ソード・ワールドからの来訪者 (Atorasu)
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プロローグ?

初投稿です。よろしくお願いします。


  みなさん、こんにちは!

  今回は〈ソード・ワールド ~ユア ストーリー~〉の初見プレイをやっていきます。

 それでは、最初にこのゲームの説明を少しだけ。

 このゲームは〈ソード・ワールド2.5〉を題材としたプレイヤーの選択によって無数のエンディングを見ることができる、プレイヤーの自由度が売りのマルチエンディング型のRPGです。ただ、本当にエンディングの数が凄まじく、同じエンディングでもプレイヤーの交友関係やそこに至るまでの道のりの違いなどによって、かなりの差異があり、ゲーム名の「ユア ストーリー」に恥じない、自分だけの冒険が楽しめると評判です。

 しかもこのゲーム、制作陣から個人までによって作られたMODも数多く存在し、

 MOD1つ入れるだけで世界観からやゲーム性、シナリオがガラリと変わったりするらしく、

 自分も友人に頼んでMODを1つを買ってダウンロードしてもらってます。

 友人に頼んだ理由としては前情報無しでプレイを行いたかったので

 どのようなMODが入っているかは自分も実際にプレイするまで分かりません。

  ではでは剣と魔法の世界にレッツゴー!

 

 

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 オープニングムービー中

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  さて、最初はキャラ作成です。まずは種族の決定ですが、

 〈人間〉〈エルフ〉〈ドワーフ〉〈タビット〉〈ルーンフォーク〉〈ナイトメア〉

 〈リカント〉の6種族から選べるそうですね。

 ふむふむ、今回は魔法を使ってみたいのでいかにも純後衛みたいなステをした

 〈タビット〉という種族を使おうと思います。

 この種族、体長が1メートルぐらいのウサギが二足歩行したような姿でかわいいんですよ。。

 それに、種族によって〈種族特徴〉という能力があるのですが、〈タビット〉の

 〈種族特徴〉は〈第六感〉といい、危険をいち早く察知ができ、

 奇襲などに気づきやすくなるという、腐りにくい性能です。

 他の種族の〈種族特徴〉も気になりますが、今は目の前のことに集中しましょう。

  次に〈生まれ〉を決定ですか。えっと、魔法が使いたいので、〈魔術師〉と。

 おっ、ここからステータスの数値決めですか。

 いい値を頼みますよ〜(コロコロ)

 上から、4,3,1,12,15,4と。えーと、生命力と知力が異様に高いですね。

 う〜ん。精神力は2Dでこれでしたが、別に問題ないですよね?

 

  じゃあ、お次は技能ですかね。これは〈ソーサラー〉2と〈セージ〉1を取得します。

 それに薬草・ポーション類の効能を高めれる〈レンジャー〉1を取得しましょう。

 後、〈戦闘特技〉というのもあるんですか。

 冒険者レベルが奇数になるたびに1つずつ取得できると。

 では、同士討ちを防ぐために〈ターゲッティング〉を獲得しましょう。

 やっぱり、仲間に魔法をぶち当てたなんて、偶然にしても酷い話でしょうし。

 

  次に経歴と冒険者になった理由ですか。これはダイスの神様に決めてもらいましょう。 

 君はどんな過去を歩んできたのかな(コロコロ)

 『同性の家族がいない』『己に何らかの誓いを立てている』『大喧嘩したことがある』

 次に冒険者になった理由は(コロコロ)『親に反発して』ですか、

 まあ、ただのフレーバーテキスト程度なのであまり気にしなくて良いです。

 ではキャラ作成も終了したところで、冒険のスタートです。

 

  はい。ここは冒険者ギルドですかね。まずはステータスのかくに…MPがたったの20⁉

 精神力がMPの基準値になるんですか。うーん、いきなりミスりました。

 いやー、情報収集をしなかった弊害がいきなり出ましたね。

 どうしようかな〜魔力が高くても連発できないんじゃな〜

 まあ、ドンマイ、シューマイ。悩んでも仕方ないのでMP管理に気をつけましょう。

 それに、MPは成長すれば増えるでしょうし。未来の自分に期待します。

 では、気を取り直して冒険者登録………の前にお買い物です。

 装備は杖型の〈発動体〉に〈ソフトレザー〉を購入。

 片手は光源を持つために開けておきます。

 残ったお金で冒険の必需品と薬草やポーションを買いましょう。

 残金は……0ガメルになっちゃいました。

 

