紅き館と不思議な仲間達 (花魔咲霊)
しおりを挟む

1話

             ここはとある街のさらに奥の森

 

        そこにたたずんでいる1つの紅き館、そこの館には

 

「(コンコン)母上様、失礼いたします」

 

「(クルッ)どうした?」

 

そこにやってきた1人の青年

 

「母上様、この館に従えてる人物少ないと思いますが…」

 

「なら行くしかないだろ?」

 

「えっ!?母上様自身行くのですか!?」

 

「何か問題あるか?スカルス」

 

スカルス 「いえ・・・特に問題はございません」

 

「それじゃあ行って来るぞ」

 

スカルス 「行ってらっしゃいませ、母上様」

 

            外

 

「さて・・・行くか・・・(バサッ)」

 

空に蝙蝠が飛び探しに行く

 

      街の片隅

 

「あ・・・あの・・・そこを・・・どいてください・・・」

 

 

そういう1人と2人の会話が聞こえる

 

「どくわけには行かないのでな、俺らはお前が必要なんだよなぁ!!」

 

「だ・・・誰か!」

 

「ガァァァァァ!!」

 

「・・は?」

 

「下がってろ(ノイズ交じり)」

 

「は・・・はい・・・」

 

「お前は何者なんだ!蝙蝠でそいつに下がせるとはなぁ!」

 

「何者?んなの」

 

蝙蝠から人間の姿に変える

 

「えっ!?」

 

「お前は!?」

 

「さあ、どうする?」

 

研究者2人はいそいそと去って行く

 

「大丈夫か?」

 

「はい、ありがとうございます」

 

「貴公、名は?」

 

「はい、私はアッサムと申します」

 

「アッサム、良い名だな。あの2人は?」

 

アッサム 「あの2人は研究者なんです、私の種族を使い何かしようとしてるんです」

 

「危険だな…その服、メイドか?」

 

アッサム 「はい、メイドです。しかし・・・」

 

「しかし?」

 

アッサム 「主がいません・・・」

 

「・・・そうだったのか・・・そんなしがないメイドほおっておいたら、また狙われるし来い。」

 

アッサム 「よろしいのでしょうか?貴方様のメイドになっても?」

 

「心配か?」

 

アッサム 「はい、さっきのように襲われるのではないかと」

 

「研究者はいないぞ?」

 

アッサム 「でも!!私は・・・」

 

「そこの喫茶店で話そう、な?」

 

アッサム 「はい・・・」

 

               喫茶店

 

「アッサム、何があったんだ?」

 

アッサム 「はい、昔故郷襲われてしまって。」

 

「故郷襲われた・・・か、その犯人は分かるのか?」

 

アッサム 「いえ、ですけど大半は研究者や魔法使いの材料のために倒されたんです」

 

「なるほど・・・」

 

アッサム 「ですので・・・魔法使いや研究者に狙われてるのです。」

 

「なるほど・・・魔法使いや研究者いないぞ、信じてくれ」

 

アッサム 「・・・わかりました」

 

「よし、行くぞー!」

 

              移動後 館前

 

「戻ったぞー!」

 

『お帰りなさいませ、お嬢様』

 

スカルス 「お帰りなさい、母上様」

 

「戻ったぞ」

 

スカルス 「ん?母上様そちら様?」

 

「メイドだ」

 

続く



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

2話

      とある研究室

 

研究者A 「非実験体が逃げたぞー!」

 

研究者B 「捕まえろ!!」

 

2人の研究者が追いかける

 

???A 「急いで!時雨!!!」

 

時雨 「待ってよぉ・・・シロ・・・」

 

シロ 「もう・・・急いで!!」

 

時雨 「待ってぇ・・・」

 

シロ 「もう・・・(ガシッ、ダダッ)」

 

          館

 

スカルス 「お嬢様、アッサムにメイドとして働くのは・・・?」

 

「のちに分かるぞ働かせる理由はな」

 

(コンコン…)

 

アッサム 「失礼いたします、お嬢様」

 

「どうした?アッサム」

 

アッサム 「入口に2人倒れております」

 

「ん?連れてこい」

 

アッサム 「御意」

 

              しばらくし

 

アッサム 「連れてきました」

 

「ん?この2人は??」

 

アッサム 「それがその倒れてた2人です」

 

「大丈夫か?」

 

アッサム 「2人にこれがありました」

 

「ん?何かの番号?・・・何々?「490」と「46」?」

 

「んぅ?ここは??」

 

「ここは我の屋敷だ、これ見てすまなかったな」

 

「ううん・・・」

 

「誰!?」

 

「保護したし、自己紹介しないとな、我はここの館の主 名は「ブラッド・オメガ・タイムリー」だ」

 

「私は「ブラッド・オメガ・スカルス」と申します」

 

アッサム 「わたくしはアッサムと申します」

 

「私も自己紹介しないと、私は「時雨(シグレ)」と申しますそして」

 

「私は「シロ」です」

 

タイム 「時雨にシロだな、スカル?」

 

スカルス 「はい、母上」

 

タイム 「2人の部屋、案内しろ」

 

スカルス 「御意、こちらへどうぞ」

 

タイム 「そしてアッサム、貴公は我の後についてこい」

 

アッサム 「分かりました、お嬢様」

 

           地下 図書室

 

アッサム 「ここは?」

 

タイム 「ここは我の館の地下、図書室なんだ」

 

アッサム 「こちらのお部屋、お嬢様しか入れないのですか?」

 

タイム 「まぁな、何故アッサムも連れて来たには訳があるんだ」

 

アッサム 「訳?」

 

タイム 「あぁ、アッサムの種族はドラゴンなんだが、種類が分からないだろ?」

 

アッサム 「・・・はい」

 

タイム 「それを調べる為に来たんだ」

 

アッサム 「ふむふむ・・・」

 

タイム 「ドラゴンの本はっと・・・これだ」

 

アッサム 「ドラゴンに種族・・・」

 

タイム 「アッサム、その種族の特徴は?」

 

アッサム 「そうですね・・・確か絶滅寸前とか言ってましたね」

 

タイム 「絶滅寸前・・・これかな?」

 

そこに書かれていたのは 「ステラネスドラゴン」と

 

アッサム 「はい!、それです」

 

ステラネスドラゴン 絶滅危惧種である。夜に星のように輝くためにそのような名前が付けられた

なおステラネスドラゴンははぎ取られてしまってはもう二度と生えない・・・



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

3話

こちらはピクシブ様よりアクアの小説の後編となります


アッサム 「どちら様でしょうか?」

 

そこに2人がいる

 

「お前がステラネスドラゴンだな」

 

アッサム 「えっ・・・あ・・・はい」

 

すると2人は刃を突きつけ

 

「依頼でお前を捕獲しろと言われたんだ」

 

アッサム 「お・・・お嬢様!?(中に入っていく)」

 

「待てっ!」

 

2人はその館に入る

 

アッサム 「お嬢様!!」

 

タイム 「どうした?」

 

アッサム 「私を狙う人が来ました!しかも2人です!」

 

タイム 「2人がアッサムを狙う?」

 

「(ガチャ)やっと見つけたぞ」

 

そこに2人の男性がいる

 

「大人しくそいつとあの2人をこっちに渡せ」

 

タイム 「保護されたあの2人とアッサムを渡せ?んなのお断りだ」

 

「お前を始末しないといけないぞ、それでも良いなら容赦はしない」

 

2人は剣を構える

 

「俺はクラウド」

 

「俺はセフィロス、覚悟」

 

2人は剣を斬ろうとする

 

タイム 「はあっ!!」

 

剣を素手ではじく

 

セフィロス 「お前・・・言ってなかったか?」

 

クラウド 「何がだ?」

 

セフィロスはとあることを言う

 

セフィロス 「依頼者が吸血鬼はいないと言っただろ?」

 

クラウド 「そうだな」

 

セフィロス 「なら聞いてみな、こいつに」

 

クラウド 「お前、吸血鬼はいないか?」

 

するとタイムは

 

タイム 「フフ・・・アハハハハハ!!!」

 

クラウド 「何が面白い?」

 

タイム 「いや・・・依頼者はおろかだなってな」

 

そこにやってきたスカルス

 

スカルス 「お嬢様は吸血鬼と人間のハーフです」

 

2人 「・・・」

 

クラウド 「依頼は破棄だ」

 

セフィロス 「いきなり来てすまなかったな」

 

アッサム 「・・・何だったのでしょうか?」

 

タイム 「さあな、いきなり時雨とシロ、アッサムを捕獲して来いって言われたらしいなあの2人」

 

一方クラウドとセフィロスは

 

研究者 「どうだ?依頼は」

 

クラウド 「・・・破棄だ」

 

研究者 「いたのか、あの非検体の他に」

 

クラウド 「どうやらそうらしい」

 

そして一方館内

 

時雨 「何があったの?」

 

タイム 「貴公とシロ、アッサムを狙う不届きものがいたんだ」

 

アッサム 「それをお嬢様とスカルス様が追い払ってくれました」

 

シロ 「そうだったの?依頼者って?」

 

タイム 「さあな、シロや時雨は逃げてきたみたいだしその人関係じゃないかな?」

 

時雨 「そうだったの・・・」

 

タイム 「時雨たちって研究者から逃げてきたって本当?」

 

時雨 「うん・・・私とシロは逃げてきて・・・安心したところで倒れたの・・・」

 

アッサム 「その時倒れていたので、急いで保護いたしましたけど、まさか研究所から逃げて来たとは思いもしませんでした。」



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

4話

アッサムは悩んでいた

 

かつて戦わないと誓っていたはずだった

 

誓っていたはずなのに、あの出来事により武器を持つようになりかねていた

 

主に拾われる前は狙われ、オドオドしていた

 

そしてあの2人に会った時も戦わずお嬢様を呼んでいた

 

そのままお嬢様に頼っても良いのか・・・

 

頼らずお嬢様の守りもしたいとそう決めた決意は・・・はたして・・・

 

         部屋

 

タイム 「ふむ、研究所破壊されたみたいだな」

 

       (コンコン)

 

アッサム 「お嬢様、アッサムです」

 

タイム 「ん?どうした??」

 

アッサム 「失礼します、お嬢様」

 

タイム 「改めてどうしたんだ?」

 

アッサム 「私、お嬢様の力になりたいんです!」

 

タイム 「貴公、ステラネスドラゴンだろ?なら刃出さなくても良いだろ?」

 

アッサム 「それでも!私はお嬢様をお守りしたいんです!!!」

 

タイム 「・・・。何言っても無駄みたいだな、アッサム、覚悟はできてるか?」

 

アッサム 「はいっ!」

 

タイム 「その決意、しかと見届けた。来い」

 

         地下2階

 

アッサム 「ここに訓練所があるなんて・・・」

 

タイム 「条件は?」

 

アッサム 「わがままでごめんなさい・・・軽くて、魔法を使わない武器が良いです」

 

タイム 「ならこれだな(槍を渡す)」

 

アッサム 「槍でしょうか・・・?」

 

タイム 「他は(タガーを取り出す)」

 

アッサム 「このタガーはどうするのですか?」

 

タイム 「こうするんだよ!!(投げる)」

 

アッサム 「これは・・・?」

 

タイム 「要するにこれは投げナイフだ」

 

アッサム 「投げナイフ・・・」

 

そう言うとアッサムは目を輝かせた

 

アッサム 「投げナイフ・・・投げてみても良いですか?」

 

タイム 「良いぞ、ほらよ」

 

アッサム 「えーいっ」

 

タイムは突っ込みつつ

 

タイム 「軽いな・・・もう少し力を籠めな」

 

教え始める

 

アッサム 「こう・・・ですか?」

 

タイム 「良いか?まずこう持つ」

 

アッサム 「はい・・・(持つ)」

 

タイム 「それで・・・思いっきり投げる」

 

アッサム 「思いっきり・・・投げるっ!」

 

タイム 「さすがだな、それの繰り返しだ」

 

アッサム 「持って・・・思いっきり投げる」

 

タイム 「上達してきたじゃないか」

 

アッサム 「ありがとうございます、お嬢様」

 

タイム 「でもアッサム」

 

アッサム 「はい、お嬢様」

 

タイムは疑問になりつつ聞く

 

タイム 「ナイフ、どこに閉まうんだ?」

 

アッサム 「あっ、鋭利にならないように仕舞わせてください!!」

 

 

タイム 「鋭利にならない所・・・ケースに閉まっておけばいいじゃないか?」

 

アッサム 「ケース・・・そうですね」

 

タイム 「そうだ、これがナイフケースだ」

 

そこにあったのはムーンストーンとスワロフスキーがあしらってたナイフケースである

 

アッサム 「それに入れときますねっ」

 




アッサムの武器なんだが
近距離と遠距離によって変わります
近距離 槍 
遠距離 投げナイフです


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

5話

           ???

 

??? 「研究所から抜け出せたし、時雨を探すか」

 

          館

 

アッサム 「♪~♪~(掃き掃除中)」

 

時雨 「(じー)」

 

アッサム 「あっ、お嬢様に保護された。確か・・・時雨様?」

 

時雨 「うん、アッサムってすごく鱗が輝いてるね!」

 

アッサム 「そうでしょうか?、私こう見えても絶滅危惧種なんですよ!」

 

時雨 「絶滅危惧種・・・そんなに少ないのでしょうか?」

 

そこに1人やってくる

 

スカルス 「やあアッサム様と時雨」

 

アッサム 「あっ、スカルス様。今時雨様とお話しておりました」

 

スカルス 「そうでしたか、時雨にアッサム様、母上がお呼びでした」

 

アッサム 「スカルス様、母上というのは?」

 

スカルス 「母上?貴方様達なら会いましたよ、私の母上に」

 

アッサム 「お嬢様の事でしょうか?」

 

スカルス 「アッサム様と私の呼び方が違ってますね、母上=お嬢様で合ってますよ」

 

アッサム 「分かりました」

 

               お部屋

「(コンコン)」

 

アッサム 「お嬢様、入ります」

 

タイム 「アッサム、入っていいよ」

 

アッサム 「失礼します、お嬢様、お呼びでしょうか?」

 

時雨 「私も呼んだでしょ?」

 

タイム 「あぁ、時雨にシロも呼んだね(クルッ)」

 

アッサム 「お呼びでしょうか?」

 

タイム 「時雨とシロに聞きたい事があってね、前にニュース見たけど、研究所燃えたらしいけど、知り合いとかいた?」

 

時雨 「うん・・・No 428って言う人がいて大丈夫かなって」

 

タイム 「・・・そう、(パンパン)」

 

メイドA 「はい、お嬢様」

 

タイム 「連れてきて」

 

メイドA 「御意。」

 

シロ 「誰連れてくるの?」

 

タイム 「誰かなのは来てからのお楽しみに」

 

「(コンコン)お嬢様、連れてきました」

 

タイム 「入って良いよ」

 

「久し振り!」

 

時雨 「ヨツハ!?、何でいるの!?」

 

ヨツハ 「研究所破壊されていく当てなくて君たちを探してて、見つけてくれたのがそこのドラゴンなの」

 

アッサム 「まあドラゴンですけど・・・そこからは無理に言いませんよ」

 

タイム 「何かあったか話して見て」

 

時雨 「うん、僕は街にダーカーが来て刺されて死んだと思ったけど・・・生きてて・・・」

 

タイム 「なんか気まずかったら言わなくても良いぞ」

 

時雨 「うん・・・ごめんね・・・」

 

タイム 「スカルス!」

 

スカルス 「はい、母上」

 

タイム 「3人を同じ部屋にしろ」

 

スカルス 「御意」

 

タイム 「アッサムは再開しろ」

 

