~現代艦隊の転生記~外伝 海の怨鬼は何を壊す (零城)
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序章 壊れていく思い出
そのころ・・・


どうも!!零城です!!

ようやく外伝ができました
この作品の登場人物は本編~現代艦隊の転生記~の第一話に出た人たちです

それではどうぞ!!


・・・やぁ・・・俺の名前は八幡悠斗(やはたゆうと)、大学生さ・・・

今、とある人物の家の前にいて葬儀をやってるよ

え?なんでこんなにも暗いのかって?

まぁ・・・普通葬儀ではだれでも暗いけど今回は特にだった・・・だって死んだ人の名前が・・・

 

 

()()()()

 

 

俺のかつてないほど大切な友達だった・・・

それは数日前にさかのぼる

 


 

それはバイト先のことだった

俺はコンビニの会計を担当していてつい最近このバイトに入ったばかりだったんだが・・・

 

店長「・・・なんということをしてくれたんだい?()()()?」

 

上月「・・・・・・・・・・・・」

 

店の奥で店長と上月が立っている

 

・・・またか

店長の江ノ島が上月にまた理不尽に怒っている

原因も知っている・・・宇摩の奴だ・・・

アイツは俺と上月より年上だけどクソな奴だ。濡れ衣に恫喝、なんなら暴力もあり得る・・・実際俺も被害者で頭にある傷跡もアイツのせいでできたようなもんだ

まぁアイツも現在サボってオンナと遊んでいるだろ

 

店長「きみはねぇ、いくら彼がまじめに働いているのにこんなことをするなんて、よくサボっているきみがやるってことは嫉妬かい?」

 

うわぁ・・・(引)

宇摩がまじめだって?アイツが働いてんのまじめに見たことないんだが・・・

あ、そうか君たち親せきで血が繋がっているから二人ともサボっているようなもんだしな・・・(呆)店長も来ているけど店の奥でゲームしかやってない

 

店長「他の店員は彼はまじめで、仲間思いだって好評だから泥を塗ろうとしたのかい?」

 

いやいや・・・上月ってめっちゃまじめだぞ?

俺なんかこの前、外国人が絡んできて英語でしゃべられたけど上月が乱入してきて丁重(なんか声を荒げていたのは気のせい)に断ってくれたしな!!

・・・だけどみんな宇摩の暴力が怖くて喋れないんだよな

 

上月「申し訳ございませんでした・・・」

 

あ、ようやく終わったか

 

上月が謝ったのを聞いて近寄る

 

悠斗「・・・なぁ上月・・・大丈夫か?」

 

上月「・・・・・・・・あ、えっと・・・」

 

悠斗「・・・八幡悠斗・・・覚えようぜ?」

 

上月「あ!ああ、八幡さんでしたね・・・すみません、最近忙しくて・・・ミス・・・しちゃいました」

 

悠斗「・・・・・なぁ!!今夜さ・・・二人で居酒屋にでも・・・」

 

江ノ島店長「おい!上月こい!!」

 

上月「あ!はい!ただいま!!」

 

・・・また行ってしまった

なんでこう上月のことを慕っているのかって?

実は俺は小学校のころ虐められていたんだ・・・県外から引っ越してきたのもあるけど

まぁ・・・最悪な生活だったよ・・・

裏切られるわ先生は知らんぷりするわで・・・マジで死のうかなって思ったよ・・・

でもあいつ・・・上月は違ったな・・・俺を友達としてかかわってくれてすごくうれしかったな・・・

でも、その学校にいたのはたった一年で引っ越ししてしまったんだよなぁ・・・

大学生になってこの地に来たけど本当は久しぶりに上月にあったけど・・・あいつ覚えてないな・・・

 

悠斗「まぁ・・・明日こそ連れ出してやろ」

 

しかし、バイト(クソ遅い終わり)が終わって家についてテレビをつけたら愕然とした・・・

 

 

()()()()()()()()()()()()()()() ()()()()

 

 

悠斗「・・・うそだろ!?」

 

その中にかつての友達(上月)の名前があった

 


 

・・・あれから数日後、上月たちの葬儀が行われ終わり俺は平凡な日にちを送るはずだった・・・

 

悠斗「・・・・・・・・・・・・・・・」

 

宇摩「うわぁ!!店長!!たまたまですね!!」

 

江ノ島「いやぁ、やめてくれ宇摩君・・・ここではおじさんって呼んでくれ」

 

俺は今から()()をする

前向きには「バイト先のパワハラなどで恨み殺した」だけど本心はアイツへの仇だ・・・こいつさえいなければ・・・あいつだって幸せに生きれたのに・・・

俺はそのあとあいつに誤れなかった責任で自殺する

 

葬儀から数日間、悠斗は江ノ島の行動を見張った

そして現在バスの中にいる

ポケットの中には包丁がある・・・これで江ノ島を殺すつもりだ・・・

 

すると・・・

宇摩がバスに今の彼女であろう女性(調べたら保亜 美幸っというらしい)と乗り込んで今に至る

 

江ノ島「いやぁ・・・上月のことは残念だったね・・・」

 

保亜「あ、あの男?・・・宇摩なしじゃ生きていけないかわいそうなヤツ?」

 

宇摩「おい、流石にあいつにはかわいそうだろ・・・残念ですよねぇ・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

()()()()()()()()()()()()()w」

 

悠斗「ッ!?」

 

江ノ島「おいおいwそれはそれでかわいそうだろw」

 

宇摩「いやぁwでも店長だってあいつのことをストレス発散道具として俺から送られたふざけた写真と共に理不尽に怒ってたじゃないですかぁw」

 

江ノ島「仕方ないだろw囮になるのがアイツの人生なんだからw」

 

悠斗(ぎり・・・)

 

あまりの怒りに歯を食いしばった

そう、俺が殺そうとしたのがもう一つある・・・それは葬儀の時にこいつらがみんなの前で言ったことだ

 

 

宇摩『・・・上月君は・・・ぐすっ・・・まじめで・・・よく働いてました・・・私、宇摩の人生の中で()()()()()・・・いや!親友でした!!』

 

 

・・・なにが・・・なにが親友だ

 

保亜「ほんとそれなw・・・でも今度の可愛そう(笑)な身代わり君は誰にするの?」

 

宇摩「あ~そうだな・・・・・・・あ!あいつによく話しかけていた八幡でいいんじゃねw」

 

江ノ島「おお!いいな!・・・では!宇摩君!!これは店長命令だ!!こんどは八幡君を囮に使いなさいwwwwww!!」

 

宇摩「はははぁ!!ありがたきお言葉ぁw」

 

・・・今度は俺の番か

安心しろそんな番は来ないから

 

そしてバスはかつての友達がいた建物の横を通っていく

建物はひどく崩壊しておりぽっかりと穴が開いていた

バス内には俺と宇摩、女に江ノ島しかいない・・・決行だ

 

そっと席を立ち宇摩たち・・・殺害対象に近づいていく

 

保亜「へぇ~wこれが前任の囮君がいた場所かぁw」

 

宇摩「お~こわこわw・・・成仏してなwなむなむw」

 

安心しろ・・・お前たちもすぐにあっちに向かわせるから

しかし・・・

 

 

 

ズドォォォォォォォォォォォォォォォォン!!

 

 

 

・・・そこで記憶が途切れた

 

そのあとのニュースの速報で崩壊したビルの近くを通ったバスに宇宙空間にいた隕石の欠片が直撃・・・バスの運転手は重傷だが無事だったが・・・他四名は死亡が確認された

 


 

悠斗「う、うううん・・・」

 

目を覚ますとそこは白い部屋だった

 

悠斗「知らない天井・・・・・・か」

 

実にアイツが言いそうなセリフが出てくるるが・・・・本当にどこだ?

 

??「・・・ああ、やっぱりか」

 

振り返るとそこには中学生くらいの少年がいた

 

悠斗「えっと・・・きみは?」

 

??「ああ、僕かい?・・・まぁ、本来は違うところの()だよ」

 

悠斗「え、神?」

 

神「ああ、まず君に誤らなければならないことがある・・・」

 

謝ること?

 

神「まずなぜ君がここにいるかだ」

 

すると神と呼ばれている少年は真剣な顔で説明を始めた

 

神「死んだ要因なんだけど・・・キミは隕石落下事故を知っているかい?」

 

ああ、あの・・・上月が死んでしまったあれか・・・・あの時誘っておけば・・・死ななかったのに

 

 

 

 

神「実は君を殺してしまったのは我々、神のせいなんだ」

 

 

 

 

悠斗「('ω')?」

 

神「えっと・・・原因は君の死因は僕と・・・本来いるはずの担当者(ロリ神)が遊びでキャッチボールをしていたんだけど・・・・《《それが当たってしまったんだ》」

 

悠斗「え、つまり?遊んでいたらボールが彼方に行ってそれが隕石になって当たったと?」

 

・・・あいつと同じ死に方か

 

神「あ~・・・正確には()()()()()()()()()()()()()()()

 

ん?欠片?

あれ?じゃぁ・・・本体は

 

神「キミの世界でいう隕石落下事故で落ちていったのが()()なんだ」

 

悠斗「ッ!?じゃぁ上月は!?」

 

神「・・・・・・だから!!大変申し訳なかった!!」

 

神は地面が抉れるくらい土下座をした

 

神「本当に!!本当に!!申し訳ございませんでしたぁぁぁぁぁ!!」

 

何でも頭を打ち付ける神

 

悠斗「・・・いいえ、悪いのは神じゃないですよ・・・あの時俺が上月たちを誘っておけば・・・もっと早く・・・宇摩たちからいじめられているのを知らんぷりするんじゃなくて謝っておけば・・・」

 

神「悠斗君・・・・・・・・わかった!!今から君を転生させるよ!!」

 

悠斗「転生?」

 

神「そう!()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()!!

 

転生?

なんかあいつのともだち・・・下田だっけ?が好きそうなジャンルだな

 

神「・・・まぁ本来はロリ神(友達の神)がやることなんだけど・・・・あいつ今反省書と戦っているから僕の判断で転生させるよ!!」

 

悠斗「・・・そう・・・ですか」

 

神「・・・不安かい?」

 

悠斗「いえ・・・こんな俺よりあの事故で死んでいった上月たちが転生するべきだっただろうに・・・って思っただけです」

 

神「え?ああ、()()()()()()()()()()()()()()()()

 

悠斗「え?本当ですか!?」

 

すると少年の神は手に水玉を浮かた

そこから見える景色には・・・

 

 

()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

 

 

悠斗(・・・これは艦これかアズールレーンかな?最近アイツは艦これをよくするって聞いて俺も始めたんだっけ)

 

神「・・・本当は他の転生者に見せるのは違反だけど・・・秘密にしてね♪」

 

ウインクしながら笑う神

 

神「それじゃ!悠斗君!転生をするかい!!」

 

悠斗「したいんですけど・・・あいつとは同じ世界に行けますか?」

 

神「あ~・・・ごめんそれは無理なんだ・・・転生するときはランダムの世界で神様特典もランダムで僕は精神と心を司る神で特典も転生の神(ロリ神)ほどよくないんだ」

 

・・・どうやらその転生者がいる世界に途中で他の転生者が現れたら空間が歪んでしまうらしい

ってか特典がよくないって・・・

 

悠斗「・・・そうですか・・・でも!あいつが幸せなら俺も安心です!!」

 

神「・・・そうかい・・・ならそこの穴に入って転生してくれ・・・穴のデザインについての質問は受け付けません」

 

そこにあったのは

 

()()()()()()()()

 

悠斗「え、マリオじゃn「いいから行けって言ってんだよゴラァ」あ、はい」

 

神「それじゃ、よい人生を」

 

悠斗「はい!神様!ありがとうございました!!」

 

こうして俺はマリオの・・・あ、じゃなくて緑色の土管を潜っていった

・・・前世じゃ俺は罪なことをしてしまったからあっちでは罪滅ぼしにいいことをしないとな!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・しかし神様の言ったセリフの中に俺の人生をどん底に突き落とす内容があったのをこの時の俺は忘れていた




どうも零城です

初めての外伝です
ヤバイムズイ・・・あと久々に本編の一話みたけど・・・うん!恥ずかしい!!
あと、ストーリーになってるかこれ?

次回はアズールレーンでの生活を出します


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事件前夜

・・・あれ?もうすでにタグでネタバレになってね?(震)


・・・あれから転生してから数十年たった

俺は重桜の指揮官になった

 

山城「殿様ぁ~!!執務のじかんですよぉ!!」

 

悠斗「あ、悪い・・・今いく!!」

 

転生した当初は赤ん坊スタートでびっくりした・・・

俺が生まれたのは重桜っていう陣営に生まれたよ

どうやらこの世界にはKAN-SENっていう少女たちが兵器として働いているらしい

まぁ、初めてKAN-SENが働いているところをみたらすぐどこの世界かわかったよ・・・

でも俺、艦これのほうがよかったなぁ・・・ほっぽちゃん会いたい・・・

 

・・・それで俺は決して裕福とは言えない家に生まれたけど幸せに暮らしたさ

生まれてから何年か経った頃、重桜の海軍が指揮官を募集してたのを見て必死に勉強をした

艦これの世界じゃないけど少女が海の上でゴツイ機械を片手に戦っているところを見てみたいっという理由だけどね!!

・・・で合格したよ

悪いね!!若者諸君!!俺、前世の記憶があるから問題も簡単に解けたわ!!

怖かったよ?だって他の受験者って身分が高い人とかお金持ちがほとんどだったもん・・・

 

悠斗「本当にいろいろたあったなぁ・・・」

 

??「どうしたの?」

 

悠斗「あ、いや何でもないよ・・・()()

 

悠斗が執務をしている隣でお茶を入れたりしているのは赤い角に黒い髪、女性の制服をきた重桜の重巡洋艦 鈴谷であった

 

鈴谷「・・・まさか・・・他の誰かを思ったの?」

 

悠斗「・・・考えてないよ」

 

鈴谷「・・・ただでさえ()()()は人気者なんだから」

 

悠斗「ちゃうわい・・・あと、まだ仕事中だからその愛称で呼ぶのはやめてくれ」

 

現在の俺の姿は男性の中では高身長で筋肉も念のためとついたはいる

服装は白い海軍の正式制服で青い瞳に茶色の髪・・・ザ☆一般人って感じ

 

鈴谷とはこの基地に着任してから一番世話になっているKAN-SENだ。もう俺と鈴谷はすごく仲が良くなってお互いプライベートでは愛称で呼びあっている

鈴谷なぁ・・・最初はすごく清楚な感じで秘書に待ってこい!!って思ったけどな・・・

 

鈴谷「ふぅ~~~暑いですね・・・(パタパタ)」

 

悠斗「おおい!?鈴谷やめろ!?////////」

 

鈴谷がわざとらしく胸元を広げパタパタとしている

今日の日付けは12月4日・・・季節は冬で執務室は暖房をきかせているため春みたいに温かい

・・・だけどこの秘書けっこう・・・あれなのである

 

鈴谷「あ、ゆー君・・・見ましたね♡」

 

ちらっと胸元のボタンをはずしてワザと谷間を見せてくる

 

悠斗「うおおい!?見たっていうか見せただろ!?」

 

鈴谷「え、でも見たのには変わりないですよね?」

 

悠斗「見たけどぉ!!見せんなぁ!!」

 

・・・少し頭がお花畑なのである

出会ってから結構立っているがスキンシップが赤城ほどじゃないけど少し未来が心配になってきた

 

悠斗「暑いなら暖房弱めろよ・・・」

 

暖房を弱めようと薪ストーブのところに向かう

・・・この世界、スマホとかネットってあるのかなって思ったらまさかの黒電話時代でした・・・

なので現代にあった電気とかガス式床暖房はなく薪で暖を散っている

 

鈴谷「・・・だめですよ・・・指揮官が()()無茶して体壊されたら困るので」

 

悠斗「いや、大丈夫だって・・・重ね着すれば多少は大丈夫「・・・・・・・・・・・・・・・・(ジーーーー)」・・・ああもう!!わかったよ!!」

 

鈴谷「はぁ・・・ほんと、指揮官はもう少し自分に甘くしたらどうですか?前だってこの母港の資金が底をつきそうになった時だって・・・」

 

実はこの転生者である八幡悠斗・・・けっこうKAN-SEN思いが強いのである

以前、重桜中央部(大本営)からの資金提供が以前より少なくなり資金難が発生した・・・その時悠斗は自身の生活を一層に質素にし自身の給料をほかのKAN-SENの給料、基地の資金にしたりとしているので周りのKAN-SENは普通の定食を食べている間に悠斗は茶漬けを食べたり最悪何も食べないっていう日もあった

・・・さすがに重桜のみんなも薄々感ずいており以前にも一航戦に注意されたが

 

悠斗『・・・俺は皆みたいに命を懸けて戦わずに後ろのほうで黙々と安全に机と紙に睨めっこしてるんだ・・・だから少しでもいいからみんなにも楽をしてほしいんだよ』

 

っと毎回このように答えている・・・それでも相手が引き下がらない場合は指揮官命令で黙らせていた

 

悠斗「・・・いいジャン別に・・・本部だって少なかった理由を説明してくれたし」

 

少ない理由は本部の近くにある都市が火災を起こし復興のため各基地の提供資金を一時的に減らしたっと言ってその日からもとに戻った

 

鈴谷「・・・ほんと・・・ゆー君って結構自分にケチですよね・・・みんな、指揮官のことを『愛すべきケチ指揮官』って言ってますよ」

 

悠斗「・・・なんじゃそりゃ」

 

・・・ちなみになぜ俺と鈴谷は上司と部下の関係なのにこんな砕けた口調で話しているのかというと

 

鈴谷「よくよく考えたらゆー君って私物少なすぎない?この()()()()は買ったけど少しは趣味とか見つけたら?」

 

そう言い鈴谷は左手にあろ()()()()()()()をみせた

実をいうと俺は三か月前に鈴谷にプロポーズをして現在は婚約している

まぁ、ダイヤがついているとかは無いけど一応銀製の指輪だ・・・一番安っぽいやつに見えるけど

 

悠斗「・・・俺は書類整備が趣味ですよーっと・・・あと今は執務室だけど外では見せんなよ?」

 

・・・実は俺と鈴谷が結婚しているのは重桜のみんなには発表していない・・・いやだって、いるもん最悪基地内戦が始まるよ?・・・赤城とか大鳳とか隼鷹とか愛宕とか・・・・あれ?うちの基地やべー奴多くね?(絶望)

 

鈴谷「・・・あ!だったら今ここでヤったら実質的に私とゆー君が結婚しているのを堂々と発表できるから未然に防げる!!・・・指揮官、今すぐここで♡」

 

悠斗「おk、とりあえず服を脱ぎながら俺の膝に乗ろうとするな!?まだ、執務中だ!?」

 

鈴谷「今すぐに夜戦しよ♡」

 

悠斗「まだ、昼だぁぁぁぁぁ!!」

 

鈴谷が上着のボタンをはずしながら迫ってくるが何とか防ごうと・・・もはや定番となった服の攻防戦が始まった

すると・・・

 

 

コンコン

 

 

熊野「はーい指揮官、熊野だよー!」

 

ノックもせずに現れたのは金髪に二本の赤い角、どこかギャルのような雰囲気を出す重巡洋艦 熊野だった

 

悠斗「熊野、またノックせずに!!・・・あ、その前に君の姉をどうにかしろ!?てかしてください!!」

 

鈴谷「ゆー君♡ゆー君♡ゆー君♡ゆー君♡ゆー君♡(はぁはぁはぁ♡)」

 

鈴谷は目が完全に獣の目になっていた

 

熊野「はいはーい・・・はい、お客様ー閉店時間ですよー」

 

鈴谷「やだー!指揮官!いつになったらヤるんですか!!」

 

悠斗「大声で言うな!!ここ基地!!」

 

べりべりと俺から引きはがされていく鈴谷

 

熊野「しきかーん・・・さすがにそろそろお相手したら?あ、あとアメさん頂戴」

 

・・・なぜ、熊野はこう冷静でいられるのかというと

なぜか熊野には音速でバレた・・・なんでだよ・・・つかギャルの勘ってなんだよ

 

悠斗「・・・君たちにみたいな美人を抱く勇気がないんたい・・・あ、あとはいアメさんだ」

 

熊野「どもー・・・あ、もしかして指揮官・・・陰キャ?」

 

悠斗「ちがう、そうじゃない(即答)・・・・なんっていうか・・・こんな俺でいいのかっとか愛している人と一緒にいさせて相手は泣かないかなってあるのかなって思ってしまってな」

 

熊野「いや子供かよ」

 

鈴谷「ゆー君が子供・・・悪くないかも」

 

悠斗のほっぺをぷにらせながら何か変な妄想をする鈴谷

 

悠斗「鈴谷・・・頬をつねてくるな・・・あと熊野、ここに来たってことは何か用か?」

 

熊野「あーーーーー・・・・・えっと電報・・・()()()()()()()

 

悠斗「・・・またか」

 

なぜこんなにも嫌がるのかというと

ざっくり言うと俺は上層部に嫌われている

現在、俺の所属している重桜はレッドアクシズという陣営にいて鉄血とは同盟関係を結んでいる・・・俺も何回かは鉄血の派遣KAN-SENとあったことがあるけど艤装がかっこよかったな

対して相手はアズールレーンっていうユニオンとロイヤルが所属している陣営でそこに上層部は宣戦布告しろっていうのだ

まだ表面上は重桜はどちらの陣営でもないって宣言しているけどこの宣戦布告と同時にレッドアクシズに入るのを発表するらしい

・・・んで上層部は俺の基地にユニオンの基地を攻撃せよってさ・・・聞くによるとほかの基地はすでにロイヤルの基地を攻撃してバチバチになって後、俺らがユニオンに攻撃すればレッドアクシズとアズールレーンの全面戦争にしたいってさ

それで俺は何をしているのかというとこの命令は一か月前からきているが徹底的に無視をしている

 

熊野「指揮官?さすがにそろそろ従ったら?私たち、指揮官のおかげで一流になれたんだから!!」

 

悠斗「やめとけやめとけ・・・慢心ダメゼッタイだ・・・はぁ・・・なんで上層部はこんなにも好戦的なんだろうなぁ・・・」

 

実は俺は小さいころユニオンの統治下の領土に旅行で行ったことがある

・・・すごかったぜ?だって経済的にも技術的のも発展してんだから

でもさすがに現代日本みたいなスマホやハイブリットカーみたいなのはなかった

あと、従わない理由はもう一つあってこれは俺の学友から聞いた情報だが

 

()()()()()()()()()()()()()()()()

 

・・・もともと重桜も鉄血も今みたいにユニオンたちとギスギスな関係ではなくアズールレーンの一陣形でもあったんだ

アズールレーンはセイレーンに対抗するために作られた組織だが・・・今じゃ違う意味になってしまった

なので今でも上層部は信用できん

そのおかげか本部の人間からは「国賊」って呼ばれている

 

悠斗「今回も無視だ・・・あいつら戦場に立つ怖さを知ってるのか?・・・それに俺は内部派閥みたいなのが嫌いなんだよな・・・」

 

前にも赤城から「なぜ攻めないのか」、「今の赤城達なら行けます!!」とか「指揮官様を楽にさせたい!!」って言われたけど、もし赤城が死んだら加賀が後を追いかけ始めるぞって言ったら渋々下がってくれた

 

熊野「はいじゃ、今回も無視ね」

 

鈴谷「・・・でも指揮官、向こうから攻めてきたらどうするんですか?」ぷにぷにぷに

 

悠斗「・・・さすがにアズールレーンの奴らも野蛮じゃないから、こっちが攻撃の意思がないって伝えたら攻撃しないだろ?・・・まぁ、それでも攻めてきたらうちの自慢の仲間で反撃はするがな」

 

・・・でもな、鈴谷

きみがぷにっているせいで迫力がでないんだが・・・

 

熊野「・・・・話変わるけど・・・指揮官って本当にほっぺ柔らかいね?・・・筋肉はそれなりについているのに・・・女の敵よ」

 

鈴谷が遊んでいるのを見ていた熊野は楽しそうなので突いてきた

 

熊野「・・・あ!そうだ!指揮官ってさ趣味がないんでしょ!?なら女装を趣味にしない!!」

 

悠斗「いやだわ!?」

 

鈴谷「・・・いやですか・・・なら、今度お買い物でも行きましょ!!女装物を買うために!!」

 

悠斗「ちょっと!?話聞いてた!?」

 

熊野「指揮官・・・趣味がない人間って色々と人生損してるよ?私たちKAN-SENでさえたくさん趣味を持ってるもん」

 

悠斗「・・・ちなみにどうやって行くんだ?俺、本部に嫌われているから目を付けられてんぞ?」

 

鈴谷「・・・なるべく指揮官のイメージから、かけ離れたものがいいよね・・・・あ!女装とか!!」

 

悠斗「なんでや!?なんで女装物を買いに行くのに女装していくんや!!」

 

鈴谷「ぷ、あはははははははは!!」

 

熊野「ば、バレちゃうかwさすがにwwww」

 

悠斗「はぁ・・・はははは・・・」

 

かわいらしく笑う二人と苦笑いをする指揮官

 

悠斗「はぁ・・・・意外と艦これじゃなくても悪くないな」

 

鈴谷「ん?なにか言いました?指揮官?」

 

悠斗「んや、何でもないさ・・・」

 

熊野「あ、そういえば指揮官!また、潜水艦の子たちが勝負しようって」

 

悠斗「・・・またかよ」

 

これは生まれつきなのかはわからないが俺は水の中では常人の二倍くらい長く息を止めれるし早く泳げる

そのせいかよく潜水艦のKAN-SENに勝負を挑まれる

 

悠斗「俺、結構不利な気がするんだが・・・まぁ・・・相手してやるか」

 

結局、神様がくれた特典は何であったんだろうかと思いつつ平和に感謝していった

 

悠斗(もしかしたらこの幸せが特典かもな・・・ま、みんなと幸せに暮らせたらそれでいいか)

 

少し厳しい生活だが第二の人生、最高にしていこうと誓ったのであった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・だが人生で本当に幸せだったのはこの日が最後になった




どうも最近暑すぎて北のほうに逃げたい零城です

次回にてストーリ本編がスタートします


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裏切られ・・・そして生まれる (胸糞注意)

はい、ようやくタグ回収ができます
あと、前回鈴谷と結婚しているのに「ダーリン♡」って呼ばない理由も今回で分かります
タグを更新しました・・・「R-17.9」を加えました

これ大切!!
胸糞注意報発令中!!
めちゃくちゃ過激な表現が出て吐き気を催します
気分が悪くなったらブラウザバックをお勧めします
あと、駄作です
































・・・いいんですね?忠告はしましたよ?


12月6日 深夜2:00

・・・ここは悠斗が指揮する基地

その基地がいま・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

()()()()()()()()()()()()()

 

そして港の波止場の上では

 

悠斗「・・・・・なんでなんだ」

 

俺は砲身を向けられていた

・・・そして向けていたのは

 

鈴谷「・・・さようなら、ゆー君♡」

 

・・・愛する鈴谷()に向けられていた

なぜこうなったんだ・・・

確かことの発端は昨日5日の夕方だった

 


 

高雄「・・・それでは指揮官殿、行ってくる」

 

悠斗「おう、いってらっしゃい」

 

その日の夕方

少しずつ太陽が地平線に落ちていき周りは寒くなってきた

 

鈴谷「・・・寒いですね」

 

悠斗「・・・そうだな・・・でも最近、セイレーンはなぜかおとなしくなってるし平和でいいじゃんか」

 

鈴谷「しかし、最近の受託は()()()()()()()()()()わね」

 

悠斗「・・・確かにやたら多いな・・・みんな何もなければいいけど」

 

なぜかここ最近、本部への人員要請でこの基地からちょこちょこと派遣要請がきている

なにやら本部で流行り病がでて人員不足だそうだ

今日も赤城やさっき行った高雄などが向かっていった

 

鈴谷「・・・でもみんな指揮官のためだって張り切ってましたからね」

 

悠斗「・・・はぁ・・・俺も頑張らんとな・・・」

 

ちらりと横を見ればそこには山のように積み重ねられた書類の山が・・・

 

鈴谷「・・・私も手伝うからがんばろ?ダーリン♡」

 

悠斗「・・・・・・・・・・・・・なぁ、そのダーリンって呼ぶのやめようぜ?・・・だったらゆー君って呼ばれたほうがいい・・・なんかくすぐたい」

 

鈴谷「・・・なによ妻の甘えにもケチなの?」

 

悠斗「・・・本音言うと呼ばれるたびに可愛すぎるのと羞恥すぎて先にあの世に行きそうだから」

 

鈴谷「・・・だ、だったら仕方ないね//////」

 

すると・・・

 

 

ジリリリリリリリリリン!!

