聖剣達と過ごしていくハイスクールDxD (エース(ただの社畜))
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第0章 〜原作前の出来事〜
第0話 オープニング 〜目が覚めたら白い部屋〜


皆様改めてはじめまして、作者のエースです。

正直作文とかの文章を書くのが苦手なので言葉遣いが酷い、安直すぎるタイトル名等の事が今後もあるかと思われますが、亀になっても私生活云々の間を見つけて頑張って続けていこうと思いますのでどうぞよろしくお願いします。

さて、それでは始めて行きましょう第0話!



追記:主人公君の喋り方を編集して微調整しました


目が覚めたら、よく分からない空間にいた。軽く周りを見ても上も下も分からなくなるくらいの真っ白な部屋で青年が1人でいた。

 

青年「ここは一体…。目覚める前の最後の記憶はえーっと…。」

 

???「トラックに衝突しそうな子供を咄嗟に押して助けたんですよ」

 

青年「ああ!そうそう!それで強い衝撃があって…。」

 

ん?という事は俺は轢かれたのか?というかさっき軽く周囲見たけど人居なかったよな…え?ならこの声は?

 

青年「誰だ!?」

 

神様「あ、私これでも一応神様です。」

 

青年「あ、ご丁寧にどうm…えっ神様!?え!?え!ええ!?」

 

神様「そーです!神様なのです!」

ドォォォォォォ✧\\ ٩( 'ω' )و //✧ォォォォォォン!!!

 

と、神様というその女性はその場でポーズを取った。

 

青年「えっと、その神様が多分死んだと思う俺にどのような御用でしょうか?」

 

神様「いやね?その子供、私の子なのよ。だから良かったらどっかの世界に転生しないかなってお礼を兼ねて来たの。」

 

え!?神様の子供!?なんであんなところにいたの!?

 

神様「目を離した隙にいつの間にかそっちに居てね、そして気づいて連れ戻そうとしたらあなたが押し飛ばしてトラックに引かれちゃったから。本当にごめんなさい…。」

 

そう言うと神様はその場で土下座をした。え!?土下座!?前世でもされることなんてなかったからやめて欲しい!つーか心読まれてない!?

 

青年「いや、謝らなくてもいいですよ、自分がするべきだと思ってした事なんですから。というか普通に俺の心読んでましたね」

 

神様「ありがとう…。あと心を読むというか勝手に聞こえてきちゃうって方が正しいわね。さて!話を戻すけど、どうする?転生する?転生先は転生すると決めてからでないと分からないけれど…。」

 

そして神様は立ち上がってくれた。助かる……。

 

青年「ちなみに転生しないを選んだらどうなりますか?」

 

神様「何もすることが無くて完全な静寂と化している天国に行くk「します!させてください!俺の性にあわないですから!」まぁ、その気持ちは私にも分かるわ、それじゃあどの世界になるのかしら?」

 

なんだその天国という名の地獄は!そして神様は見た目は完全なガチャガチャを回した。てかいつからそんなモンがこの部屋にあったんだよ…。

 

神様「はい出ました!何何?『ハイスクールDxD』?つまりは創作物の世界って事かしら。」

 

青年「『ハイスクールDxD』?なんか聞いたことがあるようなないような…。」

 

神様「まっ、決まっちゃった者は仕方ないわね。それじゃあ『転生特典』を決めてね。」

 

青年「特典?その世界って何か持ってないと必要な感じなんですか?」

 

神様「え?ちょっと待ってね!今確認するから!」

 

そう言うと神様は一瞬光に包まれたかと思った瞬間にその場から消えた。

 

青年「さて、この待ち時間をどうしよう…。」

 

神様「ただいま!その世界の事がほーーんのちょっとだけ分かったよ!」

 

青年「速っ!?10秒もかかってなかったぞ!そしてほんのちょっと!?」

 

神様「ええ!軽く重要な事だけが書かれてた資料を適当に軽く見ただけだから!」

 

青年「ぇぇえええ!?それでいいんですか!」

 

神様「いいのよ!分かれば!そんなことよりその世界は 天使・悪魔・堕天使 の3大勢力に別れていて、そしてその世界の人間には神器(セイクリッド・ギア)という異能力があるらしいわ!」

 

青年「その世界の人間すご!?」

 

神様「さて、この話を聞いて転生特典はどうする?あ、この紙に書いてね」

 

そう言って神様は紙とペンを渡してきた。

 

青年「ちなみにその世界で戦闘とかってあると思いますか?」

 

神様「十中八九あるって考えていいと思いますよ。」

 

青年「そうですか…うーん………。」

 

神様「あ、特典数は最大3つね!」

 

青年「え!?3つ!?そんなにいいんですか!?」

 

神様「いいのよ!お礼を兼ねてなんですから!」

 

青年「欲望全開にしてもいいんですか?」

 

神様「ええ!常識の範囲内であるなら許しましょう!」

 

青年「では」

 

そう言うと青年はペンをどんどんと走らせて行った。そして書いた紙を神様に渡した。書かれていた内容は

 

1.『仮面ライダーセイバー』に出てくる『全聖剣』と全『ワンダーライドブック』の所持

 

2.身体能力、家事能力、音楽能力をEXに

 

3.神器を『仮面ライダーW』の「地球(ほし)の本棚」

 として覚醒

 

神様「(うーん、なんかアウトの様な気がするけどきっとこの子なら大丈夫でしょう。けど気になるのもあるしいくつか聞いてみようかしらね)ちなみにこの音楽能力って?」

 

青年「歌唱と楽器の演奏能力の事です。弾きたい曲あるのに弾けなくって」

 

神様「なるほどね、じゃあ何故セイバーを選んだの?」

 

青年「姿もカッコイイし、何より待機音と変身音が好きだからです!」

 

神様「なるほどね、性能云々を考えるよりもそっちを優先させたのね。(嘘をついてもいないし、多分大丈夫でしょう。でもちょっとだけ心配とかもあるしそーなるとやっぱり…)……ならばこっちから特別サービスを3つします!」

 

青年「え!?これでも十分すぎるのに!?」

 

神様「ええ!いいわよ!サービスってよりも私からのプレゼントと思って受け取ってね!1つはあっちに行ったらわかると思うけど、2つ目はサーベラの変身する時とかで使えるように『煙叡剣狼煙』から自由に性転換が出来る煙を出す力を与えるわ」

 

青年「ええ!?それって色んな意味で大丈夫なんですか!?」

 

神様「もちろん悪いことに使ったら殺しますからね?」

 

青年「怖っ!まぁでもそんな事に使うつもりは毛頭ないですけれども…。」

 

神様「さて、3つ目なんだけど、好きな楽器を2つまでプレゼントするわ」

 

青年「え!?じゃあ『オーブニカ』と『バイオリン』をお願いします!」

 

神様「オッケー!」

 

そして神様が指パッチンをしたらバイオリンが入ってあるケースと『ウルトラマンオーブ』本編でガイさんが使っていたオーブニカと瓜二つの物が目の前に現れた。

 

青年「うぉぉぉ!!!本当にありがとうございます!!!」

 

神様「うふふ、喜んでもらえて嬉しいわ。さて、そろそろ転生するけれど大丈夫?」

 

青年「はい!何から何までありがとうございました!」

 

神様「ええ!あ、忘れてたけどあっちの世界での名前はどうする?」

 

光刃「え?えっと…。『暗闇(くらやみ) 光刃(こうは)』でお願いします。」

 

神様「分かりました。ではご武運を」

 

光刃「はい!」

 

そう答えると光刃の体は光に包まれていき、この部屋から消えた。

 

神様「さて、私からの1つ目のプレゼント、喜んでくれるといいのですけれど…。」

 


 

光刃「うっ……。うん?ここは…」

 

光に包まれてから数分後、光刃は目が覚めたらベッドの上で寝ていた。

 

光刃「あれは夢か?いや、それだったらこんなに鮮明に覚えている訳はないし、そもそも俺の知らないこの部屋も説明がつかない」

 

そう言い周囲を見渡すと机の上には沢山のワンダーライドブックと一通の手紙が置いてあった。

 

光刃「これは……!やはり夢ではなかったのか。となると聖剣達はどこに…。なんかブランクワンダーライドブックがあるのが気になるけれどもその前にこの手紙でも読むか」

 

やぁ!無事に転生できたみたいだね!それでこの家の説明だけど、二階建ての約33坪の4LDKだからね!あ、家族は幼い頃に交通事故でもう居ないってことになってるから。でも1人暮らしって訳ではならないからね!その理由は後で書くとして、次に水道代費云々の事だけど、そこんところは全部私が請け負うから気にしないでもいいよ!過保護とか思われるかと思うけど気にしないでね!ついでに生活費として毎月振り込んでおくから。それと君は今16歳としてそっちに送り出したから、4月になるまで修行なり勉強なりしてからそっちの『駒王学園』の2年生として転入生として入学してね!あ、制服とか鞄とかの用品は既にあなたの部屋に全部置いてあるから大丈夫よ。

 さぁ!ここであっちで秘密にしていた1つ目のサービスについてだけど、『刃王剣十聖刃』に意志を与えておいたから、二人三脚で頑張っていってね!それじゃあ長くなったけど、いい学園ライフをね!

                  神様より

 

PS.この手紙読み終わったら光になって消えるからね、あとついでにブランクワンダーライドブックを数冊置いておくから、これで貴方だけのオリジナルを創ってみてちょうだい!最後にだけど、この世界にいる神様と私はまっっったく関係ないからね!そこだけは絶対に覚えておいて!ホントにお願いね!

 

めっちゃお願いをしてる所を読み終わったら手紙は光になって消えた。

 

光刃「えぇ……。この世界の神様って何をやらかしたらこんなに拒絶されるんだ…。というか『十聖刃』に意思がある?どういうこと「マスター!目が覚めたんですね!」ん?」

 

そして振り返ったら部屋のドアが開いていてその近くには青い髪で赤い瞳でまるで『刃王剣十聖刃』のような星空のような服を着た少女がいた。

 

光刃「えっと、誰だ?」

 

少女「あ!初めましてマスター、私は『刃王剣十聖刃』に宿っている意思です。」

 

光刃「………え?」

 

え?この子が?しかも人間態になれるの?マジで?

 

少女「多分混乱してると思いますが、これからよろしくお願いします!」

 

そう言うとちょっと照れながら眩しい笑顔と共に手を出てきた。

 

光刃「あ、ああ。よろしく。じゃあ『刃王剣十聖刃』のから文字って『クロス』って呼ばせてもらう、あと俺のことは『光刃』って呼んでくれ」

 

クロス「クロス…!ありがとうございます光刃!じゃあ早速この家を案内しますね!」

 

光刃「ああ。っておおっ!ちょっと!」

 

クロス「早く早く!」

 

そして少女…。改めてクロスは、俺の手を強く引っ張りながら家を案内してくれた(ちょっと興奮気味だったけれど)。そしてリビングの上にはバイオリンとオーブニカが置いてあった。後で地球の本棚で楽譜を調べてから1曲試し弾きしてみようかな。あと聖剣達ってどこに置いてるんだ?もしかしてまだ見てない部屋があるのか?見つけたら目的は違うけれどユーリさんみたく光剛剣最光と融合しようかな。あと自分だけのワンダーライドブックかぁ、どうしようかなぁ…。




第0話これにて終了です!ここまで見てくださってありがとうございます。もし感想が貰えたら嬉しいです!

次回は光刃とクロスについての設定を書こうかなと思つております。それでは皆様!次回までチャオ!(アタックライド インビジブル!)


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キャラの設定&お家 〜何だこの勝ち組環境〜

はい、それでは作者の想像力が暴走して勢いだけで生まれたこの作品のオリ主達の設定です。どーぞ!(反省も後悔もない)

追記:ノーザンベースとサウザンベースを間違えるというミスをしてしまいました。めっちゃ恥ずかしい……。


 暗闇(くらやみ) 光刃(こうは)(転生者)

 

身長:175cm

 

好きなこと・もの:音楽 特撮系 刺身 猫

 

嫌いなこと・もの:人を見下したり、バカにしたりする人 非人道的な思考に至る人 グレープフルーツ

 

特技:全仮面ライダーの変身モーションの完全再現 パソコン弄り パソコンで仮面ライダーの待機音の完全再現 小物制作 キャラなりきり

 

神器:「地球(ほし)の本棚」

仮面ライダーWに出てきた「地球の本棚」とほぼ同じ性能の光刃専用の神器(セイクリッド・ギア)である。違う点をあげるとするならば()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()事だ。ただし、一部には本自体に厳重なロックがかかってあって見ることが出来ない、長時間効果の発動をし続けたら激しい頭痛と強い眩暈を起こすというデメリットがある。しかし、検索エンジンのようにピンポイントで検索をするとそのページを開いた状態で手元に来る。ちなみに神器の形はフィリップの本で、発動のトリガーの言葉は「さぁ、検索を始めよう」である。ちなみにまだ神器は覚醒していない

 

 この作品の主人公。前世では親とも音信不通、友達との繋がりもかくかくしかじかあったために無い天下御免のぼっち(かくかくしかじかのとこは書く気は無い)。前世の死因は子供を助けるためにトラックに引かれてしまったことであるが、実は助けたのが神様の子供という事を後から知った。そして神様から色々とあって(欲望全開にしたら)とんでもないモンを多数受け取り転生した。その後一人暮らしとしては広すぎる家で目を覚ました。

 性格は優しいく、比較的マイペースであり、友情を大事にするタイプである。しかし、他の人から向けられる好意に関してはちんぷんかんぷんである。また、歴代ライダー達の名言を自分の糧としてする姿勢も見られる。しかし友情や努力をバカにしたり、人を見下す態度をすることは強い否定と嫌悪感を出す。

 身体能力はあの時のおかげで人間卒業ラインのギリギリである。しかしこの身体能力EXのせいで人間なのか人間ではないのかを気配で即座に分かる、特撮で見た技はある程度再現ができる等とあるのでどちらにせよ人間は無事に卒業である。

 家事能力EXは洗濯、掃除、料理などが超完璧になるという効果、しかも食べたお店の味を完全再現出来るという店泣かせのことも出来る。しかも身体能力EXをフル活用した場合、全ての作業が10分足らずで終わるという一家に一台欲しいレベルである。

 音楽能力EXは楽器の使い方を学んだら即どんな楽譜の曲でも演奏ができる、歌唱の際には1人で2人分をできるというまたも人間卒業の離れ技を持つ(わかりやすく言うと1人で『W-B-X ~W-Boiled Extreme~』の2人の掛け合い、重なって歌うところはそれぞれ2つの声で聞こえるというもの)。

 容姿は黒い髪で紫の瞳、顔は天道総司と神山飛羽真を足して2で割ったような感じ、普段着は白のTシャツの上に紫のクラッシックシャツを着ていて、ズボンは漆黒のカーゴパンツでいて靴は白と黒の2色のadi〇asである。そして常時首元にオーブニカをネックレスのように掲げている。次の話では光剛剣最光に融合するぞ!本人は意気込んでいる。

 

 

 クロス(聖剣に宿る意志)

身長:125cm

 

好きなこと・もの:光刃(まだ恋愛感情ではない) 歌 コスプレ 甘いもの

 

嫌いなこと・もの:ライザーのようなタイプ 光刃のことを力としか見てない奴ら ホラー キムチ

 

特技:コスプレしたキャラに本人が憑依してるんじゃねえかレベルで完全になりきる 食材の鮮度の鑑定

 

 光刃が転生した際に一緒に来た『刃王剣十聖刃』に宿っていた意志。光刃がなぜ少女の姿なのかを聞いたら「知らない」と言われたので真相は完全に闇の中である。

 いつもは人間の姿になっているが、戦いの際には光の球体となって聖剣に宿り、光刃と共に戦う。ちなみに()()()()()()()()()1()0()()()()()()宿()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()。(聖剣と融合されても宿り不可)ちなみに人間態でも戦闘は可能で、その戦闘力は敵怪人幹部とタイマンで互角の勝負が出来るほどなのでこちらもほぼ人間卒業(元は人間では無いのだが)なのである。そして聖剣の状態を操ることも出来る(例:闇黒剣月闇を一時的に聖剣から邪剣にする。無銘剣虚無の聖なる力を一時的に封印し、無剣にする。カモフラージュとして全ての聖剣を一時的に聖なる力を完全封印した上に剣のレプリカにする等)。また、セイバーの聖剣達の声を聞くことも出来る。

 光刃には剣術、体術、高等部2年に遅れないで進められるまでの知識を教える師として過密スケジュールで週5で行っている(戦闘訓練では特別ゲストにも頼んで徹底的にしている)。しかしそれ以外の時では光刃に甘えたりしていて、休日には光刃を誘ってカラオケま〇きねこに行ったりラウン〇ワンに行ったりして日常を謳歌する。

 容姿は青い髪に赤い瞳、顔はコハナ(電王)とユイ(SAO)を足して2で割ったような感じ、普段着は星空のような柄の青いワンピースを着ていて、靴は黒の〇IKEである。そして髪留めに刃王剣十聖刃エンブレムと同形状の物を使っている(依頼:クロス 作:光刃)

 

 暗闇宅

前回にも書いた通り、二階建ての約33坪の4LDKの一戸建て。外壁は黒で覆われていてソーラーパネルも屋根に置いてある。トイレは1階と2階に1つずつあり、浴槽も大人が足を伸ばして肩まで浸かれると広々としている。しかもダイニングキッチンであり、IHクッキングヒーターとなんでも尽くしである。1階には和室もある。2階には一人部屋で使える部屋が4つもあり、しかも屋根裏部屋に行くためのハシゴもあり、屋根裏部屋も2部屋に分かれている。しかもこの家、地下室もあり、地下室の造りは仮面ライダーセイバーに出てきたノーザンベースのようになっており、壁には12本の聖剣が壁に飾られるように立て掛けられてある。ちなみにこの地下室には生体認証でなければそこまでに行く階段が現れないというヤベーイって感じで出できている。俺にもそこに住ませろ(本音)

 

 12本の聖剣達

基本的に光刃のことを認めているのでセイバー、ブレイズ、エスパーダ、バスター、剣斬、スラッシュ、最光、カリバー、サーベラ、デュランダルに変身ができる。(もうこの時点でやばい)しかし、無銘剣虚無が拒絶していてファルシオンにはまだ変身が出来ない。(クロスが聞いてもなんも言わないとのこと)クロスセイバーについてはクロスが「まだ早いです!今変身したら器が持ちません!」と言って変身させてくれない。

 

 煙叡剣狼煙

この世界に来たらいつの間にかなんか出すことが出来る煙が増えていて驚いた。(クロス訳)

 

 ワンダーライドブック達

ブレイブドラゴンを始め、オムニフォースまでもある。現在放送している「仮面ライダーセイバー」で新しいワンダーライドブックを使った場合はいつの間にか増える模様。基本的に管理はクロスの部屋でしており、たまに楽しそうにその本を読んでいる。(こっそりと見ていた光刃談)

 

 レジェンドワンダーライドブック達

クウガからゼロワンまでのワンダーライドブックをこちらは光刃の部屋で管理している。このワンダーライドブックをクロスが使うとその世界のメインライダーサブライダーダークライダーを(変身することは出来ないが)関係なくピンポイント名指しで呼ぶことが出来る。(拒否られることもあるが)それを使い、クロスは光刃を先輩の力を借りながら鍛えている。ちなみに光刃はクロスに頼んで「俺様はキバである」ワンダーライドブックを使って、バイオリンを紅渡と紅音也の2名に指導してもらうことが出来た。そのため絶対音感を会得することが出来た(なにその羨ま状況)

 

 ブランクワンダーライドブック

神様から送られてきた真っ白のワンダーライドブック。オリジナルで作れるらしいがまだ作る気は光刃には無い。今は5冊あるが、「なんか、気分次第で増えていく気がする。」と光刃(ソウゴなりきり中)は言っている。




こんな感じですね。ちなみに家事能力をEXにした理由は私が家事苦手だからです。ちくしょう羨ましいぞ出来る人!この設定で分からないこと、気になることがあれば感想のとこで聞いてくだされ。

次回の内容は未定ですが、決定してるのは光剛剣最光とのヤツです。それでは皆様!チャオ!(テレポート!プリーズ)


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第1話 〜聖剣の融合と指名手配と炎の剣士の誕生〜

「聖剣達と過ごしていくハイスクールDxD」、前回の3つの出来事
1つ、子供を助けるために自分が身代わりになって命を落とした。
2つ、神様から色々とヤベーイものを受け取った。
そして3つ、新しい自宅で目が覚めてからクロスに引っ張られて1階と2階の案内をされた!(cv.中田譲治)

作者「ということでさてさてどうなる第1話!」
光刃「前書きがほとんどオーズじゃねぇか!」
作者「だって考えても思いつかなかったんだもん!」
光刃「ええ……。」

追記:Sが1個多かったことが今になって知りました。すんません


クロスに家を(強引に)案内された光刃は、とりあえずひと段落ついたようなので聞いてみることにした。

 

光刃「クロス、聖剣達ってどこにあるんだ?」

 

クロス「全部地下室に置いてありますよ」

 

光刃「え!?この家地下室まであるのか!?」

 

何この家、神様よさすがにこれはやりすぎじゃね?

 

クロス「はい!もしかして行きますか?」

 

光刃「頼む」

 

クロス「任せてください!」

 

そう言ってクロスはドン!と胸を叩いた、そして再び俺の手を掴み

 

クロス「それじゃあ行きましょう!」

 

光刃「おう!ってまた引っ張るのね」

 

と苦笑しながらも光刃は引っ張られていった。そして連れてこられたのは………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

()()()()()()()()()()()()だった。

 

光刃「クロス、ここが地下に行くための場所なのか?」

 

クロス「はい、ちょっと待ってくださいね」

 

そう言うとクロスは壁に両手の平をつけた。何が起きるんだと思った矢先、なんと階段が手前から10段下に行ったと思ったらその先に階段が現れたのだ!しかもこの移動に関しては振動もなく、音も全然出なかったので騒音対策までバッチリだ。

 

光刃(もう腹いっぱいだよ…。)

 

クロス「さて、行きましょう!」

 

光刃「お、おう。」

 

そして2人は地下室へ向かった。

 


 

光刃「す、すげー!」

 

マジか!?作造りが窓がないノーザンベースやん!しかも聖剣達は壁にかけてあるし!

 

光刃「あ、あったあった『光剛剣最光』、よし早速…」

 

といい光刃は光剛剣最光を手に取ってから考えた、あれ?聖剣との融合ってどうやるんだ?

 

光刃「うーん、どうやるのか全く考えてなかった」

 

その時、不思議な事が起こった!光剛剣最光が光の流出となって光刃の体の中に吸い込まれたのだ!

 

光刃「うーん、なんか政宗一成さんのナレーションが聞こえた気がするけど、結果オーライってことで!」

 

グゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ~~~

 

クロス「う〜///」

 

光刃「そーいえば起きてからなんも食ってねぇから俺もお腹空いてきたな、今の時間は…」

 

時計の針は12時を指していた。

 

光刃「あ、そりゃ腹減るわ。クロス、何か食べたいのある?」

 

クロス「オムライスが食べたいです!」

 

光刃「了解、じゃあ買い物行かなきゃだな」

 

クロス「あ!私も着いていきます!」

 

光刃「よし!じゃあ…」

 

とその時、『火炎剣烈火』が赤く光った。

 

クロス「ふむふむ、光刃、烈火が〈何かが起きる気がする、いざとなったら俺を念じて呼んでくれ〉だそうです」

 

光刃「え!?クロス言葉わかるのか!?」

 

クロス「はい!」

 

やっぱり聖剣の意思ってのだから他の聖剣の言葉分かるのかぁ、んで烈火を呼ぶとなると十中八九戦闘になるよな、御守りも兼ねて()()持っていくか。

 

クロス「それじゃあ買い物に行きましょう!私鮮度がいい品を選ぶのが超得意ですので!」

 

光刃「そっか、じゃあそれは任せるよ、準備出来たら出発しようか」

 

クロス「はい!」

 

そして2人は地下室から出て準備をしてスーパーに出かけた

 


 

光刃「いやー!卵1パックまでだったけど安かったわー!」

 

クロス「本当に安かったですね!料理期待して楽しみにしてますからね!」

 

光刃「おう任せろ!腕によりをかけて作っ「そっちに行ったぞ!追い詰めろ!」……クロス、ちょっと寄り道するから先帰っててくれ」

 

クロス「はい、気をつけてくださいね」

 

光刃「ああ、でも悪いな、荷物全部持たせて」

 

クロス「気にしないでください。あ!それよりも一応これを!」

 

そういいクロスは()()()()()()()()()を投げ渡してきた

 

光刃「ありがとな。よし、じゃあ行ってくるわ!」

 

クロス「行ってらっしゃ〜い」

 

〜??? side〜

悪魔1「まて!指名手配犯の黒歌」

 

黒歌「うー、しつこいにゃ!」

 

そして黒歌と呼ばれた傷ついた女性の逃げる先にまた悪魔が数名立っていた

 

悪魔2「追い詰めたぞ!大人しく殺されろ!」

 

黒歌「くっ!」

 

そして逃げた先に着いたのは壁に囲まれた行き止まりだった

 

悪魔3「もう逃げ場はないぞ?」

 

悪魔4「ったく、無駄に手間かかせやがって」

 

悪魔5「一応言っておくが今いくら騒ごうと結界の中にいるから外に聞こえないからな」

 

悪魔6「さぁ、殺るぞ!」

 

黒歌(ごめんにゃ……白音……お姉ちゃんもうダメみたいにゃ…)

 

その時、ハーモニカ?の歌が響いた、そしてその歌を聴いた悪魔達は()()()()()()()()()()

 

黒歌「な、なんにゃ?」

 

そして、奥の方から男が1人、ハーモニカ?を演奏しながらこちらへ歩いてきていた。

〜??? side out〜

 

〜光刃 side〜

ある程度の距離に近づいた後に俺はオーブニカで演奏するのをやめて男達の前に立った

 

悪魔4「ぐっ、誰だお前は!」

 

光刃「俺か?俺はただの買い物帰りの人間だ、あんたらこそ何もんだ?なんで()()()()()()()()んだ?」

 

悪魔2「へっ、ただの人間が俺たち悪魔の気配が分かるなんてな。でもこれを見られたんだ、ここがお前の墓場だ!」

 

黒歌「逃げてにゃ!そこにいたら死んじゃうにゃ!」

 

悪魔3「死ねぇ!」

 

そう言い悪魔2、3が魔力球を放った

 

光刃「はぁ、さっさと帰って昼飯作んなきゃ行けないのに…(来い!【烈火】!)」

 

そして俺は右手に炎に包まれながら現れた剣で放たれた球を2つとも切り捨てた

 

光刃「無駄な戦闘させるなよ」

火炎剣(かえんけん)烈火(れっか)

 

 

その音声とともに烈火が纏っていた炎は弾けるように消えた

 

悪魔6「な、なんだその剣は!」

 

光刃「さっき剣自体が自己紹介しただろうが、まぁいい、とりあえずはそこの女性助けてからだな」

聖剣ソードライバー!

 

そう言い俺は左手に持ったソードライバーに右手に持っている火炎剣烈火を自分の正面で納刀し、そのまま腰に装着した

 

悪魔1「貴様!ただの人間ではないな…何者だ!」

 

光刃「さっきも言った通りの買い物帰りの人間、でも()()()()は…」

 

そう話しながら俺は【ブレイブドラゴンワンダーライドブック】の表紙を開く

 

ブレイブドラゴン!

かつて、全てを滅ぼすほどの偉大な力を手にした神獣がいた…

 

そしてライドスペルによる朗読を終えた後、表紙を閉じて神獣枠のスロットに入れ、周囲に烈火の待機音が流れ始め、俺の後ろに巨大な【ブレイブドラゴンワンダーライドブック】が落ちてくる

 

光刃「『炎の剣士』だ!」

烈火抜刀!

 

言い終えると同時に烈火を思い切り抜き、ソードライバーと背後のワンダーライドブックが開かれ、背後のワンダーライドブックから『神獣ブレイブドラゴン』が現れる。そして燃え盛る炎で包まれた烈火を強く握りしめながら、あの言葉を口にした

 

光刃「”変身”!ハッ!ハ!」

 

そして俺はクロスするように剣を振り、その斬撃は前に飛んでいくと1番近くにいた悪魔5を切り裂き、焼き尽くした

 

悪魔5「グァァァァァ…!!!」

 

そして周りを飛んでいた『神獣ブレイブドラゴン』は俺を巻き付くように飛ぶと俺の姿を変えていく

 

ブレイブドラゴン!

 

そして最初に放ったクロス字の斬撃がセイバーヘルムにぶつかると、変身が完了した。

 

烈火1冊!勇気の竜と火炎剣烈火が交わる時、真紅の剣が悪を貫く!

 

今ここに、炎の剣士である『仮面ライダーセイバー』が世界を越えて誕生した

 

光刃「さて、ついに初変身か、というか1人巻き込んじまったな。まぁいい、覚悟しやがれよてめぇら!」

 

悪魔6「ちっ、簡単にやられやがって。そして神器(セイクリッド・ギア)持ちのガキか、数ではこっちが勝っている!やるぞお前ら!」

 

悪魔達『おおー!』

 

セイバー「これ神器(セイクリッド・ギア)じゃないんだけどなぁ、っていいか!とりあえずいくぜ!」

 

そして相手は遠距離と近距離に2:3で別れて襲いかかってきたが、俺は烈火で遠距離攻撃を切り裂き、直接向かってきたやつは攻撃を受け止めて行く。しかし反撃しようとしても他の仲間がそうはさせまいと攻撃してきていた。

 

悪魔1(近距離)「へっ、口だけはいいが、俺たちにまだ1太刀も与えられてねぇな!」

 

悪魔2(遠距離)「なんてったって、俺たちのコンビネーションの前ですもん!これは相手が可愛そうですよwww」

 

悪魔4(近距離)「言えてるぜwww」

 

セイバー「そりゃそうだよな、これが初戦闘だし。でもこのままってのも埒が明かないし、さぁて、どうすっかな…」

 

???《 光刃〜〜!

 

黒歌「にゃ!?」

 

悪魔3(遠距離)「な、なんだ!?」

 

セイバー「今の声…まさか!」

 

そしてその声と共に飛んできた光球はそのまま火炎剣烈火に向かっていき、烈火の中に入っていった

 

セイバー「もしかしてだが、クロスか?」

 

クロス《はい、大丈夫だと思ってたんですけど、急に心配になって光球になって家に帰ってから全速力で来たんです》

 

セイバー「買った食材はちゃんと冷蔵庫に入れといてくれたか?」

 

クロス《はい!大丈夫です!》

 

セイバー「ならいいけど……ったく、心配性め。だがまぁ、ありがとな」

 

悪魔6(近距離)「チッ、だがこの状況を簡単に変えられると思うなよ!」

 

セイバー「それはどうかな、とあるイマジンが言っていた、『戦いってのは、ノリがいい方が勝つ』ってな」

 

その言葉に悪魔達と女性は(イマジンってなんだ?)という思考が一瞬だけ合致したが、悪魔達はすぐにその思考を消して再びかかってきた。だが、最初に戦うよりもクロスが少々サポートしてくれたおかげと調子が良くなってきたことで凄く戦いやくなり、段々と悪魔達を追い詰め始めた。そしてついに悪魔の1人の体を烈火で斬り裂いた。

 

悪魔1「ガハッ…」

 

悪魔4「なっ!?ちょ、調子に乗るなぁ!」

 

そしてさっきに比べたら大きめの魔力球を放ってきた

 

セイバー「うぉっと!」

 

それを俺は紙一重で躱し、結界と思われし壁にぶつかり消えた

 

クロス《光刃!こちらも1発でかいのぶっぱなしてギャフンと言わせてやりましょう!》

 

セイバー「おう!じゃあ行くぜ!」

 

そう言い俺はソードライバーにセットされている『ブレイブドラゴンワンダーライドブック』のページを押し込んだ

 

ブレイブドラゴン!

 

そうすると俺の右腕に炎があつまり、その右腕を悪魔たちの前に突き出す

 

セイバー&クロス「《 ドラゴン・ワンダー!!! 》」

 

その叫びと共に俺の右腕から炎を吐きながら現れるのは『神獣ブレイブドラゴン』、そして遠距離攻撃をしていた悪魔2&3を焼き尽くして、こちらをじっと見ていた猫のような女性を守るようにとどまった。女性も最初は警戒したようだが守るようにとどまっていると気づいたようで警戒は少しは解いてくれた。

 

悪魔2&3『ギャァァァァァァァァァァァァァァァァ……』

 

悪魔1「な、なに!?」

 

セイバー「さて、あっちの心配も無くなったし残りの2人、貴様ら、懺悔の用意はできているか!

 

悪魔達『ヒッ』

 

黒歌「にゃ…」

 

クロス《光刃…カッコイイ……!》

 

俺の残った2人に向けて怒気がこもった声で言葉を発したら悪魔2人は1歩下がり、クロスとその女性は何故か顔を赤くしている(多分気の所為だと思うが)。

 

セイバー「まず1発目!」

 

必殺読破!

ドラゴン!一冊撃!ファイヤー!

 

その音声とともに俺は高く飛び上がり、蹴りの体制をとる

 

セイバー「火龍蹴撃破(ひりゅうしゅうげきは)ハァァァァァ!!!

 

悪魔4「ぐあああぁぁぁぁ!!!」

 

そしてその蹴りは悪魔4に当たり、吹き飛び爆発した

 

セイバー「さて、次で最後だ」

 

必殺読破!

そして再び必殺技待機音が流れる

 

悪魔6「ま、待て!そこの黒歌は主殺しをしたはぐれ悪魔手配ランクSSの指名手配犯だぞ!それに俺を見逃してくれたら今までのことは目を瞑ってやろう。そうすればお前まで追われる身にならずに済むぞ!」

 

セイバー「ほぅ、中々いい内容の取引じゃないか、だがまずはその主殺しが本当だとして何故そうしなければならなかったのかは聞いておこうか」

 

そう言い俺は聖剣ソードライバーに納刀していた火炎剣烈火を手から離して黒歌と言う女性の方へ顔を向けると

 

黒歌「…そうしなかったら『白音』が【仙術】を強制されていたにゃ、そんな事をされていたら白音が死んでしまってたにゃ…」

 

と顔を俯かせながら話してくれた。

 

セイバー「ちなみに『白音』とは誰だ?」

 

黒歌「私の可愛い妹にゃ!」

 

そう言いながら黒歌は怪我人とも思えないような勢いで言ってきた。さすがにそれには俺もたじろぐ

 

セイバー「な、なるほどな」

 

そう言って俺は再び悪魔6に顔を向け、火炎剣烈火に手をかけた

 

セイバー「さてと、理由は聞いた、それを踏まえて俺は予定通りお前も倒してそこの女性を守らせてもらう!」

 

そして烈火が赤く光ると

 

クロス《私的にも、光刃と同意見です!妹を命の危機に陥れようとするその主に凄くムカつきます!》

 

と言われる。そして俺は烈火を強く握りながら1歩前に進む、それと同時に悪魔6は青ざめながら1歩後ろに下がる

 

悪魔6「ぐ、だ!だがそんな事をすれば他の仲間達がお前達を殺しに来るぞ!そうすればお前達は終わりだ!」

 

セイバー「フッいいセリフだ、感動的だな…だが無意味だ!」

烈火抜刀!

 

悪魔6「な、何だと!?」

 

困惑している悪魔6の前で仮面の下では()()()()()()()()()()()()()()()()の状態で俺は烈火を抜刀し、そして(見えてないけど)すぐに真面目な顔に戻った

 

セイバー「例えどんな人数で、どんなに強い追手が来て俺達にかかってこようが、負けるつもりは毛頭ない!」

 

俺は烈火を構え直して、クロスに視線を少しだけ向けてから、多分先代セイバー(神山 飛羽真)の決めゼリフを共に言う

 

セイバー&クロス「《 その物語の結末は、俺達(私達)が決める!!! 》」

ドラゴン一冊斬り!ファイヤー!

 

そして俺は悪魔6に向かって駆け始める、間合いに入ると一旦減速し

 

クロス《 火炎(かえん)

 

クロスの言葉と共に悪魔6に縦一閃が入ると

 

セイバー「十字斬(じゅうじざん)

 

それに続く俺の言葉と共に横一閃を放ちながら斬り抜けた

 

悪魔6「が、あ、ぁぁ…」

 

そして悪魔6は膝から崩れ落ち、仰向けに倒れたと同時に爆発した。それと同時に黒歌を守るようにとどまらせていた『神獣ブレイブドラゴン』も消えた。

 

セイバー「ふぃ〜」

 

と指輪の魔法使いのように息を吐きながら俺は【ブレイブドラゴンワンダーライドブック】を引き抜いて変身を解除する。それとほぼ同時にクロスが火炎剣烈火から光球として出てきて、一瞬直視出来なくなるほどの輝きを放つと人間態になっていた。そして2人は黒歌のそばに駆け足で向かった。

〜光刃 side out〜

 

光刃「大丈夫ですか?」

 

黒歌「身体中痛いけれど、大丈夫にゃ」

 

クロス「それって大丈夫って言いますか?」

 

光刃「俺的には言わないな、よし!それなら…」

 

そう言いながら光刃はなんのためらいもなく黒歌の頭に手を置いた

 

黒歌「にゃにゃ!?///」

 

その間に光刃は今日融合したばっかの【光剛剣最光】には回復能力がある事を覚えていたので(怪我を完治させる)という事だけを意識していた。そしてそれがトリガーとなったのか回復能力が発動し、黒歌が付けられた傷が全て完治した。

 

黒歌「う、嘘…」

 

光刃「ぐっ、は…初めてだからかは分からないけど疲れるなこれ…」

 

クロス「恐らくですが、悪魔にとっては有害になる聖なる力を極力抑えて発動された為に必要とするエネルギーが多かったからだと思います」

 

光刃「な…なるほどな…」

 

そう言いながら光刃はその場で腰を下ろして地面に座った

 

光刃「ふぃー…。さてと、今のうちに自己紹介するけど俺は『暗闇 光刃』、めんどくさいことを省いて簡単に言うと別世界の聖剣達を扱う者だ」

 

クロス「そして私は『クロス』って言います。さっきのように省くと、光刃がさっき言っていた別世界の聖剣に宿った意識が、聖剣から出てきて人間態になった姿とでも思ってください」

 

黒歌「そ、それじゃあ私も、私は『黒歌』って言うにゃ。さっきのアイツらが言っていたように追われている身にゃ」

 

光刃「よし、早速本題に入るが、黒歌…うちに居候する気は無いか?」

 

その言葉によって黒歌の思考は一時的に完全に停止した

 

黒歌「ま、まままま待つにゃ!さっき言ってたこと聞いてなかったのかにゃ!?私は追われている身だよ!」

 

光刃「ああ、そして今回の行動で多分俺も初戦闘の犠牲者の仲間(追手達)から追われる身だな」

 

黒歌「う…。な、なら居候するのに家族は!」

 

光刃「ああそれも問題ない、家は俺とクロスの2人だけしか住んでいないから」

 

クロス「私も問題ないですよ、逆に一緒にいた方が個人的に嬉しいですし」

 

黒歌「…これから迷惑かけるかもしれないにゃよ?」

 

光刃「迷惑をかけずに生きていける方がよっぽど珍しいわ、気にすんな。素直に応じとけよ」

 

クロスも激しく同意するかのように顔を縦に振っている。そしてついに折れた黒歌は

 

黒歌「…じゃあ、お願いするにゃ」

 

光刃「おう!じゃあ昼飯は3人分か、4人分買っといて正解だったわ」

 

黒歌「なんで4人分も買ったにゃ?」

 

光刃「おかわり用でな」

 

クロス「それじゃあ早く帰ってお昼にしましょう!光刃、お願いしますね」

 

光刃「おうよ!」

 

そして3人は帰路に着いた。そしてその様子を伺っている人影が1つ…

 

???「ん、彼ならきっと…」

 

〜ちなみに帰宅後では〜

 

クロス&黒歌『美味しい〜(にゃ〜)』

 

2人が幸せそうな顔でオムライスを食べていた

 

光刃「やべぇ、これ本当に俺が作ったのか?前世との出来のレベルが違いすぎる…

 

と光刃は2人に聞こえないような声で呟きながら驚いていたとさ…




はい、かなり時間がかかって申し訳ありませんでした。戦闘の描写をより想像しやすくするようにとかどんな機能があるんだとか、どんなフォントがあるんだとか、どんな内容にするかで時間をかーなーり食いました。

 次回の内容も未定ですが、気長に待っていただけたら幸いです。それでは皆様、Ty…《キィィィィィンキィィィィィン》え?なんでここにボルキャンサーおるの?あ、ちょっとやめ、ああああああああぁぁぁ…
《GAME OVER》


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第2話 〜諸先輩方協力の特訓、増える住人。〜

前回の出来事
・不思議なことが起きて【光剛剣最光】と融合
・仮面ライダーセイバーに変身して悪魔6体を葬った
・暗闇家に黒歌が入居

作者「というわけで皆様お久しぶりでーす」
光刃「お前、前回の後書きでボルキャンサーに食われてなかったか?」
作者「大丈夫だ、問題ない」
[残りライフ×♚♚9]
光刃「は?」
作者「ふっ俺は不滅だァァァ!!!」
光刃「うるせぇぇぇ!!!そしてウゼぇぇぇ!!!」
〈ビルド!フムフム習得一閃!〉
作者「ちょっ!なんでゴリラとダイヤモンドが来る…うわぁぁぁぁぁ!」
〈GAME OVER〉

追記(広告):第0話と第1話にも別のアンケート貼っておいたので興味ある方はどうぞ(内容はみんなの好きな変身待機音はどれ?というもの)


黒歌が家に来てから1ヶ月、黒歌が猫の姿になってそれを初めて見た光刃が幸せそうな顔をすると共に光刃の猫好きを2人が知ったり、猫姿の黒歌を撫でて黒歌の方も嫌な顔をせずに幸せそうな顔でされるがままになっていたり、クロスの戸籍が気になって見てみたら義理の妹となっていたり、それを知ったクロスがその日以降光刃の事を「お兄ちゃん」と呼ぶようになったり、休みの日に禍の団(カオス・ブリゲード)と名乗る連中が襲いかかってきてたので返り討ちにしてしばき倒した(聖剣達のチュートリアルとなった)りと、ホント様々な事がありすぎた。そしてクロスと黒歌の2人+‪αによる光刃の特訓も始まった。今日は剣術の日だ

 

光刃「さて、今日も頼むぜ!2人とも」

 

クロス「はいお兄ちゃん!」

 

黒歌「まかせろにゃ!」

 

クロス「では今日は私からですね」

 

高速カブト語録!

 

そう言いながらクロスは【高速カブト語録ワンダーライドブック】起動をして、そして掲げて

 

クロス「(つるぎ)さん!修行の手伝いをお願いします!」

 

と言うと、【ワンダーライドブック】がひとりでに開き

 

剣《いいだろう。俺は指導においても頂点に立つ男だからな!》

 

その言葉と共に【ワンダーライドブック】から出てきたサソードのライダーズクレストが描かれた扉から現れる剣さん

 

剣「さぁ、早速始めるぞ」

 

光刃「はい!よろしくお願いします!」

 

そうしてクロスと剣さんの火炎剣烈火サイズの木刀を使った2:1による剣術の指導が始まった。他の日では、大剣(剣崎一真さんや呉島貴虎さん等)、二刀流(加賀美新太さんや葛葉紘汰さん等)、短剣(天道総司さんや大道克己さん等)、片手銃(橘朔也さんや鳴海荘吉さん等)、レイピア(秋山蓮さんや戦極凌馬さん等)、槍(津上翔一さんやウォズさん等)という人達で、それにより武器の癖の理解や扱い方の基本だけは完璧となった。(一部は指導を頼む事の方が時間かかったが)

 

クロス「これがこうなってですね…」

 

光刃「こんな感じでいいか?」

 

剣「いや違う、もっとこんな感じだ」

 

光刃「こ、こんな感じですか?」

 

剣「ああ、それでいいんだ」

 

クロス「そうです!その感じです!」

 

そして今日は片手剣術の応用といったことを指導してもらっている状況だ。そしてミッチリ指導開始から2時間…

 

剣「さて、今日はこれくらいか?」

 

クロス「そうですね、指導の手伝いありがとうございます剣さん」

 

光刃「こっちからも、剣術の指導ありがとうございました!」

 

剣「ああ、お前は覚えがいい。だからこちらも教え甲斐が有るってもんだ。誇ってもいいぞ!何せこの俺が認めるのだからな!」

 

光刃「剣さん…ありがとうございます!」

 

剣「また呼んでくれよ、修行の手伝いはしてやるからな、コウ・バーン!クロスーヌ!」

 

その言葉と共にさっきと同じ扉が現れて入っていった剣さん

 

光刃「こ、コウ・バーン…」

 

クロス「く、クロスーヌ…」

 

去り際にまさかの剣さんの愛称を作られました。

 

クロス「そ、それじゃあ戦闘訓練行ってみましょう!」

 

といい、多少困惑しながらもまた別の【レジェンドワンダーライドブック】を取り出したクロス

 

電王童話全集!

 

そしてまたワンダーライドブックを掲げるクロス

 

クロス「モモタロスさん、戦闘訓練の相手をお願いします!」

 

そしてまたひとりで【ワンダーライドブック】に開くと

 

モモタロス《いいぜ!光刃との戦いは楽しいからな!でもよぉ〜、その『さん』付けやめてくれって言ってるだろ。お前コハナクソ女にちょっと似てるからなんかこそばゆいんだよ》

 

と言いながらも電王のライダーズクレストが描かれた扉から出てくるモモタロス。

 

光刃「今日はよろしくな、モモタロス」

 

ちなみにタメ口の理由は本人からの希望だ

 

モモタロス「おう!じゃあ早速《モモタロス、ちょっと待ってよ》あん?」

 

そしてまだ消えてなかった扉から人とイマジン達が出てきた

 

モモタロス「お、良太郎にカメにクマにハナタレ小僧じゃねぇか」

 

良太郎「よかった間に合ったぁ」

 

モモタロス「どうしたんだ良太郎、わざわざ来て」

 

良太郎「僕は見学かな」

 

ウラタロス「あとセンパイだけだと色々と心配だからね」

 

キンタロス「せやなぁ、桃の字だけだとどうなるかわからんしなぁ」

 

リュウタロス「モモタロスはバカだしねー!」

 

モモタロス「オイテメェらぁぁぁぁーー!!!」

 

リュウタロス「あははー、モモタロスが怒ったー」

 

と言いながら逃げるリュウタロスにそれを追いかけるモモタロス

 

光刃「もはやいつもの光景だな…」

 

良太郎「あはは…」

 

そして数分後…

 

モモタロス「ゼェ…ゼェ…ゼェ…ゼェ…」

 

光刃「も、モモタロス、大丈夫?」

 

モモタロス「ゼェ…わ、わりぃ…疲れた…」

 

良太郎「そりゃあそんなに走っていたらね…」

 

キンタロス「そんじゃあ光刃、俺とやるか?」

 

光刃「え?いいの?」

 

キンタロス「その為にオレも来たからな」

 

光刃「それじゃあ頼む」

 

キンタロス「おう!任せとき!」

 

そしてキンタロスは【キンタロアックス】を取り出した。そして俺は

 

光刃「来い!【激土】!」

 

その言葉と共に地面の中から飛んで出てくるのは大剣

 

土豪剣激土(どごうけんげきど)

 

 

光刃「今回はこれで行くぜキンタロス!」

 

そう言い【激土】を構える光刃

 

キンタロス「ほう、オレとパワー勝負っちゅうことか、ええで!かかって来い!オレの強さは泣けるでぇ!」

 

光刃「ウォォォォ!!!」

 

そして【キンタロアックス】を構えたキンタロスと【激土】を構えた俺との模擬戦が始まった。その結果…

 

光刃「……」チーン

 

床にうつ伏せになってノびていた。【激土】は戦闘終了と判断して出てきた穴から戻っていくと穴は完璧に修復された。

 

キンタロス「強くなってるやないか、その調子で行けな」

 

光刃「おう…ありがとなキンタロス……」

 

クロス「おつかれさまですお兄ちゃん」

 

そう言いながらスポーツドリンクとタオルを渡してきたクロス

 

光刃「ああ、でもまだ気張らないとな」

 

そう言いながら起き上がり、受け取ったスポーツドリンクを飲む光刃、そこへやって隣に座って来て黒歌が光刃の目を見ながら

 

黒歌「無理しすぎていない?」

 

光刃「いや、まだまだ大丈夫だ黒歌、さすがに無理のし過ぎはしないように意識してるよ」

 

黒歌「それならいいにゃ」

 

そう言うと黒歌は光刃に仙術で治療してくれた。おかげで怪我は癒えた

 

光刃「ありがとな黒歌」ナデナデ

 

黒歌「にゃ〜」ゴロゴロ

 

と黒歌を右手撫でてるとクロスが光刃の左側に頬を膨らませながら座ってきた

 

クロス「むー…」

 

光刃「どうしたクロス?」

 

クロス「ずるいです…」

 

光刃「え?」

 

そして光刃の顔に向いて

 

クロス「私だって…お兄ちゃんに撫でて欲しいのに…」上目遣い&涙目

 

光刃「ご、ごめんなクロス」ナデナデ

 

クロス「ん〜〜♪」幸せオーラ全快

 

その様子を見ていたウラタロスが

 

ウラタロス「うーん、彼ちょっと僕よりもやばいかもね」

 

良太郎「どうしたのウラタロス?」

 

ウラタロス「良太郎、いやね、彼の未来が怖くて」

 

良太郎「光刃がどうかしたの?」

 

ウラタロス「もしかしたら彼、彼女以外の女の子から将来背中を刺されるんじゃないかなって思えてさ」

 

良太郎「ウラタロスだっていつか前に僕の体を勝手に使って似たようなことになったじゃん、あれかなり怖いからもうやめてよね」

 

ウラタロス「それについてはさすがにもうしないよ、ハナさんに監視されてるし。でも、彼の場合は無自覚に僕みたいなことをやっているんだよ」

 

良太郎「あー…確かにそれは未来が怖いね…」

 

と二人は光刃の将来を危惧していた。すると

 

モモタロス「光刃、俺はもう行けるぜ!」

 

とモモタロスは追いかけっこの疲れから復活した

 

光刃「了解、じゃあやりますか」

 

と2人を撫でる手を止めて立ち上がる光刃。2人は残念そうな顔をして光刃を見ていたがちょうど光刃に死角になる場所だったので見えておらず、モモタロスは光刃と戦えることに燃えていて全く気づいてなかった

 

光刃「今回はこれだ、行くぞ!【黄雷!】」

 

そう言うと屋内に雷が光刃の右手手に落ちてきた。そして雷の残光は剣の形となると、その落ちてきた手にはしっかりと剣が握られていた

 

 

雷鳴剣(らいめいけん)黄雷(いかずち)

 

 

モモタロス「あいっ変わらず一瞬ヒヤッとするな」

 

光刃「ああ、俺もさすがに今でもヒヤッてするときがあるよ」

 

モモタロス「だろうな」

 

そう苦笑気味にモモタロスが言うと、手に【モモタロスォード】を持ち構える。光刃も【黄雷】を構える。瞬間、漂う空気が変わる

 

モモタロス「さぁ」

 

光刃「ここからは」

 

モモタロス&光刃「「最初から最後までクライマックスだぜ!」」

 

そう互いに言った瞬間同時に駆け始めた

 

モモタロス「行くぜ行くぜ行くぜぇぇぇ!!!」

 

光刃「はぁぁぁぁ!!!」

 

互いの剣がぶつかり合い、火花が散る。そして数分後…

 

光刃「ハァ…ハァ…さすがだなモモタロス」

 

モモタロス「ゼェ…ゼェ…お前もな、週5の修行の成果が出てるじゃねぇか」

 

光刃「ああ、義妹達がしっかりと考えて作ったスケジュールのおかげでね」

 

そう言いながら光刃はクロス達の方へ一瞬だが視線を送った。それを受け取ったクロスは嬉しそうににっこりと笑い、黒歌は少し頬を赤らめながら笑っていた。

 

光刃「それよりもモモタロス、次で決めようぜ!今回はもう一段階上でな!」

 

モモタロス「おう、歯ァ食いしばれよ!」

 

光刃「お前もな!」

 

そしてモモタロスの【モモタロスォード】の刀身に赤いエネルギーが溜まる。それと同時に光刃の【黄雷】の刀身にも雷のエネルギーが溜まる。

 

モモタロス「行くぜ!俺の必殺技…」

 

光刃「フィニッシュは必殺技で決まりだ!」

 

クロス「え、さすがにそれは危険ですよ!」

 

クロスの声は2人には聞こえておらず、そして互いに駆け始める

 

モモタロス「モモタロスバージョン!