アッサム 「分かりました」

 

タイム 「・・・」

 

手紙

拝啓、兄上様

今宵も温かくなりましたね

さて、我が館に保護3人になりメイドが増えました。

保護が時雨、シロ、ヨツハです。

メイドはアッサム、ステラネスドラゴンの生き残りのドラゴンです。

兄上も叔父の呪縛が解き次第遊びに来てください

敬具 貴方様の妹 タイムより

 

 



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

6話

タイム 「アッサムー?」

 

アッサム 「お呼びでしょうか、お嬢様」

 

タイム 「買い物行ってきてくれない?」

 

アッサム 「お嬢様は行った方がよろしいのでは?」

 

タイム 「我行ってもな・・・と言う事で行ってきてくれ」

 

アッサム 「何を買えばよろしいでしょうか?」

 

タイム 「その紙に書いてある」

 

   紙を見ると

・シーリングワックス2つ

・シーリングスタンプ1つ

・ガラスペン1本

・インク1つ

・手紙30枚入り2つ

 

アッサム 「了解しました、お嬢様」

 

タイム 「そうだアッサム、2つだけ予約してあるからしっかりと言うんだぞ?」

 

アッサム 「分かりました」

 

タイム 「気を付けてねー」

 

アッサム 「はい、お嬢様ー」

 

         外

 

アッサム 「買い物買い物~っと」

 

「おいそこの女良いか?」

 

アッサム 「?、はい」

 

「(キラン)早速だが・・・死んでもらおう!」

 

アッサム 「(いつもでは逃げてたけど・・・)はあっ!」

 

「抵抗するなぁ!!(ナイフで襲いかかる)」

 

アッサム 「はあっ!!(ナイフを槍ではじき返す)」

 

「なっ・・・」

 

アッサム 「諦めたらどうですか?」

 

「ひ・・・ひぃぃぃ!!!(逃亡)」

 

アッサム 「(武器しまい)さて行きましょう」

 

           文房具屋

 

店主 「いらっしゃい、あれ?君は確か・・・(手紙確認)アッサムだっけ」

 

アッサム 「はい、お嬢様に頼まれたので」

 

店主 「タイムから?なんか紙とかある?」

 

アッサム 「紙・・・紙・・・あっこれです」

 

店主 「えっと・・・いつもので良いかな」

 

アッサム 「いつもの?」

 

店主 「いつものはこれだね(赤と紫のロウ)」

 

アッサム 「いえ・・・分からないです」

 

店主 「分からないかぁ・・・ならこれだね手紙は兄宛かな、あとインクと・・」

 

アッサム 「スタンプどうしましょうか・・・?」

 

店主 「タイムが買ったスタンプはメモしてるから・・・これだね(コトッ)」

 

アッサム 「ありがとうございます・・・」

 

店主 「いやいや、いつも買ってあるしごひいきにしてるだけだよ。後は予約してたインクとガラスペンだね」

 

アッサム 「お会計・・・は」

 

店主 「ごひいきにしてるしいいよ、アッサムメイド仕えて何日ぐらいかな」

 

アッサム 「はい・・・」

 

店主 「ならこれあげるぞ」

 

アッサム 「これは?」

 

店主 「これはシーリングスタンプキッド、あげるよ」

 

アッサム 「あっ・・・ありがとうございます」

 

店主 「使い方はタイムに言ってみて」

 

アッサム 「はいっ!」

 

店主 「ご来店ありがとうございましたー」

 

           館

 

アッサム 「ただいまー」

 

タイム 「お帰り」

 

アッサム 「はい、いつものです」

 

タイム 「そうか、それは?」

 

アッサム 「店主からもらいました」

 

タイム 「・・・言いたい事は分かったな、分かった」

 

        続く



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

7話

拝啓 妹君

手紙見させてもらった

アッサムとシロ、時雨が君の仲間になったのか

俺はあいつの呪縛を解いており、自由になっている

次回は館に行く予定だ、むしろ妹君の館に住まう覚悟になっている

返事頼む

君の妹 クロックより

 

タイム 「はぁ!?」

 

アッサム 「どうしたんですか!?」

 

タイム 「兄上から手紙が来たんだが、ここに住まう予定なんだ」

 

アッサム 「兄上から・・・?」

 

タイム 「あぁ、貴公、兄上の事知らなかったんだろ?」

 

アッサム 「はい・・・」

 

タイム 「兄上は叔父のせいでな・・・」

 

アッサム 「叔父・・・」

 

タイム 「それのせいでな・・・」

 

アッサム 「・・・。お嬢様、そういう過去おもちでしたか・・・」

 

タイム 「・・・あぁ」

 

アッサム 「お嬢様、神社に行ってまいります」

 

タイム 「おう」

 

            神社

 

アッサム 「・・・(パンパン)」

 

「お主・・・誰なんじゃ?」

 

アッサム 「あっ・・・はい、実はお参りにしに来たんです」

 

「名はなんと申す?」

 

アッサム 「はい、ステラネスドラゴンのアッサムと申します」

 

「ドラゴン、ステラネスドラゴン・・・ふむ、お主が・・・(じーっと見る)」

 

アッサム 「私をじっと見て、どうしたのですか?」

 

「ステラネスドラゴン・・・昔大体は研究者や魔法使いによって始末したはずなんじゃが・・・」

 

アッサム 「その生き残りなんです・・・」

 

「ふむふむ・・・なるほどな・・・」

 

アッサム 「あなたは誰ですか?」

 

「童か?童は妖狐じゃ、お主は本気出せば星を操れるはずじゃ。」

 

アッサム 「本気・・・」

 

「何故お主は戦う事、拒んでおったのじゃ?・・・」

 

アッサム 「私は昔ステラネスドラゴンは神に近い人と思われて・・・」

 

            過去

 

アッサム(幼少期) 「ママー人間が怖いよぉー!!」

 

母 「アッサム、貴方は襲ってきたら逃げなさい」

 

アッサム(幼少期) 「何で!私も戦う!!!」

 

母 「アッサム、襲ってきたら生命の危機となるのよ、言いから逃げなさい」

 

アッサム(幼少期) 「うんっ!!」

 

            しばらくして

 

母 「アッサム!逃げなさい!!!」

 

アッサム(幼少期) 「でも・・・」

 

母 「良いから逃げなさい!!!」

 

アッサム(幼少期) 「・・・・うん・・・」

 

母 「良い人に拾われなさい・・・」

 

              現在

 

アッサム 「そんなことがあったんです・・・・」

 

「母の仕来り守っておったんじゃな、でもその理由分かったんじゃろ?」

 

アッサム 「はい。」

 

「今はお主しかおらぬ、お主が守るんじゃ」

 

アッサム 「はい!ありがとうございました!!」

 

             館

 

アッサム 「ただいま戻りました」

 

『お帰りなさいませ!』

 

タイム 「お帰り、どうだったんだ?」

 

アッサム 「はい、心のもやもやが落ち着きました。」

 

タイム 「そうか・・・」

 

拝啓兄上

我も1人で考えたが招き入れることにした

ゆっくりでも良いから来い

あなたの妹 タイム



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

8話

「お坊ちゃま、大丈夫でしょうか?」

 

クロック 「大丈夫だ、妹に話は通してる」

 

「さようですか」

 

        館内

タイム 「急げー、兄上が来るぞー!!」

 

       バタバタ・・・

 

アッサム 「お嬢様、私はいかがなさいましょうか?」

 

タイム 「兄上が来るし、メイドらしくだ」

 

アッサム 「分かりました、お嬢様」

 

         ガチャリ

 

『ようこそお越しくださいました(ペコリ)』

 

タイム 「やあ、兄上」

 

クロック 「久し振りだね、妹」

 

タイム 「紹介するよ、ステラネスドラゴンのアッサム」

 

アッサム 「初めまして、お嬢様に従うメイドのアッサムと申します」

 

クロック 「君がステラネスドラゴン・・・。妹からの手紙見て改めて見たけどすごい龍だね」

 

アッサム 「褒めて下さりありがとうございます、兄上様?」

 

クロック 「僕の事はクロックでいいよ」

 

「この人が・・・お坊ちゃまが言っていたメイドと貴方様の妹様ですか」

 

タイム 「ん?貴公は?」

 

クロック 「こいつか?こいつは俺のメイドのティンブラだ」

 

ティンブラ 「よろしくお願いします」

 

タイム 「なぁ、兄上、ティンブラはアッサムと同じステラネスドラゴンじゃないか?」

 

ティンブラ 「貴方様と同じドラゴンですね」

 

タイム 「だろうな・・・、おい、スカルス」

 

スカル 「およびでしょうか?お嬢様」

 

タイム 「兄上とティンブラの部屋案内させろ」

 

スカル 「御意」

 

タイム 「さて(パンパン)」

 

するとメイドはずらっと並ぶ

 

タイム 「兄上歓迎会するから料理しろ」

 

メイド全員 『御意!』

 

      (部屋)

 

アッサム 「(コンコン)兄上様、ティンブラ様いらっさいますか?」

 

クロック 「開けてくれティンブラ」

 

ティンブラ 「はい、お坊ちゃま」

 

        (ガチャ)

 

アッサム 「兄上様、ティンブラ様、お嬢様がお料理ご用意いたしますのでご案内いたします」

 

クロック 「行くぞティンブラ」

 

ティンブラ 「はい。」

 

             食堂

 

タイム 「兄上が来た!、その前に座れ2人とも」

 

2人が座り

 

タイム 「さて、兄上とティンブラがここにやってきた。我が家系の掟代わりの宴を開始する。貴公ら!乾杯!!」

 

全員 『乾杯ー!!』

 

時雨 「あの人パパなの?」

 

タイム 「時雨目線はパパだが我目線は兄妹の長男だ」

 

クロック 「君が時雨とシロで・・・後は・・・?」

 

ヨツハ 「私はヨツハって言うんだ」

 

クロック 「ヨツハか、改めて自己紹介しないとな」

 

軽くペコリし

 

クロック 「俺はブラッド・オメガ・クロックス、みんなからクロックと呼ばれているんだ、よろしくな、ヨツハ」

 

シロ 「お前、強そうだな」

 

タイム 「いきなりだな!?、兄上と戦うのか?」

 

             続く



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

時間のダークヒーロー
時の記憶


某サイトでオリジナル武器を使った小説だ


???A「なぁ、噂知ってるか?」

 

???B「噂?」

 

???A「あぁ、なんでも時を奪うらしい」

 

時を奪う者は今どこにいるかも不明と思われてる

 

???A「後でその武器奪いに行こうぜ!」

 

???B「賛成!」

 

???A「まずは情報集めだ!」

 

すると

 

???C「なんの話してたんだ?」

 

???A「時を奪う武器を俺らが奪ってやろうって話だ」

 

???C「ふーん・・・時を奪う武器ね・・・。じゃあ見せてやろうか?その“時を奪う武器”を」

 

そう言うと仮面の者は槍をクルクルし構える

 

???C 「奪って欲しいの“過去”か?それとも・・・これから起こる“未来”か?」

 

???A,B 「ヒ・・・ヒェェェ!!」

 

2人は逃げだした。そして仮面の者は

 

???C 「あっけない、所詮肝試しみたいな事をした奴だったのか」

 

???D 「肝試し?ってなんだ?」

 

???C 「怖い幽霊が出てくる場所の事だエンリ」

 

エンリ 「じゃあドクリと一緒に行こうかな?」

 

???C 「確かドクリ変な奴といた気が」

 

エンリ 「デンゼの事か?あいつは何言っても引かないから何とかしてもらいたいぞ、なあクロノス」

 

仮面の者。否クロノスは

 

クロノス 「全くもってその通りだ、あいつはどんな人物があっても女性ナンパするもんだから逆に我が心配だよ・・・」

 

エンリ 「何故だ?」

 

クロノス 「アッサムの事だ。」

 

エンリ 「アッサム?あの生き残りのドラゴンで、クロノスに仕えてるメイドだよな?何故そいつと?」

 

クロノス 「ドクリの件あるだろ」

 

エンリ 「・・・。」

 

クロノス 「それと同じだ」

 

エンリ 「もし同じ事してたら?」

 

クロノス 「・・・(ナイフスチャ)」

 

エンリ 「そのナイフで?」

 

クロノス 「無限ループさせてやる・・・」

 

エンリ 「無限ループか、過去か未来の時を奪う、だな」

 

クロノス 「その通り、さて戻るぞ」

 

エンリ 「分かりました、クロノス様」

 

               館

 

「戻ったぞー」

 

アッサム 「お帰りなさいませお嬢様。」

 

「デンゼに何かされてた?」

 

アッサム 「いえ、ただデンゼはドクリを口説いてました」

 

エンリ 「あいつ!!」

 

「(仮面を外し)アッサム、どうやらお灸を添えないとね・・・」

 

アッサム 「・・・ですね」

 

エンリ 「手伝うぞ、クロノス」

 

「エンリ、もうクロノス呼びじゃないぞ」

 

エンリ 「・・・そうだな、お嬢様」

 

「レッツゴー!」

 

                     ドクリの部屋

 

「いるかー?」

 

ドクリ 「お帰りなさい、お嬢様」

 

デンゼ 「せっかくもう少しで口説けたのにな・・・」

 

エンリ 「もう口説くのやめな?エンゼ」

 

デンゼ 「断る、もう少しで墜とせたのにな」

 

「・・・(ナイフスチャ)無限ループしたくなければやめろ。」

 

デンゼ 「ヒェッ、お前のナイフ無限ループしても〇せないしな」

 

「ならやめろ、良いな?」

 

デンゼ 「わーかったよ。」

 

「次したら無限ループの刑な?」

 

デンゼ 「怖い事を言うなぁ・・・精進するよ。時間ちゃん」

 

「今無限ループの刑しようか?」

 

デンゼ 「冗談だよ、時間ちゃんは冗談だから・・・無限ループの刑だけはやめてくれタイムちゃん!」

 

タイム 「よろしい」




因みに
3人は某ゲーム(モ〇〇ン)の擬人化だ


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

団欒な館
何でも屋の災難


             何でも屋

 

「おう、あの英雄さんは?」

 

1人は尋ねると

 

「あぁ、入浴中だ」

 

「あら、失礼ね。それにしても貴公、あの英雄さんには気を付けとけ」

 

「元々気を付けてるぞ。」

 

「そういう訳ではなくてだな・・・クラウド・・・次貴公の番だろ?」

 

クラウド 「そうだが・・・」

 

(ガラッ)

 

「噂をすればなんとやらだな。勝手に邪魔してるぞ」

 

「・・・好きにしろ」

 

クラウド 「覗くんじゃねぇぞ?」

 

「馬鹿な事はしないぞ貴公」

 

クラウド 「お前じゃない、お前だ」

 

と言い風呂から上がった人を指す

 

「勿論さ、クラウド」

 

クラウド 「覗くなと言って覗くだろ!」

 

「いいから入りな」

 

入った後数秒

 

クラウド 「入ってないぞ!」

 

「言っただろ・・・英雄には気を付けろと」

 

クラウド 「何が分かるんだ!」

 

「英雄さん」

 

「どうした?後、英雄さんはやめてくれ」

 

「分かったよ・・・じゃあセフィロス、聞くけどシャンプーはどのくらい使ったの?」

 

そう聞くと自信満々にセフィロスは答える

 

セフィロス 「1本丸々だ!」

 

「い・・・1本・・・丸々・・・並みの人間じゃあ無理だろ!」

 

セフィロス 「お前はどうなんだ?」

 

「我は丸々一本は使わないぞ、詰め替え用買っといてよかった・・・クラウド、貴公用のシャンプー用意しとけ」

 

