九つの巨人を宿した兎は迷宮を走る (はふ次郎)
しおりを挟む

プロローグ

pixivで書いてたやつを編集したやつです


夢を見た。

 

 

沢山の悲鳴と、沢山の赤い人群れ。

 

 

その光景は地獄そのもの。

 

 

地面は足跡で塗れ、そこには潰された後の死骸はなく、ただ血がべったり塗られてるだけだった。

 

 

「ひでぇもんだろ」

 

男の人の声が聞こえた。

 

「自由を求めた結果がこれだ」

 

・・・・・・・・・何があったんですか?

 

男の人はその光景を見ながら言った。

 

「敵に奪われた・・・自由を取り戻す戦いだった。けどいつからか・・・俺は人類を・・・自由を奪ってきた外の奴らを・・・殺した」

 

ベルは驚愕した。

 

それと同時に、疑問も生まれた。

 

・・・・・・外の奴ら?

 

「ああ、少し長くなるが・・・聞いてくれるか?」

 

僕は頷いた。

 

それから男の人は淡々と話していった。

 

その度に僕は驚いたし絶望した。

 

巨人のこと。

 

壁のこと。

 

壁の外のこと。

 

全部話された。

 

「今話したことが俺の全てだ・・・ってどうした?なんで泣いてる」

 

えっ?

 

僕は目を触った。

 

触った手からは、液体がついてた。

 

涙だ。

 

「これを熱心に聞いてくれたのか。悪いな、胸糞悪い話ししちまって・・・」

 

いえ、なんか・・・英雄譚を聞かされてるようでした。

 

「英雄譚・・・か・・・。それはどんな話なんだ?」

 

それから僕は英雄譚を話した。

 

男の人は僕の話を心身と聞いてくれた。

 

「お前は・・・英雄に憧れてるのか?」

 

はい。

 

「そうか・・・。英雄か・・・、いいな、その夢。」

 

男の人は微笑んだ。

 

それから男の人は思いついたようにこう言った。

 

「一ついいか」

 

なんですか?

 

「俺を・・・俺たちを食って・・・巨人の力を受け継いでくれ」

 

えっ?

 

ベルは驚愕した。

 

話の中にもあったとうり、後継者は巨人の力を吸収・・・つまり食う。

 

何故・・・ですか?

 

「俺は結局、ずっと復讐だけに身を染めてきた。お前はいい奴だ。だからな、俺たちも一緒にお前の冒険に連れて行ってくれないか?記憶として、肉体として」

 

それを聞いて納得した。

 

「それに呪いも緩和したしな。」

 

男の人は笑った。

 

呪いと聞いて巨人化のデメリットがあるのを忘れてた。

 

巨人の後継者は13年で死ぬ。

 

「けど俺は今始祖の巨人だからな、なんとかなるだろ」

 

いやいやいやいや、何とかなるじゃありませんよ!

 

「おっ、顔が明るくなってきたな。そして結局、食うか?食わないか?」

 

食います。

 

貴方達の分までこの力で多くの人を救います。

 

この力で英雄になります。

 

だから力を貸してください。

 

「ああ、俺達はお前の記憶から見てるぞ。お前がどんな風に成長するのか。大丈夫だ、使い方は記憶が教えてくれる。」

 

はい、僕は貴方達の期待に応えられるような英雄になります。

 

それから男の人は注射機を出し僕に挿した。

 

そこからの記憶はない。

 

けど、確かに感じるあの男の人の温もりが。

 

 

・・・・・・・・・・・

 

 

 

目を覚ますと、そこは見知った天井だった。

 

「起きたか、ベル。ん?何を泣いとる?」

 

おじいちゃん、僕

 

 

 

英雄になる。

 

この力を使って、この記憶を使って、僕はーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 




えー、プロローグって言うシリーズを見てくれた人には分かると思いますが

タイトル間違えました。いいねしてくれた人には申し訳ない…

って事でこっちで再スタートです。

改めて

誤字脱字などがあったらご指摘お願いします

ご観覧ありがとうございました。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

おじいちゃんは僕に修行をつけるが鬼畜すぎです。


修行といってもテキトーのアレですね。


僕はその後、おじいちゃんに夢の事を教えた。

 

おじいちゃんは心身と聞いてくれた

 

突然おじいちゃんが言い出した。

 

「よしベル!修行じゃ!」

 

「修行?」

 

僕は困惑した。

 

「英雄になりたいのだろう?だったら修行じゃ!その巨人の力だって限界があるはずじゃろ。」

 

それを言われて納得した。

 

記憶を見た限り、進撃の巨人は謎だけど普通の巨人だと思う。

 

戦鎚の巨人戦で、何回も巨人化してる事ができるのだと思う。

 

次は鎧の巨人、身体に硬質化でできた鎧を纏い、後ろを守る事ができる。

 

3つ目は超大型巨人、これは最終切り札だ。60m以上の身体になる代わりにデメリットが大きい。これを使ってしまったら暫くは巨人化できないと考えた方がいいだろう。

 

4つ目は女型の巨人、汎用性が高い。そのかわり、人並み以上の身体能力が必要になってくる。

 

5つ目は顎の巨人、顎と握力が強い。そのかわり背が小さいがそこは身体能力でカバーできるだろう。

 

6つ目は車力の巨人、判断力が必要になってくる。そして四つん這いで移動する練習も欠かせない。

 

7つ目は戦鎚の巨人、これは想像力と武器の技術が必要だ。状況によっては練習が必須になる。記憶を見た感じでは自身が操るって感じだったけど進撃に継承した時自身は硬質化してなかったような?

