たとえばラストダンジョン前の村の双子の兄が序盤の街で胃痛を起こして吐血するような物語 (リューオ)
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ザ・転生

アニメ2話の魔王アバドンを見て思いつきました
第1話?アンテナがズレて見れなかった…


俺の目の前にボブカットの女性がいた。何だこの女は、誰だ?

 

「頭を垂れて蹲え。…って私は無惨じゃなくて女神です!」

 

「ちぇ、ノリ悪いなぁ」

 

「んんっ!桐生貴丈さん、貴方はストレスによる胃痛で死んでしまいました」

 

「知ってた」

 

俺の名は桐生貴丈。特技は発明で、趣味は機械を含む物作りだが、この通り死んでしまったのだ。後、桐生戦兎じゃねえぞ

 

「貴方の死は早すぎ…でもないですね、いつ死んでもおかしくなかったですしお寿司。そこで、貴方を転生させようかと思います!」

 

「おおう、二次小説とかでよくある奴じゃん」

 

「という訳で、特典はこのくじを引いてもらいます!」

 

「は、はぁ…」

 

困惑しながらくじを引くと、紙には『仮面ライダーの武器やアイテム、ドライバーを制作できる技術力』と書かれてた

 

「わーお!まさかの仮面ライダー!私大好きなんですよね!さあ、次です!」

 

二枚目を引くと『レオナルド博士の技術力』と書かれてた

 

「おお!今度は鷹の爪団のレオナルド博士の技術力です!何であんな技術力があるのに、世界征服できないんでしょう?」

 

「知らんわ。それで、転生先は異世界か?」

 

「よく分かりましたね!桐生さんは、転生先のコンロンという村のロイドという少年の双子の兄として転生します」

 

「兄ねぇ…、俺にできるか?」

 

「できるかじゃなく、やるんです!」

 

「…ま、やれるだけやっとくさ」

 

「では、あそこの扉をくぐると転生します」

 

俺は扉に手を掛ける

 

「最後に、貴方が生前使ってたスマホと投影魔術を異世界でも使えるようにします」

 

「いいんすか?投影魔術なんて使う所なさそうだけど…」

 

「いいんです、いいものを見させてくれたお礼ですから。では、私は桐生さんの活躍を見させてもらいます!」

 

「んじゃな」

 

そして扉をくぐる。そういや、女神って五等分の花嫁の四葉に似てるな

 

 

 

 

 

================================================

 

 

 

 

 

そんで転生して数年、俺はロイド・ベラドンナの双子の兄イズ・ベラドンナとして生活してる。まあ、村長のアルカのせいで胃痛が起きたりするけど。ロイドは家で村を出ようと準備してる所を見かけて

 

「ロイド。やはり村を出るのか…、いつ出発する?俺も同行しよう」

 

「兄さん」

 

…と花京院みたいな感じで、俺お手製のジェットパックで王都へ飛んで行ったのだ

 

「ここでいいんだよな?」

 

「そうみたいですね」

 

俺はドアをノックする

 

「開いてるぞ」

 

ドアを開けて入る

 

「ごめんくださーい…」

 

「誰かいませんかー?」

 

見回すと、魔女っぽい女性が本を読んでた

 

「あ、あの、イーストサイドの魔女マリーさんですよね?」

 

「…」

 

「返事がない、ただn「古来、魔女とは対価を求め望みに叶える者。相応の贄を出す覚悟が無い者はすぐさまここを去れ」

 

対価か。俺の発明品ならどうだろう?…いやダメか。色んな意味で

 

「それを知っても、なおそこに立つか。良かろう」

 

マリーは本を置いて立つ

 

「それ程までに求めるお前達の望みとは一体何だ?」

 

「僕は…、軍人になりたくて田舎から上京して来ました!ちょっとの間お世話になります、ロイド・ベラドンナと言います!」

 

「ロイドの付き添いで来た、イズ・ベラドンナだ」

 

「古来魔女とは「痛い痛い痛い痛い痛いよ~。お母さ~ん、ここに頭怪我した人がいるよ~!」とっとと宿探して広場の掲示板見てこい!こんチキショーめェェェェェェェェェェ!」

 

あれま、キレちゃった

 

「全く!魔女を便利屋か宿屋とでも勘違いしてるのかしら。そんな風に伝わっているの?どこの田舎出身よ!」

 

「コンロンって村に住んでて、そのロリババア村長に、ここに行けって言われてな」

 

「じゃあ村に帰ったらその村長に伝えてくれない?古来魔女は、…コンロン?ちなみに、そのクソッタレ村長とやらの名前は…?」

 

「アルカです」

 

マリーが反応する

 

「あ、そうだ!思い出しました。これを見せるように言われたのですが」

 

そう言ってロイドは水晶玉を出す

 

「そそそそそ、その水晶玉はやっぱりィィィィィィィィ!?」

 

水晶玉が光り、村長の立体映像が浮かぶ

 

『久しぶりじゃのう、マリー。お主の師匠のアルカじゃ。覚えておるかい?』

 

「ふへぇ…」

 

マリーは頭を垂れて蹲う中、村長は事情を説明する

 

『―――という訳でじゃな。ワシの大事な大事な村の双子のロイドとイズをくれぐれもよろしくの?マリーちゃん』

 

「バッチリおまかせあれぇ…。失礼ながらお聞きしたい事が…」

 

うん、俺と同士だな

 

『あ、ちなみにこの水晶の映像は録画だからの。そっちの質問には答えられん、すまんな』

 

「なぁに脅かしてくれちゃって!このちんちくりん!」

 

『というのは(ブツッ)』

 

途中で破戒すべき全ての符(ルールブレイカー)を投影して映像を中断させる

 

(え、ナイフ!?いつの間に持ってたの!?)

 

「うちの村のクソッタレロリババア村長が迷惑かけてすんません…。今度会ったら俺の発明品の実験台にしますんで。うぐっ、胃が痛い…」

 

血を吐きながらリュックから出した緑の土管を置いて水晶を入れる

 

「兄さん、村長を実験台にしなくても…」

 

「拒否権を行使するッ!」

 

「まあ、貴方達が悪い訳じゃないし。えっと、ロイド君とイズ君だっけ?」

 

「はい」

 

「合ってるぜ…」

 

「仕方ないから、試験までの間ちゃんと面倒見てあげる。奥にある二つの部屋を使いなさい」

 

「ありがとうございます!あの、これからよろしくお願いします。マリーさん!」

 

「お互いクソッタレロリババアに苦労する者同士、よろしく…。これは俺からの餞別だ…。うぐっ…、胃が痛い…コフッ」

 

マリーにリングを渡して、ロイドと一緒に奥にある部屋に行く

 

「あのロリババアの関係者の割には、素直でいいじゃない。イズ君は相当苦労してそうだけど」

 

「だからと言って手を出すなよ?」

 

土管からロリババアが出てくる

 

「そんな事したらお主を一生蛙にするぞ?」

 

「ほ、本物!?何で!?」

 

「瞬間移動じゃ、この水晶をゲートにして。どういうわけか、初期化されてまた繋げる羽目になったがな」

 

「さも当然のように神代の魔法を使わないでください!」

 

「まぁ、あの通りロイドは可愛くて良い子でピュアでマジ天使じゃ。イズがおるから間違いは起きんだろう。改めてよろしくのう、マリーちゃん」

 

「ハイヨロコンデー」

 

「あ、そうそう。お主とイズ、今日かなりロリババア連呼していたから…、罰として小さな不幸が降りかかる呪いを掛けといたぞ。古代ルーン文字で。イズには連続で小さな不幸が降りかかるようにしておいたぞ」

 

ロリババアは土管に入る




~ラスダン吐血コソコソ裏話~
イズの由来は

オリ主をアバドンに変身させよう

名前をベルにするか

物作りが好きなロイドの双子の兄にしてみるか

ベルだと何だかなって感じがするから、防振りから取ってイズにするか

って感じ


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後悔先に立たずとはこの事か…コフッ byイズ

正直、小説は持ってないしアニメだけ見てます。なので、ロイド達のキャラが変だったりします


翌日、俺とロイドは朝飯を作った後、マリーから話を聞く

 

「ねえロイド君。君、本当に軍人志望なの?」

 

「あ、はい。すいません」

 

「ああ、いやいや、謝らなくていいんだけどさ?」

 

「やっぱ、変ですよね…」

 

「え?いや…」

 

「僕、村では一番弱いんです。薪集めや魚取りもロクにできず、兄ちゃんとの手合わせなんか丸一日寝込むほど非力な男で」

 

そういや、そんな時あったな。キリシュ…ショウマは今も俺お手製の杖持ってるかな。それに、俺から見てもロイドの良い兄貴分だ

 

「でも…、小さい頃からずっと憧れてる人がいるんです!小説にも出てくる気高く強い英雄。その人は軍人をやっていて、強くてカッコよくて」

 

「それで軍人に?」

 

「諦めたくないんです!どんな夢でも、やってみなきゃ分からないですし!」

 

「俺はロイドの夢を応援しに同行してるだけだ。それに、俺は作った装備品によって強さが異なる体質だから装備品がなけりゃ魔法はロクに使えんさ。まあでも、俺もやってみようかなとは思うけど」

 

「アザミ王国士官学校の試験内容は知ってる?」

 

「武術、魔法関連の筆記、面接だったっけ?」

 

「そう。その中でも一番大事なのが武術試験よ」

 

「俺は暗殺得意だぞ」

 

主にAmongUsのインポスターなら勝てる自信がある。今度フィールド作ってみるか

 

「あ、やっぱそうですか。僕、本当に体力には自信無くて…。この国来るのに六日も掛かりましたし」

 

「俺のお手製ジェットパックでだけどな。ロイド、エレメンタルドライブ・フルバースト使えば二日と半日で着くけど、何で使わなかったんだ?」

 

「そんな機能があるの、忘れてました…」

 

「まあ、うちのじっちゃんは二日で来れるからフルバーストしても誤差に過ぎないけどな」

 

「あのさ、ちょっと聞くんだけど…。ここに来る道中、モンスターに会わなかったかしら?」

 

「会ってねえよ、な?」

 

「はい。僕達は飛んできましたから一度も会いませんでした」

 

水着沖田さんのジェットパックを俺なりに再現したから性能も一緒だ。体を傾けた方向に移動するタイプだけど

 

「ところで、イズ君が作った物って何があるの?」

 

「マリーにはこれかな」

 

テーブルに赤いペンダントを出す

 

「このペンダント、赤くて綺麗ね」

 

「それはイガリマだ。頭の中に聖詠が浮かぶはずだから、その通りに詠唱すれば変身が出来るぞ。もし敵が襲ってきたら遠慮なく詠唱すればいいさ、俺が許可するッ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~王都~

 

王都は活気に溢れてた

 

「わぁ…、すっごい…!都会だぁ!」

 

「ロイド、お使いいくぞ」

 

「はい!」

 

俺とロイドはお使いに行く。一方、少女は男とぶつかる

 

「あ?お前、ベルト姫か?噂は本当だったみたいだな。ベルト姫が軍人志願って話がよ」

 

少女は無視して路地裏に行く

 

「無視してんじゃねえ!テメェ自分がどんだけ地方貴族の評判下げてんと思ってんだ!」

 

男はイラつきながらも歩き出す。少女は路地裏に行くと巨大なバッタが襲ってくる。追い詰められた所で…

 

「ふっ!」

 

俺が灰緑色の銃で羽を撃ち抜き、ロイドが頭を踏む

 

「さてさてさーて、使えそうな素材はあるかなーっと」

 

懐からナイフを出してバッタを剥ぎ取る

 

「この足、何かに使えそうだな。こっちも…」

 

「兄さん、どうですか?」

 

「ほとんど使えそうだな」

 

バッタをバラしてリュックに入れる

 

「都会も結構虫が出るんだなぁ」

 

「こういうのは割と素材に使えるから()()できないんだよね」

 

()だけにですか?」

 

「それは三割、本気が七割だ」

 

「お怪我はないですか?」

 

ロイドは少女に手を差し伸べる

 

「あー…、ちょっとすまんな」

 

リュックからコード付きタブレットを出してコードをベルトの金具に付けてタブレットを起動する。これは繋げた物の魔力?をプログラムの形で書き換える事が出来るタブレットだ

 

「さあ、作業を始めようか」

 

ゴーグルを下ろして作業を始める。途中で気になる部分を見つける

 

「ふむ、ここの部分か…。ここはこれに書き換えて…これでよしっと!終わったぞ」

 

コードを外してタブレットをしまい、ゴーグルを上げる

 

「早いですね」

 

「思ったより早く見つかってな。早k「あ、あの!私、セレンと言います!」俺はイズ、こっちが俺の弟の…」

 

「僕はロイドと言います。それじゃ」

 

俺とロイドは屋根に飛び乗って行く

 

 

 

 

 

~翌日&広場~

 

「はぁ、何だか緊張してきちゃったな」

 

「俺は逆に暇だ…。三十秒未満で城をぶっ壊したい気分だ」

 

割と本気で城をぶっ壊したい

 

「あの、ちょっといいですか?」

 

ポニテの少女は距離を取って構える。てかいたんだ

 

「その腕の、カッコいいですね!」

 

義手か、アガートラムは確定だな

 

(ヤバイ!つい構えちまった!)

 

「突然話しかけてすみません。僕、ロイド・ベラドンナと言います」

 

「俺はイズ・ベラドンナ、ロイドの兄だ。よろしく」

 

「えっと、リホ・フラ(ズドンッ)」

 

「ノーチラスッ!?」

 

途中で金髪少女がリホと俺を突き飛ばす。その衝撃で吐血する

 

「ロイド様ロイド様ロイド様ぁ…♡」

 

「あ、もしかして先日の「はい!貴方のセレン・ヘムアエンです!」貴女も軍人志願だったんですね」

 

「はい!貴方のセレン・ヘムアエンです!」

 

「だ、大丈夫か?」

 

「吐血はいつもの事だ、気にする(ガシッ)…な?」

 

セレンに服を掴まれ、引きずられて抱きしめられる

 

「お兄様ぁ…♡」

 

「お前に兄と呼ばれる筋合いは無(ryあぐっ!?」

 

ストレスで胃痛が起きる。これがアモアスだったらロリババアと共にキルか排除してたわ

 

「コ、コイツはリホ…。さっき会ったばっかだ…コフッ」

 

「そうなんですの?良かった」

 

(何だよコイツら…、田舎者とお嬢様?何か変な組み合わせだな。けど…金の匂いがする!)

 

そして、試験が始まる

 

「よーし!それではこれより、武術試験を開始する!各自、好きな武器でダミーに斬りかかれ」

 

列は進み、俺とロイドの番になる

 

「さーて、本気で行くか!」

 

その後は筆記試験で兄弟諸共落ちました。ド畜生がッ!




一応、一部を除くメインキャラはセイバーに変身させようかと思います
具体的には…

ロイド→セイバー(原作主人公ポジだから)
イズ→デュランダル(兄だから)
アルカ→ファルシオン(世界を滅ぼすというのは、世界を無に帰すとも取れる)
マリー→サーベラ(何となく)
セレン→スラッシュ(ピンクだから)
リホ→剣斬(緑だから)
アラン→バスター(パワータイプっぽそうだから)
メナ→エスパーダ(何となく)
フィロ→ブレイズ(何となく)

と考えてます。一部のみ&制限付きですが、FGOの宝具やそれ以外の武器も使わせようかなと考えてます


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次から次へと…、俺の胃をねじ切る気か!byイズ

夕方、俺とロイドは帰路に着く

 

「武術も筆記も散々だったから、落ちるのは分かってたとはいえ…」

 

「堪えるもんだなぁ…。おん?」

 

ふと、張り紙を見るがバッタが襲ってくる

 

「邪魔」

 

だが、灰緑の銃で撃ち抜く

 

「これは…」

 

 

 

 

 

================================================

 

 

 

 

 

張り紙に書いてあった場所に行く

 

「ここか…」

 

建物に入る

 

「ごめんくさ~い」

 

「…返事がない、ただの「誰だ!」っ!?」

 

つい癖でシキソしたけど悪くないよな?

 

「待ってくれ、俺らは怪しい奴じゃねえ!バイトの張り紙を見てここに来ただけだ!そうだよな?!」

 

「はい!僕達はアルバイトの募集できました!」

 

「バイト?」

 

「はい…」

 

「ちなみに、ここは食堂なんですが特技はなんでしょうか?」

 

「料理と掃除です」

 

「発明、趣味は特技による物作り」

 

「料理と掃除!?」

 

あ、コイツ何か勘違いしてるな?

 

「家では一番と言われてました」

 

「そうそう、ロイドの作る飯はうまい!兄の俺から見てもお墨付きだ!」

 

「え?」

 

「っつーわけで、厨房借りるぞ。何にする?」

 

「リゾットにしましょう!」

 

厨房を借りて二人でリゾットを作る。まあ、その後はカットで

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~マリー宅~

 

「試験に落ちた!?」

 

帰って報告するとめっちゃ驚いてた

 

「んじゃ、この国を<無銘剣虚無!>イズ、やらないからその剣をしまってくれぬか?」

 

「村長!あのね…来年の試験も、受けさせてほしいんだ!」

 

「ほう?ならば一度帰って<かつてから伝わる不死鳥の伝説が今、現実となる…>やらないからその本をしまうのじゃ!」

 

「最初からやるな」

 

エターナルフェニックスと無銘剣虚無をリュックにしまう

 

「それで、厚かましいかもしれませんが、もう少し住まわせてほしいんです!」

 

「帰ってこないのか…?」

 

「俺からも頼む、来年こそは受かりそうなんだ!」

 

「私は全然いいんだけどさ…」

 

俺とロイドはロリババアを見る

 

「しょうがない、許してあげるかのう…」

 

「ホント!?」

 

「うん」

 

「ありがとう村長!マリーさん!じゃあ僕、夜ご飯の準備してきますね!」

 

「んじゃ俺も」

 

夕飯の準備をする

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~翌日~

 

バイト中、ロイドとは別行動で街を歩いてる途中で士官学校の生徒が走って行く所を見かける

 

「何の騒ぎだ?」

 

俺も追いかけて行くと、ロイドが男性の顔を殴ろうとしてた

 

「ちょ、何やってんだよ!?」

 

リュックから時国剣界時を出して刀身を分離させる

 

「では、行きまあああああああ<界時抹消!

 

トリガーを引き、音声と共に時間が停止する。危ねェェェェェェェェェェ!止めて良かったァァァァァァ!ってそれよりも

 

「ったく、何やってんだよ…」

 

ロイドを脇に抱えて屋根の上へ跳ぶ。そして刀身を合体させてトリガーを引く

 

再界時!

 

音声と共に時間が動き出すと同時に時国剣界時をしまう

 

「アイツがいなくなったぞ!」

 

「ロイド様がいませんわ!」

 

「ロイドー!」

 

向こうは俺がやった事に気づいてないようだ、そりゃそうだよな

 

「兄さん?」

 

「このバカ弟、本気で殴ったら人が死んでたぞ?次からはあんな事しないように!」

 

「すみません…」

 

 

 

 

 

================================================

 

 

 

 

 

翌日、リホとセレンは歩いてた

 

「あの後、結局ロイド様とイズ様は見つけられませんでした…」

 

「お前らいつでも会えるんだろ?」

 

「ええ!私達は運命で結ばれていますから!」

 

「だったら問題は王女捜しの方だ。王女さんを探し出さないと、ロイドとイズの士官学校編入は夢のまた夢だぜ?」

 

「分かってますわ。ですから今日は…情報屋として知られる魔女のマリーのお店に来たんですから」

 

ドアをノックする

 

「はーい」

 

すると中からロイドが出てくる

 

「あれ?」

 

んで二人を入れた後、目の前に俺が座ってる

 

「まさかロイド様とイズ様が魔女と、まさか同居?そんな…」

 

「あのさセレン嬢、もしかしてロイドとイズがここにいるって知らなかったの?」

 

「はい…」

 

「えっと、お前とロイドとイズって恋人同士じゃなかったん?」

 

「私達は相思相愛、運命の相手同士ですわ!忘れもしない、あれは初めてお会いした一週間前の事「ほぼ顔見知りじゃねえか!」

 

「そのベルト、俺が書き換えた際に強力な必殺技を入れたんだ」

 

「「必殺技?」」

 

「特定のセリフを言うと、強力な必殺技が発動するぞ。ただし三回までだが、毎日0時になると自動で回復する」

 

使用後は一人称が『わえ』になるけどな

 

「私には無いのか?」

 

「やってみる」

 

コードを義手に繋ぎ、タブレットで書き込む

 

「こんなもんかな?」

 

「…大して変わってない?」

 

「特定のセルフを言えば形が変わ「ただいまー!あー疲れた~、イズ君ビールお願~い、冷蔵庫にあったよね?」…(プツッ)」

 

「僕は枝豆を茹でますね」

 

「ウェ~イ!枝豆大好き…ってお客さんいたァァァァァァ!?」

 

「マリー、お前も苦労する者同士だと思ったが、そんなザマだったとはな…。見損なったぞ」

 

「ひいいいいいい!?」

 

その後、一時間くらい説教しました。時は過ぎて数日後の夜、俺はロイドとロリババアと別行動で祭りに来てた

 

「…」

 

懐にしまってある灰緑色の銃とバッタが描かれてる電子キーを触る

 

「とうとう使う時が来るか」

 

「何が来るんじゃ?」

 

後ろにロリババアがいた

 

「ちょっと色々見て回ってくる」

 

俺は人気のない所に行き、ローブを着てフードを深くかぶって城へ跳ぶと同時にバッタが人を襲ってくる



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シンクネットライズ

同刻、王城にて―――

 

「この度は、軍人に復帰させていただきたくお願いに上がりました」

 

国王は何も言わない

 

「陛下?」

 

「もういいだろう。お前の思い、王はしっかりと聞き届けたと思うぞ。後は連絡を待て、必ず軍人に「本当にそうなのか?」クロム?」

 

「お前には伝えなかったが、俺は王女に会った。マリア・アザミ王女は信頼における仲間と共に陛下に呪いをかけ、ジオウとの戦争を引き起こそうとしている黒幕を、極秘に探している。その中で得た情報に、耳を疑うようなものがあった。黒幕と思しき男は街のチンピラ共に、こう依頼したそうだ。『見つけ次第連れて来い。死体でも構わない』、そして男は何度も繰り返した。『この国の平和の為に』と。聞いた事がある口癖だ、お前が黒幕なのだな?メルトファン!」

 

「ああ」

 

「何故だ!」

 

「無能をのさばらせて、ジオウ帝国に好き放題やらせ、戦争は愚か…報復措置すら取らん王なのだ。傀儡にした方がこの国の為になると思ったまでだ」

 

「想像以上にゲロってくれたな、メルトファンの旦那!」

 

「ですわね」

 

リホとセレンが来る

 

「リホ・フラビン、セレン・ヘムアエン!貴様…」

 

「どうも、お初にお目にかかるわ、黒幕さん。マリア・アザミです。今はイーストサイドの魔女マリーで通っているけどね」

 

「王女だと!?」

 

「ふふふふふふふふふ…。王女、戻って来たか」

 

国王は何者かに憑りつかれてた

 

「何ですの、あの模様!?」

 

「陛下に何をしたのだメルトファン!」

 

「私はただ、王を傀儡に(ryぐあっ!」

 

メルトファンが吹っ飛ばされる

 

「愚かな男だ、お前が我を操っていたのではない。我がお前を操り我の封印を解かせたのだ。貴様の村の人間を襲わせたのも私だ。王家に恨みを持つ者を増やす為にな」

 

国王はメルトファンに近づく

 

「望み通り戦争は起こしてやる」

 

頭を掴み上げ、怪人にさせられる

 

「メルトファン!」

 

「その姿で最後まで私の役に立て!」

 

マリーは追いかけようとするも、怪人が邪魔をする

 

「■■■■――――!」

 

「追って下さい!王様を解放できれば、この騒動は収まります!」

 

「でも…」

 

怪人が襲ってきて、リホが受け止める

 

「いいから、早く行け!」

 

マリーは国王を追いかけ、怪人はリホを弾き飛ばすタイミングで、俺がバルコニーに着地して、怪人に銃撃する

 

「お前は誰だ?」

 

食堂のおっちゃんが俺に聞くが、無視して灰緑色の銃を腰に装着して外す

 

SHOT ABADDORISER!

 

くるくる回した後、灰緑色の電子キーのボタンを押す

 

HIT!

 

ショットアバドライザーにキーを装填する

 

AUTHORIZE!

 

キーを開いて、怪人に銃口を向ける

 

「…変身」

 

SYNCNET RISE!

 

「グッ!」

 

銃弾が怪人を牽制した後、俺に向かって飛んでくる

 

「あのままじゃアイツに当たるぞ!」

 

リホの予想とは違い、着弾するとアーマーを形成する

 

CROWDING HOPPER!“AN ATTACK METHOD USING VARIOUS GROUP TACTICS.”

 

俺は仮面ライダーアバドンに変身する。俺用にカスタムした為、スペックが高い。プラスしてボイチェン機能があるからバレる心配はない、声は諏訪部順一だ。外見はREAL×TIMEに出るベルで、武器が違うだけ

 

「来い」

 

「■■■■――――!」

 

怪人が近づく所を銃撃するが躱される

 

「ふっ!」

 

格闘戦に持ち込む。できるのかって?これでもスーツアクターやった事あるんで大丈夫だ

 

「はぁ!」

 

怪人を蹴り飛ばし、ライズスターターを押す

 

HIT!

 

エネルギーがチャージする、そしてトリガーを引く

 

CROWDING BURST!

 

「貰った!」

 

溜めたエネルギー弾を撃つが、叩き落とされて爆発する

 

HIT!

 

「隙ありだあああああああああああ!!」

 

CROWDING BURST CANNON!

 

視界を奪ってる隙にライダーキックして、怪人を蹴り飛ばすと爆発して倒れる。気絶してるだけで生きてるぞ?

 

「もう少し手こずると思ったのだが…、決意も覚悟も足りなかったな」

 

「セレンさん!」

 

ロイドも城に着く

 

「ロイド様!?」

 

「よかった無事で…」

 

「ロイド様~~~~~!」

 

セレンが駆け寄るが、ロイドはスルーして食堂のおっちゃんに話しかける

 

「店長、どうしてここに?大丈夫ですか?」

 

「ロイド君か、君こそ何でここに?」

 

セレンは泣いてるがスルーだ

 

「手伝いに来たんです。…あの」

 

今度は俺に話しかける

 

「貴方、もしかして兄さんですか?」

 

いきなり核心突いてきやがった!?外見はマジの仮面ライダーアバドンなのに何でだ!?

 

「わ、私は君の兄さんではないが…」

 

「その武器、兄さんが使ってたのと同じです」

 

「それは彼に頼んで…」

 

「僕、知ってますよ。発明品を作る度、毎回村長を「分かった!認めるから!俺はまごう事なく、お前の兄のイズ・ベラドンナだ!」

 

ボイチェン機能を解除する。弟には勝てないな…

 

「イズ様~~~~~!」

 

セレンは俺がイズだって事分かると駆け寄ってくる。けど、俺はそれを受け流す

 

「兄さん、それは何のコスプレですか?」

 

「コスプレじゃなくて、パワードスーツ的なのなんだけど」

 

「ところで、マリーさんは?」

 

「ん?ああ、そうだ!奥で一人でモンスターと戦っている!」

 

「一人で!?こんな事してる場合じゃなかった、すぐ行かなきゃ!」

 

「逃~~~げ~~~る~~~デ~~~ス!」

 

「マリーさん!?」

 

イガリマのギアを纏ったマリーがドアから出てくる

 

「ごめんなさい!散々来るなと言われ「ウェルカムデース!」え?」

 

「よく来たデスねロイド君!」

 

「あの、怒らないんですか?」

 

「ううん、私こそ「待て!待てと言ってるだろうが!」

 

国王が追いかけてきた、スラッシュアバドライザーの出番だな。俺はスラッシュアバドライザーを出そうとしたが、無かった

 

「あ、あれ!?」

 

「どうかしたんですか?」

 

「もう一つのアバドライザーが「お前が探しているのはコレか?」なっ!?」

 

いつの間にか国王がスラッシュアバドライザーを持ってた

 

「これを使えば、その力が使えるんだろう?」

 

国王は腰にアバドライザーを当てる

 

SLASH ABADDORISER!

 

こっそりスイッチを出して押そうとしたが、壊される

 

「しまった!」

 

「それくらい読めておるわ!」

 

クラウディングホッパープログライズキーのライズスターターを押す

 

HIT!

 

そして装填する

 

AUTHORIZE!

 

「変身」

 

SYNCNET RISE! CROWDING HOPPER!“AN ATTACK METHOD USING VARIOUS GROUP TACTICS.”

 

国王は仮面ライダーアバドンに変身する

 

「はぁ!」

 

「ぐっ!?」

 

スペックはカスタムが上なのに、一撃一撃が重い…!

 

「むんっ!」

 

格闘戦の末、パンチがショットアバドライザーに当たって壊れて変身が解除され、ローブを国王に投げて視界を奪ってる隙に距離を取る

 

「イズ様~~~!」

 

マズイ…、ショットアバドライザーは壊れて修復できない!何か変身解除できるほどの強力な技があれ…ば…。そうだ!

 

「リホ!セレン!俺があの時書き込んだ技を使え!セリフはもう分かるはずだ!」

 

「「分かった(りましたわ)!」」

 

リホは義手を構える

 

「我が魂喰らいて走れ!銀の流星!『一閃せよ、銀色の腕(デッドエンド・アガートラム)』!」

 

「ぐおっ!?」

 

一閃せよ、銀色の腕(デッドエンド・アガートラム)で一撃を与え、ベルトも宝具を食らって火花が散る

 

「わえはヴリトラ。この世の天地を覆うもの。集えアスラよ、わえの肉なる魔の軍勢よ。分かち隔つがその理、隠れ果てよ万象!『魔よ、悉く天地を塞げ(アスラシュレーシュタ)』!」

 

「ぐああああああああああああああああああ!!」

 

セレンの魔よ、悉く天地を塞げ(アスラシュレーシュタ)を食らって変身が解除され、ベルトが壊れて気絶する

 

「ロイド、アレでコイツを拭いてくれ」

 

「ああ、アレですね」

 

ロイドは古代ルーン文字入りのハンカチで拭き、憑りついてた者は消える

 

「終わったか…」

 

その後、俺とロイドは士官学校に編入できた。今日が編入の日だ

 

「ロ~イ~ド~!イ~ズ~!」

 

ロリババアが工房兼俺の部屋に入ってくる。着替え中なのに

 

「ぐへへ…、撮え「そいっ」

 

投影したルルブレを投げて水晶に突き刺し、初期化すると同時に割る

 

「ああああああああああああ!イズ、なんて事するのじゃあああああ!」

 

「ざまぁみろwww」

 

制服に着替えて部屋を出る

 

「お待たせしました」

 

「これで夢への第一歩に踏み出せたわね」

 

「はい!」

 

「辛い事があったらいつでも相談してくれ。我が弟からの相談は年中無休だ!」

 

(でも、一体誰がロイド君とイズ君を編入させたのかしら?セレンちゃん達よりも前に打診が入っていたという事だったけど…)

 

「ロイド様~!イズ様~!」

 

「あら?」

 

ドアを開けるとリホとセレンがいた

 

「すみません。もう少し待ってもらえませんか?」

 

「全然いいぜ」

 

「はぁ~!ロイド様とイズ様、なんて凛々しいお姿!」

 

「お主らは誰じゃ?」

 

後ろからロリババアが顔を見せる

 

「貴女こそ誰ですの?」

 

「うちの村の村長のロリ…アルカだ。こっちは友人のリホとセレンだ」

 

「友人のう?…イズ、さっきなんて言いかけたのじゃ?」

 

「ロリババアって言いかけたけど何か?」

 

「イズには数日間お腹を下した挙句、辛い物をしこたま食べた後のように肛門がヒリヒリする呪いを掛けて「俺には無理だけど?もし、掛かったらルルブレで消すけど何か?」

 

困った時のルルブレは便利だなぁ

 

「おはようございます!ロイド殿、イズ殿!」

 

そこにロイドに殴られかけた男がいた、お前も士官学校に行くのか

 

「アランさん!」

 

「お前、この前ロイドに殴られかけた奴じゃねえか!」

 

「あの時、兄さんもいたんですか!?」

 

「ああ、仕掛けは今度な」

 

「今回はどうもありがとうございました」

 

「「ありがとう?」」

 

「実は、僕と兄さんが士官学校に編入できたのはアランさんのおかげなんです」

 

皆、俺が作った11本の内の8本の()()渡せそうだな…。使えるかどうかは別として



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異世界版ソード・オブ・ロゴス…って事でいいんだよな? byイズ

休日、俺の部屋兼工房にロイド達を集めた

 

「兄さん、話って何ですか?」

 

「この前みたいに、俺のアーティファクトを悪用する輩が増えるだろうと思ってお前らに剣を渡す事にした。まずはロイド、お前は火炎剣烈火だ」

 

ロイドに火炎剣烈火とブレイブドラゴンを渡す

 

「わぁ…、カッコいいです!」

 

「次にマリー、お前は煙叡剣狼煙だ」

 

マリーに煙叡剣狼煙と昆虫大百科を渡す

 

「サーベル、なのかしら?」

 

「次はセレン、お前は音銃剣錫音だ」

 

セレンに音銃剣錫音とヘンゼルナッツとグレーテルを渡す。この世界に銃があるかどうか知らんが、どうにかなるだろ

 

「イズ様がお作りになられた剣、一生大事にしますわ!」

 

「リホは風双剣翠風だ」

 

リホに風双剣翠風と猿飛忍者伝を渡す

 

「風双…風か?」

 

「アラン、お前は土豪剣激土だ」

 

アランに土豪剣激土と玄武神話を渡す

 

「俺に合いそうだな…」

 

「村長は無銘剣虚無だ」

 

ロリババアに無銘剣虚無とエターナルフェニックスを渡す

 

「イズ、ワシになんて物を渡すのじゃ!?」

 

「次は全員に変身方法を教える。まずはロイドとロリババア」

 

「とうとうストレートに言ったのう…」

 

「まず、腰にソレを当てる」

 

二人は言われるがまま、腰に当てるとベルトが巻かれる

 

聖剣ソードライバー!