 

 

机の上にある黒電話が鳴り響いた

 

悠斗「ん?誰だ?はい、八幡です・・・はぁ・・・・・・え?()()()()()()?あ、はぁ・・・・わかりました」

 

チンっと執務室に常備されている電話を切った

 

鈴谷「どうしたの?ゆー君?」

 

悠斗「なんか・・・()()()()()()()()()()()()()()

 

鈴谷「え?私?」

 

電話の内容は新聞の取材でKAN-SENの一人にインタビューしてそれを内容を指揮官職の人員確保に使うらしい

 

悠斗「・・・まぁ、借りるとしても一日だけらしい」

 

鈴谷「む・・・せっかくゆー君と一緒に仕事ができると思ったのに・・・」

 

ぷーっと頬を膨らませて不満を訴える可愛い妻(鈴谷)

 

悠斗「・・・・・・・・・・・帰ってきたら、鈴谷が前から言っていたやつ・・・してやるからさ・・・や、からつくやつ」

 

鈴谷「・・・や?・・・・・・・・・・・なんだぁ♡指揮官もやりたかったんだねぇ♡」

 

悠斗「・・・・・・・・・・・・・・まぁ、そのなんだ・・・・・ご褒美ってことで」

 

鈴谷「・・・ふふ♡それじゃ、重巡洋艦鈴谷!行ってまいります!!」

 

悠斗「おう、行ってらっしゃい」

 

こうして鈴谷は執務室を出て出発した

 

悠斗「・・・俺は皆を守れるほどの力は無いけど・・・幸せを送ることぐらいはできるからな」

 

皆が俺を信じているなら俺もみんなを信じよう

そう思い山のように積まれた書類と戦おうと準備し戦闘を開始した

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・しかし()()()2()()()()()()()()()()()()()()

 

悠斗「・・・どうしたんだ鈴谷?」

 

12月7日・・・その日の昼、俺は執務室で未だ帰ってこない鈴谷の帰りを待っていた

もう、間もなく太陽は水平線に沈み夜になろうとしていた

いつもなら電話くらい寄こしてくれるが()()()()()()()()()()

 

悠斗「・・・電話かけてみるか」

 

帰ってこない部下が心配になり本部に電話をかける

 

悠斗「あ、もしもし?八幡 悠斗です・・・はい・・・・えっと鈴谷はどこに・・・あ、よかった・・・今帰ってきてるんですね・・・ありがとうございます」

 

・・・どうやら今朝出発して時間帯的にそろそろ到着するようだ

 

悠斗「・・・はい・・・では・・・え?()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()?・・・わかりました・・・では」

 

チン

 

悠斗「・・・さてと・・・みんなにお茶でも淹れようかなっと」

 

そう思いポッドの入った棚を開けて準備をする

・・・なんか鈴谷の言う通り、俺私物少ないな

 

悠斗の私物

・お気に入りのポッド

・鈴谷とのツーショット写真

・名前と階級の入った懐中時計

 

うん、マジでないわ

懐中時計なんて、初めてのプレセントだから俺の部屋のとある場所に隠してるし

鈴谷の写真なんて俺の胸ポケットにある

 

悠斗「・・・今度、熊野も誘って買い物でも行くか」

 

・・・にしても

 

悠斗「・・・今日はえらい静かだな」

 

・・・いつもなら駆逐艦の子たちが騒いでいて俺の執務が終わったらよく遊ぼうと誘ってくれたんだがまるで水を打ったように静かだ

なぜか嫌な予感がし基地内放送でだれか呼ぼうとした瞬間・・・

 

 

 

 

 

 

 

ズドォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォン!!

 

 

 

 

 

 

執務室が爆発した

 

悠斗「ごほ!?ごほ!?なんだ!?敵襲か!?」

 

アズールレーンか!?でもさすがに何の宣告もなしに攻撃なんてあいつらがするわけがない・・・まさかセイレーン!?

士官学校で習ったあらゆる可能性を瞬時に予測する

どうやら砲弾は奇跡的に執務室に命中したが悠斗には当たらなかったが衝撃で執務室は崩れ落ち悠斗は外に脱出した

・・・そして砲撃した犯人も海上にて発見した

 

悠斗「・・・()()!?なんで!?」

 

そこには山城、扶桑、伊勢、日向が立っていた

そしてかつての仲間は俺をごみのような目で見つめて砲をこちらに向けていた

 

扶桑「・・・申し訳ございません・・・()()()()()()・・・目標の排除に失敗しました」

 

今一瞬、扶桑が誰かと通話していたようだが聞き取れなかった

 

悠斗「なぁ!待ってくれ!みんな!なんでこんなことを!?それにさっき通話相手は誰なんだ!!」

 

伊勢「はぁ・・・()()()()()()()・・・私たちの指揮官の会話の邪魔をするな」

 

殺意むき出しの目でこちらをにらんでくる伊勢

 

悠斗「な、なぁ・・・なんでなんだ・・・・」

 

裏切られたことよりも今は目の前の脅威をどうにかしなければ・・・

 

日向「・・・なぁ、さっさとこのごみを片付けて指揮官の出迎えに行こうぜ」

 

山城「そうですね!もうすぐ愛おしい殿様が来るので片付けないと!!」

 

悠斗「いやだから、その指示を出している奴は誰なんdズドォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォン!!・・・ぐはぁ!?」

 

山城はこちらの質問には耳もくれずに主砲で攻撃した

それも演習弾ではなく実弾の榴弾で

 

山城「ごめんなさい!!山城は殿様に可愛がれたいのでその命もらいます!!」

 

高威力の主砲の霧が晴れるとそこには・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・()()()()()()()()

 

日向「なんだ?もうやったのか?」

 

扶桑「・・・いいえ、やったなら肉片くらいあるはず・・・全重桜KAN-SENに報告を!!」

 


 

悠斗「はぁはぁはぁ・・・ごほ!?・・・いたずらにしちゃぁ痛すぎだろ・・・」

 

山城に攻撃され直撃はしなかったが風圧で基地の壁に打ち付けられたが噴煙でいい感じに目くらましになったのでその間に逃げて、ついた先は食料とか置かれた倉庫だった

 

悠斗「はぁはぁはぁ・・・これ骨の四本くらい折れたな・・・」

 

あまりの痛みに意識が薄れそうだが何とか耐える

 

悠斗「・・・とりあえず、本部に緊急の要請を・・・」

 

キィ・・・と倉庫の扉を開け外に出ようとしたが・・・

 

 

 

ドスッ!!

 

 

 

 

悠斗「・・・・・・・え?」

 

腹部に猛烈な痛みを感じ見てみると・・・

 

 

 

 

 

()()()()()()()()()

 

??「・・・まったく、指揮官殿がもう間もなく到着されるのに・・・ようやく仕留めたぞ」

 

背後から声がして振り返ると・・・

 

悠斗「なん・・・で・・・・!?」

 

高雄「・・・本当は正面から切り伏せたいが・・・()()()()()()()()()()()()()()

 

悠斗「・・・く・・・・そ!!」

 

高雄「ぬぅ!?待て!!」

 

なぜか帰ってきている途中のはずな高雄から貫かれたがなんとか振りほどき逃走を開始する

貫かれた腹部に手で出血を防ぎながら走るが・・・

 

 

 

 

グサッ!!

 

 

 

 

悠斗「うわ!?」

 

突然、何もない道で転び何とか起き上がって迫ってくる高雄から逃げようとするが右足が全く動かない・・・

見ると右足に刀が釘のように深々と刺さっていた

 

??「まったく~お姉さんを困らせるんじゃないの!!」

 

そういい目の前にやってきたのは・・・

 

高雄「・・・愛宕・・・刀を投げるとは・・・」

 

愛宕「別に捕まえたからいいじゃない!・・・それより早く指揮官のところに待って行こ?高雄?」

 

高雄「ああ、そうだな」

 

仲良く二人は並んでいくが俺は傷ついたまま引きずられていった

そして・・・

 

愛宕「しきかーん♡連れてきたわよ~♡」

 

??「ああ、待ってたよ愛宕ww」

 

・・・どうやらこの事件の黒幕の目の前についたらしい

しかし、どこか聞いたことのある声だ

 

??「やぁやぁwww無様だねぇwwww八幡君?wwwww」

 

顔を上げるとそこには・・・

 

悠斗「・・・なん・・・で・・・お前が!?」

 

そこには前世で俺が殺そうとしていた人物の一人・・・

 

宇摩「ぶはははははwwwww久しぶりだねぇwwwww二代目身代わり君wwwwww」

 

・・・宇摩であった

・・・そう、あの時神様は「()()()()()()()()()()()()()()()」っと言っていたので宇摩も同じ世界に転生したのだ

 

悠斗「てめぇ・・・みんなに何を「静かにしろ!寄生虫以下が!!()()()()()()()()()()()()()()()()!!」・・・うが!?」

 

聞き出そうとしたが高雄に地面に叩きつけられてしまった

 

宇摩「おうおうwwwやばいねぇwww何って簡単だよwww」

 

そういい腕をまくった先にあったのは・・・()()()()()()()()()()()()()だった

 

宇摩「いやぁwwwあの君には感謝しかないわwwwwお前、神様特典って知ってるか?wwww」

 

まるで挑発するように宇摩は答える

 

宇摩「俺の特典は()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()ってやつでさwww・・・おい!高雄!”牛の物まねをしろ”!!」

 

高雄「あ・・・う?・・・ハイ♡モー!モー!」

 

高雄は宇摩に命令されると武士の誇りのかけらもなく無様に牛の物まねを始めた

 

悠斗「た・・・かお・・・そんな・・・・」

 

宇摩「いやぁwwwガキに生まれたときは焦ったけどこの特典の能力を知った瞬間めっちゃ悪行しまくったわwwwwついでに自分の母親がくそイヤらしかったから寝取ったわwwwwいやぁwwwそれを見た父親の顔は傑作だったわwwww」

 

悠斗「・・・くそ野郎」

 

宇摩「それにさぁwww気にならなかったの?www()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()wwww」

 

悠斗「まさか!?」

 

宇摩「そうだよぉぉぉぉぉんwwww()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()K()A()N()-()S()E()N()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()wwww」

 

悠斗「く・・・・そぉぉぉぉぉぉ!!」

 

あまりの怒りに殴ろうとするが足に刀が刺さったままなので動けなかった

 

宇摩「ほれほれwwwあんよーじょうずーwwww」

 

悠斗「く・・・うう!!」

 

痛む体に鞭を打ち何とか立つ

 

宇摩「うほ!?立てるんかい!!wwwま、でも・・・」

 

 

ドカッ!!

 

 

 

悠斗「ぐふ!?」

 

ふらふらとまるで生まれたての小鹿のように立つが腹を思いっきり蹴られて地に伏せてしまった

 

宇摩「ぶはははははははwwwwwおいおいwwwもう終わりかい?www宇摩選手はまだやれます!!www」

 

??「おいおい、そこらへんにしてやれwwwこいつが今死んだら困るwwww」

 

体が再び動けなくなったが唯一動ける目で声が聞こえたほうを向くと

 

悠斗「()()()!?」

 

江ノ島「おいおいwww江ノ島大将だろ!!」

 

悠斗「うぐ!?」

 

同じく死んだはずの元バイト先店長の江ノ島に思いっきり顔を踏みつけられた

 

江ノ島「・・・おいおい?まだ死ぬなよ?www見せてやりたいもんがあるからwwwおい!こい!」

 

そうして連れてきたのは・・・

 

??「どうしたの?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

()()()()?」

 

悠斗「す・・・ず・・・や?」

 

鈴谷「・・・だれ?この汚物?」

 

悠斗「ッ!?」

 

嘘だ・・・この今見えている光景がすべて夢であってほしいと願った

目の前に江ノ島の体に抱き着きながら現れたのは自分の婚約者であった

 

江ノ島「おいおいww誰ってwwwあ、そういえばお前に記憶操作しておいたんだっけwwwちょっと一時的に戻してよwww」

 

宇摩「へいへーいwwwおい!鈴谷!”八幡との記憶を少しの間戻してあの時何があったか教えてやれ”wwww」

 

鈴谷「・・・はい♡えっと・・・あの夜、江ノ島様からお酒を盛られてしまい体を触られたわ♡最初は抵抗したけど一緒に来ていた熊野がどうなってもいいのかって脅されて結局体を請求してきて許しちゃった♡この太い指で体のあちらこちらを触られて最初はゆー君の名前を呼んで助けを呼んだけど結局、助けが来ずに私も熊野も強姦されちゃった♡」

 

悠斗「そん・・・な・・・・」

 

目から涙が滝のように出てくる

 

宇摩「はい!しゅうりょーです!!www”八幡との記憶を消せ”www」

 

鈴谷「・・・はい」

 

江ノ島「いやぁwww俺の特典が(寝取った相手を絶対に堕とす)ってのだったから宇摩との相性が良かったなwwwあの神、アホすぎだろwwww」

 

宇摩「それにしても頑張ったねぇwww勉強をして指揮官職をとってみんなを幸せにするってwwwwまぁ、それが今俺たちによって奪われたけどね!!上層部も君が邪魔だったから意見が合って俺たちが殺したらそのまま栄光も基地も全部くれてやるって言われたから頑張っちゃったwww」

 

江ノ島「それじゃ、鈴谷?元夫に別れを」

 

鈴谷「はい♡・・・・さようなら、ゆー君?」

 

そして俺は目の前で鈴谷に

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・顔面を砲撃された

 

 

 

 

 

宇摩「ありゃ、威力強すぎて海に落ちていったわ」

 

江ノ島「まぁ・・・あれだとサメの餌になるだけだろ」

 

宇摩「うほwwwそんじゃ二代目身代わり君www最後の責務頑張ってねwww」

 

そして宇摩は新しく基地の指揮官になり高らかに宣言する

 

宇摩「これより我々、重桜は敵ユニオンの基地の攻撃を8日未明に宣戦布告無しで奇襲をする!!」

 

「「「「「おおおおおおおおおお!!!!」」」」」

 

宇摩「俺たちは最強だ!!何も怖くない!!全員、俺のために死ねぇぇwwww」

 


 

・・・そのころとある島では

 

悠斗「はぁはぁはぁ・・・」

 

悠斗が奇跡的にも顔面を砲撃されたが死んでいなかった

 

悠斗(どうなっているんだこの体?・・・海の中でも呼吸が苦しくなかったぞ?)

 

しかし、直撃した左目は完全に失明していた

自身の特典はいったい何なのかと思い流れ着いた島にあったのは廃れた建物だった

中に入ると・・・もう何年もの捨てられて所々青空が見えていた

その建物の一室で・・・

 

悠斗「通信機か・・・」

 

部屋の探索で医療品を見つけ傷ついたところを治療しながら見つけたのは・・・一台の古い通信機だった

救助要請・・・いや、重桜は論外ださっき裏切られたばかりだからな・・・アズールレーンもまず聞いてもくれない・・・なら・・・

 

悠斗「鉄血か・・・仕方ない・・・やるか・・・・もしもし?こちら重桜海軍所属八幡です・・・救助要請を出します」

 

??「はいは~い・・・ちょうど近くに鉄血の艦隊がいるからその子たちを向かわせるね!!」

 

こうして救助要請を出して待っている間に傷口に巻いた包帯を張り替えようとはずしたが・・・

 

悠斗「()()()()!?」

 

それはまるで絵の具を青と黒を混ぜたような色になっていた

 

悠斗「どうなっている」

 

まさかエイリアンか何かなのか?っと思考していた

しかし・・・

 

 

 

 

ドゴォォォォォォォォォォォォォォォォォォン!!

 

 

 

 

 

 

 

・・・漂流した島が爆発した

 


 

島から少し離れたところに・・・

 

Z23「・・・爆発四散しましたね」

 

Z2「ああ、でも指揮官の奴・・・なんであの島を爆発四散になるまで攻撃しろって命令だしたんだ?」

 

グラーフ・ツェッペリン「なんでもあの島に()()()()()()()()()()()が逃げ込んだらしいから処理をお願いされたらしい」

 

Z2「うわ、それは気の毒にな・・・そのスパイさん」

 

Z23「さ、みんなのもとに帰りましょう」

 

その三人の鉄血KAN-SENは本当の理由を知らずに近くの重桜の基地に立ち寄りに向かった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

重桜 基地内

 

宇摩「あ、やっぱあいつ生きてたんだwww」

 

江ノ島「しかし、運がよかったなまさか君の前世の彼女・・・()()()()()()()()()()()()がいたとはな」

 

保亜『まあねぇwwww私の特典は(豪運)だからねwww運がいいわぁwww上層部にも適当に嘘ついていたら知らないうちに海軍でえらくなってたもんwww』

 

基地の一角で宇摩、江ノ島・・・通信機から保亜が会話していた

 

宇摩「でもいいんですか?アズールレーンに喧嘩売っちゃって?」

 

保亜『大丈夫だってwwwなんたってこっちはセイレーンの技術を持ってんだからwwwあんな旧時代の生き物なんかイチコロよwwww』

 

江ノ島「・・・では我々、重桜も本格参戦しようか・・・宇摩、君が指揮官だ」

 

12月8日未明・・・

一航戦含む重桜艦隊はユニオンの基地に奇襲攻撃をし本格的にアズールレーン対レッドアクシズの戦争が始まっていった・・・

 


 

・・・ここはどこだろう?

確か・・・俺はさっき通信機の前に・・・

 

そこは周りが暗く・・・()()()()()()()()()()()を感じた

そして目の前を・・・()()()()()()()()()()()()()()

 

・・・あ、そうか

俺はかつての重桜のみんなに裏切られて必死に逃げたけど、最終的に島ごと破壊されて海に沈んでいるのか

あの通信機の声・・・保亜か・・・まさかあいつが鉄血にいたとは・・・

 

暗い暗い海の底に沈みながら今までのことを振り返る

 

・・・ああ、もっと早く不審に思っとけば・・・前世の時に殺しておけばな・・・

そうすれば鈴谷も熊野も・・・みんなも・・・一緒にいられたはずなのに・・・なんで・・・俺が何をしたっていうんだ・・・

 

体がばらばらになったせいか出血多様で意識が遠くなっていく

 

・・・ごめんね鈴谷

もっと俺に力があればな・・・みんなを守れる力があればな・・・

俺はただみんなと幸せならそれでいいんだったがな・・・

・・・神様でもいい悪魔でもいい・・・俺にもう一度・・・鈴谷の笑顔を見せてくれたらな・・・

 

そして海底についたんであろう・・・背中に固いものを感じもう光が届かない深海で叫んだ

 

悠斗「死にたく・・・・な・・・・・い・・・」

 

しかし叫んでも口の中に海水が入ってくるだけ・・・

・・・こうして八幡悠斗の人間としての人生はここで閉幕した

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

12月9日

どこかの海域

 

「おい!何かがいるぞ!!」

 

・・・一体の()()()()()()()()()()




どうも甥が原付バイクを原子力付きバイクだと誤解してショックを受けた零城です

どうでしたか?(汗)
とりあえずこの作品でアンチキャラは全員出ました
これ以上は増えません

次回は・・・作者の胃が耐えれば出します


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正体不明のKAN-SEN(怪物)

MARENOLって曲・・・好きになりそう

感想も
駆逐艦紅桜 さん
信濃 さん
Bradford さん
ヴィランコマンダー さん
ありがとうございます!!


12月8日 夕方

 

重桜のKAN-SENたちは見事ユニオンの基地に奇襲攻撃に成功し今後の戦いに備えて英気を養っていた・・・・何隻沈めたと自慢するもの、アズールレーンは大したことがないと豪語するもの、セイレーンの技術があれば怖いものなしというもうが楽しく談笑していたが

・・・一部だけ例外がいた

 

鈴谷「だめだわ・・・()()()()()()()()()()・・・」

 

・・・それは奇襲作戦が終わった後

鈴谷はなぜか泣いていた

別に悲しいなんて少しも思っていないのに涙が勝手に出てくる

 

鈴谷(・・・おかしい・・・今回の作戦でやってることが卑怯なんてちっとも思ってないのに・・・()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()・・・でも、目にゴミが入ったりなんて・・・)

 

だがいくら考えても答えが出ないが・・・一つだけ気になることがあった

 

鈴谷(()()()()()()()()()?)

 

左手の手袋をはずして上に掲げるとそこには()()()()()()()()()()()()()()()

 

鈴谷(確か・・・()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()・・・)

 

なぜか記憶の中では今の夫とあって結婚しているという記憶はあるがこの指輪をもらった記憶はない

それに・・・

 

 

 

鈴谷「・・・()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()?」

 

 

 

みんながドンチャン騒いでいる中、鈴谷は一人涙を流しながら不思議に思った

 


 

12月9日

ユニオン基地内

ここはユニオンの基地にある独房の一室の前・・・そこに

 

セントルイス「・・・どうだったホノルル?なにか分かった?」

 

独房の前で青色の髪に青と白を合わせた服を着たKAN-SEN・・・セントルスとは逆に赤い髪に本当は優しいがどこかぶっきらぼうな性格の妹・・・ホノルルがいた

 

ホノルル「・・・だめだったよ姉さん・・・研究部の人たちもK()A()N()-()S()E()N()()()()()()()()()()()()()()()()K()A()N()-()S()E()N()だって」

 

二人の前にある独房の中にあるベッドの上にいたのは

全体がぼろぼろの黒い服を着て肌はまるで死人のように白く、髪も夜のように黒い色

そして何より目立つのが身長が約2mくらいで手には化け物のような白く巨大なかぎ爪で額に青黒く歪な角が生えていた

 

・・・これは二日前に及ぶが

二日前に突如、重桜の艦隊がこの基地に宣戦布告もなしに奇襲攻撃をし同時にレッドアクシズ側に入るのを宣言した

あまりにも突然で基地は全体の三分の二まで破壊された

これによりアズールレーン対レッドアクシズはロイヤル、ユニオン対鉄血、重桜になった

その奇襲攻撃を受けてから一日が立ちようやく臨時の指令室が設置され付近の海域の哨戒に出た

その夜、エンタープライズ率いる哨戒艦隊は基地に帰還しようとした帰りにこのKAN-SENが浮いていたので回収した

 

ホノルル「・・・ねぇ、やっぱこいつ死んでない?・・・肌がゾンビみたいに悪いし・・・それに角があるってことはこいつ一昨日の重桜のKAN-SENの一人でしょ?処分してもいいんじゃ?」

 

セントルイス「でも、この子は敵でも貴重な情報源・・・なぜ、今までおとなしかったのに奇襲をしたのかも聞けるかもしれないし・・・」

 

すると・・・

基地内放送で・・・

 

「セントルイス、ホノルル・・・至急、執務室に来てください」

 

セントルイス「ん?・・・指揮官君ね・・・行こうホノルル」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

トーマス「・・・それで結局なにもわからないと・・・」

 

執務室の中ではセントルス、ホノルルにほかにもう一人いた

白い服に金髪、蒼眼の持つ男性・・・この基地の指令、トーマスだった

 

セントルイス「・・・ごめんね、指揮官君・・・こんな忙しいのに・・・」

 

トーマス「・・・いや・・・いいさ・・・結局、なんで宣戦布告もなしに攻撃を?」

 

執務室の中は先の重桜の奇襲攻撃によって半壊しかけていたがここ以上に破壊されてしまったところもあるので今は我慢しかない

 

セントルイス「・・・それについては本部も重桜のに猛抗議しているがあっちは無視しかしないって」

 

トーマス「・・・おかしいな・・・前までは精々、話くらいは聞いてくれたのに・・・なんで急に?」

 

ホノルル「それは本部に任せるとして・・・指揮官?()()K()A()N()-()S()E()N()?はどうするの?」

 

トーマス「・・・本当はあれを使って重桜に脅して謝罪させたいけど・・・あちらさんがまったく聞く耳持ってないからなぁ・・・まぁ、尋問くらいはするさ・・・でもなぁ・・・」

 

かぶっていた軍帽を脱ぎながらトーマスはいう

 

トーマス「・・・俺、指揮官業かれこれ長いんだけど・・・あんなKAN-SENみたことないんだけど・・・」

 

ホノルル「研究部のみんなもあんなよくわからないKAN-SEN見たことないって・・・それ以前にK()A()N()-()S()E()N()()()()()()()()って」

 

トーマス「・・・怪我は?」

 

セントルイス「・・・体中にあった骨折や刺し傷は治ったけど・・・()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

ホノルル「・・・発見した時驚いたね・・・()()()()()()()()()()()()()とか()()()()()()()()()()()()()とか・・・あのKAN-SENに何があったのかが逆に気になる」

 

セントルイス「・・・脱走したKAN-SENとか?・・・あの傷は逃走中についたとして」

 

トーマス「・・・いや、恐らくアレは最新兵器だろう・・・俺でさえ見たことのないとしたら・・・あの奇襲攻撃したんだから戦力が欲しいはず、でもそんな中に最新兵器を殺すようなことするか?」

 

ホノルル「・・・余計わからないわね」

 

すると・・・

 

 

ジリリリリン!!

 

 

トーマス「ん?電話か?・・・トーマスだ・・・・なに!?()()()()()()()()!?・・・わかった!!今すぐに向かう!!」

 

ホノルル「起きたの!?」

 

トーマス「ああ!!行くぞ!!」

 

トーマスはセントルイスたちと一緒に独房に向かって走っていった

 

ラフィー「あ、きた・・・」

 

ジャベリン「トーマス指揮官!セントルスさん!こっちです!」

 

例の捕虜が収容されている牢屋の前には居眠り常習犯のラフィーとロイヤルから派遣された駆逐艦ジャベリンがいた

・・・そして独房の中では

 

??「・・・・・・・・・・」

 

・・・あれの謎のKAN-SENが左目は治ってないので包帯を巻かれてベッドに座っていた

 

トーマス「・・・えっと・・・起きたようだね・・・現在の状況を理解できる?」

 

??「・・・・・・・・?」

 

コテン?っと首をかしげている

・・・わかってないようだ

 

トーマス「あ~・・・君は今朝、エンタープライズたちが哨戒していたところ救助されたんだ・・・それで今は捕虜ってことでここにいる」

 

??「・・・・・・・・・・・・・?」

 

・・・理解できてるのか?

