ナチュレの恋 (タクプラス)
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プロローグ

プロローグなのでまだヤンデレはありません。



 ()基本的に主人公サイドです()

 

 

 ナチュレside

       

「それにしても暇じゃ。」

 

 

 

 自然王ナチュレはそうつぶやいていた。

 ハデス討伐の後、ブラックピットを自然軍幹部したり、パルテナ軍と時々戦ったり、アロンやロッカを復活させたり、初期化爆弾要塞を建て直したりと、色々なことがあった。

今はパルテナ軍とは休戦しており、人間も目立った争いもしていない。

 

 

 ナチュレはこれから何をしようか考えていた。

そこであることを思い付いた。

 

 

 

 

 

 

「そうじゃ。あれから人間共が下らない争いや統治をしていないか。監視しにってやろう。」

 

 

 

 

 

 パルテナは『何故人間だけが特別と言えるのじゃ!』と聞くと、『人間が最も神に近い生物だからです。』

と言うだけで、その返答の意味も理解できていない。なので人間の街に降りて様子をうかがう。それに、暇潰しには丁度いい。

 

 「そうと決まれば早速準備じゃ。アロン! 人間用の服と金を持ってくるのじゃ!」

 

 そう言うとアロンは『暫くお待ちを~』と返してきた。

 

 

 

 

 

 

 5分後、、、、、、、

 

 

 「アロン、こんな地味な服でよいのか?」

 「ナチュレ様。とてもお似合いですよ。この姿を人間が見ればとても羨ましがるものでしょう。」

 「人間の嫉妬なぞ気分が悪いわ。」

 「まあまあそう仰らず。欲に満ちた人間はそう言った者ですよ。」

 「そんな猿に会わないことを祈ろう。」

 

 その後、アロンから10万ゼニーほどもらい、エレカに化粧を軽くしてもらった。

エレカからは『ナチュレ様可愛い』と言いながら近づいてきたため、思いっきり蹴飛ばした。

 

 

 

 

 

 準備が色々終わったあと、廊下でブラピとすれ違った

 

 

 「よう、ナチュレ。お前がまさか人間の街に行くのか?だとすれば明日は天気が大雨、、嫌、生ぬるい。

 大槍でもふるか?」

 「ブラピか。妾も進歩したというものよ。だがお前は未だにピットに勝てず、自由に空を飛ぶこともできず、哀れな やつじゃのう。」

 「だから、ブラピって言うな!俺はいつかアイツに勝つんだよ。それまでは死ねない。」

 「ほう、なら勝つことを楽しみにしておるぞ。あ、人間の街に降りるから暫くは飛翔の奇跡は使えんぞ。」

 「ふん、それまでゆっくり休ませてもらうぞ。」

 

  

 

 出発前にブラピとそう会話して転移の準備を済ませた。

 護衛が要りますよ。とアロンからしつこく言われたが、人間の街でそんなことしていたら怪しまれるため、拒否した。

  

 

 「それじゃあの。妾がいない間自然軍を頼んだぞ。」

 

 そう言って手を振り、軽い別れを済ませた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「さて猿共。少しは進歩しておろうな。」

 

 

 

 

  そう言って転移した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




 第1話ご視聴ありがとうございました。
投稿頻度は不安定です。


感想下さい。(焼き土下座)


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出会い

第2話です。今回も下手くそですが見ていってください。(懇願)


ここから主人公サイドです。

 

 

 

 「お兄ちゃん~朝だよ~」

 「あと五分、いや三分寝かせて。~」

 そう言って布団の中に隠れる。

 「あーもう、起きてってば!」

布団を引っ張られ、無理やり起こされる。眩しい朝日に照らされ仕方なく起きることにした。

 

 僕の名前はサベージ。サベージ・エキミナ どこにでもいるただの一般人。

 そしてこいつは妹のミリクサ・エキミナこいつもただの一般人

 

「二人ともご飯よ~」

「「はーい」」

 母親の呼び掛けで妹と一緒に降りる。

 

「サベージあなた今日朝からバイトでしょ。急がなくていいの?」

朝食中に母はそう言った。

「あっやべそうだった!」

 最近占い師の所で働くことになっていた。急いで着替え歯磨きを済ませる。

「朝御飯食べないの?!」

「うん、時間ないからごめんなさい」

「あ~あ勿体ない」

「初日から遅刻は不味いだろ。ってヤバ!結構ギリギリじゃん!いってきます~」

 

