やはり俺がまともな青春を送るのは間違っている (らふ)
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第一話然しあれは出会いと呼べるのだろうか

自分的にもポピパが好きで、絡む話が少なかったので自分で作ろうと思いました。
いやーうまく書けたかはわかりませんが、少々ご都合主義がありますので、それでもみていただける方はよろしくお願いします。



ではーすたーとー


俺は諦めている。

常にこれからもずっと諦めているのだ。

今まで自分は普通の人間で普通の人生を送っていると本気で思っていた。

そう信じ続けた結果があの時のことを物語っている

俺は普通の人間なんかでは決してない。

天才などと言い諂ったってごまかせはしない。

俺は普通の人間ではない。

それは事実だ。

そんな事実を覆すために色々偽装して偽装して、ついに自分にも殻をかぶってしまった。

もう一度言おう。

諦めている

 

俺は

 

諦めている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふぁあああああああああ」

 

長いあくびをし、凝り固まった体をほぐすため自然に伸びをする。

 

気持ちいい朝だな。

 

こうやって朝日を浴びながら目を覚めるといかにも俺が充実した日を送りますって語ってる気がする。

 

違うか、違うな。

 

ベットから立ち上がるとカーテンを開けるため窓に寄る。

 

すると、何やら外が騒がしい。ったくなんなんだよこんな朝っぱらから。

 

ん?何やら段ボールを運んでるようだが、あれうちに入った。何故だ?

 

するととある社名が目に入った。トラックに書かれているその社名は俺の記憶の中では結構有名な引越し業だったはずだ。

 

引越し?

 

まぁ、いいか、小町に聞いてみよう。まだ眠いしな。時間もたっぷりあるし。

 

時計の針は6時30分を指していた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「小町〜なんか人が出入りしているようだけ…………この段ボールの山何?」

 

「あれ?お兄ちゃん何言ってるのさ、昨日引越ししたじゃん。忘れたの?」

 

「はぁ?何言ってんのお前」

 

「何言ってるのはお兄ちゃんだよ。昨日引っ越しするって話したじゃん。そんなのももう忘れたの?」

 

は?どゆこと?え?俺覚えてないんだけど。確か今日は総武高校の入学式なはず。何故今になって急に?やべぇ、疑問が多すぎる。

 

「はぁ、だからさ、昨日引越ししたの。そして今日から行く学校は総武?高校じゃなくて、花咲川。御寝ぼけさんもいいところだよっ全く」

 

本当何言ってるんだかお兄ちゃんは、と呆れたようにため息を溢すが、俺には全く意味が分からない。

 

「は?じゃあ俺が総武高校に受験したのはどうなったの無効?」

 

「いやいや、お兄ちゃんそれは笑えないよ。お兄ちゃんが言ったんだよ?花咲川高校に行きたいって、わざわざ遠くまで行ってでも通いたいって。

 

まぁ、小町としては元女子校にこんな腐った目のお兄ちゃんが登校した不審者と騒がれるから、じゃじゃーん。こんなのを用意したよ」

 

もうこの話は終わりと言わんばかりに、眼鏡を取り出し俺に無理やりかけてくる。

 

おいおい、兄弟だからと言って兄の心を蔑ろにするのは違うだろ?違わない?そうですか

 

 

眼鏡なんかかけても全然全くこれっぽっちも変わんないと思うんだが、一応かけてやるか。期待すんなよ

 

「おおおおおー、小町感激なのです。妹史上初のお兄ちゃんに感激なのです」

 

「初ってお前、何気に酷いな」

 

「まぁまぁ、今日は入学式でしょ。変に騒ぎになるのは悪いと思ってこれ買って置いたの。勿論、お父さんの自腹で」

 

「お、おう。お父さんも不憫だな」

 

「何言ってるの?お父さんも多分お兄ちゃんに騒ぎになって欲しくないって思ってるはずだよ?」

 

「そりゃ、誰でもそうだろうな」

 

「まぁ、お父さんは喧嘩好きだからなんとも言えない部分もあるけど、お兄ちゃんのことだって気にかけてると思うよ?」

 

「親父が?うーん、たまにすごくメイドについて語ってくるが……そうかそれは嬉しいな」

 

「うんうん。お父さんに言ってあげてね」

 

「いつか言う」

 