 

光刃「レバナダラード

 

ガァァァァァァァァァン

 

クロス「きゃぁぁぁ!!!」

 

黒歌「にゃぁぁぁ!!!」

 

ウラタロス「うわっ!!!」

 

キンタロス「ぐごぉぉぉ!!!zzz …」

 

リュウタロス「うわぁぁぁ!!!」

 

良太郎「うひゃあああ!!!」

 

そして衝突しあった場所には衝撃によって煙によって2人の様子は見えなくなっている

 

ウラタロス「お嬢さん方に良太郎にキンちゃんにリュウタ、大丈夫?」

 

クロス「はい…だ…大丈夫です…」

 

黒歌「にゃああ……」

 

良太郎「ううう…何とかね…」

 

キンタロス「zzz…」

 

リュウタロス「いてて…ボクも何とか…」

 

ウラタロス「なら良かったよ、それよりも彼、やっぱり人間辞め始めてない?センパイと必殺技を撃ち合うなんて」

 

良太郎「あはは…でも気にしてたら負けな気がするよ…」

 

ウラタロスの言葉に少し視線を逸らすクロス、そして煙が晴れた場所には互いに床に背をつけている2人であった

 

光刃「いってぇ…しかももう体ほとんど動かねぇ…」

 

モモタロス「いっつぅー…俺もほとんど動かねぇ…」

 

光刃「となるとまた引き分けか?」

 

モモタロス「そうだな、まさか必殺技をぶつけ合っても引き分けとはな、だが!負けねぇぞ!」

 

光刃「ふっ、それはこちらのセリフだ!次こそは決着をつける!」

 

モモタロス「望むところだ!」

 

そして何とか起き上がったモモタロスと光刃は互いに拳を合わせた

 


 

クロス「いいですか!いくらテンションが上がったからと言ってもあれはさすがにやりすぎです!」

 

黒歌「そうにゃ!こっちも軽く巻き込まれたにゃ!」

 

光刃「はい、すみませんでした…」(正座)

 

あの後、黒歌の仙術治療と融合した【光剛剣最光】の力を使って治療した光刃とモモタロスの両者、さすがにこれ以上は無理ということでモモタロス達は扉をくぐって帰って行った。その際にウラタロスから『背中を刺されないようにね』と言われた。その言葉に対して何故だ?と考えていた光刃に2人が抱き締めてきた。

 

クロス「でも無事でよかったです…」

 

黒歌「ほんとだにゃ…」

 

その時、2人の顔に涙が1粒だけだが流れたように見えた。それを見た瞬間2人を抱き締め返した。

 

光刃「2人ともごめんな?」ギュウウウ

 

クロス「う、うん♪(幸せオーラ全快)」

 

黒歌「にゃ、にゃあ…///」

 

何とか2人に許して貰えた光刃はもう昼ということなので昼飯の材料を買いに行った。2人には留守番を頼んだ

 

光刃「さて、今日は何を作ろうかなぁー」

 

そして光刃に気づかれないようについて行く人影が1人…

 

???「今日は1人だけ、なら…」

 


 

帰路

 

光刃「昼飯と夕食の食材購入完了!んじゃあ帰るか」

 

そして道中、身体能力EXによる気配察知で自分とついて来ている何者か以外に誰もいないとわかった事で歩めていた足を止め

 

光刃「誰だ?俺の後を着いてきてるのは」

 

と聞いた。すると、物陰から1人の少女が出てきた。気配からすると人間でも悪魔でも天使でも堕天使でもなかった。しかも格好が

 

光刃「ゴスロリ?」

 

そう思えるような格好だった。しかも前の格好が危うい。

 

オーフィス「我、『オーフィス』」

 

光刃「俺は『暗闇 光刃』だ、改めて今までの日々の間も俺の事をを見ていたようだけど、なんで話しかけなかったんだ?」

 

オーフィス「2人、邪魔だった」

 

光刃「そ、そうか…」

 

邪魔って、この子無表情で結構ひでぇこと言うな

 

オーフィス「光刃、力を貸してほしい」

 

光刃「俺の力を?」

 

オーフィス「我、静寂が欲しい」

 

光刃「どゆこと?」

 

言われた内容を簡単に言うと、オーフィスは無限の龍神(ウロボロス・ドラゴン)であり、次元の狭間に居るグレートレッドをどかしたいらしい。

 

光刃「なるほどね、でも悪いが俺的にはオススメはしない、だから一緒にグレートレッドと住め」

 

オーフィス「嫌」

 

光刃「…もしかしてグレートレッドが嫌いなのか?」

 

オーフィス「そう」

 

光刃「そうか…」

 

まぁ…気が合わない自分と合わないとかいるもんな…

 

オーフィス「禍の団(カオス・ブリケード)に頼んでも、全然動いてくれない」

 

禍の団(カオス・ブリケード)って俺が返り討ちにしてしばき倒した(聖剣達でボコボコにした)奴らだよな?しかも襲いかかってくる理由もグレートレッドに繋がるとは到底思えないし

 

光刃「…恐らくだがオーフィス、お前はただ利用されてるだけだ、アイツらはきっとお前の問題を解決する気ないぞ」

 

オーフィス「…そうなると我、帰る場所がない」

 

無表情ではあるが、明らかに落ち込んでいるオーラが漂っていた

 

光刃「確かにそれは困るよなぁ…よし!オーフィス、それならうちにでも住むか?」

 

そしたら顔を上げてこちらを見てきた

 

オーフィス「…いいの?」

 

光刃「ああ、ただし!禍の団(カオス・ブリケード)を脱退することが条件だ。俺ん家では静寂を与えることはきっと難しいだろうが、お前に楽しい生活を約束してやる。そしてお前の帰る場所にしてやるよ!」

 

オーフィス「帰る場所…わかった、禍の団(カオス・ブリケード)抜けて光刃の家に住む」

 

光刃「よし決まりだな、これからよろしくなオーフィス」

 

オーフィス「よろしく光刃」

 

ぐぅううう…

 

オーフィス「…我、朝から食べてない、お腹空いた」

 

光刃「朝から食ってない!?マジかよ!ならこのままうちに来い!美味い飯作ってやるから!」

 

オーフィス「わかった」

 

そしてそのままオーフィスは家に上がり、オーフィスもうちで住むことを伝えた。その際にクロスは家族が増えると喜び、黒歌には「ロリコンかにゃ?」と聞かれ全力で否定した。その後、さすがに違うよな?と光刃は考えていた。

 

そしてラーメンを4人分作り、みんなで食べた。クロスと黒歌はいつものように美味しそうに食べて、オーフィスは無表情だがご機嫌オーラが滲み出ていたので好評だったようだ。

 

そしてこの日の午後は黒歌による剣なしでも対処できるようにする特訓と【2011フォーゼオデッセイワンダーライドブック】で呼び出した如月弦太朗さん(大人)による高2まで授業のふたつが行われた。その様子をオーフィスは新鮮だったのか興味深そうに見ていたが、授業ではさすがに寝てしまったので寝室に運ぼうとしたが背中をガッチリと掴まれたので離せそうにないと察して掴まれたまま授業を受けた。


〈 界時抹消!〉

↓午後のメニューオールカット↓

〈 再界時!〉


そして本日のメニューが全て終わり、夕飯を作っていた。クロスはオーフィスとマリオカ〇ト8 デ〇ックスをしていた。結果はオーフィス無双だった。なんだよ3位でキラーが出るって!そんな事を思っていたら黒歌がダイニングキッチンを挟んで話しかけてきた。

 

黒歌「そーいえば光刃ってどこに進学するにゃ?」

 

光刃「確か『駒王学園』だっけな」

 

黒歌「にゃ!?」

 

光刃「…その反応な限りその学校に何かあるのか黒歌?」

 

黒歌「あ、あはは…」

 

光刃「ジィー…」

 

黒歌「…わかったにゃ!話すから!だからその無言でノールック包丁作業をするのはやめて!怖いから!」

 

そして黒歌は話し始めた。『白音』が『塔城 小猫』と名乗ってその学校に通っていること、どう妹と顔を合わせたらいいのか分からないこと、妹は姉の真実を知らないこと、妹は今リアス・グレモリーの眷属にいることを

 

光刃「なるほどね、まっ心配なら気にはかけておくよ」

 

黒歌「うう…ありがとにゃ」

 

光刃「気にすんなって、よし!もう出来るからクロスとオーフィスを呼んできてくれ」

 

黒歌「わかったにゃ」

 

そうしてみんなで夕飯を食べた。今日の夕飯はチーズインハンバーグだ。今回も好評で美味しそうに食べてくれた。そして風呂も入って現在21:00、防音室にいる俺ははバイオリンを片手に持っていた。

 

光刃「よし、今日も弾くか」

 

オーフィス「光刃、何をするの?」

 

光刃「うぉっ!びっくりしたぁー」

 

オーフィスがいつの間にかこの部屋の中に居て、俺の後ろに立っていた

 

光刃「オーフィスか、今からバイオリンを弾くんだよ」

 

オーフィス「バイオリンって?弾くって何を?」

 

光刃「まず、バイオリンは音を奏でる楽器だ、そして弾くのは俺の好きな曲のひとつだ。聞いていくか?」

 

オーフィス「ん、聞く」

 

黒歌「なら私も」

 

クロス「それじゃあ私も」

 

光刃「うぉっ!2人もいつの間に!」

 

黒歌「光刃がバイオリンについて話してる時ににゃ」

 

クロス「私も黒歌さんと一緒に」

 

光刃「そん時か、まっいいけれど、じゃあ聞いてけな」

 

そうして俺は『渡』を弾き始めた。この曲は特訓が休みの日にクロスに頼んで呼んでもらった『紅 渡(くれない わたる)』さんにバイオリンの演奏の仕方と共に教えてもらった曲だ。

 

♪〜〜

 

クロス「いい曲ですね〜」

 

黒歌「うんにゃ〜」

 

オーフィス「心が満たされる気がする」

 

そして引き終わると2人は拍手をしてくれ、それを見たオーフィスは真似るように拍手をしてくれた

 

光刃「ありがとな3人とも」

 

クロス「こちらこそいい演奏をありがとうございます」

 

黒歌「さすが光刃だにゃ〜」

 

オーフィス「我、この曲気に入った。また引く時は呼んで欲しい」

 

光刃「了解、んじゃもう遅いし寝るか」

 

ということで全員寝室に向かった、しかし…

 

光刃「……なぁオーフィス、寝室の場所教えたよな」

 

光刃が寝る前に何故か光刃のベッドの中にオーフィスが潜り込んでいた

 

オーフィス「ん、でも光刃の隣が安心するからここがいい」

 

光刃「……ここ以外で寝る気は無いのか?」

 

オーフィス「嫌、ここがいい」

 

光刃「はぁ…いいや、寝るか」

 

そう言い光刃はオーフィスの隣に入った。その瞬間にオーフィスは光刃に抱きついた。しかし光刃はもう言っても無駄だと思い、そのままにしていた。次の日の朝は2人に詰め寄られたのは言うまでもない。

 

 

そしてこの特訓&襲ってきた禍の団(カオス・ブリケード)の連中を返り討ちにする&料理のレパートリーを増やす&オーフィスに感情云々を教える&買ったパソコンで歴代ライダーの待機音や主題歌のカラオケを完璧に再現して保存する日々を過し、ついに光刃の転入の日がやってきた。




[残りライフ×♚♚8]
というわけで今回も読んでいただきありがとうございます。まずアンケートを作りましたのでご協力の程お願い致します。次回の投稿は未定ですが待っていただけたら喜ばしい限りです。そして誤字脱字があればバシバシ送ってくだされ、あと「コイツ無知晒してるな」という部分も指摘してください。

次回の内容は転入と原作主人公君の始まりの事件を予定しております。それでは皆様、チャ…ん?この待機音はまさか…
〈Ready Go!〉
嘘だ!嘘だと言ってくれ!
〈ブラックホールフィニッシュ!〉
嘘じゃなかったよ!そしてなんでここにエボルがいるんだよ!セイバーの小説だろ!
エボル「そりゃ俺の真似を勝手にしてんだぁ、1発くらいやってもバチ当たらねぇだろぉ」
そんな理不尽n…ぎゃぁぁぁぁ!!!
〈チャ〜オ〜〉〈GAME OVER〉
エボル「という訳だ、俺も次回以降出れるかどうかわからねぇがアイツ気分もしくは感想で要望が多ければレギュラーになれるだろう。え?感想稼ぎ?違う違う、俺の出番が出来るかどうかの問題だ、それ以外なんでもない…はずだ。それで警告が来たとしても作者が謝るだろ、俺か?俺は謝らねぇぞ?まぁいいか、それじゃあ諸君!チャオ!」(超加速退避)


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第1章〜旧校舎のディアボロスと猫好きの剣士〜
第3話〜始まる学園生活、動き始める運命。〜


前回の出来事
・諸先輩方の指導による特訓
・ウラタロスに将来を心配される
・オーフィスが暗闇家に入居

[残りライフ×♚♚7]
作者「うう、酷い目にあった…」
光刃「はっいいザマだ」
作者「酷い!そんなことを言うのならこの小説消すぞ!」
光刃「そんなことをしたらお気に入り登録してくれた約70人の人達にどう言い訳するつもりだ?アァ?」
作者「それもそうだね…」
光刃「ということで1発貰ってけ」
〈ブレイド!なるほどなるほど…〉
作者「ちょ!何3回リードしてんの!?」
光刃「うるせぇ!この小説を消すとか言った罰だと思って喰らえ!」
〈習得三閃〉〈ロイヤルストレートフラッシュ!!!〉
作者「ちょ!どうしてその技なn…ぎゃぁぁぁぁ!!!」
〈GAME OVER〉

追記:他のハーメルン作品を読んで、土曜日が事件の日となると違うということに気がつき、急遽日曜日に書き換えました。すみません


ついに来た転入の日の当日の朝の5:30、目覚ましと共に目を覚ました光刃。ちなみに目覚ましの曲は『電王ソードフォームの待機音』だ。その隣にはオーフィスがガッチリと前から抱きつき、()()()眠っていた。あの日以降、3人で協力してオーフィスに感情云々を教えて言った結果、なんと喜怒哀楽がハッキリと顔や声色に出るようになったのだ。そしてオーフィス自身の気持ちの切り替えで以前の状態になることもできるようだが、基本的にはそれになることは無い。

 

光刃「今日も離れる様子は無しっと…」

 

そう言い光刃は前から抱きつかれた状態でリビングへ向かった。この時間なのでさすがに他に誰も起きていない。そして光刃はテレビを付けてソファに座り、ニュースを見ながらオーフィスを撫でていた。こうすることでオーフィスがちょっとは早く起きてくれる。そして撫で始めてから30分後…

 

オーフィス「ん…あ、おはよう光刃」

 

とオーフィスはいい笑顔で挨拶してきた。初めてうちに来た日に比べたらもはや別人レベルだ。

 

光刃「おはようオーフィス、朝飯作りたいから降りるか背中に回るかしてくれ」

 

オーフィス「わかった」

 

そう言い光刃は立ち上がり、オーフィスは器用に光刃の正面から背中にしがみつきながら移動し、背中におぶられた。

 

オーフィス「今日の朝ご飯は何?」

 

光刃「今日はご飯と味噌汁とほうれん草の胡麻和えとサバの味噌煮だ」

 

オーフィス「やった♪」

 

そう言いオーフィスは喜んだ。オーフィスは光刃の作った料理は全て好きだが、サバの味噌煮は特に好きグループの中に入ってある

 

光刃「じゃあキッチン行くからな、気をつけろよ?」

 

オーフィス「うん♪」

 

そうして光刃はオーフィスを背負ったまま料理を始めた。オーフィスはその様子を背中からじっと見ていた。

 

光刃「そんなに俺の作業が好きか?」

 

オーフィス「うん、我もいつか料理してみたい」

 

光刃「いいぞ、そんときは一緒に作ろうな」

 

オーフィス「っ!うん!」

 

そう言いオーフィスは光刃の鼻歌を楽しみって感じで歌っていた。いやほんとに変わりすぎやろ。

 

光刃「よし、これで大丈夫だな」

 

クロス「んぅ〜」

 

料理の一通りができて、自分の弁当の準備を終えた6:30頃、リビングに寝起きのクロスが入ってきた。

 

光刃「おはようクロス」

 

クロス「おはよーお兄ちゃん」

 

光刃「朝ごはんいつでも出せる準備終わってるから顔洗ってこい」

 

クロス「わかった〜」

 

光刃「オーフィスも、パジャマから着替えてこい」

 

オーフィス「わかった、よっと」

 

そうしてクロスは洗面所に向かっていき、オーフィスも背中から降りて自室に向かっていった。光刃は一旦キッチンの作業を終わらせて、黒歌の部屋に向かった。

 

光刃「黒歌〜起きてるか?」コンッコンッ

 

返事は帰ってこない

 

光刃「黒歌〜入るからな〜」ガチャ

 

そして部屋に入った光刃、黒歌がぐっすりとベッドで寝ていた。目覚ましは鳴っているが目が覚める様子はない。ちなみに目覚ましは『鎧武の変身待機音』だ。たまたまこれを流してた時に聞いた黒歌がこれを気に入ってそのまま目覚ましにしたのだ。しかしこれにしてから逆効果になってしまい、目覚めが悪くなってしまったが本人は変える気は無いらしい。

 

光刃「黒歌〜起きろ〜」ユサユサ

 

黒歌「ぅにゃ〜…」

 

光刃「朝ごはんもうすぐだぞ〜」

 

黒歌「あと3時間…」

 

光刃「いや長ぇよ!はよ起きろ!俺今日から学校なんだよ!」

 

黒歌「ぅ〜わかったわよ〜」

 

そう言いベッドから出てきた黒歌、それで大丈夫だと思った光刃はさっさと部屋から退散して自室に戻り、制服に着替えて何故か()()()()()()()()()()()()と夢の中で言われたのでリビングに戻り、学校指定のバッグに入れた。リビングではすでにみんな集まっていた。

 

光刃「お、みんな集まってるか。じゃあ分けるから配膳よろしくな」

 

クロス「分かりました」

 

黒歌「わかったにゃ」

 

オーフィス「わかった」

 

そして朝ごはんを配膳してみんなで食べた。サバの味噌煮はやはり大好評だ。

 

4人「「「「ご馳走様でした」」」」

 

光刃「(やはりすごいや天道さんは、改めて『総司流サバの味噌煮』の作り方教えてくださってありがとうございます)さて、じゃあ学校に行ってくるからみんな、家は頼んだぞ。あ、昼飯は冷蔵庫の中に入れてあるからそれ食べてくれ。足らなかったら2000円クロスに渡しておくからそれで満たしてくれ」

 

クロス「わかりました」

 

ちなみにクロスの学校問題だが、なんかどこかの一般高校の卒業証書が部屋に飾ってあったので聞いてみたら、なんでも飛び級で1ヶ月ちょいで卒業したとありえないことを聞いたのだ。詳しく聞こうにも本能が「聞くな!」と訴えていて恐ろしくなり、それについて触れることをやめた。なのでクロスは基本的に黒歌達と家にスタンバッている感じだ。

 

光刃「じゃあ行ってきます」

 

クロス「行ってらっしゃい」

 

黒歌「授業中寝るんじゃないわよ」

 

オーフィス「頑張って」

 

7:30、家を出て駒王学園に向かった。格好は駒王学園の制服で、首にオーブニカをかけている。距離は普通に歩いても30分はかかるが、保険として早めに学校に行くこととし、徒歩の速度を調整して15分で着いた。しかし、学校に着いてから問題が起きた。

 

光刃「やっべ、迷子った」

 

見事にココドコに陥ったのだ。

 

???「そこの貴方、見ない顔ですがどうされたのですか?」

 

その声の方に振り返ると、メガネを着けた女子生徒がいた。気配から悪魔だとわかったが、邪悪な者特有の気配では無いので警戒はしていない。

 

光刃「いや、お恥ずかしいことに迷子になりまして…職員室はどこですか?」

 

女子生徒「それでしたら職員室まで送りますよ」

 

光刃「ありがとうございます。あ、俺は2年に転入する『暗闇 光刃』って言います」

 

蒼那「そうですか、私は3年で生徒会長をしている『支取蒼那』です。」

 

この学校、悪魔が生徒会長をしてるのか。だからかは知らないけど気配察知の範囲を学園全体に広げてみたら予想以上に悪魔の気配がするな。

 

光刃「これからよろしくお願いします。蒼那先輩」

 

蒼那「はい」

 

そうして蒼那先輩に職員室前へ連れられた。

 

蒼那「ここが職員室です。ではこれで」

 

光刃「ありがとうございました」

 

そして職員室に入り、担任と挨拶等をした。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

〜光刃 side〜

 

朝のHR

 

俺は今、担任に言われて教室前の廊下でスタンバッている。

 

担任「みんな、おはよう」

 

クラス全員「「「「「おはようございます」」」」」

 

担任「早速だが今日このクラスに転校生が来る」

 

その言葉にクラスがざわめく。そしてとある男子生徒が手を挙げる。

 

男子1「先生!その転校生は女子ですか!」

 

男子2「その人は美人ですか!」

 

男子3「その人のおっぱいはどのくらいですか!」

 

と男子達が騒ぎ出した。これが本当に女子だったら今後の学園生活が不安になるぞ。

 

担任「お前らに言っとく、残念だがその転校生は男子だ」

 

その言葉と共にほぼ全ての男子が撃沈し、女子からは少しばかり期待の声色が聞こえた。やっべぇ、めっちゃクラスに入りずれぇ。

 

担任「じゃあ廊下に待たせているから、入ってきなさい!」

 

え!?この空気で入れと!?めっちゃ精神がキツイわ!

 

〜光刃 side out〜

 

 

〜一誠 side〜

 

現在俺は転校生が男子という担任の言葉に打ちひしがれている。くそっ!なんで男子なんだ!

 

担任「じゃあ廊下に待たせているから、入ってきなさい!」

 

その言葉と共に転校生が入ってきた。ぐっイケメンかよ!だけどなんですごく気まずそうなんだ?

 

担任「どうした?具合でも悪いのか?」

 

光刃「いや、この状況の中で入ってこいと言われたので気まずくて…」

 

まぁそうだろうな、だって俺を含む男子は残念そうにしていて、女子からは「カッコイイ!」という感じの声が聞こえてるし。ぐっイケメンめ!

 

担任「それはすまなかったな、じゃあ自己紹介を頼む」

 

光刃「はい、俺は『暗闇 光刃』って言います。コンゴトモヨロシク」

 

あれ?今発音おかしくなかったか?

 

担任「じゃあ席はあそこにいる兵藤の隣な」

 

光刃「わかりました。」

 

そうして俺の隣の席にやってくる光刃

 

光刃「改めて『暗闇 光刃』だ、よろしく」

 

一誠「『兵藤一誠』だ、こっちこそよろしくな。あと『イッセー』って呼んでくれ」

 

光刃「わかった」

 

こうして俺は長い付き合いになるであろう1人の友と出会った。

 

担任「さて、それじゃあHRは終わりだ。1時限目の準備をしとけよ」

 

〜一誠 side out〜

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

界時抹消!

↓午前の授業オールカット↓

再界時!

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

〜光刃 side〜

午前の授業が終わり昼休み、俺はクラスメイトから屋上の行き方を聞き、そこで腰をかけて弁当を食べていた。そこに1人の女子生徒が入り、話しかけてきた。気配から悪魔だと分かるが、どこか()()()()()気配だった。

 

女子生徒「隣、いいですか?」

 

光刃「いいよ。あ、俺は今日転校してきた2年の『暗闇 光刃』だ、よろしく」

 

小猫「1年の『塔城 小猫』です。隣失礼します」

 

なるほど、この子が黒歌の妹か。だからどこか黒歌に似たような気配だったのか。ポーカーフェイスだが、俺があの頃のオーフィスから培った経験で正しければ、ちょっと物足りないという顔だ。お昼少なかったのか?

 

光刃「俺の弁当で良かったらだが食べるか?」

 

小猫「…どうしてそう聞くんですか?」

 

光刃「いや、何となくだけどお昼足りないなぁっていう感じな気がして」

 

小猫「っ!」

 

あ、これ図星だったな

 

光刃「別に遠慮しなくてもいいからな」

 

小猫「…じゃあいただきます。」

 

そう言って小猫は俺の落としたとき用に持ってきていた予備の箸で卵焼きを食べた。その瞬間に目を見開き、すごく美味しそうな顔をした。

 

小猫「…美味しい」

 

光刃「良かったら全部食うか?」

 

小猫「え!?いいん…いや、そんなことをしたら暗闇先輩の昼ごはんが」

 

光刃「気にすんな、俺の作った料理をそんな美味しそうに食ってくれる礼と思ってくれ。あ、折れる気は無いからな」

 

小猫「あ、ありがとうございま……え!?これ先輩が作ったんですか!」ズイッ

 

光刃「お、おう。まぁここまで来るのに料理を教えてくれた人達の協力もあったけどな」

 

津上翔一さんとか天道総司さんとか…

 

小猫「でも、すごく美味しいです…」幸せオーラ

 

光刃「……小猫、いきなりだが明日から小猫の分も俺が弁当作るか?」

 

小猫「え!?い、いや、そんな悪いですよ」

 

光刃「気にすんなっての、弁当の1つ2つ大して変わらねぇよ」

 

小猫「…じゃあ、よろしく…お願いします…。」

 

光刃「おう、任されました」

 

そうして小猫は俺の弁当の残りを美味しそうに食べてくれた。その後俺は首にかけているオーブニカで演奏を始めた。

 

〜〜♪

 

その演奏を小猫は静かに聞いていた。

 

 

〜一方その頃、光刃の部屋では〜

ピカーッ

さすらいの太陽オーブ

フッ

一瞬だけブランクワンダーライドブックが変化したのだった。

 

 

そして演奏が終わると

 

小猫「心がやすらぐような、いい曲ですね」

 

光刃「ああ。俺もこの曲好きでな、ここなら弾いても怒られはしないだろうし」

 

小猫「また明日も弾いてもらってもいいですか?」

 

光刃「もちろん」

 

そして昼休みももうすぐ終わる時間なので今日は解散となった。

 

光刃「じゃあな小猫、弁当はここで渡すから」

 

小猫「わかりました」

 

光刃「じゃ」

 

そう言い俺は去っていった。だが小猫がなんて言ったかは聞こえなかった。

 

小猫「近づいて確信したけれど、どうして暗闇先輩から姉様の匂いが…でもお弁当美味しかったなぁ…。そしてあの曲も良かったなぁ…。」

 

〜光刃 side out〜

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

界時抹消!

↓午後の授業もオールカット↓

再界時!

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

放課後、そろそろ帰ろうとした時に廊下の方でドタドタと音が聞こえた。それが気になり見てみると、一誠を含んだ3人の男子生徒を沢山の女子生徒が武器を片手に追いかけていた。

 

女子1「コラー!変態共ー!」

 

女子2「また更衣室を覗くとか…今日こそ息の根を止めてくれる!」

 

変態共「「「うわぁぁぁぁぁ」」」

 

そうこうしてるうちに光刃の方向へ走ってきた。なるほど、だから夢の中でロープを持っていけと言われたのか。そう思った光刃はバッグの中からロープを取り出して犯人達の走る道の前に立った。

 

一誠「避けろ邪魔だ!」

 

坊主「俺達の逃げ道だそこは!」

 

メガネ「これだからイケメンは!」

 

光刃「うっせ!じゃあ捕まって説教くらってこい!」

 

そう言い光刃はまず向かってきた一誠の手を巻き付け、その次に坊主の『元浜』の手にも巻き付け、最後に来たメガネの『松田』の手にも巻き付けて軽く縛る。すると3人はロープのせいでバランスを崩して転びはしなかったが減速をした。その隙に光刃は3人の体をひとつにぐるぐる巻きにして縛った。ここまでになるのに時間は10秒にも満たない。

 

一誠「何!?」

 

元原「う、動けん…」

 

松田「このぉー…イケメンが!」

 

光刃「知るか!んなこと…大体モテたいのならその行動を改めろ行動を!」

 

変態共「鋼の意思の元に断る!

 

光刃「馬鹿だろお前らァァァァァ!!!」

 

その後犯人達は縛られた状態で女子生徒達に連れていかれ、みんなから感謝された。そして下駄箱で履き替える際に彼らの悲鳴が聞こえた気がしたが気の所為という事にした。

 

光刃「さて、今日の夕飯は何にしようかなぁ〜♪」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

〜イッセー side〜

 

あの後女子達から解放され、帰路に着くことが出来た。光刃の野郎ーよくも俺たちのことを…

 

???「あの…『兵藤一誠』さんですか?」

 

一誠「そうだけれど…君は?」

 

夕麻「私、『天野夕麻』と言います。一目見たときから好きでした…付き合って下さい!!!」

 

そう言って俺に告白をしてきた。え?俺のことが好き…?やった!ついに俺に春が来たんだ!

 

一誠「え…お、俺でよければ…」

 

夕麻「嬉しい!じゃ、じゃあ今週の日曜日によろしければデートしてください」

 

一誠「はい」

 

俺は気がついたらOKをしていた。だってこんなモテ期がなかった俺に告白をしてきてデートのお誘いだもん、断れるわけが無い!

 

夕麻「それじゃあまたね…」

 

一誠「あ、ああ、ま、またな!」

 

そして俺の初めての彼女である夕麻ちゃんと別れた。くぅー日曜日が待ち遠しいぜ!

〜イッセー side out〜

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

暗闇家

現在夕飯も食べ終わり、みんなでリビングにくつろいでいた。

 

ゾクッ

光刃「!?!?」

 

その悪感と共にソファから立ち上がる光刃

 

オーフィス「?どうかしたの光刃」

 

光刃の左の席で甘えていたオーフィス

 

光刃「ああ…なんかこれから先、波乱になる気がしてな、ごめんな急に立って」

 

そう言い再び座る光刃

 

クロス「私もそんな気がします…」

 

光刃の右の席でテレビを見ていたクロス

 

黒歌「大丈夫にゃ!光刃は強いんだもの!」

 

光刃の頭の上で猫で座っていたが光刃が再び座った際に元の姿に戻って膝に座った黒歌

 

光刃「そう言ってくれてありがとな黒歌」ナデナデ

 

黒歌「にゃ〜♪」ゴロゴロ

 

クロス「私も撫でてください!私も!」ズイッ

 

オーフィス「我も撫でて!我も!」ズイッ

 

光刃「わかったわかった、だからちょっと待てって!」

 

その後2人も撫でてみんな満足した後、今日もバイオリンで曲を奏でた。その際にまた3人がいつの間にか入ってきて聞いていった。今日は『音也』を奏で、この曲はクロスが気に入った。その後クロスに呼ばれて何をするのかと思ったら、光刃に『ワンダーライドブックをいつの間にか持っている能力』を不思議な事をして与えた。そして「今日の朝渡すつもりだったのですが、すっかり忘れていました。ごめんなさい」と言われたので「気にするな」と返して撫でた。そして寝る時間ということでみんな解散して光刃は自分のベッドに潜った。その際にクロスが瞬く間にベッドに潜って抱きついてきた。あの日以降、ローテーションで光刃の部屋に来るようになった。光刃はこうなっては何を言っても無駄と悟り、そのまま抱き枕となっている。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

次の日登校したら、教室がザワついていた

 

松田「くそー!どうしてだぁー!」

 

元浜「神はすでに死んだのかぁ!」

 

光刃「…ナンダコレ」

 

そんなことを言っていたら一誠が来た

 

一誠「おはよう光刃」

 

光刃「おはよーイッセー、んでこのクラスのざわめきはなんだ?」

 

一誠「実はな…昨日彼女が出来た」

 

光刃「おお!おめでとさん!」

 

そんなことを言っていたらほかのクラスメイトが

 

男子1「どうしてだー!どうしてこんな奴に彼女が出来るんだー!」

 

女子1「こんな更衣室を覗いたりして女子達から嫌われているあの変態にどうして!」

 

と言っていた。それが本当だとしたら彼女が出来るなんて高確率で有り得るわけが無い

 

光刃「…イッセー、これは夢か?」

 

一誠「いや、夢じゃないぜ」

 

そう言いイッセーの顔がニヤけた

 

光刃「はぁ…めんどくさい事になりそうだなぁ…」

 

そう言い光刃は今後の学園生活が波乱になるかと多少の不安を持ち始めた。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

界時抹消!

↓昼休みになるまでオールカット↓

再界時!

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

昼休み、光刃は再び屋上に行くとすでに小猫がいた。

 

光刃「待たせたか?」

 

小猫「いえ、全然大丈夫です」

 

光刃「そっか。あ、これ弁当な」

 

小猫「あ、ありがとうございます」

 

そして光刃は()()()()()()()()()()()()()()()()()()()を渡した。

 

小猫「…私の弁当箱、暗闇先輩よりも大きくないですか?」

 

光刃「いや、昨日足りないとなると普通よりも多めの方がいいかなと思ってな。あ、もしかしてこんなにはいらないか?なら俺の弁当と交換するけど」

 

小猫「いえ、大丈夫です」

 

そう言って弁当箱を開ける小猫、その瞬間に美味しそうな匂いが立ち上る。渡した弁当は厚焼き牛タン弁当で、光刃の弁当は大きな唐揚げ弁当だ。

 

小猫「いい匂い…」

 

光刃「よし、じゃあ食べるか」

 

小猫&光刃「「いただきます」」

 

そして互いにそれぞれの弁当を食べ始める。小猫は美味しそうに弁当を食べ、光刃は唐揚げが外はカリッと中はジューシーに出来ていることに嬉しく思っていた。そして互いに食べ終わる。

 

小猫「ご馳走様でした」

 

光刃「お粗末さまでした」

 

そう言い光刃は小猫の弁当を受け取った。

 

小猫「今日もお弁当すごく美味しかったです」

 

光刃「お、ありがたい言葉だな。ありがとな」ナデナデ

 

小猫「っ!?……にゃ〜♪」

 

光刃「っ!(お、抑えろ俺…いくら猫好きといえどこれ以上の猫好きを爆発させたら黒歌に殺されかねないぞ!)」

 

そうして何とか自分との戦いに勝ち(ブチ切れ黒歌に怯えていたとも言う)、小猫を撫でるのをやめてオーブニカを取り出した。

 

小猫「弾いてくれるんですね」

 

光刃「また今日も聞いてくだろ?」

 

小猫「はい」

 

そして昨日に引き続き今日もオーブニカを奏で始める光刃、それをじっと聞く小猫

 

〜〜♪

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

〜それぞれの別の場所では〜

とある3年の教室

 

黒髪の女子「やっぱりこの曲はあの時に助けてくれた人の…」

 

赤髪の女子「朱乃、やっぱりこの曲って貴方が言っていた」

 

朱乃「ええリアス、あの時に私と母様を助けてくれた人が奏でていたのと同じよ(でもきっとまだ()()()()()では無いわよね…)」

 

 

生徒会室

蒼那「今日もこの曲…また光刃君ですかね…」

 

金髪の男子生徒「会長、このまま放置していてもいいのですか?」

 

蒼那「ええ、大丈夫ですよ匙。」

 

 

光刃の部屋

 

ピカーッ

さすらいの太陽オーブ

フッ

昨日に比べてほんの少し時間が長くブランクワンダーライドブックが変化した。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

小猫「やっぱりいい曲…」

 

光刃「よし、今日の午後も頑張るか!また明日な小猫」

 

小猫「はい」

 

そして2人はそれぞれの教室に戻った。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

界時抹消!

↓放課後になるまでオールカット↓

再界時!

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

そして帰り道で光刃はイッセーと別の学校の制服を着た女の子に会った

 

光刃「イッセー、もしかしてその子が…」

 

一誠「おう!俺の彼女だ。今週の日曜日にデートする予定なんだよ」

 

夕麻「は、はじめまして、『天野夕麻』と言います」

 

この時に光刃はその子が堕天使であると共に昨日の悪感の正体だと気づいた。

 

光刃「俺は『暗闇 光刃』だ、よろしく。じゃあ俺はこっちだから。イッセー、デートするならちゃんと計画しとけよ?」

 

一誠「わ、わかってるよ!」

 

そうして光刃は2人と別れた、その際に光刃はイッセーの耳元で夕麻に聞かれないような声量で

 

光刃「刺されないように気をつけろ」

 

と言い残した。イッセーは最初その意味に「?」となっていたが夕麻に話しかけられ(後で考えるか…)となった。

 

光刃「確か日曜日にデートだっけな、これは監視しといた方が吉か?」

 

そう言いながら光刃は今日も夕飯のためにスーパーに行った。




[残りライフ×♚♚6]
はぁ、酷い目にあった…。そして今回も見てくださりありがとうございます。正直こんなにもお気に入り登録してくれるとは思っておりませんでした…改めて皆様ありがとうございます。さて、今回オリジナルワンダーライドブックがチラッと登場しましたが、初活躍は焼き鳥と戯れる章を予定してます。というか前回の最後のやつ、アンケートで出せば早かったやん(今更感)

さて次回、イッセーの悪魔化のきっかけの事件、そして光刃が再び変身をする!乞うご期待を!さて(周囲に誰もいないことを確認)それでは皆様!チャオ!〈ハイパークロックアップ!〉


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第4話 〜襲来の堕天使、悪魔達との対談。〜

光刃「さててめぇ、いきなりやらかしてくれたな…」
作者「はい…」正座
光刃「まずやらかしたことはなんだ?」
作者「自分でアンケートを作っておきながら『これ、どういう意味で書いたんだっけ?』ってなったことです…」
光刃「馬鹿か!せっかく32人も投票してくれたのに何やってんだ!」
作者「おっしゃる通りです…。皆様改めて本当にご迷惑をおかけして申し訳ございません…。」
光刃「ハァ…じゃあ次は?」
作者「パニクって意味の無い書き換えをしました…」
光刃「もっかい言う、馬鹿か!ちゃんと読んで理解しろ!」
作者「はい、すみません…」
光刃「ったく…じゃあ今日は潔く食らうってことだな?」
作者「完全に俺が悪いからね…」
光刃「そうか…なら腹くくれ!」
〈刃王必殺読破!既読十聖剣!刃王クロス星烈斬!〉
作者「こんな酷い時がまたあるかもしれませんがそれでも良ければ今後ともよろしくお願いしまぁぁぁす」
〈GAME OVER〉
光刃「もうこんなことは起こすんじゃねぇぞ!」


〜光刃 side〜

イッセーが言っていたデートの日までの平日は変態2人(イッセーは一時的だと思うが落ち着いた)を縛り上げる事や小猫に弁当を作ること以外、特に問題もなく過ごすことは出来た。勉強面ではクロスや弦太朗さんの授業により余裕があったのでそちらも問題は無い。

ただ変化があったといったら事件が起こると思われる日曜日の前日、明日に支障が出ない程度に少々ハードトレーニングをしたくらいだ。それによってまさかの自分と融合した【光剛剣最光】と会話ができるようになった。しかも声がまさかの『仮面ライダーセイバー』に出てくる光の剣もとい剣士の『ユーリ』さんと同じだった。どうして会話ができるようになったのかを聞いたところ、「お前の体との融合率が増した、つまりはより俺の力が一段と深く繋がったとでも思ってくれ」と言っていた。その後色々と会話をしていき、今までに俺が見ていたことは【最光】も同じ目を通して見ていたこと、【最光】の声は基本的に他人には聞こえることは無いこと、そして俺と会話をする際には別に声に出さず思念だけでもできる事を教えられた。ただ、あの時の夢に関しては「俺は関わってはいない」と言われたのでそれに関してはもう少し気長に調べることにした。あの日以降そーゆー様な夢は見ていない。その後【最光】に「『ユーリ』と呼んでもいいですか?」と聞いたところ快く承諾してくれたと共に「あと会話の際にもタメ口で頼む」とも言われ、こちらも承諾した。

しかしその後にクロスと黒歌の2人に怒られてオーフィスに涙目で心配をさせてしまった。その後もみんなの機嫌が悪く、答えがわからなかったので許してもらうためにどうしたらいいかを聞いた結果、俺の寝室で右にクロス、左に黒歌、上にオーフィスという構図で抱き枕にされた(拒否権なんてなかったし、ユーリからは「これに関しては自業自得だ」と言われたよ)。

 

 そして問題の日曜日…

 

光刃「お、イッセーと堕天使が会ったか。さて、気配遮断の尾行を始めますか」

 

ユーリ《それよりも彼はどんなルートを回るのか》

 

光刃「あ、確かにそれは俺も気になるな」

 

俺は2人の後ろを言葉の通り気配を完全に遮断して少し離れたところからついて行った。格好はオーブニカを首にかけていない以外は設定の所に書いてある通りだ。そしてイッセーが連れて行く場所は評判の良いデートスポットだったり、雰囲気がいいカフェだったりと初めてなりにちゃんと調べて計画したんだろうなぁというものだった。そしてその間のイッセーの表情は出会ってから1番いい笑顔をしていた。

 

光刃「……出来れば前に感じとったのがただの杞憂であって欲しいものだ…。」

 

ユーリ《…それに関しては同感だ。あんなにも幸せそうな顔をしていたら、な…。》

 

そう言いながら俺は最光と会話をしながら再び2人の後ろをついて行った。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

界時抹消!

↓そして事件現場となる夕方の公園へ…↓

再界時!

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

俺は公園の外でいつでも入れるようにスタンバっていた。

 

光刃「本当にこのまま何も起きなければいいのだが…」

 

ユーリ《…おい、それはフラグと言うやつだぞ》

 

光刃「え?」

 

その瞬間に公園に結界が貼られる。

 

光刃「くっ!結界が張られることをすっかり忘れていた!」

 

ユーリ《だから言わんこっちゃない》

 

光刃「本当だよ!馬鹿かよ俺!クソっ!」

 

そうこうしていたら俺の耳に二人の会話の声が聞こえてくる。

 

夕麻「一誠君、お、お願いが…あ、あるの…」

 

一誠「っ!…なんだい?」

 

夕麻「…死んでくれないかな?

 

一誠「……え?ご、ごめん聞き間違いかもしれないから、もう1回言って」

 

夕麻「だから、死んでくれって言ったのよ!」

 

そういい夕麻の背中に黒い羽が生えると同時に放った光の槍が2つイッセーの元へ飛んでいく。イッセーは奇跡的にひとつは回避出来たがもうひとつに腹を貫かれた。

 

一誠「がはっ!ゆ…夕麻ちゃん…な…なんで…」

 

夕麻?「貴方の中に神器(セイクリッド・ギア)が眠っていたからよ、恨むのなら自分の運が悪さを恨みなさいね」

 

一誠「うぐっ!…こ…光刃が…さ…刺されないように…気をつけろ…って言ってた意味はこ…これだったのか…な…ごめん…母さん…父さ…ん…」ドシャァ

 

光刃「っ!イッセェェェ!!!」

 

俺は力一杯に結界を殴った。そうしたら()()()()1()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

夕麻?「何!?結界に穴が!」

 

ユーリ《はは!やっぱり光刃は最高だな!》

 

光刃「そんなことよりも急いでイッセーの元に行かなきゃ!」

 

ユーリ《だな!》

 

簡単な会話を済ませると夕麻?に顔を見られる前に俺は持ってきていた狐の仮面を付けて(デザインは『ペルソナ5』の『フォックス』と同じ)イッセーの元に駆けつける。そして貫かれた場所に手を置き、【光剛剣最光】の力で回復しようとする。しかし、脈は段々と弱くなってくる。

 

ユーリ《くっ!これほどの傷だと、精々止血する程度までだ!しかもその途中で一誠がくたばってしまう方が確実に先になる!そしていくら光の聖剣と言っても死者蘇生まではできない!》

 

光刃(じゃあ…どうにもならないのか!)

 

ユーリ《ああ…できるとしても僅かだけその灯火を延ばせられるだけだ…すまない…》

 

光刃(いや、これは俺が結界の存在を完璧に忘れていたことが悪い…だが!絶対に諦めはしない!)

 

光刃「くそっ!イッセー!」

 

そうこうしていると(おそらく偽名だが)夕麻?が近づいてきた

 

夕麻?「ただの人間の分際で私の結界を!」

 

そして夕麻?が光の槍を投げてきた

 

光刃「うるせぇ!こっちの邪魔すんじゃねぇよ堕天使!」

 

そう言い俺は飛んできた槍を掴んで投げ返し、再び光剛剣最光による治療を始める。

 

夕麻?「何!?」

 

その槍を夕麻?はギリギリで避ける

 

夕麻?「その光…まさか神器(セイクリッド・ギア)聖母の微笑(トワイライト・ヒーリング)なの!?」

 

光刃「なんだそのトライワイト・ヒーリングって!それにこれは神器(セイクリッド・ギア)なんかじゃない!これは俺に力を貸してくれている最高な相棒の力だ!」

 

ユーリ《嬉しいことを言っているとこ悪いが光刃、誰かここに来るぞ!》

 

光刃「なんだって!?」

 

それを聞いた瞬間に地面に魔法陣が現れる

 

夕麻?「この紋章…グレモリーか!」

 

ユーリ《……光刃、とりあえず急いでここを離れるぞ、これ以上時間をとったらこのまま日が完全に沈んでまたあの3人から何か言われるぞ!》

 

光刃「だけどイッセーが!」

 

ユーリ《安心しろ。来るのが本当にグレモリー家の悪魔なら、俺の予測が正しければ一誠は助かる!》

 

光刃「っ!本当か!」

 

ユーリ《ああ、まずこの魔法陣が出た理由は一誠の胸ポッケにあったグレモリーの契約のチラシだ。きっと一誠が死の間際に呼んだのだろう。》

 

光刃「一誠……わかった、信じるぞユーリ!」

 

そして光刃は瞬間的に回復の出力を上げて1箇所に集中させる、そしてやめて手を離す。しかし血が出る量は傷口が狭くなったからか少なくなり、脈が弱くなるのは変わらないが少しはマシになってくれた。

 

光刃「来い!月闇!

 

その言葉と共に俺の手が闇に包まれるとそこから剣が出てくる。

 

闇黒剣月闇(あんこくけんくらやみ)

 

夕麻?「な、なんなのその剣は」

 

光刃「お前に話すつもりは無い。…だがそうだな、このまま帰る前に1発の拳を貰っていけ!この剣の斬撃は次の機会まで取っておいてやる!」

 

そして俺は身体能力EXをフル活用して急速に近づき、そのまま顔を1発殴った。

 

夕麻?「っ!?ぐはぁっ!」

 

それと同時に【()()()()()()()()()()()()()()()使()()()()()()()()()使()()()()()()()を消した。そして俺は月闇で空間を切り裂き、闇の通路を作り出す。

 

光刃「じゃあな、あとは後から来るらしいグレモリーと話をしておけ。これ以上時間をかけるのも勿体ない。だが覚えておけ!貴様は必ず俺が殺す!

 

夕麻「っ!?!?」

 

そう言い俺は殺気を放ち、それによって堕天使は顔を痛めながら怯んだ。その間に俺は闇の通路に足を踏み入れ、それと同時に魔法陣から確か3年のリアス先輩が現れる。

 

リアス「さて、私を呼んだのは…って!貴方!待なさい!」

 

そう言われるが俺の両足は完全に闇の通路に入った。そして顔を半分リアス先輩に向ける。

 

光刃「すみませんリアス先輩…だがこの状況の原因はそこで顔を痛めている堕天使で。そして、呼んだのは俺じゃなくてそこで死にかけているイッセーらしい。だから…頼む!」

 

そう言いながらリアス先輩に体を向き直り、頭を下げる。

 

光刃「イッセーを…俺の友達を助けてください!」

 

その姿にリアス先輩は一瞬驚いた様子を見せた(気がする)が、すぐに元の調子に戻って

 

リアス「…なら貴方が何者なのかは教えてくれない?」

 

と聞いてきた。だが…

 

光刃「…あんな堕天使の前で正体を明かすのはまだ早いから、それに関してはすみません。ですが……放課後以降の時間で場所を指定してください。そこに俺が1人で後日以降行きます。俺も駒王学園の生徒だし、何よりも俺自身、聞きたいことがあるので…」

 

リアス「…わかったわ、ならその日には旧校舎に来てちょうだい」

 

光刃「分かりました。それじゃあイッセーのことは頼みます、先輩」

 

リアス「ええ」

 

光刃「それじゃあ俺はこれで…」

 

 そう言い俺は闇の通路の奥へ歩み、空間を閉じた。そのまま俺は家に帰った。何も問題は無いかと思ったが、【最光】の治癒能力の時に触れた右手にイッセーの血が血が着いていたので3人に詰め寄られた。その圧に負けて、今日あったことの全てを話した。その結果クロスと黒歌に加えてオーフィスにも叱られ、「そんなことをするなら一言くらい言って!」と3人に抱きつかれた。そして3人の怒りを鎮めるためにその日俺のいつも以上の全力を施した料理を振る舞い、何とか鎮まってくれた。その後ユーリからは《お前、やっぱり大変だな…》と言われた。うん、自覚はしてるよ…。

 

〜光刃 side out〜

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

翌日、光刃はいつも通りの制服に着替えた。その際に自身の机に急に緑色の光が輝く。一瞬驚いた光刃だが、光が収まるとその場にまたひとつ新たなワンダーライドブックがあったその名は…

 

グリモワール!

 

光刃「な、なんだこのワンダーライドブック…転生する前にこれをテレビで見た記憶はないし…しかも感覚的に『オムニフォース』よりも絶対にやばいことは分かる…!」

 

ユーリ《この気配…ッ!まさか…『全知全能の書』の完全体!》

 

光刃「な、なんだって!?」

 

その声によってリビングからクロスと黒歌とオーフィスの3人が急いでやって来た。その時に『グリモワールワンダーライドブック』を見た時にクロスはその本の力を知っているため、黒歌は本能的にこの本の危険さを理解したために少々脅えてた。そのため、光刃の部屋で厳重に管理することになった(ユーリ全力の協力の元で)。その後はいつも通り朝ごはんみんなで食べて、弁当を持ち、駒王学園にユーリと念話をしながら登校した。光刃は登下校の時は同じ道の友達と言える人がいなかったのでいつも1人での登下校だったので会話相手がいるのは嬉しかった。その際にユーリから《昨日の夜に『天野夕麻』に関する記憶に干渉されかけたので防いでおいた。だがおそらくこのことを覚えている人間は光刃以外に居ないから、自分から話に出すなよ》と言われた。そして校門近くに来たところで一誠を見かけた。だが、悪魔の気配となっていた。

 

光刃(でも、生きているんだよな…)

 

ユーリ《ああ、ちゃんとリアス・グレモリーは約束を守ってくれたようだな》

 

その後ユーリと再び軽く念話をしながら廊下を歩き、教室に着く。その後一誠が隣に来たと思うと

 

一誠「なぁ光刃!お前は夕麻ちゃんの事を覚えているか!」

 

光刃「い、イッセー!急にどうした!」

 

一誠「わ、悪い。けれど誰も夕麻ちゃんの覚えていなくて…」

 

光刃(なるほど、ユーリの言った通りだったな)

 

ユーリ《ああ、だが一誠が覚えているとなるとやはり…》

 

光刃(…朝の気配の通り悪魔に転生している。だけれど友達が生きていてくれてるんだからそんなことは別にどうでもいいし、それにイッセーの性格からしたらその力をいい事に使ってくれるだろう)

 

ユーリ《更衣室覗きの常習犯なのにか?》

 

光刃(……やっぱり不安だわ…。)

 

ユーリ《分かればよろしい》

 

光刃「(と、とりあえず会話を成立させなきゃな、…あいつの名前を言うだけでも腹が立つけれど)ああ覚えているぞ、『天野夕麻』だろ?」

 

一誠「そ、そうだ!」

 

光刃「…イッセー、この話はあまりしない方がいいと思う」

 

一誠「な、なんでだ?」

 

光刃「これが異常だからだ。例えば、みんなから『天野夕麻』に関する全ての記憶を消されたりしていたり、な…」

 

一誠「こ、怖いこと言うなよ…」

 

光刃「ははっ悪いな。………それよりもイッセー、具合悪そうだけど大丈夫か?」

 

一誠「それがよ、昨日の夜は力が溢れていたんだけれど、今だと調子が悪くて……」

 

ユーリ《なるほど、一誠は悪魔に転生していることを知らされていないのか》

 

光刃「(そのようだな)…とりあえず体調がすごく悪くなったら言えよ」

 

一誠「ああ、わかった」

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界時抹消!

↓今回は次の日の朝までカット↓

再界時!

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昨日はその後特に問題もなく光刃は過ごすことが出来た。しかし油断しすぎた為に一誠が堕天使に再び命を奪われそうになったことは知らなかった。それを知られたのは朝ごはんをみんなと食べている時、光刃がお茶を飲んでいるタイミングで

 

ユーリ《そういえば昨日また一誠が堕天使に襲われていたな》

 

と爆弾発言を落とした。それによって光刃は誰もいない方向にお茶を盛大に吹いた。3人には「むせただけ」と説明し、ユーリに

 

光刃(どうして教えてくれなかったんだよ!それに言うタイミングも考えてくよ!)

 

と訴えたが

 

ユーリ《堕天使については聞かれなかったからだ、それにタイミングに関しては俺の知ったことではない》

 

とハッキリと言われてしまい、諦めた。そしてそれを助けたのはリアス先輩と聞かされるときっとその日に一誠とコンタクトすると考えた光刃はすぐにお菓子を作るための材料を別のバッグに入れて部屋に置き登校した。だがその途中で一誠がリアス先輩に()()()()()()()()()()()()()()()()()を見つけた。

 

光刃(ユーリ…これ、どうしてこうなったか分かるか?)

 

ユーリ《いや、さすがに分からない…》

 

そう互いに困惑しながら教室に入り、その後一誠が隣に来たので

 

光刃「…イッセー、お前朝に何があった」

 

それと同時に変態2人もやってくる。

 

元浜「やいイッセー!どうしてリアス・グレモリー先輩に腕を組まれてたんだ!」

 

松田「話によってはモテない同盟の元に貴様を処さねばならない!」

 

そう言われると一誠は「フッ」と言うとドヤ顔で

 

一誠「お前らは生乳を見たことがあるか?」

 

と聞いてきた。その言葉は変態2人だけに収まらず、クラス全員が雷が打たれたような衝撃を受けて大混乱に陥った。

 

光刃(ユーリ、どうしてこうなったんだろう…)

 

ユーリ《さぁ、だがこの騒動の原因はリアス・グレモリーの行動と一誠の日頃の行いの両方が見事なマッチしたからだろうな》

 

光刃(そう言われたらそうだな……はぁ…)

 

その後何とか一波乱が何とか収まり、今日も授業が始まった。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

界時抹消!

↓放課後までカット↓

再界時!

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金髪のイケメン「やぁ!君が『兵藤一誠』君だよね」

 

そう言い光刃達のクラスの前の廊下に金髪のイケメンが立っていた。クラスや廊下から女子がそのイケメンが来たことで騒いでいる。その後黄色い声を聞いていたところ、『木場祐斗』という名前であり、そして気配からして悪魔。それで全てを察した光刃は不自然がられないように気配を完全に消してそそくさと教室から出ていき、人が誰もいない場所へ移動した。そして闇黒剣月闇を呼び、空間を切り裂いて速攻で家に帰り、バッグを置いてからクロス達に「今日部活で遅れる」とL〇NEを送った。その後物音を立てないように朝置いておいたお菓子材料のバッグを掴み、中をちゃんと確認してから再び闇の通路で家庭科室に向かった。そして急いで(ただし作業は完璧)お菓子を作ってから旧校舎に向けて闇の通路を急いで歩んでいく。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 旧校舎

リアス「さて、来るかどうかは分からないのが一人を除いたらこれで全員ね」

 

一誠「1人?それって今日は休んだ部員ですか?」

 

リアス「いいえ、狐の仮面を被ってあなたの友人と名乗る闇の中に消えた人間よ、心当たり無い?」

 

一誠「いえ、俺もそんな人は知りません」

 

リアス「そう…じゃあ初めまs「少々遅れた、これは…ギリ間に合ったのか?」」

 

3人「「「っ!?」」」

 

小猫「今の声って…」

 

一誠「まさか…」

 

そして部室に闇が集まると空間が切り裂かれ、そこから光刃が右手に闇黒剣月闇(クロスによって表面上を聖剣から邪剣に変更されてもらった)を、左手にお菓子の入った袋を持ってやってきた。

 

光刃「リアス先輩、日曜の約束通り推参しました。あの時の狐の仮面の者です」

 

一誠「やっぱり光刃か!」

 

光刃「ようイッセー、さっきぶり」

 

リアス「…まさか今日来るとわね」

 

光刃「俺の予測通りになればきっとイッセーに全てを説明する、そうなると同じ説明をするよりいいだろうなと思いまして…」

 

リアス「なるほどね…」

 

小猫「暗闇先輩…あなただったんですか…」

 

光刃「小猫か…ああ、だけどここに来るのに何か持ってきた方がいいのかと思ったからバタークッキーを家庭科室で焼いてきたから少々遅れた。食うか?」

 

小猫「はい」

 

朱乃「あらあら、なら私は紅茶を淹れてきますわ」

 

そう言うと朱乃先輩は奥の方へ歩いていった。そして光刃は小猫に隣へ座れと誘導されたのでそこに座り、剣を立てかける。するとリアス先輩は小猫の方へ向き

 

リアス「小猫、彼を知っているの?」

 

小猫「はい、前に話した最近私のお弁当を作ってくれている先輩です」

 

リアス「彼が…」

 

すると一誠が光刃の肩を掴み

 

一誠「おい光刃!なんで学園のマスコットである小猫ちゃんと知り合いな上に弁当を作ってるんだよぉ!」

 

光刃「簡単な事だ、俺の作った料理を気に入ってくれた。だから弁当の提案をしたらお願いされた。以上」

 

一誠「クソっ!羨ましいぞ、ちくしょぉぉぉぉ!!!」

 

と項垂れていたそこへさらに…

 

小猫「…キモいです」

 

一誠「グハァ!」

 

トドメの一撃が決まり、ダウンした

 

ユーリ《確かに今のはな…》

 

光刃(…うん、さすがにこれに関してはなんのフォローもできない…)

 

そうこうしていると奥の方から朱乃先輩が戻ってきた。

 

朱乃「紅茶を淹れて来ましたわ」

 

光刃「じゃあ皆さん、どうぞお食べ下さい」

 

リアス「じゃあ…頂こうかしら」

 

朱乃「あらあら、それならわたくしも」

 

祐斗「なら僕も」

 

小猫「いただきます」

 

一誠「俺もいいか?」

 

光刃「ああ、別に遠慮しなくてもいいぞ」

 

そうしてみんなクッキーを食べた。

 

一誠「美味っ!これすげー美味いぞ!」

 

リアス「本当に美味しいわね…」

 

朱乃「あらあら、本当ですわね」

 

祐斗「これは…うん、市販のバタークッキーよりも美味しいね」

 

小猫「やっぱり暗闇先輩の料理美味しい…」

 

ここでも光刃の料理はみんなに好評だった。そしてみるみるとクッキーは無くなっていった。

 

リアス「ご馳走様…さて、じゃあ改めてこれで全員ね」

 

そうするとリアス先輩は一誠に向き直り、

 

リアス「オカルト研究部はイッセー、あなたを歓迎するわ。……()()()()()ね」

 

一誠は「何言ってるんだ?」とでも言うような表情になってしまった。その後リアス先輩から天使・堕天使・悪魔の説明を受けていた。俺はちゃんと聞いて理解していたが一誠にはピンと来ていない顔をしていた。しかし…

 

リアス「『天野夕麻』」

 

一誠「っ!?」

 

この名前を出した瞬間に一誠の顔が強ばった。俺も怒りが込み上げてきたが

 

ユーリ《光刃、お前は何とか抑えろよ。》

 

光刃(……ああ、わかってるよユーリ)

 

リアス「彼女は確かに存在したわ」

 

そう言いリアス先輩は一誠が彼女と歩く姿の写真を取り出して見せた(しかも写真で顔は見切れてはいるが光刃も写っている)。その写真を見た小猫が光刃と察したのかずっとこちらを見ている…。

 

光刃(ば、バレテーラ…)

 

ユーリ《まぁいつも弁当を一緒に食べているんだ、さすがにバレる》

 

リアス「彼女は…いいえ、あれは堕天使。昨日の帰路であなたを襲った奴と同一人物よ」

 

光刃(イッセー…昨日はマジですまない……)

 

一誠「で、でも松田も元浜もクラスのみんなだって彼女の事を知らないって…」

 

リアス「それは彼女は目的を達成したから自身の存在を人々の記憶から抹消したのよ。」 

 

一誠「光刃の言った通りかよ…」

 

その発言を聞いた瞬間に光刃の方へ向き直ったリアス先輩

 

リアス「それはどういうことかしら?」

 

光刃「……それは昨日の夜に記憶を書き換えられかけたので何とか(ユーリが)防ぎました。」

 

リアス「そう…」

 

そうすると一誠が

 

一誠「…そういえば、彼女は神器(セイグリット・ギア)がどうのこうのって」

 

その言葉にリアス先輩は一旦考えてから

 

リアス「……イッセー、あなたが身に宿す神器(セイグリット・ギア)だけど、今ここで出してみましょうか。じゃあそこに立って左腕を掲げなさい」

 

一誠「は、はい!」

 

光刃「俺も出るのか試してみよっと(ついに時が来たか!)」

 

ユーリ《珍しくはしゃいでるな》

 

光刃(まぁな)

 

リアス「あら、光刃もやってみるの?その剣があなたの神器(セイグリット・ギア)じゃないの?」

 

光刃「あ、これは家にある剣なんでそういうのとは違いまして」

 

リアス「そう…。まぁいいわ、次にあなた達が思い描く最強の姿を強く思い浮かべるの。何なら真似してもいいわ」

 

そう言うリアス先輩、光刃は手に本を持つイメージをしていたり、『ファングジョーカー』や『サイクロンジョーカーエクストリーム』等になって戦うフィリップさんの姿を思い浮かべている。しかしなかなか上手く出来なかった。その近くで一誠は

 

一誠「ド~ラ~ゴ~ン~破!!!」

 

……なんかやっていた。しかし、その左手には赤い篭手が着いていた。

 

リアス「どうやらイッセーは上手くいったみたいね。それがあなたの神器…見たところ【龍の手(トゥワイス・クリティカル)】のようね。所有者の力を一定時間2倍にする、残念だけどありふれた物よ。これを持っていたせいで堕天使に狙われるなんて、本当についてなかったわね」

 

その言葉と共に一誠は項垂れた。そしてなかなか上手く言っていない光刃の方に体を向けると

 

リアス「あなたの場合は神器が無いんじゃないかしら」

 

と聞いてきた。

 

光刃「いや、(本当はあの時のお願いだったからあるのを知っているけれど)なんか、俺の中にも眠っている気がするんです。」

 

リアス「そ、そう…」

 

光刃「……こうなったらイッセーと同じ方法を取ってみるか…。」

 

リアス「え?」

 

そう言い俺は立ち上がって左手に本があると仮定して構えをとり、

 

光刃「さぁ、検索を始めよう

 

そして目をつぶった。これによって部室が『シィン…』となんとも言えない空気になってしまったが、突如光刃の目の前に強い光が現れると大量の本棚が現れた。それに驚き意識を現実に戻ってみると、仮定していた左手に『仮面ライダーW』の本編でフィリップさんが使っていた本が現れていた。

 

一誠「…本?これがお前の神器(セイグリット・ギア)なのか?」

 

リアス「でもこれは…見たことがないわね」

 

朱乃「あらあら、もしかして新種の神器(セイグリット・ギア)かしら?」

 

祐人「その可能性もありますね」

 

小猫「…暗闇先輩は分かりますか?」

 

光刃(ユーリ、これどうしよう…)

 

ユーリ《…とりあえず神器(セイグリット・ギア)に教えてもらったとでもいえばいいんじゃないか?》

 

光刃「(なるほど、その手があったか!)ああ、これは【地球(ほし)の本棚】。さっき使った時に教えられた。」

 

リアス「教えられたって…その神器(セイグリット・ギア)に意思があるの!?」

 

光刃「いえ、どちらかと言うと説明が頭の中に流れ込んできたと言うべきでしょうか」

 

リアス「そう…それで、どういう能力なのかしら?」

 

光刃「簡単に言うと[地球の情報を有したデータベース]ですね、文字通り「地球の全て」と言っていいほど膨大な知識量を数多の[本棚]に置いてある[本]で有していて、その範囲は一般常識から概念、一個人の情報、果てはリアルタイムの事象にも及びます。」

 

祐斗「地球の…」

 

小猫「全て…」

 

朱乃「あ、あらあら…」

 

リアス「と、とんでもない能力ね…」

 

一誠「す、すげえなお前の神器(セイグリット・ギア)…」

 

みんなこの説明で大いに驚いていた。

 

光刃「まぁでも、個人に関する本を検索したとしても、該当者の大まかなプロフィールや行動履歴、身体情報くらいしか分からんし、動機や心情といった[心の中]を検索することもできない。それに地球のデータ全てとなると膨大な量の本になるから、[検索]をして本をどんどんと[絞り込み]をしないと本当に知りたい事が知れないからそうなったら使い物にならんのよ」

 

一誠「む、難しいな…」

 

リアス「でも、それは使い手によるでしょ?」

 

光刃「…確かにそうですね、そうなると当分はこれを使いこなせるように訓練かなぁ…」

 

ユーリ《もちろんその際は俺も手伝うからな》

 

光刃(ああ、助かる。じゃあそろそろ俺の説明をし始めるべきか)

 

ユーリ《そうだな。まぁ、ある程度はフォローできるように頑張るからな》

 

光刃「(頼むぜ相棒)さて、それじゃあ何とか無事に俺の神器(セイグリット・ギア)も目覚めたことですし、俺の事の説明をしますか」




[残りライフ×♚♚5]今回も見てくださりありがとうございます。基本夢中で書いていって文字数を見ていなかったので、今回書き終わった際に「え!?1万超えた!?」となっておりました、アハハハハ…。さて、今回新キャラが登場したのでここで説明をさせてもらます。

 ユーリ(光剛剣最光)
光剛剣最光に宿っている意思。実は聖剣達全てには意思があり、刃王剣十聖刃の意思であるクロスはあの時の神様によって身体を与えられ、自由自在に動けるようになったという神様の説明不足がここで判明(本人は未だ気づかず)した。光刃が異世界から転生していることを知っており、彼の身体を通してやってることを見て行った結果、光剛剣最光の継承者と認めている。そして光刃との繋がりが深くなったために意思疎通を取れるようになった。ユーリと呼ばれると懐かしい気持ちになると言うことでそう呼ばれることに許可をして、ずっと敬語もアレだしと思い光刃にタメ口で話すように言った。現在は最高な相棒として光刃と過ごしている。ちなみにクロス達にはまだ言っていない。

とまぁこんな感じです。あとついでに3人が光刃に抱いている感情ですが

クロス:まだブラコン
黒歌:恋する乙女
オーフィス:光刃に恋をしているが、本人はこの感情をまだ理解出来ていない。

となっております。いやはやこれからどうなる事やら…。さて、次回はオカルト研究部員に対して光刃の説明会をやる事だけは確定しています。他は…また見直しながらの記入ですね…それでは皆様、チャ「おいてめえまさかさっきので終わりとは思ってねぇよな」…はい。でもめっちゃいるなぁ…セイバーが…。
光刃「そりゃあお前にドギツイのぶつけるためにぶた3に頑張って貰ったし。そして主人公力を使ったしな、全部もらっていけ。行くぞ俺らァ!」

〈(グラップ・刃王)必殺読破(マシマシ)!烈火(聖刃)抜刀!〉
〈ドラゴン!一冊斬り!ファイヤー!〉
〈ドラゴン!イーグル!西遊ジャー!三冊斬り!ファファファ ファイヤー!」〉
〈エモーショナル必殺斬り!〉
〈ドラゴニック必殺斬り!〉
〈クラッシュ!必殺斬り!〉
〈エレメンタル合冊斬り!〉
〈刃王!一冊斬り!セイッバー〉
〈〈刃王!三冊斬り!セーーーセイッバー!〉〉

本当にすんませんでしたぁぁぁぁぁ!!!うわぁぁぁぁぁ!!!
〈GAME OVER〉


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第5話 〜光刃への質問会、そして入部。〜

前回の出来事
・ユーリと会話ができるようになった
・一誠が一度死んで蘇った
・一誠は龍の篭手を、光刃は地球の本棚を目覚めさせた

[残りライフ×950]
作者「さ、さすがセイバーオールスターズだ…俺のライフを貫通させやがった…」
光刃「だが喝は入ったろ?」
作者「命を奪う喝なんて聞いたことないのですが…」
光刃「まぁいい、じゃあ早速本編に行くか」
作者「あ、その前に俺からいい?」
光刃「なんだ?」
作者「この小説のお気に入りが100件を超えました!」
光刃「ま、マジか!?こんな前回やらかしたようなやつに100件!?」
作者「皆様本当にありがとうございます。これからも頑張っていきますので気長に待っていただけたらと思っております」
光刃「じゃあ俺からも祝いの品を」
〈カブト!なるほどなるほど…〉
作者「ちょ!何する気!?」
光刃「祝砲替わりだ!喰らえ!」
〈習得三閃!〉〈マキシマム!ハイパー!タイフーン!〉
作者「嫌だぁぁぁ!!!うわぁぁぁぁぁぁ!!!」
[GAME OVER]


光刃「俺の事の説明をしますか」

 

その言葉の瞬間に部室の空気が変わる、警戒と緊張感が張り詰めたようなシリアス感が漂う空気だ。そして事情をよく知らない一誠はタジタジになっている。

 

光刃「じゃあ自己s『シグナルバイク!(マッハ待機音)』ん?」

 

ズコッ!

