チートを得たFateオタクの転生幻想入り (野良ノルス)
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一章 幻想郷
一話 転生と幻想郷


記念すべき第一話!
初心者なので、コメントでアドバイス等して頂けると嬉しいです。


唐突だが、俺は死んだ。恋人を庇って車に轢かれて、ぽっくりだ。

俺には一つ、憧れている物があった。Fateと言う作品に存在する、英霊と呼ばれる者達だ。

彼らは皆、磨かれた技術と無二の相棒とも呼べる宝具を使い、万能の願望機である聖杯を得る為に互いを殺し合った。

 

儚くも、美しく散っていった英霊達。そんな人達に俺は憧れた。

英霊になるために、俺は必死で肉体を鍛え、fateに登場する再現可能な技を全て模倣した。全力で人助けをしたりもした。

 

しかし、そんな人生も、出血多量で幕を下ろした。

 

 

 

 

 

はずだった。

 

 

 

 

 

何故か、生きている。

足には地面を踏み締める感覚があり、心臓の鼓動もはっきりと感じる。

車に轢かれて有り得ない方向に曲がっていた骨も元通りだ。

目を開くと、そこには一人の少女が浮いていた。

桃色の髪に紅い瞳をした、日本のモデルも顔負けの美貌を持つ少女だ。

 

「あら、起きたみたいね。ご機嫌よう、衛宮切正(えみやきりまさ)。死んだのに死んでない気分はどうかしら?」

 

何故この少女は俺の名前を知っているのだろうか。まぁどうでも良いが。

気分はまぁ、ぼちぼちと言った所か。違和感こそあるが。

 

「あらそう。もっと慌てるかと思ったけど、案外物分かりが良いのね。」

 

そんなことより、俺は名乗られてない。あんたは誰だ?

 

「そうだったわね。・・・・・・私の名前は西行寺幽々子。冥界にある白玉楼の主人で、死者の魂を管理している者よ。」

 

白玉楼、死者の魂・・・・・・。なるほど全くわからん。

 

「そうでしょうね。むしろ分かってる方が怖いわ。」

 

で、なんで俺は生きているんだ?別に何かいい事してた訳でも無いんだが。

 

「貴方は自分の持つ力に気がついて無いのね。今や貴方は、誰の記憶からも居なくなってしまったの。」

 

誰の記憶にも無い?それはどう言う事だ?

 

「抑止力・・・・・・だったかしら?貴方の世界に存在するその機構の力で、貴方は忘れ去られたのよ。死を経てね。」

 

抑止力!?なんでそんな力が俺みたいな奴に働くんだ?

 

「さあ?でも、忘れ去られた事によって、貴方はこの世界、"幻想郷"へと導かれた。」

 

幻想郷って確か、忘れ去られた者達の場所だったか?

 

「あら、意外と詳しいのね。・・・・・・知っているなら話が早いわ。貴方にはそこに転生してもらいます。」

 

転生?急だな。別に構わんが。

 

「そうよ、もう一度生を謳歌出来るだけ、ありがたく思う事ね。」

 

この人とは、またどこかで会う事になりそうだな。

 

そんな予感と共に、俺の意識は幻想郷へと運ばれた。

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

吹き荒ぶ強風と妙な浮遊感に身を叩かれ、俺は目を開けた。

 

落ちている(・・・・・)

 

「うぉわああああああああああああ!」

 

 

ドゴォ!

切宗「何処じゃ?ここ。」

モブ妖怪1「グヘヘ、飯ガアルヨ!」

切宗「なんじゃこいつは!所謂妖怪って奴か?!」

どうする!?俺は何も戦う術持っとらんぞ!

モブ妖怪「オトナシクシテロヨ!」

切宗「出るとは思わんが、やって見よう!」

「王の財宝(ゲートオブバビロン)!」

グワン。

切宗&モブ妖怪「へ?」

出たよ。とんでもないチート引っ提げてくれたもんだなぁ。幽々子って人は。ギルガメッシュの宝具がマジに出るとは。人生捨てたもんじゃねぇな。

切宗「分を弁えろ、雑種。」

モブ妖怪「オ、オマエモオドロイテタクセニ!」

キュンキュン!ドゴォーン!

切宗「はは、ははは。」

もう笑うしかねぇ。俺の意思で出したり消したり出来るし。俺はその場で試して見る。

切宗「果たして出るのか」

「約束された勝利の剣(エクスカリバー)!」

俺は手を上に上げて重みを感じた瞬間、その名を叫びながら振り下ろした。

ザン!ドォォォォォ!

切宗「 本当に出た、、、」

もう笑う気力もねぇ。宝具って英霊の象徴だよな?俺ってば、ギルガメッシュの宝具使えて、アルトリアの宝具も使えんの?そして暫く色々試して分かった事がある、、、

"俺は、全ての宝具を使う事が出来る!"

どうしてこうなる?なぁ、どうしてこうなった?まぁ宝具だから、オッケー!ただ考えて見よう、まずここが何処かも知らないのに宝具使えても意味無くね?と、ここまで考えた時、俺はあの幽々子って人が言ってた言葉を思い出した。

「幻想郷に送ってあげるわ。」

ここがその幻想郷とやら何じゃあねぇか?もしかしたら何か変な能力使う奴いるんじゃね?例えば、〜なのぜ口調の魔法使いとか、BBAって言ったら怒る賢者とか、やる気皆無の巫女とか、残念系現人神とか、庭師もやってる二刀流使いとか。とりあえず、人に会わなくちゃあいかんな、、

切宗「まず目指すは人里だ!レッツラゴー!」

[続]




2巻は早めに出したい!


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二話 探索と人里

2巻だお!
宝具問題!
訣別の時きたれり、其は世界を手放すもの
これの呼び方は?
答えは後書きです!


切宗「はぁー」

切宗は深々とため息を吐く。何キロ歩いたか、未だに人里は見えもしない。歩き続け、ついに痺れを切らしてとある宝具を出した。

切宗「神威の車輪(ゴルディアスホイール)!」

移動宝具といえばこれ。Fate/zeroに出て来る騎乗兵職、征服王イスカンダルの宝具。神威の車輪である。

切宗「ひゃっほー!」

常に遥かなる蹂躙制覇(ヴェアエクスプグナティオ)状態で使っているので雑魚妖怪程度なら蹴散らせる、

神威の車輪で飛びながら行ったら見つけた。あれが人里か。

切宗「さてと、どーしたもんかね〜。」

神威の車輪に乗りっぱで降りると怪しまれそうだし、、、旋回しながら降りるか。

ーーー人里にてーーー

人A「うお!馬鹿デカイ戦車だぞ〜〜!」

スタッ!バァァン!

切宗「ふぅー。ようやく着いたぜ人里ォ!」

しかし着いたは良いが、ある程度飯だの何だのを買わなくちゃあいけねぇし。ギルガメの黄金律が使えれば、、と思いつつ財布を開けると、大量の金貨で埋め尽くされていた。

切宗「え?」

俺ってさ、宝具以外も使えちゃうの?黄金律使いてぇなぁと思ったらこの金貨よ。スキルも使える?俺。

とりま飯食おう。

切宗「おっちゃん!かけうどん1杯!」

うどん屋「あいよー」

飯だァァ!

切宗「(メタ発言行くぜ!)20分後へ移動!」

ーーー20分後ーーー

切宗「美味かった〜!」

うどん屋「おい、300円ねー」

切宗「ほい。これしかねぇけど良いか?」

うどん屋「えぇ?!金貨!?とんでもねぇ!お返しするよ。」

切宗「いや、大量にあっから。」

と言って財布の中の大量の金貨を見せる。

うどん屋「おぉ、そうかい。なら遠慮無く、、、」

さて、腹ごしらえも済んだ事だし。もうちょっと探索すっかぁー。

切宗「何か目印になる物とかねぇかなぁ〜。」

と、言いつつ歩いてたら(聞き込み調査もしたぜ!)博麗神社なる場所があるらしいじゃあねぇか!

切宗「当分は、博麗神社に世話んなるかな。」

なんでも、博麗神社の主は妖怪退治の専門家つーらしく、その巫女さんに頼めば状況位はわかるかも!

切宗「よし!神威の車輪!」

気合いを入れて。

切宗「彼方にこそ栄えあり!いざ行かん!遥かなる蹂躙制覇(ヴィア、エクスプグナティオ)ォォ!」

妖怪退治の専門家いる神社なら、きっと妖怪がうじゃうじゃいる所にあんだろうなぁ〜。」

ーーー三分後ーーー

切宗「着いたぜ、神社ァァ!」

しっかし、思ったより風格あんなぁ〜。あ、巫女さんらしき人みっけ

切宗「あの〜すいません」

???「はい?何ですか?」

切宗「ここって博麗神社であってます?」

???「えぇ!?こ、ここは守矢神社ですが?」

は?

切宗「え?」

ドユコト?ここちゃうのん?えーと、ここが守矢神社なら、この人は、、、

切宗「えーと、東風谷早苗サンですか?」

早苗「はい!東風谷早苗です!」

なんと!あの残念系半神人、東風谷早苗さん!今思えば、この人なら行き方知ってんのちゃう?

