トレーナー「あのーなんかおかしくない?」 (ザッツユウゴ)
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プロローグ
プロローグ


三人称一元練習で書いた、好評なら続く?


「後20分でトレセン学園につきます。」

 

「おおやっとか。よく地方からスカウトしたやつをタクシーで連れてきましたね。」

 

 よくあるタクシーの中40代の男と若い20代の男が話している。後方の座席に座っているのは、今から行くトレセン学園に新幹線で優雅に行こうと考えていたトレーナー(仮)である。

 

「未来の金の卵を育てるトレーナーを丁重にもてなせと先代から言われてますから」

 

 違うそうじゃないと思うのと、もしかして先代死んでる? 思いながらもトレーナーは話を聞く。

 

「言っておきますけど、先代隠居しているだけですから」

 

「あっですよねー」

 

 死んでたらそれはそれで困ると考えながらも、車は法定速度を守り進んで行く。

 

「後、10分くらいです」

 

 と運転手から聞くとトレーナーはワクワクし始めた。不安、夢、憧れと色んな感情が要り混ざり、まるで闇鍋みたいになっているがこの男は、容姿最高な女の子とイチャイチャできる!

と、まぁ一般的?な考えだ。

 

プップー

 

 外からクラクションみたいな音が聞こえたので、運転手とトレーナー(仮)は外を観ると

 

 規定速度を無視したトラックが突撃してきてた。

 

ドグバゥァン

 

 この世の音ではない音が、衝突によりこの世に生まれた。

 

ピーポピーポ

 

 と救急車等が来ているがタクシーの横腹に突撃した運転手もタクシー運転士もそしてトレーナーも誰も"この世"では助かっていない。

 

そうこの世では。

 

 

 

 

 

 

 

________________________

 

 

 

ンガァ

 

「ああ寝てた俺?」

 

「はい、寝てましたよ。流石に長旅ですから、それと可愛らしい寝顔でしたよ」

 

 と先ほどの運転手とは、別人に近い声が聞こえるのでトレーナー(仮)は運転席を覗いてみると。

 

「?? どうかされましたか。もしかして私に見とれちゃいました? この先も見たいなら連絡先交換してくれたらいいですよ」

 

 なんと! サルもびっくり運転手がいい感じの40代のかっこいい男性から、化粧の濃い女性になっていた!

 さりげなくビールを飲んでつまみを食べるようにナンパされたこの男、人生でナンパされたことなどない。

 

「えっあっ結構ですぅ」

 

「もう!」

 

 訳が分からずとりあえずで断ったが運転手は不機嫌になってしまった。

 

「…………………」

 

「・・・・・・」

 

 話をして、何故運転手の性別が変わっている理由などを聞くきっかけを作ろうと策を練っていると。

 

「そういえばさ、君どうしてトレセン学園に?」

 

「あっ、はい! 夢を見たいからですね」

 

 咄嗟に適当な理由を言い笑われることを覚悟した。

 

「いいじゃん、今時そんなかっこいい理由で入る男性は居ないよ」

 

 予想外の返答にトレーナーは魚みたいな阿保顔になっていた。

 

「よし! 到着だ」

 

 トレーナーが降りると。

 

「ついでにこれにサインしてくれ」

 

「あのこれは?」

 

 学園前の門に到着したら、色紙とペンを差し出された。

 

「未来の大物トレーナーのサインをもらっておきたいんだ」

 

「!! ありがとうございます!」

 

 ウキウキしながらサインっぽく色紙に書いて、運転手に返した。

 

「ありがとう、そんじゃ頑張ってくれよトレーナー君!」

 

「はい!ありがとうございました!!」

 

 お辞儀をしてタクシーはどこかに行ってしまった。

 

「・・・・色々聞くの忘れた」

 

 ・・・重要な情報を聞けなかったトレーナーは、落ち込みながらも学園に進んでいく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

________________________

 

 

 

 

 

「ハァハァハァハァやっと着いた。」

 

 

 タクシーを降りてから60分、方向音痴の彼は道に迷いやっと理事長室前に着いた。

 

「少し、休憩、しよう」

 

 壁に寄り掛かり呼吸を整える。

 

「来ませんねー」

 

 部屋から声が聞こえる。こいつは壁に耳を当て会話を盗聴し始めた。

 

「うむ。さすがに地方から迎えの車を出したのが悪かったのか......」

 

「それもありそうですけど、こちらの男女比が1:9ということを知って逃げてしまったかもしれません」

 

 と再びサルが驚く事実を知ったトレーナーは、さらに会話を聞くために集中する。

 

「彼の来る途中の道で、暴走したトラックがいたらしいからもしかしたら.....」

 

「やめてくださいよ理事長。言霊っていうことがあるんですから」

 

 入った方がいいと判断したトレーナーは、荷物を端っこに置き呼吸を整えていると。

 

「理事長室になにか用があるのかい?」

 

 とトレセン学園の制服を着て、豊満な体つき、前髪以外が栗毛色で前髪が黒く一本だけさきいかみたいな髪が生えているウマ娘が話しかけてきた。

 

「今日からここに来ることになったトレーナーです」

 

「君がか、よろしく頼む」

 

「はい、宜しくお願い致します」

 

 トレーナーは手を差し出した。

 

「いいのかい?」

 

「??うんいいけど?」

 

 何を聞かれたのかわからず、トレーナーはとりあえずで肯定した。

 

「フフ、君の手は暖かいな。やってみたいことがあるいいかな?」

 

「ん-いいですよー」

 

 ニコニコと手を握ってもらって嬉しいのか、口調が普段どおりになり始めた。

 

「んん、私が予想どおり君の手は気持ちいいな」

 

 許可を取ったとはいえ、いきなり異性の手を自分の頬に合ててくるとは、中央とは恐ろしいと感じるトレーナー。

 

「トレーナーさん? シンボリルドルフさん? いいですか?」

 

 と理事長部屋のドアを開け、緑の服の女性が話しかけてきた。

 

「すいません、たづなさん」

 

 この男を置いて話は進み、三人は理事長室に入っていった。

 

 

 

 

 

________________________

 

 

「うむ。君が○○トレーナーだな」

 

 本当に大丈夫かと思いながらも、敬意を感じられる姿勢で彼は話を聞く。

 

「はい。よろしくお願いします理事長」

 

「君はここのおおよそを理解しているだろうから、本題に入る!!」

 

 何を言い渡されるか、つばを飲み込み心の準備をすると。

 

「3ヶ月後のメイクデビューのレースで、担当のウマ娘を1人以上決めることと、色んなウマ娘と関わってほしい!!」

 

 バッと扇子を開き、【本題】と書かれていた。

 

「どうしてですか?」

 

「このトレセン学園には男性が極端に少ないというか、トレーナー自体に男性が少ない。そのため、ウマ娘達に男性との関わりを持って、社会に出ても大丈夫にしようという話になって、偶然白羽の矢が立ったわけだ。」

 

 なるほどと内心感心をしているが一つ違和感を感じた。

 

「なら担当ウマ娘は私がなろう」

 

 とルドルフが手を挙げる。

 

あら、理事長はメイクデビューのレースで決めろ、と言いました。あなたはここで三年目じゃないですか?

 

理事長は担当ウマ娘を1人以上と言いました。別にメイクデビューウマ娘のみとは言っておりません

 

 女の争いが始まった。トレーナーはなんで起きたかわからずにいるため、さりげなく部屋を出て行こうとしたが。

 

「おっと○○トレーナー、部屋をどこか言ってなかったな」

 

 喧嘩している二人にわざと聞こえるように理事長が言うと。

 

「トレーナー君。私が案内するよ」

 

 と尻尾が先程より、少し上がっているように見える。

 

「いえいえ、生徒会長さんは生徒会の仕事をしてくださいね」

 

「生徒会の仕事は私の右腕と左腕に頼んであります。そちらこそ仕事がありますよね?」

 

「いえ、仕事がありますけれども、理事長の認証がないといけないものばかりですので、ルドルフさんの心配には及びません」

 

 女の戦いが始まったが当のトレーナーは、対岸の火事程度にしか見ていない。

 

「私はお花摘に行ってくる」

 

 理事長は子供らしく走り部屋を出る前に、後ろポケット付近の尻を触っていった。

 

「???」

 

 不思議に思い後ろポケットを触ってみると、紙が出てきた。

 

『助け船としてこれを渡しておく、尻触ったことは許して。』

 

 部屋の場所を記した地図が出てきた。

 

最近たづなさん、男性トレーナーに声かけまくっているって話ですよね。ここは立ち位置を考えて声をかけまくるの止めた方がいいですよ

 

あら、前任はあなたの積極的アプローチのせいで辞めたらしいですね

 

 と争いは加速していき、ここにいては二人のイメージが落ちてしまうと考えたトレーナーは、部屋を出て地図に記された部屋に向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

「ここかぁ……………」

 

 と部屋にどうにかたどり着いたトレーナーが、部屋に入り目にしたものは。

 高級マンションかよと言いたくなる広さのアパートであった。

 

 部屋に入らないとなにも始まらないと思い部屋に入ると。

 

「あっ良かった」

 

 持ってきた荷物は段ボールに入ったままであった。

 

「部屋の地図作るか」

 

 お前は伊能忠敬と言いたくなるが、これもトレーナーの変わった趣味である。

 

 

 

 

 

 

 

「よし!次は荷解き」

 

 てきぱきとまるで熟練者の如く荷解きをする。

 

 

 

 

 しばらく家具やらなんやらを置いていくと。

 

「よし終わり風呂入って寝るか」

 

現在21:00。長旅でかなりの疲労が溜まっているため、トレーナーはかなり眠い。

 

「ふぁぁぁぁンァツカレタモォ」

 

 と風呂に入るため上を脱ぎタンクトップになると。

 

 

コンコン ダレカイルカー?

 

 と聞こえてきたので、あの二人が決着をつけにこちらにきたと、思い逃げ道を考えながらも玄関を開けると。

 

「おお、これ....お、お前な、なんて格好をしているんだ!!!

 

 ノックしてきた主はナリタブライアン。ただの薄着というだけで慌てていることに、疑問を持つ。

 

「おーサンキュー、ちょっと待ってな。」

 

 トレーナーは急いでクーラーボックスに入っていた缶ジュースを取り出し、ブライアンに渡した。

 

「お礼だ。これありがとな」

 

 手を振り玄関を閉める。

 

「なんなんだあの男。もしかして......」

 

 そんなことを言われたことなど知らずに、受けとったファイルの中身を見てみると。

 

「もう担当ウマ娘の書類かよ。気が早いな」

 

 困惑しながらも資料を見ていると。

 

「ルドルフ?だっけあいつの分もう書き終えている......」

 

 少し引いたが資料をファイルに戻し、机に投げて風呂へ向かった。

 

 

 

 

「あ゛あ゛あ゛風゛呂゛は゛気゛持゛ち゛え゛え゛な゛」

 

 ベットにダイブし寝そうになるが、とあることを思いつく。

 

「せや! ウマッターのアカウント作って、担当ウマ娘の宣伝に使おう!!」

 

 とぺっぺっぺとアカウントを作成したが、ここで問題発生した。

 

「アカウントの写真どうしよう・・・・」

 

 よくあるフリー素材にしようか悩んだが、胡散臭いとかで見られない可能性があった。

 

「あっ目を隠して、体を写せばいいのか!!」

 

 こいつの倫理感なら問題はないだろうが、世間の反応は......

 

「うっし完成!! 電源消してっとお休みなさい」

 

 と疲れていて気絶するように寝た、ウマッターのアカウントがどうなっているかも知らずに....。

 

 

 

 





資格ホシィ

書き終えてからなんかタイトル違う気がするから、ブライアンを追加してたり。


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第一話 方向音痴が集まっても意味がない

前回の3つの出来事

1つ:タクシーに乗っていたらトラックにひかれた。

2つ:学園の中で迷う。

3つ:三人称単元になっていた!


