ONE PIECE ~海賊王への運び屋~ (リン君)
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キャラ設定

初めまして、この話しはワンピースとゲットバッカーズとのクロスです。少しでも楽しんで頂ければ幸いです。


主人公 ブロード・D・アカバネ(11才)男

 

幼少の頃から、祖父のクロードに虐待並みの訓練を受けてきた。その為、戦闘をあまり好まないが、初めての依頼で白ひげと戦い破れる。その後、白ひげ海賊団と航海を続ける内に、オハラのバスターコールを知る。その後、平穏は無いと自分で決めつけ数々の戦闘と運び屋の仕事を経験して、強くなっていく。そして、原作開始の一年前に、白ひげ海賊団を抜けてイーストブルーでの、依頼の帰りに食料が無くなりバラティエにたどり着き、ルフィ達と出会い行動を共にするようになる。

 

 

容姿 ゲットバッカーズのDrジャッカル子供姿

 

性格 平和を好んで居たが、白ひげ達と航海をし

てる内に少しずつ祖父に似て来て、仕事の

過程を求める用になってくる。白ひげ達の

影響で仲間思いな所も出てくる。

 

技・能力 Drジャッカルの能力

 

悪魔の実 ???

好きな事 釣り、仕事の過程、旨い物

 

嫌いな事 食事の邪魔をされる事、仕事の過程を邪魔

される事。

 

懸賞金 1億2000万ベリー(11才時)

3億8000万ベリー(23才時)

 

 

原作開始時 (23才)

 

容姿 ゲットバッカーズのDrジャッカルの姿

 

性格 基本変わらないが、ルフィ達と出会い少し

悪ふざけをするようになる。

 

技・能力 11才の時と同じ(強さは倍以上)

覇気を全種類使用可能、

 

悪魔の実 ???

 

好きな事 変わらない

 

嫌いな事 変わらない

 

クロード・D・アカバネ (78才)男

 

ブロードの祖父で、若い頃は運び屋をやっていた。仕事の関係でロジャーや白ひげ等の伝説の海賊と戦ったり、海軍と戦ったりしてる家に仕事達成よりも達成迄の過程を楽しむ用になった。その為、海賊や海軍とは知り合いが多いが、基本は海軍は好きではない。息子には海賊になられた為に、運び屋の後継者が居ないためブロードに押し付け、英才教育で戦闘技術を叩き込んだ。ブロードが運び屋になった後は、優雅に暮らしている。

 

 

容姿 鋼レンの大総統をじい様にした感じ

 

性格 孫思いだが、基本は自分勝手

 

 

技・能力 小太刀・ナイフ

 

悪魔の実 食べていない

 

好きな事 煎餅、饅頭、お茶、仕事の過程

 

嫌いな事 ブロードをバカにされる事、仕事の過程

を邪魔される事

 

懸賞金 ????

 

 

ヒロイン 原作キャラにはしない予定。

もしかしたら、変わるかもしれません。

 

 

追伸

 

 

話が進むにつれて、書き足して行きます。ストーリーは原作にそって進みますが、話の内容は少し作者オリジナルにして行きます。ですので、台詞や設定は原作とかなり違いが多いです。そこの所は原作ファンの方達にお詫び致します。又、初めての執筆の為かなり下手で、間違いがあると思いますのでその時は、指摘お願いします。



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第1話

『俺の財宝か?欲しけりゃくれてやる!探せ!この世の全てを、そこに置いてきた!!』

 

彼が死に際に放った一言が、世界を海に駆り立てた。

 

世は正に大海賊時代!

 

 

そして時は過ぎて、とある島に老人と子供が二人で暮らしていた。

 

 

「ジジィ!少しは手加減しろよ!危うく細切れに、なる所だったぞ!」

 

戦いの訓練をして、危うく死にそうになったと抗議を老人にしていた。

 

「ブロード!海に出たら誰も手加減なんてしてくれんよ、敵にも同じ事を言うのか?そんなんじゃ立派な運び屋にはなれんぞ!」

 

カッカッカッ!と笑いながら老人がブロードと言う子供に話した。

 

「ジジィ見たいな、化け物と一緒にするな!天下の運び屋クロード・D・アカバネとな」

 

ブロードと呼ばれた少年は、皮肉を込めて言うがクロードと呼ばれた老人は、ただ笑っているだけだった。

 