 

8つ目は獣の巨人、あの人のお兄さんは猿の巨人で他には飛べる巨人がいた。もし僕があれになりたいって念じればなれるのかな?それできたら水陸空用用できるな。

 

最後に始祖の巨人、謎だ。なる場合、超大型より高くなるのは覚悟した方がいいだろう。

 

「ベル?ベルー」

 

はっ!僕は何を考えたんだろう。

 

「ごめん、おじいちゃん。考え事してた」

 

そう言ってあははって苦笑した。

 

「僕、この力を最大限に発揮したい!だから僕に修行をつけて‼️」

 

「よしきた!」

 

そこから先は地獄だった。

 

谷に落とされたりモンスターの群れに放たれたりまた違う形でモンスターの群れに放たれて耐えろって言われたり四つん這いのまま100k走らされたり・・・本当に地獄だった。

 

 

 

・・・・・・4年後・・・・・・

 

 

あっと言う間に4年経った。

 

その時、ベルの体は細マッチョになり持久力、判断力もついた。

 

「おじいちゃん僕、強くなったよ」

 

「ああ、ベル。お主は本当に強くなった。約7年も耐えれたの。儂の誇りじゃ!」

 

「夢で見たあの地獄よりは全然だよ。けど・・・」

 

その時、僕の目から涙が零れた。

 

それを見たおじいちゃんは、そっと抱きしめてくれた。

 

「よう、頑張った。よしよし。」

 

「おじい"ぢゃん・・・グス」

 

強くなっても、まだ14歳の子供。

 

兎は静かにおじいちゃんの腕の中で眠った。

 




作者は進撃原作は少ししか知りません。

巨人のところで何かあったらご指摘お願いします

ご観覧ありがとうございました♪


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

オラリオに行く、ギルドに行く。ただそれだけ

感想などありがとうございます。




 

ベルが泣き喚いて翌朝。

 

ベルは支度をしてた。

 

憧れの迷宮都市オラリオに行くために。

 

当然行く方法は馬車で・・・じゃぁないよなぁ?

 

「よしベル、ここなら人は誰もおらん。車力の巨人じゃ!」

 

「うん!おじいちゃん!」

 

ベルの身体から光が出た。

 

ドォォォォォォォォン‼️

 

『これが、車力の巨人か・・・凄いな』

 

「ベル、その状態で喋れるのか⁈」

 

『口が変形してない巨人はなるみたい』

 

「そうか・・・人が少ない道を行けよ。間違っても見つかるなよ」

 

『分かってるよ、おじいちゃん。行ってきます!』

 

 

《ゼウスside》

 

まさかベルが巨人になってしまうとは・・・これだから下界は面白い。

 

ベル・・・これからお主には色々な最悪が降り注ぐだろう。

 

だが挫けるな、頑張れ。

 

あの地獄を乗り越えたお主ならできる。

 

《ゼウスside out》

 

 

運良く誰にもバレずに来てしまった・・・

 

僕は正直困惑した。

 

巨人から出て、オラリオまで走る。

 

・・・・・・・・・・・・

 

「へぇ〜、ここがオラリオかぁ〜」

 

この壁に見覚えがあった。

 

巨人の壁だ。

 

「大丈夫、ここの壁の中には巨人はいない」

 

そう自分に言い聞かせながらオラリオの地へと足を踏み入れる。

 

《ロキ•ファミリアside 》

 

「なんだ・・・これは⁈」

 

外部クエストから帰ってきたロキ・ファミリア一同はあり得ないものを目撃する。

 

《ロキ•ファミリアside out》

 

 

----ギルドにて----

 

僕はギルドに来ている。

 

「本日は何か御用でしょうか?」

 

「ぼっ、僕っ、冒険者になりたいんですけど・・・」

 

「確認しますが、新規の冒険者、登録の方でお間違いありませんか?」

 

「はい」

 

「アドバイザーの要望は?」

 

そんなの決まっている。

 

僕がずっと憧れていた。

 

「女性職員で、エルフの方でお願いします」

 

「それでは、少々お待ちください」

 

・・・・・・・・・・・・

 

「お待たせしました。本日貴方のアドバイザーを担当させたいただきます、エイナ•チュールです」

 

「ベル・クラネルです」

 

「宜しくお願いしますね、クラネル氏。親しみを込めてベル君って呼んでもよろしいでしょうか?」

 

「はい、よろしくお願いします。エイナさん」

 

「ふふ、宜しくね♪ベルくん」

 

ハーフエルフだ。

 

可愛い。

 

「それでねベル君。ファミリアはもう決まったのかな?」

 

ファ?

 

「ファ・・・ファミリアって?」

 

「まっ、まさかとは思うけど、ベル君?」

 

それからファミリアの事を教えてもらった。

 

考えてなかった。

 

僕の秘密を必ずバラさなきゃ行けないのだから。

 

「ファ・・・ファミリアを紹介してください・・・」

 

「うん、ベル君」

 

 

 

 

 

 

 

 




すんません。
何もなくてすんません。
ピークファンの方すんません。
描写描けなくてすんません。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

ファミリア決定と恩恵

2回寝落ちでデータ吹っ飛ばなければこれは生まれなかった。


「ハァーーーーーー」

 

ファミリアの事を聞いて早3日

 

なんでどこもファミリアに入れてくれないんだ…

 

僕はそう思いながらギルドに来ていた。

 

「エイナさぁぁぁん・・・」

 

「あっ、今日もダメだったんだ」

 

「そうなんですよぉ〜、あのロキ•ファミリアにも行ったんですけど門番の人がひ弱な奴はロキ•ファミリアには必要ないってぇ〜、僕これでも筋肉ありますし〜」シクシク

 

「もう、男の子がメソメソするんじゃありません!」

 

怒られた・・・

 

まぁ、確かにそのとうりだよなぁ〜

 

「諦めないでもう少し頑張ろ?」

 

そんな優しい目でエイナさんは見てきた。

 

「分かりました、エイナさん。僕、もう少し頑張ってみます!」

 

「その調子だよ、ベル君!」

 

次は笑顔、可愛い。本当に可愛い。

 

その時僕の頭の中は爆発した。

 

「エイナさん大好きぃぃぃぃ‼️」

 

「ほわっ⁉︎ベル君⁈」

 

僕はギルドを飛び出した。

 

今後黒歴史になるであろう告白を残しながら。

 

 

・・・・・・

 

でもなぁ〜、他に探索系のファミリアなんてあるかなぁ〜。

 

「ん?なんか視線を感じるような・・・」

 

僕は裏道にあるファミリアへ行った。

 

「お前みたいなひ弱なやつファミリアに入れる予定なんざねぇよ!」

 

追い出された・・・

 

「さっきから付き纏っている人は誰ですか?」

 

