NOUMINかぶき町日記 (レタス次郎)
しおりを挟む

NOUMINモドキ・リリィ、或いは攘夷戦争篇
NOUMIN日記帳 第一訓


初投稿です。
拙い部分もあるかと思いますが、生暖かい目でご覧ください。



●月✖︎日 曇り

 

 

我がマンマに日記と筆と墨を買ってもらえたので、その日の出来事を記しておこうと思う。

まずは、忘れない為に自分のことを書いておく。

 

俺は、気がついたら赤ちゃんになっていた。

そして、そんな俺を育ててくれているのが、我がマンマである。

あと、この時代は俺がもともといた時代と大きく異なっていて、夜は明かりが少なくて見づらかったりして、色々不便なのだが、正直今更どうしようもないだろうし、開き直ってここで生きていくことに決めた。

そして今の俺がある、という訳だ。

 

 

 

 

 

●月※日

 

 

暇だ。することがない。なのでマンマに何かないか尋ねてみた。

そしたら、家に竹刀があると言うので、これからは剣の鍛錬をしていこうと思う。しかももう一つ、物凄い長い刀があるらしい。

…それってなんか、カッコ良くね?よし、決めた。俺、将来的にこの長刀を使いこなせるようになるぞ。そして、あのNOUMINのロールプレイをするんだ。

だってカッコ良いんだもの。

 

 

 

 

 

●月+日

 

 

俺は今6歳なんだが、もう食事の時とか以外はほとんど鍛錬をしている。

しかもあの長刀を使って。

そんな俺をマンマは応援してくれているようで、有難い限りだ。うれちい。

あと、俺の容姿はだんだんとあのNOUMINに近付いているような気もする。

髪が少し青みがかって、顔も整っている。これで髪が伸びれば、ちっちゃい

NOUMINみたいになるのではないだろうか。うれちい。あと、俺の名前も

『佐々木小次郎』である。もうこれ本人なんじゃないだろうか。

 

 

●月〒日

 

 

山から熊が降りてきた。しかも家の近くに。

…これは今の俺の実力を測るチャンスなんじゃなかろうか。

そう思った俺は、長刀片手に熊に突撃した。

熊を舐めていた。めっちゃ力つよかった。めっちゃはやかった。めっちゃこわい。おねしょしてしまった。

一応ダメージは与えられたので、熊は山に帰ってくれた。

…もっと鍛錬を積まなければ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

■月%日

 

 

7歳になった。あれから鍛錬を積んで、今は山に篭っている。

マンマはとても心配していたが、説得し続けたら折れてくれた。

流石に7歳で山籠りは俺も怖かったが、もう慣れてしまったので問題ない。

あと、因縁のあの熊と遭遇した。だが、子を連れているあの姿を見てしまったら、もう戦おうとは思えない。なので、もう山ではずっと鍛錬と自給自足のサバイバルだ。

それと、死にかけの狼を見つけたのだが、治療し続けたらなんとか持ち直してくれた。そして懐かれた。モフモフだ。

 

 

■月¥日

 

 

めっちゃデカい猪を見つけた。絶対にアイツこの山の主的存在だと思う。

だってもう感じる気配がヤバいもの。しかもこちらから手を出さない限りは何もしてこない辺り、他の獣とはレベルが違う。今の俺がなんとか勝てるかどうかといったところか。アイツを倒すことを目標にしていこう。

 

 

▲月$日

 

 

ついに主を倒した。殺めてはいない。

そしたら、まるでついて来いと言わんばかりに俺に背中を向けて歩き出した。

暫く歩いていると、主が止まった。そこには、袴があった。

しかもあのNOUMINが着てた感じのアレだ。

なんでこんなのがあるのかはこの際気にしちゃいけない。

持っていけと言うのか。尋ねてみると、主は返事をするかのように鳴き声を発した。…じゃあ有り難く貰っていこう。主、また会おう。

 

 

 

 

 

 

❤︎月€日

 

 

狼くんと一緒に山を降りた。マンマに久しぶりに会えた。すごい抱きしめられた。ちょっと痛い。けど、嬉しかった。その後、マンマはずっと狼くんをモフっている。その気持ち、分かる。だって可愛いんですもの。

 

 

 

 

❤︎月♪日

 

 

マンマに、寺子屋に通ってはどうかと尋ねられた。

確かに通った方が良いだろうが、今は断っておいた。

10歳になったら通うと約束した。だから、取り敢えずの目標を決めておこう。あと三年間家の近くにあるデカい岩を斬れるようになろうと思う。

早くあのNOUMINに追いつきたいのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

♦︎月☆日

 

 

 

10歳の俺は、ついに。

ついに、斬った。

岩を、斬った。

ついでに整地もできた。

すごい長かった。もう無理だと思ったが、俺はやったのだ。

これで、あのNOUMINに近づけたのだ。

だが、ここで満足してはならない。

もっと、だ。もっと、鍛錬を積まなければならない。

そう思ってたが、そういえば10歳で寺子屋に通うことになっていたのを思い出した。少し心残りもあるが、自分で決めたことなのだ。

きちんと約束は守らなければ。

 

 

 

 

 

 

 




おにいさんおねえさんたち、感想ちょうだい!
あと、不定期投稿なので期待しないでください。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

NOUMIN日記帳 第ニ訓

基本的に話は毎回短いし、不定期更新です。

それでは、どうぞ。


♦︎月÷日

 

 

ついに寺子屋に通い始めた。名前は『松下村塾』。偶然にも家の近くにあったので通うことにしたのだが、俺には心配なことがある。

それは、俺、友達できるかなー、ということ。

確かにみんな元気な子ども達で、先生、名前は『吉田松陽』って人もすごく優しそうなのだが、それでもやっぱり不安にはなる。

自己紹介もちゃんとした。みんなも俺に話しかけたりもしてくれた。

…うん、寝よう。取り敢えず、これから頑張ろう。

 

 

♦︎月&日

 

 

結論から書くと、友達はできた。やったぜ。

そして、友達ができた経緯も書いていく。

まず、剣道の授業があったのだが、俺は毎日鍛錬を続けてきたんだ。

そりゃ負ける訳にはいかない。大人気ないとは思うが、俺は手を抜かずにやった。順調に勝っていったのだが、その途中、『坂田銀時』って銀髪の男の子と、『高杉晋助』ってクールな感じの男の子、『桂小太郎』って髪を後ろでまとめた男の子、その三人だけは俺に喰らい付いてきたのだ。

それはもう驚いた。だから俺は嬉しくなって、更にギアをあげてしまったが。

その後、その三人と俺は話をして、仲良くなったという訳だ。

まぁ、自分が勝手に友達認定しただけで、相手がどう思ってるかは知らないが。これで特になんとも思われてなかったら恥ずか死ぬが。

 

 

 

♦︎月℃日

 

 

松陽先生と手合わせした。この前の剣道を見ていて、何か思うところがあったらしく、丁寧に指導もしてくれた。曰く、力をもう少し抜いた方が良い、とか、剣の振りをもう少し小さくしよう、とか。他にもあったが、それはもう分かりやすい指導だった。その指導を受けて、また鍛錬をしようとしたら、

「君は休むことを覚えなさい」と怒られた。確かにそうだ。俺はこれまで休んだ記憶がない。という訳でその日は鍛錬を休んだ。先生がおやつをくれた。饅頭だった。どこからか現れた銀時君に一瞬で奪われたが。その後銀時君は先生に拳骨を落とされていた。天誅!まぁ、結局銀時君と小太郎君、晋助君、それに俺を含めた四人で食べたが。結局饅頭を賭けた大乱闘が始まったが。美味かった。仲が深まった気がする。ちなみに先生との手合わせではボコボコにされた。つょい。

 

 

 

 

 

 

 

 

♠︎月#日

 

 

今日は普通の座学だった。まぁ、俺からすれば簡単だったんだけど。

晋助君や小太郎君はちゃんと話を聞いていたのだが、銀時君は殆ど寝てた。

拳骨落とされてた。そのことについて、晋助君と一緒になって煽ってたら、何故か小太郎君も含めて追いかけ回された。晋助君と小太郎君は捕まった。

またそのことについて銀時君と一緒に煽ってたら、今度は二人に追いかけ回された。そんなことを繰り返していると、最終的に先生に四人まとめて怒られた。

 

 

 

 

♠︎月(・・?)日

 

 

また剣道の授業があったので、俺が密かに鍛錬を積んでいる、NOUMINの

『秘剣 燕返し』を先生に見てもらった。先生はとても驚いていた。

なんでも、これは人が扱える剣術の限界点のような代物らしい。

ただ、まだ完成には至っていない、とも。

先生は、時間があるときはこれからも鍛錬に付き合ってくれるようだ。

あと、その風景をみんなに見られていたらしく、「今のは何だ」とすごい質問攻めに合った。つかれた。しかもその中にいた銀時君達が、鍛錬に加わりたいらしい。小太郎君と晋助君はともかく、銀時君まで言ってくるとは思わなかった。まぁ、勿論大歓迎なんだがね。

とにかく、これからもめげずに鍛錬を続けていこうと思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

⇔月(・∀・)日

 

 

今日で俺は15歳になった。銀時達も中々にたくましく育っている。

先生はなぜか見た目が変わらないが。ただ、俺は精神年齢彼らの倍くらいあるので、もう前世?の記憶は殆ど覚えていない。

それも少し悲しいことだが、もう割り切るしかないのだろう。

あと、俺が山籠りした時に手に入れたNOUMIN風の袴のサイズが合うようになったので、これからはそれを着ていくことにする。

よし、これで残るは『燕返し』だけだ。必ず習得してやるよ!