母親に対して朝食を食べなかった罪悪感とミリクサに対して起こしてくれた感謝しながら靴を履き、そう言って家を出た。

 

 

 

『おい嬢ちゃん』

『なんj、ゲフンゲフン何ですか?』

「ん?」

 バイト先に行く途中路地裏から声が聞こえた。無視しようかなと思ったが、好奇心が勝ってしまった。これでもしヤバイことだったら不味いため一応荷物だけは置いていつでも走れるようにした。

 除いてみると、小さな少女が二人くらいの男に脅されていた。

 

『なあ嬢ちゃん、金を置いていくか、これから俺たちと楽しいことをするかどっちがいい?』

『なんじゃ、この猿共ゲフンゲフン、何ですか。道を通りたいのですけど。』

『無視は良くないよ、あとさっきからゲフンゲフンうるさい。もう無理矢理拐おうかな~』

 

 これは関わらないわけにはいかなかった。どうしよう、と思っていたけどこのままじゃあの子が拐われてしまうため何か武器がないか探したが、周りには何もなかった。もう脳死突撃するしかない!

 

 

「ごめん、走って!」

「何じゃそなた、ってわ!」

「なっ!待てそこのガキ!!」

 

 女の子の手をつかんでそのままただ逃げるために自分が来た方向とは反対の方に走っていた。男の足も速かったのでよくわからない場所にただ走ることにした。途中、空き樽が4つあったからそこに入ろう。

 

「君、この樽の中に入って!」

「何故妾がそなたの命令を聞かねばならん。」

「いいから!あとで何か奢るから!」

「ほう、それは良いことを聞いたぞ。ならあとでこの土地で一番美味なものを買え。」

「分かったから、、、って来た!急いで!」

「うむ」

 

 そして少女と僕は樽の中にはいっていった

 

「おい、どこにいった!?」

「知らん、まだ奥にいるだろ。行くぞ!」

そのまま足音が過ぎるのを待った。

 

 

 

 

 

「もうでていいよ。」

「分かった。にしてもあの猿共め、この妾に気安く触れようとは後で殺そうかの」

「そういう物騒なこと言わないでよ。ってこりゃ完全に遅刻だな。分かってたけど」

「何か予定があったか?まあいい」

 

少女は突然腕を組んで、

「それより約束覚えておるかの?」

 

 

 そういえば美味いもの買ってやるって言ってしまった。どうしよう、これから僕バイトなのに。

すると少女は、

 

「よし!今から行くぞ!」

「、、、どちらへ?」

「さっき言ったではないか。この土地で一番美味なものを買えと。まさか忘れたわけではないよな?」

「分かってる分かってるから」

 

後ろから黒いオーラみたいなのが出てきたので慌てて答えることにした。

それに、もうバイトには間に合わないためサボることにした。あ~あ大説教確定だな。

 

「さて、行く前にそなたの名を聞いておかねばな。名はなんという?」

 

 

「僕の名前はサベージ。君は?」

「妾の名前はナチュレ。ナチュレと呼ぶがよい」

 

 

 

 

 

   これが僕とナチュレの出会いだった




文章短いな~。他の投稿者って余裕で2000超えるのに。(恐怖)

ご視聴ありがとうございました。次回も宜しくお願いします!


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唐突な20年前

はい。唐突な20年前です。、、、、、、本当に唐突です


では、どうぞ


20年前、、、、

 

 

 

()ナチュレサイド

 

「ナチュレ、人間に対する認識を改めてはくれませんか?」

「、、、は?」

 

 パルテナが急にこんなことを言い出した。しかも大の人間嫌いの自分に。

 

「嫌じゃ、むしろ無理に決まっておろう。」

 

 人間はこれまで自分達のためだけに木を切り山を切り、他の生物を蹂躙している。

さらには、己が欲のためならば同じ種族同士殺し会う。

 こんな生物に生きる価値はないとナチュレは決めている。

しかし、パルテナは表情も変えずに次の言葉を発した。

 

「ですが彼らは最近目立った争い等は全くしておりませんよ。願いのタネの戦争と比べれば進歩したでしょう。」

「だが、奴らは未だに他の生物を蹂躙しておるのじゃぞ。手を出さないだけでも幸運ではなかろう?」

「ですが、彼らは」

 

