処女作です。楽しんでいただければ幸いです
高校1年の春とうとうこの日が来た。。
「今日バイトの面接か・・・」
ずっとバイトをしたかったはずだがいざやるとなると気が重くなってしまう
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
「
「はい」
「高校1年になったばかり?」
「そうですね」
「シフトいつに入れる」
「部活やらないので月から金で」
「じゃあ明日からよろしく」
(あれ?もう終わり意外と早く終わったな。人でも少ないんだろうな)
そんなことを思ってたら
「こんにちは~☆あれ新しいバイトの人?」
(ここでバイトしてる人かな?俺より年上?)
「今井さん明日から入る新しい子だよ」
「ねえねえ~君何年生?」
「高校1年です・・」
(距離感近いよ!やべえいい匂いする!)
「今井リサ高校3年よろしくね☆」
「綾瀬沙織です明日からよろしくお願いします」
「明日からなんだ~夕方私ともう一人しかいないから助かるよ~」
(やっぱ人少ないんだ)
「明日から研修だから今井さん面倒見てあげてね」
「分かりました!。よろしくね沙織君☆」
「はい。お願いします」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
「ここ押すとお金が出てくるから」
「わかりました」
次の日早速研修を受けていた。ギャルらしい似た目とは逆にすごく丁寧にレジの使い方や品出し教えてもらってた
(やっぱ見た目で判断するのはよくないよくない)
と考えながら一緒にお品出しをしてるとリサさんが
「なんでバイト始めたの?週5でバイト入ってるしなんか欲しい物あるの?」
「趣味ですねゲームに課金あとギターも趣味でやってると弦とか意外とお金掛かるんですよね」
「たしかに弦って意外と高いんだよね修理代も結構するしね~」
「あれ?ギターやったりしてます?」
「ベースだけどやってるよ~Roseliaってバンドも組んでるの」
(Roselia 名前は知ってる今流行りのガールズバンドの筆頭らしい。女子高生でプロレベルだとか
「沙織はなんかバンド組んだりしてるの?」
「いやいや一人で好き勝手弾いてます。好きなバンドのカバーとか完全趣味です」
「たしかにギターは一人で弾くのも楽しそうだよね~ベースは仲間がいないとあんまし楽しい感じはしないけど仲間を裏で支えてる感じがあって私はベースが好き」
たしかに今井さんといるととても優しい人だとよくわかる裏で支えるというのもとても本人らしいと思った
それと同時に
(今井さん顔いいしバンドもモテるだろうな。すでに彼氏とかいてもおかしくない。まあ俺はおとなしめの清楚な感じが好みだけど)
とても今井さんに失礼なことを考えていたら
「どう?意外だったでしょバンド組んだりしてること」
「たしかにパッと見やってるような感じもなかったですし。今井さん最初少し苦手なタイプかと思ったけど
思ったよりずっと優しくて意外なこと結構あります。すいません失礼ですよね」
「いいよいいよ全然~よく私勘違いされるんだよねビッチだとかこの見た目だしねけど私は今の私は好き」
と少しだけ自信に満ちていた顔をしていた
「ちなみに私彼氏もいないしね~」
「え!意外まあまあいると思ってた」
「私恋愛経験0だし」
(こんなにスタイル良くて出るとこしっかりでていて居ないはずないだろ)
「な~に~私のことジロジロみて~」
「こんなにスタイル良くて胸もしっかりでていて居ないはずないだr((殴
「まったく何言ってるの!!変態!!」
「すい・・ません・・思ってることそのまま言ってしまって。。」
「まったく・・思うのは勝手だけどさ。。恥ずかしいからあんまり声に出さないでよ。。」
(研修中で怒られてしまった。気を付けないとな。そう余計なことや思ったことそのまま言わないとか・・)
「さてシフトの時間も終わりでしょ?私もだから一緒に帰ろか」
(!!)
「あ!彼女とかいたりしてそしたらダメだよね~」
今井さんは少し申し訳なさそうに言ったが当然彼女どころか男の友達も3人しかいない
「彼女なんていないよいたらもっと人生楽しそうにしてるよ」
「たしかに常に悟りを開いたような感じだもんね・・」
「そうですよこのままだと魔法使いになってしまいますよ・・」
「魔法使い?どういうこと?」
「いや、なんでもない・・」
「え~ちょっと教えてよ~」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
「そうだ!LINE教えてよ」
「え?」
(この数少ないLINEの友達にとうとう女子がしかも年上・・・これはそういう展開もいずれ・・・)
「ダメかな?」
「ぜ・・全然大丈夫だよ!」
気持ちいが悪いぐらい焦ってスマホを出す思わず緊張で手が震える
「よかった~これでシフトの変更と変わってもらうとか出来るよ~うち人少なくてさ~」
(ですよねーわかっていたさそうさ人生そんな甘くない・・)
「なんて冗談だよ。まあ少しはそれもあるけど沙織と仲良くなりたいし☆なんなら夜電話してあげようか~」
「いいですよ別に無理しなくても・・・」
(ほんとはめっちゃしてほしい。夜に電話とかまじで男のロマンだよ!)
「顔に出やすいよね沙織」
「え?」
「じゃあ今日夜電話するね!じゃあ私の家こっちだからまたあとで~」
「あ・・じゃあまたあとで」
お互い手を振ってその場はわかれた
(なんだろ好みじゃないけど凄いかわいいと思ってしまったてか・・え!夜電話来るの!!)
この小説の今井リサCV遠藤ゆりか
評価・感想お待ちしてます!
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卑屈
段落がひどかったので調整しました
「ただいま」
誰もいないけど一応毎日言っている。
高校に入学し両親も
仕事の関係で家にほとんどいないためだったら
田舎じゃなくて東京行きたいと言ったら
割とあっさり了承してくれた
「疲れた」
皆が部活をやってる時間にバイトをしている
これだけで謎の優越感に浸っている多分だが
お金を稼いでるのが少しだけ心地良いのだろうと
思っていたがその理由はもう一つあったそれは
(今井さん可愛いかったな…
そんなに好みのタイプでは無かったが
やっぱ性格か派手なのがそんなにだったけど
いざ見てみると…
いや今井さんの素材が良すぎたんだいろいろ…
てか夜電話何話すんだ…
沈黙とかだったら申し訳ない)
そんな若干気持ち悪いことを考えながら
早めに風呂に入り電話で何を話すか考えていた
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
22時
「もしもし〜いま時間大丈夫?」
「も…もしもし大丈夫です…」
(よかった…バックレられて次会ったときにごめん寝てたなんて言われたらバイト辞めてたかもしれない)
「今日はお疲れ〜初日だったけど大丈夫だった?なにか
わからない所とか無かった?」
「全然無かったですよ。
今井さんの説明わかりやすかったですし」
「良かったよ〜それが心配だったけど
安心した!それとさ」
「はい?」
「敬語使わなくていいよ〜私自分が
つかうのはいいけど
自分が使われるのそんなに好きじゃないし、
あとほら今井さんじゃなくて下の名前で
呼んで?」
「流石に2つも年が上の先輩には」
「気にしなくていいよ、ほら私だって
沙織て呼んでるし、そしたら呼び捨てで
呼んでくれなかったら反応してあげないよ?」
(ここまで言われたら)
「わかったよリサさん」
「さん〜?」
「わかったよリサ」
「よろしい〜ほら仲良くなるには
タメ語が一番だって」
(ほんとあっという間に心の距離詰めるな)
と思っていたら
「沙織ってどこの高校に通ってるの?」
「ああ、羽丘学園だよ。リサは?」
質問を返すと
「ん〜そうだ明日バイトの時教えるね!」
「え?なんでよ」
「大丈夫後でちゃんと教えるから〜イジワルじゃ無いよ」
「そうか俺に教えてしまうとストーキングされると思って…」
「違うよ〜そんなふうには思ってないしてか会ったの昨日が初めてでしょなんでそんな卑屈な考え方するのよ〜」
「てか昨日初めて会ったのに今日夜に電話してくれたの?」
「わからない所が無かったとか聞きたかったし、それに」
「それに?」
「電話して欲しそうだったし」
(ニマニマ笑われてる気がする…)
「ほんと思ったこと顔にもさっきの胸のことも口にでるし、意外と可愛い所あるし興味あったからね」
「すげえ恥ずい…」
色々言われて少し落ち込んでると
「言うの忘れてたけどバイト私たちと同年代の子がもう一人いるんだよね」
(そうえばそんなことさらっと言ってた気がする)
「じょ…女子ですか?」
「凄い食いつきがいいね〜」
(やべ、だってしょうがないじゃん男の子だもん)
「お望み通り女の子だよちなみに高校2年生」
「こ…ここだけの話し顔はどんな感じ?」
「び…美少女だよ美少女といえば…」
「急に歯切れが悪い…どうした?」
「会ってみればわかるよ〜優しい子だけど若干個性強めだから…」
「なるほど…」
(個性強めだろうが美少女ならなんでも歓迎だ)
「そうえばリサってバイトいつ入ってるの?」
「基本月曜から木曜かな〜週によって少し違うけど」
「バンドの練習とか部活は?」
「部活は高3になってやめた、バンドに集中ていうのとバイトしないといろいろできなしね〜」
(こないだも話したが楽器の修理や調整などは結構お金がかかる。バイトやめたらバンド活動にも支障が出るのだろう)
「沙織は部活しないんだっけ?」
「うん。やりたい部活特に無かったしどうせ彼女もできないんだ…」
「あれ?なんか話がズレたような…」
「彼女もできないし運動神経も普通だし部活やっても大したこと出来ないからだったら青春という貴重な時間金に替えてやるんだと思って…」
「聞く内容間違えた…とりあえず沙織は卑屈な考えをするってのが今日の話してよくわかったよ…ほら〜元気だして〜」
「俺にいい人紹介してよ…」
「何言ってるの〜?こんなに美人なバイトの先輩がいるじゃん?」
「じゃあ付き合ってくれるの?一緒青春を過ごしてくれる??」
「…」
「無理じゃん…はあ…結局こんなもんだよ」
「ほ…ほら〜春は出会いの季節っていうしさまだまだこれからでしょそれに明日はモカ…もう一人のバイトが来るからさ!」
「わかった少し期待してみるか」
「うんうん☆」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
次の日
「はじめまして天才美少女モカちゃんでーすよろしくねさーくん〜」
過去一心の中で思った
(思ってたのとちがう!)
「よろしくおねがいします…」
「あれれ〜私すごい失礼なこと言われてる気がする〜」
(勘はいいな…)
「あはは…」
この小説の今井リサCV遠藤ゆりか
まさか1話目から感想やお気に入り登録されていて
驚きました。ありがとうございます!
評価 感想よろしくおねがいします
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信用と理由
「しゃせー」
「いらっしゃいませー」
今日は金曜日、リサはバンド
練習でバイトは休みで
このゆるふわ先輩とレジ対応をしている
「お会計650万円で〜す」
「650円です」
「おまけにレシート入れときますね〜」
「レシートはおまけではありません」
「しゃーしたー」
「ありがとうございました
この時間帯最後の客が店を出る
「さーくんナイスフォロー」
「なんだろいつもの倍疲れた…」
「さーくんツッコミ上手だからボケやすかっ
たよ〜」
「そりゃどうも、ていうかいつもあの対応で
クレームきたりしないの?」
「モカちゃん美少女だからこないね〜」
(たしかに美少女といえば確かに可愛いし
ゆるふわが好きな人からしてみれば魅力的だ)
「品出しするかー」
「わたしも手伝おうかー?」
「いいよ、一人でやるレジ任せた」
「お、意外と優しいさーくん、おかげで
モカちゃん楽できる」
(そうえばリサは休みだけど昨日学校
教えてくれるって言ってたけど
結局私服だったし教えてくれなかった
まさかそんなに教えたくないのか・・・)
「お~頑張ってるね二人とも~」
「リサパイセン~どうも~」
「お、何しに来たの?、てかそれ・・・」
「ごめん1日遅れだけど一昨日の約束を守りに来たんだよ~沙織のためにね☆」
「約束~?」
「私の学校教える約束をしたんだよ~沙織どう驚いた?」
「まさか同じ羽丘とは」
「ちなみにモカもだよ~」
「がっこ~で見かけたらよろしくね~」
「二人とも俺と同じ学校とは・・・」
「一昨日電話であえて言わなかった理由わかったでしょ~?」
「わざわざ見せなくても電話で言った方が楽なんじゃ?」
「沙織のためにわざわざ会いに来たんだよ~」
「ふたりともれんらくしてたんですね~」
「「あ」」
「ふたりとも出会ったばかりで随分なかよしですね~」
「リサは心の距離詰めるの早すぎだよ・・・」
「そうえば少し外から見てたけど、
モカの代わりに品出しをして楽にさせてあげてて
えらいぞ~☆」
「たしかに~さっきも私のボケも変な空気
にならないようにフォローしてくれたし~」
「優しい所あるんじゃん☆」
「外面はいいんで俺」
「素直にありがとうでいいんだよ?」
「さて~モカちゃんそろそろバイトの時間終わり
なんで上がりますねーそうだ~さーくん連絡先交換しよ~」
「わかった」
「じゃあ肉まん5個買って帰りますまた来週がっこうで~」
「おつかれ」
「モカおつかれ~」
「沙織はあとどれぐらいで終わるの?」
「後1時間」
「なら1時間後にくるね」
「え?いいよ面倒でしょ?」
「いいからいいから」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
「やっほ~☆」
「ほんとに来た」
「ほら帰ろ?」
「うん」
ゆっくり二人並んで帰る
「なんでさ」
「ん?」
「俺にそんな構うの?」
「顔がいいからかなー?」
「はぐらかさないで」
「私の親友にどこか似てるんだよ」
「?」
「あんまり人を信用してない感じとか」
「・・・」
「私おせっかいだからそういう人ほっとけないん
だよね。ごめんうざかったよね。」
「いや・・・うざくは無かったから安心して」
「そう?ならよかった~正直結構心配してたんだよね・・」
「人をあんまり信用してないのは本当だし」
「なにかあったの?」
(あ・・聞いちゃまずかったかな・・・)
「大したことじゃないよただ人より多く嘘をつかれた経験が
あるだけだよ。それだけ別にいじめがあったわけじゃない」
「・・・」
「ほんと俺はさ人を好きになりやすいんだと思う」
「・・・」
「だから嘘言われても信じちゃうんだよね
だから高校はそういうことがないように慎重にはなってる」
「沙織はさいっぱい嘘をつかれたと思うけどさ」
「・・・」
「人を好きになれるのも沙織のいいところじゃない?」
「ありがと・・・」
「うんうん。今は人のことを信用できなくても
自分が好きじゃなくても人をちゃんとみれば
近くに意外といい人いるもんだよ。ほら私とか☆」
「うん。そうだね。もう少しなんとかしてみるよ」
「ちなみに顔が好きも嘘じゃないよ?」
「それは嘘だね」
「今はそれでいいんじゃない~?」
(本当なんだけどな)
「そうだ一つだけいい?」
「ん?私に相談かなにか?」
「いや・・少し違くて呼び方だけどさ・・
リサさんでもいい?やっぱ年上呼び捨てきつい・・」
「うん。慣れるまでいいよいずれ下の名前で
呼びたくなると思うから☆」
「どういう時になるんだ?」
「私を恋愛的に好きになるとか?」
「100パーフラれるからなったとしても言わないよ」
「どうかね~意外と私のことみんな好きになってくれるんだよ?」
「でしょうね。顔はいいからね」
「そのまま言わないでよ。恥ずかしいでしょ・・・」
(別れるとこまできたか)
「じゃ・・また明日」
「ちょっとまって!」
「ん?」
「沙織って1人暮らしだよね?」
「そうだけど?」
「ごはんどうしてるの?」
「レンジという近代兵器を使えば・・・」
「だと思った・・じゃあさ・・」
「ん?」
「私が作りに行くのダメ?」
「な・・なんで?」
「ほら栄養心配だしそれにお節介だからさ私・・・」
(確かに最近栄養心配と言えば心配だった)
「わかったいいけど食材ないから買い物このまま行くことになるけどいい?」
「うん。もちろんいいよ」
(初めて女子が家に・・すごい緊張してきた・・・)
予定ではここの場所で別れるはずだが今日はこのまま買い物に行った。
ずっと心の中の今井リサのCV遠藤ゆりか
評価。感想モチベーション繋がりますありがとうございます
まだの方もどうかよろしくお願いします
それではまた!
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やっと見せた
急遽を家で夕食を一緒食べることに
なった
そのため普段はコンビニだがスーパーに
よることになった
「沙織は何食べたい?」
「なんでもいいけど、得意料理は?」
「おすすめは筑前煮かな基本何でも
作れるよ☆」
「ならオムライスで」
「あれ…話の流れ的に筑前煮じゃん!」
「好きなんだよ、子供ぽいけど」
「意外と子供舌なんだね〜」
「笑うがいいさ…」
「いやいや、私も好きだよオムライス
たしかに意外ではあったかな」
「意外と言えばリサさん和食好きなの?
筑前煮なんてそうそう聞かないけど」
「好きなんだよね〜和食」
「服装はエロいが食の好みは渋いな」
「服装のくだりはスルーするね」
「今気づいたけどさ」
「ん?」
「この状況知り合いに見られたら
まずくない?俺友達少ないけど
リサさん多いでしょ」
「は…はやくおわらせよ!」
急いでレジに向かった
レジに並んでる途中
「いいよ俺が全部払うよ」
「いや私の分もあるんだから割り勘
だって」
「作ってもらうんだし、ほら人件費だと
思って」
「わかった。その代わり次は私が出すから」
「わ…わかった」
「あ〜次は断るつもりだったんだ〜ひどい」
「違うよ…別にいつも一人だし来てもいいよ
でもお金だしてもらうのは抵抗ある」
「ん〜そんなこと考えなくていいのに」
「まあいいよレジ終わらせて早くかえろ
他のやつに見つかるとまずい」
「だね〜…」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
「ただいま」
「お邪魔します〜」
「狭くてごめん」
「1dK一人で住むには丁度いいよ」
「ちょっと部屋着に着替える」
「エプロンあったりする?無かったら
別にいいけど」
「一応あるよ。まったく使ってないやつが」
「ありがとう〜」
「活躍の場が出来てこのエプロンも喜んで
るさ」
「たしかにそうだね。よし早速作り始めるね」
部屋着に着替え終えると
「どう?料理作ってエプロンしてる私中々
絵になるでしょ。どう可愛いでしょ?」
「自分で可愛いって言わなければ100点だった」
「素直に言ってくれたら嬉しかったのに〜」
「はいはい可愛い可愛い」
「てきとう〜まったく!」
「なにか手伝うことある?」
「お金だしてもらったし料理苦手なら
座って待ってて」
「早速戦力外通告かよ」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
「いただきます〜」
「いただきます」
「どう?割と今回自信作」
「おいしい…ん?ケチャップライス
なんかすごく…」
「ケチャップライス飽きるから飽きない
ようにナツメグとか香辛料いれて食べや
すくした」
「すごいちゃんと工夫されてる」
「でしょ〜☆」
「正直舐めてた」
「ふふ、舐めてもらっちゃ〜困るな〜」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
流石に食器洗いはしました
「そうえば沙織ギターやってるのか〜」
「ん?」
「壁にギターかけられてるじゃん奥に
もチラっと見たらミニアンプもエフェクターも
あったし」
「なんか弾きましょうか?お姉さん?」
「うん、おねがい」
沙織は適当にギターを弾き始めた
(なんだすごい楽しそうじゃん普段は
無愛想なのに、それにすごくかっこいいな…)
4分くらい経っただろうか弾き終わり沙織が
「どう?」
「すごくかっこいいよ」
「それギターの感想?」
「あ、そ…そっちね、タッピング、
スラップをメインにしててギターなのに
キーボードのパート途中で弾いたりして
roseliaのギターの子とは全然違った
すごいテクニック…」
「原曲通り弾くのは個人的につまらなくてね…
やっぱ派手なアレンジがあるほうがいいよね」
(すごく楽しそう、そしてなんだろこの
空気すごく落ち着く)
「リサさん?」
「え…?」
「大丈夫?」
「大丈夫大丈夫ごめん考えことしてた」
沙織はチラっと時計を見て
「もういい時間だね」
「そうだね」
(もっと居たい浸りたいけど)
「そろそろ帰るね」
「流石に暗いし送ってく」
「ならおねがいしようかな」
(もう少しだけ長く…)
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
「ねえ…?」
「ん?」
「またご飯作りに来てもいい?」
「さっきも言ったけど来てもいいよ」
「なら…今度は筑前煮作りに行くね」
そんな話をしてるうちにリサの家の前に着く
「ここなのか家、思ったより近いな」
「会いたくなったらいつでも来ていいよ」
「流石に家族の人に気遣うから遠慮するよ」
「え〜気にしなくていいのに」
「俺がするの」
少しリサが落ち込んでると沙織が
「そんなに露骨に落ち込むなよ…
それと手を離さないと…」
さりげなくリサに帰り道に手を繋がれていた
「そう…だね」
リサは惜しみながら手を離した
「じゃまた月曜学校で会えたら会おう」
「月曜日絶対1年の教室いくから…」
「わかった」
(あいつらに色々聞かれると思うがまあ
いいか)
「それじゃまたね」
「うん…また来週」
「あ、もう一度言っておこう」
沙織は帰ろうと背を向けようとしたが
再びふりかえって
「美味しかったよ、ありがとう」
「え?」
「それじゃ」
(なにそれずるいすごい嬉しい
そして私に向かってやっと優しく笑って
くれた)
リサが家の中に入ると母に
「そんなに嬉しそうな顔してどうしたの?」
とからかわれた
この小説の今井リサCV遠藤ゆりか
評価。感想モチベーション繋がりますありがとうございます
まだ評価してないよって方も評価待ってます!
それではまた!
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友人×少しの変化
メインは後半からです
そしてバーが赤だと…!?
私立羽丘学園
数年前は女子校だったが少子化が
原因で数年前から共学になった
そして月曜日その学園通う主人公沙織は
数少ない友達カイ、ヒナ、ユキ、
と登校していた
カイ「朝ごはん食べるの忘れた…」
ヒナ「ゲーム徹夜ご飯どころが寝て無い…」
ユキ「おーいここで死にそうになるなよ」
沙織「今日もいつも通りの会話」
カイは天然だがいいやつ
ヒナはかなりのゲーマーたが意外
と困ったりしてると助けてくれる
ユキ四人の中だとまともな人間
沙織はあんまり人を信用頼らない性格で
色々あってあえて空気を読まなかったり
壁を作ってたが最近はこの3人やリサ
の影響で少しは丸くなった
この4人が絡むようになったのは
同じクラスで席が近かったのと4人共通
で高校をきっかけに田舎から出てきた
ためお互いに知り合いがおらず自然と
このような関係になった。
回想
(やべ、初っ端から教科書忘れた…)
カイ「あれ教科書忘れたの?なら近く
においで一緒に見よ」
「お…おう」
カイ「一緒かえろ〜」
沙織「え…わかった」
カイ「俺田舎から出てきて誰も知り合い
居なかったから寂しかったけど同じよう
なシンパシーを感じてさ!」
沙織「すごい直感」
カイ「高校をキッカケにこっち来たんだろ?」
沙織「そうそう」
カイ「田舎者同士これからよろしく!」
沙織「よろしく」
次の日
教師「4人組つくれー」
カイ「あと2人足りないな」
ユキ「ねえ一緒にいい?」
沙織「お、いいよ、あと1人」
カイ「あそこに隠れてゲームしてるやつが…
、おーい1人足らなくて一緒どう?」
ヒナ「誰とでもいいよ」
沙織 ユキ (誰でも良いって思ってても
言うなよ…)
ユキ「ほらヒナさんスクフェスやってないで
課題の方集中」
ヒナ「スクフェス分かるの…?」
沙織「暇つぶしで俺もやってる基本
ログイン勢」
カイ「俺もやってるぞ!推しは希
じゃあ後でフレンド登録ね!全員!」
回想終了
(今考えるとカイが主軸だったな)
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
カイ「今日夜さ荒○行○やろうぜ」
ヒナ「20時からならいける」
ユキ「沙織は今日バイトだけど参加
できる?」
沙織「もうバイト慣れてきてそんなに
疲れないから参加できる。てか昨日も○野○動
やったし別ゲーやらないの?」
カイ「fpsはいつやったって楽しいじゃん!」
沙織 ヒナ ユキ「たしかに」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
カイ「昼だ〜腹減った〜」
沙織「食堂いくか」
ユキ「ヒナは行くの?」
ヒナ「いってら〜俺は昼食わない」
カイ「一緒にいこう〜」
ユキ「いやいいよ、担いで連れてく沙織
手伝って」
沙織「はいよ」
ヒナ「まあいいやこのまま連れてって」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
食堂で4人食事をしてると
「あ!沙織〜探したんだよ!」
「あ、おはよリサさん」
「リサ彼が言ってた人?」
「そうだよ〜」
「この人は?」
友希那「私は湊友希那リサの幼馴染みで
一緒にバンドをしてるわ」
「はじめまして、綾瀬沙織です、リサさん
にはお世話になってます」
リサ「あ!」
なにかに気づいたリサ
リサ「お友達食事中だったか〜」
(色々話したかったけど仕方ない)
リサ「じゃあまた後でバイトでね☆
お友達もバイバイ☆」
友希那「じゃあ失礼するわ」
2人が立ち去る
カイ「今のroseliaの湊友希那さんと
ベースの今井リサさんじゃんどこで
知り合ったの!」
沙織「お前roselia知ってんのか?」
カイ「当たり前だろいま人気だぞ、
しかもリサさんに限ってはこの学校人気
の人で何人今まで振られたことか…」
沙織「そ…そうなのか」
(やっぱモテるよな)
この後3人に根掘り葉掘り聞かれた
ヒナ ユキ
「え?何オレたちより一歩先に行こう
とするんだ?」
カイ「置いてくなよ〜」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
バイト中
「疲れた…」
「おつかれ〜、昼さ私来て大丈夫だった?」
「根掘り葉掘り聞かれたがまあ気にすんな」
「ならよかった〜じゃあこんどさ」
「ん?」
「二人で昼ご飯食べようよ」
「それはパス」
「え〜どうしても?」
「リサさん学校で人気らしいじゃん
恨み買いかねないってあいつら言って
たしな…」
「む…せっかくお弁当作ろうと思ったのに」
「無理なもんは無理」
「ケチ…」
「そんなこと言われても…」
「じゃあ今日家行くのは?」
「明日学校だよ?」
「いいの気にしないで」
「わかった、けど買い物は俺がするから
18時に家来て」
「一緒に買い物ダメ?」
「そんな上目遣いしてもダメ噂になると
困るし」
「むむ…」
(なんか家来てから変わったなリサさん…)
(少しだけでも見てもらえるように…
もう少しわがまま言っても…)
「何作るの?材料LINEして買い物して
くるから」
「わかった…、今日こそ筑前煮作るから
材料あとでLINEする」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
(買い物終わったなんとか18時前に家
ついたな、あれ?)
