僕はレ級!上から深海棲艦憩いの場を作れと指示されたから色々するよ! (writer)
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ヲ級は仲間達に犯される孕ませられる

最初はやってみたかった事をやりますよ〜


 太平洋沖の海の底。日本近海で海底火山の噴火が起きた。これ自体は何の問題も無い自然現象だったが、この時深海で何が起こっていたか、人類で知る者はいなかった。

 まず海底山脈が崩れ去り、小規模だが平らな盆地が幾つも出来た。その盆地は、例えで言うならギアナ高地の様な感じを呈していた。

 そしてこれを利用しようと考えた者がいる。

 人類の敵、深海棲艦だ。

 ここは日本近海で、前線基地としては近過ぎるが攻撃されにくいしバレにくいと言う利点を持っていた。

 さらに深海棲艦は、今までの前線基地としての運用ではなく、もっと別の運用をしようと企んでいた。 

 この盆地(今後は島と呼ぶ事にする)には改造が施され、一見すると普通の島のようだが近寄ると縦横共に10mサイズの四角の穴が3つ横に並んでいるのが見える。

 そして3つの穴が掘られている面とは真反対の位置の壁には、縦10m、横50mの長方形の穴が掘られていた。

 その穴に入って行く何かが見えた。

 

ブクブク…ザバァッ

 

「ぷはぁ♪やっと完成したネ♪」

 

 現れたのはレ級。深海棲艦の中でもかなり強い部類に入る。

 そしてその隣には、別の深海棲艦も付き添っていた。

 彼女の名前はヲ級。正規空母であり、レ級と恋仲である特別な個体だ。そして彼女らのみ、他の個体と違う変異種なのだが、それはまた後で話そう。

 

「そうネ。長かったワ…」

「港も整備されてるシネ〜♪」

 

 そう。彼女らが入った穴は軍港へと通ずる出入り口だったのだ。

 彼女らは港の岸から上がった。

 コンクリートやペンキは勿論だが、深海棲艦特有の未知の金属で港は仕上がっている。

 2人は新しく出来た港施設を見て周りながら、満足そうに頷き合っていた。

 

「イイ施設ダネ♪」

「物資の搬入とかスムーズに出来ソウ」

「この後の予定ハ…確か何も無かったネ」

「ウン。見周りして終わりだったと思ウ」

 

 本人らは無意識だが、お互いにくっついて恋人繋ぎをしてる辺り本物だろう。いっそ結婚すればいいのに。

 その後は2人揃って工廠や入渠施設、食堂や講堂、執務室を見て周った。

 

「サテ…次はここダネ」

 

 レ級が入ったのは、位置で言えばあの3つの四角の穴が空いた場所だ。

 部屋は広くサッカーが出来そうだ。頭上には人1人が入れるダクト管が3本出て来ている。その管は別の部屋に向かっているようだ。

 突然、穴の下の空間が開き始めた。

 そこは巨大なスライド式の鉄扉だったのだ。大きさはレ級達が入って来た所と同じぐらいだ。

 そこは倉庫になっており、中には巨大なクジラが3匹鎮座していた。

 だがそれはクジラでは無い。ゴツゴツした岩の様な身体に白い歯、そして目はエメラルドの輝きをしていた。これは深海棲艦側が開発した巨大な鹵獲兵器だ。

 

「良く出来てるヨ。パッと見ただのクジラダネ」

「これなら艦娘達も捕まえられるヨ」

 

 2人はその部屋を後にし、牢屋が並んだ監獄も視察した。そしてその監獄の奥には扉があり、入るとロッカーや警備員が待機する監視室、そして風呂場があった。

 その奥にはL字型の廊下があった。

 

「ここで着替えるノカ」

「この廊下の先が例の部屋ダネ。レ級は見に行ク?」

「ソウダネ〜♪」

 

 レ級はヲ級を伴って監獄とロッカールームを後にした。

 次に入った部屋は、L字型の廊下の先にある部屋だ。

 ここも広いが、雰囲気が違う。

 部屋の各所には円形テーブルが置かれており、トランプが出来そうだ。正方形のテーブルの上には麻雀セットが置かれている。

 そして部屋に入って左側にはバーが設置されている。棚にはまだ何も置かれてないが、ゆくゆくは設置される予定だ。

 そして左側の壁には手首足首の位置を固定する為の器具が設置されている。位置を変えて固定する事が出来るようで、X字型やT字型やY字型はもちろん可能だ。股を開けて固定し、両腕は上で固定も出来る。

 その足元には溝が掘られて水が流れている。何の為かは後程分かるだろう。

 そして部屋の中央には、鉄の棒が設置された円形のステージがあり、ミラーボールやスピーカーも天井に吊られている。

 ステージから伸びる道は、布製の仕切りの奥へと続いている。その奥が例のL字型廊下だ。

 

「ン〜最高ダネ♪艦娘も我々も楽しめるヨ♪」

 

 そう。ここは艦娘らを捕まえ、洗脳や調教を施したりこの場で犯したり出来る所なのだ。

 深海棲艦も互いに慰め合うこともするが、それでも味わえないものがここで味わえる。

 

「フフ…じゃあメインディッシュを見に行コウ♪」

 

 再びレ級はヲ級を連れてバーを後にした。

 しかしヲ級は、レ級の顔に凄惨な笑みが浮かんでいる事に気が付いて無かった。

 そして例の部屋に着いた。厳重に施錠された鉄扉を開けて入ると、そこはピンク色の肉壁に覆われた部屋が出てきた。

 

「ココが洗脳部屋ダネ」

「オォ…」

 

 ヲ級が自然と歩みを進める。

 その様子をレ級がニヤリとしながら説明を始める。

 

「ココで捕えた艦娘を、様々な攻めで堕とすんダヨ。他の部屋もあるケド、ココがメインカナ?触手、異種姦、獣姦…色々出来ル」

 

 上を見上げれば、あのダクトの出口が見えた。

 それらに気を取られてる内に、ヲ級はレ級に背後から押し倒された。

 

「キャッ…!」

「フフ…ようやくここまで来れタヨ…ヲ級に復讐する時ガネ…」

「フ、復讐…?な、何を言ッテ…」

「忘れたのカイ?ココに来る前の夜、君が僕にシタ事ヲ…」

「アッ…」

 

 ヲ級には心当たりがあった。思いっきりあった。

 この前線基地に来る前の夜、レ級とセックスしたのだが、誘われたとは言え調子に乗ってレズセックスから肉棒を生やしてレ級の中に出してしまったのだ。

 実はその時がレ級に取って初めてを奪った時であり、確かに本望だったのだが中に出されるとは思ってなかったらしい。

 事実あの後究極な快感を味わった瞬間、そのまま気絶してしまったのだ。それからここでヲ級の初めてを奪いつつ、どっちが主導権を握るか決めてやろうと思っていたのだ。

 ちなみに後続のル級やタ級、そして自身の上司であり、育ての親として関わってくれた港湾棲姫にも伝えている。

 

「ア、アレハ悪かったカラ…」

「許せないヨ?あれだけしてくれたんダカラ…」

 

むにゅ…

 

 背後からヲ級の背中に乗り、粘液に濡れた床で潰れた豊かな胸に手を入れてちょっと揉んでやる。

 

「アッ…///」

「たっぷりと仕返しして孕ませてやるカラネ…」

「チョ///ま、待ッテ…///」

 

 ヲ級の懇願虚しく、スイッチの入ったレ級は止められなかった。

 

「ヤッ///そ、そんなエッチィ触り方…アッ///」

「服越しなのに感じチャッテ…ならもっと気持ち良くシヨウ…」ヌルリ

「エッ…///」

 

 レ級が自らの艤装と服を脱いだ。

 白い体に子供のような顔が晒される。ビキニの様な下着も自ら剥ぎ取り、一見すると無垢な少女の姿をしてきた。

 ヲ級も艤装を取られてしまう。そこに近くの肉壁から生えてきた触手が何かドロドロな液体を掛けてきた。

 

「コレは服を溶かす液体ダヨ///皮膚に付くと敏感になるんダ///」

 

 レ級の言葉通りに服が溶けていき、皮膚がから染み込んできた液体のせいで、ヲ級の理性が溶けてきた。

 

「ハァハァ///ダ、ダメ…///気持ち良すぎて…///」

「ホラホラ///まだ背後から胸を揉まれてるだけダヨ///」

 

 たかが胸だけだが、レ級に前日自分はどこか弱点なのかを知られてしまっている。

 それを的確に、そして絶妙な力加減で攻めてきているレ級を前に、ヲ級は撃沈しつつあった。

 

「アァラメェ♡」

「フフフ…///イッちゃえば楽ダヨ///ホラっ!///」

 

 油断してたヲ級の秘部に、レ級が指を忍び込ませた。既にビチャビチャだったが、この一撃で終わった。

 

「アァァァァア♡」

 

ぷしゃぁぁぁぁぁ…

 

 より熱く、トロトロな液体が放出された。

 レ級はニヤリと笑い、秘部と胸から手を引き抜き、その背中から退いた。

 それを合図にどこからともなく生えた触手が生え、ヲ級の身体を起こして仰向けに寝かせた。

 

「よく見ておくとイイヨ///」

 

 レ級はヲ級の眼前で何かの液体の薬を、注射器で秘部に刺して注入した。

 

「ングッ!///アァァァア♡」

 

 薬を飲んだ途端、自分の秘部を押さえて快楽に溺れていく。快楽が頂点に達した瞬間、レ級の秘部より普通の男性よりも巨大な肉棒が生える。

 深海棲艦の肉棒は、艦種によって異なる。中には触手を出すのもいるが、1番サイズが小さい駆逐艦級の肉棒でもかなり大きい。姫級となれば、馬よりかは小さいかと言うサイズだ。

 余談だが、薬の影響で秘部から生やしてるとは言え、肉棒は秘部の入り口の上部から生えてる。つまり肉棒を生やしても子宮への道は確保されている。それ故、肉棒を攻めながら秘部に誰かの肉棒を入れると言うプレイが可能なのだ。

 

「レ、レ級のおちんぽ…///」

 

 ヲ級は抵抗も出来ず、近付いて来るレ級に生えた肉棒を見て胸をドキドキと鳴らしていた。

 ヲ級の股を割り、レ級の肉棒が添えられると、胸の高まりは頂点に達して呼吸もままならない。

 

「ハアッ///ハァッ///」

「君の処女を奪った後ハ、子宮に僕のを流してアゲル///孕ませてカラ、タ級やル級、港湾棲姫と僕でもっと淫乱にしてアゲルヨッ!///」

 

ぬぶっ!

 

「アァァァァッ!♡」

 

 言葉が終わると共にレ級が肉棒をヲ級に打ち込む。

 レ級の肉棒は安々とヲ級の処女膜を貫通し、痛みと快楽に弛緩した膣を突き進み、終着点の子宮の入り口に達した。

 

「アァっ♡ヲ級の処女を奪ってヤッタ♡デモまだまだこれからだよ♡」

 

 レ級が腰を動かし始める。

 パンパンと言う音が鳴り響き、ヲ級の秘部からトロトロとした透明な愛液が流れ出る。

 

「ハァッ♡アッ♡アンッ♡アァっ♡」

「気持ち良すギル!///ヲ級の中気持ちイイ!♡」

 

 レ級の肉棒が、ヲ級の愛液のせいで滑りが良くなってしまい、より奥を突かれる。

 ヲ級は自らの中でレ級の肉棒が太くなって来たのを感じた。

 

「ま、待ッテ!♡きょ、今日はダメナノ!♡アァンッ!♡」

「いいや限界だネ!♡寧ろ孕めッ!♡ンァッ!♡」

 

 肉棒が奥を突いた途端、レ級は絶頂したのを感じた。それはヲ級も同じだった。

 

『く、来ルッ!♡来チャウゥゥゥゥ!♡』

 

どばぁっ!

 

「ンヲヲッ!♡」ビクンッビクンッ

 

 熱いレ級の精液。それがレ級の肉棒を伝ってヲ級の膣に注がれた。そしてそのままの勢いで、精液は子宮に突入した。

 実は今日危険日だったヲ級は、精液を注がれると同時にイッてしまった。

 大量に注がれた精液。それはイッた時に排卵してしまった卵子にくっ付き、着床した。

 レ級とヲ級の子供が出来たのだ。

 

「アァ…♡孕んジャッタ…♡」

「コレデお互いがママダネ♡けれどもっと気持ち良くナロ?♡ヲ級♡」ズボッ

「んアッ…♡」ドロォ

 

 ゆっくりと肉棒を引き抜くと、どろりとレ級の精液が流れ出て来る。

 何とかして立ち上がろうとうつ伏せにヲ級が姿勢を変えた時、この部屋の入り口からある3人の声が聞えた。

 

「やっぱりココだったワネ♪」

「アラアラヲ級ったら…レ級に犯されちゃったノ?」

「自業自得ダナ…我々も加わるカ」

 

 その時にヲ級は思い出したのだ。レ級が他の者と一緒に自分を犯そうとしていた事を…

 

「タ級にル級、港湾棲姫ジャン♪ようやく着いたんダネ♪」

「ヤッホ〜レ級♪どうやら先にヤッてたみたいネ♪」

「それどころか孕んじゃったみたいダヨ」

「アラアラ…オメデトウ」

「良かったじゃナイカ…ヲ級」

「タ、タ級にル級…港湾棲姫様…」

 

 ヲ級が目にしたのは、同じく配属される事になっていた同期のタ級とル級。そしてレ級の親役であり、ここの司令官の港湾棲姫だった。

 そして彼女らも裸で、肉棒を生やしていた。それはレ級よりも大きな物だ。

 

「皆僕のより大きいネ」

「だって私達ハ戦艦ヨ?でもル級のは少し大きいシ、港湾棲姫様のはもっと大きいヨ?」

「別にイイデショ?そう言えばレ級…この施設には搾る機能がアルワネ?」

「アルヨ。使ウ?」

「使うワ」

 

 港湾棲姫が搾る機能とは?それは肉棒を刺激して精液を吸い取る機能だ。と言ってもそれは触手が行う物だが…

 港湾棲姫の一言が引き金となり、肉壁から触手が生える。触手は口を開けて中身を見せる。

 中は無数に蠢く小さな襞が動いており、早く肉棒を入れさせろと言わんばかりの粘液を垂らしている。

 

「ジャアヲ級…あなたにも生えてもらうわヨ」

 

 そう言うやいなや、ル級がいつの間にか構えていた注射器をヲ級の秘部に突き刺した。

 

「ア、アヒィィィィ!♡」

 

 ヲ級の秘部から肉棒が現れる。ル級までとは言わないが、タ級程の大きさの肉棒が生えている。

 そして触手が待ってましたとばかりに肉棒を包み込んだ。

 

「ンァァァッ!♡」ビクンッビクンッ

 

ぷしゃぁぁぁぁぁ…

 

「もうイッたノ?早いワネ…」

「数百の舌デ舐められる感想はイカガ?」

「ンアッ!♡ら、ラメぇ!♡」ビクンッビクンッ

 

 触手によって攻められ、答える暇もないヲ級だったが、港湾棲姫にとある事実を突きつけられてしまった。

 

「レ級…ヲ級は出来たンダノカ?」

「そうダヨ」

「じゃあ今日は危険日ダッテことヨネ…」

 

 レ級以外の3人の目の色が変わった。

 

「ヘェ…レ級だけズルイワ…」

「ソウネタ級…」

「私達のも産んでもらおうカシラ…」

 

 触手が引っ込むと、肉棒が消えていく。

 どうやら中和薬を打ち込んだようだ。

 

「まずは私ネ」

 

 タ級がヲ級をうつ伏せにさせると、その巨大な肉棒をヲ級の秘部に打ち込んだ。

 

「ンアッ!♡」

「ンフフ♡締まりがイイワァ♡」

 

 ぱちゅぱちゅと肉棒が膣の中を移動する音が響く。

 

「アッ♡ンハァ♡んゥッ♡タ、タ級のおちんぽが♡子宮突いテル♡」

「アァ気持ちイイ♡もう我慢出来ないワ♡」

 

どばぁっ!

 

「ッ〜〜!♡」

「フフ♡声が出ない程気持ちイイのカシラ?♡ル級♡ホラ…前からドウゾ♡」

 

 無理矢理ヲ級は身体を起こされ、タ級に背後から抱きしめられ、抵抗も出来ない。

 ヌルンッとタ級の肉棒が抜き出て、溜まった精液がドバっと出て来る。無論タ級の精液も授精している。

 蕩けた雌顔のヲ級の目の前に、タ級より大きい肉棒が突きつけられる。

 

「ソ、ソンなの入らないヨォ♡」

「無理矢理デモ入れるワヨ♡」

 

 またもいきなり入れられる。

 今度は一撃で子宮まで達し、ヲ級の辛うじて残っていた理性を消し去った。

 

「ンァァァっ!♡ル、ル級のおちんぽが…♡」

「後ろも犯してアゲル!♡」

 

 タ級が後ろからお尻に突き刺す。

 前からも後ろからも入れられ、もうヲ級はまともに立っていられず、内股のままガクガクと震えていた。

 

「ンッ♡フッ♡タ級のちんぽの動きが伝わってクルワ♡」

「ル級も動くと私のちんぽの先が♡ンンッ♡感じちゃってルワ♡」

「アッ♡はんっ♡ヲッ♡」

「タ級!♡も、もう私駄目♡」

「一緒に出ソウ♡ル級♡」

 

 2人の動きがシンクロし、同時にヲ級の奥へと肉棒を突き刺す。瞬間に2人が同時に果てた。

 

「「イ、イクゥゥゥゥ!♡」」

 

どばどばぁっ!

 

「んをっ!♡ヲヲ"ッ!♡」

 

 肩で息をする3人。

 やがてル級とタ級は肉棒を抜いた。

 ヲ級は止めどなく精液を外に出しながら横たわった。

 

「まだ終わりじゃないワヨ♡最後は私のを入れてアゲル♡」

 

 タ級やル級より大きな港湾棲姫の肉棒。

 ヲ級の顔に浮かんだのは絶望ではなく、快楽の向こうに現れる雌の顔だ。

 

「モウ…♡引けナイ…♡私を孕まセテ…クダサイ♡」

 

 自ら仰向けになって股を広げ、ドロドロの秘部を見せた。

 

「ジャア…♡お構いナク!♡」

 

 港湾棲姫の肉棒がヲ級の秘部を貫く。

 人智を超えた巨大な肉棒に、ヲ級はただ身を委ねるしかなかった。

 

「し、子宮ガ抉られルッ!♡おかしくナル!♡」

「港湾棲姫♡僕達も交ゼテ♡」

 

 レ級もタ級もル級も、先程イッたばかりなのに、その肉棒はイキリ勃っている。

 

「イイワヨ♡この娘にあらん限りの快楽ヲ♡」

 

 ヲ級が反応する前に、その口にレ級の肉棒が入ってくる。タ級とル級は口元に肉棒を添えさせて手を使ってシコる。

 

「ジュルジュル♡」

「堕チテイイノヨ♡ほら、気持ちいいデショ?♡」

 

 口に入れられた愛する人の肉棒と、体感した事も無い巨大な肉棒。そして今まで犯していた肉棒に囲まれ、もうヲ級は堕ちていた。

 

「ンンッ♡じゅるじゅる♡(早く…♡早く出してぇ!♡)」

「アッ!♡で、出ル!♡」

「中を満たしてアゲル!♡」

「お顔にぶっかけてルワ!♡」

「ハァハァ!♡」

 

どばどばどばぁっ!

 

 港湾棲姫の肉棒から放たれた精液は、子宮を一瞬で最大限にまで膨らませた。

 レ級の肉棒から放たれた精液は、ヲ級の喉奥から流し込まれ、胃を満たしつつあった。

 タ級とル級は熱い精液をヲ級の全身にかけた。ベタつく白い液がヲ級の魂を染め上げた。

 

「ゴクッ♡ゴクッ♡ゴクッ♡」

「飲まれてるヨ♡」

「アァッ♡満足したワ…♡これでヲ級は、4人の子供を産むことになるワネ♡」

 

 精液の海に浮かぶヲ級は何も答えない。

 だがその表情からは、未だに快楽の余韻に浸っているのが分かった。

 

「私達自身デこれヨ?♡艦娘だとどうなるのカシラ?♡」

「楽しみネ♡タ級♡」

「フフフ♡まずハ内部から侵食しないとネ♡」

 

 レ級の言葉に3人がニヤリと笑う。

 すでにターゲットは決まっていた…




下手にまとめてしまった感が否めない…
ともかく!次は艦娘ですよ!


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淫乱に染まる華

( 主)「第一犠牲者決定♪次回は誰にしようかな?」


 レ級達が到着して早数日。秘密基地は稼働していた。

 ソ級eliteの偵察は正確だった。いくら近海とは言え、この辺りは別の深海棲艦の大規模泊地がある危険地帯なのだ。

 そしてここは比較的安全とされてるらしい。傷付いた仲間を護衛しながら帰投する艦娘艦隊がいる。

 ならこの道に潜水艦を出没させたら?