ドガガガガガ ドガガガガガガガ

 

と銃声が聞こえる中トレーナーは目覚める。

 

「うる、せぇ.....。」

 

バシン 

 

と目覚まし時計を叩き、体を起こし背伸びをすると。

 

「そういやウマッターでも更新するか。」

 

携帯の電源をつけ、ウマッターを見てみると。

 

 

通知

+20件

 

「すごいな、なんかコメントしてたっけ?」

 

プロフィールを見てみると。

 

フォロー0人

 

フォロワー564810人

 

 

「????」

 

トレンドを見てみると。

 

トレンド

 

1位:男性トレーナー

 

2位:ウマぴょいトレーナー

 

トレンドを独占している。

 

 

もう嫌になってやけくそで、試しに【おはようございます。】とつぶやくとすぐにいいねが付いた。

 

とりあえず準備だけでもしておこうと朝食の準備を始めた。

 

 

 

 

 

 

 

トーストの上に耳をベースにマヨネーズで囲み卵をオーブンで焼いたのと、コーンスープ、そしてサラダ。

 

ん~マヨネーズが脂っこいぜ~♪

 

ウマッターにあげておくか。

 

【俺の朝食(食いかけ)】

 

っと、てかおはようございますのやつめっちゃいいねとコメントきている。

 

着替えて全速前進だぁ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

理事長室

 

 

「と言うわけでとりあえずこちらに来てみました。」

 

「君は向こうでこういう時間はなかったのか?」

 

「向こうで副担任というか3教科の副の先生してましたから、暇な時間はなかったので。」

 

わりと充実してたよ、みんなから慕われていたし。

 

「提案!! やることがないのなら私の仕事を手伝ってくれ!!」

 

と理事長の指さしたところには紙の山があった。

 

「あれすか.....。」

 

「うむ。今日はたづなが午前中いなくてな、人手が必要なのだ!」

 

まぁ一通りの資格あるから問題ないか。

 

「いいですよ。どうせ練習時間まで暇ですし。」

 

「感謝!! トレーナー君・・・・いやパーパ?」

 

「パパ言わないでください。さっさと始めますよ。」

 

と一生懸命に取り組んで・・・・・・・。

 

「・・・終わりましたね。」

 

「うむ。まさか午前中に終わるとは・・・・・」

 

中身が計算と関数使えば余裕の物ばかりだった。

 

「優秀だな君は・・・・。」

 

「俺が優秀と言うよりかは、知識と経験がかなり役に立ったのが大きいです。」

 

まじで運よく覚えてるところばかりだったからな。

 

「これからも定期的に頼むぞ!!」

 

「わかりました!! それでは失礼します!」

 

と部屋を出た。

 

・・・・・・・・何しよ雰囲気で部屋を出たけど、ここ大きな建物は知っているけど、建物内は何一つとして知らないからなー・・・・・とりあえず散歩してよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヘァ!ここどこだよ。なんか変な匂いする部屋あるから突撃するか。

 

 

「おとなしくしろ! アケロイト警察だ!」

 

とドアを優しく開けるとそこには、

 

「………………た………………けて………………。」

 

ソファに横たわり、手を挙げて助けを求める栗毛のウマ娘がいた。

 

「おいおい! 大丈夫か?!」

 

「………………………………腹………………減った。」

 

「ちょっと待て!」

 

確かバックの中に・・・・・あった!

 

「おいこれ食え!!」

 

とバックに入っていた、俺たちの満足はこれからだ!!バーをウマ娘に突っ込んだ。

 

「...........。」

 

口開いてぼりぼり言ってる。

 

「・・・・・ありがとう少しはましになった。」

 

「ほれ水、これで空腹感でもごまかしておけ。」

 

ゴクゴクゴクゴクゴクゴク

 

と500mLの水はまるで排水溝に入っていく水のように、飲まれていった。

 

「・・・・・ありがとう、君すごいねそんな完璧な男装して。」

 

そっか基本ここ男性いても俺みたいにはきはきしたやつ居ないのかな?

 

「ああ、男性だが礼は言っておくよ、ところで君の名前は?」

 

「フフ、男かいそれならいまごろ学園はお祭り騒ぎだよ。あと私の名前はアグネスタキオンさ、改めて先ほどは助かったよ君は命の恩人だ。」

 

「タキオンか、できるだけ名前を覚えれるように努力するよ。ところで君は何日間食べてない?」

 

「・・・・・・・・。そんなこと 「そんなことではない答えなさい。」.........10日間。」

 

「・・・・・体重減らす為?」

 

「・・・・・・・研究に集中してました。」

 

あーあーよそ見すんなあと耳落ち着かせろめちゃ気になる。

 

「動けるか?」

 

「ああ動けるけどどうしてだい?」

 

「飯行くぞ飯。おかゆ作ってやる。」

 

おお、尻尾が上がった確かうれしいんだっけな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「なぁタキオン。」

 

「どうしたんだい?」

 

「ここどこ?」

 

「私も知らない。」

 

絶賛二人仲良く学園内遭難中。俺が壁によりかかるとそれを見たタキオンも一緒に近くに座った。

 

「そういやさタキオンは入学して何年目?」

 

「さぁね。覚えてないね私は前任のトレーナーたちに捨てられているからね。」

 

「俺がトレーナーになってやるか?」

 

「そんじゃ頼むよ、まずはここからの脱出からだね。」

 

と口約束の契約を達成して俺が手を挙げると、タキオンも手を挙げハイタッチをした。俺たちの脱出劇はこれからだ!!

 

「うるさいぞ!!まだ授業中だ静かにしろ!!」

 

鹿毛のウマ娘が怒ってきたので俺たちは。

 

「「助かったー。」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ゴクゴクゴクゴクゴクゴク

 

「っぷはー。」

 

と出されたお茶を飲み干した。

 

「悪い、おかわり。」

 

「少しはゆっくり飲むと言うことをしれ。」

 

まことに遺憾の意である。

 

「ところでどうして生徒会の前の廊下にいたんだい?」

 

とルドルフが聞いてきたので。

 

「タキオンに胃にやさしいもの食べさせようと、食堂を目指していたんだが、遭難してた。」

 

遭難してたわけを話すとタキオンが扉の方に向かっている。

 

「ターキーオーンー?」

 

ルドルフが怒っている、怒られるタキオンは怯えている。

 

「ご飯くらい自分でどうにかするって言っただろ!!」

 

「ぎ゛や゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛。」

 

おお、生徒の長がヘッドロックをするとか、すごいな。

 

「ああ、安心しろルドルフこいつの世話は俺がするから。」

 

「.......どういうことだい?」

 

ヘッドロックから解放させるために、言ったがなんか悪化してる。

 

「さっき口約束だけど、タキオン担当になることになったから。」

 

グルーヴが嫌がらせなのか熱熱な茶を入れて戻ってきた。

 

「ほれおいとくぞ。」

 

こいつ嫌がらせのレベルが高い、こんな暑い時期にこんなのを出しやがって。

 

「言われたとおりに委員会のやつから、資料取ってきたぞ。」

 

昨日慌てていたナリタブライアンがはいってきた。

 

彼女はこの状態を見てどう思うだろう、ヘッドロックをするルドルフ、ヘッドロックをくらうタキオン、熱々のお茶を出して俺をにらむグルーヴ、睨み返す俺。

 

こうなると一般的に何してるんだと言うのが普通だろうけど、ブライアンは。

 

「あ、あー! 昨日の全裸やろう!!」

 

と叫んだ。お前らこっちみるな。

 

「トレーナー君、露出の趣味があるのか?」

 

「んなもんねぇーよてか俺は家の中で、タンクトップにズボンだったんだぞ。」

 

「こちらからそれはぜ、全裸と変わりはしないからな!!」

 

ああもうブライアン慌てるな言ってることがわけわからんくなってる。どんどんグルーヴの視線が辛くなっている。

 

「タンクトップにズボンの男なんてそこらへんにいるだろう。」

 

「い、いないから興奮するだろう! 横から見える脇と胸がエロいのだから!!」

 

ああ落ち着け落ち着け、暴走列車じゃなくて暴走航空機だよもう。

グルーヴがどこかへ消えている。

 

パシャ

 

ブライアンに水がかかった。

 

「ブライアン落ち着け、もうそろそろでお昼だ落ち着いて食べるんだぞ。」

 

水をかけた正体はグルーヴだった。

 

「え、ああ.......資料は置いた失礼した!」

 

と部屋をブライアンは出ていく。

 

「そういやもうそろ昼か、すっかり忘れていたよ。タキオン行くぞ。」

 

「私を連れて行くにはおんぶしたまえ!」

 

「んじゃ一人で行くか。」

 

「えー!待ってくれよトレーナーくーんー。」

 

と生徒会室を後にした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あっ生徒会室に戻るぞ。」

 

「・・・・・・ああそうだね。」

 

とタキオンと生徒会室に戻った。

 

「ルドルフ一緒に昼食べに行かないか?」

 

「ホントかい!もちろん行くさ。」

 

よしこれで道に迷わなくて済む。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「えっと会長さん?」

 

「ち、違うんだ今回はただ道を間違えただけで・・・・。」

 

「トレーナー君お腹すいたぞ。」

 

「寄りかかるな、重い。」

 

また道に迷いました。

 

「すまない。いつもグルーヴとご飯を一緒にしてて、ルートは基本彼女任せだったんだ。」

 

どうしたものかなー・・・あっそうだ。

 

「タキオン、ルドルフ携帯ないか?」

 

「私は充電切れだ」

 

「わたしはあるぞ。」

 

ルドルフの携帯使えるのか、良し行ける。

 

「誰か適当な知り合いに連絡できないか?」

 

「やってみよう。」

 

とルドルフはウラインで電話を始めた。

 

「もしもし、ああ頼みがある、今から送る写真のところに来てくれないか? ああ道に迷ってしまってね、大丈夫だ学園内だから、頼んだよ。救援は来てくれそうだ。」

 

「よかった座って休むか。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

25分経過

 

「あっ居た居たルドルフちゃーん。」

 

とお前学生か?と言いたくなるようなウマ娘がこちらに来た。

 

「マルゼンスキー来てくれたのか、ありがとう。」

 

「おっ君が噂のトレーナーだね。すごいチョベリグーな完成度高い男装だね。」

 

・・・待って俺って男装すごいっていう感じで認識されている?!

 

「・・・・俺に関してどんな噂立ってます?」

 

「そうねー、まず地方から来てあのシンボリルドルフから逆スカウトされた。新トレーナー男説。新トレーナー男装説。私の覚えている範囲はこれくらいね。」

 

俺、野獣せんぱいかな?

 

グー

 

「トレーナー君おなかすいた、おなかすーいーたー。」

 

「あらあらタキオンがこんなに駄々こねるなんて、初めて見たわ。」

 

「マルゼンスキーさんもタキオンの世話をしてたんですか?」

 

なんかすごい年上な感じなんだよな、ため口はなんかキツイ。

 

「いいわよーみんなみたいにため口で、そうね私は生存確認程度だったわね。」

 

なるへそ、こいつ相当な問題持ちだったのかめんどうみれるかな?

 

「あんま俺の手に終えないほどの問題起こすんじゃないぞ。」

 

とタキオンの頭を撫でる。

 

「んっ……………まかせるといいトレーナー君、さぁ食堂に行こう!」

 

撫でて嬉しかったのかタキオンは俺の手を繋いだ。

 

「マルゼンスキーさ・・・・・マルゼンスキー道案内頼むわ。」

 

「バッチグーね! さあ三人とも着いてきてね~。」

 

とマルゼンスキーの来た道を俺らは歩き始めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

無事に食堂に行けますように。




タイトル詐欺にならないためにブライアンがネタ要因みたいになってる。
後二人ほどにたような奴を増やすかも。

話の区切るタイミングがわからねぇ。

マルゼンスキー書いてみたけどしっかりとキャラの口調が出来ているのかわからない。

高評価と感想よろしくです。
作者のモチベーションにかなり影響出てきます。


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第2話 純情な乙女と距離感覚が肉薄な栗毛とわりとやりたい放題なトレーナーと食堂

今回は三人称多元を意識して書いてます。


「ここが食堂よ、皆また遭難しないでよ。私いつでも学園にいる訳じゃないのだから」

 

とマルゼンスキーが言ってるが、トレーナーは息切れして四つん這いになりゼーハーゼーハーとウマ娘との体力差を思い知らされ、タキオンは息切れしてるトレーナーの頬をツンツンして悪戯している、我らのリーダーのルドルフはトレーナーの頬をツンツンしてるタキオンをみて、不安そうに見て納得していないようだ。

 

手をパン パン と鳴らし注目を集めた

 

「ほら行くわよ。」

 

とマルゼンはトレーナーを担ぎ、軽すぎないかと不安になりながらも食堂のドアを開けた。

 

ドアの先にはたくさんのウマ娘たちが楽しく談話をし、食事をしていた。

 

マルゼンスキー達が食券を買い並んでいる。

 

「あなたたちは何にしたの?」

 

「俺は普通盛りの醤油ラーメン。」

 

「私はお好み焼き定食。」

 

「私はミートソースパスタだ。」

 

マルゼンスキーの質問に、トレーナー、ルドルフ、タキオンの順で答えた。

 

「ふーんあなたはそんな量で大丈夫?」

 

「人間の胃を舐めるな」

 

トレーナーはそんなに食えるかと皮肉を言う。ルドルフはなぜか既視感を感じた。

 

そんな感じに談話をしているが周りは、なぜ新米のトレーナーがあの生徒会長と、マルゼンスキー、そして問題児のタキオンと一緒にいるのか、なぜ楽しく談話しているのか耳を傾け集中して聞いている。

 

 

「トレーナー君あそこに座るよ。」

 

とタキオンの尻尾で誘導される。

 

「はいはい、二人とも食べたい相手いるんだったら食べてきていいぞ?」

 

「あなたひどいわね乙女を一人にするなんて。」

 

「そうだぞ、トレーナー君ここで一人は辛い。」

 

マルゼンとルドルフはトレーナーの提案を叩き落とすように否定した。

 

「お、おおそうか。」

 

