Re: CONTINUE・OF・GENMN・IN・IS (情報屋迅龍牙)
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プロローグ
第1話 『人間としてのCONTINUE』


この物語は、ゲンム二次創作のリメイク版となります。


この物語は、仮面ライダーエグゼイド・アナザーエンディング

仮面ライダーゲンムVS仮面ライダーレーザーのその後を物語とした話である。

もちろん妄想なので本編とはなんら関係ありません。(リメイク版です)

 

------------------------

 

 

「ふっ・・・・ゲームはまだ終わらない」

 

「・・・・へっ!」

 

 

 

 

『Forever・GANMU』

 

-----------------------

 

???

 

「ん?ここは?何処だ?」

 

私は今、どこか分からないところにいた。はて?ここは一体どこなんだ?真っ白な空間に私一人とは・・・誰の仕業だ?

 

「あなたは、招かれたのです。檀黎斗さん」

 

「ん?」

 

声がした方を向くと、一人の少女がたっていた。

 

「誰だね君は?」

 

「私の名は、アスカ、この世界を管理をしているものです」

 

管理をしている・・・神のようなものか?いや、しかし・・・?

 

「知っているのか?私のことを」

 

アスカ・・・私のことを知っているようだが?私はこの子との面識はないはず?しかし、妙にポッピーに似ているな?何なんだ?本当に?

 

「知っています。管理者であり、観測者でありますので」

 

「それで?その管理者が何のようだ?」

 

「本題ですか・・・檀黎斗さん貴方には、とある世界に転生してもらいます」

 

「とある世界とは?」

 

そう言われて私はこう答えた

 

「今から5年後の世界、そこに行って時代の流れを直してもらいたいんです」

 

「時代の流れを直すだと?」

 

どうやって時間の流れを・・・

だが、面白そうだな!

 

「いいだろうやってやる」

 

「いいのですか?ならコレを」

 

「コレは・・・」

 

渡されたのは『ゲーマドライバー、マイティアクションXオリジンとプロトマイティアクション、デンジャラスゾンビにバグヴァイザー』ここまではまだ分かるが、なぜ『バグヴァイザーツヴァイと仮面ライダークロニクル』そして、『ゴッドマキシマムマイティX』が渡されるんだ?

 

「ゲーマドライバーやオリジンは分かるが、なぜツヴァイとゴッドマキシマムが?」

 

「貴方には、必要になると思ったので」

 

「どうして?」

 

「・・・・・」

 

なにか言えない事情でもあるのか?いや、しかし、妙に親近感の枠顔をしているな?

 

「きみ、アスカと、言ったね?苗字はあるのかい?」

 

「ッ!?そ、それは・・・・」

 

私に関係しているようだな・・・・

 

「まぁ、いい、それで?そのとある世界とは?」

 

「はい、バグスターウイルスが完全に根絶された世界・・・そして、歴史からあなたの名前が失われた世界、インフィニット・ストラトスの世界です」

 

「インフィニット・ストラトス?(以降ISと表記)」

 

「はい、ですが・・・とあるものによって、歴史が作り替えられてしまい、バグスターに感染した者がいるので・・・その子達を助けてあげてください」

 

「助ける?どういう事だ?」

 

「あなたは、やり方は違えど人類を助けようとした・・・そんなあなたが求めたものは・・」

 

私が求めたものか・・・そうだな・・・

 

「面白い!やってやろうじゃないか!」

 

「ホントですか?」

 

「勿論だ・・・私の生み出したものが悪用されているのならば尚更だ」

 

「ありがとうございます・・・」

 

「それで?ここからはどうやって出ればいいんだ?」

 

「あの土管に入ってください、あなたの縁ある場所で目が覚めます」

 

土管?あれは・・・何故あれが?いや、ツッコミはよそう・・・なんだか負けた気がするから。

 

「そうか、分かったよ」

 

そう言い残し私は土管に向かい、そして、扉を開け潜ろうとしたその時

 

「母様のこと、お願いします。父様・・・」

 

「ッ!?」

 

アスカは、やはり、私の未来の娘だった・・・・・しかし、誰との?疑問を残したまま、私は土管の中に入った。そして目を覚ましたところは・・・

 

IS学園地下: CR

 

「ん?ここは?CR?なぜ?」

 

「誰だ!?貴様!?」

 

「・・・?」

 

こうして、この先の道を歩んでいくであろうバグスターから人間へとコンティニューした男と世界最強と呼ばれた女の出会いであった。




どうしてもリメイク版を出したいと思い・・・制作しました。どうか、暖かい目で読んでいただけると幸いです。


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第2話 『始まりは出会いのLINK』

リメイク版第2話です。どうぞご覧下さい。








私の名は、織斑千冬。元ブリュンヒルデで今は、IS学園の教師をしている。そして私が今向かっている場所は、束の隠しラボ、通称CRだ。何でも昔あった施設を再現したらしいら。

 

 

「ん?ここは?CR?なぜ?」

 

誰だ?ここには束と私以外出入りできないはず・・・・どうやって?

 

「誰だ!?貴様!?」

 

本当に誰だ?いや・・・私は、彼とどこかであっているような?

 

「ここの管理者か?」

 

「い、一様そうだが」

 

なんだ?この男ここを知っているような喋り方だったな?

私は、疑心半期ではあったが男の名前を聞き出そうと喋りかけた。

 

「お前、名前は?」

 

「私か?私は、檀黎斗だ」

 

「檀・・・黎斗?」

 

檀黎斗・・・もしかして彼は、あの時の?いや、そんなわけが無い・・・あの時の彼は、もっと純粋な・・・

 

「あれ?ちーちゃん?どったの?てかその男誰?どっから入ったの?」

 

ちーちゃん?この黒髪の女性の名前だろうか?いや、渾名と言うやつか?

 

「君たちの名前を教えてくれないか?」

 

「私は、織斑千冬だ。それでこいつが」

 

「篠ノ之束だよ!」

 

織斑千冬・・・そして、篠ノ乃束か・・・

 

「おい?まさか私たちを知らないのか?」

 

「スマンが、その通りだ」

 

なに?私と束の名前を知らないだと?

こいつ本気で言っているのか?

 

「え〜?この天災と呼ばれた篠ノ之束を知らないとは?お前、本当に人間?」

 

「人間だ、それと私は君たちより歳上だ」

 

「「え?歳上!?」」

 

そんなに若く見えただろうか?生前は、20代前半に間違えられたことがよくあったな?

 

「本当に歳上なのか?」

 

「嘘などついてなんになる?」

 

にわかに信じ難い・・・目の前の男は、もう見ても20代前半・・・ほんとうなのか?

 

「ほんとに歳上?20代前半くらいにしか見えないけど〜?」

 

ふむ、彼女たちにも私は若く見てるのか・・・さて、どうしたものか?

 

「こんな時誰を頼れば・・・そうだ」

 

「誰か私を、聖都大学附属病院まで連れて行ってくれないか?」

 

「聖都大学附属病院?何故そこに?」

 

「私の知り合いがいるはずなんだ、頼む」

 

どうするべきか、本来ならここでどうにかしないといけないが、何分ここを知っているのは、私と束くらいだ。仕方ないか。

 

「わかった、私が連れていこう」

 

「本当か?助かるよ!」

 

ッ!?ドキッとしてしまった・・・本当になんなのだこの男は?

 

「ちーちゃんどうしたの?」

 

「な、なんでもない!」

 

「ねぇ?ちーちゃんに変なことしたら、存在をこの世から消すから覚悟してよね?」

 

「存在をこの世から消すか・・・一度消えた身だ・・・好きにしろ」

 

「は?それって」

 

私は、そう言い残し、織斑千冬の後ろをおった。

 

「なんなの?あの男・・・」

 

IS学園正門前 :モノレール駅

 

「随分とでかい学園なんだな」

 

「まぁ、世界各国から生徒が来ているからな」

 

「女性にしか動かせないISか・・・実に興味深いな」

 

この男、本当に何なんだ?普通なら知っていることを知らないとなると、記憶喪失なのか?いや、しかし、名前を言えたし、聖都大学附属病院など、普通なら出てこないし・・・まぁ、行って確かめるしかないか。

 

「ほら、行くぞ」

 

「ん?あぁ」

 

 

聖都大学附属病院 :入口前

 

「変わっていないな、ここは」

 

「そうなのか?」

 

「まぁ、な・・・さぁ、行こう」

 

もしかしたら、ここの医院長は、彼に代替わりしているはずだ。

 

「済まない、ちょっと訪ねたいことがあるのだがいいかね?」

 

「はい?何でしょう?」

 

ッ!?ぽ、ポッピー!?

 

「ん?どうかしましたか?」

 

「い、いや、何でもない」

 

「この病院の医院長の名前を教えてくれないか?」

 

「鏡飛彩医院長ですか?」

 

「そうか、助かったよ」

 

「あ、おい!?まて!どこに行く!」

 

「この病院の医院長にご挨拶だよ」

 

聖都大学附属病院 :医院長室

 

「くしゅん!」

 

「どうしたの?飛彩?」

 

「いや、誰か俺の噂をしているのか?」

 

聖都大学附属病院医院長にして、元仮面ライダーブレイブ、鏡飛彩

そして、その妻であり秘書、鏡小姫である。

 

『pururu』

 

「ん?はい、医院長室」

 

『鏡医院長に面会したい方がいるそうです』

 

「名前は?」

 

『えぇっと?檀黎斗と伝えてくれと』

 

「な!?すぐに通してくれ!」

 

『は、はい?』

 

なぜあの男が・・・あの事件で死んだはずだ・・・・まさか、また復活したのか?いや、しかし、どうなんだ?

 

「飛彩?どうしたの?」

 

「いや、珍客が来るらしい」

 

「?」

 

数時間後 :医院長室

 

コンコン

 

「どうぞ」

 

「失礼します。鏡医院長、お連れしました」

 

「久しぶりだね?鏡先生」

 

「あぁ、本当にな」

 

「君は下がってくれ」

 

「分かりました?」

 

本当に檀黎斗だったとは・・・・

さて、どこから話を始めるべきか?

 

「ん?君は、百瀬小姫さん?だったか?」

 

「はい、お久しぶりですね、檀黎斗さん」

 

「そうだな」

 

「ん?そちらの女性は、織斑千冬さんでは?」

 

「はい、そうですが」

 

「始めまして、鏡飛彩です」

 

「ど、どうも」

 

なぜ檀黎斗が織斑千冬と一緒にいるんだ?謎が深まるばかりだ・・・・

 

「永夢と九条貴利矢は何処にいるんだ?姿を見かけなかったんだが?」

 

「永夢は今、この病院にはいない」

 

「何故?」

 

「ポッピーピポパポと共に子供専門の病院を開いたんだ」

 

「何故そこでポッピーの名前が出てくる?」

 

「永夢は、ポッピーピポパポと結婚したんだ」

 

「なん、だと?」

 

ポッピーと永夢が結婚?なんだと?じゃ私の立ち位置はどうなるんだ!?え?お兄さん?それとも、叔父さん?ん?ん?

訳が分からなくなってきた!?

 

「それよりも!なぜお前が生き返った!?檀黎斗!」

 

「それは、私にもわからない」

 

「分からない?」

 

「あぁ、気がついたらこの世界にコンティニューしていた」

 

「まさか、バグスターとしてか?」

 

「いや、人間としてさ」

 

 

 

人間としてだと?どうなってるんだ一体・・・・




原文がある分・・・すっごいやりやすい・・・


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第3話 『BESTHITな二人』

とりあえず今日はここまで・・・1話から数話は、どうにかなる気がするが・・・その後がなぁ・・・?







久しぶりだな、てめぇら・・・俺は、花家大我だ。宜しくなんていねぇからそこ覚えとけ。さて、飛彩(ブレイブ)に呼び出されたんだが?一体なんなんだ?しかも、『壊れたはずのCR』に来いなんて・・・-

何かありそうだな。

 

「花家先生お待ちしていました」

 

「久しぶりだな、鏡夫人」

 

「いえいえ、そちらの奥様とは仲がいいので」

 

そちらの奥様とはというのは、俺の妻であり、今では俺の病院の看護婦長の花家ニコのことだ。

なんで今日一緒じゃないのかって?

娘の世話をしてるからだ・・・・

 

「さて、CRに行くか」

 

「はい、それでは此方へ」

 

 

聖都大学附属病院 :地下・元CR

 

「どういう事だ?なぜこんなことに?」

 

「どういうわけか知らんが、ISを武装した奴らが攻め込んできてな、この有様だ」

 

「女性権利団体だったのですか?」

 

「女性権利団体?なんだそれは?」

 

女性権利団体とは、IS世界における、女性至上主義をかがける団体のことである。

 

「・・・あぁ、その時の銃弾が俺の肩に被弾してな、今では手が震えてしまうんだ」

 

「だから、医院長の名を継いだのか?」

 

「そうだ」

 

女性権利団体・・・・今度見つけたら潰しておくか?しかし、こんなにも破壊するとは、なにか裏がありそうだな?