 

トーマス「・・・そうだ!その前に君の名前を聞かないとね!・・・君、なんていうの?」

 

??「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

 

しかし独房の中の人物からの反応がない

 

ホノルル「ねぇ!君ねぇ!!ちょっとは喋ったらどうなの!?」

 

ホノルルは我慢ができなくなったのか声を荒げる

 

トーマス「落ち着けってホノルル・・・ま!まず話しかけた俺からだな!俺の名前はトーマス!よろしくな!」

 

??「・・・・・・・・?」

 

しかし首をかしげるだけで反応がない

 

セントルイス「はぁ・・・とりあえず茶番をしている指揮官くんは置いといて「(´・ω・`)エ・・・」・・・君はなんであの海域でボロボロになってまでここにいたの?」

 

??「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・わからない」

 

等々、独房の住人が喋ったが・・・

 

トーマス「わからない?」

 

??「起きた・・・ここにいた・・・まえ・・・わからない」

 

片言でしゃべり始めた謎のKAN-SEN

 

エンタープライズ「記憶喪失か・・・」

 

ホノルル「記憶がないんじゃなぁ・・・今回の奇襲の理由がわかると思ったんだけど・・・・・・あれ?じゃあさ・・・記憶がないならさこの子どうするの?」

 

トーマス「・・・本部に聞きたいんだけどなぁ・・・さっき聞いてみたらあっちは鉄血のことで忙しいらしいし・・・」

 

う~ん?っと独房の外にいる三人が悩んでいると

 

 

 

 

ジャベリン「・・・ならこの基地で一緒に暮らしたらどうですか?」

 

 

 

三人「「「・・・は?」」」

 

ラフィー「・・・ラフィーもさんせーい」

 

ホノルル「いやいやいや!?多分だけどアイツ敵よ!?」

 

ラフィー「でも敵対の意思がないなら安心」

 

トーマス「でもなぁ・・・あれ、本当に重桜か?」

 

セントルイス「・・・確かに・・・あんな化け物みたいな不気味なかぎ爪をもったKAN-SENなんて見たことないし・・・」

 

ホノルル「・・・化け物って姉さん・・・ちょっと!あんたもさっきから黙ってないで反論くらいしなさいよ!!故郷に帰れなくて悲しくないの!?」

 

ホノルルが独房の中にいる奴に怒るが・・・次の一言でその場が凍った・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

??「・・・・・・・・()()()ってなに?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

トーマス「え?」

 

セントルイス「・・・うそでしょ?」

 

ホノルル「・・・冗談でしょ?・・・あなたまさか()()()()()とでも・・・・本当みたいね」

 

独房の住人は不思議そうな顔をして聞いてくる

KAN-SENは本来人間の心をモデルとして作られるが・・・この謎のKAN-SENにはそれがなかった

 

トーマス「・・・なぁ・・・やっぱり気持ち変わったわ・・・俺もこの子のこの基地に住ませるの賛成にする」

 

セントルイス「・・・・これは重傷ね・・・せめて治るまでここにいさせましょう」

 

ジャベリン「本当ですか!!」

 

トーマス「・・・うし!ならこれからは俺たちの()()だな!」

 

??「・・・・・・・・・・家族?・・・・・家族ってなに?」

 

ジャベリン「家族っていうのは・・・生まれてから死ぬまでずっと一緒にいたい仲間のこと!!」

 

??「・・・・・・・家族」

 

どこか懐かしいかおをしながら学ぶ名無し

 

ラフィー「・・・家族なら・・・名前教えて」

 

ラフィーが名前を教えてほしいと聞いてくるが

 

??「・・・・・・・・・・・・・・・ない」

 

ホノルル「え?」

 

??「・・・名前・・・・ない」

 

トーマス「・・・・マジかぁ」

 

顔に手を当て悩む指揮官

 

セントルイス「・・・なら、名前を決めないとね」

 

・・・さすがに独房の住人と呼ぶのは作者がいちいち書くのが面倒くさいし呼ぶのには可愛そうである

というわけで急遽、名前を付けることにした

 

ラフィー「・・・黒ちゃん」

 

トーマス「いや黒いけどさぁ・・・」

 

ジャベリン「う~ん?・・・・・・あ!おにちゃんとかどうですか!」

 

トーマス「・・・なんかそのうちお兄ちゃんになりそう」

 

 

 

 

 

ホノルル「・・・・・・・・ネームレス」

 

 

 

 

 

みんなが締まらない名前を出し合っている中ホノルルは静かに発した

 

ホノルル「名前がないから・・・NAMELESS(名前の無い奴)で」

 

若干顔を赤らめて喋っているが

 

トーマス「ネームレス・・・なにそれかっこいい」

 

セントルイス「いい名前を考えたね・・・・ホノルルにしては」

 

ラフィー「ホノルルにしては・・・かっこいい名前」

 

ホノルル「ちょっと!ひどくない!?」

 

だはははは!!っと笑いに包まれている中・・・

 

ネームレス「・・・・・・・ネームレス・・・・俺の名前はネームレス」

 

トーマス「そ、君は今からネームレスな!よろしくな!ネームレス!!」

 

ネームレス「・・・よろしく?」

 


 

・・・その日の夜

 

トーマス「よし!みんな集まったな!」

 

基地の広場にはたくさんのKAN-SENが集まっていた

その広場の中心にあるステージ上では指揮官が立っていた

 

ネームレス(う、うわ~・・・いっぱいいる・・・)

 

そのステージの陰でネームレスは覗いていた

 

トーマス「とりあえず、昨日の重桜の奇襲攻撃にあったけど復興の手伝いありがとうな!!・・・・・・・そんなかだが俺たちに新しい家族が来たぞ!!・・・それじゃ来てくれ!!」

 

指揮官がネームレスに上がってくるよう言ってくる

 

ホノルル「ほら!行きなさいよ!」

 

ネームレス「え?・・・うわ!?」

 

ホノルルに後ろから押されえしまいその巨体に似合わずステージに上がってしまった

 

「・・・うわ、デカ」

「あれ?角生えてない!?」

「え?重桜!?」

 

トーマス「ほい!それじゃ自己紹介を!!」

 

ネームレス「・・・えっと・・・ネームレスです・・・記憶喪失で名前がなかったのでこの名前になりました・・・よろしくお願いします」

 

トーマス「はーい!みんな、なんでここに重桜のが?って思っているかもしれないけどここでは捕虜兼鹵獲艦兼脱走兵として扱うからな!これからはネームレスも家族として扱えよ!!」

 

??「・・・なぁ・・・指揮官、さすがに情報量が少ないからネームレスに質問いいか?」

 

そっと手を挙げたのは白い髪に黒い服を着たKAN-SEN・・・エンタープライズだった

 

トーマス「・・・そうだな、なんか自己紹介にしては短いから今から質問大会を始めるぞ!!」

 

エンタープライズ「すまんな・・・・ではネームレス・・・ほんとに何も覚えてないのか?・・・これから・・・まぁ、家族なんだから少しくらい君のことを知りたい」

 

ネームレス「・・・すみません・・・本当になにも覚えてないんです・・・・精々、自分が()()であることぐらいしか・・・」

 

エンタープライズ「そうか・・・ならしかた・・・え、男?」

 

ホノルル「・・・え、うそ?」

 

トーマス「・・・ネームレス・・・男なのか?おっぱいの付いたイケメンではなく?肉体的にも?」

 

ネームレス「?・・・言っている意味は分からないが肉体的にも精神的にもだが?」

 

 

「「「「ええええええええええええええええええええ!?」」」」」」」」」」

 

 

トーマス「え、ちょっと待って!?・・・男のKAN-SENって珍しすぎない!?」

 

「じゃぁ、今度の出撃で一緒に男の人と出れるの!?」

「えええ!楽しみぃ!!」

 

??「はい!指揮官!」

 

トーマス「はい!アマゾン先生!」

 

アマゾン「先生言うな!・・・ネームレスって艦種なんなの?」

 

トーマス「あ、確かに・・・こんなに身長デカいし手も巨大なかぎ爪だから空母か戦艦じゃない?」

 

みんなが何なのか聞いてくるが当の本人は首をかしげている

 

ネームレス「?・・・えっと・・・()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()っていう艦種」

 

アマゾン「・・・ちょとごめん・・・なんて?」

 

トーマス「早口すぎて聞こえなかった・・・わんもあ」

 

 

ネームレス「・・・()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()だ」

 

 

トーマス「????????????????」

 

セントルイス「?????????????????????????????」

 

全員「「「「「「???????????????????????????????????」」」」」」」」」」

 

アマゾン「・・・・・・えっと・・・結局なんなの?・・・空母?」

 

ネームレス「・・・・航空基地だ

 

アマゾン「へ~・・・航空基地・・・・・・・・・・はぁ!?」

 

トーマス「え、待って上層部にはなんて報告すればいいの?」

 

・・・こうしてなんとも締まらない感じだがこの基地のみんなに強烈すぎるインパクトを与えた化け物君だった




どうも艦これで好きなキャラはイ級な零城です

文章中に12月~日と書いてますがこれは実際に調べたら意味が分かります
あと、この意味を分かっている読者がいるなら言いますが・・・
その艦船が作られた時期とストーリーの時期が違うことに気付いていると思いますが・・・・気にしちゃだめです

次回は設定編を出します


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設定編

設定編です
ぶっちゃけいうとほとんどが現在ある装備です

すごく長いです
読んでいると作者の無駄な努力を感じます


名称

陸・空両用自衛隊兼アメリカ軍移動式港湾設備搭載型航空棲鬼

 

説明

・・・とある転生者が仲間に裏切られ憎しみの果てに変わった姿

神からもらった特典は「艦娘になれる(潜水艦)」というものだったが転生した世界がアズールレーンでこの力は艦これの世界しか発動しないため十分に使えなかった

しかし、殺される前に奇跡的に本来の装甲が発動したので生きていた

一応、疑似的な艦娘+深海棲艦になったので人間みたいな出血死はなりにくく頑丈で多少再生能力も出てしぶとく生きる

だが、もとは潜水艦の装甲なので薄いのは変わりなく重傷だったが次は漂流した島ごと砲撃され体は完全にバラバラになって再び海に沈んでいった

その際に艦娘は沈んだら深海棲艦になるっという性質(作者が入れた設定)が発動し深海棲艦になった

ちなみにKAN-SENなのかというとKAN-SENと深海棲艦を混ぜた感じですごく微妙な存在

記憶は自分は深海棲艦だが深海棲艦になる前の記憶はない

艤装を展開するときは地上でするが一応海上でもでき超低速でだが航行できる

しかし、移動をする際は艤装を解除して海に潜って移動したほうが速い

(つまり対地攻撃に全振りすれば勝てる・・・かも?)

性格は深海棲艦化する前より無口になっている・・・が別に喋らないだけで反応はする

 

姿

手は港湾棲姫みたいに白く巨大なかぎ爪で艤装は飛行場姫みたいにΩみたいな飛行場を装備して艤装とは背中にある黒いチューブとつながって動かしている(手首・足首には鎖が繋がっている)

艤装は深海棲艦らしく口がいろんなところについている(あと、本体と艤装で別々に思考を持っている)

服は黒色だが所々破れていたり焦げていたりとボロボロな状態

相手から見て左上の額に青黒い歪な鬼の角が生えて右側の目は完全にえぐれている

本家深海棲艦みたいに肌は真っ白である。髪色は黒になって瞳は青色になっている(抉られた目は青色に輝いています)

 

性能

・超重装甲

・回避値 皆無(まず基地だから回避はできない)

・超低速 (速さを1であらわすと戦艦が50くらい)

・魚雷無効(基地なので)

・港湾設備(KAN-SENの修理はできるが自分自身の艦隊は持っていない)

・地上戦最強(基地であるので地上だったら無双化する)

・武装とは別々に思考を持っているので分かれて行動が可能(その時は装甲が薄くなるが移動が速くなり回避ができるようになる、しかし武装とは別れるので自信は近接戦しかできない)例えるならヲ級ちゃんの帽子みたいに武装が本体みたいになる

 

スキル(ストーリー上出ませんがなんか書きたいので出します)

1,「すべては歴史のままに」

レッドアクシズ(鉄血・重桜)のKAN-SENの全ステータスを85%下げる

 

2,「体験」

戦闘中のフィールドに二つ特殊なサークルを召喚

中に三秒間入ると自身の艦隊のKAN-SENの中からランダムで一隻裏切り自身の艦隊に向かって攻撃をする

この時、裏切ったKAN-SENを撃破しても元には戻らず行動不能扱いになる

 

武装

自衛隊装備

F-15J(イーグル) 180機

・04式空対空誘導弾 AAM-5(短距離ミサイル) 4発

・99式空対空誘導弾 AAM-4(中距離ミサイル) 3発

・Mk.82 無誘導対地爆弾 2

 

F-2(仮称:バイパーゼロ) 80機

対艦装備

・空対艦ミサイル 4発、もしくはGCS-1装備型のMk.82通常爆弾 6発

・短射程空対空ミサイル 2発

対地装備

・Mk.82通常爆弾 12発もしくはJDAM (500lb) 4発

・短射程空対空ミサイル 2発 

 

RQ-4(グローバルホーク) 偵察機 3機

 

C-2 輸送機 4機

 

CH-47JA  20機

 

10式戦車 100両

・44口径120mm滑腔砲

・12.7mm重機関銃M2×1

・74式車載7.62mm機関銃×1

 

99式自走155mmりゅう弾砲 60両

・155mm砲身

・12.7mm重機関銃M2

 

多連装ロケットシステム 自走発射機 M270 MLRS 60両

・M31GPS誘導ロケット弾

 

12式地対艦ミサイルシステム一式 10式

 

87式自走高射機関砲 50両

・35mm対空機関砲KDA 2門

 

AH-64D アパッチ・ロングボウ 40機

・AIM-92 ATAS 

・ヘルファイヤ 

 

E-767 早期警戒管制機 3機

 

KC-130H 空中給油機 2機

 

P-3 哨戒機 6機

 

アメリカ装備

F-22A(ラプター) 60機

・AIM-9M/X(短距離ミサイル) 2発

・AIM-120A/B(中距離ミサイル)4発 

 

B-2 (スピリット) 15機

・2,000lb爆弾 16発

・JDAM 16発

・500lb爆弾 80発

・AGM-154 JSOW-B 対機甲部隊用クラスターミサイル 25発

・(バスターバンカー)小型地中貫通爆弾 16発

・大型地中貫通爆弾 2発

のうちどれか一種類

 

AC-130E (ペイブ イージス) 7機

・M61 20mmバルカン 2門

・40mm機関砲 1門

・105mm榴弾砲 1門

 

UH-60 (ブラックホーク) 40機

ドアガン 2台

 

兵員数

約3万人くらい?

兵隊は妖精として召喚可能

主な装備

・20式5,56mm小銃

・MP5

・M24 SWS

 

世界観

・アズールレーン(ユニオン、ロイヤル)対レッドアクシズ(鉄血、重桜)な世界線

(簡単に言ったら第二次世界大戦の世界)

・ほかの陣営は名前だけ出るがKAN-SENなどで直接は出ない

・核兵器はでません、ていうか開発させるか!!

・リアルの歴史を基準としています

 

・・・恐ろしく疲れたのでどこか間違えていたら感想にてお願いします

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

注意!!

この先はこの作品の最終章らへんで出す詳細です!!

できれば現在はこの先からは読まずブラウザバックして、この作品の進行具合で作者の許可が出てから読むのをお勧めします

・・・・それでもいいっていう人は読んでいいです

見るなよ?絶対に見るなよ?フリじゃないからな?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

名称

陸・空両用自衛隊兼アメリカ軍移動式港湾設備搭載型航空棲鬼 ー壊ー

 

説明

・・・深海棲艦になった悠斗の本当の姿

ってかぶっちゃけこっちが本体

とある条件がそろえば覚醒する

この状態になると周りの水が赤黒くなる

 

性格

狂乱的で冷酷になり常に笑顔でいる(例えるなら姫・鬼級になったレ級ちゃん)

罪の意識(罪悪感など)が皆無になる・・・つまり目的のためなら平気に一般人を殺す

 

姿

黒い服は人間の姿の時着ていた白い指揮官服と髪色は白髪になり瞳も血に近い赤色になって爪も港湾水鬼みたいにさらにデカくなる

肌にはひびが入り始める

武装のほうも派手になり港湾水鬼の艤装をベースに左右にそれぞれ四基ずつストーンヘンジ(120cm対地対空両用磁気火薬複合加速方式半自動固定砲)を載せている・・・一番上にはシャンデリア一基ある

角も元から生えていたほうはさらに伸びてもう片方からも小さいのが出て来ている

口元にも中間棲姫の黒い牙みたいなものが生える

腰の部分からムカデに似た触手が出てくる

 

スキル(前述のとおり出ませんがry)

3,「再現 終焉」

三分以内に撃破しないとスマホのデータに直接ダメージを負わせて「アズールレーン」のプレイデータを消す(この時Twitterなどに連携を取っていたらそれを巻き込んで消去する)ひでぇ

 

武装スキル

ストーンヘンジ

毎30秒で発動、八発の特殊弾(直線で高速タイプ・低速で追跡タイプ)を発射

被弾するとそのKAN-SENの耐久を半分にする

 

シャンデリア

毎1分経過すると発動

前衛艦隊を7秒間照射し続け最後にいた場所に向かって砲撃する(射線は後ろの主力艦隊にもあたる)

被弾すると即死

 

(変わる点のみ書きます)

武装

F-15J→CFA-44

ADMM改 (対地対空両用)

EML

 

F-2→ASF-X STOL型

燃料気化爆弾

多用途炸裂弾頭ミサイル(MPBM) え?ASF-XにはMPBMと燃料気化爆弾は乗せられないだろって?気にすんな!

 

F-22→ADF-01

TLS 一基

光学迷彩化装置 (本来のADF-01にはない装備ですが対空特化にしたいので入れました)

 

ストーンヘンジ(120cm対地対空両用磁気火薬複合加速方式半自動固定砲) 八基

詳細はwiki見て・・・

 

シャンデリア 一基

詳細ry

 

軍事攻撃衛星 「神の杖」

大気圏から衛星が金属の棒を射出し音速を出しながら運動エネルギーを持って目標を破壊する

しかし、あくまで対地目的に使用するので対艦目的にはあまり使わない

 

10式戦車→00(ゼロゼロ)式戦車

・単発式大口径レールキャノン

・機銃型レーザー砲

・簡易認識妨害発生器




・・・このあとがきを見ているってことは見たのですね?
まぁ・・・これが本当になるように更新を頑張っていくので応援よろしくお願いします!!


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KAN-SEN・・・・KAN-SENなのこれ?

・・・皆様に大変残念なお知らせがあります

前回の設定編で見るなって言われた部分を見たという読者を発見しました
見てしまった読者はお気に入りと評価の入力をさもないと20分間口に入れる物の味がカレーの味にさせ感謝の言葉と愚痴を吐きながら呪います

これ大切!!
・・・この話では実在の地域名が出ますがそこまで気にしなくても大丈夫です!!・・・・・・多分!!

あと、若干設定編から変えたものまであります


・・・ネームレスがロイヤルのみんなと晴れて家族になっている間、重桜は快進撃をしていた

 

12月10日 マレー沖海戦。グアムの戦い。

重桜、ルソン島北部(アパリ、ビガン)上陸

グアム、タラワ、マキン島占領

 

12月12日 重桜、香港九龍市を制圧、ロイヤルは香港島へ逃走

 

12月15日 重桜、ペナン島占領

 

12月16日 重桜、マレー半島アロースター占領

 

12月16日 重桜、北ボルネオ(コタキナバル)に上陸

 

12月20日 重桜、フィリピンミンダナオ島ダバオに上陸

 

12月23日 重桜、ウェーク島占領。

 

12月25日 重桜、香港島を制圧、香港のロイヤル降伏。

 

・・・重桜の民はこの結果に歓喜し軍隊への入隊志願者が莫大に増えたそうだ

 


 

12月30日

 

「・・・トーマス指揮官・・・この報告書は本当なのか?」

 

トーマス「・・・はい、本当です」

 

ここはアズールレーン本部・・・の大会議室

そこには顔が厳つい幹部6人と本部責任者がいた

 

「・・・はぁ、つまらない冗談はよしてくれ・・・ただでさえ重桜の侵略や新型戦闘機(ZEKE/RAY)の出現で手こずっているんだ・・・それに今年はあと明日までなんだ、これ以上悩みの種を増やさないでくれ」

 

「確か・・・その重桜のKAN-SEN・・・ネームレスだったかね?・・・彼女・・・いや、彼はいったい何者なんだ?」

 

トーマス「・・・それはそちらにある報告書のとおりです」

 

「・・・明らかにふざけているようにしか見えないんだが」

 

この約二週間ほど・・・トーマス含むユニオンのKAN-SENはネームレスと暮らして分かったことを片っ端から書いていった

・・・以下これがその報告書である

 

ネームレス観察報告書!!

1,握力・腕力(KAN-SENで言う馬力)・・・測定不能

2,速力・・・武装時低速、無武装時高速

3,知識・・・記憶喪失のため皆無

4,身長2m  体重不明

5,体には筋肉があり

6,ほっぺがプニプニだったのだ!!

7,艤装展開時は一部ユニオンKAN-SENからはかっこいいと評判

 

「・・・上のでも割とふざけているけど下のとか君のところのハムマンでしょこれ」

 

トーマス「あ~・・・・はい、完全にうちのハムマンです」

 

「・・・ま、まぁ一つずつ詳しく教えてくれ」

 

トーマス「・・えっとまず一つ目ですが」

 


握力

 

・・・とある晴れた日

 

トーマス「・・・よし、来たなネームレス」

 

ネームレス「・・・・・・・何をするの?」

 

ネームレスが連れてこられたのはユニオンの基地にあるグランドの一角だった

・・・そこで

 

トーマス「えっと・・・はいこれ」

 

ネームレスが「・・・・?」

 

トーマスから渡されたのは・・・なんだこれ?

 

トーマス「・・・なんか、初めて見たみたいな顔をしているけど・・・それはKAN-SEN用の握力計さ・・・それでそのKAN-SENの馬力がわかってしまう優れものなんだ!!・・・それじゃ、これを思いっきり握って!!」

 

ネームレス「・・・握る?」

 

・・・・しかしネームレスは握らなかった・・・いや、()()()()()()

 

ネームレス「・・・指揮官?・・・俺の手でどうやって握ればいいんだ?」

 

トーマス「・・・あ」

 

セントルス「・・・・・・・はぁ」

 

ホノルル「・・・指揮官」

 

・・・そう、実はここ何日間かはユニオンのみんなとネームレスが暮らして手のかぎ爪は装甲とかではなく装甲兼実際の手であるとわかった・・・しかし、手があまりにも巨大なので握れないのである

そこら辺を考えてなかった指揮官にため息をついた本日の秘書艦のセントルスとネームレスの監視員ホノルル

 

 

 

数分後・・・

 

 

 

 

 

・・・結局、どうにか親指と人差し指だけは入れた

 

トーマス「それじゃ、思いっきり握ってくれ!!」

 

セントルイス「・・・でも指揮官君?・・・なんで測る必要があるの?」

 

トーマス「・・・まず、ネームレスのは基地で前例がないんだ・・・だから上層部はサンプルとして何でもいいからネームレスの情報が欲しいんだろう」

 

セントルイス「・・・なるほどね・・・だから握力をさsドカァァァァァァァン!!・・・きゃ!?」

 

突如としてネームレスが()()()・・・

 

ネームレス「?・・・指揮官、これ壊れてしまったんだが?」

 

手には握力計・・・()()()()()があった

・・・これには指揮官もびっくり

たった二本で破壊したのであった

 

トーマス「WAHO!!it`s broken!!」

 

セントルイス「指揮官君・・・母国語になってるよ?」

 


 

トーマス「・・・ていう感じです」

 

「・・・ええ、あれ戦艦ですら壊れないような設計なのに?」

 

「どういうエンジンを開発したんだ重桜は?」

 

重桜の技術力はすでにユニオンを超えているのではないか?っという憶測が飛び交う中・・・

 

トーマス「あ、では次に行きますか?」

 

「あ、すまん続けてくれ」

 

トーマス「次は2,4,5,7番の項目ですが・・・これは先週に運動神経や武装を確認する際のことでした」

 


12月23日

基地では抜き打ちの体力測定が行われた

・・・これは健康な生活をしているかなどの検査もついでに行い悪かったら直すよう注意するものであった

 

トーマス「・・・はい、エンタープライズ・・・君、最近・・・ちゃんとご飯食ってないね?」

 

エンタープライズ「うぐ!?・・・・・・・・・・・・ち、ちがうんだ指揮管・・・た、ただ食べたら止まらなくなっただけで・・・」

 

トーマス「はい、今週まで間食禁止・三食は必ず食べることな」

 

ガガーン!!っとエンタープライズが落ち込んでいる中トーマスは次のKAN-SENを呼ぶ

 

トーマス「はい、つぎー!!・・・お!ネームレスじゃないか!どうだ?最近の状態は?」

 

ネームレス「・・・うん、ここ・・・とても暖かい・・・俺、暖かいの好き・・・」

 

トーマス「おお!そうか!そうか!」

 

ネームレス「・・・でも、ご飯がボリューミーすぎる・・・」

 

トーマス「あ~・・・そっか重桜の食事って基本魚とかで肉ってあまり食べないよな」

 

おなかを摩りながらやってくるネームレス

・・・どうやら胃もたれらしい・・・老人かよ?

 

トーマス「・・・わかった今後から食堂では野菜系のメニューを増やすよう申請しとくよ・・・それじゃ身長だが・・・デカいなやっぱ・・・2m(角は除く)か・・・体重はなんだこれ?測定不能?」

 

ネームレス「さっきへんな台の上に乗ったら爆発した」

 

改めてネームレスも体を見ると黒い服でおおわれて見えなかったが今は薄着に来てもらっているので見える

ネームレスの体は決して陸軍みたいに筋肉もりもりってわけではないがそれなりについていた・・・逆にどうやったら二本の指で握力計を破壊できるのかを知りたい

 

トーマス「・・・・・・わかった後で修理頼んどくか・・・あ、じゃネームレス?少しいいか?」

 

ネームレス「なに?」

 

・・・指揮官に連れてこられたのは

 

ネームレス「・・・なんで海?」

 

トーマス「えっと・・・別に戦力を見せてくれってわけじゃないけど・・・ネームレスの艤装展開時の速さを測定するためなんだ」

 

そこは港内にあるサーキット的なものはあり、どうやらここを一周してタイムを計るようだが・・・

 

ネームレス「指揮官・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

()()()()()()()()()()()?」

 

トーマス「えっと・・・確かこう・・・ばー!っとやってがー!ってサンティエゴが言ってたぞ!!」

 

ネームレス「????????」

 

トーマス「・・・ホノルル・・・パス」

 

説明力がへたくそな指揮官はそっと付添人のホノルルにパスする

 

ホノルル「・・・まったく・・・いい?ネームレス?まず、自分が艦船・・・あんただったら航空基地かな?それになったつもりをイメージすれば・・・」

 

するとホノルルの周りに光が集まりだし・・・光が収まったころにはホノルルに艤装がついていた

 

ホノルル「・・・って感じよ?・・・ほら、やってみなさい?」

 

とりあえずイメージをしてみる

・・・なんか周りの視線が気になるけど

 

トーマス「・・・なんで空母組がいるの?」

 

エンタープライズ「なぜって航空基地の艤装展開って気になるだろ?」

 

ホーネット「うんうん!それに男性だから違うかも知れないじゃん!!」

 

どうやらエンタープライズたちが気になって見に来たようだ

ほかにも多数の空母KAN-SENがいる

すると

 

 

 

 

 

 

 

 

 

()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

 

 

 

d@y.eをpy/zp9

 

 

 

 

ネームレス(・・・なんだこれ?)

 

眼を閉じてイメージをした瞬間、フラッシュバックが起こり謎の映像が見えた

・・・見覚えのないはずなのに

なぜ・・・・

 

 

 

 

 

 

 

ネームレス(・・・こんなにも()()()()()()()()?)

 

そして体の内側から何かが蠢き出した

 

 

 

 

ネームレス「・・・艤装展開」

アークライズ

 

 

ホノルル「え?・・・・きゃぁ!?」

 

トーマス「なんだあれ!?」

 

突然、ネームレスの体から黒い何かが出て形を形成を始めた

その黒い何かは少しずつ形にしながら鳴き声?を出す

 

きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!

あ、あ、あ、あ、ああぐぅぅぅぅ!!!

ぐあぁぁぁっぁっぁぁっぁぁぁっぁ・・・・

 

そして完全に形になった時には・・・

 

??「ぐるるるる・・・」オールゼロ

 

それはネームレスの背中から黒い管でつながっており、Ωに似て滑走路のような何か、巨大な二本の腕(ネームレスのようなかぎ爪ではなく人間に近い手)、背中には()()()()()()()()()()()、そして何より目立つのは()()()()()()()()()()()だった

 

ホノルル(ガタガタ・・・)

 

隣で立ってレクチャーしていたホノルルのちょうど後ろに出現し驚きのあまり口をパクパクしている

 

ネームレス「あ、できt「い、いやぁぁぁぁぁっぁぁぁぁぁぁぁっぁぁ!?」

 

エンタープライズ「なんだアレは!?セイレーン!?」

 

トーマス「oh my god・・・Is that alien?」

 

セントルイス「指揮官君!?言葉がまた!?」

 

ネームレスの体からよくわからない生き物が出てきて混乱する基地内

 

ネームレス「?・・・大丈夫?ホノルル?」

 

コテン?っと首をかしげるネームレス

すると・・・

 

??(コテン?)

 

・・・後ろにいる艤装も首を傾げた

 

ホノルル「は・・・ひぃ!?・・・ね、ネームレス・・・後ろォォォ・・・・」

 

ネームレス「・・・後ろ?」

 

振り返ると・・・

 

??(やあ!)