「トレーナー君はーやくしておくれ。」

 

と困惑しながらも二人の返しをうなずいた。

タキオン、トレーナー、ルドルフと座り、対面にマルゼンが座った

 

「ふーう疲れるな。」

 

「ここに来るまで色々あったからね。」

 

トレーナーの一人声にルドルフは苦笑いをして答えた。

 

「皆席に着いたし、そんじゃ。」

 

「「「「いただきます。」」」」

 

それぞれ頼んだ料理を口に運ぶ。

 

「!!うまいな!」

 

「そうだね。」

 

と久しぶりにまともなご飯を食べるタキオンは、口の周りが汚れている。

 

「ほらタキオン一旦食べるのをやめろ。」

 

「どうしてだい?んっ。」

 

トレーナーは近くにあったティッシュでタキオンの口を拭いた。

 

「・・・・これでいいだろう。」

 

タキオンの口についていたソースを拭きとった。

 

「.........トレーナー君私もついてしまったから拭き取ってくれないか?」

 

口に着いたソースを取るようにとルドルフはトレーナーを見る。

 

「ああ、はい、はい。」

 

新しいティッシュでルドルフの口元を拭く。

 

「・・・・ありがとうトレーナー君。」

 

ルドルフはうれしく無意識に、尻尾を高く振っている。

 

「あらあら、仲いいのねこの二人を担当にもつなんてすごいわねー。」

 

マルゼンの褒め言葉にトレーナーは。

 

「んっいやタキオンしか担当してない。」

 

とズルズルズルとラーメンをすすり終えてから答えた。

 

「なら。なんでこんなになついてるのかしら、まさかあなた催眠術を!」

 

「なんで催眠術なんだよ。確かにマルゼンの言うとうりなぜこんなに距離感がかなり近い、最初あったとき握手したと(もごごごごご。」

 

謎に思ってたことを、言おうとしたトレーナーの口をルドルフは塞いだ。

 

「ちょっと長い期間ト、トレーナーがいなくて寂しかったからのと、前任のトレーナーに少し似ていてね。」

 

とマルゼンに納得してもらうために目をそらし、それっぽい嘘をついた。

 

「........なるほどねー。それじゃ私この後用事あるから行くわね。」

 

食器が置いてあるお盆を持ち、マルゼンは立ち上がる。

 

「おお、またな。」

 

「用事あるのに呼んですまないね。」

 

「いいのいいの気にしない気にしない。それじゃねトレーナー君。」

 

とマルゼンはからかうことを兼ねてトレーナーに投げキッスをした。

 

「あ、アハハハ。」

 

どう反応したらいいかわからず笑っていると、トレーナーの両脇からこそばゆい感覚に襲われた。

 

「...........。」

 

「.............。」

 

二人の尻尾がトレーナーを襲っていた。

 

「あのームズムズするというか、こそばゆいというか、やめてくんねぇかな?」

 

「いやだ。」

 

「無理なことだね。」

 

と怒り気味に答えたので、トレーナーも対抗心が燃えたのか反撃を始めた。

 

「ん~ルドルフの尻尾を手入れがしてありモフモフしてて気持ちいいね。」

 

トレーナーは嫌がらせという考えで、ルドルフの尻尾をモフモフした。

 

「あー!トレーナー君それ以上はいけない!!」

 

とタキオンの焦りの警告を聞いたトレーナーはルドルフの顔を見ると。

 

「...................。」

 

顔を真っ赤にしてハァハァと息切れをするまるで興奮しているようなルドルフがいた。

 

「ハァハァ............................トレーナー君! 君は男性なんだよ! こういうことは結婚するような相手にするんだよ! ここじゃなかったら襲って既成事実作っちゃうからね!!!」

 

とルドルフは感情のままにトレーナーに怒った。

 

「ハァハァ..........アッ。」

 

すぐに席に座るがルドルフの顔は青くなった。自分が怒ってトレーナーから嫌われることや、周囲からの自分の評価が下がることをなどではない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

________________________

回想

 

 

 

トレーナー来る前から数日前。

 

「次くるトレーナーは男性!?」

 

「うむ。ある程度皆と関わりをもったところで、彼は男性と発表し男性への関わり方を学んでほしいねらいだ。」

 

理事長室で真剣な眼差しで話し合う二人がいた、一人は生徒の代表のルドルフと、もう一人は学園代表のやよいが話していた。

 

「確かに取材の時に男性記者からの質問にうまく答えれる生徒はそんなにいない、この事はかなり問題になってますから対策は必要ですが……………。」

 

そんなに乗り気ではないルドルフ。

 

「確かに君が2つ前のトレーナーからセクハラを受けて、男性への警戒心があるのはわかる。」

 

「そこではないです。」

 

やよいの心配を即効で否定をしてやよいはしょんぼりしている。

 

「私は仮にバレた時が心配です。」

 

ルドルフは自分が考えている心配事を話す。

 

「うむ。それは君たちに補助をして貰おうと考えている。」

 

「……………わかりました。」

 

大変なのはわかっているが、このときのルドルフにはこのような考えであった。

 

『やった! マンガみたいな恋愛ができる‼️』

 

普段は凛々しく、常に己が正しい規範となることを意識し、ウマ娘誰もが幸福になれる時代を目指す理想主義者の彼女は心は純粋な乙女である。

 

回想終わり

 

ということもあり、理事長からの頼み、独占欲等がありルドルフは人生で一番焦っている。

 

「すまないルドルフ君の敏感なところを触ってしまって。」

 

申し訳なさそうにトレーナーは、謝るがルドルフにそんな余裕などなくこの状況をどう打開し逃げるか、それしか頭にない。

 

「トレーナー君が男だったとは、この後大変だよ。」

 

「どうしてだ? 理事長はここには男性なんて少ないと言ってたが、俺以外に良い男なんてこの世にうんといるだろう?」

 

と自覚も無しに首を少し傾けてトレーナーの居たところなら、ぶりっ子みたいな事をするが、ここにはまともな男性なんて居ないためここに居るものはかわいいと思う。

 

「君みたいにハキハキとして、体つきも良い男性トレーナーなんて宝くじに5回連続で1等に当たるようなものだよ、後はわかるね?」

 

「……………………襲われる?」

 

「まぁ実際のところ間違えだけど、やりそうなことは似ているから正解と言っておくよ。自分との関係を持たせようとしに来るよ。」

 

とタキオンが言いパスタを食べる、その事を聞いたトレーナーはタキオンや、ルドルフ以外のウマ娘が居る方を見ると、皆目線を外しこちらを見ない。

 

「お前は冷静なんだな。」

 

「もちろん、君とは特別でこれからは、濃密でとっても拭いきれない程の関係になるんだから。」

 

タキオンは周りのウマ娘にこの男は自分の物とアピールするかのように、トレーナーの耳元で囁いた。

 

「ああ、耳元で言うな。タキオンの話が本当なら何で俺は襲われて居ないんだ?」

 

「それはね、ここの料理長が関係してるね。」

 

タキオンはパスタを食べ終わり、トレーナーに対して口を向けて拭けと言いたげに、トレーナーの眼を見ている。

トレーナーはそれを察したのか、タキオンの口周りについたソースを拭いた。

 

「ここの料理長男なんだけど、アプローチを全否定してもしも男性がアプローチされていたら横入りしてナンパしている女性を追い返すんだって。」

 

「はぇ~。」

 

トレーナーは水を飲み興味なくまるで対岸の火事のようにタキオンの話を流した。

 

「一応トレーナー君も退避場所としていた方がいいよ。」

 

「そだな。食器下げて戻ろうぜ。」

 

「どこに帰るんだい?」

 

とタキオンの質問にトレーナーは疑問に思いながらも。

 

「お前と会った部屋だよ。あそこお前の部屋だろう掃除するぞ。」

 

「ほぉやってくれるのかい?」

 

「言っちゃあ悪いが、お前あれを掃除しないだろそれにお前が授業中のときあそこ学校での拠点にするから物弄ったらなんでもするわ。」

 

タキオンとトレーナーの会話を周りのウマ娘が興味深々に聞いている。

 

「そんじゃ行くぞ。ルドルフ俺ら行く.....ぞ......。」

 

ブツブツと呟いているルドルフを置いて、トレーナーとタキオンは食堂を出て行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

________________________

 

 

二人が出て行った後の食堂

 

「よっしゃ! タキオンいるけどうまく関係持ってやるぞ!」

 

「そうね! 私が先にもらうわね!」

 

AとBのウマ娘が話している、このように周りではいろんなウマ娘が、タキオントレーナーの話をしていた。

 

 

 

「ふーん・・・・おもろそうやな。」

 

「そうね。バンバンアプローチして行くわ。」

 

「同盟しぃひんか?」

 

「共有ありならいいわ。」

 

「交渉成立ね。」

 

銀髪のちっさいウマ娘と、金髪の中くらいのモデルみたいなウマ娘が握手した。

 

 

 




今回三人称多元を書いてみました。
イベントで書くための練習としてですけど、まぁ元は色々な視点書く練習場でしたけど。

あとネタの解説のところ書きましたけどいります?

コメント高評価ヨロです!


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第3話 おニューなチームメンバー

誤字脱字報告でお米様抱っこをお姫様抱っこと指摘ありましたけど、実際にお米様抱っこってありますし、お米様抱っこで書いてますのでご指摘ありがとうございます


廊下

 

「さっきも話していた襲われる話だけど、私が襲うってこと考えないのかい?」

 

至極真っ当な質問に余裕の表情で。

 

「お前を信用しているのと、最悪襲われても、CQCで対処できる自信がある。」

 

歩きながらトレーナーが自信満々に言う。

 

「んっ? どうしたこっちによって、おっとっとっと。」

 

トレーナーはどんどん壁に追い詰めれていく。

 

バン

 

タキオンは先ほどのことにムカついたのか、トレーナーを壁に追い詰めた。

 

「トレーナー君、君と私の力の差をわかるかい? 君はこの状態から抜け出せないだろう。君の主導権は私の手の中後はわかるね?」

 

トレーナーを両手で動きを封じ、ガニ股でしゃがんで逃がすものかという意志を感じる。

 

「・・・・・そうかそんじゃ。フン!!」

 

とタキオンの脇を掴み高い高いをした。

 

「あわわわ、ト、トレーナー君?!!」

 

「こういうことだ。俺を屈服させるのは無理だっていうことがわかるだろ?」

 

高い高いとタキオンで遊んで割と楽しんでいる。

 

「ト、トレーナー君お、おろしてくれぇ。」

 

「よし行くか。」

 

トレーナーはタキオンお米様抱っこをし部屋に向かっていく。

 

「ふふふふふーふ、ウマ娘を乗せて~。」

 

「えっなに私出荷されるのヤダヤダヤダ。」

 

「ちょおま首折れるから降りてくれ!!」

 

と歌っているものから、出荷というなの退学と勘違いをし、トレーナーの顔面にくっついた。

 

トレーナーの顔からちょうどタキオンのスカートの中身が見えてしまう。普通なら興奮したり、慌てたりするところだろうがこの男は違う、全力でタキオンを引っぺがし始めた。

 

本能的に命の危機を感じて、とてつもない焦りを感じている。それもトレーナーは廊下のど真ん中あたりを歩いていたため、壁に寄りかかりたくても周囲が見えないのと廊下の真ん中と言うこともあり、すごく危ない。

 

「壁、壁、壁。」

 

「トレーナー君私を出荷しないおくれ!!」

 

と人の頭に人がいて壁、壁と手を180°回し、頭では泣き叫ぶというまったくどうしてそうなったと言いたい。

 

パフンとトレーナーの手が何かを掴んだ。

 

「壁か?! いや壁が柔らかい訳がない君の名は*1・・・。」

 

「んっ?あたしはゴールドシップっていうんだ。」

 

「ちょっとこいつ取ってくれないか?首がまずい。」

 

と空いている手でタキオンを指さす。

 

「わかったけど、私の胸から手離してくれねぁか? ちょっと恥ずかしいんだよ。」

 

「嫌だ!! 怖い!! 首折れそうだし、前見えないし色々怖くて足がなんか動かない!!」

 

駄々をこねる子供のように言うトレーナーにあきれたゴルシ。

 

「あーわかったわかった。そのままこっちに来い。」

 

「ああわかった!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

わりと時間かかったがタキオンは落ち着きトレーナーの顔から離れた。

 

「だから俺はお前を捨てないって。」

 

「ホント?ホントのほんと?」

 

「ああだから泣くなって。」

 

トレーナーはタキオンの涙を拭く。

 

「お前が全力行けるようにサポートするから安心しろ。」

 

「う゛ん゛。」

 

「さっき話を聞いたんだが、あんたって男なんだろ?」

 

「? ああそうだが。」

 

トレーナーの発言を聞いてゴルシニヤニヤしている。

 

「へぇー男性に胸もまれたのかー。嫌だなーもうお嫁にいけないなー。」

 

トレーナーの弱みを握ったのかさっそく悪用し始めた。

 

「・・・・・何が欲しい?高い物じゃなかったら出せる。」

 

「なぁに簡単だ。」

 

ゴルシの回答の前に唾を吞み込み心の準備をしている。

 

「お前のチームに入れることだ!」

 

「・・・・えっ、ああ、いいけど。」

 

と言うことでゴルシがチーム入りした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

タキオン部屋

 

「よし、掃除するぞ。」

 

「ト、トレーナー君本当にするのかい?」

 

すごくやりたくなさそうに、タキオンはトレーナーに聞くが。

 

「俺の拠点になるんだ。少しぐらいきれいにしておきたい。」

 

「よーしさっそくやるぞー!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

どんどん掃除は進んで行きトレーナーは、とあるものを見つけた。

 

「あっ、これは・・・・。」

 

トレーナーはタキオンのパンツを手に入れた。

 

「これTバック・・・・。」

 

「ト、ト、トト、トレーナー君。」

 

トレーナーのうしろには顔を赤くしたタキオンが立っていた。

 

「ああ、返しておくわ。」

 

とタキオンの手にTバックを握らせた。

 

「ああ、ああ、ああああああああああああ!!!!!」

 

タキオンは右ストレートでトレーナーの顎を殴った。

 

『俺はどうしたらよかったいいんだよ。』

 

と思いながら意識を失った。

 

 

*1
ここだれ出すか悩んだぞ。




なんか妄想する時間がないせいで書けない。
バンバン日常を書こうと思うんだけど、レースとか欲しい?