出てきたのは1人の少女だった

 

「あちゃー、バレちゃったか〜」

 

違和感を感じた。

 

人じゃない、僕と同じようで違うような。

 

まさか・・・

 

「神様・・・ですか?」

 

すると前の少女は驚いた。

 

「僕が神って事は気づいたのかい⁈」

 

「ええ、なんとなくですけど・・・」

 

人とはなんか違かったし・・・

 

「それなら話が早い。僕はヘスティア、神様さ!君の名前を教えてくれるかい?」

 

「ベル・・・ベル・クラネル」

 

「それじゃあ、ベル君。」

 

・・・・・・僕の眷属にならないかい?・・・・・・

 

そう言われた。

 

そうだ・・・

 

何を忘れてたんだろう・・・

 

巨人のことを話さなきゃいけない・・・

 

でも

 

この神は信頼できるかもしれない・・・

 

なろう、この神の眷属に!

 

「ならせてください、貴女の眷属に!」

 

「やったぁぁぁぁぁぁ‼️」

 

 

・・・・・・廃教会隠し地下・・・・・・

 

思ったより酷かったけど神様が、住めば都さ!って言ってた。

 

「さぁ、恩恵を刻むから上着を脱いでくれ」

 

「分かりました」

 

そう言われ僕は上着を脱ぐ。

 

何故か神様が驚いた顔してたけど。

 

「見た目のわりに筋肉あるんだね・・・ベル君」

 

「そりゃ4年も鍛えてましたからね」

 

「それじゃあ恩恵を刻むよ・・・・・・・・・・・・って君は・・・何者なんだい?」

 

 

ベル・クラネル

Lv.1

 

力:I 0

 

耐久:I 0

 

器用:I 0

 

敏捷:I 0

 

魔力:SS 1575

 

自己再生 A

 

《魔法》

 

【九つの巨人】

巨人化できる。以下の巨人によって性質が異なる。

 

・進撃の巨人・・・見た目、15m巨人。未来を見ることができる

 詠唱 我は自由を求める者なり

 

・鎧の巨人・・・身体に硬質化でできた鎧を纏う。

 詠唱 我は守る者なり

 

・超大型巨人・・・50m以上の巨人。身体の筋肉を消費して熱を出せる。

       だが精神力を多大に消費する為、その日は巨人化できない。

詠唱 我は大地を踏み潰す者なり

 

・女型の巨人・・・身体が他の巨人よりも細く、体術がしやすい。

       腕を硬質化する事でより攻撃力を上げる。

詠唱 我は破壊する者なり

 

・獣の巨人・・・巨人化した時によって性質が変わる。場合によっては空を飛べるし話せる。

詠唱 我は獣を力とする者なり

 

・顎の巨人・・・他の巨人より小柄だが、顎と爪が強い。

詠唱 我は握り潰し、噛み砕く者なり

 

・車力の巨人・・・馬などの役割をする。騎乗して巨人の背中から魔法を放つことも可能。巨人化の持続力は1、2ヶ月。話せる。

詠唱 我は運ぶ者なり

 

・戦鎚の巨人・・・武器などを創造する。巨人化する際、硬質化して遠隔操作することも可能。

詠唱 我は創造する者なり

 

・始祖の巨人・・・超大型巨人よりも大きい。特定の人種の記憶などの改ざん。何もないところから歴代の継承者の巨人を出せる。ただしそれやった時人間として死亡し巨人のままになる。

詠唱 我は原初の神なり

 

《スキル》

【ユミルの呪い】

・余命・・・現在の始祖によりユミルの呪いは緩和されたが余命は23年

    場合により余命が伸びる可能性がある。 

 

 

「ベル君・・・・・・君は本当に何者なんだい?」

 

やっぱり余命もあったか・・・

 

「神様・・・これから僕が言うこと聞いてくれます?」

 

「ああ」

 

それから僕は神様に夢のことを話した。

 

神様は心身にこの話を聞いてくれた。

 

「この力は出来るだけ隠すんだ。娯楽好きなあいつらは絶対にこの力はを欲しがる。それに君は増えるとはいえ寿命が定められてる。せっかくできた眷属を簡単に失うのはとても耐えられないからね」

 

「分かりました、神様」

 

僕は神に誓う。

 

出来るだけ巨人の力を出さない事を。

 

 




やっぱり始祖は人間やめるって事で決定しました。
始祖の力持ったエレンとそうだし別にいいよね。

そして前ファミリアアンケートをやりましたがロキとヘスティアのところでヘスティアが僅差で勝ちました。
というかヘスティアファミリアの方がなんだかんだ自由に出来ると思ったからしました。ロキ•ファミリアに投票した人本当にすんません。

inロキ・ファミリアは機会が有ればやりたいと思いますのでよろしくお願いします。

最後に誤字脱字が有ればご指摘お願いします。
ご観覧ありがとうございました。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

原作開始、そして記憶の中の再開

原作開始まで時間かかりました。


僕はギルドに来ていた。

 

新生ファミリアの申請をしに。

 

そして,僕のアドバイザー。エイナさんには巨人について話す。 

 

神様には、アドバイザーなんだから知っておいた方がいいって言われた。

 

余命の事は隠すということにした。

 

「こんにちは、ベル君。ファミリア決まった?」

 

「はい!あと、談話室って空いてます?」

 

・・・・・・談話室にて・・・・・・

 

「話って何、ベル君?」

 

僕はステータス用紙を見せる。

 

「今のところ神様にしか言ってないんですけど、この能力について話が」

 

エイナさんはステータス用紙を見る。

 

驚いてた。

 

こんな意味わからない魔法あったらそりゃそうだろう。

 

「コホン!ベル君、君は無闇にその力を使わない事!」

 

はっきりと言われた。

 

「分かりました、エイナさん。」

 

そして僕はエイナさんにダンジョンについてみっちりしごかれた。

 

どうやらエイナさんは冒険者になった人に講習をしてるらしいがその講習がメッサ厳しいらしく逃げているらしい・・・

 

まぁ、僕はどうって事ないけど。

 

「はい、今日の講習は終わり!」

 

やっと終わったーーー‼️

 