切宗「博麗神社に行きたいのですけど、どう行けば?」

早苗「博麗神社ですか?それなら、、、」

 

 

 

 

 

(説明中)

 

 

 

 

切宗「有難う御座いました。では。」

早苗「あの!」

切宗「はい?」

早苗「また、今度は参拝に来て下さいね!」

切宗「また今度!」

うっしゃあ、行くぜ!

切宗「ヴィア、エクスプグナティオォォ!

目指せ博麗神社!

[続]

 

 




正解は、アルスノヴァです!
ソロモンの本当の第一宝具です!
ネタバレだったら土下座します!
次回 魔女っ子と神社!


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三話 魔女っ子と神社

三巻だぜ!
宝具問題!
招き蕩う黄金劇場
これの読み方は?答えは後書きっ!


切宗「目指せ博麗神社!」

てなわけで俺は一路博麗神社を目指していた。しかし、、休憩で神威の車輪を仕舞っている時、出そうと思ったのだが、、、、

切宗「あれ、神威の車輪(ゴルディアスホイール)が出ねぇ。」

そう、俺が移動に使っていた宝具、神威の車輪が出ないのだ。

切宗「こりゃ原因不明、歩くっきゃねぇな、、、」

そうして暫く歩いた。

ーーー五分後ーーー

切宗「もういっぺん呼んでみよう!神威の車輪!」

ドッゴォォォォン!

へ?

切宗「出てきた。」

ウッシャァァァァァァァァァ!

切宗「彼方にこそ栄えあり!いざ行かん、ヴィア・エクスプグナティオォォ!」

ってな感じで調子乗ったのが悪いのかねぇ。暫く走ってたら、妙な奴に絡まれたよ。

???「おい!なんだそのデカイ牛車は!」

切宗「なんか元気なの来たなぁ。お前誰?」

???「聞いてんのは私だ!」

んなの知るかよ。

切宗「俺は衛宮切宗。テメェも名乗れや。」

魔理沙「私は霧雨魔理沙。何処にでもいる普通の魔法使いさんだ!」

だから知るかよ。

魔理沙「取り敢えず、私と勝負だ!」

切宗「何故に?」

魔理沙「兎に角勝負だ!」

切宗「何でだよ!俺は博麗神社に用があんだよ!お子様は出る幕無しだ。しっしっ。」

ってな感じで調子乗っちゃうのが俺の悪い癖なのよ。

魔理沙「何だとォ〜?」

魔理沙「誰がお子様だこんにゃろぉ!もう怒ったぞ〜!最悪手加減してやろうと思ったけど、ここでぶっ飛ばす!」

切宗「あ〜もう!うっせえなぁ!上等じゃゴラァ!こっちの台詞じゃクソガキィィ!」

やっちった。

切宗「王の財宝(ゲートオブバビロン)!」

魔理沙「なんじゃその金ピカのぐにゃぐにゃは!」

切宗「せめて、散り際で俺を興じさせろ。雑種。」

そして30近くの扉から放たれた剣やら槍やら斧やら何やらが、雨の様に魔理沙に降り注いだ。

魔理沙「本気で殺す気か〜!もう喧嘩の範疇超えてんじゃね〜か〜!」

は?殺す言うたんお前やん。当然の処置だよ?

切宗「んな事知るかよ。」

切宗は一切手を緩めず放ち続ける。

魔理沙「うぉあああ!もう知らね〜ぞ!恋譜・マスタースパーク!」

魔理沙の放った虹色の光線が、飛んで来た武器達諸共焼き払う。

俺はと言うと、、、

切宗「己ぃ!貴様如きに本気を出さねばならんとは!」

もうキレちったぜ!

切宗「原初を語る。 天地は分かれ、無は開闢を言祝ぎ。 世界を裂くは我が乖離剣。 星々を廻す臼、天上の地獄とは創世前夜の終着よ。 死をもって鎮まるがいい、天地乖離す開闢の星(エヌマ・エリシュ)!」

切宗が放った深紅の嵐が、辺りを破壊しながら向かってくる。対する魔理沙も最高の一撃を放とうとしていた。

魔理沙「決めに来たか!ならこっちも答えなきゃな!魔砲・ファイナルマスタースパァァークッ!!」

魔理沙の放った虹色の光線と、切宗の放った深紅の嵐がぶつかる。一見互角だが、そうではなかった。

魔理沙「くっ!」

そう、魔理沙の放った虹色の光線が押し負け始めているのだ。

魔理沙「うおりゃァァァァァァッ!」

とてつも無い威力の大爆発が起き、辺り一帯を更地に変えていく。

そして、超エネルギーのぶつかり合いを制したのは、、、

切宗「勝ったのは、、、俺ですッ!」

切宗だった。

魔理沙はと言うと、、、

魔理沙「やられちったなぁ〜。ってあれ?めっちゃ怪我してたのに治ってるのぜ?」

何故か、怪我が治っている事に驚いていた。

切宗(いくら何でも死ぬこたぁねぇ。全て遠き理想郷(アヴァロン)の発動がコンマ一秒ずれてたら向こうが死ぬ所だったぜ。しっかし、飛んでもねぇ威力だな。エヌマ・エリシュは。)

切宗「おい魔理沙、博麗神社はこの先にあんだよな?」

魔理沙「おう。そっちであってるぜ。」

ようやくお目にかかれるな。博麗神社に。

[続]

 

 

 

 

 

 




正解はアエストゥスドムスアウレアです!
次回 巫女と賢者!
次の巻は早めに出したい!


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四話 巫女と賢者

投稿がだいぶ遅れてしまいすいません!
宝具説明
全て遠き理想郷(アヴァロン)
ランクEX
結界宝具
防御対象 一人
持ち主に不老不死と無限回復能力を付与する。真名解放で、持ち主をあらゆる干渉から守る宝具。


切宗「ようやく着いたぜ博麗神社!」

俺はようやく、この博麗神社に着く事が出来た。

魔理沙「霊夢〜いるのぜ〜?」

すると、紅白の巫女服を着た女性が出て来た。

霊夢「魔理沙?どうしたの、その服のボロボロ。そして、後ろにいるそいつ誰?」

魔理沙「まぁ、順を追って説明するのぜ。」

 

 

 

 

(説明中、、、)

 

 

 

 

霊夢「成程、道理で近くで馬鹿でかい大爆発が起きた訳ね。でも、、、魔理沙!あんたはいつも喧嘩っ早いのよ!何とかしなさい!その性格!今回はたまたま相手があれだったけど、民間人だったらどうすんの?!」

魔理沙「わ、悪かったのぜ〜。」

子を叱る親の図。

切宗「えっと〜、俺の事忘れてません?」

魔理沙&霊夢「あ。」

霊夢「悪かったわね、家の魔理沙が迷惑かけちゃって。で、今度はあんたの話を聞かせてくれる?」

う〜ん?まぁ、どうせ調べられりゃバレるしここで言っとくか。ただな〜、信じて貰えるかどうか。

切宗「っと〜良いんですけど、、、ちょ〜っとむずい話なんすよね〜」

霊夢「なるほど、訳ありね、あんた。」

切宗「Exactly!」

切宗が、指をパチン!と鳴らす。

霊夢「訳あり相手はこいつの仕事ね。スキマ妖怪〜?」

???「どうしたの霊夢?私を呼んだって事は、、、」

霊夢「そう、訳ありよ。こっちの男が、ね。」

切宗「おっす。」

紫「初めまして、私は八雲紫。大妖怪であり、幻想郷の賢者よ。」

切宗「俺は衛宮切宗です。よろしくお願いします。紫さん。」

魔理沙「私はどうすれば良いのぜ?凄い場違い感があるのぜ。」

紫「魔理沙は神社に行ってなさいな。」

魔理沙「任せるのぜ!」

紫「さ、立ち話もなんだし神社に行きましょう。」

切宗「魔理沙も神社にいるのでは?」

紫「まぁ、いいでしょう。」

霊夢「さてと。あんたの話を聞かせて貰おうかしら?」

切宗「えっとな、、、」

 

 

 

 

 

 

(説明中)

 

 

 

 

 

 

霊夢「あんたも外来人!?しかも、前世死んで転生済み?!どんなトンデモ人生歩んでんのよ!」

紫「もしかしたら、貴方にも程度の能力があるかもしれないわね、、」

切宗「なんスカ?その程度の能力って。」

紫「貴方に質問したいのですが、よろしくて?」

切宗「お〜う、急☆展☆開。いつも通りだぜ、ここは。いいすけど、その前に俺の質問に答えて貰おうか?」

紫「、、、はぁ〜。霊夢、説明してあげなさい。」

霊夢「なんで私があんたの指図で動かにゃならんのよ!でも良いわ。」

霊夢「程度の能力ってのは、この世界にある能力で、私は空を飛ぶ程度の能力で魔理沙は魔法を扱う程度の能力。程度って付いてるのは、それしか出来ないって言う一種の皮肉。」

