スパロボOG×グラハム (のうち復旧用アカウント)
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1話

 スパロボOG×グラハム・エーカーは前のアカウントで最初の滑り出しこそ良かったものの、他のOGを取り扱った作品の流用を多くしてしまった為にグダってしまった作品なので新しいアカウントになったということで、アカウント内で復活させた作品の中でアンケートを実施させていただき、その中でとても希望が多かった中から第一弾としてこのアカウントで再投稿しました。


「わ、私はいったい、ん?この声は、中村悠一?」と私?、俺?、どうやらここはどこかの医療施設のようだ。

自分の寝ているベットから降りてベットの隣にある鏡をみると顔の右側におおきな傷をおった金髪の男がいた。

 

  「この顔は!?グラハム・エーカー、常態からみるにこれは劇場版の時のようだ。ならばここはOOの西暦世界なのか?」

 

 なにか他にここはどこなのか、そういった世界の手掛かりがないか、部屋を見回すとカレンダーを見つけた。

年号には新西暦と書かれていた。

 

  「新西暦?、スパロボか、とスパロボでこの年号ということはαかOGのどちらかだ。さてどちらなのか。う・・・・、これは頭の中にこの世界の記憶か、これは特殊戦技教導隊!?、この記憶やこの部隊名」

 

 どうやらここはスパロボOG世界のようだ。まさか教導隊に所属しているとはいや、原作のグラハムも確かに教導隊並みの腕があるといっても過言でもない程に強力なパイロットだしなとベットに再び潜り、そう考えていると扉をたたく音が聞こえた。

 

  「どうぞ・・・・」と病室に入ってきたのは二人の男性だった。

 

 「カイ少佐にエルザムか、どうした。」

 

  「グラハム、調子はどうだ」

 

  「なかなか、上々といったところです。カイ少佐」

 

  「まさか、あそこまでの無茶な加速でその程度で済むとは」

  そう、さっきの頭痛で分かったことなのだが、どうやらこの私こと、グラハム・エーカーはゲシュペンストの

対空を何とかできないかとの意見からゲシュペンストに大型バーニアを大量に装備したゲシュペンストで輸送機から落とされバーニアのブースターを全開にしたところ、あまりに強いGが掛かり、私は気絶、機体制御不能に陥り

コクピットがショートし、爆発し、その後、海面に激突、私は右半身に一生残る火傷を負ったのだった。

 

 

  「しかし、あんなことがあった以上、ゲシュペンストに現行の技術だけでは空を飛ばすことは無理だと上層部の馬鹿どもも痛感したでしょう。」

 

  「まさかあんな馬鹿気た装備が試験に出されるなど思わなかったな。」

 

 「私も不覚をとったものだ。戦闘機でなれた空と侮った私の慢心が招いた事故だ。エルザムが気にすることはない。」

 

  「しかし、怪我はほとんど問題ないとは言えどもな。」

 

  「ほかのメンツは?」

 

  「カーウァイ隊長が今、上層部に抗議に向かった。ゼンガー達は海面のゲシュペンストの回収にいっている。」

 

  「そうか、すまなかったな。」

 

  「気にするな。ほとんどが完成しかかってるときに横やりを入れてきたやつらの責任でもある。」

 

そんな会話をして、今日は面会時間の終了の時間が来てしまい、二人は帰っていった。

 

  そしてそれからいろいろなことがあった。私が入院中、ゲシュペンストの航宙試験中にカーウァイ隊長とゲシュペンストタイプSとともに行方不明となるなどの事件が起こるなどが代表的である。

 そして私がグラハムとしてこの世界に来てから一か月、私は退院できたのであった。

 退院後、しばらくして教導隊は解散となり、カイ少佐と同じく極東支部伊豆基地へと配属になった。

 

 気づけば3年近くこの世界にて生活していた。そして新西暦185年、月、テクネチウム基地にてヒュッケバイン008Rの起動実験失敗により、基地が消滅したらしい

 

 そして新西暦186年、一月中旬

 

  「グラハム、ちょっといいか?」

 

  「何でしょう?」

 

 「実はな、マオ社で新型のPTの開発がすすんでいてな、それが可変機らしくてな。」

 