「今のところ行っていいのは3階層まで。絶対に‼️それ以降言ってはダメだからね!はい、これ新規冒険者に与えられる装備。サイズが合わなかったら言ってね?」

 

そう言われ僕は着る。

 

「全然大丈夫です」

 

それから僕は装備をもらいホームへ帰る。

 

「明日から探索頑張るぞー!」

 

 

 

〜半月後〜

 

・・・・・・ダンジョンにて・・・・・・

 

ダンジョン探索をやるようになってからいつのまにか半月も経ってた。

 

今のところ行ける階層は上層まで、中層以降はLv2以上じゃないと無理らしい。

 

そして僕は現在・・・・・・ミノタウロスという牛くんに追いかけられてた…

 

ブモォォォォォォォ‼️

 

「なんで中層にいるはずのミノタウロスがいるんだヨォォォォォォォォ‼️」

 

いや、修行やってたけど殴った時吹っ飛ばされてだけどなんか知らんけど追いかけてきてるんだけどーーー‼️

 

「確かここを曲がったら行き止まりだったような⁈そうなったら詰み、ここには誰もいない・・・やるしかないか!」

 

僕はバレる覚悟を決めた。

 

「我は握り潰し、噛み砕く者なり‼️」

 

ピギーーーーン‼️

 

ブモォ⁈

 

ミノタウロスは意味がわからなかった。

 

追いかけていた少年が突然光出すのだから。

 

グシャ。

 

ミノタウロスはわけわからず仕舞いでその正体も見る事なく握り潰された。

 

シューーーーーーーーーー。

 

「良かった〜、なんとか倒したァァァ」

 

これでバレなければなんにも問題なっ・・・・・・

 

「あの…大丈夫ですか?」

 

やってしまった・・・

 

「これ・・・君がやったの・・・?」

 

最悪だ・・・、しかもよりによってロキ•ファミリア、Lv5 剣姫だ・・・

 

「うっ…うわぁぁぁぁぁぁぁ‼️」

 

全速力で逃げた。

 

 

アイズside

 

ここら辺にいるはずなんだけど…

 

ブモォ⁈

 

えっ…

 

グシャア

 

握り・・・潰された?

 

そこにはミノタウロスの血の跡もなく、煙が広がっていた。

 

あれ?人が・・・いる?

 

「大丈夫・・・ですか?」

 

うさ・・・ぎ?

 

目のところの皮が剥がれている・・・

 

「これ・・・君が・・・やったの?」

 

装備・・・冒険者になったばっかりかな?

 

「うっ…ウワァァァァ‼️」

 

逃げられた・・・

 

謝りたかった・・・

 

ん?

 

「何・・・これ・・・どこかで見たような・・・?」

 

「ぎゃははは‼️なんだあいつ、逃げ惑ってやんのー‼️」

 

ベートさんだ。

 

「ベートさん、これ・・・」

 

「ああ?・・・何だぁこりゃ〜。オラリオ外で見た奴と一緒じゃねぇのか?」

 

何でこれを・・・あの子が?

 

知りたい・・・。

 

何であの子の後ろにこの人の跡があるのか・・・知りたい

 

アイズside out

 

「エイナさぁぁぁん‼️」

 

「べっベル君⁈どうしたの?」

 

「バレました」

 

頭に?がついたようにエイナは困惑する。

 

でもよくよく見ると、目の下に皮が剥けてる跡があった。

 

「バレたって・・・まさか・・・」

 

「詳しい話は談話室で良いですか?」

 

「きっちりと話してもらうからね」 

 

・・・・・・談話室にて・・・・・・

 

「まっ、まさかロキ・ファミリアのヴァレンシュタイン氏に見られちゃうんなんて・・・・・・」

 

「はい、僕も5階層にミノタウロスが出るとは思わなかったです・・・」

 

「だよねぇ〜、ロキ・ファミリアが逃したなんて思えないし…、被害が出ないうちに倒してくれてありがと、ベル君!」

 

「いえ、僕も命の危機だったんで」

 

「無事で何よりでよかったよ…ベル君」

 

「では僕はこれで、またダンジョンの事など教えてください」

 

・・・・・・廃教会・・・・・・

 

「ただいま帰りました〜」

 

「おっかえりぃぃぃぃベルきゅーーーん‼️」

 

飛び出してきたから危ないので優しく抱きしめた。

 

「あっ、そういえば神様。」

 

「何だいベル君?」

 

「バレちゃいました」

 

「えっ?バレたって・・・まさか・・・」

 

そして今日あった事を教えた。

 

「まさかロキのところにバレるとは・・・流石に胃が痛むなぁ・・・」

 

「何かすみません・・・」

 

「今日、なんか疲れた・・・僕はもう寝るよ・・・」

 

「はい、おやすみなさい、神様」

 

 

・・・・・・夢の中・・・・・・

 

「おい、起きろ」

 

んん?何だろう・・・なんだか懐かしいような・・・

 

「久々だから分からないか」

 

「おいおい、こいつが九つの巨人を宿したって言う坊主か?」

 

知らない人の声も聞こえる・・・

 

「この子が始祖も宿したっていう子?代償は君の進撃と混ぜた状態になるけど」

 

女の子?

 

「へぇー、記憶から見てたけど、よくバレてなかったわね〜」

 

女の人?

 

「この子には僕たちと同じことをして欲しくないね」

 

「ああ、僕たちは大巨体で多くの人を踏み潰したりしたんだから」

 

踏み潰した?

 

「思ったより幼ねぇな、戦争と無縁そうな奴だ」

 

「こら、そんなこと言うな。失礼だろ」

 

「兄弟喧嘩は他でやってくれないかい?」

 

「まぁまぁ、皆さん落ち着いてください」

 

兄弟と、女の人と、男の子?

 

「それでもこの約4年間でここまで身体などを仕上げるとは・・・流石です。武器の扱い方も慣れてるようですし」

 

褒められてる?