待ってろよNOUMIN!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

♨︎月ヽ(;▽;)ノ日

 

 

18歳になった日。

ついに『燕返し』を使えるようになった。

これまで長かった。これで、やっとあのNOUMINの領域へ到達したのだ。

これで後は技術面や基礎的な面での能力向上だけだ。

他にも、銀時達はめっちゃ強くなってて、正直こわい。

だが、彼らの本質は今も変わっていない。晋助はちょっと厨二病が入っているが。小太郎は電波に磨きが掛かっているが。銀時は特になんとも無いが、

 

 

 

 

♨︎月( ̄O ̄;)日

 

 

最近、幕府が何やら動いているらしい。なんでも、幕府に背く者を処刑するとかなんとか。俺達には関係無いだろうが、少し不安だ。

という訳で、家の近くの見廻りをすることにしたのだ。

その途中、先生がいたので話しかけてみると、どうやらこれから酒を呑むつもりだったらしい。その流れで、俺も付き合うことに。先生と俺は、月を眺めてちびちび呑んでいたのだが、不意に、先生が、君達には私はもう必要ないでしょうみたいなことを言ってきた。なにを言ってるんだか。そんなことは絶対にあり得ない、みたいな言葉を返したら、先生は笑ってた。

…関係無いが、NOUMINが月見酒を好いていた理由が分かった気がする。

 

 

 

 

 

 

 

 

*月( *`ω´)日

 

 

先生が、連れて行かれた。

 

 

 

 

 

 

 

*月⚓︎日

 

 

俺や銀時、小太郎、晋助が中心になって、先生を取り戻す為に戦う決断を下した。そりゃそうだ。いきなり大切な恩人を奪われたんだから。いずれ仕掛ける。先生を、日常を。俺達の手で、取り戻す為に。

 

 




タイトルにかぶき町とあるのにまだそこまで進んでいない。
タイトル詐欺。すいません許してください!なんでも島根県!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

NOUMIN日記帳 第三訓

不定期更新は許してください300円あげるからァァァァ!



*月(´・_・`)日

 

 

今日、ついに戦争を始めた。どんな感じの敵かと思ってたら明らかに人間では無いやつがいてドン引きした。なんやあいつら、と思ってたら小太郎が説明してくれた。あいつらは『天人』という宇宙人的なモノらしい。地球を侵略しに来た的なヤツらで、今はあいつらが幕府を乗っ取っているのだそう。

知らんかったけど、なんかそれっぽい言葉を並べてたら何とか誤魔化せた。

セーフだ。ちょろい。しかしヤツらは見た目の割に弱かった。中にはそこそこの奴もいたが、基本質より量を取っているのだろうか。

何とかこのまま勝ち続けられたらいいなぁ。

 

 

 

 

 

✈︎月()日

 

 

最近は、敵と互角の戦いが続いている。戦況も悪くは無いが、良くも無いといった所か。そんな中で、土佐の方からとある大商家の息子率いる援軍が来てくれた。名は『坂本辰馬』。こいつが中々面白い男で、でっかい船で登場したかと思いきや、まさかの船酔いしてて初対面の銀時にゲロをぶっかけていた。前の件で裏切られたので清々した。俺も辰馬と話す機会がありすぐに打ち解けられた。いい友達になれそうだ。

 

 

 

 

 

✈︎月ಠ_ಠ日

 

 

遊郭に晋助と銀時で行ってきたらしい。

戦争中に何してんだろう。

だが、そこでとても面白いことがあったそうなのでここにも書いておこう。

簡単に書くと、

①二人で街の遊郭へ。

②銀時が悲しい事件に遭う。

③結局晋助も悲しい事件に遭う。

④その悲しい事件について知った俺がそれを煽り倒す。

⑤追いかけられる(テンプレ)。

こんな感じだ。悲しい事件とは、遊郭で、銀時と晋助が同じ嬢を選んでしまい、嬢が選んだのは晋助の方だったという話だ。因みに嬢が言うには、晋助は全く面白くなかったそうだ。それを聞いた俺が煽り倒したら二人はブチ切れた。

因みに今はあいつらから隠れながら日記を書いている途中だ。多分捕まったらミンチになる。

まぁこの場所は辰馬にしか教えていないので、あいつが裏切らない限り絶対にバレることは無い。勝ったな、風呂入ってくる…ん?なんか声がする。ちょっと外を覗いてみよう。窓を開けて〜♪(雪の女王並感)

…ファッ!?ちょっと待って?この場所バレてるやん!

あいつ裏切ったな!めっちゃ笑いながらこっち見てるし!

くっ、こうなったら強行突破しかないな!

俺、無事に帰ったらまたこのネタあいつらを煽るんだ…

 

 

 

 

 

✈︎月(◞‸◟)日

 

 

二人には勝てなかったよ…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

✈︎月(о´∀`о)日

 

 

今日、いつも裏方としてこの戦争を支えてくれていて、少し年齢は違うが俺の数少ない友達である『黒子野太助』君を労う為に俺の奢りで昼飯を食べに行った。そこで彼は、俺に相談してきたんだ。

その内容は、簡単に書くと、

「自分は極端に影が薄くて人の記憶にも残りにくく、そのために友達が少な

 い」というものだった。

すごい難しい。なので俺は真剣にそれっぽい言葉を考えて、真剣にそれっぽく言ってみた。すると太助君も笑って「ありがとうございます」と返してくれた。助けになれて良かった。

 

 

 

 

 

 

 

◎日(´-ω-`)日

 

 

今日、事件が起きた。簡単に言うと爆破である。

黒子野君が建物ごと爆破された。かくれんぼで、黒子野君が数十秒数えている間にみんながそのことを忘れてそのままやっちまったのだ。仲間内に敵が紛れ込んでいたとはいえ、流石にみんな鬼畜だ。きちんと叱っておいた。

まぁ、黒子野君が無事だったことが不幸中の幸いか。同じくかくれんぼに参加していた俺がギリギリ外に連れ出したのだ。

…やっぱり俺ってばデキる男だな!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◉月(;o;)日

 

 

 

いつも通りに敵を倒し続けていた今日、他の敵とは別格の強さの敵が俺を襲ってきた。けどなんか「我は八咫烏」みたいなこと言ってて、正直笑ってしまった。「(厨二病はもう)やめておけ」とか、「(将来的に精神が)死ぬぞ」と親切で注意したら、更に殺気が強まってしまった。恥ずかしかったんやな、ごめんな。まぁ敵には変わらないので戦った。ただの厨二病かと思ってたら、すごい強かった。ごめんなさい。某世紀末漫画よろしく秘孔みたいなのを突いてくるもんだから、実は俺もう死んでんじゃないかと思ったね。しかもあいつが投げてきた針に、毒か何かが塗ってあった。飛んできた針に当たった雑魚敵が倒れたから、それで大体理解した。その後色々あって追い詰めたものの、結局逃げられた。次は斬る。

 

 

 

 

 

 

◉月^_^日

 

 

戦場にはそれほど出ない辰馬が、今日は出た。

あいつも結構強いし大丈夫だろうと思ってたら、敵の剣士にやられかけてた。

しかもその剣士は辰馬の手を狙っていたのだ。幸いにも、その時俺や銀時が近くにいて助かったのだが、この一件で、辰馬は基本的に戦場に出ずに裏方の仕事で戦争を支えてくれることになった。これからあいつは、戦争を裏で戦うという事だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

⊆月:;(∩´﹏`∩);:日

 

 

 

 

最近、此方側が幕府軍に押されている。

なので、今日、敵の拠点を襲うことになった。俺はここで死ぬつもりは無い。

必ず、皆と共に勝利を掴み、先生を取り戻すのだ。

 

 

   

 




次回は松陽の弟子たちが敵に捕まります(唐突なネタバレ)
なので日記形式で書くか考え中です。
更新遅くなってもゆるしてね!(ショタ)


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

NOUMIN潜入大作戦 ぱーとわん

流石に敵地に潜入しながら日記書くのは頭おかしいと思ったので下手な地の文で書きました。
それでは、ご覧下さい。


あの男は、剣そのものだ。昔から変わらない。

 

そう考えている間にも、アイツは剣を振るう。ほらまた一人。

流れるように敵を斬る。ただ『剣の高み』だけを見据えているであろう男の剣が、あの程度の雑兵如きで止められる筈もない。

 

 

 

 

 

突然に、その男は尋ねた。

 

 

 

 

「なぁ、少し問うておきたい事があるのだが、答えてくれるか。なぁに、心配はいらぬよ。簡単な質問だ」

 

 

 

 

そして、その剣士は語った。

 

 

 

 

「『狂乱の貴公子』殿、否。吉田松陽の弟子、桂小太郎よ、何が為、お前は戦うのだ。他の者にも尋ねているのだがな。例えば銀時は、『先生を取り戻す為』などと、晋助は、『先生を取り戻し、その後腐った幕府も天人共も壊し尽くす』なんて、辰馬は、『友や仲間が為』であったり、太助君は、『恩に報いる為』と答えたものよ。ならば最後に残ったお前に尋ねるのは道理であろう?」