クラウド 「・・・そうさせてもらう」

 

「そしてセフィロスは着替えろ!」

 

セフィロス 「母さんだな」

 

「母さんじゃねぇ!いいから着替えろ!!」

 

      着替え&入浴中・・・

 

「はぁ・・・逆に疲れた・・・セフィロスは半裸にしてるし・・・後・・・クラウドのストーカーだし。災難だな、クラウド」

 

クラウド 「全く持ってその通りだ」

 

「勝手に邪魔したけど問題ないか?」

 

クラウド 「問題はない」

 

「なら良かった。あの依頼ぶりに会うわね」

 

クラウド 「あぁ、お前のメイドと実験体捕獲の依頼か」

 

「アッサムだけは奪われたら終わりよ・・・」

 

セフィロス 「奪われたらどうなってたんだ?(ギュッ)」

 

クラウド 「抱き着くな!」

 

「奪われたら?世界の終わりを意味するのよ・・・」

 

クラウド 「まるでメテオ降らそうとしてたみたいにか」

 

「まあ・・・そうだなアッサムが実験材料にされたら・・・比べるとしたら“スーパーノヴァ”と同じだな」

 

クラウド 「えっ」

 

セフィロス 「それと同じなのか・・・」

 

「そうだったな。貴公スーパーノヴァ使うもんな、宇宙の崩壊と地球の崩壊。どっちが良いんだ?」

 

クラウド 「どっちも嫌だ!」

 

「今は我が館で奪われないようにしてるからな。それにしてもだ、あの刀長くない?」

 

セフィロス 「?これか?」

 

刀を見せる

 

「それ、もう少し短くならない?一般的な刀に」

 

クラウド 「言ってもm」

 

セフィロス 「無理だ」

 

「だろうな!薄々分かってたぞ!!」

 

そしてナイフをクルクルしながら

 

「あんな長い刀、素手で弾くのはもうごめんだ!次襲ってきたら」

 

ナイフの持ち手を持ち刃を向ける

 

「これで相手してやる!」

 

クラウド 「なあ、良いか?」

 

「なんだ?」

 

クラウド 「そのナイフしまってくれ」

 

「?」

 

ポーチに入れると

 

クラウド 「俺の剣とセフィロスの刀、弾いた時傷ついてt」

 

手を見ると

 

クラウド 「傷が・・・ない!?自然治癒か!?」

 

「感触的に弱点の鋼で斬りかかって両手失う所だったな、それがもう1つの種族のおかげで助かったな、回復はもう1つの種族で一瞬で治した」



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

3人の英雄(?)

「何故我がここのビルに行く羽目になるんだ・・・よりによってここって・・・」

 

何故彼女がそのビルにいるには理由があった

 

            何でも屋

 

クラウド 「邪魔してるのも何だし、アレ行ってもらって良いか?」

 

「アレ?」

 

すると古くなった地図を机の上に置く

 

クラウド 「ここ、知ってるだろ?」

 

「えっと・・・神羅?・・・覚えてる限りだと貴公ら2人が入ってたところだよな?」

 

彼女は記憶を思い出してみる

 

「神羅」かつて昔に「英雄」であるセフィロス、ソルジャーだったクラウドがいた場所である

 

「2人に聞こう、何故我がそこに行かないといけないんだ?我はそもそも神羅と無関係だ。」

 

本をパタリと閉じこう言った

 

「理由はさっき言った“神羅とは無関係”だ」

 

「関係あったとしたらどうするの?英雄・・・いえセフィロス」

 

そういうとククッと笑いセフィロスが答える

 

セフィロス 「それでも行かせるかな、私が行っても大体の人は私に群がる。」

 

「確かに・・・クラウドの方は?」

 

クラウド 「俺だってやめた身だ」

 

「なんか納得したぞ・・・でだ、そこに行ってどうするんだ?」

 

そういうと鍵を投げてくる

 

「っと(パシッ)投げなくても・・・ん?」

 

そこにはプレートでこう書かれてた

 

「〇階 執務室」

 

そして小さく「s」と書かれてた

 

「何をしに行くかは少しつかめた、つまり我がセフィロスの部屋に行って何かをするんだな。何を取りに行かせるんだ?」

 

そういうとセフィロスは

 

セフィロス 「無関係でありお前にリユニオンと言う物をしてみようかと」

 

「リ・・・ユニオン?」

 

簡単に言うと片翼を生み出す儀式的な物である

 

「ま・・・まぁそのリユニオンっての我にやるために持ってこいと言う事だな。どういう形状だ?」

 

クラウド 「球状だよな?」

 

セフィロス 「球状だ。何かあればテレパシーで伝えてくれ」

 

「無理だろ!!テレパシーなんて・・・?」

 

ゆっくり近づくが

 

クラウド 「(パシッ)あの細胞入れるなよ?仮にも半分人間だ。」

 

「仮ってなんだよ!仮ではなく本当の半分人間だ!」

 

セフィロス 「女に細胞は入れないさ、入れるのは私らの細胞。つまり祈ったら反応するように」

 

「それなら問題ないぞ、行って来る」

 

そして今に至る

 

「・・・何階だろうな・・・」

 

カギのタグ見てみると

 

「6階 執務室 s」

 

「・・・6階かぁ・・・入って蝙蝠化しよっと・・・、その前に受付しないと」

 

1F

 

入ると警報が鳴り響く

 

「まずいな・・・急いで6Fに行かないと」

 

そして蝙蝠化になり急いで向かう、そして少なからず蝙蝠化してるのが目撃してた」

 

6F

 

「っと(トンッ)さてうるさい警報は無視して執務室に行くか」

 

執務室の鍵を開け周りを見る

 

「球状のは・・・どれだ・・・?あれか?」

 

拾うと深紅に染まった紅い球だった

 

「急いで出ないと・・・」

 

球をしまい急いでカギ閉めたところで

 

「いたぞ!侵入者だ!!」

 

「げっ!?」

 

兵は武器を構えてるいつでも打てるぞという状態に

 

「・・・我はただ取りに来ただけだ」

 

兵A 「何を取りに来たんだ?」

 

「英雄さんの忘れ物?」

 

兵はゆっくり武器を下す

 

兵A 「英雄・・・?な・・・何故あなたが」

 

「頼まれた、英雄さんに」

 

兵B 「でも侵入者に変わりはないですか!」

 

斬りかかると素手で弾く

 

「帰らせてくれ・・・」

 

そのまま1Fに着地するが周りは兵だらけ

 

「・・・1人じゃあ部が悪いな・・・確か・・・」

 

         回想

 

セフィロス 「祈れば私たちが反応する」

 

       現在

 

「それだ!」

 

そして祈る、2人に反応するようにそれは共鳴し光に包まれる

 

沢山いた兵は半分に減っていた

 

「(ぽふっ)ピンチみたいだったな、そしてその機会にやってみたという事かな?」

 

「まさしくその通りだセフィロス、リユニオンの儀式みたいのはあの紅い球で間違いないか?」

 

セフィロス 「紅いの選んだか、間違いはないぞ」

 

クラウド 「いいから構えろ!!」

 

「勿論だ」

 

とあるビルに3人がいた、その3人は秘めたる力を持ち。

 

1人は剣技にたけ兵をなぎ倒し高ランクソルジャーと言われる者

 

1人は刀を巧みに使いこなし「英雄」という名にも負けずに倒した者

 

1人は爪で弾きつつ兵を切り刻んだり「英雄」と肩を組んだ高貴な者

 

その3人は別名 「3英雄」と呼ばれるようになるとはその時の3人は思わなかった

 

そして1人は謎の球を入れその姿から「もう1人の片翼の吸血天使」と言われる由縁であった




因みにリユニオンと言うのは分からないけど、片方の羽が出てくる+飛べるっていう提なのかな?
もし効果付きなら我は「血を操る力の源」かな?


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

追う者と追われる者その1

           館

 

「入るぞ」

 

「ん?どうした?クラウド」

 

クラウド 「お前に警告しに来た」

 

「警告?」

 

クラウド 「あぁ、お前に神羅から命令でな」

 

「聞こうか」

 

アッサム 「お嬢様を捕獲しに来た・・・でしょうか?」

 

クラウド 「その通りだ。どうやらお前の片翼、それに目を付けたらしい」

 

「何をするつもりなんだ・・・」

 

クラウド 「さあな、あいつらの事だ。実験台にするんじゃないか?」

 

「ゲッ!?」

 

アッサム 「・・・お嬢様、お先にお逃げください。変わりは兄上に任せます」

 

「兄上・・・代わりに任せていい?」

 

「話は聞いた、狙われてる妹の為ならば交代するのも問題ではない」

 

「兄上・・・。」

 

ティンブラ 「お坊ちゃまの兄妹ですもの、諦めるまでお逃げください。お坊ちゃまの妹君

 

「兄上・・・アッサム・・・ティンブラ・・・分かった、約束する」

 

クラウド 「どうした?・・・伝えとく。」

 

「なんて・・・?」

 

クラウド 「セフィロスからの伝言だ、“もうじき来る”ってよ」

 

「分かった。頼むぞ貴公ら、必ず戻る!」

 

そう言い手すりから飛び蝙蝠化となり去って行く

 

「(何なんだよ・・・大人しく帰ってよ・・・)」

 

      川沿い

 

「っと(トンッ)ここまでは追ってこないかな・・・」

 

「(スチャッ)大人しくつかまれ!」

 

「捕まってたまるか!!(でも川沿い・・・頼む・・・我の“第2の妹”)」

 

「(はあっ!!)」

 

「(バタリ)」

 

「お待たせっ!長旅から戻ったよ!お姉ちゃん!」

 

「・・・ア・・・」

 

「ん?」

 

「アウア!!!」

 

アウア 「ヒッ!?」

 

「心配したんだぞ!どこ長旅してた!!」

 

アウア 「ごめん・・・お姉ちゃん・・・でも!」

 

「話は俺たちに任せろ」

 

「ドルに・・・フィン、アウアはどこぶらぶらしてたんだ!!」

 

ドル 「お嬢様は安全な所探しておりました」

 

フィン 「それがこちらと言う事です」

 

「・・・チッ」

 

アウア 「お姉ちゃん?それは何?」

 

「アウア、落ち着いて聞いてくれ」

 

アウア 「?」

 

「今は敵に狙われてる、狙いはアウアじゃない」

 

ドル 「誰が狙われてるんですか?」

 

「我だ、この片翼調べる為に捕獲すると何でも屋から聞かされた」

 

アウア 「何でも屋?」

 

「あぁ、金髪の青年が何でも屋、同居人に銀色で長い髪の毛の青年いるが実質問題はない」

 

フィン 「では私たちは?」

 

「アウア達は紅い館を目指してくれ。そこに兄上がいる」

 

アウア 「えっ!?クロック兄ちゃんも!」

 

「あぁ、我のメイドに声かけられたらこう言ってくれ

“お兄ちゃんの第2の妹”とそれが分からなかったらドルかフィン説明してくれ」

 

ドル 「分かりました」

 

フィン 「ご武運を!」

 

「後アウア」

 

アウア 「何?お姉ちゃん?」

 

「館に行ったら兄上の説教ある事、忘れるなよ?我はこれでも軽い」

 

アウア 「はぁい・・・」

 

ドル 「気を付けてください姉様!」

 

そのまま手すりを飛び片翼で飛ぶ

 

「(姉様か・・・兄上から“妹”、アウアから“お姉ちゃん”か・・・)」

 

アウア 「・・・黒と赤の色が混じった羽・・・か」

 

フィン 「行きますよ!」

 

アウア 「その羽の事何でも屋に聞いてもいいかな?」

 

ドル 「・・・後で怒られますよ・・・」

 

「呼んだか?」

 

アウア 「えっと・・・(確かお姉ちゃんが言ってたのが本当なら・・・金髪の・・・青年)えっと・・・何でも屋さん?」

 

「誰から聞いた?」

 

アウア 「お姉ちゃんから!」

 

「お姉ちゃん?」

 

アウア 「うん!赤い髪の人!」

 

「お前・・・アイツに姉妹がいたとはな」

 

アウア 「ううん、姉妹じゃないよ3兄妹だよ、私がその妹!」

 

「名は?」

 

アウア 「アウア、ブラッド・オメガ・アウアだよ」

 

「アウア?(確かアイツもブラッド・オメガを名乗ってたな)俺はクラウド、アイツ、お前の姉の知り合いだ」



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

追う者と追われる者その2

クラウド 「まさか本当に兄妹、しかも3人の3番目か」

 

アウア 「うんっ!クラウドも兄弟はいるの?」

 

クラウド 「いない・・・がアイツならいるな、しかも3人」

 

アウア 「アイツ?」

 

すると

 

「何のんきに話している」

 

クラウド 「あの主に妹がいた話だ、お前だっているだろ?」

 

「・・・今はそこにいない・・・のちに会うと思う」

 

クラウド 「こいつの事は気にするな」

 

アウア 「(お姉ちゃんが言ってたのだと・・・同居人の銀髪で髪が長い青年)お姉ちゃんのいる館に案内して!」

 

「何様のつもりだ・・・」

 

アウア 「ヒッ!?」

 

クラウド 「おい、主の妹に傷でもついたらどうするんだ!」

 

「主だと?」

 

クラウド 「分かってないな、主ってのはタイムだ!」

 

「(ピタっ)あの女に隠し子がいたとはな」

 

クラウド 「れっきとした血の繋がってる妹だ!アウア、言ってやれ」

 

アウア 「・・・信じてもいいの?」

 

クラウド 「あぁ」

 

アウア 「(グッ)私はアウア、ブラッド・オメガ・アウア!、お姉ちゃんのブラッド・オメガ・タイムリーと血の繋がってる兄妹!」

 

すると1人はククッと笑う、そして

 

「認めよう、君があの女の子供と」

 

クラウド 「いい加減認めろ!案内してやる、俺はアウアを担ぐ、お前はその2人な」

 

「何故私が2人を」

 

クラウド 「こいつをタイムの妹と認めなかった罪だ、セフィロス」

 

           一方

 

タイム 「餌、どうしようね・・・、狩るか?いやいや・・・神羅がいるのに狩ったらバレる、いい加減諦めてくれないかなぁ・・・」

 

「いたぞー!!」

 

タイム 「げっ!?」

 

片翼でその場を去る

 

「あっ、待てー!!」

 

タイム 「誰が待つか!!」

 

「はい、捕まえた」

 

タイム 「っ!?・・・なんてね」

 

蝙蝠化になり逃げる

 

タイム 「(遠くに逃げるかもしくは安全圏にいるか・・・だな)」

 

「こっちです!」

 

タイム 「エンリ!戻れ!!!」

 

エンリ 「これを渡しに来ました!!」

 

タイム 「無線機?」

 

エンリ 「何でも屋と通信できます!ご武運を!」

 

タイム 「おう。(スチャッ)」

 

無線をセットをする

 

タイム(無線) 「テスト・・・聞こえてたら応答願う」

 

「勿論だ」

 

「勝手に使うな!」

 

タイム(無線) 「聞こえてるぞ、でどうした?」

 

「まだ追っ手は?」

 

タイム(無線) 「逃げながらな」

 

「私に作戦がある」

 

タイム(無線) 「なんだ?」

 

「いったん捕まれ」

 

タイム(無線) 「はぁ!?、どういう事だ!!」

 

「ただし無線はつないだままにしろ」

 

タイム(無線) 「分かったよ、英雄さん。いえ、セフィロス」

 

     館

 

セフィロス 「無線つなげてる、作戦はある」



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

追う者と追われる者その3

タイム 「(一体何の作戦なんだろう・・・。まあ大人しくセフィロスの命令に従いますか・・・)」

 