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第4話 トレーナーこの世界の貞操観念を知る

この話書くのに1週間かかったというか、ほかの作品書くのメインだったからほとんどかけていない。
pixivだとline風小説書いててあれ割と楽。
久しぶりの投稿だよみんな許そうね


 んぴゃぁ。

 

「…………しらない天井だ」

 

 んっ、顎に少し違和感があるがそれ以外には何も問題なしか。

 

 

「あら。起きたのね」 

 

 ベットの周りを囲っていたカーテンが動き、一ヶ所に集められたそこには

 赤いベネチアンマスクを着けた女性が居た。

 

「…………あの、プロレスラーの方ですか?」

 

 いやだって、格好が女子プロレスで居そうだし、マスク付けてるし。

 

「失礼するわね! 私はあんしん笹針師って言うのよ」

 

「はぇ~、まぁよろしくあんしんプロレスラー」

 

「だからプロレスラーじゃないわよ」

 

 本当か? 絶対にプロレスラーだよ。

 

「もう、笹針師って呼んでちょうだい。私はあなたに用があるの」

 

「てっきり珍しい男を見に来たのかと」

 

 プロレスラー…………笹針師は肩をすくめた。

 

「そうじゃないわ、これを渡しにきたの」

 

 プロ…………笹針師は胸に手を突っ込み手紙を取り出し渡してきた。

 

「なぜか私のポストにこれが入っていて、貴方に渡すように書いてあるのよ。それも侵入ルート付きでね」

 

 とりあえず、受け取ろうとすると。

 

「トレーナー入るぞー」

 

 声の主のゴルシが入ってきた。途端に空気が凍る先手を打ったのは笹針師。

 

「去らば!」

 

 笹針師は窓を破り逃げていった。

 

 身体能力高すぎだろ、ここ三階だぞ。

 

「あー逃がしたか…………ちくしょうあいつの針技術うばってやろうとしてんだが」

 

「あいつ何なの?」

 

 まじで気になる、針師? プロレスラー? 

 

「あー、えっと、そう! 不法侵入者!」

 

 なんでつっかえたんだろ? あんなノリノリで追いかけようとしたのに。

 

「そうか、そういやゴルシはなんか用があって、ここに来たのか?」

 

「そうだ!! もうそろそろ放課後になるから起こしに来たんだ」

 

「そうかありがとう」

 

 ゴルシが近くに来てたので、ベットから立ち上がりゴルシの頭を撫でる。

 

「おっ、お前! 軽々しく人の頭を撫でるな!!」

 

 と口では言うが、体は正直ですねぇ手を退けないところ、恥ずかしがっているだけだな。

 

「ほれ、俺保健室閉めるから芝へ先に行ってタキオンと待っててくれ」

 

「あの栗毛の?」

 

「ああけど、ルドルフじゃないからな」

 

「わかったー」

 

 ゴルシは元気よく走って、保健室を出て行った。

 

「俺も俺でやることするか」

 

 なお、意気込んでいるがただ、保健室のカギを閉めるだけである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 長い針が少し進んだころ、俺は傾斜した芝に居る。

 

 あいつらが来る前に他のウマ娘の走りでも見ていよう。

 双眼鏡は持ってきているから、この日本トップの学園の練習のクオリティを見せてもらおうか。

 

 感想だが und betrogen worden! *1…………おっとすまない、気が動転しまくって某ちょび髭を生えた、美大落ちした男みたいになってしまった。

 

 改めて感想だが、とりあえず一人一人に担当とウマ娘のコンビがいたここは、うちの地方と変わらなかった。

 次に、芝があるのも凄い地元のはなかったからな。

 一番すごかったのは、おπがすごいそう、おπ(゚∀゚)o彡゜おπ(゚∀゚)o彡゜おπ(゚∀゚)o彡゜*2……っは!! 

 なんかね、見ててすごい前のところみんなやる気ない奴はないし、あるやつはあるって感じやっていて上に年中長袖のジャージを着ていたが、ここではみんな暑いのかみんな半袖だ。

 それから、それから、みんなブルマ!! 前のところみんな短パンかつ、タイツ履いていたからこれはこれでよかったけど、生足魅惑だわーまじで。

 

「わっ!!」

 

 ッッッッッッッッッッッッッッッ

 

 驚きすぎて声が出なかった。

 仕返しとして声的にゴルシだろうから、見返し睨んだら。

 

「ゴクッ」

 

 待て興奮してる? ゴルシ怖。

 

「タキオンはどうした?」

 

 とりあえず、話というかゴルシの意識をずらさなければ。

 クイっと首を振りその方を見てみると。

 

「えっとトレーナー君.どうも」

 

 恥ずかしながら、ジャージを伸ばしブルマの部分を隠そうと努力するタキオンがいた。

 

「タキオンめちゃかわ」

 

「はっ?」

 

「えっ?」

 

 俺の漏れた言葉が二人の優秀な耳に届き、ゴルシ、タキオンの順で一言が出てきた。

 

「どうかしたか?」

 

「私のことかわいいって、今.」 

 

「気のせいじゃないか?」

 

「いや、今……」

 

「よし!! 練習に行こう」

 

 困ったらごり押し、好感度は下がるだろうが今はこれが最善と信じよう。

 

「おーし! 何するんだ?」

 

 ゴルシは元気いいなその点、タキオンはもじもじしてる事情知らないと、トイレに行きたそう(小並感)

 

「とりあえずストレッチして、芝三周して今日は終わり」

 

「いいのかいトレーナー君?」

 

 タキオンの質問は、当たり前だよな。

 

「ああ、お前が少なくても10日間は走っていないだろうしなにより、一日目から担当を手に入れれるとは思わなかったから、何一つとして練習メニューを考えてない」

 

「あーなるほどなさて、タキオン行くぞ!!」

 

「エッッ! ト、トレーナー君──!!」

 

「終わったら帰ってもいいからな──!!」

 

 大声で手を振ったら向こうも手を振り返し、多分声は届いたのだろう。

 さて、俺は色々調べに行かないとな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 芝に居た時から時計の短い針が一つ動いたころ。

 

 フフフッ俺はたった一日で学習している、なんと! 職員室にたどり着けました。

 …………理事長室に行くんだったな、くるところ間違えているし。

 

 

 

 さらに時計の短い針が一周したころ。

 

 たどり着いたわ、よし! (現場猫)

 

 コンコン

 

「どうぞー」

 

「失礼します」

 

 おっきなドアを開けるとそこには、お菓子を食べる理事長と、それを見守る…………えっと……た、た、たなんちゃらさんがいた。

 

 

「お疲れ様です。担当が決まったので一応報告しに来ました」

 

「おおー!! しゅはらしいそトヘーナークン」

 

 うーん社会的には大人なんだろうけど、こういうところでは子供なのはかわいい。

 

「もう、口に食べ物入れた状態で、話さないでください」

 

 理事長の口を拭くたなんちゃらさん。完全に親と子ですね、その間に挟まる暗黒騎士トレーナー(予定形)*3

 

「それで書く書類はあります?」

 

「うむ。あるぞたづな準備してくれ」

 

「はい。それで誰の担当になりました?」

 

 準備してくれるのタスカルワー。

 

「えっと、タキオンとゴ、ゴ、キンフネ? っていう二人ですね」

 

 と言うと二人は頭を悩ませるが、理事長がわかったかのようにたなんちゃらさんに伝言ゲームのように、伝えると二人とも頭を抱え始めた。

 

「えっと、大丈夫でしたか?」

 

 たなんちゃらさんが、誰から見ても心配して聞いてきた。

 

「ええ何に対してかわかりませんが大丈夫ですよ」

 

「ゴールドシップさんが暴れたり、タキオンさんに薬飲まされたりとかありませんでした?」

 

「ありませんでしたが、タキオンとは学園内で遭難してます」

 

 俺の発言でまた二人は話あっている。そういやあいつゴールドシップか。

 

「とりあえず、君に問題がないのなら私たちは口出ししないでおく」

 

「ありがとうございます。資料をもらっても?」

 

「うむ。それは明日でいいかさすがに個人情報を敷地内とは言え、持ち出されるのはいけないからな」

 

 まぁ理事長の言葉は当たり前だよな。

 

「わかりましたそれでは失礼します」

 

 と俺は理事長室をでた。ドアを閉めるとき理事長が手を振っていたので、手を振り返した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 夕焼けの芝を見ながら、アパートへ帰っている最中。

 

「ふん、たらふんたらふふふふん(Au pas, camarades Au pas, camarades Au pas, au pas, au pas )」*4

 鼻歌いをしながら歩いていると目の前に、学園の生徒がいた。

 

「やぁトレーナー君。担当ウマ娘決まったんだって?」

 

 居たのはシンボリルドルフであった。あいつらのどちらか話したか口止めしてないおれ原因だけど。

 

「ああ、そうだけどどうした?」

 

「私も入れてくれないか?」

 

「うーん」

 

 正直面倒見れる自身がないな。う──ん……そういや軍隊では三人一組にして問題起きたら、一人が緩和剤の役割するらしい……断る理由もないし受け入れるか。

 

「いいぞ」

 

「ホントかい?!」

 

「これからよろしくなルドルフ」

 

「ああ! よろしく頼むトレーナー君」

 

 あつい握手をした後、ルドルフと別れアパートに帰った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 時計の短い針がてっぺんに上る前にやることしないとな。

 

「これだな」

 

 パソコンがあって助かるわ。

 

「え──と何々……」

 

 元から男少なくて、ハーレム築いていままでやってきたのか。

 

「うわ。まじかよ」

 

 痴漢なんてほとんどニュースでなく、ほとんど性被害は男性、それに性被害の冤罪の被害者は女性とかあったまわるわるになるわ。

 あっこれ俺からしたらおもろいわ【紳士暴行で女性逮捕】

 これ紳士ってイギリスってイメージだから、イギリスと言う国が、女性からの暴力を受けるという女性のデカさを感じた。

【男子は見逃せない! セクシーな服装!!】

 ブーメランパンツ履いて歩くことを強く推奨します。

 

「やっぱ仮説当たっていたか」

 

 完全に貞操観念が逆転しているね。さて、寝るか。

 

 

 俺は例え、貞操観念が変わろうとウマ娘といちゃつくと夢を見ることには変わりないからな。

 

 いうことでお休みですわ!

*1
おっπぷるんプルン!! 