 

ガチャッの音と共に一人のイカロスが入ってきた。

 

 

「失礼しますパルテナ様。エンジェランド復興作業の会議を行いたいのですが」

「っ、、はい判りました。先に行っててください、私も直ぐに行きます。」

「了解です。」

 

 混沌の使いの件からエンジェランドは崩壊したため、一部の場所ではまだ復興作業が終わっていない。

全体をすべて直すにはあと3年はかかるだろう。

 

「ナチュレ、私は行きますがこれだけは知っててください。

人間全てに罪があるのではなく、悪人にのみ罪がある。また、その悪人にも何らかの切っ掛けで悪人に成ってしまった。そしてこれが一番大事です。

  人間には良い人間と悪い人間がいるということを」

 

そう言ってパルテナは通信を切り部屋からから去った。そのあとナチュレはただゆっくり悩むだけで、

 

「そう簡単に人間を信用できるかの」

そう呟くだけであった。

 

 

 

 

((((((((()))))))))五年後(((((((())))))))

 

 長い年月がたち、遂にアロンの復活と初期化爆弾要塞を建て直すことができた。

エレカについてはピットにやられた傷も回復していた。ブラピも実力を上げている。

 

ある日、アロンがこんなことを言ってきた。

 

「何か心境の変化がございましたか?」

「ぶっっ!、、なっ、何を言い出すのじゃそなたは!」

 

 紅茶を飲んでいる途中だったため思わず噴いてしまった。アロンが読心術に長けていることは知っていたが、これ程とは。

 

「いいえ、勘で口にしましたが?」

「お主、わざとじゃろ?」

「はて?なんのことやら」

 はぐらかすように言ってアロンはこの場を去った。紅茶の片付けが面倒と毒づきながら自室へもどるのだった。

 

 

『人間には良い人間と悪い人間がいる』

 パルテナが五年前言った言葉。今の時代の人間は特に戦争はしていないが、木を伐ったり空気を汚染したりする頻度が増えている。これに対してナチュレは沸点ギリギリのところまでいる。だが、人間を理解せねば初期化爆弾を落としたところで何も解決できない。

 

「何か良い手はないかの。」

「有りますよ。」

「ああっわっ!!!」

 

 ついすっとんきょうな声が出てしまった。

 

「パルテナ!脅かすでない!」

「ナチュレが珍しく悩んでいるため脅かしちゃいました♪」

「う、うるさい!そなたが5年前に言っておった事に悩んだのじゃ!」

「確か、人間についてでしたね。でしたら良い方法がありますよ。」

「ほ、本当か?!」

 

これまで悩んでいた事が解決できるようでナチュレは少し嬉しかったためナチュレはパルテナに期待した。

 

「そ、それでなんじゃその方法とは?」

「人間の街に降りてみることですよ。」

「それは嫌じゃ!」

「なら、人間一人を観察してみては?もしくは子供をさらうとか」

「は?」

 

 何をいきなり言い出すかとおもえば、実際そちらの方が順調に解決できる。しかしパルテナがこんな案を出すなんて、ナチュレは恐怖を抱いた。

 

「光の女神がその様なことを言うとは、人類も終わりかの?」

「いえ、言ってみただけですけど。あなた次第です」

 そう言ってパルテナは通信を切った。さてこれからどうするか、本当に人を拐おうか迷っていたナチュレである。

 

 

 

 




ご視聴ありがとうございました


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早すぎる展開

遅くなり大変申し訳ありませんでした。
『裏切られものの幻想入り』ばかり描いていたためこっちをおろそかにしてしまいました。


大変長らくお待たせしました。
では、どうぞ



「ナチュレ様、人間をお持ちしました。」

「は?」

 

 アロンが突然人間を連れてきた。というか何故アロンは人間を連れてきている!?