 

そしてその空気を壊すかのごとく光刃のスマホから愉快な曲が鳴った。それと同時にみんなが芸人のごとくコケた。

 

リアス「え、ええ…?」

 

光刃「すんません、俺のスマホの着信音です」

 

一誠「お前、この空気の中でこのハイテンションな着信音は…」

 

光刃「はは、すまねぇな。リアス先輩、ちょっと外で電話にでてきます。」

 

リアス「別にここでかけてもいいわよ」

 

光刃「ありがとうございます。『ピッ』はいもしもs『お兄ちゃん!どうしよう大変なことになっちゃった!』ギャー!耳がー!耳がー!」

 

ユーリ《俺も耳がー!》

 

※ユーリは基本的に光刃の五感を共有ONにしています

 

クロス『あ、ごめんお兄ちゃん!』

 

そう聞かれているが光刃は絶賛右耳を抑えてのたうち回っている。そして幸か不幸かクロスの電話によってさっきまでも空気とは完全におさらばになった。

 

光刃「ふ、ふぅ…ちょっとは落ち着いた…」

 

リアス「だ、大丈夫?」

 

光刃「え、ええ…ちょっと右耳が聞こえなくなっただけで大丈夫です。あー痛い」

 

全員「「「「「それは大丈夫じゃねぇよ(ないですよ・ないわよ・ですわよ・ないよ)!」」」」」

 

右耳を抑えながら答えた光刃の言葉に部室にいた5人全員の声が響いた

 

光刃「でも後々回復すると思いますんで大丈夫ですよ。…………多分。

 

ユーリ《あ、あとで回復させるから気にするなよ光刃。うぅ、まだ耳が痛い…》

 

光刃「(うん、マジでありがとうユーリ…助かるわ…)んでどうしたんだクロス、よっぽどの事が起きたのか?」

 

と、左耳にスマホを当てて改めて要件を聞く

 

クロス『あ、うん…オーフィスちゃんがお兄ちゃんのためにって料理を作ろうとしたんだけど、張り切りすぎて冷蔵庫の中身の材料を()()に使っちゃったの』

 

光刃「……全部?」

 

クロス『うん…全部…』

 

光刃「…冷凍庫とかの方も?」

 

クロス『うん……』

 

光刃「ま、マジかよ………」

 

と光刃はその場で膝を着いて項垂れた。

 

リアス「えっと……どうしたの?」

 

光刃「………俺の家族が夕飯を作ってくれようとした結果うちの冷蔵庫の中身全部を材料に使われたみたいなんです…」

 

リアス「…全部?」

 

光刃「はい……」

 

リアス「それは……災難ね……」

 

クロス『それに使った材料も全部炭になっちゃって……』

 

光刃「す、炭………」

 

クロス『それで今オーフィスちゃん凄く落ち込んでるの……。』

 

光刃「………だいたい分かった、とりあえず家にある金で弁当買ってこい。今日全部また揃えるとなると料理する時間が足りなすぎるから」

 

クロス『うん、わかった』

 

光刃「それじゃあな。あ、あとで俺も慰めるから帰るまでそっち頼む」

 

クロス『うん』ツー ツー

 

光刃「『ピッ』はぁ、今日は帰ってからも大変だな…」

 

リアス「えっと…」

 

とリアス先輩は気まずそうに聞いてきた。そーいえばまだ説明始めてないやんけ。ということで再び席に着いた。

 

光刃「あ、すんません。さっきはあんなことが起きたけど、気を取り直してまずは俺の自己紹介から、改めまして俺の名前は『暗闇 光刃』。好きなものは音楽と刺身と猫、嫌いなものは人を見下したり、バカにしたりするヤツ、あん時の性格悪いクソ堕天使のようなタイプだ。あとグレープフルーツも嫌いだ。」

 

リアス「光刃ね、覚えたわ」

 

小猫「先輩は猫好き…」

 

一誠「つーか光刃、お前グレープフルーツ食えないのかよww」

 

光刃「う、うっさい!しょうがないだろ!どんなに時が経ってもあれは未だに口に合わないんだから!」

 

と小猫が何かぼやいていたり、グレープフルーツ嫌いをイッセーからいじられた。そして話を戻そうと

 

光刃「さて、こっからはある程度の質問を受け付けますよ」

 

と言った。すると早速

 

リアス「じゃああなたがさっき使っていた剣は何?」

 

光刃「あれは俺の持つ剣の1つ、【闇黒剣月闇(あんこくけんくらやみ)】です。あ、ちなみにこう書きます」

 

そう言い胸ポケットに入ってあったメモ帳にボールペンを走らせて『闇黒剣月闇』の文字を書く

 

一誠「光刃…お前って厨二病なのか?」

 

光刃「ちゃうわ!これが本当に正式名称だよ!」

 

ユーリ《全く、失礼な奴だ》

 

リアス「ふーん、ん?でも持つ剣の1つってことは他にも剣があるの?」

 

光刃「あ、はい。【月闇】含めて計12本ですね。まぁそのうちの2本は俺の力量不足で扱えないんですけどね」

 

リアス「そんなに…今出すことはできない?」

 

光刃「すみません、でも時が来れば必ず見せますよ」

 

ユーリ《そうだな、特にそのうちの1本は俺と融合してるなんて聞いたらまた一騒動だろうし》

 

光刃(うっ、【月闇】の力を使わなくてもバレたら地獄って未来が見える…)

 

リアス「それと聞きたいんだけれど、【闇黒剣月闇】だっけ?これって普通の剣じゃないわよね」

 

そう言われた瞬間に

 

ユーリ《光刃!ここで聖剣なんて言うんじゃないぞ!さっき『地球(ほし)の本棚』でここにいる全員の地雷ワードを検索してきたんだが、その中に[聖剣]も入ってあった!》

 

光刃(え!?お前も地球の本棚に入れるのかよ!)

 

ユーリ《きっとお前と融合したからだな。ともかく今は聖剣なんて口が裂けても絶対言うんじゃないぞ!》

 

光刃「(りょ、了解した。そこまで念を押してるとなると言ったら相当まずいみたいだからな)……そうですね、これは邪剣です。」

 

リアス「邪剣…」

 

一誠「邪剣ってお前…それ危なくないのかよ…」

 

光刃「安心しろ、使い手が悪いことに使わない限り危険は起きん。そして俺もそんなことに使うつもりもない。そんなことして命を狙われたくもないし」

 

ユーリ《それに本来は聖剣だしな》

 

リアス「そう、なら安心したわ」

 

小猫「……あの、私からもいいですか?」

 

と小猫が挙手をした

 

光刃「いいぞ」

 

小猫「ありがとうございます。じゃあこれってなんですか?」

 

そう言い小猫は()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()。ちなみにタイトルは『ヘンゼルナッツとグレーテル』と書かれている。さっきお菓子を作りの際にバタークッキーを出してから自分で食べ、参考にするために使ったためここにあるのだ

 

光刃「!?お前、いつの間に……」

 

小猫「すみません、でも気になってしまって…」

 

リアス「へぇー、珍しい形の本ね」

 

朱乃「あらあら、本当ですわね(この本の形…間違いない、やっぱり彼が…。じゃあ後はその時が来るのを待つだけですわね)」

 

一誠「でも『ヘンゼルナッツとグレーテル』?なんか俺の知ってるタイトルじゃないな」

 

祐斗「確かに、有名なのは『ヘンゼルとグレーテル』だもんね」

 

光刃「はぁ、これを説明するとは思わなかったが、こうなったらするしかないよな。これは『ワンダーライドブック』って言って、簡単に言えばちょっとすごい本だ」

 

ユーリ《せ、説明が酷すぎる…》

 

光刃(うっさいわい!)

 

リアス「へぇ〜、じゃあそのちょっとすごい所を見せてくれない?」

 

光刃「いいですよ、これは使っても問題ない奴なんで」

 

ヘンゼルナッツとグレーテル!

 

祐斗「タイトルが読まれるんだね」

 

一誠「でもこれがちょっとすごいことか?」

 

光刃「まぁ焦るな焦るな」

 

そう言って再び【月闇】を持つ

 

小猫「…どうして剣を持つんですか?」

 

光刃「これが本の力を出してくれるからだ」

 

そうしてワンダーライドブックを【月闇】速読器「ジャガンリーダー」に押し当てる。

 

ジャアクリード!ジャアクヘンゼル!

 

すると、これでもか!ってレベルでたくさんのチョコレートとかポテチなどのお菓子がテーブルに現れた

 

光刃「あ、やべっ」

 

リアス「な、なにこれ!?」

 

朱乃「あ、あらあら…」

 

祐斗「これ、全部お菓子だね」

 

一誠「す、すげー」

 

ユーリ《おい、さすがに出しすぎだ!》

 

光刃「ど、どうしよう…」

 

と困り果てていると

 

小猫「あの、暗闇先輩…」クイックイッ

 

そう聞きながら俺の袖を引っ張る小猫

 

光刃「ん?」

 

小猫「…このお菓子達全部くれませんか?」上目遣い+お目目キラキラ

 

そしてめっちゃ目を輝かせてこちらを見ていた

 

光刃「べ、別にいいけど…」

 

小猫「!…ありがとうございます」

 

ほぼポーカーフェイスのまま答えたが、ちょっとだけ口角がつり上がってるのを見逃しはしなかった。そして小猫はたくさんのお菓子を持って奥の部屋へと歩いていった。

 

祐斗「じゃあ僕からも」

 

すると次は祐人が手を挙げた

 

光刃「どうぞ」

 

祐斗「さっきこの部屋に来た時のアレってなんだい?」

 

光刃「ああ、アレか。アレはこの剣の能力の『空間を切断し、闇に至る』って奴だ。文字通り空間を切り裂き、闇を通路にして自在に移動することができる」

 

一誠「つ、つまり女子更衣室にも自由自在に行けるってことか!?」

 

光刃「お前はどうしてその思考に至るんだ!そしてんな事に使うわけないだろうがァァァ!!!

 

部室に叫びが木霊した。

 

リアス「お、落ち着きなさい!」

 

光刃「あ、すみません、急に叫んでしまって…」

 

リアス「いいわよ、別に気にしてないから」

 

光刃「ありがとうございます。それじゃあ他に質問がある方は?」

 

朱乃「それならわたくしが」

 

今度は朱乃先輩が手を挙げた

 

光刃「どうぞ」

 

朱乃「その『ワンダーライドブック』は他にもありますの?」

 

と、するとユーリが再び慌てながら

 

ユーリ《光刃!ワンダーライドブックを見せる際は絶対に『キングオブアーサー』だけは見せるな!それが1番の地雷に近いんだ!いいな!》

 

光刃「(りょ、了解…)んー、そうですねぇ…これとかこれとかこれとかですね。」

 

そう言って『ブレイブドラゴン』、『ライオン戦記』、『ランプドアランジーナ』と書かれたワンダーライドブックをそれぞれ出した

 

光刃「他は…数がめっちゃあるんでまたの機会ということで」

 

リアス「ちょっと待って、その前にどこから出したの?」

 

光刃「あ、気にしないでください。俺も原理が分からないのでこれを気にしたらガチでめんどくさいことになります」

 

ユーリ《ああ…俺も地球の本棚で見つけたけど、どう頑張っても説明できる量じゃないしその通りだ…》

 

リアス「そ、そう…」

 

若干顔を引きつらせながらもリアス先輩はそう返した。

 

光刃(っていうかユーリ、原理書かれた本なんて地球の本棚にあったのか?)

 

ユーリ《ああ、さすがは地球のデータベースだ。ただし説明するとなると最低丸2ヶ月は必ずかかるぞ、24時間毎日ノンストップでやっとだ》

 

光刃(あ、無理…。というかよくそれを読み切ったな…)

 

ユーリ《俺の特技のひとつは最高速読だ。だが文字が5000万字以上とか…これは普通の人間が読む量じゃなかったぞ》

 

光刃(5000万字以上の本をこの10分くらいで速読しきるなんてアホみたいにすげぇな光の聖剣様よ)

 

そんな念話をしている間に

 

一誠「『ブレイブドラゴン』?これ、カッコイイな!」

 

祐斗「こっちは『ライオン戦記』だね、なんだか水を操る王者の風格というようなものを感じるよ」

 

朱乃「この『ランプドアランジーナ』も、ランプの力でビリビリと痺れさせる気かましますわね」

 

そんなことを話していた

 

光刃(イッセーはともかく、祐人と朱乃先輩が言ってること、【流水】と【黄雷】の要素が入ってるんだが…)

 

ユーリ《それは長い付き合いである1本と一冊だからな》

 

光刃(そーゆーものなのか?)

 

ユーリ《そーゆーものだ。》

 

ふーん、なんて考えていたらお菓子を置きに行っていた小猫が戻ってきて同じ席に座った。

 

光刃「おかえり小猫、すまねぇなあの数を全部。いざとなったらアレで別のお菓子作るから」

 

小猫「本当ですか!お願いします!」ズイッ

 

と小猫は一気に詰め寄りながらお願いしてきた

 

光刃「お、おう…了解した」

 

その様子を見ていた4人は

 

リアス「初めて見るわね、小猫がここまで嬉しそうに話してるなんて…」

 

朱乃「きっとそこまで光刃君の料理が好きなんでしょうね」

 

祐斗「うん、アレはもうお店を超えてるレベルだからね」

 

一誠「くそっ!グレープフルーツ食えない癖に!」

 

光刃「おいイッセー!どうしてそれを掘り返したぁ!」

 

とギャーギャーと一誠と言い合いしていたら小猫がまた袖を引っ張ってきた。

 

小猫「あの…今何か弾いて貰えませんか?」

 

光刃「弾くって、いつも屋上で弾いてるやつか?それとも別のやつか?」

 

小猫「え?別のもあるんですか?」

 

一誠「そんなことよりも光刃、いつも弾いてる曲ってなんだよ」

 

光刃「あー、わかった!まず小猫のリクエストを演奏してからそれを弾いてやる!いいな!よし決定!」

 

ユーリ《かなり強引に決めたな》

 

光刃(こうでもしないと延々と聞いてくる気がしてな)

 

ユーリ《確かに、それで終わらせたら気になり続けるもんな。あと、右耳完治したぞ》

 

光刃「(仕事が速すぎる!だが助かった、これで音程を間違える可能性0だ)じゃあ小猫、どうする?」

 

小猫「…せっかくですので別の曲も」

 

光刃「了解、よしそれなら何か家から楽器を…いや、そんなことをしたら慰めで今日はもう戻れなくなる可能性があるしな………そうなるとやれることは1つしかないか…よし!」

 

と言って【闇黒剣月闇】を三度持った

 

ユーリ《お前…まさか!》

 

光刃「ちょっと音楽室から楽器盗ってくるよ

 

一誠「おい光刃!言って字が違ってねぇのか!」

 

そんな問いをも答えずに【月闇】で切り裂いた空間に飛び込んで行った。そして10秒くらいで帰ってきた。手にはバイオリンを持ってきていた。

 

光刃「ただいまです」

 

一誠「お、おい…大丈夫なんだろうな…」

 

光刃「ああ、あれはネタで言ったから後で返すさ、だから心配すんな。それとなんで音楽室にこれが置いてあったかは知らぬが取ってきた」

 

リアス「確かに不思議ね、でもバイオリンなんて弾けるの?」

 

光刃「はい、それじゃあ今回はこれを弾きますか」

 

そうして俺は『音也のエチュード』を弾き始める。

 

〜〜♪

 

リアス「いい曲ね」

 

朱乃「あらあら、そしてお上手ですわね」

 

祐斗「それに小猫ちゃんも聞き入ってるみたいだね」

 

一誠「確かにこれはすげぇな」

 

そして弾き終わる

 

光刃「どうだ?満足させることが出来たか小猫」

 

小猫「はい、大満足です」

 

リアス「ええ、貴方すごいわね」

 

朱乃「本当にお上手でした」

 

祐斗「うん、今まで聞いた中で1番いいバイオリンの演奏だったよ」

 

光刃「お、すんげぇ嬉しいこと言ってくれるじゃねぇか」

 

一誠「くそっ!グレープフルーツ食えない万能イケメンめ!」

 

光刃「テメーは何回その話を掘り返せば気が済むんだァァァ!!!

 

ユーリ《全く、それよりも次があるんじゃないか?》

 

光刃「(あ、そうだった)んん、じゃあいつも弾いてるやつの番か、でもその前にコレ返しに行かなきゃ」

 

と言ってまた音楽室に返しに行った。

 

光刃(つーかなんでここに誰もいないんだ?)

 

ユーリ《さぁな、じゃあ置いたしさっさと戻るぞ》

 

そうして部室に戻る。ちなみに光刃は直接音楽室に入ったので見てはいないが扉に『リアスお嬢様があの変態イッセーに抱きつきながら登校したことを知った部長の精神的ショックが回復するまで休部にします』と書かれていた。ここでもリアスショックが響いていたのだった。

 

閑話休題して再び部室

 

光刃「ただいまっす」

 

一誠「おう、じゃあ早く弾いてくれよ」

 

光刃「ちょっと待てよ、今回はコレ(闇黒剣月闇)がバレちまったからな、特別バージョンだ」

 

小猫「特別バージョンですか?」

 

光刃「おう、よし!出番だぜ!」

 

そう言って1つのワンダーライドブックを取り出した。音楽のワンダーライドブックと言ったら

 

ブレーメンのロックバンド!

 

小猫「ブレーメンの……ロックバンド?」

 

一誠「あれ?『音楽隊』じゃなかったっけ?」

 

祐斗「多分だけど、他のワンダーライドブックも僕たちの知ってる話のとは違うんだろうね」

 

光刃「祐斗、正解だ」

 

そしてすかさずリードする

 

ジャアクリード!ジャアクブレーメン!

 

光刃「おいでませ!俺の最高の音楽隊!」

 

すると『ブレーメンのロックバンド』に描かれていたラッパの鶏、ピアノの猫、ギターの犬、太鼓のロバが現れた。

 

リアス「こ、今度な動物!?」

 

祐斗「しかも楽器の体をしていますね」

 

朱乃「あらあら、でも可愛らしいですわね」

 

小猫「…でも暗闇先輩、あの曲をロックにするんですか?」

 

光刃「いや、俺の最高の音楽隊は別の楽器も奏でることができるんだよ、原理は不明だけど。じゃあ早速スタンバイ頼むぜ!」

 

すると4匹はポジションに着いた

 

光刃「じゃあ始めるぞ」

 

そうして俺…いや、俺たちは演奏を奏でた。

(どんなのかはオリジナルサウンドトラックの『オーブニカ』だよ。by 説明下手末期の作者)

 

〜〜♪

 

小猫「すごい…いつも以上…」

 

一誠「つーか昼休み中に微かに聞こえてた曲ってお前だったのか」

 

祐斗「それにしてもこれもいい曲だね、でもどこか寂しさも感じるよ」

 

リアス「朱乃…」

 

朱乃「…心配しないでリアス、あの約束を思い出していただけよ、だから大丈夫よ」

 

〜回想〜

 

朱乃(幼少期)「待って!お兄ちゃん!」

 

???「ごめんな朱乃ちゃん、これでお別れだ」

 

朱乃(幼少期)「…もう会えないの?」

 

???「…信じてくれたらきっと会えるさ、だがそうだな…█████ってまた俺が言ったら未来で本当の意味で会おう。じゃあな」

 

〜回想終了〜

 

そんな会話など、演奏に集中していたため一切聞こえなかった。しかし、演奏を終えた後に部室の中で反響する拍手でまた聞こえるようになった。

 

光刃「ご清聴ありがとうございました」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

その後は簡単な質問がほとんどだった

 

光刃「それじゃあとりあえず質問はこれで終了でいいですかね?」

 

リアス「ええ、それでいいわよ。でもその前に…」

 

と言ってリアス先輩は悪魔の微笑みをして

 

リアス「あなたも悪魔にならない?ちょうど騎士(ナイト)悪魔の駒(イーヴィル・ピース)も余っているのよ」

 

と言ってそれを机の上に置いてきた。しかしそこに割り込みユーリが

 

ユーリ《あー、えっと光刃…お前は今後100%悪魔になれない。断言する》

 

光刃(え?なんd…あ、光の聖剣の力が反発すんのか)

 

ユーリ《理解が早いがちょっと違う、俺の力が強すぎて駒を消す。だからもし近づいたら悪魔の駒(イーヴィル・ピース)の方が逃げるぞ

 

光刃「(え?マジで?ちょっと面白そ)へー、これで悪魔になれるんですか」

 

と言いながら手を近づける。すると

 

悪魔の駒(イーヴィル・ピース)(怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い…)ズルズルズルズル

 

全員「「「「「……え?」」」」」

 

光刃「……逃げられた(ホントだユーリの言った通りだ、しかも磁石みたいに離れやがる)」

 

見事に悪魔の駒(イーヴィル・ピース)が後ろに下がっていきました。ちなみに悪魔の駒(イーヴィル・ピース)の思念は全員知ることは永遠にない。

 

リアス「おかしいわね……」

 

そう言い悪魔の駒(イーヴィル・ピース)を手に持つと

 

リアス「…今度は私がかざしてみましょうか」

 

悪魔の駒(イーヴィル・ピース)(やめてください死んでしまいます!だから抵抗させてもらうぞぉぉぉ!!!)

 

とかざそうとしてきた。しかし悪魔の駒(イーヴィル・ピース)の必死の抵抗により近づけることが出来なかった。

 

光刃「……これは無理そうですね」

 

リアス「ええ、残念ね…」

 

と少しリアス先輩は悔しそうに答えた

 

光刃「でも部活には入らせて貰いませんか?こんな面白そうな部活、今後見つけることもなさそうですし」

 

リアス「ええいいわよ、じゃあよろしくね」

 

光刃「はい、コンゴトモヨロシクです」

 

一誠「………やっぱり発音おかしくないか?」

 

光刃「ソ、ソソンナコトナイヨ?」

 

一誠「おかしいじゃねぇか!そして嘘下手なのかお前!」

 

ユーリ《お前…それ何が影響だ?》

 

光刃「(これか?俺が前世で好きだった『ペルソナ』シリーズのセリフのひとつだ。あ、そうだ!あのブランクを使って『ペルソナ』のワンダーライドブック作れるのか今度試してみよっと!)ちっバレたか、というか今回はお前をからかうためだ」

 

一誠「こんのぉ…!」

 

とこんなこともあり、今日のところは解散となった。イッセー?二つ返事で入部したよ(下心見え見えだったけど)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

光刃「ただいま〜」

 

帰りは玄関前に【月闇】で空間を繋げ、その後【月闇】にお礼をいい、元の場所へ戻るために闇に飲まれた。

 

クロス「おかえりお兄ちゃん!」

 

黒歌「おかえりにゃ光刃!」

 

オーフィス「光刃…」

 

とクロスと黒歌と来て、少ししたらオーフィスが俯いていて目に涙を浮かべている状態で来た。

 

光刃「……オーフィス、大丈夫か?」

 

オーフィス「ごめん…なさい…」ポロポロ

 

とついに泣き出してしまった。

 

光刃「…ちょっと来いオーフィス」

 

オーフィス「う、うん…グスッ」

 

とオーフィスが近くに来た時に抱きしめた。

 

オーフィス「こ、光刃…?」

 

光刃「ちゃんと謝れたんだから許すさ。でも次からはクロスか黒歌にちゃんと見て貰いながらやれよ?大丈夫、焦らなくてもいいんだから、な?」

 

オーフィス「ッ!うん!」

 

そうしてオーフィスは完全復活をした。

 

光刃「さてと俺も自分の夕飯作るか」

 

するとオーフィスが

 

オーフィス「そういえば2人も光刃の為に料理作ろうって話をしてた」

 

クロス「うん!私たちいつも助かっていたから」

 

黒歌「そのお礼を兼ねてにゃん♪」

 

光刃「お、夕飯作ってくれたのか、でも材料は?」

 

クロス「それは弁当買った時に一緒に買ったんです」

 

光刃「そうだったのか、ありがとな」

 

クロス「うん!」

 

黒歌「さぁ早く早く!」

 

ユーリ《嫌な予感がする…》

 

光刃は2人に押されてリビングに着いた。そして強制的に座らされた。

 

光刃「いっつもは俺が作ってたからな、新鮮だ」

 

するとキッチンに見に行ったオーフィスが戻ってきて

 

オーフィス「…我、無限を生きるはずなのに命の危険を感じた」

 

と少々恐怖を顔に浮かべていた

 

光刃「お、オーフィス?」

 

ユーリ《…光刃、どうしてかは分からないが俺も命の危険を感じる》

 

光刃(いや、あの2人が力を合わせて作ったんだろうから大丈夫だと思うk「はい!2人で協力して作ったカレーライスです!」……俺も今感じたよ)

 

出てきたのはまさかの『ペルソナ4』で出たかの有名な『ムドオンカレー』そのものだった。2人は自信満々の顔をしながら味の感想を求めているような表情をしていて、オーフィスはすごく心配そうに見ていた。

 

光刃(…ユーリ、短い間だったけど今までありがとうな)

 

ユーリ《ふっ、お前一人では行かせはしないさ。俺も覚悟を決めた》

 

光刃(ユーリ…やっぱり最高の相棒だよお前は!じゃあ…逝くか!)

 

ユーリ《あぁ、命燃やすぞ!》

 

パクッ

 

ガタン

 

光刃(あ、チェイスさんが川の向こうで手を振ってる…)

 

ユーリ《も、もっと他にも美味い料理が食べたかったな…》

 

バタン(白目+泡吹き)

 

チーン(心肺停止)

 

クロス&黒歌「「こ、光刃ーーー!!!」」

 

オーフィス「い、一撃…!」

 

その後クロスが急いで『エグゼイド医療日誌』ワンダーライドブックを使って本編に出ていた宝生 永夢先生、鏡 飛彩先生、花家 大我先生、九条 貴利矢先生の4人のドクターと仮野 明日那先生の1人の看護師を呼び、そして【水勢剣流水】を使ってリードしたことによって家に地下2階が出来上がり、そこにCRの医療室を作り出されたりしたので何とか一命を取り留める事が出来た。そして2人には『光刃の指導を受けてOKが貰えるまで料理禁止令』が発令され、オーフィスには「俺が指導をするからその2人の指導は受けるようなことはしないでくれ」と伝え直した。さらに後の世代にはオリジナルを超えたことにより『NEOムドオンカレー事件』として語り継がれることになった。ちなみに学校には「カレーで死にかけたので大事をとります」と伝えて数日間休み、リアス先輩達にかなり心配をかけた(小猫は特に心配していたという)。




[残りライフ×949]
祝砲がおかしいなぁ…。そして今回も見ていただきありがとうございます。そして改めましてお気に入り登録100件ありがとうございます!つーか前々回変身する言っておいてしてねぇやんけ!やっちまった!マジで皆様ごめんなさい!

では次回の内容は…未定!以上!
光刃「よし殺す」
ええ!?また俺処されるの!?
光刃「もちろんだ!さぁ、お前の罪を数えろ!」
ハーメルン内でやらかした事は既に覚えきれてない!
永遠(とわ)の探偵〉
光刃「…遺言はあるか?」
あ、完全にキレてるわ…ンン!では皆様!次回までチャオ!
〈無限一突!〉
うぎゃぁぁぁ!!!
光刃「さぁ、地獄を楽しみなぁ!」
〈GAME OVER〉

※今回のアンケート、誰もこの中の1枠だけなんて言ってないし俺も言わないから


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第EX回〜アンケート結果!〜

作者「さぁ!ある程度票数が頂けましたので発表しますぞ!」
光刃「何票だったんだ?60か?」
作者「105票だった…」
光刃「お前…いつの間にそんな見て貰えるようになってるんだ…」
作者「圧倒的感謝だよねー」
光刃「というかお前、Fate知ってたのか?」
作者「悲しいことににわか知識だけどね、でもFGO始めたよ!……1週間前から」
光刃「……何とかなるのか?」
作者「…読者の知識とYouT〇beと〇クシブ辞書とハーメルンで多分…」
光刃「心配しかねぇ……」
作者「じゃあ早速下に行って結果をご覧下さい!」


「聖剣達と過ごしていくハイスクールDxD」

 

新キャラアンケート結果!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「───問おう。貴方が私のマスターか」

 

アルトリア・ペンドラゴン  参戦!

(Fate/stay night直後時空より)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「別に、アレを倒してしまっても構わんのだろう?」

 

エミヤ 参戦!

(Fate/stay nightの『衛宮 士郎』の記憶あり)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「私以外のセイバーぶっとばぁす!!」

 

謎のヒロインX 参戦!

(Fate)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「匂うなぁ…。悪魔と天使と堕天使共がテロ組織共とぶつかり合う、最低で最高に面白そうな匂いだ……!」

 

デザスト 参戦!

(仮面ライダーセイバー)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【速報】参加可能なラスト1枠をかけた決選投票開催決定!

 

 

 

 

「猫じゃねーよ!ワガハイはモルガナだ!」

 

第1立候補 モルガナ

(ペルソナ5R)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「本日のグランドフィナーレ!メギドラオンでございます!」

 

第2立候補 エリザベス

(ペルソナ3)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ガイと同じ力を持つお前は希望の光か、それとも底知れぬ闇…かな?」

 

第3立候補 ジャグラス・ジャグラー

(ウルトラマンオーブ)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

読者意見よりラスト1枠戦に参戦!

 

「ブオン、ブオンブオン、バキューンズキューン、ズシャー!……はっ!?見ましたね、私の秘密のイメトレを!」

 

No.1 謎のヒロインXオルタ

(Fate)

 

 

 

 

 

 

 

「おい、アルトリア。その水鉄砲なるもの。私にも貸すが良い!」

 

No.2 モルガン

(Fate)

 

 

 

 

 

 

 

『ギャオォォォォォ!!!』

 

No.3 ドラグレッダー

(仮面ライダー龍騎)

 

 

 

 

 

 

 

『………!』

 

No.4 オートバジン

(仮面ライダーファイズ)

 

 

 

 

 

 

 

「俺たちに可能性が出るなんてな〜」

「でも私たち出れたらキバの鎧も出すんですかね〜」

「そこは作者次第だろうな」

「ですね〜」

 

No.5 キバットバットⅢ世タツロット

(仮面ライダーキバ)

 

 

 

 

 

 

 

『タカカン!タコカン!バッタカン!トラカン!ウナギカン!ゴリラカン!クジャクカン!プテラカン!トリケラカン!』

 

No.6 

(仮面ライダーOOO)

 

 

 

 

 

 

 

『ガルーダー!ユニコーン!クラーケーン!ゴーレムー!ケルベロース!グリフォン!プリーズ(GO!)』

 

No.7 プラーズ

(仮面ライダーウィザード)

 

 

 

 

 

 

 

あの男(操真 晴人)以外で俺を使いこなそうとする者が現れるか、ならばその力を見せてみるがいい!」

 

No.8 ウィザードラゴン

(仮面ライダーウィザード)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

乱入者が現れました

 

 

「俺がいつ、あの時で本編参戦の可能性を諦めると言ったぁ?」

 

エボルト乱入!

(仮面ライダービルド)

 

 

 

 

 

『ギャオオオオオオ!!!』

 

スターダスト・ドラゴン 何故か降臨!

(遊戯王5D's)

 

 

 

 

 

ラストひと枠の座は誰のものに!そのアンケートの結末はあなた達が決める!




光刃「おい、お前この説明ってことは」
作者「うん、セイバーとエミヤはくっつけるつもりだよ」
光刃「ほう……。というかなんで急にスターダスト・ドラゴン出てんだよ」
作者「いや、スターダスト・ドラゴンのカードを見てたらつい…」
光刃「……ツッコむ気力も出ねぇ、それにこの面子で祐人…大丈夫かなぁ…」
作者「なんとかなるでしょ、俺が頑張るだけだし」
光刃「…お前、最低だな」
作者「うん、今のは悪意を込めて言ったからね」
アーク『ならば死んでもらおう』
〈パーフェクトコンクルージョンラーニング5〉

パーフェクト


コンクルージョン

作者「あ、アークさん!?ぎゃぁぁぁぉぁぁ!!!」
〈GAME OVER〉


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第6話 〜迷子のシスター、雷鳴剣の出陣。〜

[残りライフ×947]
作者「皆様!前回の決選投票のご協力ありがとうございます!」
光刃「まだ募集中なんだよな、確か今は『モルガン』と『エボルト』が24票同数なんだっけか?」
作者「うん!でもね、モルガンさんの喋り方がまだ掴めてないんだよね」
光刃「……は?」
作者「本当にごめんなさい、余裕でわかると思ったけど、何故か理解しきれてないんだよ。ちなみに言うと朱乃さんの喋りも掴みきれてないよ」
光刃「……本当に大丈夫なのか?この小説」
作者「……分からない」
光刃「じゃあ死ぬ気でキャラ掴み頑張れよ、後押ししてやるから」
〈フォーゼ!フォーゼ!ふむふむ〉
作者「え!?何すんの?」
光刃「ビリッと痺れな!」
〈習得二閃〉〈リミットブレイク!〉
光刃「ライダー!100億ボルトブレーイク!」
作者「あばばばばば!!!」
〈GAME OVER〉
光刃「あと、毎回誤字報告をしてくれてありがとうな、今葬った作者の代わりにお礼を申し上げる」



追記:「スーパーヒーロー戦記」の時の集合名乗りを見たので、『(いかずち)の剣士』を『(かみなり)の剣士』に書き直しました


『NEOムドオンカレー事件』によって永夢先生達から2日間は絶対安静を言い渡された光刃は、CRのベッドで貴利矢さんやユーリ達と会話をする日々だった。一方の永夢先生達は自分達の知るCRとはちょっと違うということで部屋の調査にいった。その結果オペ室やらあったり普通の総合病院と大差ない設備だったことが判明した。あっれー?おかしいなぁ。

あれからクロスと黒歌からは泣きながら死ぬほど謝られ、オーフィスは相当応えたのか一緒に寝ないと寝付く事ができなくなってしまった。そしてクロスから「テンパリすぎて私の力の一部が少し融合してしまいました…」と言われた(どういう効果はクロスにも分からない)。その後作った時の材料を見た光刃は絶句し、改めて(禁止令発令して正解だったな…)と考えていた。ユーリは《あれはカレーと名乗った殺人兵器だ》と完全に危険視していた。そして3日目に学校に行けるか聞いたところ、当分の間は経過観察をすることを条件にOKを貰えたので光刃は学校に行くにした。

 

光刃「いやー、久しぶりの登校だな!」

 

ユーリ《あぁ、みんなに心配をかけただろうしな》

 

光刃「確かに、俺ら1回死んだようなもんだもんな……」死んだ目

 

と登校していく光刃。そして教室に着くと

 

男子1「おい転校生、学校休みたいからって死にかけたって嘘をつくのは良くないぜ」ヘラヘラ

 

女子1「光刃君、学校で嫌なことがあったの?」

 

と完全に勘違いされている方向だった。ただの一人を除いて

 

一誠「光刃、あの後何があったんだ?」

 

光刃「……後で話すよ。」死んだ目再び

 

一誠「お、おう…」

 

ユーリ《光刃…1日大丈夫そうか?》

 

光刃(あぁ…なんとかなると思う…。)

 

と色々とあってHRに入る

 

担任「早速だが光刃、連絡にあった『カレーで死にかけた』ってどういうことだ?」

 

光刃「はい、俺の夕飯で出されたカレーがカレーの名を語った物体Xだった為です。そしてあの後2人に材料を聞いた内容の一部を紙に書きました」

 

そうしてその紙を担任に渡した。それを見た担任は

 

担任「……お前、失礼だと思うがなんで生きているんだ?」

 

少し青くしながらこちらを見ていた。

 

光刃「信頼している4人のドクターのおかげですね、完全に…。」

 

男子2「せんせー、紙に何書いてあるんですかー?」

 

担任「……その時に光刃が食べたカレーの材料だ、正直コレを食べて生きていることがおかしい」

 

女子2「そ、そんな…」

 

先生と言葉に騒然とする教室

 

一誠「…光刃、そん時の様子ってどうだったんだ?」

 

光刃「……ひと口食べた時の感想はジャリジャリしていてブヨブヨしていた。それを感じ取った直後に体全体から拒絶反応を起こして次の瞬間に三途の川を見た。俺が食べた所を見ていた同居人から見た光景は『食べた瞬間に椅子から倒れて白目をむいて泡を吹いていた』らしい。しかも医者の話からは『君はあの直後に心肺停止になったから蘇生できたのは奇跡だ』『そして絶対安静2日で済むことも入ると奇跡を超えすぎた奇跡だ』と言っていた」死んだ目三度

 

ユーリ《うぅ、今思い出してもキツい……》

 

それを聞いたクラスメイトは恐怖を覚え、そして光刃へ謝罪の気持ちで溢れた。一誠もその話から(悪魔の俺がくっても死ぬ)と理解した。

 

光刃「まぁ…生きているからどうでもいいさ、もう二度と食いたいとは思わないけどな」

 

全員『それは当たり前だ』

 

クラスメイト、担任の声が一致した。

 

担任「んん!とりあえず本人がそういうのなら別にいいか、でも体調悪くしたら今日は早退しろよ」

 

光刃「分かりました」

 

担任「じゃあHR終わり!1時限目の準備始めろよー」


〈 界時抹消!〉

↓昼休みまでカット↓

〈 再界時!〉


 屋上

光刃はいつも通り2つの弁当を持って来た

 

光刃「あ、でもさすがに自分の弁当を持ってきてるか、なら持ってこなかった方が良かったかなぁ」

 

と考えていると

 

小猫「先…輩…?」

 

小猫が屋上にやって来た。

 

光刃「お、小猫、久しぶ「死にかけたって聞いたんですけど!大丈夫だったんですか!」ちょ、ちょっと落ち着け」

 

いつもの様子はどこへやら、心を乱しながら詰め寄る小猫、それに圧倒される光刃。そして少々落ち着いた小猫を見て「そんであのことだけど」と言い

 

光刃「何とか一命を取り留めたって感じだ。んで今日OK貰えたから来たんだよ」

 

小猫「そうだったんですか…良かったです…本当に…生きてて…」

 

その顔は安堵の表情をしていた。

 

光刃「……悪かったな、心配かけて」ナデナデ

 

小猫「ッ!…にゃあぁぁぁ♪」ゴロゴロ

 

光刃「ははは、可愛い後輩だな」

 

小猫「ふにゃぁぁぁ♪」

 

ユーリ《あぁ、2人とも心のブレーキが崩壊している…》

 

数分後…

 

小猫「///」お顔真っ赤

 

光刃「す、すまねぇ小猫…(く、黒歌に殺される…)」ガタガタ

 

小猫はゆでダコ以上に真っ赤になり、光刃は青鬼たけし以上に恐怖で震えていた

 

小猫「い、いえ…大丈夫…です…。///」

 

ユーリ《はぁ、とりあえず弁当聞いておけ》

 

光刃「(忘れてたわ…)小猫、弁当って食ったか?」

 

小猫「いえ、()()()()のお弁当を食べれなくなるのが嫌なのでこの2日間お昼は食べてませんでした」

 

光刃「マジか…って、小猫、今俺の名前で呼んだか?」

 

小猫「?ダメでした?」

 

光刃「いや、やっと名前で呼んでくれたなぁって思ってな」

 

小猫「あっ……」

 

光刃「まぁこれからも名前の方で呼んでくれや。それはそうと小猫の分の弁当持ってきたけど食うか?」

 

小猫「はい!」

 

光刃「じゃあはい」

 

と言って弁当箱を渡す光刃、小猫の今回の中身は『白身魚の竜田揚げ弁当』で光刃のはユーリのリクエストで『たまご鶏そぼろ弁当』だ。それぞれ前と同じように美味しく食べていた。

 

2人「「ご馳走様でした」」

 

ユーリ《今日も最高に美味かったぞ!》

 

光刃(それは良かった)

 

その後はいつのものようにオーブニカを奏で、そして解散となった。そして今日もオーブニカによって一瞬だけブランクワンダーランドブックが変化したが、誰も気づかなかった。


〈 界時抹消!〉

↓そして放課後↓

〈 再界時!〉


 部室

リアス「光刃、死にかけたって大丈夫だったの!?」

 

部室に来てリアス先輩がこちらを見た時、取り乱して涙を流した

 

光刃「はい、何とか現世に帰還しましたよ」

 

祐斗「現世に帰還って、どんなカレーだったんだい?」

 

光刃「食べた時にジャリジャリ&ブヨブヨを感じ、その直後に三途の川を見るムドオンカレー(物体X)

 

その言葉に部室が教室と同じように騒然とした。

 

リアス「それは…本当にまた会うことが出来て良かったわ…」

 

朱乃「あ、あらあら……」

 

小猫「先輩……。」

 

祐斗「…ごめん、軽はずみに聞くような代物じゃなかったね」

 

ユーリ《正直に言うとアレは俺のトラウマとして永遠に覚え続けるだろう…》

 

光刃(2人に悪いが同意見だ……)

 

一誠「改めてとんでもないの食ったなお前…」

 

光刃「まぁな…しかもだぞ、自信満々で期待の目をされている状況で『やっぱいいや』なんて言ったら泣く未来が見えたからな、最終的に3人とも泣かせてしまったのだがな…」

 

一誠「ん?そーいやお前ん家って他に誰が住んでんだ?」

 

光刃「家族が増えるとすごく嬉しそうにする俺の義妹と、懐いて一緒に住むことになった黒猫。そして住む場所を失った感情の「か」の字も元はなかった女の子だ。んで俺の両親は他界している(らしい)」

 

一誠「…なんかすまねぇな、そんなこと聞いて」

 

光刃「気にすんな、そんな時もあるさ、俺は乗り越えた(事にしとく)から問題ないけどな」

 

小猫「黒猫………黒歌姉様…。」

 

リアス「と、とりあえず今日はイッセーは今日もいつものようにしてきてちょうだい」

 

一誠「はい部長!」

 

光刃「俺もついてっていいっすか?」

 

リアス「どうしてかしら?」

 

光刃「イッセーがやってる仕事が気になったんで」

 

リアス「……まぁいいでしょう。イッセー、ちゃんとしてなさいよ?」

 

一誠「は、はい部長!」

 

光刃「っと、そうだ。今回はカップケーキ作ってきたんで食べてください。あ、これイッセーの分な。」

 

一誠「お、サンキュー。じゃあ行ってきます部長」

 

光刃「俺も行ってきます」

 

リアス「ええ、行ってらっしゃい」

 

小猫「(パクッ)……今回も美味しい♪」

 

ユーリ《頑張れよ、俺はお前に頼まれた()()()調()()()のを進めておくからな》

 

光刃(あぁ、引き続き頼むぞユーリ)

 


 

光刃「んで、やってる事がビラ配りねぇ…しかも言い方が悪いかもしれんが「あなたの願いを叶えます」って……かなり胡散臭くないか?」

 

一誠「俺に言われても困るわ!」

 

と言い合いながら二人一緒にビラを配っていた。そしてその後に契約が取れて魔法陣に乗るが、イッセーの魔力が弱くて転送できず、自転車で契約者の所に向かっていってた。光刃は契約の邪魔にならない距離で(あ、そーいやバイクの免許取らなきゃなぁ…)などと考えており、ユーリは地球の本棚に籠りっぱなしだ。そして現在、とあるアパートで一誠が表情をひきつりながらアパートの一室に入った。その時に漢女という言葉が相応しいような人物が見えたので(あ、あれは長引くな…)と察した。

 

光刃「じゃあ待ってる間に俺も行くか」

 

そう言うと光刃は周りからは死角になる場所に移動して左手に本を出すと

 

光刃「さぁ、検索を始めようか

 

そうして地球(ほし)の本棚の中へ行った。

 


 

地球の本棚 内部

光刃「ようユーリ、どうだ調子は」

 

ユーリ「ああ、なかなか使えそうな情報を沢山ゲットしているぞ」

 

地球の本棚でならユーリと対面になって会話ができることを寝込みの2日間で知った。初対面の感想は(姿も本当に『ユーリ』さんなのね…。)だった。

 

光刃「良かった。なら…」

 

ユーリ「ああ、この調子ならばお前の目論見は成功する。だがそのためにはかなりの権力を持つ悪魔との協力が不可欠だな」

 

光刃「となるともうちょっと時間はかかっちまうかぁ…」

 

ユーリ「そうだな、それでお前はどんな要件で来たんだ?」

 

光刃「ああ、それは今の進展確認なのと暇時間ができたから何かいい本があるかって思ってな」

 

これもこの2日間寝込んでいた時に知ったことだ。前の世界の情報だけでなく、小説やマンガ、はたまたW()e()b()()()()稿()()()()()()稿()()()()()()も調べれば本として出てくる。(だが執筆中のは出てこない)

 

ユーリ「なるほど、じゃあさっき見つけたコレを持っていけ」

 

そう言ってユーリは一冊の本を投げ渡す。

 

光刃「(ガシッ)っと…お、『ペルソナ5R』の小説か。貰ってく、ありがとな」

 

ユーリ「おう、だが俺が帰ってきた時のダメージは覚悟しておけよ」

 

※設定で書いた地球の本棚の反動はユーリが現実に戻ってきた時に全部光刃と共に喰らう

 

光刃「ふっ、必要な犠牲だそれは。でもタイミングが悪かったらキツいかな…」

 


 

地球の本棚から帰ってきた光刃、その左手の本のタイトルは書き換えられており、『ペルソナ5R』と書かれている。

 

光刃「んーと、どんくらい時間たったかなぁ…(時計確認中)…ありゃ、意外と経っちまってたか、読む時間無くなったなぁ…まっいーか。じゃあそろそろ元の場所に戻るか」

 

と言ってアパートの前に戻ってきた光刃。道中自販機があったので(イッセー疲れてるだろうし買って渡すか…)と思い、ついでに自分の分もと2本購入していく。

 

一誠「お、終わったぁ…」

 

光刃「おつかれイッセー、ほれっ」

 

一誠「おっとと、ありがとな光刃」

 

投げ渡した『アク〇リアス』を受け取って飲み込むイッセー、それで一気に半分まで減った。

 

光刃「んで、次は何すんだ?」

 

一誠「次はn「痛っ!」ん?」

 

女性の声が聞こえた方向を顔を向ける一誠と光刃。そこにはシスター服を着た女の子が転んでいた(何か見えた気がしたが見なかったことにした)。そして飛んできたシスターのヴェールを光刃がキャッチした。

 

女の子「はうぅ…転んでしまいました…。」

 

光刃「大丈夫か?ありゃ、カバンの中身出ちまってんじゃねぇか。イッセー、手伝ってくれ」

 

しかし一誠は細かく震えて行動を起こそうとはしていない。不思議に思い、もう一度聞いてみた。

 

光刃「……イッセー?」

 

すると急に顔を上げると

 

一誠「ぬぉおおふぉおお!?ブロンド娘のスパークリングホワイト!レア!これは激レアだぁぁぁ!!!

 

光刃「てめぇマシになる気配も無いし少しは自重しやがれぇぇぇ!!!

 

ドゴン!

