VOICEROIDの子達と友達になるお話 (キョウヤ)
しおりを挟む

第0話と自己紹介

初めまして、初投稿&初書きの作品です
至らぬ点もたくさんあるでしょうが自分が読みたいと思った内容を書き起こしています
ここがダメ!とか、この内容ならこのタグつけた方がいいよって部分があれば教えて下さると嬉しいです。



初めまして、VOICEROIDの女の子達と一緒にほのぼのと日常生活している小説が読みたかったけど琴線に触れる物がなかったので自分で書いてみようと思って書き出してみます。

小説を読むことはあれど、書くことは初めてで読みにくかったり話の構成などめちゃくちゃでお見苦しいかと思いますが、ゆっくり書き出してみますので暇があれば流し読み程度で読み飛ばしてくださいませ。

 

登場人物と世界観を簡単に紹介してみるのと、どんな感じで投稿されるかのテストとして書いてみます、オリジナル主人公を男女で登場させる予定ですので、苦手な方はブラウザバックでお願いします。

 

舞台は現代によく似た世界、ただ現代と違うのはVOICEROIDの女の子や男の子も一緒に生活をしている世界。

主人公達はVOICEROIDの子達が通学している学校に転校生として転入し、VOICEROIDの子達と仲良くなって一緒に遊んだり日常生活を送っていくお話。

 

主人公男、名前は暁 響夜《アカツキ キョウヤ》

身長174cm髪は短め少し長くなるとよく坊主にしている

目が悪いため基本的に眼鏡が必須

基本的に誰とでも仲良くなれる、見た目や出生など特に気にせず仲良くなりたい、一緒にいて楽しい!という人とは積極的に関わっていく。

過去に両親と色々と問題があり家を出ていて

もう1人の主人公 咲夜と一緒に祖父から受け継いだ孤児院と喫茶店を経営している。

 

主人公女、名前は暁 咲夜《アカツキ サクヤ》

身長152cm綺麗な黒い髪のストレート

性格は清楚で天真爛漫、誰とも打ち解けやすく嫌なことにはハッキリと断ることが出来る性格

小さい頃両親からの虐待が酷くこのままでは殺されてしまうと思い、家から逃げていた時に響夜と出会い事情を説明して響夜の祖父の経営している孤児院に匿ってもらっていた、両親は多額の借金を抱えたまま蒸発、その後響夜の祖父が借金を全て肩代わりし全額返済、そのまま孤児院に家族として迎え入れた

酷い虐待を受けて見た目も心もボロボロだったが、響夜と響夜の祖父からの優しさや家族としての暖かさを受けて養子にしてもらい一緒に生活している。

 

響夜の祖父 病気により亡くなってしまい今はこの世にいない、響夜のことをよく理解してくれていて、たくさん愛情を注いでくれた人、生前稼いでいた金額は相当あり響夜に孤児院と喫茶店を残し、咲夜の借金を全額返済した上で遺産として2人が卒業出来るまでの学費と卒業して喫茶店と孤児院が経営出来なくても生活が余裕で出来るくらいの遺産を残すスーパーおじいちゃん。

 

うちの子設定のある、VOICEROID登場人物

 

結月ゆかり

書き手の私も大好きなゆかりさん

VOICEROIDだからということで幼少期に差別的ないじめを受けていた、親友のマキさんが一緒にいてくれて支えてくれていたからそんなにスレてはいないけど初対面の人に対しては冷たく塩対応なことが多い

プライベートでは少しポンコツっぽい可愛さがある

休日はゲームをしたり歌を歌っている、マキさんに連れられて街で買い物や食べ歩きもしている。人は好きじゃないけどマキさんと一緒だから楽しんで休日を過ごせている。

 

弦巻マキ

ゆかりさんの親友、基本的にゆかりさんをゆかりんと呼んでいてとても仲が良い、ゆかりさんと違いコミュニケーション能力が高いためたくさんの人と仲が良く友好関係も広い、好物はラザニアで休日は美味しいラザニアを販売してるお店がないか、ゆかりんを連れ出して街で食べ歩きしたり買い物したりしている。

 

琴葉茜

後述の姉妹、琴葉葵のお姉ちゃん

天真爛漫でたくさんの人と仲がいい、妹の葵ちゃんが他人とのコミュニケーションを積極的に取らないことが最近の悩み。

書き手の私が上手く関西弁を使えないかもなのでエセ関西弁になるかもです。

 

琴葉葵

お姉ちゃんのことが大好きな妹

基本的にお姉ちゃんが1番あとは知らないって雰囲気が周りから見ても分かるくらいに出ている

お姉ちゃんには明るく話しかけるがお姉ちゃん以外には敬語で塩対応というのがほとんど

好きな食べ物はチョコミントアイス

 

今は3月、今日は響夜と咲夜の卒業式の日

 

「今日で中学校も卒業で、4月からは高校生かー」

俺は暁 響夜 今日、中学校を卒業して家に帰っているところ

「響夜ー!一緒に帰ろうー」

後ろから聞き馴染んだ声が聞こえてくる

名前は暁 咲夜 買い物帰りに道で苦しそうにしている所で出会って家の事情がかなり酷かったことを聞いて、爺さんが経営している孤児院に一緒に住んでいた女の子

出会った当初は人が怖くて仕方ないという感じだったけど俺と爺さんで出来る限りの手助けをしているうちに家族として一緒にいることになった子だ。

「卒業おめでとう!響夜!」

「ありがとう、咲夜も卒業おめでとう!」

「えへへー、次は高校だね!」

「始まるにしても来月からだろ?気が早いな」と笑いながら話をしてる

「でもでも、おじいちゃんの遺言状だと新しい学校に転入って形になるんでしょ?ちょっと不安もあるんだぁ」

「そうだな、爺さんの遺してくれた遺産や孤児院と喫茶店の経営や、やりくりもしないとだから、これからまた忙しくなるんだろうなぁ」と咲夜と一緒に帰り道を歩いている。

これからは、経営学も勉強しながら料理や学校生活が待ってると思うと少し気が重い、けど咲夜と一緒になら何とかなかなと内心思っている

「とりあえず今日の晩ご飯の買い物をして家に帰ろうか、咲夜」

「うん!晩ご飯はハンバーグがいい!美味しいハンバーグを作ってね、響夜!」

2人でゆっくり歩きながら晩ご飯の話をする。

一方その頃、新しく設立された桜乃高校では

「ゆかりん!聞いた?4月から新しい子が転入してくるんだって!どんな子なんだろう!楽しみだね!」金髪で明るい感じの子が紫髪のショートヘアの子に話しかけている

「そうですね、見た目とか態度とかで攻撃的な人でなければ私は、特に気にしませんよ」

「ゆかりちゃんは、やっぱり少しこじらせてるなぁ、まぁウチは話してておもろい子なら友達になりたいなぁ、アオイもそう思わへん?」ピンクのロングヘアーの子は笑顔で話している。

「私はお姉ちゃんに変なこと言ったりしない人ならそれでいい」葵と呼ばれた水色の髪の子は、素っ気なく答えていた。

響夜と咲夜は、これから起こること出会う人の事をまだ知らない。

 

今後登場予定に東北三姉妹と音街ウナちゃん京町セイカさん、紲星あかりちゃんなどたくさんの女の子を登場させていきます。とりあえず書きたいことを書きながら練習していきますのでお時間あれば感想など書いていただけたら幸いです。




後書きです。
女主人公ちゃんの過去が重いとか
色々ご都合主義な所はありますが
書きたいことが浮かんだタイミングで更新していきたいです
週に1話か2話程度更新出来るといいなぁ
主人公達の詳細な設定など教えて欲しいとかコメントあれば答えていきたいです
後書きまで見ていただきありがとうございました!
追記、内容に小説が無かったと運営様にご指摘いただきました、なので主人公達の少し前のお話を追加しました。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第1話 転校初日と初めまして

自己紹介も書いて1話も投稿してみました、読むのと書くのはやっぱり別物ですね、書いてみて実感します、読みにくいとか、こうした方が見やすいとかあればコメントいただけたら参考に致します。


今日から新しい学校生活が始まる

 

「初めまして!暁響夜です!趣味はゲームと料理ですこれから3年間よろしくお願いします!」

 

よし挨拶はこれでいこう

俺は暁響夜《アカツキ キョウヤ》みんなからは響夜って呼ばれています。

 

今日から新しい高校に転校することになった

新しい学校の名前は桜乃高校って名前で、最近新しく設立された学校らしい、とりあえず朝ごはんを作って準備をしようかな

そういえば咲夜が起きてこないな、起こしに2階まで行くか

《咲夜の部屋の前》

コンコン、「おはよう咲夜、ご飯作ってるから準備したら降りてこいよー」

咲夜「おはよー、準備したら降りるから先に降りててー」

咲夜も起きたみたいだし朝食作ってしまうか

ベーコンエッグと食パン、あとはインスタントだけどコーンスープにしようかな

インスタントはサッと作れて美味しいから簡単でいいね

 

一通り作ってテーブルに並べたら咲夜が降りてきた

「おー、今日は洋食風だねぇ、いただきまーす!」

「咲夜が朝はパンが好きって言ってたからな、サッと作れるインスタント様々だよ、いただきます。」

「インスタントでもひと手間加えて料理してくれる響夜の朝食は好きー!明日は私が作るからね!」

「ありがとう、期待しておくよ、そういえば今日から新しい学校だけど、クラスとかどうなるんだろうね」

「おじいちゃんの遺言状見る感じ私達は同じクラスで特別学級みたいな所に転入する形になるみたいだよー」

「そんなことまで書いてあったのかあの遺言状·····マジで俺の爺さん何者だったんだよ·····」

「私は気にしないかなぁ、おじいちゃんのおかげでいまの幸せな生活送れてるし、ご馳走様!今日も美味しかったよー」

「まぁたしかに、今がちゃんと幸せだし爺さんには感謝しないとな、ご馳走様、お粗末さまでした。食器洗い終わったら準備して学校向かおうか、徒歩で10分くらいだったよね?」

「そうだね!歩いて10分なのはほんとに助かる!どんな子達と同じクラスになるかワクワクするね!」

「めちゃくちゃ怖いヤンキーとかじゃなければ俺は特に気にしないかなぁ、片付け終わったし学校向かおうか」

「うん!私も準備できた!おじいちゃんに行ってきますしないとね!」

「そうだな、爺さん「「行ってきます!」」

おじいちゃん

 

2人で歩いて10分後

桜乃高校前で先生が立ってるどこに行けばいいか聞いておくか

「おはようございます!今日から転入することになりました暁響夜と暁咲夜です、教室はどこに行けばいいですか?」「おお、君達が今日から特別学級に転入になった子だね、職員室に担当の教師がいるから職員室に向かってくれたまえ、職員室は正面玄関入って右の突き当たりにあるからね」

「ありがとうございます!」

2人で職員室に向かって歩いていると周りからヒソヒソと、あの子達が特別学級に転入する子達?気の毒ー、とか災難だねぇとか聞こえてくる、なんだろう、感じ悪いなぁ、とりあえず職員室に咲夜と向かうことにした

 

職員室について担当の先生と話をした

道中周りの人がヒソヒソ言っていた内容を先生にも聞いてみた

先生は苦い顔をしていたけど教えてくれた

「君達が転入する特別学級はちょっと変わっていてね

髪の色や目の色が違っていて、直すように言っても直さない、言わば問題児って呼ばれている子達がいるクラスなんだ、過去に酷いイジメや差別的な事をされた子が多くてね、先生にも心を開いてくれないんだ、でも僕はその子達の担任だからね!いつか心を開いて貰えるように日々頑張っているんだ!」(この先生はいい人なんだな)チラッと咲夜の方に目をやるとイジメと聞いて咲夜の顔が曇っていたが先生の話を最後まで聞くと咲夜もホッと安心している顔をしていた。

「先生の熱意もいつかきっとみんなに伝わりますよ、俺も出来る限り協力します。」「ありがとう!暁君!」「こちらこそ、3年間よろしくお願いします、タカハシ先生」

教室の扉の前タカハシ先生が口を開く

「挨拶はどっちからする?2人で一緒にするか順番にするか決めていいよ」咲夜の顔を見る、初めて会う人には緊張する癖はまだ治りきってないみたいだ。

「先生、2人で一緒に挨拶しますよ、咲夜もそれでいいよね?」「ありがとう!実はちょっと緊張してたんだぁ、えへへー」「じゃあ私が声を掛けたら、2人で一緒に入ってきてね」先生は先にクラスの子達に説明をしている。

咲夜の緊張してる顔をみて俺まで緊張してきた、でも少し覗いて見た感じクラスの人数少ないみたいだし、何とかなるだろ

「じゃあ転入生を紹介します、暁響夜君、暁咲夜さん、入ってきて!」タカハシ先生に呼びかけられる、「よし、行こう咲夜、新しい学校で最初の挨拶をしに行こう!」「うん!響夜とならきっと楽しい3年間に出来ると思う!」教室に2人で入る

 

クラスを見ると今日は4人しか出席してないみたいだ、(机はまだ数がある程度あるのに4人?)心の中で考えながら、ざっと見回すと、確かにみんな髪の色や目の色が違う紫の髪の子や水色とピンクの髪の子がいる、金髪はまぁそんなに珍しくはないからあまりビックリはしなかったな、とりあえず朝考えてた挨拶をする

「初めまして!暁響夜です!これから3年間よろしくお願いします!」と笑顔で自己紹介をする。咲夜の方も「初めまして!暁咲夜っていいます、3年間よろしくお願いします。」と少し緊張気味の笑顔で挨拶を終えることができた。

金髪の子とピンクの髪の子は、おー!男の子だー初めて異性がクラスにきたねー、どんな感じのお話すればいいのかなぁーとか、もう1人は綺麗な髪の女の子だー!めっちゃ綺麗な黒だねぇーって楽しそうにお話してる。

掴みとしてはまあまあなのかな?

 

「響夜君はゆかりさんの隣で葵さんの前の席を使って、咲夜さんはマキさんの後ろで茜さんの隣を使ってくださいね。」とタカハシ先生に言われた。

席に着きながら隣のゆかりさんと後ろの葵さんに挨拶をする

「響夜です、よろしくお願いします!」

ゆかりさんは「はい、よろしくお願いします。」と素っ気ない返事で葵さんは「よろしくお願いします。」と一言だけ返事が帰ってきた、俺ってもしかして嫌われてる?

 




後書きです。
読んでいただき、ありがとうございました!
まだまだ至らぬ点がたくさんありますし何よりゆかりさん達との絡みが少ない!
もっと書けると思いましたが、書き起こしてみると難しいですね(汗)
2話も考えはまとまってますので書き起すこと出来たらすぐにでも投稿させていただきますね
ありがとうございました!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第2話 まずは挨拶と世間話から

前書きです
集中力が続く限りに2話まで書き起こしてみました、セリフ枠とか語り枠とか使い方がまだまだですけど色々修正していけるようにがんばります。


転校初日から凄い塩対応だ

ゆかりさんは基本的にクールな人なのかな?

返事はしっかりしてくれるけど、私に近づかないでって雰囲気が凄い

 

葵さんに至っては興味ないから話しかけるなって圧が凄い、咲夜の方は金髪の子とピンク髪の子のマキさんと茜さんかな?めっちゃ話しかけられててもうだいぶ打ち解けてる感じはある、転校初日から俺だけボッチまっしぐらかなぁこれは·····

 

今日は午前中で学校が終わるみたいだ、帰る準備をしてご飯の材料の買い出しに行かないと、咲夜の方はどうかな

 

私は転校初日から凄い勢いで質問責めにされている

マキさんと茜さんは凄く明るくて積極的に話しかけてくれる

「咲夜ちゃんは響夜君と付き合ってるの?」とか「咲夜ちゃんは響夜君と一緒に住んでるん?」とにかくプライベートと異性である響夜の話題で質問責めにされてる

あと、出会ってすぐにちゃん付けになっている、これが陽キャラって奴か·····凄いなぁ。

響夜の事は置いておいて趣味とか好きな食べ物とか色々聞いてある程度楽しく話せるようにはなったと思う、時々すごい寒気を感じたんだけどあれはなんだったんだろう?

それより葵さんや、ゆかりさんに終始睨まれてるような·····とりあえず午前中で学校も終わるし響夜に声を掛けて買い物に行こう、なんか沈んでるみたいだし、響夜の所に向かおうとしたらマキさんに声を掛けられる

「咲夜ちゃん!今日はこの後予定ある?ないならアカネちゃんと買い物行くんだけど一緒にこない?」「せっかく同じクラスになったんや、歓迎会も込みで買い物にでもいこーや」マキさんと茜さんに誘われる「晩ご飯の買い物に行くんだけど響夜も一緒に行ってもいいかな?」

マキさんは明るく答えてくれる「いいよ!響夜君も初めましてだし何よりサクヤちゃんに質問したけど肝心な所はキレイにはぐらかされたから響夜君にも色々質問したいんだよねぇ」「せやな、好きな食べ物とか聞きたいことあるしちょうどええわ」マキさんも茜さんもノリノリだ、3人で響夜の所へ向かうことにした。

 

咲夜はもう友達出来たのか凄いな

とりあえずマキさんと茜さんに自己紹介をして買い物に一緒に行くことになった、2人ともとても明るくて話しやすい。咲夜を笑顔にしてくれてるお礼も兼ねて何かお昼を奢ることにした「マキさん、茜さん、咲夜と仲良くしてくれてありがとうございます。」「響夜君、マキさんはちょっと他人行儀っぽいね、マキちゃんって呼んでくれていいんだよ?」「ウチも、茜さんじゃなくて、アカネちゃんって呼んで欲しいわ、さん付けやと堅苦しくてアカンわ」「出会った初日からちゃん付けはハードルが·····」「呼ばせてもらいなよ響夜ー女の子がそう呼んでもいいよって言ってくれてるんだからぁ」「うっ·····じゃ·····じゃあ、マキちゃん、アカネちゃん今日は昼飯とデザートご馳走しますね」「ほんとにー!?ありがとー!じゃあ私ラザニアー!あとは敬語取れたら完璧だねぇー!」「せやなーまぁ及第点上げたるわ、ウチはエビフライとパフェなー」とりあえずマキちゃんとアカネちゃんとは上手く話をすることは出来そうで安心した·

咲夜との関係はまたおいおいで大丈夫かな····ゾクッ!

時折来るこの寒気はなんだろう、風邪ひいたかな·····

響夜と咲夜はまだ知らない、この寒気の正体を·····




後書きです。
読んでいただきありがとうございます!
ゆかりさんがイチオシなのにゆかりさんとの絡みがかけていない!
集中力も尽きてきたので一旦寝ます
書いてみて思ったのですが
咲夜視点と響夜視点分けた方が分かりやすいのかなって思いました
もしかしたら視点分けて投稿するかもです


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第3話 買い物とご飯と雑談

前書きです。
語りの部分の呼び方を次の話から響夜と咲夜で差別化しようと思います。
さん付けは響夜、ちゃん付けは咲夜の内面という感じにしたいです。




今日のお昼はラザニアとエビフライとパフェのリクエストが出た、材料を買って自宅で作るか、近くのファミレスで食べようかの相談をしている所だ。

「うーん、近くのファミレスのラザニアは休日にゆかりんと巡って食べたことあるんだけど、凄い美味しい!ってお店はなかったんだよねー」とマキちゃんが話している、ゆかりさんとは仲がいいみたいだ、アカネちゃんも「ウチも休みの日にアオイとエビフライとかパフェとか食べるんやけど、めっちゃ美味いって店は知らんなぁ、サクヤちゃんはオススメのお店とかしらんのー?」と咲夜に聞いている。

それならと咲夜が提案をだす。「私の家の近くに喫茶店あるからそこでリクエストして作ってもらおうよ!喫茶店の店長とはよく知った仲だから材料持ち込めばきっと作ってくれるよー!」と返事をする。その喫茶店の店長って俺なのだけど·····今日初めましての女の子を自分のお店に招くのはめっちゃ緊張するのだが·····咲夜はニコニコと嬉しそうに話している、期待に応えることが出来るようにしないとなぁ·····

「それ、ホンマか?じゃあ特大のエビフライ注文しても材料あれば作ってくれるってこと?ウチ行ってみたいわー」「美味しいラザニア食べられるなら私も行きたいー!ねぇねぇアカネちゃん!ゆかりんとアオイちゃんも誘ってみないー?」「それ名案やマキちゃん!アオイにはウチから連絡するから、ゆかりんへの連絡はマキちゃん頼んだでー」「了解!ちょっと連絡してくるねー!」そう言って2人とも連絡をするために席を外す

咲夜の方をみて尋ねる。

「珍しいね、咲夜が初対面の人を喫茶店に誘うなんて」「だって、マキちゃんもアカネちゃんも優しくて明るくて、一緒にいて楽しいんだもん!響夜は楽しくないのー?」「そうだね、咲夜が楽しそうに話しているし、俺もそんなに嫌われていないみたいだし、一緒にいるのは楽しいよ、けど事前に確認はして欲しかったかな、まさか初日から料理作ることになるとは予想していなかったよ」思わず苦笑いになる、けど友人関係を良くするにはちょうどいい機会だし、張り切って料理を作ることにする。

しばらくしてマキちゃんとアカネちゃんが帰ってきた

「ゆかりんも準備をしてから合流するって!待ち合わせは材料を買うショッピングモールでいいよね?」「アオイも今からこっちに合流するみたいや、材料買いながら待ち合わせしよかー」人数は6人だから6人前買いに行くことにした

「そういえば予算はどれくらいー?」とマキちゃんが話している「予算は特に決めていないから好きなだけ買うのもアリだよ」と俺は返事を返す。「好きなだけって、実はキョウヤ君大金持ちだったりする?いいなぁー!毎日ラザニア食べ放題じゃない!」とマキちゃんはテンション上がって話している「ホンマに大金持ちならエビフライも食べ放題やん!ええなぁ」とアカネちゃんもテンション上がっている

「まぁその辺のお話はご飯食べながらでも話そうか、とりあえずメニューはラザニアとエビフライとパフェでいいのかな?ゆかりさんや葵さんの好みの食べ物や嫌いな食べ物とかって知ってる?」と質問してみる。

「おーい、お姉ちゃんー」と声が聞こえる、声のした方には、アカネちゃんと同じ顔と声だけど綺麗な水色の髪の女の子がいた、髪の色以外は全く同じ顔の双子で、声だけだと判断が難しそうと内心思っていた

「こんにちは、琴葉葵です」俺と咲夜にそれだけ話したら後はずっとアカネちゃんと話している。

学校だと圧が凄かったけど、こうして見ていると、お姉ちゃんが大好きって雰囲気が伝わってくる。

少し遅れて声が聞こえてくる。「おまたせしました、マキさん」ゆかりさんも到着したみたいだ。さっそく2人に好きな食べ物や嫌いな食べ物を聞いて買い物を済ませることにした。




後書きです。
いろいろ試行錯誤しながらなので文章がおかしくなっていたらごめんなさい、頭に残ってる文章は描き起こせるだけ書き起こしてみます。
読んでいただきありがとうございました!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第4話 好みの食べ物と連絡先 咲夜side

前書きです。
サイトの使い方を理解し始めてなんとか連載に変更出来ました、咲夜と響夜で視点を分けて書いてみる試作会です、咲夜は琴葉姉妹、響夜はゆかりさんとマキさんと話をさせてみるお話です。



琴葉葵ちゃん、私からみた第1印象は他人を拒絶して、お姉ちゃんに依存している雰囲気が出ていた。

私も昔は他人や家族に心を開いていなかったけど

響夜と、おじいちゃんのおかげで家族や他人との付き合い方を学んで、とても楽しく暖かいものだと学んだから、葵ちゃんとも仲良くなりたい、そう思った。

「こんにちは!琴葉葵ちゃん、学校でも自己紹介したけれど、私は暁 咲夜!よろしくね!」葵ちゃんの目をまっすぐ見て明るく笑顔で自己紹介をする。

葵ちゃんは最初キョトンとした顔で私を見つめ返していたけどアカネちゃんが「ほら、アオイ?挨拶してくれてるんやからちゃんと挨拶返してあげなサクヤちゃんが困るやろー」と葵ちゃんに声をかける

「は、初めまして、琴葉葵です、よろしくお願いします」と葵ちゃんも挨拶を返してくれる、少し緊張してるのかな?笑顔が少し固い、けどちゃんとお話したら仲良くなれそう。

「挨拶返してくれてありがと!えへへー、葵ちゃんって呼んでもいい?」と笑顔で聞いてみる。

「えっと、今日初めて会うのにもう名前で呼ぶの?」葵ちゃんは苦笑いしてる

「だって、琴葉ちゃんだとアカネちゃんと被っちゃうし、私の事も咲夜って呼んでくれてもいいからね!」

「せやなーウチもサクヤちゃんって呼んでるしアオイもサクヤちゃんって呼んでもええんやない?ウチはせっかく仲良くなったのに琴葉さんって呼ばれるのなんか嫌やー」とアカネちゃんが答えてくれる。

「お姉ちゃんがそういうのなら、よろしくお願いしますね咲夜さん」と葵ちゃんが答えてくれる。

「さん付けかー、残念!ならアオイちゃんに咲夜ちゃんって呼んでもらえるまで積極的に話しかけちゃうねー!」と私は明るく返事をする。

「さっそくだけどアオイちゃんの好きな食べ物ってなーに?私は響夜の作ってくれるご飯が好き!」

「私もお姉ちゃんの作ってくれる食べ物が好き、あとは市販品だけどチョコミントアイスが好きです。」と葵ちゃんが答えてくれる。

「ホンマにアオイはチョコミントアイス好きやねー、ウチもよく一緒に食べてるけど、ウチはたくさんの種類のアイス食べたいわー」と茜ちゃんが返事をしてる。

「チョコミントアイス美味しいよねーそうだ!今度みんなでアイス一緒に作ろっか!自分の好きな味のアイスを自分達で作ってみんなでシェアするの!楽しそう!」私は葵ちゃんに提案をする。