  では、冒険者登録を倍速しつつ、これからの一応の予定を話しましょうか。

 まずは、何かしらの依頼を受けることと、仲間探しの2つですね。

 所持金はさっきの買い物で吹き飛びましたし、今日の暮らしもままなりません。

 世知辛い世の中です。

 しかも、自分のステと〈技能〉は完全に後衛なんで、前衛職が必須なんですよ。

 特に前をはって自分のにくへ…タンク役になってくれる人が。

 後は回復ができる人も欲しいですね。

 いくらポーションがあったとしても、使うのに一手必要ですし、

 そもそもが消耗品は高いのなんの。

 

  ん?考えごとをしている間に何やら人だかりが…少し話を聞いてみましょうか。

 ふむふむ、なるほど。聞いた話をまとめると、

 街の近くに〈奈落の魔域《シャロウアビス》〉が見つかったらしいです。

 最初に入った冒険者のパーティーによると、中はとてつもなく広く、

 出てくる魔物はそこまで強いわけではないですが、絶え間なく襲ってくるらしく、

 冒険者ギルドは緊急依頼として、こちら側からも冒険者を募り、

 数で対抗して攻略するそうですね。

 しかも、初心者から熟練者まで受けられて、報酬も良いと。

 これは受けたいですね。デメリットも対してありませんし、

 ここで名を挙げることができれば、仲間を誘うときに有利でしょうし、

 うまく行かなくても参加するだけでしばらく依頼のお金でしばらく過ごせます。 

 これはもう、行くしかないですね。

 

  というわけで、〈奈落の魔域《シャロウアビス》〉の前に到着です。

 途中?、何も面白いことがなかったので全カットです。

 準備も何もお金がゼロなので何もできませんし。

 さてさて、この大きくて黒い球体が〈奈落の魔域《シャロウアビス》〉です。

 いやー、メチャクチャでかいですね。

 それでは他の冒険者の皆さんと一緒に魔物をぶっ殺しにいきましょう。

 レッツラゴー。ってあれえ?急に危険感知に反応が…

 もしかしてこの〈奈落の魔域《シャロウアビス》〉?

 いやいや、判定が遅いよ、もう触れるに選択しちゃったしキャンセルできないよ⁉

 ちょっと待、眩し⁉目が痛い⁉、目が痛いよ⁉

 

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称号を獲得しました。【ソード・ワールドからの来訪者】

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 え?何か称号獲得したし、というかそもそもここどこですか?

 

 

 

 




〜簡単な用語説明〜
ソーサラー︰真語魔法という魔法が使える。攻撃魔法が多く、同時に便利な魔法もあり、
      王道とも言える。
セージ︰知識が必要となるものに役立つ。魔物の知識判定が主な活躍場。
    なお、セージ1つにつき言語を会話か読文を習得できる。
レンジャー︰自然環境限定の斥候。薬草やポーションを使うときに効果があがる。
奈落の魔域《シャドウアビス》︰魔神や魔物が生み出される摩訶不思議なところ。 
               奈落という穴の飛び地みたいなもん。
もっと詳しい説明が欲しい人はソード・ワールド2.5ルールブックを読んでね!


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1話 表

前話のタイトルの「プロローグ」を「プローログ」と間違えて恥ずかしいので、
初投稿です。
感想で教えてくださった方、ありがとうございます。


 

  簡単にわかる。前回のまとめ!

 〈タビット〉でキャラ作成

 お金がないので緊急依頼を受ける

 〈奈落の魔域〉に入ったら称号獲得、気づいたら知らない場所!

 こんな感じでした〜(パチパチ)

 

  ではおちゃらけるのは終わりにして、本当にここどこでしょうか?

