マヨイコイ (ねーす)
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第0話 アウマエ

初投稿なのでかなりグダグダになるかと思いますが、最後まで描き続けれるよう頑張ります!笑笑笑笑
それでは、本編です!


俺は、高校1年生の山川 瞬だ。

今起こっている状況を簡単に話そう。

俺には俺が3つの頃からの幼なじみがいる。

その幼なじみが俺のベッドの横ですやすやと息を立てながら寝ている。

そして昨日の夜、俺は"奴”を家に入れた記憶などない。つまりどういうことかって?そういうことだ。

"奴"が俺の家に不法侵入し、あろうことか同級生の男子のベッドで寝ているのだ。有り得ていいのだろうか?否よくない!そう頭の中で自問自答を繰り広げ、反撃してやるということを決意したと同時にとうとう"奴"は目を覚ました。

 

「おはよっ!瞬!」

 

そう言ってぱぁっと笑いかけながら挨拶してきた"奴"こそが俺の幼馴染である彩風涼だ。昔からいたずら好きだった彼女だったが高校生にもなって俺の布団に入ってくるとはなかなかの怖いもの知らずで、少し心配にならんことも無い。

 

「おはよう!すごい日差しが気持ちくていい朝だな!」

 

おっと、俺としたことがさっきの決意をもう忘れていた。

先程までの意志を今更になって思い出しすこし反撃しようと決めた。

 

「今日から高校だけど、瞬でもやっぱり緊張したりするの?」

「しないよ、、、」

 

と素っ気なく返す。

 

「えぇ〜、なんで〜だって高校だよ?」

「友達とか部活とか心配じゃないの?」

 

「別に、、、中学までと変わんないでしょ」

 

これもまた素っ気なく返す。

 

「そっか〜じゃあ緊張してるのは私だけなのかもね〜」

 

俺の素っ気ない返事でようやく会話を諦めたのかそれ以上俺に質問をする素振りはなかった。俺の反撃は効いているようだ。

陰ながらよしっと握りこぶしをした。

その隙を彼女は逃さなかった。

 

「ふふっ、なんのガッツポーズそれ?」

 

とすかさず俺ち詰めよってきた。

まずい。

 

「あ、あさ起きたら、頑張ろーって意気込みするようにガッツポーズする習慣あるんだよ」

 

とやや無理のある言い訳をした。

 

すると彼女は、

 

「じゃあそういう事にしといてあげる!」

 

といってわらった。

 

あれ、なんかおかしくない?

だってさ、俺いたずらされて反撃したんだよね?

なのにさなんで最後許してあげるなんて言われてんの?

え、おかしくない?え、えっ?

 

なんてことを考えていると

 

「朝ごはん作ったから一緒に食べよ!」

 

と言う声が聞こえたので考えるのをやめて食卓へ向かった。

 

「そういえば、涼」

「昨日、中学の友達と待ち合わせして入学式向かうから今日は朝来れないって言ってなかった?」

 

「うん!言ったよ?」

 

満面の笑みで彼女は答えた。

そして続けてこう言った。

 

「今日は、瞬くんにも紹介しようと思って、瞬と一緒に行くことに決めたんだー!」

 

「へぇー.........。」

 

 

 

「はぁっ!!!俺そんな話1回を聞いてないんだけど?」

 

「うん!言ってないもん!」

 

またもや満面の笑みでこう答えた。

 

「ねぇ、ほう!れん!そう!守ろうよ!!!」

「出来なさすぎで涼の将来が非常に心配よ、ほんと。」

「それに、相手の子も涼が急に男紹介したら彼氏だと思っちゃうんじゃない?」

 

「思ってもらってもいいけどなー」

 

「いや、よくないだろ!」

 

 

と勢いよくつっこんだ。

つっこんだ途端あからさまに彼女のテンションは下がった。

 

確かに涼と付き合ってると思われることは悪い気持ちにはならないむしろいい気持ちの方が多い。だがしかし!彼女はきっと俺のことを好きじゃない!だからこそ俺はそんな嘘の事実を伝えて欲しくないという気持ちがかなり大きい。ここで半端なことをしてしまうと涼の将来にも影響するかもしれない!だから、ここは強く言うと決めた。

 

「会うこと自体は構わないし、友達を紹介してもらえるのもすごくありがたい」

「でも、ちゃんと俺らが"ただ"の幼なじみだということを説明してからにしてくれ」

 

と思っていたことをそのまま伝えた。

すると、

 

「そーだよね、、、」

「私たち"ただ"の幼なじみだもんね、、、」

 

といつにも増して元気がなく同情してきた。

まずい、、、

涼の機嫌を損ねてしまった。

涼のために涼を傷つけるとは本末転倒にもほどがあるだろう。

それを理解せずに酷い言葉を吐き出してしまった、、、

きっと俺は最低な男だろう。

こんな最低な俺でもやはり良心はあり、どうにかしないといけないという気持ちはあった。

だが、俺は素直じゃない。いや、素直になれない。

だから俺は、

 

「それより早く支度しねーと間に合わねーよなっ!」

「待たせちゃ悪いし、早く行こーぜ!」

 

と言い、

 

「あー、あと朝ごはんうまかった、」

 

と言い残した。

涼は、「うん!」といつもの明るい笑顔で答えた。

 

そうして2人で家を出て目的地である集合場所に向かった。

 




いかがでしたでしょうか?
初投稿ですのでやはりおぼつかない事が多いと思います、、、
ぜひぜひ教えてください!