「ワシも、お前位の時に父親に鍛えられとったよ。そしていきなり運び屋の仕事をさせられて死にかけとったよ。」

 

カッカッカッと笑いながらいい放つが、ブロードは溜め息を吐いて心の中で、『笑い事じゃないし』と言っていたらクロードがとんでもない事を言ってきた。

 

「じゃから、そろそろブロードにも仕事を与えてみるかの」

 

「はぁ・・・?なに言ってるの?はぁ〜!」

ブロードは、焦り返す言葉が無いまま話しは勝手に進んで行き、戸惑う姿を見てみ嫌らしい顔をクロードはして話した。

 

「次の依頼が来たら、お前に任せるとするかの、カァカァカァ!」

 

「ちょっと待ってよ!オレ、死ぬから!」

 

「大丈夫じゃ!安全な依頼にしてやるから!お前の親父が海賊になちまったから、ブロードには立派な運び屋になって貰う!」

 

「ふざけんな!俺の意思は無しか!運び屋になんかなりたくねぇ!俺は平穏に暮らしたいんだよ!」

 

「カァッカァッカァッ!生意気言うな!でも、取りあえずは依頼を受けてもらう」

 

『クソッ、ふざけんな!俺は平和に笑いながら暮らしたいんだ・・・』

 

心の中で、いい放つが運び屋の仕事をさせられるんだろうと、諦めていた。そして二人は家に帰って行き夜にクロードから依頼、即ち仕事の話が来た。

 

「ブロード、お前に受けて貰う依頼はこれじゃよ、この手紙をとある島に停泊してる船の船長に渡して来てもらう」

 

「・・・」

 

「なぁんだ・・・簡単な仕事じゃないか。じゃあ、仕事の過程なとして、船旅を楽しんでくるよ。この島は2つ先の島だよね?」

 

「まぁ、此島のエターナルポースを渡して置くぞ」

 

「了解、了解。ヤバイ仕事かと思ったよ」

 

心配して、損したとばかりに軽い気持ちで仕事を受けた仕事が平和な生活とかけ離れるとは、思いもよらないブロードだった。

 

「じゃあ、明日の朝一で言って来いよ」

 

「じゃあ、もう寝るよ。明日は早いからね」

 

自分の部屋に戻って寝るブロードだった。そして夜が明けて初仕事の朝が来て、小型船に乗りクロードに、祖父に行ってくると伝えていた。

 

「じゃあ、行ってくるぞ。楽な仕事だからチャッチャッと帰って来るから。」

 

「あぁ、行ってこい。船の目印はクジラ見たいな船だからな、忘れるでないぞ!」

 

手をあげて合図するブロード、そして目印の船が、あのモビーディック号だとは気付かないまま初仕事に向かうのだった。

 



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第二話

海原を一隻の小船が航海していた。その小舟に乗ってるのは、ブロード・D・アカバネその少年は祖父からの依頼で、ある船に手紙を運ぶ仕事をしていた。

 

「あ〜あ、二日も船に乗ってると退屈だよ、そろそろ島が見えて来ると思うんだけどなぁ」

 

ブロードは、二日も海の上で生活するのは初めての体験の為か、暇をもて余していた。そうこう言ってる間に、島が見えてきたのに気が付くと、退屈そうな顔からはしゃぎ顔になって来た。

 

「お〜本当に島が見えて来たよ。まぁ〜当たり前だけどね。確か、あの島に停泊してるクジラの形の船だよな。」

 

島に着いたことに、感激する姿は年相応の少年の反応だった。ブロードは、祖父のクロードから聞いた船の目印を思いだし、キョロキョロと探していると目当ての船が見えたのか、ようく確かめていた。

 

「プクックック、ホントにクジラ見たいな船してるよ。しかも、ドクロマークが付いてるから海賊だな。大した事ない海賊なんだなぁ」

 

 

ブロードは、船の見た目で相手の事を決め付けていた。それが、後に後悔するとは思っていなかった。

 

「まったく、ドクロにヒゲかよ!変な旗だなぁ。まぁ、チャッチャと手紙を渡して帰ろっと」

 

船を島に着けて上陸したブロードは、船へと乗り込んで行った。平和に暮らしたいと考えて居たブロードは、ある意味幸せだったかも知れない。何故なら、この海賊団は普通の海賊や、あの海軍ですら迂闊に近寄らない海賊団だからだ。