   「ほお~、可変機」

 なんと、可変機、ということはビルトラプターか、ということはキョウスケ・ナンブと関係を持つことが出来るかもしれないな。

 

 「ああ、それが三月か六月にロールアウトするらしい、それでお前にテストパイロット話が来ているんだが

  どうだ、やるか、戦闘機時代のエースのマニューバのモーションパターンのデータが欲しいらしい。」

 

   「それで、パイロット候補は私一人なので?」

 

 「いや、キョウスケ・ナンブ曹長が一応はメインパイロットに挙げられているが」

 

  「わかりました。それではその話お受けすると」

 

 「わかった。レイカー指令には俺のほうから言っておこう。」

 

   「申し訳ありません。」

こうして私は、新兵たちにPTや戦闘機などの教導が主な仕事である。たまに確認される。コードネームバグスの撃退にカイ少佐とゲシュペンストで出撃し、それを撃退するぐらいしかストレスの解消がなかったのだが、久々にやりがいのある仕事につけたと大分はしゃいだものだ。

 

 そして半年後の新西暦186年7月、ビルトラプタータイプRのロールアウトが完了し、伊豆基地へと搬入された。

私はその知らせを聞くとすぐさま格納庫へとむかっていた。

 

 格納庫につくとこの伊豆基地の整備主任、ロバート・H・オオミヤを見つけたのですぐさま声をかける。

 

 「ロブ、今、見ているのはビルトラプターの仕様書かな?」

 

  「グラハム少佐!、はい、確かに今確認していたのはラプターの」

 

 「そうか、ついにきたか!、会いたかったぞ、ラプター」

 

 「そこまで楽しみにしていたとは、こちらも整備のし甲斐があるってもんです。」

 

 「それで、こいつはしっかり飛べるのか?」

 

 「そりゃ一応、飛べますけど」

 

  「しかし、私が担当するのはあくまで飛行系での飛行テストにデータとりだ。それ以降はキョウスケ・ナンブ曹長が行う。まあ、キョウスケ曹長に引き継いだあとも少しは関わるかもしれんが。」

 

 「とりあえず、ラプターのと組み立てと点検に丸一日かかりますから、実地試験は二日後になると思います。」

 

 「わかった。それでは二日後を楽しみにするとしよう。」

と私は格納庫を離れるのだった。

 

 格納庫から戻り、左官室のデスクで書類をまとめているとドアをノックする音がする。

 

 「どうぞ」

 

 「失礼します。キョウスケ・ナンブ曹長です。失礼します。」

 

 「きたか、ナンブ曹長」

 

 「それで今日はどんなようで」

 

 「先ほど、ラプターが基地に搬入された。くみ上げや点検の関係から稼働できるのは二日後だそうだ。

 

 「了解しました。」

 

  「そのため、二日後は万全の状態で臨むべく、明日は半休とする。」

 

  「よろしいのですか?」

 

 「もちろん、テストパイロットの資本は体だ。体調管理を怠り、十全な体調で臨まねばテストの予定は大幅に遅れて、それだけ期待の完成から遠ざかっていく。テストパイロットとは将来、これに乗るものの未来を作ってやることだと私は思っている。」

 

 「・・・・言おうとしていることはわかりました。では遠慮なく使わせていただきます。」

 

 「しっかりと英気を養うといい。さて、私からの用事は終わりだ。持ち場に戻ってくれ。」

 

   「失礼しました。」

 

 キョウスケは部屋を出ていった。

さて、ビルトラプターが来たと言うことは、もうしばらくすればキョウスケはラングレーに飛ばされる。守ってやりたい所だが、上からの人事だどうしようもないやもしれん。

  私に出来るのは先に落ちて、少しでもキョウスケの怪我が無くなるようにせねばなるまい。

 

 翌日、私とキョウスケはロブに機体の詳細についての説明会を受けていた。

 

   「ロブ、もう一度今言ったことを言ってもらえるかな。」

 

 「は、はい、現段階で空中でのラプターのチェンジは不可能です。」

 

 「つまりは一々、格納庫で変形させて運用するしかないというのか。」

 