「いいですね、お姉ちゃんの好きな味や皆さんの好きな味とか分かるから賛成です、その時は是非参加させていただきますね」葵ちゃんもノリノリで答えてくれる。

やっぱりお姉ちゃんが大好きで1番なんだね、何となく気持ちは分かるなぁ、私も響夜が1番大事だから·····少し昔の事を思い出して考えてしまう。

「咲夜さん?」葵ちゃんが不安そうに声を掛けてくれる

「あっ!ごめんね!ちょっと考え事してたよ!えへへー」思わず誤魔化してしまった。

「そうだ!みんなの連絡先を交換しよー?せっかく友達になれたんだし!」私は携帯を取り出してみんなに聞く

「ええよー、ウチの連絡先はこれなー、夜中以外ならいつでも連絡してくれて大丈夫やでー」「私のも交換しますね、私も夜中以外ならいつでも連絡つきますから、それに咲夜さんには、なにか親近感を感じましたから」とアカネちゃんもアオイちゃんも連絡先を教えてくれた。

「えへへー、初日から友達も出来て連絡先も増えて私幸せ!ゆかりさんやマキちゃんにも聞きにいこうかな!ねぇ!葵ちゃん、今日のデザートはチョコミントアイスにするように響夜に提案しようね!」「本当ですか?一緒に行きます!」葵ちゃんは目をキラキラさせている

「サクヤちゃん凄いなぁ、もうアオイと打ち解けてるやん、お姉ちゃんも嬉しいわ」「ほら!アカネちゃんも一緒に行って特大エビフライのリクエストしよーね!」

3人は仲良くなって一緒に響夜の所へ向かうのだった。




後書きです。書きたいことが散らかりすぎて内容がイマイチかもですけど話したいこと自分ならこんな話が読みたいっていうのは表現出来ているかもしれないです。
まずは完結まで書き起こしてから考えます。
後書きまで読んでいただきありがとうございました!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第5話 過去のお話と周囲の認識 響夜side

前書きです。
今回は少し重たい話や少し酷い描写があります、苦手な方はご注意ください。



咲夜は琴葉姉妹と打ち解けてるみたいだな、俺も買い物しながらなにか話題をマキさんとゆかりさんに降ってみようかな

「そういえば、マキさんの好きな食べ物は、さっき聞いたんだけどゆかりさんは好きな食べ物とか苦手な食べ物ってあるの?」「キョウヤ君サラッとマキさん呼びに変えてるねー、そんなにちゃん付けは嫌いだった?」マキさんが悲しそうな顔で聞いてくる。

「ごめんなさい、やっぱり俺自身、女の子に対してちゃん付けで呼ぶの慣れていなくて·····美味しいラザニアを奢るから今は許してください!」とマキさんに謝罪をする。

「むぅー仕方ないラザニアに免じて許してあげよう。」と頬を膨らませながらだけどマキさんは許してくれた。

「ありがたきお言葉!」と俺も時代劇みたいな話し方でお礼を言う。

「あはは!なにそれ、いつの時代の言葉なのさ!」とマキさんは笑ってくれた。

ゆかりさんはそんな2人のやり取りを見ながら

「マキさん、随分仲良くなっているのですね。」と少し寂しそうに呟いている。

俺は呟きが聞こえてしまったから、少し考えてからゆかりさんに声をかける。

「ゆかりさん、学校でも挨拶はしましたけど改めて自己紹介をします、暁 響夜です、趣味は料理とゲームとカラオケです。もし良かったらゆかりさんの趣味や好きな食べ物を教えてください!」と笑顔で話しかける。

ゆかりさんは、呆気に取られて少しポカンとしていたが、その後少し笑ってから答えてくれる。

「ふふっ暁さんはとても面白い方ですね、私達は問題視という事で特別学級にいる生徒なのに普通に接してくれるのですね。」そう答えたゆかりさんの顔は少し寂しそうで、隣で聞いていたマキさんも浮かない顔をしている。

雰囲気を変えるために2人に声をかける

「女の子の寂しそうな顔は見ていてとても辛いんだ、もし良かったら寂しそうな顔をする理由を教えてください、チカラになれるなら協力は惜しまないから。」

少し沈黙が続く…先に答えてくれたのはマキさんだった

「昔ね、私達は髪の色や目の色が違うからって周囲の子ども達や大人の人達からイジメられて迫害されていたんだよ。今も周囲の人からは色物を見るような目で見られてるんだ·····」あれだけ明るく周りのムードを明るくしているマキさんが泣きそうになっている。ゆかりさんもなにも言わないけど涙を堪えているように見える。

「ごめんね、泣いてしまうくらい辛いことを聞いてしまったみたいだね、フードコートがそこにあるし一旦座ろうか、良かったらこれ使って、ちょうど2枚持ってきてたから」とハンカチを取り出して2人に渡す

「ぐすっ、ありがとね響夜君」「ありがとうございます、暁さん」2人が落ち着くまで少し休憩することにする。

すると周りから声が聞こえる

「やだ、あの髪の色、金髪に紫ですって、きっと不良なんだわ」「あの男の子が被害者かしら、女の子の女の子に泣き落としされてるのかしら」「あの制服は最近設立された桜乃高校の制服じゃないかしらまだほかの高校は学校なのにこの時間ここにいるのはサボってるのかしら」など悪態を言っている2人組の大人がいる。その会話が聞こえたのか、ゆかりさんは今にも泣き出しそうになっている。小さい声で「ごめんなさい、私が関わったばかりに貴方に辛い思いをさせてしまった、本当にごめんなさい」ゆかりさんは泣いて謝っている。マキさんもゆかりさんの隣で必死に泣くのを我慢しながらゆかりさんを励ましている。

どうして·····どうして人は見た目で差別されないといけないんだ、生まれは違っても同じ人じゃないか

俺は悪態をこっちに聞こえるように話している2人組に近付く事にした

「まって、私達がいなくればこの話は終わるから」ゆかりさんが泣きながら俺を引き止める

「大丈夫だよゆかりさん、ゆかりさんもマキさんもここにいていいんだ、少しあの2人組と話してくるだけだから、咲夜にも連絡してこっちに来てもらうから少しだけ2人で待っていてね」泣いている子どもをあやす様に声をかけて2人を落ち着かせる。咲夜に連絡しておくか

[フードコートでゆかりさんとマキさんが待っているから合流しよう、俺は少し離れた所で違う2人組と少し話してくる、咲夜、2人をお願いするよ]送信っと

連絡もしたし、少し話をしますかね

2人組に近付く

「こんにちは、今日はいい天気ですね、いい歳した大人が子ども達を泣かせるのはたのしいですか?」最初は笑顔で話しかけ、徐々に圧を強めて話しかける

「子どもが生意気に話しかけてきますね、なんですかいきなり」

「これは失礼、私は桜乃高校の暁 響夜と言います

貴方たちに泣かされた2人の友人です」自己紹介しながら近付く

「あんな髪の色の子と友人とはもう少し人を選ぶべきだと思うわよ」2人は答える

「髪の色で差別をして楽しいですか?その子の内面やその子の気持ちを理解せずに心をボロボロにして楽しいですか?貴方たちに娘や息子がいてその子が見た目でイジメられていたとしても同じことが言えますか?」

「確かに人間は見た目が違う物や人に嫌悪感を抱く生物です、けどそれで差別していい理由にはならない、それに····」

「それに、なによ?」

「見た目が周りと同じでも虐待やイジメられる子もいるんですよ?」学ランの袖を捲り上げる、そこには酷い火傷の後で皮膚が爛れて多数の切り傷のある腕が露になる

2人組は息を呑んで黙っている。

「感想は聞きません、だけど見た目が違うからという事で冷たい言葉を浴びせるのはどうか辞めてください、失礼します。」2人組に背を向けてマキさんとゆかりさんの所へ戻る、咲夜達も合流したみたいだ、泣きそうな顔で咲夜がこっちに来る「どうしたの、咲夜?今にも泣きそうだね」笑いながら話しかけ「響夜がいなくなる雰囲気があって怖かったの、ゆかりちゃんもマキちゃんも泣いてるしビックリした」咲夜も泣いてしまった、とりあえずみんなが落ち着くまでフードコートで話をすることにした。

 

 




後書きです。
話の進展が遅いって自分で書いて読んで思いますね(汗)
次回からは明るい雰囲気でゆかりさん達と日常生活が送れるはず·····
今回から新しくタグを追加しました、他にもつけた方が良いタグなどあれば教えていただけると助かります!
読んでいただきありがとうございました!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第6話 今後の事とお昼ご飯

前書きです。
最近は夜の寝付きがイマイチです、気温差とかが激しいからですかね
今回からは明るい話に出来るはず·····


ひとまず2人とも落ち着いてくれたみたいだ。

「2人とも落ち着いた事だし、みんなで買い物しようか」笑顔で皆に提案する。

「そうだね!マキちゃんもゆかりちゃんも落ち着いてくれたし、いっぱい泣いたなら美味しいご飯食べて笑顔にならなきゃね!」咲夜も笑顔で皆に話しかけている。

「ふふっ、響夜さんも咲夜さんもありがとうございます。」「ありがとね!響夜君、咲夜ちゃん!泣いたらお腹空いたし、お昼ご飯が楽しみだよ!」ゆかりさんもマキさんも笑ってくれる。

「ほな、みんなで買い物行こうや!ウチ早くエビフライが食べたい!」「お姉ちゃんもお腹空いたんだね、私もお昼ご飯楽しみです」茜さんも葵さんもお昼ご飯が楽しみみたいだ。

「よし、じゃあ買い物して喫茶店に向かおうか!」

みんなで好きな食べ物の材料と飲みたいジュース、食後のデザートなどたくさん買って喫茶店に向かう。

「ついたよー!ここが私のイチオシの喫茶店《ノワール》だよ!」

咲夜が自慢げに紹介している。

入口から入って右手にカウンター席は8人まで座ることができ、左手には10人は座れるであろう座席が3つもありかなり広く、店内も明るい雰囲気で気軽に談笑したり、友達と一緒にご飯を食べるのにはちょうどいい感じだ

「わぁ!凄く綺麗でひろいね!」「ホンマや!めっちゃ広いな!」「凄い·····」「あれ?でもマスターさんは不在ですか?」マキさんも茜さんもゆかりさんもビックリしてる、葵さんはマスターが見当たらないのに疑問を感じたみたいだ

「アオイちゃん!いい疑問だね!実はこの喫茶店のマスターは響夜なんだよ!」咲夜が誇らしげに皆に伝える。

「「「「えーー!」」」」」皆がハモリながら驚いている

「そりゃビックリするよね、同い年のクラスメイトが喫茶店のマスターやってるなんて」笑いながら皆の顔を見る。

「響夜君って実は凄かったんだね!じゃあ!美味しいラザニアをよろしく!」「凄いなぁ、ウチと同い年なのにもうお店とか持ってるんやなぁ、美味しいエビフライ期待するでー」「お姉ちゃんもマキさんも、もっと驚く所ですよ?順応が速いのは流石だけども·····」「·····さっきから驚いてばかりでごめんなさい、まさか今日転校してきた方がクラスメイトとして自己紹介をしたと思っていたら喫茶店のマスターもやっていたなんて·····少し理解が追いつきません·····」それぞれのリアクションを聞きながら皆に伝える「じゃあご飯を作るからそれまで飲み物でも飲みながらまっててよ!コーヒーか紅茶が飲みたかったら咲夜に言ってくれたら作ってくれるからね!」皆に伝えて厨房へ向かう「あ、あの!」「どうしたの?ゆかりさん?」「私も料理のお手伝いさせてください!」「ゆかりさん達はお客さんなんだからゆっくり待っていてくれてもいいんだけど·····」「今日のフードコートでのお礼も兼ねてお手伝いしたいです、ダメですか?」少し涙目になってる·····「·····ありがとう!じゃあ一緒にご飯作ろうか」ゆかりさんの顔がパァっと明るくなる、とっても可愛い。咲夜が一言「あー!響夜の顔ニヤけてるー!ゆかりちゃんが可愛いのはわかるけど締りのない顔してるよー!」「ホンマやーめっちゃニヤけてるやん!」「もー!響夜君!ゆかりんが可愛いのはわかるけどその顔はだらしないよー!」皆は笑いながら俺をいじって、ゆかりさんは顔を真っ赤にしてる。

「本当に可愛かったから、しょうがないだろ!とにかくみんなで話しながら待っててね!ゆかりさんも手伝いよろしくね?」「ハイ、ヨロシクオネガイシマス」めっちゃカタコトになっていた。

 

厨房にて

「ラザニアの仕込みとエビの下処理も終わったし後はオーブンと油の調節だなーゆかりさん、ラザニアのソースとエビフライにつけるタルタルは出来た?」「はい、教えてもらったレシピ通りには出来ました」「味見してみよっか、皆に内緒で」試作品ミニラザニアとミニエビフライを2人分冷蔵庫から取り出した「これは?」「爺さんが教えてくれた料理の1つで昨日作ってみた試作品さ、まさかこんなに早くリクエストが来るとは思ってなかったけどね」温めながらゆかりさんに話しかける「いいんですか?つまみ食いしても」「つまみ食いも料理を作る側の特権だよ。うん、いい感じ」温め終わった2つをゆかりさんに渡す「じゃあゆかりさん作のタルタルを付けていただきます!」「い、いただきます」「うん!美味しい!ゆかりさんも料理するの?」「美味しいです!んっ、そうですね、お弁当をたまに作るので最低限という感じでしょうか」「そうなんだ、手際がよかったから少し気になったんだ」少しの沈黙の後、ゆかりさんは少し考えてから神妙な面持ちで話し始めた。

「今日のフードコートでの件ですが、響夜さんは嫌じゃないですか?私のような見た目の子と一緒に居て周りから嫌悪の目で見られることが、暴言を吐かれることが、私は昔からこの態度を取られていて慣れていますが響夜さんや咲夜さんは私達とは違·····」そこまで言っているゆかりさんの言葉を遮るように答える「ゆかりさん、見た目が違うからってゆかりさん達をイジメや迫害の対象にしていい理由にはならないし、傷つくことに慣れる事なんていけないことなんだ·····俺はゆかりさんやマキさん、茜さんや葵さんと友達になれて嬉しかったしとても楽しい、ゆかりさんは俺や咲夜といても楽しくない?」「えっ·····いえ·····とても…楽しい、です」「よかった、ならこの話はこれでおしまい!オーブンと油の準備も出来たし今はご飯を作ってみんなでたべよう!食べた後にまだ話したいなら皆と一緒に話をしよっか!」「·····はい·····」ゆかりさんはキチンと納得は出来てないみたいだけどひとまずわかってくれたかな?

「よし!完成だー!皆所に持っていこう!ゆかりさん、火傷に注意だよ!」「は·····はい!」2人で皆の所へ料理を運ぶ。

 

「おまたせー!喫茶店ノワール特製ラザニアとリクエストがありました特大エビフライ!ゆかりさん作のタルタルソース添えです!」

「わーい!響夜のご飯だー!ラザニア作るの初めてじゃなかった?」「爺さんのレシピにあったから練習はしてたさ!まだお客さんには出てないから皆がこのメニューの1番最初のお客さんだよ!味は保証してあるから是非感想を聞かせてくれ!」「ふっふっふー私はこの町内のラザニアを全制覇したんだよ!私の舌を満足させてくれるのかなぁー?」「そこは任せてくれよ!伊達に爺さんからこの店継いでないからね!」「じゃあいただきます!」モグモグ、モグモグ「んー!美味しい!確かに言うだけあってとっても美味しいよ!ミートソースとホワイトソースのバランスが最高だね!これは毎日通わせてもらわないとね!」マキさんはとっても美味しそうに食べてくれる。「マキさん絶賛やん、ほなウチもエビフライいただきます!」「アカネちゃんのは皆より一回り大きいの選んで作ったからね!」「ホンマか!響夜君はやっぱりええ奴やな!いただきます!」サクッ!「ウマい!衣がめっちゃサクサクでエビもめっちゃプリプリで甘いなぁ!ほんでゆかりちゃん作のタルタルもめっちゃ相性良くて最高やわ!ウチもここの常連になりたいわぁ!」茜さんも満足そうだ、葵さんが睨んでいる気がしたけど気のせいだよな·····?

「さぁ、ゆかりさんも葵さんもどうぞ召し上がれ」

「いただきます」モグモグ「確かに、とっても美味しいです。でもお姉ちゃんは渡しませんよ?」葵さん?圧が凄いです·····「茜さんを取るとかそんな事しませんよエビフライのレシピ教えますからどうかご勘弁を·····」パァっと葵さんの顔が明るくなる「美味しいエビフライでアカネちゃんのハートもゲットしちゃいなー!」咲夜がノリノリで話しかけてる。

「いただきます。」パクっ、モグモグ「美味しい·····」「どう?ゆかりさん、手作りで料理作ってみんなで食べる味は、とっても幸せって感じしない?」「そうですね、とっても美味しいです。普段マキさんと一緒にご飯を食べていますけど、普段よりもっと美味しく感じます。」「ゆかりさんが笑顔になってくれてよかった、厨房でのゆかりさんは何か辛そうだったからね」「むー!響夜!ゆかりちゃんにまた何か言ったの?ダメだよー可愛いからって変にちょっかいかけたらー!」「かけてないよ!濡れ衣だー!ほらほら、冷めないうちにご飯食べな!俺はデザート作ってくるからさ!」とみんなに声をかけて厨房へ向かう。「さて次はデザート作りだな。」




後書きです。
多少は明るくできましたかね?もう少し暗くなるかもですがそこを乗り切ればきっとゆかりさん達とも仲良くなれるはず
次回新キャラ登場予定!
ありがとうございました!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第7話 デザートと帰るべき場所

前書きです。
書きたいことが沢山あって時間も沢山あったので書き起こします!新キャラ登場予定の回なので登場させるか名前だけでも出したいと思います。
よろしくお願いします。


「さぁ、デザートはパフェのリクエストだったな、張り切って作るか!」「あの、響夜さん?」声のする方に振り向くと葵さんがいた「デザート作り、私も手伝います、それに響夜さんお昼ご飯ちゃんと食べていないですよね?咲夜ちゃんに言われて1人前のラザニアとエビフライ持ってきたので食べてください。」「ありがとう、じゃあいただきます!少し待っててね」モグモグ

食べていると葵さんが口を開く「響夜さんはとても優しい方なんですね、私達の見た目や周囲の反応を全く気にしていないって感じがします、最初はお姉ちゃんを取られるかもと貴方の動向を観察してました。」ゴホッゴホッ思わずむせてしまった「観察?!俺そんなに怪しかった?」「いえ、怪しいというより私が一方的に警戒していただけでした、咲夜さんから色々聞きました咲夜さんの過去のお話、響夜さんの御家族のこと、そして家族の人からされていた扱いを·····」そこまで言って葵さんは俯いてしまった「咲夜から聞いているなら隠すこともないね、確かに俺の過去は相当暗かったり重いかもしれないけど、それはあくまでも過去の話だし、今現在には全く関係ないさ、生まれや見た目なんか気にしないって考えになったのは爺さんの影響だね、まぁこの話はみんなといる時に皆が気になるなら詳しく話すことにするよ、それよりも今はデザートタイム!だろ?葵さんも一緒に最高のパフェ作ろっか!」「·····はい!」葵さんの顔に笑顔が戻る

「皆の好きなアイス全乗せパフェとかどうかな?」「ここはチョコミントアイスマシマシパフェにしましょう!」「ハハハッ!それ、葵さんが食べたいだけでしょ」

「ふふっ、バレてしまいましたね、今日は皆さんが主役なので全部乗せパフェにしましょうか、チョコミントアイスマシマシパフェはまた今度響夜さんに作ってもらいますね?」「任された!めっちゃ美味しいパフェを今度ご馳走するね!」「ふふっ!期待しておきます!」葵さんと6人前のパフェを作る

「完成!いい感じに出来上がったね!早速みんなの所に持っていこう!」「待ってください、最後にひと手間!これをするとチョコミントアイスが美味しくなるんです!」「ほんとに?教えてください。」「特別に教えてあげますね、チョコミントアイスエイヤッ!」·····可愛い「ハッ!一瞬可愛さに意識を持っていかれた·····今度咲夜にやってもらおう」「可愛いだなんて·····少し恥ずかしくなりました」葵さんは顔を赤くしている

 

「おまたせー!オールアイスパフェの完成です!」

「おー!皆の好きなアイス乗ってるー!」

パフェの下にはチョコバナナが敷いてあり、その上に6種のアイスが乗っている

「おー!ホンマに凄いなぁ!ウチの好きなアイスもあるやん!」「私のイチオシもちゃんと乗ってるー!嬉しい!」「マキちゃんめっちゃはしゃいでるね!私もテンション上がっちゃう!」「ふふっ、咲夜さんもマキさんも子どもみたいにはしゃいでいますね響夜さん、調理お疲れ様です、いただきますね。」「皆が喜んでくれてなによりだよ!いただきます」

皆でアイスを食べながら談笑をする

ふと気になって他のクラスメイトの事を聞いてみる

 

「そういえば俺たちのクラスメイトって他にどんな子がいるの?」「そうですね、響夜さんや咲夜さんにならお話しても大丈夫かと思うのでお話しますね。」ゆかりさんが説明してくれる。

「私達のクラスは通称VOCALOIDクラス英語表記だと長いのでカタカナでボイロ組とでも言いましょうか」(めっちゃ幼稚園みたいな字面に·····)「そこ、幼稚園見たいとか思わない」「心を読まれた!?」「あはは!響夜、顔に出すぎ!」「コホン!続けますね、咲夜さんと響夜さんは私達の見た目も気にせず接して下さる良い友人です、でも世間や他クラスからの奇怪な物を見る目は酷かったので何人か学校に来なくなった子もいるのです。」「そうだねぇ、ずんちゃんとかアカリちゃんにはしばらく会ってなくて寂しいねぇ」マキさんが言う「せやなぁ、きりたんとウナちゃんも久しく会ってないなぁ元気しとるんやろか」茜さんも仲のいい友人に会えないから少し寂しそうだ「クラスの担任のセイカさんも久しく会えてないですね」葵さんが言うには担任はタカハシ先生とセイカ先生だったらしい。

「コホン!纏めますと私達以外にあと5人は最低でも来ていないことになりますね、さっき皆さんが言っていた友人や担任以外にも名簿を見る感じまだ来ていない生徒もいるみたいです。」「名簿に名前があるなら明日タカハシ先生に聞いてみようか、せっかくならみんなと友達になりたいしな、咲夜もそう思うよね?」「うん!私も他のクラスメイトの子と仲良くなりたい!」「じゃあ明日は他のクラスメイトの話を聞きにタカハシ先生の所に行こうか」時間は夕方そろそろお開きの時間かな。

 

「ん?もうこんな時間か、そろそろお開きにしようか」皆に聞く

「ホントだ!もうこんな時間なんだ!楽しい時間はあっという間だね、あーあ帰りたくないなぁ」「マキさんが帰りたくないというのは珍しいですね」ゆかりさんが不思議そうに尋ねる「だってゆかりん、帰ってからの事思うと憂鬱にならない?」「確かに、今が楽しいから余計にそう感じますけど」ゆかりさんも暗い顔になりながら返事をする

「あれ?皆家に帰るの嫌なの?」咲夜がキョトンとした顔で尋ねる(それ聞くの地雷踏み抜いてないか·····?)なにか嫌な予感がした。

「サクヤちゃんは家が好きなん?ウチはあまり好きじゃないねん」「っ!お姉ちゃん!あんまりそういうこと言うのは·····」茜さんも暗い顔になってしまって葵さんは泣き出しそうだ·····

「そうだ!それなら!いい考えがあるよー!」咲夜が目をキラキラさせてる(あっ·····)俺は何かを察した

「私と響夜が住んでる家の部屋に空きがあるから今日は泊まって帰りなよー!」(さようなら俺の平穏)

「「「「一緒にすんでるのー!?」」」」また盛大にハモリながら皆驚いている

「うん!そうだよ!響夜と2人暮らしで大広間もあるし部屋もまだあるから全然大丈夫だよね!響夜!」咲夜はあっけらかんと言い放って目をキラキラさせてる、仲良くなった友達とお泊まり会が出来るという憧れの体験が出来そうで嬉しそうだ。

事情を説明して、皆の意見を聞いてみるか·····

 

「じゃあ俺から簡単に説明するね、まず俺と咲夜が住んでるのは爺さんから譲り受けた孤児院なんだ、そこは広間や大浴場とかもあるし、昔はもっと沢山の家族と住んでたんだ、今は皆仕事とかで違うところに住んでいるから部屋は沢山空いてるしベッドや布団もあるから泊まるのは全然構わないよ、ここまでの事で質問はあるかな?」「はい!」はい、ゆかりさん「2人は一緒に住んでいるということですけどお、お、オフタリハツキアッテイルノデスカ?」またカタコトになってる「答えはNOです、咲夜とは大事な家族っていう感じだね、でも咲夜はとっても大事な人だからラブというより親愛って感じが強いかな」「私も響夜の事大好き!」「ありがとう、咲夜、他にも質問あるかな?」「はいはーい!」はい、マキさん「お風呂は混浴ですか?」ブフッ!飲んでたコーヒーを吹き出してしまう「ゲホッゴホッ、なんでそこなの」「だってー!気になるじゃない!いい歳頃の男女が同棲してるんでしょ!お風呂は共有なんでしょ?泊まりに行った時に響夜君入ってきたら困るじゃない!」「全く、お風呂は共有だけど時間を決めて使うようにしてます、もしマキさん達が泊まるなら俺だけ個室のシャワー使うからそこは気にしないで大丈夫だよ、他にはー?」「ちょっとええか?」「はい、茜さん」「泊まりに行くことになったらご飯とかどうするんや?」「ご飯は俺と咲夜で交代制だから、どっちかが作って提供するから気にしないで大丈夫だよ」「朝からエビフライ食べたいってお願いしてもええか?」「もちろん、前日に言ってくれたら準備するよ」「ウチ!サクヤちゃんと響夜君の家に住むー!」「お姉ちゃん!ダメだって2人に迷惑でしょ!」「ほんとに!?アカネちゃん一緒に住んでくれるの!?嬉しいー!!毎日エビフライご馳走するね!」咲夜が嬉しそうだ「だ、ダメですよ、お2人に迷惑がかかりますから」「今ならチョコミントアイスも毎日ご馳走しちゃうよー?」咲夜が悪魔的な誘い文句を言っている「チョコミントアイス!私も住みた·····ハッ!いけない、悪魔に負けてしまうところでした」葵さんだいぶキャラ変わってない?