 周りを見ると木!木!木!という森なんですが…

 普通に考えれば〈奈落の魔域〉の中だと思うんですが何かおかしい気がするんですよね〜

 それに、兎君がここに入る前に危険感知に反応があったのも気になります。

 まあ、情報が足りなさすぎるので、一旦は一緒に来た他の冒険者の方とたんさ…

 あっれぇ、そういえば周りに人っ子一人いないぞう〜?

 もしかして、中に入るときに別々の場所に転移されたんですかね?

 というか、色々と想定外のことが起こりすぎて辛いです。

 こちとら初見プレイですよ!もっと簡単にしてくれてっ⁉

 聞き耳判定と危険察知に成功!近くに何かいますね。あ、目が合いました。

 にしても、〈タビット〉の〈種族特徴〉の〈第六感〉マジで便利ですね。

 危険察知判定が〈冒険者レベル〉+〈知力ボーナス〉なんで

 基準値が最初から6もありますから、奇襲に気づきやすいです。

 まあ、気づけたところで 根本的な解決にはなってないんですが…

 

  さてはて、出てきたのはゴブリン1体!

 こちとら、魔法職一人なんで、とてつもなく戦いたくないんですが、

 見過ごしてもらえませんか?だめそうですね。(アキラメ)

 ふー、初戦闘始めていきましょうか。

 

  先制判定には成功しました!それじゃあ、ブチかましますよ〜

 [エネルギー・ボルト]を撃ちます。

 避けようとしても無駄だぜ。魔法は確定で当たるからなぁ!

 ゴブリンの精神抵抗力を簡単に抜いてダメージ計算!

 って死んでねぇ!うわ、拳振りかぶってきた!

 危なかったですが、奇跡的に避けました。

 テメーの攻撃なんて見切ってるんだよ(フルエゴエ)

 それじゃー、もう一発[エネルギー・ボルト]!はい、死にました。

 ほんとに死んだよね?蹴ってみても反応がないので倒せましたね。

 

  ふー。びっくりしすぎて戦闘中、変なテンションでしたね。

 とりあえず、ここが魔物が出る危険な場所だとわかったので、

 早めに森から抜けようと思います。

 抜け方?今、見つけた川をそのまま降りれば村ぐらいあるでしょう。(テキトウ)

 移動中暇になるので、森を抜ける間に先程の戦闘について振り返ろうと思います。

 何事も反省は大事だからネ。

 

  1つ目はずっと言っていますが仲間が欲しいこと。

 最悪、前衛職じゃなくても良いから、誰かとパーティーを組みたい。

 やっぱり頭数は必要です。1人じゃどうしようもないことも、

 仲間がいればそのぶんだけ、取れる手段が増えますしね。

 まあ、この森を無事に抜けて冒険者ギルドにでも行かないと、解決しませんでしょうし。

 あ〜あ。どっかに仲間になりたそうな目でこちらを見ている

 優秀な人材とか落ちていませんかね?

 次に2つ目はMPの枯渇問題です。

 [エネルギー・ボルト]を2回撃つだけで今のままだと半分もなくなります。

 ただ、これに関しても解決手段は金か自分が成長するまで待つしかないので、

 これまたどうしようもないことです。

 そして3つ目が火力のなさです。これに関しては本当に予想外でした。

 まさかゴブリン1体を安定して殺せないとは…

 これはほんとにどうしましょう。案としては攻撃魔法を使わずに相手を倒す。

 つまり、罠か仲間のサポート主体とするぐらいですかね。

 まあ、おいおい考えていきましょう。今はどうやってこの森を抜けるかですし…  

 

  うん?何か音が聞こえますね。

 もしかしたら人がいるかもしれないですし、行ってみましょうか。

 

 〜移動中〜

 

 音の発生源に到着しました。

 血だらけの女の子と厭らしい笑みを浮かべた人型の大型の魔物が1体。

 周りには死体のゴブリンが転がってますね。モザイクかけましょう。グロすぎます。

 にしても、どういう状況なんでしょう。

 とりあえず、あのでかい魔物に魔物知識判定を行います。コロコロピーン!(閃いた)