 

「体術の技術も良い・・・多分・・・私より上・・・かな?」

 

また女の子。

 

「ああ,訓練兵時代を思い出すな」

 

ごつそうな人だ。

 

僕はどんどん、意識が目覚めていった。

 

男の人から聞いた巨人の継承者たちがいた。

 

 

 

 

 

「久々だな、ベル。俺はエレン・イェーガーだ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 





どのような形で歴代継承者を出そうかなぁ〜って思ったらこんなになりました。作者は語彙力が皆無なのでご了承ください。

そしてロキのところは2、3週間前に遠征費用のためクエストに行ってました。

そして遠征をやったっていえ感じです。無理矢理ですけどね笑

とはいえ、戦争遊戯とかまではまだ時間がかかりそうです。

楽しみにしてくれでる方申し訳ありません。

いずれ出しますんでご了承願います。

最後に、誤字脱字有ればご指摘お願いします。
ご観覧ありがとうございました。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

歴代継承者達と半月振りのステータス更新

お ま た せ


えっ?何で?

僕、貴方達を食べた筈じゃ・・・

 

「4年前、言っただろ。『俺たちはお前の記憶から見ているぞ』ってな」

 

エレンが笑った。

 

「まぁ,そんな事はさておき自己紹介でもするか?あの時君にちゃんと言ってなかったし」

 

いや、それはいいんですけどさておきってなんですかさておきって

 

「ねぇ〜まだ〜?私たちも話したいんだけど、あっ私始祖ユミル!記憶から見たとうりの悪魔と契約したフリッツ王の元奴隷!エレンが自由にしてくれたおかげでこうやって自由に動けるよ〜。宜しく、ベル君!」

 

あの・・・エレンさん。聞いてたイメージと違うんですが・・・

 

「・・・・・・俺知らない」

 

おいコラ

 

「でもユミルちゃん、本当に変わったよなぁー。俺はジーク・イェーガー、獣の巨人で、王家の血を引くものだ」

 

あっ、確か始祖ユミルに振られて萎えて砂遊びしてた人ですよね!

 

「グハァ‼️」

 

ジークに10000のダメージ

 

これ言っちゃ不味かったかな?

 

「ブハァ、マジかよジークさん!」

 

「ほっ、本当ですか?ジークさん・・・」ドンビキ

 

「ジ、ジークさん・・・。始祖に食べられた時何があったんですか・・・」

 

「それよりなんで始祖様は私達を集合させたんだ」

 

うん、言っちゃまずかったみたい

(というより本当になんで集まったんだろ?)

 

「それは後で話す。それより自己紹介しないとダメだろ、俺4年前話してないんだから」

 

「「「「いや、ちゃんと話しとけよ死に急ぎ野郎」」」」」

 

「すまんすまん、あの時は言わなくていいと思ってたんだ。ほら、自分でやった方がなにかと気分いいだろ?」

 

その場にいた全員が溜息をついた。

 

本当にマイペースだな、エレンさん・・・

 

「ちっ、マーレ以降の時とありえないくらい変わりやがって。俺はポルコ・ガリアード、顎の巨人だ」

 

「俺はマルセル・ガリアード。ポルコの兄で、同じく顎の巨人だ」

 

「私はユミル。記憶を見た通り始祖ユミルと間違われ巨人になってからのマルセルから奪ってしまった。まぁ、色々と手違いで出来たやつだ」

 

「俺はファルコです。ジークさんの脊髄液を飲んでしまって顎の巨人を継承した人です。獣の巨人の脊髄液を飲んだからか、鳥の巨人になりました。」

 

それぞれ言われた通り挨拶をする。

 

こっ、こちらこそ宜しくお願いします。

 

「そんなにかしこまらなくても良いんだよ、私たちは実質一緒に戦うパートナーなんだから。私はピーク、車力の巨人だよ。記憶から見てたけど、まさかあの体制のまま10km走ったなんて凄いよ本当に」

 

そう言われ抱きしめられる。

恥ずかしい・・・///

 

「ピーク、そんなに抱きしめるな。ベルの顔真っ赤になってるぞ」

 

そう言われピークはベルを離す

 

あっ、ありがとうございます・・・

 

「ああ。俺はライナー・ブラウン、鎧の巨人だ」

 

「ライナー、君も本当に変わったね。僕はベルトルト・フーバー、超大型巨人だ」

 

(超大型と鎧・・・やっぱりいいコンビそうだなぁー)

 

「本当に変わったとすれば、エレンだと思うけどね。私はアニ・レオンハート、女型の巨人・・・、記憶から見たけど・・・君、筋がいいね。女型の巨人になったら凄く強くなりそう・・・」

 

(綺麗な人だな〜)

 

「でも本当にエレンって変わったよね〜、昔に戻ったみたいだ。あっ、僕はアルミン・アルレルト、超大型巨人だよ。よろしくね、ベル」

 

よろしくお願いします

 

「それでは、私で最後ってことでよろしいんですよね?私はラーラ・タイバー、ヴィリー・タイバーの妹で、戦鎚の巨人を宿しています。よろしくお願いします、ベルさん」

 

宜しくお願いします

 

「ってことでみんな自己紹介は終わったな。さて、本題に移ろう。今日招集した理由は、『ベルのスキル緩和、及び追加と他人にバレた件』についてだ」

 

えっ、スキル緩和⁈

 

「因みにスキル緩和と追加の提案者は始祖ユミルだ」

 

始祖ユミルさん、ありがとうございます

 

「だって君、英雄になりたいんでしょ?それなら始祖様としてしっかりと君を導いてあげなきゃ!」エッヘン

 

「「「「「「「「「「いや、お前あの時エレンと人類滅ぼそうとしてたろ」」」」」」」」」」

 

(みんなにツッコまれてる・・・)

 

「そして、スキルの具体的な内容は?」

 

冷静なピークさんは内容を聞く

 

「わかったよ車力ちゃん、まず呪いの緩和はスキル名を【始祖の呪い】に変化。次に呪いの緩和だけど条件付きで余命いっかげつ追加、これは更新した後スキル欄に出ると思うよ。そしてスキルの追加だけど・・・」

 

「どうした?ユミル」

 

始祖ユミルが悩む。

 

「うーん、これ・・・スキルって言っていいのか分からないんだよねぇ〜」

 

「どんなスキルなんだ?」

 

「ベル君と記憶を通して会話」ボソ

 

その時、継承者たちが一斉に目を見開いた。

 

(どうしたんだろ?)