「でも響夜君もサクヤちゃんもほんとに一緒にいて楽しいから一緒に住んでみたいなぁ、ねえ、ゆかりんもそう思わない?」「·····ハッ!いけない、関係ない妄想でボーッとしてました、確かに魅力的な誘いですけど私達は夜の仕事をしないと生活もこれから先も·····」「逃げる事が出来るなら逃げたいけど·····」マキさんとゆかりさんの顔が曇る「確かに夜に帰らんと生活がな·····」「お姉ちゃん·····」茜さんも葵さんも泣きそうな顔になる。「ん?ゆかりさん達は夜に仕事してるの?」ゆかりさんがハッとする、苦虫を噛み潰したような顔になる

「響夜君、もし私達が助けてって言って助けを求めたら助けてくれる?」今日1番真剣な顔つきでマキさんに聞かれる。4人とも今にも泣き出しそうだ·····少しの沈黙の後、マキさんの目をまっすぐ見ながら答える「もちろん!誰かを助けるのに理由はいらないさ!俺に出来ることなら協力するよ!」

「ホントに·····?なら私達を助けて!」そこまで言うとマキさん達は泣き出してしまった、咲夜に気分の落ち着く紅茶を淹れてもらいながら皆の話を聞く。

 

夜になるとゲームの実況やニュース番組の原稿の読み上げなど声を使った仕事をしているらしい

仕事でミスをする、読み上げミスなどをすると暴言や暴力を振るわれるらしい、声を使った仕事が普及してきた中やはり一般人とは違う見た目から奇怪な物を見る目で見られたりイジメを受けるということが日常茶飯事らしい、でも仕事をしないと生きていくことが出来ないのも事実でありずっと我慢していたらしい。

 

「そっか、それはとても辛かったね、さっき話に出ていた皆もその仕事が原因?」「そうですね、さっき話していたきりたんはまだ小学5年生ということもあり周囲の反応などが怖くなり家から出なくなりました、きりたんと仲の良かったウナちゃんもきりたんが来なくなってからはずっとアイドルとして仕事に行っていてクラスには来ていません、ずん子さんは、お姉さんと一緒にきりたんの為に農業を初めてその収入できりたんを養っています。アカリちゃんはずん子さんの手伝いで今も東北家にいると思います。」「ゆかりさんありがとう。とりあえず皆の仕事とこれからの事は、話の通じる大人を通して俺が何とかするから、まずはそうだね、お泊まりセットと服を買いに行こうか、今からならまだ服屋さんやってるだろうし、咲夜!皆と服とお泊まりセット買いに行ってきてくれる?」「うん!わかった!響夜はどうするの?」「俺は晩御飯の準備とお風呂の準備しておくよ、夕方以降の女の子の外出は危ないだろうから車も知り合いに頼んでおくよ」「ありがとう、響夜!じゃあ準備してくるね!さぁみんな〜準備してしゅっぱーつ!」咲夜がみんなを励ましながら出かける準備を始める。

 

「さて、とりあえず車の運転出来る友人とボディガードついでに筋肉バカに連絡するか」〜♪ガチャ「もしもし?」「もしもし、俺です、響夜です」「おー!久しぶりだね、どしたの?仕事?」「簡単なお願いで咲夜と咲夜の友達の送迎をお願いしたくて」「了解了解ー報酬は晩飯食い放題で奢りなー?」「任せてくれ、あと夜は危険だからボディガードも1人頼みたいんだけど」「そうだな!友人が暇だろうし誘って行くよ」「話が早くて助かる、じゃあ咲夜のことよろしく頼むよ」「任せとけって!そんじゃあまた後でなぁー」プツン

「これで送迎は大丈夫、あとは仕事関係の話か·····」

信頼出来る大人に連絡をする。

〜♪




後書きです。
また少し重たくなってしまったかな
読みづらかったらごめんなさい、とりあえず登場させたい人物の雰囲気は出せたと思います。
主人公の友人達や昔孤児院にいたメンバーなどは
これからもゲスト枠で出演するかもしれないです
出てきた時は簡単な説明も書き込みます。
後書きまで読んでいただきありがとうございました!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第8話 響夜side依頼と出会い

前書きです。
仕事の準備などで書く時間か取れませんでした。
とりあえず2、3話書き起こして投稿しようと思います。
番外編寄りの書き方を少し試してみます。
読みにくいなどありましたらコメントで教えて頂けると助かります。


「さてと、車の運転手は任せたしあとは今後の仕事関係の話か·····子どもの俺じゃあ手続きにも限界があるだろうから、いつもお世話になってる人に相談するか。」

 

運転手とボディガードは手配できたので、俺は電話帳から、子どものチカラではどうしても限界があるため社会的な相談をいつもしている知人、ケイさんに連絡をすることにした。

 

ケイさんは俺の爺さん 暁 夏夜に返しきれない大恩があるということで、俺や咲夜のことをとても気にかけてくれる大人の人だ

世界の情勢や社会の法律など俺の知らないことや難しくて理解しにくい事からなんでも知ってる凄い人だ

社会的な相談はいつもケイさんに話を聞いてもらっている。さっそく聞いてみようかな

〜♪

 

「もしもし、ケイです。こんにちは響夜君、今日はどうしたの?」

ワンコール鳴る前にケイさんが電話に出る

 

「こんにちは、今日も相談したいことがあるんですけど、今お時間大丈夫ですか?」

 

「うん、大丈夫だよ、ちょうど仕事が一段落ついて少し休憩していた所さ、それよりも今日は新しい学校へ転校した初日だったよね?友達は出来たかい?」

ケイさんは明るい声で尋ねてくる。

 

「はい!友達が4人も出来ました!咲夜も同世代の女の子の友達が出来てとても楽しそうでした。それで相談の内容なんですが、今日出来た友人の事情が少し訳ありでその手助けをするための助言が欲しいなと思って電話しました。」

 

「なるほど、詳しく話を聞きたいから今からお店向かうよ、お店で詳しく聞かせて欲しいな。」

ケイさんは落ち着いた声で返事をくれる。

 

「わかりました、ありがとうございます、簡単な飲みものでも準備して待ってますね。」

 

「ありがとう、10分もあれば着くと思うから少しまっててね、それじゃあまた後で」プツッ

 

「10分か今日はとりあえずお店を閉める支度をしようか」

俺は簡単な片付けと掃除をすることにした

 

「とりあえず看板をCLOSEにしてっと·····ん?道で誰か寝てる?」

店の玄関から出て看板をCLOSEに裏返して振り向いた場所にその子はいた。

銀色っぽい様な髪の毛で長い髪を三つ編みに結んでいる子だ·····

怪我とかしてたら大変だし近付いて声をかけてみる。

 

「もしもし?大丈夫ですか?どこか具合でも悪いですか?辛いようなら救急車呼びますけど·····」

とりあえず声をかけながら返事をまつ

 

すると女の子が声を出す

「お·····お腹が·····って·····動けないです·····どこか横になれる所はありますか?」

か細い声で返事が返ってくる。

 

「すぐそこに、横になれそうな場所があるから案内しますよ、動けそうですか?無理そうなら手を貸しますよ」

俺はそう答える。

 

「ありがとう·····ございます·····恥ずかしながら動くのも辛くて·····手を貸してください。」

見ていて凄く辛そうだ。とにかく早く落ち着いた場所で休んでもらいたいのでその子を運ぶことにする。

 

「少し身体に触りますね、訴えるなら元気になってからお願いします。」

そういうと俺はその子をお姫様抱っこのような形で店まで運ぶ、女の子は凄くびっくりしていたけど疲れていたのか、緊張の糸が切れたのかストンっと眠ってしまった

 

「とりあえず長椅子に横になってもらって、ブランケットをかけてそっとしとくか、体調悪いみたいだしお粥でも作っておくか」

その子にブランケットをかけて俺はお粥を作るために厨房に向かう。

 

「よし、卵粥完成!我ながら手早く作った割に上手くできたな、とりあえず持って行ってみるか。っと、そろそろケイさんが来る頃か、お粥はあの子が目覚めたら食べてもらうか。」

ケイさんを迎える準備をしに店に戻る。

 

カランカランっと店の入口の鐘がなる

「やぁ響夜君待たせてしまったかな?」

入口からケイさんが声をかける

 

「ん?その子は?」椅子で寝ている女の子に視線が向く

 

「さっきお店の前で倒れていて、動けないからということで長椅子で横になってもらっています」俺は事情を説明する。

 

「なるほど、やっぱり響夜君は優しいね」ケイさんは笑っている

 

「茶化さないで下さいよ、結局は偽善なのかもしれないですし」少し顔が暗くなる

 

「それよりも相談したいことってなんだい?今日新しくできた友達のことかな?」

 

「ケイさんはなんでもお見通しですね、そうです今日できた友人が生きるために夜中に仕事をしているんですけど、仕事の環境が最悪で助けて欲しいと頼まれました、だから俺の店の従業員として雇う事が出来たら少しは手助けになれるかと思いまして。」

 

「そういう考え方が出来るのは響夜君が良い奴だからだよ、そういうことならお手伝いしよう、友人達の職場の住所は聞いているかい?」ケイさんは真剣な顔で聞いてくる。

 

「はい、ここに住所と従業員あと仕事の種類と今まで受けてきた暴力や暴言、嫌がらせなどをまとめた書類があります」俺はゆかりさん達から聞いたことを纏めた書類を渡す

 

「ありがとう、ここまで纏めてあるなら明日からでも職場をここ、ノワールに移すこともできるよ、明日にでも移すかい?」

 

「それは友人達と相談してからにします、本人達の了承もナシに勝手には決めたくないですから、ただ職場の退職は今日からでも出来ますか?友人達は今日帰りたくないくらいには職場から逃げたい意志を感じました」

 

「んー、少し待ってね、職場仲間に連絡するから」ケイさんはそういうと電話をかける

〜♪「あー、もしもしナツ?今時間大丈夫かい?ありがとう、今から送る書類の職場に4人退職希望の職員がいるんだ、4人の代わりに退職手続きをお願いしていいかな?·····職員の名前がいるんだね、じゃあ依頼主に変わるねー」そういうとケイさんは携帯を俺に渡す

 

「もしもし、依頼主の暁 響夜といいます、退職希望の友人の名前は、結月ゆかり、弦巻マキ、琴葉茜、琴葉葵です、はい、本人達の意見を尊重して助けてあげたいから依頼させていただきます。よろしくお願いします、ケイさんに変わります」ケイさんに携帯を渡す、ナツと呼ばれた人の声·····何処かで聞いたことあるような、懐かしい様な気がした·····

 

「じゃあ、ナツ!よろしくねー依頼料はまた·····え?了解ー依頼主に伝えておくね、それじゃあまた結果の連絡を待ってるからね」ピッ

 

「お待たせー、依頼として受けてくれるって、依頼料は結果を聞いてから本人達の意見が決まって全部終わってから請求するってさ、ひとまずこれで大丈夫そうかい?」

 

「ありがとうございます!今日また、皆と相談します!」

 

「うんうん、チカラになれたのなら良かったよ、それじゃあコーヒーでも貰って帰ろうかな」ケイさんは笑顔でコーヒーを注文する

 

「かしこまりました、少々お待ちくださいませ」

俺はカウンターでコーヒーを淹れてお茶菓子と一緒にコーヒーを準備する。

 

「お待たせしましたコーヒーです、今日はありがとうございました」

 

「うん、とっても美味しいよ、後でそこで横になっている子にもご馳走してあげるといいよ」コーヒーを飲みながら雑談をする

 

「ご馳走さまでした、また連絡するね、あまり気負い過ぎないようにね」ケイさんはそういうと店を後にする。

 

「ん·····?こ、こは?」私は知らない場所で目を覚ました

さっきまで何してたんだっけ·····?

そうだ、ずん子さんに迷惑をかけてばかりだから仕事を探しに外へ出たけど1日仕事を探したけど見つからなくて、お腹も減って動けなくなってたんだ·····それで意識が切れる前に誰かに助けを求めた気が·····っていうことは·····

 

「さっきのは夢じゃないの!?」私は慌てて起き上がる

 

「おー?おはよう、目が覚めたみたいだね、身体の調子はどうですか?」知らない男の人が声をかけてくる

 

「私の身体になにしたんですか?警察よびますよ!?」私は強い口調で男に話す

 

「誤解だって、確かに店に運ぶ時に身体には触ったけど、何もしてないって、とりあえず声がハッキリ出るくらいには回復したみたいだね、よかったよかった」

どうやらこの人が私をここまで運んだみたい、身体には特に変わったとこもないし大丈夫なのかな?

 

「貴方がここまで運んでくれたんですか?」私は尋ねる

 

「君が店の前で倒れていてね、動けないって言うからお店の長椅子に運ばせてもらったよ」男の人はそう答える。悪い人にはみえない、とりあえずお礼を言うことにする

 

「あ、ありが·····」グゥ〜お礼を言う前にお腹がなる

私は恥ずかしくて顔が真っ赤になる

 

「ハハハッ!お腹が空いてたんだね、今ご飯を準備するよ、食べながらでいいから倒れてた理由を聞かせてね?」男は笑いながら厨房に向かって行った

 

私は恥ずかしくてしばらく顔が真っ赤だった。

 

「体調悪そうだったからお粥を作ったんだけど食べられそうかい?」男はお粥と簡単な付け合せと飲み物を持ってきてくれた

 

「たべられますけど、私今、お金持っていなくて·····」

 

「気にしないで、お金はいらないからとにかくご飯食べて1回気持ちを落ち着かせようぜ?お腹空いてたら纏まる考えも纏まらないからね、俺は響夜。暁 響夜だ、よろしく」目の前の男の人はそう自己紹介をしてご飯をくれた

私は安心感と疑ってかかった罪悪感で泣いてしまう

けれど目の前の男の人は怒ったりせず優しい雰囲気で泣き止むまで待ってくれた。

 

「落ち着いたかい?とりあえずご飯を食べよう、話はそれからにしよう。」

 

「ありがとうございます、ご飯いただきます。」とりあえずご飯をいただく、パクっ 「っ!とっても美味しいです!」お粥も付け合せの料理もとても美味しくて一心不乱にご飯を食べた。響夜さんは食べ終わるまで口を挟まず待ってくれた。

 

「ごちそうさまでした!とっても美味しかったです!」

 

「お粗末さまでした、とても美味しそうに食べてくれて俺も嬉しいよ、ひとまず落ち着いた所で名前と簡単な経緯を教えて欲しいな」

 

「ハッ!そうでした、改めまして私は紲星あかりといいます、友人のずん子さんの家でお世話になっていましたけど、ずん子さんに迷惑や負担をかけてばかりの自分が嫌になって、仕事を探しに出かけたのですがどこにも雇って貰えずに、1日何も口にしてなかったせいで貴方のお店の前で倒れてしまいました。」

 

「そうなんだ、それは大変だったね、ん?あかりさんってもしかして桜乃高校の生徒だったりします?」

名前に聞き覚えがあったから尋ねてみる。

 

「はい、そうですけど、なんで私の通ってる高校知ってるのですか?」

 

「俺もそこの生徒なんです、今日転校してきました。」

 

「そうなんですか!?てっきりもっと大人の人だと思ってました!」あかりさんはびっくりしている。

 

「俺ってそんなに老けて見えます?·····ショックだ·····」

 

「っ!ちがいます!私より何倍も落ち着いた雰囲気でしたからつい·····」他愛もない話しをしていると緊張が解れたのかあかりさんが尋ねてくる

 

「そう言えば、私どれくらい寝ていましたか?確か16時過ぎくらいにこのお店の前に着いた記憶が」

 

「今は17時30分なんで1時間と少しですね、帰るなら車の手配をしますよ?」

俺がそう尋ねると、あかりさんは少し俯いて考え事をしている。

 

「今の私に帰る場所なんて·····」小さな声で呟いた

 

「ん?あかりさんなにか困ってることでもあるんですか?」呟きが聞こえた俺はあかりさんに尋ねる

 

「響夜さんに、相談したいことがあるんですけどいいですか?」考えが纏まったのかあかりさんは俺の目を見て言う。

 

「私をここで働かせてください!雑用でも皿洗いでも私に出来ることならできる限りお役にたちます!お願いします!」

 

「働くのは構わないけど、あかりさん何か隠してないですか?さっき帰る場所なんて·····って聞こえましたけどまずもう少しあかりさんのことを聞かせてください···チカラになれる所があれば協力しますから。」俺は泣きそうなるあかりさんを、なだめながら話しをする

 

「もう少ししたら俺の家族の咲夜も帰ってきますし、今日はゆかりさん達とお泊まり会を開くので良かったらあかりさんも一緒にどうですか?ゆかりさんやマキさんが会いたがってましたよ」

 

「え·····?私も一緒に泊まってもいいんですか?皆さんにご迷惑なんじゃ·····」

 

「大丈夫ですよ、1人2人増えても部屋は余ってますから、それに泣きそうで辛そうな女の子に帰れなんて言えるはずがないですからね」

 

「·····っ!ありが·····とう·····ございます·····」あかりさんはまた泣いてしまった

 

「気分が落ち着くコーヒーでもいれますね、皆が帰ってくるまでお菓子でも食べながら待ちましょうか」

 

「·····っ!はい·····」

 

あかりさんとコーヒーとお菓子を食べながら咲夜達を待つことにする。お泊まり会ということでテンション上がりすぎてすごい量の買い物にならないといいなぁ·····

コーヒーを飲みながらそんなことを思っていた

 

 

 




後書きです。
文字数が半端ないことに
そんであかりちゃんの可愛さが伝わりにくい!
次は買い物sideのお話です書き方など分かりにくいところがあればまた指摘していただけたら嬉しいです。
今日登場したケイさんandナツの設定を少し書いておきます。

ケイさん 本名不明 響夜が頼りにしている大人の1人優しく穏やかな雰囲気の青年
仕事関係の相談や社会的な相談に乗ってもらっている
咲夜の淹れるコーヒーと紅茶が好物

ナツ 本名不明 仕事上ナツと呼ばれていて基本的に姿を見せない 響夜はこの人の声に聞き覚えがあるみたい。

ケイやナツはまた登場する度に補足を足していく感じにします。
後書きまで読んでいただきありがとうございました。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第9話 咲夜side遭遇そして買い物とお泊まり会直前!

前書きです。
あかりちゃん登場回が暗めになってしまったし、今回もまた少し暗めになるかも知れません
明るい話に持っていくための導入だと思って頑張って書ききります。
よろしくお願いします。


今日はとっても嬉しくて楽しい1日だ!

転校初日から友達が出来て、その友達と仲良くなれた上にお泊まり会!すっごく楽しみ!

今は響夜の友人の運転手ウッシーとボディガードに来てくれたキッシーと一緒にショッピングモールに向かってる所だ。

 

「ねぇ、咲夜ちゃん?顔が凄くニヤけてるけど大丈夫?」

マキちゃんが心配そうにこっちを見てる

 

「ハッ!幸せ過ぎてつい顔が!響夜みたいになってた?」

皆と話しをする。

 

「せやなぁ、響夜君も中々のだらしのない顔やったけど咲夜ちゃんも負けてへんかったなぁ、なぁアオイ?」

 

「そうだね、響夜さんと家族なだけあってなんか似てるなぁって思えるくらいには負けてなかったかな」葵ちゃんと茜ちゃんに弄られる

 

「むー!少し気が抜けちゃっただけだもん!」プクーッと頬を膨らませる

 

プニプニーっと頬をつつきながらマキさんが言う「アハハっ!ほっぺた膨らませて子どもみたい!可愛いー!」

 

「マキちゃん!私は今怒っているんです!可愛くないー!」実際は怒ってないけど少し大袈裟にリアクションをする

 

「ふふっ、もうすっかり皆さんと仲良しですね。」ゆかりちゃんが笑う

 

「むー!ゆかりちゃんとは距離が遠いみたいなリアクションするなー!ならば、物理的に近づいちゃうよー!」

私はゆかりちゃんの近くに移動する

 

「こらこら、危ないから車が動いてる時に席を立つなよー、もうすぐ着くからもう少し我慢してなー」ウッシーに注意される。

 

「ガーン!ウッシーに注意されるなんて·····シクシク」ショックを受けながらリアクションをする

 

「咲夜さん泣かないで、ほらもうショッピングモール見えてきましたよ」ゆかりちゃんが慰めてくれる

 

「わー!おっきいねー!私ここに来るの初めてだよー!」マキちゃんもテンション上がっている

 

「ホンマやめっちゃ大きいなぁ、色んなものが売ってそうやなぁ」

 

「お姉ちゃん、たくさんの種類の商品があるからって迷子にはならないでね」

 

「え?茜ちゃん迷子になったことあるの?私より子どもみたいじゃん!」さっき弄らたからお返しとばかりに弄ってみる

 

「っ!アオイ〜そんな昔のこと言わんでもええやんかぁ、確かにたまに迷子になりかけるけど·····ボソッ」最後に何か聞こえた気がするが敢えて触れない

 

「さぁて、ショッピングモールにご到着だ、俺はここで待ってるから存分に買い物を楽しむといい」ウッシーは車で待機するみたいだ

 

「これを渡しておく」キッシーが何かくれる

 

「リストバンド?」私は不思議そうにキッシーに尋ねる

 

「これはGPS内蔵のリストバンド型防犯ブザーだ、リストバンドの真ん中にボタンがあり押すと音がなる、鳴らすと俺がすぐにかけつける、不審者に絡まれたり、荷物が持てなくなったりしたら鳴らすといい、音は俺にしか聞こえないようになっているから」そういうと人数分のリストバンドをくれた。

 

「ありがとう!困ったら鳴らすね!」私はそう言ってリストバンドを付ける、皆も使い方を聞いてからリストバンドを付けた

 

「じゃあ行ってきます!2時間くらいで帰ってくるね!」ウッシー達に伝えてみんなでショッピングモールに入る。

 

買いたいものや必要な物は車の中で相談していたから割と欲しいもの必要な物はすぐに揃った

途中茜ちゃんが迷子になりかけたり、葵ちゃんがチョコミントアイス全種類制覇するとか言い出したけどマキちゃんとゆかりちゃんと私で阻止した。

次の日の朝ごはんの材料を買おうと食品売り場に向かう途中にマキさんが知り合いを見つけて声をかける。

 

「あれ?あの後ろ姿は、おーい、ずんちゃーん!」ずんちゃんと呼ばれた女の子は振り向いた、振り向いた顔には涙が浮かんでいた

 

「ずん子さんどうしたんですか?なにか辛いことでもあったんですか?」ゆかりちゃんが心配そうに尋ねる

 

「ゆかりさん·····ごめんなさい·····あかりさんが···あかりさんが····」ずん子さんは泣きながらゆかりちゃんに謝っている

 

「ずん子さん、まずは落ち着いてください、とりあえずそこの椅子に座りましょう」近くにあるカフェコーナーの席に座る

 

「ウチなにか飲み物買ってくるわ、サクヤちゃん一緒に行こーや、ほらアオイも行こうー」茜ちゃんに誘われる

 

「ずんちゃんの事は私達に任せて、ねっ?」マキちゃんからお願いされる。

 

「わかった!マキちゃん、ゆかりちゃんお願いね」マキちゃんとゆかりちゃんに任せて茜ちゃんと葵ちゃんについていく

 

「そう言えば私と葵ちゃんも一緒に飲み物買いに連れられたのはなんで?」ふと茜ちゃんに質問する

 

「ずん子さんのことはマキちゃん達のが詳しいし、いい友達やからな、ウチやアオイだとまだ顔見知りくらいやし、サクヤちゃんは初対面やろ?ウチらがおらん方が話しやすいと思ってな」

 

「茜ちゃんは優しいね、気配り上手ないい子だね」

 

「サクヤちゃんはウチのオカンか!」ツッコミが入る

 

「いいノリだね流石茜ちゃん!」

 

「ずん子さん·····大丈夫かな·····」葵ちゃんも不安そうな顔をしている

 

「大丈夫だって!ゆかりちゃんとマキちゃんがついてるんだし、それに葵ちゃんも茜ちゃんもいるし私もなにかチカラになれるかもだからね!とにかく飲み物決めてゆかりちゃん達の所に戻ろうか!」明るく2人に声をかける