「いつかね」

 

はははと笑い合う。小町は優しいからな。もし俺の妹じゃなくても、誰の妹でもうまくやっていたことだろう。

 

無論、小町は俺の妹だし、誰にも渡さんけどな。

 

小町周辺害虫排除の会会員の俺は絶対小町を守ってやるぜ。

 

因みにその会の会員は俺と親父だけだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ふぅー、疲れたー。なんで入学式にあんなに疲れないとならないのか。

新入生代表の挨拶から始まり、クラス内交流の原点とも言える。自己紹介。

何故か俺の方に寄ってくる人が多いわ、妙に目をキラキラさせて近寄ってくるわで、もうヘトヘトです。

そういえば通報されなかったな。この眼鏡のお陰か?

流石小町。略してさすこま。

なかなかの腕ですな。

むははははは

 

 

そして俺は今迷っています。

 

 

 

はい。脈絡がなくて申し訳ないです。はい。なんで迷ったのか自分でも目わからなくて、泣きそうです。

 

と、取り敢えず現在地を確認しないと。

 

そこに表示されたのは、今日出た家から6キロほど離れた場所だった。

 

ま………………………………………

 

まじですか。タクシーでも使うかな。金足りるかな。なくなったら親父に借りよう。

 

と、タクシーの番号を調べ……ドン

 

 

っと誰かにぶつかったか。流石に謝っておこう

 

「すみません。前見てなくて」

 

「いえいえ、私こそ。ところでーーーーーー

 

 

前に見える少女は犬の耳?みたいな、いやあれは猫か。

 

猫の耳みたいな髪をしたなんだか、不思議な少女だった。

 

 

俺は知らない。

 

この先の物語を描くことなんてできない。せめてわかるのは

 

 

 

これが物語の始まりなんて絶対にないってことくらいかな。

 




はーい、最後の誰なんでしょうね〜
まぁ、猫耳みたいなのしてるのなんて1人しかいませんけど。
てか、あれって猫耳なんですかね?
何はともあれ1話です。
この作品は今のところ投稿ペースはわかりませんが、よう実よりかは早いことだけは確かです。


ではでは〜


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第二話やはり香澄は少しいや結構強引である

はいはいはいー
なかなか早い更新ですが、ハーメルンでは続けようか悩んでいます。
できれば続けようと思うので、よろしければご覧ください


確か俺は、折本等が好きだった。

そのことを本物だと呼ばないと思いそれを告げたのは誰だったか。

忘れてしまったのだが、それを思い出した。

妙にむかつく気がするのだが、それは重要ではない。

今でこそそれに気がつくのだが、その時は、年齢から逆算すると中学生であり、折本に告った時のことのはずなのだ。

ありえない。

もしかするとそんな記憶もありえないとするかもしれないが、そんなことはどうでもいいんだ。

ここで重要なのは俺は恐らくもう誰を好きになることはない。

あったとするならば、それは本物になるのかもしれないが、そんな時は訪れないだろう。

本物なんて本当にあるとは思っていないのだから。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なんだか、猫耳(仮)に捕まって話し込んでいるのだが…………

 

なんなんだよこいつ!!!

 

話が尽きないのだ。

 

天気の話というどうでもいいことから始まり、今日クラス一緒だったこととか、入学式で新入生挨拶を読んだことはまだいい。

 

なんだよ、ギターの話って。おもくっそ、どうでもいいんだが。

 

いや、少し経験はあるよ?だけど、経験があるだけで、てんで興味ない。

 

というかこいつもギター知らないのにこんな一生懸命に話し込んでるってどういうことだよ。

 

ま、いいんだけどよ。

 

なかなか興味深いし。

 

ギターについてそこまで知らない、俺でも知ってるんだ。

 

このランダムスターについてはな。

 

確か有名なのが高橋晃っていう人がいたはずだ。名前だけしか知らないが、相当有名なのは知っている。

 

ふぅ、もうちょっと付き合うか

 

 

「でねでね」

 

「なかなかに馴れ馴れしいなお前、ほら市ヶ谷だって困ってるだろ」

 

「そうだばかすみ。なんで、あって数秒でいかにも旧知の中ですよー的な雰囲気を醸し出してるんだよ!!比企ヶ谷さんもすみません」

 

 

 