 

一誠「ぎゃぁぁぁぉぁぁ!!!」

 

ゲンコツとは思えない音が周囲に響いた。その一撃により一誠はダウンし、光刃は何事も無かったかのように散乱したカバンの中身の片付けを進めた。

 

光刃「これで全部か?あと、これを」

 

女の子「はい、あっありがとうございます。あの…その方は大丈夫なんでしょうか…」

 

光刃「大丈夫だ、水をかけたら起きる威力で収めてある」

 

ちなみに言語に関してはユーリが「俺と融合したからな、他国語くらい常時翻訳することも出来る。」と言っていたので問題なしだ。なんか『仮面ライダーセイバー』に無い設定もある気がするが気にしたら負けだろうと思い割り切っている。

 

女の子「そ、そうですか…」

 

光刃「じゃあ片付け終わったし起こすか」

 

そして光刃は自分の分と買った天然水(未開封)を開けるとそれを一誠の顔にかけた。

 

一誠「うわっなんだ!?」

 

光刃「起きたかイッセー、というかお前外でそれを言って警察のお世話になっても知らねぇからな」

 

一誠「わ、悪い…」

 

光刃「ったく…。んでそこのお嬢さん、状況を見るに言語が通じなくて困ってるでいいか?」

 

女の子「は、はい!私、今日からこの町の教会へ赴任することになりまして……でも道に迷ってしまって、言葉も通じず困っていたんです」

 

光刃「(この街の教会?記憶が正しければそんな所に赴任するはずないんだが…)なるほどな。じゃあイッセー、俺はこの子を送るからお前は引き続きしてろ」

 

するとすかさず一誠は反応する。

 

一誠「ずりぃぞ光刃!女の子と2人きりに行くだなんて!」

 

光刃「(このバカが…)ちょっとまっててねお嬢さん。イッセーちょいとこっち来い!」

 

先に少し離ることを言い、一誠を会話が聞こえない距離まで腕を無理やり引っ張って離し、声を潜めて話す。

 

光刃「いいかイッセー、お前はもう悪魔だ。んでその悪魔が聖なる力を喰らうとどうなると思う?」

 

一誠「どうなるって…」

 

光刃「存在が滅される」

 

一誠「ッ!?」

 

俺の言葉に驚きを示す一誠。

 

光刃「俺はもうお前に死んで欲しくねぇんだよ、だからここは俺に任せろ。俺は(一応)人間だから教会に行ったところで問題は無い。それにお前が行ったらリアス先輩にめっちゃ怒られるだろうからな」

 

一誠「……わかったよ、じゃあそっちは任せるぞ」

 

渋々だが俺の言葉に了承してくれた。

 

光刃「すまねぇなイッセー、後でなんか料理作るからな」

 

一誠「本当だな?じゃあ最高に美味い唐揚げを作ってくれよ?」

 

光刃「了解、量は3人分でいいか?」

 

一誠「3人分って…まさか俺の両親にもか?」

 

光刃「ああ、明日作って届けるからお前の住所教えてくれな」

 

一誠「わかった、なんかありがとな」

 

光刃「気にするな、お前の性格上これを見逃すなんて辛いだろうからそれ相応の対価を用意したつもりだ」

 

そうして光刃は戻り、一誠は別れて引き続き悪魔活動を始めた。

 

光刃「待たせたなお嬢さん」

 

女の子「あの…さっきの方は…」

 

光刃「ああ、アイツは自分がやらないと行けないことを棚に上げてこっちを手伝おうとしたからな、怒られない為に俺がやるって言ったんだ。アイツも本当は手伝いたかったことは理解してくれ」

 

女の子「分かりました」

 

光刃「じゃあ早速教会に行くか」

 

女の子「ありがとうございます、これも主のお導きです」

 

そうして教会に向かって歩く光刃と嬉しそうな迷子の女の子。その道中に公園で怪我をして泣いている男の子に出会った。

 

男の子「うわぁぁぁぁん!!!」

 

その男の子に近づく光刃

 

光刃「大丈夫か?この怪我からして転んで擦りむいたのか…」

 

すると

 

女の子「私に任せてください!」

 

そう言い女の子は泣いている男の子に近づくと怪我しているところに手をかざして

 

女の子「男の子がこのくらいのケガで泣いてダメですよ」

 

そう言うとその子の両中指の指輪が光るとその男の子の怪我が治った。

 

男の子「わぁ…ありがとう!お姉ちゃん!」

 

そう言い男の子は走っていった。

 

光刃「(なるほど、これが多分あの堕天使が言っていた【聖母の微笑み(トワイライト・ヒーリング)】か)傷を治せる、それがお嬢さんの力なのか」

 

女の子「はい、神様からいただいた素敵なものですよ!……そう、素晴らしい…。」

 

少し寂しそうに答える女の子、それを見て思わず頭を撫でてしまった。

 

女の子「ふぇ?」

 

光刃「…お嬢さんの過去に何があったのかは知らないが、俺はその力と似たようなものを持ってる。」

 

女の子「え?」

 

光刃「だから悩みとかあるのなら聞くぞ?他人に悩みを打ち明けるくらい神様は許してくれるだろ」

 

女の子「…分かりました、でも大丈夫です」

 

光刃「……そっか、でも大丈夫じゃなくなったらいつでも頼れ」

 

女の子「はい!」

 

そして立ち上がった両者。その直後

 

ユーリ《光刃、今戻った。反動が来るぞ!》

 

光刃「(え!?今!?ぐっ、来た…)うぐっ……」

 

その直後、光刃は今までに感じたことの無いような激しい頭痛と強い眩暈に襲われた。それによって膝をついてしまう

 

女の子「だ、大丈夫ですか!?」

 

光刃「ち、ちょっと大丈夫じゃないな…少し休んでいっていいか?」

 

女の子「は、はい!」

 

そうして光刃はおぼつかない足取りでベンチに座った。

 

光刃「すまねぇな、送るはずなのにこんなことになって」

 

女の子「いえ、大丈夫です」

 

ユーリ《……もしかしてタイミング悪かったか?》

 

光刃(ああ、ちょっと悪かった)

 

ユーリ《……すまない》

 

光刃(なに、戦闘中じゃないだけマシさ)

 

すると

 

女の子「あの…私と同じような力を持つって言ってましたよね」

 

光刃「ああ、まぁ借り物の力かもしれないがな」

 

ユーリ《いや、融合してしまってるんだ。もう【最光】の力はお前の物でもある》

 

光刃「(そうなのか、いつもありがとな)いや、前言撤回だ。もう借り物じゃない」

 

女の子「……じゃあ傷ついた悪魔とかも治せるんですか?」

 

光刃「ああ、といっても俺の場合色々とあって毎回へたりこんでしまうけどな」

 

女の子「そうですか……!」

 

その時にその子はまるで()()()()()()()()()()()という顔をしていた。光刃は(きっと悪魔を治してそれで大変なことがあったんだろう…)と察した。そして数分後、光刃とユーリは地球の本棚のデメリットから完全に回復した

 

光刃「ふぅ、もう大丈夫だ。じゃあ改めて行こうか」

 

女の子「はい!」

 

そうして光刃は歩いていった。その時に右手を掴まれたような感覚を覚え、その方を見ると女の子が俺の手を握っていた。

 

女の子「す、すみません!転びかけちゃったのでつい…」

 

光刃「いいよいいよ、というかまた転びかけたのか」

 

女の子「うぅ…」

 

光刃「じゃあ転ばないように手握ってろ」

 

女の子「えっ!?///」

 

光刃「?どうかしたのか?」

 

女の子「い、いえ///」

 

ユーリ《お前…そういう所だぞ》

 

光刃(どういうことだ!全く意味がわからんぞ!)

 

ユーリ《はぁ…これは後先大変そうだな…》

 

そうして教会の前まで手を繋ぎながら進んで行った光刃(道中ずっと女の子の顔が真っ赤だったがなんでかは全く理解していない)。そして着くと手を離し

 

光刃「ほら、ここがこの街唯一の教会だ。でも本当にここか?」

 

女の子「はい!ここが言われた場所です!」

 

光刃「(絶対何かあるな、だって既に()()使()()()()()()()()()()())…そっか、じゃあ次に会える時を楽しみにしてるよ」

 

すると女の子が迫ってきて

 

女の子「ここまで連れてきてくれたお礼をさせてください!」

 

と言ってきた。光刃は(行ったら100%戦闘は避けられないしなぁ…)と思い

 

光刃「いや、せっかくの誘いは嬉しいけど、それは次に会った時でいいか?」

 

女の子「でも、それでは…」

 

光刃「大丈夫、お互いにこの街にいるんだ。必ずまた会える」

 

アーシア「分かりました……私、『アーシア・アルジェント』と申します。『アーシア』と呼んでください」

 

光刃「わかったアーシア。俺は『暗闇 光刃』だ、呼び方は基本好きにしていい」

 

アーシア「分かりました、光刃さん。また必ずお会いしましょう!」

 

光刃「ああ、必ず」

 

そうして光刃は教会前を去っていった。そして俺の姿が見えなくなるまでアーシアはずっと手を振っていた。

 

光刃「ユーリ、どう思う?」

 

ユーリ《確実にあの教会に何かあるな。だが、今動くのは得策じゃない。》

 

光刃「だな、でもとりあえず部室に帰るか」

 

ちなみにこの会話中にたまたま通り過ぎた親子が「ママー、この人何かブツブツ言ってるー」「しっ!見ちゃ行けません!」という会話をしていたとか…。


〈 界時抹消!〉

↓部室に帰るまで移動中↓

〈 再界時!〉


 部室

リアス「いい?二度と教会に近づかないで!」

 

部室についたらリアス先輩に死ぬほど怒られました。

 

光刃「はい…すみません…」

 

その様子をイッセーは(俺が行っていたらこうなっていのか…)と思い、光刃に感謝していた。

 

リアス「光刃は人間なんだし、私の悪魔の駒(イーヴィル・ピース)で転生できないんだから、万が一があったら嫌なのよ!」

 

光刃「はい…マジですみません…」

 

ユーリ《確かに、悪魔転生蘇生できないもんな》

 

光刃(だな、気をつけていかないと)

 

リアス「でも、イッセーを教会の方に連れていかないでくれてありがとう」

 

光刃「だって友達を2回も殺す訳には行きませんもん」

そうして俺への説教タイムは終わりを告げた。

 

朱乃「あらあら、お説教は済みましたか?」

 

リアス「朱乃、どうかしたの?」

 

すると顔を少し曇らせ

 

朱乃「討伐の依頼が大公から来ました」

 


〈 界時抹消!〉

↓そして夜↓

〈 再界時!〉


 

光刃は許可を貰って一旦家に先に帰り、夕飯を作ってみんなと食べた。そして「深夜に出かける、多分戦闘がある」と言うとクロスが「私も聖剣に入ってついて行きます!」と言ってきた。しかしその瞬間に俺の右手に【闇黒剣月闇】が現れると未来を見せた。その内容はターゲットの登場する所だけだった。未来予知の内容が『仮面ライダーセイバー』に比べて優しすぎる…!それを見た瞬間に光刃はクロスに待機命令を出した。理由を詰め寄られたが「教育上良くない物を見せる」というものだったので渋々了承した。永夢先生達にも交渉が大変だったがOKを貰うことが出来た。そして深夜、光刃はオーフィスを寝かしつけると起きないような超スローモーションで動き、ベッドから抜け出し、家を出た。

 

 町外れの廃屋

朱乃先輩に言われた場所に光刃以外の全員がいる。そこに

 

光刃「ふぅ、間に合ったか?」

 

と光刃が走ってやってきた。格好は富加宮賢人さんの格好と同じだ。

 

リアス「あら、別に来なくても良かったのだけれど」

 

光刃「いえ、折角ですので見学はしますよ。というかイッセーに説明中じゃなかったんですか?」

 

リアス「大丈夫よ、ついさっき全部の説明が終わったから」

 

光刃「ならいいんですけれど…ッ!?来ます!」

 

その言葉に皆の雰囲気が変わる。そして廃屋の中から上マッパの女性(?)が現れる

 

はぐれ悪魔「不味そうな匂いと危険な匂いがするわ。でもおいしそうな匂いも……甘いのかしら?苦いのかしらぁ?」

 

リアス「はぐれ悪魔『バイサー』。主の元を逃げ、その欲求を満たすために暴れまわる不貞の輩。その罪万死に値する」

 

一誠「おっぱい!

 

光刃「てめぇ自重しろ!そして緊張感を持てやァァァ!!!

 

ゴォン!!!

 

一誠「いってぇぇぇ!!!」

 

本日二回目のゲンコツが一誠を襲った。しかし威力的には「見学するには支障が出ない程度」で抑えてある。この音でだ。そして一誠は頭を抑えてうずくまっている

 

祐斗「イッセー君、大丈夫?」

 

光刃「気にすんな、すぐに復活する」

 

小猫「…この音でですか?」

 

光刃「あぁ、多分そろそろ噛み付いてくるだろ」

 

すると起き上がって

 

一誠「光刃!今日2回もやりやがって!」

 

光刃「2回目も同じ場所じゃないだけマシだと思え」

 

一誠「ふざけんな!」

 

光刃「そんな事より後ろ」

 

一誠「え?」

 

そして振り向くとバイザーの下半身があらわになった。その姿は醜悪という言葉が1番ふさわしい。

 

一誠「あんなにいいおっぱいなのに…勿体ない…」

 

光刃「お前…またそんな事を…」

 

一誠「ん?あれって魔法陣じゃね?」

 

光刃「ゑ?」

 

そして光刃も一誠と同じところを見るとバイザーが自分の胸を揉んでいた。そしてその乳首の先に確かに魔法陣があった。

 

バイザー「ケッケッケ…ケヒャヒャヒャ…!!」

 

その直後にチクビーム(ガチ)が放たれる。皆が回避してる中、反応に遅れた一誠を光刃がリアスの方へと蹴り飛ばし、光刃は飛び越えてギリギリ回避した。

 

 ドォォォォッ!ジュウウウ!

 

そのまま何とか誰にも当たることはなく、壁を直撃し、溶かす。

 

光刃「あ、あぶねー」

 

ユーリ《ちょっとは後先考えろ!》

 

光刃(うう、申し訳ない)

 

一誠「いっつつ、光刃!蹴り飛ばすのは流石におかしいだろ!」

 

光刃「命あってなんぼさ」

 

小猫「…でも光刃先輩は普通に危なかったですよね」ジィー

 

光刃「………。」目逸らし

 

そうこうしているとリアス先輩の指示が飛ぶ

 

リアス「油断しちゃダメよ。祐斗!」

 

祐斗「はい!」

 

すると祐人がその場から消える。

 

一誠「消えた!?」

 

光刃「いや違う、素早く動いているんだ」

 

ユーリ《俺と合体してからか、目が冴えてるな》

 

光刃(ああ、俺が訓練で『仮面ライダー最光』になった時に動きに慣れるために努力した結果だろうな)

 

リアス「光刃の言う通りよ、祐斗の役割は【騎士(ナイト)】。特性はスピード。そして最大の武器は剣」

 

その説明の直後、バイザーの懐に潜り込んだ祐人の目にも止まらぬ一閃(光刃は見えてる)により、その片腕が宙を舞った。

 

バイザー「ギャァァァァァァァッ!」

 

傷口から血が噴出し、バイザーの悲鳴が木霊する。すると今度は小猫がバイザーに近づいていった。

 

一誠「危ない!小猫ちゃん!」

 

一誠が叫んだと同時にバイザーの顔が醜悪に変貌し、胴が縦に裂け鋭い牙が生え小猫を飲み込む。

 

光刃「…大丈夫なんだよな?」

 

リアス「ええ、大丈夫よ」

 

リアス先輩が質問に答えた直後、徐々に口元が開いていき、瞬間大きく開いた。しかし服がところどころ溶けてしまっていた。

 

リアス「小猫は【戦車(ルーク)】よ。その特性はシンプル。バカげた力と防御力。あの程度じゃビクともしないわ」

 

光刃「なるほど…」

 

小猫「……吹っ飛べ」

 

小猫が殴りつけた瞬間、バイザーの身体が言葉通り吹っ飛び柱を叩き折り壁に叩きつけられた。

 

小猫「……弱」

 

光刃「おおぅ辛辣」

 

手を叩きながら戻ってくる小猫。それに感想を言う光刃。

 

光刃「っとそうだ、小猫」

 

小猫「はい?」

 

光刃「これ着てろ」

 

そう言い俺は来ていたコートを小猫に被せた。サイズの問題上地面に着いてしまっているが

 

光刃「サイズが大きいのは仕方ないが、その格好のままにするわけには行かないからな」

 

小猫「……先輩の変態」

 

光刃「なんでさ!」

 

 

 一方、光刃の部屋

ピカッー

 

オーフィス「……んっ何?」

 

強い光によって少し起きてしまったオーフィス

 

Fate(フェイト)/All(オール) Star(スター) History(ヒストリー)

 

フッ…

 

そしてすぐに元に戻るブランクワンダーランドブック。しかも変化したのは屋上での時に変化していたのとは別個体だ。

 

オーフィス「……気のせい?じゃあ寝よ…あっ」

 

この時、オーフィスは思い出した。光刃が深夜にやることがあり、帰りが遅くなることを。その後オーフィスは何度も寝ようとしたが、結局寝ることは出来なかったので光刃が来るのをウトウトしながら待つ事にした。

 

 

 場所を戻して廃屋

リアス「朱乃」

 

朱乃「はい部長。あらあら、どうしようかしら? うふふ…」

 

ユーリ《……何故だ、この笑いからすごく恐怖を感じる》

 

光刃(奇遇だな、俺もだ……)

 

朱乃先輩が微笑みながら倒れたバイザーに近づいていく。それに恐怖を覚えるユーリと光刃。その時、祐人に斬りおとされた腕が、ピクリと動きリアス先輩に襲い掛かる。

 

一誠「部長!」

 

光刃「先輩危ねぇ!」

 

それに早く気がついた一誠が【龍の篭手(トゥワイス・クリティカル)】を顕現させ、光刃はそのまま素手で殴り飛ばした。

 

光刃「ッ〜〜!!!」

 

ユーリ《痛っ!だ、だがキンタロスに素手で攻撃した程じゃないから大丈夫だな…》

 

しかし流石に痛かったようだ、だが前例がおかしかったので体が無駄に丈夫になり、腕がジーンってする程度に納まっている。

 

リアス「あ、ありがとう」

 

一誠「いえ。身体が勝手にって言うか……」

 

光刃「べ、別に気にしなくて大丈夫ですよ……」

 

小猫「……先輩、大丈夫ですか?」

 

光刃「大丈夫だ」

 

小猫「……本当に?」

 

光刃「…………大丈夫だ」目泳ぎ

 

そんなやり取りをしていたら

 

リアス「朱乃、やってしまいなさい」

 

朱乃「はい、部長に手をかけオイタするいけない子は、お仕置きですわね」

 

リアス先輩が再び指示を飛ばし、朱乃先輩は両手に魔法陣を出現させると雷を迸らせ、微笑を浮かべる。

 

リアス「朱乃の駒は【女王(クイーン)】。【騎士(ナイト)】、【戦車(ルーク)】、【僧侶(ビショップ)】の特性全てを持つ最強の副部長」

 

光刃「確かにそれは最強ですね」

 

バイザー「ぐっ!」

 

睨みつけてくるバイザーを見て、不敵な笑みを浮かべる朱乃先輩。

 

「あらあら、まだ元気そうね。ならこれはどうでしょうか?」

 

両手を天に向けた瞬間、光り輝き雷が落ちた。

 

バイザー「ギャアァァァァァァァッ!」

 

リアス「魔力を使った攻撃が得意なの。雷や炎、氷などの自然現象を魔力で起こす力」

 

光刃「ほ、ほうほう…」

 

ユーリ《…嫌な予感がしてきた》

 

激しく感電し、煙を上げて痙攣するバイザーを見て、朱乃先輩は頬を紅く染め嘲笑を作り出していた。その様子で光刃は頭に説明が入りずらくなっていた。

 

朱乃「あらあら、まだ元気そう。うふふ…」

 

一誠「何か朱乃さん凄く怖いんですけど!?」

 

光刃「まさかですがリアス先輩、朱乃先輩って…」

 

リアス「……彼女はね、究極のSなのよ」

 

光刃「やっぱり!」

 

朱乃「どこまで耐えられるかしら!うふふふ…」

 

ユーリ《き、恐怖の正体はそれか!》

 

光刃(そ、そりゃ怖くなるわ…)

 

楽しそうに雷攻撃を繰り出す朱乃先輩のSに、リアスや祐人は苦笑を浮かべ、小猫は渡されたコートを握りしめながら溜息一つ。ユーリと光刃は互いに恐怖の正体を知り、しかし震えは止まらなかった。すると…

 

ゴロゴロ…

 

ユーリ《光刃!なにか来るぞ!》

 

光刃「この感じ、まさか……!」

 

ピカッ!

 

雷が光刃の右手に落ちてきた。

 

リアス「光刃!?」

 

朱乃「光刃君!?」

 

祐斗「光刃君!」

 

小猫「光刃先輩!」

 

一誠「光刃!」

 

それにはみんなが驚き、朱乃先輩はあまりの出来事に攻撃の手を止めた。それによってバイザーはつかの間の休息を得ることが出来た。みんな心配しているが、光刃はこの感触を覚えていた。そして雷の残光はあの時と同様に剣の形となると、その落ちてきた手にはしっかりと剣が握られていた。

 

雷鳴剣黄雷(らいめいけんいかずち)

 

光刃「やっぱり【黄雷】かよ!この状況下でこの現れ方はやめてくれ!」

 

すると【黄雷】が光り、ユーリが翻訳をする

 

ユーリ《ふむ、どうやら【烈火】と【流水】との出番ジャンケンに勝てたから雷に乗って速攻で来たようだ》

 

光刃「何やってんだよ…」

 

すると【黄雷】が再び光ると

 

ユーリ《ふむ…光刃、どうやらクロスからお前に入った力は「ドライバーの発音を書き換える」だけらしいぞ》

 

光刃(なるほど、まぁそれくらいなら…ん?つまりは…)

 

と光刃はいいことを思いついた。するとリアス先輩達が心配そうに問いかけてくる。

 

リアス「だ、大丈夫なの?光刃」

 

光刃「はい、本当にすみません。なんせ呼んでもないのに来るとは思わなくて…」

 

リアス「そう……わかったわ」

 

その言葉と共に4人は安堵した。しかし

 

小猫「もう、心配させないでください!」プンスカ

 

小猫だけはご機嫌ななめだった。

 

光刃「わ、悪かったって小猫(今度平和に現れる方法に関しての聖剣会議を開くか…)」

 

小猫「……許しません」ツーン

 

ユーリ《どうする?光刃》

 

光刃「(1つだけ策がある)……明日部室であの時のお菓子を使って料理するよ」

 

小猫「分かりました許します」

 

ユーリ《うそぉ!》

 

光刃「(流石小猫……食べ物となると早いな……)っと、そうだリアス先輩。ここから俺がやってもいいですか?」

 

リアス「え?大丈夫なの?」

 

光刃「はい、それにうちにある剣の力を見たいんでしょ?」

 

リアス「……わかったわ、でも危ないと判断したらすぐに交代させるから」

 

光刃「了解です」

 

リアス「朱乃、交代よ」

 

朱乃「あらあら、残念ですわ」

 

そうして光刃と朱乃先輩がすれ違う。そして

 

ソードライバー

 

光刃(なるほど、やはりこういうことか!)

 

それを左手に持ち、第1話と同じように【黄雷】を納刀し、腰に装着する。

 

一誠「なんだそれ?」

 

光刃「まぁ見てろって」

 

そうして光刃はバイザーの方へ歩み寄る

 

バイザー「人間ごときが…私に何の用だ!」

 

すると光刃はゼロノスのように指を指し

 

光刃「最初に聞いておく、まだ雷を喰らえる気力があるかい?」

 

バイザー「舐めるなぁ!」

 

するとバイザーの残った腕が飛んでくる。

 

光刃「うぉっと」

 

それを後ろに飛んで躱す

 

光刃「まだあるようだな、じゃあ行くぞ」

 

そして左手に【ランプドアランジーナワンダーライドブック】を取り出す。

 

ランプドアランジーナ!

とある異国の地に(いにしえ)から伝わる不思議な力を持つランプがあった…

 

一誠「本が…開いた?」

 

祐斗「確かに、僕たちが頑張っても開かなかったよね」

 

そしてライドスペルによる朗読を終えた後、表紙を閉じて物語枠のスロットに入れ、周囲に黄雷の待機音が流れ始め、俺の後ろに巨大な【ランプドアランジーナワンダーライドブック】が落ちてくる。

 

リアス「お、大きなワンダーライドブック!?」

 

朱乃「あ、あらあら…。でもこの音楽、痺れますね」

 

光刃「精々足掻いてみろよ…俺の義妹(クロス)の教育に悪いはぐれ悪魔!」

 

黄雷抜刀!

 

言い終えると同時に黄雷を思い切り抜き、ソードライバーと背後のワンダーライドブックが開かれ、背後のワンダーライドブックからランプの魔人『魔人ランプドアランジーナ』が現れる。そして激しい雷に包まれた黄雷を右手で強く握りしめ、左手を黄雷の後ろに手を添えると、再びあの言葉を口にする。

 

光刃「変身!ハァ!」

 

そうして俺は剣を下から切り上げるように振り上げ、雷の斬撃が飛んでいく。バイザーは体をひねらせ、何とか回避出来たようだ。そして周りを飛んでいた『魔人ランプドアランジーナ』は俺を中心に吸い込まれるように飛ぶと俺の姿を変えていく。

 

ランプドアランジーナ!

 

そして最初に放った縦一閃の斬撃がエスパーダヘルムにぶつかり、変身が完了する。

 

黄雷一冊!ランプの精と雷鳴剣黄雷が交わる時、稲妻の剣が光り輝く!

 

エスパーダ「(かみなり)の剣士、『仮面ライダーエスパーダ』。ここに推参!」

 

それを見ていた5人は

 

一誠「す、すっげー!カッコイイな!」

 

祐人「なるほど、あの時言っていた『ちょっとすごい』ってそういうことでもあったんだね」

 

小猫「……ちょっとじゃないですけど」

 

朱乃「あらあら、『雷の剣士』ですか。読み方は違いますが、同じ雷を使ってくれるのは嬉しいですわね」

 

リアス「眷属に出来ないのが、本当に悔しいわ」

 

それぞれ感想を言っていた。そして剣を構え

 

エスパーダ「ここからは俺だけのステージだ!」

 

その言葉と共に駆け始める、その俺にバイザーは容赦なく腕やら尻尾の蛇やらを使って攻撃してくるが、そのスピードには追いつく事が出来ず、直線状の斬撃を入れられていく。

 

祐斗「……強いね、光刃君」

 

小猫「……はい」

 

一誠「あ、あいつも速えな」

 

リアス「人間であのスピード、それがあの剣の力なのかしら…」

 

バイザー「このぉぉぉ!!!」

 

そうして再びチクビーム(ガチ)の発射用意を始めるバイザー

 

エスパーダ「その危ねぇ攻撃は仲間の誰にも当たらせない!」

 

ランプドアランジーナ!

 

するとエスパーダの左腕に雷が集まり、そしてその腕を前に突き出す

 

エスパーダ「アランジーナ・ワンダー!

 

それと同時にバイザーから再びチクビーム(ガチ)が5人に向けて放たれるが、それを『魔人ランプドアランジーナ』が完全に防いで守る。

 

バイザー「何!?」

 

一誠「あ、危ねぇー!」

 

小猫「光刃先輩、ありがとうございます」

 

エスパーダ「いいって。さてと、大切な仲間に手を出そうとしたんだ……覚悟は出来てるんだろうな?

 

バイザー「ヒッ!」

 

5人「「「「「ッ!?」」」」」

 

ユーリ《おおぅ、ご愁傷さまだなバイザー》

 

光刃がキレた事による殺気で、バイザーは怯え、5人はそれに驚き、ユーリはなんか言っていた。そして光刃は何も言わずに再びソードライバー納刀するとそのままトリガーを押す。

 

必殺読破!

 

そうして待機音が流れる

 

エスパーダ「俺は俺の思いを貫く!」

 

ユーリ《決めろ!光刃!》

 

黄雷抜刀!

 

すると光刃は構えをとる

 

エスパーダ「トルエノ・デストローダ!

 

アランジーナ!一冊斬り!サンダー!

 

それと同時に光刃は雷の如くスピードでバイザーを抜き去り、バイザーの体には横一閃の後があった

 

リアス「これは…祐人のスピード以上!?」

 

祐斗「…ちょっと嫉妬しちゃうかな」

 

部長達が何か話している。

 

ユーリ《折角だから俺も一緒に言っていいか?》

 

エスパーダ(いいよ、一緒に最後を決めようか)

 

バイザー「ぐがぁぁぁ……!!!」

 

ユーリとの簡単な念話をすると、バイザーの体にスパークが走り、膝をつく

 

エスパーダ&ユーリ「《……これで話は終わりだ》」

 

その言葉と共にバイザーは爆散した。

 

一誠「ぇぇぇぇええええ!?」

 

朱乃「あ、あらあら…」

 

小猫「……なんで爆散したんでしょうか」

 

リアス「さ、さぁ…」

 

祐斗「………正直僕の脳はまだ整理しきれてないね」

 

その様子にそれぞれ感想を言っていた。するとエスパーダは【ワンダーランドブック】を抜き取り、変身を解除した

 

光刃「ふぅ、いっちょ上がり」

 

すると一誠が詰め寄り

 

一誠「おい光刃!なんでバイザーが爆散するんだ!」

 

光刃「知らん、そんな事地球の本棚にも無かったから仕様だと思え

 

リアス「ええ…」

 

朱乃「あらあら、でもバイザーの遺体の1つも残らないなんて凄いですわね」

 

小猫「……そういえば血が飛び散りませんでしたね」

 

祐人「ますます謎が深まったね」

 

光刃「俺に言われてもこればっかりは分からないぞ…」

 

ユーリ《俺も知らん》

 

光刃(……詰んだな)

 

ユーリ《あぁ》

 

そうして謎が少しだけ生まれ、はぐれ悪魔討伐は終了を告げた。

 

一誠「そーいえば部長、俺の駒は何ですか?」

 

するとリアス先輩は一誠に向き直る

 

リアス「イッセー、あなたの駒は【兵士(ポーン)】なのよ」

 

そうして笑顔で歩き出す。

 

一誠「………って1番下っ端のあれかよぉぉぉ!!!」

 

一誠の絶叫が木霊する。ここにもしも結界が無かったら100%通報されていたな

 

光刃(というか【兵士(ポーン)】か、確かにお似合いだな)

 

ユーリ《それはどういう意味でだ?》

 

光刃(もちろんその役割の意味でだ、こいつぁイッセーには頑張ってリアス先輩の切り札(ジョーカー)になってもらわないとな)

 

そうして光刃もリアス先輩の後ろを着いていった。




[残りライフ×946]
あ”あ”〜、めっちゃ痺れたぁ〜。
エボルト「おぉー、さっきはいいリアクションだったねぇ〜」
うっさい!という事で皆様、今回も見ていただきありがとうございます!というかお気に入りが150件超えるとは…もっと頑張らねばならんな…。
エボルト「当たり前だよなぁ〜」
そして今回、約16000字まで書きました。あれ?これ段々と増えてね?怖いよ俺。
エボルト「そのうち10万字になるかもしれねぇなぁ」
やめろ!そんな事になったら俺が死ぬ!そして前書きの通りにモルガンさんが掴みきれてません。なのでモルガンさんになったら皆様の協力が不可欠です!お願いします!あと、『界時抹消!』『再界時!』をリニューアルしてみました。どうでしょうか…?
エボルト「どうでもいいんじゃねぇか?」
お前に聞いたんじゃねぇよ!さてと、散々スルーしましたが、今回よりエボルトさんがあとがきに参戦です
エボルト「というわけでよろしくなぁ」
このエボルトはわかりやすく言うと戦兎によって心を持った事により、善良に目覚めたifルトです。
エボルト「なんだよifルトって、んで俺はとりあえず罪を償うために地球のスカイウォールを消して元に戻してから戦兎達と共同戦線を組んで、兄貴(キルバス)と伊能 賢剛を倒したんだ。まっ、兄貴の時にはそっちの俺と同様に1回死んだがな。それからは惜しかったが地球を離れて今や宇宙の旅の途中さ」
という感じなのです。ちなみにこの設定は本編に登場する際には全く同じで出します。
エボルト「お?俺に出番をくれるのかぁ」
それは読者次第だ。次回の予定は頭イってる神父との会合だ。
エボルト「それじゃあおめぇら」
おいコラ、読者におめぇらとかやめろ!
エボルト「ったく、うるさいねぇ…」
それじゃあ皆さん!
エボルト&作者「「チャオ!」」
(超高速退避)←エボルト
(突如現れたドラグブラッカーによってマミられる)←作者
〈GAME OVER〉


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第7話 〜悪魔より悪魔な神父、早かった再会。〜

前回の出来事
・イッセーの悪魔活動を見学
・迷子のシスターを送り届ける
・光刃がエスパーダに変身してフルボッコ

[残りライフ×945]
作者「いやー、やっと書き終えたぜ」
光刃「おう、遅かったな」
作者「…フリードさんの喋り方が掴みきれなくて」
光刃「……またかお前」
作者「すんません…あと、悩みもあってですね」
光刃「ほう?」
作者「読者さんから『リアス先輩もヒロイン枠に追加』の要望が来たんすよ、それをどっちにしようか悩んでまして…」
光刃「理由は?」
作者「一誠×リアス先輩が個人的にかなりマッチしてる気がする、リアス先輩の裸を唯一見た、修行編での一誠覚醒の際に代わりが思いつかない」
光刃「なるほど…ん?3つ目の意味ってどういうことだ?」
作者「いやだってだよ?好きな相手以外の男に胸触られたいかって話だよ」
光刃「あー…」
作者「でもこの小説のモットーは”読者の意見はなるべく取り入れる”だからね、それで悩んでて…」
光刃「なるほど、んで解決の方法は?」
作者「新しいアンケート作ってみんなに決めてもらう!」
光刃「……優柔不断め、じゃあ今回は技の実験台になってくれよ?」
作者「いやなんでだよ、それにいっつも実験台にしてるようなもんだろ!」
光刃「うるせぇ!ごちゃごちゃ言ってないで覚悟の用意をしていろよ!」
作者「嫌だァァァ!!!」
〈烈火居合!〉
〈読後一閃!〉
光刃「サーベルストレート!ゴー!オン!」
作者「ぐわぁぁぁ!!!」
〈GAME OVER〉


光刃がエスパーダでバイザーをムッコロ(一方的な蹂躙)してから、一誠以外のみんなは部室に戻ることにした。その理由は一誠には今日の深夜、1件仕事があるとの事だった。それに関しては光刃とユーリが両者揃って嫌な予感がしたので、リアス先輩に無理を頼んでついて行くことになった。

 

 移動中

一誠「どうしてお前までついてくんだよ」

 

光刃「いや、なんかすんげぇ悪感がしてな。だからその理由を確かめに行くんだよ」

 

一誠「悪感ねぇ……」

 

光刃「まぁ気のせいだったらいいんだが、保険とでも思ってくれ」

 

一誠「…わかったよ」

 

すると【黄雷】が光り、ユーリの翻訳が来る

 

ユーリ《ふむ…光刃、どうやら【黄雷】はあの時に満足したし、帰るとの事だ》

 

光刃「了解。あ、じゃあそん時に【流水】にはいつでも行けるようにしておいてと言ってくれ。確か2番目に勝ったのが【流水】なんだろ?」

 

再び【黄雷】が光る。

 

ユーリ《了解した、との事だ》

 

光刃「んじゃあゆっくり休んでくれ」

 

その言葉を伝えると【黄雷】は雷の如く自宅に飛んでいった。

 

一誠「おわっ!って、どこに飛んでったんだ?」

 

光刃「俺の家だ、なんか満足したみたいだから帰った」

 

一誠「そ、そうか…」

 

そうしていると問題の家に到着した。しかし、この瞬間に光刃の気配察知が引っかかり、それだけでなく悪感の正体はコレだ!と体が言っていた。そうして問題の部屋の近くに来た時に()()()()()()()()()()()()()()1()()あの子(アーシア)の気配、そして血の匂いを感じた。

 

ユーリ《光刃、気づいているな?》

 

光刃「(あぁ、久しぶりにヤバそうだ)……イッセー、こいつは戦闘がある可能性大だ」

 

一誠「え?どういうことだ?」

 

光刃「……とりあえず俺の予測が正しければこれからお前はかなりのグロテスクを見る可能性がある。それでも行くか?」

 

すると一誠は考え込んだが

 

一誠「……おう、行く!」

 

勢いよく答えた。

 

光刃「……後悔はすんなよ?あと、絶対に死ぬな」

 

一誠「当たり前だ!」

 

そうして光刃が前に出て、鍵が空いている玄関に入っていく。

 

一誠「お邪魔します」

 

光刃「生真面目だな、まぁ俺も言っとくか。お邪魔しに来ます」

 

ユーリ《なんだその掛け声》

 

そうして互いに土足のまま、警戒しながら歩いていった。そうしてリビングに着くとピチャッと足に感触があった。それを確認する為に視線を向けると、血溜まりだった。

 

光刃「ッ!?……イッセー、どうやらこの現場は…俺の予想以上に…酷い!

 

一誠「それはどういう……ッ!?」

 

ユーリ《これはッ…!?》

 

正直に言うとこの現場は異常すぎた。床には血の海が、そして壁にら貼り付けられている遺体がある。しかも上下逆さまで四肢と胸に大きな杭が打ち込まれており、腹部からは内蔵らしきものがこぼれ出ていた。

 

一誠「う゛ぶっ!オエェっ!」

 

あまりの光景に一誠は吐く。光刃も吐き気はするが、押さえ込んでいる。

 

ユーリ《……これは、酷いな》

 

光刃「(ああ…滅茶苦茶胸糞悪い!)一体、どうしてこうなったんだ…!」

 

???「『悪い子にはお仕置きよ』って聖なるお方のお言葉を借りてみました~!」

 

ソファーに座っていた白い髪の男がそう言いながら此方を向きつつ立ち上がった。

 

光刃「ッ!?(やばい、遺体に目がいっていてソファに誰かがいた事に気が付かなった!)」

 

ユーリ《やはりあの教会で感じた気配が犯人か!》

 

光刃とユーリはより警戒しながらそちらを見て、一誠は吐き気からある程度回復したようで同じように警戒していた。そしてそのまま他人を小馬鹿にしたような態度で話しかけてきた。

 

フリード「んん~?これはこれは、あ〜くま君に魅せられた人間君とあ~くま君ではあ~りませんか~。俺の名は『フリード・セルゼン』、とある悪魔祓いの組織に所属する末端で~ございます!あ、別に俺が名乗ったからって、お前さんたちは名乗らなくて良いよ。俺の脳容量に名前なんざメモリしたくないから、止めてチョ!大丈夫、すぐ死ねるから。俺がそうしてあげる。最初は痛いかもしんないけど、すぐに泣けるほどの悦楽になるよ!新たな扉を開こうZE!」

 

光刃(こいつ…薬でもやってるのか?)

 

ユーリ《いや、これがこいつの性格なんだろう…》

 

光刃「(うわぁ…俺の一番苦手なタイプだ…)

 

フリードと名乗る少年のマシンガントークの内容に対して光刃とユーリはドン引きしていた。

 

一誠「こんな惨劇を作り出したのはお前か!悪魔だってこんな事やらねぇぞ!」

 

そう一誠が怒鳴るが、フリードはヘラヘラしたまま

 

フリード「いやだってソイツ、悪魔を呼び出す常習犯だったみたいですし?エンドですよ!エンド!だから殺して上げたんです~!」

 

光刃「……お前、俺の知ってる悪魔よりも悪魔みたいな性格してんな」

 

フリード「俺が悪魔みたい?おかしな事を言うね君?悪魔に頼るのは人として終わった証拠。エンドですよエンド。お分かり?だ~から殺してあげたんです!クソ悪魔とクソ人間を殺すのが、俺のお仕事ですから♪」

 

光刃『ピクッ』

 

ユーリ《あっ…まずい、これはブレーキが必要だな》

 

フリードのあまりに非人道的な言葉に光刃はまずい方向にキレかける。そしてユーリがいつでも止められるように構える。そこに

 

一誠「人間が人間を殺すってのはどういうことなんだよ!お前らが殺すのは悪魔だけじゃないのかよ!?」

 

一誠のさっきよりも強い叫びが部屋に木霊する、しかしフリードはポカンとするが顔を歪め笑い出す。

 

フリード「アッハハハハ!笑える!何を言い出すかと思えば、ヒーヒヒヒヒッ!ハァ。……いいか、よく聞けクソ悪魔。悪魔だって、人間の欲を糧に生きているじゃねぇか。殺して何が悪い?俺、悪魔と悪魔に魅入られた人間をぶっ殺して生活してるんで、むしろこんな殺しは慈悲ですよ慈悲!ヒャハハハハッ!アーメン!!」

 

光刃『ブチッ』(……ユーリ、こいつに『オムニフォース』使ってもいいかな♪)

 

ユーリ《やめろ光刃!そんな事をしたらこの世界がどうなるのかは分からないぞ!それにまだ見つかってないアーシアとイッセーまで巻き込む気か!》

 

光刃(ッ!?)

 

ユーリ《それだけじゃない、器が未完成なお前がそれに変身したら最後、変身解除した瞬間に死ぬぞ!》

 

光刃(……ありがとうユーリ、少しは冷静になれた)

 

フリードの言葉に光刃は完全にキレ、いつの間にか腰に『ドゥームズドライバー』を巻いて『オムニフォースワンダーライドブック』を召喚しかけたが、ユーリの必死の訴えによりギリ何とか『仮面ライダーソロモン』に変身する事を未然に防ぐ事が出来た。

 

一誠「……いい加減にしろよ!」

 

一誠もかなり頭に来ているようで構えをとる。

 

フリード「はーい。いい加減に俺もお前らぶっ殺しまーす!」

 

そう言うとフリードは懐に手を入れ、拳銃と刀身がない剣の柄を取り出す。光刃は警戒しながら頭に(?)を浮かべたが『ブィンッ』と空気を振動させる音と共に剣の柄元から光の剣を作り出していた。それを見た時の第一印象は(スターウォーズかよ!)だったが、それからすぐに剣と銃から【()()()()()()()()()()を察知し、悪魔に対するそれの危険さを理解した。

 

光刃「イッセー!絶っっ対にあの剣の一撃を貰うな!もちろん銃弾もだ!あれ全部が光の力出できてる!受けたら猛毒貰うと思え!」

 

一誠「ッ!?」

 

フリード「ありゃりゃ?人間君には気付かれちゃったかな?でもやる事は変わらないから別にいいよね!てなわけで今からお前らのハートにこの剣を突きたてて、この拳銃でお前らのドタマに必殺必中フォーリンラブしちゃいまーす!」

 

フリードが叫びながら駆け出し、光刃は【流水】を呼ぶ暇が見つからなかったので黒歌達から学んだ技術で柄を掴んで受け止める。するとフリードは拳銃を光刃の額に向ける。光刃は避け為に頭をずらすがその弾道にイッセーがいることを思い出し、一誠を守る手段を1つだけ思いついた。火事場の馬鹿力による亜光速脳処理である。

 

光刃「流水(ながれ)】!緊急事態だ!イッセーを絶対に守れ!

 

パァン!

 

その叫びの後に引き金が引かれる。その瞬間に世界がスローモーションのように遅くなる。光の銃弾は光刃が頭をずらした事により当たることはなかったが、その弾道は一誠に向かった。ここまでは光刃の予測通りだったがしかし、運悪く銃弾は心臓に向かって進んでいた。一誠はこの銃弾をどうするかを頭で必死に考えたが納得の答えが見えずにいた。だが、突如として一誠の前にかなりの大きさの水の塊が現れる。本当に突然の出来事だったので一誠は目を見開いた。そして水の塊が段々と剣の形に変わり…

 

ガキィン!

 

それがその場で回転することで光の銃弾を弾いた。しかもいつの間にか全身を水のヴェールを纏っている剣になって。一誠は命の危機を逃れた事により、その場に尻もちをついた。

 

フリード「うっそぉ!」

 

光刃「今だ!」ドガッ

 

フリード「チィ!」ブォン!

 

フリードはその態度を変えることなく、しかし驚いた顔をしていた。その隙に光刃はフリードに1発蹴りを入れて後退した。だがフリードはその際に剣を大きく振り、光刃の腹に浅いが一撃を与える。

 

ユーリ《痛っ!だが光刃、まだまだ行けるよな》

 

光刃(当たり前だ!)

 

ユーリ《……ふむ、この傷は普通の刃物で斬るのとは違うから俺の力を使っても治りきるのに少々時間がかかるぞ》

 

光刃「(了解だ、なるべく喰らわないようにする)くそっ!ちとかすったか!」

 

光刃はそう言いながら剣の柄を握る。すると剣に纏われていた水が弾け飛ぶ。その剣の名は…

 

水勢剣流水(すいせいけんながれ)

 

一誠「わ、悪い光刃…」

 

光刃「いいさ、守れたんならよ。それとよくやってくれた【流水】!あと悪いが変身する時間もくれそうに無くてな、ちょいとこの状態で頼むぞ!」

 

そう言いながら光刃はフリードに【流水】を構える。

 

フリード「あー、面白いね君。俺様が撃った銃弾を弾いてさらには体を蹴るだなんて……めちゃんこ許せませんなぁ~。どこまで肉を細切れに出来るか、世界記録に挑戦しましょうか!アーハハハハ!!!」

 

光刃「……こんな人間が神父を務めるだなんて世も末だな」

 

ユーリ《というかよく神父になれたなって思う》

 

フリード『ブチッ』「悪魔に魅入られた人間風情が生意気言ってるんじゃねぇぇぇ!!!」

 

光刃の一言によりフリードの額に血管が浮き上がりながら斬りかかってくる(もちろんユーリの声は聞こえてはいないが聞こえていたらさらにヤバかっただろう)。しかしそこに…

 

アーシア「やめてください!」

 

アーシアが間に飛び込んできた。それによってフリードは急いで勢いを殺して無理矢理剣の軌道を逸らした。

 

一誠「あの子…あの時の!」

 

フリード「あっぶなー!もう少しでチョンパするところだったよ。結界は張り終わったのかなアーシアちゃん!」

 

フリードがアーシアをヘラヘラしながら叱る。ん?今結界って…

 

光刃(ユーリ!結界ってマジなのか!?)

 

ユーリ《……光刃、いつの間にかかなり強力な結界が貼られている!》

 

光刃(何だって!?)

 

光刃が驚愕している一方で

 

アーシア「フ、フリード神父様。これは…!」

 

光刃「!アーシア!そっちは見るなぁ!」

 

アーシア「えっ?…ッ!?い、いやぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

光刃の警告は虚しく、アーシアは壁に打ち付けられている死体を見てしまい悲鳴をあげた。

 

フリード「ん?そっかそっか!君はビギナーでしたね。これが俺らの仕事。悪魔に魅入られたダメ人間をこうして始末するんす」

 

アーシア「そ、そんな……!」

 

不意にアーシアの視線がさっき声がした方向を向き、光刃達を見て驚く。

 

フリード「あぁ。このへたりこんでいる奴はクソ悪魔。んで、そこの剣を持ってるのは悪魔に魅了されたダメ人間で〜す」

 

アーシア「あの時の親切な方が、悪魔?……それに、光刃さんも?」

 

アーシアがさらに驚いた顔でこちらを見た。一誠は苦い表情を浮かべ顔を背け、光刃は気まずそうに、しかしフリードの警戒は怠らずにという状態だった。

 

光刃(にしても、結構不味いな…)

 

ユーリ《あぁ、しかもこの結界の強度からするとこちらからリアス・グレモリー達を呼ぶのは困難だ》

 

光刃(えっマジですか!?)

 

ユーリとの念話をしているとフリードが面白おかしそうに

 

フリード「何々?君たちお知り合い?WOOO!これは驚き大革命。悪魔とシスターの許される恋って奴ですか!?マジ?マジなの!」

 

と言いながら一誠とアーシアの2名を交互に見た。フリードの今の状態でならはバレまいと考えた光刃はすぐに【聖剣ソードライバー】を腰に巻き付けておく。その際に鳴るはずの音声は”ドライバーの発音を書き換える”能力でミュートにしておく。(光刃は基本的にこーゆう音をミュートにする事は今後も含めて滅多に無い)

 

フリード「残念だけどアーシアちゃん、悪魔と人間は相容れましぇーん。ましては僕たち、堕天使様のご加護無しでは、生きてはいけな~い。ハンパ者ですからぁ」

 

ユーリ《堕天使の加護?どういうことだ?》

 

と嘲笑うかのようにフリードは吐き捨てた。その言葉にユーリは疑問を持つ。その時、光刃がとある決断を下す

 

光刃(……ユーリ、今から『地球(ほし)の本棚』に行ってその事について可能な限り調べてくれ)

 

ユーリ《いいのか?それはかなり危険な判断だが…》

 

光刃(大丈夫だ、ここは必ず乗り越える。()()()!)

 

ユーリ《……わかった、信じてるぞ!》

 

そうしてユーリは『地球の本棚』へと入った

 

フリード「いい子だからどいてねアーシアちゃん。チョチョイとお仕事完了させますかね~」

 

光刃「イッセー!いつ来てもいいように構えろ!」

 

一誠「ッ!わかった!」

 

そう言ながらフリードは改めて構え、光刃の声によって一誠もひとまず考え事をやめて構えをとる。しかしアーシアが庇う形で腕を広げ、フリードのゆく道を遮った。

 

フリード「……おいおい。マジですかー。アーシアたん、キミ、自分が何をしているのか分かっているのですか?」

 

みるみるとフリードの表情が険しくなる。

 

アーシア「はい。フリード神父様、お願いです。お二人を許してあげてください…見逃してください!」

 

自分の身を挺してまで守ろうとするアーシアに、一誠が声を詰まらせ、光刃は今変身したとしてもフリードの機嫌が悪くなりアーシアに危害がかかると思い、最善の策を練り始める。そして、思いつくとフリードがこちらに意識を向けていない事を確認し、一誠に小声で話す。

 

光刃「イッセー、俺が思いついた作戦を話す。それの通りにしてくれ」ボソボソ

 

一誠「ッ!(内容説明…)そんなの出来んのか?」ボソボソ

 

光刃「あぁ、それでお前はやってくれるか?」ボソボソ

 

一誠「…わかった、やる」ボソボソ

 

アーシア「もう嫌なんです……悪魔に魅入られたといって、人間を裁いたり、悪魔を殺したりなんて……こんなの主がお許しになるわけないです!」

 

アーシアはその思いをぶつける。その結果フリードの顔の険しさが最高潮に達し、爆発した。

 

フリード「はぁぁぁぁあああああッ!?バカこいてんじゃねぇよ!」

 

するとフリードがアーシアに向けて縦一閃の斬撃を繰り出した。アーシアは思わず目を瞑るが

 

光刃「させるかっ!」

 

その前に光刃が庇い、【流水】で受け止める。

 

フリード「邪魔だァァァ!!!」

 

フリードは感情を高ぶらせながら斬撃を何度も何度も繰り出す。しかし光刃は【流水】を巧みに扱い、まるで水が流れるような動きで全てあしらっていた。

 

フリード「あー!うぜぇんだよぉぉぉ!!!」ドガッ

 

光刃「ぐわぁぁぁ!!!」

 

しかし、フリードは機転を利かせて光刃の傷口に向けて蹴りを入れた。それによって光刃は腹を痛めながら飛ばされた

 

アーシア「光刃さん!!!」

 

一誠「光刃!!!」

 

2人が叫び、それによって光刃は蹴られた所を抑えながら立ち上がった。

 

フリード「おやぁ?案外丈夫ですねぇ!でもこの距離ならばアーシアたんにお説教が出来ますねぇ!わーい!」

 

光刃「ぐっ!」

 

フリード「さてと…このクソアマが!マジで頭にウジ湧いてんじゃねぇの!? アアッ!堕天使の姉さんから傷つけないよう念をされてるけど。これは少しお仕置きが必要かな!」

 

そう言いながらアーシア腕を拘束し、壁に貼り付ける

 

光刃(堕天使の姉さん…十中八九あの堕天使(一誠殺しの犯人)だな、ってそんなことを考えてる場合じゃねぇ!このままじゃアーシアまで()()()()()()()!)

 

フリード「穢れなきシスターが神父に汚されるってさ~、何か良くな~い!」

 

アーシア「うっ……」

 

アーシア身体を弄ぶフリード。それによってアーシアは涙を浮かべている。

 

光刃「アーシア!」

 

一誠「やめろクソ野郎!」

 

フリード「おっと!タダ見はご遠慮いたしますよ、お客さん方」

 

一誠の怒りと共に神器(セイグリット・ギア)を顕現すると、フリードはそれに意識が逸れ、アーシアから少し離れる。その瞬間を光刃は待っていた。

 

光刃「ッ!今だぁ!!!」

 

流水居合!

光刃「ハイドロ・ウェイブ!

読後一閃!

 

フリード「何!?」

 

その言葉と音声と共に光刃が【流水】を必冊ホルダーに納刀してトリガーを引き、技名を叫びながら再度抜刀してフリード目掛けて水の斬撃波を飛ばす。フリードは攻撃を防ぐためにアーシアの元から離れてその斬撃に対して光の剣を両手で持ち、受け止めている。そう、()()()()()()()()()()()

 

一誠「喰らえぇぇぇ!!!」

 

フリード「なっ!ゴハァ!!!」

 

一誠の掛け声と共に斬撃波を受け止めているフリードの顔面に左ストレートが入り、別の壁に向かって飛んで行った。ぶつかった際に周囲にあった多数の家具などの下敷きになって、斬撃波は明後日の方向に飛んでいったが。光刃が伝えた作戦は「俺が『アーシア』っていうあの時のシスターの子の元からフリードを引き離す。その時にきっと隙が出来ているからお前の神器(セイグリット・ギア)でぶん殴ってこい」という簡単なものだった。だが、それは見事に成功し、アーシアの身は自由となった。

 

光刃「アーシア!無事か!?」

 

アーシア「こ、光刃さん……」

 

アーシアは自分の体の震えを止めるように両肩を抑えてうずくまっている。

 

光刃「……すまない、こんな事になってしまって」

 

アーシア「い、いえ……」

 

光刃は後悔の念に駆られていた。もっといい策を見つけていればアーシアの心を傷付けることは無かったはずなのに…と。しかし

 

光刃「痛っ……!」

 

光刃は腹を抑えて片膝を着いてしまった。自分に【最光】の力で治療をしているとはいえ、フリードの蹴りをした場所が悪かった事により傷口が悪くなっていたのだ。

 

アーシア「ッ!光刃さん!大丈夫ですか!?」

 

一誠「光刃!大丈夫か!?」

 

光刃「大丈夫だ…余計な心配させたな」

 

アーシア「…本当ですか?」

 

光刃「あぁ、それにフリードはまだ倒しきってないだろうからな」

 

そうして光刃は瞬間的に【最光】の治癒能力を全開にして気休め程度の応急処置を始める。だが、一誠はフリードを吹き飛ばした方向からギラン!と光が反射した銃口が光刃を死角から狙っているのを見た。

 

一誠「ッ!光刃危ねぇ!」

 

光刃「!?」

 

アーシア「えっ?」

 

そう言い光刃を押し飛ばす一誠

 

パァン!

 

一誠「うぐっ……!すまん、猛毒貰っちまったよ光刃…」

 

その銃弾は光刃の代わりに一誠の右足に当たった。そして一誠は傷口を抑えて膝を着く。

 

光刃「ッ!?バカ野郎!自分の命を危険に晒すな!!」

 

一誠「……そうは言っても体が勝手に動いたんだから仕方ないだろ?」

 

光刃「っ……そうだな(確かに俺がイッセーの立場だったとしても同じことをしてただろうな…)」

 

とすると、瓦礫の中からフリードが出てくる。

 

フリード「おや、今度はあ〜くま君に防がれてしまいましたか……アーーーーー!!ムカつく!俺チョームカつきました!!クソ悪魔に殴られるだけでなく吹っ飛ばされるとかマジムカつくぜ!……決めた。二人は楽に殺しません。何十倍の苦しさを与えてから殺してやりますよ。だから、とっとと俺に斬らせろーーー!

 

光刃「ッ!まずい!」

 

フリードは激昂して光の剣を構えて一誠目掛けて飛んでいく。光刃は【最光】の力で少しはマシになった状態で一誠を守ろうと動こうとした。しかし、それよりも前に魔法陣が現れてフリードの剣を止めた者が現れる。

 

一誠「木場!」

 

祐斗「イッセー君に光刃君、助けに来たよ」

 

光刃「ナイスタイミングだぜ祐斗!」

 

祐人はフリードと鍔迫り合いをしながら顔をこちらに向けてそう言った。さらに

 

朱乃「あらあら、これは大変ですわね」

 

小猫「……悪魔祓い(エクソシスト)!」

 

祐人の後に続いて微笑を浮かべる朱乃先輩に最後に少し顔をこわばらせた小猫が魔法陣から出てくる。

 

一誠「みんな!」

 

光刃「正直援軍が来るのは助かった!」

 

一誠と光刃は状況の改善に安堵する。

 

フリード「ひゃっほう!悪魔の団体様のご到着」

 

祐人との鍔迫り合いの状態から剣を無理やり弾き、一旦距離を取るフリード。たとえ人数差で負けていてもその笑みを崩す事はなく光刃達と対峙する

 

祐人「悪いね。彼らは僕らの仲間なんだ」

 

そう言って改めて構え直す祐人

 

フリード「おー!良いねそう言うの。んー何かい!?キミが攻めで彼が受け?それとも逆かな?」

 

祐斗「……神父とは思えない下品な口だ」

 

光刃「……この状況でもそんなことを言うのかよ」

 

祐人は嫌悪の表情をし、光刃は呆れた顔をした。するとフリードの機嫌がまた変わる

 

フリード「上品ぶるなよ、クソ共が。テメェらクソ虫を狩ることが俺の生き甲斐だ。黙って俺に殺されりゃ良いんだよぉ!」

 

朱乃「悪魔だって、さすがに相手を選びますわ」

 

微笑みながら言う朱乃先輩だが、視線は鋭い。しかし、フリードはまた調子が変わって身体を抱きしめる

 

フリード「良いよ、良いよその熱視線。あぁこれは恋? いや殺意?ンヒヒヒ!殺意を向けるのも向けられるのもたまらないね!」

 

光刃(うわぁ、やっぱりコイツ苦手やわ…)

 

???「なら消し飛ぶがいいわ」

 

下品な笑みを浮かべていたフリード。しかし、光刃達が知っている、だがいつもとはかけはなれたような冷徹な声と共にフリードに向かって放たれた魔力球に顔色を変えてその場から飛び退き、魔力球は床を直撃してそこを消し飛ばした。声のした方を向くと一誠の前にリアス先輩が立っていた。

 

リアス「私の可愛い下僕と部員を、可愛がってくれたみたいね」

 

一誠「部長!」

 

光刃「おおっと、かなりおっかねぇ技だなリアス先輩」

 

一誠は表情を輝かせながら呼び、光刃はその技の感想を苦笑いしながら言った。

 

フリード「おぉ!これまた真打ち登場?はいはい可愛がってあげましたが、それが何か?」

 

相変わらずヘラヘラしながら答えるフリード。するとリアス先輩はこちらへと振り向き

 

リアス「大丈夫、イッセー?光刃?」

 

光刃「俺は腹に斬撃をと蹴りを1発ずつ貰っちまいました。というか銃と剣が光で出来てるので俺よりもイッセーの方が…」

 

一誠「足に1発の銃撃を、すみません…」

 

光刃は平気そうな表情をしてイッセーを心配し、一誠は少し顔を俯かせて謝った

 

リアス「いえ、こんなケガをさせちゃって…こっちこそごめんなさいね2人とも。はぐれ神父が来ていたなんて……さっきまで結界が張られていて、悔しいけど全く気がつかなかったの」

 

光刃「(やっぱりそれほど強力だったか)でも来てくれたのなら別にいいですよ」

 

謝るリアス先輩に光刃はそう返す。するとフリードの機嫌が一気に悪くなる

 

フリード「ッチ!何してんだよこのクソアマ!!!結界はテメェの仕事だろうが!!!」

 

そう言いアーシアに向かって駆け始めるフリード。それにいち早く気付いた光刃は

 

光刃「行かせるかよ!」

ライオン!ふむふむ…

光刃「レオ・ストライク!

習得一閃!