  「現段階ではそうなります。」

 

  「つまり現段階では飛ばしてみるまで何が起こるかはわからないということか。」

 

   「・・・・・・。」

 

   「ナンブ曹長、君からはなにか、質問はあるかな?」

 

 「いえ、特には」

 

   「そうか、では今日は此処までとしよう。」

 

 「わかりました。それでは今日失礼します。」

キョウスケは会議室から退室させる。

 「キョウスケはこの後、何かあるんですか?」

 

  「今日の所は半休を取らせた。明日に向けてしっかりと休めとな。」

 

   「それじゃあ、少佐も今日は半休をとられるので?」

 

 「いや、私は早上がりだ。今日中に纏めておかなければいけない書類があるのでな。お前も少しは休んだほうがいいのではないか?」

 

  「いいえ、今日は遠慮しておきます。少佐と同じで今日中に調整を済ませて置かなければいけない機体がいるもんで」

 

 「そうか、精々体には気を付けることだ。」

 グラハムはそういうと会議室をでた。

 

 そして執務室に戻り、書類を捌いて、今日の終業時刻になったため、帰る支度をする。

ふむ、このまま帰ったのではロブ達もあまりにも忍びないな。

 私は基地の購買に作業員達に差し入れで、おにぎりやパンなどを大量に買い込み、格納庫に向かう。

そして、ラプターの格納庫に入り、整備員に声をかけ、差し入れを渡して私は帰路につくのだった。

    「さて、かえるとするか。」

 

 翌日、私は格納庫パイロットスーツに着替え、格納庫にやってきた。

 

 キョウスケに挨拶をかわし、様々な説明を受けて等々テスト飛行が始まった。

コクピットの中で計器を見て異常がないかを確認し、コンソールを操作する。

 

 『少佐、ビルトラプター、発信どうぞ。』

 

 「了解した。グラハム・エーカー、ビルドラプター出るぞ!」

と私は滑走路を走らせ、ビルドラプターを発進させる。

 

そして機体を空に飛ばし、空を駆ける。

 

 上空を飛んでいるとロブから通信が入る。

 

 『少佐、調子はどうですか?』

 

 「ああ、中々にいい機体だ。じゃじゃ馬な度合いでいえば私の経験の中ではまだまだだ。」

と私はレバーを引いて宙返り、そして戦闘機乗りの超高等技術QM69を決める。

あれだ、マクロス7でバサラがやったやつだ。

 

 「私の操縦にここまで追いつくか、追従性も悪くない。」

さてここで私は考えてしまった。この私が可変機に乗ったのなら、あれをしなくてはなるまい。

 

 そこには私なら、グラハム・エーカーならばできるという絶対的な自信があった。

 

    「いくぞ!」と私は機体の速度を上げるべく、アクセルを限界まで踏み込んだ。

 

  『少佐、そんなにスピードを上げてどうしたんだ。』

 

   「いや、最高スピードを出してみる。」

 

 『待ってください少佐、まだただ飛べるだけのセッティングでしかやっていないんだ。それを無理やり最高時速なんか出してみろ。空中分解を起こすかもしれないんだぞ』

 

 「そうか、それは恐ろしいことだな。」と更に加速する。

そして私は機体を急降下させて、機体をグラハムの体が覚えているあの技の適切な速度にまで調節する。

 

 そして、私は機体の変形レバーを引く。

 

 そして機体が完全にPT形態に変形する。

 

 「名付けて、グラハムスペシャル!」

 そして、しばらくラプターをPT形態を維持したのち急上昇、再び飛行形態にチェンジする。

 

 『なんてこった少佐、あんたの操縦技術は認めるが帰ったらラプターはフルメンテだな。あんまり無茶はせんでくれよ。少佐、パイロットの腕や健康も大事だが、機体もあまり無理をさせすぎては機体も耐え切れずに修理ばかりでは完成も遅れるんだからな。』

 

 「まあ、しかし、現段階でのラプターの空中での緊急変形の貴重な成功例だ。」

 

 『改善点を見つけるのが目的の試験飛行なのに、成功させてどうするんだ。』

 