 そう提案したレ級は作戦を実行に移した。

 すぐに効果は発揮された。

 

『キシシ♪引っかカッタ♪』

 

 声を抑え、水面から鼻より上のみを覗かせて目標を見つける。 

 

「何とかして、皆が来るまでに終わらせないと…」

 

 視線の先には1人の艦娘が海上を疾駆していた。

 川内型軽巡洋艦2番艦。神通だ。  

 

「別基地に行ったのハ、無線から察するに扶桑、山城、龍驤、大淀、夕立カナ?向こうニハ『足止め』をお願いシテルシ…大丈夫カナ?」

 

 足止め。向こうにはそこそこの損害を与えつつ、戦闘を長引かせる方針だ。

 その間に神通をこちら側に堕ちてもらうのだ。

 

「そろそろ驚イテもらオウ♪」

 

 

 

「あれだけ爆雷を落としたのに…全然いない…」

 

 神通が先行していた時、彼女は潜水艦を発見していた。

 それは艦隊が傷付いた場合の航路であり、比較的安全な航路だった。

 だが今回は潜水艦が網を張っていた。恐らくどの航路で帰投しているか探っていたのだろう。倒しておかなくては、今後の味方の被害が増える一方だと神通は考えた。

 よって彼女は1人で戦う決心をしたのだ。

 

「ッ!誰っ!?」

「ハ〜イ♪お元気?」

「レ、レ級!?」

 

 僅かな視線。それだけで敵の位置を捕捉するのは流石だった。だが今回はそれが仇となった。近海にレ級と言うあり得ない事態が彼女の判断力を奪った。

 

「ジャアちょっとコッチ来テ♪」

 

 完璧に虚を突かれた神通の立つ足元が盛り上がる。

 

「な、何これ!?きゃっ!」

 

 身体が上に持ち上がり、気が付けば彼女は何かの口の中にいた。しかも口の中に入るまでに彼女の姿はかなりの高さにあった。中は海水で満たされていたとはいえ、恐ろしい程の衝撃で叩きつけられていた。

 神通は気を失った。

 

「ダ〜イセ〜イコ〜ウ♪」

 

 レ級の抑えた歓喜の声が響く。

 神通を掻っ攫ったのはクジラ型の鹵獲艦だ。名称は決まってないが、コイツから出されるのはクジラの声だ。

 神通はあらゆる点で気を付ける存在だった。彼女が鍛え上げた水雷戦隊による被害は尋常では無い。対潜攻撃もプロでな無いが、その勘の高さで見つけ出し、追い払う。

 そして他の艦娘からの支持も大きい。秘書艦にもなった事だろう。

 そんな大物を捕らえれたのだ。後は制限時間までに堕ちてもらい、向こうに返すだけだ。

 制限時間と言っても、最低でも1時間以上は持つ。十分だ

 

「サァ帰ろう神通♪海の底の欲を教えてアゲル♪」

 

 

 

 

 

 

『苦しい…!』

 

 気が付いた神通は、何かに圧迫される感触で目覚めた。だが目を開いても、赤く脈打つヒダが見えるだけ。

 

「こ、ここは!?」

『お目覚めカナ?神通♪』

「ッ!さっきのレ級!?」

『オ♪目覚めてるネ♪君がいるのは鹵獲艦の中ダヨ♪』

「(鹵獲艦…捕まった…?)」

『僕達の目的ハ、艦娘を捕まえてコッチに堕トス事ダヨ♪性の捌け口としてネ♪』

 

 信じられない言葉を聞いた神通。そこでようやく自分がどんな姿なのか把握した。

 セーラー服が前だけ開け、キツ目に縛ったサラシも解かれていた。下半身も生暖かいと思ったら、秘部は丸出しのままだった。さらに手を動かしたくても、触手で縛られて動けない。

 

「な、こ、こんなっ…!?」

『ムフフ〜驚イタ?でも神通の胸ってヤッパリ案外大きいネ。僕ハ何回か大破してるのを見たケド、着痩セ?』

「どこを見てるのですか!///」

『ア〜ゴメンゴメン。ねぇ、後で犯させてヨ』

「…あなた方の思い通りにはならないわ…!///」

『ソノ強気がどこまで通じるカ、試させてもらうヨ♪』

 

 その声に呼応するかの様に、神通の前から先の太い触手が2本生えてきた。

 触手は見せつけるように神通の前でくぱっと開いた。それは口だった。

 

「あっ!///や、止めなさい!///」

 

 口はもがく神通を無視して、口は汗と粘液に塗れた胸に吸い付いた。

 

「やぁ///あぁん///す、吸わないでぇ///」

 

 触手は耳を貸さない。容赦無く吸い上げ、そして舌で乳首全体を舐める。

 

「な、舐めるのもダメっ///こんなのっ気持ちよく無い筈なのにっ!///」

『身体は正直ナンダヨ♪君はここで洗脳サレテ、ある事をしてもらわないと困るんダヨネ』

「くっ!///ここで殺せ!///」

『困るって言ってるデショ?ダカラ…深海の底…その快楽を教えてアゲル』

 

 神通の股に何かが触れた。それは先が丸く尖った触手だ。その表面はツルツルだと思ったが、よく子供が描く怪獣の尻尾の様に、突起が一列に生えた触手だ。

 意思を持ったそれは、突起の生えた面を上にして神通の秘部に当てて来た。

 

「や、やめて!///動かしたらっ!///」

 

 時すでに遅し。触手はそれを押し当てると同時に前後に動かし始めた。

 

「あぁぁっ!///」

 

 痺れるような快感が神通を襲う。秘部から全体に広がる快感は、今まで何も知らなかった清潔な彼女を汚し、女へと変えていく。

 何よりここは鹵獲艦。誰も助けに来ないと言う事実が、彼女の堕ちる速度を上げていた。

 

「な、何これ♡気持ちいい♡だめぇ♡」

 

 蕩けるような甘い蜜の味。深海棲艦の掌の上で踊らされてるといるのは分かるが、未知の気持ち良さには抗えない。

 

「お願い…♡もっと教えてください…♡」

『フム…いいヨ♪けどその代わり堕ちてもらうカラネ♪』

 

 レ級はこの鹵獲艦に触れる事で中身を知る事が出来る。今の状況を、まるで目の前で観察してるかの様に把握できるのだ。

 把握しながらレ級は、神通の様子に満足していた。

 

「(コレハ凄いネ♪この液体は使エル♪)」

 

 神通は知らないが、彼女が気絶してる時にこの鹵獲艦の中に入った途端、粘液を掛けられている。

 今回の粘液は媚薬と1度でも絶望を味わうと、その反動で快楽を知りたくなる薬と避妊薬の混合物だ。

 絶望とは助けが来ない事…それを知れば、もういいやと考えてしまい、結果堕ちてしまう。

 神通は完璧ではないが、現在そんな状態であり、本当のイク時の快楽を知ればもう終わりだ。

 

「あぁん♡イジらないで♡イクの嫌ぁ♡」

『まだ中は犯された事無いデショ?初めてを奪ってアゲル♪』

 

 秘部を攻めていた触手が少し離れると、すぐさま一直線に神通を秘部から貫いた。

 

「あぁぁぁぁぁあっ!♡」

 

 仰け反る神通。触手から赤い血の混じった愛液が垂れてくる。

 

「しょ、触手に奪われた…♡」

 

 触手はピストン運動を開始する。

 さっきの突起物が膣を擦り、先っぽが神通の子宮の入口をノックする。

 胸に吸い付く触手は一旦離れると、別の触手が彼女の胸に巻き付け、程よい力加減で締め付け始める。それを見て再び口の触手は吸い付いた。

 

「し、子宮突いちゃ♡あぁっ♡胸も…気持ちよくて♡」

 

 初な若い乙女が、相思相愛の相手の男に抱かれ、静かに声を漏らしながら快楽に溺れる…今の神通は、最初の威勢がどこに行ったのか分からぬ程乱れていた。

 目を瞑り、全身を弄られるその感触を存分に味わう彼女を見て、そろそろフィナーレの時間だとレ級は感じた。

 

『サァ、神通♪僕達の仲間になってヨ♪』

 

 言葉はリミッターを外す鍵だ。

 触手が今まで以上に激しく動く。ピストン速度も速めると同時に、子宮入口から秘部までの間をうねる動きを追加した。

 胸も吸い上げるだけではなく、乳首を噛む動きも増やす。胸を締め付ける触手は先っぽから複雑に裂け、ツタ植物のような形状に変化して揉みしだいた。

 

「あっ♡き、気持いい♡そ、そんなに子宮突いたら♡む、胸も…あぁ…♡」

 

 甘い声が自然に出て来る。敏感な所を触られて、女の味を知っていけば終わる。だが神通はそれを自覚しながら堕ちていった。

 

「か、感じたらだめなのに♡もっと欲しい♡感じていたい…♡あぁっ!♡」

 

 それは唐突に訪れた。

 膣と子宮を刺激していた触手が神通の中で僅かだが大きくなった。

 

「く、来る!♡終わっちゃうっ!♡出してぇ!♡」

 

どばぁっ!

 

 触手が溜め込んでいた精液…それが吐き出された。深海棲艦の精液は人間の物と同じではない。粘度が人間より高く、そして色も濃い。

 避妊薬のお陰で妊娠はしないが、神通は堕ちてしまった。

 

「あぁぁぁあ!♡」

 

 触手は止まらず、最後の一滴までを注ぎ込もうと脈動する。

 子宮はあっという間に満タンになり、入り切らなかった精液が秘部からゆっくりと溢れ出てきた。

 

『ムフフフ♪女を知ってしまったネ♪その見返りに仲間になってもらうヨ♪』

 

 細い触手が快楽に溺れた神通の背後より迫る。その先は針になっていた。

 

ぷすっ…

 

「あっ…♡」

 

 針が彼女のうなじを突き刺し、何かの液体を流された。

 

「(さよなら…皆…♡)」

 

 薄れゆく意識の中、彼女は艦娘として最後の言葉を投げかけた。そしてすぐ覚醒した。

 だが彼女は艦娘では無い。それまでの記憶はあった。だが彼女は新たに生まれ変わったのだ。

 鹵獲艦が口を開けると、中から神通が出てきた。

 

「ヤァ神通♪」

「…///」

 

 顔を赤らめた神通だが、レ級の事を敵として認識していない。そしてどこか虚ろだ。

 秘部からは精液が漏れ出ていた。

 

「生まれ変わった君ニ早速お願いがあるンダ」

「何でしょうか…?///」

「取り敢えず今まで通りに動イテ。ここに向かう君の仲間と共に帰るンダ。ソシテ…フフ…後で指示するヨ」

「分かりました…///」

「よろしくネ♪神通♪」

 

 

 

 

 

 海面を撤退してくる艦娘の艦隊。扶桑も山城も大破し、龍驤は全ての艦載機を失い、大淀も夕立も中破していた。

 深海棲艦は後一歩という希望をチラつかせ、彼女らを長く繋ぎ止めていたのだ。結果、一定の打撃を与えた物のそれ以上の交戦は不可能だった。

 

「神通さん!どこにいるっぽい!?」

 

 夕立が大声で呼び掛ける。

 

「こ…ここです…!」

 

 霧の中から神通が現れる。服はボロボロで、大破している事は明確だった。

 

「神通さん!ご無事で…!」

 

 大淀が駆け寄る。

 

「神通さん…ありがとうございます」

 

 扶桑が心からの礼を述べる。

 

「いえ…皆さんもご無事で何よりです」

 

 神通もニコリと笑い、無事を祝った。

 

「さぁ、帰還しますよ!」

「「「「了解!」」」」

 

 皆無事に帰れる。全員がそう思ってると思っていた。

 だが神通のみが、別の感情を持った笑みを浮かべていた。ただ快楽に溺れたい。快楽に溺れさせたい…そんな感情だった。

 

 

 

 

 

「フフッ♪もう少しで開業カナ?まずは向こうの提督をすげ変えナイト♪」




( 主)「次回は誰にしよう?」


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妙高が堕ちる時

( 主)「艦これはタイトルで誰がヤられるか分かるようにしようかな?」


 あれから数日後の深夜。神通の姿は寝静まった港にあった。

 鎮守府は灯りを落とされ、当直は後少しで行動を開始する。それまでに神通は外へと出てある者を待った。

 

「お待タセ♪」

 

 レ級。神通を洗脳した深海棲艦だ。

 

「提督も寝られました…当直が後15分後に行動します…」

「サッキ、出撃したノハ遠征艦隊ダネ?」

「はい…」

「ヨシ。ならサッサとお仕事を終わらせヨウ」

 

 神通は安全なルートでレ級を執務室へ案内した。

 提督は執務室の横の自室で寝泊まりする。鍵は掛けられているが、神通はヒッソリと合鍵を作っていた。

 音を立てないように鍵を開け、中に入る。

 提督はぐっすりと寝ていた。

 

「提督サン♪油断しすぎダヨ♪」

 

 レ級は提督の口に何かゼリーの様な物を飲ませた。

 このゼリーは深海棲艦が艦娘らを捕らえた際に使う試作ゼリーだが、これは人間にも有効に改良された物だ。

 提督がゆっくりと目を開ける。すでにゼリーの深海棲艦特有の成分が身体を巡り、提督を人形に仕立て上げていた。

 

「寝てるところ悪いネ。アンタに聞きたい事がアル」

「何だ?」

「ココの鎮守府…アンタが来る前の鍵が欲シイ。例の部屋のダヨ」

「…」ゴソゴソ

 

 提督は近くの棚を探る。やがて1つの鍵を取り出して渡した。

 

「今後とも何かあるなら…神通経由で頼む…」

「協力に感謝スルヨ♪」

 

 レ級は提督に例を行って去って行く。

 その鍵は極秘の掩蔽壕の鍵だ。この鎮守府で知っているのは、提督のみだ。

 ここの艦娘は、提督がここに来てから着任した者ばかりだ。だからここは新設された鎮守府と思っている。

 しかしここは以前の提督が、艦娘に対しての強姦行為を行っていたのだ。その提督は極刑に処され、艦娘らは全員解体。今はどこかの施設で療養中なのだ。

 その鍵をなぜ今の提督が持っていたのかと言えば、前提督の思想を僅かに含んでいたからだ。だからまだ掩蔽壕はあるし、中は一種の保管庫の体裁を持っていた。

 

「ココダネ。入るヨ」

 

 目的の部屋は厳重に隠されていた。食堂の柱時計。その足元に小さな穴が空いていた。それに鍵を入れて回すと、音も無く柱時計が横にスライドし、下へと続く扉が姿を表した。

 レ級はその扉を開けて入る。神通もそれに続いた。

 2人が入ると、柱時計は元の位置に移動した。

 寒々とした階段を2人が降り終わると、掩蔽壕と言うより監獄のような四角い部屋が現れた。

 映写機といくつかのロッカー。いくつかの小さな部屋。そして海へと続く道までもがあった。

 

「こんな所があっただなんて…」

「君達は知らないだけダヨ。ここも使うヨ」

 

 ここも使う…つまり直接ここで艦娘らを洗脳。もしくは連れ去るのに使うという意味だ。実はここのロッカーには、前提督のコレクション映像が仕舞われている。

 捨てようにもゴミの日に出してしまえば、そこから全てがバレてしまう。ならばもらっても大丈夫だろう。

 

「ココの存在の確認が出来たシ、提督もこちら側…皆君のようにしてアゲルヨ」

「はい…」

 

 レ級はポケットに手を入れると、何かの薬を取り出して神通に渡した。

 

「これを飲ンデ…君にも一仕事してもらわないとネ」

 

 神通は無言でその薬を飲んだ。

 外見的な違いは無い。だがこれは相手に洗脳効果をもたらす物だ。

 

『…?何かしら?これは…』

 

 先程降りてきた通路から声がした。レ級は忌々しそうにその声がする方を見た。

 妙高型重巡洋艦1番艦妙高。彼女の声だった。

 

「神通…彼女を堕トセ。イイナ?」

「分かりました…」

 

 

 

 

 

 ガコンと言う音をたまたま耳にした妙高は、柱時計の位置に違和感を抱いて軽く押した。そしてこの道を見つけたのだ。

 

「…?何かしら?これは…」

 

 初めて見る石で出来た階段を降っていく。微かな潮の香りが彼女の好奇心を引き立てた。

 

「…神通さん?」

「あっ、妙高さん…」

「こんな時間にこんな所で何を?もう就寝時間ですよ?」

 

 神通は本来メリハリの付いた艦娘だ。規則的な生活を送る神通を知っている妙高は、僅かに不思議がっていた。

 

「その…ちょっとトイレに行きたくなって…その時にこっちで音がなったので見に来たんです」

「あぁ、なるほど…」

 

 最もらしい理由だ。だからこそ妙高は油断してしまった。

 

「それに…」ムギュ

「えっ…?」

 

 急に神通は妙高に抱きついた。それも重巡である彼女が振り解けない程の力だ。

 

「じ、神通さん…?」

「ここなら全部…静かに済ませられるから…」

 

ちゅ…

 

「んんっ!?」

 

 神通が妙高の唇を塞ぐ。不意打ちを喰らった妙高は神通のされるがまま、舌を絡めた。

 キス自体初めてだった妙高は、初めての感覚に戸惑いを覚えていた。熱く、そしてヌルヌルと別の生き物の様に動く神通の舌。

 無意識に自分も舌を絡めている事に気が付いた妙高は、その理性を持って神通を引き剥がした。

 

「はぁはぁ…///神通さんっ!///何…を…///」

 

 妙高は神通の目を見てしまった。

 その目は何時もの闇夜に紛れた敵を見つける事ができる目ではなかった。妙高の知る目ではなかった。彼女の目は赤く輝いていたのだ。

 

「神通さん…///まさか…///」

「ふふっ…あの出撃の際…私は深海棲艦に捕らえられました…そこで私は手解きを受けました…」

 

 目さえ普通の色なら、冗談だと思える話だった。しかし人間ならざる目をした神通を見れば、話は違ってくる。

 

「手解き…///」

「あなたも知るといいですよ。深い海の底に堕ちる気持ち良さを…」

 

 完全に主導権は神通にあった。

 彼女は絶望した妙高の服をスルスルと脱ぎ去り、自分の服も脱ぎ去った。

 どちらも白い肌だが、神通はその白さが濃い。深海棲艦に洗脳された艦娘はこうなるのだろうか?

 神通は妙高の美乳を、宝物を扱うかの如く慎重に揉み始めた。

 

「あぁっ…///じ、神通さんっ…///」

「気持ちいいですか?妙高さんの胸、柔らかいですね…深海の皆さんも喜びますよ」

「わ、私は…///深海のやつらにはならないわっ!///」

「いくら虚勢を張っても無駄ですよ…私がそうだったのですからね。ほらここも…」

「あっ///そ、そこはだめぇ…///」

 

 妙高は心の中で抵抗しようともがいたが、神通の言う通りに身体は素直だった。特に秘部に指を入れられると、愛液が自分の太腿を伝って床に落ちていくのを感じた。

 そして魂の奥底から声がする。もう受け入れちゃえと。

 

「まだ堕ちたくないんですか?じゃあもっと気持ち良くして差し上げますよ」

 

 神通が自らの秘部に指を入れて中を擦る。すると、秘部から肉棒のような物が生えてきた。それは肉棒に似ていたが、男のような物ではない。

 レ級が渡した薬は、自分の意志で肉棒生やすことが出来る薬と、擦る事で洗脳棒と命名した棒を生やせる薬だ。

 洗脳棒は、まるで木刀のような形状をしている。サイズは一般男性の肉棒より長い程度だ。だが1度入れられて中を擦られると、愛液と混じって体内に溶け込む。イッてしまえばもう最後だ。

 

「や、止めて神通さん…///」

「口で否定しても身体は正直…ほら、ここでしょ?」

 

 そう言って神通は、妙高の濡れた秘部に洗脳棒をゆっくりと挿入した。

 

「あぁあっ!///」

 

 妙高の絶叫が響く。しかし頭上の扉は固く閉ざされ、彼女の声が仲間に届く事はない。

 

「どう?気持ちいいですか?」

「止めてっ///突かないでっ///」

「嫌です。あなたにもこちら側に来てもらいます…」

 

 ゆっくりとしたストロークで中をかき乱す洗脳棒。妙高はだんだんと抵抗出来なくなってきた。

 力が弛めば、その分奥へと棒が入って来る。

 もう限界だった。

 

「イッちゃうぅぅ!///」

 

 ビクンッと身体を跳ねさせ弓のように反る。生暖かい愛液が神通の洗脳棒を包み込み、秘部から溢れてくる。

 

「堕ちたわね妙高さん…さぁ、仲間になりましょう…」

 

 妖艶に微笑む神通は、もはや深海棲艦の手下だった。

 洗脳棒から紫に光り輝く液体が溶け出し、愛液に逆らうように子宮を目指した。子宮に到達した液体は、そこから神経を登っていく。

 

「も、もうだめぇ♡子宮満たされて…♡何か登ってくる…♡」

「深海棲艦の洗脳液ですよ…あなたが堕ちるまで、もっとあなたを教えて下さい♡」

 

 神通が妙高の胸に吸い付いた。母乳が出る訳では無いが、ゆっくりと吸い上げて舌で舐める。そして片方の胸は手が攻める。

 

「あぁ♡吸っても…♡何も出ないですよ…♡だから止めてぇ♡揉むのもだめぇ♡」

 

 彼女に残った艦娘としての理性が抵抗した。だが洗脳液が脳に達した。神経から放出されたそれは、脳の理性を司る部位を一瞬で穢した。

 

「あっ…あぁぁぁあ♡」

 

 妙高の最期だった。

 絶望の表情から一転、それは喜びの表情となった。

 

「うふふ♡妙高さんもこちら側へようこそ…♡」

「あっあぁ…♡こんなに…気持ちいい♡あぁ…」

「よくやったネ神通…」

 

 隠れていたレ級が顔を出し、満足そうに頷く。

 

「ありがとうございます♪」

「妙高。聞えるカナ?僕が君の新しい上司ダヨ♪」

「…はい。レ級様…」

 

 妙高が虚ろな目でレ級を見つめる。

 

「フフ…しばらくは普通に、マタ連絡スル。帰っていいゾ。気付かれるナヨ」

 

 神通と妙高は服を着終わると、そのまま元の場所に戻った。

 

「後2人は欲しいナ♪人間にも手伝ってモラオウット♪」

 

 何やら黒い事を考えたレ級。だがその声を聞いたのは、闇夜の月だけだった。




( 主)「何だかんだ言って、艦これは最高ですね。色んな意味で」


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小柄な立役者は深海に沈む

( 主)「今回は軽いリクエスト回だよ。次回冒頭にも続きをするよ♪」


 しきりに艦載機が、雲の多い上空を飛んでいる。

 カ級もヨ級もそれで動けない。それどころかハンターキラーとして駆逐艦が2隻放たれている。

 この艦載機の主は龍驤。駆逐艦は夕立と吹雪だ。

 この辺りは例の基地がある所。近辺を通り掛かった輸送船が魚雷によって被害を受けていた。その為鎮守府から艦娘が繰り出され、潜水艦の一掃を目指しているのだ。

 …っと、表向きにはそのような理由だが、深海棲艦側に着いた提督とレ級の思考は違う。

 

『油断させた艦娘を堕とす』

 

 これが裏の理由だ。龍驤、吹雪、夕立は生贄に選ばれたのだ。

 

「アカン…最初は見つけて中破、大破させたり出来たのに今じゃ一匹もかからへん…雲も多くなって来たから限界か…?」

『こちら吹雪。周辺にも敵影無し…それどころか聴音にも反応ありません』

『さっきからクジラの声しかしないっぽい』

 

 龍驤自身も耳を傾ける。微かにだが、確かにクジラと思わしき鳴き声が聴こえた。

 

「……いや、違う!コイツクジラやない!」

 

 龍驤は遥かに運が良かった。クジラの鳴き声に紛れる瘴気を感じ取れた。そしてクジラらしき物体は、彼女の足元からサメのように襲いかかってきた。

 

「最大船速!取舵一杯!」

 

 主機を全開にし、不安定なその身体で精一杯のバランスを取りながら取舵を取る。

 水中から巨大な物体が飛び上がってくる。一見クジラのようなそれは、黒い岩の様な表皮にエメラルドの目をした何かだった。

 

「やっぱり深海棲艦のやつやったか!新型か!?」

『龍驤さん!?今そっちに…きゃぁ!』

『て、敵艦隊!?えっ、下からも!?』

「吹雪!夕立!大丈夫か!?」

 

 どうも向こうはクジラ型の物に加えて普通の敵艦隊にも遭遇したようだ。油断は無かっただろうが、応答が無いのが不気味だ。

 

「くっ…鎮守府の近くにこないなヤツがおるなんて知らへんかったで…艦載機も出せない上、吹雪と夕立の応答もあらへん…ツミやろか…?」

「ヘェ~。それが関西弁ってヤツカイ?」

 

 彼女の背後、鎮守府へ帰るルートから声を掛けられた。驚いて振り向くと、レ級がその見た目に相応しい笑顔を浮かべて立っていた。

 

「レ級やて!?何でこの海域におんねん!」

「驚いてくれテ嬉しいナ♪後抵抗はその辺で止めておいた方がイイヨ♪」

「どういう事や…」

「君のお供の吹雪と夕立だったカナ?彼女らはこちらで捕まえたカラネ♪」

「人質って訳かいな…」

「君もコッチに来てくれないカナ?命の保証はするヨ♪」

 

 龍驤は大いに迷った。だが選択の余地は無かった。鎮守府に情報を届けたいが、レ級なら軽空母1隻沈めることなど容易いだろう。それ以前に、吹雪と夕立を残して逃げるなど出来るはずなかった。

 

「…分かった。お前さんの指示に従うわ…」

「サッスガ♪話が分かるネ♪」

 

 足元から再びクジラモドキが接近してくる。口を開けてその体内に入った時、龍驤は目を瞑ったまま意識を失った。

 

 

 

 

 

「っ…ここは…?」

 

 夕立が目を覚ました。そこは彼女にとっては見たことが無い部屋だった。

 全体がピンク一色の部屋で、寝かされていたベッドは薄いレースに囲まれていた。

 

「うん?何で身体がスースーするっぽい…?」

 

 そこで初めて、夕立は自分が裸である事に気が付いた。しかも両腕もベッドの頭辺りで拘束されていた。

 

「えっ!?///何で裸っぽい!?///」

「アッ、目が覚めたみたいダネ♪」

「へっ?///レ、レ級!?///」

 

 なぜそこにいたのに気付かなかったのか分からない程近くにレ級が座っていた。彼女はいつも通りの服装だったが、今の状況から見て夕立がレ級に勝てる筋などある訳なかった。

 

「もう少し置いてオイテ起きなかったラ、こっちから起こすところだったヨ♪気分はイカガ?」

「艤装があれば、お前なんか木端微塵にしてやるっぽい!///」

「元気で何ヨリ♪君らにはコッチ側に来てもらうヨ♪」

「な、何をするっぽい?///」

「こうするんダヨ♪」

 

 レ級の手には注射器が握られている。それをノーモーションで夕立の秘部に突き刺し、内容物を注入した。

 

「痛っ!///何を入れたの!?///」

「深海特製性欲材ダヨ♪君に深海の快楽を教えてアゲル♪」

「えっ…///あぁぁぁぁっ!///」

 

 夕立が下半身を上に突き出して叫ぶ。その瞬間、15cmぐらいの肉棒が生えてきた。

 

「これがこの薬の効果ダヨ♪立派なのが生えたじゃナイカ♪」

「だ、男性のが生えてる…///何で…///」

「じゃあ早速いただくネ♪」

 

 レ級が夕立の目の前で脱ぎ始める。少しバストアップしたのか、大きくなった胸と秘部が露出した。

 脱ぎ終わると、レ級は夕立の肉棒に秘部を当てた。

 

「ひゃっ!?///」

「まだ触れてしかイナイヨ?ソウソウ、君のお友達ハ今洗脳中ナンダ♪」

「ふ、吹雪ちゃんが!?///」

「彼女は純粋だったヨ♪だから染めやすいんタケドネ♪夕立が気持ち良さを知れば、すぐ会わせてあげるヨ♪」

 

 レ級が立ち上がり、秘部の口が肉棒の先に当たった。

 

「止めてっぽい///入れられたら戻れないっぽい…///」

「フフッ♪」

 

 夕立の懇願虚しく、ズブズブッと肉棒はレ級の膣に挿入されていった。

 深海棲艦の膣は熱く、そしてヌメヌメとしていた。それでいて肉棒を全体から締め付けて精液を搾り取らんとしてきた。

 

「あぁぁぁぁっ!///」

「気持イイ///夕立の肉棒もイイネ///」

「いやぁ///深海棲艦に犯されるなんていやだぁ///」

「もう遅いヨ///ほらっこうしてアゲル///」パンパン

 

 レ級が自ら動いて夕立の肉棒を刺激する。夕立の涙目な視線の先には、生やされた肉棒がレ級の膣に収まる様子があった。

 蕩けた顔の夕立にレ級はご満悦の様子でキスをする。

 舌の絡む音とレ級のテクで、夕立は抵抗力を失っていった。

 

「(気持いいっぽい///深海棲艦に犯されて…///口の中も舐められて…///頭が真っ白で…///)」

 

 唇が離れた。唾液の糸を引きながら、レ級は攻める速度を早めた。

 

「やぁっ!///は、早くなってる!///そ、そんなに急に攻めちゃだめぇっ!///」

 

 レ級は止まらない。夕立は限界だった。

 

どばぁっ!