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第1話 コウコウ

さぁさぁついに第1話ですよ!
今回の話でヒロインいっぱい出せたらいいなぁー、、、
それでは、本編です!
どうぞーーーー!!!!


涼と一緒に家を出でたわいもない話をしながら、涼の友達が待つという集合場所に向かった。

 

「それで涼、その紹介する女の子ってのはどんな子なの?」

 

聞いてないことをふと思い出し尋ねた。

 

「あー、そういえば言ってなかったね!」

「すごくかわいい女の子だよ!」

 

そう聞いた瞬間、俺のテンションは少し上がった。

 

「でもねー、すっっっごく男の人が苦手なの!」

 

そう聞いた瞬間、俺のテンションはすごく下がった。

今の一瞬で俺のテンションをややマイナス寄りにした涼の友達とやらに対して理不尽な怒りをぶつけたくなった。

 

「じゃあ、俺紹介しない方が良くね?」

 

あまりに普通の疑問だと思う。

 

「ううん、多分瞬なら"あの子"も大丈夫だと思うんだ〜」

 

涼はそう言った。

 

そうやって歩いていると目的地まで残すところ曲がり角ひとつまで来た。

その曲がり角を曲がると衝撃的な光景が広がっていた。

そこには涼と同じ制服を着た、つまり凡矢理高校1年生の制服を着た女の子がかなり強面の集団にナンパされている様子が繰り広げられていた。

 

「涼、少しここで待っていてくれない?」

 

と優しく微笑んだ。

そうすると楽しそうにきいてきた。

 

「どうしたの。パンを口にくわえた少女にでもぶつかった?」

 

とクスクスと笑いながら冗談を言い返していた。

 

「まぁそんな感じ!」

「俺が出ていいって言うまで出たらダメだからなー!」

 

と釘を刺すと

 

「は〜い!」

 

と元気よく返事をした。

この声を聞き安心した俺は、女の子を救出しに向かった。

 

「へいへい、そこのパンを加えたお嬢さん方」

 

さっきの涼の冗談を使って、挑発してみた。

 

「誰のこと言ってんだこいつ」

 

そりゃあわからないだろう。

 

「おめぇらの事だよ!ボケが」

「あさからしょうもねぇことすんな!」

 

そう言うと強面のお兄さん方はこういった

 

「おい、いきがってるといてこますぞ!」

「痛い目見せるぞ!」

 

完全に脅してきた。

俺もなんか腹が立ってきて、

 

 

 

 

何も言わずに殴った。

そうすると、お兄さん方のひとりが、

 

「てめぇ、何殴ってくれてんだ!コラァ!」

 

と腹を立てて殴りかかろうとしてきたので返り討ちにしてやった。

そうすると周りのお兄さん方もビビって、なにもせずただ逃げていった。

俺は、すぐに女の子が大丈夫かどうかを確認した。

気絶はしていたが怪我はないし、大丈夫そうだったので、涼を呼んだ。

 

「おーい!涼ー!」

「女の子落ちてたー!」

 

そうすると、ヒョイっと曲がり角から顔を出して笑顔でこちらへ向かってきた。

 

「何言ってんのさー!」

「えっ!!!」

「え、ほんとに落ちてたの?」

「しかもこれ春じゃん!!!」

 

涼はすごく驚いていた。

 

「知り合い?」

 

「うん。」

「瞬に紹介しようと思ってた子なんだけどさ、まさか落ちてるなんてそんな、まさか」

 

と落ちてる話を半ば疑いながらはなしていた。

そうこうしている間に先程呼んでおいた警察が来そうだったので涼を学校に向かわせた。

 

「あ、俺行くとこあったんだわ!」

 

と大きな声で大袈裟に反応し、

 

「涼、その子連れて先行っといて!」

 

と言った。

振り返らずにひたすら学校とは逆方向に走ったため、流石の涼でも諦めたようだ。

まぁ、あとが怖いのだが、

 

その後、逆方向に走ってしまったため、急いで元の場所に戻り、既に警察が来たため、警察との事情聴取を終えて、早足で学校に向かった。

 

そしてまた、学校に行く道で彼は衝撃的な瞬間にでくわす、

それは、彼が最も好きな芸能人である桐崎千華に出会ったのだ。

 

「あのー、凡矢理高校ってこっちの方向であってる?」

 

「はい?」

 

彼女こっちと言って指を刺したのは俺が涼から逃げるために走っていった方向、つまり学校とは逆方向だった。

だが、そんなことは、もはやどうでもよかった。いや、よくはないが、今はそんなことより大事なことがあった。

 

「えっとー、凡矢理高校はそちらとは逆方向なんですけども、大人気モデルの桐崎千華さんが何故凡矢理高校に?」

 

丁寧に質問に返しながら、今度はこちらから質問をした。

非常に気になった。だから聞いた。

 

「えっ!逆!!! えっ! えっ!」

 

と慌てふためいていた。

かわいい。

 

「えっーと、しつこくてすみません、なんで凡矢理高校なんかに?」

 

そうすると彼女は元気よくにこう答えた。

 

「あたし今日から凡矢理高校の生徒だから!」

 

「えっっ!」

「えーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!」

 

 

 

 

 

 




オリヒロインは一応千棘の妹という設定です!
ぜひ楽しんでみてください!