 急にアロンが人間を連れてきていたため、困惑を隠せなかった。しかも連れてきたのは、、

 

「しかも子供ではないか!?どうしたのじゃアロン!?ついに人間に情でも抱きおったか?」

「いえいえ、そんなことではありませんよ。ただ先日のナチュレ様とパルテナ様の会話を聞いておりまして」

「そうじゃったか。」

 

 子供を連れてきたのには理由が会ったのだと少しホッとした。アロンに人間で言うところの「ロリコン」という性癖に目覚めたのかと思うとゾッとする。

でも我ながら人間を連れてくると考えた自分が一番恐ろしい。何故あんなことを思い付いてしまっったのだろうか。

考えただけでも怖い。

 

「ですがせっかく持ち出して来たのですから早く始めてはどうです?」

「、、、、、、、、、、人間とはいえ持ち出すではなく連れてくると言え」

「かしこまりました。」

 

そう言ってアロンは部屋から出ていった。

だがこうやってアロンが協力してくれているのだとナチュレはアロンに感謝し、行動に移す事にした。

 

「う~む、そなた。名はなん申すかの?」

「えっと、お姉ちゃん誰?家に返してよぅ、、ふっぐ、えっぐううう」

「こらこら泣くでない、、、、ほら天界でとれた桃じゃ」

「うわあああああああん」

 

 これは不味い。今まで自然軍の者やパルテナ達以外と話すのは初めてなため、どうすればいいのか分からない。アロンはここには居ないため頼るものが居ない。ならば

 

「ほれ、ポックリのぬいぐるみじゃ」

「ひっぐえっぐうううぅぅ」

 

 ポックリのぬいぐるみを渡すと急に泣き止んだ。余程気に入ったのだろう。

子供はぬいぐるみを抱いたままこちらを見ている。しかし、、、、、、、

 

「、、、、、、、、、、愛い」

 

 余りの可愛さに見とれてしまっていた。これが自分が猿と罵った生物が出す顔なのかと驚いていた。

人間の子供は随分可愛かったがこの子は誰よりもそれが優れているだろう。

そういえば名前を聞くのを忘れていた。

 

「ところでそなた、名は何と申すかの?」

「、、、、、、、サベージ」

「サベージか。良い名を持っているではないか。」

「、、、、お姉ちゃんは誰?」

「妾のことは姉とよんでくれれば良い。」

「、、、、、うん、わかった。」

 

 ようやく会話ができたことに嬉しさを感じる。

さて、これからどうするべきか。人間を連れてくると考えたとはいえ、何をどうするか計画していなかった。

この子供を勝手に歩かせる訳には行かないし、勝手に歩かせれば自然軍の者が攻撃しかねない。

 

「サベージ。妾は少し散歩したいと思っておるがそなたはどうするかの?」

「、、、、、、僕もいく。お姉ちゃんとなら大丈夫。」

 

やっぱりこれしかない。

この妾が人間と楽しそうに会話をしているのを見られるのは色々と誤解を生み、アロンは大丈夫だが自然軍の者からの信用は地に落ちる。そうなる前に散歩ついでに皆の前で公表するしかない。ならばこうやって連れていく方がよっぽどいい。

 

「決まりじゃの。さて、そのぬいぐるみを持ったままで良いから行くぞ。」

「うん。」

 

そう言って服を掴み、部屋を出た。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

サベージサイド

 

 変なおじさんにつれてこられた。おじさんは「あるじのためにきょうりょくしろ」といわれた。

みちをとおっているとたくさんの『め』がついたいきものににらまれた

 

 

 

、、、、こわい

 

、、、、どうしよう

 

、、、、、おかあさん、たすけて

 

 

 

 へやにいれられた。ぼくよりもおおきいおねえちゃんだ。なにされるんだろう。

なまえをきかれた。おかあさんは『しらないひとになまえをきかれてもいうな』といわれたいる。

 

 

、、、、ぼく、このままかえれないのかな。

 

、、、、いやだよかえりたいよ。

 

、、、、ももなんていらない。おうちにかえりたいよ。

 

ぬいぐるみをもらった。さっきぼくをみてきたものだ。さわったら温かった。

 

、、、きもちい。ずっとこうしていたい

おねえちゃんっていいひとなのかな?さっきもたべものくれたし

 

おねえちゃんがそとをさんぽするっていった。なにかなやんでたけどすぐまえをむいた。

きっといいところなんだろう。いくときめた。

 

このぬいぐるみをもったままいこう。それにおねえちゃんといっしょならきっとだいじょうぶ

 

 

よし、いこう




ご視聴ありがとうございました。
次回も宜しくお願いします。


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