覇剣ブレードライバー!

 

「そして片手に持ってるワンダーライドブックを開く」

 

「これかのう?」

 

「ですね」

 

ワンダーライドブックを開く

 

かつて、全てを滅ぼすほどの偉大な力を手にした神獣がいた…

かつてから伝わる不死鳥の伝説が今、現実となる…

 

「ページを閉じて、神獣なら右にセットする。別に開かなくても行けるけどな」

 

「他の所はダメなんですか?」

 

「場所は決まってるからダメだ」

 

ページを閉じてドライバーにセットする

 

「そしたら、剣を抜刀して変身だ」

 

「「変身!」」

 

剣を抜刀する

 

烈火抜刀!ブレイブドラゴン! 烈火一冊!勇気の竜と火炎剣烈火が交わる時、真紅の剣が悪を貫く!

抜刀…!エターナルフェニックス! 虚無!漆黒の剣が、無に帰す!

 

ロイドにセイバーの装甲が合体し、ロリババアにファルシオンの装甲が合体する

 

「覚えたか?」

 

「僕は大丈夫です」

 

「私もじゃ」

 

「んじゃ単体型の変身方法を説明するぞ。共通としてワンダーライドブックをスロットにセットする」

 

単体組は言われた通りにワンダーライドブックをセットする

 

「土豪剣激土と音銃剣錫音は根元のトリガーを引き、風双剣翠風は剣を分離させる。煙叡剣狼煙は根元のトリガーとは別のボタンがあるからそれを押す」

 

「「「「変身!」」」」

 

一刀両断! ブッた斬れ!ドゴ!ドゴ!土豪剣激土! 激土重版!絶対装甲の大剣が、北方より大いなる一撃を叩き込む!

銃剣撃弾! 銃でGO!GO!否!剣でいくぞ!音銃剣錫音! 錫音楽章!甘い魅惑の銃剣が、おかしなリズムでビートを斬り刻む!

双刀分断! 壱の手、手裏剣!弐の手、二刀流!風双剣翠風! 翠風の巻!甲賀風遁の双剣が、神速の忍術で敵を討つ!

狼煙開戦! FLYING!SMOG!STING!STEAM!昆虫 chu 大百科! 揺蕩う、切っ先!

 

アランはバスターの、セレンはスラッシュの、リホは剣斬の、マリーはサーベラの装甲が合体する

 

「この剣、二刀流だったのか。上手く使えるようにならないとな」

 

「ホントに変身できましたわ!」

 

「煙って…私に扱えるかしら?」

 

「所で、イズ殿は変身しないんですか?」

 

「その内変身するさ」

 

この後、部屋を精神と時のモードに切り替えてめちゃくちゃ鍛錬させた



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アモング的な?

~セリフの色~
イズ→赤
ロイド→青
リホ→緑
セレン→ピンク
アラン→茶色
アルカ→白に近いグレー的な
マリー→黒


~イズの部屋~

 

ロリババアを含めた皆を俺の部屋に集める

 

「で、話って何なのじゃ?」

 

「ロイドは人を信用しすぎてる!(米倉涼子風)そこで、時には人を疑う事が大切だって事を教える為に専用のフィールドを用意した!」

 

クローゼットの取っ手を持って、開くと中がネザーポータルみたいになる

 

「イズ君、よく作れたね…」

 

「ブァカ者がァアアアア!俺の技術は世界一チイイイイ!!っと、こんな事やってる場合じゃねえや。そーら、行ったぁ!」

 

ロイド達をポータルへ蹴り飛ばしてポータルに入る

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~宇宙船スケルド号~

 

宇宙船に出ると、全員はバックパックが付いた宇宙服を着てる

 

「ようこそ、異世界のフィールドへ!ここでは、様々なタスクを行ってもらう。まあ最初は、今回は説明を兼ねて各フィールドの説明をしよう」

 

まあ、その過程はカットで試合が始まる。俺は…クルーか。インポスターは二人の設定だからキツそうだな

※音声会話は会議のみで、独り言は聞かれないのでご安心を

 

「さっさと行くか」

 

保管庫を経由して電気室のディストリビュータを調整した後、下部エンジンに電力を送る。監視室に行く途中でアランとすれ違う

 

「さて…、様子見だな」

 

カメラで監視してると、リホが操縦席から出て行く所を目撃する。ロイド?死んだんじゃないの~?

 

「こりゃ黒だな」

 

すぐにボタンを押しに行こうとすると停電になるが、スルーして死体を探しに行くと通報を受けてカフェテリアに集まる。ロリババアもやられてたが、そんな事はどうでもいいや

 

(どうでもよくないじゃろ!?)

 

「私が死体を見つけましたわ。暗くなった後にアドミンに行ったら死体を見つけたのですわ。その時入口で、リホさんとマリーさんをいたと思いますわ」

 

「その時は二人が怖くて逃げてたのよね。それと停電前に師匠がアドミンでタスクしてたのは見てるのよ」

 

「俺は監視カメラで見てたけど、シールドにリホとセレンとロイドが入ってくのを見たんだ」

 

「そうだよな」

 

「その後少ししてリホが操縦席から出てきた。恐らくだがロイドがシールドでキルされ、通気口で移動したと俺は見てる」

 

「アランさんはどこにいたんですの?」

 

「西側にいたな。途中でイズ殿と一緒になったぞ」

 

「なら私が、シールドからアドミンに行った後にリホさんがロイド様をキルしたのかもしれませんわね」

 

「まずはリホさんに投票ね」

 

一人はリホだろうな。初心者にしてはやるな

 

「行けると思ったんだけど、詰めが甘かったか…」

 

 

―リホはインポスターだった―

 

 

「後一人は誰だ?アランがアドミンにいた奴らに見られてないって事は西にいたんだろうな。だとすると、マリーかセレンのどっちかだな」

 

停電を直し、下部エンジンに行って電力を受け入れる

 

「…もしかしてセレンか?うーむ、そうだったとしても決定打になる証拠が無けりゃ意味がないんだよなぁ…」

 

上を経由して管理室に行き、カードスキャンのタスクを終わらせる。アドミンを見てるとセレンが様子を見にきた後、どこかに行く

 

「…様子を見に行くか」

 

停電が起きてもカフェテリアを歩き回るが、死体は見つからなかった

 

「ここではキルされてねえか」

 

停電を直しに行こうとしたら解除されたと同時に緊急会議が始まる

 

「とりあえず誰か死んでるかもしれなかったから、ボタンを押したわよ」

 

「いい判断だ。誰も死んでなくてよかったぞ」

 

「それと今回のビジュアルタスクの設定、オフにしてるけど医務室でスキャンがあるから見ててほしいのよね」

 

「分かりましたわ」

 

とりあえず医務室のドアを閉ざされた後、スキャンを見てたら酸素のサボタージュが起きて管理室に行く。途中でゲージが伸びたのを確認したけど、幽霊かやったのか?早計は禁物だ

 

「えっと、28450…っと。俺もやんなきゃな…」

 

シールドのタスクを終わらせた後、リアクターに行こうとしたらセレンがチラッと見える

 

「…死にたくないから遠回りするか」

 

その途中で酸素のサボタージュが起きるが、酸素室のキーを高速で入力して管理室に行こうとしたけどやめて、リアクターに行こうとしたらセレンが先回りして俺を刺し殺してセルフリポートする

 

「初心者にしてはやるな、もうビギナー卒業じゃん」

 

前世ではアモアス界のアサシンと呼ばれた俺も認めるとしよう。このままだとプロになりそうだが、俺直伝のテクニックを使ってるだけだし、まあいいか

 

「アランさんがイズ様をキルしましたわ!」

 

「セレン殿が目の前でキルしたんだが…」

 

「どっちなのかしら?…ちょっと待って、最初の会議でアランさんはイズ君と一緒にいたって言ってたわよね?」

 

「そうだな」

 

「それならこの場で師匠をキルできたのは私かセレンになるけど、今回のイズ君のキルに私は関わってないから、必然的にセレンさんがインポスターになるわね!」

 

 

―セレンはインポスターだった―

 

 

 

「リホ、セレン、お前らはビギナー卒業だ。おめでとう!」

 

「イズ様に褒められるなんて光栄です!今後も精進してまいりますわ!」

 

「何か、照れくさいな…」

 

 

 

 

 

================================================

 

 

 

 

 

さて、次はインポスターだな。相方はロイドか

 

「まずは誰をキルするか…」

 

医務室に行く途中でロリババアと一緒になるが、途中で引き返す

 

「チッ、勘のいいロリババアめ」

 

毒を吐いてるとメルトダウンが起きる。ロイドがやってくれたか

 

「リアクターに行って様子見るか」

 

リアクター前で立ち止まって誰が来るか確認すると、ロイドが来る。キルってもいいが、通気口で様子見だな

 

「今いるのは上の奴と…。今セレンが来たな、タスクはないのか。ケッヒッヒ」

 

通気口から出てロリババアをキルする

 

(何でワシが最初にキルされるのじゃ~~~~~!)

 

今まで俺の胃に負担を与えた罰だ。ザマァwww

 

(ワシが何したって言うのじゃ…)

 

「死体から遠ざける為にも、酸素のサボタージュをやるか」

 

見通しの良い所で酸素のサボタージュを起こしてクールタイムを潰してる途中で勝つ

 

「ありゃ、ロイドがやったのか」

 

ロイドもビギナー卒業かな




~おまけ:飛行船のメインホールにて~

「~♪」

「ロイド様の…、ハァ…ハァ…♡」

ロイドが除染のタスク中、セレンが鼻血を出しながら興奮してた

「もう我慢できm(サクッ)」

何かキモかったのと、ロイドのセコムとしてセレンをキルった後その場を離れた


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聖剣とは一体…うごごご byイズ

昨日買ったゼロワンとセイバーのDVDを今日見たんですけど、凄かった


夜、俺らは馬車で聖剣の村とやらに行く

 

「わぁ!兄さん、星が綺麗ですよ!」

 

「おう…」

 

ずっと揺られ続けてた訳で眠いです

 

「(かわいい)ロイド君、イズ君、今日はありがとね」

 

「いえ、ゴミ拾い位いつでも言って下さい」

 

「見てほしい物があったら、いつでも言ってくれ」

 

(ただのゴミ拾いじゃなかったんだけどね~)

 

んで、ロイドとマリーに起こされて聖剣の村ことナンテン村に来た訳で―――

 

「何しに来たんだアンタ達!?」

 

ロイドはゴミ拾いを、俺は屋外用のダイソンで掃除してる

 

「ああ!勝手に…オイ一体何なんだ!」

 

「この聖剣って、強い魔力が無いと決して抜けないと言われてる奴ですよね?」

 

「そうなのか?」

 

気になった俺は剣を引き抜いて、ゴーグルで軽くスキャンする

 

「抜けた!?」

 

「さすがね…」

 

「兄さんそれって何ですか?」

 

「これが聖剣らしいんだけど、そんな感じがしないんだよな…」

 

「聖剣の森キャンプ場に、聖剣の森ゴルフ場、聖剣の森美術館に、公園、ホテル…。聖剣一大プロジェクトがあああああ…」

 

そして帰る事にした

 

「はぁ~、これでスッキリしたわ~!」

 

「で、剣はどうします?」

 

「こっちで預かっていいか?ちょっと気になる点があってな。終わり次第渡すから」

 

そう言って剣を見つめる

 

「―――I am the bone of my sword.」

 

「イズ君、何か言った?」

 

「いや何も?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~士官学校~

 

翌日、士官学校の演習で皆が走ってる中ロイドはダッシュで、俺はドゥエで駆け抜けた

 

「演習、楽しかったなぁ。ね、兄さん!」

 

「体を動かさなきゃ体が鈍っちまうからな」

 

「さすがロイド様とイズ様…」

 

「でも次は魔法の座学だから、休みながら受け「気を付けェェェェェェェェェェ!」

 

コリン先生が思いっきりドアを開けて入ってくる

 

「座学は中止や!今日から実践的な授業をやって、ロクジョウ魔術学園との交流試合に出す奴見繕らってもらうで!」

 

「…え?」

 

「交流試合?」

 

「何で?」

 

「毎年やってる学校行事だ。ここ数年はアザミが負けてるらしいが」

 

「今年は絶対に勝つ!絶対にや!」

 

 

 

 

 

===========================================

 

 

 

 

 

んで、グラウンドに集まる

 

「よく聞け、魔法の使い方は大まかに三種類ある。言葉を唱える“詠唱”、絵や文字を刻む“紋章”、魔石や杖を使う“媒介”。それぞれ一長一短あるから、臨機応変に使うのがベストや。早速練習するで!」

 

そんで魔法の演習が始まる。他の生徒が魔法をダミーに放つ

 

「兄さん、魔法の詠唱大丈夫?」

 

「見様見真似でやってみる」

 

「次イズ君!」

 

「ホントは詠唱抜きでもできるんだけどな…。―――焼き尽くせ、フレイム!」

 

詠唱すると、前方に炎の波が発生する。チャージしてないからX8のメルトクリーパーだろう

これでも俺は魔法と物(もしくはその他)を使えば異なる技が使えるのだ

例えば、エックスリングがあれば魔法のチャージショットが使える。自分で作っといて何だがロックマンXかよ

 

「イズ君のフレイムは凄いな。次ロイド君!」

 

「はい!よーし…焼きちゅくせ、ヒュレイム!」

 

「「「噛んだ!?」」」

 

フレイムはダミーから逸れて爆発する

 

「あぁ…、失敗しちゃったぁ…!」

 

「ロイド、緊張してる時こそ落ち着いて詠唱するんだ」

 

その後、雷(トライサンダー等)や氷(ショットガンアイス等)、風(ストームトルネード&ダブルサイクロン等)の魔法を放った

 

「よし、君が出よう」

 

その結果、魔法が異常なロイドの代わりに俺が選ばれる。今思えば俺の魔法って全部ロックマンXシリーズの特殊武器じゃねえか。チャージリングの力なんだろうけど、自分でもよく分からんわ

 

「大佐、私も回復魔法習得したいです。大佐は回復魔法が得意なんですよね?」

 

「せやけど、何で必要なんや?」

 

「大切な人の怪我を治し、絆を深めてレッツ既成事実ですわ♡」

 

…今、悪寒がしたような気がs(ピンコーン)俺のスマホからだ、スキャンが終わったみたいだ。どれどれ?

 

「オイオイ、回復魔法が一番ムズいんだぞ?半端な覚悟で習っても挫折する奴だっていっぱいいる。それに使い方間違って、小石や泥を取り込んだまま傷口塞いで化膿して結局、摘出手術って例も多いんだ」

 

「何やリホちゃん、詳しいな!」

 

「あ、しまった…」

 

「難しいなら猶更、今習うのがいいんじゃないか?基礎魔力の向上にもなるだろうし」

 

「はい、僕も習いたいです!兄さんはどうですか?」

 

「なるほど…、それでロリババアとヴリトラが…」

 

「兄さん?」

 

「え、あ、何だい?」

 

こっそりスマホを懐に入れる

 

「兄さんも回復魔法習いますか?」

 

「回復魔法か…、俺も習ってみようかな?」

 

「ほな、『コリンズ回復ブートキャンプ』をやったろか?」

 

「つまり怪我人が必要…と」

 

セレンはアランを見る

 

「あら、こんな所に頑強だけが(グギャバキッ)」

 

「俺で頼む」

 

左腕がエグイ事になる。まあ、握り潰しちゃったけど…俺は悪くないよな?




~イズの所有物紹介~

ゴーグル:簡易的だが物をスキャンする。もう一つは…
コード付きタブレット:アーティファクトに繋げるとプログラムとして見れ、書き換えができる
エックスリング:魔法がXシリーズの特殊武器みたいになる。チャージ可能
アバドライザー:ゼロワンの映画に出たのと同じだが、ショットのみイズ用にカスタムされてる
リュック:四次元ポケットのリュック版


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時は我なり

~ナレーションサイド~

 

一方マリーはお茶を飲んでた

 

「…」

 

「ぶっ!?」

 

だが、いつの間にかいた金髪ポニテ巨乳を見て吹き出す

 

「誰!?」

 

「あれあれ~?驚かしちゃったかな?一応お客さんなんだけど」

 

そこに金髪で小柄な少女が来る

 

「お客さん?そんな雰囲気じゃ…」

 

「私はメナ・キノン、こっちは妹のフィロ・キノン」

 

「ロクジョウの傭兵姉妹!?」

 

「ポンピーン!今はそのロクジョウで学生やってるんだけどね」

 

「その学生さんが何の御用で?」

 

「この子を探してて」

 

メナはマリーに写真を見せると、マリーは驚く

 

「あ、知ってるね?」

 

「!?」

 

フィロは何かを感じ、距離を取る

 

「たらまー…、あー疲<界時抹消!

 

「っ!?」

 

イズに蹴りを入れようとした瞬間、イズとロイドはいつの間にか中にいた

 

「ちょい、怪我したらどうすんだ?コレ持ってたからいいんだけど、一般人だったら重症だぞ?」

 

彼の手には時国剣界時があった

 

「イズ君でよかったわね…」

 

「え?」

 

「あれ?それ、リホさんじゃないですか?」

 

「知ってるの?」

 

「うちの士官学校にいて、義手を改造したアガートラムの使い手なんだ」

 

「ちょ、イズ君」

 

フィロはイズの目の前に立つ

 

「弟子にしてください」

 

「「「え?」」」

 

「炊事、洗濯、何でもします。ぜひとも」

 

「…分かった、そこのお前もついて来い」

 

「え?うん」

 

キノン姉妹+ベラドンナ兄弟とマリーはイズの部屋に入る

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~イズサイド~

 

「お前ら二人には、このドライバーとワンダーライドブックをやる」

 

ポニテには水勢剣流水とライオン戦記を、お下げには雷鳴剣黄雷とランプドアランジーナを渡す

 

「まず、変身方法だが…」

 

変身方法を教えて二人が実践して変身する

 

「よし、変身できたな!次はその力に慣れてもらうために、俺と手合わせしようか」

 

オーシャンヒストリーを出して開く

 

この群青に沈んだ命が、今をも紡ぐ刻まれた歴史…

 

時国剣界時にセットして、刀身を外す

 

「変身」

 

刀身を逆転させて合体させる

 

界時逆回! 時は…時は…時は時は時は時は!我なり! オーシャンヒストリー! オーシャン、バッシャーン! バッシャーン!

 

俺はデュランダルに変身する

 

「さあ、来い!」

 

「ふっ!」

 

二人は俺に斬りかかる…だが!

 

界時抹消!

 

刀身を外して時間を極限まで遅くさせる

 

「この世界に入門できる奴っているのか?ロリババアは行けそうだけど」

 

そんな偏見を持ちながら後ろに回り込み、刀身を付ける

 

再界時!

 

「そらよっ!」

 

ポニテが反応するが、時すでにお寿司。カイジスピアで斬りつける

 

「きゃあ!」

 

「うっ!」

 

「ポニテは反応できてたが、お下げはまだまだだな」

 

その後、めっちゃ手合わせした



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お目付け役って大事だと思うんだよね byイズ

~翌日&ナレーションサイド~

 

「さあ、今日も張り切ってやるで!」

 

皆が演習してる中、リホがコリンに聞く

 

「なあ、何でそんなに勝ちたいんだ?」

 

「それは、うちの嫌いな蛇女がロクジョウの学園長になってしもうてな…!」

 

「蛇女?」

 

「それはうちの事かいな?」

 

「ロール!」

 

ロールが現れる

 

「嫌やわぁ、そんな顔して。久しぶりやのに」

 

「何しに来たんや!試合はまだやで!」

 

「えらい探しましたえリホ、達者でなによりや。そのミスリル…やない!?」

 

「ミスリルじゃない、銀だ」

 

イズがリホの後ろから姿を見せる

 

「うおっ!?いつの間にいたんだよ!?」

 

「厳密には違うけど、この義手はアガートラム。ミスリルの義手じゃねえ」

 

「まあええ、返事は交流試合の日に聞きますさかい。ほな」

 

ロールはその場を去り、フィロはイズに近づいて水勢剣流水を突き付ける

 

「次は負けません」

 

「あの剣の能力が分かれば、多少は攻略しやすいかもだぜ?」

 

「フィロちゃん行くよー」

 

水勢剣流水をしまって、メナと一緒に行く

 

「イズ様、あの女と何があったんですの?それに、あの剣って…」

 

「あの二人に水勢剣流水と雷鳴剣黄雷をあげたけど、時国剣界時の前では手も足も出なかったな」

 

「時国剣界時?」

 

「…今度戦ってみる?」

 

「はい、是非とも!」

 

その後、ロイドはリホが気がかりだったようだ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~イズの部屋&イズサイド~

 

アーティファクト制作中に、ロイドが部屋に入ってくる

 

「兄さん、相談したい事があるけど…」

 

「リホの事か」

 

一旦作業を止めて、ゴーグルを上げる

 

「はい…」

 

「なら、シンプルにお茶に誘ってみたら?」

 

「お茶ですか…」

 

「言い換えればデートだな!」

 

「デート!?でも僕みたいに弱くて冴えない男が誘っても、嬉しいでしょうか…?」

 

「嬉しいだろ多分。多少強引に手を引っ張って誘えばいいんじゃね?知らんけど」

 

「そうなんですね。ありがとう兄さん!明日にでも誘ってみます!」

 

ロイドは上機嫌で部屋を出る。元気になったようでなによりだ!んじゃ、俺もアーティファクトを作るとしますかね!

 

 

 

 

 

~翌日~

 

「…クソ眠い」

 

「イズ様、また何か作ったんですの?」

 

「ああ、エックスリングをベースに作ったアーティファクトをな」

 

眠い…、張り切って徹夜で作らなきゃ良かった

 

「リホさん」

 

「何だよ、今度はロイドかよ」

 

「僕とデートしましょう!」

 

「は?」

 

「ぎょええええええええええ!?」

 

言い方ェ…

 

 

 

 

 

================================================

 

 

 

 

 

俺はセレンを落ち着かせる為に、ロイドと同じ店でセレンとお茶する事にした

 

「俺とお茶する気分はどうだ?」

 

「最高ですわ!」

 

隣の席でリホが過去を語る

 

「今はまだ、お情けで編入させて貰った士官候補生ですけど、いつか必ずお役に立てる男になります。だから、信じて下さい。僕は絶対リホさんを裏切りません」

 

「ロイド…」

 

「話は聞かせてもらった」

 

俺とセレンは立ち上がって隣に顔を出す

 

「兄さん!?セレンさん!?」

 

「いつからここに!?」

 

ロイドとリホの席へ移る

 

「リホさん!何でもっと早く言って下さらなかったのですか、その義手の事!」

 

「え、アタシの心配!?」

 

「濡れ衣で指名手配されてしまって…、私も最近ス「それ以上言うな」もごっ!?」

 

セレンの口に指を突っ込む。俺とロイドの事を盲目的に愛してるようだし、指を舐めさせりゃ大人しくなるだろ

 

「お前がいないと、学園生活がつまんないんだよ」

 

「イズ様の言う通りですわ。今度の交流試合でアイツらの白目ひん剥かせてやりましょう!」

 

「はい!僕も応援します!」

 

「全く…何なんだよ三人共。でも、悪くないな!」

 

…あ、ポニテとお下げに水勢剣流水と雷鳴剣黄雷を渡したの思い出した。まぁ、何とかなるだろ。無理そうだったら俺が闇黒剣月闇で圧倒すればいいし



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聖剣から魔剣になった事ってあるのか? byイズ

んで、闘技場でデモンストレーションをする事になった

 

「で、今日のデモンストレーションに出る子は決まったの?」

 

「まだこの二人だけや」

 

ポニテは俺に近づく

 

「今日こそは負けません」

 

「上等だ!…あ、そうだそうだ」

 

俺はリュックから新しいアーティファクトを出す

 

「コレをロイドにやる。エックスリングをベースに作った『エックスバスター』だ。魔力を込めれば詠唱せずとも魔法が撃てるぞ、別の形としてだけど」

 

ロイドはエックスバスターを装着する

 

「ありがとう兄さん!あれ、兄さんの分はないですか?」

 

「俺にはコレがある」

 

ゼロバスターを腕に装着して、ゼットセイバーを腰から下げる

 

「コリン先生。エックスバスターを使った魔法なら問題ないので、ロイドを出してあげてください」

 

「え、ええと…」

 

「はーっはっはっはっはっは!お困りのようですねコリン大佐」

 

どこからか声が聞こえる

 

「どこから声がしてるんや?」

 

「知らね」

 

「ここよ!」

 

「誰や?」

 

「とうっ!」

 

女は飛び降りる

 

「私は皆さんご存じのあの有名な二年生筆頭。ミコナ・ゾルよ!未熟で生意気なお前達は引っ込んでなさい、試合には私が出ます。この男の代わりに!イズ・ベラドンナ…。お前より私が優れているという事を見せつけてやるわ!」

 

ゾルはロイドに指を差す。…俺こっちなんだけど

 

「…あの、僕はロイドで兄さんはこっちです」

 

「まあ折角やからお願いしよか」

 

「「賛成!」」

 

そんで練習試合が始まる

 

「ほな、練習試合始め!」

 

「はあああああああ…!」

 

ゾルは魔力をチャージする

 

「気迫すごっ!」

 

ポニテは魔石による媒介魔法を発動させる

 

「あれは魔石!」

 

「媒介魔法ですの!」

 

「フィロは武道家だから、アイテムを使って戦うよ」

 

「始まるで」

 

さすがに水勢剣流水は使わないか、武器だし

 

「フレイム!」

 

「ウォーター」

 

ゾルは水流で場外に流される。あっけねぇ…

 

「しょ、勝負あり!」

 

「こんなはずじゃ…」

 

「大丈夫ですか?すぐに手当てを「どこまでも舐めた態度を…!よくそんな態度取れるね、道具が無けりゃ魔法すら使えない軟弱者が!」

 

道具が無ければ魔法どころじゃないんですが。いや、割とマジで

 

 

 

 

 

================================================

 

 

 

 

 

んで、交流試合が始まる

 

「それではこれより、アザミ士官学校対ロクジョウ魔術学園、交流試合を行います!」

 

出てるのは俺、セレン、リホだ。ロイドは応援するそうだ

 

「返事は決まったんか?」

 

「私は別に死んでもいいと思ってた。施設やアンタの役に立てるならって…」

 

「ほんなら「っ!」

 

「でもそれは、昔のロール・カルシフェだ!今のお前は欲の皮が突っ張っただけの女だ。脱皮しすぎた蛇の成れの果てだ!」

 

「後悔しますえ。古巣がどうなってもええっちゅうこって」

 

「施設は私が守る、今日その口からほげぇって言わせてやるぜ!」

 

「ハッ!そのほげぇ、そっくりそのまま返したるわ」

 

凄いヤな予感がするなぁ…

 

「イズ様、顔色が悪いですけど大丈夫ですの?」

 

「なわけあるか…」

 

「試合開始の前に、副賞を発表します!勝者には金一封と、アーティファクト職人のイズが作り上げた魔剣が贈呈されます!」

 

出したのは赤黒く、禍々しい元聖剣(暫定)だった

 

「「ほげェェェェェェェェェェ!?」」

 

「やっぱりねー…コフッ」

 

試合が始まる前から吐血する



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アルトじゃないと?

「おい!何で聖剣が魔剣になってんだ!説明しろ~~~~!」

 

リホは俺の胸倉を掴んで揺さぶる

 

「話すから血を撒き散らすのやめでぇぇぇ…」

 

掴んでる離してもらい、血を拭いながら事情を話す

 

「アーティファクトの製作中の休憩で、制御装置でもあるゴーグルを外して、渡す予定だった聖剣(暫定)に触れてな…。俺が持ってる莫大で、俺自身ですら扱いきれない程強すぎる『地獄の魔力』を直に当てられた影響で魔剣に変わって今に至るって感じだ。名前つけるなら『ヘルライズソード』かな。アハ、アハハハハ…。すんませんでしたァァァァァァァァァァァ!」

 

床を貫通する勢いで思いっきり土下座する

いつも付けてるゴーグルのもう一つの効果は、『地獄の魔力を普通の魔力に変換し、安定して使えるようにする』という効果だ。ゴーグルの外見は防振りのイズが頭に着けてるのと同じ奴だ

 

「どうしたんやリホちゃん、何でそないに魔剣の事を?」

 

「実はリホさんの義手はかくかくしかじかで、魔剣はかくかくしかじか…」

 

「何やて!?」

 

バッジが投げられる

 

「こうなったら、学生に戻ってうちも出る!殺す気で行きますえ」

 

ロールは部屋を出る

 

「こうなったらロイド君も出すしかないな。先にルールを曲げたのは向こうや。反則には反則!イズ君も、その地獄の魔力とやらで暴れたれや!」

 

「俺に死ねと?」

 

腕にはエックスリングV2を付ける

 

 

 

 

 

================================================

 

 

 

 

 

「ルールは一対一の対戦形式で二勝した方の勝ち。防具は何装備してもいいが、攻撃は魔法と杖や魔石のマジックアイテムのみ。蹴ったり殴ったりの物理攻撃は禁止の上、違反時失格となります」

 

「フン、どう見ても数合わせな少年がいはりますなぁ」

 

「俺の弟を舐めんなよ?」

 

「それでは先方の二人、前へ!」

 

前に出たのは俺とポニテだ

 

「始め!」

 

「フレイム」

 

「ガードシェル!」

 

ガードシェルで防ぎ、。驚いてる隙に近づく

 

「ウィングスパイラル!」

 

アッパーで風を起こして吹き飛ばす

 

「ストライクチェーン!マグマブレっ!?」

 

ストライクチェーンで引き寄せ、マグマブレードで斬ろうとした所でゼットセイバーが一応物理扱いなのを思い出してギリギリ止まる

 

「失格、イズ・ベラドンナ!物理による攻撃は禁止されている。剣による物理攻撃は反則だ。勝者、フィロ・キノン」

 

「すんません、熱くなりました。マグマだけに…なんつって!」

 

会場の空気が一瞬凍る。『アルトじゃないと』も付け加えた方がよかったか?

 

「マグマだけに、熱中してしまった!はい、アルトじゃ~~~ないと~~~!」

 

…今、或人の声が聞こえたような気がするけど、気のせいだろ

 

「負けてもうたんはしょうがない、切り替えて行くで!」

 

二回戦目は、ロイドとお下げとの試合だ

 

「それでは次方、前へ!」

 

「は~、まさか相手が君だなんて」

 

「よろしくお願いします」

 

「開始!」

 

お下げは距離を取る

 

「さ~て、今週のウットリドッキリ魔法はーじまーるよー!」

 

ロイドの顔にウォーターをぶつける

 

「アイツ…!」

 

「ロイド君の呼吸を塞いでギブアップを狙う気か!」

 

「大丈夫だろ」

 

5分、10分、20分が経過する

 

「おい少年!何か仕組んだか?!不正なのでは?」

 

審判がロイドに駆け寄る

 

「あの、ロイド選手?死んでる?」

 

ゴボゴボ(生きてますよ)

 

「生きてまーす!」

 

「んえっ!?まさか耐えられるとはねぇ…。でも」

 

水球が弾ける

 

「隔てよ、アクアウォール!」

 

水の壁+霧がロイドを囲む

 

「水の壁に霧魔法!」

 

「防御と目くらましをしてきたか」

 

「我、彼の地より集いし清流を呼び出さん。言の葉として―――」

 

(魔法を唱えている。僕も応戦しないと!)

 

ロイドはエックスバスターを構える

 

「ストームトルネード!チャージダブルサイクロン!」

 

三つの竜巻が水の壁を突き破ってお下げを吹き飛ばす

 

「メナ選手の自滅により、勝者ロイド・ベラドンナ!」

 

そして三回戦、ロー…BBA対リホが始まる。まあ原作通りなんでカットで。…原作って何だ?



