幻想最終録〜世界の融合と全ての終わり〜 (Uさんたちの部屋)
しおりを挟む

プロローグ
第1話 終わりの始まり


………貴方は世界の数を知っているだろうか?、………いや、分かるはずは無い。分かる者などいる訳が無い。何故なら世界は未知数なのだ。私達の世界の他にも、幻想世界やロールプレイングゲームなどで見る世界。果ては某人気ゲームの王国がある世界などもある。この世界は全て独立して物語が進んでいる。しかし、この世界の中には、世界を渡る者がおり、その者によって世界の流れが歪むことすらある。そう、世界を繋ぐという事は世界を歪ませることすらある………

 

幻想郷、人里………

U「………今日も異常はない………か。」

幻想郷の平和を守り続け、いつしか幻想郷の最終兵器と称されたUはバイクに乗っかり、人里を回っていた。因みに説明しておくと、Uはちゃんとバイクの免許を取っている。乗っているバイクは盗んだ物ではなく、にとり製のバイクである。Uはバイクに乗りながら、不安な様子の中、人里を駆け巡っていた………

春香「………あら、Uさん。」

U「ん………?、あ、春香か………」

買い物帰りの春香が、Uと偶然出会った。

春香「………どうかしたんですか?」

U「いや、何でもないよ。」

Uがそう言うと、春香は持っていた買い物袋を落として、Uに抱き着く。

U「は、春香!?」

春香「………無理はしないでくださいよ。 あなたは私に何も話してくれない………もう少し私達を頼ってくださいよ………」

春香はボロボロと涙を零す。

U「………ごめんよ。でも君を頼りたく無いんだよ。僕の抱えた問題は自分でカタをつけないと………なんでか分からないけど………自分の問題を他人に頼った解決は好きじゃないんだ………だから、聞かないで欲しい。」

春香「………分かりました。話は聞きません。でも、あなたがあなたでなくなってしまう事………そんな事にはならないでくださいね………」

U「………ああ。分かった。」

Uは春香の頭を撫でた………その時だった。突如大きな揺れが起きる。

U「何だ………?」

Uは辺りを見回す………

U「誰だ………?、僕の心を心配させているのは………?」

Uは何かが起きようとしている事を、強く心配している様子だった。

???「………ここにいたか、幻想郷の最終兵器………」

U「誰だ………僕の事を呼んでいるのは誰だ!?」

春香「あ、あなた!、うし………むぐっ!?」

???「ここだよ。」

謎の人物はUの真後ろにいた。

U「なっ!?」

Uは驚いていたがもう遅い。謎の人物はUの胸倉を掴む………その時にUが乗っかっていたバイクが倒れた。

???「貴様の力、貰い受けるぞ。」

そう言うと、謎の人物はUの胸倉を掴んでいる手からUの身体に自らの力を流し込む。

U「ひぐうっ!?、こ、この感じは………!」

Uの中から何かが消えるような感覚だった。Uの中から声が聞こえる………

ゴッド「ゆ………U………!」

U「ご、ゴッド!?、ど、どうかしたのか………!?」

ゴッド「わ、我が………お前の中にある力が………お前から吸い出されていく………!」

U「そ、そんな!?」

ゴッド「U………我はダメだ………!、お前だけが………!」

と、ゴッドが言っているうちに、ゴッドの声は遠くなり、遂には聞こえなくなった。

U「ゴッド………!?、ゴッド!、ゴッドーー!!」

Uは相棒の、母の名を叫ぶ。しかし、Uの中からゴッドはいなくなり、それだけでなく、Uの中から今までの力が全て抜けてしまった。

???「………お前の力は全て貰った。」

謎の人物はUを投げ飛ばした。その時に、Uが持っていたオメガドライバーⅡと、ミラクルステッキが地面に転がった。

U「あ、有り得ない………!」

Uは自分の胸に手を当てる。すると………

U「な、何も感じない………!?」

Uは自分の中が、空っぽになったかのような様子なのを知り、本当に力を奪われてしまったことを知る。

U「お前………僕の力を奪って………何を狙っている!?」

Uは謎の人物に対してそう問う。

???「………この私の崇高な計画………それは、ラグナロクの力を使い、全ての世界を滅ぼすことだ。そして、この世界はこの私、メテオの物となる。」

U「なんだと………?、そ、そんな事させない………!」

メテオ「………出来るかな?、今のお前に。」

U「やって見なきゃ分からないだろ………!?」

Uは地面に転がっていたオメガドライバーⅡに手を伸ばし、装着する。

Omega Driver Ⅱ

そして、ミラクルステッキを拾い、ベルトに装填する。

Omega Charge………

U「………変身!」

Uはステッキを捻る。

Omega Change

Uの身体にオメガの鎧が纏われる。

A knight who hold the power of Omega………Is he a Good of a devil………? The battle of Omega Zwei begins now……… !!

U「………変身出来た………!」

Uはセイバーを手にし、メテオに斬り掛かるが、メテオは軽くかわす。

メテオ「無駄だ。その程度の力など通用せぬ。」

U「でも放っておけば世界は滅びる………そうさせない為にも、僕は戦うしかないんだ!」

Uはセイバーによる2擊目を狙うが………

??「止まりなさい!、この女がどうなってもいいの?」

Uの後ろからまた違う声が聞こえた。

U「なっ!?」

Uが目にした光景は、春香が、もう1人の謎の女に人質に取られていた。

春香「Uさん………!、私に構わずあの敵を斬ってください………!」

春香はUにそう訴えかけるが、仲間を、自身の妻を見捨てられないUは、変身を解除して立ち止まってしまう。

メテオ「よくやったメル。それにしても噂通りの男だ。人質を取られればどうしようもなくなる。さて、この男が動けぬ今、世界を1つにする事も可能であろう。」

メテオは右手にオメガの力を纏う………

メテオ「世界よ………今、1つとなれ!」

U「や、やめろ!!」

メテオは世界を1つにしようとオメガの力を天に向けて放った。すると地面が強く揺れる。

U「せ、世界が………繋がろうとしている………!?」

そう、今U達の世界は、他の世界と融合が進んでいた………しかし………

メテオ「………おかしい、世界の融合があまり進まぬ。繋がったのはこの世界の近くの世界のみか………だが融合の時は刻一刻と迫っている………融合までの時は………半年か。」

メテオは世界融合の時を予測し………

メテオ「よく聞け、この世界は半年もせずに滅びゆく。お前達はこれから残りの日々を怯え過ごすことになる………だが、お前だけはこのまま生かすことは出来ない………貴様は今までの数々の戦いで奇跡を起こし、運命をねじ曲げてきた。そんな事をされては我が計画は失敗に終わってしまうであろう。その為、貴様を今この場で滅ぼそう………」

メテオはオメガの力を再び手に集める………

メテオ「………滅びよ、幻想郷の最終兵器!!」

メテオはUに波動を放つ。その波動はあまりにも強大過ぎて、Uはまともにこれを喰らい、吹き飛んで行った………

春香「Uさぁーーん!!」

春香は吹き飛んで行ったUに向けて、声をあげる………

メテオ「………黙らせろ。」

メル「はい。」

メテオがそう言うと、メルが春香の口元を、睡眠薬を染み込ませたタオルで押さえる。

春香「んー!、んーー!!」

春香はしばらく騒いでいたが、しばらくすると睡眠薬が効き、春香は眠ってしまった………目に涙を溜めながら………

メテオ「………この女は連れ帰る。」

メル「………しかし、あの男は吹き飛んで行きました………人質はもう意味無いのでは?」

メテオ「いいや、来るさ。あの男は本当に何をやらかすか分かったものでは無いからな………」

と、今も尚、メテオはUを警戒していたのだった………

 

U「………」

Uは吹き飛んで行ってしばらく経った後、Uはどこかも分からないところに、ボロボロの姿で倒れていた。

U「………メテオ………この世界を滅ぼす存在………僕の胸騒ぎは………奴の事だったのか………?」

Uは絶望しながら気を失った。すると、そこに通りすがった者が1人………

??「………師匠?」

そう、それはUに縁のある彼女だった………

To be continued………




次回予告
Uが気が付くと、そこにはかつて彼が出会った雷美咲がいた。Uは彼女の世界にスキマを使わずに来てしまったことから、世界の融合が進んでしまった事を強く実感する………
次回「美咲の世界」


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第1章 美咲の世界
第2話 美咲の世界


前回までのあらすじ
幻想郷の最終兵器と呼ばれた男、Uは不安を抱えながら人里を巡っていた。Uは春香と共に会話をしていた時に、突如現れた世界を滅ぼそうとする者、メテオにより、Uは力を奪われ、敗れてしまう。Uはどこか遠くへ飛ばされ、春香は人質として捕らえられてしまう。Uが吹き飛ばされた場所で、Uを師匠という者が1人通りかかる………


U「(………僕の力は奪われ………それを奪ったメテオ………世界を滅ぼす為に世界を1つに纏めている………僕に対抗の術は無いのか………?)」

………Uは自身の夢の中でひたすら自問自答をしていた。

U「(………春香はどうなったのかな………?、僕が不甲斐ないばっかりに彼女は………)」

こんな時でも春香の事を心配するあたりやはりUはUである。

U「(………僕はどうしたら………?)」

 

U「んん………?」

Uは目を開ける。そこから彼は自分が気絶してしまっていた事を知る………

U「ここはどこだ………?」

Uは身体を起こす。すると………

??「あっ!、まだ身体を起こしちゃダメです!」

Uに向けて声をかけるものが………

U「あれ………美咲………?」

美咲「………私の事を覚えててくれたんですね、師匠。」

U「忘れるもんか、しかし、君がいるという事は………ここは君の世界なのか?」

美咲「それを聞きたいのはこっちですよ。学校帰りに師匠がボロボロになって倒れていたから何事かと心配してしまいましたよ。」

U「そうか………なら本当に世界の融合が進んだのか………」

美咲「………何を言っているんですか?」

U「………美咲、単刀直入に言う。僕と君の世界は融合した………メテオっていう奴の仕業でな………」

美咲「メテオ………聞いた事ない名前ですね。でもその人は何故世界の融合をしたのですか?」

U「………世界の融合をしてからの方が手っ取り早いんだよ。世界が1つになったら完全に滅ぼすのに必要な数はそれだけになるんだからさ。」

美咲「そ、そうなんですか………」

U「………取り敢えずこの世界がどうなっているか知りたい。」

Uはベッドから起き上がる。

美咲「ちょっ、まだ寝てないと………!」

U「寝てられるかよ………僕は色々な物を奪われた。それを取り返すまで戦い続けるしかない。」

美咲「何が貴方をそこまで動かしているんですか!?」

U「………僕は誰かの為なら自分の命すら捨てても良いと思っている。その心情を決して曲げたくはない。ただの僕の我儘さ。」

Uは荷物を纏め、ボロボロになっていた上着とデザインが全くおなじ新品の上着を着る。

U「済まないな。君に僕を止めるなんて無理な話なんだよ。」

美咲「………だったら、私を連れて行ってください!」

U「でも………」

美咲「………師匠は今、満足には戦えないはずです。だから………せめて私が師匠を手伝いたい………それだけの事です。それと………」

美咲は数十枚のブランクカードをUに渡す。

美咲「この世界の悪霊はご存知の通り殺せません。封印の為に、このカードを持っていてください。」

U「………助かるよ、ありがとう。」

Uはブランクカードを受け取り、上着の内側の懐のポケットにしまう。するとそこへ………

??「………美咲が行くなら私も行くわ。」

美咲「レイちゃん!?」

Uが寝ていた部屋に、闇光レイが入って来た。

レイ「………まともに戦えるか怪しい男と美咲だけじゃ心配よ。」

U「相変わらず手厳しいね、お前は………」

Uは苦笑いをしていた………

To be continued………




次回予告
Uが辺りを見回すと、以前とは地形が変わっていたり、美咲達が知り得ない家が立っていたりと、かなり変わっていた………
次回「世界の変化」


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第3話 世界の変化

前回までのあらすじ
Uは目を覚ます。そこはかつて訪れた雷美咲の世界であった。Uは世界の状況を知ろうと、身体を起こすが、美咲に静止される。しかし彼は自分の意思を曲げなかった為に、美咲は折れ、Uに同行することにする。更にそんな美咲を心配して、闇光レイも同行する事を選んだ………


U達は美咲の案内で外を歩いていたのだが………

美咲「あれ………?」

U「どうしたんだい?」

美咲「ここ、前まで穴なんて無かったのに………」

レイ「あそこもよ、見た事の無い家が建っているわ。」

U「………世界の融合によって二つの世界の地形がめちゃくちゃになってしまったのか………」

美咲「世界の融合によって、こんな影響が起こるなんて………」

???「美咲ー!!」

美咲の名を呼ぶ者が声を上げてこちらに向かってくる………

美咲「ほのかちゃん!、それに由香ちゃんに鈴香ちゃんも!」

ほのか達3人が美咲達の方に走ってくる。

ほのか「ありゃ?、アンタは確か………」

U「Uだ。訳あって、この世界に来ている。」

由香「そうだったのですか………って、そんな話をしている場合じゃないです!」

U「………どうかしたのか?」

鈴香「………神社の敷地内に色々な家が経ってしまったわ。」

ほのか「今まで建って無かったし、かと言って、建てるなんて話も聞いてなかったから本当に驚いたんだ。」

U「神社に家が経ってる………罰当たりだな………と言いたいが、これも世界の融合のせいか………」

由香「世界の融合?」

U「ああ、説明するよ。」

Uは3人に世界の融合の話をした………

 

それと同時期、メテオは………

メル「………例の女は牢に入れました。」

メテオ「ご苦労。」

メル「あら、ドラグナイト様もいらしていたのですか。」

メテオの玉座の前には、メルの他に、ドラグナイトと言う龍の頭をした者がいた。

ドラグナイト「………それで、私が倒すべき相手は誰なのだ、メテオ殿。」

メテオ「うむ、Uと言う人物だ。」

ドラグナイト「U………あの幻想郷の最終兵器と呼ばれた男か。しかし、その男はメテオ殿が倒したと、風の噂で聞いたが。」

メテオ「そうだといいのだがな。」

ドラグナイト「何かあったのか?」

メテオ「………あの男を調べてきたが………あの男は何をしでかすかわからぬ男。現にこれまでの戦いでは、最初は敵わなかった敵を前に自身も戦いの中で強くなり、新たな力を手にしてきた男なのだ。」

ドラグナイト「ほう、つまりもしかしたら生きているとでも言いたいのか?」

メテオ「………そうだ。」

ドラグナイト「………冗談はやめてくれ。今までメテオ殿に刃向かって生き残った奴はいない。馬鹿も休み休み言え。」

メテオ「………ドラグナイトよ、お前と私は数千年の長い付き合いだ。ずっと長い活動を共にしてきたお前なら、私の予感が外れた事は無い事を知っているはずだ。」

ドラグナイト「………成程。確かにメテオ殿の予感は外れた事は無いな………なら受けてやる。そのUと言う人物の討伐を。」

メテオ「頼むぞメテオ。」

ドラグナイト「しかし、Uと言う人物は何処にいる?」

メテオ「今、この世界の全体を探している。もうすぐ分かるであろう………」

メテオがそう言うと、メテオの部下らしき者が現れ………

部下「申し上げます!例の男が見つかりました。場所は………」

部下は、Uが美咲の世界にいる事を伝えた。

ドラグナイト「………何?そこにいるだと?」

メテオ「そうか。まさか私の力でそこまで飛ばされていたとは………良いなドラグナイト、私はお前を信頼している。絶対にUの首を取って帰ってくるのだ。」

ドラグナイト「分かった。直ぐに取ってみせるぞ………友よ。」

ドラグナイトは瞬間移動をした。

メル「しかし、何故わざわざドラグナイト様を向かわせたのですか?、あの御方は………スピリットのはずです。」

メテオ「そうだ、ドラグナイトはお前も知っての通りスピリット、死なぬ存在だ。生半可な奴を送り込んでも、Uに負けては意味が無い。ここはUでも殺す事は出来ぬドラグナイトで確実に勝ちを手にする………確実にな。」

メテオは今も尚、Uを警戒し、不死生物スピリットの1人である、ドラグナイトにUの抹殺を依頼したのだった………

To be continued………




次回予告
ほのか達に世界の融合について話したU。だがそんな彼等の前に、メテオの命令を受けたドラグナイトが、Uの命を狙う………
次回「不死竜ドラグナイト」


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第4話 不死竜ドラグナイト

前回までのあらすじ
U達は外を歩いていたが、地形などが変わっており、融合した結果を知る事となる。一方、メテオは、不死生物スピリットの1人であるドラグナイトを、U抹殺の為に送り込む………


U「………と言う訳だ。」

ほのか「そうだったのか………」

由香「世界の融合………そんな事が起きてしまうなんて………」

鈴香「………相手はそんな非現実的な事まで出来るのね………」

U「………僕は奴から力を取り戻す。その為にも、奴の居場所を見つけないと………」

??????「お前には不可能だ。」

U達の会話に、介入する者が1人………

U「………誰だ?」

美咲「あの人………頭が龍の顔………?」

レイ「………この気配………貴方、まさかスピリット!?」

美咲「え!?」

ドラグナイト「………くくっ、見抜いたか。どんな方法で知ったかまでは知らないが………俺は不死竜ドラグナイト。Uとやら、メテオ殿の勅命により、貴様の首を貰い受ける。」

U「狙いは僕か………」

美咲「そんな事させない!」

美咲は巫女ラウザー・真を装着し、カードを通す。

美咲「変身!」

Thunder

美咲は雷の巫女に変身し、弓矢を引いて攻撃する。

ドラグナイト「………効かぬわ。」

ドラグナイトは美咲に接近する。

レイ「美咲!!」

レイは巫女ラウザー・改を装着し、カードをセットし、ベルトのスイッチを押す。

Darkness lightning

レイは剣を手にし、ドラグナイトを食い止めようとするが、ドラグナイトの拳であっさり吹き飛んだ。

レイ「くっ!」

レイはカードを取りだし、剣のラウザーにスキャンする。

Slash

レイは斬撃による攻撃で、ドラグナイトを怯ませる。

レイ「美咲!、Evolutionを!!」

美咲は頷きEvolutionのカードを取り出すが………

ドラグナイト「させるか。」

ドラグナイトはレイを突き飛ばし、美咲を蹴飛ばした。

レイ「うぐっ!?」

美咲「きゃあ!?」

美咲の手からEvolutionが離れ、Uの足元に落ちる。

U「このままじゃマズイ………!」

UはEvolutionのカードを拾うと、セイバーを取りだし、攻撃に参加する。

ほのか「わ、私達も参戦するぞ!」

由香「ええ!」

ほのか達3人は巫女ラウザーを装着し、カードをスキャンする………が、巫女ラウザーはどれも反応しなかった。

ほのか「えっ!?、ど、どうなってるんだよ!?」

由香「巫女ラウザーが………反応しない………!?」

鈴香「………まさか世界の融合のせいで神社の力が失われている………!?」

ほのか「ど、どういう事だよ、それ!?」

鈴香「たぶん、世界の融合のせいで神社の敷地に関係ない家が建っていた。そのせいで神社の神の力が失われたのが原因かもしれないわ………」

ほのか「ど、どうするんだよ、それ!?」

なんとほのか達は世界の融合のせいか変身出来なくなっていた。強敵ドラグナイトを前にU達は立ち向かえるのか………?

To be continued………




次回予告
U達はドラグナイトに挑むが、彼の強大な力の前に手も足も出ない。だが、諦める事無く立ち向かうU。そんな彼の行動が、神を目覚めさせ、Uに新たな力を授ける………
次回「勇気の輝き」


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第5話 勇気の輝き

前回までのあらすじ
Uはほのか達に事情を説明した。だがそこへ、メテオの勅命を受けたドラグナイトが現れた。美咲、レイ、Uが迎え撃つが、ほのか達はまさかの変身出来ない状態で………!?


U「アイツら、何をやってるんだ………!?」

Uは、変身出来ない3人を見てこう言った。

美咲「まさか、何か事情があって変身出来ないんじゃ………!?」

美咲は、かつて自分が陥った状況の事を思い出しながらそう言った。

U「………そうか………なら、僕達だけでコイツを何とかするしかないか………!」

Uは蹴りを放つ。

U「(………力を取られた今の僕に必殺技は使えない………でも、やるしか無いんだ………!)」

Uの渾身のキックはドラグナイトを後退りさせる。

ドラグナイト「成程、キック力はまずまずだな………だが………」

ドラグナイトは口から炎を吐き、炎を手に纏わせる。

ドラグナイト「{火炎昇龍覇}!」

ドラグナイトは炎の拳によるアッパーでUを吹き飛ばす。

U「ぐわああああ!」

Uは大きく吹き飛び、落下時に地面に強く身体を打ち付ける。

U「ゴホッゴホッ!」

Uは口から血を吐いた。

美咲「師匠!?」

美咲はUに駆け寄る。

U「つ、強い………身体が言う事を効かねえ………!」

美咲「………私が師匠の分まで頑張ります………!」

U「………美咲………」

美咲は弓を手にまた攻撃に参加する。

U「………そうだよな………美咲がここまで頑張ってるんだ………僕が諦める訳には行かない………!」

Uはフラフラと立ち上がる………

U「………美咲達が頑張ってくれている中で………諦める訳には行かないんだよ………!!」

Uは諦める素振りを見せなかった。すると………

?????「………そうです。貴方は諦めてはなりません。」

今までに聞き覚えのない声が、Uの頭の中に聞こえてくる。

U「………誰だ!?」

Uは辺りを見回す。だが声の主はいない。分かるのは声だけだった。

?????「私は………創世神ジェネシス。」

U「………ジェネシス?、聞いた事がない。」

ジェネシス「それもそうでしょう。私は長い間この世界に封印されていたこの世界の神では無いのですから。私はかつて、魔法の世界でオメガという神と争い、敗れたものです。」

U「オメガ………まさか………!」

Uは、かつてオメガと戦い、自らの手で倒した事を思い出す。

U「………つまり、お前はオメガの対極に当たる存在という訳か。」

Uはジェネシスをそう表現した。

ジェネシス「………貴方はこの先大きな命運を背負う事になる。こんな所で死ぬ事は許されません。しかし、このままでは貴方は殺されます。」

U「………死ぬ………ねえ。」

ジェネシス「私は貴方を死の運命から救い出します。この力を使い、この運命を乗り越えて見せなさい。」

ジェネシスはそう言うと、強大な力をUの左腕に纏わせ、大きな光を放つ………

 

U「………!?」

Uの左腕には、いつの間にか、剣が刺さった盾が装着されていた。そして懐から、1枚のブランクカードが現れ、カードはBrave(ブレイブ)へと変わる。

美咲「な、何!?」

レイ「あの剣と盾は一体………!?」

U「………これは………あのジェネシスって奴がくれた力なのか………?」

Uは戸惑いながらも………

U「やってみよう………これが本当に奴に勝てる力なら………!」

Uは盾にあるカード差し込み口に、Braveを入れる。

Brave

Uは、剣を引き抜き、自身の前に剣を持ってきて………

U「………変身!」

そう宣言し、剣のトリガーを引く。すると、剣から膨大な力が現れ、その膨大な力が、Uの身体に鎧として具現化する。

ほのか「す、すげえ………!」

レイ「あの男の新たな力………?、きゃあ!?」

レイはUの新たな姿に視線を向けた為に、ドラグナイトに突き飛ばされる。そして、Uの姿を見たドラグナイトは………

ドラグナイト「うん………?、あんな力は聞いていないが………?」

と、驚いている様子だった。

U「………ブレイブナイト………それが今の僕の姿の名だ!」

Uの新形態ブレイブナイト。果たしてその力は………?