*2
りんえー! (゚∀゚)o彡゜りんえー!! (゚∀゚)o彡゜

*3
暗黒騎士ガイアの方を先に知ったからなんかこっちの方がしっくりくる

*4
玉葱の歌の『進もう戦友よ 進もう』の部分です。 この歌クラリネットをこわしちゃったと同じです。




前半の笹針師のくだりいらなかった気がするけど、もしかしたら伏線?みたいになるかも
 
次は土曜日までに書き終えるように努力しましす


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第五話二度目のデビュー戦とライバルと 前編

今回レースのみで何も貞操観念関係ない、(次でプロローグは)終わります


 ぱぱぱぱーぱぱぱぱーぱ──ぱ──ぱ──

 

 実況「ジュニア級メイクデビュー、阪神、芝、2000m今ここに始まります」

 

 音楽の後、実況の説明が聞こえる

 

 実況「あいにくの雨が芝を濡らす、阪神レース場バ場状態の発表は重となってしまいました」

 

 と雨の音に負けず、高い声の実況者の声が阪神レース場にが響き渡る。

 

 解説「ここまで重たいバ状だと、得意、不得意がでてきちゃいますね」

 

 実況「人気と実力を持つ3番ケレガンジェネラル、今日は3番人気です」

 

 解説の心配をよそに実況は、レース者の紹介をする

 

 実況「この評価は不満か? 2番人気この娘、1番マンハッタンカフェ」

 

 雨の音で打ち消されていてあまり聞こえないが、観客席からキャーとマンハッタンカフェへの声援が聞こえる

 

 実況「威風堂々とスタートを待つのはこのウマ娘! 1番人気2番アグネスタキオン!」

 

 解説「中等時代に比べて、とてつもなくはきはきとした表情ですね」

 

 実況「私の中で期待がとても高くなっております」

 

 実況の過去の表情に比べて、良くなったことを言うとそれに同意する解説。

 

「各ウマ娘、ゲートに入り体勢整いました」

 

 実況の声が聞こえると会場は静かになり。

 

 パァン

 

 スタートの合図のピストルの銃声が響き渡る。

 

 実況「各ウマ娘きれいなスタートを切りました」

 

 解説「みんな集中しています、好レースが期待できます」

 

 雨で場が濡れている中、9人のウマ娘がゴールを目指し走り始める。

 

 実況「先行争いは1番マンハッタンカフェ、7番ビンターパンタ、2番アグネスタキオン」

 

 実況のとおりの順番に順位で、9人のウマ娘は最初の直線を駆け抜ける。

 

 実況「おっとここでアグネスタキオンが2位に上がってきた!」

 

 解説「ここからどうなるか気になりますね」

 実況「1位、1番マンハッタンカフェ2位のアグネスタキオンと6バ身差です」

 

 実況「1コーナーから2コーナーへ向っていきます」

 

 雨が強くなり、吐き出す息が白く見える。

 

 実況「期待どおりの結果は出るか? アグネスタキオン! それとも勝ちを奪っていくか?! マンハッタンカフェ!」

 

 実況「4番オニクダイスキ落ち着きがありません」

 

 実況「現在1位マンハッタンカフェ、2位アグネスタキオン、3位パズルデヒトツタリナイです」

 

 観客席からはファンの声援が聞こえる。

 

 解説「前二人が掛かっています、一息つけるといいですが」

 

 実況「第4コーナーが終わり最後の直線になりました」

 

 実況「おっと! コーナーが終わった瞬間マンハッタンカフェがラストスパートをかけました!!」

 

 解説「途中で体力がなくなってしまいそうですg」

 

 実況「待ってください! あれ見てください!」

 

 と解説が解説をしていると実況の指さしたところを見てみると。

 マンハッタンカフェの後ろを、アグネスタキオンがついている。

 

 実況「アグネスタキオンが前を狙っています!」

 

 実況「アグネスタキオンとマンハッタンカフェが並んでいます!」

 

 実況「残り600mです!」

 

 白熱したレースに、誰もが熱中している子供、大人、再び競バという鉄に熱が加えられた。

 

 実況「残り400m!」

 

 実況「並んでいます! マンハッタンカフェとアグネスタキオンが並んでいます!!」

 

 誰もが両者を応援した。

 タキオン勝て! カフェ勝て! と会場の誰もが注目した。

 

 実況「両者行け!!」

 

 解説「の、残り200m」

 

 と声高らかに、一人の競バのファンとしての応援を始めた為、理性がある解説が実況を始めた、ついでに解説は実況に対しビンタした。

 

 実況「すみません。あっゴールしましたこれからビデオ判定になります」

 

 スタッフ達はビデオ判定の準備は終わっており、審判たちが集まり判定を始めた。

 10分後

 

 実況「大変お待たせ致しました。結果の発表です」

 

 みなが心の準備を終わらせ、息を飲み込み発表を待った。

 

 実況「判定の結果.」

 

 

 皆が緊張の一瞬。

 

 実況「同着です!!」

 

 皆が歓喜した、勝ち負けではなく二人の戦いに歓喜した。

 

 歓声を聞きながら、タキオンはトレーナーへ向った

 




次は来週中を目指して頑張っていきます!


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第五話二度目のデビュー戦とライバルと 後編

やる気絶好調だった為、プロローグを終わらせにきた。

俺:トレーナー
わたし:シンボリルドルフ
アタシ:ゴールドシップ
私:アグネスタキオン

これ参考に読んでくれ、たまーに間違えてるかもだけど


「よかった」

 

 よかった。この言葉が口から漏れた。

 安心感。ただその感情が自分の中を回り回っている、この3ヶ月間不安との戦いであった。

 

 少し汚れた原石を光る原石に仕立て上げる、それと同等、いやそれ以上の責任があった。

 

 普通は中等部の子から一緒に経験を積み、段々と高等の子からの逆スカウト等が一般的であったが、俺は高等部それもアグネスタキオン、ゴールドシップ、シンボリルドルフ、という豪華、例えるならアカデミー賞を一度授与された女優を再教育するようなものだった。

 

「大丈夫かい? トレーナー君」

 

「ああ、大丈夫じゃない緊張の糸がとれて立てない」

 

 普通に立てない産まれた小鹿にすら負けてしまうほどに立てない。

 産まれた小鹿より早く立つ! と言いたいが尻もちをして後ろに手をついている、この体勢をキープするこれだけで精一杯だ。

 

「ハハハ、しょうがないな、後でしょうが汁でも飲まないか?」

 

「それはいいな、ありがたくもらおう」

 

 ルドルフに持ってきていたかっぱを着させているため、雨にallHIT!! してたからルドルフの提案はありがたい。

 

「…………」

 

 頬を膨らませ怒っているように見える。

 なぜ怒っているのかわからない痛い、頬に、でこぴんしてきた常識の威力だが………………あっそういうことか。

 

「サムよ、寒いか?」

 

 即行で思い付いたダジャレ反応は? 

 

「フフフッ、流石トレーナー君だ」

 

 ルドルフは笑っている好評だ。だじゃれ好きなのか今の思い返せば、今までだじゃれを言ってるところがあったかもしれないな。

 

「さて、おんぶして運んでもらおうか」

 

「わかった」

 

 と俺の思っていたおんぶとは全然違う形でルドルフの顔に近づいた。

 

「あの…………ルドルフさん? これは違うのでは?」

 

「さぁ、わたしはおんぶと言われたからやっているよ?」

 

 こちらではお姫様抱っこも含まれているらしい。

 

「行こうか、トレーナー君」

 

 雨辛い、お姫様抱っこされているから、全面に当たってる早く室内に……。

 

「大丈夫ですか? トレーナー様」

 

 いきなり傘を差し出され、聞き慣れた声がする、そこには。

 

「ゴルシ、何しているの?」

 

 日頃から変すぎることをして、俺の悩みの種そして、楽しみの種を持つゴルシがいた。

 

「強いて言うならSPごっこかな」(`・ω・´)キリ 

 

 そんな顔するな。

 

「さっさと行くぞ」

 

 絶対にグダグダして、タキオンを迎えに行けない。

 

「ゴルシあれしてから行こうか」

 

「おう! あれだなわかったぜ」

 

 なんだろうジェットストリームアタックでもするのかと考えていると。

 両頬にキスをされた。

 

「えっ」

 

 この言葉が口から漏れた、予想外すぎて何を言えば良いのか。

 

「行こうか」

 

「タキオンのところへGO! GO!」

 

 受け身の男性ヒロインは運ばれていきます。

 

 

 

 

 

 ~

 

 

 会場の観客席から、関係者しか入れない選手がレース場に入るための通路へきた。

 

「ルドルフ降ろしてくれ」

 

 タキオンに見られたら、何を駄々こねられるかわかったものじゃないし、その対応もめんどい。

 

「………………」

 

 おかしいな無視されている。

 しょうがないこのままで行くか。

 

「おーいタキオーン」

 

 どうやらゴルシがタキオンを見つけ手を振りはじめた。

 

「やあみんな迎えに来てくれたのかい?」

 

「ああ見事だったよ」

 

「カフェに勝てなかったことが気がかりだが、高等部デビュー戦としては大満足さ!」

 

 タキオンは胸を張って満足そうに言う、強調されるopp。

 

「むっ! トレーナー君少し失礼するよ」

 

 とタキオンは俺の頬に顔を寄せて、クンカクンカしている、あらやだかわいい。

 

「二人ともトレーナー君の頬にキスしたでしょ」

 

 何この子怖いてか、俺の頬どんな匂いするんだろう。

 

「わたしもいいだろ?」

 

「ああ、わたしたちは先にしたからなゴルシもいいだろう?」

 

「わたしもいいぞ」

 

「許可を獲たことだし、いただくねトレーナー君」

 

 何喰われるの俺嫌だぁぁぁ! 助けてぇぇぇぇぇぇ! かあちゃぁぁぁぁぁん! 

 

 カプッ

 

 …………首元をモキュモキュされている。

 怯え損したな。

 

「…………っぷはぁごちそうさまトレーナー君♪」

 

「ああ、そうか」

 

 俺はどのような返答したらいいのか。

 なんというかヒリヒリするというか、とにかくキスマークを付けられたっていうことは、わかる。

 

 

「さて、トレーナー君の奢りで打ち上げでもしようか」

 

「いいなそれ!」

 

「私が食べたいのでいいかな?」

 

「もちろん、君のデビュー記念だからね」

 

 こいつら俺の意見聞く気ないな、ルドルフ待ってくれ、手元の金がないし、俺の貯金は出せるのかわからないのに。

 ダメだ、生姜汁もいいけど、みそ汁飲みたい。

 

「食い放題でいいか?」

 

「いいね」

 

「ゴルシ様色々混ぜドリンクとかしたいぜ!」

 

「トレーナー君焼くの頼んだよ」

 

 こいつら楽しそうだな、青春だなうらやましい俺の青春なんt。

 

「おめでとうございます。タキオンさん」

 

 目の前から、初めて聞く低い女性の声がした。

 

「こちらこそ、おめでとう。カフェ」

 

 確かタキオンと同着の子だったけ。

 

「ルドルフ降ろしてくれ」

 

 今回は俺の言うことを聞き入れてくれて、降ろしてくれた。

 

「初めまして、タキオン達のトレーナーをしてる」

 

「自己紹介は大丈夫です。こちらで一通り調べましたから」

 

 やはりレースを見てた感じライバル同士なんだろう、それりゃあライバルの新トレーナーについて調べるか。

 

「ええ、タキオンさんのトレーナーっていうこともありますが」

 

 どういうことだろう? まさか一目惚れ!? いやん、わたし初物ですが///////

 

「こういうことです」

 

 唇を塞がれ、カフェの顔が至近距離まで近づいていた。

 

「?????」

 

「閉じるな」

 

 同時ポケットに何か入れられた。

 

「こういうことです。あなたのフェロモンにやられたからっていうのが答えです」

 

「カフェ!」

 

「そう怒らないでください。あなたに対しての宣戦布告みたいなものです」

 

「.」

 

「.」

 

「あなたに勝った時あなたのチームに入らせてもらいます。それではまた会いましょう」

 

「思いのほかわたしたちのチームはいい意味でも、悪い意味でも注目されているな」

 

「.っは! あー衝撃強すぎてボケていたわ」

 

 脳が考えることを拒否してた。

 

「飯に行こうか」

 

「ああ」

 

「行こうぜ! 行こうぜ!」

 

「.そうだね」

 

 俺たちの話は続いてく。

 

 

 元の世界に酷似した異世界に転生したトレーナー。

 生徒会長をし、皆の憧れという虚偽の殻に囚われるシンボリルドルフ。

 ライバルからのレースと男をめぐっての宣戦布告をされたアグネスタキオン。

 狂気に近い何かとトレーナーのフェロモンを受けたマンハッタンカフェ。

 お前は何やってるんだゴールドシップ

 そして物語はさらに加速して行く。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

我々の予想外の道へと

 




滅びる原因は、自らの内にある


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本編 夏
新しい子と準備とお出かけと


前回のあらすじ

一つ、タキオンメイクデビュー

二つ、カフェはかわいい

三つ、特にない


「新しい子ですか……」

 

「うむ。あの皆が心から楽しめるレース展開を、作り上げたならもう一人増えても問題ないはずだ」

 

 カフェとタキオンのレースから1週間がたち、唐突に担当を増すと言われた。

 俺これ以上働きたくない。

 

「新しい子ってスカウトですか?」

 

 俺のコミュ力ならブライアンにちょっかいをかけることしかできない。

 

「うむ。今週の土曜日転入する子がいるそのこを新しいチームメンバーとして、入れてもらう」

 

「わかりました。話は変わりますがあの話本当ですか?」

 

「勿論!! 君のところは高等部の者しかいないそれに、タキオンもここに入って4年目で問題がないはずだ」

 

「今の理事長の発言を前提にもう一度聞きます」

 

「うむ。何でもいいぞ」

 

 この人まだ気づいてないのか、可哀想に。

 

「新しく来る子、入りたてホヤホヤなのに、夏合宿はキツいと思います」

 

「あっ」

 

 

 

 ~

 

「って言うことで、あのバカ理事長のせいで、面倒な事になった」

 

 ルドルフ「わたし達のチームにまた一人増える

 のか、嬉しいな」

 

 ゴルシ「土曜日来るって事は、金曜日にパーティの食材の買い物するのか?」

 

 タキオン「トレーナー君私はウマトレットで買い物を勧めるよ」

 

 話が歓迎会する前提で進んでいく、俺もやる気満々だからいいけど。

 

「来るやつは葦毛の髪ロングらしい」

 

 詳しく聞かなかったな、だって理事長と夏合宿の話で色々話し合っていたし。

 

 ルドルフ「写真は無いのかい?」

 

「残念ながら、話している時そんなものは互いに忘れてたよ」

 

 普通に誤算のショック強そうだったし。

 

「とりあえず金曜に買い物は放課後行くから、買いたいものメモしておけよ。現地集合な」

 

「「「ああ(わかったぜ!)[わかった]」」

 

 

 

 

 金曜日

 

 さて、現地に来たがだれも来ていない。

 一応予定の一時間前には来ておいた、迷子になると思って今から三十分前に家出た。

 

 周りの人には、俺がわかっていないな一応変装しておいたから、バレてなくて安心してる。

 

(格好はジャッジアイズの張り込みスタイルで上着は薄い服)

 

「ゲーセン行こ」

 

 暇やし。

 

 

 

 

 やはり放課後だから学生が多い、悪い子はいねがー! 生徒指導してやるぞ。

 

 ガチャガチャガチャK.O! 