 

ネームレス「・・・やぁ?えっと・・・君は・・・え?・・・・なるほど」

 

自分の後ろには変な怪物がいてなぜかは分からないけど言っていることがわかる

 

??(こうで・・・ああで・・・)

 

ネームレス「・・・へ~」

 

身振り手ぶりで伝えてくる怪物となぜか会話できているネームレス・・・・・・・と

 

ホノルル「・・・・・ね、ネームレス・・・あなたこいつが言っていることわかるの?」

 

ネームレス「え?・・・・まぁ・・・・」

 

すると・・・

 

トーマス「ホノルルー!ネームレス!」

 

指揮官が走ってきた

 

??(くるっ)

 

トーマス「うお!?こいつ、動けるのかよ!?」

 

ネームレス「あ、えっと・・・こいつの名前は「艤装君」っていうんだって・・・・・・・・あと、以後お見知りおきをだってさ」

 

トーマス「あ、ども・・・・・・・・・・・・・ところで聞くけどさネームレス?・・・・君って本当に何者?」

 

ネームレス「え?陸・空両用(ry)航空棲鬼だ」

 

トーマス「」諦め


 

トーマス「・・・っていうことなんです」

 

「・・・重桜のKAN-SENってそうな展開方法だっけ?」

 

「・・・いや、重桜の天城でさえこんなのではなかったぞ」

 

「それにセイレーンらしい部分もない・・・ってかあっちよりこっちのほうが人類の敵感出してるな」

 

「・・・確かそのネームレスは君の基地にいるんだろう?・・・男性だけどどこに住んでいるんだ?」

 

トーマス「え~・・・・あのですね・・・」

 


 

・・・そのころのネームレス

 

ネームレス(・・・・・・・・・・・)

 

()()()()()()()()()()()()()

・・・皆様もなぜ、ネームレスは記憶喪失なのにこんなに流ちょうに会話ができるかというと・・・その読んでいる本のおかげである

 

 

()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()() 著作 アマゾン

 

 

ネームレス(へ~・・・食事中は急に立って踊らず静かに食べる・・・エンタープライズにレモンをぶつけない・・・・)

 

コンコン

 

ネームレス「ん?は~い」

 

部屋にノックし扉を開けるとそこには

 

ネームレス「あ、セントルス」

 

セントルイス「・・・・・・・あ、ネームレス・・・さっき指揮官君から電話で明日・・・まぁ、来年の1日最初に君の戦力把握するため訓練を披露するって」

 

ネームレス「いいんですか?俺、戦略?っとか知りませんし」

 

セントルイス「安心して今回は戦略とか関係なしに純粋な力を知りたいって・・・・・・・・・それよりいつまでこれで住んでいるの?」

 

ネームレス「?・・・結構いいですよ?この()()()()っていうの?」

 

・・・セントルスたちが現在いるのは執務室の中でその端っこにネームレスの家(段ボール製)があるのだ。さすがに男性でもあるので部屋ができるまでここに住むことになった

形は元の四角だが上のほうだけ頭一個分の穴を作ってそこから会話をしている

しかも、名前が「NAMELESS House`s」っと書かれている

 

セントルイス「・・・駆逐艦の子たちが楽しく作ったけど・・・まさか本当に住むとは・・・」

 

半ば諦めて呆れつつ言うセントルスだがネームレスはとてもご機嫌な状態だった




どうもなんかアズレンの小説しか書いてないので艦これも出そうか悩んでいる零城です

今回の話で出た新型戦闘機ですが・・・はい、ゼロ戦のことです
・・・作者、調べたのですが当時の連合国のゼロ戦に対するコードネームってアメリカがZEKEでイギリスがRAYって呼んでいたらしいですよ

ネームレスの艤装展開ですがアニメのアズレンみたいのではなく某人類滅べな黒い金平糖様の仮面なライダー 黒金平糖ゼロの変身シーンまんまです

1,ネームレスの体から黒い砂糖みたいなのが出てくる
2,艤装の形になる
3,艤装君が叫ぶ
4,展開完了

新キャラ
艤装君
ネームレスの艤装
艤装と本体は別々に思考を持っているので意思はある
形は戦艦棲姫の艤装の手とΩの滑走路と体は中間棲姫の艤装みたいにエセ巨大たこ焼きみたいな感じである
普段は地面についているが移動する際は若干浮いている

次回は訓練回です


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ネームレスの部下?

B-2って数が少ないからそれぞれに州名をつけているそうですね?


1月1日

ここアズールレーン本部ではたくさんのご来賓?っが集まっていた

 

トーマス「す、すごく集まりましたね・・・」

 

「まぁ・・・海軍ならわかるが・・・なんで陸軍やロイヤルのほうの海軍まで来たんだ?」

 

現在、指揮官たちは本部にある港の観戦席にいた

 

「・・・なんでも現在の重桜の技術を知ってそれを戦場で活用するためだとか」

 

港にはアズールレーンの各幹部や政治家、軍部のお偉いさんが来ていた

 

「はぁ・・・新年早々とんでもないことをしてくれたなトーマス司令官?」

 

トーマス「はい・・・」

 


 

・・・多い

 

そっと待合部屋の窓から見るネームレス

昨日は精々6人くらいしか来ないよっと言われたが今、見えているだけでも70人くらいいる

 

エンタープライズ「・・・すまんなネームレス・・・本当は海軍幹部でレッドアクシズに気付かれないよう極秘でやるつもりだったがいつの間にかこうなってしまった・・・」

 

・・・確か指揮官から戦力確認で模擬戦闘をしてくれって言われたけど

 

ネームレス「・・・大人数で・・・やだ・・・なんか売られる商品みたい」

 

エンタープライズ「・・・安心しろ・・・重桜って奇襲攻撃をかける卑怯な奴って思う輩がいるが私が守ってやる」

 

・・・あれ?なんでだろう?エンタープライズが輝いて見える?

 

すると・・・

 

 

ピリリリリリ・・・・

 

 

エンタープライズ「ん?通信か?・・・はい・・・指揮官か・・・・・・・・・・・・・・・わかった」

 

どうやら通信相手は指揮官のようだ

 

エンタープライズ「・・・指揮官から伝言だ・・・「まさかこんなに集まるなんて予想外だった・・・でもネームレスは自分らしくやってくれ(ヤケクソ)」・・・だってさ」

 

・・・応援はありがたいけど・・・()()()()()()()

どうすればいいんだ?

 


 

港で人が集まっている中・・・・・・ついに始まった

 

 

 

 

「ご来場皆様!大変お待たせしました!ただいまより航空基地KAN-SENの模擬戦闘を行います!!」

 

 

 

 

司会がマイクでしゃべった瞬間シーンと静かになった

ちなみに今回の模擬戦闘の内容は

1,敵艦隊への殲滅力

2,基地防衛力・対基地制圧力

・・・という感じだ

そんな中、ネームレスが港に出てくる

 

「・・・あれが重桜の最新兵器か」

「まさか本当に男にとは」

「・・・にしても全身黒いな?」

 

ネームレス(うう・・・なんか怖い)

 

入ってきても拍手もなければ罵声もなくただ静かに始まるという異例な感じで始まった

すると事前に渡されていた通信機から

 

トーマス『ネームレス?大丈夫か?』

 

ネームレス「指揮官・・・早く俺の家(段ボール)に帰りたい・・・まわりの人たち・・・怖い」

 

トーマス『あ・・・んまぁ・・・うん・・・・ごめんな?でも自由にやっていいからな!!そんじゃ!!』

 

ネームレス「・・・指揮官・・・自由ってどうやればいいんだ?」

 

指揮官から応援があったが結局どうすればいいのかわからず終いで模擬戦に挑むことになった

 

ネームレス「・・・艤装展開」

 

後方に頼もしい相棒(?)である艤装君を召喚し準備する

 

ネームレス「・・・今日はよろしくね」

 

艤装君(コクリ!!)

 


 

ネームレスが港の沿岸部で艤装君を召喚し準備が完了した

 

「さて重桜の最新技術・・・見せてもらおうか・・・」

 

トーマス「・・・それよりなんで陸軍までいるんだ」

 

「いやなに・・・奴らは各島を占拠しているからな・・・弱点ぐらいをって思ってな・・・それよりあの展開方法結構かっこいいな!!」

 

するとネームレスの艤装から・・・

 

ネームレス「イーグル・・・ヴァイパー・・・行って」

 

()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()・・・()()()()()()()()()()()()()()()()があった機体だった

 


 

思いのほかうまくいくな・・・

 

前に艤装君を召喚した時それと同時に艤装の使い方種類まで理解ができてしまった

それでとりあえずイーグル(F-15J)ヴァイパー(F-2)を5機ずつ出して発進させることにした・・・が・・・

 

??「Control tower?ask for permission to start?」

 

ネームレス「へ?え、だれだれ!?」

 

突然耳元で声が鳴りびっくりする

あたりを見渡すが誰もいない・・・

 

??「・・・ちょっと隊長?ネームレス指令が困惑してますよ」

 

??「だはは!!さすがにやりすぎたか!!」

 

どこから声がするんだと探す

 

??「ここ!ここだぞ!!」

 

声がする方を向くとそこには・・・

 

??「よぉ!指令殿!」

 

召喚したF-15Jから聞こえてきた

 

艤装君(・・・・・・・・・・・・・)

 

ネームレス「え?・・・・この子たち()()っていうの?」

 

どうやら艤装君曰くこの子たちは航空自衛隊の妖精というらしく一体・・・いや一人?ずつ人格や個性があるらしい・・・ちなみに妖精は一体何者かというと艤装君にもわからず彼ら(妖精)曰く艤装の妖精かつネームレスの部下らしい

 

??「とりあえずネームレス指令?・・・俺たちのことは()()()()って呼んでくれ!・・・んで俺が隊長のガルム1だ!!」

 

一番前にいる機体をよく見るとキャノピーから何か小さい人型が手を振っているのがわかった

 

ガルム2「はぁ・・・・・・あ、ちなみにそのガルム1の後ろにいるのが私ガルム2です。これからよろしくお願いしますネームレス指令?」

 

ガルム隊の隊長の後ろで手を振っている機体がガルム2だろう

ちにみにその後ろにあとガルム隊三機がガルム3,4,5だそうだ

あとさっきから何も発声していないがF-2はストライダー隊と呼ぶらしい(なんでも隊長が無口でその部下も無口らしい)

 

ガルム1「・・・そんで?指令殿?俺たちはどうすればいいのか?」

 

ネームレス「え・・・いや・・・指令ってこの基地の指令はトーマス指揮官だし・・・」

 

ガルム1「それは指揮官であって俺が言っているのはこの基地(艤装)の指令だよ」

 

ネームレス「え、えっと・・・すみません・・・俺、記憶喪失で何もできないんです・・・」

 

ガルム1「ンなことはいいんだよ・・・そんな自信なくしてたら戦場じゃ生きていけんぞ?」

 

ネームレス「ううう・・・た、確かに何もできないってなんか嫌ですね・・・」

 

クヨクヨしながらも指揮官のまねごとをする

 

ネームレス「え、えっと・・・ぜ、全艦隊に告ぐ!!これより敵艦隊殲滅作戦を開始する!!ガルム隊は制空権の確保!ストライダー隊は敵艦の撃沈をお願いします!!」

 

よ、よし!前に指揮官がやってたのをそのまま真似たけどうまくいったかな?

 

ガルム2「・・・・指令・・・全艦隊って僕たち船ではありませんよ?」

 

ネームレス「・・・・・・・・・・す、すみません」

 

ガルム1「だははは!!・・・ま、新人な指令が命令を出したんだ行くぞ!ガルム隊出撃!!」

 

ストライダー1「・・・・・・・・・・ストライダー隊・・・出撃」

 

こうして赤黒い鷲(F-15J)青黒い毒蛇(F-2)は大空へ飛び上がっていった

 


 

トーマス「だ、大丈夫か?」

 

なぜかネームレスが急にびっくりしてあたりを見渡すしたりしたが何の問題もなく開始したが・・・

 

 

グオォォォォォォォォォォォォォォォォォン!!

 

 

・・・突然、頭上を砲弾並みの速さで何かが通った

 

トーマス「な、なんだあれ!?」

 

それはプロペラもなしに飛んでいく飛行体であった

 

「あれが重桜の最新航空機か!!(違います)」

「おい!プロペラがないぞ!!」

「それにエンジンの音がちがう!!馬力が違いますねぇ!!」

 

会場からはいろんな声が聞こえてくる

そして赤黒い機体と青黒い機体の航空機は目標の標的艦に向かって飛んで行った

 


 

そのころのガルム隊とストライダー隊・・・

 

ガルム1「よーし!敵艦隊がみえて・・・っておい!!敵航空機が一機もいねぇじゃねぇか!!」

 

見えてきた標的艦隊は空母一隻、戦艦二隻、重・軽巡洋艦五隻という編成だったが艦隊上空では一機も敵護衛機がいなかった

 

ガルム2「・・・これストライダー隊しかやることなくないですか?」

 

ストライダー1「・・・ガルム隊・・・お前ら二発無誘導爆弾持ってただろ」

 

ガルム1「・・・でも空戦したいんだが」

 

ストライダー1「・・・いいからやれ・・・はよ終わらせて帰るぞ」

 

ガルム1「・・・はぁ・・・ガルム隊・・・Mk.82スタンバイ・・・」

 

ストライダー1「全ストライダー隊に告ぐ・・・ASM-1(80式空対艦誘導弾)・・・放て」

 

F-2の翼から四本のASM-1(80式空対艦誘導弾)が放たれ目標に向かっていく

F-15Jのガルム隊も水平爆撃で攻撃していく

 

ガルム3「こちらガルム3!!目標をピパーに捕らえた!!」

 

ガルム2「ピパーに捕らえたなら早く爆弾落としてください!!」

 

ガルム1「ヒパーってHUDのことだって前にも言ったろ!!」

 

・・・どこからかPJなコントが始まっているがガルム隊も着々と命中させていく

 

ストライダー1「・・・対空砲火がなかったからワンサイドゲームになってしまったな」

 

キャノピーから海面を覗くとそこには無残にも爆散した標的艦隊だったものがあった

 

ガルム1「そうだな・・・あ~暇だった・・・」

 

そう雑談しながら基地に戻っていく

 

ネームレス「・・・・あ!帰ってきた!!」

 

しかしここでまたガルム1がふざけ始める

 

ガルム1「Control tower.ask for permission to land」

 

ネームレス「え、えっと・・・clearance to land」

 

ガルム2「ネームレス指令・・・無理して答えなくてもいいですよ?」

 

あ、そうなんだ・・・

えっと・・・次は基地制圧力と防衛力を見せればいいのか?

 

ガルム隊とストライダー隊が着陸していっている間にどうするか考えていると・・・

 

??「ネームレス指令!!いつでも行けますよ!!」

 

肩から声が聞こえ見るとそこには

 

??「空に奴らに負けないくらい頑張りますよ!!」

 

・・・()()()()()()()()()()()

 

ネームレス「えっと・・・君は?」

 

??「あ、申し遅れました!!私は第一小隊の隊長です!!気軽に隊長君って呼んでください!!」

 

その隊長君は全体的に緑色の服を着ており顔には緑色の絵の具?を塗っていた

 

ネームレス「・・・えっとじゃぁ・・・隊長君、ごめんけど何かして・・・」

 

隊長君「了解であります!!第一小隊出撃!!」

 

すると隊長君は肩から飛び降り・・・

 

隊長君「(むくむく)それでは行ってまいります!!」

 

ネームレス「・・・え?」

 

・・・俺と同じサイズになった

さっきまで人形サイズだったのにたけのこみたいにスクスクと大きくなった。それに続くように俺の艤装からゾロゾロと小隊が出てきて大きくなる

観客も何か出たぞと騒いでいる

 

隊長君「ヒトマル前へ!!」

 

すると艤装から・・・

 

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・・・・・

 

「ネームレス指令!!少し失礼しまーす!!」

 

()()()()()()()

 

ネームレス「な、なんで艤装君から戦車が?」

 

隊長君「指令!細かいことを気にしたら負けです!!」

 

そう言いながらゴロゴロと出てくる第一小隊

 

・・・そこからはよくわかあらなかったな

 

ネームレス(なんで1()m()()()()()()()()()()()()()()()()()だけで陸軍の人たちが騒めくのかも()()()2()0()()()()()()()()()()()()M()2()4()()()()()()()()()のかがわからなかったな?・・・まぁ、俺は記憶がないからそれくらいすごいことなのかな?)

 

それからというと模擬戦は無事に終わって俺は無事に部屋(段ボール)に帰ることができた・・・

 


 

・・・ネームレスの模擬戦が終わったその日の夜

 

「・・・うむ、みんな集まったな?」

 

「なんで集めたのかは大体予想はできているが・・・あの兵器の模擬戦を見た感想だろ?」

 

「・・・まったくもってその通りだが・・・・・あれを見てどう思う?」

 

するとこの場にいた全員は遠慮なしに言う

 

「とりあえずあの高速で飛行する航空機はなんだ?」

「それにあの確実に当てる槍はすごかった」

「編隊飛行もきれいで着陸も倉庫収納を簡単にできるようすぐになおしていくスピードも速かった」

 

「・・・うむ、やっぱりそう思うか・・・陸軍は?」

 

「・・・あの戦車の命中精度・・・おかしいだろ・・・」

「ああ、走行しながらあの距離を当てるなんてこの世界どこの軍でもできる奴なんていないぞ」

「隊員の練度も素晴らしかった・・・というよりあの部隊はどこから出たんだ?」

 

「ああ、ネームレス曰く・・・「なぜか俺の艤装から出てきた。彼らは妖精と自称している」・・・らしい」

 

「・・・俺の知っている妖精じゃないぞ?」

 

「ま、まぁそれは後で議論するとして・・・問題は()()()()()()()()()だ」

 

「・・・っていうよりすごく思ったのだが・・・あれ、()()()()()()()()()()()()()?さすがに本当だったら笑えんぞ?」

 

一人の幹部が苦笑いをしながら言う

 

「・・・とりあえずネームレスをどうするかだが」

 

すると幹部の一人が・・・

 

 

 

「・・・なら()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()?」

 

 

 

「な!?正気か!?」

 

「大丈夫じゃないでしょうか?彼は報告書によると重桜の脱走兵らしいですし・・・目には目を歯には歯をっていう言葉で重桜のには元重桜をですよ」

 

「・・・わかった・・・しかし彼は記憶を失っているから勉学をさせて少しでも戦いというものを知ってもらわないとな」

 

こうしてネームレスの正式入隊が決まった




どうも巨乳縦セーターのすばらしさに感動した零城です
ネームレスの航空機のデザインはfate-zeroのバーサーカーランスロットのF-15風にしました
翼にあるマークは日本の国旗の赤丸で中にアメリカの白い星になってます
あと、部隊の呼び名ですが
F-15J ガルム
F-2 ストライダー
F-22 メビウス 
・・・なんでこれにしたのかって?
()()()()()()()()()()()()土下座ぁ!!
ちなみにエースコンバットの「鬼神」や「リボン付きの死神」、「三本線」とは関係ありません(エースコンバットファンの読者には土下座します)
あと、航空機の発進ですが艦これの深海棲艦みたいに艤装君の体にある口から出ます

前回、伏線を張ったのですが思いのほか触れられてなかったので言っておきます(ただ単に作者が触れてほしいだけです)

d@y.eをpy/zp9

です
これの意味わかったら・・・結構すごいです


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出撃要請!?

・・・アンケート見たけどどんだけ読者のみんなは北方棲姫好きなん?(同志)

感想も
信濃 さん
Bardford さん
クロストフューチャー さん
ありがとうございます。


・・・アズールレーン本部での模擬戦から数か月がたったがその間も重桜の快進撃は止まらなかった(すみません!すごく長いですが許してね!!)

 

1月2日 重桜、ルソン島マニラを無血占領

 

1月8日 アズールレーン(ユニオン・ロイヤル)、タイ攻撃開始

 

1月11日 重桜、マレー半島クアラルンプール占領

 

1月15日 重桜、ロイヤル領ビルマ(現ミャンマー)攻撃部隊がタイに集結

 

1月23日 重桜、ニューブリテン島ラバウル占領

 

1月24日 バリクパパン沖海戦

この戦いでは重桜の輸送船団と護衛艦隊をアズールレーン勢の潜水艦・駆逐艦が襲撃した

結果は重桜の輸送船が5隻沈没し3隻損傷させ、アズールレーン側は潜水艦1隻と駆逐艦一隻損傷で結果的にはアズールレーン側の勝利になったが重桜の南方進出は止められなかった

 

1月25日 重桜、バリクパパン占領

 

1月27日 エンドウ沖海戦

この戦いは重桜は軽巡洋艦一隻、駆逐艦六隻に対しアズールレーン側は駆逐艦二隻という戦いであった

結果は重桜は損害無し、アズールレーン側は一隻駆逐艦を失い敗北した

 

1月31日 重桜、タイからビルマ侵攻開始。マレー半島ジョホールバル占領

 

2月1日 重桜、シンガポールの石油施設を砲撃。ユニオン機動部隊、マーシャル諸島来襲

 

2月4日 ジャワ沖海戦

重桜の航空部隊がユニオン含む艦隊に空襲した海戦

このお戦いで重桜はアズールレーンに大損害を与えたと思っているが実際は軽巡1中破、重巡洋艦1小破、軽巡1小破と軽微な損害だった。

 

2月7日 重桜、シンガポール北東のウビン島に牽制上陸

 

2月8日 重桜、シンガポール北西海岸より上陸

 

2月20日 ニューギニア沖海戦

空母レキシントン率いる艦隊が重桜の航空基地を攻撃したが両者航空機が壊滅的になり作戦は失敗した

 


 

2月21日

未だ冬のような寒さがユニオン基地を襲っていた

その間、ネームレスはというと・・・

 

ネームレス「ううう・・・・」

 

ネームレスは先の模擬戦で全く指揮ができずダメダメだったでKAN-SENの教科書(赤)を見て勉強中である

・・・しかしこの教科書どういう仕組みなんだろ?開いた瞬間に文字が浮き出てくるって・・・

 

他にもアマゾンの授業を受けたりレンジャーさんに空母運用のいろはを教えてもらったりしてユニオンのみんなとは仲良く暮らしていった。

・・・それで今何をしているのかというと

 

にゃすにゃすにゃすにゃすにゃすにゃすにゃすにゃすにゃすにゃすにゃすにゃすにゃすにゃすにゃすにゃすにゃすにゃすにゃすにゃすにゃすにゃすにゃすにゃすにゃすにゃすにゃすにゃすにゃすにゃす

 

・・・()()()()()()()()()()()()()()

体は二頭身ほどで猫に似た生き物?のオフニャである

 

ネームレス「・・・ねぇ隊長君?・・・なんでこんなにもオフニャに引っ付かれるの?」

 

・・・どうなっているのかというと全オフニャが俺にくっついていて昼寝やだらけているのである

 

隊長君「・・・おそらく指令が航空基地(で暖房がついている)だからでしょう」

 

ネームレス「どういうことさ・・・」

 

とりあえず囲まれてモフモフされているから移動するか・・・

 

ネームレス「よっこいしょ・・・ごめんな・・・」

 

俺に引っ付いていたオフニャたちを引きはがして移動するが・・・

 

「にゃすぅ・・・」

「にゃす(泣)」

「(´;ω;`)ニャスウゥゥ」

 

ネームレス「・・・・・・・・・・・・・ううっ」

 

オフニャたちが(暖をとるため)別れたくないと訴えるかのように涙目で見てきたり飛びついて放さない奴もいた・・・なんか胸の底から謝りたいけど・・・ごめんな?

それでも何とか教科書を読もうと移動すると・・・

 

 

ドン!!

 

 

ネームレス「おっと?」

 

??「きゃ!?」

 

前を見てなかったせいか何かと当たってしまったらしい

・・・えっと確かこういうのって先に謝ったもん勝ちだっけ?

 

ネームレス「す、すみません!俺が前を見てなくて・・・・あれ?」

 

ネームレスはユニオンの中でもトップクラスにガタイがよく背も高いので倒れることはなかったが誰もいなかった

 

ネームレス「・・・何かに躓いちゃったのかな?」

「ネームレス!下!」

 

ネームレス「う~ん?でもこの道、特に隆起しているところなんてないしな?」

「ハムマンが見えないのか!!」

 

ネームレス「気のせいだったら別にいいか」

 

特に問題はなしだと確認してオフニャたちに囲まれる前に移動するかと歩を進めようとしたが・・・

 

 

ハムマン「ハムマンを無視するな!!」

 

 

ネームレス「うお!?どこから声が!?まさか上!?」

 

ハムマン「下なのだ!!」

 

見上げる・・・ではなく下を向くとそこには白髪・・・失礼、銀髪にメイド服のような衣装に猫耳みたいなカチューシャを付けた駆逐艦ハムマンがいた

 

ネームレス「あ、ごめんハムマン・・・ハムマンが見えなかったわ。それでどうしたの?」

 

ハムマン「あ、どうしたの?じゃないわ!それ遠回しにハムマンが小さいって言ってる!ネームレスに用があってきたの!!」

 

ネームレス「そうか?・・・ってこの寒い中来たのか?マフラーすらつけてないで?」

 

現在のハムマンはいつもので肩が露出したものだった

 

ハムマン「は、ハムマンはこんな寒さで弱音を吐くような・・・ハックシュン!」

 

何ともないっと言おうとしたが可愛らしい音でくしゃみをした

 

ネームレス「あ~・・・俺の上着を着るか?けっこうぼろいけど・・・」

 

ハムマン「ううう・・・い、いらない!そんな雑巾みたいな上着なんて!!逆にネームレスは寒くないのか?」

 

ネームレス「・・・雑巾って・・・まぁ、俺は寒さなんて感じないほど暖かいらしいしな?さっきもオフニャたちに囲まれていた。それで用ってなに?」

 

ハムマン「・・・・・・・・・・・・・それよりネームレス。ネームレスの背が高すぎて首が痛いのだ」

 

ハムマンがこちらを嫌そうな顔で見上げて言う

・・・確かに俺って2mくらいあってハムマンは小学生くらいの身長だからどうしても見上げてしまうのか

 

ハムマン「ハムマンがこんな寒い中に来てやったんだから目線くらい合わせてほしいのだ・・・」

 

ネームレス「あ、悪いな・・・よいしょっと」

 

ネームレスはハムマンの目線を合わせるため屈む・・・

 

ヒョイ

 

ネームレス「これで目線を合わせれた」

 

・・・ことはなくハムマンを持ち上げた

 

ハムマン「・・・・・・・・・・・・・・・・・・(ぶにぃ~~~~~)」

 

ネームレス「・・・ハムマン?なんで俺の頬を引っ張るんだ?」

 

ハムマン「・・・なんでも?あと、ネームレスのほっぺが柔いし暖かいのが悪いのだ・・・・」

 

ふてぶてしい顔で俺の頬を引っ張るハムマン(ちなみにネームレスの頬はマシュマロ並みの柔らかさにスライムみたいにしっとりしているらしい)

 

ハムマン「・・・あとネームレス・・・指揮官が呼んでいたのだ」

 

ネームレス「あ、それで呼びに来てくれてたのか?なら行かんとな」

 

そろそろ怒りそうなのでハムマンをおろして指揮官のいる執務室に向かうが・・・

 

ニャスニャスニャスニャスニャスニャスニャスニャスニャスニャスニャスニャスニャスニャスニャスニャスニャスニャスニャスニャスニャスニャスニャスニャスニャスニャスニャスニャスニャスニャスニャス

 

・・・このオフニャたちどうしよう?

 


 

コンコン

 

ネームレス「失礼します、ネームレスです」

 

執務室を開けるとそこには指揮官と、とあるKAN-SENがいた

ピンクの髪をツーサイドアップに縛りライムイエロー色の目を持つアホ毛の生えた重巡洋艦KAN-SEN

 

ヒューストン「あ、ネームレス!やっほ~!」

 

ネームレス「ヒューストンさん!あなたも呼ばれたのですか?」

 

ヒューストン「も~!”さん”はいいって前にも言ったのに!」

 

どうやらヒューストンも呼ばれたらしい

 

トーマス「よし、ネームレスも来たことだし説明を・・・・・・・・・ちょっとごめん」

 

指揮官が何か言おうとしたが途中でやめ俺に近づいてくきて・・・

 

トーマス「・・・・・・・何しているんだ?ハムマン?」

 

・・・俺の背中に抱き着いているハムマンに聞いてきた

ハムマンは軽いしそのままでおいたけどハムマン・・・さっきオフニャたちに紛れて俺の背中に抱き着いてきた

 

ネームレス「・・・ハムマン?オフニャたちにいい感じに紛れたかもしれないけど、もうオフニャたちいないから丸見えだぞ?」

 

ハムマン「・・・・・・・・・・・・・・・・は!?」

 

ようやく現状を把握できたハムマンは慌てて背中から降りて何もなかったようにふるまう

 

ハムマン「ど、どうしたの指揮官!?は、ハムマンは何もしてないぞ!?」

 

トーマス「いや、思いっきり引っ付いてたやん」

 

ハムマン「べ、別に外が寒すぎてネームレスの体が暖かったから少し触ってただけだし!?」

 

トーマス「あ、そういえばハムマン呼びに行くときマフラーくらいつけて行けって言ったのに「ネームレスが待ってるからつける暇なんてない!!」って言ってたしな?」

 

ハムマン「し、指揮官!?言わないでって約束だったぞ!!」

 

ハムマンは赤面しながらアタフタと言い訳する

 

ネームレス「・・・そうなのか?ありがとうなハムマン?」

 

ハムマン「べ!・・・・別にネームレスのことを思ってやったんじゃないもん!!」

 

そういいハムマンは扉を勢いよく開け執務室から出て行った

 

トーマス「・・・はぁ、あいつも少しは素直だったらな・・・おっと話が脱線したなヒューストン、ネームレス・・・()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

ヒューストン「・・・作戦?」

 

ネームレス「・・・指揮官・・・俺、ユニオンではないんだがいいのか?」

 

トーマス「あ、いや二人には別々に任務があるんだ」

 

話によるとヒューストンはロイヤルと共同で重桜のジャワ島進出を阻止するためにインドネシア・スラバヤ沖で迎撃するらしい

・・・それで俺だが

 

ネームレス「・・・()()()()?」

 

トーマス「ああ、これはアズールレーン上層部の極秘任務だが()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()っという内容だ」

 

ネームレス「・・・なんで俺なんだ?」

 

トーマス「・・・上層部がネームレスの模擬戦を見てできるのではないか?っと思って決定した」

 

・・・隊長君たちの行動を見て決定したのか

 

トーマス「・・・いいか?あと、危険と感じたら撤退しろよ?どこぞの重桜みたいに当たっ砕けろみたいなのじゃなくていいからな?」

 

ネームレス「・・・俺はいいがヒューストンたちはいいのか?」

 

トーマス「・・・まぁ、あのロイヤルもいるんだから大丈夫だと思うけど・・・・あと、ネームレスにもう一つ任務がある」

 

もう一つ?