To be continued………




次回予告
Uは新たな力ブレイブナイトの力を使い、強敵ドラグナイトに挑む。Uの力はドラグナイトと互角の戦いを繰り広げる………
次回「カードの騎士ブレイブナイト」

カード解説
Brave→Uがブレイブナイトに変身するのに使う、勇気の記憶を持つカード(100p)


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第6話 カードの騎士ブレイブナイト

前回までのあらすじ
強敵ドラグナイトの必殺の一撃を受け、大ダメージを受けるU。だが、美咲の必死に戦う言葉から、自身も諦めず、戦う事を選ぶ。すると、突如Uの脳内に声をかけた創世神ジェネシスが、Uに新たな力を与え、Uはブレイブナイトへと変身する………


Uは、一歩一歩、歩きながらドラグナイトに接近する。

ドラグナイト「………いいだろう。その力、見せてみよ。」

ドラグナイトは右の拳を突き出すが、Uは左腕の盾で止める。ドラグナイトの拳は、Uの盾にはビクともしなかった。

U「はあっ!」

Uは右手の剣を振るう。ドラグナイトは軽い身のこなしで、これを回避する。

ドラグナイト「俺のパワーを受け止めるか。ならば………これでどうだ!」

ドラグナイトはUの後ろに回る。Uはこれを振り向こうとするが………

U「あれっ!?」

Uはいつものように身体を後ろに回せなかった。後ろに回した時には既にドラグナイトが攻撃していた。Uは盾で間一髪ガードする。

U「(鎧のせいで、身体が………重い………!)」

そう、今の彼は強大な防御力こそ持っているが、その代償に重さのせいで、Uのスピードはいつもの数百分の一にまで落ち込み、更に空も飛べなくなってしまった。

U「(どうしたらいいんだ………)」

Uがそう考えていると………

レイ「カードで変身した癖に、他のカードは無いと言うの………!?」

レイのこの一言が、Uの中にある事を思い付かせる。

U「(カード………!)」

Uはベルトの横に着いているデッキケースを開ける。するとその中には、Bike(バイク)と書かれたカードがあった。

U「Bike………?」

Uは剣を地面に突き刺し、盾の側面に着いているレバーを引く。すると、盾の側面から、スリッドが出てくる。

U「………入れてみるか。」

UはBikeのカードをスリッドにセットし、レバーを押す。

Bike

すると、盾の召喚機が、Uの目の前に、バイクを召喚させた。

美咲「ば、バイク!?」

ドラグナイト「何だあれは………?」

U「僕の愛用のバイク!?」

そう、そのバイクはこの前に乗っていた愛車だった。

U「よし………!」

Uはバイクに乗っかると、地面に突き刺していた剣を引き抜く。

U「行くぜ!」

Uは猛スピードで突進。ドラグナイトは勿論回避するが、Uは身体を右に倒して180度回転。ドラグナイトの回避した方に突っ込む。

ドラグナイト「ぐはっ!?」

ドラグナイトは大きく吹き飛ぶ。

ドラグナイト「成程、面白い事をするものだ。ならば………」

ドラグナイトは再び口から炎を吐き、右手に纏わせる。

ドラグナイト「我が奥義で、相手をしよう!」

美咲「またあの必殺技が………!!」

U「………こっちはな、取り返さなきゃいけないモノがいっぱいあるんだ………ここで負ける訳にはいかないんだ!!」

Uは剣を盾に戻し、盾と剣を合わせる事で完成するラウザー部分に、先程拾ったEvolutionをスキャンする。

Evolution

Evolutionの力が、Uの納刀している剣に集まる。

ドラグナイト「喰らえ、{火炎昇龍覇}!!」

ドラグナイトはアッパーカットを狙う。Uは自身の攻撃範囲にドラグナイトが入った瞬間………

U「………はああああ!!」

Uは剣を抜刀し、ドラグナイトのアッパーカットをかわして、ドラグナイトの身体を斬る。

ドラグナイト「ぐああああ!!」

ドラグナイトはこの一撃に膝を着く。

U「………お前を封印する。」

Uはブランクカードを取り出し、カードを投げるが、カードは突然弾き返され、Uの手に戻った。なんと目の前には、超能力のバリアを張ったメルが立っていた。

U「お前………あの時の………!!」

メル「今、貴方にドラグナイト様を封印される訳にはいかないの。」

メルは闘争心に燃えるUの目を見る。

メル「………貴方って本当に変な人。」

U「何が言いたい?」

メル「貴方の奥さんが人質にされた時には何も出来なかったのに、今はドラグナイト様をここまで傷付けるなんて………」

メルはクスクスと笑う。

美咲「師匠の………奥さん………!?」

美咲は聞いた事のない事実に衝撃を受ける。

メル「………ああ、それと1つ教えてあげる。貴方の奥さんは私達が預かったわ。貴方には取り戻せるかしらね?」

そう言うと、ドラグナイトと共に瞬間移動で消えてしまった………

U「………春香は………奴等に捕まったのか………」

Uは剣を納刀し、カード差し込み口から、Braveを抜き取って、変身を解除する。そこに美咲達が駆け寄り………

U「美咲、君のカードのお陰で勝てた。ありがとう。」

と、Evolutionのカードを返す。すると美咲はEvolutionを受け取ると同時に………

美咲「………それよりも、師匠に聞きたい事があります。師匠の奥さん………ってどういう事ですか!?」

U「え!?、あの、その………」

Uは口をモゴモゴさせていたが、しばらくすると………

U「………分かったよ。話すさ。僕の奥さんがどうのこうのについて………」

と、Uは自身の妻、白宮春香の事について語り出すのだった………

To be continued………




次回予告
Uは春香の事を話し、今の自分は、メテオから春香や自身の力を取り返す事が目的である事を明かす。すると美咲はそんな彼の協力を名乗り出る………
次回「奪還の為の仲間」

カード解説
Bike→Uの愛用機、戦闘用バイクを召喚する(30p)


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第7話 奪還の為の仲間

前回までのあらすじ
Uはブレイブナイトへと変身し、ドラグナイトと交戦。勝負自体はUが優勢だったが、メテオの下僕メルの介入で、ドラグナイトを連れて撤退されてしまう。一方、Uの妻の事を知った美咲は、その事をUに問い詰める………


同時期、メテオ達は………

メテオ「………酷くやられたな、ドラグナイト。」

ドラグナイト「メテオ殿の予感通りだ。あのUと言う男は、新たな力を手にして、俺を圧倒して見せた。敵ながら気に入ったぞ。」

メテオ「お前らしい回答だな。」

メテオはそう告げる。ドラグナイトはUから斬られた時に出来た傷跡を目にし………

ドラグナイト「………俺はしばらくこの傷を癒す。あまりにもダメージが深くてな。」

メテオ「そうするといい。私もお前が封印されずに戻ってこれたのは、まだチャンスがあるという事だ。Uを潰す為のな。」

ドラグナイト「そうか………メテオ殿は相変わらずだ。」

ドラグナイトはそう言うと、メテオのいる部屋から出ていった。

メテオ「(………そう言えば先程からメルがいないな………非常時以外いつも私の傍にいるあの娘が………珍しい事もあるものだ。)」

メテオは下僕のメルが傍にいない事を珍しく思っていた………

 

一方、メルは牢獄におり、囚われの身である春香の所にいた。

メル「………気分はどうかしら?、お姫様?」

春香「………私は白宮春香よ。何度も貴女にそう教えたじゃない。」

春香はロープで縛られた状態であるにもかかわらず、絶望せず、気丈に振舞っていた。

メル「………あれから3日も経つのによく諦めないものね。それに、私もなんでアンタみたいなおばさんに絡んでいるんだか。」

メルは春香の左頬を触る。

メル「………アンタ本当におばさんなの?、まるで10、20代の人みたいなんだけど。」

春香「………貴女にも若く見えるの?、嬉しい限りね。」

春香のその言葉に、メルは苛立ちを見せ、春香の頬を叩く。

春香「きゃあ!」

春香は倒れる。

メル「………図に乗らないで!、アンタはあくまで囚われの身、人質なの!、分かってるの!?」

メルは荒い息遣いをする。

春香「………私は諦めたりしないわ。絶対に………Uさんが助けてくれるって信じてるもの。」

メル「………気に入らないわ………アンタのそういうとこ!」

メルは倒れていた春香の身体を蹴飛ばした。

メル「………次来た時には、絶望顔を見せなさいよ!」

メルは苛立ちながら牢獄を後にした………

 

再びU視点………

U「………白宮春香、僕の奥さん。優しくて、綺麗で、家事上手で、魔法使いの人なんだ。」

Uは写真を見せながら説明をする。

美咲「………つまり、今の師匠はその、春香さんって人を助けようとしているんですね?」

U「それともう1つ、メテオって奴に春香だけじゃなくて力まで奪われてしまったから、それを取り返そうともしている。今頃、春香は泣いているかもしれないし………」

Uは涙を目に浮べる。それを見た美咲はUの涙を拭き取り………

美咲「………取り戻しましょう、Uさんの力と、えと………春香さんを!」

と、Uを元気づけた。しかし、Uはこの言い方に違和感を感じる。

U「なんだよ、その言い方は………?」

美咲「私も着いて行きます。Uさんだけじゃ不安だから。」

U「ええ!?、ちょっ、ちょっと待ってくれ!、幾ら何でもそんな事に美咲を巻き込められないよ!!」

美咲「私はUさんの力になるって決めたんです。だから………着いて行きます!」

美咲は強い決意を固めていた。

U「美咲………でも、君のお母さんがなんて言うか………」

???「行ってきなよ、美咲。」

Uの言葉に、とある人物が反応する。それは………

美咲「お母さん!?」

美咲の母、雷ゆうかである。

U「………いいのかよ、アンタの大事な一人娘だろ?」

ゆうか「………美咲がやりたいって言ってる事を私が否定するつもりは微塵も無いわ。それに、貴方はなんでも屋でしょ?、お金さえ払えば何でも仕事してくれるんじゃなかったの?」

U「………特別だ。」

ゆうか「………?」

U「特別にタダで引き受けてやる。美咲を同行させることを。」

Uがそう言うと、ゆうかはニコッと笑い………

ゆうか「………うちの娘泣かしたら、承知しないわよ?」

U「………心得ておく。」

Uは、美咲を連れて行く事となった。

レイ「なら、私も同行させてもらうわ。美咲だけ連れて行くなんて信用出来ないから。」

U「………はいはい、勝手にしな。」

ほのか「なら私も!」

由香「私も是非!」

鈴香「私も力を貸すわ………!」

と、結局巫女全員着いていく事を選んだ。Uはほのか達に近付き………

U「今のお前達は確か変身出来ないんだよな?、この先、どんな危険を前にしても僕に着いて来れるか?」

3人は頷く。Uはそれを見て………

U「………なら、好きにしな。」

こうして、Uは美咲の世界の仲間を連れて行く事になったのだった………

To be continued………




次回予告
U達は、そんな話で盛り上がっていると、世界の融合が進み、また世界が変わり始める。すると、美咲の世界と、かつてUが訪れた世界が融合。Uと知り合いの少女が、U達の前に現れる………
次回「融合進む世界」


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第8話 融合進む世界

前回までのあらすじ
メテオサイドは、ドラグナイトはUとの戦いの傷を癒す事とし、メテオの下僕、メルは囚われの身である春香の気丈な態度に苛立ちを覚えていた。 一方、Uサイドは、美咲の世界の巫女達が、Uの旅に同行する事になった………


U「………取り敢えず幻想郷の方に戻ろう………」

Uはスキマを開くが………

U「なんじゃこりゃあ!?」

美咲「どうかしたんですか?」

Uの驚きの様子に、美咲がUのスキマの内部を除く。すると、

美咲「これは………滅茶苦茶になってる!?」

なんと、スキマの中は空間がねじ曲がっており、出口も謎のモヤが罹って塞がれていた。

U「………スキマによる帰還は不可能………か。」

Uは頭を抱える。すると突然ほのかがUに対し、疑問を抱く。

ほのか「………なあ、アンタ、力を取られたって言ってたじゃん。なんでその力は使える訳?」

確かに、力を奪われたはずのUが、スキマを開けるのは普通に考えるとおかしい。Uはその理由を答えた。

U「ああ、それは僕がこの能力を使える奴のDNAを移植されたせいだろう。」

………Uはデストロと戦った8年前に、協力の代わりとして、八雲紫のDNAを移植されていた。Uの不思議な力によってそれがUにスキマの力を与えたものだと彼は考えている。その為メテオも、ラグナロクから生まれていない力を奪う事が出来なかったようだった。

U「………だが、使えないんじゃ、意味は無い。もうこうなったら、自分の足で行くしかない。」

Uはこれが長旅になる事を覚悟していた。

U「………引き返すのは今だ。答えはこの場で出してくれ。」

Uは美咲達に、最後の決断を促す。しかし、巫女達は誰一人として、この旅をやめようとはしなかった。

U「………行ってくれるんだな?」

Uがそう言うと、巫女達は頷く。

U「………ありがとう。」

Uはそう呟いた………その時だった。突然地震が起きた。

美咲「こ、この地震は………!?」

U「また世界の融合が始まったのか………!」

どうやら、他の世界が、U達の融合世界にくっついて来た様子だった。

U「今度はどこと繋がろうって言うんだよ………!?」

そう呟くU。すると、美咲の町に、Uが見た事ある建物を見る。

U「(あっ………あの学校………間違いない………魔法使いの世界の学校だ………!)」

そう、かつてUが美咲の世界より前に訪れた魔法使いの世界である。

U「………1年ぶりに見たが間違いない………僕たちの世界に融合した世界は………」

Uが融合した世界が何かを確信した。そんなU達の前に現れたのは………

???「ゆ、U君………!?」

Uに聞き覚えのある声。Uは声の方を向き………

U「あ、あずさ………!?」

そう、声の主は魔法使いの世界の人間であり、Uの親友、三木あずさであった………

To be continued………




次回予告
あずさは、美咲達を不審に思い、何故連れているのかを問い詰める。しかし、今のこの世界は魔法の存在そのものが無い世界の為、Uは答え方に戸惑う………
次回「あずさの世界」


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第2章 あずさの世界
第9話 あずさの世界


前回までのあらすじ
Uはスキマでの帰還を試みるが、スキマ内部が大変な事になっており、自分の足で帰らなければならなくなってしまった。そんな状況の時に、世界の融合が進み、U達の世界にかつてUが旅した魔法使いあずさの世界であった………


あずさ「やっぱりU君だ………なんでここに?」

U「ええと、その………」

あずさはUの後ろを見ると、美咲達がいるのに気付き………

あずさ「………あの後ろの女の子達は誰なの?」

と、聞かれてしまった。

U「え!?、えと………」

Uは口をモゴモゴさせる。すると美咲がUの後ろから出て来た。

美咲「あの………私、雷美咲と言います。ししょ………Uさんとは師弟関係なんです。」

U「お、おい!?」

Uは美咲の言葉に焦り始める。何故なら今のこの世界では、あずさを初めとした、魔法使い達は、前に起きた世界の改変のせいで、魔法使いとしての記憶を失っているからである。Uが返答に困っていたのは、それが理由であり、美咲があっさりと、自分とUの関係の話をしてしまった為に、焦ったのである。

あずさ「師弟………1年前に転校した時、急なものだったからどうしたのかなって思ったけど………まさかそんな関係の女の子が………」

U「ちょっと待て待て!、一体どう言う関係だと思ってるのさ!?」

あずさ「………恋人関係とか。」

U「違う違う!、美咲とはそんな関係じゃ………」

美咲「この人の恋人は、春香さんって人ですよ。」

U「何バラしてんだよ、おい!!」

Uは必死に美咲の口元を塞ぐ。

あずさ「恋人いたの!?、じゃあこの子達は本当に師弟関係!?」

レイ「混乱してるわね………」

U「本当だよ、全く。」

あずさ「ち、因みにどんな師弟関係なの?」

美咲「悪霊って敵を倒す関係の師弟です。」

あずさ「悪霊………敵………?、U君が………グレちゃった………!?」

あずさはショックで倒れてしまった。

U「あ、あずさ!?」

Uは大慌てであずさに駆け寄ろうとすると、瞬間的に駆け寄った者が1人………

U「お前は………!」

駆け寄った者は顔を上げると………

???「あら、Uじゃない。」

U「のぞみ………」

そう、彼女は時乃のぞみ。かつてUと共に共闘し、U以外に唯一、世界改変前の記憶と力を持っている魔法使いである。

のぞみ「………どうしてここにいるの?」

U「それは………色々あってな。」

のぞみ「また何か用事でもある訳?」

U「………用事と言うか………色々面倒くさい事になってな。」

のぞみ「面倒くさい事?」

U「………世界の融合が起きて、僕達の世界と、お前達の世界が繋がってしまった。」

のぞみ「………世界の融合?」

U「嘘みたいに思うかもしれないけど………」

のぞみ「………貴方の様子を見るあたり………本当みたいね。」

U「………信じてくれるのか?」

のぞみ「………貴方は肝心な事は嘘をつかないものね。」

魔法の無いあずさの世界。今のUの詳しい事を理解出来るのは時乃のぞみだけであった………

To be continued………




次回予告
Uは世界の状況をのぞみに説明。のぞみはUに協力の意志を見せるが、あずさ達の事が気にかかり、あっさりとは協力出来る状態では無かった………
次回「複雑な事情」


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第10話 複雑な事情

前回までのあらすじ
あずさはUに事情を聞くが、あずさにとってはあまりにぶっ飛んていたのか、あずさは気絶してしまう。一方、のぞみはUの事情を受け入れ………


メテオサイド………

メテオ「………レファエル。お前も知っての通りだと思うが、我が戦友ドラグナイトが、Uとの戦闘で手傷を負わされた。」

メテオの前には、新たな怪人レファエルが立っていた。レファエルはメテオの話を聞き………

レファエル「なんと、ドラグナイトが………!?、奴はナンバー2候補の1人と言われた男。並大抵の人間など、手も足も出ないはずだ………まさか、そのUとやらは………」

メテオ「………分かったか、レファエル。」

レファエル「ああ。分かったぞ、メテオ。お前が俺に何を求めているのか………いいだろう。俺は、そのUとやらを倒してこよう。そいつはどこにいる?」

メテオ「ドラグナイトが交戦した場所から大して遠くは無い。」

レファエル「分かった。」

メテオ「油断するなよ。ドラグナイトを退けた男だ。何をしでかすか分からん。」

レファエル「心得て置く。お前とは長年の付き合いがある。お前のその言葉は信用に値する。」

レファエルはそう言うと、瞬間移動でUの元に向かった。それと同時に、不機嫌のメルが戻って来た。

メテオ「………偉く不機嫌だな。」

メル「………あの女が、囚われの身と言うのに、気丈な態度なもので………」

メテオ「………流石Uの妻と言う訳か。」

メル「………もう少し私にお任せ下さい。必ず、あの女を絶望に叩き落としてみせます。」

メテオ「任せる。どうせUがここに辿り着くまでには時間がかかる。今のうちに白宮春香を絶望に叩き落としておけ。」

メル「………かしこまりました………」

メルはそう言うと、メテオの元を去った。

メテオ「………白宮春香がこちらにいる限り、例え我が下僕を退けても無駄なのだ………」

メテオは悪魔の笑みを絶やさなかった………

 

一方、U達は………

U「………という訳で、僕達は、旅をしようとしていたところにお前達が現れたんだ。」

のぞみ「成程ね。貴方の旅の目的はよく分かったわ。」

U「………なあ、のぞみも僕達に協力してくれないか?、今の所、お前がこの世界唯一の魔法使いだから、この世界では、お前しか頼れる奴がいないんだ。」

のぞみ「………そうしたいのは山々だけど、今の私にはあずさ達を守るという大事な使命があるの。」

U「………そうだよな。無理言って悪かったよ。」

Uはガックリとしていた。

?????「見つけたぞ、Uとやら。」

と、声が聞こえて来た。

U「………誰だ? 」

声の主はレファエルだった。そして彼はUに対して名乗る。

レファエル「………メテオの戦友、レファエルだ………」

と………

To be continued………




次回予告
Uはオメガツヴァイに変身しようとするが、レファエルの身体から放たれる弾丸に、ベルトを弾き飛ばされてしまう。仕方無くUはミラクルマジックナイトに変身。そして目を覚ますあずさ。するとあずさはUのミラクルマジックナイトの姿をどこかで見たことあると言い出した………
次回「魔装弾丸獣レファエル」


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第11話 魔装弾丸獣レファエル

前回までのあらすじ
メテオは、Uを倒す為に、新たな資格を送り込む。一方、Uは、のぞみに協力を要請するが、あずさ達の事があり、彼女は簡単には承諾する事が出来ない。そこへ、メテオの刺客、レファエルが現れる………


U「………前にドラグナイトとか言う奴が僕の前に現れたけど………どうして、お前達は僕をここまで殺したがる?」

レファエル「………俺は知らんよ。俺はドラグナイトのように、興味を持って動くタイプではない。俺はただ依頼を受けただけだ。」

U「ただの暗殺者かよ………!」

UはオメガドライバーⅡを取り出すが………

レファエル「暗殺者か………まあ確かに、俺が指先1つ動かしただけで死ぬからあながち間違いでもないかもな!」

レファエルがそういうと、Uが手にしていたオメガドライバーⅡが、突然弾かれてしまった。

U「何っ!?」

困惑するU。レファエルを見ると、羽織っていたマントの中に隠れている身体から、光が反射されていた………

U「まさか………お前の身体は………」

レファエル「気がついたか。ああ、そうさ。俺の身体のありとあらゆる箇所からは、弾丸を放つ事が出来る。故に俺はこう呼ばれた。」

レファエルはマントを脱ぎ捨てた。

レファエル「魔装弾丸獣レファエルとな。」

U「魔装弾丸獣………レファエル………」

Uはレファエルの銃口だらけの身体を見て………

U「成程ね、お前を示す異名………納得だぜ。」

Uはミラクルステッキを取り出す。

U「変身!」

Uの左腕に着いていたブレイブナイトへの変身武器は、ミラクルステッキ専用のバックルへと姿を変え、ミラクルステッキをバックルに装着させる。

Those with this walking stick will cause miracle to destroy evil………People called him Miracle magic knight!!

Uはバックルからステッキを取り外し、ガンモードにして攻撃する。しかし、銃口だらけで、鉄のような肉体のレファエルには全くダメージが通っている様子は無かった。逆に、レファエルが弾丸を大量に撃ってきた。

U「くっ………!(コイツ………身体の大量の弾丸で、相手を蜂の巣にする戦い方が出来るのか………!、しかもどれも狙いが正確だ………!)」

Uは何とかこれを回避して、また銃を連射するのだった………

 

一方、美咲やのぞみ達は、Uとレファエルの様子を見て、遠くに離れていた。

ほのか「Uの奴、まだあんな形態を持っていたのか………」

のぞみ「………でもあの姿ではUの方が不利………」

美咲「なんでそう言いきれるんですか………?」

のぞみ「………Uの攻撃が全く通じていないのよ。」

のぞみの分析通り、レファエルは全くダメージを受けていなかった。

美咲「どうすれば………」

美咲達は、どうにか出来ないかと、考える。すると………

あずさ「んん………?」

あずさが目を覚ました。

のぞみ「あずさ………!」

あずさ「のぞみちゃん………」

あずさは、のぞみが自分の近くにいた為、心の中で安堵する。だが、U達の弾丸を聞き、目を覚ます。

あずさ「あれは………何をしているの………!?」

美咲「………あれは、戦いです。師匠はあんな強敵達と必死に戦っているんです。」

美咲がそう説明していると、あずさはただUを見ていた。

あずさ「あの姿………どこかで見たような………」

あずさは記憶から抹消されたはずのミラクルマジックナイトの姿を見たことあるように告げた。すると、あずさは、ミラクルマジックナイトの事がフラッシュバックする………

あずさ「………ミラクル………マジックナイト………」

あずさはあずさの中でフラッシュバックが終わると、あずさは無意識にその名を告げたのだった………

To be continued………




次回予告
Uはレファエルの無数の弾丸を前に歯が立たず、敗れてしまう。だが、Uのミラクルマジックナイトを見て、本来の記憶を取り戻したあずさは、ホーリーライトへと変身する………
次回「ホーリーライトの復活」


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第12話 ホーリーライトの復活

前回までのあらすじ
Uは、魔装弾丸獣レファエルを迎え撃とうとするが、オメガドライバーⅡを弾かれてしまった為、ミラクルマジックナイトで戦う事に。一方、意識を取り戻したあずさは、ミラクルマジックナイトの姿を見て、見覚えかある様子を見せ………


Magic Kick Fever!!

Uは必殺キックを放つが………

レファエル「ふっ、馬鹿め!」

レファエルはUにむけて弾丸を嵐のように連射する。弾丸の嵐を前に、Uは蜂の巣にされてしまう。

U「うわああああああ!!」

Uは大きく吹き飛んだ。その時に、Uが持っていたあずさのステッキが、同時にあずさの方に落ちる。Uはその後地面に叩き付けられ、変身が解除されてしまう。蜂の巣にされた影響か、Uはボロボロだった。

U「うあっ………」

あずさ「U君!!」

あずさは大きく吹き飛んだUを強く心配していた。だがその時、先程Uが、落としたあずさのステッキが、あずさの目に入る。

あずさ「これ………」

あずさはステッキを拾い上げる。すると、自らの頭の中に、かつて自身が魔法使いとして戦っていた時の記憶が頭の中に浮かぶ。

あずさ「………私は……… 」

………一方、Uは地面に叩き付けられた時に転がったと思われるミラクルステッキに手を伸ばそうとするが、レファエルに髪を乱暴に掴まれ、強制的に立たされる。

レファエル「………これがメテオの警戒していた奴の強さか?、弱過ぎて話にならん。」

レファエルはそう言うと、右手でUの腹を殴った。

U「がはっ!?」

Uは口から血を吐く。

美咲「師匠………!」

美咲は、Uの大ピンチに大慌てで巫女ラウザー・真を取り出すが、あずさは美咲の前に手を出して、彼女を静止させる。

美咲「あずささん………?」

あずさ「………全部思い出したよ………私は………魔法使いだった。のぞみちゃんとU君がオメガを倒してくれて………私はオメガの悲劇を無かった事にする為に、魔法使いがいない世界を作った………奇跡か何故U君が私のステッキを持っていたのかは分からないけど………私は今、U君を守る為に戦う………魔法使い………ホーリーライトとして………!」

あずさはステッキを構える。すると、ステッキはあずさの思いに答えたのか、魔力を放ち、あずさの姿をホーリーライトの姿へと変身させる。ボロボロで、意識も朦朧としていたUは魔力を感じ取り、あずさの方を見る。

U「あれは………ホーリー………ライト………?」

のぞみ「あずさ………取り戻したと言うの………?、魔法使いの力を………」

Uがあずさの世界を旅立ってもなお、あずさの友として一緒にいたのぞみも、これには驚いていた。

あずさ「………U君の髪から手を離しなさい、U君のチャームポイントとも言える綺麗な白髪の髪から………!」

あずさはステッキを構えて、レファエルにそう迫るのだった………

To be continued………




次回予告
レファエルはあずさの要求を一蹴し、あずさをも手にかけようとするが、怒りに燃えるあずさは、レファエルを圧倒する………
次回「怒りのホーリーライト」


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第13話 怒りのホーリーライト

前回までのあらすじ
Uはレファエルに歯が立たず、変身解除へと追い込まれてしまう。しかし、記憶を取り戻したあずさは、ホーリーライトへと変身し………


レファエル「………そう言われてもな………今の俺の仕事は、コイツを殺す事だからな………応じられん。」

レファエルはあずさの要求を蹴った。あずさはそれを見て………

あずさ「………許さない。U君を殺させはしない………!」

あずさはステッキを強く握ると………

あずさ「U君はあの時、オメガに捕らわれた私の意志を救ってくれた………今度は、私がU君を助ける番………」

あずさはそう言うと、ステッキから魔法を放つ。

レファエル「実力行使か………この俺に楯突くとは………貴様も愚か者だな………!」

レファエルは身体から弾丸を放つが、あずさは魔法の防御壁を展開し、レファエルの弾丸を防ぐ。

レファエル「俺の弾丸があんな防御壁に阻まれただと………!?」

あずさ「………悪いけど今の私は怒りに燃えてるの………大切な友達を傷付けられてね!!」

あずさはステッキを掲げ、光を放つ。

レファエル「何っ!?」

ダメージこそ無かったが、不意打ちである為、レファエルには目眩しとなった。

レファエル「くっ………レンズが麻痺したか………」

光が消えて、レファエルの視力が戻った時、レファエルが掴んでいたUはいなかった。

レファエルはあずさの方を見ると、なんと、あずさはUを抱えていた。

U「………すまねえな………借りが出来た。」

あずさ「何言ってるの、私はU君への借りを返しただけよ。」

U「………そうか。」

Uはあずさから降りて、フラフラと立つ。

美咲「師匠………!」

美咲はUの身体を支える。

レファエル「………やるじゃないか。」

あずさがやってのけた、不意打ちからのUの救出を、レファエルは素直にあずさの実力を認めていた。

あずさ「………これで心置き無く………貴方に攻撃出来る。」

レファエル「出来るかな、この俺に向けて………!」

レファエルは身体中から弾丸を放つ。

あずさ「私は………負けない!」

あずさは持てる魔力を最大限に展開し、レファエルを超える数の弾丸を放ち、レファエルの弾丸を全て打ち落とし、過剰弾で、レファエルの動きを怯ませる。あずさは落ちていたミラクルステッキを拾い、魔力を集めると、ミラクルステッキは、光の刃となり………