「あ!沙織きた!」
「待った?てか早くない?」
「そんなこといいから早く入ろ?」
「うん」
(リサさんなんか楽しそうだな)
「ただいま」
「お邪魔します〜」
(ゲームの参加は間に合わないから
今日は諦めよう)
4人のグループチャットに参加しない
と伝えると
カイ「一歩先に行っちゃうんだね」
ヒナ「卒業おめでと」
ユキ「避妊はちゃんとしろよ」
沙織「お前らの想像することは無いから」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
「どう?おいしい?」
「食べれる」
「え…最低ラインってこと…?」
「おいしいです」
「冗談にならないよ〜…」
(温かいご飯いつもカップラーメンだが)
「初めて食べた味なのに落ち着く」
「そ、そう…?」
「うん、あれどうしたニヤニヤして?」
「ん〜なんでもない☆」
2人で静かにけど良い心地で食べてた
(リサさん幸せそうに食べるな…)
沙織は思わずおいしそうに食べるリサを
スマホのカメラで撮った
「な、な、何撮ってんの…」
「ごめん、思わず」
「こ、今回だけだから!」
「わ、わかった…」
(あれ、許してくれた怒られると思った…)
「わ、私も撮りたい」
「撮っても需要ないだろ」
「いいからほらこっち来て」
リサにすごい顔を近寄られた
「はいピース☆」
(いいやなにもしなくて…)
「ちょっともっと笑顔とかできないの〜
まあいいやツーショット撮れたし☆」
「満足していただけてよかったです…」
(てかもういい時間じゃん)
「リサさん帰らなくていいの?」
「居たら迷惑…?」
「そういう問題じゃなくて女子1人男の
家で泊まるの付き合っても無いのにアウトだよ」
「じゃあ…さ」
「よし送るから行くぞ」
「む…バカ…知らない」
「バカでもアホでもマヌケでもいいから」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
(リサさんの機嫌が斜めだな)
「なんかしましたか?」
「…」
「おーい…」
「…」
今井の表札が見える
「よしじゃあ明日会えたら学校もしく
はバイトでね」
「…」キュ
「あの今握られても…」
リサ母「どうしたの家の前で」
沙織「どうも、はじめまして」
リサ「か…母さん!」
リサは恥ずかしそうに顔を抑える
その二人の状況を見て
リサ母「君が沙織くんね話は聞いてるよ!
どうやらリサは離れたくないようだし家あがる?」
沙織「今日は遅いのでまた次の機会に」
リサ母「ほら、離しなさい」
リサ「もう離してるしー!」
沙織「じゃまた明日」
リサ「うん」
リサ母「今度遊びに来てね〜」
(お母さんそっくりだないろいろ
あと…最近のリサさん初めに会ったときとは
大分変わったなお姉さん感あったのに今じゃ
甘えてくる彼女みたいな…?まあ付き合える
可能性0なんですけどね)
この小説の今井リサCV遠藤ゆりか
UA2000突破 お気に入り28人 評価6人
ありがとうございます! まさか1週間経たずにこんなに大勢の方に見ていただけるとは!感謝です!
そして誤字報告ありがとうございます
まだまだ評価、感想お待ちしてます!
それじゃまたね!
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変化か自覚か
5月になったそして明日からはGW
ちなみに予定は友人と徹夜ゲームしか
今んとこない沙織は今日もバイト1つ上
のモカと一緒だ
「金曜日リサさんいないから少し暇だわ」
「そだね~、最近はさーくんもリサ先輩といる
時少しだけ笑ってるしほんとに仲良しだね~」
「別にモカが思ってるようなことは何もないよ」
「さーくんにとってはそうかもねー」
(リサ先輩さーくんと話すとき完全に
女の子の顔してるんだけどなーさーくんも
少しだけ笑うようになったけどそういう目では
みてないような態度だなー、どっちかって言えば見ないように
してる?よくわからないや?)
「ねえねえー?」
「ん?」
「もし仮にさリサさんに彼氏できたら
どんな気持ち?」
「多分期待してるようなことは思わない
が多分少し寂しいよね。」
「そうだよね~ご飯作りに来てくれなく
なっちゃうもんね~」
「たしかに俺の唯一と言っていいほどの栄養素
のだしね俺の体が心配だ」
「これは時間がかかりそうだ~」
「何妄想してるんだリサさんだって
そういう目で見てないだろ
なんかほっとけないらしいんだってさ実際
あの人世話焼きだしそれに俺の栄養バラン
スも気にしてくれてるし」
「リサさんかわいそう・・」
「俺のことどうともリサさん思ってない
だろ・・・」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
「じゃ〜またね〜」
モカがコンビニでると
「おうお疲れ様」
「お、リサ先輩〜」
「モカバイト終わり?」
「そうですー中にさーくんいるからって
説明しなくても知ってるから来たんですよね〜
それでは〜お楽しみください〜」
「も…モカ!…はあ」
ため息をつきながらコンビニに入る
「いらっしゃ…てやっぱりリサさんか」
「やっぱりってなによ〜」
「あと一時間なの知ってるでしょ?」
「この時間人そんなに来ないし暇でしょ?」
「まあたしかに」
(こうやって普通にしてればお姉さんって
感じなのにな)
そんな事を考えてるとリサが
「沙織ってさGWなにか予定ある…?」
「なにも真っ白」
「よかった…ならさRoseliaのライブ来ない?」
「お、ライブか久しぶりに行こうかな、日に
ちは?」
「GW最終日」
「わかった、それでもGW予定空いてるな」
「そしたら…遊びに行こうよ…」
「どこに?」
「いろんなところ、買い物付き合ってもらい
たいし映画にも行きたいしそれにお泊りもしたい」
「俺なんかより彼氏作って行ったほうが楽しくない?
リサさんならすぐ釣れるでしょ」
リサがなぜかジト目で見てくる
(なにかまずいことでも言ったか?でもわか
らねえ…)
「今の発言見逃すから私の言うこときいて…」
「り…了解」
(なにが悪かったのかまったくわからない)
「リサさん…」
「なによ」
「今日ご飯作ってくれるんでしょ?」
「なに、嫌なの?」
「そ…そうじゃなくて、もうすぐで終わるから
肉まん食べて待っててその後買い物でしょ?」
「そ…そう、わかった待ってる
あ、お金」
「いらない、もう少しだけ待ってて」
「うん…」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
「お待たせ、いこうか」
「うん」
スーパーに入り今日の夕食を決めて食材
を選んでると
「私が沙織のGWの予定決めていいよね?」
「別に暇だしいいよ」
(それにすごいさっき不機嫌そうだったし!)
「買い物終わったら一回私家帰っていい?」
「忘れ物?」
「うん」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
スーパーをでて一旦別れ家に着き食材を
冷蔵庫にいれリサを待った
「お邪魔します〜」
「なにその大荷物」
「今日から親が旅行行くまで沙織の家に
泊まるから」
「いつまでよ…」
「月曜日から旅行だからそしたら今度私の家
に泊まるの」
「家族の許可は!?」
「楽しんでおいでだって、嫌だった?」
「別にいいけどさ、てことはGW中ずっと一緒?」
「そういうことだね☆」
「…」
「どうした?」
「いいやなんでもない」
「そう?」
「うん」
(これ言ったら笑われるけどすごい楽しみだな)
「どうしたのニヤニヤして〜」
「な、なんでもないよ!それよりお腹すいた!」
「はいはい〜わかったから大人しく待っててね〜」
(沙織が珍しく笑ってるもしかして色々楽しみに
いやあそんなに単純じゃ無いか〜でもなんで
ニヤニヤしてるんだろ)
沙織気持ちに変化かもしくは自覚か
少しだけ物語と沙織の心は進む
この小説の今井リサCV遠藤ゆりか
評価、感想、待ってます!
それでは〜
しゃーした〜
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〇〇のために
誤字報告ありがとうございます!
見つけるのすごい…
「ほら〜ご飯出来たよ〜運んで沙織!」
「はいよ」
明日からGWそして期間中一緒に泊まる
ことになった、今日金曜から日曜日の朝まで
沙織の家で日曜日夜から木曜日の朝まで泊まり
その日は夕方からroseliaのライブでGWが終わる
予定だが
「沙織GW中バイト入っないよね?」
「うん、流石に休みたい」
「だよね〜、でも私土日は一日ライブの練習だし
あと火曜と水曜日も通し練習だから」
「一日遊べるのは月曜だけか」
「いろいろ行きたかったけどね〜」
「例えばどこ行きたかったの?」
「ショッピングだったり見たい映画もいろいろあるんだよ〜それにディ○ニーとか、あ!スカイツリーにも行きたい!」
「すげえいろいろだな」
「華の女子高生だしあたりまえだよ☆」
(たしかにもっと遊びたいよな…なんかできる事は…ん…そうだ)
「沙織どうしたの?急に黙って」
「ん?なにも考えてないよ?それで見たい映画って何?」
「え〜とね…これ!恋愛映画!沙織は興味無さそうだね〜」
「都合あんなによくいくことないから」
「たしかに…」
とリサはその通りだと今自分が置かれてる立場を確認してそう思った
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
夕食が終わりリサは今お風呂に入っている
「さおり〜つぎいいよ〜」
「おう」
「わたしの残り湯だよ〜ゆっくり浸かってね☆」
ニヤニヤしながらリサは言った
「俺が浸かるのは勿体無いから売るんだよ」
「え!?なんて言った!?」
「俺が入ると価値が大崩落するからペットボトルに移してから…そうだ1リットル1万で売ろう多分、学校で人気だし好きなやつはすぐ買うだろ」
「バカ!いいから入ってきて!そして売らないでよ!」
リサは声を荒らげながら沙織の体を押し無理やり風呂に連れて行こうとする
「わかった売りはしないけどもったいないから俺一人で残り湯を飲むさ」
「バカ!でも…少し…だけなら…別に…」
「飲まないしなんもしないよ、何言ってるんだよ」
「うるさい…!」
沙織は浴槽に浸かる前に少しだけリサで出汁取った風呂のお湯を飲んだ沙織だった
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
「飲んだでしょ…?」
ジト目で聞いてくる
「悪くなかった…」
「変態…」
「いいって言ったじゃん」
「言ったけどさ…ほかの女の子にはやっちゃダメだよ?」
「許可さえあれば俺はやるし別に彼女じゃ……((殴 」
「やんないでね?」
リサはどちらかというと彼女じゃ無いって言おうとした沙織を殴った
「あ、(許可さえあればやるの)発言も…」パチン!
どちらかと言えば彼女じゃ無い発言のほうが
嫌だったリサ
「二度と言わないでねどっちも…」
「わ…わかり…ま…した…」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
「さて俺床で寝るからベット使って」
「わたしが床でいいよ無理矢理来たのわたしだし…」
「いつも行動した後に後悔するの…驚きはしたけどリサさんなら別にいいよ」
「わたしなら…?」
「あの3人にも急来て泊まることあるしあいつらは家族と暮してるから自由になりに来てる」
「ふ〜ん、なんだ…」
「ん?なんかあった?」
「なんでもない、とりあえずベットで寝させてもらおうかな」
「お…おう」
(このリサさんがよく出す落ち込んでますオーラなんかしたかいつも…)
「ばか…」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
「ねえ、沙織ってさ好きな人いる?」
「いない、昔はいたけど小学生とかが最後か・・?中学では嘘とか騙されたりとか結構あってそんな余裕なかったけどむしろそれが原因で人と関わるの怖かったし恋愛なんて・・・」
「でも今こうして私を家に泊まらせてくれてるじゃん」
「リサさん、、リサは信用してるんだよ」
「え?」
「一緒にいて悪意を感じないって言ったらあれだけど。この人なら信用しても大丈夫って思えるんだよ。好きだけど恋愛的にはってこと、でもリサだってそうだろ俺のこの距離を取る感じが幼馴染に似てたから心配してくれてるんでしょ?」
「そうなんだけどさ、ううん今日は寝るね、おやすみ」
「お、、おやすみ」
(対象じゃないのはわかってた!こんなことで泣きそうになるな私!)
リサは沙織とは反対を向きそっと泣いた
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
土曜日
(あれもう料理作ってるの)
「おはよう、沙織もうできるよ」
「おはよう、わざわざありがとう」
「いただきます」
「いただきます」
パンにスクランブルエッグにベーコンにサラダ
「スクランブルエッグ少ししょっぱいかな大丈夫?」
「うん、おいしい」
「よかった」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
「それじゃ練習行ってきます☆」
「いってらっしゃい」
リサが練習に行ったその間に沙織は
「いろいろ考えるか・・・」
18時
「ただいま~つかれた~」
「おかえり」
「さおり~ってなんで部屋着じゃないの?」
「今から出かけるよ」
「え!?どこに?」
「リサがみたいて言ってた映画、だから準備して」
「わかった!ちょっとまってて!!」
リサは急いでメイク直しをした
「お待たせ!」
「いこうか」
「うん!」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
家から1番近いショッピングモールに来た
「沙織はここ来たことあるの?」
「あるよ大体ここくればなんでもあるし」
「たしかになんでもある」
「映画何時から?」
「19時10分」
「今19時もうすぐじゃん!?チケットは!?」
「ネット予約したから大丈夫」
「お金払う」
「いいよ、別に俺が誘ったんだし」
「そんなわけには・・」
(金がかかる女とか思われたくない)
「いいよいつもお世話になってるしなにより週5でバイトしてるし大丈夫」
「でも・・・」
「生活費は親が出してくれてバイトはお小遣い稼ぎだけど、この間初お給料結構だったし使え切れないしそれにリサのためならお世話になってる分は恩返ししたい」
「・・・」
「だから気にすんな」
「わかったありがと」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
「感動した~」
「結局両想いリアリティ無いね」
「すぐそういうこと言う!」
「ほんとのことじゃん」
「けど楽しかったし今日はその発言も見逃そう~」
「そりゃどうも」
(沙織少し笑った)
「ねえリサ明日のバンド練習も今日と同じ時間に終わる?」
「うん、その予定だけどどうした?」
「だったらGW中はリサの行きたいとこいこう」
「え!?いいの!?」
「うん、そのつもりでもう予定考えた」
「ありがとう!すごくうれしいよ・・!」
「お金もバイトでしっかりあるから気を遣うな」
「さすがに明日からは払うよ」
(私のために・・・嬉しい・・・多分こういう何気ないやさしいところだったりギター弾いてるところだったりかっこいいな好きだなとても思う、、けどこういうやさしいことはわたし以外にはしてほしくないな・・・)
「リサ?どうした?」
「ううん、なんでもない早く帰って夜ごはんたべよ☆何食べたい?」
「筑前煮で」
「え?そんなにおいしかった?」
「うん好きになった」
「そうか~なら張り切って作るよ☆」
「うん、楽しみにしてる」
(また少し笑った、それと明日からたのしみだな~)
この小説の今井リサCV遠藤ゆりか
UA気づいたら3000ありがとうございます
お気に入りの数も順調です こんな短期間で見てもらえるとは
それに感想も読ませてもらいまたモチベーションアップしました
評価も順調です。今の所の目標は10を目指してます
良ければ評価してくれると嬉しいです!
それではしゃ〜した〜
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ここまでする理由
日曜日GW2日目
「いってきます~☆」
「いってらっしゃい」
「今日も楽しみにしてるね☆」
「あまり期待しないで・・・」
「沙織と一緒ならどこでもいいよ?」
「しっかり俺とじゃなくても楽しい場所」
「すぐそういうこと言う~」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
さよ「今日は調子がいいですね、今井さん」
リサ「そう?」
ゆきな「そうね、なにかあったのかしら」
リサ「わかる?。そうね~最近はね~」
ゆきな「調子がいいことに越したことないわ、ほら再開するわよ」
リサ(今日はどこにつれっててくれるのかな~)
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
18時
「ただいま~」
「おかえり」
「すこし荷物置いて、メイク直すから待ってて」
「焦ってないから大丈夫」
リサはメイクを直しながら
「今日はどこに連れっててくれるの?」
「ランドとシーどっちがいい?」
「え?あのランドかシー?」
「そうだよ」
「え~!まって私お金あんまりない・・・」
「ちゃんと俺が出すから」
「さすがに悪いよ・・・」
「ナイトパスだから安いから」
「いやでも・・・」
「なら1個貸しで、今日はどっちみちお金ないんだし、それでいいでしょ?」
「わかった・・・ありがと」
リサは静かに笑った
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
「ついたーディ〇ニーランド☆」
「すこし長かったな。。」
「いや~久しぶりだよ~ありがとね!沙織!」
「喜んでくれてなによりです」
「しかもファストパス先に取ってくれてるから早くいろんなアトラクション乗れるね!」
「夜だし時間短いから電話でファストパス予約してよかった」
「まず!なにから乗る!?」
リサがすこし前のめりになりながら聞いてくる
「とりあえず近いディ〇ニーのお化け屋敷ホーンデットマンションいくか」
「え?ああ・・い・いいよ」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
「やっぱ入らなきゃよかった・・・」
「苦手なんだったら言ってよ。無理に乗せるつもり無かったのに」
「だってはずかしいじゃん・・」
1つの場所に大勢の人間が集めれて幽霊からこのアトラクションの説明を受けてる
おとなしく聞いてると急に雷みたいな大きな音がした
「キャ!!やっぱむり!!」
「まだ乗ってないぞ」
「ん~・・・」
「どうする。別のとこいく?」
「いや・・せっかく入ったのにもったいないしそれにこの歳になって恥ずかしい・・・」
「わかった」
説明が終わり。椅子のようなものに乗りアトラクションが始まる
「とくに怖くないじゃん」
「いやいやいや!!もうこの雰囲気が無理!!」
「そうか・・わ!!」
「きゃ!」
「ごめんごめん、あまりにも怖がるからさらに驚かしてやろうかと」
「もうやめてよ!!」
「怖いの苦手だったんだ」
「なに悪い!?」
「すごい余裕ないじゃん」
沙織は少し笑いそうになってしまった
「ほら終わったよ」
「怖かった・・・」
「次はどこいきたい?」
「次はね。ダンボに乗りたい」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
「こういうゆっくり空飛ぶアトラクション好きなんだよね。子供ぽいって笑わないでよ!」
「安心して笑わない。さっきの怖がる姿のほうがよっぽど面白かったから・・・ふっ」
「もう!そんなこと言ってそっちだって怖いもの1つぐらいあるでしょ!」
「うん。人が怖い、結局人なんだよ怖いのは」
「そうだった忘れてた。聞く質問と相手間違えた・・」
「ほら乗るよ」
リサはすごく笑顔で楽しそうだった
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
ダンボの後はいくつかアトラクションに乗り
「おなかすいたね~もう帰る?」
「何言ってんの?ここのレストランで食べてそのあとはまたアトラクション乗るぞ」
「え?いいの?でもお金足りるかな」
「いいから行くぞ」
店の中に入り食事をした
「またお金・・・」
「しばらくGW中は俺が基本出すから、日頃のお礼だよ」
「私そんな大したことしてない・・」
「料理作ってくれて助かってるよほんとに」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
あの後いくつかアトラクションに乗り帰ってきた
「楽しかった~」
「さすがに疲れた。。」
お風呂にもお互い入りまったりタイム
「最初の怖がり方が一番面白かった」
「もう!恥ずかしいよ~・・・」
「あと今日行って思ったのはディ〇ニーってなにかモチーフの料理とか意外と少ない、特別感が料理にも欲しかった気がする」
「たしかにポップコーンのケースならあんなにあるのにモチーフ料理はあんまりないねー、でもホテルミラコスタに泊まった時には、夜ごはんのバイキングは数は多くないけどいくつかあったね」
「あそこのホテルか行ってみたいな」
「じゃあ今度いこうよ!次は私もお金出す!」
「ホテルなんて俺より彼氏作って行って来ればいいのに
俺も彼女できないかなー」
「わたし今泊まってるんだけど普通じゃない自覚ある?」
「た・・たしかに・・」
「なんだかんだ沙織ってわたしのおねがい聞いてくれるよね。」
「リサだったら「まあいいや」って思うんだよね」
「まあ・・うれしいような・・かなしいような・・」
リサが微妙な顔をしてると
「明日は1日休みでしょ?」
「うん、そうだけど」
「明日はショッピングモールで買い物しようか」
「え!?明日もあるの!?」
「GW中は考えてあるって言わなかったけ?」
「行ったけどさ・・毎日大変じゃない?」
「いや、だいじょうぶ日頃のお礼だし」
「んーでもなんかそれだけじゃ割りに合わないような・・・」
(なんでここまでしてくれるんだろ・・・?)
人に心の壁を作る少年が「日頃のお礼」でここまでする理由とは
この小説の今井リサCV遠藤ゆりか
評価・感想お願いします!
それではしゃ~した~
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知って傷つくこともある
見るたびに1000増えてる気がする
GW3日月曜日
8時40分
沙織は荷物をまとめて家を出る支度をしてた
「もうでれる〜?」
「いこうか」
今日から木曜日の朝までリサの家に泊まる
「お邪魔します」
「私の二階の部屋に荷物置いていいよ」
「わかった」
そのあとリサは冷蔵庫を見たら
「いっぱい食材ある…用意してくれたんだ…」
家族にリサは感謝をして沙織の様子を見に行った
「お〜い終わった?」
「うん、じゃ行くか」
「うん☆」
満面の笑みでそう返した
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
「ショッピングモール着いた〜☆」
こないだ映画を見たショッピングモールとは、違い少し遠くのところに来た
「朝イチで来たはずなのに人多いな」
「近くのショッピングモールよりも大きいからね〜」
GW中一日中遊べるのが今日だけ、そのため朝イチに
来た。
「まずは〜どこに行こうかな、ん〜洋服みたい!」
「わかった」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
「これいい〜」
「お似合いです!」
「え!そうですか〜」
リサは店員と服を選んでた
(洋服選びに付き合わされる彼氏さんの気持ちが少し分かった気がする)
そんなことを考えていると
「ねえねえ沙織?」
「ん?」
急に話しかけて服を6着ほど持ってきて
「これ今から着るからどれがいいか選んで」
「別にどれ着てもそんなに変わらないだろ」
「ほんと乙女心をわかってないな〜少しでも可愛くなりたいとか、それに…似合ってるか…第三者目線の意見ほしいの!」
(この6着実は可愛い型、キレイ型、ギャル系など、服を沙織に選んでもらって好みを把握する!そのために今日は洋服を買いに来た!)
今日のリサは楽しむだけではなくいろいろやる気もあったのだ
「服はこれかな」
選ばれたのは、おとなしめ清楚系の服だった
(す…すごいショック…)
リサは結構なダメージを受けていた
「けど似合ってたのはこれかな」
いつもリサが着る感じの服だった
「そ…そうだよね〜…」
(それは普段わたしが似たようなやつ着てるから選んだんでしょ…結局好みは清楚系…)
「この2つ会計おねがいします…」
リサの意気消沈っぷりに店員も苦笑いした
「俺が出すよ」
「今日はいいから!!」
リサの八つ当たりに近い怒りと悲しみが混じった気迫に
沙織も思わず
「わ…わかった…」
(うう…八つ当たりしてしまった…沙織は悪くないのに…)
会計が終わりリサが店から出てきて
「お待たせ〜」
(気持ち切り替えろ、わたし!別に終わった訳じゃないチャンスなんていくらでもある!)
「次はどこにいく?」
「アクセサリーショップに行きたい!」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
「どれがいいかな☆この調子だとすぐお小遣い無くなっちゃうな~」
「初めて来たこういう店」
「やっぱ男の子は興味ないよねー」
「来る用事もないしね」
沙織もリサと一緒に店の中を見て回ってたら
「りんりん~これちょーかっこいい!」
「そうだね・・あこちゃん」
「あれ?燐子とあこじゃんどうしたの、ここでなにしてるの?」
「あ!リサ姉!とあれ?同じ学年にいる人だ」
「たしか?宇田川だっけ?」
「わたしと同じバンドメンバーでキーボードとドラムのあこと燐子!」
「は・・初めまして・・・」
「リサ姉の彼氏ですか!?」
「ふふふ・・・どう思・・・」
「違いますよ。同じバイトでお世話になってるだけです」
「そうなんですね。最近バンドの調子もいいからなにか関係あるかと思ったけど!」
「あこちゃんストップ・・」
「どうしたのりんりん?」
「その話はやめたほうがいいかなって・・・今井さんの顔が・・・」
「ほんとだ…何あの顔、あこはじめてみた・・ボソ」
そんなことには目もくれず沙織はある人を見てた
(燐子さんまじでタイプ・・・しかも胸が・・・)
人が信用できないイコール女性を性的な目で見ないかといったら別問題だ
しかしそれを察知したリサはさっきの言葉を遮られたのと相まって怒りが頂点に達している
「じゃねー燐子あこ☆」
「バイバイリサ姉!」
「さ・・さようなら」
燐子察した多分あの男の人の身になにか起こることを
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
あの後無理やり沙織はリサに引っ張られて店をでた
「あの・・・なにかしました?」
「・・・」
「・・・」
「沙織はさ・・・」
「ん?」
「燐子みたいな子がタイプなの・・?」
「な・・・なぜわかった・・・」
「見すぎだよ・・・」
リサはひどく拗ねた
「あれは男みんな好きだぞ。嫌いな奴なんていないと思うぞ・・・」
「なら・・・燐子とデートすればいいじゃん私なんてほっといて・・・」
「なんでそんな極端なんだよ・・・別にすこし見るぐらい」
「うるさい・・・」
(わかっている、これは嫉妬だと自分はそういう対象では無いと実感してるんだ・・・
さっきの服も含めて清楚系が好きなんだよね。私とは真逆・・・)
「一応言っとくけど」
「なによ・・・」
「たしかに燐子さんは好みだけど、付き合うとかだと別問題だからな
、もし仮に付き合ってくれる人がいるなら、やっぱりそれなりの時間とか
どれぐらい自分を好きでいてくれそうとかそういうとこを見るかな綺麗ごとに聞こえるかもしれないけど」
「要するに好みは好みだけど付き合うってなったらもっといろいろ見るってこと?」
「ルックスだけじゃ判断しないよ、俺人間不信だから、ていうかリサぐらい親密になれた人、いないんじゃないかな」
「そ・・そう」
リサは少し恥ずかしながらも嬉しそうな表情をする
「でもまあ好みだったら基礎点数が高いのは事実だけどな」
「・・・」
「ん・・?どうしたリサさん?」
「むぅ・・・」
(上げて落とされた…)
「なんかすごい拗ねてます・・・?」
「それがわかって大事なところはなんでわかんないかな!?」
「す・・すいません・・」
「もういい行くよ次のお店!」
「わかりました・・・」
(なんで拗ねたり、怒ったりしてるんだ・・・)
この小説の今井リサCV遠藤ゆりか
評価、感想よろしくお願いします
それでは、しゃ~した~
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ではどうぞ〜
GW3日目月曜日午後
2人はショッピングモールで買い物していていろいろあったが、マックに来て昼食を食べていた
しかしリサは少し拗ねていた
「基礎点が高いってどういうことよ…」
「またその話か…」
「なに!?わたしは今の所、燐子より点数低いの!?