 

「ンァァァッ!♡」

「あぁ…♡イッちゃったっぽい…♡気持ち良すぎるっぽい…♡」

「ハァハァ♡たくさん出たジャナイカ♡さぁ君に感動の再会をプレゼントするヨ♡」

 

 レ級が棒を抜く。彼女の秘部からどろりと精液が垂れ出てきた。綺麗にタオルで拭いてから服を着る。そしてレ級は扉を開けた。

 そこには裸の吹雪が立っていた。だがその目は濁り、いわゆるレイプ目という感じだった。

 

「吹雪ちゃん…♡」

「夕立ちゃん…抱いて…」

「フフッ♪腕は自由にしておくヨ。2人で仲良くね♪」

 

 夕立の固定具を外す。

 吹雪は吸い込まれるように夕立の元に行く。

 2人が抱き合い、唇が触れ合いベッドに倒れた。

 レ級はその光景を背後に部屋を出た。次は龍驤の番だった。

 

 

 

 

 

 龍驤は目隠しされ、両手両足をX時に固定されたまま放置されていた。彼女の耳には吹雪の声がこびり付いていた。

 

『あっ…///んんっ…///ダメです…///そこはぁ♡』

 

 最後には喘ぎ声が途切れ、どこかに連れて行かれたようだった。

 

「吹雪の事が気になるのカイ?龍驤」

「チッ。最後はウチかいな?レ級。さっさとその大砲で撃沈したらどないや?」

「それだと困るんダヨ。今目隠しを外すネ♪」

 

 シュルシュルと目隠しが外れた。薄暗い監獄に囚われいる事を知りつつも、冷静にレ級を見据えた。

 

「冷静ダネ」

「当たり前や。ウチはこう見えても古参の1人やで」

「そんな古参の龍驤にも堕ちてもらうヨ♪」

 

 レ級は龍驤の服を掴むと、一気に破って捨てた。駆逐艦娘と同じ位の胸と、綺麗な身体が現れた。

 

「な、何すんねん!///」

「吹雪も夕立もこちら側に来ちゃったヨ♪龍驤にはハードな攻めで堕ちてもらうからネ♪あっ、こっそり飲ませた薬で、解除薬が無いとイク事が出来ないからヨロシクネ♪」

 

 レ級の尻尾の口から触手が3本出て来た。それらは龍驤を取り囲み、今か今かとゆらゆらと揺れながら待ち受けていた。

 

「こ、こんなのでウチが堕ちる思うたら大間違いやで!///」

「答え合わせが必要ダネ♪ヤッチャエ♪」

 

 触手の全てがレ級の言葉通りに反応した。

 ここで龍驤は、その全てがそのまま弄ってくると思っていた。だが違った。

 触手は針を生やしたのだ。

 

「何やこれ!?///」

 

 針を生やした触手2本がいきなり龍驤の胸の先を突き刺し、何かを注入する。

 

「…っ!?///あぁぁぁぁぁぁあっ!///」

 

 液体を入れられて暫くしてから龍驤の絶叫が挙がった。

 胸の先から全身にかけて言いようもない快感が突き抜け、彼女の頭の中を真っ白にしていく。

 

「強力ダロ?深海印の媚薬ダヨ♪君の身体をより敏感にして堕ちてもらうヨ♪」

「止めろやぁぁ!///止めてくれぇぇぇ!///」

 

 深海棲艦の使う媚薬には種類がある。今レ級が注入している媚薬は、対象の感度を『最大限』に上げることができる。つまり気絶寸前の絶頂を味わせる事ができるのだ。

 実験では風が吹くだけで敏感に反応するまで強めれる媚薬が龍驤を襲う。

 

「フフッ♪こっちも味わってもらおうカナァ♪」

 

 残った1本がシュルシュルと龍驤の秘部に近付いていく。

 

「えっ?///ま、待てや!///そこはちゃうやろ!///」

 

 だが触手は意に介せず秘部に侵入していく。

 ただでさえ注入されていく媚薬で身体が反応しやすくなってるのに、秘部に入れられては堪らない。

 龍驤は声を出す事もままならず、痙攣しながらその快楽を受け入れる事しか出来ない。

 

「っ…!♡っ…!♡」ビクンッビクンッ

「アッハッハッハッ♪まだまだだよ龍驤♪艦娘にも深海棲艦にも人間にも大事な所…それは子宮ダヨ♪今からここにも突き刺してたくさん媚薬を注入してアゲル♪」

「お、お願いや…♡もう勘弁してくれ…♡」

「ヤ〜ダ♪」

 

ぷすりっ…

 

 触手の針が子宮を突き刺した。その瞬間だけ静かになったが、触手が脈動して媚薬を注入した途端、再び絶叫が響いた。

 

「あぁぁぁぁぁぁぁぁあっ!♡」

 

 子宮と胸の先に針が刺さり、媚薬を流し込まれて感度が上がった龍驤は跳ね上がる。いくらもがいて逃げようとしても、拘束具がそれを許さない。

 そしてイキたくてもイケないのだ。

 

「(イ、イケない!?♡気絶してる時に飲まされたとか言う薬のせいか!?♡)」

「いい絶叫ぷりダネ♪ドウ?僕達側に来ないカイ?」

「くぁぁぁぁっ!♡だ、誰が深海棲艦になるかちゅうねん!♡」

 

 龍驤は甘い囁きに抗うように拒否をする。しかし彼女を蝕む媚薬は、彼女に降参するよう促していた。

 

「マダマダ耐えられるのカナ?堕ちたらこの快感をずっと味わえるヨ?」

 

 どんどん注入される媚薬に狂い悶える龍驤だったが、急に針が離れたのだ。

 

「はぁはぁ♡あ、諦めたんか?♡」

「マサカ♪こうするんダヨ♪」

 

 針を出した触手が引っ込むが、今度はレ級の艤装がうねうねと動き、龍驤の足元辺りで口をガバっと開けた。

 中から1本の触手が出て来る。先が花の蕾のような触手だった。先がパッと8枚に開くと、花びらに当たる部位は太く短いタコの触手を思わせた。花びらに隠されたそれは、丸い蓮の実を想像させる。

 

「ひっ…♡」

「龍驤の身体って綺麗ダネ…」

 

 触手に気を取られてしまった龍驤は、レ級の接近に声を掛けられるまで気付かなかった。

 レ級は敏感になった龍驤の胸に手を置いて軽く揉んだ。

 

「あぁぁぁぁっ!♡さ、触るなやぁ♡」

「デモ気持ちいいんでショ?ホラ、こうされると蕩けるヨネ?」

 

 レ級自身、ここに来るまでにヲ級に徹底的に犯されつくされた為、どこをどう触られると反応してしまうか知っているのだ。

 敏感になった身体に経験者のレ級のタッチが、龍驤の鋼の心を溶かしていった。

 

「だ、だめぇ♡もう無理やぁ♡」

「堕ちたら楽ダヨ♪『イカせて』って言ったら薬の効果を解いてアゲル♪…嫌カイ?」

 

 龍驤は溶けかけの精神を持って快楽に抗っている。だがその秘部にレ級の触手が伸びてきた。

 

「ジャアこうダ♪」

「やっ♡ま、待ってくれ…♡あぁん♡」

 

 太くそして熱い触手が、決して広くない龍驤の膣を通っていく。触手が入るだけで、龍驤は全身に電流が流れたかのような快感に襲われた。

 

「だ、出し入れしたらアカンってぇ♡んあっ!♡あぁっ!♡」

「もどかしいデショ?小さな立役者モ快楽には抗えないヨ♪」

 

 レ級は龍驤の胸を揉みながらそう言った。これがもしいつもの状態だったなら反撃しただろう。

 だが深海印の媚薬を胸と子宮に注射され、さらに今も攻め続けられている。しかもイケない、最も気持ちよく、そして最ももどかしい瞬間をずっと味わっているのだ。

 それでも龍驤は耐えようとした。だがレ級はこの辺で妥協する程甘くなかった。

 

「しょうがないナ〜♪君の子宮にたっぷりと精液を流してあげるヨ♪」

「な、何やて!?♡そ、それだけは止めてっ…♡」

 

 触手が膣を出入りするのを止めて、子宮への入口を開いて侵入しようとしてくる。

 龍驤はそれを拒もうとしたが、快感が再び突き抜けて力が緩んでしまった。

 そこを触手は見逃さずに一気に侵入した。

 

「あぁっ!♡」

 

 これまでと比べ物にならない痛みが快楽と共に龍驤を波に飲み込んだ。

 

「さぁ出しチャエ♪」

 

 子宮の中で肉の花弁が開き、蓮の身が現れた。蓮の実が脈動し、暴力的な熱く白いドロリとした液体が龍驤のの子宮に放たれた。

 

「んぁぁぁぁぁっ!♡」

 

 どくどくと熱い液体を流し込まれ、全身にビリビリと『早くイケ』と促すかのように電流が走る。

 

「(も、もうええわ♡耐えられへん…♡早く…早くイカせてぇ♡)」

 

 いくらイキたくてもレ級が飲ませた薬でイケないという悪循環が、彼女の心を打ち砕いた。

 

「イカせて欲シイ?なら言ってヨ♪『深海棲艦側になるからイカせて』ってネ♪」

「し、深海棲艦側になるからぁ!♡イカせてやぁ!♡」

 

 レ級は悪童の笑みを浮かべて龍驤の口に解除薬を放り込んだ。龍驤はそれを反射的に飲み込んだ。それが彼女の艦娘として最後を迎える瞬間だった。

 快感が濁流になり龍驤を襲った。注射された時の快感、レ級によって胸を攻められた快感、膣を擦られた快感、子宮の中たっぷりに精液を出された時の快感。 

 全てが鉄砲水の如く濁流が龍驤を襲った。

 

「ッッッ〜!!!♡」

 

ぷしゃぁぁぁぁぁ…

 

 あまりの感覚に龍驤は声を出さずにイッた。身体を許せる限り反らせ、触手と秘部の隙間から愛液を迸らせた。

 龍驤はそのまま身体を痙攣し、一通り愛液を出し終えるとカクンッと力が抜けてダランとした。

 

「フフッ♪気絶しちゃったカナ?でも終わりにしないヨ♪今回君らは行方不明艦となってもらうカラネ♪」




( 主)「はい。今回は吹雪、夕立、龍驤デス♪吹雪の描写は無いけど、次回辺りにどんな風に堕ちたか紹介します。リクエストは龍驤で、『まな板と子宮に媚薬&触手でイジメてほしい』といった内容です。ついでに解除薬が無いと解けない『絶対イケない薬』もプラスしました。ちょっと短い気がするので、前書きにも書いた通りに次回冒頭もやりますよ♪」


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姉は愛する者と、妹は幼き子と 〜前編〜

( 主)「遅れて申し訳ございません!リアルが忙しくて...そして身勝手な理由ですが、前編と後編に分けます」


「ソロソロこの会場を始動させたいんダケドネ〜」

 

 執務室の椅子に座り、テーブルに両肘を立てて両手を組み、その上に顎を乗せて足をパタパタさせながらレ級が呟いた。

 

「今の段階ダト、神通、妙高、龍驤、吹雪、夕立ダネ。もう少し欲しい所ヨ」

 

 資料に目を通しながらヲ級が報告する。ちなみに彼女のお腹はポッコリと膨らんでおり、レ級らの子供を身籠っているのがよく判る。

 

「ン〜数が少ないネ。5人は少ないカ…」

「そう言えバ、人間も利用スルとか言ってナカッタ?」

「言ってたヨ?けど僕達に賛成意見を示す人間を見つけるのが難シイんダヨ」

 

 人間の利用とは言葉通りの意味で、人間を利用して艦娘を深海棲艦の仲間に引き入れる事だ。

 実はそれなりに見つけてはいるのだが、まだ手を加える程では無いと判断している。

 

「悩ムネ。次に誰を捕まえるカ…」

「ジャア、巨乳娘を捕まえタラ?」

「ハ?」

 

 あーでもないこーでもないと考えていたレ級だが、ヲ級の発言に間の抜けた声で反応した。

 

「捕まえタ艦娘はドチラカと言うト、美乳や貧乳が多いワ。ジャア巨乳が欲しいと思ったケド…」

 

 確かにヲ級の言う通りだ。捕まえた艦娘も素晴らしいプロポーションを秘めていたが、大き過ぎるという事は無い。

 

「ソレニ人間モ利用するって言ってるケド、年代幅はどうするノ?」

「色々ダヨ♪まずはヲ級の案を飲モウ。丁度いい重巡が2隻いるからネ♪ついでにアノ子も呼んでオイテネ♪」

 

 

 

 

 

「この辺りが龍驤さん達が消えた海域ですね」

「私達だけで大丈夫なのかしら?」

 

 2人の艦娘が洋上を疾駆する。青を基本とした服を突き上げる巨乳が素晴らしく目の毒だ。

 高雄型重巡の1番艦と2番艦、高雄と愛宕だ。艦娘もたまには取材を受けたり、モデル雑誌の依頼があるのだが、グラビアモデルの要素が多くてなおかつ需要のあるのがこの2人だ。

 

「でも変ね。この辺りはかなり安全な海域な筈なのに」

「潜水艦による行動もこの頃見られないし…」

 

 あれこれ考えている2人だったが、もう少し周辺に注意を向けた方が良かった。

 龍驤達への心配、この海域への不信感が僅かに注意を逸らせたのだ。

 

「…っ!下から何か来る!」

 

 高雄が気が付いたがもう遅かった。

 2人は足元から空中に掬い上げられたのだ。何が起きたか分からない2人だったが、眼下にクジラのような生物が自分達を空中に放り投げたのを理解した。

 理解した瞬間に生物の口の中に入り、海水に叩きつけられた。

 

「がっ!」

 

 数m、下手をすれば10m上から海水に叩きつけられた際の衝撃は計り知れない。いくら艤装を装着してたと言っても、衝撃全てを吸収出来る訳では無い。

 高雄は意識が朦朧としながらも周辺を見回す。

 少し離れた所に愛宕が横たわっている。どうも当たりどころが悪かったのか、気絶してるようですピクリとも動かない。

 

『あ…た……ご…』

 

 声を出そうとしたが声が出ない。身体を動かそうにも動けない。それどころか意識が遠のくばかりだ。

 彼女の目に何か映った。

 触手だ。タコやイカの触手ではなく、植物の蔦のような触手だ。全部で2本の触手が1本ずつに別れて、高雄と愛宕に向かってきた。

 

『なに…を……』

 

 抵抗もできない高雄は、愛宕の首筋に触手の針が突き刺される光景と、自分の首筋に針が沈む感覚を最後に気を失った。

 

 

 

 

 

「ンフフ〜♪元気カ〜イ?」

「レ級ちゃん…」

 

 高雄達が捉えられたのと同時刻、レ級の姿はとある一室にあった。

 深海棲艦の基地だから黒い岩の部屋と言う訳ではなく、ちゃんとした洋室があったりするのだ。今来ている所は、広大な空間を利用して『お屋敷』が建てられていた。

 どこから調達したのか、畳や工芸品、障子などがあるこの屋敷は高級宿のコンセプトで作られている。言わば位の高い者がここに来て、お気に入りの艦娘と過ごす事の出来るラブホテルだ。

 その他の者はマンションやバーで済ませるしかないが、深海棲艦のコミュニティは思いの外しっかりしているので大丈夫なようだ。

 話は戻るが、そんな深海棲艦のお屋敷に何故か人間の男の子がだだっ広い和室で座っていた。年は小学生ぐらいだ。

 

「イキナリでゴメンネ」

「ううん。大丈夫だよ」

 

 ニコリと笑うこの男の子は、以前レ級達が龍驤らを誘い込む為に沈めた輸送船にいた子供だ。

 聞く所によると、輸送船に人身売買を企む組織がいたようで、1人拐われていた所をレ級らが撃沈。その衝撃で海に投げ出されて保護されたと言う訳だ。 

 遥斗はこのレ級の企みを聞くと、実は自分や友達も艦娘を襲いたかった事を打ち明け、いつかヤらせてあげることを約束していた。

 

「レ級ちゃんがここに来たって言う事は…」

「ソウダヨ♪お待ちかねの時間ッテ訳♪」

「な、何だか緊張するな〜…でも大丈夫なの?」

「仕込ミはコッチでヤルカラ大丈夫ダヨ♪コレ飲んで待っててネ♪」

 

 レ級は遥斗に飲み物を渡した。

 精力剤と避妊薬を混ぜた甘いジュースだ。遥斗は受け取るとゆっくりと飲んでいく。

 

「ジャア僕は行くネ♪…あ、ソウダ。今度は僕とヤらない?」

「ゴクッ…考えておくよ」

「フフッ♪楽しみダ♪」

 

 

 

 

 

 また戻って、捕獲クジラの中。

 基地に戻って来たクジラは、己の体内に格納していた高と愛宕をダクト経由で洗脳室へと運んだ。

 その2人を取り囲むように触手が生えてくる。それを見ながら楽しそうに佇んでいる人物がいた。

 

「アラ可愛いワネ♪私の好みヨ♪」

 

 ひょっこりと現れたのは深海棲艦の頼れるお姉さんポジのタ級だ。今回の鹵獲では彼女が担当する事になっていた。

 

「気絶シチャッタノネ。寝てる間に全部済ませてアゲルワ♪始めまショウ♪」

 

 触手が2人の身体を持ち上げ、十字架に足を僅かに広げたような形で固定した。

 

「ン〜余計なモノを色々身にマトイスギネ。帽子以外取っちゃいマショウ♪」

 

 触手がタ級の言葉に合わせて丁寧に服を脱がせていく。それだけに飽き足らず、その巨乳を押さえているブラジャーをも取り外していく。 

 文字通り何も身に着けない裸となった2人を一瞥して満足そうにタ級は頷くと、触手に『この服と同じデザインで以前に渡したスリーサイズで作り直して』と書いた紙を服と一緒に渡して運搬させると、再び向き直った。

 

「最初ノ初体験ハ高雄にシマショウ♪愛宕ニハ別の責めを受けてもらうワ♪その前に…肉体改造ヨ♪」

 

 マスクの形をした触手が上から降りてくる。合計2本のそれは、高雄と愛宕の口と鼻を覆うように被せられた。そして何やらガス状の物を吸わせているようだ。

 

「コレハネ。洗脳や媚薬は勿論ダケド、母性ホルモンとも言うべきモノも増大サセル品ナノヨ」

「ンッ…///ンンッ…///」

「ンンッ…///」

 

 タ級の言う通り、ガスを吸うに連れて2人の頬は朱に染まり、発情と同時に艦娘としての意識が段々と溶けていっていた。

 

「オット、高雄のはソノ辺デストップ。愛宕ハもうチョット吸ワセテ」

 

 触手が高雄の口から離れる。愛宕にはさらに毒性を強くしたガスが送られ、高雄から遅れること3分後に触手が離れていった。

 

「次ハその素晴ラシイ胸を大きくするワヨ♪」

 

 今度は太い触手が8本降りてくる。その内4本が先を花のように広げて胸に吸い付いた。もう2本は、それぞれ高雄と愛宕の口に入り込み、胸に吸い付いた物と共に何かを送り始めた。残りの2本は2人の目を覆った。

 液体のようなそれは、2人の意思に反して無理矢理体内に入っていく。

 

「深海印ノバストアップ剤♪アナタ達の為ニ調合した物ヨ♪全部飲み干してネ♪」

「ンック///ンック///」

「んんっ…///」

「オヤ?高雄ハ反抗的ネ。チョットお話を聞いてもいいカシラ?」

 

 口に入った触手が抜かれると、高雄は弱々しくも抵抗の意を表した。

 

「も、もう止めて…///」

「ダメ。続けナサイ」

 

 再び触手が口内に入る。今度は抵抗されないように、奥の方から液体を流し始めた。こうされれば飲むしかない。

 2人の身体に変化が現れた。段々と胸が大きくなっているのだ。液体を飲めば飲むほどその胸は比例して大きくなっていく。

 2倍程大きく膨らんでから触手は口から出て来た。

 

「ン〜素晴らしいワ♪」

 

 タ級もご満悦の様子だ。

 もう少しゆっくり見ようかとすると、ズシンと足元から振動が突き上げてきた。

 

「アラ残念。もう着いチャッタ♪高雄ハ私ト、愛宕ハ…案内役に案内サセヨウカシラ♪」

 

 

 

 

 

 振動があってから高雄はまた気を失っていた。気力のみで起きてみせたがすぐに限界が来た為だ。

 そこから感じたのは、妙に暖かい事だ。身体を動かそうとしても動けない。両手両足の感覚から手首足首を拘束されているようだった。牢屋だろうと高雄は思っていた。

 だがゆっくりと目を開けていくと、そこは高雄が予想していた牢屋ではなかった。

 かなり整備が行き整った部屋。ホテルのようだった。その色彩さえ普通ならばホテルなのだろうが、明らかに性を意識したその部屋は、ラブホテルの一室だった。

 ピンク色の壁に白く薄いレース、キングサイズのベッド。棚に並ぶ様々な形のバイブレーション等、男女が互いに愛し合う為の設備が整っている。

 だが深海棲艦に男はいない。そして自分が裸にひん剥かれているのもよく分からない。

 

「…まさか深海棲艦が私達を鹵獲した理由って…」

「ウフフ♪気が付いたカシラ?」

 

 流石の高雄もこれには驚いた。全体的にピンク多めの部屋。その一角に白を基調とした者が立っていたからだ。

 

「せ、戦艦タ級…!」

「嬉しいワ♪知ってくれてアリガトウ♪」

「深海棲艦に感謝の言葉を吐かれても嬉しくありません!早く拘束を解きなさい!」

「嫌ヨ。折角好みノ娘ヲ捕らえラレタノニ…」

 

 タ級は高雄に歩み寄ると、高雄の身体を値踏みするかの様に目線のみで舐めていく。

 

「な、何よ…///」

「綺麗な身体ネ…ヤッパリ私ノ好みヨ…デモ逃げたいというのナラ、ゲームをシマショウ」

 