あずさ「はああああ!」

あずさは光の刃で、レファエルを斬る。

レファエル「ぐあああああ!!」

レファエルは地面に膝を着ける。

レファエル「………やるもんだな。」

レファエルはそう言うと、立ち上がる。すると、レファエルの身体に、電撃が走り、レファエルの身体の中に隠れていた機械の身体が現れ、機械の身体はところどころ破損していた。

ほのか「アイツ………機械だったのか………?」

鈴香「………あれは機械と言うより………」

U「………人造怪人………って奴か………」

U達は、レファエルの機械の身体に驚いていたのだった………

To be continued………




次回予告
レファエルは、今の自分は不利である事を察し、撤退。あずさは変身を解除すると、目に涙を貯めて、Uに自分の思いを伝えた………
次回「あずさの思い」


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第14話 あずさの思い

前回までのあらすじ
怒りに燃えるあずさは、Uが手も足も出なかった、レファエルを圧倒するのだった………


レファエル「………へっ、やっぱり戦いは何が起きるか分からないな………油断してせいで、こんな小娘に足を取られるとは………」

レファエルはそう言うと、あずさを指差す。

レファエル「………おい子娘、確か、ホーリーライトとか言ったな。今回は油断したが、次はこうは行かない。その野郎をまた殺せと依頼された時は、真っ先にお前から殺しに行くから首を洗って待っておけよ………!」

レファエルはそう言うと、弾丸を辺りに乱射し、かなり強い土煙を起こす。

美咲「けほっけほっ!、前が見えない………!」

あずさ「くっ………!」

あずさはUと自らのステッキに魔力を集め、それらを振るって土煙を晴らす。しかし、レファエルはいなかった。

あずさ「逃げられちゃった………か。」

あずさは変身を解除し、美咲達が様子を見ていたUに駆け寄る。

U「………久しぶりの戦闘であそこまで健闘なんてな………驚いたよ。」

Uが何事も無かったかのように話した。それを聞いたあずさは、目に涙を貯め………

あずさ「U君はいつもそう………自分がボロボロの時も他人第一で………」

あずさはそう言うと、Uの腹に優しく触れる。

U「ひゃうっ!?、あ、あずさ………!?」

あずさ「………少しは自分の事を心配してよ………!」

あずさの涙が、Uの服に落ちて染み込む。

U「………確かに、僕は他人を心配する事しか出来ないな………あずさ、君の言っている事は最もだ。でも思い出しただろ?、僕は一切それを曲げようとしない事を………」

あずさ「………分かってるけど………私は心配なの。今度はU君がどっか行っちゃいそうで………」

U「………まだくたばったりしねえよ………取り戻さなきゃ行けないモノが沢山あるんだからね………」

Uはあずさに優しくそう答えた………これを見ていた美咲は………

美咲「あずささん、師匠は確かに、過剰に他人を心配する人ですけど………優しくて強い人です。だからこそ、この人を信じてあげてください。」

あずさ「………私はU君を信頼しているわ。信頼しているからこそ、心配になってしまうの………でも、U君の目的を妨げる権利は私には無い………」

あずさはそう言うと、Uの右手に、先程拾ったミラクルステッキを握らせる。

あずさ「………でも、事情はしっかり教えて。U君の事情を何も知らないまま行かせる訳にはいかないから。」

Uはそれを聞くと、観念したかのように………

U「………分かったよ。かなり長くなるけどな………」

と、あずさに事情を話す事にしたのだった………

To be continued………




次回予告
Uは、あずさの家で事情を説明する。あずさはそれを聞き、Uに同行する事を選ぶ………
次回「新たな仲間」


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第15話 新たな仲間

前回までのあらすじ
レファエルは、あずさに撤退し、ダメージを受けた為、撤退した。あずさは涙を流しながら、Uに言葉をかける。Uはあずさの言葉に対し、自らの思いを返答。あずさは、Uの進む道を止めないことにはしたが、Uに事情を問い詰める………


あずさの家………

あずさの母「全く………久しぶりに会って早速、怪我をしてるなんて………どんな喧嘩をしたらこうなるのかしらねぇ………」

Uにとっては久しぶりであるあずさの母。Uはあずさの母に前に、Uが居候していた時に使っていた部屋で、手当てをしてもらっていた。当然事情など詳しく話せる訳もないので、喧嘩をしたと嘘をついた。

あずさの母「………折角訪ねてくれたんだから、ゆっくりしていってね。」

そう言うと、あずさの母は、部屋を出ていった。すると、部屋にいたあずさ、のぞみ、美咲達退魔巫女組は、あずさが部屋の鍵が閉めたのを確認すると………

U「………あずさ、のぞみ………僕は、白宮春香って言う僕の奥さんを救いたいんだ。」

あずさ「奥さん………?」

U「………僕は初めてこの世界に来た時は、学生を演じていたけど、僕は学生じゃない。もう何百歳かも忘れた大人だ。」

あずさ「………そうだったんだ………」

U「さっきやってきたレファエルって奴の主がメテオって奴なんだが、そいつに僕の奥さんと力を奪われてしまった。しかも、メテオを放置しておけば、世界が融合して、全てを滅ぼされてしまう。僕は奪われたモノを取り戻して、世界の平和を守る為に、僕達は旅をしようとしていたんだ。」

あずさ「そうだったんだ………」

あずさは一度目を閉じると………

あずさ「………私も行きたい………!」

と、言い出した。

U「えっ!?、何でなのさ!?」

あずさ「………私、助けたい。この世界も、そしてU君も………って、私が貴方を君付けで呼ぶのはおかしい………かな………?」

U「今まで通りで良いよ。僕の頭がややこしくなりそうだからな。」

美咲「いや、どんな理由ですか………そういえば、あずささん、あずささんは中学の何年生なんですか?、私は2年です。」

あずさ「私も2年だよ。U君が転校してきて、そして転校して行ったのが、1年生の時だったの。」

ほのか「いや、怒涛だな、転校の時期………」

美咲「という事は、同級生………?」

あずさ「………なら、別にさん付けも敬語もいらないわね。」

あずさはそう言うと、手を伸ばし………

あずさ「改めて、私は三木あずさ。美咲ちゃんだったっけ?、よろしくね。」

美咲はそれに対し、あずさの手を優しく握り………

美咲「私は雷美咲………よろしくね、あずさちゃん!」

と、2人は握手をするのだった。それを見ていたのぞみ。彼女はレイから睨みつけられているのに気付く。

U「(ありゃ、のぞみとレイ辺りが、なんか馬が合わなそうだな………)」

と考えながら、Uはのぞみとレイを見るのだった………

To be continued………




次回予告
あずさや美咲達は、Uのダメージを考慮して、しばらくあずさの家に留まることに。だが、Uの考えていた通り、のぞみとレイは、自らの考えで対立してしまう………
次回「似た者同士」


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第16話 似た者同士

前回までのあらすじ
あずさの家で手当てを受けるU。そしてUはあずさ達に事情を説明。事情を知ったあずさはUの旅に同行する事になったのだが………


U達はこの日、あずさの家に泊まる事になり、あずさの母の食事を食べていた。

U「………やっぱり、あずさのお母さんの食事は美味いですよ。」

あずさの母「そう言ってもらえるととても嬉しいわ。」

あずさの母は、そう言うと上機嫌でキッチンの方へと向かって行った。

美咲「な、なんで敬語なんで………むぐっ!?」

U「話がややこしくなるからやめろ。」

美咲「ご、ごめんなさい………」

美咲はビクビクと震えながら謝った。すると、それを見ていたレイは………

レイ「美咲に対してそこまで強く言わなくてもいいじゃない!」

と、美咲を守る事が仕事と言えるレイが、Uに対してキレた………まあ、明らかにおかしいキレ方なのだが………

U「ええ………、まさか怯えられながら謝られるとは想定してなかったから………」

レイのまさかの怒りに頭を抱えるU。すると、それを見ていたのぞみが………

のぞみ「全く、過保護の度が過ぎてるわよ。」

のぞみがそう注意する………すると、Uは………

U「あずさ、秋刀魚じゃない。鮭を取って欲しかったんだけど………」

あずさ「ご、ごめんね。」

謝るあずさ。すると、途端にのぞみがキレた。

のぞみ「あずさを謝らせるなんてアンタ、何様!?」

U「今のお前、レイと同レベルだぞ、おい。」

Uは咄嗟にツッコんだ。

レイ「こ、こんな女と一緒にしないで!」

U「いやさ、似てんだよね、2人とも。」

2人「何処が!?」

U「………そういうとこだよ。それにお前ら、1番の友達に対して過保護な所似てるぞ。」

Uがそう言うと、2人は睨み合い………

のぞみ「………ムカつく。アンタみたいな、他人心配性男に言われたくないし、こんな女と同レベル扱いとか………」

レイ「どういう事よ、それ!」

2人は暴力が出る1歩手前くらいまで対立していた。

U「め、珍しく感情的だな、おい………お前らクールな奴等じゃ無かったのかよ………?」

Uがそう言葉をこぼす。するとレイは立ち上がり………

レイ「………先に寝るわ。ここに居たんじゃ、気分が悪くなりそう。」

美咲「レイちゃん!?」

と、今日借りた部屋の一室に入って行ってしまった。と同時に、のぞみも立ち上がり………

のぞみ「今日は帰るわ。」

あずさ「のぞみちゃん!?」

と、さっさと帰り支度をして帰ってしまった。

U「めんどくせえ。」

Uは呆れたのか、食事中はもう何も言わなかった。

U「(………やっぱり似た者同士は馬が合わないのかね………)」

と、考えるUだった………

To be continued………




次回予告
Uは面倒くさがりながらも、あずさと美咲を悲しませない為に、2人を説得する事に。最初はレイの説得。果たして、Uは説得出来るのか………?
次回「レイの説得」


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第17話 レイの説得

前回までのあらすじ
U達は、あずさの家に泊まることになった。しかし、食事中にひょんな事で、のぞみとレイが対立。Uは内心面倒くさがり………


U「………はあっ………」

Uは食事を食べ終わると、大きな溜息をついた。美咲はオドオドし、あずさは落ち込んだ様子で携帯を弄っていた。

U「(………さっきの喧嘩で2人共かなり落ち込んでいるな………面倒くさいけど、説得してくるか………)」

Uは席を立ち上がり、レイがいる部屋の前に立ち、ドアをノックする。

U「………僕だ。」

レイ「………何?」

扉越しにレイの声が聞こえる。

U「話がしたい。」

レイ「………貴方と話す事は無いわ。」

U「………僕の言いたい事だけでも聞いて欲しい。」

レイ「………今、顔を見られたくないわ。扉越しに話して。」

U「………分かった。」

Uはそう言うと、ドアに寄りかかり、話し出す………

U「………1年前、僕はのぞみと知り合い、アイツはあずさを助ける為に戦っていた。時を遡り、そして失敗しても挫けずに………」

レイ「………三木あずさを救う為に戦っていた………という事かしら?」

U「ああ。アイツは元々人が寄り付かないような静かな奴だったんだ。そんなアイツを変えたのがあずささ。あずさは美咲と同じく優しくて、強い子なんだ。あずさがのぞみを変えたんだよ。」

レイ「………私と同じ………」

レイは、かつて美咲に救われた時の事を思い出していた………

U「………分かってやってくれ。のぞみはお前と似てて、口が悪い所が目立つけど………良い奴だって事を。」

Uはそう言うと、扉から離れて行った。

レイ「………」

レイは今の話を聞いて、何を思ったのか………この話はまた後に話そう………

 

Uはリビングに戻り、防寒着を着始めた。

あずさ「………どこ行くの?」

あずさがUに近付いて来た。

U「………眠気覚まし。」

あずさ「嘘つき。」

U「ひ、否定が早すぎるだろ………」

あずさ「だって、U君は私達に内緒でオメガと戦いに行っていた挙句、ボロボロになって帰ってきた事、忘れたとは言わせないよ?」

U「………わかったよ、誰にも言うなよ?」

Uはあずさにのぞみの説得に行く事を説明する。

あずさ「そうなんだ………」

あずさはそう言うと、自分の部屋に走って行った。

U「どうしたんだろう………?」

Uはそんな事を言いながら赤色のマフラーを巻いていた。そして1分もしないうちに、あずさが防寒着を着て戻って来た。

あずさ「私も行くよ。」

U「な、何でさ………!?」

あずさ「………のぞみちゃん、後悔してそうだから………」

U「まあ、あずさがいれば門前払いは受けなさそうだしいいか………」

Uはそう言うと、あずさと共に、家の外に出たのだった………

To be continued………




次回予告
Uとあずさはのぞみの家に行き説得を試みる。のぞみは分かってくれるのか………?
次回「のぞみの説得」


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第18話 のぞみの説得

前回までのあらすじ
あずさの家の食事中に、のぞみとレイが些細な事で、対立してしまう。Uは面倒くさがりながらも、あずさと美咲の為に、2人の説得を試みる事にした。レイには伝えるべき事は伝え、Uはのぞみの方へ説得に向かう。だが、1人だけでの単独行動を怪しんだあずさに勘づかれてしまったので、仕方無く彼女を同行させる事に………


U「………着いたな。」

Uはのぞみの家の前に到着した。因みにUはあずさの世界の概念改変後に、のぞみの家を尋ねた事があるらしく、Uは場所を知っていた。

U「………」

Uはインターホンを鳴らす。しかし、鳴らしても反応は無い。

U「………絶対居留守だな。」

Uは子供のようにインターホンを連打する。すると、扉が強い勢いで開く。

のぞみ「うるさいわよ!!」

のぞみは怒りの様子だった。まあ、インターホンを連打されれば誰でもストレスを抱えるが。

U「………出て来た。」

Uはニヤつく。のぞみはUの顔を見て嵌められた事に気付くと、扉を閉めた。鍵やチェーンロックもしっかりかけられた。

U「………意地でも盾篭ろうって訳かい………」

Uはそう言うと、オメガドライバーⅡを取り出し………

U「聞け、のぞみ!、後15秒で出て来なかったら………お前の家を吹っ飛ばすぞ!!」

と、のぞみに家から出る事を要求。でなければ家を吹っ飛ばすと告げた。完全な脅迫である。すると、10秒もしないうちに、のぞみが出て来た。

のぞみ「………観念したわよ。」

のぞみがそう言うと、Uはあずさに何か耳打ちをすると直ぐに………

U「………話を聞いてくれるな?、まあ、勿論断るとは言わせないけど。」

のぞみはUの方を見ると、あずさが涙目になっていた。

のぞみ「まさか………貴方、あずさを人質にしているとでも言いたいの!?」

と、のぞみは話を聞かざるを得ない状況に追い込んだ。

のぞみ「………はいはい、聞くわよ。」

のぞみがそう言ったのを聞いたUは………

U「よし、あずさ。演技は終わりだ。」

Uがそう言うと、あずさは涙をふき取り、ニコニコと笑った。

のぞみ「だ、騙された………オメガの時の行動で貴方の事を侮っていたわ………」

Uは時に相手の罠に嵌るが、時には相手を罠に嵌める………という決め付けの出来ない男だった………

 

のぞみの家………

U達は、のぞみの家のリビングに座っていた。のぞみはお茶を2人に出した。

のぞみ「どうぞ。」

U「気が利くねぇ………って、うわ、不味っ!!」

Uはお茶の入ったコップを壁目掛けて投げた。

あずさ「………私の方は美味しいよ?」

U「のぞみ、てめぇ………!」

のぞみ「………さっきの脅迫を考えれば安いわよね?」

U「………分かったよ。」

Uはそう言うと、目を鋭くし………

U「………僕はお前にレイの事を話に来た。」

のぞみ「………闇光レイ………彼女は何も悪くないって言いたいんでしょう?」

U「あ、ああ。」

のぞみ「………それは分かってるわ。雷美咲を庇う姿勢を見て思ったわ。でも、一緒にされるのは腹立たしかったわ。」

のぞみは、かつてUと戦っていた為か、Uの言いたい事を悟っていた様子だった………

To be continued………




次回予告
Uはのぞみに話したかった事を全て悟られ、話されてしまったので、Uはそれに対し自分の言いたい事がそうである事を認め、更なる話をするのだった………
次回「のぞみの判断」


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第19話 のぞみの判断

前回までのあらすじ
Uとあずさはのぞみの家へと向かう。勿論普通に話を聞いてくれる事は無いと考えていたUは、脅迫でのぞみをおびき出す。のぞみは闇光レイの事について説得に来た事を悟っており………


U「見透かされていたのかね………お前に隠し事をするのは難しいな………」

のぞみ「………意図的な隠し事は私には通じないわ。貴方との付き合いも私の想像以上に長いし………」

U「あずさ達が魔法使いの記憶を失っていた間も、お前はたった1人、前の世界の記憶を持ってたもんな………お前は。」

のぞみ「………話は闇光レイの事だけ?、なら、今日は帰ってもらえるかしら?」

U「………まだ話は終わってない。」

のぞみ「そう………」

のぞみはそう言うと、1度立ち上がってキッチンへ。少しすると、新しいお茶を淹れて戻って来た。Uはお茶を口にする。すると、先程とは違い、コップを投げたりなどせずに、一気に飲み干した。

U「美味い………という事は聞いてくれるって訳か………」

Uはそう解釈し………

U「………お前の思い通り、僕は本題としてお前にレイの事を詳しく知って欲しかった………でも悪いな、まだ話すとか言っておきながら、レイについての情報はあまり知らないんだ。」

のぞみ「はあ?」

Uの突然のカミングアウトにのぞみは呆然としたが、だがUは続けて………

U「ただ、美咲から聞いて考えたんだ。彼女もまた良い子なんだろうな………と。美咲によって変わったからこそ今のレイはあんな感じなんだろうな………って、それはお前の境遇が似てるかもな。」

あずさ「え?」

あずさは首を傾げる。当然、今までのぞみが時をリセットしていた為、のぞみが時間遡行者なのも、のぞみがあずさのお陰で、今のような性格になった事も、あずさは知らない………

U「………似ててややこしく、お前の中では腹立たしい奴かもしれない。でも、似ていると思うんだ。お前と色々な所が………」

のぞみ「………」

のぞみはそれを聞いて………

のぞみ「………明日まで時間を貰えるかしら?」

のぞみはそう言うと、続けて………

のぞみ「………闇光レイと話をする事にするわ。」

と、のぞみは確かにそう告げた。

あずさ「U君、のぞみちゃんがレイちゃんとしっかりと話してくれる機会を作れたね!!」

あずさはそう喜んでいた。Uは………

U「ああ、上手くいって良かったと思うよ。」

と、告げるのだった………

 

Uとあずさはのぞみの家を出て、2人で帰路についていた。外は雪が降っていた。

あずさ「うわぁ………雪が積もってきたねー」

U「………そうだな。」

あずさ「何か嬉しく無さそうだね。」

U「うん………あの2人が話し合えるのかどうしても心配で………ね。」

と、心配するUであった………

To be continued………




次回予告
翌日、あずさの家の中で、のぞみとレイは対話する事に。果たして、2人は会話をして、対立を止められるのか………?
次回「のぞみとレイの対話」


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第20話 のぞみとレイの対話

前回までのあらすじ
Uはのぞみに話したかった事を悟られた為、Uはレイの事についての話から考えた事をのぞみに話す。のぞみはそれを聞いてか、レイと話し合う事を決める………


翌日、あずさの家………

のぞみ「………」

レイ「………」

あれから一夜経ち、のぞみは約束通りレイと話をしてくれる事にはなったのだが………

あずさ「あ、あのー?」

美咲「………2人とも黙ってしまって話が進まない………ね。」

U「………おいおい、1時間も硬直状態だけど、何がしたいのさ、お前らは。」

Uのこの問いにも無視をする2人。流石にこれにはイラッと来たのかUは………

U「………いい加減にしてくれ。僕が怒らないうちに言っとく。話したい事をさっさと言え………!」

Uの威圧を感じとり、のぞみは息を整えると………

のぞみ「………闇光レイの方から話をして欲しかったのだけれど………」

のぞみはそう言うと………

のぞみ「その………ごめんなさい。Uの言動にイラッとしたせいとは言え………貴女を侮辱する言い方をしてしまって………」

U「サラっと僕も悪いみたいな言い方したな、おい。」

美咲「Uさん、空気読んでください………!!」

美咲は余計な言葉を滑らせたUを黙らせる。そして、のぞみのこの言葉を聞いてレイは………

レイ「いいえ、私も少し感情的になり過ぎたわ。ごめんなさい、時乃のぞみ。」

この言葉から、2人は和解した。

のぞみ「………これからの戦い、共に戦いましょう。」

レイ「ええ。」

2人は握手をする。そしてのぞみの唐突の共闘宣言にあずさは………

あずさ「ええ!?、のぞみちゃんもついて来るの!?」

と言った。のぞみは頷いて………

のぞみ「………私の今の使命はあずさを守る事。あずさがUについて行くと言うのに、私がついて行かない訳には行かないでしょう?」

あずさ「そ、そうだね。」

あずさは頷く。

レイ「………しかし、これからどうするのよ?」

U「………兎にも角にも行くしかないよ。メテオのいる場所が何処かもわからんけど。」

美咲「ええ!?」

ほのか「まさか、何の手がかりも無しに行くつもりだったのかよ………!?」

由香「あ、あの………大丈夫………なんですかね………?」

U「まあ、大丈夫じゃねぇのかな?」

鈴香「………なんでこういう所だけ天然なのかしら、この人は………」

Uの根拠の見えない旅路………Uの旅に同行することを選んだ少女達は、困惑、Uの天然から生まれた適当さに呆れる様子を見せる。だが………

美咲「でも、絶対に師匠の言うメテオの元へ絶対に行けるはずだと私は思うよ。」

あずさ「………根拠はあるの?」

美咲「特には無いんだけど………Uさんは絶対にメテオの元まで行く事が出来る………私はそう思っているの………」

そう告げる美咲。果たしてUはメテオの元へ行けるのか。そしてその日はいつ訪れるのか………?

To be continued………




次回予告
Uはこの世界を回り、どこかにあるはずの幻想郷を探す事を選択する。するとそこへ、同じく魔法使いであった宮野あかり達があずさの家にやって来る………
次回「記憶の無い魔法使い達」


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第21話 記憶の無い魔法使い達

前回までのあらすじ
のぞみとレイの対話。2人は時間はかかったが、無事和解する事が出来た。だが、Uはメテオがどこにいるのか分からない事をカミングアウト。果たしてメテオの元まで辿り着けるのか………?


U「………取り敢えず幻想郷に戻ろう。上手く幻想郷に戻れれば、自ずとメテオの居場所もわかるだろ。」

ほのか「でもどうやって帰るんだよ、メテオの居場所だって分かってないくせに………」

U「問題無い。僕はスキマが使えない時を想定して、こんなアイテムを友人に作ってもらってるんだよ。」

Uはそう言って電子コンパスを取り出す。

U「さてと、幻想郷の場所はどこかな………」

Uはコンパスを起動させる。すると、距離は………

U「うげぇ。最短でも南東4500km。」

あずさ「ええ!?」

U「こりゃ、バイクでも骨が折れそうだ。でも行くしかないよね………」

美咲「私は頑張って着いていきます!!」

U「いやいや美咲、君は4500kmがどれだけ大変かわかるか?」

美咲「ええと………地球の直径約3分の1強くらいですよね?」

U「なんで分かるの、この子………まあいい。地球の直径約3分の1強って事は、君たちの想像以上に歩く事になる。それに、半年で着けばいいけどな。」

のぞみ「………行けてもその時はヘトヘトで絶対闘えそうにないわね………」

U「お陰で凄い厄介だよ………」

と、これからの事、そして幻想郷までの距離について話し合う優也達。するとそこへ玄関からノックの音が………

???「ごめんくださーい。」

あずさ「ごめんね、私出てくる。」

あずさは玄関へと向かう。

美咲「お客さん………ですかね?」

U「どうせくだらない奴なんだろうよ。」

???「誰が………」

??「くだらないだって………?」

U「え………?」

Uは後ろから聞こえた声に、思わず振り向く。するとそこには腕を組んで、キレている様子が伺える2人の少女が立っていた。

U「うげぇ!?、明日香に伊吹じゃん………!?」

明日香「久し振りね、元気にしてたの?」

U「さっきの態度や声はどこ行ったんだよ………まあいいや。久し振りだな。

伊吹「もう1年会ってないけど、元気そうでよかったよ。」

U「………お前達もな。」

明日香「それに、もう1人居るの。」

明日香がそう言うと………

???「あら、懐かしいと思ったら………」

と、また1人の女性の声が聞こえた。

U「あ、あかり………!?」

そう、宮野あかりである。因みにUはあかりがここ世界の設定では、彼女が自分より歳上であることは勿論分かっているが、Uはこの世界のあかりに呼び捨て良いかを聞いた時に、全然良いとの事で、Uは彼女の事をそう呼んでいる。いや、前の世界で言えなかった分、ここで言ってる可能性もありそうだが………そんな話は置いておいて、U達の前に表れたのは、またしても記憶の無い元魔法使いの宮野あかり達。彼女達は。一体何故U達の前に現れたのだった………

To be continued………




次回予告
記憶の無い魔法使い3人。3人は当然美咲達の事を知らないので困惑する。Uはどうにか記憶を取り戻せないかあずさに聞き、彼女達にステッキを返してみる………
次回「蘇る記憶」


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第22話 蘇る記憶

前回までのあらすじ
U達は、何とか幻想郷への距離だけはUが所持していた電動コンパスで判明したので、U達は幻想郷を目指す事に。そんな彼らがいるあずさの家に、かつては仲間だった宮野あかり達が訪ねてきて………


あかり「U君、1年経った影響かは分からないけど、カッコよくなったわね。」

U「ふぇ!?」

あかり「うふふ、冗談よ。」

U「冗談かよ………まあいいけど。」

あかり「あら………あの子達は………?」

あかりは、美咲達に着目した。

U「あ、えと………」

Uは説明に困っていると………

あずさ「すみません、宮野先輩、ちょっと時間をください。」

あかり「え?、いいけど………じゃあ、お茶を貰えるかしら?」

あずさ「はい、今入れてきますー!」

あずさはそう言うと、台所にお茶を淹れに行った………

U「(全く………魔法使いの記憶が無いから説明しにくいよ………)」

と、内心頭を抱えるU。そしてあずさがお茶を淹れて戻って来て、あかり、明日香、伊吹の前の机に置く。

あずさ「じゃあ、少し失礼しますね………」

あずさはそう言うと、Uに駆け寄り………

あずさ「一体どうやって真実を含めて宮野先輩達に説明するの………!?」

と、小声で質問。するとUも小声で………

U「今のあの3人に対して真実含めての説明なんて出来る訳ねーだろ!、記憶が消えてたあずさですら、真実を含めての説得が面倒くさかったのに………せめて記憶さえ戻ってくれれば………」