わたし頑張ってるよ!」
「燐子さんは出会ったばっかだしさ…点数つけようが…」
「じゃあ基礎点はいくつよ!わたしと燐子!」
「燐子さんは50点…ぐらい…?なにも話してもいないし」
「なるほどね!そこから加減式計算なのね!」
「男の考え方なんてこんなもんだぞ」
「じゃあ次わたしの基礎点はいくつよ!」
「25点…」
「…グス」
泣きそうになるリサ
「で…でも、今はすごく高いよ、じゃなかったらこんなに家泊まったりしないだろ」
「そうだけどさ…どうせ最初はギャルとかビッチ
とか彼氏いっぱいいるとか考えてたん
でしょ…」
「ほんとに最初だけ…」
「そんな取って付けたように言われても嬉しくない…」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
マックから出て
「ほら次、映画館いこうか」
「また?こないだも連れてってくれたじゃん?」
少しだけ機嫌を治したリサが言うと
「いろいろ見たい映画あるって言ってたからさ」
「よく覚えたてね、なら何見ようかな〜」
映画館に着いて席を取った
「またお金払ってもらった、こうやって点数が下がるんだ…」
「やりたくてやってんだから気にするな」
「わかった…、とりあえずよかった、また時間ギリギリだけど」
「また恋愛映画ほんと好きだね」
「え〜面白いじゃん!」
「エロく無いんだよ、純愛だと」
「エロいわけないじゃん!純愛だよ!」
「リアリティ求めたらするべき事シたほうがいいだろ」
「まあ、言ってることわからなくても無いけどさ〜」
「やっぱ抵抗あるよな」
「抵抗って言うか恥ずかしいだけだよ…興味も0じゃないけど…」
「風呂の水の件といい意外とリサってムッツリだな」
「うるさい〜、ほら行くよ!」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
「今回も良かったよ〜」
「それは何より」
「なんだかんだ言う割には沙織寝ないよね」
「お金もったいないし」
「まあたしかにね〜」
「どうする?夜ごはんとか?どっか行く?」
「夜ごはんは家で食べる、気合い入れて作るから!点数上げるために!」
「もう高いから安心してよ…」
「ふ〜んどうだかね!結局胸なのかも知れないじゃん!」
「…」
「うぅ〜高いって言うんだったら、せめて否定ぐらいしてよ!」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
「ただいま〜」
「お邪魔します」
「手洗ったら私の部屋でまってて〜」
「わかった」
手を洗いリサの部屋に来た
「ほんとリサって感じの部屋だな」
「おまたせ〜おやつにしよ?」
リサは紅茶にマカロンクッキーを持ってきて二人で食べながら話てた
「このベースリサの?」
「そうそう!そうか沙織見るのは、初めてか練習の時は一旦家に帰って取りに来てたから」
「てかこのベース凄い高いやつだ…」
「バイト頑張ったんだよ〜」
「そんなレベルじゃ無い気が…」
「なんか弾きましょうか〜?お兄さん?」
「いや、木曜日楽しみに待ってる」
「そう?なら楽しみにしててね〜絶対楽しいから!」
「うん」
そのあとも2人で静かで、でも楽しい時間を過してた
(わたしこの時間すごく好き…)
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
「夜ごはん何食べたい?」
おやつを食べ終わった後リサは夕食の準備をしようとしてた
「和食得意なんだっけ?」
「和食得意だよ☆」
「なら肉じゃがで」
「おっけ〜ならまってて!」
「はい、戦力外通告ね」
「ほらマイエプロン可愛い?」
「うん、似合ってるよ」
「えへへ…ありがとう」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
「いただきます〜」
「いただきます」
「ん〜我ながら良くできた!」
「うん、美味しいよ」
「でしよ〜」
少し自慢気にリサは言う
「そうえば、家着いて気になってたんだけど」
「ん?」
「なんで髪下ろしたの?」
「…」
リサは家に着いてから髪を下ろした。別になんてこと無さそうだが、沙織には言葉では表せない違和感を感じた
「もしかして燐子さん意識してる?」
「うるさい〜…だって少しでも近づきたいんだもん…」
リサは顔を赤くした
「いつも通りが似合うと思うよ」
「気なんて使わなくていいよ〜」
「リサはそのままでいいんだよ」
「…」
「点数に減点には上限があっても、加点には上限が無いから安心してよ」
「ん?どういうこと?」
リサは顔を傾ける
「わかるといいねいつか」
「え〜教えてよ意味!」
「教えない」
「ひどい」
「けど」
「ん?」
「信じることにしたよ」
「なにを?」
「ん〜リサの料理の腕を」
「な…なんかはぐらかされた気がする…」
「ほら余計なことは気にしなくていいから、冷める前に食べよ」
「う、うん」
(なんか沙織が隠してる?)
(俺もそんなにバカじゃない、自分に自信が付くまで待ってて)
この小説の今井リサCV遠藤ゆりか
今度6月編に進むにあたってなにか6月にちなんだ
書いてみてほしい物があった場合感想より
お待ちしております
それではしゃーした〜
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同じ×ベクトル
GW4日目
今日はリサはバンドの通し練習のため帰ってくるのが遅くなる。そしてリサの家に沙織1人で家にいるわけにはいかないと思ってたらバイトの店長から
「今日明日とシフト入れる人居なくて…時給も上げるから」
と朝に言われたのでリサと一緒のタイミングで家を出た
「たしかにわたしの家に1人で、居てもつまらないもんね〜気が回らなかったよ…」
「バイトが無くても出かけるつもりだったし、気にしないで」
リサをライブハウスまで送り、いつものコンビニに沙織は向かった
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
「いらっしゃいませー」
「ほんと助かったよ」
「暇なんで丁度良かったです」
「奥で休んでるからなんかあったら呼んでね」
「はい」
今の時間は10時店長から、帰る時間は12時以降なら何時でも良いと言ってくれた。
「18時までいようかな…」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
12時休憩中
リサからラインが来た
「何時にバイトおわり〜?」
「そっちが終わる時間に合わせるけど?」
「今日も18時で終わるよ〜」
「ならこっちも18時でバイト終わるよ」
「わかったよ〜☆」
「よし残り時間頑張るか」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
18時
「お疲れさまです」
「お疲れさま、明日もよろしくね」
沙織は店を出て
「リサ、迎えにでも行くか」
「誰を迎えに行くって〜?」
「なんだ来てたんだ」
「なんだってなによ〜、早めに終わったから迎えに来たんだよ、どう?嬉しい?」
「手間が省けた」
「…」
ジト目で見てくる
「嬉しいよ来てくれて」
「はじめから、そう言ってよ」
「ほら帰ろう」
「うん☆」
(ん〜!帰ろって、まるで…!)
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
「さおり〜明日はどうするの?」
リサは今料理をしていて沙織はテレビを見てた
「今日とほぼ同じになりそう」
「わたしもそうかな〜」
「休みにバイトどこか寂しい気持ちに…」
「ごめんね、わたしももう少し余裕があれば…」
「誰かが悪いって話でもないだろ」
「けどさ〜わたしの行きたいとこは行ったのに、沙織の行きたいとこは行けてないよ?」
「別に俺はいいよ」
「良くない!ほら土日でどこか行こうよ!」
「これと言って行きたい場所無いしな」
「え〜」
リサがすごく落ち込んでいた
「どうした?」
「わたしだけやってもらってばっかは嫌なの!
ほらなんかないの?」
「じゃあさ」
「お!なにかあったの?」
「今度さ新しいオンラインゲームが始まるんだよ」
「うん」
「たしか今週の土曜からサービス開始だから一緒にやろう」
「roseliaのみんなでNFOはやったけど、新しいのか〜」
「新しいとみんな初心者だからやりやすい」
「わかった、けど家の中だけどいいの?」
「うん、明日ノートPC持ってくるか、でも金曜学校か
、どうしよう」
「なら木曜日も金曜日も泊まればいいじゃん☆」
「流石に家族の人に迷惑だろ…」
「家族帰ってくるの日曜日だから大丈夫!」
「ならまあ…」
「そしたらパソコンとか制服持ってこないとね?」
「ちょっと今取ってくる」
「別に明日でも良くない?」
「明日もバイトだし今暇だから」
「なら気をつけて!」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
家に制服とPCを取りに行った帰り道
「あいつらからLINEだ」
GWは各々予定があったはずだが
カイ「明日〜ヒナの家で遊んでもいい?」
ヒナ「お菓子持ってくるなら」
ユキ「12時からなら行けるよ」
沙織「12時過ぎに向かうよ」
カイ「なら明日な〜」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
「ただいま」
「おかえり〜、あ!この会話夫婦っぽい!?」
「制服とPCどこ置いたらいい?」
「無視しないでよ〜、まったく、パソコンと制服だったら
わたしの部屋に置いていいよ、クローゼット少し空いてるから」
「わかった」
「置いたらリビング来てもうご飯だから」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
「明日12時までバイトしてその後ヒナの家で3人とあいつらと遊ぶ予定に変更した」
「学生らしい予定だね」
「まあもともと予定ではあったんだけどね」
「あ!もしかしてわたしが原因で遊べてない感じ?だったらごめん…」
「正確には夜中オールで遊ぶ予定だったけどまあいつでも遊べるし俺から断った」
「いろいろ考えてたらこんな事には…ほんとにごめん…」
「勝手に落ち込まないでよ、大丈夫だって」
「うぅ〜でも〜」
「ほら、そんなこと考えてもしょうがないから風呂入ってきたら?」
「わかった…」
リサは大分自分を責めていた状態で風呂に行った
そして一時間後
「沙織お風呂いいよ」
「わかった」
「今日はお風呂の残り湯飲んでいいから…」
「どうしたよ?急に」
「お詫びも含めて…ちゃんと浸かったから売るなり飲むなりしていいよ…」
「何言ってるんだよ…」
「わたしが思いつく限りのお詫びだよ…」
「なにもしねぇよバーカ」
「む…ちょっとぐらいなにかしてよ…」
「入ってくる」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
リサの家で寝るときは、最初沙織はソファーで寝るつもりだったが、リサが自分の部屋で敷布団を持ってきて寝ている。最初は緊張したけど慣れとは恐ろしいもので、今では何も気にしてない沙織。
「リサ、おやすみ」
「おやすみ、沙織」
(もう少し…話したい)
今日は昨日に比べている時間が圧倒的に少なかった。
「沙織まだ起きてる?」
「どうした?」
「寝たくない…」
「でも明日ライブに向けての最後の練習だし早く寝よ?」
「でも〜…」
「どうしたら寝れそう?」
「じゃあ、近くにいてわたしが寝るまで…」
「わかった」
沙織はリサの背中を優しく擦ったりした、そしたら10分ぐらいで寝た
「なんだかんだ疲れてたんじゃん」
「さおり…」
「ん?寝言か」
「す…き…だよ」
「バーカ…」
沙織は今の関係がとても気にっていた。リサには申し訳ないと思っているが、沙織はまだ怯えていた。裏切られた経験があるこその防衛本能、そして沙織はリサにとても甘えている。付き合ってなくても自分の側に居てくれると、しかしリサとしては早く付き合いたい、早く彼のものだと言いたいと思っている。2人は同じ愛でもベクトルが違かった。
この小説の今井リサCV遠藤ゆりか
お気に入り登録増えていてモチベーション上がっています。
評価、感想もおねがいします
それでは、しゃーした〜
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臆病
GW5日目水曜日
「おはよ〜…、昨日はいつ寝たっけ?沙織と話してて記憶が…」
「昨日は近くにいたら10分ぐらいで寝たよ、疲れてたんだな」
「もっと話したかったの…すぐ寝たんだ…わたし」
「別にすこし話せなかっただけで落ち込むなよ」
「だって〜勿体ないじゃん寝たら話す時間短くなっちゃう」
「寝るのは無駄じゃない」
「そうだけどさ〜…」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
「じゃあまた後でね☆」
「うん」
沙織はリサを練習スタジオまで送り、バイトに向かい12時過ぎになったら、
次は昨日約束したヒナの家に行った。
カイ「おそーい」
ヒナ「あ。来た」
沙織「お待たせ」
ユキ「これ食べる?」
沙織「これは・・」
ユキ「旅行のお土産信玄餅」
沙織「食べる、ありがと、信玄餅・・・山梨か」
ユキ「そうそう、家族で行った」
カイ「はい!これお土産のリンゴ!」
沙織「リンゴ。。これどうするんだよ?」
カイ「そのまま」
ユキ「切ってくる、ヒナ台所借りるよ」
ヒナ「はいよ」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
17時35分
まだ遊び足りない感じだがリサを迎えに行かなくてはならない時間だった。
沙織「もう帰るよ」
カイ「え~もっと遊べるだろ~」
ユキ「やめとけカイ」
カイ「え?」
ユキ「なんかさっきからLINEばっかいじってたし多分だけど彼女となんかあるんだろ」
カイ「え!できたの彼女!!??」
沙織「彼女じゃないよ・・・」
ユキ「ちなみにGW中なにしてたの?」
沙織「先輩とお泊り・・・」
ユキ「今井先輩でしょ?」
沙織「はい・・・そうです・・」
ヒナ「リア充おめでとー」
カイ「いいなあ~」
沙織「付き合ってないって・・・」
ユキ「けど泊まるんだろ、順序どうなんってるのよ・・・」
沙織「おっしゃる通りです・・・」
ユキ「ほら彼女がまってるよ。いってらっしゃい」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
リサから17時にLINEがきた
「18時に終わるからコンビニでまってて☆」
「要するに向かいに来てよって意味か」
沙織は少し笑いながらコンビニに行った、そうすると
「おそ~い!」
「ちょっと遅れた」
「沙織のことだから来ないかと思ったよ!」
「そんなわけ・・ないだろ・・」
「歯切れ悪いな~、まあいいや帰ろ☆」
帰り道リサが話かけてきた
「ねえねえ?今日は楽しかった、久々と友達と遊んで?」
どこか心配そうにリサが聞く
「うん、男ならではの面白さはあるよね」
「わたしといるより楽しいよね・・・」
リサはGW中沙織を自分が縛っていたのではないかと、わがままを聞いてもらって
ばっかだったと反省していた
「大丈夫だよ、ほんとに嫌だったら帰ってるよ」
「なんでそんなにわがまま聞いてくれるの?」
リサにとっては純粋な疑問だ
「まあなんとなく嫌じゃないし」
沙織は嘘をついた、別に今に限った話じゃないずっと見て見ぬふりをしている
しかしそんなことに気づくはずのないリサは
「でも、優しすぎるよ。こんなにわがまま聞いてもらって」
「明日リサの演奏が聴けると思ったら安いものさ」
と話をはぐらかす沙織
「はぐらかそうとしないでよ・・・」
「なにをやるにも理由があるわけじゃないんだよ」
「まあ言いたいことはわかるけどそれでもなあ」
とリサは理解はしたが納得はしてない、そして沙織はまた嘘をついた
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
お風呂も食事も終え、他の部屋は電気を消しリサの部屋のみ電気がついてる、状態部屋二人でまったりしていた。
実に慣れとは恐ろしいもので、一緒に帰るのも、一緒にご飯を食べるのも、一緒の部屋で寝るのも0では無いが抵抗はない
「あと少しで沙織が家帰っちゃうね」
「日曜の朝までいるしまだ水曜日だよ」
「もう夜だし木曜日みたいなもんだよ〜」
「家族の人になにも言わず、こんなに家に居座るとは、今度なにか持ってこないと」
「わざわざいいよ、気にするタイプじゃないし、それよりわたしはさ…」
「ん?」
「1人で暮らしてて寂しくないの?」
「もともと出張が多い家族だし全然」
「わたしだったら寂しいかな…慣れとかあるのはわかってるけど…」
「けど、流石に2人でこんなに長く住んでたら、家帰るの少し寂しいかな。」
「わたしがいないとさみしいかな〜?」
リサがここぞとばかりに、からかってきた
「またすぐ慣れるよ」
「もう…沙織には寂しい思いして欲しくないんだよ?」
「でも、どっちみち俺の家に人はいないよ」
「だったらわたしが…料理毎日作りに行く、来てほしくない日は作り置きもしとくし…」
「…」
沙織にはわからなかった、自分がリサを好きになる理由は沢山ある、料理を作ってくれたり、心の壁を壊そうとしてくれたり、なにより尽くしてくれる。自分が生意気にも好かれている自覚はあるが、好かれる理由がわからなかった。
「ほら、そのほうが健康的だし、沙織の冷蔵庫なにも入っていなかったしさー」
リサは考えていた。「なんでこんなに好きになったんだろ」と最初は親友の友希那みたいで心配でただそれだけで料理を作ったけど、初めてか彼の家で楽しそうにギターを弾いてるだけで少しだけ惚れた。そして自分の料理を初めて異性に褒められたそれだけ。あとはリサ特有の世話焼きな性格。見捨てられないと思ったのと最初少し好きになった気持ちが掛け算されたのだろう。
たった1ヶ月でこんなになるとは、無理矢理家に押しかけたのに、彼はこの休みの期間中私のためにお礼ということでいろんなとこに行った。自分のためにいろいろ考えてくれた、もうそれはすごく嬉しかった。
そしてリサは(好きなった理由なんてどうでもいいと)思った。
「だからさ、料理作りに行くから、沙織が寂しくないようにするから、だから…」
次の言葉は出てこなかった。距離を作られないように言葉を濁す。
「だから一緒にこれからもご飯たべよ☆」
笑顔を必死に作った。気づかれ無いように
「うん、わかった、ありがとう」
「あ〜!もうこんな時間寝ないとね☆」
「そうだね、おやすみ」
「おやすみ☆」
「そうだ、言い忘れてたけど」
「ん?」
「リサが一緒いてうざいとか、来てほしくないとか、まったく思わないから忘れないで」
「わかった、ありがとう沙織」
沙織は気づいていた、リサが本当は何を言おうとしていたか、今自分に背を向けて泣くのを我慢しているのを
沙織は自分の臆病さとリサへの罪悪感にで潰されそうになった。
この小説の今井リサCV遠藤ゆりか
リサが可哀想なのはわかるがこういうのが一番好きな自分です。
評価、感想、待ってます。
それではしゃーした〜
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ちゃんと見てたよ
GW最終日木曜日
「人すごいな」
今日はroseliaのライブ当日、関係者チケットを貰い来る途中に差し入れを買って来たが、
「女の人多くて場違い感が…それと受付どこ…」
人のあまりに多くて酔っていると
「次の方どうぞー」
「おねがいします」
「はーい、あれ?男の子珍しいね!しかも関係者チケット、roseliaの中に彼女でもいるの?」
「いや、友達です…後これリサ…あ、roseliaの皆さんに差し入れなんですけど」
「はーい、男の子が来たってリサちゃんに伝えとくね」
「は、はい…」
一瞬の言葉も見逃さなかった。まりなさんはそのままニヤニヤしながら差し入れを届けた。
まりな「リサちゃ〜ん!」
リサ「はい?どうしました?」
まりな「これ、彼氏では無いって言ってたけど彼氏っぽい人が差し入れを持ってきてくれたよ。」
リサ「あはは…そうですか…」
まりな「もしかして、リサちゃん、片思い?」
リサ「まりなさん、シ〜」
まりな「ごめんごめん、でも脈なしじゃ……」
リサ「ん?」
まりな「あ!私受付戻らなきゃ!後でね!」
リサ「あ!はい」
まりな(危ない危ない…多分男の子隠してるんだ、危うく言うところだった…)
とても察しの良いまりなだった
そしてリサは
(なに言いかけたんだろ…それよりも沙織の差し入れ!1人で食べたいけど…)
あこ「それ!差し入れですか!?」
リサ「そうだよ〜みんなで食べよっか☆」
ゆきな「なんか残念そうねリサ?」
リサ「き…気の所為だよ〜…あはは…」
りんこ「わ…わたしはい…いらないです…」
燐子さんも直感が冴えていた
それに気づいたリサはすぐに
リサ「り…りんこ気にせず食べて、ごめんね
完全にわたしが悪かった…」
リサは気を使わせた事を反省してた
りんこ「い…いや、今の今井さんすごく可愛いかったです…!」
リサ「そ…そう?」
りんこ「そうですよ…ほら差し入れ食べて元気だして、さお…りさん?に今井さんのかっこいいのと、可愛いところ見せましょう…!」
リサ「そうだね!ありがと燐子☆」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
「すごい人気だなRoselia」
会場の熱気がすごいこもっていた。けど周りの女子の多さに気まずさを感じながら
時間が過ぎるのを待ってた。
5分ぐらいして急に会場が暗転になり今度はステージに明かりが差した
「こんにちは、Roseliaです。それでは早速いくわよ。BLACKSHOUT」
ボーカルが歌い始め会場の熱気は最高潮に達する。ここにいる全員がRoseliaの演奏を聴いてどう思っているのかはわからないが、ギター経験者の沙織にとっての感想は、普通、だった。コード進行高校生の中では完成度が高いそれぐらいだった。そして沙織が1番注目していたのはそこじゃない。
「リサ・・・」
恥ずかしかったが正直思ってしまった。綺麗、美しいと感じてしまった。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
ライブが終わり、リサに姿を見て高揚感に浸っていた沙織はそのまま帰ろうとした。
その時誰かに肩を触られた。
まりな「ねえねえリサちゃんに会いに行かなくていいの?」
沙織「ああ、どうも、今日は遠慮しときますよ、本人疲れてますし」
まりな「そんなだから会いに行くんだよ!ほらこっちだから!」
あれよあれよと控室の前まで連れてこられた。
沙織「入っても大丈夫でしょうか・・?」
扉の向こうから声が聞こえる
リサ「え!?沙織!?す・・すこしまって!」
沙織「わかった」
リサ「いいよ・・・」
沙織「どうも。roseliaの皆さんお疲れさまです」
りんこ「ど…どうもありがとうございます」
あこ「どう!?かっこよかった!?」
沙織「とてもよかったよ」
(演奏してるところも良かったな燐子さん…)
少し目線を下にしながら燐子さんを見てると
リサ「ほら!帰るよ!!」
沙織「まだ来たばっか」
リサ「いいから!じゃあ今日はお疲れみんな!」
友希那「お疲れ様ゆっくり休んで」
2人はライブハウスを出て、スーパーに向かう途中
「…」
「なんか…ごめん…」
「何が?別に怒ってないよ?」
リサの目はまったく笑ってなく、ただひたすらに、恐怖を感じた。
「怒ってんだろ」
「わたし今日頑張ってる所見てもらいたかった…」
「ちゃんと見たよ」
「どうせ燐子でしょ…」
「リサしか見てないよ」
「嘘つき」
「嘘じゃないよ」
沙織は苦笑いをした
「じゃあ私を見た感想は?」
「すごくかっこよかった」
沙織は恥ずかしくてとても綺麗とは言えなかった
「バンドとしての感想は?」
「ぶっちゃけ高校生の中では完成度が高い。これしか言えないかな。コード進行も比較的簡単だしね。だから本当に演奏よりリサにしか目が行かなかったよ」
「そ、そう」
少し恥ずかしそうに返す
「自分から聞いて恥ずかしそうにするなよ」
「うるさい…!」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
この後2人は家に帰り、普段通りに過ごし
次の日は学校に行き、またリサの家に泊まり土日もずっと一緒にいた。
日曜日の夜、久々に家に帰ってきた。沙織は、
「楽しかった、また泊まれるといいな」
この小説の今井リサCV遠藤ゆりか
GW編終了!長かった…すべて読んでくれた方ありがとうございます!。
次は6月編少しやります。
それではしゃーした〜
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6月の消化
6月中旬、高校生はそろそろ
「テストが始まる」
「ちゃんと勉強してる沙織?」
「ほんの少しだけ」
「ちなみに平均点どれぐらい?」
「オール70点前後」
「おー悪くないね~」
「個性の無い点数ですよ」
「テストの点数に個性求めてどうすんのよ」
GWが終わり特に目立ったイベントがない6月、しかしGW明け、
唯一変わったことがある
「ならテスト勉強しようか☆。めざせ平均90点!