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闇の邪剣、隠し持っといてよかった… byイズ

~ナレーションサイド~

 

ロールは目覚める。ちなみにイズは魔剣を預かって十三拘束解放(シール・サーティーン)的な拘束具を組み込んでる途中だ

 

「学園長」

 

「魔剣はどうなってます?」

 

「魔剣はその力があまりにも危険すぎる為、イズ・ベラドンナが預かっているようです」

 

「そうどすか…。今すぐ奪いに行きたいけど、この状態じゃ…」

 

「元となった聖剣を抜いた者の情報を掴みました。『イーストサイドの魔女』とかいう胡散臭い輩が絡んでいるようです」

 

「魔女?どんな奴なんどす?」

 

「かなり過保護にしている双子の兄弟と三人暮らしだとか」

 

「その魔女、こちらに引き込んだ方がええかもしれまへんなぁ」

 

んで―――

 

「フィロ、魔女の所へ行って。見つからんように魔女は過保護にして大事な子を連れて来るんや」

 

「分かった」

 

フィロはマリーの所へ行く

 

「あの人で大丈夫なんですか?」

 

「大好きなお姉ちゃんが自滅した報いや。役に立ってもらわんと」

 

 

 

 

 

~マリー宅~

 

フィロは中を覗く

 

「すんませんでしたァアアアアア!」

 

マリーが水晶(ロリババアの予備)に向かって謝ってる途中、腹痛が来てトイレに行くと同時に、イズはヘルライズソードを持って部屋を出る

 

「はぁ~…、やっとシールサーティーン的な拘束プログラムを組み込め…またロリババアか」

 

すれ違った瞬間にルルブレを投影して突き立てて解呪する

 

「おい大丈夫か?」

 

「ありがとイズ君…」

 

イズはマリーを介抱してる間に、フィロは入ってくる

 

「水晶玉、ちょっと蹴るだけで砕ける…、なるほど過保護納得」

 

水晶玉をパクって手紙を置いて出る

 

「はぁ…、つっかれたぁ…。おん?」

 

マリーが付けてたブローチを拾い、置手紙を見る

 

「『お前の大事な人間は預かった。返してほしくばどんな手を使っても魔剣を盗み、サウスサイドの灯台に持って来い。キノン姉妹 PSお風呂上りに耳掃除すると湿っている』…最後、聖徳太子じゃねえか」

 

「ただいまー。あれ、終わったんですか?」

 

「ああ、さっきシールサーティーン的なのが完成して組み込んだんだ」

 

ロイドはスルーして手紙を読む

 

「これって…」

 

「すんませーん、ちょっと痔になっちゃったみたいで…。ってロイド殿とイズ殿?」

 

アランが尋ねて来る

 

「アランさん、大変です!マリーさんが誘拐されました!」

 

「…何でさ」

 

イズは呆れる

 

 

 

 

 

~灯台&ナレーションサイド~

 

「え、違うの?」

 

「違うわいアホ!いや、お前に頼んだうちがアホやった」

 

「学園長!」

 

部下が報告に来る

 

「魔女ん所のガキ二人が男と一緒に魔剣を持ってこっちに来ているそうです!」

 

フィロは外を見ると、イズと変身済みのアランとロイドが灯台に向かう所を見かける

 

「延長戦…!」

 

「フィロ!」

 

そして飛び降り、走っていく

 

「何なんや…?まあええ、アンタも奴らの所へ行くんや!」

 

「え、あ、はい!」

 

イズは灯台へ走ってる途中でフィロと出くわす

 

「あ、お前はロクジョウの!」

 

「マリーはどこですか?教えて下さい!」

 

「さあ?でもそんな事より、私と戦おう!」

 

ライオン戦記!この蒼き鬣が新たに記す、気高き王者の戦いの歴史…

 

「変身!」

 

流水抜刀! ライオン戦記! 流水一冊! 百獣の王と水勢剣流水が交わる時、紺碧の剣が牙を剥く!

 

変身してイズに襲い掛かり、時国剣界時で受け止める

 

「あの時戦って確信した。命のやり取りするのに値する相手だと」

 

「命…!?」

 

「武道家は死に場所を求める。弟子入りを志願していたが今は違う、武道家としての終着点に相応しい!」

 

「最初に言っとくけど、俺の剣は時国剣界時だけじゃない事を覚えとけ!」

 

イズは闇黒剣月闇とジャアクドラゴンを出して、ドライバーを腰に当てる

 

ジャアクドラゴン! かつて、世界を包み込んだ暗闇を生んだのはたった一体の神獣だった…

 

ジャアクドラゴンをリードさせてドライバーにセットする

 

<ジャアクリード!>

 

「変身」

 

グリップでバックルのスイッチを押すとブックのページが展開する

 

闇黒剣月闇! Get go under conquer than get keen. ジャアクドラゴン! 月闇翻訳!光を奪いし漆黒の剣が、冷酷無情に暗黒竜を支配する!

 

イズにカリバーの装甲が合体する

 

「兄さん、他の剣持ってたんだね…」

 

「さあ、やろうか」

 

「あはははははははは!」

 

「俺が勝ったらマリーがいる所を吐いてもらうのと、その水勢剣流水とライオン戦記を返してもらおうか」

 

「その程度でいいのなら…」

 

「アラン!」

 

ヘルライズソードをアランに投げ渡す

 

「魔剣は任せた」

 

「えぇ!?俺!?」

 

「コイツの狙いは俺だ」

 

「分かった!」

 

「ロイドは灯台に行ってくれ」

 

ロイドは灯台に行くと同時に、斬り合いが始まる

 

「くっ、マジかよ!」

 

アランは路地裏に駆け込む

 

「フレイム!」

 

火球がもろに受けるが、バスター特有の防御力でダメージは無かった

 

「何だ急に!」

 

「その魔剣を渡せ」

 

「渡すか!これはイズ殿から預かった物!」

 

「フレイム!フレイム!」

 

「ふんっ!」

 

地面に土豪剣激土を叩きつけ、極厚な土の壁を作って防ぐ

 

「さあ、魔剣をこちらに!フレイム!フレ―――」

 

突然、彼に雷が撃たれ、エスパーダに変身したメナが現れる

 

「アンタは、もう一人のロクジョウの…」

 

「やっほー」

 

「魔剣は渡さないぞ!」

 

「ああ、そんな物いらないよ」

 

「え?」

 

「私はロールちゃんの邪魔をしに来たの。私の妹を道具みたいに言ったからね」

 

そしてイズはというと―――

 

必殺リード!

 

「オラァ!」

 

読後一閃!

 

「甘い!」

 

必殺読破!流水抜刀!

 

「ハイドロ・ストリーム!」

 

ライオン一冊斬り! ウォーター!

 

「くっ…、うあああああああ!」

 

彼女の武道家としての強さもあって苦戦し、必殺技で押し負けて吹っ飛ばされる

 

「あがっ…、かふっ…!こうなったら…!」

 

ジャオウドラゴン! 邪道を極めた暗闇を纏い、数多の竜が秘めた力を開放する…

 

リードさせてドライバーにセットしてグリップで押す

 

闇黒剣月闇! Jump out the book. Open it and burst. The fear of the darkness. You make right a just, no matter dark joke. Fury in the dark. ジャオウドラゴン!誰も逃れられない…

 

イズに金色の鎧と紫のマントが合体する。カリバー、ジャオウドラゴンに変身する。見た目はライダー少女のような感じの為、仮面ライダーではない

 

「オラァァァァァァァァァァァァ!」

 

「つ、強い!」

 

ジャオウドラゴンになってから、イズの猛攻は止まらない

 

必殺リード!ジャオウドラゴン! 月闇必殺撃!習得一閃!

 

闇黒剣月闇にジャオウドラゴンブックをリードさせると、肩の装甲にある竜の頭から四体の金色の竜を出現させ、突撃させる

 

「くっ!」

 

「トドメだ!」

 

トドメに闇黒剣月闇の刀身にまとわせた闇をジャオウドラゴン型のエネルギーとして放ち、計五体の竜でフィロを吹き飛ばす

 

「それあり!?」

 

「わーお」

 

威力が強すぎてフィロは変身が解除される

 

「俺の勝ちだ。水勢剣流水とライオン戦記は返してもらうぞ」

 

水勢剣流水とライオン戦記を拾おうとした時、フィロは起き上がって手を取ってイズを見つめる

 

「その目をしてもダメだ。水勢剣流水とライオン戦記は「結婚しよう」…は?」

 

「コンロン村の人間ならこの命、一生預けるに値する。そして同門の武道家、結婚する以外思いつかない」

 

「水勢剣流水とライオン戦記はやるから、二度と命のやり取りとかするんじゃねえぞ」

 

「分かった」

 

「イズ殿!」

 

「兄さん!」

 

「フィロ!」

 

三人が駆け寄る

 

「あ、姉さん」

 

「ロイド、マリーはかくかくしかじかで…」

 

「そ、そうだったんですね…」

 

ロイドは恥ずかしさのあまり顔を隠す

 

「大丈夫?」

 

「喜べ、結婚相手が決まった」

 

「へ?」

 

んで一方、ロールの方は…

 

「ああ!どいつもこいつも…!」

 

水晶が光り、アルカが出てくる

 

「ロイド~!イズ~!…ん?ロイドとイズはどこじゃ?」

 

「はぁ?アンタなんどす?」

 

「ロイドとイズはどこじゃ?」

 

「知りまへん!」

 

「ロイドとイズはどこじゃ!」

 

「知るか!黙っとけこのガキ!」

 

ロールはうっかり地雷を踏んでしまう

 

「おのれぇ…!ワシがロイドとイズに会うのを邪魔するというのじゃな…!」

 

「だから、何の話を「変身!」

 

抜刀…! エターナルフェニックス! 虚無!漆黒の剣が、無に帰す!

 

アルカはファルシオンに変身する

 

永久の不死鳥!

 

「ロイド~~~~~!イズ~~~~~!」

 

無限一突!

 

エターナルフェニックスをリードし、不死鳥を模した十字の衝撃波を放つ

 

「何事!?」

 

「今のって…!」

 

「うわ~、派手な爆発だな~」

 

「あ、あれは…」

 

「ん?もしかしてロールちゃん?」

 

「あのロリババア…!行って!」

 

ドラゴンを召喚してロールを救出する。その後、アルカはトラウマになりかける位にフルボッコされた。聖剣はイズの手で複製して城の宝物庫に収め、魔剣はイズが所持する事になった



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働くベラドンナ兄弟

~イズサイド~

 

「よ、ようロイド…。あ、あのさ、明日からの連休暇だったら…、一緒に競馬でも…」

 

近くにいたセレンは何かどんよりしてた

 

「どわああああああああ!?ど、どうしたセレン嬢!?」

 

「折角の連休だというのに、実家に呼び出されまして…。イズ様とラーブラーブ温泉デートを計画していたというのに頓挫してしまったのですわ…」

 

それは…、うん…、ご愁傷様としか言いようがないな…

 

「そのまま実家に残れと言われたらどうしましょう…」

 

自分でライトアップするのかよ

 

「あ!ロイド様のブレイブドラゴンで実家を火の海にして逃げだせば、すぐに戻ってこられるのでは?そうすれば、イズ様とデート!」

 

「誘うのはウェルカムだけど、予定入ってんだよな。あと警告するけど、そうやって悪用するなら返してもらうぞ。嫌なら封印するまでだ」

 

「誘うのはウェルカム=次は行きたい=結婚したい!」

 

「なあイズ、剣を封印って出来るのか?」

 

「闇黒剣月闇に、剣が悪用された時のカウンター機能として、他の剣を封印できる力があるんだ。他にも空間を切って撤退、敵の拘束もできるんだ。未来における災いを疑似体験させる事もできるが、俺製にそういった能力は無い」

 

闇黒剣月闇を出して説明する

 

「それ以前に、時国剣界時とコレともう一本の剣は俺にしか使えないように細工してあるから、奪っても無理だけどな」

 

「「「もう一本の剣?」」」

 

「さあ何でしょう?アラン、答えてみてくれ。ヒントは『闇黒剣月闇と対をなす剣』だ」

 

いつの間にかいたアランに話を振る

 

「え、えっと…。闇の逆だから…、光の剣か?」

 

「正解!どんな剣かは、また今度」

 

 

 

 

 

~マリー宅~

 

「ただいま~」

 

「たらま~」

 

家に帰ると、サーベラとファルシオンに変身済みのマリーとロリババアが鍔迫り合いしてた

 

「ロリババア来てたのか」

 

「ちぃとマリーちゃんと話あっとったんじゃ…!」

 

「大事な連休の話をね…!」

 

「僕と兄さん、明日から泊りがけのアルバイトに行ってきます」

 

二人はずっこける

 

「ア、アルバイト!?クロムの食堂じゃなくて!?」

 

「ああ、短期のアルバイトだって、クロムの知り合いがホテルを紹介してな」

 

「連休中ずっと?」

 

「何か人手が足りないようで、掃除と厨房を手伝ってほしいみたいなんだ」

 

ロリババアが起き上がる

 

「だからってロイドとイズが行かんでもええじゃろ!」

 

「そうよ!クロムが行けばいいのよ!クロムが!」

 

「でも、困ってる人は放っておけません」

 

「ただしマリーとロリババア、テメーらはダメだ」

 

「「」」

 

 

 

 

 

 

~翌日&ホテル&ナレーションサイド~

 

「そろそろ、アルバイトの子が来るはずなんだが…。っ!?」

 

オーナーは気配を感じとる

 

(何だ!?この気配…!やられ「セイヤァァァァァァァァァァァ!」

 

後ろからロイドを担いだイズがオーナーを飛び越えて着地する

 

「だ、誰?」

 

「クロムさんの紹介で、アルバイトとして働かせていただきます。ロイド・ベラドンナです」

 

「ロイドの兄のイズ・ベラドンナだ」

 

「(これほどの奴らとは…、クロムから聞いていた以上じゃないか…!)き、君達がロイド君とイズ君か。私はオーナーのコバ・ラミンだ」

 

 

 

 

 

~イズサイド~

 

オーナーのコバが色んな所を案内する

 

「クロムのおっさんから聞いたけど、アンタも軍人だったみたいだな」

 

「ああ、兵長だったんだ」

 

「わぁ…、そうだったんですね!」

 

「今の方が、仕事で体張ってる感じだな」

 

「にしても、スゲーホテルだな」

 

幽霊が出たらオバキューム…よりも、光剛剣最光がよさそうだな

 

「ああ、だが最近ちょっとホテルの周りで妙な事件が起きててな」

 

事件?

 

「原因不明の昏睡状態で倒れた人が何人も発見されているんだ」

 

「そうなんですか?」

 

「命に別状はねえが、気味が悪くてな。王国にもクロムを通して調査を頼んだんだ。ついでにバイトもってね」

 

「兄さん、昨日言ってた光の剣で何とかなりませんか?」

 

「何とかなると思うけど、手の内は明かしたくない。バイト以外で何かあったらいつでも言ってくれ。」

 

「じゃあ、早速だが仕事を頼めるかな?」

 

連れてこられたのは大浴場だった

 

「おい!キキョウ!」

 

「オ、オーナー…。お疲れ様です…」

 

柱の影から少女が出てくる

 

「目を離すとすぐサボりやがって。ロイド君、イズ君、先輩従業員のキキョウだ」

 

「君達が今日から働くアルバイト?よろしくね少年」

 

「イズだ。短い間だけどよろしくな」

 

「ロイドです、短い間ですがお世話になります!」

 

「うんうん、しっかりしたいい子だ」

 

「うちの自慢の弟です!」

 

俺はドヤ顔で自慢する

 

「ちゃんと仕事を教えろよ?」

 

「はーい」

 

早速ブラシを持たされる

 

「じゃ、掃除よろしく」

 

「俺とロイドだけで?」

 

「いいかいイズ少年。ホテルマンたる者、お客さんの―――」

 

話を無視して二人で掃除する。高い所はリュックのアームで掃除する

 

「終わったで」

 

「へえ、ジョーク言えるんだ新じ(ryええええええええ!?」

 

キキョウは床を見る

 

「ちょっと天窓磨いて来る」

 

「あ、僕も!」

 

二人で天窓を磨く

 

「何それェェェェェェェェェェ!?」

 

「おーい掃除中すまんがロイ(ryどあっ!眩しっ!?」

 

「あ、オーナー。掃除終わりました」

 

「おぉ、さすがだな」

 

「オーナー、あの二人何者なんです?」

 

「な・い・しょ」

 

コバはキキョウの耳元でささやく

 

「は?」

 

「次の仕事お願いできるかな?」

 

「はい!」

 

「問題ない」

 

んで、制服に着替える

 

「おお、従業員服が良く似合うな!」

 

「似合ってるぜ、ロイド」

 

「兄さんも似合ってますよ!」

 

「お、そうか」

 

次の仕事をするために通路を歩く

 

「次はどんな仕事ですか?」

 

「明日来るはずだったお偉いさんが、急遽来やがってな。その接客を頼みたいんだ」

 

「接客をか?」

 

「あの貴族、どうにも気難しくてな。挨拶せんわけにもいかんし、気負わずにスマイルスマイル!」

 

「いや無理だろ」



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働くベラドンナ兄弟 その2

来週のセイバー、バハトが復活するらしいですね


「スレオニン様。お早いご来訪、誠に感謝いたします。今日はお仕事は早く終わられたのですか?」

 

「何だ?まるで来てほしくなかったような感じだが」

 

「いえいえ、滅相もございません」

 

秘書がワインを注ぐ

 

「会談中ではないのだ。自分の飲みたい酒くらい自分で注がせろ」

 

「ですよね~、そうじゃないかと思ってました」

 

「やはりヒノキを見ながら飲む酒は悪くない」

 

「さすが旦那様。今度国の文化財に指定されるヒノキ林に目を付けるとは!」

 

「うるさい!独り言にいちいち反応するな!」

 

「ですよね、すみません、すみません…」

 

コイツ、怪しい気がするな。探りを入れたいがナノマシン的なのはないからな…

 

「秘書様の言う通り、あのヒノキはここの観光名所で大変好評でございまして」

 

「観光名所ねぇ…。少年、君達はあのヒノキをどう思うかね?」

 

「俺はそういう知識は皆無だから、何とも言えませんね…」

 

「とても綺麗だと思います。けど…ちょっともったいないです」

 

檜は建築に最適、古事記にもそう書かれている

 

「あんなに綺麗に等間隔に植えて、まっすぐに育てて、丁寧に枝打ちしてるのに鑑賞だけなんて…」

 

「ほう、枝打ちを知ってるかね?」

 

「故郷の村で、木こりから色々教わりましたので」

 

「そうかそうか、君は林業の苦労を分かっているのだな。我が家系は武勲で名を馳せる前は林業をしていてな」

 

へー、そうなんだ

 

「そうなんですか」

 

(ロイド君が気に入られた…!)

 

さすがうちの自慢の弟だな

 

「あのヒノキの山林が美しいのは、いわば機能美なのだ。観光用にしてしまっては、その本質が歪んでしまう。それに今、文化財にされてしまっては調査もできなくなってしまう」

 

調査?

 

「いや~、うちにも君達くらいの年のバカ息子がおってな。最近アザミで()()()()()()()()()()()()、チヤホヤされて調子に乗って困ったもんだよ。どいつもこいつもあのヒノキの山林を、素晴らしいだろ綺麗だろしか言わなくてな、君とは話が合いそうだよ。いや~愉快愉快!」

 

大剣と小さな本…、アイツもここにいるのか。めんどくさい事になりそうだな…。そう思った俺の口から血が出る

 

 

 

 

 

================================================

 

 

 

 

 

夜の厨房で、俺とロイドは調理してた

 

「仕込み完了っと、兄さんはどうですか?」

 

ヴァルマンウェの真空の刃で食材を切る

 

「丁度こっちも仕込みは終わったぜ」

 

「(えええええ!?人間業じゃねえ!?もはや疑う余地なし!)やあ頑張ってるね兄弟、お茶でもどう?」

 

キキョウがお茶を持ってくる

 

「こんばんわ、キキョウさんもまだお仕事ですか?」

 

「最近この辺りで昏睡事件が起きてて、その見回りさ」

 

「オーナーに聞いました。士官候補生として、困ってる人を放っておけません!」

 

「え、君軍人の卵だったの?」

 

「ちなみに俺も士官候補生だ」

 

「(そうか、軍に入った純朴な兄弟を騙して、トレントの苗床にしたってわけか…)ほれ、熱いうちにグイッといっちゃいな」

 

「では遠慮n「キキョウ!こんな所にいやがったのか!」ぶふぅっ!?」

 

驚いた拍子でお茶吹き出す

 

「ロイド君とイズ君はもう遅いから休みなさい」

 

「はい、ではお先に休ませてもらいます」

 

「俺もお先に」

 

俺とロイドは部屋に行く

 

 

 

 

 

~翌日&ナレーションサイド~

 

セレンは父と共に馬車に乗ってホテルに向かう

 

「お父様、いい加減どこに向かっているか教えてもいいんじゃないですか?」

 

「久しぶりの再会だ、少しは良い所で食事や話してもと思ってな」

 

「そう、ですか…」

 

ホテルに到着して馬車を降りる

 

「ようこそお越しくださいました」

 

「すぐに例の着替えを」

 

「かしこまりました」

 

ホテル内で青いドレスに着替える

 

「ドレスコードが厳しいにしては、おかしくありませんか?」

 

「「お見合い、頑張って下さいね!」」

 

「お見合い!?今、お見合いって…」

 

「そうだ。相手は軍のエリート」

 

セレンはショックを受ける。何せ相手はアランだからだ

 

「気分が優れないので失礼します」

 

父は先回りされる。TASに入門できそう

 

「ひぃ!?何ですかそのスピード!?」

 

「知らなくていい」

 

「私には士官学校で出会った、将来を誓い合った方がおりますの!」

 

「今、軍が顔役として育てているのがこの人物だ」

 

「無理無理無理!絶対に無理です!あんな全てにおいて油まみれのような暑苦しい男は生理的に無理なんですの!」

 

「失敗しても見合いは今回だけではない。練習だと思え、座ってるだけでいい」

 

父は去る

 

(こういう人だと分かっていたはずなのに…。昔の優しいお父様、どこかで期待してしまっていた…)

 

そして見合いが始まる

 

「お待たせして申し訳ない。少し着替えに手間取っているようでな…」

 

(ロイド様から借りたブレイブドラゴンが見当たりません…。イズ様の純愛を行動で示さないと…。アランなんかとお見合いしたら、拭い切れない人生の汚点ですわ。とにかく一回アランの息の根を止めましょう。宝具システムを使えば…)

 

ドアからノック音が聞こえる

※ロイドから借りたブレイブドラゴンは、イズが煙叡剣狼煙でこっそり取り返しました

 

「息子がやっと来たようだな」

 

ドアが開き、セレンはいつでも詠唱できるように構える。彼女から青黒いオーラが出てたのは言うまでもない

 

(神様は許してくれますわ。これも全てイズ様(ザバァァァン)っ!?)

 

急に潜水艦が現れてハッチが開き、そこからイズが飛び出て来る。潜水艦は虚数空間にあるので問題ないです…多分

 

「ヤッフー!イツミーマr「か~~~みさま~~~~~~!」バウザーッ!?」

 

そしてイズに飛びつく

 

「何事!?」

 

「すっごい飛んだ、我が娘…」

 

「後は若い者同士でよろしく致しますの~!ヤッフー!」

 

「驚かしてすんませんでした~~~~~…」

 

イズを連れて部屋を出て行く

 

「…で、では我々はお話と行きましょうか。色々とね」

 

「ええ、私も相談したい事がありまして」

 

 

 

 

 

~倉庫&イズサイド~

 

拝啓ロリババア共。セレンに襲われかけてます。俺としてはいいんだけどさ…、もし某乳龍帝が見てたら、二郎系みたいに殺意マシマシ鎧カタメかもな。まあ、そんな事はどうでもいいや

 

「何でセレンがいんだ?」

 

「愛ゆえに!神様が私の思いに応えてくださったのです!折角ですので、ホテルらしい行為を「お客様、うちはそういうホテルではございません」

 

リホがセレンの頭を掴み、ロイドは俺の顔を見る

 

「兄さん、残念がってます?」

 

「いや全く」

 

「本音は?」

 

「そういう行為に至れなくて残念だ」

 

悲しきかな、男の性…

 

「リホさん何してますの!?」

 

「色々あるんだよ。お前の見合いの相手はアランだったんだぞ。イズが来ておかしいと思わなかったのか?」

 

「神様からのプレゼントかと思いました~♡」

 

「実は、アランが露天風呂でのぼせて、その代わりに俺が出る事になったんだ。あの時のアレは潜水艦ノーチラス号で、宝具システムの一つだ」

 

「イズ様、なんて凛々しいお姿♡」

 

「聞いてんのか?」

 

「はい!ホテルマン姿のイズ様も見てみたかったですわ!」

 

「全然聞いてねえ!」

 

「客の対応に応えるのがホテルマンなんでね、ここの事件を解決して快適に泊まってほしいもんだよ」

 

「私にいい考えがありますわ」

 

ダメそう(小並感)

 

「私とイズ様はお見合い中、お見合いデートと称して周辺を調査し、犯人を探しましょう!」

 

「それはお前にとって都合がいい考えだろ」

 

「犯人はまた事件を起こす筈、そしてリホさんとロイド様は従業員として内部から探る。隙の無い二段構えですわ!」

 

「ご丁寧にアタシを厄介払いかよ…」

 

「悪くないですね、それなら怪しまれる事もなさそうです」

 

「それもそうだな。まずは行動を起こす事が大事だからな」

 

「やりましたわ!」

 

「え、マジで?」

 

「お前らにはコレをやる。何かあったら連絡してくれ」

 

俺はロイドとリホにインカムマイクを渡す



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デート…アライブ?

というわけで、俺とセレンで調査(デート)をする事になった

 

「綺麗な湖ですわね」

 

「そうだな」

 

「そこは、君の方が美しいと言っていただけると、お見合いデートとして最高ですわ!」

 

「近い」

 

「お芝居ですので」

 

不満だったのか、ベルトで顔をセレンに向けさせる

 

「それに、心を込めて言っていただかないと周りから不自然に見えますわ!」

 

「湖よりお前の方が美しいぞ!」

 

「わぁ…!素敵!なんて自然なプロポーズ!すぐに結婚しましょう!」

 

「てゐっ」

 

俺に飛びつこうとしたけど、チョップで叩き落とす

 

「不自然って…、お前が言うな」

 

「良い所でしたのに~~~…」

 

「というか、目的忘れてねえだろうな?」

 

「イズ様との既成事実を<邪道を極めた暗闇を纏い、数多の竜が秘めた力を開放する…>じ、事件の捜査ですわ…」

 

覚えてくれてたようなのでヨシ!

 

 

 

 

 

================================================

 

 

 

 

 

んで、二人でボートに乗る。向こうからの連絡は無いから大丈夫だと思いたい

 

「ベルトが巻きついてた時は、デートが出来るなんて思ってませんでしたわ」

 

「そうなんだ」

 

「お父様の骨董品に紛れて巻き付いたこの呪いのベルトのせいで、誰もかれも私を白い目で見て…そのせいで引き籠もってしまいました。呪いを解く為にって、一人で先が見えない鍛錬ばかりでしたが、お父様も色々手を尽くしてくれていたのですが…」

 

「セレン…」

 

「それなのにベルトが取れたと知ったら、急に呼び出してアランさんなんかとお見合いだなんて全くゥゥゥゥゥゥ!」

 

セレンはベルトをビンタしながらキレる。イイハナシダッタノニナー

 

「でも、このベルトのお陰でロイド様とイズ様の運命の出会いも果たせましたし、差し引きで言えば大幅なプラスですわ。イズ様がいるだけで、私は全てが上手く行ってしまいそうな気がします。きっと、リホさんやロイド様もそう思ってるに違いありませんわ」

 

「…」

 

「どうかされましたか?」

 

「ロイドはお前らのような仲間がいるから強くなれる。それに比べて俺は、誰の助けも無く一人でも出来てしまう…。あらゆる武器を投影し(体は剣で出来ていて)、あらゆるアーティファクトを作ってしまう。ロイドと違って誰の力も必要としない男だからな…」

 

「イズ様…。イズ様は知らないうちにたくさんの人を助けているのですわ」

 

「え?」

 

「ですから、周りにいる皆さんも自然とイズ様を助けるのです。それは、一人じゃできない素敵な事ですわ」

 

「そういうものなのか?」

 

「ええ!」

 

「…ありがとな、話せて少し気が楽になった」

 

草むらで、キキョウが様子を見てた

 

「うーん、理不尽に巻き込まれた子を見捨てるわけにはいかないけど…。あのフィジカルモンスターをどうすれば…?あっ。…隙を伺うしかないんだけど。…チャンス!」

 

そんでセレンから離れた俺は、足湯を堪能してる

 

「あ゛~~~…。きもちんじゃぁ…」

 

後ろからキキョウがコソコソと近づいて来る

 

「そこにいるのは分かっている。大人しく出てこい」

 

(気配を消していたのに!?)

 

「どうしたんだ?こんな所で。ロイドの所へは行かないのか?」

 

「い、いやね、色々頑張ってるイズ少年に先輩がマッサージしてあげようと思ってね!」

 

「…お言葉に甘えさせようかな」

 

上を脱いでマッサージを受けることにした。何か隠してるのは気づいてるんだけどね

 

(トレントに寄生された部分は…、無い?どこにも?)

 

「どこ触ってんだ」

 

(…はっ!?まさか!?い、いや…可能性はゼロではないが…)

 

俺の股間に手を突っ込もうとした所で腕を掴んで立ち上がり、ヘルライズソードを首元に当てる

 

「俺は違う」

 

(こ、この剣…。ただの剣じゃない!?)

 

「イ、イズ様?」

 

「セレン?」

 

セレンが帰ってくる

 

(よし、隙まみれ!)

 

「あっ!」

 

ヘルライズソードを弾き飛ばし、撤退する

 

「イズ様、どうして半裸に?!」

 

「さっきの奴がマッサージするって言った。それだけだ」

 

「それにしても、オイルまみれですわ…(はっ!)折角ですのでホテルの温泉に入ってはいかがですか?景色のいい露天風呂があると聞きましたので(混浴の♡)」

 

「お、マジか!やったぜ!」

 

(イエイ!)

 

「ただしセレン、テメーはダメだ」

 

「」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~露天風呂~

 

俺とロイドで露天風呂に入る

 

「はぁ…、気持ちいいですねぇ…」

 

「あ゛~~~~~…、き゛も゛ち゛い゛い゛ん゛じ゛ゃ゛ぁ゛~゛…」

 

「ちょっと!何でリホさんまでいるんですの!?」

 

「お前の暴走を止める為だよ!」

 

「止めると言いながらキッチリ入浴の準備しておいて何言ってますの?」

 

何で入ってくるんですかねぇ…

 

「どけぇぇぇ!ロイドとイズが待っておるんじゃあああああ!」

 

「せめて隠していけロリババア!」

 

何でロリババアもいるんですかねぇ…

 

「あーもうめちゃくちゃだよ」

 

「温泉は関節痛に効くからのう」

 

「長く生きてると、時々メンテしないと体が悲鳴を上げるから~…」

 

「なら俺がメンテしやすい体にしてやろうか?」

 

「邪魔」

 

「いや~、食べすぎと飲み過ぎで動けなくなるなんて…」

 

何でキノン姉妹もいるんですかねぇ…

 

「どうして貴女方がここにいるんですの?」

 

「交流試合のお礼参りってか?」

 

「ん?あそっか、まだ知らないのか。私、アザミ王国に雇われたんだ!フィロちゃんはめでたく君達の同級生になりました~!」

 

「よろぴく。あとイズ師匠に弟子入りして将来的に結婚する予定」

 

ソード・オブ・ロゴス集結じゃん…

 

「アザミ王国からの命令で、このホテル近辺で起きてる昏睡事件を調べてたんだ」

 

「そんな大事になってんのか?」

 

「そりゃあ三日三晩、昏睡状態の人が立て続けに発見されればね。実は昏睡事件だけじゃなくてね?別の事件も問題になってさ」

 

「別の事件?」

 

「そう。トレントの違法栽培。しかも厄介な苗木が盗まれてね、それが出回ってるかもしれないんだって」

 

「なるほど、話を聞くにトレントと昏睡事件はイコールと見ていいだろう」

 

「放っとけばここら一帯はトレントだらけじゃ」

 

「トレントって、村の周りにも自生してる奴だよね?兄さん、村長」

 

「そうじゃぞ」

 

「村長?このお嬢ちゃん何者?」

 

「コイツはコンロン村の村長でロリババアのアルカ。無銘剣虚無の使い手だ」

 

「本当なのかい?」

 

「気にしたら負けっすよ」

 

メナは少し考える

 

「よし、OK!妥協した!」

 

「でもトレントつっても、アランが倒れたのはホテルの中だぞ?ホテルにトレントが生えてるのか?」

 

「恐らく苗木が誰かに寄生しておるんじゃろう」

 

「下手をすれば、地図を書き換える事態になりそうね…」

 

「そんな…!村長、被害が大きくなる前に何とかしないと!」

 

「落ち着け」

 

俺はロイドを落ち着かせる。ちゃんとタマは隠してるぞ?

 

「っ!ロリババアマグナム!」

 

視線を感じ、咄嗟にゴーグルを外してロリババアを殴り飛ばす

 

「イズ君や、いきなり人を殴り飛ばすのはよくないと思うよ?」

 

「あの人なら何やっても大丈夫だろうけど…」

 

「いや、誰かに見られてた!」

 

「「「「え?」」」」



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輝ける光の聖剣

~ナレーションサイド~

 

「くう~~~!人を殴り飛ばした!どうなってるの?」

 

覗いてたキキョウは落ちる

 

「いたたたた…。おん?」

 

「おや、こんな所でどうかされましたかな?」

 

森の奥からスレオニンの秘書が来る

 

「スレオニンの旦那の秘書?…っ!トレントに寄生されてる!」

 

「んふふふふ…見られては仕方ないですね。そうです。私は私をこき使っていたスレオニンを陥れる為、トレントの「(ちょっと待って、トレントに寄生されてる人がここにいるって事はあの兄弟は一体…?)ああ!ちょっと黙ってて!」あ、はい、すみません」

 

「(オーナーが違法栽培してると思ったのに、まさか旦那の秘書が…)今までの苦労は何だったんだァァァァァァァァァァァ!っ!?力が…」

 

足を掴まれ、立てなくなる

 

「驚きましたか?我が身に宿したこの力!」

 

「魔王の苗?」

 

「そうです。この力があればスレオニンだけでなく、いずれ世界を<再界時!>何っ!?」

 

時国剣界時を持ち、ロイドを抱えてるイズが現れる

 

「妙な気配を感じると思ったら、そういう事か」

 

「あの、村長飛んできませんでした?」

 

「とりま確認するけど、秘書だよな」

 

「へへへへ!この異形の姿、さすがに「スレオニンさんの為に木のコスプレ「なわけあるか!」あいてっ!」

 

ハリセンでツッコむ

 

「コイツは魔王だ!ロイド、さっき渡したワンダーライドブックを使え!」

 

「わ、分かった!」

 

ドでかい竜をド派手に乗りこなす、ド級の騎士のドラマチックバトル…

 

ドラゴニックナイトをドライバーに装填する

 

「「変身!」」

 

烈火抜刀! Don`t miss it! ドメタリックアーマー!ドハデニックブースター!ドハクリョックライダー! ドラゴニックナイト! すなわち、ド強い!