 

すぐに『ライオン戦記ワンダーライドブック』を取り出して【流水】の『シンガンリーダー』に接触させ、一時的にワンダーライドブックの力を与えると、ライオンの幻影をした斬撃波を放った。

 

フリード「また斬撃波ですか?なら対処法はいくつか思い付いちゃってますよォ!」

 

フリードはその攻撃を再び剣で受け止めると、壁にずらした。その壁は吹き飛んでしまった。

 

光刃「俺がここにいる限り、これ以上アーシアに暴行できると思うなよ?」

 

そうしてアーシアをリアス先輩達の方に下がらせる。

 

フリード「っち!また邪魔しやがってぇ!」

 

光刃「邪魔したいからしただけだ。それに今からおっかねぇのが来そうだぞ」

 

フリード「は?」

 

その時、部屋全体にリアス先輩の声が響く

 

リアス「私は私の下僕を傷つける輩を、絶対に許さないことにしているの。特にあなたのような下品極まりない者に、自分の所有物を傷つけられるのは本当に我慢ならないわ!」

 

その瞬間周囲に魔力の波動が発生し、家具が微動する。これには堪えたのかフリードは顔色を変え、後ずさりする。

 

フリード「おっと。この力不味くねぇ?つか、俺様今かなりヤババ?」

 

光刃「そーゆー事だ、さて…ん?………ッ!?」

 

この時、光刃の気配察知に新しい反応が多数検知した。

 

光刃「リアス先輩!このタイミングで状況が一変した!」

 

リアス「え?」

 

そして小猫も鼻を引くつかせて報告をする。

 

小猫「……堕天使の気配、複数近づいてます!」

 

するとリアス先輩は苦い顔をする。だがフリードは途端に調子が良くなる

 

フリード「アーッハハハハ!形成逆転ですな。皆さんまとめて光の餌食 けってーい!でもその前に1名様先行体験させてあげしょー!」

 

パパパァン!

 

そう言ってフリードが拳銃を乱暴に3発発砲し、その軌道は小猫に向かっていく。だが

 

光刃「っぐ!銃弾って予想通りアホみたいに痛いな…」

 

その軌道は光刃が前に立って遮ることで3発はそれぞれ左腕、中央腹、右足に当たる。その痛みによって手に持っていた【流水】を落としてしまった。

 

小猫「ッ!先輩!」

 

光刃「俺に構うな!リアス先輩!早く撤退を!殿(しんがり)は俺が果たす!」

 

そうして光刃は【流水】を再び持つとフリードの前に今度はみんなを庇うように立つ

 

リアス「光刃!」

 

アーシア「光刃さん!」

 

祐斗「無茶だよ光刃君!」

 

朱乃「それ以上動いたら行けませんわ!」

 

小猫「やめてください……先輩…!」

 

一誠「死ぬぞ光刃!」

 

フリード「あ〜りゃりゃ、お仲間さん達からも何か言われているけどいいの?そんな傷をして」

 

光刃「……あぁ、まだ行けるさ。俺を立ち上がる力をくれる言葉があるからな」

 

心配する皆を前に光刃はそう言い、【流水】を持ち直すと

 

光刃「覚悟を超えた先に、希望はある!

 

そう叫び光刃は【聖剣ソードライバー】に【流水】を納刀する。

 

小猫「先輩……」

 

アーシア「光刃さん……」

 

フリード「あっひゃっひゃっひゃ!面白いねぇそれ!何をするのか知らないけど俺様がそれを絶望に変えてやろうじゃない!」

 

そうしてフリードが突撃しようとした時に

 

光刃「【水勢剣流水】に誓う…

 

フリード「ん?」

 

光刃が目を閉じて何か言ったので気になって足を止めたフリード。すると光刃が目を開いて力強い視線を向けて叫ぶ

 

光刃「ここから先は俺が絶対行かせない!

 

そして光刃は手に『ライオン戦記ワンダーライドブック』を構えて表紙を開く

ライオン戦記!

この蒼き(たてがみ)が新たに記す気高き王者の戦いの歴史…

 

ライドスペルによる朗読を終えた後、表紙を閉じて生物枠のスロットに入れ、周囲に【流水】の待機音が流れ始め、俺の後ろに巨大な【ライオン戦記ワンダーライドブック】が落ちてくる。そして右手で【流水】のグリップを握り、左腕を腰裏に回す。

 

フリード「わお、何が起きるんですかい?」

 

光刃「何が起きるのかは、その目でしっかりと焼き付けておきな!」

流水抜刀!

 

言い放つと同時に【流水】を思い切り抜き、ソードライバーと背後のワンダーライドブックが開かれ、背後のワンダーライドブックから蒼きライオン『ライオンセンキ』が現れる。そして水に包まれた【流水】を強く握りしめ、右手を左腕前に左手をエンブレムの後ろに手を添える。

 

光刃「変身!フッ!」

 

そうして光刃は【流水】を前方に横薙ぎに切り斬るように振り、水の斬撃波が飛んでいく。フリードはそれを今度は跳んで悠々とかわす。そして周りを飛んでいた『ライオンセンキ』は俺を中心に吸い込まれるように宙を駆けると光刃の姿を変えていく。

 

 

ライオン戦記!

 

そして最初に放った横薙ぎの斬撃波がブレイズヘルムにぶつかり、変身が完了する。

 

流水一冊!百獣の王と水勢剣流水が交わる時、紺碧(こんぺき)の剣が牙を剥く!

 

ブレイズ「水の剣士、『仮面ライダーブレイズ』!」

 

仮面ライダーブレイズが、この場から仲間を逃がすために現れた。

 

リアス「前回と姿が違う?」

 

朱乃「それに今回は水の剣士ですか」

 

祐人「こんな状況じゃなければじっくりと戦いを見たいんだけどね」

 

小猫「……先輩」

 

一誠「あいつ、無茶しやがって!」

 

それぞれの感想が聞こえる

 

フリード「あらら?変身して強くなっちゃいました?」

 

ブレイズ「あぁ、みんなを逃がすための時間稼ぎができるくらいはな!」

 

フリード「へぇ〜、じゃあその力を見せてもらいましょうかねぇ!」

 

ブレイズ「さぁ!タイマンはらせてもらうぜ!」

 

そうして光刃とフリードは互いの剣をぶつけ合う。光刃は先程よりもより水が流れるような剣さばきでフリードを押していく。そしてリアス先輩もついに決断する。

 

リアス「……今はイッセーの回収が先決ね。朱乃、ジャンプの用意を。小猫、イッセーをお願い」

 

朱乃「……はい部長」

 

小猫「……分かりました」

 

朱乃先輩は呪文を唱え始め、小猫は一誠を神輿のように抱える。その次の瞬間、突如天井に青いゲートみたいなのが現れる。

 

リアス「時間はあまり残って無いようね…」

 

そう言うリアス先輩に一誠が

 

一誠「部長、この子と光刃も一緒に!」

 

そう懇願した。だが

 

リアス「無理よ、この魔法陣は私の眷属悪魔しか跳べないの。だからこの子と光刃はここに残るわ」

 

一誠「そんな……!」

 

一誠は悔しそうな顔をした。そこへ

 

フリード「行かせるかよぉぉぉ!!!」

 

フリードがみんなに向かって突撃してきた。だが

 

ブレイズ「お前の相手は俺だろうがぁ!」

 

ガァンッ!

 

それを光刃が真正面から受け止めて

 

ブレイズ「飛んでけや!」ズン!

 

フリード「うわぁぁぁ!!!」

 

壁まではじき飛ばした。

 

ブレイズ「イッセー!アーシアは俺に任せろ!だから信じて行け!それにリアス先輩!もう行っちゃってください!」

 

リアス「……大丈夫なの?」

 

そう心配して聞いてくるリアス先輩。それに

 

ブレイズ「大丈夫です!約束します!」

 

元気よく答えた。しかし光刃の体は先程の3発の弾丸で相当堪えていた。だが、心配させまいと平気なフリをしていた。

 

リアス「……わかったわ、じゃあ朱乃、やって」

 

朱乃「はい」

 

一誠「光刃!頼んだぞ!」

 

ブレイズ「あぁ、頼まれた!」

 

小猫「……先輩、明日の約束ちゃんと守ってくださいね」

 

ブレイズ「分かった」

 

そうしてみんなは転移した

 

フリード「あーりゃりゃ、逃げられちゃった。でもお前だけ残されてや〜んの!それにアーシアちゃんを連れて行く?そんなこと許すわけないでしょう!」

 

ブレイズ「そんなの許可とる予定もねぇよ、それにここからは俺のアーシア誘拐兼撤退戦だしな」

 

アーシア「ゆ、誘拐!?」

 

光刃の誘拐という言葉にアーシアは動揺する。

 

フリード「アーシアちゃんを誘拐だなんて、悪魔に魅入られすぎてませんかぁ〜?」

 

ブレイズ「さてどうかな、だが気に入らなければ暴力を振られそうになるお前んとこに居るよりも何十倍かはマシだろう?」

 

フリード「…あープッツンしちゃいました〜!改めて斬り刻んで差し上げますよぉぉぉ!!!」

 

そう言いフリードは再度突撃する

 

ブレイズ「……残念だが、俺もさすがに限界なんでな。おっきい猫ちゃんと戯れていな!」

ライオン戦記!

 

 

そうして光刃は両手をクロスして構える。

 

ブレイズ「ライオン・ワンダー!

 

そう言いながら横一線を放つ動きをする。するとブレスライオンに水が集まると、そこから『ライオンセンキ』が現れてフリードに襲いかかる。

 

フリード「おっきなライオンじゃありませんか!でも銃でバンバンしちゃったら死ぬでしょう!」

 

そう言い『ライオンセンキ』に発砲する。しかし火花が出ただけであまり大したダメージに放ってないようだった。そうして『ライオンセンキ』は撃たれたことに怒り、フリードに襲っていく

 

フリード「ぎゃー!銃撃っても火花散るだけってどんなライオンだよぉぉぉ!!!」

 

そうして逃げるフリードと追いかける『ライオンセンキ』は部屋の奥へと消えていった。そして、天井にある青いゲートのようなものが徐々に開いていく。

 

ブレイズ「チッ!時間掛けすぎたか……アーシア!」

 

アーシア「!は、はい!」

 

ブレイズ「一緒に来い!」

 

と言って手を差し伸べる。

 

アーシア「……はい!」

 

少し考えて、その手を掴んだ。それを確認した光刃はあるワンダーライドブックを取り出した。

 

ブックゲート!

 

ブレイズ「目的地設定、俺の家のリビング!」

 

OPEN(オープン) GATE(ゲート)

 

すると目の前にページが開かれた巨大な本が出現する。

 

ブレイズ「行くぞ!」

 

そこにブレイズとアーシアが入り、閉じる。それと同時にフリードを追いかけていた『ライオンセンキ』も突如現れた青透明の本に入って消えた。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 暗闇家

アーシア「ここは…」

 

ブレイズ「俺の住んでる家だ。そしてすまん、ちょっと寝るわ…」ドシャッ

 

そう言って変身を解除をした光刃。それと同時に前に倒れる。

 

アーシア「こ、光刃さん!ッ!」

 

アーシアは目を見開いた。それは、光刃の倒れたところからかなりの量の血が流れ出ていたからだ。

 

クロス「だ、誰かいるんですか!?」

 

黒歌「もしかして泥棒かにゃ!」

 

オーフィス「光刃〜、帰ってきたの〜?」ネムネム

 

永夢「オーフィスちゃん、足元気をつけてね」

 

光刃が倒れる音とアーシアの叫びによって、4人がリビングにやってくる。クロスと黒歌は泥棒かと思って構え、ほとんど限界を超えていたオーフィスは寝れない事を心配していた永夢先生と手を繋いでいた。

 

クロス「ッ!お兄ちゃん!」

 

黒歌「光刃!しっかりするにゃ!」

 

オーフィス「光刃!死んじゃやだよ!」

 

永夢「光刃君!聞こえる!?」

 

倒れている光刃に気づいた4人は急いで駆け寄る。その後永夢先生は飛彩先生を呼んで、地下二階にある手術室で緊急手術が行われた。3時間にも及ぶ手術だったが、なんとか一命を取り留めることができ、病院にあるベッドで眠っていた。飛彩先生曰く、「あと1、2分遅れていたらどうなっていたのかは分からない」との事だった。そしてアーシアは【聖母の微笑み(トワイライト・ヒーリング)】を使って寝ている光刃の傷口を完全に塞いで、これで大丈夫だと言って、クロス達3人は安堵して泣き、【聖母の微笑み(トワイライト・ヒーリング)】の力を見た飛彩先生は複雑な表情をして、永夢先生は(患者を救うことが出来る優しい力だね)と思った。そしてオーフィスは隙を見て光刃の手に抱きつくとそのまま眠りつき、アーシアはクロス達に事情を話すと、そのまま光刃のベッドに連れて行き、そこで寝るように言って別れた。こうして、色々とあったが長い夜がついに終わりを告げた。




[残りライフ×944]
エボルト「いやぁぁ、見事な真っ二つだったなぁ」
うっせ!それよりも今回も見ていただきありがとうございます。それと遅くなってマジですんません。
エボルト「タグに保険貼っておいて良かったなぁ〜」
本当は使いたくなかったけどね…。ちなみにこの作品で書いてる光刃の変身シーンだけど、簡単に言ってしまえばニチアサの『仮面ライダーセイバー』の変身ポーズと同じだよ
エボルト「うわぁ、ついに言ったよコイツ」
しょーがねーだろ、俺も表現下手だと思ってるんだから。
エボルト「まぁ確かになぁ…」
うぅ、自覚はしてるけど肯定されるとキツいもんあるな…。次回は…どうしよう。
エボルト「おいおい…」
まぁ頑張るだけだ!それじゃあ今回はこれくらいか?
エボルト「いや、まだあるぜ?」
え?何かあったっけか?
エボルト「感想欄を見てみろ」
え?…『よし、エボルト、次回は、とびっきりの一発お見舞いしてくれ!!』って……えっマジでやるの?
エボルト「当たり前だろ?だからついでに拾ったコイツも連れてきた」
???「な、なんだここは!」
あ!無駄無駄されて真実に辿り着けなくなったボス!
エボルト「だから今回は2人まとめてやってやろうと思ってなぁ?」
酷い!設定であった全良の心はどこ行ったの!
エボルト「心は心、性格は性格だぁ」
ウソダドンドコドーン!!
エボルト「てなわけで本編永久未使用の技を貰っていけ!」
〈〈〈〈〈〈Ready〜Go!〉〉〉〉〉〉
〈ジーニアス フィニッシュ!〉
〈ボルケニックフィニッシュ!〉
〈パーフェクトキングダムフィニッシュ!〉
〈プライムスクラップブレイク!〉
〈エボルテックアタック!〉
〈ブラックホールフィニッシュ!〉
エボルト
(戦兎ボイス)「勝利の法則は決まった!」
(龍我ボイス)「今の俺は負ける気がしねぇ!」
(一海ボイス)「俺の前にひれ伏せぇぇぇ!!!」
(幻徳ボイス)「大義の為の犠牲となれ」
(内海ボイス)「全ては民衆のために」
エボルト「偽奥義!ビルト・ザ・バディーズ!」
劇団1人じゃねぇかぁぁぁ!!!うわぁぁぁ!!!
ボス「俺のそばに近寄るなぁぁぁ!!!」
〈GAME OVER〉

〈今日のボス〉
エボルトに連れられたらなんか必殺技の餌食になった。


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第8話 〜逃亡の後、街を回る3人。〜

[残りライフ×888]

作者「うぐぅ……いってぇ……またライフ貫通だよ…」
光刃「痛てぇで済むお前もやべぇよ」
作者「だって残機無駄にあるし」
光刃「言ったよこいつ、ついに無駄にって言ったよ」
作者「あと、前回の最後にアーシアの言葉がなんで通じたのかを言うと…

クロス:刃王剣十聖刃の(この小説版の)最光の力で翻訳
黒歌:悪魔だから、以上
オーフィス:無限を司るから、以上
永夢先生達:ユーリが頑張った

ってことにしてください」

光刃「出たよこの作品のユーリ万能説」
作者「うっせ!それはともかく、200票も集まったのでアンケートを集結させました!」
光刃「おお!ついにか!それで誰になったんだ?」
作者「37票を獲得したエボルトさんです!」
エボルト「という訳だぁ、んじゃあよろしくな」
光刃「うわっ出たよ…」
作者「敵対時のマコト兄ちゃんが現れた時のタケル殿みたいな反応するのやめろ主人公」
エボルト「それで俺の出番はいつなんだぁ?」
作者「今のところでは使い魔回を予定してるね」
エボルト「了解した。じゃあそれまでまた暴れてるギャラクトロン共をぶっ潰すかぁ、チャオ」ブラックホール移動
光刃「……あいつ、ギャラクトロン潰しに行くとか…本編(仮面ライダービルド)よりも強くなってね?」
作者「……キニシタラマケダヨ?イイネ?それと33票も集まったけど落ちてしまったモルガンさんは、まだ救済できる可能性があります!」
光刃「どういうことだ?」
作者「え?俺がガチャでモルガンさん引いてキャラを掴める可能性が増えたからだけど?
光刃「よしみんなの代わりに殺そう」
作者「なっなんでさ!?」
光刃「星5確率を見てみろ?」
作者「えっ…(確認中)……マジかよ、俺の運……」
光刃「という事でお前は殺す慈悲は無いそして引けなかった人全員に謝れ」
作者「すみませんでした!そして本当に出せるかどうかは俺の作文力次第なので絶対出せるという保証ができない点はご了承ください!」
光刃「じゃあ今回はギャラクトロンって出たわけだし、この技だ!」
〈最光!既読!〉
〈最光クロス斬り!〉
光刃「バーチカルギロチン!」
作|者「ぎゃぁぁぁぁぁ!!!」
〈GAME OVER〉


次の日の朝6:00、携帯にセットしていたアラーム(ビートクローザーのメガスラッシュ待機音)によって光刃は起きるといつものベッドでは無い事に気がついた。そして腕にはオーフィスが抱きついていて眠っており、その目には泣いたあとがあった。

 

光刃「あれ?昨日は確か家に帰って…」

 

ユーリ《起きたか光刃》

 

光刃「あ、ユーリ、おはよう」

 

ユーリ《あぁ、おはよう。それにしても昨日は大変だったな》

 

光刃「昨日…ってそうだ!アーシアはどうだ!?」

 

ユーリ《安心しろ、お前が寝てる間に聞いていたがどうやらお前の部屋で寝たそうだ》

 

光刃「そ、そうか…ならよか「おはよう、光刃君」あ、永夢先生」

 

ユーリと会話していた時、永夢先生が部屋に来た。

 

永夢「よかった、目が覚めて」

 

ユーリ〈永夢、昨日は助かった〉

 

永夢「いえ、医者として当然のことをした迄ですよ」

 

今この場には光刃と永夢と寝ているオーフィスのみなのでユーリは普通に会話に参加している(会話方法は脳に直接、文書の分け方は《》がみんなに聞こえない、〈〉が聞こえるでお願いします)。

 

光刃「本当にありがとうございました、先生」

 

そう言い頭を下げる光刃

 

永夢「いいんだよ。それよりも昨日は何があったんだい?」

 

光刃「クロスの教育に悪すぎるはぐれ悪魔の討伐と、友達とアーシアって子を助ける為にかなりの無茶をしました」

 

永夢「そうだったんだ、でも君には家に帰りを待つ人達がいるんだからあまり無茶のしすぎで悲しませたらダメだよ?」

 

ユーリ〈永夢の言う通りだぞ光刃〉

 

光刃「うぅ、肝に銘じておきます…」

 

永夢とユーリの言葉が胸に刺さり、少し堪えた光刃であった。

 

永夢「あと、僕達今日で元の世界に帰るから」

 

光刃「え?俺の経過観察はいいんですか?」

 

永夢「アーシアちゃんのあの力、あれを飛彩さんが見た後に『あの力があるのなら、俺たちドクターも当分は居なくていいだろう』って言ってて、それでみんなが賛同していてね」

 

光刃「あぁ…申し訳ねぇ…今度ショートケーキ作って贈ろ…」

 

永夢「それとね、僕たちが命に関わるって危惧していた箇所も治療されてたからもういる必要もないんだよ」

 

光刃「何気に俺命の危険にさらされてたの!?

 

ユーリ〈俺も知らないぞそんな事!?

 

あまりにも唐突な爆弾投下で驚く2人。そしてその声によって

 

オーフィス「うぅん…」

 

オーフィスが目を擦らせて起きた。

 

光刃「おぉ、悪いオーフィス。起こしちまったか?」

 

そう聞くがオーフィスは光刃の方をジーッと見つめて何も答えない。

 

光刃「……オーフィス?」

 

オーフィス「……てる…。」

 

光刃「ん?」

 

するとオーフィスの目に涙が溢れて光刃の体に抱きついた。

 

光刃「おわっと」

 

オーフィス「生きてる……光刃が生きてる!」

 

そう言って泣き出してしまった。

 

光刃「……悪かったな、オーフィス」ナデナデ

 

オーフィス「ぅぅ…バカバカ!」ポカポカ

 

光刃が頭を撫でるとオーフィスは泣きながら光刃の体を叩いた。それを見ていた2名は

 

永夢(ユーリさん、光刃君ってこれで本当に気づいていないの?)

 

ユーリ《あぁ、異常って思えるほど全く気づいていない》

 

永夢(…光刃君…気づいてあげようよ…。)

 

と念話をしていた。

 

光刃「よし!今日も朝ごはん作るか!」

 

オーフィス「(ゴシゴシ)うん!」

 

するとオーフィスは涙をふいて、いつものように背中に登って来た。

 

光刃「それじゃあキッチンにしゅっぱーつ!」

 

オーフィス「しゅっぱーつ!」

 

光刃は満面の笑みをうかべたオーフィスを背負ってキッチンに向かった。

 

永夢「さて、それじゃあ僕はポッピー達を呼びに行くか」

 

そして永夢はそろそろ朝ごはんの時間とCRのドクター達を呼びに行った。

 


〈 界時抹消!〉

↓登校直前までカット↓

〈 再界時!〉


 

光刃「よし、忘れ物無しっと」

 

そうして光刃は玄関に来た。すると

 

アーシア「あの…」

 

アーシアが光刃の元にやってきた

 

光刃「ん?どうしたアーシア」

 

アーシア「私はそろそろここを出ようかなと…」

 

光刃「それはダメだ、またあの野郎に酷い目に遭わされる未来が目に見える」

 

ユーリ《確かにそうなる気はするな》

 

光刃(だろ?)

 

アーシア「でっでも…」

 

光刃「まぁ気にすんな、友達として当然の事だしな」

 

アーシア「友達…ですか?私となんて……いいんですか?」

 

光刃「?何言ってんだアーシア?そんなの当たり前だろ?それとも嫌だったか?」

 

アーシア「い、いえ!その…私、友達を作るのが夢だったので…」

 

光刃「……そうだったのか…じゃあうちのみんな全員と友達になってこい、みんな快くOKしてくれると思うぜ?」

 

アーシア「ッ!……はい!」

 

少し目に涙を浮かべながらも元気よく返事をした。

 

光刃「それにまだ永夢先生達もいるんだろうし、困ったことがあったら頼りなさいな」

 

永夢「呼んだ?光刃君」

 

すると永夢先生もやってきた。

 

光刃「永夢先生、午前中だけでもいいんでアーシアのこと任せてもいいですか?」

 

永夢「いいよ、まぁ僕以外だとパラドとポッピー以外帰っちゃったんだけどね」

 

光刃「……次回会った時に謝らないとなぁ…。じゃあお願いします先生、いってきます」

 

永夢&アーシア「「行ってらっしゃい」」

 

そうして光刃は家を出た。すると

 

オーフィス「永夢、またゲームしよ」

 

オーフィスが手にマリ〇カートを持ってやってきた。

 

永夢「いいよ、アーシアちゃんもやる?」

 

アーシア「え!?でっでも、やり方分かりませんよ?」

 

クロス「大丈夫ですよ」

 

さらにクロスと黒歌とパラドもやってくる

 

黒歌「やり方なら教えるにゃ」

 

パラド「だからみんなで最高に心が踊るゲームをしようぜ」

 

アーシア「……はい!」

 

そうしてみんなでゲーム大会をした。そして途中で永夢(天才ゲーマーM状態)、パラド、オーフィスが1位を争うデッドヒートになったりしていた。オーフィスは永夢達程の腕には届かないが、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()3位で赤コウラ3連を2個、2位でトゲゾーとキラー、1位でスターを引くとか壊れてんのか確率!?なおそれでも永夢とパラドは腕前でカバーしている。ヤベーイ!ツエーイ!

 


〈 界時抹消!〉

↓昼休みまでカット↓

〈 再界時!〉


 

光刃「一誠は休みだったか…まぁ光の弾丸喰らったんだし治癒が遅くても不思議じゃないよな。さて、それはそうとして今日も待ちますか」

 

そう言って屋上にいつものように座る光刃。すると間もなく小猫がやってきた。

 

小猫「せっ先輩!大丈夫なんですか!?」

 

そう言って前と同じように詰め寄る小猫、それにまた圧倒される光刃。

 

光刃「あ、あぁ。完治済みだ」

 

小猫「嘘言わないでください!昨日銃撃受けてたじゃないですか!一日で完治するのならそれは人間じゃありません!」

 

光刃「そ、そこまで言う?」

 

ユーリ《まぁその通りなんだが》

 

若干怒りを感じつつもさらに詰め寄る小猫にどうしようか困る光刃。そうして正直に話すことにした。

 

光刃「俺が早く治った理由は昨日のシスターの子だ」

 

小猫「あの人ですか?」

 

光刃「あぁ、その子…『アーシア』って言うんだが、神器(セイグリット・ギア)の【聖母の微笑み(トワイライト・ヒーリング)】……だったか?それで完治したんだ」

 

小猫「そういう事でしたか…」

 

どうやら小猫は納得してくれたようだ。

 

光刃「という訳だから俺はもう大丈夫、それで解決。この話終わり!」

 

ユーリ《随分とまた強引じゃないか?》

 

光刃(まぁゴリ押せばなんとかなるだろ)

 

ユーリ《えぇ……》

 

光刃の意見に困惑するユーリであった

 

小猫「……分かりました。それじゃあお昼にしましょう」

 

光刃「おう、はい今日の分」

 

小猫「ありがとうございます」

 

そうして弁当を渡した光刃。本日の小猫の弁当は『チキン南蛮弁当』で、光刃は『幕の内弁当』である。すると

 

小猫「あの…先輩」

 

光刃「ん?どうした?」

 

小猫「これ1個あげるんで卵焼きくれませんか?」

 

光刃「いいぞ」

 

そう言って小猫のチキン南蛮1つと光刃の卵焼きをトレードした。

 

小猫「ん…やっぱり先輩の卵焼き好き…」幸せオーラ展開

 

光刃「そんなに味わって食べてくれるなんて嬉しいねぇ。うん、今日も上手に出来てるな」

 

ユーリ《美味いぞ!これがチキン南蛮か》

 

光刃(こっちもか、いやー作る甲斐が有るってもんだ)

 

そうしてまもなく、互いに全て食べ終わる

 

2人「「ごちそうさまでした」」

 

ユーリ《やっぱりお前の料理は最高だな!》

 

光刃(褒め殺す気かユーリ!?)

 


〈 界時抹消!〉

↓放課後↓

〈 再界時!〉


 

リアス「大丈夫なの!?光刃!」

 

またしても涙目の部長が待っていた

 

光刃「はい、大丈夫です」

 

すると朱乃先輩と祐斗が寄ってきて打たれた箇所を見てきた

 

朱乃「あらあら、昨日あった傷の場所全部塞がってますわ」

 

祐斗「光刃君って人間?」

 

光刃「(一応)人間だよ!昨日あったことを話すとな……」

 

そうして小猫と同じ説明をした

 

光刃「……という訳だ」

 

リアス「なるほど、【聖母の微笑み(トワイライト・ヒーリング)】ね」

 

朱乃「それなら納得ですわ」

 

祐斗「とにかく無事でよかったよ」

 

光刃「ありがとな。それじゃあ小猫、約束通り作『ふーめーつー!最上級の神の才能 クロトダーン! クロトダーン!最上級の神の才能 クロトダーン! クロトダーン!…』またあの神(檀 黎斗)の仕業か…」

 

そう言って頭を抱えた光刃。実は『NEOムドオンカレー事件』のあの時にドクター達と一緒に、『檀 黎斗』さん(本人は『檀 黎斗神』と言っていた、時間軸は不明)もちゃっかり着いてきていたのだ。そしてたまにスマホをいじっては着信音をこれに書き換えていた(本人は何か言っていたが、簡単に訳してしまえば布教活動との事)。そのせいで光刃は何回か恥ずか死になりかけたのだった。

 

リアス「こ、これは…?」

 

光刃「……着信音です。またイタズラされました…。」シュン

 

朱乃「あらあら…」

 

祐斗「すごく落ち込んでるね」

 

小猫「先輩……」同情の眼差し

 

光刃「………まぁ出てみるか『ピッ』はいもしもし?『ヒック…ヒック…お兄ちゃあん……』ッ!?どうしたクロス!」

 

光刃の異様な慌てように驚くみんな

 

クロス『エッグ…アーシアさん……連れてかれちゃったよ……』

 

光刃「なんだって!?」

 

ユーリ《……それはまずいぞ光刃。最悪の場合だと今日アーシアは………死ぬ》

 

光刃(はぁ!?)

 

すると部室に一誠もやってくる

 

一誠「部長、俺…アーシアを助けに行きます!いえ、行かせてください!」

 

そう言い頭を下げた。その間にリアス先輩と何か話しているようだがそんなの事よりとクロスと会話を進める

 

光刃「……クロス、今家にいるよな?」

 

クロス『ヒック…うん…』

 

すると光刃は一旦電話を耳から離し

 

光刃「リアス先輩、こんな状況で悪いが、速攻で帰らなきゃ行けない用事が出来た。だから帰らせてもらう」

 

リアス「ちょ、ちょっと!どこに行くつもり!?」

 

光刃「俺の家です!」

 

そう言って再び電話を耳に当てる

 

光刃「クロス、今から速攻で家に帰る!だから事の顛末を教えてくれよ?」

 

クロス『グスッ…うん…わかった…』

 

光刃「じゃあ待ってろよ?『ピッ』では失礼します!」

 

リアス「あ…ちょ、ちょっと待ちなさい!」

 

そうリアス先輩は叫ぶが、光刃は無視してワンダーライドブックを取り出す。

 

ブックゲート!

 

光刃「これ、なんで1週間に2回しか使えないのかなぁ……って今考えることでもないか!目的地設定、俺の部屋!」

 

OPEN(オープン) GATE(ゲート)

 

そして目の前にページが開かれた巨大な本が出現し、光刃はその中に入って消えた

 

朱乃「あらあら、行ってしまいましたね」

 

リアス「次会った時は何かおしおきした方がいいのかしら…」

 

祐斗「……本ってすごいね」

 

小猫「手作りの……お菓子……」シュン

 


〈 界時抹消!〉

↓光刃の部屋↓

〈 再界時!〉


 

光刃は巨大な本から出てくると、手に持っていた【ブックゲートワンダーライドブック】はその力を失ったからか全体が黒く変色し、表紙も見えなくなっていた。

 

光刃「さて、じゃあ呼ぶ「ヒック…お兄ちゃん…」クロス、もうこの部屋に来てたのか」

 

クロス「グスッ…うん…」

 

光刃「とりあえず落ち着いてから教えてくれ」

 

クロス「ううん…今話すよ…」

 

光刃「……大丈夫か?」

 

クロス「うん…」

 

そうしてクロスは話し始めた

 

 

 

〜回想〜

 

光刃が登校した後すぐにみんなに「友達になって欲しい」と言ったアーシア。それに対してみんなはOKと言ったため、泣き出してしまった。その後何とか泣き止むと永夢達と何度かゲームをした。そして数時間後、みんなやり切った顔をしていた。

 

永夢「すごいね、アーシアちゃん」

 

パラド「あぁ、永夢とオーフィスに引けを取らないくらい心が躍ったぞ」

 

オーフィス「まさかのダークホース……」

 

そういうには理由がある。なんせ永夢とパラドに操作を色々と教えてもらった結果、途中からアーシアが永夢、パラド、オーフィスのデッドヒートに普通に混ざってきたからである。これには黒歌とクロスも(えっこの子凄い……)と思っていた。アーシアのスタイルは安全地帯を全力で突っ切り、隙を見て追い抜くスタイルで、そのためオーフィスの地獄のアイテム引きからの攻撃を何とか躱していた。だが結局永夢とパラドにはオーフィスと揃って勝ち越しにはいたらなかったようだが…(それでも2人とも一勝分の差だったからどちらにしろ強い(確信))。

 

永夢「それじゃあ僕達はそろそろ時間かな?」

 

オーフィス「えー……」

 

永夢の発言に少し凹むオーフィス。こんなにも楽しい時間を過ごしたから惜しむ気持ちが表れる。

 

アーシア「残念です…」

 

黒歌「にゃあ…」

 

クロス「寂しくなりますね…」

 

それはアーシア達も同じだった。

 

パラド「大丈夫さ、もう二度と来れない訳じゃないしまた会えるさ」

 

すると部屋の奥からポッピーとバグバイザー(ツヴァイ)に収納された(檀 黎斗神)がやってくる。ちなみにバグバイザー(ツヴァイ)が出るのは『神の暴走のための抑止力だからだろう』と予測している。

 

ポッピー「そーだよ!クロスちゃんのおかげでここの世界と繋がってるわけだし、また会える!」

 

黎斗〈おい!ここから出せ!ポッピー!出せぇぇぇ!!!〉

 

ポッピー「うるっさい黎斗!今話してるんだから!」

 

するとオーフィスは顔を上げると

 

オーフィス「永夢、パラド、次は勝ち越す…!」

 

と再戦の約束をした。

 

永夢「ははは、その挑戦は必ず受けるよ」

 

パラド「俺もだぜ?」

 

アーシア「はい、次に会えるのを楽しみにしてますね!」

 

ポッピー「じゃあね〜みんな〜」

 

黎斗〈いい加減に出せぇぇぇ!!!〉

 

そうして4人は扉から帰って行った。

 

アーシア「………行ってしまいましたね」

 

オーフィス「ん」

 

黒歌「でもまた会えるって言っていたから大丈夫にゃん」

 

クロス「そうですね、それとアーシアさん」

 

アーシア「はっはい!」

 

クロス「どこか行ってみたい場所とかありますか?」

 

アーシア「え?んーと……この街を回ってみたいです」

 

クロス「じゃあ一緒に行きましょう!」

 

そう言ってアーシアの手を握ったクロス。この時クロスはアーシアが攫われる可能性があることを忘れてしまっていた。

 

アーシア「じゃあオーフィスさん達も一緒に…」

 

オーフィス「我達は行けない」

 

アーシア「えっ…どうしてですか?」

 

黒歌「私たちは今は言えないけれど訳ありなんだにゃん」

 

アーシア「でっでも……」

 

オーフィス「大丈夫、だから2人で楽しんできて」

 

黒歌「お昼は私たちが作るから」

 

クロス「やめてください黒歌さん、私たち全員怒られます

 

そうしてなんだかんだで家を2人で出た。

 


〈 界時抹消!〉

↓2人移動後↓

〈 再界時!〉


 

2人でどこに行こうか話していると

 

???「おーい!」

 

と男の人の声が後ろからかかってきた

 

男の人「良かった、無事だったのか」

 

アーシア「はい!光刃さんのおかげです!」

 

一誠「そっか、あいつも無事だったか…ってそうだ、名前まだ教えてなかったよな。俺は『兵藤 一誠』、『イッセー』って呼んでくれ」

 

アーシア「はい、イッセーさん」

 

一誠「おう…んで君は?」

 

クロス「はじめましてイッセーさん、私は『クロス』、光刃の義妹です」

 

一誠「おお!君がそうだったのか!」

 

クロス「?お兄ちゃんが何か言っていたんですか?」

 

一誠「あぁ、頼りになるけどちょっと甘えん坊な所もある可愛い義妹ってね」

 

クロス「ッ!?うぅ……///」

 

クロスはこの時、光刃にそう言われていると嬉しく思っていると同時に他の人にそう説明していたという恥かしさが同時に攻めてきたため(次お兄ちゃんに会ったらO☆HA☆NA☆SIをしよう)と考えていた。

 

一誠「それで2人は揃ってどちらへ?」

 

クロス「私たちはアーシアさんがこの街を回ってみたいという事で2人でどこに行こうか考えていたんです」

 

一誠「そうだったのか、じゃあ俺も一緒に案内するよ」

 

アーシア「い、いいんですか?」

 

一誠「あぁ、じゃあ行こうぜ!」

 

そう言ってアーシアの手を引く一誠、クロスは別の手をアーシアと繋いでいたため一緒に引っ張られた(こうしたのは光刃からアーシアは転びやすいから手を握っておくことを推奨されたからである)。

 


〈 界時抹消!〉

↓3人で街を移動↓

〈 再界時!〉


 

そうして3人は12時を過ぎていたという事でとりあえずマクド〇ルドに来ていた。だが、アーシアは言葉が通じず困っているようだった。なのでクロスが代わりに翻訳をして注文をとった。そして運がよくすぐに注文した商品が来たためみんなで食べた。しかしアーシアはハンバーガーを見て困っていた。だから

 

クロス「アーシアさん」

 

アーシア「はい?」

 

クロス「見ててください」

 

そう言ってクロスはハンバーガーにかぶりついた。それを見たアーシアは真似るようにかぶりついた。そして食べたアーシアは美味しくて素敵な笑顔をした。

 

一誠(可愛い…)

 

クロス(あれ?ひょっとして本当は天使か何かかな?)

 


〈 界時抹消!〉

↓ショッピングモールへ移動↓

〈 再界時!〉


 

次に3人はゲームコーナーに行き、3人で楽しそうに遊ぶ、そして今、アーシアがアーケード版マ〇オカートで遊んでいた。その際に凄いドライビングテクニックをした時は一誠も目を見開いた。

 

一誠「あ、アーシアってゲーム上手だな…」

 

クロス「すごくゲームが上手い人(天才ゲーマーM)に教えてもらったらこうなってしまって…うちでも1位2位を争う腕前です」

 

一誠「な、なるほど……」

 

アーシア「ここで……食らってください!」

 

そうして現在2位のアーシアは緑コウラを放った。ちなみにアーシアの投擲する緑コウラの命中率は脅威の99.999%(永夢先生談)である。その甲羅は壁を反射していき、ゴール直前の1位のバナナを構えていたカートの正面にぶつかって、そして追い抜いて1位となりゴールした。画面の向こう側の相手は心のダメージはさぞかし大きいことだろう……(オンライン対戦モードなう)。

 そして次はダンスゲームに行ったが、こっちはクロスが弾けた。

 

クロス「ふぅ……やりきった!」

 

アーシア「わぁ…クロスさん上手ですね」

 

一誠「上手ってレベル超えてないか…?」

 

その理由は最高難易度の曲を選択して踊り、全てパーフェクトのフルコンボ&息切れ無しというもんをたたき出したからだ。これにはさすがにスタッフも目を見開いて驚いた。プリクラ?なんでか知らないけど行かなかったらしいよ。

 


〈 界時抹消!〉

↓公園へ↓

〈 再界時!〉


 

3人はとりあえず公園に来ていた。すると一誠が不意に転びそうになる。が、その前にクロスが腕を掴んで起こす。

 

クロス「大丈夫ですか?」

 

一誠「だ、大丈夫。いてて…

 

その時にアーシアの表情が曇る。

 

クロス「アーシアさん?」

 

アーシア「……はっ!い、いえ大丈夫です!そっそれよりもイッセーさん、そこのベンチに腰をかけてください」

 

一誠「あ、あぁ…」

 

そうしてアーシアは自身の【神器(セイグリット・ギア)】である【聖母の微笑み(トワイライト・ヒーリング)】を使い、撃たれた箇所を治療した。

 

一誠「おぉー!すごい!全然痛くないぞ!これってもしかして【神器(セイグリット・ギア)】か?」

 

アーシア「はい、私の【神器(セイグリット・ギア)】、【聖母の微笑み(トワイライト・ヒーリング)】です」

 

一誠「そっか。ありがとうな、アーシア」

 

するとまたアーシアの表情が暗くなる

 

一誠「アーシア?」

 

その時クロスがアーシアに歩み寄り

 

クロス「お兄ちゃん言ってましたよ?『大丈夫じゃなくなったらいつでも頼れ』って、多分アーシアさんも言われたんじゃないですか?」

 

アーシア「あ…」

 

クロス「それが言えるのは私達もですよ?だから頼ってください」

 

一誠「そうだよアーシア」

 

アーシア「……分かりました、それじゃあ聞いてくれますか?」

 

そう言ってアーシアが話した過去は想像以上に辛いものだった。アーシアは幼い頃に教会の前に捨てられ、そこの教会の孤児院で育っていった。そして8歳のときに子犬の怪我を直したい一心で願った。そうしたら奇跡が起きて、その子犬の怪我が全て治った。その奇跡をたまたま見ていたカトリック教会の人間に見られたその日から彼女の人生は変わった。いや、変わってしまった。

 

 アーシアはその後、カトリック教会の本部に連れて行かれて、教会に訪れるカトリックの信者達に加護と称し、体の不調を治してやるようになった。噂はすぐに広まり、彼女は大勢の人から【聖女】と崇められた。それは彼女の意思を完全に無視しての行動だった。しかし彼女は優しい娘だった。自分の力が誰かのためになるのが嬉しかったのだ。

 

 そして彼女の人生はさらに変わる。ある日、教会の近くにケガを負った悪魔が倒れていた。普通なら教会に伝え、そのまま滅ぼすのだが、アーシアは悪魔を見捨てられず治してしまった。恐らく(悪魔といえど治さなくちゃいけない)、彼女の優しさがそうさせたのだろう。その光景を偶然見てしまったカトリック教会の関係者の1人が内部に報告。悪魔を治したという事実に司祭は驚愕した。治癒の力は、神の加護を受けたものにしか効果を及ぼさない。どうやら事例は過去にもあったようで、神の加護を受けない悪魔を、そして堕天使すらも治癒する力は、やがて【魔女】として認知され、恐れられるようになった。【聖女】として崇められ人々のために行動した彼女は、その人々によってあっけなく捨てられた。その後行き場を無くしたアーシアは日本のはぐれ悪魔祓いの組織に拾われることとなった。つまり、堕天使の加護を受けなければならなくなった。

 

アーシア「……きっと、主への祈りが足りなかったんです。でも、夢もあるんです。お友達と一緒に本を買ったり、おしゃべりした「アーシアさん!」キャッ!」

 

悲痛な顔をして話してる途中に涙腺崩壊したクロスがアーシアに抱きつく。

 

アーシア「く、クロスさん?」

 

クロス「アーシアさん…ごめんね…そんなに辛い過去を話させて…うわぁぁぁん!!!」

 

そうして泣きじゃくるクロス。

 

一誠「それに俺たちは、もう友達じゃんか!」

 

一誠もあまりにも悲惨な過去に涙を流しながら言う。

 

アーシア「友達…ですか?」

 

クロス「そうだよ!お兄ちゃんも友達って言ってたじゃん!」

 

アーシア「友達…イッセーさんと光刃さん達と……」

 

???「それは無理ね

 

3人「「「!」」」

 

このムードをぶち壊すかのように1人の声が聞こえた。その声の方向に振り向くと1人の堕天使が居た。

 

一誠「夕麻ちゃん…」

 

一誠はその堕天使を見て呟いた

 

クロス(夕麻って確か…お兄ちゃんが言っていた一誠さんを殺した犯人!)

 

クロスは警戒してアーシアを庇う

 

夕麻?「なんだ……いきてたの?しかも悪魔?うわっ最悪ー」

 

夕麻?は一誠を見ると嫌悪感たっぷりの声色で喋り

 

アーシア「れ、レイナーレ…さま…」

 

アーシアは姿を見て震えていた

 

クロス「堕天使さんが私たちになんの用ですか?こっちは友達と遊んでいたのですが」

 

クロスは敵意丸出しで話しかける

 

レイナーレ「うるさいわねそこの人間……ってあら?貴方人間じゃないわね」

 

一誠&アーシア「「え!?」」

 

クロス「……そんなのどうでもいいでしょう」

 

クロスはその事を言われて少し不機嫌になりながら答える

 

レイナーレ「それもそうね……さあアーシア、教会に帰りましょう。手間かけさせないで」

 

そう言いアーシアに手を伸ばす、だがアーシアは、震えながら

 

アーシア「い…嫌です………人を殺すなんて…それに私を……」

 

そう言って拒絶した。

 

レイナーレ「私たちには、あなたが必要なの。わかるでしょう?アーシア」

 

レイナーレが手を伸ばしたまま近寄ると、イッセーとクロスがアーシアの前に出て立ち塞がる

 

イッセー「待てよ、嫌がってるだろう。ゆう……いや、レイナーレだったか?連れていってどうするつもりだよ」

 

クロス「そうです!嫌がっているのに連れていこうだなんておかしいです!!不審者です!!!」

 

そう言い改めて2人は警戒する

 

レイナーレ「ふーん、今度はその子達と恋愛ゴッコ?イッセーくん。思い出すわ……あの日のデート楽しかったわよ?」

 

イッセー「ふざけるな!俺は危うく「死ねばよかったのに」!!!」

 

レイナーレの言葉に絶句する一誠

 

レイナーレ「悪魔なんかに転生しちゃって……いっそ、もう一度ここで殺してあげましょうか?」

 

そう言いレイナーレの手に光が集まり始める。それと同時に一誠は危機を感じて、クロスは友達が危ないと感じて互いに行動を始める

 

一誠「来い!【神器(セイグリット・ギア)】!」

 

クロス「(私ではお兄ちゃんみたいに変身出来ないし、元の姿(刃王剣十聖刃)になってもお兄ちゃんにしか扱えない…なら!)来てください!【狼煙】!【界時】!」

 

すると一誠の左手に【龍の手(トゥワイス・クリティカル)】が現れる。そしてクロスの左手に煙が集まり、晴れると同時に右手にもまるで浮上したかのようなエフェクトと共に剣が表れる。その2本の剣は

 

煙叡剣(えんえいけん)狼煙(のろし)

時国剣(じこくけん)界時(かいじ)

 

レイナーレ「……上の方から貴方の神器が危険だと言われたのだけど……なぁんだ、見当違いもいいところね」

 

一誠「……」

 

レイナーレ「貴方のそれはね?【龍の手(トゥワイス・クリティカル)】というごくありふれたものなの。わかり易く言ってあげるとその辺の雑草くらいの価値。その能力は所有者の力を一定時間倍にする、というものだけど、貴方みたいなゴミの力なんか、二倍どころか百倍になっても怖くないわ」

 

一誠「……あぁ、部長にありふれた物って既に言われて落ち込んだよ。だがな!例えそうだとしても、女の子を……友達を守るためなら、死んでも食らいついてやらぁ!!」

 

そう言って構える一誠

 

レイナーレ「ふん!それとあなたの剣……一体何?見た事ないのだけれど」

 

クロス「あなたのような人に、教える義理はありません!」

 

そう言ってクロスは【界時】をレイナーレに向ける

 

レイナーレ「ッ!崇高なる堕天使に、剣を向けるか…ならば死ね!」

 

そう言いレイナーレは光の槍を数本生成し、1本だけ放つ。

 

一誠「っぐ!」

 

それは一誠の腹に刺さり、一誠は倒れる。

 

クロス&アーシア「「イッセーさん!」」

 

レイナーレ「次は貴方よ」

 

その言葉と共にレイナーレはクロスに向けて残りの全てを発射する。

 

クロス「ッ!」

 

クロスはそれを躱すために【界時】の柄頭で【狼煙】の【デフュージョンプッシュ】を押す。

 

狼煙(のろし)霧虫(むちゅう )!〉

 

するとクロスが煙となって放たれた槍は全て地面に刺さる。

 

レイナーレ「何!?」

 

その煙はレイナーレの横に回ると突っ込んでいき、レイナーレは振り向きながら槍を掴む。そしてクロスが【界時】を振りかぶりながら煙から現れる

 

クロス「くらいなさい! 一時一閃!

 

〈 一時一閃!〉

 

その斬撃は槍で防がれてしまったが、槍は砕けた。

 

レイナーレ「くっ!その剣といい貴方といい、そこの【神器(セイグリット・ギア)】を使っても、この程度の弱めの槍ですら弾けない下級悪魔……いえゴミ以下、それに比べたらかなり強いわね。それも人間じゃないからかしら?」

 

クロス「うるさいです、貴方のせいでお兄ちゃんは友達を無くすところだったんですから」

 

そう言ってさらに不機嫌になりながら剣を構え直すクロス。

 

一誠「ぐっ…クソっ!」

 

アーシア「しっかりしてください!イッセーさん!」

 

そう言ってアーシアは一誠の傷を癒した。

 

一誠「ありがとう、アーシア」

 

レイナーレ「ちっ!ならばもう一度喰らいなさい!」

 

するとレイナーレは再びイッセーに向けて攻撃を再開する。

 

クロス「そんなことはさせ「させて貰うっすよ」!!!」

 

その声と共にクロスへ向けて別方向から数本の槍が飛んでくる

 

クロス「くっ!」

 

そう悔しそうに声を漏らすと再び【界時】の柄頭で【狼煙】の【デフュージョンプッシュ】を押す。

 

狼煙(のろし)霧虫(むちゅう )!〉

 

その攻撃はまた躱すが、イッセーとアーシアからはかなり離れてしまった。そして一誠はレイナーレの攻撃で吹き飛ばされて公園の池に飛ばされてしまう。

 

レイナーレ「……なんの用なの?『ミッテルト』」

 

ミッテルト「いやいやー、ちょっとヤバめな気がしたんで来たんすよ〜」

 

そう言ってヘラヘラと話すミッテルトという堕天使

 

レイナーレ「ふん!それよりもアーシア、私と共に戻りなさい。さっきはわざと外したけれども、応じなければ……その悪魔を今度こそ殺す!」

 

そう言って槍を構えるレイナーレ

 

クロス「イッセーさん!」

 

ミッテルト「あ、そこのあなたは動かないでほしいっす、動いたらそこの悪魔が抹消されるっすよ?」

 

クロス「ッ!」

 

クロスが動こうとしたらミッテルトによって釘を刺され、動くことが出来なくなった。

 

一誠「くっ!ダメだ……アーシア!」

 

そう懇願する一誠だったが、アーシアは諦めたかの表情をすると

 

アーシア「……分かりました。イッセーさん、本当に……楽しかったです。こんな私とお友達になってくれて本当にありがとうございます」

 

一誠「アーシア……」

 

アーシア「それにクロスさん、今日は1日ありがとうございました。みんなと食べたご飯、とっても美味しかったです。それと光刃さんには『ごめんなさい』って言ってください。そして、『友達になってくれてありがとう』とも……」

 

クロス「アーシアさん……」

 

レイナーレ「いい子ねアーシア?それでいいのよ。今日の儀式であなたの苦悩も消えるのだから」

 

そう言ってレイナーレは邪悪な笑顔をアーシアに見られないように浮かべる

 

イッセー「アーシア、友達なら見捨てるわけにはいかない。アーシアは俺が守ってやるから……」

 

クロス「アーシアさん……行ってはダメ!」

 

アーシア「イッセーさん……クロスさん……さようなら…」

 

そうしてレイナーレとミッテルト、アーシアは転移していった。イッセーは、守れなかった事を悔やみ、クロスは目の前の友達を救えなかったことに涙を流した。すると一誠は立ち上がる

 

クロス「……イッセーさん、どこに行くんですか?」

 

一誠「……アーシアを助ける!」

 

クロス「そんなことをしたらイッセーさん死んでしまいます!」

 

一誠「わかってる!それでも「それであなたが死んでしまったらお兄ちゃんが悲しみます!」ッ!」

 

クロス「だから一旦、その傷を治してもらってから行ってください。私はお兄ちゃんに頼んでみますから」

 

一誠「……わかった」

 

そう言って一誠は駆けて行った。

 

 

〜回想終了〜

 

光刃「そうしてクロスは俺に連絡を入れるために家に帰ってきたと」

 

クロス「うん……」

 

そう言い俯くクロス。ちなみにクロスはまだ携帯を持っていない。これに関してはみんな揃って契約するのを忘れていただけであった。

 

光刃「……アーシアの過去の話と伝言は本当か?」

 

クロス「うん…」

 

光刃(野郎!なんてひでぇ過去だ!こんなの教会の名をした心悪魔の集団じゃねぇか!)

 

ユーリ《……さすがに俺も許せん》

 

光刃(しかも伝言が完全に死に別れる気満々だと!?そんなの認めねぇ!)

 

ユーリ《あぁ、彼女には幸せになってもらわなければならん!》

 

そんな間にもクロスがどんどんと暗くなっていく。だがそれに気づいた光刃がクロスの頭を撫でる。

 

クロス「ふぇ?」

 

光刃「よく頑張ったなクロス、友達を助けるために」

 

クロス「でっでも!結局アーシアさんは連れていかれて「それでもだ」…。」

 

光刃「それでも、お前は頑張った。だからあとは俺に任せろ、な?」

 

クロス「……うっ、うわぁぁぁん!お兄ちゃん!!友達を、助けられなかったよぉぉぉ!!!」

 

光刃「うん…うん…」

 

そうして再び泣きじゃくるクロスを抱きしめて頭を撫でる光刃

 

ユーリ《(それに儀式の日は今日…最悪な未来は近づいてしまっているか…だが認めてなるものか!)》

 

ユーリは光刃に伝える事を決める

 

 

 

光刃「少しは落ち着いたか?」

 

クロス「うん、ありがとうお兄ちゃん」

 

光刃「いいって、当たり前のことなんだし」

 

そう言ってクロスの頭を撫でる光刃、クロスは気持ちよさそうにしている。

 

ユーリ《光刃、当たり前のことを聞くが、助けに行くんだろ?》

 

光刃(あぁ、もちろんだ!!!)

 

ユーリ《ふっ、流石は俺の見込んだ奴だ》

 

すると

 

ユーリ〈久しぶりだな、【刃王剣十聖刃】。いや、クロス〉

 

クロス「え!?」

 

光刃「ゆ、ユーリ!?」

 

ユーリがクロスにも聞こえるように念話をしたのだ

 

ユーリ〈俺は光刃と融合した【光剛剣最光】こと『ユーリ』、光刃の相棒だ〉

 

クロス「ゆ、ユーリさん…」

 

ユーリ〈……まさか『さん』付けとは、まぁいいか。それで俺の提案なんだが……〉

 

そう言ってユーリは光刃とクロスに話をした

 

光刃「……本当か?」

 

ユーリ〈あぁ、恐らくそうなると思う〉

 

クロス「それじゃあ…」

 

ユーリ〈あぁ、こちらは聖剣達で対抗しよう〉

 

光刃&クロス「「おう!(はい!)」」

 

その時、光刃にメールが届く。差出人は一誠だ

 

『光刃!あの後部長とあったが、結果として俺と木場と小猫ちゃんで教会に殴り込むことにした!当然お前も来るんだろ?』

 

光刃「当たり前だろ?」

 

そう言って光刃はすぐに返信を送る

 

『行くに決まってるさ、それと乗り込むってことはいつ死んでもおかしくない。それをちゃんと知ってると思うが一応お前のために聞いておこう。Are you ready?』

 

すると再び携帯が鳴り、返信が来る

 

光刃「ふっ。元ネタ知ってる訳がねぇだろうが、お前の覚悟はちゃんと受け取ったぞ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『出来てるよ』




[残りライフ×887]
いってー、まーた真っ二つだよ…
エボルト「今度は縦一閃だったなぁ」
ホントだよ、次は斜め一閃かなって思ってるよ
エボルト「それはそれで俺的には面白いけどなぁ」
ヤメルォ!それよりも前書きで書けませんでしたが、この作品のお気に入り数が200を超えました!
エボルト「いやーめでたいねぇ」
皆様本当にありがとうございます!これからも頑張らせてもらいます!
エボルト「今はもう夏休み終わったからさらに遅くなるかもだけどなぁ」
うん、でもこれ以上遅くなるってどんだけ酷いことになっちまうんだろう…
エボルト「だからこその保険だろ?」
………そうでした
エボルト「という訳だこんな奴だがこれからも待っていてくれたら助かる」
よろしくお願いいたします
エボルト「それと、本編で命の危機に晒されていたってどういうことだ?」
ああ、それの説明は以下を見てくれ

NEOムドオンカレー

クロスと黒歌が作り上げてしまった世界最凶のカレー。通称『物体X』。食べた者には即死率70%が与えられ、ルーをかけられたとしても50%で即死する。更には材料の化学反応フェスティバルによって体内の器官をボロボロにし、機能を低下させて被害者はその変化に気づくことなくそのうち息を引き取る。普通の場合だとこれで終わりだが、これを光属性を持っている者が食べたりかけられたりすると、瞬間的に『NEOハマムドオンカレー』に進化して即死率は倍となる。さらには何かしらのスキルを弱体化(永遠)させられて、その弱体化させたスキルの減らした強力さの量を媒体として新たなる別方向のスキルを作らされる。そして強力さによっては2個3個と増えていく。ちなみに言うが、これはRPGボス特有の即死耐性なんてもんも貫通する。それに神様が食べたらどんなに頑張っても即死し、蘇生もできない。慈悲はない

エボルト「……エグくね?」
だろ?NEOムドオンカレー作った時には既にこの効果は出来ていたんだ。
エボルト「マジかよ…ってか主人公って【光剛剣最光】と融合していたよな?つまりは…」
……君のような勘のいい地球外生命体は嫌いだよ
エボルト「マジかよ!?」
だが、そう悲観することもないぞ!なんせ新しいスキルが出来るのだからな!
エボルト「ちなみに弱体化(永遠)は神様がいじれんのか?」
いじるためにはこの物体Xを食べなきゃだけど?
エボルト「……詰みじゃねぇか!」
そうだよ!残念だったなぁ!
エボルト「はぁ、それで?何が弱体化したんだ?」
身体能力EXだけだよ
エボルト「ほう?案外少ないのな」
そうだよ、でもかなりの弱体化を食らったけどね
エボルト「どんくらいだ?」
んーとね、最初期は『仮面ライダークロスセイバー』で逢魔時王といい勝負が出来て、『仮面ライダーオールマイティセイバー』になると逢魔時王を圧倒出来るくらい。んで今は
エボルト「待て待て待て!」
ん?どうしたの?
エボルト「逢魔時王を圧倒出来る!?逢魔時王には相手を常に上回る力があったはずだ!」
理由は簡単、光刃がオールマイティに変身したから。以上!
エボルト「理由になってねぇよ!」
まぁ落ち着け、んで今の強さだが、『仮面ライダークロスセイバー』の状態だと『仮面ライダーストリウス』ギリ勝てるくらい。
エボルト「かなりグレードダウンしたな!?」
あ、ちなみに生身だと衛宮 士郎くらいかちょっと上よ
エボルト「……もう突っ込む言葉が思いつかないのだが」
ということで次回予告!アーシア助けるために乗り込みます!変身します!!今決まってるのは以上!!!
エボルト「ヒッデェ予告」
それじゃあ皆様、次にお会いするまでチャ「ちょいと待った」なんだよエボルト。今から締めるところなのに
エボルト「こいつを見ろ」
え?……『よし、エボルト、次回もヨロシク。(無慈悲)』『エボルトの次回のレジェンダリーストライクも期待しています』……増えてる?
エボルト「そういう事だ」
ウッソだろ!
エボルト「という訳だ、今回はこれだ(パチン)」
……あっれれー?おかしーなー?なんで目の前に平成1期のラスボス達が集結してるのかなー?
エボルト「俺が得た能力、『あとがきはなんでもOK』だ」
なんだそれ!
エボルト「じゃあ逝ってらっしゃい」
(各々の必殺技が飛んでいく)
うぎゃぁぁぁぁああああ!!!
〈GAME OVER〉


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第9話 〜友の救出、出撃の()(ふう)音闇(おんあん)の聖剣。〜

[残りライフ×778]
作者「まーた減ったよ…」
光刃「あんたのムッコロ、気に入られてんじゃねぇのか?」
作者「そんな事があるはずない!……と信じたい」
光刃「はぁ……というか前回のあとがき見たけどパワーダウンしたのね」
作者「そうだよ、まぁここでの記憶は本編に作用されないからね」
光刃「あっ、だから俺ここから出る度に何か忘れた気がしてたのね」
作者「そーゆー事。あとね、リアス先輩のアンケートを閉めるよ」
光刃「票数は?」
作者「お前派48、一誠派80だったよ」
光刃「そうなったか、一誠には頑張って欲しいな。特にエロに関する性格を正すことに関して」
作者「ホントだよねー」
光刃「さて、今回は特にムッコロする理由は見つからないしなぁ」
作者「久しぶりの安泰ルートキタァァァァァァ!!!」
光刃「やっぱりウザイから殺すわ」
作者「オンドゥルルラギッタンディスカー!!!」
光刃「YES!」
〈電王!ふむふむふーむ…〉
光刃「モモタロス達の必殺技!クライマックスver.!!!」
〈完全読破一閃!〉
作者「ああああああああぁぁぁ!!!」
[GAME OVER]


〜一誠 side〜

俺、木場、小猫ちゃんの3人は教会の近くで光刃を待っていた。理由は俺の最後に送ったメールの後に光刃から

 

『覚悟はわかった、ならば俺も準備を済ませてからそちらに【月闇】で行く』

 

と送られてきたメールに書かれていたからだ。

 

一誠「しっかし、あいつ遅いな〜」

 

祐斗「まぁまぁイッセー君、彼のことだからきっとまた僕たちを驚かせてくれるよ」

 

小猫「そうですね、光刃先輩ならありえます」

 

一誠「いや、でもなぁ〜」

 

???〈待たせたな!〉

 

その声と共に闇が現れて、光刃が出て来た

 

一誠「遅いぞ光刃!一体何に時間をかけ……え?」

 

祐斗「ん?どうしたんだい?イッセーく……え?」

 

小猫「?2人ともどうしたん……え?」

 

俺達はその光景に驚いて思わず口を開けていた。なぜなら格好はそれぞれ違うが、()()()3()()()()()()()()()()。なんでー!?!?!?

