成するラウザー部分に、先程拾ったEvolutionをスキャンする。

Evolution

Evolutionの力が、Uの納刀している剣に集まる。

ドラグナイト「喰らえ、{火炎昇龍覇}!!」

ドラグナイトはアッパーカットを狙う。Uは自身の攻撃範囲にドラグナイトが入った瞬間………

U「………はああああ!!」

Uは剣を抜刀し、ドラグナイトのアッパーカットをかわして、ドラグナイトの身体を斬る。

ドラグナイト「ぐああああ!!」

ドラグナイトはこの一撃に膝を着く。

U「………お前を封印する。」

Uはブランクカードを取り出し、カードを投げるが、カードは突然弾き返され、Uの手に戻った。なんと目の前には、超能力のバリアを張ったメルが立っていた。

U「お前………あの時の………!!」

メル「今、貴方にドラグナイト様を封印される訳にはいかないの。」

メルは闘争心に燃えるUの目を見る。

メル「………貴方って本当に変な人。」

U「何が言いたい?」

メル「貴方の奥さんが人質にされた時には何も出来なかったのに、今はドラグナイト様をここまで傷付けるなんて………」

メルはクスクスと笑う。

美咲「師匠の………奥さん………!?」

美咲は聞いた事のない事実に衝撃を受ける。

メル「………ああ、それと1つ教えてあげる。貴方の奥さんは私達が預かったわ。貴方には取り戻せるかしらね?」

そう言うと、ドラグナイトと共に瞬間移動で消えてしまった………

U「………春香は………奴等に捕まったのか………」

Uは剣を納刀し、カード差し込み口から、Braveを抜き取って、変身を解除する。そこに美咲達が駆け寄り………

U「美咲、君のカードのお陰で勝てた。ありがとう。」

と、Evolutionのカードを返す。すると美咲はEvolutionを受け取ると同時に………

美咲「………それよりも、師匠に聞きたい事があります。師匠の奥さん………ってどういう事ですか!?」

U「え!?、あの、その………」

Uは口をモゴモゴさせていたが、しばらくすると………

U「………分かったよ。話すさ。僕の奥さんがどうのこうのについて………」

と、Uは自身の妻、白宮春香の事について語り出すのだった………

To be continued………




次回予告
Uは春香の事を話し、今の自分は、メテオから春香や自身の力を取り返す事が目的である事を明かす。すると美咲はそんな彼の協力を名乗り出る………
次回「奪還の為の仲間」

カード解説
Bike→Uの愛用機、戦闘用バイクを召喚する(30p)


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第7話 奪還の為の仲間

前回までのあらすじ
Uはブレイブナイトへと変身し、ドラグナイトと交戦。勝負自体はUが優勢だったが、メテオの下僕メルの介入で、ドラグナイトを連れて撤退されてしまう。一方、Uの妻の事を知った美咲は、その事をUに問い詰める………


同時期、メテオ達は………

メテオ「………酷くやられたな、ドラグナイト。」

ドラグナイト「メテオ殿の予感通りだ。あのUと言う男は、新たな力を手にして、俺を圧倒して見せた。敵ながら気に入ったぞ。」

メテオ「お前らしい回答だな。」

メテオはそう告げる。ドラグナイトはUから斬られた時に出来た傷跡を目にし………

ドラグナイト「………俺はしばらくこの傷を癒す。あまりにもダメージが深くてな。」

メテオ「そうするといい。私もお前が封印されずに戻ってこれたのは、まだチャンスがあるという事だ。Uを潰す為のな。」

ドラグナイト「そうか………メテオ殿は相変わらずだ。」

ドラグナイトはそう言うと、メテオのいる部屋から出ていった。

メテオ「(………そう言えば先程からメルがいないな………非常時以外いつも私の傍にいるあの娘が………珍しい事もあるものだ。)」

メテオは下僕のメルが傍にいない事を珍しく思っていた………

 

一方、メルは牢獄におり、囚われの身である春香の所にいた。

メル「………気分はどうかしら?、お姫様?」

春香「………私は白宮春香よ。何度も貴女にそう教えたじゃない。」

春香はロープで縛られた状態であるにもかかわらず、絶望せず、気丈に振舞っていた。

メル「………あれから3日も経つのによく諦めないものね。それに、私もなんでアンタみたいなおばさんに絡んでいるんだか。」

メルは春香の左頬を触る。

メル「………アンタ本当におばさんなの?、まるで10、20代の人みたいなんだけど。」

春香「………貴女にも若く見えるの?、嬉しい限りね。」

春香のその言葉に、メルは苛立ちを見せ、春香の頬を叩く。

春香「きゃあ!」

春香は倒れる。

メル「………図に乗らないで!、アンタはあくまで囚われの身、人質なの!、分かってるの!?」

メルは荒い息遣いをする。

春香「………私は諦めたりしないわ。絶対に………Uさんが助けてくれるって信じてるもの。」

メル「………気に入らないわ………アンタのそういうとこ!」

メルは倒れていた春香の身体を蹴飛ばした。

メル「………次来た時には、絶望顔を見せなさいよ!」

メルは苛立ちながら牢獄を後にした………

 

再びU視点………

U「………白宮春香、僕の奥さん。優しくて、綺麗で、家事上手で、魔法使いの人なんだ。」

Uは写真を見せながら説明をする。

美咲「………つまり、今の師匠はその、春香さんって人を助けようとしているんですね?」

U「それともう1つ、メテオって奴に春香だけじゃなくて力まで奪われてしまったから、それを取り返そうともしている。今頃、春香は泣いているかもしれないし………」

Uは涙を目に浮べる。それを見た美咲はUの涙を拭き取り………

美咲「………取り戻しましょう、Uさんの力と、えと………春香さんを!」

と、Uを元気づけた。しかし、Uはこの言い方に違和感を感じる。

U「なんだよ、その言い方は………?」

美咲「私も着いて行きます。Uさんだけじゃ不安だから。」

U「ええ!?、ちょっ、ちょっと待ってくれ!、幾ら何でもそんな事に美咲を巻き込められないよ!!」

美咲「私はUさんの力になるって決めたんです。だから………着いて行きます!」

美咲は強い決意を固めていた。

U「美咲………でも、君のお母さんがなんて言うか………」

???「行ってきなよ、美咲。」

Uの言葉に、とある人物が反応する。それは………

美咲「お母さん!?」

美咲の母、雷ゆうかである。

U「………いいのかよ、アンタの大事な一人娘だろ?」

ゆうか「………美咲がやりたいって言ってる事を私が否定するつもりは微塵も無いわ。それに、貴方はなんでも屋でしょ?、お金さえ払えば何でも仕事してくれるんじゃなかったの?」

U「………特別だ。」

ゆうか「………?」

U「特別にタダで引き受けてやる。美咲を同行させることを。」

Uがそう言うと、ゆうかはニコッと笑い………

ゆうか「………うちの娘泣かしたら、承知しないわよ?」

U「………心得ておく。」

Uは、美咲を連れて行く事となった。

レイ「なら、私も同行させてもらうわ。美咲だけ連れて行くなんて信用出来ないから。」

U「………はいはい、勝手にしな。」

ほのか「なら私も!」

由香「私も是非!」

鈴香「私も力を貸すわ………!」

と、結局巫女全員着いていく事を選んだ。Uはほのか達に近付き………

U「今のお前達は確か変身出来ないんだよな?、この先、どんな危険を前にしても僕に着いて来れるか?」

3人は頷く。Uはそれを見て………

U「………なら、好きにしな。」

こうして、Uは美咲の世界の仲間を連れて行く事になったのだった………

To be continued………




次回予告
U達は、そんな話で盛り上がっていると、世界の融合が進み、また世界が変わり始める。すると、美咲の世界と、かつてUが訪れた世界が融合。Uと知り合いの少女が、U達の前に現れる………
次回「融合進む世界」


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第8話 融合進む世界

前回までのあらすじ
メテオサイドは、ドラグナイトはUとの戦いの傷を癒す事とし、メテオの下僕、メルは囚われの身である春香の気丈な態度に苛立ちを覚えていた。 一方、Uサイドは、美咲の世界の巫女達が、Uの旅に同行する事になった………


U「………取り敢えず幻想郷の方に戻ろう………」

Uはスキマを開くが………

U「なんじゃこりゃあ!?」

美咲「どうかしたんですか?」

Uの驚きの様子に、美咲がUのスキマの内部を除く。すると、

美咲「これは………滅茶苦茶になってる!?」

なんと、スキマの中は空間がねじ曲がっており、出口も謎のモヤが罹って塞がれていた。

U「………スキマによる帰還は不可能………か。」

Uは頭を抱える。すると突然ほのかがUに対し、疑問を抱く。

ほのか「………なあ、アンタ、力を取られたって言ってたじゃん。なんでその力は使える訳?」

確かに、力を奪われたはずのUが、スキマを開けるのは普通に考えるとおかしい。Uはその理由を答えた。

U「ああ、それは僕がこの能力を使える奴のDNAを移植されたせいだろう。」

………Uはデストロと戦った8年前に、協力の代わりとして、八雲紫のDNAを移植されていた。Uの不思議な力によってそれがUにスキマの力を与えたものだと彼は考えている。その為メテオも、ラグナロクから生まれていない力を奪う事が出来なかったようだった。

U「………だが、使えないんじゃ、意味は無い。もうこうなったら、自分の足で行くしかない。」

Uはこれが長旅になる事を覚悟していた。

U「………引き返すのは今だ。答えはこの場で出してくれ。」

Uは美咲達に、最後の決断を促す。しかし、巫女達は誰一人として、この旅をやめようとはしなかった。

U「………行ってくれるんだな?」

Uがそう言うと、巫女達は頷く。

U「………ありがとう。」

Uはそう呟いた………その時だった。突然地震が起きた。

美咲「こ、この地震は………!?」

U「また世界の融合が始まったのか………!」

どうやら、他の世界が、U達の融合世界にくっついて来た様子だった。

U「今度はどこと繋がろうって言うんだよ………!?」

そう呟くU。すると、美咲の町に、Uが見た事ある建物を見る。

U「(あっ………あの学校………間違いない………魔法使いの世界の学校だ………!)」

そう、かつてUが美咲の世界より前に訪れた魔法使いの世界である。

U「………1年ぶりに見たが間違いない………僕たちの世界に融合した世界は………」

Uが融合した世界が何かを確信した。そんなU達の前に現れたのは………

???「ゆ、U君………!?」

Uに聞き覚えのある声。Uは声の方を向き………

U「あ、あずさ………!?」

そう、声の主は魔法使いの世界の人間であり、Uの親友、三木あずさであった………

To be continued………




次回予告
あずさは、美咲達を不審に思い、何故連れているのかを問い詰める。しかし、今のこの世界は魔法の存在そのものが無い世界の為、Uは答え方に戸惑う………
次回「あずさの世界」


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第2章 あずさの世界
第9話 あずさの世界


前回までのあらすじ
Uはスキマでの帰還を試みるが、スキマ内部が大変な事になっており、自分の足で帰らなければならなくなってしまった。そんな状況の時に、世界の融合が進み、U達の世界にかつてUが旅した魔法使いあずさの世界であった………


あずさ「やっぱりU君だ………なんでここに?」

U「ええと、その………」

あずさはUの後ろを見ると、美咲達がいるのに気付き………

あずさ「………あの後ろの女の子達は誰なの?」

と、聞かれてしまった。

U「え!?、えと………」

Uは口をモゴモゴさせる。すると美咲がUの後ろから出て来た。

美咲「あの………私、雷美咲と言います。ししょ………Uさんとは師弟関係なんです。」

U「お、おい!?」

Uは美咲の言葉に焦り始める。何故なら今のこの世界では、あずさを初めとした、魔法使い達は、前に起きた世界の改変のせいで、魔法使いとしての記憶を失っているからである。Uが返答に困っていたのは、それが理由であり、美咲があっさりと、自分とUの関係の話をしてしまった為に、焦ったのである。

あずさ「師弟………1年前に転校した時、急なものだったからどうしたのかなって思ったけど………まさかそんな関係の女の子が………」

U「ちょっと待て待て!、一体どう言う関係だと思ってるのさ!?」

あずさ「………恋人関係とか。」

U「違う違う!、美咲とはそんな関係じゃ………」

美咲「この人の恋人は、春香さんって人ですよ。」

U「何バラしてんだよ、おい!!」

Uは必死に美咲の口元を塞ぐ。

あずさ「恋人いたの!?、じゃあこの子達は本当に師弟関係!?」

レイ「混乱してるわね………」

U「本当だよ、全く。」

あずさ「ち、因みにどんな師弟関係なの?」

美咲「悪霊って敵を倒す関係の師弟です。」

あずさ「悪霊………敵………?、U君が………グレちゃった………!?」

あずさはショックで倒れてしまった。

U「あ、あずさ!?」

Uは大慌てであずさに駆け寄ろうとすると、瞬間的に駆け寄った者が1人………

U「お前は………!」

駆け寄った者は顔を上げると………

???「あら、Uじゃない。」

U「のぞみ………」

そう、彼女は時乃のぞみ。かつてUと共に共闘し、U以外に唯一、世界改変前の記憶と力を持っている魔法使いである。

のぞみ「………どうしてここにいるの?」

U「それは………色々あってな。」

のぞみ「また何か用事でもある訳?」

U「………用事と言うか………色々面倒くさい事になってな。」

のぞみ「面倒くさい事?」

U「………世界の融合が起きて、僕達の世界と、お前達の世界が繋がってしまった。」

のぞみ「………世界の融合?」

U「嘘みたいに思うかもしれないけど………」

のぞみ「………貴方の様子を見るあたり………本当みたいね。」

U「………信じてくれるのか?」

のぞみ「………貴方は肝心な事は嘘をつかないものね。」

魔法の無いあずさの世界。今のUの詳しい事を理解出来るのは時乃のぞみだけであった………

To be continued………




次回予告
Uは世界の状況をのぞみに説明。のぞみはUに協力の意志を見せるが、あずさ達の事が気にかかり、あっさりとは協力出来る状態では無かった………
次回「複雑な事情」


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第10話 複雑な事情

前回までのあらすじ
あずさはUに事情を聞くが、あずさにとってはあまりにぶっ飛んていたのか、あずさは気絶してしまう。一方、のぞみはUの事情を受け入れ………


メテオサイド………

メテオ「………レファエル。お前も知っての通りだと思うが、我が戦友ドラグナイトが、Uとの戦闘で手傷を負わされた。」

メテオの前には、新たな怪人レファエルが立っていた。レファエルはメテオの話を聞き………

レファエル「なんと、ドラグナイトが………!?、奴はナンバー2候補の1人と言われた男。並大抵の人間など、手も足も出ないはずだ………まさか、そのUとやらは………」

メテオ「………分かったか、レファエル。」

レファエル「ああ。分かったぞ、メテオ。お前が俺に何を求めているのか………いいだろう。俺は、そのUとやらを倒してこよう。そいつはどこにいる?」

メテオ「ドラグナイトが交戦した場所から大して遠くは無い。」

レファエル「分かった。」

メテオ「油断するなよ。ドラグナイトを退けた男だ。何をしでかすか分からん。」

レファエル「心得て置く。お前とは長年の付き合いがある。お前のその言葉は信用に値する。」

レファエルはそう言うと、瞬間移動でUの元に向かった。それと同時に、不機嫌のメルが戻って来た。

メテオ「………偉く不機嫌だな。」

メル「………あの女が、囚われの身と言うのに、気丈な態度なもので………」

メテオ「………流石Uの妻と言う訳か。」

メル「………もう少し私にお任せ下さい。必ず、あの女を絶望に叩き落としてみせます。」

メテオ「任せる。どうせUがここに辿り着くまでには時間がかかる。今のうちに白宮春香を絶望に叩き落としておけ。」

メル「………かしこまりました………」

メルはそう言うと、メテオの元を去った。

メテオ「………白宮春香がこちらにいる限り、例え我が下僕を退けても無駄なのだ………」

メテオは悪魔の笑みを絶やさなかった………

 

一方、U達は………

U「………という訳で、僕達は、旅をしようとしていたところにお前達が現れたんだ。」

のぞみ「成程ね。貴方の旅の目的はよく分かったわ。」

U「………なあ、のぞみも僕達に協力してくれないか?、今の所、お前がこの世界唯一の魔法使いだから、この世界では、お前しか頼れる奴がいないんだ。」

のぞみ「………そうしたいのは山々だけど、今の私にはあずさ達を守るという大事な使命があるの。」

U「………そうだよな。無理言って悪かったよ。」

Uはガックリとしていた。

?????「見つけたぞ、Uとやら。」

と、声が聞こえて来た。

U「………誰だ? 」

声の主はレファエルだった。そして彼はUに対して名乗る。

レファエル「………メテオの戦友、レファエルだ………」

と………

To be continued………




次回予告
Uはオメガツヴァイに変身しようとするが、レファエルの身体から放たれる弾丸に、ベルトを弾き飛ばされてしまう。仕方無くUはミラクルマジックナイトに変身。そして目を覚ますあずさ。するとあずさはUのミラクルマジックナイトの姿をどこかで見たことあると言い出した………
次回「魔装弾丸獣レファエル」


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第11話 魔装弾丸獣レファエル

前回までのあらすじ
メテオは、Uを倒す為に、新たな資格を送り込む。一方、Uは、のぞみに協力を要請するが、あずさ達の事があり、彼女は簡単には承諾する事が出来ない。そこへ、メテオの刺客、レファエルが現れる………


U「………前にドラグナイトとか言う奴が僕の前に現れたけど………どうして、お前達は僕をここまで殺したがる?」

レファエル「………俺は知らんよ。俺はドラグナイトのように、興味を持って動くタイプではない。俺はただ依頼を受けただけだ。」

U「ただの暗殺者かよ………!」

UはオメガドライバーⅡを取り出すが………

レファエル「暗殺者か………まあ確かに、俺が指先1つ動かしただけで死ぬからあながち間違いでもないかもな!」

レファエルがそういうと、Uが手にしていたオメガドライバーⅡが、突然弾かれてしまった。

U「何っ!?」

困惑するU。レファエルを見ると、羽織っていたマントの中に隠れている身体から、光が反射されていた………

U「まさか………お前の身体は………」

レファエル「気がついたか。ああ、そうさ。俺の身体のありとあらゆる箇所からは、弾丸を放つ事が出来る。故に俺はこう呼ばれた。」

レファエルはマントを脱ぎ捨てた。

レファエル「魔装弾丸獣レファエルとな。」

U「魔装弾丸獣………レファエル………」

Uはレファエルの銃口だらけの身体を見て………

U「成程ね、お前を示す異名………納得だぜ。」

Uはミラクルステッキを取り出す。

U「変身!」

Uの左腕に着いていたブレイブナイトへの変身武器は、ミラクルステッキ専用のバックルへと姿を変え、ミラクルステッキをバックルに装着させる。

Those with this walking stick will cause miracle to destroy evil………People called him Miracle magic knight!!

Uはバックルからステッキを取り外し、ガンモードにして攻撃する。しかし、銃口だらけで、鉄のような肉体のレファエルには全くダメージが通っている様子は無かった。逆に、レファエルが弾丸を大量に撃ってきた。

U「くっ………!(コイツ………身体の大量の弾丸で、相手を蜂の巣にする戦い方が出来るのか………!、しかもどれも狙いが正確だ………!)」

Uは何とかこれを回避して、また銃を連射するのだった………

 

一方、美咲やのぞみ達は、Uとレファエルの様子を見て、遠くに離れていた。

ほのか「Uの奴、まだあんな形態を持っていたのか………」

のぞみ「………でもあの姿ではUの方が不利………」

美咲「なんでそう言いきれるんですか………?」

のぞみ「………Uの攻撃が全く通じていないのよ。」

のぞみの分析通り、レファエルは全くダメージを受けていなかった。

美咲「どうすれば………」

美咲達は、どうにか出来ないかと、考える。すると………

あずさ「んん………?」

あずさが目を覚ました。

のぞみ「あずさ………!」

あずさ「のぞみちゃん………」

あずさは、のぞみが自分の近くにいた為、心の中で安堵する。だが、U達の弾丸を聞き、目を覚ます。

あずさ「あれは………何をしているの………!?」

美咲「………あれは、戦いです。師匠はあんな強敵達と必死に戦っているんです。」

美咲がそう説明していると、あずさはただUを見ていた。

あずさ「あの姿………どこかで見たような………」

あずさは記憶から抹消されたはずのミラクルマジックナイトの姿を見たことあるように告げた。すると、あずさは、ミラクルマジックナイトの事がフラッシュバックする………

あずさ「………ミラクル………マジックナイト………」

あずさはあずさの中でフラッシュバックが終わると、あずさは無意識にその名を告げたのだった………

To be continued………




次回予告
Uはレファエルの無数の弾丸を前に歯が立たず、敗れてしまう。だが、Uのミラクルマジックナイトを見て、本来の記憶を取り戻したあずさは、ホーリーライトへと変身する………
次回「ホーリーライトの復活」


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第12話 ホーリーライトの復活

前回までのあらすじ
Uは、魔装弾丸獣レファエルを迎え撃とうとするが、オメガドライバーⅡを弾かれてしまった為、ミラクルマジックナイトで戦う事に。一方、意識を取り戻したあずさは、ミラクルマジックナイトの姿を見て、見覚えかある様子を見せ………


Magic Kick Fever!!

Uは必殺キックを放つが………

レファエル「ふっ、馬鹿め!」

レファエルはUにむけて弾丸を嵐のように連射する。弾丸の嵐を前に、Uは蜂の巣にされてしまう。

U「うわああああああ!!」

Uは大きく吹き飛んだ。その時に、Uが持っていたあずさのステッキが、同時にあずさの方に落ちる。Uはその後地面に叩き付けられ、変身が解除されてしまう。蜂の巣にされた影響か、Uはボロボロだった。

U「うあっ………」

あずさ「U君!!」

あずさは大きく吹き飛んだUを強く心配していた。だがその時、先程Uが、落としたあずさのステッキが、あずさの目に入る。

あずさ「これ………」

あずさはステッキを拾い上げる。すると、自らの頭の中に、かつて自身が魔法使いとして戦っていた時の記憶が頭の中に浮かぶ。

あずさ「………私は……… 」

………一方、Uは地面に叩き付けられた時に転がったと思われるミラクルステッキに手を伸ばそうとするが、レファエルに髪を乱暴に掴まれ、強制的に立たされる。

レファエル「………これがメテオの警戒していた奴の強さか?、弱過ぎて話にならん。」

レファエルはそう言うと、右手でUの腹を殴った。

U「がはっ!?」

Uは口から血を吐く。

美咲「師匠………!」

美咲は、Uの大ピンチに大慌てで巫女ラウザー・真を取り出すが、あずさは美咲の前に手を出して、彼女を静止させる。

美咲「あずささん………?」

あずさ「………全部思い出したよ………私は………魔法使いだった。のぞみちゃんとU君がオメガを倒してくれて………私はオメガの悲劇を無かった事にする為に、魔法使いがいない世界を作った………奇跡か何故U君が私のステッキを持っていたのかは分からないけど………私は今、U君を守る為に戦う………魔法使い………ホーリーライトとして………!」

あずさはステッキを構える。すると、ステッキはあずさの思いに答えたのか、魔力を放ち、あずさの姿をホーリーライトの姿へと変身させる。ボロボロで、意識も朦朧としていたUは魔力を感じ取り、あずさの方を見る。

U「あれは………ホーリー………ライト………?」

のぞみ「あずさ………取り戻したと言うの………?、魔法使いの力を………」

Uがあずさの世界を旅立ってもなお、あずさの友として一緒にいたのぞみも、これには驚いていた。

あずさ「………U君の髪から手を離しなさい、U君のチャームポイントとも言える綺麗な白髪の髪から………!」

あずさはステッキを構えて、レファエルにそう迫るのだった………

To be continued………




次回予告
レファエルはあずさの要求を一蹴し、あずさをも手にかけようとするが、怒りに燃えるあずさは、レファエルを圧倒する………
次回「怒りのホーリーライト」


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第13話 怒りのホーリーライト

前回までのあらすじ
Uはレファエルに歯が立たず、変身解除へと追い込まれてしまう。しかし、記憶を取り戻したあずさは、ホーリーライトへと変身し………


レファエル「………そう言われてもな………今の俺の仕事は、コイツを殺す事だからな………応じられん。」

レファエルはあずさの要求を蹴った。あずさはそれを見て………

あずさ「………許さない。U君を殺させはしない………!」

あずさはステッキを強く握ると………

あずさ「U君はあの時、オメガに捕らわれた私の意志を救ってくれた………今度は、私がU君を助ける番………」

あずさはそう言うと、ステッキから魔法を放つ。

レファエル「実力行使か………この俺に楯突くとは………貴様も愚か者だな………!」

レファエルは身体から弾丸を放つが、あずさは魔法の防御壁を展開し、レファエルの弾丸を防ぐ。

レファエル「俺の弾丸があんな防御壁に阻まれただと………!?」

あずさ「………悪いけど今の私は怒りに燃えてるの………大切な友達を傷付けられてね!!」

あずさはステッキを掲げ、光を放つ。

レファエル「何っ!?」

ダメージこそ無かったが、不意打ちである為、レファエルには目眩しとなった。

レファエル「くっ………レンズが麻痺したか………」

光が消えて、レファエルの視力が戻った時、レファエルが掴んでいたUはいなかった。

レファエルはあずさの方を見ると、なんと、あずさはUを抱えていた。

U「………すまねえな………借りが出来た。」

あずさ「何言ってるの、私はU君への借りを返しただけよ。」

U「………そうか。」

Uはあずさから降りて、フラフラと立つ。

美咲「師匠………!」

美咲はUの身体を支える。

レファエル「………やるじゃないか。」

あずさがやってのけた、不意打ちからのUの救出を、レファエルは素直にあずさの実力を認めていた。

あずさ「………これで心置き無く………貴方に攻撃出来る。」

レファエル「出来るかな、この俺に向けて………!」

レファエルは身体中から弾丸を放つ。

あずさ「私は………負けない!」

あずさは持てる魔力を最大限に展開し、レファエルを超える数の弾丸を放ち、レファエルの弾丸を全て打ち落とし、過剰弾で、レファエルの動きを怯ませる。あずさは落ちていたミラクルステッキを拾い、魔力を集めると、ミラクルステッキは、光の刃となり………

あずさ「はああああ!」

あずさは光の刃で、レファエルを斬る。

レファエル「ぐあああああ!!」

レファエルは地面に膝を着ける。

レファエル「………やるもんだな。」

レファエルはそう言うと、立ち上がる。すると、レファエルの身体に、電撃が走り、レファエルの身体の中に隠れていた機械の身体が現れ、機械の身体はところどころ破損していた。

ほのか「アイツ………機械だったのか………?」

鈴香「………あれは機械と言うより………」

U「………人造怪人………って奴か………」

U達は、レファエルの機械の身体に驚いていたのだった………

To be continued………




次回予告
レファエルは、今の自分は不利である事を察し、撤退。あずさは変身を解除すると、目に涙を貯めて、Uに自分の思いを伝えた………
次回「あずさの思い」


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第14話 あずさの思い

前回までのあらすじ
怒りに燃えるあずさは、Uが手も足も出なかった、レファエルを圧倒するのだった………


レファエル「………へっ、やっぱり戦いは何が起きるか分からないな………油断してせいで、こんな小娘に足を取られるとは………」

レファエルはそう言うと、あずさを指差す。

レファエル「………おい子娘、確か、ホーリーライトとか言ったな。今回は油断したが、次はこうは行かない。その野郎をまた殺せと依頼された時は、真っ先にお前から殺しに行くから首を洗って待っておけよ………!」

レファエルはそう言うと、弾丸を辺りに乱射し、かなり強い土煙を起こす。

美咲「けほっけほっ!、前が見えない………!」

あずさ「くっ………!」

あずさはUと自らのステッキに魔力を集め、それらを振るって土煙を晴らす。しかし、レファエルはいなかった。

あずさ「逃げられちゃった………か。」

あずさは変身を解除し、美咲達が様子を見ていたUに駆け寄る。

U「………久しぶりの戦闘であそこまで健闘なんてな………驚いたよ。」

Uが何事も無かったかのように話した。それを聞いたあずさは、目に涙を貯め………

あずさ「U君はいつもそう………自分がボロボロの時も他人第一で………」

あずさはそう言うと、Uの腹に優しく触れる。

U「ひゃうっ!?、あ、あずさ………!?」

あずさ「………少しは自分の事を心配してよ………!」

あずさの涙が、Uの服に落ちて染み込む。

U「………確かに、僕は他人を心配する事しか出来ないな………あずさ、君の言っている事は最もだ。でも思い出しただろ?、僕は一切それを曲げようとしない事を………」

あずさ「………分かってるけど………私は心配なの。今度はU君がどっか行っちゃいそうで………」

U「………まだくたばったりしねえよ………取り戻さなきゃ行けないモノが沢山あるんだからね………」

Uはあずさに優しくそう答えた………これを見ていた美咲は………

美咲「あずささん、師匠は確かに、過剰に他人を心配する人ですけど………優しくて強い人です。だからこそ、この人を信じてあげてください。」

あずさ「………私はU君を信頼しているわ。信頼しているからこそ、心配になってしまうの………でも、U君の目的を妨げる権利は私には無い………」

あずさはそう言うと、Uの右手に、先程拾ったミラクルステッキを握らせる。

あずさ「………でも、事情はしっかり教えて。U君の事情を何も知らないまま行かせる訳にはいかないから。」

Uはそれを聞くと、観念したかのように………

U「………分かったよ。かなり長くなるけどな………」

と、あずさに事情を話す事にしたのだった………

To be continued………




次回予告
Uは、あずさの家で事情を説明する。あずさはそれを聞き、Uに同行する事を選ぶ………
次回「新たな仲間」


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第15話 新たな仲間

前回までのあらすじ
レファエルは、あずさに撤退し、ダメージを受けた為、撤退した。あずさは涙を流しながら、Uに言葉をかける。Uはあずさの言葉に対し、自らの思いを返答。あずさは、Uの進む道を止めないことにはしたが、Uに事情を問い詰める………


あずさの家………

あずさの母「全く………久しぶりに会って早速、怪我をしてるなんて………どんな喧嘩をしたらこうなるのかしらねぇ………」

Uにとっては久しぶりであるあずさの母。Uはあずさの母に前に、Uが居候していた時に使っていた部屋で、手当てをしてもらっていた。当然事情など詳しく話せる訳もないので、喧嘩をしたと嘘をついた。

あずさの母「………折角訪ねてくれたんだから、ゆっくりしていってね。」

そう言うと、あずさの母は、部屋を出ていった。すると、部屋にいたあずさ、のぞみ、美咲達退魔巫女組は、あずさが部屋の鍵が閉めたのを確認すると………

U「………あずさ、のぞみ………僕は、白宮春香って言う僕の奥さんを救いたいんだ。」

あずさ「奥さん………?」

U「………僕は初めてこの世界に来た時は、学生を演じていたけど、僕は学生じゃない。もう何百歳かも忘れた大人だ。」

あずさ「………そうだったんだ………」

U「さっきやってきたレファエルって奴の主がメテオって奴なんだが、そいつに僕の奥さんと力を奪われてしまった。しかも、メテオを放置しておけば、世界が融合して、全てを滅ぼされてしまう。僕は奪われたモノを取り戻して、世界の平和を守る為に、僕達は旅をしようとしていたんだ。」

あずさ「そうだったんだ………」

あずさは一度目を閉じると………

あずさ「………私も行きたい………!」

と、言い出した。

U「えっ!?、何でなのさ!?」

あずさ「………私、助けたい。この世界も、そしてU君も………って、私が貴方を君付けで呼ぶのはおかしい………かな………?」

U「今まで通りで良いよ。僕の頭がややこしくなりそうだからな。」

美咲「いや、どんな理由ですか………そういえば、あずささん、あずささんは中学の何年生なんですか?、私は2年です。」

あずさ「私も2年だよ。U君が転校してきて、そして転校して行ったのが、1年生の時だったの。」

ほのか「いや、怒涛だな、転校の時期………」

美咲「という事は、同級生………?」

あずさ「………なら、別にさん付けも敬語もいらないわね。」

あずさはそう言うと、手を伸ばし………

あずさ「改めて、私は三木あずさ。美咲ちゃんだったっけ?、よろしくね。」

美咲はそれに対し、あずさの手を優しく握り………

美咲「私は雷美咲………よろしくね、あずさちゃん!」

と、2人は握手をするのだった。それを見ていたのぞみ。彼女はレイから睨みつけられているのに気付く。

U「(ありゃ、のぞみとレイ辺りが、なんか馬が合わなそうだな………)」

と考えながら、Uはのぞみとレイを見るのだった………

To be continued………




次回予告
あずさや美咲達は、Uのダメージを考慮して、しばらくあずさの家に留まることに。だが、Uの考えていた通り、のぞみとレイは、自らの考えで対立してしまう………
次回「似た者同士」


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第16話 似た者同士

前回までのあらすじ
あずさの家で手当てを受けるU。そしてUはあずさ達に事情を説明。事情を知ったあずさはUの旅に同行する事になったのだが………


U達はこの日、あずさの家に泊まる事になり、あずさの母の食事を食べていた。

U「………やっぱり、あずさのお母さんの食事は美味いですよ。」

あずさの母「そう言ってもらえるととても嬉しいわ。」

あずさの母は、そう言うと上機嫌でキッチンの方へと向かって行った。

美咲「な、なんで敬語なんで………むぐっ!?」

U「話がややこしくなるからやめろ。」

美咲「ご、ごめんなさい………」

美咲はビクビクと震えながら謝った。すると、それを見ていたレイは………

レイ「美咲に対してそこまで強く言わなくてもいいじゃない!」

と、美咲を守る事が仕事と言えるレイが、Uに対してキレた………まあ、明らかにおかしいキレ方なのだが………

U「ええ………、まさか怯えられながら謝られるとは想定してなかったから………」

レイのまさかの怒りに頭を抱えるU。すると、それを見ていたのぞみが………

のぞみ「全く、過保護の度が過ぎてるわよ。」

のぞみがそう注意する………すると、Uは………

U「あずさ、秋刀魚じゃない。鮭を取って欲しかったんだけど………」

あずさ「ご、ごめんね。」

謝るあずさ。すると、途端にのぞみがキレた。

のぞみ「あずさを謝らせるなんてアンタ、何様!?」

U「今のお前、レイと同レベルだぞ、おい。」

Uは咄嗟にツッコんだ。

レイ「こ、こんな女と一緒にしないで!」

U「いやさ、似てんだよね、2人とも。」

2人「何処が!?」

U「………そういうとこだよ。それにお前ら、1番の友達に対して過保護な所似てるぞ。」

Uがそう言うと、2人は睨み合い………

のぞみ「………ムカつく。アンタみたいな、他人心配性男に言われたくないし、こんな女と同レベル扱いとか………」

レイ「どういう事よ、それ!」

2人は暴力が出る1歩手前くらいまで対立していた。

U「め、珍しく感情的だな、おい………お前らクールな奴等じゃ無かったのかよ………?」

Uがそう言葉をこぼす。するとレイは立ち上がり………

レイ「………先に寝るわ。ここに居たんじゃ、気分が悪くなりそう。」

美咲「レイちゃん!?」

と、今日借りた部屋の一室に入って行ってしまった。と同時に、のぞみも立ち上がり………

のぞみ「今日は帰るわ。」

あずさ「のぞみちゃん!?」

と、さっさと帰り支度をして帰ってしまった。

U「めんどくせえ。」

Uは呆れたのか、食事中はもう何も言わなかった。

U「(………やっぱり似た者同士は馬が合わないのかね………)」

と、考えるUだった………

To be continued………




次回予告
Uは面倒くさがりながらも、あずさと美咲を悲しませない為に、2人を説得する事に。最初はレイの説得。果たして、Uは説得出来るのか………?
次回「レイの説得」


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第17話 レイの説得

前回までのあらすじ
U達は、あずさの家に泊まることになった。しかし、食事中にひょんな事で、のぞみとレイが対立。Uは内心面倒くさがり………


U「………はあっ………」

Uは食事を食べ終わると、大きな溜息をついた。美咲はオドオドし、あずさは落ち込んだ様子で携帯を弄っていた。

U「(………さっきの喧嘩で2人共かなり落ち込んでいるな………面倒くさいけど、説得してくるか………)」

Uは席を立ち上がり、レイがいる部屋の前に立ち、ドアをノックする。

U「………僕だ。」

レイ「………何?」

扉越しにレイの声が聞こえる。

U「話がしたい。」

レイ「………貴方と話す事は無いわ。」

U「………僕の言いたい事だけでも聞いて欲しい。」

レイ「………今、顔を見られたくないわ。扉越しに話して。」

U「………分かった。」

Uはそう言うと、ドアに寄りかかり、話し出す………

U「………1年前、僕はのぞみと知り合い、アイツはあずさを助ける為に戦っていた。時を遡り、そして失敗しても挫けずに………」

レイ「………三木あずさを救う為に戦っていた………という事かしら?」

U「ああ。アイツは元々人が寄り付かないような静かな奴だったんだ。そんなアイツを変えたのがあずささ。あずさは美咲と同じく優しくて、強い子なんだ。あずさがのぞみを変えたんだよ。」

レイ「………私と同じ………」

レイは、かつて美咲に救われた時の事を思い出していた………

U「………分かってやってくれ。のぞみはお前と似てて、口が悪い所が目立つけど………良い奴だって事を。」

Uはそう言うと、扉から離れて行った。

レイ「………」

レイは今の話を聞いて、何を思ったのか………この話はまた後に話そう………

 

Uはリビングに戻り、防寒着を着始めた。

あずさ「………どこ行くの?」

あずさがUに近付いて来た。

U「………眠気覚まし。」

あずさ「嘘つき。」

U「ひ、否定が早すぎるだろ………」

あずさ「だって、U君は私達に内緒でオメガと戦いに行っていた挙句、ボロボロになって帰ってきた事、忘れたとは言わせないよ?」

U「………わかったよ、誰にも言うなよ?」

Uはあずさにのぞみの説得に行く事を説明する。

あずさ「そうなんだ………」

あずさはそう言うと、自分の部屋に走って行った。

U「どうしたんだろう………?」

Uはそんな事を言いながら赤色のマフラーを巻いていた。そして1分もしないうちに、あずさが防寒着を着て戻って来た。

あずさ「私も行くよ。」

U「な、何でさ………!?」

あずさ「………のぞみちゃん、後悔してそうだから………」

U「まあ、あずさがいれば門前払いは受けなさそうだしいいか………」

Uはそう言うと、あずさと共に、家の外に出たのだった………

To be continued………




次回予告
Uとあずさはのぞみの家に行き説得を試みる。のぞみは分かってくれるのか………?
次回「のぞみの説得」


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第18話 のぞみの説得

前回までのあらすじ
あずさの家の食事中に、のぞみとレイが些細な事で、対立してしまう。Uは面倒くさがりながらも、あずさと美咲の為に、2人の説得を試みる事にした。レイには伝えるべき事は伝え、Uはのぞみの方へ説得に向かう。だが、1人だけでの単独行動を怪しんだあずさに勘づかれてしまったので、仕方無く彼女を同行させる事に………


U「………着いたな。」

Uはのぞみの家の前に到着した。因みにUはあずさの世界の概念改変後に、のぞみの家を尋ねた事があるらしく、Uは場所を知っていた。

U「………」

Uはインターホンを鳴らす。しかし、鳴らしても反応は無い。

U「………絶対居留守だな。」

Uは子供のようにインターホンを連打する。すると、扉が強い勢いで開く。

のぞみ「うるさいわよ!!」

のぞみは怒りの様子だった。まあ、インターホンを連打されれば誰でもストレスを抱えるが。

U「………出て来た。」

Uはニヤつく。のぞみはUの顔を見て嵌められた事に気付くと、扉を閉めた。鍵やチェーンロックもしっかりかけられた。

U「………意地でも盾篭ろうって訳かい………」

Uはそう言うと、オメガドライバーⅡを取り出し………

U「聞け、のぞみ!、後15秒で出て来なかったら………お前の家を吹っ飛ばすぞ!!」

と、のぞみに家から出る事を要求。でなければ家を吹っ飛ばすと告げた。完全な脅迫である。すると、10秒もしないうちに、のぞみが出て来た。

のぞみ「………観念したわよ。」

のぞみがそう言うと、Uはあずさに何か耳打ちをすると直ぐに………

U「………話を聞いてくれるな?、まあ、勿論断るとは言わせないけど。」

のぞみはUの方を見ると、あずさが涙目になっていた。

のぞみ「まさか………貴方、あずさを人質にしているとでも言いたいの!?」

と、のぞみは話を聞かざるを得ない状況に追い込んだ。

のぞみ「………はいはい、聞くわよ。」

のぞみがそう言ったのを聞いたUは………

U「よし、あずさ。演技は終わりだ。」

Uがそう言うと、あずさは涙をふき取り、ニコニコと笑った。

のぞみ「だ、騙された………オメガの時の行動で貴方の事を侮っていたわ………」

Uは時に相手の罠に嵌るが、時には相手を罠に嵌める………という決め付けの出来ない男だった………

 

のぞみの家………

U達は、のぞみの家のリビングに座っていた。のぞみはお茶を2人に出した。

のぞみ「どうぞ。」

U「気が利くねぇ………って、うわ、不味っ!!」

Uはお茶の入ったコップを壁目掛けて投げた。

あずさ「………私の方は美味しいよ?」

U「のぞみ、てめぇ………!」

のぞみ「………さっきの脅迫を考えれば安いわよね?」

U「………分かったよ。」

Uはそう言うと、目を鋭くし………

U「………僕はお前にレイの事を話に来た。」

のぞみ「………闇光レイ………彼女は何も悪くないって言いたいんでしょう?」

U「あ、ああ。」

のぞみ「………それは分かってるわ。雷美咲を庇う姿勢を見て思ったわ。でも、一緒にされるのは腹立たしかったわ。」

のぞみは、かつてUと戦っていた為か、Uの言いたい事を悟っていた様子だった………

To be continued………




次回予告
Uはのぞみに話したかった事を全て悟られ、話されてしまったので、Uはそれに対し自分の言いたい事がそうである事を認め、更なる話をするのだった………
次回「のぞみの判断」


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第19話 のぞみの判断

前回までのあらすじ
Uとあずさはのぞみの家へと向かう。勿論普通に話を聞いてくれる事は無いと考えていたUは、脅迫でのぞみをおびき出す。のぞみは闇光レイの事について説得に来た事を悟っており………


U「見透かされていたのかね………お前に隠し事をするのは難しいな………」

のぞみ「………意図的な隠し事は私には通じないわ。貴方との付き合いも私の想像以上に長いし………」

U「あずさ達が魔法使いの記憶を失っていた間も、お前はたった1人、前の世界の記憶を持ってたもんな………お前は。」

のぞみ「………話は闇光レイの事だけ?、なら、今日は帰ってもらえるかしら?」

U「………まだ話は終わってない。」

のぞみ「そう………」

のぞみはそう言うと、1度立ち上がってキッチンへ。少しすると、新しいお茶を淹れて戻って来た。Uはお茶を口にする。すると、先程とは違い、コップを投げたりなどせずに、一気に飲み干した。

U「美味い………という事は聞いてくれるって訳か………」

Uはそう解釈し………

U「………お前の思い通り、僕は本題としてお前にレイの事を詳しく知って欲しかった………でも悪いな、まだ話すとか言っておきながら、レイについての情報はあまり知らないんだ。」

のぞみ「はあ?」

Uの突然のカミングアウトにのぞみは呆然としたが、だがUは続けて………

U「ただ、美咲から聞いて考えたんだ。彼女もまた良い子なんだろうな………と。美咲によって変わったからこそ今のレイはあんな感じなんだろうな………って、それはお前の境遇が似てるかもな。」

あずさ「え?」

あずさは首を傾げる。当然、今までのぞみが時をリセットしていた為、のぞみが時間遡行者なのも、のぞみがあずさのお陰で、今のような性格になった事も、あずさは知らない………

U「………似ててややこしく、お前の中では腹立たしい奴かもしれない。でも、似ていると思うんだ。お前と色々な所が………」

のぞみ「………」

のぞみはそれを聞いて………

のぞみ「………明日まで時間を貰えるかしら?」

のぞみはそう言うと、続けて………

のぞみ「………闇光レイと話をする事にするわ。」

と、のぞみは確かにそう告げた。

あずさ「U君、のぞみちゃんがレイちゃんとしっかりと話してくれる機会を作れたね!!」

あずさはそう喜んでいた。Uは………

U「ああ、上手くいって良かったと思うよ。」

と、告げるのだった………

 

Uとあずさはのぞみの家を出て、2人で帰路についていた。外は雪が降っていた。

あずさ「うわぁ………雪が積もってきたねー」

U「………そうだな。」

あずさ「何か嬉しく無さそうだね。」

U「うん………あの2人が話し合えるのかどうしても心配で………ね。」

と、心配するUであった………

To be continued………




次回予告
翌日、あずさの家の中で、のぞみとレイは対話する事に。果たして、2人は会話をして、対立を止められるのか………?
次回「のぞみとレイの対話」


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第20話 のぞみとレイの対話

前回までのあらすじ
Uはのぞみに話したかった事を悟られた為、Uはレイの事についての話から考えた事をのぞみに話す。のぞみはそれを聞いてか、レイと話し合う事を決める………


翌日、あずさの家………

のぞみ「………」

レイ「………」

あれから一夜経ち、のぞみは約束通りレイと話をしてくれる事にはなったのだが………

あずさ「あ、あのー?」

美咲「………2人とも黙ってしまって話が進まない………ね。」

U「………おいおい、1時間も硬直状態だけど、何がしたいのさ、お前らは。」

Uのこの問いにも無視をする2人。流石にこれにはイラッと来たのかUは………

U「………いい加減にしてくれ。僕が怒らないうちに言っとく。話したい事をさっさと言え………!」

Uの威圧を感じとり、のぞみは息を整えると………

のぞみ「………闇光レイの方から話をして欲しかったのだけれど………」

のぞみはそう言うと………

のぞみ「その………ごめんなさい。Uの言動にイラッとしたせいとは言え………貴女を侮辱する言い方をしてしまって………」

U「サラっと僕も悪いみたいな言い方したな、おい。」

美咲「師匠、空気読んでください………!!」

美咲は余計な言葉を滑らせたUを黙らせる。そして、のぞみのこの言葉を聞いてレイは………

レイ「いいえ、私も少し感情的になり過ぎたわ。ごめんなさい、時乃のぞみ。」

この言葉から、2人は和解した。

のぞみ「………これからの戦い、共に戦いましょう。」

レイ「ええ。」

2人は握手をする。そしてのぞみの唐突の共闘宣言にあずさは………

あずさ「ええ!?、のぞみちゃんもついて来るの!?」

と言った。のぞみは頷いて………

のぞみ「………私の今の使命はあずさを守る事。あずさがUについて行くと言うのに、私がついて行かない訳には行かないでしょう?」

あずさ「そ、そうだね。」

あずさは頷く。

レイ「………しかし、これからどうするのよ?」

U「………兎にも角にも行くしかないよ。メテオのいる場所が何処かもわからんけど。」

美咲「ええ!?」

ほのか「まさか、何の手がかりも無しに行くつもりだったのかよ………!?」

由香「あ、あの………大丈夫………なんですかね………?」

U「まあ、大丈夫じゃねぇのかな?」

鈴香「………なんでこういう所だけ天然なのかしら、この人は………」

Uの根拠の見えない旅路………Uの旅に同行することを選んだ少女達は、困惑、Uの天然から生まれた適当さに呆れる様子を見せる。だが………

美咲「でも、絶対に師匠の言うメテオの元へ絶対に行けるはずだと私は思うよ。」

あずさ「………根拠はあるの?」

美咲「特には無いんだけど………師匠は絶対にメテオの元まで行く事が出来る………私はそう思っているの………」

そう告げる美咲。果たしてUはメテオの元へ行けるのか。そしてその日はいつ訪れるのか………?

To be continued………




次回予告
Uはこの世界を回り、どこかにあるはずの幻想郷を探す事を選択する。するとそこへ、同じく魔法使いであった宮野あかり達があずさの家にやって来る………
次回「記憶の無い魔法使い達」


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第21話 記憶の無い魔法使い達

前回までのあらすじ
のぞみとレイの対話。2人は時間はかかったが、無事和解する事が出来た。だが、Uはメテオがどこにいるのか分からない事をカミングアウト。果たしてメテオの元まで辿り着けるのか………?


U「………取り敢えず幻想郷に戻ろう。上手く幻想郷に戻れれば、自ずとメテオの居場所もわかるだろ。」

ほのか「でもどうやって帰るんだよ、メテオの居場所だって分かってないくせに………」

U「問題無い。僕はスキマが使えない時を想定して、こんなアイテムを友人に作ってもらってるんだよ。」

Uはそう言って電子コンパスを取り出す。

U「さてと、幻想郷の場所はどこかな………」

Uはコンパスを起動させる。すると、距離は………

U「うげぇ。最短でも南東4500km。」

あずさ「ええ!?」

U「こりゃ、バイクでも骨が折れそうだ。でも行くしかないよね………」

美咲「私は頑張って着いていきます!!」

U「いやいや美咲、君は4500kmがどれだけ大変かわかるか?」

美咲「ええと………地球の直径約3分の1強くらいですよね?」

U「なんで分かるの、この子………まあいい。地球の直径約3分の1強って事は、君たちの想像以上に歩く事になる。それに、半年で着けばいいけどな。」

のぞみ「………行けてもその時はヘトヘトで絶対闘えそうにないわね………」

U「お陰で凄い厄介だよ………」

と、これからの事、そして幻想郷までの距離について話し合う優也達。するとそこへ玄関からノックの音が………

???「ごめんくださーい。」

あずさ「ごめんね、私出てくる。」

あずさは玄関へと向かう。

美咲「お客さん………ですかね?」

U「どうせくだらない奴なんだろうよ。」

???「誰が………」

??「くだらないだって………?」

U「え………?」

Uは後ろから聞こえた声に、思わず振り向く。するとそこには腕を組んで、キレている様子が伺える2人の少女が立っていた。

U「うげぇ!?、明日香に伊吹じゃん………!?」

明日香「久し振りね、元気にしてたの?」

U「さっきの態度や声はどこ行ったんだよ………まあいいや。久し振りだな。

伊吹「もう1年会ってないけど、元気そうでよかったよ。」

U「………お前達もな。」

明日香「それに、もう1人居るの。」

明日香がそう言うと………

???「あら、懐かしいと思ったら………」

と、また1人の女性の声が聞こえた。

U「あ、あかり………!?」

そう、宮野あかりである。因みにUはあかりがここ世界の設定では、彼女が自分より歳上であることは勿論分かっているが、Uはこの世界のあかりに呼び捨て良いかを聞いた時に、全然良いとの事で、Uは彼女の事をそう呼んでいる。いや、前の世界で言えなかった分、ここで言ってる可能性もありそうだが………そんな話は置いておいて、U達の前に表れたのは、またしても記憶の無い元魔法使いの宮野あかり達。彼女達は。一体何故U達の前に現れたのだった………

To be continued………




次回予告
記憶の無い魔法使い3人。3人は当然美咲達の事を知らないので困惑する。Uはどうにか記憶を取り戻せないかあずさに聞き、彼女達にステッキを返してみる………
次回「蘇る記憶」


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第22話 蘇る記憶

前回までのあらすじ
U達は、何とか幻想郷への距離だけはUが所持していた電動コンパスで判明したので、U達は幻想郷を目指す事に。そんな彼らがいるあずさの家に、かつては仲間だった宮野あかり達が訪ねてきて………


あかり「U君、1年経った影響かは分からないけど、カッコよくなったわね。」

U「ふぇ!?」

あかり「うふふ、冗談よ。」

U「冗談かよ………まあいいけど。」

あかり「あら………あの子達は………?」

あかりは、美咲達に着目した。

U「あ、えと………」

Uは説明に困っていると………

あずさ「すみません、宮野先輩、ちょっと時間をください。」

あかり「え?、いいけど………じゃあ、お茶を貰えるかしら?」

あずさ「はい、今入れてきますー!」

あずさはそう言うと、台所にお茶を淹れに行った………

U「(全く………魔法使いの記憶が無いから説明しにくいよ………)」

と、内心頭を抱えるU。そしてあずさがお茶を淹れて戻って来て、あかり、明日香、伊吹の前の机に置く。

あずさ「じゃあ、少し失礼しますね………」

あずさはそう言うと、Uに駆け寄り………

あずさ「一体どうやって真実を含めて宮野先輩達に説明するの………!?」

と、小声で質問。するとUも小声で………

U「今のあの3人に対して真実含めての説明なんて出来る訳ねーだろ!、記憶が消えてたあずさですら、真実を含めての説得が面倒くさかったのに………せめて記憶さえ戻ってくれれば………」

あずさ「記憶………そうだわ、私の時のように、宮野先輩達の手にステッキがあれば………ああ、でも何処にあるのやら………」

U「あるぞ。」

Uは、微弱な光を放つステッキ3つを取り出す。

あずさ「え、も、持ってたの………?」

U「理由は知らんけど、魔法使いの世界の概念が書き換えられた時に、僕が持ってた。だけど、あずさのステッキと同じで、魔力は感じられるから多分………」

U達は、そんな話し合いの末、あかり達の方を向き………

U「あかり、明日香、伊吹、悪いけど、3人にはそれぞれステッキを持って欲しい。」

伊吹「は?、私達をおちょくってるのか?」

U「まあまあ、騙されたと思ってさ。」

明日香「仕方ないなぁ………」

3人はステッキを手に持つ。すると、3人の中に魔法使いの時の記憶が巡ってくる………

あかり「これは………私達が魔法使いになった時からずっと持っていたステッキ………」

明日香「そして私達は………相模優やオメガと戦っていた………」

伊吹「そして、戦いのうちに私達は死んだ………」

3人は、魔法使いの時の記憶を取り戻した。あかりは席を立って美咲達の方を見ると………

あかり「もしかして、彼女達は、何か大きな敵と戦う為の仲間………かしら?」

と、美咲達の事について予想したのだった………

To be continued………




次回予告
U達は、あかり達に事情を説明。それを聞いたあかり達は、Uのたびに協力する事を選択し………
次回「増える仲間」


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第23話 増える仲間

前回までのあらすじ
宮野あかり達が、U達のいるあずさの家を訪ねてきたが、魔法使いの記憶が無い為、説明に困る。だが、Uが所持していたあかり達3人のステッキをそれぞれ返却する事で、3人は記憶を取り戻し………


U「………ああ。そうなる。」

明日香「アンタ、学校を転校した後に何があったのよ………」

U「まあ、色々とね。」

伊吹「それで、この状況はどうなのか、説明してくれないか?」

U「ああ。分かった。」

その後Uは、あかり達に事情を説明した………

 

あかり「………まあ、そんな事が………」

明日香「というか、Uって学生じゃなかったんだ………それに結婚してるって………」

伊吹「まあ、いいんじゃねえの?、Uがいなかったらオメガ相手に全滅してたかもしれないし。」

あかり「そうね。」

あかり達は、そう話すと………

あかり「U君、貴方の事情はよく分かったわ。私達も出来る事なら協力したいわ。」

U「そう言われても………旅は長くなる。僕の中で戦いが始まってそこそこの日数が経っている今、タイムリミットは刻一刻と迫っている。という事は、僕達は春香を助けるまで負ける事は許されない。それは分かっているか?」

あかり「ええ、何となくそんな感じはしていたわ。」

U「それに………ここから僕達の目的に定めた幻想郷まではかなり距離がある。その途中でヘタられても僕達は困るだけだ。本当にそんな終わりも分からない中で、僕達と共に戦えるって誓えるのか………?」

Uがそう聞くと、あかりは頷き………

あかり「前に貴方にオメガ討伐を託して死んでしまった時を思い出したわ。貴方に借りを作ったままにするのは嫌なの。」

U「………なら、勝手にすればいいよ。僕はアンタがどうしようと静止したり止めたりはする気は無い。」

あかり「………ええ。好きにさせてもらうわ。」

明日香「………私も行くわ。この流れだと宮野先輩だけじゃなくて、あずさやそこの転校生も行くって言うんでしょう?、あんな女にあずさを任せられるものですか。」

U「い、いいけど………」

伊吹「勿論私も行く。オメガの事で戦いに関して心残りがあるからな。」

U「分かったよ………」

と、結局あずさの世界の者達まで着いていくことに。現在の人数はUを含めて11人。この大人数を見てUは………

U「(………いつの間にか人数が11人になっちゃったな………ってか、11人ならサッカーチーム1個出来そうだな………)」

など、少しどうでもいい事を考えていたUだった………

 

一方その頃………

メテオ「………レファエルが退けられたか。やはり強敵はUだけでは無いか………ならば………Uより先に仲間を潰す事にしようか………」

メテオの方も、レファエルが退けられた為に、次の手を打っている様子だった………

To be continued………

 




次回予告
旅を再開し、7日間コンパスの示すままに旅をするU達。すると、またしても世界の融合が進み出し………
次回「新たなる世界」


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第24話 新たなる世界

前回までのあらすじ
Uは記憶を取り戻したあかり達に事情を説明。U達、合計11人達は、幻想郷を目指す事に。一方、メテオの方もまた………


U達は、電子コンパスの示すままに、旅を続けていたが、7日歩いてもあまり進んでいないU達であった………

U「………あんまり進まない………まあ無理も無いか。1人なら空飛んだりでいいんだけど………10人も抱えて飛ぶのは無理だわ………」

ほのか「あー、もう後何日歩けばいいんだよー!」

伊吹「おいおい、愚痴を言ったらお終いだろ………」

愚痴を飛ばす者………

あかり「………というのが、水の魔法の原理なのよ。」

由香「成程、あかりさんの話、参考になります。」

あかり「ふふっ、そう言ってくれるとありがたいわ。それと、摂氏温度のマイナスの最大値って由香ちゃんは知っているかしら?」

由香「確か………零下273.15でしたっけ?」

水の事について語り合う者………

あずさ「………U君ってそういう面で面倒くさいんだよね………」

美咲「へぇ………でも、師匠は私の命の恩人だから、私は師匠の人間性好きなんだけどね………」

あずさ「まあ、確かにU君は心優しいんだよね………」

Uの事について話し合う者………などなど。それぞれこのダルく、早く終わる事を願うこの時間を、それぞれ紛らわせていた。

U「………距離があまり進まない………一体いつになったら着くんだろうか………?」

そんな事を考えた時だった。突如、辺りが揺れる。

あずさ「こ、この揺れは………!?」

U「世界の融合が進み出したか………!」

この戦いが始まって、今日で12日目。寒い12月の初日に始まったこの戦いに残されたタイムリミットである6月1日まで、今日を含めて後170日。刻一刻と迫っているタイムリミットを前に、またしても世界の融合が始まってしまった。揺れと共に、辺りには見た事が無い洋風の建物や屋敷が建ち並び、揺れが止まった時には、今融合された世界の人間と思しき人々が、大勢歩いていた。

U「………何処の世界が融合したか僕には分からない………未知の世界か………」

U達は、新たなる世界の融合に困惑していると………

??「お前………零か………?」

とUに、西洋風の剣を携えた男が声をかけてきた。

U「ふぇ………?」

??「ハハハ………やっぱり零じゃねえか!、俺だよ、神野天風(かみの あまかぜ)だよ!」

U「神野天風………?、誰だ、君は………?、それに僕の名前はUだ。人違いじゃ無いのか?」

天風「どうしたんだよ、Uなんて変な名前名乗ってさ、それにお前、僕なんて言ってどうしたんだよ?」

U「(な、何なんだ、コイツは………?、それになんで僕の事を零なんて呼んだんだ………?)」

疑問を抱えるU。そして何故、Uが知らぬはずの世界の人間が、Uを零と呼ぶのだろうか………?

To be continued………




次回予告
Uを零と呼ぶ者、神野天風。Uは天風が何故、自分を零と呼ぶのかを聞き、Uは零と呼ばれる理由を知る………
次回「知らない親友」


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第3章 星切零の世界
第25話 知らない親友


前回までのあらすじ
幻想郷を目指して旅を続けるU達。だがその道中で世界の融合が進み、未知なる世界がU達の前に姿を現す。そしてUに声をかける者、神野天風。だが彼は、Uを零と読んでおり………?


天風「おいおい、4年の間に、記憶喪失にでもなったのかよ?」

U「………人違いなら申し訳ないんだけどさ………零って奴の名前をフルネームで教えてくれないか?」

天風「あ、ああ。星切零だよ。お前の名前じゃないのか?」

U「星切だって………?」

美咲「知ってるんですか!?」

U「知ってるも何も………」

Uは自分の胸に手を当てる………

U「星切は………星切零は僕のもう1つの人格だよ。」

あずさ「ええ!?、そ、そうなの………!?」

天風「………それが本当なら詳しく聞かせてくれ!」

U「………僕はこう見えて月にある月の都の人間でね。その世界からこの世界に捨てられてな………僕はその時弱くて何も出来なかった。詳しくは覚えてないし、分からないけど、僕が生み出した星切零という人格が僕の身体を使って生き続け、そこから三百年近く経った後………聞いた話じゃ、ある人物と星切は戦って、結果星切は負けた。負けた後に幻想郷っていうのがある世界に飛ばされて………そこで僕、Uの人格が目を覚まして………その後の戦いで星切の人格は、僕と一体化して………消えたよ。」

ほのか「な、なんじゃそりゃ………?」

Uの星切についての話に驚く一同。それを聞いた天風は………

天風「そうか………星切はいなくなっちまったのか………俺にくたばるなよと言っておきながら………」

天風はガッカリしている様子だった。一方のUは………

U「(そういえばさっき………天風って人物が4年経ったとか言ってたな………僕はかれこれ幻想郷でもう30年以上は生活している………僕達の世界とは時間軸がズレているみたいだ………そうか。僕が産まれたのは1000年も前の事なのに地上に滞在していたのが僅か300年程の理由がよく分かったよ………)」

と、別の謎を知ったのだった。そんな会話をしていると、2列に並ぶ兵隊達が、こちらに行進していた。

U「何だ?」

天風「U………とか言ったっけ。あれはな、ここの近くにある城の兵達なんだ。あの様子だと、怪物狩りから帰って来た様子だな。」

U「怪物………やっぱりこの世界も戦いの世界なのか………」

と、兵隊達の行進を見ていると、茶色の立派な馬に乗った少女のような容姿の人物がUを目にする。そして少しUを見ていると………

??「止まれ。」

と、兵隊達を止めた。

U「兵を止めた………という事は、彼女は権力者なのか?」

と、天風に聞いていると、少女の容姿をした人物はUに対して………

??「………もしや、星切零殿か………?」

と、聞いてきた。

天風「おー、レナ。流石ヴァレン国の将軍。」

レナ「………貴様、星切零殿の下僕の分際で、このレナファレスト・ナイタルトをレナと呼ぶな。そう呼んでいいのは今の所、星切零殿だけだ。」

天風「誰が零の下僕だ!、それにお前の名前覚えにくいんだよ!!」

U「た、確かに覚えにくいけど………あ、僕はU。言い難いんだけど、星切零は僕のもう1つの人格で………僕との一体化で消えてしまったんだ………」

レナ「………どういう事だ?、もしやデタラメではあるまいな?」

U「………証拠になるかは分からないけど………」

Uは愛用のセイバーを取りだし、彼女に見せる。

レナ「………これは、間違い無く星切零殿の武器だ。という事は………本当なのか?」

U「うん………だから君達とどのような関係だったのかは分からない。でも、僕は星切の分も背負って戦っているって事だけは分かって欲しい。えーと………レナファ………なんだっけ?」

レナ「………レナファレスト・ナイタルトだ………だがまあ、そなた………U殿だったか。U殿なら、私の事をレナと呼んでも構わん。」

U「………じゃあ、そう呼ぶ事にする。改めてよろしく、レナ。」

レナ「うむ。」

2人は握手をする。

U「………うん、こんな事言っちゃダメなのは分かってるんだけど………身長低いんだね………それに声もなんか………ロリ声?、みたいだね………」

レナ「………身長は120cmだ。U殿が指摘した事はよく言われる。お陰で相手に威厳を感じさせられないのだ………」

天風「………お前、裏ではロリ将軍って言われてるからなぁ。」

レナ「………貴様、この私に無礼な事を抜かしおって………粛清するぞ!!」

天風「しゅ、粛清だけは困る!!、ど、どうがご容赦をー!!」

と、天風は大慌てで土下座した。

U「まあ、許してあげなよ………」

Uがそう言うと………

レナ「ま、まあU殿の言葉を聞き入れて、今回は粛清は勘弁してやろう。」

天風「はあっ………昔から星切と俺との待遇が違うよなお前………差別だろ。」

レナ「星切零殿は、この国の英雄だ。お前とは次元が違う。」

U「す、すごい言いようだね………」

星切零のかつての親友であった神野天風とレナファレスト・ナイタルト。この2人との出会いが、物語を大きく動かす………

To be continued………




次回予告
天風達と会話をしていると、怪物が彼等の前に姿を現す。しかもその怪物は、不死身だと恐れられている怪物で、U達はその怪物が悪霊、もといスピリットだと予測し………
次回「不死身の怪物」


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第26話 不死身の怪物

前回までのあらすじ
神野天風の言う零が、星切零である事を知ったUは、彼に事情を説明。理由を知った天風は、彼をUとして見る事に。それと同時に、星切零の友人であったレナファレスト・ナイタルトがU達の前に現れる。レナファレストはUから事情を聞き、彼をUとして見ることにしたのだった………


U「………しかし、何故軍隊が勢ぞろいなんだ?、普通だったら戦争でも無い限りそんなに兵を出さないだろ?」

レナ「………これだけの兵を従えているのはな、数日前にこのヴァレン国周辺に不死身の怪物の報告があってな。私達はその不死身の怪物を倒そうとしたのだが、殺せなくて困っているのだ………とりあえず兵を絶やさないようにしろというのが国王陛下の命令だ。」

U「へぇ………何か消極的だな………まあ無理も無いか。」

U達が話をしていると、レナファレストが従えていた兵の1人が大慌てで………

兵士「大変です!不死身の怪物が現地の兵士達を全滅させ、こちらに向かってきていると………」

レナ「何!?」

突然の報告に驚くレナファレスト。そして驚くと同時に………

兵士「か、怪物がこちらに来てしまいました!!」

なんと、戦車のような姿をした怪物が現れた。

レナ「くっ………こうなったら………兵士達に告ぐ。町の者達を避難させろ!」

兵士達「御意!!」

兵士達は、町民の避難に動き始めた。レナは銃を手にすると………

レナ「U殿、貴公達にも町民の避難を依頼したい。」

U「いや、それは出来ない。それにあの怪物は不死生物の悪霊………って、悪霊の本名って何だっけ?」

レイ「………スピリット。」

U「そう、それ。だから、封印以外の方法じゃどうする事も出来ないんだよ。」

レナ「………出来るのか、貴公に封印は………?」

U「………うん。」

Uはセイバーを手にすると………

U「………行くぜ!」

怪物こと、悪霊に接近し、Uはセイバーで斬り付ける。ダメージは与えているようだったが、あまり有効的なダメージは与えられていなかったようであった。

U「相性が悪い………というか防御力の高い装甲だな………なら!」

Uは何か作戦を立てた様子だった。すると、悪霊は砲撃を放って来た。Uは咄嗟にセイバーで防いだが、戦車の玉は重く、Uはかなり後ずさった………

U「くっ………!」

Uは反撃に転じようとするが、戦車はサブウエポンのサブマシンガンでUの動きを足止めする………

天風「U!!」

天風は加勢しようとするが………

U「来るな!」

と、これを静止する。だが、その直後に戦車は主砲による2擊目を放った。

あずさ「U君!!」

この一撃で、Uのセイバーが大きく吹き飛んだ………だがUの身体は吹き飛んでいなかった。Uは戦車の真上をジャンプしていて………

U「レナ!、君の銃を貸してくれ!」

レナ「わ、分かった!」

レナファレストは、銃をUに投げ渡す。Uは銃を受け取ると、主砲の真後ろをゼロ距離で乱射する。銃はこの行動で、先端がボロボロになってしまったが、そこが戦車の姿をした悪霊の弱点で、悪霊は爆発した。悪霊の姿は人型に戻り、倒れていた。

レナ「………私達も一度倒したことくらいならあるが………これからどうするのだ?」

Uはその質問に対して、ニコッと笑い、ブランクカードを取り出すと、悪霊に向けてカードを投げた。悪霊はTankに姿を変え、Uの手に戻る。

U「………こうする。」

レナ「成程………よく分かった。」

レナファレスト達が苦戦した悪霊を無事倒したUであった………

To be continued………




次回予告
レナファレストは、Uを連れてヴァレン国の王に報告に向かう事に。ヴァレン国の王は元星切零であるUを見て………
次回「英雄を懐かしむ王」


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第27話 英雄を懐かしむ王

前回までのあらすじ
U達が天風やレナファレストと会話をしている時に、戦車の姿をした悪霊が出現。だが、Uの戦略により無事撃破、封印する事が出来た………


レナ「………U殿、私は貴公が星切零殿と共に信用に値する人物だと判断した。私と共に国王陛下に会って頂きたい。」

天風「ま、マジかよ!?、じゃあ俺も………!」

レナ「………ただしU殿のみだ。その他の人物の同行は認めない。」

天風「ちぇ、ケチだなお前は………」

美咲「そしたら………私達はどうすれば………?」

U「………しばらく別行動になるな。」

あずさ「そんな………」

Uは服の内側の中に手を突っ込み、電子コンパスを取り出す。

U「………幻想郷への電子コンパスのスペアだ。一日も早く、幻想郷を目指してくれ。」

あずさ「でも………!」

U「………僕の我儘なのは承知の上だ………お願いだよ、春香を助けてやりたい………僕が1番心配している大事な人を………悲しませたくない。」

美咲「………分かりました。私達が先行します。師匠もやるべき事が済んだら必ず追いかけてください!」

U「………約束する。」

Uは電子コンパスのスペアを託すと………

U「………いいよ。連れてってくれ。」

レナ「………分かった。」

レナファレストは馬に乗り………

レナ「………今、馬を用意する。」

U「………結構だ。」

Uはそう言うと、Bikeのカードを手にし、ブレイブの剣盾を左手に出現させ、盾のレバーを引いてスリッドを展開させ、Bikeのカードをセットし、レバーを押す。

Bike

すると、Uの愛用バイクが出現。同時にブレイブの剣盾は消えたが、バイクはそのまま残り………

天風「うぉー、ハイテクな乗り物に乗ってるねえ。」

U「………天風、頼みがある。」

天風「どうしたんだよ?」

U「………その子達についていってくれないか?」

天風「………確かに俺はこの先やる事なんて無いと思ってたから構わないけどさ………」

U「………頼む。」

天風「………分かったよ。お前を見ていると、零を見ているようで懐かしいからな。」

U「ありがとう………」

Uは天風に頼み事をした後、バイクに乗っかり………

U「レナ、案内してくれ。」

レナ「………分かった。」

と、Uはレナに連れられ、ヴァレン国の王に会う事に………

 

ヴァレン国王宮………

………しばらくして、U達は王宮に着き、そこの玉座の間でヴァレン国の国王に会う事に………

レナ「国王陛下、不死身の怪物退治が完了しました。退治したのは、私の左隣にいるU殿という人物です。」

国王「………その顔………星切零殿に似ているな………」

レナ「………ややこしい話ではありますが、U殿は星切零殿と同一人物です。」

国王「何………?」

ヴァレン国の国王もまた、Uを知る者であった………

To be continued………




次回予告
ヴァレン国の王と話すU。だが、そんな彼等の前にヴァレン国の姫が姿を現す。だが、彼女は記憶喪失らしく………
次回「記憶喪失の姫君」


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第28話 記憶喪失の姫君

前回までのあらすじ
レナファレストは、Uを国王に合わせたいと言う。だが、U限定という事で、Uは電子コンパスを託して仲間達と別行動を取る事に。Uは国王に謁見し………


国王「………詳しい説明をしろ。」

U「………分かった。」

Uは詳しい説明をした。そしてそれを聞いた国王は………

国王「………そういう事か。懐かしいと思ったが………まるで別人のようだ。」

U「別人………間違ってない表現だ。」

国王「そうか………やはりよく分からないな、そなたは………」

そんな会話をしている時だった。U達の前に高貴な姫君と側近の女性がいた。

国王「エメリス………」

エメリス「………」

U「………誰だ?」

レナ「………エメリス・ヴァレン様だ。この国の姫君で国王陛下の一人娘だ。」

???「レナファレスト様………ご帰還なさっていたのですね。」

U「………じゃあ、あの女性は?」

レナ「ミリン・カレティア。私の直属の部下だ。同時に姫君の世話係でもある。」

U「………世話係………そして軍人でもあるのか………?」

ミリン「あら………?、星切零様………?」

U「………同一人物だが、名前も性格もまるで違う者だ。僕はUだ………」

ミリン「U………おかしな名に改名なされたのでしょうか?」

U「………おかしいのは認めるけど、僕と星切は別人格だ。それだけは分かってくれ。」

ミリン「………そうですか。」

Uとミリン・カレティアと会話をしていた時、国王は………

国王「エメリス………部屋を出てはいかんと伝えたはずだ。」

エメリス「………そちらのお方は………?」

エメリスは国王の質問を無視し、Uを指さした。

U「………あれ、てっきりお姫様も知ってるものだと思っていたが………どういう事だ?」

レナ「………エメリス様は、1年前にこの城に攻め込まれできた不死生物に記憶を失われたと私は聞いている。言わば、記憶喪失であられるのだ。」

U「記憶喪失………」

Uはそれを聞くと、エメリスの前に立ち、跪いて………

U「………僕はU。ただの旅人ですよ、お姫様。」

と、紳士の挨拶をした。だがこれは目上の人物についての皮肉でもなければおちょくりでもない。

U「………失礼。普段通りに話すのが難しい。お姫様、アンタの前では………」

と、本音を語るU。するとエメリスはUの腕を掴み………

エメリス「………貴方が懐かしく感じる。」

と、呟いた………

U「………!?(………断片的にではあるが覚えているのか………星切を………?)」

Uはそう考えると………

U「………さあ、それは僕じゃないかもよ。」

と、自分は関係無いかのような事を口にする。しかしエメリスは………

エメリス「………いいえ、私が懐かしいのは………この暖かい手………」

U「え………?」

Uは驚きを隠せなかった………

To be continued………




次回予告
エメリスは国王にUを傍に置きたいと言い出した。国王はそれが良い薬になるかもしれないと判断し、Uにこれを依頼する………
次回「姫君の護衛役」


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第29話 姫君の護衛役

前回までのあらすじ
Uは国王に自らの事情を説明する。するとそこへヴァレン国の王女、エメリス・ヴァレンが現れる。彼女はUに懐かしさを感じ………?