 「どうやら、私も久しぶりの試験機のテストでついつい楽しくなってしまってな。悪乗りが過ぎたようだ。今すぐ、帰還する。」

 

 『了解、気を付けてな。』

 

  「了解した。直ちに帰還する。」

私は機首を基地の方向へとむけるのだった。

 なんだかんだで調子に乗りすぎていた私が決断を迫られることになるとは思わなかった。

 

 あのラプターの初飛行から3か月、私とキョウスケはラプターのテストを続けていた。

 

  ビルトラプターは本来なら、キョウスケしか乗らなかった所を教導隊の私が乗って飛ばしていたことにより、飛行のテストの際は特に問題はなかった。だが、地上からのラプターのチェンジは未だに問題を残していた。そして同様に低空でのラプターへのチェンジは私以外出来ていないのである。

  ある日、私は極東支部司令、レイカー・ランドルフ司令に呼び出されていた。

   「はあ、護衛任務ですか?」

 

 「ああ、少し、出張でな、3日程、東京の方に出ねばならんのだ。日本の各支部の司令達が集まる会議でな。君に護衛を頼みたいのだ。」

 

   「了解しました。それでなのですが、失礼とは思いますが、レイカー司令にお願いがあります。」

 

 「ほお、まあ内容にもよるが一応、話は聞こう。」

 

「はい、レイカー司令の護衛として、私がいない3日の間に

ビルトラプターのオーバーホールが行われる予定なのですが、私やレイカー司令のいない間、馬鹿な指示を出してラプターをオーバーホール前に飛ばそうとする輩がいるやもしれません。私としてはいない方が望ましいのですが、もし、万が一のことを考え、この3日の間はラプターには手出し無用と司令からのお言葉をいただきたいのです。」

 

 「ほお、まあ確かにラプターは大事な預かりものではあるし

余計な口を出されて、壊しても面倒だ。わかったそのことについては一筆したためようじゃないか。」 

 

 「ありがとうございます。」

ほっ、よかった。明日から3日間はラプターのオーバーホールがある筈だからな。流石にハンス・ヴィーバーもそんな馬鹿なことはすまいな。

 念の為、ロブに忠告しておくか。

 

 今日の帰り、私は格納庫により、作業中のロブに声をかける。

 

  「ロブ・・・・・」

 

 

 「少佐、どうしたんです?、明日からラプターはオーバーホールだから、テストはないって言っておいた筈ですが?」

 

 「いや、明日から3日間はちょうど、レイカー司令の会議に護衛としてお供することになっているから、問題はない。だが、私やレイカー司令がいない間、馬鹿な真似をすらやからが出てくるからもしれん、その時はしっかりととめてくれる様頼む。」

 

  「・・・・、まあ、そんな馬鹿なことをする人はいるのか、わかりませんが、とりあえずは了解しました。」

 

「頼む。レイカー司令からも一筆したためていただいた。」

とグラハムは書類を渡す。

 

 「馬鹿なことを言ってくる奴がいたら、これを見せて突っぱねろいいな。」

 

「わかりました。」

 

 そしてそれから3日、どうやら、ロブはこの3日の間にラプターを守りきったようだ。あれ、これではキョウスケがラングレーに行く必要がないのではないか?

 

 だがしかし、ことはそう上手く運ぶことはなかった。

 私がその2週間後、伊豆にもう一機のビルトラプターが運び込まれた。司令からの預かり物を輸送機で別の基地へと運ぶ為、仙台基地に向かう予定だった私はその知らせを聞き、一旦、格納庫に寄ったのだった。

 

 「何!、ビルトラプターのタイプLも伊豆に運ばれたと言うのは本当か?」

 

 「ええ、どうやら、うちの上の熱心な要望でグラハム少佐がいるなら、もう一機も預けて貰いたいと言う要望があって先方も少佐の戦闘機やPTの操縦技術などを信頼してお渡しすると言うことで今日、運ばれて来たんです。」

 

 「誰が、そんなこと!、そもそもそれならそれで、私に話が通っていると思うのだが?」

 

 

 「え、話が通って無いんですか?、おかしいな、ハンス中佐がその旨を少佐に伝えるように手配しておくと聞いていたんですがね。」

 