 タ級は持っていたアラームを5分にセッティングすると、身に纏っていた服を脱ぎ捨てた。

 灰色の裸体が美しく、目の毒だ。そんなタ級の手には、何かの薬品が入った注射器と3つの紫の結晶が入った首輪が握られていた。

 首輪を付け、注射器を首筋に注射した。

 

「あうっ…///何を…///」

「深海特製ノ媚薬ヨ。もう少シシタラミルクも出るようにナルワ」

「なっ…///」

「ソノ首輪はイクと身体ニ注入サレルノ。モシ3つ注入されレバ堕ちるワ」

 

 高雄から離れ、タイマーらしき物体をイジる。

 4分に設定してからスタートを押した。

 

「4分間私ノ攻めニ耐えタラ逃してアゲル。ケド耐えれるカシラ?」

「ふんっ///馬鹿めと言って差し上げますわ///」

「ジャア遠慮ナク♪アムっ♪」

「あぁっ!…///」

 

 タ級が膝を付き、大きくなった高雄の胸に吸い付く。きっと深海棲艦は冷たいのだろうと勝手に思っていた高雄は、その一回だけで堕ちかけた。

 暖かいタ級の舌によって、貴重な残機とも言うべき1つ目の注射が打ち込まれた。

 まるで1つの生き物のように舐める舌は、高雄に更なる快感を促した。胸の奥底から湧き上がる感覚に、彼女は必死に耐えようとした。

 

「だ、だめっ!///今イッた上にこれ以上攻められたらっ!///」

 

 高雄は建造されて初めて懇願した。その懇願はタ級に届かず、湧き上がってくる母乳を献上してしまった。

 

「ゴクッゴクッ...///」

「やぁ///母乳が出ちゃったぁ///」

 

 先程まで嫌悪していた相手に母乳を飲まれている。いつもなら引き剥がしたい所なのに、何故か今はそんな気分はしなかった。

 高雄の奥底に眠る欲求が芽生え始めていた。

 誰かに好きと言って欲しい。誰かと一緒に居たい。誰かと一緒に寝たい。誰かにこの大きな胸を揉んで欲しい。誰かにこの気持ちを分かって欲しい。

 そんな思いをいつしか抱くようになっていた高雄だが、今ここでピークに達していた。例えそれが敵でも、それが特定の人物じゃなくても、自分を満たして貰えるならそれでいいと。

 

「ま、待ってタ級...///」

 

 初めて愛おしい声で彼女の名を呼んだ。彼女が胸から口を離しても、下腹部が疼いたままだった。

 

「ナ〜二?///」

「...私の負けよ///さっきから下腹部が疼いて...///身体があなたを求めてる...///」

「アラ///嬉しいワ♪///」

「完璧に堕ちる前に...///他の深海棲艦に抱かれる前に....///あなたに全てあげたい///」

「艦娘に告白サレチャッタ♪///じゃあソウネ...///私の子を孕んでもらえるカナ?///」

「それが望みなら...///結婚しましょ?///」

 

 もう誰でも良かった。初めて自分の欲を受け止めてくれた相手に告白した。

 タ級は何かの薬液を、注射器で秘部に注入した。あれよあれよと言う間に巨大な肉棒ご現れた。

 

「あぁ♡これがあなたの男性器...♡」

「ル級より劣るワヨ?♡ケド好きになってくれた人ニハ、望み通りにシテアゲル♪♡」

 

 タ級が肉棒を高雄の秘部に当てる。高雄は自分の秘部に肉棒を入れられるその時をまじまじと見ながら待った。

 その様子をタ級は楽しみながら、一気に挿入した。

 

「あぁっ!♡」

 

 ぷすりと首元に僅かな違和感を感じた。2本目の投与だ。だがそんな事は、もうどうでも良かった。処女膜を安易と貫通され、今まで見た事の無い肉棒に貫かれた高雄は、痛みと強烈な快感に震えた。

 自然と膣がタ級の肉棒を締め付けた。それはタ級の理性を消し飛ばすのには十分だった。肉棒が高雄の子宮口を貫通した時、タ級は鼻息荒くした。

 『目の前の愛する女を犯す』事に頭を切り替えたタ級は、一心不乱に腰を打ち付けた。

 

「あんっ!♡す、凄い!♡太いっ♡こんなのっ♡耐えられないっ!♡」

「ハァッ!♡ハァッ!♡高雄の中ッ最高ッ!♡モット!♡モット!!♡」

 

 淫質なパンパンと言う音と、自らの奥底から分泌される愛液と、タ級の我慢汁とも言うべき液体が混ざり合う音、2人の喘ぐ声が部屋に響き渡る。

 

「高雄ッ!♡出すヨッ!♡」

 

 脳内が痺れ、何も考える事が出来なくなってきた高雄の耳に、愛する者の声が流れる。同時に自らの膣に打ち付けられている男性器が、ムクリと大きくなった。

 

「出してぇぇぇぇ!!♡」

 

 タ級が高雄の子宮の口をこじ開け、大量の精液を流し込んだ。

 

「ッッ〜〜〜!!!!♡」

「ハァハァ♡」

 

 高雄が声無き声で叫ぶ。タ級も肩で息をする事しか出来ない。

 精液はそのまま中に流され続け、高雄の安産体型な身体を妊婦のように変えてしまった。

 高雄は薄れゆく意識の中で、3本目の注射が打ち込まれた事、排卵された卵子に精子が取り付き妊娠した事、愛する人の声を聞いたのだった。

 

「コレカラモ宜しくネ♡タ・カ・オ♡」




( 主)「え〜っと、次は東方を書きつつストパンを上げます。逆になったらゴメンちゃい☆」


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姉は愛する者と、妹は幼き子と 〜後編〜

( 主)「遅れて申し訳ない。リアルが忙しく、まとめも大変だったので...ともかくどうぞ」


 高雄がタ級と交わり、その身に彼女との子を孕んだ時、愛宕は多数の機械が備え付けられた個室のベッドに眠らされていた。

 作業担当のワ級が機械を操作し、回線が繋がれたヘルメットを愛宕に被せる。頭全体を覆うそれは、眠った愛宕を堕とす為の物だった。

 

 

 

 

『私は…何を…』

 

 愛宕は目を開ける。

 脳が痺れ、何かの感覚を身体が求めていた。身体を軽く捻ってみる。しかしこの感覚は違う。僅かに動く手で、太腿を抓る。これも違う。痛みでもなかった。

 疼くこの感覚が、どのような欲求で感じているのかが分からない。

 覚醒しきれない頭で何があったのかを思い出そうとした。

 鎮守府が制圧した平和な海域で起きた、艦娘の行方不明事故…

 

『そうだ…高雄と私はその調査に…』

 

 次に思い出したのは衝撃だった。全身を持ち上げられ、海面に叩き落とされた衝撃…そしてその後は…

 周囲が赤い部屋。血では無さそうだ。脈動し、太い物から細い物まで幅広い紐が垂れて来る。

 肌に触れる。熱く、そして蕩けそうな心地よさだった。

 疼きが増し、原因が分かった。

 

『そうか…私は…』

 

 ぼやけた風景が鮮明になる。

 そこは何かの生物の体内だった。サウナよりは低い暑さの室温が、汗をジンワリと流させた。

 それより熱いのが、肌に纏わりつく触手だ。太さは様々だが、汗を掻いた身体をじっくりと堪能するように擦っていく。

 汗を拭く代わりに、触手は僅かに白く濁った液体を塗り込んでいく。不思議とその液体は瞬時に皮膚に吸収されていく。液体が吸収された所から疼きがじわりと広がり、愛宕に対して初めての感覚を味わせた。

 

「んあっ///な、何これ...///とても...気持ちいい///」

 

 ビクンッと身体が自然と跳ねる。だが触手は汗を拭いて白い液体を塗り込むだけで、他は何もしてこない。そのもどかしさが、愛宕自ら堕としに掛かっていた。

 

「だ、だめ///も、もっと触って...///身体中を...///胸も秘部も触って...///」

 

 懇願するも、触手は言葉の通りに動かない。代わりに太い触手が目の前にするりと降りて来て、懇願する愛宕の口にズボッと入った。

 

「んぐっ!///」

 

 息苦しさに嗚咽を流すも、触手は意に介せずどんどんと奥に侵入していく。喉が触手によって広がり、奥に押し込まれる感覚が愛宕を襲った。

 息苦しさが逆に気分を高揚させた。この触手が何かした後、自分はどうなるのだろうか?

 とうとう触手が胃にまで到達した。そして止めた言わんばかりに触手が液体を放出した。黄緑色をしたその液体は胃を埋め尽くした後、腸を通って全身を巡った。

 深海棲艦特製の媚薬精液。愛宕は知るよしも無かった。これが全身を巡れば、誰であろうと堕ちてしまう事を。

 だがもうどうでも良かった。暴力的に放たれたそれは、愛宕に究極の快楽を与えた。目の前が暗くなっていく。

 

『私...///消えるの?///』

 

 暗闇に閉ざされた時、背後から光が差した。

 振り返り、そして心の中で歓喜した。消えた仲間の神通が、妙高が、龍驤が、吹雪が、夕立が...そして自分の姉高雄が立っていた。

 衣服を纏わず、裸で待っていた。彼女らの背後には深海棲艦がいた。

 

『あぁ皆...///私もイクわ...///』

 

 もうどうでも良かった。愛宕は快感を知った。仲間は既に知っているのだ。なら私もその先に行こう。そう決めたのだった。

 

 

 

 

 

 ワ級が機械を操作した。愛宕もその場に機械と繋がれたベッドに固定されていた。

 そう。先程までの事は、全て深海棲艦の見せた幻だった。

 目元を覆うバイザーから触手と仲間の映像を見せて脳に刻み込ませた。触手は無く、代わりにゴムチューブのような材質の機械で彼女を攻め立て、口元にはパイロットが装着する酸素供給マスクがセットされている。

 『プシュー』という音共に、彼女の口から侵入したチューブが格納され、マスクが外された。そしてバイザーが取り外された時、愛宕は元の愛宕じゃなかった。

 目のハイライトが消え、ただの人形のようになっていた。

 ワ級が拘束を外し、誰かを電話で呼んだ。

 数分後、レ級がやって来た。

 

「ヤァ、気分はどうカナ?」

「...///」

「君の新しい仕事、分かるネ?」

「はい///理解してます...///私の元仲間と共に、深海棲艦や協定を結んだ方にご奉仕します...///」

「ナラその初仕事をシテ貰うヨ」

「分かりました...///」

「ツイテ来テ」

 

 用意されていた薄い浴衣を着てからレ級の言葉通りに彼女の後を追う。

 なぜ深海棲艦の命令に従っているのだろう?という疑問が浮かんでは消え、浮かんでは消えていく。

 だがその疑問のやり取りの内、愛宕の思考は艦娘ではなく、先程刻み込まれた意識に呑まれていった。

 歩きながらレ級は、愛宕に質問をする事にした。

 

「ネェ愛宕」

「何ですか?」

「君ノ昔の上司と今の上司。言ってミテ」

「...昔は提督。今はレ級様です...」

「ウン♪ソウダヨ♪」

 

 非常に満足のいく答えが返ってきた。今回愛宕に対しては、純粋な洗脳といった形で精神や思考を上書きしたのだ。

 ただ、愛宕の記憶の延長線上で洗脳すると言う難しい形でだ。

 

「君と愛宕ハ、他の艦娘と違う所デ仕事をシテモハウカラネ」

「違う所...」

「階級にヨッテ選べるようにしてるんダヨ。無論たまには皆と同じ場所で活動出来るカラ安心シテネ」

 

 説明を受けながらレ級が開いた扉を潜る。

 そこは昔ながらの大きな屋敷が点在するフィールドだった。

 あまりの広さに愛宕もポカンと口を開けていた。

 

「ンフフ〜驚いたカナ?ここはランクが高い仲間が来るんダヨ。つまるところ、君ハ高級娼婦って事ダネ」

 

 レ級の説明を聞きながら、愛宕は脳内に刻み込まれた思考を繰り返していた。

 自分はもう艦娘ではない。深海棲艦の性欲を満たす為の女なのだと。

 屋敷に近付くにつれて胸の鼓動が高まる。

 門を潜り抜け、玄関で靴を脱いで屋敷に入る。

 しっかりとした作りで、目隠しされてここに連れてこられれば、誰もが海底洞窟にあるとは信じないだろう。

 胸の高まりは限界を迎えていた。ボンヤリとついて行く内に、目的の場所に着いた。

 

「ココダヨ」

 

 障子によって区切られた、庭に面した大部屋だった。中は行燈があるようで、暖かな灯りが灯されていた。

 

「...中にいるのハ遥斗君...人身売買に遭ッタ子ダヨ...君ノ身体で癒やしてアゲテネ」

「分かりました...」

 

 レ級はそう言うと去って行った。

 愛宕はゆっくりと障子を開ける。中には顔を赤らめた少年が座っていた。

 部屋は畳の香りと共に甘いお香の匂いが入り混じっており、橙色の行燈が部屋を橙色に染め上げていた。そして中央には丁寧に敷かれた白い布団があり、その上に少年が座っている。

 少年は正座しているが、その口からの吐息が理性の限界を物語っており、股からは年相応の肉棒が旅館の寝間着を突き上げていた。

 

「はぁはぁ///あ、あなたが...///」

 

 少年が声をかけてきた。自然と脳が命令する。『挨拶をしろ』と。

 土下座の姿勢をしてから自己紹介をした。

 

「はい///本日相手させていただく、元重巡艦娘の愛宕と申します...///今夜はよろしくお願いいたします...///」

 

 姿勢を解き、障子を閉めると、立ち上がってから少年のすぐ近くまで歩み寄って行った。

 自分の浴衣に手をかけ、左右にはだけさせた。

 スルスルと麻の感触が身体から離れていく感覚が感じられ、ひんやりとした空気が敏感な肌を撫で上げた。

 少年の吐息がより荒くなった。少年が初めて見る女性の身体。艦娘の中でも大きい部類に入る胸と、自然と秘部から垂れる透明な愛液がより一層少年の心を揺さぶっていた。

 そしてこの時にようやく気がついた。甘い香りのお香。これ自体が媚薬で、煙を嗅ぐ事によって気分を昂らせているのだ。

 愛宕も早く少年と交わりたいと思うようになっていた。

 布団に座ると、まだ迷っている少年を抱き寄せた。

 

「わっ///あ、愛宕さん...///」

「時間はまだあるから...///楽しみましょう///んっ...///」

 

 ぐいっと顔を引き寄せて唇同士をくっつけ、舌を侵入させた。

 少年は身を固くし、目を見開いたが、舌が絡み合う感触に蕩け始め、自らも積極的に愛宕の舌を舐め上げる。

 

「んっ///ふぅ...///んんっ///」

「はぁっ///んっ...///んはぁ...///」

 

 少年の舌使いは驚くほど上手かった。少年がオスとして覚醒していくのと同時に、愛宕はメスとして少年に無茶苦茶にされたいと思うようになった。

 随分と長い間舌を絡ませ合い、お互いの唇が離れると、唾液が糸を弾いて更なる興奮を誘った。

 

「愛宕さん...///僕もう...///」

「見せて///」

 

 愛宕のお願いに少年は頷き、自ら纏っている寝間着を剥ぎ取る。寝間着が床に落ちると同時に、ぶるんっと肉棒が反り立った。

 

「ご奉仕させていただきます///」

「あうっ///」

 

 仮包皮の肉棒を剥いてやり、赤くなった肉棒の先を咥えて舐める。

 お互いが初めての行為だった。少年は熱い愛宕の口内を、愛宕は少年の肉棒を堪能している。

 やがて肉棒全体を口内に収め、全体を舐め上げた。

 

「あ、愛宕さん!///」

「んぐっ!?///」

 

 襲い来る快感に耐えきれなくなったのだろう。少年が愛宕の頭を両手で押さえ、腰を前後に動かし始めた。

 

「愛宕さんっ///愛宕さんっ!///」

「んっ!///んっ!///んっ!///」

 

 まだ幼いままだった少年の肉棒が大きくなり、その力強いピストン運動に愛宕は小船のように翻弄させられるだけだった。

 息苦しいのにも関わらず、指が自然と自らの秘部をクチュクチュと弄り始めている事を自覚しながらも、愛宕はもっと犯されたいと言う欲望を強めていた。

 

「で、出るっ!///」

 

 少年が腰を突き出しながら、頭をより強く押さえた。肉棒の先が喉元に達し、そして暴発した。

 

どばぁっ!!

 

 少年にとっての初射精だ。白濁液が深海印の特性精力剤によって、少年の一回の量が5倍近くに膨れ上がっている。

 精液の濁流は愛宕の胃の中に注ぎ込まれ、喉元から溢れた精液は口内をあっという間に満たした。

 

「ごくっ♡ごくっ♡ごくっ♡ぷはっ...♡」

 

 濁流が収まり、口内の精液を飲み切ると、愛宕は顔を上げた。

 少年は初めての射精の余韻に浸っているようで、涎を口元から垂らしながら顔を赤らめ、蕩けた表情を見せる。

 愛宕自身もこれらの経験は初めてで、少年と同じように顔を赤らめていた。

 そして少年の肉棒はまだまだイキリ立っており、メスと化した愛宕をハメさせろと訴えていた。

 愛宕は布団に寝転ぶと、M字に開脚させてから指で秘部を開けた。

 愛液濡れた秘部を見た少年は、ゴクリと喉を鳴らしてゆっくりと近寄ってきた。

 

「私もあなたも初めてです...♡ゆっくりと入れてください...♡」

 

 少年は頷き、大きくなった肉棒を秘部に触れさせてからゆっくりと挿入していった。

 安産型の愛宕の膣は興奮しきっており、とても熱かった。さらに言えば膣の中のヒダも一級品その物であり、敏感な少年の肉棒をどんどんと奥へと誘いつつ、刺激を与えた続けた。

 

「〜っ!♡イクッ!♡」

 

とばぁっ!!

 

「んんっ!♡」

 

 それ程奥へ達していないのにも関わらず少年は果ててしまった。

 奥へ出されてない事もあり、愛宕自身への快感は少なかったが、秘部から溢れ出した大量の精液を見た彼女は、興奮と共に自分が艦娘として終わった事を再確認していた。

 

「ご、ごめんなさい...♡」

「いいんです♡それと...♡普段の口調で話してもいいでしょうか?♡」

「は、はい♡」

「ふふっ♡さ、お姉ちゃんにもっと頂戴?♡」

「愛宕さんっ!♡」

 

 艦娘だった時の口調で少年を誘った。少年は昂り、今度は一気に奥を突いた。

 

「ふぁっ!♡」

「はぁはぁ♡愛宕さんのおっぱいが目の前に...♡あむっ♡」

「ひゃっ♡舐めちゃらめぇ♡」

 

 まだ経験が浅い故のピストンではあるが、肉棒の大きさと胸への刺激が経験を覆い隠す程の快楽を愛宕に与えた。

 処女膜の破れる感覚も、この快楽の前には何も感じられなかった。

 メスとオスの交わる背徳的な匂いが、甘い香りと共に部屋を満たし尽くした。

 そして少年の肉棒が太くなった。先程とは違い、最奥で膨らんでいた。

 

「愛宕さんっ!♡」

「はうっ♡いいよっ...♡そのまま出してっ♡」

「愛宕さんっ!!♡」

 

 少年が腰を突き出した。子宮へと達する入り口が押し広げられ、濃い白濁とした精液がぶち撒けられた。

 熱いその液体が、愛宕をイカせるのには十分だった。

 

「あぁぁっ!♡イックぅぅぅぅ!♡」

 

 愛宕もイッた。膣の中で少年の精液と愛宕の愛液が混じり合い、秘部から溢れ出てきた。

 お互いの熱と鼓動を感じながらぐったりする。だが少年の肉棒はまだ元気だった。ならばやる事は1つだった。

 

「はぁはぁ...♡ねぇ♡次はお姉さんがリードしていいかしら?♡」

「はぁはぁ♡お願いします♡」

 

 愛宕は少年と位置を入れ違いにさせた。少年がベッドに寝転び、その上に愛宕が乗る。 

 肉棒を膣に入れたまま、ゆっくりと上下に動いた。

 その快感に耐えれず、愛宕は喘ぎ声を上げながら天井を見上げる。大きい胸が前に押し出され、少年はそれに手を伸ばして揉み始める。

 障子の外から2人の様子は影絵として映し出されていた。

 いつ来るか分からない射精に心を躍らせながら少年の上で踊る元艦娘愛宕は、高級娼婦に相応しい姿だ。

 やがて少年が腰を僅かに持ち上げた。

 2人同時に声を上げて身体を反らし、ビクビクと震えていた。愛宕がゆっくりと少年の横に倒れ始めた。

 丁度行燈の蝋燭が消え、2人は闇の中に消えていった。




( 主)「次回は今まで出た艦娘を出して一区切りさせます。無論まだ続くんじゃ」


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開催!艦娘バー1日目

( 主)「すまぬ。めっちゃ遅れた...今回は神通、妙高、吹雪、夕立、龍驤、高雄、愛宕の計7名です。取り敢えずやりたいことをやり尽くしました。またリクエストがあるならドシドシお願いしますね!R-18Gも、もしかしたら採用するかも...」


 新月の夜。暗闇に紛れていくつもの人ならざる物の姿が、海底秘密基地に向かっていた。

 深海棲艦。人類の敵である彼女らは、以前から聞かされていたあの情報を胸に、ここへ来ていた。

 

『艦娘を犯せたりするバーが出来たらしい』

 

 ここに向かったいるのは、セミ・ヒューマノイド型やヒューマノイド型の深海棲艦で、駆逐艦が居ないようだ。駆逐艦系統や軽空母等は確かに自我を持っているが、どちらかと言えばペットに近い。犬と同じで、飼育係の深海棲艦がおり、それらが育て上げて各艦隊へ配属。そこでも飼育係の世話を受けて生活している。

 この場は深海棲艦ならどんな者でもいい為、連れてきても構わないのだが、流石に今回はその様な者はいなかった。

 

「ウ〜ン...アンヒューマノイド型の限定の日も作るベキダネ」

 

 入場者一覧表を一目見ていた港湾棲姫に呼ばれたレ級は、『コレドウ思う?』と言われて一覧表を見せられた。

 レ級としては誰でも構わずと言った事を予想していたが、深海棲艦達も人間界のルールを適応させるとは思わなかったようだ。

 

「人間界のルールは社交的ネ。お陰で私達ノ強イ上下関係モ築カレテイル。確かに駆逐艦達はドチラカト言エバ、犬とかノ動物ニナルワ」

「一応会話ガ成立スルカラ連れてくるかと思ったんだけどナ〜」

 

 どうやらレ級はアンヒューマノイド型の野生的な交わりを見たいらしい。

 性欲。それは自然界においては普遍に存在する。人間界でもそうだが、性行為となると、人間界と自然界では決定的に違ってくるのだ。

 人間界においては、個人個人で思考が違う。基本的には思い出を作っていきたい等の愛情に偏っているように感じる。また気持ち良くなりたいと言う快楽目的で行われる事も良くある事だ。

 だが自然界では違う。類人猿ならまだしも、その他の動物となると話が違う。野生における性行為とは即ち、種の存続に振られているのだ。オスは自分の強い遺伝子を、メスは強いオスの遺伝子を自分の後の世代に託そうとするものだ。その為哺乳類では一夫多妻があり、魚類となれば産卵途中の互いに割り込んで自分の精液を卵にかける姿も見られる事がある。

 ならそんな種の存続を思ったオスと、人間界における快楽が合わさったなら?それはきっと凄まじい事になるのだろう。

 そんな光景を見られると思っていたレ級だったが、今回見られなかったのは残念だったのだろう。故に『アンヒューマノイド型専用日』を設ける事にしたのだ。

 

「ナラレ級。性欲ヲ利用した繁殖日トシテやってみたらドウカシラ?」

「イイ考えダネ。高速修復材ナラヌ高速成長材ヲ作らないト」

「上には報告シテオク。今日ハ重巡や戦艦ガ多めネ。後姫級2人ガ宿に泊まるカラ」

「ハイハ〜イ♪会場は準備出来るカラ、早速ヤッテイクネ♪」

 

 

 

 

 

 会場は賑わいを見せていた。暖色系の灯りの元、トランプや麻雀を楽しむグループがいたり、タ級が趣味で運営しているバーでお酒を飲み交わしたりと、恐らく艦娘や人間と同じ様な夜の過ごし方をしていた。

 やがて灯りがゆっくりと消えて行き、ライトアップされたステージにレ級が立つと、自然と目線は集中していく。それと同時にレ級の背後と右側の拘束具の付いた壁がカーテンで閉ざされていく。

 

「皆サン、お越しいただきありがとうゴザイマス♪今回ハ初回なだけあって、捕らえた艦娘ハ少ないですが楽しんでクダサイネ♪」

 

 そこまで言い終えると、看板がゆっくりと降って来る。

 看板にはショーの内容と、捕らえた艦娘の名が書かれていた。

 

『ショー・駆逐艦吹雪×夕立、フタナリセックス』

『拘束乱交・神通、妙高』

『ペット化乱行・龍驤』

『高級娼婦・愛宕(※予約済み。以後、ご予約をお待ちしております)』

 

 騒めきが上がり、そして静まった。

 

「デハデハ、ごゆっくりとお楽しみクダサイ♪

 

 レ級が頭を下げると同時にライトは全て消え、何かの駆動音が僅かな間響いた後、暖色系の灯りが地下のクラブのようなライトに変化し、レーザーが乱れ撃たれる。ミラーボールも輝き、この場に集った者をその気にさせていく。

 そして満を辞して全てのカーテンがオープンしていった。

 

「あぁ♡夕立ちゃん♡」

「ぽいっ♡」

 

「あぁ...♡どうですか...?♡神通の身体は...♡」

「じ、じろじろと見ないでください♡」

 

「にゃ、にゃ〜♡ウチを犯してにゃ〜♡」

 

 ステージ上にはベッドが設置され、子供を孕んだ吹雪と夕立が棒を生やして立っており、壁には大の字に固定された神通と、両手首を頭の上に固定されて魅惑的なポーズを取らされた妙高が磔にされており、首輪と猫耳と尻尾バイブを着けられた龍驤が現れたのだった。

 

 

 

「吹雪ちゃん♡またシよ?♡」

「いいよ♡来て♡夕立ちゃん♡」

 

 2人はベッドによじ登ると、吹雪が下になり、夕立がのし掛かる形の正常位の体勢を取った。

 2人は確かに肉棒が生えていたが、女性としての秘部もちゃんとある。少し違うのは生えている位置で、吹雪は秘部の下辺りに、夕立は秘部の上辺りに生えていた。

 お互いに猛っている肉棒を掴むと、お互いの秘部に触れさせあった。

 

「はぁはぁ♡夕立ちゃん♡」

「はぁはぁ♡吹雪ちゃん♡」

 

ぬぶっ!