あと、重桜に何やればいいんだ?

 

トーマス「・・・これはアズールレーンの情報取集班が手に入れた情報だが・・・()()()()()()()()()()()()()()()

 

ネームレス「・・・救出か・・・隊長君?できるか?」

 

隊長君「できます!!」

 

すると肩からひょこりと小さい妖精が出てきて元気よく返事した

 

トーマス「・・・ところでその妖精は何者なんだ?」

 

ネームレス「指揮官・・・あれだよ・・・それだとオフニャって何者なんだ?って言っているようなものだよ?」

 

トーマス「・・・いや、オフニャは出身地(製造元)は把握してるんだけどそいつらはどこなんだ?」

 

ネームレス「・・・オフニャってどこから来ているんだ?」

 

トーマス「確か・・・重桜のA.KA.I.SHIが作って世界中に配布してるって噂で聞いた」

 

ネームレス「え?噂なの?」

 

トーマス「・・・なんでもA.KA.I.SHIは重桜本部の兵器開発部に()()()()()()させているって・・・ま!今回の作戦では出ないからいいとしてそれじゃネームレス無事でな?

 

・・・そのアカイシってKAN-SENかわいそうだな

なんか・・・なんか・・・

 

ネームレス「・・・()()()()()()()()()()()()(バチ!!)・・・う!?」

 

突然、左目が痛み始めた

 

トーマス「ネームレス!?大丈夫か!?」

 

指揮官は急に左目を抑えて呻き出したネームレスに近寄る

 

ネームレス「はぁはぁはぁ!?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・す・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ず・・・・・・・・・・・・・・・・や?」

 

トーマス「おい!?ネームレス!?おい!?しっかりしろ!?」

 

・・・しばらくして

 

ネームレス「・・・はぁはぁ・・・ごめん指揮官・・・もう痛くないよ」

 

トーマス「大丈夫か?・・・今回の任務、ほかの担当者に任せるのも手だぞ?」

 

ネームレス「いや、大丈夫さ・・・俺は行けるよ」

 

トーマス「・・・そうか、無理はするなよ?」

 

こうしてネームレスの初任務が決定した

 

ネームレス(・・・ところでなんでこんなにも”重桜”っていう単語だけでこんなにも()()()()・・・・こんなにも()()()()()感じるんだ?)

 


 

そのころ重桜の海軍基地では・・・

 

江風「・・・宇摩指令、出撃準備完了しました」

 

宇摩「・・・ったく上も上でなんで危険なところに行かないといけないんだよ!!」

 

座っている執務室の机を蹴り飛ばし文句を言う宇摩

 

江風「・・・お言葉かもしれませんがそれは宇摩指令が指揮官でもあるからだと思います」

 

宇摩「はぁ・・・・・・・おい、江風・・・鬱憤晴らしに一発ヤらせろ」

 

江風「・・・私は今からジャワ島攻略作戦で出撃・・・それに宇摩指令は健全で尊敬される指令ってみんなが・・・」

 

宇摩「ちっ・・・」

 

宇摩は舌打ちしながら右手に書かれている紋章を旗風に見せる

 

宇摩「命令だ”今すぐに抱かれろ”」

 

江風「な・・・頭が・・・なんで・・・・・・・・・・・・・・・・はい♡」

 

急に頭がぼーっと、ししばらくたつと江風は着ていた服を脱ぎ始めた

 

宇摩「ぶははははははwwwほんと、この特典は便利だわwww・・・馬鹿だねぇ上層部もwww俺はこの安全な場所で遊んでおくよwww」

 

そして今回出るKAN-SENはこれだ

 

(実際に出た艦隊ですが一部アズレンに出ていない艦船がいるので注意が必要です・アズレンに出ていない艦船は名前に( )をつけます・出ていないキャラは量産型扱いになります)

2月27日

第五戦隊

重巡洋艦 那智、(羽黒)

第七駆逐隊第一小隊

駆逐艦 (潮)、(漣)

 

第二十四駆逐隊小隊

駆逐艦 (山風)、江風

 

第二水雷戦隊

軽巡洋艦 神通

 

第十六駆逐隊

駆逐艦 雪風、(時津風)、(初風)、(天津風)

 

第四水雷戦隊

軽巡洋艦 那珂

 

第二駆逐隊

駆逐艦 (村雨)、(五月雨)、(春雨)、夕立

 

第九駆逐隊

駆逐艦 (朝雲)、(峯雲)

 

3月1日

蘭印部隊主隊

重巡洋艦 足柄、妙高

 

主隊附属 第六駆逐隊小隊

駆逐艦 雷、電

 

第七駆逐隊小隊

駆逐艦 (曙)

 

第五戦隊

重巡洋艦 那智、羽黒

 

第二十四駆逐隊小隊

駆逐艦 (山風)、江風

 

第四航空戦隊

軽空母 龍驤

駆逐艦 (汐風)、松風

 

第十一航空戦隊 

水上機母艦 千歳 瑞穂

 

 

 

 

重桜の基地

 

雪風「・・・江風・・・遅いな」

 

港では今回の作戦に出るKAN-SENと陸軍の兵隊を乗せた輸送船がいた

 

神通「旗風ちゃん・・・指揮官に報告しに行ったんだけど・・・・・・・・・・・憲兵さん!!江風知りませんか?」

 

心配になった文月は近くにいた憲兵に聞く

 

「あ~・・・多分、宇摩指令と今後のことでしゃべって遅くなっているんじゃないか?」

 

憲兵は適当に答えるが

 

(・・・これさ多分また宇摩指令・・・ヤってるね)

(はぁ・・・俺もヤりてぇーな・・・)

(なんであんな変態指令の前だったらこのメスガキたちは股を開くんだ?)

 

・・・実は少人数だが遅れている理由を知っている憲兵もいた

まぁ、この憲兵も宇摩と一緒に(宇摩の)許可のもと強姦しているが・・・

 

江風「すまん!!皆!遅れた!」

 

雪風「よかった・・・江風に何かあったかと思った」

 

神通「よかったですぅ・・・でもなんで遅れたのですか?」

 

江風「えっと・・・・あれ?()()()()()()()()()()?」

 

雪風「え?覚えてないの?」

 

江風「・・・・ああ」

 

神通「・・・でもあの()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()って言われているし・・・」

 

江風「・・・間に合ったんで別にいいでしょう・・・では行きますよ!!」

 

こうして重桜の艦隊はジャワ島に向かって進んでいった




どうも最近暑いので投稿頻度が遅くなった零城です

なんかこの小説、歴史wikiかよってぐらい出来事を書いているけど疲れるねコレ・・・
ちなみにKAN-SENの名前はアズールレーンで出ているキャラのみ出しています



あと今回出るアンケートですが早めに決めようと思います。読者の皆様には大変申し訳ございませんが早めに投票していただくとありがたいです。結果次第で()()()()()()()()()()()()()()()()()が生き残るかもしれません




次回は主人公が本格的に歴史をぶっ壊していきます


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潜入任務とスラバヤ沖海戦 壱

・・・皆様に謝罪があります
前回の話の最後に艦隊の一覧を出しましたが



・・・あれ、間違えました
最初に読んでくれた55人以上の読者様には違う情報を書いてしまいました・・・申し訳ございません

あと、アンケートの結果
プリンスオブウェールズ・レパレス生存ルートで行きます

感想も
ヴェノム さん
信濃 さん
ありがとうございました


・・・その日の夜にネームレスとヒューストンは出撃した(ネームレスは航行スピードが遅いので随伴の輸送艦に乗って移動した)

 

2月24日 ユニオン機動部隊、ウェーク島来襲

 

そしてネームレスは2月25日の午前中にバウエアン島に到着した

 

ヒューストン「ユニオン艦隊ただいま到着しました!!」

 

「うむ、長旅ご苦労。これで集まったな」

 

この艦隊の指揮官の少将があいさつする

指令室兼作戦会議室にはそれぞれの陣営のKAN-SENが集まっていた

 

(例によって出てない艦船は( )を付けます・( )つきキャラは量産型扱いをします)

ロイヤル

重巡洋艦 エクセター

駆逐艦 (エレクトラ)、(エンカウンター)、ジュピター

 

ユニオン

重巡洋艦 ヒューストン

駆逐艦 (ジョン・D・エドワーズ)、(ポール・ジョーンズ)、(ジョン・D・フォード)、(アルデン)、(ポープ)

 

その他(全部量産型です)

オランダ

軽巡洋艦(デ・ロイテル)、(ジャワ)

駆逐艦(コルテノール)、(ヴィテ・デ・ヴィット)

 

オーストラリア

軽巡洋艦 (パース)

え?KAN-SENが三人しかいないって?仕方ないじゃん・・・正史と合わせたらこうなったもん・・・

 

??「いえ、少将・・・まだ()()K()A()N()-()S()E()N()がいます」

 

少将の隣で手伝っているKAN-SENが言う

そのKAN-SENは明るいブラウンの髪と澄んだ翠眼、朱と白を基調にした、軍服と中世のドレスを折衷し足元まで伸びる長さのスカートようなデザインの衣装を着ているKAN-SEN・・・ロイヤル重巡洋艦エクセターだった

 

「・・・そういえば呼んでいたな・・・彼は今どこに?」

 

ヒューストン「えっと・・・乗ってきた輸送船にいると思うけど・・・」

 

すると・・・

 

ガ!ガ!ガチャン・・・ガチャ・・・

 

ネームレス「よ、ようやく開い(ゴチン!!)・・・いて!?」

 

2mほどの巨体の男性が扉を開けて入ってきたが扉の上部に額が衝突した

 

ヒューストン「・・・ネームレス・・・どうしたの?船から降りるだけでこんなに遅くなるなんて?」

 

ネームレス「ううう・・・俺、手がデカいから扉開けようにも滑ったりして開けるのに時間がかかった・・・」

 

額に手を当てながら入ってくるネームレス

 

「・・・貴様が例の重桜の脱走兵か?」

 

ネームレス「脱走兵・・・そうなるかな?」

 

「ふん・・・まぁ、野蛮な重桜のことなど知ったことではないがなぜ上層部はこんな使えない奴を寄こしたんだ・・・」

 

ネームレス「え、えっと・・・すみません?」

 

「・・・・・・・・・いいか?貴様は我々のことなど気にしないで上層部が寄こした任務だけをしておけ」

 

ネームレス「は、はぁ・・・・」

 

すると・・・

 

 

「緊急事態発生!緊急事態発生!重桜艦隊襲来!至急出撃せよ!!」

 

 

「くそ!もう来たのか!!全艦出撃準備!!・・・・・・・・・・あと、そこの自称航空基地KAN-SEN!貴様はさっさと別の任務に行け!!・・・・・・・・・・失敗したら承知せんぞ?」

 

自称ではないっとツッコみたかったがそれを言う前に少将は外に出て行った

・・・そしてロイヤルの重巡洋艦(エクセター)とすれ違う時

 

エクセタ「・・・私たちの王家の栄光に泥を塗るような真似をしたら・・・背中に気を配ってくださいね?」

 

ヒューストン「それじゃ!ネームレス行ってくるから君も頑張ってね!!」

 


 

ネームレス「う~ん?気を配るってどういうことなんだ?」

 

隊長君「いや、ネームレス指令・・・あれって失敗したらやばい奴ですよ?」

 

ネームレス「え、そうなの?」

 

現在、ネームレスはとある森にいた

・・・そしてネームレスの手には二枚の写真があり

 

 

真っ赤な制服とマントを羽織い優雅に立ち黄金色のショートヘアーに編み込みを施しており、キリっとした深紅の瞳を持つ凛々しいKAN-SENとブラウンのショートヘア、蒼眼に青を中心に白で縁取ったミニスカートの衣装を着ているKAN-SEN

 

 

・・・そう、これは出発する前にもらった写真だが

今回の任務の内容は上層部曰く

 

 

()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()K()A()N()-()S()E()N()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

 

・・・どうやら俺がやる任務は基地の情報収集だけではなくこの二人の救助らしい

 

ネームレス「・・・でもヒューストンたち・・・大丈夫かな?俺のガルム隊だけでも護衛につかせてあげたかったんだけど・・・」

 

ガルム1「腹立つなぁ!あのガキ少将!何が「我々、ロイヤル艦隊だけで十分だ。お前たちのような島国の護衛など必要ない」ってよ!!」

 

ネームレスの肩で文句を言うガルム1

 

ネームレス「・・・それで隊長君・・・行ける?」

 

隊長君「いやぁ・・・さすがに事前情報なしだったら無理ですよ?その捕虜の居場所もわからないのに・・・」

 

・・・ていうことで重桜の基地に偵察しに行くことになった

なったんだけど・・・

 

隊長君「あ、ネームレス指令は待機でお願いします」

 

ネームレス「・・・え、なんで」

 

隊長君「・・・だって指令・・・そのぉ・・・なんていうんですか?・・・デカいんで」

 

ってことで俺はお留守番することになった

 


・・・その日の夜

 

隊長君「・・・うん、当たり前だけど警備いるね」

 

自分の艤装(基地)の指令にお留守番を頼んだ後、隊長君は部下数名を引き連れて丘の上から重桜の基地を偵察していた

 

隊長君「グローバルホークはどう?」

 

「・・・さすがに捕虜の位置は分かりませんが戦力は把握できましたね」

 

基地の上空ではネームレスが出した無人偵察機が飛んでいる

一見、重桜の基地からは鳥のようにしか見えないので短時間なら怪しまれずに基地全体を見れた

 

隊長君「あ~・・・広さの割には割といるねぇ・・・お、九七式中戦車(チハ)いるじゃん」

 

グローバルホークの偵察カメラから見えるだけでも九七式中戦車(チハ)が30両以上ありほかにも迫撃砲などがあった

 

「しかし、どこにいるんでしょうかね?捕虜」

 

隊長君「・・・もっと情報くれてもいいじゃないですか・・・ロイヤルの人たち・・・はぁ、仕方ない場所と戦力の把握はできたから明日の夜に作戦開始で行くか」

 

そういうことでいったん帰って準備することになった

 

隊長君「指令!戻りました!」

 

ネームレス「・・・了解・・・あ、隊長君お帰り」

 

隊長君「?・・・先ほどの通信は?」

 

ネームレス「ヒューストンから。なんでも出撃したのはいいけど重桜の艦隊に接敵しなかったって」

 

誤報だったのかな?

でも、みんなが怪我をしてないだけでもいいか

 

ネームレス「それでどうだった?」

 

隊長君「・・・基地の広さや戦力は把握できたのですが派手に言ってバレたらあの戦力がこちらの陣営に攻撃してきたら厄介なので明日の夜に少人数で潜入して捜索することにします」

 

ネームレス「わかった・・・じゃぁ、俺も何か手伝う・・・」

 

隊長君「・・・ネームレス指令は今回もお留守番です」

 

またしてもお留守番になったネームレスはショゲったが大人しく待つことにした

 

2月26日

この日も重桜艦隊の接近との警報が鳴ったのでヒューストンたちは出撃することになった

 

「先日は接敵しなかったが気を抜かず警戒を続けてくれ!!・・・あと脱走兵!!いつになったらウェールズとレパレスを助けるんだ!」

 

ネームレス「いや・・・あの・・・まだいるって決まったわけではないですし・・・それに捕まっていたなら怪我もしているのでどう安全に救助するか作戦を立ててるので・・・」

 

「・・・さっさとしろ!!」

 

相当焦っているんだろう少し服装が乱れている

 

「重桜の通信を傍受した時に輸送中と聞こえたんだ!だからいるに決まっている!」

 

隊長君「・・・確かに傍受していると確信しているかもしれませんがもしそれを逆手に取った罠だったらどうするんですか?」

 

隊長君も無計画では危険だと反論するが

 

「貴様らの意見は聞いてない!!いいからお前らはウェールズたちを助けれないいんだ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ネームレス「ううう・・・怒られてしまったな・・・・」

 

隊長君「いいえ、ネームレス指令のせいではありませんよ・・・ほんと、何ですかあの少将・・・仲間が危険だからってあんなに焦る必要ないのに・・・」

 

ガルム1「・・・あ、俺っちわかっちまったぜ?なんでこの任務をわざわざ上層部が指令に出したのも」

 

ヒューストンたちはまた重桜艦隊の接近の報告を受けたので出撃していった

俺たちは作戦会議室の外で流れ着いたヤシの木に腰掛けながらそれぞれの隊長各と雑談しているとガルム1が何かに感づいたようだ

 

ガルム1「ネームレス指令ってさ建前上、重桜の脱走兵ってことだろ?」

 

ストライダー1「・・・確かにそうだったな」

 

ガルム1「ってことはよ?()()()()()()()()()()()()()()()()()()ってことじゃん?生きてはいるっていう情報は手に入ったけどそれが本当なのかわからないし、もし嘘で罠だったら指令の実力なら問題ないって判断したんだろうな」

 

隊長君「・・・まじか・・・少しは反論したらどうですか?指令?」

 

ネームレス「でもさ?生きているっていう可能性がゼロではないなら俺は行くよ?」

 

隊長君「・・・今更ですがなんで指令は大人しく命令を聞いているんですか?普通に指令と僕らなら独立して自由に生きていられるのに?」

 

ネームレス「・・・確かになんでだろ?・・・ただ、()()()()()()()()()()()()()()()()()んだ」

 

心のどこかにだけど

ただ、K()A()N()-()S()E()N()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()と思ってしまうんだ

 

隊長君「あ、よかったです・・・マジで反旗翻すかと思いましたよ?」

 

ネームレス「しないよ・・・それにトーマス指令官に助けてもらった恩があるから」

 

・・・とりあえずなぁ

あの重桜の基地にあの二人がいるっていう確定の情報がほしい

 

ストライダー1「・・・基地の巡回兵捕まえてZI☆N☆MO☆NかGO☆U☆MO☆Nする?」

 

隊長君「・・・それが無難ですかね」

 

ネームレス「うん・・・確実にかつ慎重にね」

 

すると・・・

 

「隊長君どの!隊長君どの!」

 

ひょこりとネームレスの肩から隊長君の部下が出てきた

 

隊長君「いた、だからぁ!こういう時は隊長君でいいって前に言ったやん!!・・・それでどうしたの?」

 

「隊員の一人が・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

重桜の基地の通信の周波数がわかっちゃって傍受に成功しました!!」

 

隊長君「ふ~ん、そうかよk・・・・はい!?」

 

ガルム1「え、待ってwww確か、傍受って結構大変て聞いたけど・・・昨日、ここに来たばかりだよな?」

 

「なんか遊んでいたらできたそうです・・・」

 

隊長君(諦め)

 

ネームレス「・・・・・・・・・内容は?」

 

「えっと・・・「茶色の髪色をしたKAN-SENの拷問を終了した、後日重桜本土に輸送する」・・・っと」

 

隊長君「・・・これは急いだほうがいいですね」

 

ネームレス「うん・・・本当は確定情報が欲しいけどこれが本当だったらその子(レパレス)が本土に移送される・・・今夜、助けるよ」

 

こうして今夜26日・・・急遽ぶっつけ本番の救出作戦が開始された




どうも戦艦棲姫もエロいなっと思った零城です

次回ですが
ネームレスの(隊長君たちの)初陣です


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潜入任務とスラバヤ沖海戦 弐 

設定編の装備のところを少し変更しました

今回、ネームレスが全くっていいほど出ません


2月26日 夜 11:59

 

隊長君「・・・全員、いるな?」

 

「アルファ2います」

 

「アルファ3います」

 

「アルファ4います」

 

隊長君「よし全員いるね・・・こちらアルファ1、隊長君です。スナイパー、スポッター聞こえる?」

 

「こちらチャーリー・・・スナイパー、スポッターと共にいます」

 

現在、隊長君と隊員は先日に重桜の基地を偵察していた丘にいた(ちなみに全員人間状態でいます)

 

隊長君「ブラボー聞こえる?」

 

「・・・こちらブラボー1、聞こえるぞ」

 

隊長君「了解、これよりロイヤルKAN-SEN救出作戦を開始します」

 

・・・今回する作戦の参加人数は隊長君を合わせて

アルファチーム(救出部隊)ナイトビジョン(暗視ゴーグル)・MP5 4名

ブラボーチーム(警戒部隊) ナイトビジョン(暗視ゴーグル)・20式5,56mm 4名

チャーリーチーム(支援部隊:スナイパー2名、スポッター2名) ナイトビジョン(暗視ゴーグル)・M24 SWS 4名

の編成だ

 

ネームレス『・・・隊長君?聞こえる?』

 

隊長君「ネームレス指令、聞こえます」

 

ネームレス『・・・死なないでね?』

 

隊長君「指令・・・そういうのは言ってはいけない奴ですよ・・・でも、救出して脱出ができなかったら元の子もないので回収地点の守護と周辺警戒頼みますよ?」

 

ネームレス「・・・うん!俺、こういうの初めてだけど頑張る!!」

 

そして日にちは・・・

 

 

2月27日 0:00 ピッ

 

 

隊長君「・・・行動開始」

 


 

重桜の基地内

 

「・・・なぁ、あの捕虜のKAN-SENってどこにいるんだ?」

 

「ん?ああ、そいつならさっき拷問を終えて牢屋にぶち込まれるってさ」

 

「そうか・・・じゃぁ、あとはアズールレーンの刺客に備えれば・・・」

 

基地では二人の警備兵が近くの川で談笑していると・・・

 

 

チャポ・・・

 

 

二人の足元に二つの手が静かに伸びてきて・・・

 

「・・・レディ・・・ファイヤ」

 

 

パシュ

パシュ

 

 

「・・・ひゅ」

 

「おい!どうしt・・・」

 

一人は額に風穴が空き絶命しもう一人も倒れていく仲間の異変に気付いたが彼も脳天をやられ絶命し二人仲良く撃たれた反動で川に落ちそうになったが・・・

 

 

ガシッ!!

 

 

川から出てきた手で受け止められそのまま沈んでいった

そしてその沈んでいった川から・・・

 

隊長君「・・・・・・・・・・」

 

隊長君率いるアルファチームが出てきた

 

隊長君「ふぅ・・・ナイス狙撃ですチャーリー・・・」

 

「そいつはどうもアルファ1」

 

見事狙撃した仲間に感謝しつつ前進していった

 

「それにしても隊長君殿?どこからこんなの引っ張り出してきたんですか?」

 

・・・彼らの手にはMP5のサプレッサー付きが所持されていた

 

隊長君「これ?ネームレス指令の艤装(基地)の中にあった別の倉庫(アメリカ軍倉庫)の中にあった」

 

そう言いつつも暗い夜の中、5人は静かに捕虜が捕まっている場所を探していく

 

「チャーリー1からアルファチームへ、曲がり角から3人巡回来るぞ・・・アルファ2が中心にするとアルファ1が右の奴、アルファ4が左の奴だ」

 

隊長君「アルファ1了解・・・アルファ2、4射撃準備・・・アルファ3は周辺警戒とバックアップを」

 

アルファ2、3、4「「「ラジャー」」」

 

暗い中隊員はそれぞれの役割を果たすため準備する

そして建物の角から影が三つ迫ってきた

 

「・・・異常はないな」

 

「ああ・・・・・・・あれ?ここにいた新人二人はどこに行ったんだ?」

 

「本当だ?・・・・ったくどこで油を売っていr(パシュ)

 

目標三人が完全に曲がりきったところで暗闇からヘッドショットして無力化する

そしてそのまま死体を引きずり近くの箱に隠す

 

隊長君「前進する」

 

他の見回りが来る前に移動を開始する

建物から建物へと・・・そして時には地面に伏せて地面と一体化したりして捜索した

そして・・・

 

隊長君「あの建物でラストか・・・」

 

「ここまでほとんどが倉庫か兵舎でしたね」

 

一軒一軒バレないよう静かに探したがどこにも独房らしい場所は見当たらなかった

 

隊長君「・・・いかんなもう時間がない」

 

本当に捕虜がいるのかもわからなかったので隅々まで探していたので腕に巻いている時計を見ると

 

 

2月27日 午前4時

 

 

そして目の前にはほかの建物とは違い木製ではなくコンクリート製の巨大な建物であった

 

隊長君「・・・これは時間との勝負だな・・・全員スピードを上げるぞ」

 

・・・そんな中、朗報が舞い降りてきた

 

「・・・チャーリーからアルファチーム聞こえるか?」

 

隊長君「こちらアルファ1・・・良好・・・どうした」

 

「みんなにうれしいニュースだ・・・アルファチームが入ろうとしている建物の近くを見てみろ」

 

隊長君「なんだ?うれしいニュースって?」

 

そっと建物から覗いてみるとそこには・・・

 

 

()()4()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()K()A()N()-()S()E()N()

 

 

隊長君「っ!!ビンゴ!・・・指令!ネームレス指令!聞こえますか!?」

 

ネームレス『・・・こちらネームレス!!・・・どうした!?」

 

隊長君「・・・潜入中の基地に()()()()()()()()()()()()を発見した!!これから救助を開始する!!」

 


 

「入っておけ!!」

 

ドン!!

