転生したら悪魔と友達になった件 (黒音195(kurone))
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歩いてたら死にました。嘘じゃないよ!

あらすじにもある通り、ロスト探索者を使って書いていきます。ネタバレやだよ!!って方はブラウザバックして他の方の転スラ作品をご覧下さい。


私は・・・死んだんだ・・・衰弱死かぁ・・・今って霊体みたいなやつなのかな?もしかして、この姿が見えたらお姉さん驚かせられるかな?

 

 

確認しました。驚愕者を獲得。成功しました。

 

 

お姉さん脱出出来たかな・・・それと、ちゃんとポケット確認してくれたかな・・・飴玉入れといたんだけど・・・

 

 

獲得しました。錬成者を獲得。成功しました。

 

 

それにしてもあの場所なんだったんだろ・・・全然分からなかった・・・教えて偉い人・・・

 

 

確認しました。賢人を獲得。成功しました。続いて、賢人を大賢人に進化します。成功しました。

 

 

それよりあのお兄さんに隠れて色々するの楽しかったなぁイタズラも捗ったし!

 

確認しました。隠密者を獲得。成功しました。続いて、隠密者と驚愕者を統合し、悪戯者へと進化します。成功しました。

 

 

・・・転生するならちょっと冒険してみたいなぁ。それにもっと飴玉食べたい。

 

確認しました。捕食者を獲得。成功しました。

 

 

捕食って・・・随分物騒な・・・そういえばお姉さんに御札預けっぱなしだったなぁ・・・まぁ、脱出するのに必要だったか・・・欲しかったなぁ。今度からは欲しいものは奪い取ろっかなぁ

 

 

確認しました。略奪者を獲得。成功しました。

 

続いて、転生に必要な肉体の生成を開始。

 

肉体?肉体ってなに?私は霊体だよ!死んでるよ!

 

 

確認しました。精神体を作成。肉体が存在しないので固定で幽霊族になります。幽霊族の固有スキルは物理攻撃無効、状態異常無効、熱変動耐性EX、不可視化です。

 

 

そりゃ幽霊は見えない方がいいよね・・・てか幽霊で捕食って・・・それどこのフ〇ンテ・・・まぁいいや・・・もうちょっと寝よ・・・

 

 

 

 

 

 

 

「んぅ・・・ここは・・・」

 

 

解、北方にある氷土の大地です。

 

 

「寒っ・・・くない・・・なんで?」

 

 

解、熱変動耐性のスキルがある為、寒冷、炎熱に耐性があります。

 

「ほへぇ・・・」

 

 

告、強大な魔素を持った人物が近づいています。

 

 

「えっ・・・ど、どどどどうすればっ!?というか魔素って何!?」

 

 

魔素は魔物にとって、必要不可欠なものです。そして、今近付いてる危機の回避方法は、ありません・・・

 

 

「ヴェッ・・・転生早々、また死ぬのか・・・やだなぁ・・・」

 

 

ギィ「誰が死ぬって?」

 

「そりゃあ私ですよ・・・転生したばっかりなのにこんな仕打ちなんてあんまりだ・・・って・・・え?」

 

 

ギィ「よぉ、転生者って言うのは珍しいな。しかも幽霊族か、レアなのを引いたな」

 

 

「あ・・・死んだ・・・」

 

 

ヴェルザード「口を慎んでくださいね、幽霊でも存在消しちゃいますよ?」

 

「やめてください死んでしまいます・・・もう死んでるんですけど・・・」

 

ヴェルザード「口を慎めと言ったのが分からなかったかしら?」

 

「ご・・・ごめんなさい・・・」

 

 

ギィ「さて、転生者、てめぇはなんでここに居るんだ?」

 

 

「えっと・・・わからない・・・です・・・気付いたらここに居ました・・・」

 

ギィ「・・・転生先がここか、難儀なもんだ・・・」

 

 

「えっと・・・その・・・あ、飴玉ならあります!なので許してください!!」

 

 

ギィ「なんだこれは・・・てめぇが元いた世界の食いもんか?」

 

 

「そ、そうです!あげますので許してください!!」

 

 

ギィ「・・・ん、意外とうめぇな、これ・・・」

 

 

ヴェルザード「・・・(霊体なのに何処から出したのかしら・・・)」

 

 

「そ、それでは私はこれで!!」

 

 

ギィ「待て、てめぇ少し面白いな、もう少しここにいろ」

 

 

ヴェルザード「ギィ!?」

 

 

「えっ・・・いいん・・・ですか?」

 

 

ギィ「そう聞こえなかったか?」

 

 

お姉さん・・・どうやら私は最悪の存在と出会ってしまったようです。



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魔王と竜種は幽霊に餌付けされたらしいです


にちは!あっしです!多くは語りません!