 

 格ゲーかいっちょボゴすか。

 

「やあどうも」

 

 ???? 「…………」

 

「対戦いいですか?」

 

 ???? 「…………いいよ。そのかわりアタシが勝ったらそれ外してね」

 

 とトレセン学園の制服を着ている小さな少女は、俺の変装セットのサングラフとニット帽を指差した。

 

「いいですよ」

 

 問題はない。この子の実力は知らないが、俺は地区大会(非公式)で一位(参加者1人)の経験者の実力見せてやる。

 

 \チャパオウ/

 

 後ろから人の名を呼ぶ声が聞こえる。

 

 ️      ️     ️

 

「俺が、この俺が…………」

 

 はぁはぁはぁ、敗北した。

 

 ???? 「アタシの勝ち。負けた理由、次会う時までに考えておいて」

 

 ちくしょう。俺じゃんけんに負けた記憶ないのに…………。

 

 ???? 「それじゃアンタの素顔公開してもらおうか」

 

 クソこんなことなら、勝負するんじゃなかった。

 

「ああ。敗者は勝者に従わないといけないからな」

 

 そういいながら、俺はサングラス、ニット帽と外した。

 

「これでいいか?」

 

 と周りはキャーやらキ゛ャ゛ー゛等と声が聞こえる。

 

 ????「! 最近人気のトレーナーじゃん」

 

「ああ」

 

 なんだろう、びっくりトンファーのチーズハンバーグ食べたい。

 

 タイシン「アタシ、ナリタタイシンって言うのよろしく」

 

 嬉しそう。頬が緩んでいるし、しっぽが揺れている。

 

「ああ。○○って言うよろしく」

 

 タイシン「連絡先交換しても?」

 

「別にええよ。勝った報酬としてな」

 

 こいつ嬉しそうだな、おじさんサービスしたくなっちゃうよ。

 

 トゥルルルルルル トゥゥゥルルルルルルルルル

 

 非通知の電話? 出てみるか。

 

『もしもし?』

 

 ??? 『もしもしアタシだ』

 

 ………………声的にゴルシかな? 

 

『ゴルシ?』

 

 ゴルシ『ああ、お前どこにいるんだよ?』

 

『まだ時間前だろ?』

 

 ゴルシ『みんな着てるからお前も来い!』

 

『わかった今行く』

 

「皆さん僕がここに着ていること、秘密でお願いします」

 

 こう言えば、ネットにあげるやついないだろ。

 

 急いでサングラスとニット帽を被り、集合場所へ向かった。

 

 ️      ️      ️

 

 ゴルシ「おーいこっちだー」

 

 ゴルシがこちらに手を振っている。

 小さく手を振り返し、ゴルシたちがいるところへ向かう。

「お前ら早いな、まだ集合時間26分前だぞ」

 

 ルドルフ「珍しく早く終わったからね」

 

「そうか。さっきゴルシ俺に手を振っていたけど、どうやって俺だとわかった?」

 

 普通に気になる。

 

 ゴルシ「骨格だな」

 

「まじすか.」

 

 タキオン「もう行かないか?」

 

「そうだな」

 

 失礼ながらタキオンまで来ていることに、驚いた。

 

 

 

 

 

「それじゃ俺は食材買ってくるから、お前ら合宿で必要な物買って来いよ」

 

 いくらか渡しウマトレット前で分かれた。

 

「必要なのが」

 

 モブA「ねえねえお兄さん今一人?」

 

 と後ろから声をかけられた。

 

「???」

 

 知人に話しかけられたように、周りを見渡して声の方とは、真逆の方に早歩きした。

 

 モブB「おにいさんだよ、 お に い さ ん 」

 

「…………なんですか?」

 

 声かけてほしくない、てかフライパンで焦がしたものかと言いたくなるくらいに、人工的な肌黒い。

 なんか目が辛い。

 

 モブA「お兄さん一人でしょ、お茶しようよ」

 

「やだよ。俺明日のパーティーの食材を買いに来てるんだから」

 

 モブB「お茶の後でよくなーい?」

 

 めんどくさいな、誰か知り合いが居たらうまく逃げ切れるけど、周辺にだれも知り合いがいないからなぁ。

 

 ????「○○さんこんなところにいましたか」

 

 一度聞いたことのある声の後に、腕にムニュとした感触がした。

 

「お、おおカフェか」

 

 このタイミングでカフェが来た。

 これを利用しない手はない。

 

 カフェ「ええあなたのカフェですよ」

 

 上目遣いでこちらを見てくる、多分話を合わせろと言っているのだろう。

 

 モブA「なにこいつどっか言ってくれなーい?」

 

 うざい、早く買い物行きたい。

 

 モブB「こんな暗いやつより、アタシ達と遊ばない」

 

「「キャハハハハ」」

 

「あのな、どこのウマの骨かしらないやつと遊びたくないんだよ」

 

 モブA「なんだと、アンタ反発しないでさっさと来い!!」

 

 いきなりかなり強い力で手首をいきなり掴まれた。

 

 カフェ「離しなさい」

 

 モブの手首を掴み優しく、いつもどおりの声で警告した。

 

 モブB「アンタどっか行ったら」

 

 カフェ「 離 せ これは最後だ? 」

 

 先ほどに比べ、とても威圧的で怒った声での最終警告がきた。

 

 モブA「.チッ行くよ」

 

 二人はどこかへ歩いて行った。

 

「ありがとう。おかげで助かった」

 

 カフェ「頑張ったお礼が欲しいですね」

 

 この子……撫でればいいだろ。

 

 カフェ「んっっっ、えへへへありがとうございます」

 

 かぁわいいなこいつ。

 

「食材の買い物に行くが来るか?」

 

 一応一緒に居てもらえたら、さっきみたいなこと減るだろう。

 流石にあの競売バ場を盛り上げたレースをしただけあって、周りがヒソヒソとしている。

 

 カフェ「さぁ行きましょうか」

 

 カフェが俺の腕に胸を押し付けてキタ。

 

「あ、ああ、そ、そうだなー」

 

 カフェの顔はとてもニコニコしている。

 

 カフェ「ふぅ」

 

「ひぃ!」

 

 こいついきなり耳に息吹きかけてきた!! 

 

 カフェ「さぁ行きましょうか」

 

 腕を引っ張られスーパーへ向かいたい。

 

 

 

 

 

 

 

「何買うか」

 

 カフェ「パーティするんですよね?」

 

「そうだけど、なんで知ってるの?」

 

 レース後日に話を聞いたけど、一目惚れされる日が来るとは、まさか俺にはウマ娘を惚れさせるフェロモンが!! 

 

 カフェ「フェロモンとかもあるかもですね」

 

「心読まないで」

 

 カフェ「トレーナーさんの表情読みは、みなさんに教わりました」

 

「あいつらなんでわかるの」

 

 カフェ「ウマ娘は観察眼が、とても高いですから」

 

 はぇ~知らない。

 なに作ろ。

 

「お前食べるとしたら、何食べたい?」

 

 カフェ「そうですね。パーティなら、丸焼きの肉、大盛りのサラダ、手のせ寿司、大きなオムライスが楽でおすすめですね」

 

「それにしよう」

 

 

 

「この卵とこっち卵どっちがいいのか」

 

 カフェ「こっちの方ですね」

 

 

 

「ジンギスカン.」

 

 カフェ「鍋あります?」

 

「探してないからなんとも」

 

 カフェ「.諦めましょう」

 

 

 

「千切りきゃべち.千切りキャベツ」

 

 カフェ「かわいいですよ」

 

 恥ずかしい。

 

「サラダ千切りキャベツの上に、ローストビーフ乗っけるぐらいでいいな」

 

 カフェ「もう少しおしゃれにしましょうか」

 

「はーい」

 

 

 

「買い終わったな」

 

 カフェ「当日お料理手伝いますよ」

 

「はいはい」

 

 あれから俺もあいつらも、カフェと関わるようになった。

 こちらの買い物終わったし、今のうちに連絡するか。

 

 トレーナー:こちらは買い物終了そちらは? 

 

 タキオン:こちらも終わっているよ

 

 ゴルシ:トレーナーの水着買ったぞヾ(⌒▽⌒)ゞ

 

 ルドルフ:それ秘密なのだが

 

 トレーナー:そうか、広場の噴水集合なγ(0ω0)γ

 

 ルドルフ:わかった

 

 ゴルシ:了解!! (≧▽≦)ゞ

 

 タキオン:飲み物買ったら経費落ちる? 

 

 トレーナー:落ちないからさっさと行け

 

 

 こんな所でいいだろ。

 

 カフェ「むぅ」

 

「どうした?」

 

 カフェ「別に、別にみんなと連絡先交換していることに嫉妬してませんから」

 

 早口気味に嫉妬していることを、教えてくれた。

 俺とは別な頬を膨らませている、くぅぅぅぅそかわいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!! 

 

「交換するか」

 

 カフェ「!! はい!」

 

 あーもう尻尾揺れていてくっそかわいいぃぃぃぃいぃぃ!!! 

 

 

 

「居たおーい」

 

 あいつらに向け、手を振ると気づいたのかこちらに手を振り返した。

 ゴルシはよくわからなかったが、流石に中等時代から活躍していることもあり、周りにはタキオン、ルドルフのどちらかのファンが集まっている。

 

 ルドルフ「来たねトレ」

 

「今はダメ□□って呼んで」

 

 急いでルドルフの口を塞ぎ偽名を言うように言った。

 

 モブG「あ、あの」

 

「どうした?」

 

 モブG「しゃ、写真撮ってください! ○○トレーナー」

 

「はっ?」

 

 モブG「だめでしたか?」

 

 上目遣いでこちらを見てくる、カフェの嫉妬したときの方が断然かわいい。

 

「だめだけど、なんで俺の名を?」

 

 モブG「ネットで有名人ですよ。あのアグネスタキオンを復活させた男性トレーナーって、ウマッターのアカウントも原因ですけど」

 

「はぇーそうなのかありがとうな」

 

 なぜか彼女の頭を撫でてしまった。

 

「あ! す、すまない」

 

 あ゛ー訴えられるわ。

 

 モブG「あっ、えっと.もっとなでてください」

 

 とにかく優しく撫でた、これが退路と信じて。

 

 ルドルフ「さてトレーナー君尞の時間が来ているから、帰ろうか」

 

「あっそうだなまたね」

 

 と手を振りながら、ルドルフに手をひかれながら車を止めた駐車場へ向っているはずだ。

 

 

 

 

 えー現在いま信号に引っ掛かりみんなでお話をしています。

 

 タキオン「カフェ君は、どうしてトレーナー君と一緒だったんだい?」

 

 カフェ「一緒に楽しく”お買い物”していましたから」

 

 あーやめてくれカフェ、この車ガソリンエンジンで走っていますから、燃料追加しないでくれ。

 タキオンがこちらをチラチラ見てくる。

 

「今度紅茶淹れて、勉強見てやる」

 

 タキオンはカフェに自慢したげな顔で見る。

 悪いなゴルシお前は緩衝場だ。

 

 

 

「明日11時にトレーナー室集合な、質問あるか?」

 

 やっと学園に帰ってきて、みんなで食材運んで、明日についての質問を受け付けるが誰も手をあげない。

 

「質問がないようなら、今日は解散明日もし、俺が部屋に居ないかもしれないから、ルドルフに渡しておく」

 

 ルドルフに鍵を渡して俺は、明日の下準備を始めた。

 

 

 

 




また約5000文字書いた、見る人にはこれくらいがいいのか?
時計の時間は関係ない、場面というか時間が進んでいる表示みたいな感じにとらえてほしい。



お気に入り、高評価、アドバイス、感想待ってます‼


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思春期と葦毛

タイトルに葦毛ってあるけど、この話ではあんま関係ない


「ハァ」

 