あずさ「記憶………そうだわ、私の時のように、宮野先輩達の手にステッキがあれば………ああ、でも何処にあるのやら………」

U「あるぞ。」

Uは、微弱な光を放つステッキ3つを取り出す。

あずさ「え、も、持ってたの………?」

U「理由は知らんけど、魔法使いの世界の概念が書き換えられた時に、僕が持ってた。だけど、あずさのステッキと同じで、魔力は感じられるから多分………」

U達は、そんな話し合いの末、あかり達の方を向き………

U「あかり、明日香、伊吹、悪いけど、3人にはそれぞれステッキを持って欲しい。」

伊吹「は?、私達をおちょくってるのか?」

U「まあまあ、騙されたと思ってさ。」

明日香「仕方ないなぁ………」

3人はステッキを手に持つ。すると、3人の中に魔法使いの時の記憶が巡ってくる………

あかり「これは………私達が魔法使いになった時からずっと持っていたステッキ………」

明日香「そして私達は………相模優やオメガと戦っていた………」

伊吹「そして、戦いのうちに私達は死んだ………」

3人は、魔法使いの時の記憶を取り戻した。あかりは席を立って美咲達の方を見ると………

あかり「もしかして、彼女達は、何か大きな敵と戦う為の仲間………かしら?」

と、美咲達の事について予想したのだった………

To be continued………




次回予告
U達は、あかり達に事情を説明。それを聞いたあかり達は、Uのたびに協力する事を選択し………
次回「増える仲間」


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第23話 増える仲間

前回までのあらすじ
宮野あかり達が、U達のいるあずさの家を訪ねてきたが、魔法使いの記憶が無い為、説明に困る。だが、Uが所持していたあかり達3人のステッキをそれぞれ返却する事で、3人は記憶を取り戻し………


U「………ああ。そうなる。」

明日香「アンタ、学校を転校した後に何があったのよ………」

U「まあ、色々とね。」

伊吹「それで、この状況はどうなのか、説明してくれないか?」

U「ああ。分かった。」

その後Uは、あかり達に事情を説明した………

 

あかり「………まあ、そんな事が………」

明日香「というか、Uって学生じゃなかったんだ………それに結婚してるって………」

伊吹「まあ、いいんじゃねえの?、Uがいなかったらオメガ相手に全滅してたかもしれないし。」

あかり「そうね。」

あかり達は、そう話すと………

あかり「U君、貴方の事情はよく分かったわ。私達も出来る事なら協力したいわ。」

U「そう言われても………旅は長くなる。僕の中で戦いが始まってそこそこの日数が経っている今、タイムリミットは刻一刻と迫っている。という事は、僕達は春香を助けるまで負ける事は許されない。それは分かっているか?」

あかり「ええ、何となくそんな感じはしていたわ。」

U「それに………ここから僕達の目的に定めた幻想郷まではかなり距離がある。その途中でヘタられても僕達は困るだけだ。本当にそんな終わりも分からない中で、僕達と共に戦えるって誓えるのか………?」

Uがそう聞くと、あかりは頷き………

あかり「前に貴方にオメガ討伐を託して死んでしまった時を思い出したわ。貴方に借りを作ったままにするのは嫌なの。」

U「………なら、勝手にすればいいよ。僕はアンタがどうしようと静止したり止めたりはする気は無い。」

あかり「………ええ。好きにさせてもらうわ。」

明日香「………私も行くわ。この流れだと宮野先輩だけじゃなくて、あずさやそこの転校生も行くって言うんでしょう?、あんな女にあずさを任せられるものですか。」

U「い、いいけど………」

伊吹「勿論私も行く。オメガの事で戦いに関して心残りがあるからな。」

U「分かったよ………」

と、結局あずさの世界の者達まで着いていくことに。現在の人数はUを含めて11人。この大人数を見てUは………

U「(………いつの間にか人数が11人になっちゃったな………ってか、11人ならサッカーチーム1個出来そうだな………)」

など、少しどうでもいい事を考えていたUだった………

 

一方その頃………

メテオ「………レファエルが退けられたか。やはり強敵はUだけでは無いか………ならば………Uより先に仲間を潰す事にしようか………」

メテオの方も、レファエルが退けられた為に、次の手を打っている様子だった………

To be continued………

 




次回予告
旅を再開し、7日間コンパスの示すままに旅をするU達。すると、またしても世界の融合が進み出し………
次回「新たなる世界」


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第24話 新たなる世界

前回までのあらすじ
Uは記憶を取り戻したあかり達に事情を説明。U達、合計11人達は、幻想郷を目指す事に。一方、メテオの方もまた………


U達は、電子コンパスの示すままに、旅を続けていたが、7日歩いてもあまり進んでいないU達であった………

U「………あんまり進まない………まあ無理も無いか。1人なら空飛んだりでいいんだけど………10人も抱えて飛ぶのは無理だわ………」

ほのか「あー、もう後何日歩けばいいんだよー!」

伊吹「おいおい、愚痴を言ったらお終いだろ………」

愚痴を飛ばす者………

あかり「………というのが、水の魔法の原理なのよ。」

由香「成程、あかりさんの話、参考になります。」

あかり「ふふっ、そう言ってくれるとありがたいわ。それと、摂氏温度のマイナスの最大値って由香ちゃんは知っているかしら?」

由香「確か………零下273.15でしたっけ?」

水の事について語り合う者………

あずさ「………U君ってそういう面で面倒くさいんだよね………」

美咲「へぇ………でも、師匠は私の命の恩人だから、私は師匠の人間性好きなんだけどね………」

あずさ「まあ、確かにU君は心優しいんだよね………」

Uの事について話し合う者………などなど。それぞれこのダルく、早く終わる事を願うこの時間を、それぞれ紛らわせていた。

U「………距離があまり進まない………一体いつになったら着くんだろうか………?」

そんな事を考えた時だった。突如、辺りが揺れる。

あずさ「こ、この揺れは………!?」

U「世界の融合が進み出したか………!」

この戦いが始まって、今日で12日目。寒い12月の初日に始まったこの戦いに残されたタイムリミットである6月1日まで、今日を含めて後170日。刻一刻と迫っているタイムリミットを前に、またしても世界の融合が始まってしまった。揺れと共に、辺りには見た事が無い洋風の建物や屋敷が建ち並び、揺れが止まった時には、今融合された世界の人間と思しき人々が、大勢歩いていた。

U「………何処の世界が融合したか僕には分からない………未知の世界か………」

U達は、新たなる世界の融合に困惑していると………

??「お前………零か………?」

とUに、西洋風の剣を携えた男が声をかけてきた。

U「ふぇ………?」

??「ハハハ………やっぱり零じゃねえか!、俺だよ、神野天風(かみの あまかぜ)だよ!」

U「神野天風………?、誰だ、君は………?、それに僕の名前はUだ。人違いじゃ無いのか?」

天風「どうしたんだよ、Uなんて変な名前名乗ってさ、それにお前、僕なんて言ってどうしたんだよ?」

U「(な、何なんだ、コイツは………?、それになんで僕の事を零なんて呼んだんだ………?)」

疑問を抱えるU。そして何故、Uが知らぬはずの世界の人間が、Uを零と呼ぶのだろうか………?

To be continued………




次回予告
Uを零と呼ぶ者、神野天風。Uは天風が何故、自分を零と呼ぶのかを聞き、Uは零と呼ばれる理由を知る………
次回「知らない親友」


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第3章 星切零の世界
第25話 知らない親友


前回までのあらすじ
幻想郷を目指して旅を続けるU達。だがその道中で世界の融合が進み、未知なる世界がU達の前に姿を現す。そしてUに声をかける者、神野天風。だが彼は、Uを零と読んでおり………?


天風「おいおい、4年の間に、記憶喪失にでもなったのかよ?」

U「………人違いなら申し訳ないんだけどさ………零って奴の名前をフルネームで教えてくれないか?」

天風「あ、ああ。星切零だよ。お前の名前じゃないのか?」

U「星切だって………?」

美咲「知ってるんですか!?」

U「知ってるも何も………」

Uは自分の胸に手を当てる………

U「星切は………星切零は僕のもう1つの人格だよ。」

あずさ「ええ!?、そ、そうなの………!?」

天風「………それが本当なら詳しく聞かせてくれ!」

U「………僕はこう見えて月にある月の都の人間でね。その世界からこの世界に捨てられてな………僕はその時弱くて何も出来なかった。詳しくは覚えてないし、分からないけど、僕が生み出した星切零という人格が僕の身体を使って生き続け、そこから三百年近く経った後………聞いた話じゃ、ある人物と星切は戦って、結果星切は負けた。負けた後に幻想郷っていうのがある世界に飛ばされて………そこで僕、Uの人格が目を覚まして………その後の戦いで星切の人格は、僕と一体化して………消えたよ。」

ほのか「な、なんじゃそりゃ………?」

Uの星切についての話に驚く一同。それを聞いた天風は………

天風「そうか………星切はいなくなっちまったのか………俺にくたばるなよと言っておきながら………」

天風はガッカリしている様子だった。一方のUは………

U「(そういえばさっき………天風って人物が4年経ったとか言ってたな………僕はかれこれ幻想郷でもう30年以上は生活している………僕達の世界とは時間軸がズレているみたいだ………そうか。僕が産まれたのは1000年も前の事なのに地上に滞在していたのが僅か300年程の理由がよく分かったよ………)」

と、別の謎を知ったのだった。そんな会話をしていると、2列に並ぶ兵隊達が、こちらに行進していた。

U「何だ?」

天風「U………とか言ったっけ。あれはな、ここの近くにある城の兵達なんだ。あの様子だと、怪物狩りから帰って来た様子だな。」

U「怪物………やっぱりこの世界も戦いの世界なのか………」

と、兵隊達の行進を見ていると、茶色の立派な馬に乗った少女のような容姿の人物がUを目にする。そして少しUを見ていると………

??「止まれ。」

と、兵隊達を止めた。

U「兵を止めた………という事は、彼女は権力者なのか?」

と、天風に聞いていると、少女の容姿をした人物はUに対して………

??「………もしや、星切零殿か………?」

と、聞いてきた。

天風「おー、レナ。流石ヴァレン国の将軍。」

レナ「………貴様、星切零殿の下僕の分際で、このレナファレスト・ナイタルトをレナと呼ぶな。そう呼んでいいのは今の所、星切零殿だけだ。」

天風「誰が零の下僕だ!、それにお前の名前覚えにくいんだよ!!」

U「た、確かに覚えにくいけど………あ、僕はU。言い難いんだけど、星切零は僕のもう1つの人格で………僕との一体化で消えてしまったんだ………」

レナ「………どういう事だ?、もしやデタラメではあるまいな?」

U「………証拠になるかは分からないけど………」

Uは愛用のセイバーを取りだし、彼女に見せる。

レナ「………これは、間違い無く星切零殿の武器だ。という事は………本当なのか?」

U「うん………だから君達とどのような関係だったのかは分からない。でも、僕は星切の分も背負って戦っているって事だけは分かって欲しい。えーと………レナファ………なんだっけ?」

レナ「………レナファレスト・ナイタルトだ………だがまあ、そなた………U殿だったか。U殿なら、私の事をレナと呼んでも構わん。」

U「………じゃあ、そう呼ぶ事にする。改めてよろしく、レナ。」

レナ「うむ。」

2人は握手をする。

U「………うん、こんな事言っちゃダメなのは分かってるんだけど………身長低いんだね………それに声もなんか………ロリ声?、みたいだね………」

レナ「………身長は120cmだ。U殿が指摘した事はよく言われる。お陰で相手に威厳を感じさせられないのだ………」

天風「………お前、裏ではロリ将軍って言われてるからなぁ。」

レナ「………貴様、この私に無礼な事を抜かしおって………粛清するぞ!!」

天風「しゅ、粛清だけは困る!!、ど、どうがご容赦をー!!」

と、天風は大慌てで土下座した。

U「まあ、許してあげなよ………」

Uがそう言うと………

レナ「ま、まあU殿の言葉を聞き入れて、今回は粛清は勘弁してやろう。」

天風「はあっ………昔から星切と俺との待遇が違うよなお前………差別だろ。」

レナ「星切零殿は、この国の英雄だ。お前とは次元が違う。」

U「す、すごい言いようだね………」

星切零のかつての親友であった神野天風とレナファレスト・ナイタルト。この2人との出会いが、物語を大きく動かす………

To be continued………




次回予告
天風達と会話をしていると、怪物が彼等の前に姿を現す。しかもその怪物は、不死身だと恐れられている怪物で、U達はその怪物が悪霊、もといスピリットだと予測し………
次回「不死身の怪物」


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第26話 不死身の怪物

前回までのあらすじ
神野天風の言う零が、星切零である事を知ったUは、彼に事情を説明。理由を知った天風は、彼をUとして見る事に。それと同時に、星切零の友人であったレナファレスト・ナイタルトがU達の前に現れる。レナファレストはUから事情を聞き、彼をUとして見ることにしたのだった………


U「………しかし、何故軍隊が勢ぞろいなんだ?、普通だったら戦争でも無い限りそんなに兵を出さないだろ?」

レナ「………これだけの兵を従えているのはな、数日前にこのヴァレン国周辺に不死身の怪物の報告があってな。私達はその不死身の怪物を倒そうとしたのだが、殺せなくて困っているのだ………とりあえず兵を絶やさないようにしろというのが国王陛下の命令だ。」

U「へぇ………何か消極的だな………まあ無理も無いか。」

U達が話をしていると、レナファレストが従えていた兵の1人が大慌てで………

兵士「大変です!不死身の怪物が現地の兵士達を全滅させ、こちらに向かってきていると………」

レナ「何!?」

突然の報告に驚くレナファレスト。そして驚くと同時に………

兵士「か、怪物がこちらに来てしまいました!!」

なんと、戦車のような姿をした怪物が現れた。

レナ「くっ………こうなったら………兵士達に告ぐ。町の者達を避難させろ!」

兵士達「御意!!」

兵士達は、町民の避難に動き始めた。レナは銃を手にすると………

レナ「U殿、貴公達にも町民の避難を依頼したい。」

U「いや、それは出来ない。それにあの怪物は不死生物の悪霊………って、悪霊の本名って何だっけ?」

レイ「………スピリット。」

U「そう、それ。だから、封印以外の方法じゃどうする事も出来ないんだよ。」

レナ「………出来るのか、貴公に封印は………?」

U「………うん。」

Uはセイバーを手にすると………

U「………行くぜ!」

怪物こと、悪霊に接近し、Uはセイバーで斬り付ける。ダメージは与えているようだったが、あまり有効的なダメージは与えられていなかったようであった。

U「相性が悪い………というか防御力の高い装甲だな………なら!」

Uは何か作戦を立てた様子だった。すると、悪霊は砲撃を放って来た。Uは咄嗟にセイバーで防いだが、戦車の玉は重く、Uはかなり後ずさった………

U「くっ………!」

Uは反撃に転じようとするが、戦車はサブウエポンのサブマシンガンでUの動きを足止めする………

天風「U!!」

天風は加勢しようとするが………

U「来るな!」

と、これを静止する。だが、その直後に戦車は主砲による2擊目を放った。

あずさ「U君!!」

この一撃で、Uのセイバーが大きく吹き飛んだ………だがUの身体は吹き飛んでいなかった。Uは戦車の真上をジャンプしていて………

U「レナ!、君の銃を貸してくれ!」

レナ「わ、分かった!」

レナファレストは、銃をUに投げ渡す。Uは銃を受け取ると、主砲の真後ろをゼロ距離で乱射する。銃はこの行動で、先端がボロボロになってしまったが、そこが戦車の姿をした悪霊の弱点で、悪霊は爆発した。悪霊の姿は人型に戻り、倒れていた。

レナ「………私達も一度倒したことくらいならあるが………これからどうするのだ?」

Uはその質問に対して、ニコッと笑い、ブランクカードを取り出すと、悪霊に向けてカードを投げた。悪霊はTankに姿を変え、Uの手に戻る。

U「………こうする。」

レナ「成程………よく分かった。」

レナファレスト達が苦戦した悪霊を無事倒したUであった………

To be continued………




次回予告
レナファレストは、Uを連れてヴァレン国の王に報告に向かう事に。ヴァレン国の王は元星切零であるUを見て………
次回「英雄を懐かしむ王」


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第27話 英雄を懐かしむ王

前回までのあらすじ
U達が天風やレナファレストと会話をしている時に、戦車の姿をした悪霊が出現。だが、Uの戦略により無事撃破、封印する事が出来た………


レナ「………U殿、私は貴公が星切零殿と共に信用に値する人物だと判断した。私と共に国王陛下に会って頂きたい。」

天風「ま、マジかよ!?、じゃあ俺も………!」

レナ「………ただしU殿のみだ。その他の人物の同行は認めない。」

天風「ちぇ、ケチだなお前は………」

美咲「そしたら………私達はどうすれば………?」

U「………しばらく別行動になるな。」

あずさ「そんな………」

Uは服の内側の中に手を突っ込み、電子コンパスを取り出す。

U「………幻想郷への電子コンパスのスペアだ。一日も早く、幻想郷を目指してくれ。」

あずさ「でも………!」

U「………僕の我儘なのは承知の上だ………お願いだよ、春香を助けてやりたい………僕が1番心配している大事な人を………悲しませたくない。」

美咲「………分かりました。私達が先行します。師匠もやるべき事が済んだら必ず追いかけてください!」

U「………約束する。」

Uは電子コンパスのスペアを託すと………

U「………いいよ。連れてってくれ。」

レナ「………分かった。」

レナファレストは馬に乗り………

レナ「………今、馬を用意する。」

U「………結構だ。」

Uはそう言うと、Bikeのカードを手にし、ブレイブの剣盾を左手に出現させ、盾のレバーを引いてスリッドを展開させ、Bikeのカードをセットし、レバーを押す。

Bike

すると、Uの愛用バイクが出現。同時にブレイブの剣盾は消えたが、バイクはそのまま残り………

天風「うぉー、ハイテクな乗り物に乗ってるねえ。」

U「………天風、頼みがある。」

天風「どうしたんだよ?」

U「………その子達についていってくれないか?」

天風「………確かに俺はこの先やる事なんて無いと思ってたから構わないけどさ………」

U「………頼む。」

天風「………分かったよ。お前を見ていると、零を見ているようで懐かしいからな。」

U「ありがとう………」

Uは天風に頼み事をした後、バイクに乗っかり………

U「レナ、案内してくれ。」

レナ「………分かった。」

と、Uはレナに連れられ、ヴァレン国の王に会う事に………

 

ヴァレン国王宮………

………しばらくして、U達は王宮に着き、そこの玉座の間でヴァレン国の国王に会う事に………

レナ「国王陛下、不死身の怪物退治が完了しました。退治したのは、私の左隣にいるU殿という人物です。」

国王「………その顔………星切零殿に似ているな………」

レナ「………ややこしい話ではありますが、U殿は星切零殿と同一人物です。」

国王「何………?」

ヴァレン国の国王もまた、Uを知る者であった………

To be continued………




次回予告
ヴァレン国の王と話すU。だが、そんな彼等の前にヴァレン国の姫が姿を現す。だが、彼女は記憶喪失らしく………
次回「記憶喪失の姫君」


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第28話 記憶喪失の姫君

前回までのあらすじ
レナファレストは、Uを国王に合わせたいと言う。だが、U限定という事で、Uは電子コンパスを託して仲間達と別行動を取る事に。Uは国王に謁見し………


国王「………詳しい説明をしろ。」

U「………分かった。」

Uは詳しい説明をした。そしてそれを聞いた国王は………

国王「………そういう事か。懐かしいと思ったが………まるで別人のようだ。」

U「別人………間違ってない表現だ。」

国王「そうか………やはりよく分からないな、そなたは………」

そんな会話をしている時だった。U達の前に高貴な姫君と側近の女性がいた。

国王「エメリス………」

エメリス「………」

U「………誰だ?」

レナ「………エメリス・ヴァレン様だ。この国の姫君で国王陛下の一人娘だ。」

???「レナファレスト様………ご帰還なさっていたのですね。」

U「………じゃあ、あの女性は?」

レナ「ミリン・カレティア。私の直属の部下だ。同時に姫君の世話係でもある。」

U「………世話係………そして軍人でもあるのか………?」

ミリン「あら………?、星切零様………?」

U「………同一人物だが、名前も性格もまるで違う者だ。僕はUだ………」

ミリン「U………おかしな名に改名なされたのでしょうか?」

U「………おかしいのは認めるけど、僕と星切は別人格だ。それだけは分かってくれ。」

ミリン「………そうですか。」

Uとミリン・カレティアと会話をしていた時、国王は………

国王「エメリス………部屋を出てはいかんと伝えたはずだ。」

エメリス「………そちらのお方は………?」

エメリスは国王の質問を無視し、Uを指さした。

U「………あれ、てっきりお姫様も知ってるものだと思っていたが………どういう事だ?」

レナ「………エメリス様は、1年前にこの城に攻め込まれできた不死生物に記憶を失われたと私は聞いている。言わば、記憶喪失であられるのだ。」

U「記憶喪失………」

Uはそれを聞くと、エメリスの前に立ち、跪いて………

U「………僕はU。ただの旅人ですよ、お姫様。」

と、紳士の挨拶をした。だがこれは目上の人物についての皮肉でもなければおちょくりでもない。

U「………失礼。普段通りに話すのが難しい。お姫様、アンタの前では………」

と、本音を語るU。するとエメリスはUの腕を掴み………

エメリス「………貴方が懐かしく感じる。」

と、呟いた………

U「………!?(………断片的にではあるが覚えているのか………星切を………?)」

Uはそう考えると………

U「………さあ、それは僕じゃないかもよ。」

と、自分は関係無いかのような事を口にする。しかしエメリスは………

エメリス「………いいえ、私が懐かしいのは………この暖かい手………」

U「え………?」

Uは驚きを隠せなかった………

To be continued………




次回予告
エメリスは国王にUを傍に置きたいと言い出した。国王はそれが良い薬になるかもしれないと判断し、Uにこれを依頼する………
次回「姫君の護衛役」


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第29話 姫君の護衛役

前回までのあらすじ
Uは国王に自らの事情を説明する。するとそこへヴァレン国の王女、エメリス・ヴァレンが現れる。彼女はUに懐かしさを感じ………?


