ウルトラの戦士、始めました。 (気まぐれな富士山)
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プロローグ
俺はウルトラマンが大好きだ。初代から最新まで大好きだ。どちらかというと昔の方が好きだけど。
そんな俺は、ある日ウルトラマンに会った。
トラックに轢かれかけた子供を助けたときだ。
初代ウルトラマン、ウルトラの星M78星雲光の国の英雄だ。
出会った時はそりゃあ興奮した。なんせ憧れのウルトラマンだからな。
そして、彼(?)は言った。
「地球を、宇宙を救って欲しい!」
その時は少し悩んだよ。
だって、俺は自分の命がかかったことなんてしたことがない。ましてや地球の、宇宙の命運をこの30後半のオッサンに頼むなんて、馬鹿げていると思った。
しかし、彼はそれを百も承知で頼んできたんだ。遠い星から、この俺に。
なんでも、俺は遺伝子的にウルトラマンの力を100%使いこなせるらしい。それは、宇宙レベルで見ても稀、希少なんだと。
確かに俺は幼い頃に両親を亡くし、今でも恋人どころか気になる人もいない。天涯孤独の身だ。
そんな男に頼むだなんて、夢にしては出来すぎだ。
俺は了承した。こんな男で役に立つならと。
そしたらウルトラマンは、
「引き受けてくれたところ悪いが、今は時間が無い。すぐにでも我々の力を受け取って欲しい。なあに、心配はいらない。君なら確実に適応できる。この力にはキングの力も入っているんだ。君は、いつでもどこでもこの力を使える。だが忘れるな!その力は、悪事に使うと爆発する!」
随分と物理的な脅しだが、今の俺にそんなことをするつもりは更々ない。
「君の任務はこの宇宙の外側、我々の力の届かない、別の宇宙での異変解決だ。何かよからぬ事が起。そのものの元凶を突き止めるのが君の任務だ!」
さあ、行こうぜ!その宇宙とやらによう!
「あ、力の説明をするからちょっと来てもらうぞ。」
あ、はい・・・
こうして俺はウルトラの戦士になった。呆気なかったがここから始まったんだ。俺の宇宙警備隊ライフが!
そして俺は、数々の宇宙で様々なヤツらと出会い、別れ、そして対峙する。
まあ、それはまた先の話・・・
主人公
能力
ウルトラマンシリーズ全てのウルトラマンの力を使える。しかし、最終フォームや絆の力が必要な姿には条件がかかる。ウルトラマンキングやウルトラマンノアの力も使えるが、負担が大きい。人サイズのウルトラマンにもなれる。変身無しの素手でもかなり強くすることが出来る。(コンクリをかち割るくらいには。)
性格
ウルトラマンに憧れ、ウルトラマンを志す戦士。正義感と使命感を背負い、一人前のウルトラ戦士を目指す。私生活では、ブラック企業勤めにより鍛えられた精神で、最大8徹が可能。1人で会社の経理を担当しており、その勘定術には神が宿るという。異性と最後に会話したのは高校2年の春のため、異性の感情に疎い。それなりにイケメン。
座右の銘
「明日に向かって叫べシュワッチ。」
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