トレーナーの気分は偏頭痛に悩む人のように良くなさそうに見える。

現在午前9時トレーナーはトレーナー室のソファに座りニュースを見てため息をついた。

 

「3ヶ月たっても性犯罪関係やファションのニュースはなれないな」

 

『次のニュースです。本日組織的に男性を誘拐していた組織に大規模な突入をし、大勢の構成員を逮捕しました』

 

『怖いですよね、男性は外にでれたものじゃありませんね』

 

『女性全員が誘拐犯って言いませんが、ここ最近誘拐が起きていると、どうも警戒心が強くなってしまいます』

 

『やはり前からでていた。護衛を付ける。これを実行すべきです!』

 

ポチ

 

悩みの種をどうやってつぶすべきかと考えてを頭からなくしたいのか、ソファをたちコーヒーを淹れるため、事務用の机の引き出しからインスタントコーヒーを取り出した。

 

コンコン

 

「どうぞー」

 

ノックの音に入室許可の返事をしながら、慣れた手つきでコーヒーを淹れていく。

 

タキオン「やあトレーナー君」

 

「早いなタキオン。紅茶?」

 

タキオン「私の好みをわかってきたね」

 

ボフッ

 

トレーナーが先ほどまで座っていた、タキオンはソファに深く腰をかけた

 

「間違える度にごねられてしまえば、覚えたくなくても覚えるよ」

 

トレーナーは苦笑いをしながらも部屋の棚から、ポットとカップそして茶葉を取り出しリーフティを淹れる準備を始めた。

 

「カフェとかどうした?」

 

タキオン「置いてきた」

 

タキオンの言葉に困ったような様子であるが、慣れた手つきで丁寧にリーフティを淹れていく。

 

「お前の置いてきたは、用事あるっていうことだろ」

 

タキオン「流石助手君だ」

 

「降格するな」

 

と話ながらもリーフティを淹れ終わり、ソファ前の机に置いた。

 

「それでなにか話あるだろ?」

 

ズズズとアツアツな紅茶をすする音をたてながらも、尻尾を揺らし紅茶を飲む姿を見ながらタキオンの隣に座った。

 

タキオン「流石トレーナー君わかっている」

 

タキオン「この前のレースに勝ったご褒美を要求する」

 

「前にあげなかった?」

 

トレーナーの表情は少し険しく見える。

 

タキオン「別に買ってほしいとかじゃないんだ」

 

何を要求されるのかわからず、トレーナーの表情は先ほどに比べ険しくなった。

 

「で、何するんだ?」

 

落ち着くためかカップに残っている、コーヒーを飲み切った。

 

タキオン「君のふ、腹部を触らせてもらえないか」

 

言葉と共にタキオンの耳は左右にバラバラに動き始めた。

 

「いいぜ手を貸せ」

 

タキオンの返事を待たずに、タキオンの手首を掴みゆっくりとゆっくりとトレーナーの腹部へと引っ張る。

両者の顔はどんどん赤くなる。

トレーナーは大人としてのプライドが邪魔して動けないのだろう、タキオンは絶好のチャンスを逃したくないと思われる。

 

残りわずかな時

 

ゴトン

 

机のペン立てが落ちてしまった。

 

タキオン「あ、あああ、せ、席外すね!!」

 

とこの場から逃げるように、部屋を後にしたが。

 

「このあと集まること忘れてないか?」

 

 

「これやるか」

 

先ほどから時計の短い針が、12時峠を超える為に動き始めたころ。

ウマホのゲームストアで、自分の好みにあうゲームを見つけ、インストールするためにパスワード入力を始めた。

 

「らららーららーらーー」

 

することなく暇な為「ら」のみで歌い始めた。

 

コンコン

 

そんなノックする音など、気持ちよく歌っているトレーナーには聞こえるはずがないらしく、返事もしない。

 

????「失礼するよ」

 

???「トレーナーなに歌ってるんだー?」

 

???「失礼しますね」

 

いつもどおりに3人は入って来たが、まったく気づいてないし、それどころかウマッターを見始めた。

 

???「おい、アタシたち来たんだが」

 

するりとトレーナーの手からスマホが引き抜かれた。

 

「あっ誰だよって、お前らか」

 

ルドルフ「ああ、タキオンは来てないのか?」

 

「お前らより数時間前に来てはいたけど、からかって遊んでいたらどっかいっちまった」

 

ソファから立ち上がり、首と指からポキポキと音を鳴らしながら返答する。

 

ゴルシ「んじゃ、どうするんだ?」

 

 

 

「俺さ聞きたいことあるけどいい?」

 

机の下を覗いて、机下に何か見つけたゴルシを放置しながら質問をする。

 

カフェ「いいですよ」

 

「ああ・・・・・・・ごめんやっぱいいわ」

 

カフェ「わたしがいる理由ですよね」

 

「すまん今思い出した」

 

カフェの来ている理由を思い出して、トレーナーは目をそらしながら申し訳ない顔をしている。

目そらした先に偶然にも、机下を捜索するゴルシのスカートの中身が見えてしまった。

 

ゴルシ「んっどうした?」

 

「なんでもない。お前のパンツなんか見てない」

 

急いで自爆否定をしたが。

 

カフェ「トレーナーさんはこんなパンツ好きなんですか?」

 

とカフェはゴルシの許可なく、思いっきりスカートをめくった。

 

ゴルシ「ヒィ! お前シャレにならないからやめろ!」

 

ゴルシ「トレーナーだってこんな大胸筋あたりだけ、太り気味のウマ娘なんて好きじゃないだろ?」

 

そう言いながら、ゴルシは自分の胸をたぷんたぷんさせている。

 

「いや、むしろ好きだが」

 

なにを思ったのか、事務に座った。

 

ルドルフ「そ、そうなのかい?」

 

「詳しいことを言うと、俺の精神が嫌になるので言わないぞ」

 

耳が一味唐辛子のように赤くなり、椅子を180°回転させ、ウマ娘達に背を向けた。

 

・・・・・・・・・

 

 

部屋が上映が終わった映画のように静かになり、誰かが発言しないと状況が動かない。

 

プルプルプルプルプルプル

 

トレーナー室の備え付けの黒電話が鳴った。

受話器を持ち、耳と口付近に当てた。

 

「もしもし?」

 

理事長『もしもし、理事長だ』

 

『はい理事長。どうしました?』

 

理事長からの電話で誰も話すことをやめたのかソファに座るため戻った。

 

理事長『きみのところに入るウマ娘について話す』

 

『はい少し待ってくださいメモする準備しますので』

 

事務用の机から紙とペンを取り出した。

 

『すいません。準備できました』

 

理事長『うむ。名はオグリキャップ。髪と尻尾の色は葦毛色』

 

『はい。・・・葦毛色ですか....』

 

紙に自分の読める範囲でオグリキャップと葦毛色と記入する。

 

『あの今思ったんですが、なんでウラインとか写真の手渡しじゃないんですか?』

 

理事長『オグリキャップの資料がたづなの鞄の中にあって、たづなは夜まで帰らないし、携帯は没収されている』

 

『前日に渡すってことはしなかったんですか?』

 

トレーナーがイラついているのか、ペンを机に向けトントントンと叩き始めた。

 

理事長『う、うむ。忘れてました』

 

『・・・わかりました。どこへ向かえばいいですか?』

 

理事長『○○駅の東口に向かってくれ』

 

『わかりましたそれでは切ります』

 

ガシャン

 

少し乱暴に受話器を戻した。

 

「ちょっと行ってくる。連絡したら料理してくれ下準備は終わらせてあるから、温めたり、皿乗っけるくらいだからよろしく」

 

いつも出勤の時に使っているバックを持ち、部屋を走り出て行った。

 

ルドルフ「行ってしまったな」

 

カフェ「行ってしまいましたね」

 

ゴルシ「日ごろどんな下着つけてるか、探すか」

 

男子高校生みたいな、エロいの目をしながら立つゴルシ、それを止めるかのようにルドルフはゴルシの手首を掴んだ。

 

ルドルフ「生徒会長として止めさせてもらうよ。ゴールドシップ」

 

ゴルシ「会長あんただってウマ娘で思春期だ。近くの異性がどんな下着つけているか気になるだろ。こんな機会二度とない。まぁアタシ一人でじっっくりと堪能してくるよ」

 

覚悟を示すように、腕を思いっきり上下に振り、動揺するルドルフの腕を振り落とした。

 

カフェ「私もいきます」

 

ゴルシ「よーしカフェ行くぞー」

 

トレーナーのプライベートの部屋へ向かう二人を止めれず、自分の欲望のままにルドルフもトレーナーのプライベート部屋に足を進めていく。

 

 

      

 

 

「ふぅぅ」

 

目に見えるほどの煙がトレーナーの口からでて、再び火がついて燃え始めたタバコを吸う。

 

「行くか」

 

時間を確認した後、喫煙所の吸い殻スタンドにタバコを入れ、喫煙所を出る。

 

「こっちか」

 

駅の地図と記憶を頼りに東口へ足を進める。

 

「ここでいいのか」

 

休憩の為近くの空いている椅子にこしをかけた。

 

女「ねぇお兄さん遊ぼ」

 

「残念ながら、俺はヒトを待っている」

 

頭を下げ、ぐったりと休んでいるときれいなお姉さんに声をかけられた。

 

女「そこの喫茶店でお茶しようよ。お姉さんがお金だすから」

 

ナンパ師の女はない胸を強調している。

 

「ないもん強調されても俺はなんとも思わん」

 

興味なくポケットから携帯とイヤホンを取り出し、イヤホンを耳に装着し、音楽を流し始めた。

 

女「ちょっと!!話しなさいよ!!」

 

トレーナーの態度に激昂したのか、イヤホンのコードを掴み思いっきり引っ張り、携帯ごと奪った。

 

「・・・何するんですか?」

 

いきなりイヤホンと携帯を取られて、抗議のため立ち上がった。

 

女「私と一緒に来い」

 

先ほどに比べ、別人のように強硬的な姿勢になった。

 

「周り見たほうがいいですよ」

 

激昂してトレーナーに当たっていた女は、言われた通りに周りを見渡す。

 

ヒソヒソ アノヒトヤバンヨ ニュースノソシキノニンゲン?

 

今朝のニュースが効いているのか、周りの人たちはこちらに注目している。

 

女「あ、わたし違う。・・・あーもう!! 返すわ!! 覚えてなさい!!」

 

周りからの視線に負けたのか、女はトレーナーの携帯を乱暴に手渡しして、どこかへ早歩きで消えてしまった。

 

「さてと」

 

先ほどまで座っていた椅子に座り直し、トレーナーは周囲を見渡す。

 

「野次馬に囲まれたな」

 

まるで誰かを弾圧、集団リンチするように周囲を囲まれた。

 

「おっ」

 

いまだにヒソヒソと動かずに、トレーナーを囲む人たちの中に葦毛色の耳と髪の人がいた。

 

「ちょっと君待って!」

 

野次馬の人混みをかき分け葦毛のウマ娘の手首を掴んだ。

 

???「あのどうしました?」

 

いきなり腕を捕まれたからなのか、怯えた声で質問してきた。

 

「今日の君の送迎そして、これから君のトレーナーになる者だ」

 

 

 




感想やアドバイス、誤字脱字報告おねがいします。

寝るところまでやるつもりだったけどなんか切りが良かったから・・


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葦毛の子みーつけた

アルダンのキャラがなんか違う気がががが


「あれはなんですか?」

 

 

 とても多くの人が集まっている。祭りのように見えるけど、みんながガヤガヤしている訳ではなく珍しい物を見ているように見える。

 

 

 メイド「すみません。我々にはわかりません。多分ゲリラライブかと思われます」

 

 

 その言葉に葦毛色に近い彼女は、はじめてのことに興味津々だ。

 

 

「私見てきますね!」

 

 

 メイドが止めようとしたが、彼女を止めることが出来ず人ごみにまぎれてしまった。

 

 

「んっんっ」

 

 

 無理くりと人ごみを進んで行くといきなり彼女の手首を掴まれる。

 

 

「あのどうしました?」

 

 

 

 いきなり腕を捕まれて動揺して、とても怯えた声で質問した。

 

 

 

 ????「今日の君の送迎そして、これから君のトレーナーになる者だ」

 

 

 

 と訳のわからないことを言ってくる。

 

 

「あのヒト違いでは………」

 

 

 相手の勘違いを止めようと説明しょうとするが。

 

 

 ????「ここだと、まずいな移動しよう」

 

 

 彼女は男性に手を引っ張られてどこかへ向かってしまう。

 

 

 

 

「あのあなたは?」

 

 

 彼女はわけもわからず、どこかもわからないところまで連れてこられてとても混乱している。

 

 

 トレーナー「○○トレーナー知らされてない?」

 

 

「男性の方?」

 

 

 トレーナー「そうだけど」

 

 

「触らせていただいても?」

 

 

 トレーナー「? いいけど」

 