 

「久しぶりだなここに来るのも」

 

「ん?」

 

「あ?」

 

「「あ・・・・」」

 

「檀・・・・黎斗!?」

 

な、何でこいつがここにいるんだ!?こいつは、二十年前に消滅したはず!?

 

「お久しぶりだね?花家先生?」

 

「気色悪い!?」

 

酷い言い草だな・・・私だって少しは変わるというのに。

 

『pururu』

 

「あ、悪い」

 

「もしもし?どうした?」

 

『バグスターが!!』

 

「バグスター!?」

 

『きゃ!』

 

「おい!!ニコ!」

 

ん?何かあったようだな

しかし、バグスターだと?これは見過ごせん

 

「何処にバグスターが?」

 

「俺の病院だ」

 

「よし、いくぞ」

 

「まて!」

 

なんなんだよ全く・・・助けに行くと言っているのに、これでは被害が拡大する一方な気がするんだか?

 

「今の俺達には、ゲーマドライバーがない」

 

「なに?」

 

「正確には、永夢と監察医しか持っていないんだ」

 

「どういう事だ?」

 

「女性権利団体が攻めてきた時にここの爆発と一緒に壊れてしまった」

 

「小星くんに頼んだのか?彼なら直せるだろう?」

 

「直せなかったんだ」

 

「何故?」

 

「『腐食していた』からだ」

 

「腐食だと?それは、私が永夢にしたようにということか!」

 

「あぁ」

 

デンジャラスゾンビのバグスターか?いや、デンジャラスゾンビにバグスターを設定した覚えがない。だったら何だ?この世界で一体何が起きているんだ?

 

「しかし、ここにいるわけにいかん私は行くぞ」

 

「あ、おい!!まて!」

 

「俺たちに力があれば・・・・」

 

「一つ言い忘れていた、デュアルβが残っているなら『変身』は出来るぞ」

 

デュアルβだと?確かあれは・・・

そうか!あれはガシャットギアつまりパラドと同じことが出来る!

 

「花家先生、ギアデュアルβはまだ?」

 

「一応持ち歩いている・・・護身用としてな?」

 

「行きましょう」

 

「あぁ」

 

 

花家ゲーム病放射線病院

 

「早く逃げて!早く!」

 

どうしてここがバグスターに!?それにバグスターはもう、殲滅されたはずなのに!

 

「きゃぁ!」

 

「はっ!!大丈夫!?」

 

「う、うん」

 

「走れる?」

 

「大丈夫」

 

「それじゃ走って逃げて!」

 

「お姉ちゃんは?」

 

「私は大丈夫だから」

 

もう、あんな悲劇は見たくないから・・・

 

「ほら!早く!」

 

「う、うん!!」

 

 

 

「きゃ!?」

 

《良くも私のモルモットをぉぉぉ!》

 

大我・・・ごめん!

 

 

 

『マイティアクションX!』

 

「え?」

 

「グレード0!変身!」

 

「檀?黎斗!?」

 

『ガッシャット!ガチャーン!レベルアップ!マイティジャンプ!マイティキック!マイティ〜アクショ〜ンX!』

 

「ヴェァ!」

 

「無事か?花家ニコくん」

 

「どう、して」

 

《だァァァンンンクゥロォォォトォォォ!!》

 

「まさか、私の知らないバグスターがいるとはな」

 

あの見た目からして、デンジャラスゾンビのバグスターか?だとしたらこいつがゲーマドライバーを?しかし、一体誰が?

 

「なりふり構ってられんな?きさまを削除する!」

 

どうしてあいつが、生きてるの?

あの時消滅したんじゃ?

 

「大丈夫ですか!?」

 

「は、はい、て!?貴方は!織斑千冬!?」

 

「どうしてここに!?」

 

「あの男についてきたらこうなったんだ・・・」

 

どうして、この人が檀黎斗と?

 

「ニコ!」

 

「大我!!」

 

「無事か?」

 

「うん、あいつが助けてくれた・・・・」

 

「あいつ!」

 

プロトオリジンを使ってるのか?あいつはもうバグスターじゃないのに何故?

 

「くそ!考えても仕方ねぇ!俺達も行くぞ!ブレイブ!」

 

「あぁ!」

 

『タドルファンタジー!』

『バンバンシュミレーション!』

 

『Let's going King of Fantasy!』

 

『I ready for Battleship!』

 

 

「「ゲーマドライバーが無くても俺たちは仮面ライダーだ!」」

 

「「変身!!」」

 

せして俺たちは、ギアデュアルβのスイッチを押した。

 

『『デュアルアップ!』』

 

『Satan appeared!Say“MAOU” TADDLE FANTASY!』

 

『Enemy is coming!Shotdown their BANG BANG SIMULATIONS!』

 

二人が変身するとそこには見知った姿があった。ただし一部を除いての話だが

 

「2人が!仮面ライダーに!」

 

私は、嬉しさのあまり涙を流してしまった。ここに2人の戦士が復活したことに




とりあえずあと数話リメイク版を今後出して、新しい話も作っていきますので、どうかお待ちください。


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第4話 『Dangerousな天災』

ひとつの物語・・・それは・・・誰がもたらすものか?







第4話

 

Dangerousな天災

 

 

ふふ、やはり持っていたな、これで形勢は逆転したようなものだが・・・・

 

「貴様・・・一体何者だ?」

 

《デンジャラスゾンビのバグスター!デウスマギアだ!》

 

「デウスマギア・・・」

 

やはり、デンジャラスゾンビのバグスターか・・・しかし一体誰がなんのために?いや、今そんなのことを考えている時ではないか

 

《よそ見をするなぁ!》

 

「くっ!」

 

「バン!」

 

《ちぃ!邪魔すんじゃねぇ!!》

 

「はぁ!」

 

《こっちもかぁぁぁ!!》

 

いい連携じゃないか・・・私がいない間に、随分と仲が良くなったみたいだな。まぁ・・・元々連携が取れているチームだったからな・・・これも必然なのだろう。

 

『ステージ!セレクト!』

 

「なに!?」

 

「ゲームエリアが変わっただと!?」

 

「どうなってやがる!」

 

ふとした瞬間、後ろから誰かが歩いてきた。そして、一言こう言った。

 

「面白くないなぁ〜」

 

「誰だ!?」

 

そこにいたのは、昔私がゲンムコーポレーションの社長をしていた時に開発部に所属していた男・・・篠ノ乃晶がいた。

 

「貴様がどうしてここにいる!篠ノ乃晶!」

 

「お久しぶりですね?檀黎斗元社長?」

 

「なぜここにいる・・・」

 

「あんたを消すために来たんだよ」

 

私を消すだと?こいつ・・・何を考えている?本当に先の読めんやつだ。しかし奴は・・・『牢獄の中にいたはず』どうやって出てきた?

 

「私を消す?どうやってするつもりなのかな?教えて貰えるかな?」

 

「こうやってさ?」

 

「ゲーマドライバー!?なぜ貴様が!」

 

篠ノ乃晶の手には、ゲーマドライバーが握られていた。その色はまるで、死神のようだった。

 

「私の見たことのないガシャット!?」

 

『ファントム・オブ・シン』

 

「これは、死神が人の魂を狩り続けるしゲームさ!」

 

『ガッシャット!』

 

「変身・・・・」

 

『ガッチャーン!キル・ザ・アップ!』

『闇に陰に!人を斬る!ファントム・オブ・シン!』

 

「なに!?」

 

「仮面ライダーデリーター・・・俺の強さは、桁外れだ」

 

「馬鹿な!!」

 

こいつ、どうやって変身を・・・適合手術はしていないやつが変身できるわけがない。嫌・・・まさか?

 

「デリートスタート!」

 

「ぐっ!」

 

『ガシャコンデリーター』

 

「ちぃ!」

『ガシャコンブレイカー!』

 

 

千冬視点

 

「どうして奴が・・・」

 

「何か知ってるんですか?」

 

「あなたは、白騎士事件をご存知ですか?」

 

「ニュースなどで少しだけ」

 

「あの事件で発射されたミサイルをハッキングしたのがあの男です」

 

「え!?」

 

白騎士事件を起こした男!?ど、どういう事!?え?あぁ!?もう!頭こんがらがって来た!

 

「そして、その事件を止めたのが、私と束です」

 

「え?事件を止めた?」

 

白騎士事件の概要は未だ明かされていないところがあるが・・・まさか本当に?

 

 

黎斗視点

 

強い・・・篠ノ乃晶・・・私の感が正しければ・・・やつは、父と永夢と同じだ・・・しかし、一体いつ?

 

「考え込む暇があるのか!檀黎斗!」

 

「ちぃ!今は後回しか!」

 

《黒紫!てめぇの相手は俺だァァァ!!》

 

「てめぇの相手はこっちだこのバグスター!」

 

《なんだとぉ!!》

 

デウスマギアは、彼らに任せるか・・・私はこいつの相手に集中だ!

 

「ヴェァ!」

 

「遅い・・・」

 

「ヌゥ!?」

 

「檀黎斗!」

 

やはり強い・・・レベル0の効果を受けているようには見えない・・・レベルが存在しないというのか

 

「知りたいか?このゲームがどう作られたか?」

 

「なに?」

 

「このゲームは、仮面ライダークロニクルの改造品さ・・・だからレベルが存在しない・・・そして・・・俺の中にはバグスターウイルスが存在しない」

 

「仮面ライダークロニクルの改造品だからとでも言うのか?あれは、使用者の中にあるバグスターウイルスを活性化させる効果があるのだぞ?」

 

「そうだな・・・確かにその通りだ・・・だが?既に分離していたとしたら?」

 

「なんだと?」

 

既に分離している・・・あのバグスターか?いや、あれはやつの身体から生まれたバグスターではないな・・・あれは、奴が作ったバグスターだ。

 

「確かに、既に分離していたとしたら貴様が変身できるのにも納得だ」

 

「そうだろ?さて・・・そろそろ続きを始めるぞ!」

 

「くっ!」

 

不味いな・・・このままだとジリ貧だ。だったら。

 

「グレード0-3!」

 

『シャカリキスポーツ!』

 

『ガッチョーン・・・ガッシャット!』

 

『ガッチャーン!レベルアップ!』

 

『マイティジャンプ!マイティキック!マイティアクションX!アガチャ!シャカリキシャカリキ!バット!バット!シャカット!リキット!シャカリキスポーツ!』

 

「くらえ!」

 

私は、ゲンムレベル0-3となり、スポーツゲーマーの車輪をデリーターに向けて投げた。

 

「無駄だァ!」

 

「ちぃ!」

 

やはりと言うべきか?奴の手の内で踊らされている・・・一体どうすればいいんだ?

 

「これで終わりだ!檀黎斗!」

 

避ければ、後ろのふたりに当たってしまう!避ける訳には行かないか!

 

『ガッシャット!キメワザ!』

『シャカリキ!クリティカルストライク!』

 

『ガッシャット!キルワザ!』

『ファントム!クリティカルデストロイ!』

 

「「はァァァァァァ!!」」

 

「檀黎斗!!」

 

くっ・・・押し負け!?不味い!?このままだと後ろの2人が!?

 

「ぐぁぁぁ!!」

 

「さっきの声・・・やっぱりお前か!千冬!」

 

「や、やめろ・・・く、くるなぁ!」

 

「千冬さん!?どうしたんですか!?」

 

「いや・・・いやぁ・・・」

 

なんだ?あの怯え方・・・なにかトラウマでもあるのか?いや・・・今は!

 

「・・・消えろ、千冬!」

 

「いやぁぁぁ!!」

 

「だめぇ!」

 

「な!?ニコォ!」

 

「くっ!させるか!」

 

『ガッシャット!キメワザ!シャカリキ!クリティカルストライク!』

 

間に合ってくれ!頼む!私の目の前で!倒れる人はもう!見たくないんだ!

 

「っ!」

 

「なに!?」

 

ま私は、千冬とデリーターの間に割って入り、そして・・・テリーターの一撃をくらった・・・

 

「ぐぁぁぁ!!」

 

「檀黎斗!」

 

「ゲンム!」

 

「ちっ・・・興覚めだ・・・戻るぞ!デウス!」

 

『・・・・わぁったよ!』

 

そういうと、デウスマギアは、バグスターの姿から、人間の姿に変わった。

 

「今度は、もっと遊ばせろよなぁ!」

 

「なんだと!?」

 

「グラファイトと同じタイプか!?」

 

「またな、檀黎斗」

「そして・・・仮面ライダー諸君」

 

そういうと、篠ノ之晶とデウスは姿を消したのだった。

 

「お、おい・・・め、目を開けないか!なぜ私を庇ったりしたんだ!?」

 

「私の目の前で・・・人が殺されるところは・・・見たくなかっただけさ・・・ゴホッ!ぐっ・・・無理を、しすぎたか・・・」

 

「ぁぁぁ・・・あぁぁぁぁぁ!!」

 

「千冬さん!?」

 

「大我!ゲンムが!」

 

「くそ!ブレイブ!」

 

「わかっている!しかし・・・この近くに病院など・・・」

 

「うちも、あの有様だ・・・いや!あるだろ!ひとつだけ!」

 

「そうか!永夢の所か!」

 

 

サイド永夢

 

 

「なんだろ?嫌な天気になってきたな?」

 

今ここに・・・ひとつの戦いが幕を開けた・・・勝つのは、檀黎斗か?それとも・・・篠ノ之晶か?この物語が紡ぐ物は・・・生と死のふたつでしかない。

 




次回・・・心が誰に向くのか・・・そして、護るべき者は誰か?


