彼女がすごく甘えたり甘やかしてきます。 (Daphne( ᐛ ))
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高2編
第1話 りんこさんは構ってもらいたい。


こんにちは。成瀬星都奈(なるせせつな)、高校2年生です。

 

突然ですが、僕は今何をしているでしょう?

 

 

 

 

 

 

答えは幼馴染の家で正座をさせられて怒られているでした。

 

何でかって?それはね……

 

燐子「今井さんと原宿行った事、またイン〇タに載せてる……」

 

内容は女子の友達と出かけた事で怒られています。

 

燐子「5回も私っていう彼女をほっぽり出して行くなんて……」

 

燐子「(⑉・̆н・̆⑉)むぅ…」

 

星都奈「ごめん……」

 

燐子「彼女に構ってくれない悪い子はこうです……!」

 

星都奈「わぷっ!」

 

燐子が胸に抱き寄せてくる。

 

甘くて良い香りがする。

 

燐子「せつくんは私の事が嫌なの……?」

 

燐子が涙目で聞いてくる。

 

星都奈「そんな事無いよ!」

 

燐子「本当……?」

 

星都奈「本当!」

 

燐子「じゃあ……チューして……?」

 

燐子がキス待ちの顔をする。

 

星都奈「んっ……」

 

僕が舌を絡めると、燐子も舌を絡めてくる。

 

燐子が離さないと言わんばかりに

腕を首に回して密着してくる。

 

1度呼吸をする為にキスをやめると、口からは糸が引いていた。

 

星都奈「大好きだよ。燐子」

 

燐子「私もだよ……せつくん……」

 

星都奈「んっ……」

 

改めて舌を絡めたキスをする。

 

燐子「ちゅっ……」

 

僕は燐子の胸を優しく触ってみる。

 

すると、燐子の体がビクッと跳ねる。

 

燐子「んんっ♡」

 

燐子「もっと触ってぇ……♡」

 

あ、スイッチ入っちゃった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一通り終わった後、燐子に膝枕してもらっていた。

 

燐子「もう……激しすぎだよ……♡」

 

星都奈「ごめん……////」

 

燐子「大好きだよ……せつくん……♡」

 

星都奈「僕もだよ……燐子……♡」

 

僕達はまたキスをした。

 

 

 

 

 

 

 

 

翌日、僕は燐子に好きな物を

ショッピングモールで買ってあげる事にした。

 

燐子「本当に良いの……?」

 

星都奈「うん。遠慮しなくていいからね」

 

燐子「ありがとう……!」

 

 

 

 

 

 

燐子「これ……お揃いにしよ……?」

 

星都奈「うん!」

 

僕達はお揃いのブレスレットを買った。

 

 

 

 

 

 

 

 

しばらく中を歩いていると、

2人組がこちらに向かって来た。

 

あこ「りんりーん!せつ兄ー!」

 

リサ「やっほー☆」

 

星都奈「やっほーあこ、リサ」

 

燐子「こんにちは……あこちゃん……今井さん……」

 

リサ「一緒に回らない?」

 

あこ「さんせー!」

 

星都奈「それじゃ行こ……ん?」

 

燐子が袖を摘んで少し泣きそうになっている。

 

星都奈「あー、ごめんリサ。やっぱ今日はやめとくね」

 

リサ「うん。分かった」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

燐子の家に強制連行され、燐子の部屋で正座させられました。

 

燐子「私とデートしてるっていうのに……」

 

燐子「メイド服を着て反省してもらいます……!」

 

星都奈「ちょまま!顔が怖いって!」

 

この怖い笑顔は誰かさんみたいだ……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

燐子「せつくんこのポーズして……?」

 

星都奈「うぅ……恥ずかしいよぉ……」

 

 

【挿絵表示】

 

 

燐子「すごく可愛いよ……」

 

燐子「白鷺さんと今井さんに送っておくね……」

 

星都奈「千聖さんだけはやめて!」

 

燐子「ふふっ……もう送っちゃった……」

 

星都奈「あの人絶対からかってくる……」

 

燐子って意外とS……?