ギィと知り合って2年の月日が経ちました。え?端折りすぎ?面白いこと無かったですもん・・・あったとすればヴェルザードにスキルや魔法を教えてもらったくらいですよ。あと少しだけ耐性が増えました・・・その代わり私は、ギィとヴェルザードに自分のポケットに入っていた飴を渡し続けてます。けどそろそろ在庫が無くなってきました・・・

 

告、ユニークスキル「錬成者」で錬成出来ます。実行しますか?

 

スキルについてはヴェルザードに教えてもらった。ギィは教えてくれなかった・・・けどそういうもんだと思い、私は聞こえてきた言葉にYESと答えればいいと思ってる。だから

 

「YES」

 

すると、手のひらに飴が出てきた。意外と願えば叶うらしく、飴を毎回錬成してる。そろそろ砂糖とか調味料とか錬成してお菓子作りを始めてみたい・・・

 

 

最近ギィ達魔王組は、気になる存在が居るらしく、その話題で持ち切り。なんでもその存在はスライムで、ジュラの森に自分の国を建国、発展させていて、クレイマン?とか言うギィ曰く雑魚の魔王の計画を何度も潰してるらしい。

 

何それめっちゃ気になる。と言ったら

 

ヴェルザード「幽霊でもそういうのは気になるのね」

 

と言われた・・・いや、気にならない方が可笑しい気がしますが!?そう思いつつ、次のワルプルギスは一緒に連れてってもらう様にギィにお願いした。

 

ギィ「別にいいが抱かせろ」

 

?抱くってなんだろ・・・ヴェルザードに聞いてみよかな・・・そう思い、ヴェルザードの方を向くと笑顔でこちらを見ていた。圧が強い・・・ギィが変なことを言うといつもこうなのだ。

 

「ギィ、いつも疑問に思ってるんだけど抱くって何?」

 

私がこう投げかけると、ギィは驚いた様子でこちらを見てきた。分からないことは聞くのが大事ってあなたが言ったんだよ??

 

ギィ「・・・そうか、分からないなら教えてやらないとな」

 

ヴェルザード「ギィ?この子に変なこと教えないでくれる?」

 

ヴェルザードは我慢の限界らしく、話に入ってきた。正直めっちゃ助かる・・・なんか凄い圧を感じるけど・・・もしかして喧嘩?

「ギィ、ヴェルザードとちゃんと仲直りしないとダメだよ?」

 

ギィ「は?どういう事だそりゃあ?」

 

あれ?喧嘩してる訳じゃない?じゃあどういう事だろ・・・これだからEDU6は・・・

 

ヴェルザード「私とギィは喧嘩してるわけじゃないのよ?」

 

あ、喧嘩してないんですか。それは良かった・・・この2人の喧嘩とか止められる自信無い。一応ヴェルザードやミザリー達に鍛えてもらってるけどそれでも1回も勝ったことはない。いや、この人達が化け物すぎるんだ・・・そうに決まってる・・・

 

ギィ「そういやお前の名前未だに決まってないな」

 

え?2年も考えてまだ決まってないんです?もしかしてギィはINT8ですか?アイデア40ですか?2年も失敗しまくってるんですか?やばいですね・・・というか名付けするなら早くして欲しい・・・




名前:無し
種族:幽霊族
加護:無し
称号:無し
魔法:氷
技能:
ユニーク「略奪者」「錬成者」「悪戯者」「大賢人」「捕食者」
アルティメット無し
エクストラ「物理攻撃無効」「状態異常無効」「熱変動耐性ex」「不可視化」「魔法攻撃耐性」「精神攻撃無効」


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可愛い子には旅をさせよっていうのは言い換えたらブスは家に引き篭れってことなのかな?

