レミリア·スカーレットの償い (parui)
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プロローグ【私は吸血鬼である】

シリアスだったらいいなぁ。


「じゃあ·······。いつかまた会えたら」

 

夕陽を背に受けながら××の体が、下に消えていく。

否、落ちていく。

 

「××ーーーーーーーッ!」

 

手を伸ばし、××の落ちていった場所に駆け寄り、下を見る。

赤い。

ここから高低差10メートル以上ある校庭の土は真っ赤に染まっていて、

その紅い血の中心には、潰れた肉塊がある。

 

「ぁ·······ぅぁ·········」

 

呻き声のような小さい声がこぼれ、手が、足が震える。

顔が青ざめていくのがわかる。

 

「うぁぁぁ············!」

 

××を助けられなかった。救えなかった。

絶望の淵にいる私は、涙を流し、ぽつりと呟く。

 

「··························死にたい」

 

沈みかけの太陽が、そんな私と死んだ××を橙色に照らしていた。

_________________________________________________________

 

振り子時計の音で眠りから覚める。

ゆっくりと瞼を開けると、そこには見慣れた天井はなく、真っ暗な空間がある。

手を動かす。

コッ

少し動かしただけで硬い物質にぶつかる。

体の各部位を動かしても同じだった。

最後に、上に押してみる。

ギィ·············

あ、開いた。

ゆっくりと上に持ち上げて行くと、光が差し込む。

そのままそれを退けて、中から出る。

伸びをしながら、周りを見渡す。

 

「部屋············?」

 

そこでふと違和感を抱く。

目線が低い、手も小さい。服もお嬢様が着るようなものだ。

それに声も·············?

不思議に思うが、わからない。

まずは、と思い、周りをよく観察する。

よくよく見てみると、変な部屋だ。

窓がない。それに私が入っていたのもよく見ると棺だ。

明かりは壁の燭台にある蝋燭数本のみ。

不気味に思いながらもさっきから本当は気付いていたことを口に出す。

 

「あぁ············、もう人じゃないんだな············」

 

おかしいとは思っていた。

子供のような体。その体で棺のふたを持ち上げられたこと。

棺に入っていたこと。窓がない部屋。

何より、本能的に理解している。

 

自分が吸血鬼であること。

自分は運命操作の能を持っていること。

そして私がレミリア·スカーレットであること。

何もかも理解していた。

 

認めたくなかったから認めなかったが、もう認めざるを得ない。

きっとこの体でこの世界でを生きていくのが償いなんだろう。

何故こうなったかはわからないが。

 

燭台に灯らされている蝋燭の一つを見つめる。

そのまま、手をゆっくりと上げ、指をパチンとならす。

すると、炎は風が吹いたかのように揺らめき、消えた。

 

自然と笑みが零れる。

その声は少しずつ大きくなっていき、最後には高笑いになっていた。

落ち着き、ゆっくりと扉を開けながら呟く。

 

「私はレミリア·スカーレット。吸血鬼よ」

 

その紅い、目を光らせながら。




レミリアの扱いが酷いと自分で感じたのでシリアスなレミリアをば。

ミスを指摘して欲しいです。
何故か私のは感想が少ないのでミスがわからない。
そしてそのまま続け、駄作が作られてく。悪循環なのです。
誰か教えてくださいマジで。

誰もこの小説を読まないので後書きを見る人もいないか。
という卑屈精神。
まぁ、卑屈でもなく普通に読まれませんが。

因みに転生ものは書くのがかなり苦手。


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第一話【鳶が鷹を生む】

私はレミリア·スカーレット。吸血鬼よ。
-レミリア·スカーレット-


コツコツ

 

静かで長い廊下に私の足音だけが響く。

廊下には沢山のドアがあるが、取り敢えずは放置。

ひたすら歩き続ける。

まずは、私のお父様に会わねばならない。

私には私の記憶もあるが、少なからずレミリアの記憶も残っている。

彼女は落ちこぼれだった。なにもできない者だった。

理由はごく単純。

父親が吸血鬼にしてはかなり弱くて、

その背中を見てきたから、彼の子だから自分も弱いと思っていたのだ。

しかし、本当は違う。

彼女は、本当は天才だったんだ。

それを知らない彼女は、

さっき、私が死にたいと呟いたときに、同じく死にたいと呟いていた。

何故そんな私達が入れ替わった-向こうがどうなってるかは知らないが-かは知らないが、

少なくとも戻らない可能性はあるのだから私は私なりにやらせてもらう。

 

そろそろか。

レミリア·スカーレットの記憶に残っているこの廊下の長さから予想する。

案の定大きな扉は直ぐに表れた。

私はその扉を思い切り開け、

 

「お父様」

 

無表情のまま入っていく。

そこには書斎のような部屋が広がっており、父は椅子で本を読んでいる。

髪は少し長く、整えられている。

顔立ちは端正で、所謂イケメン。肩幅もある。

見た感じ、強そうではある。

本当はかなり弱いのだが。

父はおやといった顔をしてこちらを見ている。

 

「ん?なんだいレミリア」

「私は、吸血鬼の王をなろうと思っています。お父様にその意思はありますか?」

 

単刀直入に言うと、お父様、アルジェ·スカーレットは

動揺しながら、私の元に駆け寄ってくる。

 

「何を言っているんだレミリア!?