エメリス「お父様………私、彼が欲しい………彼を傍に置かせて欲しい………」

と、エメリスは急に言い出した。これにはUも国王も困惑したが………

国王「(………た、確かにU殿ならエメリスの良い薬になってくれるやもしれんが問題は………)わ、ワシは構わんが………」

国王はそう言うとUに向かって………

国王「………U殿が何と言うか………?」

と、心配していた。するとUは………

U「………僕はなんでも屋としての顔もある。ただ、依頼となるとタダ働きはしたくないんだ。」

国王「分かった。お主の要求を言ってみろ。」

U「………当面の軍資金が欲しい。僕の仲間が今先行しているが………いつ金が尽きるか分かったものじゃなくてね。」

Uがそう言うと………

国王「………分かった。それで動いてくれるか?」

U「………いいだろう。引き受ける。ただ、そんなにこの城には長居出来ない………それだけは分かって欲しい。」

国王「分かった。U殿、感謝する。」

こうして、Uはエメリスの護衛役としてこの城にしばらく滞在する事になった。

ミリン「なら、そうと決まれば………」

ミリンはそう言うと、Uの腕を引っ張り………

U「ど、どこ行くんだよ………?」

ミリン「そのような格好では姫様の傍にいる資格はありません。」

U「ええ………この服動きやすいし気に入ってるんだけど………」

ミリン「こちらに滞在している間は、こちらのルールに従ってもらいますよ………」

と、Uは半ば強引に着替えさせられ………

ミリン「あら、着てみると意外と似合いますわね。」

と、スーツ姿に着替えさせられていた………

U「ううっ………こんな格好するのなんて何年ぶりかも忘れたよ………」

黒一色のスーツに白のワイシャツ。いつものUの格好と比べると全然印象が異なっていた。しかし、ネクタイだけはいつもの赤に近いオレンジ色のネクタイだった。

ミリン「あら、ネクタイは変えなかったのですか?」

U「全部黒は嫌だよ………なんか黒服みたいじゃん………」

ミリン「………まあ、ネクタイくらいなら問題ありませんか。」

そう言うと、ミリンはエメリスの前にUを連れて行き………

ミリン「お待たせ致しました。」

と、Uのスーツ姿がお披露目に………

国王「様になっているじゃないか。」

レナ「ほう、意外にもU殿にピッタリだ。」

U「僕は恥ずかしいけどね………」

と、恥ずかしさのあまり顔を真っ赤にするU。するとエメリスはUのスーツ姿を見て………

エメリス「カッコ良い………」

と、見とれていた。

U「そ、そりゃどうも………」

エメリスの反応に困惑するUであった………

To be continued………




次回予告
Uは、エメリスの護衛と彼女の相談役になる事に。Uはエメリスに冒険していた理由を質問され………?
次回「旅の理由」


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第30話 旅の理由

前回までのあらすじ
Uはエメリスの願いを叶える依頼を受ける事になった。Uはスーツ姿に着替えることになり………


エメリス「来て………」

U「ちょっ、ちょっと………!」

Uはエメリスに手を引っ張られ、エメリスの部屋に連れていかれた。

U「て、展開が速すぎて着いて行けない………」

Uは混乱していると、エメリスは部屋の鍵をかけ………

エメリス「………教えて。Uはどうして旅をしてきたの?」

U「そ、そこから!?」

エメリス「………教えて。」

Uは教える以外に道が無い事を悟ったのか、溜息をつき………

U「………驚かないって約束出来るか?」

Uはそう聞くと、エメリスはこくりと頷く。

U「………じゃあ、言うよ………今の僕はね、世界を1つに融合させて、滅ぼそうとしている敵から僕の奪われた力と大切な人を取り戻す為に旅をしている。」

エメリス「………大切な人?」

U「………ああ。僕の奥さんさ。」

エメリス「奥さん………という事はUは既婚者………なの?」

U「………まあ、そうなる。」

エメリス「………どんな人?」

U「………綺麗で………家事が得意で………魔法使いで………面倒みがよくて………甘えん坊で………僕を守ってくれる………」

Uが春香の事を挙げていくと、目に涙を貯めていた。

エメリス「………U?、なんで泣いてるの………?」

U「え………?」

Uはボロボロと落ちていく涙に気付くと、涙を拭き取り………

U「………寂しいんだよ。もうずっと会えてない。でも、僕は絶対に取り戻したいから旅をしていたんだ。」

エメリス「………何か写真とかは無いの?」

U「………写真ならある。」

Uはそう言うと、スーツの中にひっそりと着ていたいつもの服の懐にしまっていた写真を取りだす。

エメリス「あ、暑くないの………?」

U「………大したことは無いよ。それより、これが写真だ。」

Uが見せたのは、いつもの格好をしていた春香の写真だった。

エメリス「………白髪に緑色の目………そして綺麗な人………」

と、見とれていた。

U「そう言えば、その人の名前をまだ言ってなかったな。名前は、白宮春香って言うんだ。」

エメリス「白宮春香………さん?」

U「………うん。綺麗だろ?」

エメリス「………うん。」

U「もうかれこれ30年以上の付き合いになるのかな………でも信じられないだろ?、今も若々しいんだぜ?、元々僕と同じで寿命が長い人だからねえ………」

エメリス「………Uは幸せ者だね………こんな綺麗な人がいるんだから………」

U「………ああ、そうだな………」

Uはまたしても、目に涙を貯めながらそう答えるのだった………

To be continued………




次回予告
エメリスの提案で、U達は、城の裏山にピクニックに行く事に。だが、忍び寄る影はUを狙っており………
次回「裏山のピクニック」


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第31話 裏山のピクニック

前回までのあらすじ
ヴァレン国の姫、エメリスがUを自室に連れ込み、Uの度の理由について問いただす。Uはその理由を説明し、エメリスはUを幸せ者だと言う………


翌日、城の裏山………

エメリス「〜♪」

エメリスは鼻歌を歌いながら山を登っていた。その後ろにいるUとミリンがリュックを背負いながら同じくらいの速度で歩いていた………

U「………どうして急にピクニックに行く事になったんだよ………」

ミリン「姫様の御提案です。でもどうして急に御提案なされたのかまでは私にも分かりません。」

U「そうか………というかレナはどうしたんだ?」

ミリン「レナファレスト様は、新たな不死生物の鎮圧に向かいましたわ。貴方のカードもあるので大丈夫だと思われますが………」

U「………アンタは行かなくてよかったのか?」

ミリン「ええ。私はレナファレスト様直々の命令で、姫様をお守りしなければなりませんので。」

U「そうか………そういえばさ、エメリスが記憶喪失になった理由を知ってるか?」

ミリン「姫様が記憶喪失になった理由ですか………実は1年程前に、城に不死生物が攻め込んで来たのです。姫様は敵の攻撃で頭を強く強打なされてしまいまして………幸い敵は間一髪駆けつけなさったレナファレスト様が倒されたのですが、姫様は頭を強く打ち付けたショックで記憶を失ってしまったのでは無いかと、医者の診断で出ました。」

U「頭の強打………そりゃ痛いよね………」

ミリン「そして記憶喪失になってしまった影響で他人と接する事も減ってしまいました。姫様は国王陛下と私以外には口すら開きませんでしたが、まさか貴方が口を開かせる原因になるとは………」

U「………ねえ、エメリスは星切とどんな関係だったの?」

ミリン「………星切零様は、エメリス様と婚約を結んでおられました。」

U「え、ええ!?」

ミリン「………しかし、星切零様………つまり貴方様は4年前のあの日に突如として失踪してしまい………結婚式の日にエメリス様の前に現れる事はありませんでした。国王陛下は星切零様が失踪なされた事を知ってから、他の婚約者との話を持ちかけていましたが、姫様は首を縦に振らなかったのです………」

U「………エメリスは星切の事を………」

Uは自身の胸に手を当ててそう呟いた………

 

一方、メテオは………

メテオ「………良いか、ジェミニ。お前は今単独で行動しているUを倒せ。お前の能力ならばUを倒す事など容易い事だろう。」

ジェミニ「………仰せのままに。」

ジェミニはそう言って姿を消した。

メテオ「ジェミニの力は凶悪無比な力。その理由はスピリットであるが故………か。」

と、メテオの方も、Uの抹殺に動いていた………

To be continued………




次回予告
裏山の頂上に着き、弁当を食べようと準備をしていたU達。だが、そこに現れたジェミニの分身能力に翻弄され、Uはジェミニの強大な一撃を腹に受けてしまう………
次回「人型分身悪霊ジェミニ」


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第32話 人型分身悪霊ジェミニ

前回までのあらすじ
エメリスの提案で、Uとエメリスとミリンの3人で、城の裏山を登ることになった。だが、それと同時にメテオも部下をUの元へ派遣する………


頂上………

U「………へぇー、頂上の眺めはいいもんだな………高度の低いところが小さく見えるけど。」

ミリン「姫様のお気に入りの場所なんです。ここだけは記憶喪失になってもなお、姫様はお気に入りの場所だとおっしゃっていました。」

U「お気に入りの場所かぁ………」

Uはエメリスのお気に入りという言葉に頷いていた。

エメリス「U〜、ミリン〜、お弁当食べましょう〜」

ミリン「姫様も感情豊かになって来ましたねぇ………」

ミリンは嬉しく思っていた。しかし………

U「………さっきから嫌な気配を感じる。」

Uは何か気配を感じていた。その予感通り、エメリスの後ろから微笑んでいる顔をした、ちょっと変な悪霊が飛んできた。

U「危ない!!」

Uは着ていたスーツを脱ぎ捨てる。スーツの中に着ていたいつもの服か見えると、Uは走り、エメリスを抱えると、悪霊の攻撃をジャンプでかわし、ミリンの方に着地する。Uはエメリスを降ろすと………

U「エメリスを頼む!」

Uはセイバーを手にし、悪霊に攻撃する。だが、悪霊に攻撃が当たらない。

U「速い………!」

Uは悪霊のスピードに翻弄される。

U「(くっ………相手はスピード型、ならオメガツヴァイで確実に………!)」

と、オメガドライバーⅡを取り出すが………

ミリン「U様!!、後ろです!」

U「え………?」

Uは反射的に後ろを向いた。すると、不気味に微笑んでいる表情以外、全く同じ悪霊がいた。Uは後ろをもう一度向くと、やはり、先程攻撃していた悪霊だった。

U「敵が2体………!?」

Uは困惑する。その時、不気味に微笑んでいる方の悪霊が、Uの腹を殴った。

U「がはあっ!?」

Uはこの不意打ちに、ベルトを落としてしまう。悪霊は攻撃を止めず、Uの腹を殴り続けた。

U「がはあっ!、あぐうっ!」

Uは何とか反撃をしてみようと、セイバーを持つ右手を動かすが、もう一体に右腕を掴まれ、更に羽交い締めにされてしまい、Uを殴り放題の状態にしてしまった。何度目かの腹への一撃で、Uはとうとう血を吐いてしまった。

U「げほっ、げほっ!」

更に悪霊からの攻撃は、Uの頬に変わり、Uの頬に痣を浮かばせていく………

ミリン「U様!!」

ミリンは持っていた拳銃で悪霊を攻撃。悪霊はダメージを受けた時に、Uへの羽交い締めを解き、距離を取った。Uは膝から崩れ落ちる。

U「けほっ、けほっ!」

Uは腹を押さえて蹲る。悪霊は2体同時に並ぶ。

U「お前達………誰だ………?」

Uは何とか出せた声で問う。すると、変に微笑んでいる方の悪霊が………

ジェミニ「………私は人型分身悪霊ジェミニ。この不気味な笑顔をしているのは、私の分身だ。」

と、自らを名乗ったのだった………

To be continued………




次回予告
Uはジェミニの攻撃にまたも翻弄されてしまう。だが、これを見ていたエメリスの静かな怒りが爆発しようとしていた………
次回「エメリスの怒り」


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第33話 エメリスの怒り

前回までのあらすじ
U達は城の裏山の頂上に登ったが、そこにUを狙う悪霊が現れ、Uを圧倒する………


U「ジェミニ………?」

ジェミニ「………人間界には88の星座というものがある。その星座の1つにジェミニ………双子座があるのだ。」

U「そうか………双子のような分身悪霊………それがお前の名前の由来か………!」

ジェミニ「………ご明察。そして私は死なない。」

U「お前………スピリットとかいう悪霊か………!」

ジェミニ「そうだ。そして、メテオ様が警戒されている男Uよ。お前には私を倒す事は不可能だ。何故なら………」

ジェミニが語っている途中、ジェミニの分身が蹲っているUの髪を乱暴に掴む。

U「あぐっ!」

Uを強制的に立たせると、Uの腕を後ろ側に掴んで拘束する。

U「(し、しまった………!)」

ジェミニ「………理由が2つあるからだ。1つはお前は我が分身に、お前の身体的に1番の弱点とも言える腹部への連続打撃によって、体力を大幅に失っている。そしてもう1つは………我が分身がいるからだ………!」

ジェミニはUの腹を殴る。

U「がはあっ!?」

Uは口から血を吐く。

ジェミニ「苦しいだろう?、それもそのはずだ。私はお前が死なず、尚且つお前が死ぬ程痛いダメージが来るように調節したのだから。」

Uはジェミニのこの言葉に強く絶望する。

U「(ダメ………だ………僕だけじゃ勝てない………でも、諦めちゃダメだ………じゃないと春香が………!)」

朦朧とする意識の中、Uは勝ち目が無いことを予感しつつも、諦める事が出来ない事に苦悩していた。そしてUの目には涙が溜まる………

ジェミニ「涙か………お前は強いのか弱いのか分からない男だ。だが、私の仕事は例え弱者だろうと全力で獲物を殺す事だ………悪く思うな、Uよ………」

ジェミニは拳に力を集め、U目掛けて拳を突き出した………しかし、突如としてUの周りを光の壁が覆い、ジェミニの攻撃は光の壁に阻まれ、Uの腕を拘束していたジェミニの分身は大きく吹き飛び、Uはその場に倒れた。

ジェミニ「な、何だと………?」

ジェミニは驚いた。これをエメリスと共に見ていたミリンは………

ミリン「あれは………完全光壁魔法{パーフェクトライトシールド}………!?、記憶喪失以前の姫様の得意魔法が何故U様の周りに………!?」

と、Uを守った防御魔法が突然現れた事に驚いていた様子だった。

ジェミニ「な、何だこの魔法力は………?」

ジェミニは強大な魔法力を感じ取っていた。魔法力を放っていた主はエメリスだった。

エメリス「Uを一方的に傷付けるなんて………許さない………!!」

と、怒りを覚えているエメリスだった………

To be continued………




次回予告
エメリスは強大な魔法を使い、ジェミニの分身を消滅させる。一体になってしまったジェミニに、満身創痍に近いUが残る力を振り絞って攻撃する………
次回「分身を消す光」


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第34話 分身を消す光

前回までのあらすじ
Uは一方的に攻撃され、追い詰められる。だが、怒りを覚えたエメリスの魔法がジェミニを驚かせる………


ジェミニ「まさか、そんな小娘にそのような力が………!?」

エメリスの力に驚くジェミニ。エメリスは両手に光の魔力を集める………

エメリス「光を司りし神よ。今目の前にいる幻惑を消し去りたまえ………{アンデッドライト}!」

エメリスの手から、目を開く事が出来ない強い光が放たれ、これにはジェミニも目を閉じる。少しするとジェミニは目を開く………

ジェミニ「………発光魔法………熱エネルギーを感知しないという事はただの発光魔法………何………!?」

と、ジェミニは言葉の途中で異変に気付いた。なんと、ジェミニの分身が消えてしまっていた。

ジェミニ「………我が分身が消えている………だと………?」

U「………そうか………これは分身消滅呪文か………!」

Uは腹を押さえながらフラフラと立ち上がる。

ミリン「U様!、無理は行けません!!」

U「………今の僕はエメリスを守る事が仕事だ………!、僕が寝てるなんて………そんなの嫌なんだ………!」

セイバーを杖代わりに何とか立っていたU。既に満身創痍の中、Uはジェミニに目を向けていた。

ジェミニ「………お前に私を倒す体力が残されているとでもいうのか?」

U「………やってやるよ………僕の残る力全てを使って………お前に勝つ!!」

Uはセイバーを引き抜き、構える………

U「行くよ………!」

Uは残る力を振り絞って、全力疾走する。

ジェミニ「無謀な事を………!」

ジェミニは右手に集めた光のエネルギーを集める。Uはそれを目にすると、セイバーを投げ捨て、左腕にブレイブナイトの装備を出現させ、ブレイブのカードを装填する。

Brave

ジェミニの攻撃が同時に放たれるが、Uの左手に阻まれる。その左手はブレイブナイトに変身した時に現れる鎧のものであった。

U「変身!!」

Uは剣を抜刀し、ジェミニの身体に突き刺す。

ジェミニ「ぐあああ!!」

ジェミニは血を流す。しかし、それでもまだジェミニは足掻こうとしていた。

U「あと一撃………!!」

Uはキックをぶつける。Uの得意のスピードが殺されるブレイブナイトだが、Uのブレイブソードで大ダメージを受けていたジェミニには回避出来ず、Uのキックをまともに受けて爆発し、倒れた。Uはブランクカードを投げ、ジェミニを封印。カードはGemini(ジェミニ)と書かれたカードに変わり、Uの手に戻る。

U「Gemini………コイツは使えるかもしれないね………」

Uはそう言うと、身体の疲労が限界を迎え、倒れた。倒れた直後に、Uの変身が解除され、Uは気絶していた。

エメリス「U………!!」

エメリスはUに駆け寄り、彼の身体を強く抱き締めるのだった………

To be continued………




次回予告
1週間後、Uのダメージはミリンの手当で無事回復した。Uは1週間の滞在と、かなり時間を使ってしまったと思い、旅に戻ろうとするが………
次回「エメリスの思い」


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第35話 エメリスの思い

前回までのあらすじ
エメリスの力が、ジェミニの分身を消した。Uは満身創痍に近い中、持てる力を全て振り絞って無事ジェミニを封印する事に成功する………


7日後、ヴァレン国の城………

Uはジェミニとの戦いの後に、ミリンの手当を受け、7日間の療養でダメージは回復した。

U「………ミリンには感謝しなきゃな。」

Uは現在の荷物を纏めていて、その中にはUの現在持っているカード4枚もあった。

U「………カードが極端すぎるな………あのジェミニだって偶然、僕の攻撃に対しての防御力が無かったからどうにかなったけど………やっぱり、美咲達のようなコンボが必要なのかな………?」

Uは4枚のカードを見るが………

U「どいつもこいつもコンボにはならなそうだな………まず、1枚は変身用だし、更に2枚は召喚用だし………やっぱり、借りるしかないのかねえ………」

とUは、ブレイブナイトの課題を考えていた。だが、考えている間も時間は進んでいる事を時計で思い知らされ………

U「………あれから7日経っている………もうここに留まる時間はあまり残されていないのか………」

Uは荷物をまとめ終えると、部屋を出ようとするが、扉を開けると目の前にはエメリスがいた。

U「え、エメリス………」

エメリス「………どこ行くの?」

エメリスはUの様子を怪しく思っていた。

U「………ちょっと御手洗に〜」

エメリス「………嘘つき。本当は冒険しに行くんじゃないの?、前言ってた春香さん………って人を助ける為に………」

U「(………バレた。)」

と、自分の目的を当てられてしまったので、Uは観念して………

U「………うん。その通りだよ。」

エメリス「………なんで黙って行こうとしたの?」

U「………言ったら心配されると思った。」

エメリス「確かに心配するけど………U、この間の戦いでボロボロになったのに………1人で行かせられないよ!!」

と、以前のエメリスが見せなかった感情が強く現れる。

U「………驚いたな。記憶喪失のエメリスが、僕に感情をぶつけてくれるなんて………」

エメリス「………記憶喪失と言っても………私は1人の人間だもの………感情くらいあるわよ!!」

U「そうか………エメリス、君の感情には本当に驚いた。でもね、僕は春香を助けたい。例え自分が死んだとしても………彼女には生きてもらいたい。世界を滅ぼす野望を持つ奴等に………振り回されるべき人じゃない。」

Uはそう言うと、部屋を出る………しかし、エメリスに腕を捕まれ………

エメリス「………ちょっと待って。」

U「………?」

Uはエメリスの部屋の前に連れられ、エメリスはUを部屋の前に連れて行くと………

エメリス「ここで待ってて………!」

エメリスはそう言うと、部屋に入る。それから3分後………

エメリス「お待たせ!」

エメリスは扉を開ける。エメリスの服はお姫様の服ではなく、冒険者の服だった。どうやら着替えてきた様子だった。

U「………え、エメリス?」

困惑するU。すると、エメリスはUに………

エメリス「お願い!、私を連れて行って!!」

U「え、ええ!?」

と告げた。Uは更に困惑する………

To be continued………




次回予告
ヴァレンの王はエメリスの旅立ちに猛反対。Uもあまり連れて行きたくは無かったが、レナファレスト、ミリンの後押しで、エメリスを守る代わりに連れて行かせてもらえないか頼む………
次回「新たなる仲間との旅立ち」


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第36話 新たなる仲間との旅立ち

前回までのあらすじ
ジェミニとの戦いから7日。ダメージが回復したUは、冒険に戻ろうと思っていた。しかし、エメリスはUについていこうとして………!?


玉座の間………

エメリス「………だから、私も行きたいの!!」

国王「ならぬならぬ!、エメリス、お前は姫なのじゃぞ!?、それに………エメリスに旅など向かなすぎる!!」

U「(………僕もそう思う。)」

と、提案したのはUではないので、Uも反対派だった。すると………

レナ「レナファレスト、ただいま帰還しました。」

レナファレストが悪霊退治から帰ってきた。

レナ「………U殿、これは何の騒ぎだ?」

U「………僕はそろそろ旅に戻ろうと思っていたんだけど、その旅について行くとか言い出して………国王と揉めてるよ。」

レナ「そうか………」

U「………難し過ぎて分からないよ。」

レナ「………何がだ?」

U「………王族の親子喧嘩、見た事ないから。」

レナ「………そうだったか………でも、私は陛下も過保護過ぎるのでは無いかと思う。」

U「意外だ。てっきり国王の味方するもんだと思っていたよ。」

レナ「………姫様の意見も尊重すべきだからな………ミリン、お前はどう思っている?」

ミリン「はっ、私はレナファレスト様と同じ意見でございます。」

U「………本当に意外だ。」

Uはそう言うと、エメリスの前に立ち………

U「………国王、外部の分際で言うのはダメだと分かっているが………エメリスを旅に出させても良いのでは無いかと思う。」

国王「………危険過ぎる。第一、誰がエメリスを守れる?」

U「僕だ。僕が守る。必ずエメリスをこの城に連れ帰ると………約束する。」

国王「命に替えてもか?」

U「ああ。」

2人は睨み合う。すると、レナファレストとミリンが………

レナ「私からもお願いします。この男、U殿は誰かを守れる力がある。彼の強さからそれがうかがえます。」

ミリン「私も、レナファレスト様と同意見でございます。」

と、Uを後押しする発言をした。

国王「………良いだろう。レナファレスト、ミリンよ、お前達も同行せよ。」

レナ「お、お言葉ですが、私達まで同行すれば国は手薄に………!」

国王「大丈夫だ。我々もしばらくはお前達抜きで耐えてみせる。U殿のように、たった1人でも戦う事が出来る戦士を………また見てしまったからな………」

U「………星切の事か?」

国王「………そうだな。」

国王は立ち上がると………

国王「エメリスを頼む。」

と、エメリスをUに託した………

 

城の外………

Uとエメリスはバイクに、レナファレストとミリンは馬に乗っていた。

U「いいのか?、レナやミリンの馬に乗らなくて?」

エメリス「………Uの馬の方が頼もしそうだもん。」

U「これは、バイクって言うんだ。それに僕はコイツで結構飛ばすから………振り落とされないようにしっかり捕まってるんだぞ!!」

Uはバイクを起動させ、勢い良く飛ばした。

エメリス「は、速いよ〜〜!!」

U「………じきに慣れるさ。」

2人はあっという間に進んで行く。

ミリン「お速いですわね、U様達………」

レナ「私達も行こう。」

ミリン「はっ!」

2人は、U達に追いつく為に、馬を駆るのだった………

To be continued………




次回予告
一方、先行していたあずさ、美咲達。だが、そんな彼女達の方は、世界の融合で新たな世界が現れていた。その世界は春香の世界で………?
次回「春香の世界」


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第4章 春香の世界
第37話 春香の世界


前回までのあらすじ
Uの説得で、エメリスはレナファレスト、ミリンを加えた3人でUの旅に同行する事に。U達はそれぞれバイクや馬で先行しているあずさや美咲を追いかける事に………


一方、U達がヴァレン国を旅立った時と同じ頃………

 

美咲「………一体いつまで歩かなければならないんですかね………?」

天風「ちくしょー、こんな事なら断ればよかったぜ………まさか8日も歩かされる事になるとは思わなかったぜ………」

あずさ「まあまあ、ここまで来たら歩くしか無いですよ、U君が来るのを信じて………」

天風「そ、そうだけどさ………俺、まさか女の子10人を引き連れて歩く日が来るとは思わなかったぜ………Uは仲の良い女の子が沢山いて羨ま………ゲフンゲフン。」

と、少し関係無い話がでてきたが、幻想郷を目指して11人は歩き続けていた。すると、突如として辺りが揺れ出す………

天風「な、何だ!?」

あずさ「世界の融合ですよ………」

天風「ど、どういう事だよ………!?」

美咲「世界が繋がってしまうんです………Uさんの話によるとメテオって言う人物のせいで………」

天風「………Uが旅をしている理由はこれか………?」

すると、世界はファンタジー世界のような世界に変わった。

あかり「綺麗な世界………」

由香「そうですね………」

ほのか「な、なんかゲームで見た事あるような世界だ………」

鈴香「………近くに小さな村があるわ………」

明日香「………情報収集をするのね!」

のぞみ「そうね。ここで何か手がかりを掴めればいいのだけれど………」

と、あずさ達は近くの村に寄る事に………

 

近くの村に入ってすぐの看板には、白宮家の事について書かれた記事があった。

「白宮の当主様、新魔法を開発する。」

と、この村の当主に当たる白宮夏香についての記事が書かれていた。

美咲「白宮………春香さんと同じ苗字ですね………」

と美咲が言うと、通りがかった村人が………

村人「白宮のお嬢様に興味があるのか?、でも、白宮のお嬢様がUって男と結婚してからこの村に帰ってきたのは1年前だけだったかな………」

あずさ「U君と結婚した人………って事だから春香さんの事ね………という事はここは………?」

美咲「春香さんの世界………って事になるのかな………?」

そう、この世界は白宮春香の世界。Uが過去に2度訪れた世界が、世界の融合の影響で、Uの世界と繋がったようだった。

美咲「あの、えと………白宮の当主様ってどこにいらっしゃるんですか?」

村人「ああ、白宮の当主様なら、あの豪華なお屋敷にいらっしゃるよ。」

美咲「あのお屋敷に………?」

春香の世界にやってきたあずさ達。彼女達はUの居ない中、どんな旅をする事になるのか………?

To be continued………




次回予告
白宮家の屋敷に向かったあずさ達。そこの庭で、彼女達は春香の妹と出会う事に………
次回「春香の妹」


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第38話 春香の妹

前回までのあらすじ
Uとは別行動中のあずさ達は、世界の融合で新たな世界が現れる。その世界はなんとUにも縁のある、春香の世界で………


あずさ達は、春香の住んでいた豪邸に向かった。

あずさ「………大きい屋敷ね………近づいていくにつれて、私達が豆粒に思えてくる程に………」

美咲「あれ?、あそこに人が………?」

と、庭で魔法の修行をしている女性がいた。

??「………風の力を操りし精霊よ。今、強くあらゆるものを吹き飛ばす嵐となれ………{ストーム}!」

と、風を司る真空魔法を使い、近くに立っていた練習用の人型の的がぶっ飛んでいった。それを見ていたあずさ達は唖然としていた。

鈴香「なんて強力な風の力………!」

あずさ「私達と比べても凄い魔法の力………」

天風「そ、それに美人な人だな………あんな美人見た事ねえ………」

10人「はぁ?」

天風の言葉に、あずさ達が天風を睨む。天風は………

天風「あ、いや………だって皆ロリ………」

ほのか「うるせぇ!!」

ほのかは天風を殴る。さらに立て続けに伊吹が天風を殴る。

伊吹「デリカシーの無い野郎だな!!」

明日香「………あの超絶謎人間のUにすら言われた事ないんだけど………最低ね、全く。」

ほかの8人は、天風をまるでゴミを見るような目で見つめる………

天風「見るな………そんな目で俺を見るな!!」

と、余計な言葉のせいで、10人を敵に回した天風。だがそんないさこさをしていると………

??「あの………何か用なのかな?」

と、女性の方から話しかけてきた。あずさ達は我に返り………

あずさ「あ、あの………ここの白宮の当主様に会いに来たんですけど………」

??「………お婆ちゃんに何か用があるの?」

美咲「あの………私達、たまたまこの村によりまして、ここの当主様が春香さんと関係のある人だと知ったので………」

??「お姉ちゃんを知ってるの………?」

のぞみ「………ええ、Uから聞いているわ。」

??「お兄ちゃんとも知り合いなの!?」

明日香「お兄ちゃん………?」

??「私がお姉ちゃんの旦那さんをそう呼んでいるだけ。 」

天風「あの………貴女の名前を教えていただけないでしょうか?、私は神野天風、Uの友人でしがない旅人です。」

と、女性の手を優しく掴んで自己紹介をした。

明日香「うわー、あからさま過ぎて引くわー」

明日香は呆れた目をする。

??「あ、どうも………私、白宮冬香。魔法使いの一族、白宮家の次女なの。」

美咲「春香さんの妹………?」

鈴香「………そう言えば、貴女は今、魔法を使った。貴女は魔法使いなの………?」

冬香「そうなの。と言っても、お姉ちゃんと比べるとまだまだなんだけどね。」

天風「さっきの魔法、私の目からはとても素晴らしいと思ったんですけど………」

冬香「………お姉ちゃんの方が何十………何百倍も凄いよ………」

春香の妹である白宮冬香。あずさ達から見れば、彼女は凄い大人かもしれない。そして彼女に惚れる者も………?