成瀬星都奈
高校2年生、17歳
163cm
可愛い。もはや女の子。
白金燐子とは幼馴染でカップル。

【挿絵表示】


白金燐子
高校2年生、17歳
大人しめ。可愛い。
結構甘えん坊。
たまにSになる。


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第2話 ちさとさんは突然に。

今日は休みで、燐子はあことゲームをすると言っていた。

 

今は5月を少し過ぎた頃。外はポカポカしていた。

 

昼食を買いにコンビニへ向かう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ファ〇マに入ると、聞き慣れたBGMが流れる。

 

リサ「いらっしゃ……って星都奈じゃん!」

 

星都奈「うわっ、リサ……」

 

リサ「「うわっ」って何さ!ははーん、さては……」

 

星都奈「ちょま!」

 

リサ「これの事だなー!?」

 

僕に例のコスプレ写真を見せてくる。

 

ていうか勤務中にスマホ弄っていいの……?

 

モカ「美少女ですな〜」

 

星都奈「モカ……」

 

この子は青葉モカ。学校は違うけど後輩。

 

リサ「そうだ!今度アタシの服で着せ替えしよ!」

 

モカ「いいですな〜」

 

星都奈「絶対やだからね!?」

 

リサ「そんな事言わずに〜」

 

星都奈「絶対やだ!」

 

リサ「会計してあげないよ〜?」

 

星都奈「(ŏ﹏ŏ。)グヌヌ…」

 

星都奈「しょうがないな〜……」

 

リサ「やった!」

 

今度着せ替え会をする事になってしまいました……

 

はぁ……何を着せられるんだか……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

帰り道、唐突に髪が染めたくなったので

美容院へ行って紫に染めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

家に帰ってリビングに入るとソファに人が居ました。

 

そこには……

 

千聖「ふんふ〜ん♪」

 

すごく寛いでるアイドルが居ました。

 

星都奈「……千聖さん?」

 

千聖「あ、星都奈君。お邪魔してるわね」

 

星都奈「……何で居るの?」

 

千聖「暇だったからよ?お母様には許可は取っているわ」

 

千聖「そういえば髪染めたのね。紫も似合ってて可愛いわよ」

 

星都奈「それはどうも。」

 

星都奈「家に来てた事が燐子にバレるとまずいんですけど……」

 

千聖「燐子ちゃんのOKは出てるわ。それと……」

 

千聖「これ、とっても可愛いわよ」

 

はぁぁぁぁぁぁ……(クソデカため息)

 

千聖さんが例の写真を見せてくる。

 

1番知られちゃまずい人に知られたな……

 

千聖「今失礼な事考えたわね?」

 

星都奈「そ、そんな事は」

 

千聖「これを着て反省してもらうわ」

 

千聖さんがこちらへ近づいてくる。

 

星都奈「うわなにをするやめ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

星都奈「うぅ……」

 

 

【挿絵表示】

 

 

千聖「とても似合ってるじゃない。」

 

千聖「私の事を今はご主人様と呼びなさい」

 

千聖さんスイッチ入っちゃった……

 

この服はメイド系なのかな……?

 

星都奈「ご、ご主人様……?」

 

千聖「前から抱きついてくれるかしら?」

 

星都奈「分かりました……」

 

ギュッと千聖さんを抱きしめてあげる。

 

千聖「あのね、星都奈君」

 

星都奈「はい」

 

千聖「少し……弱音を吐きたいの」

 

星都奈「……分かりました」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

千聖「気持ちが楽になったわ」

 

星都奈「そうですか。珍しいですね、

千聖さんが弱気になるなんて」

 

千聖「私だってたまには弱気になるわよ。

それに弱音を言うのは星都奈君の前だけだし……

 

星都奈「最後何か言いました?」

 

千聖「何も言ってないわよ?」

 

星都奈「そうですか」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

聞き終わった頃には、辺りは少し暗くなっていた。

 

千聖「私はそろそろ帰るわね。その服は星都奈君にあげるわ」

 

千聖「それじゃ、またね。」

 