 

 

「すいませぇ〜ん。手紙を届けに来ましたぁ。誰か居ませんかぁ?」

 

「なんだぁ〜ガキじゃねぇかよ。手紙を持って来ただと?誰に渡すんだ」

 

船員が数人で出てきて、ブロードに問い掛けてきた。

 

「確か、船長に直接渡して欲しいって、ジィさんに言われたから、案内してよ」

 

その話を聞いて、船員達は驚いた何故なら自分たちの船長に直接渡したいと、言い出したからだ。普通の人なら、会いたくない人物と知っているからだった。

 

「なにぃ!親父に直接渡したいだぁ?本気で言ってんのか?おい、ちょっと待ってろ!お前、親父に話して来い。」

 

船員の一人が走って行ってから数分が経ってから戻って来た。

 

「おい!ガキ!親父が会ってくれるってよ、着いて来い。」

 

「ホントに?助かります。じゃあ案内お願いします。」

 

船員に着いていくブロードは、渡す相手が近付くにつれて、なぜか寒気が出てきた。

 

『なんだ?このゾワゾワは?まぁ良いか』

 

別に逃げたくなる程ではないと思い、そのまま着いて行くと、手紙を渡す船長なのか船の真ん中に堂々と座る一人の老人が居た。その老人を見た途端に、凄い威圧感を感じていた。その時に、初めて船の見た目で相手の強さを判断した事を後悔し、帰れば良かったと思った。

 

『なんだよ、この威圧感は!この老人はかなりヤバイ・・・家のジジィがキレた時みたいじゃねぇか・・・』

 

『でも、今更帰れないし。一応強がっておくか』

 

内心は、ビビりながらも老人に向かうブロードは遂に目の前まで来て、自己紹介して祖父からの手紙の旨を話した。

 

「ワザワザすいません。俺は、ブロード・D・アカバネと言います。この船の船長ですよね?祖父・・・嫌クライアントから手紙を運んで来ました。」

手紙を老人に渡したブロードは、何とか自己紹介と仕事を達成出来た事を安心していた。

 

「何だ、お前は運び屋か?鼻ったれの割には大したもんだ!俺の覇気に耐えるとはなぁ!グラララララ!」

 

鼻ったれと言われたブロードは、頭に来たのかつい言い返してしまった。

 

「鼻ったれだと!俺は名前を名乗ったろ!バカにするな!」

 

それを聞いた、船員達はブロードに殺気を込めて言った。

 

「このガキ!親父になって言い方をしやがる!魚の餌にするぞ!」

 

何を言われてもブロードは引くどころか、更に言い返していた。老人は、それを黙って見ていた。

 

「うるせぇ!したっぱは黙ってろ!俺は船長と話してるんだ!」

 

「グラララララ!面白いガキだな!お前ら黙ってろ、悪かったなブロード!俺はこの船の船長エドワード・ニューゲート!通称『白ひげ』だ!アカバネって事は、クロードの孫かなにかか?」

 

名前で呼ばれた事に、ブロードは満足したのか、落ち着きを取り戻した。そして気が付いた自分の祖父の名前が出た事、そして白ひげと言う呼び名に。

 

「クロードは、俺の祖父だよ!知ってるのか?・・・ん?待てよ白ひげ?ん・・・白ひげ!あの白ひげ!?」

 

『ヤベェ〜白ひげって世界最強の海賊じゃないかよ!こんな所に居たら平和に暮らせなくなっちまう!帰ろう〓』

 

「クロードは昔からの知り合いだ!何度かヤリあったが、勝負が付かなかった!クロードは元気なのか?ほとんど名前を聞かなくなったが?」

 

 

その名前が出て来て、一部の船員も思い出していた。

 

「クロードって、あの運び屋のクロードの事かよい」

 

「久しぶりに聞いた名前だ」

 

「マルコ、ジョズ!お前達も思い出したか!仕事を頼んだり、敵になったり懐かしい限りだ!グラララララ!」

 

早くこの船から出たいと思ってる、ブロードはそそくさと帰ろうとした。

 

「そう、急ぐな!手紙を読むから待ってろ、返事もあるだろ・・・ほぉ〜これは本気何だな・・・返事をしねぇとな。呼んで見ろマルコ!」

 