エメリス「お父様………私、彼が欲しい………彼を傍に置かせて欲しい………」

と、エメリスは急に言い出した。これにはUも国王も困惑したが………

国王「(………た、確かにU殿ならエメリスの良い薬になってくれるやもしれんが問題は………)わ、ワシは構わんが………」

国王はそう言うとUに向かって………

国王「………U殿が何と言うか………?」

と、心配していた。するとUは………

U「………僕はなんでも屋としての顔もある。ただ、依頼となるとタダ働きはしたくないんだ。」

国王「分かった。お主の要求を言ってみろ。」

U「………当面の軍資金が欲しい。僕の仲間が今先行しているが………いつ金が尽きるか分かったものじゃなくてね。」

Uがそう言うと………

国王「………分かった。それで動いてくれるか?」

U「………いいだろう。引き受ける。ただ、そんなにこの城には長居出来ない………それだけは分かって欲しい。」

国王「分かった。U殿、感謝する。」

こうして、Uはエメリスの護衛役としてこの城にしばらく滞在する事になった。

ミリン「なら、そうと決まれば………」

ミリンはそう言うと、Uの腕を引っ張り………

U「ど、どこ行くんだよ………?」

ミリン「そのような格好では姫様の傍にいる資格はありません。」

U「ええ………この服動きやすいし気に入ってるんだけど………」

ミリン「こちらに滞在している間は、こちらのルールに従ってもらいますよ………」

と、Uは半ば強引に着替えさせられ………

ミリン「あら、着てみると意外と似合いますわね。」

と、スーツ姿に着替えさせられていた………

U「ううっ………こんな格好するのなんて何年ぶりかも忘れたよ………」

黒一色のスーツに白のワイシャツ。いつものUの格好と比べると全然印象が異なっていた。しかし、ネクタイだけはいつもの赤に近いオレンジ色のネクタイだった。

ミリン「あら、ネクタイは変えなかったのですか?」

U「全部黒は嫌だよ………なんか黒服みたいじゃん………」

ミリン「………まあ、ネクタイくらいなら問題ありませんか。」

そう言うと、ミリンはエメリスの前にUを連れて行き………

ミリン「お待たせ致しました。」

と、Uのスーツ姿がお披露目に………

国王「様になっているじゃないか。」

レナ「ほう、意外にもU殿にピッタリだ。」

U「僕は恥ずかしいけどね………」

と、恥ずかしさのあまり顔を真っ赤にするU。するとエメリスはUのスーツ姿を見て………

エメリス「カッコ良い………」

と、見とれていた。

U「そ、そりゃどうも………」

エメリスの反応に困惑するUであった………

To be continued………




次回予告
Uは、エメリスの護衛と彼女の相談役になる事に。Uはエメリスに冒険していた理由を質問され………?
次回「旅の理由」


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第30話 旅の理由

前回までのあらすじ
Uはエメリスの願いを叶える依頼を受ける事になった。Uはスーツ姿に着替えることになり………


エメリス「来て………」

U「ちょっ、ちょっと………!」

Uはエメリスに手を引っ張られ、エメリスの部屋に連れていかれた。

U「て、展開が速すぎて着いて行けない………」

Uは混乱していると、エメリスは部屋の鍵をかけ………

エメリス「………教えて。Uはどうして旅をしてきたの?」

U「そ、そこから!?」

エメリス「………教えて。」

Uは教える以外に道が無い事を悟ったのか、溜息をつき………

U「………驚かないって約束出来るか?」

Uはそう聞くと、エメリスはこくりと頷く。

U「………じゃあ、言うよ………今の僕はね、世界を1つに融合させて、滅ぼそうとしている敵から僕の奪われた力と大切な人を取り戻す為に旅をしている。」

エメリス「………大切な人?」

U「………ああ。僕の奥さんさ。」

エメリス「奥さん………という事はUは既婚者………なの?」

U「………まあ、そうなる。」

エメリス「………どんな人?」

U「………綺麗で………家事が得意で………魔法使いで………面倒みがよくて………甘えん坊で………僕を守ってくれる………」

Uが春香の事を挙げていくと、目に涙を貯めていた。

エメリス「………U?、なんで泣いてるの………?」

U「え………?」

Uはボロボロと落ちていく涙に気付くと、涙を拭き取り………

U「………寂しいんだよ。もうずっと会えてない。でも、僕は絶対に取り戻したいから旅をしていたんだ。」

エメリス「………何か写真とかは無いの?」

U「………写真ならある。」

Uはそう言うと、スーツの中にひっそりと着ていたいつもの服の懐にしまっていた写真を取りだす。

エメリス「あ、暑くないの………?」

U「………大したことは無いよ。それより、これが写真だ。」

Uが見せたのは、いつもの格好をしていた春香の写真だった。

エメリス「………白髪に緑色の目………そして綺麗な人………」

と、見とれていた。

U「そう言えば、その人の名前をまだ言ってなかったな。名前は、白宮春香って言うんだ。」

エメリス「白宮春香………さん?」

U「………うん。綺麗だろ?」

エメリス「………うん。」

U「もうかれこれ30年以上の付き合いになるのかな………でも信じられないだろ?、今も若々しいんだぜ?、元々僕と同じで寿命が長い人だからねえ………」

エメリス「………Uは幸せ者だね………こんな綺麗な人がいるんだから………」

U「………ああ、そうだな………」

Uはまたしても、目に涙を貯めながらそう答えるのだった………

To be continued………




次回予告
エメリスの提案で、U達は、城の裏山にピクニックに行く事に。だが、忍び寄る影はUを狙っており………
次回「裏山のピクニック」


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第31話 裏山のピクニック

前回までのあらすじ
ヴァレン国の姫、エメリスがUを自室に連れ込み、Uの度の理由について問いただす。Uはその理由を説明し、エメリスはUを幸せ者だと言う………


翌日、城の裏山………

エメリス「〜♪」

エメリスは鼻歌を歌いながら山を登っていた。その後ろにいるUとミリンがリュックを背負いながら同じくらいの速度で歩いていた………

U「………どうして急にピクニックに行く事になったんだよ………」

ミリン「姫様の御提案です。でもどうして急に御提案なされたのかまでは私にも分かりません。」

U「そうか………というかレナはどうしたんだ?」

ミリン「レナファレスト様は、新たな不死生物の鎮圧に向かいましたわ。貴方のカードもあるので大丈夫だと思われますが………」

U「………アンタは行かなくてよかったのか?」

ミリン「ええ。私はレナファレスト様直々の命令で、姫様をお守りしなければなりませんので。」

U「そうか………そういえばさ、エメリスが記憶喪失になった理由を知ってるか?」

ミリン「姫様が記憶喪失になった理由ですか………実は1年程前に、城に不死生物が攻め込んで来たのです。姫様は敵の攻撃で頭を強く強打なされてしまいまして………幸い敵は間一髪駆けつけなさったレナファレスト様が倒されたのですが、姫様は頭を強く打ち付けたショックで記憶を失ってしまったのでは無いかと、医者の診断で出ました。」

U「頭の強打………そりゃ痛いよね………」

ミリン「そして記憶喪失になってしまった影響で他人と接する事も減ってしまいました。姫様は国王陛下と私以外には口すら開きませんでしたが、まさか貴方が口を開かせる原因になるとは………」

U「………ねえ、エメリスは星切とどんな関係だったの?」

ミリン「………星切零様は、エメリス様と婚約を結んでおられました。」

U「え、ええ!?」

ミリン「………しかし、星切零様………つまり貴方様は4年前のあの日に突如として失踪してしまい………結婚式の日にエメリス様の前に現れる事はありませんでした。国王陛下は星切零様が失踪なされた事を知ってから、他の婚約者との話を持ちかけていましたが、姫様は首を縦に振らなかったのです………」

U「………エメリスは星切の事を………」

Uは自身の胸に手を当ててそう呟いた………

 

一方、メテオは………

メテオ「………良いか、ジェミニ。お前は今単独で行動しているUを倒せ。お前の能力ならばUを倒す事など容易い事だろう。」

ジェミニ「………仰せのままに。」

ジェミニはそう言って姿を消した。

メテオ「ジェミニの力は凶悪無比な力。その理由はスピリットであるが故………か。」

と、メテオの方も、Uの抹殺に動いていた………

To be continued………




次回予告
裏山の頂上に着き、弁当を食べようと準備をしていたU達。だが、そこに現れたジェミニの分身能力に翻弄され、Uはジェミニの強大な一撃を腹に受けてしまう………
次回「人型分身悪霊ジェミニ」


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第32話 人型分身悪霊ジェミニ

前回までのあらすじ
エメリスの提案で、Uとエメリスとミリンの3人で、城の裏山を登ることになった。だが、それと同時にメテオも部下をUの元へ派遣する………


頂上………

U「………へぇー、頂上の眺めはいいもんだな………高度の低いところが小さく見えるけど。」

ミリン「姫様のお気に入りの場所なんです。ここだけは記憶喪失になってもなお、姫様はお気に入りの場所だとおっしゃっていました。」

U「お気に入りの場所かぁ………」

Uはエメリスのお気に入りという言葉に頷いていた。

エメリス「U〜、ミリン〜、お弁当食べましょう〜」

ミリン「姫様も感情豊かになって来ましたねぇ………」

ミリンは嬉しく思っていた。しかし………

U「………さっきから嫌な気配を感じる。」

Uは何か気配を感じていた。その予感通り、エメリスの後ろから微笑んでいる顔をした、ちょっと変な悪霊が飛んできた。

U「危ない!!」

Uは着ていたスーツを脱ぎ捨てる。スーツの中に着ていたいつもの服か見えると、Uは走り、エメリスを抱えると、悪霊の攻撃をジャンプでかわし、ミリンの方に着地する。Uはエメリスを降ろすと………

U「エメリスを頼む!」

Uはセイバーを手にし、悪霊に攻撃する。だが、悪霊に攻撃が当たらない。

U「速い………!」

Uは悪霊のスピードに翻弄される。

U「(くっ………相手はスピード型、ならオメガツヴァイで確実に………!)」

と、オメガドライバーⅡを取り出すが………

ミリン「U様!!、後ろです!」

U「え………?」

Uは反射的に後ろを向いた。すると、不気味に微笑んでいる表情以外、全く同じ悪霊がいた。Uは後ろをもう一度向くと、やはり、先程攻撃していた悪霊だった。

U「敵が2体………!?」

Uは困惑する。その時、不気味に微笑んでいる方の悪霊が、Uの腹を殴った。

U「がはあっ!?」

Uはこの不意打ちに、ベルトを落としてしまう。悪霊は攻撃を止めず、Uの腹を殴り続けた。

U「がはあっ!、あぐうっ!」

Uは何とか反撃をしてみようと、セイバーを持つ右手を動かすが、もう一体に右腕を掴まれ、更に羽交い締めにされてしまい、Uを殴り放題の状態にしてしまった。何度目かの腹への一撃で、Uはとうとう血を吐いてしまった。

U「げほっ、げほっ!」

更に悪霊からの攻撃は、Uの頬に変わり、Uの頬に痣を浮かばせていく………

ミリン「U様!!」

ミリンは持っていた拳銃で悪霊を攻撃。悪霊はダメージを受けた時に、Uへの羽交い締めを解き、距離を取った。Uは膝から崩れ落ちる。

U「けほっ、けほっ!」

Uは腹を押さえて蹲る。悪霊は2体同時に並ぶ。

U「お前達………誰だ………?」

Uは何とか出せた声で問う。すると、変に微笑んでいる方の悪霊が………

ジェミニ「………私は人型分身悪霊ジェミニ。この不気味な笑顔をしているのは、私の分身だ。」

と、自らを名乗ったのだった………

To be continued………




次回予告
Uはジェミニの攻撃にまたも翻弄されてしまう。だが、これを見ていたエメリスの静かな怒りが爆発しようとしていた………
次回「エメリスの怒り」


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第33話 エメリスの怒り

前回までのあらすじ
U達は城の裏山の頂上に登ったが、そこにUを狙う悪霊が現れ、Uを圧倒する………


U「ジェミニ………?」

ジェミニ「………人間界には88の星座というものがある。その星座の1つにジェミニ………双子座があるのだ。」

U「そうか………双子のような分身悪霊………それがお前の名前の由来か………!」

ジェミニ「………ご明察。そして私は死なない。」

U「お前………スピリットとかいう悪霊か………!」

ジェミニ「そうだ。そして、メテオ様が警戒されている男Uよ。お前には私を倒す事は不可能だ。何故なら………」

ジェミニが語っている途中、ジェミニの分身が蹲っているUの髪を乱暴に掴む。

U「あぐっ!」

Uを強制的に立たせると、Uの腕を後ろ側に掴んで拘束する。

U「(し、しまった………!)」

ジェミニ「………理由が2つあるからだ。1つはお前は我が分身に、お前の身体的に1番の弱点とも言える腹部への連続打撃によって、体力を大幅に失っている。そしてもう1つは………我が分身がいるからだ………!」

ジェミニはUの腹を殴る。

U「がはあっ!?」

Uは口から血を吐く。

ジェミニ「苦しいだろう?、それもそのはずだ。私はお前が死なず、尚且つお前が死ぬ程痛いダメージが来るように調節したのだから。」

Uはジェミニのこの言葉に強く絶望する。

U「(ダメ………だ………僕だけじゃ勝てない………でも、諦めちゃダメだ………じゃないと春香が………!)」

朦朧とする意識の中、Uは勝ち目が無いことを予感しつつも、諦める事が出来ない事に苦悩していた。そしてUの目には涙が溜まる………

ジェミニ「涙か………お前は強いのか弱いのか分からない男だ。だが、私の仕事は例え弱者だろうと全力で獲物を殺す事だ………悪く思うな、Uよ………」

ジェミニは拳に力を集め、U目掛けて拳を突き出した………しかし、突如としてUの周りを光の壁が覆い、ジェミニの攻撃は光の壁に阻まれ、Uの腕を拘束していたジェミニの分身は大きく吹き飛び、Uはその場に倒れた。

ジェミニ「な、何だと………?」

ジェミニは驚いた。これをエメリスと共に見ていたミリンは………

ミリン「あれは………完全光壁魔法{パーフェクトライトシールド}………!?、記憶喪失以前の姫様の得意魔法が何故U様の周りに………!?」

と、Uを守った防御魔法が突然現れた事に驚いていた様子だった。

ジェミニ「な、何だこの魔法力は………?」

ジェミニは強大な魔法力を感じ取っていた。魔法力を放っていた主はエメリスだった。

エメリス「Uを一方的に傷付けるなんて………許さない………!!」

と、怒りを覚えているエメリスだった………

To be continued………




次回予告
エメリスは強大な魔法を使い、ジェミニの分身を消滅させる。一体になってしまったジェミニに、満身創痍に近いUが残る力を振り絞って攻撃する………
次回「分身を消す光」


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第34話 分身を消す光

前回までのあらすじ
Uは一方的に攻撃され、追い詰められる。だが、怒りを覚えたエメリスの魔法がジェミニを驚かせる………


ジェミニ「まさか、そんな小娘にそのような力が………!?」

エメリスの力に驚くジェミニ。エメリスは両手に光の魔力を集める………

エメリス「光を司りし神よ。今目の前にいる幻惑を消し去りたまえ………{アンデッドライト}!」

エメリスの手から、目を開く事が出来ない強い光が放たれ、これにはジェミニも目を閉じる。少しするとジェミニは目を開く………

ジェミニ「………発光魔法………熱エネルギーを感知しないという事はただの発光魔法………何………!?」

と、ジェミニは言葉の途中で異変に気付いた。なんと、ジェミニの分身が消えてしまっていた。

ジェミニ「………我が分身が消えている………だと………?」

U「………そうか………これは分身消滅呪文か………!」

Uは腹を押さえながらフラフラと立ち上がる。

ミリン「U様!、無理は行けません!!」

U「………今の僕はエメリスを守る事が仕事だ………!、僕が寝てるなんて………そんなの嫌なんだ………!」

セイバーを杖代わりに何とか立っていたU。既に満身創痍の中、Uはジェミニに目を向けていた。

ジェミニ「………お前に私を倒す体力が残されているとでもいうのか?」

U「………やってやるよ………僕の残る力全てを使って………お前に勝つ!!」

Uはセイバーを引き抜き、構える………

U「行くよ………!」

Uは残る力を振り絞って、全力疾走する。

ジェミニ「無謀な事を………!」

ジェミニは右手に集めた光のエネルギーを集める。Uはそれを目にすると、セイバーを投げ捨て、左腕にブレイブナイトの装備を出現させ、ブレイブのカードを装填する。

Brave

ジェミニの攻撃が同時に放たれるが、Uの左手に阻まれる。その左手はブレイブナイトに変身した時に現れる鎧のものであった。

U「変身!!」

Uは剣を抜刀し、ジェミニの身体に突き刺す。

ジェミニ「ぐあああ!!」

ジェミニは血を流す。しかし、それでもまだジェミニは足掻こうとしていた。

U「あと一撃………!!」

Uはキックをぶつける。Uの得意のスピードが殺されるブレイブナイトだが、Uのブレイブソードで大ダメージを受けていたジェミニには回避出来ず、Uのキックをまともに受けて爆発し、倒れた。Uはブランクカードを投げ、ジェミニを封印。カードはGemini(ジェミニ)と書かれたカードに変わり、Uの手に戻る。

U「Gemini………コイツは使えるかもしれないね………」

Uはそう言うと、身体の疲労が限界を迎え、倒れた。倒れた直後に、Uの変身が解除され、Uは気絶していた。

エメリス「U………!!」

エメリスはUに駆け寄り、彼の身体を強く抱き締めるのだった………

To be continued………




次回予告
1週間後、Uのダメージはミリンの手当で無事回復した。Uは1週間の滞在と、かなり時間を使ってしまったと思い、旅に戻ろうとするが………
次回「エメリスの思い」


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第35話 エメリスの思い

前回までのあらすじ
エメリスの力が、ジェミニの分身を消した。Uは満身創痍に近い中、持てる力を全て振り絞って無事ジェミニを封印する事に成功する………


7日後、ヴァレン国の城………

Uはジェミニとの戦いの後に、ミリンの手当を受け、7日間の療養でダメージは回復した。

U「………ミリンには感謝しなきゃな。」

Uは現在の荷物を纏めていて、その中にはUの現在持っているカード4枚もあった。

U「………カードが極端すぎるな………あのジェミニだって偶然、僕の攻撃に対しての防御力が無かったからどうにかなったけど………やっぱり、美咲達のようなコンボが必要なのかな………?」

Uは4枚のカードを見るが………

U「どいつもこいつもコンボにはならなそうだな………まず、1枚は変身用だし、更に2枚は召喚用だし………やっぱり、借りるしかないのかねえ………」

とUは、ブレイブナイトの課題を考えていた。だが、考えている間も時間は進んでいる事を時計で思い知らされ………

U「………あれから7日経っている………もうここに留まる時間はあまり残されていないのか………」

Uは荷物をまとめ終えると、部屋を出ようとするが、扉を開けると目の前にはエメリスがいた。

U「え、エメリス………」

エメリス「………どこ行くの?」

エメリスはUの様子を怪しく思っていた。

U「………ちょっと御手洗に〜」

エメリス「………嘘つき。本当は冒険しに行くんじゃないの?、前言ってた春香さん………って人を助ける為に………」

U「(………バレた。)」

と、自分の目的を当てられてしまったので、Uは観念して………

U「………うん。その通りだよ。」

エメリス「………なんで黙って行こうとしたの?」

U「………言ったら心配されると思った。」

エメリス「確かに心配するけど………U、この間の戦いでボロボロになったのに………1人で行かせられないよ!!」

と、以前のエメリスが見せなかった感情が強く現れる。

U「………驚いたな。記憶喪失のエメリスが、僕に感情をぶつけてくれるなんて………」

エメリス「………記憶喪失と言っても………私は1人の人間だもの………感情くらいあるわよ!!」

U「そうか………エメリス、君の感情には本当に驚いた。でもね、僕は春香を助けたい。例え自分が死んだとしても………彼女には生きてもらいたい。世界を滅ぼす野望を持つ奴等に………振り回されるべき人じゃない。」

Uはそう言うと、部屋を出る………しかし、エメリスに腕を捕まれ………

エメリス「………ちょっと待って。」

U「………?」

Uはエメリスの部屋の前に連れられ、エメリスはUを部屋の前に連れて行くと………

エメリス「ここで待ってて………!」

エメリスはそう言うと、部屋に入る。それから3分後………

エメリス「お待たせ!」

エメリスは扉を開ける。エメリスの服はお姫様の服ではなく、冒険者の服だった。どうやら着替えてきた様子だった。

U「………え、エメリス?」

困惑するU。すると、エメリスはUに………

エメリス「お願い!、私を連れて行って!!」

U「え、ええ!?」

と告げた。Uは更に困惑する………

To be continued………




次回予告
ヴァレンの王はエメリスの旅立ちに猛反対。Uもあまり連れて行きたくは無かったが、レナファレスト、ミリンの後押しで、エメリスを守る代わりに連れて行かせてもらえないか頼む………
次回「新たなる仲間との旅立ち」


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第36話 新たなる仲間との旅立ち

前回までのあらすじ
ジェミニとの戦いから7日。ダメージが回復したUは、冒険に戻ろうと思っていた。しかし、エメリスはUについていこうとして………!?


玉座の間………

エメリス「………だから、私も行きたいの!!」

国王「ならぬならぬ!、エメリス、お前は姫なのじゃぞ!?、それに………エメリスに旅など向かなすぎる!!」

U「(………僕もそう思う。)」

と、提案したのはUではないので、Uも反対派だった。すると………

レナ「レナファレスト、ただいま帰還しました。」

レナファレストが悪霊退治から帰ってきた。

レナ「………U殿、これは何の騒ぎだ?」

U「………僕はそろそろ旅に戻ろうと思っていたんだけど、その旅について行くとか言い出して………国王と揉めてるよ。」

レナ「そうか………」

U「………難し過ぎて分からないよ。」

レナ「………何がだ?」

U「………王族の親子喧嘩、見た事ないから。」

レナ「………そうだったか………でも、私は陛下も過保護過ぎるのでは無いかと思う。」

U「意外だ。てっきり国王の味方するもんだと思っていたよ。」

レナ「………姫様の意見も尊重すべきだからな………ミリン、お前はどう思っている?」

ミリン「はっ、私はレナファレスト様と同じ意見でございます。」

U「………本当に意外だ。」

Uはそう言うと、エメリスの前に立ち………

U「………国王、外部の分際で言うのはダメだと分かっているが………エメリスを旅に出させても良いのでは無いかと思う。」

国王「………危険過ぎる。第一、誰がエメリスを守れる?」

U「僕だ。僕が守る。必ずエメリスをこの城に連れ帰ると………約束する。」

国王「命に替えてもか?」

U「ああ。」

2人は睨み合う。すると、レナファレストとミリンが………

レナ「私からもお願いします。この男、U殿は誰かを守れる力がある。彼の強さからそれがうかがえます。」

ミリン「私も、レナファレスト様と同意見でございます。」

と、Uを後押しする発言をした。

国王「………良いだろう。レナファレスト、ミリンよ、お前達も同行せよ。」

レナ「お、お言葉ですが、私達まで同行すれば国は手薄に………!」

国王「大丈夫だ。我々もしばらくはお前達抜きで耐えてみせる。U殿のように、たった1人でも戦う事が出来る戦士を………また見てしまったからな………」

U「………星切の事か?」

国王「………そうだな。」

国王は立ち上がると………

国王「エメリスを頼む。」

と、エメリスをUに託した………

 

城の外………

Uとエメリスはバイクに、レナファレストとミリンは馬に乗っていた。

U「いいのか?、レナやミリンの馬に乗らなくて?」

エメリス「………Uの馬の方が頼もしそうだもん。」

U「これは、バイクって言うんだ。それに僕はコイツで結構飛ばすから………振り落とされないようにしっかり捕まってるんだぞ!!」

Uはバイクを起動させ、勢い良く飛ばした。

エメリス「は、速いよ〜〜!!」

U「………じきに慣れるさ。」

2人はあっという間に進んで行く。

ミリン「お速いですわね、U様達………」

レナ「私達も行こう。」

ミリン「はっ!」

2人は、U達に追いつく為に、馬を駆るのだった………

To be continued………




次回予告
一方、先行していたあずさ、美咲達。だが、そんな彼女達の方は、世界の融合で新たな世界が現れていた。その世界は春香の世界で………?
次回「春香の世界」


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第4章 春香の世界
第37話 春香の世界


前回までのあらすじ
Uの説得で、エメリスはレナファレスト、ミリンを加えた3人でUの旅に同行する事に。U達はそれぞれバイクや馬で先行しているあずさや美咲を追いかける事に………


一方、U達がヴァレン国を旅立った時と同じ頃………

 

美咲「………一体いつまで歩かなければならないんですかね………?」

天風「ちくしょー、こんな事なら断ればよかったぜ………まさか8日も歩かされる事になるとは思わなかったぜ………」

あずさ「まあまあ、ここまで来たら歩くしか無いですよ、U君が来るのを信じて………」

天風「そ、そうだけどさ………俺、まさか女の子10人を引き連れて歩く日が来るとは思わなかったぜ………Uは仲の良い女の子が沢山いて羨ま………ゲフンゲフン。」

と、少し関係無い話がでてきたが、幻想郷を目指して11人は歩き続けていた。すると、突如として辺りが揺れ出す………

天風「な、何だ!?」

あずさ「世界の融合ですよ………」

天風「ど、どういう事だよ………!?」

美咲「世界が繋がってしまうんです………Uさんの話によるとメテオって言う人物のせいで………」

天風「………Uが旅をしている理由はこれか………?」

すると、世界はファンタジー世界のような世界に変わった。

あかり「綺麗な世界………」

由香「そうですね………」

ほのか「な、なんかゲームで見た事あるような世界だ………」

鈴香「………近くに小さな村があるわ………」

明日香「………情報収集をするのね!」

のぞみ「そうね。ここで何か手がかりを掴めればいいのだけれど………」

と、あずさ達は近くの村に寄る事に………

 

近くの村に入ってすぐの看板には、白宮家の事について書かれた記事があった。

「白宮の当主様、新魔法を開発する。」

と、この村の当主に当たる白宮夏香についての記事が書かれていた。

美咲「白宮………春香さんと同じ苗字ですね………」

と美咲が言うと、通りがかった村人が………

村人「白宮のお嬢様に興味があるのか?、でも、白宮のお嬢様がUって男と結婚してからこの村に帰ってきたのは1年前だけだったかな………」

あずさ「U君と結婚した人………って事だから春香さんの事ね………という事はここは………?」

美咲「春香さんの世界………って事になるのかな………?」

そう、この世界は白宮春香の世界。Uが過去に2度訪れた世界が、世界の融合の影響で、Uの世界と繋がったようだった。

美咲「あの、えと………白宮の当主様ってどこにいらっしゃるんですか?」

村人「ああ、白宮の当主様なら、あの豪華なお屋敷にいらっしゃるよ。」

美咲「あのお屋敷に………?」

春香の世界にやってきたあずさ達。彼女達はUの居ない中、どんな旅をする事になるのか………?

To be continued………




次回予告
白宮家の屋敷に向かったあずさ達。そこの庭で、彼女達は春香の妹と出会う事に………
次回「春香の妹」


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第38話 春香の妹

前回までのあらすじ
Uとは別行動中のあずさ達は、世界の融合で新たな世界が現れる。その世界はなんとUにも縁のある、春香の世界で………


あずさ達は、春香の住んでいた豪邸に向かった。

あずさ「………大きい屋敷ね………近づいていくにつれて、私達が豆粒に思えてくる程に………」

美咲「あれ?、あそこに人が………?」

と、庭で魔法の修行をしている女性がいた。

??「………風の力を操りし精霊よ。今、強くあらゆるものを吹き飛ばす嵐となれ………{ストーム}!」

と、風を司る真空魔法を使い、近くに立っていた練習用の人型の的がぶっ飛んでいった。それを見ていたあずさ達は唖然としていた。

鈴香「なんて強力な風の力………!」

あずさ「私達と比べても凄い魔法の力………」

天風「そ、それに美人な人だな………あんな美人見た事ねえ………」

10人「はぁ?」

天風の言葉に、あずさ達が天風を睨む。天風は………

天風「あ、いや………だって皆ロリ………」

ほのか「うるせぇ!!」

ほのかは天風を殴る。さらに立て続けに伊吹が天風を殴る。

伊吹「デリカシーの無い野郎だな!!」

明日香「………あの超絶謎人間のUにすら言われた事ないんだけど………最低ね、全く。」

ほかの8人は、天風をまるでゴミを見るような目で見つめる………

天風「見るな………そんな目で俺を見るな!!」

と、余計な言葉のせいで、10人を敵に回した天風。だがそんないさこさをしていると………

??「あの………何か用なのかな?」

と、女性の方から話しかけてきた。あずさ達は我に返り………

あずさ「あ、あの………ここの白宮の当主様に会いに来たんですけど………」

??「………お婆ちゃんに何か用があるの?」

美咲「あの………私達、たまたまこの村によりまして、ここの当主様が春香さんと関係のある人だと知ったので………」

??「お姉ちゃんを知ってるの………?」

のぞみ「………ええ、Uから聞いているわ。」

??「お兄ちゃんとも知り合いなの!?」

明日香「お兄ちゃん………?」

??「私がお姉ちゃんの旦那さんをそう呼んでいるだけ。 」

天風「あの………貴女の名前を教えていただけないでしょうか?、私は神野天風、Uの友人でしがない旅人です。」

と、女性の手を優しく掴んで自己紹介をした。

明日香「うわー、あからさま過ぎて引くわー」

明日香は呆れた目をする。

??「あ、どうも………私、白宮冬香。魔法使いの一族、白宮家の次女なの。」

美咲「春香さんの妹………?」

鈴香「………そう言えば、貴女は今、魔法を使った。貴女は魔法使いなの………?」

冬香「そうなの。と言っても、お姉ちゃんと比べるとまだまだなんだけどね。」

天風「さっきの魔法、私の目からはとても素晴らしいと思ったんですけど………」

冬香「………お姉ちゃんの方が何十………何百倍も凄いよ………」

春香の妹である白宮冬香。あずさ達から見れば、彼女は凄い大人かもしれない。そして彼女に惚れる者も………?

To be continued………

 




次回予告
冬香の案内で、白宮の当主に会う事に。当主は、あずさ達がUの仲間と知り………?
次回「白宮の当主」


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第39話 白宮の当主

前回までのあらすじ
白宮家の屋敷に向かったあずさ達。彼女達はそこで、白宮春香の妹、冬香と出会う………


あずさ達は冬香の案内で、屋敷の中に入る事が出来た………

あずさ「………そう言えばお聞きしたい事があるんですが………」

冬香「どうしたの?」

あずさ「ここの当主様って、どんな人なんですか?」

冬香「………怖い人だよ。私もお姉ちゃんも怯える程にね………堂々と出来たのはお兄ちゃんだけだった。まあ、ぶつからなかったとはいえ、戦いになった時は驚いたよ………」

美咲「師匠って………凄い人ですね。」

冬香「………お兄ちゃんは、凄いの一言で片付ける事が出来ないの。それに、急に泣き出したり、かと思えば真面目な事を言い出したり………逆に読めない人だったよ………命知らずなのか、それともどんな逆境にも立ち向かえる人なのか………」

のぞみ「………Uは読めない人物と言う、貴女の考察は間違っていないと思います。私にも、あの男の真意はまるで分かりません。多分、彼の思考を理解しているのは………」

冬香「………私の知る限りじゃ、お姉ちゃんくらいじゃないかな。お兄ちゃんの事を何でも知ってそうだったし………って、着いたわ。」

と、冬香の案内で着いたのは、当主の部屋だった。冬香はドアをノックし………

冬香「………お婆ちゃん、入るよ。」

と、ドアを開ける。そこには、木の揺り椅子に座る老母の姿があった。

夏香「………冬香よ、その少女達とあと一人の男は誰だ?」

冬香「………聞けば、お兄ちゃんの仲間なんですって。」

夏香「Uの………?、娘達よ、詳しく話を聞かせろ。」

美咲「ひゃ、ひゃい!(い、威圧が凄いよ………)」

と、のぞみ、レイ以外の者達は全員怯えていた。だが、あずさや美咲達は、なんとか、自分達の事と、Uとの関連性についてを説明をする………

 

一方、メテオに捕らわれた春香は、もう何週間と過ぎているにも関わらず、牢の中で諦めず、気丈に振舞っていた。そして、そこへいつも通りメルがやってくる………

メル「………アンタの大事な大事な旦那様が、ジェミニ様を封印したと聞いたわ。」

春香「………やっぱりUさんは強いわ。貴女達とは全然違う………」

メル「………仲間の方を潰す為の人物は既に送っているけれど………またUに妨害される恐れがあるわ………そこで………」

メルは春香の髪を乱暴に掴み………

メル「………アンタを利用させてもらうわ………!」

と、メルは何やら春香に魔術をかけた。

春香「あ………ああ………!?」

春香の目から輝きが消えた………

 

春香の世界を行くあずさ達。何かを企んでいるメテオ側。Uのいない中で、いくつかの話が進んでいた………

To be continued………




次回予告
夏香は、あずさ達の話を聞き、これを信じる。そして、新たな人物達が、白宮の屋敷を訪問する………
次回「Uと春香の盟友達」


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第40話 Uと春香の盟友達

前回までのあらすじ
冬香の案内で、白宮の当主、夏香と出会う。彼女はあずさ達がUの仲間である事を聞き、詳しい説明を求める。一方、メテオの方は春香を使って何かを企んでおり………?


美咲「………という訳なんです。」

………視点は再びあずさ達。美咲は、夏香に自分達の事、そしてUと共に戦っていた事情を説明した。

夏香「そうか………春香が捕らわれてしまったのか。Uの方は春香を取り戻す為に、Uと春香が住む世界を目指しているという訳か。それにしても………」

夏香は近くに置いてあった林檎を手にし、魔法で6等分する。

夏香「………意外だ。まさか他の世界とやらまで救うとは………私も正直に驚いた。それに、Uがお主らに大きな影響を及ぼした………それもまた事実………信じる他あるまい。」

冬香「お婆ちゃん、珍しいね。見ず知らずの人の話を信じるなんて………」

夏香「………あの男は何をしでかすか分からない男。私にも読めんよ、あの男の心は。だが、今頃春香を泣かせているかもしれんな………次に会った時は制裁をしてやられば………」

夏香は近くに置いてあった杖を引き抜き、真横に投げる。約3m離れた所にあるみかんの中心にピンボイントで貫通した。

あずさ「ええ………!?」

あずさ達は、夏香の恐ろしさを改めて痛感させられる………すると夏香は………

夏香「………冬香、お客様が来たようだ。出迎えてやれ。」

冬香「はーい。」

冬香は夏香の部屋を出た。どうやら誰か来たようである。

夏香「………すまないが、そこの子、私の杖を持ってきてくれないか。」

と、あずさを指差す。

あずさ「は、はい!」

あずさは震えながら杖を取りに行った。

のぞみ「(………いつもならあずさを怯えさせる事を防ごうとはするけれど………今回ばかりは………)」

と、のぞみも夏香の威厳を感じ取り、何も出来なかった。あずさは杖を持ってくる。

あずさ「ど、どうぞ………!」

夏香「助かった。コイツが無いとまともに歩く事も出来なくなるのでな………」

あずさ「あの………失礼ですが、おばあ様はとても強い魔力を持つお方なのでしょうか………?」

夏香「………確かにこの村では1番を自負しても誰も文句は言わない程の魔力は持ち合わせているが………孫娘の春香にはもう敵わないだろう。あの子は私なんかよりずっと強い魔法使いだ。それに礼儀正しく心優しい。お主達も会ってみればわかるであろう。Uがあの子を愛する理由を………」

あずさ「………はい。」

そんな会話をしていると、再びノックがしてドアが開く。そこからは冬香と………

冬香「お婆ちゃん、ソフィーさんとガイアさんが来たよー」

ソフィー「失礼致します。」

ガイア「お久しぶりです、夏香殿。」

入って来たのは、Uと春香と共に2度戦った盟友、ソフィー・アルナとガイア・ストロングだった………

To be continued………




次回予告
ソフィーとガイアは、あずさ達を見て首を傾げる。あずさ達は事情を説明し、自分達もUの仲間である事を告げる………
次回「Uに関わった仲間達」


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第41話 Uに関わった仲間達

前回までのあらすじ
あずさ達の話を聞いた夏香は事情を把握。そしてそこへ、ソフィーとガイアが訪ねてきて………?


ソフィー「………なんか女の子がいっぱいなんだけど………」

ガイア「………男性も1人いらっしゃるようだ。」

あずさ「あの………冬香さん、この方達は?」

冬香「………かつてお兄ちゃん達と旅をした仲間だよ。」

美咲「………私達と同じ………」

ソフィー「………ねえ、冬香ちゃん。この子達ってUの浮気候補かなんか?」

ソフィーのこの一言で、少女の大半が顔を真っ赤にする。

あずさ「た、確かにU君の事は好きと言われればまあ………って感じだけど………」

美咲「で、でも師匠には春香さんって素晴らしい人がいるんじゃ………?」

明日香「Uとかお断りなんだけど!!」

ほのか「私もだよ!」

伊吹「こればっかりは同感だよ………」

由香「私は別にUさんと浮気はちょっと………」

あかり「U君と許されざる浮気………はあ………♪」

………なんか若干1名浮気候補の言葉で浮かれる人がいるが………

鈴香「………Uと浮気は有り得ない。」

のぞみ「………私もよ。確かにUはいい人物ではあるけれど………」

レイ「そうね………」

と、3人は冷静だった。それを見た天風は………

天風「………Uの野郎、大量の人物にモテやがって………羨ましいぜ、コンチクショー!」

天風は地面に拳を打ち付けた。ガイアはそんな彼の肩を掴み………

ガイア「大丈夫だ、貴方にも素晴らしい恋があるはずだ。」

天風「………えっと、アンタは………」

ガイア「ガイア・ストロングだ。貴方の名は?」

天風「………神野天風。よろしく、ガイアさんよ。」

ガイア「………天風殿には、私をさん付けするのは似合わない。気軽に呼び捨てで構わない。」

天風「………なら、そうさせてもらうぜ、ガイア。」

ガイア「………うむ。」

冬香「ソフィーさんってば、そんなわけないでしょう………?」

ソフィー「………ふーん。ならいいけど。Uは?」

美咲「………絶賛別行動中です。」

ソフィー「………はあ?」

あずさ「話すと長くなるんですけど………」

あずさはソフィーに事情を説明する。

ソフィー「ふーん。浮気?」

冬香「何でもかんでも浮気を疑うのは洒落にならないんですけど………」

ソフィー「冗談よ、冗談。つまり、UはUで旅をしている訳ね。」

天風「でもアイツ、ヴァレンで何をやってるんだか………」

美咲「本当に来てくれるんでしょうか………師匠。」

ソフィー「し、師匠………?、あ、アイツ弟子取ってたの………?」

美咲「最も、追っかけですけど………」

ソフィー「そう………Uは約束を守る男よ。必ず来るわ………」

ソフィーは、美咲に希望を持たせる………

To be continued………




次回予告
白宮の外で、謎の事件が起きた。それは、瞬速で行動する謎の敵が起こしたものだった。あずさ達は、白宮家に被害が起きないように迎え撃とうとするが………?
次回「高速の敵」


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第42話 高速の敵

前回までのあらすじ
白宮家を訪ねてきたソフィーとガイア。話の内容は案外くだらないものだったが、それでもあずさ達は会話を交していた………


………同時期、町で荒らし事件が起きた。だが、この荒らしは犯人不明というよく分からない事件だった。それもそのはず、犯人は人間では到底有り得ない速度で、荒らしているからだ。主な被害は店や民家等、町のほぼ全域と見られる。そして、その魔の手は白宮家の屋敷にも………?

 

夏香「………魔の手が近い。」

それを最初に感じ取ったのは夏香だった。

あずさ「え………?」

夏香「………こっちに向かってくる。」

冬香「そんな、新たなモンスターが………?」

夏香「………そうでは無い。それに魔族の気配でも無い。という事は、この世界で未確認の存在だろう。」

美咲「………私達が止めます!」

美咲は部屋を走って出て行った。

あずさ「美咲ちゃん!?」

あずさは美咲の行動に驚いたが、大慌てで追いかけた。その影響で、少女達は追いかける。

ガイア「………ああ、最近の若い人達は行動的なんですな………」

ソフィー「私達も行くわよ、ガイア。あの子達だけじゃ危なかっしいし………」

ガイア「分かっている。天風殿も同行なさるか?」

天風「ああ。女の子達の前でカッコイイところ見せてえしな。」

天風はソフィー、ガイアと共にあずさ達を追いかけた。

冬香「………お婆ちゃんは行かないの?」

夏香「必要無い。それに………この家に向かって覚えのある気配を察知したからな。」

冬香「それって………まさか!?」

夏香「………そうだ。」

 

白宮家の庭………

美咲「はあっ、はあっ………」

外に出た美咲は辺りを見回す。すると、風も吹いていないのに、あたりの草むらが強く揺れた。

美咲「………やっぱり何かいる………!」

美咲は巫女ラウザー・真を取りだし、カードを通す。

美咲「変身!」

Shining

美咲は弓を構え、見えない敵を探す。しかし、見えない敵は突如として美咲を攻撃し、美咲は大きく吹き飛んた。

美咲「きゃあああああ!!」

そこにあずさ達が追い付き………

レイ「美咲!!」

レイは巫女ラウザー・改を装着し、スイッチを押す。

レイ「変身!」

Darkness lightning

レイは剣を構え、敵が来るのを待つ。しかし、レイが構えても、敵の動きの方が速いのか、気がついた時にはレイも吹き飛ばされた。

レイ「うわあああ!」

レイは吹き飛ばされながらも何とか着地。

レイ「………一体何が私達に攻撃しているの………?」

のぞみ「まさか………」

のぞみは魔法使いの姿に変身すると、指を鳴らす。これにより、時が止まる。

のぞみ「………やはりそういう事だったのね。」

のぞみら再び時を動かした………見えない敵を羽交い締めにして………

レイ「………見えない敵の正体は………高速で動く………スピリット………!?」

なんと、相手は悪霊もといスピリット。しかも高速で動く厄介な相手だった。果たして、あずさ達は………?

To be continued………




次回予告
あずさ達や天風も加勢するが、やはり悪霊の高速攻撃に歯が立たない。だかそこへ、あの男が苦戦するあずさ達に追い付いた………
次回「仲間達の再開」


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第43話 仲間達の再開

前回までのあらすじ
白宮家に迫る魔の手。美咲やレイが立ち向かおうとするも、敵の動きが速くどうすることも出来ない。しかし、のぞみの時止めにより、その正体が高速で動く悪霊だと判明し………?


悪霊はあっさりとのぞみの羽交い締めを解き、のぞみを吹き飛ばす。のぞみは攻撃を食らう寸前で時止めで回避し、魔法による弾丸の攻撃を放つが、弾丸が悪霊を捉える事が出来ない。

のぞみ「速い………なら………!」

のぞみは再び時を止め、弾丸をかわせない条件を作った後、弾丸で攻撃。弾丸は悪霊に命中するが、殆ど効果が無かった。

のぞみ「効いていない………!?」

のぞみもこれには動揺する。

あずさ「私達も加勢しましょう!」

あずさ達魔法使い組も変身し、あずさとあかりは遠距離から攻撃するが、やはり悪霊を捉えられず、明日香と伊吹も接近による攻撃を試みるが、まずスピード負けしている為にどうしようも無い。2人は一方的に攻撃されてしまう。

明日香「は、速すぎる………!」

伊吹「ち、ちくしょう………!」

遂には膝を着いてしまう2人。

天風「速すぎて見えねえよ………てか、あの速さが見える奴なんているわけねえだろ………!」

ソフィー「………そうね、あそこまでの高速移動使いはそうそういない………その上、高い防御力も持っている………私達だけでは厳しいかしらね………」

天風「そんな!、そんな訳あるかよ!」

天風は剣を引き抜き、攻撃の為に接近する。しかし、悪霊の高速移動に為す術も無く、一方的に攻撃される。

天風「ダメだ………速すぎて俺じゃどうしようもねえ………!」

ガイア「やはりこれは厳しいか………?」

ソフィー「………いいえ、諦めるにはまだ速いわ。」

ガイア「ソフィー殿………?」

ソフィー「………遅いのよ。全く………いい所だけかっさらうのはアンタの専売特許みたいなものかもしれないけれどね………」

ガイア「ど、どうされたのだ、ソフィー殿!?」

ソフィーの言葉に困惑するガイア。だが、その疑問はすぐに解かれた。遠くから、何かが近づいて来る音がした。ガイアだけでなく、あずさ達もそれを聞き、音のする方を向く。すると、Uと後ろにエメリスが乗ったバイクが猛スピードで接近していた。

エメリス「きゃあああーーー!、目が回る〜!!」

U「もう少しだけ耐えてくれよ!」

Uはそう言うと、あずさ達の方に突っ込んで来た。

あずさ「ええ!?、ちょっ、ちょっとU君!?」

大慌てであずさ達は退避。猛スピードのバイクは偶然かそれとも意図的か悪霊に激突し、悪霊は盛大に吹っ飛んだ。

U「はあ。結構な長旅だったよ。」

Uはヘルメットを外し、バイクを降りる。エメリスは目を回していた。

天風「U………って、後ろに乗ってるの、もしかしてヴァレン国の姫様かよ!?」

と、大困惑する天風だった………

 

Uがやっとあずさ達と合流。果たして、彼が悪霊を倒してしまうのか………!?

To be continued………




次回予告
Uはブレイブナイトに変身。悪霊はスピードでUを倒そうとするが、ブレイブナイトの高い防御力とUの反射神経に追い詰められ、遂にUの3枚コンボが悪霊に襲いかかる………
次回「形勢逆転の騎士」


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第44話 形勢逆転の騎士

前回までのあらすじ
高速で動く悪霊相手に手も足も出ないあずさ達。だが、そこへUが駆け付けて来て………


U「待たせた。天風、エメリスを頼むよ。」

天風「もう名前で呼ぶ仲かよ………」

と、文句を言いながらも天風はエメリスを守る事に。

U「………さあ、反撃と行こうか。」

Uはブレイブソードとシールドを左手に出現させ、盾にカードを入れ、剣を抜刀する。

Brave

U「変身!」

Uはブレイブナイトへと変身し、悪霊に歩いて近付く。悪霊は猛スピードでUに接近して攻撃するが、Uの鎧にはビクともしなかった。驚く悪霊。Uはその隙に剣で攻撃する。

U「スピード型か。でも、攻撃力は大した事無さそうだ。」

悪霊は猛スピードで後ろに下がり、猛スピードで接近して攻撃したが、またしても攻撃はビクともしない。

U「………悪いけど、お前のようなスピードタイプは相手にし過ぎて対処方は把握してるんだ。

Uは悪霊を蹴り飛ばす。すると悪霊は高速移動でUの背後からの攻撃を試みる。しかし、Uは剣で自らの真後ろを防御。後ろ蹴りで悪霊を蹴り飛ばす。

U「………埒が明かない。」

と、簡単に倒れない悪霊を前に、思わずUもこの言葉を口にする。すると………?

鈴香「U………これを使って………!」

鈴香はUに向けてカードを投げる。そのカードはMachのカードだった。

美咲「じゃあ私も………!」

美咲もUに向けてKickのカードを投げる。Uはその2枚を受け取ると、自身のデッキケースからGeminiのカードを取りだし………

U「………有難く使わせてもらうよ!」

Uは剣を納刀。ラウザー部分に3枚のカードをスキャンする。

Kick、Mach、Gemini

3枚のカードの力が、Uの身体に取り込まれる。

Gemini sonic attack(ジェミニソニックアタック)

Uはマッハの力で擬似的ではあるがスピードの遅さというデメリットを解消し、ワイルドソニックアタックのようなきりもみキックを放つ。悪霊は回避して凌ごうとするが、Uの身体が分身し、分身した方のキックが悪霊に命中。本体は地面に着地後、すぐさまキックを放ち直し、悪霊に直撃させる。悪霊は大爆発を起こして倒れた。

U「………案外呆気無かったな。」

Uはブランクカードを投げ、悪霊を封印。悪霊はAxell(この表記は和製英語で、本当はAxelleratorだが、本作ではAxellと表記する。)となって、Uの手に戻る。

U「Axell………超速の理由はこういう訳か。」

Uは変身を解除し、美咲にKick、鈴香にMachのカードを返そうとする。

U「………貸してくれてありがとう。」

Uが渡す直前。レイがこんな事を言い出した。

レイ「………今回みたいに共有するよりも、予めコピーしてUに渡しておく方が効率がいいわ。」

と、Copyのカードを取り出してそう告げたのだった………

To be continued………




次回予告
Uは美咲達が持っているカードでコピー可能なカード全てをコピーして渡される。そんなやり取りをしていた彼等の前に彼女が現れるのだが………?
次回「目の前に現れた彼女」

カード解説
Gemini→使用者を分身させる。その分身は使用者の思いのままで、仮に片方が攻撃された場合は、攻撃された方が分身として消滅する。(20p)

コンボ解説
Gemini sonic attack→分身し、2人でキックを放つ。(100p)※ブレイブナイトはコンボである場合、他の巫女達の2倍の威力になる。


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第45話 目の前に現れた彼女

前回までのあらすじ
Uはブレイブナイトへと変身し、悪霊を一方的に圧倒。そして新コンボ、Gemini sonic attackで見事悪霊を撃破。封印に成功する………


レイ「………はい、どうぞ。」

Uは美咲達が持っているコピー可能なカードを全て渡され、Uはこれを手にする。

U「………何枚あるんだこれ?」

レイ「分からないわよ。美咲さん達が巫女になる以前の巫女が封印したカードまであるんだから。」

U「………そうか。まあ、暇な時にコンボでも探してみるとするよ。」

あずさ「………でも、U君が無事に来てくれて良かったわ。」

U「………にしてもおかしいな。レナ達がまだ………」

??「U殿!!」

と、突然遠くから声が聞こえた。声の方を向くと、うまにのったレナファレストとミリンが追い付いた。

天風「レナ!?、それに姫様の護衛役の………!」

レナ「お前にレナと呼ばれる筋合いは無い。前にも伝えたはずだ。」

ミリン「それに、私も本来はレナフォレスト様の部下です。姫様の護衛はあくまで国王陛下の直接命令に過ぎません。」

U「天風、女の子を怒らせちゃダメだよ。」

天風「………お前こそ星切の時は、女好きだっただろ!?」

U「………?」

ソフィー「………Uは天然のプレイボーイなのよ。浮気って言葉自体知らない男だし。」

U「だからなんだよ、浮気って………?」

天風「………あっ、本当だ。」

と、Uの天然さを思い知る。

U「………君達がいる所に、春香の世界まで繋がってしまうなんてな………まあ、せっかくここに来たんだし、夏香の婆さんに顔でも見せるかな。」

Uがそんな事を口にした時だった。突如、辺りが超能力で覆われた。

U「これは………超能力!?」

??「よく気付いたわね。」

Uは聞き覚えのある声がした。

U「お前は………あの時の………!」

メル「………今日は貴方の大切な人に合わせてあげる。」

メルは指を鳴らす。すると、目の前に目を閉じた春香が現れた。

U「………春香!?」

あずさ「嘘………あの人が春香さん!?」

美咲「目の前で見ると綺麗な人だね………」

天風「本当に羨ましいぜ………」

U「………本当に春香なのか………!?」

Uは春香に近付く。

メル「ただし………私の操り人形となった貴方のお姫様だけどね!!」

メルがそう言うと、春香はUの腹を殴った。

U「がはあっ!?」

一瞬、Uも何が起きたのか分からなかった。だが気がついた時には、春香はUの顎を攻撃。Uは大きく吹き飛び、地面に倒れる。すると春香はそんな彼の頭を強く踏み付ける。

U「な、なんで………!?」

困惑するU。すると、春香の目は赤く光っていた。

U「(………いつもの緑色の目じゃない………赤い目をしてる………!)」

と、Uは春香の洗脳を思い知らされる………

To be continued………




次回予告
春香を前に一方的に攻撃されてしまうU。仲間達がUを救おうとするが、春香が大切なUはそれを止めてしまう。そしてトドメを刺されかけた時、Uが流した涙に、春香は頭を抱える………
次回「洗脳された春香」


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第46話 洗脳された春香

前回までのあらすじ
カードをコピーしてもらい、戦略性が増えたU。だが、そこに突然メルと春香が現れる。しかし、春香は洗脳された状態で………


あずさ「U君!」

美咲「早く助けなきゃ師匠が………!」

U「来るな!来ないでくれ!!」

春香「………」

春香は踏まれて、泥の混じったUの白髪の髪を乱暴に掴み、Uの右頬を殴った。

U「あぐっ!、………春香、僕だよ………分からないの………!?」

Uは春香の肩を掴む。だが、春香はUの手を払いのけ………

春香「………触らないでくれますか………気持ち悪い。」

春香の口から出る衝撃の言葉。Uはその言葉を受け………

U「………そんな………」

Uは生きる気力をなくしたかのように膝から崩れ落ちる。

美咲「し、師匠ーー!!」

メル「………さあ、トドメを刺しなさい!」

春香はUの服を掴み、彼に魔法をぶつけようとする。Uは………

U「………どうしてだよ………どうして………?」

と呟き、涙を流した。その涙を見た春香は、Uの服から手を離し、頭を抱え出す。

春香「あっ………くっ………Uさ………!」

これを見たメルは舌打ちし………

メル「………完全に洗脳しないとここまでポンコツになるか。」

メルはそう言うと、春香に近付き………

メル「………今日はここで勘弁してあげる。でも次会った時は………」

メルは意味深な言葉を残して、春香と共に瞬間移動で消えた。

あずさ「ゆ、U君!」

あずさ達は、倒れたUに走って駆け寄る………

 

メテオの方では………

メテオのいる玉座の間。そこでは、再び縄で縛られ、洗脳の解かれた春香とメテオが対面していた。

春香「何故私を使ってあんな事をしたんですか!、それに………Uさんに気持ち悪いだなんて………微塵も思ってない事を言わせないでください!!」

春香は涙を目に溜めてそう告げた。

メテオ「………全ては私の思惑通りだよ、白宮春香。洗脳されているとは言え、その言葉が出てきてしまったが為に、Uにはかなりの精神的ダメージを与える事が出来た。これでUはある程度封じたも同然だ。さて、レファエルよ!」

メテオのその言葉にレファエルが現れた。

レファエル「呼んだか………?」

メテオ「ああ。」

レファエル「………その前に1つ聞きたい。あの女は誰だ?」

メテオ「Uの妻だ。」

レファエル「要は人質か。んで、俺の仕事はなんだ?」

メテオ「Uを抹殺しろ。今ならお前の力で軽々と終わるだろう。」

レファエル「………Uの仲間については?」

メテオ「倒さずとも良いわ。」

レファエル「………へいへい。」

レファエルはそう言うと、メテオの元を後にした。

レファエル「………メル、白宮春香をもう一度牢獄送りにせよ。」

メル「はっ。」

メルは春香の口を睡眠薬の混ざった布で押さえる。春香はあっさりと気絶してしまうのだった………

To be continued………




次回予告
春香に敗れたUは、白宮家の屋敷で手当を受けていた。だがそこへ、レファエルが現れる………
次回「レファエル再襲来」


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第47話 レファエル再襲来

前回までのあらすじ
Uは春香に一方的に攻撃されてしまい、挙句Uの心を傷付ける言葉が洗脳された春香から出て来た。Uは気力をなくしたかのように倒れ、春香はUの涙に洗脳状態ですらトドメを刺せなくなり、メルは春香と共に嫌々撤退する………


数時間後、白宮家の病室………

U「うぐ………ぐすっ………」

Uは冬香の手当を受け、ベッドで寝ていたのだが、啜り泣く声がずっと鳴り響く………そんな彼の手をエメリスが優しく掴んでいた。

レナ「………姫様の様子はどうだ?」

ミリン「はっ、姫様は今も変わらずU様の手を掴んでおられます。」

レナ「………珍しい事もあるものだな。姫様が誰かの手を掴み続ける事なんて………私のいない間に姫様とU殿に何かあったのか?」

ミリン「………存じません。」

レナ「………そうか。ミリン、後を頼む。私は少し外の空気を吸ってくる。」

ミリン「行ってらっしゃいませ。」

外に向かうレナファレスト。そしてUの手を握るエメリスは………

エメリス「U………春香さんにあんな事言われて………とても傷付いたんだ………」

と、Uの心に出来た傷を心配していた………

 

あずさ「………U君、ショックだろうね………折角春香さんに会えたのに………」

美咲「洗脳されているって事は………苦しい状況に追い込まれたね………」

天風「………風邪引くぞ、こんな時間にここにいるのは………」

あずさ「天風さん………」

この時、時間は既に日が落ちかかっており、白宮家の庭は寒くなって来ていた。

美咲「………多分聞きたがらないですよ。師匠やエメリスさんが………」

天風「………レナとかミリンには言わないのか?」

あずさ「………ミリンさんはさっきからずっとエメリスさんの傍にいるし、レナファレストさんは………」

美咲「なんか………近寄り難いよね………軍人さんの雰囲気が強すぎて………」

天風「………ああ。アイツ、見た目とかロリ将軍のくせに、軍人としては一流だからなあ………」

??「誰がロリ将軍だ、下僕が………!」

天風「れ、レナ………あだだだだだだ!?」

突如天風の後ろに現れたレナは、天風の服を背中から強く掴んだ。

2人「あ、あはは………」

苦笑いするあずさ達。するとそこへ、何か邪悪な気配が近付いてきた。これに最初に気づいたのはあずさだった………

あずさ「この気配は………!」

あずさは気配のした方を向く。するとその方向から、レファエルが近付いてきた。

美咲「レファエル………!」

レファエル「………よぉ、ホーリーライトに近くにいた小娘。それに見ねえのが2人いるが取るに足らねえか。」

あずさ「また現れたって事は………狙いはU君ね!?」

レファエル「………あながち間違ってねえが………俺は前に言ったはずだ。また襲来した時には………真っ先にお前から潰すってな!」

レファエルはそう言うと、あずさを指差し………

レファエル「ホーリーライト!、俺とサシで勝負しろ!」

あずさ「ええ………!?」

困惑するあずさ。レファエルの申し出はまさかのあずさとのタイマン勝負であった………

To be continued………




次回予告
あずさとレファエルの戦い。レファエルはあずさを倒す為に本気の形態へと変身し………?
次回「究極弾丸獣レファエル・ファイナル」


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第48話 究極弾丸獣レファエル・ファイナル

前回までのあらすじ
傷心のU。彼の状況に心配するあずさ達。そんな彼女達の前に、レファエルが現れ、彼はあずさに1VS1のタイマン勝負を要求する………


レファエル「………もし断ると言うなら、この屋敷ごとぶっ飛ばしてやる!」

あずさ「(それだけはダメ………!、レファエルの身体は言わば弾丸の倉庫………!、そんな事をされたらU君達は………!)」

あずさはその事を予感し………

あずさ「………いいわ。受けてあげる。」

レファエル「決まりだな………おい、聞いていたかお前ら!、もし介入したらこの屋敷をぶっ飛ばすからな!、分かったか!?」

美咲「くっ………!」

天風「や、野郎………!」

レナ「………ここは、あずさ殿を信じよう。」

美咲「でも………!」

レナ「美咲殿、時と場合を考えてくれ。」

美咲「………はい。」

レファエル「………少し待ってやる。変身しろよ。」

あずさ「………言われなくても。」

あずさは自らのステッキを取り出し、ホーリーライトに変身する。

あずさ「………行くわよ!」

レファエル「ちょっと待った。お前とサシでやろうって言ったのに、俺はノーマルで戦うなんて面白くねえ。」

あずさ「え………!?」

レファエル「折角だから見せてやるよ………俺の変身をな!!」

あずさ「変身………!?」

レファエル「………モードチェンジ………コードは………レファエル・ファイナル!!」

レファエルは大きな声でこう宣言した。すると、レファエルの手足が身体に収納。身体の内部から強大な足、強大な手。どちらも銃口を持っている。そして、レファエルの顔から、ヘッドパーツが現れ、レファエルの頭を覆い、最後に、ボデイパーツが開いた。ボデイパーツの中には、数え切れない数の銃口があった。

レファエル「これが、俺のクライマックスバトルフォーム………!、メテオ以外で見せた奴らはお前らが初めてだな………!」

あずさ「レファエルの………クライマックスフォーム………!?」

レファエル「ああ、そしてこの形態の俺の名は………究極弾丸獣レファエル・ファイナルだ!!」

美咲「究極弾丸獣………レファエル………ファイナル………!?」

レファエル「お前との決戦に相応しい姿だ。全力で来いよ………?、悪いが、この形態になると手が抜けねえ。常に100%の力でしか戦えなくなるんでねぇ………!」

あずさ「(レファエルのあの姿……私の力で勝てるのかしら………!?)」

レファエル「んじゃ、そろそろ行くぜ!、フルバースト!!」

レファエルはあずさ目掛けて、身体中から、無数の弾丸を放った。

あずさ「くっ………きゃあああ!?」

あずさは無数の弾丸の嵐を目の前に吹き飛び、白宮家の屋敷の壁に激突したのだった………

To be continued………




次回予告
レファエルの無数の弾丸戦法に手も足も出ないあずさ。あずさは形勢逆転を狙い、ディバインの力を使う………
次回「ディバインライトの反撃」


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第49話 ディバインライトの反撃

前回までのあらすじ
あずさに1VS1の勝負を強要され、受けざるを得なくなったあずさはホーリーライトに変身。一方、レファエルも姿を変え、究極弾丸獣レファエル・ファイナルとなり………!?