 

「おっ、おい、それは本当かユミル!」

 

「マジか・・・」

 

「流石ユミルちゃんだ」

 

「すごいですね、始祖ユミル・・・そんなこともできるのですか・・・」

 

継承者全員が慌てる。

 

あの・・・話せるってどういう・・・

 

ライナーさんが教えてくれる。

 

「つまり、ベルと俺たちがいつでも話せるってことだ。そうすることで、お前の過ちなどを構成することができるし、戦闘で色々と教えてられる」

 

えっ?でもそれって神々で言うところの〔プライバシーの侵害〕っていうんじゃ?

 

「そこのところはちゃんと配慮してくれると思うから安心しろ」

 

「説明ありがと、鎧ちゃん。ベル君の言うとうり侵害にはなるけどそもそも記憶から見てた時点でそれが無かったんだよねぇ〜、やっぱりベル君も男の子だしやましい事の一つや二つ「ありません!」ほんとかなーー」ニヤニヤ

 

「本題に戻りましょう、つまり私たちがベルさんの記憶を覗き込んだ時点であんな事やこんな事が私達にバレるのを阻止しないといけないのですね。それならベルさんの意識次第で記憶のオンオフをすればよろしいのではないのでしょうか?」

 

「うーん、戦鎚ちゃんの言うとうりそうできれば万事解決なんだけど・・・・・・そもそも記憶のオンオフってどうやるのって話になるんだよね・・・どうベル君、出来そう?」

 

って、そもそもの話貴方達が記憶を見る見ないで調整すればいいのではないですか?プライバシーのところは避けるとか

 

「んー、やっぱりそれしかないよねぇ〜。仕方ないけどみんな、それで良い?」

 

「「「「「「「「「「「「「賛成」」」」」」」」」」」」」

 

「ユミルの話が終わったな、次に移るぞ。今回、他派閥にそれもロキ・ファミリアの冒険者に実質巨人化をバレた事についてだが・・・ベル」

 

はい

 

「もし、問い詰められたらどうする?」

 

エレンさんが僕に問う。もしエレンさんみたくあのような事が起こったら僕は確実に死ぬ。オラリオはそうゆうところだ。

 

状況を把握して離脱します

 

「ねっ、ねぇ君、あの冒険者達って物凄く強いんじゃ・・・」

 

アルミンさん言ってましたよね、『何かを犠牲できない者に、何かを変えることができない』っと。そうなったら僕は夢を犠牲にして神様と逃げますよ。勿論、死ぬ気でね。

 

その言葉に全員が目を見開く。

 

それに・・・僕の仲間なら貴方達がいるじゃないですか

 

「ベル・・・、それが君の覚悟か」

 

はい

 

「あはははは!面白いな君!やっぱり君にこの力を託して正解だった。分かった、信じよう。あとは君に託す。遠慮なく逝ってこい」

 

(なんか行ってこいが別の意味に聞こえたんだけど・・・)

 

「気にするな」

 

僕の心の中を読まないでくれます⁈

 

「それじゃあ、頑張れよ。九つの巨人」

 

はい!

 

 

 

 

・・・・・・・・・・・・

 

 

「んっ、ここは・・・、ああそうか、起きたんだ。」

 

起きた時、隣で神様が寝ていた。

僕はそっと神様の頭を撫でる。

 

「楽しかったな・・・」

 

「うっ、う〜ん」ムニャムニャ

 

神様が起きた。

何故か神様は顔を真っ赤にしている。

 

「ベっ、ベル君・・・手・・・」

 

あっ、撫でてたの忘れてた

 

「すみません、神様が可愛くて」

 

「べっ、ベル君。君はずるいよ・・・」

 

そう言って僕の朝は始まる。

 

「あと神様」

 

「なんだい、ベル君?」

 

「半月経ちましたが、なんだかんだでステータス更新してませんでしたね」

 

そう言ったら神様が動揺する。

 

「いっ」

 

「いっ?」

 

「今から半月振りのステータス更新をするぞベルくぅぅぅぅん❗️」

 

「はい、神様!」

 

ステータス

 

ベル・クラネル

Lv.1

 

力:G 256

 

耐久:I 97

 

器用:H 175

 

敏捷:D 587

 

魔力:SS 1687

 

自己再生 A

 

《魔法》

 

【九つの巨人】

巨人化できる。以下の巨人によって性質が異なる。

 

・進撃の巨人・・・見た目、15m巨人。未来を見ることができる

 詠唱 我は自由を求める者なり

 

・鎧の巨人・・・身体に硬質化でできた鎧を纏う。

 詠唱 我は守る者なり

 

・超大型巨人・・・50m以上の巨人。身体の筋肉を消費して熱を出せる。だが精神力を多大に消費する為、その日は巨人化できない。

詠唱 我は大地を踏み潰す者なり

 

・女型の巨人・・・身体が他の巨人よりも細く、体術がしやすい。腕を硬質化する事でより攻撃力を上げる。

詠唱 我は破壊する者なり

 

・獣の巨人・・・巨人化した時によって性質が変わる。場合によっては空を飛べるし話せる。

詠唱 我は獣を力とする者なり

 

・顎の巨人・・・他の巨人より小柄だが、顎と爪が強い。

詠唱 我は握り潰し、噛み砕く者なり

 

・車力の巨人・・・馬などの役割をする。騎乗して巨人の背中から魔法を放つことも可能。巨人化の持続力は1、2ヶ月。話せる。

詠唱 我は運ぶ者なり

 

・戦鎚の巨人・・・武器などを創造する。巨人化する際、硬質化して遠隔操作することも可能。

詠唱 我は創造する者なり

 

・始祖の巨人・・・超大型巨人よりも大きい。特定の人種の記憶などの改ざん。何もないところから歴代の継承者の巨人を出せる。ただしそれやった時人間として死亡し巨人のままになる。

詠唱 我は原初の神なり

 

《スキル》

【始祖の呪い】

・余命・・・現在の始祖によりユミルの呪いは緩和されたが余命は23年

【ユミルの慈悲】

・人を窮地から救った時、寿命が1ヶ月増える

 

 

 

 

 




アニメ勢すんません

誤字脱字などがあればご指摘お願いします
ご観覧ありがとうございました。

この作品での始祖ユミル cv釘宮理恵


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

酒場にて。ベル、絶体絶命⁈

もういなくなったと思った?
ふふふ・・・受験とゲームと語彙力の無さに絶望し前に書いといたやつをやっと終わったのだよ
最終回とかはすでに思い付いているのに何故仮定は思いつかないのかねぇ〜、本当に不思議だぁ
マジで語彙力とか死んでるけどそれでも良いよ❗️って方は続きをドゾ!