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第2話 ファンサ

この話書くのほんとに楽しい!
今でもニセコイ好きなのって少ないのかなー
ちょっと気になる、、、
とまぁまえがきはこの辺にしといて
本編どうぞーーーー!!!!


「えっっ」

「えーーーーーーーー!!!!!!」

 

状況を整理しようり

俺は今日、強面のお兄さん方にナンパされている女の子を助けた。

これだけでもだいぶ濃い一日だ。

でも、これだけじゃなかった。

なんと!桐崎千華さんに出会えたのだ!まじでテンションMAX余裕で死ねるぐらい嬉しい。

ほんとに嬉しい。

うれしいぃーーーーーーー!!!!!!!!!

おっと、なにか話さないと。

そうだ、

 

「えっとー桐崎さんは、新入生ですよね?」

 

「うん!そうだよ!」

 

「えっーと、入学式もう始まってますけどー?」

 

「ん?」

 

あまり理解してないのか、理解したくないのか、ぽかーんと口を開けて、空を見つめている。

その瞬間、彼女も疑問に思ったのだろう。

俺の事を見つめて、

 

「君は、なんで入学式出てないの?」

 

当たり前な疑問だった。

 

「えっと、女の子を拾って、それで」

 

この人の前では、緊張してあまり上手く話せていない。

キモイとか思われてるのかな、そーだったらショックだなーとかめっちゃ考えながら話してたら、

 

「大丈夫」

 

とすっごい優しく微笑みかけた。

あぁあの時の笑顔だ、、、

 

 

 

(回想)

 

俺は、ある1本の映画にハマった。

その映画は、当時あまり売れず、伸び悩んでいた桐崎千華が事務所の方針であらゆるジャンルに挑戦していこうということで初めて女優としてでた映画だった。

それはあまりにも変わった映画だった。

どんなことでも許してしまうという難アリな少女として出演したのだがその少女は、利用され、罪を被せられ、最終的には死刑されてしまう。というあまりに酷い話だった。

しかし、なぜか彼女は、死刑をされる最後の最後で笑った、そこで映画は終わった。

当時、中学生だった俺にもその異質差は伝わった。

違和感も感じた。なんなら恐怖すら感じた。

人が死を前にして笑うなんて、、、

でも、そんなことよりも美しいと感じた。

最後の最後でとてつもない笑顔を残した彼女に恥ずかしながら恋や愛すら感じていたのかもしれない。

 

(回想終了)

 

 

 

 

もちろん、俺と同じような感性を持つ者も少なく、その映画は、あまり売れなかった。

桐崎千華が売れるようになったのは、もう少しあとだ。

古参ぶるつもりはないし、みんなと違うということをアピりたい訳でもない。

だけどこれだけは伝えたかった。

 

「その笑顔がずっと前から好きでした。生まれてきてくれてありがとうございます!」

 

と伝えた。今の言葉だけでは、ただの告白のように聞こえるだろう。

だけど、自分の中にはそんな気持ちは、一切なくただ純粋に伝えたかった。

彼女は俺の意思を全てくみ取ったかのように笑顔でこう答えた

 

「ずっと好きでいてくれてありがとう」

「これからも好きでいてね」

 

この言葉に続けて彼女はこう言った。

 

「いい感じだけどさー、」

「そろそろ学校行かないとやばいよね!」

 

彼女の言葉で思い出し、

 

「入学初日でこの遅刻はさすがにやばい!」

 

と2人で焦って学校に向かうのであった。




今回は桐崎千華の話でした!
まだまだ分からないことがありますが先の話に続きます!


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第3話 トモダチ

とうとう凡矢理高校に着きますよー!
楽たちに会うとこまでかけるかなー?
本編スタートです!


桐崎千華さんと学校に登校するという夢のような時間ももうすぐ終わりそうで、ちょっと悲しい状態の山川です。どうも。

なんてしょーもないことを考えてたら着きました。

悲しいMax山川です。

桐崎さんと「「また会おうね!」」なんて挨拶をして、

涼を探しに行く。

あーあどーせ涼に春?って子が事情話して涼激おこで俺の事睨んでくるんだろうなーあーあやだやだなんてかんがえてると、

 

「あ、瞬」

 

と涼の声が聞こえた。

まじ?タイミング良すぎだろすご

 

「なんで、あんなしょーもないうそついたのかなー」

 

あ、怒ってる

 

「嘘つかないと私は出てくるから?」

「私が出たら足でまといになるし警察きたら私まで入学式に参加出来ないもんねー」

 

まじやばい

 

「わかってるとおもうけど、わたしおこってるから?」

「いい?怒ってるの?わかる?」

 

「はい。すいませんでした。」

 

「反省してるならいいんだけどねぇー」

 

とややジト目で見てきた。

だが張り出されてあった俺のクラスと席を教えてくれるあたりやはり涼様は女神だ。

 

「にしても涼と同じクラスでよかったわー」

「涼くんもそう思わんかね?」

 

「もちろん!」

「私も瞬と一緒で嬉しいよ?」

 