あずさ「数が多すぎる………!」

あずさは咄嗟に光の魔法で自らのダメージ軽減をした為、身体へのダメージはあまり無かったが、レファエルの弾丸の多さに驚いていた………

レファエル「さあ、来いよホーリーライト!、まさかお前がこの程度で終わるはずねぇよな!?」

と、誘いをかけるレファエル。あずさはステッキを強く握り………

あずさ「望むところよ………!」

光の魔法の弾丸を放ち、レファエルに対抗。レファエルも弾丸を放ち、あずさの光の魔法の弾丸を相殺する。

あずさ「(レファエルの無数の弾丸を相手にするには、こちらも多めの数の魔法の弾丸で攻撃するしか無いわね………!)」

と、レファエルの弾丸に対して、なんとか凌ごうとするあずさ。

レファエル「………流石に普通の威力じゃ俺の弾丸が相殺されてしまうか………なら、コイツをくらいな!」

レファエルは銃口からミサイル型の弾丸を放った。

あずさ「(………当たらなければどうということはないわ!)」

ミサイル型の弾丸に対してそう考えたあずさはあっさりと撃ち落とす事には成功した………しかし、ミサイルが撃ち落とされると同時に、ミサイル型の弾丸は自爆。なんと中から催涙ガスが出て来て、あずさはこれを吸ってしまった………

あずさ「(し、しまった………目が………!)」

催涙ガスで目を開けられないあずさ。そんな彼女がまともに魔法を撃てる訳もなく、レファエルの放った無数の弾丸は、あずさに何発もぶつかる………

あずさ「きゃあああああああ!!」

美咲「あずさちゃん!!」

あずさは大きく吹き飛んで倒れる。これには美咲も顔面を真っ青にさせた………

レファエル「………俺は勝つ為ならなんでもする。それが暗殺者の仕事だからな………!」

と、勝利を確信するレファエル。だが、あずさはなんとか立ち上がった………

レファエル「お、お前!、蜂の巣にされてもまだ立てるのかよ………!?」

あずさ「この屋敷にはU君達がいるんですもの………負けられるわけないでしょう!?、それに………私にはまだ切り札があるのよ!」

あずさは伝説の魔法石と魔法の光腕輪を取り出し、まずは光の魔法腕輪をあずさのステッキに装着し、伝説の魔法石を腕輪の穴部分に装填させる。

Light eqnal to god illuminates darkness………The strongest light god bring it………The name of that god is Divine Light………!!

あずさはディバインライトへと強化変身する………

美咲「す、凄い………!」

天風「す、姿が変わった………!?」

レナ「あずさ殿にあのような姿があったとは………驚いた。」

レファエル「へっ、まだそんな形態を隠してやがったとはな………面白いじゃねえか!!」

あずさ「行くわよレファエル!、ここから私の………ディバインライトの反撃よ!!」

あずさはスティックガンを手にしてそう告げたのだった………

 

あずさVSレファエル。その戦いは佳境へ………

To be continued………




次回予告
ディバインライトへと強化変身したあずさはレファエルを圧倒。そして、2人の最後の技がぶつかり合い………!?
次回「最後の技の決戦」


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第50話 最後の技の決戦

前回までのあらすじ
レファエルの究極形態に苦戦するあずさ。だが、あずさは反撃する為に、ディバインライトへと強化変身し………


レファエル「そうか………だがお前に出来るかな!?」

レファエルは無数の弾丸を放つ。だが、弾丸はディバインライトの周りに張られていた魔力の壁が全く寄せつけない。

あずさ「貴方には絶対にこの力を超える事は出来ない。この力は私だけじゃない。のぞみちゃんやU君………色んな人の想いが込められているもの………敵を倒す事を仕事にして来た貴方に破る事は出来ないわ!」

あずさがそう叫ぶ。すると、屋敷にいたのぞみはあずさのディバインライトの姿を見て驚いた。

のぞみ「あずさ………またディバインの力を使っているの………?」

そう、かつてあずさがディバインライトに変身した時には、あずさはのぞみの前からいなくなった。のぞみの中では、その事はまだトラウマとして残っている………そしてこれを間近で見ていた美咲は、Evolutionのカードを手にし………

美咲「色んな人の想い………か。」

あずさ「………はあっ!」

あずさはスティックガンで遠距離から攻撃する。

レファエル「遠距離から攻めるって訳か………無謀だな!!」

レファエルは無数の弾丸で攻撃するが、スティックガンの弾丸は、レファエルの弾丸を次々と貫通し、レファエルの身体をも貫通した。

レファエル「ぐああああ!!」

このダメージの影響で、レファエルの動きが遅くなる。あずさはレファエルに接近し、スティックガンによる物理攻撃を放つ。スティックガンの一撃は今のレファエルに有効であり、レファエルは手も足も出ない。

レファエル「ホーリーライト………やっぱお前は面白い奴だ。この世じゃメテオ以外でこの俺を傷付けられるんだからよ!!」

レファエルはその場に構える。

レファエル「だが、俺には勝てねえ!、俺は数え切れねえ程の弾丸を蓄えてるんだからよ!!」

レファエルは無数の弾丸の発射準備をする。

レファエル「俺の最終必殺技………{エクストリームバースト}を耐える事が出来る奴は………この世にいねえ!!」

レファエルは無数の弾丸を放った………

レナ「あれをくらったらあずさ殿は………」

美咲「………大丈夫だと思います。あずさちゃんなら………」

あずさ「………なら乗り越えてみせるわ………U君の幸せ………春香さんを取り戻すためにも!!」

あずさはステッキの魔法石部分を押し込む。

Light judgment!!

レファエル「(………春香?、メテオの傍にいた女か………?)」

レファエルはそんな事を考える。だがあずさはそんな事を知らず、右手から光の魔法のレーザーを放つ。レーザーがレファエルの弾丸を貫通し、レファエルの身体も貫通した。

レファエル「ぐああああああああああああああぁぁぁ!!!」

レファエルは断末魔をあげる。

レファエル「………ホーリーライト。まさかお前に俺の最終必殺技を破られるとは………お前には敵わない一生だった………だが、面白いとも思った。俺を超える奴があまりにもいなかったのでな………」

あずさ「………レファエル………貴方は変に戦闘狂ね………」

レファエル「………ふん………俺にはそんな言葉は誉め言葉になるぞ………?」

あずさ「………貴方の解釈しだいよ、そんな事。」

レファエル「さらばだ………救えるといいな。その春香とかいう女を………」

レファエルがそう言うと同時に、彼の身体は大きな爆発を起こした。

天風「た、倒しちまったのかよ………!?」

あずさがレファエルを倒した事を強く驚いている様子だった………

To be continued………




次回予告
Uの身体の傷が治り、幻想郷へ向かう旅に戻ることに。しかし、Uの様子はいつもより暗く………?
次回「傷付いた剣士」


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第51話 傷付いた剣士

前回までのあらすじ
あずさとレファエルの決戦。勝負はディバインライトへと強化変身したあずさの勝利で、遂にレファエルを撃破する………


3日後、白宮家の病室………

U「そんな事があったのか………」

美咲「はい。」

U「………やっぱりあずさはすげぇや。僕とは違って………」

美咲「(………師匠、あの日から明らかに元気が無い………やっぱり春香さんの事が影響しているんじゃ………?)」

と、Uの事を強く心配する美咲だった………

 

夏香の部屋………

U「………僕達はそろそろ幻想郷に向かう旅に戻る。色々と世話になったよ、夏香の婆さん。」

夏香「………今のお主が戦えるのか………?」

U「………多分、何とかなるよ。」

夏香「………冬香、お主は今どう考えている?」

冬香「えっ………?、お、お兄ちゃんを助けたいと思ってるよ。しかも手当している時なんか弱々しかったし………」

夏香「………ならお主がしたい事をしろ。私は止めぬ。」

冬香「………じゃあ、私がお兄ちゃんの旅について行ってもいいの!?」

夏香「言った通りだ。」

冬香「やったあ!、久しぶりの旅だ〜!」

あずさ「………ふ、冬香さんがついてくるんですか!?」

ソフィー「そういう事なら………私達もついて行こうかしら。」

ガイア「私も同行しよう。」

美咲「ソフィーさんにガイアさんまで………となると、今の私達は何人になるのでしょうか………?」

レナ「………18人になるな。」

ほのか「い、いつの間にそんな数になってんのかよ………?」

由香「まあいいじゃない、炎塚さん。多くの人がいれば、戦いも頼もしくなるじゃない!」

鈴香「………私やほのか、由香は今戦えないけどね………」

ほのか「げ、現実を叩きつけるの止めろ………」

U「………」

エメリス「U、どうしたの?、元気無いね………?」

U「………心配するな、僕は大丈夫だよ。」

エメリス「………そうだといいんだけど………」

こうして、U達は旅に戻る事に………

 

一方、メテオは………

メテオ「………レファエルが破壊されたか………まあ、予想はしていたが奴は任務そっちのけでUの仲間と戦い敗れ去ったのが破壊された原因だろう。」

メル「おっしゃる通りでございます。」

メテオ「………だが、Uは現在まともに戦える様子ではない。今なら………」

???「………Uを殺すのは得策ではないと思うんですけど。」

メル「この声は………」

メテオ「………ネルスか。」

ネルス「………お久しぶり、かれこれ半年ぶりかしらね。」

メテオ「………ずっと研究に没頭していたか。全く、興味のある事は飽きる事を知らない研究者だ。」

ネルス「………あの神、ジェネシスを調べて分かった事だけど、彼女はUをジェネシスの力を持つ器としようとしているの。なら、殺そうとしても殺せないんじゃないかしら。それに、面白い研究テーマも思い浮かんだのよ。」

メテオ「………なんだ?」

ネルス「………創世の神とその器、この2人の力を組み合わせたらどんな力が生まれるのか………興味無いかしら?」

メテオ「………成程、面白いじゃないか。なら、奴に伝えろ。Uを生け捕りにしろと………」

メテオは新たに現れた研究者、ネルスの話を聞いて、Uの生け捕り作戦を決定する。そしてメテオが口にした奴とは………?

To be continued………




次回予告
幻想郷まで数えられるくらいにまで近づいたU達。だが、そんな彼等の前にメテオの刺客が現れる………
次回「止まらない刺客」


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第5章 光闇魔道士と高速の騎士
第52話 止まらない刺客


前回までのあらすじ
Uはダメージか回復した為、無事復帰。しかし、春香の事で心が傷付いた彼に元気は無かった。一方、メテオは研究者のネルスの話を聞き、Uを生け捕りにしようとする………


白宮家を離れたU達。あずさは電子コンパスを手にし………

あずさ「………幻想郷まで数えられるくらいにまで近づいた来たわね。」

U「………ああ。ここら辺まで来ると見覚えがあるよ。」

美咲「師匠、本当に調子は大丈夫なんですか?」

U「………大丈夫だよ。」

美咲「(………せっかく幻想郷に近づいて行っているのに、師匠の元気は日に日に無くなっている………)」

冬香「何かあったら私に言ってね、最近回復魔法を覚えたから………お姉ちゃんみたいなのは無理だけど。」

ソフィー「いや………あれは春香ちゃんが天才過ぎるだけだと思うわ………」

ガイア「………同感ですな。」

天風「おいおい、Uの奥さん、どんだけやばい人なんだよ………?」

U「………」

レナ「やめろ、U殿はただでさえその春香殿の出来事で傷ついているというのに………」

U「いや、大丈夫だよ………それに天風の言っている事だって一理あるさ。」

レナ「U殿………」

エメリス「………私は憧れているよ、春香さんのこと。Uの話を聞いただけだけど………優しくて、家事が得意で、とても強い魔法使いで………Uの心の支えである春香さんを………」

ミリン「姫様………」

のぞみ「………確かに聞いた話では、白宮春香は素晴らしい人物と聞いているわ。Uにはもったいない人物だと………正直思ったわ。」

あずさ「ちょっ!?、のぞみちゃん、いくらなんでもそれは………!」

U「………よく言われるよ。春香はお前にはもったいない人だって。」

あずさ「そんな事ないと思うわ………!」

U「………それは君の感想だろ。」

あずさ「………本当に私はそうは思わない!、U君だって誰かの為に戦い、誰かに優しくする事が出来る。春香さんはU君のそんなところに惹かれたんだと思うよ!!」

U「君に僕が惹かれた理由が分かるわけないよ!!」

あずさ「え………?」

U「………春香はこの戦いでさらわれて………挙句嫌われた………仮に君の言う通りの理由なら………そんな簡単に嫌われるわけないだろ!!」

Uはそう告げた。そして少しするとUは我に返り………

U「ご、ごめん………つい感情的になってしまって………」

あずさ「だ、大丈夫よ………」

謝るU。だが、あずさはUの心のダメージは深刻である事を思い知らされた。

????「………見つけたぞ、Uとやら………」

そんな彼等の前に、新たな敵が現れた。

U「………誰だ。」

????「………俺はグレント。メテオ様の命令だ。お前を生け捕りにする。」

突如としてU達の前に現れたメテオの刺客グレント。果たして彼の強さは………?

To be continued………




次回予告
グレントはUを捕らえようとする。Uはグレントに立ち向かおうとするが、春香の事が彼の頭を過り、戦いどころでは無くなってしまう………
次回「戦えない心」


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第53話 戦えない心

前回までのあらすじ
幻想郷に向かうU達。だが、Uの心の傷は深刻であった。そんな彼等の元に、メテオの刺客、グレントが現れ………?


U「生け捕り………そう簡単に捕まる訳には行かないんだよ!」

Uはセイバーを取りだし、攻撃をしようとする。しかし、突然彼の脳裏に、春香の事が過ぎってくる。

U「(な、なんだ………?、何故僕の頭の中に春香の事が入ってくる………!?)」

Uの脳裏に浮かんだ事。それは先の春香に嫌われたような発言をされた事だった。

U「(う………嘘だ………!、そう簡単に春香が僕を嫌いになるはずが無い!!)」

Uは強くそう思い込むが、彼は純粋な性格である為に、自分の心に嘘は付けず、春香に嫌われたのでは………という思いが打ち勝ってしまう。

U「(違う………違う違う違う違う!!)」

自らの心を何度も否定しようとするU。だが………

 

………大嫌い………

 

U「(え………?)」

Uの脳裏にこの言葉が浮かんだ。しかし、これはUの自作自演などでは無い。春香に嫌われたという思考を持つUの心による彼自身の妄想だった。しかし、純粋であるUは、心のどこかでそれを信じていた。自分は嫌われたのだと………

 

Uのセイバーはグレントに当たる手前で止まってしまっていた。グレントは隙だらけとなっていた彼の腹を殴る。

U「がはあっ!?」

Uはセイバーを落とし、更にこの時にオメガドライバーⅡとミラクルステッキを同時に落としてしまった。

あずさ「U君!!」

Uは前の方に倒れる。グレントは彼の身体を抱える。彼が抱えた時にはUは気絶しており、セイバーは力を失い、元の持ち手だけに戻ってしまう………

グレント「………やはりメテオの言う通りか。」

美咲「………どういう事よ!!」

グレント「………この男の心はこの男の女に囚われている。その為、戦う事は出来ない………何故なら愛していた女に暴力で打ちのめされた挙句、心を傷付けていたのだからな………!」

グレントはUが戦えなくなった理由を騙り………

グレント「まあ、何はともあれこれで俺の任務は完了………貰っていくぞ、この男は………!」

あずさ「………私達が『はい、どうぞ』って渡す訳無いでしょう!?」

美咲「そうよ!」

2人はそれぞれステッキと巫女ラウザー・真を取り出すが………

グレント「残念だがお前達と戦う暇は無い。」

グレントはそう言うと、地面に自らの魔力を叩きつける。すると、辺り一面に砂煙を起こした。砂煙が晴れた時には、グレントとUの姿は無く、2人のいた所には、セイバーとオメガドライバーⅡ、ミラクルステッキが土を被って落ちているだけだった。

あずさ「なんでこんな事に………!」

レナ「まさかここでU殿をさらわれてしまうとは………不覚以外の言葉が浮かばない………」

こうして、メテオの刺客、グレントに捕らわれてしまったU。果たして、彼の運命は………?

To be continued………




次回予告
Uが意識を取り戻したのは、オメガの目の前だった。Uは自らを捕らえた理由を問うが………?
次回「捕らわれの剣士」


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第54話 捕らわれの剣士

前回までのあらすじ
メテオの刺客グレントを前に、Uは迎え撃とうとするが、先の春香の事が彼の頭に浮かんでしまい、Uは苦悩。その隙を突かれ、Uは気絶させられてしまい、捕えられてしまった………


U「んん………?」

………あれから時は経ち、Uはやっと意識を取り戻した。しかし、とても肌寒かった。その理由はすぐにわかった。なんと、Uの来ていた上の服が脱がされていたからだった。

U「寒っ………!」

あの時から時が進んでいるとはいえ、今はまだ冬の開けていない時期。半裸など寒い以外の感想が出て来ない。

U「ここ何処だ………?、それに僕はどうしてここに………?」

疑問を抱えるU。すると………

???「………久しぶりだな、Uよ。」

U「こ、この声は………忘れもしねえ………!」

Uは身体を起こす。そう、彼の前には、玉座に座っているメテオがいた。

U「………何故僕をここに連れて来た。それに、どうして服を脱がした………!」

メテオ「………まずは後者から説明しようか。まず、お前の身体を調べさせてもらったが………服の中から出るわ出るわ暗器の数々。それと………この写真もな。」

それは、Uの持っていた春香の写真だった。

メテオ「女々しいものだ。まさか愛する女の写真を御守り代わりに持っているとはな………!」

U「返せ………!」

メテオ「………さて、前者の答えだが、お前はジェネシスという神の器に選ばれたそうだ。もっとも、これはうちの研究員の調べた結果だそうがね。」

メテオはそう言って、写真に火をつけて、写真を燃やした………

U「ジェネシス………僕がその神の器とかなんとかの話は関係無い………でも、春香の事を操った事だけは………絶対に許さない!!」

メテオ「………そうか、そんなに会いたいか。せっかくだ、会わせてやろう。お前はどうせ絞りカスにでもなってしまうのだからな………!!」

U「ど、どういう………ぐあっ!?」

Uが話している途中で、メルがUの後ろから峰打ちをして、Uを気絶させる。

メテオ「………相変わらず仕事が早いな。だが助かった。この男は色々な意味で面倒臭いからな………悪いがこの男を例の牢獄に運んで貰えるか?」

メル「はっ。」

メルはそう言うと、超能力でUの身体を浮かせ、牢獄の方に運んでいく。

メテオ「………見せてもらいたいものだな。あの女が見せる………絶望の顔というものを………」

????「………相変わらず性格の悪い奴だ。」

メテオ「グレントか………まあ良いでは無いか。お前も見たくないか?愛するものが目の前で消える光景を………!」

グレント「………興味は無い。」

グレントはそう言うと、メテオの前を立ち去るのだった………

捕らわれのU。果たして、彼はどうなってしまうのか………?

To be continued………




次回予告
Uが目を覚ました場所。そこは、冷たい牢獄の中だった。Uはそこで、彼女と再会を果たす………
次回「絶望下の再会」


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第55話 絶望下の再会

前回までのあらすじ
Uは意識を取り戻す。すると、目の前にはメテオがいた。彼はメテオから話を聞き出していたが、話の途中で、メルに気絶させられてしまう。そんな彼が連れて行かれたのは………?


牢獄………

??「…さ…!、U…ん!」

U「………んん?」

あれから更に時は経ち、Uは意識を取り戻しかけていた。

U「(………聞こえる。誰かの声が………酷く懐かしい………)」

 

??「Uさん!、Uさん!!」

U「はっ………!?」

Uを呼ぶ声が聞こえ、彼は意識をはっきりと取り戻した。

U「ここは………?」

Uは自らの状況を確認する。どうやら後ろ手に拘束されている様子だった。それ以外に縛られている箇所は無い。

??「よかった………気がついたんですね。」

U「その声は………!」

Uは身体を起こす。

U「春香………?」

Uと同じ牢獄にいたのは、紛れも無く春香だった。

春香「………はい。」

Uは春香の目を見る。春香の目はいつもの緑色だった。

U「(………目の色はいつもの緑だ………洗脳は解かれている………と見ていいんだろうか………?)」

考え事をするU。すると春香は突然真っ先に頭を下げた。

U「は、春香………!?」

春香「………ごめんなさい………」

春香はボロボロと涙を零す。

春香「………操られていたとは言え………私は貴方に………気持ち悪いなどと言って………貴方の心を傷付けてしまいました………それだけじゃない………私は貴方に多大な迷惑をかけてしまいました………謝っても許されるとは………思ってはいませんし、貴方に嫌われても………受け入れます。」

と、春香はUに嫌われても構わない覚悟で、Uに謝罪をした。

U「………あの時の言葉が本心で無くてよかった。」

春香「え………?」

U「………本当に嫌われたかと思った。前に1度………君に嫌われたから。」

春香「Uさん………!」

春香は縛られている身にも関わらず、身体を動かし、Uの身体に身を寄せる。

U「ちょっ、春香!?」

これにはUも顔を真っ赤にする。

春香「私は貴方を本気で嫌った事など1度たりともありません………!、今も………昔も………!!」

U「………」

春香の言葉を聞いたUは少し黙り込み………

U「………いつもだったら、君を抱きしめて、頭を撫でて、君を慰めていたけど………今の僕にはそれすらも出来ない。でも、君に1つだけ言いたい。僕は君を愛している。あの時………君に結婚して欲しいと言われたあの日から………!」

春香「Uさん………私もです………!」

Uは春香を抱きしめられないので、その代わりに自らの身体を春香に寄せた。だが、現実は残酷で………

??「………お話は済んだかしら。」

U「この声は………お前か………!」

牢の外から、メルが見ていた。

メル「………ベタベタされて腹が立つのよ。まあ最後の会話と考えればしょうがない事か。」

U「どういう事だよ、それは。」

メル「………こういう事よ。」

メルは指を鳴らす。すると、Uの身体が突然消えた。

春香「Uさん!?」

春香は驚き………

春香「Uさんをどこに連れて行ったの………!?」

メル「………機械の中よ。メテオ様の新たな力を作る為の………ね。」

 

U「………な、何が起きたんだ………!?」

Uはなんと、機械のカプセルの中に転送されていた。突然の事に、彼は混乱していた。だが1つだけ明確に分かる事がある。Uの後ろを縛っていたロープは無かった。だが、彼に安息の間は無い。すぐさま、Uの口元に酸素マスクが装着され、更に、聴診器のような機械が、Uの身体の数十箇所に装着される。

ネルス「やっと連れてきたのね、私が求めていた………Uを。」

U「誰だ、お前は………って、冷た!?」

Uはネルスの事を聞こうとした途端、頭から大量の水が落ちて来て、あっという間にUの入っている機械のカプセルを埋め尽くす。

U「(み、水のせいで上手く目を開けない………ってあれ………?)」

Uは左を見る。すると、そこには美しい女性が別のカプセルの中に入っていた。目を閉じている為、意識が無いのであろうか。

U「あれは誰だ………?」

Uは女性に疑問を覚える。だが、ネルスはそれを考える暇を与えるつもりも無く………

ネルス「………さあ、見せて欲しいわ。貴方の力の源と………貴方の悲鳴を。」

そう言うと、ネルスは機械のスイッチを押す。すると、カプセルの中に電流が走る。

U「うっ………うあああああああああああぁぁぁ!?」

Uは電流の強さに耐えられず、悲鳴を上げる。それと同時に、Uの身体に着いている機械が、Uの身体から生命エネルギーを吸い取っていた。

ネルス「良い声ね………こういう子ほど良いのよ………心の底から叫ぶ悲鳴の強さが………!」

と、ネルスは楽しみながらそれを見ていた………

To be continued………




次回予告
メルは春香にUの状況を説明する。それを聞いた春香は怒りを覚える。すると、その怒りに反応したのか、ジェネシスは、春香に新たな力を与える………
次回「光闇魔道士春香降臨」


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第56話 光闇魔道士春香降臨

前回までのあらすじ
Uは春香と再開し、春香の謝罪で2人の誤解は解けたが、この再会は仕組まれたものだった。Uは機械の中に入れられ、生命エネルギーを奪われ始める………


牢獄………

春香「メテオの………新たな力………?」

メル「………ええ。メテオ様は、世界を滅ぼした後、新たに世界を生み出し、その世界で無敵の力を持った世界の王として君臨するおつもりなの。その為に、ジェネシスという神と、アンタの旦那を使っているわけ。」

春香「………1つ聞くわ。貴女達はUさんをどう思っているの………?」

メル「この世界で邪魔な存在。でも、今回はうちの研究家のお陰で、利用価値が見えたわ。今度再会する時は絞りカスになっているかしら………?、それとも、骨すら残らないのかしらね………?」

春香は無意識に歯ぎしりをする。そして………

春香「Uさんは、貴女達の道具だとでも言いたいの………?」

メル「まあ、そういう事になるかしら。」

春香「ふざけないで………!」

メル「………何よ。」

春香「Uさんは………弱々しくて、ダメダメな人だけど………優しくて、強くて、私を誰よりも愛してくれていたわ………そんなUさんを………道具のようにしか見てないなんて………私が許さない………Uさんは………私が助けるわ!!」

メル「………でも、今のアンタは縛られたまま。どうやって助けるって言うのよ。」

春香「………私は縛られたままでも諦めたりはしないわ。それが無謀な事だとしても………私は最後まで諦めない!、Uさんだって………最後まで諦めないもの!!」

春香がそう叫んだ時だった。機械の方では………

ネルス「………あら?、ジェネシスの方から、大きな魔力の反応が出ている………?」

春香の言葉を聞いたのか、今まで動きを見せなかったジェネシスは、光を放った。そして2つのブランクステッキを生み出し、ステッキは春香の方に飛んで行った。ステッキは春香の方に着くと、春香を縛っていたロープを破き、拘束を解いた。

メル「ちっ………かくなる上は、再び洗脳するまで………!」

メルは、超能力で再び春香を洗脳しようとする。しかし、怒りを覚えた今の春香に、メルの超能力は通用せず、ステッキが春香の手に渡る。

春香「これは………?」

春香は2つのブランクステッキを握る。すると、ジェネシスの声が春香の中に響く。

ジェネシス「………運命の魔法使い、貴女に2つのステッキを託します。1つは貴女、もう1つは彼に届けてください………」

春香「だ、誰ですか………!?」

ジェネシス「私は………創世神ジェネシス………」

ジェネシスがそう名乗ると、彼女の声は聞こえなくなった。そしてメルは洗脳が効かなかったのを受け………

メル「許さない………本当に、私をイライラさせるおばさんね!!」

と、機嫌を悪くしていた。しかし、機嫌が悪いのは春香も同じだった。

春香「………Uさんは取り戻す、私の手で!」

春香のこの言葉は、Uの家に置いたままの、春香の杖に届いたのか。春香の杖は瞬間移動をして、春香の手に渡る。

春香「私の杖………」

杖が来たのと同時に、春香の持っていたステッキの1つが光り輝いた。2つは共鳴し、杖とステッキは姿を変えた。

春香「姿が変わった………?」

春香は魔法石の部分を押し込む。

Mage(メイジ)

そして杖の方には、ステッキを装着出来るパーツが追加されていた。

春香「この力で………Uさんを助ける………変身!」

春香はステッキを杖のパーツに装着する。

Mage Change!!(メイジチェンジ)

A Mage who controls light and darkness fight those who love (光と闇を司りし魔道士が愛する者のために戦う)………People called her a light and dark Mage………!!(人々は彼女を光闇魔道士と呼んだ)Her holy way Begins………!!(彼女の聖戦は幕を開ける)

春香の中に眠る3つの力がステッキにより、はっきりと具現化し、春香の姿を変えた。

春香「私は光と闇を統べる愛の魔法使い………光闇魔道士春香、ここに降臨!」

春香は光闇魔道士と言う新たな力を手に入れたのだった………

To be continued………




次回予告
光闇魔道士春香の力はメルを圧倒し、メルを撤退に追い込む。そして春香は、Uの生命エネルギーから、居場所を見つけるが………?
次回「愛の魔道士」


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第57話 愛の魔道士

前回までのあらすじ
春香はUをメテオの力を生み出す為に、Uを使っているのに怒りを覚える。それに答えたのか、ジェネシスの力でステッキが生み出され、春香に新たな力を与える………


メル「光闇魔道士………?、変な名前。それに、そんな力が私に敵うと思っているの?」

春香「………これはUさんを守る為の力。Uさんを道具としか思っていない貴女達に………私の力は越えられない!!」

春香は左手から魔法を放つ。それは、光と闇が混じった強大な力を持つ魔法であった。

メル「な、何この魔法………!?、光と闇が………混じっている………?」

春香「私の闇は怒り。私の光は愛。この力はそんな私のふたつの心がせめぎ合っているわ。」

メル「どうなってるのよ、アンタの心は………!」

春香「Uさんを守りたい気持ち。それが私の力の源なの………貴女に分かるかしら?」

メル「………そんな説明されたって分からないわよ。アンタの心なんて………私はメテオ様に尽くしてきただけなのよ………!!」

春香「………そう。でも、これ以上貴女の相手は出来ないの。」

春香は杖を背負い、魔法を詠唱し、弓矢型の魔法………

春香「我が魔法力と心を乗せて………全てを消滅させろ………{オメガアロー}!」

春香の十八番とも言えるオメガアローを放った。

メル「何よこの魔法力………!」

メルはオメガアローの巨大さに驚き………

メル「………ここは退くしか無いわね。」

メルは瞬間移動で姿を消す。

春香「魔法が当たった手応えが無い………逃げられたかしらね。」

と、メルの逃亡を確信。

春香「………さて、早くUさんを見つけないと………!」

春香は自身の魔法力を展開し、Uを探す。すると、生命エネルギーを春香の魔法力が感じ取った。

春香「………生命エネルギーが著しく放出されている………まさか!?」

春香は背負っていた杖を手にし、生命エネルギーを辿って行く………

 

 

U「うあああああああああああぁぁぁぁぁぁぁ!!」

生命エネルギーを奪われ続けているUの悲鳴は鳴り止まず、未だにこの辺りに鳴り響いていた。

ネルス「まだ鳴り響くのね。という事はまだまだ残っているって事………ここは一気に吸収してしまおうかしら。」

と、ネルスが考えていた時、生命エネルギーを辿っていた春香が突撃して来た。

春香「Uさん!!」

春香は杖をUの入ったカプセル目掛けて投げた。するとカプセルは、ヒビが入り、崩れ去った。だが、Uはこれにより、カプセルから落ちて来た。春香は大慌てで走り、Uの身体を抱えた。

U「うあっ………はる………か? 」

朦朧とする意識の中で彼女の名を呼ぶU。春香は涙を貯めて………

春香「………はい、春香です………!」

と返事をした。そして春香は辺りを見回す。すると、Uの服を発見。春香はUを降ろした後、彼の服を手に取り、彼に上着をかける。

ネルス「よくも研究の邪魔をしてくれたわね。」

春香「私は貴女方を許さないわ。Uさんを傷付けた報いを教えてあげる!」

春香は杖を構える。すると誰かが歩いてくる音が………

???「………やってくれたものだな、白宮春香。」

春香「………この声は………」

なんと、メテオが春香達の前に現れた。

メテオ「我が研究を潰した事は万死に値する。このメテオ自らが葬ってくれよう。」

春香の前に現れたメテオ。果たして、光闇魔道士へと変身している春香に敵うのだろうか………?

To be continued………




次回予告
春香はメテオに挑むが、ラグナロクの力を手にしているメテオに敵わず、強制変身解除に追い込まれてしまう………
次回「破滅の王」


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第58話 破滅の王

前回までのあらすじ
春香は新フォーム、光闇魔道士の力でメルを撤退に追い込む。その後、Uを発見して救出するが、春香の前にメテオが現れ………?


春香「………貴方自ら出てくるとは思いませんでしたよ。でも、貴方を倒せば全て終わる!!」

春香は杖を前に構える。

春香「この一撃に全てをかける………{オメガアロー}!」

春香は、必殺の魔法を放つが、メテオは自らの目の前にラグナロクの力を使った防御壁を展開。オメガアローを防いだ。

春香「そういえば、Uさんからラグナロクの力を奪われていましたね………なら………!」

春香は、膨大な魔力を手に集め………

春香「{トリプルオメガアロー}!」

春香はオメガアローを3連発するが、メテオはやはり防御壁を展開。これも凌いでしまう。

メテオ「甘いわ!」

メテオはラグナロクの力を使い、闇の光弾を放つ。

春香「{プロテクション}!!」

春香も負けじと防御壁を展開。しかし、ラグナロクの力で生み出された光弾である為か、春香の防御壁にヒビが入る。

春香「うっ………くっ………!!」

メテオ「ラグナロクの力の前には、お前の力も無力だ。」

メテオは更に光弾を放つ。すると、春香の防御壁は破壊される。

春香「ぷ、プロテクションが………!?」

と、驚きを隠せない春香。だが、そこへメテオが走って来て、春香のお腹を殴る。

春香「かはっ!?」

更にメテオは回し蹴りを放ち、春香を吹き飛ばした。

春香「あぐっ!」

春香は壁に激突し、地面に落ちた。それと同時に、春香の変身は解かれ、春香が被っていた帽子が外れ、白く美しい髪と、緑のカチューシャが顕になる。

メテオ「………分かったか。お前の足掻きなどどうにもならぬ。大人しく死ぬがよい。」

メテオは春香の首を掴み、絞め殺そうとする。

春香「く、苦しい………!」

声を漏らす春香。するとメテオは………

メテオ「………いや待て、このまま殺すのは少しもったいないな………」

そういうと、メテオは春香に対してこう話を持ちかけた。

メテオ「白宮春香よ、お前に選ばせてやる。ここで死ぬか………あの男を捨て、私の妃になるか………」

春香「(と、取引………?)」

と、春香はメテオに取引を持ちかけられているのを悟った。だが春香は………

春香「あ、貴方の妃なんて………冗談じゃありません………私が妻として愛しているのは、Uさんだけ………貴方の女になるくらいなら………ここで死んだ方がマシよ!!」

メテオ「ほう………強い女だ。確かにUが惚れ込むはずだ………なら、死ぬがよい!!」

首を絞める強さが増す。春香は、自らの死を覚悟するが、突如、辺りに散らばっていた機械の棒が、メテオ目掛けて飛んで来た。あまりに突然の出来事だったので、メテオもこれを回避出来ず、春香の首から手を離した。

春香「けほっけほっ!」

咳込む春香が目にしたのは、上着を羽織り、怒りに燃えるUの姿だった………

To be continued………




次回予告
春香を傷つけられたUは、怒りを覚えていた。そして、Uはブレイブナイトに変身。メテオの強さに、やはり苦戦を強いられるが………?
次回「怒りに燃えるU」


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第59話 怒りに燃えるU

前回までのあらすじ
春香はメテオに挑むが、まるで敵わず、強制変身解除にまで追い込まれ、殺されかける。だが、怒りに燃えるUが立ち上がり………!?


メテオ「ほう………まだ立ち上がるか………流石だな。」

U「………許さねえ。」

メテオ「………お前も大切な人を傷つけられて怒りを覚えてるタイプか………」

U「なんとでも言えよ………お前のせいで春香と引き離されて………どれだけ僕の心は傷付いたか………!」

メテオ「結局は自分の為の戦いか。やはり、お前は人間寄り。私の嫌いなタイプだ。」

U「お前の思惑が………何もかも上手くいくと思うなよ!」

Uは上着の中から、カードを取りだし、左腕にブレイブソードとシールドを出現させ、カードを装填する。

Brave

Uは剣を抜刀し、メテオに攻撃をする。だが、ラグナロクの力を持つメテオは、左腕にラグナロクの力を纏い、Uの攻撃を受け止める。だが、僅かにメテオが押されていた。

メテオ「何………!?」

メテオも、Uの怒りの強さを思い知らされる。しかし………

メテオ「確かに一撃は重いが………当たらなければ意味は無い!」

Uは剣による追撃を放つが、メテオはこれをかわす。更に、Uは剣を振り回すが、これもかわされる。

U「攻撃が当たらない………!?」

メテオはUの攻撃を完璧に回避していた。

メテオ「お前の動きが遅すぎて、回避は容易い。そして、ラグナロクの力を前にしては、お前など無力だ!」

メテオは衝撃波を放つ。Uは咄嗟に盾でガードした為直撃は免れたが、それでも吹き飛ばされ、ダメージを受けてしまう。

U「せ、せめてメテオにスピードで上回る事ができれば………!」

そう考えていたU。すると、機械に入っていた女性が光り輝いた。

?????「U………今こそ、メテオに一矢報いる時です。」

U「その声は………確かジェネシスだったか………?、というか、メテオに一矢報いるってどうすれば………!?」

ジェネシス「貴方のブレイブの力に更なる力を与えましょう。その力を使えば、10秒間の間のみ、大きな力を発揮出来ます。その力を使えるカードを………貴方はもう持っているはずですから………!」

そう言うと、ジェネシスの声は消え、女性からも光が消えた。

春香「まさか………今光り輝いた人は………!?」

U「うわっ!?」

Uのブレイブシールドが光り輝いた。なんと、盾の下の側面に、新たなラウザー部分が追加されていた。Uはカードを取りだし、そのラウザー部分にスキャンする。

Axell

Uの鎧の外敵パーツが開かれ、機械的な内部パーツが姿を現す。更に、盾の外側パーツも開き、中にはタイマーらしきものが………

U「勝負だ、メテオ………!、10秒間だけのな………!」

Uは何やら勝負に出る様子だった………

To be continued………




次回予告
新たな形態、アクセルモードに変身したUは、10秒間という短い時間の中で、メテオを圧倒。そして、自らの力を取り戻す事を試みる………
次回「神を超えるスピード」

Axell→ブレイブナイトをアクセルモードに変身させる。(150p)


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第60話 神を超えるスピード

前回までのあらすじ
春香を傷つけられて怒りを覚えるU。ブレイブナイトへと変身するも、やはりメテオの方が有利。だが、ジェネシスによって、Uは新たな姿、アクセルモードに変身する。


メテオ「10秒?、とうとう玉砕に出たか………?」

U「………それはどうかな?」

Uは盾の中のタイマーを押す。

Start

Uの足のパーツが動き、ロケットエンジンが現れる。

U「………行くぞ!」

Uは前進する………だが、そのスピードは見えなかった。メテオにさえ………

メテオ「何………!?」

春香「Uさん………?」

春香は帽子を被り直し、杖でフラフラと立ち上がりながら、これを見ていた。

メテオ「ぐっ!」

メテオは防御壁を展開するが、すぐに、Uに後ろから攻撃されてしまう。そして………Uはメテオの身体に後ろから触れ………

U「メテオ………僕の力を返してもらう!!」

3………2………

タイムオーバーの近付く中、Uはメテオから力の奪取を試みる。

1………Time over!!

時間切れにより、Uの姿が元のブレイブナイトへと戻る。メテオはUの腕を掴み………

メテオ「私に触れるな!!」

Uを投げた。

U「ぐあっ!?」

Uの身体は壁に激突し、地面に落ちると共に変身が解かれた。

U「はあっ、はあっ………ある程度は取り戻せた………ゴッドとラグナロクの力だけは取り戻せなかったけど………」

メテオ「貴様………狙っていたな………私から力を取り戻す事を………!!」

U「………本当は全部取り戻したかったけどな………」

Uは春香を見る。春香は未だフラフラとしていた。

U「(出来ればこのまま戦いを続行したいが、春香はダメージがまだ残っている………無理はさせられない。幸い力は取り戻せた訳だし………ここは一時撤退するべきか………)」

Uは撤退を決め、春香の肩を掴み、テレパシーを使う。

U「(………ここは撤退しよう。幸いにも僕の力の一部は取り戻せた。ゴッドやラグナロクの力は取り戻せなかったけど………この状況で取り戻せるとは思えない………)」

春香「(Uさん………力を取り戻せて良かったです。でも、どうやって撤退を?、ここでは何故か私のテレポートが使えないのです………)」

U「(………仕方無い、強行突破だ。頭の帽子と杖をしっかり持って、僕に掴まってろよ。)」

春香「(………はい。)」

春香は、左手で頭を押さえ、右手で杖を持ちながらUの身体を抱きしめる。

U「………ここは退かせてもらう。あばよ!」

Uは身体を宙に浮かせ………

U「{ワイルドソニックアタック}!」

必殺技を使ってメテオのいた城の壁を破壊して強行突破する。そしてUのキック技で、U達は脱出に成功した………

メテオ「おのれU………やはり何をしでかすか分からん男だ………!」

と、計画が狂った事を悔しがっている様子のメテオだった………

 

そしてこれはあずさ達視点。彼女達は、幻想郷の目の前に来ていた。

美咲「もうすぐ着くね。」

あずさ「そうね。でも、結局Uさんは捕まったまま………一体どうすれば良いんだろう………」

明日香「あれ………?、何かこっちに向かって来てない?、ドリルみたいなの………」

天風「え………ドリル?、って逃げろーー!!」

あずさ達は、大慌てでドリルのような回転をしながら降りて来た何かを回避する。そして、落下地点には、気絶していたUと、Uに抱きついていた春香が倒れていた。

あずさ「え………U君!?」

あずさ達は困惑を隠せなかった………

To be continued………




次回予告
あずさ達は驚きながらも、春香の案内でUの家に向かう。家の中からはUの愛娘、真子が出て来て………?
次回「帰って来た幻想郷」


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第6章 解析不能な力
第61話 帰って来た幻想郷


前回までのあらすじ
Uはアクセルモードの10秒間で、メテオを圧倒。力の一部を取り戻す事に成功する。だが、春香の状況を考えたUは、撤退を選択。撤退した先には、偶然にもあずさ達が………


美咲「は、春香さんと一緒にいる………?」

春香「あ、貴女達は………覚えているわ。確かUさんと一緒にいた子達ね………それに………」

ソフィー「春香ちゃん………なのよね?」

春香「ソフィーさん………はい。」

冬香「お姉ちゃん、洗脳が解けたの!?」

春香「冬香なの………?、着いてきていたのね………?」

冬香「うん………お兄ちゃんとお姉ちゃんが心配だもん………!」

春香「そう………多大な迷惑をかけたわね………」

レナ「U殿は取り戻したのか………春香殿を。」

春香「貴女は………?」

レナ「失礼。私はレナファレスト・ナイタルト。U殿とは最近知り合った者だ。」

春香「そう………レナファレストちゃんね。」

レナ「私を子供のように見ておられるようだが、これでも20代なのだ。」

春香「ごめんなさい。歳下の子はどうしてもちゃん呼びしちゃう性分だから………」

レナ「………そうか………ならば、私はその呼び方で一向に構わないそれに、私の事はレナと呼んでもらいたい。」

天風「なんか、最近のレナは、レナって呼ばせたがるよな。」

レナ「お前はダメだ。春香殿に許可したのは、U殿の奥方だからだ。」

天風「ちえっ、相変わらず差別の酷い野郎だぜ………」

と、会話をする天風とレナ。一方、エメリスが倒れているUに駆け寄り………

エメリス「U………無事て良かった………」

と、Uが生還した事に安堵していた。すると、Uは目を開く………

U「………エメ………リス?」

Uはエメリスの名を呟く。エメリスは涙を零し………

エメリス「U!!」

と、Uを強く抱いた。

U「苦しいよ………エメリス………」

エメリス「またボロボロになって………いつもUはそう………お人好し過ぎるよ………!」

U「………お人好し………あながち間違いじゃないかもね………」

と、Uはエメリスの問いに答えた。

美咲「しかし………これから先どうしましょう?確かに電子コンパスがここを指しているみたいだけど………」

U「幻想郷なら、僕らの庭みたいなものだ………僕の家に戻ろう。」

天風「お前、家があったんだな………」

U「小さい家だけどね………帰るのは怖いや………多分アイツを怒らせてる。」

春香「………そうですね。きっと心配して怒ってきますよね………」

二人の会話に首を傾げるあずさ達であった………

 

U達は幻想郷の中に入って歩き、数十分後に人里のUの家に辿り着いた。

U「………ちょっと怖いけど………開けよっか。」

Uは鍵を取りだし、家の扉を開ける。すると、鍵が開いたことに気づいた、家の中にいた人物が玄関に走ってきた。その人物は………

真子「えっ………お父さんと………お母さん………!?」

Uの家に住んでいる真子であった………

To be continued………




次回予告
真子はU達が帰ってきた事に涙を零し、また彼等を説教した。Uは、真子に家を空けてしまっていた事を謝罪する………
次回「泣き崩れる娘」


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第62話 泣き崩れる娘

前回までのあらすじ
U達は仲間達と合流。同時に幻想郷に着いた為、U達は、Uの家に向かう。家の中からは、Uの愛娘である真子が出て来て………?


U「やあ真子………何日ぶりだっけ………?」

真子「バカ………お父さん達が失踪してから24日………約1ヶ月くらい私達の前に現れなかったのを、知らないなんて………」

U「け、結構経ってるような経ってないような………?」

と、謎の困惑をするUに、真子は泣きながら抱き着いた。

真子「………お父さん達がいなくなったから………霊夢さんや魔理沙さんに紅魔館の方々や永遠亭の方々………幻想郷中の知り合いに片っ端から頭下げて、お父さんとお母さんを捜索してもらったのよ!!」

U「そいつは迷惑をかけたな………一体僕は何十人に頭を下げる事になるのやら………」

真子「………何を呑気に言っているのよ………!、皆、お父さんを心配してたのよ………!?」

U「………そいつは幸せだ………アイツら本人の口からはなかなか聞かないけどな………」

真子「………答えて。今まで何をしてたの!?」

U「………真子、真実を知ろうとするのは良くない話だ。それに、僕が抱えている問題にお前を巻き込みたく無い事は知っているはずだろう?」

真子「それは………そうだけど………でも、1ヶ月くらい何も連絡無しでどこか行ってたなんて………大事以外の何物でもないよ!!」

U「………それもそうか。じゃあ今回は特別に話してやる。」

と、Uが語ろうとした時、レナが春香に耳打ちをする。

レナ「春香殿………私はこのような親子の会話は嫌いでは無いが苦手だ。悪いがこの周辺………人里であったか。ここを探索させてもらうとしよう。」

レナがそう言うと、春香はニコッと笑い………

春香「………お気遣いありがとう。」

と、告げた。レナはミリンにもそう告げると………天風の服の首元を掴み………

レナ「お前も来い。」

天風「な、何でだよ!?」

レナ「状況を考えろ。あの場はU殿とその娘殿に感動の再会をさせてあげるべきだ。」

天風「お、俺が見届けて何が悪いんだよー!!」

レナと引っ張られる天風は、何処かへと行った。

U「………ってな訳だ。」

真子「また冒険………?、そんな終わりもしない冒険を続けて、お父さんの心は痛まなかったの!?」

U「痛むさ………それにお前を放置して、家を空けた事については、いくら謝ったって許されない事は百も承知さ。でも、お前は母さんを攫われて、僕が諦めるとでも思っているのか?」

真子「それは………思ってないけど………」

U「………つまりはそういう事なんだよ。僕は心をどれだけすり減らしてでも、戦いを終結させなければならない………それこそが僕自身で選んだ道だ。そしてこれからも、この気持ちが揺らぐ事は無い………」

真子「お父さん………」

親子二人の会話。真子の説教は、Uが無事に帰って来た事への安堵の意味も持っていた………

To be continued………




次回予告
真子は家の中にUを入れ、Uと春香の2人を手当てする。真子は、春香の手当て中に、2人で会話をするのだが………?
次回「母と娘の会話」


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第63話 母と娘の会話

前回までのあらすじ
Uの家から出て来た真子は、行方不明になっていたUを叱る。Uは真子に謝罪をし、自分が戦う理由を語る………


真子「………早く家に入って。お母さんも見た感じ、怪我してるみたいだけど………お父さんの方が酷いんだから。それに、薄汚れた包帯………一体いつからの傷なのよ………昔からお父さんの身体は傷の多い身体だったけど………」

U「………もう覚えている限りでも4回は手当てを受けているな。」

真子「………それでも諦めないところがバカだよね………お父さんらしいけど。」

真子は、Uの肩を持ち、家の中に入れる………

春香「さあ、皆さんも入って。」

ソフィー「私はパス。Uと真子ちゃんの雰囲気を壊したくないもの。」

ガイア「同感ですな。」

冬香「じゃあ、私は入る〜!」

エメリス「私も入る………!」

ミリン「姫様………なら仕方ありません。お邪魔させて頂きます。」

明日香「私達はどうする?」

のぞみ「………Uの家はお世辞にも広いとは言えないわ。あずさ、貴女がいてあげて。」

あずさ「う、うん。分かったよ。」

レイ「………美咲、貴女もいてあげて。」

美咲「わ、私も………!?」

レイ「私達の中でUと一番仲がいいのは貴女でしょう?、貴女もいてあげるべきよ」

美咲「………わ、分かったよ。」

こうして、Uの家に入る事になったのは、あずさ、美咲、エメリス、ミリン、冬香の5人となった………

 

家の中………

家の中は、U達と同居している青原一家が掃除やら家事やらをしていた為に、清潔を保っていた。

春香「………はい、どうぞ。」

春香は、5人にお茶を出した。すると、Uの手当てを終えた真子がやって来て………

真子「あっ………お母さん!、お母さんだって怪我してるんだから、寝てなきゃ!」

真子は春香の手を引き、春香の部屋に連れて行った………

冬香「………いいなぁ。親子って。」

美咲「そうですね………」

 

春香の部屋………

真子「………もう、お母さんもお父さんと変わらないんだから………」

真子は、春香の傷に絆創膏を貼ったり、包帯を巻いていた。

春香「………ごめんね、真子。家を1ヶ月も空けちゃって………」

真子「………何も言わないよ。お父さんから聞いたの。お母さんが1ヶ月近く捕まったままだった………って。」

春香「………ええ。まだ手首の傷口が痛いわ。それに………縄を見ると縛られていた時の事を思い出して、怖くなってしまうわ………」

真子「お母さん………」

真子は言葉を漏らすと、少し黙り込む………そして………

真子「………でも、お母さんには、お父さんっていう王子様がいるじゃない………」

春香「真子………?」

真子「お母さんはお姫様なの。王子様とお姫様が出てくる話は、2人のどっちかが助けてハッピーエンドになる………物語の王子様とお姫様の関係をこう教えてくれたのは、お母さんだよ?」

春香「そ、そうだったかしら………?」

真子「………まあ、お父さんが王子様っていうのは、言い過ぎかもしれないけど………お母さんは、お父さんから見ても、私から見ても………お姫様だよ………なーんてね。」

真子は笑顔でそう告げた。すると、春香は涙を流した………

真子「ちょっ、お母さん!?、もしかして、今の例えはまずかった………!?」

春香「いいえ………嬉しいの………こんなおばさんをお姫様って呼んでくれた事が………」

春香は嬉し涙を流していた………真子の言葉がそれほど嬉しかったのであろうか………真意は春香だけにしか分からない………

To be continued………




次回予告
一方、部屋で布団に寝転がっていたUは、春香の事が気になって寝付けないでいた。そんな彼の部屋に、突如春香が枕を手にやって来て………?
次回「Uの悩みと春香の愛」


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第64話 Uの悩みと春香の愛

前回までのあらすじ
真子は、Uと春香の傷を手当てする。真子は春香との手当ての時に、弱気になってしまっていた春香を励ました………


3時間後、Uの部屋………

Uは、真子の手当てを受けた後、布団に寝転がっていた。しかし、寝付けないでいた。その理由は………

U「………もうあの出来事から、1ヶ月くらい経ってたのか………その間に色々あったから、何日経ったかなんてすっかり忘れてたよ………でもそれは、1ヶ月くらい、春香を助けられないでいた………って事だよな………」

Uは独り言を呟いていた。内容は、全てが始まったあの日からの振り返りである。

U「………泣いていたのかな?、春香の性格からしたら有り得る話だよね………もしそうだったら………悪いのは僕なのかな………?」

と、また自分の責任にしようとしていた。すると………突然Uの部屋のドアが開いた。

U「ふぇ!?、は、春香………!?」

なんと、春香が枕を片手にUの部屋に入って来た。いつもなら、ノックをしてから入ってくるので、Uは驚いていた。すると、春香はUの布団の中に入ってきた。春香は、Uに無言で抱き着く。この行動に、Uは顔を真っ赤にして………

U「(ちょっ………何が起きてるんだ………!?)」

と、心の中で考えた。Uは何が起きてるのか分からず、パニックに陥っていた。

U「(ね、寝惚けてるのか………?)」

と、春香のこの行動の意味を理解出来ないU。すると、春香は………

春香「………また自分のせいにしようとしてますよね………?」

と、突然話しかけて来た。Uは驚きながらも………

U「………そ、そんな訳ないよ………!」

と、答えた。すると春香は………

春香「………嘘つき。あなたは、責任問題になると、いつもと言っていい程、自分を責めるんですから………」

U「それは………」

春香はUの包帯を外すと、傷口にメガヒールをかけた。

春香「………私は、あの冒険でUさんに恋をしました。優しくて、強くて、誰かの為に自分を犠牲に出来るあなたを………」

U「あの冒険………君とデストロを倒した時の………」

春香「………確かに、Uさんは冒険以外の事になるとダメダメで、Uさんの身体も強いとは言えません………というかむしろ弱々しいです。」

U「はっ、はっきりと言うね………」

春香「………でも、私は好きです………私の為に奮闘して………自分を犠牲にしてでも何かをしようとする心の強さ………そういう、あなたらしい所に私は惹かれたんですよ………」

と、春香は自らの心を告白した。Uは春香の顔が見てられないので、知る由もないが、春香も顔を真っ赤にしてこれを告白していた………

To be continued………




次回予告
2人はそのまま眠ってしまったのか、気がついた時には朝になっていた。2人は、顔を真っ赤にしていたせいか、未だ寒い冬の中で、暑く感じていた………
次回「寒い中の暑さ」


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第65話 寒い中の暑さ

前回までのあらすじ
Uは、自分の部屋で布団に寝転がっていたが、寝付けないでいた。そんな彼の傍に突然春香がやって来た。2人は言葉を交わし………?


そこから更に数時間後………

U「………ううん………?」

Uは目を覚ました。鳥のさえずりが聞こえてくる事から、朝だという事がわかる。

U「寝ちゃってたのか………」

Uは前日の夜、春香と二人、同じ布団で寝ていたのだが、いつの間にか眠ってしまったようだった。Uは身体を起こす………が、自分の着ていた寝る用の着物が着崩れ、肌が露出している事に気付いた。

U「な、なんで寝間着が着崩れてるんだ………!?」

困惑するU。春香の方を見ると、春香もパジャマのボタンが外れていた。

U「ま、まさか………」

Uは顔を真っ赤にする。少しして我に返ると、Uは春香のパジャマのボタンを閉じる。

U「全く………大人しくて清楚かと思ったら、僕の前で大胆な事してきやがって………」

Uはそう呟く。

U「しかし、変だな………真冬の季節なのに、身体が寒くないや………寧ろ暑く感じる………」

Uは変な気分だった。Uはその理由を模索する。理由は分かったのだが、恥ずかしくて仕方が無いため、この事について考えるのはやめた。Uは身体の包帯を外す。春香のメガヒールによって、Uの肌は綺麗に治っていた。

U「………世話を焼きたがるお姫様だぜ………」

Uは眠っている春香に向けてそう呟いた。そして、いつもの服に着替えると………

U「………僕の寝間着でも抱いてな。」

と、春香の手にまだ暖かい寝間着を抱かせると、Uは部屋を出た。それから十数秒後、春香は目を覚ます。

春香「………暖かい。」

春香は寝惚けながらそう呟いた………

 

リビング………

U「ふわああぁぁ………」

大きなあくびをしながら、1階のリビングに向かうU。するとそこには、あずさ、美咲、エメリス、ミリン、冬香が食事を取っていた。

美咲「あ、師匠!、おはようございます!」

美咲が最初にUに挨拶する。

U「お、おはよう………っていうか、家に泊まってたのか………?」

真子「私が奨めたの。他の人達は、家の外の庭にテント張ってたけど。」

U「………そうか。」

真子「………お母さんと久しぶりの共寝は楽しかった?」

この質問に、Uは顔を真っ赤にして………

U「や、やめろよ!!」

と、返した。エメリスはこれを見て………

エメリス「いいなあ………私も零と共寝したかったなあ。」

U「………相変わらず天然発言ばかりするな、エメリスは………って、待てよ………?、エメリスって、星切の婚約者だったんだろ?、そのままエメリスと結婚してたら、僕が目覚める事も、春香と出会う事も無かった………って事になるんだよね………?」

Uは遂に気付いてしまった。すると………

春香「………あらあら、そうだったんですね………?」

Uの真後ろから春香の声が………

U「は、春香ーーー!?」

Uは驚きのあまり大声で春香の名を呼んでしまった………

To be continued………




次回予告
事実に気づいてしまった春香は、あずさ達の手前にも関わらず、Uに甘えるように抱き続ける。これを見たエメリスは、1日くらい甘えさせるべきではないかとの発言をする………
次回「甘える春香」


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第66話 甘える春香

前回までのあらすじ
Uは目を覚まし、いつの間にか眠っていた事を確認する。リビングに向かうと、あずさ達に会う。そして、彼女達との話の中で、Uはもしエメリスと星切の関係性がこのまま続いていたら………についてを知ってしまう。そして、いつの間にかいた春香にもそれを知られて………?


U「ねえ、春香………ちょっと離れてくれないかな?、ご飯が食えない………」

春香「………」

あずさ「は、春香さん、さっきの話を聞いたせいか、ずっとU君に抱き着いてる………」

春香は、Uの腕に抱き着いていた。それもUが振り解けない程に。

U「それに、あずさ達の手前だから………恥ずかしくてしょうがないよ………」

春香「………嫌です。」

U「ど、どうしたらいいのさ………?、君達この状況どうにかなる方法知ってる?」

あずさ「ごめんね、分からない………」

美咲「私も分かりません………」

ミリン「私も存じ上げません………」

冬香「お兄ちゃん羨ましい〜」

U「なんで、冬香だけ羨ましがってるの!?」

真子「………お母さんの愛情が強すぎる為にそうなったんじゃ無いの?」

U「………な、なんでそんな事が言えるのさ………?」

真子「………私も剣城君もそんな事にならないもん。」

U「………ま、真子はなんか解決法無いのかよ………!?」

真子「知らない。」

U「あ、あっさり返してきやかった………我が娘ながら恐ろしいぜ………」

Uが頭を抱えていると、エメリスがこんな事を言い出した。

エメリス「………今日くらい春香さんに甘えさせてあげるべきだよ。」

U「きゅ、急に何言ってるんだよ、エメリス………!?」

エメリス「春香さんは1ヶ月も捕まってたんでしょ?」

U「あ、ああ。」

エメリス「なら、甘えさせてあげるべきだよ。それと………デートもしなきゃ。」

U「え………?」

Uは困惑。更に………

U「で、でもメテオの件はどうするんだよ………?」

美咲「もし仮にこっちの方に攻めてきた時は、私達がなんとかしますよ。」

あずさ「そうね。U君は春香さんとのデートをして来たらいいよ。」

U「………そ、そうか………」

Uは一度息を整えると………

U「春香、突発的だけど………デートに行かないか!?」

春香「………!?」

春香は困惑するが………

春香「………お、お供させて頂きます!」

顔を真っ赤にして、Uのデートに行く事にした………

 

2人は朝食を食べた後、幻想郷デートをする事に。Uはバイクに乗り、春香を後ろに乗せる。

U「じゃあ、夕方には戻る。」

真子「気を付けてね。」

Uはハンドルを捻って、バイクを動かした。

真子「………デートか。剣城君の仕事が落ち着いて来たら、私も剣城君とデートしようかな〜」

真子は2人を見送ると、そう呟いた………

 

メテオの事が未だ問題となっている中、Uと春香はデートの旅に出かける事に………

To be continued………




次回予告
Uと春香は、水上モードに変形させたバイクで、氷の湖を越え、紅魔館へと向かう………
次回「霧に囲まれる紅魔館」


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第67話 霧に囲まれる紅魔館

前回までのあらすじ
春香は、あずさ達の手前にも関わらず、Uに甘えるように抱き着いていた。エメリスの言葉で、Uは春香をデートに誘う。こうして、2人はデートの旅へ………


U「………こうして、2人きりで出かけたのはいつぶりだろうね。」

春香「私の世界へ帰省した時以来だったかと………」

U「………って事は、1年以上前か。あの時は大変だったけどね。」

春香「そうですね………」

春香は暗い顔をする。Uはそれを察したのか………

U「………あの時に君の父さんを倒してしまったんだったな………」

と言った。

U「………君の父さん………クルスさんは愛に生きた人だったな………あの人の境遇、僕と同じだったんだ。別の時間軸で君を失った時みたいに………」

春香「………」

U「………恋人を失うと不意に思うのさ。何故、大切な人が死なねばならないのだと。世の中は何故、何かを与えられると同時に何かを奪うのだ………とね。」

春香「そうなんですね………」

U「君の父さんは素晴らしい人だった。あの人の思いを胸に、僕達は夫婦として共に幸せを求めるべきなのかもしれないね。」

春香「………そうてすね。」

2人はそんな会話をしていると、氷の湖に辿り着いた。

春香「………氷の湖………ここから飛びます?」

U「いや、バイクのままで大丈夫さ。」

Uはそう言うと、バイクのキーを逆に捻り、エンジンを消す。そして、更にバイクを逆の方に捻ると、バイクの車輪がバイクの中に収納され、バイクのした部分に、船型のヨットが出て来た。所謂マリンバイクである。

U「………んじゃ、行きますか!」

Uはバイクで湖に入る。そして、湖の中を高速で駆け巡る。

U「ヒャッホーーーイ!!」

春香「(やっぱりこっちの方がUさんらしいわね………)」

春香は、Uの心から楽しんでいる様子に笑顔を浮かべる。すると、目の前から………

???「待て〜!」

妖精の少女2人が目の前に現れる。

春香「あれは………チルノちゃんと大妖精ちゃんかしら?」

チルノ「此処で会ったが百年目………って、ぎゃあああああ!?」

チルノが名乗っていると、Uはバイクでチルノを轢いた。

U「悪いなー、お前の相手をしてる暇無いんだー!」

春香「ご、ごめんね、チルノちゃん!!」

Uは颯爽と湖を進む。そして、チルノは湖の中に落ちた。

大妖精「ち、チルノちゃんーーー!?」

大妖精は大慌てで、チルノを引き上げようと、チルノの手を引く………

 

春香「………もう、チルノちゃんを轢かないでくださいよ。真子のお友達なんだから。」

U「………だってバイクは急には止まれないもん。」

春香「後で謝ってくださいよ?」

U「善処する。」

2人は会話をしていると、紅魔館が見えて来た。

春香「紅魔館に着きましたね。」

U「………相変わらず霧に覆われた館だな………」

Uはそう呟いた………

To be continued………




次回予告
Uと春香は紅魔館を訪問する。だが、Uと春香の訪問に、紅魔館の住民達は驚いていて………?
次回「住民達の驚き」


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第68話 住民達の驚き

前回までのあらすじ
Uは春香と共にデートへと向かう。2人はまず、紅魔館の方へと向かう事に。氷の湖を駆け抜け、2人は霧に覆われた紅魔館へ………


Uと春香はバイクを降り、紅魔館の門番である美鈴を見る。

春香「………寝てますね。」

U「ここにはメテオの被害は無い………って事なんだと思うよ。」

Uは美鈴の頬を抓る。

U「おーい、起きろ中国門番ー」

春香「ちょっと、Uさんその起こし方は………」

U「………でも起きないんだよな、これが。それだけ平和ボケしてるって事だろ。」

春香「な、成程………」

春香が苦笑いをしていると、上からナイフの雨が………

U「えっ、ちょっ、ナイフ!?」

慌てふためくU。だが、ナイフは美鈴の頭とUの身体に突き刺さる。

U「ぎゃああああ!?」

春香「ゆ、Uさん!?」

だが、Uの身体は不自然に崩れ、ナイフが地面に落ちる。

U「………なーんて、幻想。挨拶にしては盛大過ぎるよ、咲夜。」

咲夜「………やはり生きていたのね。」

ナイフを投げていたのはやはり咲夜だった。しかし、彼女は何か驚いていた様子で………

咲夜「………1ヶ月も行方不明になっておいて、何食わぬ顔で帰って来たのね………」

U「………まあ、色々あったけどね。」

咲夜「………帰ってきたからにはお嬢様に会ってもらうわ。こっちは真子ちゃんの捜索協力に振り回されたんですもの。それくらいは可能よね?」

U「そのつもりでここに来た。レミリアに会わせてくれ。それに、調べたい事もあるんだ。」

こうして、U達は紅魔館の内部へ入る事に………

 

客人室………

Uはレミリアと再開。レミリアは再開時にUと春香の顔を見て驚いていた。U達が事情を説明すると………

レミリア「………そう。そんな事が………」

U「………僕も春香も、メテオのやろうとしている事に振り回され続けていた。残る時間は5ヶ月程。何とかして手を打たないと、世界は終わる。」

レミリア「………それはスキマ妖怪には話したの?」

U「いや、まだだが………それがどうかしたのか?」

レミリア「………スキマ妖怪がここ1ヶ月の間、姿を見せていないわ。」

U「………珍しい話だな。アイツは人前に姿を見せない事は多いが、連絡も無しに1ヶ月なんて前例が無い。」

レミリア「真子ちゃんがアンタ達の捜索に協力を呼び掛けに来た時も、あのスキマ妖怪の事は何も聞かなかったわ。世界が滅ぼされては、幻想郷も滅ぶ定めになりうるやもしれない。そうなれば、真っ先に動きそうなはずなのに………」

U「………本当だよな。」

レミリア「………ところでアンタ、春香さんを泣かせてないでしょうね?」

U「そ、それは………」

Uは慌てる。すると………

春香「私は泣いてません。Uさんが助けに来るのを………待ってましたもの。」

と、春香は涙を零しながらも、笑顔でそう答えたのだった………

To be continued………




次回予告
Uはもう1つの目的を調べに図書館へ。だが、Uがいくら調べても、目的の情報は見つからなかった………
次回「本に無い神」


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第69話 本に無い神

前回までのあらすじ
紅魔館を訪れたU達は、咲夜、レミリアと再開。レミリアとの話の中で、Uは紫が姿を見せなくなり、連絡も無いという事を知る………


レミリア「そう………だいぶ信頼されているわね、アンタ。」

U「………うん。」

レミリア「………それで、話はおしまいかしら?」

U「いや、1つ知りたい事がある。図書館の本を見させて欲しい。」

レミリア「………好きにすれば?」

U「お前は僕に対して素直な所を見せないよな………でも、感謝する。」

Uはそういうと、図書館の方へ向かった。春香も追いかけようとすると………

レミリア「………春香さん、少し残ってもらえるかしら?」

春香「ど、どうしましたか?」

レミリア「………未来の運命を見た。近い内にUは絶対に苦悩に追い込まれる。その時は貴女が傍にいてあげるといいわ。」

春香「………分かりました。ご助言くださりありがとうございます。」

春香はそう言うと部屋を出た。

レミリア「………本当にUには勿体無い人。なんであんな男に惹かれたのやら………?」

咲夜「………アイツの優しさでは無いかと。」

レミリア「優しさねえ………その答えは嫌いでは無いけれど、私は春香さんがUの繊細でデリケートな心を理解出来たからだと思うけどね。」

レミリアはそう言って紅茶を飲んだ………

 

一方、Uは図書館を訪れ、片っ端から神についての本を読んでいた。しかし………

U「………ダメだ。どこにも書いてない。ジェネシスの事については………」

パチュリー「ジェネシス………私も神についての本を片っ端から読んでいったけど、そんな名前の神は知らないわ。」

U「うーん、でもジェネシスは確かにいた。春香から聞いた話だと、ジェネシスの肉体をメテオが持っているのを目にしたと。その姿は美しい女性だったとか………」

パチュリー「………白宮春香の口から出てきたのなら信用に値するけど………本当にそんな神がいたの………?」

U「………うん。」

パチュリー「………でも情報が無いんじゃ、どうしようも無いわね。」

U「………そういう時は自分の足で確認するさ。」

パチュリー「………また彼女を泣かせるわよ?」

U「………覚悟の上だよ。また寂しい思いをさせるのは………」

Uがそう言うと、追いかけて来た春香は驚きの表情を見せ………

春香「ど、どういう事ですか!?」

と、Uに近付く。

U「………薄々感じてはいたと思うけど………僕はまた君を置いて旅に出るかもしれない。」

Uは春香の手を握り………

U「………待っていて欲しいんだ。絶対に帰るって約束するから。」

Uがそう言うと、春香は突然Uに抱き着いた。

U「は、春香………?」

春香「Uさんのバカ………なんでいつも私を置いて旅をするんですか………?」

と、春香は涙を零しながら、Uに問うのだった………

To be continued………




次回予告
Uは、とうとう内心を明らかにする。彼は春香を傷付けたく無い為に、望んで旅に同行させるつもりが無かった事を口にして………?
次回「Uの本心」


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第70話 Uの本心

前回までのあらすじ
Uは図書館でジェネシスの事を調べるが、情報は何も得られず。Uはまたしても旅をする事になると覚悟を決める。しかし、春香を置いていくつもりであったUに、春香が置いていく事について疑問をぶつけて来て………?