これで個性のある点数に!」
「点数に個性求めてなにになるんだよ」
「沙織が先に言い出したことでしょ!!せっかく合わせたのに」
「それで、どうせ泊まるとか言うんでしょ?」
「なにわたしが泊まったら嫌なの・・?」
「いや、最近家に泊まり過ぎじゃない、家族心配とかしない?」
そう、GW明けリサは事あるごとに家に泊まることが多くなった。
土日は確実に来る。嫌なわけではないむしろ嬉しいのだが。
流石に泊まり過ぎで、リサの家族に変な誤解をされてないか心配になってる沙織。
「とくに家族はなにも言わないよ?楽しんでおいでとか・・・」
リサは顔を少し赤くする
「ん?どうした?」
「なんでもない!金曜日行くから!そして品出し行くよ!」
「了解」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
金曜日、バイト中にリサが予想通り来た
「やっほー来たよ☆」
「少し待ってて」
「少しはわたしを見て喜んでよ!」
リサは膨れ面になる
「あーすごくうれしよー」
棒読みの沙織
「下剤でも夕食に入れてやろうかな・・?」
「ごめんなさい」
負けたのは沙織でした
「終わったから帰ろうか」
「うん、買い物もね行こうか」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
買い物から戻ってきた2人
「ただいま」
「わたしもただいま~」
もうなにも突っ込まない沙織
「もうご飯作り始めるから待ってて」
「うん」
もう慣れた手つきでどこになんの調理器具があるか冷蔵庫になにが置いてあるか
家主の沙織よりもリサのほうが詳しいまである
「なんかわたし通い妻みたいじゃない?」
リサは少しだけテンションが上がったような声で言う
「押しつけ女房とも言えるけどね」
「何よ!押しつけ女房って!?勝手に造語作って、なにわたし来るの時そんなこと思ってたんだ!」
リサは拗ねた
「リサの食事美味しいし居てくれて助かってる」
「ふーんだ・・・」
「それにテスト勉強も付き合ってくれるし、ていうか
リサはテストの平均点どれぐらい?」
「わたし意外って言われるけど85点は堅いかな」
「まじかよ・・・勉強苦手そうだと思った」
「意外と教えないといけない人がチラホラと・・」
どこか遠い目をするリサ
「人に教えるには自分ができてないとね」
「後輩とかにも頼られちゃうと断れないんだよね~」
「すこしは人に頼れよ」
(人を助けちゃったり世話を焼くのがいいところだけど、自分を殺してほしくはないな)
「ん?わたし意外と沙織を頼ってる・・いや甘えてるし大丈夫だよ」
「そうなの?俺はどちらかと言うとお世話してもらってる」
「たしかに傍から見ればそうかもだけど、GWのデートの時とか
結構甘えっぱなしだったし、沙織もなんだかんだ私のこと好きなのか甘えさせてくれるしね☆」
「日頃のお礼だから、あとリサにはもっといい人いるよ」
「バカ・・・」
「なぜバカって言われたんだろ・・・」
「それもわからないバカ・・・」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
夕食を食べ終わりお風呂も終わった2人は勉強を始めた。
「教科はなにが苦手?」
「そんなに差はないけど強いて言えば英語かな」
「なら先に英語から」
リサの教え方は上手かった流石何人にも教えてるだけあった。
教えてる途中体を近づけたりして意識してもらう気満々だったリサだがしかし
(なによ!全然勉強に集中してわたしに興味ないの?こんなに押しつけてるのに!?なんか自信なくしそう…」
自分で仕掛けておいて自分で自爆するリサだった。
一方沙織は
(すげえ体押しつけてくる。やるとは思ってたけど・・・我慢だ俺がリサに触れる資格はまだ無い、ごめんね)
すべてお見通しだった、故にリサが何を考えて、何をして欲しいのか、わかってしまう。自分だけ弄んでるつもりは全く無いが罪悪感がすごい沙織だった
しかしリサも落ち込んでるだけでは無かった
(こうやって2人でゆっくり勉強しながら過ごすのも
好き、気持ちが一方通行でも今はいい)
ちなみに土日は夕方までショッピングモール夜は勉強と
満喫した。2人だった。
そしてテストの結果はオール80点以上
「今度からリサに教えてもらおう」
テスト前の恒例行事に決定した、沙織だった。
この小説の今井リサCV遠藤ゆりか
次回から7月編!
評価、感想 おねがいします
それではしゃーした〜。
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作戦
7月20日明日から夏休み!
そうなると、当然
「ねぇねぇ、夏休みいつ泊まりに行っていいの?」
リサがお泊りをしたがる
(どんだけ俺のこと好きなんだよ)
「いつ泊まりたいの?」
「夏休みずっとがいい」
「良い訳無いだろ…食費もそんなに出せないし」
「食費は折半か、、なんなら多めに出してもいい!」
「付き合ってもない男女が泊まるのは普通に考えてよ…」
沙織は次の言葉を、発しようとしたとき察した。
「む〜」
すこし涙目のリサ
(地雷踏んでしまった…)
「そうだよね!わたしが勝手に押しかけてるだけだもんね!」
「お…怒らないで…毎日じゃなきゃ…」
「そんなに気を使わなくていいよ…」
「来てくれるのは普通に嬉しいよ、けど毎日は無理だよ」
「ならいつがいいの…?」
少しだけ落ち着いて話すリサ。
「金曜日から日曜日の朝まで、あんまり生活リズム崩したくないから。」
「わかった、絶対予定空けてよね」
「うん」
「いろいろ行きたい所あるんだから…」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
金曜日
「ただいま」
「お邪魔します〜」
いつも通り買い物から帰ってきた2人
「今からお風呂入れるから、今日は先お風呂入ってきてリサ」
「急にどうして?」
リサはかなり疑問に思った。そんな事を沙織に言われたのは初めてだった。
「あ…別に変な意味じゃなくて、ゆっくり話したいことがあるから」
「あ〜そういえことね〜なんか変な事あるのかと思ったよ〜、とりあえずわかった☆」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
2人とも風呂から上がり。
リサは料理を始め、沙織は近くで見ていた。
「わたしのエプロン姿の感想は?」
「前も見たしな、とくに」
「下剤いれるね」
「すごく似合ってる。リサのためにエプロンがあると言っても…過言だな」
「それ、上げてるの?落としているの?」
「上げて少し落とした結果プラスって意味だよ」
「全然嬉しくない…」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
「いただきます〜」
「いただきます」
「流石に筑前煮飽きたよね…?」
「いや、飽きて無いけど別の料理も食べてみたいなとは思う。」
「わかった!洋食も作るから☆」
「うん、楽しみにしてる」
2人でゆっくり食事してると沙織が聞いてきた
「夏休みどこ行きたい?」
「ん〜、プールに夏祭り、あ!水着も新しいの欲しいし、けど」
リサが深呼吸をして
「沙織と居られればどこでもいいよ」
沙織の目を真っ直ぐ見て言った。(わたしの思いに気づいて、わたしを見て)、訴えられてるような気が、沙織はした。けど当然
「どこでもいいって言ってもさ、ちゃんと楽しいことしたいでしょ」
「まあ楽しいことに越したことはないけど…」
リサは自分の言いたいことが伝わってないと思うと少し落ち込んだ。
「バンドの練習はいつやるの?」
「月から金までバイトも夏休み期間は無しにした」
「そうか、俺は火水はバイト入れた、それ以外の日は課題とあいつらとゲームで時間潰す」
「なら、結局遊べるのは金曜日の夜から日曜日か〜
もう少し欲しかったな〜休み」
「とりあえず、明日何する?」
「水着買いに行きたい。いつも私ばかり聞いてもらってるけど、なにか沙織やりたいことないの?」
沙織は少し考える
「キャンプやってみたい」
「いいじゃん☆やろうよ2人で!」
「山とか大丈夫なの?虫とかいるよ?」
「が…我慢するし…」
「キャンプ用品無いからそれも明日買おうか」
「うん!いろいろ楽しみができたね!」
「そうだね、キャンプ、プール、夏祭り、あとリサのショピングもついてきそうだね。」
「よくわかってるね〜そうだよ〜色々見たいものあるしね〜夏限定の物とか」
「とりあえず明日と明後日は色々夏休みのために揃えよう」
「楽しみだな…夏休み」
「うん」
高校1年の夏が始まる
この小説の今井リサCV遠藤ゆりか
あすから本気出して書く
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夏休み、初陣
今回から7月ちゃんと書いてくぞ!
土曜日
いつも通り、リサは沙織の家に泊まり、今一緒に朝ごはんを食べていた・
「3カ月前はこんなことになるとはな・・」
「ん?」
「なんでもない。とりあえずこの後ショッピングモールでしょ?」
この状況になれてしまったっと心の中で笑った沙織
「うん☆、こないだ行ったショッピングモールがいい!」
「わかった」
「水着選んでよ!」
「なら裸がいいです」
「水着って言ってんでしょ!?まったく・・・」
呆れて溜息をするリサ
「そろそろ見せてくれてもいい頃かと思うんだけど」
「今日の夜ご飯覚えててね」
「え?下剤ですか?」
「下剤じゃなく今回は画鋲かな?」
「やめてくれ」
「少しぐらいなら沙織には見せてもいいよ・・・?」
すこし恥ずかしそうに言うリサ
「そういう関係じゃないだろ。見せる相手はしっかり選んで」
リサの気持ちを分かっていながらも、もう一歩を踏み込まない沙織
「・・・バカ」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
ショッピングモール
水着のコーナーに早速来た二人
「ねぇねぇ、ほら選んでよ!」
沙織は店内を見渡し似合う水着を探し始める。
「リサはどんなのがいいの?」
「んー私に似合うって言うより、沙織の好みの水着を選んで」
「わかった」
(俺の好みは黒とか落ち着いた色がいいな、フリルとかついてるのも、お、これいいな)
「リサ、これ試着してみて」
「うん!」
(予想通り黒、スカートぽいけどやっぱ大人しいのが好きなんだね・・・)
「沙織・・どう?」
少し恥ずかしそうに見せるリサ。
「やっぱリサが着ると地味だな。ちょっとまって選び直すから」
沙織は選び直しに行こうとするがリサに止められる
「沙織はこの水着がいいんでしょ?」
「うん、けどリサには似合ってないわけじゃないけど、少し地味だし選び直して」
「ううん、これがいい」
「そう?それならいいけど」
リサはレジに向かう途中
「わたし髪、黒にしようかな・・・」
リサは迷ってると沙織は
「別にいまのままでもいいだろ。似合ってるじゃん。」
「なら、まあいいけど」
迷いながらも沙織の発言により少しだけ元気になったリサ
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
「次はキャンプ用品見に行こうか?何買うの?」
「キャンプ場ならテントとか食材もってけば楽しめるから、調理器具はレンタルあるし
、テント後椅子とかだけでいいかな」
「お~キャンプ場での料理楽しみ☆なに作ってほしい?」
「野菜を焼くとかが楽だし作らなくても」
「いや!絶対作るから!ん~ビーフシチューとかは?」
「たしかにキャンプのビーフシチュー気になるかも」
「でしょ?ならビーフシチューにしようか☆、それとテントはどんなのにするの?」
「狭いの嫌だから4人用買う。」
「そうえば沙織ってキャンプの経験あるの?」
「ほぼない、家族と少し行って今度夏休み1人で行こうと思ってたから
実家に行けばテントあるけど狭かったし、取りに行くんメンドクサイだから買う」
「だったら、わたしも少しお金出すよ」
「いいよ、俺1人の時も使うだろうし」
「行くときは言ってわたしも付いていくから」
すごい圧で言うリサ、思わず沙織も
「わ・・わかった・・」
テントと椅子を買い終わり昼食を食べてる2人
「いつプールいこうか?」
「明日とかでもいいけど☆」
「わかった、そうしようか」
「え?いいの?来週とか言われると思った」
「別に来週にする理由もないし、2回目行ってもいいし」
「なら明日いこ☆」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
日曜日
そんなわけで来ました。遊園地とプールが合併してる施設に
「沙織みて~遊園地も行きたいけど!プールもどうしよう!?」
やけにテンションが高いリサ
「来週も来るしとりあえず今日はプールでいいんじゃない?」
「だね☆なら今日はプールにしよう!」
施設に入り2人は着替えのため一旦別れた
「プールなんていつぶりだ」
そんなことを考えながらリサの着替えを待ってた
「お待たせ・・・沙織・・・」
「・・・」
(1回見たはずなのに、場所の効果かすげえエロい
たしかにラブホだと彼女がエロく見えやすいって聞いたけど同じ現象か)
「ねえ・・・どう?」
「あ、いいんじゃない?」
「その返しはなんか嫌だ・・」
「似合ってるよ。すごく」
「そ・・そう・・ありがとう・・」
2人はプールに入り
「いざ入ったはいいがなにしようか?」
「たしかにね~高校生が変に騒ぐの恥ずかしいしね」
「ならあそこ、ミーハーだけどウォータースライダーいくか」
「2人で同時にいってくださいー」
どうやら二人一組、前後ろで一緒に滑るタイプのやつだった
「はい次ーそこのカップルさん!どうぞ!」
沙織は違いますと言いたかったが、それを言うとリサが怒るのは目に見えてるので
1人でずつで滑ろうとしたが、ボートのようなものに乗り、リサが前、俺が後ろに大人しく2人で滑ることにした。
「ほら彼氏、彼女ともっと近くによって」
「はい・・・」
ボートの幅が狭くしょうがなく少し抱きしめるような形になった。
「リサ大丈夫?」
「う・・うん」
顔を真っ赤にしながら答えるリサ
「それではいってらっしゃい~!」
次の瞬間ボートが押されすごい速さで滑り出す
「早い!早い!怖いよ沙織~!」
「ほんとにはやいな」
「なんでそんなに落ち着いてるの!」
「いや騒ぐほどじゃ・・」
沙織は今リサにがっちり腕にしがみついてる状態だった。
この猛スピードで滑るボートより、このリサの慌てふためく状態を見ていて(可愛いな)と同時に沙織は(変に興奮するな俺…)といろいろな物を抑えるため戦っていた。
滑り終え次は何をしようか考えているとリサが
「もう一回行こ…?」
「怖がってたじゃん」
「いいから!ほら次はしっかり私に捕まっててね!」
(どちらかというとリサがしがみついてたけどな)
「わかった、後ろから抱きつく感じになってもいいなら」
「うん…それがいい…」
(それがいい…と聞こえたがリサのために黙ってよう)
この小説の今井リサCV遠藤ゆりか
UAが気づいたら10000行ってて驚きました。
引き続きよろしくおねがいします。
評価、感想、待ってます。
それではしゃーした〜
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肝心な時は
(前回の続き)
ウォータースライダーにまた登った。
「次は、ちゃんと…わたしに捕まっててよ…」
「はいはい」
素直じゃないリサを今度は後ろから少し抱きつくような感じになった。
「これでいいてすか。お嬢様?」
「う…ん。いいよ」
少し満足そうに笑うリサを見て、素直じゃないのは俺だけじゃないなと思った。
「それでは、いってらっしゃ~い」
2回目になればそんなに怖そうではなかった、リサだが
「ちゃ…ちゃんと離さないでよ!」
「わかってる」
腕にがっちり掴まってるリサ
(すげえ、肌スベスベだよ…てか胸でかいな)
2回目を滑り終わると
「もう一回行こ!」
「飽きないの?」
「いいから早く!」
(沙織の肌が直接当たってよかった…)
そんなこと考えてるリサを見て沙織は
(抱きつかれて大分喜んでる、意外とムッツリなんだよな)
「沙織さ」
「ん?」
「さっき私の胸見てたでしょ?」
「不可抗力」
「あの体勢だしね〜許してあげる☆」
「そりゃどうも」
「ちなみにほかの女の子にやったら許さないから!」
「いや〜燐子さんに言われたら見るな」
「…」
少しだけ泣きそうになるリサ
「あ〜ごめんしないから大丈夫」
少し面倒くさそうに答える沙織に
「面倒くさい女って思ったでしょ…そりゃそうだよね
彼女じゃないもんね。わたし…」
チラチラこちらを上目遣いで見ながら言うリサ
まるで「わたしのこと好きだよね、いつ告白してもいいよ」と言わんばかりに
「嫌いにはならないから大丈夫」
求めてる回答近からずも遠からずな返しをして、切り抜ける沙織
それを聞いてリサは少しがっくりするのだった
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
合計6回乗りいい時間になったので
「わたし飲み物買ってくるね」
「じゃあ俺は適当に食べるもの買ってくるよ。」
2人は別々の店に行き、先に場所取りしたところに帰ってきたのは沙織だった。
「あれ?まだ並んでるのか、結構人いるしな」
買ってきた、焼きそば、アメリカンドッグをレジャーシートの上に置こうとしたその時
「すいません」
1人の女性が話しかけてかけてきた
「はい?」
「もしよかったら背中に日焼け止めクリーム塗ってくれませんか?」
思わず沙織もびっくりするが断る理由もなかったので
「いいですよ」
と言い塗りだす沙織、これでもかと言わんばかりに丁寧に塗った。
「ありがとうございます」
「こちらこs…いいえ!これくらい大丈夫です!」
余計なことを言いそうになるがなんとか言葉を押し込んだ沙織。するとそこに
「随分楽しそうだったね〜☆」
凄まじい殺気を感じた沙織。
「ビク…」
「ちょっと前から見てたけど、鼻伸ばしてね〜
楽しかった?」
「はは…」
すごい怒りと嫉妬に包まれてるリサを見て黙ってしまう。沙織
「もう知らない〜!りんこでもさっきの女性のとこでも行ったら!」
「別にそんなに怒んなくても…」
ここで下手に謝ると気持ちを見透かしてることがリサに伝わってしまう、恐れがあったため謝らないつもりの沙織。
「でも嫌なんだもん…」
「わかったよ、もう誰にもしないから、ほら食べよ」
食べ物でどうか気を逸らす沙織
「うん…」
少し不満気に焼きそばを食べるリサだった。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
昼ごはんを食べ終わり再びプールに入ろうと準備するとリサが
「あ〜背中に日焼け止め届かないなー」
やってくださいオーラがしたので沙織も
「わかった」
塗りだす沙織
「もっとまんべんなくね、手のひら使って」
ここぞとばかりに指示するリサ
「さっきのあてつけですね…」
「ム…」
頬を膨らませて怒ってますという感じを出すリサ
思わず沙織も苦笑いするしかなかった。
2人はプールに入り、次はなにしようか考えてると
「沙織わたしあれやりたい!」
と指さしたのが、親が浮き輪を付けた子どもを引っ張って楽しそうに泳いでいた。
「あれがやりたいの?」
「うん!昔家族とやって楽しかった!」
(たしかに昔やられたけど結構楽しかったな)
しかし沙織は思った。
「リサ恥ずかしくない?」
「大丈夫!浮き輪なくても浮けるし、周りも気にしないよ!」
「そ…そうか」
そこまで言われたので、リサの手を引っ張りながら移動する沙織と、引っ張られて楽しそうに浮きながら移動するリサ。
(リサが楽しそうならいいか)
少し周りにも見られてはいるが、張本人のリサは気にして無いので無視をした。
ちなみにリサは
(手繋がりながらプールの中で移動するの楽しい!)
と幼稚園生に心が退行していたリサだった。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
帰り道
「楽しかったね!また行こう?」
「うん、夏休みこれからまだまだあるし」
「来週はキャンプでしょ?」
「そうだね土日に行こうか」
「りょ〜かい楽しみだね☆」
「うん」
(あんまり表情にでないけど楽しみなんだね沙織)
心の声を肝心なとき以外はしっかり聞こえているリサだった。
この小説の今井リサCV遠藤ゆりか
評価、感想お待ちしてます
それではしゃーしたー
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ずるい
(土曜日の夜はビーフシチューだけど昼は決めてなかったな)
バイトの、レジに立っていながら今週の土曜日のキャンブの昼ごはんを水曜日に考えていた。早すぎるがそれだけ楽しみにしていた沙織。ボケ〜としていた時隣りにいたモカが
「さ〜くん〜はリサさんとプール行ったんだよね〜?」
ニヤニヤしながら話を振って来た。なんで知ってるのか気になった沙織は
「いつ聞いたんだ?」
しばらくリサもバイトに来てないはずなので疑問に思った。
「昨日リサさんに偶然ばったり会いまして〜」
回想
夕方大量のパンを買った帰り道
「あれ?モカじゃん☆」
「あ〜リサさん〜こんばんわ〜」
「どう?夏休み楽しんでる?」
「それはもう〜パンをいつでも食べれて幸せです〜」
「モカはほんとにぶれないね☆」
「そういうリサさんはなんか楽しいことありましか〜?」
モカが質問するとリサは少し恥ずかしそうに
「うん、沙織とプールに行ったよ…」
リサのリアクションにモカも
「よかったですね〜さーくんとプールに行けて〜」
ニヤニヤしながらからかうモカに
「もうやめてよ〜モカ〜」
やめてというがとても嬉しそうなリサを見てモカは
(こんなカワイイ反応するんだ〜)
回想終了
「どうだったの〜リサさんの水着は?」
「カワイイと綺麗のハイブリッドだった」
「それはよかったね〜、今度はどこか行く予定あるの〜?」
「うん、土曜日からキャンブ」
「え〜?」
モカは驚いた、結構な頻度で2人で出かけるのだから、
あの、おっとりモカも流石に聞いた。
「2人まだ付き合ってないよね〜?」
「うん、まあ…」
歯切れが悪そうな沙織を見てモカは
「さーくん、流石にリサさんがさーくんのこと好きなの察してるでしょ〜?」
「はい…」
「さーくんがハッキリしないとリサさん可哀想だよ」
「…」
「なにが理由かはわからないけど、早くしないと取られちゃうかもだし、何度も言うけどリサさんのためにハッキリしないとね」
「わかってるさ」
「ならいいけど〜、けど2人の関係で圧倒的にズルい立場なのはさーくんだね」
「おっしゃる通りです」
沙織は言葉が出なかった。モカの正論が効いてる証拠だった。沙織はリサに好意を持たられてることを知っていて、逆にリサは沙織に好意を持たれるのを知らない。
沙織は常に隣にリサがいることを確信しているのだ、
リサは好意を持たれてないと思ってるため尽くしたり沙織の好みそうな事をする。
沙織の過去の人間関係という理由がこの曖昧な2人の関係を構築していて、リサにとっては常に自分が飽きられないか不安であるため、モカはずるいと言った。
もちろんそれは沙織も嫌というほど自覚してる。
「さーくんが考えてる途中ではありますが、モカちゃん帰りま〜す」
「おつかれ、そしてありがとう」
「いえいえ〜関係は今すぐ進展しなさそうですけど頑張ってください〜」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
バイトが終わり家に帰ってきて、冷凍食品のチャーハンを食べている。リサの作り置きも食べ終わってしまった。そして沙織はこんなことを思っていた
(声聞きたい、もう3日聞いてないし、連絡あったのも作り置きの連絡がチャットで来ただけ…なにより1人ってこんなに寂しいかったか)
金曜日会えるはずなのに会いたくなってしまった沙織。
多分いま連絡すれば満面の笑みで飛んでくるだろう。
それを確信してリサを呼ぶのがさっきのモカとの会話で言っていた。ずるい、これも含まれるだろう。
そして沙織の取った行動は
「もしもし」
「もしもし〜珍しいね沙織からなんて」
「暇だったから」
「ほんとは寂しかったんじゃないの〜?」
「話し相手がいないのが退屈でせっかくだし連絡してみようかと」
「ふーん、わたしは暇つぶしに連絡されたんだ」
すこしぶっきらぼうに返すリサ
「そ…そんなつもりは…」
「ごめんごめん☆わかってるよ、じゃあ何の話しようか?」
リサはどうやら話に乗ってくれるので
「roseliaのメンバーのこと聞いてみたい」
「たしかに〜わたし話してなかったね」
リサは話し始めた。メンバーのこと、
友希那はどうやら猫が好きだがメンバーには隠してること、紗夜さんはポテトが大好物だが隠そうとしていること、それぞれメンバーのことをリサはとても楽しそうに話す。その楽しそうなリサの声を聞いて安心している沙織いつまでも聞いていたいと感じていた。
「わたし金曜日まで待てるかな…」
「そんなに早くキャンブ行きたいの?」
沙織はリサの言いたいこととは違うことをあえて聞く。
「それもそうだけど…」
「まあ、あと1日だからさ」
「うん、楽しみにしてる」
リサは言いたいこととは違って不満そうだ。
「今日はもういい時間だね」
「そうだね、なんだかんだ長電話したねー」
「それじゃ寝ようかな」
「そうだね、おやすみ沙織」
「うん、おやすみ」
俺の家まで来て、とは流石に言えなかった沙織
いずれは「向かいに行くから一緒に居たい」、などリサの望むことをしたいと思いながらも実行に移せなくて
情けないと思った沙織だった。
この小説の今井リサCV遠藤ゆりか
評価、感想お願いいたします。
それではしゃーしたー
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誰?