千聖さんは玄関を出る頃にはいつもの顔に戻っていた。




今井リサ
高校2年生、17歳
Roseliaの精神的支柱。
星都奈は弄りがいのある友達。
今度着せ替え会をするとか。

青葉モカ
高校1年生、16歳
パン好きの美少女。話し方がゆったり。
Afterglowのメンバー。
バイトでは変わった挨拶をする。

白鷺千聖
高校2年生、17歳
女優兼アイドル。
実は甘えん坊かもしれない。
星都奈の前だけでは弱気になる。


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第3話 ゆきにゃさんはデレデレに、かのんさんは迷子に。

――湊友希那、Roseliaのボーカルだ。

 

高い歌唱力を持ち、人々を惹き付ける。

 

RoseliaはFWFに向けて日々練習をしている。

 

今日は練習が無いようなので、僕の家に来ていた。

 

何でかと言うと……

 

友希那「髪型……可愛い……」

 

僕と遊ぶ為らしいです。

 

星都奈「そうかな……?」

 

友希那「えぇ。似合ってるわよ」

 

友希那「これを被ってにゃーんちゃんの

真似をして欲しいのだけれど……」

 

友希那はそう言って猫耳型のフードを渡してきた。

 

フードを被り、猫の真似をする。

 

星都奈「にゃ、にゃ〜ん」

 

星都奈「にゃお〜ん」

 

 

【挿絵表示】

 

 

友希那「はうっ……!」

 

友希那にかなりのダメージ!

 

友希那は瀕死の状態だ!

 

友希那「にゃーんちゃん……」

 

顔緩みきってるなぁ……

 

友希那「あの……星都奈?」

 

少しふざけてみよう。

 

星都奈「にゃ?」

 

友希那「うっ……////」

 

結構効いてる……

 

友希那「この猫カフェに行きたいのだけれど……」

 

星都奈「にゃ!」

 

友希那「行ってくれるの?」

 

星都奈「にゃにゃ!」

 

僕は嬉しそうにする猫の真似をする。

 

友希那「はぅぅ……////」

 

星都奈「にゃんにゃん♪」

 

友希那「あ……」

 

頭から湯気が出んばかりに顔を赤くしている。

 

星都奈「にゃ〜!」

 

僕は友希那に抱きつく。

 

友希那「もう……悔いは無いわ……」

 

パタッ。友希那は気絶した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翌日、友希那と猫カフェに行って

デレデレの友希那の写真をリサに送りました。

 

……多分シメられる。

 

 

 

 

 

 

 

 

友希那と途中で別れた後、

帰り道で迷子になっている花音さんを見つける。

 

花音「ふぇぇ……ここどこ……?」

 

星都奈「花音さん?」

 

花音「あっ!星都奈君!」

 

星都奈「どうしたのそんなに目を輝かせて(ガシッ!)……え?」

 

何か腕掴まれたんですが……

 

花音「千聖ちゃんから聞いたんだ!

星都奈君のメイド姿がすっごく可愛いって!」

 

星都奈「あっ……」

 

はぁ……どこまで広がるんだか……

 

星都奈「それで燐子の家に行く途中で僕を家まで

迎えに行こうとして、迷ってた所を僕が見つけたと」

 

花音「うん!」

 

花音「じゃあ燐子ちゃんの家に行こっか!」

 

星都奈「メイド服なんてもう絶っっっっ対嫌だから行かないよ?」

 

花音「行くよ……?」

 

待ってめちゃくちゃ怖いんだけど!?

 

後ろから闇のオーラ出てるし!

 

千聖さんの比じゃない!

 

星都奈「行きます……」

 

花音「そうこなくっちゃ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜白金家にて〜

 

星都奈「(はぁ……絶対プラスで何か着せられる……)」

 

そう思いながらインターホンを押して待っていると、

燐子が部屋着でドアを開けて出てきた。

 

燐子「せつくんと松原さん……中へどうぞ……」

 

花音「お、お邪魔します……」

 

星都奈「はぁ……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

燐子「用件は……松原さんとL〇NEで話したアレですね……」

 

花音「うん!」

 

燐子「それでは持ってきますね……」

 

 

 

 

 

 

 

 

燐子「持ってきました……」

 

星都奈「それ何……?」

 

燐子「ネットで見た作り方でやった偽乳だよ……」

 

燐子「じゃあ……着替えて来て……?」

 

星都奈「や、やだ!僕は着たくない!」

 