兵A 「やっと見つけた・・・」

 

兵B 「今度こそ」

 

タイム 「逃げないぞ?大人しく身柄確保しな?」

 

兵A 「大人しいもんだな、投了したのか?」

 

タイム 「逃げても捕まるなら大人しく捕まるしかないだろ」

 

「(カチャリ)」

 

タイム 「(さあ、頼むぞ。元神羅所属の2人)」

 

         一方 館内

 

「どこに入れときます?(無線内)」

 

「とりあえず、あの研究所の奥でも入れとけ(無線内)」

 

クラウド 「聞いたか?」

 

セフィロス 「勿論、場所はクラウド知ってるよな?」

 

クラウド 「勿論だ。一緒に行く奴いるか?」

 

アッサム 「お供いたします。」

 

クラウド 「他は?」

 

クロック 「アウア、俺らも行こう。説教終えたしな」

 

アウア 「・・・分かったよお兄ちゃん」

 

セフィロス 「行くか」

 

クラウド 「俺らについてこい」

 

アッサム 「はい。」

 

         神羅内 研究所

 

タイム 「(ここ・・・は・・・)」

 

「兄さん、守ればいいの?」

 

「その命令くだしたから仕方ないだろ」

 

タイム 「(兄さん?・・・誰かの・・・兄弟?)」

 

その2人を見ると何かに似てた

 

タイム 「(髪色的にセフィロスの兄弟?兄弟がいるって言ってなかったな・・・)」

 

そしてまた1人来た

 

「まだ抵抗する素振りはないみたいだね」

 

タイム 「(えっ・・・抵抗したらどうなってたの!?)」

 

「兄さん、僕たちはあくまで見張り、あの子が抵抗するかしないかの有無はないよ」

 

タイム 「(よく見たら3人・・・この拘束終えたら直接セフィロス本人に聞いてみるか・・・)」

 

                (バンッ)

 

タイム 「(ん?)」

 

「ずっと入れてて正解だったな」

 

「お前がそうしろと言ったんだろ!」

 

タイム 「クラウド!セフィロスにみんなも!!」

 

クラウド 「外すから待ってろ」

 

タイム 「お・・・おう」

 

「兄さん!?」

 

タイム 「えっ?」

 

セフィロス 「・・・はぁ・・・まだいたんだな。お前たち」

 

タイム 「そうだ、あの3人って貴公の兄弟なのか?」

 

セフィロス 「兄弟というよりも“私の思念体”だな」

 

タイム 「思念体かぁ・・・思念体もクラウドのなんでも屋に入れたら?」

 

クラウド 「嫌だ」

 

タイム 「何で!?」

 

クラウド 「兄さん兄さんうるさいんだよ」

 

タイム 「でもセフィロスの思念体だろ?」

 

クラウド 「そ・・・そうだけどな・・・」

 

セフィロス 「軽く話した。紹介してないな、まずこいつがカタージュ」

 

カタージュ 「さっきはごめんね」

 

セフィロス 「もう1人はロッズ」

 

ロッズ 「ごめんな」

 

セフィロス 「最後はヤズー」

 

ヤズー 「まさか君が父さんの友達だったのか」

 

タイム 「大丈夫だ、我はタイム、ブラッド・オメガ・タイムリーで愛称は「タイム」だそして兄上のクロック」

 

クロック 「ブラッド・オメガ・クロックスだ。愛称は「クロック」と呼んでくれ」

 

タイム 「そしてアウア」

 

アウア 「ブラッド・オメガ・アウアだよっ!」

 

3人のセフィロスの思念体は顔を合わせた。そして

 

カタージュ 「君たちも兄弟なんだ!」

 

タイム 「兄妹だ」

 

セフィロス 「良かったな、仲間がいてな」

 

ロッズ 「父さん、何で言わなかったんだ?」

 

セフィロス 「お前たちは神羅、タイム達は神羅と無関係だから話さなかった」

 

タイム 「そう・・・だったのか。なんとなく事情は分かった。クラウドが引き取るの嫌がるなら我が引き取ろうか?同じ3兄弟のよしみだしな」

 

ヤズー 「3兄弟のよしみなら俺たちは嬉しいよな!2人とも」

 

カタージュ 「そうだね。兄さんは嫌がるしよしみなら問題ないよ!」

 

タイム 「じゃあ神羅抜けるぞ」

 

セフィロス 「3人の辞任表は出しといた」

 

タイム 「早いな!?行くぞ、3人」



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

追う者と追われる者その4(終)

前回のあらすじ 囚われ3人の思念体に出会う


             神羅 1階

 

 

アッサム 「見てきます。」

 

「あっ、そこのドラゴン待って」

 

アッサム 「はい?」

 

タイム 「どうした?カタージュ」

 

カタージュ 「母さん達を救うために兄さん達入ったよね?」

 

タイム 「か・・・母さん?母さんは確か“ジェノバ”だったよな?」

 

ロッズ 「その母さんはいないんだ。だから母さんは母さんだよ」

 

タイム 「な・・・なるほど。(まあスカルから母上って言ってるし問題ないかな)」

 

ヤズー 「僕達が言ってるのはそこのドア、開かないよ」

 

タイム 「えっ」

 

「そのとおりだ」

 

クロック 「誰だ!?」

 

クラウド 「・・・。神羅兵の担当だ」

 

アウア 「やけに詳しいね。」

 

クラウド 「元所属だからな」

 

「お初にかかる。俺らの目的はそこの2人だ」

 

タイム 「我は捕まえても何も意味ないぞ?だが、アッサムだけは意地でも渡したくないな!」

 

「とりあえず、そこの2人は捕獲しろ。後は始末だ」

 

そのまま襲い掛かる

 

「(スッ)」

 

アッサム 「・・・英雄・・・さん」

 

セフィロス 「主と同じ反応するんだな、英雄呼びはやめてくれ。とりあえずクラウド、任せた」

 

クラウド 「協力は抵抗するが仕方ない。行くぞ」

 

タイム 「抵抗しないでよ、せっかく“3英雄”と言われたんだから」

 

クロック 「“3英雄”?」

 

タイム 「兄上とアウアは知らないんだね。我が神羅に行ったとき丁度今の状況になったんだ」

 

「(ザクッ)」

 

クラウド 「それでタイムが祈って俺らが軽く始末したんだ」

 

セフィロス 「それが理由で3英雄と呼ばれる由縁だ」

 

カタージュ 「母さん、僕達も手伝う!」

 

タイム 「そうだな・・・思念体3人はセフィロスと共にアッサムの援護を。思念体3人が上手くやれば我の“従者”になってやる」

 

ロッズ 「やるぞ!」

 

ヤズー 「分かったよ、母さん」

 

              あらかた始末した後

 

タイム 「よし、クリア」

 

クロック 「急いで出るぞ!」

 

                    空

 

カタージュ 「母さん、どうだった?」

 

タイム 「まずまず・・・だな。だが見習いならいいかな思念体達」

 

ヤズー 「やったー!」

 

ロッズ 「母さん、どこに行くんだい?」

 

タイム 「館だ。紹介もしないとな」

 

               赤き館

 

タイム 「戻ったぞー」

 

スカル 「母上、お帰りなさいませ」

 

タイム 「紹介しないと・・・カタージュ、ロッズ、ヤズーだ3人ともセフィロスの子供と言うよりも思念体だな」

 

スカル 「思念体・・・」

 

タイム 「我の事は「母さん」呼びするから間違えるんじゃないぞ?」

 

スカル 「承知しました。母上」

 

アッサム 「私の方も自己紹介しときます。私はアッサム、お嬢様・・・スカル様で言う「母上」、思念体で言う「母さん」専属のメイドです、種族は・・・のちほど」



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

宿命の敵討ち

カラカラと音を立てて何かを運ぶ

 

「(コンコン)お嬢様、失礼いたします」

 

ドアを開けると「お嬢様」と呼ばれた人と3人がいた

 

「あっ、あなた方もいらっしゃったのですね。思念体様」

 

すると口を開く

 

「アッサム、今日のアフタヌーンティーは楽しみにしてたぞ」

 

アッサムと言われた人は

 

アッサム 「褒めていただき光栄です。(コトッ)今日のお菓子でございます」

 

「母さん、聞きたい事あるんだけど良い?」

 

「なんだ?(ズズッ)」

 

「母さんも宿命の相手っているの?」

 

「(コトッ)いきなりどうした?宿命の相手??」

 

するとまた1人が話す

 

「僕達はクラウドが打ち破った父さんの思念体。父さんはクラウドの宿命の相手だよね?」

 

「まあ、そうだな故郷燃やした張本人だけどな」

 

「なら母さんの宿命の相手はいるのかなって」

 

「ふぅ」と息を吐きこう言う

 

「さすが思念体3人。我もいるぞ、宿命の相手」

 

「本当!?、教えて!!」

 

「まるでクラウドの兄貴分みたいな子犬っぷりだな、とにかく落ち着けカタージュ、ロッズ、ヤズー」

 

3人はピタッと落ち着く

 

「2人いてな1人は元ここの主であり、我の“親父”だったんだ。今はどこにいるかは分からない。」

 

アッサム 「後の1人は?」

 

「後の1人は・・・」

 

すると1本のナイフを取り出す

 

「・・・我に投げナイフの師匠がいてな・・・そいつを倒した同じ師匠の弟子」

 

アッサム 「お嬢様に師匠がいらっしゃったんですか!?」

 

「あぁ・・・そいつもどこにいるか分からないんだ」

 

「・・・。母さん」

 

「どうした?ロッズ」

 

ロッズ 「その母さんの宿敵がいる場所知ってるよ」

 

「本当か!?、教えろ」

 

カタージュ 「こっちだよ、母さん」

 

「アッサム、留守番よろしく!」

 

アッサム 「はい、お嬢様」

 

            とある館前

 

ヤズー 「ここだよ、母さん」

 

「よく見つけたな、ここを。後は我に任せろ、思念体3人は呼ばれたら来い。良いな?」

 

『はい!母さん』

 

              中

 

「なあ、ここの主いるか?」

 

「何者だ?」

 

「そこの主の宿命の相手だ」

 

「主も「宿命の相手にケリをつけたい」とおっしゃってましたのでご案内いたします」

 

              奥

 

「(ガチャ)」

 

「(ビシュッ)」

 

「(パシッ)酷い歓迎方法だな、貴公?」

 

「酷くはないぞ?お前が大人しく倒れとけば、師匠なんて犠牲にならないはずだな!“化け物”!」

 

「あ?誰が化け物だって??、貴公こそ投げナイフ嫌ってたのに、投げてきたじゃないか、ツンデレか?」

 

「ツンデレな訳ないぞ!、化け物が師匠の下で学ぶのが嫌なんだよ!。」

 

「また化け物って言ったな?、化け物化け物言って、化け物が全滅するわけがないじゃないか?。そもそも我は化け物と言うよりもだ、半分人間で半分吸血鬼だ」

 

「じゃあ化け物じゃないって言うんだな?」

 

「その通りだ。」

 

「お前はいつもそうだよな、ずっと化け物呼びされてるよな」

 

「・・・。なあ師匠殺した理由は「我と学ぶのが嫌だから」か?」

 

「(スッ)当然だ・・・。お前みたいな半分人間、半分吸血鬼のようなのが師匠の技使うのが気に入らなかった」

 

「・・・だけど・・・これ見てみな」

 

投げナイフのポーチから1本見せる

 

「これ、改良したんだがこの投げナイフ。師匠が使ってた、つまり」

 

「お前が・・・引き継いだのか!?化け物に!?」

 

「師匠の最後の言葉、「このナイフは君に託す。大事に使え」と」

 

「何故!俺ではなくお前に!!」

 

「あの時、我は学んでいた。だが貴公は学ばなかった。それが理由だ」

 

「・・・やれ。あの師匠のナイフ奪い取れ」

 

「・・・出番だ従者3人」

 

カタージュ 「呼んだ?母さん」

 

「呼んだ。あの部下と宿命の相手。始末しな」

 

ヤズー 「母さんとの会話聞こえてたけど」

 

ロッズ 「化け物呼びはないかな」



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

吸血鬼のハーフの母と

「母さん?(ノック)」

 

「思念体達入っていいぞ」

 

入る3人

 

「母さん、本当に付き合ってるの?」

 

「疑ってるのか?ロッズ」

 

ロッズ 「母さんが付き合ってるのかそうじゃないか、兄さんと話してたんだ」

 

「付き合ってるぞ」

 

スカル 「母上、父上が帰ってきてます」

 

「そうか、ここに連れてこい」

 

スカル 「わかりました」

 

「貴公ら紹介するが問題ないな?」

 

ロッズ 「問題ないよ」

 

ヤズー 「母さんに紹介されるなら僕達も名乗らないと無礼だね」

 

カタージュ 「母さんの父さんか・・・僕も楽しみだよ」

 

またノック音が

 

スカル 「連れてきました」

 

「戻ったぞ」

 

「お帰り、長い任務だったな。元旦」

 

元旦 「君に会いたくて楽しみにしてたよ」

 

「全く・・・。っと紹介するぞ、我の従者だ」

 

元旦 「(3人を見る)君達は?」

 

「あの何でも屋の1人の思念体だ。貴公が任務でいないとき引き取った。」

 

元旦 「なるほど・・・」

 

「紹介するぞカタージュ、ヤズー、ロッズ、こいつは我の夫。名は“元旦”ヴァンパイアハンターだ。」

 

ヤズー 「母さんの宿敵じゃないか?ヴァンパイアハンターは」

 

「まあな、あいつのお陰で助かったぞ」

 

ロッズ 「母さんと元旦の出会いって?」

 

「結構前の話だ」

 

            過去

 

元旦 「迷ったぁ・・・依頼があの館の調査って」

 

「おい、そこの人」

 

元旦 「どこ?」

 

「上だ上。」

 

見上げると蝙蝠が人間に形成してる

 

「初めまして・・・だな」

 

元旦 「・・・(ポカーン)」

 

「どうした?ヴァンパイアハンター」

 

元旦 「あんなかっこいいの倒せって言うのか?んなの無理だろ!(小声)」

 

「ほめても何も出ないぞ、それと聞こえてるぞ(キラリ)」

 

元旦 「・・・っ!?」

 

「・・・逃がしてやる。命が惜しくないなら刃出して襲え」

 

元旦 「・・・。」

 

風の切る音が聞こえ

 

「命惜しくないみたいだな、でもかっこいいの倒せなんて無理といっただろ?」

 

元旦 「確かに無理と言った、でも・・・(ゆっくりとおろす)」

 

「・・・(ギロッ)」

 

元旦 「・・・(バタッ)」

 

「逃がしてやる、次来たら容赦はしないぞ」

 

           次の日

 

元旦 「(来てしまった)」

 

「やっぱり来たか、ヴァンパイアハンター。容赦はしないぞ?」

 

身構えた時俺は深紅の目、そして姿に一目ぼれしてしまった、ヴァンパイアは敵なのに、見とれてしまって動かなかった

 

「動かないなら、こちらから動くぞ?」

 

元旦 「・・・だ!!」

 

見とれてしまい自分自身。それには背徳感があった

 

「・・・なんて言った?」

 

元旦は大きい声でこう言った

 

元旦 「好きだ!!」

 

「・・・はぁ!?、貴公立場分かってるのか!?!?!?、貴公はヴァンパイアハンター、我はヴァンパイア。天と地がひっくり返ってもあり得ないだろ!!」



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

水の次女の相棒

アウア 「お姉ちゃん!」

 