 

 

 

 

そして、その狂人は再び問うた。

 

 

 

 

「もう一度、聞こう。お前は、何が為に戦うのだ」

 

 

 

 

俺は考えた。何故、この男はこの様なことを尋ねてくるのか。

この剣士は、一体どんな事を考えているのか。

この狂人は、どんな答えを求めているのか。

が、解らない。考えても仕方無い。俺は答える。

 

 

 

 

「先生を、救う。それだけだ」

 

 

 

 

暫しの沈黙。先に口を開いたのは、男だった。

 

 

 

 

「くく、そうよな。恩師や友、仲間が為に戦う。嗚呼、そうだとも、そうだとも。やはりお前らにはそれしかあるまいよ」

 

 

そう言って、男は嗤う。

それを聞いて、俺は剣士にも同じ事を尋ねようとした。だが。

 

 

 

「オイ、居たぞ!奴等だ!とっ捕まえたヤツはカネが手に入るそうだぜ!やっちまえ!数で押し切れ!カネは倒したヤツが独り占めな!一番槍はオレが貰っちまうからなァッていけぐッ!?」

 

 

 

「どうやら空気を読めない猿共が又湧いてきたらしい。仕方無い、疾く片付けるとしようか。ゆくぞ、小太郎」

 

 

 

 

随分と間の悪い事だ。まぁ、仕方が無い。今は先生を救う事だけに集中すれば良いのだ。そう自分に言い聞かせて、俺は狂人、『佐々木小次郎』と共に駆けていく。

暫く戦っていると、一人の男が俺達の目の前に現れた。

 

 

 

 

 

「お前は確か、あの時の八咫烏だな。覚えているぞ、俺は今迄お前を仕留め切れなかったからな。今回で終いにしてやろう」

 

 

「フン、今回で終わりなのは貴様等だ。今から貴様等を捕縛する。松陽の弟子達よ」

 

 

 

 

どうやら、この男は目の前に現れた男と知り合いらしかった。

そして、俺達を狙っている事も解った。ならば、やる事は一つのみ。

と、思ったのだが。

 

「ゆくぞ。小次郎、準備は良いか」

 

「否、少し待て。何故共に戦う様な雰囲気になっているのだ?」

 

「えっ」

 

「よく考えよ、小太郎。私達が共に行動しているのはこの様な事態に陥った場合に片方が残って足止めする為であろう?それなのに二人残ってしまっては意味がないだろうに。きちんと話を聞いていなかったのか?」

 

 

 

まさかこんな電波男に諭されるとは。不覚だ。

 

 

「否お前に言われたくないが…まぁ良いとしよう。さて、八咫烏よ。待たせて済まなかったな。きちんと待てるとは、余程利口な獣らしい」

 

 

「御託はいい。すぐに終わらせてやる」

 

「成程、そうさな。では、始めるとしよう」

 

 

 

「ここは任せたぞ、小次郎!礼を言う!」

 

 

 

 

「誰も貴様を通すとは言っておらんぞ」

 

 

 

そう言って、その男は針を飛ばしてきた。が。

 

 

 

「私が無理矢理にでも通させるさ」

 

 

そう言って、剣士は甲高い金属音を響かせて、針を叩き落とした。

 

 

「面倒な事だな。やはりまずは貴様を倒さねばならん様だ」

 

 

 

 

「お前が私を倒せるかは別だがな。それと小太郎、すぐに追いつく。お前はただ疾く走るだけよ」

 

 

 

そんな事は言われなくとも解る。

 

 

「勿論解っているとも。遅れるなよ、小次郎」

 

 

「お前も油断せぬ様にな、小太郎」

 

 

そんな言葉を交わして、俺達は戦いに赴くのだった。

 

 

 

 




そりゃ小さい頃からずっと剣ばっか振ってる奴なんか見たらコイツ狂ってんなってなると思うんや



地の文が下手で厨二臭いのと話が短いのとはご愛嬌って事でゆるして


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

NOUMIN潜入大作戦 ぱーとつー

魂の一撃(投稿)

感想とか評価とかください(懇願)




恥ずかしい。とにかく恥ずかしい。何がって、小太郎を行かせる為とはいえど、ものすんごい恥ずかしいセリフを吐いてしまった事だ。心の中で思っている事と口に出る言葉が違う。まるで俺が俺じゃ無い様なキザな喋り方ともいうべきか。ふぇぇ、うっかりもっと恥ずかしい事を言っちゃうとメンタルがグッチャグチャになっちゃうよぉ…。

 

…ウン!それもこれもこの厨二臭い八咫烏の所為だな!そうだよな是非もないよネ!って事で行くぞオラァン!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今、俺と相対している男は、

男であり、

剣士であり、

狂人であり、

『吉田松陽』の弟子である、『佐々木小次郎』。

その剣は、やはりと言うべきか俺を捉えている。

一体何をどうすればこんな出鱈目な剣を振るえるようになるのか。

だが。この男は、俺を殺そうとはしていない。この男なら、殺すとまでは行かなくとも、俺を追い詰める事くらいなら出来る筈なのだ。仮に殺そうとしても俺は死なないのだが、それは今はいい。俺が理解できないのは、敵である男一人を何故殺すつもりが無いのか。ならば、その奴の甘い部分を利用する迄の事だ。既に手は打っている。

 

 

 

「佐々木小次郎、貴様、俺を殺そうとしていないだろう。何故だ?俺は貴様の敵だぞ。何を企んでいる?」

 

 

 

「何も企んでなどおらんよ。それに、何か企んでいるのはお前の方ではないか?何だ、搦手でも用意しているのか?それなら使うと良い。私はそれすらも斬ってみせよう」

 

 

 

「さて、どうだろうな。貴様に話す事は何も無い」

 

 

 

「ふ、それならそれでこの戦いを楽しむ迄。さて、これならどうだ?

…『秘剣・燕返し』」

 

 

「何…⁉︎チィッ…!」

 

 

 

何なのだ、今の剣は。速すぎて見えないであるとか、そんな物じゃ無い。

衝撃で吹き飛びそうになるレベルだ。これをモロに喰らうのは不味い。

この身体のお陰で死ぬ事は無いだろうが、確実に戦闘続行は不可能だ。

仕方無い、少し早いが、アレを使うしか無い様だ。

合図は既に出した。これで、少なくとも奴を捉える事は出来るだろう。

 

 

 

 

 

 

さぁ、松陽の弟子よ。終わりの時だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

よし、少しだけ俺が厨二を押している。このまま進めば、確実に行動不能には持ち込めるだろう。やっとこれでこの戦いに決着をつけることが出来るぞ。

それじゃあこれで終わりだ。喰らいやが……ん?ありゃ誰だ?何でこんな所にちびっ子が…?ってあの厨二、ちびっ子に針を…!不味い、この前みたいに針全てにに毒が塗ってあったら、あの子が確実に死んでしまう。しかも、あの量じゃ剣だととてもじゃないが捌き切れない。

…ロリッ娘を救う為に覚悟を決めた、俺は。

 

 

 

「そこの女子よォッ!今すぐ伏せろッ!」

 

 

 

 

 

 

 

ロリッ娘に覆い被さった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「そこの女子よォッ!今すぐ伏せろッ!」

 

 

やはり、思った通りだ。奴の甘さからしてこの行動に出るのは読めていた。

さて、後は。

 

 

 

「ぐっ…かはッ」

 

 

 

トドメを刺すのみだ。

 

 

 

 

「終わりだ」

 

 

 

 

そして、佐々木小次郎、又の名を『蒼の羅刹剣』は、血の海に沈んだ。

 

 

 

 

 

 

 




NOUMINモドキの二つ名は銀さんの『夜叉』の類義語の『羅刹』から採用しました。自分で考えといてアレなんですけど、正直クッソダサいと思うんでなんか思い付いたら感想で教えて下さいね!お兄さんとの約束だで。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

NOUMIN潜入大作戦 ぱーとすりー

お気に入り登録が何故か300越えました()なんで?
とにかくありがとナス!


投稿おっそいのはゆるしてください(震え声)


目が覚めたら縄でぐるぐる巻きにされて牢屋めいたナニカに入れられていた件について。

やっちまったぜ。ついロリッ娘を庇ってしまった。まぁ、男なら皆そうするよな?な!(威圧)

 

後、庇ったはいいものの、ロリッ娘は生きているだろうか。例の厨二八咫烏が逃してくれていたら可能性は有るんだろうが、正直アイツが見逃してくれるとは思えない。

 

…はぁ。ホントに何やってんだろう。無関係な人間一人助ける事もできないとはなぁ。

そもそも始めからあの厨二八咫烏を殺しにかかってたらこんな事にはならなかったのだろう。後悔しかないな。

違うんや、勿論殺そうとしなかった理由もちゃんとあるんや。きっとアイツは根っこからの悪人では無くて何か事情があるタイプの敵だ、みたいな勘なんですけどね!