切宗「懇切丁寧なご説明痛み入るぜ。因みに紫さんの程度の能力って?」

霊夢「あのねぇ、程度の能力は簡単に人には聞かないし言わないのがルール。」

切宗「そーなんすか。すんません。つーか、俺に質問したい事って?」

紫「貴方、どうやって魔理沙に勝ったの?それと、あれだけの爆発をどうして貴方も魔理沙も無傷なの?」

切宗「・・・」

こりゃ、俺の宝具の力を探ってやがるな。疑り深い事ご愁傷様。ただ、全て遠き理想郷《アヴァロン》や王の財宝《ゲートオブバビロン》を知られたら困るな。適当こく手もあるが、、、

切宗「これを使って。」

霊夢も紫も一瞬のうちに切宗の背後に出来た金色の門に驚いている

切宗「能力とかは伏せますよ?」

そう言うと、切宗は後ろの門を消した。

紫「じゃあ、貴方の程度の能力を見てみるわね?、、、何この能力?」

切宗「俺の能力はなんだったんですか?」

紫「Fateに関するあらゆる技術と道具を操る程度の能力、、、?詳細は分からないわ。」

へー、そう来たか。しかしそう言う事か。スキルや宝具を扱うのは あくまでその能力の延長線上と。

切宗「あの〜霊夢さん。」

霊夢「何?」

切宗「俺と、手合わせ願えますか?」

紫&霊夢「「え?」」




宝具説明
王の財宝(ゲートオブバビロン)
ランクE〜A++
対人宝具
最大補足 1000人
あらゆる宝具の原点が収納された蔵と鍵。
投稿頻度をもっと上げねば!
次回「襲撃と資格」


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五話 襲撃と資格 前編

今回は殆ど戦闘回です。
固有結界紹介
無限の剣製(アンリミテッドブレイドワークス)
ランクE〜A++
種別 結界宝具?
あらゆる剣を生み出す要素に満たされた剣の丘。


切宗「俺と手合わせ願えますか?」

霊夢&紫「「え?」」

場がし〜〜んと静まり返る。

霊夢「あんた、本気で言ってる?」

切宗「はい。」

霊夢「良いけど、神社破壊する気!?」

切宗「んな訳無いじゃないすか〜ちゃんと会場は用意しますから。」

霊夢「後悔しても知らないわよ?」

霊夢はお祓い棒と札を構える。

じゃあ俺は会場作るか。

切宗「体は剣で出来ている!」

霊夢「は?」

切宗「血潮は鉄で、心は硝子。幾度の戦場を越えて不敗。ただ一度の敗走もなく、たった一度の勝利もなし。担い手は此処に独り、剣の丘で鉄を打つ。ならば、我が生涯に意味は要らず、、、、」

技術が使えるのなら、こいつも!

切宗「この体は、無限の剣で出来ていた!!」

切宗から光が放たれ、辺りを光で塗り潰していく。

霊夢「何が起きたの?」

魔理沙「此処はどこなのぜ?」

切宗「個と世界。空想と現実。内と外とを入れ替え、現実世界を心の有り様で塗り潰す。魔術の最奥、固有結界。

無限の剣を内包する世界、無限の剣製(アンリミテッドブレイドワークス)!」

霊夢「つまり、これがその会場って訳ね?」

切宗「そう言う事だな。さ、始めようか。霊夢さん。札の手持ちは十分か?」

霊夢「そっちこそ、武器の貯蔵は十分かしら?」

切宗の薄いオレンジの瞳が、真紅に染まる。

切宗「思い上がったな、雑種。」

先に攻撃を仕掛けたのは、切宗だった。

20個の門から放たれた武器達が霊夢に降り注ぐ。

霊夢「なる、ほど。魔理沙が、あそこまで、ズタボロに、される訳よね。」

攻撃を防ぎつつも、霊夢は冷静に分析する。

霊夢「いつまで続けるつもり?霊符、夢想封印!」

霊夢の放った虹色の弾幕が切宗の武器を撃ち落とす。

切宗「チッ!雑種如きにこいつを使うのは気が引けてならんが、、、投影、開始。

霊夢の後ろに突如剣が生み出される。

霊夢(もしかして、これは、この世界の力?そう言えば、この世界を彼が作った時、こう言ってたわね、、、

『無限の剣を内包する世界、無限の剣製(アンリミテッドブレイドワークス)!』

無限の剣、、、、は!)

霊夢「この世界って、剣を生み出すのね?」

切宗「ほう、雑種にしては鋭い勘だ。だがそれがわかった所で、貴様に何が出来る?」

霊夢「これでも、巫女やってんでね!」

魔理沙「霊夢!加勢するぜ!」

霊夢「邪魔立て無用よ!魔理沙!あんたは一回こいつに負けてんでしょ?!」

魔理沙「だけど、二人の方が勝率は上がるんじゃないのぜ?」

霊夢「足は引っ張るんじゃ無いわよ?」

切宗「決めに来るか、、、」

霊夢「神霊、夢想封印 瞬!!」

魔理沙「魔砲、ファイナルマスタースパァァークッ!」

切宗「受け切ってやろう。I am the bone of my sword、、、熾天覆う七つの円環(ローアイアス)!」

切宗の出した花弁の様な盾が霊夢と魔理沙の最強の攻撃を受け止める。

霊夢&魔理沙「いっけぇぇぇぇぇぇ!」

切宗「機だな。この一撃、手向けとして受け取れ雑種。」

突如切宗が盾を解除して上に上がる。

霊夢&魔理沙「逃がすか!」

切宗「突き穿つ死翔の槍(ゲイ・ボルグ)!」

切宗が腕を限界まで引き絞って放った深紅の槍が、一条の流星となって霊夢&魔理沙の最強の攻撃を押し返す。

霊夢「退きなさい!」

魔理沙「なんでのぜ!?」

霊夢「あんたは防御技が無いんでしょ?!多分押し返されるわ。だから私が受ける。」

しばしの沈黙が流れ、、、、

 

 

 

 

 

霊夢が、言葉を紡いだ。

霊夢「夢想天生。」

その瞬間、霊夢はあらゆる物から浮いた(・・・)

 

 

 

勝ちを確信した切宗は気がつかなかった。自分の下にできた魔法陣に。

霊夢「神技、八方鬼縛陣。」

切宗「何!?」

切宗の下から生まれた光の柱が切宗を飲み込む。

勝ったのは、、、、

 

 

霊夢「私ね!!」

切宗「あ〜あ、やられっちたな〜。よっと。」

魔理沙「お前、なんで生きてるのぜ?!」

切宗「そいつは内緒だ。」

しっかし、俺とした事が霊夢さんの切り札すっかり忘れてたぜ。あらゆる物から浮いて無敵になる絶技、夢想天生を。

切宗「有難う御座いました。俺は、ひとまず人里に戻りますね。」

霊夢「いつでも来なさい!歓迎してあげるわ。」

[後編に続く]

 

 

 

 

 




めちゃくちゃ長くなりそうなので、前後編に分けます。
次回 「襲撃と資格 後編」!


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六話 襲撃と資格 後編

後編です。今回はvs紫ですね。
宝具問題!
紅蓮の聖女
これの読みは?
答えは後書きっ!


切宗「俺はひとまず人里に戻りますね。」

霊夢「いつでも来なさい!歓迎してあげるわ。」

 

 

 

 

切宗「コソコソ何やってんすか?紫さん。」

紫「バレてたのね。」

切宗「何の用すか?」

紫「唐突で悪いのだけど、死んでくれないかしら?」

切宗「唐突過ぎるな〜。もう少し段取りつーもんがあるっしょ。こうもど直球に言ってくれちゃうとねぇ〜。」

切宗の薄いオレンジの瞳が、真紅に染まる。

切宗「寛大な俺もキレちゃうぜ?」

紫「貴方の力は強大すぎるのよ。空想と現実を入れ替える技も、霊夢と魔理沙の全力の攻撃を押し返す程の槍も、ね。貴方の存在自体が、この幻想郷のパワーバランスを崩しかねないのよ。だから消えて貰わなければいけない。」

切宗「ほう、雑種如きが、この俺を消すとな。笑わせるのも大概にしろ。王たる俺が、貴様の様な雑種如きに、突き穿つ死翔の槍(ゲイ・ボルグ)も、はたまた無限の剣製(アンリミテッド・ブレイドワークス)さえも使う必要すらない。」

紫「嘗められた物ね。」

切宗「嘗められている?妄想するのも休み休みにしろ。嘗めているのでは無く、端から眼中に無いのだ。敵視と言うのは、自分と対等の者に向ける物であり、自分より遥かに格下の者に向ける視線などない。くれてやるのは、哀れみだけだ。」

30個もの門から武器が大量に降り注ぐ。

紫「無駄よ!」

紫の前に大量の目が付いた空間が生み出される。

すると、突如切宗の横から、自分が放ったはずの武器が出て来た。

切宗「何!?」

紫「これが、貴方の知りたがっていた私の程度の能力、境界を操る程度の能力よ。貴方の攻撃が私に当たるか貴方に当たるか、その境界を弄らせて貰ったわ。今、貴方は私に一切の攻撃を与える事は出来ない。むしろ自分に跳ね返って来るのよ?」