タイム 「どうした?アウア」

 

アウア 「相棒できた!!」

 

アウアのセリフに驚く

 

タイム 「相棒!?誰だ?」

 

アウア 「あの英雄」

 

タイム 「英雄・・・アウア、もしかして・・・その相棒ってセフィロス?」

 

アウア 「うん!、武器も相棒に似た武器に作った!」

 

そう言うと水から刀を作り出した

 

アウア 「これ見て!!」

 

タイム 「刀だ。」

 

アウア 「確か相棒の刀名ってなんだっけ?」

 

タイム 「正宗だな、彼の愛用刀だ」

 

アウア 「そうなると・・・水刀 正宗だね!」

 

         すると

 

アッサム 「お嬢様、あの方が来ました」

 

タイム 「あの方?」

 

アッサム 「もう入っていらっしゃいます」

 

           (バンッ)

 

「元気か?」

 

アウア 「あー!相棒!!」

 

タイム 「話はアウアから聞いた、まさか貴公がアウアの相棒とはな・・・セフィロス」

 

セフィロス 「もう話したのか?」

 

アウア 「うんっ!」

 

タイム 「仲良しだな貴公」

 

セフィロス 「相棒、出かけるか?」

 

アウア 「うん!、お姉ちゃん、行ってくるね!!」

 

タイム 「行ってこい」

 

            街

 

アウア 「相棒、どこに行く?」

 

セフィロス 「そうだな・・・お前が好きなところでいいぞ」

 

アウア 「えー?」

 

           すると

 

「君達、少しいいかな?」

 

アウア 「なぁに?」

 

「絶滅危惧種探してるんだけど・・・いないかい?」

 

セフィロス 「・・・。(刀を構える)それ聞いて何をしたんだ?」

 

「僕たちの実験に手伝ってもらうんだ」

 

アウア 「・・・お姉ちゃんのメイドは渡さないよ(ささっ)」

 

アウアはセフィロスの後ろに隠れる

 

セフィロス 「お・・・おい、相棒?」

 

アウア 「相棒・・・倒して?」

 

セフィロス 「・・・とりあえず俺の相棒と三英雄の一人に手出しはしない!」

 

「絶滅危惧種を渡せば君達に危害は与えない」

 

アウア 「噓よね、お姉ちゃんのメイドが言ってたんだけど、その絶滅危惧種を捉えて、武器とか防具、更に魔法薬を作るって言ってた!」

 

セフィロス 「本当か?もしそれが本当ならなおさら渡したくないな」

 

アウア 「お姉ちゃんが言ってたから本当だよ!!」

 

セフィロス 「相棒がそう言ってるから俺は容赦はしない(グッ)」

 

アウア 「・・・そうだ!相棒私も手伝っていい?」

 

セフィロス 「お前が良いなら手伝え」

 

アウア 「ごめん、お姉ちゃん達に手出しはしないよ」

 

「・・・(ボソッ)」

 

「(コクリ)」

 

「とりあえず身は引いてやる」

 

アウア 「行っちゃったね!」

 

セフィロス 「とりあえず三英雄でありお前の妹に報告だ」

 

            館前

 

セフィロス 「とりあえず報告だ、絶滅危惧種探してた研究者がいた」

 

タイム 「・・・アッサムとティンブラを狙う不届きものがいたのか・・・助かる」

 

           一方 ???

 

「危険な人物はいたな」

 

「危険?」

 

「あの刀使う者だ」

 

「でもあの水の女が無害だな」

 

「あの女をと捉えるか?」

 

「いや、あの女は上がいるかもしれない、とりあえずあの女には手を出すな、手出ししていいのはあの絶滅危惧種

        「ステラネスドラゴン」を捕獲だ」



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

ドラゴンと

       スカーレットシティ ヴァンパイアハンターが住まう所

 

「元旦、街でなんか事件?あったらしいけど」

 

元旦 「事件?ヴァンパイアハンターである俺に用か?」

 

「君は妻に竜いるじゃないか」

 

元旦 「あぁ、いるな。」

 

「一応連絡とっとけ」

 

元旦 「その事件解決するまで俺は任務を休むぞ」

 

「あぁ、報告しとく」

 

去っていくと自然に電話に手をかける

 

元旦 「大丈夫か?」

 

タイム 「貴公、仕事中じゃないのか?」

 

元旦 「お前のメイドが心配で解決するまで休み入れてきた」

 

タイム 「まあ英雄だしな、貴公が心配するなんて珍しいな」

 

元旦 「とりあえず、狙う奴ら調べてみる」

 

元旦はパソコンを立ち上げ調べてみる。カタカタと音を立ててる

 

元旦 「なんか研究所があったぞ」

 

タイム 「研究所?どこなのか??」

 

元旦 「行く気なのか?」

 

タイム 「勿論だ、あのメイドが狙われてるんだぞ!?」

 

元旦 「そうなのか・・・なら俺も任務に加勢しよう」

 

           研究所 入口

 

元旦 「着いたな、お前はどこに行く?」

 

タイム 「リーダー達がいるところだ元旦は?」

 

元旦 「俺は薬製造だ、そこ始末したら手伝いに行く。まっお前は研究者たちを吸血するんだろうな。」

 

タイム 「当然だ。ヴァンパイアハンターである元旦とヴァンパイアと人間のハーフの我がいれば」

 

元旦 「怖いものなしだな」

 

タイム 「行くぞ」

 

元旦 「おう」

 

             研究所 所長の部屋

 

「今のところはどうだ?」

 

「まだ捕獲に至ってないです。」

 

タイム 「おい。」

 

「誰だ?」

 

タイム 「・・・絶滅危惧種の所有者だ。全く愚かだな、それを奪うとはな?」

 

「とりあえず、お前を倒せばそれをゆっくり奪えるからな・・・」

 

タイム 「・・・。いただきます(ニャァ)」

 

「えっ?」

 

「所長から離れろ!」

 

タイム 「断る」

 

「あ・・・がっ・・・」

 

タイム 「貴公に行っておこう、今すぐ洗脳した絶滅危惧種を洗脳を解き解放しろ」

 

「何故だ?」

 

タイム 「何故?、絶滅危惧種を許可なくとらえて武器や防具、更には薬にしてるんだろ?」

 

「何故それを」

 

タイム 「もう1人のメイドが言ってたんだ、絶滅危惧種を捕らえて、防具や武器、更には薬にしたってな?」

 

「・・・ぐっ・・・」

 

タイム 「答えろ、解放するかしないか」

 

「・・・し・・・しないぞ!!」

 

タイム 「・・・残念だ、所長やられてもまだ抗うか」

 

短剣を構え

 

タイム 「ならその無限ループの刑にするぞ」

 

首元に短剣を刺す

 

タイム 「・・・おやすみ」

 

そう言い去っていく

 

          外

 

タイム 「どうだ?元旦」

 

元旦 「あぁ、始末はしといた。工場も壊しといた、お前は?」

 

タイム 「所長は吸血したが副所長はそれでも抗っていたぞ、だから短剣を刺してきた」

 



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

相棒2人の社会科見学

まず初めに、CC版FF7のキャラが出ます
次にストーリー上でタヒんだ人は普通に生きてます


          何でも屋

 

アウア 「お邪魔しまーすっ♪」

 

クラウド 「おっ、来たみたいだぞ」

 

アウア 「?」

 

セフィロス 「相棒、神羅に行ってみないか?」

 

アウア 「どんなところ?」

 

クラウド 「俺らが所属していた会社だ」

 

アウア 「うん!」

 

          神羅

 

アウア 「広い!!」

 

セフィロス 「こっちだ、相棒」

 

         30階

 

セフィロス 「相棒、ここで待っとけ」

 

アウア 「うん!相棒」

 

中に入っていくセフィロス

 

「おい、そこの女」

 

アウア 「なぁに?」

 

アウアが向くと3人がいる

 

「ここはソルジャー用のエリアだ、用がないなら戻るんだ」

 

アウア 「ま・・・待って!」

 

すると1人がじっと見る

 

「もしかして俺の友達の知り合いか?」

 

アウア 「友達?」

 

「俺の友達はクラウドだ」

 

アウア 「あの一般兵のクラウドの友達?」

 

「あぁ!」

 

(ガチャ)

 

セフィロス 「相棒、待ってたか?」

 

アウア 「うん!相棒、ねぇ相棒、この3人は誰?」

 

3人 「相棒!?」

 

セフィロス 「俺の同期の3人だ」

 

アウア 「同期?」

 

セフィロス 「仲間だ、右からジェネシス、アンジール、ザックスだ」

 

アウア 「ソルジャー用エリアって言ってたけど・・・」

 

セフィロス 「勿論だ、ここはソルジャー用のエリアだ、相棒は入れないが俺の顔パスで入らせた」

 

アウア 「わーいっ!!」

 

ザックス 「旦那、相棒って言ってた人は誰なんだ?」

 

セフィロス 「あぁ、可愛い子か?」

 

アウア 「可愛いって言うもんね。相棒は」

 

セフィロス 「アウアだ」

 

アウア 「私はアウア!、「ブラッド・オメガ・アウア」って言うんだ!!」

 

アンジール 「セフィロス、誘拐したんじゃないよな?」

 

セフィロス 「してない、相棒に「相棒になってくれるか?」って言ったらいいよって言ったんだ。」

 

ジェネシス 「その子、未成年なのか?」

 

アウア 「赤い服の人、私は未成年じゃないよ!私は126歳だよ」

 

3人 「126歳!?」

 

アウア 「私は人間であってそうじゃないの」

 

ザックス 「確か「ハーフ」って言うんだっけ?友達が言ってたのは」

 

アウア 「ソルジャーさん、そうだよ!」

 

アンジール 「「ハーフ」か・・・。事情があるんだな」

 

アウア 「うん・・・。」

 

ジェネシス 「セフィロスの相棒だから強いじゃないか?」

 

アウア 「えっ・・・」

 

セフィロス 「相棒は俺が守ってる。だが・・・」

 

すこし落ち込みいつもの顔になる

 

セフィロス 「相棒が悲しくなることはするなと言っている。」

 

アウア 「ごめんって相棒~・・・」

 

アンジール 「何かあったのか?」

 

アウア 「ううん、何でもないよ」

 

そしてセフィロスはアウアを連れ、会社を見学しに行った



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

謎の魔の手

             ???

 

「人間はなぜ我々に契約しない?」

 

「悪魔だから、だろ」

 

「・・・気に入らない!、そういえば人間で思い出したんだが人間だが違う奴がいると聞いているが」

 

「(姉さん達?)いるみたいだ。」

 

「なら侵入しろ」

 

「(姉さん達を見つけてどうするんだろう?)標的の人物は?」

 

「赤い髪の毛の奴、そいつを探せ」

 

「(姉さん!?)・・・わかりました」

 

           街

 

「(まさか姉さんを捕獲なんて・・・兄さんが聞いたら・・・ううん僕は姉さんを捕まえに・・・駄目だ!姉さんなんて捕まえるなんて無理だ!。僕は・・・どうしたらいいんだ?、姉さん・・・僕は・・・どうしたらいいんだ?)」

 

「ん?」

 

「(姉さん・・・僕は・・・どうしたらいいんだ・・・僕・・・は!!)」

 

「探したぞ・・・(ギュッ)」

 

「姉さん・・・?」

 

「どこ・・・行ってたんだ!」

 

「ごめん・・・姉さん」

 

「とにかく、来いミニット」

 

ミニット 「うん・・・」

 

               館 主の部屋

 

「ミニット、説明しろ。」

 

ミニット 「うん、簡単に言うと姉さん捕獲してって・・・」

 

「・・・。」

 

ミニット 「だけど、姉さんを捕まえるなんて無理なんだ!」

 

「ミニット」

 

ミニット 「・・・何?姉さん」

 

「(ギュッ)辛かっただろ、我を探してその依頼が我を捕獲なんて。ミニット、存分泣いていいぞ」

 

ミニット 「・・・姉さん・・・(うるっ)姉さぁーん!!僕・・・僕!!」

 

「ミニット・・・」

 

            (バンッ)

 

クロック 「どうした?妹」

 

アウア 「お姉ちゃんが泣かした・・・?お・・・お兄ちゃん!あの人って!!」

 

クロック 「・・・!?」

 

「兄上にアウア、帰ってきたぞ」

 

クロック 「・・・お前・・・本当に・・・ミニットか?」

 

ミニット 「ただいま、兄さん(涙拭きながら)」

 

アウア 「ミニット!(抱き着く)」

 

ミニット 「アウア!?」

 

アッサム 「何事ですか!?」

 

「アッサム、実は我ら」

 

クロック 「3兄妹じゃないんだ、4兄妹だ」

 

アッサム 「してそこの人は」

 

「ミニットだ」

 

ミニット 「初めまして!僕は「ブラッド・オメガ・ミニット」って言うんだ!兄さんの家族の4番目「次男」なんだ」

 

アッサム 「何故このような?」

 

ミニット 「実は僕は3回種族変わってるんだ、1回目と2回目は兄さんや姉さん達と「人間」と「吸血鬼と人間のハーフ」なんだ。3回目は人間部分を悪魔に渡したんだ、つまり「吸血鬼と悪魔のハーフ」なんだ」

 

アッサム 「そういうことでしたか、悪魔の企みはミニットが知ってると」

 

ミニット 「悪魔は姉さんを狙うんだ。だから僕が任務受けて姉さんを捕まえに来たんだけど、僕は姉さんを捕まえたくないんだ」




新キャラ情報でも

「ブラッド・オメガ・ミニット」 種族 人間→吸血鬼と人間のハーフ→吸血鬼と悪魔のハーフ

悪魔の中では昇格前の並みの悪魔
タイムの事を「姉さん」、クロックの事を「兄さん」と呼んでいる
ブラッド家、オメガ家内での4男
家族を守る為ならたとえ同種族の悪魔だって相手にする
人間の血は吸わない性

兄妹とそっくりなところ

クロック 滅多に戦わない

タイム 本気だすと最凶

アウア 人間の血は吸わない


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

吸血鬼と悪魔と人間

「・・・目的は?、弟」

 

弟と言われた人は

 

「姉さんを悪魔の使う兵器の材料としているんだ」

 

そう言うと

 

「でもお前は妹はさらわせないんだよな?」

 

「勿論だよ!姉さんをさらうなら返り討ちにしたいよ!!」

 

2人は話を続けていた

 

「お姉ちゃんを狙う?無理そうだね」

 

そう言った

 

「まあな」

 

指に止まっていた蝙蝠は飛んでいき

 

「仮にもだ、本当に我を狙おうとしても。贄にするのは当然だ」

 

爪を立てつつ

 

「貴族を狩りながら悪魔の情報を聞き出す」

 

そういう、すると

 

「妹、貴族狩りした影響の新聞は見たか?」

 

「何がだ?」

 

新聞を開く

 

「えーっと「貴族を狩る吸血鬼が現れた」?お姉ちゃんっぽいね!」

 

「アウア、お前が血を吸わないからいいがセフィロスに傷つけるのはやめろよ」

 

そう言うと

 

アウア 「わかってるよ!相棒であろうと一般兵さんも傷はつけないよ!!」

 

「・・・出かけてくる」

 

アウア 「お姉ちゃん、悪魔に気を付けて!!」

 

「わかってる」

 

アウア 「お姉ちゃんが囚われたら・・・私・・・」

 

「アウア、心配ならお前も行け」

 

アウア 「・・・お兄ちゃん・・・わかったよ!」

 

           スカーレットシティ

 

「よかったのか?アウア」

 

アウア 「うん、お姉ちゃんが心配だもん!悪魔にとらわれるし!」

 