 なるほど、あれはホブゴブリンと言うそうです。つまり、ゴブリンの進化系でしょう。

 ふ〜む、このまま見捨てても良いのですが、せっかく人を見つけれましたし、

 なんとかして助けたいですね。それに装備を見た感じ剣士だと思うので、

 もしかしたら仲間になってくれるかもしれませんしね。

 ただ、あのホブくん、メチャクチャ元気そうですし、

 このまま女の子と一緒に逃げても足の遅い自分とあの子では、

 追いつかれて殺されるだけでしょう。

 しかし、倒せるかという話になると、

 [エネルギー・ボルト]程度の火力では足りないでしょう。

 なので、相手がすぐには追いかけれない程度の妨害を行います。

 何か良い魔法は…あ、そうだ[ナップ]使いましょう[ナップ]。

 あれ、意外とホブゴブリンの精神抵抗値高いですね。

 よーし、成功を祈って、危ない危ない、ギリギリ成功しました。

 さて、ではこの[ナップ]という魔法について簡単な説明を。

 この魔法はかかった相手を軽い眠り状態に陥らせ、

 移動や自分から動けず、行動に大幅な制限をかけることができます。

 デメリットとしては触れただけで魔法の効果が解除されてしまうので

 戦闘中には使える場面が限られたしまうことと、MP消費が重いことです。

 しかも、抵抗が成功されると副次効果が無いので一手無駄にしただけになります。

 ただまあ、この逃げるだけの状況なら殆ど問題はないので、

 急にホブゴブリンの動きが悪くなって驚いている女剣士に

 〈ヒーリングポーション〉をぶっかけたら、引っぱってさっさと逃げさせてもらいます。

 今すぐでは無いと思いますが、いつ魔法の効果が切れてしまうかわからないので

 迅速な行動を、あ、女剣士ちゃんが動揺から戻ってきましたね。

 ああ、感謝はいらないんで自分の仲間になってもらえれば良いっすよ。(ゲス顔)

 いやー、にしてもこの手際の良い判断と行動、自分で自分を褒めたいですね。

 

  さて、ある程度逃げてきたので自己紹介と簡単な質問を、と思っていたのですが

 中々に重要な情報がわかりました。ここ、なんとアルフレイム大陸ではないらしいです。

 それに加え、そもそもアルフレイム大陸やその大陸にある国家について

 何一つ知らないようでした。流石に嘘をついているのではと疑いましたが、

 こんな他の人に聞けばバレる嘘をつく必要がないのと、彼女の人となりから

 積極的に人を騙すような人柄ではないと思いますので信じたいと思います。

 

  そういえば、血だらけなのにどうしてこんな元気なんでしょう?

 え、全部ゴブリンの返り血なの?じゃあ、さっきの絶体絶命の場面みたいなのって

 実は全く問題なかったの?うわー、勘違いした、メチャクチャ恥ずかしい。

 あーやめて、フォローしないで、「倒せるかわからなかったから、ちょうど良かったよ」

 この余裕な感じ、絶対勝ってましたよ。まじでいらんことしました。反省ですね。

 

  後、ここからへんは辺境の街という開拓地の近くの森らしいです。

 そういえばあなたはこんなところで何を?おー、出稼ぎに街で冒険者になりに来たと。 

 その途中でゴブリンの群れに襲われたんですか。それにしても、すごい腕前ですね。

 あれだけの数を1人で倒すなんて。本当に農民の出なんでしょうか?

 まあ、他人の余計な検索は失礼ですし、言いたくないなら聞かないほうが良いでしょう。

 

  さて、女剣士ちゃんから聞いた話をまとめると、どうやら自分が元いた場所とは

 そうとう違うようですし、生きるためにもう一度冒険者登録をして1から始めましょう。       

 あ、そうだ(唐突)、女剣士ちゃんとパーティーを組めないか、頼んでみましょう。

 いや、逆にお願いします。何でもするんで、パーティー組んでください。

 お願いしますよー(泣)女剣士さん、あなたに見捨てられたら…あ、オッケーすか、

 んじゃ、しばらくの間よろしくお願いしまーす。

 