界時逆回! 時は…時は…時は時は時は時は!我なり! オーシャンヒストリー! オーシャン、バッシャーン! バッシャーン!

 

イズとロイドは変身すると同時に、トレントが出現する

 

「まさかここでトレントを!?」

 

「我は樹木の魔王『アールキング』!」

 

「ロイド、焼け」

 

「えぇ!?」

 

「この世界を我が眷属で包むには、まだ養分が足りない…」

 

「ロイド、アイツを焼け」

 

トレントが襲ってくるが、火炎剣烈火で焼かれる

 

「雑草掃除なら任せて下さい!」

 

「やるぞ!」

 

 

 

 

 

================================================

 

 

 

 

 

「確かに、トレント自体の取引は違法ではありません。ただし、それが違法に栽培されたものでなければ…ですがね」

 

「トレント…なるほどね」

 

「我が一族は、ここ一帯を管理しておりましてな。最近、妙な昏睡事件が多発しておりまして」

 

「確かに、当ホテルのスレオニン様がいらっしゃるようになってから、事件が起き始めましたな」

 

 

 

 

 

================================================

 

 

 

 

 

兄弟はトレントを全員倒す

 

「これで全部だな」

 

「ロイド君、イズ君、貴方達一体…」

 

「ロイド、アイツはホテルを襲撃するつもりだ!このままだと、マリー達が!」

 

一方、温泉でもその存在を認識した

 

「オイオイ、アレって何なんだ?」

 

 

 

 

 

================================================

 

 

 

 

 

「トレントが違法に栽培されたものかもしれないって…。私はリドカイン家と取引させてもらったのですが」

 

「何!?うちと取引していた!?」

 

「ええ、リドカイン家と名乗る杖を持った色黒の青年から購入していました」

 

「誰だそれは…?」

 

「どういう事だ?俺はてっきり…」

 

「ええい、秘書はどうした!」

 

「お呼びですか?」

 

窓から秘書が顔を見せる

 

「お前、秘書か?一体どうしたんだ!?」

 

窓を破って入る

 

「ミノキです!やっぱり私の名前は覚えていないですね!貴方のその傲慢な態度には嫌気がさしました」

 

「っ!?」

 

「貴族の地位も名誉も全て失墜させてやろうと、私は魔王の苗を寄生させ、トレントの違法栽培を行っていたのです!」

 

「昏睡事件もお前の仕業だったのか!」

 

「そうですよ。スレオニン共々始末してあげましょう!」

 

フィロとセレンが根を切り、集結する

 

「ここで戦ったら被害が大きくなる。ホテルから遠ざけるわ!」

 

煙叡剣狼煙の能力で外に転移する

 

「やあっ!」

 

メナは雷攻撃するが、効かなかった

 

「魔法が効かない?」

 

「ここにロイドとイズがいてくれれば…」

 

「邪魔をするな!」

 

ミノキは攻撃するが、リホが風で斬る

 

「魔力がダメなら…!セレン嬢、少しの間任せる!」

 

リホはどこかに行く

 

「リホさん!?」

 

「来る!」

 

攻撃をかわし続け、暴れた影響で瓦礫が落ちる

 

「セレン!」

 

父が庇って瓦礫の下敷きになる

 

「お父様!」

 

んで、リホの方は

 

「おい!いい加減起きて変身しろ!」

 

「え?うん?」

 

「もたもたすんな!」

 

「へ?リホ・フラb…ってオイ、火炎瓶じゃねえか!」

 

「つべこべ言わずにアイツに投げんだよ!」

 

「え?」

 

アランは状況が飲み込めなかった

 

「きゃっ!」

 

「姉さん!」

 

キノン姉妹は捕まり、ミノキの腕が刃状になる

 

「死ね!」

 

火炎瓶が当たる

 

「ぐあああああああああ!」

 

「よっしゃ!当たったぞ!」

 

「焼畑農業の時間だ!」

 

次々と火炎瓶を投げてミノキは怯み、その隙に脱出する

 

ランプドアランジーナ!

 

左肩のランプからランプドアランジーナを呼び出し、敵を掴んで感電させて動きを封じる

 

「ぬあああああああああ!体が痺れて動けない…!」

 

「よし、動けなくしたぜ!」

 

だが、地面から根っこが生える

 

「しつこいな!」

 

「コアをどうにかしないと!」

 

そしてセレンは父を助けようとする

 

「無理だ…、早く避難しなさい…」

 

「何言ってますの!」

 

「お前だけでも…、逃げるんだ…」

 

「お父様、私好きな人がいますの。様々な道具で色んな人を助けますの。私はその人と同じ目線でいたい!色んな人を助けるというのなら、私のそれに準じるだけですわ!」

 

「セレン…」

 

瓦礫が落ちてくるが、誰かが瓦礫を穿つ

 

再界時!

 

「イズ様!」

 

「俺達が来るまでよく堪えた、後は任せろ」

 

闇黒剣月闇で瓦礫を消す

 

「セレンは父親を避難させろ」

 

「はい!」

 

イズはマリー達の元へ行く

 

「イズ君!」

 

「イズ!」

 

「遅くなった」

 

「兄さん、アレどうやらモンスターだったみたいですよ」

 

「後一発コアを、今何とかできるのは「コアを狙わずとも行けるぞ」え?」

 

聖剣サイコウドライバー!

 

懐からブックを出す

 

金の武器 銀の武器! GOLD or SILVER

 

ドライバーに装填して、光剛剣最光を上に引き、バックルから外す

 

最光発光!

 

「変身!」

 

Who is the shining sword? 最光一章!金銀の力を得た輝く剣!

 

イズは仮面ライダー最光に変身する

 

「に、兄さんが…」

 

「剣に…!?」

 

「ロイド、俺を使え!」

 

「え?あ、はい!」

 

戸惑いながらもイズを持ち、両手で構える

 

最光発光!

 

「光あれ!」

 

「やああああああああああああああああ!!」

 

大きく振り抜くと光の斬撃がミノキに直撃し、元に戻る

 

「やったな」

 

(仲間がいれば、僕は強くなれる!)

 

 

 

 

 

================================================

 

 

 

 

 

そして、ショウマはというと…

 

「やったなロイド、予想以上に熱くなってきた!イズのあの力も熱いぜ!」

 

「…ん?動けん!」

 

「あ、村長起きた?」

 

「お前、ショウマか!?」

 

「全裸で風邪ひくと可哀想なんで埋めといた。あぁ、村長風邪ひかないか~。不老不死だもんね」

 

「お主、どこでそれを…!まさか、あの男と組んだのか!?」

 

「いいね、熱い顔だ」

 

「あれと手を組むという事は、どういう事か分かっとるのか!?」

 

「もちろんだ、熱い展開だ!」

 

「このバカタレがァァァァァァァァァァァ!」

 

「聖剣も抜けたし、色々できる様になったから楽しみにしていてよ村長」

 

ショウマは姿を消す

 

 

 

 

 

~翌日~

 

「くぅ~、疲れたのう…。関係者以外の記憶を忘れさせ、怪我人を治し、建物を修復するまで一晩掛かってしもうたわい」

 

「魔王が現れたのに、どこかに行ってたのが悪いんですよ」

 

一方、オーナー達

 

「私の早合点と監督不行き届きで、ご迷惑をおかけした」

 

「いや、こちらこそ勘違いで疑ってしまってすみません。また御贔屓にしていただければ充分です」

 

「せめてもの罪滅ぼしだ。コイツを好きなだけ使ってやってくれ」

 

「ええええええええ!?」

 

一方、セレン達

 

「無理に呼んだりさせて、すまなかったな。素顔を見るのは数年ぶりだ」

 

「お父様…」

 

「しっかり見ていなかった私が悪かった。今度からはお前が軍人として活躍する様をちゃんと見届けるよ。頑張るんだよセレン」

 

「はい、お父様!」

 

「ロイド君、イズ君、娘をよろしく頼みます」

 

「音の剣の制作者として、しっかりと「親公認!?これはもう結婚ですわ!結婚!」見ないとこうなるんだよねぇ…(白目)」

 

イズに抱き着き、本人は遠い目をする

 

「あーあ、ワシも頑張ったのにな~。修復魔法とかやったし、マッサージとかしてもら「自分でやれカス」最近、ワシの扱いが雑になっておるのではないか…?」

 

「エターナルフェニックスで不死身になってんだから、それだけでもありがたく思え」



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全ての色で戦え

~イズサイド~

 

「おはよ~…」

 

「おはようございますマリーさん、朝食出来てますよ」

 

「ん~、まだ眠い…。食べさせ「むんぬぁ!」あいたぁ!?」

 

俺の地獄の魔力入りのハリセンでマリーを叩く

 

「兄さん、今出ちゃいけない声が出たような…?」

 

「確かに、出てましたわね」

 

「むんぬぁって…」

 

「今のは良い一撃だった」

 

ロイドと同じ声(花守ゆみり)なのに、何で出たんだか

 

「あ、もう迎えが来たのか」

 

「迎え?」

 

「はい、今日これからお城に行くんです。それで」

 

「近くのダンジョンに大蛇が出たみたいだから、一狩り行く事になったんだ」

 

氷はタテガミ氷獣戦記があるし、後は閃光玉があれば行けるかな?

 

「国の安全確保や、対応力をアピールする為に私達候補生に対処を当たってもらいたいらしいですわ」

 

(あのクソ親父!ロイド君とイズ君を危ない目に!…危なくないかもだけど)

 

「ダンジョンは得意じゃないんですけど…でも、立派な軍人になる為に修業だと思って行ってきます」

 

「そう、気を付けてね」

 

 

 

 

 

~城内~

 

「大蛇かぁ…、大丈夫かな…?」

 

「お前なら大丈夫だ」

 

「イズ様、ダンジョンドキドキしますね!暗がりの中、密着し、触れあう手と手、そしてヒートアップして「ベタベタ妄想禁止、師匠は弟子の私と行く」はぁ?イズ様は私の旦那様です!私と行くのは決まってるんです!」

 

「静かに!」

 

国王が入ってくる

 

「イエーイ!アザミ王家にウェルカーム!」

 

「「「「「「え?」」」」」」

 

「何やってるんですかァァァァァァァァァァァ!?」

 

「いや、みなが緊張している時はまず、ジョークで笑わせるのが一番だとアーティファクト職人イズから聞いてな…。これ…ワシ、色々あったじゃろう?」

 

「は?」

 

「俺そんな事言ってねえぞ!?」

 

んで―――

 

「目撃情報によると、大蛇は最下層におるらしい。ダンジョン周辺にはうちらや軍が警備にあたるけど、他にも何かおるかもしれないから十分気を付ける事!」

 

「「「「「「はい!」」」」」」

 

 

 

 

 

~ダンジョン~

 

んで、ダンジョンに着く

 

「さて、ロイドとフィロに渡したいものがある」

 

ロイドにプリミティブドラゴンとエレメンタルドラゴンを、キングライオン大戦記とタテガミ氷獣戦記を渡す

 

「タテガミ氷獣戦記で変身すると氷属性になるから扱いが難しくなるだろうけど頑張ってくれ」

 

「イズ様、私の分は?」

 

「メナと単体組は鍛錬時に渡したブックしか無い。ついでにロリババアもだけど、スペックは高いから大丈夫だろ」

 

 

 

 

 

~ナレーションサイド~

 

「ロイド君とイズ君、もう出発したかしら?大丈夫だと思うけど、やっぱり心配ね…」

 

「おはようマリーちゃん」

 

「し、師匠!?」

 

「ちょいと聞きたい事があるんじゃが、この辺にダンジョンはあるかえ?」

 

「え?ありますけど…」

 

「ちょっとそこに古い知り合いが来てるかもしれなくてな。案内を頼むぞい」

 

「え?」

 

急に飛び立つ

 

「んじゃ、行くぞー!」

 

「空からァァァァァァァァァァァ!?」

 

 

 

 

 

================================================

 

 

 

 

 

「あいたたたたた…。あんな所から落ちてきたなんて…」

 

「じゃ、ワシは行くので」

 

「わ、私は!?」

 

「現地解散というやつじゃ、気を付けて帰るんじゃぞ。せいっ」

 

アルカは壁に穴を開ける

 

「何してるんですか!?」

 

「ショートカットじゃ。こうやって最奥を目指すのがコンロン流じゃからのう」

 

「いや、絶対師匠だけでしょ…」

 

マリーはダンジョン内の一部屋に出る

 

「トレント!?…ミコナちゃん!?」

 

ミコナに呼びかける

 

「ミコナちゃん!もしかしてミコナちゃん、トレントに寄生されてる…?」

 

「あ、マリーさん!まさか、こんな所で会えるなんて!」

 

「ミコナちゃんこそ、こんな所で何してるの?」

 

「アイツらを待ってます。復讐する為に」

 

「は?」

 

「(やっぱりトレントに寄生されてる…。困ったわね、私一人じゃ…)ねえ、アイツらって誰を待ってるの?」

 

「私の好きな人を奪った奴です」

 

「え、コイバナ!?ミコナちゃんのコイバナ!?」

 

「それで辛くて…切なくて…」

 

「だからって…、ちなみに誰に復讐するつもりなの?良かったら教えて?」

 

「ロイド・ベラドンナとイズ・ベラドンナです」

 

「は?」

 

マリーはポカンとする

 

(ロイド君とイズ君が好きな人を奪った奴!?え?ええ?でも確かにロイド君みたいな可愛い系少年、しかも料理の上手いお嫁さん系なら靡かないのも無理はない!イズ君は知らないけど)

 

一方イズは、(マリーが変な事言った気がするから後でロリババア諸共シバくか)と思ったらしい

 

「その好きな人っていうのは…(不届き者は誰!?)」

 

「それは…ダメです!」

 

「まあ、そうよね…」

 

「でも…、すみませんマリーさん!」

 

マリーは捕まる

 

「え、ちょっと!」

 

「大丈夫です、生命力は吸いません!奴らをおびき寄せる為、しかたなく触手プレイに甘んじて下さい!」

 

「甘んじられるか!?」

 

煙叡剣狼煙!

 

煙で転移して脱出する

 

昆虫大百科! この薄命の群が舞う、幻想の一節…

 

「変身!」

 

狼煙開戦! FLYING!SMOG!STING!STEAM!昆虫 chu 大百科! 揺蕩う、切っ先!

 

サーベラに変身する

 

「はっ!?その姿のマリーさんも悪くない…、むしろいい!」

 

突如、壁が破壊される

 

「マリーさん!」

 

「ロ、ロイド君、イズ君!」

 

「無銘剣虚無と煙叡剣狼煙の力を感じると思ったら、やっぱりか…」

 

「チッ、何で来たロイド・ベラドンナ、イズ・ベラドンナ!」

 

「待ってたんじゃないの!?」

 

「ミコナ・ゾル…、お前…」

 

「貴方達を全否定する力よ。ロイド・ベラドンナ、イズ・ベラドンナ」

 

ミコナは戦闘態勢に入る

 

「ロイド、変身だ」

 

「はい!」

 

プリミティブドラゴン! 古の大いなる竜が、本の力を掴み取る!

エレメンタルドラゴン! そして太古の竜と手を結び、全てを救う神獣となる!

 

プリミティブドラゴンにエレメンタルドラゴンを入れる

 

エレメンタルドラゴン!ゲット!

 

「変身!」

 

烈火抜刀! バキ・ボキ・ボーン!メラ・メラ・バーン!シェイクハーンズ! エ・レ・メ・ン・タル!ドラゴーン!! エレメントマシマシ!キズナ、カタメ!

 

ロイドはセイバー・エレメンタルプリミティブドラゴンに変身する

 

Who is the shining sword? 最光一章!金銀の力を得た輝く剣!

 

イズは仮面ライダー最光に変身する

 

「俺が剣で、剣こそが俺だ!」

 

「さあ、私と勝負なさいロイド・ベラドンナ、イズ・ベラドンナ。早くしないと色々やっちゃうわよ?別に早くしなくてもいいけど」

 

「あ、色々?」

 

「愛ゆえにです!」

 

「ええ!?」

 

「分かりました。兄さん、行くよ!」

 

「ああ!」

 

イズを持って構え、戦闘が始まる

 

「ズタズタにしてやる!」

 

木の根が襲ってくるが、火炎剣烈火で焼き払う

 

「くっ、出し惜しみなんてしてられない…。神速!」

 

圧倒的なスピードでロイドを蹴り飛ばそうとするが、土になって避けられる

 

「何!?」

 

「俺を忘れるな!」

 

「ぐあっ!」

 

「このままじゃ分が悪い、俺も参戦しよう」

 

Who is this? 最光二章!光から生まれし影! シャドー!

 

影から全身真っ黒のイズが浮き上がるように現れる

 

「ロイド、加勢するぜ」

 

「兄さん!」

 

「よそ見してんじゃないよ!」

 

イズの頭を掴もうとするが、すり抜けて壁に激突する

 

「どうなってんの!?」

 

「コイツは俺の影だ。実体がないからアンフェアだし、対等にしてやるよ」

 

懐からデカいワンダーライドブックを出す

 

エックスソードマン! エピソード1!全てので戦え!

 

ドライバーに装填し、光剛剣最光でスイッチを押す

 

最光発光! Get all Colors!エックスソードマン! エピソード1!フルカラーで参上!

 

シャドーにカラフルな装甲が合体し、頭部に色が付く

 

「さあ、来い!」

 

「神速!」

 

一気に近づいてイズを蹴り飛ばし、壁に頭を押し付けて引きずる

 

「すりおろしてあげる!」

 

「やめて!ミコナちゃん!」

 

「貴方達が悪いのよ、私から全てを奪った貴方達が!」

 

「そいや!」

 

「はぁ!」

 

ミコナを投げ飛ばし、火炎剣烈火で斬る

 

「普通、ここまでしたら原型留めてないわよ!」

 

「この程度、俺らの村じゃ日常茶飯事(チャメシ・インシデント)なんでね」

 

「どんな村よ!?そんな虐待まがいな事をする村は!」

 

「聞きたきゃ、俺を倒してみな!ま、どうせ言っても信じないだろうけどな!」



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こっちのヴリトラの一人称はわえじゃない

リホ、セレン、フィロは通路を走る

 

「お待ちなさい、リホさん!話は終わってません事よ!」

 

「うっせぇ!お前らに付き合ってたら大蛇胎児が終わんねえんだよ!」

 

轟音が聞こえる

 

「また!」

 

「何なんですの?さっきから」

 

その轟音は外でも聞こえてた

 

「何や?ヤバそうな音が続いてんな」

 

「大丈夫だろうか、皆…」

 

三人はイズ達がいる部屋に着く

 

「アレは…!」

 

ロイドは烈火で焼き、イズも根を斬る

 

「皆、来ちゃダメ!」

 

「ちょうどいい」

 

「はっ!待て!」

 

木の根がロイドに当たる

 

「「「ロイド(様)!」」」

 

「師匠!」

 

「今治してやる」

 

イズは光剛剣最光の力でロイドの傷を治す

 

「大蛇か?」

 

「いえ、ミコナさんです!」

 

「は?何で…」

 

「アハハハ!仲間なんているから無駄な傷を負うのよ。ロイド・ベラドンナ!」

 

「…(プツッ)」

 

イズはミコナに殺意が湧く

 

「それは違います!仲間がいるから何でもできるようになるんです!」

 

「何…?」

 

「たとえ傷が治らなくても、強くなれなくても、負けてもいいやって気持ちが無くなるんです!こんな未熟な僕にも仲間がいてくれたから頑張れたんです!だから、僕は貴女に勝って大蛇を倒して、皆に胸張って軍人だって言えるようになりたい!」

 

ロイドの決意を感じ取った火炎剣烈火が赤熱し、赤く光る

 

「火炎剣烈火が…、光った…!?」

 

それを見たイズの殺意は治まる

 

「黙れ!お前の言葉も存在も何もかも否定してやる!」

 

激闘の衝撃で床が抜けて最深部に落ちる

 

「フィニッシュは必殺技で決まりだ!」

 

ワンダーライドブックを一度閉じるストーリーページを開き押し込む

 

フィニッシュリーディング!

 

続けてロイドは烈火を一度納刀する

 

必殺読破マシマシ!

 

最光のグリップエンドでバックル上部のボタンを一回押し、再度抜刀して発動する

 

 

烈火抜刀! エレメンタル合冊斬り!

 

「エックスソードブレイク!」

 

「森羅万象斬!」

 

イズは光剛剣最光を構えてX字に斬撃を、ロイドは逆手に構えた聖剣で七色に輝く炎の斬撃を同時に叩き込んでミコナを倒す

 

「終わった…」

 

「そうだな…」

 

「ロイド君!イズ君!」

 

「お前ら!」

 

「やりましたわね、イズ様!」

 

「さすが師匠」

 

「さっき、火炎剣烈火が光ってるのを見たんだ。アレは最光と同じ『邪悪とそれ以外を斬り分ける』という効果があるんだ。もしかしたら、ロイドの決意や覚悟を感じ取ったのかもな」

 

「いや~、ホントに素晴らしい戦いだった~。すっかり目が覚めてしまったよ」

 

大蛇はロイドとイズの頭を撫でる

 

「大きくなったな、ロイド君、イズ君。おじさんビックリしちゃったよ」

 

「お前、もしかしてヴリトラか?」

 

「おお!イズ君は覚えていたか!」

 

「あ、コイツはコンロン村の守護獣ヴリトラだ」

 

「コンロン!?」

 

「主に封印を守ったり、アルカの力を維持してるのも私だな」

 

「え、師匠の力を?」

 

「でも、どうしてここに?」

 

「何だ、聞いてないのか?君には言ってると思ったんだが…」

 

「そうか、そういう所なんだよな…。あのロリババアめ!私の背中の皮をエプロンに使うとぬかしてエクスカリバーでくり抜きおって!守護獣だぞ!さすがに堪忍袋の緒が切れて―――」

 

ヴリトラは暴れながら愚痴る

 

「ああ、すまない。みっともない所を見せてしまった」

 

「オッケー、ロリババアは後でギッチギチに縛った後、海に沈めるとして…」

 

「貴方も被害者だったのね…。あれ、じゃあミコナちゃんのトレントは誰が…」

 

「それは私だ」

 

奥から巨大な棺桶を持ったジジイが出てくる

 

「少年、君達は私が何に見えるかね?」

 

「悪い人…に見えます」

 

「俺からすれば悪のカリスマであり、犯罪界のナポレオンと言われた、犯罪コンサルタントのジェームズ・モリアーティ…だな」

 

((((((誰?)))))

 

「フッ、そうか。君達がそうなのか…少年!君達は英雄になりたいのではないか?人々の笑顔の為、身を粉にし、悪しき者と戦う、そんな英雄にだ!」

 

「その為に軍人になりました」

 

「ならば今すぐ(ドカンッ)」

 

下からアルカが出てくる

 

「見つけたぞ、ソウ!」

 

「ソウ…?」

 

()()いう事か。何つって」

 

「相変わらずだなアルカ。まぁ落ち着け、懐かしい顔もいる事だし」

 

「懐かしい顔じゃと?」

 

アルカはヴリトラに気付く

 

「ヴリトラ!なぜここ「お前のせいだろ!」ぶべらっ!?」

 

イズはアルカをドロップキックする

 

「話はヴリトラから聞いた、お前がヴリトラの皮を剝いだって聞いてなぁ…!」

 

ソウはヴリトラの体に乗る

 

「油断したなヴリトラ、私の狙いはお前だよ」

 

「何!?」

 

手を肉体に突っ込む

 

「やめろ、ソウ!」

 

「コイツを消し飛べば、コンロンの封印が弱まる!」

 

「世界がとんでもない事になるぞ!」

 

「百も承知だ!」

 

ヴリトラを消滅させる

 

「ヴリトラ!」

 

「ハハハハハ!ヴリトラ亡き今、アルカの力は無きも同然!後は扉を開けるだけだ!」

 

「貴様…!」

 

「無駄な事をっ!?」

 

ソウを蹴り飛ばす

 

「アイツの力は無くなったのに…!」

 

「うん、何で?」

 

「な、何だ!?」

 

イズの懐からブランクのワンダーライドブックが飛び出し、青紫色に変化する

 

蛇竜ヴリトラ! かつて悪事を働き、雷神によって倒された魔神がいた…

 

『いやいや、死ぬかと思った…』

 

「「「喋った!?」」」

 

「どういう事だよ…」

 

『イズ君、悪いが小さな本に憑依させてもらったよ』

 

「アルカめ…。少年に小さな本を忍ばせていたとは…!」

 

「いや、コレ俺が作った奴なんだけど…」

 

「えー?確かヴリトラの皮でエプロン作って、パスタの生地と一緒に練り込んでしまって、仕方なく呪いのベルトと称して二束三文で売って「ぶっ殺す!」

 

イズがキレてヘルライズソードで斬りかかる

 

「今回はこの辺にしておいてやる。だが、必ずコンロン村をラストダンジョンも解放する」

 

「待て!話はまだ…」

 

ダンジョンは崩壊し始める。まあ、アランがやった事だけど

 

「アイツめ!ワシらを生き埋めにするつもりか!?」

 

「これは師匠がダンジョン中を突き破ってきたからでは…?」

 

「マリー、煙叡剣狼煙だ」

 

「分かったわ」

 

煙叡剣狼煙の煙で外に転移し、ダンジョンは崩壊する。ちなみにアランはドラゴンスレイヤーの称号を貰った

 

 

 

 

 

~夜のマリー宅&イズサイド~

 

皆で集まって打ち上げを始める

 

「打ち上げ始めるわよ」

 

「お、やっとるやっとる!」

 

ロリババアは土管から出てくる

 

「よう、ロリババア」

 

「ホントに神出鬼没なんだな」

 

「アハハ、凄いじゃろ!ほいっ」

 

セレンを袋にかぶせる

 

「ちょ、何するんですの!?」

 

「いや~、ちょっくら来てもらうぞい。コンロン村へ」

 

それにしても、あのジジイ…ソウが持ってたあの棺桶、俺が作った宝具システムシリーズの一つだ…。何であのジジイが持ってるんだ?




~デカい棺桶~
イズが作った宝具システムシリーズの一つ
ぶっちゃけ、新茶が持ってるアレ
ショウマ経由でソウの手に渡った


~ラスダン吐血コソコソ噂話~
イズとショウマは亀ラップする程の仲
出会う度に亀ラップやってるとか


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帰ってキター! byイズ

~イズサイド~

 

聖剣組+コリン先生とクロムのおっちゃんは森の中を歩く

 

「楽しみだな、コンロン村!」

 

「ただの田舎だぞ」

 

「いいのいいの!」

 

「村長、どうしてこんな森の中に?」

 

「俺の土管なら行けるんだけど」

 

「ワシの魔法で飛んで行けばいいのじゃが、今はそうはいかんでの。この先にドワーフを待たせておる。まずはソイツと合流じゃ」

 

「ドワーフ…」

 

リホとセレンとフィロに目を向ける

 

「コンロンコンロンコンロンロン♪お宝ザクザク大儲け♪」

 

「婚姻届けが上着に一枚、お腹に一枚、背中に一枚、スカートにも一枚パーフェクト!」

 

「私は強い奴に会いに行く♪」

 

「コンロン村で~」

 

「レッツお宝ツアー!」

 

「武者修行~!」

 

「イズ様の故郷で、挨拶回り~!」

 

死にたい…。血がマーライオンのようにドバドバと出る

 

「ちがぁぁぁう!コンロン村に行ってヴリトラを治すのよ!」

 

「マリー、首吊って(ryゲボロロロロロロ…」

 

「血が思いっきり出てるけど大丈夫!?」

 

吐血しながらも洞窟に着く

 

「この奥…」

 

洞窟の奥にはワープゲートがある

 

「出てくるんじゃ、ユーグ!」

 

ワープゲートから誰かが出てくる

 

「やっほぃ!僕はユーグ、ユーグ博士と呼んでくれる?一応、ドワーフの王様やってるんで、よろぴく~」

 

何だコイツ

 

「予定より人数多くない?」

 

「いちいち文句を言うなアホタレ」

 

「この方がドワーフの…」

 

「しかも王様ってマジかよ」

 

「形だけだけどね。アラハンなのに、今だにNo.1の腕利きだからやめたくてもやめられないのさ」

 

「アラハンって…?」

 

「アラウンドハンドレッド」

 

「要はロリババアと同じ100歳超えって「アレと一緒にされるのは困るな!遺憾の極みだよ!」どっちも同じじゃねえか」

 

マジで何なんだよコイツ

 

「時に…ヴリちゃん」

 

『ん?』

 

ユーグはヴリトラを掴む。俺のライドブックなんだけど…

 

『あっ!』

 

「君は何で村の外を放浪していたのかな?おかげで計画が台無しだよ!」

 

『その原因はアルカが…』

 

「何度も言ったでしょ!アルカは全てを狂わせる諸悪の根源で、アホの権化『はい…』それを身に刻み込んだうえで、コンロンを守護するようにって!」

 

「何じゃ?アホの権化じゃと?それに、エプロンはお前の発案じゃなかったかえ?絶対丈夫で、長期間使えて、ロイドとイズへの贈り物とか言って!」

 

「…とりあえず、コンロン村にレッツゴー!」

 

ユーグは俺らをゲートに押し込む。その際、俺はユーグに言う

 

「ユーグ、コンロン村に着いたら後でO☆HA☆NA☆SHIがあるから」

 

「あ、はい…」

 

 

 

 

 

================================================

 

 

 

 

 

ワープゲートの先は高原だった

 

「「おぉ~!」」

 

「アレがコンロン村です」

 

「空気が美味しいですわ」

 

「もっと恐ろしい所を想像したが…」

 

「のどかやん」

 

「ああ、思ってたより普通だな。もっと家が黄金で出来ているとか、地面がオーパーツとか想像してたし」

 

「そんな事言ってると、目が飛び出ちゃうわよ」

 

「え、どういう事ですか?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~コンロン村~

 

「コンロン村に…、帰ってキター!」

 

リホ達は何かビビってる顔をしてるけど気にしない!

 

「おや、ロイドとイズじゃないか?」

 

「おーう!久しぶりっすねー!」

 

「ご無沙汰してまーす!ロコモさーん!」

 

「元気そうだねー!」

 

「はーい!」

 

「こっちは吐血する時があるゲボァ!?」

 

帰ってきた嬉しさでストレスフリーなのに吐血する。何でさ…

 

「ロコモさんや。すまんがちょっくた魔石と魔力を込めてもらえんかのう?」

 

「はーいはいはい」

 

魔石を入れ、魔力を込めて撃ちだす

 

「「「「「ええええええええええええ!?」」」」」

 

「あー、届かなかったねぇ~。もうちょっと魔力を込めるべきだったよ、年は取りたくないものだよ」

 

「照準はオートだから問題無い筈だけど…、後でメンテしておくか」

 

んで、ロリババアの家に行く

 

「ここがワシの屋敷じゃ」

 

リホに目を向けると真っ白になってた。ヤムチャしやがって…

 

「あの、アルカはん。アイツはどこにおるんかな…?」

 

「そうか、お前達はアイツに会いに来たんじゃな。確か裏手の小麦畑におるはずじゃ」

 

「ありがとうございます!」

 

コリン先生とクロムのおっさんは裏手の小麦畑に行く

 

「ロリババア、確か煉…メルトファンは今…」

 

「きっと驚くじゃろうな」

 

アイツは俺が作った煉獄さんの服を着てるからな、日輪刀もあるし。フル装備の効果として、言動が煉獄さんっぽくなるから十中八九驚くだろう。ちなみに宝具システムシリーズも渡してある

 

 

 

 

 

================================================

 

 

 

 

 

「元気にしてたか?」

 

「お帰り!ロイド兄ちゃん、イズ兄ちゃん!」

 

「ゴレイじっちゃにクミン、変わってないようだな」

 

「ですね!」

 

久しぶりの家族と再会して話が弾む

 

「あの方々がロイド様とイズ様のご家族…。ご挨拶しなければ!」

 

んで、セレンは挨拶するわけだが…

 

「皆様初めまして。私、セレン・ヘムアエンと申します。不束者ですがどうぞよろしくお願いします」

 

家族に婚姻届けを差し出すが、俺が横取りする

 

「よーし!俺が久しぶりに折り紙を(ドォォォン!)…またか」

 

「アイツめ、また来おったか。コラー!それ以上こっちに来たら丸焼きにするぞー!」

 

「あー!飛びトカゲ!」

 

「まさか超レアモンスター?」

 

トカゲはクレームも聞かずに暴れ続ける

 

「ったく、今日こそ追い払わんと…」

 

「ちょっと一狩り行ってくる」

 

「アタシにもやらせてくれ!」

 

「ならついて来てくれ」

 

俺とリホは俺が勝手に作った武器庫に入る。武器も全部俺が作った

 

「さて…大剣、太刀、片手剣、双剣、ハンマー、狩猟笛、ランス、ガンランス、スラッシュアックス、チャージアックス、操虫棍、弓、ライトボウガン、ヘビィボウガンがあるけど…どれにする?俺は太刀にするけど」

 

「そうだな…、双剣にするか」

 

閃光玉、音爆弾、毒煙玉の所持数を確認して外に出る

 

「ってドラゴンじゃねえか!?」

 

まあ、クミンとベリーが投げた折り紙(婚姻届)手裏剣(俺が超速で折った)のお陰でドラゴンは怯み、二人で飛びトカゲもといドラゴンを討伐して、素材や肉を剥ぎ取る

 

「角…、爪…、牙…、皮…、骨…、どれも使えそうだ…。肉はなさそうだけど採取しとくか…」

 

「ふふ、お金儲けのチャンスを逃しましたわね」

 

「うるせぇ…、お前こそいいのかよ…」

 

「やっぱ都会の紙ってスゲーよな!」

 

「凄く飛んだよね!」

 

「あの姉ちゃんにお礼言わないとな!」

 

「私の婚姻届け…!」

 

「「ありがと~!」」

 

へっ、ザマァwww

 

 

 

 

 

================================================

 

 

 

 

 

そして夕方、テーブルにはたくさんの料理が並んでた

 

「わりぃな、先に風呂頂いちゃった!パンツまで借りちまったよ!」

 

「全く、デリカシーの無い発現を…」

 

「お腹減った」

 

「こっちも!」

 

「しょうがない、死闘を繰り広げた。お腹が減るのも生きてる証拠」

 

「いや~、基本の型しか教えられねぇですまんかったな!」

 

「え?」

 

「今度ぁもっと、ちゃんとした稽古をつけたるで!勘弁してくれな!」

 

「基本?あれが?…基本?…アレが?」

 

あ、めっちゃショック受けてるな。後で相手してやるか、蛇竜ヴリトラで

 

「それでは乾杯と行こうかの!えー本日は、ワシとロイドの結婚式を「ロイドと結婚しようなんざ、一万年と2000年、8000年に一億と2000年早いんだよ!」長すぎるのじゃ!?」

 

「まあまあまあ、村長のサムいギャグですまんのう」

 

「ギャグじゃ(ジャキッ)…」

 

エミヤオルタの銃をロリババアに向けると大人しくなる

 

「えー、改めまして。軍人になって帰ってきたロイドとイズ、そのよきお仲間達に歓迎の意を込めて…乾杯!」

 

「「「「「「「「かんぱ~い!」」」」」」」」

 

皆で料理を食う。そういや、聖剣(暫定)に少しだけ触ったら地獄の魔力が持ってかれてヘルライズソードになった…。て事は持ってると別の剣になるのかな…。後で試してみるか

 

 

 

 

 

================================================

 

 

 

 

 

一室に俺とヴリトラの目の前にはヘルライズソードがある

 

『イズ君、本当にやるのか?』

 

「ちょっと気になった事があってな」

 

ゴーグルを外してヘルライズソードを持つ

 

「っ!?」

 

魔力が半分くらい持ってかれ、剣が禍々しい形状に変わる

 

破界剣冥獄!