 

「ああっ!♡」

「ぽいぃ♡入っちゃったぽいっ♡」

 

 駆逐艦としてはかなりの大きさを誇る彼女らの肉棒は、容赦なくお互いの子宮入り口を突き上げ、感度の上がった身体が快楽に溺れろと信号を発していた。

 その信号に抗える筈がなく、2人は濃密な交わりを始めた。

 

「はぁはぁ♡」

「ぽいぃ♡」

 

 お互いに胸を触り合い、揉み始める。

 夕立の胸は普通より大きく、吹雪の揉む手は優しくも力強く揉まれてるようであり、乳首からは白い母乳がポタポタと滴り落ちていく。

 吹雪の胸は駆逐艦としては平均的で、夕立の手つきは円を描くような形でこねる。彼女の乳首からも母乳がゆっくりと流れ始めていた。

 

「吹雪ちゃんの母乳...♡あむっ♡」

「ゆ、夕立ちゃっ♡あぁんっ!♡」

『オオッ!』

 

 抑え切れなくなった夕立が吹雪の右胸に吸い付いた。

 周囲からは歓声が上がるが、2人は気にする様子は無い。

 

「あぁぁっ♡夕立ちゃんに飲まれてる♡あっ♡」

「んっく、んっく♡ちゅぱちゅぱ♡」

『ウォォォォッ...』

 

 ギャラリーも食い入るようにその光景を見ている。

 快感に身体を捩る吹雪を、夕立は両脇から手を通してがっしりと抱き締め貪るように胸をしゃぶっている。

 程なくして夕立が胸から顔を上げた。

 

「はぁはぁ...♡」

「ぷはぁ♡吹雪ちゃん...♡ほら、夕立のを飲んで...♡」

 

 くてっと脱力してだらしなく開いた口から唾液を垂らす吹雪だったが、自分を見下ろす夕立を見て欲望を滾らせていた。

 膝を着いて見下ろし、自分の左胸を両手で軽く押さえて母乳のアピールをしてきた。

 熱い眼差しを受けて吹雪はグッと身体を起こして夕立を抱き締めると、同時にアピールしてきた左胸に、吸い付いた。

 

「んちゅ♡ちゅぱちゅぱ♡んんっ♡」

「あぁん♡吹雪ちゃん赤ちゃんみたい♡可愛いっぽい♡」

 

 夕立も吹雪を抱き締めて吸い付いて来る吹雪を受け入れた。

 ガラス越しに見ている深海棲艦達も食い入る様に成り行きを見守っている。だが彼女らも昂っているのは勿論で、尚且つこの手の経験も豊富だった。ガラスケースから彼女らが解放されたら、吹雪も夕立もテクニックでイキ続けるだろう。

 そんな思惑、知った事かと2人の交わりはピークに達していた。

 一心不乱に肉棒をお互いの秘部に入れ合って『ぱちゅぱちゅ』と愛液混じりのピストン運動の音を聞きながら快楽を貪っていた。

 そしてその時が来た。

 

「ぽい〜♡吹雪ちゃんの膣内...気持ち良すぎて、また...出ちゃうっぽい〜♡♡」

「ああっ、来て♡夕立ちゃん♡お腹の子に...いっぱい、い〜っぱい掛けてあげてぇぇぇ♡♡」

「ふ、吹雪ちゃんも♡夕立のお腹の中の子に掛けてぇぇ♡」

「「イッ、イクぅぅぅぅう♡♡♡」

 

ドバァッ!

 

 2人が抱き合い、身体を弓の様に善がらせた瞬間、お互いの秘部から白く粘ついた精液がドロリと溢れて来た。

 そのままの状態で2人はベッドに沈んだ。

 

「はぁはぁ♡夕立ちゃん♡」

「はぁはぁ♡吹雪ちゃん♡」 

 

 再び濃密なキスを交わす。だが2人は気付いていないだろう。ガラスのショーケースが音もなくステージ下に格納され、周囲から深海棲艦が近寄って来た事に。

 

「濃密ナキスをシテルとこ悪いケド...私達の相手モして貰おうカシラ?」

 

 2人だけの世界に入り浸っていた吹雪と夕立だが、リ級やネ級、ツ級に無理矢理引き剥がされてしまった。2人を取り囲む深海棲艦達は、棒を生やした者や生やしてない者と分かれていた。

 

「フブキだったカシラ?中々立派なモノを持ってるワネ」

「だ、だめです♡私は夕立ちゃんの...♡」

「フフッ...ジャア寝取ってアゲル。私ノ腰使いヲ味わいナサイ」

 

 赤いオーラを纏ったネ級eliteがトロトロに濡れた自らの秘部を広げて吹雪の肉棒を、その中に入れていった。

 吹雪が感じた事の無い大人の膣内。あまりの快感に、吹雪は早速イキかけた。

 

「あぁぁぁっ!♡」

「フフフッ...ソノ我慢強さ、認めてアゲル。ホラ、動くワヨ」

 

 ネ級eliteが腰を動かし始める。ピストン運動ではなく、腰を前後にスライドさせて肉棒を刺激する。

 覚えたての素人なセックスしかした事が無い吹雪にとって、この腰使いはあまりにも刺激が強過ぎた。

 

「イ、イクっ!♡出ちゃうっ!♡♡あぁぁぁぁあっ!♡♡♡」

 

ドバァッ

 

「ンハァ♡沢山貰っチャッタ♪♡モシ子供ガ出来たら見せてアゲル♪♡」

 

 満足そうにネ級eliteが腰を浮かせる。

 吹雪の肉棒が抜け切ると同時に、ネ級の秘部から精液が垂れて来ている。その濃さと粘度はかなり高く、冗談抜きで妊娠している可能性があった。

 

「ぽいっ♡ぽいっ♡だ、だめぇ!♡」

「オラッ!♡ソノお腹ノ中ノ赤ちゃんニモぶっ掛けてヤル!♡ついでに妊娠シロ!♡」

「ソノ煩いお口をチャックしてヤル♡」

「お、犯されてる!♡吹雪ちゃんに見られながら、吹雪ちゃん以外の、深海棲艦の子供孕んじゃう♡あぐっ♡んんっ♡じゅるる♡」

 

 隣を見れば、夕立は肉棒を生やしたツ級とリ級に、口と秘部を貫かれて押し寄せる快感に身を任せ、最愛の者に見られながら犯される背徳感を味わっていた。

 吹雪もその光景に興奮し、知らず知らずの内に自らの秘部を指で刺激していた。

 

「あっ、はぁあ♡」

「ナンダナンダ?最愛の娘ヲ寝取られテ感じてるノ?変態ネ」

「私達ノ相手シテヨ」

 

 今度は吹雪の前にリ級flagと後ろにツ級が現れた。

 吹雪を無理矢理立たせると、夕立のより太く長いイチモツを見せびらかせた。

 

「ホゥラァ、見てみナサイ...コレデ貫いてヤル」

「前後カラ犯される事にヨル快楽ヲ教えてアゲル」

 

 吹雪の返事を待たずして、2本の肉棒は一息に秘部と菊座を貫いた。

 

「んぁぁぁっ!♡」

「アハっ!♡最ッ高ヨ!♡コイツのマンコ、私ノチンポヲ咥えて離さないワ!♡」

「リ級ノチンポ...腸壁越しニ感ジル...♡」

 

 そのままの勢いでピストン運動が開始された。

 知っての通り、吹雪は駆逐艦で背の高さもそこまである訳では無い。無論秘部や菊座も見た目通りの広さしか無い。

 そんな彼女に、圧倒的に背の高いツ級やリ級の肉棒を入れられても肉が裂けたりしないのは、彼女らに投与されている深海印の薬の影響だろう。

 如何なる感触も、今の吹雪や夕立にはただの快感にしか感じられる事がない。それは幸福な事だろう。彼女らはそうやって快感を貪られるが、薬が試験薬だった時には実験体の艦娘がイキ狂い、そして死ぬ事例があったのだ。そんな艦娘から採取された、凝固した艦娘の魂の分析によって今の薬が誕生した。

 この裏話はいずれ話すとしよう。

 そうこうしてる内に、吹雪の膣と腸内でリ級とツ級の肉棒が膨れ上がった。

 

「ツ級!♡」

「リ級!♡」

「「イクゥゥゥゥゥゥ!!♡」

 

ドバァッ!

 

「あぁぁぁぁっ!♡♡」

 

 精液の濁流が吹雪を飲み込んだ。

 腹は今まで以上に膨れ上がっている。お腹にいる赤ん坊にも深海の魂が定着し、それはもはや人間の赤ん坊として産まれる事は無いだろう。

 それでも吹雪と、隣で犯される夕立は幸せの絶頂を極めていた。お腹の中の赤ん坊が、歓喜に震えて蠢いているからだ。

 

「はぁはぁ...♡♡♡」

「ン〜♡久し振りニ満足シタワ♪♡」

「マタ来てアゲル♡」

 

 2人が棒を引き抜くと、吹雪の2つの穴から精液が溢れ出し、その場に崩れ落ちた。

 

「ぽいぃぃ...♡♡ケホッケホッ♡」

 

 夕立もどうやら解放されたらしい。咽せる度に口から白濁とした液が溢れ、意識も朦朧としていた。

 それでも2人の願いは決まっていた。

 

『『もっと...♡もっとシてぇ...♡』』

 

「随分ト可愛がられてるミタイネ」

「ホラ、マダマダいるカラ奉公シテヨ」

「お前ノ精液ヲ私ニ頂戴?」

 

 吹雪と夕立の周囲を、軽巡と重巡の深海棲艦が囲い込んでいた。濡れた大人びた秘部を見せつける者や、巨大な肉棒を見せつける者と様々だ。

 吹雪と夕立は快楽に歪んだ雌犬の表情を浮かべ、全員の性欲を満たさせる為に、自らを差し出すのだった。

 

 

 

 

「あぁぁぁぁぁ!♡」

 

ドバァッ!

 

「フゥ...♡アリガトナ♡まだまだ頑張ってクレヨ♡」

 

 リ級改flagshipの肉棒が、妙高の膣から引き抜かれた。

 溢れ出た精液は下の用水路を流れる水によって排出されて行く。

 既に妙高は8人を休みなく相手していた。中出しされて引き抜かれ、息をつく暇もなく次がやって来てキス、舌を無理矢理捻じ込まれて濃密なディープキス。そしてイキリ起つ肉棒が秘部に入れられて膣を貫かれ、今より前に中出しした者の精液事掻き乱され、自らも絶頂すると共に中に出される。

 この枷を外されれば、そのまま崩れ落ちてしまうだろう。

 息を整え、それでも力が抜けた妙高の前に、新たな客がやって来た。

 俯いたままでは足元しか見えなかったが、特徴的なヒールを履いた深海棲艦だと言うことは分かった。

 反応する間も無く、すらりと伸びて来た相手の右手が顎に据えられ、クイッと顔が持ち上げられた。

 相手の顔を見た瞬間、妙高は驚きの表情に覆われた。

 

「久し振りネ。妙高...マタ会えるトハ思わなかったワ」

「ぼ、防空棲姫...///」

「憶えているヨウネ」

 

 南方攻略作戦時、妙高は夜戦戦力の1人として送り込まれた。目的は夜戦にて強力な防空能力を秘めた深海棲艦の撃沈。もしくは撃退だった。

 そこで対峙したのが、この防空棲姫だった。

 南方だけではなく、様々な所に防空棲姫は配置されていたが、妙高の前に立つ彼女がかつての防空棲姫と同一個体だと言うことを確信したのは、彼女が左目に岩のような眼帯をしているからだ。

 夜戦で大破しながらも、妙高は狙い澄ました一撃を放った。それは防空棲姫の左目に直撃し、戦域から離脱させたのだ。

 

「今日ハあの時の鬱憤ヲ晴らさせてモラウワヨ」

「あっ、はぁあ///」

 

 防空棲姫のその表情には、憎しみや殺意は感じられない。自分を傷付けた者に対する歪んだ愛情。征服欲が感じられた。

 

「お客サンお客サン。如何なさいマシタカ?」

「アラレ級。実はこの娘、私ノ探してた娘ナノヨ。チョットの間独占シテイイカシラ?」

「構いませんヨ〜♪デモ時間制限がアリマス。時間が過ぎタラ、暫く接触デキマセン」

「妥当ネ」

「ソノ代わり...デキちゃったらご連絡致しマス♪デハゴユックリ♪」

 

 レ級の営業トークが終わり、少し離れると、上からスルスルと全面ガラス張りのショーケースが降りて来た。周辺の深海棲艦は食い入る様に防空棲姫と妙高を見ていた。

 

「サテ、コレデ2人ッキリネ」

「あぁ...♡」

「ジャア...頂くワ...ンッ...///」

「んんっ...♡」

 

 ビクリと妙高の身体が跳ねる。今まで相手して来た深海棲艦達よりも濃密で、そして淫質だった。

 防空棲姫の舌が妙高の口内を舐め回す。舌と唾液が絡み合い、溢れた2人の唾液が床にポタポタと落ちていく。

 ドンッと妙高が壁に押し付けられた。防空棲姫と妙高の胸がぶつかり合い、むにゅうっと潰れる。その様子をギャラリー達が生唾を飲みながら見物している。

 

「ンハァ///トテモいい気分ネ///私をコケにシタ艦娘ガ、コウヤッテ堕ちてイクのを見ルノハ...///」

「はぁはぁ...♡」

「私の唾液ニハ媚薬成分ガ含まれてるノヨ///ッテ言っても聞こえないカ///ギャラリーニモ悪いワ///サッサと孕めコノ雌猫メ!♡」

 

 いつの間にか生やされた防空棲姫の肉棒が一息に妙高の秘部を貫いた。

 深海棲艦の肉棒の中には、一般的な男性器だけではなく触手のような物を生やしたらする者がいる。

 防空棲姫の肉棒はイボが生えているタイプの肉棒であり、妙高の膣内部の敏感な部位全てを攻められる事になった。

 

「あぁぁぁっ!♡」

「イイもがきっぷりヨ!♡サァ、私ト番ニナリナサイ♡ホラホラホラッ♡」

 

 お淑やかで大人びた防空棲姫の化けの皮が剥がれ落ちる。それは空の制空権を支配する姫様。自分が気に入った相手を自分の物とするべく手を下す王の様な物だった。

 肉棒は並の大きさを超えている。だが妙高はその攻めを感受し、その全てを身体で受け止めようとしている。

 彼女の脳内にあるのはただ一つ。『私は深海棲艦の物。防空棲姫の物』だけだった。

 

「あぁっ♡イイッ!♡それっ、凄くイイです!♡」

「オ前ノ顔、姉ト妹ニ見せられない表情をシテイルゾ?♡」

「今度ハ姉妹一緒に楽しんでヤルカラナ!♡」

 

 神通も多数の深海棲艦に攻められて堕ちている。妙高の様に1人ずつではなく、1人で多数の相手をしている。

 拘束はいつの間にか外され、両手で2人の肉棒を擦りつつ、ブリッジの姿勢で口に肉棒が突っ込まれている。さらに言えば正常位で秘部を貫かれ、背後から菊座を貫かれ、更には胸にもしゃぶりついたり棒を擦られたりとメチャクチャだった。

 それでも気を失わず、夢中で快楽に堕ちる神通に、かつて華の二水戦旗艦の姿は無かった。

 

「はぁはぁ♡も、もうダメです♡」

「降参シチャウのカシラ?♡ナラ宣言シナサイ♡『私は貴方達の肉便器です』ッテ♡」

 

 ピストン運動を止めた防空棲姫の悪魔の囁きが妙高の心を震わせる。

 かつて妙高型1番艦としての栄光。大切な妹達に自分を慕ってくれる仲間達。そして今までの日常。全てが妙高の脳裏を過り、そして砕けて行った。

 濁った光の無い目が捉えたのは、ショーケースを取り囲んで性欲に滾った視線を向ける深海棲艦達と、『どうするの?』と言った表情で見てくる防空棲姫。

 妙高の膣の中では、防空棲姫の肉棒がピクピクと動いている。そして妙高自身も反応している。一刻も早く犯されたい。そう考えていた。

 

「わ、私は...♡」

「私ハ?♡」

「私は貴方達の肉便器です!♡♡」

「ヨク言えマシタ♡孕め!♡」

「あぁっ!♡来たぁ!♡」

 

 ピストン運動が再開される。膣のヒダが肉棒を捉え、早く出せとせがんでいた。

 

「貴方モ限界ソウネ♡出・ス・ワ・ヨ♡」

「あっ♡はぁっ!♡あぁっ!♡」

 

ドバァッ!

 

「あぁぁぁぁぁっ!♡♡」

 

 防空棲姫が妙高の背中に腕を回し、がっしりとホールドして肉棒をより奥に突っ込んだ。

 その瞬間、肉棒の先から精液が迸り、妙高の膣内を汚していった。弓のように反らせた妙高の中で、今まで以上の暴力的な精液の波は子宮にまで届き、艦娘と深海棲艦のハイブリッドを身籠る事となった。

 

「ハァ♡満足...♡ホラ、他の娘の相手シナサイヨ♡」

 

 いつの間にかガラスのショーケースが上がっていた。妙高が顔を上げると、周囲の深海棲艦がニンマリとした顔付きで佇んでいた。

 

「ソウソウ。貴方達が壊れたトシテモ沈める気ハナイワ。マダマダ役割ガあるラシイカラネ。サ、ヤッてオシマイ♪」

 

 防空棲姫の号令一下、深海棲艦達が妙高に群がり始めた。

 その光景に妙高は笑みを浮かべて受け入る。その様子を防空棲姫は悪い笑みを浮かべてタ級のバーに向かった。

 

「上々ネ」

「楽しめたカシラ?お客サン?」

「エェトテモ...ソノカクテル貰える?」

「ドウゾ...改めて、今度カラヨロシクネ」

「ン?アァ、今度カラ仲間にって事ネ...仕事ハこなすワヨ」

 

 タ級の用意したカクテルを口に含んで味わう。

 防空棲姫は今度からこの泊地の仲間に加わるのだ。今回はその前祝いに来てた訳だ。

 

「今度ハ誰ヲ狙うのカシラ?」

「マダ決まってナイワ。出撃時は頼んだワヨ」

「コチラコソ」

 

 喧騒はまだ続いている。その淫猥に満ちた喧騒をツマミとし、防空棲姫はカクテルを味わい続けていった。

 

 

 

「はぁ...♡はぁ...♡」

「コノ雌猫、モウ限界カ?」

 

 龍驤を取り囲む深海棲艦の内の1人が仲間にそう聞いた。

 今の龍驤は猫耳と尻尾を付け、襟付きで白いフリフリと水色の宝石のような宝石が胸元の紐に付けられたブラジリアン・ビキニを着ていた。

 今後、貧乳である艦娘にはこのような水着を着せる事を義務付けようとしている。これはデザイン担当の深海棲艦でも悩んだらしく、龍驤に着せてみたら案外相応しかったことから採用が決定された。

 そんな龍驤だが、既に様々な深海棲艦から攻めを受け、中出しにぶっ掛けイマラチオを体験し終えた所だ。

 

「イヤ、マダマダ余裕そうダゾ?」

「ナラバ...私達ハ退散シマショウ。アノ方のテクで本当に堕ちて貰いマス」

 

 朦朧とした意識の中、龍驤はようやく終わったと思っていた。だが吹雪も夕立も、神通も妙高もまだおねだりして深海棲艦の性欲を満たしている。

 龍驤自身はまだ完璧に染まり切ってない感じである。だからこそ、『もっと欲しい』と言う感想より『ようやく終わった』と思っているのだろう。

  だがそんな龍驤の前に、彼女にとって恐るべき相手が待ち構えていた。

 

「『やっと終わった』ソンナ顔をシテイルワネ」

 

 深海棲艦の群れが自然と道を開け、現れたのはル級である。しかも黄色いオーラに加えて左眼が青い炎が湧き出ているのだ。

 

「ル、ル級フラグ改...♡」

「トドメを刺してアゲル」

 

 フラグル改の秘部から突き上げる巨根。それは龍驤が相手して来たどの深海棲艦よりも大きく、入るかどうか怪しい品物だった。

 だがそれ以上に龍驤が恐怖していたのは、フラグル改の表情にあった。

 表情筋が死んでいるのかと思うほど無表情なのだ。まるでそれは人間と言うより獣に近い印象を抱いた。

 

「ま、待ってくれ...♡そんなの入らへんて...♡」

「ソンナ話聞かないワ」

 

 首を横に振りながら怯える龍驤を、フラグル改は軽々と持ち上げた。見物する深海棲艦達の方に龍驤の向きを変え、背後から突き上げる体勢を取った。

 龍驤の秘部に巨根が据えられる。まるで馬のような太さを持つそれは、すぐさま龍驤の秘部をトロトロに解かす程の熱い熱を持っており、巨根の先から分泌されるヌルヌルとした液体が龍驤のモノと混ざり合って床に落ちて行く。

 

「む、無理無理!♡止めてくれっ!♡」

「ネェ龍驤。ワタシを見た時、無表情ト思ったデショウ?」

 

 ガシッと両足が掴まれ、体操選手のように左右に大きく広げられた。それによって龍驤の秘部も広くなり、巨根の先がクチュッと音を立てて触れられた。

 

「ひいっ!♡」

「ワタシは他の深海棲艦トハ違うノ...性的快楽ヲ求めるノハ当たり前ダケド、ワタシのSEXハ人間的ジャナクテ...」

 

 フラグル改の腕に力が込められる。

 入らないだろうと考えられたその巨根が、龍驤の秘部わ無理矢理広げて僅かに入る。

 その時点で既に痛みを感じていた龍驤だったが、そんな龍驤の耳元にフラグル改の死刑宣告のような囁きが呟かれた。

 

「種ヲ残そうトスル動物的な交わりナノヨ...」

 

 フラグル改の腕に最大限の力が込められる。その瞬間、巨根がボゴォッと龍驤の中に侵入した。

 

「んあぁぁぁぁぁぁ!!♡あぁぁぁぁぁぁ....♡」

 

 痛みと僅かな快感。それが龍驤を襲った。その腹にはフラグル改の巨根の形がクッキリと現れ、それだけで妊婦のように見える。子宮を押し潰すさんと入ってきた巨根の激痛により、龍驤の意識は消え掛け、口から泡を吹き出してぼんやりとしている。

 だがそんな事もお構い無しに、フラグル改はピストン運動を開始する。

 ピストンされる度に龍驤のお腹が膨らんだら凹んだりし、龍驤の口からは『おごっ♡おぉっ♡』っと汚い声が出て来る。

 

「(し"、し"ん"し"ま"う"♡こ"ん"な"ん"む"り"ぃ"♡♡)」

 

 心の中で叫び、いっそこのまま死んでしまいたいと思う龍驤だったが、事前に投与されていた深海印の特性媚薬がそれを許さない。気絶しかける度に神経が活性化して意識を現実に引き戻す。それと同時に『媚薬』という特性が、彼女を完全に壊す鍵となった。

 

「(あ、あれぇ?♡痛くない...♡こんな大きな巨根に犯されとるのに痛くあらへん...♡それどころか...♡気持ちいいぃ♡)」

 

 絶望のどん底から浮き上がり、まさに青く染まった夏の空を見上げている気分だった。難問な問題が解けた時の表情でバーの天井を見上げる龍驤の快感はどんどんと高まり、それは心を完全に打ち砕いた。

 

「(そうか...♡ウチ、もう壊れてしもうたんや♡♡)」

 

 ハッとした表情が段々と変化していく。目はアヘッた目に変化し、口もニヘラっと笑っていた。

 深海棲艦達が意味深な顔で龍驤を見つめている。

 

「締まりガイイワァ。雌猫ちゃん。何か言いたい事があるんじゃナイカシラ?」

 

 ゆっくりとしたピストンで攻め続けていたフラグル改の問いが飛んでくる。龍驤の答えは決まっていた。

 

「な、中に頂戴...♡お前さんの...♡フラグル改様の精液ください♡」

「ナラお言葉に甘えて出させてモラウワヨッ!」

 

パンッ!ビクンッビクンッドバァッ!