「そうか・・・兄上も心配なんだな・・・」

 

アウア 「お姉ちゃん、なんか飛んでる・・・」

 

「もしかして・・・アウア!避難だ!!」

 

アウア 「何で・・・?」

 

「弟が言ってただろ!」

 

アウア 「ミニットから?・・・確かに言ってた!お姉ちゃんを捕らえるって!でも何で私も?」

 

「とらえて居場所吐き出すんだろうな・・・」

 

アウア 「そうかも・・・わかったよお姉ちゃん!!」

 

「逃がさない・・・(トンッ)」

 

アウア 「うわっ!?」

 

「お前でもいい。話を聞きたくてな」

 

アウア 「お姉ちゃんの居場所なんて言わないよ!!」

 

そう言い水で出来た刀を構える

 

「・・・(パチン)」

 

そう鳴らすと水で出来た刀は謎の武器によって壊された

 

アウア 「な・・・なr」

 

双銃を作ろうともそれも壊された

 

アウア 「・・・壊された!?」

 

「その探している奴はどこだ?」

 

アウア 「知らないよ!」

 

「そうか・・・それなら」

 

武器を構えゆっくりと近づく

 

アウア 「・・・(嫌だ・・・嫌だよ・・・)・・・棒・・・」

 

かすかな声を言い目をつぶる

 

「大人しく・・・」

 

その声と同時にその声は聞こえなくなった

 

「・・・大丈夫か?相棒。」

 

その声に聞き覚えがあった。

 

アウア 「相棒!!」

 

その相棒同士言い合った

 

アウア 「助かったよ・・・相棒」

 

「何があった?相棒」

 

アウア 「お姉ちゃんが・・・」

 

「俺も行く。」

 

アウア 「助かるよ、相棒!」

 

           とある場所

 

「なんだ?」

 

「捕獲だよ。姫君」

 

「何時から貴公の姫って決めた?」

 

「1人は捕まえに来たと思うよ」

 

「はぁ・・・後悔するのは貴公だぞ」

 

「何故だ?」

 

「だって・・・」

 

アウア 「お姉ちゃん!!」

 

「え?」

 

「あの子・・・守られる相手がいるのにな」

 

「・・・。」

 

「ありがとな!セフィロス!!」

 

セフィロス 「危険だから助けただけだ」

 

「じゃあこいつも」

 

セフィロス 「相棒が危険じゃないからな、助けないぞ」

 

「アウアが危険かそうじゃないかで助けるんだなっと」

 

         (ドサッ)

 

「クラウドを守ると思いきやアウアが危険の有無で・・・」

 

セフィロス 「クラウドを守っても冷たいしな」

 

「貴族狩ってくる、セフィロスはアウアを館に」

 

セフィロス 「運ぶから安心しろ」

 

           続く



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

悪魔の契約

ミニット 「あっ!忘れてた!!」

 

クロック 「なんだ?」

 

ミニット 「悪魔狩り終えたら僕、消えそうなんだよ」

 

クロック 「契約し忘れなのか?」

 

ミニット 「うん!。姉さんは??」

 

アウア 「お姉ちゃんなら貴族狩りしてたよ」

 

クロック 「戻るまで待つぞ」

 

         神羅

 

「話は他でもない、水色の子いるだろ?」

 

ザックス 「おい・・・その子を?」

 

「あぁ、捕獲だ」

 

ザックス 「・・・友達に話してくる」

 

アンジール 「・・・」

 

           なんでも屋

 

ザックス 「クラウド!、旦那!」

 

クラウド 「どうしたんだ?」

 

ザックス 「・・・旦那の相棒捕獲ミッションあるんだが・・・」

 

セフィロス 「・・・。ザックス、マジか?」

 

ザックス 「マジだ!言ってたんだ!!」

 

セフィロス 「・・・。」

 

アンジール 「いたいた、どうするんだ?」

 

セフィロス 「相棒捕獲任務だろ?」

 

アンジール 「そうだ。」

 

セフィロス 「相棒捕獲して何するんだ・・・俺に案がある」

 

そう言うと黒の片翼を出す

 

セフィロス 「相棒の姉に話す」

 

アンジール 「俺も行こう」

 

そう言いアンジールは白の片翼を出す

 

ザックス 「俺は友達と旦那の家族に話す!」

 

          貴族が住まうエリア

 

「はぁ・・・粗方片付いたな」

 

「おーい!」

 

「ん?」

 

見上げると黒と白の片翼の2人がいる

 

「セフィロスにアンジール、どうしたんだ?」

 

セフィロス 「お前に報告したい事があってな」

 

アンジール 「仔犬が言ってたがお前の妹に手を出そうとしてるぞ」

 

「仔犬・・・なるほど、貴公らが所属してた所の任務なのか」

 

セフィロス 「どうする?」

 

「なら上級悪魔、我を狙う奴を代わりに倒せ」

 

アンジール 「お前は代わりに所属してるのを止める、そういう交換条件か?」

 

「あぁ、我は神羅に行く。その代わりソルジャークラスファーストの2人は悪魔を倒す。そういう」

 

「条件、だな」

 

「2人じゃないな、3人だね。ジェネシス」

 

ジェネシス 「俺らで止めないとな」

 

そう言いジェネシスは魔法剣を構える

 

アンジール 「交換条件は成立しないもんな」

 

アンジールは剣を構え

 

セフィロス 「頼んだぞ、相棒の姉」

 

そう言いセフィロスは利き手に刀を持つ

 

「こっちこそ、頼んだよ。“ソルジャークラスファーストの3人”」

 

そう言い神羅に向かう

 

悪魔 「そこの3人話・・・」

 

ジェネシス 「そいつが言ってた悪魔だな」

 

アンジール 「セフィロスの相棒の家族に」

 

セフィロス 「手出しはさせない!」

 

             神羅

 

「また来るとはな、前は片翼で次がここの研究所に囚われ、その次がアウア捕獲任務を止める・・・行くか。

ソルジャー3人の交換条件だしな!」

 

            中

 

「姉さん!!」

 

「ミニット」

 

ミニット 「姉さん、何でここに!」

 

「交換条件だ」

 

ミニット 「交換条件?」

 

「あぁ、クラスファーストの3人が我を狙う悪魔を止め、我がアウア捕獲任務を止める。」

 

ミニット 「姉さん、契約忘れてたんだよ。この任務終わると僕は」

 

「大丈夫だ、ミニット。契約なんていらないんだ」

 

ミニット 「えっ?でも・・・」

 

「我らは“ブラッド家”でもあり“オメガ家”でもある、そのルールなんて悪魔になってもルールはルールだ」

 

そのルールは 「種族が違えど契約は生まれた時に契約してる」

 

「ミニット、準備は良いか?」

 

ミニット 「うん!」

 

ミニットとタイム捕獲とアウア捕獲任務は阻止しました



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

神父と

          貴族が住まうエリア

 

タイム 「ふむ・・・数少なくなってきたな。まぁ我が倒したからな」

 

周りを見ると1人の女性が出てくる

 

タイム 「・・・そこにいるのは・・・(クスッ)シスターだな」

 

シスター 「♪~」

 

タイム 「そこのシスター聞きたい」

 

シスター 「は・・・はい!」

 

タイム 「貴族いないみたいだが・・・?」

 

シスター 「貴族狩りがいるみたいなの、誰が犯人か分からないの。」

 

タイム 「・・・そうか、それについて聞きたいんだが」

 

シスター 「わかりました。」

 

             教会

 

シスター 「お客様連れてきましたー」

 

神父 「名前は?」

 

タイム 「(我の名前言うとアウトだな・・・そういえば・・・)」

 

           館内

 

タイム 「これは?」

 

本を開くと「セフィロトの樹」について書かれてた

 

タイム 「(セフィロトの樹・・・噂で聞いたんだがアウアの相棒、セフィロスの名前の由来だったな・・・)」

 

            教会

 

タイム 「(ありがとな。偽名にこの本の名前使わせてもらうよ)我は「セフィロト」だ」

 

シスター 「セフィロト?「セフィロトの樹」からとったの?」

 

セフィロト(タイム) 「あぁ。」

 

神父 「じゃあセフィロト、話すぞ」

 

セフィロト(タイム) 「頼む」

 

シスター 「貴族がいなくなってる事件が多くて犯人がわかんないの」

 

神父 「我々はその犯人を討伐しようと考えてるが」

 

セフィロト(タイム) 「可能性あるとしたら」

 

シスター 「可能性あったら?」

 

セフィロト(タイム) 「犯人が吸血鬼だとしたら?」

 

神父 「夜中に襲い掛かるってことか?」

 

セフィロト(タイム) 「あぁ、神父やシスターが眠っている間に犯人は貴族を狩る」

 

シスター 「とりあえず!セフィロトさん部屋に案内するね!」

 

セフィロト(タイム) 「頼む。」

 

             部屋

 

シスター 「ここがセフィロトの部屋よ」

 

セフィロト(タイム) 「おお!」

 

シスター 「自由に使って!」

 

            夜

 

「・・・綺麗なガラスだな、それを壊せば・・・」

 

石を持つそして投げようとすると

 

神父 「セフィロト、何をしてる?」

 

セフィロト(タイム) 「ステンドガラスを見てただけ」

 

シスター 「そうなの?」

 

セフィロト(タイム) 「あぁ、綺麗だなってな」

 

神父 「セフィロト、もう寝ろ」

 

セフィロト(タイム) 「わかったから先に寝てくれ」

 

シスター 「分かったわ」

 

2人が去っていくと

 

「残念・・・。ステンドグラスを壊そうとしたのに、起きるなんて作戦は失敗ね。

次の作戦は、あの2人を眷属にするしかない!」

 

「駄目ですよ、お嬢様」

 

そう言い後ろに着地する

 

「良い人だから、だろ?」

 

「はい、」

 

「やるのも最悪だから、か。ならここを壊せば良いんだろ?」



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

貴族狩り

         次の日

 

セフィロト 「(こそっ)」

 

シスター 「おはよう、セフィロト」

 

セフィロト 「お・・・おはよう・・・」

 

シスター 「今ミサしてるから待ちなさい」

 

        しばらくし・・・

 

神父 「おはよう、今のところ貴族は倒れてないみたい」

 

セフィロト 「誰かが監視してるんじゃない?」

 

シスター 「それはあり得ないわ、セフィロトは私達が見てるもの」

 

セフィロト 「もしこのまま貴族が倒れてないなら可能性は1つだな」

 

神父 「なんだ?」

 

セフィロト 「可能性は我らの中に貴族狩りがいる」

 

2人 『えっ!?』

 

セフィロト 「可能性だから。」

 

神父 「・・・」

 

セフィロト 「仮に、我が犯人だとしたら?」

 

シスター 「仮でもあなたを信じるわ」

 

神父 「訳を訪ねるな。「何故俺らに手伝わせたのか?」ってな」

 

セフィロト 「それが貴方の答えだな。結果はいつか分かる(今の内に作戦を考えないと・・・)」

 

シスター 「(セフィロトの樹が元の名・・・)あの神父さん、お話良いですか?」

 

神父 「あぁ、セフィロト、お前は外で遊んで来い」

 

セフィロト 「あぁ、そうさせてもらうぞ」

 

           神父の部屋

 

シスター 「セフィロトの事なんだけど・・・」

 

神父 「なんか引っかかるところがあるのか?」

 

シスター 「元名がセフィロトの樹って言ってましたよね?」

 

神父 「・・・そうだな」

 

シスター 「もし、セフィロトの樹の1つが確定ってわけではないのですがセフィロトは7個目の実である「ネツァク」を持ってるのでは?」

 

神父 「つまりセフィロトが犯人説ってわけか?」

 

シスター 「多分そうだと思います「ネツァク」セフィロトは「勝利」を確信してると・・・」

 

神父 「じゃあ!あのセフィロトの樹の11個目の実は!?!?」

 

シスター 「私達を騙そうと、セフィロトは「知識」で何とかしようとしてますね」

 

神父 「とりあえず、セフィロトは引き続き監視するしかないな」

 

シスター 「はい。」

 

            外

 

シスター 「セフィロト、待たせたわね」

 

セフィロト 「待ってないぞ、なぁ。聞いちゃったんだが

我が犯人説だと思ってるのか?」

 

シスター 「・・・可能性です。」

 

セフィロト 「・・・可能性かぁ・・・」

 

神父 「可能性だし、これから監視は続けるつもりだ。」

 

セフィロト 「ご勝手に・・・。」

 

神父 「・・・。セフィロト」

 

セフィロト 「なんだ?」

 

神父 「お前が犯人だった場合(スッ)浄化してやる」

 

セフィロト 「種族なんて言ってないのに何で浄化するって言えるのかしら?」

 

シスター 「目撃情報よ、犯人が吸血鬼の可能性よ。」

 

セフィロト 「吸血鬼の可能性なんていくらでもいる。それでもその可能性を追うのか?」

 

神父 「やはりお前が・・・」

 

セフィロト 「・・・。」

 

神父 「吸血鬼!」

 

セフィロト 「・・・・・・。」

 

            続く



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

家計

セフィロト 「・・・。ダンピールって知ってるか?」

 

神父 「あぁ、それがどうしたんだ?」

 

セフィロト 「半分人間で半分吸血鬼。人外を狩るのに適する特性の1つ」

 

シスター 「でも!」

 

神父 「よせ、セフィロト。お前の正体は?」

 

セフィロト 「話しているのに、気になるんだな。我の正体」

 

シスター 「あの時は私が声かけたのですが、あなたは何か違いますね」

 

セフィロト 「・・・(小石を投げる)」

 

           (ガッシャーン!)