 

 

…ふぅ、スッとしたぜ(情緒不安定)。

まぁ、こんな所出ようと思えば何時でも出られるのだ。ワイのフィジカルを舐めるなよ。もうアレだから。地元じゃ『腕相撲の帝王』とか呼ばれてたから。

じゃあお疲れ様でした、先にココ(牢屋)上がらせてもらいますねー。

 

 

 

 

 

 

 

 

からだがうごかないよ。

は?もしかしてまだ毒が身体に残ってるのか?いや、そりゃそうか。

普通に考えて抜ける訳ないよね!しかも急に傷が開いてきた。興奮したからかな?だがしかし、こんな事で動けなくなるような鍛錬はしていない。傷口なんて筋肉で塞げば良いのさぁ。

あ、身体に力が入らないんだったわwwwwwふざけんな(豹変)

 

 

え、マジでどうしよう。出られないぞ。誰かが助けに来てくれたら嬉しいが、多分誰も俺が囚われていることには気付いていまい。

こりゃ自分でどうにかするしかない。その為には、まずどうにか牢屋を開けねばならない。ライダー助けて!

 

 

 

 

あっ来た。…ん?何かシルエットが小さくないか?

 

 

 

 

は?オイオイオイオイ、アレってさっきのロリッ娘じゃねーか!

え、何?もしかして俺ってば嵌められたの?そうだよ(自問自答)。

ウン、完ッ全に嵌められたな!いや普通は敵にあんなちびっ子が居るとは考えないと思うんや。まさか敵さん達が子供まで兵士として扱ってるとはな。

人間の屑がこの野郎…。

あっそうこう考えてたら来た。ヤバイヤバイ俺喋れるのか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「こんにちは、羅刹さん」

 

私は、鉄格子の中の彼に話しかけた。

 

「やぁ、可愛いお嬢さん。何か用事でも有るか?」

 

「…そうね。私は、あなたに尋ねたい事があるの。何故彼を、『朧』を殺そうとしなかったの?あなたなら彼を殺す…いや、行動不能にはできた筈なのに」

 

そう。私は彼に聞きたい事があるのだ。見張りの為だと言って来たが、私はそんな事はもうどうでもいい。彼にはおそらく、敵を殺す殺さないに関するルールが有るのだ。その中に、朧も当て嵌まっていたのだろう。

 

「いやはや、まさかお嬢さんにも気づかれていたとはな。その様なことに気が付ける辺り、お嬢さんも…戦士、なのだな。

まぁ良い、その問いに答えようか。これは私の勘ではあるのだがな。

奴はおそらく何かしらの事情を抱えている。そういったものから私は奴を殺すべきでは無いと判断した」

 

 

彼は少しだけ、哀しげに言う。

 

 

「さて、これで満足して貰えたかな?お嬢さん」

 

 

 

「…いいえ、後もう一つだけ、聞かせて欲しいの。

あなたは何故、私を庇ったの?庇わなければあなたは彼に勝っていたかもしれないのに。

そもそも、あんな戦場に子供が居るのが不自然だと思わなかったの?」

 

 

私が本当に聞きたかったのは、これだ。本当に意味が解らない。庇う理由も無い筈なのに。私ならそんな事はしないし、しようとも思わなかっただろう。

 

 

それなのに。

何故か、泣きそうになる。私に感情なんて無かった筈なのに。

 

 

 

「…正直、だ。少しだけ、違和感はあったさ。ただ、な。それよりも、この子を助けなければならない。そう、思ったのだ。ふふ、君等からすれば、可笑しいと思うやも知れんがね」

 

 

 

あぁ、そうか。それに理由なんて無いんだ。

この男はたぶん、そういう人間なのだ。

そうだ。そうなのだ。

 

 

「これ、あげる。これを飲めばあなたの体内に残ってる毒は消えるわ。

それと、鍵とあなたの得物も、ね」

 

「お嬢さん、確かに有り難くはあるのだ。だが、このままでは君までもが幕府の敵となってしまうやも知れぬぞ。…何故?」

 

「ふふ、教えない。けれど、ただ、一つだけ。ありがとう」

 

 

 

「くく、私が君に何かをした覚えは無いのだがな。

ところでお嬢さん、名は何と言う?」

 

 

答えるべきなのだろうか。『骸』とは、謂わば私の記号の様なものだ。

 

 

「頼む、答えてくれまいか。

これでは私は君にお礼の一つも言う事ができないのだ」

 

 

…じゃあ。

 

 

「…骸。骸、よ」

 

 

変に思われたりはしないだろうか。

もしそうなった事を考えたら、ちょっと嫌な気分だ。

 

 

 

「…ふむ。骸、というのは可愛気が無いな。

それならば、『むーちゃん』はどうか?ふふふ、とても可愛らしくなったろう?改めて、礼を言うぞ。むーちゃん」

 

 

 

「…ふふっ」

 

「何か面白い事でも有ったか?」

 

「いいえ、何も」

 

 

あぁ、ちょっとだけ。ちょっとだけ、世界が明るく見えた。

 

 

 

 

 




一応NOUMINモドキの強さを書いとくと、松陽の弟子では一番の強さで、基本的には銀さん達が勝てる相手には勝てる。
ただし、星海坊主や鳳仙じいちゃん、虚等の規格外の敵には勝てない、また本家NOUMINには全く及ばない、という感じになってます。まぁ結局ただのNIN GENなんでね、そりゃサーヴァントには勝てないよねって話ですよ。

下手な地の文を晒すのはずかちいなぁ


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

NOUMIN潜入大作戦 ぱーとふぉー

呪!お気に入り登録者様700人到達!
いやほんとになんでこんな二次を気にいってくれたんですかねぇ…
とにかく感謝感激雨霰やでぇ!




牢屋めいたナニカに囚われてたと思ったら結局出て来れた件について。

しかも体調全回復。

やはりロリッ…じゃねーや、むーちゃんは可愛いし優しいしで最高やで。

 

いや、ホントに何で助けてくれたんだろう、俺って彼女からすれば普通に敵なんだけどなぁ。やっぱりそれっぽい言葉を並べる作戦が効いたのかな()

まぁ何にしても、取り敢えずここから出られるんだから良しとしよう。

と思ったけど、これよく考えたらただのマッチポンプじゃね?

なんか感謝してたけどちょっと腹立ってきた。

いや、女の子に怒るのはいくないね。

助けてくれた、それだけで良いんだ。うん。

 

あっそうだ。むーちゃんは実質幕府を裏切った事になってしまったんだった。

いや、どうしようか。もういっその事、俺に着いてきた方が安全なんじゃなかろうか?しかももう一つメリットがある。

 

 

 

 

 

 

俺が癒される。

 

…………よし提案するか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「むーちゃん、一つ聞いておきたいのだがな。……私と共に来ないか?

いやなに、私を助けたが為に君までもが幕府の敵となってしまったのだ。

なれば、これから君を護る事で君への罪滅ぼし、恩返しとしよう」

 

 

 

あーぁ、また話し言葉が違う。まぁどうせ制御できないんだから今更気にする事でもないか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……それは必要ない。私は一人でも生きていけるもの」

 

 

 

「…………何か理由があるのか?遠慮なら不要だぞ」

 

 

「嫌だもの」

 

 

「えっ」

 

 

「あなたに迷惑をかけてしまう可能性があるし、もし私の所為であなたが怪我なんかしたら…それこそ、自分が嫌いになる」

 

 

「…あぁ、なんだ、そんな事か。……私は君に『共に来ないか』とは尋ねたものの、だ。ーーー実は、ただの我儘に過ぎぬのよ。君がもしも危機に陥ったとき、周囲に君を護る人間が必要だと思っている。

まぁ、つまり、何が言いたいのかというとだな。これは私の個人的な願望でしかないのだから、君はそれを利用すればいいだけのことよ。

何故なら、これはただの我儘なのだから」

 

 

「………そう。なら、仕方無い。

大人しく私もあなたに着いて行く事にする」

 

 

 

 

「…くく、そうか。仕方無く、か。そう、それよ。それで善いのよ。いや、有難う、私の我儘に付き合ってくれて。…ならば。むーちゃんよ、早速で悪いが、私は今直ぐにでも奴等が戦う場所に戻らねばならぬ。

…その為にもう一度聞こう。私と共に来ないか?骸よ」

 

 

「…ええ。共に行くわ」

 

 

「…そうか。ならば行こう。ーーあぁ、それともう一つ。

ーーー出口は何処か?なに、少しばかり気を失っていただけの事よ。つまりだな、ここが何処か解らぬいや割とマジで」

 

 

「…ふふふ、分かった。あなたって方向音痴なのね」

 

 

「否。本当にここが何処か解らぬだけだから、偶然だから、方向音痴では無いから」

 

 

「そういう事にしておくわ」

 

「…少し引っかかるがまぁ善し。

では、案内役兼相棒として。これから宜しく頼むぞ、むく…むーちゃん」

 

 

「…相棒、相棒。ええ、相棒ね」

 

 

 

「そう、君はたった今から私の相棒よ。

今度こそ行こう。なぁに、心配するな。かすり傷すら負わせぬさ」

 

 

「…なら、そうさせてもらうわ」

 

 

 

 

 

 

……………………シャオラァ!合法的にロリッ娘と触れ合えるぞキャッホウ!

やはり俺は幸運だ。運命はこの私に味方してくれている。

いや、やっぱ脳内で無駄な事を考えずに喋ったのが良かったんだろう。これからも大切な事があるときはそうしよう。

 

 

 

 

ーーーそして、そんなこんなで地上に出て来れた。さっきの牢屋めいたナニカがあった場所は地下なのだそうだ。だから声が妙に響いたのか………って、ん?