······ふ、フランならともかく!能力すらわからないお前が、

泣き虫なお前がなれるわけがないだろう!?」

「私の力は運命操作です」

 

狼狽えている父とは対照的に冷静な私は、何でもないように返す。

 

「なっ··········!?」

「今ならお父様にも、フランにも勝てる自信があります」

「レミリアッ!父親に向かっ」

「なら私を倒せばいいでしょう?

倒し、ボロボロで這いつくばる私を嘲笑したらいいのでは?」

「ッ!······いいだろう!」

 

逆上しながら飛び掛かってくる父に、少し驚く。

なにも考えずに飛び掛かってくる。

そんなだからきっと弱いままなのだろう。

私は呆れを隠そうともせず、

 

「········神槍·グングニル·············」

 

槍を具現化し、握り締める。

父はそれに驚いていたが既に遅い。もう私の間合いだった。

向こうの世界で学んだ格闘術を使い、服の胸元を握り、床に叩きつける。

直も反撃する気なのか起き上がろうとする父親を槍で止める。

父親は目を見開き驚いていたが、数秒後目を閉じ、悔しそうな顔をして、

 

「降参だ···········!」

 

負けを認めた。

私が槍を消すと、父はまるで知らない者を見るかのような目で私を見つめながら聞く。

 

「お前は何故···············そうなった?何故そこまで精神的に、肉体的に強くなれた?」

「少し考えを改めただけです。あなたの背を見て育ったせいで、私は自らの強さに気づけなかった。

しかし、今、私は知っています。私の全てを。

能力も持たず、別段強いわけでもない中途半端なあなたでは勝てません」

 

言われたくない事を言ってしまったようで、

ぐ、と唸る。

そう、父は能力を持っていない。

いや、きっと気づいていないだけなのだろう。

知っていてもあれでは程度がしれているが。

 

「そうか············すまなかったな。私のせいで············」

「いえ、今知ったから。

今だからこそ私は強くなれました。寧ろ礼を言わせてください」

「あぁ·············しかし、レミリア。言葉遣いも大分変わったな········」

「·········はい····················」

 

王になるための風格や威厳がいるかと思って、こんな感じにしたが、

やはり、レミリアとはギャップがありすぎたか。

まぁ、いい。大丈夫だろう。

不安に思うほどでもないかと自分に納得させ、父に、向かって微笑む。

父は少し戸惑っていたが、笑顔で応じる。

その瞬間、

 

「お父様···················?」

 

破壊はやってきた。

 

それを見て、心の中で、私は笑みを浮かべる。

恐らくは顔に出せば邪悪に見えるであろう笑みを。




それっぽく。

なんかこの小説楽しい。


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第二話【運命と破壊】

Destiny


「お父様···············?」

 

彼女、フランドール·スカーレットは扉の前でこちらを見つめている。

その瞳は物心がついたばかりの子供のように純粋に見える。

いや、実際人間の幼児レベルの年齢だが。

しかし、とんでもなく邪悪な力を持っているのにねぇ。

可哀想な『運命』だ。

 

「フラン·············」

「御姉様も·········どうしたの?お父様は少し汚れているし·······」

 

フランの言葉を聞いて、私はあることを閃いた。

 

「あぁ、フラン。これはね」

「私がお父様を虐めていたのよ」

「········え?」

 

フランは理解できないといった様子で首を傾げている。

それはそうだろう。

私はフランの記憶上では父より弱者なのだから。

 

「レミリア············」

 

父の方を向き、ウィンクをする。

父は弱かったが、知識はあり、察しのいい者だったので、私のしたいことを理解してくれたようだ。

一瞬呆気にとられた様な表情をしていたが、やれやれといった顔で部屋の隅まで移動した。

ありがとう。

心の中で礼を言う。

 

「お姉様がお父様を?どうやったの?」

「力で捩じ伏せたの」

「弱いのに?」

「強くなったのよ、それこそあなたよりね」

「むー、弱っちかったくせにー」

 

頬をぷぅっと膨らませ、不満そうな表情を浮かべる。

姉を敬う気持ちはないのかと苛立ちを少し覚えるが、敬わないなら敬わせればいいと思い、怒りを抑える。

 

「なんなら············戦ってもいいわよ?」

「いいよ、お姉様なんか弱いもん!能力もないし!」

「あら、私にもあるわよ?」

「え·············?」

「私にも能力はあると言ったのよ、フラン」

 