切宗「雑種風情が、小賢しい真似を!」

紫「廃線、ぶらり廃駅下車の旅!」

切宗「後悔しても、遅いぞ雑種!」

切宗は紫の後ろから出て来た電車に轢かれたかに見えたが、、、

切宗「投影、開始(トレース・オン)投影装填(トリガー・オフ)全投影工程完了(セット)、、、、是、射殺す百頭(ナインライブズ・ブレイドワークス)!」

いつの間にか迫っていた切宗の手には、巨大な斧剣が握られていた。

切宗「フッ。」

気が付いたら、その剣は、、、、振り抜かれていた(・・・・・・・・)

紫「いつの間に!、、、なんて言うとでも思った?」

切宗「何?!、、ゴハァ!」

紫「言ったでしょう?私に一切の攻撃を当てる事は出来ない、むしろ自分に跳ね返って来ると。悪あがきは楽しんだかしら?安心して死になさい。」

切宗「この俺を殺す?不可能だと断言しよう。」

紫「あっそ。」

ザス。

簡潔、しかし決定的な音が響いた。

紫「大口叩いた割には、意外とあっさり死んだわね。」

切宗「刺し穿つ死棘の槍(ゲイ・ボルグ)。」

紫「何!、、何て言うとでも思った?」

紫の前に、大量の目がついた空間が生み出されるが、深紅の槍は、その空間を貫通して、紫の胸を貫いた。

紫「かはっ。何故、攻撃が、通る、の。」

切宗「刺し穿つ死棘の槍(ゲイ・ボルグ)、狙ったら最後、確実に心臓を貫く呪いの槍。」

紫「何故、動ける。さっき、確実に、脳を、潰した、はず。」

切宗「答えは、十二の試練(ゴッド・ハンド)。命を十二個ストックし、自分が死んだ時に、十二回だけ何事も無かったかの様に蘇る宝具。」

紫「くっ、私が、こんな、死に方を、するなど。」

切宗「全て遠き理想郷(アヴァロン)。」

紫に刺さってた深紅の槍を切宗が抜いた。

紫「何故、助けたの。」

切宗「あんたに悪気はなかった。だから俺もあんたを殺さない。だが、俺も疑り深い性格でね。これで確かめさせて貰う。」

紫「何?これ。」

切宗「黒鍵。投げるために作られた剣だ。俺は今からあんたに背中を向ける。そして、あんたが俺にそれを投げれば、また刺し穿つ死棘の槍(ゲイ・ボルグ)をあんたに使う。とっとと始めっぞ。」

紫「貴方、本当に甘いのね。投げれる訳無いじゃない。貴方は私の命の恩人になってしまったのよ。良いわ、衛宮切宗。八雲紫の名の下に、幻想郷は貴方を歓迎します。」

切宗「じゃあ、聖剣約束された勝利の剣(エクスカリバー)の名の下に俺も誓おう。絶対に、民間人に危害を加えない最低限の能力行使しか行わないと。」

紫「その言葉が聞けて安心したわ。約束します、貴方には最大限の助力をさせて貰うわ。」

切宗「おぉ!まじか!じゃあ、こんなしょうもねぇ事頼んじまって悪りぃんだけどよ、、、」

紫「何?」

切宗「人里に、出来るだけしっかりした2階建ての家が欲しいだよ。」

紫「え?」

[続]




答えはラピュセルです!
Fate/Apocryphaのジャンヌ・ダルクの宝具です。
次回「闇少女と何でも屋」!


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七話 闇少女と何でも屋

宝具紹介
刺し穿つ死棘の槍
ランク B
種別 対人宝具
レンジ 2〜4
最大補足 一人
心臓を確実に貫く対人戦最強の宝具。


切宗「人里に、出来るだけしっかりした二階建ての家が欲しいんだよ。」

紫「え?」

切宗「無理だったか?」

紫「いや、出来ない事は無いけど、そんな物で良いの?」

切宗「あったりめぇよ!まぁ、今はこれだけかな。あんまり派手なのはダメですよ?出来るだけ民家っぽいので。」

紫「良いわ。明日までには用意します。」

おっしゃ!これで、何でも屋を建てれる!

切宗「そいつはありがてぇ!じゃ、俺は人里行くんで。」

紫「ご機嫌よう。」

紫はスキマに消えていった。

 

 

 

 

 

 

 

切宗「あ?誰かいる?何だあれ?、、倒れてんじゃねぇか!大丈夫か?」

???「誰ぇ〜?」

切宗「衛宮切宗。人間だ。」

???「人間〜?そーなのかー。人間かぁ〜。」

切宗「何、その塩対応!」

ルーミア「私はルーミア〜。よろしくぅ〜通りすがりの人間さぁ〜ん。」

切宗「だから、衛宮切宗だ!」

ルーミア「え〜。じゃあ、お兄ちゃんって呼ぶぅ〜。」

切宗「あ〜、もうそれで良いよ!」

ルーミア「兎に角ルーミアを日陰へぇ〜。死ぬぅ〜。」

切宗「はぁ?日陰?んな所自分で、、、」

ルーミア「ダメ?」

切宗「うっ。しょ、しょうがねぇなぁ。」

日陰つっても、、、あぁもう!

切宗「体は剣で出来ている!」

ルーミア「何するのぉ〜?」

切宗「血潮は鉄で、心は硝子。幾度の戦場を超えて不敗!ただ一度の敗走も無く、たった一度の勝利も無し。遺子はまた一人、剣の丘で、細氷を砕く!けれど、この生涯は未だ果てず。偽りの体は、、、、」

俺の間違いじゃ無けりゃ、こっちの方は、、、

切宗「それでも剣で出来ていた!」

ルーミア「わぁ!」

切宗「当たってたな。プリヤ士郎の無限の剣製は、星も無い真っ暗な荒野。つまり、巨大な日陰って訳だ。」

ルーミア「ふぅ〜。ルーミアはね、日光に当たってると、力が全然出ないの。」

切宗「そうだったのか。」

成程、究極の夜行性と。

切宗「ツーカ、もうこれ切って良い?普通のよりも魔力ガンガン使うんだけど。」

ルーミア「そーなのかー。うん、良いよ!」

すると、ルーミアが黒い半透明の球体に覆われた。

切宗「それ何よ。」

ルーミア「闇ぃ〜。」

切宗「それがお前の程度の能力か。」

ルーミア「うん!」

切宗「お前それ絶対内側から何も見えないタイプのやつだろ。」

めちゃくちゃ明後日の方向見てたぞ。

ルーミア「何故それを!」

切宗「いや、そうでも無きゃ、こんな至近距離で俺と全く違う方向見る訳ねぇじゃねぇかよ。」

ルーミア「うぅ〜。じゃあ手繋ご!お兄ちゃん!」

切宗「はぁ!?おま、それは、、、」

いや俺がロリk(うっうん)変なやつみたいに思われるじゃねぇか!ってあれ?お兄ちゃんって呼ばれてっから、、兄妹みたいに見えるのでは?

切宗「しょうがねぇなぁ。あんま変な事すんなよ?」

うp主(その後起こった事は、、、まぁ、お察し下さい。)

ーーー次の日ーーー

紫「はいこれ、約束の物よ。」

切宗「おおおおおおおおおおおおおおおおお!中々良いじゃねぇすか!」

やばいやばい。一瞬だけ某ヘタレ王子になっちまってたぜ。

紫「うふふ。喜んで貰えて何より。それより貴方、、何で宵闇の妖怪を連れてるの?」

切宗「えぇとですね、紆余曲折ありまして、、、」

紫「出来ればその紆余曲折の中身を教えてほしいのよねぇ〜。」

切宗「むぐっ。それはですね、、」

 

 

 

 

 

 

(説明中、、、)

 

 

 

 

 

紫「ふふふ。出会いがあったようで何より。じゃあ私はお暇させて貰うわね。」

切宗「またいつでも来てくだせぇ。」

 

 

 

 

 

切宗「さぁてルーミア!諸々の準備、とっとと片付けっぞ!」

ルーミア「おー!」

ーーー四十分後ーーー

切宗「出来たぜ!"Fateオタクの何でも屋"!」

ルーミア「イェーイ!かぁーんせー!」

[二章に続く]

 

 

 

 

 




暫く休載します!(オリジナル小説が書きたい。)
次回、「初仕事と紅い霧」!


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二章 紅霧異変
八話 初仕事と紅い霧


お待たせしました!
二章 紅霧異変、スタート!



切宗「さぁ、開店だ!Fateオタクの何でも屋!」

ルーミア「イェーイ!かぁんせぇーい!」

この俺の全力を振り絞って作った、いかにも良い感じの何でも屋だ!

営業時間は9:00〜18:00!ルーミアは基本住み込み!定休日は毎月第三水曜日!それ以外は基本年中無休!正月、夏、冬休みありの(ルーミアは)、寛大な店だぜ!