あれって銀時達じゃね?よし、声をかけ

 

 

 

 

ーーーー、は?

 

何であいつが、先生に。

 

『吉田松陽』に、刀を振り下ろしているんだ?

 

 

 

 




今回は難産でした()
ウチのNOUMINモドキくんにむーちゃんを着いて行かせるかどうかで何回か書き直してたらめっちゃ期間が空いてしまいました()
その癖して地の文下手糞だしいつもの如くめっちゃ短いしで舐めてんのか()
しかも普通に原作改変してるのでとても不安でした()
本当に申し訳ない。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

NOUMIN潜入大作戦 ふぁいなる

投稿遅れてすいませんでした(ジャンピング土下座)
次回からは日記形式にgo backします(迫真)

やっと…やっと日記が書けるんやなって…

-追記-
お気に入り数800越えとはたまげたなぁ…


 

 

ちょ、ちょっと待て。訳がわからない。

一体何がどうなったらこうなるんだ?…あぁ、駄目だ。

怒りが湧いてきて何も考えられない。

——こうなってしまうのを止められなかった、自分に。

 

 

 

「……私も、あの人の弟子」

 

 

「…どういう事だ?」

 

 

えっむーちゃんって寺子屋に居たっけ?いやそんな訳ないか。取り敢えず続きを聞こう。

 

 

「あの人、松陽が牢屋の中から私にいろんな事を教えてくれた。

だから、小次郎。私も少しくらいはあなたの気持ちがわかる。私も、あなたの隣にいる。だから、」

 

 

「いや。もう十分さ、むーちゃん。お陰で冷静になれたよ、有難う。

あぁ、そうだった、私達は友であったな」

 

 

多分この子はこの子なりに俺を励ましている、いやただ自分の心を伝えただけだろう。それでもそのお陰で冷静に、落ち着く事ができた。

また返す恩が増えてしまったなぁ。こんなちっちゃい子なのに俺って何やってんですかねぇ?

 

「私は行くぞ。むーちゃんは此処から西の方角に向かってくれ。そこに私の実家が有るだらう。着けばすぐに判るだろう」

 

 

「……私も戦う」

 

 

「いや、それは許可できんな。私の我儘でしかないが、君が何かを傷つけるのは見たくない、これは私の役目だ。分かってくれないか?」

 

 

これは紛れもない俺の本音だ。なんというかこの少女は、美しいのだ。

それは穢してはいけないような程に真っ白なもので、綺麗なものだ。

まぁこれも俺の精神がおっさんになってきているからかもしれないが。

 

 

「でも……いいや、わかった。………また逢う、絶対に」

 

 

「ふ、当然だ。

……………では、吉田松陽の弟子が一人、佐々木小次郎ーーー参る!」

 

 

 

 

 

▼▽▼

 

 

 

 

あぁ、あぁ。俺は無力だよ、先生。アンタを取り戻すだとか言っておいて、結局これだ。こんなんじゃ仲間に顔を見せたらブッ殺されそうだ。

ヅラに、高杉に、此処にはいないっつーか何処ほっつき歩いてんだか知らないが佐々木。アイツにも、もちろん松陽にも。高杉も唖然としている。

 

 

 

 

「———何を、させているのだ」

 

 

………ん?なんかどっかで聞いたような声がする。きっと気のせいだ。

 

 

「私の友人達に何をさせているのかと聞いているのだ、この畜生共」

 

 

すぐ近くで、鉄臭ェ血の華が咲く。

 

 

 

 

「ーーーー起きよ、鬼共。我等のこの焔は、未だ消えてはおらぬ筈」

 

 

 

後ろですぱん、と音がした。

 

 

 

「………チッ。今の今まで来なかった奴が何言ってんだかしらねェが、それにゃ賛成だなァ。ーーー最期に纏めて全員、ブッ壊してやらァ」

 

 

「何処にいたのだ、佐々木!話は後で聞かせて貰うがとにかく今は礼を言おう。ーーーさぁ、さぁ、さぁ。最期の戦とゆこうぞォォォ!(レッツパアリィィィィ!)

 

 

どうやら、馬鹿二人が目を覚ましたらしい。

けど、俺は………………。

 

 

 

 

「お前もだ、糖尿天パ侍。ーーー本当に、済まなかった。だから、今は。

今は、ただ暴れるが善し。ーーー『白夜叉』」

 

 

 

…………ハッ。んな事言われちまったらよ。

 

 

 

暴れるしか、無ェよなァ。

 

 

 

「ーーーわかってんだよクソ馬鹿共ォォォ!よっしゃ久々に四人で暴れっぞォォォォ!よーしキミ達!ただ今からてめーら全員しばき倒してやっから覚悟しろォ!」

 

 

 

「…………何故貴様が此処にいるのだ、羅刹。いや、佐々木小次郎………!貴様は神経毒で行動不能にした上、牢獄に囚われていた筈だ。それをどうして……!?」

 

 

 

「えっお前ってそんなことになってたの?じゃあ何で動けてんだよお前毒効かない超人なの?」

 

 

「いや、とある心優しい女の子が私を助けてくれたのだ。流石にお前と違って、そんな化け物染みた身体はしていないさ」

 

 

「いや俺もそんな身体してないから。あと女の子に助けて貰ったとかやっぱりお前牢屋に入ってろ。そしてそのまま死んでてくれよお願い30円あげるから」

 

 

 

「……骸か。まさか裏切るとは思っていなかったが、余計な事をしてくれる」

 

 

「さて、どうだか。………それで?準備はいいか、八咫烏よ。丁度喋り疲れた所でなァ。今すぐに此奴らを斬れと、私の剣が囁いているのよ」

 

 

 

 

 

 

 

「と言う訳だ。では、始めようか。ーーーー松陽の弟子(馬鹿四人)の力、思い知れ」

 

 

佐々木はこういうのが様になってるのがまた腹立つが、まぁ俺も大体同じ事を思ってた所だ。最期くらいは華々しく、ってなこった。

 

 

 

「高杉、ヅラ、生きてたらまた酒でも酌み交わそうや。ついでに他の奴も一緒にな。精々死ぬんじゃ無ェぞ」

 

 

「当たり前だ、銀時。そっちこそ勝手に倒れたら承知せんぞ!あとヅラではない!ーーー桂だァァァァ!」

 

 

「はッ、んなこと言ってるてめぇが最初に死んだら、盛大に笑ってやらァ」

 

 

 

「「「「侍舐めてんじゃねェェェェェェ!」」」」

 

 

 

 

 

さあ。最期の戦いと行こうじゃねェか!

 

 

 

 

 

 

 

 




なお次回でボロボロになりながら生きてる模様。

銀魂特有のシュールなノリとシリアスなノリは私の文才では無理だし短いしたすけてください
地の文はお休みです。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

NOUMIN日記帳 第四訓

久々の日記です。やったぜ。
やはり日記形式で書くと最高やで。ただし日記形式になっても文が下手なのひで
そしてお気に入り登録者様1000人突破致しましたドンドンパフパフ!



<>月(・・?)日

 

長かった戦争が終わった。待ち望んだ日常(モノ)は戻ってこなかったが、それはもうどうにか割り切っていくしかないんだろうな。

あの戦いを生き残れたんだ、これからは余生を楽しむとでもしようと思う。

まだ二十歳前後なんですけどね!

 

あの戦いの後の俺、銀時、小太郎、晋助はやっぱり死にかけてた。ただまぁ途中で援軍が来たからなんとか生き延びることができた。辰馬が剣握って皆を指揮してたのはアイツにカリスマ的なのがある証拠なんだろうか。しかも隣に太助君というね。彼もめっちゃ強かった。敵を後ろからどんどん倒してったからね。太助君は多分怒らしちゃいけないタイプの人だな。すごくこわかった。

 

んで後はそのまま終わり。こっち側も敵側も相当な痛手を喰らったし、おそらくはもう戦争は終わるのだろう。そんで拠点に戻って来た所だ。今日はもう寝る。

 

 

 

 

 

 

 

 

<>月(๑•ૅㅁ•๑)日

 

皆に戦争の事の顛末を説明して、銀時達と今後の話をした。銀時はする事も無いから各地を放浪して、小太郎や高杉、それに着いて行く事にした仲間は国を変える為に攘夷を続けるのだそうだ。

その後辰馬に己の夢、宇宙で商いをする事を聞かされ、それに俺も誘われたのだが、断った。

確かにそれは面白い旅になるだろう。けど俺にはまだここ地球でやらなきゃいけない事が残ってる。

それに、まぁ……むーちゃんも居る事だしな。面倒見るって約束しちゃったからね。それを辰馬達に話したら何故か笑いながらビンタされた。なんで?(殺意)

太助君は理由は謎だが俺に着いて来たいって言ってた。なんで?(困惑)

自分で言うのもなんだけどこんなのに着いて来てもいい事無いと思いますよ。

まぁ大歓迎なんですけどね?じゃあオラオラ来いよオラァ!(歓迎)

ちなみに俺はNOUKAをする。それを言ったら皆驚いてた。

小太郎曰く、「お前は剣の事しか考えてないんじゃないかと思っていた」だそうだ。えっ俺そんな風に思われてたの?そんなやべぇ奴じゃないよ?なんか腹立ってきた。

他にもいろんな奴らの夢を聞かされた。なんかパン屋になるって言ってる奴も居たっけ。今日あったのはそれくらい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