〜朝の迷宮街にて〜

 

「まさか条件が人を救う事なんて・・・しかも窮地からときた、ちゃっかりユミル慈悲って言っちゃってるし・・・はぁ〜」

 

「どうしたんですか、溜息をすると幸せが逃げちゃいますよ」

 

後ろに向くと銀髪の少女がいた。

 

「それって迷信ですよね・・・」

 

「神様がいるのに迷信はないと思います」プクー

 

「はははっ、そうでしたね」

 

「こんな朝早くからダンジョンですか?」

 

「はい、駆け出しなので出来る限り朝早く行かないとダメなんで」グゥ~

(そういえば朝食食べてなかったなぁー)

 

「お腹、空いてるんですか?」

 

「はい、朝食べてなくって」

 

「よかったら、これどうぞ」

 

少女はそう言い弁当を渡してくる

 

「これ貴女のでは?」

 

「いいんです。私はお店でまかないが出ますから」

 

「そうですか、ありがとうございましt「そのかわり!」」

 

「今夜は是非、当店で!約束ですよ!」

 

「分かりました。改めて、ありがとうございました。行ってきます!」

 

「いってらっしゃい!」

 

 

 

(可愛いかったけど不思議な人だったなぁ〜、可愛かったけど)

 

〘ベルはあのような人が好きなのか? 〙

 

(えっ?エレンさんの声がする?って、そういえば記憶を通して会話ができるって始祖ユミルさんが言ってたな)

 

〘でも私と同じ感じがするんだよねぇ〜、神かなんか?絶対に只者じゃないよ 〙

 

〘女の趣味は良いけど、なんかいまいちピンとこないな〙

 

(案外良い人じゃないですか?)

 

〘ベル、少しは人を疑え。普通初対面に弁当なんて送ってこないぞ 〙

 

(自分が体験してないからって言わないでください)

 

〘聞こえてるぞ 〙

 

(そうでしたそうでした聞こえてるんでした。って事でそろそろ迷宮に行ってきまーすε=┏(・ω・)┛)

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

(あー巨人化したい〜)

 

迷宮にてベルはうんざりしてた。

上層モンスターは弱い、だからこそベルはチビチビ倒すのに疲れ果てていた。

 

〘我慢しろ、他の冒険者に見つかって通報されるよりは良いだろ 〙

 

〘そうだよベルくん、バレたら今の生活出来なくなっちゃうよ 〙

 

(そうだけどさぁ〜)

 

〘てか巨人化したら魔石集められないんじゃないか? 〙

 

(その時はポルコさんがピークさんと巨人化して話してたように一度出てまた戻しますけど)

 

〘あっ、言っとくけど巨人の肉を剥いだらその時点で使えなくなるからそんな事できないよ 〙

 

〘だそうだ、チビチビと集めろ 〙

 

(チッ、はぁ〜い)

 

〘おい、今舌打ちしたろ 〙

 

(さて、なんのことやら)

 

〘最初可愛いと思ってたけど、思ったより腹黒だったんだね 〙

 

(それくらい信頼してるって事ですよ)

 

・・・・・・・・・・・・

 

 

「ただいま帰りました神様〜」

 

「おっかえりべるくぅぅぅん!」

 

そう叫びながら抱きついてくる神様をベルは抱っこした。

そして高い高いをしてあげた。

 

「べっ、ベルくん⁈僕は子供じゃないぜ!」

 

「いきなり抱きつこうとしてくるからですよ。それに神様は子供というよりおばs「これ以上言ったら君の眼球抉りとるけどいいかな?」すみません調子乗りました」

 

神様に脅された僕は降ろし、ベットに横になる。

 

「そういえば神様って夕飯どうします?」

 

「なんだい急に?」

 

「ダンジョンに行く時いいお店あったんで今日はそこで食べようかと思うんですけど神様ってこの後予定とかあります?」

 

「う〜ん、今日はバイトの打ち上げがあるから無理かなぁ〜。悪いけど1人で行ってくれないかい?」

 

「わかりました。その代わり今度は一緒にいきましょうね」

 

「ありがとう、ベル君!」

 

嬉しそうだ、その為にもお金を貯めて神様にいっぱい食べさせてあげたいと僕は思った

 

 

 

・・・・・・・・・

 

僕は約束どうりのお店に来ていた

 

「豊穣の女主人・・・で合ってるよね?」

 

「あっ、冒険者さん!」

 

看板を確認していると朝あった銀髪の少女な出会った

 

「来てくださったのですね!」

 

「はい、来ました!」

 

そう言い、2人で笑い合う

なんて幸せなんだ

 

「自己紹介がまだでした。私はシル・プローヴァです!」

 

「僕はベル・クラネルです。よろしくお願いします、シルさん!」

 

「ふふっ、よろしくお願いします、ベルさん!」

 

自己紹介をして僕はお店の中に入り、カウンターの席に腰を掛ける

 

「あんたがシルの言っていた冒険者かい?随分と可愛い顔してるねぇ。あたしはこの店の店主、ミア・グラウンドだよ!今日は思う存分食べていきな!」

 

そう言われ料理が置かれてく、一つ一つがデカい。

値段は量に比べれば安い方だけど・・・食べられるかなこれ

 

「楽しんでますか?」

 

シルさんが僕に近づいてきてそう聞く

 

「まぁ、楽しんでるというより圧倒されてますけど・・・」

 

「ふふっ、そうですか」

 

「けど、本当に賑やかですね、このお店」

(本当に賑やかだ。あらゆる種族がいて、共に同じ食卓を囲んでる光景・・・なんかいいな)

 

「ベルさん?どうしました?」

 

「なんかこういうのって良いなぁって」

 

「私もそう思います」

 

(なんか変な空気になったな)

 

「なんかすみません変な空気にしてしまっt「ミア母ちゃん、来たでー❗️」

 

その声の先に目を向けると、そこにはロキ・ファミリアがいた。

 

(やばいやばいやばいやばい❗️)

 

「ベルさん、どうしました?」

 

(シルさんが心配してる!此処はあくまで自然に、自然にしてればバレない!)