とめっちゃ可愛い返事をしてくれた。

まじ女神。

 

「そういえばさ、春も同じクラスなんだよ!」

 

「へぇ〜、そーなのか!」

「たのしくなりそうだな!」

「それにしてもこのクラスの男子なんかうるさくね?」

 

「あーー、それはね、、、」

 

と涼が言い始めた時に場の空気が変わりだした。

その瞬間みんなの視線がドアに集まったので、俺も涼の方ではなく、ドアを見ることにした。

すると、朝たまたま出会った憧れの人がいた。

 

「「あぁーーーーーーーーー!!!!!!!!!」」

 

とお互いに指をさしあった。

 

「朝の私のファンの子!」 「桐崎千華さん!」

 

とお互いに元気よく声を上げた。

 

俺たちの言動にクラスメイトたちはすごく驚いていて、その後、話したこともないようなやつたちから質問攻めにあった。

今の言い方だと嫌がっているように聞こえるかもしれない。だが嫌ではない。嫌だけど嫌ではない。話せる機会できてラッキーの方がおっきい。

桐崎さんは、どうなんだろ。

俺の目には、めっちゃ嫌がってるように映った、だから手を合わせてごめんとだけ軽く会釈をした。

すると今朝の笑顔で会釈してくれた。

不意打ちにドキッとしてしまった。

そんな俺に、

 

「ねぇ、桐崎千華さんってモデルの人だよね?」

「なんで瞬が知ってるの?」

 

と涼が聞いてきた。

 

「それは、かくかくしかじかでなー」

 

と説明すると納得してちょっと頬を膨らました。

 

「ふーん、私には偉そうに先に学校行っといてとか言っといて瞬は美人の人ナンパしてゆっくり学校来てたんだー、へぇー」

 

と嫌味たらしく言ってきた

 

「えっ、いやナンパしたわけじゃなくて」

 

「へえー、口答えするの?」

 

「いや、すいません」

 

といういつもの尻にしかれ具合に少々自分を改め直そうか迷っているところですが、

 

「めっちゃ話変えるけどさ、春ちゃん?は大丈夫そ?」

 

「うん!保健室で安静にしてるよ!」

「瞬のことベタ褒めだったんだから」

「後でいっぱい話してあげてね!」

 

と涼は言っていた。

だから、クラスで担任の先生がある程度話し終えて終礼が終わってから保健室に寄った。

すると彼女は、保健室のベッドで寝ていた。

寝ていた彼女俺が保健室のドアを開ける音で起きてしまい申し訳ないと思いつつも話しかけた。

 

「春ちゃん?だよね?」

「涼から話聞いてる?」

 

と話しかけた。

 

「はっはい!風ちゃんから話は聞いてます!」

「えっとー瞬くんだよね?」

「さっきはほんとにありがとう!」

「ほんとに怖かったから」

「助けてもらえてほんとに良かった」

「ありがとう!!」

 

と男が苦手という前情報が嘘だと疑うくらいに詰め寄ってきた。

おい涼どうなってる。

 

「全然だよ!男としては当然のことをしたまでさ。」

 

とか言ってちょっとイキってみるすると、

 

「ふふ、なにそれ」

 

と笑ってくれた。

高校で初めての友達ができた気がした。

 




春ちゃんと千華との出会いから馴染みです!
なかなか詰め込んだ第3話だいぶテキトーな感じになってるかも


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第4話 モトカノ

一気に書きあげてるけど全然終わるきしなーい!
この作品続けれるかなー!
本編です、どーぞ


保健室で春ちゃんと別れたあと、涼に電話した。

 

「今どこいる?」

 

「教室で待ってるよ〜」

 

「あ、まじ?」

「なんかー、ごめんな」

 

「全然!あたしが好きでやったことだから」

 

という会話をしたあと一緒に帰路についていた。

 

「あ、そうだ母さんたち今日の夜帰ってくるんだって」

「明日は朝来てもらわなくても大丈夫かも」

 

「え!?おばさんたち帰ってくるの?」

「じゃあ今日の晩御飯はすき焼きだね!」

「明日の朝は残ったすき焼きで鍋焼きうどんだね!」

 

「え、俺の話聞いてた?」

「まぁ、来たいなら来てもいいけどさ」

 

と若干涼の圧的なものに負けたような気もするが、明日も起こしに来てくれるらしい。ありがたい、ありがたい。

俺の母さんと父さんは、移動性の農業をしている。

都道府県で、良さそうな土地を沢山かって季節や気候ごとに転勤を繰り返しながら、ハイテクな農業を行っている。

でも、やはり農業は繊細だ。あまり目を離すことが出来ず、家にあまり帰ってこない。

だから、帰ってくる時もこうやって急に決定してくることが多いのだ。

でも、俺だってただの高校生だということを母さんも忘れていなかった。心配だったんだろう。涼にあるお願いをした。

「うちの瞬が生きれるように手伝ってあげて」

ということをこれをきっかけに俺の家に毎日通ってくれてる、スーパー通い妻が涼なのだー!俺に何言ってんだろ。

なんてことを考えながら涼と話していると、家に着いていた。

 

「「ただいまー!」」

 

と誰もいないはずの家に2人で大きな声で挨拶をしたすると、、、

 