 

神父 「あっ!!」

 

シスター 「ステンドガラスが!!」

 

セフィロト 「・・・今宵、ここのどこかで待つ」

 

そう言いセフィロトは去っていく

 

神父 「ステンドグラス片して・・・」

 

シスター 「セフィロトと決着つけましょ!」

 

         夜

 

神父 「どこだ!」

 

シスター 「出てきなさい!、セフィロト!」

 

「何をごたごたと・・・。」

 

2人が後ろを向くと月光が暗く照らしていた

 

「セフィロトならいるぞ」

 

目の前に着地する

 

シスター 「あなたが・・・」

 

神父 「セフィロトであり、貴族を狩った犯人・・・。」

 

セフィロト 「いかにも、我がセフィロトであり、ここの犯人だ」

 

シスター 「セフィロト・・・」

 

神父 「何故俺らの!」

 

セフィロト 「混乱させようとしたんだ、だが失敗した」

 

後ろを向き

 

セフィロト 「だから・・・セフィロトの樹を見て

セフィロトと言う名前にし、あなたに助言したんだ」

 

神父 「待て、何故吸血鬼であるお前が・・・」

 

セフィロト 「タヒなないか・・・かさっきはダンピールの話になるが

半分人間で半分吸血鬼。人外を狩るに適する種族。我は太陽は克服してる。」

 

こちらを向くと同時に髪色、服など変わった

 

赤い髪の毛、先端に黒があり、服も貴族に近かった

 

「種族は吸血鬼と人間のハーフ、貴族を狩るには理由がある」

 

神父 「何故!」

 

「貴族を憎んでいたから!我が家計を侮辱したから!!」

 

神父 「侮辱・・・?」

 

           回想

 

貴族A 「神父様、最近「オメガ家」が毎夜歩いてたんですよ」

 

神父 「「オメガ家」?」

 

貴族A 「えぇ、「オメガ家」は化け物説が妥当ですね」

 

           現在

 

神父 「化け物・・・説」

 

シスター 「・・・」

 

神父 「でも!聞いた家計は「オメガ家」だ!!」

 

「フフッ・・・神父様いつ「オメガ家」はいないと思ったんだ?」

 

神父 「だって・・・「オメガ家」は

家計を消されたって!」

 

「・・・家計を・・・消された?」

 

すると赤い目を光らせる

 

「誰だ?、そんな事を言った奴は?」

 

神父 「それは・・・」

 

シスター 「ここの町の町長です。そしてその町長が私です。」

 

「貴公が消した犯人だな?」

 

シスター 「えぇ、「オメガ家」はここの住人でした。が」

 

「アイツによって付き合い、家計を消された」

 

シスター 「その通りです」

 

「「オメガ家」。貴族の生まれとして誕生した、神ではなく化け物の「ヴァンパイア」を信仰していた。その家計が「ブラッド家」

そしてアイツ、バンガの手で作られたのは

兄上だと言う事」

 

神父 「お前が!」

 

「「ヴァンパイア」を信仰する家計「オメガ家」、それを神として扱う「ブラッド家」、我はその2つの血を引き、兄上の次に生まれた。

アイツは計算通りだと思う。」

 

シスター 「だから「オメガ家」は化け物だったのね」

 

「だが残念だったなシスター、我は」

 

短剣をシスターに突きつける

 

「その2つの家計を引き継ぐ「ブラッド家」でもあり「オメガ家」でもある。貴公は聞いた事あるだろ「ブラッド・オメガ家」」

 

シスター 「そ・・・そんな!?」

 

神父 「それは一体!?」

 

シスター 「2つの家計が合体した家計、別名「最悪の家計」、「最凶の家計」と言われているんです!」

 

神父 「じゃあ!」

 

            (サクッ)

 

シスター 「っ!?」

 

「どうだ?「最悪の家計」と「最凶の家計」によって傷をつけた気分は?」

 

神父 「っこのっ!!」

 

「残念、君には「過去」をもらうよ」

 

神父 「「過去」!?」

 

「あぁ、もう会わないけどな?」

 

            (グサッ)

 

「・・・さようなら」



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

ソルジャーVS最凶の家計の1人 その1

            館

 

「なあ、相棒の姉」

 

タイム 「どうした?セフィロス」

 

セフィロス 「前の事件でジェネシスに会っただろ?」

 

タイム 「まあな、アンジールもいたもんな」

 

セフィロス 「そのジェネシスから手紙が来た」

 

         内容

 

「アウア捕獲任務破棄した事は怒られた。

その事件後、お前の相棒の姉の事だが、アンジールと話してみた

手合わせをお願いしたくてな。

お前なら誘えると思ってな、頼む」

 

           現在

 

セフィロス 「良いだろ?」

 

タイム 「まあな」

 

          神羅

 

タイム 「4回目だぞ・・・ここ来るの・・・」

 

セフィロス 「(ククッ)」

 

タイム 「何がおかしいんだ!セフィロス!!」

 

セフィロス 「(ククッ・・・)いや・・・もうここの人達、覚えたんじゃないかな?」

 

タイム 「だろうな・・・」

 

          中

 

セフィロス 「ジェネシスとアンジールに呼ばれたんだが」

 

受付 「話は聞いております。あちらのエレベータをお使いください(英雄様だわ・・・v)」

 

セフィロス 「あぁ、ありがとな。行くぞ相棒の姉」

 

タイム 「おう」

 

            エレベーター内

 

タイム 「何時ジェネシスとアンジールは話を通したんだ・・・」

 

セフィロス 「どうせ来るだろと言う事だろうな」

 

              49階

 

セフィロス 「ここみたいだな」

 

「待ってたよ、セフィロス」

 

セフィロス 「話が早いな、ジェネシス。連れてきたぞ」

 

ジェネシス 「こっちだ、中でアンジールが待ってる」

 

          訓練所 中

 

ジェネシス 「連れてきたよ」

 

アンジール 「セフィロスがここ、知ってるんだから迎えに行かなくても」

 

ジェネシス 「そうだな、話はその手紙に書いてある」

 

タイム 「手合わせ・・・だろ?

 

ジェネシス 「そうだ、準備運動はいるか?」

 

タイム 「いい、いつでも行ける」

 

ジェネシス 「じゃあ組み合わせは俺ら、クラスファーストの3人と君さ」

 

タイム 「3対1って事だな、久しぶりにセフィロスと戦えるなんてドキドキするな!」

 

アンジール 「お前もセフィロスと戦った事あるのか!?」

 

セフィロス 「依頼で相棒の姉のメイド捕獲任務でな・・・」

 

タイム 「やるか・・・」

 

アンジール 「待ってくれ(ピコピコ)」

 

すると背景が変わる

 

タイム 「おぉー・・・」

 

ジェネシス 「準備は出来てるね?(カチャッ)」

 

アンジール 「勿論だ(スチャッ)」

 

セフィロス 「相棒の姉、覚悟!(スッ)」

 

タイム 「セフィロスなら戦った事あるだろ?」

 

セフィロス 「そうだな、お前は素手で弾き返すもんな?」

 

タイム 「勿論だ」

 

ジェネシス 「ファイガ!」

 

アンジール 「はあっ!」

 

タイム 「・・・(無言で素手を使い弾く)」

 

アンジール 「本当に素手で弾くんだな・・・」



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

ソルジャーVS最凶の家計の1人 その2

「その程度か?」

 

ジェネシス 「さすがだね、「純血種」は」

 

アンジール 「ダメージは効かない、僕達でも」

 

セフィロス 「・・・。」

 

「ハーフのお陰でな」

 

アンジール 「なら!」

 

目の前に刀が見える

 

ジェネシス 「何様のつもりだ?」

 

「本気出すのか?」

 

セフィロス 「勿論だ、お前がそれでも倒せないのは俺も知っている。なら俺が本気出せば勝てるだろ?」

 

「やってみろ、英雄の実力をな!!」

 

セフィロス 「フッ・・・勿論だ」

 

すると黒の片翼が出てくる

 

セフィロス 「ジェネシス、アンジール。援護はいらない」

 

ジェネシス 「誘ったのにか!?」

 

アンジール 「3対1でいいって言ったのはあの女だ!」

 

「そうだ、援護なしでセフィロスと戦うなんて言ってない」

 

ジェネシス 「だ、そうだ」

 

そう言い魔法剣を持ち走る

 

アンジール 「本気出すのも出さないのも俺ら次第、本気を出させてもらうよ」

 

そう言いまた走る

 

セフィロス 「・・・そうだな」

 

片翼を羽ばたき飛んでいく

 

「・・・さすがソルジャーだな」

 

ジェネシス 「フレア!」

 

魔法剣は赤くなる

 

アンジール 「行くぞ!」

 

剣を2人は振りかぶる

 

「よっと・・・」

 

セフィロス 「天照(アマテラス)!!」

 

「!」

 

2人の剣を弾き避ける

 

「活発になってきたな・・・」

 

そしてそのまま

 

セフィロス 「八刀一閃(はっとういっせん)!!」

 

ジェネシス 「本気で倒そうとしてるな、ファイガ!!」

 

「8回弾けばそんな程度!!そこだ!」

 

セフィロス 「甘いな、閃光(せんこう)!」

 

「しまっ!」

 

アンジール 「追い打ちだ!」

 

剣を振る

 

「っ!?」

 

セフィロス 「縮地(しゅくち)!」

 

蝙蝠になり飛んでいる

 

アンジール 「降りてこい」

 

サンダガをいつの間にか唱えてたらしく蝙蝠は1か所に集まる

 

「本気出すと強いな、貴公ら」

 

アンジール 「本気出して」

 

ジェネシス 「倒そうとしているのは」

 

セフィロス 「俺だ!、獄門(ごくもん)!!」

 

「!」

 

煙が広がる

 

ジェネシス 「・・・どうだ」

 

アンジール 「どっちが勝ったんだ・・・」

 

晴れると

 

セフィロス 「・・・。」

 

「・・・。」

 

ジェネシス 「受け止めてる!?」

 

アンジール 「な・・・!?」

 

「・・・。3人の勝利だぞ」

 

セフィロス 「何故だ?」

 

「クラウドの言う通りだな、敵に回したら強いってな。だけど」

 

VRらしいところは壊れる

 

「こうなったんだし、戦えないだろ?」

 

ジェネシス 「・・・そうだな」

 

アンジール 「はぁ・・・」

 

セフィロス 「昔みたいだな」

 

「昔?」

 

ジェネシス 「俺とセフィロスと戦って壊れたんだ」

 

セフィロス 「そしてアンジールに怒られたオチだ」



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

村長無き世界

             貴族の町 教会内

 

「調子はどうだ?」

 

シスター 「・・・助けてください・・・もう・・・タヒにたいです・・・」

 

「(クスッ)駄目だ」

 

シスター 「心配されてて・・・」

 

「治すのはない、あきらめろ」

 

             (ガチャッ)

 

村人A 「シスター様、大丈夫で・・・す・・・か!?」

 

「誰かと思えば(クルッ)ここの信者か?」

 

村人A 「な・・・何故貴方が似たような恰好を!!」

 

シスター 「逃げなさい!・・・がっ・・・」

 

村人A 「えっ!?」

 

           (ザシュッ)

 

シスター 「・・・血も涙もないのね・・・」

 

「生かしてるからそれくらい感謝しなさいよ」

 

シスター 「感謝できないわ!!(ガシッ)あなたが全て奪ったのよ!神父様も!信者も!!貴族も・・・みんな・・・

           あなたが全部奪ったのよ!!」

 

「ならどうする?ヴァンパイアハンターを呼ぶ?あなたが我を倒す??」

 

シスター 「・・・。ヴァンパイアハンターに頼んだけど断れたわ・・・」

 

「『最難関のクエストだから』だろ?」

 

シスター 「っ!?」

 

「正解だな、夫から聞いたんだ『お前を倒せないのはヴァンパイアハンター内から最難関と言われてる』ってな」

 

シスター 「っ!!(そのまま十字架で心臓を刺す)」

 

「・・・貴公どウやら「タヒにたい」様だナ?」

 

シスター 「ぇ・・・」

 

「どうヤろうかナ・・・ククッ・・・良い方法ガあった・・・」

 

シスター 「・・・」

 

「ここヲ燃やせバ・・・ここノ教会ハ焼けル・・・燃える炎の中、後悔しながラ・・・我ヲ・・・怒らせタ・・・罪を・・・!」

 

            (スチャッ)

 

シスター 「後悔するのはあなたよ、ここに信頼出来る吸血鬼ハンターに頼んだのよ・・・」

 

吸血鬼ハンター 「逃げ場は無いぞ!まぁお前が何であろうと、同じ部類“所詮は同じ吸血鬼”だしな」

 

「今・・・何テ・・・言ッタ?」

 

シスター 「貴方は吸血鬼と同じよ!!」

 

「・・・フッ・・・言ッタナ?(片手に炎が燃えてる)炎ノ中、後悔シナガラ罪ヲ改メナ!!」

 

吸血鬼ハンター 「・・・お前・・・まさか!?「オメガ家」の!?」

 

シスター 「いえ、神に家計を渡して作り出してしまった最悪の家計よ」

 

「ソレジャア・・・サヨウナラ・・・」

 

炎を付け出ていく、2人はドアを開ける事が出来なかった

 

「これで・・・ミッションはコンプリートだ」

 

後ろに何か着地した音が聞こえ

 

「これでお前も俺と同じ事件を起こしたな、相棒の姉」

 

「貴公はクラウドの故郷燃やしただろ?」

 

「お前はそこの教会内では「セフィロト」だったな」

 

セフィロト 「勝手に貴公の名前の由来使ってすまなかったな、「セフィロス」」

 

セフィロス 「フッ・・・かまわない、それにしても俺に似てきたな「セフィロト」否、「タイム」」

 

セフィロト(タイム) 「第2の片翼の天使でもいいぞ、セフィロス」

 

セフィロス 「ここではそう呼ばせてもらうが、戻ったら相棒の姉とでも呼ぶぞ」



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

沈黙の街

住人の声が聞こえなくなった「サイレント」と言う街があった。

 

噂では「妖怪」が住人を始末したと言われている

 

元旦 「はぁ・・・なあいるだろ?、俺の妻」

 

元旦の後ろに蝙蝠が姿に変える

 

「なんだ?そもそも「オメガ家」を亡くしたのはここの偉い人なんだぞ。」

 

元旦 「それがお前の影響でヴァンパイアハンターの俺が出動するんだぞ、「お前を始末しろ」ってな」

 

「始末したら元旦はどうするんだ?、「最難関のヴァンパイア始末した」と言う報告し、更にもう我に会えないかもしれないんだぞ?」

 

元旦 「メリットが動くのは良いが、デメリットがそれに反するのはな」

 

「しかも、兄上とアウア、ミニットが貴公を倒すかもしれないんだぞ?」

 

元旦 「それはない、お前の妹アウアはパートナーがいる。それに俺と同じ「英雄」だったんだろ?」

 

「そうだな、「英雄」だった者がアウアの相棒。最悪」

 

短剣を元旦に刺さないようにする

 

「「英雄」同士が戦うのかもしれないぞ「英雄 元旦」とアウアの相棒である「伝説の英雄 セフィロス」とな」

 

元旦はしばらく黙っていてそして

 

元旦 「何故アウアの相棒が「伝説の英雄」なのかが、分からない!!」

 

「そっち!?そういわれてもなぁ」

 

「会社内ではそれが定番だ」

 

元旦 「お前か」

 

「クラウド。」

 

クラウド 「サイレントが廃墟となった理由を、調査してただけだ。」

 

元旦 「妻の仕業だ」

 

クラウド 「お前か、タイム」

 

タイム 「なんだよ・・・我が悪いのか??、「オメガ家」を亡くした市長が悪いんだよ」

 

言うと短剣がなくなっていた

 

「そうだぞ、タイムは復讐しただけだ。クラウドや、お前が・・・」

 

すると合体剣をその声の元へ構える

 

クラウド 「お前は呼んでいない。」

 

「辛辣だな」

 

元旦 「お前がアウアの相棒か。お前が「伝説の英雄」なのかは俺にも分からない。」

 

「お前は?」

 

元旦 「タイムの夫、「英雄 元旦」だ」

 

「お前がタイムの夫・・・そして俺と同じ「英雄」か」

 

元旦 「本当の目的は始末するんだけどな」

 

「魅入られて、始末は出来ない。「英雄」失格だな」

 

元旦 「お前はどうだ?」

 

「俺は魅入られても始末はする。だがクラウドやアウアの兄妹には手出しはしない」

 

タイム 「クラウドには興味あり、アウアには信頼している相棒同士だしな。そして我に「片翼の天使」という異名をくれたもんな」

 

クラウド 「はぁ!?何故お前が!」

 

「俺がタイムがセフィロト状態になった時に渡した。俺のもう1つの状態でな」

 

クラウド 「良いのか?、セフィロスにその異名渡すのなら、俺と同じ「核」になるぞ?」

 

タイム 「「核」になるならそれで結構、ジェノバの力は断るからな?クラウドならセフィロスの核であるが、我なら何の核なんだ?」

 

セフィロス 「お前はヴァンパイアであり、人間である。ヴァンパイアは満月になると襲う、その時は「我」ではなく「私」になる」

 

タイム 「なんだ・・・その事か、燃えた教会はもう1つの状態、「セフィロト」で焼いた。何なら復興し

             我がシスターとなろう」

 

セフィロス 「・・・(ククッ)お前がシスターなら俺のコピーを使え」

 

タイム 「なら、そのセフィロスコピーに伝えてくれ

     「我にジェノバを埋めるな」ってな」

 

