Project Moon presents MAGIA RECORD (ryanzi)
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リリース前
ProjectMoonがマギアレコード制作の引継ぎを発表。プレイヤーたちの不安と期待の声・・・


先日のアニプレックスの倒産により、マギアレコードのサービスが停止された。

プレイヤーたちは先行きに不安を覚えたが、それはすぐに吹き飛ばされた。

韓国のゲームスタジオであるProject Moonが制作の引継ぎを発表したのだ。

彼らはマギアストーンの還元も約束したので、支持は高まっている。

LobotomyCorporation、LibraryOfRuina、LimbusCompany・・・。

これらの代表作で知られるプロムンは高クオリティを誇るシナリオが売りのスタジオだ。

既にプロムンはいくつかの画像をツイッター上に投稿している。

ここでは諸事情により掲載できないが、非常に興味を引くものとなっている。

まず、一枚目は七つの頭を持った龍のイラストである。

画像の右下には以下の文章が書かれているのが確認できる。

 

【黒き月は衰えるときに吠え、太陽は約束された朝の歌を歌う。ならば獣は何を叫ぶのか?】

 

いかにもプロムンらしくSCPの影響を受けているようだ。

しかし、獣が叫ぶとは何のことであろうか?あちこちで推測がなされている。

二枚目のイラストは霧に包まれている都市のイラスト。

おそらく、舞台となる神浜市であろうと推測されている。

三枚目は夜の路地裏をバックにした会話画面だ。

Live2Dではなく、LibraryOfRuinaのようなテイストである。

 

【そうだな俺は確かに不良だよ。だがな、不良の原因が何かってほど笑えるもんはねえ。

お前はさっき捨て猫を交番に届けたが、猫がお前に何かしてくれたか?

お前はさっき老人に席を譲ったが、その老人がお前に何かしてくれたか?

つまり、お前の善良は俺の不良と同じもんなんだ。原因なんて無いもんさ】

 

これは柄の悪そうな少年の台詞である。

驚くべきは、その少年の立ち絵がちゃんと描かれていることだ。

マギレコにおいて、魔法少女以外(一部除き)は単色で表現されていた。

とくに男性キャラの姿が描かれるということはありえなかったのだ。

これには賛否両論であったが、もっと衝撃的な知らせがある。

不良少年が語りかけているのはピンク色の髪の少年である。

四枚目のイラストにも同じ少年が書かれているが、両方とも目を赤い線で修正されている。

驚くべきは、右下に【主人公】と書かれていたことだろう。

少年だとも明記されており、これは非常に波紋を呼んでいる。

主人公が交代した上に、性別も真逆になっているのだ。

 

「・・・"魔法少女モノ"だよな?」

 

「百合要素を求めるのが難しくなるかもしれない」

 

「男いらない」

 

「いろはちゃん返して。マギアストーンもういらないからさ」

 

「これはこれで新鮮でいい」

 

「モブはどうなるんだ?まさか黒一色?プロムンらしいけどさ」

 

そもそも、プロムンによる制作自体を危惧する意見すらある。

 

「Mature 17+確定だな」

 

事実、五枚目の画像は非常にショッキングなものであった。

主人公が巨大な槍らしきもので串刺しになっているのだ。

それに、以前から急転落下が特徴のシナリオのプロムンは信用すらされていない。

このように色々と不安視されているマギレコだが、楽曲面では期待されている。

プロムンでお馴染みになったMiliだけでなく、【全てあなたの所為です】も参加するようだ。

二つの独特の世界観がどのような交響曲を新生マギレコに奏でるのであろうか・・・?



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Reveal Trailer 全文書き起こし

背景は暗黒。

正体不明の二人の会話が始まる。

だが、文字は滲んでおり、震えているので読みにくい。

 

???「ふむ・・・これは実に面白そうだね」

 

???「何を読んでるのー?」

 

???「ある少年についての報告だよ」

 

???「少年?魔法少女じゃないの?」

 

???「魔法少女じゃないけど、彼は注目に値するよ」

 

???「魔法少女じゃないなら、わたくしは別にきょーみないや」

 

???「彼がこの街でどのような物語をぼくに見せてくれるのか。それだけでもすごく楽しみだよ。ああ、どうか、彼がぼくたちの解放の途上に立ちはだかることがありませんように」

 

十秒間の静寂の後、金色に輝く文字が現われる。

 

おれは世界中のみんなを愛してる。ほんとうだ、神様に誓ってもいい。

おれはみんなを愛してる、おまえたちみんなを!