To be continued………

 




次回予告
冬香の案内で、白宮の当主に会う事に。当主は、あずさ達がUの仲間と知り………?
次回「白宮の当主」


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第39話 白宮の当主

前回までのあらすじ
白宮家の屋敷に向かったあずさ達。彼女達はそこで、白宮春香の妹、冬香と出会う………


あずさ達は冬香の案内で、屋敷の中に入る事が出来た………

あずさ「………そう言えばお聞きしたい事があるんですが………」

冬香「どうしたの?」

あずさ「ここの当主様って、どんな人なんですか?」

冬香「………怖い人だよ。私もお姉ちゃんも怯える程にね………堂々と出来たのはお兄ちゃんだけだった。まあ、ぶつからなかったとはいえ、戦いになった時は驚いたよ………」

美咲「師匠って………凄い人ですね。」

冬香「………お兄ちゃんは、凄いの一言で片付ける事が出来ないの。それに、急に泣き出したり、かと思えば真面目な事を言い出したり………逆に読めない人だったよ………命知らずなのか、それともどんな逆境にも立ち向かえる人なのか………」

のぞみ「………Uは読めない人物と言う、貴女の考察は間違っていないと思います。私にも、あの男の真意はまるで分かりません。多分、彼の思考を理解しているのは………」

冬香「………私の知る限りじゃ、お姉ちゃんくらいじゃないかな。お兄ちゃんの事を何でも知ってそうだったし………って、着いたわ。」

と、冬香の案内で着いたのは、当主の部屋だった。冬香はドアをノックし………

冬香「………お婆ちゃん、入るよ。」

と、ドアを開ける。そこには、木の揺り椅子に座る老母の姿があった。

夏香「………冬香よ、その少女達とあと一人の男は誰だ?」

冬香「………聞けば、お兄ちゃんの仲間なんですって。」

夏香「Uの………?、娘達よ、詳しく話を聞かせろ。」

美咲「ひゃ、ひゃい!(い、威圧が凄いよ………)」

と、のぞみ、レイ以外の者達は全員怯えていた。だが、あずさや美咲達は、なんとか、自分達の事と、Uとの関連性についてを説明をする………

 

一方、メテオに捕らわれた春香は、もう何週間と過ぎているにも関わらず、牢の中で諦めず、気丈に振舞っていた。そして、そこへいつも通りメルがやってくる………

メル「………アンタの大事な大事な旦那様が、ジェミニ様を封印したと聞いたわ。」

春香「………やっぱりUさんは強いわ。貴女達とは全然違う………」

メル「………仲間の方を潰す為の人物は既に送っているけれど………またUに妨害される恐れがあるわ………そこで………」

メルは春香の髪を乱暴に掴み………

メル「………アンタを利用させてもらうわ………!」

と、メルは何やら春香に魔術をかけた。

春香「あ………ああ………!?」

春香の目から輝きが消えた………

 

春香の世界を行くあずさ達。何かを企んでいるメテオ側。Uのいない中で、いくつかの話が進んでいた………

To be continued………




次回予告
夏香は、あずさ達の話を聞き、これを信じる。そして、新たな人物達が、白宮の屋敷を訪問する………
次回「Uと春香の盟友達」


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第40話 Uと春香の盟友達

前回までのあらすじ
冬香の案内で、白宮の当主、夏香と出会う。彼女はあずさ達がUの仲間である事を聞き、詳しい説明を求める。一方、メテオの方は春香を使って何かを企んでおり………?


美咲「………という訳なんです。」

………視点は再びあずさ達。美咲は、夏香に自分達の事、そしてUと共に戦っていた事情を説明した。

夏香「そうか………春香が捕らわれてしまったのか。Uの方は春香を取り戻す為に、Uと春香が住む世界を目指しているという訳か。それにしても………」

夏香は近くに置いてあった林檎を手にし、魔法で6等分する。

夏香「………意外だ。まさか他の世界とやらまで救うとは………私も正直に驚いた。それに、Uがお主らに大きな影響を及ぼした………それもまた事実………信じる他あるまい。」

冬香「お婆ちゃん、珍しいね。見ず知らずの人の話を信じるなんて………」

夏香「………あの男は何をしでかすか分からない男。私にも読めんよ、あの男の心は。だが、今頃春香を泣かせているかもしれんな………次に会った時は制裁をしてやられば………」

夏香は近くに置いてあった杖を引き抜き、真横に投げる。約3m離れた所にあるみかんの中心にピンボイントで貫通した。

あずさ「ええ………!?」

あずさ達は、夏香の恐ろしさを改めて痛感させられる………すると夏香は………

夏香「………冬香、お客様が来たようだ。出迎えてやれ。」

冬香「はーい。」

冬香は夏香の部屋を出た。どうやら誰か来たようである。

夏香「………すまないが、そこの子、私の杖を持ってきてくれないか。」

と、あずさを指差す。

あずさ「は、はい!」

あずさは震えながら杖を取りに行った。

のぞみ「(………いつもならあずさを怯えさせる事を防ごうとはするけれど………今回ばかりは………)」

と、のぞみも夏香の威厳を感じ取り、何も出来なかった。あずさは杖を持ってくる。

あずさ「ど、どうぞ………!」

夏香「助かった。コイツが無いとまともに歩く事も出来なくなるのでな………」

あずさ「あの………失礼ですが、おばあ様はとても強い魔力を持つお方なのでしょうか………?」

夏香「………確かにこの村では1番を自負しても誰も文句は言わない程の魔力は持ち合わせているが………孫娘の春香にはもう敵わないだろう。あの子は私なんかよりずっと強い魔法使いだ。それに礼儀正しく心優しい。お主達も会ってみればわかるであろう。Uがあの子を愛する理由を………」

あずさ「………はい。」

そんな会話をしていると、再びノックがしてドアが開く。そこからは冬香と………

冬香「お婆ちゃん、ソフィーさんとガイアさんが来たよー」

ソフィー「失礼致します。」

ガイア「お久しぶりです、夏香殿。」

入って来たのは、Uと春香と共に2度戦った盟友、ソフィー・アルナとガイア・ストロングだった………

To be continued………




次回予告
ソフィーとガイアは、あずさ達を見て首を傾げる。あずさ達は事情を説明し、自分達もUの仲間である事を告げる………
次回「Uに関わった仲間達」


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第41話 Uに関わった仲間達

前回までのあらすじ
あずさ達の話を聞いた夏香は事情を把握。そしてそこへ、ソフィーとガイアが訪ねてきて………?


ソフィー「………なんか女の子がいっぱいなんだけど………」

ガイア「………男性も1人いらっしゃるようだ。」

あずさ「あの………冬香さん、この方達は?」

冬香「………かつてお兄ちゃん達と旅をした仲間だよ。」

美咲「………私達と同じ………」

ソフィー「………ねえ、冬香ちゃん。この子達ってUの浮気候補かなんか?」

ソフィーのこの一言で、少女の大半が顔を真っ赤にする。

あずさ「た、確かにU君の事は好きと言われればまあ………って感じだけど………」

美咲「で、でも師匠には春香さんって素晴らしい人がいるんじゃ………?」

明日香「Uとかお断りなんだけど!!」

ほのか「私もだよ!」

伊吹「こればっかりは同感だよ………」

由香「私は別にUさんと浮気はちょっと………」

あかり「U君と許されざる浮気………はあ………♪」

………なんか若干1名浮気候補の言葉で浮かれる人がいるが………

鈴香「………Uと浮気は有り得ない。」

のぞみ「………私もよ。確かにUはいい人物ではあるけれど………」

レイ「そうね………」

と、3人は冷静だった。それを見た天風は………

天風「………Uの野郎、大量の人物にモテやがって………羨ましいぜ、コンチクショー!」

天風は地面に拳を打ち付けた。ガイアはそんな彼の肩を掴み………

ガイア「大丈夫だ、貴方にも素晴らしい恋があるはずだ。」

天風「………えっと、アンタは………」

ガイア「ガイア・ストロングだ。貴方の名は?」

天風「………神野天風。よろしく、ガイアさんよ。」

ガイア「………天風殿には、私をさん付けするのは似合わない。気軽に呼び捨てで構わない。」

天風「………なら、そうさせてもらうぜ、ガイア。」

ガイア「………うむ。」

冬香「ソフィーさんってば、そんなわけないでしょう………?」

ソフィー「………ふーん。ならいいけど。Uは?」

美咲「………絶賛別行動中です。」

ソフィー「………はあ?」

あずさ「話すと長くなるんですけど………」

あずさはソフィーに事情を説明する。

ソフィー「ふーん。浮気?」

冬香「何でもかんでも浮気を疑うのは洒落にならないんですけど………」

ソフィー「冗談よ、冗談。つまり、UはUで旅をしている訳ね。」

天風「でもアイツ、ヴァレンで何をやってるんだか………」

美咲「本当に来てくれるんでしょうか………師匠。」

ソフィー「し、師匠………?、あ、アイツ弟子取ってたの………?」

美咲「最も、追っかけですけど………」

ソフィー「そう………Uは約束を守る男よ。必ず来るわ………」

ソフィーは、美咲に希望を持たせる………

To be continued………




次回予告
白宮の外で、謎の事件が起きた。それは、瞬速で行動する謎の敵が起こしたものだった。あずさ達は、白宮家に被害が起きないように迎え撃とうとするが………?
次回「高速の敵」


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第42話 高速の敵

前回までのあらすじ
白宮家を訪ねてきたソフィーとガイア。話の内容は案外くだらないものだったが、それでもあずさ達は会話を交していた………


………同時期、町で荒らし事件が起きた。だが、この荒らしは犯人不明というよく分からない事件だった。それもそのはず、犯人は人間では到底有り得ない速度で、荒らしているからだ。主な被害は店や民家等、町のほぼ全域と見られる。そして、その魔の手は白宮家の屋敷にも………?

 

夏香「………魔の手が近い。」

それを最初に感じ取ったのは夏香だった。

あずさ「え………?」

夏香「………こっちに向かってくる。」

冬香「そんな、新たなモンスターが………?」

夏香「………そうでは無い。それに魔族の気配でも無い。という事は、この世界で未確認の存在だろう。」

美咲「………私達が止めます!」

美咲は部屋を走って出て行った。

あずさ「美咲ちゃん!?」

あずさは美咲の行動に驚いたが、大慌てで追いかけた。その影響で、少女達は追いかける。

ガイア「………ああ、最近の若い人達は行動的なんですな………」

ソフィー「私達も行くわよ、ガイア。あの子達だけじゃ危なかっしいし………」

ガイア「分かっている。天風殿も同行なさるか?」

天風「ああ。女の子達の前でカッコイイところ見せてえしな。」

天風はソフィー、ガイアと共にあずさ達を追いかけた。

冬香「………お婆ちゃんは行かないの?」

夏香「必要無い。それに………この家に向かって覚えのある気配を察知したからな。」

冬香「それって………まさか!?」

夏香「………そうだ。」

 

白宮家の庭………

美咲「はあっ、はあっ………」

外に出た美咲は辺りを見回す。すると、風も吹いていないのに、あたりの草むらが強く揺れた。

美咲「………やっぱり何かいる………!」

美咲は巫女ラウザー・真を取りだし、カードを通す。

美咲「変身!」

Shining

美咲は弓を構え、見えない敵を探す。しかし、見えない敵は突如として美咲を攻撃し、美咲は大きく吹き飛んた。

美咲「きゃあああああ!!」

そこにあずさ達が追い付き………

レイ「美咲!!」

レイは巫女ラウザー・改を装着し、スイッチを押す。

レイ「変身!」

Darkness lightning

レイは剣を構え、敵が来るのを待つ。しかし、レイが構えても、敵の動きの方が速いのか、気がついた時にはレイも吹き飛ばされた。

レイ「うわあああ!」

レイは吹き飛ばされながらも何とか着地。

レイ「………一体何が私達に攻撃しているの………?」

のぞみ「まさか………」

のぞみは魔法使いの姿に変身すると、指を鳴らす。これにより、時が止まる。

のぞみ「………やはりそういう事だったのね。」

のぞみら再び時を動かした………見えない敵を羽交い締めにして………

レイ「………見えない敵の正体は………高速で動く………スピリット………!?」

なんと、相手は悪霊もといスピリット。しかも高速で動く厄介な相手だった。果たして、あずさ達は………?

To be continued………




次回予告
あずさ達や天風も加勢するが、やはり悪霊の高速攻撃に歯が立たない。だかそこへ、あの男が苦戦するあずさ達に追い付いた………
次回「仲間達の再開」


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第43話 仲間達の再開

前回までのあらすじ
白宮家に迫る魔の手。美咲やレイが立ち向かおうとするも、敵の動きが速くどうすることも出来ない。しかし、のぞみの時止めにより、その正体が高速で動く悪霊だと判明し………?


悪霊はあっさりとのぞみの羽交い締めを解き、のぞみを吹き飛ばす。のぞみは攻撃を食らう寸前で時止めで回避し、魔法による弾丸の攻撃を放つが、弾丸が悪霊を捉える事が出来ない。

のぞみ「速い………なら………!」

のぞみは再び時を止め、弾丸をかわせない条件を作った後、弾丸で攻撃。弾丸は悪霊に命中するが、殆ど効果が無かった。

のぞみ「効いていない………!?」

のぞみもこれには動揺する。

あずさ「私達も加勢しましょう!」

あずさ達魔法使い組も変身し、あずさとあかりは遠距離から攻撃するが、やはり悪霊を捉えられず、明日香と伊吹も接近による攻撃を試みるが、まずスピード負けしている為にどうしようも無い。2人は一方的に攻撃されてしまう。

明日香「は、速すぎる………!」

伊吹「ち、ちくしょう………!」

遂には膝を着いてしまう2人。

天風「速すぎて見えねえよ………てか、あの速さが見える奴なんているわけねえだろ………!」

ソフィー「………そうね、あそこまでの高速移動使いはそうそういない………その上、高い防御力も持っている………私達だけでは厳しいかしらね………」

天風「そんな!、そんな訳あるかよ!」

天風は剣を引き抜き、攻撃の為に接近する。しかし、悪霊の高速移動に為す術も無く、一方的に攻撃される。

天風「ダメだ………速すぎて俺じゃどうしようもねえ………!」

ガイア「やはりこれは厳しいか………?」

ソフィー「………いいえ、諦めるにはまだ速いわ。」

ガイア「ソフィー殿………?」

ソフィー「………遅いのよ。全く………いい所だけかっさらうのはアンタの専売特許みたいなものかもしれないけれどね………」

ガイア「ど、どうされたのだ、ソフィー殿!?」

ソフィーの言葉に困惑するガイア。だが、その疑問はすぐに解かれた。遠くから、何かが近づいて来る音がした。ガイアだけでなく、あずさ達もそれを聞き、音のする方を向く。すると、Uと後ろにエメリスが乗ったバイクが猛スピードで接近していた。

エメリス「きゃあああーーー!、目が回る〜!!」

U「もう少しだけ耐えてくれよ!」

Uはそう言うと、あずさ達の方に突っ込んで来た。

あずさ「ええ!?、ちょっ、ちょっとU君!?」

大慌てであずさ達は退避。猛スピードのバイクは偶然かそれとも意図的か悪霊に激突し、悪霊は盛大に吹っ飛んだ。

U「はあ。結構な長旅だったよ。」

Uはヘルメットを外し、バイクを降りる。エメリスは目を回していた。

天風「U………って、後ろに乗ってるの、もしかしてヴァレン国の姫様かよ!?」

と、大困惑する天風だった………

 

Uがやっとあずさ達と合流。果たして、彼が悪霊を倒してしまうのか………!?

To be continued………




次回予告
Uはブレイブナイトに変身。悪霊はスピードでUを倒そうとするが、ブレイブナイトの高い防御力とUの反射神経に追い詰められ、遂にUの3枚コンボが悪霊に襲いかかる………
次回「形勢逆転の騎士」


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第44話 形勢逆転の騎士

前回までのあらすじ
高速で動く悪霊相手に手も足も出ないあずさ達。だが、そこへUが駆け付けて来て………


U「待たせた。天風、エメリスを頼むよ。」

天風「もう名前で呼ぶ仲かよ………」

と、文句を言いながらも天風はエメリスを守る事に。

U「………さあ、反撃と行こうか。」

Uはブレイブソードとシールドを左手に出現させ、盾にカードを入れ、剣を抜刀する。

Brave

U「変身!」

Uはブレイブナイトへと変身し、悪霊に歩いて近付く。悪霊は猛スピードでUに接近して攻撃するが、Uの鎧にはビクともしなかった。驚く悪霊。Uはその隙に剣で攻撃する。

U「スピード型か。でも、攻撃力は大した事無さそうだ。」

悪霊は猛スピードで後ろに下がり、猛スピードで接近して攻撃したが、またしても攻撃はビクともしない。

U「………悪いけど、お前のようなスピードタイプは相手にし過ぎて対処方は把握してるんだ。

Uは悪霊を蹴り飛ばす。すると悪霊は高速移動でUの背後からの攻撃を試みる。しかし、Uは剣で自らの真後ろを防御。後ろ蹴りで悪霊を蹴り飛ばす。

U「………埒が明かない。」

と、簡単に倒れない悪霊を前に、思わずUもこの言葉を口にする。すると………?

鈴香「U………これを使って………!」

鈴香はUに向けてカードを投げる。そのカードはMachのカードだった。

美咲「じゃあ私も………!」

美咲もUに向けてKickのカードを投げる。Uはその2枚を受け取ると、自身のデッキケースからGeminiのカードを取りだし………

U「………有難く使わせてもらうよ!」

Uは剣を納刀。ラウザー部分に3枚のカードをスキャンする。

Kick、Mach、Gemini

3枚のカードの力が、Uの身体に取り込まれる。

Gemini sonic attack(ジェミニソニックアタック)

Uはマッハの力で擬似的ではあるがスピードの遅さというデメリットを解消し、ワイルドソニックアタックのようなきりもみキックを放つ。悪霊は回避して凌ごうとするが、Uの身体が分身し、分身した方のキックが悪霊に命中。本体は地面に着地後、すぐさまキックを放ち直し、悪霊に直撃させる。悪霊は大爆発を起こして倒れた。

U「………案外呆気無かったな。」

Uはブランクカードを投げ、悪霊を封印。悪霊はAxell(この表記は和製英語で、本当はAxelleratorだが、本作ではAxellと表記する。)となって、Uの手に戻る。

U「Axell………超速の理由はこういう訳か。」

Uは変身を解除し、美咲にKick、鈴香にMachのカードを返そうとする。

U「………貸してくれてありがとう。」

Uが渡す直前。レイがこんな事を言い出した。

レイ「………今回みたいに共有するよりも、予めコピーしてUに渡しておく方が効率がいいわ。」

と、Copyのカードを取り出してそう告げたのだった………

To be continued………




次回予告
Uは美咲達が持っているカードでコピー可能なカード全てをコピーして渡される。そんなやり取りをしていた彼等の前に彼女が現れるのだが………?
次回「目の前に現れた彼女」

カード解説
Gemini→使用者を分身させる。その分身は使用者の思いのままで、仮に片方が攻撃された場合は、攻撃された方が分身として消滅する。(20p)

コンボ解説
Gemini sonic attack→分身し、2人でキックを放つ。(100p)※ブレイブナイトはコンボである場合、他の巫女達の2倍の威力になる。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第45話 目の前に現れた彼女

前回までのあらすじ
Uはブレイブナイトへと変身し、悪霊を一方的に圧倒。そして新コンボ、Gemini sonic attackで見事悪霊を撃破。封印に成功する………


レイ「………はい、どうぞ。」

Uは美咲達が持っているコピー可能なカードを全て渡され、Uはこれを手にする。

U「………何枚あるんだこれ?」

レイ「分からないわよ。美咲さん達が巫女になる以前の巫女が封印したカードまであるんだから。」

U「………そうか。まあ、暇な時にコンボでも探してみるとするよ。」

あずさ「………でも、U君が無事に来てくれて良かったわ。」

U「………にしてもおかしいな。レナ達がまだ………」

??「U殿!!」

と、突然遠くから声が聞こえた。声の方を向くと、うまにのったレナファレストとミリンが追い付いた。

天風「レナ!?、それに姫様の護衛役の………!」

レナ「お前にレナと呼ばれる筋合いは無い。前にも伝えたはずだ。」

ミリン「それに、私も本来はレナフォレスト様の部下です。姫様の護衛はあくまで国王陛下の直接命令に過ぎません。」

U「天風、女の子を怒らせちゃダメだよ。」

天風「………お前こそ星切の時は、女好きだっただろ!?」

U「………?」

ソフィー「………Uは天然のプレイボーイなのよ。浮気って言葉自体知らない男だし。」

U「だからなんだよ、浮気って………?」

天風「………あっ、本当だ。」

と、Uの天然さを思い知る。

U「………君達がいる所に、春香の世界まで繋がってしまうなんてな………まあ、せっかくここに来たんだし、夏香の婆さんに顔でも見せるかな。」

Uがそんな事を口にした時だった。突如、辺りが超能力で覆われた。

U「これは………超能力!?」

??「よく気付いたわね。」

Uは聞き覚えのある声がした。

U「お前は………あの時の………!」

??「………どうせアンタは死ぬんだからここで教えてあげる。私はメル。そして今日は貴方に合わせてあげる。」

メルは指を鳴らす。すると、目の前に目を閉じた春香が現れた。

U「………春香!?」

あずさ「嘘………あの人が春香さん!?」

美咲「目の前で見ると綺麗な人だね………」

天風「本当に羨ましいぜ………」

U「………本当に春香なのか………!?」

Uは春香に近付く。

メル「ただし………私の操り人形となった貴方のお姫様だけどね!!」

メルがそう言うと、春香はUの腹を殴った。

U「がはあっ!?」

一瞬、Uも何が起きたのか分からなかった。だが気がついた時には、春香はUの顎を攻撃。Uは大きく吹き飛び、地面に倒れる。すると春香はそんな彼の頭を強く踏み付ける。

U「な、なんで………!?」

困惑するU。すると、春香の目は赤く光っていた。

U「(………いつもの緑色の目じゃない………赤い目をしてる………!)」

と、Uは春香の洗脳を思い知らされる………

To be continued………




次回予告
春香を前に一方的に攻撃されてしまうU。仲間達がUを救おうとするが、春香が大切なUはそれを止めてしまう。そしてトドメを刺されかけた時、Uが流した涙に、春香は頭を抱える………
次回「洗脳された春香」


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第46話 洗脳された春香

前回までのあらすじ
カードをコピーしてもらい、戦略性が増えたU。だが、そこに突然メルと春香が現れる。しかし、春香は洗脳された状態で………


あずさ「U君!」

美咲「早く助けなきゃ師匠が………!」

U「来るな!来ないでくれ!!」

春香「………」

春香は踏まれて、泥の混じったUの白髪の髪を乱暴に掴み、Uの右頬を殴った。

U「あぐっ!、………春香、僕だよ………分からないの………!?」

Uは春香の肩を掴む。だが、春香はUの手を払いのけ………

春香「………触らないでくれますか………気持ち悪い。」

春香の口から出る衝撃の言葉。Uはその言葉を受け………

U「………そんな………」

Uは生きる気力をなくしたかのように膝から崩れ落ちる。

美咲「し、師匠ーー!!」

メル「………さあ、トドメを刺しなさい!」

春香はUの服を掴み、彼に魔法をぶつけようとする。Uは………

U「………どうしてだよ………どうして………?」

と呟き、涙を流した。その涙を見た春香は、Uの服から手を離し、頭を抱え出す。

春香「あっ………くっ………Uさ………!」

これを見たメルは舌打ちし………

メル「………完全に洗脳しないとここまでポンコツになるか。」

メルはそう言うと、春香に近付き………

メル「………今日はここで勘弁してあげる。でも次会った時は………」

メルは意味深な言葉を残して、春香と共に瞬間移動で消えた。

あずさ「ゆ、U君!」

あずさ達は、倒れたUに走って駆け寄る………

 

メテオの方では………

メテオのいる玉座の間。そこでは、再び縄で縛られ、洗脳の解かれた春香とメテオが対面していた。

春香「何故私を使ってあんな事をしたんですか!、それに………Uさんに気持ち悪いだなんて………微塵も思ってない事を言わせないでください!!」

春香は涙を目に溜めてそう告げた。

メテオ「………全ては私の思惑通りだよ、白宮春香。洗脳されているとは言え、その言葉が出てきてしまったが為に、Uにはかなりの精神的ダメージを与える事が出来た。これでUはある程度封じたも同然だ。さて、レファエルよ!」

メテオのその言葉にレファエルが現れた。

レファエル「呼んだか………?」

メテオ「ああ。」

レファエル「………その前に1つ聞きたい。あの女は誰だ?」

メテオ「Uの妻だ。」

レファエル「要は人質か。んで、俺の仕事はなんだ?」

メテオ「Uを抹殺しろ。今ならお前の力で軽々と終わるだろう。」

レファエル「………Uの仲間については?」

メテオ「倒さずとも良いわ。」

レファエル「………へいへい。」

レファエルはそう言うと、メテオの元を後にした。

レファエル「………メル、白宮春香をもう一度牢獄送りにせよ。」

メル「はっ。」

メルは春香の口を睡眠薬の混ざった布で押さえる。春香はあっさりと気絶してしまうのだった………

To be continued………




次回予告
春香に敗れたUは、白宮家の屋敷で手当を受けていた。だがそこへ、レファエルが現れる………
次回「レファエル再襲来」


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第47話 レファエル再襲来

前回までのあらすじ
Uは春香に一方的に攻撃されてしまい、挙句Uの心を傷付ける言葉が洗脳された春香から出て来た。Uは気力をなくしたかのように倒れ、春香はUの涙に洗脳状態ですらトドメを刺せなくなり、メルは春香と共に嫌々撤退する………


数時間後、白宮家の病室………

U「うぐ………ぐすっ………」

Uは冬香の手当を受け、ベッドで寝ていたのだが、啜り泣く声がずっと鳴り響く………そんな彼の手をエメリスが優しく掴んでいた。

レナ「………姫様の様子はどうだ?」

ミリン「はっ、姫様は今も変わらずU様の手を掴んでおられます。」

レナ「………珍しい事もあるものだな。姫様が誰かの手を掴み続ける事なんて………私のいない間に姫様とU殿に何かあったのか?」

ミリン「………存じません。」

レナ「………そうか。ミリン、後を頼む。私は少し外の空気を吸ってくる。」

ミリン「行ってらっしゃいませ。」

外に向かうレナファレスト。そしてUの手を握るエメリスは………

エメリス「U………春香さんにあんな事言われて………とても傷付いたんだ………」

と、Uの心に出来た傷を心配していた………

 