U「ど、どうしたんだよ急に………?」

春香「………これ以上貴方が傷付いて帰って来るのを見たくない。私は貴方を守りたいんです………!」

U「………そうだったのか。でもごめんね、僕は君の事を傷付けたくないんだ。」

春香「え………?」

U「………それにまだメテオの事は何も解決しちゃいない。そんな中で君を連れて行ったら………また君が利用されてしまう。」

春香「だ、大丈夫ですよ、私の事なんて………!」

U「………嫌なんだよ、君が傷付くところを見るのが!!」

春香「………!?」

突然の大声に驚く春香。

パチュリー「ちょっと、ここで喧嘩を………!」

Uはパチュリーを睨む。その鋭い視線にパチュリーは言葉を止めてしまった………

U「………僕は誰かに本心を騙った事はあまり無い。だが君を納得させる為には、僕の心のうちを明かす必要があると考えたから言ってやる。」

Uは春香の頭を撫でると………

U「………君は僕を支え、僕の世話を焼きたがる性格なのは分かっている。でもそれこそ戦いでは隙を見せる事になりかねない。それに君が傷付く姿を見るのは嫌なんだ。だから君は連れて行かない。この理由は昔からずっと変わってない………僕が君を連れて行かない理由が分かったかい?」

春香「………」

春香はUがそう言うと、突然彼を突き飛ばした。

U「は、春香………?」

春香「………口で言っても分からないみたいですね。いえ、それは昔からでしたか。」

春香はそう言うと、魔力で杖を手元に持って来て、メイジステッキを杖のステッキ装着パーツにセットする。

春香「変身………!」

Mage Change!!

春香は光闇魔道士へと姿を変えた。

パチュリー「想像を絶する魔力………!?」

U「………力づくで分からせるつもりなんだ。はしたない。」

春香「………Uさんが頑固なのが悪いんですよ………!」

U「やれやれ、頑固なのはどっちだか。」

Uはセイバーを取り出すが、春香は衝撃波を放ち、Uの手からセイバーを手放させた。

春香「………本気で来てください。手を抜かれても困りますから。」

と、Uに杖を向ける春香。Uは溜息をつくと

U「………全く、どうなっても知らないよ………?」

Uはブレイブソードとシールドを左腕に出現させ、盾にカードを装填し、剣を抜刀する。

U「………変身。」

Brave

Uはブレイブナイトへと変身する。

パチュリー「ちょっと!、人の図書館で喧嘩しないでもらえる………!?」

U「………被害は最小限になるように努力はする。」

Uは剣を手に春香に近付く。そして春香もまた、杖を片手にUに近付いた………

To be continued………




次回予告
Uと春香の夫婦喧嘩。紅魔館を巻き込んだ2人のぶつかり合いの行方は………?
次回「紅い館での夫婦喧嘩」


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第71話 紅い館での夫婦喧嘩

前回までのあらすじ
Uは春香を連れて行かない本当の理由を話す。しかし、春香は力づくでもUに同行するつもりらしく、光闇魔道士へと姿を変え、Uに戦いを挑む………


春香は闇の魔法を放つ。だが、ブレイブナイトのアーマーが春香の魔法を弾く。

U「この鎧には牽制魔法は無意味に等しいよ。」

春香「みたいですね………ならば!」

春香は両手に魔力を集める。

春香「{トゥワイズサンダー}!」

2発の雷が、紅魔館の天井を貫き、U目掛けて落ちてくる。

U「雷か………」

Uは盾の下部分のラウザーにカードを通す。

Axell

Uはアクセルモードに変身し、盾のタイマーを押す。

Start

足のロケットエンジンが展開されると、Uは猛スピードで動き、雷をかわす。

春香「Uさんの動きが見えない………!」

アクセルモードのスピードの速さに戸惑う春香。そこへ、Uが高速の連続キックを放つ。

春香「ぐあっ!、あぐっ!」

春香は一方的に攻撃されてしまう。

U「………君の魔法が凄いのは認めるけど、僕のスピードには勝てないよ。」

3………2………1………

U「悪く思うなよ!」

Uは春香のお腹を殴る。

春香「かはっ!?」

春香はUの身体に倒れた。それと同時に………

Time over!!

Uは春香の身体を抱きかかえ………

U「………分かっただろ?、これ以上君を傷付けたくない。」

Uは剣を盾に戻す。すると春香は手に魔力を集め………

春香「あなたに真正面からぶつかっても勝ち目が無いのは分かっています。だから………懐に潜り込む隙を伺ってたんですよ!」

U「何………!?、しまっ………!」

春香「覚悟………{トリプルオメガアロー}!」

春香はゼロ距離でオメガアローを3発放ち、Uを大きく吹き飛ばした。だが、春香にとってもこれは無茶な作戦で、このオメガアローの爆発の勢いで大きく吹き飛び、変身が解除され、帽子が外れた。

春香「はあっ、はあっ………」

春香は今のオメガアローの反動で傷だらけになっていた。一方のUも変身解除されていたが、オメガアロー3発をまともにくらい、ボロボロの姿で気絶していた。というかブレイブナイトに変身していなかったら、死んでいたかもしれない。

U「あっ………ううっ………」

春香「ゆ、Uさん………!」

春香はUに近付こうとするが、先程お腹を殴られた時のダメージと、今のオメガアロー3連発の反動で、倒れて気絶してしまった。この現場を目の当たりにしたパチュリーは、言葉が出て来なかった。

パチュリー「………!」

レミリア「どうしたの、パチェ………!?」

現場にやって来たレミリアが、パチュリーに声をかけていた時、彼女も現場を目の当たりにし、言葉を失った。

レミリア「………まさに最大の夫婦喧嘩ね………!」

レミリアは2人の様子をそう言い表した………

To be continued………




次回予告
Uは春香の気持ちの本気を思い知り、彼女を同行させる事を仕方無く認める事に。だが、Uは春香にとある約束をさせる………
次回「2人の約束」


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第72話 2人の約束

前回までのあらすじ
Uと春香の勝負。Uが有利かと思いきや、春香のカウンターでお互いボロボロに………


数時間後、寝室………

U「………はあ。まさかあの場面で僕にオメガアロー3連発を撃ってくるとは………」

春香「ほ、本当に申し訳ございませんでした………」

春香はベッドに横たわるUに土下座する。

U「いや、もう謝らなくて良いって………君の本気さは分かったから………」

春香「………本当に連れて行ってくれるんですか?」

U「………約束しよう。但し条件がある。」

春香「条件………?」

U「条件………と言うよりは約束と言うべきか?、君に守ってもらいたいことがある。ちょっとこっち来て。」

Uは春香を手招きし、自身の近くに来させると、春香を強く抱き締め………

春香「ゆ、Uさん………!?、く、苦しいです………」

U「………僕から離れないでくれ………怖いんだ………君とまた離れるのが………!」

Uは涙を流しながら、春香にそう告げた。

春香「………お約束します。私は今度こそ、Uさんから離れません。」

U「本当に………?」

春香「はい。」

U「………」

春香「Uさん………うわっ!?」

Uは突然春香を布団の中に引き込んだ。

春香「………ど、どうしたんですか急に………!?」

U「………なんだが君を抱き枕にしたい。そう思っただけ。」

春香「………それ程寂しかったのでしょうか?」

U「………君に甘える機会は少し前にもあったさ。でも、真子がいたせいで、どうしても甘えられなかった。アイツももう大人だ。親の僕が情けない姿を見せるなんて嫌だからさ。せめて真子の前くらいじゃ、良い親を気取っていたくてさ。」

春香「そうでしたか………」

U「………この館だったらまだいい。ここの連中と会ったのは君と会う前だから、僕の本来の性格を良く知っている。」

春香「………そうでしたね。」

U「………別に今更咲夜やレミリアにいじられたって嫌になんかならねえよ。」

Uは春香を抱き締め………

U「………ごめんね。いつも君に迷惑かけて………かっこ悪いよね、僕の心は弱いんだ。皆、僕の心は繊細だって言うけど………あながち間違ってないかもしれない。」

春香「………確かにあなたの心は弱いです。でも、あなたはそんな中で戦う事を止めなかった。私の存在があなたの心の傷を埋め合わせる事が出来るならば………私はどこまでもあなたについて行きます。」

U「………そうか。ありがとう、春香。」

Uは春香の身体を抱き締める。

U「………いなくならないでね、僕の目の前から………」

春香「………はい。」

その後、2人はそのまま夕方まで紅魔館で過ごした………

To be continued………




次回予告
夕方になったので、Uと春香は家に戻る事に。だが、2人が氷の湖を進む中で、突如紅魔館が爆発し………?
次回「消える紅魔館」


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第73話 消える紅魔館

前回までのあらすじ
数時間後、Uは春香の戦略を見て、彼女を旅に連れて行く事を決めた。Uはその条件として、自分から離れない事を約束させる………


夕方………

レミリア「ま、全く………こっちに手当させといて、挙句夕方までイチャイチャするとか………!」

春香「ご、ごめんなさい!、勢いでつい………!」

U「………お前は手当してないだろ。」

咲夜「………相変わらず口の悪いこと。」

U「お前に言われたくは無いね。」

春香「ゆ、Uさん!、油を投下しないでください!!」

咲夜「油と言うよりは、爆弾ね。」

U「………にとりに頼んで、ここに爆弾大量投下するぞ。」

春香「Uさんも本気にならないでくださいよ………!」

咲夜「………相変わらずジョークの通じない奴。」

U「………そうかい。」

春香「………Uさん、そろそろ帰りましょう。」

U「………そうだな。」

Uと春香はバイクに乗り込むと………

U「世話になったな。」

2人を乗せたバイクは、氷の湖を走る。

春香「………思ったより長居していましたね。」

U「そうだな。」

春香「………もしかして、あの紅魔館に行くの嫌でした?」

U「いや、アイツの前では、僕は生意気な方がいいのさ。」

春香「………Uさんって、幾つもの顔を持ってますね。」

U「………心は一つだけさ。人によって態度を変える奴だってそうさ。例外は無い。」

春香「………そうですね。」

U「まあ、アイツらだって分かってるさ。分かってなかったらあんな態度取らない。」

春香「信頼関係の強いこと。」

U「君との信頼関係と比べたら全然だけどね。」

春香「もう、口説くのが上手いんですから………」

春香は顔を真っ赤にする。すると、突然湖の水が荒れだした。

U「水か揺れている………これはバイクによっての揺れじゃない………まさか!?」

Uは後ろを振り向く。すると、紅魔館の庭らしき所が途端に爆発。紅魔館の辺り一面が、黒い謎の球体の中に呑み込まれる。

春香「………紅魔館が………謎の黒い球体の中に………!?」

U「更に膨張している………!、今の速度じゃ呑み込まれる………春香、最大全速で飛ばすよ!!」

Uはハンドルを強く捻る。するとバイクは最大速度で湖を走る。

春香「………少しあっちの方が速いです、このままじゃ………!!」

U「………陸が見えて来た。陸に上がればこっちのもの………!」

Uはそう言うと、揺れている波を利用して湖から跳ぶ。バイクのタイヤを下部分に出すと、更に速度を上げる。

U「陸地なら水上より最高速度が上がる。これで振り切る!」

Uは猛スピードで森を駆けて行く。

春香「………あら?、黒い球体の膨張が止まりました!」

U「なんだって………!?」

Uはブレーキをかけ、バイクを止める。

U「………紅魔館が消えた………!?」

突然起きた事態にUは困惑を覚えた………

To be continued………




次回予告
紅魔館が消えた事は、U達に大きな衝撃を与えた。Uは幻想郷の危機に、自宅の暖炉の先にあるあの組織に協力を求める………
次回「組織の再活動」


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第74話 組織の再活動

前回までのあらすじ
Uと春香は自宅に戻る為に紅魔館を後にする………しかし、その道中、突如紅魔館を黒い球体が覆い隠してしまい………!?


U「メテオが何かしたのか………?、いや有り得ない。僕達が紅魔館を後にしてから1分も経って無いんだぜ………あの連中がそう簡単にやられるはずはない………!」

Uは近くの木に拳を打ち付け、そう告げた。

春香「………しかし、紅魔館が消えたのは紛れも無い事実。もし仮にあのメテオという人物の陰謀でこの事が行われたと考えたならば………」

U「対策が必要だな………しかし、僕達はいずれメテオの城を叩かなければならないと考えると、いつまでも幻想郷に滞在出来ない………能力者に協力を要請したいが、紅魔館のように消される可能性もあるし、僕の事を調べていた奴だ。幻想郷の能力者の居場所なんてある程度マークしてるはずだろう。」

春香「ならどうすれば………!?」

U「………幻想戦火隊だよ。」

春香「幻想戦火隊………まさか、鏡君達に!?」

U「ああ。幻想郷でも知ってる奴はそんなにいない幻想戦火隊の組織の場所は僕達と紫、そして幻想戦火隊の関係者しか知らない。しかも場所については機密情報だ。流石のメテオも、幻想戦火隊は知っていたとしても、組織の場所までは知らないはずだ。」

春香「成程………」

U「戻ろう、時間は限られている。」

Uと春香はそう言うとバイクに乗り、自宅を目指した………

 

人里、Uの家………

2人を乗せたバイクは、Uの家に辿り着いた。庭には武器を使って実践練習をする天風とレナファレストの姿が。2人はU達に気付くと………

レナ「あれは………U殿と春香殿だ。」

天風「少し遅かったじゃねえか………って、お前らなんでボロボロなんだよ!?」

U「話は後。非常事態に陥ったんでね。」

レナ「まさか、貴公らの言ってきたメテオが動いたのか?」

U「断定は出来ない。でも違うとは言いきれない。だからこっちは切り札を出す………着いてきて。」

U達は家の中に入る。すると玄関に偶然真子がいて………

真子「お、お父さんとお母さんお帰り………って、2人ともボロボロじゃん………!」

U「その事は後だ。」

真子「でも………!」

U「………手当ては後で良い。今は非常事態だからな。」

Uはそう言うと、暖炉の近くに置いてある棒で、火が燃え盛る暖炉の中のスイッチを押す。すると、火が消え、暖炉の底からハシゴが姿を現した。

真子「な、何これ………!?」

U「僕達の秘密組織、幻想戦火隊の秘密基地の入口だ。真子、あずさ達を呼んで、このハシゴを下りるよういっておいてくれ。彼女達にも、この組織を知っておいてもらいたいから。」

Uはそう言って梯子を降りて行った………

 

幻想戦火隊本部………

U「………このハシゴを降りて来たのは久しぶりだな。」

Uはそう言うと、廊下を歩き出す。そして、その途中で………

?「あ、貴方は………!」

U「………鏡君か。連絡も無しにここに来てごめんね。」

幻想戦火隊の隊長、白川鏡がいた。

鏡「いえ、お気になさらず。それよりどうかされたのですか?」

U「ああ、非常事態だ。」

Uはメテオに知られている可能性の低い幻想戦火隊に頼ることに。果たしてこの行動はU達にとって追い風となるか………?

To be continued………




次回予告
Uは鏡に事情を説明。それを知った鏡は、他の隊員達を呼ぶと言う。Uはあずさ達も混じえて、第二司令室でこの事を話す事に………
次回「秘密組織のアドバンテージ」


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第75話 秘密組織のアドバンテージ

前回までのあらすじ
紅魔館が消された事により、Uは更なる危機を考え始める。だが、Uはメテオに本部の場所を知られていないであろうと推測している幻想戦火隊に協力を要請する事に………


鏡「ひ、非常事態と申されますと………?」

U「………紅魔館が消えた。」

鏡「ええ!?」

U「………一体何人の知り合いが犠牲になったのやら………数えたくもねえ。」

鏡「Uさん………」

U「これ以上、幻想郷の主な地域を消されてはどうしようも無くなる。それに、これをやっている犯人はここのことをよく知らないはずだ。組織が知られていないという大きなアドバンテージを持っている君達幻想戦火隊の協力をお願いしたい。」

鏡「はい、勿論です。幻想郷を守るのが、僕達幻想戦火隊の役目ですから!」

U「………すまないな、鏡君。」

Uは申し訳なさそうにそう告げる。

鏡「では、神子君達を呼んで司令室に集まりましょうか?」

U「いや………実は僕の方で協力者が十数人はいてね。」

鏡「け、結構いますね………」

U「………そんな訳で、今回の話は第二司令室でしたい。」

鏡「わ、分かりました。我々の方でセッティングしておきます。Uさんはその間に傷を手当てしてきてはいかかでしょうか?」

U「………いや、それは後で大丈夫。こうしている間にも何が起きるか分からないよ。」

鏡「Uさん………」

 

20分後、幻想戦火隊本部第二司令室………

U「………一体何人いるんだ、この幻想戦火隊本部に………」

あずさ「とても立派な組織だね………」

のぞみ「ええ。」

レナ「U殿が防衛組織の重役だったとは………驚いた。」

美咲「ね、ねえレイちゃん………なんか目付きが怖い人がいるんだけど………?」

美咲はダーナに怯える。

ダーナ「………ああ?」

ダーナは美咲を睨みつける。

美咲「うわあああ………」

美咲は涙目になる。レイは美咲に近付き、ダーナを睨み返す。

ダーナ「………おいおい、マジになるなって。」

ダーナは口を開いた。

レイ「………美咲を怯えたり泣かせたりする奴は許さない。」

ダーナ「なんだ、コイツ………」

U「………ダーナ。」

ダーナ「………へいへい。」

U「………じゃあ、長くなるけど話をするよ。ここから離れた場所にある紅魔館って建物があるんだけど………そこが謎の黒い球体に呑まれた。」

ユリカ「………今までに無い事態ですね。」

U「ああ。僕達も驚いているよ。それに………紫との連絡が取れてない。」

ミカ「ええ!?」

U「………連絡が取れない状況である為………アイツとの決め事で、しばらくは僕が幻想戦火隊の全指揮権を担う。反対意見のある者は?」

ワイズ「………異論は無い。」

ミーナ「私も問題ありません。」

神子「私もですー!」

天風「………信頼されてるなあ。」

レナ「お前と違うな。」

天風「うるせー、ロリ将軍!!」

レナ「………粛清する!!」

U「やめろ、ここでやるな………」

と、いつも通りの会話がところどころ飛び交う中、U達の会話は進みつつあった………

To be continued………




次回予告
U達は、これからの対策をどうするかを話し合う。Uはまず、先の度で手に入れたブレイブナイトの力を調べる事にし………
次回「未知なるブレイブ」


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第76話 未知なるブレイブ

前回までのあらすじ
Uは鏡に状況を説明。そして、第二司令室にて、幻想戦火隊の隊員とあずさ達を混じえて話し合う事になり………


U「………とまあ、僕がしたいのはこれからどうするかって話なんだが………まず僕達は紅魔館を消したあの謎の黒い球体を調べなきゃいけない………それについては僕が調べよう。」

春香「私もお供させてください。」

U「君は………いや、約束したんだったな。」

Uは紅魔館での約束を思い出し、彼女の同行を許した。

鏡「………では、僕達は万が一の事態に備えて、人里の防衛をしましょうか?」

U「………もし人里を脅かす敵が出てきたら、君達幻想戦火隊は独自て出撃してもらって構わない。」

鏡「了解しました!」

あずさ「U君、私達はどうすればいいと思う?」

U「うーん………そうだね。僕達の方に何人か着いてきて欲しい。2人じゃ心細い。」

あずさ「じゃあ、私が同行するよ。」

美咲「あの………私もいいですか………!?」

U「………助かる。」

エメリス「………私も行きたい。」

エメリスのこの言葉に、多くの人物が驚いた。

U「エメリス………」

天風「む、無茶言うなよ!!、アンタが仮に死んだらどうするんだよ!」

エメリス「………Uは難しい事に手を出そうとしている。私はその手助けがしたい………それだけ。」

U「………君の覚悟は分かる。でも君一人を行動させるのは怖い。だから………天風。」

天風「………なんだよ?」

U「………君がエメリスのボディーガードをするんだ。」

天風「………ええ!?」

天風は驚く。するとレナファレストが立ち上がり………

レナ「………U殿、この男を採用する理由を問いたい。」

U「………レナが異論を唱えたい気持ちは分かる。でも、僕は天風の強さを信頼する。」

天風「何を根拠にそんな事を………?」

U「………天風は確かに、ヴァレン国の英雄では無いし、星切程強くも無いかもしれない………」

天風「おいおい………」

U「………でもね、もし本当に星切が君と親友だったんだとしたら、心強かったんだと思う。まあ所謂感覚と勘………だね。」

レナ「………信じ難い話だが、U殿にも何かしらの考えがあるのだろうな?」

U「………まあ、最悪は僕が天風の分まで頑張るよ。」

天風「本当に信用してるのかよお前………」

天風はUの意見に首を傾げる。これを聞いたレナは………

レナ「………U殿がその分頑張るとなると負担は大きくなる………」

レナはそう言うと、天風に近付き………

レナ「………おい、ポンコツ。」

天風「誰がポンコツじゃ、誰が!」

レナ「………お前、U殿に迷惑をかけるなよ。それと………姫様をしっかりとお守りするんだぞ。いいな?」

天風「………わ、分かったよ。」

最終的に、Uについて行くのは、春香、あずさ、美咲、エメリス、天風の5人となった。

U「よし、早速行こう………と言いたいんだけど、その前に少し調べたい事があるんだ。」

春香「調べたい事………と申されますと?」

U「………僕のブレイブの力を探りたいんだ………」

U達の新たな旅。目的地に向かう前に、Uはブレイブの力を調べる事に………

To be continued………




次回予告
Uは妖怪の山にいる河城にとりを尋ねる。Uはにとりにブレイブの力を持つ剣と盾を調べてもらうが………?
次回「解析不能」


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第77話 解析不能

前回までのあらすじ
U達は、これからどうするかを話した。そしてその中で、U、春香、あずさ、美咲、エメリス、天風が紅魔館を覆った謎の黒い球体を調べる事に。だが、Uはその前にブレイブの力を探りたいと言い出し………?


妖怪の山………

天風「Uの言う通りについて行ったが………ここの妖怪強くねえか!?」

U「おいおい、頼むぜボディーガードさんよ。」

天風「そのボディーガードに指名したのはどこのどいつだと思ってるんだよ!!」

U「………」

天風「黙り込むな!!」

美咲「あはは………まあでも、Uさんと春香さんが主戦力になって妖怪を退治しているから大丈夫だと思いますよ。」

天風「………Uが星切と同じく変に強いのはわかるけど、その春香さんって人が強過ぎるのはなんでだよ!?」

U「あれ?、言ってなかったっけ。春香は魔法使いなんだよ。」

天風「ま、魔法使い!?」

エメリス「私と同じって事だよね………でも私は記憶喪失のせいで、大半の魔法を忘れちゃったけど………」

春香「………大丈夫よ、エメリスちゃんだったかしら?」

エメリス「………うん。」

春香「貴女もいつかとても凄い魔法を使えるようになるわ。」

エメリス「………本当?」

春香「ええ。」

春香はエメリスの頭を撫でる。それを見ていたあずさ達は………

あずさ「春香さんって凄いよね。年下の子を慰めたり、褒める事に慣れていると言うか………」

美咲「それ、わかるかも。春香さんの優しさがよく分かるよね。」

天風「………お前、本当に良い奥さんに会ったな………」

U「そうだね。春香は尊敬する目上には忠実だし、目下にも優しく接する事が出来る優しい心の持ち主だからね………怒ると怖いけど。」

天風「怒る?、想像もつかねえや。」

U「………天風には想像は出来ないよ。いや、それはあずさや美咲にも言える事かもね。」

あずさ「それってどういう………?」

U「おっ、着いた。」

Uは目的地に着いたと語る。その目的地とは………

U「おーい、にとりー!」

Uは家をドアをノックする。すると中から河城にとりが出て来た。

にとり「なんだい、こっちは忙しいんだよ………って、U!?」

U「ご無沙汰だな。」

にとり「今までどこに行ってたのさ!?」

U「話すさ。でもその前に調べて欲しいものがある。」

Uは左腕にブレイブソードとシールドを出現させると………

U「コイツを調べて欲しい。」

にとり「………新しい力かい?、しかしどこでそんなものを………」

U「………それも話すさ。でも先にコイツを調べて欲しい。」

にとり「………分かったよ。でも今回は急ぎの仕事だから、私の規定によって、5割増しだからね?」

U「構わねえ。」

Uはそう言うと、ブレイブの力をにとりに調べてもらう事に。だが1時間後………

にとり「………だめだ、私の持ってる機械全部を使ってもよく分からない。こりゃ、解析不能だよ………」

と、解析不能である事をにとりは告げた………

To be continued………




次回予告
ブレイブの力が解析不能である事を知ったUは、仕方無く、分からずじまいのまま紅魔館へ向かう事に。そして、紅魔館周辺では、相変わらず黒い球体が紅魔館とその一帯を覆い隠しており………
次回「見えない紅魔館」


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第7章 幻想郷の壊滅
第78話 見えない紅魔館


前回までのあらすじ
U達はブレイブの力を調べてもらう為に、河城にとりを訪ねる。だが、にとりには調べることは出来ず………?


にとり「………せめてもう少し時間があればいいんだけどさ………」

U「………悪いけど暇は無いよ、紅魔館が消滅した。」

にとり「消滅ねぇ………」

U「………何か言いたげだな。」

にとり「………私もここの頂上から紅魔館を見たんだけどさ、ありゃあ、消滅と言うよりは封印だなって思っただけだよ。」

U「封印………?、根拠は何だよ?」

にとり「………生体反応があったんだ。紅魔館にさ。」

U「………生体反応?」

にとり「………何らかの影響か、恐らく全部の生体反応は拾えなかったけど、まあ紅魔館の住民は全員生きていると思うよ。」

U「そうか………詳しく調べてみるよ。」

にとり「ま、良い結果を期待しておくよ。」

 

 

このやり取りから約3時間後、U達は紅魔館方面へと向かい、謎の黒い球体の前まで辿り着いた。

U「………封印ねえ。確かにアイツの言っている事の方が案外正しかったりしてね………」

あずさ「………何もかも真っ暗ね。本当にこの周辺の何もかもを飲み込んでしまったみたい。」

美咲「でも、なんで突然こんなものが………?」

U「………そんなのこっちが聞きたいくらいだ。それに、誰がこれを使って何をしようとしているかも、今の僕達には分からずじまい。こりゃ参ったよ。」

天風「まさか、俺達には何も出来ないってのかよ?」

U「現時点では情報が少な過ぎる。それを考えれば、僕達には何も出来ないというのはあながち間違いじゃないかもね。」

天風「そんな………!」

U「………だが、絶対に何とかしてみせる。この中には、僕の友人達がいる。彼女達を助ける事こそが………僕のやるべき事だ。」

エメリス「………Uらしいね。誰かを助けようとするの。」

U「自分だけ助かるなんて嫌だからね。周りが死ぬなら僕も死んでやる。それが僕のモットーなのさ。例えこの黒い球体がどうにもならないとしても………僕は救ってみせるよ。紅魔館を………そして、レミリア達を………!」

Uはそう言い、球体に触れようとすると………

????「その闇の球体に触れさせるな。それがメテオ様の命令だ。」

U「その声は………グレントだったっけ?」

グレント「Uを確認………以前より精神が落ち着いている。やはりその女を助けた事が原因か。」

U「………何をしに来た?」

グレント「………言った通りだ。そして、受け入れない可能性も予測済みだ。よって………」

グレントは構え………

グレント「………貴様らを排除する。」

と、U目掛けて襲いかかってきたのだった………

To be continued………




次回予告
グレントを相手に、Uとあずさと美咲が迎え撃つ。だが、グレントの強さは圧倒的で、3人は苦戦を強いられる………
次回「殺戮魔装戦士グレント」


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第79話 殺戮魔装戦士グレント

前回までのあらすじ
ブレイブの力が解析不能である事を知ったU達は、紅魔館方面へ。だが、彼等の前にグレントが現れ………


Uはセイバーを取り出して、グレントの一撃を止めると………

U「天風はエメリスを頼む!、あずさ、美咲!、コイツを止めるぞ!!」

あずさ「うん!」

美咲「分かりました!」

Uはブレイブソードとシールドを、あずさはステッキを、美咲は真・巫女ラウザーを手にし………

3人「変身!」

Brave、Force

3人はそれぞれ変身し、Uはブレイブソードによる接近戦。あずさは遠距離からの魔法攻撃、美咲はフォースウェポンの銃モードによる遠距離攻撃をする。

グレント「………」

だが、グレントにあずさと美咲の攻撃は効かず、Uのブレイブソードを片手で止めてしまう。

U「何………!?」

グレント「………弱い。」

グレントは右手で衝撃波を放ち、Uを吹き飛ばす。

U「うわっ!?」

Uはブレイブの鎧が重く、身体が地面に強く打ち付けられる。

U「重たい………相変わらず倒れると一気に不利になる鎧だな………っと。」

Uは身体を起こす。だが鎧が重く、立ち上がるのに悪戦苦闘していた。

春香「Uさん!」

春香はUの身体を支える。彼女に身体を支えられる事で、Uは何とか立ち上がった。

U「ありがとう………1人で立ち上がろうとすると手間取るんだよね………」

春香「いえ………」

U「………しかし参ったな。3人同時攻撃を防いじゃうなんてさ。」

春香「………私が行きましょうか?」

U「いや、あずさの魔法がろくに通用しなかったんだ。君の魔法でも、致命傷を与えるのは困難を極めるだろう。」

春香「そんな………ならどうすれば!!」

U「………僕の力を使う事にするよ。幸い、ゴッドとラグナロクの力以外は取り戻せたし。」

Uはそう言うと、ブレイブソードをシールドに納刀し、変身を解除する。

U「………皆の力、借りるよ。」

Uは胸に手を当ててそう呟いた………

 

一方、あずさと美咲は攻撃を続けていた。しかし、上手いことダメージを与えられずにいた。

あずさ「………ダメージが与えられずじまい。どうしようかしらね?」

美咲「………私はEvolutionの力を使うよ。あずさちゃんもディバインの力を使ってくれないかな?」

美咲はEvolutionのカードを手にあずさに話す。するとあずさはニコッと笑い………

あずさ「もちろん、そのつもりよ!」

あずさも伝説の魔法石と魔法の光腕輪を手にそう答える。あずさは伝説の魔法石と魔法の光腕輪をステッキに装着し、美咲はEvolutionのカードをラウザーにスキャンする。これにより、あずさはディバインライトに、美咲はEvolutionの力を得た姿へと強化変身したのだった………

To be continued………




次回予告
強化フォームとなったあずさと美咲が立ち向かうも、グレントの秘めた力に追い込まれていく。しかし、Uもまた、マスターUへと変身し、グレントへの反撃を宣言する………
次回「グレントの秘めた力」


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第80話 グレントの秘めた力

前回までのあらすじ
U達はグレントと戦うが、苦戦する。Uはブレイブ以外の方法を考え、あずさと美咲も強化変身をして、グレントに立ち向かう………


あずさ「………行くわよ!」

あずさはスティックガンを手にし、遠距離から攻撃する。

美咲「………私も!!」

美咲もエボリューションアローソードを装備し、ソードモードで攻撃する。

美咲「はあっ!」

美咲はあずさのスティックガンの遠距離攻撃に合わせて攻撃する。

グレント「むっ………?」

美咲の攻撃がグレントに微かなダメージを与えた。

美咲「やった………!」

美咲も喜びの表情を見せる。するとグレントは………

グレント「………たった1発を当てられただけで喜ぶとは………やはり人間は愚かな存在よ。」

そう言うと、グレントは両手に力を集める………

グレント「見るがいい………これが我が力だ!」

美咲「あずさちゃん!、かわして!」

グレント「遅い!、{魔装破晄撃}!!」

グレントの両手から究極の砲撃を放つ。美咲はMetalの力を使い、防御を試みるが、大きく吹き飛ばされ、あずさも吹き飛ばされてしまった。

春香「あずさちゃん!、美咲ちゃん!」

2人は大きく吹き飛ばされ、地面に叩き付けられる。

春香「大丈夫!?」

あずさ「は、はい………!」

美咲「大丈夫………です!」

2人は何とか立ち上がる。

グレント「………無駄だと分かっていながら戦うか………ならば死すがいい!!」

グレントはまたしても、魔装破晄撃を放とうとする………するとそんなグレントの右手に、紫の槍が直撃する。

グレント「何!?」

これにはグレントも動揺する。その槍はなんとレミリアのグングニルで、うっすら影があるレミリアが宙を飛んでいた。

春香「レミリアさんの………幻影………!」

更に、銀製ナイフがグレントに突き刺さる。

あずさ「ナイフ………!?」

グレントが上を見上げると、同じく影のある幻影の咲夜が浮いていた。だが、グレントへの追い打ちは止まらない。今度は美鈴の幻影が現れ、グレントに物理によるダメージを与え続け、真上に打ち上げる。そして真上にはパチュリーと小悪魔の幻影がおり、魔法による攻撃で、グレントを吹き飛ばす。そして、吹き飛ばされた所には、フランの幻影がおり、フォーオブアカインドで分身後、4人同時攻撃で、グレントを地面に打ち付ける。そして最後に、レミリアの幻影が現れ、グレントに重圧波を放ち、グレントに大ダメージを与える。

グレント「ば、バカな………幻影ごときに………!」

U「幻影じゃない。彼女達は僕との絆から生み出された一時的な魂だ!」

そういったUは、マスターUの姿に変身していた。

あずさ「U君の姿………凄い………!」

美咲「師匠の絆は………この幻想郷で固く結ばれていたんですね………!」

Uはレミリア達の幻影を消すと、グレントを指差し………

U「グレント!、ここからが僕達の反撃だ!!」

と、宣言するのだった………

To be continued………




次回予告
UはマスターUとセイバーの力でグレントを圧倒。そして、あずさ、美咲と共に放つ3人の必殺技がグレントに突き刺さり………!?
次回「固い絆」


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第81話 固い絆

前回までのあらすじ
あずさと美咲がグレントに立ち向かうが、苦戦。しかし、UはマスターUとなり、グレントにダメージを与え、反撃宣言をし………


グレント「………反撃だと?、笑わせてくれる。」

U「………笑ってりゃいいよ。お前は笑ったのを後悔するだけだから。」

Uはそう言うと、セイバーを取り出し………

U「………僕達の底力を見せてやるよ。」

Uはそう言うと高速スピードで移動し、グレントの後ろからセイバーを振るう。グレントは止めようとするが、勢いに押される。

グレント「な、何!?」

U「僕は迷っていたあの時とは違う………戦う事に前向きな時の僕は………僕自身にも簡単には止められない!!」

Uはセイバーにエネルギーを集め、グレントに斬りかかる。セイバーの一撃はグレントに大きな切り傷を付けた。

グレント「ぐあああ!!」

グレントは倒れる。そして、すぐさま立ち上がろうとするが………

U「{ギャラクシーセイバー}!」

Uは必殺技を放ち、グレントに大ダメージを与えた。

グレント「ぐああああああ!」

グレントはUの連続攻撃を前に立ち上がる事が出来ない。

U「………グレント、お前の敗因は僕を侮った事だ。」

Uはセイバーを地面に突き刺し、右足にエネルギーを集める。

あずさ「私達も加勢するよ。」

美咲「師匠にだけいい所は見せられないですからね………!!」

U「………頼む。」

Uは笑顔でそう返答すると、空中に舞う。あずさはスティックガンに自分のステッキを装填。美咲も5枚のカードを生成し、エボリューションアローソードに装填する。

Final Magic

Evolution、Force、Shining、Thunder、Kick

2人「私達の力で………貴方を倒す!」

Stick Break!!

Evolution Thunder Strike

美咲はUを追いかけるようにキックを放ち、あずさはスティックガンを手に接近………そして宙を舞っていたUも狙いを定めると急降下する………

U「{マスターキック}!!」

3人の攻撃の開始タイミングはバラバラだったが、ぶつかるのは丁度だった。それだけ3人の中に信頼があったのだろうか。

Uと美咲のキック。あずさのスティックガンの貫通攻撃を受けたグレントは、致命的なダメージを受けて爆発を起こした。だが、身体はまだ残っていた。それを見たU達は………

U「コイツも………スピリットだったのか。」

Uはそう言うとブランクカードを手にし、グレントに投げる。すると、グレントはカードの中に取り込まれ、Destroy(デストロイ)となった。

U「Destroy………何だか嫌なカードの名前だな………」

Uはそう呟いたのだった………

To be continued………




次回予告
U達は、改めて黒い球体を調べる。そしてUが球体に触れた途端、U達は球体の中に引き込まれ………?
次回「引き込められし球体」


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第82話 引き込められし球体

前回までのあらすじ
グレントとの決戦。Uはグレントを相手に有利に立ち回り、あずさ、美咲との3人連携攻撃でグレントを無事撃破。封印に成功する………


U「………さて、僕達は球体を調べないとな。」

Uは空を飛び、球体が覆っている範囲を調査する。

U「………球体が覆っているのは、紅魔館を中心に半径10km。範囲が広すぎる。僕のバイクで逃げれたのは奇跡………って訳か。」

Uはそう告げると、地面に降り立ち………

U「………範囲はやはり、紅魔館が中心に当たる。この黒い球体の発生領域は、紅魔館と見て間違いないと思う。」

春香「紅魔館………そして先程のグレントと言う人物の言葉から、この球体を出現させた犯人はメテオ側の人物であると見て間違いないでしょうね。」

美咲「あの………なんでその紅魔館………って場所にこの球体を出現させたのでしょうね………?」

U「………紅魔館は、幻想郷でも名を馳せる程の強大勢力の一角だった。それ程の大きさの勢力ならメテオが手を出してもおかしくないよ。」

エメリス「………この黒い球体は一体何のために………?」

U「分からないから調べる。その為に僕達はここに来たんだ。」

Uは球体に触れる。すると、Uの身体が球体に引き込まれてしまう。

U「わわっ!?」

春香「Uさん!!」

春香はUに抱き着いて引っ張ろうとするが、春香も一緒に引き込まれてしまった。

U「うわああああああ!?」

春香「きゃああああああ!?」

あずさ「U君!!、春香さん!!」

2人の様子を見ていたあずさはそう叫ぶしか出来なかった………

 

 

 

U「んん………?」

………どれほど時間が経ったのだろうか?、いや、或いは経ってないかもしれない。Uは目を覚ました様子だった。だが、不思議と彼は眠っていたような気がしなかった。そして、横には気を失った春香がいた。

U「春香………春香!」

Uは春香の身体を揺さぶる。すると春香は目を覚まし………

春香「ううっ………Uさん………?」

U「気が付いたか、良かった。」

春香「………ここはどこなんですか?」

U「ここ………?、って、ここは!!」

Uと春香は辺りを見回す。そう、ここは………

春香「紅魔館………ですよね………!?」

U「………色が無いから、まるでモノクロのような世界だけど、形は紅魔館そのものだね………」

2人が引き込まれた先の黒い球体の中では、白と黒で彩られた紅魔館内部だった。寂しげな色とは裏腹に、紅魔館の内部を構成していたこの空間は、オリジナルの紅魔館と同じように再現されていた。

U「………ここは紅魔館を再現した空間だ。しかし、再現度は完璧と言わざるを得ないよ………でも、再現度が完璧だからこそ、恐ろしい………」

Uはそう呟いたのだった………

To be continued………




次回予告
白黒の紅魔館内部を歩くUと春香。探索を続けていく中で、2人は白黒のレミリア達を発見する………
次回「色の無い紅魔館」


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第83話 色の無い紅魔館

前回までのあらすじ
グレントを倒したU達は、謎の黒い球体を調べる。だが、Uが球体に触れると、球体の中に引き込まれ、春香も巻き込まれてしまう。球体の中は、紅魔館内部を再現した白黒の世界で………?


春香「………しかし、これからどうしましょうか………?」

U「………中に入ってしまったんだ。調べてみよう。この紅魔館とそっくりな場所を………」

Uと春香は、紅魔館に似たこの世界を調べる為に、歩き出した………

 

U達が歩いていたのは紅魔館の廊下で、廊下は、色は白と黒だけにもかかわらず、上手く内装を再現していた。

U「………やはり何もかも完璧に再現されている………でもなんか違和感がある………」

春香「………色が無いからですか?」

U「………いいや違う。なんかこう………説明しようとすると難しいんだけど、ここは紅魔館を再現しているのに、紅魔館じゃないみたいで………なんか僕自身にも不思議に感じるんだ。この変な感じが………」

春香「………Uさんはずっと、紅魔館を見て来たから、そのような違和感を覚えているのでは無いでしょうか?」

U「………多分そうなんだろうね。紅魔館を見過ぎて、今僕の目の前にある世界を紅魔館だと認められないんだろう。」

春香「………でも、ここは間違い無く紅魔館を再現しています。私はここも紅魔館だと認識しています。」

U「………僕の脳と目は、紅色の紅魔館を見過ぎて、それが当たり前だと思っている。だから目の前の似た形を受け入れる事が出来ない。人間の脳は不思議なものだな………いや、僕は人間じゃなかった。」

春香「………心は人間ですよ………Uさんは。」

U「………ありがとう、君だけだ。僕にここまで優しくしてくれるのは………僕を気遣ってくれるのは………」

Uは春香の温かさを感じていた。しかし、2人が自分達の世界に入っていられたのはそこまでだった。2人が歩いていると、扉の開いていた部屋があった。

U「………扉が開いている………?」

Uは気になって部屋の中に入る。するとそこには、白黒のレミリア、フラン、咲夜がいた。

U「………皆まで色を失っている………」

U達はこの光景に驚くしか無かった。

U「レミリア………!」

Uはレミリアに触れようとするが、謎の壁みたいなものに阻まれてしまう。

U「何だ………?、まるで壁のようなものがあって触れられない………!」

春香「壁………!?、何故そのようなものが………!?」

U「分からない。でも仮説はある。」

春香「仮説………?」

U「その中にいる人物は、まるで時を奪われたかのように動かなくなるんじゃないかと………」

春香「………Uさん、その言い方はまるで………」

U「………ああ。君の思っている通りだ。多分ここは本物の紅魔館だ………時が止まり、色を失った………」

Uの仮説。果たして、この紅魔館は一体どんな世界なのか………!?

To be continued………




次回予告
Uは図書館の方を調べるが、やはりパチュリーと小悪魔も同じ状況になっていた。Uはこれらの事から、この白黒の世界の理を知る事となった………
次回「白黒の世界の理」


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第84話 白黒の世界の理

前回までのあらすじ
白黒の紅魔館を調べるU達。そこで彼等が見たのは、色を失ったレミリア達だった。更に、謎の力で彼女達に触れる事が出来ないことを知ったU達は、この世界の何もかもが、色と時を奪われた本物である事を考える………


U「………図書館に行こう。もしそこでパチュリー達が止まっていたら………僕達の仮説は確定と見て間違い無いだろう。」

U達は仮説の立証の為、図書館に向かった………

 

 

図書館………

U「………やはりな。」

U達は図書館へと移動。そこで色と時を奪われたパチュリーや小悪魔、そして光景を見た………

春香「じゃあ、まさか………!?」

U「………仮説は当たったな。」

春香「………当たって欲しくありませんでした。」

春香は膝から崩れ落ち、泣き出す。Uは彼女に駆け寄り………

U「………僕もだよ。友が色と時を奪われた様子を見る事しか出来ないなんて………」

一件、落ち着いた様子のUも内心悔しがっていた。いや、悔しがらないはずがない。本当は心優しい彼が………

U「………助けたいのは山々だが、ラグナロクの力を奪われた僕には何も出来ない………」

春香「………」

U「………ごめん。」

春香「Uさんが謝る必要はありませんよ。いつもこういう時にUさんに頼る事しか出来ない私がダメなんです………」

U「そんな事は無いよ………君が駄目なダメな訳ないよ!」

Uは春香を優しく励ます。

U「(………君は充分強くて、優しいよ………ダメなのは寧ろ僕だ………こんな時に仲間を………友を助けられない僕が無力だから………!)」

Uは地面に拳を打ち付け、涙を流す。

U「僕は………どうして無力なんだよっ!!」

Uの叫びが白黒の紅魔館に響く。

春香「Uさん………」

U「………帰ろう。悔しいけど今の僕達には何も出来ない………」

春香「………しかし、戻るなんてどうやって………?」

U「………」

Uはスキマを開く。しかし、スキマ内の次元は、以前確認した時より酷くなっていた。

U「………スキマでの帰還は無理か。」

春香「………ではどうやって帰還しましょうか。」

U「………試す。ありとあらゆる方法を試す。ただそれだけの事だ。」

Uは廊下の方に出る。そしてセイバーを手にし………

U「………まずは、物理的脱出を図る。」

春香「物理的脱出………ですか?」

U「ああ。確かに今の僕にはレミリア達を救えない………だけど、あずさや美咲の元に戻り、この紅魔館を救う方法を模索する事………今の僕が絶対にやらなきゃダメな事だ!」

Uはセイバーを紅魔館の壁目掛けて振るう。だが、壁も時が止まっているのかビクともしない。

U「くっ………手がビリビリする………でも、立ち止まってる暇は無いんだよ!!」

Uは諦めずセイバーを振り回し続けた………

 

絶望を知ったUと春香。だがUは希望を求めて、セイバーを振るい続ける………

To be continued………




次回予告
一方、U達の帰りが遅い事を心配するあずさ達。しかし、そんな彼女達の前に、あの敵が刺客としてあずさ達の前に………
次回「立ち塞がるドラゴン」


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第85話 立ち塞がるドラゴン

前回までのあらすじ
パチュリー達も色と時を奪われたのを目の当たりにし、白黒の世界の理を思い知らされたU達。Uはこの状況を覆す術を模索する為に、元の世界へ帰ろうと心に決める………


一方、球体の外にいたあずさ達は………

美咲「………師匠と春香さん、遅いね………」

あずさ「ええ………もう1時間以上経っているわ。もうそろそろU君達に何かあったと考えるべきだと思う………」

天風「………でもそう簡単には行けないだろ、何があるか分からねえんだから。」

あずさ「やっぱりそれが問題ですよね………」

助けたくても未知の領域に怯えるあずさ達は、何も出来ずにいた。

エメリス「………覚悟は決めるべきだと思うよ。」

美咲「覚悟………エメリスさんは行くべきだと?」

エメリス「………Uが心配なんでしょう?」

あずさ「そ、そうなんですけど………でも怖いんですよね………未知の領域に怯えているというか………」

エメリス「………それは誰だってそうだと思うよ。Uだって怖い事は嫌なはずだもの。でも、Uは何度絶望に転んでも諦めずに立ち上がり続けて未知の領域に足を踏み入れ続けてきた………これは私の考えに過ぎないけど………Uの事を私より知っている貴女達は、そうじゃないの?」

あずさ「………!」

美咲「………確かに、私達はエメリスさんより師匠を知っているはずなのに………未知の領域に踏み込む勇気が何故ここで出てこなかったの………?、それ以前にもイバラの道を走り続けていたというのに………」

あずさ「………そうだね。それ以前にも強大な敵を前に戦ってきたというのに………」

2人はエメリスの言葉により、自分が持っている未知の領域に踏み込む勇気を取り戻した。

あずさ「………行こう、美咲ちゃん。U君を助けに………!」

美咲「………うん!」

2人は覚悟を決めて、未知の領域に乗り込もうとした………その時だった。

??????「………それは困るな。ただでさえUに侵入を許した中で………そなた達に侵入を許すなどという失敗はもう我々には許されぬ。」

何者かがそう言うと、黒色の球体を物凄く暑い炎が遮った。

あずさ「………な、何!?」

美咲「この炎は………まさか!?」

美咲は後ろを振り向く。そこには………

??????「………いつかUと共にいた巫女か。」

あずさ「不死竜………ドラグナイト!」

黒色の球体を炎で遮ったのは、かつてUに追い詰められた不死竜ドラグナイトだった。

ドラグナイト「我が名を覚えてくれた事については感謝する。だが、1つお前達に知ってもらう事がある。

ドラグナイトは炎の力を解放する。するとドラグナイトは身体の燃えた強大な竜へと姿を変えた。

あずさ「炎の………竜………!?」

ドラグナイト「俺は進化を遂げた………今の俺の名は………超不死竜ドラグナイト・ネクストだ。」

天風「超不死竜………」

エメリス「ドラグナイト………ネクスト………?」

 

その頃、メテオの城では………

メル「………ドラグナイト様をお送りになったのですか?」

メテオ「ああ。新たなる強さを得た奴ならば、Uはもちろん、その仲間達を滅ぼす事など容易い事だろう。」

メル「しかし………以前にレファエル様が破壊され、ジェミニ様、グレント様………後は私の高速の駒が封印されています。やはりU達の誰かが何かをしかねない事は明白だと思われます。」

メテオ「お前の心配はわかるぞメル。私も、もしかすればドラグナイトを失うかもしれない事を考えている。だが、ドラグナイトはジェミニ、レファエルを失ったのを受け、死に物狂いの特訓の末、超不死竜へと進化を遂げたのだ。奴は勝って帰って来る………私は友をそう信じているがな………」

 

 

………進化を遂げたドラグナイトがメテオの刺客としてあずさ達の前に立ち塞がった。果たして、あずさ達に勝機はあるのか………?

To be continued………




次回予告
ドラグナイトの新たな姿を前に立ちはだかるあずさ達。だが、ドラグナイトはあずさ達を軽く上回っており………
次回「超不死竜ドラグナイト・ネクスト」


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第86話 超不死竜ドラグナイト・ネクスト

前回までのあらすじ
1時間音沙汰無しのU達を心配するあずさ達は、黒い球体に入る覚悟を決めるが、彼女達の前に進化したドラグナイトが立ちはだかる………


美咲「………貴方は師匠を狙っているものだと思ったよ。」

ドラグナイト「………俺の進化は、元々Uに復讐する為の進化だ。だが、俺はメテオ殿の要請に協力する義務がある。」

あずさ「………義理堅い悪霊ね………!」

ドラグナイト「義理堅い………か。」

ドラグナイトはその言葉で、ある事を思い出していた………

 

回想………

思えば、メテオ殿とは我等が故郷で開かれた武闘大会で出会って以来の付き合いだったな………負け知らずだった俺は、決勝まで何の問題も無く勝ち上がり続けた。だが、俺は決勝の場………

メテオ「………お前が噂のドラグナイトか。」

ドラグナイト「俺の名が有名とは………光栄な限りだ。」

メテオ「私の名はメテオ。ここでは名は知れていないが………すぐに名の知れた戦士になる。」

ドラグナイト「自信満々だな。」

メテオ「………私は負けぬ、お前にはな。」

ドラグナイト「………挑発のつもりか?」

メテオ「挑発では無い………未来はそう決まっている。」

ドラグナイト「何………?」

出会った時からメテオ殿は不思議な人物だった。言った事は予言のように実現されていった。

ドラグナイト「ぐあっ!」

メテオ「貴様は確かに強い。だが、私には及ばんよ。」

ドラグナイト「………」

敗れた俺はメテオ殿に跪き………

ドラグナイト「………参った、メテオ殿!」

メテオ「………潔いな。負け知らずの男だと聞いていたから、これは想定外だ。」

ドラグナイト「確かに我等の一族は負け知らずと言われる程に強い一族だが………もし自分を超える者がいたら、その者に付き従え………という決まりがある。」

メテオ「………そうか。お前はその掟に従うという訳だ。」

ドラグナイト「………その通りだ。」

メテオ「………ふふっ、気に入った。」

メテオ殿は俺に駆け寄り………

メテオ「我が友となれ、ドラグナイト。」

と、手を差し伸べた………

 

メテオ「今思えば俺は………メテオ殿との出会いによって更なる強さを得たのだな………」

あずさ「思い出にふけっているところだけど………隙だらけよ!」

と、ホーリーライトに変身したあずさが、接近戦に出た。だが、ドラグナイトは口から炎を吐き、あずさを焼き尽くす。

あずさ「きゃあああああ!」

美咲「あずさちゃん!!」

美咲も大慌てで巫女ラウザー・真を装着し、カードをスキャンする。

Force

そして、フォースウェポンにカードをスキャンし………

Blizzard

Blizzardの力であずさを炎から守った。だが、あずさは大きなダメージを受けてしまっていた。

ドラグナイト「………進化した俺に敵う者などおらん………絶対にな!!」

ドラグナイトはそう言うと、あずさ達に体当たりをする。

2人「きゃあああああ!」

ドラグナイトに一方的に攻撃されるあずさ達。果たして、ドラグナイトを倒す事は出来るのか………?

To be continued………




次回予告
白黒の世界からの脱出に苦戦するU。ボロボロになっていくUを見た春香は、無意識に光闇魔道士の力で空間を裂き………?
次回「光闇魔道士の隠されし力」


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第87話 光闇魔道士の隠されし力

前回までのあらすじ
進化したドラグナイトに立ち向かうあずさ達だが、ドラグナイトを前に、あずさ達はまるで歯が立たず………!?


そして、白黒の世界では今も………

U「{ギャラクシーセイバー}!」

Uは現在もありとあらゆる方法を試すが、傷一つ付けられず、逆に必殺技は跳ね返って来てしまう為、Uは既にボロボロになっていた。そして、ギャラクシーセイバーも跳ね返って来て………

U「うわああああああ!!」

技の勢いに吹き飛ばされて、壁に激突して地面に倒れる。

春香「Uさん!」

春香はUに駆け寄る。

春香「………一旦休みましょう!、ボロボロじゃないですか………!」

U「………止めない。」

春香「………あなたは正義感が強過ぎます!!、もう少し自分を心配したらどうなんですか!!」

春香はUを叱りながらも、メガヒールをかけ、体力の回復と傷口を塞ごうとしていた。

U「………正義感が強過ぎるのは否定しない。でも、自分の事ばかり気にしてたら平和なんて守れやしない………それに、僕が立ち止まっていたら、今この空間の外にいるあずさ達はどうなる?」

春香「それは………」

U「………彼女達は戦える事は僕も知っている。だけど………まだあの子達は未熟だ………僕が偉そうに言える立場では無いけど………彼女達だけじゃどうしても不安なんだ………だから………!」

Uは壁に手をついて立ち上がるが、壁から手を離した途端、倒れてしまった。

U「うあっ!!」

無理をし過ぎた結果、Uはもう立ち続ける事すら困難だった。

U「はあっ、はあっ………」

春香「Uさん!!」

春香はUの身体を仰向けに寝かせ、頭を自身の膝に乗せた。所謂膝枕である。

U「はあっ、はあっ………君こそ人を心配し過ぎだよ………」

春香「だって………ここまでボロボロなUさんを私が心配しないわけないじゃないですか………!」

U「………だろうね。君は昔から僕の事になると、どうしても心配してしまう。」

春香「………当たり前じゃないですか………Uさんは初めて出会った時から………私の憧れの人で………危なっかしい人でしたもの………私が世話を焼かないと………Uさんダメダメだから………」

U「………幸せ者だよ、僕は………」

Uは疲れてしまったのか眠ってしまった。

春香「………Uさん?」

春香はUの体を揺さぶる。そして、眠ってしまった事を確認する。

春香「………Uさんがこんなにボロボロになるまで頑張ったのに………私は見ていただけ………私は………どうしてここまで無力なの………!?」

と、涙を零し………

春香「私は………私はーーー!!」

と、強く叫んだ。すると、春香は自動的に光闇魔道士へと変身し、膨大な魔力で空間を引き裂いた。

 

………そして、それは地上にいる者達にも確認出来た。

あずさ「な、何………!?」

美咲「………黒い球体が裂けている………!?」

外からは、黒い球体の正面が裂けていた。

ドラグナイト「何が起こっている………!?」

驚くドラグナイト。そして空間の中からは、眠っているUをお姫様抱っこしている光闇魔道士の春香が出て来た。

美咲「春香さん!」

ドラグナイト「あの空間から脱出したというのか………!?」

春香「………」

春香は黙り込んでいた。春香のもとにあずさ達が駆け寄り………

あずさ「春香さん、大丈夫でしたか………って、U君!?」

春香「………Uさんをお願い出来るかしら?」

あずさ「そ、それは構いませんけど………」

美咲「春香さん、ちょっと様子がおかしいですよ?」

春香「………気にしないでいいわ。ちょっと喋りたくないだけ。」

春香はUを降ろすと、あずさ達にUを託し、ドラグナイトを睨む。その威圧感は凄まじく、ドラグナイトも後ろに下がってしまう程だった………

To be continued………




次回予告
春香は、光闇魔道士の隠された力を使い、ドラグナイトを圧倒。そして、春香が黙り込む理由とは………?
次回「静かな光闇魔道士」


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第88話 静かな光闇魔道士

前回までのあらすじ
白黒の世界でボロボロになるまで脱出方法を探るUだったが、身体が限界を迎えてしまう。そんな彼を見た春香は、光闇魔道士の隠されし力を発揮して白黒の世界を脱出した………


ドラグナイト「(な、何だ………?、この女が放つ魔力の強さは………!?)」

ドラグナイトは驚いた様子を見せる。

春香「………貴方は誰だったかしら………?」

ドラグナイト「………超不死竜ドラグナイト・ネクストだ。」

春香「そう………ドラグナイトさん、よくもあずさちゃん達を傷付けてくれたわね?」

ドラグナイト「………あの小娘達の代わりに、お前が戦うというのか?」

春香「………ええ。」

ドラグナイト「………愚かな。魔法使いが単独で戦うなど自殺行為だ………だがいいだろう。俺がお前の相手をしてやろう。」

ドラグナイトはそう言うと、火球を吐き出した。だが、春香も炎の魔法を使い、ドラグナイトの攻撃を防いだ。

ドラグナイト「何………?」

春香「………この程度?」

ドラグナイト「くっ………まだだ!!」

ドラグナイトは尻尾を振り回し、春香に直撃させようとするが、春香の身体にぶつかろうとした時、春香の身体に光と闇が混ざった魔力の壁がドラグナイトの尻尾を阻んだ。

ドラグナイト「な………!?」

困惑するドラグナイト。だが、春香はそれに反応はせず、魔法を詠唱していた………

春香「………{オメガアロー}!」

春香はオメガアローを発動し、ドラグナイトの尻尾を破壊する。

ドラグナイト「ぐわあああああ!!」

声を上げるドラグナイト。春香はそんな彼を鋭い目で見ていた。

ドラグナイト「バカな………こんな魔法使いの女相手に………!」

春香「………驚いた?、私もさっき咄嗟に引き出す事に成功した力だから詳しい事はまだよく分からないけど………この力は私の………光闇魔道士としての隠されし力。メテオとの戦いの時は初めてだったから発動する方法はわからなかったけど………無力を痛感させられた時に、偶然にもこの力を解放したわ。ありとあらゆる攻撃を防ぎ、異次元空間を裂く事が出来る………それが光闇魔道士に隠された力だったのよ。」

ドラグナイト「………そういう事か。脱出不能のこの球体を脱出出来た理由がよくわかったぞ………だが、こんな女が脱出のきっかけを作るとは………Uも弱くなったものだ。」

春香「………黙れ!」

ドラグナイト「!?」

美咲「は、春香さん!?」

おしとやかな見た目と性格からは想像も出来ない春香の強い叫び。これにはこの場にいる者達を強く凍り付かせた。そして、この叫びが届いたのか、Uは目を覚ます。

U「んん………はる………か?」

目を覚ましたUは、怒りによって魔力を増大させていく春香を見て、驚く。

春香「………Uさんは確かにダメダメな人だけど………あの球体の空間の中で、必死に脱出法を探し続けてくれた………その人の努力が………貴方に分かるはずが無い!!」

U「春香………」

春香のUを思う気持ちを聞いたUは、涙を流すのだった………

To be continued………




次回予告
光闇魔道士春香の力を前にドラグナイトは手も足も出ない。そして、春香の新魔法がドラグナイトにトドメを刺す………
次回「究極魔法ファイナルアロー」


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第89話 究極魔法ファイナルアロー

前回までのあらすじ
白黒の世界から脱出したUと春香。春香はそのままドラグナイトに挑む。怒りに燃える春香はドラグナイトを圧倒し………


ドラグナイト「くっ………このドラグナイトを舐めるな!!」

ドラグナイトはそう言って春香に接近するが、またしても光と闇が混ざった魔力の壁に行く手を阻まれる。

U「す、凄いや………」

エメリス「………春香さん、とても強いね。」

U「ああ………春香は怒っている時がとても怖くて………強くなるんだよね。」

春香「………貴方では私には勝てない。その事がまだ分からないのね。」

春香は杖を強く握り、魔力を集める。

春香「{トリプルオメガアロー}!」

春香はゼロ距離でトリプルオメガアローを打ち込み、ドラグナイトを吹き飛ばし、元の人の姿に戻す。

ドラグナイト「このドラグナイト・ネクストを上回るとは………」

春香「………貴方の負けよ、ドラグナイトさん。」

春香は光と闇の魔力を杖の宝玉に集め、光と闇の弓矢の形を生成し、春香は杖を地面に突き刺すと、生成した弓矢を手にし、弓の弦を引く………

春香「………私の新たな究極魔法………{ファイナルアロー}!」

春香が弓の弦から手を離すと、矢がドラグナイト目掛けて飛んでいった。矢はドラグナイトを貫通。ドラグナイトは爆発を起こし、倒れた。

ドラグナイト「お、俺が敗れた………だと?」

ドラグナイトは自身の敗北を受け入れられない様子だった。

U「よし………あの状態なら………!」

Uはブランクカードを取りだし、ドラグナイト目掛けて投げる。カードはドラグナイトに突き刺さり………

ドラグナイト「ぐあっ!! ………俺は封印されるのか………こんな女に敗れるとは………俺も堕ちたものだ………」

U「いや………堕ちてなんかいない………だが春香を怒らせたのが………お前の選択ミスだっただけだよ………」

ドラグナイト「………そうだったのか………俺のミスが原因だったのか………不覚なり………」

ドラグナイトはそう言うと、カードの中に取り込まれていき、Dragon(ドラゴン)へと姿を変えて封印された。

U「召喚系カードか………確かに龍みたいな男だったよ………このドラグナイトは………」

Uはドラグナイトのカードを目にしてそう呟いた。春香は変身を解除し、Uに駆け寄る。

春香「だ、大丈夫ですか?」

U「………うん、大丈夫だよ。でも、一旦服を変えなきゃだな。ボロボロになっちゃったし。」

春香「あの時………私が無力だったせいで………」

春香は涙を流してしまう。それを見たUは何も言わずに春香に抱き着く。

春香「ゆ、Uさん!?」

U「………いいんだ。君が強かろうと弱かろうと………僕は君が好きだ。だって、とても綺麗で………優しいんだもん。」

Uは春香の涙を拭き取る。

U「でも………君は泣いてない時の方がもっと綺麗だ。だから………笑ってほしい。」

春香「………はい!」

春香は笑顔を見せる。Uはそんな彼女の頭を優しく撫でるのだった………

To be continued………




次回予告
U達は自宅に戻り、この事を人里に残っている仲間達に報告。新たな戦いの予感を感じたUは、欧州戦火隊に協力を要請しようとする。だが通信が繋がらないので、自分の足でドイツに向かう事に………
次回「更なる協力」


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第90話 更なる協力

前回までのあらすじ
ドラグナイトと戦う春香だが、春香の方が圧倒的で、ドラグナイトは為す術もない。そして、春香の新たな究極魔法ファイナルアローにより、ドラグナイトは遂に封印されるのだった………


その後、U達は自宅に戻り、幻想戦火隊本部の第二司令室に全員が集まった………

U「………という理由から僕の考えでは、黒い球体は呑み込んだエリアの地形をそのまま残し、色と時を奪っているのではないかと思う。」

ソフィー「そんな事有り得るの………?」

U「………今回は僕だけじゃない、春香も確かに見ているからね。」

春香「………一応今回は奇跡的に脱出は出来ましたが、あの黒い球体を万が一見かけたら、近付かないように幻想郷中に知らせるべきですね。」

U「それについては文屋に高値で売付けるさ。どうせ、種をやれば勝手に水を巻くような連中だしな。」

鏡「確かに幻想郷中に知らせられれば、一般人による被害も押えられますね。」

明日香「………質問したいんだけどいい?」

U「いいぞ。」

明日香「………Uの話じゃ、1ヶ月程幻想郷はアンタ抜きだったわけじゃない? どうして幻想郷が守りきれたわけ?」

ほのか「確かに………」

鏡「………改めて解説すると幻想戦火隊は幻想郷を守る防衛組織で、Uさんや春香さん、総司令がいない時は、一時的に隊長の僕に指揮権が移るから、独自で判断して幻想郷を守る活動をしていたんだ。霊夢さん達に協力を要請して、幻想郷中を調べはしたけど、怪しい人物を見かけたという情報は一切無かったかな。」

あずさ「霊夢さん?」

U「………霊夢は、この幻想郷の博麗神社の巫女だ。平和な時は動いてくれないけど、異変が起きれば動いてくれるから、結構頼りになるんだ。」

美咲「へぇ………会ってみたいなあ………」

U「………美咲は同じ巫女だもんな。会わせてやりたいのは山々なんだが、あいつは今のところ多忙なんだろ?」

鏡「はい………最後にお会いしたのも1週間程前なので余程忙しいかと………」

U「参ったな………いざと言う時にここを守れる人手がやや足りない………それに、幻想郷にはまだちゃんと交友が取れていない人物や場所もあるし、紅魔館のような事例もある。そう考えると………

Uは少し考え込む。そして導き出した結論は………

U「………こうなったら、優也君達………欧州戦火隊に動いてもらおうかな。」

鏡「お、欧州戦火隊に協力を仰ぐんですか!?」

伊吹「欧州戦火隊?」

春香「欧州戦火隊は、かつて欧州に現れた魔界のモンスターや妖怪の討伐を目的とした組織なの。今はモンスターを全て滅ぼしたから、世の中の犯罪を取り締まったり、復興に協力したりと、実質警察組織に成り下がっているのよね。」

U「………ま、本人達も忙しいかもしれないからね。僕が直接頭下げて協力してもらうように、ドイツに行く事にするよ。」

美咲「ど、ドイツ!?」

Uはなんと、欧州戦火隊に協力を要請する事を決定したのだった………

To be continued………




次回予告
欧州戦火隊に協力を要請する為に、ドイツに向かうU。そして今回、彼について行くのは春香と美咲とレイの3人だった………
次回「欧州への旅立ち」


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第91話 欧州への旅立ち

前回までのあらすじ
Uは自宅に戻り、自宅の地下にある幻想戦火隊の第二司令室にて、仲間達に状況を報告。Uは欧州戦火隊に協力を要請する為に、自ら欧州に向かう事に………


ほのか「ちょっと待った。来て欲しいなら、連絡するだけじゃダメなのか?」

U「………それがさ、鏡君に欧州戦火隊と連絡取れるか確認したんだけど、連絡が出来ないらしいのよ。だから、自分の足で行く事にしたよ。」

春香「では、私が同行します。」

U「うーん………まあ今回の仕事は戦火隊関連だし、春香がいた方が本気度が強く通じるだろうな………いいよ。」

春香「ありがとうございます。」

U「………じゃあ、欧州戦火隊については僕達が引き受ける事で………」

美咲「あ、あの!」

U「………どうしたの、美咲?」

美咲「あの………えと………わ、私もついて行っていいですか!?」

美咲は勇気を振り絞って、U達について行くことを選択した。

U「えーと………理由を聞いてもいいかな?」

突然のついて行きたい宣言に、一瞬頭の中が混乱したUは理由を求めた。

美咲「あの………私最近、皆さんに協力しても、皆さんの足を引っ張ってばかりで………それに私が師匠について行った理由を考えて………師匠の役に立つ事だと考えて、今回こそは師匠達の役に立ちたいと思ったので、立候補したんですが………ダメでしょうか?」

U「そういう事だったのか………」

Uは理由を知り、美咲の前まで歩き、彼女を見る。

美咲「ううっ………!」

怯える美咲。だがUは、手を差し出した。

U「よろしく頼むよ。」

美咲「え………?」

U「着いてきてくれって意味だよ。」

美咲「………私なんかでいいんですか?」

U「自分で立候補したんでしょ? OKされたんだったら、そのまま着いてきてくれればそれでいいんだよ。」

Uは美咲にそう告げると、美咲は目に涙を貯め………

美咲「ありがとうございます………!」

U「ただ、美咲も少し考え方が固いところがあるんだよなあ。」

美咲「考え方が固いところ………ですか?」

U「うん。役に立とうとするのは別にいいんだけどさ、役に立とうとする事ばかり考えるのは良くないよ。だって、仲間同士なら、助け合いが大事なんだからさ。」

Uは笑顔を向ける。

美咲「師匠はやっぱり凄い人です………」

U「ま、僕の言葉は他の人物の受け売りが大半なんだけどね。」

と、謙遜しながら言うU。すると………

レイ「………私も行くわ。美咲1人だけを行かせる訳にはいかないもの。」

U「まあ、いいよ。4人なら丁度いい人数だし。」

春香「では、ジェット機を手配しますね。」

U「ああ、頼むよ。」

こうしてUを含む4人が、ドイツの欧州戦火隊本部へ向かう事となった………

To be continued………




次回予告
U達はジェット機でドイツへ。だが、ドイツは大きく荒れており………!?
次回「荒れるベルリン」


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第92話 荒れるベルリン

前回までのあらすじ
欧州戦火隊に協力してもらう為に欧州へ向かう事にしたU。彼の欧州への旅に同行するのは春香と美咲とレイの3人で………?