花音「き・が・え・て?」

 

星都奈「やだ!」

 

燐子「なら力ずくで……」

 

星都奈「うわなにをするやめ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

星都奈「うぅ……」

 

 

【挿絵表示】

 

 

燐子「やっぱり可愛い……」

 

花音「可愛い……」

 

燐子「じゃあご主人様って呼んで……?」

 

星都奈「や、やだ……」

 

燐子「ご主人様の命令が聞けないなんて悪いメイド……」

 

燐子「躾をしてあげないと……♡」

 

星都奈「な、何を……んっ♡」

 

燐子が舌を絡めたキスをしてくる。

 

花音「り、燐子ちゃん……?」

 

燐子「あっ……!ごめんなさい松原さん……!」

 

花音「燐子ちゃんって結構Sだよね……」

 

燐子「そうですか……?」

 

僕の彼女は、Sの自覚が無いみたいだ。




湊友希那
高校2年生、17歳
Roseliaのボーカル。歌が上手い。
実は大の猫好きを星都奈とリサ以外には
隠しているが隠せていない。

松原花音
高校2年生、17歳
極度の方向音痴。
口癖は「ふぇぇ」。
たまに千聖以上のどす黒いオーラを出す。


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第4話 仮面ひんぬーチサト ハザードフォーム

今日は休み。いつもの時間に起きると隣には……

 

千聖「すぅ……すぅ……」

 

千聖さんが居ました。

 

星都奈「ええええええええ!?」

 

千聖「んん……朝からうるさいわね……」

 

星都奈「何で居るんですかっ!」

 

千聖「何でって……暇だったから……」

 

星都奈「前と理由同じじゃないですかっ!

ていうかまた同じように入ったんですか!?」

 

千聖「そうよ。それにお義母様が近いうちに合鍵を

渡してくれる事になったわ……ふふっ」

 

星都奈「え!?」

 

燐子にやっと渡したっていうのに!?

 

どうなってんの家のセキュリティ!?

 

ていうか漢字なんか違うし!

 

千聖「何か胸がスースーするわね……」

 

星都奈「ん……?」

 

千聖さんのシャツのボタンが空いていたみたい。

 

千聖「ヾ( 〃∇〃)ツ キャーーーッ♡」

 

千聖「星都奈君ってば私の胸をまじまじと

見ちゃって////やっぱり男の子だね////」

 

星都奈「……?」

 

星都奈「……何か変なの食べました?」

 

千聖「星都奈君にしかしない大サービスなのに

何で反応が薄いのよ!DTでしょ!?」

 

星都奈「えぇ……」

 

アイドルがそんな事言ったらまずいのでは……?

 

千聖「おっぱい見せてあげたっていうのに何なのよ!

もしかして揉みたいの!?おっぱい揉みたいの!?」

 

頭のネジ5本くらい外れてない……?

 

まさか別の世界線の千聖さん……?

 

千聖「私は至って普通よ!!!」

 

星都奈「ホントかいな!!」

 

星都奈「ていうか千聖さんに揉める程の

乳なんて無いでしょうが!!!」

 

千聖「何ですって……!」

 

星都奈「貧乳!ちっぱい!まな板!絶壁!低身長!」

 

確実に殺されるレベルでディスりを入れていく。

 

千聖「うっさい!!!チビ貧乳で悪かったわね!!!

DTだからそうやって変な理想を持つのよ!!!

私にも揉むくらいの乳はあるわよ!!!」

 

星都奈「彼女が巨乳なんだからしょうがないでしょ!?

でもここだけの話、千聖さんみたいな低身長も好きだけど!!!」

 

千聖「燐子ちゃんは大きすぎるのよ!!!

私にも分けて欲しいくらいなのだわ!!!

そう言ってくれるのは嬉しいけど褒めても何も出ないわよ!!!」

 

星都奈「なんか語尾おかしいし!!!

何も出ないなら大きくしてください!!!

その可愛いらしいけどすごく貧相なお乳をね!!!」

 

そう言って千聖さんの胸を指差す。

 

千聖「褒めてるようですごいバカにしてるわね!!!