<>月Σ੧(❛□❛✿)日

 

その日、俺は思い出した。実家にむーちゃんが居る事を。

めっちゃ焦った俺と事情を説明した太助君でもう出発する事を小太郎に伝えた。

そしたらお別れ会的な宴会?が開催された。何もそこまでしなくても…(困惑)

 

ただやっぱり酒が入った人間って面倒なんやなって。晋助がヤク●トばっか飲ませてくるもんだから気持ち悪くて吐いたしゲロぶっかけてくるし、小太郎の電波っぷりは加速してたしゲロぶっかけてくるし、銀時の絡みがウザ過ぎて面倒臭いしゲロぶっかけてくるし、辰馬は挨拶感覚でゲロぶっかけてくるし、太助君はずっと着いてくるなぁと思ったら急に日頃の愚痴を語ってくるしで俺はもう疲れたよ。………あれ?俺ってほぼ全員にゲロぶっかけられてないか?まぁそれが終わったら皆それぞれ解散!みたいな感じの一日だった。

……………………まぁ楽しかったんですけどね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

<>月Σ('◉⌓◉’)日

 

まいまざーの家に着いた。着いたら疲れてぶっ倒れた。それで起きたら布団の中だった。風邪ひいてた。むーちゃんや太助君が看病してくれた。やっぱり優しい人達だなぁ。ちょくちょく額に氷を乗せに来てくれた。

あっあと、山籠りしてた時に見つけて、そのまま家族の一員となった狼くん?ちゃん?だが、なんか明らかにデカくなってた。あんなん絶対成長した、だけじゃ済まされないよ。絶対ただの狼じゃないよアレ、俺拾ってきたの多分狼っぽい別の生き物だよ。そんなデカいのをまいまざーは『ポチ』とか言ってた。

……もうちょっと考えてあげて?まぁ、その。………強く生きろよ。

 

そして俺は、むーちゃんがこっそりポチ(仮)をモフってニコニコしてた光景を一生忘れる事はないだろう。小さい子がそんなんするのは反則だろいい加減にしろ!後太助君もモフってた。ギャップがあっていいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

[]月✴︎日

 

風邪が治った。あーしんどかった!ポチ(仮)に近づいたら上に乗ってきたせいで身体の至る所が痛い。だがモフれたので許す。

しかし俺、もう二十歳前後なのにまざーに世話になるのは色々とどうなのだろうか。もういい歳だしこれは独り立ちの時がやって来たのでは?ただやっぱり、もし幕府からの追手が来たらと思うとなぁ…………。

 

 

ヨシ!思い立ったが吉日みたいなことわざもあるし、そうと決まればまざーやむーちゃんに太助君、ポチ(仮)にも相談しなくちゃな。 

 

 

 

 

 

 

 

[]月(´・ω・`)日

 

相談した結果、数日後に家を出る事になった。ただ、なんかポチ(仮)が着いてくる事になったのだ。俺から離れようとしない。俺としてはここに残ってまざーを護って欲しかったのだが、まざーに「食費がやばいからはよ連れてってくれ」って言われてしまったら仕方ない、しゃーない。まざーも着いてくるように言ったら「めんどくさい」とか言われた。解せぬ。

 

あと、むーちゃんや太助君とまざーの仲がどんどん良くなって行っている気がする。

今日もご飯を俺やまざーと一緒に作ったりして、まるで親子みたいだ。

なんかあったのだろうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

[]月(*´Д`*)日

 

今日、準備が済んだので出発した。まざーは「いつでも帰っておいで」と言ってくれた。ちょっと泣きそうになったが頑張って抑えた。カッコ悪いからね。

あまりにも荷物が多かったのか、むーちゃんはめっちゃフラフラしていた。

まぁ、そんなん見たら荷物俺が持つよ、ってなるよな。

中身はものすごい量のおにぎりだった。…………まざー、多分こんなに要らないよ。俺達そんなに食べないよ。多分殆どポチ(仮)の胃袋に消えるよ。

あと太助君、風呂敷にモノ詰め過ぎだよ。布団やタンスが出て来た時はドン引きした。物理法則って知ってる?

 

ま、まぁとにかく、今日から俺と友人と少女と狼?のぶらり旅が始まるのだ。

KOSAKUNINに、俺はなる!

 

…………KOSAKUNINって他人の土地で農業するんじゃなかったっけ?………まぁいいか!

 

 

 

 

 




前回で地の文はお休みとか書いてた癖に、今度は日記回の描写も描きたくなってる私は人間の屑。実家の骸さんを忘れるNOUMINモドキは人間の屑。
そして文句も言わずに看病してくれた骸さんと太助さんは人間の鑑。あとちゃんと狼?くんも出す事ができました。やはりケモノをモフるのは最高やで。

そして、感想欄で頂いた『KOSAKUNIN』のアイデアを使わせていただきました!ありがとうございます!上手く使えた感覚が無いので、また隙を見て使わせて頂きます!素晴らしいアイデアをありがとうございます!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

経験者は語る

呪!お気に入り登録者様1400人突破!ウレシイ…ウレシイ…


今回は日記回での伏線回収的なサムシング、つまりとある方々から見たNOUMINモドキです。
お兄さん許して(嘆願)
作者の趣味で性転換させられる太助さんは大泣きしていい。無理だと感じられた方はブラウザバック推奨です。



「山に修行に行く許可を貰えないだろうか。私はもっと強く在りたい。在らなければならないのだ」

 

 

あの時、我が息子ながら少し恐怖を覚えた。

だってそうだろう、すっごく小さい頃からずっと剣を振り続けているのだから。あとこんなちびっ子がこんな喋り方するのはおかしいと思う。正直何がこの子を突き動かしているのかはわからない。普通は遊び盛りの時期だというのに。

が。ウチは放任主義なのだ。

 

「おー行ってこい、死ぬなよバカ息子。山ってめっちゃ虫いるし動物いるしで怖いだけだぞ?」

 

「えっ」

 

 

どうやら簡単に許可は貰えないと思っていたらしい。けど生憎とそんなもんワタシもガキンチョの頃にやった。じゃあ息子にはやらせないってのもねぇ。

 

 

「わ、わかった。有難う。出発は明日しようと思っているか「今でよくね?」えっ待てちょっ「行ってこーい」やめろォォォォォォ………!」

 

 

 

 

「よっしゃ行ってこいバカ息子ォ!生きて帰って来たらいっぱい抱きしめてやっからなー!」

 

 

 

 

 

 

 

▼▽▼

 

 

「私は佐々木小次郎という。これから宜しく頼む」

 

 

ある日、アイツは松下村塾にやってきた。髪も長いし身長も高く、話し言葉も子供にしては大人びた奴だった。

 

 

 

「そこの小さい子、名はなんと?」

 

 

「誰がチビだキザ野郎。俺はお前と同い年だぞ」

 

 

最初は、むかつくキザ野郎だと思っていた。

 

 

 

「なんだ、こんなものか。拍子抜けだ。もっとできるものだと思っていたのだが」

 

「……上等だ刀馬鹿」

 

 

 

だが。

 

 

 

「なあ■■、今日はどんな事をしようか」

 

 

「……一人でやってろ、佐々木」

 

 

段々とその認識は変わって行き、今では。

 

腐れ縁のキザ野郎に昇格した。

 

 

 

 

▼▽▼

 

 

彼は出会った頃から大人びた子でした。

 

 

「先生、私も手伝おう。その量では辛かろう」

 

「いりませんよ。あなたは子供らしく皆と遊んできなさい。それか、私の話し相手にでもなってください」

 

「では、そうさせて貰おう。貴方の話は聞いていて面白いものばかりなのでな」

 

かと思えば、

 

 

「先生、今日も稽古をつけてくれ」

 

 

本当に楽しそうに剣に向き合う、子供のような一面もある。

 

 

そんな事が続いたある日の事、二人で月見酒を楽しんでいた時でした。

 

 

「あなた達はきっともう、私がいなくとも上手くやっていけますよ」

 

 

「……いや、それは違うな。確かに私達は成長しただろう。だからと言って、貴方を必要としていない訳でも無いのだ。私達が『先生』と呼ぶのは■■■■ただ一人のみ。それに、紡いだ『縁』は私達人間が生きる中で途切れる事の決して無いものだ。つまり、私はこれからも貴方が死ぬまで月見酒を楽しむつもりでいる、という訳で続けようか、月見酒」

 

 

「………これは私の負けですね、ええ。楽しみましょうか、月見酒」

 

嗚呼、酒がこんなにも美味しいと感じたのは、初めてです。

 

 

 

 

▼▽▼

 

 

 

佐々木さんは、ボクの恩人だ。

知り合ったきっかけは、彼がボクに話しかけてきた事だった。

 

 

「失礼、そこの君。私は佐々木小次郎と言うのだが、君の名前を教えてはくれぬか?なに、仲間とは話しておかねばと考えた迄の事よ」

 

 

正直、ボクはその時驚いた。一体何故、こんなにも影が薄いボクを見つける事ができたのか。

これまで、ほぼ誰もボクに気がつかなかったのに。

 

 

「■■■■■です。……あの、何故ボクを見つけられたんですか?ボクって影が薄いから、これまであまり人と話した事が無くて……」

 

 

「影が薄い?そんな事はないさ。現に、私が君を見つけただろう」

 

 