「「「「「おかえりー!」」」」」

 

と5人ほどの声が聞こえた。

 

おっとー?どーなってる?今5人確実にいた。俺は耳がいい。

5人はいた。俺の父さんだろ、母さん、え、あとは?あとだれ?母さんの友達?えっ?えっ?だれだよ。

 

「瞬ひさしぶりね」

 

そういって来たのは、彩風優だった。彼女は涼の実の姉で、俺の元カノ、きっと普通の元カレ、元カノならこんなことはしないのだろう。でも、幼なじみともなれば、仕方がないことなのだと踏ん切りをつけている。

とすると、あと2人も予想がついた。

 

「瞬ちゃん、会いたかったわー!」

「ほんとに変な女に捕まってない?大丈夫?」

 

「おぉー、でかくなったなー、えぇ?」

 

明らかに過剰で変な質問をしてるのが、涼の母で、いっつも同じことばっかり言うのが涼の父だ。前あったの1か月前だろ、、、。背なんか伸びるわけねぇだろ!とつっこみたくなるレベルだ。

 

「ねぇ、母さん、「わかるわよー!」

 

おい、喋らせろよ。母が食い気味で話してきた。

 

「なんで彩風家がここに大集合してるのかってことよね?」

「そんなの決まってるじゃないあたしが呼んだのよ!」

 

「おい、なんでまたそんなこと、」

 

「決まってるじゃない!楽しいからよ!」

 

ダメだこの人、仕事で頭吹き飛んでる!

 

「母さん明日仕事だろ?酒とか飲み倒して、、、いいの?」

 

「あー、大丈夫大丈夫あたし酒強いから」

 

「だめだ、この人」

と頭を抱えながら言うと、

 

「今日は俺も母さんと飲むぞー!」

 

と意気込みながら苦手な酒に手を伸ばした父、あんただけはまともだと思ってたよ。

哀れな目で父のことを見ていると、

 

「瞬めっちゃいいにおいだねっ!」

 

と唐突に耳元で息を多く吐きながらささやいた。

驚きと共に変なスイッチがはいりそうだった。

この犯人はだれだ。

そう、他でもない優だ。

優は、涼以上にドS成分が高い。だから、こうやって俺の事をからかってくる。でも俺は知ってる。

 

「優、今日もちょう"かわいい"」

 

と耳元で同じ要領で行うと、優はいつも俺の事をからかえなくなる。

顔を真っ赤にしながら、

 

「そんな"かわいい"なんて、、、やめてよ//」

 

元カノに対してこんなことを言うのもどうかと思うが、実際今もかわいいとは思っているし、優から始めたことだから、別にいいだろう。

でもこの作戦には、欠点がある。それは、

 

「ねぇ、なにそれ。」

 

と冷たい笑顔で俺に聞いてくるのは、涼だ。

 

「姉さんとは、別れたんだよね?」

「じゃないの?」

「なにいまの?」

「瞬ちゃんは付き合ってもない子にあんなことするんだ〜」

「ここは私が教えてあげないとねー」

 

完全にガチギレモードだ。涼は本当にどうしようもなく怒っている時、俺の事を昔のように瞬ちゃんと呼ぶようになる。だから、すげーわかりやすい。これはガチギレだ。

 

「お、おい、そのへ「へぇ〜、瞬は涼の男なの?」

「ねぇ涼、瞬と付き合ってないあなたが瞬の女関係にまで口出す必要あんの?ないよね?」

 

そう優が言うと、涼はバチが悪そうな顔をして泣きながら家を後にした。俺は、追いかける何言か言い残していく。

 

「これは、俺のせいだから、優は気にすんな」

「母さんたちもおばさん達も空気悪くしてごめん」

「迎えに行ってくるわ」

「行ってきます!」

 

「あーあ、ほんっといい男.........」

 

と優はポツリと呟いた。

 

 

 

 

「はぁっ、はぁ、はぁっ」

 

と素早く走っていく、やはり男女の体力差か、すぐに涼には追いついた。

 

「あたし、中学の時と何も変わってない」

「お姉ちゃんと瞬の関係引き裂いたのに」

「全然変われてなかった、、、」

 

と泣いている涼に対して、

 

「俺は、涼を1人にはしない」

 

そういって、涙を拭いた。

そのひと言で頭のいい涼は理解してくれただろう。

 

「うん!」

 

と元気に返事をした。

 

俺は、この笑顔を貰う代わりに涼に居場所を作るということ約束している。だから、俺は、この距離感が変わっていくのがすごく怖い。

昔を思い出して、、、

 

 



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第5話 ハジマリ

昨日は、涼を連れ帰って1件は落着し、母さんは平然としながら父さんはグロッキーになりながら、仕事をしに朝家を出た。

 

「次は、帰ってくるのだいぶ遅くなるかも、いつもごめんね」

 

と柄にもなく母親らしいことを言う母に

 

「大丈夫、俺には涼という最強の家政婦がいるから」

 

「えっ!?いつの間に家政婦?」

 

と返事をしてみると、

 

「ふふふ、それなら安心ね」

 

と言い残し家を出た。

ほんとは、少し寂しい。でも、寂しいなんてのは、お互いだ。

だからいつも両方言わないようにしている。

それでいいのだ。

 