 「そんな話は聞いていない。それに何故今更、月からここにまで運び込む必要があるんだ。」

 

 ?「いや、どうやらラプターが届いたようだな。オオミヤ博士」

と後ろから声が掛けられる。

 

  「ハンス中佐!」

 

 「やあ、少佐。ご苦労、どうだね。君の功績のおかげでマオ社はもう一機のラプターを持って来させることに成功したのだ。」

 

  「そうですか、ですが、そのお話を伺ったのはラプターが運びこまれた。今日だったのですが、それは一体どう言う訳で」

 

  「おお、おかしいな、確かに私は少佐に伝えるように部下に頼んだのだがな。」と一掃、清々しいまでの顔で知らんぷりをされる。

 

 「そうですか、それでこのラプターにはキョウスケ曹長を搭乗させるおつもりで?」

 

  「無論、そのつもりだ。ここからが彼の出番と言えるだろう。君が主体となって仕上げた機体だ。それをサブとはいえ、一緒のテストをしたキョウスケ曹長がテストを行うことにより、更に仕上げと言えよう。ラプターの君によって研ぎ澄まされた力を一般兵用にキョウスケ曹長の協力のもと、デチューンしていくと言う訳だ。」

 

 「なるほど、確かにそれは大事な事です。いい機体というのは研ぎ澄まされたデータを誰でもできる扱える代物にまで昇華させるのは大事なことだタイプRはいささか、私に合わせすぎて一般のものが使うにはピーキー過ぎる仕様ですからね。」

 

 

 「まあ、そういう訳だ。おっともうこんな時間だ。司令から預かったその書類と荷物しっかりと仙台基地へ運んで置いてくれたまえよ。」とハンスはグラハムの肩に手を置く。

 

 「了解しました。グラハム・エーカー、輸送任務に行って参ります。」とそれにしても、わざわざハンスがラプターが運び込まれたくらいで格納庫に顔を出すだろうか、気がかりでならないな。

今日はレイカー司令も私用でこの基地にはおられないし、まさか!

 

グラハムがこのことに気付いた時にはすでに遅し、輸送機は離陸してしまっていた。

 

 「まさか、いやまだそうと決まった訳ではない。輸送任務を早急に終わらせて、伊豆に戻るとしよう。」

グラハムは輸送機のスピードを上げて、予定より少し早めに仙台基地に到着し、荷物と書類を渡し、渡し、受領手続きを終えて、すぐさま輸送機に飛び乗り、伊豆へと引き返すのだった。

 

 私の乗った輸送機が伊豆の上空に差し掛かると、窓から黒煙が見えた。

 

 「っ!、まさか!?」

グラハムは通信機を取り出して、管制塔に通信を入れる。

 

 「管制塔、聞こえるか!、こちらグラハム・エーカー少佐だ。何故、私が4、5時間、留守にしただけでラプターが漂流している

あのような無理な状態で飛ばしたアホは何処のどいつだ。!」

 

 『ふふふ、やあ少佐、すまないね。マオ社からの要望で早めの段階に結果を出して欲しいとのことでね。すまないが君のいない間に模擬戦を始めたんだよ。』

 

 「あのラプターの損傷具合、もしや、ハンス中佐、模擬戦をするのに実弾を使ったな。」

 

『ああ、どうやらなにかの手違いて模擬弾頭と間違えて実弾が装填されていたようだ。だが困ったな。せっかくの試作機を駄目にしてしまってはいくら、優秀なパイロットが負傷してしまったとしても、機体を大破させた責任は搭乗者にあるな。』

 

 「なんだと、貴様!、そこで待っていろ!」

とグラハムは輸送機を着陸させて、会場設備とボートと救命道具をひったくり、私はキョウスケの救出へと向かう。

そして私がボートを走らせ、ラプターの残骸のある場所に向かうとキョウスケが浮かんだラプターのパーツの上に立っていた。

 

 「キョウスケ曹長!」

 

 「グラハム少佐!、仙台基地に行っておられたのでは」

キョウスケは船に乗りながら、私に質問する。

 「帰って来てみれば、ラプターがこの様だ。搭乗者の無事を確認するために、来てみた訳だ。」と

 