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第5話 『心のPartner』

ここからは名言集&迷言集をやっていくぜよ!

落ちこぼれだってな?努力すれば天才を超えることだってできるんだぜ?
by孫悟空


第5話

 

心のPartner

 

「ん?救急車?うちに入ってくる!?」

 

「急患です!」

 

「どうぞ!それで!容態は!」

 

「そ・・・それが」

 

「それは俺たちが話す」

 

「飛彩さん!?」

 

そして・・・僕の目の前に・・・あの日消えた・・・黎斗さんがいた。

 

「一体何があったんですか?」

 

今、僕の目の前には、黎斗さんが横たわっている。なぜ黎斗さんが蘇ったのか?それに何故?こんな傷を負っているのか?

 

「俺たちの知らないところで檀黎斗が復活する何かがあったようだ」

 

「そんなことが・・・」

 

黎斗さん・・・

 

「それで?この傷は?」

 

「俺たちの知らないバグスターと仮面ライダーがいて、仮面ライダーの方にやられたんだ」

 

「え?僕達の知らない仮面ライダー?」

 

僕が、そんな疑問を持つと、扉が開いた。そこにいたのは、監察医、九条貴利矢だった。

 

「永夢!!」

 

「貴利矢さん!」

 

神・・・どうしてお前が、ここにいるんだよ。

 

「何があった?」

 

「それが・・・・」

 

数分後

 

「なるほどな、で?どうすんだ治療?」

 

「取り敢えず応急処置はすんでいる」

 

「応急処置じゃもたねぇだろ!」

 

「分かっている!だが、それ以上に」

 

なに?それ以上?外にいる女と関係してんのか?

 

「なぁ?あれって織斑千冬だよな?」

 

「あぁ」

 

「どうしてあぁなってんだ?」

 

「檀黎斗が身を挺して助けた結果だ」

 

「はぁ!?こいつが!マジかよ・・・」

 

自分が驚くと、外から大声で誰かの名を呼ぶ人物が飛び込んできた。

 

「ちーーーーちゃぁぁぁあん!!」

 

「ちょ!?どこから!?」

 

あれ?この子もしかして?

 

「あの、失礼ですが?束ちゃん?」

 

「あれ?あ!永夢先生だ!え?ここって宝生クリニック?」

 

「束?篠ノ之束!?」

 

「そうです!私が!かの天才篠ノ之束です!」

 

どうして彼女が?いや!そんな事より!どこから出てきた!?神出鬼没にも程があるぞ!?

 

「それで、ちーちゃんのこの状態について誰か説明してくれないですか?」

 

「それが・・・・」

 

数分後

 

「そんなことがあったんだ・・・・クズ兄貴め・・・」

 

「仲が悪いのか?」

 

「悪い所じゃないよ!箒ちゃんのことを売り物にして、金儲けしようとするし、あわよくば、私の発明を悪用したり!とんだ屑野郎だよ!」

 

「しかし、なぜそんなやつがゲーマドライバーを持っていたんだ?」

 

「確かにな、よし!いっちょ幻夢コーポレーションに乗り込むか!」

 

「まて!それよりも先に檀黎斗の治療が先だ」

 

治療か・・・・あ!そうだ!

 

「あの、これ使えないですかね?」

 

「ん?これ、治療用のナノマシンか?」

 

「はい、私のお手製なんですが、どうですか?」

 

「感謝する。それと、このことを衛生省に伝えてもよろしいか?」

 

「え?それって?」

 

え?なに?私捕まっちゃうの?え?まさか!?冤罪で!?そんなよヤダ!?こうなったら!!

 

「この治療用ナノマシンの製造許可をもらうためにだ」

 

「え?製造許可?」

 

捕まえるんじゃなくて、製造許可を貰うため?え?感謝されてるの?

 

「あぁ、見たところ完全に医療用だ、良く作れたな?」

 

「確かにな?こりゃレベルが高ぇぞ?」

 

「え?自分にも見してよ〜」

 

「うわ!?こりゃすげぇ」

 

あれ?褒められてるの?え?褒められてるの?束さん、褒められてるの?

うそ!?え?ほんとに?すっごい嬉しい・・・・

 

「あれ?なんで、涙が?」

 

「どうした?」

 

「わかんない、わかんないけど・・・・涙が止まらないよ・・・・」

 

「よほど嬉しかったのですね、束様」

 

「クーちゃん」

 

「君は?」

 

「私は、クロエ・クロニクル、束様に命を救ってもらった『試験管ベビー』です」

 

「試験管ベビーだと!?」

 

「あれは確か、研究が禁止になっていたはず・・・・」

 

ん?どっかで?見たような?ちょっくら聞いてみるかな?

 

「ちょっといいか?おたく、目が見えてないだろ?」

 

「ッ!?」

 

図星か・・・さて、ここは自分の出番かねぇ〜?試験管ベビー、そして、銀髪かぁ、もしかしたら、『あの小僧』の関係者かもなぁ〜?

 

「それとな?おたく、ドイツで研究されてた個体なのかな?」

 

「ど、どうしてそれを!?」

 

「どういうことだ監察医?」

 

「確かにな、なぜそんなことを知ってる?」

 

「いや〜自分いろんな国回ってワクチンくばってたっしょ?その時にドイツにいた小僧と、どっかにてると思ってさ、そいつのカルテが自分の手元に残ってるから、活用出来ないかなぁ〜と?」

 

「小僧ということは、男だろ?なぜ使えると思った?」

 

 

 

「簡単さ・・・そこのお嬢さんの完成系が、その小僧ってわけだ」

 

「な!?」

 

この男・・・どこかよくわからない部分がありますが、何故でしょう・・・不思議と、心が安らぎます。

 

「どうする?自分ならおたくの目を見てやれるけど?でも、そのISは取らないと見れないかな?」

 

「どこまで知ってるの?」

 

「え?いや、ここまで来れたことを考えると、それが妥当だと思ったんだが?違ったか?開発者?」

 

「その通りだよ・・・・」

 

やっぱりか・・・・さて、お仕事だな?

 

「檀黎斗は任せた・・・自分は、このお嬢さんのことをやるよ」

 

「わかった」

 

さて、[神]・・・てめぇには貸しがあるからな。ぜってぇ傷を治せよ。

 

 

千冬 :深層心理

 

 

『私は、どうなったんだ?』

 

ここはどこなんだ?私はさっきまで、どこにいたんだ?

 

「貴方は、ここにいてはいけません」

 

誰だ?この声は?聞き覚えのない声だな?まぁいい・・・・私は、取り返しのつかないことをしてしまったのだからな。

 

「目をそらしてはいけません」

 

『では、私にどうしろと?』

 

「祈ってください」

 

『祈る?何を?誰に?』

 

「貴方がそばにいなければならない存在にです。そうでないと、私が存在できなくなってしまい・・・・未来が変わってしまうからです」

 

未来が変わってしまうから?ますます意味がわからない?誰に?何を祈れと?

もう、何も出来ないんだ・・・なにも、

ワタシニハ、デキナインダヨ。コンナヨゴレタテデナニヲイノレト?

 

「あなたにはできます。母様・・・・」

「父様を助けてあげて」

 

『え?』

 

 

宝生小児科クリニック :一室

 

「ん?」

 

「あ!目を覚ました!」

 

ここは?どこだ?私は、何、を?

 

「は!黎斗は!檀黎斗はどうなったんですか!!」

 

「お、落ち着いてください!どうにか、一命は取り留めて、今医療用ナノマシンが体の修復を行っています。それから、私はこの病院の看護部長の、宝生明日那です」

 

「よ、よろしくお願いします・・・」

 

「側に行きますか?」

 

「は、はい!」

 

 

宝生小児科クリニック :診察室

 

「すごい修復力だ、僕・・・こんなにレベルの高い医療用ナノマシン見たことありませんよ」

 

「同感だ」

 

「うちにも欲しいな・・・・」

 

「今度3人で衛生省に行くか」

 

「そうだな(ですね)」

 

 

「あ、あの、檀黎斗は・・・・」

 

「あ!目が覚めたんですね!良かった!」

 

「あ、あなたは?」

 

「あ、自己紹介が遅れました。当病院の医院長、宝生永夢です。目が覚めて良かったです。」

 

「ご心配をお掛けしました・・・」

 

「あ!あの!?それで、檀黎斗は?」

 

「あれ?明日那?伝えてくれたよね?」

 

「うん、でも、見ないとなんか収まらなそうだったから」

 

「なるほど、じゃ、こっちに」

 

「は、はい!」

 

檀黎斗・・・・私は、お前に言わなければならないことがあるんだ!

 

 

そして、数週間後

 

 

「ん?ここは?病室?」

 

私は、あの後どうなったんだ?生きているんだよな?

 

「あぁ!!黎斗!!」

 

「ん?織斑千冬?」

 

 

千冬視点

 

「あぁ!!黎斗!!」

 

「ん?織斑千冬?」

 

良かった!目が覚めたんだ!これでやっと・・・・言える!

 

「宝生先生!黎斗が!目を覚ましました!」

 

「え!?ホントですか!!すぐ行き、うわぁ!?」

 

ガシャーン!?

 

「「・・・・・」」

 

何をやっているんだ永夢は・・・しかし、ここは、永夢の病院だったのか・・・・しかし、無事でよかったな?

 

「あはは?黎斗さん、おはようございます。て、言っても夜の1時ですけど」

 

「どれくらい寝ていた?」

 

「三週間、眠りっぱなしでした」

 

「三週間だと!?」

 

いくら何でも寝すぎじゃないか?なんだ?そんなにも傷が凄かったのか?は!そうだ!

 

「篠ノ之晶は!」

 

「あの後、逃げられてしまったよ」

 

私の質問に答えたのは、永夢の後に入ってきた。鏡飛彩だった。

 

「そ、そうか」

 

篠ノ之晶・・・・いつかやつを消去してやる!必ずだ!

 

「あ、そ、その・・・黎斗・・・聞いてほしいことがあるんだ」

 

「ん?なんだ?」

 

ん?何で永夢と鏡飛彩がいなくなってるんだ?

え?なに?ドッキリか何かなのか?

嘘だろ?ドッキリとか勘弁だぞ?

 

「あの時はありがとう・・・・それと」

 

「あぁ、なんだ?感謝だったのか・・・いや、私の罪に比べれば軽いものさ?それで?続きは何だ?」

 

「私は、その・・・・檀黎斗という一人の人間が・・・・・」

 

「ん?どうしたんだ?」

 

 

 

 

 

 

 

「好きだ!!」

 

「へ?す、き?」

 

え?なんだ?ドッキリか何かなのか?私を、好きだと?え!?嘘だろ!?え!?本当に!?この私を!?ん?あれ?今の顔どこかで・・・・あ!ふっ、そうか・・・・そうだったのか

 

「その言葉は、本気ととっていいのか?」

 

「も、もちろんだ!」

 

「こんな私でいいのなら、喜んで」

 

「はい!」

 

 

こうして、私と千冬は、未来を作るパートナーとなったのだった。

それに、昔は1人でもいいと思っていた私が、どういう心象の変化だろうな・・・・・それに今の顔・・・どこか母にそっくりだった。




あんた、名前は?
孫悟空・・・それと・・・カカロット!
by孫悟空/カカロット


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第1章 紅蓮のリヴァイブ・魔法魔王物語
第6話 『人生のパートナー』


貴様の誤算を教えてやろうか?
その体はな!細胞の隅々まで!
カカロットが長い戦歴で作りあげたものだ!
貴様にとっては所詮借り物!
やつのような純粋なバカにしか使いこなせない!
サイヤ人の細胞があるんだァァ!!
byベジータ


第6話

 

 

人生のPartner

 

 

前回までの私たちは、あの屑野郎(篠ノ之晶)の攻撃を受け私は、瀕死になったが、束の医療用ナノマシンのおかげで、瀕死から脱しそのナノマシンは、本格的に医療用と利用されていくようだ。そしてその後・・・・・

 

「ここが千冬の家か・・・・」

 

「まぁ、な?」

 

一般宅なんだよな?それにしては、でかい・・・

 

「あれ?姉さん?おかえり」

 

「ただいま、一夏」

 

千冬の妹か、似てるな?しかし?親御さんはどこだ?は!?まさか!?二人暮し?いや、そんなわけ・・・

 

「お?姉さんおかえり?てか?その人誰?」

 

「あぁ、その?」

 

「私が言おうか?」

 

「いや!?わ、私が言う!」

 

 

数時間後 :織斑家リビング

 

 

「なるほど・・・・あの野郎、最悪だな」

 

「本当に・・・でも?どうやって出てきたんでしょうか?」

 

「それは、専門家の知り合いに頼んだよ」

 

「そ、そっすか?と、それよりも!」

 

それよりも?あぁ、私の事か?