子供を諭すような言い方で言うと、それが癪に触ったのか、少し怒りだした。

 

「あってもどうせ弱いもん!私の力に敵うわけない!」

「戦ってみればわかるんじゃない?」

「べーだ!やっちゃうもん!きゅっとしてぇ············」

 

フランが小さな手を広げる。

きたか、フランの破壊の能力。

物体を破壊し、存在を破壊し、精神を破壊し、何もかも破壊する。

一見、無敵のように見えるが、私も対策もなしに挑むようなバカじゃない。

私の能力ならなんとかなる。

 

「ドカーン!」

 

ぐしゃ

 

フランが手を握ると同時に、部屋に何かが潰れる音が響く。

私?私は健在だ。

その潰れた何かをフランも父も、目を見開き見つめている。

潰れたのは紙。

父がそこらに捨ててあるクシャクシャに丸められた紙の一つ。

原理はこうだ。

私の運命操作で、その紙が一秒後に潰れる運命にする。

運命なので、勝手に潰れる訳ではなく、別の要因がいる。

しかし、一秒でそんなことをできるわけがない。

そこでフランの能力だ。

フランの能力は一秒後に私を破壊するはずだった。

しかし、壊れる運命にありながら、壊れようのない紙がそこにあることによって、

フランの破壊が誘導されたのだ。

フランは呆気にとられていたが、ハッと正気に戻り、私を破壊しようとする。

しかし、何度やっても辺りにある紙が壊れる。

何度やっても当たる訳がないのに。

心の中で嘲笑しながら、私はフランの方にゆっくりと歩み寄る。

そして、

 

「ごめんね、フラン。虐めていたっていうのは嘘よ」

 

頭を撫でる。

フランは初めはびっくりしていたが、あぅと言いながら俯いている。

計算通りかな。

しかし、正直ヒヤヒヤした。失敗したら私の体が粉々だし。

死にはしないけど痛いのは嫌だから。

まずは、家の中を制圧かな?そう思い、少し安堵する。

しかし、油断はしていない。

強きものは沢山いるのだろうから。




Destroy



一日で三投稿は初めてです。
やる気がヤバい。


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第三話【魔法と吸血鬼】

頑張った


「ナイハーゴの葬送歌·············?」

 

ソファに腰掛けながら、読んでいる本の一部を読み上げる。

質感が謎だったので手にとってみたが、これは外れかな。

題名が『水神クタアト』だから期待したが、内容は呪文とかそんな感じで訳がわからない内容だったし。

半ば諦めつつ、ページを捲る。

なになに?邪神ツァトゥグァの召喚方法?···········いらん。

大体邪神とかいるわけ············ないこともないな。自分が吸血鬼だし。

はぁ、とため息をつきながら、本を本棚の元あった場所に投げる。

ストッ、と入るが喜びはない。だって能力使ったし。

 

「見つからない·············」

 

俯きながら、ポツリと呟く。

すると、床に向かう目線を遮るように本が出てきた。

顔を上げる。

 

「レミリア、こんな本はどうだい?」

「お父様·············」

 

差し出された本をペラペラと捲ってみる。

その本には、私の探していたものだった。

見つかったことに興奮しながら、書かれている文字を目で追っていく。

私が探していたもの。それは知識、中でも魔法。

私は、レミリアは天才だった。

しかし、弱いと思っていたせいで本来の力が出せず、落ちこぼれと思われていた。

だから私が理解できたから戦闘、運動面ではよかったものの、知識はない。

知識、中でも魔法蔑ろにできるものではなく、最強になるには必要な物だ。

だから、私は先程から書斎の本を漁り、魔法に関する文献。魔導書を探していた。

そして、今、探していたものの一つを父が渡してくれたという訳だ。

 

「ロイヤルフレア········メイド·イン·ヘブン······キング·クリムゾン······」

 

紙に記された文字を読み上げていく。

どうやらかなりの大当たりのようだ。最強クラスの魔法が揃っている。

中でも時関係が多い気がする。時は重要だ。運命と時を操れればほぼ無敵だろう。

最強はそう遠くはないんじゃないか?

そう思い、笑みを浮かべる。

父はそんな私を見て、微笑み、自らの机に戻っていった。

そこでふと考える。

何故父が、このような本を持っているのか?

父は弱い。それもかなり。

なのに、最強クラスの魔法が記されている魔導書を所持している。

何故だ。

疑問を抱き、尋ねる。

 

「お父様、何故このような本を持っているのですか?」

「どういうことだい?」

 

微笑みながら聞き返してくる。

質問を質問で返すのはどうかと思うが、確かに私の言葉が足りなかったかもしれない。

反省しよう。

 

「この魔導書はかなりのものです。

それをあなたのような弱小が何故持っているのかということを聞いているのです」

「あぁ··············うん、色々あったのさ」

「適当に誤魔化さないでください。

あなたは負けたのですから勝者である私にはそれを聞く権利がある」

「·················私はね、人間だったのさ。それも世界中に名が知れ渡っているような魔導師」

「なっ!?」

 

思わず、驚きの言葉が口に出る。

父が元人間で魔導師··············!?