  では、街に入る前に、女剣士ちゃん、一回あそこの川で服洗いましょう、

 忘れてましたけどあなた今、ゴブリンの返り血で匂いとかやばいんで。

  後、今回はここまでです、見てくれた視聴者さん、ありがとうございました〜

 次回は女剣士ちゃんと一緒に依頼を受けると思います。ほな、さようなら〜




〜適当な用語解説〜
エネルギー・ボルト︰ソーサラーが最初に覚えれる攻撃魔法。属性は純エネルギー
          ある程度成長するまではお世話になると思う。
ナップ︰イメージはスリープの弱体化バージョン(多分)属性は精神効果(弱)
アルフレイム大陸︰ソード・ワールド2.5の主体となる場所。
    


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1話 裏

「プロローグ?」の冒頭部分の変化と冒険者になった理由を追加をしました。
それと第三者視点が難しいので、初投稿です。



 

 「ここは、どこだ?。」

 

 彼ーーー兎魔術師の口から困惑を含んだつぶやきが零れ落ちた。いつもであればでも軽口を叩けるほどの余裕を持ち、飄々としているのだが、さすがの彼でも今体験した出来事には、中々に参ってしまっているようだった。

 さてはて、彼はまだ驚きから戻ってこれておらず、なぜ自分がこの鬱蒼とした森の中にいるのかを思い出そうとするのだった。

 

 自分は家族ーーー母と姉とは血がつながっていなかった。いや、そもそも種族から違い、母と姉は人間だったが、自分はタビットであった。なんでも、元々病弱だった父親は母が姉を生んだ後、そのままぽっくり逝ってしまったらしく、母は姉を女手一つで育てていたらしい。そんなところに森で捨てられていた赤子の自分を拾ったらしかった。普通ならただでさえ、姉の世話など困窮しているところにそんな面倒ごとをみれば、誰でもその赤子を見捨てるだろうし、誰もその行動を責められないだろう。実際、その話を母から聞いたときは呆れてしまった。それでも、母は自分のことを姉と同じく愛情を持って育ててくれていたし、姉も弟兼ペットのような感じで可愛がってくれた。世界には数多く悲劇があれど、自分はとても恵まれた環境に住んでいたと思う。

 だが、愛だけでは生きていくことはできないのである。姉だけでもいっぱいいっぱいだったところに加え、自分のような能無しが住んでいるのである。満足な食事も取れず、日に日に我が家族は衰弱していった。だからこそ自分は冒険者になり、金を稼いでこようと思いたったのだった。

 なんでも、タビットーー自分の種族は身体能力は低いが総じて知力が高く、魔術的なもののの扱いが得意であるようだった。実際自分も、ソーサラーとして真言魔法を使うことができた。それに加え、最悪己が失敗したとしても、そもそも自分さえいなければ母と姉はまともな暮らしができたのであるから、口減らしとしても効果があるだろう、と母に己の考えを話してみたところ、大口論になったのだった。

 「村から出たことがないのに、体力仕事の冒険者などお前に務まるはずはない」やら、「そもそもそのようなことをしてもらうためにお前を育てたわけではない」など、我ながら自分勝手なことを言ったはずなのに母たちは主旨、己のことを自分のように心配してくれていた。このままでは埒が明かないと思い、また明日話し合おうと一度終わらせてから、その夜二人が寝静まった後にでてきたのだった。

 最初に言ったとおり、自分さえこの家から出ていければ、彼ら二人は普通に暮らせていたのである、なにより、二人が己に幸せに暮らしてほしいと願うように、自分もこのような己を愛してくれた、二人に幸せに暮らしてほしいと思っているのだった。そして、その覚悟が揺らぐ前に街の冒険者ギルドに行き、最低限の装備を整えて、あの〈奈落の魔域《シャドウアビス》〉の依頼を受けたのであった。そして、〈奈落の魔域《シャドウアビス》〉に突入する直前に嫌な感じがしたと思えば、この森の中にいたのであった。

 

 兎魔術師はこれまでの経緯をざっと思い出したようで、これからどうしようかとまた熟考に入ろうとした瞬間に何者かの視線に気づいたようだった。身構えて、視線を向けると、林の中から緑色の肌をした小さな人型の怪物が現れたのである。

 

「ゴブリンか!」

 