マルコと呼ばれた男は、手紙を呼んでみた。そして、笑いながら言った。これは手紙じゃなくて果たし状だと。

 

「坊主、いい度胸してるよい!親父に喧嘩売るとは」

 

はあ?っと思いマルコが見せる手紙のもとい果たし状の内容に焦り出すブロードを余所に白ひげは、決闘の場所を指定した。何とか果たし状を取り返そうとするが、マルコに燃やされていた。

 

「嘘だ!俺は、果たして状なんて書いてねぇ!って燃やすな!」

 

「グラララララ!小僧船から降りろ!決闘を受けてやる。」

 

「ふざけんな!俺は決闘なんてし『坊主!男なのに逃げるのかよい!』よ・・・逃げるだと!ふざけるな!パイナップル頭!こうなったらヤッてやるよ!」

 

パイナップル頭と言われたマルコは、落ち込んでるなか、白ひげとブロードは船を降りていた。マルコは、急いで後を追い見物する事にした。

 

「くそ!子供相手何で、手加減してね・・・」と、話すが白ひげは手加減なしだ!と笑っていた。

 

「しょうがない・・・覚悟を決めるしかないか・・・」と言い、手にメスを握っていた。それを見た白ひげは懐かしむような感じで言った。

 

「戦い方はクロードと同じか、グラララララ!懐かしいな!これは手加減出来ねぇ!行くぞ小僧!」

 

と言いながら白ひげは、自分の薙刀を出して攻撃してくるのだった。この戦いをマルコ達クルーは見守るなかで戦いは始まった。

そして、草村からはこの状況を作って張本人もいつの間にか来て見ているのだった。

 

「カッカッカッ!頼むぞ白ひげ!ブロードに戦いとは何か教えてやってくれ!」

 

「ブロード・・・世界に平穏なんてないのじゃ、其を知りなさい」

 

とカッコつけながらも、この戦いを楽しみながら観戦するクロードだった。

 

ちなみに、手紙もとい果たし状の内容はこうだった。『孫と戦え、白ひげ。世の中の事を教えてやってくれ』だった。クロードなりに孫に、世の中を知って欲しいと祖父なりの優しさ?があるないようだった。

 




グダグダな文章ですいません。これからも頑張って文章の勉強して行きたいと思います。応援よろしくお願いします。


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第三話

かなりの久しぶりの投稿です。


祖父クロードからの、初依頼を受けて手紙をとある海賊に届に行ったブロードは、無事に目的の海賊に渡した。何とその海賊が、あの「白ひげ」と知り後悔していた所に手紙の内容が果たし状と知り後悔のどん底に居る中で、ブロードと白ひげの戦いが始まろうとしていた。

 

『ジジィのせいで、偉いことになった・・・普通11歳のガキに戦わせる相手かよ!相手はあの白ひげだぞ!俺だって知ってるは、世界最強って言われてる事くらい!』

 

右手にメスを数本握りながら、そんな事を考えてると笑い声が聞こえてきた。

 

「グラララララ!どうしたブロード!突っ立ってるだけじゃ、俺には勝てねぇぞ!やっぱり鼻垂れ坊主なのか!」

 

白ひげの挑発が聞こえて来た為に、心の中で愚痴を止めて腹を括るブロードだった。だが、やはり子供なのか挑発に乗ってしまい言い返していた。

 

「うるせぇ!此方にも気持ちの切り替えが必用なんだよ!でも・・・腹を括ったよ・・・俺の平穏の為に・・・!行くぞ!」

 

明らかにブロードの纏う雰囲気が変わった。それを、白ひげやマルコ達隊長クラスは気が付いた。

 

『ガキにしては、大した覇気だよい!これから成長したら楽しみだよい』

 

マルコは評価していた。ジョズやビスタも同じく評価していた。

 

「ガキの割には大した覇気じゃあねぇか!少しは楽しめ『喋ってられるのも今の内だからなぁ!』・・・!」

 

突っ込んで来たブロードの攻撃を、薙刀の柄で受けていた。

 

「大したスピードじゃあねぇか!だが攻撃が直線的で見え見えだぁ!」

 

その言葉と共に薙刀を持たない手から、パンチが飛んできた。ブロードは不意を突いたつもりが直線的と指摘され、ムカッとしたが白ひげの攻撃をマトモに腹に受けてしまい、飛ばされ砂浜を転がるが、何とか立ち上がる事が出来た。