土曜日
「着いた〜」
「あんまり人いなくてよかった」
2人は家から一時間かけてキャンブ場に来た。
ここで一泊二日する
「さお〜り〜」
「ん?」
「テント組み立てよ☆」
「うん」
2人はテントを組み始めた。あまり窮屈な思いをしたくなかったため、4,5人寝れるテントにしたが
「わけわかんない…」
「…」
寝れる人数が多いテントだと当たり前だが組み立てるのも4人ぐらいだと仮定されるのか、2人でやるには大分手間取った。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
「ふぅ…出来た」
「だね…」
30分かけてやっと完成したテント。ふと時計を見ると。
「お腹すいたね…」
「たしかに」
電車で一時間、買い出しに、テント組み立てと気づいたら12時を回ってた。
「焼きそば作るね、沙織フライ借りてきて」
「了解」
ここのキャンプ場は料理道具からお風呂トイレまで完備されているためキャンプ初心者にとってはいいのだが、キャンブ感はそこまで味わえない。
「着火剤とフライパン」
戻ってきた沙織
「ありがと〜、火起こさないとねって言ってもチャッカマンあるし、The火起こしって感じじゃないね〜」
「次回も行きたいなら、山奥のトイレも穴掘って、風呂なしのガチキャンブやるのもありだね」
「わたしには無理だよ…虫とかここみたいに設備が整ってないと嫌だよ…」
「最低限俺もトイレはほしい」
沙織もキャンブをやるのは興味はあるが、基本キャンブには不向きな多少潔癖な所もある。
「作り始めるね☆」
火起こしが終わり、料理を作り始めるリサ
「ねえ〜火力の調節できないの〜」
「弱くすることはできません」
「火加減むずいよ〜」
現代機器を使ってる人なら火加減が難しいだろう
料理が得意なリサにとっては大きな誤算だった。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
「な…なんとか完成」
「…」
ちなみに野菜などは沙織も手伝ったのだが、
「沙織、料理の練習しようか…」
「お願い…」
大きすぎるキャベツに細すぎてほぼ炭になっているニンジンなどカットするだけで苦戦する沙織。
「火加減強すぎ…固い焼きそば…」
「焦げた焼きそばをリサが作るとは…」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
ひどい焼きそばを食べたあとは食器洗いをして
「ちょっと疲れた…」
リサが少し眠そうだった
「少しだけ寝たら?」
「せっかく来たのもったいない…」
「寝るのもまた一興」
そういうと少し納得したのか
「わかった、けど…」
「ん?」
「膝枕して…」
本気という目を沙織に言ってきた
少し驚いたが沙織は了承した。
「ほらどうぞ」
「ん…」
「寝心地はどうですか?お嬢」
「すごくいい」
「気に入っていただけて良かったです」
「ねぇ、頭撫でて」
「オプションですね」
「いいから早く」
撫で始めるとリサはフニャフニャと笑う
「このまま…キs」
「はよ寝なさい」
ムッとした表情をリサはする
「もう知らない」
少しすると眠り入ったリサ、1人沙織は
「まったくカワイイな…」
沙織もこの状況を楽しんでいた
さっきリサの言おうとしたことを遮ったがなにを言おうとしていたかは嫌というほどハッキリわかる
「いつも謝罪も含めて…」
沙織はリサの頬に唇を落とした。
傍からみれば大したこと無さそうだが
沙織にとってはとても勇気を振り絞った行為だった。
「次はちゃんと…」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
リサはあれから3時間近く寝た
「もう!16時じゃん!」
思ったより寝てしまったことに少し怒っていた。
「早く起こしてよ。やりたいことあったのに〜」
「例えば?」
「ここらへん山だから散歩とかしたかった」
「たしかにそろそろ暗くなるしもう無理だな」
夏とはいえこの時間から山に入るのは怖かったので諦めてもらった
「それよりさ…」
「ん?」
「膝枕途中で止めたんだね…」
「30分耐えた俺を褒めてよ」
「ずっとして欲しかったのに…」
「頭重いから無理だよ」
(最近どんどんめんどくさくなってるな、リサ)
そう思ってると
「めんどくさいって顔しないでよ〜」
「エスパーかよ」
「女の子はめんどくさい生き物なんだよー」
「一緒にいてよくわかるよ」
次の瞬間、鳩尾に強烈な痛みが走った…
「次同じようなこと言ったら…」
「わ…わかり…ま…した…」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
「ん〜お昼ご飯ヒドかったからすごく美味しい〜」
「だな」
夜は予定通りビーフシチューだった。
火加減も慣れてきていい感じに出来てリサも思わず
「どうよ!」ドヤ
「美味しいね、さっきのと相まって凄く」
「うん、それにキャンブの料理も風情があっていいね」
2人ともゆっくり食事をしたあとは、施設のお風呂に入りテントの中に戻った
「何しようか?」
リサが聞くと
「寝る?」
「そんなのつまらない〜、なら恋バナしよ!」
リサは目をキラキラさせながら言う
「俺にそんな話はない」
「今気になってる人とかの話でもいいけど、沙織はいるの?」
リサにとっては相当攻めた質問をした
「いるよ、でも勇気も無いしなにより釣り合わない」
少し自分を嘲笑う
「そうか、いるんだ…でもさ釣り合うとか沙織の思い込みかもよ?意外と相手から見たら好印象だったりとかあるし」
リサは落ち込みながらも沙織を励ます。
「ありがと気遣ってくれて」
「まったくそんなんじゃないって」
リサはため息をつく
「ていうかリサはどうなのいるの?気になる人」
沙織はわかっていながらあえて聞いた
「わ…わたし!?」
「俺だけ不平等だ」
「そ…そうだね、いるよ…好きな人…」
「へぇ…いるんだー」
「な…なによ、おかしいの!」
「別にー、どんな人?」
「嫌だ答えたくない!ほら寝るよ、おやすみ!」
「寝るのかよ、おやすみ」
(本人の前で言えるわけないじゃん…てか誰だろ沙織の好きな人…まさか燐子じゃないよね〜…ん…泣きそう…)
けどリサは言葉を振り絞りあることを言う
「もし沙織に彼女できなかったら次もわたしがキャンプ着いてくからね☆」
「ありがとう、リサ」
この小説の今井リサCV遠藤ゆりか
評価、感想お願いします!
それでは、しゃーしたー
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理想のシチュエーション
キャンプから帰ってきて3日経った。
そして今の状況は…
「土日の話し、しようよ〜沙織〜」
いつも通りリサはバイトに来て、その流れで一緒に食事をして、食休み中だった。
(別に来るのはいいんだけど、押し切られた気がする)
「土曜日さ〜」
「ん?」
「夏祭りいこうよ」
「どこでやってるの?」
「沙織は少し学校から離れたところが好きだから…
電車で30分ぐらいの所に開催されるから行かない?」
リサは首を横に傾けて、誘ってきた。
「わかった、土曜日ね」
「うん!じゃあ土曜日18時に駅で待ち合わせね☆」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
当日、駅で待ってると
「さおり〜」
よく通る声でりさが駆け寄ってくる
「ごめん、まった?!」
少し時間は過ぎていたが
「そんなに待ってない」
「そう…ならよかった」
息を切らしながら言うリサ
「ほら…なんかないの?」
今度はなにか言ってきた。
「ん?なにが?」
「ん…」
リサは体をちょっと揺らす
「浴衣か」
「気づくの遅くない?普通真っ先にわかるはずだよ!」
少し怒るリサ、その気迫に思わず沙織も
「ご、ごめん」
「頑張ってきたのに…」
明らかに不機嫌です、という顔をするリサ
「似合ってるよ」
「そ…そう?」
言ってほしそうだったのに、いざ言われると照れるリサ
「じゃあ行こ」
「うん☆」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
「あ〜着いたね」
「うん」
周りはすごい人だった。都内でも一二を争うぐらいの夏祭りらしい。
「沙織は夏祭りとか来たことある?」
「人混み苦手だからそんなに無いけど、このしょっぱい雰囲気はいいね」
「わたしも好きなんだよね〜この空気」
「少しテンション上がる」
沙織が少し笑う
「あ!」
「どうした?リサ」
「りんご飴食べたい!」
りんご飴の出店に行こうとすると
「でも…まだ色々見てからのほうがいいか…」
「急に冷静どうした?」
「いや〜いろいろ食べたいなって、ここでりんご飴たべると、お腹地味に溜まるんだよね…」
「意外とデカいよな」
「そうだよね〜とりあえず見て回ろうか」
「うん」
2人は見て回ってると
「あ!焼きそば」
「綿あめもいいな〜」
「カステラもな〜」
「クジとか当たるかな〜」
見てすぐわかる、リサはすごく楽しそうだった。
「それにしても長いな」
「だね〜、まあ2人でゆっくり見て歩いてるのも悪くないよ、私は」
「俺もリサみたいに美人の女子隣にいれば、付き合ってると錯覚させられて、俺の株も少し上がるからいいね」
「まったくそういうことを言ってるんじゃないの!」
「ほら食べたいもの決まった?」
怒られるのはいやなので無理やり話を変えた沙織
「なんか話急にかわったけどまあいいや」
少し不服な様子で答えるリサ
「とりあえず、たこ焼き食べたい!焼きそばこないだ食べたし」
「たしかに、じゃあたこ焼きとあと何?」
「わかった、買いに行こう」
2人はたこ焼きと綿あめを買い空いてたベンチに座ってた。
「ん〜綿あめおいしい〜」
リサは普段より幼くなったがそれはそれでよかった。
「あ!いま絶対子どもっぽいって思ったでしょ!?」
「何故わかった」
「そんな気がしたから、あれ?沙織なにか食べないの?」
「うん、お腹空いてないし」
「じゃあ〜たこ焼き分けよ☆」
「いいよ、気使わn…」
「はい☆あ〜ん」
リサは沙織に食べさせようとするが
「バカみたいなことしたくない」
「いいから〜」
無理矢理、口にたこ焼きを入れられる沙織
「どう、おいし?」
「うん」
「今度はわたしね☆」
リサが目を瞑って口をあけた、
「鼻に爪楊枝でいい?」
「やられるもんならやってみてよ」
急に真顔になったリサを見て
「じ…冗談だよ…」
再びリサは口をあけた
「ほら」
「ん〜おいし〜」
「そりゃよかった」
沙織は周りを見渡したが、周りはカップルばかりだったのでさほど気にしなくて済んだ。
「ほら、出店またみよ!」
「はいよ」
腹を満たしてまた歩きはじめる
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
2人は射的屋の前を通ると、同年代と思われる、カップルがいた。
「頑張って〜」
「お…おう」
彼女のほしい景品を格好をつけて取ろうとする彼氏
それを見てリサは
「わ、わたしもあのゲームほしいな〜…」チラ
上目遣いそして棒読みのセリフでお願いするリサ
それに対して沙織は
「あれのどこを見て羨ましいの?」
「あれは誰だって憧れるシチュエーションだよ!」
「射的苦手だし、俺は憧れないから」
「ふ〜ん…」
露骨に拗ねるリサ
「あれゲームが欲しいならまだわかるけど」
「いや、あのゲームは大してほしくないけどさ〜」
「なら、尚更いいじゃん」
「バーカ」
「理不尽だ…」
出店を一周した。そして2人最後に
「りんご飴買って帰ろうか」
「うん!」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
「ん〜おいしい☆」
「祭りの味がする」
りんご飴を舐めながら帰路を歩く2人
「楽しかったね☆」
「そうね。人混み苦手てだけど意外と大丈夫たった」
「やっぱわたしがいると安心するのかな〜?」
ニヤニヤしながら聞くリサ
「俺が成長したんだね」
「…」
やや強めに腕を叩くリサ
「痛たい、なんで殴られたんだ…」
「殴ってない。叩いただけだから!」
この小説の今井リサCV遠藤ゆりか
評価、感想お待ちしております
それではしゃーしたー
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大きく変わる
夏休みが終わり、今日は二学期初めての登校。
夏休みほんとにいろいろ行った。リサとの関係は特に進展は無い。
沙織「おわってしまった…」
ヒナ「まだ暑い溶ける…」
カイ「やる気で無い…」
ユキ「それな…」
4人は教室で話していた。夏休み中は何度か遊んでいた。割合はリサ6割友人4割といったところ。
ユキ「どうだったの?リサさんとは?」
沙織「楽しかったです…」
少し気まずそうに答える沙織
ユキ「ほんと気をつけろよ、特に校内とか」
沙織「お、おう」
なんとなく返事をすると
ユキ「わかってないな…あのな、リサ先輩は男子にすごい人気だ、もし仮に付き合ってると言いふらされたら、3年の男子になにされるか…」
沙織「わかった、気をつけるけどそんなこと起きないだろ…」
ヒナ「先輩とはヤったの?」
沙織「んなわけあるか」
そんな話をしてると担任が入ってきて
「はい、席に座れー」
全員席に座り静かになると
「今日から転校生がうちのクラスに入ることになった」
クラスが騒がしくなる
「入ってきていいよ」
扉が開いてそこから女子が入ってくる。
「初めまして、佐藤
クラスの男子が湧く
「まじかわいい」
「すげえ清楚系…」
そう、とても整った顔立ち、まさに清楚系って感じだった。
担任「んー席は後ろのユキと沙織の所に3人になるけど」
ユキ「はい」
周りの男子は
「羨ましい…」
「軽く殺意が…」
妬みがすごく沙織は思わずなにも言えずにいた。
そして机を持ってきて、ユキ、沙織、灯、の順番に並ぶようになった。
灯「よろしくね」
ユキ「よろしく」
沙織「よ、よろしく…」
灯が席につくと担任が話を再開する。
「二学期はまず体育祭の後すぐに学園祭があるから、ホームルームの時間が多くなったり、部活が少なくなるからな。午後からは体育祭の種目決めてもらうから」
物凄く急に始まった気がするが時間があまり無いのと
踊りとかも特に無いので、種目決めて少し練習すればすぐ本番だ。
昼休み
灯の周りには人が集まっていて根掘り葉掘り聞かれていた。近くの席の沙織たちは食堂に移動した。
沙織「すげえ人で嫌だな」
カイ「カワイイかったししょうがないよ!」
ヒナ「…」
ユキ「食堂来てまでゲームするな、見つかると面倒だぞ、ヒナ、そしてまた沙織の近くには女が寄ってきたな」
ヒナ「沙織ハーレムおめでと」
沙織「そのつもり無いから、まったく…」
沙織は思わずため息をついた。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
担任「よし体育祭実行委員前に来て種目決めて」
灯「なにでようかな…」
沙織「なんでもいいや…」
ユキ「あるのは…50メートル、騎馬戦は必須で選択は
リレー、借り物競争、3人4脚の中で1つか」
沙織「合計3つか、リレー意外ならなんでもいいか」
灯「なら、3人で3人4脚やろうよ、女子とも私仲良い子いないし…この競技人気もなさそうだし、やってくれないかな?」
沙織「別にいいよ」
ユキ「わかった、じゃあ書いてくるよ」
ユキが黒板に3人の名前を書いてきた
ユキ「カイとヒナはどうするの?」
カイ「リレーにする!」
ヒナ「障害物競走だけど当日休むから」
ユキ「カイは足は速いし、ヒナもまあ1人の休みなら誰か2回出ればいいしリレーじゃなければ然程迷惑もかけないか…」
もうヒナのサボりになれてしまった、3人
思わず灯も苦笑いをする。
体育祭の種目決めも終わったが、大分時間が出来た
担任「次はできれば、今日のこの時間と、次の時間使って学園祭クラスでなにやるか決めて」
灯「もう次の行事早いね」
沙織「だね」
ユキ「時間が無い証拠だな」
学園祭実行委員が前に出てきて
学園祭実行委員「早速聞きます。なにかうちのクラスでなにをやりたいですか?」
すごい速さで周りが手を挙げる
「演劇!」
「カフェ!」
「クレープ屋!」
「たこ焼き!」
などなど普段からは想像出来ないほどのやる気を見せる
クラス。そして最終的には
実行委員「女子がメイドで男子が執事カフェで決定ね」
「おー!」
女子もあまあまだが男子の盛り上がりがすごかった。
実行委員「だれがメイドと執事やるか大体どちらも6人ずつ欲しいな」
女子「なら灯ちゃん推薦します!」
男子「たしかに!」
灯は少し笑って
灯「わかったやります、けど私一人じゃ不安なので、隣で少し仲良くなった、沙織くんとユキくんは執事にお願いできますか?」
担任「わかった」
沙織「おいおい…」
担任「拒否権はない」
沙織「横暴だ…!」
ユキ「諦めたほうがよさそうだ」
沙織「お前は顔いいから!俺は普通だし!」
灯「沙織くん顔割とかっこいいよ!」
沙織「そりゃどうも…」
ユキと灯はどこか楽しそうだった。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
灯「明日から3人4脚の練習ね!」
ユキ「うん、わかった」
沙織「了解」
灯「それとごめんね、学園祭巻き込んじゃって…」
少し反省してる様子の灯
沙織「まあ別にいいよ」
ユキ「楽しみだね」
沙織「お前は顔がいいから」
灯「なんだかんだ言いつつ付き合ってくれるんだね沙織くんも」
沙織「もう決まってしまったしな」
ユキ「ほら、2人とも帰ろう」
沙織「うん」
灯「2人とも!」
沙織、ユキ「ん?どうした?」
灯は少しだけ深呼吸をして
灯「これからよろしくね!」
ユキ「こちらこそ」
沙織「うん、よろしく」
沙織は新しい出会いに少しだけ楽しいことが起こりそうな予感とそれよりもさらに大きな波乱の予感、2つの予感を感じた。
この小説の今井リサCV遠藤ゆりか
評価まだだよ〜って方はどうか投票していただけると、モチベーションが上がるのでよろしくおねがいします!
それではしゃーしたー
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準備
灯「おはよ〜」
ユキ「おはよう」
カイ「おはよ〜」
沙織「おはよう」
ヒナ「おは」
灯が転校してきて一週間、俺たち4人とは仲良くしてるが、女子とはもうすでに形成されてる輪の中に入ることが出来なかった。
体育の時間
各々、体育祭にむけて競技の練習をしている
灯「行くよ、せーの」
ユキ、灯「1、2、1、2」
沙織「…アツイ」
ユキ「声だせ沙織ー」
灯、ユキ、沙織、3人で3人4脚の練習をしている。
沙織「良くなって来たんじゃない?」
灯「そうだねー、最初に比べたら…」
ユキ「最初は転びまくったね…」
転ぶやらおかげで、足すりむけるやら、足首捻挫やら
息なんか微塵も合わなかった。
ユキ「けど、沙織にしては珍しいね」
沙織「ん?」
ユキ「バイトのシフトかなり減らしただろ?」
沙織「まあね、学園祭終わるまで下校時間遅くなるし、思い切ってシフト木曜日だけにした。」
灯「お〜やる気だね」
沙織「いや、学園祭の準備で遅くなるからでやる気はない…」
ユキ「午後は体育祭、放課後は学園祭の準備ほんとハードだね、それに」
小声でユキは沙織に言った
ユキ「最近先輩に会ってないからだろ、元気ないの?」
沙織「まあ、会えてないけど、バイトも木曜いないし、土日も忙しいらしくて」
ここ最近2人は全く会っていない。学校も同じだがお互い学園祭などの準備で忙しい
そのためユキからみて最近の沙織は心なしか元気には見えなかった。
ユキ「これでまだ付き合ってないのがおかしいよ・・・」
沙織「別に大きな問題無いだろ・・・」
ユキ「だといいな」
(先輩お気の毒に・・・)
溜息をつくユキだった
担任「おいー次は50-メートル走やるから集まれ」
沙織「走るの苦手なんだよな・・」
灯「わたしも得意じゃないなー」
ユキ「ヒナに比べたら・・・」
少し遠い目をして言う
沙織「たしかに」
灯「そんなに遅いの?」
沙織「20メートル走ると体力切れる。逆にカイはクソ早い」
灯「カイ君はたしかに早そう」
ユキ「体力切れのヒナは見ものだよ」
灯「そこまでなの?」
沙織「死んだゴキブリ並みに遅くなる」
そしてヒナの走る姿を見た。灯は
「ゴキブリっていうか、ゾンビだよ」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
1年生が外で体育祭の練習をしてる所をリサは教室から見ていた。
(沙織が珍しくほかの女の子と話してる・・・)
ゆきな「どうしたの、リサ?」
リサ「あ~ごめんごめん☆、それでなんだっけ?」
ゆきな「次の練習とライブのことだけど、最近元気ないわね、リサ」
リサ「そんな風に見える?」
ゆきな「そうね、彼と会ってないからかしら」
リサ「もうやめてよ、ゆきな~」
少し恥ずかしそうにするリサ
ゆきなはフッと窓の外を見る。
ゆきな「あそこにいるの彼じゃない、見てたのね」
リサ「あはは、そうだね・・・」
外を見てゆきなは疑問を感じた
ゆきな「彼が女子生徒と仲よかったかしら?」
リサ「わたしも知らない女子だよ。」
(あの女の子なにも悪くないのにすごく嫌だ・・)
リサの顔を見てゆきなは
ゆきな「ごめんなさい、リサ最近学校も忙しいのにバンドの練習にも付き合わせて
全然彼に会ってないもの」
ゆきなは申し訳なさそうにする。
リサ「別に気にしなくていいよ~・・・なんて言っても無駄だね」
リサは思わず苦笑いする
ゆきな「金曜日は練習の時間18時いつも通りにするから会ってきなさい
土日も休むか悩んでたし丁度いいわ」
リサ「いいの、練習しなくて?」
ゆきな「休むのも練習の一環よ、ゆっくり彼と会ってきなさい」
ゆきなはリサに微笑みながら言った。
リサ「ありがとう!ゆきな!大好き!」
ゆきな「ちょっと、そんなに抱き着かないで・・!」
リサ(けどどうしようかな?沙織、学園祭終わるまでバイト木曜日だけだし
直接家に行こうかな☆)
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
放課後
学園祭の準備をしている。メイドと執事カフェをすることになり、メイドと執事を6人ずつ残りは、
調理に回るらしい。ちなみに沙織は今
女子「沙織君意外と細い」
執事をやることになってしまった。沙織は衣装の採寸をしてもらっている。
今日初めて話す女子に体を少し触られ変な気持ちになっていた。
女子「灯ちゃん。胸あるね・・」
灯「ちょっとはずかしい・・」
男の視線が一気に集まる
女子「男子見るな!ほら、ほかのやつはメニュー決めてこい」
衣装係以外はメニューの話し合いをしに行った。
採寸が終わり、一息ついてたら
灯「沙織~なんかほかの女子に体触られてよかったね~」
ニヤニヤしながら灯が弄んできた。
沙織「しょうがないだろ。耐性無いんだから」
灯「けど、みんな意外といい人達だった。プライベートで遊べるかって言うとそこまでじゃ
無いけど。もう少し距離つめてもいいかなって」
灯はすこし笑いながら言った。
そんな話をしていると、ユキが小声で話しかけて来た。
ユキ「おい、沙織」
沙織「どうした?」
ユキ「廊下の遠くを見てみろ」
沙織「え?」
沙織は目を細めてよく見てみるとそこにはなぜか黒いオーラを纏ったリサが
ほっぺを膨らませながら沙織を見ていた。
沙織「気使って気づかれないようにしてるのか・・」
ユキ「多分・・視線だけ送って気づくようにしてたんじゃない・・?」
沙織「すこし行ってくる」
ユキ「うん」
灯「ねえねえ?2人ともどうしたの?」
ユキ「あー、気にしないで、沙織は別の用事だから俺たちはほかのところ手伝おう」
灯「う、うん」
ユキは灯に気づかれぬよう別の場所に誘導した。
そして沙織はほかの人に気づかれように静かに教室を出てリサのもとに向かった。
この小説のCV遠藤ゆりか
評価、感想、してもらえると、とても書くモチベーション上がります。
まだ評価してないよって方がいましたら、どうかよろしくお願いします。
それでは、しゃーしたー
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不機嫌な日
沙織がリサの所に近づくと今度は階段を登り始めたリサ。そのまま追いかけると、屋上についた。
「あ、周りの目を気にして」
沙織は納得して、屋上の扉を開ける。
「こんなとこまでどうした?」
「…」
リサは目線を斜めにし足を交差させて黙っている。
「話しかけて欲しいんじゃないの?」
沙織は最近会えてないからリサが会いに来たのだと思っている。
「…」
なにも答えないリサ
「なにか喋ってよ…」
沙織が困ってると
「金曜日…家行くから…」
「最近忙しいんじゃないの?」
沙織が聞き返すと
「今週の土日休みになった…また来週から行けなくなるけど」
「わかった、待ってる」
「うん、あとさ、」
リサは話していた女子が誰か聞こうか迷ってた。
「ん、どうした?」
「ううん、なんでもない」
「そうか」
「じゃあ金曜日、直接家に行くから、食材準備しといて」
「わかった」
話が終わりリサが屋上から出る。1人取り残された沙織は
「なにか言いたいことがあったのかな?」
今日のリサの態度に疑問を持った。沙織
沙織が教室に戻った
ユキ「おかえり、どうだった?」
沙織「金曜日、家来るって言って逃げた。なんかあんまり話さなかった」
ユキ「そ、そうか」
(多分あそこから見てれば灯の事が気になったのだな。採寸で体をほかの女子に触られたりして気に入らなかったのか。)
考え込んでるユキを見て沙織は
沙織「どうした、ずっと黙って?」
ユキ「いや、なんでもない。とりあえず、金曜日楽しみだな」
ユキが言うと沙織は
沙織「うるさい…」
恥ずかしそうに言った。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
金曜日
今日も学園祭の準備で帰る時間が遅くなった
灯「遅いからみんなでご飯食べに行こうよ」
カイ「了解〜」
ヒナ「…」
ユキ「行こうか」
沙織「今日はパス」
灯「え〜行こうよ〜」
沙織「ごめん予定あるから」
ユキ「ほら、とりあえず学校でよ」
学校の校門の前まで来た
沙織「じゃあな」
灯「え〜…いいじゃんちょっとぐらい…」
落ち込む灯それを見てユキは
ユキ「多分周りの人もこの時間だから混むから早く行こ」
カイ「バイバイ、沙織!」
ヒナ「おつかれ」
灯「ん…次は来てね?」
沙織「わかったよ、行けたら行く」
灯「絶対?」
沙織「お、おう…」
ユキ「ほ、ほら行くぞ」
そしてユキが小声で
ユキ「先輩とゆっくり話せよ」
沙織「おう、ありがと」
ユキ「ちなみに気付いてるか?」
沙織「あぁ、わかってる」
ユキ「ならいいよ、じゃあ」
校門の前でユキ達と別れた沙織そして
「リサ、そこにいるんだろ」
「いつから、気付いてたの…!?」
木の後に隠れていて、バレてとても驚くリサ
「校舎出たらすぐ気付いた」
「なんだ〜…」
ヘナヘナと前に倒れ込むリサ
「今日練習は?」
「スタジオの予約取れなくて中止になったの」
「なるほど、じゃあこのまま買い物行くか」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
買い物が終わり帰り道、リサが話を切り出した。
「ねぇ、ココ最近一緒にいる子だれなの?」
「灯のことか」
「あ、あかり!?」
「どうした?」
「いや、呼び捨てなんて沙織しないじゃん…」
「いや同い年だし別に変じゃないでしょうか」
「わたしはすぐ呼び捨てにしてくれなかったじゃん」
「年上だしさ、気使うでしょ」
「へ〜仲良いんだね」
「まあね、ていうかなんか不機嫌そうですけど…」
「あの子さ…」
「ん、灯がどうした?」
「すごく沙織との距離近いじゃん…」
「たしかに、パーソナルスペースは狭いけど
悪いやつじゃないし」
「そういう意味じゃない…」
「え?」
「絶対!沙織のこと好きだもん!あの子!」
リサが必死に声を上げて言う、あまりの気迫に沙織も少し驚く。
「いや、それはないな、単純に距離感近いだけだ」
沙織がバッサリ否定すると、リサは
「わかってない…ほんとに…」
「そ…そうですか」
「もういい、ほら家行こ」
「あ、早く歩くなよ」
リサは少し速歩きで家を目指した
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
「ただいま」
「久しぶり」
「言ってもそんなに期間空いてないでしょ」
「わたしの中では久しぶりだからいいの、ほら着替えてきてよ、わたしはご飯作るから」
「うん」
沙織は着替えてきて。そのあと夜ごはんを食べた。
「筑前煮久々だったけどやっぱ美味しいよ」
「ありがと☆」
リサが今日初めての笑った
「沙織のクラスは学園祭なにやるの?」
「メイドと執事喫茶です」
「てことは、沙織は着るの?執事の衣装」
「選ばれてしまったからね…」
「そうなんだ〜!楽しみにしてる☆」
(絶対似合ってるだろうな〜、けど沙織が自分から着るなんて言わないよね)
「沙織さ、どうして執事の衣装着ることになったの調理とかあったでしょ?」
「ああ、灯のやつがメイドにクラスの女子に推薦されて、やる条件で俺とユキが執事をやる事を強制された」
「へ〜…」
「あれだぞ、ユキもだから好きとかじゃないんだよ」
「近くにいたからとかじゃないの?夜ごはん誘うときとかも普通あんなにしつこく誘わないもん…」
「そんなに引っかかるか」
「うん」
(ライバルなんていてほしくない…!)