それからボク達はよく話すようになり、次第に友達と呼べる関係になっていったのだ。そしてそんな中で、ボクは彼に悩みを打ち明けた。

 

「佐々木さん。ボクって極端に影が薄いから人の記憶に残りにくくて、友達が少なくて…。迷惑かもしれませんが、相談に乗ってくれませんか?」

 

 

「…………ふむ。そうだな、まずは人に積極的に話に行く事だ。君は自分が影が薄い事を理由にして人と距離を置いているように見える。それでは駄目だ。

自分から関わろうとすれば自ずと君の周りに友が増えてゆく事だろう。

まぁ、少なくとも私は君の友であるという事は保証しておこう。何かあれば、またいつでも来てくれればいいさ」

 

 

「あ、ありがとうございます!ボク、その……頑張ります!」

 

 

そのアドバイスに基づいていろんな人と話す事を心がけると、本当に周りに人が増えたのだ。まぁその、勿論『親友』は佐々木さん一人なのだが。

 

 

そして、戦争が続いていたある日。

また彼がボクを見つけてくれた。

 

 

「もういいかーい………」

 

 

そう、ボクと佐々木さん、坂田さん、桂さん、高杉さん、坂本さんの六人でかくれんぼをしていた時にそれは起こった。

 

 

「私の手を掴め、太助君!ここから出るぞ!」

 

 

「もういい……えっ、何かあったんですか……ってうわぁ!?」

そのまま有無を言わさず持ち上げられ、外に出た次の瞬間。

後ろで爆発が起きたのだ。

 

 

「えっ、ええ……?どういう事ですか?」

 

どうやら、仲間に敵が紛れ込んでいて爆弾を仕掛けられていたらしかった。

 

 

……けれど。また、佐々木さんはボクを見つけてくれた。

こんなの、いくらボクが女性(・・)である事を隠していても、好意を持ってしまうのは仕方がないと思うのだ。

 

 

だから。ボクは、何度でも言おう。

彼はボクの恩人(大好きな人)です、と。

 

 

 

▼▽▼

 

 

 

奴は、出会った時から警戒に値する男だった。

 

「やめておけ。……死ぬぞ」

 

 

普通なら、こんな台詞は気にも留めないだろう。だが、あの男のそれは本気だった。事実俺は、自分よりも随分年若いあの男に殺されかけた。

そこからだ。奴を現時点での俺にとっての大きな障害の一つであると認識したのは。

 

それから俺と奴は何度も戦った。最終的に、俺は奴に勝ったのかもしれない。

だが、実力的には俺は奴に及ばない。

 

 

「……もしもまた奴が俺の目的の障害として現れたのなら。…………次は確実に、殺す」

 

 

申し訳ありません、先生。私は、貴方の弟子をーー殺す。

 

 

 

 




難 産(迫真)
はい、NOUMINモドキのマッマは男勝りで破天荒な人柄です。カッケー。
性転換は許してください!この二次は基本的に私の趣味と勢いで出来てますから!ちなみにNOUMINモドキの「やめておけ。……死ぬぞ」の意味は第三訓読んでくれた方ならわかります。
それはそうとボクっ娘可愛い…可愛くない?


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

NOUGYOU篇
NOUMIN日記帳 第五訓


お待たせして申し訳ありません、その癖に短くてすんません。最近時間が取りにくいものでして、ええ…。



[]月✈︎日

 

マイハウスを探す旅を始めて幾日か経つ。適度に休憩は入れているものの、太助君やむーちゃんに疲れが見え始めているので早く見つけたいものだ。なおポチ(仮)は元気が有り余り過ぎててなんか目が血走ってた。

 

 

 

 

 

[]月^^日

 

ワイな、思ったんや。なんでワイらは徒歩で家見つけようとしてるんやろうって。

という訳で近くの『かぶき町』って町で不動産屋的なのを探す事にしようと考えた。けどそう言えば俺って、不愉快極まりないが一応罪人だし、捕まったらどうしようと思ってたらむーちゃんがとある情報を教えてくれた。それは俺の顔自体は知られていないので、もしかしたら……という事だ。そう言われてみれば、確かに俺の写真も絵も見た事なかったなぁ。それなら変装くらいすればバレないのでは?

 

 

 

 

 

 

 

[]月٩( ᐛ )و日

 

 

変装するために、かぶき町で服を買ってきて貰う任務をむーちゃんと太助君に任せた。幸いにも彼らは幕府に顔が知られていない。もっとも、むーちゃんの方は厨二が知ってるだろうが、多分一般人は知らない。むしろ知ってたら怖いです(震え声)

 

そんなこんなで俺とポチ(仮)は町の外でお留守番になった。本当なら俺も行きたい所だが、もしも俺が佐々木小次郎であるとバレれば終わりだしね、仕方ないね。

そして結果は大成功。無事に服を買ってきてくれた。ちなみにお金は戦争で敵から剥ぎ取ったものだ。めちゃくちゃ持ってるので残りの金さえあれば小さな家くらいなら買えるだろう。金の出所が汚いので皆には言っていない。バレなきゃ犯罪じゃないんですよ(這い寄る混沌(ニャル子)並感)

ただ一つ文句を言わせて貰うのならば、全員の服がスーツだった事だ。何故にスーツ?あのアレだよ、前世で社畜だった記憶を思い出して萎えぽよだよ。更にポチ(仮)にも犬用のお洋服買ってきたのなんなの?アイツには絶対要らんだろ、アイツは永遠に真っ裸で十分だよ。

けどまぁ、思いの外全員似合っていたので許します。

 

 

 

 

 

[]( ˊ̱˂˃ˋ̱ )日

 

成 し 遂 げ た ぜ 。

 

やっと……やっと自宅が見つかったんやなって……これも皆の協力のお陰やで……。買ったのはかぶき町の端の方にある小さな家だ。見に行くと、周りには空き地があったのでそこも畑にするために買った。まあまあ安かったのでもうこれしかない!と思って漢の一括払い。スーツ着た男女+犬が不動産屋に入っていく姿はまるで何かの商談をしに来ているようで、不動産屋の人も若干驚いてた(多分スーツ着たデカい犬に)。

そしてそのまま自宅に直行、家の掃除とかをした。もう疲れたので寝る。

明日はご近所さんへの挨拶回りに、生活に必要なものも買いに行かなくちゃいけないのでそろそろ過労死する。

 

たすけて

 

 

 

 




ちゃっかり前世の記憶を思い出すKOSAKUNIN。
そしてKOSAKUNINはこれからもどんどん働く模様。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

NOUMIN日記帳 第六訓

今回はいつもよりは長めです。つまり結局短いです()


∞月o(`ω´ )o日

 

段々とこの生活にも慣れてきた。この前に購入した家具もちゃんと機能しているし、それに誰かが体調を崩した、なんて事もない。ご近所さんへの挨拶回りも済ましている。皆で野菜を育てるのも案外楽しいものだ。太助君やむーちゃんも頑張って働いて、それを美味しそうに食べてくれている。やっぱり精神年齢オッサンなんでね、自分より若い子達がニコニコしてるのは嬉しいもんですよ。誰がオッサンだよ(錯乱)

 

けど知ってますか?その美味しそうに食べてる野菜、ポチ(仮)の糞を肥料として使ってるんやで。俺は気にしてないがあの二人はどうなのだろうか。まぁそんな事言ってたら野菜食べてらんないわな、黙っとこうそうしよう!

 

そして勿論、稽古は一日たりとも欠かしていない。少しでもサボってたらNOUMINのようにはなれないし、そもそも今の俺の目標は『NOUMINのようになる事』と、『農民(ガチ)になる事』の二つ。手を抜いた時点で目標達成なんて不可能だ。

 

そんな俺の稽古に、最近は太助君とかむーちゃんが参加してくる。別にあんなしんどい事するのは俺だけで十分だと思うのだが、それでも俺が稽古をしているのを見つけると絶対に参加してくる。なんで?(困惑)

気になるので理由を尋ねてみたら、単純に身体が鈍るかららしい。農作業だけで十分だと思うんだけどなぁ、あれって結構疲れるし。

 

正直、俺は出来るだけ彼らから『戦い』を遠ざけておきたい。まぁ、言ってしまえばこれは俺の我儘だ。あんな優しい人達が戦う所が想像出来ないししたくもない。俺が傲慢に思われようとも構わない。そもそも俺だって、NOUMINのようになりたいからと言って、戦いそのものが好きなのかと尋ねられれば、首を傾げざるをえない。仮にもし、戦う事になったとしても、剣を振るうのは俺だけでいい。ワイトはそう思います。

 

 

 

 

 

♬月(^o^)日

 

楽しく野菜を育てようとしただけなのにいつの間にか野菜を売る事になってた

今日この頃。まさか趣味が商売になるとは思ってもみなかったやで…。全然不自由無く暮らせてるから考えてもなかったが、確かにお金があれば皆の趣味にも役立つだろう。ちなみに俺の趣味はNOUGYOUだ。第一次産業最高!

 

という訳で八百屋、開店します。ただし社長は太助君。普通に考えて俺なんかより太助君の方がしっかりしてるに決まってるだろ!