 兎魔術師も初めての怪物に少し驚いたが、すぐに気を取り直し、〈エネルギー・ボルト〉の魔法を唱え、発射した。小鬼は避ける間もなく当たったが、絶命までには至っておらず、ヨロヨロした足取りで兎魔術師に殴りかかりました。それを危ないながらも避けた彼は、もう一度〈エネルギー・ボルト〉を唱え、小鬼を殺したようでした。しっかり死んでいるか確認した彼は、初めての戦闘の余韻からか少し放心した後、森から抜けるために行動を開始したようでした。

 

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 女剣士にとって、剣とは自身の命の次に大事なものであった。生まれてから殆どの時間を師匠と一緒に剣を振っていた彼女にとって冒険者になるため、街道を歩いている途中に怪物に襲われたとしても、体はすぐに反応して、小鬼たちをざっくらばらんと切り捨てていたのだった。

 

 「ふむ、これで終まいか。」

 

 最後の小鬼を切り捨てた瞬間、後ろから殺気を感じてすぐにその場所から離れれば、先程自身がいたところに大きな棍棒が生えていた。ふと見ると、小鬼を数倍大きくした人型の怪物が自分を見ていやらしく笑っていた。(彼女は知らぬことだがホブゴブリンという、ゴブリンの先祖返りの怪物)

 その態度に舐められていると感じた女剣士は、すぐにその首を落としてやると勢いよく切りかかったが、予想以上に新手は手強かった。そうやって少なくない時間、戦っていた彼女は自分の動きが落ちていることに気がついた。

 それもそのはず、小鬼とはいえ、殺すためには剣を振るわなければいけない。そして振れば振るほど休憩のできない自分は消耗し、不利になっていく。しかも、いつの間にかそこは街道ではなく、森の中であった。自分はいつの間にかここに誘われていたのだろう。ここならば誰かが助けにくるなどほとんどなく、逃げようとしてもこの体では無理だろうと考えた彼女はせめてこの怪物を相打ちにはしてやろうと体に力を込めた。

 しかし、待てども待てども目の前の怪物は動かず、どういうことだと不思議がったが、近くの茂からガサガサと二足歩行したウサギ?が彼女の方に歩いてきたので、驚いて硬直してしまう。そのままウサギの獣人?はポーションを彼女にかけたと思えば、引っぱって逃げようと提案してきた。

 

 そのまま逃げた後にお互い自己紹介をしたのだが、彼は自身と同じく冒険者になるために街に来たようだった。しかし、この国の王のことや地名などを全く知らなかったので、獣人が世間知らずというのは本当なんだなと思ったのだった。もちろん、本人には言っていないが。

 そして、これも何かの縁だから一緒に徒党を組まないかと誘われたので、渡りに船だと二つ返事で了承した。自分の力量では叶わなかった相手から己を助けてくれたのは彼であり、彼が言わなければこちらから頼んでいただろう。

 

 こうして、後に銀等級となる徒党の最初の彼ら二人は出会ったのだった。




兎魔術師にとって、女剣士はずっと欲しかった、優秀な前衛ですし、あれだけのゴブリンをほぼ無傷で殺しきった彼女の技量を純粋にすごいと感じていますし、女剣士はホブゴブリンを動けなくさせるという魔術の力量や見ず知らずの人のために身の危険を顧みて助けてくれたことや、ポーションを他人に使ったことなど、兎魔術師の善性に危なさも感じながら、彼がこれからどう生きるのか気になるという気持ちを持っています。


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2話 表

前回の更新から時間が空いたので初投稿です。

感想を送ってくれた方、ありがとうございます。
とても、嬉しいです。


  皆さん、こーんーにーちーは〜

 

  前回は確か、女剣士ちゃんとパーティーを組む約束をして、

 街に着いたところでしたっけ。それで今は冒険者になるため(2回目)に冒険者ギルドに来て、

 女剣士ちゃんの登録を眺めているところです。

 

  あ、それと、ここまで来る間に3つほど新情報を発見しました。(唐突)

 