 

「サクヤちゃんは元気やねぇ、まぁその明るさに助けられるとこもあるやろうし、なるようになるかぁ、ウチも珍しくへこんでたみたいやわ、気を取り直して美味しい飲み物買っていこか」茜ちゃんも明るくなる

 

「そうですね、私達まで暗くなっていたら周りの雰囲気も暗くなりますからね、咲夜さんありがとうございます、飲み物決めましょうか」葵ちゃんも少し笑顔になれた気がする

 

「所で2人のおすすめの飲み物ってなーに?私はこのずんだシェイクってのにしようと思うんだけど」

 

「「えっ!?」」2人がハモる

 

「え?地雷だった?」2人に尋ねる

 

「サクヤちゃんならずん子さんと仲良くなれそうやな」

 

「そうだね、きっと良い友人になれるよ」なぜか2人とも遠い目をしてる

 

「とりあえず飲み物買ったしゆかりちゃん達の所に戻ろうか!」ずんだシェイクを2つキャラメルラテが2つストロベリーシェイクが1つとチョコミントシェイクを1つ買ってゆかりちゃん達の所に戻った

 

3人が飲み物を決めている時にゆかりちゃんとマキちゃんはずん子さんとお話をしてずん子さんも落ち着いたみたいだ

話しの内容は、ずん子さんと一緒に住んでいた、あかりさんという、ゆかりちゃん達の友達で私のクラスメイトでもある子が書き置きをして家から居なくなっていたらしい、あかりさんはたくさんご飯を食べるから食費が凄くかかってしまい、ずん子さん達の重荷になる前に仕事を探しに出て行きます探さないでくださいとの、ことらしい。

ずん子さんの家周辺には姿を見た人が居なく、食品売り場の試食コーナーとか回っても姿がなく途方に暮れていたところを私達に出会ったみたいで感情が溢れてしまって泣き出したみたい。

私はずん子さんに話しかける

「初めまして今日からずん子さんと同じクラスに転入してきました暁 咲夜といいます、よろしくお願いします!」笑顔で自己紹介をする

 

「初めまして、東北ずん子です、学校には少し事情があって最近行っていないですけどゆかりさん達と同じクラスメイトです、よろしくお願いしますね」

 

互いに自己紹介をする。改めて顔を見るとゆかりちゃん達より大人びた雰囲気がある、思わずお姉ちゃんって呼びそうになる

「よろしくね!ずん子さん!」

 

あかりさんを探すのも大事だけど今日はもう時間も遅いからひとまず家に帰ろうと提案をしてみる。

 

「今日はもう遅いから警察に届出をだして、明日から探すのはどうかな?」

 

「それもいい案なんだけどね、あかりちゃんは私達と同じで生まれつき髪の色とかが違うの、だから警察もちゃんと探してくれるか不安で·····それにあかりちゃんは沢山ご飯を食べるから多分お腹が減って倒れてしまうの·····だから早く見つけてあげたいの·····」ずん子さんは本気であかりさんのことを心配している、私に出来そうなことと言えば·····

 

「っ!そうだ!」「わっ!突然どうしたの?」「びっくりしました」

マキちゃんとゆかりちゃんがびっくりしてる、ごめんね

 

「響夜からケイさん達に捜索の依頼を頼めばいいと思う!」確かケイさんは人探しも仕事として受けてくれるはずだ

 

「っ!本当ですか!?依頼料なら何とかして用意します、だからお願いします、あかりちゃんの捜索を依頼してください!」

 

「任せて!響夜に確認してみる!」電話帳から響夜に電話をする

〜♪

 

「もしもし!響夜!?」「咲夜?どうしたの?そんなに慌てて」「お願いがあるの!人を探して欲しくて!」「人を?誰か居なくなったの?」「そうなの!名前は紲星あかりさんって人で東北ずん子さんの家に住んでいた女の子なの!特徴は·····」「紲星あかり?特徴ってもしかして銀色っぽい髪の色してて、三つ編みで、ご飯をよく食べる女の子?」「そう!そうなんだけど、なんでそんなに詳しいの?」「今目の前でめっちゃ美味しそうにご飯食べてる子の特徴だけど·····」「ご飯食べてるとこの写真撮れたら送って!」「ん?わかった、おーいあかりさんー?はい、チーズ」カシャ「送信するねー」

 

 

「ずん子さん!あかりさん見つけました!」響夜から送られてきた写真をずん子さんに見せる、そこには幸せそうな顔でご飯を食べてる女の子が映っていた

 

「あははー!あかりちゃんだー!めっちゃ幸せそうに食べてるー!」「ホントですね、久しぶりにあかりさんの

幸せそうな顔を見ました。」「っ!·····よかった·····あかりちゃん·····よかったよぉ·····」マキちゃんとゆかりちゃんは笑っている、ずん子さんは安心して泣き出してしまった

 

「咲夜さん、お願いです、私を今日あかりちゃんの所まで連れて行ってください」

 

「いいですよ!あかりさんとしっかりお話をできる時間と場所も確保しますね!」

こうしてずん子さんも皆と一緒にノワールまで来ることになった。

 

「あ、あと今日お泊まり会をするんですけど、ずん子さんも一緒にどうですか?」

 

「そうですね、あかりちゃんとお話をした後皆さんが良ければ是非ご一緒させてください。」

 

買い物も済ませて乗ってきた車でノワールまで戻る

「今日はありがとう!ウッシー!キッシー!」

「こちらこそ、ご利用いただきありがとうございました!ってね」「リストバンドは回収するぞ、また必要な時は依頼を通して呼んでくれ」「それじゃまたなー!」

キッシーとウッシーは帰っていった。

ノワールの中に入ると予想以上の料理の後があった

 

「すっご·····これ全部あかりさんが食べたの?·····」自分では絶対に食べれないほどの皿が積んである

 

「おーおかえり、いい買い物は出来たかい?」響夜が私達に気づいて声をかける

「とりあえず飲み物でも淹れようか、あかりさんとずん子さんで話したいこともあるだろうから」そう言ってお皿を厨房に持っていく

「あ、響夜君ウチも手伝いするわー」

「私もお手伝いします」茜ちゃんと葵ちゃんも厨房に向う

「咲夜ー俺の代わりに皆の分の飲み物お願いー」

「分かったー!響夜はゆっくり皿洗いしててねー!」

 

お店にはマキちゃんとゆかりちゃんとずん子さんとあかりさんが残って話しをしている

 

「どうして、出ていくなんて言って出ていったんですか?私は迷惑をかけられたなんて思っていませんのに」ずん子さんは泣きそうになりながらもあかりさんへ質問する

 

「だって、ずん子さんが農業をして夜も仕事をして稼いだお金なのに、同じクラスで友達だからってだけの私が大した稼ぎも出来ないで消費していい訳がないじゃないですか·····農業の手伝いでは大したチカラになれずに、かといってしっかりとした仕事をしているわけでもないですから·····そんな私が嫌だから、仕事を探しに出たんです。」

 

「それで、お仕事は見つかったの?」

 

「一日中探し回りました·····けどて見つかりませんでした·····だけど·····」「だったら!すぐに私に連絡して私達の家に帰ってくれば良かったじゃない!今回はたまたまゆかりさんやマキさんの知り合いの方が見つけてくれたから良かったけど、もし私達を攫ってお金にするような人達に見つかっていたら?私達に暴力を振るうのに躊躇いのない人たちに見つかっていたら?そう考えたら怖くなって必死に探し回りました·····あかりちゃん·····私の事嫌いになりましたか?·····」「っ!そんな訳っ!·····ずん子さんの事嫌いなわけないじゃないですか·····私が学校に居れなくなった時に真っ先に助けの手を出してくれたずん子さんのこと嫌いなわけ·····ないじゃないですか·····」

 

あかりさんもずん子さんも自分の意見や言いたいことを吐き出して泣き出してしまった

ゆかりちゃんとマキちゃんが2人をなだめている。

ずん子さんが落ち着いた声で口を開く

 

「あかりさん、苦しくなった時や辛くなった時は相談してください、今回みたいに相談もないまま、いきなり行動されたらびっくりしますし、不安になります、なのでこれから行動を起こす時や何か不安な事がある時は私やマキさん、ゆかりさん達に一言声をかけてください、もしかしたら、何か手伝える事があるかも知れませんからね、約束してください。」

 

「わかりました、すぐには難しいかもしれませんが、困ったことや難しいと思ったことは、キチンと皆さんにちゃんと相談できるように心がけます。今回はご心配をかけて、ごめんなさい·····」ずん子さんもあかりさんも仲直り出来たのかな。

 

「ふぅ、皿洗いも終わったし何か飲むか、茜さんと葵さんもありがとう、助かりました。」「ふふんっ!あかねちゃんにかかれば皿洗いなんて楽勝や!」「最初すっごくアタフタしてたのにねぇ?あっ、響夜さんお礼はチョコミントアイスでお願いしますね」「むーアオイのいじわる、響夜君ウチはエビフライがええなぁー」「わかりました、明日またご馳走しますね」お店の方も落ち着いたのかな?ひとまず顔をだす。

 

「あっ!響夜、お疲れ様ーこっちもお話しが終わったとこだから少し休憩しようよー」「あぁ、そうだね、少し休憩したらまたあかりさんとずん子さんに自己紹介しないとな」「そうだね!私もあかりさんと友達になりたい!」

 

たくさんの出会いのあった1日だったがそれもそろそろ終わるのかぁ

そんなことを思いながら店を見る

新しい友達が6人も増えてこれから毎日色々な出会いがあるんだろうな。

そう考えながらコーヒーを飲んでいた。

 

 




後書きです。
まだ1日が終わらない!なんて濃厚な時間軸なんだ!
自分の文章力の弱さが露呈してますねコレは·····

ということで後は晩御飯とお風呂そしてお泊まり会なら恋バナっ!って感じのラインナップですかねぇ
正直お風呂の描写は上手く文章にできる気がしません!なのであまり期待はしないでください。

キッシーとウッシー

2人とも本名不明 正式な呼び名は騎士とウェスト咲夜が、勝手にアダ名を付けて2人ともソコソコ気に入っている、キッシーは基本的に寡黙だけど仕事はキッチリ完了する。ウッシーは基本的にフランクなノリだから仕事はしっかりこなす、ケイさんからも信頼されている大人組キッシーの趣味は筋トレ、ウッシーはタバコを吸うのがすき。
以上、後書きと、簡単な人物紹介でした。
後書きまで読んでいただきありがとうございました!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第10話 響夜side東北家の妹とあかりさんのこれから

前書きです。
こんばんは、仕事が始まり仕事の準備や、色々とやることがありまして投稿が遅れました。
拙い文章や表現力ですが、これからも書いていきます。


さてと、お話も一段落ついたところだし、ご飯にすることにした。あかりさんとずん子さんも落ち着いたみたいだ

 

「ひとまず、改めて自己紹介しますね、俺は暁 響夜、この店ノワールの店長をしながら、ゆかりさん達と同じクラスに今日転入してきました、これからよろしくお願いしますね。」あかりさんには自己紹介していたけど、ずん子さんとは初対面だったから咲夜と一緒に自己紹介をすることにした。

 

「次は私だね!私は暁 咲夜っていいます!響夜と一緒にこの店で働きながら、マキちゃん達と同じクラスに転入してきたよ!あかりちゃんとも早く友達になれたら嬉しい!よろしくね!」咲夜も相変わらず元気いっぱいに自己紹介を終える。

 

「お昼ご飯がカロリー高めだったし夜は軽めに作っておくね、ずん子さんも食べますか?」

 

「ありがとうございます、ご一緒させていただきますね。」

 

「ただ、作り置きしてた料理をさっきあかりさんに全部ご馳走してしまったから、先にお風呂に入ってくれたら、お風呂上がりにデザート付けて準備しておくけど、どうかな?」作り置きしていた料理を全部ご馳走したのを皆に伝えて先にお風呂に入ってきてもらうことにする。

 

「そうなんだ!あかりちゃんってよく食べるって聞いてたけど本当によく食べるんだねー!」咲夜は目をキラキラさせながらあかりさんと話しをする

 

「あははー·····ご飯を1日食べていないのもありましたけど、響夜さんのご飯が美味しいのもあってつい·····食べ過ぎてしまいました、ごめんなさい」あかりさんは申し訳なさそうだ

 

「あかりさん大丈夫ですよ、とっても美味しそうに食べてくれましたから、俺も作りがいがあって作りすぎたくらいですから、それに材料はまだありますから気にしないで大丈夫ですよ」あかりさんにフォローを入れる

 

「よし!じゃあみんなでお風呂タイムだ!みんな行こー!」咲夜が元気いっぱいに皆を急かす

 

「え?待ってください、皆で同じお風呂に入るのですか?」ゆかりさんが戸惑いながら質問する

 

「咲夜ちゃんのとこのお風呂って広いんだっけ?楽しみー!」マキさんは乗り気だ

 

「私、お姉ちゃん以外とお風呂に入るの初めてだけど咲夜さんやマキさん達なら一緒に入っていいかも」葵さんも嫌じゃなさそうだ

 

「ウチは特に気にせんから楽しみやー!はよ行こー!」茜さんも楽しそうに着いていく

 

「あれ?ずん子さんとあかりさんは行かないのですか?」

「はい、着替えがないのもありますけど響夜さんに相談したいことがあるので、お風呂はまた後で決めますね」

「私も少し今後のお話しがしたくって·····」

 

「わかった!あかりちゃんとずんこちゃんの服も替えのサイズの服とかある筈だから入る前に探しておくね!さあ!ゆかりちゃんも観念してお風呂タイムだー!行こー!」咲夜は元気に答えてゆかりさん達を引き連れてお風呂に向かっていった。

 

「あははー、凄く準備万端なんですね」ずん子さんもあかりさんも驚いてる

 

「咲夜にとってゆかりさん達やずん子さんとあかりさんは初めて出来た同年代の友達だから、凄くはしゃいで幸せそうですから、笑って流してあげてくれたら嬉しいです」俺は笑いながら2人に伝える。

 

「それはそうと、相談したいことってなんですか?」

 

「はい、相談したいことは2つあって、1つ目はあかりさんの今後住む場所の相談です、響夜さんのお店で今後働きながら生活するにしても住む場所までは決まってないんですよね?」

 

「そうですね、お店で働いてもらうにしても明日からすぐにということも出来ないけど、咲夜が一緒に遊んだりしたいから俺達の住んでいる孤児院の部屋を貸して一緒に学校行くことは出来ると思いますよ。」

 

「でしたら是非あかりさんをお願いします。私ではあかりさんを笑顔にするのは難しいみたいですから、響夜さんと咲夜さんにお願いします」ずん子さんは頭を下げながらお願いする

 

「わかりました、あかりさんはそれでいいんですか?ずん子さんの同意は貰ったのであかりさんが良ければ俺は気にせず了承しますよ」

 

「ずん子さん·····ありがとうございます、私ずん子さんと少しの間でしたけど一緒に生活させて貰ってとても救われて助けられました、だから必ず恩返しをします、それまで待っていて下さいね」あかりさんも涙を浮かべながら返事をする

 

「あかりさんの部屋は咲夜とまた相談して決めようか、咲夜がまた喜ぶだろうなぁ、2つ目の相談というのは?」

 

「はい、私には姉と妹がいるのですが妹が周りの人と馴染めずに学校に行かなくなって、家に引こもるようになってしまったのです、響夜さんや咲夜さんなら私の妹、きりたんと仲良くなってくれるかもと思ってお願いします、きりたんを学校に復学とまでは出来なくても以前みたいに一緒に外出できるように手伝いをお願いしたいのです。」

 

ずん子さんの相談はあかりさんの事と妹さんの事だった

あかりさんの住む場所はまた咲夜と決めることにしよう

 

「妹さんのこともできる限り協力します、俺が手伝える事があればいいですけどまた詳しく妹さんのこと聞かせてくださいね、とりあえず皆のご飯作りますのでずん子さん達はゆっくりしていてください。」俺は厨房に向う

 

「私達もご飯作るの手伝います、相談に乗ってもらってご飯食べてるだけなのは気が引けますから」あかりさん達も手伝ってくれるみたいだ、咲夜達がお風呂から上がるまでに晩御飯を作ることにする。

 




後書きです。
久しぶりに書き起こしてみましたがちゃんと読める内容になっているのだろうか·····
お風呂関連は次回投稿します。
仕事も始まりましたのでこれからは週1、2話投稿になるかと思います。
後書きまで読んでいただきありがとうございました!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第11話 咲夜side皆とお泊まり会!

前書きです。
こんばんは、仕事の事やら色々でまともに文章書けませんでした
今週は2本かけたらなぁと思います。


響夜とあかりさん、ずん子さんが話している間にお風呂に入ることにした咲夜達お風呂掃除も終わり今は皆と脱衣場でお話中

 

「今日のお風呂は皆と一緒!今までは響夜としか一緒に入ってなかったから新鮮!」咲夜さんがとんでもない発言をする。

 

「え?!咲夜さんは響夜さんと一緒にお風呂に入っているのですか!?」ゆかりちゃんが驚いてる

 

「変かなぁ、家族だし当然だと思っていたよ、皆は一緒にお風呂入らないの?」

 

「ウチらは一緒に入ってるけど、響夜君と咲夜ちゃんは異性だからゆかりちゃんもビックリしとるんじゃない?ウチもビックリしたけど」

 

「そうなんだ、あまり気にしてなかったけど響夜がいつも顔真っ赤になってるのはそういうことなのかなぁ」

 

「それはまた響夜に相談するね!とりあえずお風呂も溜まったしはいろっか!」私は率先して服を脱ぐ…どうしたんだろう?ゆかりちゃん達がまたビックリしてる

 

「咲夜さん…その身体の傷や痣はいったいどうしたんですか?」ゆかりちゃんが顔を青くして聞いてくる

 

「あー…この傷ビックリさせちゃったね…響夜や私は見慣れているから大丈夫だけどやっぱり一緒に入るの辞めておく?」私の身体は昔受けた虐待や響夜と住んでいた昔の家が火事になったときのヤケドの後や暴力を振るわれた痣がたくさん残っている

 

「大丈夫だよ、私は傷があってもなくても咲夜ちゃんとお風呂に入るよー、今日は色々あって疲れちゃったし」マキちゃんはそういうと服を脱ぐ準備をする

 

「そうだね、最初はビックリしたけど慣れちゃえば平気だよ」葵ちゃんもそう言って服を脱ぐ準備をしてる

 

「ごめんなさい、普段見た目で色々言われている私が見た目でビックリしていてはダメですね…さあ、お風呂に入りましょうか」ゆかりちゃんはそう言って服を脱ぐ

 

「ありがとう!やっぱりみんなと友達になれてよかった!」少し泣きそうになるけど嬉しくて笑顔になる

 

「それにしてもマキさんやっぱりスタイルええなぁ、ウチにも分けて欲しいくらいやわ」茜ちゃんがマキちゃんの方を見ながら喋っている

 

「もー!私の身体はいいからお風呂入っちゃおうよ!」マキちゃんは顔を赤くしながらそう言う

 

「そうだね!入ろう!入ろう!入り口はこっちだよー」皆をお風呂に案内する

私達が普段あまり使わない大浴場だけど今日の為に掃除もしたし椅子もたくさん買ってあるしきっと皆に気に入って貰えるはず

 

「わー!すっごく広いね!銭湯に来たみたい」

「本当ですね、とても広いです私達のクラス全員きても入れそうですね」マキちゃんとゆかりちゃんが入ってくる

 

「ホンマやー!めっちゃ広い!浴槽も泳げそうな広さやな!」

「お姉ちゃんほんとに泳いじゃダメだからね?」茜ちゃんと葵ちゃんもビックリしながら入ってくる

 

「えへへー!ビックリした?浴槽で泳ぐのは銭湯とかじゃないから泳いでも大丈夫だよー」

 

「とりあえずみんなで背中の流し合いしよっかー!」

 

「そうだね!じゃあ私が咲夜ちゃんの背中流すねー!」

「本当!?マキちゃんありがとうー!」

「じゃあウチがゆかりさんの背中流すー」

「それじゃあ私が葵さんのお背中流しますね」

「私がマキさんの背中流せば1列になりますね」みんなで並んで背中の流し合いをした

 

「それじゃあみんなで綺麗になったし、湯船に浸かろー!」みんなで湯船に浸かる

 

「んー!気持ちいい!今日は色んなことあったけど楽しかったー!皆とも仲良くなれたし、楽しく喋ってお風呂も一緒に入れて嬉しい!それにこの後はデザート付きの晩御飯!楽しみー!」

 

「咲夜ちゃんは本当に楽しそうだね、私も一緒にいて笑顔になれるよ」マキちゃんは笑っている

 

「そうですね、咲夜さんや響夜さんは私達を笑顔にしてくれます、これからも仲良くしたいですね」

 

「あれれー?ゆかりん、なんで響夜君の名前も出てくるのかなー?もしかして恋しちゃってるー?」マキちゃんがゆかりちゃんを弄る

 

「え?ゆかりちゃん響夜のこと好きなの?」

 

「ち、違います!笑顔にしてくれてありがとうという意味です」顔を真っ赤にしながらゆかりちゃんが返事をする

 

「でも響夜君には咲夜ちゃんがいるから難しいんじゃないかなぁ?」

 

「わぁ!響夜モテモテだ!」

 

「ゆかりさん達なにか楽しそうだね、お姉ちゃんも混ざってきたら?」

「何言うてん葵も一緒に混ざろうやー」

「思ってたよりもお風呂が気持ちよくてもう少しゆっくり湯船に浸かっていたいから先に行って混ざってて、私も後で行くから」

「それじゃあ先に行くでー?咲夜ちゃんーウチも混ぜてー」

みんなで楽しく喋ってお風呂を終わらせた。

 

「さてとお風呂も入ったし湯冷めしないようにお店行こっか!これからもたまに一緒にお風呂に入ろうね!」皆でお風呂をでて大広間にでたら、晩御飯が準備してあった

 

「おー、上がったか?晩御飯準備してあるからみんなで食べようか、大広間も湯冷めしないように暖かくしてあるから」響夜がご飯を準備してくれていた

 

「さぁさぁ、皆さんゆっくり晩御飯食べまた明日も元気に過ごしましょう、それじゃあみんなで一緒に」

「「「「「「「「いただきます!」」」」」」」」




後書きです。
とりあえず長い1日を書き起すことは出来ました
お風呂場での書き込みが足りなくて申し訳ないです、上手く表現出来るようにもう少し色んな文章を読んできます
またこれから合間合間で書き起していきたいです。
次回は学校編、ちゃんとかけるかなぁ
読んでいただきありがとうございました


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第12話 長い1日の終わりとこれから

前書きです。
結局先週は1話も更新出来なくて申し訳ないです
今日書けるだけ書き起こして行けたらなぁと思います。


晩御飯も終わりみんなで片付けをして、寝床の準備をする

流石に全部の部屋の片付けは出来そうになかったから大広間に布団を集めてみんなで寝ることにするそうだ

咲夜が一緒に寝ようと誘って来たが今回ばかりは流石に遠慮をした、咲夜は残念がっていたが納得してくれたのでよかった。

 

みんなが大広間で寝る準備をしている間に日課のトレーニングと明日の朝食の準備をする。

 

「よし、朝食の準備も出来たし体を少し動かしてから寝るか」独り言を呟きながら中庭に移動する

 

「響夜さん?」ゆかりさんが声をかけてくる

 

「あれ?ゆかりさん?もうみんなと寝ているものだと思っていたよ、どうしたの?」

 

「皆さんはしゃぎ疲れて少しお話したらグッスリ眠ったんですけど私は少し寝つけなくて体を動かすついでに少しこの孤児院を探検させてもらってました、そしたら中庭の方から音と人影が見えたものですから…」

 

「なるほどね、面白いものは見つかったかな?」笑いながらゆかりさんに尋ねる

 

「そうですね、目新しいものはなかったですけど友人達とのお泊まり会なんて初めてでドキドキして眠れなかったのかも知れませんね」そこまで言うと少し表情が暗くなる。

 

「やっぱり仕事の事とかが不安?」

 

「っ!どうしてそう思いますか?」

 

「んー、何となくなんだけどね今まで相当我慢もしていたことだし、今日初めてあった男が急に仕事行かなくてもいいよとか言ってきたら、胡散臭くて信用しにくいかなって」

 

「信用して無いわけではないのですが、やはり不安な所はあります。でも響夜さんも咲夜さんも信用は出来ると今日何となく思いました、なのでもう気にしないことにします」少しだけ笑顔になる

 

「そうだよね、信用してもらう為にも俺もやれることはしっかりやっておくよ、日課のトレーニングも済んだし、少し厨房に行こうか、よく眠れるように暖かくて美味しい飲み物でもご馳走するよ」笑顔でゆかりさんに声をかける。

 

「ふふっ、ありがとうございます。ご馳走になりますね」

 

2人で厨房に移動する

 

「完成!今日はホットココアにしてみたよ、召し上がれ」

 

「いただきます、とてもいい匂いですね」

 

「ホットミルクでもよかったけど、ココアも余ってたしどうせならミルク強めのココアにしようと思ってね、甘さも少し強めにしてあるから、暖かくて心も落ち着く筈だから、よく眠れると思うよ」

 

「ありがとうございます、響夜さんも咲夜さんも私達にとってのヒーローみたいですね」笑いながらゆかりさんはココアを飲む

 

「ヒーローか…ちゃんと助けることは出来てるんだろうか…」小さい声でポツリと呟く

 