翌日、人里から少し離れた草原………

U「………じゃあ行ってくる。後の事は頼むよ、鏡君。」

鏡「かしこまりました。」

U「………もし、僕達のいない時に何か起きたら、連絡を頼むよ。」

鏡「分かっております。」

U「………ありがとう。」

U達を乗せたジェット機はドイツの方角へ向かって飛んで行った………

 

ジェット機の内部………

美咲「………本当にドイツに行っちゃうんだね………」

レイ「そうね………Uの力の大きさに驚かされるわ。」

U「僕がこの立場にいるのは偶然の一種だよ。」

美咲「師匠………」

U「………僕は強かったからここにいるだけに過ぎない。でも、こういう立場に立った時に思う事があるんだよ。僕はなんでこんなに強かったのか………? ってさ。」

レイ「………Uの才能なら、それだけの強さを持つ理由を知っているものだと思っていたわ。」

U「いやいや、そんな事ないよ。僕だって思考はただの人間と同じさ。だから、強くなった理由を完全に知る事は出来ない。というか、正しい答えが分からないの間違いなんだろうけど………」

美咲「師匠………」

U「………変な話をしちゃったな。ごめんよ、ドイツに着くまでまだ時間はある。今のうちに寝とくといいよ。」

美咲「………師匠!」

U「ん? どうしたのさ?」

美咲「師匠の強さは………師匠自身の心によって発揮されるんだと思います。」

U「僕自身の心の強さ………ねぇ。」

美咲「師匠は数々の敵を倒してきた歴戦の戦士なのですよね? 師匠がその数々の戦いを乗り越えてこれたのは、心が強かったから、逃げずに戦い続けてこられたのでは無いかなって思うんですが………違いますよね………」

U「いや、一理あるかなとは思う。」

美咲「………そう言ってくれるととても嬉しいです。」

U「うーん………この事を美咲に教えられたらもう………追っかけ弟子はやめだな。」

美咲「え………? でも私は………!」

U「………君はもう立派な戦士だ。だから、誰かの背中を追っかけるだけじゃなくて、自分だけの道を見つけて欲しいんだ………」

美咲「………」

美咲は少し考え込んで………

美咲「分かりました………Uさん。」

U「うん、それでいいんだ。」

Uは笑顔を向ける。

U「じゃあ、しばらく休んでおくんだよ?」

美咲「はい!」

Uはそう言って、美咲達の前から離れるのだった………

 

そして数時間後、ジェット機はベルリンへと到着した。

U「さて、ベルリン駅を目指すとするか………ってええ!?」

Uはジェット機からベルリンの街並みを除くが、ベルリンの建物は、ボロボロになっていた。

U「一体どうして………!?」

突然の光景に、U達は驚く事しか出来なかった………

To be continued………




次回予告
ベルリンの光景に驚かされたU達。そんな彼らの前に見た事の無い怪物が現れる。だが、そこへU達を助けたのは、あの組織だった………
次回「参上欧州戦火隊」


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第93話 参上欧州戦火隊

前回までのあらすじ
欧州へ向かう事になったU達。その中で、Uと美咲はUの立場の事で話をした。そして、ベルリンへ辿り着いたU達だったが、ベルリンの建物はボロボロになっていた………


美咲「そんな………建物がボロボロだなんて………」

U「………ココ最近、ベルリンは平和が続いていたはずだ………なのにどうして………!?」

この光景にU達は驚きを隠せずにいた。

春香「………取り敢えずベルリン駅に向かいましょう。それに、こういう時なら、欧州戦火隊だって動いてくれているはずですもの。」

U「そうだな………分かった、ベルリン駅へ向かおう。」

美咲「はい!」

こうしてU達は、ベルリン駅に向かって走った。だが、ベルリン駅に向かう途中、謎の黒い身体をした未知の怪物が無数にいた。

U「なんだ、この怪物は!?」

レイ「………見た事も無い怪物達ね………」

美咲「それに………数が多すぎるよ!」

U「(………ここでこいつらとまともにやっていたら、こっちが持たない………こうなったら、春香達だけでも………!)」

春香はこの光景を前に、杖を構える。だが、Uは春香を止め………

U「春香、美咲達を連れて先に本部へ行ってくれ………!」

春香「でも………!」

U「全員で戦ってたらキリがない………!」

春香「………分かりました………」

Uはセイバーを取り出し、構える。

美咲「私も………!」

美咲は巫女ラウザー・真を取り出すが………

U「こいつらとまともに戦ったら潰れるのはこっちだ、だから美咲は春香と共に本部へ行け!」

美咲「でも、それじゃUさんが!!」

U「………早く!」

Uは必死に美咲を逃がそうとしていた。しかし、モタモタしていたせいで、謎の怪物がU達に気付いてしまった………

U「くそっ………!」

Uは美咲を逃がす事に必死になっていた為、大慌てで構える。だがUが構えた時には、怪物がUに襲いかかってきていた。

U「しまった………!」

絶体絶命のU………だが………?

??「{狼牙一閃突き}!」

槍による必殺の一撃が怪物の身体を貫き、怪物を絶命させた。

U「今のは………!」

??「大丈夫ですか、Uさん!?」

Uの元に走ってくる青年とその仲間達。そう、彼こそ………

U「優也君………!」

欧州戦火隊の隊長、白木優也とミラー達5人の隊員だった。

優也「………しかし、ここで何をしていたのですか?」

U「………話は後だ。今は、この怪物を何とかする!」

隊員達「………了解!」

Uを含めた欧州戦火隊は、謎の怪物を次々に倒していく………

レイ「あれは………?」

春香「欧州戦火隊、欧州を守る為に作られた組織で、もう1つの戦火隊よ。」

美咲「あれが………欧州戦火隊………!」

欧州戦火隊の加勢により、危機を乗り越えたU達。しかし、彼等は何故U達の前に現れたのか………?

To be continued………




次回予告
Uと欧州戦火隊のお陰で怪物を全滅させる事が出来た。Uは彼等に、何故ここに現れたのかを聞くが………?
次回「駆けつけた理由」


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第94話 駆けつけた理由

前回までのあらすじ
U達は、ベルリンに辿り着くが、ベルリンの町はボロボロの建物ばかりだった。更に、謎の怪物達が数多く湧き出ていたが、U達の元に欧州戦火隊が駆けつけ………


Uと欧州戦火隊の隊員達は、怪物達を次々に撃退していく。

優也「コイツら、無限のように湧き出てきてキリがないんです………!」

U「そうか………という事は、ここで何かを企んでいる奴がいるかもってことか。」

優也「その可能性は充分あり得ると思います。」

U「………とにかく今はこの場の連中を何とかしよう。対策は後で考えるまでだ!」

優也「はい!」

Uと優也はそんな会話をした後、謎の怪物達を猛スピードで倒していき………

U「{マスターセイバー}!」

Uが必殺技を使い、怪物達を一掃。取り敢えず、この場の敵はいなくなった。

優也「はあ、はあ………Uさんのお陰で早く怪物達を倒せました。ありがとうございます。」

U「いや、僕一人じゃどうしようもなかったさ。でも、なんで君達がここに………?」

優也「つい先程までミュンヘンの方に先程の怪物を倒しに行き、本部に戻ったところに、ここに反応があったので来てみたら、Uさん達がいた………という訳です。」

U「そういう事だったのか。何はともあれありがとう。」

優也「お気になさらず。しかし、Uさんは何故またこのドイツを訪れたのでしょうか?」

U「………今、この世界が大変な事になってしまっていてね、それを阻止する為に君達の力を借りようとここまで来たんだが………今は連れて行ける状況でも無いな………」

優也「そうですね………少なくとも、今の状況をどうにかしないといけませんね。それに………」

優也はミラー達を見る。すると、ミラー達は息が上がっていた。

優也「ミラー達も連日の戦いで疲労を重ねています。少し休ませる時間も必要ですよ。」

U「そうだな………僕も君達に無理をさせてまで戦わせたくないからな………」

Uは欧州戦火隊の状況から、今すぐに力を貸すよう要請する事は難しいと考え………

U「取り敢えず欧州戦火隊本部で対策を考えよう。怪物の出現位置のデータとかは残っているか?」

優也「春香さんが幻想郷にお帰りになってからも、戦闘データの記録が残る設定にしたままです。だから、すぐに確認できると思われます。」

U「分かった。」

優也「………すみません、春香さんがいるのはいいとして………あの春香さんのそばに居る女の子達は誰なんですか?」

U「ああ、彼女達は仲間だよ。こっちが美咲で、あっちがレイだ。」

優也「成程………」

優也は美咲達に近づき………

優也「白木優也だ。これからよろしく。」

優也は優しく彼女達に接したのだった………

To be continued………




次回予告
無限に湧く怪物達をどうにかする為に、Uはこれらを調べると………?
次回「大きな反応」


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第95話 大きな反応

前回までのあらすじ
欧州戦火隊の加勢により、U達は未知の怪物を倒す。U達は優也達が駆けつけた理由を知り、未知の怪物についての対策を立てようと考える………


欧州戦火隊本部………

美咲「………ベルリンの駅にこんな施設があったんですね………」

春香「ええ、こういう所が施設を隠しやすいし、ここは地下鉄施設もあるから、欧州戦火隊として活動するのに絶好の場所なのよ。」

美咲「へえぇ………」

U「………」

美咲「………Uさん、ずっとモニターと睨めっこしてますね………」

春香「Uさん、こういう時になると、誰にも止められない程に集中するのよね。」

レイ「………Uは何も考えていないようで、平和の為に色々考える人物なのね………」

春香「………確かにUさんは天然だけど、平和のためなら、あらゆる手を尽くすのよ。」

U「………反応がバラバラだ。これじゃあ、対策のしようがないよ。」

優也「そうですよね………怪物の現れる場所がバラバラ過ぎて、俺達の疲労が溜まっていくばかりですよ。」

U「これじゃあ、ここがやられるのも時間の問題だね………」

優也「そうですね………最近はユアリの愚痴も増えてきたし、ネールもスピードが少し落ちていたし………」

U「一体どうすればいいのやら………」

キリのない怪物の増殖に、頭を抱えるU達。だが………

U「………あれ? スペインの方角にさっきの奴らより大きい反応がある………!」

優也「本当だ………という事は!」

U「ここに怪物を無数に湧き出している張本人がいると思われる。」

優也「よし、早速出撃しましょう!」

U「待て、君達は疲労困憊のはずだ。今は休んだ方がいい。それに、またさっきのような怪物が現れないとも限らない。君達はその怪物達の対処に回ってほしい。」

優也「………という事は、大きな反応の方に行くのは………」

U「うん、僕が行くよ。」

春香「あら、僕達………の間違いでは無いですか?」

U「………ついてくるんだな?」

春香「ええ、約束ですもの。」

U「………そうだったな。」

美咲「私も行かせてください!」

U「ああ、別に構わないよ。寧ろ心強い。」

美咲「ありがとうございます!」

レイ「なら、私も行くわ。」

U「構わないよ。」

美咲「しかし、スペインまでどうやって行くんですか?」

U「ふっふっふ、ついてきな。」

Uは美咲達を連れて行く………

 

Uが連れて行った場所には、鉄道があった。

美咲「これは………鉄道………!?」

春香「そう、欧州戦火隊の誇るべき欧州移動用鉄道………ヨーロッパトレインさ!」

美咲「ヨーロッパトレイン………!?」

U「じゃあ行こうか、乗って!」

U達はヨーロッパトレインに乗り、スペイン方面を目指す事となったのだった………

To be continued………




次回予告
スペインに辿り着いたU達。だが、そこで例の怪物達が大量に生み出されていた。更にそこには、怪物達を生み出していた張本人がいて………?
次回「怪物を生み出す者」


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第96話 怪物を生み出す者

前回までのあらすじ
Uは欧州戦火隊本部にて、対処法を模索するも、反応がバラバラ過ぎて対策のしようがなかった。だが、Uは大きな反応を見つけ、春香達と共に調査に向かう事に………


ヨーロッパトレインは、数時間後にスペインに辿り着いた。

U「間違いない、反応があったのはここだ。」

Uは反応地点から予測し、スペインのバルセロナに向かった。トレインを出て町に向かうと、そこには例の怪物達がウヨウヨと徘徊していた。

U「………さっきより数が多い………という事はここら辺に張本人がいてもおかしくないって事か………」

春香「そうですね………」

U「………僕が見てくる。3人ともここを動くなよ?」

美咲「分かりました。」

Uは飛行し、上から様子を見る事を試みる。すると、そこには例の怪物とは違う姿をした人の姿をした何者かがいた。

U「あれが怪物達を生み出している張本人か………?」

謎の人物は、手から闇のエネルギーを放ち、怪物を量産する。

U「やっぱり………!」

Uは肉眼でこれを確認。すぐさま春香達の方に戻る………

春香「どうでしたか?」

U「………うん、この町で間違ってなかったよ。怪物達を生み出している張本人がいた。」

レイ「………どうするのよ?」

U「こうなったら道はただ一つ、正面突破だ!!」

レイ「………やっぱり。」

U「やっぱりってなんだよ!?」

春香「まあまあ、Uさん。」

U「あ、ああ………だけど、地上から行ったんじゃ数が多すぎて面倒くさいから………僕と春香が、それぞれ美咲かレイを抱えて飛ぶ事にしよう。」

春香「そうですね。」

美咲「じゃあ、私Uさんに捕まります!」

美咲はUにくっつく。春香はそれを見て頬を膨らませて嫉妬しだした。

U「春香、嫉妬をするのはやめてくれ………美咲に悪気は無いんだ………」

春香「え、ええ………分かっていますよ………」

U「表情と言葉がまるで噛み合ってないよ………まあいいや、行こう!」

Uが美咲、春香がレイを抱えて、謎の人物の元へと向かった。謎の人物はU達に気づき………

????「………何の用だ?」

U「………お前か? あの怪物達を創り出していたのは?」

????「………そうだ、私があの怪物を作りあげていた。メテオ様の為にな。」

U「お前もメテオの部下だったのか………!!」

????「いかにも、私はクリエイ。創造を司る世界の真の想像者だ。」

U「真の想像者だと………? まさかその為に、この欧州を制圧しようとしていたというのか………!?」

クリエイ「その通りだ………よく分かったな。」

U「ふざけるな………人間達が作って来た世界を………お前ごときに変えさせるものか!!」

Uはセイバーを手にし、構える。

クリエイ「私に刃向かうか………愚か者めが。」

メテオの部下クリエイ。果たして、その力は………?

To be continued………




次回予告
クリエイは自身の能力、創造を生かして、U達を圧倒する。だが、U達が守り続けている世界を侮辱したクリエイは、美咲の怒りを買う事になる………
次回「邪悪創造悪霊クリエイ」


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第97話 邪悪創造悪霊クリエイ

前回までのあらすじ
U達はスペインのバルセロナに向かい、怪物達を生み出す張本人を見つける。だが、その張本人はメテオの部下、クリエイで………!?


U「はああああ!!」

Uはセイバーを手に攻撃するが、突如クリエイの前に光の壁が現れ、Uの攻撃を阻む。

U「か、壁!?」

クリエイ「言ったはずだ、愚か者めが。」

クリエイは更に巨大な手を生成し、Uをデコピンで弾く。

U「うわあああ!?」

Uは大きく吹き飛び、ビルに激突した。

春香「Uさん!?」

春香はUの方に飛んで行き、ビルから落ちて来た 彼の身体を抱える。

U「な、なんだありゃ………?」

Uはクリエイの未知の力に驚いていた。

春香はUを降ろすと………

春香「ならば………私が行きます!」

春香は手に魔力を集め………

春香「{オメガアロー}!」

必殺のオメガアローをクリエイ目掛けて放つ。だが………

クリエイ「………跳ね返れ。」

クリエイは不思議な鏡を生成し、春香のオメガアローを跳ね返した。

美咲「は、春香さーん!!」

絶体絶命の春香。するとUが春香の方に走り………

U「変身!」

ブレイブナイトに変身し、盾で防御する。しかし………

U「な、なんだ………!? 春香のオメガアローより威力が重い………!?」

クリエイ「私の力は魔法を何倍にも増幅させて跳ね返す。」

U「そんなバカな………うわあああ!!」

Uは耐えきれず春香を巻き込んで吹き飛ばされる。Uの変身は解除され、春香がUの上に倒れて、それと同時の勢いでUは伸びていた。

U「ああ………勢いと春香の体重が同時にのしかかって苦しい………」

春香「ゆ、Uさん!? い、今回復しますから!!」

春香は大慌てでメガヒールをかける。

レイ「こ、これじゃUはしばらく戦えないわね………」

美咲「春香さんも回復に専念するとなると………私達でどうにかしなきゃ!」

レイ「………そうね。行くわよ、美咲!」

美咲「うん!」

2人は巫女ラウザー・真、改を装着し………

2人「変身!」

Force、Darkness lightning

2人は変身し、クリエイに接近攻撃する。

クリエイ「無駄だ。」

クリエイはまたしても光の壁を作り出し、2人の攻撃を阻む。

美咲「なら、これ!!」

美咲は手にしていたフォースウェポンのラウザーにForceのカードをスキャンし、アローモードでForceの力を得た矢で攻撃する。

クリエイ「………弱い。」

クリエイは不思議な鏡を生成し、美咲の矢を跳ね返した。

美咲「きゃあ!?」

美咲はとっさに回避したが、しりもちをつく。

美咲「………」

クリエイ「この世界は終わる。こんな古くさい世界は消え、メテオ様の生み出された素晴らしい世界になるのだ。」

レイ「………今の世界がそんなに憎い?」

クリエイ「勿論だ。人間は愚か者ばかりで、自然は綺麗とは言えん。全て騙し騙しに作られた偽造の世界だ!!」

美咲「………違う!!」

美咲が立ち上がると同時に、大声でそう告げる。

クリエイ「………何故そう言いきれる?」

美咲「貴方に分かるわけない………この世界のすばらしさを!!」

美咲は今の世界を否定するクリエイに怒りを覚える………

To be continued………




次回予告
美咲はEvolutionの力を使い、クリエイに立ち向かう。クリエイは冷静に対処しようとするが、美咲は感情により、クリエイの能力の力を上回る………
次回「怒りのエボリューション」


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第98話 怒りのエボリューション

前回までのあらすじ
メテオの下僕クリエイは自身の能力、創造でUと春香を対処してしまい、美咲とレイの攻撃も全く通用しない。だが、クリエイの言葉が美咲に怒りを覚えさせ………?


クリエイ「クククッ………笑えるわ。この世界に素晴らしいものは無い。そして私のやろうとしていることはお前達人間の常識と同じだ………古きものは新しいものに変える………この世界も私の手によって新しくなるのだ!!」

クリエイはレーザーを生成し、美咲に向けて放つ。だが美咲もラウザーにカードをスキャンし………

Evolution

Evolutionに変身し、レーザー攻撃を片手で跳ね返す。

クリエイ「何!?」

クリエイは咄嗟に回避したが、自らのレーザーを跳ね返された事に驚きを隠せなかった。

クリエイ「私の力を弾き返すとは………ありえん………! 無敵の私の力がこんな小娘に敗れるはずはない………!!」

クリエイは槍を生成し、美咲めがけて投げた。だが美咲はエボリューションアローソードをソードモードにして振るう。すると、槍が地面に落ち、消滅した………

クリエイ「ば、バカな………!」

クリエイは、美咲がEvolutionの力だけで対抗出来ている事に驚きを止められない。

春香「す、凄い………」

U「こりゃ、美咲がキレているのが、あの野郎を圧倒している理由だろうな………」

春香「ど、どういう事ですか………?」

U「………美咲は怒りの感情により普段よりも何倍もの力を生み出している………推測だから確証は持てないけどね………」

実際、Uの推測はほぼ当たっていた。美咲は怒りにより規格外の強さを発揮していた。だが、クリエイはそんな事を知らない。

美咲「………貴方の力は通用しない………」

美咲はアローソードをアローソードに変え、ラウザーにカードをスキャンする。

Evolution

美咲は弓の弦を引く。鏃にはEvolutionの力が集まり、美咲は弦を手放すと、矢か物凄い勢いで飛んで行った。

クリエイ「無駄だ!」

クリエイは光の壁を作り出すが、矢は光の壁を貫通し、クリエイにダメージを与えた。

クリエイ「ぐあっ!? ば、バカな………!」

クリエイは膝を着く。だが、本人は自らの守りを突破された事の方が余程ショックだった。

クリエイ「有り得ぬ………有り得ぬ、有り得ぬ!」

クリエイは地面に拳を打ち付ける。

クリエイ「私の力の創造の力は負けない………負けるはずは無い!!」

絶対の自信を持つクリエイは、その自信が今の攻撃で僅かにぐらついた事により焦りを感じていた………

美咲「貴方の想像の力は確かに凄い力なのかもしれないわ。でも………私たちの思いの方がずっと強かった………それがあなたの力を上回った原因よ!!」

美咲は強くそう言い放ったのだった………

To be continued………




次回予告
クリエイは最後の手段として、自らの創造の力全てを込めた隕石を落とそうとする。それを阻止するために、美咲はクリエイに必殺のコンボをぶつけようとする………
次回「美咲の思いを込めたキック」


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第99話 美咲の思いを込めたキック

前回までのあらすじ
美咲はEvolutionの力と怒りの感情により、クリエイを圧倒。クリエイは追い詰められて行き………


クリエイ「おのれ………ならば最後の手段だ………!」

クリエイは手から創造の力を放つ。そして創造の力は大気圏を越え………宇宙の隕石に直撃。隕石は軌道を変え、地球………つまりU達の立っている大地そのものを破壊しようとして来た。

春香「あ、あれは隕石!?」

レイ「あれは………地球に向かって来ている………!?」

クリエイ「ハハハハハ! 私の創造の力によって、宇宙空間の隕石の軌道をここへ変えた!」

U「創造の力はそんなことにまで使えるのかよ………!?」

クリエイ「後3分もしない内に隕石は大気圏に突入し、そこから間もなく地球に激突する………私を怒らせた罰だ!!」

クリエイは隕石を使ってまでU達を倒す気でいた。それほど追い詰められていたのだろうか………?

美咲「させない………貴方の感情一つで………この世界を滅ぼさせるもんですか!!」

美咲は5枚のカードを手にする。

Evolution、Force、Shining、Thunder、Kick

美咲は5枚のカードをエボリューションアローソードに装填し、キック体制をとる………

美咲「私の一撃で………貴方の野望を止める!!」

Evolution Thunder Strike

美咲は必殺のキックをクリエイめがけて放つ。

クリエイ「無駄だ!」

クリエイは光の壁を生成させる。だが、美咲のキックが着弾すると同時に、光の壁はヒビが入った。

クリエイ「なんだと………!?」

美咲「言ったでしょ? ………私の一撃で………貴方の野望を止めるって!!」

美咲のキックは光の壁を貫通。クリエイの身体をも貫いた。

クリエイ「ぐあああああ!!」

クリエイの身体は爆発を起こし、クリエイは倒れた。

クリエイ「私が負けた………? 有り得ぬ! ジェネシスとメテオ様とスピリットの細胞から生まれた私が負けるなど有り得ぬ!!」

U「人口スピリット………!? しかもジェネシスとメテオの細胞から生まれたってどういう意味だよ………!?」

クリエイ「………想像の力と破壊の力、この2つが私の無敵の能力の生まれた秘密なのだ………だが、何故お前等如きに………!」

U「………多分、美咲の思いが強かったのと………お前の力が不完全だったからだ。」

クリエイ「不完全………生まれたばかり故の不完全なのか………もう少し、早く産まれていれば………!」

美咲「そうだね………もう少し早く生まれてたら厄介だったわ。」

美咲はブランクカードを投げ、クリエイを封印する。カードはCreate(クリエイト)に姿を変え、美咲の手に戻った。

U「………終わったな。」

美咲「そうですね。」

美咲は変身を解除する。

U「じゃあ、帰ろうか。」

美咲「Uさん………いえ、師匠!」

U「ど、どうしたんだい………? それに………」

美咲「私、やっぱり師匠の追っかけ弟子のままがいいです!」

U「い、一体なんでそんなことを言うんだい………?」

美咲「私………師匠の追っかけ弟子だからこそ力が出せるんです。だから………」

U「………もう僕からその手の話を押し付けるのは止めるよ。好きにしな、追っかけ弟子の美咲ちゃん。」

美咲「………はい!」

美咲は満面の笑みでUの言葉に返事をしたのだった。

To be continued………




次回予告
U達は欧州戦火隊本部に戻り、優也達は、完全回復したら駆けつけると、U達に約束する。目的を達成したU達が幻想郷に帰還するが………!?
次回「滅びの時」


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第100話 滅びの時

前回までのあらすじ
美咲とクリエイの決戦。クリエイは悪あがきに隕石を使ってU達を倒そうとするが、美咲の必殺技により、それは阻止される。そして、U達は欧州戦火隊本部に戻る事に………


数時間後、欧州戦火隊本部………

U「………という訳で、欧州を騒がせていた怪物を作り出した張本人は倒した。これで心置き無く協力をお願い出来ると思うんだが………どうかな?」

優也「うーん、少しお時間を頂けますか? まだミラー達の体力が万全では無いので………でも、しっかりと休憩したら絶対に幻想郷に駆けつけます!」

U「………分かった。頼んだよ、優也君。」

優也「はい!」

U「じゃあ、僕達は先に戻って幻想郷の守りを固めておくとするよ。」

Uはそう言うと………

U「3人とも、幻想郷に帰るよ。」

レイ「ここでやるべき事はこれで終わりなのね?」

U「ああ。優也君達、欧州戦火隊が来てくれれば幻想郷の守りも固く出来る。今メテオが何をしてくるかを完全に読めない今、奴の野望を止める為の対策は固めるだけだ。」

春香「では、外のジェット機に戻りましょうか。」

U「そうだね。」

U達はジェット機に乗り、幻想郷に戻る………

 

 

 

 

 

既に新たな惨劇が進んでいるとも知らず………

 

U「………」

春香「どうしたんですか? ずっと考え事ばかりして………」

U「………どうしても疑問に思うことがあるんだ。あのクリエイとかいう悪霊が何故欧州で世界の支配を進めていたんだ………? って事をさ。」

春香「確かに疑問に思いますね………言い方は悪いですが、欧州を攻めたってメテオ達にとっては何のメリットにもならないというのに………」

U「………もし、あの悪霊が捨て駒だとしたら………?」

春香「どういう事ですか………?」

U「これは僕の仮説に過ぎないけど………もしクリエイが捨て駒だったとしたら、メテオの真の狙いはなんだ?」

首を傾げるU。

春香「そうですよね………Uさんを狙うつもりなら、わざわざ欧州じゃ無くて、幻想郷を責めるはずですのにね………?」

U「幻想郷………待てよ………? ………ま、まさか!?」

Uは春香の言葉からとある事を考えた。

U「奴の目的は………僕の居なくなったがら空きの幻想郷だ!!」

春香「な、なんですって!?」

Uは、メテオの目的がUの居ない隙を突いて、幻想郷を滅ぼすつもりでは無いかと考えた。そしてその答えは正しかった。ジェット機は幻想郷の真上に辿り着いたのだが………?

U「やっぱり………幻想郷が闇に包まれている………!!」

幻想郷は闇に包まれ、日がささなくなっていた。

U「………アイツの方が一枚うわてだった………! どこまで読んでいると言うんだよ、あの野郎!!」

Uはそう考える事しか出来なかった。幻想郷は今、大半が壊滅していたのだった………

To be continued………




次回予告
U達を乗せたジェット機は、幻想郷の人里に着陸したが、誰もいなかった。だが、そこに雰囲気のおかしいあずさがいて………?
次回「壊滅の幻想郷」


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第8章 創世の光と謎の巫女
第101話 壊滅の幻想郷


前回までのあらすじ
優也達は休息の後、幻想郷に向かう事を約束する。目的を果たしたU達は幻想郷へ戻るが、U達のいない間に幻想郷の大半が壊滅しており………!?


U達を乗せたジェット機は人里付近に着陸。人里も大きく荒らされており、建物は大きく破壊されていた。

U「人里が他のところより大きく破壊されている………僕達の住んでいた地域ほど危険という訳か………」

U達は、Uの自宅に向かったが、Uの家は破壊されていた。

U「………ダメだ、暖炉が破壊された時にゲートシステムもぶっ壊れて、ここから幻想戦火隊本部に入れなくなっちまった………」

美咲「そんな………!」

U「あずさ達の姿も見ない………無事でいてくれればいいんだが………」

U達はメテオの野望に対して強い絶望を思い知らされた。だが………

美咲「………あれ? ………師匠、あそこに誰かいます!!」

U「何!? 生存者か………? って、あの後ろ姿は………」

U達は、とある人物を発見した。それは………

U「あれは………あずさ!?」

そう、三木あずさだった。Uはあずさに駆け寄る。

U「あずさ………だよね?」

Uは声をかける。するとあずさは何も発する事無く、こっちを見つめてきた。

U「心配したよ………だけどどうしてここに………?」

Uはあずさに疑問を問いかける。するとあずさは突然Uの腹を殴った。完全に油断していたUは直撃を防げず………

U「がはあっ!?」

地面に蹲ってしまった。あずさはまるでUを敵対しするかのような目で見ており、Uの頭を強く踏み付ける。

U「な、なんで………!?」

困惑するU。それに対し………

??「………教えてあげる。」

声が聞こえてきた。

メル「………お久しぶりね、英雄さん。」

U「お前は………!」

春香「メテオの側近の子………!」

メル「………そう言われるとなんか嫌ね………いや、名乗ってなかったのがそう言われた原因ね………なら私の名前を教えてあげる。私はメル。メテオ様に仕えし者であり、メテオ様の秘書も担当しているわ。」

U「メル………!!」

メル「そしてさっきの質問だけど、この子は操られているの。」

U「また洗脳による操りかよ………!!」

メル「それだけじゃないわ。見せてあげなさい、貴女の新たな力を………!」

メルがそう言うと、あずさはベルトを取りだした。

Generic driver(ジェネリックドライバー)

U「ベルト………!?」

あずさは自らのものでは無いステッキを差し込んだ。

Generic change!!

The wearer is that God's hand piece(装着者はあの神の手駒なり)………God called the hand pieces generic!!(神は手駒達をジェネリックと呼んだ)………There is no way to stop(止める術はない)………

あずさは、今までに見た事の無い鎧の姿に変身した。

春香「な、何………!? あの見た目は………!」

メル「これこそメテオ様が考案なさった量産型戦士………ジェネリックよ!!」

あずさはメテオ達によって洗脳され、ジェネリックとなってU達に襲いかかろうとしていた………

To be continued………




次回予告
U達はジェネリックに挑むが、その強さは圧倒的でまるで歯が立たない。だが、トドメを刺される寸前でUを助ける人物が現れる………
次回「冷たきジェネリック」


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第102話 冷たきジェネリック

前回までのあらすじ
U達は幻想郷に戻って来たが、幻想郷は壊滅状態に。人里で偶然あずさを発見するも、あずさはメルに洗脳されている上に、ジェネリックという未知の姿に変身し………!?


U「あずさ達に力を与えて洗脳したという訳かよ………! でも、変身を解かせればどうにでもなる!!」

Uはキックを放つ。だが、ジェネリックの鎧にはビクともしない。

U「な、何………!?」

あずさはUの足を掴み、そのまま大きくUの身体を振りまわし、手を離す。Uの身体は大きく吹き飛び、建物に激突し、そのまま地面に落下する。

U「な、なんだよこのパワーは………!?」

Uはジェネリックのパワーに驚きを見せた………

春香「Uさんのパワーを上回るなんて………!? なら、私の魔法であずさちゃんの変身を解いてみせます!!」

春香は手に魔力を集め………

春香「{オメガアロー}!」

必殺のオメガアローを放つが、ジェネリックの鎧に魔法は弾かれて近くの建物に激突。建物は大きく壊れた。

春香「私の魔法も通用しない………!?」

ジェネリックの鎧には、高い防御力に最強の魔法耐性が備わっており、U達の力がまるで通用しない。あずさは手を動かす。すると、辺り一面に雷が落ちる。しかも雷の一撃もまたかなり強力で、地面を貫き、地震を起こした。

美咲「うわあああああ!!」

レイ「(うぐっ!!この強さ………三木あずさからは想像も出来ない力を感じる………!!)」

地震によりU達は吹き飛ばされ、地面に倒れる。

春香「私達を遥かに凌駕する力………あれがジェネリックなの………!?」

U達は、ジェネリックの力に驚く事しか出来なかった。

メル「分かった? 貴方達にジェネリックは倒せない事。」

春香「(悔しいけれど………私達にはあずさちゃんを救えない………!)」

目の前の現実に絶望を覚え出すU達。

メル「さあ、まずはあの男を倒しなさい!!」

あずさにそう命令するメル。あずさはU目掛けて手から光線を放った。だが、その時だった。突然Uの上から魂が降ってきて、魂はUの中に入り込んだ。Uはふらっと立ち上がると、光線を回避した。

メル「かわした………!? あの男はダメージが大きいはずなのに………!」

突然の出来事に驚くメル。だが、Uの雰囲気も何かおかしく………?

U?「………許せない。Uを傷つける者は………たとえ誰であろうと!!」

と、Uが絶対に言わない言葉を言い出した。

春香「え………!? ど、どうしちゃったんですか、Uさん!!」

春香は声をかける。だが、それは彼(?)には聞こえていない。すると彼(?)はベルトを取り出し、装着した。

Haruka driver(ハルカドライバー)

春香「Haruka………? 一体どういう事………!?」

まさかの春香と同名のドライバー。U(?)はベルトのスイッチを押す。

change………Haruka!!

するとベルトは彼(?)の中に取り込まれ、Uの姿が長い青髪の巫女の姿に変わってしまった。顔付きなどはUとは似ても似つかない上に、武器も弓矢を手にしていた。

レイ「Uの姿が変わった………!?」

U?「私はUの身体を借りて、擬似的に本来の姿となりました………私は創世神ジェネシスの巫女………水鏡遥(みかがみ はるか)!!」

美咲「水鏡………遥!?」

春香「私と同じ名前の女の子………!?」

突如、Uの身体に乗り移り、姿を変えた水鏡遥。彼女は何者か? そして何故突如として現れたのだろうか………?

To be continued………




次回予告
謎の巫女水鏡遥は、霊力の力を使いジェネリックにダメージを与えるが、ジェネリックは簡単には倒せない。今の状況では厳しいと悟った遥は、自身の霊力を解放し、謎のモンスターを出現させる………!?
次回「魔を従えし巫女」


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第103話 魔を従えし巫女

前回までのあらすじ
メルに洗脳され、ジェネリックとなったあずさを前に歯が立たないU達。だが、突如としてUに乗り移った創世神ジェネシスの巫女、水鏡遥が変身し、本来の姿となってU達を救おうとする………


メル「まだ仲間がいたというの………!?」

遥「まだ………?」

遥は後ろを見る。そして春香達を見ると………

遥「………そういう事ね。」

状況を把握した。遥は弓を手にし………

遥「………私がUの仲間だったらどうするって言うの?」

と問い質す。

メル「決まってるじゃない。アンタも殺すだけよ!!」

と、強く答え返し………

メル「やりなさい、ジェネリック!!」

と、あずさに命令。あずさは遥にむけて、閃光弾を放つ。遥は閃光弾をかわし、弓矢による攻撃を放つが、矢はジェネリックの鎧に阻まれ、折れ曲がる。

遥「うーん、ダメか………」

メル「幾らアンタが人間の中で強くても、アンタが乗り移った男を対策して考えたジェネリックに敵うわけないでしょう?」

突如として現れた水鏡遥でも、Uを対策して制作されたと思われるジェネリックの鎧を突破する事は難しい。

遥「どうしよっかな………こんな早くに使いたくなかったんだけど………」

と、完全に呑気な口調の遥。それを見たメルは………

メル「な、何よ………ジェネリックを突破する手段でもあるわけ!?」

と、苛立ちを露わにする。遥は左腕に装着されていた腕輪のスイッチを押す。すると腕輪から強い光が放たれる………

美咲「な、何が起きているの………!?」

遥「召喚………! 出て来て、聖水の長耳兎(せいすいのロングイヤーラビット)!!」

遥の腕輪から周りに水を纏いし、長耳の兎が姿を現す。

遥「ラビット、私に協力して!」

ラビット「任せて!」

聖水の長耳兎は遥に従い、水による攻撃を放つ。するとベルトに直撃した水は、ベルトの機能を麻痺させる………

レイ「精密機械に水をかける事で、相手の機能を麻痺させるつもりね………!」

メル「なっ!? そんな事されたら………!!」

あずさは手から魔法を放とうとするが、魔法が出て来ない。その理由は明白だった。ベルトの機能が麻痺した為、ジェネリックが弱体化してしまった。遥は聖水の長耳兎を腕輪に戻すと………

遥「更にもう一体………今度は前にUから預かった彼よ………!」

遥はもう1つの腕輪のスイッチを起動。

遥「召喚………! Uの頼もしき相棒………暗黒の魔導士(ダークマジシャン)!」

腕輪からは、黒い魔導服を着た魔道士が姿を現す。

遥「ダーク、あの鎧の相手を攻撃して!!」

ダーク「………約束は果たしてくれるんだろうな?」

遥「Uに会わせる事でしょ? 言われなくても絶対に約束するわ。」

ダーク「そうか………なら見せてやろう我が奥義………」

暗黒の魔道士は手に魔力を集める。

メル「ちっ、今ジェネリックを倒されても困る………!」

メルはそう本音をこぼす。

ダーク「{暗黒の破壊(ダーククラッシュ)}………!」

暗黒の魔道士は闇の破壊魔法をあずさに向けて放つ。だがメルがあずさに触れ………

メル「ここは一旦引かせてもらうわ!!」

と、瞬間移動で消えた。

ダーク「………逃げられたようだ。」

遥「そう………でもU達の危機を救えただけ満足だよ。」

ダーク「………それで、マスターはどこにいるんだ? 姿を見ないが………?」

遥「私が今乗り移ってるから………」

?「何時まで人の身体に………!」

遥の頭に突然響く声。すると遥の変身が解かれ、Uの姿は元に戻り………

U「乗っ取ってるんじゃあああ!!」

と、遥の魂を無理やり追い出した。遥の姿は霊体となってU達の前に現れる。

U「え………? まさかこの子が僕に乗り移っていたのか………!?」

遥「痛た………って、霊体だから痛くないんだった。」

春香「………さっきと姿が同じ………!」

美咲「え? そんな子いませんけど………?」

美咲から放たれる衝撃発言。理由はすぐにわかった。

U「………え? だってここに………」

遥「あー、創世神ジェネシスの力を持っていない人には見えないんだよね、私。」

U「じゃあ、力を持っている僕と春香には見えるって事か………?」

遥「………へぇ、その女の人がUが言ってた白宮春香さんなんだ?」

U「いや、本当に君誰だよ!?」

遥「ああ、そうか。私達の世界にいた時とは色々と時間軸もややこしいんだっけ………?」

遥はそう呟くと………

遥「改めて、私は水鏡遥。創世神ジェネシスの巫女をしていて………Uとは仲間であり家族だったわ。」

U「いや、そんな事言われても………」

と、困惑するU。すると暗黒の魔道士がUに気付くとUに近付く………

U「黒色の魔道士………!?」

Uは警戒するが、暗黒の魔道士はUに跪き………

ダーク「この世界ではお初にお目にかかる。私は暗黒の魔道士だ。よろしく頼む、マスター。」

U「ま、マスター!?」

Uが知らない少女達はUを知っている。このややこしい話はどういう事なのだろうか………?

To be continued………




次回予告
水鏡遥は、Uに自分達の事を説明し、Uは半ば首を傾げながらも、信じる他無かった。Uは彼に忠実な暗黒の魔道士に、瓦礫に埋もれた幻想戦火隊の入口を出現させるよう命令する………
次回「知らぬ世界の知られた友人」


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第104話 知らぬ世界の知られた友人

前回までのあらすじ
Uを救う形で現れた創世神ジェネシスの巫女、水鏡遥が2体の魔を従えて、メルを撤退に追い込む。だが、Uを知る者達を知らないUは困惑の連続で………?


遥「あなたはいつかの戦いで、私達の世界に光を取り戻してくれた英雄。ダークを初めとした魔を従えていたんだよ。」

U「胡散臭い話だが………信じる他無いんだろうな。もし仮にこれが未来の話だったとしても、僕の性格ならその世界を助けてしまいそうだ。しかし、本当に君達とは会った記憶が無いんだが………それに僕の事をUと呼んでいたのもそうだし………」

Uはただでさえメテオの事で疑問が多い中で、更なる疑問を抱える事になってしまった。だが、Uには迷い続ける暇は無く………

U「………でも、今は君達との事を必死に考えている暇は無いんだ。まずはあずさを助けなきゃ。」

春香「そうですね。」

Uはそう言うと、自宅の瓦礫の山の前に立ち………

U「暗黒の魔道士だっけ? この瓦礫の山を砕いてくれるかな?」

ダーク「お易い御用だ。それと、私の事はダークと呼んで欲しい。前にマスターにはそう呼ばれていたものでな。」

U「そうか………なら、そう呼ばせてもらうよ。」

ダーク「そう呼んでくれると助かる………{暗黒の破壊}!」

ダークは瓦礫の山を破壊し、辛うじて幻想戦火隊本部への入口の穴を見つける。

U「すまないけど………今度はここに穴を開けてくれないか?」

ダーク「容易い事だ。」

ダークは手に魔力を集め、穴を開ける。穴が空いた内部には、ハシゴがあった。

U「よし、行こう!」

遥「ちょっと待って!」

U「ん? どうしたんだい?」

遥「この腕輪、貴方の左腕につけておくね。」

遥はUに腕輪を着けた。

U「何だこれ?」

遥「ダークとの契約の証だよ。」

U「契約………?」

美咲「いや、本当にUさんどうしちゃったのかな………?」

と、遥の姿が見えていない美咲達は、首を傾げるばかりだった………

 

幻想戦火隊本部………

遥「うわあ………すごい組織だね。」

U達は、組織の中に入った。だがハシゴのある内部は狭いのと、どうなっているか分からないという理由で、暗黒の魔道士はUの腕輪の中に戻った。Uはハシゴを折りきったあと、施設の状態を調べる。

U「よし、機能は生きてる………ここをやられなかったのは不幸中の幸いだ。」

幻想戦火隊本部は、幻想郷の人里の地下にある為、メテオ達も気づかなかったようだった。そして、U達が歩いていると………

???「あっ、U!!」

と、Uに声をかける者………それは………

U「その声は………明日香じゃないか!!」

なんと、組織の中には夢野明日香。そして………

あかり「U君達は無事に帰って来れたのね!」

と、宮野あかりと佐野伊吹も組織に残っており、U達を出迎えたのだった………

To be continued………




次回予告
他に組織に残っていたのは、変身の出来ないほのか、由香、鈴香だった。しかし、Uの悩みは他にもあり………?
次回「見えない救う術」


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第105話 見えない救う術

前回までのあらすじ
Uは遥から事情を聞き、半ば首を傾げながらも話を受け入れる。だが、疑問が増えた状況の中でも、あずさ達を救う事を第一とするUは、暗黒の魔道士の力を借りて幻想戦火隊本部に戻る。すると中には明日香、あかり、伊吹の姿が………


伊吹「皆が帰ってこないから心配してたけど、お前達だけでも無事に帰ってきてよかったよ。」

U「………皆?」

あかり「………実は、私達と変身が出来ない由香ちゃん達がここに残って、あずさちゃん達の帰りを待っていたんだけど………」

U「………そうだったのか。」

Uは素っ気ない返事をしてあかりの元を通り過ぎた。

あかり「………どうしたの、素っ気ない返事して。」

U「何でも………無い。」

Uはそう返して組織内の自分の部屋に戻った。

明日香「………Uの奴、変に暗いね。」

春香「………Uさんは悩み事を周りに話そうとしないからね………私に任せて。」

春香はそう言うと、Uを追いかけた。そして霊体の遥もUを追いかけた………

 

Uの部屋………

春香はUの部屋につくと、扉をノックする。

春香「春香です。あの………お時間よろしいでしょうか?」

U「………いいよ。それに、水鏡遥もいるんでしょ?」

遥「もーう、私の事は遥って呼んでよー!」

U「ややこしくてしょうがないから、状況によってな。まあ、入って来てくれよ。」

春香「はい、失礼します。」

春香が部屋に入る。するとUの部屋は色々なメモが転がっていた。

春香「………何を悩んでおられるのですか?」

U「分からないんだ………あずさ達を救う方法がさ。」

春香「………そうですか。」

U「………あのメルとかいう奴………なんでこんな真似とするんだ………!」

Uは壁に拳を打ち付ける。

春香「Uさん………」

春香は無力感を強く感じていた。

U「………まず第一あのジェネリックって奴をどう攻略すればいい………!」

Uはあずさを救う事について強く追い詰められていた。すると、遥が………

遥「………創世神ジェネシスの力があれば、そのあずさって人を救えるよ。」

U「何………!? 何でそんな事を知っている………!?」

遥「だって、私ジェネシスの巫女だもん。」

春香「そう言えばそんな事を言ってたわね………」

遥「ジェネシスの声は私の方に聞こえてくるの。でも、ジェネシス本人は捕まってるから、どうしようもないのが現実だけど………でも、春香さんに春香さんとUの為のステッキを預けたはずだけど………」

U「ど、どういう事だ………!?」

春香「………確かに、あの時に2本のステッキを預かりました。」

春香は持っていたブランクステッキを手にする。

U「ブランクステッキ………!!」

Uはブランクステッキを手にする。

U「またこの目でこれを見る事になるとは思わなかったな………」

Uは懐かしそうにブランクステッキを手にするのだった………

To be continued………




次回予告
遥は、そのブランクステッキにジェネシスの力の一端が込められていると解説する。するとUはその力を生み出せないか、オメガドライバーⅡにブランクステッキをセットすると………?
次回「創世を司る力」


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第106話 創世を司る力

前回までのあらすじ
あずさを救う方法が分からない事に悩まされるU。だが水鏡遥は、創世神ジェネシスの力を使えばあずさを助けられると語り、Uの為に生み出されたステッキが鍵を握る………


遥「春香さんのステッキには、春香さんの魔法使いとしての力が、Uのステッキには創世神ジェネシスの力の一端が込められているの。」

U「本当か………!?」

遥「でも、それが理由でそう簡単には解放出来ないの。」

U「創世神ジェネシスの力を解放させられる手段があるとすれば………」

Uは深く考える………そして思い付いたのが………?

U「そうだ、あのベルトを使えば!」

Uはそう言うと、オメガドライバーⅡを取り出し、装着する。

U「………かつてジェネシスと戦ったオメガの力を使えば、解放出来るかもしれねえ………!」

UはオメガドライバーⅡに、ブランクステッキをセットする。

U「うあっ!?」

オメガドライバーⅡを超える力がブランクステッキより発せられる………

U「これがジェネシスの力………!?」

そしてジェネシスの力はオメガドライバー単体では制御が効かず、Uの身体をも取り込み始めた………

U「うああああああぁぁぁぁぁぁ!!」

Uの身体はジェネシスの力に取り込まれてしまった。

春香「Uさん!?」

遥「………Uはジェネシスの力に取り込まれてしまった………」

春香「そんな………!」

遥は下を向く。

遥「やっぱりUだけじゃダメなのかな………?」

と呟く遥。すると………

春香「くっ………Uさん!!」

春香が意を決してUに抱き着いた。

遥「ダメだよ春香さん!! 今Uに近付いたら………!!」

遥が言おうとした時に、ジェネシスの力は春香をも蝕み始めた………

遥「言わんこっちゃない!! 春香さん! Uから離れて!!」

春香「………それは出来ないわ!! 命懸けの夫を見捨てる妻がどこにいるって言うのよ!!」

遥「春香さん………」

春香「遥ちゃん、貴女がどういう感情でこれを見ているかは知らないわ。でも、私は大ピンチのUさんを絶対に見捨てたり、見て見ぬふりはしない!!」

遥「………Uの奥さん、白宮春香さんはここまでの心の強さを持っていたんだ………Uが春香さんを好きになった気持ち、ちょっとだけ分かるかもしれない………」

U「うあっ!? ………はる………か………僕から離れて………!」

春香「離れません。私はUさんを失いたくんです!」

U「春香………分かった。なら、地獄だろうとなんだろうと着いてきてくれるか?」

春香「………お供致します。あなたと一緒なら、なんだって怖くはありませんから………!!」

2人はそう会話をかわす。すると、U達を取り込もうとしていた力はオメガドライバーⅡとブランクステッキに移動。2つは光を放ち、大きく姿を変えた………

Omega driver G(オメガドライバージェネシス)

Genesis stick(ジェネシスステッキ)

Uはベルトからステッキを取り外して、2つの力を目にする。

U「これが………ジェネシスの力なのか………?」

Uが生み出したジェネシスの力は、あずさ達を救う事は出来るのか………?

To be continued………




次回予告
外では再びジェネリックとなったあずさが現れ、既にあかり達が応戦するが、Uが苦戦した相手に勝てる訳もなく、追い詰められてしまう。だが、そこへ駆けつけたUがジェネシスの力を得た新たな姿へと変身する………
次回「ジェネシスを宿した力」


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第107話 ジェネシスを宿した力

前回までのあらすじ
Uはブランクステッキに込められたジェネシスの力を解放しようとするが、ジェネシスの力に呑まれてしまう。だが、春香がUに抱き着いた影響か、ジェネシスの力をステッキとベルトに追いやる事に成功。ジェネシスの力を宿した新たな力が誕生する………


遥「………正真正銘、ジェネシスの力だよ。」

U「………水鏡遥、一つだけ聞きたい事がある。」

遥「なーに?」

U「君と出会った時の僕は………君を信じていたか?」

遥「………信じていたと思うよ。初めて会った時なんて、見ず知らずの私を助けてくれたし、その後も誰かの為に奮闘していたUを私は好きだったかもしれない。でも、Uには春香さんがいる。こんな素敵な奥さんをUが手放すわけ無いもんね。」

U「………ふぇ? 結婚したら一生の関係になるんだから手放すもクソも無いんじゃないの?」

遥「………忘れてたわ、Uは物凄いレベルの天然だったわね………」

春香「ふふふっ。」

と、楽しく会話をするU達。だが、そんな時間は長くは続かない。突如、Uの部屋のドアをノックする音が………

美咲「Uさん!! 外にまたあずさちゃんが現れたらしいです!!」

U「何!? 状況はどうなっている!?」

美咲「今はあかりさん達が何とかしていますけど、このままじゃ………!!」

U「………分かった、すぐに行くよ。」

遥「………U!」

U「………ん?」

遥「………死んじゃダメだよ?」

U「………大丈夫さ、そう簡単に死んだりなんかするもんか!」

Uはそう言うと、部屋を勢い良く飛び出して行った。

春香「………遥ちゃん、こんな事を言うのはおかしいかもしれないけど………貴女がUさんの仲間でいてくれて………ありがとう。」

遥「………何を言っているんですか。春香さんだってUの仲間のくせにー!」

春香「………それもそうね。」

2人は楽しそうに会話するが、それをこっそり見ていた美咲は当然、遥が見えないので首を傾げた。

 

外………

あかり達「きゃあああ!!」

外では、あかり達3人の魔法使いが戦っていたが、Uが苦戦したジェネリックに敵う訳がなく、追い詰められていた。

U「………あかり! 皆!!」

そこへUが駆け付ける。そして………

メル「………またアンタね。毎度懲りない事。」

U「………それはお互い様だ。お前だってよくもまあ諦めずに、僕達に襲いかかるもんだな。」

メル「………それは命令だからよ。それに、今のアンタに彼女が救えるわけ?」

U「………救うさ。」

Uはそう言うと、新たなベルトを取り出した。

Omega driver G

メル「な、何よそのベルト………!?」

U「このベルトと………このステッキであずさを救う!!」

Genesis stick

Uは右手でステッキをベルトに装填。

Genesis charge………

すると、ベルトからは新たな待機音が流れ………

U「………変身!!」

Uはレバー部分となったステッキを捻る。するとベルトの全面パーツが展開し、ベルトの絵は光り輝く虹の鎧を身にまとった戦士の絵が書かれたものになる。

Genesis change!!

The warrior wakes up now with the power of creation(創世の力を宿し戦士が今目覚める)………He is the messenger of the Genesis god Genesis Knight!!(彼は創世神の使いジェネシスナイト)………The creation of this world is yours(この世界の創造はお前のものだ)………!

Uは新たな形態、ジェネシスナイトへと変身を遂げたのだった………

To be continued………




次回予告
新形態、ジェネシスナイトとなり、ジェネリックとなったあずさとの戦闘。Uはジェネリックの力を圧倒。更に、あずさの洗脳を解く事を狙う………!
次回「創世神の使いジェネシスナイト」


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第108話 創世神の使いジェネシスナイト

前回までのあらすじ
新たな力を生み出す事に成功したU。だが、再びジェネリックとなってしまったあずさがメルと共に襲来。あかり達を圧倒するも、Uはジェネシスナイトへと変身し………?


U「創世神ジェネシスの使い………ジェネシスナイト降臨!!」

Uは力強くそう宣言した。するとメルは驚き………

メル「ジェ、ジェネシスですって………!? 何故こんな男がジェネシスの力を………!?」

U「そんなこと僕だって知らねえよ。ただ春香が持ってたってだけなんだからな!!」

Uはそう言うと接近。あずさが闇の弾丸攻撃を放つも、Uはそれを蹴り飛ばした。更に、手元に紅魔ブレードを生成する。

遥「あの大剣は………?」

春香「………あの大剣は確か紅魔ブレード………Uさんがご友人から譲っていただいた剣だったかしら。」

U「あずさに恨みは無い。それにコイツで殺す気も無い………僕はあずさを救う為にコイツを振るう………!!」

Uは紅魔ブレードを振り回し、あずさに攻撃。ジェネリックの鎧を纏った彼女を大きく吹き飛ばした。こうなるとあずさ本人が心配になるが、ジェネリックの鎧のお陰で、あずさ本人にダメージが行っていないのが不幸中の幸いか。

メル「なっ………!? ジェネリックがダメージを………!?」

U「………お前達が僕を超えようとするならば………僕はそれを超えてみせる!!」

Uは紅魔ブレードを投げ捨て、ブレイブソードを手にして攻撃する。

遥「凄い………やっぱりUは凄いよ………!」

春香「ね、やっぱりUさんは凄いでしょ?」

Uの連続攻撃により、ジェネリックが倒れる。

U「メルだったか………? お前の支配からあずさを救う………!」

Uはベルトのステッキを捻る。

Genesis ultimate end!!(ジェネシスアルティメットエンド)

Uはジェネリックのベルトを掴む。

U「………暴走の原因はこれか………!!」

Uはベルトに対し能力を発揮。ベルトに組み込まれたシステムを書き換え、更にベルトを通じてあずさの洗脳を解く。

あずさ「………ゆ………くん………!」

あずさがそう呟くと変身が解かれ、あずさの付けていたベルトは地面に転がった。

U「あずさ!!」

Uも変身を解き、あずさの身体を支える。

U「大丈夫か!?」

あずさ「………大丈夫………だよ………」

あずさはそう言うと、気絶してしまった。

U「あずさ………! ………疲れて気絶してしまったのか………」

Uは心配する反面、安心の素振りを見せた。

メル「くっ………ジェネリックが………!? ………こうなったら………!!」

メルはジェネリックを倒された影響から、春香に接近する。

メル「アンタの大事な人を奪ってやるわよ!!」

U「し、しまった!!」

遥「させない!!」

すると遥は春香に取り付き、一瞬にしてハルカドライバーを装着して起動させる。

Change………Haruka!!

水鏡遥本来の姿となり、メルにゼロ距離で弓矢による攻撃をする。

メル「くっ………!!」

メルは瞬間移動でこれをかわすが………

メル「またアンタ………!? ちっ………!! 」

メルは舌打ちをして撤退した。

あかり「あ、あれは………?」

U「………すまねえ、遥。」

遥「お易い御用だよ!」

遥はそう言うと変身を解き、遥は霊体に戻り、春香は元の姿に戻る。

春香「あ………ありがとうね、遥ちゃん。」

明日香「え? 何? どういう事?」

何とか危機を脱したU達。だがそれと同時にUと春香以外は混乱するという異常な状態に………

To be continued………




次回予告
水鏡遥の事で大混乱するUと春香以外の仲間達。遥はUの身体を借り、仲間達に自身の正体について説明する事に………
次回「巫女の解説」


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第109話 巫女の解説

前回までのあらすじ
ジェネシスナイトとなったUは、ジェネリックの力を圧倒。ジェネシスの力を使い、ジェネリックの力とあずさの洗脳についてを書き換え、あずさの洗脳を解く。メルは腹いせに春香を狙うも、遥のお陰でこれを防ぐ。メルは撤退し、春香は遥に感謝するが、遥が見えていないあかり達が困惑してしまう………


数時間後、幻想戦火隊本部………

美咲「………あの、さっきから春香さんじゃないはるかって名前の人が出て来て、師匠と春香さんだけ認識できているのはどういう事ですか………!?」

U「………どうしたもんか?」

春香「これは説明しておいた方がいいですよ………このままじゃ混乱が生じるだけですよ………」

U「………だな。おい遥、僕の身体を使って構わないから、君の事について説明してくれ!」

遥「オッケー!」

遥はそう言うと、Uに乗り移り、ベルトを装着し、スイッチを押して起動させる。

Change………Haruka!!

Uの身体は水鏡遥の姿に。

美咲「あっ、あの時の………!!」

遥「はーい、改めて自己紹介すると私は水鏡遥。漢字で書くと、遥か彼方とかで使う遥の方だよ。」

明日香「という事は、春香さんとは本当に別物の人なのね。」

伊吹「ところで………なんで巫女姿なんだ?」

遥「それはね、私は創世神ジェネシスに仕える巫女だからだよ。」

あかり「神様の巫女さん………ならなんで霊体になっているの………?」

遥「………あはは………それは秘密。」

ほのか「ケチ臭いなー」

遥「だって、これはUと私だけの約束だもん。と言っても、私が乗り移っているUは知らないみたいだけど。」

由香「………もう何が何やら………」

鈴香「しかし、Uならやりかねないと考えると、信じるしか無いわね。」

遥「………取り敢えず、私は基本的にUか春香さんの傍に居るから、何かあったらまたUさんと春香さんのどちらかに取り付いて解説させてもらうからよろしくねー!」

遥はそう言うと、霊体となってUから離れた。

U「………はあっ。」

春香「どうしたんですか? 溜息なんてついちゃって………」

U「やはり他人に乗っ取られるのは精神的に疲れてしまう。」

美咲「あ、あはは………」

U「………それより、僕達はこれからメテオに対してどうするかを考えなきゃだ。」

あかり「そう言えば………さっきU君が変身してたジェネシスナイトって姿の力であずさちゃんを救ってたわよね?」

U「あ、ああ………ジェネリックって奴のベルトの機能を書き換え、それと同時にあずさを洗脳から解放したけど………」

あかり「それって機能を与える事も出来るの?」

U「うん、多分出来ると思う。」

あかり「なら、ほのかちゃん達に再び変身能力を与えられないかしら?」

U「………成程。」

Uはそう言うとオメガドライバーGとジェネシスステッキでジェネシスナイトに変身する。

U「………じゃ、巫女ラウザーだっけ? 出してもらえるか?」

と、ほのか達の変身能力を取り戻そうとする………

To be continued………




次回予告
Uのジェネシスナイトの力で、ほのか達は変身能力を取り戻す。そこへ気がついたあずさがやって来て、何故自分が洗脳されたかに至るまでを語り出す………
次回「洗脳に至るまで」


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第9章 創造を司りし魔法使いと創造の巫女
第110話 洗脳に至るまで


前回までのあらすじ
遥の事で困惑する仲間達。U達は混乱を止める為に、Uは遥に自分の身体を貸し、水鏡遥についてを仲間達に説明させる。そのお陰で混乱は解け、更にあかりの言葉でUはジェネシスナイトの力で、ほのか達の変身能力を取り戻そうとする………


U「………はい。」

Uはほのか達の巫女ラウザーの機能を書き換え、各々の神社無しでも変身出来るようにした。

由香「ありがとうございます、Uさん。」

U「いやいや、これくらいどうってことない。」

ほのか「1ヶ月以上変身出来ずじまいだったからな………これで思いっきり戦えるぜ!」

鈴香「………そうね。」

と、Uに感謝するほのか達。するとそこへ………

あずさ「あ………やっぱりここにいた。」

と、さっきまで眠っていたあずさがやってきた。

U「あずさ………よかった、目を覚ましたんだね。」

Uが駆け寄ると………あずさがUに抱き着いてきた。

U「ふぇ!? ど、どうしたのあずさ?」

あずさ「………怖かったの。メテオの部下に洗脳されて………暗闇の中を彷徨い続けていたの………でも、U君が救ってくれて………とても嬉しかったよ。」

と、目覚めた途端にも関わらず、救ってくれた事を感謝していた。

U「………そ、そんなのお安い御用さ。僕はあずさの味方だ。あずさが困ってたら僕が絶対に助ける………!」

と、あずさを宥める。

春香「………」

いつもなら嫉妬でUにヤキモチを焼く春香も、この時は何も言わず、機嫌も損ねなかった。

美咲「でも………なんであずさちゃんは洗脳されていたの?」

あずさ「………U君や美咲ちゃん達が奥州に行った後、メテオが部下達を連れてやって来たの。本部に宮野先輩と明日香と伊吹ちゃん、ほのかちゃん、由香ちゃん、鈴香ちゃん以外の全員で戦ったんだけど………まるで歯が立た無くて………幻想戦火隊の皆さんは救助作業に動いていたから、今どこにいるかも分からないし、私やのぞみちゃん、冬香さんに天風さん達は捕まってしまって………洗脳されていた時の記憶は無いから、他の皆の行方は知らないの………」

U「そうか………」

Uがそう言うと、春香達は下を向く。だがUは………

U「………まだ希望はある。」

レイ「………それはどういう意味よ?」

U「………幻想戦火隊と連絡を取ってみる。」

美咲「そんなこと出来るんですか?」

Uはそう言うと近くにあったモニターを操作し………

U「幻想戦火隊の使っているハイパーアーマーには、こういう時の為に、探知機が入っているから、ハイパーアーマーさえ壊れていなければ、場所を探れる。」

Uは、そう言って幻想戦火隊の居場所を探る。

U「………この反応は………地底の方か?」

春香「地底………となると………?」

U「地霊殿の方と考えるのが妥当だな。」

春香「成程………」

U「よし、幻想戦火隊との合流に動こう。」

Uは幻想戦火隊の反応を拾い、新たな目的を考えついたのだった………

To be continued………




次回予告
Uは地霊殿への旅を考えた。今回着いていくのは、春香、そしてあずさが立候補するのだった………
次回「地霊殿への旅」


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第111話 地霊殿への旅

前回までのあらすじ
Uのジェネシスナイトの力で、変身能力を取り戻すほのか達。同時に目を覚ましたあずさは、洗脳までに至る経緯と、その時に幻想戦火隊がいなかったことを語る。Uは幻想戦火隊の身につけているハイパーアーマーについている探知機から、幻想戦火隊が地底の地霊殿にいる事を予測する………


春香「………では、私も同行しましょうか?」

U「………最近、僕について来てくれるのは嬉しいんだけど、疲れてないかな?」

春香「大丈夫ですよ。」

U「なら良いんだけど………」

Uは何か心配な様子だった………

あずさ「………ねえ、私も行っていい………かな?」

U「え? で、でも目を覚ましたばかりなのに大丈夫なのかい?」

あずさ「大丈夫だよ。それに、U君達に沢山迷惑をかけちゃったから、何か恩返しをしたいなって。」

U「………分かった。でも、無理はしないでね?」

あずさ「うん。」

こうして、地霊殿の旅には、U、春香、あずさの3人で向かう事に………

 

U達は妖怪の山を登り、守矢神社の方へと辿り着いた。だが、守矢神社も本殿が崩れており………

U「………やっぱり、ここも影響を受けてしまったか………」

春香「それに、早苗さん達まで行方知らずとなると………」

U「………幻想郷の要所が尽くやられている………たった数日でメテオの魔の手はどこまで伸びていたんだ………?」

と、メテオの支配の速さに驚きを隠せないU。そして、神社の中にあった地底への入口から、地底へと入っていく………

 

地底………

あずさ「………ここが………地底?」

U「………まあ、旧地獄だとも言われている世界だな。」

あずさ「旧地獄………」

あずさは身体を震わせる。

U「大丈夫だよ、ちょっと残ったままの魂いるけどさ。」

あずさ「………!! い、嫌な事を言わないでよ〜!!」

U「あはは………ごめんごめん。」

あずさを揶揄うU。だが、彼は心做しか機嫌が良かった。

春香「(Uさん、あずさちゃんを助けられて嬉しそう………)」

?「U、とてもご機嫌だね。」

春香「もう………ついてきていたの、遥ちゃん?」

遥「えへへ………Uがとても心配で………それに、万一の事態になったら、私がUか春香さんに乗り移れるようにした方がいいかなって思ったからついてきちゃった。」

春香「霊体だからって無理はしちゃダメよ?」

遥「はーい。」

と、こっそり遥がついてきていた。Uは後ろを向き、春香の方を見ると、遥がいる事に気づいたが、彼は少しだけ笑みを見せて反応し、特に声はかけなかった。

遥「やっぱり気づかれてた………」

春香「そうね………」

遥「Uって、適当そうに見えて案外気づいてたりするから本当に読めないよね………」

春香「………あら、私はもうUさんのパターンは把握しているわよ?」

遥「………流石Uの奥さん………」

と、遥は春香のUの行動パターンを把握している事に驚きを見せたのだった………

To be continued………




次回予告
地霊殿に辿り着いたU達。そこで、幻想戦火隊と合流する事に成功する。鏡から状況報告を受けるUだったが、そこで地震が起きて………?
次回「幻想戦火隊との合流」


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第112話 幻想戦火隊の合流

前回までのあらすじ
幻想戦火隊の反応が地底の地霊殿らしき場所に見つかり、合流する為にUは春香、あずさ、そして着いてきていた遥が地底に向かい………?