ハーラン・エリスン

【世界の中心で愛を叫んだけもの】

 

暗転。一人の少年と少女が画面左側に現れる。

画面右手には佐倉杏子の立ち絵が確認できる。

少年の髪はピンク色である。

 

佐倉杏子「・・・はあ?あたしに育ててほしい⁉」

 

朱音麻衣「悪い話じゃないと思うけど?ほら、見てて」

 

一枚絵が表示。麻衣のソウルジェムの穢れが少年の手に吸収されていく。

杏子、目を丸くしながら、それを見つめる。少年は無表情のままである。

 

???「・・・」

 

佐倉杏子「・・・信じらんねえな」

 

朱音麻衣「私だって信じられないわよ・・・」

 

???「・・・ごちそうさまでした」

 

佐倉杏子「しかも食べ物感覚かよ」

 

朱音麻衣「ちなみにグリーフシードに付いた穢れも食べてくれるけど、その代わりにグリーフシードも消滅するから気を付けてね」

 

???「・・・」

 

立ち絵による会話画面に戻る。

 

佐倉杏子(・・・それにしても無表情だな。いや、目つき悪いよりかマシか)

 

朱音麻衣「この子、大人しくて良い子だからさ・・・」

 

佐倉杏子「アンタが育てりゃいいじゃん」

 

朱音麻衣「あのねえ・・・こちとら多忙を極める学生よ?」

 

佐倉杏子「なーるほど、よーくわかったよ。暇なあたしにやれってか?この野郎」

 

朱音麻衣「そういうわけでお願いね。ビストくん、また来るからね」

 

ビスト「・・・はい。また会いましょう」

 

朱音麻衣、画面より足音と共に消える

 

佐倉杏子「はあー・・・しょうがねえ。これでも食うか?」

 

ビスト「ありがとうございます」

 

画面、暗転。

ゲームタイトルが表示される。

 

MAGIA RECORD

 

タイトルが消えた後、注意が現われる。

 

これは制作中の画面であり、実際の内容とは異なる場合があります。



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Test version Battle Video

動画の長さは2:10秒

戦闘画面の開始直後に、会話イベント。

なお、ビストは画面左手。天音姉妹は画面右手に配置されている。

 

天音月夜「どうしてわかってくれないのでございますか・・・」

 

ビスト「わかっていますよ。あなたたちの『解放』が魔法少女にとって救済になりえることを。それどころか、全人類をこれまでの苦難から救うものになるでしょうね」

 

天音月咲「わかってるなら・・・」

 

ビスト「でも、僕は自由が欲しいのです。幸福なんていりません」

 

天音月夜「何を言っているのかわからないでございます。人は自由になるから幸福になるのでございますよ?」

 

ビスト「ああ・・・あなたたちには永遠にわからないでしょうね。自由と幸福は別物なんだ」

 

天音月咲「不幸になりたいっていうの?」

 

ビスト「ええ、それでいいですよ。僕は不幸になる権利を要求する。老いて醜くなり、無力になる権利はもちろん、梅毒や癌にかかる権利、食料不足に陥る権利、虱にたかられる権利、あしたどうなるかわからないという不安をつねに抱えて生きる権利、腸チフスになる権利、あらゆる種類の言語に絶する苦痛に苛まれる権利も、そのすべてを要求します」

 

天音月夜「親の顔が見てみたいでございますよ・・・」

 

会話イベント、一時中断。

戦闘画面左手側に更紗帆奈らしきユニットが登場。

会話イベント再開。

 

ビスト「は、帆奈さん・・・ですよね・・・?」

 

更紗帆奈「育ての親の資格もなかったけど、呼ばれた気がしたからねー。まあ、名付け親だし?」

 