 

 フラグル改が腰を突き上げた。巨根が脈動し、大量の精液が龍驤を飲み込んだ。

 精液は膣や子宮を埋め尽くす所か、大腸や小腸を通って胃に達した。その胃さえ全ての性液を受け止める事が出来なかった。

 

「うぐっ!♡ごぼぉっ!♡ごほっごほっ!♡」

 

 龍驤の口から性液が吐き出される。上を向いた龍驤の口にはフラグル改の性液が溜まり、よだれと共に口の端からポタポタと垂れてくる。

 彼女の目は焦点が合っておらず、どこか虚ろな表情で快楽を貪っていた。

 

「ン〜スッキリしたワ♡マタよろしくネ♡」

 

 フラグル改は満足した様子だ。そしてアヘ顔を晒した龍驤を引き抜くと、そのまま周囲のギャラリーの群れに放り投げた。

 ギャラリーは投げ込まれた龍驤に、餌に群がるライオンのように襲いかかった。ギャラリーに囲まれ、姿が見えなくなった龍驤の喘ぎ声を背後に、フラグル改はバーへと向かった。

 

 

 

「ヨ、ヨウヤク着いタ...」

 

 深海製の旅行鞄を持って疲れ気味の声を絞り出したのは、明治の少女を思わせる服装と容姿をした駆逐古鬼である。

 鬼級の1隻として産まれ落ちた彼女は、中枢棲姫の元で戦っており、連戦連勝を重ねていた。

 数日前、主人である中枢棲姫に呼び出され、普段の疲れを癒す為の休日を与えられた。与えられたはいいが、何をすればいいのか分からなかった彼女は、よく面倒を見てくれていた防空棲姫に相談したのである。

 そこでこのバーの存在を知り、童貞を捨てて来なさいと言われて送り出されたのだ。

 だが...だがである。いくら深海棲艦と言えど、連日航行してこのバーまで来るのは酷であった。行きは自分の足で何とか来れたが、帰りは深海棲艦の運送プランを使う事を心に決めていた。

 一泊二日したいので、ダメ元で宿を注文したら、世話付きの高級宿に泊まる事になった。

 世話つきとして選ばれたのは愛宕である。因みに高雄は妊娠が発覚したので、急遽育成装置に放り込まれている。

 ともあれ、ようやく着いた宿は噂で聞く日本家屋が幾つも点在する空間に案内され、その光景に圧倒されていた。

 

「凄イナ...どれだけ資材を使ったのダロウカ?」

 

 一呼吸入れて荷物を持ち上げ、目的の宿へと足を運んだ。

 どれも似たような家屋だったのだが、『愛宕』と書かれた表札があったのは有り難かった。

 

「ココダナ...失礼シマス」

 

 『相手は艦娘と言えど、敬意を忘れるな』それが駆逐古鬼の心意気である。故に撃沈した艦娘の中に苦戦させた者がいたならば、その都度左胸に手を当てて黙祷する。そんな彼女の礼儀正しさを書かれたプロフィールが、この高級宿を選んだのだ。

 

「ようこそ参られました。私が一泊と二日の相手をさせていただく愛宕と申します」

 

 浴衣を着た艦娘が正座して出迎えた。金髪で巨乳の女性と言うのが駆逐古鬼の愛宕への印象だった。

 

「駆逐古鬼ダ。世話にナル。取り敢えず荷物ヲ客間?に運んでクレ」

「畏まりました♪」

 

 愛宕が笑顔を見せた。初めて見る普段の艦娘の笑顔に、駆逐古鬼は顔を赤くした。その表情を悟られない為、さっさと荷物を押し付けてズカズカと寝室に入った。

 畳の広々とした部屋の真ん中には布団が敷かれており、行燈の火がついた蝋燭が煌々と輝き、雰囲気を演出していた。

 愛宕は部屋の隅に荷物を降ろすと、駆逐古鬼に対して質問を行った。

 

「今晩はどうされますか?」

「...」

「お風呂になさいますか?」

「...イヤ...抱かセロ」

 

 愛宕の手を握り、そのままグイッと引き寄せる。

 愛宕はいきなりの行動に対応できずにあっさりと引き寄せられ、布団の上に寝かされた。

 その上に駆逐古鬼がのしかかる。その手には深海印のフタナリ薬が握られており、それを口に放り込んだ。

 

「グッ!オォォォォッ!」

 

 見た目が幼女な駆逐古鬼だが、間違いなく鬼級の流れを汲んだ深海棲艦だった。その秘部から聳え立つ肉棒は、戦艦の物よりも僅かに大きかった。

 

「あぁ♡この愛宕を、心ゆくまで体感してくださいませ♡」

「言われなくテモ、ソウスルつもりダ!///」

 

 バサっと愛宕の纏っている服を剥ぎ取る。白い肌の巨乳がぷるんと跳ねて現れた。駆逐古鬼はその胸にしゃぶりついた。背の高さの関係上そうなるのだが、愛宕は駆逐古鬼の頭を撫でて受け入れた。

 

「あんっ♡ふふっ、逃げたりしませんからっ♡」

「ちゅる///ンッ、フゥッ///」

「駆逐古鬼様...♡貴方の肉棒を、私の中に入れてください♡」

 

 駆逐古鬼は胸から顔を上げ、言われるように棒を愛宕の秘部に添えた。秘部からは愛液がトロトロに湧き出ており、駆逐古鬼の巨根を受け入れる状態にあった。

 駆逐古鬼がゆっくりと挿入していく。

 最初はゆっくり犯すつもりだったのだろう。だが繁殖と言う行為を遺伝子に刻まれている深海棲艦達の理性は、初体験に近ければ近いほど飛びやすくなる。駆逐古鬼は、これが最初のセックスなのだ。

 

「アァッ!///もう我慢デキナイ!///」

 

ズボッ!!

 

「あぁぁっ!♡」

 

 初めて駆逐古鬼は童貞を捨てた。愛宕の熱い秘部と柔らかな肉体。それが全ての理性を消し去ったのは間違いない。

 

「スゴッ///中熱イ!///こんなの初メテダ!///」

「は、激しいっ♡」

 

 腰を押さえて自分の肉棒を愛宕の膣の奥へと突き付ける。肉棒は子宮の入り口を容赦なくノックし、愛宕に『孕め』と訴えかけてくる。

 

「駆逐古鬼様っ♡いつでもっ...いつでも構いませんからっ♡」

「ハァハァッ!///出してヤルッ!///」

 

パンパンパンパンッ!ドバァッ!

 

「っ〜!!♡」

 

 愛宕の声無き叫び声が上がる。前に少年と交わっていたが、駆逐古鬼とは話が違う。無尽蔵な量と濃い性液が愛宕の中を蹂躙し尽くす。

 これで終わったと思ったのだろう。愛宕の力は完全に緩んでいた。だが気が付いた時、駆逐古鬼の肉棒はまだ固く、そして体勢が片足を持ち上げる松葉崩しに移行した時だった。

 

「はぁはぁ...♡えっ?♡ちょ、ちょっと...!♡」

「ダメダ///お前ハ深海棲艦ノ物ダ///今夜ハ私ノワガママに付き合って貰うゾ!///」

 

 ピストン運動が再開される。だが体勢を変えたお陰で強い刺激を受ける箇所が変わった事で、早々に愛宕が陥落した。

 

「あぁぁんっ♡そこはだめぇぇ!♡」

「心ゆくマデ堪能シテと言ったデハナイカ///可愛がってヤル!///」

 

 再び勢いが強くなる。駆逐古鬼の肉棒が太く、そして熱くなり始め、何の予告も無しに暴発した。

 

「あぁぁぁぁぁっ!♡」

 

 痙攣しつつも愛宕はそれを受け入れる。

 意識が朦朧としつつある愛宕の秘部から、駆逐古鬼の肉棒が引き抜かれる。子宮と膣を汚していた性液がドロリと溢れ出し、それに比例して愛宕からも力が抜けていく。

 

「アタゴ///」

 

 駆逐古鬼が愛宕の胸元にのしかかると、性液と愛液で濡れた肉棒を突き付けた。

 

「ドウスレバイイカ、分かるダロ?///」

「そ、掃除させていただきます...♡あむっ...♡」

 

 咥えた途端、濃密な匂いが口内を支配し、愛宕の性的欲求を要求してくる。

 性液を舌で舐め取り、口全体で肉棒を刺激し続ける。

 

「(あぁ♡濃くて...♡凄くいい味...♡深海棲艦のおチンポ、イイ...♡)」

 

 恍惚とした愛宕の表情に触発されたのか、駆逐古鬼は深海棲艦としての貪欲な思考に支配されていた。

 そう。『艦娘を組み伏せる』思考だ。

 

「アタゴ...///私ハ、戦場デハ君達に敬意を表シテ戦ってイル///タガそれ以外ノ場所デハ...///コウシテヤル!♡」

 

 愛宕の頭を掴み、肉棒を押し込む。

 愛宕の表情が驚きの物へと変わり、苦しみと幸せの入り混じった物へと変わった。肉棒を刺激する舌にも力が入る。

 

「アァ!♡アタゴ!♡出すゾ!♡」

 

ドハァッ‼︎

 

「んじゅるるるるる!♡んぐぅぅぅぅぅぅ!♡♡」

 

 肉棒から性液が放たれる。飲みきれなかった分が口外に溢れ、ベッドを汚していった。

 それでも必死になって愛宕は性液を飲んでいく。

 彼女は既にそれ無しでは生きて行けない身体になっていた。

 

「んはぁ♡ごほっごほっ...♡」

「素晴ラシカッタゾアタゴ...♡」

 

 肉棒を抜かれ、咽せる愛宕に駆逐古鬼が声を掛ける。

 俯いた彼女の髪の毛を引っ捕まえ、そのままぐいっと持ち上げて顔を見る。そして恍惚とした愛宕の目の前に、未だ元気な肉棒を見せつけた。

 

「マダマダ相手、シテくれるヨネ?♡」

 

 愛宕は声を上げれなかった。その代わり、犯される事しか考えていない壊れた笑みを見せ、股を広げ、自分の指で秘部を開けて腰を何度も突き上げて誘った。

 駆逐古鬼はそれに勝者のみが浮かべれる笑みを見せ、愛宕を犯すべく彼女の元へと歩み寄っていた。

 

 

 

「全ク、タ級のヤツ...コンナ役押シ付ケルンジャナイワヨ...」

 

 ル級が腕組みしながら、何度目になるのか分からない呟きを言い放つ。

 彼女がいるのは触手洗脳部屋であり、彼女の目の前には腹を大きくした高雄が大の字の姿勢で肉壁に拘束されていた。口には酸素マスクのような形状をした触手が付けられており、何か液体状の物を一定間隔で送り出し、高雄に飲ませているようだった。

 高雄の様子はどこか眠た気で、半分眠って半分起きているような感じであった。妊婦の様に膨れた腹は時折動いており、胎内の様子が気になる。

 ル級がここにいる理由。それは高雄が出産を迎えているからである。

 普通なら孕ませた本人であるタ級がここにいるべきだが、バーの仕事に向かってしまった為にル級がやる羽目になっていたのだ。

 

「デモ...コンナ事が出来るカラいいカナ?」

 

 徐にそう呟くと、ル級は拘束された高雄の元に歩み寄り、その実った胸を右手を伸ばして揉み始める。

 

「...っ♡...っ♡」

「アラアラ、ビクビクと動いチャッテ可愛いワネ...感じてイルノ?」

 

 コリコリと乳首も触ると、母乳がタラリと垂れて来る。手に付着したそれを半目を開けた高雄に見える位置で妖艶に舐めとると、そのまま胸に垂れた母乳を舌で舐め取っていく。

 胸の先に来ると、乳輪を舌でなぞり、乳首を軽く唇で挟んで舌で弄ぶ。

 気持ちいいのか、高雄はビクビクと身体を震わせて秘部から羊水混じりの愛液を垂れ流している。

 

「ンフフ♪こういうノモイイワネ♪ソシテ濃厚な味...癖にナルワ...」

 

 高雄の胸から口を離すと、ゆっくりと高雄の艶かしい身体を視姦していく。

 

「母乳を提供スル艦娘...イイカモしれないワネ...」

 

 再び高雄の側に歩み寄るが、その表情は恍惚として残忍であった。

 

「安心シテ...そういうノヲ任せる艦娘ハ、余分に余った艦娘ニサセルカラ...ココデモ、アナタの鎮守府デモ...この意味、分カル?」

「...///」

「アナタの鎮守府で建造サレテ、被った艦娘ハ...表向きニハ別鎮守府へ異動。モシクハ訓練途中ニ行方不明、戦没扱イ...ケド裏デハ私達の元へ来るノヨ...」

 

 高雄のお腹をゆっくりと摩り、その耳元に色さえ無視すれば魅力的な唇を近づける。

 

「ソシテ、ココでも余分にナッタ艦娘ハ母乳を提供スルサーバーにナッタリ、生キテル限り私達ノ子を孕み続けるカ、私達ノ糧ニナルカ...楽しみネ...」

 

 その言葉がトリガーとなった訳では無いだろうが、このタイミングで高雄の身体がビクビクと痙攣し始めた。眠た気な表情から痛みと快感の混ざった表情に変わった。

 触手が飲ませていたのは痛み止めの一種で、痛みが快感に変わる物だ。ただ効力はそこまで強くなく、あくまで一時的な物である。

 優しいとかそれ以前に、貴重な母体を死なせる訳にはいかないと言う思考の方が強い。

 

「ソロソロカシラ?どんな子ヲ産んでくれるのカシラ?」

 

 痙攣が強くなり、高雄はイヤイヤをするように顔を振る。

 胎内のモノが産まれようとしているのか、徐々にお腹の膨らみが小さくなっていく。

 そしてその時が来た。高雄が天を仰ぐように天井を見上げ、身体を反らせた瞬間、『ソレら』は産声を挙げて出てきた。しかも2種もである。

 複数体産まれた1種は姿形共にPT小鬼に似ているが、黒い岩石のような装甲は無く、小さな割には大きな肉棒を生やしている。更に見たところ、筋肉の付き方から瞬発力が高さが予想され、尚且つ知能もあるようである。

 もう1種は1体しか産まれなかったが、頭はハ級なのだが首から胴体にかけてはドーベルマンを思わせる姿をしていた。しかも未発達ながら一部を黒い装甲を纏っており、耐久力のある新型だった。そして例にもよってそのイチモツは犬のようであった。

 

「素晴ラシイワ!艦娘ト深海棲艦ノ交配デハイレギュラーが産まれる可能性がアルノネ♪」

 

 ル級はこの結果に興奮し、いつもの冷たい感じの表情は消え失せていた。それ程にまでこの結果は想定外だったのだ。

 

「オット、忘れる所ダッタワ。高雄ハ...ウン。幸せソウナ顔で気絶してるワネ...」

 

 疲れと幸福感に包まれた高雄の頬を人撫ですると、その視線はどこか寂しそうな雰囲気を感じさせる眼で顔を見ていた。

 

「...私達モソウダッタのカシラ?マァイイワ。私ノお気に入りガ鹵獲出来タラ...その時ハ楽しくナリソウネ。サァ可愛い子供達、コッチヨ」

 

 産まれたばかりの深海棲艦達はル級の後に付いて行く。

 高雄は容態が安定するまで触手による自動治療が行われる事になっており、肉壁で出来たカプセルに詰められる。その中身を特殊な液体が包んだ時、ル級は産まれた新型を研究室に連れて行き、性能を検査していった。

 新月の夜はこうして更けていく。

 かくして、深海棲艦専用艦娘バーは大成功を収めたのだった。




( 主)「次は誰を洗脳しようかな?後ここだけの話、とある同人誌のネタをオマージュしてる箇所があります。どこか分かる方はいらっしゃるかな?」


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3人の忠犬には射精の快感を、英国姫は魂を穢される幸福を

( 主)「今回はリクエストにお答えしましたヨ♪」


「ヘェ〜...コレは中々面白い結果ダネ♪」

 

 バーを開催した日から5日後、レ級は執務室のソファーに寝転びながら、ル級から送られて来た『艦娘と深海棲艦の交配種について』と書かれた報告書を読んでいた。

 

「ソウデショ?マダ名前が決まってナイノヨ」

 

 両手を組ませ、某人型兵器が戦うアニメの主人公の父親のような体勢で、港湾棲姫が確認を取ってくる。その隣では、タ級が『マァ♪』と言った感じで聞き入っている。

 

「種類は2種。PT小鬼ミタイナノガ6匹、犬型が1匹...成長ハ...オォ、モウ成熟してるンダ」

「ル級曰く、『マダ育てる必要ガアル。ドチラも対駆逐艦用にシタイ』ダッテサ」

「その辺ハル級ニ任セヨウカナ?取り敢えず、僕ハ出掛けて来るネ」

「次のターゲット?」

「駆逐艦娘3人ト、戦艦ガ1人...鹵獲級と4個艦隊と...ヲ級を呼んどイテ〜」

 

 レ級はソファーから降りると、後ろ手に手を振りながら執務室を出て行く。残された港湾棲姫とタ級は、引き続き手元の資料を読みながら、コイツらの試験は誰で行うか、思案に入って行った。

 

 

 

「霧が濃い...白露、村雨。そっちはどう?」

『こちら白露!こっちも全く見えないよぉ!』

『村雨!こちらも数m先が全く...もう少しで座礁仕掛けたよ...』

「了解...各々気を付けてね」

 

 無線から了解の返事を聞くと、時雨は耳に当てていた左手を下ろして一息付いた。

 

「シグレ?大丈夫?」

「あぁ、ウォースパイトさん。大丈夫だよ」

 

 知らない内に緊張していたのか、顔が強張っていたようで、ウォースパイトが近くに寄って来て心配していた。

 笑顔を作って返事をしたが、時雨の内心は穏やかでは無かった。

 近隣基地艦隊の支援として、ウォースパイトと時雨、白露、村雨が抜擢されて出撃した。作戦は成功したまでは良かったのだが、帰投途中に羅針盤が狂い、知らず知らずの内に魔の海域に突っ込んでいたのだ。

 魔の海域と言うのは、中規模の岩礁地帯であり、この辺りは霧が定期的に濃くなるのだ。もっと言えば水深も把握しきれておらず、島の近くなのに深かったり、島から離れているのに浅瀬があったりとメチャクチャなのだ。

 

「...ごめんなさい。まさかこんな所に迷い込むなんて」

「It doesn't matter...気にしないで。何が来ても、この38.1cmMk.1で吹き飛ばしてあげるわ」

 

 慈母の優しげな笑みを浮かべ、自分の艤装の主砲を軽く撫でた。

 ウォースパイトは着任してから2年経つ。時雨達と行動を共にし始めたのは半年前だが、彼女の笑顔と優しさに時雨は助けられていた。そして今も、その笑顔に時雨は見惚れていた。

 

『この人の笑顔...今後も守りたいな...』

「どうかしたかしら?」

「えっ、う、ううん。何でもないよ///」

 

 あまりの恥ずかしさに赤くなった顔を背ける。そんな時雨の事を、可愛らしいと思ったのか、ウォースパイトは軽く頭を撫でた。

 その時だった。

 

ザバァッ‼︎

 

 白露のいた方向から水飛沫の上がる音がした。

 時雨もウォースパイトも、鯨か何かがジャンプしたのだろうと思った。だがすぐにおかしい事に気がつく。白露の反応が無いのだ。いつもならはしゃいで報告して来ると言うのに、いつまで経っても報告が無い。

 時雨は頭を傾げながら村雨に連絡を取った。

 

「時雨だよ。村雨、聞こえる?」

『はい。聞こえるよ』

「さっきの水飛沫なんだけど、白露のいた方向からなんだ。何か報告か来てないかい?」

『そう言えば...来てないね。変な事もあるんだ...』

 

 どうやら無線機の故障では無いようだ。ある意味で異常な事に2人は顔を曇らせている。そしてまた...

 

ザバァッ‼︎

『きゃあ!?』

「村雨っ!?」

 

 今度は無線を入れっぱなしの村雨の方から、水飛沫と悲鳴が聞こえた。

 

『何これっ!?鯨じゃない!』

「村雨!」

『ダメっ!2人共逃げーー』

 

ザー...