それからしばらく歩き続け、U達は地霊殿へと辿り着いた。

U「着いたな、地霊殿………」

あずさ「な、なんだか少し怖いお屋敷だね………」

U「………大丈夫だ。この屋敷の連中は良い奴ばっかだから。」

Uはそう言うと、屋敷の中に入る………

 

エントランス………

あずさ「とても立派なお屋敷………」

U「ま、今や幻想郷の巨大勢力の一端の屋敷だからねぇ………そりゃ立派だろ。だが、地霊殿はまるで無傷だな………これは驚いた。」

???「あら、お久しぶりですね。」

上の方から声が聞こえた。そして上の方を見ると………

あずさ「ええ!? お、女の人………!?」

春香「さとりさん、お久しぶりですね。」

古明地さとりが浮いていた。さとりは地面に降りて来て………

さとり「Uさん、春香さん。御二方がこんな所にいらっしゃるなんていつぶりの事やら………」

U「………そんな話はどうだっていい。ここに幻想戦火隊が来なかったか? 鏡君とか。」

さとり「ああ、幻想戦火隊の皆さんならこの先にいますよ。」

さとりがそう言うと、エントランスから客室に通される。するとそこには………

鏡「あっ、Uさん!?」

U「鏡君、無事てよかった。」

鏡「いえ、Uさん達も無事幻想郷に戻られたようでよかったです。その様子だと優也君への説得は出来たらしいですね。」

U「うん、しばらくしたら来てくれる事になった。だが、君達が本部をほったらかしてどこかへ行ってしまっていたみたいだから………」

鏡「………地上にいた女の子を追いかけてここに来たんですが………見事に翻弄されてここまで来た訳です………」

U「………その女の子ってどんな特徴だった?」

鏡「えっと………確か、白い髪で帽子を被っていて、なんか青いのが身体の周りにあったような………?」

その特徴を聞いたUは何かを察知し、目を閉じる。そして、何かを感じ取ると、人がまるでいない方角に走り、掴んだ。Uが掴んだのは………

U「おい、こいし………よくも幻想戦火隊を引っ掻き回してくれたなぁ………!?」

古明地さとりの妹、古明地こいしだった。

こいし「さ、さあ? 私無意識だから分からなーい!」

U「誤魔化すなああああ!!」

Uはこいしの頭を殴り、でっかいタンコブを作った。

こいし「うわぁーん! Uが虐めるー!」

U「自業自得だよ馬鹿野郎!!」

あずさ「あ、あの子は………?」

さとり「私の妹のこいしです。だけど、無意識なもので、よくイタズラをしてしまうんです。」

U「イタズラの度が過ぎてるよ、さとりさんよー!」

と、半ば茶化しながら怒るU。すると春香達は思わず笑いだしてしまった。だが、そんな楽しい時間は長くは続かない。突如、地震が起きた。

あずさ「じ、地震!?」

U「いや、この地響きは………!」

Uは何かを察知すると外に向かうのだった………

To be continued………




次回予告
外にはメルが立っており、今度はのぞみが操られていた。取り戻そうとするUだったが、ベルトとステッキを捨てないとのぞみを消すと脅してきた………
次回「クールな少女の洗脳」


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第113話 クールな少女の洗脳

前回までのあらすじ
U達は地霊殿に辿り着き、さとりの口から地霊殿に幻想戦火隊がいることを騙り、そこて鏡と再会。鏡から状況を聞いていたU達だったが、突如地響きが起こり………!?


外………

U「………一体誰が地響きなんて真似を………!?」

と、地響きが人工的なものによるものと判断し、辺りを捜索。すると………

メル「………待っていたわ。」

U「メル………!!」

メル「………そんな形相で睨まないでくれる?」

U「………睨むさ………何度お前に僕の心を傷つけられたと思ってるんだ!!」

メル「………もう忘れたわ。」

U「今度こそこの場で息を止める!!」

メル「出来るかしら、今の貴方に?」

U「やってやるさ………!」

Uはベルトとステッキを取り出すが………

メル「………待ちなさい。」

メルはそう言うと指を鳴らし、とある人物を自分の所へと連れてくる。その人物とは………

U「ああ………! の、のぞみ………!?」

メル「………この子を救いたい?」

U「当たり前だ………! 」

メル「………なら、そのベルトとステッキを捨てなさい!」

U「くっ………!!」

Uのベルトを持つ手は震えていた。

メル「早くしないと、この子を消すわよ、」

メルは手にエネルギーを集めた。

U「ま、待て………!」

Uがそう言うと、Uはベルトとステッキを投げ捨てた。

U「………これでいいんだろ?」

メル「………ふん。やっぱりアンタほど傷付けがいのある人間はいないわ。」

メルはそう言うと、あずさの時と同じベルトを取り出し………同じステッキを装着させ、のぞみをジェネリックに変えてしまった。

U「なっ………!? の、のぞみまで同じ姿に………!?」

ジェネリックとなってしまったのぞみはUに高速接近し、Uの腹を殴った。

U「がはあっ!?」

Uは血を吐き出した。

メル「………アンタにジェネリックを書き換えられる力を使われても困るの。だから、敢えて人質を取り、貴方からジェネシスの力を投げ捨てさせた。そしてアンタは………ジェネリックに殴られ続けるサンドバッグってわけよ。」

U「ふ、ふざけ………ぐあっ!!」

Uはのぞみに殴られ続け、徐々に痣や傷が目立ち始める。そこに春香達が駆け付けてきた。

春香「な、なんでUさんがジェネリックにボロボロにされているの………!?」

あずさ「この気配………まさか………のぞみちゃんなの………!?」

春香「え………!?」

U「ぐあっ………! も、もうやめろのぞみ………!」

Uはのぞみを説得しようとする。だが………

メル「無駄よ、その娘もまた、洗脳を施したのだから………!」

のぞみは手に魔力を集め、Uの身体に押し込んできた。

U「うああああああああああああ!!」

Uは大きく吹き飛んだ。更にのぞみの一撃に、Uの服は耐えられず、上の服は完全に燃え尽き、Uの華奢な身体を晒しており、下半身の服もまた、所々破れていた。そして吹き飛ばされたUは、春香達のいる方に落ちてきた。Uは大ダメージの為に気絶してしまっていた。

春香「Uさん!!」

春香が大急ぎでUに駆け寄るのだった………

To be continued………




次回予告
Uが倒され、絶体絶命の春香達。だが、あずさののぞみを救いたいという強い思いが、あずさに更なる力を与える………
次回「あずさの強い思い」


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第114話 あずさの強い思い

前回までのあらすじ
外に出ると、またしてもメルが現れ、のぞみを人質にとってUにジェネシスステッキとオメガドライバーGを捨てさせる。だが、のぞみはメルによってジェネリックへと変えられてしまい、Uは一方的に倒されてしまった………


春香「………またUさんを騙したのね………!」

春香は無意識に握り拳を作っていた。それほど悔しかったのであろうか。だが、それでも怒りを抑えながらUの回復に専念する………そしてそれを見たあずさは………

あずさ「………もし、今のぞみちゃんが使っているあのベルトを………私も使えれば………でも、下手をしたらまた洗脳される恐れもある………それが怖くて仕方が無い………」

あずさは一度洗脳されていた事を怯えていた。だが、ジェネリックドライバーを使って戦う事が出来ればのぞみを救えるかもしれない………と考えていた。あずさは、あずさの洗脳が解かれた後にU達に回収されたと思われるジェネリックドライバーを取り出して抱える………

あずさ「………私はどうすれば………!!」

と、悩むあずさ。すると………

?「何………悩んでるんだよ………!」

と、声が聞こえてきた。

あずさ「ゆ、U君………!?」

U「はあっ、はあっ………!!」

Uは春香の応急処置により目を覚ました。だが、Uはボロボロである為か、声が小さく聞こえた。

U「はあっ、はあっ………あずさ、確かにそのベルトは君にトラウマを与えたのかもしれない………だけど、そいつを使わなかったらのぞみは救えねえんだぞ!! げほっ!げほっ!」

Uは血を吐き出した。

あずさ「U君………!!」

心配しUに駆け寄るあずさ。するとUは………

U「………僕を信じて………そのベルトを使ってみてくれ………また洗脳されたら………僕が絶対助けるって約束するから。」

Uは笑顔を向けた。それは、あずさを安心させる為のUなりの気遣いだった………

あずさ「………U君………分かったよ!!」

あずさは覚悟を決め、ベルトを装着する。

Generic driver

メル「それはジェネリックドライバーじゃない。まさか持っていたなんてね………でも、アンタに使える訳ないわ!!」

あずさ「私なら絶対に使えるわ! だって………U君がそう信じてくれたから!!」

あずさはそう強く言い放つ。すると、ベルトがあずさに宿っている魔力に反応し、姿を変える。そして、未知なるドライバーに姿を変えた。

Generic driver G

メル「な、何よそのベルト………!?」

あずさ「これが私の新たな力………のぞみちゃんを………いいえ、全てを救う為に生まれた私だけのベルトよ! のぞみちゃんを………絶対に救ってみせる!!」

あずさはそう言うと、ベルトに自らのステッキを装填。これまた変わった待機音が流れ………

あずさ「………変身!」

レバー部分となったステッキを捻ると、ベルトの前面プレートが倒れ、中にはあずさそっくりの顔をした光を放つ白い魔法使いが描かれていた。

Wearing the power of Genesis the contact with the knight become a from(ジェネシスの力を纏いし騎士との触れ合いが形となった)………The knight felt her with each other and gave her the name Genesis Light(騎士は彼女を同士と感じ取りジェネシスライトの名を与えた)………!! She fights for her own wishes(彼女は自らの願いの為に戦う)………!!

あずさの姿が変わり、あずさはディバインライトの時以上に強い光を放つ姿へと変わった。

あずさ「私の新たな姿の名は………ジェネシスライト! ………私はのぞみちゃんを救う為に………今ここで力を使う………!!」

と言い、あずさは構えるのだった………

To be continued………




次回予告
ジェネシスライトへと変身したあずさ。彼女はジェネリックへと変身してしまったのぞみを取り戻す為に、自らの力を振るう………
次回「他人を救う為の力」


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第115話 他人を救う為の力

前回までのあらすじ
洗脳されたのぞみ。あずさはのぞみを救えるやもしれないジェネリックドライバーに怯えていたが、Uの言葉を聞き、あずさはジェネリックドライバーをジェネリックドライバーGに変え、ジェネシスライトへと変身する………!


メル「………ジェ、ジェネシス………!? 何故こんな娘ジェネシスの力を………!? そ、それに………ジェネリックドライバーはジェネシスの力など搭載してないはず………!?」

困惑するメル。するとあずさは………

あずさ「………確信は持てないけど………これはU君が私を救う為にジェネシスの力を流し込んだのが、このベルトの変わった理由の一つかもしれない………でも、私にとってはそんなことどうだっていい! 私はただ、のぞみちゃんを………いや、メテオから色々な人を守る為に………私は戦うわ!」

あずさはそう言い放つと、新たな武器を生成する。

Genesis rod(ジェネシスロッド)

新武器ジェネシスロッドを手にすると、のぞみの方へ接近。のぞみは手に魔力を集めて放つも、あずさはジェネシスロッドを振り回して、魔力の攻撃を防ぐ。すると、のぞみは彼女自身が持っている時を止める力を使った。

それにより、再び時が動いた時、のぞみはあずさの真後ろにいた。

U「この感じ………のぞみの時止め………!? ま、まさかのぞみの力まで使えるようになるのかよ………!?」

と、驚く様子を見せるU。すると、あずさはジェネシスロッドを後ろに持ってきて、のぞみの攻撃を防いだ。

メル「な、何で攻撃を防げたの………!?」

あずさ「………のぞみちゃんの声が聞こえた気がしたの………まるで………助けてって言ったかのように………」

あずさはそう言うと、のぞみの肩を掴み………

あずさ「だから………私がのぞみちゃんを救う!!」

あずさはレバー部分となっているステッキを捻る。

Genesis holy end!!(ジェネシスホーリーエンド)

あずさは右足にエネルギーを集め、ベルトに向けてキックを放つ。それにより、のぞみに付けられていたジェネリックドライバーは破壊され、更にジェネシスの力により、のぞみの洗脳は解かれた。のぞみの身体は大きく吹き飛んだが、あずさが必死に走り、彼女の身体を抱える。

あずさ「………邪気を感じない………救えた………のかな?」

あずさはのぞみを救えた事に安堵した。

メル「ま、またアンタ達のせいで………私達の計画が狂わされたじゃない!!」

と、メルはまたしても妨害された事に怒り………

メル「覚えていなさい!!」

不機嫌の中、撤退して行った。

あずさ「………ひとまずのぞみちゃんを助けられてよかった………って、あれ………?」

戦い終わったあずさ。だが、彼女は1つの違和感に襲われていた。

あずさ「な。なんか巫女服の女の子がいるような………?」

と、あずさは遥の事が見えるようになっていたようだ。しかも、彼女は遥については何も聞いていないため、余計に困惑に襲われるのだった………

To be continued………




次回予告
Uとのぞみのダメージを考え、幻想戦火隊だけ先に引き上げ、U達は地霊殿に少し世話になる事に。そんな中、目を覚ましたのぞみは、そばにいたあずさを見て、嬉しさを見せた………
次回「取り戻した友達」


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第116話 取り戻した友達

前回までのあらすじ
あずさはジェネシスライトとなって、ジェネリックとなったのぞみに挑む。戦いは終始あずさが有利で、あずさの力によって、のぞみを救う事に成功する。だが、あずさはジェネシスの力を手に入れた事により、水鏡遥が見えるようになったことに困惑していた………


戦いから数時間、Uとのぞみの状態を考え、幻想戦火隊は本部に引き上げさせる事にし、それ以外は地霊殿に残る事になり、Uとのぞみは療養する事に。

U「………はあっ………面目無い。操られていたとはいえ、のぞみにボロボロにされてしまうなんてさ………」

春香「でも、生きていて良かったじゃないですか。」

U「ま、そこら辺はあずさのお陰だね。」

春香「だからあなたは、早く元気になるように休んでてください。」

U「………そうだね。」

と、Uと春香は会話をかわした。 一方、あずさ達は………

 

のぞみ「うう………ん………?」

のぞみはUと春香が会話をしている頃に目を覚ました。のぞみが辺りを見回すと、あずさがのぞみを見ていた。

あずさ「の、のぞみちゃん………目を覚ましたんだね。」

あずさは目に涙を貯める。するとのぞみは………

のぞみ「ええ、そうね。変に長い夢だったけれど………」

のぞみはいつも通りクールに振舞おうとしていたが、不思議と振る舞いにくかった。

のぞみ「………貴女が助けてくれたのよね、あずさ。」

あずさ「な、なんでわかったの? 私何も言ってないのに………!」

のぞみ「………そんな気がしただけよ。確かにUも頼りになるし、非現実的な部分での相談が唯一出来た相手よ。けれど、私が一番信頼しているのは紛れも無く………あずさなのよ。」

あずさ「そうなんだ………それは嬉しいな。」

と、答えるあずさ。するとのぞみはあずさの手を掴み………

のぞみ「私も嬉しいわ………貴女のような友達がいてくれて………」

と、のぞみはあずさに向けて嬉しさを見せたのだった………

 

そして、視点は再びU視点………

U「さて、これからどうすればいいのやらねえ。まだ捕まってそうな奴も何人もいるし………オマケに真子はどこで何をしているのやら………」

と、Uは心配する様子を見せていた。すると、話の中に遥が混じってきて………

遥「メテオ達がこれから先何をしてくるかは私にも分からない。でも、今の私にはもう1人、創世神ジェネシスの力を手に入れられそうな人の心当たりはあるよ。」

U「………誰だ?」

遥「………美咲ちゃんとかいう女の子。」

U「美咲が………?」

春香「そう言えば………欧州の方でジェネシスの力を持つ魔と戦って封印していたけど………」

U「………確かに、もしかしたら美咲にも………」

と、雷美咲に目を向ける遥。何故彼女が創世神ジェネシスの力を手に入れられるかもしれないのか? その理由は遠くない未来で判明する事になる事を、まだU達は知らない………

To be continued………




次回予告
U達は地霊殿を後にし、人里に戻った。すると、突如としてU以外のものと思われるスキマが開いた。その中からは真子とあの人物が出てきた………
次回「急速な再開」


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第117話 急速な再開

前回までのあらすじ
U達は地霊殿にて療養する事になり、幻想戦火隊が先に本部に帰還する事に。地霊殿では、再開したあずさとのぞみの会話、そしてU達の方では、遥が雷美咲にもジェネシスの力を手に入れられるかもしれない事と語る………


U達は2日程滞在した後、地上の方に戻ってきた。

U「………うーん、久しぶりに吸った地上の空気は美味いなぁー!」

あずさ「それって、地底の空気は不味かったって意味じゃないの?」

U「不味いというか………何もかも死んでるような感じがして、そこまでいい空気じゃ無いんだよね、魔界の空気は。」

のぞみ「………つまり不味いって事じゃない………」

U「オブラートに包んで言ったのに、なんでバッサリ言っちゃうのかなのぞみは!?」

春香「うふふ………」

U「は、春香も笑ってないで擁護してよ………」

と、春香が笑った事について頬を染めてそう告げるUだった………

 

人里………

U「………相変わらず復興の目処は立たず………か。こりゃ、平和が戻るまでに一体どれくらいかかるのやら………」

と、ボロボロのままの人里を見てそう呟いた。すると………

U「なんだろう………この感じた事ある霊力は………?」

と、Uが意味深にそう呟いた。

U「………ここから霊力を感じるが………」

Uはそう言うが、そこには瓦礫で埋もれている場所だった。Uはセイバーを取り出して瓦礫を破壊。

のぞみ「………そこに何があるって言うの?」

U「僕にも分からないさ。でも、ここから本当に霊力の反応がって………え?」

Uはのぞみに語っている途中で、突如スキマが開かれた。

U「スキマ………!?」

Uは驚いていた。何故ならスキマは世界の融合によって殆ど機能しなくなっていたからだ。スキマの中からは………

??「あ、あれ………うわあっ!?」

U「え、ちょっ………うわあっ!?」

中から女性が出てきて、Uは女性に押し倒された。

U「痛た………何が起きたんだか………って、お前は………真子!?」

真子「お、お父さん!?」

なんと、スキマの中から愛娘の真子が出て来た。

U「な、何でお前がスキマから出てきたんだよ………!?」

と、驚くU。すると中からは………

?「助かったわ、U。」

と、声が聞こえて来た。

U「この声は………紫………!?」

なんと、中からは八雲紫が出て来た。まあ、U以外にスキマを使えるのは彼女だけなので、何ら違和感は無いのだが………彼女は1ヶ月以上音沙汰が無かった為に、Uもここで再開した事にかなり驚いていた。

U「お、お前………今まで何してたんだよ………!?」

紫「色々と調べ回っていたのよ、メテオの事について。」

U「だとしても時間がかかり過ぎだ! お前が幻想郷を放置するとは思えないからな!」

紫「少ししくじったのよ、人里が襲撃された時に、偶然青原真子を見つけたから、私が保護しようとしてスキマで向かったら、何故かスキマの出口が全て出られなくなっていて、オマケに入ってきた場所も瓦礫に埋もれてしまっていて、出られずにいたんだから………」

U「………真子を助けてくれていたのか………でも、それじゃあ、数日間飲まず食わずだったんじゃ………!?」

紫「それは問題無いわ、もしこうなった時の為に、私のスキマの中には、非常食があるわ。量はざっと………2年は凌げるわね。」

U「毎度毎度用意周到な奴だな………」

と、安堵しながらも、都合が良すぎる程に用意周到な所に呆れるUであった………

To be continued………




次回予告
幻想戦火隊本部に戻ったU達は紫からメテオについて聞き、メテオの居場所が幻想郷からかなり離れた場所にある事が判明した。だが、メテオ達もまたU達を倒す為の次の刺客を送って来た………
次回「メテオの居場所」


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第118話 メテオの居場所

前回までのあらすじ
U達は人里へと帰ってきた。すると、瓦礫のせいで塞がってしまっていた入り口から、愛娘の真子と八雲紫が出てきて………!?


その後、U達は幻想戦火隊本部に戻り、紫から事情聴取をする事に………

U「………さて、お前の持てるメテオに関しての情報を洗いざらい吐いてもらおうか。」

紫「な、何よ………やけに機嫌が悪いわね………?」

U「当たり前だ!! 1ヶ月以上なんの音沙汰もねえから、こっちは鏡君達幻想戦火隊や優也君達欧州戦火隊を同時に動かす羽目になったし、オマケに僕のいない間に、幻想戦火隊そっちのけだった事………許さないからな!」

紫「………うるさいわね。こっちも好きで幻想戦火隊を放置していた訳じゃないわよ。」

U「じゃあなんだって言うんだよ?」

紫「………メテオについて………この情報を手に入れる為に世界各地を回り続けたんだから。」

U「でも、お前のスキマは使えたのか? 僕のスキマは一ヶ月前から使い物にすらならなかったけど………」

紫「………世界の融合が私達の世界をベースに融合されていたのが幸いしたわ………そのお陰で私のスキマは、元々世界中に残しておいたスキマの霊力を出口として、世界各国を行き来してたの。でも、融合が進む度に、私のスキマの機能も徐々に弱くなっていって………最終的には、Uが助けてくれた幻想郷からの入口しか機能しなくなったわ。」

U「………そう言えば疑問に思っていたんだが………なんで幻想郷は融合の対象にならないんだ?」

紫「それは、幻想郷に張られている強固な博麗大結界による影響ね。博麗大結界は外の世界を遮断する為の結界。その為、スキマや瞬間移動などによる特殊な移動方法無しでは、そもそも幻想郷に入れるのは幻想郷の入口にあたる博麗神社からしか入れないわ。」

U「でも、僕達は普通に入れたぞ………?」

紫「………しかし、最近メテオによる影響とは断定できないけど………博麗大結界が本来の力を発揮出来ていないのよ。」

U「博麗大結界が本来の力を………!?」

紫「辛うじて、世界の融合の遮断は出来ているけれど………人の流れを抑える力は日々弱体を続けているわ。」

U「そうか………」

紫「………しかし、メテオの事を調べた意味はあったわ。メテオの城の予測地点は掴めたから。」

U「本当か………!?」

紫「………ここから1500キロ程離れた地点にある場所………南極にメテオの城があるわ………」

と、紫の口から判明した。メテオの城の場所………

 

メテオの城………

メテオ「やれやれ、八雲紫に城の場所がバレてしまったか。」

メル「ではどうなさいましょうか………?」

メテオ「………簡単な話だ、またUの仲間達にジェネリックの力を与えろ。」

メル「はっ………!」

メルはそう言うと、メテオの元を離れた。

メテオ「………まあ、私の城を見つけた所で………奴らには何も出来ぬがね………」

と、不敵の笑みを浮かべるメテオであった………

To be continued………




次回予告
人里にまたしてもジェネリックを与えられてしまったU達の仲間達が現れる。今回の相手は天風、エメリス、レナファレスト、ミリンとなんと4人のジェネリックが相手で………!?
次回「4体のジェネリック」


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第119話 4体のジェネリック

前回までのあらすじ
U達は紫から事情聴取をし、そこでメテオの居場所が掴めたという有力な情報が。だが、その間にもメテオは新たな刺客を送り込んで来た………


U「………しかし、未だに戻ってきてないのは7人………これじゃいつまで経っても終わらないし………それに、簡単に戻ってくるとは思えないから………やはり、メテオの城に乗り込むべきなんだろうな。」

紫「貴方にそれが出来るの?」

U「え………?」

紫「………確かに貴方にはそれをやる為の力はあるのかもしれないわ。でも、洗脳された仲間達と戦うだけの勇気はあるの………?」

紫はUの心を察して、そう告げた。

U「………もう、あるとか無いとか言ってられないよ。僕達はメテオから仲間達を取り戻して………世界の平和を守る為にもな!」

Uはそう告げた。

紫「………相変わらず暑苦しいわね。」

U「なんだとテメェー!!」

Uは紫に飛びかかろうとした。が、あずさと美咲が全力で押さえる。

U「離せ!! 離せぇぇぇ!!」

と、子供のように喚き、叫ぶU。それを見てあずさ達は呆れ、春香だけが笑顔を見せていた。すると………

U「何だ………揺れが起きた………!?」

紫「これは………敵の襲来かしらね。」

U「またメテオの刺客が来たかもしれない………行ってくる!」

Uはそう言うと、外の方に向かった。

春香「私も行きます!」

春香は杖を手にすると、Uを追いかけた。

あずさ「私達も行こう、美咲ちゃん!」

美咲「うん!」

と、あずさ達もU達を追いかけるのだった………

 

人里………

U「一体どこにいるんだ………!? って、あれは………!?」

Uは外に出て辺りを見回す。すると、そこにはメルと、4人の見慣れた者の姿が………!

U「あれは………エメリスに天風にレナにミリン………!?」

なんと、今回のメルは4人を連れて襲来してきた。

メル「………来たわね、今回こそは貴方を倒してあげるわ。」

メルがそう言うと、エメリスや天風達はベルトを手にして装着する。

U「………あのベルトは………!!」

Uがそう言うと、エメリス達はベルトを起動し、全員ジェネリックへと姿を変えた。

U「な、何………!?」

驚きを隠せないU。そこに春香達が駆け付ける。

春香「こ、これは………!!」

U「と、とにかく止めるよ!!」

春香「はい!」

あずさ「うん!」

美咲「はい!」

Uはジェネシスナイト、春香は光闇魔道士、あずさはジェネシスライト、美咲はエボリューションの力を持つ姿へと変身し、Uは天風、春香はレナファレスト、あずさはミリン、美咲はエメリスを相手に迎え撃つ。

U「くっ………絶対に取り戻す………!」

Uはそう言うとスティックキャノンソードを手にする。

あずさ「あれは………スティックキャノンソード………!!」

U「世界の平和を守る為にも!!」

Uはそう言って剣を振り回し、天風を吹き飛ばしたのだった………

To be continued………




次回予告
U達はジェネシスの力で対等に戦い、有利に物事を進める。だが、ジェネシスの力を用いていない美咲だけは大苦戦に追い込まれ………!?
次回「美咲の苦戦」


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第120話 美咲の苦戦

前回までのあらすじ
突如はれた突地震。メルの手により、U達の仲間達はu達を追い詰める………だが………!??………


あずさ「………私も負けない………! そして………持てる力を全て使って………皆を取り戻す!!」

と、あずさは力を解放し、取り戻す気満々だった。だが、美咲は………

美咲「………こんな私の力で勝てるの………!?」

と、心配になって追い詰められていた。美咲が相手にしていたエメリスは美咲の頬を捉えて攻撃してきた。

美咲「きゃあっ!?」

美咲はダメージを受ける。すると、エメリスは追撃を放ち、美咲を追い詰める。

美咲「きゃあああ!!」

美咲は大きく吹き飛ばされる。エメリスは腕に力を集め、美咲を攻撃。美咲は大きく吹き飛ばされてしまった。

美咲「きゃああああああぁぁぁ!!」

美咲の変身は解かれ、彼女はボロボロになっていた。

U「美咲………!?」

と、追い詰められている事に気づいたU。Uは、咄嗟に遥の方に駆け寄り、エメリスを退けさせる。そして、同時に天風がUの方に攻めてくるが、Uは蹴りで天風も退けた。

U「大丈夫かい………?」

Uが優しく聞くと、美咲は………

美咲「どうせ私は約立たずなんです………!」

U「美咲………?」

美咲「私は師匠みたいにジェネシスの力を持っていない。だから、一方的にやられてしまった………私には………師匠のような強さは持っていません………!!」

U「美咲………まさかその事を悩んでいたなんて………!?」

と、Uは美咲の悩みを理解。美咲はジェネシスの力を持っているU達を羨ましがっていた。そして、決定的な戦力の差も感じ出しており、自分は足でまといだと言う思考が頭の中で生まれてしまっていた。

U「………まだ諦めるには早いよ、だって………君だってとても強い。それに、あの時ジェネシスとかメテオの力を持ってる奴を倒した時の事を思い出してみなよ!」

と、Uはかつて美咲が倒した邪悪創造握力クリエイを倒した時を思い出させる。あの時の美咲は必死に戦い、最終的に封印する事が出来た。

U「………僕は他人の力を買いかぶることはまずしない………だけど、僕は美咲は絶対強いって………そう信じているから。」

と言うと、戦いに戻った………

美咲「そうよ………師匠が私を信じてくれているのに………私は何を弱気になっているのよ………!!」

美咲はフラフラと立ち上がる。

美咲「私はそこまで強くはない………だけど、師匠のお陰で今も私は戦う事が出来る………だから、私も師匠の役に立てる退魔巫女になりたい………!」

と、夢を持つ美咲。その思いは美咲が持つとある1枚のカードにも影響していたのだった………

To be continued………




次回予告
美咲は、自身が前に封印したCreateのカードを手にする。自分の強さと自分を信じるUへの思いも込めてCreateを使う………
次回「覚悟のクリエイト」


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第121話 覚悟のクリエイト

前回までのあらすじ
U達はジェネリックとの戦いを進めていくが、美咲は精神的にも実力的にも追い込まれていき、遂に強制変身解除に追い込まれてしまう。だが、Uの励ましで落ち着きを取り戻した美咲は………?


美咲は、Createのカードを手にする。

美咲「………私があの時に封印したカード………私が必死に戦って封印出来た魂のカード………師匠の励ましで勇気が出た。未知の領域であったこのカードを使う勇気が………」

美咲はそう呟くとカードをラウザー部分に近付ける。

美咲「私は自分の強さと………師匠の思いを信じる! 変身!」

美咲はラウザーにCreateを通した。

Create

カードからジェネシスを思わせる光と、メテオを思わせる闇が美咲を覆い、姿を変えた………

美咲「これが………私の力………創造の巫女の姿よ!」

美咲は新たな姿へと変身したのだった。

U「(美咲………吹っ切れる事が出来たな………自分の心を支配していた………弱さという魔物を………!)」

美咲はエボリューションアローソードと………

Create Unit!!(クリエイトユニット)

クリエイトユニットを手にする。美咲はアローモードとなっていたエボリューションアローモードに、クリエイトユニットを合体させ、新たな武器に変える………

Create Arrow!!(クリエイトアロー)

美咲は新武器、クリエイトアローを手にしてエメリスを攻撃する。

あずさ「凄い………あれが美咲ちゃんの新たな力………!?」

美咲「………絶対に皆を救ってみせる………私の一撃で!」

美咲はカードを2枚取り出し、クリエイトアローのラウザー部分にスキャンする。

Create、Wide(ワイド)

美咲はカードをスキャンした後、弓を引く。

Wide create shot(ワイドクリエイトショット)

美咲「はあっ!」

美咲は弓から手を離す。それにより4つの矢が発射され、ジェネリックと化したエメリス達のベルトに侵食。ベルトの機能を書き換え、ベルトを機能停止にした。ベルトはエメリス達から離れ、エメリス達は元の姿に戻って倒れた。

U「皆!! ………春香、あずさ、美咲、エメリス達を本部に連れて行くよ!」

春香「はい!」

U達は変身を解き、変身が解かれたエメリス達を助けようと救助作業をしようとするU達。だが………?

???「ちょっと待ってもらおうか………」

と、Uと春香には聞き覚えのある声が。それは………

メル「め、メテオ様………!?」

なんと、メテオがU達の前に現れた。

U「め、メテオ………!?」

美咲「メテオ………あの人が………!?」

U「………今更何の用だ?」

メテオ「今回はゲストを連れてきたのだ。」

U「ゲストだと………!?」

メテオ「紹介しよう。お前達の仲間の3人だ。」

メテオは指を鳴らす。すると、そこにはソフィー、ガイア、そして………

春香「ふ、冬香………!?」

春香の妹、冬香がいた。

メテオ「3人とも、U達を排除しろ。」

メテオがそう言うと、3人もジェネリックドライバーを装着し、ジェネリックへと姿を変えた。

U「冬香達までジェネリックに………!?」

驚きを見せるU。すると春香が走りながら杖を手にし………

春香「変身!」

春香は光闇魔道士へと変身して、3人の方に向かってしまった。

U「だ、ダメだ春香! 焦って攻撃に走っちゃいけない!!」

春香を止めようとするUだったが、春香はUの言葉を聞かず………

春香「私が………冬香達を取り戻す………!」

と、助けようとする気持ちが先走ってしまったのだった………

To be continued………




次回予告
Uはエメリス達をあずさ達に任せて、春香に加勢。だが、春香からは加勢するなと止められてしまう。だが、1人でジェネリック3人は無理があり、春香は強制変身解除に追い込まれてしまう………
次回「春香の焦り」

カード解説
Create→美咲の新たな変身形態の為のカード。ジェネシスとメテオの力を宿しており、創造と破壊の力を司る力を持つ(750p)
Wide→範囲攻撃を可能にする(10p)
Wide create shot→相手全体に範囲攻撃を放つ。(760p)
Create Unit(以後、クリエイトユニットと表記)→エボリューションアローソードのアローモードでこれを取り付けると、1.5倍の力を持つクリエイトアローとなる。


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第10章 春香の真覚醒とメテオの覚醒
第122話 春香の焦り


前回までのあらすじ
美咲はCreateのカードを使い、新たな姿へと変身してジェネリックの力を機能停止に追い込ませて、エメリス達を救う。だが、そこに現れたメテオはすぐさま冬香、ソフィー、ガイアの3人を洗脳させており、ジェネリックに変身。春香は彼女達を助けようとする気持ちが先走ってしまい………!?


U「ダメだ、あの状態の春香は話も聞いてくれない………あずさ、美咲。エメリス達を頼む!」

あずさ「うん!」

美咲「分かりました!」

Uはあずさ達にエメリス達を任せ、春香に加勢しようとする。すると、春香はUを鋭い目で見ると同時に………

春香「来ないでください!!」

と、Uの加勢を拒んできた。

U「でも、1人でジェネリック3人は無理がある!!」

春香「………私なら冬香達を救えます。だから………!!」

U「ダメだ! 君が死んでしまう!!」

春香「なんで貴方は自分の命は捨てようとするくせに、私にはそれを許さないんですか!?」

U「………!! そ、それは………」

Uには言い返せなかった。更に、春香の気迫が強過ぎて、強制的に介入する事も出来なかった。だが、春香だけでは無理があるのもまた事実。ジェネリックには、生半可な魔法は通用せず、光闇魔道士の力でも与えられるダメージは中途半端でどうにもならない。

U「(冬香達を洗脳されて焦ってしまっているのか………春香を攫われた時の僕と同じだ………)」

Uは同情をしてしまっていた。

春香「こ、こうなったら………!!」

春香は手に魔力を集める………だが、後ろからガイアが掴んできて妨害される。

春香「が、ガイアさん………! 離してください………!!」

春香は呼びかけるがまるで効果無し。そこにソフィーの弓矢と冬香の魔法の連携で、春香に攻撃。ガイアは当たる寸前に回避し、春香はこれをくらってしまった………

春香「きゃあああぁぁぁ!!」

春香は大きく吹き飛ばされて強制変身解除に追い込まれてしまう。

春香「う………くっ………!」

春香はボロボロになってしまっていたが、それでも立ち上がる。だが、ガイアがすぐさま二刀流による一撃をしようと接近してきた。

春香「くっ………!」

春香は目を閉じる。だが、その攻撃は春香には当たらなかった。何故なら………

U「うあああああ!!」

Uがその攻撃を代わりに受けていたからだった。

春香「Uさん!?」

春香はUに駆け寄る。

春香「どうして………!?」

U「………奥さんのピンチに………駆け付けない夫なんて………みっともねえだろ………?」

Uはそう言うと、気絶してしまった。

春香「Uさん!!」

春香はUの身体を強く抱き締めて泣き出した。

メテオ「………邪魔が入ったがまあいいだろう。2人纏めてトドメを刺せ!」

メテオはそう命じ、ガイアが剣を振り上げる。だが、遠くから魔法と弓矢の一撃がガイアに突き刺さり、ガイアを後ずらせる。攻撃は再変身したあずさ達のもので………

あずさ「U君達をやらせはしない!」

美咲「春香さん、ここは引きますよ!」

美咲はカートを取りだし、スキャンする。

Smoke

美咲は霧を発生させる。霧が晴れた時には、春香達はその場にいなかった。

メル「逃げられましたね………」

メテオ「まあいい。Uに重症を負わせられたのだ。それだけで上出来だ。」

メテオ達はそう言うと引き上げて行った………

To be continued………




次回予告
幻想戦火隊の病室にて、Uの隣に眠る春香。彼女は感情的になってUを突き放したり、Uを傷付けさせてしまった事を後悔し、Uに強く抱き着いていた………
次回「春香の後悔」


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第123話 春香の後悔

前回までのあらすじ
春香は、冬香達を取り戻す気持ちが先走ってしまい、Uを突き放して1人で戦うという無謀な戦いをしてしまう。春香は変身解除に追い込まれてしまい、絶体絶命の所を、Uやあずさ達のお陰で何とか最悪の事態は免れたが………?


幻想戦火隊本部に戻ってきた春香達。U、春香、エメリス達が手当てを受けた。幸いにも、Uを除く5人は軽傷や無傷であった為に何も問題は無かったが、ガイアの攻撃をまともに受けてしまったUだけはダメージが大きく、未だに目を覚まさなかった。春香はそんな彼に罪悪感を覚え、Uの隣について眠っていた。

春香「………もしあの時、私がUさんを突き放さなかったら………感情的にならずにUさんと協力して戦えばこんな事にはならなかったのに………」

春香は涙を零しながら強く後悔し、Uに強く抱き着いた。

春香「ごめんなさい………こんな愚かな私を許してください………」

春香はUに口付けをする。

春香「(………眠っているUさんにこんな事しても何の意味も無いのに………)」

と、考えている春香。するとUは寝返りを打ってきて、春香に強く抱き着いてきた。

春香「(むぐっ!? ゆ、Uさ………何で………!?)」

突然の出来事に驚く春香。すると突如………

U「(………寝てる僕にキスをしたってそう簡単に許すつもりは無いよ………色々聞きたい事があるからね。)」

と、テレパシーでUが語りかけてきた。それと同時にキスが終わり………

春香「はあっ、はあっ………」

U「………何だよ、君から仕掛けてきたのに今日はギブかい?」

春香「………」

U「………君の気持ちは簡単に分かったよ。冬香達を洗脳されて焦っちまったんだろ?」

春香「………はい。」

U「………今考えると………戦うなと言ったのは間違ってたかもしれないと思う。でも、僕を突き放したのは関心しないな………」

春香「………ごめんなさい、私の力で取り戻すんだ………っていう気持ちの方が先走ってしまって………」

U「………似たもの同士だな、僕達。」

春香「え………?」

U「………僕も同じ状況だったら突き放してたかもしれない。僕達は肉体や血筋は人間じゃなくても、思考する事だけは人間とは違いは無い。僕達だけかもしれないけど、力を持ってしまっているばかりに、誰かを助けたい気持ちが先走ってしまう。その事について僕が反省する事と言えば………他人を守れるなら、僕だけ傷付いてもいいやという身勝手な理由で人を守り続けていた事かもしれない。そんな事をして万一に僕が死んだら、悲しむ人が目の前にいると言うのに………」

春香「Uさん………」

U「………実の所を言うと、僕は別に君の事を怒ってなんかいないんだ。でも、君も今度からは気を付けてくれよ? 」

Uはそう言って、春香の頭を撫でた………

春香「はい………!」

春香もUを強く抱き締めてそう答えた………

To be continued………




次回予告
翌日、Uの戦線復帰に時間がかかる事を受け、春香は作戦を考える。春香は遥の持っているベルトにステッキを差し込めないか見せて欲しいと言い出す………
次回「ハルカドライバーの秘密」


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第124話 ハルカドライバーの秘密

前回までのあらすじ
U達は引き上げ、傷の手当は済んだ。だが、Uだけダメージが大きく、春香は罪悪感を感じてしまう。だが、Uはそんな彼女に対し優しく語りかけた………


翌日………

U「………春香のダメージが大したこと無くて良かったよ。」

春香「でも………Uさんのダメージは………」

U「………別に心配する程でもないよ。流石にガイアの攻撃をまともにくらって、一日で復帰は無理だろうとは思っていたけど………」

春香「………でも、もし今またメテオ達が攻めてきたら………!!」

U「うん………その時こそこっちが不利だよ………どれだけあずさや美咲が頑張ってくれるにしても、二人にだって限界はある………本当は僕達が頑張らないといけないのに………」

と、U達は頭を抱える。するとそこへ、遥が扉をすり抜けて病室に入って来た。………

遥「あっ、春香さんはもう大丈夫なの? 」

春香「ええ、私はもう大丈夫よ。」

遥「それは良かった。」

二人が会話している間、Uは考え事をしていた。そして………

U「………霊体の方の遥、ちょっと聞きたい事がある。」

遥「(霊体の方………そうか、名前の呼び方が一緒だからUはそう見分けているんだっけ。)なーに?」

U「………お前、確かベルトを持ってたよな?」

遥「え? 持ってるけど………」

U「………そのベルト、ステッキは差し込めるか?」

遥「え? どうだろう………? 私自身ベルトは真面目に見たこと無いから………」

U「………じゃあ、僕の身体を使っていいから乗り移って………」

春香「いや、私に乗り移って。」

U「春香………?」

春香「今のUさんに………無理はさせられないです。」

U「………わかった。」

遥「じゃあ、乗り移るよー!」

遥は春香に取り憑き………

遥「………これだよ。」

遥は、Uにハルカドライバーを手渡す。

U「………あるとしたら………ここか?」

Uは、正面から見て左側の方を調べると、ベルトの左上部分にスイッチのようなものがあり、これを押すことで、左側のカバーのロックが外れ、カバーを動かす事でハルカドライバーはステッキ装填部分を覗かせる。

U「………やっぱりな。」

遥「本当にステッキを差し込める部分があるなんて………」

U「………春香の手にもジェネシス製のステッキがあるから………使おうと思えば使えるだろう………どうなるかは相変わらず予測も付かないけど………」

遥「………やってみる価値はあるよね。」

U「………だな。」

Uは遥にハルカドライバーを返すと、遥は春香の身体から離れた。

春香「………どうでした?」

U「あったよ、ステッキ装填部分。もし春香のステッキを差し込めたら………と考えてはみたが………どうなるかは相変わらず分からねえ。」

春香「………またジェネリックが………洗脳された冬香達が来たら………試してみます。」

ここでハルカドライバーの秘密を見つけたU達………

 

メテオ城………

メテオ「………メル、あの小娘達はお前に預けよう。」

メル「………はい。直ちに出撃致します。」

と、メテオ達もまた動きを見せていた………

To be continued………




次回予告
洗脳された冬香達がまたしても人里へと現れる。だが、春香は遥と協力して、ステッキとハルカドライバーを使った新たな姿に変身する………
次回「春香の最強変身」


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第125話 春香の最強変身

前回までのあらすじ
Uは遥の持っているハルカドライバーにステッキを差し込めないかどうか疑問を持ち、その疑問は当たり、ハルカドライバーの真実を見つける。一方、メテオ達もまた動く様子を見せ………?


人里………

メルと冬香達が瞬間移動で人里に来ると………

メル「さあ、早くU達を見つけなさい! 瓦礫や変な扉や仕掛けを見つけたら隅々まで探りなさい!」

メルはそう命令する。冬香達はジェネリックに変身し、辺りの家や瓦礫を調べだした………

 

そして、その様子は幻想戦火隊本部にも届いた。

鏡「Uさん、春香さん、またメテオの刺客………冬香さん達が!!」

U「やっぱり来たか………相変わらず体制の立て直しが早くて困るぜ………よし、対策を………」

春香「Uさん、私に行かせてもらえませんか?」

U「え? でも………」

春香「お願いします。」

春香は頭を下げる。Uは春香の覚悟を見て………

U「………分かった。でも無理はさせられないから………幻想戦火隊、万が一の為に出撃準備はしておいてくれ。」

鏡「了解!」

春香「あ、ありがとうございます!」

春香はUに強い感謝をすると………

春香「行くわよ、遥ちゃん!」

遥「うん!」

春香達は外の方に向かった。

U「………もし、相手の大将………メルかメテオを見つけたらこっちに連絡をくれ。」

鏡「それは構いませんが………無理はしないでくださいね。傷口が広がってしまいますから………」

U「分かってるよ。」

鏡は少し疑っている様子だが、この場は何も言わずに病室を立ち去った………

 

人里………

メル「見つからない………? そんなはずは無いわ! 絶対にあるはずよ………絶対に………!」

??「焦っているようね。」

メル「この声は………」

メルが後ろを向くと、春香が歩いて来た。

メル「………やっぱりアンタか。でも、アンタなんかに私達が止められるの? 大人しくUでもジェネシスの力を持つ小娘達でも呼んできたら?」

春香「それには及ばないわ。」

春香が上にいる遥の霊体を目配せをすると、遥は春香に取り憑いた。

遥「私が………いや、私達が止めるから。」

遥はハルカドライバーを装置する。

メル「………そういう事ね。あの何たら魔道士じゃ勝てないと思ったから、あの巫女の力に頼り出したってわけね。」

遥「半分だけ正解。」

遥はそう言うと、春香のステッキを取り出した。

メル「なっ………!? そんなものどうするのよ………!?」

遥「………私と春香さんの力を………このベルトで繋ぐ!」

ハルカドライバーの左側パーツを動かしてステッキ装填部分を出現させると、ステッキをベルトに装填する

2人「変身!」

遥はステッキを捻る。それにより、ベルトからジェネシスの力を帯びた強大な魔力が現れ、春香の身体を包み込む。

Two girl with the names of Haruka join forces(2人のハルカの名を持つ少女が力を合わせる)………Togetter,she called herself the Ultimate mage(2人の力を合わせた彼女は自らを究極魔道士『アルティメットマジシャン』と名乗った)………To protect only one Loved one………(たった一人の愛する者を守る為に………)

魔力が消えると、春香は未知の姿へと姿を変えていた。

春香「私と………」

遥「私の力を繋げた………」

2人「究極魔道士の力で貴女を倒す!」

二心一体の究極魔道士、ここに降臨………!

To be continued………




次回予告
究極魔道士となった春香達は、ジェネリックの力を持つ冬香達を圧倒。そして、3人を救うために、必殺技を放つ………
次回「究極魔道士」


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第126話 究極魔道士

前回までのあらすじ
再び洗脳した冬香達を引き連れたメルが人里へと現れた。ハルカドライバーの秘密を知った春香は、遥と協力して、二心一体の最強形態の究極魔道士へと変身する………


メル「くっ………未知の姿になった所で………アンタみたいなおばさんに勝てるわけないでしょ!?」

遥「半分若いけどねー」

メル「知ったこっちゃないわ! ジェネリック達でアンタを殺してやる!!」

冬香達は春香に接近。春香はいつもの杖を手にすると詠唱を始める………

遥「えーと、春香さん?」

首を傾げる遥。春香は詠唱を終えると………

春香「{オメガアロー}!」

春香の十八番オメガアローで攻撃。

メル「そんな魔法はジェネリックには通用しないわ!」

春香「………それはどうかしら?」

春香はそこから更にジェネシスの力を使って創造した遥の弓を生成する。

春香「遥ちゃん、今こそ貴女の力を私の矢に………!」

遥「うん!」

メイン意識が遥に移り、矢を番えて弓の弦を引く………

遥「私の矢………春香さんの矢に重なれ!」

遥は矢を放つ。そして猛スピードで迫る矢は春香のオメガアローと合わさって1つとなった。

春香「これこそ私と遥ちゃんの合体技………」

2人「{オメガダブルアロー}!!」

オメガアローの矢が2つに分裂し、ソフィーとガイアのジェネリックドライバーを破壊する。

メル「何………!?」

ソフィーとガイアは正気に戻り、そのまま倒れた。

メル「ふざけた真似を………!!」

遥「そして今こそ力を貸して………聖水の長耳兎を召喚!」

遥は、聖水の長耳兎を召喚する。

ラビット「おまたせ………って、呼んだの遥? それとも春香さん?」

春香「遥ちゃんの方よ。」

ラビット「ああ、成程。」

春香「確かラビットちゃんだったかしら? 可愛い。」

ラビット「そ、そうかな………?」

聖水の長耳兎は顔を真っ赤にする。

遥「顔を真っ赤にしている場合か! ラビット、いくよ!」

ラビット「………分かった!」

聖水の長耳兎は接近。遥も弓を手にして遠距離から攻撃を放ち、冬香を足止めしていく。

春香「あとは私にやらせて。冬香を取り戻す為にも………」

遥「うん!」

メイン意識が春香に戻り、武器は再び杖に戻る。

春香「私の力で………冬香を取り戻す!」

春香はベルトのステッキを捻る。

Genesis magicians end!!(ジェネシスマジシャンズエンド)

春香の手にジェネシスの力を集めた魔力が集まる。

春香「{ジェネシスリライト}!!」

春香は杖を冬香のベルトに向け、魔力の光線をベルトにぶつける。これにより、ベルトはジェネシスの力で初期化。更に冬香の洗脳も解き、冬香は元の姿に戻って倒れた。

春香「はあっ、はあっ………」

遥「やったね、春香さん!」

春香「………ええ!」

メル「くっ………こんな奴らに………私達の手駒が………!!」

???「大失態だな、メル。」

メル「この声は………メテオ様………!?」

春香「メテオ………!?」

メルの後ろにはメテオがいつの間にか立っていた。

メテオ「お前に託したジェネリックが尽く倒されるとは………やはりジェネリックは時間稼ぎにしかならん失敗作だったわけだ。」

メル「申し訳………ございません………!!」

メテオ「ふん………まあ良い。ネルスに作らせていた力が完成したのでな。」

メル「か、完成したのですか………!?」

メテオ「うむ………」

メテオの言う、作らせていた力とは一体………!?

To be continued………




次回予告
春香はメテオをここで倒そうと覚悟を決める。だが、メテオは未知のベルトを出現させ、最狂の力を解放する………
次回「最狂のメテオ」


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第127話 最狂のメテオ

前回までのあらすじ
春香と遥の二心一体の最強形態究極魔道士に変身し、冬香達を救うことが出来た。だが、そこにメテオが現れ………!?


春香「(メテオがこんな所に………でも、ここで倒す事が出来れば………世界を救える!)」

春香は杖を強く握りしめる。

春香「遥ちゃん、このままメテオを倒しても構わないかしら?」

遥「戦うのはいいけど………なんだかメテオからとんでもない力が感じ取れるんだよね………」

春香「とんでもない力………?」

春香達が会話をしていると、メテオが春香の方を向いた。

メテオ「………白宮春香よ。まさか貴様の強さがジェネリックを倒せる以上となるとは驚いた。だが、貴様もUも、私の前では無力である事を教えてやろう。」

メテオはそう言うと、未知のベルトを取り出した。

春香「あ、あのベルトは………!?」

遥「さっきから感じとれたとんでもない力を発揮していたのはあのベルトだったのね………!」

メテオ「これは我が細胞とジェネシスの細胞で制作されたベルト………私にとてつもない力を与えるだけでなく………私の中に眠る龍の力を解放するベルトだ。」

春香「龍の力………まさか!?」

メテオはベルトを装着する。

Ultimate driver M(アルティメットドライバーメテオ)

メテオ「変身。」

ベルトに備え付けられていたレバーを押し込み、変身する。すると、メテオの身体からドラゴンが出て来た。その龍はUの相棒ゴッドドラゴンだった。

春香「やっぱり、お義母様の力を………!!」

ゴッドドラゴンが黒い鎧となってメテオに纏われる。

Everything is ruined………!!(全ては破滅する)

メテオ「………この力を開発するのに長い月日を費やした。そして今、我が力を最大限にまで引き出す最強の姿へと進化した………この力を名づけるとするならば、ベルトの名から………アルティメットメテオとでも名付けるか。」

春香「アルティメットメテオ………!?」

春香は強大な威圧感に怯えを感じていた。

遥「そんな………メテオがあんな力を手に入れていたなんて………!?」

春香「(お、恐れちゃダメよ、私………! 今はUさん抜きで戦わなければいけないんだから………!)」

と、自分を奮い立たせる春香だが、怯えてしまっているのもまた事実であった。

春香「貴方がどんな力を手にしようと………私が止めてみせます!」

春香は杖を手にし、魔法力を手に集める。

春香「{トリプルオメガアロー}!」

必殺の魔法を放つ春香。だが、メテオはそれを取り込み………

メテオ「………貴様の矢はもう見飽きた。」

メテオは矢を打ち返し、春香を吹き飛ばす。

春香「きゃあああああ!!」

大きく吹き飛んだ春香は、地面に倒れる。

春香「私のオメガアローを跳ね返した………!?」

メテオ「お前の力は………私の前では無意味だ。」

メテオの最狂形態、アルティメットメテオの力を前に春香は………!?

To be continued………




次回予告
春香はメテオの力を前に変身解除に追い込まれた春香はボロボロにされてしまう。そこにUが無理をしてメテオとの勝負に挑もうとしてしまう………!
次回「絶望を教える力」


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第128話 絶望を教える力

前回までのあらすじ
メテオが見せた新たな力。その力はジェネリックを圧倒した春香達の究極魔道士すら凌駕し………!?


同じ頃、幻想戦火隊本部内の病室………

鏡「Uさん! 外にメテオが現れたそうです!!」

U「何………!? わかった………!!」

Uはベッドから降りて、服を着替える。

鏡「Uさん………まさか倒しに行くとか言わないですよね………!?」

U「………ごめん、行かせてもらうよ。」

鏡「ダメです! まだUさんの傷は………!!」

U「まだ地上には春香がいるんたぞ………!? 見捨てられない………!!」

Uは鏡の制止を振り切って病室を飛び出してしまった。

鏡「Uさん!!」

 

Uが病室の外に出て、本部の外に出るハシゴを登っている途中、偶然真子が近くを通りかかり、Uの姿を目にする。

真子「(………なんでお父さんが外に行こうとしているの………!?)」

心配になった真子は、Uを追いかけた………

 

一方、人里では………

メテオのベルトから、龍の頭の形を模した鍔の剣が生成される。

dragonic Sword(ドラゴニックソード)

メテオは炎の力をドラゴニックソードに纏わせ、攻撃する。

春香「きゃあ!?」

メテオとジェネシス、そしてゴッドの力を纏った攻撃が、春香達の究極魔道士を上回っていた。

メテオ「………目障りだ、ここで消えてもらおう。」

メテオはレバーを一度引き、もう一度押し込む。。

Ultimate Meteor big bang!!(アルティメットメテオビッグバン)

ベルトから闇の炎が放たれ、剣に纏われるとメテオは高速移動で春香を斬った。

春香「きゃああああああ!!」

春香は膝から崩れ落ちて倒れると同時に変身が解けてしまった。

遥「うわあっ!?」

遥も春香の身体から追い出されてしまい、霊体の状態で地面に倒れる。遥の方は霊体なので何の問題も無かったが、春香の方はボロボロになっていた。

春香「ううっ………!」

遥「は、春香さん………!!」

遥の方にも少なからずダメージはあった為、遥は動けずにいた。

ラビット「よくも遥と春香さんを!!」

場に残っていた聖水の長耳兎がメテオに攻撃するが………

メテオ「兎如きが………私を止められると思うな!!」

メテオはドラゴニックソードを振り回し、聖水の長耳兎を撃破する。

遥「ラビット!?」

春香「ラビットちゃんが………!!」

メテオは春香の方に近付き、春香の服の胸倉を掴む。

メテオ「………思い知ったか? お前の力など私の前では無意味なのだ。」

春香「私の力が通用しなくても………Uさんなら貴方に勝てるはずです………!」

メテオ「………Uを信じているというのか………ふん………寝言は寝て言うんだな。」

メテオはそう言うと、春香の頬を引っ叩く。

春香「きゃあ!?」

春香はそのまま倒れ、彼女が被っている帽子がずれて、地面に落ちてしまった。

春香「ううっ………!」

メテオ「………さらばだ、白宮春香………!」

?「待て………!」

メテオは後ろを振り向く。そこには、フラフラと歩いていたUがやって来た。

メテオ「………Uか。傷も癒えていないお前に何が出来る………?」

U「春香を守る事だけは………出来る………!!」

UはオメガドライバーGを取り出して装着し、ジェネシスステッキをベルトに装填する。

U「変身………!!」

Uはジェネシスナイトへと変身。ブレイブソードとシールドを生成し………

U「春香を傷付けた事………後悔させてやる………!!」

Uは怒りに燃えていた………だが………?

To be continued………




次回予告
Uはメテオを攻撃しようとするも、鎧を龍化した事により、Uはメテオはゴッドの力を使っている事を知り絶望する。メテオがUに攻撃しようとした時、Uの後をつけた真子が介入してしまい、最悪の事態に陥ってしまう………
次回「Uの心の崩壊」


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第129話 Uの心の崩壊

前回までのあらすじ
メテオの新たな力を前に敗れてしまう春香。そこへ傷の癒えていないUが介入し………?


U「よく見たら姿が違っている………? でも、お前がどんな力を持っていたとしても………倒してみせる………!!」

Uはそう言って攻撃しようとする。だが………

春香「ダメです! その鎧は………お義母様です!!」

U「何………!?」

Uは攻撃を止める。

U「そんな………まさかゴッドが………!?」

メテオ「………そうだ、お前の従えていたゴッドドラゴンを我が力へと変えたのだ。」

U「そんな………そんな事が………!?」

Uは膝から崩れ落ちる。

春香「Uさん!!」

メテオ「………そうだろうな、相手の鎧がお前の大切なゴッドドラゴンならば攻撃など出来る訳が無いな。」

U「………」

メテオはドラゴニックソードを振り上げ………

メテオ「………もしお前が本気を出せれば、お前のその姿とこの私の姿は同等レベルだろう。だが、攻撃自体が出来なければお前も無力でしか無い………!」

メテオはそう言ってドラゴニックソードを振り下ろそうとした時、メテオの方に氷の魔法が放たれる。

春香「この氷は………!!」

メテオ「む………?」

メテオは魔法の放たれた方角を見る。するとそこにはUの愛娘真子が立っていた。

真子「はあっ、はあっ………」

U「ま、真子………!? なんで………?」

メテオ「Uの娘の………青原真子だったか。丁度いい。」

メテオはそう言うと、真子の方に歩き出した。

U「お前………まさか………!!」

Uはメテオの意図に気付き、メテオの足を掴む。

U「止めろ………真子に手を出そうとするな………!!」

Uは何とか静止しようとする。だが………?

メテオ「………目障りだ。」

メテオはそう言うと、足を動かしてUを振り払う。

U「くっ………待てよ………!!」

Uは立ち上がって走り出すも、メテオはベルトのレバーを引き、もう一度押し込む。

Ultimate Meteor big bang!!

右足にエネルギーを集め、Uに後ろ蹴りを放つ。

U「うわああああああ!!」

Uは大きく吹き飛ぶと同時に変身が解けてしまい、更にボロボロになってしまった。そして、Uが地面に倒れた時には、メテオは真子の前に立っていた。

メテオ「………少しは役に立ってもらうぞ。」

メテオはそう言うと、真子のお腹を殴った。

真子「かはっ!?」

真子は気絶し、メテオは真子をお姫様抱っこする。

U「ま、真子………!!」

Uは立ち上がろうとするが、身体がいうことをきかない。

メテオ「………では、また会う時を楽しみにしておこう。行くぞ、メル。」

メル「………はい。」

メテオ達はそう言うと、真子を攫い引き上げた。

U「真子が………メテオに………」

Uは真子を連れ去られてしまった。それと同時にUの中で何かが壊れた………彼は涙をボロボロと流しながら………

U「うわあああああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

と、大きく叫んだ。

春香「Uさん………ぐすっ………」

春香は真子が連れ去られた事と、Uが涙を流しながら叫ぶ姿を見て、同情して泣く事しか出来なかった………

To be continued………




次回予告
真子を攫われた事で心が壊れたUは全てがどうでも良くなり荒れてしまう。春香が彼を説得しようとするが、誰も信用出来ない程に壊れたUは春香に手を上げてしまい………!?
次回「心壊れしU」


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第11章 心壊れしUとメルの最期
第130話 心壊れしU


前回までのあらすじ
Uはメテオに攻撃しようとするも、メテオの鎧がゴッドドラゴンである事を知り絶望する。更にメテオに真子を攫われてしまい、Uの心は崩壊してしまった………


十数日後、幻想戦火隊本部………

あの悲劇から十数日が経ったある日、あずさはUの部屋の前に来ていた。ドアノブを捻るとあっさりと回った。

あずさ「また鍵開けっ放し………」

あずさは部屋の中をこっそり覗く。部屋の中は荒れており、幻想戦火隊で使っていると思われる書類やUが普段手にすらしない酒の瓶が転がっており、中には割れている酒瓶もあった。

あずさ「酒くさ………U君、真子さんを攫われてしまってから酒に手を出す程にまで荒れちゃったの………?」

あずさはUの荒れ具合にとても心配していた。そして、そんな彼の世話をしていた春香がやって来て………

あずさ「春香さん………」

春香「今は私に任せて?」

春香は笑顔を見せると部屋に入って行った。だが………

あずさ「春香さんも無理して私達を心配させないようにしている………」

あずさは春香の笑顔は無理して作っているだけだと見抜いていた。春香も自分の娘が攫われた事に絶望しないわけが無い。だが、彼女は仲間達に心配させないようにあずさ達には無理に明るく見せていた………

 

Uの部屋………

春香「Uさん、ご飯ですよ。」

春香はそう言うと食事を乗せたお盆を部屋に置いてある机に置く。

春香「………またお酒を開けたんですか?」

春香は地面に転がっている酒瓶の数が増えた事に気付き、そう声をかけた。

U「春香………僕の事なんかもうほっといてくれよ………真子が攫われたのだって………多分僕が無理して外に出たから心配して追いかけてしまったんだもん………」

春香「………大丈夫です。Uさんなら真子を取り戻せます。」

U「………もう色々と疲れた。あの時から2ヶ月程経つが………君とゴッドが攫われて………僕はメテオに色々振り回されて………挙句真子が攫われてしまった………もう嫌なんだよ何もかも………!!」

Uは手に持っていた酒瓶を地面に叩き付け、破壊する。

U「………今までは逃げ出さないように自分の心をすり減らしてでも戦ってきた。でも、僕の今回の行動は仇になってしまった………もう何も耐えられないよ僕には………!!」

春香「そんな事ありません! Uさんはとても強い人です! あなたなら………もう一度立ち上がってくれると信じています!!」

U「君に………僕の何が分かるんだよっ!!」

Uはイライラを募らせてしまい、春香にビンタをしてしまった。

春香「きゃあ!?」

U「………!(し、しまった………! なんで春香に手を上げてしまったんだ僕は………!)」

春香は大きく吹き飛んでしまった。Uは春香に手を上げた直後に我に返り、春香に手を上げてしまった事に罪悪感を覚えていた。

U「もう………出て行ってよ!!(………もう、春香に嫌われようがどうだっていい………)」

だが、全てに疲れてしまっていたUは、春香を部屋から追い出し、部屋の鍵をかけた。

あずさ「春香さん!?」

春香が無理矢理部屋から追い出された事に驚いたあずさは、春香に駆け寄る。その時に春香がひっぱかれた痕を見つけ………

あずさ「U君最低………幾ら病んでいるからって春香さんにまで手を上げるなんて………!!」

この事に怒ったあずさ。だが………

春香「ダメよあずさちゃん。今は………Uさんをこのままにしておきましょう。」

あずさ「でも………!!」

春香「それに………もうすぐ欧州戦火隊も到着するもの。出迎えてあげないと………」

あずさ「はい………」

春香はあずさを引き連れ………司令室の方へと向かった………

To be continued………




次回予告
それから更に一ヶ月が経つが、Uの心のダメージは回復せずにいた。そんな状況の時、幻想戦火隊の人里の見回りにて、メルが発見された事を聞いた春香達は………?
次回「消えない絶望」


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第131話 消えない絶望

前回までのあらすじ
真子を攫われ、心が壊れたUは何もかもどうでも良くなり荒れてしまう。その荒れ具合は春香に手を上げてしまう程で………


………それから一ヶ月の時が経ち………

U「………」

一ヶ月という長いようで短い時が経っても、Uの心は治らず、寧ろ更に荒れていた。

U「………はあっ。」

Uは春香に手を上げてしまって以降、口を開こうともしなくなり、絶望を感じ取っていた。偶に口を開けても出てくるのは溜息ばかり。Uの心の絶望は未だ消えていなかった………

 

人里………

欧州戦火隊が欧州から幻想郷に着任した為、2つの組織が交代して人里周辺を警備していた。夜の時間帯は幻想戦火隊が見回りをしていた。

鏡「………もう3ヶ月が経っているんだな………未だに人里の復興もままならないし………って、あれはなんだ………?」

鏡が見廻り続けていた時、紫色の光を見つけた。

鏡「………行ってみよう。」

鏡は光の方に向かった………

 

光の方ではメルが謎のベルトを装着して紫色の光を放っていた………

鏡「お前は………春香さんの言っていたメルが………!?」

メル「………邪魔しないでもらえるかしら?」

鏡「雰囲気が魔界の妖怪達と比べてもまるで違う………!」

鏡は持っていた通信機を起動させると………

鏡「春香さん! メルを見つけました! 強大な力を発揮している模様!」

春香「こっちもたった今反応を拾ったわ! これ以上人里がやられないように抑えておいて! すぐに駆け付けるから!」

鏡「分かりました! 幻想戦火隊をこちらに集めます。優也君達には組織の警備をするようお願いしてください!」

春香「ええ、分かったわ。」

春香はそう返答すると通信を切り、組織内の緊急放送を使い………

春香「欧州戦火隊の皆に通達します。敵反応が確認されました。貴方達には万が一の事態に備えて組織を防衛して頂きます!」

と、欧州戦火隊に連絡。欧州戦火隊も持っていた通信機から了解と返信してきた。

春香「よし………後は………遥ちゃん!」

春香がそう叫ぶと水鏡遥が春香の元にやって来て………

遥「どうしたの、春香さん?」

春香「これからあの子………メルちゃんと戦いに行くわ。力を貸して!」

遥「うん!」

春香は杖を背負い、外に出ようとすると………

あずさ「春香さん!!」

美咲「外に行くなら私達も行きます!」

と、あずさと美咲が彼女の元にやって来た。

春香「………あずさちゃんと美咲ちゃん。貴女達にはUさんを守っていて欲しいの。」

美咲「でもそうしたら春香さんは………!!」

春香「大丈夫よ。それに………今はUさんの心のダメージの方が深刻だと思うから………守っていてほしいの。」

あずさ「春香さん………はい!」

美咲「分かりました!」

春香「ありがとう………」

春香はあずさ達に感謝の言葉を伝えると、幻想戦火隊本部の外へ向かった………!