 

レパレス「きゃ!?」

 

ここは重桜の基地の指令室のある建物の地下にある独房

そこに一人のロイヤルKAN-SENが捕まっていた

彼女の名は”ロイヤル巡洋戦艦レパレス”

彼女は1941年12月10日にマレー半島東方沖で重桜の陸上攻撃機と交戦し仲間のロイヤル戦艦プリンスオブウェールズと共に迎撃したが最終的に沈められたのちにマレー沖海戦と呼ばれる戦いで死んだはずだった・・・

だが神様はそんなことを許さなかったのかとある重桜の支配する島に流れ着き現地の重桜の陸軍兵に共に生きていたプリンスオブウェールズと一緒に拘束されてしまった

 

レパレス「はぁはぁ・・・今日の拷問は終わり・・・よね?」

 

現在のレパレスの状態はひどいものだった

拘束され怪我はしていたので治療はされたが最低限のしかされず所々まだ治ってないところもあった

さらに最悪なことに何とか情報を聞き出そうと重桜の陸軍将官はレパレスに尋問したが運悪くその尋問する兵士が気がくるっていたのか尋問ではなく拷問に近い暴力を振るわれせっかく治った傷口が再び開いたり古い傷の上にまた新しい傷ができたりとした

 

レパレス「はぁはぁ・・・う!ゲホゲホ!!」

 

しかも食事もひどいと来た

ほとんどなにもくれないに等しく、精々3日に一回のペースでくれるが内容はおにぎり一個だったので栄養が足りず以前のような女性らしい健康的な体ではなく骨は見え衰弱に等しかった

それにレパレスの手には()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()があり手にとって食事ができず地面に這いつくばって食事をしないといけなかった

収容されている場所もひどく窓が小さい鉄格子で赤道近くに建設されたため湿気もひどくカビだらけな独房だった

そのせいでレパレスは最近体調を崩した

 

レパレス「はぁはぁ・・・うぇ、ウェールズ・・・大丈夫かな?」

 

先ほど拷問さえたとき機密情報を吐けと言われたが自分は何も知らないと最初は言っていたが仲間のウェールズがどうなってもいいのかと脅されて渋々、現状知っていた情報を言ったが嘘だと言われ木刀で殴るなど暴力を振るわれた

 

レパレス「はぁ・・・はぁ・・・あ、あれ?・・・なんか、寒くなくなってきちゃったな・・・・」

 

この独房は新設でベッドもなければ毛布もないので一日中外気の温度と肌が接してしまうのであった

どうにか監視の人を呼ぼうとするが・・・

 

レパレス「か、かんし・・・の・・・へいし・・・さん・・・」

 

・・・体が衰弱してしまいまともに声が出なかった

なんとか呼ぼうと独房の鉄格子の近くまで行こうと立ち上がったが

 

レパレス「あれ?」

 

足に力が入らずその場で転んでしまった

・・・そして

 

レパレス「あはは・・・転んじゃった・・・それより・・眠く・・・なってきちゃったな・・・」

 

そういえばと人間は死にそうになってきたら眠くなるとどこかの書籍で読んだことがあるような気がするなと思いだし、自分がもうすぐで死ぬんだと察する

 

レパレス「えへへ・・・ロイヤルのみんなは元気かなぁ?・・・女王陛下、またイラストリアスさんの胸のことで喚いているのかな?・・・あはは・・・ごめんね・・・レナウン姉さん・・・みんな・・・私、先に海じゃなくてここで寂しく逝っちゃうかも・・・・・・・・・・・・・・・ッグス・・・もう一度だけ・・・・・みんなに会いたいなぁ・・・・」

 

すると・・・

 

 

ガチャッ

 

 

・・・神様に願いを叶えてくれたのか誰かが扉から入ってきた

だが入ってきたのは

 

「おい!やばいって!バレたら将官に怒られるって!!」

 

「大丈夫だって!バレなきゃいいから!」

 

二人の重桜の男性兵士だった

 

「バレなきゃいいって!?どこからそんな根拠が出るんだよ!!」

 

「くくく・・・なぁ、お前・・・俺が以前に配属されてたか知っているか?」

 

「え?えっと・・・()()()()()のところだろ?・・・俺、あの方は勤勉で心優しいお方だってことぐらいしか聞いたことないんだが?」

 

「ああ、それデマだぜ?あの基地・・・重桜のKAN-SEN強姦天国だったしなwww」

 

「まじかよ?あの指揮官が?」

 

「ああ、配属直前まで行きたくないなぁ働きたくないなぁ・・・って思ってたけど案外桃源郷だったかもwww」

 

「でも強姦はさすがにダメだって!!」

 

「ああ?・・・確かに俺たちは現地住民には手を出さずに交流しているけどKAN-SENは人間じゃないからちょうどいいだろ」

 

その時レパレスは察した

今からこいつらは何をしようとしているのかを

 

「さてさて~?お!やっぱKAN-SENって美人しかいないってのは本当だな!」

 

「でもこいつ大分衰弱して今にも死にそうだぞぞ?飯は一般兵と同じくらいなのに?」

 

「ああ、それ持っていっている途中で運んでいる奴がつまみ食いしてたwww」

 

レパレス「ご、ごほごほ!?に・・・・逃げな・・・逃げなきゃ!?」

 

自身の危機を察知し傷だらけの体を何とか起こして男から離れていく

 

「と、ところで!カギはどうしたんだよ!?」

 

「へっへっへ・・・クスねてきた!」

 

そう言いポケットからカギを取り出し開錠した

 

「へへへ・・・別に敵だから死ぬ前に何かしてもいいよなぁ?」

 

いやらしい目でレパレスの体を嘗め回すように見る男

 

レパレス「ひゅー・・・ひゅー・・・・い・・・いやだ・・・だれか・・・・・・・・・・助けて・・・」

 

レパレスは海では経験したことのない恐怖に蒼眼を閉じた

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・・その時であった

 

 

 

 

 

 

 

 

3・・・・2・・・・1・・・・GO!!

 

 

 

 

 

 

 

カン!からからから・・・・・

 

 

 

 

 

 

男たちがいる場所に()()()()の転がり込んできた

 

「あん?なんだこr(パン!!)うぎゃあ!!?目がぁ!?」

 

「な、なんだこれ!?眩しい!?」

 

レパレスは目を閉じていたので黒い筒(フラッシュグレネード)の餌食にはならなかったが目を開けるとそこには目を抑えて混乱する男たちがいた

すると・・・

 

 

バン!!

バシュシュシュシュシュシュシュ!!

 

 

「ぐは!?」

 

「な、なにもんだおまえr「はーい、ちょっとごめんね?」ごひゅ!?」

 

そこにいたのは先ほどの重桜の陸上兵士ではなく()()()()()()()()()()()()()()()()()()()何かだった

 

「・・・隊長君どの・・・敵の首を折るときこっち見てドヤ顔するのやめてくれません?」

 

隊長君「え~?バ〇オハザ〇ドのハンクみたいでかっこいいジャン?」

 

「いや、あれはガスマスクとカリスマで成り立っているイケメンなのでアルファ1には無理だ」

 

隊長君「・・・みんなそこまで言わなくてもいいじゃん・・・さてと・・・」

 

突入してきたのは隊長君率いるアルファチームであった

隊長君は独房の扉を開け中に入っていりレパレスに銃口を向けた

 

レパレス(はは・・・ようやく天使様がお迎えに来たのかな?)

 

極度の栄養失調と重度の怪我で意識が朦朧としていく中、レパレスは死を覚悟した

 

 

ガシャァン!!

 

 

・・・しかし破壊したのは()()()()()()()()()()()()()()()だった

 

レパレス(え?)

 

隊長君「・・・あなたがロイヤルの巡洋戦艦レパレスですね?」

 

レパレス「は、はい・・・」

 

隊長君「・・・我々は陸・空両用自衛隊兼アメリカ軍移動式港湾設備搭載型航空棲鬼所属の救助部隊です!!」

 

レパレス「え?・・・じえい・・・こうわん?」

 

「隊長君どの・・・意味わかってませんよ?あとナイトビジョンはずしてください」

 

隊長君「・・・つまり!アズールレーンだ!!」

 

レパレス「え・・・・アズールレーン?・・・帰れるの?」

 

隊長君「ああ!帰れるぞ!今までよく耐えたな!えらいぞ!」

 

レパレス「う・・・ううう・・・うああああああああああああ!!」

 

ようやくみんなに会えるとわかった瞬間、目から涙が自然と流れ落ちていった

 

隊長君「・・・あとレパレスさん・・・プリンスオブウェールズの場所って知りませんか?」

 

レパレス「えっと・・・確か「27日の重桜の艦隊がジャワ島に近づいたときに重桜本土に輸送する」って言って昨夜に近くの飛行場に連れていかれた!!」

 

隊長君「まじかよ!?・・・指令!ネームレス指令!聞こえますか!?」

 

ネームレス『こちらネームレスです!どうした隊長君!?』

 

隊長君「レパレスは回収できたけどプリンスオブウェールズさんが昨夜に重桜本土に輸送するため近くの飛行場基地に連行された!!あと、重桜艦隊が来るのは27日です!!」

 

ネームレス『うそでしょ!?あと、27日って・・・今日じゃん!?え、え!?どうする!?ついさっき少将が二日連続で出撃したのに接敵しないからお前が情報を流しているんだろって疑えられたんだけど!?』

 

現在の時刻は

2月27日 4:30

正史を知っている読者は分かっているかもしれないがこの27日にスラバヤ沖海戦が起きる日でもあった

急いでネームレスは27日に重桜艦隊が来ると少将に連絡するが・・・

 

「知るか!貴様・・・疑われたからって嘘の情報を垂れ流すな!!」

 

・・・と聞いてもくれなかった

 

隊長君「・・・とりあえずレパレスさんの回収を優先します!!」

 

ネームレス『わかった!!こっちも何か案がないか考えておく!!」

 

隊長君「・・・了解・・・よし、ブラボーやってくれ!」

 

「あいよ!C4・・・発破!!」

 

 

ドゴォォォォォォォォォォォォォォォォォォン!!

 

 

レパレス「え!?何の音!?」

 

突如、基地内で爆音が聞こえ振動が建物を揺らした

窓を覗くとそこには()()()()()()()()()()()()()()

 

隊長君「よし!GO!!」

 

先ほどの爆発は別に動いていたブラボーチームが倉庫に設置したC4を爆発させて陽動にさせた

これにより重桜の兵はそっちに集中しこっちも多少大きな音を出してもバレないので速やかに出れた

 

隊長君「よし!(現場猫)ブラボーチームもチャーリーチームも撤退してくれ!!」

 

「了解」

 

「了解!ほ~れ!これはおまけだ!!」

 

すると基地で先ほどまで入っていたコンクリートの建物が・・・

 

 

ドカァァァァァァァァァァァァァァァァァァァン!!

 

 

大爆発した

隊長君は混乱の中に紛れて基地を脱出し森の中に逃げ込み部隊で事前に決めていたLanding Zone(回収地点)に集合する

爆発して陽動に成功したが同時に警戒態勢に入られるので急いで森の中を走る

 

レパレス「はぁはぁはぁはぁはぁ・・・・」

 

しかしレパレスはもはや体は枝のように痩せているのでふらふらしながら走っていた

 

隊長君「・・・失礼!!」

 

レパレス「え?きゃ!?」

 

それを見て後れを取るには行けないと判断した隊長君はレパレスを無理やり背中に担いで疾走した

そして・・・

 

隊長君「よしついた!!」

 

回収地点の海岸についた

すると・・・

 

『こちらプリーチャー!!間もなくL,Z(ランディングポイント)に到着する!!』

 

隊長君「了解」

 

上空から少しずつ回収ヘリのUH-60が下りてきた

地面についた瞬間、全部隊は急いで乗り込んだ

 

隊長君「・・・みんな乗ったね!?・・・よし上がってくれ!!」

 

合図を確認した操縦士はゆっくりと機体を上げネームレスのいるところに帰還していった

 

隊長君「ふぅ・・・こちらアルファ1・・・隊長君からネームレス指令へ・・・レパレスの救助に成功しました・・・あとはプリンスオブウェールズさんだけです」

 

ネームレス『こちらネームレス!!よかったぁ・・・みんな無事ね?』

 

隊長君「・・・全員無事ですがレパレスさんが衰弱状態で着いたら医療班の手配を頼みます」

 

ネームレス『わかった!!・・・あと、隊長君!プリンスオブウェールズのほうは()()()が動いてくれた!!」

 

隊長君「別動隊?」

 

ここで隊長君は、はて?そんな部隊うちにいたっけ?っと考える

 

隊長君「ネームレス指令?そいつらどんな格好してましたか?」

 

ネームレス『え?たしか・・・()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()を付けてた!!』

 

隊長君「・・・たくさんの白い星に赤と白の線・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・あ!!」

 

隊長君が何かに気が付いたようだ

 

隊長君「ネームレス指令!!今すぐに彼らを呼び戻してください!!破壊されます!!」

 

ネームレス『ええ!?彼ら死んじゃうの!?」

 

隊長君「いえ!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()!!

 


 

・・・ここはとある森

 

「あれがDestruction target(破壊目標)か・・・」

 

「おい、リーダー・・・破壊じゃなく救出だ」

 

そこには迷彩服に()()()のマークの書かれた部隊が下りそこから500m向こうに重桜の基地があった

どうやらここが報告であった救出対象(プリンスオブウェールズ)がいるらしい

 

「おお、お前ら!!武器は持ったか!!」

 

「「「「「Year!!」」」」」

 

「リーダー!!コレ、隊長君(日本)の装備ですがセーフですか!?」

 

「そんなの愛国心があれば国境なんて関係ねぇ!!」

 

彼らの背後にはネームレスに出撃要請で出してもらった戦闘車両があった

 

「ネームレス指令には悪いけどちっと過剰戦力かもしれんがあいつら(日本)みたいにコソコソできないんでねぇ!!」

 

目標の重桜の基地は陸軍の即席駐屯地で飛行場代わりの野原があり周りには九七式中戦車が20台、そのほかにも野砲や高角砲などはあった

しかしこちらの戦力はというと・・・

・10式戦 40台

・AH-64D 6機

・99式自走155mmりゅう弾砲 25両

・87式自走高射機関砲 10両

・AC-130E (ペイブ イージス) 1機

・兵数・・・わからん

まぁ・・・つまり言うと・・・

()()()()()()()()()()()()()()

 

「愛国心を忘れるなぁ!!」

 

「「「「おおおおおおお!!!」」」」

 

「「「「「「U,S,A!!U,S,A!!U,S,A!!」」」」」」」

「U,S,J!!U,S,J!!U,S,J!!」

 

「おい、だれか違うのを言っている奴がいるぞ!?」

 

こうして無許可で出撃した(正確には隊長君の許可なし)この脳筋部隊は進撃していった




どうもヲ級ちゃんの帽子になりたい零城です

今回、隊長君たちの初陣で特殊部隊風にしてみたけど合ってるかな?(汗)
とりあえず作者は今回書いたレパレスを画面越しに拝みながら次を書きます

次回は・・・アメリカンな部隊が暴れます


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潜入任務とスラバヤ沖海戦 参

今回もネームレスは出ません


2月27日 11:00

重桜の基地内

 

「・・・確か今日が重桜艦隊が来る日だったよな?」

 

「ああ、最終的に我が軍がジャワ島を占領する予定だ」

 

「へへへ・・・ようやく俺らにも休暇が来るなぁ!」

 

「・・・そうだな・・・早く故郷のお母に会いたいぜ」

 

ここは重桜の即席基地

現在、ここは新しい飛行場にしようとアズールレーンに極秘に建設されているところだ

 

「にしてもよ?聞いたか?・・・奴さん(アズールレーン)、とんでもない兵器を待っているらしいぞ?」

 

「確か・・・()()()だっけか?こっちの言葉に変えたら?」

 

「ああ、不気味だよな・・・」

 

「名前の無い兵器なんて・・・一体あいつらは何を考えてんだ?・・・・・・・・・・・ん?なんだこの音?」

 

二人が話していると森の奥から()()()()()()()()()()()()()()

 

「・・・陸軍の援軍か?」

 

「でも重桜の艦隊ってまだ到着してなかっただろ?」

 

「まさか・・・アズールレーンか?」

 

嫌な予感がし二人は装備している三八式歩兵銃を構えながら音の方向に構えていると・・・

 

??「やぁやぁ!重桜の兵士さん!!」

 

森の中から()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()を付けた人間が出てきた

 

「な!?貴様そこにとまれ!!」

 

??「ほーい、とーまった!!」

 

「お、お前・・・なにもんだ!!」

 

??「え~?私ぃ?・・・私、リーダーちゃんって言うんだ!よろしくな!」

 

「りーだー?・・・ま、まぁ・・・りーだーちゃんに聞こう!お前の所属は!?」

 

リーダーちゃん「えっと・・・陸・空両用・・・ああぁ!!もう!めんどくせぇ!!とにかくアズールレーンじゃねぇ!!」

 

「ほ・・・そうかアズールレーンじゃないのか・・・でもお前は何のためにここに来たんだ?」

 

リーダーちゃん「え?そんなの・・・」

 

 

 

ズダダダダダダダダダダダダダ!!

 

 

 

「ぐは!?」

 

「な・・・に?」

 

なぜ来たのか聞こうとしたが兵士二人はハチの巣にされてしまった

 

リーダーちゃん「ここをぶっ壊すためですよぉ!!野郎ども!行くぞぉ!!」

 

「「「おおおおおおおおおおおお!!!!!」」」

 


重桜の基地 尋問室

 

「そろそろ吐いたらどうかね?」

 

窓もなく薄暗い室内の中複数人の重桜の将官と一人のロイヤルKAN-SENがいた

真っ赤な制服に金髪のシュートヘアにキリっとした深紅の瞳を持つKAN-SEN

 

プリンスオブウェールズ「・・・・・・・・・・・・・」

 

「はぁ・・・まだ黙秘するのか・・・そろそろ話したらどうだ?話したら楽になれるぞ?」

 

プリンスオブウェールズ「ふん・・・貴様らに喋ることなどない」

 

彼女は1941年12月10日のマレー沖海戦にて仲間のロイヤル巡洋戦艦レパレスと共に沈んだはずだが奇跡的にどこかの島に流れ着き生存したが現地にいた重桜兵に捕虜として捕まってしまった

しばらくはレパレスと同じ基地に収容されていたが突然、自分が本土に連れていかれるというわけでこの基地から本日27日に輸送されるようだ

 

「・・・わかったこれでこの基地での尋問はこれで最後だ・・・結局最後まで話さなかったな、敵ながら口の堅さにあっぱれだ」

 

捕まってからはというと暴力のような拷問は受けたが仲間の思いを思るため最後まで話さなかった

・・・しかしレパレスと別れてから後の彼女の状態は分からなかった

 

「今日の夜に輸送艦が来るから身支度しろよ?・・・あと、お前が捕まった時に来ていた服・・・簡易的だが直しておいたぞ」

 

そう言い渡された箱には赤い制服が入っていた

 

プリンスオブウェールズ「・・・これは驚いたな・・・重桜は野蛮な奴しかいないと思っていたが紳士な奴もいたものだ・・・」

 

「はぁ・・・あんな?敵でも礼儀っていうものがあるんでね?さすがに女性をそんな囚人服めいた服装に着させるのも俺たちの大和魂が泣くんでね?」

 

箱に入っていた服は当初は被弾した後でできた火傷の跡や汗で汚れていたがきれいになっており穴が開いたところも塞がっていた

 

プリンスオブウェールズ「・・・しかしこれを直した奴はへたくそだな」

 

「うるさいやい・・・そんじゃ夜までには着とけよ?」

 

そう言い尋問室にいたプリンスオブウェールズは部屋を出て行き部屋には将官たちだけになった

 

「しかし大佐殿?なんで急に本部はあのレディ(プリンスオブウェールズ)の輸送を命令したんでしょうね?」

 

「・・・すまんが私にもわからん。なんたって前に本部で会議があった後、急に()()()()()に呼ばれてさ捕虜の写真を見せろってさっき会議で出した写真を見えたら「プリンスオブウェールズを本部に連れて私のところに連れてこい・・・私が直接、調教・・・じゃなくて尋問してやる」ってさ」

 

「・・・なんか最近の本部の上層部って変ですよね?江ノ島大将も上層部の一人でしたよね?」

 

「ああ、全くわからん・・・はぁ、八幡指令官が上層部のトップだったらなぁ・・・」

 

「八幡って・・・確か()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()でしたよね?噂じゃセイレーンかアズールレーンに暗殺されて行方不明だとか?」

 

「ああ、あの人がいたころの基地はとても笑顔にあふれていたな・・・でも八幡指令が自己犠牲が少々強いのが難点だな」

 

「でもそのあとについた()()()()()も素晴らしい人物だって上層部のお墨付きがついたと聞きましたが・・・」

 

「・・・ここだけの話だが・・・・私はどうも宇摩指令のことを信用できん」

 

「なぜです?」

 

「前に宇摩指令が着任した一週間後に派遣で行ったんだがどうも妙だった」

 

「妙?」

 

「・・・()()()()()()K()A()N()-()S()E()N()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

「いいことではないんでしょうか?部下から嫌味を感じさせない指令とは?」

 

「普通素晴らしいことなんだが彼らの顔を見るとまるで操られたかのように目に生気を感じなかったんだ」

 

「・・・それは本当なのですか?」

 

「ああ、中尉も気を付けてたまえ・・・最近は嫌なうわさが絶えんからな・・・アズールレーンが新型兵器を手に入れたとか上層部がセイレーンと繋がっているとか・・・・・・・・・・・全部、気のせいであってほしいものだ」

 

はぁ・・・とため息を吐く・・・が・・・

 

 

ズドォォォォォォォォォォォォォォォォン!!

 

 

 

「うわ!?な、何事だ!?」

 

基地全体が地震かのように揺れた

 

「た、大変です!!敵襲です!!」

 

「なにアズールレーンか!?」

 

「いいえ!!()()()()()()()()()!!」

 


 

そのころ基地の外では・・・

 

Hello!!die!!(こんにちは!!そしてさようなら!!)

 

「ぐああ!?」

 

修羅場が広がっていた

 

リーダーちゃん「いいかお前らぁ!!挨拶と共に鉛球をぶち込め!!そうすれば敵も反撃しない!!」

 

「「「「「「おおおおおおおおおおおお!!」」」」」」」

 

リーダーちゃんを先頭に少しずつだが重桜の基地を占領していった

 

「おい!援軍を要請しろ!!」

 

「・・・だめだ!どこに連絡しても返信がない!!」

 

重桜の兵士は謎の兵団に相手しつつ援軍を要請するがリーダーちゃんの部下が通信妨害波を出しているので雑音しか聞こえなかった

 

「リーダー!!後ろの奴ら(自走砲)が装填完了したってさ!!」

 

リーダーちゃん「あいよ!!総員四歩後ろに下がれ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「おい、なんだ?あいつら下がっていくぞ?」

 

即席で土嚢を積み上げて作った塹壕から重桜の兵士は見ていた

 

「・・・撤退か?」

 

「ならありがたいんだが・・・にしても攻めてからまだ5分くらいしかたってないぞ?」

 

「でも助かった・・・」

 

しかし・・・

 

ひゅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ・・・

 

「・・・っ!?総員!自走砲がくる」

 

兵士の一人が警戒をと叫ぼうとしたがその時にはひき肉になっていた

 

 

 

 

 

 

 

Bullet landing・・・・・・・・・・now!!(だんちゃ~~~く・・・・・・今!!)

 

ズドォォォォォォォォォォォォォォォォン!!

 

リーダーちゃん「いいぞぉ!!この辺りを作物が育たないほど耕してしまえぇ!(パ〇ガス声)」

 

リーダーちゃんが部下に作らせた塹壕から乗り出し叫んでいる

・・・言っておくがこれは重桜基地破壊作戦ではなく救助作戦である

 

リーダーちゃん「ナイスダァ!自走砲組!!帰ったら酒をおごってやらぁ!!」

 

「でもその前に隊長君に怒られますけどね!!」

 

リーダーちゃん「大丈夫さぁ!!全責任は私が持つ・・・てね!!」

 

一方被弾した重桜の兵士は・・・

 

「ごほごほ!?誰かぁ!けがしたやつはいるかぁ!?」

 

「・・・な、なんとか大丈夫です」

 

「うう・・・目が・・・」

 

「腕ガァ!!誰か助けてくれぇ!!」

 

「落ち着け!傷は浅いぞ!!」

 

ほとんどがとっさに頭を伏せるなどの受け身を取ったので無事だったが遅れたものは負傷をした

 

「大体無事か・・・」

 

「すまん!遅れた!」

 

「おお!来てくれたか!!」

 

キュラキュラとキャタピラをならせてきたのは重桜の主力戦車の九七式中戦車だった

 

「エンジンを吹かすのに時間がかかってしまってな!!お前たちは後ろに下げれ!!」

 

そう言い九七式中戦車は敵の塹壕に砲身を向ける

 

「・・・撃てぇぇぇ!!」

 

 

ドカァァァァァァァン!!

 

 

砲弾は見事塹壕に命中した

 

リーダーちゃん「けほけほ!?・・・やってくれたわねぇ・・・みんな無事!?」

 

「大丈夫です!!」

 

「ヘルメットが助けてくれました!!」

 

「足首を挫きましたぁ!!」

 

リーダーちゃん「よし、みんな無事ね!!」

 

何とも適当に生存を確認したリーダーちゃんは連絡する

 

リーダーちゃん「Hey!!"Hitomaru"?Can you shoot from there?」

 

「Yes!!大きな音に注意してくださいってな!!」

 

するとリーダーちゃんたちが出てきた森から

 

 

ズドォォォォォォォォォォォォォォォォン!!

 

 

途轍もない速さで搭載されていた10式120mm装弾筒付翼安定徹甲弾(APFSDS)が飛んでいき九七式中戦車の砲塔に刺さり爆発した

 

「うっしゃぁ!!いっちょ上がり!!」

 

リーダーちゃん「ナイス!帰ったら水をおごってやるよ!!」

 

「や・・・いや、まったくうれしくねぇ!?」

 

リーダーちゃん「OK!!総員、ヒトマルを前にして前進!!降伏した敵は殺さないでね!!」

 


 

プリンスオブウェールズ「な、なんの音なんだ?」

 

尋問室から出された後、独房にて着替えていた

体は拷問で包帯だらけになっており敵に弱っているところを見せないように我慢していたがそろそろ限界を感じていいた。今は赤い制服で肌は見えていないが下は痛々しい見た目をしているだろう

そんな時に基地全体を揺るがすほどの爆発音と揺れを感じた

 

「おい、どうしたんだ!!」

 

「なんでも()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()!!俺も戦ってくるからお前はここを任せるぞ!!」

 

・・・どうやら私を助けに来たらしいが・・・誰なんだ?

普通、ロイヤルがここまで無計画に攻めてくるなんてしないだろうし・・・ユニオンでも派手好きだがここまではしないよな?