 

色はヘルライズに一部が青紫になってる

 

『見るからに使ってはいけない感じが物凄いな…』

 

「まさに滅びの魔剣だな」

 

外に出て早速変身してみる

 

蛇竜ヴリトラ! かつて悪事を働き、雷神によって倒された魔神がいた…

 

メイゴクシェルフに装填すると待機音が鳴る。バグってるような感じだけど仕様だよな?

 

「変身」

 

楽園崩壊! Hells energy as destroy the world 蛇竜ヴリトラ! 世界滅亡!楽園も消し去る深紅の剣が、残酷で無慈悲に全てを破壊する!

 

俺は変身する。外見はデュランダルとカリバーを混ぜたような感じ、名付けるなら…ダインスレイフから取って『仮面ライダーダインス』といった所かな。試しにモンスターに向かって振り下ろすと、一瞬で消し飛ぶ

 

『…イズ君、あまり変身しない方がいいのでは?』

 

「格上相手にはカリバーとデュランダルと最光で食らいつけるだろうけど、無理だと判断したら変身するから。そのつもりで」

 

『分かった』




~蛇竜ヴリトラワンダーライドブック~
イズが作ったブランクのライドブックにヴリトラの魂が宿り、本家のヴリトラの伝承が封じ込めてるワンダーライドブック。
ジャンルは「神獣」。色は青紫。
ブックの朗読の続きは、『魔神は他と交わることなく、雲の中を舞う』で、相性の良いライドブックは存在しない。


~ヘルライズソード~
イズがやらかして聖剣が変化した魔剣。
あらゆるものを閉じ込めるヘルライズ空間が使える。


破界剣冥獄(はかいけんめいごく)
滅属性の魔剣。
蛇竜ヴリトラワンダーライドブックをセットする事で、所有者を滅びの剣士『仮面ライダーダインス』へ変身させる。
ヘルライズソードに地獄の魔力を込めて変化した。
その名に恥じぬ力を持っており、斬られた相手の魂ごと消し去る。
冥獄の力は凄まじく、イズにしか扱えない。
なお、ユーグは聖剣が魔剣になった事を知らない。…知ったら気絶不可避だし


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待っ事愉悦よなぁ…=) byイズ

~翌日~

 

俺達は今、森の中を歩いてる。今思えば、冥獄の待機音ってバグって感じが無かったな。あの時は眠かったからまともに思考出来なかったし、改めて聞くとプラチナの『やぶれたせかい』のBGMな気がするな…

 

「ふぁ~…、こんな朝早くから何の用事じゃ「いや、ヴリトラの肉体を復活させる事だろ。俺はこのままでもいいけどな(変身の意味で)」

 

んで、城のようなところに出る。あれ、どっかで見たような?

 

「これがダンジョンですの?」

 

「そうじゃ。ここが最果ての牢獄、ラストダンジョンじゃよ」

 

「牢獄には見えないが…」

 

…あ、思い出した!小さい時、ロリババアがロイドに対してセクハラしてたから、その腹いせにコッソリ窓から入って自分を魔王と名乗る輩がいたから、俺が作った『ほんもののナイフ』でソイツらを片っ端から殺し回ったんだったな。そのせいで魔王は姿見せなくなったけど。うぐぅ…、思い出したら久しぶりに胃痛が…。コフッ

 

「―――で、近年になってからは魔王が減り続けているんだ」

 

「兄さん、お腹を抱えて大丈夫?血も吐いているし…」

 

「久しぶりの胃痛(ryあぐっ!?」

 

胃痛が…キツすぎる…!

 

「所で…イズだったかな?何か知らないかい?」

 

「実はかくかくしかじかで…」

 

「なるほど、腹いせで君の作った『ほんもののナイフ』で魔王を殺し回ったと…。バカなの「うっせェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェ!」キュアドリームッ!?」

 

ユーグにボディブローを食らわせる

 

「元はと言えば、ロリババアがロイドにセクハラをするからだ!アザミ王国の祭りの時だって、ロイドの朕とチョコでチョコバナナだと抜かってヤろうとした事も知ってるからな!それに、お前のせいでどんだけヴリトラとセレンが苦労した事も分かってんのか!」

 

「イズ様…」

 

『イズ君…』

 

「あーもう!中の魔王をぶっ殺す!」

 

ほんもののナイフを持って中に入ろうとするが、ユーグに羽交い絞めにされる

 

「Arrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrthurrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrr!!」

 

 

 

 

 

================================================

 

 

 

 

 

数分後、俺は落ち着くようになり、話を続ける

 

「アルカの力が制御不能で、ヴリトラがこんな状態。この不安定な状態で鍵を差し込んじゃったら、すぐに魔王が世に解き放たれる事になるね」

 

「鍵って?」

 

「聖剣だよ」

 

アレかぁ…

 

(イズ君がやらかして魔剣ヘルライズソードにしてしまった奴やん…)

 

(あれ、そんなにヤバイ物だったの?)

 

聖剣が魔剣ヘルライズソードになって、更に破界剣冥獄になったって言うと、ユーグぶっ倒れるかもな…

 

「何で抜けちゃったかは知らないけど、抜けちゃったものは仕方ないか。アレ、今どこにあるの?」

 

「城の宝物庫に収めてあります」

 

「了解、しっかり管理しててね」

 

ユーグはコッソリ怪しく笑う。黒ですな

 

「イズ、ヴリトラをこっちに」

 

「ライドブックだけど、どうすんだ?」

 

蛇竜ヴリトラをユーグに渡す

 

「ヴリトラ、お前がいなくても頑張るから…」

 

『ホント…、残念です…』

 

「さて、早速ヴリトラ復活の儀式を始めようか!」

 

んで、ヴリトラを球体のようなものに入れて培養液に入れる

 

「よしっと…。ちょいとアルカさんや」

 

ロリババアにデコピンする

 

「いったぁ!嘘、痛っ!」

 

「オッケーさすが僕。てぇんさいだね」

 

ロリババアがその場に座り込む

 

「大丈夫ですか?村長」

 

「何か、体がおかしいんじゃ…」

 

「しっかりと弱体化してるね。ラストダンジョンから切り離された証拠だ。アルカは今、9歳くらいの体力しかないよ。体は子供、頭脳は大人…ではないか、常識ないし」

 

「あのロリババアが」

 

「セクハラ大明神が」

 

「ストーカーが」

 

「変態が」

 

「お主ら…!」

 

「日頃の恨みを晴らすなら今がチャンスだね」

 

「Yeahhhhhhhhhhhhhhhhhhhh!!haaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaa!!覚悟しやがれェェェェェェェェェェ!クソロリババアァァァァァァァァァァァ!あはははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!ぎゃはははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!」

 

俺は愉悦な顔でハリセンで叩きまくる

 

「ちょ、やめ、イズ…!ワシが、死ぬ…!」

 

「兄さん、もうその辺にしておいた方が…」

 

「それもそうか、ロリババアマグナムができなくなるからな」

 

「ロリババアマグナム!?」

 

ユーグは驚く

 

「さ、さて…用事は済んだし、そろそろ皆帰る時間なんじゃないかな?アザミで御前試合があるんだろ?」

 

「はい!しっかりアランさんの応援をしないと!」

 

「スタジアムの準備もあるし、早めに戻るに越した事はないな」

 

「僕もヴリちゃん復活まで暇だから、見に行こうかと思ってるんだ」

 

「お主がそんなイベントに興味があるとは知らなかったのう」

 

「たまには僕だってね」

 

「よーし、皆帰るぞ!」

 

「あ、そうだ!僕、村の皆に挨拶してから行きます」

 

「俺もそうするか」

 

「アルカ、帰る前に話があるんだけどいいかな?皆の前じゃ、ちょっとマズイんでね」

 

「気を付けろ、アイツは何かを企んでる可能性がある」

 

「分かったのじゃ」



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たとえば映画の中盤のように…もういいや

~ナレーションサイド~

 

ベラドンナ兄弟とアルカ以外のメンバーはゲート前まで歩く

 

「いざ離れるとなると、名残惜しいものですわね」

 

「でも、有意義な時間だった」

 

「色々あり過ぎて感覚がおかしくなりそうだったけどな」

 

「早くこの感覚に慣れて、嫁入りできるようにならないと!」

 

「師匠と結婚すれば、高みに登れるのが確信できた」

 

「お前ら…」

 

高原にユーグが来る

 

「帰りの支度は終わったかな?」

 

「あれ、師匠は?」

 

「話は大分前に終わったんだけどね。もしかして武器でもかき集めて、やられる前にマリー嬢ちゃんとイズをやってやろうと企んでるんじゃない?」

 

「皆、尻尾撒いて逃げるわよ!」

 

マリーが先にゲートをくぐり、クロムとコリンも続いてゲートにくぐる。イズならファルシオンに変身しても返り討ちにしそうだけどな

 

「君達も行きなよ」

 

「でもロイド様とイズ様が…」

 

「代わりに僕が待ってるよ。ついでに、アルカについて話しておきたい事あるし。終わったら兄弟と一緒に行くよ」

 

「聞かれちゃマズイって話か?」

 

「んー…ま、そういう事」

 

「仕方ないですわね…」

 

ゲートをくぐり、ロイドとイズが高原に着く

 

「わりぃ!挨拶してたら遅れた!」

 

「皆は先に行ったよ。そういえば、アルカの奴見なかったか?」

 

「いえ、もう来てるものかと…」

 

「今のロリババアは弱体化してるからな、もしかしたらどこかで…って事がありうるな」

 

「それは心配ですね。僕、村長探してきます!」

 

「俺も行く。場所は剣の反応で分かる、こっちだ!」

 

ベラドンナ兄弟はアルカを探しに行く

 

「ああ、頼んだよ(彼の言ってた剣って何なんだ…?)」

 

 

 

 

 

================================================

 

 

 

 

 

一同はアザミ王国に戻ってくる

 

「本当にあっという間ですわね」

 

「便利だろ?」

 

「最後に挨拶したかったな、メルトファン…」

 

「俺の事呼んだようだな!」

 

後ろを振り向くとメルトファンがいた

 

「「メルトファン!?」」

 

「なな、何で君が!?もしかしたら、他の村人も…」

 

「いや、俺だけだ。お土産の野菜をマリーさんに渡そうと追いかけたまでだ!」

 

「そっか」

 

「どうしたんだ?」

 

「いやね、村の仕事をさぼってアザミに来たのがバレたと思ってね…」

 

「うむ、サボりたいのは皆一緒だ。野菜を渡したら俺だけ帰ろう!」

 

「あ、悪いけどゲートは閉じちゃった」

 

「「「「「「え!?」」」」」」

 

「アルカ抜きでのんびりしたかったからね~」

 

「ロイド様とイズ様は!?」

 

「アルカを黙らせる為には、彼らを置いて来るしかなくてね…。今頃イズ君はアルカのセクハラで苦しんでるかも」

 

「師匠ならありえそう」

 

「そうですわね…」

 

この時イズは苦しむ所か、普通にくしゃみをした

 

「畑作業ができなくなるとは、よもやよもやだ」

 

「それならしょうがないな!久々のアザミ、ゆっくりしていきメルトファン!」

 

「御前試合の準備はいいのか?」

 

「そんなんクロムがやってくれるわ!」

 

「え?え、ちょ、まっ、はぁ!?」

 

コリンとメルトファンは先に行く

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~スタジアム~

 

時は過ぎて夕方、リホ達は御前試合の準備の為に来る

 

「ほとんど終わってるみたいだね」

 

「おお、ちょうどいい所に来たな」

 

「もう終わったんじゃないすか?」

 

「いや、お前達には新しい仕事がある。アザミ国王とジオウの国王がスタジアムの下見に来るらしい、だからスタジアム周辺の警備を頼む」

 

「設営よりはマシだけど、面倒だな…」

 

「頑張りたまえ、若人よ!」

 

「コリンがいないから、お前は俺と一緒に国王の警護だ」

 

クロムはメナを引きずって行く

 

「ま、アタシ達は適当に時間を潰そうぜ」

 

「では私はその時間を使って、イズ様に愛の念を送りますわ!イズ様イズ様イズ様イズ様イズ様イズ様イズ様…」

 

「呪いでも送ってんのか?」

 

「大丈夫、師匠は強いから跳ね返せる。胃袋以外は」

 

この時イズは胃痛が起きて、ラストダンジョンの魔王を一体も残さず確実にぶっ殺すと決めたそうだ。リホはアランが隠れようとする所を見る

 

「何してんだ?」

 

「お、お前らか…。御前試合とプレッシャーが凄くてな…」

 

「アザミの代表なんだから、頑張れよダンジョンクラッシャー」

 

「それだよそれ!毎回変わる適当な二つ名付けられるし、街に出れば指を差されるし~~~~~!」

 

「よっ、人気者だな」

 

「皆の者!会場の設営ご苦労であった!」

 

「ああ、始まっちまったか」

 

国王が視察に来る。何故か周りに青い蝶が舞っているソウと、杖を持ったショウマを連れて

 

「アイツ、ヴリトラと村長にちょっかい掛けてきた奴…!」

 

「ロイド様とイズ様のお兄様、どうしてここに…?」

 

「アイツがロールに聖剣の話をしたってのか?」

 

そして国王は他の候補生に握手するが離れてしまう。そこにリホが来る

 

「陛下!」

 

「…私と握手したいのかな?よし、今ならサインもつけてやろう!」

 

「陛下、今アザミ王国に危機が迫っている…かもしれないんです」

 

「一体どうしたんだリホ?」

 

「御前試合、中止にしてもらいませんか?」

 

「そこまで言う理由は一体何だね?」

 

「理由はその…、何て言えばいいか…」

 

「クロムこの子達のいう事を信じていいものか?」

 

「信頼に値する人間だと思います。後、この子達はマリア王女のご友人です」

 

「あっ!それを早く言わんか!一体どうしたと言うんじゃ?マリアの近況も兼ねてお茶でもしながら聞かせてくれんか?」

 

「ちょ、触んなって…!」

 

「最近マリアが全然かまってくれなくてのぅ…」

 

国王はリホを連れて行く。こんな国王で大丈夫か?

 

「何とかなりそうですわね」

 

「うん」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~夜&コンロン村~

 

「御前試合は明日、もう時間がない…」

 

ふと、上を見る

 

「誰かが見つけてくれる…のはさすがに無理か。ユーグの奴め…!」

 

オーシャン一刻斬り!

 

「あ、村長いた!探しましたよ!」

 

ロイドとイズが飛び降りる

 

「ロイド!?イズ!?どうして…」

 

「無銘剣虚無の反応を頼りに来ただけだ。それにしても懐かしいな、ここはロイドが強くなりたいと思った所…だっけ?」

 

「そうですよ。助けてもらった時に、皆の顔を見てとても安心したんです。でも、このままじゃダメだって思って、憧れの小説の軍人に…強くなりたいんだって目標にした場所。だから、強くなって今度は僕が困ってる人に手を差し伸べて安心させるんだって!…偉そうに言っちゃいましたね、僕はまだ弱いですし。頑張らないと」

 

「こんな所でボサッとしてる場合じゃねえぞ!」

 

跳んで穴から出る

 

「ピリド爺ちゃんから聞いたんですけど、アザミへのゲートが壊れちゃったみたいなんです」

 

「ふむ、ユーグならやりそうな事じゃの」

 

「俺なら直せそうだけどな」




~ラスダン吐血コソコソ噂話~

その1:ラストダンジョンの魔王は、封印が解かれてもイズが魔王を殺し周ったせいで出ても善逸みたいにヘタレる

その2:ラストダンジョンの中は、魔王だったものが辺り一面に転がってる

その3:ユーグはロイド達が持ってる剣とブックの事は知らない


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俺らが来た!! byイズ

来週、仮面ライダーソロモンが出るみたいですね。こっちでもいつか出します


「ロイド、イズ、アザミに着いたら、やる事は先程説明した通りじゃ」

 

「はい!」

 

(12本目の剣の事は着いた時使うとして…、カラドボルグとオムニフォースライドブックは、強敵相手に苦戦を強いられる所まで黙っとこ)

 

イズとロイドはジェットでアザミへ飛ぶ

 

「「エレメンタルドライブ・フルバースト!」」

 

エレメンタルドライブ・フルバーストで更に加速する

 

「ユーグ、世界を破壊しようだなんて…。ディケイドかよ…」

 

「何か言いました?」

 

「いや何も?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~スタジアム~

 

スタジアムでは御前試合が行われてた

 

「それではこれより、アザミ王国とジオウ帝国の友好を祝した御前試合を行う!」

 

「はあああああああああ!!」

 

土豪剣激土で叩き斬るも、空を切る

 

「ア、アンタ…」

 

その正体はミコナだった、生きとったんかワレ

 

「「「ミコナ(さん)(ちゃん)!?」」」

 

「くっ、変身!」

 

ブッた斬れ!ドゴ!ドゴ!土豪剣激土!

 

バスターに変身した後、壁に激突するがノーダメだった

 

「これはどういう事ですかな?」

 

「失礼、少し黙っていた事がありまして。これはご提案です。私達ジオウと同盟を組みませんか?世界を掌握する為の」

 

「え?」

 

「ご覧いただいてるように、モンスターの力を使い、人間を強靭で従順な兵器にするすべを持っている我々ジオウ帝国と「オラァァァァァァ!」

 

一方アランは、玄武ジャッ君で左腕からツタを伸ばしてミコナの脚に絡めて、地面に叩きつける

 

「アザミの豊かな財力をもってすれば、世界を手中に収める事が出来る。いかがですかな?」

 

(あっちはあっちで、追いつめてるのは…黙っておこう)

 

「…五年前、魔王アバドンに乗っ取られたせいで国民が娘に苦労を掛けた。私は二度とあのような事は繰り返さないと決めたのです。同盟の話は…お断りします!」

 

「なら…」

 

向こう側にユーグがいた

 

「やれやれ、僕の出番か」

 

「どうしたんだ?ユーグさん、これからって時にさ。アンタのやりたい事は大方予想がついてる。ソウって奴と手を組んで、聖剣を奪ってラストダンジョンを解放する」

 

「その為に、邪魔なロイド様とイズ様とアルカ村長を置き去りにしたんですよね」

 

「ダンジョン解放の先の目論見は分からないけど、そんな事はさせねぇよ」

 

「させないって…どうするの?普通の人々さん」

 

「普通の人々ですって…!」

 

「コンロン村を経験したなら理解できるだろ?普通じゃない僕が何かしたら、君達は何が出来るのかい?」

 

「確かに貴女の言う通りですわ…、私達はロイド様とイズ様におんぶにだっこですわ。実際二人がいなかったら、呪いの呪縛を解く事ができずに今だ暗い眼差しで世間を見ていたのかもしれません。でも今は!おんぶではなく、共に肩を並べる仲間になりたい!ユーグさんの野望を食い止められる強い者になりたい!いえ、なりますわ!」

 

「専念同意、今日が私達のおんぶにだっこ卒業記念日よ!」

 

「語呂悪い」

 

「ま、アタシらは大人しくタマじゃねえって事だ」

 

「言うねぇ…。ちょっと頭に来ちゃったよ」

 

カプセルから大量のイナゴが出てくる

 

「あれは、アバドンのイナゴ!?」

 

「早く決めないと、大事な国民をモンスター共に殺されますよ?」

 

「さあ、どうする?ここにいる観客全員が人質になっちゃったよ?」

 

「そうね、これだけの人質の安全を確保するのは大変だわ。でも…アザミ王国はそんなにヤワじゃないの!皆、行くわよ!」

 

タテガミ氷獣戦記! 吹雪く道行く百獣を率いる百戦錬磨の白銀のタテガミ…

昆虫大百科! この薄命の群が舞う、幻想の一節…

猿飛忍者伝! とある影に忍は疾風! あらゆる術でいざ候…

ヘンゼルナッツとグレーテル! とある森に迷い込んだ、小さな兄妹のおかしな冒険のお話…

 

「「「「変身!」」」」

 

流水抜刀!タテガミ展開! 全てを率いし、タテガミ!氷獣戦記! ガオーッ!LONG GET!

銃剣撃弾! 銃でGO!GO!否!剣でいくぞ!音銃剣錫音! 錫音楽章!甘い魅惑の銃剣が、おかしなリズムでビートを斬り刻む!

双刀分断! 壱の手、手裏剣!弐の手、二刀流!風双剣翠風! 翠風の巻!甲賀風遁の双剣が、神速の忍術で敵を討つ!

狼煙開戦! FLYING!SMOG!STING!STEAM!昆虫 chu 大百科! 揺蕩う、切っ先!

 

四人はブレイズ、剣斬、スラッシュ、サーベラに変身する

 

「な、何だその姿は…!?」

 

「総員、戦闘開始!」

 

観客はイナゴを倒す

 

「これは…」

 

「いいねぇ!熱いじゃないの!こうなる事を予見して、観客を全員軍人や冒険者にしてたって事か!」

 

「理解したのなら、この国から早々に去ってもらおうか」

 

部屋の隅にメルトファンがいた

 

「メルトファン!」

 

「コンロンで聞いたぞ。田舎暮らしに退屈し、村を出て行った少年がいると」

 

「そっか、アンタコンロン村に行ったんだな」

 

「いいか少年、これ以上悪い事をするのなら、全力で相手する!」

 

巨大な大砲をショウマに向ける

 

「人よ願え、お前たちに不可能はない。なぜならば、俺がいる。凱旋を高らかに告げる虹弓(アルク・ドゥ・トリオンフ・ドゥ・レトワール)!」

 

七色のビームをショウマに当てて吹き飛ばす

 

「やっぱりそれって、イズが作った大砲だよね?ハハッ、それを使うなんて熱い「炎の呼吸―――壱ノ型:不知火!」

 

不知火で斬るが避けられる。(ほむら)でも流しておく?

 

「弐ノ型:昇り炎天!」

 

ショウマは距離を取る

 

「言っておくけど、イズが作った物は君だけじゃないんだよ」

 

そう言って杖に魔力を込める

 

星の形(スターズ)宙の形(コスモス)神の形(ゴッズ)我の形(アニムス)天体は空洞なり(アントルム)空洞は虚空なり(アンバース)虚空には神ありき(アニマ、アニムスフィア)

 

空に魔法陣が展開され、隕石が降ってきてメルトファンは衝撃で吹っ飛ばされる

え、本家みたいな感じなんじゃないかって?いやいや、空から岩が降ってくるだけだよ。本家みたいにやったらアザミ王国が更地になるでしょうが

 

「はぁ!」

 

一方、フィロ達もイナゴを倒してた

 

「数が多すぎるわ!」

 

そこにミコナが襲撃する、生きとったんかワレ

 

「ミコナ先輩!?」

 

ミコナがマリーに近づき、体の至る所を触る。触るなら普通に触れってんだ

 

「理解不能…」

 

「まさかアイツ…」

 

「隙あり」

 

隙を突いて凍らせて、壁へ蹴り飛ばす

 

「容赦ねえ!?」

 

国王の方は、ミサイルの爆風でクロムとエスパーダに変身したメナを吹っ飛ばす

 

「さて、聖剣がある場所に案内してもらおうか。アザミ王」

 

アランが不意打ちでソウの腕を切り落とす。切り口からは触手のような何かが出てた

 

「少し油断したか」

 

腕を繋げて治す

 

「何者だアンタ…、人間じゃねえのか…!?」

 

「一応人間さ。ただ生まれが特殊でね、分かりやすく言うと…『英雄と人間』『不死』だの、色々な要素で作られたルーン文字人間さ」

 

「ルーン文字?って古代字の…」

 

「そうだ。大昔、世界が混沌の頃私は人を導き救う希望の光として、アルカにルーン文字で作られた。本当は世界を救った後消える筈だったんだ。だが…、消えなかった。私の存在は中途半端に世界に伝えられ、英雄という概念に縛られ、この世界に留まり続けた。その末、時が経つにつれ私の存在は徐々に希薄になり、見る者によって印象が変わる不安定な存在になってしまった」

 

「仮にその話が本当だとして、世界を救った英雄が何故このような事をするのじゃ?」

 

「消えてなくなりたいんだ。その為にはアルカを殺し、ある兄弟を英雄にし、私が諸悪の根源となればいい。英雄でなくなれば私は死ねる」

 

「ある兄弟とは?」

 

「ロイド・ベラドンナとイズ・ベラドンナだよ」

 

突然、何かが二つ降ってくる

 

「もう大丈夫!何故かって!?俺らが来た!!

 

ソレはロイドとヒーロー着地してるイズだった



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イズ・ベラドンナァ! byユーグ

~イズサイド~

 

「もう大丈夫!何故かって!?俺らが来た!!

 

ヒーロー着地しながらオールマイトのセリフを言う

 

「ロイド君にイズ君!」

 

「イズ様!」

 

「ロイド、イズ…」

 

「な、な、な…!」

 

うん…、ハッキリ言おう…

 

「アバーッ!膝がァァァァァァァァァァァ!?」

 

余りの痛みにのたうち回る。やんなきゃよかった…

 

「兄さん…、カッコ悪いですよ…」

 

「ユ、ユーグ…。ロリババアから話は聞かせてもらったぞ…」

 

「へえ意外だな、君に本当の事を話すなんて思わなかったよ」

 

「お前が世界を破壊するなんざ、無理に決まってんだよ。ラストダンジョンの魔王は、何故か俺を怖がって外に出たがらないからな。それに…」

 

「それに?」

 

「世界を破壊するのは門矢士の役目なんだよ!」

 

「誰だよ!?」

 

通りすがりの仮面ライダーだ!

 

「ま、冗談はこの辺にしよう。魔王以外は」

 

「…ん?今なんて?」

 

「更に、宝物庫にある聖剣(暫定)は俺がやらかして魔剣になり、コンロン村に帰った時は気になって魔力をブチ込んだら…」

 

懐から破界剣冥獄を出してユーグに見せる

 

破界剣冥獄!

 

「こうなった」

 

「ホゲェェェェェェェェェェ!?」

 

「んで、必要なライドブックがヴリトラなんだよ」

 

投影した煙叡剣狼煙でヴリトラを転移させて、卵を壊す

 

(見た事も無い剣と魔法…、まさかアイツ…?)

 

『いや~、助かったよイズ君』

 

「行くぜヴリトラ。ロイドも変身しろ」

 

蛇竜ヴリトラ! かつて悪事を働き、雷神によって倒された魔神がいた…

 

メイゴクシェルフに装填する

 

楽園崩壊! Hells energy as destroy the world 蛇竜ヴリトラ! 世界滅亡!楽園も消し去る深紅の剣が、残酷で無慈悲に全てを破壊する!

エ・レ・メ・ン・タル!ドラゴーン!! エレメントマシマシ!キズナ、カタメ!

 

俺はトリガーを引いてダインスに変身し、ロイドはセイバーに変身する

 

「やるぞ、ぜぇい!」

 

「やぁ!」

 

ユーグが乗ってるイナゴを倒し、本人は観客席に着地する

 

「滅茶苦茶だよ、これだからコンロン村の奴らは…!けど、こんな時の為にとっておきを用意したんだよね!」

 

アイツは棒付きキャンディを投げる

 

「うわ、汚ぇ!?」

 

魔法陣からゴーレムが現れ、氷漬けにされたミコナを取り込む

 

「巨大モンスターには巨大ロボだ。ロイド、これを使え」

 

ロイドにキングオブアーサーを投げ渡す

 

「(僕がモンスターを…)やってみます!」

 

烈火抜刀! 二冊の本を重ねし時、聖なる剣に力が宿る!ワンダーライダー! ドラゴン!アーサー王!二つの属性を備えし刃が、研ぎ澄まされる!

 

ロイドはドラゴンアーサーにフォームチェンジする

 

「んで、その大剣にキングオブアーサーをリードさせてみ?」

 

俺の言う通りにリードさせる

 

キングオブアーサー!…からの?剣が変形!巨大な剣士が目を覚ます!キングオブアーサー!

 

「え、ちょっと兄さん?何で僕を持ち上げているんですか?」

 

「どっせい!」

 

ロイドを投げ飛ばすと剣になり、キングオブアーサーの武器である『セーバーセイバー』になる

 

ソードチェンジ!仮面ライダーセイバー!

 

「僕が剣に(ryっ!」

 

ゴーレムの拳を剣で受け止める

 

「やあああああああああ!!」

 

剣で腕を斬り落とすが再生する

 

「…ん?」

 

よく見ると背中の水晶的なのは光って再生し、ビームが発射する

 

「鏡ィィィィィィィィ!」

 

鏡を投影して反射しようとしたけど、咄嗟に避けて鏡が消し飛ぶ。避けてよかった…

 

「はぁ!」

 

ロイドが斬ろうとするも、ミコナを人質にされて殴り飛ばされる

 

「ロイド!」

 

更にロイドをタコ殴りにして、投げ飛ばす

 

(やっぱり…、弱い僕じゃモンスターには…、勝てないんだ…)

 

「ぜらァァァァァァァァァァァ!」

 

俺がゴーレムの脚を消滅させて蹴り飛ばされて変身が解除される

 

「何やってんだ!お前には守る物があるんじゃないのか?小説に出る軍人みたいになるのが夢だったんじゃないのか?それとも全部嘘だったのか?!」

 

「(僕の…僕の…)僕の夢は気高く、強く、大切な人の笑顔を守れるあの英雄のような…、軍人になる事です!変身!」

 

烈火抜刀! バキ・ボキ・ボーン!メラ・メラ・バーン!シェイクハーンズ! エ・レ・メ・ン・タル!ドラゴーン!! エレメントマシマシ!キズナ、カタメ!

 

エレメンタルプリミティブドラゴンに変身し、火炎剣烈火が赤く光る

 

「それでこそ、俺の自慢の弟だ!」

 

懐からデカいライドブックを出す

 

創世滅亡輪廻ユガ・クシェートラ! とある歴史の行き止まりに存在する、創世と滅亡を一手に担う絶対神の物語…

 

リードさせて、ドライバーに装填して冥獄の柄でバックルのスイッチを押すとブックが展開する

 

創滅世界! 悪は…悪は…悪は悪は悪は悪は滅せよ! ユガ・クシェートラ!

 

俺はユガ・クシェートラフォームに変身する。外見は第3再臨のオルジュナみたいになってる。え、何でユガ・クシェートラかって?ヴリトラは元々、インド出身でしょうが

 

「ミコナせんぱーい!出てきたらマリーさんのパンツやるぜー!」

 

ミコナは脱出してパンツを奪い去る

 

「そんなバカな…!」

 

「―――投影、開始(トレース・オン)!」

 

スナイパーライフルを投影してコントローラーを破壊する

 

「二人で決めるぞ!」

 

必殺読破マシマシ! エレメンタル合冊撃!

 

創世滅亡必殺読破! ユガ・クシェートラ必殺撃!