「ん?どうしたのですか?」ゆかりさんが不思議そうに尋ねる

 

「いや、なんでもないよ!明日の朝食の段取りを考えてて独り言喋ってた!」少し誤魔化してしまう

 

「明日の朝食私もお手伝いします」

 

「ありがとう、起きていたらお願いするよ、今日はココアを飲んでゆっくり休んでてね」

 

「ご馳走さまでした、とても美味しかったです、体も温まりましたしそろそろ寝ようと思いますね、響夜さんもゆっくり休んでくださいね?おやすみなさい。」

 

「うん、ありがとう、おやすみゆかりさん」

 

「はい、おやすみなさい。」ゆかりさんは大広間に帰っていく

 

「さて、仕事の手伝いの連絡をするか」電話を取り出しケイさんに電話をかける

 

「こんばんは、響夜君もう寝る時間じゃないのかい?」ケイさんが尋ねる

 

「こんばんは、ケイさんは分かってて聞いてますよね、俺がほとんど眠れない身体だというのに、それはともかくゆかりさん達の仕事の件どうなりました?」

 

「だいぶ渋ったけど了承してくれたよ、結構な額払う事になったけどよかったのかい?」

 

「お金は爺さんが残してくれていたから大丈夫です、それにノワールでの売上も悪くはないので大丈夫です、契約内容を聞いてもいいですか?」

 

「ゆかりちゃん、マキちゃん、茜ちゃん、葵ちゃんの4名は今日付で前職を退職し身柄や職場は全てノワールの店長である響夜君に移ることになったよ、それに伴い今後は響夜君の家とお店に彼女達は住むことになるね、荷物等は全て回収済みだから明日の朝6時に響夜君のお店ノワールに届く手筈になっているよ」

 

「ありがとうございます!報酬は幾らくらいになりますかね?いつもの口座に振り込みでいいんですか?」

 

「報酬の事なんだけどナツ君からのメッセージを預かっていてね、それを伝えるね」

 

「はじめまして、ワシはナツという今回の依頼を請け負った者だ、依頼は確かに完遂した、報酬は彼女達が幸せに過ごすことじゃ、なので金は要らん、彼女達に使ってやれ、ちゃんと男を見せて女の子達を幸せにして養ってやれ、また何か依頼があればケイを通して連絡するといい、精進しろよ、響夜」

 

「届いたかな?だから今回は振り込みしなくても大丈夫だよ、彼女達と咲夜ちゃんをちゃんと幸せにしてあげなよー?それじゃあまたコーヒーを飲みに行くね、おやすみーバイバイ」ケイさんはそう言って電話をきる

 

「ナツという人の話し方が爺さんにそっくりだ…でもこれでゆかりさん達の手助けは出来たかな、また改めてケイさんとナツさんにお礼しないと、とりあえず俺も少し寝よう。」寝室に向かい寝ることにする。

 




後書きです。
お久しぶりです、あと1話か2話書き起こしてみようと、思います
後書きまで読んでいただきありがとうございます。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第13話 学校への登校、新しい出会い

前書きです。
ある程度時間取れたのでもう1話書きます。
読みにくいとか、あればコメントなど頂けたら参考にさせていただきます。



朝食の準備をする

シンプルに白米、味噌汁、サラダと目玉焼きにしよう

 

お米を研いで炊飯している間に味噌汁とサラダをつくる

今日からお弁当を持参するから全員分のお弁当を作る

 

弁当箱も全員分咲夜が買ってきていた準備がいいな

色は皆の色だからとてもわかりやすい

俺が黒、咲夜が白、ゆかりさんが紫、マキさんが黄色

茜さんがピンクで葵さんが水色、ずん子さんが緑であかりさんが灰色、それぞれのイメージカラーって感じだな

 

弁当の中身は今日はみんな同じにしておくことにした

ハンバーグ、エビフライ、卵焼きにタコさんウィンナー

野菜炒めと、簡単な浅漬けを入れて完成

 

ご飯の準備も出来たしみんなを起こしに行くか

大広間に向かう、広間のドアをノックして声をかける

 

コンコン「おはよー、みんな起きてるー?朝ごはん準備出来たら起きて準備してねー」

 

「んー?響夜?おはよー…みんな起こして準備出来たら向かうねー」咲夜が寝ぼけながら返事をする、相当グッスリ寝てたみたいだ

 

「ゆっくりでいいからちゃんと目を覚ましてから降りてきなよー」

 

「ん〜…みんなおきろ〜…朝だ〜」眠そうな声でみんなを起こしている、大丈夫そうだし準備をしておくか

 

昨日晩御飯を食べた食堂に人数分の料理を運ぶ

我ながら中々の量を朝から作ったな…みんな起き抜けに食べれるかな

 

準備がある程度終わった頃誰かが食堂に入ってくる

「おはようございます、響夜さん」ゆかりさんだ

 

「おはよう、ゆかりさん昨日はよく眠れたかな」

 

「はい、お陰様でよく眠れました、朝はお手伝い出来なくてすみません」

「気にしないでいいさ、ゆっくり眠れたなら何よりだよ、今暖かいお茶いれるね」

 

「おー!朝から豪華だー」マキさんが入ってくる

「おはようマキさん、今お茶いれてるからゆっくり目を覚ましてね」

 

「おはよー!わー!朝からめっちゃ豪華や、これ響夜君が作ったんか?凄いなー」「おはようございます響夜さん、ごめんなさい朝手伝い出来なくて」茜さんと葵さんが入ってくる

「おはよう2人とも今お茶いれてるからまっててね」

 

「おはようございます、お手伝い出来なくてすみません、少し寝過ごしてしまいました」ずん子さんが謝りながら入ってくる

 

「おはようございます!朝からこんなに食べていいんですか?」あかりさんが眼をキラキラさせている

 

「おはよう、ずん子さんあかりさん、気にしないで大丈夫ですよずん子さん、あかりさんもたくさんおかわりしてくださいね」

 

「おっはよー!みんなで朝ごはん嬉しいなー!」最後は咲夜がウキウキで入ってくる、本当に嬉しそうで何よりだ

 

「お茶も入れたし食べようか、いただきます」

「「「「「「いただきます!」」」」」」

 

みんなでご飯を食べながら色々な話をした

久しぶりに大勢で食べるご飯はとても美味しくて楽しかった、食べた後はみんなで片付けをして学校に向かう

今日の授業はなんだろう、そんな話をしながらみんなで学校に向かう

 

「わー!みんなで学校に行けるの楽しい!今日はなんの授業するのかな?」「時間割り通りなら体育とか国語とかやなー」

 

「クラスが2人増えたしタカハシ先生びっくりしそうだね」「そうですね、ずん子さんやあかりさんがまた来てくれるって知ったらタカハシ先生びっくりしてペラペラになるのかも知れませんね」「え?!先生ペラペラになるの?!」「響夜さん冗談ですよ、確かに先生の特技に限りなくペラペラになるという特技はありますけど」

「あるんだ…先生すげぇ」

 

他愛もない話で学校につく、まだ登校時間も早く周りに生徒は居ない

 

教室に着くと先生がいた、挨拶をする

「おはようございます!タカハシ先生」

「おはよう、暁君、っ!あかりさんもずん子さんも久しぶりだね、暁君が連れてきてくれたのかい?」

「お久しぶりです、先生、暁君のおかげでまた学校に来ることが出来ました、これからもよろしくお願いします」あかりさんとずん子さんが頭を下げる

 

「いいんだよ、頭を下げる必要はないさ、君たちを守ってあげることが出来なかった私のせいなんだから、暁君、本当にありがとう」

 

「俺も友達を助けただけですから先生も気にしなくていいんですよ」

 

その後授業も終わりお昼の時間になった

今日も学校は午前中で終わりだったがお弁当なら教室で食べてもいいらしいのでみんなで食べてから帰ることにする

 

「放課後なにするー?」咲夜がみんなに尋ねる

 

「俺は少し用事があってずん子さんの所に行くんだ、みんなは先に帰っても大丈夫だけど」

 

「そっかー私は特に用事ないけど街の雰囲気とか知りたいしゆかりちゃん達に街の案内してもらいたいなー」

 

「そうですね、まだ街に来て間もないですから私達で良ければ付き合いますね」

 

「本当!?ありがとうー!じゃあ放課後は街の探検だー!」

咲夜はみんなと街に、俺はずん子さんの家に行くことにした

そこでまた新たな出会いがあった。




後書きです。
内容が端折られすぎだと思いつつ、描写を描きすぎてもダラダラになりそうだったので端折りました
キャラのセリフが3人を超えると書き分けや表現の仕方が難しくなるので会話は3人くらいを目安に書いていくことにします
後書きまで読んでいただきありがとうございました
何かあればコメントでご指摘頂けたら幸いです。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第14話 外に出なくなった女の子

前書きです。
落ち着いた時間があまり作れなくて中々書けなかったです
これからの事は活動報告に書いておきますね。


放課後、みんなと別れて今、ずん子さんの家に向かっている

姉と妹がいるらしく、姉は霊能力を持っていて霊能力を仕事に使って日々の生活費を稼ぎつつ時々3人で農業もしているらしい

 

「霊能力があるのって凄いですね!しかも仕事に活かしてるのはびっくりします」感心しながらずん子さんと話している

「この話をして感心しながら驚くのは響夜さんが初めてです。普通の人はあまりいい顔をしませんから…でも響夜さんなら姉様とすぐに打ち解けると思います。」

「そう言えば妹さんが外に出なくなったと聞いてますけど、仕事の内容に関係が?」

 

「いえ…そういう訳じゃないですけど、周りの人の目や態度が怖くなって学校に行きたくないと言い出したのがきっかけでした。それまでは友達と仲良く学校に行っていたんですけど…」ずん子さんの表情が曇る

 

「とりあえず妹さんに尋ねてみますね、妹さんの趣味とか好きな食べ物とかあれば聞かせてほしいです。」

 

「そうですね、名前は、きりたんと言います好きな食べ物はスナック菓子とかハンバーグとかですね、最近はよくゲームをしていて、ドラゴンハント?みたいな名前のゲームを良くしてるみたいです。」

 

「なるほど、ドラゴンハントは俺も咲夜も遊んでますから、話し相手にはなれるかも知れません、ハンバーグが好きなら今日材料買って作りに行きましょう、ご飯食べながら話せるようにきっかけ作りしますね」

 

「ありがとうございます、私もお手伝いしますね、ひとまずスーパーが近くにあるので買って帰りましょう」

 

「そうですね、ハンバーグと付け合せと、あとは簡単に作れるお菓子の材料も買って行きましょう」

 

ずん子さんとスーパーで買い物をすませる。

スーパーから10分程度歩いてずん子さんの家に到着した

 

「ただいまー響夜さんも上がって下さい」

「おじゃまします。」

 

「じゃあ、きりたんを呼んできますね、少し待っていてください。」

「分かりました」通された居間で買ってきた荷物を整理する

 

「きりたん、私のお友達が遊びに来てくれたの、一緒にお菓子でも食べない?」

 

「おかえりなさい、ずん姉様、今ゲームしていますので終わり次第挨拶に行きます。」

 

「わかったわ、お茶の準備をしておくわね」

 

きりたんと呼ばれた少女はゲームをしている

いつも一緒に遊んでいるフレンドのログインを待っていたが今日はまだログインしてこないようだ

 

「ふぅ、クエストも一段落しましたし、姉様の所に顔を出しますか、キョウヤさんもサクヤさんも今日はまだログインしてないみたいですし」

 

居間から声が聞こえてくる、ずん姉様の友達はどうやら男性みたいだ、姉様の彼氏かな?顔や性格次第では会いたくないので少し様子を見てから入ろう、居間のドアの近くで聞き耳をたてる

「そう言えば、響夜さんもドラゴンハントというゲームやってるんですよね?私にも教えてくれませんか?」

「いいですよ、ちょうど今携帯機持ってますから遊んでみます?」俺はカバンからゲームを取り出す

 

「わぁ、最近のテレビゲームって持ち運びもできるようになってるんですね」ずん子さんはびっくりしている

 

「そうですね、家にいる時はテレビに繋いでテレビで遊べるし、携帯モードなら外出先でも遊べますからね、便利になりましたよ」

 

むむむ、中々いい雰囲気ですね、ゲームとか好きなら多少は話を合わせることが出来そうですし、何より朝からゲームしっぱなしでご飯食べ損ねたからお腹が空きました…お菓子だけでも頂きにいきます。意を決して扉を開く

 

「こんにちは、ずん姉様の妹の、東北きりたんです。」

 

「こんにちは、暁 響夜といいます、話は少しだけ聞いています、よろしくお願いします、きりたんさん」

 

私みたいな子どもにも敬語…中々礼儀正しい方ですね

 

「とりあえず一緒にお菓子でも食べましょう?スナック菓子が好きと聞いて結構な量を買ってしまったんだ、あはは」笑いながらきりたんに声をかける

 

「しょうがないですね、一緒に食べてあげましょう!私に感謝してくださいね」ドヤ顔できりたんが言う

 

「コラ!きりたん、ありがとうが先でしょ!」ずん子さんが注意をする

 

「いいんですよ、ずん子さん、元気があるのはいいことなんですから」

 

「ありがとうございます、響夜さん、ではいただきます」

きりたんはお菓子をパクパク食べている、お腹空いてたのかな

 

「そう言えばゲームはどう進めたらいいんですか?」ずん子さんが尋ねる

 

「そうでしたね、ドラゴンハントは初心者の人でも触りやすいようにチュートリアルが充実してますから、このチュートリアルモードっていうのをまず進めていきましょう、操作方法とかしっかりゲームが教えてくれますよ」

 

「分かりました、初めてですけどやってみますね」

ずん子さんがチュートリアルを進めている間にきりたんに声をかける

 

「そういえばきりたんさんもドラゴンハント遊んでるんですよね?どのくらい遊んでいるんですか?」

 

「さん付けは何か落ち着かないのでタメ口で大丈夫です、そもそも私の方が年下ですからね、そうですね、1年前位から初めています、今はフレンドさんと遊んでることが多いですね。」

 

「ありがとう、それじゃあみんなと同じように話させてもらうね、フレンドと遊ぶのは楽しいよね、俺も咲夜っていう家族と2人だけで遊んでたんだけど最近よくこのくらいの時間から一緒に遊んでるフレンドがいてね、その人と3人でゆっくり遊ぶのが楽しいんだ」

 

「ん?響夜さんと咲夜さん?もしかして…」

「どうしたのきりたん?」

「響夜さんと咲夜さん?のドラゴンハントでのジョブ、世界にふたりしか居ないマルチウェポンっていうジョブだったりします?」

「え?よく知ってるねどうして分かったの?」

「そのよく遊ぶフレンドの名前、きりたんぽって名前じゃないですか?」

「そうそう!凄いね!というよりそこまで分かるってことは、もしかして、きりたんぽさんって、きりたん?」

「そうです!凄い偶然でしたけど、会えて嬉しいです!響夜さん!」きりたんがはしゃいでいる

 

「凄いね!こんな偶然あるんだ!ははは!」思わず俺も笑ってしまう

「じゃあじゃあ!以前話してた喫茶店の経営もホントの話なんですか!?ホントならハンバーグ期待してもいいんですね!?」

「そうだよ、喫茶店のマスターやってるのもホントだし、ハンバーグもご馳走するよ」

「やったー!嬉しいです、最近ホントにいいことなくて辛かったので素直に嬉しいです!ずん姉様ホントにありがとうございます!」

 

そのころずん子さんはゲームのチュートリアルに没頭していた

「あはは、ずん姉様は1回集中するとしばらくあんな感じなので今のうちにご飯の準備をしませんか?」きりたんが提案する

「よし、じゃあ作ろうか台所に案内して貰えたら助かるよ」

「任せてください、こっちです」

 

台所に向かう

「きりたんぽさんとこんな縁で出会うとは、やっぱり人生って不思議だね」

「そうですね、私のことはきりたんと呼んで貰えたら大丈夫ですよ、実際名前をもじって使ってたハンネでしたし」

「そっか、じゃあこれからはきりたんって呼ばせてもらうね」

「はい!改めてよろしくお願いします」

 

「ここが台所です。一通りの調理器具はありますので足りない物あれば教えてください、用意します」

 

「ありがとう、きりたん、せっかくだし一緒に作るかい?」

「私、料理とかした事ないのですが…」

「大丈夫、ハンバーグなら材料切って混ぜて焼くだけだから!混ぜるとこ一緒にやってみよう?」

「分かりました、ちゃんと教えてくださいね?」

「任せて!さぁハンバーグ作りましょう」

 

材料はシンプルにひき肉と玉ねぎかな

付け合せにじゃがいも人参ブロッコリーで

 

まずは玉ねぎをみじん切りにして、ボールにひき肉と玉ねぎ塩ひとつまみと卵を入れて混ぜます

粘りが出てきたら成型して焼く

付け合せの野菜は横で茹でて添えるだけ

ソースはシンプルにケチャップとウスターソースあとは肉汁でサッと作る

 

「ね?簡単でしょ?」

「確かに、私にも出来そうです」

「よしその意気だー!つくるぞー!」

「おー」

 

きりたんと話しながらハンバーグを作った

最初はぎこちない手つきだったが後輩は慣れたようで綺麗にハンバーグの形を成型出来ていた流石だ

 

晩御飯の支度も出来たし運ぶことにした

「ところでご飯はどこで食べてるの?」

「さっきの居間で普段食べてますから今日もそこで食べましょう」

「じゃあ準備をしようか、1度居間でずん子さんに声をかけてくるね」

「分かりました、お皿とか用意しておきます」

響夜さんは居間に向かっていった

「それにしても、とても仲良くしてもらったフレンドさんとリアルでお近づきになれるとは…学校行きたくない理由も相談しようかな…」考えていたら響夜さんが帰ってきた

 

「お待たせ!さぁ一緒に運んでご飯にしよう!」

「はい!お手伝いしますね!」

今は早くみんなとご飯が食べたい!そんな気持ちになったのも久しぶりだ、今日なら学校に行けない理由も姉様達に相談出来るかもしれない、きりたんはそう思いながら居間にご飯をもっていくのでした。




後書きです。
次回はもう少し東北家の話を書いてから
咲夜sideの描写をするか、まだしばらく響夜視点で色々な話を書くか悩んでいます。20話位で1度完結させて
外伝で各キャラにスポット当てて書くことも考えています。その辺の話はまた追追と活動報告にあげますね
後書きまで読んでいただきありがとうございました。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第15話 外に出られない理由とこれから

前書きです。
書きたいことを文章にしていきます


ずん子さんの家で晩御飯を一緒に食べた後きりたんが話したい事があるというから、ずん子さんと2人で聞く事にする

 

「響夜さん、ずん姉様に私が外に出られなくなった理由を相談させてください。」少し泣きそうな表情できりたんが話を切り出す

 

「ゆっくりで大丈夫だよ、落ち着いて話してね」

 

「最初は普通に学校に行けていたんですけど、友人達と話していると話が合わない時や趣味が合わない時が沢山あって、ある時周りの人に無視されることが多くなって私から話しかけても誰も反応してくれなくなって、それがしばらく続いて気付いたら外に出られなくなっていました。それでもドラゴンハントで響夜さん達に知り合って相談するようになってからは多少ですが外に出られるようになっては来ましたけどやっぱり学校に行くのは怖いです。」そこまで言うときりたんは泣いてしまう

 

「そっか、それは辛かったね俺も周りから無視されたり目の敵にされることは沢山あったし学校にちゃんと行けていたのは咲夜や爺さんがいたからなんだよね、解決策って訳じゃないけど、俺たちと同じ学級に編入出来るか聞いてみるかい?」

 

「そんなことも出来るんですか?出来るならきりたんと一緒に学校行けますから私も嬉しいですけど…」ずん子さんが答える

 

「とりあえず提案で聞いてみて、通れば学校行けるようになるだろうし、無理なら他の解決策をみんなで話して考えて行けばいいと思うよ。だから泣かないできりたん、前は一人で辛かったと思うけど今は手を貸してくれる友人や家族もいるんだから、辛くなったら周りを頼っていけばいいんだよ」

 

「そう…ですね。ずん姉様やイタコ姉様、今なら響夜さんもいてくれますからね、辛くなった時は遠慮なく頼らせて貰います。えへへ」きりたんも笑顔になってくれてよかった

 

「笑顔になった所でデザートでも食べようか、バニラアイスにずんだのソースを合わせてみたデザートを作ったんだ、美味しかったらお店のメニューに入れようと思っていてね試作品を作ってみたんだよ、ずんだソースはずん子さん直伝だからきっと美味しいよ」

 

「そうですね、一通り泣いて胸の中に溜めていた辛い気持ちを吐き出したら楽になりました。デザートのアイスをいただいてからまたゲームしながら響夜さんの報告を待ちますね」

 

「そうそう、女の子は笑顔が1番だよ、咲夜はいつも笑顔だから会ってみたらビックリすると思うよ」

 

「咲夜さんに会うのも楽しみです。いつもゲーム内でも笑顔を貰っていますからね、ずん姉様も始めるみたいですからみんなとゲーム出来るの楽しみにしてます」

 

きりたんも笑顔になってよく笑いながら一緒にデザートを食べた、ずんだアイスは中々に好評だったから咲夜達にも食べてもらって好評ならデザートメニューに入れようと思う

 

「ひとまずきりたんも笑顔になったし、悩みは解決出来たかな?ずん子さん」

 

「はい、響夜さんにお願いして正解でした、ゲームできりたんと顔は知らないにしても友達だったのも運がよかったんだと思います、ありがとうございました!お礼に私も喫茶店のお手伝いをさせてください、給料はいらないので」

 

「ありがとうずん子さん、手伝って貰えるならちゃんと給料も出すし、なんならきりたんも一緒に手伝って貰っても大丈夫だけど、きりたんも外に出る練習だと思ってずん子さんとたまにでいいから一緒に来ないかい?」

 

「ありがとうございます、練習だと思ってたまにならお手伝いに行きますね」

 

「よし!話もいい感じにまとまってご飯も食べたしそろそろお暇するね、編入とかの話はまた連絡するよ、1週間くらいは掛かると思うから気楽にまっててね」

 

「そろそろいい時間ですね、玄関までお見送りしますよ」ずん子さん達と玄関に向かう

 

「響夜さん、今日は本当にありがとうございました、ドラゴンハントの遊べるゲーム機本当に貰ってもいいんですか?」

 

「大丈夫だよ、俺の中古で悪いけどちゃんと動くし、きりたんや俺達とも一緒にゲーム出来るからね、分からない事あればまたきりたんか俺に連絡くれたら答えるからね、ゲームでも会えるの楽しみにしておくね、今日はご馳走さまでした、また学校で!」

 

「はい!また明日学校で!」

「今度は喫茶店まで行って色んな種類の料理とか注文しますね!楽しみにしています!」

 

「了解!ずん子さんもきりたんもまた一緒に遊んだり話そうね!おやすみ!ありがとう!」

 

そう言ってずん子さんの家を後にした喫茶店の料理の仕込みとかあるし色々買って帰るか、材料を考えながら家に帰ることにした。




後書きです。
きりたんも登場出来ました、あとはウナちゃんも登場させたい所…
ささらさんとか登場させたかったけどちょっと厳しいかもなんで外伝に登場出来そうなキャラクターと設定を書いて少し外伝を更新しますね
後書きまで読んでいただきありがとうございました
なにかあればコメントなどで指摘頂けたら嬉しいです


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第16話 お店で待っていた人

前書きです。
寒暖差が酷いですね、私は体調を崩しました
皆さんは大丈夫ですか?
眠れないので気分転換に1話書いてみようと思いました。


「明日のみんなの分の弁当の材料も買ったし、お土産でも簡単に買って帰ろうかな」考えながら買い物を済ませて帰路につく

 

「ただいまー、まぁみんな家にいるだろうけど」独り言を呟きながら店に入る

 

「あっ!おかえりなさい響夜さん!少し遅かったから心配しましたよ」ゆかりさんが出迎えてくれた

 

「あれ?ゆかりさん?咲夜と先に家でご飯食べて寝る準備してるものだと思っていたよ」

 

「咲夜さんは、マキさん達とドラゴンハントっていうゲームで遊んでいますよ、晩ご飯は咲夜さん達と作って食べてお風呂も済んだところでした、帰りが遅い時はお店に1度帰ってくるからと咲夜さんから聞きましたから、お店で待たせてもらってました。」

 

「ゆかりさんありがとう、春先とはいえまだ肌寒いだろうからお店の暖房つけててもよかったのに…今暖かい飲み物淹れるから一緒に飲もうか」

 

「はい、ご馳走になります。実は少し寒かったんですよね、あはは…」

 

「風邪引くかもしれないからこれ羽織って、待っててね」着ていたコートをゆかりさんに羽織ってもらう

 

「わっ!大丈夫ですよ、それにコート脱いだら響夜さんの体が冷えちゃいます」顔を赤くしながら断ろうとする

 

「大丈夫大丈夫、さっきまで歩いてたから体は暖かいからね、あ!もしかして汗臭かったりする?それなら椅子にでもかけておいてくれたらいいよ」

 

「いえ!臭くないですよ!洗剤のいい匂いがします」スンスンとつい匂いを嗅いでしまう

 

「ゆかりさん…流石に少し恥ずかしいから匂いを嗅ぐのは…」

 

「はっ!ごめんなさい!」顔が真っ赤だ

 

「とりあえずココアを淹れるね、そういえばゆかりさんは咲夜達とドラゴンハントで遊ばないの?」

 