 

「姉さんをお願いします!」

 

私は正直、かなり驚いた。まさか受け入れられるとは思いもしなかったからだ。こんな見ず知らずの私を、彼らは受け入れてくれたのだ。

 

「いいのか?見ず知らずの私を?」

 

「構いませんよ!それになんだか、昔どっかで見たことあるんですよねぇ〜?あ、部屋とかどうします?」

 

昔どこかで?確かにそうだ。私も、千冬のことをどこかで見たことがある。もしかしたら小さい頃の千冬と出会っていたりするのだろうか?それに・・・部屋か、この家に来てからずっと気になっていた場所にしようかな?

 

「そうだね?この家の『地下室』でも使わせてもらおうかな?」

 

「え!?ち、地下室ですか?」

 

この反応は、やはり地下には何かあるんだな?良し、行くとするかな。

 

「あぁ!?だめ!まじでダメぇ!?」

 

「な、なんだ!?何を隠してるんだ!?」

 

「そ、そのぉ・・・・」

 

 

「お?ここだな?」

 

「あぁ!!まってぇ!!」

 

 

織斑家 :地下室

 

「これは凄い・・・・ガシャットが作り放題だぁ!」

 

「ハイパーコンピューターが2台も・・・・」

 

「春夏?」

 

「は、はい!?」

 

「後で、O☆HA☆NA☆Sだ・・・良いな?」

 

「い、イエスマム!?」

 

兄さん・・・かっこ悪い・・・

 

「黎斗、ここは好きに使うといい」

 

「ほ、本当か!?」

 

無邪気な笑顔が、可愛いな・・・

ますます好きになりそうだ?ふふっ・・・

 

よし!オリジナルガシャットの制作だ!ふふふふふふ・・・・私の才能がァ!燃えているぅ!!それに、彼らから預かったこれも修理しなければな。

 

 

数週間後 :織斑家

 

「「「「「デカい・・・・」」」」」

 

え?一般宅ですよね?

 

そのはずだ?

 

なんだこの家は・・・・

 

わぁお?すっげぇ〜

 

おっきいなぁ〜

 

「ん?いらっしゃい」

 

「あ、黎斗さん!その後調子は?」

 

「健康そのものだ!」

 

「そうですか!良かった!」

 

 

今どこから出てきたんだろ?玄関はここのはずなんだよね?この家・・・いろんな仕掛けがありそうだなぁ〜

 

 

織斑家 :リビング

 

「遠路はるばる、すみません」

 

「いえ、お招きいただきありがとうございます!」

 

「にしても、春夏?だったか?お前とは気が合いそうだ」

 

「え?ホントですか?じゃ今度、サバゲーでもどうですか?」

 

「いいだろう・・・いい店を知ってるんだ」

 

「あ!それ僕もやらせてください!」

 

「ならばいいゲームがあるぞ!」

 

いいゲームがある?まさか、新しいゲームを作ったのだろうか?

 

「その名も!『バンバンウォーズ!』」

 

「バンバンウォーズ?バンバンシューティングのバージョンアップか何かか?」

 

「その通りだ!プレゼントだ!受けとれぇ!」

 

「いいのか?・・・ま、ありがたく貰っておくか」

 

「レベルは100!タドルレガシーと同じさ!」

 

「いや、ゲーマドライバーがねぇから使えないだろ!」

 

「その心配はない!君たち2人に新しいゲーマドライバーをプレゼントだ!!!」

 

なんだこの色?ブレイブとスナイプカラー?どうなってんだ?

 

「永夢!九条貴利矢!君たちのゲーマドライバーを貸したまえ!調整&パワーアップをする!」

 

「え?パワーアップ、ですか?」

 

パワーアップだと?まさか、このゲーマドライバーのことを言っているのか?

 

 

「腐食にも耐えることの出来るゲーマドライバーを作るのさ!」

 

「だから俺たちカラーだと?」

 

「その通りだ!」

 

「なんか、後からデンジャラスゾンビの音が聞こえるんだが?」

 

「気のせいだ?」

 

こいつ、才能自体は変わってねぇが、随分と丸くなったもんだな?昔のあいつがいないみたいだ。

 

 

数時間後

 

「それでは、また」

 

「はい、本当にありがとうございました」

 

「当然のことをしたまでですよ」

 

 

 

「帰ったなぁ〜、さて、千冬、君の血液サンプルをもらえないか?」

 

「なに?私の血液だと?」

 

「それと、もし良ければなんだが、一夏と春夏のものも頼めるか?」

 

「何故?」

 

「少し調べものがあってな」

 

「ん〜、分かった」

 

「ありがとう」

 

 

 

織斑家 :地下室

 

 

血液サンプルをもらい、そして黎斗は、あることに気がついた。そう、織斑家の家族は全員がゲーマドライバーに適合する血液型だったことに。

 

「これは、一刻も早くガシャットを作らねば・・・」

 

『ホワイトプリンセス』

『レジェンド・オブ・ナイト』

『ミッション・オブ・ハンター』

 

「絶対に襲わせてなるものか!」

 




それは貴様が偽物で・・・この俺がサイヤ人の王子!ベジータ様だからだァァァ!!
byサイヤの誇りを持った地球人


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第7話 『NEW GAMEの始まり』

ねぇ?次はどうすればいい?オルガ?

by三日月・オーガス


第7話

 

NEW GAMEの始まり

 

『ホワイトプリンセス』

ゲーム内容

白姫が黒王を倒し世界を救うゲーム

トゥルーエンド :黒王を救い出し結ばれる。

バッドエンド :黒化する。

 

『レジェンド・オブ・ナイト』

ゲーム内容

伝説の騎士が世界を守りその伝説を語り継いでいくゲーム。

トゥルーエンド&バッドエンド :無し

 

『ミッション・オブ・ハンター』

ゲーム内容

 

・・・・・

 

「ダメ・・・このゲームだけが完成しない・・・・」

 

「どうするべきか・・・」

 

おや?いい匂いがするな?この匂いは、カレーか?

 

「おや?特製カレーかな?」

 

「うお!?急に出てくるな!驚くだろ!」

 

「す、スマン・・・」

 

いや、しかし、千冬の特製カレーだぞ!1口食べたことがあるから言えるが!そんじょそこらの高級料理店より美味い!朝昼晩3食は行ける!いや!それ以上も!

(私の作る世界の千冬さんは、料理上手で、普通に部屋が綺麗です。by主)

 

「ほら?」

 

「ん・・・美味い」

 

「そうか」

 

この顔、やはり、私の母に似ている。この笑顔がずっと見ていたいな・・・

 

「どうした?」

 

「いや、なんでも?あれ?そう言えば、一夏と春夏は?」

 

「2人は、出かけているよ」

 

「どこに?」

 

「友達の家だ」

 

「そうか」

 

友達か・・・今からでも作れるだろうか?いや、無理かもしれないな・・・

 

 

五反田料理店 :弾の部屋

 

「春夏は、好きな奴とかいるのか?」

 

「ん〜?いねぇな〜」

 

今俺が喋っていた相手は、五反田弾、俺と一夏の幼馴染だ。

数年前になるかな?俺らが中学に入学したての頃に、一夏がいじめられてしまい、一時期不登校になってしまった。

しかもその理由が千冬姉さんや俺と比べられて、『なんであんな天才な姉兄にこんな妹がいるのだろう』と直に言われてしまったそうだ。そんなこと言う奴は勿論懲らしめてやった。そして一夏が登校できるようになったのは、それから一年後だった。

 

「あれから、一夏どうよ?」

 

「まぁ、友達も増えたかな?」

 

「へ〜?どんな子?」

 

「確か、親が小児科クリニックやってるとこの女の子だったはずだけど?」

 

「ふ〜ん?」

 

 

「よし!そこ頂き!」

 

「な!おい!?」

 

ゲームクリア!

 

「ん?なんか効果音が聞こえ(ry」

 

「兄!昼飯できたよ!」

 

「あ、ごめん蘭」

 

「どうも、俺もお邪魔してるぜ?」

 

「春夏さん?いらっしゃい!来てるなら言ってくださいよ」

 

「いやぁ〜ごめんごめん?一夏は?」

 

「下で待ってます」

 

「了解、じゃ、俺らも行くか」

 

「そうだな」

 

 

五反田料理店 :店内

 

「そういや、千冬に彼氏ができたって聞いたが?」

 

「そうなんですよ〜」

 

「名前なんて言ったっけか?」

 

「黎斗さんです」

 

「ん?黎斗?」

 

まさか、正宗の息子か?でもあいつは・・・・・いや、正宗、櫻子、お前らの息子は今を生きてるぞ。

 

「どうしたんですか?厳さん?」

 

「いや、何でもねぇ」

 

 

 

 

篠ノ之晶秘匿ラボ

 

「さぁ!再び始めよう!新しい!仮面ライダークロニクルを!!」

 

 

 

『仮面ライダーラグナロク』

 

 

ゲームスタートだ!




生きてりゃ・・いい事あるもんだな?
いい土産話が・・・でき・・た・・
by昭弘・アルトランド


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第8話 『波乱のNEWDAYS』

へいき、へっちゃらだよ・・・貰ってたよ!お父さんから大事な物を!
by立花響


第8話

 

波乱のNEWDAYS

 

 

私が、ガシャットを開発し始めてから、何ヶ月たっただろうか?季節はもう春真っ只中。そして入学シーズンでもあるのだが・・・・いま、とてつもなく最悪な問題が起きていた。

 

「・・・・・」

 

「どうしてこうなってるか?分かってるよな?春夏ぁ!!」

 

「ご、ごめんなさぁぁぁい!!」

 

そう、我が織斑家長男、織斑春夏が『男性で初めて』ISを動かしてしまったのだ・・・・

 

「で、千冬?束を連れてきたぞ」

 

「今までどこにいたんだ・・・・」

 

「衛生省で、医療用ナノマシンの開発を・・・・」

 

そう言えば、私を助けてくれたのは彼女だったな?礼を言い忘れていた。

 

「あの時は助かったよ、束博士」

 

「ノープロブレム!ちーちゃんの大事な旦那様を見殺しなんてしないからね!」

 

「ば、バカもの//!」

 

「千冬姉さん照れてる〜!」

 

「こ、こら!一夏!」

 

照れている千冬も可愛いなぁ〜と思いながら本題に入った。そう、春夏がISを動かした件だ。さて、専用機でも作ってやりたいが・・・・あ!そうだ!

 

「春夏?お前は、無条件でIS学園に、入学することになる。そこで!だ・・・」

 

「ど・・・どうしたんだよ?黎斗兄」

 

「知り合いに専用機を作ってもらおうと思ってな」

 

「せ、専用機!?ど、どうやって!?」

 

確かにな・・・専用機など、そう簡単には作れないが・・・・束にでも頼むのか?いや、彼女は今ナノマシンの開発でISにてを回せる余裕など・・・

 

「幻夢コーポレーションと束博士による専用機を作ってもらいたいんだ?頼めないか?」

 

「ん〜、設計ならなんとかなるけど、本格的な開発となると・・・・」

 

「そこは心配ない!幻夢コーポレーションの社長に頼むさ」

 

「知り合いなの?」

 

「どちらかと言うと、嫌われているかな?」

 

「「「「え?今なんて?」」」」

 

 

幻夢コーポレーション :社長室

 

「くしゅん!?誰か噂でもしているのか?」

 

 

 

数週間後 :幻夢コーポレーション前

 

「本当に行くのか?」

 

「無論だ!大事な弟をモルモットなどにしてたまるか!」

 

「変わったな?んじゃ行くかねぇ〜」

 

そうして、私と九条貴利矢は幻夢コーポレーションの中に入って行った。

 

「あ〜?受付さん?社長さんはいるかい?」

 

「はい、今は会議中ですので、1時間ほど待ってもらえれば」

 

「了解〜んじゃ、社長室にまっすぐ向かうね〜」

 

会議か・・・そうだ!あの企画書を小星くんに上げよう!

 

 

数時間後 :社長室

 

「いや、待たせてす、いま、せん!?」

 

な、なんでここに檀黎斗が!?え!?なんで!?6年前に消滅した筈じゃ!?