「でもユキカッコいいぞ」
「いや、それは知ってるけど、だって近くにいるのに沙織だけじゃ、好きだって気付かれるからユキくんも執事にしたんだよ」
「しれっとユキが使われたってこと?」
「うん、あ〜あ、わたし不機嫌にまたなっちゃった…」
「自分で言うなよ」
「機嫌治したいなら明日デート行こうよ…」
「買い物付き合って機嫌治るならいくらでも行くよ」
「なら明日は連れ回すから☆」
「わかった」
沙織は少し笑いながら答えた。
この小説の今井リサCV遠藤ゆりか
これから少し投稿頻度下がるか通常かわかりませんが
最後まで見てくれると幸いです。
評価、感想、書くモチベーションになりますので、まだの方はお願いします!
それではしゃ〜した〜
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理由×約束
月曜日、土日はリサの買い物に付き添った。
回想
「すごく歩きにくいんですけど」
「嫌?」
沙織の腕に巻き付いてるリサ、とても動きにくいがここでやめさせると拗ねるのはわかってるのであえて何も言わない。
「いいよべつに」
「嫌と言っても離さないけどね☆ほら冬服見に行こ!」
回想終了
ユキ「どうだったの、土日は?」
ユキと2人で土日のことを話していた。
沙織「土曜は映画借りてダラダラして日曜は買い物に付き合った」
ユキ「随分楽しそうで、金曜の先輩は不機嫌オーラだったけど大丈夫?」
沙織「気づいたら治ってた」
ユキ「ならよかった」
(灯のことで不機嫌になってただろうし治ったなら、
てかなんで他人の心配してるんだ…)
ユキはなんだかんだ言って、友達のことをよく考えている。そんな考え事をしてると
カイ「おはよ〜2人とも〜」
ヒナ「おは」
カイ「ほしいな〜彼女〜」
少しからかいながら言う、カイに沙織は
沙織「別に彼女ではない」
ユキ「今はな」
沙織「まったく…」
思わずため息をついた。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
灯、ユキ「1.2.1.2.1.2」
沙織「…」
今は体育祭の練習中、3人4脚の練習をしている。
灯「ふぅ〜」
ユキ「もう今週の土曜に迫ってるけど、いい感じだね」
灯「だね!ね、沙織?」
沙織「ほんと、無くなんねえかな、体育祭」
ユキ「まあ、体育祭終われば、学園祭だけに集中できると考えれば今より忙しくなくて、気持ちが楽になる。」
沙織「徒競走とかも自信無いしほんとに嫌いなんだよ…」
灯「ならさ!ご褒美を考えるとか」
ユキ「いいね、それ」
沙織「ご褒美…2人はなにかあるの?」
ユキ「俺は考えてないや」
灯「わたしはね、どうしようかな?あ!」
沙織「どうした?」
灯「沙織、体育祭3人4脚一位になったらデートしようよ!」
ユキ「…」
沙織「まあ日が空いてれば少しぐらいなら」
灯「はんとに!?やった!」
ユキ(なんか嫌な予感がする…多分あんだけ沙織にアタックする理由もあれだよな)
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
昼食
5人は学食に来てた
ユキ「また、灯ご飯取ってくるの遅いな」
沙織「どうせあれだろ、迎えに行ってくる」
灯はとてもモテる、特に他学年の人からそのため学食に行くと話しかけられて、連絡先やらLINEを聞かれる。その度、沙織が
他学年「ねぇ〜LINE交換しようよ」
灯「ちょっと退いてくれませんか…」
他学年「逃げないでよー」
沙織「こいつ嫌がってんでやめてくれます?」
他学年「はぁ?お前誰だよ、どけ」
沙織「今ここで叫んで先生呼んでもいいてすか?」
他学年「ちっ、めんどくせえな」
他学年は消えていった
沙織「大変だな、いつも」
灯「いや、私こそいつもごめん…」
沙織「別にいいよ」
灯「毎日迷惑かけてるし…優しいねいつも助けてくれて」
沙織「言うほどのことしてるか」
灯「今の流れで自分で言うの!ふふ…ほんと沙織面白いよね、時々、さっきみたいなときはカッコいいし」
沙織「恥ずかしい…」
灯「ほんとにカッコいいよ…」
灯は沙織に聞こえないぐらいの声で言った。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
放課後
ユキ、カイ、ヒナは学園祭の係の関係で残っているため、沙織と灯2人で下校していた。
「ねぇ、沙織さっきのデートの話だけどさ、どこ行きたい?」
「んー灯が行きたい所ならどこでも」
「なら〜遊園地とかどうかな?」
「わかった」
「よし!1位になれるように頑張る!沙織行きたくないからって手抜くのはナシだよ!」
「わかってるよ」
「そうえばさ、沙織って彼女とかいないんだよね?」
「いないけど、なんで?」「わたしデート誘って大丈夫かなって」
「いないから、いたら断ってるよ」
「だよね…よかった…なら心置きなく楽しめるよ!」
2つの意味で安心した。灯だった。
「ただいま」
誰もいないが家に、帰ってきたので一応言う。あの後1人で買い物をしてきた。
「さて、作るか」
沙織はリサに少し前に筑前煮やら基本的な料理を教えてもらってた。リサから
回想
「栄養偏るから料理覚えてわたしが居なくてもいいように」
「リサが毎日くればいいじゃん」
「え、いいの?」
「いや、流石に毎日は…」
「歯食いしばって」
強烈なのもらいました
「す…すいませ…ん」
「バカ!もう嫌いになるよ!」
「今までありがとう」
「もう!すぐ諦めないで!」
回想終了
「我ながら良く出来た」
リサから教えてもらった筑前煮はリサには遠く及ばないが悪くなかった。
ビロン
「あれ?電話」
出てみるとリサだった
「やっほ〜☆ちゃんと食べてるか心配になってね」
「ちゃんと作って食べてるよ」
「ならよかった」
「それだけ?用事は」
「いや〜流石にそれだけじゃないよ、沙織の今日の出来事とか聞いてみたい、今日会ってないし」
「あ〜今日そうえば」
「お?なになに?」
今日、灯とのデートの約束の話をした。
「…」
「あれ?リサ?」
「そうやって誰とでも行くんだ…」
「別に灯とは付き合って無いから…」
「だから良いとは思わないから」
「でも、約束してしまったし」
「もう誰とでも行ったら!沙織の女たらし!」
「何言ってるんだよ…」
最終的にはリサはとても怒って電話が切られた
この小説の今井リサCV遠藤ゆりか
評価、感想お待ちしております
それではしゃーしたー
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表裏一体
体育祭当日
迷惑なぐらい晴れている。ちなみに沙織は
「まだ怒ってんのかな…」
先週連絡した時にリサが怒ってしまい音信不通に。
あそこまで切れるとは思ってなかった。
「とりあえず、体育祭…やりますか…」
意気消沈と言った感じの沙織だった。
リサsaid
(最後沙織に連絡したのいつだろう…)
こちらも同じことを考えていた。
(けど、わたし悪くない!そうだよ、沙織がいろんな気持ちに気づけないのが悪いんだし…わたしはべつに…)
リサは体育祭委員であるため今日は忙しく、沙織にとても会えそうもなく、リサの心は二重の意味で大分傷ついていた。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
開会式か終わり、最初は50メートル走
ユキ「予定通りヒナはサボりか」
沙織「羨ましい…」
カイ「楽しいのに体育祭!」
沙織「お前ぐらいだよ…」
ユキ「それじゃ行ってくるよ」
ユキが走り出した。
結果は1位だった。大抵のことはそつなくこなすユキ、すべてのことを80点で片付ける。器用貧乏
カイ「行ってくるね!」
沙織「おう」
カイも同じく1位こればかりは流石陸上部をやっているだけはある、といったところだった。
沙織「はあ…」
順番がきて並ぶ沙織
ユキ「頑張れよ」
カイ「がんばれ〜」
灯「お〜い1位とってね〜」
沙織「応援してる暇あったら代わってくれよ。そして応援されるんだったらリサが良かった。」
なんてことを小声で言ってた。
ユキ「あの顔はせめて先輩に応援されたいって顔だな。さっさと元に戻れよまったく…」
沙織の結果は3位だった。
沙織「パッとしないな…」
次は騎馬戦だったが参加人数の都合で沙織は出なくなった。
ユキ「よかったな楽できて」
沙織「心の底からみんなの勝利を願ってるよ」
その頃、灯は
女子「灯さんちょっといい?」
灯「どうしました?」
女子「次の借り物競争で1人休み出て代理探してて」
灯「あ、それでわたしに、いいですよ」
女子「ほんと!ありがと〜みんな出たがらなくて、それじゃよろしく!」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
ユキ「借り物競争、灯走るらしいぞ、代理で」
沙織「借り物競争なんて死んでもごめんだね、知らない人に話しかけるとかまじで無理」
ユキ「お、灯の番だよ」
スタート位置に並び走り出した。お題の紙を拾う灯、そうすると灯の表情が変わる
灯「これまずいな」
数分前
女子「リサちゃん!」
リサに声をかける、同じ体育祭実行委員の生徒
リサ「どうしたの?」
女子「借り物競争の係が怪我して代理さがしてるんだけど」
リサ「借り物競争の係のやることって借り物が合ってるかの確認だよね?
わたしでよければやろうか?」
女子「ほんとにたすかる!じゃあ種目になったらゴール前に立ってればいいから」
リサ「りょうかい~☆」
回想終了
灯はなにか決心したかのように沙織のほうにきた
灯「沙織きて!」
沙織「お題は?」
灯「・・・男子生徒!」
沙織「わかったいこうか」
沙織は少し間が気になったが、おとなしく灯の言うことに従った。
灯「遅い!」
そう言うと灯は沙織の手を強く握り走り出した。
沙織「お、おい・・・」
周りの生徒は2人をひやかすような歓声があがる。
沙織「なんかすごいバカにされてる気がする」
灯「・・・」
ゴール前まで来た2人そこには
沙織「あ、リサ」
リサ「さ、沙織・・・」
どこかよそよそしいリサ
灯「確認お願いします」
リサ「う、うん」
紙を開くそしてリサの顔が曇る。
リサ「だいじょうぶだよ、1位だね」
リサの確認を終え無事にゴールする2人
沙織「ほら手離して」
灯「・・・」
周りは2人を再びひやかす
沙織「恥ずかしくて死ぬ・・・」
その光景をすこし遠くから見ていたユキは
ユキ「まったく沙織は大丈夫かよ」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
リサは借り物競争が終わるとすぐに教室に戻った。沙織と灯のお題の紙以外の紙は捨てたが
その紙だけはもっていた。
「くっ・・」
リサは泣いていた。2人とその周りの反応を見て、まるで「わたしじゃダメなんだと」
そして紙に書いてあったお題は「ずっと一緒にいたい人」
「もう・・・心の距離が遠いよ、あ、あんな可愛い子に、、あんな近くにいれば・・
いつか沙織はすきに・・・好きになっちゃう・・・!!」
元々のリサの性格はマイナス思考な面がある、そして最近2人は会っていなかったのが
マイナス思考に拍車をかけてこの状態になってしまった。
リサは持っていた紙を怒りと嫉妬を込めて必死になって破ってその場に捨てた
泣き崩れたリサはただうずくまっていた。
「沙織はわたしだけに優しいわけじゃない・・」
沙織はなんだかんだ面倒見がいいところがある、ほっとけなかったりすると
手を差し伸べてしまう。
「あの子とデートに行くんだもんね、もうわたしとは・・・」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
借り物競争のあとは3人4脚だ
沙織「はあ、これで最後だし頑張るか」
ユキ「ほら、行くぞ」
灯「沙織約束覚えてる?」
沙織「ああ」
灯「ならいいよ、頑張ろう」
スタート位置に並ぶ
「よーい、スタート!」
灯、ユキ「1,2.1.2.1.2]
好ペースで進むが後1組が抜かせない。灯はなんとしてでも1位にならなくてはいけない
理由があるためペースを上げた。しかし
灯「あ」
至極当然のことだが3人4脚は一人が躓くと
ユキ、沙織「あ」
抜かすことばかりを考えていた灯のミスで結果は最下位だった。
灯「ごめん・・2人とも」
沙織「気にするな」
ユキ「大丈夫だよ」
灯「っ!」
灯は地べたに倒れていた。
沙織「おい、足を見せろ、腫れてるじゃん」
灯「だいじょうぶだよ、1人で歩ける・・・」
沙織「ユキ、灯を医務室まで運んでくる」
ユキ「俺が運ぶよ」
(多分どこかで先輩見てるだろうし)
沙織「いいよ、休んでろ」
そういうと灯を背負って医務室に向かう、当然ギャラリーも黄色い声援を送る
沙織「今日だけで一生分の恥ずかしさを味わったよ・・・」
灯「ならユキに任せればよかったじゃん」
沙織「ほっとけるほど俺は冷徹になれない」
灯「そうか、フフ」
沙織「なんかおかしいか?」
灯「ううん、ありがとう」
この2人の姿をリサは教室から見ていて
「沙織・・・」
目を真っ赤に腫れている状態、もう散々泣いたはずなのにまた泣き出すリサ。
体育祭を通じて灯と沙織は心の距離そして灯はさらに沙織への思いが大きくなり
リサの心はひどく傷ついて体育祭の幕を閉じた。
この小説の今井リサCV遠藤ゆりか
さて次から学園祭編、ここから3人はどうなるのか、お楽しみに
評価、感想がモチベーションになりますのでまだだよって方はしていただけると、
嬉しいです。
それではしゃーしたー
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わたしなんかよりも
体育祭が終わり5日が経った。バイト中
体育祭が終わってからリサから距離を取られている。理由はわかっている。
(大して会ったことない燐子さんにあれだけ意識するんだ、灯なんてもってのほかだろ)
理由がわかってももう一歩先に進まない、いつもならそれでよかったが今回は違う。
回想
「あ、沙織」
「そうえばリサ・・・」
「移動教室あるから!」
「あぁ・・」
回想終了
露骨に避けられて落ち込む沙織
「学園祭でなんとか誘いたい」
そう、強く思った沙織
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
学園祭当日
今日のためにいろいろ準備してきた。沙織たちのクラスは「メイド執事カフェ」だが
メニューはパスタなど昼食を摂ってもらえるようなメニューにした。
沙織「この2日乗り切れば・・・楽になれる」
ユキ「ほんとブレないな、それよりお前は先輩なんとかするんだろ?」
小声でユキが聞くと沙織は
沙織「うん、元の関係に戻れれば」
ユキ「元の関係ってその中途半端なのが、こうなった原因の一つでもあるわけだしな。なにも変わらないは高望みだよ」
沙織「おっしゃる通りでなにも言えません・・・」
正論を言われ苦虫を噛み潰したよう顔をする沙織
ユキ「とりあえず、今日はどうするの?」
沙織「リサのクラスに行って店番が終わるまで待とうかと」
ユキ「また逃げられないか?」
沙織「今回はちゃんと話すから多分大丈夫」
ユキ「最近話してないのに店番いつ終わるか知ってるの?」
沙織「・・・待てばいいさ」
ユキ「つまりノープランかよ、情報として先輩のクラスはアクセサリーショップだって」
沙織「なんで知ってるんだ?」
ユキ「パンフレット読んでないと思ったから言っておいた。ほら書いてあるだろ」
パンフレットを受け取る沙織
沙織「「あなたにおすすめのパワーストーンアクセサリーを作ります」いかにもリサが張り切ってる感じが伝わる」
ユキ「試しに作ってこい」
沙織「時間があったらそうする」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
時間なんてものは無かった。
想像を絶するほどの客が来ていた。理由は
女子達「ユキく~ん、かっこいいね!」
ユキ「ありがとうございます」
執事姿のユキを見ようと沢山の生徒がクラスの店に来ていた。
だがそれだけが理由ではない。
女子「意外とあの子もかっこよくない・・・?すいません」
沙織「はい?」
女子「名前なんて言うの?」
沙織「綾瀬沙織です、急にどうしましたか?」
女子「ううん、なんでもない、コーヒーおかわり」
沙織「かしこまりました」
意外と沙織もユキほどではないが、隠れファンがちらほらできるぐらいの人気はあった。
ユキ「意外といい感じじゃん」
沙織「お前が言うと嫌味にしか聞こえない」
ユキ「あとまあこの店の人気の1つは灯だな」
沙織「ああ、男子人気凄まじいよ」
灯のおかげで男子の方の客はちゃんと掴めていた。この3本柱で店は大繁盛
少し早めに休憩をもらってリサに会いにいく作戦は失敗に終わった。
モカ「さーくんー」
沙織「モカじゃん、いらっしゃいませ」
モカ「似合ってるね~その制服」
沙織「ありがと、それで注文は?」
モカ「ん~トマトパスタで~」
沙織「かしこまりました、すこし待ってて」
10分ほどで出来上がりモカのところにもっていく。
沙織「お待たせしました」
モカ「ありがと~そうえばパスタ頼むと1回食べさせてくれるんでしょ~?」
沙織「っ・・」
モカ「ほら食べさせてよ~」
口を開けるモカに
沙織「わかりました」
覚悟を決めてモカの口の中にパスタを入れた沙織
モカ「いや~味はそんなに変わらないけど、さーくんの困った顔がみれてよかったよ~」
沙織「満足していただけたなら良かったです・・・」
そのあと、ものすごい速さでパスタを完食し店を後にした。
担任「次のシフトの奴に代われよ~」
ユキ「ほら休憩だ」
沙織「それじゃあ行ってくる」
ユキ「うん、頑張れよ」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
リサのクラスの前に来た沙織、クラスを見渡してもいないのでクラスの人に聞いてみた。
沙織「すいません、リサって今どこにいるかわかりますか?」
女子「う、ううん!わからないや、なんか学校回ってクラスの宣伝してるみたいで・・・」
沙織「わかりました、ありがとうございます」
女子「ううん、力になれなくてごめんね、ほんとに」
沙織がリサのクラスから去ると
女子「リサちゃん、さっきの子帰ったよ」
リサ「ありがとう、助かった」
沙織が視界に入った瞬間クラスの裏に隠れていたリサ
女子「よかったの逃げちゃって?」
リサ「いいの、わたしなんかよりも」
灯と上手くいくようにと(せめてわたしに変な気を使わせないように)と隠れたリサ
本当は一緒に見て回りたいが必死に我慢した。
沙織はリサを探し回っていたが見つかるわけもなく
沙織「流石になにか食うか」
タコ焼きを買いに行こうと店に行くと
灯「あれ、沙織だ」
沙織「お前もタコ焼きか」
灯「うん、ねえ一緒に食べない?」
沙織「あー、うん、いいよ」
沙織は一瞬悩んだ。リサとのこの関係の原因の灯と食べるところを、もしほかの人に見られたり
リサに見られたら、さらにリサの関係の悪化を恐れたが、ただ一緒に食べるだけでそんなこと起きないと
、思ったのと灯にも悪意があるわけでは無いので断るのは申し訳ないと思い一緒に食べることにした。
灯「なんかお祭りのタコ焼きって感じ」
沙織「銀たこには勝てないな」
灯「チェーン店に勝てるわけないじゃん」
沙織と話していて笑顔になる灯
灯「沙織、わたしにもあーん。して?」
沙織「いやだ」
灯「いいじゃん!1回ぐらい」
沙織「無理なもんは無理」
灯「ケチ」
そんな会話をしつつタコ焼きを食べ終わる2人すると灯が
灯「この後沙織予定あるの?」
沙織「んーなくなった」
沙織は直感でリサに学園祭で会うことは無いと思った。
灯「なら私と回ろうよ!プラネタリウムとかみたい!」
沙織「わかった少しだけなら」
灯「じゃあ!ほら!行こう!」
体育祭の時のように沙織の手を引っ張る、灯
沙織「手離してよ」
灯「嫌だ」
沙織「ま、まったく」
呆れてしょうがなく引っ張られたまま学園祭を回った。
その光景をリサは見てしまった。
リサ(仲いいじゃん、一緒に昼ごはん食べて、手まで繋いで、今はまだ心の距離が多少あっても
あの感じだったらすぐ沙織だったら受け入れちゃうな、いいな・・・けどすごくお似合いだな。
わたしなんかよりも全然・・)
沙織とリサの関係の修復の進展どころか溝はさらに深まり学園祭1日目が終わった。
この小説のCV遠藤ゆりか
正直落ちるとこまで落ちてもらいたい
この作品面白いなと思った方は評価、感想お願いします。モチベーションに凄く繋がります。
それではしゃーしたー
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地理と積もって
学園祭二日目、そのため今日は13時まで学園祭をして18時から後夜祭がある。
沙織「ありがとうございました」
沙織のクラスは今日も繁盛してた。
友希那「1人入れるかしら?」
意外な客が来た。
沙織「湊さん、空いてますよ」
友希那「あなたはいつ休み入るの?」
沙織「あと30分ぐらいです」
友希那「待ってるわ、話があるの」
沙織「わ、わかりました」
友希那の表所を見て真剣な話だと察した。
沙織「お待たせしました」
友希那「あ」
沙織「どうしましたか?」
友希那「1回立って」
沙織「はい?」
友希那「いいから立って」
沙織「わかりました」
沙織が立った瞬間
友希那「・・・カシャ」
写真を撮られた。
沙織「なぜ撮られた・・」
友希那「リサのためよ」
少し意外な返答に沙織は
沙織「・・・リサは元気ですか?」
友希那「そんなわけないじゃない、バンドの練習も何か別のこと考えて」
沙織「そうですか・・・」
友希那「あなた昨日私たちのクラスにきたわね?」
沙織「はい、けどいませんでした」
友希那「違うわ」
沙織「え?」
友希那「あなたが来るの見えて隠れたのよ」
沙織「そうですか」
どこか納得したような顔をする沙織に
友希那「あなたとリサの間になにがあったかは聞かないけど、早く解決して今のリサは見てられない」
沙織「はい、すいません」
友希那「けど今日会ってわかったわ」
沙織「?」
友希那「わたしと少し似ているわ、どこか人に壁を作るとこ」
沙織「・・・」
友希那「だから世話を焼いたのね、そして」
沙織「あの湊さん、お願いが」
友希那「嫌よ」
沙織「なぜですか・・?」
友希那「リサに直接言いなさい。どうせ何か言ってほしいことがあるんでしょ?」
沙織「わかっていましたか・・」
友希那「ここに来たのはリサがあなたの執事姿を見たがってたから、あなたの伝言なんて受けないわ
言いたいことがあるなら直接自分で言いなさい」
沙織「わかりました」
友希那「あと、さっき似ていると話したけどわたしはあなたみたいにウジウジ悩んだりしないわ」
そういうと湊さんは教室を出た
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
休憩中
(ちゃんと灯とはそういう関係じゃないって後夜祭にちゃんと言おう)
今無理やりクラスに行っても逃げられる可能性と校内だといろんな噂が立つので避けた。
(はあ、あいつとちゃんと話していれば、このお化け屋敷に入ってあいつの怖がる姿見れたのに、多分一緒に今頃昼ごはんでも食べていただろう、プラネタリウムを見たり、すごく楽しかったろうな)
とても落ち込んでる状態で誰かと食事する気もなく、1人で出店のラーメンを外で食べてた。
(もう1時間ぐらいで学園祭が終わるな)
そんなことを考えてると
男子生徒「おい、お前」
沙織「はい?」
見るからに年上の男子生徒が3人話かけてきた。
男子生徒「君さ、どうやら今井さんと仲いいみたいじゃん」
沙織「い、いいえ」
リサの評判を下げないように嘘をつく
男子生徒「いやもう一緒に帰ってるの知ってるし」
沙織「・・・」
(見られたか、クソ)
男子生徒「俺昨日今井さんに告ったらフラれたんだよね、誰かさんのせいで」
沙織「・・・」
男子生徒「わかってる?どれだけ今井さん人気か、お前じゃ釣り合わねえのによ!!」
次の瞬間殴られた。リーダーと思われる奴に
沙織「うっ・・」
次は連続で殴ってきた
男子生徒「クソクソクソクソクソ!!」
腹、肩、足、顔、ありとあらゆる箇所を殴り蹴ってくる。
沙織「・・・」
沙織は諦めていた
(相手は年上しかも3人とかなにもできねえじゃん、ちゃんとユキの忠告聞いておけばよかった