 

『グハァ・・・!何てパンチだよ!ジジィ以上じゃあねぇか・・・。って事はあのジジィ!毎日、手加減してやがるのか!ったく、最近のジジィは化け物かよ!』

 

心の中で悪態を付きながらも、体制を建て直し次の手段を考えていた。

 

「さすが白ひげだな!パンチが重い・・・だが、こっちは昔からジジィのパンチどころかそれ以上の攻撃を受けて来たんだ!まだまだ此れからだ!行くぞ!」

 

ブロードは、さっきと同じ攻撃を繰り出したが、白ひげに受け止められ反撃を喰らうが白ひげのパンチはブロードの体を透き抜けた。

 

「!!!」

 

白ひげは目を見開くが、背後からの気配を感じブロードの攻撃を交わし、砂浜に叩き付けて、パンチを叩き付けるがブロードは何とか転がりながら交わした。

 

『危ねぇ!何とか転がりながら交わしたが、かなりダメージを受けた。でも、やはりな・・・俺の動きが読まれてる。』

 

今の攻撃でダメージを受けながらも確信していた。

 

「白ひげ、俺の動きが読めてやがるなぁ!ジジィといいなんなんだ!」

 

文句を白ひげに叩き着けたが、一撃も当てられないでいる、自分が腹立たしかった。次は必ず一発は喰らわせてやると思っていた。何故か戦いを楽しんでる自分が居ることに気が付くと前に祖父であるクロードの言葉を思い出していた。『ブロード!仕事はな達成するまでの過程が楽しいんじゃよ』って言葉が頭を過っていた。

 

『過程が楽しいってこう言う事ね。』と心の中で思いながら次で自分のダメージから最後の攻撃になると里っていたブロードは行動にでた。

 

「白ひげ次の攻撃で勝てなくても、一撃は当ててやるからなぁ!」

 

「グラララララ!良いだろ、俺に一撃でも当てたらお前の勝ちにしてやる!来いブロード!」

 

ブロードは、右手を空に掲げて左手に三本のメスを握っていた。そして・・・

 

「行くぞ、白ひげ・・・」

 

掲げた右手から数十本のメスが空に飛んでいった。そして、左手のメス三本を白ひげに向けて投げていた。白ひげはそれを左に避けた時に自分の真上から何か気配を感じていた。

「・・・ん!」

 

白ひげの頭上から数十本のメスが落ちてきていた。

 

「浴びたな、血の雨を・・・ブラッディレイン!」

 

だが白ひげは笑いながら薙刀を頭上で回しながら『血の雨』を防いでいた。ブロードは予想していたのか直ぐに走り出していた。その右手に何かを持って。

 

「グラララララ!こんな物か!ブロード・・・ん!」

 

白ひげは何かに脇腹を斬られたのに気が付き追撃をして来た所を振り向き様に、最強の悪魔の実である『グラグラの実』の能力を使った。バリン!大気が割れたのに気が付くブロードだったが、それを最後に意識を手放した。

 

『まさか、血の雨も最後に切りつける為の陽動だったとはな!つい能力を使っちまった。加減したから、死にはしねぇだろ』

 

白ひげは、最後の一撃に賞賛していた。そしてブロードの可能性にも期待しながら加減しながらも能力を使っていた。マルコ達も同じく賞賛していた。

 

『まさか本当に親父に一撃浴びせやがったよい!』

 

他の隊長達も、一撃浴びせた他に能力を使わせた事にも驚いていた。そんな中に白ひげはふと茂みに向かって話し出した。

 

「これで良いんだろ!クロード!出てこい居るんだろ!」

 

誰もが茂みをみると、笑いながら一人の老人が笑いながら出てきた。

 

「カッカッカッカ!ありがとよ!ニューゲート!感謝する!それと、久しぶりだな!」

 

握手するクロードと白ひげだった。そして白ひげはマルコに言った。

 

「マルコ!ブロードを手当てしてやれ!野郎ども!船に戻るぞ!宴会だ!クロードお前も飲んでけ!グラララララ!」

 

「カッカッカッカ!そうするかの!邪魔してくかの!」

 

白ひげに着いて行きながら、後ろを向き森の方を見て気配を感じていた。戦いを傍観していた何者かの気配を。

 



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