  「申し訳ありません。ラプターを・・・・」

 

  「仕方ない事だ。すでに過ぎたことを言っても仕方あるまい。」とグラハムはボートを操縦しながらそういうと

 

 

 「・・・・、だが上は特にハンス・ヴィーバー中佐あたりはお前に罪をきせることはまず間違いないだろうな。」

 

 「それなりの処分は覚悟しております。」

 

 「だが、私は君の上官で、本プロジェクトに於いては直属の部下とも言える。心配するな。君が受ける処分は私も受けるそれが君の上司である私の責任だ。」

とそんなくさいセリフを吐いてみたものの、恥ずかしくて顔が真っ赤になりそうだ。

 

  だが案の定、私達を待っていたのは上官に対する不敬を働いた。不敬罪、それに試験機の大破の罪、それをさせた上官の指導不足などとよくもまあそうポンポンと出てくるものだ。

 そして私達はその日の内に伊豆基地から北米ラングレー基地への左遷を言い渡されたのだった。




今回はグラハムの初期ステータスを載せたいと思います。
 グラハム・エーカー
精神コマンド
加速 直感 闘志 直撃 魂

技能
底力 援護攻撃 援護防御 全体攻撃 指揮

LV1
SP/50 格闘/147 射撃/151 技量/135 防御/103 回避/126 命中/126
 スパロボUXでのステータスを参考
これがレベル1でのステータスとなります。今後、私が小説の文字数下2桁分、PPが加算されていくシステムを採用していきます。
 ちなみに私はスパロボでのパイロット育成は回避や技量あたりから上げていき、その後
機体特性や武器によってステータスにポイントを割り振っていくという考えで育成を行っていました。皆さんはどのようにパイロットポイントを振っていましたか?
 よろしければ皆様のおすすめや育成論をメッセージや感想などで教えてくれたらとてもうれしいです。

 オリ機体
 ビルドラプタータイプR グラハム仕様

伊豆基地に最初に運び込まれたビルドラプターでテストタイプといこうことと、グラハム自身のパーソナルカラーである濃い目の青である花色と赤と黒のトリコロールで白の部分がグラハムの青色で塗られ、黒の部分が赤く塗られた、赤い部分は黒で塗られている。
塗装もさることながら、機体のセッティングやOSもグラハムの好みに合わせてセッティングしてあり、Lよりも移動力が高く、グラハムがどの範囲でも比較的、戦える為、携行武器や内蔵武器が多い。

 固定武器 手首内臓型ロシュセイバー 腰部マウント式格闘兵装ビームサイ ハイパーマグナライフル 試作型スタンショック搭載ロッド

 フライトモード
 空対空ホーミングミサイル
空対地ホーミングミサイル
低空垂直爆弾
ハイパーマグナライフルアンダー・キャノン

 グラハムセリフ集
対エルザム
  グラハム「エルザム、よもやお前と相まみえることになろうとは、乙女座の私にはセンチメンタリズムな運命を感じずにはいられない。」


 対DC兵
 グラハム「DCのリオンが相手であるならば、このフラッグリオンが相手をしよう」

 対ゼンガー
 グラハム「いくら零式が相手だろうと、性能差など私の無理で追い越すまで!」

 対テンペスト
 
 グラハム「テンペスト少佐、復習心もまた愛の裏返し、閉ざされた貴方の心を私の道理がこじ開ける。」
  


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2話

 今回はビルドラプターのテスト前の話を書いていきます。グラハムとイルムとの関係、グラハムがグルンガストに乗ったらと言った感じで今回の作品書いてみました。


  私は現在、非常に暇だ。教導隊が解散となり、私はとても暇を持て余していた。伊豆にはビルドシュバインがあるものの、好みの機体ではない為、あまり乗る気にはならずもっぱら ゲシュペンストMK IIで模擬戦などを行なっているが中々に暇すぎる。

 

  やはり、グラハム・エーカーと言えば可変機だ。戦闘機形態に変形する可変機に乗りたいが今の段階で存在する可変機は特機のグルンガストしかない為、私が駄々をこねたがところでそう簡単に希望は叶うものではないと思い、半ば諦め気味であった。