 

ブックを閉じて魔剣でスイッチを押して開いて発動させる

 

五大元素蹴撃破(エレメントしゅうげきは)!」

 

「世界の歯車は壊れた。今こそ粛清の時、今こそ壊劫の時。我が廻剣は悪を断つ―――『帰滅を裁定せし廻剣(マハー・プララヤ)』!」

 

ロイドがライダーキックでゴーレムを貫き、俺は廻剣でイナゴ諸共ゴーレムを破壊する

 

「よっしゃ!」

 

「イズ様!」

 

「フフフ…、ハハハハハハハハハハハ!アイツはやっぱそうだったんだな!」

 

俺が何なのか分かったのか。EXCITEでも流すか

 

~推奨BGM:EXCITE~

 

「イズ・ベラドンナァ!なぜ僕も見た事も無いアーティファクトが作れるのか、なぜ謎の魔法が使えるのか、なぜ11本の剣が作れるのくァ!」

 

「その心は?」

 

「その答えはただ一つ…。イズ・ベラドンナァ!君の、魂は、この世界に存在しないからだぁーーーっははははははっ!はぁーはははは!!」

 

ユーグ達は撤退する

 

「兄さんが…」

 

「存在しない魂じゃと…?」

 

ロリババアいつの間にいたんだ。こうして戦いは終わった、説明しなきゃなぁ…(白目)



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クソ雑すぎる説明回

~イズサイド&イズの部屋兼工房~

 

俺の部屋に、聖剣組が集まる

 

「さて、お主の事を話してもらえんかの?」

 

「え、話すって何を?」

 

「全部よ」

 

「分かった」

 

椅子にもたれ掛かって話始める

 

「俺が生まれたのは、言うまでもなくコンロン村だ。3203グラムの元気な赤ん坊で「誰が生い立ちから話せって言ったんだ!」

 

リホがツッコむ

 

「ロリババアが全部話せって言うから話してんでしょうが」

 

「流れで何となくわかるだろ!」

 

「冗談はさておき、最初に聞くが…転生って言葉は知ってるか?」

 

「転生って、一度死んだ人が別の何かに生まれ変わるっていう…」

 

「そ、俺の存在を語る上で重要になるから覚えておくように。さて…、鼻塩塩。あれは俺がイズとして生まれる前の話だ、お前らにとっては未知の出来事だが…、俺にとってはつい昨日のような思い出だ…」

 

俺はプロジェクターを起動して壁に映す

 

「俺が住んでた所は日本という、こことは違う異世界だ。かつての俺の名前は『桐生貴丈』で、ここでは『アツヒロ・キリュウ』って言った方がいいか」

 

(これが転生する前の兄さん…)

 

(アツヒロ様…カッコいいですわ!)

 

「子供の頃から、発明が得意で物を作るのが大好きで、その発明品は皆を驚かせた。だが、友人が俺にちょっかいを掛け、ストレスを感じるようになった。ストレスは日に日に溜まっていき、胃痛や吐血を起こすようになった」

 

「その時から吐血が起きてたのね」

 

「そして青年になったある日…死んだ」

 

「知ってた」

 

「だが、女神は俺に特典を与えて第二の人生を送るチャンスを与えてくれた。内容は物作りに関する事だけどね。んで、転生して今のイズ・ベラドンナって訳だ」

 

そんで、休憩がてら質問タイムに入る

 

Q.アツヒロ様と結婚するにはどうすればいいですか?

A.俺が貴丈だ

 

Q.前世の師匠と戦ってみたい

A.非力なんですぐに死ぬ

 

Q.前世の兄さんってどんな物作ってたんですか?

A.主にロボット系だな

 

質問タイムを終わらせ、話を続ける

 

「次は剣の話だな。11本の剣は、俺が前世見てた『仮面ライダーセイバー』という話に出てた武器だ。簡易的に説明するぞ」

 

飛羽真の映像を流す

 

「まずセイバーこと神山飛羽真、小説家で話の主人公だ。副業として『ファンタジック本屋かみやま』の店主も勤めている」

 

倫太郎の映像を流す

 

「次にブレイズこと新堂倫太郎、ソードオブロゴスという組織に所属してて規律と組織を何よりも大事にする男だ」

 

賢人の映像を流す

 

「エスパーダこと富加宮賢人は、フランクな言動を見せる人付き合いの良いタイプだが、少々仕切り屋な面があるようだ」

 

亮の映像を流す

 

「バスターこと尾上亮は、最強の剣士にして、一人息子のそらを育てる最強の子育て王だ」

 

蓮の映像を流す

 

「剣斬こと緋道蓮は、朗らかかつ快活な好青年。言動も無邪気で子供っぽく、強さが価値基準の指標になっているため、それと異なる考えを主張する相手は、妙に明るい表情のままで『マジないわ』の一言で切って捨てる」

 

哲雄の映像を流す

 

「スラッシュこと大秦寺哲雄は、仮面ライダーの使用する聖剣や、ワンダーライドブックのメンテナンスを担当している刀鍛冶にして、音銃剣錫音に選ばれた仮面ライダースラッシュの変身者で、人見知りらしい」

 

玲花の映像を流す

 

「サーベラこと神代玲花は、冷静沈着な性格だが、高圧的かつ冷酷なイメージを醸し出してて、世界の秩序を守る為ならば、多少の犠牲が出る事も厭わない考えを持っている」

 

凌牙の映像を流す

 

「デュランダルこと神代凌牙は、妹の玲花と同じくマスターロゴスという存在に忠誠を誓っており、彼の命令を忠実にこなす。自らにも厳しい鍛錬を課しており、自身の強さと一族で継いできた“世界を守る”というソードオブロゴスの信念に絶対の意思を持つ」

 

大地と賢人の映像を流す

 

「カリバーは劇中でもかくかくしかじか…」

 

この後はカットで




ひとまず、一区切りです…


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今頃過ぎるキャラ紹介

そろそろこっちも投稿せねば…!
後、スーパーヒーロー戦記編も書いてみたいな


~イズ・ベラドンナ~

ストレス過多で死んだ転生者。

前世の名前は『桐生貴丈』で、発明が得意分野。

特典は『投影魔術』と『レオナルド博士の技術力』を貰って、ラスダン少年の世界に転生した。

外見と声はロイドまんまだが、目の色が赤だからよく見れば分かるかも。

レオナルド博士の技術力で、セイバーの聖剣と邪剣とか色々作った。

イズカスタムのショットアバドライザーを使ってたが、アバドンに破壊された。

子供の時アルカのセクハラに腹を立て、ほんもののナイフを持ってラストダンジョンの魔王を殺し周った。その為、ラストダンジョンに封印されてる魔王は殆どいないので絶滅危惧種になってる。

彼の服が赤いのは魔王の返り血…ではない。

国王が言ってた「ジョークで笑わせるのが一番」だが、本人は言ってない。要はでっち上げだ。

ストレスを感じると胃痛を起こして吐血する。ギャグ補正だから問題ない…よね?

使う剣は時国剣界時、闇黒剣月闇、光剛剣最光、破界剣冥獄※冥獄はオリジナルで魔剣なのであしからず。

ソロモンとストリウスにも変身させて暴れさせる予定。

 

 

~ロイド・ベラドンナ~

原作主人公。

使う剣は火炎剣烈火。

もちろん、刃王剣十聖刃を使う予定。

 

 

~アルカ~

コンロン村の村長でロリババア。

イズのストレスの元。

使う剣は無銘剣虚無。もちろん死んでも復活するぞ。

12巻で魔王だって事が判明したけど関係ない。

 

 

~マリー~

イーストサイドの魔女。

アルカと比べりゃマシ。

使う剣は煙叡剣狼煙。

本人曰く、「転移って便利よね~」との事。

 

 

~セレン・ヘムアエン~

色々ヤバイ奴。

ヴリトラの宝具が組み込まれたベルトの使い手。

使う剣は音銃剣錫音。

 

 

~リホ・フラビン~

賞金稼ぎであり、ツッコミ役。

ベディヴィエールの宝具が組み込まれたアガートラムの使い手。

使う剣は風双剣翠風。

 

 

~アラン・トイン・リドカイン~

ヘタレ。

使う剣は土豪剣激土。

 

 

~フィロ・キノン~

ストリートファイター。

今はイズの弟子になってる。

使う剣は水勢剣流水。

 

 

~メナ・キノン~

フィロの姉。

使う剣は雷鳴剣黄雷。

 

 

~メルトファン・デキストロ~

イズが作った服と日輪刀で煉獄さんめいてる。

 

 

~コリン・ストラーゼ~

関西弁以外書く事無し。

 

 

~ショウマ~

コンロン村の人。

キリシュタリアの杖を使う。

 

 

~ソウ~

ベラドンナ兄弟を英雄に仕立て上げる新宿のアーチャー。

 

 

~ユーグ~

黒幕。

12巻で魔王だって事が分かった。デカけりゃいいってもんじゃない。

 

~アバドン~

スラッシュアバドライザーで仮面ライダーアバドンに変身した魔王。

 

~ミコナ・ゾル~

ロイドとイズが見分ける事が出来ない以外書く事無し。

 

~ロール・カルシフェ~

蛇女。

 

~国王~

アザミ王国の国王。

 

 

 

 

 

~イズが作った物~

・コード付きタブレット

・ショットアバドライザー:イズカスタム

・スラッシュアバドライザー

・沖田さんのジェットパック

・ほんもののナイフ

・四次元リュック

・エックスリング

・エックスバスター

・ゼロバスター

・ゼットセイバー

・AMONG USのフィールド

・普通の緑色の土管

・セイバーに出る11本の剣+α

・セイバーに出るワンダーライドブック+α

・サムスのアームキャノン



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あーもう滅茶苦茶だよ byイズ

「―――てな訳で、ロクジョウ王国とアザミ王国共同の映画を撮るらしいんや」

 

授業が始まるや否やコリン先生がエキストラの説明する。映画かぁ…、前世でも見てたな…。仮面ライダーとか、スーパー戦隊がメインだけど、また見たいな…。話を聞くに、派手派手なアクション映画のようで、スタントマンが欲しいようだ

 

「ま、んな事だろうとは思ったぜ。体のいい人件費削減だなこりゃ」

 

「まぁそうやな。主要な役所は大体決まっているみたいやで。…でも端役とはいえ、結構おいしい所や台詞が無くても十分見せ場のある役所も合ったりやな」

 

「…ほうほう」

 

「あとここだけの話やけど、主演が『ロクジョウの休日』のアミジン氏や」

 

「『ロクジョウの休日』のアミジン氏だぁ!?あの今や押しも押されもせぬロクジョウの名優、『明日は雨模様』や『嵐を呼ぶ若旦那』もたちまちクリーンヒットのあのアジミン氏かよ!?」

 

「アラン説明ありがと」

 

「いえ、イズ殿の為でしたら!」

 

「まぁ、あの素晴らしい作品の、ダンディなお顔の」

 

そろそろオムニフォースとグリモワール作りたいな。剣は揃ってるけど、ワンダーライドブックは変身用やフォームチェンジ用の19冊しかないし、そもそもアルターブックは1冊も無いんだよな…。一から作るとなるとめんどくさいし、この世界の全ての本で…待てよ?ユガ・クシェートラで代用できるか?グリモワールは今まで殺してきた魔王の魂でどうにかなるかもだし

 

「せや、今回はエキストラかもしれへんが光る所があればロクジョウの名俳優直々にスカウト!ビッグな野望の足掛かりになるかもしれんで~」

 

「名俳優アミジンの使った食器やゴミなんかをコッソリ拝借して売りさばく…。アリだな」

 

マジ無いわ…

 

「参加するならタダ!ロクジョウに2週間ほど滞在してもらうで」

 

日取りを印刷したプリント受け取って眺めると同時に講義が始まる

 

「アクション映画かぁ…」

 

隣のロイドは参加したいようだけど、俺も参加すべきかな

 

 

 

 

 

================================================

 

 

 

 

 

帰り道、ロイドは俺らに思いを吐露した

 

「カッコいい軍人さんに憧れているんですが…、中々難しいですね」

 

「何を言いますか!ロイド殿はご立派ですぞ!現にこの国を含め色々と救ってきたではないですか!」

 

「あはは、救ったってまた御冗談を」

 

「ハッキリ言わせていただきます、ロイド様はカッコイイですわ!」

 

「セレンさんもアランさんと一緒に冗談ばっかり」

 

「いいかロイド。お前が冗談と捉えても、俺と違って色んな人を救ってきたんだ。胸を張れ」

 

「兄さん…」

 

正直、もうアバドライザーは作る気無いけど…。そんなこんなでマリーの家に着く

 

「では、皆さんまた明日学校で」

 

「…あ、そうだ。明日、学校のグラウンドに集まってくれ」

 

「何するんだ?」

 

「ロイドと俺の最高戦力をつk(ry」

 

俺はドアを開けようとした瞬間吹っ飛ばされる

 

「おっかえりー!ロイドやああああああ!久しぶりじゃ!大きくなったのぉぉ!」

 

「あはは、村長また来ちゃったんですね…。おっきくはなってないです。それと兄さんは大丈夫ですか?」

 

「いやいや実はの、軍服姿のギャップ萌えロイドも素晴らしいのじゃg(シャキンッ)」

 

ロリババアの首元に干将・莫邪を当てる

 

「おいロリババア、俺に何か言う事があるんじゃないか?」

 

「…イズも大きくなったのう」

 

無言で振りかぶるのを見たロリババアは土下座する

 

「すまんかった!じゃからワシの首を跳ね飛ばそうとするのは止めてほしいのじゃ!」

 

「お前にはエターナルフェニックスの力で死んでも復活するから別にいいだろ」

 

「んもう師匠、店先で暴れないでさっさと…あら皆、ってイズ君!?頭から血が出てるけど大丈夫なの!?」

 

「大丈夫だ、問題ない」

 

んで皆で飯を食いながら、今日学校であった事を話す

 

「実はロクジョウ王国の映画にエキストラとして出られるようですの」

 

「ほうほう、それは素晴らしい試みじゃ。様々な衣装、心が弾むわい。当然準ヒロイン級!なんたってロイドの可愛らしさとイズのカッコよさ世k「やっぱ殺すか」分かったからその鎌をしまうのじゃ!」

 

ハルペーの投影を解除する

 

「んで、出るとしてもこの身長じゃ舐められるかもしれないから、ロリババアのルーン文字で何とかできないか?」

 

「それについては問題ないぞ。『大人化古代ルーン文字』を開発したのじゃからな!」

 

俺らはキョトンとなる

 

「ま、そのリアクションも分からんでないがの…。ちょっと失礼」

 

ロリババアは店外の親猫と子猫を連れて来る

 

「さてさて、これなる子猫ちゃんですが…。ほれ」

 

子猫の体から煙が出て親猫と同じ大きさになる。親猫も困惑する

 

「…おかーさん心配している」

 

「無論、ずっとという訳じゃない。ほれ、そろそろじゃて」

 

子猫は煙を浴びて元に戻る

 

「ま、今のワシじゃあ魔力コントロールの関係で大人化を継続できるのは最長3日くらいかの。イズよ、効果を伸ばすアーティファクトは無いかの?」

 

「その点は問題無い」

 

俺は出したバックルを付けて、ロイドにもバックルを付ける

 

「あの、兄さん。これは…?」

 

「それは『ルーンエクステンダー』。これを付けてる間はルーンの効果が無制限に延長されるぞ。という訳で早速、俺とロイドにそのルーン文字を掛けてくれ」

 

「分かったのじゃ」

 

俺とロイドにルーン文字を掛けると煙が出て、ロリババアは俺らに麻袋を渡す

 

「さぁ、はよこの衣装に着替えるのじゃ!さもなくば服がビリビリーで、すっぽんぽんに大破してしまうぞい!まぁワシは…」

 

俺らはロリババアをスルーして部屋に行って着替えて皆の前に出る。…が、俺は着替えに苦戦する。…うん、ちゃんと付いてるな。ヨシ!(現場猫)

 

「お、お待たせしました。どうでしょう…、変じゃないでしょうか?」

 

「おぉ…」

 

「おぉぉ…」

 

「おぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!」

 

マリー達は拍手と歓声を送る。よし、やっと着替えたぞ!早速、皆の前に出る

 

「悪い、待たせちまった!」

 

「「「「…誰?」」」」

 

「誰って…。まぁ、髪型がガッツリ変わってるから分からんのも無理はねえからな…。これで分かるだろ?」

 

皆に破界剣冥獄を見せる

 

「その剣って…、もしかしてイズ君!?」

 

ちなみに、俺の外見は顔つきはロイドと同じで、金髪のふわふわポニーテールに、頭頂部から奔放すぎるアホ毛が伸びてて、自慢の赤い目にハイライトは無いのだ。髪型が違ってりゃ分かんないか、声だって杉山紀彰だし

※外見は一応、サムス・アラン+ウマ娘のアグネスタキオンです

 

「ヒュー…ヒュオー…」

 

セレンは白目向いて恍惚の表情を浮かべる

 

「フォォォォォォォォォ!フォ!フォォォォォォォォォォォォォ!」

 

ロリババアは何かヤバい事になってんな

 

「えっと…村長、ありがとうございます。この身長ならアクション映画映えします!カッコいいエキストラが出来ます!」

 

「俺からも礼を言うぜ」

 

何か言い方が士郎(というか村正?)っぽくなるな…

 

「フォ…」

 

「ロリババアが死んだ!」

 

「この人でなし!」

 

「あら?ここは天国ですの?…何なんですの?この状況…」

 

「セレン、そっちに逝くなぁ!戻ってこい!」

 

後で聞いた話によると、黒い軍服を着た男性と白髪で褐色の男性が、天使のような見た目してた女性に迫ってたとか。何でも「女性や兄さんを贔屓するお前なんかより、あっちの方がよっぽどマシだ」とか、「俺は神を殺せるから、今ここで殺ってもいいんだぞ?」って言ってたらしい。その2人をキレさせたソイツが悪いんじゃないかな、知らんけど



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スーパーヒーロー戦記 その1

久しぶりの投稿ですわ!

この前、ウマ娘始めました。楽しいです
アヴァロンルフェクリアしました。バーゲストとは戦いたくないです
シャイニングパールやってるけど、ミカルゲとヒンバス欲しい…。でもしんどい


~ナレーションサイド&ラストダンジョン~

 

「ハァッ!」

 

コンロン村にあるラストダンジョンの最奥地にある石像が割れる。

近くにある本棚へ近づき、罠を破壊し、衛兵達を倒す。

鎖を壊し、本が浮かぶ

 

「これより物語は私が支配する。さあ、禁忌の物語達よ。混ざり合え!混沌の物語を作り出せ!」

 

これは、ロクジョウに行くまでの数日の話である―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~イズサイド~

 

「ん、んん~!」

 

俺は今、剣のメンテナンスと同時に刃王剣十聖刃を作った

 

「兄さん、どうですか?」

 

「どれも異常は無いし、刃王剣十聖刃も完成したぞ。ほら」

 

ロイドに刃王剣十聖刃を渡す

 

「わぁ…、凄くカッコいいです!」

 

「ちなみに、これがオムニフォースとカラドボルグだ」

 

オムニフォースとカラドボルグを作る際に、破界剣冥獄はカラドボルグに、ユガ・クシェートラのライドブックはオムニフォースになったから、ダインスには変身できない。

まぁでも?装備が無いと魔法がマトモに使えないのは変わらないけど、オムニフォースの力は生身でも使えるし、更にオムニフォースは全てを合わせた力。魔法が使えるから実質この弱点は克服したようなものだ

 

「イズ様、ヴリトラさんはどうするのですか?」

 

「お前にやる」

 

『そんな!?』

 

ごめんヴリトラ、強く生きてくれ

 

「イズ、気分転換にこれなんてどうじゃ?」

 

ロリババアが俺に渡してきた物は本で、表紙には『機界戦隊ゼンカイジャー』と書かれてた

 

「…コレ、どうしたんだ?」

 

「ワシの家の本棚にあったんじゃ。恐らく女神が置いてくれた物じゃろ」

 

俺は中を見る。…俺の知らないスーパー戦隊だな

※イズはキラメイジャーの途中で死んだ為、ゼンカイジャーの事は知りません

 

「何か知っておるか?お主の前世が関係しておるじゃろうし」

 

「…いや、このスーパー戦隊は知らないな。恐らく、死んだ後のものだろう」

 

「そう言えば、こんな本もあった」

 

フィロが見せた本は『激走戦隊カーレンジャー』だった

 

「何だろうね?」

 

突然、2冊の本が光ってキノン姉妹は消える

 

「フィロさん!メナさん!」

 

「この本も光ってるぞ!」

 

「兄さん!」

 

「ロイド様!イズ様!」

 

俺とロイドとセレンは消える

 

「イズとロイドが…、消えた…?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~???~

 

「どうしたの?」

 

「何でこんな所で寝てるの?」

 

「う、うぅ…」

 

俺が目覚めて視界に入ったのはロボットだった

 

「うおっ!?」

 

皆は起き上がる

 

「な、何ですの!?ここ!?」

 

「ピンクの可愛いキカイノイドを…。おお、お前ら。介人って奴見なかったか?」

 

赤いロボットが俺らに話しかける

 

「介人さん、ですか?」

 

「いやー、本がピカッと光って皆いなくなっちまってよ」

 

「わたくし達と同じ…」

 

「なあ、お前ってキカイノイドって奴か?」

 

俺は気になった事を赤いロボットに聞く

 

「いやぁ、見りゃあ分かんだろ。キカイノイドだよ!俺はジュランっつうんだ。よろしこ!」

 

介人にジュラン…、どっかで聞いた事あるような…?…あ!

 

「この本の登場人物だ…!」

 

本を開いてロイド達に見せる

 

「本当だ…!」

 

「俺ら、本の世界に入ってしまったのか…!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~ナレーションサイド~

 

アザミ王国のマリーの店の正面に、ゼンカイジャーの4人は倒れてた

 

「あぁ重いぃ…。潰れるチュン」

 

介人は気が付く

 

「セッちゃん!…腕立て全開!」

 

「「「わああっ!」」」

 

介人は起き上がってセッちゃんを拾う

 

「大丈夫?セッちゃん」

 

「もうダメチュン…」

 

「介人は大丈夫?」

 

「ここ、どこっすか?」

 

周りを見渡すが、ジュランはいなかった

 

「ややっ!ジュランの姿が見えませんが…」

 

「そう言えば、ジュランだけが光らなかった…」

 

 

 

 

 

~回想~

 

時は朝まで遡る―――

 

「おはようゼンカーイ!」

 

「ゼンカーイ!」

 

「マジーヌ、俺の今日の占い見て」

 

「かしこ~」

 

「図書カードを忘れました」

 

いつも通り過ごす中、ブルーンは本を見つける

 

「ややっ!こんな所に本が…」

 

「え?」

 

介人は本を見る

 

「何でしょう?」

 

「見た事ないな」

 

本を開くと光る

 

「うわぁっ!」

 

ジュランは起きる

 

「何だ?何々、どうした?」

 

4人とセッちゃんは慌てる

 

「どうなってんだい?おい、おい介人!」

 

4人とセッちゃんは消える

 

「ちょ待てって!あ…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~再びアザミ王国~

 

「ねえ、何でジュランは飛ばされなかったんだろう?」

 

「はて…」

 

店からアルカが出てくる

 

「ん?お主らは…」

 

「俺?俺は五色田介人」

 

「カイト?」

 

「うん」

 

「ということは、そっちはガオーとマジーじゃな?」

 

「僕はガオーンなんだけど、ガオーでもいいよ。人間ちゅわ~ん」

 

ガオーンはアルカに迫る

 

「何故、私の名前だけ出ないのですか?」

 

ブルーンもアルカに迫る

 

「す、すまぬ…。お主が出る所まで読んでいないのじゃ…」

 

アルカは困惑する

 

「読んでないって何すか?」

 

マジーヌもアルカに迫る

 

「落ち着いてって!落ち着いて!」

 

介人が3人を止める

 

「ああちょっと、ガオーンも離れて!」

 

「これは…、マズイ事が起きておるようじゃの…」

 

「え?」

 

「え?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~ゼンカイジャーの世界&イズサイド~

 

俺らは倉庫に来た

 

「第2倉庫じゃないんですか?」

 

「いや、あっちだよ」

 

「機械と人間が共存してるのか…」

 

まるでロックマンXみたいだな

 

「そういう事。で、俺達はゼンカイジャーとして、トジテンドの野郎共と戦ってるって訳だ」

 

「この物語を守ってるって事ですよね!」

 

「そうそう!…いや、ちょ待てよ。さっきから物語物語って」

 

「ロイド様、あれ!」

 

セレンが指した方を見ると、怪人が暴れてた

 

「人間共を蹴散らしてやる!」

 

「何だアイツら!トジテンドか?」

 

「兄さん、助けましょう!」

 

「おう!」

 

「おいおいおい、助けようってお前ら…。戦えんのかよ!」

 

「ええ!」

 

俺らは怪人の所へ駆けつけて、セイバー、カリバー、スラッシュに変身して怪人を斬る

 

「なるほど、そういう方々ね。俺も負けてらんねえ。バーン!」

 

ジュランは変身する

 

「お待たせ!おおおおおうっ!」

 

「凄い!また別のヒーローだ!」

 

俺らはどんどん怪人を斬る

 

「よし!…え?」

 

「セレン!」

 

「貴様!のんびり絵なぞ描きやがって!」

 

怪人が斬りかかるも、謎の力で受け止められる

 

「今いいとこなんだ。邪魔しないでよ」

 

衝撃で弾き飛ばされる。コイツ、何者だ?

 

「己!」

 

「ロイド、ソイツを任せた!」

 

「はい!」

 

どんどん怪人を斬り倒す

 

「よっと、後はコイツだ!」

 

「あの、絵を描いている場合じゃないですよ!逃げて下さい!」

 

「うるさいな。邪魔しないでよ」

 

「逃げて下さい!」

 

「…うん、分かった。言う事聞く」

 

「あっちです!」

 

ロイドは少年を誘導する

 

「ジュラン、トドメを!」

 

「オーライ、イズ!」

 

必殺リード! 読後一閃!

 

2人でトドメをさして怪人を倒す

 

「はい、お疲れちゃ~ん」

 

変身解除して少年の元へ行く

 

「怪我は無いか?」

 

少年は頷く

 

「お前、名前は何だ?」

 

「章太郎」

 

章太郎?…まさかな

 

『ジュラン聞こえるチュン?』

 

突然、通信が聞こえる

 

「今の声、何だ?」

 

「セッちゃん!介人達は無事か?」

 

『無事じゃないチュン!別の世界に来ちゃったみたいチュン』

 

別の世界?どういう事だ?



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スーパーヒーロー戦記 その2

~イズのヒミツ~
実は、低気圧頭痛になりがち


~カラフル~

 

「よかったら食べてねぇ~」

 

「あ、どうも」

 

「すいませんね、はい。はい、どうぞ」

 

「ありがとうございます」

 

何で、こうなったんだろう…?

 

「折角お客さんが来てくれてるっていうのに、介人達は別の世界に行っちゃったなんてさぁ。いつになったら帰ってくるんだよ」

 

「まあまあ」

 

「セッちゃんと通信が繋がってんだ」

 

『装置がいっぱい!』

 

『イズさん、ラストダンジョンは知っていますよね?』

 

急に女神の声が聞こえる

 

『お主がイズを転生させた女神じゃな?』

 

『はい』

 

「なあ、ラストダンジョンと何の関係があるんだ?」

 

『そのダンジョンの奥に、最も強力な悪魔『アスモデウス』が封印されているんです。そして、禁じられている書物―――禁書の封印をアスモデウスが解いてしまったんです』

 

『アスモデウス…。噂には聞いておったが、まさか本当にいたのじゃな…』

 

『イズさん、あの時開いた本ってありますか?』

 

「ああ、あるぞ」

 

これと何の関係が?

 

『ぬぬっ?』

 

『それは解放された禁書の一つ。封印が解かれたのは、全ての仮面ライダーの書と、全てのスーパー戦隊の本です』

 

「さっき、女神が置いてったって言ってなかったか?」

 

『それはアスモデウスの仕業でしょう。そして、ゼンカイジャーの登場人物が現実に溢れ出し、貴方達が物語の中に飛ばされたのは、その禁書の影響です』

 

『そういえば、あの2人も本を開いたら消えたぞ!』

 

「セレンさんが消えたのも、こことは違う世界に行ったって事ですか?」

 

『物語の世界と現実の間には、本来は超えられない壁があります。けど、禁書が解放された影響で、現実と物語の境界が曖昧になり、この異常事態が起きてるんです』

 

このままじゃ、現実世界はとんでもない事になるのか…

 

『要は、その禁書を取り返せばいいんだな?』

 

『そろそろ通信も限界チュン…』

 

『ああ!そっちの人!イズって言ったっけ?』

 

男性の声が聞こえる。割とアグレッシブ系だな

 

「あ、介人!」

 

「そっちは五色田介人だな?ゼンカイジャーの主人公の」

 

『ヤッちゃんに伝えてよ』

 

「ヤッちゃん?」

 

「ヤッちゃん、あたしだよ」

 

『こっちで頑張って、すぐ帰るからヤツデスペシャルよろしくって!』

 

『よろしこ~!』

 

「よろしこ…」

 

ヤツデは腕で丸を作る

 

「はいオッケー出ました」

 

「分かった。お前に会える日を待ってるぞ」

 

「「介人~!」」

 

『はい!待って下さい!』

 

ゼンカイジャーの1人が気になる事を聞く。何だ?

 

()()()()()()()()()()()とは、どういう意味ですか?』

 

『すげえ!俺たちの活躍が、もう本になってるんだ!』

 

『多分、そういう事じゃないチュン』

 

『って事は…僕達、物語の登場人物って事だよね?』

 

『ぬぬっ!それって、自分らが架空の存在って事?』

 

『架空ではないです。物語の世界は存在します。その証拠に、貴方達はここにいるんですから』

 

「説明されたけどよぉ、ぶっちゃけ全然分かんねーよ!」

 

「大丈夫だよ。介人が帰ってくるって言ったんだから、ちゃんと帰ってくるよ」

 

「ま、そらそーだけど…」

 

ヤツデは章太郎の絵を見る

 

「あら、上手だね!絵描きさんになりたいのかい?」

 

「…まあね」

 

「はぁ~。大志を抱いてて感心だ。あ、もっと好きなの持ってこようか?ねっ」

 

「別にいい」

 

冷めてるねぇ…

 

「あ、そう…」

 

「はい現代っ子~」

 

ロイドも章太郎の絵を見る

 

「わぁ…、凄いです!上手なんですね!」

 

「いやぁ、それ程でも」

 

「全っ然。態度が違う!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~ナレーションサイド~

 

アスモデウスは紐に触り、戦隊メギドとライダーワルドを生み出す

 

「物語が混ざり合う。たくさん色を混ぜると、どうなるか知ってるか?」

 

「いいえ」

 

「美しい色は混ざり合い、やがては真っ黒に…。次の段階に移ろう」

 

紐を黒く染め、様々な場所へ伸ばす。章太郎は黒い紐を見ると光り出す

 

「おおっ、出た!これだ!」

 

「ひ、光ってます!」

 

イズ達も光り出す

 

「これ、あの時と同じだ!」

 

一方、イズの世界でもゼンカイジャー組は光ってた

 

「ぬぬぬワールドが!」

 

「吹き飛ばされるチュン!」

 

「ああ!セッちゃん!」

 

「異常事態が加速してるのか!」

 

「これはマズイぞ!」

 

「ワ、ワシもどこかに飛ばされるぞ!お主ら、女神を守るのじゃ!」

 

「アルカさん、気を付けて下さい!私は声だけですが、サポートします!」

 

「本は必ずお返しします!」

 

ゼンカイジャー組とアルカは消える

 

「ああ、もうヤケだ!どこへでも行ってやるぜ!はい、出発!」

 

カラフルにいる、ベラドンナ兄弟とジュランと章太郎は消える

 

「…ヤツデスペシャル、何人前作ればいいのかねぇ?」

 

8人前じゃね?知らんけど

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~???&引き続きナレーションサイド~

 

「起きて下さ~い」

 

「おい、現代っ子」

 

「起きろ~」

 

章太郎は起きる

 

「ここ、どこですか?景色がおかしいですけど…」

 

「なんだここ?」

 

「恐らく、江戸時代かそんな辺りだな…」

 

「また、新しい物語の世界に飛ばされたって事ですか?」

 

「ロイドさん、服が変わってる…!」

 

下を見ると、服が変わってた

 

「兄さん!姿が前世の時です!」

 

「え?…あ、ホントだ!」

 

「侍ってのか?ぶっちゃけ悪くねえな。な…。うおっ!」

 

ジュランは刀を勢い余って抜く

 

「おい、危ねえぞ!」

 

「ごめんて」

 

 

 

 

 

==================================================

 

 

 

 

 

「う、うう…」

 

「あっちぃ!あっちぃ~!」

 

介人は砂の熱さで気が付く

 

「ここは…?」

 

「砂漠だチュ~ン!」

 

「何かの物語の世界のようじゃな」

 

介人は周りを見渡す

 

「あれ?ガオーン達がいない」

 

「あー、あー、聞こえる?旅人君」

 

声がした方を見ると、ゆかりんボイスの女性がいた。

え、誰かって?漲るお米パワー!…って言えば分かる?

 

「うわぁ~!」

 

「でかっ!」

 

「私は天竺で経典を守る巫女です!旅人君、三蔵法師一行を手伝って、経典を取りに来てね~♪」

 

巫女が発した光を浴びると、衣装が変わってた

 

「え?え?」

 

「お主!」

 

「あーっ!」

 

「西遊記だチュン!似合うチュン」

 

「それ、小さい頃絵本で読んだ」

 

『西遊記は禁書ではありません…』

 

「と言う事は、現実と物語の境界が曖昧になってきておるな」

 

「おーい!」

 

やってきたのは電王のイマジン達だった

 

「おーい!俺達を手伝ってくれるってのはお前らか?」

 

「喉渇いたなぁ」

 

「三蔵法師一行チュン?」

 

セッちゃんはイマジンズへアプローチする

 

「三蔵法師さん!」

 

「鳥かよ」

 

モモタロスは如意棒を振り回す

 

「俺、トリ野郎苦手だっつんだよ!」

 

「悟空のバーカ!バーカ!」

 

棒でモモタロスを叩く

 

「ダメだよ、鳥さんいじめちゃ!」

 

「三蔵!テメェ!」

 

「絞まれ!」

 

「ぐああああああああああ!あ、頭、頭が…、うあああああああ!」

 

「僕は沙悟浄。亀じゃなくて河童ね。で、こっちは猪八戒」

 

「うぐっ、ああ…」

 

キンタロスは起きる

 

「豚の役とは、フンッ!泣けるでぇ!」

 

「ハハハ!さーるさーる!」

 

「もう二人とも!」

 

「こっちだよ~あああ…」

 

何者かが襲ってくる

 

「おっと、おいでなすったぜ」

 

「かかれ!」

 

その内の一体は戦隊メギドだった。お前、映画の幹部的なポジションだろ?何やってんのよ…

 

「オラァ!行くぜ行くぜ!」

 

「アイツらは?」

 

「僕達が天竺に行くのを邪魔したいんじゃない?そーれっ」

 

「行くで!」

 

「わ~い!へへへ、君達もお供するよね!」

 

「いy「答えは聞いてないよ~!へへへ!それぇ~!わ~い!」あんな変わった奴らの供なんぞ…」

 

「楽しそうじゃん!」

 

アルカは戦ってる所を見る。それは俺も同意します

 

「手伝ってやろうよ。チェンジ全開!」

 

介人は変身する

 

「仕方ないのう…」

 

抜刀…!エターナルフェニックス! 虚無!漆黒の剣が、無に帰す!