「ゲーム機は今日、咲夜さん達と買いに行ったのですけど、私ゲームがあまり得意じゃなくてマキさん達はサクサク進めていましたけど…中々ついて行けなくて…少し居ずらくなってお店に逃げてきちゃいました、あははー…」表情が暗くなる

 

「んー、チュートリアルも充実してるけどやっぱ最初は難しいよね、じゃあ俺がゆっくり教えるから一緒に遊ばない?携帯モードでカウンターに置いてあるみたいだし」

 

「いいんですか?私本当に容量悪くて何度も聞き返すかもしれませんよ?」

 

「いいのいいの最初は皆そんな感じだからね、ゆっくり遊んで無理なら辞めたらいいのさ、ゲームってそういうものなんだから」

 

ゆかりさんとゲームをしたり一緒に明日の仕込みをした。

 

「っと、もうこんな時間か明日も学校だしそろそろ寝る準備しようか、ゆかりさんはお風呂とか全部済んでるんだよね」

 

「はい、全部終わってますから後は歯磨きして寝るだけですから、先に家に戻ります、響夜さんありがとうございました、また明日もゲーム教えてくださいね!おやすみなさい」ゆかりさんは頭を下げて家に戻って行った

 

「帰る前に少し聞いてみるか」電話を鳴らす

 

「もしもし?どうしたんだいこんな時間に」ケイさんが応じる

 

「こんばんは、俺達のクラスに編入させて欲しい子がいるんだけど、高校に小学生が編入するのって厳しいですかね?イジメや周りと上手く馴染めなくて不登校になってしまった子がいるんですけど…」

 

「響夜君は優しいねぇ、少し聞いてみるよ、君たちのクラスは特別だから多少の無理は聞くと思うよ、そうだねぇ3日ほど時間を貰うね、進展あればまた連絡するからゆっくり待っているといいよ、じゃあまたね」

「ありがとうございます、ゆっくり待つようにその子にも伝えておきます、おやすみなさい」ケイさんとの通話が終わる

 

「ふー、とりあえずいい方に進んだかな、明日またきりたんに連絡しよう、俺も風呂入って寝ようかな」時計は午前1時を差していた。




後書きです。
ゆかりさん可愛いもっとゆかりさんとの描写増やしたい
とりあえず本編を20か25で完結させて
続編で皆とのルート書いてみたいそんなことを思う今日この頃でした
後書きまで読んでいただきありがとうございました。
何かあればコメントなどで指摘頂けたら嬉しいです。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第17話 少しの昔話と次の日のお話

前書きです。
寒暖差が激しく鼻炎も発症して散々な休日and仕事でした


時間は午前1時過ぎ

「お風呂も終わったし寝る準備するか」寝室に向かう

向かう途中で部屋の前に誰かいるみたいだ

「俺に用事?」声をかける

「あ…響夜…」部屋の前にいたのは咲夜だった

 

「どうしたの?この時間に起きてるってことは、また悪夢をみたの?」

「うん…最近は落ち着いていたんだけど久しぶりにうなされちゃって…皆を起こすのも悪いから少し気分転換で歩いてたの」

 

「そっか、部屋の前だと体も冷えるし広間にでも行って少し話そう、飲み物でも淹れるよ」そう言って広間に移動する

 

「とりあえずココアを淹れたよ、甘くしてあるから気分は落ち着くと思うよ」

「うん、ありがとう。」

「最近は色々なこともあったけど、それも落ち着いて来たから仕方ないよ」

「響夜は落ち着いてるね、やっぱり皆のおかげかな?」

少し寂しそうに咲夜が聞いてくる

 

「そう見える?なら皆や咲夜のおかげだよ、俺も相変わらず夜はそんなに眠れてないしよくうなされてはいるけど、皆といる時間が楽しくてね、前よりは苦痛じゃ無くなっただけさ」

 

「そっか響夜もまだ思い出しちゃうんだね…ねぇ今日は少し甘えてもいい?」

「うん、いいよ眠れない時はいつもだったね」俺は笑顔で答える

 

2人の会話を部屋の隅でゆかりさんが聞いている

(え、甘えるってなんですか?昔はいつもってなんですか?そしてなぜ私は隠れてしまったのですか!)内心で独り言をひたすらに唱えている

 

「俺はまだ寝ないから咲夜は落ち着くまで休むといいよ、ほらおいで」

「うん、少しだけ寝るね」響夜の膝枕に頭を預けて眠りにはいる

「昔から落ち着かない時は爺さんか俺の近くか膝を枕に寝ることあったもんな、今はゆっくり休んでまた明日から笑顔を見せてね」眠る咲夜の頭を撫でる

 

(ホッ…甘えるって膝枕なんですね、って!なんでホッとしてるんです私!何かいけないことを想像してしまった私が恥ずかしい!)ゆかりさんは顔を真っ赤にして首を横に振る

 

「こんばんは、さっきから部屋の隅で覗いているのはどちら様?」部屋の隅にいる人に声をかける

 

「こ、こんばんは…見かけたのですが声をかけるタイミングを逃してしまって…つい…ごめんなさい」ゆかりさんは顔を真っ赤にしながら謝罪をする

 

「大丈夫だよ、ゆかりさんも飲み物を飲む?ポットにお茶が入っているからコップあれば飲めるし、少しお話でもしない?」

「はい、いただきます。」

 

「咲夜さん、ぐっすり眠ってますけど昔はもっとうなされてたりしたんですか?」

「そうだね、俺や咲夜の昔話は聞いていて気持ちいいものじゃないけど聞きたい?」

「響夜さんが話したくないのなら無理には聞かないです、また話したい気持ちになった時に私やマキさん達に話してもらえたらそれでいいです。」

「ゆかりさんは優しいね、ありがとう、また俺自身が辛くてどうしようも無くなった時に皆を頼る事にするよ」

「それにしても咲夜さん本当にぐっすりですね私も膝枕してもらおうかしら、なんて言ってみたりして」

「ゆかりさんも膝枕してあげようか?胡座で右側は咲夜が使ってるけど左なら空いてるよ」

「へっ!?いえいえ!だ、大丈夫です!」真っ赤な顔を横にブンブン振っている

「そっか、もし辛かったりしたら遠慮なく言ってね、俺に出来る手助けならいつでもするからさ」

「あ、ありがとうございます。そろそろ私も寝ますねまた今日も学校でもお話しましょう!おやすみなさい」

「うん、おやすみなさい、ゆかりさん」

「はい、響夜さんもおやすみなさい」

ゆかりさんは部屋に帰っていく

 

「ん…おはよう響夜…」咲夜が目を覚ます

「ああ、おはよう咲夜、少しは楽になったかい?」

「ありがとう…誰かと話してた?」

「ゆかりさんと少しだけね」

「そっかゆかりちゃん起こしちゃったかな…また謝っておこう」

「とりあえず今日は眠れそうかい?」

「うん、ありがとう、また辛い時はお願いするね、部屋に戻って寝るよ、おやすみ響夜…」

「ああ、おやすみ咲夜」それぞれ部屋に戻って眠りにつく

 

次の日

皆で学校に投稿した、咲夜はあの後ちゃんと眠れたようでまたいつもの笑顔で皆と話している

学校に着いてタカハシ先生に呼ばれる

「おはよう、暁君、いま時間大丈夫かい?」

「先生、おはようございます、大丈夫ですよどうかしましたか?」

「理事長が暁君に用事があるらしく理事長室まで来て欲しいとの事でね、一緒に来て欲しい」

「分かりました、着いていきます」

先生に着いて理事長室まで一緒に行くことにした

 

コンコン 「どうぞ」 「失礼します」

ドアを開けて理事長室にはいる

「よく来てくれましたね、暁 響夜君。初めまして私はここ桜乃高校の理事長の桜乃そらといいます。」

「初めまして、暁 響夜です。」(理事長というがすごく若い…ゆかりさん達より少しお姉さんみたいだ…)

「暁君、女性の年齢は探らない方がいいですよ」

ッ!「心が読まれた!?」「顔に出ていましたよ」

「失礼しました、理事長という割にはすごく若く見えてつい…」「あらあら、ありがとう、この見た目は呪いみたいなものよ、貴方のお爺さん、夏夜さんも知っていますからね」

「爺さんと知り合いなんですね、それなら少し納得しました」

「貴方のお爺さんも中々規格外な方でしたからね、ここへの編入もお爺さんからの頼みでしたからね」

「今日、私がここに呼ばれた理由をお伺いしてもいいですか?」

「そうね、今日来てもらったのは貴方のクラスメイトの事でお話したくて来てもらったの、タカハシ先生は暁君の教室で授業をお願いします、暁君は1時間程お借りしますね」

「分かりました、教室に戻りますね、それじゃあ暁君また後でね」 先生は教室に帰っていく

 

「立ちながらお話するのも疲れるから、そこに座って」理事長はソファに座るように促してくれる

「では。お言葉に甘えて失礼します」ソファに腰掛ける

「話が少し長くなるかも知れないからゆっくりお話しましょう。」

 

理事長と話をすることになった、ちゃんと話せるかな…




後書きです。
とりあえず話をする少し前まで書いてみました。
続きはまた近いうちに書きます。
結末までのざっくりとしたスジは出来てますので、更新の時間が取れる度に書いていこうと思います。
後書きまで読んでいただきありがとうございました
何かあればコメントなどでご指摘頂けたら嬉しいです。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第18話 理事長からのお礼と依頼

前書きです。
寝るまでに時間もあるし、VOICEROIDの実況見てたら何か書きたくなったので書いていきます。



前回、理事長室にて話を始めた所から

 

理事長室でソファに腰掛けると理事長から話をされる

「暁君は転入してから数日でクラスや学校の雰囲気を変えてくれました、まずはその事についてお礼を言わせてもらうわね。ゆかりちゃん達を助けてくれてありがとう。」理事長は頭を下げながらお礼を言う

「理事長、頭を上げてください。俺は、俺に出来ることをしただけですし、なによりゆかりさん達が助けてほしいと言ってくれたから行動出来ただけです。それに最終的には俺より頼りになる大人の人が助けてくれたからですよ。」

「そうね、それでも暁君が行動をしてくれたからの結果だと思うわ、やっぱり夏夜さんのお孫さんね、夏夜さんソックリだわ」理事長は少し寂しそうな顔をする

「あはは、まぁ爺さんに沢山の事を教えて貰いましたからね似るのは当然かと」笑いながら答える

 

「お礼の話はこれでおしまい。続いて報告しておきたいこともあって理事長室まで来てもらったの、報告しておきたいことっていうのは、暁君、貴方は友人の為に行動しているわよね?理事長の私に相談が1つ届いているの」

「それは、やっぱり俺関係のことですか?」

「そうね、内容は東北きりたんという子を桜乃高校に編入させて欲しいという内容よ」

きりたんの編入の話はケイさんにしていた内容だ、時間が必要って言っていたのは理事長に連絡していたからか。

 

「昔仕事をしていた知人から連絡を受けた時にはびっくりしたわ、まさか高校に小学生を編入させて欲しいだなんて」

「やっぱり…難しいですかね?きりたんも色々な事情があって外に出ることが出来ない友人なんです、俺に出来ることがあるならできる範囲で行動します。編入させて頂くことは可能でしょうか?お願いします!」俺は頭を下げながらお願いする。

 

「そうね、今すぐには返事も出来ないし決めることが出来ないの、ただ暁君に少しお願いしたいこともあったからここに来てもらったの、今からだす依頼をしっかりこなしてくれたなら編入の件前向きに検討した上で世間を納得させてちゃんと編入させてもらうわね」

「ッ!ありがとうございます!」もう一度頭を下げる

「じゃあ、依頼の説明をするわね、2つあって1つは教員である京町セイカをもう一度学校に連れ戻して欲しいの、あの子色々と考え込んでしまって誰にも相談しないまま学校に来なくなってしまったの、タカハシ先生1人だと負担も沢山あってね…」理事長は俯きながら話をする、やはり教員が少ないと仕事量も多いのか

 

 

「2つ目は今アイドルをやっている音街ウナちゃんって知ってる?あの子も仕事と学生両方を頑張っていたんだけど頑張りすぎたのか何か辛いことがあったのか、学校に行けなくなったと連絡が届いたの、音街さんの連絡先を教えておくからコンタクトをとって学校に行けなくなった理由を聞いてきて欲しいの、可能であれば音街さんも東北きりたんさんと一緒にこの学校に迎え入れてあげたいと考えているの」

 

「分かりました、俺はまだ2人とも面識はないですけど依頼を完了すればきりたんが編入出来るのならば精一杯出来ることをします。」

 

「ありがとう、暁君やっぱり君は夏夜さんによく似てとてもいい人ね、これがセイカと音街さんの連絡先よ、いい報告を期待しておくわ、それと私の事はこれから理事長じゃなくて、そらさんと呼んで欲しいかな」

 

「分かりました、そらさん!連絡先ありがとうございます、今日の放課後から色々動いてみます!また何かあれば連絡しますね!」

「話と依頼はこれでおしまい、それじゃ暁君、期待してるわ」

 

「ありがとうございました!また連絡します」俺は部屋を後にする

 

響夜が居なくなった部屋で1人理事長は考える

「夏夜、貴方がいたなら私もまだ…」泣きそうな声で独り言を呟く理事長がいた。




後書きです。
次回はセイカさんかウナちゃん登場
セイカさんをどういう雰囲気で説得するか悩み中
構想がまとまった方を登場させますね
後書きまで読んでいただきありがとうございました。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第19話 アイドルだった女の子と友達だった女の子の話

前書きです。
とりあえず休みが出来たので1話書いておこうと思いました
天気の変化がキツくて体調不良気味です。皆さんはどうでしょうか、ゴールデンウィークなのでお休みの人はのんびり過ごすのが吉かもしれませんね。



理事長からの依頼の話も終わって教室に戻る

皆がなぜ呼ばれたのか聞きに詰め寄ってくる

「響夜君、なんで呼ばれたん?なんか悪いことでもしたんか?」「もしかして私達のことでなにかあったんですか?」茜さんは少しからかい気味で葵さんは心配そうに聞いてくる

 

「特に悪い話はなかったよ、少しボランティアを頼まれてね」簡単に理事長にお願いされた内容を皆に話して共有する

 

「そうですか、きりたんを編入してもらう条件なんですね、私に出来ることあれば相談してください!最大限の協力をします!」「ずんちゃん、張り切ってるねー私も手伝えることあるなら手伝うから気楽に相談してねー」ずん子さんは凄く張り切ってる、マキさんは気楽な雰囲気で笑っている

 

「とりあえず連絡先は貰ってるから今日から少しづつ連絡していこうと思う、何かあれば皆に相談するね」

皆と会話を終えて授業に戻る

 

学校も終わり帰路につく

「俺は今日、店開きながらセイカさんや音街さんに連絡取ろうと思うけど皆はどうする?」

 

「授業で疲れちゃったし一旦家に帰ってから考えるー」咲夜は珍しく疲れている、やはり昨日しっかり眠れていないみたいだ

「私達は少し買い物したいので終わり次第お店に顔を出しますね」ゆかりさん達は買い物してから合流するらしい

 

「分かった、じゃあ咲夜連れて一緒に帰るね、また何かあれば連絡ちょうだい」咲夜を連れて皆と別れた

 

家に帰り咲夜を部屋まで送ったあと店を開く

程なくしてお客さんが2人来店する

「いらっしゃいませ、こんにちは、いつもありがとうございます、今日は何にしますか?」1人は最近よく来店してくれるお姉さんだ、夕方から夜にかけてお店を開くとよく来てくれる、いつもコーヒーと何かデザートを注文してくれる人だ

 

もう1人は

「いらっしゃいませ、きりたん、今日は手伝い?それともご飯かな?」きりたんも最近はよく遊びに来てくれる

「こんにちは、響夜さん今日は少しお話とおやつ食べに来ました」

「俺も少し話したいことあったしちょうどいいタイミングだったかな、とりあえずココアでいいかな?」

「はい、ミルクと砂糖多めでお願いします!」

「あはは、了解」

 

甘めに作ったココアをきりたんの前に置く

 

「マスター、私はブレンドとショートケーキお願いしていい?」

「かしこまりました、今用意しますね」常連のお姉さんはシンプルにケーキセットを注文する

「はい、お待たせ致しました、ブレンドとショートケーキです」お姉さんの前に置く

「ありがとう、マスター」

 

「そう言えば響夜さん、私に話とはなんでしょう?」

「きりたんの編入の話なんだけどね、依頼を完了出来たら編入させて貰えるみたいだよ」

「本当ですか!?それで依頼というのは?」

「きりたんと同じ学校に音街ウナさんって女の子いなかった?音街さんも一緒に編入させたいらしくてきりたんと一緒にうちの学校来ないか説得して欲しいって言われたんだ」

 

「音街…ですか…」きりたんの表情が曇る

「どうしたの?きりたん、もしかして仲があまり良くないとか?」

「いえ…そうではなく…音街は最後まで私と友達でいようとしてくれたいい子です。でも私は友達を置いて逃げてしまったんです…その私がまた音街に会っていいのか分からなくて…」きりたんは少し泣きそうになる

「そっか、でも大事な友達なら今からでも仲直りは出来ると思うよ?音街さん、アイドルも辞めちゃったみたいだし」

「え?…音街がアイドルを辞めたんですか?」

「うん、理事長が言うにはある時期を境に活動が減って最近辞めるってテレビで発表されたみたいだよ」

「そんな…私がちゃんと説明しなかったから?」

「きりたん、グルグル考えてると辛いだけだから少し休憩しようか、とりあえず甘いもの食べて一旦落ち着こう。ほらケーキ食べて」きりたんの前にショートケーキを置く

「はい、ありがとうございます」

「また5分後に話を再開しよっか、過去は変えられないけど未来なら変えられるからね」

 

少し休憩していると常連のお姉さんから声をかけられる

「マスターって人とお話するのとっても上手ですね、私も前の仕事は人と話をするのが多かったけど上手くいかなくてね…その時にマスターと知り合えていたらなんて考えちゃいました。」

「今は何か仕事とかしていないんですか?」

「そうですね、前の職場の同僚はいつでも復職してくれていいと言ってはくれていますけど私自身が人と関わるのが怖くてね…」

「お姉さんの同僚の人はきっといい人なんですね、私の担任の先生もとてもいい人で生徒のことを真剣に悩んで考えてくれる人ですからね、お姉さんも1度同僚の人と話し合うのもいいかもしれないですよ?」

「そうね…いつまでも考えているだけじゃ解決にならないものね、近いうちに話してみるわ、そろそろ帰るわねお会計お願いします。」

「はい、お会計はコチラの金額です、あと勇気を後押しするケーキセットつけますからケーキ食べてお話してみてくださいね」6種類の小さいケーキの入った箱を渡す

「そんな、悪いですよ」

「お気になさらず、私と友人達で考えたケーキです、ここは1つお試しにどうぞ、また同僚の方に話せた時に感想聞かせてくださいね」笑顔でケーキを渡す

「分かりました。明日連絡して感想伝えに来ますね、マスターありがとうございます」お姉さんは笑顔でお店を後にする。

 

「きりたん、少しは落ち着いたかな?」

「はい、響夜さんのおかげで」

「1つ提案があるのだけど、音街さんに連絡してここに来てもらうことって出来る?お店貸切にして3人で話し合ってみない?」

「…今音街に連絡が着くかどうかは分からないですけど1人で話すよりは気楽かもしれませんね…連絡してみます。」

 

「音街、久しぶりですね。音街が嫌じゃなければ、喫茶店ノワールというお店で少しお話しませんか?嫌なら断ってくれても大丈夫です。」メールで文章を作って音街に送信する

 

しばらくして返事が返ってくる

「とーほく、久しぶりだな、今ちょうどそのお店の近くにいるから今から向かうね、まだその喫茶店閉まらないよな?」響夜さんに伝えて返事を送る

 

「まだ営業時間だから大丈夫だそうです。」

「了解!あと5分くらいで着くからな、まってて」

「分かりました。」

 

「あ、あと5分で音街がここに…心の準備が…」

「ありがとう、きりたん大丈夫。音街さんはきりたんの友達だろ?気楽に待とう」きりたんの頭を撫でる

「あ、ありがとう…ございます…」顔が赤くなる

 

そんな話をしていると店のドアが開く

「いらっしゃいませ、お好きな席にどうぞ」

「こんにちは、ここに友達がいるんですけど」

「貴方が音街さんですね、きりたんから聞いてますあちらのテーブル席にどうぞ」

音街さんを席に案内してから店の入口に本日貸切と看板を置いておく

 

「とーほく、久しぶりだな、最近はちゃんと外に出てるんだな、エラいぞ」

「音街も久しぶりですね。相変わらず元気そうでよかった」

「あまり元気じゃないんだけどな今日は気分転換に散歩してたら連絡がきたから来れただけだ…」少し表情が暗くなる

「いらっしゃいませ、きりたんのお友達と聞いてるから好きな物頼んでいいですよ?」音街さんに声をかける

「すげー!とーほく、店の主人と知り合いなのか!じゃあオレンジジュースとチョコレートパフェください!」

「かしこまりました、今用意しますね」一礼して厨房に向かう

「なあなあ、とーほく、なんで学校来ないんだ?はんこうきか?」

「そういう訳じゃないですけど、回りと上手く話せなくなって、音街とも時間が合わなくて…そういう音街もアイドル辞めたと聞きましたが本当に辞めたのですか?」

 

少しの沈黙の後

「そうだな、アイドルやってて楽しかったこともあったけど、とーほくが学校来なくなって、アイドルの仕事も何か辛いことが増えてきてよく分からなくなったから一旦お休みを貰ったんだ、そのまま辞めるか復帰するかどうかはまだ決めてない…ウナも学校しばらく行ってないんだ」そこまで話したあと響夜さんがパフェを持ってくる

「お待たせしました、オレンジジュースとチョコレートパフェです」

「おー!凄い!めっちゃ豪華なパフェだ!本当にウナが1人で食べていいの?」

「もちろんですよ、おかわりも出来ますのでゆっくりお召し上がりください。はい、きりたんの分もあるからゆっくり食べてね」

「ありがとうございます、音街、私の事はパフェ食べてから話しますね。」

「わかった!じゃあ、いただきます!」

「ん!ジュースも美味しいしパフェも美味しい!これって市販のクリームとか使ってるの?」音街さんが聞いてくる

「いえ、全て手作りで作ってますよ、たまにきりたんも手伝ってくれますからね」

「すげー!とーほく、いつの間にかお菓子も作れるようになってたんだな、これもご主人のおかげかな?」

 

ごふっ!きりたんがジュースを吹き出してむせている

「ゲホッゲホッ…そんなんじゃないです。」苦しいのか恥ずかしいのか分からないが顔が真っ赤だ

「んー?ちがうのか、とーほくがずん姉ちゃんやイタコ姉ちゃん以外と笑いながら話してるのは珍しいから、引きこもりから出してくれたのがご主人かと思ったんだけど」流石きりたんの友達だ、きりたんの事をよく見てるしよく知ってる、他愛もない話をしながら2人がパフェを完食する

 

「ご馳走さまでした!とっても美味しかった!」

「お口にあったなら光栄です、パフェの器下げますね」

響夜さんは厨房に戻っていく

 

 

「音街、最近学校に行っていないと言っていましたが本当ですか?」

「そうだよ、とーほくも居ないし勉強したいこともあまりなくてつい休みがちになってしまう」

「私は、音街が私のことを気にかけてくれていたのに学校から逃げました、そして最近まで音街からも逃げていました、でも響夜さんやずん姉様、咲夜さん達のおかげでまた学校に行けそうになってきました、だから音街に聞いてほしいです。あの日音街から逃げた私ですけど音街とまた学校に行きたいです、だから私と一緒に桜乃高校に編入しませんか?」音街の目を真っ直ぐに見て伝える

「高校に?ウナ達小学生だけど通えるの?」

「今、そのための手続きを響夜さん達がしてくれています、その結果がどうなるか分かりませんが音街さえ良ければまた一緒に学校に行きませんか?」

「とーほくとまた学校行けるなら期待して待ってていいんだね?なら一緒にいこう!これからもよろしくな!とーほく!」

「音街…ありがとうございます、これからもよろしくお願いしますね」

 

きりたんは泣きながら、音街さんは少し照れながらしばらくテーブル席で話をしていた

 

時間も幾らか過ぎて午後7時

「そう言えば音街さんもきりたんもご飯食べた?」

ぐぅー…誰かのお腹の虫がなる

きりたんと音街さんは顔を赤くしている

「おっと失礼俺の腹の虫が鳴いてしまった、ご飯作るから一緒に食べようか」厨房にむかう

「とーほく、ご主人いい人だな、とーほくが好きになるのもわかるよ」「っ!ち、違います!好きとかそういうのではなく…」「にひひっ、ご主人には黙っといてあげるから」「音街っ!…もう…」

 

その後きりたんと音街さんとご飯時だからとお店にきたいつものメンバーでご飯を食べた

あかりさんの食べっぷりに音街さんは絶句していた

 




後書きです。
構想の段階だともう少し暗かったんですが
今のご時世暗い話ばかりだとテンションも下がりますからね、明るい雰囲気で話を繋げる事が出来たらいいなと思いました。
後書きまで読んでいただきありがとうございました。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第20話 自分のやりたいこと帰りたい場所