 

「いや〜、久しぶりだね〜?幻夢の社長さん」

 

「は、はい、て!?そんな事より!なんでこの男が!?」

 

「いや〜、今日用があるのは自分じゃなくて、こっちなんだよね〜」

 

「な!?なんですと!?」

 

あからさまに警戒しているな・・・まぁ、無理もないか、私は彼に酷いことをしたんだからな・・・・

 

「さて、改めて、久しぶりだね?小星くん」

 

「は、はい、そ、それで?用とは?」

 

「あぁ、先ずはこれを見てくれ」

 

「ん?これは、ISの設計図ですか?」

 

「そうだ、そしてこれを幻夢コーポレーションで作ってもらいたいんだ」

 

「え!?うちはゲーム会社ですよ!?作れる訳が!?」

 

「いや、そこが狙いなんだ」

 

え?そこが狙い?どういう意味だ?いや、この男の事だ!絶対になにか悪いことに利用しようとしてるに違いない!

 

「幻夢コーポレーションの技術でこのISを、世界に一つだけの『ガシャットを使うことの出来るIS』にしたいんだ」

 

「え?それってどう言う・・・」

 

「実はな?こいつが今世話になってんのは、衛生省じゃない、『織斑家』だ」

 

「な!?あのブリュンヒルデの!?」

 

ど、どうしてそんなところのに・・・・この男・・・本当に何を考えてるのか分からなくなってしまう・・・・

 

「んで、こいつの義弟が世界で初めてなのかな?男でISを動かしたんだよ」

 

「え?織斑春夏くんの事ですか?」

 

「そうだ・・・だからこそ!ガシャットを使うことの出来るISを作って欲しいんだ!勿論!それ相応の費用はだす!頼む!小星くん!」

 

「・・・・・分かりました、ただし!」

 

「な、なんだ?条件があるなら呑もう」

 

「新作ゲームのデザインを考えてください!!」

 

「「え?」」

 

「実は、いま、新作ゲームを作ろうとしてるんですが、どうしても、いい案が浮かばなくて・・・・駄目でしょうか?」

 

いや!これは願ったりだ!

 

「この二つの企画書を、渡そうとしていたんだ!」

 

「え?ほ、ほんとですか?」

 

「勿論だとも!これだけでいいと言うなら!喜んで!」

 

やったぁ!!これで新作ゲームが作れる!

 

「そ、それで?その企画案は?」

 

「これだ!『ホワイトプリンセス』と『レジェンド・オブ・ナイト』このふたつだ!」

 

ホワイトプリンセスにレジェンド・オブ・ナイトか・・・・凄い!これは、売れる!

 

「感謝します!」

 

「いや、いいんだ、それでもう一つ頼みがある」

 

「なんです?」

 

「最近、幻夢コーポレーションの海外展開をしたと聞いた、海外支社の社長は誰なんだい?教えてくれないか?」

 

「南雲影成さんです」

 

「それを聞けて安心したよ、それと、南雲氏から回収したゲーマドライバーはまだ幻夢コーポレーションに残っているかい?」

 

「はい?残っていますが?それが?」

 

よし!これで専用のドライバーを作ってやれるな!

 

「それを、譲ってもらえないか?もちろん、これと交換だ」

 

「こ、これは!?ISのコアじゃないですか!?」

 

「そうだ、これを使ってくれた前」

 

「わかりました!幻夢コーポレーションの技術すべてを使い、このISを完成させます!」

 

「頼んだぞ?それと、出来たものはまっすぐIS学園に贈ってもらって構わない」

 

「分かりました」

 

 

幻夢コーポレーション :入口前

 

「何とかなったな?」

 

「先ずは、一歩前進だ」

 

「そうかい」

 

だが、まだ一歩に過ぎない、篠ノ之晶を倒すためにも!まだまだ進むぞ!

そして待っていろ!篠ノ之晶!!




僕・・・頑張って生きた!ここで!生きたよ!
byユウキ/紺野木綿季


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第9話 『IS学園のCreator』

失敗したという経験を得た!
by幸平創真


第9話

 

IS学園のCreator

 

私が、幻夢コーポレーションに行ってから数週間がたった。その間にあったことと言えば。千冬と一夏に新しく作ったゲーマドライバーを護身用として預けたぐらいだ。春夏の分はどうしたのか?まだゲームも完成していため制作できていない。そして・・・・

 

 

春夏side

 

「はぁ・・・・」

 

居づらい・・・周りが女子だけというのもあるし、サバゲーマニアの俺にこれは地獄でしかない!!

 

「皆さんはじめまして!皆さんの副担任を務めます、山田真耶です!よろしくお願いします!」

 

「山田先生と同じで、君たちの副担任の檀黎斗だ?よろしく頼む」

 

「「はい!!」」

 

なんで黎斗兄さんがここに居るんだ!?

え?何?俺たち何も聞かされてないんだけど?

 

「どうかしたか?織斑兄妹」

 

「あの?俺たち何も聞いてないんですけど?」

 

「私が千冬に言わないでくれと頼んだからだ」

 

な!?千冬姉さんも共犯か!?後で問いただしてやる!

 

「どうした?織斑?私を呼んだか?」

 

「あ!?ち、いやいや!『檀先生!』どうして話してくれなかったんです!」

 

「そっちのほうが面白いと思ったからだ?」

 

なん、だと!?面白いだと!?兄妹で遊ぶなよ!随分と黎斗兄に毒されてきたな!?くっそぉ〜!

 

「ねぇ?あの二人織斑先生の弟妹なの?」

 

「え?でも?檀先生って?」

 

しまった。このことはまだ内緒だった。世間にも公表されていない事だからな。

 

「おほん!え〜、皆も知っているだろう。私の旧姓は織斑だ、だが今は黎斗先生と同じ、檀の性を名乗っている。ここまで言ってわからない者はいないな?」

 

『えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!?』

 

「うそ!?千冬様って結婚なされてたの!?」

 

「まさか!?」

 

「うそでしょ!?」

 

酷い言われ用だな・・・・まぁ、仕方ないかな?みんなの憧れである、千冬と結婚したんだからな・・・・・と言っても、籍を入れただけなんだがな!

 

「私は既に黎斗のものだ//」

 

「う、うむ!」

 

「さ・・・さて、ホームルームの続きを始めるぞ!」

 

 

数分後:ホームルーム後

 

 

「ちょっと良いか?」

 

「おっ?箒じゃんか!元気だったか?」

 

「ここではなんだ・・・屋上に行かないか?今の時間だと、とてもいい風が吹くんだ」

 

「お!いいな!一夏はどうする?」

 

「私も行くよ」

 

む?彼女が束女史の妹君かな?彼女は、母親にだと聞いているが?写真を見てみたいな。

 

IS学園:屋上

 

「久しぶりだな?箒?元気にしてたか?それと、体の方はもう大丈夫なのか?」

 

「あぁ、医者がよかったってのもあるが、実は、今でも通ってはいるんだ」

 

「そうなのか」

 

篠ノ之箒とは、天才と天災の妹であり姉の天才篠ノ之束博士との仲は普通にいいです。そして、天災であり屑の篠ノ之晶は、親に絶縁されるほどのことを箒の体に残していった。それが何なのかは、俺たちは未だ知らないでいた。

 

「結局、なんだったんだ?」

 

「そうだな?先生の話だと、『ゲーム病』らしい」

 

「ゲーム病・・・なぁ、箒?今日の放課後は暇か?」

 

「あ、あぁ一様は」

 

「んじゃ、放課後俺らに付き合え」

 

「何をする気なんだ?」

 

「ちょっとな?」

 

数分後 :教室

 

今、俺たちは授業を受けている。もちろんISに関してのだ。ん?大丈夫なのかって?黎斗兄と千冬姉に叩き込まれたからなんとか・・・・まぁ、分からないところはまだまだあるけどな?

 

「ここまででわからない人は?」

 

「あ、はい」

 

「織斑くん?どこが分からないのかな?」

 

「拡張領域に付いて、まだ良くわかってなくて・・・・」

 

「拡張領域ですか?ん〜、放課後なら教えて挙げられるんですけど〜」

 

「あ、じゃ、明日の放課後お願いできますか?」

 

「はい、だいじょぶですよ?」

 

そして予鈴がなりその日の授業は終わりを告げた。

 

「さて、んじゃ行くぞ、箒」

 

「あぁ」

 

「お待ちになって頂けますか?」

 

ん?誰だ?あぁ、セシリア・オルコットさんか?なんだ?ん?俺に用があるのか?今ちょっと急いでるんだけどなぁ〜

 

「貴方が、世界で初めて男性でISを動かしたっていう方ですか・・・」

 

「随分と弱そうですね?」

 

はぁ、こういう奴苦手なんだよなぁ〜あぁ、相手したくないなぁ〜

 

「一夏、先に行っててくれるか?」

 

「わかったよ兄さん、じゃ箒、行こうか」

 

「いいのか?」

 

「いいのいいの!」

 

と、根負けした箒は、一夏に背中を押されで行ったのだった。

 

さて、相手をしますかねぇ〜

 

「それで?用とは?」

 

「貴方が、この学園にいるのは不愉快で仕方が無いので、出ていってもらいたいと思いましてね?」

 

「それで?どうやって?」

 

俺をどうやって出て行かせる気なんだよ・・・・なに?モルモットにでもなれって言うのか?

 

「猿がいるのが嫌なんですの?お分かりですか?私、薄汚い猿と一緒なのはごめんですわ」

 

「そうかい、じゃ」

 

「な!!お待ちなさい!くっ!これだから猿は!きっとあの男性教師も『同じ』何でしょうね?織斑千冬をどうやって堕としたのか見てみたいですわ」

 

「おまえ、今なんて言ったぁ?」

 

「ですから、おな!?ヒィ!?」

 

「俺がバカにされるのはいい・・・だがなぁ!俺の家族を馬鹿にするのだけは辞めてもらおうか!」

 

「くっ!よくも私にこんなものを!野蛮な猿!なら!決闘で勝負をつけますわよ!」

 

「望むところだ!」

 

「なら?ハンデはどのくらいがいいですか?」

 

「いらねぇ・・・」

 

「は?いらないと言ったのですか?」

 

「そうだ、いらない!本気で潰してやるから覚悟しろ!」

 

吠え面かかせてやりますわ!覚えてなさい!織斑春夏!

 

こうして、俺とセシリア・オルコットの決闘が、他の生徒により、千冬姉と黎斗兄の耳にはいってしまったのは、言うまでもない




物語の結末は!俺が決める!
by神山飛羽真


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第10話 『紅蓮竜のRETURN』

心火を燃やして・・・ぶっ潰す!
by猿渡一海


第10話

 

紅蓮竜のRETURN

 

春夏とセシリアが、喧嘩をしたようだが・・・まぁ、春夏の事だ家族のことをバカにされてきれたのだろう。私からしたら嬉しいことだ。

 

「ごめん、黎斗兄・・・」

 

「気にするな、家族の事になるとお前は歯止めが効かなくなるからな?」

 

「うぅ・・反省してます」

 

まったく、この可愛い弟が!くぅぅ・・・昔の私なら考えられないかもな、守ってやりたくなるとは、このことか!

 

「さて、本題に入るか」

 

「そ、その前に、ここはなんなんですか?なんで姉さんがいるんです?」

 

「ん?そうか、本題に入るのは、説明してからだな」

 

「ここは、IS学園地下5階に位置する、電脳救命センター、通称『CR』だ」

 

CR?確か、永夢先生が昔所属していた所だったか?でも、何でこんなところに?

 

「私がここを再現したからだよ?」

 

「姉さんが?どうしてまた?」

 

「ん〜とね、今この学園には、ちょっと危険なものが蔓延してるの」

 

危険なもの?なんなんだ一体?私がここに連れてこられたことにも、関係してるのだろうか?