そして涼と学校へ向かう。

 

学校に到着し、クラスに入ろうとすると人だかりが凄かった。

他クラス、他学年、1部の先生ですら、集まるほどだった。

そうさせ得る人物をこのクラスで俺は1人しか心当たりがない。

そう、桐崎千華だ。

 

「涼、教室入れる?」

 

「なんとかかな〜」

 

と人混みをかき分けながら俺が入ると、

俺のかき分けたところを上手く通りながら、涼が入ってきた

そうこうして教室に入ると、

 

「おはよっ!」

 

と桐崎さんが元気よく挨拶してくれた。

 

「お、おはよう」

 

と若干緊張しながら返すと

 

「緊張するの禁止!」

「次したら瞬くんにいたずらしちゃうぞ」

 

と軽く舌を出しながら言っている彼女にドキッとした。

そんなふう考えていると

 

「おはよっ、瞬くん!」

 

と大きな声で元気よく挨拶してくれたのは春ちゃんだ。

 

「元気があっていいね!おはよっ!」

 

と全く緊張せずに話せた。

 

「むぅーー、なんであたしには緊張しないのさ」

 

「いや、なんか春ちゃん地元の友達感すごいんだよねー」

 

「私の友達だから、その流れでかもね?」

 

なんて、3人で談笑していると、このクラスの見世物である桐崎千華さんも羨ましそうにこっちを見ていた。

だから俺は、話しかけようとした。

今の日本語でわかるように正確には話しかけれなかった。

"馬鹿"のせいで

 

「おう、瞬ー!」

「入学式サボってたから、高校辞めたのかと思ってたぜ!」

 

こいつは中学の時、同じ部活で小中と仲のいい俺の友達の大垣

連だ。

良い奴だけど、めっちゃ馬鹿だ。

 

「瞬、おはよう!」

 

こっちの大人しそうに俺に挨拶したのも中学の時の同じ部活仲間の齋藤 太一だ。

超優しくて、まじクソ美男子、でも背が低いから女子にいじられがちかも。

 

なんて男たちに話しかけられたので、2人には、「おはよう!」とだけ返して、桐崎さんのところに向かった。

 

「桐崎さん、おはよっ!」

「同じクラスの山川 瞬です!」

「趣味は映画鑑賞です!」

「これからよろしくねっ!」

 

とちゃんとした自己紹介をした。

学校のスーパースターに簡単に話しかける俺に視線は集まり、誰、あいつとかいう声まで聞こえてきた。

 

「山川くん、おはよっ!」

「同じクラスの桐崎 千華です!」

「趣味は映画鑑賞です!」

「これからいっぱい映画の話しよーね!」

 

と返してくれたためそんな声もなくなった。それどころかマジであいつ何もん!とかもしかしてあの子も芸能人かな!とかよく見たら顔かっこいいよねっ!とか嬉しいことを散々と言ってくれていた。

 

既にグループ化しそうになっている俺の友達4人のところまで桐崎さんの手を引いて、連れていった。すると、

 

「桐崎 千華です!」

「モデルとか女優とかの仕事をやってるから変な感じするかもだし、ハーフだから日本語変かもしれないけど、みんなと仲良くなりたいからよろしくねっ!」

 

とあの時の笑顔とはまた違った、無邪気な笑顔で笑った。

そういう笑顔もまたいいなと思う俺だった。

 

こうして俺の高校生活は始まっていく。



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第6話 センパイ

いつもの6人が完全にグループ化して、学校生活に馴染んできていたころに、明日から部活動が始まるということを知った。

 

「そういえばさ、大垣くんと齋藤くんと山川くんは同じ部活だったんだよね?」

 

と桐崎さんが聞く。

 

「そうだよ」

 

と軽く相槌をうつ、

 

「何部だったの?」

 

「「「バスケ部!」」」

 

と口を揃えて言った。

そう俺らはバスケ部だ。俺は、小学校のころから地元のミニバスチームでバスケをしていた。他のふたりはしていなかったけど、2人も俺がバスケをやっている影響で中学からバスケを始めた。

 

「3人とも高校でもバスケするつもりなの?」

 

と春ちゃんがきいてきた。

 

「うん!」 「あたりめぇよ!」 「がんばろーと思ってる!」

 

とそれぞれ違う返事をした。

 

時は流れ放課後、バスケ部の体験入部に行こうと体育館へ向かったら春ちゃんが一個うえの先輩となにやら話しているようだった。

何しているのか気になったので観察してみることにした。

遠目だからあまり見えないけど、なにやら春ちゃん怒っているようだ、

元々男嫌いらしいし、助けてあげようかなと出ようとした瞬間、その先輩の元に、1年でも有名になるほど美人な先輩方が続々と集まって行った。

 

「あー、そーゆことか、はっはっは!」

 

思わず口に出して、笑ってしまった。周りの人の視線が集まったが気にしない。

俺は美人の先輩方のひとりの方を知っていた。

また、あの男の先輩のことも関節的に聞いていただから分かった。

 

あっ春ちゃん誤解してる

 

 

でも、誤解をとくのはまだ早いし面白くないから見ることに徹することにした。

 

すると後ろから、

 

「あ、山川くんじゃん!なにしてぇふぐっ!」

 