 

「なんでもないですよ」

 

「そうですか?体調が優れないのなら言ってください」

 

「はい、わかりました」

 

 

・・・・・・・・・

 

あれから数分経ったけど、一向にバレる気配がない。良かった!早く食べて帰ろう!

 

「おい、アイズ!そろそろあの話をしようぜ!」

 

えっ?

 

僕は狼人が言った事に耳を傾く

 

「あの話?」

 

「ほら、7階層で出会ったあのヒョロクセェガキだよ❗️」

 

ん?

 

「7階層ってミノタウロスが逃げ出した時の?」

 

「ああ、そん時のガキよぉ、うちのアイズが助けた時逃げてやんの❗️」

 

「ブハァ!アイズたん流石やわぁ!」

 

ふぅ、取り敢えず僕が馬鹿にされてるだけで良かった〜

 

〘冷静だな、子供ん時の俺だったら速攻でキレてるぞ 〙

 

(けどあの事を話されるよりはマシじゃいですか?)

 

〘・・・・・・偶にはお前も正論言うんだな 〙

 

(それって僕のこと侮辱してます?ねぇしてますよね?ねぇねぇ)

 

〘エレン、あんまりベルの事を虐めちゃダメだよ 〙

 

(ピークさぁぁぁぁん)

 

〘うわ、こいつ直ぐに態度変えやがった 〙

 

(ん?何か言いました?)

 

〘ごめんなさいなんでもありません 〙

 

という念話をしてると会話が聞こえてきた

 

「やめろベート、そもそもミノタウロスを逃したのは我々の不手際だ。恥を知「という笑い話にできたら良かったのにヨォ〜」なに?」

 

ベートの一声により全員が静まる

 

「そいつの後ろに都市外でみた物と同じような物があった。なぁ、アイズ」

 

「うん・・・」

 

「それって前、都市外でみた巨大な人の身体のようなものって事?」

 

「ああ、あの匂いは忘れねぇ。そして何故か此処にその匂いがする」

 

そうベートが言い周囲が騒つく

 

「けどベート。それだとあの正体は僕達と同じ『人間』になるけど」

 

「事実人間なんじゃねぇのか?」

 

「ベート、その情報マジかいな」

 

「あくまで推測だがな」

 

(ん〜これやばいかも、よし!帰ろう!)

 

「シルさん、お会計お願いします」

 

「もうお帰りになられるんですか?悲しいです・・・」

 

シルさんが悲しい表情をする

(そんな表情をして欲しくないけど最悪此処に二度と来れなくなる)

 

「また来ますから、そんな悲しい表情をしないでください」

 

「絶対に来てくださいね」

 

僕はシルさんと約束し、お会計をすまし帰ろうとする。

 

「止まれ」

 

そう言われ、止まり、恐る恐る後ろを向く。

声の正体はさっき僕の事を話してた狼人、ベート・ローガ。

 

「あの巨大の身体の正体、お前だろ」

 

「何ですか?」

 

僕は知らんフリするが無駄だった。

 

「お前の身体から巨大な身体のやつと同じ匂いがするんだよ」

 

「だからなんですか、巨大な身体って」

(やばい、このまま隠し切れるか?)

 

僕の心臓は今までにないくらい鼓動を打っていた

 

「あっ・・・君、この前5階層で会った・・・」

 

(あっ、アイズ・ヴァレンシュタイン・・・)

 

「ねぇ、君の後ろにあったあれは何?」

 

アイズさんは僕に圧をかけ詰め寄る

 

「なっ、何のことですか・・・僕は知りませんよ」

 

「うちの前でそんな事言えるかいな?」

 

奥に座ってた明らかに酔っ払っていた神がそう言った。

 

「どうりでさっきから指の疼きが止まらないことだよ。狼人の嗅覚は正確だし、話してくれると僕達は乱暴なことをしなくて済むんだ。話してくれるかな?」

 

ロキ・ファミリアの団長、フィン・ディムナが微笑んで声をかける

けど目は笑ってない・・・怖い・・・

 

(詰んだ、とうとうこの時がきちゃいました。どうします?)

 

〘お前の判断に任せる。元はお前のミスだろ、兵長に蹴られた時は痛かったんだからその苦しみをお前も味わえ 〙 

 

(つまり殺されろと⁈てか今更何蹴られたぐらいで痛かった発言してんの⁈)

 

「はぁ、わかりました。まぁ、此処じゃ他の客にも迷惑をかけますし取り敢えず他のところに行きましょう」

 

「じゃあ明日ロキ・ファミリアの談話室でやろう。それで良いかい?」

 

「分かりました、はぁ〜」

 

「交渉成立だ」

 

こうして僕は、ロキ・ファミリアに巨人の力について話すことになった

神様と交えて話すだろうから一応言っとくか、一応胃薬も大量に買っておこう・・・

 




fgoで推しに決めたキャラが出ないジンクス破ったゾー❗️
そして塔イベは諦めた
えっ?これの話をしろって?

次回、ヘスティア&ロキ(主に胃が) 死す!
デュエルスタンバイ!

あっ、ついでに九つの巨人の推しは車力と戦鎚と超大型

あとね、巨人になるときの詠唱、ダサすぎたので変えようと思ってんだけどどう?今のままがいい?アンケとるか!
あっ、詠唱する場合何がいいかコマに書いてくれると嬉しいな


目次 感想へのリンク しおりを挟む




評価する
※目安 0:10の真逆 5:普通 10:(このサイトで)これ以上素晴らしい作品とは出会えない。
※評価値0,10についてはそれぞれ11個以上は投票できません。
評価する前に
評価する際のガイドライン
に違反していないか確認して下さい。