 

  「さて、今日の鍛錬に素振りでもするか。」とグラハムは伊豆基地の道場に向かうことにした。

 

 道場への通路を歩いていると

 

 「あんたが、教導隊のグラハム少佐か?」

と私の進む先を遮るように難破そうな黒いパイロットスーツを来た男がいた。

 

  「・・・・・君は?」

 

 「ああ、失礼、イルムガルト・カザハラ中尉だ。あんたにちょっとした依頼があって来たんだが、いいかい少佐」

 

 「カザハラ博士のご子息か、まあいいだろう改めてグラハムエーカーだ。階級は少佐だが好きに呼ぶといい。」

 

 「OK、それじゃグラハム、お前さんに試して貰いたい機体があるんだ。」

 

 「私に試して欲しい機体?、私はほとんど、既存のPTには乗ったことがあるんだが、乗ったことがないのは特機やヒュッケバインくらいだろう。」

 

 「そうそう、あんたに乗って貰いてえのはその特機、 グルンガストだ。知ってるだろ。」

 

 「まあ、知っているが・・・、私をグルンガストにだが生憎このグラハムはあまり、特機に向いていない方だと自覚している。」

 

 「いやぁ、今、テスラ研から親父が来てるんだが、あんたがいることを知ってから、ウィングガストの飛行モーションにあんたのマニューバのデータが欲しいなんて言い出してよ。しかたなく基地を探してたわけさ。」

 

  そういことか、だが 、グルンガストは北米のラングレー基地や月のマオ社に保管されているんのではなかったかな。まさかシュミレーションだけでデータを取るとは言うまい。」

 

 「まあ、そうだが、それとな今、親父の輸送機に グルンガストの3号機が積まれてるのさ。」

 

 「何故そんなものがここにある。」

 

  「さてね。それじゃ、この部屋に親父がいる。」

とイルムは執務室に連れてこられると

 

 「親父、入るぞ。」

 

  「ああ、入りなさい。」

と扉を開けると確かに年を重ねてはいるものの、イルムと親子であることがわかるほどに似ていた。

 

  「グラハム・エーカー少佐であります。カザハラ博士、本日は私に グルンガストに乗れと言うことでしたが、いったいどう言うことでしょう?」

 

 「そんなにかしこまる必要はないさ、いやあ、戦闘機乗りのエースと言われ、教導隊でPTの腕を日夜磨いていたグラハム少佐の操縦パターンが知りたいのさ。それに グルンガストには飛行形態のウィングガストとという形態がある。それの飛行データに少佐のQM69のマニューバの操縦データを登録して置きたくてね。」

 

  「わ、解りました。1度乗ってみます。」

とその返事を待っていたと言わんばかりにグラハムはパイロットスーツを着せられてグルンガストのコクピットにいた。

 

 ふむ、どうやらコクピットはゲシュペンストのものと大差はないらしいな。

 

 とりあえずはウィングガストの状態で滑走路に移動する。そしてウィングガストを離陸させる。

 戦闘機としてのスペックは申し分ないな。

と私は操縦管を握り、ひとしきり、私のマニューバをウィングガストでこなしていく。そしてQM69を決めて、ウィングガストから急降下、スピードを緩めずガストランダーに変形し、目標を狙い撃ち、ガストランダーでドリフトを決めて、その回転力を利用し、 グルンガストに変形、ファイナルモードを起動して、必殺技を叩き込む。

 

 「やはり、私に特機は向かないな。」とグルンガストの計都羅豪剣を収納する。

 

 その後、 グルンガストから降りるとカザハラ博士からとても多くの称賛をいただいた。 グルンガストの変形パターンを活かした見事戦いを見せて貰ったとそして今のモーションをグルンガストに取り入れたいとの提案をされたが対して断る理由もないのでOKしたのだった。

 

 そして時間は伊豆基地から発信して間もなく、太平洋上空を航行するスペースノア級2番艦ハガネのシュミレーションルームでは

 