市ヶ谷有咲

こいつも戸山の被害にあっている。恐らく仲間なはずだ。嫌々じゃなかったら別だけどな。

見た目に反した言葉遣いからなかなかに苦労してそうだ。

俺の見立てではぼっちとみた。

それでも俺からしたら似非だけどな。

 

「いや、いいんだよ。お前も被害者なんだろ?」

 

「……そうです」

 

「ひどいーありさぁー」

 

「ひどいのはどこをどう探しても香澄だろうがっ」

 

「うぅーいたいぃー」

 

しゃれ合いながら、頭をグリグリとしている。なんかあれ楽しそうだな。いいストレス発散になりそうだ。

 

「おう、俺もやらせてくれよ」

 

そう言って俺も席を寄せる。こいつについては俺も思うところが……ありすぎるからな

 

 

「ほれ」

 

グリグリグリグリグリグリグリグリグリグリ

 

「こいつの頭どうにかなる前にやめるか」

 

「うぅーいたいー」

 

言って席を戻す。ふぅー、ストレス発散になったー。というか時間やべぇじゃねぇか。話し込んでいたけどもう帰らないとな

 

それにここには長くいたくない。嫌な予感とアホ毛センサーがビンビン言ってる。やばい気配しかしないし、もう帰りたい

 

「なんか、嫌な予感するし俺はもう帰るぞ?いいな、絶対おってくんなよ。フリじゃねぇからな。いいな。俺はかe「八幡じゃないか、そこの女の子たちはなんだねもしかして彼女でも作ったか?」

 

やっぱりな。このババア、こういう時絶対に嗅ぎつけてきやがる。だからここにいるのは嫌だったんだよ。

 

「はぁ、こいつらは彼女でも友達でも知り合いでもないです。赤の他人ですよ」

 

「いえいえ、この人とはただらなぬ関係ですよおばさん」

 

「いやいや、なんでだよ!お前まだ会って間もないだろが!何言ってんだよ香澄」

 

「いえいえー赤の他人じゃ何か物足りない感じがしてー」

 

「こいつアホなのか?いや、馬鹿だな。こんなこと聞く俺が馬鹿だった」

 

「私は馬鹿じゃないよー?」

 

「「「…………」」」

 

「ええええ?なんでそんな目を向けるの?おばさんまでなんで?ねぇありさもそう思うでしょー?」

 

ちょいと相談があるな。おばさんも含めこそこそ話をする。

 

「ねぇねぇ?八幡ありゃ正真正銘の馬鹿なのか」

 

「できれば、会ったばかりなので言いたくないんですが、話を聞いてる限りだと相当な馬鹿だと思います」

 

「私もそう思うぜ。あれが馬鹿じゃなかったら誰が馬鹿なんだって話ですよ」

 

「決まりだな」

 

「ねぇねぇー!みんなして何話してるの?私も混ぜて」

 

お前の話をしてるんだっての。ふぅ、市ヶ谷とはとことん気が合いそうだな。

 

この機に乗じてとっとと退散しますか。ババアも俺のこと見てないみたいだしな。乗ってやるぜこのビッグウェーブに

 

 

バイビー

 

ガシ

 

「八幡、諦めな。お前は今日この子らの指導をしてやりなさい。最もお前はボーカル以外殆どからっきしだけどな」

 

「い、いや、こいつらはまだあったばっk「はい、ありがとうございます!!比企ヶ谷さん行きましょう!!どの部屋ですか?」

 

「206号室だよ」

 

「はい!!そうと決まればいきましょう!!比企ヶ谷さん」

 

「いやいや、ちょつとまtt「それじゃあおばさん時間になったら伝えてください」」

 

「おう、八幡はボーカル以外殆どからっきしと言った通りボーカルはずば抜けているからね楽しんでおいで」

 

「はいっ!!ありがとうございます!行きましょう比企ヶ谷さん!!」

 

ちょっとーー!?首根っこ掴まないで貰えます?待ってーーーーーーかーえらーせてー!!!!

 

声にならない悲鳴が響いた。

 

 




ふぃー、どうして八幡はこうもリア充とかしてしまうのか。不思議でなりません。
今回のはあまり甘く有ませんでしたが、甘々なのは多いので私の気が持ちません。
気がつけば灰に……………



ではでは〜またのご覧を〜


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