あなたこんな事リサちゃんとかに言ったら

大号泣のレベルじゃないわよ!?」

 

星都奈「しれっとリサを貧乳扱いしようとしてるけど

あの子は巨乳だよ!!!千聖さんよりかはね!!!

悪いな千聖、リサは巨乳なんだ。ってね!!!」

 

千聖「あなた私を比較対象にしてス〇夫みたいな事

言ってんじゃないわよこのバカ!!!」

 

千聖「そんなに私を貧乳弄りするなら大きくしなさいよ!!!

あなたの言うこの可愛らしいけどすごく貧相なお乳をね!!!」

 

星都奈「何で僕が揉まなきゃいけないのさ!?

花音とかに揉んでもらえば良いじゃん!!!」

 

千聖「好きな人に揉まれれば大きくなるらしいし!!!

私が巨乳で可愛い性格だったら星都奈君は

振り向いてくれたかしらね!!!ホント泣きたいわよ!!!」

 

星都奈「そんな迷信あるわけ……え"っ"!?」

 

星都奈「最後……どういう意味?」

 

千聖「わ、忘れなさい!!!忘れろ!!!

そんな事より私の乳を揉みなさい!!!」

 

星都奈「色々と気持ちの整理が……!」

 

千聖「あぁもう焦れったいわね!!!」

 

星都奈「腕掴まないでぇ!」

 

むにゅ

 

千聖「……っ////」

 

千聖「どう……?私の乳は……」

 

星都奈「柔らかい……です」

 

千聖「でしょ?私だって揉むくらいの大きさはあるわよ。

あなたは燐子ちゃんのしか揉まないから

少し感覚がおかしくなってるの」

 

千聖「じゃあ……対価は払ってもらうわよ?」

 

星都奈「ふぇ?」

 

千聖「ここに頭を乗せなさい」

 

あれ?これって……

 

千聖「膝枕よ。ほら、早くしなさい」

 

僕は千聖さんの太ももに頭を乗せた。

 

千聖「どうかしら?」

 

星都奈「千聖さんの顔が良く見えます」

 

千聖「……貧乳で悪かったわね」

 

星都奈「分かっちゃいましたか」

 

星都奈「でも……千聖さんの太もも、柔らかくて

むっちりしてて……女の子らしいっていうか……」

 

千聖「……変態////」

 

星都奈「ひ、ひどいですよぉ……!」

 

千聖「褒めるなら他の事を褒めて欲しいものね……」

 

あっ……千聖さんの髪を耳にかける仕草好き……

 

星都奈「あの……千聖さん」

 

千聖「何かしら?」

 

星都奈「その……貧乳弄りしすぎちゃったかなって……」

 

星都奈「ごめんなさい……」

 

千聖「……」

 

星都奈「怒ってます……よね」

 

千聖「怒ってたらとっくにあの世送りよこのバカ……////」

 

しれっと怖い事言ってるんだけど……!?

 

千聖「まったく……その素直な所が好きなのよ私は……

 

星都奈「何か言いました?」

 

千聖「言ってないわよ?」

 

星都奈「やめてくらはひ〜」

 

千聖さんがほっぺをむにむにしてくる。

 

千聖「なんだかんだ1番心を開いてるのは

星都奈君かもしれないわね……」

 

星都奈「花音じゃなくて?」

 

千聖「あの子は……たまに怖いから」

 

星都奈「花音……たまに死神みたいになるからなぁ……」

 

千聖「否定はしないけど……言い過ぎよ?」

 

星都奈「否定はしないんですね……」

 

星都奈「そういえば……僕に1番心を開いてる理由って……」

 

千聖「それはね……」




白鷺千聖(追加情報)
よく星都奈の家に出入りする。
本当は星都奈の事が……?