 〜一誠 side out〜

 

 

 

 〜タイムベント〜

時間軸・作戦会議中

 

光刃「なるほど、つまりは教会突撃と部長援護で別れた方がいいと」

 

ユーリからの意見に光刃が復唱して確認する

 

ユーリ〈あぁ、きっと相手はリアス・グレモリー達を足止め、もしくは排除をした方がいいと考えるだろうからな〉

 

クロス「確か、凄い力を持ってるんでしたよね」

 

ユーリ〈そうだ、『滅びの力』という魔力を持っている。その為『紅髪(べにがみ)滅殺姫(ルイン・プリンセス)』という2つ名を持っている〉

 

光刃「うわぁー、やっぱりおっかねー」

 

クロス「使い方を誤るととんでもなさそうですね……」

 

ユーリ〈お前らも【オムニフォース】と【グリモワール】という一歩間違えたら世界を滅ぼせる力を持ってるじゃないか

 

光刃&クロス「「それもそうでした」」

 

こんな人らに【オムニフォース】等を渡して良かったのだろうか……(By作者)

 

光刃「それよりもユーリ、【こぶた三兄弟】って使ったらどんな意味での3人なんだ?」

 

光刃は作戦の要である【こぶた三兄弟ワンダーライドブック】の効果を確認をした

 

ユーリ〈そんなの使う時に『自分を含めて3人』『自分を含めずに3人』って思えば変わるぞ?〉

 

クロス「そうですね」

 

光刃「……マジ?」

 

クロス&ユーリ「〈マジ〉です」

 

光刃「えぇ……」

 

衝撃の事実に困惑する光刃

 

ユーリ〈だから今回、3剣士は教会に、1剣士はリアス・グレモリーの援護にって形が望ましいぞ〉

 

光刃「了解、じゃあ別れ方は……」

 

 

 

 

 〜そして現在〜

 

祐斗「えっと、君は?」

 

そう言って闇の中から最後に出てきたクロスに質問する祐斗

 

クロス「あっ初めまして!私は『クロス』、光刃の義妹です!いつも兄がお世話になっております」

 

そう言ってお辞儀をするクロス

 

小猫「貴方がクロスちゃんでしたか」

 

そう言ってクロスに寄っていく小猫

 

クロス「はい!えっと…」

 

小猫「『塔城 小猫』です。こちらこそ光刃先輩にはお弁当とか色々とお世話になっています」

 

クロス「いえいえ、お兄ちゃんも『美味しそうに食べてくれるから毎日作り甲斐が有る』って言ってましたもん」

 

祐斗「ははは、彼らしいね」

 

どうやらクロス達は打ち解けたらしい

 

祐斗「それでなんだけど…」

 

小猫「クロスちゃん、これは一体…」

 

クロス「あ、あははは…」

 

そう言って3人は一誠達の方を向く

 

一誠「こ、光刃?」

 

光刃(闇)「あぁ。悪かったな、遅れて」

 

そう言って話すのは【闇黒剣月闇】を持った光刃。格好はソードオブロゴス時代の『上條(かみじょう)大地(だいち)』さんの服で、右手に黒い手袋をつけている。そして【月闇】は既に腰に着いている【邪剣カリバードライバー】の【必冊ホルダー】にはめており、首にはお守りとしてオーブニカがかかっている。なお、ユーリは今回この光刃の中に居る。

 

光刃(音)「本当だな、まさかあそこまで時間がかかってしまうとは…」

 

そう言って顎に手を置く【音銃剣錫音】を持つ光刃、格好は『大秦寺(だいしんじ) 哲雄(てつお)』さんと同じで【音銃剣錫音】も劇中と同じように持っている。

 

光刃(風)「ホントホント!遅れてごめんね!」

 

そう笑顔をほとんど崩さずに話す【風双剣翠風】を持った光刃。格好は『緋道(あかみち) (れん)』さんと同(以下ほぼ同文)

 

小猫「……先輩、どうしてこうなったんですか?」

 

小猫は1番いつもの『光刃』だと思った光刃(闇)に聞いた。

 

光刃(闇)「その事か、4人になったはいいが、分かりやすくするためってことで喋り方も変えてみたんだ」

 

小猫「全員元の喋り方に戻してください、なんか違和感があって気持ち悪いです

 

3光刃「「「ええ!?」」」

 

あまりの言葉に驚く光刃達

 

クロス「ほら、言った通りじゃないですか!」

 

祐斗「確かに、違和感があるのは同感だね」

 

一誠「……すまん、俺も小猫ちゃんと同じ意見だ」

 

光刃(闇)「う、嘘だろ…」

 

光刃(音)「俺たちの5分の努力が…」

 

光刃(風)「無駄だったなんて…」

 

そして3人の助け舟を貰えず、その場に四つん這いになって落ち込む光刃達

 

ユーリ《……ドンマイ!》

 

光刃(闇)(うるせぇ!)

 

そしてユーリからはいい声(しかもなんか親指を立ててるような気もする)で言われた為、更なるダメージを負う

 

一誠「そんなことに5分も使ってたのかよ、お前…」

 

小猫「先輩、バカな所もあるんじゃ無いですか?」

 

3光刃「」

 

そして2人の言葉をトドメとして完全に撃沈した光刃であった

 

祐斗「それよりも、4人って言ってたよね、もう1人はどこにいるんだい?」

 

その問いにクロスが答える

 

クロス「もう1人のお兄ちゃんは別行動ですよ」

 

小猫「別行動…ですか?」

 

すると撃沈していた光刃(闇)が復活して答える

 

光刃(闇)「あぁ、イッセーなら分かると思うが、その俺はミッテルトを含めたその他堕天使を担当してもらう」

 

 

 

 〜森の中〜

 

光刃(土)「さて、到着したか」

 

【土豪剣激土】を持った光刃。格好は『尾上(おがみ) (りょう)』さんと(以下ほぼ同文)

 

光刃(土)「それじゃあ早速1人寂しく行動開始と行きますか」

 

そう言って光刃(土)は歩いていった。

 

 

 

 〜場所を戻して〜

 

一誠「あの時にクロスちゃんを足止めした奴か…」

 

一誠はその時を思い出して下唇を噛んだ。クロスもあの時のことを思い出したのか悔しそうな表情をしている

 

祐斗「それって、1人で大丈夫なのかい?」

 

そう心配する様子で聞く祐斗

 

光刃(闇)「大丈夫だろ、だってあの人達と合流するだろうし」

 

一誠「あの人たち?」

 

一誠は分かっていないのか頭に?を浮かべている

 

祐斗「あぁ…なるほどね」

 

小猫「なるほど…そういう事ですか…」

 

それに対して2人はどういう意味か理解した顔をした。

 

一誠「え?え?え?」

 

クロス「気にしなくてもいいですよ、後で分かると思いますし」

 

そう言って一旦その話を区切った

 

光刃(風)「それじゃあ気を取り直して教会に乗り込もう!」

 

そう言いながら飛び起き、笑顔を保ったまま話す光刃(風)

 

光刃(音)「お前、普通に話せよ……」

 

そう言って素に戻り、立ち上がる光刃(音)

 

光刃(風)「……無理、なんか口角戻んなくなっちゃった!」

 

一同「えぇ…」

 

『てへぺろ(ノ≧ڡ≦)☆』って顔をした光刃(風)に対してみんなは微妙な表情をした。

 

光刃(闇)「まぁそんなことは後にして、さっさと乗り込…ッ!?」

 

その瞬間、【闇黒剣月闇】が光ると同時に光刃(闇)が固まった

 

祐斗「?どうかしたの?光刃君」

 

小猫「先輩…?」

 

光刃(音)「……どんな未来を見た、(本体)

 

3人「「「未来?」」」

 

未来を見たという言葉に一誠達は?を浮かべた。その問いに答えるため、3人の前に光刃(風)が立った

 

光刃(風)「あ、説明してなかったね!【闇黒剣月闇】は『未来の災いの啓示』って力を持っていて、未来における災いを持ち主に疑似体験させる力を持っているんだ!」

 

一誠「そんな力が…」

 

祐斗「凄いね、やっぱり」

 

光刃(音)「だがこの力、強い精神力がないと精神が病んでしまうからとても危険な力とも言える」

 

小猫「そんな……!」

 

一誠達はその力の強力さと危険性に驚いている。だが【闇黒剣月闇】は光刃の事を気に入ったらしく、余程のことが無い限りは酷い未来を見せないようにしている(この事はユーリとクロスだけが知っている)

 

光刃(音)「んで、どんな未来だ?」

 

光刃(闇)「……レイナーレによって、アーシアの【神器(セイグリット・ギア)】が抜かれる未来だ」

 

ほぼ全員「ッ!?」

 

一誠「?」

 

それは、起こって欲しくない最悪な未来だった。

 

ユーリ《1番避けたい未来だったな》

 

光刃(闇)(あぁ、だが見えてしまったものはしょうがない。全力でその未来をねじ曲げに行こう!)

 

ユーリ《その意気だ》

 

一誠「……なぁ、【神器(セイグリット・ギア)】を抜かれるとどうなるんだ?」

 

神器初心者の一誠が挙手をして聞いてきた

 

祐斗「……【神器(セイグリット・ギア)】はそれ自体が持ち主の生命力や魂と密接に結びついているんだ」

 

小猫「……それを強制的に【神器(セイグリット・ギア)】を抜き取られてしまった人は…」

 

光刃(闇)「奇跡でも起きない限り、死ぬ」

 

一誠「なっ!?」

 

一誠もその未来の最悪さを理解したようだった。

 

光刃(音)「それじゃあさっさとその未来を変えるために助け出さなければな」

 

光刃(風)「そうだね!またみんなも一緒にゲームしたいだろうし!」

 

クロス「それに、友達を救う事は諦めません!」

 

光刃(闇)「……だな!」

 

そして6人は入口の前に立った。

 

光刃(音)「どうせバレている。ならば派手に入っていっても問題ないだろう」

 

光刃(闇)「という訳で小猫、頼めるか?」

 

小猫「なんで私なんですか…」

 

そう言って不貞腐れる小猫

 

光刃(風)「全てが終わったら満足するまで料理作るのにな〜!」

 

小猫「わかりました任されます」

 

光刃(風)の言葉にピクッと反応すると共に行動に移る小猫

 

ユーリ《やはり彼女は食べ物になるとチョロいな…》

 

光刃(闇)(そう言うのはやめてやれユーリ)

 

クロス(小猫さん、その気持ちはわかります…)

 

小猫「じゃあ行きますよ…」

 

そう言って足を少し後ろに下げる小猫

 

小猫「せーのっ!」

 

オォォォォォォォォォン

 

その言葉と共に扉を蹴り飛ばした小猫

 

光刃(闇)(さすがは【戦車(ルーク)】だな)

 

ユーリ《さぁ、ここから気を引き締めて行けよ》

 

光刃(闇)(了解)

 

そう言って教会に入った7人、すると前にはあの時の外道はぐれ神父が待っていた。

 

一誠「フリード!」

 

フリード「やぁやぁ再開ですね〜感動的ですね〜♪って、何か同じ顔が3人いません?3つ子ですかぁ?まっそんなのどうでもいいか♪そんなことよりもテメェら、俺に斬られて欲しいんですわ、だって俺としては二度会う悪魔なんていないと思ってたんすよぉ。ほら俺、メチャクチャ強いんで、一度あったら即コロ♪でしたからねぇ。だからさ〜ムカつくわけ。俺に恥じかかせたテメェらクソ悪魔のクズドモにその邪魔をしたクソ人間がよぉ」

 

そう言ってあの時の剣と銃を構えるフリード

 

クロス「話に聞いていた通り、ヤバい人ですね…」

 

光刃(音)「……安定の思考回路だな…」

 

光刃(風)「やっぱこいつマジないわ!」

 

みんな揃ってフリードの発言に(光刃(風)は表情は崩れないが)嫌気をさしている(声に出したのは3人のみ)。

 

光刃(闇)「じゃあここからは予定通りに……」

 

光刃(風)「俺がこいつを担当するよ!」

 

そう言って光刃(風)が前に出る。

 

光刃(闇)「あぁ、頼んだぞ、(剣斬)!」

 

光刃(音)「俺たちは地下の入口を探そう!」

 

祐斗「わかったよ」

 

小猫「はい!」

 

クロス「わかりました!」

 

一誠「ちょ、なんで地下があるなんて分かったんだよ!」

 

光刃(闇)「俺の【神器(セイグリット・ギア)】が何なのか忘れたのか?イッセー」

 

一誠「え?………あっなるほどな」

 

一誠が納得した所で移動を始める6人

 

フリード「行かせると思ってるんですかぁ?」

 

光刃(風)「行かせるために俺がここに残るの!」

 

そう言ってフリードの前を塞ぐ光刃(風)

 

フリード「そうですかそうですか…じゃあまずお前から斬り殺されろォォォ!!!」

 

そう言って突撃してくるフリードを

 

光刃(風)「よっと!」

 

ヒラリと躱すと、手に緑色のワンダーライドブックを持ち、開いた。

 

猿飛忍者伝!

 

とある影に忍ぶは疾風!あらゆる術でいざ(そうろう)

 

そしてライドスペルによる朗読を終え、ページを閉じると同時にフリードはこちらに向き直る。そして後ろ腰にある【風双剣翠風】を取り出すと、【ハヤテシェルフ】に【猿飛忍者伝ワンダーライドブック】を収めた。すると、周囲に待機音が流れ始める。

 

フリード「おや?前の青いライオンじゃあないんでーすか?」

 

光刃(風)「違うよ!今回は……忍者だ!」

 

そう言い放つと同時に【風双剣翠風】を2本に分けた。

 

〈猿飛忍者伝!〉

〈双刀分断!〉

 

すると光刃(風)は右手の【二刀流モード:()】を肩より上に掲げ、左手の【二刀流モード:(ひょう)】を右手の前に出した

 

光刃(風)「変身!」

 

(いち)の手、手裏剣!〉

 

光刃(風)「ハッ!」

 

そう言うと変身音に合わせて縦に【裏】で振る。

 

()の手、二刀流!〉

 

光刃(風)「ハァ!」

 

そして次は横に【表】【裏】の同時で振る。すると最初に振った斬撃と重なって手裏剣の形となり、光刃(風)の周りを飛ぶ。さらに横振りした際に起きた風が光刃(風)を包み込む。

 

風双剣(ふうそうけん)翠風(はやて)!〉

 

そして包み込んだ風が光刃の姿を変えていき、斬撃の手裏剣が剣斬ヘルムにぶつかると、風が晴れて変身が完了したその姿を現す。

 

翠風(はやて) の巻!甲賀風遁(こうがふうとん)の双剣が!神速の忍術で、敵を討つ!〉

 

剣斬「風の剣士、『仮面ライダー剣斬』!さぁ、どっからでもかかっておいで!」

 

そう言って『仮面ライダー剣斬』はフリードと対面する。その様子を移動しながら見ていた5人は

 

一誠「また別の姿か!」

 

祐斗「今度は忍者とは…種類豊富だね」

 

小猫「もしかして先輩達2人も別の姿に?」

 

光刃(闇)「あぁ、だがそれはまず地下に行ってからだ」

 

光刃(音)「そうだな、とりあえず行くぞ!」

 

そう言って光刃達は地下への道を探…速攻で見つけた。まず光刃(音)が祭壇と思われしき場所から何やら怪しい気配を感じ、それを小猫に伝えたら小猫が速攻で祭壇を殴り飛ばしたのだ。するとすぐに地下へ続く階段が見つかった。

 

光刃(闇)「いや見つかるの早っ!」

 

光刃(音)「ツッコミする暇はないぞ、早く来い!(本体)!」

 

祐斗「ほら行くよ、光刃君!」

 

小猫「早くしてください、先輩」

 

一誠「先に行くぞ!光刃!」

 

ユーリ《さっさと行け光刃》

 

クロス「行きますよ、お兄ちゃん」

 

光刃(闇)「俺に味方はいないのかァァァ!!!

 

そう叫びながら光刃(闇)も地下に向け走り出した。

 

 

 

 〜再び森の中〜

 

森の中にて、リアス先輩と朱乃先輩、そしてミッテルト含む3人の堕天使が殺りやっていた。そこへ

 

光刃(土)「よ、リアス先輩、朱乃先輩」

 

リアス「えっ光刃!?」

 

朱乃「光刃君ならイッセー君たちとカチコミに行くと思っていましたのに」

 

森の中から光刃(土)が現れた。あまりにも突然だったので互いは一時的に収まった。突然来た事に驚くリアス先輩と朱乃先輩、そして(何故人間がここに?)という堕天使達。というか朱乃先輩がカチコミって言葉使うのかなりレアだな

 

光刃(土)「教会の方は問題ないです、なんでこっちのお掃除を手伝い来ました」

 

リアス「そう」

 

朱乃「あらあら、光刃君が言うのなら安心できますわね」

 

するとさっきまでリアス先輩達と殺りやっていた堕天使が3人こちらへやって来た

 

女堕天使「下等な人間ごときが私たちを掃除?聞き捨てならないわね」

 

男堕天使「死んでもらおうか!」

 

3人は光刃の発言に激怒している。

 

光刃(土)「ということで、こっからは俺も混ざります」

 

そう言って光刃は体の向きを堕天使達へ

 

カラワーナ「あら?この私『カラワーナ』に適うとでも?」

 

ドーナシーク「この『ドーナシーク』が人間ごときがやられるとでも思っているのか?」

 

そう言って構える2人

 

光刃(土)「百聞は一見にしかず…ってことで」

 

そう言うと光刃(土)は左手で灰色のワンダーライドブックを取り出すと、片手でページを開いた

 

玄武神話!

 

かつて四聖獣の一角を担う強靭な鎧の神獣がいた…

 

ライドスペルによる朗読が終えた後、ページを閉じて右手で支えている【土豪剣激土】の【ゲキドシェルフ】に収めると、待機音が流れ始め、背後に巨大なワンダーライドブックが落ちてきた。

 

ミッテルト「なんすか?それは」

 

ドーナシーク「【神器(セイグリット・ギア)】では無いようだな」

 

カラワーナ「おもちゃ遊びなら付き合わないわよ?」

 

光刃(土)「見てりゃ嫌でもわかるぞ」

 

そう言って光刃(土)は【土豪剣激土】の【ゲキドトリガー】を引いた

 

〈玄武神話!〉

 

すると背後の巨大なワンダーライドブックが開くと、そこから大量の岩が現れると光刃(土)の周りを回っていく。それと一緒に光刃(土)も【土豪剣激土】を肩に担ぐ

 

光刃(土)「変身!」

 

そう言うと回っていた岩の一部が光刃(土)の前に六角形の模様をした壁として現れる

 

光刃(土)「ハァァァ!」

 

それに向けて迷いなく両手で持った【土豪剣激土】を真上から振りおろす

 

〈一刀両断!〉

 

するとその一撃は壁を貫き、斬撃波も飛んでいく。そして壁の残骸はそれぞれ六角形の形でバラバラとなって光刃(土)の周りに浮いている。するとその破片達は光刃(土)の体に纏わり始めると、鎧のようになっていく、そして最後の1つがぶつかるとその破片は弾け飛び、そこから変わった姿があらわになる。

 

〈ブッた斬れ!ドゴ!ドゴ!土豪剣(どごうけん)激土(げきど)! 〉

 

そして最後に放った斬撃波がバスターヘルムにぶつかり、変身が完了する。

 

〈激土重版!絶対装甲の大剣が、北方より!大いなる一撃を叩き込む!!〉

 

バスター「土の剣士、『仮面ライダーバスター』。改めてここからは俺も混ざらせてもらう!」

 

『仮面ライダーバスター』が本隊に支障をきたさないため、ミッテルト含む3堕天使の前に現れた。

 

リアス「また違う姿、そして今回はベルトじゃないのね」

 

朱乃「あらあら、あの剣の一撃はとんでもなさそうですわね」

 

ミッテルト「ふん!人間ごときが、姿を変えた所で私たちの相手になるはずないっす!」

 

バスター「やってみなきゃ分からないぜ?行くぞ!」

 

そう言ってバスターは剣を構えて突撃した。

 

 

 

 〜地下グループ〜

 

階段を降りると、そこにはまた扉があったのでそれを小猫がまた蹴り飛ばした。するとそこには超大勢の神父達、そして奥にある十字架に縛られているアーシアとその傍にレイナーレがいた。

 

一誠「アーシア!」

 

クロス「アーシアさん!」

 

アーシア「イッセーさん…クロスさん…それに、光刃さんも!…って2人!?」

 

レイナーレ「御機嫌よう、悪魔共。そして……ってあら?ただの人間?しかも同じ顔?ここに何の用で?」

 

光刃(闇)「もちろんアーシアを助ける為だが?」

 

そう言って光刃(闇)は【闇黒剣月闇】を抜刀した

 

レイナーレ「その剣は…貴様、まさかっ!」

 

光刃(闇)「改めて、あん時の公園ぶりだな、レイナーレ!」

 

光刃は剣先をレイナーレに向ける

 

レイナーレ「くっ!あの時の恨み、晴らしておくべきか!……っと言いたいところだけど、今は儀式の途中だから後でにしておくわ」

 

光刃(音)「さすがに今の状態では引っかからないか」

 

クロス「やっぱりこの中を突っ切っていくしかないですね」

 

光刃(闇)「じゃあ俺は突撃して行く、イッセーも来るだろ?」

 

そう言って光刃(闇)は剣を構え直す

 

一誠「あぁ、もちろんだ!」

 

そう言って【龍の手(トゥワイス・クリティカル)】を出し、光刃(闇)に並ぶ一誠

 

光刃(音)「なら俺はその他大勢を担当しよう」

 

そう言って1歩前に出る光刃(音)

 

祐斗「僕も手伝うよ」

 

小猫「先輩達は先へ」

 

祐斗と小猫も光刃(音)の横に並ぶ

 

光刃(闇)「じゃあまず俺からだ」

 

そう言って光刃(闇)は左手にワンダーライドブックを取り出して片手で開く

 

ジャアクドラゴン!

かつて、世界を包み込んだ暗闇を生んだのは、たった1体の神獣だった…

 

ライドスペルによる朗読が終えた後、ページを閉じて【闇黒剣月闇】の【ジャガンリーダー】に読み込ませた

 

〈ジャアクリード!〉

 

すると背後に巨大な【ジャアクドラゴンワンダーライドブック】が現れ、周囲に待機音が響く

 

「な、なんだあれは!」

 

「これも【神器(セイグリット・ギア)】なのか!?」

 

「クソ!この悪魔共め!」

 

モブ共がなにか言っているが無視無視

 

一誠「おぉう、なんか悪そうな雰囲気が出てんな」

 

光刃(闇)「ダークヒーローみたいって言えよ」

 

そして【ジャアクドラゴンワンダーライドブック】を【邪剣カリバードライバー】に装填すると、両手で持った【闇黒剣月闇】の柄頭【エングレイブヒルト】で真上から【邪剣カリバードライバー】の【ライドインテグレター】に打ち込んだ

 

闇黒剣(あんこくけん)月闇(くらやみ)!〉

 

すると装填したワンダーライドブックと背後の巨大なワンダーライドブックのページが開いた。そして【闇黒剣月闇】を顔が見えるように少し横に傾けた

 

光刃(闇)「変身!」

 

すると背後の巨大なワンダーライドブックから【邪龍ジャアクドラゴン】が現れると、光刃(闇)の周りを飛んで紫色のオーラを包み込ませる。そして光刃(闇)は【闇黒剣月闇】を縦に振り、斬撃波を前方に飛ばした

 

Get(ゲット) go(ゴー)under(アンダー) conquer(コンカー)than(ザン) get(ゲット) keen(キーン)!(月光!暗黒!斬撃!)ジャアクドラゴン!〉

 

するとその姿を変わっていく。そして戻ってきた斬撃波がカリバーヘルムにぶつかると、オーラが晴れてその姿を現した。

 

〈月闇翻訳!光を奪いし漆黒の剣が、冷酷無情に暗黒竜を支配する!〉

 

カリバー「闇の剣士、『仮面ライダーカリバー』!さぁ、アーシアを返してもらうぞ!」

 

そう言ってカリバーは神父の群れに突っ込んで行った

 

一誠「ちょ、待てよ!光刃!」

 

一誠も少々遅れたが、光刃と共に突撃した。

 

祐斗「全く、神父達の相手をするって言ったのに」

 

祐斗は苦笑いを浮かべている

 

光刃(音)「最初に突撃してきやがって、はぁ…」

 

そう言って光刃(音)は手を頭に当てた

 

クロス「自分(スラッシュ)が別の自分(本体)に向けてため息をついてる…」

 

クロスは珍しい光景を目の当たりにしてそのまま言った

 

小猫「そんなことよりも、こっちにも来てますよ」

 

小猫はそう言って構えをとった。小猫の声に我に返った3人は、それぞれ行動を起こす。

 

祐斗「そうだね、じゃあ僕達も行こうか」

 

そう言うと祐斗は手に持っていた剣を抜いた。

 

光刃(音)「そうだな。クロス、こっちに来るか?」

 

そう言ってクロスに顔を向ける光刃(音)

 

クロス「はい、一緒に戦いましょう!」

 

そう言うとクロスは光の球(イマジンのアレと同じ奴)になり、光刃(音)の左腰にある【音銃剣錫音】の【スズネソウル】に入った

 

祐斗「一体今のは?」

 

小猫「クロスちゃん?」

 

光刃(音)「時間があったら説明する。だから今はパスで」

 

クロス〈さぁ、久しぶりに行きましょう!〉

 

光刃(音)「了解」

 

そう言うと光刃(音)はワンダーライドブックを左手に出して、片手で開いた。

 

ヘンゼルナッツとグレーテル!

とある森に迷い込んだ、小さな兄妹のおかしな冒険のお話…

 

祐斗「あれはあの時の…」

 

小猫「お菓子の本!」キラキラ

 

光刃(音)「お菓子の本って、まぁそうなんだけど。ははは…」

 

ライドスペルによる朗読が終えると小猫の発言とその視線に苦笑いを浮かべながらも人差し指でページを閉じ、右手で左腰の【音銃剣錫音】を手に取り、逆手で抜くと自分の前に腕を出した。そして【ヘンゼルナッツとグレーテルワンダーライドブック】を逆さにして【スズネシェルフ】に収めると、待機音が響くと同時に背後に巨大なワンダーライドブックが現れる

 

「こっちもか!」

 

「なんなんだこいつらは!」

 

「だが数ではこちらが上だ!」

 

こっちでもモブ共がなにか言っているが同じく無視無視

 

祐斗「なんかこの雰囲気に合わない音楽が流れているんだけど」

 

光刃(音)「気にしたら負けだぞ」

 

祐斗「……そうなんだ」

 

そして光刃(音)は【音銃剣錫音】を竹刀を持つように構え直すと、【スズネトリガー】を引いた

 

ヘンゼルナッツグレーテル!

 

【音銃剣錫音】にセットされていたワンダーライドブックが開くと同時に背後の巨大なワンダーライドブックも開く、するとそこから大量の大きなお菓子が出てくる。そして光刃(音)は右手を頭と同じ高さにまで持っていくと腕を引き、左腕は手を開いて前に突き出した。

 

銃剣(じゅうけん)撃弾(げきだん)

 

光刃(音)「変身!ハッ!」

 

そう言うと引いた腕を突き出し、刺突をする。するとそれは斬撃波となって前方に飛んで行った。そして出てきたお菓子達は光刃(音)の周りを回っていくと桃色のオーラが纏わり始める。

 

銃でGO!GO!否!剣で行くぞ!

 

そして回っているお菓子達が体に、刺突の斬撃波がスラッシュヘルムに当たるとお菓子達は弾け飛ぶ。

 

音銃剣(おんじゅうけん)錫音(すずね)

 

それによって変身が完了した姿が出てきた。

 

錫音楽章!甘い魅惑の銃剣が、おかしなリズムでビートを斬り刻む!

 

スラッシュ「音の剣士、『仮面ライダースラッシュ』。満を持して登場!」

 

アーシアを助けるための道を作るため、『仮面ライダースラッシュ』がここに現れた

 

祐斗「今回はすごく派手だね」

 

小猫「美味しそう…」ジュルリ

 

スラッシュ「さすがにコレは食うなよ小猫、じゃあ行くぞ!」

 

そう言って3人は突撃して行った。

 

 

 

カリバー「邪魔だァァァ!!!」

 

モブ達「ぎゃぁぁぁぁぁ!!!」

 

カリバーは一振で十数名を吹き飛ばし、アーシアに向けてさらに突撃していく

 

一誠「【昇格(プロモーション)】!【戦車(ルーク)】!うらぁぁぁぁぁ!!!」

 

モブ「ぐはぁぁぁ!!!」

 

一誠も負けじと【戦車(ルーク)】に【昇格(プロモーション)】して殴り飛ばしながらカリバーと並んで走る

 

モブ「くそっ遠距離から攻めろ!」

 

そう言ってたくさんの神父共が一誠に向けて光の銃撃していく

 

カリバー「悪いが、やらせる訳には行かない」

 

〈月闇居合!〉

 

カリバー「邪竜(じゃりゅう)喰撃(くうげき)()

 

〈読後一閃!〉

 

そう言ってカリバーは一誠の前に庇い出ると【闇黒剣月闇】を横薙ぎに振り、斬撃波を飛ばす。するとその斬撃波は光を吸収していき、神父共を吹き飛ばす。

 

一誠「悪い、助かった!」

 

カリバー「問題ない、それよりもさっさと助けるために突撃していくぞ!」

 

一誠「おう!」

 

そう言ってカリバーと一誠はさらにアーシアに近ずいて行った。

 

 

 

祐斗「はぁ!」

 

モブ達「ぐわぁ!」

 

祐斗は持つ剣で【騎士(ナイト)】のもつ素早さで周囲にいる多数の神父を吹き飛ばす。

 

小猫「……はっ!」

 

モブ達「ぐほぉ!」

 

小猫は【戦車(ルーク)】のそのパワーで吹き飛ばし、その勢いでその後ろの神父達を巻き込んで吹き飛ばす

 

スラッシュ「ふっ!」

 

モブ「ぐあぁ!」

 

クロス〈横来ます!〉

 

スラッシュ「おぅ!」

 

モブ「馬鹿なぁ!」

 

スラッシュは【音銃剣錫音】の短剣という機動力の高さで神父を軽く薙ぎ払っていく。死角からの攻撃は元からあった気配察知の力と何故か高くなった聴覚、そしてクロスからの援護のおかげで一切の攻撃を受けていない。

 

スラッシュ「とりあえず1発かますか」

 

ヘンゼルナッツとグレーテル!イェーイ!

 

スラッシュ「スラッシュ・音・The・チョッパー!

 

錫音音読撃!イェーイ!

 

そう言ってスラッシュは数名の神父達をまさに『切り捨て御免』の如く斬っていった

 

スラッシュ「ふぅ」

 

祐斗「でもさすがに数が多いね」

 

小猫「キリがありません」

 

クロス〈果てはあるんでしょうか〉

 

そう言って3人は背中を合わせる

 

スラッシュ「だが、まだまだ行くぞ!」

 

そう言ってスラッシュが突撃する

 

 

 

 

 

カリバー「どけぇぇぇぇぇ!!!」

 

一誠「うぉぉぉぉ!!!」

 

モブ共「うわぁぁぁ!!!」

 

神父の群れを突っ切っていき、十字架にまでもう少しということまで来ていた2人、これでアーシアを助けられると思っていた

 

レイナーレ「へぇ、なかなかやるじゃない。でも残念ね坊や達……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

時間切れよ!

 

アーシア「いやぁぁぁああああああああああああっ!!!

 

カリバー「ッ!アーシアァァァァァァ!!!」

 

だがしかし、現実は甘くなかった…。




[残りライフ×777]
うぅ、なんかライフの減り方が異様な気がする…
エボルト「んな事知るかよ」
こりゃあそろそろアレを作るしかないかな…
エボルト「アレ?」
気にすんな、こっちの話だ
エボルト「あっそ」
それと今回も見ていただきありがとうございます
エボルト「今回1番キツかったことは?」
珍しく真面目な質問だな…。やっぱ文字のカラー入れかなぁ
エボルト「というと?」
いやぁー、写真を見ながら色を決めてるから「しっくり来ない!」となると何度も何度も頭を悩ませる作業を繰り返してたから
エボルト「なるほどなぁ〜」
正直に言うと【音銃剣錫音】のカラーリングは難しかったね、主に文字の見やすさで
エボルト「意外と色々と考えてんだな」
意外って酷くね?まぁ色々と考えてるよ。あ!そうだ!
エボルト「なんだ?」
他のハーメルン作品を見てて思ったんだけど
エボルト「おう」
アルトリアさんの相手に関するアンケートを取ろうと思います
エボルト「唐突だな」
まぁただの思いつきだし、最終的には全ては読者達の意見を見て決めることだし
エボルト「ほぅ、んで内容は?」
アルトリアさんの相手はエミヤにするか、光刃にするかって事です
エボルト「んでもしも光刃になったらどうすんだ?」
また頭の中で構成を書き換えるよ
エボルト「そうか、まぁ頑張れ」
…今日は珍しく優しいな。あと、『神父達が多くね?』って言う人がいると思いますから先に言っておきます。アニメも漫画も見てないのでどんくらいいるのか分からない!なので勘で書きました!
エボルト「まぁそれは仕方ないな」
さて次回予告!『ユウキが可愛い』さん!見ていますか!リクエスト通りに出しますよ!改めて次回、【悲しき別れ、邪王降臨】
エボルト「珍しくタイトルは決めてんのな」
俺もたまには思いつくよ、では皆さん!チャ「ちょいと待った!」……まさかとは思うが聞こう、また感想からか?
エボルト「Exactly!という事でこれを見ろ」
ん?…『ヨクモルガンサマヲアテレタナ...。ウラヤマシイ...。エボルト、バーチカルギロチンの要領であくうせつだん...!!』……完全に俺のせいじゃねぇか!
エボルト「そうだ!フハハハハハハハ!!!」
くそう、うざってぇ笑い方しやがって
エボルト「まぁ、俺は『あとがきはなんでもOK』の力で出来るは出来るが、ここは1つ上乗せしとくか」
ゑ?
光刃「というわけで来た」
おいぃぃぃぃ!!!
エボルト「という訳で合わせろよ?主人公」
光刃「そっちこそ、合わせろよ?」
〈月闇!既読!最光!既読〉
エボルト「いでよ!パルキア!ウルトラマンエース!」
パルキア「パルルルァ!」
A「デュアアア!!!」
なぁにこのメンツ☆
〈月闇!最光!クロス斬り!〉
〈最光!〉
光刃「バーチカルギロチン!」
A「デュアアア!!!」
ぎゃぁぁぁぁ!!!(作|者)
〈月闇!〉
光刃「あくうせつだん!」
エボルト「パルキア!あくうせつだん!」
パルキア「パルルルァ!」
!!!(作者だった物)
光刃「さらに光と闇が交わりて、カオスの渦が生まれる!」

[GAME OVER]
エボルト「おぉ、全て吸い込んで行きやがった」
光刃「こんなんでいいんだろ?」
エボルト「上出来だ」
光刃「じゃあ改めて読者の皆様方」
エボルト「また次に会う時まで」
「「チャオ!」」


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第10話 〜悲しき別れ、邪王降臨。〜

前回の出来事
・光刃、増殖してカチコミに参加する
・そして4人全員変身をする
・アーシアさん救出が間に合わなかった

[残りライフ×753]
作者「無に返されるとは思いもしませんでした」
光刃「減りが…少ない…だと!?」
作者「やられる寸前にアスカロン使ったんだよ、それでも逝ったけどさ」
光刃「チッ」
作者「おいコラ、今聞こえたぞ、舌打ち聞こえたぞコラ」
光刃「2回も言うな」
作者「ちなみに前回、界時抹消!を使わなかったのは単に忘れていたからです!」
光刃「何やってんだか…」
作者「そしてこの『前回の出来事』を書くことも忘れてました!」
光刃「おいこらてめぇ!」
作者「そして最近知ったけどさ、光の銃って無音なんだね!」
光刃「ほんと何やってんだテメェ!」
作者「またやっちまったよチクショウ!」
イクサ「ならばその命、神に返しなさい!」
作者「アイエエエエ! 753!? 753ナンデ!?」
光刃「ライフの残りの数の問題じゃね?知らんけど」
作者「うっそーん…」
〈イ・ク・サ・カ・リ・バ・ー・ラ・イ・ズ・アッ・プ〉
イクサ「ハァァァァ!!!」
作者「ぐほぉぁぁぁああ!」
〈GAME OVER〉
光刃「お、死んだか死んだか………っていうか名護さんの声で何やってんだ?エボルト」
エボルト「おおう、バレちまったかぁ!」
光刃「俺の気配察知の力は下がってねぇんだから分かるわ」
エボルト「そうかぁ、まっ俺はもう用がないから去るぜ。チャオ!」
光刃「………何しに来たんだ?アイツ。まぁ手間が省けたからいいけどよ。あと読者の方々、今回の文字数はこの小説の最高記録更新だ」(2021/09/09)


場所・聖堂

 

剣斬「はぁ!たぁ!」

 

剣斬はフリードを二刀流モードの【風双剣翠風】で責め立て、押していく

 

フリード「ぐっ!うぜぇんだよぉぉお!」

 

剣斬「おっと!」

 

フリードが咄嗟に放った銃弾を剣斬は後ろにバック宙をして躱した。

 

フリード「あー本当にウザイ、どうして1擊も当たってくれないんですかねぇ!!!」

 

剣斬「そりゃあお前じゃ俺との格が違うんだよ格が!」

 

そう言って再び攻撃する為に駆ける剣斬

 

フリード「ふざけるなぁぁぁあ!」

 

再び銃撃するフリードだが、今度は【風双剣翠風】で全て斬り落とされる。

 

剣斬「たぁ!」ドガッ

 

フリード「いたーい!」

 

そして蹴り飛ばすと

 

剣斬「これで決めるよ!」

 

そう言って【ハヤテシェルフ】のワンダーライドブックを外すと、【シンガンリーダー】に読み込ませる

 

〈猿飛忍者伝!ニンニン!〉

剣斬「疾風剣舞・二連!

〈翠風速読撃!ニンニン!〉

 

剣斬「はぁぁぁあああ!!!

 

そう言って剣斬は再び突撃する

 

フリード「こんなところでやられるのは嫌だし、これは逃げるが勝ちってやつっすね。てわけでバイチャラバ!」

 

そう言ってフリードは地面に向けて何かを投げる。するとそこから激しい光を放った

 

剣斬「うわっ!」

 

思わずのことが起こり、足を止める剣斬。気がついた時には既にフリードの姿は消えていた

 

剣斬「あー!逃げられたー!くーやーしーいー!」

 

そう言って剣斬はその場に地団駄した。そして数分後

 

剣斬「って、それよりもみんなの所に行かなきゃ!」

 

そう言って剣斬も地下に向かって走り始めた

 


〈 界時抹消!〉

↓教会地下・前回の続きから↓

〈 再界時!〉


 

アーシア「いやぁぁぁああああああああああああっ!!!

 

カリバー「ッ!アーシアァァァァァァ!!!」

 

アーシアの悲鳴とカリバーの叫びが地下を木霊する。その途中でアーシアの胸が緑色の光を放つと共にそこから2つの指輪が出てきた。

 

レイナーレ「【聖母の微笑み(トワイライト・ヒーリング)】……ついに私の手に!!!」

 

ユーリ《まさか……ここまで来て間に合わなかったというのかっ!》

 

カリバー「ッ!クソがァァァァァア!!!」

 

そしてさらに増して突撃していくカリバー

 

モブ「奴を止めろ!」

 

カリバー「邪魔をするなぁぁあ!!!」

 

そう叫びながら【邪剣カリバードライバー】のワンダーライドブックを抜き取り、神父達の攻撃を躱し、吹き飛ばしながら【ジャガンリーダー】に3回押し当てる

 

〈必殺リード!必殺リード!!必殺リード!!!ジャアクドラゴン!〉

 

カリバー「邪竜激震斬!

 

〈月闇必殺撃!習得三閃!〉

 

カリバー「うらぁぁぁぁ!!!

 

モブ共「ぐわぁぁぁぁ!!!」

 

左から右へと横薙ぎに振られて前方へ放たれた斬撃波は、巨大な【邪竜ジャアクドラゴン】を思わせる姿へと変わり、不規則に突撃して神父達を飲み込んでいく。そしてそれと同時にアーシアへと続く道ができる

 

カリバー「イッセー!一緒に来い!」

 

一誠「おう!」

 

一誠は近くの神父を殴り飛ばすと、カリバーと共にアーシアの元へと駆けた。

 

レイナーレ「これさえあれば私は愛を…頂けるわ…」

 

そして緑色の光を放つ指輪はレイナーレの中へと吸い込まれた。

 

レイナーレ「これよ!これで私は……あの人の至高の堕天使になる事が出来る!」

 

2人「「アーシア!!!」」

 

その直後に2人はアーシアとレイナーレの元へ到着した

 

レイナーレ「ここまでたどり着いたご褒美よ」(パチンッ!)

 

そう言ってレイナーレは指を鳴らすと、アーシアを縛っていた鎖が解け、十字架から落ちてくる

 

カリバー「なっ!アーシア!」

 

それをカリバーが落下地点にさらに移動して、変身を解き、受け止めて抱きしめる。

 

光刃(闇)「アーシア……」

 

アーシア「こ…光刃…さん…」

 

そう言ってアーシアは再び気絶してしまう。

 

レイナーレ「目的の物は手に入ったからもうこの子は用済みよ。だから好きにするといいわ」

 

一誠「っふざけんな!!アーシアの【神器(セイグリット・ギア)】を元に戻せ!!!」

 

レイナーレ「はぁ?バカ言わないで。私は上を欺いてまでこの計画を進めたのよ?残念ながらあなた達はその証拠になってしまうの。でもいいでしょう?3人仲良く消えるんだから」

 

叫ぶ一誠をレイナーレは鼻で笑った。そしてレイナーレは槍を生成し一誠と光刃へと向ける

 

一誠「……初めての彼女だった…」

 

レイナーレ「え〜とても初々しかったわ。女を知らない男の子はからかい甲斐があったわ」

 

一誠の消えそうな声にもバカにする声で答える。

 

一誠「大事にしようと思ったんだ…!」

 

レイナーレ「うふふ♪ちょっと困った顔をすると即座に気を使ってくれたわね〜。でもあれ全部わざとそうゆう風にしてたのよ。だって慌てふためく貴方の顔がとっても可笑しいんですもの!」

 

そして光刃(闇)も、顔を上げてレイナーレを見る

 

光刃「一誠はな!お前のことが本当に好きで念入りにプランを考えてたよ!俺に話す時にも絶対にいいデートにしようと思っていることが感じられた!」

 

レイナーレ「アッハハハハ!そうね!とても王道なデートだったわー。お陰でとってもつまらなかったけどね」

 

一誠「夕麻ちゃん…!」

 


〈 界時抹消!〉

↓一方、森の中では↓

〈 再界時!〉


 

堕天使達からの雷の攻撃が飛んでくる

 

朱乃「ふっ!」

 

バスター「よっと!」

 

それをバスターは【土豪剣激土】で、朱乃先輩は障壁を貼って防いだ。

 

ミッテルト「まだやってくれんじゃん」

 

カラワーナ「その程度の障壁いつまでもつか」

 

ドーナシーク「貴様らが貼った結界が仇になったな」

 

そう言って木の上に佇む3人の堕天使

 

ミッテルト「あ、それとも結界解いて逃がしてくれちゃう?ノノノーン。ウチらがアンタらを逃がさないっす。あんたらの下僕達も今頃ボロカスになっているだろうしね〜。特にほら、レイナーレ姉様にゾッコンだったあのエロガキ!あいつなんてとっくに「イッセーを甘く見ないことね。」あん?」

 

リアス先輩の言葉に話すのを止めるミッテルト

 

リアス「あの子は、私の最強の【兵士(ポーン)】だもの。」

 

そう言いリアス先輩は相手の顔を見る

 

バスター「まぁいつもはエロガキというのは悲しいが認める。だがアイツは必ず、リアス先輩にとっての1番の最強の切り札(ジョーカー)になる奴さ!」

 

そう言ってバスターは【ゲキドシェルフ】にあるワンダーライドブックを一旦外すと、【シンガンリーダー】に接触させる

 

〈玄武神話!ドゴーン!〉

 

すると待機音が流れ始め、【土豪剣激土】に土が集まってくる。

 

ミッテルト「な、なんか不味くないっすか?」

 

ドーナシーク「一旦距離を取るぞ!」

 

カラワーナ「ええ!」

 

その言葉と共に3人が飛び立つ

 

バスター「大断断!

 

〈激土乱読撃!ドゴーン!〉

 

バスター「おぅらぁぁぁぁあああ!!!

 

その直後、バスターは振り下ろした。が、振り下ろされる前に動いたので3人は回避することが出来た。

 

バスター「ちっ!躱されたか!」

 

朱乃「あらあら、木が縦に真っ二つですわ」

 

ミッテルト「今のは危なかったっすね。でも簡単にやられるなんて舐めてもらっちゃ困るっすよ!」

 

そう言って堕天使3人は攻撃を再開した。

 


〈 界時抹消!〉

↓再び地下へ↓

〈 再界時!〉


 

レイナーレ「『夕麻』、貴方を『夕』暮れに殺そうと思ったからその名前にしたのよ、中々素敵でしょ?なのに死にもしないで悪魔になったと思ったら、こんなブロンドの彼女を作っちゃって…酷いわ酷いわ!一誠君ったら〜!しかも2人一緒にあのクソ面白くもないデートに誘ったのかしら〜?あ、でも田舎育ちの小娘には新鮮だったかもね〜、こんな楽しかったのは生まれて初めてですぅ〜とか言ったんじゃない?アッハハハハ!!!」

 

言いたい放題のレイナーレに、ついに一誠、そして光刃(闇)の怒りが頂点に達した。

 

2人「「レイナーレェェェェェェェエエエ!!!」」

 

レイナーレ「腐ったガキが気安くその名を呼ぶんじゃないわよ!!!汚れるじゃない!!!」

 

そう言いながらレイナーレは一誠達に向かって槍を突き刺そうとした。が、2人は躱して逃げの選択を取った。

 

モブ「奴らを逃がすな!」

 

ユーリ《光刃!俺を信じてそこへ突っ込め!》

 

光刃(闇)「(何かあるんだろ?信じてるぜ!)イッセー、何があっても絶対に止まるなよ!」

 

一誠「ッ!わかった!」

 

そして神父達は道を塞ぐが、2人はお構い無しに突っ込んでくる。

 

ユーリ《当たり前だろ?何故なら…》

 

祐斗「はっ!」

 

モブ「ぐぁぁぁああ!!!」

 

小猫「えい!」

 

モブ「ごぁぁぁ!!!」

 

 

スラッシュ「そこだ!」

 

モブ「ぐふっ!」

 

ユーリ《お前には頼れる仲間がいるんだからな》

 

一誠「木場!小猫ちゃん!別の光刃!」

 

祐斗「イッセー君!!!逃げろ!!!僕と小猫ちゃんと別の光刃君とで道を塞ぐ!!!早く行くんだ!!!」

 

小猫「……早く逃げて」

 

そして2人は迎撃し、スラッシュは2人の走る道の前に立つと再び【スズネシェルフ】にあるワンダーライドブックを外すと、再び【シンガンリーダー】に読み込ませる。

 

ヘンゼルナッツとグレーテル!イェーイ!

 

スラッシュ「ビート・ロリポッパー!

 

錫音音読撃!イェーイ!

 

スラッシュ「くらえ!

 

モブ「ぎゃぁぁぁぁ!!!」

 

そう言って放たれた数発弾丸は、クッキーやチョコ等のお菓子のエフェクトを出しながら神父達を葬った。

 

スラッシュ「道は作った!その道を走れ!」

 

一誠「助かった!」

 

光刃(闇)「行くぞ!」

 

そして2人はスラッシュを追い抜いて走っていった

 

スラッシュ「……クロス、お前も行け」

 

クロス〈え!?でっでも……〉

 

スラッシュ「友達なんだろ?」

 

クロス〈……はい!〉

 

するとクロスは【音銃剣錫音】の銃口に移動する

 

スラッシュ「よし、行ってこい!」

 

そう言ってスラッシュは光刃(闇)のとある場所に向けて銃弾を放った。そしてその銃弾は途中で光の球に変わると【闇黒剣月闇】の【クラヤミシェルフ】に当たって中に入った

 

スラッシュ「……頑張れよ、クロス」

 

モブ「くらぇぇぇええ!!!」

 

スラッシュ「ふっ!」

 

モブ「ゴハッ!」

 

そう言ってスラッシュは再び神父達を迎撃していった。だがその時

 

モブ「もらったぁぁぁああ!!!」

 

祐斗「小猫ちゃん!」

 

小猫「!」

 

小猫の後ろから神父の剣が当たりそうになる。だがそれを止めようにも小猫から2人の距離は遠い

 

モブ「悪魔よ死ねぇぇぇ!!!」

 

そう言って振り下ろされていく光の剣、小猫は思わず目を瞑る。祐斗は助けようと動くが、周囲の神父達が多すぎて動けないでいる。そしてスラッシュは一瞬見たが、その後構わずに神父達を攻撃する。だって()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

???「疾風剣舞・回転!

〈翠風速読撃!ニンニン!〉

 

モブ「ぎゃぁぁぁぁ!!!」

 

振り下ろされる剣は当たること無く、大きな手裏剣が振り下ろす途中の神父を襲う、小猫はいつまでたっても光の剣で斬られない事を不思議に思いながら目を開けると…

 

剣斬「無事だよね!小猫!」

 

そこには剣斬が立っていた。

 

小猫「は、はい」

 

剣斬「なら良かった!」ポンッ

 

小猫「にゃっ!?」

 

剣斬は小猫の無事を確認すると頭に手を乗せた。するとそこにスラッシュがやって来る

 

スラッシュ「そっちはどうだった?剣斬」

 

剣斬「ごめん!逃げられた!」

 

スラッシュ「そうか、だが今はこの数をやるぞ!」

 

剣斬「うん!ついでにギアもあげていこう!」

 

そう言って剣斬は手を頭から離して、別のワンダーライドブックを取り出す

 

こぶた三兄弟!

とある三兄弟が繰り広げる、お家を守る戦いの物語…

 

スラッシュ「そうだな」

 

ブレーメンのロックバンド!

とある戦いを強いられた動物達が奏でる、勝利の四重奏…

 

小猫「……戦い?この2つって戦うお話だっけ…」

 

小猫が何か言っていたが2人は気にせず表紙を閉じた。その時ふと剣斬が聞いた

 

剣斬「……思ったんだけど、そのワンダーライドブック使ったら「何も聞くな、俺もそうなる予感しかないが使うんだ」アッハイ」

 

スラッシュは無理やり言葉をさえぎった。そしてその際、剣斬の口角が元に戻った

 

剣斬「……小猫、隣の俺が今から何があっても気にするなよ?」

 

小猫「は、はい」

 

剣斬が額に手を当てながら言う言葉に小猫も返事をした。

 

小猫「……というかいつの間にか口調戻ってますね」

 

剣斬「あ、本当だ。まぁ今更だな」

 

そう言いながら剣斬は仕切り直して【手裏剣モード】から【一刀流モード】に切り替えるとワンダーライドブックを【ハヤテシェルフ】に収め、【ハヤテトリガー】を引く

 

〈こぶた三兄弟!〉

するとスラッシュの背後に巨大なワンダーライドブックが降りてくると開き、そこから『こぶた三兄弟』が現れる

 

剣斬「さぁ、行くよ!」

 

〈風双剣翠風!〉

 

剣斬の言葉に3匹は頷くと、そして左腕にくっ付き装甲が追加される。

 

剣斬「よし、こっちはOKっと」

 

小猫「ちょっとだけ、可愛いぶたさん達を見れました」

 

そう言って構える剣斬と変身の様子を見て呟く小猫

 

スラッシュ「なら次は俺だ」

 

そしてスラッシュはワンダーライドブックを閉じて【銃奏モード】のままの【スズネシェルフ】に収め、【スズネトリガー】を引く

 

ブレーメンのロックバンド!

 

するとスラッシュの背後に巨大なワンダーライドブックが降りてくると開き、そこから4匹の楽器を模した動物が現れる

 

銃剣(じゅうけん)撃弾(げきだん)

 

スラッシュ「よし、来い!」

 

すると4匹もスラッシュの言葉に頷くと、左肩から腕にかけて装着される

 

剣で行くぜ!NO!NO!銃でGO!GO!BANG !BANG!

 

スラッシュ「Foooooooooooooo!!!!!!

 

音銃剣(おんじゅうけん)錫音(すずね)

 

スラッシュ「ここからは!俺の!最高のサウンドでいくぜぇぇぇーーー!!!」

 

剣斬「……やっぱり」

 

スラッシュの豹変に剣斬は頭を抱えてしゃがんだ

 

「な、なんだこいつ!」

 

「急に性格が変わったぞ!」

 

「これも悪魔の仕業なのか!?」

 

 

祐斗「こ、光刃君?これは……」

 

小猫「……先輩?なんかテンションが上がってるみたいなんですが…」

 

神父達は突然の事で狼狽え、いつの間にかここに着いていた祐斗と小猫は驚いて剣斬に質問した

 

剣斬「……理由は不明だけど、あのワンダーライドブックを使うとああなるみたいなんだ。はぁ……」

 

祐斗「へ、へぇ……」

 

小猫「そ、そうですか……」

 

剣斬の落ち込みによって祐斗達も同情の目を向けられる

 

スラッシュ「俺のイカしたサウンドを聞かせてやるぜぇぇぇえええ!!!」

 

そう言ってスラッシュは銃撃しながら未だに困惑している神父達へ突撃していった

 

剣斬「……俺達も行くかぁ」

 

祐斗「……だね」

 

小猫「……はい」

 

剣斬は立ち上がって突撃し、2人も後ろを追っていった

 

 


〈 界時抹消!〉

↓聖堂へ移動した3人↓

〈 再界時!〉


 

聖堂へ着くと、アーシアを長椅子に横たえさせた。そしてオーブニカを右手で持ち、左手は胸骨の中央に添える

 

一誠「光刃…何する気だ?」

 

光刃(闇)「気休めだが、延命を試みるだけだ。コレ(オーブニカ)はただのお守りに祈るようなもんだけどな…。さて、やるぞ……!」

 

そして左手に【光剛剣最光】の力を送り、アーシアに注ぎ込む。一誠は光刃(闇)の手から出た光に一瞬目を見開いたが、今はそれどころじゃないと意識を戻す

 

ユーリ《ぐっ!これは…やはり生命力がほとんど【聖母の微笑み(トワイライト・ヒーリング)】に持っていかれてしまっている……亡くなるのは時間の問題だ》

 

光刃(闇)(うぐっ…何とかならないのかユーリ!)