 

 

ーーー三十分後ーーー

切宗「暇だな。」

ルーミア「だねぇ〜。」

俺とルーミアはFate/Apocryphaをやりながら暇を持て余していた。

切宗「ふぉうぇぇぇい。」

ルーミア「〆※€£€&€__€』"£'€$〒々『$€#¥@% £$€|§}{]><€^〜」

二人とも奇怪な声を出しながらFate/Apocryphaのバッドエンドを見ていた。

うp主「いや、ルーミアだけ奇怪すぎんか?」

切宗「うぇい。」

うp主「うぇい。」

切宗「ってノリで挨拶したけど誰よ。」

うp主「人間です。」

切宗「見りゃわかるわ。」

カランコロン♪

うp主「じゃあな切宗〜」

切宗「誰だったんだあいつは、、、」

ルーミア「さぁ?」

人間A「おい!ここがなんでも屋か?」

切宗「そっすけど?」

ルーミア「どしたのぉ〜?」

人間A「人里に、、人喰い猿が出たぁ!」

切宗「はぁ?!」

 

 

 

 

(説明中)

 

 

 

 

切宗「人里の最南端だな?ちっ。距離があるな、、被害を出さないように!神威の車輪(ゴルディアスホイール)!」

いっけぇぇぇぇぇ!遥かなる蹂躙制覇(ヴィア・エクスプグナティオ)ォォォォォ!

 

 

 

 

 

 

 

 

人喰い猿「子供と女を出せ!そうすりゃテメェらz」

切宗「ドラァァァァァァァァッ!」

(ボゴォ!キュン!ドガァアン!)

人喰い猿「何って事しやがるこのクソガキガァ!」

切宗「あ〜あ、ワタクシ猿語ワッカリマセン。」

人喰い猿「舐めやがって!グルオァァ!」

切宗「、、、最後に会えたのが俺で良かったな狂犬。、、、、刺し穿つ死棘の槍(ゲイ・ボルグ)。」

切宗の放った深紅の槍が人喰い猿の心臓を穿った。

人喰い猿「えぇ、なんれ?ゴヘアァ!」

(ドサァ。)

切宗「こいつどうします?煮る?焼く?消す?」

人間A「いや、処分はこちらでする。」

切宗「あっそ。、、、あ、そうだ。依頼料貰ってねぇじゃん。まいっか。黄金律あるし。」

 

 

 

 

 

(帰宅中)

 

 

 

 

 

切宗「たd〜。」

ルーミア「TDIM〜」

んじゃ寝るか〜。

切宗「ほんじゃおやすみルーミア〜。」

ルーミア「おやすみ〜!」

ーーー次の日ーーー

切宗「ふわぁぁぁあぁぁぁぁ。おはのようルーミアぁ〜?」

ルーミア「おはよ〜。」

ん?朝なのに暗くなってく?

切宗「何が起きてるんだ?」

人里、いや幻想郷が、紅い霧に覆われた。」

霊夢「緊急事態よ!」

魔理沙「お迎えに来てやったぜ切宗!」

切宗「二人がきたって事は、異変だな?この紅い霧は。さて、、、準備万端だぜ!よし!行くか!」

一瞬で服を用意した。

女性陣「おー!」

[続]




切宗の何でも屋はこれから先も色々なトラブルに巻き込まれて行きます。
次回「門番とメイド」!


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九話 門番とメイド 前編

これからは章の合間に幕間(番外編)挟むかもしれません。



切宗「よし!行くか!」

女性陣(霊夢を除く)「おー!」

ーーー紅魔館sideーーー

???「良いのですか?お嬢様。これほど大規模な事をすれば、博麗の巫女に感づかれますよ?」

???「それがいいんじゃないの。博麗の巫女さえ倒せば、後は私達の思い通りよ。」

???「承知しました。では、私は門番を叩き起こして来ます。」

???「優しくやって上げなさいな。」

???「、、、は。」

ーーー切宗sideーーー

さてと、こりゃ手練れだな。。螺湮城教本(プレラーティーズスペルブック)で作った海魔を偵察隊よろしく送って見たら、、(本当は死ぬほど使いたくない。)見事に全員破壊。それも打撃で。

切宗「向こうにゃ多分門番がいるな。それも打撃の達人。」

霊夢「肉弾戦はあんまし得意じゃ無いんだけど?」

切宗「ここは、俺にまっかせなさぁ〜い!」

因みに移動手段、俺 神威の車輪(ゴルディアスホイール)、霊夢さん 自分の能力、魔理沙 箒、 ルーミア 謎のアレ。って感じだな。

ルーミア「わー、大っきいぃ〜。」

ルーミアの言う通り、滅茶苦茶デケェ洋館だな。

切宗「ほーれ、いたぜ門番って、寝てるじゃん!」

なんだこのガバガバセキュリティは、、

???「痛!へ?何処から!?」

切宗「ッ!」

まずいな、、向こうは時間操作系の能力者がいる。

切宗「この見るからに打撃一点特化野郎は俺がやる!テメェら全員中に入れ!」

???「打撃一点特化野郎とは酷いですね!遠距離攻撃は近距離攻撃を極めてこそですよ!」

切宗「あっそ!!」

(ドゴォ!)

???「ッ!!(何?!まるで、何十年もそれだけを極限まで極めて来たような、迷いの無い一撃!)」

切宗「近距離相手にゃ近距離っしょ!」

種明かししとくと某愉悦神父の『マジカル☆八極拳』な。

???「お名前を伺っても?」

切宗「衛宮切宗。そっちは?」

美鈴「私は紅美鈴(ホン・メイリン)。お見知りおきを。」

切宗「使ってる拳法は?」

美鈴「主に太極拳ですね。そちらは?」

切宗「八極拳。」

美鈴「そうですか。しかし、私も門番。誰も通さない義務があります!セヤァッ!」

切宗「オラァ!」

二つの拳がぶつかり、大気を震わす。

切宗(何て威力だ!アホ強ぇじゃねぇか!」

美鈴(この破壊力!一発ぶつけただけで手が痺れた!)

(ドガァ!バキィ!ズドォ!)

二人は、無言でひたすら殴りあい続けた。

[続]

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

切宗「いや、勝手に終わらせんなよ。(メタっちまったZE☆)」

美鈴「ハイ?」

切宗「いい加減決着つけねぇか?」

美鈴「ですね。」

切宗「(バーサーカー並の筋力に、愉悦神父の八極拳を混ぜた、最強のグーパンだ!)行くぞ!」

美鈴「いつでもどうぞ?」

二人が、一斉に出た。

切宗「ウラァ!」

美鈴「気符・地龍天龍脚!」

いやはや、こいつ、本当に丸腰で攻撃を喰らうと思ってやがったか。

美鈴の放った脚蹴りは、切宗の脇腹数センチの地点で止まり、切宗の拳は、美鈴の頬にクリーンヒットした。

美鈴「ゴハァ!」

(キュン、ドゴォォン!)

切宗「俺の勝ち、、、だな。ツーカ、外壁ぶっ壊しちまったな。」

さて、中のお仲間さん達と合流しねぇとな。

切宗「お邪魔しまーすって、、ッ!?」

全、、滅?、、、チッ!例の時間停止野郎か!

???「ようこそ、紅魔館へ。」

階段の踊り場に立っていたのは、、、銀髪の少女だった。

[続]




如何でしたか?次回はvs咲夜!時を止め合う超スピード戦をお楽しみに!
次回!「門番とメイド 後編」!


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十話 門番とメイド 後編

〜これまでのあらすじ〜
突如幻想郷を覆った謎の霧。
その元凶を止めるべく、切宗達は「紅魔館」と呼ばれる
巨大な洋館に向かった。
切宗が門番 紅美鈴との戦いに勝利し、館に入って見た光景は、、、
ナイフを構えて階段の踊り場に立っている銀髪の少女と、
傷だらけで気絶した霊夢達だった。




???「ようこそ、紅魔館へ。」

切宗「よう。俺の仲間を散々痛め付けてくれやがったのはテメェか?」

???「えぇ。」

切宗の瞳が真紅に染まる。

???「しかし、彼女と戦って良く勝ち残りましたね。」

切宗「当たり前だ。王たる俺が、あの程度の雑魚、羽虫を叩き落とすよりも簡単だ。」

???「(口調が変わった?高圧的と言うか、傲慢と言うか。腹が立って来ましたね。)そうですか。」

切宗「貴様はとことん不敬だな。王の眼前で膝をつく事もなく、名乗りさえもしないとは。」

???「他人に名乗らせる時は、自らが名乗りを上げてから言う物ですよ?((怒」

切宗「衛宮切宗だ。殺す前に覚えて置いてやろう、貴様の名は?」

咲夜「十六夜咲夜。死ぬ前に覚えて置いて下さい。」

切宗「ほう?ならば精々、足掻き様でこの俺を興じさせてくれよ?」

咲夜「態度を改めて再訪問願います!」

切宗「断る。仲間を散々ボコボコにしてくれた礼は、たっぷりしなければならん。」

咲夜「そうですか。ならば、永遠に来ないで下さい。幻世・ザ・ワールド!

切宗「!?」

瞬間、幻想郷の時が止まった(・・・・・・・・・・)

咲夜「私だけの時間。幻想郷の賢者でさえも、能力を使わなければ脱出不可能の時間の牢獄。」

咲夜が投げたナイフが、切宗の眼前に大量に止まる。

咲夜「時は、動き出す。」

切宗「そう言う事だと思ったぞ、雑種。だが、その程度の小細工は相手を選んでからするんだな。虎よ、煌々と燃え盛れ(アンフェル・シャトー・ディフ)。」

切宗が消え、全てのナイフが叩き落とされる。

咲夜「ッ!?(そんな、向こうには時間干渉系能力者はいないはず!)」

切宗「勉強が足りなかったな雑種!(エドモン・ダンテスの宝具、超高速思考を無理矢理身体に反映させる事で時間を停止させたかのような光速移動が出来る、虎よ、煌々と燃え盛れ(アンフェル・シャトー・ディフ)だ。こいつはスピード感溢れる戦いだな。因みに、こっちの武器は黒鍵だぜ。)」

片方が消え、館内には、ナイフがぶつかる音と、服が裂ける音だけだった。言葉は要らない。二人は、共通してそれだけを考えていた。

咲夜「幻葬・夜霧の幻影殺人鬼!!