多分この状況リサ見たら自分を責めるだろうな。ていうかクソ痛い。なにも考えたくない)
けど一方的にやられるのはあまりにも癪だった沙織は
沙織「フラれたぐらいで女々しいやつそんなんだからフラれんだよバーカ」
男子生徒「死ねクソ野郎」
(俺バカだ、挑発してどうすんだよ、まったくいつまで続くんだよ)
男子生徒「もう調子乗るんじゃねえぞ」
10分ほど経っただろうか気が済んだのか捨て台詞を吐いてどっか行った
(やばい意識保てないな・・・)
もう意識の限界だった沙織の視界は暗くなった
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
目を開けたら白い天井だった
沙織「あれ?」
ユキ「あ、気づいた!大丈夫かひどいやられようだった」
灯「よかったよ~死んじゃったかと思った!」
沙織「勝手に殺すなよ・・・」
ユキ「どうやらお前が無様にやられてる所をほかの生徒が見てて先生を呼んだらしい」
沙織「あの去り方だとあらかた殴って気が済んでやめた感じだから、終わって帰ろうとする途中に捕まったのか、遅いよまったく」
ユキ「とりあえず、殴ったやつらは退学は確定もしかしたら少年院かもって」
灯「殴られた話もう全校に広まってるよ」
沙織「まじかよ、てかヒナは今日休みだけどカイは?俺のことどうでもいい感じ?」
ユキ「そんなわけあるか、めちゃくちゃ殴ったやつに切れて逆に殴ったんだよあいつ、それで今先生とお話中、まあ理由も理由だから、すこし怒られて終わりだと思うよ」
沙織「あとでお礼言っとくよ」
ユキ「灯」
灯「ん、どうしたの?」
ユキ「少し沙織と話したいことあるんだけど」
灯「わかった、それじゃあ」
灯は部屋から出ていくと
ユキ「殴られた理由リサ先輩のことだろ?」
沙織「あぁ、殴った相手は振られたんだと、それでどうやら前に一緒にリサと帰るところ見たらしい」
ユキ「はあ…まったく気をつけろと警告したのに」
沙織「ごめん、ちゃんと聞くべきだった」
ユキ「さらに問題はもうこの話が広まってることだ。多分殴った相手聞けばすぐに先輩もお前が殴られた理由がわかるはずだ」
沙織「そうなったらあいつは凄い自分を責めるだろうな」
ユキ「ほんとに好きならお前から言えよ、悪くないって」
沙織「わかってるよ、けど余計難しくなった、仲直りが」
ユキ「はじめからちゃんと説明しとけばここまでややこしくなったりもしなかったと思うけど」
沙織「たしかに」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
沙織が殴られた事件があったため後夜祭は、明日の18時にやることになった。
沙織「なんで家まで着いてくるんだよ」
灯「心配だから今日は1日面倒見る」
沙織「別に打撲はあるけど生活に支障は無いよ」
灯「いいから!今日は料理も洗濯もするから」
沙織「まったく、どうせ何言っても聞かないだろ」
そう言うと灯を部屋に入れた
部屋に入れて灯は部屋をキョロキョロしてる。
沙織「はい、お茶」
灯「あ、私やったのに」
沙織「客にやらせないよ」
灯「それじゃ私来た意味ない」
頬を膨らませている灯
灯「ねぇ、沙織さ」
急に雰囲気を変えて話す灯
沙織「ん?」
灯「好きな先輩いたんだね」
沙織「さっきの話聞かれてたか」
灯「うん、ごめん」
沙織「別にいいよ」
灯「その人と喧嘩してるんでしょ…?」
沙織「喧嘩って言うか話聞いて貰えない感じ」
灯「まだ…好きなの…?」
沙織「うん、好きだよ」
灯「けど、話聞かないんでしょ…」
沙織「俺が悪いからいいんだよ」
灯「もう仲直り難しいよ」
沙織「そうだね、でもやるよ」
灯「いや、だから」
沙織「どうした、さっきから」
灯が否定するようなことしか言わないことに疑問を持った沙織
灯「だって今日殴られた理由だってその人が原因でしょ?」
沙織「お前それ以上言っ…」
灯「私は沙織を傷つけないよ!」
沙織「…」
灯「そんな人の話聞かない人より私といたほうが楽しいよ、ほらなにかしたいことないの?その人とはまだ付き合っても無いから、恋人らしいこと何もしてないでしょ?わたしの体好きにしていいから、料理とか沙織が面倒くさいこと、ヤリたいこと全部してあげるから」
沙織「…」
少し早口で喋る灯、そして
灯「だからわたしを選んでよ」
灯がそう言った瞬間、物が落ちる音がした。
リサ「なんで…」
リサのカバンを落とした音だった。
沙織「リサ、どうして…」
リサ「話したいことがあって鍵空いてたし」
沙織「そうか…」
リサ「けどもういいや」
沙織「リサ?」
リサ「その子と付き合うんでしょ」
灯「…」
沙織「いや、まだなにも言ってない…」
リサ「バ…k」
沙織「え?」
リサ「バカ!もういいよ、無理にわたしと仲良くしないで!気も使わなくていいから!もう家にも来ないからその子と付き合うんでしょ、話しかけたりしないから!」
沙織「付き合ってないよ!」
沙織も声を上げて言うが
リサ「じゃあなんでその子家に入れてるのよ!」
沙織「っ…」
リサ「わたしだけだと思った…まだわたしのほうが沙織の心の中にいるかなって…まだ家には入れないだろうってまだ私の特権だって思ってたのに…だからその前に沙織にこの思いちゃんと伝えようってそれで駄目なら諦めて終わりにしようと思ったのに、なによ!付き合っても無いのに入れてるのよ、そこで一緒に寝れるのもわたしだけのはずなのに…わたしは特別じゃ無いんだね…わたしだけに優しくしてくれるわけじゃ無いんだね」
リサにとっての灯との唯一の差は家に入れてる事だった。沙織にとっての差は色々あるがリサにとってはそれしか無いように思った。元々マイナスなリサには冷静に考える余裕は無かった。
沙織「リサ話を聞いて!」
リサ「もういいよ」
沙織「くっ…」
リサ「さようなら、元気でね」
この小説の今井リサCV遠藤ゆりか
この胸が締め付けられる感じ最高に好きです
この話を見て胸が締め付けられた方は評価、感想よろしくお願いします。
それではしゃーしたー
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攻守交代
リサが家から立ち去る時足が動かなかった。
灯も流石に気を使ったのか
灯「明日返事待ってるから」
そう言うと帰っていった。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
次の日、灯は多分、後夜祭の時に返事を求めてくるだろう。登校中ユキが話しかけてきた
ユキ「おはよ、ひでえ顔だな、なにがあった?」
沙織「おはよう、色々、説明難しい」
ユキ「わかった、今日は学園祭の後片付けと後夜祭の準備だからサボろうか」
沙織「珍しいなお前が」
ユキ「たまにはいいだろ」
2人で教室に入り荷物を置いたら、朝礼は無いのでそのまま屋上に行った。
ユキに昨日の出来事を説明するのに何分掛かっただろう
それまでユキは静かに聞いてくれた。
ユキ「運が無いな、ほんと、何もかもタイミングが…」
沙織「いや、俺の振る舞い方も悪かったと」
ユキ「それもそうだが、灯は狂気じみた告白もそのタイミングで先輩が来るのもこの2つに関してはお前は悪くない」
沙織「まぁ、とりあえず灯は断る」
ユキ「それはわかってるけど」
沙織「あぁリサは…なんとかする」
ユキ「後夜祭か?」
沙織「そこでちゃんとする」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
後夜祭
周りはとても賑わっている、教員たちが生徒のために出店を開いている。みんなこのために学園祭を頑張ったと言っても過言じゃない。
沙織「さて、どこにいる」
(とりあえず、灯を見つけなきゃ)
灯「沙織」
沙織「よ、昨日ぶりだな」
(よかった、いた)
灯「少し話せない?」
沙織「わかった」
人のいないところに移動する
灯「昨日はごめん…あんなに迫って」
沙織「気にしなくていいよ」
灯「ありがとう…それでさ…」
沙織「返事か…」
灯「うん、聞かせて」
沙織は息を少し吸って
沙織「ごめん、灯とは付き合えない」
灯「そうか、そうだよね…」
沙織「ごめん」
再び謝る沙織に灯は
灯「謝らないで…!わたしが惨めになるから!」
沙織「…」
灯「同情もしないで…」
沙織「わかった」
灯「うぅ…うっ…」
沙織「…」
沙織はどうすればいいか迷っていると
灯「まだ…諦めないから…」
沙織「え?」
灯「まだ諦めないから、相手が誰だろうと振り向かせるから…面倒くさい女になるから、だから…覚悟してて」
沙織「ふふ、わかったよ」
沙織は少し笑うと灯が
灯「ごめん、ちょっとだけ用事あるからこれで…」
沙織「…うん、後でね」
灯「うん」
そのまま灯はさらに人気の無いところに行って
灯「うわああああああああ!!」
泣いた、ただひたすらに
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
凄い泣き声が沙織の耳に入る。
だれも悪くないけど、罪悪感を感じる沙織、そしてこれからやる事は
沙織「リサを探さないと」
周りは楽しそうにしている。人を振ってそんな気持ちにはすぐになれない沙織だが、今は関係ないと気持ちを伝えないとと急いで探す。
リサ「沙織…」
沙織「いた!!」
リサ「え!?」
急に沙織が来てびっくりしたリサ、そして一息ついて沙織は言う。
沙織「話がある」
リサ「そうだよね、行こうか、友希那待ってて」
友希那「長くなりそうね、時間見て適当に帰るわ」
友希那なりの気使いだろう。
リサ「わかった」
友希那と話終わり、2人は学校を出た。
リサ「どこにいくの、ついてきてって」
沙織「少し山の方に行こう」
都会でも意外と人がいないとこはある、どんどん人気がいなくなり、ある場所に着く、周りは自動販売機とベンチが1つ置いてあった。
リサ「少し道入るとこんな所あるんだ」
沙織「1人でたまに来る」
リサ「人がいなくてゆっくりできそう」
久しぶりに2人きりの時間だった。そしてリサが切り出した。
リサ「あの後、あの子とは付き合うことにしたの?」
沙織「断ったよ、ちゃんとね」
リサ「なんでよ、あんなに可愛いじゃん…」
沙織「けど俺はリサが好きだよ」
リサ「そ、そうか、好きなのかわたしのこと」
空を見上げて微笑むリサ
沙織「リサ、俺と付き合ってくれませんか」
リサ「わたしは沙織と居て楽しいよ」
「けどわたし面倒くさいじゃん」
「昨日みたいにちゃんと人の話聞かないし、思い込みすぐするし」
「お姉さんキャラ頑張って演じてるけど根は全然、いっぱい構ってほしいし」
「ほかの女子見てるのを見るのすぐ嫉妬するし」
「それに、わたしと居ると面倒事に巻き込まれたりもしちゃうよ、ほら沙織の体の痣だって…わたしのせいでだから付き合わないほうがいいよ」
リサの自己否定が止まらない、それを聞いてた沙織は
沙織「殴られたのは、お前は悪くないだろ」
リサ「いや、わたしが家に上がらなければ…」
沙織「俺にはどうだっていい、だから一緒にいたい、自分を否定してそんなしょうもない理由で嫌いになったりしないよ」
リサ「あと、それだけじゃない…」
沙織「あとはなにかあるの?」
リサ「あるけど、言いたくない」
沙織「なんで?」
リサ「な、なんでもいいでしょ…」
沙織「良くない、俺は知りたい」
リサ「…」
沙織「教えてよ」
リサ「あー!もう!!」
沙織「!」
急にリサは大声を上げて
リサ「なんでって沙織は私の気持ちに薄々気づいてたでしょ!?、私の無理矢理だけど料理も作って、沙織を好きになったのは些細な理由だけど早く好きになってほしくて、それなのに私の気持ちを無視するような事ばかり言って、それで今度はなによ!新しい女子が来て、すぐ仲良くなって心の距離も近くて、なにより私以外の異性あの部屋に入れたことないのにあっさり入れて、唯一の私だけの特権だったのに!特権も無くなって昨日のすごく辛くて泣いて、気持ち切り替えようって諦めて友達からやり直そうとしたのに!そしたら自分の気持ちに整理がついたからって告白してきて、わたしすごく沙織に振り回されて!もう付き合いたくないの!」
沙織「…」
沙織は黙った、言葉が出てこないんではなく。まだリサの言葉には続きがあるように見えたから。
リサ「わたしだけ不平等だよ…だからもう嫌いなのに…大好きなの…けど付き合いたくない…納得できない…もうわけわからないの…」
溜まってたものがすべて出しきって少し泣いているリサ
沙織「ごめん、俺が悪かったって言っても許してはくれないから」
リサ「うん、許さない、絶対に…」
沙織「だからリサがしてくれたことを返す」
リサ「どういう意味?」
沙織「リサが俺の家に泊まりに来てくれたから今度からは俺が泊まりに行く。」
リサ「え…?」
沙織「料理も週一で作りに行くよ、なんなら土日もデートにも連れて行く、リサが好きだよって積極的に言ってくれたから今度は俺が積極的に言う」
リサ「わたしがしたことを今度は沙織がするってこと?」
沙織「うん、そうして俺のこと好きにさせる、リサが俺を惚れさせたように、リサは俺を改めて好きにさせる、今度は偶然ではなく必然的に」
リサ「なるほど、わかった、もし、今以上に好きなったらわたしからちゃんと告白する。」
沙織「うん、覚悟してて」
第1章 完
物語は第2章に続く
この小説の今井リサCV遠藤ゆりか
ここで一区切、次回から第2章です!
お楽しみにしてくれる人いるかな…?
評価、感想お願いします!
それではしゃーしたー
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2.変化
なにが変わった
学園祭の次の週
学園祭が終わり。やっと日常が戻ってきた。しかし1つ変わったことがある。
金曜日
沙織「それじゃおつかれ」
モカ「あれ〜今日も終わるの早くない〜?」
沙織「うん、木金は終わる時間早くした」
モカ「どうして〜?」
沙織「攻守交代したから」
モカ「?」
顔を傾けるモカを見て少し沙織笑い
沙織「それじゃ」
モカ「おつかれ〜」
沙織はあるところに向かった。
いつもroseliaが練習場にしてる。ライブハウスに着いた。沙織は出入り口の椅子に座った。
まりな「君、昨日も来てたよね?またお迎え?」
受付の人が話しかけてきた。
沙織「はい、寂しがるので」
まりな「いいね〜青春だね」
そんな会話をしていると
リサ「あ、今日も来たんだ」
リサたちががスタジオから出てきた
沙織「どう?嬉しい?」
沙織がふざけて聞くと
リサ「そ、そんなにだし…!」
頬を膨らませて答える
友希那「あれ、今日も来たのよかったわねリサ」
リサ「嬉しくないもん!」
沙織「じゃあ今日は1人で帰るよ」
そういうと出入り口の方に体を向ける。そうすると
リサ「あ、ねえ!ちょっとまってよ!みんな今日は帰るね、しゃ…じゃあね☆」
roseliaのメンバーに手を振りながら、沙織に着いていくリサ
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
帰り道
沙織「今日は家来る?」
リサ「ど、どうしようかな〜…」
(ここで行きたいって即答したら、沙織の思い通りになるし、わたしだってまだ怒ってるから…)
リサ「少しだけ行く…」
沙織「わかった」
沙織「ただいま」
リサ「ただい…、おじゃまします…」
(う、癖で)
沙織「どっちでもいいぞ」
リサ「うるさい」
思わず間違えてしまったのを沙織にからかわれ、不機嫌になるリサ
沙織「今から夜ごはん作るから待ってて」
リサ「いや、わたしがいつも通り作るよ」
沙織「いや、今までリサがしてくれたことをしてさ、今度は俺がする」
リサ「そこまでしなくてもいいよ〜」
沙織「けど」
リサ「じゃあさ、わたしが主菜、沙織は副菜作ってよ、これで見事に解決☆」
沙織「もしかして、俺の料理スキル疑われてるか、たしかにリサほどじゃないし…」
リサ「ちがうよ〜流石に食費も払って貰ってるからさ、それにわたしの料理嫌い?」
少しイジワルそうに言うリサに沙織は
沙織「好きだよ、料理もリサも」
真顔で真っ直ぐ目を見て答えた
リサ「や、やめてよ!恥ずかしい…!」
沙織「フフ、じゃあ作っていこうか」
リサ「も、もう勝手にしてよ…!」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
リサが肉じゃが、沙織は味噌汁と余っていた野菜で適当にサラダを作った。
リサ「味噌汁おいしいよ☆」
沙織「味噌汁褒められてもそこまで嬉しくないよ」
リサ「そうかな〜?わたしは何褒められても嬉しいけど?」
沙織「リサの胸大きくていいね」
リサ「箸で目触っていい?」
沙織「いいわけ無いだろ…」
リサ「ちょっと触れるだけだよ〜」
沙織「目に入ったら何されても痛いよ」
リサ「はあ…まったく」
沙織の胸いじりもだいぶ慣れてきたリサ
沙織「けどさ、味噌汁って味噌とかして終わりじゃん、リサみたいに主菜作ってるならわかるけどさ」
リサ「けど沙織が作ってることに変わりわないよ?わたしはちゃんと言いたいからね☆」
沙織「作ってるからってそういう問題?」
リサ「うん、そういう問題」
少ししたら会話が途切れた。けど2人はこの久しぶりの時間を安らかな時間を堪能していた。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
夜ごはんを食べ終わり。リサにあることを聞いた。
沙織「ご飯終わったし帰るの、少しだけって言ってたし さ、どうするのかなって?」
リサ「あ…」
(癖で普通に泊まっていくつもりだった…)
沙織「この家にパジャマとか置いてあったよね」
リサ「そ、そうだね…」
(わたしはまだ怒ってるんだから!ここは一旦帰るべき!?けど帰りたくない!だって久しぶりだもん…!)
リサ「泊まる…から…」
沙織「わかった、お風呂沸かしてくる」
リサ「うん」
(なんか負けた気がする…)
一方沙織は
(やったね、久々だな、喜ぶの我慢するのきつかった
、あと俺のこと嫌ってなくてよかった)
沙織は嬉しかった。それと同時に嫌われてなく安堵した。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
2人とも風呂を済ませて、明日の話をしてた。
沙織「明日土曜だからどっかいきますか?」
リサ「…!」
とてもリサは驚いた。基本的に遊びに行く話を切り出すのはリサだが、今は立場がやや逆転?した。当然沙織は自分から切り出さなければならないと思った。誘う緊張のせいで少し気持ち悪いが敬語になってしまった。
リサ「ならさ、冬服買いに行くの手伝ってよ」
沙織「わかった」
リサ「2時間だろうか3時間だろうか付き合ってもらうから…!」
沙織「ちゃんと待つよ」
沙織は少し微笑みながらリサに言う。
リサ「なら…いいけど」
(無駄にいい顔でそんな表情されたら、もう…)
2人の関係はほんの少しだけ変わったが根本的なところはなにも変わってなかった。
この小説の今井リサCV遠藤ゆりか
さてこれからはどうなるのか?決して変わったのは二人だけじゃない
評価、感想モチベーションになります。していただいた方々ありがとうございます。
それではしゃーしたー
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タイミング
月曜日、学園祭明け、初めての登校だ。
ユキ「おはよ」
沙織「おはよう」
軽く挨拶をしてユキは早速聞いていた
ユキ「後夜祭のあと解決できたか?灯が泣いてるのは見たけど…」
沙織「うん、灯のあとはリサと話したよ、詳しく話すと長くなるが…」
ユキ「長くてもいいから話して」
沙織「なにから話そうかな…」
なにがあったか、ゆっくり思い出しながら、沙織は話しだした。付き合えなかったことやリサがものすごく怒っていたこと、そして今度は自分がリサに尽くす事も話した。それを聞いたユキの反応は
ユキ「めんどくせえなお前たち」
沙織「これでいいんだよ」
ユキと話していると教室の扉が空き
灯「おはよ〜」
いつも通りの感じで登校してきた灯
ユキ「お、おはよう」
沙織「おはよう」
灯「そのリアクションだとユキ話聞いたのね〜」
ユキ「いや、まあ」
しどろもどろになっているユキ
灯「別にいいよ〜、それに諦めてないし」
ユキ「俺は基本無関係だからご自由に」
沙織「相談ぐらいはのってよ…」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
リサSide
(今日は友希那休みでお弁当2つ作ったけど…沙織と最近わたしのこと考えてくれてるし、元々考えてくれてたけど最近は特に、ほら少しはご褒美上げないと)
自分で理由をつけている、リサだがただ2人で食べたいだけだ。授業が終わりすぐに沙織のクラスに行く
灯「ほらみんなで学食いこ〜」
カイ「お〜」
5人がリサに近づく。すぐにリサに気づき
沙織「お、リサどうした?」
リサの手を見て全員察した。その瞬間
灯「ごめんなさい!私たち今から学食行くんで!」
そう言うと灯は男たち全員の手を引いて走ってリサから逃げた。
リサ「ム…」
リサは取り残されて、そのまま屋上に来た。本当は2人で来るつもりだったが、1人でお弁当を食べるになった。
「もう、知らない、太っても沙織のせいだし…結局わたしのことなんてどうでもいいんだ…」
1人で、ブツブツ文句を言いながら弁当を食べ始めようとしたら
沙織「いた、まだお弁当ある?」
リサ「沙織」
嬉しくなる気持ちをグッと抑えて沙織に接する。
リサ「学食いったんじゃないの?」
沙織「あの後、すぐにみんなで灯から逃げ出すチャンスをくれた。灯を取り押さえてね…」
リサ「そうなんだ…じゃあ食べる?」
沙織「うん、そのつもりで来たよ」
リサからお弁当を受取少しテンションが上がる沙織
沙織「これ朝作ったの?唐揚げとか大変じゃん」
リサ「そうだよ、早起きしたんだから」
沙織「ありがど、うれしいよ」
リサ「どういたしまして…」
2人は黙々と食べていて沙織があることを疑問に思った
沙織「ねぇ」
リサ「ん?」
沙織「どうして急にお弁当作ろうとしたの?」
リサ「さ、最近わたしのためにいろいろ考えてくれてるし…たまにはご褒美あげないと…ほら、味の感想は?」
沙織「おいしいよ、安心のリサクオリティ、頑張って良かったよ、どう?さらに好きになった?」
リサ「ちょ、調子にのらない!わたしまだ怒ってるだから!」
リサは怒りながらもどこか楽しそうだった。けどリサには1つだけ気になることが
リサ「沙織、まだわたしのこと好き…?」
沙織「好きだよ」
リサ「それなら、よかった」
少し安心して、微笑むリサ
リサ「ちなみに、ほかの女の子と出かけてもわたしそんなに怒らないから」
沙織「どうした?急に」
リサ「わたしと別に彼女じゃないから、沙織を縛るつもりないよ、付き合い始めたらダメだけど」
沙織「わかった、けどそんな用事ないぞ」
リサ「一応ね」
沙織「けど、付き合い始めたらって言ったからちゃんと俺のことまだ好きなんだね、よかった」
沙織の発言を聞いてリサは
リサ「…バカ」
沙織「抱きしめてあげましょうか?」
リサ「まだダメだから…」
沙織「まだね〜わかったよ、フフ」
リサ「もう食べ終わったでしょ!ほらわたし戻るから!」
沙織「教室まで送るよ」
リサ「いいよ、わざわざ」
沙織「ほら行くぞ、どう手繋ぐ?」
リサ「繋ぐわけないじゃん…」
そう言いつつも沙織の方に少しだけ手を近づける
沙織「じゃ後ろの方で人に見えないように小指だけ繋がしてもらう」
リサ「好きにして…」
沙織「実際やるとこれはこれで恥ずかしいな、やめるか」
リサ「え、やめなくていいよ…今日だけ特別だからね」
沙織「素直じゃないな」
リサ「やっぱ離して」
沙織「冗談だよ」
リサ「もう…」
明らかに拗ねるリサを見て笑う沙織そしてその光景を遠くから見てしまった。灯は
灯「なんとかしなきゃ」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
灯「沙織」
沙織「どうした?」
灯「今度いとこの誕生日でさ丁度同い年で男子だから沙織のプレゼントの意見欲しくてさ」
沙織「なるほど、それで候補は?」
灯「それでなんだけどさ」
沙織「ん?」
灯「一緒に選びに行かない?」
沙織(早速かよ…)
偶然か必然かあまりのタイミングの良さに驚く沙織
この小説の今井リサCV遠藤ゆりか
やばいネタがすぐに思いつかない、なにかいい案があったら感想に書いてもらえると、とても助かります!