あずさ「………U君、ショックだろうね………折角春香さんに会えたのに………」

美咲「洗脳されているって事は………苦しい状況に追い込まれたね………」

天風「………風邪引くぞ、こんな時間にここにいるのは………」

あずさ「天風さん………」

この時、時間は既に日が落ちかかっており、白宮家の庭は寒くなって来ていた。

美咲「………多分聞きたがらないですよ。師匠やエメリスさんが………」

天風「………レナとかミリンには言わないのか?」

あずさ「………ミリンさんはさっきからずっとエメリスさんの傍にいるし、レナファレストさんは………」

美咲「なんか………近寄り難いよね………軍人さんの雰囲気が強すぎて………」

天風「………ああ。アイツ、見た目とかロリ将軍のくせに、軍人としては一流だからなあ………」

??「誰がロリ将軍だ、下僕が………!」

天風「れ、レナ………あだだだだだだ!?」

突如天風の後ろに現れたレナは、天風の服を背中から強く掴んだ。

2人「あ、あはは………」

苦笑いするあずさ達。するとそこへ、何か邪悪な気配が近付いてきた。これに最初に気づいたのはあずさだった………

あずさ「この気配は………!」

あずさは気配のした方を向く。するとその方向から、レファエルが近付いてきた。

美咲「レファエル………!」

レファエル「………よぉ、ホーリーライトに近くにいた小娘。それに見ねえのが2人いるが取るに足らねえか。」

あずさ「また現れたって事は………狙いはU君ね!?」

レファエル「………あながち間違ってねえが………俺は前に言ったはずだ。また襲来した時には………真っ先にお前から潰すってな!」

レファエルはそう言うと、あずさを指差し………

レファエル「ホーリーライト!、俺とサシで勝負しろ!」

あずさ「ええ………!?」

困惑するあずさ。レファエルの申し出はまさかのあずさとのタイマン勝負であった………

To be continued………




次回予告
あずさとレファエルの戦い。レファエルはあずさを倒す為に本気の形態へと変身し………?
次回「究極弾丸獣レファエル・ファイナル」


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第48話 究極弾丸獣レファエル・ファイナル

前回までのあらすじ
傷心のU。彼の状況に心配するあずさ達。そんな彼女達の前に、レファエルが現れ、彼はあずさに1VS1のタイマン勝負を要求する………


レファエル「………もし断ると言うなら、この屋敷ごとぶっ飛ばしてやる!」

あずさ「(それだけはダメ………!、レファエルの身体は言わば弾丸の倉庫………!、そんな事をされたらU君達は………!)」

あずさはその事を予感し………

あずさ「………いいわ。受けてあげる。」

レファエル「決まりだな………おい、聞いていたかお前ら!、もし介入したらこの屋敷をぶっ飛ばすからな!、分かったか!?」

美咲「くっ………!」

天風「や、野郎………!」

レナ「………ここは、あずさ殿を信じよう。」

美咲「でも………!」

レナ「美咲殿、時と場合を考えてくれ。」

美咲「………はい。」

レファエル「………少し待ってやる。変身しろよ。」

あずさ「………言われなくても。」

あずさは自らのステッキを取り出し、ホーリーライトに変身する。

あずさ「………行くわよ!」

レファエル「ちょっと待った。お前とサシでやろうって言ったのに、俺はノーマルで戦うなんて面白くねえ。」

あずさ「え………!?」

レファエル「折角だから見せてやるよ………俺の変身をな!!」

あずさ「変身………!?」

レファエル「………モードチェンジ………コードは………レファエル・ファイナル!!」

レファエルは大きな声でこう宣言した。すると、レファエルの手足が身体に収納。身体の内部から強大な足、強大な手。どちらも銃口を持っている。そして、レファエルの顔から、ヘッドパーツが現れ、レファエルの頭を覆い、最後に、ボデイパーツが開いた。ボデイパーツの中には、数え切れない数の銃口があった。

レファエル「これが、俺のクライマックスバトルフォーム………!、メテオ以外で見せた奴らはお前らが初めてだな………!」

あずさ「レファエルの………クライマックスフォーム………!?」

レファエル「ああ、そしてこの形態の俺の名は………究極弾丸獣レファエル・ファイナルだ!!」

美咲「究極弾丸獣………レファエル………ファイナル………!?」

レファエル「お前との決戦に相応しい姿だ。全力で来いよ………?、悪いが、この形態になると手が抜けねえ。常に100%の力でしか戦えなくなるんでねぇ………!」

あずさ「(レファエルのあの姿……私の力で勝てるのかしら………!?)」

レファエル「んじゃ、そろそろ行くぜ!、フルバースト!!」

レファエルはあずさ目掛けて、身体中から、無数の弾丸を放った。

あずさ「くっ………きゃあああ!?」

あずさは無数の弾丸の嵐を目の前に吹き飛び、白宮家の屋敷の壁に激突したのだった………

To be continued………




次回予告
レファエルの無数の弾丸戦法に手も足も出ないあずさ。あずさは形勢逆転を狙い、ディバインの力を使う………
次回「ディバインライトの反撃」


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第49話 ディバインライトの反撃

前回までのあらすじ
あずさに1VS1の勝負を強要され、受けざるを得なくなったあずさはホーリーライトに変身。一方、レファエルも姿を変え、究極弾丸獣レファエル・ファイナルとなり………!?


あずさ「数が多すぎる………!」

あずさは咄嗟に光の魔法で自らのダメージ軽減をした為、身体へのダメージはあまり無かったが、レファエルの弾丸の多さに驚いていた………

レファエル「さあ、来いよホーリーライト!、まさかお前がこの程度で終わるはずねぇよな!?」

と、誘いをかけるレファエル。あずさはステッキを強く握り………

あずさ「望むところよ………!」

光の魔法の弾丸を放ち、レファエルに対抗。レファエルも弾丸を放ち、あずさの光の魔法の弾丸を相殺する。

あずさ「(レファエルの無数の弾丸を相手にするには、こちらも多めの数の魔法の弾丸で攻撃するしか無いわね………!)」

と、レファエルの弾丸に対して、なんとか凌ごうとするあずさ。

レファエル「………流石に普通の威力じゃ俺の弾丸が相殺されてしまうか………なら、コイツをくらいな!」

レファエルは銃口からミサイル型の弾丸を放った。

あずさ「(………当たらなければどうということはないわ!)」

ミサイル型の弾丸に対してそう考えたあずさはあっさりと撃ち落とす事には成功した………しかし、ミサイルが撃ち落とされると同時に、ミサイル型の弾丸は自爆。なんと中から催涙ガスが出て来て、あずさはこれを吸ってしまった………

あずさ「(し、しまった………目が………!)」

催涙ガスで目を開けられないあずさ。そんな彼女がまともに魔法を撃てる訳もなく、レファエルの放った無数の弾丸は、あずさに何発もぶつかる………

あずさ「きゃあああああああ!!」

美咲「あずさちゃん!!」

あずさは大きく吹き飛んで倒れる。これには美咲も顔面を真っ青にさせた………

レファエル「………俺は勝つ為ならなんでもする。それが暗殺者の仕事だからな………!」

と、勝利を確信するレファエル。だが、あずさはなんとか立ち上がった………

レファエル「お、お前!、蜂の巣にされてもまだ立てるのかよ………!?」

あずさ「この屋敷にはU君達がいるんですもの………負けられるわけないでしょう!?、それに………私にはまだ切り札があるのよ!」

あずさは伝説の魔法石と魔法の光腕輪を取り出し、まずは光の魔法腕輪をあずさのステッキに装着し、伝説の魔法石を腕輪の穴部分に装填させる。

Light eqnal to god illuminates darkness………The strongest light god bring it………The name of that god is Divine Light………!!

あずさはディバインライトへと強化変身する………

美咲「す、凄い………!」

天風「す、姿が変わった………!?」

レナ「あずさ殿にあのような姿があったとは………驚いた。」

レファエル「へっ、まだそんな形態を隠してやがったとはな………面白いじゃねえか!!」

あずさ「行くわよレファエル!、ここから私の………ディバインライトの反撃よ!!」

あずさはスティックガンを手にしてそう告げたのだった………

 

あずさVSレファエル。その戦いは佳境へ………

To be continued………




次回予告
ディバインライトへと強化変身したあずさはレファエルを圧倒。そして、2人の最後の技がぶつかり合い………!?
次回「最後の技の決戦」


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第50話 最後の技の決戦

前回までのあらすじ
レファエルの究極形態に苦戦するあずさ。だが、あずさは反撃する為に、ディバインライトへと強化変身し………


レファエル「そうか………だがお前に出来るかな!?」

レファエルは無数の弾丸を放つ。だが、弾丸はディバインライトの周りに張られていた魔力の壁が全く寄せつけない。

あずさ「貴方には絶対にこの力を超える事は出来ない。この力は私だけじゃない。のぞみちゃんやU君………色んな人の想いが込められているもの………敵を倒す事を仕事にして来た貴方に破る事は出来ないわ!」

あずさがそう叫ぶ。すると、屋敷にいたのぞみはあずさのディバインライトの姿を見て驚いた。

のぞみ「あずさ………またディバインの力を使っているの………?」

そう、かつてあずさがディバインライトに変身した時には、あずさはのぞみの前からいなくなった。のぞみの中では、その事はまだトラウマとして残っている………そしてこれを間近で見ていた美咲は、Evolutionのカードを手にし………

美咲「色んな人の想い………か。」

あずさ「………はあっ!」

あずさはスティックガンで遠距離から攻撃する。

レファエル「遠距離から攻めるって訳か………無謀だな!!」

レファエルは無数の弾丸で攻撃するが、スティックガンの弾丸は、レファエルの弾丸を次々と貫通し、レファエルの身体をも貫通した。

レファエル「ぐああああ!!」

このダメージの影響で、レファエルの動きが遅くなる。あずさはレファエルに接近し、スティックガンによる物理攻撃を放つ。スティックガンの一撃は今のレファエルに有効であり、レファエルは手も足も出ない。

レファエル「ホーリーライト………やっぱお前は面白い奴だ。この世じゃメテオ以外でこの俺を傷付けられるんだからよ!!」

レファエルはその場に構える。

レファエル「だが、俺には勝てねえ!、俺は数え切れねえ程の弾丸を蓄えてるんだからよ!!」

レファエルは無数の弾丸の発射準備をする。

レファエル「俺の最終必殺技………{エクストリームバースト}を耐える事が出来る奴は………この世にいねえ!!」

レファエルは無数の弾丸を放った………

レナ「あれをくらったらあずさ殿は………」

美咲「………大丈夫だと思います。あずさちゃんなら………」

あずさ「………なら乗り越えてみせるわ………U君の幸せ………春香さんを取り戻すためにも!!」

あずさはステッキの魔法石部分を押し込む。

Light judgment!!

レファエル「(………春香?、メテオの傍にいた女か………?)」

レファエルはそんな事を考える。だがあずさはそんな事を知らず、右手から光の魔法のレーザーを放つ。レーザーがレファエルの弾丸を貫通し、レファエルの身体も貫通した。

レファエル「ぐああああああああああああああぁぁぁ!!!」

レファエルは断末魔をあげる。

レファエル「………ホーリーライト。まさかお前に俺の最終必殺技を破られるとは………お前には敵わない一生だった………だが、面白いとも思った。俺を超える奴があまりにもいなかったのでな………」

あずさ「………レファエル………貴方は変に戦闘狂ね………」

レファエル「………ふん………俺にはそんな言葉は誉め言葉になるぞ………?」

あずさ「………貴方の解釈しだいよ、そんな事。」

レファエル「さらばだ………救えるといいな。その春香とかいう女を………」

レファエルがそう言うと同時に、彼の身体は大きな爆発を起こした。

天風「た、倒しちまったのかよ………!?」

あずさがレファエルを倒した事を強く驚いている様子だった………

To be continued………




次回予告
Uの身体の傷が治り、幻想郷へ向かう旅に戻ることに。しかし、Uの様子はいつもより暗く………?
次回「傷付いた剣士」


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第51話 傷付いた剣士

前回までのあらすじ
あずさとレファエルの決戦。勝負はディバインライトへと強化変身したあずさの勝利で、遂にレファエルを撃破する………


3日後、白宮家の病室………

U「そんな事があったのか………」

美咲「はい。」

U「………やっぱりあずさはすげぇや。僕とは違って………」

美咲「(………師匠、あの日から明らかに元気が無い………やっぱり春香さんの事が影響しているんじゃ………?)」

と、Uの事を強く心配する美咲だった………

 

夏香の部屋………

U「………僕達はそろそろ幻想郷に向かう旅に戻る。色々と世話になったよ、夏香の婆さん。」

夏香「………今のお主が戦えるのか………?」

U「………多分、何とかなるよ。」

夏香「………冬香、お主は今どう考えている?」

冬香「えっ………?、お、お兄ちゃんを助けたいと思ってるよ。しかも手当している時なんか弱々しかったし………」

夏香「………ならお主がしたい事をしろ。私は止めぬ。」

冬香「………じゃあ、私がお兄ちゃんの旅について行ってもいいの!?」

夏香「言った通りだ。」

冬香「やったあ!、久しぶりの旅だ〜!」

あずさ「………ふ、冬香さんがついてくるんですか!?」

ソフィー「そういう事なら………私達もついて行こうかしら。」

ガイア「私も同行しよう。」

美咲「ソフィーさんにガイアさんまで………となると、今の私達は何人になるのでしょうか………?」

レナ「………18人になるな。」

ほのか「い、いつの間にそんな数になってんのかよ………?」

由香「まあいいじゃない、炎塚さん。多くの人がいれば、戦いも頼もしくなるじゃない!」

鈴香「………私やほのか、由香は今戦えないけどね………」

ほのか「げ、現実を叩きつけるの止めろ………」

U「………」

エメリス「U、どうしたの?、元気無いね………?」

U「………心配するな、僕は大丈夫だよ。」

エメリス「………そうだといいんだけど………」

こうして、U達は旅に戻る事に………

 

一方、メテオは………

メテオ「………レファエルが破壊されたか………まあ、予想はしていたが奴は任務そっちのけでUの仲間と戦い敗れ去ったのが破壊された原因だろう。」

メル「おっしゃる通りでございます。」

メテオ「………だが、Uは現在まともに戦える様子ではない。今なら………」

???「………Uを殺すのは得策ではないと思うんですけど。」

メル「この声は………」

メテオ「………ネルスか。」

ネルス「………お久しぶり、かれこれ半年ぶりかしらね。」

メテオ「………ずっと研究に没頭していたか。全く、興味のある事は飽きる事を知らない研究者だ。」

ネルス「………あの神、ジェネシスを調べて分かった事だけど、彼女はUをジェネシスの力を持つ器としようとしているの。なら、殺そうとしても殺せないんじゃないかしら。それに、面白い研究テーマも思い浮かんだのよ。」

メテオ「………なんだ?」

ネルス「………創世の神とその器、この2人の力を組み合わせたらどんな力が生まれるのか………興味無いかしら?」

メテオ「………成程、面白いじゃないか。なら、奴に伝えろ。Uを生け捕りにしろと………」

メテオは新たに現れた研究者、ネルスの話を聞いて、Uの生け捕り作戦を決定する。そしてメテオが口にした奴とは………?

To be continued………




次回予告
幻想郷まで数えられるくらいにまで近づいたU達。だが、そんな彼等の前にメテオの刺客が現れる………
次回「止まらない刺客」


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第5章 光闇魔道士と高速の騎士
第52話 止まらない刺客


前回までのあらすじ
Uはダメージか回復した為、無事復帰。しかし、春香の事で心が傷付いた彼に元気は無かった。一方、メテオは研究者のネルスの話を聞き、Uを生け捕りにしようとする………


白宮家を離れたU達。あずさは電子コンパスを手にし………

あずさ「………幻想郷まで数えられるくらいにまで近づいた来たわね。」

U「………ああ。ここら辺まで来ると見覚えがあるよ。」

美咲「師匠、本当に調子は大丈夫なんですか?」

U「………大丈夫だよ。」

美咲「(………せっかく幻想郷に近づいて行っているのに、師匠の元気は日に日に無くなっている………)」

冬香「何かあったら私に言ってね、最近回復魔法を覚えたから………お姉ちゃんみたいなのは無理だけど。」

ソフィー「いや………あれは春香ちゃんが天才過ぎるだけだと思うわ………」

ガイア「………同感ですな。」

天風「おいおい、Uの奥さん、どんだけやばい人なんだよ………?」

U「………」

レナ「やめろ、U殿はただでさえその春香殿の出来事で傷ついているというのに………」

U「いや、大丈夫だよ………それに天風の言っている事だって一理あるさ。」

レナ「U殿………」

エメリス「………私は憧れているよ、春香さんのこと。Uの話を聞いただけだけど………優しくて、家事が得意で、とても強い魔法使いで………Uの心の支えである春香さんを………」

ミリン「姫様………」

のぞみ「………確かに聞いた話では、白宮春香は素晴らしい人物と聞いているわ。Uにはもったいない人物だと………正直思ったわ。」

あずさ「ちょっ!?、のぞみちゃん、いくらなんでもそれは………!」

U「………よく言われるよ。春香はお前にはもったいない人だって。」

あずさ「そんな事ないと思うわ………!」

U「………それは君の感想だろ。」

あずさ「………本当に私はそうは思わない!、U君だって誰かの為に戦い、誰かに優しくする事が出来る。春香さんはU君のそんなところに惹かれたんだと思うよ!!」

U「君に僕が惹かれた理由が分かるわけないよ!!」

あずさ「え………?」

U「………春香はこの戦いでさらわれて………挙句嫌われた………仮に君の言う通りの理由なら………そんな簡単に嫌われるわけないだろ!!」

Uはそう告げた。そして少しするとUは我に返り………

U「ご、ごめん………つい感情的になってしまって………」

あずさ「だ、大丈夫よ………」

謝るU。だが、あずさはUの心のダメージは深刻である事を思い知らされた。

????「………見つけたぞ、Uとやら………」

そんな彼等の前に、新たな敵が現れた。

U「………誰だ。」

????「………俺はグレント。メテオ様の命令だ。お前を生け捕りにする。」

突如としてU達の前に現れたメテオの刺客グレント。果たして彼の強さは………?

To be continued………




次回予告
グレントはUを捕らえようとする。Uはグレントに立ち向かおうとするが、春香の事が彼の頭を過り、戦いどころでは無くなってしまう………
次回「戦えない心」


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第53話 戦えない心

前回までのあらすじ
幻想郷に向かうU達。だが、Uの心の傷は深刻であった。そんな彼等の元に、メテオの刺客、グレントが現れ………?


U「生け捕り………そう簡単に捕まる訳には行かないんだよ!」

Uはセイバーを取りだし、攻撃をしようとする。しかし、突然彼の脳裏に、春香の事が過ぎってくる。

U「(な、なんだ………?、何故僕の頭の中に春香の事が入ってくる………!?)」

Uの脳裏に浮かんだ事。それは先の春香に嫌われたような発言をされた事だった。

U「(う………嘘だ………!、そう簡単に春香が僕を嫌いになるはずが無い!!)」

Uは強くそう思い込むが、彼は純粋な性格である為に、自分の心に嘘は付けず、春香に嫌われたのでは………という思いが打ち勝ってしまう。

U「(違う………違う違う違う違う!!)」

自らの心を何度も否定しようとするU。だが………

 

………大嫌い………

 

U「(え………?)」

Uの脳裏にこの言葉が浮かんだ。しかし、これはUの自作自演などでは無い。春香に嫌われたという思考を持つUの心による彼自身の妄想だった。しかし、純粋であるUは、心のどこかでそれを信じていた。自分は嫌われたのだと………

 

Uのセイバーはグレントに当たる手前で止まってしまっていた。グレントは隙だらけとなっていた彼の腹を殴る。

U「がはあっ!?」

Uはセイバーを落とし、更にこの時にオメガドライバーⅡとミラクルステッキを同時に落としてしまった。

あずさ「U君!!」

Uは前の方に倒れる。グレントは彼の身体を抱える。彼が抱えた時にはUは気絶しており、セイバーは力を失い、元の持ち手だけに戻ってしまう………

グレント「………やはりメテオの言う通りか。」

美咲「………どういう事よ!!」

グレント「………この男の心はこの男の女に囚われている。その為、戦う事は出来ない………何故なら愛していた女に暴力で打ちのめされた挙句、心を傷付けていたのだからな………!」

グレントはUが戦えなくなった理由を騙り………

グレント「まあ、何はともあれこれで俺の任務は完了………貰っていくぞ、この男は………!」

あずさ「………私達が『はい、どうぞ』って渡す訳無いでしょう!?」

美咲「そうよ!」

2人はそれぞれステッキと巫女ラウザー・真を取り出すが………

グレント「残念だがお前達と戦う暇は無い。」

グレントはそう言うと、地面に自らの魔力を叩きつける。すると、辺り一面に砂煙を起こした。砂煙が晴れた時には、グレントとUの姿は無く、2人のいた所には、セイバーとオメガドライバーⅡ、ミラクルステッキが土を被って落ちているだけだった。

あずさ「なんでこんな事に………!」

レナ「まさかここでU殿をさらわれてしまうとは………不覚以外の言葉が浮かばない………」

こうして、メテオの刺客、グレントに捕らわれてしまったU。果たして、彼の運命は………?

To be continued………




次回予告
Uが意識を取り戻したのは、オメガの目の前だった。Uは自らを捕らえた理由を問うが………?
次回「捕らわれの剣士」


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第54話 捕らわれの剣士

前回までのあらすじ
メテオの刺客グレントを前に、Uは迎え撃とうとするが、先の春香の事が彼の頭に浮かんでしまい、Uは苦悩。その隙を突かれ、Uは気絶させられてしまい、捕えられてしまった………


U「んん………?」

………あれから時は経ち、Uはやっと意識を取り戻した。しかし、とても肌寒かった。その理由はすぐにわかった。なんと、Uの来ていた上の服が脱がされていたからだった。

U「寒っ………!」

あの時から時が進んでいるとはいえ、今はまだ冬の開けていない時期。半裸など寒い以外の感想が出て来ない。

U「ここ何処だ………?、それに僕はどうしてここに………?」

疑問を抱えるU。すると………

???「………久しぶりだな、Uよ。」

U「こ、この声は………忘れもしねえ………!」

Uは身体を起こす。そう、彼の前には、玉座に座っているメテオがいた。

U「………何故僕をここに連れて来た。それに、どうして服を脱がした………!」

メテオ「………まずは後者から説明しようか。まず、お前の身体を調べさせてもらったが………服の中から出るわ出るわ暗器の数々。それと………この写真もな。」

それは、Uの持っていた春香の写真だった。

メテオ「女々しいものだ。まさか愛する女の写真を御守り代わりに持っているとはな………!」

U「返せ………!」

メテオ「………さて、前者の答えだが、お前はジェネシスという神の器に選ばれたそうだ。もっとも、これはうちの研究員の調べた結果だそうがね。」

メテオはそう言って、写真に火をつけて、写真を燃やした………

U「ジェネシス………僕がその神の器とかなんとかの話は関係無い………でも、春香の事を操った事だけは………絶対に許さない!!」

メテオ「………そうか、そんなに会いたいか。せっかくだ、会わせてやろう。お前はどうせ絞りカスにでもなってしまうのだからな………!!」

U「ど、どういう………ぐあっ!?」

Uが話している途中で、メルがUの後ろから峰打ちをして、Uを気絶させる。

メテオ「………相変わらず仕事が早いな。だが助かった。この男は色々な意味で面倒臭いからな………悪いがこの男を例の牢獄に運んで貰えるか?」

メル「はっ。」

メルはそう言うと、超能力でUの身体を浮かせ、牢獄の方に運んでいく。

メテオ「………見せてもらいたいものだな。あの女が見せる………絶望の顔というものを………」

????「………相変わらず性格の悪い奴だ。」

メテオ「グレントか………まあ良いでは無いか。お前も見たくないか?愛するものが目の前で消える光景を………!」

グレント「………興味は無い。」

グレントはそう言うと、メテオの前を立ち去るのだった………

捕らわれのU。果たして、彼はどうなってしまうのか………?

To be continued………




次回予告
Uが目を覚ました場所。そこは、冷たい牢獄の中だった。Uはそこで、彼女と再会を果たす………
次回「絶望下の再会」


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第55話 絶望下の再会

前回までのあらすじ
Uは意識を取り戻す。すると、目の前にはメテオがいた。彼はメテオから話を聞き出していたが、話の途中で、メルに気絶させられてしまう。そんな彼が連れて行かれたのは………?