 

ユーリ《無理だ。だがそうだとしても諦めないのがお前だろ?》

 

光刃(闇)(その通りだ!)

 

すると、アーシアが目を開けた。しかし目からはもう命が少ないと感じさせられた。その時、アーシアが目を覚ました事に気がついたのか【闇黒剣月闇】からクロスが出てきた

 

クロス「アーシアさん!」

 

アーシア「クロス…さん…イッセー…さん…それに…光刃さんも……」

 

そしてアーシアは光刃(闇)の右手を掴んで握った

 

光刃(闇)「アーシア…」

 

光刃(闇)はその右手に『オーブニカ』を握らせ、そしてその上から握り返した

 

アーシア「光刃さん…これは…?」

 

光刃「俺のお守り、そして大切な宝物だ」

 

アーシア「宝…物…」

 

光刃「あぁ…」

 

するとアーシアは幸せそうな顔をして話し始める

 

アーシア「私…少しの間だけでも…お友達が出来て…幸せでした…」

 

一誠「何言ってんだよ!少しの間なんかじゃない!アーシアと俺達はずっと友達だ!これから先も、ずっと……!!」

 

そう言ってアーシアの右手を上から手を掴む

 

クロス「そうです!私はまだアーシアさんと一緒遊びたいんですよ!次は、カラオケとかボーリングとか……!」

 

クロスも一誠と同じようにアーシアの右手を掴む

 

光刃(闇)「お前にはまだ一緒に居て欲しいやつがいるんだよ!だから……生きてくれよ……」

 

そう言いながら光刃(闇)の握る手は少しづつ強くなっていく。目には涙が溢れ始め、今にもこぼれそうになっている。

 

アーシア「わた…しのために……泣いて…くれ…るん…ですか?」

 

光刃(闇)「……当たり前だろう!」

 

その言葉と共に目から涙がこぼれる

 

アーシア「こんなにも、良い人達が……私のお友達。……もしイッセーさんや、光刃さんと…一緒の国に生まれ……一緒の学校に通えたら……」

 

一誠「行こうぜ、いや行くんだよ。俺と光刃が部長に頼み込んでアーシアを入学させてもらうから!一緒に授業受けよう!」

 

アーシアの話す途中で一誠が叫ぶ

 

光刃「そうだ…なんなら俺がアーシアの分も弁当を作って行く!屋上で一緒に食べて、俺がコレで演奏をして!それに、家のみんなもお前と一緒に遊んだのは楽しかったって言っていた!だから《すまない、そろそろ…俺も…限界だ……》ッ!(……ユーリ)」

 

ユーリ《本当にすまない…俺はもう…力の使いすぎで……眠い…》

 

光刃(闇)(あぁ……ありがとう…ゆっくり休んでくれ……)

 

ユーリ《わかった…だがお前のことだ…この後アイツと戦うつもりだろう……『()()()()()』を使う事を許可させておく…だが長くても3分だ……それ以上は…多少影響が出るぞ…》

 

光刃(闇)(3分…了解した…)

 

ユーリ《ふっ……でも…まだアーシアを生かせられる…切り札は…残っているんだからな…最後まで…諦めるんじゃないぞ、相棒…》

 

その言葉を最後にユーリ…いや、【光剛剣最光】の力は消え、スリープした。それと同時に光刃の左手の光が消える。

 

一誠「光刃!どうして止めた!」

 

光刃「……力が枯渇してしまった」

 

クロス「ッ!」

 

その言葉の意味は…それを理解したクロスはさらに大きな涙を流す。その時、アーシアは、左手で光刃(闇)の頬に優しく……慈しむように触れた。

 

アーシア「私の為に…泣いてくれる……。私…もう…なにも…。

 

 

……ありがとう」

 

そう言ってアーシアが事切れたの如く、手が落ちた。その顔は幸せそうな顔をしており、そして右手にはなお『オーブニカ』がしっかりと握られていた

 

クロス「ッ!…アーシア…さんっ!うわぁぁぁぁぁん!!!」

 

クロスは泣き崩れてその場に膝を着く

 

光刃(闇)「……どうしてだ、どうしてアーシアが死ななければならなかった…傷ついた相手なら誰でも…悪魔でも治してくれる娘だってのに…」

 

そう言って光刃(闇)はアーシアを抱きしめた

 

一誠「なぁ!神様!!!いるんだろ!!この娘を連れてかないでくれよ!!この娘は何にもしてないんだ!!ただ友達が欲しかっただけなんだ!!!俺が悪魔になったからダメなんすか!!この娘の友達が人じゃないからだからだめなんすか!!!なぁ!!頼むよ!!神様ぁー!!!!!」

 

その場で一誠は天に仰ぎながらの叫びは聖堂に響き渡った。

 

???「悪魔が教会で懺悔?」

 

2人「「ッ!?」」

 

光刃(闇)と一誠、クロスの背後から声が聞こえた。

 

レイナーレ「タチの悪い冗談ね」

 

振り向くとそこには今回の原因であるレイナーレが居た

 

一誠&クロス「「レイナーレ!」」

 

一誠達はその姿を見た時、睨みながら言った。光刃(闇)は、顔を上げもしなかった…

 


〈 界時抹消!〉

↓再び森の中↓

〈 再界時!〉


 

朱乃「きゃっ!」

 

朱乃先輩の障壁が弾かれる

 

バスター「先輩!」

 

第二波はバスターが2人の前に立って防ぐ

 

リアス「光刃!」

 

バスター「大丈夫です!絶対装甲は伊達じゃないですから!」

 

少しは直撃したが、特にダメージもなかったようだった

 

ドーナシーク「貴様らは余程あの【兵士(ポーン)】をかっているようだが、能力以前に、あいつがレイナーレ様に勝てやしない」

 

ミッテルト「だって元カノだもんね。レイナーレ姉様からアイツの話は聞いたわ。もう大爆笑!」

 

ミッテルトは笑いながら話すが、段々とリアス先輩の顔が険しくなっていく。そしてバスターからも少々怒気を感じられる

 

ドーナシーク「フフフ…言うなミッテルト!思い出しただけで腹がよじれる」

 

カラワーナ「まぁ、酒の肴にはなったがな!」

 

堕天使3人はそう言いながらリアス先輩とバスターに向けて攻撃を放つ。

 

朱乃「部長!光刃君!」

 

その時、リアス先輩の赤いオーラで全ての攻撃が弾け飛んだ

 

カラワーナ「弾いただと!?」

 

リアス「笑った……私の可愛い下僕を笑ったわね…?」

 

リアス先輩の怒りで赤いオーラを放っている。

 

ミッテルト「そ、それがどうしたって言うんすか?儀式さえ終えてしまえばこちらの「一ぉつ、非道な悪ぃヤツにゃ…」ッ!?」

 

バスターは1歩前へ踏みこむとリアス先輩並…いや、それよりも少し上の灰色のオーラを出した。

 

リアス「こ、光刃?」

 

朱乃「こ、光刃君?」

 

そのバスターの様子にリアス先輩は驚き、オーラが収まった。

 

バスター「二つ、震える大地の怒りを…

 

そしてもう一歩踏み出したバスター

 

カラワーナ「い、一体何なの!?」

 

ドーナシーク「な…なんだコイツのこの気迫は!」

 

堕天使達はこの気迫に少々怯えている

 

バスター「三つ!見舞ってやるぜ、問答無用!!!

 

そう言いきると、バスターは足を揃えて新たなワンダーライドブックを取り出し、開いた

 

ジャッ君と土豆の木!

とある少年がふと手に入れたお豆が、巨大な木となる不思議な話…

 

リアス「別のワンダーライドブック?」

 

ミッテルト「な、何をする気っすか?」

 

そんな問に答えずに表紙を閉じると【ゲキドシェルフ】に填め、【ゲキドトリガー】を引く

 

ジャッ君と土豆の木

 

すると背後に巨大なワンダーライドブックが落ちて開くと、そのページから出てきた蔓がバスターの腕に絡みついていく

 

ブッた斬れ!ドゴ!ドゴ!土豪剣激土!〉

 

カラワーナ「腕に何が増えた?」

 

ドーナシーク「フッ、何かと思えばただの飾りか」

 

ミッテルト「そんなので何ができるんすか?」

 

バスター「こんな事だ」

 

バスターの怒気を含む言葉と共に左腕を地面に向ける。するとその左腕から何かが飛んでいき、地面に埋まる

 

ミッテルト「……そんな事だけっすか?」

 

ドーナシーク「貴様…余裕だと舐めているのか!」

 

カラワーナ「それともただのブラフ?」

 

そんな煽りに耳を傾ける暇もなく、撃たれた場所に変化が起きる。そこから何と巨大な蔓が生え、3人を拘束したのだ

 

ドーナシーク「何!?」

 

カラワーナ「うっ動けない!」

 

ミッテルト「こ、これを解けっす!」

 

そんな事に耳を傾けずにバスターはリアス先輩に顔を向ける

 

バスター「リアス先輩…一緒にやりましょう…友達を笑われて、黙ってる訳にはいかないので!」

 

するとそれに応じてリアス先輩もオーラを再び出した

 

リアス「ええ!いいわよ!」

 

朱乃「あらあら。どうやら怒らせる相手を間違えたようですわね、おバカさん♪」

 

それを見ていた朱乃先輩は笑みを浮かべながら一言そういった。そしてバスターは装着されているワンダーライドブックを外すと、【シンガンリーダー】に読み込ませた。

 

ジャッ君と土豆の木!ドゴーン!〉

 

すると、待機音が鳴り響くと同時に土が集まっていくと同時に今度は蔓も剣に集まっていく。それだけで終わらず、なんとリアス先輩の『滅びの力』の魔力が少しだけ【土豪剣激土】に吸い込まれた。その結果、仄かに赤みと緑がある超巨大な刀身となった

 

ミッテルト「こ、これは非常にマズイっすね…」

 

ドーナシーク「ぐっ!ピクリとも動かん!」

 

カラワーナ「や、やめて…!」

 

堕天使3人がどうにかしようとするが

 

バスター「行きますよ、リアス先輩!」

 

リアス「ええ!」

 

そんな事などさせる暇を与えなかった

 

バスター「土豆!大!

 

リアス「滅!!

 

バスター&リアス「「(弾)!!!」」

 

〈会心の!激土乱読撃!ドゴーン!〉

 

その前にバスターは振り下ろし、リアス先輩は『滅びの力』を前方に放つ。

 

3人「「「アアァァァァ……!!!」」」

 

その2人の一撃は3人を貫き、消滅させた。

 

 

 


〈 界時抹消!〉

↓場所を戻す↓

〈 再界時!〉


 

レイナーレ「ほら見て、ここに来る途中で【騎士(ナイト)】の子やられちゃったわ」

 

そう言ってレイナーレは少し傷ついた肌を見せる

 

一誠「木場と小猫ちゃんは…」

 

クロス「大丈夫ですよ、だって2人のお兄ちゃんが下にいるんですから」

 

そう話しながら警戒する2人。するとレイナーレから緑色の光が現れる。

 

レイナーレ「素敵でしょ?どんなに傷ついても治ってしまうの。神の加護を失った私達堕天使にとって、これは素晴らしい贈り物だわ。これで私の堕天使としての地位は版着に。あぁ!偉大なるアザゼル様…シェムハザ様…お二人の力になれるの!」

 

そう話し終わると同時にレイナーレの傷が治りきった

 

一誠「知るかよ…堕天使とか悪魔とか…この娘には関係なかったんだ!!!」

 

一誠の叫びが部屋を響いた

 

レイナーレ「【神器(セイグリット・ギア)】を宿した選ばれた者の、これは宿命よ」

 

クロス「なにが宿命ですか!!!静かに暮らすことだって出来た筈です!!!」

 

レイナーレの言葉に今度はクロスが叫ぶ

 

レイナーレ「それは無理」

 

クロス「何故です!」

 

レイナーレ「【神器(セイグリット・ギア)】は人間にとって無に余る存在…どんな素晴らしい力であろうと不吉な物は恐れられ、そしえつのはじきにされるわ。仕方ないわ〜。それが人間という生き物だもの〜。こんな素敵な力なのにね〜」

 

そう言ってレイナーレは【聖母の微笑み(トワイライト・ヒーリング)】を光らせている

 

一誠「でも俺は、俺達はアーシアの友達だ!友達としてアーシアを守ろうとした!!」

 

レイナーレ「でも死んじゃったじゃない!!アッハハ!!その娘死んでるのよ!!守るとか守らないとかじゃないの!!貴方は守れなかったの!!!あの時!そして今も!!「俺の罪…」ん?」

 

 

その時、光刃がアーシアをゆっくりと下ろして話し始める。

 

光刃(闇)「俺の罪…目の前で助けを求めていた…俺の作った料理を美味しそうに食べてくれていた友達を…助けることが出来なかったこと…」

 

一誠「こ、光刃?」

 

クロス「お、お兄ちゃん?」

 

突然話し始めたに2人は驚く

 

光刃(闇)「それだけじゃない、目の前で人が死んでしまったのは2度。1度目はイッセー、2度目はアーシア……」

 

ポツポツと言う光刃(闇)に場は静かとなる

 

光刃(闇)「俺の罪は数えたぜ…堕天使レイナーレ!!!

 

そう言って光刃(闇)は立ち上がり、レイナーレに向けて右手を出す。その時の動きはとある町の涙を拭う2人で1人の探偵ライダーと全く同じだった。

 

光刃(闇)「さぁ……!お前の罪を…数えろ…!

」 

 

クロス「お兄ちゃん…」

 

一誠「光刃…」

 

光刃(闇)は目から涙を流しながらそう言いった。

 

レイナーレ「はぁ?ただの人間が崇高なる堕天使の為になったのだからこれほど名誉なことは無いでしょ?むしろ感謝して欲しいものだわ!アッハッハッハッハッ!」

 

しかしレイナーレは関係ないとばかり、言い切って笑った

 

光刃(闇)「そうか……」

 

すると光刃(闇)の手が『ブラン…』と力を抜いて垂れ、2歩前に出た。

 

 〜クロスの部屋〜

 

『ピカーッ!シュン!』

 

突然、1つのワンダーライドブックが紫の光を放つと忽然と消えた。

 

 

 〜場所を戻す〜

レイナーレ「あら?生きる気力を失ったのかしら?ならば大人しく死ぬといいわ!」

 

そう言ってレイナーレは光の槍を生成して光刃(闇)に向けて投擲する

 

一誠「光刃!」

 

クロス「お兄ちゃん!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

かつて、世界を包み込んだ暗闇を生んだのは、たった1体の神獣だった…

 

その時、光刃の前に【ジャアクドラゴンワンダーライドブック】が浮かび上がり、表紙で槍を受け止め、弾いた

 

レイナーレ「何!?」

 

レイナーレは突然の事でうろたえる。その間に光刃(闇)は涙を拭った。

 

光刃(闇)「力を貸してくれ…ジャアクドラゴン……いや!」

 

光刃(闇)はそう言いながら収めていた【闇黒剣月闇】を抜刀する。その時、教会に4体の黄金の竜が突如として現れ、周囲を飛ぶ。

 

レイナーレ「な、なんなの!?これは!」

 

一誠「こ、コイツは…」

 

クロス「お兄ちゃん…もしかして…!」

 

そして光刃(闇)は【闇黒剣月闇】を一振する

 

ジャアクドラゴン!

 

するとその1振りから【邪竜ジャアクドラゴン】が現れた

 

光刃(闇)「ジャオウドラゴーーン!!!

 

その言葉を叫ぶと、4体の黄金の竜と【邪竜ジャアクドラゴン】が光刃(闇)の真上でぶつかる。するとぶつかった地点から1冊のワンダーライドブックが落ちてくる。

 

〈ジャオウドラゴン!〉

 

そして【闇黒剣月闇】を地面に刺すと、ページを開いた

 

〈邪道を極めた暗闇を纏い、数多の竜が秘めた力を解放する…!〉

 

いつもよりも禍々しいライドスペルを終わると、ページを閉じて地面に刺した【闇黒剣月闇】を抜くと、【ジャガンリーダー】に読み込ませた。

 

〈ジャオウリード!〉

 

そしてまた他の禍々しい待機音が流れていく。その間に光刃(闇)はそのワンダーライドブックを【邪剣カリバードライバー】に装填すると、両手で持った【闇黒剣月闇】の柄頭【エングレイブヒルト】で真上から【邪剣カリバードライバー】の【ライドインテグレター】に打ち込んだ

 

〈闇黒剣月闇!〉

 

光刃(闇)「変身…」

 

そして【闇黒剣月闇】を左斜め下から右斜め上に切り上げるように振るう。それと同時に光刃(闇)の後ろにワンダーライドブックが現れてページが開くと、そこからまず中央から【邪竜ジャアクドラゴン】が現れると、その後4体の黄金の竜も現れる

 

Jump(ジャンプ) out(アウト) the() book(ブック).Open(オープン) it(イット) and(アンド) burst(バースト).The() fear(フィアー) of(オブ) the() darkness(ダークネス).〉

 

そして5体は光刃(闇)の周囲をグルグルと回っていき、闇のオーラを纏わせていく

 

You(ユー) make(メイク) right(ライト) a() just(ジャスト),no(ノー) matter(マター) dark(ダーク) joke(ジョーク).Fury(フューリー) in(イン) the() dark(ダーク).〉

 

すると光刃(闇)の姿が変わりきると同時に五体の竜はカリバーの中に入った

 

〈ジャオウドラゴン!誰も逃れられない…

 

そしてこの場にアーシアのかたきを取るため、『仮面ライダーカリバー ジャオウドラゴン』が現れた。

 

レイナーレ「な、なんなのよあんたのその力は!」

 

クロス「お兄ちゃん…やっぱり…」

 

一誠「誰も…逃れられない…?」

 

するとゆっくりとカリバーは顔をクロスの方に向けると

 

カリバー「クロス…アーシアが安全なように守ってくれ…戦闘となると危ないからな……」

 

クロス「でも…お兄ちゃんも「安心しろ、制限時間は設けられている」……分かりました」

 

そうしてクロスはアーシアの元に座ると、【煙叡剣狼煙】を呼び出していつ何があっても守れるようにした。

 

一誠「こ、光刃…」

 

カリバー「イッセー、お前もアイツを許せないだろ?」

 

一誠「……あぁ…」

 

カリバー「なら……その思いを込めてアイツを地に堕とすぞ!」

 

その言葉と共にレイナーレに向けて構えるカリバー

 

一誠「……あぁ!」

 

そう言って一誠も構える。

 

レイナーレ「なんなの……なんなのよ!あなた達!」

 

一誠「俺は!駒王学園オカルト研究部、部長の【兵士(ボーン)】、『兵頭 一誠』と!」

 

カリバー「同じく駒王学園オカルト研究部、『仮面ライダーカリバー』、『暗闇 光刃』。そして俺たちは……」

 

2人「「アーシアの友達だ!」」

 

そう堂々と言い放った。

 


〈 界時抹消!〉

↓再び地下へ↓

〈 再界時!〉


 

 

小猫「ふっ!」

 

モブ「ごはっ!」

 

小猫の拳が神父を吹き飛ばす

 

祐斗「はぁ!」

 

モブ「ぐおぉ!」

 

剣斬「たぁ!!!」

 

モブ「のわぁ!!!」

 

祐斗と剣斬の剣が神父達を切り捨てる

 

スラッシュ「行ーくぜぇぇえい!!!!!!」

 

ブレーメンのロックバンド!イェーイ!

 

スラッシュ「ガーンズ・アーンド・ミュージィィィック!

 

錫音音読撃!イェーイ!

 

スラッシュ「Foooooooooooooo!!!!!!」

 

モブ共「ぐぁぁぁぁぁあ!!!」

 

……ハイテンションなノリでスラッシュが神父達を吹き飛ばす。それによってついに果てが見える。

 

祐斗「…そろそろ終わりだね」

 

小猫「…そうですね」

 

すると剣斬が2人の方に向いて

 

剣斬「残りは全部俺ら(剣斬とスラッシュ)に任せろ、このくらいにまでなればすぐに終わる」

 

そう言った

 

祐斗「そう?なら任せようかな」

 

小猫「お願いします」

 

すると2人は構えを解いた

 

剣斬「おう、任せろ。スラッシュ!トドメに行くぞ!」

 

するとスラッシュは近くの神父を吹き飛ばすと顔をこちらに向ける

 

スラッシュ「オゥケーイ!だが先は譲るぜぇぇえええ!!!」

 

 

そう言ってスラッシュはまた付近の神父を吹き飛ばした

 

剣斬「了解!行くぞ!」

 

〈こぶた三兄弟!ニンニン!〉

 

すると3人に分身してそれぞれ一刀流モード、二刀流モード、手裏剣モードで構える

 

剣斬1「風!

 

剣斬2「舞!

 

剣斬3「豚!

 

〈翠風速読撃!ニンニン!〉

 

剣斬’s「「「はぁぁぁああ!!!」」」

 

モブ達「ガァァァァアアア!!!」

 

すると3人はそれぞれ神父達を吹き飛ばした

 

スラッシュ「ハハァ!最後に!俺のイカしたサウンドを!聞かせてやるぜぇぇぇ!!!」

 

ブレーメンのロックバンド!イェーイ!

 

スラッシュ「アーイアーンシャァァァウト!

 

錫音音読撃!イェーイ!

 

スラッシュ「行くぜぇ!」

 

モブ「ぐあっ!」

 

スラッシュ「カモン!」

 

モブ「ぶぉ!」

 

スラッシュ「スラーーーッシュ」

 

モブ共「ぐあぁぁぁぁぁ!!!」

 

スラッシュは五線譜のエフェクトと共に残った神父を全て斬った。そして立ち止まると

 

スラッシュ「俺の剣は!響きが違うぜぇぇぇぇぇええ!!!エクスプロォォォジョォォォォンヌ!!!

 

大秦寺さんと同じ指の形をして勝利の雄叫びをあげたスラッシュであった

 

剣斬「……これ素に戻ったあとが地獄だな」

 

小猫「…ドンマイです」

 

祐斗「うん……ドンマイ」

 

剣斬「……おう。じゃあ俺らはそろそろ消えるわ」

 

2人「「えっ?」」

 

剣斬の唐突な言葉に2人は声を上げた。その間に剣斬は変身を解いた。

 

光刃(風)「そろそろコイツが限界みたいでな」

 

そう言って【こぶた三兄弟ワンダーライドブック】を見せる。するとその表紙はほとんど黒くなっていた。するとスラッシュも変身を解いて歩いてくる

 

光刃(音)「…そういうことだ、だから後の事は本体に言ってくれよ」

 

そうさっきまでの豹変に恥ずかしそうにしながら片手で『お願いポーズ』を作り言った。すると2人は頷いて

 

祐斗「わかったよ(素に戻ってるね)」

 

小猫「…わかりました(素に戻ってますね)」

 

そう返事を返した。それを聞いた2人は頷いて『ドロン』と消えた。その場に残った2本の剣はそれぞれ、【風双剣翠風】は風に包まれて、【音銃剣錫音】は五線譜と音符に包まれて、そして消えた。

 


〈 界時抹消!〉

↓聖堂前・最終決戦↓

〈 再界時!〉


 

2人の名乗りを終えたあと、再び一誠に視線を向けるカリバー

 

カリバー「イッセー!確か【神器(セイグリット・ギア)】は思いの力で動き出すんだろ!ならそれは今しかないだろ!」

 

一誠「ッ!」

 

その言葉と共に一誠は左手に握りこぶしを作る

 

一誠「返せよ…アーシアを返せよぉぉぉ!!!」

 

すると

 

Drgon(ドラゴン) Booster(ブースター)!!!

 

そう左手が叫ぶと、一誠の左手に光が集まり力が溜まっていく

 

一誠「うぉぉぉぉおおお!!!」

 

そして一誠は駆けよるとレイナーレに拳を振るう、だが躱されてその拳は宙を切った。

 

レイナーレ「だから言ったでしょう?1の力が2になったところで、私には叶わないって」

 

Boost(ブースト)!!!

 

一誠「うらぁぁぁ!!!」

 

再び光り、一誠はまた拳を振るうが、レイナーレは翔んで宙を切る

 

レイナーレ「へぇ、少しは力を出した…」

 

そういうとレイナーレは槍を両手に2本生成し

 

レイナーレ「フッ!」

 

同時に投擲した。だが

 

カリバー「俺もいるぞ!」

 

そう言って一誠の前に庇うようにカリバーが現れる。

 

〈月闇居合!〉

 

カリバー「邪王(じゃおう)必殺斬(ひっさつざん)

 

〈読破一閃!〉

 

その一太刀が数多の斬撃となって槍2本を粉々の粉砕し、そして【闇黒剣月闇】へと吸収された

 

レイナーレ「チッ!」

 

一誠「まだまだ行くぞぉぉぉおおお!!!」

 

Boost(ブースト)!!!

 

カリバー「はぁぁぁあああ!!!」

 

そして2人は突撃する。

 

レイナーレ「甘いわよ」

 

しかしその突撃を避けると即座に槍を生成して一誠に投げる

 

カリバー「お前がな!」

 

前にカリバーが空中で体の向きを変えると、レイナーレの翼に一撃入れた。

 

レイナーレ「ァァァァァアアア!?私の…私の翼がぁぁぁぁぁぁぁあああッ!!!」

 

それによってレイナーレは生成した槍を落とし、大きな隙を作った

 

カリバー「行ってこい!イッセー!」

 

そう言って空中にいるカリバーは同じく宙にいる一誠の足を掴むと、レイナーレに投げた

 

一誠「おぉぉぉぉぉ!」

 

そして一誠はレイナーレの懐に潜ると

 

一誠「くらえ!」

 

レイナーレ「ゴハァ!」

 

ボディブローを入れて吹き飛ばした。

 

レイナーレ「ぐ…」

 

レイナーレは起き上がると、再び【聖母の微笑み(トワイライト・ヒーリング)】で全ての傷が回復した

 

レイナーレ「ふ、ふふふ! 流石は最上級の回復系神器(セイグリット・ギア)!!!こんなに傷付いても全然何も無かったかのようになる!」

 

そして一誠は前転しながら着地し、カリバーはゆっくりと地に立った

 

カリバー「ほぅ、これではまだまだ足りないか。ならやる事は…」

 

一誠「回復させる余裕が無くなる一撃をぶつける!」

 

カリバー「そういうことだ。出来るな?」

 

一誠「あぁ、やってやる!」

 

そして一誠は目を閉じ、その拳に全ての想いを乗せる

 

一誠「神様…じゃダメか…悪魔だから魔王か…いるよなきっと…魔王…。俺も一応悪魔なんで…頼み聞いてもらえますかね〜…」

 

レイナーレ「なーにブツブツ言ってんの?」

 

カリバー「さぁな、それよりも俺と遊ぼうか!」

 

そう言ってカリバーはレイナーレに突撃した。

 

レイナーレ「チッ!人間ごときがこのレイナーレ様に刃向かってんじゃないわよ!」

 

レイナーレはギリギリ躱すと、槍を生成してカリバーと正面からぶつかり合う。だがカリバーの一撃一撃で何度生成しても槍が粉砕され、押されている

 

一誠「頼みます…後はなにも…いらない…ですから…だからコイツを…1発殴らせてください!

 

そう言った時に一誠の背中に翼が生えた。

 

カリバー「ふっ。悪いが、そろそろ終わりを迎えさせてもらう!」

 

そう言ってカリバーはレイナーレの翼にまた一太刀浴びせる

 

レイナーレ「ァァァァアアア!!!」

 

そうして一誠と並んだカリバー。その間にレイナーレは【聖母の微笑み(トワイライト・ヒーリング)】で再び治療完了していた。

 

カリバー「(残り約30秒…これは余裕でお釣りが来るな)イッセー!もう行けるよな!」

 

そう言って再び構えるカリバー

 

一誠「あぁ!待たせたな光刃!」

 

Explosion(エクスプロージョン)!!!

 

その音声と共に一誠の【神器(セイグリット・ギア)】に変化が起きて、一誠の手にも装甲が着き、まるでドラゴンの爪のようになり、手の甲のところからは緑色の光を放出した

 

レイナーレ「この波動はG級?いえ、それ以上の!?あ、ありえないわ!その【神器(セイグリット・ギア)】、ただの【龍の手(トゥワイス・クリティカル)】が…どうして…」

 

そして2人は1歩前に出る

 

レイナーレ「…ぁぁぁぁああ!う、嘘よ!」

 

そう言ってレイナーレは怯えながら槍を生成して投擲する。だが

 

カリバー「行け」

 

その言葉と共にカリバーから4体の黄金の龍が現れると、その槍を砕いた

 

レイナーレ「あ…嫌っ!」

 

そう言ってレイナーレは逃げようと背を向けて飛んだ

 

カリバー「捕らえろ」

 

そう言うと4体の黄金の龍は今度はレイナーレの腕、足、翼に噛み付く

 

レイナーレ「ギャァァァァアアア!!!」

 

その間に一誠はレイナーレの懐に潜り、噛まれていない腕を掴んだ

 

カリバー「解放しろ、そして次の準備だ」

 

そう言うと4体はレイナーレから離れる

 

一誠「逃がすかバカ!」

 

レイナーレ「私は…私は至高の…!」

 

一誠「くらえクソ天使ぃぃぃ!」

 

その言葉と共に一誠の左ストレートがレイナーレに炸裂した

 

レイナーレ「ウァァァァァァアー!!!」

 

その言葉と共に飛んでいくレイナーレ、だがその吹き飛んだ先には既に4体の龍が待って居た

 

カリバー「おまけだ、決めに行くぞ!」

 

そう言ってカリバーは【ジャオウドラゴンワンダーライドブック】を外すと、【ジャガンリーダー】に読み込ませる

 

〈必殺リード!ジャオウドラゴン!〉

 

そしてこの場に絶望を告げる待機音が鳴り響く。すると再び4体の龍がレイナーレに突撃して、軌道をカリバーの元へと向かわせる

 

カリバー「邪王(じゃおう)擊龍斬(けきりゅうざん)

 

その言葉の直後に4体の龍はレイナーレが到着する前にカリバーの付近へと佇む。するとカリバーは【クラヤミトリガー】を引いた

 

〈月闇必殺撃!習得一閃!〉

 

そしてカリバーが一振りするとそこから【神獣ジャオウドラゴン】が現れて4体の龍と共にレイナーレへと突撃する。それと同時にカリバーも飛び立ち、5体を追い抜き

 

カリバー「はぁ!」

 

容赦ない一撃がレイナーレに叩き込ませ、抜き去る。その後間も無く追い抜かれた5体がレイナーレへと突撃した

 

レイナーレ「ァァァァアアア!!!」

 

その叫びと共にガラスを打ち破って外へと吹き飛ばした。そして地面に降り立つとカリバーその場で変身を解除した

 

光刃(闇)「ハァ…ハァ…、これで話は終わりだ

 

一誠「ハァ…ハァ…、ざまぁみろ…」

 

その言葉の後に光刃(闇)と一誠疲労で倒れそうになる。だがその前に光刃はクロスが、一誠は祐斗が支えた

 

クロス「お疲れ様です。お兄ちゃん」

 

光刃(闇)「ありがとな、クロス」

 

祐斗「まさか堕天使を倒しちゃうなんてね」

 

一誠「おせーよイケメン王子」

 

祐斗「君らの邪魔をするなって部長に言われてさ」

 

一誠「部長に?」

 

すると

 

リアス「その通りよ、貴方たちなら倒せると信じていたもの」

 

とリアス先輩は祭壇近くに背をつけて立っていた。

 

一誠「部長!」

 

リアス「用事が終わったからここの地下へジャンプしてきたの。でも既に全部終わっていたんだけどね」

 

そう話しながら歩いてくるリアス先輩

 

祐斗「光刃君たちのおかげです。ほとんど無双でしたから」

 

クロス「さすがお兄ちゃんです!」

 

そう言って胸を張るクロス

 

光刃(闇)「それとあっちの俺も消えたんすよね」

 

リアス「えぇ、『これで俺のここでの役目は終わった、後のことは(本体)共々頼んだぜ!先輩方』って言われたわ」

 

一誠「最初に別行動って言っていたのってこういうことだったのか…」

 

すると教会の入口が開くと小猫がレイナーレを引きずりながら歩いてきた

 

小猫「部長、持ってきました」

 

光刃「そっちもおつかれ、小猫」

 

小猫「お疲れ様です、先輩。ふん」

 

そしてリアス先輩の前へと乱暴に放り投げた。

 

リアス「……想像以上にやったわね。貴方たち」

 

リアス先輩はレイナーレの惨状に顔を少しひきつらせている

 

光刃「すみません、ちょっと頭に血が登りすぎて…」

 

そう言って頭を下げた光刃

 

リアス「まぁいいわ。っと、目を覚ましたようね……初めまして、堕天使レイナーレ」

 

するとレイナーレは意識を取り戻し、リアス先輩を見上げる

 

リアス「私は『リアス・グレモリー』、〔グレモリー家〕の次期当主よ」

 

レイナーレ「〔グレモリー一族〕の娘か!」

 

そう言って警戒をするレイナーレ

 

リアス「どうぞお見知りおきを、短い間でしょうけど。それと…」

 

そう言ってリアス先輩はレイナーレの前に羽を3枚落とす

 

リアス「訪ねて来てくれた貴方のお友達は、私と分身体の光刃が消しとばしておいたわ」

 

その羽を見て目を見開くレイナーレ

 

一誠「消し飛ばしたって…」

 

祐斗「部長は『紅髪(べにがみ)滅殺姫(ルイン・プリンセス)』という異名があるからね」

 

一誠「滅殺?そんな人の眷属になったんだ、俺…」

 

祐斗からの説明を受けて部長の凄さを理解した一誠

 

 〜森の中の戦場跡〜

朱乃「あらあら、こんなに散らかしてしまって」

 

そう言いながら大量の羽を落ち葉のように箒で集める朱乃先輩が1人居た

 

 〜場所を戻す〜

レイナーレ「グレモリーの娘と人間が…よくも!」

 

リアス「以前イッセーがドーナシークに襲われた時は、この町で複数の堕天使が何かを企んでいた事は察してたわ。私達に害を及ばせなければ無視しておいたんだけど…」

 

光刃(闇)「あん時気づけなくてごめんな、イッセー…」

 

リアス先輩の話で以前のミスを思い出し、光刃は一誠に頭を下げた

 

一誠「気にすんなよ光刃、過ぎたことだ。それと部長、じゃあ俺のために…」

 

そしてリアス先輩は一誠の変形した【神器(セイグリット・ギア)】を見ると

 

リアス「イッセー、その【神器(セイグリット・ギア)】…」

 

一誠「あっあぁ、いつの間にか形が変わってて」

 

光刃「確かレイナーレに左ストレートをぶつける前の時だったな」

 

一誠と光刃はその【神器(セイグリット・ギア)】を見ながら話した。

 

リアス「赤い龍…そう、そういう事なのね。堕天使レイナーレ、この子兵藤一誠の【神器(セイグリット・ギア)】は、単なる【龍の手(トゥワイス・クリティカル)】ではないわ」

 

レイナーレ「何?」

 

光刃「えっマジで?」

 

リアス先輩の新たな情報により、聞き返す2名

 

リアス「持ち主の力を10秒ごとに倍加させ、魔王や神すらも一時的に超えることができる力があると言われている13種の【神滅具(ロンギヌス)】の一つ…

 

赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)】!」

 

レイナーレ「ッ!?(神をも滅ぼすと言い伝えられている、忌まわしき神器が、こんな子供に……)」

 

光刃「えっ何そのインフレの塊みたいな効果」

 

明かされた一誠の本当の【神器(セイグリット・ギア)】の力にレイナーレは歯ぎしりを立て、光刃は若干引いていた

 

リアス「どんなに強力でもパワーアップに時間を要するから万能ではないわ、相手が油断してくれたから勝てた様なものよ」

 

光刃「いやそれでもおっかねぇッスよ…」

 

クロス(それうちでも言えるのお兄ちゃん忘れてないかなぁ…)

 

光刃の反応にクロスはこう考えていた

 

リアス「消えてもらうわ、堕天使さん」

 

そう言って『滅びの力』の魔力を少量放出するリアス先輩。だがその時

 

レイナーレ(夕麻)「一誠君…」

 

全員「!!!」

 

光刃『ピクッ』

 

クロス(ゾクッ)

 

なんとレイナーレが一誠の恋人だった『天野 夕麻』の姿になっていたのだ。それによって光刃は反応し、それを感じとったクロスが一瞬震えた

 

レイナーレ(夕麻)「助けて!あんな事言ったけど堕天使としての役目を果たす為仕方なかったの!」

 

一誠「夕麻…ちゃん…」

 

一誠からは明らかな動揺が見て取れる。当たり前だ、初めて出来た恋人だったのだから…

 

レイナーレ(夕麻)「ほら!!その証拠にこれ!捨てずに持ってたの!忘れてないわよね!?貴方に…買ってもらった…」

 

レイナーレは目に涙を浮かべながらシュシュを見せて一誠に問いかける

 

一誠「なんでまだ…そんなもん持ってんだよ…」

 

一誠は顔を鬱向けながら聞く。それと同時にリアス先輩の顔が少々険しくなり、光刃の怒りも黙々と溜まっていく。そして一誠はレイナーレに近ずいていった

 

レイナーレ(夕麻)「どうしても捨てられなかったの!…だって貴方が…」

 

一誠「ッ!」

 

祐斗「まずい!小猫ちゃん!光刃君」

 

小猫「」コクッ

 

光刃「……。」

 

祐斗の呼び掛けに小猫は頷いたが、光刃から反応はなかった。そして祐斗と小猫が移動し始めた直後、リアス先輩から制止された

 

レイナーレ(夕麻)「()()()()()!イッセー君!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

光刃「『ブチッ』テメェ今なんつった?

 

全員「!?!?」

 

その直後、光刃から多大なる紫のオーラが溢れてきた。

 

光刃「テメェの目的のために、幾多の人達を殺してきて、そして我が身危なくなったら『助けて』だぁ?ふざけんじゃねぇよ!」

 

一誠「こ、光刃…」

 

すると光刃は一誠に顔を向けると

 

光刃「イッセー、殺っていいよな?」

 

と聞いた。すると一誠はレイナーレに背を向けると

 

一誠「……あぁ、頼んだ…」

 

そう顔を鬱向けながら答えた

 

光刃「……了解」

 

すると光刃は再び【ジャオウドラゴンワンダーライドブック】を取り出し、表紙を開いた

 

〈ジャオウドラゴン!〉

 

そしてすぐに表紙を閉じると、納刀していた【闇黒剣月闇】を引き抜き、即座に【ジャガンリーダー】へと読み込ませる

 

〈ジャオウリード!〉

 

そしてワンダーライドブックを【邪剣カリバードライバー】に装填すると、両手で持った【闇黒剣月闇】の柄頭【エングレイブヒルト】で真上から【邪剣カリバードライバー】の【ライドインテグレター】に打ち込んだ

 

〈闇黒剣月闇!〉

 

光刃「変身…!」

 

そう言って光刃は【闇黒剣月闇】を左上から右下に向けて振るった。それによって光刃は禍々しい紫のオーラに包まれる

 

〈ジャオウドラゴン!誰も逃れられない…

 

すると姿が変わり終わるとオーラが晴れてに変身が完了した

 

レイナーレ(夕麻)「ヒッ!」

 

 

リアス「な、なんなのこの力…」

 

祐斗「これは…」

 

小猫「先輩……」

 

クロス「お兄ちゃん…」

 

するとカリバーはベルトにセットしてある【ジャオウドラゴン】を閉じる

 

〈ジャオウ必殺読破!〉

 

そして再び待機音が教会内に鳴り響く。今度は死刑宣告を意味しているが

 

カリバー「邪王(じゃおう)絶龍斬(ぜつりゅうざん)…!

 

その言葉と共に【エングレイブヒルト】で真上から【ライドインテグレター】に打ち込む

 

〈ジャオウ必殺撃!〉

 

カリバー「ハァ!!!

 

レイナーレ(夕麻)「ギャァァァァアアア!!!」

 

そしてカリバーの振るった斬撃でレイナーレは吹き飛んで壁に激突し、そして追い討ちとしてカリバーは横薙ぎの斬撃波を飛ばした。その斬撃波は途中で【神獣ジャオウドラゴン】と変化するとレイナーレをロックオンして向かっていく

 

レイナーレ(夕麻)「い、いや…やめて……」

 

レイナーレの顔からは今まで見たことの無い程の恐怖を浮かべていた

 

カリバー「……絶望がお前のゴールだ

 

You(ユー) are(アー) over(オーバー)…….〉

 

レイナーレ(夕麻)「嫌ァァァァァァアアア!!!」

 

そして口を開けた【神獣ジャオウドラゴン】がレイナーレ飲み込むと、そのまま爆発し、そして宙にはレイナーレの羽が舞った

 

一誠「グッバイ、俺の初恋…」

 

カリバー「イッセー…」

 

すると、爆発した場所から再び【神獣ジャオウドラゴン】が現れると、カリバーの元へと飛んでいき、手に【聖母の微笑み(トワイライト・ヒーリング)】を落とした。

 

カリバー「ありがとうな、ゆっくり休んでくれ」

 

そう言うと【神獣ジャオウドラゴン】は頷き、カリバーは変身を解いた。

 

光刃「うぐっ…」

 

すると光刃は倒れかけた

 

小猫「先輩!」

 

だが倒れる前に小猫が支えてくれた

 

光刃「すまん、小猫。出来ればそこの椅子に座らせてくれ」

 

小猫「分かりました」

 

そうして光刃は長椅子に座らされた。するとクロスが来た

 

クロス「お兄ちゃん、もしかして……」

 

光刃「あぁ、10秒近くオーバーした」

 

クロス「やっぱり……」

 

そして一誠も近くに来て質問をする

 

一誠「光刃、どういうことだ?」

 

すると光刃は【ジャオウドラゴンワンダーライドブック】を手に取ると

 

光刃「この【ジャオウドラゴン】の力が他に比べると上だから、俺の体にまだ少し早いんだ。だから今こんな無様な姿になっちまってる」

 

と視線をワンダーライドブックに向けながら話した

 

リアス「それだけ強力なのね」

 

一誠「すまん、俺のせいで…」

 

光刃「いや、気にするな。俺が勝手にキレて勝手にこれを選んだだけだからな…よいしょっ」

 

そう言って光刃はワンダーライドブックを椅子に置くと、立ち上がった

 

リアス「大丈夫なの?」

 

光刃「大丈夫です…それよりも、コレを返してやらないと…」

 

そう言う光刃の手には【神獣ジャオウドラゴン】が渡してくれた、アーシアの【聖母の微笑み(トワイライト・ヒーリング)】があった。そしてアーシアの元へと歩み寄ると、その中指に【聖母の微笑み(トワイライト・ヒーリング)】を付けた

 

一誠「部長、すみません…あんな事まで言った俺を…部長やみんなが助けてくれたのに…おっ俺…アーシアを…守ってやれませんでしたっ…」

 

そう言って涙を流す一誠

 

光刃「イッセー…それは俺にも言えることだ。助けに来たと言ったのに…俺はッ…そんな約束さえ守れないッ……!」

 

そう言って光刃は手に拳を作る。そして握る力が強すぎてそこから血が出てきていた

 

クロス「イッセーさん…お兄ちゃん…」

 

すると光刃は一旦深呼吸をして落ち着き、リアス先輩に向き直ると

 

光刃「……リアス先輩、アーシアを生かせられる最後の切り札、頼んでもいいですか?」

 

そう聞いた。するとリアス先輩はポケットからチェスの駒を取り出す

 

リアス「前代未聞だけど、やってみる価値はあるわね」

 

すると光刃は右手を天高く掲げると

 

光刃「俺の師匠が言ってました。『レシピ通りに料理を作ることは誰でもできる。本当に価値があるのは、新しいレシピを作ろうとする挑戦だ』って」

 

そう話した

 

リアス「ふふ、面白い事を言う師匠ね。イッセー、これ、なんだと思う?」

 

そう言って一誠に見せるリアス先輩

 

一誠「チェスの…駒…」

 

するとその返答と共にリアス先輩の後ろから魔法陣が現れて朱乃先輩が現れる

 

朱乃「正しくは、【僧侶(ビショップ)】の駒ですわ」

 

一誠「朱乃さん?」

 

リアス先輩は手に持つ駒を見つめる

 

リアス「【僧侶(ビショップ)】の力は、眷属の悪魔をフォローすること。この子の回復能力は『僧侶』として使えるわ」

 

一誠「まさか…」

 

ここで一誠が何をするかを気づいた

 

光刃「悪魔への転生、それがアーシアを生かせられる最後の切り札だ」

 

 

 

少しした後、リアス先輩は儀式を始める。すると、アーシアの上に置いてあった【僧侶(ビショップ)】の【悪魔の駒(イーヴィル・ピース)】が吸い込まれていった

 

一誠「部長、アーシアは…」

 

光刃「イッセー、見ればすぐにわかるはずさ」

 

するとアーシアの【聖母の微笑み(トワイライト・ヒーリング)】が光るとアーシアが目を覚ました

 

一誠&光刃「「アーシア!」」

 

クロス「アーシアさん!」

 

アーシア「あれ…?」

 

そう言って上半身を起こした

 

一誠「部長!」

 

リアス「私は悪魔を回復させるその力が欲しかったから転生させただけ、あとは貴方達が守ってあげなさい。先輩悪魔なんだから」

 

そう言ってリアス先輩は背を向けて歩いていった

 

光刃「一応俺、普通の人間なんですけど」

 

するとリアス先輩は顔だけ光刃に向けると

 

リアス「分かってるわよ。それに、普通の人間があんな力を使えるのかしら?」

 

光刃「なるほど…ごもっともですわ…」

 

そう言いながら光刃は頭をかいた。するとアーシアは光刃達見ながら口を開く

 

アーシア「イッセーさん、クロスさん、光刃さん、あっあの…私…」

 

その言葉の途中で光刃はハグをする

 

光刃「死に別れはさせないぞ…アーシア…」

 

そしてさらにアーシアの後ろからクロスも抱きついてくる

 

クロス「また一緒に遊びに行けますね!アーシアさん!」

 

光刃とクロスの顔は涙は浮かんでいたが、いい笑顔だった。

 

 

 

こうして深夜に教会で起きた堕天使達との決戦は無事に幕を閉じたのであった




[残りライフ×754]
【朗報】2万字超え
エボルト「おーおーついに行ったねぇ〜」
1話にぎゅうぎゅうに入れこみすぎたよ。でもこれが一番個人的な感覚でキリよく終わったってマ?
エボルト「俺に聞くな。困るだろうが」
それもそうやな。そして今回も見ていただきありがとうございます!そしてこの小説どこまで続くんだ!
エボルト「急にどうした?」
他の人の完結した作品を色々と見てきたんだが、正式な量が分からんのじゃ
エボルト「なるほどなぁ〜」
んで今は章タイトルだけは決めておこうと調べていたんだ。それでこの壁に当たってよ
エボルト「お前のお世話になっているGoogleはどうなんだ?」
Google先生からは俺の思っていたのとは違う返答(wiki先輩)が来ました
エボルト「ドンマイ♪」
(゜Д゜)ウゼェェェ!!!
エボルト「んでまたなんで急に章タイトルだけ決めておこうとという考えに至ったんだ?」
いやー、光刃君を別世界に送ってやる別小説作ろうかなと思い始めていて
エボルト「……それってさらにこの作品の投稿頻度下がるんじゃないか?」
まぁそれは読者に決めてもらうことだから、だからお願いね♪
エボルト「一番下に『んな事許さんぞこの凡骨が!』を追加させておくな」
……言葉遣いが気になるけどまぁいいか。まぁたとえ飛んだとしてもこの作品終わらせる訳では無いですしお寿司。じゃあ今回もとりあえず閉めますか。
エボルト「まぁその前にまた依頼の感想あるけどな」
まじか…んーと?どれどれ…『とりあえずアトミックパンチおねがいします。(理由無し)』……理由無し!?ひでぇ!
エボルト「じゃあ行こうか」
やめろ!相棒!そんな事をしちゃいけない!
エボルト「だが断る!」
AIBOoooooooo!!!
エボルト「いでよ!タロウ!」
タロウ「タァァァァ!!!」
またご本人登場かよ!
タロウ「行くぞ!エボルト」
エボルト「あぁ、任せなぁ」
「「ダブルアトミックパンチ!」」
ゴホァ…腹が貫通するだけかと思ったら…背骨まで砕きやがって…
〈Rady Go!!〉
タロウ「ストリウム光線!」
エボルト「エボリウム光線!」
〈ブラックホールフィニーッシュ!〉
なんだよエボルトその技はァァァ!!!
〈チャーオー!〉
〈GAME OVER〉
エボルト「まぁコイツはいつも通りのオチというわけだ」
タロウ「うむ、彼の扱いはあんなのでいいのか?一応作者なんだろう?」
エボルト「気にするなぁ、もう読者も見慣れてると思うしな」
タロウ「そ、そうか?まぁならいいんだ」
エボルト「(おい、いいのかよ)…まぁ改めて閉めるとするか」
タロウ「それでは読者の方々」
エボルト「次回の更新まで…」
「「チャオ〜」」
タロウ「…初めて『チャオ』と言った気がするな」


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第11話 〜あの人再臨、時を超えし再会。〜

前回の出来事
・スラッシュご乱心
・カリバーの逆鱗に触れたレイナーレが爆発四散
・アーシアが悪魔転生して蘇る

[残りライフ×700]
作者「うーん、今回は自信ないぜ」
光刃「どうかしたのか?」
作者「いやなぁ、今回の話、なんか好き嫌い別れそうな気がしてよ」
光刃「んなの今更じゃねぇか」
作者「そうなんだけどさぁ…」
光刃「はぁ、ウジウジすんな。それにこれはお前の作った世界だ、ならそれを突っ切って行くしかないだろ?」
作者「そうやな…まぁそんな感じになっちまった今回だが、それよりも俺、気づいちまったことがあるんだ」
光刃「何を?」
作者「『ヒロインX』のポジションどうしようかってことを読者の皆様方にアンケート取るのを忘れた事を!」
光刃「え?別に次回以降に回せば…」
作者「次回以降だと彼女らが出せるタイミングかなり先になってしまいます」
光刃「……は?」
作者「という訳でとりあえず急遽ルーレットアプリをダウンロードして回したんすよ、『光刃のヒロインに追加』と『光刃の相棒化』と『光刃絶コロ化』の3つに分けて」
光刃「最後の不穏だなオイ」
作者「それで出たのが『ヒロイン追加』でしたので追加させます!」
光刃「それでいいのか?お前」
作者「だって3回連続で回しても全部『ヒロイン追加』だったんだよ?1/3の確率なのに」
光刃「……これが運命力なのか…」
作者「それと一緒に2つのアンケート、ソーナ先輩とアルトリアさんについても締め切ります!」
光刃「お前唐突に終わらすのやめろよ!」
作者「それについては本当に申し訳ありません。知らせるタイミングが見つからなくて、アルトリアさんに関しては今回出るからで…」
光刃「息するようにネタバレやめい、それで結果は?」
作者「両者光刃のヒロインに追加です」
光刃「……マジで?」
作者「マジです。そしてそろそろ俺の脳も容量オーバーしそうだからこれ以上のヒロイン追加は難しいと思ってください」
光刃「作者がこんなんですまない。そして…えーっと?つまりまとめると……」
作者「『ヒロインX』、『アルトリア』、『蒼那先輩』がヒロイン枠に参戦です!」
光刃「ウワーニギヤカニナルナー」
作者「それに加えて『第EX回』の設定を以下に替えます(修羅場回避のため)

アルトリア・ペンドラゴン(『Fate/GrandOrder』より 絆レベル10)

エミヤ(上に同じく)

謎のヒロインX(上上に同じく)

ちなみにこれに関しては特に誰かの鯖でも俺の鯖でもありませんので」
光刃「まずお前にリア友はいるのか?」
作者「………そしてエックスの性格はヒロイン枠化に当たり、軟化させます」
光刃「いないんだな」
作者「うっせ!これで俺からは以上!」
光刃「では皆さんお待ちかね、本日最初の作者処刑のお時間です」
〈ウィザード!なるほどなるほど…〉
〈スラッシュストライク!ヒースイッフードー!〉
作者「嫌だー!死にたくないー!死にたくないー!」
光刃「うるせぇ!」
〈習得三閃!〉
光刃「これでフィナーレだ!」
作者「うぎゃー!」
〈GAME OVER〉
光刃「という事でお待たせしました。長くなりましたがよーーーうやく本編です」


アーシアを救出できたその後は解散となり、明日の早朝に部室へ集まることとなってみんなは帰ることとなった。アーシアはどうなるのかと考えていたら、どうやら部長が連れていく事となった。そして帰宅してリビングに着くと2人が走りよって来る

 

黒歌「アーシアちゃんは無事かにゃ!?」

 

オーフィス「また会えるの!?」

 

光刃「落ち着けお前ら、とりあえずアーシアは生きているよ」

 

すると2人はへなへなとその場に座り込んだ

 

黒歌「よ、よかったにゃ〜…」

 

オーフィス「心配しすぎておかしくなりそうだった…」

 

と言う2人は涙目だった。

 

光刃「ま、今日はリアス先輩に連れていかれたけど、多分色々とあるんだろう。あと汗かなりかいたし、先風呂入ってくる。言っておくが一緒に入ろうと来んじゃねぇぞ?」

 

3人「はーい」

 

そして光刃は着替えを取って風呂場に入った

 

光刃「ふぃーーいい湯だー」

 

そう言って45℃の湯船に浸かるだらけきった顔をする光刃。もちろん体は先に洗ってからである

 

ユーリ〈お疲れ様だ、光刃〉

 

光刃「ユーリ、もう大丈夫なのか?」

 

ユーリ〈あぁ、それよりもアーシアが生きているということは切り札を使ったんだろ?〉

 

光刃「あぁ、おかげで俺もクロスもイッセーも泣いたけどな」

 

ユーリ〈やはりな、俺もその時起きていたらきっとウルっと来ていただろうし。それよりもお前……3分超えたな?〉

 

光刃「うっ、やはりバレるか…」

 

ユーリ〈まぁ今回は短かったからよかったものの、下手したら死ぬんだからな?〉

 

光刃「わかってるさ、俺もそこまで無茶はしないように気をつけるし」

 

ユーリ〈むぅ、ならいいんだが…〉

 

光刃「心配すんな。さて、上がるか…」

 

そう言って光刃は風呂から上がると、着替えてリビングに戻った。すると3人が一斉にこちらを見てくる

 

光刃「な、なんだよ…」

 

するとオーフィスが口を開く

 

オーフィス「みんなと話し合って決めた。今日は全員で光刃と一緒に寝る」

 

光刃「………はい?」

 

クロス「だからここのみんなとお兄ちゃんの部屋で寝るんです!」

 

光刃「どうしたらそんな話になるんだ……」

 

黒歌「危険なことをしたってクロスちゃんから聞いたから。私たちを心配させたバツにゃ」

 

光刃「それは事実だが、けどしかしな…」

 

光刃が額に手を当てながら考えていると

 

3人「……ダメ?」上目遣い+ウルウル

 

光刃「うっ……」

 

ユーリ《……光刃、諦めろ。これは完全な負け戦だ》

 

光刃「………わーったよ!ただし全員必ず風呂は入れよ?これは絶対だ」

 

3人「わーい!」

 

光刃「はぁ、調子のいいヤツらめ…」

 

光刃はその後自室に入り、未だに変化していないブランクワンダーライドブックを手に取って見つめていた。しかも手に取ったのは本当に1度も変化していないブランクワンダーライドブックだった

 

光刃「お前達はいつになったら変化した姿を見せてくれるんだ?」

 

そう考えていた時にふと光刃の頭にとある事が頭をよぎった

 

光刃「そーいや寿司を最後に食べたの1ヶ月くらい前か……そろそろみんなと食べに行こうかなぁ…」

 

するとそのタイミングで風呂からあがった3人が光刃の部屋に入って光刃を強制的に押し倒して来た。それによってブランクワンダーライドブックは宙をまい、ブランクワンダーライドブック達がいる机の上に落ちた。そして3人はそのまま速攻で眠りにつき、光刃もそのまま寝ることとした。だがとりあえずものすごく寝づらかったとだけは言っておこう

 


〈 界時抹消!〉

↓???↓

〈 再界時!〉


光刃「……ん?」

 

光刃が目を覚まして体を起こすと、そこは四方八方真っ白な空間だった

 

光刃「この空間…見覚えがあるな…。まさか俺、また死んだのか!?」

 

ユーリ「いや、そうでは無いみたいだぞ」

 

光刃「ユーリ!?」

 

横でユーリが腕を組んで立っていたので驚く光刃

 