前書きです。
休みが出来たので1話なら書けそうでしたので
書いて上げておきます
仕事中は沢山アイデア出るのに帰宅したら屍になるバグなんとかならないかなぁ


歓迎会も終わって今日は音街さんは泊まって帰ることになった、とりあえず音街さんと日用品の買い物に来ている

「ご主人、無理についてこなくてもよかったのに」

「いやいや夜も早い時間とはいえ女の子を1人で夜道を歩かせる訳にはいかないからね。」

「ありがとう、ご主人、そういえばご主人は沢山の女の子と、とても仲がいいけど何か下心でもあるの?」音街さんがとんでもない質問を飛ばしてきた

「ぶふっ!ゴホッゴホッ…いきなり凄いこと聞いてきますね…」思わず吹き出してむせてしまう

「少し気になったんだ、なにかやましい気持ちでとーほくに近づいたならウナが助けてあげないと!って思って話してみたけど、ご主人は皆に優しいお父さんみたいだなって感じたよ」

「お父さん…まだ16なんだけど…まぁ嫌われるよりはいいかな、そういえば夕方の話なんだけど音街さんはうちの学校に転入してくれるって考えていいのかな?」

「うん!とーほくと一緒に学校行けるなら嬉しいし、ご主人やご主人の友達もいい人そうだから楽しみだよ!誘ってくれてありがとうね、ご主人!」音街さんは笑顔で答えてくれる

 

「ありがとう!俺も音街さんが話に応じてくれて助かるよ、今度ご飯でもご馳走するね」

「そういえばご主人、ウナのことは苗字でさん付けなのに、とーほくは名前を呼び捨てなんだな?ウナのことも名前でよんでもいいよ」

「すぐには無理かもしれないけど、善処するね」

「ゆっくりでいいよ、ウナもご主人のこと響夜さんって呼ばせてもらうね」

「もちろん、よろしくお願いしますウナちゃん」ウナちゃんに頭を下げながら挨拶をする

「こちらこそよろしくな、響夜さん」

2人で談笑しながら日用品を買って帰路に着いた

 

そのころ

「ふぅ…あの喫茶店のマスターさんに気を使わせちゃったなぁケーキとても美味しかったし…やっぱりもう一度仕事復帰してみよう」意を決して電話をかける

 

「もしもし、タカハシです。」

「も、もしもし、お久しぶりですタカハシ先生、私です。京町セイカです」

「ああ!京町先生、お久しぶりです。この番号にかけて頂いたということは以前のお話、考えてくださったのですね!?」

「はい、あれから色々考えたり行動したりして。少し行きつけのお店が出来たんです、そこのマスターさんがとてもいい人で愚痴や悩み事全部聞いてくれたんです。それで思い出したんです、私がなりたかった先生ってきっとこういう風に生徒の悩み事や辛いことを聞いて受け止めた上で一緒に解決に向かって行ける先生になりたかったんだって、そう思って電話をかけさせて頂きました。」

「うんうん、京町先生が復職を考えてくださってとっても嬉しいです。実は生徒の1人が京町先生に帰ってきて貰えるように行動しているんですよ、明日場を作るので会ってみてくれませんか?とてもいい子なので復職しやすくなるかもしれませんから」

「分かりました、明日学校までうかがいます」

「ありがとうございます、時間は10時に会議室までお願いします、理事長も会いたがっていましたよ」

「分かりました10時に伺います、楽しみにしていますね、では失礼します。」

「はい、ありがとうございました、お休みなさい」

電話を切る

「復職かぁ…ちゃんと出来るかなぁ…もし失敗してもまたやり直せばいいんだよね?頑張れ私」自分を励ましたあと眠りにつく

 

次の日、桜乃高校は自由登校の日があり今日は自由登校日

 

「おはよう、ウナちゃん昨日は眠れたかな?」

「おはよう響夜さん、早いんですね、ウナはまだ眠たいけど…」

「昨日いろいろあったし学校は休んでもう少しゆっくり寝ているといいよ、きりたんもまだ眠ってるみたいだし、学校いかない変わりにメモ書いて置くからメモに書いてあることをきりたんとやっておいてくれたら助かるからお願いするね」

「んー、分かったとーほくが起きたら一緒にやる…」目を擦りながら部屋に戻っていく

 

「さて学校行きますか」

「おはようございます響夜さん」2階から声がかかる

「おはようゆかりさん、今日は自由登校日だけど学校いくの?」

「それは響夜さんもでしょう?せっかくだし2人で登校しませんか?」

「そうだね、皆はドラハンで遊び疲れて寝てるし行こうか」

「ふふっ昨日は皆で笑いながらゲームしてましたからね」

「準備出来たし行こうか」

「はい、行きましょう」

 

ゆかりさんと2人で学校に向かう

 

「自由登校日って登校してもあんまり得がない気がするけど必要あるのかな」ふと疑問におもう

「そうですね、社会人になると自由な時間も減ってしまうから学生のうちはよく遊んでよく学ぶ為だって桜乃高校のパンフレットには書いてありましたね」

「へー、そんな事まで書いてあるんだ」

「学校のルールの取り決めは、夏夜という方が作ったそうですよ」

「俺の爺さんと同じ名前だ…まさかな…」

「おじい様と同名の方なんでしょうか?もしおじい様だったらどうしますか?」

「特にどうもしないかな、爺さんめちゃくちゃ顔広かったから流石としか言えないや、ははっ」

「1度でいいからおじい様にお会いしてみたかったです」

「すぐに仲良くなれたと思うよ、爺さんコミュ力お化けだったからね」

ゆかりさんと談笑しながら学校に到着する。

 

校門の前でタカハシ先生に声をかけられる

「おはよう、暁君、今日の10時に会議室に来て欲しいんだ、会って話しをして欲しい人がいてね」

「おはようございます、タカハシ先生、分かりました10時に会議室ですね」

「先生、私はどうすればいいですか?教室で自習ですか?」

「そうだね、結月さんも一緒に会議室に来て欲しい、今後のクラスのお話もあるからちょうどいいと思うからね」

「分かりました、では10時に響夜さんと伺います。」

「うん。よろしく頼むよ、それじゃあまた後で」先生と別れる

 

「お話とはなんでしょうか?」ゆかりさんが不安そうな顔をする

「多分きりたんの編入のこととかのお話かな?まぁあまり深く考えずに気楽にまとう」

「そうですね、とりあえず教室に行きましょうか」

「そうだね、1時間目はなにをするんだろうな」

そんな事を話しながら教室に向かい時間まで勉強して過ごした

 

午前10会議室にて司会は理事長がするらしい

「おはようございます、今日は自由登校日なのに学校に来て貰って皆ありがとうね。まずは集まってもらった人で自己紹介をお願いね、まずは私から自己紹介するわね桜乃そらです、ここ桜乃高校の理事長を務めています。今日は司会進行役を務めますね、次にタカハシ先生お願いします。」そういうとタカハシ先生が自己紹介を始める

 

「おはようございます、タカハシです、特別学級の担任をしています。今日は私のクラスから2名生徒が参加しています、よろしくお願いします」タカハシ先生が頭を下げる

 

「ありがとう、じゃあ生徒代表で暁君、結月さん自己紹介をお願いね」

 

「はい、暁 響夜です。特別学級に今年4月から編入しました今日は紹介したい人がいるとの事で会議にクラスメイトの結月さんと出席させていただきます、よろしくお願いします。」

「ありがとう暁君、続いて結月さんお願いね」

「は、はい、結月ゆかりです。特別学級に所属しています、今日はよろしくお願いします。」

「ありがとう結月さん、最後に新しい先生を紹介するわね、京町さんよろしくね」理事長が名前を呼んで自己紹介をお願いした人を見る、そこにはとても見覚えのあるお姉さんが凛とした姿で立っていた。




後書きです。
セイカさんの決意表明は次回にします。
仕事の疲労で上手く文章が纏まりそうにありませんでした。
残り5話で1度本編は完結にする予定です。
本編完結後は番外編を更新しながら新しく話を書けたらなぁって考えています。私が読みたい内容を文章として書いているので読む人によっては読みにくいとかあるかも知れません、もしあればコメントでご指摘頂けたら多少なり改善できるようにはします。
後書きまで読んでいただきありがとうございました。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第21話 依頼完了と一時の休息

前書きです。
エンディングに向けて話を進めようとしたら何故か超能力バトルになりそうな脳みそになっていましたのでなんとか日常的な纏め方にしたい作者です。
このシリーズは変に超能力とか出さないように尽力していきたい所存です。


会議室で会議をしていた。

理事長から紹介があった女性はいつもお店に来てくれている常連のお姉さんだったが雰囲気は何か吹っ切れたような凛とした感じだった

 

「初めまして、京町セイカです。以前もこの学校に所属していましたが自身の都合で休職していました。自身の問題も解決したのでこれからは暁君達のクラスの副担任として復職します。これからよろしくお願いします!」

セイカさんは力強く自己紹介をしてから頭を下げる

 

「さて、暁君」理事長が名前を呼ぶ

「はい、なんでしょう理事長」

「貴方に依頼した2つの依頼をしっかり達成してくれてありがとう、お礼に東北きりたんさん、音街ウナさんの編入が出来るように尽力させて貰うわね、本当にお疲れ様、そしてありがとう」理事長が頭を下げる

「ありがとうございます理事長!」俺もお礼を言いながら頭を下げる

 

「今後セイカ先生には暁君達のクラスをタカハシ先生と2人で担任してもらいます、何かあれば2人いる先生を頼ってね、セイカ先生もタカハシ先生と2人で皆の事をお願いしますね」

「「はい!こちらこそよろしくお願いします」」先生2人が頭を下げる

「今日の会議は以上で終わりにします。この後クラスで今後の事を少しお話したら下校してもいいですからね?それじゃあお疲れ様でした」

こうして会議は終わって解散となった

 

クラスに戻り先生2人と俺とゆかりさんの4人で少し話をした

 

「改めて自己紹介をしようか、こちらが京町セイカ先生、以前のように2人で働くことが出来て嬉しいよ」タカハシ先生は嬉しそうに紹介をする

「初めまして、京町セイカです。暁君は面識があるから結月さんとは初めましてよね?今日から復職します京町セイカですこれからよろしくお願いしますね」

「初めまして、結月ゆかりです、響夜さんと面識があるんですね、響夜さんは本当に交友関係が広いんですね」少しムスッとしてしまう

「ゆかりさん、怒ってます?」

「怒ってません!」

「ふふっ、2人ともとっても仲良しなんですね、私とも仲良くしてくださいね?」

「セイカ先生笑ってないで助けてくださいよ」

「女の子の気持ちが分からないようじゃマスターさんもまだまだですよ」

「そういえば暁君は喫茶店のマスターもやっていたね、そこでセイカ先生と知り合ったのか、今度僕も喫茶店に行かせてもらおうかな」

「はい!是非来てください、おもてなししますので」

終始穏やかな雰囲気で話をして下校時間になる

 

「それじゃあ2人とも、また次の登校日に学校で会いましょうね」

「はい、先生またよろしくお願いします」

「また気楽に喫茶店来てくださいねケーキとコーヒー準備して待ってますから」

先生達に別れを告げて帰路に着く

 

「ふー…とりあえず一段落かなぁ、きりたんもウナちゃんも編入出来るよう理事長が動いてくれるし、先生も帰ってきてくれたし」

「そうですね、響夜さんお疲れ様です。でも無理しすぎは良くないですよ?最近ちゃんと眠ってないですよね?」

「えっ?よくわかったね、なんか最近寝付きが悪くてさ。」

「ダメですよ?皆の事を気にかけてくれて沢山助けてもらってますけどそれで響夜さんが倒れたり辛そうにするのは見ていて辛いです」

「ありがとう、ゆかりさん…そうだ!少し一息いれようかそこの公園でジュース買って休憩しよっか!」

ゆかりさんと2人で近くの公園でジュースを買ってベンチに座ってジュースを飲む

 

「うん、久しぶりに缶ジュース飲んだけど美味しいね」

「そうですね、私は響夜さんや咲夜さんが作ってくれるジュースやコーヒーの方が大好きですけどね」

「ありがとう!嬉しいこと言ってくれるゆかりさんには帰ったら夕飯ご馳走してあげるね」

「ふふっありがとうございます、夕飯の準備は手伝いますね」

「ありがとう…っ!」お礼を言ったあと不意に意識が切れそうになる、疲労がピークに達しているのに無理をし過ぎて限界を超えたみたいだ

「っ!響夜さん!?大丈夫ですか!?」ゆかりさんが心配そうにこっちを見てる、何か言わないと…

「だい…じょうぶ…少し寝るね…すぐに…起きる…か…ら…」それだけ伝えて俺は意識を手放した

「響夜さん!!…よかった…息はしてる、本当に眠ってるだけみたい…っ!?」咄嗟に響夜を受け止めたので体制が響夜を膝枕している形になっているそれに気づいたゆかりさんは顔を真っ赤にして恥ずかしくなったが膝の上で寝息をたてている響夜を起こすのも悪いので恥ずかしさと戦いながらあまり動かないようにしている。

 

「は…恥ずかしいです…でも響夜さん最近眠れていないと言っていたので今ちゃんと眠れてるなら起こさないように我慢しますね…」

 

ゆかりさんは響夜を膝枕したまま1時間くらいベンチでゆっくりしていた起きた時にどんな事を話そう、これから新しくなるクラスはどんな感じになるんだろう、そんな事を考えながら時間が流れて行った。




後書きです。
会議の内容の共有は次回にします。
日常的なエンディングってどんな感じにすれば日常的なんだ?とゲシュタルト崩壊してきた作者です。
後書きまで読んでいただきありがとうございました
何かあればコメントでご指摘頂けたら助かります。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第22話 過去と悪夢

前書きです。
梅雨入りして体調がひたすらに悪いのですがマイペースに生きていきます。


夢を見ている、とても嫌な夢だ…

子どもの頃に虐められていた女の子を助けた

助けた女の子にはお礼を言われて、家に帰り親に話をする、すると親は俺が間違っていると暴力を振るう

 

俺自身を否定された気がした。髪の色が違うから、その子は私たちとは違うから、親はいつもそれしか言わない、イライラしたら俺に暴力を振るう

 

嫌になってお世話になっている祖父の家に逃げた、祖父はなにも言わずに一緒に住んでくれた、祖父の家で暮らし始めて少しした頃女の子に出会った、その子も親から暴力を振るわれていて逃げることが出来ないと泣いていた、目の前の子を助けたくて祖父に相談した、祖父は娘として迎え入れると助けてくれた、俺も祖父みたいな大人になりたいと思った

 

しばらくして俺の両親が事故で亡くなった身元は祖父が引き取ってくれた

またしばらくしたある日女の子が家に無理やり連れ戻された時にその子の家が火事になった、無理心中をしようとしたみたいだ、俺は必死にその子を助けるために水を被って燃えている家に入っていく、女の子の両親が女の子の足を掴んだまま燃えている、火は広がって俺と女の子を囲むように燃え上がる、家の柱が倒れて女の子に向かっていく、俺は祖父に鍛えてもらっていたから咄嗟に柱を受け止める右半身から背中にかけて火に焼かれて気が狂いそうになる、けど女の子は絶対助けたかった、左手を伸ばして女の子の手を掴んで引っ張り出す、そこに祖父が来てくれて女の子と俺を助けてくれた、そこで意識が途切れる、次に起きた時は病院だった…女の子は隣のベッドで眠っている…よかったちゃんと助けることは出来たのか…気が抜けてまた眠りに落ちる

 

「ん…?ここは…?」

「おはようございます、響夜さん、うなされていましたけど、少しは楽になりましたか?」

声が聞こえる、目を開けると心配そうなゆかりさんの顔が見える

「ん…?ゆかりさん?」そこまで聞いて今の自分の状況を理解する、ゆかりさんに膝枕してもらっているのだ

「あっ!ごめん!ゆかりさん今起きるね」慌てて身体を起こす

「ゆっくりでいいですよ」

「俺、どれくらい寝てましたか?」

「だいたい1時間くらいですかね、今昼の3時ですから」

「ごめん!ゆかりさん、重かったでしょ?なにかお詫びするよ!」気を失った情けなさとゆかりさんの膝で寝ていた恥ずかしさで顔を赤くしながら謝る

「大丈夫ですよ、響夜さんの寝顔も見れて面白かったですから」イタズラっぽく笑う

「響夜さんの寝顔を見ていたら、昔私を助けてくれた男の子を思い出しました、とても明るくて髪の色が違うからと周りから虐めれていた私とマキさんに毎日話かけてくれた男の子でした、小学5年生の時に知り合って6年生になる頃には転校してしまいましたが…」ゆかりさんは少し寂しそうな顔をする。

 

「ここじゃないですけど公園で一緒に遊んでジュースを飲んで沢山お話をしたんです。とても楽しかったな…」

「じゃあ今から遊びます?俺でいいなら付き合いますよ!」

「ふふっありがとうございます、でも今日はおつかれみたいですからまたの機会にしましょう、私響夜さんの作るデザートが食べたいです。」

「わかりました!公園で遊ぶのはまたにして今日はデザートを精一杯作ってご馳走しますね!」

「はい、よろしくお願いしますね」

 

2人で話しながら帰路に着く

帰宅した時に膝枕してもらっていたのが咲夜とマキさんに見られていたらしく散々ネタにして弄られた。




後書きです。
あと3話で完結予定です。上手く風呂敷たためるかな?
梅雨で体調崩し気味で、申し訳ないです。次回も頑張って書き上げますね。
後書きまで読んでいただきありがとうございました。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第23話 過去の記憶 未来への進み方

前書きです。
最近タイトルを回収出来るようにきちんと書けているのか自分自身よく分かっていない作者です

風邪引いたり仕事休んだりで散々でした
給料が減ってしまって悲しみに暮れています
リアルにゆかりさんを持っていたらボイロ劇場とかも作れるのに
お金貯めてパソコンGET出来るよう頑張っていきます。


「久しぶりに昔の事を思い出して気分悪いな…」ボソリと1人愚痴を零す

 

「響夜さん、大丈夫ですか?顔色が少し悪く見えますよ?」きりたんに声をかけられる。

 

「大丈夫。少し昔の事を思い出してね、あまりいい思い出じゃないからつい…心配してくれてありがとね」誤魔化すようについ作り笑いをしてしまう。

 

「作り笑いするってことはあまり体調も良くないみたいですね、咲夜さんに頼んで無理にでも休んでもらいます!とりあえず響夜さんはそこの椅子に座っててください!」きりたんの勢いに押されて椅子に座る

 

きりたんは咲夜を呼びにお店に行く

「しまったなぁ…つい顔に出ていたか…皆に心配かけるのも悪いし今日は店閉めてゆっくりしようか」そんな事を考えていると咲夜がきりたんに連れられて厨房にくる

 

「響夜、きりたんから聞いたよ?体調悪いんだってね、お店閉めて少しゆっくりしたら?」

「そうだね、今いるお客さんが帰ったらお店閉めるよ」

「だったら接客は私達でするから先に休んでてよ、きりたん、響夜を家まで連れていってくれる?」

「分かりました、さぁ響夜さん、家まで帰りますよ?」

咲夜に店を任せてきりたんに連れられて家に帰る。

 

「響夜さんが昔どれだけ辛い事があって悩んでいるのか私には分かりませんけど、今辛くて苦しかった私を助けてくれたことは変わりませんから、本当に辛くて苦しい時には私に愚痴を零してもいいですからね?」

 

「ありがとう…本当に苦しい時はよろしくね」

「はい。私で力が足りないならゆかりさん達もいますから皆を頼ってくださいね、それじゃあ私は咲夜さんの手伝いに戻ります。」そう言ってきりたんはお店に帰っていく

 

1人で広間で休んでいると声をかけられる

 

「あれ?響夜さん?今日はお店じゃないんですね?」声のする方に振り返ると葵さんがいた

 

「少し体調が悪くてね咲夜に任せて帰ってきたんだ」

「大丈夫ですか?ちょうど飲み物作ってましたから今響夜さんの分も持ってきますね、少し待っててください」

葵さんは飲み物を入れてすぐに戻ってくる

「お待たせしました、響夜さんに前教わって作ってみたチョコミントシェイクです、上手く作れたと思いますから感想聞かせてください!」キラキラした目で尋ねてくる

「ありがとう、いただきます、美味しいね!チョコの甘みの後にミントがスっと抜けていってさっぱりしてて飲みやすいよ、色が少し奇抜な感じだけど」

「そうなんですよね、ミントベースにすると水色と茶色が混ざって色が凄いことになるのでそこはまだまだ改良出来ると思います、でも味のお墨付きは貰えたので嬉しいです!」葵さんはとっても喜んでいる

 

「そう言えば体調悪いと言ってましたけど、大丈夫ですか?私ばかりはしゃいでいますけど、なんで体調悪いか聞いても大丈夫ですか?」葵さんに昔の事を思い出して気分が悪くなったこと、実際昔に何があったのかを簡単に説明した。

 

「響夜さんの過去にそんな事が…でも私も昔の似たような事がありました、助けてくれたのは女の子でしたけど…」

「そうなの?」

「はい、私とお姉ちゃんが小学生の頃に家に帰る途中で髪の色が気に入らないからと進学予定の中学生に目をつけられて虐められたんです。その時私は怖くて泣いていました、お姉ちゃんも泣きながらでしたけど必死に私を守ろうとしてくれました、けど相手は中学生で私たちには泣きながら辞めてと言うしか出来ませんでした。その時に私達と同じくらいの女の子が来てくれて防犯ブザーを鳴らしながら警察を呼んでくれたんです。中学生は渋々ですが帰っていきました。その子は同じクラスの子でしたけど仲良くなって暫くしたら転校してしまいました。でもその子のおかげで私もお姉ちゃんも少しだけ勇気が出たので中学校は新しい場所にしようと転校を決意するきっかけにもなりました。」

「やっぱり、髪の色とかで虐めてきたり、絡んでくる奴ってどこにもいるんだね。」

「はい、でも響夜さんや助けてくれた女の子みたいに優しい人もいますからね、私たちは優しい人に会えて幸せですよ。だから響夜さんもあまり昔ばかり気にしないで今と未来の事を考えてみるのもいいかもしれませんよ?」

「確かにそうだね、ありがとう!少し気が楽になったよ」

「元気が出たようで何よりです!また元気になったら新しい料理教えてくださいね!」そう言うと葵さんは部屋に戻っていく。

 

「今と未来か…確かに過去ばかり見ていても仕方ないな、俺に出来ることしたいことをもう少し考えてみてもいいかもしれないな…」

葵さんからもらったシェイクを飲み干して食器を洗いながら1人呟く

 

 

 




後書きです。
上手く表現出来ているのか分からない作者です
最終回までにもう少しキャラクターを登場させて会話をしたいと考えますが
番外編もあるからメインメンバーだけでもいいのでは?とりあえず思ってしまう
次回更新は1週間以内を予定しています

後書きまで読んでいただきありがとうございました。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第24話 告げられる真実

前書きです。
少し突発的な内容になるかもしれませんが最終回に向けて進めるために書きます
最終回まで書き終わったら1話から自分で読み返して
次に書くお話に活かせるようにしたいです。


体調も良くなったある日、いつものように皆と学校に登校すると理事長から校内放送で呼び出しがかかる

 

「おはようございます、今から呼ぶ生徒は会議室まで来てください、結月ゆかりさん、弦巻マキさん、琴葉茜さん、琴葉葵さん、東北ずん子さん、紲星あかりさん、東北きりたんさん、音街ウナさん、以上の生徒は9時に会議室まで来てください。」

 

俺と咲夜以外の皆が呼ばれる。

「私たちだけですか…」「そうみたいだねーなんだろう?」

「ウチなんか悪いことしたんかな?」「特に悪いこととかはしていないと思うから何か別の用事じゃないのかな?」ゆかりさん達は頭に?が浮かんでいる

「でも、響夜さんと咲夜さんが呼ばれてないなら私たちに共通してる何かじゃないかしら?」「髪の色とか?」「私や音街も呼ばれていますから髪の色じゃないにしても私たちに関係あることですよね。」「とーほくも一緒だし皆もいるから多分大丈夫だよ」ずん子さん達は何となく推理している

 

「9時からだったよね?授業は俺と咲夜2人で受けるのか、なんか寂しいね」「でも響夜と2人ってなんか久しぶりな気がするねー!」「咲夜はいつもながら気楽だな、とりあえず皆が帰ってくるまで気楽に授業受けておくから皆も会議終わったらどんな内容だったか教えて欲しいな」「分かりました、会議の内容次第ですけどなにかあれば共有しますね」

 

そんな事を話していると時間が近付いてくる

「じゃあ、そろそろ会議室向かいますね、行ってきます。」「行ってらっしゃいー」俺と咲夜で皆を見送る

 

「じゃあ授業始めますねー」セイカさんの授業を2人で受ける。

 

会議室

 

会議室の中には理事長と白い長髪の男性がいた

「急に呼び出してごめんなさいね、みなさん、ひとまず好きな椅子に座ってね」

皆が椅子に座る

「今日集まってもらったのは皆の事で話しておきたい事があるからなの」前回の会議の時よりも真剣な理事長の顔つきに私は凄く緊張してしまう。

「皆はVOICEROIDという言葉は知っているかしら?」

 

VOICEROID 生前生きていた女の子を忘れないようにその子の見た目、声、性格等をそのまま生き写しのように再現した人造人間、ある一定の時期になると成長が止まり歳も取らず、病気にも掛からない、事故などに巻き込まれない限り死なない作られた子どもたち私達もVOICEROIDだと昔から教えられて今まで生きてきた

 

「私たち全員が当てはまっている言葉ですね。」

「そうだねー昔から髪の色が違うのもそのせいだって教わって生きてきました」

「ウチらが当てはまっとるとして、今日ここに呼ばれたんはなんでですか?」「もしかして響夜さんや咲夜さんにも何か関係が?」ゆかりさんは至って冷静に、マキさんは気楽な感じで理事長に答えを返す