 

 無線が切れ、雑音のみが響いた。

 

「クッ...!ウォースパイトさん...先に行っててください」

「シグレ!?」

「お願いです...大丈夫。すぐに追い掛けますから」

 

 時雨は笑顔を浮かべていた。だが覚悟を決めたその表情には、悲壮感が浮かんでいた。

 ウォースパイトは強力な艦娘だ。失う訳にはいかない。そんな時雨の覚悟を見たウォースパイトも覚悟を決めた。

 

「...必ず救って見せるから!」

 

 時雨に対して背を向け、己が出せる限りの船足で海原をかけて行く。

 時雨はその背中を見送った後、連装砲を構えて襲撃して来るであろう敵に備えた。

 

「...来たっ!」

 

 霧の彼方から6つの影が浮かんで来る。深海棲艦だ。

 影を睨みつける時雨に、新しい無線が届く。

 

『こちら神通!聞こえますか!』

「神通さん!?」

『良かった繋がった...妙高さんと急行しています。もう少し耐えてください!』

 

 心強い味方が来てくれる。これなら残りの2人も助けられる。

 影に向かって最大船速で突進する。イ級が2隻とナ級が2隻、リ級改とフラグシップ改。駆逐艦1隻で相手するには荷が重すぎる。それでも時雨は戦いを仕掛けた。

 

「ここっ!」

 

 時雨の連装砲が咆哮する。2つの砲弾は吸い込まれるようにイ級に命中し、爆発四散させた。その爆炎を隠れ蓑に、リ級の予想移動進路上に魚雷を斉射して一旦引く。

 程なくして響いた爆発音を合図に、再び突撃を再開する。佐世保の時雨の2つ名は伊達では無い。リ級改とナ級が1隻消し飛んでいる。残るは3隻。その3隻を水柱が包み込んだ。

 

「時雨さん」

 

 緊張で強張った時雨に対して、そこには涼しげな顔をした神通が立っていた。彼女の14cm砲から煙が出ていた。

 

「ハァハァ...助かりました神通さん!あのっ、白露と村雨が!」

「分かっています。行きましょう」

 

 ニコニコとした笑みを浮かべる神通。ホッとしたのも束の間、時雨は神通のその表情から、いつもの神通と違うのを感じ取った。

 

「ッ!神通さんじゃない...誰?」

「私は神通ですよ?行きますよ。時雨さん...ふ た り の と こ ろ へ」

 

 神通が主砲を時雨に向ける。愕然とした時雨の背後から連装砲が突き付けられる。

 

「ヨクヤッタ。神通」

「リ、リ級フラグシップ改...!神通さんに何をした!?」

「何ヲシタ...カ。彼女は我々の物にナッタノサ」

「クッ...!神通さんが...じゃあ妙高さんも!?」

「えぇ...そうよ。他にもいるのよ...性奴隷としてね」

「ッ!?」

 

 恍惚とした笑みを浮かべる神通に、時雨は愕然とした表情を浮かべている。神通が失踪して帰って来た話は聞いたが、その時に深海棲艦の手中にあったならその後に撃沈、あるいは失踪した艦娘全員が深海棲艦の物となっている。

 そして神通が発した性奴隷の一言で、自分達もそうなる運命を悟った。

 

「あぁ、時雨ちゃん達も私達お同じ快楽を...ふふっ」

「目を覚ましてください!神通さん!」

「私は正気ですよ。それと暴れないでくださいね?じゃないと...」

 

 神通の両側の海面が盛り上がり、鯨のような何かが浮かび上がって来る。深海棲艦が鹵獲級と呼ぶ2隻が口を開けると、両手両足をX字に開かれて拘束され、気絶した白露と村雨の姿があった。

 

「白露!村雨!」

 

 鹵獲級の喉奥から触手が伸びて来る。触手の先は蛇のようで、小さな隙間に易々と侵入できる形状をしていた。そしてその口が開いた。鋭い歯が複数生えており、それは狼を思わせる物だった。

 

「この触手を彼女達の口に侵入させて...ここを食べさせるわよ?」

 

 ニコニコとした笑顔はそのまま、体の前に組ませていた手を解き、右手をそっと左胸に当てる。触手は口をパクパクと動かしながら、この瞬間にも白露と村雨の口に入ろうとしていた。

 選択の余地は無かった。

 

「...分かりました...」

「懸命ナ判断ダ。来イ!」

 

 リ級フラグシップ改が時雨に袋を被せる。

 

『(白露...村雨...きっと助けるからね...)』

 

 直後、後頭部に鋭い痛みが走り、時雨は意識を失った。

 

 

 

「何とか撃退出来た...」

 

 肩で息をしながらウォースパイトが呟く。霧からもう少しで脱出出来ると言うタイミングで、島陰に隠れていた深海棲艦の打撃艦隊の奇襲に会ったのだ。

 タ級を2隻を含む6隻を相手に、ウォースパイトはイギリス艦特有の堅牢さと高威力の連装砲の乱射で全てを撃退したのだ。だが代償として主砲4基の内、3基が破壊されてしまったのだ。ここに援軍が来られたら溜まったものでは無かった。

 

「ウォースパイトさん!」

「ミョウコウ...」

 

 連絡にあった援軍、妙高が駆けつけた来た。だが何かおかしい。確かに妙高ではあるが、いつもの妙高を演じている。そんな感じを無意識にウォースパイトは感じ取っていた。

 

「どうかされましたか?」

「...Who are you?本当にミョウコウ?」

「正真正銘の妙高ですよ?」

「...違う!誰!?」

 

 残った主砲を妙高に突き付ける。それでも妙高は、笑顔を崩さずに真っ直ぐとウォースパイトを見つめていた。

 思い違いか?とウォースパイトが主砲を下そうとした時、妙高は嘲笑の目を浮かべ、主砲を全てウォースパイトに向けた。

 

「ッ!ミョウコウ...あなた!」

「仕方ありませんね。種明かしと参りましょうか」

 

 その一言がトリガーとなり。ウォースパイトを取り囲むように黒い影が水面から浮かび上がる。

 その正体は深海棲艦。イ級4隻とタ級8隻の2個艦隊が、ウォースパイトに砲身を向けて包囲していた。

 

「What's!?」

「ウォースパイト。君ニ真実ヲ教えるワ」

 

 包囲していた1隻のタ級が、右腕を広げてスッと妙高の背後に周ると、そのまま彼女の右胸にそっと手を置いた。そのまま形のいい胸を優しく揉み始める。

 

「んっ...///」

「な、何?どう言う事よ!?」

「神通以降の轟沈艦娘ト一時行方不明艦娘ハ...我々ノ性奴隷トナッテイル。だから...ホラ、こうしてヤルト...」

「あっ///ちゅぷ...///ちゅぱ...///」

 

 左手の人差し指と中指が、妙高の口の中に侵入して行く。その指を、妙高は愛おしげに、まるでチョコのように舐め回す。

 

「嘘よ...これは嘘!早く妙高を離しなさい!」

「仕方ナイナ...ミョウコウ。先に戻ってイロ。後で私達ヲ癒ヤセ」

「畏まりました...♡」

「ま、待って!」

 

 ウォースパイトの静止を聞かず、妙高は島陰へと姿を消してしまった。それと入れ違いに、レ級がリ級フラグシップ改と、気絶した時雨を引き連れてやって来た。

 

「シグレ...?嘘...嘘よこんなの...」

「嘘ジャないんダケド...ヲ級!」

 

 絶望に打ちひしがれて崩れ落ちそうになるウォースパイトの背後で、静かに水を滴らせながら、ヲ級が浮上して来た。ヲ級はそのままウォースパイトに組み付き、身動きを封じると目線でレ級に合図した。

 

「サテ、初めマシテ。僕ハレ級...って、知ってるダロウケドネ。ミョウコウ達から話聞イタ?」

「Yes...よくも仲間を!」

 

 何とか稼働する主砲をレ級に向けたが、そこで気が付いた。レ級はリ級フラグシップ改の前に立っているが、リ級は両手を後ろ手に縛られ、タオルで猿轡された時雨を立たせていたのだ。

 ウォースパイトが動きを止めた所で、リ級は時雨を揺すって起こし、現状を見せた。彼女が喋れない代わり、行動で気持ちが分かった。

 混乱と悲しみ、そして怒りと覚悟。ウォースパイトには全てが分かった。

 

「(『私ごと撃ち抜いて』...そんなの...)」

「サァドウスル?僕は君の意志ニ従うヨ?」

 

 ニコニコと笑顔を浮かべるレ級。もう一度ウォースパイトは主砲を向けたが、彼女の脳裏に浮かんだのは、時雨達との楽しい交流の数々と、約束だった。

 

『必ず救って見せるから...』

 

 ガコンと主砲が垂れ下がる。流石にレ級も面食らっていた。あれだけの殺意を向けて来たのに、攻撃を止めるとは思わなかったのだ。時雨も目に涙を浮かべて問いかける。

 

「...I'm sorry...出来ない...貴女を撃つなんて、私には出来ない...」

 

 ウォースパイトの目から、一筋の涙が流れた。時雨も同様に涙を流し、そして頷いた。

 

「...僕ハ君達ノ関係に拍手ヲ送りタイ。せめてモノ手向トシテ、我々ノ楽しみヲ互いに譲ってアゲヨウ」

 

 レ級はヲ級とリ級に合図を送る。ヲ級はウォースパイトの首に顔を埋めると、吸血鬼の様に尖った歯を突き立て、僅かに血を啜った。『んっ...』と呟いてウォースパイトの体から力が抜けていく。海面に倒れる間際、ヲ級がお姫様抱っこで支えた。時雨も再び袋を被せられ、今度はスタンガン当てられて気絶した。

 この海域に後続の艦隊が到着した時、新たな指示を受けていた神通と妙高は、たった一言こう伝えた。

 

「私達が駆け付けた時...皆さんの姿はもうありませんでした」

 

 

 

 

 

「ーートはドウスルノ?」

「ソッチはヲ級にヤッテもらうつもりダヨ...オ?目が醒めたヨウダネ」

 

 どれぐらいの時間が経ったのだろうか、時雨は誰かの話し声と、蒸し暑さの中で目が醒めた。

 寝起き特有の頭の鈍い感覚を引き摺りながら周囲を見渡す。そのお陰で覚醒までの時間は短かった。

 目の前に居たのはレ級と港湾棲姫で、何かの相談をしていたようだった。それだけならまだしも、自分が何処にいるのか全く検討が付かなかった。岩場でもなく山の中でもなく、海の底の砂地でもない。何かの生物の体内と言われれば、それを信じてしまうような、肉壁に囲まれた部屋にいたのだ。

 

「こ、ここは!?ッ、白露と村雨はどこ!?」

「マァ落ち着いて...まず2人ナラ君ノ隣ダヨ〜。アッ、後拘束させてモラッテルカラネ」」

 

 何かの設定をしている最中のレ級が、手元の端末機らしい石板を弄りながら答える。確かに見てみると、両手両足がX字に開かれており、それぞれヌメヌメした肉壁に埋まっていた。

 そして自分の両脇には、同じ様に拘束された白露と村雨の姿があり、打ち所が悪かったのかまだ気絶していた。

 

「マダ寝テル...お〜い、ソロソロ起きてヨ」

 

 痺れを切らしたレ級がトコトコと歩み寄り、気絶した2人の頰を軽くペチペチと叩く。

 そこでようやく2人は目を薄らと開け、自分が置かれた現状に驚愕して目を見開き、キョロキョロと辺りを見渡した。

 

「こ、ここっ!ここどこっ!?」

「し、深海棲艦っ!?って、動けない!?」

「白露...村雨...」

「時雨!?ここはどこなのっ!?」

 

 パニック状態の白露だったが、時雨の謝罪の言葉から始まった解説は、2人を絶望の底に叩き落とすに充分なインパクトを含んでいた。

 

「神通さんに妙高さんが...」

「うん...その後に捕まった吹雪ちゃん達も...本当にごめん...」

「謝らないでいいよ。それより早くどうにか抜け出さないと...!」

 

 前向きに考える白露だったが、両手両足が拘束されている上に、艤装も取っ払われてしまっている。故に八方塞がりな状態だった。

 

「ジャ、私ハ戻った方がイイカ?」

「折角ダシ残ってヨ。ソレニ港湾棲姫ガいてくれるト助かるカラ...ジャア、お楽しみタイムと行こうカナ?」

 

 ニシシと笑いながら、レ級が手元の石板の様な端末をタップする。

 上から先が針の様に鋭く、それでいて平べったいナイフの様な触手が複数降りてくる。時雨達の反応を待たずに服のあちこちに突き刺さり、一息に引き裂いていく。

 

「きゃあ!」

「な、何するのよ!?」

「ぐっ!くそっ!」

「...」

 

 服を引き裂いたレ級だったが、その瞬間に己の目が死んでいる事を自覚した。

 その理由は言わずもがな、その胸囲にあった。

 レ級は深海棲艦の中でも最強の一体である。超弩級重雷装航空巡洋戦艦の肩書きは伊達では無い。そんな彼女ではあるが、背は低く胸も小さい。それが軽いコンプレックスとなっていたのだが、レ級の目の前にいる3人はそれなりに大きかった。形も美しく、まさに美乳に相応しかった。

 

「...僕ハ戦艦ナノニ...」

「いいから離せ!言っとくけど、アンタ達に大和さんや武蔵さんは負けないからね!」

「そうよっ!深海棲艦には無い物を装備してるからね!」

 

 白露と村雨が啖呵を切る。しかしレ級はメソメソと顔を覆っている手の指の間からチラッと目を向ける。

 訝しむ2人に向けて、レ級は確認の言葉を投げ掛けた。

 

「『深海棲艦に無い物』?サテハ新兵器ダナ?」

「気ニナルワァ...流石ニ時雨は勘繰って黙ってたヨウダケド...教えてクレナイ?」

「誰が...誰が教えるか!」

 

 時雨も啖呵を切るが、笑みを深くしたレ級達に脅しは通用しなかった。

 

「ショウガナイナァ...性奴隷にするついでニ聞き出してヤル♪」

 

 レ級が悪意を隠さない笑みで端末を弄る。今度は3人の後ろから注射針を生やした触手が伸びてくる。唐突に触手は首筋に針を突き刺した。

 

「痛っ!」

「は、針!?」

「くあっ...!」

 

 触手が脈動し、3人に何かを注入する。それが終わるとスルスルと肉壁の中に消えていった。だが3人に打ち込まれた薬品は、すぐさま効力を発揮した。

 

「んんっ...!///ああっ!///」ビクンッ

「む、ムズムズして...///いやぁぁぁ!///」ビクンッ

「い、嫌だ!こんなのっ!///うあぁぁぁっ!///」ビクンッ

 

 無意味にジタバタと身体を捩るだけの3人を、レ級と港湾棲姫はニヤニヤと笑みを浮かべながら変化の様子を見ていた。

 3人が身体を反らせながら生やした物。それは肉棒であった。大きさは駆逐艦と言うより、軽巡洋艦レベルの部類に入るそれは、ガチガチに勃った状態の新しい肉棒としての器官の感覚を覚えさせた。

 

「ドウ?自分のアソコに生やされたソレの感触ハ?」

「こ、これって男の人の奴だよね!?///何でそんなのが私達に生えるの!?///」

「深海棲艦印ノ特殊ナお薬ヲ注入シタだけダ。私達モ、快楽を味わう時ニ使ってイル...アッ、後媚薬も若干混ぜてアル」

「デ、時雨が話した通リ、君達ヲ性奴隷にスル訳なんだケド...大和と武蔵ニついて教えてヨ。白露?」

 

 肉棒が生えた事に混乱している白露に、レ級が歩み寄る。白露は喋る気は無いと言わんばかりに外方を向くが、それこそ無駄な抵抗だった。

 

「ソノ強気な姿勢、イツマデ持つカナァ?」

 

 レ級が端末をタップする。すると、白露の拘束されている肉壁の床から、別の太い触手が現れた。白露達の肉棒よりも太いが、その中身は空洞になっており、中は奥までビッシリと細かい紐状の触手が蠢いていた。

 太い触手の口が広げられ、白露の肉棒を覆っていく。まだ空洞の中に入れられただけだが、完全に閉じてしまえばどうなるか予想が付く。

 

「や、やめて!閉じないで!」

「ンフフ♪ヤーダ♪」パチンッ!

 

 レ級が指を鳴らす。それを合図に、パイプ触手はそっと白露の肉棒を包み込んだ。

 

「あひぃっ!///」

 

 白露の身体が跳ねる。触手は白露の肉棒の亀頭から、上から、下から、カリ首までを全て覆い尽くしていた。

 

「こ、こんなのでぇ///く、口なんかっ///割らないっよ///」

「フン。まだアイドリング状態なのにギリギリじゃないカ。レ級。徹底的に分からせてアゲナサイ」

「カ〜シコマリ〜♪」

 

 『まだアイドリング状態』の一言に心折れかけていた白露だったが、そんな彼女が抵抗の意思を示す前に、触手が前後に動き始めた。

 

「や、やだっ!///は、生えてきたおちんちん刺激されてっ///も、もうらめぇぇぇ!///」

 

ドピュッ!ドバァッ!

 

 グチュグチュと音を立てながら、白露の肉棒を攻める。初めて味わう肉棒の全体刺激と媚薬による発情作用に、白露は呆気なく初めての射精をやってしまった。

 イッた瞬間に触手は掃除機の様に精液を吸い込んでいく。

 

「白露姉さんっ!」

「白露!」

「あっ...///あぁ...///」

 

 村雨と時雨の問い掛けに反応せず、アヘ顔を晒して快感の余韻に浸っている白露だったが、そんなので触手は許す訳が無かった。

 射精を終えても尚前後運動は止まらず、再び白露に射精を迫った。

 

「と、止まらにゃい!///全然止まらにゃいよぉぉぉ!///」ビクンッビクンッ

「凄いデショ?ホラ、早く言って欲しいナ♪」

「ソレトモ...癖になっちゃったカシラ?」

 

グチュグチュグチュグチュグチュグチュ

 

「ま、またっ!///イクゥゥゥゥゥ!///」

 

ドバァッ!ドバァァッ!

 

 激しくイッた白露だが、肉棒の栓が壊れたかの様に連続でイキ散らしていく。触手はそれでも止まらない。確実に忘れられない快感を白露に刻み込んでいた。

 

「フフフッ...ネッ?白露?ドウスル?教えチャウ?」

 

 近くに寄ったレ級から、悪魔の囁きとして白露の耳元に響く。

 

「教えてクレタラ...性奴隷トシテこの快感...味わせてアゲルヨ?極限マデ溜めた精液、出すの気持ちいいヨ?『一番最初』二...そうさせてアゲルヨ?」

 

 刻み込まれた快感の嵐と、この快感の深みを一番最初に味わえる。断ればいい。抵抗すればいいと言う考えは既に無かった。

 

「なるっ!♡情報も教えるからぁ!♡せ、性奴隷にさせてくだしゃいぃ!♡」

「アハハッ!イイヨ!ア、でも耳元でソッと教えてネ?」

 

 レ級が白露の口元に耳を寄せる。

 隣にいる村雨は思わず目を背けた。自分の姉、白露が深海棲艦に屈してしまった現状を見ていられなくなったのだ。

 

「フ〜ン、いい情報ダッタヨ...ジャア、君ガ裏切らないように洗脳シテアゲル」

 

 パイプ触手を止めてもイキ続けてアヘ顔を晒し、だらしなく口を開けた白露の前に、レ級な尻尾が近付く。尻尾の先の口が開き、中から暗い海の底をイメージさせる青い粘液を滴らせる黒い触手が生えてくる。

 それが勢い良く白露の口内に侵入し、粘液を流し込んでいく。

 

「むぐぅぅぅぅ!!♡」ゴクッゴクッゴクッ

 

 喉が脈動し、相当な量の粘液が彼女に送り込まれて蝕んでいく。一升瓶1杯分ぐらいの粘液を送り込むと、レ級の触手が引いて行く。

 胃から逆流して、余分な粘液を盛大に吐き散らし、再び始まる触手の前後運動によって喘ぎながらイク白露を無視し、レ級は次に震えている村雨の前に立った。そして彼女の足元から、パイプ触手が伸びて来て口を開けた。

 

「村雨〜♪次ハ君ガ話してヨ♪」

「い、嫌っ!止めて!」

「処女ハ散らさないでアゲル♪ケドお尻ハ奪わせてもらうヨ!」

 

 パイプの口が閉じ、村雨の肉棒に強烈な快楽信号が脳内に届く。その快楽信号に絶叫を上げる寸前、村雨の背後から伸びて来た別の触手が菊座を貫いたのだ。

 

「お"ぉぉっ!?///」

「アハハハハハッ!イイ声で鳴くジャナイカ!ホラっ本番ダヨ!」

 

グチュグチュグチュグチュグチュグチュ

グチャグチャグチャグチャグチャグチャ

 

「らめらめらめらめぇ!///こ、こんなに激しいのっ!///らめぇぇぇ!///」

 

ドバァァッ!ドバァッ!

 

 呆気なく初射精を吐き出す。彼女にとって幸いだったのは、菊座に触手を入れられた時に痛みを感じなかった事だろう。

 だが痛みすら耐え難い快感となって村雨の意思を砕きに掛かっていた。

 

グチュグチュグチュグチュグチュグチュ

グチャグチャグチャグチャグチャグチャ

 

「りゃめぇぇ!///ゆ、ゆるひぃてぇ!///気持ち良すぎりゅのぉぉぉ!///」

 

ドバァァッ!ドバァァッ!

 

「イッた直後ハ気持ちいいデショ?取り敢えず今日ノ分ハ全部出して貰うワ」

「しょ、しょんなぁ!♡」

「デモ気持ちいいヨネ〜?ドウ?喋ル?」

「んんっ!♡こ、この程度ぉ♡」

「喋らないンダ〜?ジャア寸止め地獄ダ♪」

 

 またしてもイキそうになる村雨。その瞬間触手の攻めが止まり、高まった快楽が引いていく。

 快楽が引いた後、再び地獄の触手攻めが始まった。だがやはりイキそうになると触手の攻めが止まってしまう。

 

「ハァハァ♡な、何でぇ?♡」

「ダッテ話してくれないジャン」

「要求を飲んだら苦しみから解放シテヤル」

「よ、ようきゅう?♡」

「性奴隷になるト誓うコト、ソシテ情報の共有。タッタ2つダヨ?サァドウスル?...ウハ〜♪モウチンポがパンパン!コレでイッタラさぞ気持ちいいンだろうナ〜」

 

 たった2つの要求を呑めば...仲間を裏切って服従すれば、この永遠に快感が味わえない地獄を終わらせてくれる。好きなだけ快感を味わせてくれる。

 村雨の心は、ポッキリと折れた。

 

「誓いましゅ!♡しぇ、しぇいどれいにもなるぅ!♡情報教えりゅ!♡」

「フフンッ♪ジャアまた耳元デ......オォ、白露ト同じジャン♪」

「ナラ契約は成立...盛大にイケッ!」

 

 港湾棲姫の命令で、触手は止まる事のないピストン運動とバキューム運動を始めた。

 

「あぁイクッ!♡たくしゃんイクッ!♡イクッ!♡イクゥッ!♡」

 

 白露と同じ様に盛大なイキ顔を晒し、その口の中にレ級の触手が無理矢理入れられる。あの粘液を飲ませながら、レ級は最後のターゲット、時雨に向き直った。

 

「君ノ姉妹、堕ちちゃったヨ?」

「この外道が...!」

「意地デモ堕ちないって感じダネ〜...君ニハ特別ナ方法デ情報ヲ聞き出すつもりダヨ。港湾棲姫」

「何カシラ?」

「コレ、君ノ秘部に着けてヨ」

 

 触手を仕舞いながらレ級は何かを港湾棲姫に渡した。粘液を飲み干してグッタリした村雨に対して、触手攻めが始まる。

 白露と村雨の嬌声を背後に、レ級が手渡したそれは、パイプ触手を縮尺した見た目をしていた。

 港湾棲姫は『ナルホドそう言うコトカ』と呟くと、スカートを脱ぎ捨てて艶かしい下半身を時雨に見せつける。透明な愛液で濡れ、肉棒を求めてヒクヒクと痙攣していた。

 時雨が思わずゴクリと喉を鳴らす目の前で、レ級から渡されたそれを秘部に装着した。

 

「ンッ...///」

 

 グチュグチュと粘液を混ぜる音と共に、それは港湾棲姫の秘部と同化していく。すぐにそれは港湾棲姫の思いの儘に動くパイプ触手として機能した。

 

「サァサァ皆様、コレから『時雨ちゃん快楽拷問』ガ始まりマスヨ♪」

 

 いつの間にかカメラを片手に実況し始めたレ級。どうやら隠し撮りしていたようで、恐らくは白露と村雨の動画も撮られているようだった。次にバーで出す新商品として売り出すつもりなのだろう。

 レ級はカメラを触手に渡して撮影を続行させると、服のポケットをゴソゴソと弄っている。それに気を取られて、顔を赤らめた港湾棲姫が目前まで来ている事に気が付かなかった。

 

「あっ...///」

「大キイ...///いいダロウ///私ノ攻めを味わうがイイ...///」

 

 懸命に腰を振ろうとするが、がっしりと右手で腰を掴まれて動けない。そして左手は触手を掴み、ガチガチに固まっている肉棒に沿わせて中に入れていく。

 

「んあっ!!///」ビクンッ

 

 白露と村雨が味わった猛烈な快感が脳内を痺れさせる。程なくしてこの触手が前後に動き、時雨の精液を搾りに掛かるだろう。

 だが耐えればいい。例え限界を超えてイキ続けて死んでしまっても問題無いと時雨は考えていた。

 そんな時雨の鼻をレ級が摘み、口に何か青い薬を含ませて口付けで飲ませようとして来た。

 

「んんっ!///」

「ホラホラホラ!息ひぃないとひんじゃうヨ〜?」

 

 顔を振って逃げようとしても無駄だった。息が続かず、口を開けて呼吸を再開してしまう。

 

「ンフフ♪ンッ♪」

「むぐぅっ!///」

 

 ねっとりとした舌が容赦無く口内を蹂躙する。そしてレ級の唾液と自分の唾液でコーティングされた薬を、ゴクリと飲み込んでしまった。

 飲んだ後も暫く濃密なディープキスを続けた後、レ級が満足そうに口を離した。互いの舌から糸を引く妖艶な光景が広がる。

 

「ケホッケホッ...///何を飲ませた...?///えっ?///」

 

 薬の事を尋ねようとした時、身体の違和感を時雨は感じ取った。急に頭が重くなり、頭の中の物が神経や動脈を伝って下へと降りていく。その行き着く先が、生やされた肉棒の付け根にある膀胱だった。

 

「ソレハネ。記憶をコピーして別の物に変換スル薬ダヨ。別の物ハ...精液カ母乳ダケド...今回は精液ダヨ」

「じゃ、じゃあ!?///」

「ソウ♪君がイケばイク程情報ハ港湾棲姫の物にナル♪マ、最後の一滴マデ搾り出してヤルヨ♪」

 

 レ級がそう言い終えると同時に港湾棲姫が動く。触手は一体化した宿主の思う儘に動くのだ。白露達の触手はただ前後に動くだけだったが、港湾棲姫が操る触手は、うねりつつ前後に動く。

 あちこちを刺激されて弱点をゾリゾリと触られ、電撃の様に鋭く、甘い快感がランダムに絶え間なく時雨を溶かしに掛かっていた。

 

グチュグチュグチュグチュグチュグチュ

 

「あ、あひぃぃぃい!///」

 

ドバァァッ!