 

「秘密のパワー!ゼンカイザー!行くぜ!」

 

「む?ゼンカイザー?え?」

 

どうやらテロップに困惑してるようだが、諦めろ。ゼンカイジャーとはそういうもの

 

「はあああああ、やー!」

 

「はああああ!ふん!」

 

2人は加勢して怪人を倒し、アルカは戦隊メギドへ行く

 

「天竺へは行かさん!」

 

「どういう事じゃ?…こ奴、介人にそっくりなのじゃ!」

 

「え?全然似てないと思うけど!」

 

ワイトもそう思います。

モモタロス達も怪人を倒す

 

「斉天大聖・孫悟空の出番を取るんじゃねえ!変身!」

 

ベルトを巻き、パスをスキャンする

 

SWORD FORM

 

モモタロスは電王に変身する

 

「俺、参上!オラァ!行くぜ行くぜ行くぜ!」

 

3人で戦隊メギドの相手をする

 

ヒーロー!スーパーゼンカイターイム!

 

「俺の必殺技パート2!」

 

FULL CHARGE

 

「ちょあー!」

 

ダイゼンカイ!

 

3人の必殺技で一掃し、戦隊メギドは逃走する。

そして2人は変身解除する

 

「へへへ…。よっ、お疲れ」

 

「お主も仮面ライダーじゃったのか」

 

「仮面ライダー電王ってんだよ」

 

モモタロスも変身解除する

 

「ねえ、お供ども!」

 

「お供じゃねえし」

 

「歩いてくの嫌だから…、デンライナー呼んだけどいいよね?」

 

「え?デ…ラ…?」

 

宙からデンライナーが走ってくる

 

「だぁ~!轢かれるチュン!踏んだり蹴ったりチュン!何なんチュン~!」

 

「すっげぇ!電車だ~!」

 

「乗り込め~!」

 

「おー!」

 

そしてデンライナーに乗車する

 

「うわ~!」

 

「ほう?中はこうなっておるのか」

 

「皆であっち行こう!」

 

「これなら長旅も問題ない。でんしゃとは、素晴らしいものじゃな」

 

「こっち行きたいチュン。これ何チュン?」

 

「あれ?先輩は?悟空薬なら、アレに乗らな言うとったでぇ」

 

「アレ?」

 

ちなみにモモタロスは、筋斗雲に乗ってデンライナーと並走してます

 

「じゃあな!」

 

「頑張ってね~!」




ちなみに、ユーグはこの事を知りません


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スーパーヒーロー戦記 その3

本編長いし、長くやってもいいよね…?


~江戸の町~

 

人々が逃げる中、ラプターとショウも逃げる

 

「いやいやいや…。おうっ、腰が…」

 

「お爺ちゃん、隠れて!」

 

川の向こう側で、ジュランとロイドと貴丈が駆けつける

 

「マジーヌ?じゃねえな」

 

「そーれ、一本釣りです!」

 

ピーターファンタジスタで敵を縛り、川に落とす

 

「「はぁぁ…」」

 

「お前ら、大丈夫か?」

 

カリバーに変身したイズ…いや、貴丈が介抱する中、ロイドとジュランは敵を倒す

 

「…エマージェンシー」

 

ドギーは現場に行く

 

「くっ、数が多いです!」

 

「このままじゃ、いくら俺達だって…」

 

「喰らえ、釘バット!」

 

貴丈はライダーワルドの釘バットを受け止める

 

「釘バット!?ヤンキー漫画かよ!」

 

3人はライダーワルドと交戦する中、敵が倒れる

 

「ただ事ではないようだな。銀河一刀流の妙味を味わってもらおう!」

 

デカマスターはどんどん敵を倒す

 

「デカマスター…!?」

 

「誰だか知んねえが、まあまあやるなぁ!」

 

敵にトドメを差す

 

「ゴッチュー!」

 

ドギーは変身を解除し、ライダーワルドは逃走する

 

「おい!ちょ待てよ!」

 

3人は変身解除する

 

「大丈夫だったか?」

 

「ありがとうございます。助かりました」

 

(ショウ司令とラプター?何でここに?)

 

「おや、あの御仁は…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~イズ…貴丈サイド~

 

 

俺らは場所を移す

 

「ありがとうございます」

 

「いいって事よ」

 

「タマらん戦いぶりでした。貴方達…、もしや()()様?」

 

「「「けんし?」」」

 

「我ら、里見家にとって究極の救世主です」

 

「『本を持つ8人の犬士が集まる時、里見家は再興する』そう言い伝えられているのです」

 

里見八犬伝だな。響凱も里見八犬伝が好きで自分でも小説書いてたんだっけ

 

「八犬伝だ!」

 

「本なら持ってるぞ」

 

俺はゼンカイジャーの本を見せる

 

「ああ!」

 

「俺もだ」

 

ドギーが見せたのは『仮面ライダーブレイド』の本だった

 

「はわわわわっ!犬士さま!はっはわわわ…」

 

ラプターは高速で団子を持ってくる

 

「戦いでお疲れでしょう、食べて下さい!」

 

「あ、いただきます」

 

「ちょうど腹減ってたんだ。サンキューな。俺は本とか持ってねえけど」

 

「え?」

 

「漫画だったらおs「返して!」いや嘘でしょ。そんな本、大事?」

 

「犬士様が8人集まれば、里見家は救われます」

 

「どうか探してください、あと6人の犬士様を!」

 

「何卒!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~デンライナー&試しにアルカサイド~

 

ワシらは彼らから事情を聞く

 

「お主らは西遊記の人物ではないんだな?」

 

「俺達だって、急に変な世界に放り込まれて迷惑してんだよ!」

 

「あのでかいレディに役を振られたんだよね。あ、でもリュウタが三蔵っていうのは納得いかないよねぇ。徳が高いって言ったら僕なのにさ」

 

「お前は河童がお似合いじゃねーか。この亀公!」

 

「僕が三蔵~!」

 

「お前は三蔵じゃなくてハナタレ小僧だってんだよ!」

 

「絞まれ!」

 

「ぐあっ!」

 

モモタロスの頭の輪が締まる。あ奴、大丈夫かのう?

 

「まあ、天竺行ったらこのお話も終いや。それで解決するやろ」

 

「介人も遊ぼうよ!」

 

…そういうものかのう

 

「アルカ、浮かない顔どうしたチュン?」

 

「機界戦隊ゼンカイジャーに、仮面ライダー電王、あの巫女は知らぬが3つの物語がこの西遊記と言う物語の中で出会っておる」

 

「君の疑問はこの状況を引き起こした黒幕の意図は何かという事ですか?」

 

「うむ。物語を混ぜこぜにして、何を企んでおるのか…」

 

それに、ユーグもこの事を知っておったら、状況が悪化するのが目に見えておる

 

「既に西遊記という物語のレールに乗せられてしまった以上、私達にできる事は終点に辿り着く事だけです。そこに待っているのはカタストロフ。…かもしれませんね」

 

こ奴が食べてるものに刺さっておる旗が倒れる

 

「倒れたチュン!」

 

「カタストロフ…」

 

この場合は、大詰めという意味かのう

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~貴丈サイド~

 

俺達は犬士を探す

 

「しっかし、なーんで俺達が八犬士とやらを探さなきゃいけねーわけ?」

 

「どの道、禁書を集めなければいかないんです。犬士が本を持ってたなら好都合です。それに、この八犬伝の結末、見てみたいんです!ジュランさんもそう思いますよね?」

 

「ぶっちゃけ俺、オリジナルの八犬伝読んでねーから。大体、いつまで歩かせるんだよイズ」

 

「この時の俺は貴丈って呼んでくれっての。ま、こっちにいる気がするんだよね。レーダーでも反応あるし」

 

「いや、ただの勘だよねそれ!」

 

「兄さんの発明品は凄いんです。だから、疑ってるといつか後悔しますよ?」

 

「疑うっつーか、勘に頼るのは…。犬のパイセン、どうかと思いません?」

 

「まあそうだな。うん」

 

「あ?え、ちょ待って。アイツ、お前の兄だって分かんのか?」

 

「おい、アレ!」

 

俺が指した方向には、侍が2人いた

 

「何故に果し合いをせねばならぬのだ?」

 

「浪人しながら修行してんだ。俺、殿様超えなくちゃなんねーからさ」

 

「手加減はせぬぞ!」

 

互いに刀を抜き、斬り合いが始まる

 

「へぇー、出来るじゃん」

 

「お主も中々やるな」

 

「じゃあそろそろ、本気出させてもらおうか。ショドウフォン!一筆奏上!」

 

「キラメイチェンジ!ハッ!」

 

2人は変身して、斬り合いが続く。嘘だろ…!?

 

「キラメイブルーと…、シンケングリーン…、だと…!?」

 

「何か知ってるんですか?」

 

「シンケンジャーとキラメイジャーの一人だ。まさかリアルで見えるなんて…!」

 

「芳流閣の決闘みたい」

 

「何ですか?それ」

 

「八犬伝だとね、そこで2人が戦って川に落ちるの」

 

「へぇ…。ああっ!」

 

「木枯らしの舞!」

 

「ブルーブライトスラッシュ!」

 

技がぶつかり合って、吹っ飛ぶ

 

「アイツらも八犬士だったらヤバくね?」

 

「よっしゃあ!ここはレッドの俺が止めてくらあ!」

 

ジュランが出て行く

 

「待たれよ!待たれよ!待たた…」

 

倒木でコケて、脚で剣を受け止める

 

「待たれよ」

 

「何だコイツ?」

 

そして、俺らで事情を話す。グリーンはディケイドの本を、ブルーはゼロワンの本を持ってた。ゼロワン、序盤だけ見てたなぁ

 

「「あ!」」

 

「つまり、我らが八犬士か!ハハッ!よし!義によって助太刀いたす」

 

「どうせなら、殿様の方がよかったけど。まっ、やってやるか」

 

「ありがとうございます!」

 

「かたじけない」

 

章太郎はキラメイブルーとシンケングリーンの絵を描く

 

「どうしたんだ?」

 

「うーん…。僕の描きたいヒーローとちょっと違うんだよね」

 

ヒーロー、ねぇ…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~天竺&アルカサイド~

 

ワシらは天竺に着く。あっという間じゃったな

 

「うわ~い!着いた着いた~!」

 

「天竺って、こんななんだ」

 

「おーい!早く経典よこしやがれ!」

 

「経典って、ありがたいものなんだけど」

 

「わざわざ来てやったんだ。せめてお茶でも出しやがれ!」

 

「…出てくるのはお茶ではないようじゃ」

 

怪人共が襲いに来る

 

「ガッハッハッハ…。待っていたぞ」

 

「力尽くで、経典を奪えっちゅうこっちゃな。そらぁ!」

 

「イエーイ!全部倒すけどいいよね!」

 

「待つんじゃ!」

 

ワシはリュウタロスを止める

 

「この話に決着をつけてもいいのか?」

 

「答えは聞いてなーい!」

 

じゃが、ワシを無視して行く

 

「任しとけ!」

 

「―――ってさ」

 

あ奴らは怪人を倒す

 

「俺も見てみたい。この物語の先って奴を!チェンジ全開!」

 

45バーン!

 

「はぁ!」

 

ババン ババン ババン ババン ババババーン!ゼンカイザー!

 

「ちょあー!」

 

介人は変身していく。仕方ないのう…

 

エターナルフェニックス!

 

「変身!」

 

抜刀…!

 

ワシはファルシオンに変身して怪人に応戦する

 

「戦いを辞めろ!」

 

怪人の手にはセッちゃんがおった

 

「コイツがどうなってもいいのか?」

 

「オイラを放せチュン!」

 

「ああ、鳥さん!」

 

「この野郎!」

 

「卑怯だぞ!」

 

「卑怯結構。お前らだって卑怯な手を使っていいぞ」

 

ワシの古代ルーン文字で何とか出来ぬだろうか?

 

「卑怯つったら、お前の出番だな」

 

「僕は卑怯じゃないの。正々堂々嘘つくだけ」

 

「その嘘で、何とかならへんのか?」

 

「あれ、誰?」

 

向こうには、黒い軍服を着た者がいた。…あ奴、何者じゃ?

 

「ああ、君!こんな所来ちゃ危ないよ!えっと、安全な所…」

 

「その必要はねえよ。だって、俺は第六天魔王の子孫だからな」

 

「第六天魔王?俺達に天竺に来いって言った奴と関係あんのか?」

 

「ん?ああ、アイツがすまなかったな。ま、俺も()()()も被害者側になるんだけどね」

 

金色のベルトを出現させる。アレもドライバーなのかのう?

 

「変身」

 

祝福の刻!最高!最善!最大!最強王!逢魔時王!

 

オーマジオウ…?あ奴も魔王の一人なのか!?それに、あの力…ユーグすら足元にも及ばないくらい、遥かに上回っておる…!

※彼はラストダンジョンの魔王とは関係ありません。

 

「おおっ…!」

 

「金ピカ全開!」

 

「ハッ!フッ!ハァ!」

 

怪人を一撃で捻じ伏せておる…!

 

「お前、コイツの命が惜しくないのか?」

 

「ああ、惜しくないね」

 

「ふっ!」

 

青い仮面ライダーが高速移動でセッちゃんを取り返す

 

「はぁっ、助かったチュン!」

 

「卑怯だぞ!」

 

「言ったよな、俺は第六天魔王の子孫だって」

 

「アンタたちの相手は私よ!」

 

青の仮面ライダーは怪人を倒す。女じゃったのか

 

「そーら、もういっちょ!」

 

オーマジオウはワシが相手しておった怪人を一撃で倒す。出番を取るでないぞ、お主!

 

「やああああああああああああああ!」

 

青の仮面ライダーは、あの怪人にもダメージを与える

 

「魔王全開!」

 

あ奴の中から大量の本が出てくる

 

「おおおっ、何だ?コイツが経典って奴か?」

 

「経典?」

 

「いや、禁書じゃ。これが西遊記の終わりって事なのかのう?」

 

「やったー!あ、そうだ。俺の本も禁書って奴?」

 

ワシは本の中を見る。っ!これは…!

 

「「「「「「「「うあああああああああ!」」」」」」」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~貴丈サイド~

 

「早くも犬士様を2人も見つけるとは、こりゃタマらん。ハッハッハッハ…」

 

「まあ、俺の勘が冴え渡ってたからなぁ」

 

なにお前の手柄にしようとしてんじゃワレェ!

 

「八犬士様は、あと4人です」

 

「…ロイド、章太郎がさっき妙な事言ってたんだけどさ。『僕の描きたいヒーローじゃない』って」

 

「僕の描きたいヒーローじゃない?」

 

突然、敵襲が来る

 

「ちょ、早い早い!まだ4人足りねーんだよ!」

 

「集まる前に、お前ら里見家残党を叩き潰す!」

 

「「お前ら如きが」何人で来ようと負けはしない!」そう言いたかった…」

 

「俺達だけでも千人力だ!」

 

「千人力じゃない、万力だ。…何言わすんじゃコラー!」

 

万力?…ああ、序盤のね…

 

キラメイGO!

 

「キラメイチェンジ!」

 

「一筆奏上!」

 

「エマージェンシー!デカマスター!」

 

3人は変身する

 

キラめこうぜ!

 

「百鬼夜行をぶった斬る!地獄の番犬、デカマスター!」

 

「シンケングリーン、谷千明!」

 

「切っ先アンストッパブル、キラメイブルー!」

 

俺とロイドも変身して応戦する

 

「待て待て待て。女の子とお爺ちゃんでしょ!」

 

ラプターに襲ってた怪人は地を這う斬撃を受けて倒れる

 

「おい、大丈夫か?」

 

その侍は、白に近いグレーで、青い目で、アルトリア顔だった。そして、紫色で三本の枝分かれした刃を持つ大太刀を持ってた。

もう一人は、黒髪のショートカットにアホ毛の女性で、黒い刀を持ってた

 

「あ、貴方達は八犬士様?」

 

「私は違うかな」

 

()()()を、()()()た!久しぶりの、アルトじゃ~~~ないとっ!」

 

「おお~!久しぶりのギャグだ!」

 

コイツ、リマジのゼロワンか?

 

「は?…ああ、八犬士と発見を掛けた言葉遊びですか」

 

「うんまあ、そうなんだけど。説明したら意味が無いんだよね…」

 

「ああ、すみません」

 

アルトリア顔の男性とアホ毛の女性は、ベルトを腰に巻く

 

ZERO-TWO JUNP!

ARK ONE...!

 

「「変身!」」

 

SINGURISE! 破壊!破滅!絶望!滅亡せよ! CONCLUSION ONE...!

ZERO-TWO RISE! ROAD TO GLORY HAS LEAD TO GROWIN'PATH TO CHANGE ONE TO TWO! KAMENRIDER ZERO-TWO“IT'S NEVER OVER”

 

2人はゼロワン?に変身して戦闘に加わる

 

「お前も犬士か?」

 

「らしいな」

 

「私は違うけどね!」

 

一方、ジュランは―――

 

「ていていていてい!うああ!」

 

怪人にやられて、腰もやられた

 

「腰が…」

 

「大丈夫ですか?」

 

ジュランから仮面ライダーJの禁書が出てくる

 

「うわあ~!」

 

「おお…、これは!」

 

「俺も犬士だったのか…。じゃあ団子食えたじゃ~ん!チェンジ全開!」

 

ジュランは変身する。

食べ物の恨みって、怖いね☆

 

「オラァァァァァァ!」

 

「タマげた。ジュランも犬士様!」

 

「でも、まだ2人足りません!」

 

「意外な所から犬士が出てくるのも、八犬伝の醍醐味だね。そう、例えば…」

 

2人に龍樹とエグゼイドの禁書が現れる

 

「ボクちん達も犬士様だったのか!」

 

「行くぞ!」

 

「オッキュー!」

 

リュウキュータマ!

ワシキュータマ!

 

「ガリョウテンセイ!」

 

「スターチェンジ!」

 

セイザチェンジ!

 

2人はキュウレンジャーに変身する

 

「ドラゴンマスター、リュウコマンダー!」

 

「スピードスター、ワシピンク!」

 

ラプターとショウ司令も戦闘に加わる

 

「究極の救世主、八犬士が揃ったぞ!」

 

「お前らを止められるのは、「()だ!」」

 

「2人じゃなくて、8人です!」

 

「も~、邪魔しないでよ!」

 

8人で怪人を倒す

 

「貴様ら…!」

 

「皆、力を一つに!」

 

「「「「「「おう!」」」」」」

 

力を一つにして、斬撃を怪人に当てる

 

「これが八犬伝の終わりか…」

 

「何が起きるんでしょうか…?」

 

怪人から禁書が出て、俺達を別の場所へ飛ばす。姿もイズの時に戻ってた

 

「どこ?ここ」

 

「おい、あれ!」

 

ロリババア達もこの場所へ飛ばされたようだ

 

「ロリババア!」

 

「ロイド!イズ…なのか?」

 

俺は介人と合流する

 

「君がイズ・ベラドンナ?」

 

「そういうお前が介人だな」

 

「なあ、お前から妙な力を感じるんだけど…」

 

軍服の男子が俺に言う

 

「ん?ああ、オムニフォースだな」

 

「それって、ソロモンに変身する為のライドブックだよな?」

 

グレーの男性が言う

※この時点で、世界を終わらせるのが容易なラスボスライダース(というか、エンドタイムトリオ)が揃いました

 

「よっ!アルト、楓、あん時以来だな」

 

「ノッブも久しぶり!」

 

「いつも通りで良かった」

 

「アンタが楓?私は織田信里香、コイツの妹よ」

 

「私は川澄楓!アルトの妻です!」

 

「てかアルト、何か変わった?」

 

「俺、妖精國の女王モルガンの末裔なんだよね」

 

「って事は…、お前妖精だったのか!?HOT LIMITをやらs「なくていい!」雪音クリスッ!」

 

ノッブと呼ばれた男子はハリセンで叩かれる

 

「で、お前ら…誰?」

 

「俺は織田信彦、ノッブって呼んでくれ。ちなみにこの時だけだろうけど、オーマジオウだ!」

 

「信里香よ。コイツの妹で、亡よ」

 

「川澄アルト。妖精國女王モルガンの末裔であり、川澄インテリジェンスの社長で、アークワンだ」

 

「私は川澄楓!アルトの妻で、ゼロツーだよ!」

 

「ア、アークワン?ゼロツー?亡?え?」

 

ネタバレ食らったというよりかは、訳分かんねぇよ…

 

「まあいいや、俺はイズ・ベラドンナ。転生者で前世は桐生貴丈だ」

 

「ジュランも久しぶり!」

 

「おお!」

 

「西遊記ごっこしてたら、ここに来たんだ」

 

「偶然なんだけど、こっちも八犬伝ごっこしてたら…。そんな偶然あるか?」

 

「偶然ではない」

 

「ロリババア?」

 

「「ロリババア!?」」

 

2人がツッコむが無視だ

 

「というより、敵の作戦に嵌ってしまったのかもしれぬ」

 

「敵の?狙いは何ですか?村長」

 

「こういうのはどうだ?」

 

崖の上に怪人がいた

 

「我らの目的は貴様らの物語を一つに纏めてトドメをさす事。…ここでお前の台詞だ」

 

「え?ああ。ここが貴様らの墓場となるのだ!ハッハッハッハ!」

 

「ならないよ!だって、お前らだって集まってるじゃん」

 

「「「そうだそうだ!」」」

 

「いや、政府に抗議するデモ隊かよ。てか、楓も混ざんなし」

 

「俺らを集めた事を、後悔させてやんよ!」

 

「「「変身!」」」

 

「「チェンジ全開!」」

 

16バーン!45バーン!

 

OPEN THE OMNIBUS FORCE OF THE GOD! KAMEN RIDER SOLOMON! FEAR IS COMING SOON!

ZERO-TWO RISE! ROAD TO GLORY HAS LEAD TO GROWIN'PATH TO CHANGE ONE TO TWO! KAMENRIDER ZERO-TWO“IT'S NEVER OVER”

SINGURISE! CURSE! 魔剣!呪い!鮮血!殺戮せよ! IGNITE ONE...!

 

俺達は怪人と戦う

 

「村長、行きましょう!」

 

「ロイド、この禁書を見るのじゃ」

 

ロイドは禁書を見る

 

「これって…!」

 

「変身!」

 

ロリババアも戦闘に加わる



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スーパーヒーロー戦記 その4

~ナレーションサイド~

 

「…アンタか」

 

「お前が求めるヒーローは掴めたのか?」

 

「…違う。皆カッコいいけど、僕が描きたいのと違う」

 

「これだけヒーローを見せてやったのに、まだ自分のヒーローが掴めないのか」

 

「そう…、そうだよ…!見れば見る程、僕のヒーローって奴が分からなくなってきた」

 

スケッチブックを破かれ、アルトやノッブ達が次々と消える

 

「皆!何で…」

 

「皆消えちゃった。俺達だけでもやるぞ!うおおおお!ってあれ?あー!」

 

「ワシもか…」

 

介人とアルカも消えて、ロイドとイズだけが残る

 

「どういう事だよ…!」

 

「兄さん!この本を見て!」

 

イズは本を見る

 

「『たとえばラストダンジョン前の村の双子の兄が序盤の街で胃痛を起こして吐血するような物語』?タイトル長いな…」

 

中を見る

 

「ある一人の男性の目の前に女神がいた。『何だこの女は、誰だ?』…っ!」

 

更に読み進める

 

「『古来魔女とは『痛い痛い痛い痛い痛いよ~。お母さ~ん、ここに頭怪我した人がいるよ~!』とっとと宿探して広場の掲示板見てこい! こんチキショーめェェェェェェェェェェ!』」

 

「『この世界に入門できる奴っているのか?ロリババアは行けそうだけど』」

 

「『コイツは俺の影だ。実体がないからアンフェアだし、対等にしてやるよ』」

 

「『誰って…。まぁ、髪型がガッツリ変わってるから分からんのも無理はねえからな…。これで分かるだろ?』…この本、僕達の事が全部書いてあります…」

 

読むと、さっき言った事も書いてあった

 

「お前達は最後までアスモデウス様の作戦に気づかなかった。神の力でヒーローを世界から消す」

 

「神?」

 

「さようなら、愚かなヒーロー達」

 

「っ!」

 

本を見ると、さっきの内容も書かれてあった

 

「ヒーロー達が消えちゃう!」

 

アスモデウスが立ちはだかる

 

「お前のせいだ」

 

アスモデウスは怪人の姿になる

 

「お前はもう用済みだ。物語の世界からお引き取り頂こう。神よ」

 

章太郎が消え、ロイドとイズも消える

 

 

 

 

 

==================================================

 

 

 

 

 

「貴丈!」

 

気が付くと、そこは教室だった

 

「やっと起きたか」

 

「衛二?…他のライダーとスーパー戦隊は創作物で、俺らは現実だと思ってた…」

 

「え?」

 

「けど…、俺らも物語の登場人物だった…」

 

「はぁ?何言ってんだよ」

 

本を衛二に見せる

 

「全部、この本に…」

 

「あ?…何も書いてねえけど?」

 

本の中を見るが、真っ白だった

 

「寝ぼけた事言ってねえで、ラーメン食おうぜ」

 

「そうだな」

 

(俺らはずっと生きてたんだ。死ぬ必要はない。物語は終わった。これが現実だ!平穏な現実がこんなにも、いいものなんだな)

 

落ちた白い本を拾うと、表紙には『石ノ森章太郎伝』と書かれてて、中を見る

 

「これって…」

 

『お前、名前は何だ?』

 

『章太郎』

 

『絵描きさんになりたいのかい?』

 

『…まあね』

 

『神の力でヒーローを世界から消す』

 

ノイズが走り始めた貴丈はフラフラと歩く

 

 

 

 

 

==================================================

 

 

 

 

 

部屋にロイドが入ってくる

 

「先生、いいもの描けました?」

 

「うん」

 

原稿をロイドに見せる

 

「凄いです!物語から出られたんですね!」

 

「うん」

 

「完成したら、僕が編集部に届けますね。こんなに上手いんですから、すぐにデビューできます!」

 

「ヘヘヘ」

 

そこに、ノイズでイズの姿がチラつく貴丈が来る

 

「…章太郎、ロイド、捜したよ」

 

「兄さん…」

 

「章太郎、ヒーローを描いてくれ!」

 

「ヒーローを?」

 

「章太郎さんは、もうヒーローを描かないと決めたんです」

 

「僕にはヒーローって奴が分からない。戦争や喧嘩が悪い事なら、ヒーローが戦うのだって悪い事じゃないか。正義のヒーローを描こうとしても、どうしても悪の匂いがしてしまう。そんなのヒーローじゃないじゃん!」

 

「それは違う。それこそがお前にしか描けないヒーローだ、正義でもあり、悪でもある。それは人間って事だろ?」

 

章太郎の手を取る

 

「お前はヒーローを通じて、人間を描こうとしてるんだ。それがお前の戦いだ。だから戦ってくれ!」

 

「兄さん、何言ってるんですか。折角、戦いの物語から抜け出したのに」

 

「抜け出したんじゃなく、追放されたんだ。俺らが物語だったとして、それには書き手がいた筈だ。要は、物語の世界の神だ。その神のモチベーションを萎えさせて物語からヒーローを消す。それがアスモデウスのホントの狙いだったんだ。その神ってのが章太郎、お前なんだ」

 

「僕が…、神?」

 

貴丈は頷く

 

「仮面ライダーとスーパー戦隊の大元、その最初の物語をお前が描くんだ!お前は、お前の世界の造物主になれ!」

 

「分かった、描くよ!僕は、僕にしか描けないヒーローを描く!」

 

2人は執筆を始める

 

「バカな真似は止めろ。お前が何やってんのか分かってんのか?」

 

「分かってる」

 

「現実から逃げて、物語の世界に行きたいのか?」

 

「逆だ!俺はこの世界が辛い…。お前らと一緒に…、現実で暮らしたかった…。けど、物語の人物は…、物語から逃げちゃダメなんだ!それに俺は…、物語の作者の思惑通りに生きたくない。俺は作家じゃないけど…、物語を書きたい」

 

「お、何書いてんだ?」

 

「漫画?凄ーい!」

 

「俺も混ぜてくれよ」

 

「私も手伝うわ」

 

川澄夫婦と織田兄妹も混ざる

 

「なあ、俺も手伝おうか?」

 

そこに白髪の少年が現れる

 

「お前は…?」

 

「俺は卑弥呼に導かれた、ただの学生兼作家兼書店の店長だ。なーに、お前の言葉を聞いて心を打たれたから、作家である俺も参加しようって訳だ」

 

白髪の少年も執筆を始める

 

「フッ、登場人物が作者の手から離れて勝手に生き始める。僕が描きたかったのは、そういうヒーローだ」

 

 

 

 

 

==================================================

 

 

 

 

 

怪人達はアスモデウスを崇める

 

「ヒーローはもういない。邪魔する者はいないのだ」

 

アザミ王国でも、歴代の敵組織が攻撃してた

 

「お前達も、存分に暴れるがいい!」

 

「ん?アイツら…!」

 

章太郎とベラドンナ兄弟に、川澄夫婦と織田兄妹は怪人達の所へ来る。白髪の少年?いないよ

 

「お前達、なぜここに!この物語にお前達の居場所はないはずだ!」

 

「どの物語に居場所が無いって?」

 

ロイドは持ってる本を見せる。表紙には『スーパーヒーロー戦記』と書かれてた

 

「ん?スーパーヒーロー戦記だと?」

 

「俺達は小説家じゃない。けど、これは俺達が書いた物語だ」

 

「僕も、やっと描きたいヒーローが描けた」

 

その絵は、仮面ライダーとゴレンジャーだった。1号とアカレンジャーが現れる

 

「たったそれだけか。私達の敵ではない!」

 

1号とアカレンジャーが怪人と戦い始める

 

「お前1人で何が出来る?」

 

「甘いな。私から始まり、50年に渡ってライダーの系譜が繋がる」

 

ライダーたちが現れ

 

「秘密戦隊ゴレンジャーからスタートした、スーパー戦隊シリーズも45作を数える」

 

歴代レッドも現れる

 

「はぁ?あ!」

 

「ヨホホイヨホホイヨホホイホイ♪ん?何コレ」

 

ゾックスは歴代の戦士を見つける

 

「面白い事には頭から突っ込むのが、ゴールドツイカー一家のモットーなんだけど…。ヨホホーイ!」

 

ゾックスは降りて来て、ゼンカイジャーも揃う

 

「揃いましたよ~と」

 

更に、セイバーズも揃う

 

「フンッ!どんなに数が多くても、ヒーローなど幼稚で薄っぺらい夢物語に過ぎん。何の意味も無い!」

 

「意味が無かったら、こんなに続くわけないじゃん!」

 

「そうですとも!」

 

「そうっす!」

 

「それに、物語は実在するってさ!」

 

「ああ。物語は実在するし、現実すら変えちまう。それが物語の力ってもんなんだよ!」

 

「黙れ!物語は今や私のものだ!」

 

「「皆!行くぞ!」」

 

ギアをギアトリンガーにセットする

 

「「「「「チェンジ全開!」」」」」

 

「チェンジ痛快!」

 

ヘンゼルナッツとグレーテル!

玄武神話!

ライオン戦記!

昆虫大百科!

猿飛忍者伝!

ランプドアランジーナ!

エターナルフェニックス!

 

30バーン! 29バーン! 25バーン! 16バーン!

 

DAINSLEIF

ZERO-TWO JUNP!

 

ブレイブドラゴン!

オムニフォース!

 

ツーカイザー!

45バーン!

 

章太郎は避難する

 

「「「「「「「「「「「「変身!」」」」」」」」」」」」

 

祝福の刻!最高!最善!最大!最強王!逢魔時王!

BREAD RISE!BLIZZARD WOLF!

 

ZERO-TWO RISE! ROAD TO GLORY HAS LEAD TO GROWIN'PATH TO CHANGE ONE TO TWO! KAMENRIDER ZERO-TWO“IT'S NEVER OVER”

SINGURISE! CURSE! 魔剣!呪い!鮮血!殺戮せよ! IGNITE ONE...!

 

一刀両断! ブッた斬れ!ドゴ!ドゴ!土豪剣激土! 激土重版!絶対装甲の大剣が、北方より大いなる一撃を叩き込む!

流水抜刀! ライオン戦記! 流水一冊! 百獣の王と水勢剣流水が交わる時、紺碧の剣が牙を剥く!

銃剣撃弾! 銃でGO!GO!否!剣でいくぞ!音銃剣錫音! 錫音楽章!甘い魅惑の銃剣が、おかしなリズムでビートを斬り刻む!

双刀分断! 壱の手、手裏剣!弐の手、二刀流!風双剣翠風! 翠風の巻!甲賀風遁の双剣が、神速の忍術で敵を討つ!