To be continued………




次回予告
メルの元に駆け付けた春香。幻想戦火隊も戦闘態勢に入っていたが、メルの強大な力に近寄る事が出来ない。するとメルが力を解放し、未知の形態に変身する………
次回「闇の力を解放する者」


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第132話 闇の力を解放する者

前回までのあらすじ
真子が攫われて一ヶ月が経ったが、未だ心の絶望が消えないU。春香はUの事を気遣い、彼に頼らないように自分から戦いに赴く………


数分後、人里………

春香「鏡君!」

鏡「春香さん!」

春香は鏡と、集結していた幻想戦火隊の隊員達と合流。

春香「状況は?」

鏡「相手に動きは未だありません。」

春香「そう………」

ダーナ「………鏡、まだ攻めないのか?」

ワイズ「攻めるのは不可能であろう。奴から放たれる紫色の光が強力であるが故にな………」

ミカ「そうですね………何もしていないのに…… …」

春香「………神子ちゃん達は?」

鏡「神子君、ミーナ君、ミズキちゃんは瓦礫や辛うじて生き残っている建物の影に隠れて待機しています。僕が合図をしたらそのまま神子君達が攻撃するよう相談済みです。」

春香「分かったわ。でも、相手が何をしてくるかも分からないわ。対策は怠らないようにね。」

鏡達「了解!」

春香は状況確認が終わったので、メルの様子を見る事にした。

春香「………(しかし、今までのメルちゃんとは比べものにならない力を放っているわ………)」

春香は今までのメルからは想像も出来ない力を感じ取っていた。

メル「………アンタも来たのね………」

メルは春香に気付いた。

メル「………アンタの顔を見てるとイライラしてくるのよ………初めて見た時は何も感じなかったのに、生意気に私達に刃向かってきて………挙句心が折れないところが本当にムカつく………アンタの娘がアンタそっくりで………吐き気がしたわ………どれもこれも全て………アンタのせいよ!!」

紫色の光はメルのベルトに全て取り込まれ、新たなベルトを形成させる。

Esper driver(エスパードライバー)

春香「また新しいベルト………!?」

メルはベルトの指紋認証のような部分に触れ、超能力を流し込む。すると、ベルトが起動した。

メル「変身………!」

メルは待機音が鳴り響く中、そう宣言してベルトに付けられたレバーを押し込む。

Esper rize!!(エスパーライズ)

恨め………叫べ………全てを滅ぼせ………リベンジメル………!! Revenge never ends(復讐は終わらない)

メルは闇のオーラを纏った姿となり………

メル「アンタ達皆………全部………全部コワス!!」

メルはそう言うと、両手にエネルギーを集め、地面に放った。すると地面が突然揺れだし、大爆発を起こした。大爆発を起こされては、隠れていようといまいと関係は無い。春香達を大きく吹き飛ばしてしまった。

春香「きゃあああああ!!」

鏡「うわあああああ!!」

メルの周りでは、しばらく悲鳴が聞こえ、全員地面に叩き付けられた。

春香「ううっ………地面を揺らせるなんて………!」

復讐に燃えるメル。その怒りは誰にも越えられないほどだった………

To be continued………




次回予告
組織にて、療養していた天風が司令室を訪れると、偶然春香達のピンチを目撃してしまう。そこでUの部屋に行くも、Uは未だ自暴自棄になっていた。だが、天風はそんな彼を殴り付け………!?
次回「天風の説教」


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第133話 天風の説教

前回までのあらすじ
メルの元へ向かった春香は幻想戦火隊と合流。だが、メルは怒りに燃え、春香達を攻撃する………


その頃、幻想戦火隊本部では………

天風「くそっ………一ヶ月経っても完治しねえのは嫌で仕方ないな………」

天風は先のジェネリックとなって操られていた時のダメージが未だ残っており、療養していた。

天風「と言っても………完治してないのは右足だけ………しばらくすれば治るとは言われているから、早く退院してU達の加勢に回りたいものだぜ………まあ、加勢できるかも分からないんだけどさ………」

天風も、Uが荒れてしまっているのは知っていた。その為、このような不安を感じていた。

天風「………とりあえず春香さんにでも会ってみるか………」

天風はそう言って司令室に向かった………

 

司令室………

天風「春香さーん、いるか………?」

天風は司令室に入るが、中は誰もいなかった。

天風「いないか………」

天風は現在起きている事を知らされていないため、現状を理解出来ずにいた。するとそんな時に、モニターの1つに、春香達が映っているのを目撃した。

天風「………春香さん………!? このカメラの位置はどこだ………!?」

天風は近くに置いてあったマニュアルを使い、必死にそのカメラの位置を調べた。

天風「幻想郷南西ブロックの5………そこに春香さんや、あの幻想戦火隊の隊員までいるのか………って、これは………やられている………!?」

モニターには、メルに苦戦する春香達の姿が映っていた。

天風「そんでもってアイツはいない………何考えてるんだよっ!!」

天風は大急ぎで司令室をあとにした………

 

Uの部屋前………

美咲「春香さん大丈夫かな………?」

あずさ「大丈夫よ。春香さんを信じましょう。」

2人は、Uの部屋の前に立ち、見張りのような事をしていた。そしてそこに天風がやって来た。

あずさ「天風さん………!?」

天風は二人の前で止まると息を上げながら………

天風「おい! アイツはここにいるか!?」

美咲「アイツ………? 師匠ならいますけど………」

天風はそれを聞くと………

天風「どけ!」

と、強引にUの部屋に入った。

天風「おい、U!!」

天風はUの胸倉を掴んで、無理矢理立たせた。

U「………なんだよ。」

天風「お前はいつまで悩んでるんだよ………俺はさっき知ったばかりだが………お前の奥さんが………春香さんがピンチなんだぞ!!」

U「春香が………!?」

Uは春香のピンチに大きく反応した。だが………

U「でも………僕には無理だ………また何かを奪われる………もしかしたらまた春香が………!」

と、甘えた事を吐くU。すると天風は………

天風「バカヤロー!!」

天風はUを殴った。

U「ぐわっ!?」

Uは大きく吹き飛んだ。

天風「見損なったぜ………お前はそんなに弱い奴だったのかよ!!」

天風はUに対し怒りを向けた………

To be continued………




次回予告
天風はUに説教をする。Uは春香の事を考えるとメルの方へと向かって行った………
次回「春香への思い」


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第134話 春香への思い

前回までのあらすじ
ジェネリックの件からしばらく療養していた天風。そんな彼は、春香達が追い詰められている光景を見る。春香はUに助けに行かないのかと問い詰めるが、弱音を吐くUに対し、彼は怒りを露わにして殴った………


U「………お前には分からないよ。僕の事を強い奴だとでも思っていたのはお前だけだ。僕はどれだけ力をつけても心は弱いまま………そのくせ、誰かを守るために命を賭けて戦えてきたのが不思議なくらいだ。それ程までに僕は僕に興味が無かったというわけか………まあ、人間なら少なからず死にたがらないはずだ。でも、僕はどうしても死ぬ事に抵抗感が無い。僕は僕が好きでは無かった。」

天風「バカな事を言うんじゃねえよ! あんなに強くて………あんなに人望もあって………そのうえあんなに綺麗な奥さんや娘がいるって言うのに………そんな自分の恵まれた生き方に………まだ不満があるのかよ!?」

U「………いや、不満は無い。寧ろここまで僕に幸せになる事を与えてくれたのは嬉しいさ。でも、今回の戦いではそれらが奪われ続けている………僕の相棒の龍であり母のゴッド………娘の真子………そして、取り戻せたが春香………もう嫌なんだよ家族を奪われるのを見るのは………」

天風「バカヤロー!! だったら尚更お前が立ち上がるべきだろうが!!」

U「お前は失うものが殆どないに等しいから分からないんだよ………僕の気持ちが………」

天風「………知ったこっちゃねえよ! 俺の気持ちなんてよ!!」

U「………!?」

Uは天風の返答に少し驚いた。

天風「お前の心の重さはよくわかった。その重さは俺なんかには到底背負えないものだってこともさ。でもな、俺はそんなお前だから、お前について行くって決めたんだぞ! 零だったら、心が折れたりなんかしても諦めたりなんかしなかった! だけど、今のお前は現実から逃げているだけ………心のどこかで諦めてるだけなんだよ!!」

天風はUの胸倉をもう一度掴む。

天風「………お前しかいねえんだよ。お前の大切な人を救えるのは………」

天風はそう言うと、Uの胸倉から手を離す。するとUは………

U「(春香………僕はあの時、君に酷い事をした………それは許されることなんだろうか………?)」

Uはそんな事を考えると、机の上に置いてあったセイバーとオメガドライバーG、ジェネシスステッキを手にし………

U「………もう一度だけ戦ってみるよ。でも、これで戦ったからって僕の心が戻るとは限らない。僕の我儘になってしまうが………ありがとうは言わないでおく。」

天風「俺にはそんなの要らねえよ。それに………俺はレナの言う通り、お前の部下なのかもしれないからな。もっとこき使ってもいいと思うぜ、英雄さんよ。」

U「そうか………」

Uはその時、天風に笑顔を見せずに立ち去った。だが内心は………

U「(天風………お前の心の強さには感服したよ………ありがとう、天風………)」

天風へ感謝していたのだった………

To be continued………




次回予告
人里では、メルにより春香達が追い詰められていた。Uは再び心が揺らぐ。そこにメルが真子を使った策でUの心を粉砕しようとするが、それが仇となり………!?
次回「大激怒のU」


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第135話 大激怒のU

前回までのあらすじ
天風の怒りに対し、Uは自分を下げるような事を語る。だが、天風はそんな彼に自分の思いをぶつける。Uの心は僅かながらに動き、春香達の元へ向かう………


人里………

幻想戦火隊本部から外に出るU………すると、メルの力を無意識に感じ取った。

U「………なにか強大な力を感じる………まさか!?」

Uは嫌な予感を察したのか、力を感じた方に向かう………

 

Uが向かった先には、春香や幻想戦火隊の隊員達がいたのだが、皆倒されており、メルは春香の首を絞めていた。

U「春香………!!」

春香の危機を目撃したUは、セイバーを手にしてメルに攻撃する。

メル「ちっ………アンタも来たのね………」

メルは春香から離れ、Uは春香を助ける。

春香「けほっけほっ! ゆ、Uさん………!」

春香はUが来てくれた事を嬉しく思っていた。だが、春香に対して罪の意識があるUには、その場では笑う事は出来ず、寧ろ春香をどのような気持ちで見ればいいのか分からない様子だった。

メル「アンタ達夫婦はいつもそう………幾度も私の計画を邪魔して………私のメテオ様への信用はもうガタ落ちよ!!」

U「………知った事か。」

メル「………っと、アンタの心は壊れたままだったか………なら、こんなのはどうかしらね!!」

メルはそう言うと、超能力で気絶している真子を連れて来る。

U「ま………真子!?」

メル「コイツの命運は私が握っているわ………」

U「………真子を返せ!」

Uはメルに対してそう叫ぶ。だが………

春香「(Uさん………なにか焦っているかのような言い方だった………)」

と、Uの気持ちを感じとった春香はそう考えた。

メル「………嫌よ………アンタに返したら………私の信用なんか無くなるに決まってるでしょ!? 」

U「………だとしてもな………もう僕から何かを奪おうと考えるな! もう色々とウンザリしてるんだよ!! お前達の策に振り回され続けて………真子を返さないなら力づくで取り返すだけだ!!」

Uが攻撃しようとする。するとメルは………

メル「じゃあ返してあげるわよ………取り戻せるものなら………ね!」

メルは手から闇の力を放ち、闇の力の中に真子を取り込み、それを球体に変えてしまった。

U「あ………ああ………!!」

Uは膝から崩れ落ち、球を拾う………そして、Uは大切な家族を失った気持ちが先行し………

U「う………うわああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

Uは叫び、頭を抱える。

メル「ふふふ………バカねアンタ………そのまま返すわけないじゃない。闇の球体の中にアンタの娘は閉じ込めたわ………取り戻すには私を倒さなければならない………でも、今のアンタに私を倒せるの………?」

U「メル………!!」

Uは手にした球を春香に渡すと、オメガドライバーGを装着。そのままジェネシスステッキをベルトに装填し、ステッキを捻る。

U「変身………!」

Genesis change!!

Uはジェネシスナイトへと変身すると………

U「お前は許さない………お前だけは………お前だけは絶対に倒してやる!!」

怒り全開のU。その怒りはとてつもなく………!?

To be continued………




次回予告
怒りに燃えるUはメルを一方的に圧倒する。メルは一時撤退を考えるが、Uはそんな事を許さず、マスターUの力を使い、仲間の幻影を召喚し、攻撃する事を繰り返すオーバーキル攻撃に動いてしまう………
次回「止まらない怒り」


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第136話 止まらない怒り

前回までのあらすじ
Uは春香達の元へ向かうが、春香達はメルに苦戦を強いられていた。更に真子を球体に閉じ込められた影響で、再びUは狂う………と思いきや、怒りの感情が最高潮に達し………!?


メル「許せないのはこっちも同じよ………! 私の力、アンタに見せてや………」

メルが語っているところに、Uが高速移動で攻撃する。

メル「なっ………!?」

U「また春香達を傷付けて………真子をよく分からない球体に閉じ込めやがって………もういい加減にしろ!!」

Uはそこから武器も使わず、メルを一方的に圧倒。

メル「そんな………アンタへの復讐の力が全く活かせないなんて………!!」

U「お前の戦闘経験の浅さが仇になったな………まあ、そんなの知ったこっちゃねえんだがな!!」

Uはそう言うと、再び一方的に攻撃していく。

メル「(くっ………ここは一時撤退をするべきね………!)」

メルはそう考え、瞬間移動をしようとするが、Uはその一瞬にメルの瞬間移動に気付き、メルの右手を掴む。

メル「なっ………!?」

U「逃がしはしねえよ………ここで倒すんだからよ!!」

Uはそう言うと、メルのベルトに触れ、ジェネシスの力を流し込む。

メル「うあああああぁぁぁ!!」

メルのベルトは破損し、更に………?

メル「くっ………!」

メルはそのまま撤退しようとした………が、瞬間移動が発動しなかった。

メル「なっ………!? 瞬間移動が出来ない………!?」

U「………ジェネシスの力によって、お前の超能力を無力化した。もうお前は逃げられない!」

メル「くっ………アンタそこまで私を倒したいの!?」

U「当たり前だろ! お前に色々狂わされて………もう堪忍袋の緒が切れた!!」

Uはそう言うと、ジェネシスの力を手に集め、カードを生成した。

メル「な、何よそのカードは………!?」

U「こいつは{絆のカードくじ引き}という技でな。これから僕はコイツでハズレを引くまでこいつを引き続ける。そして、あたりの場合はお前にダメージを与え、ハズレが出ない限りは、何度でも攻撃出来る!」

メル「な、何よその技………!?」

U「さあ行くぜ! まず1枚目、ドロー! ………僕が引いたのは霊夢のカード………よって、霊夢を召喚して攻撃!」

カードから博麗霊夢の幻影が召喚され、メルを攻撃。攻撃と同時に霊夢は消えた。

メル「うあああああ!」

U「2枚目ドロー! 魔理沙のカード!!」

カードから霧雨魔理沙の幻影が現れ、魔法による一撃を放つ。

メル「うわああああ!!」

この攻撃でメルの変身は解け、それにより真子の姿も元に戻ったのだが、Uはそれに目もくれず………

U「3枚目………咲夜のカード!!」

十六夜咲夜の幻影が現れ、メルを攻撃。

メル「うわあああああ!」

U「ドロー! 妖夢のカード!」

メル「うわああああ!」

U「ドロー! 鈴仙のカード!!」

メル「うわああああ!」

U「ドロー! レミリアのカード!」

Uは容赦無くカードを引き続ける。そしてそれを見ていた春香達は………

春香「あのカードはもしかして………Uさんの友情の強さによって出来る技ならば………仲間の多いUさんはハズレを引く可能性がとてつもなく低すぎる………!!」

真子「お、お母さん………!?」

春香「Uさん、やめてください!! その技はUさんらしい戦い方じゃない!!」

春香はそう叫ぶが、Uは聞こうともしない。そして、真子は、Uが春香の言葉を聞かない事に驚き、Uの方に走り………

U「ドロー! 真子のカー………!」

真子「お父さん、もうやめて!!」

真子はUにしがみつく。

U「!? 離せ! 離してくれよ!!」

真子「今のお父さんは相手を殺す事しか考えていない………そんな戦い方………お父さんらしくない!!」

U「僕………らしく………!?」

Uは手に持っていたカードを落とした。カードは地面に着くと同時に消滅した。

U「真子………僕は………」

Uは真子に声をかけようとした時、メルの方を見ると、メルは傷だらけの状態で息絶えていた。

U「これは………僕は怒りに任せてメルをフルボッコにしてしまったのか………!? 僕が怒りに身を任せたばかりに………!!」

そう言うと同時にUの変身は解けた………

 

………Uはメルの惨状を見て、怒りに身を任せて戦った事を酷く後悔していた………

To be continued………




次回予告
Uは再び何もかもが嫌になり、更に自分が嫌いになりかけてしまう。そんな彼に真子が寄り添い、彼に感謝の気持ちを伝える………
次回「父への感謝」


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第137話 父への感謝

前回までのあらすじ
メルの行動に怒りを覚えたUは、メルを一方的に圧倒するだけでなく、必殺技によるオーバーキルで倒してしまうというUらしからぬ荒れた策でメルを倒してしまい………!?


翌日、Uの部屋の前………

昨日の戦いの後、真子には特にダメージなどは見受けられなかったので、春香からの事情聴取の後、自由行動を認められた。まあ、事情聴取と言っても、相手は春香なので、実質家族の会話みたいなものだが。そんな彼女はUの部屋の前にいるあずさと美咲を発見した。

真子「………あれ? あずさちゃんに美咲ちゃん。」

あずさ「あ、真子さん。」

美咲「どうしてここに………?」

真子「たまたまここを通り過ぎただけだよ。それより………どうしてここに2人がいるの?」

美咲「………また師匠が閉じこもってしまって………」

真子「ええ………? やっぱりお父さんってば豆腐メンタルだなぁ………」

あずさ「一体どうすれば………!?」

真子「はあ………ちょっと待ってて。」

真子はそう言うと、食堂の方へと向かった。そして、少しするとUの部屋の前に一升瓶の酒とコップ2つを持って戻って来た。

あずさ「な、なんでお酒………?」

真子「ちょっと大人の会話を………ね。」

真子はそう言うと、扉を開け、部屋の中に入った………

 

Uの部屋………

Uの部屋は未だ荒れており、U本人も面倒くさそうな感じになっていた。

U「………誰かは知らんが出て行ってくれ、誰とも会いたくない。」

真子「相手が愛娘でも?」

U「その声と言い回しは………真子か………」

真子「折角可愛い娘を取り返したって言うのに浮かない顔するなんてらしくないね。」

U「………また何もかもが嫌になったのさ………天風に説得されてもう一度行く事を選んだが………今度の僕は自分の怒りに振り回されていただけなんだよ!!」

Uはまたしても何もかもが嫌になり、挙句に………

U「今度は………自分が嫌いになりそうなんだよ………」

と、まで言ってしまった。すると真子は………

真子「お父さん、一杯付き合って。」

U「………分かってるだろ、真子。父さんは酒を飲まない。」

真子「じゃあ、地面に転がっている瓶や缶はどういう訳?」

U「それは……… 」

Uは言葉が出なかった。

真子「まあどうせ、現実逃避したくて飲んだってところかな………というか、お父さんに拒否権ないけど。」

真子は栓抜きで瓶をあけ、コップに酒を注ぐと、Uに無理矢理飲ませた。

U「むぐっ!? ううっ!!」

と、飲み込む事を拒否するように飲み込もうとしなかったが、真子が自身に冷気を集めた事で、真子の周辺は寒くなり、寒さに震えたUはそのまま酒を飲みこんでしまった。

U「ゲホッゲホッ………! 真子、あのなあ………!」

と、なにか言おうとした時、真子は何も言わずにUに抱き着いた。

U「ふえっ !?」

真子「………ひとまず………ありがとう、私を助けてくれて………!」

と、真子はUに感謝の言葉を告げた。

真子「色々言いたい事もあるけど………まずはありがとうからだね………」

と、真子は言った………

To be continued………




次回予告
Uは真子に本心を打ち明ける。そして真子は、Uが持っていた春香への罪悪感に対し、謝罪をするべきだと語る………
次回「真子の寄り添い」


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第138話 真子の寄り添い

前回までのあらすじ
Uは、メルにオーバーキルダメージを与えて勝ってしまった事に酷く後悔し、再び何もかもが嫌になってしまった。そんな彼を真子が訪ね、真子は彼に助けられた事を感謝する………


U「………ありがとうって言われるのは久しぶりかもしれない………一ヶ月くらい、誰とも口を聞いてないから………」

真子「珍しいね………お父さん寂しがり屋だから、誰かしらと会話してないなんて異常事態に思えるよ。」

U「それに………あの時、春香に手を上げてしまった。それについては未だに申し訳無く感じている………」

真子「………お母さんに手を上げたの!? 」

U「………やってしまった。」

真子「………最低だね。」

U「だ、だよね………こいつは最低と言われても仕方ないよ………」

Uはガッカリとしてしまう。すると真子は突然髪を解きだし………

U「ま、真子………!?」

真子「お母さんの事を大切にしないと、お母さんに嫌われちゃうよ? だから、謝らないと。」

U「………勇気が出ない。」

真子「じゃあ、まずは私で練習する? 私、髪解いたらお母さんそっくりだし。」

U「………やめとくよ、そっくりとはいえ、実の娘を相手に練習は抵抗感がある。」

真子「うーん………見た目そっくりなだけじゃダメか。」

U「第一、髪色が微妙に違うじゃねえか。髪の長さは春香に劣らないと思うけど………」

真子「それもそっか………やっぱり私は………」

真子はそう言うと、服からいつも使っているやつとは別のもう一つの髪ゴムを取り出し、髪型をツインテールにする。

真子「お父さんには娘としてしか関われそうにないや。」

と、笑顔で答えた。その姿は、かつての可愛らしい美少女、白宮真子時代の姿である。

U「………やっぱりお前は中身も見た目も変わらないな。」

Uは真子の頭を撫でる。真子は春香に似たのか、あまり身長も伸びず、Uに子供のように撫でられた。

真子「もう………子供みたいに撫でないで!」

U「はは、ごめんよ。」

真子「あっ、笑ったー!」

U「え………?」

Uは真子に笑った事を指摘され、驚いていた。それもそのはず、彼はずっと笑顔を見せておらず、笑ったのも約一ヶ月ぶりであった。

U「………不思議だな………別に何ら問題の無い話のはずなのに………久しぶりに笑えた事が嬉しくて仕方ないや。」

真子「やっぱり、お父さんは笑顔じゃなきゃダメだね。」

U「………だな。そして、それを思い出させてくれたのは他でも無い、真子だ。ありがとう。」

Uは笑顔でそう返す。そして、覚悟を決めたのか………?

U「真子。父さん、母さんに謝ってくるよ。お前のお陰で勇気が出た。」

真子「それは良かった………お母さんにちゃんとごめんなさいしてね?」

U「子供みたいに扱うなよ………分かってるよ。」

Uはそう言うと、少し元気を取り戻し、自分の部屋を出て行った。そして、こっそり様子を見ていたあずさ達は驚き………

美咲「ま、真子さんとの会話で何があったんだろ………?」

あずさ「さ、さあ………?」

と、首を傾げるのだった………

To be continued………




次回予告
Uは春香の元を訪ねる。Uは言葉が一時出てこなくなるが、素直に謝った時、春香は………?
次回「Uの謝罪」


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第139話 Uの謝罪

前回までのあらすじ
Uは、真子に自分の本心を打ち明ける。真子はそんな彼に、春香への謝罪を提案。Uは真子のお陰で心を取り戻し、春香へ謝罪に向かう事に………


春香の部屋………

U「(………春香の部屋に着いたな………いつも来ていたはずなのに、なんだか緊張してしょうがない。)」

Uは、春香との気まずさを感じとっていた為に、なかなか勇気が踏み出せなかったが、しばらくすると覚悟を決め、春香の部屋の扉をノックする………

U「あの………僕だけど………」

Uはいつもより弱々しくそう告げる。すると部屋の中から春香が………

春香「………鍵は開いてます。入りたければどうぞ。」

春香は、Uが部屋に来たことに気がついたのか、そう返事を返した。

U「(………やっぱり、まだ怒ってるのかな………?)」

Uは春香の今の素っ気ない言い方から、春香の機嫌が悪いのでは無いかと考えていた。だが、入って良いという事から、Uは覚悟を決めて部屋に入った。中では、春香がパソコンを触っていた。

U「あの………少し時間良いかい?」

Uは春香に声をかけると………

春香「………今忙しいので手短にして貰えます?」

と、素っ気ない返しをされた。

U「(………春香………やっぱりあの時のこと、根に持ってるんじゃ………!)あの………その………」

Uは口をもごもごさせてしまうが、それでは何も変わらないとかんがえたUは覚悟を決め………

U「あの………あの時………君に手を上げてごめんなさい!」

Uは頭を下げて謝る。

U「幾ら僕の心が傷ついていたからって………君に手を上げていい訳が無い………それに………君に手を上げた時に、僕はとてつもない罪悪感を感じてしまって………ずっと謝ろうと思っていたのに、僕のくだらないプライドか何かは分からないけど………ずっと君に謝れなかった………本当にごめんなさい!」

Uは春香に謝った。もちろん、許されない可能性も踏まえた上で。すると、ずっとパソコンを触っていた春香の手は止まり、Uの方に来た。

U「う………うう………」

Uは怯えていた。春香はUの前に立つと、突然抱きついてきた。

U「ふぇ………!? は、春香………?」

春香「………別に私は怒ってなどいませんよ………」

U「で、でもさっきまで素っ気ない態度だったじゃないか………?」

春香「そうした方がもっと私に声をかけてくれるかな………? って考えたので。」

春香は笑顔を向ける。

U「よ、良かった………」

安堵するU。だが、春香は………

春香「うーん、でも私だけ頬を引っぱたかれたのは納得いかないから………私も一発攻撃してもいいですか?」

U「………仕方が無いな。ほら、好きにすればいい。」

Uは、春香に一発だけ攻撃される事にした。せいぜい頬を叩いてくるくらいだと思っていたUだったが、春香は握り拳を作り、Uの腹に拳をめり込ませる。

U「がはあっ!? ちょっ………待っ………腹は………ダメ………!」

Uはそのまま倒れてしまった。

春香「あっ………やっちゃった………」

春香はUを気絶させてしまった事について、やりすぎたと実感するのだった………

To be continued………




次回予告
Uは意識を取り戻すと同時に気絶させた事について怒るが、無事春香と和解し、彼の中で壊れていた心を真子の救出、春香との和解で完全とまではいかなかったが取り戻す。しかし、Uはメテオとの勝負の前に、やりたい事がある事を春香に語る………
次回「再形成される心」


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第140話 再形成される心

前回までのあらすじ
Uは春香の部屋を訪れ、彼女に謝罪。春香は仕返しに1発攻撃させて欲しいと言ってきたので、Uはそれを受け入れる………が、春香の一撃でUは気絶させられてしまい………!?


数時間後………

U「う………ううん………?」

Uは意識を取り戻す。彼は体を起こして状況を確認。どうやら彼は、春香の部屋のベッドに寝かしつけられていたようだ。

春香「大丈夫ですか、Uさん?」

Uが状況確認をしていると、春香が声をかけてきた。

U「大丈夫ですか………じゃないよ、もう!!」

Uは起きて早々怒り出した。

U「攻撃していいとは言ったけど………何も気絶させる必要は無いだろ!? なにか僕に積年の恨みでもあるのかよ!?」

春香「ご、ごめんなさい………」

春香はオロオロとしていた。

U「………まあいいけどさ。でも………何だかこういう嬉しい気分は久しぶりだな………僕が感じてた気持ちはずっと………怖いだの………寂しいだの………怒りぁの………そういうぐちゃぐちゃな負の感情しか感じられなかったのに………今じゃ僕の中が壊れていた正の心が戻ってきたような感じだ………」

春香「………ですね。」

Uは自分の胸に手を当てる。

U「………まだ完全な気はしないけど………僕の中で壊れていた心が………再び形を取り戻せたな………」

Uがそう言うと、春香がUの胸に当てている手に自分の手を重ねてくる。

U「は、春香………?」

春香「………確かに、そんな感じがするような気がします………もしかしたら………真子を取り戻すこと、私との和解で、Uさんの心が戻ったのかもしれませんね………」

U「………そうかもね。」

Uは春香の推測の通りかもしれないと考えた………だが………

U「………だけど、全ては戻っていないみたいだ………言うなれば………ゴッドの分が。」

春香「………やはり、お義母様を取り戻さなければ、UさんはUさんとしてやって行けないのでしょうか………?」

U「………僕は僕だ。例え心が欠けていても………ね。」

春香「………そうですね。」

U「………とは言ってみたものの………ゴッドがメテオの強化形態に使われてしまっているのはなんとも言えないな………どうにか母さんと話す機会くらいはほしいものだぜ………」

春香「難しいお話ですね………」

U「………仕方が無い、ゴッドのぼちぼち考えよう。それより、僕にはやりたい事が一つだけあるんだ。それが終わるまでは復帰するつもりは無い。」

春香「一体、何をなさるおつもりなのですか?」

U「………僕の手にしたジェネシスの力で、紅魔館を解放してみる………!」

春香「紅魔館を………!?」

Uはメテオの事を踏まえた上で、未だに黒い謎の球体に封じられている紅魔館の解放を考えるのだった………

To be continued………




次回予告
Uはバイクで黒い球体の前に辿り着く。そして、黒い球体の中に入ったUはジェネシスナイトに変身し………?
次回「紅魔館の解放」


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第12章 覚悟のUと凶悪なメテオの衝突
第141話 紅魔館の解放


前回までのあらすじ
Uは目を覚まし、春香に気絶させた事を怒るが、春香と無事和解し、不完全ながらも心を取り戻す。Uはゴッドのことが気がかりな中、紅魔館の解放を考える………


春香との和解から一夜明け、Uはバイクで紅魔館の方面へと進んでいた。

U「………このバイクに乗っかるのも久しぶりだな。空を飛ぶのもいいけど、こうやって大地の上を駆けるのも悪くないかもな。」

Uは久しぶりにバイクによる疾走感を楽しく感じていた。そして、Uは紅魔館を覆う黒い球体の元に辿り着いた。

U「………さあ、覚悟を決めて行きますか。」

Uが黒い球体に触れようとした時、誰かがUの手を掴んだ。

U「ふぇ………!? 春香に………霊体の遥まで着いてきたのか?」

遥「春香さんの究極魔道士には、私がいないといけないからね。」

U「………というか、春香はどうせ瞬間移動で来たんだろうけど………霊体の遥はどうやって来たんだよ?」

遥「春香さんに取り憑いてたいたんだよ?」

U「ふぇ!? で、でも普通に取り憑いたら、主導権は霊体の遥の方になっちまうはずだが………?」

遥「何でかな………? 究極魔道士の力で春香さんと身体の主導権を交換しているうちに、普段でも出来るようになっちゃった。」

遥は憶測を語ると、Uに取り憑いた。だが、Uでは無く、遥の意識のみが出て来た。

遥「うーん、やっぱり春香さん以外とは意識の共有は不可能か………」

遥はそう言うと、Uの身体から出て来た。

U「………うーん、やっぱり遥に取り憑かれると、記憶がすっぽりと抜けたような感じがする。」

遥「………それで、Uはここに何しに来たの?」

U「………友人を助けに来たんだ。この黒い球体の中には僕の大切な友達がいる………前はどうしようもなかったけど………今なら、助けられるかもしれない。でも、春香がここにいるって事は………万が一のためかい?」

春香「ええ。前回みたいな奇跡が起こせるかは分かりませんが………いないよりはいた方がよろしいのではないでしょうか?」

U「………だな。ありがとう。 ………じゃあ、行こうか!」

U達は、黒い球体の中に入りこんだ。

 

黒い球体の内部………

U「………相変わらず白と黒しかない世界だ………僕としては嫌で仕方ないな………」

U達は、内部を歩き続け、レミリア達の元に辿り着いた。

U「………コイツらの時が止まっているのか見てて可哀想に思えるよ………」

Uはそう言うと、ベルトを使ってジェネシスナイトに変身。

U「………だから、僕がコイツらの時を取り戻す………!!」

Uは手から創世の力を放つ。

U「白と黒であざ取られた世界よ………今こそ光を取り戻し、再び時を刻め!!」

Uはそう言って手から光を放ったのだった………

To be continued………




次回予告
Uのジェネシスナイトの力で、無事紅魔館を取り戻す事に成功する。だが、そんな彼らの前にメテオが現れ………!?
次回「時の動きし紅魔館」


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第142話 時の動きし紅魔館

前回までのあらすじ
Uは紅魔館を飲み込む黒い球体の元に辿り着くが、春香達が万が一の事を考えついてきていた。Uは白黒の紅魔館で、ジェネシスナイトに変身し、ジェネシスの創世の力を発揮する………


Uの手から放たれた光は、紅魔館中の黒と白に色を与えた。

春香「紅魔館に光が………!?」

遥「凄い………ジェネシスの力を使ってここまでの事が出来るなんて………」

U「………確かにこれはジェネシスの力だ。でも、同時に僕の願いでもある………仲間を………いや、友達を取り戻す僕個人の願いが………!!」

Uかそういうと同時に、紅魔館は色を取り戻し、光は紅魔館の外………即ち、紅魔館を囲っている球体に触れた。

U「この力によって、僕は紅魔館を取り戻す………消えろ!! メテオの作りだした凍れる空間よ!!」

光の力により、黒い球体が消えていき、数秒も経たずに消滅した。

U「はあっ、はあっ………」

Uは疲労で地に膝をつける。そして、ベルトからステッキを外して変身を解いた。

U「はあっ、はあっ………」

春香「大丈夫ですか!?」

U「僕の事はいい………レミリア達は………!?」

U達は時の止まっていたレミリア達の方を見ると………

春香「あっ………!!」

レミリア「何よ、そんな顔をして………?」

U「………そんな顔ってどんな顔だよ。」

レミリア「嬉しそうに泣く顔。絶望って感じのしない顔を私に見せられてもね………紅魔館の主としての威厳が無いのよねぇ………」

咲夜「いいえ、お嬢様は威厳溢れるお方。それもこの者達の表情など霞んでしまう程に………」

U「………2人とも、相変わらずそうで何よりだ。」

咲夜「しかし………なんでアンタ達がここに………?」

春香「実は………私達が帰った後に紅魔館が謎の黒い球体に覆われてしまいまして………」

レミリア「そ、そんな事が………!?」

U「ああ、もう2ヶ月近くは封じられたままだったんじゃないかな………?」

咲夜「2ヶ月も………!?」

U達は、レミリア達に現在の状況、黒い球体を作り出し、紅魔館を封じていた者のことを語った………

レミリア「メテオ………? って奴が、この紅魔館を封じていたっていうの………!?」

咲夜「でも、一体なんの為に………?」

U「それが分からないんだよなあ………」

???「その理由はもちろん………Uを誘き寄せるためだ。」

U「この声は………!」

Uは辺りを見回す。すると、そこにはメテオがいた。

U「メテオ………!」

レミリア「あれが………メテオ………!?」

レミリア達は身構える。

メテオ「………しかし、驚いたものだ。ジェネシスが選んだ男がここまでの事を成し得るとは………あの時絶望に刈られた男とは思えぬよ………」

U「………」

U達の前に現れたメテオ。メテオの目的は一体………!?

To be continued………




次回予告
レミリア達がメテオを攻撃するも、そのメテオは幻影で、本物は未だ城にいるという。幻影のメテオは消え去る前に、謎の手紙を落とした………
次回「メテオの城への招待状」


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第143話 メテオの城への招待状

前回までのあらすじ
Uはジェネシスナイトの力で、紅魔館の解放に成功する。しかし、彼等の前にメテオが現れて………!?


レミリア「丁度いいわ………その首………この紅魔館のエントランスにでも飾ってあげる!」

レミリアは手にしていたグングニルを振り下ろす。しかし、グングニルはメテオをすり抜けた。

レミリア「な、何………!?」

メテオ「クククッ………無駄だ。これは我が力の一部をここに送ってお前達に伝えている………いわばビジョンだ。」

U「………つまり、どうせお前は自分の城にでもいるんだろ?」

メテオ「ご明察。やはり完全復活したUは洞察力………いや、全てが満ち溢れているようだ………成程、ジェネシスが目をかけるわけだ。」

U「僕がお前の本体を倒して………悪夢の連鎖を終わらせる!!」

Uはそう言い放つと、メテオが笑いだした。

咲夜「な、何がおかしいのよ………!?」

メテオ「忘れたか? 私の中にはお前のゴッドドラゴンがいる。」

U「無論、覚えているとも。だけど………僕はお前の手からゴッドを取り戻す………それまでは………もう迷ったりしないと心に決めた………! そうじゃないと………ゴッドに怒られそうだなと思ったから………」

春香「Uさん………」

メテオ「ふん、くだらぬ戯言だな。」

U「お前の意見は聞いていない。僕は僕の信じる道を進むだけだからな!」

メテオ「ならばそうするが良い………そして、我が絶望に消えるのだ………」

メテオがそう言うと、目の前にいた幻影は消え去った………

U「………はあ。」

レミリア「似合わない事をよく言えたものね………まあ、何も言い返せない甘ちゃんよりはマシか………」

U「お前はいつも憎まれ口しか叩かないな………まあ、いいけどさ。」

レミリア「あら、私はアンタの成長を喜んでいるだけよ?」

U「嬉しくない。」

レミリア「アンタも素直じゃ無いわね………ま、それだけ大人になったって訳か………初めて会った時の子供のような感じの頃からは想像も出来ないわね………」

U「………肉体年齢ならお前達に会った時から大人だったけどな。」

レミリア「でも、中身はガキだったじゃない。」

U「何を………!!」

Uとレミリアお互いを睨む………しかし、少しするとお互いに笑いだした。

春香「………良かった。Uさんが嬉しそうで………」

咲夜「本当ね………」

と、レミリア達の様子を見ていた春香達。すると、メテオの幻影が消えた足元に謎の手紙が落ちている事に気がついた。

春香「あ、あれ………? これって………メテオの手紙………?」

U「な、何だって!?」

春香は手紙を拾い、封を切る。すると中には………

春香「メテオの城は幻想郷から1500m先………即ち南極に有り………というのは調べがついている事だろう。だが、もちろんこっちは結界を貼り直しているので、簡単に侵入は不可能だ。だが、この手紙に書かれている呪文を解読出来れば………城に入れることだろう………」

手紙の下には、ズラズラと長い古代の詠唱呪文が書かれていた。

春香「これは………古代の詠唱呪文………」

U達も手紙を覗いてみるが………

U「な、なんじゃこりゃ………?」

咲夜「後半がまるで読めないわね………」

レミリア「パチェとかなら分かるかもしれないけど………」

と、外野が全く読めなそうな中、春香だけは古代の詠唱呪文を読み進めていき………

春香「わかる………なんて書いてあるのかが分かる………」

レミリア「ええ!? 春香さん読めるの!?」

春香「はい。昔、お祖母様に読まされていた書物にそっくりの書き方でしたので。」

U「さっすが天才魔法使い………」

メテオの手紙に書かれていた古代の詠唱呪文。だが彼らはまだ知らなかった………これは、メテオとの決戦を意味する招待状である事に………

To be continued………




次回予告
春香は1日かけて、古代の詠唱呪文の意味を理解。これがメテオの城の結界を破る解錠呪文である事を知った春香は、呪文の会得に乗り出そうとするが………!?
次回「古代の解錠呪文」


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第144話 古代の解錠呪文

前回までのあらすじ
Uは紅魔館の解放に成功する。だが、そんな彼等の前にメテオの幻影が現れ、一つの手紙を残す。その中には、メテオの城に入る手がかりとなる、古代の詠唱呪文が………


U達は幻想戦火隊本部に帰還。春香は自室に入り、珍しく眼鏡をかけて、翻訳しだした。

春香「ふむふむ………闇を払い………光を放つ………」

 

そして、それから丸一日経ち………

U「………春香が自室にこもりっぱなしだ………やっぱり翻訳は難しいのかな………」

春香の部屋の前でそんなことを考えていると、部屋の扉が開いた。

春香「Uさん………終わりましたよ。」

U「終わったの!?」

春香「ええ………少しややこしい文章でしたが………解読出来ました………」

 

U達はこの事を報告する為に、第二司令室に皆を集めて説明する………

春香「今回、メテオから得た手紙には………はるか昔に抹消されていた解錠呪文………{インフィニティアンロック}の詠唱文、使い方、そして会得方法が記されていました。詠唱文については説明しても難しいと思うので割愛して………使い方については、どんな鍵でも開かない扉や、結界をこじ開ける事が出来る呪文のようでして………」

あずさ「そんな呪文があるなんて………」

春香「ほして会得方法なんですが………どうやら、この呪文を会得するには、メテオの手紙を燃やして放たれる火に耐えなきゃならないみたいで………」

美咲「え………!?」

春香「この手紙にはインフィニティアンロックの魔力が込められていて、それに耐えきれば、会得出来るようですが………耐えられなければ死ぬと記されていました。」

ソフィー「そんな………」

一同が動揺する。そして、それを覚えられる可能性があるのは、この場では春香の他には誰もいない事を思い知らされてもいた。

冬香「そんな事をしたらお姉ちゃんが………!!」

当然、周りは反対ムードだった。春香もそれを熟知しており………

春香「………やはり、反対ムードになりますよね………では、判断はUさんに委ねましょう。」

明日香「そ、そんなの反対しか出てこないじゃん!」

Uの性格上、誰もが反対の意見になると考えていた。Uも本心は乗り気ではなかった。しかし、春香の目から感じられる覚悟を見て………

U「………分かった。責任は僕が負うよ。」

ほのか「血迷ったのか、U!?」

U「………正気さ。どうせ僕が止めても、春香はこっそり会得に走るだろう………それだけは嫌だから………僕は、彼女を応援したいと思っているんだ。」

春香「Uさん………」

U「それに………僕は僕で、メテオの城に乗り込む時の事を考えていてさ………レナ、ミリン。2人に協力して欲しいことがある。」

レナ「………軍事的な事か?」

U「一枚、試したいカードがあってさ………」

Uはそう言うと、Tankのカードを取りだした。

レナ「成程………心得た。ミリン、行くぞ。」

ミリン「承知致しました。」

Uは、レナファレストとミリンを連れて、地下の方に降りて行った………

春香「(Uさん………私の気持ちを尊重してくださり………ありがとうございます。)」

春香はUに心の中で感謝するのだった………

To be continued………




次回予告
春香は、解錠呪文{インフィニティアンロック}の習得の為の魔法陣を書き、Uは戦車を使った移動をレナファレストとミリンに協力してもらい、テストする………
次回「それぞれの努力」


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第145話 それぞれの努力

前回までのあらすじ
春香が翻訳したものは、古代の解錠呪文{インフィニティアンロック}。しかし、この呪文の習得は命懸けのものである為に、周りは反対するが、春香の気持ちと覚悟を見たUは、彼女の意思を尊重し、覚える儀式をする事を認め、レナファレストとミリンと共に地下の方に向かう………


修行場………

習得の作業は、幻想戦火隊が普段使っている修行場に決まり、春香と冬香はチョークを使って、魔法陣を書いていた。

冬香「………ねえ。ちょっといいかな?」

春香「………どうしたの?」

冬香「お姉ちゃんは………これで良かったの?」

春香「………仕方無いわ。この魔法を覚える事は困難だし………それに、Uさんが習得を許してくれてよかったと思うわ。私が勝手にやったら………なんで勝手にやったんだって怒っていたと思うわ。」

冬香「そりゃそうでしょ………お兄ちゃんは、お姉ちゃんの事を過保護とも言える程に心配するし………」

春香「私としては、そんなUさんは嫌いじゃないけどね………この間までずっと、私の事すら気にしてない………のは分からないけど、口を利いてくれなかったから、いつものUさんが帰ってきたのはとても嬉しかったのよ?」

冬香「………そうだね。」

春香「………お喋りはここまでね。さあ、早く魔法陣を完成させましょう?」

冬香「はーい。」

2人は、魔法陣を書き出した………

 

地下の地下………

U「………幻想戦火隊本部の制作時に工事が取りやめられた地下空間だ。それ以降は僕が改造を進めて、上の修行場よりも遥かに広いうえに、ここなら上の方に音は聞こえない。よっぽどのことがない限りは春香達に迷惑をかける事も無いだろう。」

レナ「………それで、戦車について試したいと言っていたな?」

U「うん。レナは覚えてるかな? 君の世界で僕が倒した戦車を。」

レナ「無論。」

U「ならいいか。多分、南極までは遠いことだろう。だから………」

Uは左腕に、ブレイブソードとシールドを手に出現させ、盾の側面のレバーを引いて、出現したスリッドにカードをセットし、レバーを戻す。

Tank

それにより、戦車が出現する。

レナ「………戦車の中身を見せてもらうぞ。」

U「ご自由に。」

レナファレストとミリンが戦車の中を覗き………

ミリン「これは………かなり広い内部ですね。4人分の座席に………4人分くらいの仮眠スペースもあるので………だいたい8人程度乗れますね。」

U「そうか。思ったよりスペースがあって良かった。」

Uはそう言うと、戦車の内部に入る。

U「2人は戦車の操縦は?」

レナ「一応戦場でも何回かは。」

ミリン「私も免許ならありますが………戦場での運転経験は全くありませんので………」

U「ま、それは練習するしかない。僕も全く使った事ないからな………」

U達も、メテオの城に突入する為の戦車についてを調べ、練習する事にしたのだった………

To be continued………




次回予告
春香は魔法陣を書き終え、魔法の契約を試みる。果たして、春香は習得出来るのか………!?
次回「命懸けの契約」


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第146話 命懸けの契約

前回までのあらすじ
春香は、古代の解錠呪文{インフィニティアンロック}を会得する準備を進める。そして、U達もメテオの城に突入する為の戦車を練習する事に………


春香視点………

春香「………よし、やっと魔法陣が書けたわね。」

春香と冬香は時間をかけて遂に魔法陣を完成させた。

春香「じゃあ、危ないから冬香は下がっていて。」

冬香「気をつけてね? その手紙はお姉ちゃんしか読めないから、私にもどんな感じになるか分からないし………」

春香「大丈夫よ、絶対に会得してみせるから。」

春香はニッコリと笑顔を向けると、魔法陣の中心に立ち………

春香「魔法陣よ………今こそ我が契約に応じたまえ………」

春香はそう言うと、メテオの手紙を燃やす。それにより魔法陣が起動する………が、それにより、魔法陣から春香に対して大量の魔法力が放たれる………

春香「きゃあああああ!!」

春香は自分の身体に放たれた無数の魔法力に苦しむ………

冬香「お姉ちゃん!!」

冬香は春香の方に近付こうとするが………

春香「来ちゃダメ! 契約には第三者が関わってはいけないとあったはずよ! それに………私は絶対にこんな所で挫けたりはしないわ。」

春香は笑顔を作って、冬香に向ける。

冬香「お姉ちゃん………」

冬香は心配しながらも、春香の気持ちを考えて介入しなかった。

春香「私は………この呪文を覚えてみせる………Uさんは私に対して迷惑ばかりかけていると言っていたけど………私も攫われたり、戦いが得意じゃないからUさんにばかり負担を背負わせてしまった………こんな私でも………何か役に立つことはあるはず………だから………呪文を司る神よ、私にありとあらゆる鍵を解錠する………{インフィニティアンロック}を授けたまえ!」

春香は、魔法陣の魔力を全て受け止める。すると、魔力は春香の中に吸収され、春香に新たな力を与えた。

春香「………新たな力を感じる………これが………」

春香は新たな力を得たのを感じ取ると………

春香「冬香、鍵付きの小箱を!」

冬香「うん!」

冬香は、4桁の小箱を持ってくる。普通なら、一万通りの答えを模索しなければならないが………

春香「我が身体に宿りし古代の力………今こそ、開かぬ鍵を外したまえ………{インフィニティアンロック}!!」

春香は手から魔力を放ち、小箱に宿らせる。すると、小箱は勝手に正解のダイヤルに動き、小箱が開く。

春香「………習得完了ね。」

冬香「………やったね、お姉ちゃん!」

春香「ええ………」

春香は冬香にそう言うと………

春香「(Uさん………やりましたよ………!)」

春香は、Uに対してそう感謝をするのだった………

 

春香は、古代の解錠呪文インフィニティアンロックを習得した。一方、Uは………?

To be continued………




次回予告
Uは、レナファレスト、ミリンと戦車の練習を続けていた。悪戦苦闘する2人だったが、Uは2人の事を信じていた………
次回「仲間への信頼」


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第147話 仲間への信頼

前回までのあらすじ
春香は古代の解錠呪文{インフィニティアンロック}の契約を試みる。契約は厳しいものであったが、春香は強靭な意思で契約を成功させる。一方、U達は………?


幻想戦火隊本部最下層………

三人は戦車による練習や会議を重ねていた………

レナ「………やはり難しいものだ。戦車となると操縦士と装填手、砲手、車長の4つの役割が必須だ。操縦は我々で何とか出来るが………」

U「やはり、皆に協力を仰ぐべきなのかねえ………」

レナ「………U殿も4つの役割の何かをやってもらえないだろうか?」

U「それは全然構わないけど………運転は多分無理だぞ? バイクの運転で手一杯なんだから………」

レナ「それは承知の上だ………U殿がやるとなれば………装填手をお願いしたい。」

U「装填手?」

レナ「戦車の弾を挿入する仕事をする者の事だ。U殿になら腕力の自身もある事だろう。」

U「まあ、それはそうかもね。」

Uは、戦車の弾を軽々と持ち上げる。

ミリン「しかし………8人乗りとなると、同乗者はかなり限られてきますね。戦車は最低でも三人居ないと、4つの役割を果たせませんからね………」

レナ「となると………戦闘関連であと4人。戦車関係であと1人、戦車に残って役割を果たさなければならないものが必要という訳だ………U殿が途中離脱してしまう事を考えれば………アイツに頼るべきか。」

U「アイツ?」

ミリン「………神野天風の事では無いでしょうか?」

レナ「まあ、そうだが………アイツの事はあまり好きでは無いのでな………」

U「そ、そんな理由………?」

レナ「………やはり、難しい話だ………」

ミリン「本当ですね………」

悪戦苦闘する2人。だが、Uは………

U「でも、2人なら絶対に上手くいくよ。戦車の扱い………いや、こういうのは嫌かもしれないけど、2人は信頼出来る軍人だからさ………僕は安心して戦いに集中出来ると考えているんだ………なんか変だよね………?」

レナ「………いや、私はとても嬉しいぞ。普通軍人は嫌がられるものでな………私は偶然評判が良かったが………他国の話では、軍人は危険だの、軍人はダメだの………という偏見の目を向ける人々もいるものでな………いや、殺し合いが仕事だと考えれば、そう思われても仕方の無いことか………」

U「………そんな事は無いよ。軍人さんの中にも、良い軍人さんはいるじゃないか。それに、僕は軍人云々の以前に………僕の事を受け入れてくれたレナだからこそ、僕はレナを信じているんだ。それだけはわかって欲しい。」

レナ「U殿………」

レナファレストはUの話を聞くと………

レナ「ふっ、やはり嬉しい事を言ってくれるのはU殿の良い所だ。」

笑顔を浮かべ………

レナ「私達も出来る限りのことはしてみせよう………友の為にもな。」

レナファレストはUにそういうのだった………

To be continued………




次回予告
3日の時が経ち、U達はいよいよメテオの城の突入に舵を切ろうとしていた。Uは、自分以外に、戦いに参戦する4人を募る………
次回「突入への舵」


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第148話 突入への舵

前回までのあらすじ
U達3人は、戦車の練習や会議を重ねており、ある程度の練習で、乗員の定員数を話し合っていた。その中で、レナファレスト達の苦労を聞いたUは、彼女らに信頼をしている事を語りだした………


3日後、幻想戦火隊本部第二司令室………

U「えー………あれから3日程経ったが、何か進展したかい?」

春香「はい。私の方からは、古代の解錠呪文、インフィニティアンロックを習得する事が出来ました。 」

U「………出来たんだな。無事に習得出来て良かったよ………!」

Uは嬉しそうに語る。すると春香は

春香「………はい!」

と、嬉しそうに答えを返した。

U「………もう少し感情に浸ってたいけど………突入人数などを僕達から報告させてもらうと………8人で行く事になった。ただし、4人決まっている。戦車を召喚する為に僕、操縦等の諸々の作業の為にレナ、ミリン………そして、天風。」

天風「お、俺!?」

U「………あの本格的な戦いの世界で生き続けてきた天風なら………絶対に出来る。これは………レナやミリンと話し合った結果だ。」

天風「レナが………?」

天風はレナファレストの方を見る。レナファレストは天風が自分の方を見ていると分かると………

レナ「………私を見るな。この愚か者。」

天風「ほ、本当に俺でいいのか………?」

レナ「U殿の言った通りだ。」

天風「………!」

天風はUの方を見る。するとUは頷き………

天風「………ああ、任せてくれよ! ヴァレン国の英雄の右腕の執念、メテオの野郎に見せつけてやるぜ!」

真子「み、右腕………?」

ミリン「あの………英雄の右腕って………貴方は星切零にそう呼ばれていましたでしょうか………?」

天風「………自称だが?」

レナ「愚か者め。腰巾着に改名したらどうだ?」

天風「何言ってるんだお前はー!!」

天風はレナファレストに近付くが、彼女のパンチであっさり返り討ちにあった。

レナ「………私に勝てぬようじゃ、腰巾着が関の山だな。」

天風「ふ、ふざけんなてめぇー! 修練場で勝負だ!」

レナ「………望む所よ。U殿、すまぬがこの話の私とこのバカの座はミリンに預ける。」

天風「だ、誰かバカなんだよー!?」

レナ「お前だ。」

天風「レナてめえー!!」

天風とレナファレストは第二司令室を後にした………

U「え、えーと………それじゃあ、メテオの城に一緒に突入してくれる4人を募るよ。ただし、前提条件として、死ぬ覚悟がある事だ。立候補者は?」

春香「はい! インフィニティアンロックの役割もですが………私も戦いに参戦します!」

U「………わかった。」

あずさ「私も行く! U君の力になりたいから………」

美咲「私も………師匠の為に戦います! どうか、連れて行ってください!」

U「あずさ、美咲………ありがとう………定員はあと一人だ。さあ、誰が来る!?」

そう問いかけるU。すると、真っ先に1人の手が挙がった。それは………

冬香「………私が行く。お兄ちゃん達に助けてもらったり………迷惑かけてばかりだから………その恩返しがしたいの!」

と、冬香が立候補したのだった………

To be continued………




次回予告
Uは、冬香に命懸けの戦いになる事を語り、それでも着いてくるかを問う。そして、冬香の答えは………?
次回「冬香の意思」


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第149話 冬香の意思

前回までのあらすじ
3日経ち、Uはメテオの城に向かう仲間を募る。立候補者は、春香、あずさ、美咲、そして冬香が立候補する………


U「………」

Uは何も言わずに冬香に接近し………

U「………もししくじったら生きて帰れない覚悟か?」

と、強い口調で問う。冬香はUの迫力に少し恐怖を感じたが、それでも覚悟を決め………

冬香「………勿論だよ!」

と、強い口調で答え返した。Uは少し怖い顔になっていたが、一度大きく瞬きをすると、表情を柔らかくし………

U「………分かった。一緒に戦おう。」

Uは手を差し伸べる。冬香はUの手を掴む。

冬香「………うん!」

こうして、4人目は冬香に決まった………

 

数分後………

U達は第二司令室を後にし、中に残っていたのは真子と冬だけだった。

真子「………冬香お姉ちゃん、本当に戦いに行くの?」

心配していた真子は、冬香に声をかけた。

冬香「うん。お兄ちゃん………真子ちゃんのお父さんやお母さんには多大な迷惑をかけているからね。その恩返しというか、借りを返したいの。」

真子「………お姉ちゃんだって薄々は感じているはずだよ。メテオの強さは、今や幻想郷最強有力候補に当たるお父さんですら、苦戦を強いられる程………お姉ちゃんが弱いとは言わないよ。でも、メテオ相手は次元が違いすぎるよ!」

真子は、冬香が旅についていくのは危険だと考えていた。それは、かつて共に旅をしていた真子だからこそ分かる話である。

真子「お姉ちゃんを死なせたくない………」

冬香「………真子ちゃん、今私が逃げたら、貴女のお父さんやお母さんが過酷な目に遭うのよ?」

真子「それは………嫌だけど………でも、お姉ちゃんは………!」

冬香「………確かに、私は歴代の白宮家の中で最強とうたわれるお姉ちゃんや、狩人として色んな戦法を有しているソフィーさんや、戦士として強力な力を持つガイアさん………そして………今挙げた3人を遥かに上回ると言われているお兄ちゃんからすれば、私はまだまだ未熟者かもしれないよ。でも、数々の天才に囲まれて経験を積んだからこそ分かる事があるの。」

真子「そ、それって何………?」

冬香「凡人にもやれる事が必ずあるって事。」

冬香はウインクをすると、第二司令室を後にした。

真子「………私達の会話、聞いてたでしょ………お母さん?」

冬香が第二司令室を後にすると同時に、真子はそう言うと、透明になっていた春香が姿を現した。

真子「わざわざ{インビジブル}の魔法を使ってまで、話を聞くなんて………何を考えているの?」

春香「私は何も考えていないわ。貴女が冬香の事をとても心配そうにしていたから、様子を見ていただけ。」

真子「そう………」

春香「………安心なさい、冬香は絶対に死なせないから。」

春香はそう言うと、第二司令室をあとにした。

真子「お母さん………」

真子は、春香の名を呼ぶ。それは安心の意味なのか………? それとも心配の意味なのだろうか………? それは真子のみぞ知る事であった………

To be continued………

 




次回予告
2日の準備期間を挟んで、遂に出発の時が来た。大勢の仲間達が見送る中、U達は最終決戦の地を目指す………
次回「幻想郷からの旅立ち」


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第150話 幻想郷からの旅立ち

前回までのあらすじ
U達は、メテオの決戦について行こうとする冬香の覚悟を見る。そして、会議の後に、冬香を心配する真子は、彼女に話を聞く。冬香は覚悟をしっかりと決めていた。そして、冬香と真子の会話を春香は盗み聞きしており、春香は真子を元気づける………


そして、会議から2日経ち………

U「………じゃあ、行こうか。」

U達は、人里の方に出ていた。そして、Uがブレイブソードとシールドを左腕に出現させ、レバーを引いて出現したスリッド部分にカードをセットし、レバーを戻す。

Tank

巨大な戦車が出現し、U達は戦車に乗り込む。

U「じゃあ、出かけてくるよ。鏡君、幻想戦火隊の権限は君に預ける。何かあったら君の独断で動いてくれて構わない。優也君も鏡君のサポートを頼むよ。」

鏡「はい、Uさん達がいない間、幻想郷は僕達が守ります。」

優也「でも………今、幻想戦火隊本部には総司令がいたはずじゃ………?」

U「いや、それがさ………知らないうちにまたどこかに行っちゃってたらしいのよ。僕達には部屋に篭もるとしか言ってなかったからなあ………何を考えていることやら………」

と、多少呆れ気味のU。だが、今は紫の事を考えている暇は無い。

U「じゃあ………行ってく………」

Uは行ってくると言いかけたが、真子の心配する目を見て、言葉が止まった。そして、真子の心情を悟ると………

U「………ちょっとだけ待ってくれ。」

と、戦車内の春香達に言うと、戦車から出て来て、真子に抱き着いた。

真子「………ふぇ………!?」

突然の出来事に驚く真子。そして、Uは………

U「………ごめんよ、真子。またお前を置いて旅に出ようとしてしまってさ。」

真子「わ、私は別に………!」

U「強がらなくていいよ。僕も最近になって気づいた事だ。」

Uは涙を流し始める。そして………

U「………ダメな父さんで………ごめんな。」

と、謝罪するU。

U「思えば………遠い昔のデストロの時からだ。小さい頃のお前の面倒は旅を再開してから6年………帰ってきていたのは1ヶ月に1回あるかないかで大して見ず………春香がいなくなった世界ではお前を2年程完全に放置し………それから何年か経って、魔界云々の騒動が起きた時も、お前に心配ばかりさせてしまった………僕は、お前に対しての認識が甘かった………鮮明に覚えている頃の真子は………今よりもずっと小さかったのにな………」

Uは真子の頭を撫でる。

真子「………お父さんは今でも私より大きいよ。身長も………寛容さも………やろうとしている事の規模も………私は、カッコよくて………強いお父さんも………落ち込んで、弱くなっちゃったお父さんも………どっちも好きだよ。」

U「………ありがとう。春香以外に僕の事を分かっている者がいるとするなら………それはお前かもな、真子………」

Uは真子にそう告げる。すると………

レナ「U殿、感動的なところに水を差すようで申し訳ないが、そろそろ行かないと、予定から大幅にずれてしまうぞ。」

U「おお、そうだな。じゃあ、行ってくるよ。」

真子「………行ってらっしゃい、お父さん。」

真子は笑顔でUを見送る。Uは、それに対して笑顔で返して戦車に乗る。そして、戦車は遂に動き出し、人里、幻想郷をあとにするのだった………

To be continued………




次回予告
U達は、来る決戦に備えて、仮眠を取る事になった。Uは眠ろうとした時、春香が真子の事で声をかけてきた………
次回「決戦前夜の決意」


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第151話 決戦前夜の決意

前回までのあらすじ
U達は、メテオの城に向かう事に。U達を心配する真子を見たUは、真子を元気づける言葉をかける………


戦車はレナファレストと、ミリンが交代しながら運転する事になった。そして、これは夜の事………

レナ「………ミリン、交代だ。」

ミリン「はい。」

時刻は9時を回っていた。レナファレストは助手席に座り………

レナ「私は寝る。」

冬香「それなら布団の方が………」

レナ「座席で寝るのは慣れっ子だ。それに、いざと言う時に対応する為にも、しばらくは座席で寝るさ。それに………私はU殿のように戦闘要因では無い。こういうのは、闘う者達に譲るべきだ。」

レナファレストはそう言うと、掛け布団を掛け、アイマスクをして眠り出した。

ミリン「………U様達もお休みになられたらどうです?」

U「でも………大丈夫なのか?」

ミリン「大丈夫ですよ。」

ミリンはそう言うと、寝ている天風の方を見て………

ミリン「神野天風、起きなさい。」

ミリンは声をかける。だが、天風は起きようとしない。なので………

ミリン「………仕方ありませんね。冬香さん。」

冬香「はーい。」

冬香はそう言うと、杖を手にし………

冬香「やあああ!」

冬香は杖を天風の頭にダイレクトにぶつける。

天風「いっぎゃああああ!!」

天風はとてつもない声を上げる。やはり杖による一撃は重いようだ。

天風「な、何するんすか!?」

冬香「私はミリンさんに言われただけの事しかしてないよー?」

天風「ミリン、テメェー!」

と、キレる天風。するとミリンは冷静に………

ミリン「………交代の時間は守ってください。貴方の行動が命取りになるんですから………」

天風「………分かったよ。」

天風はだるそうに仕事に望んだ。

U「………僕達も寝るよ。」

冬香「うん、お休みなさーい。」

U達は戦車に備え付けられていた空間で眠りにつくことに。

U「………」

春香「………真子の事………気にしてるんですか?」

U「………多少はね。」

春香「………私は小さい頃の真子の事なら詳しく存じていますが、大人の真子の事を理解しているのは貴方の方ですよね………」

U「………あの子の真意は、そう簡単にわかるものじゃない。真子が子供の時に、親の僕達は色々な事情を抱えていた。そのせいで、真子には大変な日々を過ごさせてしまったな………」

春香「そうですね………」

U「………僕はあの子に寄り添ってきて分かったことがある。あの子も戦いは嫌いなんだなと思ったよ。でも、あの子だって分かってるんだ………戦わなければならないと………でも………全て終わったら………僕はあの子や剣城達と平和に暮らしたいな………」

と、呟くのだった………

To be continued………




次回予告
メテオの城に辿り着いたU達。だか、外側は思った以上に静かだった。春香はメテオの城を覆う結界を解くために、呪文の詠唱を始める………
次回「静かなる城」


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第152話 静かなる城

前回までのあらすじ
U達は、メテオの城に向かう戦車の中で仮眠を取る事に。そこで、春香から真子の事で話し合いになる。そして、戦いが終わったら、真子達と平和に暮らしたいと夢を持つ………


それから、数時間が経ち、日が登ろうとしている朝の五時、Uは春香に身体を揺さぶられていた。

U「うん………?」

Uは身体を起こす。すると、レナファレストが目の前に立っており………

レナ「着いたぞ。」

U「つ、着いたのか………!?」

Uは戦車の外に顔を出す。すると、そこは辺り一面氷に覆われた地域だった。

U「さぶっ!! 」

Uは大慌てで戦車の内部に戻り、布団にくるまった。

U「し、しかし………上手く行けたんだな。ジェネシスステッキを使った作戦に。」

美咲「ど、どういう事でしょうか?」

ミリン「私達3人は、今回の作戦にて、U様がお使いになられているジェネシスステッキを使い、水中の上に道を作る事で、南極まで向かう方法を取りました。まさかここまで上手くいくとは思いませんでしたが………結果的には大成功のようですね。」

U「………だな。でも、本当の戦いはここからだ。」

Uは身支度を始め………

U「ミリン、ジェネシスステッキを返してくれ。」

ミリン「………既にこちらに。」

ミリンはUにジェネシスステッキを手渡す。

U「ありがとう。」

ミリン「いいえ。」

U「………じゃあ、作戦通り春香の魔法でメテオの城の封印を解いて、城の中に入るよ。」

春香「はい!」

あずさ「まかせて!」

美咲「分かりました!」

冬香「りょーかい!」

U「………僕は出来る限りみんなのサポートに回るけど………」

冬香「うーん………サポートはいらないよ。」

U「なっ………!?」

冬香のトンデモ発言に驚くU。すると冬香は続けて理由を語り出した。

冬香「だって、この勝負はお兄ちゃんとメテオの戦いが中心だもん。私達がメインって、なんかおかしくない?」

U「………成程ね。冬香はそういう考え方をしていたのか………他の皆はどう思う?」

あずさ「私も冬香さんの意見に賛成よ。私達はU君を守る為に着いてきたんだもの。私達が裏方………サポートに回るべきよ。」

美咲「そうですよ。私達は助けられてばかりじゃなくて、自分達の力で頑張りますから!」

U「あずさ、美咲………」

Uは二人の意見を聞き、最後に春香の方を向く。春香はUの視線に気付くと、こう告げた。

春香「これはあなたの戦いでしょう? 私達なら平気ですから。」

と、笑顔で答える春香。彼女の意見を聞いたUは覚悟を決め………

U「分かった。僕は僕の思った通りにやる。」

春香「私達に異論はありませんわ。」

U「よし………それじゃあ………ミッション開始だ!」

Uのこの宣言で、U達5人は戦車から出て、メテオの城の正面に立った。

春香「では………行きます!」

春香は杖を手にし、インフィニティアンロックの詠唱を始める。

U「(しかし………やけに静かなのが不気味でならない………一体これはどういうことなんだ………?)」

と、首を傾げるUであった………

To be continued………




次回予告
春香はインフィニティアンロックを無事に発動させる。だが、中は依然として静かだった。U達は内部を進んでいくと、そこにはメテオの部下、ネルスの姿が………
次回「冷酷な研究者」


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第153話 冷酷な研究者

前回までのあらすじ
U達を乗せた戦車はメテオの城に辿り着いていた。そして、戦車を降りたU達。春香がインフィニティアンロックにて、解放しようと詠唱を始めるが………?