 

「オォっ///コレは凄いナ///記憶ガ頭ニ入って来ル///」

「最後ニ答え合わせシヨッカ♪」

 

 時雨の覚悟の高さは、先の戦闘に於いて判明している。なればこそ、強制的に情報を捻り出す必要がある。だからレ級は白露と村雨の情報を聞き出し、時雨の記憶を港湾棲姫に読ませる事で正確な情報を抜き出すつもりなのだ。

 

グチュグチュグチュグチュグチュグチュ

 

「な、何これぇぇえっ!♡気持ち...イイッ!♡」

「お前ノ精液モ中々ダゾ♡フフッ...イイダロウ♡お前ノ記憶モ精液モ飲み干してヤロウ♡」

 

グチュグチュグチュグチュグチュグチュ!

 

 攻めるスピードが上がり、精液を排出して感度が上がっている時雨に、無慈悲の射精を迫った。

 

「お、おほぉぉぉぉぉぉっ!♡」

 

ドバァァッ!ドバァァッ!

 

「で、出てりゅ!♡たくしゃん出しちゃう!♡」

「ウフフ♡」

「ま、待って!♡き、気持ちよさがっ!♡感じちゃうぅぅ!♡」

 

ドバァァッ!ドバァァッ!

 

 情けない悲鳴と共に2度目の射精。快感が爆発的に増大し、3度目の射精。

 時雨の顔には堂々と『幸せ』と書かれており、降伏するのも時間の問題だろう。

 

「あ、あぁ...♡」

 

 意識が朦朧とし、目の前が真っ暗になっていく。

 そのまま気絶すれば、イキ続けて幸せなまま昇天出来ただろう。だが...

 

「あひぃぃいっ!♡」

 

ドバァァッ!ドボボッ!

 

「4度目...♡逃げられないゾ?♡」

 

 おり良く快楽による爆発により、4度目の射精が行われ、快感が全身を駆け巡って時雨の意識を現世に持ってくる。

 強烈な快楽による強制覚醒。そんなものでは意識を維持出来る筈がない。再び目の前が暗くなって来る。

 しかし...

 

「寝ようとスンナ!♡」

 

グチュ

 

「いぎっ!?♡」

 

 レ級が背後から抱き付き、自らに生やした肉棒で背後から菊座を貫いた。

 新たな未知の快楽。痛みも多少あったかもしれないが、そんな痛みすら感じる余裕が無い。

 

「お、お尻貫かれっ♡あぁぁっ!♡」

「ンフフっ♡ザーコザーコ♡」

「モット記憶をよこしナサイ♡」

 

グチュグチュグチュグチュグチュグチュ!

パンパンパンパンパンパンパンパン!

ドバァァッ!

 

「も、もうでにゃいからぁ!♡」

「マダヨ...♡まだ出る筈...♡パズルのピースが抜けてるカラネ♡」

「デモ最後みたいダネ♡とっておき、ヤッチャッテ♡」

 

 それは唐突に訪れた。

 ピストン運動が止み、快楽の余韻に浸っている時雨に更なる快感が走る。

 

グチュチュ...

 

「な、何!?♡チンポに...チンポに何か入ってっ...♡」

 

 港湾棲姫の手段。それは肉棒の中に細い触手を通し、直接膀胱の中を刺激する物であった。

 肉棒を伝って入って来た触手は、膀胱の中で枝分かれして隅々を覆っていく。

 

「僕カラもプレゼントをアゲルヨ!♡」

 

グチュチュ...

 

「ひぃっ!♡む、胸の先にもっ♡」

 

 レ級の尻尾から伸びて来た2本の触手が、それぞれ時雨の美乳に吸い付く。さらに触手の先からか細い触手が乳首を伝って中に入り、ここでも枝分かれして覆っていった。

 

「まっへぇぇ♡しょんなのたえらりぇにゃい♡」

「サァ、最後ノ仕上げヨ♡」

「盛大にイッちゃえ♡」

 

グチュチュチュチュチュチュ!

グチャグチャグチャグチャ!

パンパンパンパンパン!

 

「あぎぃぃぃぃっ!!♡」

 

 肉棒がシゴかれ、膀胱と乳房が電マのように刺激され、菊座を貫かれる。これら全ての攻めを味わって、耐えれる者などいる訳がない。

 豪華絢爛な快楽のもてなしを受けた時雨は、膀胱の中に溜まった記憶混じりの精液が、外に出ようとしているのを感じ取った。

 これを出してしまえば、自分は仲間を売ったも同然。そんな考えすら時雨には思い浮かばなかった。何故なら時雨の精神は壊れてしまい、快楽を味わうだけの状態になってしまっていたからだ。

 膀胱で固まっていた精液が解されていく。解された分が出ないのは、きっと一気に放出されるからだろう。

 時雨は無意識に力を抜き、知らぬ間に自ら腰を振って港湾棲姫を刺激した。

 

「ヘェ♡自ら腰を振るようになったノネ♡」

「あ、あへぇ♡」

「後...10秒...♡」

 

 レ級がカウントダウンを始める。肉棒が更に硬くなり、肥大化していく。

 

「後5秒...♡」

 

 膀胱に溜められたありったけの精液が、肥大化した肉棒を伝って出ようとする。

 

「イクイクイクッ!♡しゃいごの射精しちゃうのぉぉ!♡」

「3...♡」

 

 急速に膀胱内の触手が引いて行く。

 

「2...♡」

 

 細い触手が栓をする。

 

「1...♡」

 

 パイプ触手が縮み、肉棒が港湾棲姫の膣を貫いて子宮の入り口にキスをする。

 時雨の足を拘束する肉壁が解放された。解放されると同時に、時雨は港湾棲姫を大しゅきホールドで固定する。

 レ級が肉棒を突き上げ、ビクビクと棒が痙攣する。

 

「0…♡」

「んほぉぉぉぉぉぉおっ!!♡」

「オオオオッ!♡」

 

ドバァァァァッ!

ドボォッ!

 

「アハァァ!♡熱いノ来たァァ...♡」

 

 これまでで1番濃厚で、1番の快楽を伴った射精だった。パイプ触手と港湾棲姫の膣は、時雨の精液を根こそぎ吸い込み、レ級は菊座の中に自分の精液を流し込んだ。

 時雨は意識が焼け切れ、今度こそ暗闇の中で快楽を貪るように味わって気絶していた。目の焦点が合っておらず、口をだらしなく開けたアヘ顔。

 港湾棲姫が慈母の笑みを浮かべ、気絶した時雨に濃厚なキスをして口内を舌で蹂躙する。

 程なくして満足したのか、唇を離して肉棒を引き抜く。パイプ触手も取り捨てる。そしてその膣からは、時雨の熱い性液がボタボタと流れ落ちていた。

 

「時雨ノ子ガ出来そうダ♡」

「ダトイイネ♪...あ〜あ、完全に壊れたチャッタ」

 

 アヘ顔を晒してビクビクと痙攣している時雨を見て、レ級が人差し指で頬を続きながら面白そうに言う。だらんと力なく萎れた肉棒からは塩が吹き流れており、膀胱はもはや空っぽと思う程度には小さくなっている。

 レ級は笑いながら深い青色の触手を彼女の口に突っ込み、無理矢理喉を通らせて胃の入り口から粘液を垂らした。

 粘液を飲ませながらレ級は港湾棲姫に向き直り、先程の答え合わせを行った。

 

「答え合わせダ。大和ハ改二重なる改造を受けてイル」

「兵装ハ51cm3連装砲を3基...ヨネ?」

「合ってるヨ。コレは楽しみダ♪史上最強ノ戦艦が、私達のチンポをネダッテ堕ちる姿が目に浮かぶヨ...♪」

 

 時雨に粘液を飲ませ終わったレ級は、触手を仕舞って港湾棲姫と共にこの部屋を出た。

 時雨達はここからバー開店までの間禁欲を強いられる。性獣と化した3人のショーを頭で練りながら、レ級は自分のパートナーの仕上げ具合を楽しみにしていた。

 

 

 

 ここは一種の肉体改造部屋。鉄格子で出来た小さな窓がある扉の向こう側にそれはある。

 中は暗く、灯りは蝋燭か電球1つのみだ。鎖が幾つか天井から垂れ下がっており、真水を流せる蛇口とバケツ、電気棒等が置かれている。寝かせる為なのか、簡易的なベッドも置かれているようだった。

 その中で、ウォースパイトは両手を鎖に繋がれ、天井から吊るされている。艤装は外されているが、服装はそのままなのが気になる所だ。そしてその近くには、興味深そうに眺めるヲ級が行ったり来たりしていた。

 

「...」

 

 両手を頭の上で拘束され、挙句近くをヲ級が歩き回っているのでは落ち着く事も出来ない。

 目が合いそうになると目を背けたりするが、何となくウォースパイトはヲ級の事が気になり始めていた。

 ヲ級の表情は、一言で言うと童の顔だった。何もかもが新鮮に見える子供の表情を浮かべるヲ級に、いつも胸の内に秘めていた深海棲艦のイメージが崩れかけていた。

 

「キレイダ...」

 

 うっとりとしたヲ級が初めて声を出し、背後から優しく抱き締めて来る。右手は胸元から服の中に入れられ、左手はお腹周りをそっと回される。

 

「んっ...」

 

 初めて味わう僅かな快楽。この様な行為で触られた事が無いウォースパイトには戸惑いがあった。

 それでも艦娘としての矜持は忘れまいと堪える。

 

「触り方...オカシイ?」

 

 ヲ級が訪ねて来る。真意は不明だが、いつもならもっと反応を示す筈なのに、喘ぎ声や身体の反応が無い事が不思議なようだった。

 

「No...I'm fleet girl...艦娘よ。こんなので堕ちないわ」

 

 優し気な攻めに、身体は段々と熱くなって来るが、確かにこれはレ級達の攻めと比べると生易しい物だった。

 だがこのヲ級にとって、これはただのコミュニケーション。ウォースパイトはすぐにそれを実感する事となった。

 

「知ッテル。だから私ハこうスル...」

 

 一旦抱擁を止めてから正面に回り込んでくる。どこか夢遊病を患ってるかのようなヲ級は、再びウォースパイトの身体に縋り付く。

 胸に埋もれ、胸の柔らかさと暖かさを堪能したヲ級は、恋人の様にウォースパイトの白い首元に噛み付いたのだ。

 

「くあっ...!」

 

 鋭い牙を突き立て、流れ出て来る血をヲ級は一心不乱に飲み続ける。

 『血』とは、古来より命の貨幣と呼ばれ、吸血鬼は血を吸う事によって相手の存在そのものを自分の糧とするのだ。

 最初こそ激痛を感じていたウォースパイトだったが、すぐにその痛みは極楽な快感へと変わっていた。

 

「あはぁっ!///はぁっ!///はうっ!///」

 

 このヲ級の特別な能力は正にこれ、相手の血を吸い、また血を飲ませる事によって相手の魂を穢し尽くしてしまう物だ。

 禁断の麻薬を吸ってしまったかの様に、ウォースパイトは自分自身をヲ級に見せびらかせてしまう。それをヲ級は無遠慮に味わい尽くす。

 

「気持ちいいっ///らめぇぇ吸っちゃぁ///」

「ゴクッ...ダメ///もっと吸いタイ///ウォースパイトを私達の物にシタイ///」

 

 再び白い首に齧り付く。

 魂を穢される快感を、ウォースパイトは爪先をピンっと伸ばして貪るように味わっている。

 

「はぁっ///んんっ!///」

「お盛んネ。ヲ級」

「...ル級...///」

 

 ウォースパイトの洗脳に集中していたヲ級だが、影の様に現れたル級に意識を削がれてしまった。

 仕方無く首元から口を離し、余韻に浸っているウォースパイトを放置し、目線で「何か用?」と問い掛ける。

 

「レ級に頼マレテ手伝いに来たゾ...オマエの能力を底上げシテヤル」

 

 ペロリと舌舐めずりしてヲ級に近付く。ボンヤリと熱に浮かれたヲ級は、何も出来ずにル級に絡め取られる。

 未だに肩で息をしているウォースパイトの目の前でヲ級の唇を奪う。

 寝取りをしているかの様に、チラリとウォースパイトを見ながら、蕩けるヲ級の口内を舐め回す。

 一通りなめ終わると、力が抜けたヲ級を背後から抱き抱え、自らの秘部から巨大な肉棒を生やす。

 

「ッ...!?///」

「ハァハァ...///」

「驚いたカ?サァヲ級。私のペニスで、その身ニ快感を刻メ!」

 

 トロトロになったヲ級の秘部に、人間離れした巨大な肉棒が一息に入る。

 身体中に走る快感に反応する間もなく、ヲ級はル級のピストン運動に呑まれていく。

 

「ハッ///ハッ///ハッ///」

「過呼吸になってイルゾ?///コウカ?///ココがイイのか?///」

 

 パンパンと突き上げながら、ル級がヲ級の美しい胸を鷲掴みにする。

 ヲ級が反応する間も無く、ル級は乳搾りの要領で摘み上げるように胸を揉んだ。

 

「アァッ!///ダメッ!///で、出チャウ!///」

 

 プシャっと胸の先から白い液体が噴出する。それと同時にル級は胸から手を離し、腰回りを抱き締めて荒々しく突き上げた。

 子宮を押し潰すような乱暴さに、お腹の中が苦しくなる。だがそれこそヲ級が求める快楽であり、大好きなプレイなのだ。

 子宮の口が降りてきて、ル級の肉棒を迎え入れた。

 

「ハッ!///ンアァァッ!///」

「ホラッ!///孕めッ!///」

 

ドバァァァッ!

 

「ッ♡ッ♡」

 

 言葉を出すのも不可能なぐらいの快感を味わい尽くし、ヲ級はル級の精液を取り込んでいく。

 身体から力が無くなり、倒れそうになるヲ級をル級は背後から支え、天井から吊るされている鎖に両腕を固定する。

 古い時代の捕虜を吊るしたかの様な姿勢のヲ級の前にル級は移動し、母乳を垂らしている胸にしゃぶりついた。

 

「マ、アァッ///それはッ///レ級の物ナノニィ///」

「ゴクッゴクッ///」

 

 まるで映画のレイプシーンのような一幕が、ウォースパイトの目の前で繰り広げられている。

 赤らめた顔を上げたヲ級が、か細く『見ないで』と言いながらされるがままの姿は唆る物がある。もう片方の胸にもしゃぶりつかれると発した小さく喘ぐ声も、リアリティがある。

 暫くして満足したのか、ル級は胸から口を離し、最後にヲ級の顎を持ち上げてキスをする。ヲ級はぼんやりしたまま無抵抗に蹂躙されていた。

 程なくして、ル級は唇を離してからヲ級の拘束を解いて身体を持ち上げる。そしてウォースパイトに向き直った。

 

「最高ダッタダロ?///」

「ハァー///ハァー///」

「何を興奮シテルンダ?///魂を穢されマクッテ、正常な判断がしにくくナッタカ?///」

 

 ぐったりとしたヲ級をお姫様抱っこで運び、ウォースパイトの身体に抱き付かせた。

 

「ンーット...ちょっと痛いゾ...」

 

 その手には小さなナイフが握られており、ヲ級の口から舌を出させてやると、ナイフでその舌に切れ目を入れた。

 薄らと青い血が滲み出て来るが、ヲ級の目は夢遊病患者のように、光が無かった。

 

「ハァハァ♡ウォースパイト...♡頂きマス♡」

 

 再び首元に迫るヲ級。僅かに残った理性で抵抗したが、あっさりとル級に捕まった。

 ヲ級の熱を帯びた熱い吐息が首元に掛かり、再び鋭い痛みと共に噛み付かれ、血を流した。

 

「あ、あはぁあぁ♡」

 

 さっきの何十倍もの快楽の波が押し寄せた。身体中が熱くなり、艦娘としての魂が無遠慮に蹂躙されていく。ウォースパイトに許されたのは、自分の顔が蕩けていくのを感じながら、与えられる快感を貪る事のみだ。

 ル級は少し離れた位置から写真を撮って身体をくねらせている。

 

「イイワァ...♡美女が吸血鬼に弄ばれて堕ちる様ハ絵にナルワぁ♡」

 

 ウォースパイトに反論という選択肢は無い。なんせヲ級に噛まれた傷口から、ヲ級の血液が混じって体内に侵入し、彼女の内側から蝕み始めていたからだ。

 

「だ、だめぇあぁぁぁっ!♡」

 

 股を閉じても、秘部からトロトロの愛液が流れて来る。魂は既に染め上げられており、2度と普通の艦娘として活動する事が出来なくなっていた。

 そしてここから、身体を敏感にする為の調教が始まった。服のあちこちが切り裂かれ、露出した部位にヲ級がキスマークを付けていく。時折噛みつき、血液の交換を行なった。

 

「あぁぁぁあっ!♡」

 

 胸の先も吸われ、脇腹や背中も吸われ尽くされていく。そして最後に、秘部に顔が迫った。

 

「フフフッ♡さよならウォースパイト♪ヲ級に秘部カラ愛液を吸ワレル。即ち、艦娘の能力も正義心も吸い尽くされるという事ダカラネ♪」

 

 ヲ級が秘部に口を付け、舌を中に入れた。

熱く蕩けた膣を、ヲ級が舐め回せば、それまでで1番強い快感が、彼女に残った力と共に下へ流れて行く。

 

「イッ、イッちゃうぅぅぅ!♡」

「ンンッ♡チュルルルル♡」

 

 腰を突き出して何度も痙攣し、絶頂と共にウォースパイトの上げる嬌声は、虚しくも海の底から這い上がる事を許されなかった。

 

 

 

 

 

 

「流石におかしい...」

「そうですね...」

 

 鎮守府、駆逐艦寮の一角。彼女らが秘密裏に作った部屋がある。

 元は夜戦明けの仮眠室なのだが、ベッドの位置をずらして鉄製のダクト扉を設置したのだ。扉を開けて匍匐前進で5m程進むと、閉鎖されて壁に埋まった4畳程度の部屋がある。

 誰が見つけたか知らないが、ここは駆逐艦のみの秘密部屋とされており、密かに清潔さを保たれていた。

 使用用途は様々だが、もっぱら駆逐隊独自の作戦計画を練る場として使われており、実は把握している軽巡や提督も黙認していた。なのでお疲れ様の意を込めて、日持ちする果物の缶詰が送られる事があった。

 今日ここに集まったのは、駆逐艦の朝潮、霞、陽炎、不知火。軽巡の天龍、龍田。潜水艦の伊19と伊8だった。

 8人は作戦テーブルを囲み、近海の海図に×印と日付を書き込んでいる。

 

「神通さんが一時行方不明になった事を境に、この付近で行方不明になっている艦娘が続出してる...」

「そうだな。それも調査に向かった艦隊の中でも少数の...今回は一応例外になるのか?」

「いいえ。途中の無線内容から聞くに、白露と村雨は離れて単独行動。時雨とウォースパイトさんが一緒にいたようですが...」

 

 朝潮の呟きを受けた天龍の総括。不知火の追加情報で、一同がまた唸る。

 この行方不明事象の多発に疑問を抱いた朝潮が、マッピングしてみたのが事の発端だが、いざやってみるとあり得ないほどの集中具合を呈していたのだ。

 激戦区ならいざ知らず、基本的に平和とされる近海でここまで行方不明艦が出るのは異常だった。しかもこの辺りを通る輸送船には被害が無いと言うのが目を引いた。

 

「陽炎ちゃん。神通ちゃんはなんて言ってた?」

「特に何も...私達の油断を突いた、深海棲艦の奇襲に遭ったんじゃないか?って」

「...神通ちゃん程の艦娘が油断?それこそおかしいわね」

 

 神通と言う第二水雷戦隊旗艦を担う艦娘の強さを、この場に集まった艦娘全員が把握している。

神通は日頃から警戒を怠らず、鎮守府が見えるまで気を抜いた事が無かった。

 そんな神通が陽炎に言い放ったその言葉は、違和感でしかなかった。

 

「イク達も、この海域に何があるかと言われると分からないのね」

「でもこの辺りの地形はかなり特徴的です。何かあるのかも...」

「提督はこの事を知ってるのか?」

 

 天龍は提督がよく秘書艦として扱っていた朝潮や霞に話を振るが、2人の反応は芳しくなかった。

 

「恐らく把握してるとは思いますが、どこかうわの空と言うか...こう...」

「この事を聞くとはぐらかして来るのよ。何か隠してるかもしれないわ」

「...ねぇ。まさか提督と神通...黒なんじゃ...」

 

 龍田の発言でカンテラでぼんやりと明るい室内の空気が固まった。しかしその前提ならスジは通る。全ての発端は神痛だし、そもそもこの海域の調査を指定したのは提督だ。

 

「...この事は内密に。いつか我々独自に調査する事にしませんか?」

 

 不知火の提案は全員の頷きを持って賛成とされた。

 だがこの密会を、隠しカメラを使って静かに観察していた者がいた。

 

「提督も神通さんも不器用ね。怪しまれてるじゃない」

 

 朝潮達の振る舞いに違和感を感じていた妙高は、吹雪や夕立に何か隠してる事が無いか洗いざらい喋らせた。

 その中でこの部屋の存在を知り、誰もいない事を確認して巧妙に隠したカメラを設置。重巡寮の自主室からパソコンを使って監視していたのだ。

 

「提督には注意で済ませて...神通さんはお仕置きかな?一度本気で壊れてもらおうかしら?」

 

 パソコンを閉じてフッと息を吐く。

 そう言えばと、疲れた頭を休ませる為に淹れた熱いお茶を飲みながら、レ級達が話していた事を思い出した。

 

「愛宕ちゃんが産んだあの生物...試験が必要とか言ってたわね。あの中で誰がいいかしら?親潮と霞は私が手引きしようかしら?フフフッ...」

 

 電気を消して部屋を出る。

 とにかくこの情報をレ級達に伝えなければならない。ターゲットはこの8人に絞られたのだ。




( 主)「お次は...あ、いい事思いついた♪お楽しみに♪」


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