天音月咲「な、なんか嫌な予感がするんだけど・・・」

 

天音月夜「えっと・・・どちら様でございますか?」

 

更紗帆奈「あたしの名前なんか気にしなくてもいいよー。それより、さっそく始めよっか?」

 

戦闘開始。

五枚のカードが画面下側に配置される。

そのうちの一枚【名もなき星よ、空に堕ちよ】が選ばれる。

選ばれたカードはビストのユニットにセットされる。

次の五枚にはどれも更紗帆奈のイラストが描かれている。

このことから、更紗帆奈専用のカードであることが推測できる。

カードのセットが終了すると、戦闘背景とBGMが変化する。

BGMはMiliのカバーによる『名のない星が空に堕ちたら』。

流れ星のエフェクトが天音姉妹のユニットに当たる。

天音姉妹のHPはそれぞれ半減する。

さらに更紗帆奈の攻撃により、両者のHPは完全にゼロとなる。

天音姉妹のユニット、顔を青くしながら倒れる。

画面が暗転する。

 

ごめん、さすがに強くしすぎた!まだまだ制作中だからね!



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MAGIA RECORD 主題歌発表

本日未明、Project MoonはYoutubeチャンネル上にてある動画を公開した。

リリースが間近に迫っているMAGIA RECORDの主題歌とのことである。

作詞・作曲はMili、すべてあなたの所為ですによるものだ。

以下は歌詞全文を転載したものだ。比較的短めの曲である。

 

 

 

 

君の心の交叉時点、そこには獣が眠ってる。

狂気、不幸、みんなみんな食べてくれる。

ほら、ご飯だよ、お食べ。

私たちは回り続ける。さあ、お食べ。

LULALILURARARA・・・・

 

君の心はいつも叫んでる。

自由、自由、自由って。

でも、私たちは幸福でありたい。

ほら、甘い安寧だよ、お食べ。

でも、君はそれを拒む。どうして食べてくれないの?

君が食べてくれたら、私たち幸せなのに。

無色透明の水銀のような君が理解できない。

 

あらゆる穢れが万有引力に惹かれるように、

君もまた君の心の交叉時点から逃れられない。

ねえ、もう諦めようよ。

君はいつまでたっても自由になれないんだから。

ほら、こっちに来れば幸せになれるよ?

どうしてわかってくれないの?

LULALILURARARA・・・

 

君はもがく。名のない星に手を伸ばして。

善悪の由来がわからなかった君はもがく。

ナメクジが這うようにもがく。

それでも、それでも、君は自由になれない。

気付いたら、君は私たちのベッドの上。

ねえ、わかったでしょ?

ほら、幸せになろう?

LULALILURARARA・・・

 

ある日、君は歩き出した。

そして、世界の中心にやってきて叫んだ。

やめて、黙って。

 

僕は皆を愛している!本当だ信じてくれ!

 

君は叫んでしまった。

全て君の所為だ。

雨が降った。雨が降った。LULIRARARA・・・・

全て君の所為だ。

世界中に雨が降った。愛の雨。

全て君の所為だ。

愛の雨、愛の雨、悪意という名の愛が降り続ける。

全て君の所為だ。

やめて、STOP、往手・・・あらゆる言葉で呼びかけた。

全て君の所為だ。

でも、君は叫び続けた

全て君の所為だ。

獣は食べてきた狂気と不幸をこの世界に降り注がせた。

全て君の所為だ。

 

君は自由になった。私たちは幸福を失った。

すべて、君が叫んだせいなんだ・・・

 

 

 

 

 

この奇妙で不吉な歌は既に多くの考察が寄せられている。

ハーラン・エリスンの『世界の中心で愛を叫んだけもの』との関連も推測されている。

だが、現時点ではあまりに情報が不足しているため、これからのストーリーが期待される。

果たして、新しいマギアレコードはどのような世界観を繰り広げるのだろうか?

 

 

 

 

 

かいなでの絵師には総じて醜いものの美しさなどと申すことは、わかろうはずがございませぬ



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