茜さんは少し不機嫌そうに、葵さんは自分より友人の心配を

 

「そう、やはりみんなは昔からそう言う風に教えられているのね?」

 

「やはり…と言われるとは理事長はなにか知っているのですか?」ずん子さんが質問をする

 

「ええ、今日はその話をするために集まってもらったの、隣の男性は解説役として来てもらったわ」

 

「はい!理事長、解説役の方の名前を聞きたいです。名前も分からない人からいきなり説明されても信憑性がありませんので」あかりさんが男性の名前を尋ねる

 

「そうね、それじゃあ紹介させてもらうわ」「自己紹介ならワシからしよう、初めましてお嬢さん達、ワシはナツというものじゃ、本名は故あって名乗れなくての、気軽にナツ爺とでも呼んでくれ」そこまで言うときりたんが質問する

「質問です!ナツ爺という割には見た目がお爺さんには見えないのですが、それについてなにか理由とかありますか?雰囲気が響夜さんに似ているくらいには若く見えますけど…」「ホッホ、お嬢さん響夜の友達かね彼奴も咲夜以外にも友達が出来たんじゃなぁ」「とーほくだけじゃなくてわたしもここにいるみんなが響夜さんの友達だよ、もしかして…」「おっと、ワシの身の上話はここまでにしようかの、お嬢さん達みんなが響夜と咲夜の友達と知れてワシは満足じゃ、これからも2人をよろしくな」

「本題に入ろうかの、まずお嬢さん達はVOICEROIDだと産まれた時から教えられて生きてきたんじゃな?その事についてなにか違和感とか覚えたことはないかの?」ゆかりさんに向けてナツは質問する

 

「私ですか?私は幼少期ずっと髪の色や瞳の色で虐められていました、マキさんや幼少期に助けてくれた男の子がいなかったら今ここにはいませんでした、違和感は最近になって覚えてきました、でも正体を確かめようとすると酷く頭が痛むので答えは出ていませんが」

 

「ほぅ、中々優秀なお嬢さんじゃな、そちらの金髪のお嬢さんはどうじゃ」マキさんに質問先を変える

 

「私は余り気にしてないかなー咲夜ちゃんとも話してたんだけど私がVOICEROIDであっても普通の一般人であっても必ず友達になってたよ!って言ってくれたからね、もしこれから先成長もしない歳も取らないって事になっても咲夜ちゃんの友達でいようと思うから」

 

「ふむ、お嬢さんはとても強いのぉ、咲夜をよろしく頼む」

 

「お二人さんとも答えや違和感は何となく感じたり、覚えたりしとるみたいだのぉ」「他の皆はどうじゃ?違和感を覚えることはあるかの?あれば全部教えてくれると次の話が少しスムーズにいくのぉ」茜さんと葵さんが答える

 

「ウチなずっと不思議やったんよ、ウチや葵の髪の色は中々ないけどマキちゃんの金髪までイジめの対象になるんはおかしいなって、その事考えると頭が何故か痛くなるんよ、その正体を今日教えて貰えるって考えてええんですか?」「お姉ちゃん…やっぱりお姉ちゃんもなんだ、私も自分自身の事とかなんでいじめられるのか考えると頭がとても痛くなるから最初は病気かと思ってました、でも違う理由があるならそれを知りたいです。」ずん子さんとあかりさんも続く

 

「私はいじめよりも世間の目が辛かったです、姉様は世間の目に負けずいたこ業を続けて私たちを学校に通わせてくれました、でも私が買い物に行く時周りの目はとても冷たくとても辛かったです。その理由が今日分かるのなら教えてください。」

 

「私がよく食べるのはVOICEROIDであるからって思っていました、私自身食べることが好きでそう言う風に作られたからだってずっと思っていました、でも響夜さんや皆と一緒に生活してご飯を食べているとなにか違う感情がお腹の底から出てくる感じがしました、その正体を知りたいです。」

 

「やはりみんな、何かしら思うところがあるんじゃな、では話をするかのVOICEROIDという存在するの真実を」

 

「これは100年くらい前の話になるかの、この国が戦火に包まれた時に戦火に包まれ仕事も生きる希望も失ってしまった人々の所に歌や劇をして回る一団がいたんじゃ、その一団の中に声がとても綺麗だったり、ご飯をみんなに配ってそれを一緒に食べたり、小さい子達の遊び相手になったりと皆の希望とも呼べる子達がいたんじゃ、だけどその一団も迫ってくる戦火に飲まれ無くなってしまった、それを悲しんだ人々は残っていた科学力でその子達が未来で平和に過ごせるようにとその子達のDNAと遺伝子工学を後世に残したんじゃ、だけど何処かで歪んでしまって遺伝子を上手く弄ると病気にも掛からない、見た目も好きに選べる、身体能力も一般人より高い人間が作れると歪んだ技術になってしまったんじゃ」

 

「私やVOICEROIDという存在は歪んでしまった科学の犠牲者ということになるわね」理事長が寂しそうに呟く

 

「本題じゃが遺伝子をいじった人達にいざ反乱などされると一般人や科学者は手も足も出ないからの、頭の中に針と呼べるものを仕込んだのじゃ」

 

「針…ですか、確かにそれなら頭が痛む理由として想像はつきますが…」「唯の針じゃないぞ、幼少期からずっとVOICEROIDだと強要する事で成人する頃には言いなりの人形に出来る酷いものじゃ、もっともここにいるお嬢さん方はほとんど針の支配からは抜けているようじゃが」きりたんとウナちゃんが質問する

 

「針自体は私や音街にも埋めてあるんですか?私は余り頭痛など感じたことはないのですが」「ウナもそんなに頭が痛いってなったことはないぞ!」「お嬢さん方はまだ若いのもあるんじゃが、早々に心の支えや人間でありたいと無意識に感じるようになったからじゃな、子どもは柔軟な思考を持てるし周りの環境もよかったのかもしれんの」

 

「さて、VOICEROIDという存在の真実はこれで全てじゃ、かなり重い話でショックも大きいだろうけど何か聞きたいことはあるかの?」ゆかりさんが尋ねる

 

「もし、頭の中の針を除去できたら私も歳をとって人間として生きていくことは出来ますか?もし出来るなら私は人間として生きたいです。」

 

「ふむ、病気にもかからず歳も取らない身体を捨ててまで人間になりたいと」「はい、見た目じゃなく私自身を見てくれる友人が見つかりましたからね、これからの人生をせっかくなら私はその友人と一緒に過ごしたいと思いますから、可能なら人間として生きたいです。」

 

「ふむ、針を除去出来れば人間になることは可能じゃ、それに針を除去する設備もある、だがリスクもある、先にリスクの説明もしないとダメじゃの」

 

「手術自体の成功率は100%じゃ、ただ手術する部位が脳ということで手術が終わった後記憶が無くなる記憶の辻褄が合わなくなるという症状が見つかっておる、何人かのVOICEROIDの子達も手術して欲しいと言われて手術したんだが、やはりみんな記憶の辻褄が合わなくなっておった、中には自分自身のこと全て忘れる子もいたんじゃ、それでも手術したいかの?」

 

「はい、そのリスクがあっても私は手術を受けたいです。」ゆかりさんの答えに皆が賛同するように返事をする

 

「ゆかりんカッコイイね、やっぱり響夜君の為かな?私も咲夜ちゃんの為に手術してもらおうかな」

「マキさんもなんだかんだノリノリやん、ウチも手術してもらおうかな」「お姉ちゃんが受けるなら私も!」「ゆかりさんには負けないもん」ボソッ

 

「記憶の症状の所もノートやメモにしっかり残しておけば何とかなりそうですね、私もゆかりさんや葵さんに負けませんから、手術受けたいです」「きりたんまで…後で姉様にも相談しましょうね?」「とーほくが受けるならウナもー!」「食欲とかにはあまり影響無さそうですから私も受けたいです、響夜さんと咲夜さんのご飯まだまだ食べたいですし。」

 

「ホッホ、皆強いのぅソラさんももっと早くこの子達に会えたら少しは気楽だったかのぅ」「確かに、昔ならとても助かりましたけど、今は貴方が傍に居てくれますから大丈夫です。」

 

「じゃあ皆の覚悟や考えは聞かせてもらったからの、先の話の纏めをするかの」

 

1つ VOICEROIDは遺伝子工学により作られた人間

 

1つ 脳内に針を埋め込まれているため成人する頃には周囲の人間のあやつり人形になる

 

1つ VOICEROIDである限り歳は取らない、病気や寿命で死ぬことはない

 

1つ 手術で針は除去出来るが記憶に障害がでる

 

「こんな所かの、以上の点を踏まえた上で皆は手術を受けると言うんじゃな?」

 

「はい、よろしくお願いします」皆は声を揃えて返事をする。

 

「分かった、では手術の日取りを決めよう、準備に2週間程度かかるのと術後1週間は入院してもらうことになるからの、記憶の整理用にノートに書き起こしたり、映像として残しておくのもいいと思う、実際1ヶ月は学校とかには帰れないからの、準備は念入りにしておくんじゃぞ」

 

「今日の会議はこれでおしまいね、それじゃあ準備ができたらまた連絡するように手配しておきますからね、それじゃあみなさんお疲れ様。」会議はお開きになり皆が会議室を後にする

 

「響夜と咲夜はいい友達をもったのぅ、ソラさんは手術受けなくても大丈夫かの?」「えぇ、貴方が帰ってきてくれましたからね、長年のツケちゃんと払ってくださいね?」

「それは重々承知しておるよ、まだ時間はたくさんあるからのゆっくりお返しさせてもらうよ」

 

 

 

真実を教えてもらったゆかりさん達VOICEROIDとして生きるのかそれとも人間として生きるための手術を受けるのか次回最終回で明らかに

 

 




後書きです。

とうとう次回最終回です。
3月から書き出して拙い文章ですけど沢山の方の目に止まって多少なりと読んでいただけた事にびっくりしています。
最終回の更新も1週間以内を予定しています。もう少しだけ作者の自己満足小説にお付き合いいただけたら嬉しいです

後書きまで読んでいただきありがとうございました。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

最終回 VOICEROIDの子達と友達になるお話

前書きです。
3月から書き出したお話も無事に最終回を迎えることが出来ました。
私自身が読みたいと思って書いてきましたが、小説を書くこと自体初めてで、表現力の足りないところや文章力の拙さが顕著に出たなぁと感じる作品になりましたね…
拙い文章でしたが最終回まで書いてほしいと言うコメントを頂けたり、アドバイスなどもして頂きとても嬉しかったです。
最終回を書き終わった後は外伝を少しづつ更新して行きたいと思っています。またお時間ある時や目に止まった時は流し見程度でも見て頂いて時間潰しにでもなってくれたら幸いです。

最終回始まります。


会議が終わって皆で教室に戻る

響夜さんと咲夜さんに説明するか悩んだけれど

これからの事を考える大事な話だから話をすることにした。

 

「おかえり!会議はどうだった?今日は会議も長引いて皆疲れてるだろうからってセイカ先生が午前中で帰宅してもいい事にしてくれたよー」

 

「そうなんですね、それじゃあ会議の内容も長かったので家の広間でお話しましょうか」

 

「そんなに長い内容だったんだね…お疲れ様、それじゃあ帰ってご飯食べたらお話聞かせてね、先に帰って仕込みしておくよ」響夜さんは一足先に帰宅する

 

「ゆかりちゃん達、疲れたの?何か心配そうな顔してるけど大丈夫?」咲夜さんが心配してくれる

 

「大丈夫ですよ、少し話の内容が衝撃的だったので…」

 

「そうなんだーじゃあ少し飲み物でも買ってから帰ろっか!」

 

「そうだね、私も喉乾いたし賛成!」

「ウチも飲み物飲んで帰ろうかな」

 

「私は食事の手伝いをしたいので先に帰りますね」

「私も帰って響夜さんの手伝いをします」

「とーほくが帰るならウナも一緒に帰る〜」

 

マキさんと茜さんは飲み物を買って帰る事に

それ以外のメンバーは食事の手伝いをすることにしました。

 

 

帰宅して食事も終わり片付けも終わったころ今日あった会議の内容を響夜さんと咲夜さんに伝えました。

 

「そっか…昔の人の技術からそんなことまで出来るようになってたんだね…手術まで2週間はあるみたいだし皆で思い出作りでもしようか!話を聞く限り楽しかった記憶とか沢山あればあるだけ良い方に向かって行きそうだからね!」

 

「そうそう!みんなの出生が私と違っても今ここにいる皆は間違いなく私と響夜の家族なんだからね!2週間でたくさん楽しい思い出作ろうね!」

 

それから私達は沢山遊んでお話もしました

動画や写真も沢山撮って手術後の回復に使えるかもという事で自分への手紙など沢山書いてみたりしました。

 

そして手術の前日の夜、本当に手術を受けるのか個人個人で考えることにしました。

 

マキさんside

 

「明日はいよいよ手術だね!マキちゃんにしばらく会えないのは寂しいけど、響夜と2人で待ってるね!」

 

「そうだね、もしもなんだけど私の記憶が戻らなくて咲夜ちゃんの事や響夜君のこと思い出せなかったらやっぱり、私の事嫌いになっちゃうかな?」

 

「んー?なんでー?もしも記憶が戻らなくても私に出来ることならいくらでも協力するし、無理ならまたお友達からよろしくね!ってまた最初からお友達になることから始めるよ!もしかしたらその過程で記憶が戻るかもしれないからね!」咲夜ちゃんは笑顔で答えてくれる

 

「やっぱり私は咲夜ちゃんと友達になれて幸せだよ、手術終わった後は必ず咲夜ちゃんの所に帰って来るからね」

 

「うん!待ってるよ!マキちゃん!戻ってきたらまた響夜にラザニア作ってもらって一緒にたべよ!」

 

「うん、約束!今日は咲夜ちゃんと一緒に寝てもいいかな?一緒に寝るっていう思い出が欲しいんだけど…」

 

「いいよー!マキちゃんは甘えん坊だね!えへへーマキちゃん暖かい」

 

「ありがとう、咲夜ちゃん…咲夜ちゃんも暖かいよ」

 

2人は同じベッドでゆっくり夜を過ごした。

 

 

 

琴葉姉妹side

 

「なぁ、葵ー?」「なーに?お姉ちゃん」

 

「明日の手術の後ウチはちゃんと皆のこと思い出せるんか不安になってな…葵は怖くないん?」

 

「私も怖いよ、もしもお姉ちゃんの事を忘れてしまったら、もしも響夜さんや咲夜さん、友達の皆を忘れてしまったらって考えたら逃げたくなっちゃう…だけど響夜さんと咲夜さんが沢山楽しい思い出を皆で一緒に作ってくれたから、この先もっと楽しい思い出を作ることが出来るかもって思うと手術も頑張ってみようって思えるんだ」

 

「葵は強くなったなぁ昔はウチの後ろで良く泣いてたのになぁ、これも響夜君のおかげかな?」

「っ!な!なんで、響夜さんが出てくるの!?」

「ん?違ったんか?響夜君のおかげでお姉ちゃんっ子じゃなくなったからそう思ったんやけど、もしかして響夜君に惚れとるんか?」

 

「っ!響夜さんのことは確かに大事な恩人だし色々なこと教えて貰ってるけど好きかどうかはまだ分からないというか…」

「そっかぁホンマに好きなら頑張らんとなぁゆかりちゃんは強敵やでぇ」

「もう!お姉ちゃん!明日も早いんだからそろそろ寝るよ!」

「はいはい、葵ちゃんは可愛いなぁ」

 

琴葉姉妹の夜は賑やかに更けていく

 

 

ずん子、きりたん、ウナ、あかりside

 

「今夜はとーほくとお泊まりだ!楽しい!」

「音街、少し大事な話をするから落ち着いてください」

「私もお泊まりさせてもらってよかったんですかね?」

「あかりさんも家族ですから大丈夫ですよ」

 

東北家にはウナちゃんとあかりちゃんが泊まりに来ている、明日の手術の事と今後のことでイタコさんも交えて話がしたいとの事だ

 

「それじゃあ本題に入りますけど明日の手術は誰が受けますの?」イタコさんが皆に質問する

「私は受けたいです、これから先あやつり人形みたいにならないとも限りませんし、響夜さんのお店の手伝いも、もっと身長とか伸びたら手伝い出来ることも増えるでしょうから」

 

「ウナはとーほくと一緒に歳をとったり成長したいって思ってます!」

 

「私も受けようと思います、このまま歳も取らないというのも面白そうですけど、私は響夜さんと咲夜さんと一緒に歳を取りたいなって感じるようになったからです。」

 

「私は受けるのを辞めようと思います」ずん子さんはそう言った

 

「ずん姉さまは受けないのですか!?」きりたんはびっくりする

 

「私なりに考えて見たんだけどもしも私も手術を受けたらイタコ姉様が1人になってしまうもの、それにきりたんがもし記憶が戻らない時の手助けが出来る人員がいたらきりたんも安心して手術が受けられるでしょう?」

 

「そう…ですね、一緒に歳を取れないのは残念ですけど、何かあれば姉さまを頼ることにします。」

 

「そうね、一緒に歳は取れないけど可能な限り手助けするわね?ウナちゃんやあかりちゃんも私とイタコ姉様を頼ってね?」

 

 

「わかりました!」「りょーかいです!」

 

「それじゃあ明日の手術の成功に願掛けして何か美味しいものでも食べましょうか!」

 

東北家の夜は団欒の中過ぎていく

 

 

ゆかりさんside

 

「明日は手術でしょ?ゆかりさんは寝なくても大丈夫?」

 

「ありがとうございます、何か寝つけなくてつい考え事をしていました…」

 

「やっぱり記憶が戻らなかったらとか沢山考えちゃう?」

 

「そうですね、手術自体は成功しても肝心の記憶が戻らないとなると、今の私は居ないことになってしまいますからね」

 

「確かに、今ここにいるゆかりさんとは会えなくなっちゃうね、でもそうならないように出来る限りのことはしたからね…」

 

「もし…もしもですよ?私の記憶が何をしても戻らなくて打つ手がなくなったら響夜さんはどうしますか?」

 

「んー…難しい質問だね、俺に出来る全ての事は並行して試しながら、またゆかりさんと友達になろうとしようかな」

 

「それはまた何でですか?」嬉しくて目に涙が浮かぶ

 

「今ここで泣いている女の子の為ってのもあるけど、ゆかりさんが大切だからかな、言ったでしょ?ゆかりさんが俺の助けを必要とするならいくらでも手を貸すよって」

 

「だから、明日は自信を持って手術受けてきてね、もしも記憶が戻らなくても俺は何度でもゆかりさんに手を伸ばすからさ」

 

「ありがとうございます、響夜さん、話したらスッキリしました、今から寝てみます、おやすみなさい」

 

「うん、おやすみゆかりさん」

 

2人の夜は静かに過ぎていった

 

 

手術の日皆を見送って咲夜と学校に行く

 

「今日から2週間は皆が居ないのか」

「そうだねーやっぱり寂しい?」

「寂しいのもあるけど咲夜と2人で学校行くのも久しぶりだなぁって思って」

「確かに!入学式以来かな、なんかすごい昔に感じるよ」

「それほど皆と過ごした時間が大切で楽しい時間って事だよな。」

「響夜もそう思う?私も思うんだぁ皆と友達になれて良かったって」

「皆が帰ってきたらパーティでもしようか」

「賛成!じゃあ学校終わったら準備とか話し合いしよっか!」

 

皆が帰ってくるまで2人でパーティの準備や段取りを決めていた

 

日は流れ手術後の病院side

 

「無事に手術も終わりみなさん記憶も問題なく戻ったことを嬉しく思います、ただゆかりさんだけはまだ少し入院が長引いてしまいますね」ケイさんは皆に伝える

 

「ゆかりんはなんでまだ入院なんですか?」マキさんが尋ねる

「ゆかりさんはまだ目が覚めて居ないのと記憶の混濁が重たいためもう少し時間が必要と判断しました、でもマキさんを始めてみなさんはもう意識も記憶もハッキリと回復に向かっているので退院許可がでた感じですね。」

 

「ゆかりさんの退院はいつ頃になるんですか?」

「まだなんとも、意識が戻り次第記憶の確認をして異常がないなら退院という方向ですね、響夜君と咲夜ちゃんには僕から連絡しておくから皆はゆっくり体を休めてね」

 

皆が退院している中ゆかりさんだけはまだ入院することになっていた。

 

ゆかりさんの記憶の中

 

「ここは?…私、手術を受けてそれから…」

 

「あれは?」目の前には周りからの暴言や暴力を受けて泣いている女の子、女の子を庇うように1人の男の子が周りに立ち向かっている

 

「誰でしょう?泣いている女の子は私…?じゃあ助けてくれている男の子は?」

 

場面が変わりショッピングモールのフードコートで周りの大人に暴言を浴びせられて泣いている女の子、その女の子を庇うように大人達に反論してくれている男の子がいる

 

「私は…?何か大事な事を忘れているような…」

 

生きるために仕事をする、仕事相手の男性からは仕事の内容で沢山ダメだしをされる、そして暴力や暴言を振るわれる辛くて逃げ出したくなって誰かに助けを求めた

その時助けてくれた男の子がいたはず

 

「っ!どうして、どうして私は大切な人のことを忘れていたの!私の事を3回も助けてくれたあの人を、辛くて苦しい時にも手を差し出してくれたあの人を」

 

記憶の混濁がなくなってやっと大切な人の事を思い出した

 

「響夜さん、ありがとう今思い出しました、私が苦しい時いつも助けてくれたのは貴方だったんですね」

 

目の前の景色が晴れていく、その先にはいつもの喫茶店

 

「今、行きます待っててくださいねみなさん」

 

長い悪夢が今終わりを告げた

 

 

病室にて

 

「ここ…は…?」目の前には病院の天井

「良かった、目が覚めたんだね」隣から聞き馴染んだ声が聞こえる

 

「おはよう、ゆかりさん、悪夢はもう覚めたかな?」

「おはようございます、響夜さん、みなさんのおかげでこれからはいい夢が見られそうです。」

 

 

ゆかりさんが目覚めてしばらくして皆も病院に到着した

皆より1週間遅れて目覚めたゆかりさんは後遺症がないかの検査でもう1週間入院することになった

なのでゆかりさんの退院に合わせて退院祝いのパーティをすることにした

 

1週間後のノワールにて

 

「ゆかりさん、退院おめでとうー!」

「大袈裟ですよ、みなさん」ゆかりさんは恥ずかしそうだ

 

「ゆかりちゃん!本当に心配したんだからね!でも無事に帰ってきてくれて嬉しいよ!」

「そうそう!ゆかりんだけ目が覚めないって聞いて皆びっくりしたんだからね!」

 

「ごめんなさい、ご心配をお掛けしました」

「今日はゆかりちゃんが主役やからな!ウチのエビフライも分けたげる」

「私のチョコミントパフェもどうぞ!響夜さんと作った自信作ですよ!」(/>_<)/

 

皆がゆかりさんの事を心配して退院を心から祝っている

俺は少しだけ席を外して外の空気を吸っている

 

「響夜さん」後ろから声をかけられる

「今日の主役が外にいてどうするんですか?ゆかりさん」

 

振り向くとゆかりさんがいる

 

「私が起きることが出来たのも、こうして今幸せ時間を過ごせるのも響夜さんのおかげですからね、お礼を言いに来たんですよ」

 

「俺は俺に出来る事をしただけですよ、でもゆかりさんが幸せなら嬉しいかな」

 

「思い出してみたら私は3回も響夜さんに助けて貰ってるんです。なにか恩返しをしたいのですけど、何か出来ることはありますか?」

 

「そうですね、ゆかりさんに俺自身助けて貰っている事も多いですからね、これからも一緒にいて欲しいです」

 

「それくらいなら喜んで、これからもよろしくお願いしますね」

 

「あー!響夜いたー!ゆかりちゃんもいる!主役が居ないとパーティがもったいないでしょー!早く帰って来て!あかりちゃんの大食いバトル全員参加型バトルロワイヤルが始まるよー!」

 

ゆかりさんと顔を見合わせる。これからもまだまだ楽しい時間は続きそうだ。

 

「じゃあ戻ろうかゆかりさん」「そうですね」

「まだまだこれから先も楽しい時間が過ごせそうで楽しみだよ、ゆかりさんや皆と友達になれて良かったよ!」

「私もですよ響夜さん、これから先も楽しみにしていますね!」

 

これはVOICEROIDの子達と友達になって楽しく過ごしていくお話

 

 

 

 

 

 

 

 




後書きです。

最終回という事で完結させていただきます
伏線とかしっかり回収出来ていたかと言われたら微妙だし、キャラクター増やし過ぎて話が上手く纏めることが出来なかったのも課題ですね

ゆかりさんとのんびり過ごしたいという願望だけ先走った感じになりましたが
これからは不定期で番外編をちょくちょく更新していきたいですね

初めて書いた小説なので賛否両論あると思いますが私の中では60点くらいの纏め方には出来たと思います
また番外編で出会うことがあるかもしれませんがその時はまた、あぁ初心者なりに頑張ってるなと生暖かい目で見てやってください。
後書きまで読んでいただきありがとうございました!


目次 感想へのリンク しおりを挟む




評価する
一言
0文字 ~500文字
※目安 0:10の真逆 5:普通 10:(このサイトで)これ以上素晴らしい作品とは出会えない。
※評価値0,10は一言の入力が必須です。また、それぞれ11個以上は投票できません。
評価する前に
評価する際のガイドライン
に違反していないか確認して下さい。