切宗「ふうぅッ!(能力のおかげで、黒鍵の残数を気にしなくて良いのが救いだな!)」

咲夜「中々の強さですね!ですが、さっさとケリを付けさせて頂きます!」

切宗「奇遇だな!俺も同じ事を考えていた!」

咲夜「ラストワード、、、」

切宗「原初を語る。 天地は分かれ、無は開闢を言祝ぎ。 世界を裂くは我が乖離剣。 星々を廻す臼、天上の地獄とは創世前夜の終着よ。 死をもって鎮まるがいい、、、」

しばしの沈黙が流れ、、、、、、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

両者が動いた。

 

 

 

 

 

咲夜「デフレーションワールド!

切宗「天地乖離す開闢の星(エヌマ・エリシュ)

咲夜は時を止めているが、切宗も、彼の放った深紅の嵐も止まらない。

咲夜「何故、止まらないの?!(あの男は、同じ時間停止で相殺して動いているのだろうけど。)あの深紅の嵐は止まるはず!」

切宗「無駄だ。天地乖離す開闢の星(エヌマ・エリシュ)は強力な時空断層を生み出しているのだ。時間を止めようが関係ない!なにせ時空を断つのだからな!(しかもヘラクレス並のパワーに『マジカル☆八極拳』の震脚でフルブーストかけてんだ。止まんねぇよ。)それと、たとえ全てのナイフを束ねたとしても、究極の一には届かない!」

咲夜(くっ。負ける!この私が!)

咲夜が投げた大量のナイフ諸共、深紅の嵐に飲み込まれ、そのまま紅魔館の外壁をぶち破って辺りの森を更地に変えた。

切宗(まぁ咲夜は無事だろうけどな。いやはや、切り札だねぇ。エヌマエリシュは。)

咲夜「な。何故傷が、、、」

切宗「こっちにゃ、あんたを殺す理由はねぇ。別に、回復したって良いじゃねぇか。」

咲夜「貴方は甘い人ですね。まさか敵すらも、はたまた、自らを殺そうとした者すら、そうやって助けるのですか?」

切宗「向こうが根っからの屑野郎でも無けりゃ。」

咲夜「では、私は死んだふりでもしましょうか?」

切宗「そーしてくれると助かるな。」

(バタリ。)

切宗「さってとっ、ほらー、オメェら起きろ〜?」

[続]

 




咲夜との戦いに勝利した切宗は、ルーミアと共に地下へ向かう。
そこで目にしたのは、所々無惨に破壊された巨大な部屋と、その中心で泣き叫ぶ金髪の少女だった。
一方霊夢と魔理沙は、異変の首謀者と遂に対敵する!
次回、「狂気と苦悩」!


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十一話 狂気と元凶

〜これまでのあらすじ〜
突如幻想郷を覆った紅い霧。
その元凶を止めるべく、切宗達は『紅魔館』に向かった。
館内で待っていた少女、十六夜咲夜を倒した切宗は、とりあえず別行動するべく霊夢達を起こそうとしていた。



切宗「おーい、起きろぉ〜。」

(ゲシゲシ)

ルーミアは優しく揺すり起こすが、霊魔理はゲシゲシ蹴られている。

霊夢「痛っ!なにしやがんのよ!」

魔理沙「ルーミアにだけ優しすぎなのぜ〜。」

ルーミア「おはよぉ〜。」

切宗「早速行動開始だ!俺とルーミアは地下に行く。霊夢と魔理沙は、このまま先に進んでおいてくれ。」

霊夢「あのねぇ、なんで私がほとんど部外者のあんたに指図されにゃならんのよ!」

切宗「お前らがボコボコにされたこいつに、俺は勝ってんだが?」

(ピクっ。)

魔理沙「???」

ルーミア「どしたの〜?」

魔理沙「いや、そこのメイドが動いた気がしたのぜ。」

切宗「気のせいじゃね?(危ねぇ、何動いてやがる咲夜ァ〜!)」

霊夢「ふん!出方を伺ってたら不意打ちくらって気絶してただけよ!」

切宗「他全員も?」

魔理沙「いや霊夢だけなのぜ。」

霊夢「うっ。」

切宗「まぁその辺は霊夢さんが放つ尋常じゃない巫女オーラのせいにしといて。さ、行動開始だ!」

うp主「あ、こっからは霊魔理sideと、切宗sideで切り替えてくから宜しく〜。」

切宗「またテメェか〜。今度は何の用だよ。」

うp主「いや、読者の皆様にメッセージをと思ってね。じゃあね〜。」

切宗「結局誰なんだよあいつは、、、あっ。扉だ!」

ルーミア「れっつぅらごぉ〜!」

(ガタン!)

切宗「うへぇ。(所々ボコボコって、、、やばいだろ、、)」

ルーミア「ねぇお兄ちゃん。あそこに誰かいるよ?」

切宗「え?、、、あ、ほんまや。(何やあの金髪の女の子は。)」

中心で啜り泣く金髪の女の子がこちらを向いた。

???「今度は、お兄さんたちが、、、、、」

しかし、一瞬にして口元が吊り上がり、凄惨な笑みを浮かべた少女が、一言問うた。

フラン「フランノ新シイ遊ビ相手ナノ?」

切宗「あ、遊び相手だぁ?」

フラン「ソーダヨォ!」

炎の剣を一振りし、猛突進をして来た。

切宗「災禍なる太陽が如き剣(レーヴァテイン)!」

双方の炎剣がぶつかる。

フラン「タノシイ!オ兄サン簡単ニ壊レナイネ!」

切宗「意味不明な事吐かすなゴラァ!(本当誰だこいつ、、、)」

フラン「名乗ッテナカッタネ。私ハフランドール・スカーレット。ヨロシクネ!デモ、、、」

切宗「なんじゃい。(全て遠き理想郷(アヴァロン)よ、ルーミアに偉大なる加護を)」

フラン「スグニ私ガ壊スケドネ!!」

切宗「なら、俺が壊される前に此処を全部焼き滅ぼす!、、、星よ、、終われ、、、灰燼に帰せ!、、、、、、太陽を超えて輝け、炎の剣(ロプトル・レーギャルン)!!」

切宗の剣から迸った炎が辺り一体を焼き尽くす。

ーーー霊魔理sideーーー

(ゴォォン!)

霊夢「この地響き、、あいつら、また派手にやってるわねー、、、さてと、、あいつらが地下行ってる間に進むわよ!」

魔理沙「OKなのぜ!」

 

 

 

 

 

 

 

ーーー暫く移動中、、、ーーー

 

 

 

 

 

 

霊夢「絶対此処に何かがあるわ!!」

魔理沙「その根拠は?」

霊夢「勘よ!!!(断言)」

(ガタン!)

???「まさか本当にノコノコとやってくるとは、、、博麗の巫女も落ちたものね。」

霊夢「何ですって〜?!」

魔理沙「問答無用なのぜ!」

???「ふ、ふふふ、、、、残念ながら貴方達に勝機は無いわよ。、、かかって来なさい!」

霊魔理「言われなくとも!」

[続]

 

 

 




ついに現れた異変の元凶、レミリア・スカーレッド。
そして勝負を仕掛ける霊夢と魔理沙。
一方切宗達は、フランと共に一気に駆け上がって行く!
次回は初の「〇〇と〇〇」じゃないやつです!
次回、「狂気vs狂鬼」お楽しみに!


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十二話 狂気vs狂鬼

オリ宝具初登場!!
ーーーこれまでのあらすじーーー
地下に向かった切宗達は、狂気に駆られる謎の少女フランドールスカーレッドと出会う。
一方霊夢と魔理沙は異変の元凶に出会う。
二つの場で、戦いが始まろうとしていた。


切宗「太陽を超えて輝け、炎の剣(ロプトル・レーギャルン)!!

切宗の剣から迸った炎が、周囲に輝き、、、

刹那、全てが炎に飲まれた。

ーーー霊魔理sideーーー

霊夢「何?!この揺れ!」

???「!?」

魔理沙「地下からなんか来るのぜ!」

霊夢達が元いた場所が火柱に飲まれた。

幻想郷の誰もが、その巨大な火柱を見た。

瞬間切宗はこう思った。

(やべぇ後で紫さんにぶっ56されるッ!終わたッ!)