桐崎さんが来たから半ば強引に口を抑えて、静かにさせた。

桐崎さんは全然状況が分からないようで凄く慌てふためいている。

ほんっとごめん。

心の中で謝った。

そうすると俺の手を上手くくぐり抜けて、

 

「ん、んん!?」

「お姉ちゃん!?」

 

は、お姉ちゃん?と思った瞬間に衝撃的な言葉を聞く。

 

「だってこの人私のぱんつみたんだよ!!!!!」

 

え、やばいいま情報量多すぎまじやばい頭破裂しそう、

そう思っていると後ろから俺の知り合いである先輩が来た。

 

「おっ!瞬じゃん!」

「無事凡矢理合格したんだな!おめでと!」

 

とテンション高めの集先輩が来た。

 

「なんかごちゃごちゃしすぎて気持ち悪いんですけど、集先輩はどこまで知ってました?」

 

「うん!なんのこと?」

 

今日起きた事だしこの人は今来たんだから知らなくて当然だろう。

焦りすぎたせいでそんなこともわかっていなかったんだ。

 

「それは、かくかくしかじかで、、、」

 

「まじか(笑)」

 

そう一言言って、あの男の先輩の所まで行った。

 

「おい楽〜おまえ女の子のパンツ見たらしいじゃん」

「いいなぁ〜羨ましいなぁ」

 

と変態めいた事を言いながらいじっているようだ。

楽と呼ばれたその先輩にはかなりのダメージが入ってるようだったので、

 

「え〜と、楽先輩?」

「さっきの楽先輩が怒らした子一応友達なんでできるだけやんわりことを収められるように務めときますね!」

 

すると

 

「まじか!君は神か。」

 

と大袈裟な反応を見せた。

まぁ復活してくれたならいいんだけど、

ていうかそんなことより状況だよ状況!まじ部活の体験終わってからガチで整理しないとこれからやばいわ。

 

そして部活の体験が終わった、

「気をつけ、礼!!」

「「「ありがとうございました!!!」」」

 

と挨拶をして、帰っている時に、状況を整理した。

えーと、楽先輩の彼女が桐崎さんのお姉ちゃんの桐崎先輩で楽先輩がおそらく好きなのは春ちゃんのお姉ちゃんの小咲さんで、楽先輩は他にも2人の女の子に行為を寄せられていて、え、えっ、楽先輩クズじゃね?

話した感じいい人だったんだけどなー

まぁ思い違いとかもあるだろうし、集先輩も良い奴って言ってたし大丈夫か、

 

なんて考えてたら、校門前に涼がいた。

 

「待っててくれたの?」

 

「うん!瞬1人にすると心配だから!」

 

ヒューヒューっと後ろで指笛を鳴らしながら、煽ってくる連を放っておいて、太一にだけ「バイバイ」と残して、涼と帰った。

 

「これから俺は、バスケ部に入るんだけど今日みたいにずっと待っとくのか?」

 

さすがに申し訳ないので聞いた。

 

「ううん。待つのは今日で最後!」

 

その言葉を聞いて安心した。少し残念だけど、

 

「でもね!私バスケ部のマネージャーになろうって思ったの!」

「だから、待つんじゃなくて一緒に部活するの!」

 

そう聞いて、驚いた。涼は部活とかしないタイプだと思っていたから、

まぁ、涼がいたら頑張れそうだけど、

 

「じゃあ、これからもよろしくな!!」

 

「うん!!任せといて!!」

 

春の夕日の中2人で歩いて帰るのだった。



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第7話 スレチガイ

バスケ部の部活は順調で朝も春がむかえにきてくれるから朝練もちゃんと行けるし、今絶賛高校生エンジョイ中の男、山川瞬です。

そんななか、な、な、なんと、もうすぐ林間学校なのです!

もちろんテンションはすげぇ高くなってます!

なんてったってあの桐崎千華さんと一緒の班だからー!

そりゃあテンションも上がりまっせ!

 

「高校ってこういう時、くじ引きとかじゃなくて自由班だからいいよね〜」

 

と春が言った。

 

「まじでそれな!」

 

連が言った。

 

「まじで、桐崎さんがいてよかった〜」

 

俺の心の声が漏れた。

やべぇ、、、

口に出しちまった。

急いでフォローしないと!

 

「いいいやちちがくて、、いやちがわかないんだけど、、、」

 

焦って言葉が出ない。

 

「えぇ〜、私は嬉しいけどなー」

 

と無邪気な方の笑顔で答えた。

 

「あの〜お二人さん僕たちのこと忘れてない?」

 

太一の一言で素に戻り、恥ずかしくなった。

その時、何か悩ましげにこちらを見てる涼がいた。

何に悩んでるのやら。あいつは。

そういえば、いつも悩んだり、怒ったりばかりしてる涼しか見てない気がする。

昔は、よく笑ってて、悩みなんてひとつもなさそうだったのになー、、、

なんて他人事のように考えていたが、

 

「おい、お前また風ちゃんになにかしたの?」

 

と小声で連が聞いてきた。

 

「そうか!」

 

つい声に出てしまった。

完全に盲点だった。昔から一緒にいたから、気づいてなかったけど、もしかして涼って俺の事嫌いなのか?だからいつも悩ましげにしていると考えれば、辻褄が合う。俺意外と話してる時は昔みたいに楽しそうだし。