 

 

 

 

♬月(`・ω・´)日

 

開店した。お野菜は出来る限り手に取りやすいような値段にしておいた。経営方針は『お値段以上』である。どっかで聞いた事あんなぁ?そして肝心の売り上げは…上々だ!やっぱり店先にむーちゃん&ポチ(仮)をスタンバらせたのが効いたな!あれは見ているだけで精神が浄化される、言うなれば|地上に舞い降りた天使《ロリッ娘とわんこの組み合わせは全宇宙にて最強》である。つまりロリッ娘は世界を救うのでは?(名推理)

…まぁそれはそれとして。ウン、めっちゃ売れた。もう老若男女問わず売れた。正直なところ、こんなに売れるとは思ってなかったのですんごい驚いている。この調子なら十分な収入は得られるだろう。

 

 

 

 

♂月(´ω`)日

 

今日は定休日なので皆でお出かけした。あんまり知らなかった場所が沢山あって退屈しない。電気屋に居酒屋、更には風俗まであった。風俗はむーちゃんの教育的にNGなので視界を塞いでおいた。俺はガン見した。

 

そして問題はドーナッツ屋だ。むーちゃんが欲しそうに見ていたから俺はつい「好きなだけ食べていいよ」みたいな事を言ってしまったのだ。今思えばそれが間違いだったのだろう。気が付くと、財布の中身がスッカスカのコンビニ弁当(空っぽ)になっていた(白目)。流石に十個以上のドーナッツを食べだした頃からおかしいと思ったんだ。太助君はそのあまりの食いっぷりに震えていた。ポチ(仮)はいつも通りにアホだった。そして、ついに食べ終わったかと思いきや放たれた言葉に俺は恐怖を覚えた。

『喉渇いた』

可愛いけどそれだけなの?てかいつもそんなに食べてないだろ!

………まぁ楽しかったのでヨシ!(現実逃避)

 

 

 

 

▼▽▼

 

時は戦争の終了まで遡る。

 

 

「……終わったな、クソ馬鹿共」

 

 

と、銀時が少し覇気のない声で言う。たった今、彼らの日常を取り返す為の戦いは終わったのだ。今は拠点に戻っている途中である。銀時は疲れて動けないらしく、担架みたいなのに乗せられている。

 

 

「ああ。……それでそのクソ馬鹿共ってのは俺も入ってんのか?」

 

 

 

「当たり前だろ高杉君、えっなに自分は周りとは違うみたいな痛い妄想まだ終わってなかったのん?流石に引くわーってちょっと待って!俺にトドメ刺しちゃうからその刀しまって高杉さんんんんん!妙にシャバシャバなジャムが飛び散るから!俺今動けないから!お願いその刀しまえって300円あげるからァァァァァァァァ!」

 

こいつら急に元気になったな、実はそんなに疲れてないんじゃね?俺はもう傷が痛くて仕方ないよ、その元気が羨ましいよ。

 

 

「その辺にしておけ。こんな事が死因になったら笑えないぞ、決着は拠点に戻ってからだ。具体的にはUNOとかどうだろうか。アレはいいぞ、守備表示とか強欲な壺とかオシリスの天空竜とか様々なカードがあるのだ」

 

 

「それお前色々混ざっちゃってるよ、UNOなのに人が死んじゃうよそれ。闇のUNOか何か?」

 

 

小太郎はしっかりしてるのかと思いきやそうでもなかった。UNOと遊●王は次元が違うから。遊●王は命賭けてるから。UNOは特に何も賭けてないから。

 

 

「……小次郎、そういえばお前は俺と別行動になった後に何があったのだ?お前がそう簡単に敗れるとは思えん」

 

 

 

「そういえばお前途中で来たな、なんか遅れてた癖に満を辞して出てきた感があって腹立ったけど」

 

 

「……それはまず戻ってからにしよう。少し疲れてしまってな、口を開くのもやっとと言った所だ。精々着くまで待っていろ大馬鹿共」

 

 

 

「「「誰が大馬鹿だよ和風剣キチ」」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

▼▽▼

 

 

そして、お別れ宴会にて。

 

 

 

 

「ほらお前もっと飲めよ!蒼の羅刹さんはそんなモンかよォ!銀さん見てみろ、何杯呑んだか分からんくらい呑んでんだぞ?世界がぐるぐる回って見えてんだぞコルァ」

 

 

「す、少し落ち着け。私は酒を愉しんでいるのであって、お前のような大酒呑みでは無いのよ。何故こうも酒を呑ませようとしてくるのだ。それにかなり酒臭いぞ、一度休め」

 

 

佐々木さんが坂田さんにすごく絡まれている。酒が入った坂田さんはとても厄介なのを分かっているのか、どうにかして追い払おうとしているが効果は無いようだ。そもそも、日頃から佐々木さんはこうして騒ぐようなお人でもないので、こうやってはしゃいでいるのは少し新鮮だ。

 

 

「あー気持ち悪い、うっぷ。……悪ぃな、佐々木」

 

 

「…………………………」

 

 

 

うぇぇ…見てるこっちが気持ち悪くなるくらい綺麗なもんじゃ焼きだぁ…。あっ佐々木さんが洗面所に行った。

 

 

 

▼▽▼

 

 

そして暫くして、佐々木さんが戻ってきた。かと思ったら、今度は高杉さんに絡まれているらしい。

 

 

「ヤクルトは俺の奢りだ、つべこべ言わずにさっさと飲め佐々木」

 

 

「す、少し待て。お前はこの量を一人で飲めと言うのか。いくら何でも乳酸菌取り過ぎで逆に死んでしまうのではないか?それにかなり酒臭いぞ、一度休め」

 

 

なんかさっきも見たような光景だが、今度は高杉さんによってヤクルト地獄に陥ってしまっているらしい。ヤクルトと言えば高杉晋助、高杉晋助と言えばヤクルトと厨二病である。高杉さんのあの謎のヤクルト愛はどこから来ているのだろう。

 

 

「乳酸菌は人生を豊かにするモンだ、うっぷ。それになんで自分だけだと思ってんだ、俺も飲むに決まってんだろォが、うっぷ。———悪ィな佐々木」

 

 

 

「………………………………」

 

 

どうやら、お酒とヤクルトは相性が悪かったらしい。あっ佐々木さんがまた洗面所に行った。

 

 

 

 

 

 

 

▼▽▼

 

また暫くして、佐々木さんが戻ってきた。かと思ったら今度は桂さんに絡まれているらしい。

 

「小次郎よ、少し話さないか?ただ酒を呑むだけというのも味気ないだろう」

 

 

「あぁ、いいぞ。そう、酒は愉しむものよな。薄々私がおかしいのかとも思っていたが、やはり私が正常なのだな。お前とは趣味が合う」

 

 

「そうと決まればUNOをしようか、先攻は俺だ!リバースゥゥゥッッ!」

 

 

 

「少し話さないか?とは何だったのだ。それといい加減UNOと遊●王から離れろ。あとそれUNOのリバースでは無いぞ、カード裏返す奴だぞ。それにかなり酒臭いぞ、一旦休め」

 

 

またさっき見たようなやり取りをしている。というかこんなやり取り、私と佐々木さんはした事がない。……ほんのちょっとだけ。そう、ほんのちょっとだけ嫉妬してしまう。

 

 

「くっ、ならばもう一度ォェェ………!リバースゥゥゥゥゥオロロロロロロロ」

 

 

 

「……………………………」

 

 

 

………リバースッ!ふふっ…。あっ佐々木さんがまた洗面所に行った。

 

 

 

 

 

▼▽▼

 

 

またまた暫くして佐々木さんが戻ってきた。かと思ったら今度は坂本さんに絡まれているようだ。

 

 

「のう小次郎、おまんはこれからどうするつもりじゃ?昨日は詳しい事は聞けんかったからなぁ、今日は酒でも酌み交わしながら話そうぜよ」

 

 

「勿論話そう。ーーその代わり、と言っては何だがな。ひとつ、お前の夢を聞かせてはくれまいか?友として、興味があるのよ」

 

 

「勿論ぜよ!」

 

 

今のところは不穏な気配はないので安心だ。それはそうと、僕も彼らの夢について詳しく聞きたい。……僕も混ざろうかな………。

 

 

「まずは、酒を注ごうか」

 

 

「おお、すまんなぁ!………うむ、美味な酒よあっやっぱ船も酒も駄目じゃ」

 

 

「……………………………」

 

 

 

結局結末は変わらなかった。あっ佐々木さんが洗面所に行った。

 

 

 

 

 

 

▼▽▼

 

 

更に暫くして佐々木さんが戻ってきた。そして、今度は。

 

「佐々木さん、ご一緒してもいいですか?」

 

 

「…!あぁ、勿論だとも。…やはり酒は静かに愉しむものよな」

 

 

今度は、私の番だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




KOSAKUNINは佐々木小次郎のその強さも含めて憧れているのに戦い自体は好きではない矛盾。
ちなみに精神がオッサンなので何がとは言いませんが枯れてきてます。つまり彼はロリコンじゃありません、フェミニストです。
そして攘夷四天王全員にゲロ吐かせてすんませんでした。ゲロくらい誰でも吐くと思うんで許してください(嘆願)


目次 感想へのリンク しおりを挟む




評価する
一言
0文字 ~500文字
※目安 0:10の真逆 5:普通 10:(このサイトで)これ以上素晴らしい作品とは出会えない。
※評価値0,10は一言の入力が必須です。また、それぞれ11個以上は投票できません。
評価する前に
評価する際のガイドライン
に違反していないか確認して下さい。