それと同時に、紫はこう思った。

(帰ってきたら切宗を一発シメてやろっと。((笑顔で握り拳)

切宗「で〜?なんで太陽を超えて輝け、炎の剣(ロプトル・レーギャルン)喰らって無事なんだよ!不死身か?!」

フラン「アツイアツイアツイアツイアツイアツイアツイアツイアツイアツイアツイアツイアツイアツイアツイアツイアツイアツイアツイアツイアツイアツイアツイアツイアツイアツイアツイアツイアツイアツイアツイアツイィィィィィィィィィィィィィィィィ!!!!!」

切宗「前言撤回。全然無事じゃねぇわ。体が大丈夫でも頭イカれてるわ。」

フラン「アツイアツイアツイアツイアツイアツイアツイアツイアツイアツイアツイアツイアツイアツイアツイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィ!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

うp主「おい、黙ってろよ、、、少しはよォ、読者の気持ちも考えろや外道ォッ!」

切宗「は?」

うp主「全てを凍らし、全てを止めろ!地より出る氷棘の戒め(クレイ・アイギス)ッ!!

謎の男が出した長剣が床に刺さり複雑な魔法陣が展開される。

切宗「え?」

フラン「エァァウェ?」

魔法陣から出てきた氷の蔓がフランを絡め取る。

フラン「ツメタイツメタイツメタイツメタイツメタイツメタイツメタイツメタイツメタイツメタイツメタイツメタイツメタイツメタイツメタイィィィィィィィィ!!!エアァオウイアエウウウウェオアオアァァァァァァァァァァァ!!!」

うp主「shut up(黙れ)。」

フラン「カッ!」

フランが、氷の蔓の束に胸を貫かれた。

切宗「なっ。あんな一瞬で?!」

うp主「かっこいいっしょ?欲しけりゃやるよ?」

謎の男が懐からもう一本出した。

切宗「おぉサンキュー。でさぁ、ずっと気になってたんだけど、、、」

うp主「何だい?」

切宗「あんたの名前ってなんやねん。」

うp主「そこ気になる?」

切宗「おう。」

うp主「僕の事は、うp主って呼んで下さいな。FGOで言うとこの、マーリンみたいなやつと思ってくれれば良いさ。」

切宗「つまり、ろくでなしと思えば良き?」

うp主「うむ、その認識で構わんよ。じゃ、僕はこの辺で。」

切宗「じゃあな、、ってちょと待てちょと待て!マーリンと同じポジ?って事は、あいつ、現在全てを見通せる目を持ってるって事?」

ルーミア「お兄ちゃんどしたのぉ〜?」

切宗「いやなんでもねぇ。それよりも、お前無事、、、だよな。全て遠き理想郷(アヴァロン)の加護を受けて死んでる方がおかしいよな。ヨカッタヨカッタ、、、」

ルーミア「ふぁい?」

「ロス、、、」

切宗「あ?今なんか言ったかルーミア?」

ルーミア「言って無いよ?」

「コロス、、」

切宗「ッ!!ルーミア!下がれ!!」

ルーミア「え?」

フラン「コロスゥゥ!」

切宗「約束された(エクス)、、、、」

フラン「禁忌・レーヴァテイン!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

勝利の剣(カリバー)ァァァァァァッ!!!!」

フラン「へあ?」

(ザン!ズドォォォォォ!!!!)

フランが真っ二つになり、そしてそれ諸共消え去った。

ルーミア「こはっ。」

しかし、フランの剣は、ルーミアを貫いていた。

切宗「ルーミアァァァァァァ!!」

うp主「落ち着け切宗。ルーミアは死んで無い。」

切宗「え?」

うp主「自分で加護をつけといて忘れるとはねぇ、、」

切宗「あ、、全て遠き理想郷(アヴァロン)か。でも、俺をお兄ちゃんって呼んでくれてるルーミアを、俺は守れなかった、、妹を守るのは、兄として当然の事なのに、、、」

うp主「、、、これをつけとけ。」

切宗「これは?」

うp主「魔術回路模倣外装、手甲型。そのプロトタイプ。非常時にゃそれ使え。」

切宗「例えば?」

うp主「右腕の魔術回路を焼き切るほどの魔力を注ぎ込んでフランにグーパン喰らわすとか。」

切宗「な、なんでそれやろうとしてんのがわかったんだよ。」

うp主「今が分かれば未来もわかる。そう言うこった。ほいじゃ。」

切宗「はぁ。まいっか。よし、こうなりゃとことんやってやらぁ!」

フラン「キャハハハハ!!」

切宗「情緒不安定か、、よ!」

(ボゴ。)

フラン「ナンカ微妙ニ痛イ!」

切宗「痛!強度鋼かよ!!なら体をガチガチにするだけだ!うおおおおおおおおおおおおおお!」

突如、切宗の筋肉が盛り上がり、肌は鉄灰色になり、髪は黒く、さらに炎の様に逆立つ。

ヘラ宗「ウォオオオオオ!」

フラン「貴方誰!?」

ヘラ宗「ガルゥオオオ!」

目の前にいる巨人の体が何故か赤くなる。

巨大な斧剣を振り翳した巨人が猛突進してくる。

物心ついたばかりの少女が見たら絶対泣く光景である。

しかし、相手は吸血鬼。幼い外見をしていても中身は400歳超えのバケモンなのだ。

フラン「禁忌・カゴメカゴメ!」

ヘラ宗「グルォォォォォ!(是、射殺す百頭(ナインライブズ・ブレイドワークス)!×固有時制御ー九倍加速(timealterーnonupleaccel)!×虎よ、煌々と燃え盛れ(アンフェルシャトーディフ)!超加速だァァァァ!)」

フラン「キャハッ!」

フランが、バラバラになった。

切宗「ふぅ、やっぱ違和感あんなぁ。。」

フラン「キュットシテ、、、」

フランが急に両手を前に突き出し、切宗に手を向ける。

切宗「いきなりどないしはったんやこいつ。」

フラン「ドッカァーン!」

と言う言葉と共に手を思いっきり握った。

切宗「へばっ!」

切宗が、バラバラになった。

フラン「オ返シダヨ!コレガ私ノ程度ノ能力、「あらゆるものを破壊する程度の能力」ダヨ!」

場に静寂が訪れる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

人よ、神を繋ぎ止めよう(エヌマ・エリシュ)。」

 

 

 

 

 

 

 

 

フラン「ハエ?」

突如地面から出てきた鎖に絡め取られ、フランは身動きが出来なくなった。

切宗「フランドールスカーレッド嬢、ジャンケンって出来ます?」

フラン「デキルヨ?」

切宗「じゃあ、ジャンケンしようか。」

フラン「最初ハグー、」

切宗「じゃんけん、、多元重奏飽和拳撃(クウィンテッドフィスト)!」

フラン「ホゲ!」

(ズガッ!ガッ!ドッ!ボガァン!)

切宗「スゥーーー勝ったどォォォォォ!!」

[続]

 




立て続けに戦闘回かも。。。
ーーー次回予告ーーー
ヘラクレスの体を使い、フランを圧倒的なパワーで捻じ伏せた切宗。
しかし、フランはその胸の内に壮絶な苦悩を抱えていた。
一方、霊夢達はレミリアと交戦するが拮抗した勝負になる。
そして、ルーミアは何故切宗が自分が傷ついた事を、治ると知っていながらあそこまで心配するのかを疑問に思い、自分の内の"飢え"に気づき始める。
次回「神槍vs聖槍」!
お楽しみに!


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十三話 聖剣VS神槍

投稿クッソ遅くなり、大変申し訳ございません!
宵と明星を書いてたら、いつの間にか存在を忘れていてそのままずるずる、、、って感じです。
活動休止中ですが、一年間も待たせてしまっているファンの皆様の為に書きました!
では待望のレミリア戦、どうぞ!!
ーーーこれまでのあらすじーーー
紅魔館での激闘が続くなか、狂気の少女フランを倒した切宗。
そんな中霊夢と魔理沙は、異変の元凶レミリアとついにぶつかり合う!


なんとかフランドール・スカーレッドを倒した俺は、うp主とか言う奴から貰った宝具を試して見る事にした。

地より出る氷棘の戒め(クレイ・アイギス)!」

俺の詠唱に応える様に、地面に展開された魔法陣から氷の蔓が出てくる。

どうやら俺の意思で動かせる様だ。しかも近くにあるだけでかなりの冷気を感じる。

こりゃフランドールが冷たいって絶叫するわけだ。

地面から剣を引き抜くと、周りにあった氷の蔓は何事も無かったかの様に空気に溶けた。

「どんぱちやってんな〜。あいつら。」

紅魔館の上空では霊夢と魔理沙が異変の首謀者なのであろう少女と弾幕をぶつけ合っていた。

しかし相手も中々強そうだ。霊夢と魔理沙を相手に互角の勝負を繰り広げている。

面倒いけど救援に行ってやるか。

手の中にある長剣を一瞥すると、俺は上空へと向かった。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーー

 

side霊夢

「こいつ、強い!」

弾幕で牽制しつつ、相手の攻撃を弾く。

先程地上で切宗と誰かが戦っているのを確認しているので、切宗の救援は望めないだろう。

ラストワード(夢想天生)を使えば一瞬だろうが、あれは霊力を非常に消耗するし、第一疲れるので出来れば使いたくは無い。

って言うか、なんで私はあいつの救援に期待してるわけ!?確かにあいつは強いけど、あんな規格外の強さで暴れられても困るし、大体異変解決は私の仕事じゃない!