 

「君は、宝条先生に『ゲーム病』と診断されたんだね?」

 

「はい、ですが、どうしてそれを?」

 

「知り合いなのさ、宝条先生とは」

 

「そうだったんですか・・・それで、ゲーム病って結局なんなんでしょうか?」

 

確かに、説明しなければならないが、どう説明したものか?説明にも困るんだよな・・・いや、今の私なら。

 

「ゲーム病とは、バグスターウイルスに感染したもののことを言うんだ」

 

「バグスターウイルス?なんですか?それは?」

 

「バグスターウイルスの説明をする前に、君たちは、2000年問題を知っているかな?」

 

「2000年問題?」

 

「確か、西暦が2000年になった時に、全てのコンピューターが誤作動を起こすって言われたあの?でも、結局何も起きなかったらしいけど?」

 

「いや、実際には問題が起きていた。その問題こそが・・・バグスターウイルスだ」

 

「え!?そうなの!?」

 

バグスターウイルスについての知識がどこかで途切れたのだろうか?いや・・・衛生省が何も公表していないという線はない・・・あの、日向審議官殿のことだ・・・公表はしているはず。

 

「とまぁ・・・そんなバグスターウイルスだが、人間に感染し・・・その人間を依代にし、現実世界に実体化しようとする・・・それがゲーム病と呼ばれるものだ・・・そして、依代となった人間は、消えることになる」

 

「そ、そんな!?それでは、私は・・・どうなるのですか?」

 

「ふむ・・・完全にゲーム病に感染し・・・尚且つそのゲーム病に対して、抗体を持っているのであれば・・・消滅することは無いが・・・そんな人間・・・この世には2人しか居ないんだよなぁ・・・主治医だった宝条先生は大丈夫だと、言ったんだったね?」

 

「は、はい・・・」

 

「なら大丈夫!宝条先生が大丈夫だと言ったのなら信憑性がある!・・・彼は、バグスターウイルスに対して、完全な抗体を持った人間だからね?だから君が消えることは無いよ」

 

「ほ、本当ですか!」

 

「良かったね!箒ちゃん!」

 

「は、はい!姉さん!」

 

しかし、そうなると彼女用にゲームを作らねばならないな・・・一様・・・ゲームの企画書を作っておくか。

 

IS学園 :セシリアの部屋

 

「織斑春夏・・・・アイツだけは!」

 

『燃えてるなぁ?面白い我が魔王の力を引き出せそうだ!』

 

そんな声がしていることに、セシリアは、気付いていなかった・・・今、彼女の胸の中に潜めている闇は、織斑春夏を倒すことだけだからだ・・・

 

「私は、どんな手を使ってでも・・・」

 

 

数週間後 :決戦当日

 

「なぁ、黎斗先生?ちょっと聞きたいことが」

 

「どうした?弟よ」

 

「なんで、見世物になってんの?」

 

何故と言われても答えかねる。何処から情報が出回ったか知らないからだ。

 

「まぁ、気張るな、お前らしくしたらいい」

 

「了解」

 

「織斑くん!黎斗先生!来ました!織斑くんの専用機が!機体名称『鋼牙』です!」

 

「おぉ!」

 

これが、俺のIS。しかもこの装備・・・さすがは俺の義兄さんだな。

 

「嫌な予感がするな・・・春夏、これを持っていけ」

 

「ん?これは?プロトマイティアクションXオリジン?どうしてこれを?」

 

「まだお前のゲームだけ完成してないからな?もしもの時のお守りだ」

 

「ありがと!行ってくるぜ!」

 

嫌な予感が当たらなければいいが・・・もしもの時は、永夢たちを呼んでみるか。

 

IS学園 :第三アリーナ

 

「よく逃げずに来ましたわね?」

 

「まぁな」

 

ここで私が勝てば・・・あの猿をオイダセル!サァ!ワタクシトオドッテモライマスワヨ!

 

「先手必勝!!おいきなさい!ティアーズ!」

 

「うぉ!?成程!これが、レーザーか!」

 

なら、一か八か切ってみるか!こいつで!

 

「喰らいなさいな!ディアーズ!」

 

「せーの!」

 

勢いよく俺は、サバイバルナイフを振り下ろした。するとどうだ。レーザーが真っ二つに切れたでは無いか。

 

「そんな!?」

 

「お?やれば出来るもんだな!何回も見ててよかった〜」

 

「そんなデタラメ!」

 

デタラメでもなんでもない。こんな芸当ができるのは、色々と鍛錬を重ねてきた人間か、ビームの直線上に立って剣を素早く振り下ろせるやつだけだ。俺はその後者だっただけだ。

 

 

 

第三アリーナ :管制室

 

「さすがは私の義弟だな?」

 

「いま・・・何が起きたんですか!?」

 

驚くのも無理はないだろう。ビームを切ったのだから。しかし今の芸当は確かに凄かった。ビームの直線上にいて、尚且つ素早くナイフを縦に振り下ろすとは恐れ入った。確か、なにかのアニメでやっていたな?なんだったかな?

 

「まさか○AOの技を再現するとは・・・さては何回も見ていたな?春夏のヤツめ」

 

そうだそうだ、S○Oだ。しかし・・・ビームブラスト?と呼べばいいのだろうか?

 

「しかしなんだ?オルコットの機体・・・オレンジ色のノイズが見えたが?」

 

「オレンジ色の・・・ノイズ!?千冬!それはいつだ!」

 

「む?さっき春夏が、ビームを切った時に少しだけだが?」

 

「不味いな・・・」

 

今の言葉が正しいのであれば・・・そろそろバグスターが目を覚ます可能性があるが?しかし・・・アスカの言葉が現実になるとは!

 

「だ、檀先生!オルコットさんが!?」

 

「来てしまったか!」

 

 

 

第三アリーナ

 

「な、なんだ!?一体何が起きて!?」

 

「私は・・・ワタシはマケルワケニハ行かない・・・イカないのデス!!ぐ・・・ああア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙!!」

 

「オルコット!」

 

その瞬間オルコットとオルコットの機体がオレンジ色の何かに飲み込まれた。そしてそこには・・・ゲームキャラのような物がたっていた

 

「ふむ・・・半覚醒できたか・・・このままこの女を乗っ取りきってやるとしよう!」

 

「てめぇ!何もんだ!」

 

「我が名は、ハデス!タドルファンタジーのラスボスだ!」

 

タドルファンタジーそれは、ダドルクエストのバージョンアップゲーム。檀黎斗が作った2本目のギアデュアルベータの中に入っていたゲームだが、檀黎斗の話によるとボスキャラは設定していないようだ。

 

「貴様がいると、『我々の計画』が水の泡だからな!ここで消えてもらう!」

 

我々の計画?その一言で、こいつがあの男と繋がっていることは明白だった。そして、誰かが走ってくる音が聞こえた。決まっているだろう。俺の義兄さんだ。

 

 

「そんな事をやらせるか!『マイティアクションX』グレード2!変身!」

 

『ガッシャット!ガチャー!レベルアップ!マイティアクション!X!』

 

「ヴェァ!!」

 

「ほぉ?よく来たな?檀黎斗?」

 

「私の弟は殺らせん!」

 

「黎斗義兄!俺も一緒に!」

 

「春夏は下がっていろ!今のお前では足でまといだ!お守りを持ってここを出ろ!」

 

「でも!」

 

またなのか・・・俺はいつも大事な時に、誰かに守ってもらってばかりだ・・・俺も・・・みんなを守りたい・・・でも、そのための力を・・・俺は持って?

 

 

『力が欲しいか?』

 

 

ほんの一瞬だった・・・その一瞬の中、声が聞こえた。とても力強く・・・俺の中に響いた・・・この声は一体?

 

『人間に力を貸すのは、いささか不本意だがな』

 

「頼む!俺に力貸してくれ!」

 

『いいだろ・・・』

 

その一言と共に俺の手にデバイスが出現した。使い方は・・・何故かわかった。なぜ分かったのか・・・俺にも分からない・・・でも、身体が教えてくれたのだ。

 

 

『培養!!」

 

 

「なに!?」

 

今の声は・・・奴だ・・・誇り高きあの竜戦士の声だ。しかしなぜ春夏からやつの声が聞こえるのだろう?そんな疑問を抱いた直後、春夏がたっていた場所には、深紅に染まった竜戦士がたっていた。

 

『INFECTION!』

 

『レッツゲーム!バッドゲーム!デッドゲーム!ワッチャネーム!ザ!バグスター!』

 

そう・・・今まさにこの場において、最高の敵キャラ、ドラゴナイトハンターZの竜戦士『グラファイト』が復活したのである。




よ〜し良い子達だ・・・全員まとめて愛してやる!
by紅音也


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第11話 『英雄のTRUE』

逃げちゃダメだ・・・逃げちゃダメだ・・・逃げちゃダメだ!
by碇シンジ


第11話

 

英雄のTRUE

 

グラファイトが復活したことに驚く黎斗・・・対してグラファイトは

 

「久しいなゲンム!奴は俺の獲物だ!手出しするな」

 

あまり変わっていなかった。

 

「何を言う!奴の中には、私の生徒がいるんだ!」

 

「生徒、だと?あのゲンムが丸くなったものだ!まぁいい、どのみち俺に時間はない、短時間で済ませる」

 

やはりか、今のグラファイトは、一時的な復活・・・・しかし、一体誰が?何のためにこんなことを?いや、考えても仕方ない。

 

「今だけ、私の弟の体を使え」

 

「なに?弟だと?貴様に弟がいたという記憶が無いが?」

 

「私は、結婚したんだよ」

 

「な!?なんだと!?」

 

驚くのも無理はない。なぜなら甦ったのがいまさっきなのだから。

 

「われを無視するなぁァァ!!」

 

 

「「邪魔だ!」」

 

第三アリーナ :管制室

 

えぇ!?なんなんですか!?あの二人!?味方?何でしょうか?でも、言い争っていたような・・・

 

『山田くん!アリーナの中はどうなっている?』

 

「あ!今しがた、新たな反応が出てきて・・・・」

 

『それでなんだ!』

 

「春夏くんが、バグスターになりました・・・」

 

『な!?私もアリーナに向かう!君は、生徒と共に避難してくれ!』

 

「檀先生はどうするんです!?」

 

『私は、助けに行くよ!』

 

織斑先生・・・・どうかご無事で!

 

アリーナ内

 

「貴様はいつもそうだ!俺達がいないところでなにか良くないことを考える!」

 

「なんだとぉ!!」

 

「一体何があったんだ・・・」

 

しかし、あの竜戦士が、春夏だと?にわかに信じ難いが・・・いや、今は良そう。

 

「黎斗!」

 

「千冬!どうしてきた!?」

 

「オルコットは、私の生徒でもあるんだ!助けに来て当然だ!」

 

「女、名はなんという?」

 

なんだ?突然?ん?なんだ?この感じは?いや、どこかで感じたことのあるような?どこだっただろうか?

 

「『檀』千冬だ」

 

「そうか、ゲンムを頼む・・・そいつは、無茶しかしない男だからな」

 

「貴様ァ!余計なことを言うなぁ!」

 

「そんな事は、分かっているよ」

 

千冬・・・彼女の笑顔は、やっぱり素晴らしいな・・・・とても和めるよ。強いて言うなら、大和撫子と言ったところだな?

 

「千冬、どうするつもりだ?」

 

「こうするのさ!」

 

「ゲーマドライバー!?」

 

 

『レジェンド・オブ・ナイト』

 

レジェンド・オブ・ナイトとは、聖騎士王『アーサー・ペンドラゴン』の物語をモデルにしたゲームである。

 

「第二伝説!変身!」

 

『ガッシャット!ガチャーン!レベルアップ!』

 

『今を生きる伝説の騎士!レジェンド・オブ・ナイト!』

 

「仮面ライダー・・・アーサー!」

 

「面白い!!きたれ!我が兵達よ!」

 

「千冬!グラファイト!タドルファンタジーのバグスターを頼む!私は雑魚どもを片ずける!」

 

「了解!」

 

「ふん!言われるまでもない!」

 

「「「さぁ!始めるぞ!」」」

 

一人のバグスターと2人の仮面ライダーによる奇妙な共闘が始まった。

 

 




真実は!いつも1つ!
by江戸川コナン/工藤新一


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第12話 『紅蓮龍のLIDAR』

生きるのを諦めるな!
by天羽奏


第12話

 

紅蓮龍のLIDAR

 

俺の名は、グラファイト・・・・ドラゴナイトハンターZの竜戦士だ。今俺の目の前には、強敵がいる。とても面白そうだが、何分俺には時間が無いようだ。

 

「ハデスと言ったな?俺を楽しませてくれよ?」

 

「ははは!!死にゆく者には、死という褒美を与えねばな!」

 

「黙れ!オルコットは返してもらうぞ!」

 

オルコット・・・無事でいてくれ!

 

 

黎斗視点

 

「ちぃ!雑魚が多すぎるなぁ?だったら!」

 

『シャカリキスポーツ!』

 

「グレード3!」

 

『ガッシャット!ガチャーン!レベルアップ!マイティアクションX!アガッチャ!シャカリキ!シャカリキ!バット!バット!シャカット!リキット!シャカリキスポーツ!』

 

「グレード3の力見せてくれるぅ!」

 

シャカリキスポーツとは、自転車で相手を蹴散らしゴールを目指すゲームだ!私の力に!不可能は無い!!