 

 人生で初めてあった男性に、期待を寄せながら手を触り始めた。

 

 

「大きいですね」

 

 

 トレーナー「男のヒト初めて?」

 

 

「はい。教育しているときにあわせてもらったことなくて」

 

 

 二人とも座り、彼女は目をぱちぱちさせとても楽しそうにしている。

 

 

 トレーナー「それじゃ行こうか」

 

 

「どこにですか?」

 

 

 トレーナー「トレセン学園だ。オグリキャップさん」

 

 

 すこしずつ暑くなりはじめてトレーナーは額に汗が出てきた。彼女は頭をかしげて何言っていると言いたげだ。

 

 

「あの私、メジロアルダンと言うものですが」

 

 

 トレーナー「…………えっ?」

 

 

 トレーナーは勘違いしていたのか、呆然している。

 

 

 トレーナー「メジロアルダン……あのメジロ?」

 

 

 トレーナーの慌て具合がわかるように、トレーナーの額のテカリ具合がわかるほどだ。彼女は汗のかき具合に心配している。

 

 

「大丈夫ですか?」

 

 

 トレーナー「し、失礼しました!!」

 

 

 日差しが隠れ始めたそして、トレーナーがどこかへ走り逃げて行った。

 

 

 メイド「お嬢様ここにいましたか」

 

 

 横道からまるで刺客ように落ち着いた様子で彼女の方へ歩いてきた。

 

 

「ええ、よくここにいるってわかりましたね」

 

 

 メイド「私も一応ウマ娘ですので、匂いで追跡できますので」

 

 

「相変わらずすごいですね」

 

 

 メイド「おほめの言葉ありがとうございます。こちら飲み物です」

 

 

 スカートのポケットから彼女の好きな飲み物を取り出して、彼女は嬉しく一気飲みした。

 

 

 メイド「私だからいいですけど、旦那様などがいるところではやめてくださいね」

 

 

 いつものことだが、困ったようすで彼女を見つめる。

 

 

「そういえば私初めて男性のかたに会いましたの!!」

 

 

 メイド「あら詳しく聞かせてもらってもいいですか?」

 

 

「それでですね」

 

 

 初めてのことを共有する。二人はとても楽しく従者と主の関係などなく二人の女性の会話のようそうだ。

 

 

 

 

「はぁどうするかな」

 

 

 缶コーヒー片手に一人かけのソファに座りあてが無くなってトレーナーは落ち込んでいる。

 

 

 ???「あの、すみません」

 

 

「どう.された?」

 

 

 トレーナーは驚いた。トレーナーは持てなさそうなリュックをしょった葦毛の娘が立っていた。

 

 

 ???「えっと自己紹介だ……ですね。私はオグリキャップです。○○トレーナーですよね?」

 

 

「君か!」

 

 

 ここまで色々あって、やっと目的の人に会えたことに嬉しかったのか、立ち上がってオグリのてを取った。

 

 

 オグリ「あっ、えっとその離してもらっていいですか?」

 

 

「あっ、すまない」

 

 

 嬉しさのあまりに、手を掴んでしまったことを謝りながら手を離す。

 

 

 オグリ「すみません。ちょっと触られていることに慣れてなくて」

 

 

 顔を赤くして照れていることに、とてもかわいいケッコンシヨと思っているトレーナーを叩き起こすように冷たい風が吹いた。

 

 

「寒! 暗くなり始めたから、もう車に移動しようか」

 

 

 オグリ「は、はい」

 

 

 挙動不審な感じを気にしながらも、トレーナーはオグリの歩調に合わせながら車へ向かった。

 

 

 

 

 

 

「さてバックを押し込むぞ」

 

 

 暗くなり始め二人はワゴン車のトランクにバックを力一杯に押し込む。

 

 

「よし。悪いが助手席に乗ってくれ」

 

 

 オグリ「はい」

 

 

 トレーナーは携帯でルドルフたちにかえると連絡した。

 

 ~

 

 

「間に合わないか。軽い話があるんだがいいか? 答えたくなかったら無視してもらっていい」

 

 

 車内で自国の軍歌のアレンジ曲が流れる中、トレーナーは真剣な目になり質問をした。

 

 

「君はどうして敬語なんだい?」

 

 

 かくしんをつかれたのか、オグリは慌てて目を外へ向けた。

 

 

「答えて貰わなくてもいい、ここからは俺の独り言と思ってくれていい、君の言葉は意識しての敬語、というより赤の他人として会話をしていると思うんだ」

 

 

 カチャ

 

 

 自前のカセットテープが切れて曲が止まり、静かになった。

 

 

 オグリ「笠松にいたころのトレーナーは男性だったんだ」

 

 

 赤信号にひっかかり再び曲を流そうとするが、オグリの言葉に動きを止め、信頼がすこしあると思いすこし嬉しく思いながら、発進する準備する。

 

 

 オグリ「50代くらいの髪のすくないおっさんだった。優秀であったが、セクハラが激しい人だった」

 

 

 信号が青になり、車を発進させた。

 

 外は暗くなり外の街灯などに顔を照らされる。

 

 

 オグリ「私も先生方に訴えたけど、優秀だから嘘とあしらわれて、男性にセクハラされるなんて運いいじゃんと言われた」

 

 

 オグリ「助けてくれたのが、トレセン学園の副会長の二人なんだ」

 

 

 最近二人を見ない日が多かった理由がわかり、納得してハンドルをすこし強く握った。

 

 

 オグリ「それで今逃げるようにこちらにきた」

 

 

 今にも泣きそうなオグリの頭を撫でようとしたが、今の話を聞いて撫でるべきか悩むが、トレーナーは撫でた。

 

 

「大丈夫だ。俺はそんなことをしないし、したら理事長やみんなに言えよ」

 

 

 トレーナーは頑張って考えた励ましの言葉を送った。

 

 

 オグリ「……ありが゛と゛う゛」

 

 

 オグリの感情の器が溢れたのか、オグリの目から涙が溢れた。これからはしっかり寂しい思いをさせないと思い、トレーナーは赤信号で止まったときのみ頭を撫でた。

 

 

 

 

 

 

 

 

「よしついたぞって」

 

 

 もう満月がしっかり見えるほど暗くなり、トレセン学園の駐車場に停めたワゴン車を灯がてらす。

 

 トレーナーの目の先にいるオグリはすぅすぅと、健康な呼吸をしながら寝ている。

 

 

「もしもし。みんな駐車場に来てくれって伝えてくれ」

 

 

 携帯で連絡をしてくるのを待つこと10分。

 

 

 ゴルシ「おートレーナーご飯にしようぜ」

 

 

「しー寝ているから静かにな」

 

 

 ゴルシ「あっごめん」

 

 

 流石にゴルシの中に常識は持ってるようで、いつもとは違く落ち着きをもっている。

 

 

「みんなでリュックを持ってくれ、オグリは俺がおんぶしていく」

 

 

 タキオン「まさか! 私たちより先にお持ち帰りかい!」

 

 

 と言うとゴルシとルドルフがうまぴょい伝説のあたしだけにちゅぅするのゴルシが2着、ルドルフが3着のポーズをしている。

 

 

「お前らそんなことしてないでかえるぞ」

 

 

「「「はーい」」」

 

 

 トレーナーは信頼されて嬉しくて頬の口角があがりながら、オグリをおんぶして学園内に歩いていく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 時計の短い針が一つ進んだ頃。

 

 

 

 オグリ「んっっ、ん──ー」

 

 

「おっ、起きたか」

 

 

 オグリが寝ているところから見えないところから声がするため、キョロキョロと周りを見渡す。

 

 

「こっちだこっち」

 

 

 声の方をみるとベランダでタバコを吸っている。

 

 

 オグリ「トレーナー運んでくれてありがとう」

 

 

「いいね。しっかり話せてるじゃないか」

 

 

 オグリもベランダに移動した。

 

 トレーナーはタバコの匂いが嫌だろうと心遣いをして、オグリから距離を取ったがその距離を詰めるように近づく。

 

 

「お前わざわざ距離とってるんだから、距離詰めるなよ」

 

 

 オグリ「いいじゃないか。そういえばみんなは?」

 

 

「餃子やいてる」

 

 

 とトレーナーの言葉の後に後ろから叫び声らしきが聞こえて焦がしたと思いながら、あいつらの料理する力をつけるためと思いながらもタバコを吸う。

 

 

「案外どうにかなったな」

 

 

 トレーナーの言葉の通り机の餃子はトレーナーの考えより焦げずにしっかりと焼けている。

 

 

 カフェ「焦げたのはみんなで食べてました」

 

 

「そうきたか」

 

 

 ゴルシ「まあ、二人の空間を邪魔しなかったご褒美ってことで」

 

 

 トレーナーは餃子を食べようとするゴルシの脛を蹴ることで阻止した。

 

 

「挨拶の後食べろよ」

 

 

 ゴルシ「はーい」

 

 

 痛かったのか、涙目のゴルシをみて申し訳ないことをしたと思うトレーナーであった。

 

 

「「「「「「いただきます」」」」」」

 

 

 カシュ

 

 

 みんなバラバラに食べたいものをとっていくが、トレーナーは缶ビールを開けた。

 

 トレーナーはやはりウマ娘なんだなって思いながらも餃子をおかずにご飯を食べる。

 

 

「そうだゴルシあーん」

 

 

 トレーナーはさっきの脛蹴りの謝罪として、餃子をゴルシの前に差し出した。

 

 

 ゴルシ「えーと食べろと?」

 

 

「ヒトに差し出して自分で食べるという意味不なことしないよ。食べて?」

 

 

 トレーナーは食べないだろうと思いながらもこちらに来てから、軽く勉強して知ったあざとい系男子のように首をかしげてゴルシにおねだりをした。

 

 

 ゴルシ「あーそれでは頂きます」

 

 

 ゴルシは髪を耳にかけ、皆に見られながら餃子を頂く。

 

 

「どうだ?」

 

 

 ゴルシ「あーえっと、……ん゛っ゛っ゛!」

 

 

「お前が作った辛子いっぱいの ぎ ょ う ざ 」

 

 

 トレーナーの予想は作っているだろうと思いながら、ゴルシにあーんした餃子は外れだった。

 

 

 

 ゴルシ「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛」

 

 

 タキオン「流石にやりすぎではないかい?」

 

 

「これみて」

 

 

 トレーナーの指さしたところには、刺身のパックの袋から出したぐらいの量のわさびがあった。

 

 

「まぁじ、自業なんとやらだ」

 

 

 ルドルフ「自業自得だね」

 

 

「それだ」

 

 

 と楽しく会話をしながら、途中辛子餃子が一つ残っていて、ロシアンルーレットみたいなことをしながらも食事は進み、トレーナーの朝食の分のご飯まで食われた。

 

 

「すぅぅぅ。ふう」

 

 

 また手すりを掴みながらタバコを吸っているが今回は観客が5人いる。

 

 

「お前ら見てて楽しい?」

 

 

 このトレーナーの見られて恥ずかしい思いをぶつける問いにウマ娘達はこう返した。

 

 

 ルドルフ「なぜ吸っているのか、興味ある」

 

 

 ゴルシ「ゴルゴル星を見るため」

 

 

 カフェ「トレーナーさんがいるから」

 

 

 オグリ「えっと、か、カフェさんに同意……です」

 

 

 タキオン「紅茶のお供」

 

 

 とルドルフ以外の答えがトレーナーにはわからない。

 

 

 ゴルシ「そういやトレーナー」

 

 

「どうした」

 

 

 口からタバコを取り、タバコの焼けたところを灰皿に落とし、再びタバコ加えて手すりを支えとして皆の方を見た。

 

 

 ゴルシ「よくアタシたちの胸をよく見るけど、触るか」

 

 

「いいの?」

 

 

 酔っていることもあり、日ごろに比べ欲望が丸出しになっている。

 

 

 カフェ「トレーナーさんはおっきい人がいいんですか?」

 

「どっちかと言うと自分にないから、どうしても目線を持ってかれる。多分小さいころからいろんなものに目線がうつっていたから、それ原因で目線が色々行く」

 

 

 カフェ「はぁそうですか」

 

 

 なんとも言えない答えで、カフェは少し落ち込んでいる。

 

 

 ゴルシ「それで、触るか?」

 

 

 胸の下に手を回し、ゴルシの胸は強調される。

 

 

 トレーナーは返事もなしに少しずつゴルシの胸に近づくが。

 

 

「アッ! 俺皆でゲーム持ってきてるからゲームしようぜ」

 

 

 誠実にタバコを灰皿に練り付け、泥酔に近い状態で楽しそうにベランダから部屋に戻っていく。

 

 

 ゴルシ「…………」

 

 

 ルドルフ「……次頑張ろうか」

 

 

 ゴルシ「ああ」

 

 

 このあと日をまたいでゲームしてて、たづなさんが来て怒りながらも参加して皆で雑魚寝した。

 

 

 

 

 




前回敬語で話させたことの理由付けをこの話で終わらせたのは流石に速すぎたかもとは思ってる


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