評価、感想もお願いします
それではしゃーしたー
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曖昧な関係
土曜日、今日は灯と一緒にショッピングモールに来た。
灯「ごめんね、プレゼント選びに付き合ってもらって」
沙織「いや、大丈夫だよ、きっと」
灯「きっと?」
沙織「気にすんな、ハハ・・・」
灯「そう?なら早速いこう」
沙織「おう」
(大丈夫だよな。まだ付き合ってるわけじゃないし、灯が困ってるなら尚更・・)
回想
沙織「ありがとうございました」
金曜日いつも通りバイトをしている。
沙織(リサの迎え行くつもりだったが店長に18時まで頼まれたし・・・今週はリサの泊りは無しかな・・・)
喧嘩中ではないが、今の自分の立場では迎えに行かなくては、家に来てもらえないんじゃないかと思っていた沙織、しかし沙織にとって予想外のことが起きた
リサ「やっほー☆」
沙織「あれ?来てくれたの?」
リサ「うん、今日は迎えに来なかったから」
沙織「今日は迎え間に合わないから1人でご飯食べようかと思ってた」
リサ「なんでわたしにLINEしてくれないのよ?」
少し怒りながら言うリサ
沙織「まあ、リサはまだ怒ってるらしいから、気を使ってね」
リサ「別に怒っているけど、そんな泊まり行きたくないほどじゃないよ・・・」
沙織「怒っているのに泊りには来てくれる、矛盾に感じるのは俺だけか?」
リサ「細かいこと気にしなくていいから、バイトそろそろ終わるでしょ?」
沙織「うん」
リサ「それじゃあいつも通り買い物行こう☆」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
沙織「ただいま」
リサ「ただいま~」
沙織「今日は俺が作るから夕食」
リサ「なら今日は沙織主菜ね、わたしは適当になにかつくる」
2人で夕食を作り始めた。
沙織「カレーでいいですか?簡単だし」
リサ「別にいいけど。沙織カレーばっか作ったりしてない?」
沙織がすぐにめんどくさがる癖をしっているリサは栄養が気になった。
沙織「い、いやちゃんと作ってるよ。昨日はシチュー作ったし・・・」
リサ「その前は?」
リサはジト目で沙織を見て聞く
沙織「一昨日はめっちゃ頑張ってハヤシライス作った!」
リサ「たしかにハヤシライスは玉ねぎ炒めるの大変だけどさ・・・シチューとかあんまり作り方も材料も変わんないじゃん・・・まったくさ~」
沙織「だって楽じゃん、美味しいし」
リサ「そんな食事してたら栄養偏っちゃうよ」
沙織「俺はそんなことよりリサが、いつ付き合ってくれるか知りたいんだけど」
リサ「すぐ話変えて逃げないでよ」
沙織「だって気になるからさ」
リサ「ちゃんと今の調子でわたしのこと見てくれるなら」
沙織「今の調子ってことは・・・割といい感じ?」
リサ「さあね~」
沙織をからかうように笑うリサ
夕食を作り終え、今は食べながら話していた。あることを
沙織「そうえば明日約束したんだ」
リサ「だれと?」
沙織「いや、別に変なことじゃないんだけど・・・灯と」
リサ「ふーん」
明らかに不機嫌になり始めたリサ
沙織「あの親戚の誕生日プレゼント選ぶのに付き合ってと・・・」
リサ「別にいいよ、わたしたち付き合ってないし!!」
付き合ってないのが自分が素直に慣れないのが理由とわかってはいるリサだが余りにもどがしくて思わず怒ってしまう
沙織「その割には随分怒ってらっしゃいますが」
リサ「怒ってないし、ただ沙織は口だけだなって思っただけだし!」
さらにヒートアップする
沙織「困ってたからさ」
リサ「すぐそうやって助けたりすると大変なことになったりするんだから」
沙織「そうですね・・・」
リサ「わたしが好きだとか言っておいてほかの女に行くんだから、この時点でわたし好感度かなり下がったから」
沙織「まじかよ」
リサ「とりあえず明日灯ちゃんとデートならわたしご飯食べ終わったら帰るから!」
沙織「いや、鍵スペア渡すから明日自由に出入りすれば・・」
リサ「そういう問題じゃない・・・!」
沙織「まあデート行ってほしくないなら断るけど」
リサ「別に束縛した覚えないし、付き合ってないし行けばいいじゃん・・・」
自分で言ってて悲しくなってきたリサ
沙織「あ、泣きそうになるなよリサ・・・」
リサ「沙織のせいだし」
沙織「わかった断るから待ってて」
リサ「けど困ってるならどうせまた助けるだろうし、束縛したくないから行ってよ」
沙織「でも」
リサ「いいから。今日も夜遅いし泊まるからこれでいいでしょ?」
若干ムキになりながら言うリサ
沙織「は、はい・・」
もうどうしていいかわからず大人しく言うことを聞く沙織だった
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
結局あの夜はリサが泊まった。朝沙織が家を出るタイミングでリサも用事があるらしく一緒に家を出た。
灯「なにがいいかな~沙織はなにがいいと思う?」
沙織「お金大人しく渡しておくのがいいと思う」
灯「生々しいから却下」
沙織「じゃあ見て回って探そう」
灯「そうだね」
2人は傍から見ればただのカップルにしか見えない。その後ろに
リサ「ん~昨日は確かにああいう言い方したけど・・・」
2人の仲のいい姿を見てリサは
リサ「やっぱり凄く見ててつらいし、なんかイライラする・・・」
嫉妬むき出しでリサは2人の尾行を開始した
この小説のCV遠藤ゆりか
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それではしゃーしたー
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特別じゃない
灯「んー男の子ってなにがほしいの?」
沙織「男ってバカだし何上げても喜ぶんだよ。基本的には」
2人はショッピングモールで灯の親戚の誕生日プレゼント選びをしていた。
灯「でも親戚だし何上げても喜ぶわけじゃ・・・」
沙織「なら、あれがいいか」
灯「お、なにかいいもの?」
沙織「プリペイドカード」
灯「お金と変わんないじゃん!」
沙織「俺ほしい物そんなに無いんだよな」
灯「じゃあさ、好きな人からもらって、うれしい物はなに?」
沙織「コンドームだな。そしてそのあと・・・」
灯「・・・」
沙織「おい、どうしたそのk・・・」
灯から渾身のグーパンを顔に喰らった沙織
灯「ほんと言う相手考えてよ!」
呆れながらも怒る灯
沙織「すいません・・・」
灯「まったくさ・・・それでほかになんか無いの?」
沙織「俺がほしい物か・・・時間?」
灯「無理に決まってんじゃん」
また呆れる灯
沙織「そうえば、最近イヤホン壊れたから新しいの欲しい」
やっと沙織がまともなことを言うと灯は
灯「いいね、たしかに私もほしい」
沙織「男なら普通にあって困らないし、Bluetoothイヤホン最近安くなったしプレゼントには丁度いいかも」
灯「ならどこで売ってるかな?」
沙織「ならビックカ〇ラに行こうか」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
ちょっと前
リサ「あの子の目的はなんだろう・・・」
2人がデートすることを聞いて大人しくしてる余裕がリサには無かった。沙織には別の用事とウソをついた。
「あ、あの子楽しそうにしてる。」
灯が嬉しそうにしてるのを見て嫉妬をするリサ
「沙織はわたしのことがすきなんだけど!」
とても大きい独り言を言ってしまい周りに避けられてしまい
「す、すいません・・・」
冷たい空気がリサの周りに流れるが気を取り直して2人を見ていた
そうすると次は沙織が灯に殴られたそれを見て
「多分今のは沙織がなにか余計なことを言ったんだな」
それなりに沙織の相手をしてきたリサにはすぐわかった。
沙織「ならビックカ〇ラいこうか」
灯「うん」
移動する2人を追うリサ。店に入り商品棚の物陰から見ていた。リサは不機嫌オーラ全開で当然周りはリサを見て「なにこの人・・・?」みたいな目線で見てくるがリサにとってはどうでもよかった。
灯「どれがいいかな?これとか2万もする」
沙織「いいやつはそれなりにするよな。ちなみに予算はどれぐらい?」
灯「出せて1万ぐらいかな」
沙織「親戚に渡すにしては結構な額だな。仲いいんだな」
灯「そ、そうだね~」
歯切れの悪い返しをする灯だが、沙織は気づかなかった
沙織「ならこれいいじゃない」
沙織が手に取ったのはフルワイヤレスイヤホン、ケースで充電をするタイプの物だ
灯「見た目をいい感じ、これにしよう」
買い物が思ったよりも早く終わり
灯「次さどこ行く?」
沙織「別に帰っても」
灯「嫌だ、折角来たんだし遊びたい」
沙織と遊びたい灯を見てリサは
リサ(凄い粘っているなー、やっぱりまだ好きなんだね、けど…)
灯「ん〜そうだな、とりあえず昼ごはん食べに行こうよ」
沙織「そうだな」
2人は今度は安くイタリア料理が食べれるカタカナ5文字のレストランに来た。リサは少し離れた席に座った
リサ「ん〜」
2人のカップルのような感じでメニューを見てるだけで嫉妬するリサ
店員「すいませんお客様、ご注文を…」
リサ「あ!すいません…じゃあミラノ風ドリアを…」
店員「かしこまりました、少々お待ち下さい」
店員が去り再び二人の様子を見るとリサは「自分はなんて虚しいことをしてるんだろ」と思わずため息をついた
灯「さおり〜」
甘ったるい声で沙織を呼ぶ灯
沙織「ん?」
灯「沙織の一口ちょうだい、そしてあ〜ん」
リサ(沙織がわたし以外にするわけ無い!あれだけ普段嫌がるんだから)
そう思っていたが
沙織「一回だけな」
リサ(え、嘘でしょ…!)
沙織が灯に食べさせてるのを見て嫉妬を通り越して無になったリサ。
しばらくすると食べ終わり会計をする。そうすると普段通りに沙織が全額払おうとする
灯「悪いって払うよちゃんと」
沙織「いいよ、別に」
灯「じゃあ今回は甘えるよ、ありがとう」
沙織「はいよ」
リサ(わたしだけじゃ無いんだね…)
落ち込むリサ、そこからはよく覚えて無かった。沙織のやってることは普通に優しいことだったが、リサにはとてつもないダメージだった。自分だけに優しいわけじゃないのは、わかってたつもりだがそれでも落ち込んでしまった。その後ゲームセンターで遊ぶのを少し見た後すぐに沙織の家に帰った。
沙織が帰ってきたのはリサが帰宅してから一時間程度だった
沙織「ただいま、リサいる?」
部屋が暗く沙織は誰もいないのかと思った瞬間、リサが無言で抱きついてきた
沙織「お、急にどうした、危ないだろ…って」
沙織がリサの顔を見たそうすると
リサ「っ…」
リサは泣いていた
この小説の今井リサCV遠藤ゆりか
昨日は一日空いてしまった、待っていた方すいません(いるのか待っていた人は)
さて沙織はどうするのかお楽しみに
それではしゃーしたー
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答え合わせ
沙織が家に帰って来ると家中が暗かった
(カーテンまで閉まってる、それにリサの気配がしない)
そう思い部屋のほうに行くと真っ暗の空間の中リサが抱き着いてきた。急なことに驚く戸惑う沙織
沙織「お、急にどうした、危ないだろ…って」
リサ「っ・・・」
リサが泣いていた。
沙織「あ・・」
リサの顔を見て沙織は後悔した。「ちゃんと考えればこんな顔させなかった」とそう思った瞬間
沙織の口になにか熱い物が入ってきた。それが舌だと理解するのに数秒かかった。
沙織「っ!」
流されるまま立った状態で舌をお互い絡ませて20秒ほど経ち呼吸が苦しくなり1度舌を離す
沙織「ちょっとまっ・・」
リサは沙織の言葉など聞かず再びキスをする。今度はリサが腰を落としそのままお互い床に座る。そうすると、一度キスをやめ沙織に馬乗りになりその状態で。上半身の服を脱ぎ捨て次はズボンのベルトを取ろうとした。
沙織「どうした!?落ち着いて・・!」
リサのベルトを外そうとするが沙織が手首を掴み止めたが、リサがそれを振り払おうと全身を動かし、沙織から手が離れた。再びベルトに手をかけて外そうとする。
リサ「つ・・・とm・・い・・・」
リサが何を言ってるか聞こえず
沙織「え?」
聞き返すとベルトを外す手が止まった。カーテンの隙間から夕陽の光が差し込んでリサの顔が見える。
沙織「・・・」
目は腫れ、髪も普段よりも乱れて、涙が溢れていた
リサ「繋ぎ・・とめ・・ないと・・・」
沙織「・・・」
まるでリサは子供がおもちゃを取られないように抗っているみたいだった。
沙織「リサ・・・」
沙織が名前を呼ぶとまたベルトを外そうとした。沙織も止めようとしたが間に合わず下着姿になっていた
リサ「ちゃんとするから・・・さおりがしたいこともちゃんと・・・」
力無い声で言うリサ。そうすると
沙織「今日あったこと聞いてよ」
普段2人が会話してる声のトーンで沙織が話し始めた
沙織「灯にまた告白されてさ」
リサ「・・・」
沙織「けど断った。今度はちゃんと「好きな人がいるから、一生灯の気持ちには答えられない」て言ったら泣きだしてどっか行っちゃった。」
リサ「!」
沙織「なんかイヤホンだけ渡されて、多分もとから俺にあげるつもりだったのかな?学校で返さないと、けど少し強めに言ったからもう話してくれないかも…」
沙織は苦笑いをする
リサ「ちゃんと言ったんだ・・」
沙織「うん、俺がハッキリさせなかったから灯に変な期待を持たせて結局泣かせて、リサにもこんな顔させて、今日はね、灯をちゃんと断ろうと思ってなんとしてでも行きたかったんだよ。ごめん一人にして」
リサ「そうだよ…沙織はひどいよ…」
沙織「そうだね、ごめんリサ」
リサ「それで…どうするの…沙織は…」
沙織「待つよ、リサが好きになってくれる時まで、ずっと」
リサ「なら、わたしも言いたいことある…」
今度はリサがなにかを伝えようとするが
沙織「うん」
リサは沙織になにもかもを見透かされてる気がした。
リサ「多分もう…バレてるけど」
少しためてから話し始めた
リサ「好きな人がいるの、最初会ったときは心の距離がすごく遠くて」
沙織の手を握り、話し続ける
リサ「けど話していくうちに悪い子じゃ無いって思って、しかも1人暮らしって聞いてね、なんかわたしの悪い癖なんだけどなんか無性に心配なって…今考えれば危ないよねわたし、知らないこの家行くなんていくらなんでも不用心だなわたし…」
出会ったの頃を思い出し恥ずかしそうに話す
リサ「好きでも無いはずなのに料理なんて作りに行って、気づいたら毎週恒例になって、その人さ意外と優しい所あるんだから、わたしのためにGWの時間すべて使ってくれて…ずっと楽しかった、時々ほかの女の子見てわたしが嫉妬しちゃうこともいっぱいあったな…」
リサ「夏休みも時間がある時はキャンプも夏祭りも行ったんだよ、けどその後から学校が忙しくて中々会えなくて、そしたら今度はほかの女の子が来てその女の子と一緒に居るのを見て、わたしよりも長い時間過ごしてて。いっぱいショックなことがあったけどその人が告白してくれてさ」
リサ「でもなんかその時はわたしのことをちゃんと見てくれなかったから断ったんだよ。それでまた最初と立場逆転したはずなのに、わたしの方がその人のこと結局好きで、でもその人は別の女の子と遊びに行くんだよ。でもねちゃんとわたしの所に帰ってきて、ほんの数時間寂しかったけど、最後は私を選んでくれた。いや、最初からわたしのこと好きでいてくれた気がする」
リサ「ねぇ沙織…」
沙織「うん」
リサ「大好き」
沙織「うん、ありがとう」
リサ「付き合ってくれませんか?」
沙織「喜んで」
リサ「さおり…」
2人は抱きしめあった。今までずっとこうしたがった分を取り戻すように、少し時間が経ちあることに気づく
沙織「リサ流石に服着る?」
リサ「そうだね、ちょっと待ってて」
沙織「それとも今からもっと恋人らしいことする?」
沙織がニヤニヤしながら聞く、普段ならここでリサが殴ってきて終わりだが今は違う
リサ「いいよ…」
恥ずかしながらも沙織に上目遣いをした
沙織「わかった、ならやろうか…」
リサ「うん…」
この小説の今井リサCV遠藤ゆりか
ここまでやっと来ました。ここから先はそこまで考えて無いから2日に1回の投稿になってしまうかもしれません。ほんとにネタが無いので、恋人になった2人でなにか感想の方にお題をくれると本編に使わせてもらい助かります。
感想の方にありました。沙織の性格はこの作品で一番やりたかった。リサの嫉妬や葛藤をやるのに適していたのが理由です。感想を見て自分のイメージ通りに皆様も沙織を見てくれてとても嬉しかったです。
次からは恋人編ということでどのくらい続くかわかりませんが今後ともお付き合いください。
評価、感想よろしくおねがいします
それではしゃーしたー
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後処理
沙織とリサは行為に及んだ。お互い初めての経験。手さぐりで行っていた
一通り終わり。一度眠りについた。そして3時間ぐらい寝ただろうか沙織が先に起きてあることに気づく
沙織(あれ?夕方からヤったから・・・今何時だ・・?)
時計を見ると20時だった。
沙織(明日月曜日普通に学校あるし・・・この時間でまだご飯食べてないし、1回起きてご飯一緒に食べるの恥ずかしい気がするけど)
沙織は1人で考えていたが、
沙織「リサ起きてもう20時だよ」
リサ「ん~まだ・・・」
沙織「ほら寝ないで起きて」
リサ「え~・・・え?」
薄目で時計を見るリサ、そして
リサ「やば・・・時間が・・・お母さんに連絡しなきゃ・・・」
急いで起きて親に連絡をするリサ。そして沙織は
沙織(夜ごはん。リサどうするのかな?)
リサ「今連絡して今日は泊まっていい・・?」
恥ずかしそうに聞くリサ
沙織「いいよ」
リサ「ありがとう」
そういうとまた親と連絡するリサ。連絡が終わると
沙織「じゃあどうする?買い物に行く?」
リサ「あー・・・わたしちょっと体が・・・重くて・・」
沙織「たしかに俺も重い・・・出前頼むか」
リサ「うん、そうしよう」
お互いはずかしそうにしながらも思わず笑みが零れてしまった。
リサ「ごちそうさまでした」
沙織「ごちそうさまでした」
夕食が終わり、お風呂を沸かそうとする沙織
沙織「お風呂沸かすから先入りなリサ」
リサ「ありがと・・・」
また恥ずかしそうにする。食事中も言葉数が少なかった。
お風呂が沸きリサが入る
入浴中
リサ(凄く恥ずかしい。。全然喋れなかったし、けど気持ちが繋がった気がする。でも~・・・目見て話すの無理だよ・・・そうえば沙織は大丈夫かな、全然余裕なくてちゃんと沙織のしたいこと出来たかな・・?)
一方沙織も
沙織(この後また一緒に寝るの気まずいな・・・クソ恥ずかしい、それと痛くなかったかな?まさか嫌われたりしてないよな・・・?)
お互い色々思うことはあった。
2人とも入浴を済ました。リサの分の布団を敷いてすぐ眠ろうとしたが、お互い夕方に寝てしまったためすぐには寝れない。そうするとリサが
リサ「ねえ、沙織…」
沙織「ん…どうした?」
リサ「あ、あの今日はわたし初めてだったんだけど…」
沙織「う、うん知ってるよ反応みれば…それにおれも初めてのだった、そうえば最中は気が回らなかったけど痛くなかった?終わって考えてみたら心配になって…」
リサ「な、なんか痛いっていうより異物感があったかな…沙織のせいで痛かったとか無いから…!」
沙織「それならよかった…」
少し安心する沙織
リサ「それより、わたしも大丈夫だった…?」
沙織「なにが?」
リサ「ちゃんと気持ちよくできた?わたし全然わからなくて…」
沙織「うん、すごくよかったよ…」
リサ「よ、よかった〜…」
沙織「気になったのはリサが避妊具を持っていたことが…」
リサ「沙織こそタンスから出してたじゃん、それが切れたからわたしのを…」
沙織「もしものためにさ…一応、それよりリサはどうして持ってたの?」
自分のことは棚に上げリサに話を聞く
リサ「わたしも、念の為…沙織となにがあってもいいように、それにエチケットだからね…!」
少しムキになりながら言うリサ
沙織「そんなに俺のこと好きだったの?」
からかうように聞く沙織
リサ「そうだけど、沙織こそわたしのこと」
沙織「うん、いつもそういうことを出来たらいいなと思ってたよ」
リサ「ハッキリ言わないでよ…恥ずかしい…」
掛け布団を被り隠れるリサ
沙織「あ〜…眠れない…」
リサ「わたしも、全然」
沙織「じゃあ今からコンビニ行く?」
リサ「どうした?急に、お腹すいたの?」
沙織「なんか食べたいってのもあるけど、彼女と夜中のコンビニ行きたいっていう夢が…」
リサ「わたしもコンビニ夜中彼氏と行きたいって思ってた☆」
夜中の道を2人で歩く、リサが沙織の腕に抱きつく
沙織「何買おうか」
リサ「ん〜ポテチとか、あーカップラーメンもいいな」
沙織「俺も食べるから全部買おう、あとカルピス飲みたい」
リサ「うん、沙織はほかにないの?」
沙織「ゴンドーム買っとく?」
リサ「…どっちでもいいよ」
沙織「まあ、今日すぐ使わなくても…」
リサ「そ、そうだね…」
沙織はそっとカゴに入れた
家に帰ってきた
2人で買ってきたものを食べていた
リサ「この謎の罪悪感がたまらない☆」
楽しそうに食べるリサに沙織も
沙織「明日絶対胃もたれするけど、リサの言う罪悪感はよくわかる」
リサ「こういうのが一番楽しかったりするよね〜」
沙織「彼女と夜中コンビニの夢が叶ってよかったよ」
リサ「わたしも彼氏と夜中コンビニ行く夢叶ってよかった」
リサが言ったあと、。お互い思わず目を合わせて笑ってしまった。
時間も大分遅くなり眠くなってきた
沙織「ほら、もう寝ようか」
リサ「そうだね、もう眠たい…」
沙織「おやすみ」
リサ「おやすみ」
沙織「明日学校だから寝坊しないようにね」
リサ「沙織もね」
次の日は2人とも一時間程寝坊した。
2人はダッシュで学校に時間ギリギリについた。
そして2人一緒に登校してるのを知り合いに見られて、後処理が大変だった。
この小説の今井リサCV遠藤ゆりか
次回は学校の話を書く予定です。(面白くできるかな…)
評価、感想よろしくおねがいします。
それではしゃーしたー
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バイト先の先輩(終)
ずっと悩んでいて。付き合ったあとも書くか、完結させるか。
結論付き合ったので完結です!
とりあえず読んでください!
どうぞ!
リサと沙織は学校に着き
リサ「じゃあ後でね☆」
沙織「うん」
一旦別れお互いの教室に向かった。沙織が教室に入ると
いつもの3人が居た。そうしていきなり
ユキ「おめでとう」
ほんのり笑うユキに
沙織「なんでわかった・・・」
ユキ「いや、登校してくる所見たらなんとなくわかるよ」
カイ「あんなに仲よさそうだったら流石にねー」
ヒナ「とりあえず別れろ」
沙織「ヒナ、開口一番それかよ・・・」
いつも通りに会話していると沙織はあることに気づく
沙織「灯がまだ来てないのか」
ユキ「うん、その様子だと昨日なにかあったな」
沙織「ああ、お前らだから全部話す」
一通りのことを話した。デートが途中で灯が帰ってしまった、一連の出来事を。
沙織「なんとか…元の関係に戻したい…」
落ち込む沙織に3人は
ユキ「自分に都合良すぎだ」
ヒナ「諦めろ」
カイ「流石に無理だよ」
沙織「だよな…」
ユキ「自分からフッたのに仲良くしようとか鬼かよ」
沙織「すいません…」
四人で話していると灯が教室に入ってきた
灯「…」
沙織「…」
ユキ「流石にそうだよな…」
ヒナ「…」
カイ「なんか怖…」
チャイムが鳴り席につくが沙織と灯が席隣で気まずそうにしているユキ、だがしかし
担任「学園祭も終わったし席替えするか」
タイミング良く席替えが起こり無事灯と沙織は席を離れられた。
ユキ「助かった…けど、気まずいのは相変わらずか」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
昼休み
沙織「灯、後で話がある」
灯「なに?私また傷つくの?」
棘のある言い方をする灯に
沙織「いや…」
灯「まあいいや、いつどこに行けばいいの?」
沙織「30分後屋上の階段で」
灯「わかった」
少し離れてた所で聞いていたユキは
ユキ「沙織正気か?」
沙織「うん、ちゃんとスッキリさせる」
ユキ「期待はしないほうがいいぞ」
沙織「もう仲直りなんてしないよ」
ユキ「じゃあなにをするの?」
沙織「イヤホン返さないと少し話したいし」
30分後 屋上前
灯「なんかよう?」
沙織「ああ、イヤホン返す」
灯「別にいいのに」
沙織「流石にできない」
灯「そうだね、フッた相手の物なんか使いにくいもんね」
沙織「そうだな」
灯「…」
沙織は正直に言った。もう女々しいことは言わないように強気で
灯「沙織のことだからまた仲良くしようとか友達でいようとか言うかと思った」
沙織「最初は考えたけど、都合が良すぎだと言われたし気づいたよ」
灯「そうか、もう行っていい?」
沙織「うん、ありがと」
灯「…」
灯は後ろに体の向きを変え教室に戻った。沙織は微かに明かりの目から涙が出てるのに気づいたが、声をかけるのをやめた。
下校
ユキ「二人で帰ろうぜ」
沙織「おう」
ユキ「無事返せた?」
沙織「うん、すげえ話しかけづらかった。当然だけど」
ユキ「人間との関係なんて簡単に修復できないだろ」
沙織「けどここまで拒絶されるとな」
ユキ「お前が選んだのは先輩だろ?なに後悔してんの?」
沙織「そんなわけないだろ!」
めずらしく大声で否定する
ユキ「さっきも言ったが都合良すぎだ。すべて欲しいなんて、ちゃんと自分にあるものを考えろ」
沙織「…!」
今日一日ショックで周りが見えてなかった沙織
沙織「ありがとう、ユキ」
ユキ「今日バイトだろ、先輩に癒やされてこい」
ユキと解散してバイト先のコンビニに向かった
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
バイトの制服に着替えレジに立つと
リサ「沙織おつかれ〜☆」
沙織「お疲れリサ」
沙織はリサの笑みを見てすべて悩みがアホらしくなり少し自分を嘲笑うと
リサ「なんかあったでしょう?」
沙織「うん、いろいろね」
リサ「灯ちやん関係だね」
沙織「ほんとお見通しだね。けど安心してイヤホンも返したし、もう話さないよ」
リサ「なんか複数だけど、とりあえず後で何があったか聞くから」
沙織「はい…」
(目が怖いよ…)
リサは満面の笑みで沙織を見た。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
リサ「ただいま〜」
沙織「ほんとにこの家に馴染んだな」
リサ「ふふ〜ん☆」
少し自慢げにするリサ
バイトから帰ってきていつものルートで帰ってきた。
リサ「夜ごはん食べたら話聞くね」
沙織「うん」
夕食を食べ終わり。話を聞くリサ
リサ「沙織は優しいからね、しかも拒絶されるのは初めての経験だしね、彼女としてはヤキモキするけど、ショックは受けるよね」
沙織「ほんと良くできた彼女だよ」
一通り話してちゃんと沙織の気持ちを汲むリサ
沙織「でもユキのおかげでなんかスッキリしたし」
リサ「うん」
沙織「それに」
リサ「?」
沙織「リサの顔見たらすべてこれで良かったと思ったよ」
優しく微笑む沙織にリサは思わず抱きつく
リサ「ありがとう、沙織選んでくれて」
沙織「俺こそありがとう、そしてごめんね待たせすぎた」
リサ「そうだよ、ほんとに長かったよ〜」
沙織の背中を叩くリサ
沙織「これからはもっといろんなをしようよ」
リサ「うん、クリスマスデートとかしたいな〜☆」
沙織「初詣とか旅行とかもしたいね」
リサ「いいね旅行!どこいこうか?」
沙織「どこがいいかな、沖縄とか行きたいな」
リサ「いいね〜沖縄、それか思い切って海外とか!」
沙織「バイト頑張るか」
リサ「これ以上増やしたら一緒にいる時間減っちゃうでしょ!」
少し不機嫌そうな顔をして、すぐに笑顔に戻る、リサに沙織は真っ直ぐリサを見て
沙織「リサ好きだよ」
リサ「わたしも大好きだよ沙織☆」
そう言うと今度はリサが
リサ「ずっとそばにいてくれる?」
沙織「当然、死ぬまで一緒だよ」
リサ「沙織!大好き☆」
この小説の今井リサCV遠藤ゆりか
今回で完結てす!
読んでくれた皆様ありがとうございます!
なんと期間が空いてる間にお気に入り200を突破しててびっくりしました!
あと完結と言っても後日談とか付き合った二人のクリスマスデートとか投稿頻度は前ほどではありませんが出します。お楽しみに!
それでは読んでくれた皆さま大変ありがとうございました!
それではしゃーしたー
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