しかし、そんな私を気にせず、父は続ける。

 

「だけど、ある時、私は魔法の使い方を間違えた。

人のために使うべきものなのに、人を傷つけてしまった。

私はそれで絶望し、絶望し、死にたいと思った。すると気がつけば吸血鬼になっていたのさ。

魔法のその時に封印したよ。私に使う資格はないと思ってね」

 

遠い場所を見つめるような目で語る父。

私はそれを驚きで目を見開き、しかし、しっかりと聞いていた。

父は、私と同じだったんだ。




頑張ったんですが、直せてますかね?てか直せてませんね。
すみません。頑張って直していくので許してください。
今回は見せ場も作れてない気がします。すみません。すみません。

因みにナイハーゴの葬送歌と水神クタアトはクトゥルフです。


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第四話【魔導師と吸血鬼】

おっふ


彼はとある魔導師達の村で生まれました。

彼は運動面では人より明らかに劣っていましたが、

魔法の才能があったのか、老練の魔導師がやっと使えるような魔法を、

弱冠16歳にして使えるようになりました。

しかし、彼は自惚れることはなく、ひたすら研究に打ち込みました。

何度日が昇り、沈み、月が昇り、沈み、

何度春が来て桜が咲き、夏が来て蝉が鳴き、秋が来て紅葉が舞い、冬が来て雪が降ったか、

それがわからなくなった頃、彼の研究は終わりを迎えました。

彼は恐らくは全ての魔法を知り、扱えるようになったのです。

彼は歓喜しました。

そして、世界中の人々に使って貰おうと思って、世界中に広めました。

彼が結婚したのはこの頃です。

彼も幸せになり、世界中も幸せになり、

 

きっと便利な世の中になるぞ。

 

そう思っていました。

しかし、現実は違いました。

国々が魔法を使い、戦争を始めたのです。

彼は驚き、止めに行きました。

たった一人で戦争に介入し、人が死なない程度の魔法で、戦争を止めようとしました。

彼の必死の努力の末、戦争は終わりました。

ただ、彼は自らの力を示しすぎたのです。

彼は危険人物とされ、世界中の国々が彼に攻撃を始めました。

彼は戦いました。たった一人で。

此のときばかりは死なない程度の魔法だなんて言っていられないので、本気で戦っていました。

戦いは長い間続きました。

しかし、ずっと続くわけではありません。

もう少しで彼は勝利しそうになり、少し安心しました。

そんな時、誰かの手によって彼の背中にナイフが刺さりました。

彼はとっさに魔法で攻撃しました。

すぐに自らの傷を魔法で癒し、刺した誰かを見ました。

刺した人物は妻でした。

彼は悲しみました。

何故私を刺したのかと。何故私は気づけなかったのかと。

何故、何故、何故、何故何故何故何故何故何故何故何故何故。

泣き続け、涙が枯れた頃、彼は絶望の淵でこう思いました。

死にたい、と。

そこで彼の意識は途切れました。

次に目覚めたときには、もう人ではありませんでした。

吸血鬼だったのです。

しかし、彼は然程動揺せず、あることを誓いました。

魔法はもう使わない、と。

__________________________________________________________

 

「これが私が吸血鬼になった詳しい経緯だよ。

それとその本を持っている理由はね、私が書いたからさ」

 

割りと暗い話だったのに、何でもないように父は話す。

私が、詳しく話してくださいと言うと、詳しく話してはくれたが、正直頭の整理が追い付かない。

この人が、全ての魔法を知っている大魔導師で、世界を相手に戦った?

ぶっちゃけ信じられない。

そんなことを信じろという方が難しいだろう。

唸りながら時計を見ると、もう朝だった。吸血鬼なら寝る時間だ。

そう思い、微笑んでる父に話しかける。

 

「ありがとうございます·········それでは、私はそろそろ眠りにつくので」

「あぁ、お休み。レミリア、また夜に」

「また夜に」

 

別れの言葉を交わし、私は部屋を出てさっきの部屋に戻る。

相も変わらず不気味な部屋だ。

しかし、そんなことを考えても仕方がないと思い、棺に入る。

直ぐには眠れないかと思っていたが、

色々あったせいで疲れていたのか、直ぐに意識を手放すことになった。

その時、私は知らなかった。

未来に起こる出来事を。それが私の運命を大きく変えることを。

私は知らなかった。




物語風に。

割りと直ぐに仕上がりました。


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