  1つ目はこの街にはほぼ人間しかいません。いや、他の種族ーードワーフや

 エルフっぽい人もいるにはいるんですが、それでも少数ですし、人間以外の種族を

 あまり見かけませんでした。生活圏が違うだけのかこの街だけが少ないだけなのかは

 まだ判断ができませんが、とりあえず、タビットーー自分と同じ種族の人は

 一切見かけませんでした。というかそもそも、タビットという種族を

 知らないっぽいんですよね。前の冒険者ギルドで登録したときにはもっとたくさん

 見かけたんですがね。まあ、これについてはあんまり気にしなくていいでしょう。

 多少珍しがられて見られていますが、差別や迫害とかはされていないようですし。

 

  それで、2つ目なんですが、これが今一番の問題なんですよ………お店や看板などに

 書かれている文字が読めず、一切知らないものでした。これでもウサギくんは1レベル

 とはいえ、技能として〈セージ〉を持ってるんですよ。しかも、タビット特有の高知力も

 あるんで、読めなくても知ってる!ぐらいのことは見識判定わかるはずなんですが、

 マジでファンブったレベルで何の情報も出ませんでした。女剣士ちゃんは普通に

 読めているようで、文字について詳細を聞くと、「まあ、農村では読めない子も

 多いいって聞くし、獣人の君が読めないのも仕方ないよ。」と返されたんですけど、

 これ獣ごときが人間様の文字なんて読もうとすんなよって馬鹿にされてます?違う?

 良かった。もし馬鹿にされてたら、パーティ解消からの乱闘起こして、

 血まみれになってましたね、勿論ウサギくんがですが。

  

  んで、3つ目の問題というか発見なんですが…………月が……2つ…ありました。

 つ!き!が!ふ!た!つ!ありました。大事なことなんで2回言いましたよ!

 

  いや、最初は空になーんか違和感あるな、と思って見上げていたんですけど、

 デカデカと違和感の正体がいましたね。鬼ごっこなら隠れずに鬼が数数えている間から

 鬼の目の前に居たレベルでありました。これに自分が気づいた瞬間にウサギくんも

 気がついてしまって、ウサギくん、発狂しかけていましたからね、彼。冒険1回もする

 前にリスタートかなってかなり焦りました。落ち着いてくれたんでよかったですけど。

 にしても、これまでの情報からまとめてみると、

 ただ遠い地に転移しただけ、ではすまなさそうですね、これ。

 

  文字が違うことやアルフレイム大陸などを知らない、種族の数に偏りがある、

 は場所が違うからでなんとか納得できましたが、月の数が違うまでなると、実は元の

 世界と似ているようで、全く違う世界という可能性もあるかもしれませんね。これも、

 MODのせいなんでしょうか?ま、ネタバラシはこのゲームをクリアしてから友人に存分に

 してもらいましょう。

  あと、魔物も似ているようで、違ったりするかもしれませんですし、

 データを鵜呑みにするのは避けたほうがいいかもしれないですね。

 

  お、女剣士ちゃんの冒険者登録が終わったので、ウサギくんの登録に移りましょうか。

 ま、前回の登録と書くことは対して変わりないですね。さっさと終わらせて……

 

 

  ちょっと問題が発生しました。魔法、いやここでは呪文と言うんでしょうか?

 「呪文は何度使えますか?」と聞かれたんですよ。それでちょっと質問の仕方がおかしいなと

 思って色々聞いてみたら出るわ出るわと新情報が。なんでも、この世界の魔術師や神官などの

 呪文使いたちって最初は1日に1回は普通、2回使えたら優秀、3回使えるなら天才レベル

 らしいんですよ。そりゃ、成長したらもっと使えるようになるらしいのですが、

 冒険者成りたてのウサギくんが最低で4回も使えるのは異常で警戒されているようです。

  そもそも呪文が使える人は冒険者なんてならなくても生きていけるらしく、

 呪文が使えるということは頭が良かったりや文字が書けるということであり、

 そしてこの異世界?は識字率が低く、学も大半の人が持っていないので国や組織から文官や

 書類仕事ができる人材として引く手あまたらしいです。やっぱ、頭良いって得ですね。

 その状況で呪文使いが冒険者になるなんて、名誉か大金が欲しいか若しくはまっとうな経歴では

 ないということで、ウサギくんは後者なのではと怪しまれているようですね。確かにギルド側も

 明確な問題児なんて入れたくないですよね。

  おっとここで質問がとんできました。「これまでに問題などを起こしていませんか?」

 って聞かれてますね。まあ、何もしてないので、否定しておきましょうか………。

 