こんにちは、ボケーッと過ごしてたら1ヶ月経ちそうになってましたね・・・すんません。


どうして・・・こうなったのかな・・・

 

時を遡り1時間前・・・

 

 

「・・・え?魔国連邦?私なんかで大丈夫???というか何しに行くの?」

 

ギィ「何、お前でも出来る簡単な任務だ。そこにいる魔物達の主をお前の目で見極めてこい」

 

「・・・・・・・・・えっ?」

 

ギィ「言っちまえば敵情視察だ」

 

「えっ?私なんかで大丈夫なの?それ・・・いや、自由に動けるの私くらいしか居ないけど・・・ミザリーさんやレインはギィのメイドだし・・・」

 

ギィ「あぁ、断ればお前はここで消す事になる。よく考えて決めろよ?」

 

「あれ?選択肢が1つしかない・・・」

 

うぅ・・・ギィが厳しいよぉ・・・

 

ギィ「それに俺はお前だから頼んでるんだ。出来るな?」

 

「・・・はい、行ってきます・・・」

 

ギィ「あとお前、前世の名前はなんだったんだ?」

 

「?みりあだよ。言わなかったっけ?」

 

ギィ「ほぉ、ならお前はこれからもミリアと名乗るといい」

 

「っ!!」

 

 

ギィがそういうと、ギィから魔素が受け渡されてそのまま私は進化を始める。え?名付けで進化って出来るの!?

 

「告、個体名ミリアが進化を開始。幽霊族から悪霊族へと進化しました。続いて、スキルの進化を開始します。略奪者、悪戯者、更に大賢人を統合し進化させます。成功しました。大賢人はアルティメットスキル、道化之王(ロキ)へと進化しました。

 

続いて、新たなスキル取得を開始します。個体名ミリアはスキル、「騒霊者」を獲得。成功しました。以上で進化を終了します」

 

 

ほへぇ・・・進化って新しいスキル取得するんだ・・・

 

ギィ「終わったか?ならさっさと行ってこい」

 

ミリア「・・・やっぱりギィって厳しい・・・」

 

 

そんな愚痴を呟きながら、私はギィ達の住まう氷土の大陸からジュラの森へと飛んでいく・・・ミリム(本人に会った時にそう呼んでいいと言われたので呼び捨てにしてます。)みたいに速く飛んでいける訳が無いのでふわふわと・・・風の向くままに・・・幽霊最高じゃない・・・?

 

 

そんな事を思いつつ、30分も掛からずにジュラの森に着いてしまった・・・

 

 

 

そして空中浮遊してたら樹妖精が目の前に現れてそのまま魔国連邦にある執務室に連行されたのだ・・・

 

 

 

それで、現在に至るという訳です・・・まぁ、抜け出そうと思えば簡単に抜け出せちゃうんだけど・・・別に騒ぎ起こしたい訳じゃないから大人しく連行されてるんですがね・・・というか目の前に居るのが魔国連邦の主?どう見てもスライム・・・ダメだ、ギィの魔素量に慣れてるからか魔素量が多くても全然驚かなくなってる・・・

 

 

リムル「それで、お前は何をしにここに来たんだ?」

 

ミリア「え、いや、空中浮遊してたらそこの樹妖精に捕まって連行されてきただけなんですが・・・」

 

リムル「えっ、じゃあここには偶然来たってことか?」

 

あれこれ色々と不味いのでは・・・これで返事間違えたら私の目的が達成出来ないし、正直に言ったら樹妖精が怒られてしまうのでは・・・?詰んでない?

 

 

ミリア「実はここ、ジュラの森で国を作ってると風の噂で聞いて上空から見てたんですよ。そしたらそちらの樹妖精さんに連れられるままここに来てたんですよねぇ・・・」

 

あれ?言ってること大分クズでは・・・?気の所為だよね・・・?




名前:ミリア

種族:悪霊族

加護:無し

称号:無し

魔法:氷結魔法、魔力操作系

技能:
ユニーク「錬成者」「捕食者」「騒霊者」

アルティメット「道化之王」

エクストラ「物理攻撃無効」「状態異常無効」「熱変動耐性ex」「不可視化」「魔法攻撃耐性」「精神攻撃無効」


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