 

 

千冬&グラファイト視点

 

「ははは!!喰らえ!クダケチィ!」

 

「無駄だ!こいつで溶かしてやる!激怒竜牙!」

 

ハデスとグラファイトの技がぶつかり合い、爆煙が上がった。

 

「やるな?私も負けてられん!」

 

千冬がそう言うと、セレクト画面が開かれ、そこに一本の剣が映し出され、それを握った。

 

『ガシャコンクレザクラ』

 

暮桜とは、千冬が乗っていたISの名である。そしてその能力は、『暮桜の単一能力である零落白夜を再現したものである』

 

「いいことをしてくれたな!」

 

ガシャコンクレザクラをハデスに向かって振り下ろした。するとどうだろう。

 

「はぁ!」

 

「何!?私に傷が!?」

 

オルコットを飲み込んだ時に、ハデスはブルーティアーズも一緒に飲み込んだ。つまり、ISの絶対防御が機能しているのである。零落白夜は、絶対防御貫通攻撃・・・傷がつくのも当たり前である。

 

「檀千冬!これを使うがいい!」

 

そう言い、グラファイトが私に投げてきたのは、プロトオリジン。これを使えば。分離が可能ということなのだろう。

 

「むぅ!?」

 

『ガッシャット!キメ技!マイティクリティカルフィニッシュ!』

 

「しまっ!?」

 

続けざまに私は、ハデスに向かって、技を放った。技を放ったところには、先程とは比較にならないほど大きい切れ目ができ、そしてその切れ目からオルコットを引っ張り出した。

 

「グラファイト!」

 

「なに!?うぉ!?」

 

あの女・・・ゲンム以上の無茶をするな?くっ・・・・もう限界か・・・

 

『おい、小僧名前は?』

「織斑春夏だ・・・・」

 

「そうか、俺の戦い方は、体に染み渡ったな?この感覚を忘れるな。何れ貴様に勝負を挑む」

 

『わかった・・・・その時を楽しみにしてるよ!』

 

グラファイトが、そう言い残すと、春夏の姿に戻った。

 

「・・・・・今なら、やれる!」

 

春夏の左手には、バグヴァイザーが握られていた。そしていつの間にか腰に巻かれていたバックルにそれをはめ込んだ。

 

『ガチョーン!』

 

『ドラゴナイトハンターZ!』

 

そして、春夏の右手には、深紅に染ったドラゴナイトハンターZのガシャットが握られていた。

 

「「な!?」」

 

二人が驚いたのも無理はない。春夏はドラゴナイトハンターZのガシャットをグラファイトの残留ウイルスから想像構築したのだから。

 

「俺の勝負を邪魔したこと、後悔させてやる!変身!」

 

『ガッシャット!バグルアップ!』

 

『ド!ド!ド!ド!爆竜剣!ドラ!ドラ!ドラゴナイトハンター!グレングラファイト!』

 

「仮面ライダーハンター!俺の力は!竜戦士譲りだと知れ!」

 

仮面ライダーハンター・・・私の想定以上のものを作り出したか・・・春夏・・・流石は私の弟だ。

 

「ハデス!てめぇは!一手で倒す!」

 

「無駄な事を!!」

 

『キメ技・・・』

 

『ドラゴナイト!クリティカルデストロイ!』

 

「喰らえ!紅蓮!爆竜剣!」

 

「なにぃ!?兵士たちよ!私を!?いないだと!?」

 

それもそのはず。今しがた、ゲンムが全ての兵を倒したからである。

 

「セヤァァァァ!!」

 

「ぐぅ!?く、クダケ!?間に合わん!?ぐぁぁぁぁぁ!!」

 

 

『ゲームクリア!』

 

 

「倒したのか・・・・」

 

これが、グラファイトの力・・・・つぇ!ほんとにつぇ!でも、体に来る、負担は、相当、だな。

 

『ガッシューン』

 

「「春夏!?」」

 

 

 

IS学園 :CR

 

「ん?ここは?どこですの?」

 

「目が覚めたみたいだな?オルコット?」

 

「っ!?お、織斑春夏!?」

 

ど、どうして彼が!?と言うか!ここどこですの!?

 

「体はもう平気か?つっても、バグスターウイルスは、体に残留してんだけどな・・・・」

 

「なんですって?バグスターウイルス?私がですの!?」

 

「まぁ、その本元を倒したのは俺なんだけどね?あ!感謝は俺じゃなくて、ダブル檀先生に言ってね?」

 

「「何がダブルだ!」」

 

「お、きたきた」

 

「全く、まだ動ける体じゃないだろ?」

 

「いいのいいの、俺より、オルコットの方が辛いだろうし」

 

なんなんですの?此方がたは・・・まるで、私のことを知ってるみたいな。

 

「さて、オルコットさん?ゲーム病になったのは、あんたの親が関係してるんだ」

 

「な、なんのことですの?」

 

「あんたの親は、5年前に亡くなってるだろ?」

 

「っ!?」

 

どこでそれを・・・いや、そんな事より

 

「それがどうかしまして?」

 

「あんた、父親に失望してただろ?母親に頭を下げ続ける、父親に?」

 

「それが?なんですの?」

 

「それがな?全くの大違いなんだよ?」

 

こいつ、何が言いたんですの?まるで、私の父が、敢えて母に頭を下げているような言い方ですわね?

 

「今の世の中、世界は、女尊男卑だ。だからこそ、それに巻き込まないように、敢えて母に頭を下げ続けるという道を、『二人』で選んだ」

 

「二人?まさか、母も父と共犯だったと?」

 

「そういう事?つまり、君は、親を十分誇れるよ」

 

そん、な・・・・私は、とんだ勘違いをしていたのですか?父と母は・・・私のことを守るために、必死になって・・・・

 

「うっ、ぐす・・・」

 

「お!?おい!?な、なんで泣いてんだ!?」

 

「ちょ!?黎斗兄!?千冬姉!?」

 

「「グッドラック」」

 

「ちょ、ちょっとぉ!?」

 

「わぁぁぁぁん!」

 

あぁ!?もう!?どうしてこうなっちまうんだぁぁぁ!?

 

数分後

 

「泣き止んだか?」

 

「はい・・・・その、すいませんでした、あの時、馬鹿にするようなことを言ってしまって」

 

「何言ってんだ?もう気にしちゃいねぇよ」

 

「え?それって」

 

「これからは、友人として頼むぜ?セシリア・オルコット?」

 

この人は、昔の父に良く似ているんだ・・・とても尊敬できる、そんな人だ。私は、今を生きていく。この人を支えられるようになるまで。

 

「ふふ、これからよろしくお願いしますわ?春夏さん」

 

「おう」

 

 

IS学園 :正門

 

「やっと付いたわね!待ってなさい!春夏!一夏!」

 

 

To be CONTINUE




だから見ててください!俺の!変身!
by五代雄介


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第2章 龍・誠・心・魂
第13話 『出会いはMEMORIE』


さぁ、お前の罪を数えろ

by左翔太郎・フィリップ/鳴海荘吉


第13話

 

出会いはMEMORIE

 

 

「え?中国からの転校生?この時期に?」

 

「そうなの!しかもね!専用機持ちらしいよ!」

 

中国の専用機持ちか・・・一体誰なのか?

 

「さぁ・・・お前の罪を数えなさい?春夏?」

 

俺は、声のする方を見た。そこには見知った顔が居た。

 

「な!?り、鈴!?どこの風都探偵だよ!」

 

「ちなみに私は、大道克己派よ」

 

いや聞いてねぇよ?まぁ俺はフィリップ派だけどな?え?CV?なんのことやら?

 

「え!!鈴!日本に戻ってたの!?」

 

「昨日よ!」

 

凰鈴音、俺と一夏・・・それから箒と幼なじみの女の子。まさか中国の代表候補生になっていたとは。

 

「箒も久しぶりね!」

 

「む?どこかで出会ったことがあったかな?」

 

「本気で言ってる?」

 

「たしか・・・お前の運命は俺が何とか・・・」

 

「それは朔田流星よ!」

 

「冗談だ、久しぶりだな鈴音」

 

「全く・・・」

 

(原作ブレイクしていると思った方・・・私の作品ではこんなことが日常茶飯事なので気にしたら負けです)

 

「おい・・・扉の前にアニキムキムキ仁王立ちしてる奴がいるか!早くどかんか!」

 

「な!?誰が開眼!弁慶よ!?って千冬さ!?あだ!?」

 

出席簿アタックを受けた鈴は、頭にコブを作り、半泣きになっていた。

 

「公私混同するな、馬鹿者」

 

「すっ・・・すみません」

 

「三人とも!昼休みに食堂だかんね!」

 

「おう!」

 

「うん!」

 

 

昼休み・食堂

 

 

「あ〜!春夏!こっちこっち!」

 

「お?鈴!」

 

春夏達は、鈴が座っている席まで行った。

 

「待ったか?」

 

「いいえ?私もさっき来たとこ」

 

「そっか」

 

春夏はそう言うと、持ってきていた弁当を広げ始めた。しかもご丁寧に四人分ある。

 

「私の分もあるの?」

 

「嫌な?本当は千冬ねぇと一緒に食べる予定が、会議が急に入ったらしくてな?なんだったら鈴と食べたらって、千冬ねぇが」

 

「なるほどね?」

 

「それで鈴!いつ代表候補生になったの?」

 

「そうねぇ?確か・・・」

 

確かあれは、15年前・・・私の両親が、中国にいた時

 

「誰が生い立ちから話せって言ったよ!」

 

「何すんのよ!」

 

「誰も生い立ちから話せとは言ってねぇ!」

 

「何でよ!その方が面白いじゃない!」

 

「どこがだ!」

 

と、こんなやり取りをしていると・・・後ろから声をかけられた。

 

「飯冷めるぞ?」

 

聞こえた声の方を向くと、九条貴利矢先生がたっていた。

 

「九条先生!?なんでここに!?」

 

「保健医として赴任してきました〜って言ったら信じるか?」

 

「信じられません・・・」

 

そういうと、九条先生は笑って答えた。

 

「だよな?本当はな?ここのCRと旧CRを繋ぐための連絡通路の開発で来たんだ」

 

「連絡通路ですか?」

 

「あぁ、そうすりゃ自分たちもこっちに来やすくなるってもんだ」

 

理由としては、すごく簡単な事だ。この学園は、一般人の立ち入りを禁じているのだ。もちろん学園祭や、学校での祭りごとに関しては、生徒から一般人へチケットを渡すことが出来るため、それを使い、IS学園へ来ることが出来るのだ。そのため、外部の人間である、九条先生たちが、出入りするための通路を作るための打ち合わせできているということだ。




全て、振り切るぜ!

by照井竜


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第14話 『竜娘がMenbaに』

この手が届く限り!俺は迷わずこの手を伸ばす!

by火野映司


第14話

竜娘がメンバーに

 

食堂での一悶着があった後、俺たちはIS学園の地下にあるCRに呼ばれていた。

 

「一体なんなんだろうな?一夏なんか聞いてるか?」

 

「うんうん何も」

 

と、何気ない話をしていると後ろから声をかけられた。

 

「おふたりさん!久しぶり!」

 

「へ?弾!?なんでお前がここに!?」

 

「いやねぇ?衛生省のお偉いさんて人が家に来てな?今日からここの食堂でバイトすることになった!」

 

「マジでぇ!」

 

「おう!早速食堂のおばちゃん達には挨拶してきたぜ!んでもって、お前らの協力もするぜ!」

 

「ホント!ビックリだよ!よろしくね!弾!」

 

「あぁ!こっちこそよろしく!でな?俺だけじゃねぇんだよ?」

 

と、言う弾の言葉に俺と一夏は何を言っているのかわからなかった。もしかすると、CRに呼ばれた理由と関係があるのだろうか?

 

 

IS学園地下5階・CR

 

 

「よ!」

 

「九条先生!さっきぶりです!」

 

扉の前には、九条貴利矢が立っていた。

 

「待ってたぜ?」

 

「出迎えですか?貴利矢先生?」

 

「二人を待ってたんだ、早速入ろうぜ?」

 

そう言う貴利矢さんの後に続いて俺たちふたりもCRの中に入った。そしてそこに居たのは・・・

 

「鈴!?」

 

「あら?二人とも遅かったわね?」

 

「なんで鈴がいるの!?」

 

「あら?言ってなかったかしら?私これでも『仮面ライダー』なのよ?」

 

「「な!?なんだってぇぇぇ!?」」

 

俺と一夏は驚愕した。俺達兄弟以外での適合者は黎斗にぃ達ぐらいだ。黎斗にぃによると、もう一人いるらしいのだが、その人は今海外にいるらしい。

 

「海外にね?マキナビジョンっていうゲーム会社があって、そこの社長さんにスカウトされてね?そのまま中国代表までなったのよ?んで、適合手術もしたのよ」

 

「情報量が多すぎる・・・」

 

「うん・・・」

 

「そう?」

 

「「そうだよ!!」」

 

と、一波乱あったが。俺たちは隠し事なく話せる間柄ってのを再確認できたのであった。

 

「それで?鈴はどんなガシャットを使うんだ?」

 

「私のはね?マキナビジョンと幻夢の共同開発で作られたゲームね?その名も!亂神戦鬼よ!」

 

「亂神戦鬼ってことを鬼を狩るゲームってことか?」

 

「いいえ、このゲームはね?逆なのよ」

 

「逆?ってことは、鬼が龍を狩るってことか?じゃあ何か?鬼は人で、龍が獲物?」

 

「そういう事よ?でもねぇ・・・これがなかなか面白いのよ!モンハンとかをイメージしてるでしょうけど全くの別物!プロローグでは絶対に倒せないボスが出てきてね!そこからストーリーが展開されていくのよ!でもね!プロローグのボスを何とか倒せないかって頑張るのも一興なのよ!しかも!裏情報だとプロローグボスを倒してストーリーを進めるとすんごいアイテムが貰えって情報があんのよ!でも1回も倒せないのよねぇ〜」