 「かぁー、また失敗かよ。グラハムの野郎、ほんと飛んでもねえパターンを生み出してくれたもんだぜ。」

とイルムは今は居ない、かつて自分の乗機を自分以上に乗りこなした挙句に特機は向かないと言い張った男の技を自分のものにするべく必死に

シュミレーションルームでトレーニングを重ねているのだった。

 

 




今回も最後まで読んでくださりありがとうございました。

 さて、今回は暇を持て余したグラハムさんがグルンガストに乗った結果、超難易度の変形コンビネーションパターンを生み出してしまったと言うお話でした。実際、グラハムの可変機の操縦技術や変形コンビネーションはとても高い域にあると思うのでデータが残っているもののカザハラ博士がまだ従前にグルンガストは動かせていないと言うことでそのコンビネーションパターンは封印されています。そもそも脳はコントロールで操縦が簡略化されている グルンガストをほぼほぼマニュアルで操作で操縦した挙句に生み出したコンビネーション、そう簡単に真似をすることは出来ないと考える。


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OG2 if テスラ研に来たのがブシドーだったら

OG2 if テスラ研に助けに来たのが食通ではなくブシドーだったら

 DCに行った場合のグラハムがOG2でテスラ研にエルザムのかわりに助けに来たらというシチュエーションをお楽しみください。


テスラ研に現れたインスペクターを名乗る、エアロゲイターとは違う異星人の機動兵器ガルガウを交わし、クスハやプロジェクトTDのメンバーは輸送機で脱出を試みようとしていた。 

 

 だがしかし、異星人の乗る機体が輸送機を襲うがそれを阻止するべく、異星人の機体に攻撃をしかけるものがいた

 

 ビガジ「何者だ!?」

 

 クスハ「あの機体に顔のバイザーもしかして!?」

そしてその機体は顔の部分にオレンジのバイザーがつけられ、主に上半身にガーリオンのパーツが使われまるで侍のような陣羽織型のアーマーや腰部に脇差を含めた二本の日本刀型のブレードが鞘に収まっている。

そして、頭部のアンテナは兜飾りのようなのものに変更されていた(スサノオの頭部アンテナのような形)

 ビガジ「あの機体はもしや!?」

 

 ?「フラッグバインMKⅡ・ブシドー、そして私はMr.ブシドーとでも名乗っておこうか」

 

 ビガジ「ブシドーだと、ふざけたことを見た目で誤魔化してもそうはいかんぞ」

 

 ブシドー「ふ、見た目だけかどうかは貴様自身に実感していただこう。」

とフラッグバインが腰の刀、獅子王刀・真打を抜く。

 

 ブシドー「グラビコンシステム・刃、発動!、奥義、獅子王・重破斬!」

と重力衝撃波を斬撃の形として打ち出される。

 

 

 そして異星人の機体にぶつかり爆発を起こす。

 

 ブシドー「さあ、今のうちに離陸したまえ!」

 

 とその言葉に輸送機が離陸する。

 

 ブシドー「ふ、行ったか、それでは新たなる異星からの御客人、私もここらへんでお暇させていただこう。ではさらば!」

 

 フラッグバインが、戦場から離脱する。

 

 あ、危なかった。あー、恥ずかしい、何がMr.ブシドーだ。グラハムだからこそ、身分を隠すならこれだろうなとノリノリで仮装した自分が馬鹿みたいだ。これはあれだろうな長年グラハムの口調をまねてなおかつ生活なんかしてたもんだからすっかりと性格も口調もこれが本当になってしまった。よくよく考えたらゼンガーがいるから

ブシドーってキャラ丸かぶりだな。だけどあの時、ゼンガーについて殿なんか努めなかったらこんな思いすることもなかったのかもしれないな、今年で31になる男がコスプレしてブシドーって、まあ、テスラ研ではダブルGの組み立てが行われているらしい、私の分もあればいいが、まあなくても今のフラッグバインで十分満足しているしことだし、MKⅢはリョウトくんやヴィレッタにLRが渡るはずだ。

あー、でも、この機体の寿命も第二次OGまでの運命か、さてどうしたものか、量産型のMKⅡをカスタマイズすればいいか。

 




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