狼煙開戦! FLYING!SMOG!STING!STEAM!昆虫 chu 大百科! 揺蕩う、切っ先!

 

聖刃抜刀! 刃王剣クロスセイバー!創世の十字! 煌めく星たちの奇跡とともにー!気高き力よ、勇気の炎! クロスセイバー!クロスセイバー!クロスセイバー! 交わる十本の剣!

OPEN THE OMNIBUS FORCE OF THE GOD! KAMEN RIDER SOLOMON! FEAR IS COMING SOON!

 

ヨーソロー!ツーカイにレボリューション!

ババン ババン ババン ババン ババババーン!

 

全員変身する。ゲシュタルト崩壊しそう…

 

「炎の剣士!仮面ライダーセイバー!」

 

「水の剣士、仮面ライダーブレイズ」

 

「雷の剣士、仮面ライダーエスパーダ!」

 

「土の剣士!仮面ライダーバスター!」

 

「風の剣士!仮面ライダー剣斬!」

 

「音の剣士!仮面ライダースラッシュ!」

 

「無の剣士!仮面ライダーファルシオン!」

 

「煙の剣士!仮面ライダーサーベラ!」

 

「全能の剣士!仮面ライダーソロモン!」

 

セイバーズは名乗る

 

「我ら!」

 

「「「「「「「「「「「「仮面ライダー!」」」」」」」」」」」」

 

「秘密のパワー!ゼンカイザー!」

 

「恐竜パワー!ゼンカイジュラン!」

 

「百獣パワー!ゼンカイガオーン!」

 

「魔法パワー!ゼンカイマジーヌ!」

 

「轟轟パワー!ゼンカイブルーン!」

 

「海賊のパワー!ヨッホーイ!ツーカイザー!」

 

「我ら!」

 

「「「「「「「「「「「「スーパー戦隊!」」」」」」」」」」」」

 

怪人とスーパー戦隊の全面戦争が始まる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ゼロワン(川澄夫婦)・クウガ・セイバー(ベラドンナ兄弟)・仮面ライダー(1号)・V3・織田兄妹~

 

「バッタバッタと倒すよ~!」

 

「総員、突撃!」

 

アルトはモースを召喚して突撃させると、怪人がモースに変わる

 

「いつの間にモースを操れる様になったの!?」

 

モースがベラドンナ兄弟達に襲ってくる

 

「うああああああああああ!兄さん、何とかしてくださいよ~!」

 

「無理ィィィィィィィィィィィィィィィィ!」

 

「俺の側に近寄るなァァァァァァァァァァァァ!」

 

「来ないでェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェ!」

 

…ぐだぐだじゃん。

これを見たアルトはモースを消す

 

「V3パンチ!」

 

「タァッ!」

 

ゼンカイザーはギアをセットする

 

ケツバーン! ズキューン!アキバレンジャー!

 

「え、サイン?今!?」

 

「うわ、マジか…」

 

アキバレンジャーの能力が発動する

 

「冥途の土産に教えてやろう」

 

「何を!?てか、こんな時に教えるもん無いだろ!?」

 

「お前は先に行け!なぁに、すぐに追いついてやる」

 

「全員戦ってるのに、先に行く仲間いないだろ!?」

 

「俺、この戦いが終わったら結婚するんだ」

 

「結婚する相手いないだろ!?」

 

怪人達は死亡フラグを立てて、アルトがツッコむ

 

「え、何言ってんの?」

 

「アーッ!それは非公認のギアチュン!敵が死亡フラグを立てちゃったチュン!」

 

「うはははははは!アキバレンジャーとかマジウケるwww」

 

「大惨事じゃない…」

 

「ぜぇ…、ぜぇ…」

 

アルトは疲弊する

 

「大丈夫?」

 

「つ、疲れた…。ちょっと休ましてくれ…」

 

近くにあった岩に座り込む

 

「じゃあフラグ回収!」

 

「シャキーン!」

 

「ハタキーン!」

 

叩きと羽で怪人をくすぐる

 

「公認と非公認のコラボデコピン」

 

イカの怪人にデコピンする

 

「痛さは強さゼンカーイ!」

 

怪人は爆発する

 

「ある意味、本当に痛いチュン」



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スーパーヒーロー戦記 その終

「なめるな!」

 

アスモデウスの斬撃がヒーローに襲う

 

「所詮お前らは、二次創作に過ぎん。似たようなモチーフを繰り返し使って、ネタ切れしているではないか。既にお前らはオワコンなのだ!」

 

「リアルでオワコン言ってる奴、初めて見たわ」

 

「それな」

 

「デヤアアアーッ!」

 

斬撃が飛んでくるが、章太郎が防ぐ

 

「「章太郎(さん)!」」

 

「僕が描きたかったのは、ただカッコいいヒーローじゃない。正義でも悪でもない、精一杯生きていく人間なんだ!人間に一次も二次もあるもんか!」

 

斬撃を跳ね返して、アスモデウスに当てる。

そして、ロイドと介人の攻撃は止まらない

 

「ライダーキック!」

 

「生生流転!」

 

1号とフィロの生生流転でライダーワルドは倒される

 

「…鬼滅の刃の技、参考になる。今度ヒノカミ神楽やってみよう」

 

 

 

 

 

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「痛快に!」

 

「レッドビュート!」

 

戦隊メギドにロックオンし、レッドビュートで縛り上げて追尾弾を撃って戦隊メギドを倒す

 

刃王必殺リード!既読剣!

OMNIBUS LOADING! SOLOMON STLASH!

 

「必殺全開!」

 

スーパーゼンカイ!

 

「ゼンカイフィニッシュバスター!」

 

「星烈斬!」

 

「ハァ!」

 

必殺技を発動するも受け止められ、返される

 

「正義でも悪でもないなら、私が物語の主人公になってもいいはず(ドォンッ!)」

 

突然、2人組で恐竜と思しきライダーこと、リバイとバイスが乱入する

 

「「「誰?」」」

 

「コイツか、物語をぶち壊そうとしてる不届き者がいるのは」

 

「みたいだな」

 

「イズ、君が書いたの?」

 

「書いてねえけど?章太郎は?」

 

「僕も知らない…。でも、好きな感じ!」

 

「多分、アイツらは俺らと一緒に書いた奴だ。聞き覚えがある」

 

「ふざけるな!」

 

アスモデウスが斬りかかるが、リバイは片手で受け止める

 

「…こんなもんか。ブースト・マキシマム!」

 

アスモデウスに一撃叩き込んで吹っ飛ばす。…素手で

 

「そらよ!」

 

更に、バイスは尻尾で薙ぎ払う

 

「一気に決めるぞ」

 

レバイはレバーを2回傾ける

 

レックス!スタンピングフィニシュ!

 

ダブルライダーキックでトドメをさす

 

「アスモデウスっつーから、相当強いんだろうなって思ったんだけど…。期待外れだったな。行くぞ、()()()

 

「アサシンの李書文と対等に渡り合える()()()が異常なだけだから…」

 

「さーて、これも出版してくれるかどうか直談判しようかな」

 

2人は退場する。…もう一つのスーパーヒーロー戦記を手にして

 

「世界全快オー「いや、まだだ!」え?」

 

敵の戦艦を取り込む

 

「見ろ、出るぞ!」

 

アスモデウスは巨大なドラゴンになる

 

「うおお…でっか!」

 

「殲滅してくれる!」

 

ブレスがヒーロー達を吹っ飛ばす

 

「スーパー戦隊、45作分の力を見せてみろ!」

 

歴代の戦隊メカが飛んでくる

 

「キタキタキタキター!!戦隊メカ大集合チュン!…あれ?何かオイラに似てるチュン」

 

だが、ライダー達に被害が及ぶ。

ブレスが飛んでくるが、ゾックスが助けてくれた

 

「ライダー達、50年分の力を集めるんだ!」

 

「「「「「「おう!」」」」」」

 

各メカに飛び移り、翼や尻尾を切り落とす

 

「介人さん、貴方の力を貸してください!」

 

「もちろん!ロイド達が書いた物語、面白いじゃん」

 

「俺達の物語だ」

 

「けど、物語の結末は僕が決める!」

 

本がライドブックに変わる

 

スーパーヒーロー戦記!時代を超えて戦い続ける、ヒーロー達の物語

 

ドライバーに装填して抜刀する

 

烈火抜刀! どんな時も大切なものを守る為、正義が紡ぐ勝利の歴史! スーパーヒーロー戦記! 時代が望む限り、ヒーローは必ず現れる!

 

禁書を召喚して攻撃し、集中砲火を食らう

 

「行きます!」

 

スーパーヒーロー必殺斬り!

 

「はああああああああああああ!」

 

霊脈閉塞型兵装(ロンゴミニアド)、装填。円卓聖槍(ラウンドランス)、12基並列抜錨。対厄災大儀式、開門―――!救世の槍よ、罪を流す最果て(オークニー)の雨となれ!」

 

ロイドの必殺技を食らい、アルトの聖槍で撃ち抜かれ―――

 

OMNIBUS LOADING! SOLOMON ZONE!

 

「人理装填…完了。これで終わりだ、アスモデウス。誕生の時きたれり、其は全てを修めるもの(アルス・アルマデル・サロモニス)

 

トドメにイズの誕生の時きたれり、其は全てを修めるもの(アルス・アルマデル・サロモニス)で倒す

 

HERO IS FOREVER!

 

そして、禁書はラストダンジョンの本棚に戻る

 

「皆さん、ありがとうございました。これで世界は救われました。…あれ?」

 

いつの間にか、『小説家とドラゴン』という本があった

 

「私の知らない本。…後で読みましょう!」

 

 

 

 

 

==================================================

 

 

 

 

 

「先生!」

 

1号は章太郎に先生と呼ぶ

 

「…先生?」

 

変身解除する

 

「会いたかった…!二度と会えないと思ってました」

 

「やっぱり、僕は死ぬんだね」

 

「「「「「え…!」」」」」

 

(ジジイだしな。…ま、言わない方が良いか)

 

「死ぬなんて言わないで下さい!」

 

「ロイド、僕は嬉しいんだ。自分が死んだ後まで残るヒーローを描くのが夢だったから」

 

「先生の描くヒーローは残るだけじゃない。その時代時代のヒーローによって、子供たちの心に焼き付いた感動は、永遠に人生に影響を与え続けます」

 

「ありがとう。君は本郷猛だね?」

 

「はい!」

 

章太郎はイズ達に向く

 

「イズ。君は僕が死んだ後に生まれたんだね」

 

「ああ」

 

「ありがとう。僕の手を離れても、人間として生きてくれて」

 

章太郎の後ろにゲートが現れる

 

「章太郎さんは、どこに帰るんですか?」

 

「石森町。でも、高校を卒業したら上京して漫画家になるよ。そして、君達の物語を書く。皆もそれぞれの物語に帰る時だ」

 

ゲートに入ると同時に消え、サイクロン号が出現する

 

「ライダーもスーパー戦隊も不滅だ!これからも世界人類の為に戦い続ける。永遠に皆の側にいる」

 

サイクロン号に乗って走り去る

 

「ああ、石ノ森の章太郎?彼が仮面ライダーとスーパー戦隊の原作者って事チュn「どうだか。けど、一つだけ分かった事がある。例え俺らが物語の登場人物だったとしても、物語の結末は俺ら自身が決めなきゃいけないんだ」

 

「ヘヘッ、分かりみ全開!あ、そういえば、新しい物語『小説家とドラゴン』、どんな物語になるんだろ」

 

「どんな話か、楽しみだ!」

 

「だね!」

 

「いや、それはそうとよぉ。何か腹減んねえか?」

 

「じゃあさ、お家でヤツデスペシャル食べようよ!」

 

「あ、俺の空間魔法で送ってやるよ!」

 

一同は喜ぶ。

こうして、物語の命運を賭けた戦いは終わったのだ―――




…続きますよ?


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ロクジョウ王国に到着!

久しぶりに投稿するぜ!


俺はブックゲートで部屋に転移する。いってぇ…

 

「兄さん、どこに飛んだんですか?…って、ボロボロじゃないですか!」

 

「ちょっとアナザーセイバーの所で、世界征服をしようとしたがフルボッコにされた。いっつぅ…」

 

「何ですかソレ…」

 

突然、虚無から段ボールが現れる

 

「兄さん、それは何ですか?」

 

「分かんね」

 

封を開けると、モンスターボールとモーターと手紙が入ってて、早速手紙を読む

 

『イズさんへ

アスモデウスを倒してくれてありがとうございます。

私からのお礼として、ロトム、ネクロズマ、テッカグヤ、メルタン、ゲノセクトを送ります。

女神より

PS.ロトムの家電に関しては、モーターを送ったので制作してください。

それと、ウルトラビーストは喋れるようにしました。』

 

ポケモンか、いいね。メルタンは知らないけど。

俺はモンスターボールを白衣のポケットに入れる。中は四次元だからいくらでも入るぞ

 

「兄さん、何て書いてありました?」

 

「アスモデウスを倒したお礼だって。中にはモンスターボールと、モーターだ」

 

「あ、僕もそのボール貰いました。他の皆も…」

 

「なら、どっか広い所で見せ合うか」

 

「歩けます?」

 

「歩ける」

 

 

 

 

 

==================================================

 

 

 

 

 

どっか広い場所で、皆にボールについて話す

 

「―――てな訳なんだが。お前らのウルトラビースト、紹介してくれ」

 

皆はボールからUBを出す

 

「はい、じゃあ紹介してくれ」

 

「ウェーイ!ウチはウツロイド!セレンのストッパーとしてよろしくー☆」

 

「ちょっとウツロイドさん、それはどういう事ですの?」

 

ウツロイドは今どきのギャル系かな

 

「俺はマッシブーン。ツンデツンデ諸共よろしく」

 

「我々はツンデツンデ。防御なら我々に任せろ」

 

「この二体なら、怖いもの無しだな!」

 

マッシとツンデツンデは普通だな

 

「私はフェローチェ。速さなら私がダントツよ」

 

「…いつかフェローチェのように速くなりたい」

 

こっちも普通だな

 

「拙者はカミツルギ。ロイド殿を守る剣として頑張るからよろしく」

 

「僕はデンジュモク。電気系なら僕に任せてよ」

 

「この子の魔法は参考になるのが多いんだよね」

 

「私はズガドーン。リホ様のお供をさせていただいてます。以後、お見知りおきを」

 

「頼りにするぞ」

 

「わたくしはテッカグヤと申します。よろしくお願い致しますわ」

 

「…ネクロズマ」

 

テッカグヤはお嬢様で、ネクロズマはクール系か。

纏めると…。

ロイドはカミツルギ。

セレンはウツロイド。

リホはズガドーン。

アランはツンデツンデとマッシブーン。

フィロはフェローチェ。

メナはデンジュモク。

部屋に戻り、俺はボールからゲノセクトを出す

 

『イズ、何か用か?』

 

「ニュートークシティって知ってるか?」

 

『それは別の俺じゃないか?』

 

質問を質問で返すなって言いたいけど、このゲノセクトはやっぱり映画とは似て非なる個体みたいだ

 

「それと、お前を改良しようかと思ってる。装甲を軽量かつ頑丈な素材にしたりとかしたいんだけど…」

 

『最強のハンターの名に恥じない装備を頼む』

 

まるでモンハンのプレイヤーみたいだな

 

「了解!」

 

そして俺はゲノセクトの改造を始めて数分が経過して、改造が終わるが…

 

「よーし、終わり!」

 

ゲノセクトの外見は白と青で、頭部にはV字のアンテナ、テクノバスターは無線式のオールレンジ攻撃用兵器に、爪の部分はビームサーベルになる、脚部と背中にスラスターを内蔵、材料の一部にラストダンジョンで見つけた鉱物由来の元素を使っている。

要はゲノセクトをガンダムみたいにしてしまったのだ。

名付けるなら、ゲノセクト・エアリアルと言った所か。

何でエアリアルかって?何か急にふっと脳内に浮かんだから

 

『このビームサーベルカッコいいな』

 

お気に召して何よりです。すると、急にボールからメルタンが出る

 

「メル~!」

 

メルタンは廃棄物を溶かして食べる

 

「金属類が主食なのか?」

 

…あ、そうだ。俺はデカライドブックを作り、そこにとある魔王の魂を入れる。

後は彼が許可すれば、強力な仮面ライダーが誕生する筈だ

 

 

 

 

 

================================================

 

 

 

 

 

途中で泊まって二日目、やっとロクジョウ王国に着いた。

ちなみに、ボールに戻る気が無いメルタンは俺の肩に乗り、ネクロズマは俺の近くにいる

 

「着きましたぞロイド殿、イズ殿!さすがに長時間船旅は堪えますなぁ」

 

「うわぁ!ここがロクジョウ王国なんですね!」

 

俺に目の前にはアザミ王国と違った石造りの建物の町並みがあった

 

「おお、こりゃ凄いな」

 

「旦那!饅頭買わへんか!」

 

「ロクジョウ名物『炎魔法』の甘栗やで!」

 

「はいはい悪いけどうちら忙しいねん、ほれほれどいてや」

 

商人はあっさり引いた

 

「何かアザミのウエストサイドとイーストサイドがごっちゃになったような国だな」

 

「パーフェクトパズルとノックアウトファイターがマザルアップしたような感じか」

 

「イズの言ってる事は分からへんが、アラン中々的を射とるで。ロクジョウの魅力はな、高級住宅街のウエストサイドと若干お茶目な荒くれ者の住まうイーストサイドをごった混ぜにしたような感じやで」

 

「…それは魅力と言えるのか?」

 

「確かにな」

 

「元々が周辺各国の台所として商売っ気が溢れる連中の集まる地域でな…。で、魔石が商売になる時代、魔術の研究に国が多額の投資をして魔術大国になったんや。とにかく金になるなら何でもする国、それがロクジョウ王国や、気ぃ抜いたら客引きに捕まって尻の穴の毛までむしり取られるでアラン!」

 

「大佐!俺はそこまで毛深くありません!」

 

コリン先生は俺らを宿舎へ連れて行く。何か凄い宿だった

 

「あら?結構素敵な宿ですのね」

 

「ホントだ、俺はもっとグレードが低い宿を想像していたぜ」

 

「俺も普通の宿なんじゃないかと思ったな」

 

「けっ!お貴族様が、なーにが結構だ…。しっかしエキストラに何でこんな良い宿を?」

 

「何でやろなー」

 

無言でコリン先生をチベスナ顔で見る

 

「…コイツが手を回したのか?」

 

「ホンマ皆旅行気分で助かったで…」

 

「なあ先生、俺らはどうすればいいんだ?」

 

「決まっていますわ!自由行動ですのよ!という訳でイズ様!私とロクジョウの町を練り歩いて最後はしっぽりと「おいセレン、下手したらこの国の軍と警察の世話になるんだぞ?俺はそういうの嫌なんだから、程々にしてくれよ…。そうじゃなきゃ俺の…コフッ胃が…。ガフッ!ゲホッ!ゴホッ!」

 

「メル!?」

 

「…おい、大丈夫か?」

 

最悪の場合を想像したら吐血する。久しぶりに吐血した気がする

 

「はぁ…はぁ…。だから…、はぁ…はぁ…。節度を…持って…、はぁ…はぁ…。くれよ…な…」

 

体力持ってかれた気がする…

 

「アッハイ」

 

「…私が師匠を案内するから安心して。…ロクジョウには明るい。…でも、まずは師匠の治療が優先」

 

「ちょっとセレンさん!フィロさん!まずは荷物を置いてから…」

 

一台の馬車が止まって男性が降りる

 

「失礼、アザミ王国士官学校の方々ですか?」

 

「ええ、せやけど。って!あ、あんたは!」

 

セレン達は驚く。アランの話を聞くに、コイツがアミジンらしい。アミジンは口元に指を当てる

 

「申し訳ない、騒ぎになるんで」

 

「何でアンタみたいな有名人が?」

 

「あぁ、エキストラの皆さんに映画の主催にして監督…サーデン・バリルチロシン王からの伝言さ。どうも打ち抜きでオーディションをしたいから今から言う場所に至急集まってほしいとの事だ」

 

「何でさ?言っとくけど俺らはただのエキストラ。オーディションに出れる訳が無い」

 

「まぁ、面接みたいなものさ。場合によってはエキストラだけでなく、ちょっとした名前付きの役も貰えるかもね」

 

(…何か、裏がありそうだ)

 

「1時間後、士官候補生の子も普通の軍人さんも一緒に行う予定なのでよろしくお願いしますね」

 

アミジンは地図を渡して颯爽と去る

 

 

 

 

 

~1時間後~

 

俺らはオーディションの会場でもある講堂に着く。会場は多くの人がいた。全員アザミの軍人で筋肉が凄かった

 

「さーて、俺とロイドの銀幕デビューの為にやれるだけやるぞ」

 

「は、はい!」

 

緊張してるのか?俺は饅頭を差し出す

 

「食うか?ちょっとは落ち着くかもしれんぞ」

 

「ありがとうございます、兄さん」

 

2人で饅頭を食ってると、入り口からロリババアとマリーが入ってくる

 

「いやー、やはり雲の上は清々しいの…。途中で目玉が付いた雲もあったがの。おっとマリーちゃん、アクジキング、どうかしたかえ?」

 

「…師匠…、わざと目隠しをずらしたでしょ…」

 

「えー?アルカ知らーん」

 

「あはは!すっごい楽しかったね!」

 

「それはベベの字だけや…」

 

雲の上を通ったのか…。てかクラッコいたんかい

 

「あ、村長!マリーさん!」

 

「ようロリババア、マリー」

 

「…アクジキングにベベノム、お前らも来たか」

 

「おぉネクロズマにロイドにイズや、話は聞いておる。ほれ、これが今日着る衣装じゃ」

 

ロイドに麻袋を渡す

 

「ロイド君、イズ君、はいこれ」

 

渡されたのは偽の身分証明書だった

 

「…身分証明書だな」

 

「不正バレ防止か?」

 

「あーうん、まあね」

 

「あ、これ名前が無いですね」

 

名前の欄を見ると何も書かれてなかった

 

「さすがに同じ名前なのもアレだと思ったから…。ロイド君、イズ君、自分の好きな呼ばれ方を書いちゃって」

 

「え、好きなですか?うーん…」

 

「そうだな…」

 

「偽名でしたらここは是非、ファミリーネームをヘムアエンにして疑似婿養子体験を「いや~、さすがにダメっしょ」何を仰いますのウツロイドさん、嘘の中にリアリティーを混ぜるのが自然に騙すコツですわ、地方貴族の私の家にロイド様かイズ様が婿養子に来る事は、とてもリアルではないですか」

 

「それはリアルじゃなくて、願望だってそれ一番よく言われてるから」

 

「それに、そんな事するとイズっちがまた吐血して倒れるよ~?」

 

まあ、8割の真実に2割の嘘を混ぜて相手を信じさせるのは悪くないな。この場合、嘘が10割だけどな

 

「…じゃあ私と兄弟と言う設定で、おねーちゃんを含めたキノン四兄弟だった」

 

「悪いけど、二人の名前はもう決まってるわ」

 

書類の名前の欄を見せる。そこには『アツヒロ・キリュウ』と『ネモ・キリュウ』書いてた

 

「これって前世だった頃の兄さんの名前ですよね?」

 

「どうせなら前世の姿にしてほしかったんだけどな」

 

「イズ、このネモというのは何なのじゃ?」

 

「偽名。ロイド、行くぞ」

 

ルーンエクステンダーの一部を撫でてトイレに連れて行く。アラン?先に行ったよ

 

 

 

 

 

================================================

 

 

 

 

 

んで、俺はいつもの私服に着替え、ロイドは麻袋に入ってた服に着替えて戻る。この状態なら白衣のサイズに合うな

 

「お待たせしました」

 

「これ持っててくれるか?」

 

「あ、はい喜んで」

 

マリーに四次元リュックを預ける

 

「分かってるけどよ」

 

「慣れませんわね」

 

「…特に師匠が」

 

「そんなに変わるものか?」

 

「…見慣れたものが急に変わると、誰だってああなる」

 

「うむ、ロイドにイズや、教えた通り普段と違う喋り方を心掛けるのじゃぞ」

 

「はい、知り合いの前ではなるべくバレないようにいつもと違うクールな感じですね」

 

こっちは村正っぽい口調に出来るよう努力するけど、地の文ならいつもでいいよな?

 

「そうじゃ、試しにワシの教えた台詞を言ってくれんかの。イズも何か言って欲しいのじゃ」

 

「えっと、『大丈夫、君の側から一生離れないよ』ですか?」

 

「何かって言われてもな、(オレ)がそんな事言うと思ってるのか?」

 

「「「「ぐっはぁ!」」」」

 

「え、ちょ、どうしたんですか!?」

 

「性癖に刺さっただけだろ」

 

「ホンマ、世話が焼けるなぁ」

 

「そうだねー」

 

アクジキングとベベノムは二人を引きずって講堂を出る



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幕間:緋色の巡業団

これは、1日目で泊った港町で起きた出来事である―――


青いセイバーに倒され、元の世界に戻ってきた俺は新しい剣を作る

蒼炎剣業蒼と獄炎剣煉獄を作る為だ。アイツを驚かせてやる!

 

「…うし、出来た」

 

ブランクの剣を完成させ、国境の港町歩いてると洞窟があり、入ってみると火を灯す松明?があった

根元には石が詰まってて、火が付きそうだ

 

「フレイム」

 

フレイムで火を点けると、松明?から火が吹き上がり、外から音が聞こえる

港町に行くと、赤い光が漏れるテントが張ってあった

 

「兄さん!アレは一体何ですか!?」

 

ロイド達が俺の元に来る

 

「俺はデカい松明的なものに火を点けただけなんだけど!」

 

「とりあえず、聞いてみたら?」

 

「うーん…、そうしようかな?」

 

俺はテントに入る

 

「ウム。お前が我々を呼んだのか?団長と話すがよい」

 

「団長か」

 

奥に進むとドラムロールが流れ、一か所に集まった瞬間、炎と共にコウモリのような男が現れる

 

「我々を呼んだのは君か。我が友よ、会えて光栄だ。私はグリム。この巡業団の長である。ランタンに火は灯され、君の声は聞き入れられた。素晴らしい舞台を選んでくれたな。我々の儀式を実行する場所として如何にも相応しい」

 

アレ、ランタンだったのかよ

 

「そして我が友よ、君には多くの仕事が残っている。ランタンが灯った時、君は役割を与えられた。緋色の炎によって、我々の盟約は結ばれたのだ。一刻も早く君を送り出したいが、その前に灯明を与える必要があるだろう」

 

作ったブランクの剣にグリムの力が籠められる

 

「今、この町に我が一族が散らばり、我々の種が求められるエッセンスを収穫している。それは夢の中で燃える炎だ。我が一族を探し出し、彼らが抱える炎を手に戻ってきて欲しい。共に力を合わせれば、我々は偉業を達成できよう。その剣が君を炎へと導き、その燃え盛るエッセンスをその剣に集めるだろう。私の力を込めた剣もまた、君と同様に今回の任務に欠かせぬ存在だ。その剣を連れて初めて、炎と我が一族はその姿を現すだろう。では生まれ変わりし者と、武運を祈る」

 

グリムは姿を消し、俺はテントを出る

 

「師匠、何か分かった?」

 

「長のグリムが込めやがった剣の反応を頼りに、炎を持って来いってさ」

 

 

 

 

 

==================================================

 

 

 

 

 

炎を回収し、グリムの所に行く

 

「感じるぞ。君が集めた炎の熱を。まさに素晴らしき前座。空気が興奮で高鳴っている。親愛なる我が子よ、お前はよくやった。その炎を更に明るく燃やすがいい!」

 

「この炎をどう使うんだ?」

 

「刮目せよ」

 

グリムが指パッチンすると、剣が黒くなる

 

「まことに美しい。しかしダンスはまだ続く!引き続き、散らばった緋色のエッセンスを集めるのだ。その剣が再び炎で満たされたら、この舞台に帰還するがいい。その時こそ、主演目の幕開けとなろう。生まれ変わりし者、尽力せよ」

 

「まだ続くのか…」

 

テントを出る

 

「どうでした?」

 

「また集めろってさ、行ってくる」

 

 

 

 

 

==================================================

 

 

 

 

 

また炎を集めてテントに戻る

 

「素晴らしい。まことに素晴らしい!我が一族はここに到り、時は来た」

 

剣がグリムに吸収される

 

「この燃え盛る炎が…、儀式の約束をしかと実現するであろう」

 

グリムが指パッチンすると、席に観客がいた

中にはロイド達もいた。何でいんだよ

 

「私と踊れ、我が友よ。観客が待っている。君が主演に相応しい存在である事を証明してみせよ!」

 

グリムとの戦闘が始まる

 

「最後の演目ってそういう事かよ!?」

 

「最高の演出をしよう」

 

クソッ、速い!

何とか攻撃を当ててるがマントが棘になるし、厄介だ!

 

「とんでもねぇ奴だなお前!」

 

「驚いてくれてやりがいを感じるよ」

 

主演の鑑かよ!

魔法を一発食らわせると、体を小さくする

 

「ほぉ、やるな」

 

グリムは体を大きくして弾幕を放つ

 

「さぁ仕切り直しだ」

 

「がふっ!」

 

グリムの突撃を食らう。休まる暇がねぇ!

 

「君が作り上げた剣からも感じる、お前の強さを、実に愉悦!」

 

「マジでキザだな!余裕ぶってたら痛い目見るぞ!」

 

「それもまた一興というものだ」

 

主演の鑑かよ!

何とか攻撃を見切れるようになり、グリムにダメージを与える

 

「良い動きになってきた」

 

「お前、炎を取り込んでどうしたいんだ!」

 

「この世界は醜い夢で満たされている。その夢を刈り取り、体を、心を燃やし尽くす事こそ、我が宿命!最高の喜劇だ!」

 

炎は特別なエッセンス、悪夢か何かか?

攻撃を避け、トドメの一発を叩き込む

 

「うむ」

 

グリムは一礼すると、喝采が起きる

余裕かよコイツ!?

 

「ブラボー!観客が君を称える声を聴くがいい!彼らは久しくこのようなショウを目撃していなかったのだ。さて、では」

 

指パッチンすると、エンブレムが無い赤黒い剣が出現する

 

「見るがいい!剣が何と成長した事が。我々の情熱的なダンスがその糧となり、力となったのだ!君達は今後、多くの悲劇と勝利を主演する事となるだろう。さあ、お別れの時だ。あのようなダンスを踊った我々に、これ以上儀式を求める事もあるまい?」

 

グリムは消える

 

「闇に出てゆくがいい、我が友よ。最後の演目を残し、この舞台から去るがいい」

 

テントから出る

 

「まさかグリムに勝つなんて、凄いですよ兄さん!」

 

「さすがイズ様ですわ!」

 

「やるじゃん!」

 

「ウチだったら勝てる気せぇへんわ…」

 

「まぁでも、後3つ集める必要あんだよね…。てな訳で行ってきます」

 

 

 

 

 

==================================================

 

 

 

 

 

炎を集めてテントに戻るが、グリムが出てこない

奥の方に進んでみると、ワープ装置的な物があり、それに乗ってみる

 

「同じ…か?いや、雰囲気が変わってるからな…。それにパイプだらけじゃなかったしな」

 

心音が聞こえ、舞台に行くと心臓のような何かがあった

心臓のような物が裂け、炎が噴き出し、赤くなったグリムが出てくる

 

「待ち侘びたぞ」

 

俺は剣で受け流す

クッ!ただでさえ速かったのに、動きが更に速い!

 

「…お前、コウモリかと思ったけどダークライの力もあるだろ?」

 

「ご名答、私は『蛾』『コウモリ』『ダークライ』のDNAを持っている」

 

ダークライって、悪夢を見せるポケモンだった筈だ。太刀悪いなぁ!

 

「洗練するんだ」

 

コイツ、試してやがる!

 

「俺が作ったブランクの剣にお前の力を込めて、どうするつもりだ?」

 

「異世界の青き剣士と、何ら変わりがあろう?」

 

異世界の青き剣士…?ワイルドセイバーの事か?

あの2本の剣はペルソナとFateのライドブック用の剣

俺はあの剣を作ってやろうと奮起になって、それで…

 

「っ!もしかして、溜めた悪夢を使って俺にも似たような剣を?」

 

「生まれ変わりし者よ、理解が早くて助かる」

 

「そりゃどーも!」

 

中央の悪夢の塊が光る

 

「燃やせ、怒りの炎を」

 

「戦う理由あんのかって思った事があったが、戦う事で炎をデカくするのが目的なのか!」

 

長い時間戦ってるが、そろそろだと思いたい

 

「いいぞ生まれ変わりし者。月の鬼の遺伝子を持ち、防人を捨てた彼を思い出させる」

 

は?防人?月の鬼?何言ってんだ?

そう思ってたら、トドメの一発を入れる

悪夢の塊から炎が噴き出し、俺は意識を失う

 

「これで儀式はなされた。私がいた世界で、暫くは身を休めよう。…そして、悪夢の力を内包した剣が完成した。使いこなしてみせよ、イズ・ベラドンナ」

 

 

 

 

 

==================================================

 

 

 

 

 

気が付くとテントは消えていて、ロイド達が俺を囲んでた

どうやら日が暮れてきてるようだ

 

「気が付いたんですね、兄さん」

 

「心配したんですのよ!」

 

「イズ、その剣…」

 

リホ指した方…右手を見ると、刀身が赤黒く、エンブレムの色が緋色の火炎剣烈火があった

 

「これが、悪夢の力が込められた剣か…」

 

「その剣、凄い不気味やな…」

 

「名付けるなら、『夢想剣悪夢』だな」




~夢想剣悪夢~
グリムの力が内包した剣
悪夢である炎を扱う

…これ、邪剣?魔剣?どっち?


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