牢獄………

??「…さ…!、U…ん!」

U「………んん?」

あれから更に時は経ち、Uは意識を取り戻しかけていた。

U「(………聞こえる。誰かの声が………酷く懐かしい………)」

 

??「Uさん!、Uさん!!」

U「はっ………!?」

Uを呼ぶ声が聞こえ、彼は意識をはっきりと取り戻した。

U「ここは………?」

Uは自らの状況を確認する。どうやら後ろ手に拘束されている様子だった。それ以外に縛られている箇所は無い。

??「よかった………気がついたんですね。」

U「その声は………!」

Uは身体を起こす。

U「春香………?」

Uと同じ牢獄にいたのは、紛れも無く春香だった。

春香「………はい。」

Uは春香の目を見る。春香の目はいつもの緑色だった。

U「(………目の色はいつもの緑だ………洗脳は解かれている………と見ていいんだろうか………?)」

考え事をするU。すると春香は突然真っ先に頭を下げた。

U「は、春香………!?」

春香「………ごめんなさい………」

春香はボロボロと涙を零す。

春香「………操られていたとは言え………私は貴方に………気持ち悪いなどと言って………貴方の心を傷付けてしまいました………それだけじゃない………私は貴方に多大な迷惑をかけてしまいました………謝っても許されるとは………思ってはいませんし、貴方に嫌われても………受け入れます。」

と、春香はUに嫌われても構わない覚悟で、Uに謝罪をした。

U「………あの時の言葉が本心で無くてよかった。」

春香「え………?」

U「………本当に嫌われたかと思った。前に1度………君に嫌われたから。」

春香「Uさん………!」

春香は縛られている身にも関わらず、身体を動かし、Uの身体に身を寄せる。

U「ちょっ、春香!?」

これにはUも顔を真っ赤にする。

春香「私は貴方を本気で嫌った事など1度たりともありません………!、今も………昔も………!!」

U「………」

春香の言葉を聞いたUは少し黙り込み………

U「………いつもだったら、君を抱きしめて、頭を撫でて、君を慰めていたけど………今の僕にはそれすらも出来ない。でも、君に1つだけ言いたい。僕は君を愛している。あの時………君に結婚して欲しいと言われたあの日から………!」

春香「Uさん………私もです………!」

Uは春香を抱きしめられないので、その代わりに自らの身体を春香に寄せた。だが、現実は残酷で………

??「………お話は済んだかしら。」

U「この声は………お前か………!」

牢の外から、メルが見ていた。

メル「………ベタベタされて腹が立つのよ。まあ最後の会話と考えればしょうがない事か。」

U「どういう事だよ、それは。」

メル「………こういう事よ。」

メルは指を鳴らす。すると、Uの身体が突然消えた。

春香「Uさん!?」

春香は驚き………

春香「Uさんをどこに連れて行ったの………!?」

メル「………機械の中よ。メテオ様の新たな力を作る為の………ね。」

 

U「………な、何が起きたんだ………!?」

Uはなんと、機械のカプセルの中に転送されていた。突然の事に、彼は混乱していた。だが1つだけ明確に分かる事がある。Uの後ろを縛っていたロープは無かった。だが、彼に安息の間は無い。すぐさま、Uの口元に酸素マスクが装着され、更に、聴診器のような機械が、Uの身体の数十箇所に装着される。

ネルス「やっと連れてきたのね、私が求めていた………Uを。」

U「誰だ、お前は………って、冷た!?」

Uはネルスの事を聞こうとした途端、頭から大量の水が落ちて来て、あっという間にUの入っている機械のカプセルを埋め尽くす。

U「(み、水のせいで上手く目を開けない………ってあれ………?)」

Uは左を見る。すると、そこには美しい女性が別のカプセルの中に入っていた。目を閉じている為、意識が無いのであろうか。

U「あれは誰だ………?」

Uは女性に疑問を覚える。だが、ネルスはそれを考える暇を与えるつもりも無く………

ネルス「………さあ、見せて欲しいわ。貴方の力の源と………貴方の悲鳴を。」

そう言うと、ネルスは機械のスイッチを押す。すると、カプセルの中に電流が走る。

U「うっ………うあああああああああああぁぁぁ!?」

Uは電流の強さに耐えられず、悲鳴を上げる。それと同時に、Uの身体に着いている機械が、Uの身体から生命エネルギーを吸い取っていた。

ネルス「良い声ね………こういう子ほど良いのよ………心の底から叫ぶ悲鳴の強さが………!」

と、ネルスは楽しみながらそれを見ていた………

To be continued………




次回予告
メルは春香にUの状況を説明する。それを聞いた春香は怒りを覚える。すると、その怒りに反応したのか、ジェネシスは、春香に新たな力を与える………
次回「光闇魔道士春香降臨」


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第56話 光闇魔道士春香降臨

前回までのあらすじ
Uは春香と再開し、春香の謝罪で2人の誤解は解けたが、この再会は仕組まれたものだった。Uは機械の中に入れられ、生命エネルギーを奪われ始める………


牢獄………

春香「メテオの………新たな力………?」

メル「………ええ。メテオ様は、世界を滅ぼした後、新たに世界を生み出し、その世界で無敵の力を持った世界の王として君臨するおつもりなの。その為に、ジェネシスという神と、アンタの旦那を使っているわけ。」

春香「………1つ聞くわ。貴女達はUさんをどう思っているの………?」

メル「この世界で邪魔な存在。でも、今回はうちの研究家のお陰で、利用価値が見えたわ。今度再会する時は絞りカスになっているかしら………?、それとも、骨すら残らないのかしらね………?」

春香は無意識に歯ぎしりをする。そして………

春香「Uさんは、貴女達の道具だとでも言いたいの………?」

メル「まあ、そういう事になるかしら。」

春香「ふざけないで………!」

メル「………何よ。」

春香「Uさんは………弱々しくて、ダメダメな人だけど………優しくて、強くて、私を誰よりも愛してくれていたわ………そんなUさんを………道具のようにしか見てないなんて………私が許さない………Uさんは………私が助けるわ!!」

メル「………でも、今のアンタは縛られたまま。どうやって助けるって言うのよ。」

春香「………私は縛られたままでも諦めたりはしないわ。それが無謀な事だとしても………私は最後まで諦めない!、Uさんだって………最後まで諦めないもの!!」

春香がそう叫んだ時だった。機械の方では………

ネルス「………あら?、ジェネシスの方から、大きな魔力の反応が出ている………?」

春香の言葉を聞いたのか、今まで動きを見せなかったジェネシスは、光を放った。そして2つのブランクステッキを生み出し、ステッキは春香の方に飛んで行った。ステッキは春香の方に着くと、春香を縛っていたロープを破き、拘束を解いた。

メル「ちっ………かくなる上は、再び洗脳するまで………!」

メルは、超能力で再び春香を洗脳しようとする。しかし、怒りを覚えた今の春香に、メルの超能力は通用せず、ステッキが春香の手に渡る。

春香「これは………?」

春香は2つのブランクステッキを握る。すると、ジェネシスの声が春香の中に響く。

ジェネシス「………運命の魔法使い、貴女に2つのステッキを託します。1つは貴女、もう1つは彼に届けてください………」

春香「だ、誰ですか………!?」

ジェネシス「私は………創世神ジェネシス………」

ジェネシスがそう名乗ると、彼女の声は聞こえなくなった。そしてメルは洗脳が効かなかったのを受け………

メル「許さない………本当に、私をイライラさせるおばさんね!!」

と、機嫌を悪くしていた。しかし、機嫌が悪いのは春香も同じだった。

春香「………Uさんは取り戻す、私の手で!」

春香のこの言葉は、Uの家に置いたままの、春香の杖に届いたのか。春香の杖は瞬間移動をして、春香の手に渡る。

春香「私の杖………」

杖が来たのと同時に、春香の持っていたステッキの1つが光り輝いた。2つは共鳴し、杖とステッキは姿を変えた。

春香「姿が変わった………?」

春香は魔法石の部分を押し込む。

Mage(メイジ)

そして杖の方には、ステッキを装着出来るパーツが追加されていた。

春香「この力で………Uさんを助ける………変身!」

春香はステッキを杖のパーツに装着する。

Mage Change!!(メイジチェンジ)

A Mage who controls light and darkness fight those who love (光と闇を司りし魔道士が愛する者のために戦う)………People called her a light and dark Mage………!!(人々は彼女を光闇魔道士と呼んだ)Her holy way Begins………!!(彼女の聖戦は幕を開ける)

春香の中に眠る3つの力がステッキにより、はっきりと具現化し、春香の姿を変えた。

春香「私は光と闇を統べる愛の魔法使い………光闇魔道士春香、ここに降臨!」

春香は光闇魔道士と言う新たな力を手に入れたのだった………

To be continued………




次回予告
光闇魔道士春香の力はメルを圧倒し、メルを撤退に追い込む。そして春香は、Uの生命エネルギーから、居場所を見つけるが………?
次回「愛の魔道士」


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第57話 愛の魔道士

前回までのあらすじ
春香はUをメテオの力を生み出す為に、Uを使っているのに怒りを覚える。それに答えたのか、ジェネシスの力でステッキが生み出され、春香に新たな力を与える………


メル「光闇魔道士………?、変な名前。それに、そんな力が私に敵うと思っているの?」

春香「………これはUさんを守る為の力。Uさんを道具としか思っていない貴女達に………私の力は越えられない!!」

春香は左手から魔法を放つ。それは、光と闇が混じった強大な力を持つ魔法であった。

メル「な、何この魔法………!?、光と闇が………混じっている………?」

春香「私の闇は怒り。私の光は愛。この力はそんな私のふたつの心がせめぎ合っているわ。」

メル「どうなってるのよ、アンタの心は………!」

春香「Uさんを守りたい気持ち。それが私の力の源ななの………貴女に分かるかしら?」

メル「………そんな説明されたって分からないわよ。アンタの心なんて………私はメテオ様に尽くしてきただけなのよ………!!」

春香「………そう。でも、これ以上貴女の相手は出来ないの。」

春香は杖を背負い、魔法を詠唱し、弓矢型の魔法………

春香「我が魔法力と心を乗せて………全てを消滅させろ………{オメガアロー}!」

春香の十八番とも言えるオメガアローを放った。

メル「何よこの魔法力………!」

メルはオメガアローの巨大さに驚き………

メル「………ここは退くしか無いわね。」

メルは瞬間移動で姿を消す。

春香「魔法が当たった手応えが無い………逃げられたかしらね。」

と、メルの逃亡を確信。

春香「………さて、早くUさんを見つけないと………!」

春香は自身の魔法力を展開し、Uを探す。すると、生命エネルギーを春香の魔法力が感じ取った。

春香「………生命エネルギーが著しく放出されている………まさか!?」

春香は背負っていた杖を手にし、生命エネルギーを辿って行く………

 

 

U「うあああああああああああぁぁぁぁぁぁぁ!!」

生命エネルギーを奪われ続けているUの悲鳴は鳴り止まず、未だにこの辺りに鳴り響いていた。

ネルス「まだ鳴り響くのね。という事はまだまだ残っているって事………ここは一気に吸収してしまおうかしら。」

と、ネルスが考えていた時、生命エネルギーを辿っていた春香が突撃して来た。

春香「Uさん!!」

春香は杖をUの入ったカプセル目掛けて投げた。するとカプセルは、ヒビが入り、崩れ去った。だが、Uはこれにより、カプセルから落ちて来た。春香は大慌てで走り、Uの身体を抱えた。

U「うあっ………はる………か? 」

朦朧とする意識の中で彼女の名を呼ぶU。春香は涙を貯めて………

春香「………はい、春香です………!」

と返事をした。そして春香は辺りを見回す。すると、Uの服を発見。春香はUを降ろした後、彼の服を手に取り、彼に上着をかける。

ネルス「よくも研究の邪魔をしてくれたわね。」

春香「私は貴女方を許さないわ。Uさんを傷付けた報いを教えてあげる!」

春香は杖を構える。すると誰かが歩いてくる音が………

???「………やってくれたものだな、白宮春香。」

春香「………この声は………」

なんと、メテオが春香達の前に現れた。

メテオ「我が研究を潰した事は万死に値する。このメテオ自らが葬ってくれよう。」

春香の前に現れたメテオ。果たして、光闇魔道士へと変身している春香に敵うのだろうか………?

To be continued………




次回予告
春香はメテオに挑むが、ラグナロクの力を手にしているメテオに敵わず、強制変身解除に追い込まれてしまう………
次回「破滅の王」


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第58話 破滅の王

前回までのあらすじ
春香は新フォーム、光闇魔道士の力でメルを撤退に追い込む。その後、Uを発見して救出するが、春香の前にメテオが現れ………?


春香「………貴方自ら出てくるとは思いませんでしたよ。でも、貴方を倒せば全て終わる!!」

春香は杖を前に構える。

春香「この一撃に全てをかける………{オメガアロー}!」

春香は、必殺の魔法を放つが、メテオは自らの目の前にラグナロクの力を使った防御壁を展開。オメガアローを防いだ。

春香「そういえば、Uさんからラグナロクの力を奪われていましたね………なら………!」

春香は、膨大な魔力を手に集め………

春香「{トリプルオメガアロー}!」

春香はオメガアローを3連発するが、メテオはやはり防御壁を展開。これも凌いでしまう。

メテオ「甘いわ!」

メテオはラグナロクの力を使い、闇の光弾を放つ。

春香「{プロテクション}!!」

春香も負けじと防御壁を展開。しかし、ラグナロクの力で生み出された光弾である為か、春香の防御壁にヒビが入る。

春香「うっ………くっ………!!」

メテオ「ラグナロクの力の前には、お前の力も無力だ。」

メテオは更に光弾を放つ。すると、春香の防御壁は破壊される。

春香「ぷ、プロテクションが………!?」

と、驚きを隠せない春香。だが、そこへメテオが走って来て、春香のお腹を殴る。

春香「かはっ!?」

更にメテオは回し蹴りを放ち、春香を吹き飛ばした。

春香「あぐっ!」

春香は壁に激突し、地面に落ちた。それと同時に、春香の変身は解かれ、春香が被っていた帽子が外れ、白く美しい髪と、緑のカチューシャが顕になる。

メテオ「………分かったか。お前の足掻きなどどうにもならぬ。大人しく死ぬがよい。」

メテオは春香の首を掴み、絞め殺そうとする。

春香「く、苦しい………!」

声を漏らす春香。するとメテオは………

メテオ「………いや待て、このまま殺すのは少しもったいないな………」

そういうと、メテオは春香に対してこう話を持ちかけた。

メテオ「白宮春香よ、お前に選ばせてやる。ここで死ぬか………あの男を捨て、私の妃になるか………」

春香「(と、取引………?)」

と、春香はメテオに取引を持ちかけられているのを悟った。だが春香は………

春香「あ、貴方の妃なんて………冗談じゃありません………私が妻として愛しているのは、Uさんだけ………貴方の女になるくらいなら………ここで死んだ方がマシよ!!」

メテオ「ほう………強い女だ。確かにUが惚れ込むはずだ………なら、死ぬがよい!!」

首を絞める強さが増す。春香は、自らの死を覚悟するが、突如、辺りに散らばっていた機械の棒が、メテオ目掛けて飛んで来た。あまりに突然の出来事だったので、メテオもこれを回避出来ず、春香の首から手を離した。

春香「けほっけほっ!」

咳込む春香が目にしたのは、上着を羽織り、怒りに燃えるUの姿だった………

To be continued………




次回予告
春香を傷つけられたUは、怒りを覚えていた。そして、Uはブレイブナイトに変身。メテオの強さに、やはり苦戦を強いられるが………?
次回「怒りに燃えるU」


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第59話 怒りに燃えるU

前回までのあらすじ
春香はメテオに挑むが、まるで敵わず、強制変身解除にまで追い込まれ、殺されかける。だが、怒りに燃えるUが立ち上がり………!?


メテオ「ほう………まだ立ち上がるか………流石だな。」

U「………許さねえ。」

メテオ「………お前も大切な人を傷つけられて怒りを覚えてるタイプか………」

U「なんとでも言えよ………お前のせいで春香と引き離されて………どれだけ僕の心は傷付いたか………!」

メテオ「結局は自分の為の戦いか。やはり、お前は人間寄り。私の嫌いなタイプだ。」

U「お前の思惑が………何もかも上手くいくと思うなよ!」

Uは上着の中から、カードを取りだし、左腕にブレイブソードとシールドを出現させ、カードを装填する。

Brave

Uは剣を抜刀し、メテオに攻撃をする。だが、ラグナロクの力を持つメテオは、左腕にラグナロクの力を纏い、Uの攻撃を受け止める。だが、僅かにメテオが押されていた。

メテオ「何………!?」

メテオも、Uの怒りの強さを思い知らされる。しかし………

メテオ「確かに一撃は重いが………当たらなければ意味は無い!」

Uは剣による追撃を放つが、メテオはこれをかわす。更に、Uは剣を振り回すが、これもかわされる。

U「攻撃が当たらない………!?」

メテオはUの攻撃を完璧に回避していた。

メテオ「お前の動きが遅すぎて、回避は容易い。そして、ラグナロクの力を前にしては、お前など無力だ!」

メテオは衝撃波を放つ。Uは咄嗟に盾でガードした為直撃は免れたが、それでも吹き飛ばされ、ダメージを受けてしまう。

U「せ、せめてメテオにスピードで上回る事ができれば………!」

そう考えていたU。すると、機械に入っていた女性が光り輝いた。

?????「U………今こそ、メテオに一矢報いる時です。」

U「その声は………確かジェネシスだったか………?、というか、メテオに一矢報いるってどうすれば………!?」

ジェネシス「貴方のブレイブの力に更なる力を与えましょう。その力を使えば、10秒間の間のみ、大きな力を発揮出来ます。その力を使えるカードを………貴方はもう持っているはずですから………!」

そう言うと、ジェネシスの声は消え、女性からも光が消えた。

春香「まさか………今光り輝いた人は………!?」

U「うわっ!?」

Uのブレイブシールドが光り輝いた。なんと、盾の下の側面に、新たなラウザー部分が追加されていた。Uはカードを取りだし、そのラウザー部分にスキャンする。

Axell

Uの鎧の外敵パーツが開かれ、機械的な内部パーツが姿を現す。更に、盾の外側パーツも開き、中にはタイマーらしきものが………

U「勝負だ、メテオ………!、10秒間だけのな………!」

Uは何やら勝負に出る様子だった………

To be continued………




次回予告
新たな形態、アクセルモードに変身したUは、10秒間という短い時間の中で、メテオを圧倒。そして、自らの力を取り戻す事を試みる………
次回「神を超えるスピード」

Axell→ブレイブナイトをアクセルモードに変身させる。(150p)


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第60話 神を超えるスピード

前回までのあらすじ
春香を傷つけられて怒りを覚えるU。ブレイブナイトへと変身するも、やはりメテオの方が有利。だが、ジェネシスによって、Uは新たな姿、アクセルモードに変身する。


メテオ「10秒?、とうとう玉砕に出たか………?」

U「………それはどうかな?」

Uは盾の中のタイマーを押す。

Start

Uの足のパーツが動き、ロケットエンジンが現れる。

U「………行くぞ!」

Uは前進する………だが、そのスピードは見えなかった。メテオにさえ………

メテオ「何………!?」

春香「Uさん………?」

春香は帽子を被り直し、杖でフラフラと立ち上がりながら、これを見ていた。

メテオ「ぐっ!」

メテオは防御壁を展開するが、すぐに、Uに後ろから攻撃されてしまう。そして………Uはメテオの身体に後ろから触れ………

U「メテオ………僕の力を返してもらう!!」

3………2………

タイムオーバーの近付く中、Uはメテオから力の奪取を試みる。

1………Time over!!

時間切れにより、Uの姿が元のブレイブナイトへと戻る。メテオはUの腕を掴み………

メテオ「私に触れるな!!」

Uを投げた。

U「ぐあっ!?」

Uの身体は壁に激突し、地面に落ちると共に変身が解かれた。

U「はあっ、はあっ………ある程度は取り戻せた………ゴッドとラグナロクの力だけは取り戻せなかったけど………」

メテオ「貴様………狙っていたな………私から力を取り戻す事を………!!」

U「………本当は全部取り戻したかったけどな………」

Uは春香を見る。春香は未だフラフラとしていた。

U「(出来ればこのまま戦いを続行したいが、春香はダメージがまだ残っている………無理はさせられない。幸い力は取り戻せた訳だし………ここは一時撤退するべきか………)」

Uは撤退を決め、春香の肩を掴み、テレパシーを使う。

U「(………ここは撤退しよう。幸いにも僕の力の一部は取り戻せた。ゴッドやラグナロクの力は取り戻せなかったけど………この状況で取り戻せるとは思えない………)」

春香「(Uさん………力を取り戻せて良かったです。でも、どうやって撤退を?、ここでは何故か私のテレポートが使えないのです………)」

U「(………仕方無い、強行突破だ。頭の帽子と杖をしっかり持って、僕に掴まってろよ。)」

春香「(………はい。)」

春香は、左手で頭を押さえ、右手で杖を持ちながらUの身体を抱きしめる。

U「………ここは退かせてもらう。あばよ!」

Uは身体を宙に浮かせ………

U「{ワイルドソニックアタック}!」

必殺技を使ってメテオのいた城の壁を破壊して強行突破する。そしてUのキック技で、U達は脱出に成功した………

メテオ「おのれU………やはり何をしでかすか分からん男だ………!」

と、計画が狂った事を悔しがっている様子のメテオだった………

 

そしてこれはあずさ達視点。彼女達は、幻想郷の目の前に来ていた。

美咲「もうすぐ着くね。」

あずさ「そうね。でも、結局Uさんは捕まったまま………一体どうすれば良いんだろう………」

明日香「あれ………?、何かこっちに向かって来てない?、ドリルみたいなの………」

天風「え………ドリル?、って逃げろーー!!」

あずさ達は、大慌てでドリルのような回転をしながら降りて来た何かを回避する。そして、落下地点には、気絶していたUと、Uに抱きついていた春香が倒れていた。

あずさ「え………U君!?」

あずさ達は困惑を隠せなかった………

To be continued………




次回予告
あずさ達は驚きながらも、春香の案内でUの家に向かう。家の中からはUの愛娘、真子が出て来て………?
次回「帰って来た幻想郷」


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第6章 解析不能な力
第61話 帰って来た幻想郷


前回までのあらすじ
Uはアクセルモードの10秒間で、メテオを圧倒。力の一部を取り戻す事に成功する。だが、春香の状況を考えたUは、撤退を選択。撤退した先には、偶然にもあずさ達が………


美咲「は、春香さんと一緒にいる………?」

春香「あ、貴女達は………覚えているわ。確かUさんと一緒にいた子達ね………それに………」

ソフィー「春香ちゃん………なのよね?」

春香「ソフィーさん………はい。」

冬香「お姉ちゃん、洗脳が解けたの!?」

春香「冬香なの………?、着いてきていたのね………?」

冬香「うん………お兄ちゃんとお姉ちゃんが心配だもん………!」

春香「そう………多大な迷惑をかけたわね………」

レナ「U殿は取り戻したのか………春香殿を。」

春香「貴女は………?」

レナ「失礼。私はレナファレスト・ナイタルト。U殿とは最近知り合った者だ。」

春香「そう………レナファレストちゃんね。」

レナ「私を子供のように見ておられるようだが、これでも20代なのだ。」

春香「ごめんなさい。歳下の子はどうしてもちゃん呼びしちゃう性分だから………」

レナ「………そうか………ならば、私はその呼び方で一向に構わないそれに、私の事はレナと呼んでもらいたい。」

天風「なんか、最近のレナは、レナって呼ばせたがるよな。」

レナ「お前はダメだ。春香殿に許可したのは、U殿の奥方だからだ。」

天風「ちえっ、相変わらず差別の酷い野郎だぜ………」

と、会話をする天風とレナ。一方、エメリスが倒れているUに駆け寄り………

エメリス「U………無事て良かった………」

と、Uが生還した事に安堵していた。すると、Uは目を開く………

U「………エメ………リス?」

Uはエメリスの名を呟く。エメリスは涙を零し………

エメリス「U!!」

と、Uを強く抱いた。

U「苦しいよ………エメリス………」

エメリス「またボロボロになって………いつもUはそう………お人好し過ぎるよ………!」

U「………お人好し………あながち間違いじゃないかもね………」

と、Uはエメリスの問いに答えた。

美咲「しかし………これから先どうしましょう?確かに電子コンパスがここを指しているみたいだけど………」

U「幻想郷なら、僕らの庭みたいなものだ………僕の家に戻ろう。」

天風「お前、家があったんだな………」

U「小さい家だけどね………帰るのは怖いや………多分アイツを怒らせてる。」

春香「………そうですね。きっと心配して怒ってきますよね………」

二人の会話に首を傾げるあずさ達であった………

 

U達は幻想郷の中に入って歩き、数十分後に人里のUの家に辿り着いた。

U「………ちょっと怖いけど………開けよっか。」

Uは鍵を取りだし、家の扉を開ける。すると、鍵が開いたことに気づいた、家の中にいた人物が玄関に走ってきた。その人物は………

真子「えっ………お父さんと………お母さん………!?」

Uの家に住んでいる真子であった………

To be continued………




次回予告
真子はU達が帰ってきた事に涙を零し、また彼等を説教した。Uは、真子に家を空けてしまっていた事を謝罪する………
次回「泣き崩れる娘」


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第62話 泣き崩れる娘

前回までのあらすじ
U達は仲間達と合流。同時に幻想郷に着いた為、U達は、Uの家に向かう。家の中からは、Uの愛娘である真子が出て来て………?


U「やあ真子………何日ぶりだっけ………?」

真子「バカ………お父さん達が失踪してから24日………約1ヶ月くらい私達の前に現れなかったのを、知らないなんて………」

U「け、結構経ってるような経ってないような………?」

と、謎の困惑をするUに、真子は泣きながら抱き着いた。

真子「………お父さん達がいなくなったから………霊夢さんや魔理沙さんに紅魔館の方々や永遠亭の方々………幻想郷中の知り合いに片っ端から頭下げて、お父さんとお母さんを捜索してもらったのよ!!」

U「そいつは迷惑をかけたな………一体僕は何十人に頭を下げる事になるのやら………」

真子「………何を呑気に言っているのよ………!、皆、お父さんを心配してたのよ………!?」

U「………そいつは幸せだ………アイツら本人の口からはなかなか聞かないけどな………」

真子「………答えて。今まで何をしてたの!?」

U「………真子、真実を知ろうとするのは良くない話だ。それに、僕が抱えている問題にお前を巻き込みたく無い事は知っているはずだろう?」

真子「それは………そうだけど………でも、1ヶ月以上何も連絡無しでどこか行ってたなんて………大事以外の何物でもないよ!!」

U「………それもそうか。じゃあ今回は特別に話してやる。」

と、Uが語ろうとした時、レナが春香に耳打ちをする。 レナ「春香殿………私はこのような親子の会話は嫌いでは無いが苦手だ。悪いがこの周辺………人里であったか。ここを探索させてもらうとしよう。」

レナがそう言うと、春香はニコッと笑い………

春香「………お気遣いありがとう。」

と、告げた。レナはミリンにもそう告げると………天風の服の首元を掴み………

レナ「お前も来い。」

天風「な、何でだよ!?」

レナ「状況を考えろ。あの場はU殿とその娘殿に感動の再会をさせてあげるべきだ。」

天風「お、俺が見届けて何が悪いんだよー!!」

レナと引っ張られる天風は、何処かへと行った。

U「………ってな訳だ。」

真子「また冒険………?、そんな終わりもしない冒険を続けて、お父さんの心は痛まなかったの!?」

U「痛むさ………それにお前を放置して、家を空けた事については、いくら謝ったって許されない事は百も承知さ。でも、お前は母さんを攫われて、僕が諦めるとでも思っているのか?」

真子「それは………思ってないけど………」

U「………つまりはそういう事なんだよ。僕は心をどれだけすり減らしてでも、戦いを集結させなければならない………それこそが僕自身で選んだ道だ。そしてこれからも、この気持ちが揺らぐ事は無い………」

真子「お父さん………」

親子二人の会話。真子の説教は、Uが無事に帰って来た事への安堵の意味も持っていた………

To be continued………




次回予告
真子は家の中にUを入れ、Uと春香の2人を手当てする。真子は、春香の手当て中に、2人で会話をするのだが………?
次回「母と娘の会話」


目次 感想へのリンク しおりを挟む




評価する
※目安 0:10の真逆 5:普通 10:(このサイトで)これ以上素晴らしい作品とは出会えない。
※評価値0,10についてはそれぞれ11個以上は投票できません。
評価する前に
評価する際のガイドライン
に違反していないか確認して下さい。