セフィロス 「あぁ、伝えとく。」




「サイレントの報告書」
炎に燃えた教会が残っている、だが犯人は見当たんない
これ以上捜索は無用と確認した
               by 元旦

噂では教会が再建し始めた
神父はイケメンと言われておりシスターはその正体は知らない


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

偽りのシスターと神父

沈黙の街 「サイレント」

 

「復興して我が犯人って事隠さないとな」

 

足音が近くで止まる

 

「主人が言った通り来たぞ」

 

「主人・・・あぁ、セフィロスの人形か。なんか言ってなかったか?」

 

「主人が?」

 

「勿論だ。」

 

「主人が注意してたのはあったが」

 

「我にジェノバ埋め込むなって言ったんだが」

 

「それです。何故主人の・・・」

 

「我は半分人間だ、ジェノバ埋め込んだら我もセフィロスの操り人形となってしまう。そんなの我のプライドが許せない!それよりもだ、貴公名は?」

 

「・・・。主人の代わりにつけてください。」

 

「完成(コンプリート)なのに名前がないのか・・・未完成(インコンプリート)ならクラウドと言うのに・・・じゃあ「スター」英語で「星」だ」

 

スター 「未完成(インコンプリート)なら裏切ったはずです」

 

「まあな、でも主人に操られて、その主人を倒し、今に至るんだろ?」

 

スター 「はい。」

 

「仕事だ、主人の人形・・・いや、スター」

 

スター 「はい。第2の主人」

 

「その前にスター」

 

スター 「はい」

 

「第2の主人はやめてくれないか?貴公の主人は主人でいい。が、我に主人はやめてくれ」

 

また後ろに何かが着地する

 

「不満か?セフィロト。」

 

その声に向き話す

 

セフィロト 「違う!貴公のコピーが我を主人って言うんだよ・・・」

 

スター 「主人、そう呼んでも問題ないですよね?」

 

「・・・。セフィロトが嫌なら他の呼び方にしろ」

 

セフィロト 「ってなんで貴公がいるんだ!!セフィロス!!」

 

セフィロス 「(ククッ)セフィロトの驚き顔見に来ただけだ」

 

セフィロト 「セフィロス!!」

 

セフィロス 「冗談だ、セフィロト。今の状態を見に来ただけだ」

 

セフィロト 「助けてくれよ・・・」

 

スター 「主人、ここに配属してよかったのでしょうか?」

 

セフィロス 「大丈夫だ、セフィロトは良いやつだ」

 

セフィロト 「はぁ・・・分かったよ・・・」

 

セフィロス 「諦めたか、セフィロト」

 

セフィロト 「違う!スターは何とかするが、主人はやめてくれ・・・」

 

セフィロス 「主人以外・・・姉貴とかか?」

 

セフィロト 「それならいいが・・・」

 

セフィロス 「(ククッ)決まりだな。セフィロト」

 

セフィロト 「なんだ?」

 

セフィロス 「生やしてみな?」

 

セフィロト 「・・・何を?」

 

セフィロス 「“片翼”だ」

 

セフィロト 「・・・はぁ!?片翼なんて貴公がよく使うだろ!!何故我が!!」

 

セフィロス 「落ち着けセフィロト。前に言っただろ?ジェノバは入れてない代わりに力だけ渡した事を」

 

セフィロト 「そうだな・・・。やってみるか・・・。」

 

片翼を生やそうと魔力を込めるセフィロト

 

すると片翼は答えるように共鳴し生えた

 

セフィロト 「これは・・・」

 

セフィロス 「黒の片翼、そして俺の片翼に似ている」

 

セフィロト 「名前も似てるしセフィロスに近い存在なのかもしれない」

 

セフィロス 「俺に近い?(ククッ)俺に近い存在なんていないはずだ。相棒ならいるが・・・」

 

セフィロト 「忘れてない?私の異名」

 

セフィロス 「・・・忘れてない、「第2の片翼の天使」だろ」

 

セフィロト 「それに共鳴し、我の片翼とセフィロスの片翼は似ている。そして、セフィロスに近い存在に」

 

セフィロトが天に手を広げるとそれに被さるようにセフィロスの手をのせる

 

セフィロス 「俺に近い存在・・・セフィロト、いやタイム。お前の両親は?」

 

タイム(セフィロト) 「両親は亡くなった・・・、叔父の手で倒した」

 

セフィロス 「・・・。」

 

タイム(セフィロト) 「叔父は我が代わりに追い出した・・・我をこのような種族に変えたから!!」

 

その手のひらを握りしめる

 

タイム(セフィロト) 「誰が!!・・・誰がこの種族になれと言った!!。我はそんな種族は望んでいない!!。吸血鬼になりたくなかった!!」

 

スター 「・・・姉貴。」

 

セフィロス 「・・・。」

 

タイム(セフィロト) 「・・・。ごめん、1人にさせて・・・」

 

スター 「うん・・・」

 

去っていくセフィロト

 

            サイレント 瓦礫の山の前

 

タイム(セフィロト) 「・・・。どうしたの?セフィロス」

 

セフィロス 「お前は俺と近い存在なんだな。」

 

タイム(セフィロト) 「改めて何が言いたいんだ?」

 

セフィロス 「俺も、俺が生まれたくなかった、英雄と言われ。更には仲間を奪い、ジェノバの細胞を入れ、クラウドの核になり、影で何とか俺を消せば・・・と」

 

タイム(セフィロト) 「・・・。」

 

セフィロス 「俺は、俺の相棒であり、お前の子供のアウアのお陰で、俺が生まれた理由を知った。相棒を守らないと、核のクラウドもいなくなることも許さなかった。タイム、お前も生まれた理由、そして種族に吸血鬼が入っている理由を知ろ。」

 

タイム(セフィロト) 「我が・・・種族に吸血鬼が入っている理由・・・、我が生まれた理由・・・。叔父・・・もしかして・・・」

 

セフィロス 「どうだ?」

 

タイム(セフィロト) 「我が生まれた理由、我の種族が吸血鬼が入っている理由。きっと叔父は償いたいからだと思う・・・」



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

偽りの2人

セフィロト 「さて、やるよ。スター」

 

スター 「分かったよ。姉貴」

 

          教会が復興し2人が管理することに

 

スター 「あなた方に神の祝福を・・・」

 

セフィロト 「なぁ、神は誰なんだ?」

 

スター 「主人だろ」

 

セフィロト 「悲しいねぇ・・・信者達がセフィロスを信仰してるんだから・・・」

 

「勝手に俺を神にしないでくれ」

 

スター 「主人!」

 

セフィロト 「神いないもん・・・聞いたら主人って言うもんな・・・」

 

スター 「主人は主人だよ」

 

セフィロト 「それとも「“神”の誕生」って言うあるのにか?」

 

「それは卑怯だろ、お前の本当の姿にしろ」

 

セフィロト 「はいはい・・・。聖歌は」

 

「やめろ」

 

セフィロト 「何も言ってないのに・・・」

 

「お前の事だから「片翼の天使」だろ?」

 

セフィロト 「何でバレるんだよ・・・」

 

「お前が「第2の片翼の天使」だからだ、それに」

 

セフィロトの唇に黒い手袋を付けたまま人差し指を置く

 

「お前がその曲歌ったらバレそうなんだよ、偽りのシスターと神父にな」

 

セフィロト 「歌詞がラテン語なんだy」

 

「それでも駄目だ、ラテン語分かる信者いるかもしれない。そして、俺の名前言うだけで厄災が神なんてな」

 

セフィロト 「そうだった・・・「片翼の天使」に入っているんだ・・・その厄災の名前が・・・」

 

そう言うと指を離す

 

スター 「見た感じ、僕達偽りじゃないと思っているみたいだよ、主人。」

 

「偽りだとバレないか確認しに来ただけだ。そのようだとバレてないみたいだな。」

 

スター 「主人はどうするのですか?」

 

「俺か?セフィロトの妹と買い物するつもりだ」

 

スター 「主人、俺も行きたいです!」

 

「・・・」

 

主人の目はスターを見ている、どうやら「(人形は神父の仕事をしろ)」と言われてるみたいだった

 

スター 「・・・分かりました・・・。」

 

セフィロト 「妹を悪用しようとするなよ?」

 

「勿論だ、悪用する考えはしない」

 

セフィロト 「完成品と妹と買い物したら妹は怖がりそうだしな、未完成と妹なら問題はないけど・・・。」

 

スター 「何故クラウドは良くて僕はダメなんですか!」

 

セフィロトはため息をつき

 

セフィロト 「スターに入っているジェノバ細胞だよ。完成品は妹に細胞入れられたら我が困るんだよ。逆に未完成やセフィロスの場合は悪用を考えない。試しに完成品と妹同行したらどう思うんだ?」

 

スター 「姉貴の事を聞きますね」

 

セフィロス 「(ククッ)お前は隙があれば、アウアに細胞入れそうだな」

 

スター 「主人まで!?」

 

セフィロス 「なら私の力で活性化できるが?」

 

セフィロト 「やめてくれよ・・・しかも私になっているぞ・・・」

 

スター 「(ハッ)そうだった主人に姉貴に細胞入れるなと・・・」

 

セフィロス 「失礼、俺としたことが。では行ってくる」

 

セフィロト 「いってらっしゃい!」




セフィロト(タイム)の呼び方

完成品、完成 (コンプリート) スター

未完成(インコンプリート) クラウド


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

謎多き相棒達

        沈黙の街 「サイレント」

 

アウア 「お姉ちゃんからかい始めたの?相棒。まるで一般兵さんみたいだね!」

 

「お前の姉がクラウドらしい?、どこがだ?」

 

アウア 「相棒っていつもお姉ちゃんの教会に行っては何してるの?」

 

「からかってはない、軽く話しているだけだ」

 

アウア 「でもからかう時もあるよね?ね!!」

 

「・・・言い返せないな・・・」

 

アウア 「やっぱりお姉ちゃんをからかっているんだ!!」

 

「驚かそうとして怒られたな」

 

アウア 「お姉ちゃんらしい!」

 

「アウアは守るって誓ってるしな。戦わなくてもいいぞ」

 

アウア 「相棒!、私も戦う時は戦うよ!!こうとかね!!」

 

アウアは水で出来た刀を振るう

 

「危ないな!?」

 

アウア 「ごめんごめん。」

 

「なんだ、アウア達じゃないか」

 

アウア 「ミニット!」

 

「お前の兄妹の4番目だっけか?」

 

ミニット 「そうだよ。確か君はアウア捕獲ミッションで動いてた人だよね?」

 

アウア 「私の相棒!(ギュッ)」

 

「やめろアウア。」

 

ミニット 「自己紹介がまだだったね。僕はクロック兄さんの次男」

 

アウア 「お姉ちゃんと私の次に生まれたんだ!」

 

「つまり・・・」

 

アウア 「お兄ちゃん→お姉ちゃん→私の次に生まれたのが」

 

ミニット 「この僕、ミニットだよ」

 

「なるほどな・・・ミニットか」

 

アウア 「そして私の相棒であり元英雄!」

 

「落ち着けアウア、自己紹介なら俺でも出来るぞ」

 

アウア 「はぁい・・・」

 

「アウアの言ってた通り、パートナーであり、元英雄のセフィロスだ」

 

ミニット 「噂で聞いていたんだけどアウアの相棒、強そうだな」

 

セフィロス 「強そう?俺は英雄と呼ばれたんだぞ」

 

ミニット 「僕が住んでた悪魔の世界だと「英雄」と呼ばれてたなんていないもん。僕なんてせいぜい「軍師」って呼ばれてたんだ」

 

アウア 「軍師って一般兵さんが言ってたけど指揮する人って、ミニットも指揮できるの?」

 

ミニット 「勿論だよ、アウア。僕の眷属は「悪魔」なんだから」

 

セフィロス 「姉が言ってたんだが兄のクロックは「蛇」、その姉のタイムは「蝙蝠」、お前は「海豚(イルカ)」だもんな」

 

アウア 「うん!5番目は?」

 

ミニット 「5番目?、リーダーはどこにいるんだろうか?。」

 

セフィロス 「リーダー?」

 

アウア 「うん!ミニットが5番目に生まれた人の愛称は「リーダー」なの。でも・・・」

 

ミニット 「どこにいるかさっぱりなんだ。」

 

セフィロス 「増えてないか?お前たちの兄妹。」

 

アウア 「時間モチーフだから増えるのは当然だもん!」

 

「当然な事言うもんだなアウア、ミニット」

 

アウア 「お姉ちゃん!」

 

ミニット 「リーダーはどこにいるんだ?」

 

セフィロト 「リーダー?あぁ、セカンドか、もしだけど完成品がセカンドだったら?」

 

ミニット 「ありえないありえない、元英雄が作り出したんだろ?」

 

アウア 「偶然が重なるわけないよ」

 

セフィロト 「だろうな、なぁアウアの相棒?」

 

セフィロス 「可能性だしな」

 

セフィロト 「早く買い物済ませとけよ、アウアとミニットに神父さん合わせて正解か確認したいんだ」

 

             買い物後 教会

 

セフィロト 「帰ったぞ」

 

スター 「お帰りなさいませ、主人と・・・」

 

セフィロト 「家族だ」

 

アウア 「へぇー、相棒の事主人って言うんだ」

 

ミニット 「姉さんが完成品?って言ってたから誰かなって思ったら」

 

セフィロト 「じゃあ未完成は誰だと思うんだ?」

 

ミニット 「未完成?」

 

アウア 「一般兵さんでしょ?お姉ちゃん。」

 

ミニット 「えっ!?」

 

セフィロト 「兄上とミニットは一度7やれば・・・」

 

スター 「全くですね、主人。」

 

セフィロス 「・・・。セフィロト、来い」

 

セフィロト 「えっ・・・おう」

 

             個室

 

「(変身解除)なんだ?セフィロス。」

 

セフィロス 「何故お前は予想を的中するんだ?タイム」

 

タイム 「予想・・・スターがセカンド説か?」

 

セフィロス 「そうだ、お前しか言わないぞ。

俺がお前に託したコンプリート、「スター」はお前の三男「ブラッド・オメガ・セカンド」だ

 

タイム 「何故言わなかった!!」

 

セフィロス 「しばらくセカンドは俺の人形、「セフィロス・コピー」として扱った、そしてセカンドと言う名前を忘れお前がつけた「スター」となった」

 

タイム 「もう、貴公の人形だよな?」

 

セフィロス 「・・・。そうだが、お前の事だ。スター改め「セカンド」は思い出すんだろうな。だがミニットやアウアには秘密にしてくれ」

 

タイム 「・・・あぁ」




三男 「ブラッド・オメガ・セカンド」(スター)
種族 変わらず吸血鬼と人間のハーフ
説明!

捨てられたとある日に、セフィロスが保護し魔晄に漬け込んだ結果「セフィロス・コピー」となった
名前なしで姉のタイム(セフィロト)が「スター」と名を付けた
セフィロスの事は「主人」と呼んでいる。
タイム(セフィロト)が居ない時はこっそりと泣いている
「(久しぶりに会えたのに本当の事を言えなかった)」
「(お姉さんが元気でよかった・・・)」
ミニットからは「リーダー」と呼んでいる(子供たちはセカンドが一番主に近かった)
この事実を知っているのは
姉のタイム(セフィロト)と主にセフィロスだけ


目次 感想へのリンク しおりを挟む




評価する
※目安 0:10の真逆 5:普通 10:(このサイトで)これ以上素晴らしい作品とは出会えない。
※評価値0,10についてはそれぞれ11個以上は投票できません。
評価する前に
評価する際のガイドライン
に違反していないか確認して下さい。