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第5話 「私」と「僕」

千聖「それはね……」

 

〜回想〜

 

先生「じゃあ校外学習の班を決めましょう!」

 

私は1人だった。仕事で忙しく、

友達を作る暇なんて無かった。

 

???「白鷺……さん?」

 

私に手を差し伸べるかのように、

話しかけて来た子が居た。

 

千聖「成瀬君……だったかしら」

 

成瀬君。つまり星都奈君だった。

 

星都奈「覚えてくれてたんだ。

良かったら僕達の班にならない?」

 

千聖「……遠慮しておくわ」

 

星都奈「どうして?」

 

千聖「あなた……白鷺千聖を知らないのかしら?」

 

星都奈「……少しは」

 

千聖「じゃあ分かるわよね?外に出たらどうなるか」

 

星都奈「で、でもっ!」

 

千聖「でも?」

 

星都奈「有名人だからってこういう行事を

楽しめないなんておかしいよ!理不尽だよ!」

 

千聖「しょうがないのよ。こればかりは」

 

星都奈「(⑉・̆н・̆⑉)むぅ…」

 

成瀬君が私の腕を引っ張る。

 

見た目通りに力は弱かった。

 

千聖「成瀬君?」

 

星都奈「責任ならいくらでも取る!」

 

千聖「……変わった子ね」

 

これが、私と星都奈君の始まりだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

千聖「……こんな感じね」

 

星都奈「中1の時だっけ?」

 

千聖「そうね。……あの時は嬉しかったわ」

 

星都奈「……////」

 

千聖「照れてるのかしら?」

 

星都奈「う、うるさい////」

 

千聖「そのツンデレも可愛いわよ?」

 

星都奈「千聖さんもデレってした時可愛いよ?」

 

千聖「も、もう////」

 

星都奈「例えば中3の文化祭でやった

僕が主役で千聖さんがヒロインだったオリジナル恋愛劇の……」

 

千聖「やめて〜!あれホントに恥ずかしかったんだから〜!」

 

星都奈「本番終わった後、僕を見て

もう一生無いんじゃないかってレベルで顔真っ赤にして……」

 

千聖「にゃ、にゃめろぉ〜!////」ポカポカ

 

星都奈「いたっ!」

 

星都奈「あの時すごく可愛かったなぁ……

もう1回見れないかなぁ……」

 

千聖「一生無いわよ!////」

 

星都奈「(-ε-*)ちぇー」

 

千聖「そういえば星都奈君」

 

星都奈「はい」

 

急に真面目になったぞこの人。

 

千聖「その……燐子ちゃんとはシたのかしら?////」

 

星都奈「……へ?」

 

急に真面目になったと思ったらまったくこの人は……

 

星都奈「い……1回だけ……////」

 

千聖「そ、そう////」

 

千聖「い、今何時かしら?」

 

星都奈「11:00過ぎですね」

 

千聖「そう。もう1回寝る?」

 

星都奈「ま、いいんじゃないんですかね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

星都奈「んん……」

 

千聖「おはよ星都奈君。さっきは気持ち良かったね////」

 

星都奈「うん……」

 

千聖「でも生であんな量じゃ妊娠しちゃうかな……?」

 

星都奈「……ん?」

 

星都奈「冗談はやめてください……ふわぁ」

 

千聖「ホントだよ……?ほら、私達裸じゃん……?」

 

星都奈「……!?」

 

嘘でしょ……!?いつの間に……!?

 

千聖「私達で大切に育てようね////」

 

星都奈「\(^o^)/」

 

やってしまった。そう考えていると

 

千聖「ふふっ。嘘に決まってるじゃない」

 

星都奈「……////」カァァ

 

この人の嘘は心臓に悪すぎる……

 

千聖「顔が赤いわよ?もしかして私と子作りしたかった?」

 

星都奈「べ、別に////」

 

星都奈「とにかく!服を着ましょう!」

 

千聖「はーい……」

 

この人に振り回されないようにしないと……



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番外編
番外編1-1 ベロンベロンな千聖さん。


どもども!
キャラは20歳を過ぎた頃で、
星都奈は一人暮らしの設定です!
あと季節は夏頃です!
それではどうぞ!