 

「所属不明ってアズールレーンじゃないならセイレーンか?でもあいつらがこいつを助けるメリットなんて・・・」

 

すると・・・

 

 

 

ミシ・・・

 

 

 

天井にひびが入ってきた

 

「ん?なんの音d「一度やってみたかったヒーロー着地!!」・・・ぐはぁ!?」

 

プリンスオブウェールズ「・・・・え?」

 

あまりにも突然すぎて処理が追い付かないプリンスオブウェールズ

突如、天井が破壊されてそこから一人の人間が下りてきて兵士の脳天を踏みつけ気絶させた

 

リーダーちゃん「ふぃー!やっては見たものの足に来るなこれ・・・あ!あなたがプリンス・・・えっと・・・プリンスなんちゃらですか?」

 

プリンスオブウェールズ「・・・プリンスオブウェールズだ・・・お前たちは?」

 

リーダーちゃん「えっと・・・陸・空・・・・だぁぁぁ!!もう!とにかく味方であなたを救助に来ました!!」

 

プリンスオブウェールズ「・・・そうか・・・しかし、君たちが私の味方である証拠は?」

 

リーダーちゃん「え?証拠?」

 

プリンスオブウェールズ「ああ、こんな何も考えずに助けに来るなんて普通の部隊じゃありえん・・・もし、お前たちがセイレーンだったらどうするんだ?」

 

リーダーちゃん「え、えっと・・・」

 

まさか助けに来たのに疑われるというよくわからない展開にどうすればいいのか悩んでいると・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ひ、ひぃ!?り、リーダー!!助けt」

 

「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」

 

「リーダー!にげt」

 

()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

リーダーちゃん「みんな!?みんなどうしたの!?」

 

「や、()()来たんだぁ!!・・・ってうわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」

 

リーダーちゃん「え、奴って?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・もしかして!?ご、ごめん!!救助の人たちがそろそろ来るからその人たちに(ポンポン)・・・ひ!?」

 

最初は奴とはだれなのかわからず考えていたが心当たりを感じ急いでその場から逃げようとしたが()()()()()()()()()()()()()()

嘘だと神に願いギギギ・・・と振り替えてみると・・・

 

リーダーちゃん(ギギギ・・・)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

隊長君(にっこり)

 

リーダーちゃん「・・・・・・・・・・・・・・・・・H,Hello?・・・Mr,Taityou?」

 

隊長君「・・・・・・Which is better, remorse or push-ups 10,000 times, Hamtaro call for a week in a row?(訳:反省文か腕立て伏せ一万回、ハ〇太郎コール一週間連続どっちがいいですか?)」

 

リーダーちゃん「・・・・・What is the option of not choosing any?(訳:どれも選ばないっていう選択肢は?)」

 

隊長君「There is no such option,fool(訳:そんな選択肢ねぇわバカ)」

 

リーダーちゃん「え、えっと・・・・・・・・・・・・・・・て、テレペロ?」

 

隊長君「・・・Clench your teeth(訳:歯を食いしばれよ)」

 

独房の前でリーダーちゃんの頭にげんこつが降り注いだ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

隊長君説教中・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

隊長君「・・・はぁ・・・今後から気を付けるように」

 

リーダーちゃん「はいはい」

 

隊長君「・・・ハイは一回な?」

 

リーダーちゃん「・・・へ~い」

 

隊長君「・・・(スッ)」

 

リーダーちゃん「ご、ごめんって!?だからその振り上げた拳をおろして!?」

 

隊長君「・・・はぁ・・・すみません、うちの者が迷惑を掛けました・・・アズールレーンの救助部隊です」

 

プリンスオブウェールズ「あ、ああ・・・アズールレーンだったのか・・・レパレスは?」

 

隊長君「レパレスはロイヤルの基地で治療を受けています」

 

プリンスオブウェールズ「そうか・・・よかった・・・」

 

自分はまだ独房の中にいるのに目の前で説教を受けているところを見せられるというよくわからない場面を見せられたプリンスオブウェールズは仲間の無事に安堵した

 

隊長君「とにかくあなたをロイヤル基地まで輸送します」

 

プリンスオブウェールズ「ああ、よろしく頼む」

 

隊長君「・・・よし・・・プリーチャー・・・回収を」

 

こうして独房からようやく出れて外を見たが・・・

 

プリンスオブウェールズ「・・・・・・なんだこれは」

 

そこには()()()()()()()()()()()()()()()()()()()・・・・・・・と地面に頭をめり込ませているリーダーちゃんの部下だった

 

リーダーちゃん「う、うわー(引)・・・隊長君・・・また隊員を地面に埋め込む刑(田植え)でもしたの?」

 

隊長君「なんだ?してほしいのか?」

 

リーダーちゃん「いえ、遠慮しときます(即答)」

 

埋め込まれた隊員を引き抜いているとけっこうじかんが結構時間がかかってしまった

 

2月27日 17:00ごろ

 

上空でCH-47(回収ヘリ)が下りてきた

 

プリンスオブウェールズ「・・・なんだあれは?・・・オートジャイロ?」

 

隊長君「あれは私たちが使用しているCH-47チヌークというヘリコプターという乗り物です」

 

プリンスオブウェールズ「・・・ヘリコプター」

 

CH-47が地面に降り立ち降伏した重桜の兵士とリーダーちゃんの部下を乗り込ませていった

隊長君の隣ではUH-60が下りてくる

 

隊長君「・・・詰め込み完了・・・それじゃプリンスオブウェールズさんはこっちに」

 

隊長君はウェールズにUH-60に乗るよう促すが

 

プリンスオブウェールズ「・・・どうしても乗り込まないといけないのか?」

 

隊長君「嫌なのですか?」

 

プリンスオブウェールズ「・・・あ、いや・・・そのぉ・・・なんだ・・・私はKAN-SENだから海を通って帰るよ」

 

隊長君「え!?ちょっと!?だめですよ!?情報では27日に重桜が攻めてくるので!!」

 

プリンスオブウェールズ「なに!?奴らが来るのか!?なら、増援に行かなければ!?」

 

仲間の危機を感じ急いで向かおうとするが

 

プリンスオブウェールズ「(ズキッ!)痛!?」

 

海に向かって走ろうとしたがどうやら足を拷問の時に痛めたようだ

 

隊長君「ウェールズさん!?今は無茶です!?おそらくですが拷問で怪我をしているんでしょう!?」

 

プリンスオブウェールズ「ッ!?しかし、私は仲間を!!」

 

すると・・・

 

ネームレス『隊長君!?聞こえる!?』

 

隊長君「こちら隊長君!!どうしましたかネームレス指令!?」

 

ネームレス『たった今、()()()()()()()()()()()()()()()()()()って!!』

 

隊長君「・・・了解です!!こちらはウェールズさんを移送します!!」

 

ネームレス『わかった!気を付けて!!』

 

通信が切れたのを確認し隊長君は動く

 

隊長君「それじゃ行きますよ!!」

 

プリンスオブウェールズ「待ってくれ!私は仲間を!!」

 

しかしこのままだと、もし重桜の艦隊がこの基地に通信して返答がなく不信に思い来てしまったら今の自分たちじゃ勝ち目がないと判断した隊長君は

 

プリンスオブウェールズ「え?うわ!?」

 

隊長君「失礼します!!」

 

プリンスオブウェールズをお姫様抱っこで無理やり持ち上げヘリに乗った

 

隊長君「あげてください!!」

 

こうして半ば無理やりだがロイヤルKAN-SEN救助作戦は成功し隊長君一同は急いでロイヤル基地に帰還した




どうもとうとう熱中症になった零城です

次回もネームレス自身の出撃はありません(´・ω・`)


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潜入任務とスラバヤ沖海戦 肆

今回はエクセターやヒューストンたちが主に出ます
例によってネームレスは出ません

あと、皆さんに謝ることが・・・
「潜入任務とスラバヤ沖海戦 壱」
にてアズールレーン側の編成で出てない艦船には( )を付けると書きましたが・・・


()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()


つきましてはこの度間違えた情報を出したのと全国のジュピターファンに喧嘩を売ってしまい申し訳ございませんでした・・・
あと、修正もしておきました

感想も
ヴェノム 氏
信濃 氏
ありがとうございました!!
マジですみませんでした!!
今回、結構駄作です・・・
正史を調べて書いたのですが作者の執筆力と理解力の無さに割と意味が分からないところがありますが目をつぶっていただくとありがたいです


2月27日 17:00ごろ

正史ではこの日は”スラバヤ沖海戦”、連合軍ではジャワ海海戦と呼ばれる戦いが始まる日でもあった

 

スラバヤ湾にて・・・

アズールレーンの艦隊がスラバヤ湾に見えるところまで来ていた

 

エクセター「了解・・・少将、ネームレスからです」

 

「はぁ・・・またか・・・」

 

現在、艦隊は二日間連続で重桜艦隊の接近を警戒していたが結局来ずに乗り員は疲弊していた

そこで少将はスラバヤに入港し補給することにした

しかし今朝から別の任務(ロイヤルKAN-SEN救助作戦)で来た航空基地KAN-SENのネームレスが今日重桜の艦隊が接近すると報告してきた

・・・別にそれを報告してきたのがアズールレーン側のKAN-SENだったら慌てるが情報元が重桜なのかもわからないKAN-SENだ・・・信用ができない

 

「無視をしておけ・・・嘘だったらどうするんだ」

 

そろそろくどくなったので無視をするよう指示をする

 

「・・・この作戦が終わったら上層部にあいつのことで文句言ってやるか・・・・はぁ・・・・」

 

ため息を吐きながら指示艦である(量産型)軽巡洋艦の上にてため息を吐く

 

ヒューストン「・・・でも本当かもしれないよ?」

 

「・・・なんだ?お前はあいつを擁護するのか?」

 

ヒューストン「いやそういうわけじゃないけど・・・・・・ネームレスって嘘をつくのができないっていうか・・・()()()()()()()()()()()()からできないの」

 

ヒューストンは隣で航行しながら少し心配そうな顔で言う

 

ヒューストン「前だってシムスと遊んでたらシムスが転んで怪我しちゃったけどすぐにネームレスは治療してくれたから彼が嘘をつくような性格じゃないと思う・・・」

 

「ふん・・・そんなの重桜の演技かもしれないぞ?それより今は補給だ早めにして備えなければ・・・」

 

すると・・・

 

 

ジリリリリリリリリリン!!

 

 

指揮艦の常備されている通信機が鳴り響いた

 

「ん?誰だこんな時に?・・・・・はい・・・・・・・・・・・・・・なに!?」

 

突然、指揮艦内が慌ただしくなった

その内容とは

 

 

 

 

 

()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

 

 

 

 

「くそ!全艦隊反転!!全速力でスラバヤ沖に向かうぞ!!・・・・・・・・・・・・・・・・あのKAN-SENが言っていたことは本当だったのか!」

 

運悪くこの時アズールレーンは水上偵察機を陸揚げしていたので出していなかった

こうしてアズールレーンの艦隊は急いで現場に向かうのであった

・・・しかしその艦隊の上空では

 

 

 

 

「・・・敵艦隊発見」

 

 

 

 

()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()が飛んでいた

 


 

スラバヤ沖

 

那智「・・・・フフフ♪了解・・・・全重桜KAN-SENに報告、敵艦隊を発見、戦闘準備をして」

 

那珂「了解、総員対空対潜警戒を厳となせ!!」

 

夕立「うおおお!!やっと戦えるぜ!!」

 

雪風「い、今から戦うのか?」

 

神通「ふぅ・・・結構疲れるわね・・・二日間も航行しぱなしって・・・」

 

那智「でも舐められたものね・・・こっちは7人のKAN-SENに対して敵は2人って」

 

夕立「だはははは!!この夕立がやっつけてやるさ!!」

 

江風「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・そうだな」

 

夕立「ん?どうしたんだ江風?腹が減ったのか?なら肉食うか!?」

 

江風「いや、いい・・・・いいから近寄るな・・・暑苦しい」

 

海の上で陣形を組みながら会話をする重桜だが江風だけ手を耳に当て黙っていた

 

那智「さっきから何をしてるの?江風?」

 

江風「・・・・・・・・・っち切られたか・・・・・・一瞬だけ敵の通信を傍受できたんだが切れてしまった・・・まぁ、暗号だらけで全く分からなかったが」

 

雪風「前に重桜の暗号を覚えようとしたけど多すぎてわからなかったのだ・・・」

 

夕立「あれ複雑すぎるぜ・・・」

 

江風「・・・覚えろ、いつ実際に使うかわからんぞ・・・・・・・・・しかし妙だったな」

 

神通「何かあったの?」

 

江風「敵の通信内容に()()()()()という言葉がやたらと多かったな」

 

夕立「ねーむれす?・・・・なんだそれ?おいしいのか?」

 

雪風「ちがうよ夕立!確かあっちの言葉で・・・・・・えっと・・・・・・あのぉ・・・・」

 

江風「・・・・・・()()()だ」

 

雪風「そう!それなのだ!!」

 

神通「名無し・・・何かのコードネームかしら?」

 

那智「そうね一応警戒はしておいた方が・・・・ん?・・・・・・・・・・ッ!了解、帰還して」

 

先頭で航行していた那智が水上偵察機からの連絡に顔が強張る

 

那智「みんな偵察機からの報告よ・・・()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()らしいわ」

 

江風「やはりか・・・先日から呼び変えても応答がなかったからまさかと思っていたが・・・・・だがその基地には捕虜のKAN-SENがいたはずだそいつは?」

 

那智「死体は確認できていなかったから逃げられたんでしょう・・・恐らくだけどやったのはアズールレーンの部隊ね・・・余程の手練れかしら」

 

神通「アズールレーンも結構やるわね・・・前だって()()()()()()()()()()()()()()()し」

 

夕立「これって全部”ねーむれす”がやったのか?」

 

江風「ああ、そのネームレスがやったんだろう・・・あってみたいものだ・・・どのような()()()()()()()()()

 

重桜のKAN-SENたちはネームレスは部隊名だろうと推測するが実際はKAN-SENの名前だとこの時はまだ知らなかった

 

那智「さてそろそろ会敵時間だわ、全員警戒して!!T字戦法で行くわよ!!」

 

那智の掛け声に全員気を引き締める

 


(第一次昼戦)

 

ヒューストン「・・・いた!!」

 

スラバヤ北西約30マイル(48km)の沖にてアズールレーンと重桜の艦隊は接敵した

 

エクセター「・・・多い!?」

 

「っち!あいつらT字戦法でいやがる!・・・艦隊針路をやや左に変針して、重桜と同航砲戦を取るぞ!!」

 

時刻は

2月27日 17:45

艦隊との間が1,7kmぐらいになったぐらいで

 

神通「・・・・・・主砲撃てぇぇぇ!!」

 

神通が初弾を発砲しアズールレーンの艦隊の先頭にいたジュピターと駆逐艦(量産型)に挟叉したが命中しなかった

(ってか”挟叉”ってなんだ?)

 

神通「うぬ!さすがにこの距離は当たりませんか・・・」

 

ジュピターはというと

 

ジュピター「ううう・・・撃ち返したいけど12センチ砲じゃ届かない・・・」

 

搭載されている主砲で撃ち返したいが射程が届かず一方的に砲撃されていった

 

那智「ほれほれ♪このままじゃ一方的に沈んじゃうよ!!」

 

那智も加わり砲撃を開始する

エクセターとヒューストンは避けながらどうにか射程圏内まで近づき砲撃するが那智は左右によけ至近弾でやり過ごしたり迫ってくる魚雷も回避運動をしてやり過ごす

 

エクセター「重桜・・・も!!結構・・・やりますね!!」

 

神通「そちらもですね!!」

 

エクセターと神通が至近距離で撃ち合うが両者避け回避する

両者外してしまい急いで次弾装填し撃とうとするがその隙をエクセターは逃さず副砲で追い打ちをかけるが

 

 

バシュゥゥゥゥゥゥ・・・・

 

 

エクセター「煙幕か!」

 

神通は煙幕を展開しその場を離れる

ちなみに煙幕と言ったらイギリスですが日本も普通に使われてました

 

すると・・・

 

神通「那珂!夕立!今!」

 

那珂「はい!」

 

夕立「あいよ!!」

 

エクセター「な!?魚雷!?あの遠距離から!?」

 

神通とエクセターが戦っていた場所から離れたところに夕立と那珂が接近し遠距離から魚雷を発射した

 

神通「私からもおまけです!!」

 

神通も魚雷の接近に合わせて煙幕を展開し魚雷を発射するがさすがに危険と感じたのかエクセターは避けに専念し大体を避けきれた

しかも迫ってきた魚雷のほとんどが途中で自爆するという幸運に恵まれた

 

夕立「ってこの魚雷(九三式魚雷)全く使えないぞ!?」

 

那珂「これは帰って技術部に文句を言う必要がありますね!!」

 

この夕立たちが使った九三式魚雷だが信管が敏感すぎてほとんどが途中で波に反応して爆発してしまった

アズールレーン側のKAN-SENと重桜のKAN-SENの戦いは1時30分も続き時刻は

 

2月27日 18:35

 

その時が来た・・・

一発の砲弾がエクセターに向かっていき

 

 

ズドォォォォォォォォォォォォォォォォン!!

 

 

ジュピター「ッ!?エクセター!?」

 

エクセター「痛!?足が!?」

 

砲弾はエクセターの足(艦船で言う機関部)に当たり動きが鈍くなってしまった

 

「エクセター!?大丈夫か!?」

 

エクセター「少将・・・戦えますが陣形を組むのは無理そうです・・・」

 

少将も指揮をしている船から心配するがエクセターが負傷するという予想外のことに対してすぐ決断する

 

「全艦、一時撤退だ!!進路、南東!!」

 

指揮する船の上で一回戦場から離れて形成を立て直そうと撤退を宣言した・・・が

そこを重桜のKAN-SENたちは見逃すわけもなく追跡してきた

 

(第二次昼戦)

 

夕立「あ!逃げるな!!」

 

那珂「逃がさないよ!!」

 

重桜のKAN-SENたちはアズールレーン側のKAN-SENを追いかけていき那珂が1,2kmぐらいになった時、魚雷を放つが結局当たらなかった

魚雷を回避したアズールレーンだがエクセターは足(機関部)を怪我したため本来のスピードが出せずみんなとは遅れていった

 

「ジュピター!エクセターの逃げる時間稼ぎを頼んでいいか!?」

 

ジュピター「ん・・・了解!!」

 

命令を受けたジュピターは量産型駆逐艦二隻を引き連れ煙幕を展開し重桜の量産型駆逐艦と3000mでの砲撃船をしエクセターを逃がせたがこちらの量産型駆逐艦二隻が犠牲となってしまった

そして海戦開始から2時間50分経過したためあたりは暗くなり夜になろうとしていた

 

夕立「だー!逃がしたー!」

 

江風「逃がしたか・・・」

 

那智「そうね・・・これは船団護衛に戻った方がよさそうね・・・・それに()()()()()()()()()()()()♪」

 

他のところで索敵していた江風たちと那智の艦隊は合流し夜戦の準備をした

 


 

(第一次夜戦)

 

戦場から一時撤退したアズールレーンの艦隊は負傷したエクセターの治療のためスラバヤに向かっていた

 

「・・・重桜の艦隊の追撃は?」

 

「来ていません・・・恐らく船団護衛に戻ったのでしょう」

 

「そうか・・・くそ・・・あいつの言ってたことを信じとけばな・・・」

 

どうにか体制をもとに戻すことに成功し次の行動に移る

 

「エクセターはスラバヤまで戻り可能な限り修理を・・・我々は敵の船団を叩く!!これ以上、重桜の上陸を止めなければ南は完全に負けてしまう!」

 

このまま重桜の南方進出を許してしまうとこちらが反撃する機会を失ってしまう

 

エクセター「しかし少将!!私はまだ戦えます!!」

 

「・・・いや、エクセターはこのまま行ってくれ・・・あのKAN-SENの警告を無視してしまったんだこうなったら一人も犠牲はださん」

 

そして少将は決意を固めた目で重桜の船団に向かっていった

しかし上空ではそれが筒抜けであった

 

2月27日 20:52

 

重桜の船団を殲滅するために北上していた

 

「・・・ヒューストン・・・念のためにだが基地に撤退準備をするよう連絡しておいてくれ」

 

ヒューストン「了解!!」

 

「ところであのKAN-SEN・・・いや、ネームレスはどうしてる?」

 

ヒューストン「・・・・・・・わかった・・・・ネームレスのほうは任務は成功してレパレスとプリンスオブウェールズの救助に成功したって」

 

「そうか・・・ふん、重桜でも心のあるやつはいるんだな・・・・帰ったら謝るか・・・」

 

仲間の救助に成功したという情報に安堵した少将であったが・・・

 

神通「・・・やはりそちらの”ネームレス”という奴がやったのですね」

 

ヒューストン「なんでここに!?」

 

重桜を探して叩こうとしていたが逆に待ち伏せされていたのだ

 

神通「なんでって・・・・いやぁ・・・・()()()()()()()()()()()()()って思ってたんですかね・・・・」

 

神通が指を向けた方には()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

ヒューストン「まさか偵察機!?」

 

神通「・・・思いのほかあなたたちが馬鹿で助かりましたよ・・・いつになったら偵察機にずっと見られてるってわかるんだろうかなって」

 

二人の間に照明弾が落ちていき周囲にアズールレーンの艦隊がいることがバレてしまう

 

ヒューストン「くそ!」

 

ヒューストンが急いで距離を離すが

 

神通「逃がしません!!」

 

神通は魚雷を発射し倒そうとするがヒューストンらは全力で回避運動をしたので被弾はしなかった

 

ジュピター「少将!・・・こっちの動きが完全にバレてる!!」

 

「なに!?・・・偵察機か!」

 

こっちの行動がバレているなら敵の援軍を来るかもしれないのでいったん南下して引き偵察機のジャワ島沿岸をスレスレで航行し偵察機の目をくらますことにした

 


少しメタいですが正史では本来ここでジュピターが味方のオランダ軍の仕掛けた機雷に当たってしまい轟沈して日本軍の潜水艦の襲撃だと勘違いしてしまいますが都合(作者権限)によりなかったことにします

いい?ジュピターは機雷では沈んでいない、まだ生きている。OK?


 

重桜は敵艦隊を殲滅するために南下しアズールレーンは敵船団を叩くという任務のために北に向かっていった

そして時刻は

 

2月28日 0:00

 

(第二次夜戦)

 

アズールレーンの艦隊を見つけるために散開し捜索することになった重桜KAN-SEN

 

那智「はぁ・・・さっきからアズールレーンの艦隊が逃げてばかりいてがっかりするわ・・・」

 

神通「仕方ないですよ、あちらのKAN-SENは3人でこちらはその倍ですから」

 

通信機で遠くにいる神通と会話をする那智

 

神通「でも結局”ネームレス”って何者だったんですかね?」

 

那智「なんでもいいじゃない?私は()()()()()の役に立ちたいだけだし♪」

 

そして運命のいたずらなのか定かではないが・・・

 

2月28日 0:40

 

ヒューストン「なんでまた出会うのよ!?」

 

那智「あら♪これはこれは何とも運がいいこと♪なら、今度こそその首もらうわ!!」

 

ほぼ同時に会敵した両軍

 

那智「神通?援護できそう?」

 

神通「・・・すまん、全速力で向かっているが間に合いそうにない・・・」

 

那智「了解・・・・・・・でもこれで私一人で楽しめるわね!!」

 

こうして砲雷撃戦が始まったが

 

ドゴォォォォォォォォォォォォぉォォォン!!

ズドォォォォォォォォォォォォォォォォン!!

 

ヒューストン「極東のくせに!!やるね!!」

 

那智「そちらも!!」

 

両者、撃っては撃ち返しての応戦が繰り返すが夜で視界が暗いせいなのかどちらも命中弾はなかった

 

ヒューストン「ここまでくると!!・・・・そっちの!!指揮をしている人物が!!気になる!!名前はなんて!!いうの!?」

 

ヒューストンは砲撃の中、せめて少しでも情報を手に入れようと相手に聞き出す

 

那智「教えるわけないじゃない!?」

 

那智はヒューストンに向かって魚雷を放つが避けられてしまう

那智自身はとてもだらしない恰好をするが人前には見せないだけで実際は努力家であった

 

那智(・・・って言っても私だけじゃなくて()のおかげでもあるけどね!)

 

この作戦に備えて戦争が始まる以前から()()()()()で訓練をしていた

そこの指令官には結構お世話になった

よくこっそり訓練をするがその司令官は最初から分かっていたかのように訓練中にお茶やお菓子を持ってきてくれた・・・誰にもいつ訓練をしているのか言ってないのに

最初は気味が悪くて無視していたけど何回もお茶菓子を持ってきて来るうちに仲が良くなってしまった

なぜそこまでしてくれるのかと聞いてみたが

 

??「・・・()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

その言葉を聞いて、もし戦争が起きたらこの力をこの人のために使おうと決心した時でもあった

 

那智(だから必ずこの戦いに勝ってあの人に!・・・・・・・・・・あれ?)

 

しかしここで疑問に思った

 

那智(彼って・・・・誰だっけ?)

 

先ほどから彼やあの人と言っているが()()()()()()()()()()()

 

那智(江ノ島大将は女性と忙しいし・・・宇摩指令は基本めんどくさがりだから相手にしないし・・・あれ?)

 

自分は男性が苦手なのであまり異性とは会話はしないが()()()()()()()()()・・・がなぜか顔が思い出せない

 

那智「・・・・・・・・・・・・・・」

 

ヒューストン「戦場で考える暇があるなんて舐められたものだね!!」

 

ヒューストンはこの隙を逃さまいっと主砲で狙ったが

 

那智「・・・そうね・・・でも()()()()()()()()()()()()()()()()?」

 

そう言い指を指した方には

 

ヒューストン「ッ!?少将!?回避を!!」

 

指揮する少将の船に向かって行く()()()()()()()()

そして・・・

 

 

ズシャァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!

 

 

指揮艦が炎上し沈み始めた

 

ヒューストン「少将!?大丈夫!?」

 

ヒューストンは燃え上がる指揮艦に乗り込み少将の安否を確認する

 

「ごほごほ!?まさか狙いはこっちとは・・・」

 

ヒューストン「とにかく一旦引くよ!!」

 

少将の体は前進黒ずみになり血だらけになっていた

危険と判断したヒューストンバタビアに撤退した

 


 

ヒューストン「少将・・・大丈夫?」

 

「ちっ・・・俺じゃなかったら死んでたわってな」

 

スラバヤ湾まで逃げたアズールレーンの艦隊の現状はというと

ユニオンの量産型駆逐艦の魚雷は撃ち尽くしエクセターは応急で修理はできたが本部でちゃんとした修理を受ける必要があった

 

「・・・もうこれ以上の防衛は無理だな・・・無念だが撤退するしかないな」

 

少将はこれ以上の犠牲を出さないために撤退を決定した

 

エクセター「しかし少将・・・どうやってジャワ海を脱出しますか?」

 

「出るとしたらロンボク海峡かスンダ海峡を突破する2通りのパターンあるが・・・」

 

ジュピター「・・・でも前にバリ島で戦闘があったからその島の近くを通るロンボク海峡は通るのは危険・・・」

 

「・・・ならスンダ海峡だな」

 

ちなみに正史を知っている読者は気付いているかもしれないがこの時重桜の艦隊はロンボク海峡にはほとんどおらず逆にスンダ海峡に警備を固めていた

 

「ちなみに基地のほうは?」

 

ヒューストン「・・・基地のほうは先に撤退完了して沖にいるユニオン艦隊に回収してもらったって」

 

「ならあと脱出だけだな」

 

そして

2月28日 18:00

アズールレーンの艦隊は敵に見つからないようにするためヒューストン班とエクセター班に分かれバタビアを出てジャワ海脱出作戦を開始した




どうもカルボナーラを作れるようになった零城です
なんでだろうな・・・なんかストーリーが艦これのSSみたいになってくるんだが?
言っておきますがこれはアズールレーンです、決して艦これではありません

次回は(多分)ネームレスが出撃します


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潜入任務とスラバヤ沖海戦 伍 バタビア沖海戦

寝取られはキライです(急な告白)

感想も
信濃 さん
一般国家総統 さん
Bardhrod さん
ありがとうございました。


1942年2月下旬、アズールレーンの東南アジア防衛線は完全に崩壊し、重桜はアズールレーンの重要拠点ジャワ島攻略作戦を発動した

これによりアズールレーンは撤退を決定

そして日にちは

 

3月1日 4:00

 

重桜はクラガン泊地への敵前上陸に無事成功した

そしてヒューストン班が向かった先には

 

第三護衛隊

バンタム湾方面

第5水雷戦隊

軽巡洋艦 (名取)

 

第5駆逐隊

駆逐艦 (朝風)、(春風)、旗風

 

第11駆逐隊 駆逐艦 (初雪)、白雪、吹雪

 

メラク湾方面

第12駆逐隊 駆逐艦 (叢雲)、白雲

 

第22駆逐隊第1小隊 駆逐艦 (皐月)、文月

 

パトロール方面

軽巡洋艦 由良

第6駆逐隊第1小隊 駆逐艦 暁、響

 

第22駆逐隊第2小隊 駆逐艦 水無月、長月

 

西方支援隊

第7戦隊第2小隊 重巡洋艦 三隈、最上

 

第19駆逐隊小隊 駆逐艦 (敷波)

 

・・・という感じであった

この第五水雷戦隊は一航戦と共に支援をするために本土から出撃をした

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そしてここはとある基地・・・

五機の航空機にとある命令が出された

 

??「・・・ふぅ・・・ようやくか・・・」

 

??「ようやくですね・・・くれましたようやく作者が出すタイミングを見つけてくれましたからね・・・でも、任務が捜索って・・・」

 

??「仕方ないだろ?指令も緊急時だし・・・とにかく全員出撃だ」

 

そしてまだ月が空に浮かんでいる時間に

 

??「・・・発進」

 

()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 


(第一次合戦)

ジャワ島バンタム湾

 

ヒューストン「・・・エクセター・・・みんな無事に出れてるかな?」

 

1942年2月27日にあったスラバヤ沖海戦にて大多数の重桜と交戦したユニオンとロイヤルの混合艦隊は大敗し撤退することになった

エクセターとは別れヒューストンはスンダ海峡経由でジャワ島南岸のチラチャップへ移動する

途中のジャワ島バンタム湾に差し掛かったくらい・・・

 

「・・・こちら量産型駆逐艦通信手・・・ユニオン重巡洋艦ヒューストンへ報告、前方に重桜の輸送船団を発見した判断を委ねる」

 

ヒューストン「えっと・・・周りに護衛は?」

 

「・・・今のところ確認できない」

 

ヒューストン「・・・じゃぁ、バビ島の東側をまわって攻撃する」

 

撤退中に恐らく重要拠点ジャワ島攻略作戦に出され上陸しようと向かっているであろう輸送艦隊を発見した

本当はそんな輸送艦隊を相手なんかせずに撤退を優先しないといけないのだが相手の輸送艦隊はかなりの輸送艦をいてその中には大量の陸上兵器が運ばれているであろう

もし、それがジャワ島に到着したら取り返すのに大量の犠牲者を出してしまう

それに護衛がいないなら絶好のチャンスだ

こうしてヒューストンは一隻でも沈めるべく敵輸送艦隊に向かって行った

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しかしヒューストンがいる後方8,000mにて

 

吹雪「う、うわぁ~・・・こちら吹雪、敵KAN-SENは味方輸送艦隊に向かって行きましたぁ~」

 

後方の島からひょこりと顔を出したのは水色の髪色に金色の瞳を持つKAN-SEN・・・駆逐艦ブッキー吹雪であった

そして吹雪の後ろには同じ艦隊の白兎・・・駆逐艦白雪もいる

実を言うと彼女は今日、哨戒の担当だったが途中で撤退途中のヒューストンたちを発見したのであった

敵KAN-SENは一人なので戦いたいが地味に隣の量産型が邪魔で返り討ちに会うかもしれないのだ

これに対して重桜本部大本営は命令する

 

吹雪「え?第三護衛隊(旗風や文月など)と西方支援隊(最上や三隈など)が来る?了解しました!!」

 

指令部から作戦を伝えられ行動する

 

一方アズールレーン艦隊

 

ヒューストンたちは輸送艦隊に接近し味方駆逐艦が照明弾をあげヒューストンも砲撃を開始した・・・がここでようやく

 

「ッ!?ヒューストン!!後方に重桜KAN-SEN!!」

 

後方から吹雪が接近してくるのを察知した

 

吹雪「こんばんは!!すみません!負けてください!!」

 

ヒューストン「断ります!!」

 

ヒューストンは吹雪が出した九本の魚雷と砲弾を急速旋回で回避し照射砲撃で反撃したが吹雪の駆逐艦の長所であるスピードと煙幕で避けられていった

 

吹雪「へぇ~い!ピッチャービビってる!!」

 

ヒューストン「ああ!もう!避けないでよ!」

 

ヒューストンはあまりにも吹雪がすばしっこいので砲撃するが逆に煽られてプンスコ状態になる

しかしその間に重桜の量産型駆逐艦がヒューストンと輸送艦の間に突撃し煙幕を展開した

 

ヒューストン「え!?ちょとお!?何も見えない!!」

 

この時のアズールレーンはレーダーなどは装備してなかったので煙幕で視界をつぶすと有効的だった

 

(第二次合戦)

 

そして

3月1日 01:10

この隙を逃さずに重桜の駆逐艦たちは突撃し魚雷や砲弾を放って行った

ヒューストンも持ち前の装甲を生かして砲弾は防ぎつつ魚雷は回避していった

 

ヒューストン「・・・これはやばそう!!」

 

駆逐艦だけなら魚雷に注意すれば何とかなるが問題は増援で航空機や自分みたいな重巡洋艦が来てしまうことだった

それだとさすがに勝てる見込みがないので逃げたいが逃げようにも自分は重巡洋艦で装甲はあるが航行スピードは駆逐より遅いので逃げてもスピードの速い駆逐艦に追い付けれてしまい足止めを食らってしまうのだ

だったら敵駆逐艦を倒せばいいっと思うが先ほども言った通り敵が煙幕や魚雷を使ってきて砲撃しようにも魚雷の多さに回避が多くなってしまうのだ

 

ヒューストン「でぇぇぇぇぇぇい!!」

 

旗風「っく!!」

 

何とか砲撃はしたが砲弾は狙った旗風には当たらず至近弾になってしまった

 

(第三次合戦)

 

3月1日 01:16

ヒューストンと吹雪が砲雷撃戦している海域に

 

最上「最上、参上!!」

 

三隈「第七戦隊到着!!」

 

吹雪の通報を聞いた三隈と最上が現場海域に到着し参戦した

 

最上「主砲・・・撃てー!!」

 

三隈「全艦!!目標ユニオン重巡洋艦!!砲撃を集中してください!!」

 

この命令に重桜KAN-SENは応じヒューストンに鉄の雨のごとく砲撃し続けた

 

ヒューストン「はぁはぁはぁはぁ!?」

 

ヒューストンも負けじと撃ち返したり回避したりするが多勢に無勢で少しずつだが持ち前の装甲も凹み破壊され魚雷も先ほど二発被弾してしまった

ヒューストンはあまりの数に絶望していたが最後まで諦めないでみんな(ユニオン)のところに帰るんだと自分に言い聞かせ過呼吸になりつつ体を無理やり動かし南に逃げていった

 

しかし・・・

 

ズドォォォォォォォォォォォォォォォォン!!