 

「どうしたの〜?」

「おっきな声なんか出して笑笑」

 

と笑いながら春ちゃんが言ってきた。

ここは、正直に言って気持ちを聞こう。

 

「単刀直入に聞くけどさ、涼って俺の事嫌い?」

 

「え!?どしたのいきなり!」

 

「いや〜よく考えたら、涼って俺と一緒にいる時全然楽しそうじゃないからさ」

 

(どこを見てこの男は言っているんだろう)「い、いやーそんなことないと思うよ!」

 

「だってさ、さっきだって桐崎さんと話してたら頭抱えて悩んでたから」

 

(わざとやってる!?ほんっとにきづいてないのー!?)「な、なるほどねー」

「じゃあこうしてみたら?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

時は流れ、放課後、、、

いつもの通り涼と下校するところだ。

「よしっ、帰ろっか」

 

「うん!」

 

よ〜し春ちゃんに言われた通りやってみるか、

え〜とまず人気がないかを確認して、

涼の目を見て、

 

「ん?どしたの?」

 

「あのさ、涼」

「涼って俺のこと好き?」

 

「えっ。。。」

「えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!?」

 

すげぇ叫んでる。

 

「いや、分かったもういい。」

「じゃあこれから2人とも理解していこう。」

 

俺はそこで切った。これ以上嫌われたくなかったから、

すると涼は、

 

「うん!」

 

とやけに微笑ましげに言った。

あーあガチで嫌いじゃねぇか俺の事。

まじでどうにかなんねぇかな。

 

涼 side

 

えぇぇぇぇ!?

それは、そういうことだよね!

付き合うってことだよね!

やっやったぁぁぁぁぁぁぁ!

まさかあの瞬があたしのこと好きなんて、、、

嬉しさが隠せない。

にやけちゃう。

ほんと、これから楽しみだなー。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ここから二人は食い違って行くのだった。



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第8話 テチガイ

どうも涼に嫌われていると今更気づいた鈍感系主人公山川 瞬です。

先日春ちゃんに聞いてある方法を聞いて嫌われているのかどうかを試したのですが案の定嫌われていました。この先の人生の生き方が思いやられます。

「そーだよな、、、。」

「俺ってほんと鈍いからさ、涼の気持ちに全然気づいてやれなくてごめんな。これからはもっと大切に扱うから俺の事を信じてくれ!」

 

「ほんと瞬は鈍いんだから!」

「でもわかってくれただけでもうれしい!明日からよろしくね!」

 

「おう!明日からは俺と涼の新しい関係を築いて行こーぜ!」

 

なんか話が噛み合ってないような気もしないこともないが、これで涼とも仲直り出来たはずだ!明日からは部活にも専念できるだろう。

よかったよかった〜。

 

 

 

 

 

〈side 涼〉

まさか瞬の方から告白してくるなんて夢みたい!明日からがほんっと楽しみだなー!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈side 瞬〉

どうも、幼なじみとの関係を回復した山川 瞬です。

一応関係は回復したはずですが1度は嫌われた身今度は嫌われないように必死で頑張りたいと思います。まず手始めに涼ちゃんが頑張ろうって思えるように素直に感謝を伝えたいと思います。前までの俺は恥ずかしくて言えてなかったからなー。

 

「おはよう涼」

 

「おはよう瞬!」

 

「毎朝忙しいのに起こしてくれてありがとう。本当に感謝してるしやっぱすずがいないとだめだなーって思うよ!ほんっと生まれてきてくれてありがと!」

 

「えっ!」

「あたしも瞬の幼なじみでよかった。こんなにもいい人と付き合えてほんっと幸せ!」

 

「えっ?」

(付き合うって友達として付き合えてってことだよな?)

「おう!俺も涼と付き合えて幸せだよ!」

 

「瞬!大好き!」

 

「はっ?」

 

そう言って涼は俺にキスをしてきた。

 

「恋人同士だからいいよね?」

 

「はぁーーーーーー!!!????」

 

 

生まれてから1番の叫び声が出た。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

時は進んで現在。食卓でどーしようか本気で悩んでる山川 瞬です。

いや、ほんっとどーしよ。昨日までの会話思い出せば出すほど、そういう流れになるわ。いや、ほんっとどうしよ。とりあえず、誠意を持ってホントのことを話すしか、、、、

 

「瞬!はい、あ〜ん」

 

いや言えるかぁーーーーーーー!!!!!!

大好きとまで言われて間違ってましたなんて言ったらどうなる事か。

俺のみは確実に吹き飛ぶとなればやはり嘘をついて付き合い続けるしか、、、

 

「食べないの?」

 

涼が今までにないくらい萎れた声で聞いてきた。

そうだ。俺は何を迷ってたんだ。涼は手違いとはいえ俺の告白に対してこんなにも誠意を持って接してくれてるんだ俺が嘘で付き合ったところで涼が喜ぶわけが無い。だから、言おう。

 

「あのな、涼」

 

「なに?どうしたの?」

さっき俺が食べなかった冷めきったスクランブルエッグをニコニコしながら頬張っている涼が言った。

 

「昨日のあれは手違いだ。」

 

その空間には涼の箸が落ちた音だけが鳴り響いた。

 

 

 



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