今日は大学の講義が無い!(唐突)

 

ってことで18時くらいまでぐーたらしてたんですよ。

 

そろそろお酒を飲もうかなと思った瞬間に

イベントは発生してしまった。

 

ピンポーン

 

星都奈「はーい」

 

千聖「来ちゃった♡」

 

星都奈「お帰りくださいませ千聖様」

 

千聖「そんな事言わないでよ〜♡」

 

千聖「ダーリン♡」

 

はぁぁぁぁぁぁぁ……(クソデカため息)

 

ついに彼女持ちにダーリン呼びですかこの人。

 

星都奈「僕のハニーは燐子ですので」

 

千聖「え〜」

 

星都奈「で、要件は?ヤンデレかましに来たならとっとと……」

 

千聖「星都奈君と家飲みしたくて……」

 

千聖「イ〇ーガーマイスターも買ってきたから…♡」

 

星都奈「分かりました。飲みましょう」

 

僕ってチョロいな(小並感)

 

星都奈「とりあえず部屋入ってください」

 

このチョロ癖直さないとなぁ……

 

 

 

 

 

 

 

 

千聖「ねぇダーリン?」

 

星都奈「だ!か!ら!ダーリンじゃないですってば!」

 

千聖「む〜」

 

この人僕が彼女持ちって分かってるよね……?

 

高校の時が1番まともだったなぁ(遠い目)

 

実はもう酔っ払ってるのでは……?

 

千聖「星都奈君って〜高校の時より冷たくなったよね〜」

 

千聖「千聖さん寂しいよ〜」

 

星都奈「未だにベタベタしてる方がおかしいですからね?」

 

千聖「だって……甘えさせてくれる人が居なかったし……」

 

星都奈「……」

 

千聖「星都奈君?」

 

星都奈「千聖さん、今日はたくさん甘えて良いですからね」

 

千聖「ありがとうダーリン!」

 

星都奈「ダーリンじゃないですよ!」

 

はぁ(諦め)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

星都奈・千聖「乾杯!」

 

千聖「そういえば星都奈君は、何で私に優しくしてくれるの……?」

 

千聖「彼女が居るのにベタベタして……迷惑よね」

 

星都奈「それは……」

 

唐突に聞いてくるなこの人は。

 

星都奈「千聖さんのこれまでを知って……

突き放すわけ無いじゃないですか」

 

千聖「星都奈君……」

 

星都奈「僕もそこまで畜生じゃないですよ」

 

千聖「ホント……星都奈君には助けられてばかりね」

 

千聖「ありがとう」

 

星都奈「は、はい////」

 

千聖「顔が赤いわね。酔ってるのかしら?」

 

星都奈「照れてるんですよ!」

 

千聖「いつまで言ってられるかしらね?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1時間後

 

千聖「何で!日本は一夫多妻制じゃないのよ!」

 

星都奈「そうだネ〜」

 

酔っ払いが完成してしまいました。

 

調子乗ってウォッカなんて飲むから……

 

千聖「私だって星都奈君と結婚したいわよ!な"の"に"!!!」

 

千聖「私も星都奈君と○×☆♪☆%*!!!」

 

星都奈「あー、うん」

 

千聖さん呂律回ってないですよ……?

 

千聖「もうやってらんにゃいわよ!」

 

千聖「ひっく……」

 

うわこの人大ジョッキでイ〇ーガー・オレンジ作り始めたよ。

 

カクテルとは(哲学)

 

千聖「しぇちゅにゃくんもにょもうよ!」

 

ついに僕に絡んで来ました。

 

星都奈「えっ」

 

千聖「わたしとのむの、いや……?」

 

星都奈「そんな事無いよ!一緒に飲もっか!」

 

千聖「うんっ!」

 

もしもの時はその時考える!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

朝起きると、燐子が腕組みをして立っていた。

 

燐子「せつくん?」ニコニコ

 

星都奈「んあ……燐子……?」

 

燐子「何で白鷺さんと居るのかな〜?」

 

星都奈「それは……一緒にお酒飲んでたから……」

 

燐子「それでギューしながら寝たと……」

 

千聖「すぅ…むにゃむにゃ」

 

やばい……記憶ない……

 

千聖「んん……ふわぁ……」

 

千聖「おはよう……ダーリン……」

 

燐子「だ……!?」

 

やりやがったよこの人。死んだわ僕。

 

燐子「星都奈君……?」

 

星都奈「いや……その……」

 

燐子「もう知らないっ!どうぞ白鷺さんとお幸せに!」

 

星都奈「り、燐子!」

 

燐子は部屋を出てってしまった。

 

星都奈「最悪だ……」




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