 

ヒューストン「そんな!?」

 

ここでとうとう随伴していた量産型駆逐艦が大爆発を起こし沈没していった

船だった形が今じゃ無残にもえぐれて焦げて人間だった肉も空から降ってきた

そしてヒューストンの通信機から最後に聞こえてきたのは先ほどの通信手で

 

「すまない・・・」

 

っと聞こえたのちに爆発を起こし恐らく通信手もあの世に旅立ったのであろう

 

ヒューストン「ッ!!」

 

頬に何かが流れ落ちていくのを感じる

それは何なのかはすでに分かっていることだがそれでも嘆いている暇はない速度を上げ全速力で逃げる

 

(第四次合戦)

 

しかし全速力で逃げるのはいいが後方では追撃してくる重桜艦隊に追い付かれつつあり少しずつ被弾が増えていった

そして・・・

 

ズダァァァァァァァァァァァァァン!!

 

ヒューストン「あぐ!?」

 

一発の砲弾がヒューストンの足(機関室)に命中、貫通し航行が不可能になった

止まってしまったので現在のヒューストンは格好の的だ

そこからはというと腹や足に砲弾は降り注ぎ反撃しようにも主砲は先ほどの被弾で使用不可となってしまいもう後は数門の高角砲だけが火を噴くだけだった

片足を撃ち抜かれ這いずるようにして高角砲を打つが重桜KAN-SENは被弾しても少し痛い程度で終わってしまった

どうにか高角砲であらがったが・・・

 

 

カチッ

 

 

ヒューストン「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・」

 

とうとう弾切れを起こしてしまった

抗いはしてみたものの結局一隻も倒せず落胆していたヒューストンの目の前に三隈が近寄る

 

三隈「はぁ・・・敵KAN-SEN一人に対して大分手こずらせてくれましたね・・・雷撃4本以上、砲弾50発以上の損害を受け生きているのが不思議な状態ですよ?」

 

ヒューストン「・・・ま・・・まぁね・・・ごほごほ!?・・・はぁはぁ・・・そちらもこっちは一人なのに容赦ないね・・・」

 

三隈「・・・仕方ありませんよ・・・これ、戦争ですし・・・さて本当は武士の情けで楽にしてあげたいのですが・・・その前に一つだけ、()()()()()とはいったい何者でしょうか?」

 

ヒューストン「・・・ネームレス?」

 

三隈「はい・・・先日、捕虜にしていたロイヤルのKAN-SEN二人がまんまと逃がしてしまってね?それで通信からネームレスという単語がやたら多くて気になったんですけど・・・何か知っていますか?」

 

ヒューストン「あ~・・・知っているけど多分、意味が分からんって言うよ」

 

三隈「・・・ここまで来て冗談を言うんですか・・・では約束通り楽にさせます」

 

そしてヒューストンの額に三隈の主砲が当たり引き金を引こうとした

 

 

 

 

 

 

ブオォォォォォォォォォォォォォォォォ!!

 

三隈「な、なんだ!?」

 

ヒューストン「・・・・・・・あれって!?」

 

上空で五機の飛行物体が音速で三隈に機銃攻撃をした後、周りを飛び回っていった

その機体には()()()()()()()が書かれていた

 

メビウス1「・・・こちらメビウス1・・・重巡洋艦ヒューストン聞こえるか?」

 

ヒューストン「メビウス・・・もしかしてネームレスの!?」

 

メビウス2「・・・せぇーかぁーい!!もっちょいで救助来るからもう少し我慢してね!!」

 

ネームレスの部隊の一つであるメビウス隊

そんな彼らが乗っている機体は

かつて世界最強にて世界初のステルス戦闘機・・・F-22(猛禽類)であった

 

メビウス1「よし、全メビウス隊に告ぐ・・・ヒューストンの回収が完了するまで敵KAN-SENの周りを飛び回れ」

 

メビウス2「メビウス1・・・こっち空対空ミサイルしかないんですが?」

 

メビウス1「そんなの運と技量と作者のご都合主義で何とかしろ」

 

そう冗談・・・冗談かこれ?を言いつつも最上や三隈の周りを飛び回るメビウス隊

 

吹雪「は、速すぎない!?」

 

三隈「何ですかあれ!?セイレーンでもあんなに速くないですよ!?」

 

マッハ2以上で飛び回るF-22(猛禽類)

三隈たちも対空砲で撃ち落とそうとするが速すぎて当たらない

 

メビウス2「うわ~・・・きれい・・・」

 

メビウス1「いや、純粋かよ」

 

空に上がっていく曳光弾がまるで花火のように描かれていく

ヒューストンの回収が完了するまで自分たちにタゲらせるよう飛び回る

 

ネームレス「ヒューストン!!」

 

ヒューストン「え!?ネームレス!?」

 

空からUH-60とそれに乗っているネームレスが下りてくる

 

吹雪「え!?なにあれ!?竹トンボ!?」

 

プリーチャー「こちらプリーチャー・・・回収するなら今です」

 

ネームレス「了解!!ヒューストン早く手を!!」

 

ヒューストン「うん!!」

 

ヘリから巨大な手が出てくるという何とも奇怪的な現象だがそんなことは気にせずヒューストンはネームレスの手にしがみつきヘリに収納され空のかなたに消えていった




どうも先日の金曜ロードショーのアラワシの部品の一部になるという夢を見た零城です
すごく怖かった(小並感)
束の間のことなんですが
読者の皆さんに質問なのですが、重桜のKAN-SENたちは動物をもとに作られてますやん?
赤城→狐
鈴谷→鬼
高雄→犬・・・いや、猫?
ってな感じなんですが・・・

江風は何ですか?

え?白〇フブキ的な感じで猫か狐なんですかね?
知っている人いたら教えてくだちぃ・・・

次回はようやくネームレスが戦います


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潜入任務とスラバヤ沖海戦 終

感想
USNC さん
信濃 さん
ありがとうございました!!


物語が始まる前にすみません

作者が調べているとエクセターは鉄血のアドミラル・グラーフ・シュペーを倒しているらしいですが

ご都合(作者権限)で重傷だったが奇跡的に命は無事で姉のドイッチュラントに救助されて即治療されて無事ってことにしてます

 


 

3月1日 04:00

ジャワ島付近でネームレスがヒューストンを回収していたころエクセターはというと

 

ジュピター「ここにも重桜・・・」

 

エクセター「・・・まだあちらは気付いてないようね・・・このまま離れるわよ」

 

現在エクセターたちはスラバヤ沖海戦で敗北し撤退のためスンダ海峡を抜けようとしていた

しかし、前方に重桜の艦隊を発見し反転して離れていった

重桜は、第一護衛隊「第四水雷戦隊:那珂、夕立、(村雨)、(五月雨)、(春雨)」がクラガン泊地外方、第二水雷戦隊「神通、第16駆逐隊:雪風、(時津風)、(初風)、(天津風)」は泊地北東側、第四潜水戦隊旗艦・軽巡鬼怒は泊地北西側、第五戦隊部隊「那智、(羽黒)、(山風)、江風」はクラガン北方海面、主隊「足柄、妙高」、6駆小隊(雷、電)、(曙)(第7駆逐隊)は哨戒行動中だった

エクセターはスラバラ湾で応急処置を受けて航行はできるようになりヒューストンたちより遅れて出発した

月が少しずつ水平線に沈んでいく中、ジュピターとエクセターは重桜に発見されないよう進んでいった

 

ジュピター「・・・重桜・・・思いのほか手ごわい・・・」

 

エクセター「そうね・・・前まで極東だからって気にしてなかったけど列強並みの強さじゃない」

 

本国でも重桜は低品質の大砲しか作れないと侮っていたが

マレー沖海戦にて仲間のレパレスとプリンスオブウェールズが重桜の航空機によって沈められ大艦巨砲主義に幕をおろされた

 

エクセター(本国のスピットファイアでも重桜の新型戦闘機(零戦)に負けたって聞いたし・・・これもセイレーンの技術提供なのかしら?)

 

セイレーンのかでは定かではないが大した技術力を持っているのだと実感するエクセター

二人のロイヤルKAN-SENは暗い闇の中、目的地のインド洋に向かって行った

・・・しかし

 

3月1日 11:40

 

ここまで煙幕や島影などを使って目をかいくぐってきたが運もここで尽きてしまったらしい

 

ジュピター「ッ!?エクセター!前方左31,000mに敵艦!!」

 

エクセター「・・・運もここまでね」

 

前方から重桜の桜をモチーフした旗を掲げた量産型駆逐艦が迫ってきた

そして通信で

 

「そこの病院船、止まりなさい!!」

 

エクセター「え?病院船?」

 

前方から敵駆逐艦が迫ってきて停止するよう呼びかかけてくるがどうやら病院船と誤認しているようだ

 

ジュピター「・・・エクセター・・・どうする?」

 

エクセター「・・・命令を無視して逃げるのもいいけどそれだと通報されて増援が来る・・・逆に大人しく従ってもバレる・・・なら!」

 

エクセターは艤装の主砲を敵駆逐艦に向ける

そして敵が18,000mほどに近づいた瞬間

 

エクセター「主砲撃て!!」

 

ジュピター「fire!」

 

 

ドカァァァァァァァァァァ!!

 

 

「な!?退避!退避!」

 

砲撃された駆逐艦は慌てだし水平線の向こう側に消えていった

 

エクセター「撃ち方やめ!!」

 

敵が水平線の向こう側に消えていったのを確認して砲撃をやめた

 

エクセター「・・・行ったね・・・よし、多分要請されるから早くインド洋に逃げるよ!!」

 

こうしてエクセター率いるジュピターたちは最大船速で向かって行った

しかし・・・

 

足柄「見つけました!!」

 

エクセター「ッ!?」

 

運悪く近くを航行していた別動隊(足柄、雷)が急行してきて砲雷撃戦が始まってしまった

エクセターも早めに気付けたので23000mから砲撃を開始した

 

エクセター(敵は重巡洋艦一人、駆逐一人・・・こちらは重巡洋艦一人、ジュピターの駆逐艦一人、怪我して治療を受けておいる少将が乗っている量産型駆逐艦一隻・・・数的勝機はあるけどあちらは練度が高い・・・)

 

長年の経験を活かし瞬時に判断する

戦ってもいいがその場合こちらの誰かが死ぬ可能性もあるが逆にあちらのKAN-SENを減らして重桜の戦力低下もできる

だがこちらはけが人を乗せている量産型駆逐艦がいて戦闘に巻き込まれたら指揮する人がいなくなる

 

エクセター「・・・ジュピター、今から12:00ちょうどに合わせて東に逃走します。その時、煙幕を展開を頼めるかしら?」

 

ジュピター「了解」

 

現在進行形だが絶賛敵KAN-SENと砲撃中だが敵は弾着観測するため偵察機を出したが性能は悪いらしく初弾は1,000mで次弾は2,000m離れたところで弾着したので逃げるのも容易そうだ

 

ジュピター「えい」

 

砲撃戦中にエクセターが東に進路を変えた瞬間、ジュピターは足柄との間に割って入り煙幕を展開した

 

足柄「煙幕か!?」

 

足柄は視界が煙だらけになってしまいエクセターたちを見失ってしまった

 

雷「待て!」

 

随伴の雷は逃がさないと煙幕の中に突撃しエクセターと思われるシルエットに対して12,000mから砲撃したが命中はしなかった

 

エクセター「ちょっと!?普通、見えなくなったら砲撃しないのに重桜ってそんな常識ないの!?」

 

頬スレスレを雷の砲弾が通り過ぎて行って冷や汗をかくエクセター

 

ジュピター「エクセター!あれ!」

 

前を先に航行するジュピターが何かに気付きエクセターに報告する

 

エクセター「・・・しめた!ジュピター!あれに飛び込むわよ!!」

 

そこにあったのは

周りは晴れているのにそこだけ黒い雲が集まっていた

 

エクセター「あの()()()()に突撃するよ!!」

 

エクセターたちは足柄たちを振り切るため雨に打たれながらスコールに突入していった

運命の女神は味方にしなかったが天の神は味方してくれたようだ

そのスコールは特段に強力で

 

足柄「ウッ!?砲撃中止!!!」

 

普通の艦船でも雨の中砲撃できるがそれができないほどスコールは強かった

しかし・・・

 

エクセター「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・痛!?」

 

強力なスコールの中を通っていっているがエクセターは本来のスピードが出せなかった

それもそのはず

エクセターはセイロン島にてあくまで応急処置しかされておらず打ち付けてくる雨が被弾した箇所にかかり出し傷口が再び開いていく感触を感じた

痛みが増していくがここで弱音を吐き暇はない

体中から悲鳴を上げているがそれでも敵を振り切るために前に進む・・・が

 

ジュピター「エクセター!追ってきてる!!」

 

後方から多数のライトの光が見えてきた

あちらは被弾していないので最大船速で追ってきたのだ

 

エクセター「ッ!!・・・ジュピター!!あなただけでも先に!!」

 

ジュピター「嫌だ!仲間を見捨てるなんてできないもん!!」

 

そう言いエクセターの肩を持ち航行の手助けをするジュピター

 

「そうだぞエクセター・・・ロイヤル紳士として仲間を捨てるなどできんからな!!」

 

通信機から重傷だが元気に言う少将

だがそんな明るい中でも運命の女神は微笑まなかった

 

ジュピター「・・・そんな」

 

この時は味方でいてほしかったスコールは晴れ

晴れた日差しに当たってその場所にいたのは

 

那智「・・・やっぱりここに出るわよね」

 

江風「先回りして正解だったな」

 

そこには得意げに笑う那智と刀を抜く江風がいた

 

エクセター「・・・なんで」

 

江風「なに・・・プライドが高いロイヤルなら仲間と合わせるために低速で航行するはずだから先回りしていただけだ」

 

那智「それより周りを気にした方がいいじゃないかしら?」

 

エクセター「ッ!?」

 

周りを見ると前方には那智と江風、後方には追いかけてきた足柄と雷、さらにそれを覆うようにいるのは重桜の量産型

 

エクセター「()()()()!?」

 

周りを隙間なく囲まれ逃走経路が完全になくなってしまった

 

3月1日 12:24

 

那智「っていうことでここで沈みなさいな!!」

 

エクセター「砲撃戦用意!!」

 

エクセターと那智は2,500m間で砲撃戦を開始した

重巡洋艦と軽巡洋艦との砲撃戦でエクセターは那智より装甲も火力もあるが

 

 

ズドォォォォォォォォォォォォォォォォン!!

 

 

エクセター「ええい!」

 

周りを囲んだ量産型からの集中砲撃により被弾が那智より多かった

ジュピターは駆逐艦なので全力で避けるが・・・

 

「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」

 

少将のなっている量産型が被弾し右舷が沈み始めた

 

エクセター「少将!?」

 

乗り組員は海に飛び込むが少将は負傷しているのでエクセターが飛び込み担ぎながら出てきた

 

エクセター「少将!?大丈夫ですか!?」

 

「がはっ!?・・・これは長くないかもな」

 

巻かれた包帯から赤い染みが滲みだし肌色も悪くなり始めた

 

ジュピター「エクセター!」

 

しかしこの時その場に止まってしまった

エクセターの背後から迫ってき

 

エクセター「ごふっ!?」

 

20cm砲弾1発がエクセターの缶室(KAN-SENでいう心臓)に命中してしまった

すると心臓部に命中し動力源がなくなったので

 

エクセター「ぎ、艤装が・・・」

 

徐々に出力が低下しその場で停止してしまった

しかも当たったのが榴弾だったので

 

ズドォォォォォォォォォォォォォォォォン!!

 

エクセター「うっ!?」

 

艤装から火が出て火災が起きてしまった

 

ジュピター「エクセター!」

 

エクセター「・・・ジュピター、少将を抱えて逃げれますか?」

 

ジュピター「で、できるけど・・・」

 

エクセター「今から敵の包囲網をこちらに集中させるのでその間に離脱を」

 

ジュピター「そんな!?だめだよ!?」

 

自分はもう前には進めずこのままだと全滅すると予測したエクセターはジュピターに逃げるよう促すが本人は拒否する

 

エクセター「いいから!!行ってください!!」

 

砲弾の雨の中

最後だけでも活躍しようと装甲で傘にしながら言うエクセター

 

江風「させん!!」

 

しかし

敵が囮になって仲間を逃がすのを察知した江風は肉薄して刀を振りかぶる

その刀がエクセターの体を切り刻もうとしたが

 

ジュピター「だめ!!」

 

ジュピターが間に割って入り江風に砲撃するが

 

江風「ふん!!」

 

ジュピターの放った45口径12cm連装砲の砲弾が江風の胸に目掛けて飛んでいくが

江風の刀が砲弾をとらえまるでバターを切るかのようにきれいな断面を付け防がれた

 

ジュピター「・・・え?」

 

江風「ふむ・・・さすがに高雄みたいにはいかんか・・・」

 

切った刀を見てまだ修行が足りないという江風

 

エクセター「はは・・・どういう技術よ・・・」

 

江風「悪いがアズールレーンの奴らは今さっきのを見せてもセイレーンの技術だというだろ?・・・だけどな、私たち重桜は百戦錬磨してこれを身に着けたんだ」

 

睨むようにエクセターたちを見る江風

 

那智「それで・・・どうする?こいつら?」

 

江風「無難に捕虜でいいだろう」

 

エクセターたちをどうするか話している江風たち

 

エクセター(・・・どうしよう・・・今から救難信号を出しても来てくれるかわからないし・・・ところで陸上基地のみんなは避難できたかな?)

 

どうにかこの場を切り開こうとするエクセター

しかしその二陣営の上空に

 

 

バタバタバタバタバタ・・・

 

 

()()()()()()()()()()()

 

「え!?どうするの!?プリーチャー!?」

「指令!鳥になればいいんですよ!!」

「そ、そう・・それじゃ行ってきます!!」

「HAHAHAHA!!冗談ですよ!指令!まさか行くなんて・・・え?ちょっと!?指令!?しれぇー!?」

 

そのヘリから

 

ズシャァァァァァァァァァァァァァァァ!!

 

()()()()()()()()()()()

 

江風「な、なんだ!?」

 

那智「爆撃!?」

 

??「い、いててて・・・ヒーロー着地ってすごく痛い・・・」

 

エクセター「・・・あなたは」

 

そこにいたのは黒い髪に2mほどの身長に化け物のようなかぎ爪

 

ネームレス「えっと・・・間に合ったかな?」

 

例のKAN-SENだった

 


 

・・・な、なんだこいつは

 

突如、目の前で水柱が立ちそこにいたのは()()()()()()()()()()だった

・・・別に重桜では三笠様のような角が生えているKAN-SENがいるので驚きはしないが

 

那智「な、なによ・・・こいつ・・・」

 

隣にいる那智もあまりの突然に驚く

 

エクセター「・・・基地の皆さんは?」

 

ネームレス「え?ああ・・・うちの部隊が護衛でエンタープライズたちに回収してもらったよ」

 

エクセター「・・・そうですか・・・借りができましたね?Mr,ネームレス?」

 

ネームレス「別にいいけど・・・それより今は君たちの安全が先」

 

ジャワ島にいたロイヤルの基地の兵士は今朝、ネームレスも手伝ってガルム隊やストライダー隊の護衛の下、無事エンタープライズたちに回収してもらって急いでエクセターたちを探していたのだ

 

江風(ネームレス?あいつが?)

 

当初は部隊か何かだろうと思っていたがまさかKAN-SENとは・・・

しかし・・・なぜなんだ

 

江風(・・・なぜ・・・()()()()()()()()()()()()()?)

 

顔はどこか見たことあるような気がするのは置いといて顔は何ともあほらしい顔をしているが冷や汗が止まらない

隙だらけだが今切りかかろうとすると()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

握っている刀にも汗が流れていくのを感じる

そして

 

 

 

「こいつとは戦うな、今すぐ逃げろ」

 

 

 

っと体が訴えてくる

 

江風「ッ!!・・・そうか貴様がネームレスか」

 

ネームレス「・・・・・・・・・・・・(ズキッ)」

 

那智「なによ?自己紹介もできないの?」

 

ネームレス「いえ・・・()()()()()()()()()()()()・・・」

 

なぜか江風たちを見ると()()()()()()()()

しかし・・・なぜだろうか・・・なんでこんなにも・・・君たちが懐かしく・・・

 

ネームレス「()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

痛む左目を抑えながらつぶやく

 

ネームレス「・・・艤装展開」

 

昼なのに太陽より輝く左目を重桜を見つめた

 

キャァァァァァァァァァァァァァァ!!

アアアアアアアアアアアアアアア!!

 

足柄「なんだあれ・・・・」

 

背後に相棒の艦装がでてくるのを察知する

 

艤装君(・・・・・・・・・・・・・・・)

 

ネームレス「そう・・・あくまで殲滅じゃなくてエクセターたちの撤退を優先・・・そう・・・・頼めるかい?」

 

艤装君(コクリ)

 

ネームレス「・・・いくよ・・・陸・空両用自衛隊兼アメリカ軍移動式港湾設備搭載型航空棲鬼改め航空基地KAN-SENネームレス出ます!!」

 

隊長君「指令!対艦行けます!!」

 

ガルム1「こちらガルム隊!いつでも行けますよ!!」

 

ストライダー1「・・・こちらストライダー隊・・・ASM-1スタンバイ」

 

ネームレス「了解・・・重巡洋艦と軽巡洋艦に対艦発射・・・駆逐艦にはガルムの機銃で牽制」

 

「「「「了解!!」」」」

 

ネームレス「それじゃ、俺は接近戦するからよろしく」

 

「「「「はい!?」」」」

 

プシュッ

 

背中に艤装君とつなげられた黒いチューブが外れる音が聞こえ部下の静止を聞かずに突撃をしていった

 

ガルム1「あ~あ・・・指令マジで突撃していったよ」

 

ストライダー1「せめて我々を発進させてから言ってほしかったですね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

江風「な!?装備もつけないで!?」

 

突如、ネームレスという謎のKAN-SENが現れ戦闘になると構えたが艤装?をその場において突撃してきた

見た目の割には速い速度で接近し巨大な爪を振りかぶってくる

 

ガキィィィィィィン!!!

 

江風「く!?重い!?」

 

なんとか受け止めたもののそのかぎ爪は固く切れなかった

それに戦艦でもないのに途轍もなく重く感じた

 

江風「ネームレス!!貴様一体何者だ!?」

 

ネームレス「え?航空基地KAN-SENですが?」

 

江風「航空基地!?」

 

鍔釣り合いの中、とんでもないことを知る江風

 

ストライダー1「ASM-1発射!!」

 

バシュゥゥゥゥゥゥ

 

ストライダー隊の乗るF-2のハードポイントから対艦ミサイルが放たれ量産型を次々に沈めていった

 

那智「対空戦闘用意!!」

 

那智も撃ち落とそうと機銃や高角砲を放つがマッハで動いている彼らには全く当たらなかった

 

江風「くそ!どけ!!」

 

ネームレス「どかない!!」

 

江風も沈められていく味方艦の援護をしようと行きたいがネームレスの巨大な爪に憚れる

切りかかろうにも刀身を見切り横から殴って剣線をずらしていくのだ

 

江風(・・・なぜだ・・・奴の艤装だけでも驚きものだが・・・どうも()()()()()()()()()()

 

何度かネームレスと切りかかって気になり聞いてみる

 

江風「おい貴様・・・なぜ()()()()()()()()()()?」

 

ネームレス「・・・・・・・・・さあね?」

 

さっきからネームレスは防戦しかせず攻撃をしないのだ

 

江風「は!まさか私が女子(おなご)だからって手を抜いているのか?」

 

ネームレス「いや・・・それはないけど・・・」

 

江風「なら・・・本気で殺しに来い!!」

 

刀を上段にあげ接近する江風にそれをまた防ごうとするネームレスだが

 

ネームレス「!?」

 

ズドォォォォォォォォォォォォォォォォン!!

 

振り下ろさず足で手を蹴られそこに魚雷を撃ち込まれた

 

江風「ふん・・・戦場で同じ手など引っかかるほど馬鹿ではない」

 

放たれた六本の魚雷が全弾命中し巨大な水柱が立ちあがったが

 

ネームレス「・・・びっくりしたぁ」

 

江風「・・・無傷だと」

 

そこにいたのは傷一つも負っていないネームレスだった

 

江風「しかし・・・ここまでくるともはや意味が分からん・・・アズールレーンにお前のようなセイレーン並みの技術を持っている奴がいるとは考えにくい・・・どこの陣営だ」

 

ネームレス「・・・さぁ?俺、記憶喪失らしいから覚えてない」

 

江風「・・・ふざけるな!!」

 

あまりの気の抜けた回答に激高し切りかかるが

 

プリーチャー「指令、終わったぞ!!」

 

ネームレス「OK!!・・・総員撤退!!」

 

江風「な!?」

 

ネームレスの背後にいたのは()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

江風「時間稼ぎか!!」

 

ネームレス「正解です・・・それではさようなら」

 

エクセターの回収に成功したネームレスはヘリに乗り空のかなたに逃げていった

 

那智「あ!待って!!」

 

那智も気付いたのかヘリを落とそうとするが

 

 

 

ネームレスの航空機の機銃攻撃によって邪魔をされてしまった

 

那智「・・・ごめん・・・逃がした」

 

江風「いいですよ・・・ネームレス・・・次あったらその首もらい受けるぞ」




どうも最近、艦これでようやく島風を手に入れて喜びまくった零城です

すみませんね・・・東京オリンピック開会式見ていたので遅れました
え?ネームレスの戦闘シーン少なくないかって?
今回は撤退でエクセターたちの命が優先だったのでこうなりました

次回ですが他作を進めたいので後になります


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