春香「………我が身体に宿りし古代の力よ………今こそ閉ざされた結界を解き放て………{インフィニティアンロック}!」

春香の魔法、インフィニティアンロックにより、結界が破壊され、城の扉が開く………

U「………遂に始まるのか………ありとあらゆるモノを取り戻す為の戦いが………」

Uはそう呟き、仲間達を引き連れて、城に入るのだった………

 

城の内部………

U達は、城の内部を歩いていたが、敵の姿はまるで無かった。

U「………不気味過ぎる。」

美咲「た、確かに城の中は不気味ですね………」

U「いや、違う。ここまで敵がいない………という意味だ。」

あずさ「言われてみれば確かにそうだね………」

U「………アイツは何を考えているのがまるで分からない。まあ、これくらいの策をやろうと思えばやれなくも無いだろうな。」

冬香「………お兄ちゃんだって、何考えてるか分からないよ………」

U「………単純明快。ゴッドや平和や世界や幸せな暮らし………諸々を取り戻す事しか考えてないよ。」

春香「………そうですね。でも、あなたは恐怖心も抱えています。私達を失いたくない気持ちが………」

U「………当たりだ。確かに僕の心の奥底にはそんな気持ちもある。」

Uは下を向く。すると春香は………

春香「………大丈夫ですよ。私達は死んだり、いなくなったりしません。無論あなたも………」

U「………ありがとう。」

美咲「凄い………師匠の事を何でも知ってるなんて………流石です!」

あずさ「単純に扱いに慣れてるだけのような………?」

城の中を歩いているU達は、いつの間にか話し込んでいた。たが、彼等が歩き続けていると………

U「………待て、誰かいる………」

Uは気配を感じとった。すると、道の横からネルスが出てきた。

ネルス「あら………Uと、その奥様はお久しぶりね。」

春香「メテオに従っている研究者………でしたね。」

ネルス「あら、名乗ってはいなかったかしら? 私はネルス。メテオの為に日夜研究を続けているの。」

U「………知った事か。」

ネルス「………あら、メテオの話では酷く落ち込んでいると聞いていたけど………意外と立ち直ってるみたいね。」

U「………大切なモノを取り戻す為に………迷ってなんか居られないからな。」

Uはセイバーを取り出すと………

U「さあ、メテオへの道を開けろ。さもなくば………」

ネルス「………いいわよ別に。」

U「………は?」

ネルス「別に行きたきゃ行けばいい。ただし………2名様限定で………」

U達の前に現れるネルス。だが、ネルスは2人限定で通してくれると言う………

To be continued………




次回予告
Uは、誰が行くべきかを考える。すると、あずさや美咲は、Uと春香が行くべきだと意見を言う………
次回「先に進む者」


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第154話 先に進む者

前回までのあらすじ
春香のインフィニティアンロックによって、メテオの城の結界を破壊し、城の内部に入る。入ってからしばらくは敵すらいなかったが、そんな彼等の前にネルスが現れ………?


U「………2人か………」

ネルス「………私、待つのはあまり好きじゃないから早く決めて欲しいわ。」

と、ネルスは急かしてきた。Uは考え出す………

U「(………参ったな………2人はメテオとの直接対決になる………多分………僕はこれに行くべきだと思うが………もう1人はどうすればいい………?)」

Uはもう1人の選択で迷っていた。

U「………お前としては誰が行くべきだと思っている?」

と、ネルスに問い詰める。

ネルス「なんでそれを敵に聞くわけ? ………まあ、メテオの性格なら貴方と………貴方の奥様かしらね?」

U「僕と………春香か………?」

Uは、ネルスの考察を聞き………

U「(ここまであっさり吐いてくるとは………何か罠があるとしか思えない………確かにメテオは、僕や春香がそれぞれ挑んでも勝てなかった相手………僕達が共闘すれば、万に一つは有り得るかもしれないけど………)」

Uは少し躊躇いの心情を持っていた。すると………

あずさ「そうね………やはりここはU君と春香さんが行くべきよ。」

U「な、何言ってるんだよあずさ!?」

あずさ「………確かに私の意見では、あっち側の作戦に嵌ってしまうかもしれないわ。でも、メテオに対して強く因縁を感じているのは、今のメンバーの中ではU君と春香さんだけなのよ。それに………2人とも取り戻さなきゃいけない人がいるでしょ?」

あずさはウインクをしてそう告げた。

U「………」

美咲「そうですよ。ここは師匠と春香さんが行くべきです!」

U「美咲まで………」

美咲「確かに、私達はメテオの下僕達と戦ってきましたが………メテオと直接戦った事って一度もないんです。だから………メテオと直接対峙した師匠と春香さんの方が、メテオと戦う理由は大きいんじゃないですか?」

あずさ、美咲はUと春香が行くべきだと意見を述べる。そして冬香は………

冬香「………どうせお兄ちゃんの事だから、私達をバラバラにしたくなかったんでしょ?」

U「………」

冬香「私達なら大丈夫だよ。それに………私達がこんなインチキ研究者に負けるわけないよ!」

ネルス「インチキ研究者………か。少し頭に来るわね。まあそんな事はどうでも良くて………メテオの元に行く2人はどうするの?」

U「………僕と春香がこの先に進む。文句はあるか?」

ネルス「言い出しっぺは私よ。文句も何も無いわ。」

U「………行こう、春香。」

U達は先に進んだ。そして冬香はUと春香が先に進んだのを見ると………

冬香「そして………私達が進む為には、あなたを倒す必要があるって訳ね!」

冬香達は武器を構える。ネルスは笑みを浮かべ………?

To be continued………




次回予告
ネルスは先に進む条件として、自分の実験した怪物との戦闘に勝てば良いと言う。だが、その怪物が冬香達の想像を絶しており………!?
次回「ネルスの実験体」


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第155話 ネルスの実験体

前回までのあらすじ
U達は、ネルスの2人のみ先に進ませるという、罠だと疑いたくなるような持ちかけに対して、仲間達の意見から自分と春香を選択。先に急ぐ。そして、残った者である冬香達とネルスは………


ネルス「メテオには、誰も通すなと言い付けられているけど………先にUと、その奥様を通しちゃっているし………条件付きでいいなら通してあげる。」

美咲「条件………?」

ネルス「私の実験に付き合ってちょうだい。ちょうど面白い実験体がいるから。」

あずさ「冬香さん………やるんですか?」

冬香「もちろんやるよ。お兄ちゃん達が頑張っている時に………私達だけ何もしない訳にはいかない!」

ネルス「………つまり、答えはYesってわけね。」

冬香「………ええ。」

ネルス「じゃあ………ここに呼び出してあげるわ………私の実験怪物体をね。」

ネルスはキューブのようなものを手にし………

ネルス「さあ、おいでなさい! 私の最高傑作………偽物の剣士U(フェイクナイトU)!」

あずさ「U………!?」

冬香達の前には、姿は完全にUそっくりの、人型の怪物が現れる。

ネルス「メテオが危惧し、全ての世界を上回る力を持つ男、Uを再現したもの。まあ、Uの身体を調べられたのがほんの十数分なのと、特殊な力をメテオが奪っていたのが原因で、完全なUは再現出来なかったけど………それでも、貴女達を倒すには十分力がある。」

冬香「よ、よりにもよってお兄ちゃんの姿の怪物って………なんだかやりにくいし、それに………なんだか怖い………!」

冬香は震えていた。まあ、無理は無い。仮にUが幻想郷を滅ぼそうとしたならば、全て滅ぼすのに最低でも三日はかからない。最悪一瞬で滅ぼせるやもしれぬ。それだけの実力を持つ相手が敵として立ちはだかるならば、冬香達も怯えない訳が無い。だが、あずさと美咲は………

あずさ「U君の姿の怪物なんて見たくも無かった。だから、私がこの手で倒す!」

美咲「師匠は………そう易々と生み出せる人でも無ければ………その力も簡単に真似出来るものじゃない………それを私が証明する!」

2人は、Uの姿を再現………悪く言えば丸パクリした怪物に対しての怒りの方が強く、されぞれジェネリックドライバーGと巫女ラウザー・真を取り出して装着し………

2人「変身!」

Create

あずさは、ジェネリックライト。美咲は創世の巫女に変身。これを見た冬香は………

冬香「うわぁ………やっぱり変身する子達は、私とは全然違うなあ………でも、変身出来なくたって、私は戦えるんだから!」

冬香は杖を構える。それを見ていたネルスは笑みを浮かべ………

ネルス「さあ、私に見せてちょうだい。私の最高傑作の完成度がどれほどのものかを知る為にも………」

と、呟いていたのだった………

To be continued………




次回予告
冬香達は、Uの姿をした怪物に挑むが、流石Uの姿を真似ただけあって強敵だった。だが、あずさと美咲は、U程の強さは感じないと言い………!?
次回「作り物の英雄」


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第156話 作り物の英雄

前回までのあらすじ
U達が先に進み、冬香達はネルスの実験体と戦う事に。だが、その実験体はUとそっくりの姿であった。同じ姿である事に怒りを覚えたあずさと美咲が変身。冬香も恐怖を抑えながら立ち向かう………


怪物のUは、特殊な剣を装備していた。Uが連れていかれた時にセイバーは落として、あずさ達が持っていた為である。

あずさ「………私が引き付けます!」

美咲「だ、大丈夫なの………!?」

あずさ「大丈夫………!」

あずさはジェネシスロッドを手にし、接近。怪物のUは、剣を振りまわし、あずさは何とか対応していく。

冬香「(いくら偽物が相手だとしても………実力そのものはお兄ちゃんを参考にしているのね………)」

美咲「………師匠を真似ただけあって、あずさちゃんを物ともしないのは予想通りですね………でも、貴方ならこの攻撃はどうしますか!?」

美咲はクリエイトアローを手にし………

Shining、Kick、Power

3枚のカードをアローのラウザー部分にスキャンし………

Shining Blast

美咲は弓を手にしてキックを放つ。あずさはそれに感づき、回避する。そして、怪物のUも回避を優先した。

美咲「え………!?」

これには美咲も驚いていた。しかし、驚いた理由は、回避されたからではなさそうだった。

美咲「………この怪物………Uさんを真似したと言っても………再現具合が下手くそね。」

ネルス「………な、なんですって………!?」

美咲の突然の発言に、ネルスは驚いた。

美咲「もし、相手が本当に師匠なら………今の私のこんな程度の攻撃は避けたりしなかった。」

実際、80tの威力を誇るShining Blastは、普通の人間なら回避を選ぶが、Uなら80tだろうと、100tだろうと立ち向かう。もし今ので回避したとしても、すぐに反撃に繋いでくる。感覚や本能が主とはいえ、Uの戦いは余程強大な相手でない限りは、基本回避だけで終わらせはしない。しかし、怪物のUは回避しただけで、様子を見ていた。

あずさ「………そうだね………そのU君を真似た怪物は………失敗作も同然よ! だって、U君みたいな勇気の無い相手なんか………本物のU君やメテオは愚か………私達のような普通の人間にすら敵わないわよ!」

冬香「あずさちゃん………美咲ちゃん………」

冬香は、自分より年下の2人が、ここまでの分析力を持っていた事に驚いていた。そして、自分が最高傑作と謳った偽物のUをここまで罵倒されたネルスは………

ネルス「小娘共が………言わせておけば調子に乗るんだから………!!」

怒りを覚えていた。まあ、よっぽどの人じゃなければキレないのは無理だろうが。

ネルス「あんた達のような奴らに………私の芸術が分かるわけないわ!!」

ネルスは怒りの表情を冬香達に向けるのだった………

To be continued………




次回予告
ネルスは、怪物のUに3人を潰すよう命じるが、本物に届いてもいない偽物が、強い心と勇気を持ち備えたあずさ達に敵うわけがなく………!?
次回「本物と偽物の違い」


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第157話 本物と偽物の違い

前回までのあらすじ
冬香達は、ネルスの作った偽物のUに苦戦を強いられるが、あずさと美咲は、ネルスの作りだしたUを失敗作だと言う。それに対し激怒したネルスは………


ネルス「こうなったら………あの生意気な小娘共を潰しなさい!」

怪物のUは、剣を手にして攻撃するも、あずさのジェネシスロッドに止められ、美咲のクリエイトアローによってダメージを受けてしまった。

あずさ「U君程のパワーも感じない………そんなので最高傑作と言われても………鼻で笑う事しか出来ないわよ………本物のU君の方が何十、何百倍も強いわよ。戦いの勇気が………こんな紛い物とは大違いだもの!」

あずさは蹴りを放ち、怪物のUを後ずさらせる………

冬香「よーし………2人とも、行くよ!」

あずさ「はい!」

美咲「任せてください、」

あずさはステッキを捻る。美咲はラウザーにカードをスキャンさせる。

Create、Kick、Power

Genesis holy end

Create blast(クリエイトブラスト)

2人とも、必殺技体制に入り、右足にエネルギーが集まる。そして、冬香は………

冬香「2人とも、キックをおみまいするのね………私はキックは出来ないけど………あの子達をサポートする事は出来る!」

冬香はそう言うと、杖を地面に突き刺し、魔法陣を次々と出現させる。そして、魔法陣には敵の動きを拘束させる力がある為、怪物のUは動けなくなっていた。

冬香「2人とも、今だよ!」

あずさ「はああああ!!」

美咲「えーーい!!」

2人のキックが当時に怪物のUに突き刺さり、怪物のUは爆発四散した。

ネルス「私の最高傑作がー!!」

Uの姿を真似た偽物のUが破壊されてしまい、落胆するネルス。あずさと冬香は変身を解くと………

美咲「………師匠を真似るつもりなら………もう少し、勇気のある偽物を作って下さいよね。」

あずさ「同感だよ。」

お、怪物のUを散々に言い散らす2人。ネルスはイラつきながらも、負けてしまったので、自分が約束した通り、冬香達を先に進ませる義務を果たさねばならなくなった。すると、ネルスは観念して………

ネルス「………あーだこーだ言われて悔しいけれど………約束は約束ね。好きに通りなさい。」

ネルスはそう言うと、去っていった。

冬香「やった………それじゃ、先に進むよ!」

あずさ「はい!」

美咲「分かりました!」

冬香達は、U達の後を追いかけた。そして、別の道から立ち去るネルスは………

ネルス「あっさりと他の子娘達も通しちゃったけど………まあいいか。この先、メテオに敵う者はいなくなるのだから………」

と、呟くネルスであった………

 

ネルスの呟いた、今後メテオに敵う者はいなくなるという言葉の意味とは? そして、時は少し遡り、U達は………?

To be continued………




次回予告
先を急ぐUと春香。先を進む度に、メテオの強い威圧とトラウマが蘇る2人だったが………?
次回「メテオへのトラウマ」

カード解説
・Create blast(クリエイトブラスト)………Shining blastのカードコンボを参考に放つ必殺の一撃。その威力は、Shining blastの10倍弱程。(780p)


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第158話 メテオへのトラウマ

前回までのあらすじ
作り出したUを失敗作だと言われ、激怒して冬香達を潰そうとするが、冬香達の連携に敗れ、彼女はやむなく冬香達を先に進ませた。だが、ネルスは何かを呟いており………


そして、時は少し遡り………

U「………冬香達を置いて先に進んでしまったな。」

春香「大丈夫ですよ。冬香は私よりずっと強い勇気を持っていますから。」

U「………君の心は強いな………僕は豆腐メンタル過ぎて比較も出来ない。」

春香「でも、本気のUさんはとても強いじゃないですか。」

U「………悪いが、僕は大半の事に本気になれない。戦いも、覚悟も………勇気も………でも、一つだけ本気になっていると確実に言える事がある。それは………君を愛する気持ちだ。これだけは嘘は無い………僕は、君の優しさが………愛する事をまるで知らなかった僕に愛というものを教えてくれた。感謝してる。」

春香「いえ………私も愛という感情はUさんに教えられました。Uさん自身は疎くて、恋の理由やきっかけは何も言ってくれませんでしたが………初めての旅、そして幻想郷で生きた日々から………私のUさんへの愛の形が明白になったんだと思います。」

U「………そうか。僕には分からないや。」

2人は会話を続けていたが、進んでいく度に、メテオの予感を薄々と感じだしていた。

U「………もうすぐメテオに出会いそうな予感を感じているんだが………君は怖くないかい?」

春香「どうしたんですか? 急にそんなことを言い出すなんて………」

U「トラウマ………ってやつだったかな? 僕の心の中にある恐怖心はそう簡単に消えたりはしない。何故だか分かるかい?」

春香「………どうしてでしょう?」

U「………単純明快、奪われる事。僕はアイツに奪われ続けていた。確かに、この世の中は使う者と使われる者しかいない。だが、この定義には一つ落とし穴がある。」

春香「落とし穴………?」

U「………気づかなければ永遠に抜け出せないということ。この世界に生きる学生や仕事に就いている人間の何%が気付いているかは知らないが………さっき言った心理に気づいているんだろうか………?」

春香「さあ………?」

U「………メテオはそこら辺を分かっているはずなんだよ。そして、メテオは俗に言う搾取する側のやつだった。しかし、その形は一生とは言えない。それを揺るがす出来事があれば………搾取される側に転落する………それが世界だ。なのに変わらないと言う者はいる。何故か………? 答えは簡単。何もしないから。物事はナイフ1本からでも充分動く。なのに何もしないのは満足してるからか………やる勇気すらない臆病者だからさ。」

Uはそう呟いた。春香はUの語る言葉の意味を理解し………

春香「………搾取されたとしても………貴方はこの場に立ち………全てを取り戻そうとしている。私はそういう行動力を持つUさんが素晴らしいと思います。」

U「………ありがとう。そう言ってくれると嬉しい。」

Uは春香に感謝の気持ちを伝えるのだった………

To be continued………




次回予告
U達は進み続け、遂に玉座の間に到達。そこで待っていたメテオは不敵の様子を見せていた………
次回「不敵のメテオ」


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第159話 不敵のメテオ

前回までのあらすじ
Uと春香は、メテオのもとへと向かっていた。進むたびにトラウマを思い出したりもしたが、Uはそんな中、この世の心理と、メテオの事を語り出す。それを聞いた春香は、心を折られながらも、もう一度立ち上がったUへの気持ちを語る………


U達は、その後も歩き続け、遂に最深部にある玉座の間の前にたどり着いた。

U「………ここから強大な邪気を感じる………多分、ここにメテオがいるだろう………覚悟はいいかい?」

U「今更逃げたりしませんよ。私にとっても逃げられない戦いですから………!」

U「………始めようか。僕達の最終決戦を………!」

覚悟を決めたU達は、この先に進み出した………

 

玉座の間………

メテオ「………待っていたぞ、U、白宮春香。 」

U「メテオ………!」

メテオ「………本当にここまで来てしまうとはな。あの時、お前の心を完膚無きまでに叩き割った時が嘘のようだ。」

U「世界の融合は進み過ぎている………ここでお前を倒して………ラグナロクの力と………ゴッドを返してもらう!」

Uはベルトを取り出す。

メテオ「ふっ………よくもそんなことが言えるものだ。お前の性格なら二度と言わないものだと思ったが………」

U「………悪いが、僕は立ち直るとこうなってしまうもんでね………お前をぶっ倒す覚悟なら………もう既に強く固まっているよ。」

UはオメガドライバーGを装着し、ジェネシスステッキを装填。

U「………お前から………全ての大切なものを取り戻す………変身!」

Uはジェネシスナイトへと変身する。

メテオ「………愚かな志だ。」

春香「………Uさんは、貴方を倒す為に立ち上がった………その思いを侮辱する者は………私が許しません………!」

U「春香………」

春香「………出てきて、遥ちゃん!」

春香の身体から、水鏡遥が出てきた。

U「い、いたのか………!? 全く気が付かなかったぜ………」

遥「とうとう気配を隠して、春香さんの身体の中に入れるようになっちゃったからね………Uまで気が付かなかったのは驚いちゃったけどね。」

春香「行くわよ、遥ちゃん!」

春香もハルカドライバーを手にし、ステッキを装填。そしてステッキを捻った。

春香「変身!」

春香は究極魔道士に変身し、Uの横に立つ。

メテオ「………夫婦揃って愚かなものよ………いいだろう。私の力で………絶望を知るがいい!」

メテオは、アルティメットドライバーMを装着し、レバーを押し込む。

メテオ「変身。」

メテオは、アルティメットメテオに変身する。

メテオ「どうだ、恐れを感じるか………?」

U「いや………怖くなんか無いさ。こうして、僕の傍には1人………いや、2人の仲間がいるんだ。そんな仲間達がいるなら………僕は怖くなんかない………!」

U&春香(&遥)対メテオ。因縁の決戦の火蓋が切られようとしていた………

To be continued………




次回予告
メテオは、ゴッドドラゴンの力を使う。だが、Uは負けじとドラゴン………ドラグナイトの封印された力を使う………
次回「龍と龍のぶつかり合い」


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第160話 龍と龍のぶつかり合い

前回までのあらすじ
メテオの元まで辿り着いたU達。覚悟の定まっているUは、全てを取り戻す為に変身。春香も遥と共にサポートに回る為に変身。メテオもまた、2人を倒す為に変身する………


U「………世界を救うのは………僕達だ!」

Uはセイバーを手にする。すると、メテオは………

メテオ「………忘れたか、私の中にはゴッドドラゴンの力が宿っている事を………!?」

メテオはドラゴニックソードを手にすると、更にそこから黒色のゴッドドラゴンを解放。

U「ゴッド………!」

メテオ「………この状況でもまだ………私と戦うというのか?」

U「当たり前だ………くよくよしてたら………ゴッドに怒られそうだからな!」

メテオ「………行け、ゴッドドラゴンよ!」

メテオは、ゴッドをUの方に攻撃させる。Uは意を決して、ゴッドドラゴンと対峙。セイバーでゴッドドラゴンを攻撃した。

メテオ「………本気という訳か。」

メテオは、Uがゴッドドラゴンと戦っている様子を見て、彼の覚悟の重さを知る。Uはゴッドの攻撃をセイバーで上手く捌いていくが………

U「流石ゴッドだ………でも、こっちにだってドラゴンはいるぜ!」

Uはブレイブソードとシールドを召喚。シールドのレバーを引き、それによって出てきたスリッドにカードを装填し、レバーを押し込む。

Dragon

左腕から、龍形態のドラグナイトが出現する。

メテオ「………ここでドラグナイトの力を使うとはな………」

U「………皮肉なものだな。本来従えている龍は真逆なんだからよ! 行け、ドラグナイトよ! ゴッドを押さえてくれ!」

ドラグナイトは、ゴッドドラゴンとの1VS1に持ち込み、U達への危害の可能性をぐんと減らした。

U「………これでお前だけしか気をつける相手はいなくなった………!」

Uはメテオに接近。メテオはドラゴニックソードを手にし、Uの攻撃を防ぐ。

メテオ「成程………ならば………」

メテオは、左腕を後ろに隠し、ナイフを取り出そうとするが………

春香「Uさん、避けて! {オメガアロー!}」

春香の魔法、オメガアローによって、左腕は何の問題も無かったが、ナイフは落としてしまった。

メテオ「(………白宮春香は今の攻撃を僅かのうちに悟り、攻撃することで、攻撃の無力化とダメージを与えるという一石二鳥の事をやろうとしていたわけだ。結果的には一石二鳥ではないが………まさか前回苦戦していたはずの私に魔法によってナイフを落とさせるとは………一体どういう進化を遂げればそこまでの事が出来るのだ………?)」

メテオは首を傾げた。Uはメテオを見て………

U「(………春香のお陰で、メテオの隠し芸はほぼ封じたも同然………後は、実力で奴を上回らなければな………!)」

Uは本気でメテオ討伐を考えていた。はたして、彼は突破口を見いだせるのか………?

To be continued………




次回予告
メテオを倒す為に、UはGeminiのカードを使い、分裂。同時にメテオに攻撃を放つのだった………
次回「2人の英雄」

カード解説
Dragon(ドラゴン)………不死竜ドラグナイトを召喚する。ドラグナイトは召喚者の意志のままに動く………(120p)


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第161話 2人の英雄

前回までのあらすじ
Uと春香はメテオに挑む。メテオのゴッドドラゴンの力を、Uのドラグナイトの力で押さえ込み、メテオの死角からの攻撃も、春香のお陰で無力化。Uは、メテオを実力で上回るという課題を前にして………?


U「………こういう趣味は如何かな?」

Uは、ブレイブソードとシールドのスキャン部分に、カードをスキャンする。

Gemini

Uは2人に分裂した。

メテオ「ふっ、お前達が2人になろうと同じ事。」

メテオはドラゴニックソードを手にし、攻撃を放つが、Uはこれを回避………そして、U達はメテオを囲うように立ち………

メテオ「………そう来たか………ならば一人ずつ消してくれよう。」

メテオは、ドラゴニックソードで攻撃を放つ。だが、メテオが攻撃した方のUは攻撃を回避………そして、後ろにいたもう1人がメテオを攻撃する。

メテオ「ぐあっ!?」

メテオはすかさず後ろ側に攻撃するが、当然もう1人は回避し、先程回避した方がメテオを攻撃した。

メテオ「多勢に無勢な真似をするとは………だが、お前の行動パターンなど、一度見れはすぐに分かる。」

U「それはどうかな!?」

2体のUは3枚のカードをスキャンする。

Gemini Kick Mach

どちらのUにも、右足にエネルギーが収束する………

Gemini sonic attack!!

U達はキックを放つ。メテオは正面のU2人をドラゴニックソードで攻撃するも、正面の2人は消え、後ろから分身した2人の一撃が直撃し、メテオをある程度吹き飛ばした。

メテオ「バカな………!?」

U「………お前は確かに強い。あの時、精神的にかなりやられていたとはいえ、お前の強さは本物だよ。でも、僕達はずっと同じ強さじゃない………戦いや辛い経験を乗り越える事で………もっと強くなれる………お前は理論上僕を超える力を手にしたのかもしれない。でも、戦いは理論だけで勝負が決まる訳じゃない。僕はお前と戦った後の辛い出来事を乗り越え続けてきたからこそ、今の自分があるんだ!」

Uはセイバーを向けてそう告げた。すると、メテオは笑いだした。

U「………何がおかしい?」

メテオ「前々からお前に対して一番の疑問があった。それは………何故神々を相手に勝利する事が出来たのだろうと思ってな………お前はそんな敵達に敗れる事はあったが、それでも最後には倒していた………その理由が何かよく分からなかったが………つまりはそういう事だったのか………お前の強さは足し算では無く掛け算………そして、その掛け算の中には、お前の心というものが含まれており、その心がお前の強さを増幅させていたという訳だ………成程成程………だが、お前は私には絶対に勝てない………私はお前が今まで相手にしてきた連中と違い………お前を倒す為だけに対策したもので山積みだからだ………」

メテオの対策。それはこの先の戦いにどう影響するのか………!?

To be continued………




次回予告
Uは、先にゴッドの救出を考えて、ドラグナイトに乗り戦う。だが、メテオはUがゴッドに手を出せない事を逆手に取り、Uを痛めつける………
次回「心の利用」


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第162話 心の利用

前回までのあらすじ
U&春香対メテオ。UはGeminiの力を使いメテオを翻弄。だがメテオは笑いながら、Uの強さの秘密を語りだし、対策を施している事も語る………


U「対策………?」

メテオ「例えばゴッドドラゴン。奴はお前を倒す為に色々と仕込んだのだ。例えば………自爆するようにとかな。」

U「自爆………!?」

メテオ「奴は私の支配下にある。白宮春香やお前の仲間の時は敢えてやらなかったが、やろうと思えば自爆するよう促す事も出来なくは無い。私としてはこの力を失う羽目になるのでやりたくは無いが。」

U「ふざけるな………!」

メテオ「………ならばお前の手で取り戻す事だな。私はお前に対して一切の情けは無いのでな。」

U「くそっ………!」

Uは握り拳を作る。すると春香がUの肩に触れ………

春香「私がメテオを抑えます。Uさんはお義母様を救出してください。」

U「春香………分かった。」

Uは上空に飛行し、ドラグナイトに乗り戦う。

メテオ「………やはりそう来たか。いや、Uの性格上来ないわけが無い。」

春香「Uさんをどうするつもりですか!? 返答次第では黒焦げじゃすみませんよ!」

春香はメテオを強く睨みつける。するとメテオは笑いだした、

メテオ「何、奴の性格を利用して痛めつけるというシンプルなやり方だ。」

春香「ふ………ふざけるな! そんなやり方でUさんを痛めつける者は………誰であろうと許さない!」

これには春香の口調も崩れ、メテオに対して魔法を放つが、メテオはこれを回避する。

メテオ「お前には何も出来ぬ。愛などというくだらぬ幻想に縋る奴はな………」

メテオは上を見上げる。すると、Uとゴッドが戦っていた。Uはセイバーを振り上げて攻撃しようとするが、攻撃は止まってしまう。

U「うっ………動かない………本能的に嫌がっているんだ………ゴッドを傷付ける事に………!」

Uは現在生きている唯一の肉親を傷付ける事は出来ない。だが、現実は非情なもの。メテオはそれを逆手にとって、ゴッドドラゴンに火を吐かせた。

U「うわあああ!!」

Uは地面に落ちてきた。しかし、すぐさまゴッドドラゴンが自分の身体でUを締め付けるように、空中で彼を捕まえる。

U「く、苦しい………!」

Uは意識が遠のきかけていた。すると………

???「………躊躇うな………」

U「な、何だ………?」

Uの頭脳に直接語りかけてくる声が………

???「我を案じて剣を止めるな………!」

U「この声………ゴッド………?」

Uには懐かしい声だった。それはゴッドドラゴンの声であり………それを聞いたUの意識は遠のいた………そして、Uは再び目を開けると、月の海岸に立つゴッドを目にした。

U「ゴッド………」

ゴッド「………久しぶりだな、U。」

U「………ずっと会いたかった。こうして、もう一度話がしたかった。」

ゴッド「………そうか。我も話し合いたかった。」

U「ごめん………ごめんよ………ずっと助けられなくて………!」

ゴッド「気にするな。我は………いや、私はどれ程かかろうと貴方を待っていたわ。」

U「ゴッド………その喋り方は………母さんの………!?」

ゴッド「………隠していたつもりはないけど………貴方と過ごす日々の事を考えたら、ミークとしてでは無く、ゴッドとして生きる方が楽しそうと思っただけよ。」

U「母さん………」

幻か現実化は分からぬが、Uとゴッドはもう一度再開した。2人はそこで何を話すのか………?

To be continued………




次回予告
ゴッドは、子はいつか親の元から離れなければならない事を語り、Uは自身に甘えたりせずに、春香達と共に未来を切り開かなければならないと説く………
次回「親からの独り立ち」


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第163話 親からの独り立ち

前回までのあらすじ
Uはゴッドを取り戻そうとするが、唯一の肉親を傷付ける事が出来る訳もなく、逆に痛め付けられる。すると、ゴッドの声が聞こえたUは、気が付くと月の海岸に立つゴッドの姿を目にする………


ゴッド「………U。貴方は生きていく上で絶対に選ばなければならない。親から離れるか………親の元で生きるか………」

U「………親からの独り立ちって奴か?」

ゴッド「そう。私はいつまでも貴方の面倒は見れない。特に、死と隣り合わせの貴方はね。もし貴方が死んだら、私にはどうする事も出来ない。私は龍人だから………」

U「母さん………」

ゴッド「………それに、貴方には春香さんや………真子ちゃん達がいるじゃない。貴方はあの子達を守ってあげなきゃいけないの。貴方の思っている通り、貴方の父………ツバルはその事を放棄したけど………貴方は春香さんや真子ちゃん達を守れる強さと優しさがある。」

U「………僕は甘すぎるだけだよ。春香や真子を守っているのは………結局は自分を守る為のようなもの………彼女達がいなくなったら僕は………」

Uは涙を零す。するとゴッドがUの肩に触れ………

ゴッド「春香さんは、貴方が春香さんを守ってくれる事を心のどこかで望んでいる。彼女は彼女なりに自分を守れるように頑張っているようだけど………いざと言う時は、貴方が守ってあげなきゃ。あんなに強く振舞っているけど………あの子も普通のか弱い女の子なんだから。」

U「………うん。」

ゴッド「それに真子ちゃんも………貴方がしっかりしないと心配しちゃうわよ?」

U「………そうでなくても心配される。」

ゴッド「………私からは、父親としてあるべき姿がよく分からないから、貴方の力にはなれないけど………貴方なら、貴方が思い描く父親像を実現出来ると思うわ。」

U「………根拠はあるのか?」

ゴッド「貴方は不可能を可能にしてきた。だから、貴方の父親像がどんなにハードルの高い理想でも、貴方なら実現出来る………私はそう信じているわ。」

U「………うん。」

ゴッドはそれを語ると、表情を変え………

ゴッド「………悲しいけど、こんな話しか思いつかないのよ。それに………貴方と共に話が出来るのは、これが最後かもしれないし………」

U「………そんな事言うなよ。僕達は例えもう会えないとしても………また会えるかもしれないじゃん。」

ゴッド「………そうね。不可能を可能に変える幻想郷の最終兵器U。こんな事を言うのはらしくないけど………貴方は私の自慢の息子よ。」

ゴッドはUの頭を撫でる。

ゴッド「………覚悟を決めなさい。貴方が守るべきは私だけじゃない。この世界に生きる全ての人々よ。」

ゴッドは彼女との戦いを躊躇うUに、戦えるように促すのだった………

To be continued………




次回予告
現実に意識を取り戻したUは、ゴッドの姿を見て涙を零しながらも、彼女と戦う覚悟を決め、ゴッドに剣を向ける………
次回「母を斬る覚悟」


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第164話 母を斬る覚悟

前回までのあらすじ
ゴッドは、Uが戦えるように彼を励ます。彼女の話を聞いたUが選ぶ道とは………


………そして、Uの意識は現実に戻る………

U「ああ………!」

春香「Uさん!」

Uは締め付けられているダメージで苦しんでいたが、我を忘れたようにこちらを殺そうとするゴッドドラゴンを見て………

U「母さん………ごめん………僕は………未来を切り開く為に………母さんを斬る………!」

Uは自らの力でゴッドの拘束から脱出する。

メテオ「むっ………?」

Uはセイバーを手にすると………

U「はあっ!」

Uは遂にゴッドに攻撃を向けた。ゴッドの身体に傷が付いた。

メテオ「ほう………」

春香「Uさんが………お義母様にセイバーを………!?」

春香はUの方を見る。すると、Uは涙を流しながらゴッドを見ていた。

U「許してくれ………もしあれが幻覚だとして………本当は死にたくなかったのだとしたら………幾らでも僕を恨めばいい………僕は自分の罪からは逃げないから………」

Uは召喚していたドラグナイトを引っ込めると………

U「………今こそ力を貸してくれ………」

Uは遥から渡されていた腕輪に手を伸ばし………

U「召喚! 闇を司る魔道士………暗黒の魔道士!」

Uは暗黒の魔道士を召喚。

ダーク「マスター、私の出番のようだな?」

U「ああ。頼むよ………ダーク!」

ダーク「心得た………しかし、マスターよ。何を泣いているのだ………?」

U「あの龍は………僕の相棒で………母さんだった人だから………寂しくてね………でも、もう僕は立ち止まれないんだと………母さんから教わった気がするんだ。僕は母さんとの約束を守る………その為に、お前の力が必要だ!」

Uの話を聞いた暗黒の魔道士は少し悩まされたが、Uの覚悟を決めた本気の目を見て………

ダーク「………心得た。私はマスターの為に全力を尽くすのみだ。」

U「ありがとう………ダーク。」

2人は会話を交わすと、Uが接近。暗黒の魔道士が遠くから魔法で攻める戦い方をする。

U「覚悟を決めた人間には………何事も成功出来る自信ができる。僕に自信が無かったのは………誰かを攻撃したくないという………僕の甘えが原因だったんだ………何もしないから………何も守れなかった………僕が覚悟を決めていれば………こんな悲劇は生まれなかったかもしれない………母さん、覚悟を決めてアンタを斬ろうとする僕は………アンタの目にどう映っているんだい………?」

Uは問いかけるように、ゴッドドラゴンに上記の言葉を投げかけるのだった………

 

悲しみの連鎖はUの心を強く傷つける。Uはそれを乗り越えることが出来るのが………?

To be continued………




次回予告
Uはゴッドドラゴンとの苦しい戦いを続ける。Uの会心の一撃が、ゴッドが僅かな時間意識を取り戻させ………!?
次回「母子の別れ」


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第165話 母子の別れ

前回までのあらすじ
意識が現実に戻ったUは、心を痛めながらも、ゴッドを斬る覚悟を決めて攻撃。暗黒の魔道士を召喚し、負の連鎖を終わらせようと必死に戦う………


U「はあっ!」

Uは暗黒の魔道士との連携で、ゴッドを追い込んでいく。

U「うああああああっ!」

Uはゴッドにキックを放つ。すると、それが会心の一撃となり………

ゴッド「う………うおおおおおおおぉぉぉ!」

ゴッドは唸り声をあげる。すると、Uを見て驚いた表情を見せた。

ゴッド「ゆ、U………?」

U「………!? ご、ゴッド………!」

ゴッドは意識を取り戻した。

メテオ「………そのまま話をさせるわけがなかろう………!」

メテオは手から闇のエネルギーが放たれる。

ゴッド「ぐっ!? うわああああああ!!」

U「ゴッド!?」

ゴッドは、メテオの闇を何とか耐えていたが、再度支配されるのも時間の問題だった。

ゴッド「ゆ、Uよ………躊躇う事無く我を斬れ………!」

U「………その前にお前………いや、アンタに一つだけ言いたいことがある。」

ゴッド「何だ………?」

Uは口をモゴモゴとさせてしまい、遂には涙を堪えきれなくなる。だが、もう彼にはゴッドを救うには、彼女を斬る以外に方法がない事を無意識の内に悟っていた。Uは覚悟を決めると………

U「………アンタが僕の相棒で………母さんで本当に良かった。一緒に過ごした日々は楽しかったよ………!」

Uはゴッドへの感謝の気持ちを伝えた。

ゴッド「そう………私も楽しかったわ。最愛の息子の手助けが出来て………でも………貴方は私との約束を果たしなさい。」

U「………! (もしやあの夢は本当に………!?)」

Uは何かを感じていたが、そんな感情に浸っている暇はない事を思い出すと、セイバーにエネルギーを集める。

U「さよなら………母さん………」

Uはセイバーを振り下ろす。

U「{ギャラクシーセイバー}!」

Uの一撃で、ゴッドドラゴンの身体は真っ二つに分断され、大爆発を起こした。

メテオ「何………!?」

これにより、メテオはアルティメットメテオの力が失われ、変身が解除された。だが、Uの涙は止まらなかった………

U「………母さん………」

春香「(可哀想に………Uさんとお義母様がこんな形で別れさせられるなんて………)」

下から見ていた春香も同様に泣き崩れていた。破壊されたゴッドの光は、Uの身体に取り込まれた。

U「(ゴッドの………母さんとの力は取り戻した………でも、肝心の母さんは永遠に失われてしまった………)」

Uは悲しみの中、地面に降り立ち………

U「メテオ………僕は悲しみの連鎖をここで終わらせる………お前の野望は………ここで崩れさる!!」

Uは涙を拭き取り、セイバーを構える。それを見た春香も、涙を拭き取り、杖を手にメテオに鋭い視線を向けるのだった………

To be continued………




次回予告
Uと春香の連携により、メテオの隙を突く。その隙に、Uはラグナロクの力の半分を取り戻す事に成功する。だが、そこに少し前に冬香達に敗れたネルスが現れ、メテオに新たなベルトを渡す………
次回「破壊神メテオ・エンペラー」


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第166話 破壊神メテオ・エンペラー

前回までのあらすじ
Uの一撃により、ゴッドが意識を取り戻すが、メテオはそれを許さない。Uはゴッドの頼みを聞きいれ、彼女を斬る。強い悲しみが襲いかかってきたが、Uは覚悟を決め、春香と共にメテオに決戦に挑む………


U「………行くよ、春香………今の僕達が組めば………どんな敵にだって負けない!」

春香「………はい!」

Uはセイバーによる攻撃をする為に接近。

メテオ「無駄だ! 私にはまだ………ラグナロクの力がある!」

メテオはラグナロクの力を放ち、セイバーをバラバラにする。だが、セイバーは元から備わっている驚異的な再生力で復活し、そのままメテオを斬る。

メテオ「………まさか、その武器に再生能力があるとは………」

U「コイツは、ずっと昔から僕を守ってくれた地上………いや、宇宙最強の僕の相棒剣だからな!」

Uはそのまま連撃を放つ。メテオはそれを防ぎ続ける。

U「(春香………!)」

Uは目配せをする。春香はそれを受けて、ウインクを返し………

春香「我が中に眠りし魔力達よ………今こそ最強の矢となり、敵の身体を貫け………{ファイナルアロー}!」

春香はファイナルアローを放つ。

U「はあっ!」

Uは空中バク転でこれを回避。ファイナルアローはメテオの身体を貫いた。

メテオ「ぐあっ!」

メテオは動きを止める。Uはその隙に、メテオの身体に触れ………

U「僕のラグナロクの力………返してもらうぞ!」

Uはメテオの身体からラグナロクの力を取り戻し始める。

メテオ「ぐっ………!」

メテオは、力が抜けていくのを感じていた。だが………

メテオ「甘いな………! 私は崇高なる目的を果たさねばならない………その為には………易々と力を奪われるわけにはいかんのだ………!」

メテオは右手にエネルギーを集め、地面に放つ。小規模な爆発が起き、Uが吹っ飛ばされた。

U「ぐあっ!」

春香「Uさん………!」

U「大丈夫だ………ラグナロクの力も半分くらいなら取り戻せたよ………」

Uの中に宿った半分のラグナロクの力。

U「半分でもあれば………ジェネシスと力を合わせてやつを倒せる。」

春香「………そうなるといいのですが………」

メテオ「………くっ、お前たちは私にとって今まで1番最強であり、1番最悪の夫婦だ………」

メテオがそんな言葉を零すと………

???「苦戦しているようね………ならば、この力を試して貰えないかしら………」

U「この声………」

メテオ「………ネルスか。」

玉座の魔の横側の扉から、ネルスが現れた。

春香「………冬香達は………!?」

ネルス「………私の方がしてやられたわよ。今頃正規ルートでこっちに来ている………そして、メテオが待ち望んでいたあの力が完成したわよ。」

メテオ「本当か………!?」

ネルス「見せてやりなさい。神となったメテオの力を………!」

メテオはベルトを装着する。

God driver(ゴッドドライバー)

U「ベルト………まだあんな力を作っていたのか………!?」

メテオは自信が持っていたドラゴニックソードをベルトに納刀。そして、トリガーを引く事でエネルギーをチャージさせる。

Energy charge (エナジーチャージ)

メテオ「………変身。」

メテオはドラゴニックソードを抜刀する。

抜刀………破壊、支配、絶望………3つの力を持つ神が今降臨する………メテオ・エンペラー! ………全て滅びる………

禍々しい変身音が流れ、メテオは暗めの紫色の鎧を見に纏い、ドラゴニックソードは、エンペラーソードへと姿を変える。

メテオ「私に刃向かう愚かな夫婦よ、跪け………この破壊神メテオ・エンペラーに………!」

メテオの更なる変身。その力は如何に………!?

To be continued………




次回予告
Uと春香は、メテオ・エンペラーに挑むが、彼の強大な力を前に、強制変身解除に追い込まれてしまう。そこに冬香達も加勢するが、メテオは一撃で3人も倒してしまう………
次回「破壊を司る神の皇帝」


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第167話 破壊を司る神の皇帝

前回までのあらすじ
Uと春香の連携で、メテオからラグナロクの力の半分を奪取。しかし、メテオはネルスに渡されたベルトにより、更に強化変身してしまい………!?


U「悪いが………ひれ伏す気は無いぜ!」

Uはセイバーを構える。だが、メテオは指をパチンと鳴らす。すると………

ダーク「ぐあああ!!」

なんと、場に出ていた暗黒の魔道士が破壊されてしまった。

U「ダーク!?」

暗黒の魔道士はUの腕輪に戻るが、今の攻撃で暗黒の魔道士がやられた事に対して、恐怖心を覚えたU。そしてメテオは………

メテオ「………我が前に平伏すのだ………!」

メテオはエンペラーソードを振るう。すると、その一撃から放たれた高速のビームが、2人を斬っていた。

U「うわあああああ!!」

春香「きゃあああああ!!」

2人の変身が解除されてしまい、遥は、春香の身体から追い出されてしまう。

メテオ「………お前達2人には、こんな死に方を与えよう。」

メテオが指を鳴らす。すると、2人はメテオの力で無理やり抱き合わさせられ、そこから鎖で強く縛られてしまった。

U「な、何だ………!? って、これは………まさか………!?」

Uはなにかに気づいた。だが、時すでに遅し。鎖から電流が流れ、2人の身体を伝っていく。

U「うわあああ!!」

春香「きゃあああ!!」

2人は、あまりの威力に無意識で抱き合ってしまう。だが、それは2人ともボロボロにしてしまうだけだった。

U「か、身体が動かない………苦しい………!」

U達は鎖の一撃が結構効いていた。メテオはそのまま2人を殺そうとしていたが、そこに冬香達が駆け付け、彼等の鎖を砕いた。

冬香「お、お兄ちゃん、大丈夫………!?」

あずさ「ここは私達が!」

美咲「そうだね、私達が師匠達を救う!」

冬香「私達がなんとかして奴を倒すよ!」

冬香はそう呟くが、冬香達もまた、メテオの新形態に怯えていた。

メテオ「………揃いも揃って目障りだ。消え失せろ。」

メテオはエンペラーソードを一振する。

3人「きゃあああああ!!」

その一撃で、冬香達は倒れ、あずさと美咲に至っては、変身が解除されてしまった………

あずさ「な、なんてパワーを持っているの………!?」

美咲「まさか、ここまでの力を手に入れていたなんて………!?」

冬香「今のメテオの力は………私達の想像を超えている………!?」

と、恐怖の言葉を漏らす3人。だが、3人が恐怖を感じてしまうのも無理はなかった。何故なら、Uと春香を同時に倒してしまった敵が弱かった試しなど無かったからだ。

U「(こ、このままじゃ全滅しちゃう………!)」

絶対絶命のU達。果たして、彼等の運命は如何に………!?

To be continued………




次回予告
絶対絶命のU達だったが、メテオの城にいたジェネシスが意識を取り戻し、U達の前に現れる。だが、ジェネシスは自身の力を持ってしても、メテオは止められないと言い………!?
次回「神を超えた存在」


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第168話 神を超えた存在

前回までのあらすじ
メテオの更なる強化形態、メテオ・エンペラーの前に、U達は為す術なく、加勢に来た冬香達も一蹴されてしまう。U達はこのまま全滅してしまうのか………!?


U達は絶体絶命の危機に追い込まれていた。すると、Uの持っていたジェネシスステッキが輝きだした………

U「な、何だ………!?」

困惑するU達。すると………

?????「U………私の声が聞こえますか?」

U「その声………ジェネシスか………!?」

春香「え………!?」

Uは驚きながらも、ジェネシスの言葉に耳を傾ける。

ジェネシス「………U、私の本体の意識がやっと戻りました。今から貴方のステッキから、この場に参ります………!」

U「………ほ、本当か………!?」

驚くU。すると、ジェネシスステッキから、ジェネシスが召喚された。

U「ジェネシス………!」

ジェネシス「こうやって、面と面を合わせて話すのは初めてでしたね、U。しかし………場面は最悪のようです。」

U「………どういう意味だ?」

ジェネシス「………今の私でも………メテオを抑えることは不可能です。」

美咲「ええ………!?」

ジェネシス「………メテオの力は、Uのラグナロク、私の力をモデルに制作されています。それに、ラグナロクの力の半分………世界の破壊創世の力を握っているのはメテオの方です。」

U「………そうか。根本的な解決はしてないという訳だ………でも、今考えたら、取り戻せた半分があれでよかった。」

あずさ「あれ………?」

U「………ここは退く。」

冬香「ええ!?」

困惑する冬香達。そして、メテオもこれを聞き………

メテオ「………私がこのまま逃がすと思うか………!?」

メテオは闇の波動を放った。だが、Uの前と後ろにはスキマが現れ、闇の波動は、U達に当たらなかった。

メテオ「な、何………!?」

U「思った通り………スキマの機能が回復した………!」

Uが取り返したラグナロクの力は、世界の状況に干渉出来る力こそ無いが、謎のモヤによって塞がれていたスキマの入口が解放され、スキマの機能が回復した。Uはスキマをの出入り口を動かし、全員がスキマの中に入った事を確認すると、入口を閉じて撤退した。

メテオ「………迂闊だった。まさか、奴の力の一部の復活を許してしまうとは………」

ネルス「でも、単純な戦闘能力なら貴方の方が上よ。何せ、ラグナロクとジェネシスを参考にし、オリジナルととほぼ同じくらいの強さになるように作られているもの………」

と、ネルスは笑っていたが、メテオは何か不安な様子を見せた………

 

そして、メテオの城の戦車内で待っていた3人。その目の前に、スキマの入口が開かれた………

レナ「な、何が起きた………!?」

U「3人とも、この中に入って!」

天風「Uの力か………!?」

U「ああ。ルートは僕が案内する。今運転席にいるのはどっちだ?」

ミリン「私です。」

U「じゃあ、ミリン。僕が進む方向についてきてくれ!」

ミリン「承知しました!」

3人が乗っている戦車も、スキマの中に入っていくのだった………

To be continued………




次回予告
U達は、人里の方まで無事帰還する。そして、幻想戦火隊本部の第二司令室にて、これまでの事を語るUは、対策が必要となった事に、頭を抱える。すると、U達にジェネシスが、三神の合体した新たな力を提案してくる………
次回「三神の合体した力」


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第13章 三神を宿した剣士の降臨
第169話 三神の合体した力


前回までのあらすじ
メテオ・エンペラーを前に為す術なしのU。ジェネシスが意識を取り戻し、U達の前に現れるも、今のメテオには、彼女にもどうにもならない事が、ジェネシスの口から明かされてしまう。だが、Uは取り戻した半分のラグナロクの力で、スキマの機能を復活させて、無事撤退に成功するのだった………


………Uのスキマにより、U達は人里に戻って来た。

U「………やっぱり、スキマが復活したお陰で………すごく便利になったように感じるなぁ………!」

春香「しかし………これからどうしましょうか?」

U「………本部に戻って現状を話し合わなきゃだな。こっちには、重要参考人もいるんだしな………」

Uはジェネシスを見てそう告げるのだった………

 

幻想戦火隊本部………

U達は、戦火隊本部へと戻ってきた。入ってすぐのところには、真子と鏡がいた。

真子「お父さん、お母さん!」

鏡「お帰りなさいませ、Uさん! 春香さん! ………ところで、その女性は………?」

U「それについては皆がいる場で話す。鏡君、至急皆を第二司令室に集めてくれ。 話したい事が山ほどあるのでな………」

鏡「了解しました!」

鏡は、他の仲間達を呼びに行った。

真子「皆ボロボロだけど………大丈夫?」

U「なんとかな。それよりも、この後の事を色々と皆に共有すべきだなと思ったから………」

真子「………相変わらず仕事熱心なんだから………」

真子は呆れながらも、笑顔を見せた………

 

第二司令室………

U「………って訳で、メテオは更なる強化形態を受けてしまったんだ。」

明日香「そんな………」

U達はジェネシスの事と、メテオが進化した事を話した。これを聞いた仲間達は驚く事しか出来なかった。

U「………対策をしようにも………あっちにはジェネシスとラグナロクと同格の力を持つ相手だ………どうしようもない………」

仲間達は絶望を感じていた。そして、それは雰囲気へと変わった事を、Uも無意識のうちに悟った。

U「(………僕もどうにか出来るならどうにかしたいよ………一体どうすれば………!?)」

メテオへの対策を必死に考えるU。すると………

ジェネシス「U………神を打ち破れるのは神だけです。もし貴方が望むなら………私と他の二神の力を合体させた究極の強化形態を生み出せるはずです………」

U「三神の究極の強化形態………!?」

ジェネシス「………今、この場には………私………そして………」

ジェネシスは、真子の方を指差す。

ジェネシス「その娘の中に………Uのラグナロク程ではありませんが………ラグナロクの力があります。もし、その力がUに力を貸してくれれば………」

U「その力………いや、その魂になら一度会ったことがある。本人と直接交渉してくる。」

Uは真子の前に立つと………

U「ちょっと失礼するぜ、真子………」

Uは真子の頭に触れ、自身の意識を真子の中に送り込むのだった………

 

真子の精神世界………

Uが真子の精神世界に入ると、いつか目にした少女の姿が………

U「………久しぶりだな、ラグナロク二世。」

二世「………本当にね。まさか、また会えるとは思わなかったけど。」

Uはラグナロク二世を説得し、その力を自身のものにする事が出来るのか………?

To be continued………




次回予告
Uは、ラグナロク二世に力を貸してほしいと頼む。二世は、Uの覚悟、誠意を見て………?
次回「Uの覚悟と誠意」


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第170話 Uの覚悟と誠意

前回までのあらすじ
U達は撤退し、仲間達に現在の絶望的状況を語る。すると、ジェネシスは、自身、ラグナロク、あと一人の三神の合体した力を提案。Uは、ラグナロク二世に交渉に向かう………


二世「………で、何の用? アンタにはもう私と会う理由なんて無いでしょ?」

U「………僕に力を貸してほしい………僕に………ラグナロクの力を与えてくれ!」

二世「………はあ? アンタ確か………私の父の力を持ってたはずでしょ?」

U「半分取られてる。」

二世「何してるのよ………それに、私の力だって、父の………アンタのものと比べて不完全なのよ?」

U「………僕の中に残っている半分と、お前の力を合わせれば………最悪でもオリジナルには届くはずだ。」

二世「………私にものを頼むなんて………何を考えてるのよ?」

U「………メテオという人物がジェネシスを超えた力を手にしてしまった。ジェネシスは、止める為に三神の合体した力はどうかと提案してきてな………その中に、お前がいたってだけ………運命ってやつだ。」

二世「運命………ねえ。どうせアンタの事だから、間違った事には使わないんだろうけど、人にものを頼むなら、誠意ってものがあるでしょ?」

U「誠意………か。」

Uは何かを考えると、なんと土下座をして………

U「頼む………ラグナロク二世………僕に………力を貸してほしい!」

頭を下げた。ラグナロク二世はこれを見て………

二世「………アンタって本当にプライドが無いわね。こんな信用も出来ない神の子を信じるなんて。」

U「………僕にだって譲れないものはあるよ。でも、人にものを頼む時は………強い覚悟と………己の信念を曲げない心がいる。春香から教わった事だ。」

二世「………」

U「………全てが始まったあの日………赤子同然だった僕に………幻想郷の皆は色んな事を教えてくれた。中でも春香は………幻想郷の皆の何十倍も色んな事を教えてくれた。今じゃ、幻想郷の最終兵器なんて異名を持ってるが………皆がいたからそう呼ばれるようになったんだと思う。だから………僕は僕のお陰とは思わない。」

二世「………それ程自分に無関心なのね、アンタは。」

U「………それはどうかな。よく分からない。自分が大事なのかもしれないし、そうじゃないかもしれない。」

二世「………支離滅裂な男ね………まあいいわ。アンタの誠意と覚悟は見た。力を貸してあげる。」

ラグナロク二世はUに近付き、Uの身体に触れる。すると、Uの中にあった半分のラグナロクの力と、ラグナロク二世の力が交わり、ラグナロクの力の全てを持っていた頃と、同じくらいの力を手にした。

U「………ありがとう、ラグナロク二世………」

Uはそう言うと、意識を元の自分の身体に戻すのだった………

To be continued………




次回予告
無事にラグナロクの力を手にしたU。ジェネシスはあと一人を考える。あずさは世界改変により、かつてUが倒したオメガが復活しているかもと言い、因縁がある上で、会いに行くことに………!?
次回「因縁の神」


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第171話 因縁の神

前回までのあらすじ
Uはラグナロク二世に対して交渉をする。Uの誠意と覚悟を見たラグナロク二世は、Uに力を貸すことにし、Uはラグナロクの力を復活させる………


現実に意識を戻したUは、目を開け、自分の胸に手を当てる。

U「ラグナロク二世………ありがとうな。」

Uは、ラグナロク二世が自分に力を貸してくれた事に感謝していた。そして、真子の方を見ると、真子は赤面していた。

U「………? どうしたんだよ、真子? 」

真子「お、お父さんが目の前にいると恥ずかしいよ………」

U「………? よく分からないな。」

真子は、Uが自分の中に意識を送っていた時は、目の前にいた事から、恥ずかしがってしまっていたようだ。Uは真子の頭を撫でる。すると真子はさらに赤面し………

真子「や、止めてよもう!」

Uを突き飛ばした。

U「………春香ぁ………遅めの反抗期来ちゃったよ………」

真子「私、もう既にいい歳した大人なんだけど!?」

U「見た目は子供にしか見えない。」

真子「お父さんのバカぁ!」

真子はUの頭を馬鹿力で殴り、大きなタンコブを作った。

U「いっ………てえええええ!?」

Uはのたうち回った。すぐに春香が駆け寄り、彼に回復魔法をかけていた。

ソフィー「全く………これじゃ、どっちが親だか………」

あずさ「あはは………」

ソフィーの言葉に、あずさ達は苦笑いしていた。するとジェネシスは………

ジェネシス「………そろそろ私の話を聞いていただけませんか?」

U「そ、そう言えばそうだったな………」

Uは頭を押さえながら、立ち上がった。

ジェネシス「では………Uは私とラグナロクの二神の力を得ました。そして………あと一人の神を選ばなければなりませんが………Uやこの場にいる少女達が今までに多くの神を倒してきたせいで、候補が殆ど居ないのです………」

美咲「そんな………」

ジェネシス「………一体どの神を選べばいいのでしょうかね………?」

どの神がいいのかを考えるジェネシス。すると………

あずさ「あの………確か私の世界は世界改変の影響で、魔法使いのいない世界に変わったから………もしかしたら、オメガが封印されたままになってるかもしれません!」

のぞみ「………確かに、オメガはジェネシスと対になっている神。Uの新たな力の有力候補になるとは思うけど………」

U「………」

春香「Uさん、どうしたんですか?」

あずさ「………U君とオメガには因縁があるんです。現に、私の世界の戦いの時には、U君とのぞみちゃんを除いた私達四人がオメガに命を一度奪われていますからね………」

春香「そうだったの………」

U「………でも、因縁を理由に立ち止まる真似はしない。」

Uはそう呟くと………

U「………僕は、オメガと一戦混じえてでも………アイツの力を手にしてみせる!」

Uは因縁を抱えつつも、オメガの力を手にする事を選んだ。そして………

U「僕とジェネシス………そして、3人だけ着いてきてくれ。」

春香「では、私がお供致します。」

あずさ「私も行くよ! オメガに身体を乗っ取られていた時の事があるからね。」

のぞみ「私も行くわ。私の中の因縁は………Uよりも長いんだから。」

U「………分かった。よし、行くよ!」

Uはスキマを開き、オメガとの因縁の場所を目指すのだった………

To be continued………




次回予告
Uはオメガとの因縁の場所、運命山の最深部へ。そこには封印されたオメガがいた。U達によってオメガは復活するメテオ。なんと彼はU達との戦いを覚えており………!?
次回「因縁の再会」


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第172話 因縁の再会

前回までのあらすじ
ラグナロクの力を手にしたU達。ジェネシスが最後の一人を考える時、あずさはオメガの名を挙げた、Uは因縁を覚えている上で、力を手にする事を選択し、怒涛の決戦を繰り広げた運命山に向かう………


運命山………

Uのスキマは、二度と来るまいと思っていた運命山にやって来た。

U「………変わんないな………ここ。」

春香「Uさんがここで戦いを繰り広げていたのですか………?」

U「ああ………」

Uは辺りを見回す。すると、赤い石が壁に埋まっている事を確認する。

U「………これか。」

Uは石の方に近付く。すると、石は突然過剰に光だし、内部から破壊された。

あずさ「な、何………!?」

石の中には………

U「………オメガ。」

あずさ「ほ、本当にいたの………!?」

のぞみ「………」

U達3人の因縁の相手、オメガが封じ込められていた。元々の歴史では解き放たれていたオメガだが、魔法使いの存在が無かった事になっているので、解放されていなかったようだった。

オメガ「………まさか、またこの世界に解放される時が来るとは………それに………絶好のリベンジチャンスでもあるみたいだね。」

U「その言い方だと………お前………!」

オメガ「ああ、覚えてるし、忘れないさ………あの時受けた痛みは今も忘れてない………!!」

U「………悪いが、今日はお前の力を貸してもらいたくてここに来た。」

オメガ「………気でも狂ったかい? 君達と僕は因縁の相手だ。そんな相手を前に頼み事なんて………」

オメガはUの意図が読めなかったが、ジェネシスを見てすぐに悟った………

オメガ「………そうか。ジェネシスの仕業か。」

ジェネシス「今や、そんな事を言っている場合じゃないのです。この世界に神を超える人物が生まれてしまいました。それを止める為に協力しなさい。」

オメガ「負け犬の話など聞きたくないよ。」

ジェネシス「くっ………!」

U「………なら、僕と勝負しろ。」

春香「え………!?」

オメガ「………どういうつもりだい?」

U「もしお前が勝ったら、お前は復讐を果たした事になる………でも、負けたら僕の力になってもらうよ。あと、拒否権は無い………」

Uはオメガを睨みつける。

オメガ「………そうか。確かに、復讐を果たせる絶好のチャンスだ。乗せてもらおう、その勝負。」

オメガが勝負の意思を見せると、オメガは自身の力でオメガドライバーを生成。更に、運命山の魔力をベルトに取り込ませる。だが、この世界には魔法使いがいない世界の影響で、この山の魔力は、かつてU達が戦った時より、多く満ち溢れていた………

Omega driver X-0(オメガドライバーエックスゼロ)

オメガ「………へえ。以前よりずっと強いベルトが出来てしまったね………これは、面白そうだ!」

オメガはベルトを装着。そして、オメガステッキを生成し………

オメガ「変身………!」

Omega Change X-0!!(オメガチェンジエックスゼロ!)

Reserrection destruction god destroy everything(復活の破壊神は全てを滅ぼす)………The reserrected god called himself Omega X-0(復活した神は、オメガエックスゼロと名乗った)………!! Nightmare resumes………!!(悪夢が再開される)

オメガは、オメガエックスゼロに変身。

U「オメガ………お前との因縁をここで終わらせて………お前の力を手にする! ………変身!」

Uはジェネシスナイトへと変身し、セイバーを手にし、オメガはオメガセイバーを生成させ………

2人「うおおおおぉぉぉぉ!!」

同タイミングで接近し、2つのセイバーがぶつかり合うのだった………

To be continued………




次回予告
Uとオメガの対決。オメガの強さを前に苦戦するUだったが、彼の中に宿っていたゴッドの力がUの中で騒ぐ。この戦いは、世界中の人達を守る戦いであるその責任の重さを思い出したUは、ゴッドの力を使い、ドラゴッドフォームに変身する………
次回「騒ぐ龍の力」


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第173話 騒ぐ龍の力

前回までのあらすじ
Uはオメガとの因縁の場所、運命山の最深部へ。そこでオメガが復活。Uはオメガの力を手にする為に、進化し、オメガエックスゼロへと覚醒したオメガに挑む………


U「(この力………あの時以上だ………!)」

Uは一旦距離を置いて、再度接近攻撃をするも、オメガはバリアを張ってこれを凌ぐ。だが、Uは連撃でバリアを砕き、そのまま攻撃に走る。するとオメガはそれを読んでいたように、少し屈み、Uの腹を殴った。

U「がはっ!?」

Uは少し血を吐いた。だが、そのまま屈んているオメガに攻撃を放つ。オメガはまたしてもバリアを張り、Uの攻撃を止めると、回避する。

U「ゴホッ………! や、やっぱり強い………!」

オメガ「当然さ………君が僕を倒した時よりも何倍も強くなっているからね。」

オメガはベルトのステッキを捻る。

Omega Ultimate end!!(オメガアルティメットエンド)

オメガはキックを放つ。Uは咄嗟にブレイブシールドを左腕に召喚し、キックを盾にぶつけさせる事で直撃を防ぐも、かなり吹き飛ばされた。

U「うわあああ!!」

Uはかなり吹き飛ばされたが、地上に手を付けてバク転をする事により、何とか体勢を立て直す。

U「はあっ、はあっ………」

Uは追い詰められていた。

U「くそっ………負けられないというのに………!」

Uは冷静さを少し欠いてきた。すると………

U「うっ………なんだか胸が苦しいような………」

Uは胸に手を触れる。すると、Uの中にあったゴッドの力が騒いでいた。

U「ゴッドは………母さんは死んだはずなのに………不思議と僕の中で生き続けてくれている………思い込みかもしれないけど………この胸騒ぎはまるで母さんが僕に今の戦いの重さを教えてくれているようだ………」

Uは、追い詰められている状況の中、今の戦いの重さを思い出した。

U「………分かったよ、ゴッド。一緒に戦おう!」

オメガ「………何をごちゃごちゃ言ってるんだか………? もしや………死ぬ覚悟でも出来たのかい!?」

U「………そんな覚悟は昔からだ。今決めたのは………お前を倒す覚悟だ!」

Uの中から、ゴッドドラゴンの力が現れる………

春香「お義母様………!? いや、あれはお義母様の魂が無い、肉体だけのもの………?」

U「来い!」

Uはジェネシスナイトの変身を解き、ドラゴッドフォームに変身する。

オメガ「か、神の力ではなく………そんな魂も無い鎧を選んだというのかい………!?」

U「………確かに魂は無い。でも………この力で生まれた友情と愛情は………本物だ!」

Uはセイバーを炎を纏わせ、オメガを攻撃。オメガの纏っていた鎧にヒビが入った。

オメガ「ば、馬鹿な………!?」

U「神の力が無くとも………僕は邪神に立ち向かう………世界中の人達を守る為にも!!」

Uはセイバーを構えて、自身の覚悟を告げるのだった………

To be continued………




次回予告
Uとオメガの戦い。Uはドラゴッドフォームの身体能力でオメガを圧倒。そして、オメガとのキックの放ち合いとなり、その放ち合いで生き残ったのは………!?
次回「友情と愛情の一撃」


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