と若干ムキになっていると、、、

「!?」

敵が突如下を向き、後退した。

すると、何処からともなくその場に武器が飛来した。

一本一本が凄まじい威力を持っている事はここにいる私たちの目にも明らかだ。何故なら、私と魔理沙はその持ち主を知っている。

武器が飛んできた方向に目を向けると、攻撃したその人間は予想通り真紅の瞳を此方に向けて、嗜虐的な笑みで問いを投げかけてきた。

「外した?いや避けたか。雑種にしては良く動く。そうは思わんか、霊夢に魔理沙!」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

side切宗

 

「そうは思わんか、霊夢に魔理沙!」

その問いの返答は直ぐにきた。

「そうね!むしろ、あれ位動いてくれないと困るわ!」

「あれならこっちも思う存分暴れられるのぜ!」

二人の返事を聞いた俺は、相手を品定めするべく視線を向けた。

さっきの王の財宝(挨拶)は避けられる前提で注意を此方に向けさせるために放った物だ。しっかり避けた所を見るに、やはりあいつは結構強い。

だがまだ本気ではないだろう。頑張って本気出させてみるか。トドメはあの二人に任せりゃ良いだろ。

「貴方は誰?」

「ふん、雑種に名乗る名などあると思うのか?だがまぁ良いだろう。俺の名は衛宮切宗。ただの何でも屋だ。」

「何でも屋?ふ〜ん。フランと戦ってまともに生きているなんて、大した者ね。」

「誰が俺と対等に口を利いて良いと言った?貴様の相手は俺だ。あの二人ではいささか荷が重かろう。勿論貴様如きにやられる奴等では無いが、2対2(・・・)では対等ではあるまい?3対2で、蹂躙する位が丁度良かろう?なぁ、破壊少女の姉。」

結構使える能力だね〜。未来全てを見る目ってのは。

つーか、アレ生きてんの?俺の全身全霊食らって?

 

ーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「ここで解説!切宗がフランに使った技、多元重奏飽和拳撃は、体中に流れる魔力を腕の一点に集中させて相手に叩きつける技。並の魔力なら、暫く腕の魔術回路が機能しなくなる位の反動なんだけど、切宗はその膨大な魔力を腕に集中させた影響で腕の魔術回路が焼き切れてしまったんだ。今は僕があげた魔術回路模倣手甲のプロトタイプで代替えしつつ治してるけど、完治するのには時間がかかりそうだね。」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「貴様の名は?」

「、、、、レミリア・スカーレッドよ。」

「ではレミリアとやら、貴様に一つ問おう。この異変の目的は何だ?」

「そんな物を、貴方に言うとでも?」

まぁ、そうだよな。何と聞かれて答える程素直じゃ無いか。

氷の長剣を背中に出した鞘に仕舞い、エクスカリバーを俺の能力で生み出す。

「霊夢、魔理沙!すまんがそっちは任せた!」

「はぁ!?何であんたに横取りされなきゃ行けないのよ!第一何を任せて、、、」

「コロスゥ、、、」

「待つのぜ霊夢!今、誰かの声が聞こえたのぜ!」

ほーれ見ろ、見た通りの未来になった。

俺が賢王ギルガメッシュの未来全てを見通す目で見たのは、フランが立ち上がって霊夢と魔理沙に襲い掛かる未来だ。

てな訳で、、、、、

「コロスコロスコロスコロスコワスゥッ!!!」

「何あれぇ!?」

「油断すんな!そいつの能力は壊す能力だ!」

「何なのぜそのとんでも能力は!!、、、でもそれくらい化け物なら好きなだけ暴れられるな!恋符・マスタースパークッ!!」

狼狽えつつも自分達の方へ向かって来た人影へ容赦無くスペルカードを撃つ魔理沙。霊夢も遅れてそれに続く。

此方も光の槍を構えるレミリアとエクスカリバーを構える俺。

「行くぞレミリア、準備は良いか。」

「此方の台詞よ、何でも屋。」

「「セアァァァァッ!!」」

咆哮と共にそれぞれの獲物を繰り出した。

弾幕戦がメインな世界だから近接は弱い筈、なんて偏見はもう無い。何せ直近に戦ったやつがゴリゴリの近接タイプだったからな。

こいつも例に漏れず巧みな槍使いだ。ゲイ・ボルグでも良い気がしたが、アレだと勝負が一撃で決まってしまう。

てな訳でエクスカリバーを選んだ訳だが、ちょっと後悔している。リーチに差があるせいで近付くのが難しい。

「さっきの尊大な態度はどうしたのかしら?」

「チッ!」

もはやギルガメッシュ口調で言葉を発するのもままならない。それほどまでの相手だ。ちょっと甘く見ていたらしい。こいつも一つの異変を起こす程の実力者なのだ。

「フランの為にも、決めさせて貰うわ!」

「束ねるは星の息吹、輝ける命の奔流、、受けるが良い!!」

 

「神槍・スピア・ザ・グングニル!!」

約束された勝利の剣(エクスカリバー)ッ!!」

 

激突し、せめぎ合う二つの光。

一見互角だが、若干此方が押している。しかし、エクスカリバーは一撃の威力が凄い分後隙がでかい。

「これを耐えれば、私の勝ちね!!」

「ちくしょうが、、!」

威力が落ちて来た。まずい、、、、。

これだけはやりたく無かったが、しょうがない。

両手で持った聖剣から片手を外し、もう一つの聖剣(・・・・・・・)を生み出す。

「貰った!!」

「残念、、連発だァッ!!約束された勝利の剣(エクスカリバー・モルガン)ッ!!」

左手に握ったもう一つの聖剣から放たれた漆黒の光が既にあった純白の光と混じり合い、レミリアの槍とぶつかる。

「くっ!ごめんなさい、フラン、、。」

拮抗状態は数秒で終わり、光の奔流がレミリアを飲み込んだ。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

side魔理沙

 

どうやらあちらは勝負をかけた攻撃を両者とも放ったらしい。

此方もそろそろケリをつけるとするか。

「霊夢!そろそろこっちも決めるぞ!!」

「ええ!」

「コロスゥッッッ!!!」

 

「霊符・夢想封印!!」

「星符・ノンディレクショナルレーザー!!」

「QED・495年の波紋!!」

 

私たちが放ったスペルカードと、相手の放ったスペルカードが激突する。

しかし、博麗の巫女と普通の魔法使いの全力を押し留め続けることが出来るはずもなく、敵のスペルカードは呆気なく吹き散らされた。

凄まじい爆発と共にフランドール・スカーレッドも光に消えた。

切宗の方を見ると、あちらも超エネルギーのぶつけ合いを制したらしく、両手に握った剣の残光を振り払い、剣を仕舞った。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「お兄ちゃ〜ん!!」

「衛宮さん!」

地面に降りると、目覚めていたルーミアが門番の美鈴と共に寄って来た。

俺は抱えていた二人を瓦礫にもたれかけさせ、二人に向き直る。

「ルーミア、起きてたのか。美鈴さんだったか?ルーミアを守ってくれたんだな。ありがとう。」

「いえいえ!私は別に!」

さっきまで殴り合った相手に突然礼を言われ、美鈴さんは戸惑っている様だ。

気付けば、空を覆っていた赤い霧も綺麗さっぱり消えて、青い空が顔を出している。

「ふう、、、、」

「終わった様ですし、もうやられたフリも良いでしょう。衛宮切宗。」

「うぇっ!さ、咲夜さん。」

瓦礫にもたれ寝息を立てる二人の少女を見つめ、終わった事に息を吐いていると、あの一瞬動けなくなる違和感と共に十六夜咲夜が現れた。

そういやこの人には死んだフリして貰ってたんだ。なんか申し訳ねぇ。

「急いで、レミリア様とフラン様を日陰に移動させて下さい。あの二人は吸血鬼です。日の光に当たると焼けてしまいますよ?」

「わ、わかった。勝手に死なれちゃこっちも寝覚めも悪りぃからな。、、ルーミア!頼む!」

「りょーかいだよ!お兄ちゃん!、、、それ!」

ルーミアの声と共に二人を黒い球体が覆う。

これで一安心だな。

(紅霧異変編・完]

 

 

 




そろそろ、拙すぎる文章を全部修正していきたいところ。
レミリアと切宗の打ち合いとその下り、きっと分かる人には分かるやつ。あれ一回やってみたかった。
わからない方は「勝負をかけた攻撃」でGoogle検索すると多分出てきます。
宝具紹介
地より出る氷棘の戒め(クレイ・アイギス)
クラス:対人宝具〜対軍宝具
ランク:B〜A
氷の様な柄と水晶の様の透き通った刀身を持つ長剣。
床に突き立て、宝具名を言う事で発動。地面から無数の氷の蔓を出し、相手を絡め取って拘束する。
最大出力で出すと、地面から大量の氷の棘が出て来て、敵を貫き拘束する。
極低温の氷を生み出している為、触れるだけでも生命力を吸われる。
元ネタはsaoに登場するユージオの武器、「青薔薇の剣」とその武装完全支配術。
ーーー次回予告ーーー
異変の元凶レミリアを倒した切宗一行。
束の間の休息に浸る彼らだったが、新たな異変が幻想郷を覆う!
次回、「解決と終わらぬ夜」


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