 

「こいつって複数人でもプレイできんのか?」

 

「ええ?可能よ?あ!あんたさては・・・重度のゲーマーだったわね」

 

「あぁ!一夏のゲームができるまでは、俺と鈴のコンビで頑張ろうぜ!」

 

「あら?一夏のゲームってまだできてないの?」

 

そう、俺の場合はグラファイトとの共闘で、ドラゴナイトハンターZのガシャットが生れ、そのまま俺の専用となっている。しかし、その際、千冬姉も戦っていたと聞く。教師はあまり戦闘に参加出来ないらしいので、現状俺と鈴の2人だけがIS学園での仮面ライダー活動をせざるおえないのだ。

 

「黎斗にぃも、開発を急いではいるんだけどな?何分新規での制作だから、結構かかるみたいなんだよ」

 

「ふ〜ん?それまで生徒で仮面ライダーやれるのは、私とあんただけってことか・・・あれ?そういえば箒はどうなの?あの子も適合者じゃないけど、適性はあるって聞いてるけど?」

 

「箒も、一夏と同じくガシャットが出来てないからまだ、参戦できないんだよ・・・まぁ、開発できるまで、自分なりに鍛えとくって言ってるけどな」

 

「あの子らしいわね」




お前が掴むべき手はもう・・・俺じゃないってことだ

byアンクグリード


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第15話 『転校生はyoungerGirlです』

勇気がある限り!俺は死なない!
by獅子王凱


鈴が俺たちの新しいメンバー入りが昨日の出来事・・・そして今日、鈴のいる1年2組にて、波乱が起きそうになっていた。

 

「ホームルーム始めるぞ〜」

 

彼の名は、教師型ヒューマギアの教師。名前をオシエルと言う。

 

「今日はみんなにビッグなニュースだ!なんとこのクラスにまたまた、転校生が来る!」

 

一同は驚愕した。昨日鈴と言う転校生が来て直ぐに、また転校生が来るのだから。

 

「それじゃぁ入ってきてくれ」

 

「はい!」

 

聞こえた声に鈴が反応した。何故ならその声の主を知っているからである。

 

「ま、まさか!?」

 

「凰乱音です!よろしくお願いします!」

 

「ラン!?」

 

「あ!従姉ちゃん!やっぱりこのクラスだった!」

 

そう。彼女こそ凰鈴音の従妹。凰乱音である。

 

「あんた!なんでIS学園に入学できてんのよ!あんた今年で15でしょ!?なに!?飛び級!?」

 

「YES!アイ・アム!」

 

と言うセリフと共に、ア〇ドゥ〇のポーズをとった。

 

「素晴らしい!」

「私たちのできないことを平然とやってのける!そこにシビれる!」

「「「憧れるぅぅぅ!!」」」

 

「やかましい!鬱陶しいぞ!このアマども!」

 

と、オシエルも乗ってきたのであった。

 

「さて、今日からこのクラスの新しい一員となる凰乱音くんだ!みんな!仲良くな!」

 

『はい!』

 

「うっそでしょ〜」

 

IS学園地下5階・CR

 

放課後、鈴はCRに来ていた。今日起こった出来事の報告会をするためである。

 

「と、言うわけで私の従姉妹の乱が転入してきて・・・驚いたわ」

 

「成程な・・・あのオシエルが楽しそうな声で、あんなセリフを言っていたのは、気持ちが高揚してたからか・・・」

 

「そうなのよねぇ〜?ところであの子は誰?」

 

「ん?」

 

鈴が、誰?と言ったのは、クロエの事だ。彼女は最初からここのメンバーなのだが、ほぼ裏方のため、鈴が会うのは今日が初めてだろう。

 

「あぁ、彼女はクロエ・クロニクルって言うんだ。クロエ〜」

 

「はい?なんですか?春夏さん?」

 

「自己紹介頼むは」

 

「鈴さんにですね?」

 

「おう」

 

「改めまして、クロエ・クロニクルと申します。以後お見知り置きを」

 

「こちらこそよろしくね?クロエ」

 

そうこうしているうちに、昼休みは終わり、俺たちは訓練場にいた。

 

「さて、今日のIS訓練だが・・・二組と合同訓練となる」

 

「一組のみんな!今日はよろしくな!」

 

と、オシエルが言い訓練が始まった

 

「それでは、専用機持ち!前へ!」

 

『はい!』

 

ちふ、檀先生の号令で一組と二組の専用機持ちが前へ出た。鈴の隣にいるのが乱だろう・・・並ぶと双子の姉妹にしか見えない。

 

「本日行うのはISの起動及び操縦の訓練だ!みな!心して励むように!」

 

その一言で、訓練が始まった。それぞれ専用気持ちの所に五十音順で人がばらけて行った。そして訓練は進んでいき・・・ところ代わり

 

 

聖都大学付属病院・CR

 

 

「それは本当ですか!日向審議官!」

 

『あぁ、篠ノ乃晶という人物について調べさせたが、全く情報が出てこなかった・・・しかし、このような情報が出できた・・・プロジェクトアルティメギアと』

 

「アルティメギア?」

 

「一体そりゃなんなですかい?審議官殿?」

 

永夢が疑問に思うと、貴利矢が質問した。その質問に対しての答えは・・・

 

『「人工的に人間を作り・・・改造する」』

 

「飛彩さん!?知っているんですか!?」

 

「うちの病院にも昔、このプロジェクトの発案者がやってきたことがあるんだ・・・確かその時来たものの名は・・・《加頭順》」

 

『そして、そのものが所属していた組織の名が・・・《財団X》だ』




ポケットの中には・・・が、一つ
by平野コータ


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第16話『プロジェクト柏木』

湧いてきたぜ!
by五十嵐一輝/仮面ライダーリバイ


第16話

プロジェクトアルティメギア

 

財団Xとは、闇社会の売人で様々な技術を取り入れている。その中には、歴代の仮面ライダー達が使っていたアイテムも存在している。そのひとつが、《ガイアメモリ》と呼ばれる物だ。地球上に存在している、全ての生物・物質・・・様々な記憶を内包した物だ。

 

『そして、財団はとある技術に目をつけたのだ・・・それが《never》と《ヒューマギア》だ』

 

「ヒューマギアって確か、飛電インテリジェンスが出してるあの?」

 

「うちの病院でも導入していたな?しかしそれと、このプロジェクトにどんな関係が?」

 

『先ずはneverについてだがneverと言うのは別名《死者兵士》と言われている』

 

日向審議官の話に、一同は驚愕する。死者兵士・・・つまりは、死んだ人間を兵士として甦らせるということだ。

 

「そんな事が・・・本当に可能なんですか?」

 

『特殊な酵素を使えば可能だ・・・と、調べあげた資料には書いてあったが・・・本当の事かは未だ分からずじまいだ』

 

死者兵士など、戦争向きの商品として扱えば、どれだけの利益が有るのだろう?

 

『だが、このプロジェクトには、別名があることも判明している』

 

「別名?」

 

『そうだ・・・その名は、柏木計画』

 

「柏木?」

 

「まさか、その計画の中に・・・篠ノ之晶がいるのですか?」

 

『いや、篠ノ之晶という名前は存在しなかった・・・だが、この名前が載っていた』

 

提示された資料にはこう書かれていた《柏木晃》と

 

「え!?これって!?」

 

「まさかとは思いますが、審議官・・・この《柏木晃》を《篠ノ之晶》だとお思いで?」

 

『可能性はあると考える』

 

日向審議官の言葉を聞き、飛彩と永夢はひとつの疑問を持った。

 

「飛彩さん・・・僕、一つだけ疑問があるんですが」

 

「奇遇だな?それは俺もだ・・・篠ノ之晶がなぜゲーマドライバーを使っていたかだろ?」

 

「はい」

 

『その事なのだが、《柏木晃》のデータにこの記述があった・・・読み上げるぞ?』

 

そして、日向審議官の読み上げた記述はこうだった。

 

《柏木晃にのみ、実験的にバグスターウイルスを投与しながらの改造を施すように》と

 

「それってつまり・・・」

 

「アルティメギアのバグスターウイルス搭載型・・・プロトタイプだと言うのですか?」

 

『あぁ、にわかには信じ難いのだかな』

 

しかし、皆そこに疑問が生まれていることに気が付かなかった。篠ノ之晶との初邂逅時篠ノ之晶本人が口にした言葉『俺にバグスターウイルスはない』という言葉を・・・




沸騰してきたぜ・・・!
バイス/仮面ライダーバイス


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第17話 『竜と狩人なRider』

長らくお待たせしました!1年も間を開けての投稿・・・今年に入って投稿したのが、新作とかやべぇなと思っています。それでは!どうぞ!


第17話

竜と狩人なライダー

 

IS学園・CR

 

永夢たちが篠ノ之晶について話し合っている中、やはり一人だけのけもの・・・いや、単独行動中の男がここにいた。九条貴利矢である。しかし、篠ノ之晶について、一人で調べているのも事実である。そのため、衛生省に提供されている情報は、殆どが九条貴利矢からのものである。

 

「・・・篠ノ之晶か?それとも柏木計画で生まれた一体なのか?・・未だに掴めねぇな」

 

「九条貴利矢?まだいたのかい?」

 

「ん?なんだぁ?自分がいちゃまずいか?神?」

 

「いいや?しかし、いいのかい?奥さんが悲しむんじゃないか?なかなか家に帰ってこない夫がいて?」

 

貴利矢は驚いた。まさか、あの檀黎斗の口からこんな言葉が出てくるなどとは・・・

 

「まぁ、ちょくちょく帰ってるから心配しなさんなや?それとして、篠ノ之晶の資料読んだのか?」

 

「あぁ・・・しかし、疑問がある」

 

「疑問?なんだよ?」

 

「篠ノ之晶が言っていた言葉だ・・・自分にはバクスターウイルスはないと」

 

「っ!」

 

貴利矢も、黎斗に言われ思い出した。貴利矢自身は話に聞いた程度だったが、言われてみれば、自分が提出した資料には、バグスターウイルスについての記述が載っている。

 

「バグスターウイルスが存在しない奴がこの資料に載っている『柏木晃』と同一人物なのかが疑問だ」

 

「確かにその通りだ・・・じゃぁ奴はどうやって変身してんだよ?」

 

「ハリケーンニンジャガシャットと同じ原理かもしれんな」

 

ハリケーンニンジャとは、南雲影成が仮面ライダークロニクルを元に作ったガシャットだ。仮面ライダークロニクルは微量なバグスターウイルスに感染するがライドプレイヤーという戦士に変身することが出来る。

 

「しっかし南雲の親父さんはゲーマドライバーを使ってバグスターウイルス感染の抑制をしていた・・・」

 

「それと同じ原理であればな?」

 

「だなぁ・・・」

 

その頃春夏達は、訓練場にいた。

 

「さぁ〜て!いっちょ模擬戦と行くか?鈴!」

 

「望むところよ!」

 

 

『ミッション・オブ・ハンター!』

 

『亂神戦鬼!』

 

 

俺たちは互いのガシャットを起動させ、それぞれのドライバーにセットした。

 

『『ガッシャット!レッツゲーム!メッチャゲーム!ムッチャゲーム!ワッチャネーム?アイム・ア・カメンライダー!』』

 

俺春夏は、仮面ライダーハンターに変身し。対する鈴は、仮面ライダーロンに変身した。そして、ゲーマドライバーのレバーを引き

 

『『レベルアップ!』』

 

お互い、レベルを上げた

 

『Survive!ALIVE!Revive!ミッションスタート!ミッション・オブ・ハンター!』

 

『莫亚濑俊!,穿透你的意志!,坚强你的内心!亂神戦鬼!』

 

俺は、レベル2に。鈴は、レベル5に上がった。

 

「なんでそっちの方がレベルが上なんだよ!?」

 

「私の使ってる亂神戦鬼って言うゲームはね?気の持ちようによってレベルが変化するのよ!ってな訳で!あんたに勝ちたいって気持ちによって、私のレベルは、5になってるって訳よ!」

 

「んなアホな!?」

 

しかし、そんなことを聞けば、俺としては、滾らないわけが無い。レベル差があるなら、それを補うための戦い方をすればいいだけだ。

 

「さぁ!かかって来なさい!春夏!」

 

「おもしれぇ!」

 

『ガシャコンスピアー!』

 

『ガシャコン龙拳!』

 

俺たちはお互いの武装を展開し模擬戦を始めた。

 

 

 

 

「やっぱり、お義姉ちゃんはすごいな・・・私も・・・」

 

モニタールームで鈴と春夏のライダー同士の模擬戦を見ていた乱は、二人に対して尊敬と・・嫉妬のふたつを感じていた。そんな心に付け入るかのように、乱のISからノイズが発せられていた




ここからがハイライトだ!
浮世英寿/仮面ライダーギーツ


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