 

  あれ?急に警戒が解かれましたね。一体何に対して信頼してくれたんでしょうか。

 ま、無事?に登録ができたんで、何か依頼受けましょう依頼。

 ここまでの動画に動きがなさすぎてつまんないんで。後、金が欲しい。

 それで2人で受けれそうな簡単な依頼ってありますか?

 

  ふむふむ。下水道のドブさらいか巨大鼠若しくは大黒蟲の討伐、それか小鬼退治ですか。

 ど〜れ〜にし〜よ〜う……あ、女剣士ちゃんが依頼の詳細を聞きたいって言ってますね。

 なるほど、ドブさらいは危険性があまりないが、報酬金も対して高くない。

 逆に小鬼退治は初心者が受けれる中では一番報酬金額が良いが危険性が高く、

 もっと人を増やすのと、経験者を連れて行ったほうが良いと……。

 じゃあ、下水道の巨大鼠の討伐を受けましょうか。

 大黒蟲は名前からキモそうなんで一旦パスで、それじゃあ、下水道まで行ってきま〜す。

 

 

 

  移動中の間に冒険者の等級について簡単に話したいと思います。実はさっき受付嬢さんが

 話してくれていたんですが、カットしてしまったので改めて。そもそも等級というのは

 冒険者の実力やギルドからの信頼の証のようなものだそうです。等級は上から

 「白金」「金」「銀」「銅」「紅玉」「翠玉」「青玉」「銅鉄」「黒曜」「白磁」

 と10個に分けられ、白金等級の冒険者は「勇者」と呼ばれる類で歴史上にも数人しかおらず、

 超越した力を持っているようです。金等級は「勇者」ほどの力は持っておらずとも、

 国家規模の依頼を受けたり、国お抱えの金等級がいるようです。

 そしてこの街には金等級以上の冒険者はおらず、銀等級が最高等級だと言われました。

 

  最初は白磁等級から始まり、今までの報酬金額と貢献度、

 そして人格などから等級の昇格が認められるそうです。つまり、冒険者は実力が高く、

 品行方正であることが求められるようですね。

 

 

 

 説明しているうちに下水道の入り口に付きましたね。中は………予想以上に暗いですね。

 日光も届かないようですし。後、臭いが中々にキツく、長時間いると病気にかかりやすく

 なるデバフにかかるっぽいですね。あまり長時間の探索は必要がないならしたくないですね。

 買っててよかった冒険者キット、中に入っている松明で光源は確保しましょうか。

 さて、じゃあ下水道にレッツ、ゴー。

 

 中は以外と広いんで、女剣士ちゃんの武器も問題なく振れますね。隊列は………

 まあ、二人しかいませんし、女剣士ちゃんが前、ウサギくんが後ろで問題ないですかね。

 バックアタックは怖いですけど、ウサギくんの〈第六感〉を信じましょう。

 

 歩いていくと、2匹の巨大鼠に会いましたが……、でかいっすね。大型犬ぐらいありますよ。

おっと、女剣士ちゃんが近づいて……、首ぶった切りましたね。これで巨大鼠Aが死んで、

 巨大鼠Bが女剣士ちゃんに噛みつこうとしますが、刀で上手く防ぎましたね。さて、驚いて

 しまって行動が遅くなりましたが、一体何の呪文を使いま、え?手出し無用?えっと、まあ、

 戦っている当人がそうおっしゃるのなら、使いませんが……。あ、巨大鼠Bも死にましたね。

 

 

 おっと?録画の時間が足りなくなったんで、一旦ここまでにしていただきます!

 次は巨大鼠を倒したところからはじめま〜す。

 では、また、次の動画で!

 

 

 

 




サプリに乗ってた死霊術師で誰か小説書いてくんねぇかな〜


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