光刃「ユーリがここにいるってことは…『地球の本棚』?いやそれでも本が無いのはおかしいし…」

 

???「ちょっと遅れました」

 

2人「「!」」

 

2人が声のした方へ振り向くと、そこには女性が立っていた

 

光刃「あ、神様!」

 

神様「お久しぶりです、光刃さん」

 

そう、この人は第0話で色々と世話になった人である光熱費水道費云々全て請け負った神様(現在進行形でキャラ迷走中)だ

 

ユーリ「貴方が光刃の事を転生させた神か」

 

神様「はい、そうです」

 

ユーリ「なるほど、やはり世の中何が起こるか分からないものだな」

 

そう言ってユーリは1人でウンウンと頷いている

 

光刃「それと神様、今回の用は?」

 

神様「説教です

 

光刃「………え?」

 

光刃は突然の言葉で変な声を出した

 

神様「だから説教です。自分の命を顧みない行動が何度か見れたので流石にO☆HA☆NA☆SIしないと気がすまなくて…」

 

その時、神様から『ゴゴゴゴゴ……』というオーラが見えていた

 

光刃「えっ?ま、マジですか?」

 

神様「はい何も言わないでそこに正座!」

 

光刃「は、はい!」

 

そう言って光刃は正座をする

 

神様「いいですか!まず貴方はですね……」

 

 

 

 〜数十分後〜

 

神様「ふぅ、これで気が済みました」

 

光刃「」

 

神様はいい笑顔でそう言い、光刃は目を開けたまま微動だにしなかった。それを不審に思ったユーリが光刃の元へと近づく

 

ユーリ「光刃ー無事かー?……あ、ダメだこれ…目を開けながら気絶してる。はぁ…」

 

そう言ってユーリは気絶している光刃に触れると、回復させる

 

光刃「………ハッ!」

 

ユーリ「目覚めたか、まさか俺の力が気絶にも効くとは思いもしなかったがな」

 

ユーリは肩を竦めながら話した

 

光刃「悪ぃなユーリ。それと神様、今回は呼んだのは俺へのお…お…O☆HA☆NA☆SIだけでですか?」

 

光刃は余程恐ろしかったのか震えながら聞いた

 

神様「いえ、貴方に教えておきたいことがあって」

 

光刃「伝えたい事?」

 

神様の言葉に光刃は頭に?を浮かべた

 

神様「貴方は確か、伝説の神殺し料理『NEOムドオンカレー』を食べたんですよね?」

 

光刃「は、はい…」

 

ユーリ「あれ神殺しだったのか…」

 

2人はあの時のことを思い出して死んだ目をした

 

神様「あれがですね、どうやら光刃さんの体に影響があったらしくて一部構造が変わってたんですよね」

 

2人「「ええ!?」」

 

唐突にそんな話をされて驚く2人

 

神様「まず、貴方の『身体能力強化EX』は『C』にまでランクダウンしてまして…」

 

光刃「めっちゃ下がっとる!?」

 

ランクの下がりが予想以上で再び驚く光刃

 

神様「その代わりと言っては何ですが、あなたの身体に『魔術回路』なる物が出来てました」

 

ユーリ「『魔術回路』だって!?」

 

今度はユーリが最近読んだ漫画本の事が起きて驚いた

 

光刃「ユーリ、『魔術回路』って俺の記憶が正しければ…」

 

ユーリ「あぁ、『Fate』の世界にある生命力を魔力に変換するための器官だ」

 

光刃「やっぱり…」

 

光刃は(今後大変になるだろうなぁ…)と考えていると

 

神様「という事なので私が貴方にすることは2つ、まず1つは()()()()()()()()()()()()ことです」

 

光刃「え?ぜ…前前世?」

 

神様「はい、貴方の前前世を調べてみたところ、三大特撮よりも『Fate』シリーズが好きであり、特に『FGO』には底なし沼レベルにハマっていた事がわかりまして」

 

光刃「ま、マジですか…」

 

突然そんなことを言われたので光刃は顔を引きつらせる

 

神様「はい、そーゆう事なので、特例措置として『記憶起こし』をする事になりました」

 

ユーリ「ちょっと聞いていいか?神」

 

するとユーリが間に入って質問をした

 

神様「なんですか?」

 

ユーリ「俺の記憶が正しければ、『FGO』は2015年に配信が始まったと思われるが、どういうことだ?」

 

すると神様は少し俯きながら話し始めた

 

神様「彼は前前世で死んだ後に同じ世界に数十年だけ戻った時間に生まれ変わったんですよ。ですがそのせいで『同じ魂が同じ世界の同じ時間軸に2つとも生きている』という神界でも初の現象が起きてしまって…」

 

光刃「俺ってそんなにレアだったんだ…」

 

神様「はい。それに最近の研究で分かったのですが、同じ魂が同じ時間軸に2つとも生きている場合だと、後から来た方の魂が早めに死んでしまう運命であるということも分かりまして…」

 

ユーリ「つまり、光刃の転生前はその運命に作用されたと」

 

神様「おっしゃる通りです…」

 

そう言って神様の表情はものすごく沈んだ

 

光刃「あー、俺は別に気にしてませんよ?」

 

神様「……え?」

 

神様は少し困惑しながら顔を光刃へと向けた

 

光刃「だってそれが運命だったとしても、俺がした行動は今でも間違ってないって思ってますから。だから顔をあげてください」

 

神様「……本当に優しいですね、貴方は…」

 

光刃「俺が信じた事を貫いているだけですよ」

 

神様「ふふ、そうですか…」

 

どうやら神様は気持ちを持ち直したようだ

 

光刃「あ、それと聞くんですが、『記憶起こし』の際に(暗闇 光刃)という存在が消えたりしませんか?」

 

と光刃は右手を上げながら聞いた

 

神様「それについては安心してください。ベースはあくまでも貴方であり、起こす記憶も一部のみですのでそんなことは起きませんよ」

 

光刃「そうですか……じゃあ『記憶起こし』お願いします」

 

と光刃は少し考えたがやってもらう事にした

 

神様「分かりました、では!」(パァン)

 

そう言って神様が手を叩くと、光刃の記憶が呼び起こされる。すると光刃が少し青い顔をして頭を抱えてた

 

光刃「……マジでやべぇやつじゃん前前世の俺。ガチャで欲しい一体が来るまで引いた結果、自己破産寸前になったとか…」

 

ユーリ「恐らくそれが、今のお前の節約に繋がってるんだろうな。前前世の失敗を繰り返さない為に脳は知らなくても魂が覚えていて」

 

光刃「あぁ、有り得る…」

 

光刃はユーリの仮説にものすごくしっくり来ており、納得していた。すると神様は再び口を開く

 

神様「そして2つ目、今回の件は完全にイレギュラーなのでお詫びを兼ねてまた好きな事を願っていいですよ」

 

光刃「えっマジで!?」

 

神様「マジです!さぁ、この紙に2つまで書いてくださいね〜」

 

そう言って神様は紙とボールペンを渡してきた。するとユーリが

 

ユーリ「神、コレは『女心が理解出来るようになる』と書いたら叶うのか?」

 

と聞いてきた。しかし

 

神様「ごめんなさい。こういうのでそういう事を変えるのは危険という事なので禁止されてるんですよ」

 

来たのは悲しき返答だった

 

ユーリ「そうか…(もう、手は無いのか…)」

 

神様「はい…でも、貴方の苦労もわかるわ…」

 

ユーリが頭を抱え、神様がユーリの背中を摩っている一方で

 

光刃「うーん、とりあえず…」

 

光刃はボールペンを走らせて神様に渡した

 

神様「はい、もらいました!えーっと?なになに…」

 

1.バイク免許の取得と運転方法のラーニング

 

2.英霊召喚10連

 

 

すると神様は光刃をジト目で見ながら聞いてくる

 

神様「貴方、免許取るのめんどくさいとか思ってこんなこと書いたんでしょう〜」

 

光刃「うっ…でっでも!免許取りに行く時間も無いし…」

 

神様からの指摘に完全に図星だった光刃はしどろもどろになりながらももうひとつの理由を話した

 

神様「うーん確かに、それなら仕方ないわね…了解!じゃあまず最初の願いからね」(パチン)

 

光刃「うぐっ…」

 

神様が指を鳴らすと同時に光刃が頭を抱えて膝を着いた

 

ユーリ「光刃!」

 

神様「大丈夫、バイクの運転方法についての知識が頭の中に流れてきて脳が頑張ってるだけだから」

 

ユーリ「そ、そうか?」

 

すると数分後、光刃が立ち上がると

 

光刃「ラーニング完了。よし!これで本格的に『仮面ライダー』を名乗れる!」

 

と言った。それを見たユーリが少し微笑む

 

ユーリ「子どものようにはしゃぎやがって」

 

光刃「まぁ今世の俺17だしまだ子どもだよ。一応多分!」

 

と話していると神様が咳払いをする

 

神様「それじゃあ2つ目の英霊召喚に入ります!」(パチン)

 

すると神様がまた指を鳴らすと、今度は地面に魔法陣が組まれて光刃の手元に沢山の虹の石が入ったバケツと紙が現れた

 

光刃「神様、この石ってやっぱり…」

 

神様「はい、【聖晶石】です!」

 

光刃「すげー!現物はこんななのかぁ〜」

 

ユーリ「ふむ、これは興味深いな…」

 

2人は【聖晶石】を取り出してまじまじと見てると

 

神様「あのー、そろそろ召喚して頂きたいのですが…」

 

2人「「あっ」」

 

神様の言葉に再び意識が現実に戻ってきた2人。そして神様から一通りの召喚方法について学ぶと準備を始める

 

光刃「じゃあ行きますねー」

 

ユーリ「さぁどうなるのか…」ゴクゴク

 

光刃「ユーリ、何飲んでんだ?」

 

ユーリ「神から貰った緑茶」

 

光刃「りょ、緑茶?……まぁいいか!よし!」

 

そう言って光刃は10連分の石を魔法陣に投げ置いた。その際に1()()()()()()()()。そして片手を前に出してもう片手で紙を持って見ながら唱える

 

光刃「()に銀と鉄。 ()に石と契約の大公。

降り立つ風には壁を。

四方(しほう)の門は閉じ、王冠より出で、王国に至る三叉路(さんさろ)は循環せよ。

 

閉じよ(みたせ)閉じよ(みたせ)閉じよ(みたせ)閉じよ(みたせ)閉じよ(みたせ)

繰り返すつどに五度。

ただ、満たされる(とき)を破却する。

 

――――告げる。

(なんじ)の身は我が下に、我が命運は汝の剣に。

聖杯の寄るべに従い、この意、この(ことわり)に従うならば応えよ。

 

誓いを此処(ここ)に。

我は常世(とこよ)(すべて)の善と成る者、

我は常世総ての悪を()く者。

 

(なんじ) 三大(さんだい)言霊(ことだま)(まと)七天(しちてん)

抑止の輪より来たれ、天秤の守り手よ―――!」

 

詠唱を唱えると魔法陣が輝き、【聖晶石】が砕け散る。するとそこから異物が姿を現した

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

キングオブアーサー!

 

ユーリ「ブッ!?何やってんだお前!」

 

ユーリは突然見えたワンダーライドブックに緑茶を吹き出した

 

光刃「うるせぇ!これで確定ガチャだオラァァァァ!!!」

 

光刃は前前世の記憶で蘇った事の1つであり、トラウマでもある圧倒的絶望の未来(星5召喚率)を覆すべく、とんでもない所業をしたのだった。

 

神様「これは流石に予想外ですね…」

 

神様も光刃の変わりように若干引いているようだった。すると魔法陣から黄色の円が現れ、輪が広がりるとすぐに縮こまり、上空へ向けて強い光を放たれた。あまりの光の強さに光刃は目を瞑る

 

 

 

 

 

???「サーヴァント『アーチャー』。召喚に応じ参上した」

 

声がしたので目を開ける光刃。すると魔法陣の上には前前世で最初のチュートリアルガチャの時に出会い、その後からずっと最前線で戦ってくれた『エミヤ』(第3段階)が居た

 

光刃「エミヤ!」

 

光刃は嬉しさのあまりに真名で呼ぶ

 

エミヤ「む?私の真名を知っていたのか?」

 

光刃「あっ、いや…えーっと…」

 

エミヤ「いや……ふむ、まさかこんな出会いがあるとはな。()()()()、マスター。あの時と顔は変わっているみたいだが…」

 

光刃「え!?カルデアの記憶があるの!?」

 

光刃は真名で呼んだのはミスと思って言い訳を考えていたが、記憶があることに驚いた

 

エミヤ「あぁ、あの時はいつも私と一緒に最前線で戦っていたからね」

 

光刃「あん時はホント世話になったよ。いやー、嬉しいぜ!またお前と出会えるなんて」

 

エミヤ「私も同じだよ」

 

互いに喜びをかみしめている間、少し離れた場所でユーリが1人頷いていた

 

ユーリ「ふむ、どうやら2人は余程強い絆で結ばれているようだな」

 

するとエミヤがユーリに気づく

 

エミヤ「む?君は一体何者だ?」

 

ユーリ「俺か?俺は『ユーリ』。今の光刃の相棒であり、聖剣だ!」

 

エミヤ「聖剣だと!?一体どういう…」

 

ユーリに問い詰めようとするエミヤの前に神様が間に入ってきて仲裁をする

 

神様「お取り込み中悪いですが、またサーヴァントが召喚されますよー!」

 

光刃「おっと、次は誰が来てくれるんだ?」

 

一旦この話は後で光刃の事を含めて説明すると言う事で落ち着き、みんなは魔法陣を見る。そして再び魔法陣が光ると今度は虹の円が現れ、同時に【キングオブアーサーワンダーライドブック】も光を放つ。そして同じように強い光に変わると光刃は再び目を瞑る

 

 

 

 

 

???「━━━問おう、貴方が私のマスターか?」

 

声がしたので再び目を開ける光刃。すると今度は初めて引いた星5サーヴァントである『アルトリア・ペンドラゴン』(第3段階)こと『アル』(前前世での呼称)が居た。

 

光刃「っしゃーー!!!」

 

ユーリ「まさか、本当に呼べてしまうとは…」

 

エミヤ「ふむ、この流れからすると彼女も来そうであるな…」

 

光刃は思惑が成功したことによるガッツポーズを掲げ、ユーリはワンダーライドブックの新たな使い方を知って驚き、エミヤはこの後に起こることを察した

 

アル「貴方は……いえ、お久しぶりです。マスター」

 

光刃「久しぶりだな、アル。そしてよく俺ってわかったな」

 

アル「何となくマスターの気がして、しかしあの時の顔とは変わってますね」

 

光刃「まぁちょっとあってな。顔が違う理由は後で話すから」

 

アル「そうですか。でも……また貴方に会えてよかった」

 

光刃「あぁ、俺もさ。これからもよろしくな!」

 

そう言って光刃はにっこりと笑い、手を出した。するとアルは頬を赤らめて、可愛らしい笑顔を向けながら握手に応じた。その間にユーリが顎に手を当てて考える

 

ユーリ「まさか『アーサー王』が女性だったとは…いや、あの時代を考えると男装していても不思議ではないか……」

 

そしてユーリに気づいたアルが少し警戒を含めてそちらに向き直る

 

アル「む?貴方から聖なる力を感じますが…何者ですか?」

 

ユーリ「俺か?俺は『ユーリ』。今の光刃の相棒であり、聖剣だ!」

 

アル「聖剣!?一体どういうことです!」

 

アルもエミヤと同じように問い詰めようとしたところ、今度はエミヤが間に入った

 

エミヤ「落ち着けセイバー。その事はマスターの事の時で一緒に話すそうだ」

 

アル「むぅ…」

 

光刃「まぁまぁアル、ちゃんと説明すっから後でな」

 

そう言って光刃はアルを落ち着かせた

 

アル「……分かりました。ですがちゃんと説明してくださいよ?」

 

光刃「わかってるって」

 

神様「さぁ!そうこうしている内に最後の召喚だよ!」

 

神様の言葉に再び魔法陣へと視線を向けるみんな。すると、再び【キングオブアーサーワンダーライドブック】も光を放ち、虹の円が出現する

 

光刃「………マジ?」

 

まさかまさかの2回目の確定演出、これには光刃も予想GUYだったので流石にビビった。そうこうしていると再び強い光となって、光刃は三度目を瞑る

 

 

 

 

 

???「……コードネームは『ヒロインX』。昨今、社会的な問題となっているセイバー増加に対応するために召喚されたサーヴァントです。よろしくお願いします」

 

最後に現れたのは、光刃の前前世で破産寸前になってまで引き、そしてその後はエミヤとアルとの3人で光刃を支え続けた『謎のヒロインX』(第3段階)こと『エックス』(前前世の呼称)がいた。

 

光刃「エックス!エックスじゃないか!」

 

光刃は若干興奮気味にエックスの元へと駆け寄る

 

エックス「む?その呼び方をするということは……あ!もしや君はあのマスター君ですね!ですが顔が変わって……整形でもしたんですか?」

 

光刃「いや整形ちゃうちゃう。でも色々とあったんだよ俺もさ」

 

そう言って光刃は少し頬をかいた

 

エックス「そうだったんですか。ですがこうしてまた会える事が出来てうれしいです!」

 

そう言ってエックスは帽子のつばを手に持ってを少し上へと傾け、笑顔を見せる

 

光刃「俺もだよ!改めてよろしくな!」

 

そう言って光刃は手を出す

 

エックス「はい!こちらこそ!私の最強のセイバーとしての力を再び見せてあげますよ!」

 

差し出された手をエックスは握った。その際にエックスの頬が少し赤かったがもちろん光刃は気づかない。その様子を見たユーリが2人に聞いた

 

ユーリ「エミヤ、アルトリア」

 

エミヤ「なんだ?」

 

アル「なんですか?」

 

ユーリ「光刃…お前たちのマスターはカルデアの時でもこんなんだったのか?」

 

アル「……そうですね、基本的にシロウのような天然女たらしでした」

 

エミヤ「やめてくれセイバー。それは俺にすごく刺さる…」

 

アルの話にエミヤは気まずそうな顔をする

 

アル「ですが私達は必ずパーティから外すことなかったですね。それに『お前たち3人は俺の最高の相棒だ!』っ言ってくれた時は本当に嬉しかった…」

 

エミヤ「そうだな。だがその時の他のサーヴァント達の視線はかなり痛かったが……。それとユーリ……だったか?ここでのマスターはどうなんだ?」

 

ユーリ「……ここでのアイツも、女心が分かってない。つまりは、前前世からそれは続いていたのか…」

 

その時のユーリの表情は疲れていた

 

エミヤ「……君も大変なんだな」

 

エミヤはユーリに同情の目を向ける

 

ユーリ「あぁ……どうしてアイツはあからさまに分かるはずの好意に気づけないのか、はぁ……」

 

ユーリは額に手を当て、ため息をついた

 

アル「ですがそれも彼らしいといえばらしいですね。………しかしライバルは多いのですか

 

アルの最後の呟きは誰にも聞かれはしなかった。すると神様が光刃の元へと歩み寄っていった

 

神様「いやー、まさかワンダーライドブックを召喚の媒体に使うなんてね。はいこれ」

 

そう言って神様は【キングオブアーサーワンダーライドブック】を渡した。しかし既に表紙は黒くなっており、文字は読めなかった。

 

光刃「ありがとうございます。お疲れ様、【キングオブアーサー】」

 

そう言って光刃はワンダーライドブックを握り締める

 

神様「でもそのおかげで他にもすごい物を召喚したよ」

 

光刃「すごい物?」

 

神様「ほら」

 

そう言って神様が出したのは…

 

・『ガトライクフォン』×2

・『ライダーチケット(無期限)』

・『ブランクチケット』

・『使い切りウォッチ【聖剣の刀鍛冶師】』

・『使い切りウォッチ【投影魔術】』

・『使い切りウォッチ【解析魔術】』

 

だった。

 

光刃「ち、チケット!?それにガトライクフォン!?そしてこのライドウォッチ達は何!?」

 

引いた内容に混乱する光刃

 

ユーリ「……ふむ、どうやら【ワンダーライドブック】の『仮面ライダー』という性質がこの召喚に大きく影響してしまったらしいな」

 

冷静に分析するユーリ

 

神様「しかもその『使い切りライドウォッチ』シリーズは使用者が起動したらそれぞれの基本的な事から応用的な事、さらには達人級の知識と技術を全て一瞬でラーニングさせる超画期的アイテムです!そしてこれは神界でも超絶激レアなアイテムで、1つ日本円にすると数(けい)円はくだらない凄いものなんです!」

 

光刃「とんでもねぇ超高性能&超高級物じゃねぇかァァァ!!!」

 

神様の説明でさらに声を上げる光刃であった

 

エミヤ「やれやれ、全くマスターは…」

 

アル「ですが、これでこそ私達のマスターですね」

 

エックス「そうですね青セイバー。それよりも私は気になることがありますのでちょっと行ってきます」

 

そう言って光刃の元へと歩み寄るエックス

 

エックス「マスター!」

 

光刃「ん?どうした?エックス」

 

エックス「聞きたいことがあるのですが…」

 

光刃「聞きたいこと?あ、神様。まだ飲み物あります?さっきの叫びで喉が…」

 

神様「烏龍茶ならありますよ、はいっ」

 

そう言って神様は『烏龍茶』をどこからか出して光刃に投げ渡した

 

光刃「ありがとうございます。そんでエックス、何か気になったのか?」

 

それを受け取った光刃は『烏龍茶』を飲みながら頭をカクンッと横にかたむけて?が浮かび上がる

 

エックス「はい、どうしてマスターから()()()()()()()()んですか?」

 

2人「「!?」」

 

光刃「ブーッ!?」

 

神様「なっ、そんなので気づけるんですか!?」

 

ユーリ「というかそんな匂いあるのか?」クンクン

 

エックスからの言葉にエミヤ達は驚き、光刃は突然言われたので明後日の方向に思わず吹き出し、神様は類見ない方法で気づいたことに軽く混乱し、ユーリは自分の体の匂いを嗅ぎながら頭に?を浮かべた

 

光刃「じ、じゃあ早速に説明するか。だからユーリ、体嗅ぐのをやめろ」

 

ユーリ「む?わかった。では説明をするぞ?」

 


〈 界時抹消!〉

↓十数分後↓

〈 再界時!〉


 

光刃「……という訳なんだ」

 

エミヤ「なるほど、つまり君は実質2回も死んでしまい、悪魔や天使、堕天使がいる世界に転生して『仮面ライダー』というの別の世界の戦士の力を得たということか」

 

アル「そして私達の知っている顔のマスターは今のマスターの前前世に当たり、記憶も普通は呼び起こされることは無かった」

 

エックス「ですがとあるイレギュラーが起きたことにより、私達に関する記憶を一部起こさせた。そして今回、マスターの願いによって英霊召喚をした際に私たち3人が運命のいたずらか呼び出されたと」

 

ユーリ「まとめるとなるとそうだな」

 

光刃達の説明によって3人はあらかた理解してくれた

 

エミヤ「しかし、本当に聖剣だったとはな…本当に驚いたぞ」

 

アル「『聖剣そのものが英知を持ち、ワンダーライドブックを読み込むことでその伝承を学び具現化することができる』……。私達の知っている『聖剣』とは根本的に違いますね」

 

ユーリ「住む世界が変われば、『聖剣』という物も変わる物なのだろう」

 

エックス「それにマスターが変身するのは『仮面ライダーセイバー』シリーズというものなのですか……正直マスターか青セイバー以外が変身していたら私が変身前に斬り殺してましたよ」

 

光刃「怖ぇよエックス……シャレにならんからやめてくれ…」

 

エックスが殺る気を見せた表情をしたので光刃は止めた

 

アル「それにマスターは転生特典なる物の際に身体、家事、音楽に強くなったんですよね」

 

光刃「そなえあれば憂いなしって感じでな。私生活重点的になっちまったけどよ」

 

そう言って光刃は苦笑をうかべた

 

アル「なら……マスターの料理、食べてみたいです!」

 

と言ってアルがずいっと近づく

 

エックス「青セイバーに激しく同意します!だから私達にも食べさせてくださいね!マスター君!」

 

そう言ってエックスもずいっと近づいた

 

光刃「わかってるって2人とも。でもまぁ、俺的にはエミヤの料理も食べたいからキッチンは交代制か?」

 

エミヤ「あぁ、私は別にそれで構わない」

 

とりあえず今後の家事については決まったようだ

 

ユーリ「それよりも気になったことがあるのだが…」

 

そう言ってユーリは一旦神様を呼んだ

 

神様「ん?なんですか?」

 

ユーリ「今の現実での時刻は大丈夫なのか?」

 

神様「あ、それについては問題ないですよ。ここでの1時間は外での1分ですから」

 

ユーリ「なら丁度いいか…光刃」

 

ユーリは少し考えた後に光刃を呼んだ

 

光刃「ん?どうかしたか?ユーリ」

 

ユーリ「今のうちに『使い切りライドウォッチ』シリーズ全部使って来い」

 

光刃「あ、確かに…じゃあエミヤ、手伝ってくれるか?」

 

エミヤ「なるほど、魔術の事でか。了解した」

 

光刃「よし!んじゃあやるぞー!」

 

そう言って光刃とエミヤは少し離れた場所に移動して、『使い切りライドウォッチ』シリーズを使い始めた

 


〈 界時抹消!〉

↓1時間後↓

〈 再界時!〉


 

光刃「よし!これで一通りの調査は終わりかな?うーんっ!」

 

そう言って光刃は背伸びをした

 

エミヤ「あぁ、お疲れ様だマスター。それにしてもまさかの結果だったな」

 

光刃「あぁ、本当だよ…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

魔術回路がイレギュラーな出来方をしたのおかげかは知らないが投影魔術で生活用品と家具、電化製品しかまともに投影できないなんて…」

 

そういう光刃の周りには机、椅子、フライパン、傘、布団、パソコンetc…があった

 

エミヤ「だがしかし、私がそれらを解析してみたが贋作と言わせないほど完全に本物と同等だった。それは誇るべきだぞ」

 

光刃「でもさー、武器を投影して使う時に攻撃する途中で壊れるって酷すぎねぇか?私生活完全サポートやんけ…」

 

そう言って光刃が顔を向き直るとそこには大量の武器だったもの達の山があった

 

エミヤ「………ノーコメントだ」

 

光刃「現実は非情だ!」

 

エミヤは視線を逸らしながらそれだけ言い、そして光刃の叫びが木霊する。するとその声によりユーリ達4人がやって来る

 

ユーリ「どうかしたか?こu…すごいな、その家具達は」

 

アル「しかもパソコンまで作れてしまうとは…そして普通に使えますね」

 

エックス「マスター君!頼めば私に新品の宇宙船を作ってくれますか?」

 

光刃「一応出来るとは思う、だがその前に解析魔術で一通り構造を調べなければ無理だ。パソコンに関しては俺が1から作ろうとした時に調べたから出来ただけだし」

 

神様「それにしても凄いわよ。うーん、属性で言うと『生活』かしら」

 

光刃「くっそダサいんで勘弁してください…事実ですけれども…」

 

神様の提案を光刃は拒否した。

 

神様「じゃあそろそろ戻ったら?ゆっくり寝た方がいいと思うし」

 

ユーリ「確かにそうだな」

 

光刃「だが、どうやってここから出るんだ?」

 

神様「忘れてない?私これでも一応神様よ、それくらい朝飯前だわ!」

 

アル「何!?」

 

エミヤ「神だと!?」

 

2人は突然のカミングアウトにより、驚きを見せる。するとエックスが神様の元へとゆらりゆらりと歩み寄る

 

エックス「……神様、なんですよね」

 

神様「そうね、まぁ私は自由に動ける特別職だけど…」

 

エックス「……なら、セイバーの英霊ばっかり増やす神は居るんですか?」

 

その時のエックスの目からハイライトは逝っていた

 

神様「ん〜……私の記憶が正しければ確かいたと思うわよ?」

 

エックス「そうですか……ありがとうございます…」

 

そう言ってハイライトが未だ逝っているエックスは光刃の隣へと歩いた

 

光刃「……エックス、もしかしてだけど「セイバーばっかり増やす神コロスセイバーばっかり増やす神コロスセイバーばっ…」あっオワタ…」

 

光刃はこれには流石に匙を投げた

 

神様「それじゃあね、それとここに来るような事はもうしないように」

 

光刃「努力はしときます、そしてありがとうございました」

 

その言葉と共に光刃達の体は光に包まれていくと、やがて消えた

 


〈 界時抹消!〉

↓元の場所へ↓

〈 再界時!〉


 

光刃「うぐぅ……」

 

光刃は戻ってみたら現在進行形で3人にプレスされていた

 

光刃「こ、これは脱出しなきゃ…」

 

ユーリ《それ一択だな》

 

そう言って光刃は慣れた手つきで3人から起こさないように離れた

 

光刃「プレスされていたからか、体が痛い…」

 

ユーリ《それは俺が回復しといてやるよ》

 

光刃「あんがと、いつも助かる」

 

そう言いながら光刃は部屋の扉を無音で開け、無音で閉めた。

 

ユーリ〈そのスキル、段々と板がついてきたな〉

 

光刃「望んで手に入れた訳じゃ無いんだけどなぁ…」

 

そう言って1階におり、リビングの扉を開くと

 

エミヤ「やぁマスター」

 

アル「先程ぶりです」

 

エックス「セイバーばっかり増やす神コロ…ハッ!マスター君!さっきぶりです!」

 

そこには召喚した3人のサーヴァント達(1人さっきまでハイライト仕事してなかったが)がいた

 

光刃「いらっしゃい、何か飲むか?」

 

エミヤ「では折角だし紅茶を頂こうか」

 

アル「なら私も」

 

エックス「私にもお願いします!」

 

光刃「了解」

 

そう言って光刃はダイニングキッチンへ行くと、やかんに水道水を勢いよく入れると沸かし始め、ティーポットとカップ4つには『アク〇クララ』のお湯を注ぎ、温め始めた

 

エミヤ「ふむ、本格的だな」

 

アル「えぇ、楽しみです」

 

エックス「というか手馴れていますねマスター君」

 

光刃「まぁ学ぶ機会があったからな」

 

天津 垓さんの修行の時に『覚えておいて損は無い』と言われてついでとして紅茶の美味しさ審査をされた(その時は【地球の本棚】フル活用したが2回目で合格だった)。それから光刃はお願いされた時のみ淹れるという感じになった

 

光刃「よし、そろそろか」

 

そう言って光刃はポットのお湯を捨てると、茶筒から茶葉をティースプーンに乗せ、人数分入れる。そしてポットにさっきやかんで沸かして沸騰させたお湯を勢いよく注いだ

 

エミヤ「ふと思ったのだが、ユーリは寝ているのか?」

 

ユーリ〈呼んだか?〉

 

3人「「「!?!?」」」

 

唐突に声だけ聞こえたので3人は驚く

 

エックス「い、一体どこから声が…」

 

光刃「あ、ユーリの説明少し忘れてたのあったわ…」

 

そう言って額に手を当て、アチャーとする光刃

 

アル「どういうことです?」

 

光刃「ユーリは【光剛剣最光】という聖剣というのはさっき話したと思うが、俺はその【光剛剣最光】と融合しているんだ。だからユーリとは普段会うことは出来ない」

 

ユーリ〈そういう事だ〉

 

するとエックスは顎に手を当てて考え始める

 

エックス「融合…合体…ハッ!つま「言葉は早めにとぎらせてもらうぞ」えー」

 

光刃「言わせるかってんだよ。それに融合したのは完全に不思議なことが起こったからなんだ、原因不明のな。っとそうこうしているうちに」

 

そう言って光刃はカップのお湯を捨てると、ティーポットをスプーンで軽くひとまぜさせて茶こしで茶殻をこしながら回し注いでいった。そして完成した紅茶の入ったカップ達を色々と乗っているお盆の上にあるソーサーの上に置き、運んで行った

 

光刃「はいおまたせ」

 

ユーリ〈光刃、俺にミルクを頼む〉

 

光刃「了解」

 

そう言って光刃はそれぞれの席の前にティーカップをソーサー事渡した。そしてミルクピッチャーも4つそれぞれの席に置く

 

エミヤ「ふむ、いい香りだ」

 

アル「本当にいい香りですね」

 

エックス「マスター君がとてつもないほどパワーアップしてるって事がわかりますよ」

 

光刃「褒めんなよ、照れるだろうが。うん、上手くできてる」

 

ユーリ〈やはり光刃の紅茶は美味いな〉

 

光刃は照れ隠しでミルクをユーリが好む適量を入れて紅茶を口に含み、ユーリと共に感想を零した。それに続いてみんなも飲んでいった

 

エミヤ「ふむ…美味しいな」

 

アル「本当、心が温まります」

 

エックス「この美味しさ…何かお菓子が欲しくなりますね」

 

光刃「そー言うと思って、はい」

 

そう言って光刃はお盆に最後に乗っていた菓子鉢を取り出す

 

アル「これは?」

 

光刃「俺の作ったお菓子、どーぞ」

 

そう言って菓子鉢を開ける光刃、そこにはラップに包まれたパウンドケーキが沢山入ってあった

 

エックス「美味しそう!それじゃあ、いっただっきまーす」

 

エミヤ「では私も頂くとしよう」

 

アル「私も頂きますね」

 

光刃「どーぞどーぞ」

 

そうしてみんなは光刃の作ったパウンドケーキを食べ始める。

 

エックス「ん〜!美味しい〜♪」

 

アル「本当に美味しいですね、しかも紅茶とすごく合います。はむ…」

 

エックスは幸せそうな顔をして身体を震わせ、アルは『パァ…』というようなオーラを出しながら美味しそうに食べる。

 

エミヤ「なるほど……これは負けられないな……」

 

そしてエミヤは光刃の料理を食べて今の光刃の料理の腕の高さを理解した

 

エックス「そーいえばマスター」モグモグ

 

光刃「ん?」モグモグ

 

エックス「(ゴックン)マスターってここに1人で住んでるんですか?」

 

光刃「(ゴックン)いや、俺以外だと義妹の『クロス』、猫又転生悪魔の『黒歌』、無限の龍神(ウロボロス・ドラゴン)の『オーフィス』の3人が住んでるな」

 

アル「……3人とも女性なんですか?」

 

光刃「まぁ3人とも女性だな。はぁ、あいつらなんで()()()()()()()んだ…」

 

アル「一緒に…」ピクッ

 

エックス「寝る……?」ピクッ

 

エミヤ&ユーリ「〈はぁ…またかマスター(光刃)……〉」

 

そう言って手を額に当てる光刃。しかし、さっきの言葉に反応するアルとエックス。エミヤとユーリはため息をついた

 

エックス「……マスター、どうして一緒に寝られると思うんですか?」

 

光刃「んー…抱き枕か何かだと思われてんじゃねぇか?」

 

アル「……それ以外の理由はないと思うんですか?」

 

光刃「逆にこれ以外の理由ってあるのか?俺は知らないんだけど……」

 

光刃のこの言葉にアルとエックスは互いに目を合わせると光刃に背中を向き、コソコソと話し始めた

 

エックス「ちょっとー!マスターの鈍感もパワーアップしてるんですけどー!」コソコソ

 

アル「これはもう鈍感ではなく、朴念仁ですね……」コソコソ

 

エックス「どうして私達のマスターはこうなんでしょうかね青セイバー、正直びっくり通り越して呆れます」コソコソ

 

アル「ですね、これは本当に骨が折れそうです…」コソコソ

 

2人「「はぁ……」」

 

2人は一緒に大きなため息をついた

 

光刃「あのー……なんかごめんな?2人とも。ってもう1時すぎてるじゃん!」

 

光刃の視線の先にある時計は13時15分を指していた

 

ユーリ〈明日は確か、早朝に部室に集まるんだったな〉

 

光刃「あぁ、だから早く寝ないと。今日は屋根裏部屋で寝るか…」

 

そう言って光刃は立ち上がった

 

エミヤ「では私達も共に行こう、急に来たのだから部屋は無いのだろう?」

 

そしてエミヤ達も立ち上がる

 

光刃「まぁその通りだけどさ、ってもしかして『受肉してましたー』って奴?」

 

光刃は軽く冗談交じりで言ってみた。そしたら

 

アル「その通りです

 

ユーリ〈……え?〉

 

当たっていたのだった。これにはユーリも素っ頓狂な声が漏れ出る

 

光刃「て、適当に言ったのにガチだったのか…。まぁとりあえず行くか」

 

そう言って光刃は思考を改めては屋根裏部屋に行った。そして布団を4人分敷いて寝っ転がる。すると

 

エックス「えへへー、マスターの隣〜」

 

そう言って光刃の隣にくっつくエックス(第1段階)

 

アル「む、なら私はその反対側を…」

 

アル(第1段階)も負けじと反対側からくっつく

 

光刃「ちょっ……まぁいっか(思考放棄)」

 

ユーリ〈それでいいのかお前は…〉

 

光刃はあまりの眠さに考えることをやめ、ユーリもため息混じりにそう呟く

 

エミヤ「……マスター、頑張れよ…」

 

エミヤはその様子を見て1粒の零してそう呟いた

 

光刃「じゃあみんな、おやすみ〜」

 

そうして4人は眠りにつくのであった

 

 

 〜光刃の部屋〜

『ピカーッ』

とある1冊のブランクワンダーライドブックが光を放つ。しかし、机の上にあるカバンの影だったので、その光に誰も気づきはしなかった…




[残りライフ×699]
今回もご覧頂き、ありがとうございました
エボルト「それにしても唐突だねぇ〜」
反省はしてるよ、だが後悔はしていない!
エボルト「凛々しく言うな、それと光刃は晴れてサーヴァント達のマスターになった訳だが、令呪はどんな形なんだ?」
右手の甲にこんな感じ

【挿絵表示】

エボルト「ほぼライダーズクレストじゃねぇか!」
だってこの小説、一応『仮面ライダーセイバー』が主役だし、折角ならという事で
エボルト「はぁ、言い分はわかった。しかも無理矢理3角にしてるのもわかったしな」
やっぱりエボルトにはバレるか〜
エボルト「それよりも、エックスの性格がかなり丸くなってないか?主にアルトリアに対しては」
そりゃ今のエックスにとってのアルトリアさんは好敵手であり、相棒だからだよ
エボルト「ん?どういう事だ?」
マスターによって一緒のパーティーに入れられる→最初は青セイバーをムッコロそうとしていたが、マスターの説得の末に渋々だがとりあえず落ち着く→凸凹ながらもエミヤと共にマスターの戦線を支え続ける→2人のピンチ時、マスターが重症を負いながらも2人を救い、諭す→二人が和解し、抜群のコンビネーションで敵を撃破→以後、2人は最大の好敵手であり、最強の相棒となったのだった。……というイベントがあったって設定をエックスのヒロイン化と共に作った
エボルト「うわぁー、想像出来ねー」
お前のようなもんだよifルト、お前が正義堕ちするなんてさ。ってそうだ!皆様にお願いがあります
エボルト「どうした突然」
アルトリアさんとエックスの学校通う際の偽名を募集しますのでご協力をお願い致します
エボルト「理由は?」
いいのが思いつかなかった。以上
エボルト「すんごくお前らしい」
それとエックスさんの独特な他人の呼び方も募集します
エボルト「来なかったら?」
全員普通の呼び名にさせる
エボルト「募集する理由は?」
さっきと同じく、いいのが思いつかなかった
エボルト「またかお前は…」
そして期限は偽名の方が次回の小説の投稿まで、エックスの呼び方は未定とします
エボルト「ま、そうなるよなぁ」
あとついでにまたアンケート貼りまーす!
エボルト「毎回恒例だな、もはや」
今回は前回の『他作品出撃問題』で、『FGO』と『シンフォギア』のふたつが多かったからどうするべきかを問うよ
エボルト「ちなみに俺の案はどうだったんだ?」
15票も来てたよ、んでそれを基準にそれ以下のを全部切り捨てたけどさ。そこに投票した人達は申し訳ない
エボルト「まぁコイツクオリティだしなぁ」
なんだそれ。あ、ちなみにこれで決まった後だけど、投稿するとなると焼き鳥の調理後になります
エボルト「気長に待ってくれな〜」
では今回はこれで締めますか
エボルト「だがその前にお前宛に差し入れだ。ホイ」
おー!キノコだ!俺キノコ好物なんだよ!
エボルト「そうだっなのか、ならそのキノコ達を俺の『あとがきはなんでもOK』の力を込めれば……ホレ」
うぉ!?一瞬でキノコグラタンになった!
エボルト「さぁ、残さず食べろよ?」
いっただっきまーす!(バクバクバクバク)ご馳走様でした!
エボルト「何!?約15秒で完食だと!?」
だって美味かったんだもん。あ、何か飲み物ある?
エボルト「あ、あぁ。ほらよ(アグネスタキオン印の薬を溶かした水)」
………ぷはぁー!あー美味かった〜。ウッ(心肺停止)
〈GAME OVER〉
エボルト「って唐突だなオイ!?」
〈ランダム効果:残機数激減、スキル廃棄〉
エボルト「おっ、これは次回が楽しみだな♪それでは皆様、次回までチャオ!」


あ、名前を送る場所は活動報告の所です(幽霊)


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第12話 〜新たな部員、別世界からのSOS。〜

前回の出来事
・神様との再会
・英霊召喚で前前世の3人の相棒とも再会
・解析魔術と投影魔術もついでに習得

[残りライフ×284]
作者「な、なんだったんだ、前回なんで急に心肺停止したんだ……」
光刃「知るかよ、それよりもタイトルの後半の意味はなんだ?」
作者「今回の話を見てくれれば分かる、そしてその事もあとがきにも書くから。それよりもそれよりも!この作品のお気に入り登録300人突破しましたァァァ!!!」
光刃「な、なんだって!?お前の作品で300だと!?」
作者「ありがとうございます…皆さんのおかげで私がここまでかけているようなものです……ゔぅ…」
光刃「コイツ……ガチ泣きしてやがる…」
作者「グスッ…それよりもエックス特有の呼び方のやつですが、よーく考えた結果途中から読者も私も混乱すると判断し、廃止することにしました」
光刃「唐突にサイテーだなテメェ!」
作者「誠に申し訳ありません、それによりエックスには全員名前呼びしてもらうことにしました」
光刃「こんな作者でマジですまねぇな」
作者「それと、お偽名募集の方も決定させて頂きました」
光刃「普通こっちの方を先に言わないか?」
作者「あ、確かに。まぁいいや、そんで送られてきた3つの名前どれも素敵で、めっちゃ迷った結果またルーレットを回しました」
光刃「お前いい加減にしろよ!?」
作者「それは自覚の上だ!」
光刃「うわぁ、開き直ったよこいつ……」
作者「それで、ルーレットの結果今回は『魚と本』さんの『剣星 王風』と『剣殺 迷』になりました!ご協力ありがとうございました!」
光刃「こんな作者だけれどもこれからもよろしく頼む」
作者「さぁそれでは第1章最終話、ス…」
〈必殺リード!ファンガイア!〉
〈暗闇必殺撃!習得一閃〉
作者「うっ(ライフエナジー吸い取られ)ぐふっ」
〈GAME OVER〉
光刃「スタート!」


朝の4時、光刃は目を覚ました

 

光刃「うーん、ねっむい…でもやんなきゃな」

 

そう言って光刃は布団から出ようとするが、エックスとアルががっちりと体を掴んで寝ていて出れなかった

 

光刃「ありゃ、どうしようかな…」

 

そう考えていると

 

エックス「んぅぅ……ぅあ?あ、おはようございます……マスターくぅん……」

 

アル「んむぅ……んぁ?おはようございます……マスター……」

 

先程の起きようとする動きで2人が起きてしまった

 

光刃「ありゃりゃ、起こしちゃったか?ゴメンな2人とも」

 

そう言って光刃は2人の頭を撫でる

 

エックス「んふふー大丈夫ですよぉー」

 

アル「むふぅー、気にしないでください、マスター…」

 

2人は『パァァァ…』という幸せオーラを放ちながらそう答えた

 

光刃「そうか?なら俺起きるから離れてくれるか?」

 

そう言って起き上がろうとすると

 

エックス「ふわぁー、なら私も起きます……」

 

アル「私も起きますよ……」

 

そう言って2人は光刃から離れてから起き上がった

 

光刃「4時だけど、寝なくていいのか?」

 

アル「マスターが起きるなら私も起きます……」

 

エックス「私もですよぉ……」

 

そう言って眠そうながらも目を擦る2人

 

光刃「そっか、じゃあ洗面所に行ってきな」

 

エックス「はぁーい…」

 

アル「わかりました…」

 

そう言って2人は布団から出て、歩いていった

 

光刃「エミヤ、起きてるんだろう?」

 

光刃は布団から出ながら聞いた。すると

 

エミヤ「あぁ、ただ状況が状況だった為に起き上がれなかっただけだが…」

 

エミヤもそう話しながら起き上がり布団から出る

 

光刃「……ごめん」

 

そう言いながら布団を畳む光刃

 

エミヤ「……それよりもマスター、そんなに早く起きてどうするつもりだったんだ?」

 

その布団を仕舞うエミヤ

 

光刃「あー、それはね……」

 

そして光刃はリビングへと向かいながら話す。光刃は朝ごはんの献立を決めて、部室に持っていくお菓子を決めて、聖剣達のコンディション調整をする事全てを出来れば6:00までに終わらせようとしていた。

 

光刃「……って訳なんだよ」

 

エミヤ「なるほど……なら今日は私が料理の方を担当しよう。だからマスターはもう1つのことをするといい」

 

光刃「そう?ならお言葉に甘えて」

 

そう言って光刃は地下1階へと行くために階段へ向かう。

 

ユーリ《ふわぁ〜…ん?おはよう光刃、えらく早いな》

 

その道中、ユーリも目覚めた

 

光刃「おはよう、今のうちに聖剣達の調整をしようと思ってな」

 

ユーリ《確かに、今まで調整することが出来なかったからな》

 

光刃「そゆこと」

 

すると顔を洗ってきたエックスとアルがやってくる

 

エックス「マスター君……1人でブツブツ何言ってるんですか?」

 

アル「もしやマスター、頭が……」

 

2人の表情はとてつもなく心配しているのを感じられた

 

光刃「違う違う!ユーリと話してたんだ」

 

ユーリ〈そうだ、だからコイツが頭おかしい訳ではない。恋愛に関してはおかしいが〉

 

光刃「ユーリ、酷くない?」

 

2人「「確かに」」

 

光刃「2人まで!?」

 

そうこうしているうちに階段前に着く。

 

光刃「えーっと、確かここを…」

 

すると、無音で2階へ向かう階段が下がり、地下へと続く階段に早変わりする。

 

アル「凄いですね、ここの家は…」

 

エックス「カルデアにもこんな機能欲しかったです」

 

光刃「んな事出来るわけ……いや、ダヴィンチちゃんならやりそうだわ」

 

ユーリ〈これを作れる奴がそっちにいるのか!?〉

 

そうして地下へと降り始める3人

 

光刃「つーか、2人はなんで来るんだ?特に面白いもん見せる訳でもないのに」

 

アル「私は……せっかくですので見ていこうかと」

 

エックス「私はこの地下からセイバーレーダーが探知したので……」

 

光刃「セイバーレーダーがか?まぁ聖剣達があるからある意味間違いではないのか……」

 

ユーリ〈それよりもセイバーレーダーとは一体何なんだ?〉

 

そうこうと話していたら地下1階…ほぼノーザンベースの部屋にたどり着いた

 

光刃「ようこそ、地下1階へ」

 

ユーリ〈というかここに来るの久しぶりだな〉

 

そんなことを言ってるが2人はそこに立て掛けてある剣を見ている

 

アル「凄い……これが別世界の聖剣ですか…」

 

そう言って【水勢剣流水】と【雷鳴剣黄雷】等を真剣に見るアル

 

エックス「こっちは土の剣……そっちは煙の剣……ですかね?あっちは……ハッ!闇の剣!」

 

エックスは【土豪剣激土】、【煙叡剣狼煙】と三重ていくと、【闇黒剣月闇】の前に立ち止まって帽子越しのアホ毛をピョコピョコさせながらキラキラした目で見ていた。

 

ユーリ〈俺の剣の姿を見たらあんな反応してくれるのだろうか…〉

 

光刃「それは時が来るまでそれは分からないな。さて、じゃあ早速だが【烈火】来てくれ」

 

するとその声によって立てかけてあった【火炎剣烈火】が炎に包まれて消えると、光刃の手元に来ていた

 

光刃「さぁ、始めるぞ?『解析(トレース)開始(オン)!』」

 

そう言って光刃は聖剣の調整を始めていった

 


〈 界時抹消!〉

↓1〜2時間後↓

〈 再界時!〉


 

光刃「……っと!これで終わり!」

 

そう言って光刃の元から消えて壁に戻る【時国剣界時】、この時間で光刃は聖剣10本を時間があまりなかったため一部調整しきれていないが、エミヤが変わってくれたおかげで予定以上に調整出来たのだった。

 

光刃「ユーリ、今何時くらい?」

 

ユーリ〈約5:50くらいじゃないか?〉

 

光刃「わかった、ならシャワー浴びにでも行くか」

 

すると数分前に部屋から居なくなっていたアルとエックスが歩いて来る

 

光刃「お、2人ともどこいってたんだ?」

 

エックス「疲れていると思ったので飲み物を取りに行ってたんですよ」

 

アル「でもエックスだけでは何かやらかすかもしれないと思ったので私は付き添った感じです」

 

エックス「や、やめてください青セイバー!そ、それよりも飲み物どうぞ!」

 

そう言ってエックスは恥ずかしさで赤くなりながらも光刃にスポーツドリンクを渡す

 

光刃「お、サンキューな」ゴクゴク

 

アル「それとシロウが『そろそろ料理が出来る』と」

 

光刃「ぷはぁっ。わかった、じゃあ俺はシャワー浴びてから行くから先にリビング行っててくれ」

 

エックス「わ、わかりました……」

 

アル「わかりました」

 

そう言って2人はリビングへ向かった

 

ユーリ〈エミヤの料理の腕はどうなんだ?光刃〉

 

光刃「カルデア最強格。さて、じゃあ汗流しに行くかぁ」

 

そうして光刃は風呂場へ向かった

 


〈 界時抹消!〉

↓シャワー浴び終り、リビングへ↓

〈 再界時!〉


 

光刃「ふぅ〜、気持ちよかった〜」

 

ユーリ〈エミヤの料理が楽しみだ〉

 

光刃「俺もだよ、あー腹減った〜」

 

そう言って光刃がリビングに入ると…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

クロス「な、何者なんですか貴方達は!こんな朝早くから私達の家に侵入してきて!」

 

格闘ポーズを構えるクロス

 

エミヤ「その説明をするから少しは落ち着いてくれ……」

 

この場を宥めようとするエミヤ(エプロン装着)

 

エックス「それよりもなぜ貴方からセイバーレーダーの反応があるんですか!………ハッ!まさか貴方もセイバーなんですね!セイバーならばぶっ飛ばします!」カチャッ

 

アル「エックス!混乱を加速させるようなことを言わないでください!」ガッ

 

エックス「離しなさい青セイバー!」ジダバダ

 

剣を抜いて今にも襲いかかりに行きそうなエックスをアルが後ろから羽交い締めにして抑える

 

黒歌「クロスちゃんに指1本触れさせないにゃ!」

 

そう言ってクロスの前に出て構える黒歌

 

オーフィス「それに起きてから光刃を見てない……私たちの光刃を返せ!」

 

そう言ってオーフィスは『無限の龍神(ウロボロス・ドラゴン)』としての力を少し解放して威圧をかける

 

エックス&アル「「は?『私たちの』?」」ゴゴゴ…

 

オーフィスの言葉にエックスとアルはそんな威圧なんか知らないと言わんばかりに黒いオーラを放った。そしてアルは羽交い締めをやめて『風王結界(インビジブル・エア)』を纏った【エクスカリバー】を抜いて構え、エックスは【銀河流星剣】を構える。しかもアルに関してはもう少しでオルタ化しそうな勢いでもある

 

エミヤ「これは……一体どう収集をつければいいんだ……」

 

そうしてついにエミヤは頭を抱えた

 

 

 

 

光刃「……ナニコレ?」

 

光刃は目を点にしてそう呟いた

 

ユーリ《お前…昨日のことあの3人に言ったのか?》

 

光刃「それはお前、夜遅いから伝えられる訳……あっ」

 

ユーリ《そういう事だ》

 

光刃「……っはぁぁぁぁぁぁ。昨日眠過ぎてそこまで頭回らなかったぁーーー」

 

そう言い光刃は頭を抱えた。するとみんなが光刃に気づき一斉にこちらを見た。エミヤに関しては状況悪化でもう手が付かないと訴えかける目線だった

 

黒歌「光刃無事だったかにゃ!」

 

クロス「それよりこの人達は誰なの!?」

 

オーフィス「そしてどうして居なかったの!」

 

そう言ってまず3人が光刃に詰めかける。

 

光刃「お、落ち着けお前ら。それとアルとエックスも剣をしまえ剣を!それにアルはオルタ化しそうだなんて……落ち着いてくれ!家の中でしかも朝早くから戦われたら近所住民の迷惑になるわ!!!

 

エミヤ「いやそういう問題かね!?

 

光刃の止める理由にエミヤがツッコんだ

 

光刃「とにかく!今から説明するからな!ユーリも含めて!」

 

ユーリ〈………えっ!?このタイミングで俺もか!?〉

 

黒歌&オーフィス「「!?」」

 

ユーリの突然の念話に黒歌とオーフィスが驚きの表情をした

 

光刃「もう面倒臭いから全部だ!」

 

そう言ってグダグダになりながらも光刃は説明を始めた

 


〈 界時抹消!〉

↓説明時間カット↓

〈 再界時!〉


 

光刃「……って訳なんだ」

 

黒歌「に、にわかには信じられないにゃ……」

 

オーフィス「無限を生きていた我でも、これは知らない……」

 

そう言って黒歌とオーフィスの2人はまた驚きの表情をうかべた

 

ユーリ〈まぁその反応をするのは当たり前だな〉

 

光刃「でもこれで話しやすくなったな、ユーリ」

 

ユーリ〈それは事実だが……〉

 

するとクロスがアル達の方へ行くと

 

クロス「さ、先程は失礼しました!!!」

 

そう言って土下座をした

 

アル「あ、頭をあげてください!私たちは気にしてません!」

 

クロス「でも……」

 

エックス「気にしないでください、私だって貴方を問答無用で斬ろうとしたんですからおあいこですよ」

 

黒歌「それはおあいこと言えるのかにゃ……?」

 

オーフィス「言わないと思う……」

 

アル「言いませんね」

 

エックス「酷い!」

 

エックスは涙目で訴えるが、女性陣は打ち解けたようだった

 

 

光刃「まぁとりあえず何とかなったか?」

 

ユーリ〈恐らくな〉

 

エミヤ「少しいいか?マスター」

 

そう話しているとエミヤが話に入ってきた

 

光刃「どうしたんだ?エミヤ」

 

エミヤ「時間がもう無いぞ?

 

光刃「ゑ?」

 

そう言って光刃は時計を見た。するとその時刻は7:00を過ぎていた

 

光刃「やっべ!急がなきゃ!」

 

その声にクロスも時間に気がついた

 

クロス「そうです!今日は早く集合って言われていたんでした!」

 

エミヤ「はぁ、全くマスターは……」

 


〈 界時抹消!〉

↓色々やって家を出た直後↓

〈 再界時!〉


現時刻7:30

 

光刃「それで3人も着いてくんのか?」

 

アル「はい、せっかくなので挨拶だけでもと思って……」

 

エックス「いつもマスター君がお世話になってるんですもんね!」

 

2人はそう話すが、視線は完全にお菓子に注がれている

 

光刃「エミヤは?」

 

エミヤ「何、2人が着いていくという事は何かしら起きるかもしれないと思ってな、その為だ」

 

ユーリ〈なるほどな〉

 

光刃「よし!早速出発するか!」

 

そう言って光刃は1冊のワンダーライドブックを取り出した

 

〈創刊!ディアゴスピーディー!〉

 

エックス「マスター君、何をする気ですか?」

 

光刃「こうするの」

 

そして表紙を開く

 

〈発車爆走!〉

 

光刃「絶対お前ら驚くぞ?」

 

サーヴァント達「「「?」」」

 

光刃は【ディアゴスピーディーワンダーライドブック】を投げた。すると変形をしていく

 

〈タイヤを〜ひ〜らけ〜深紅のボディが目を覚 ま〜す〉

(つるぎ)がシンボル 走る文字 毎号!特別加速!!!

〈ディアゴスピーディー!〉

 

そしてセイバーの(あまり出番に恵まれなかった)バイク【ディアゴスピーディー】となった

 

アル「こ、これは……」

 

エックス「確かに驚きました……」

 

エミヤ「だがかっこいいな!これは!」

 

アルとエックスは驚きの表情をして、エミヤは目をキラキラさせた。

 

光刃「この良さがわかるかエミヤ!」

 

エミヤ「あぁ、もちろんだとも!」

 

ユーリ〈そんなことより他のバイクも出せ〉

 

光刃「あ、了解」

 

〈ガトライクフォン!〉

 

そう言って光刃は今度は【ガトライクフォン】を2つ取り出した

 

エミヤ「今度は何を見せてくれるんだ?マスター!」

 

アル「シロウ……いつもの貴方はどこへ……」

 

普段を考えたら思えないエミヤの様子にアルは困惑する。その間に光刃は2つの【ガトライクフォン】を畳んで投げた

 

〈ライドガトライカー!〉

 

すると【ガトライクフォン】は変形巨大化して、【ライドガトライカー】になった

 

エミヤ「すごいな!別世界の戦士の乗り物は!」

 

エミヤはさらに興奮しながら話す

 

光刃「あ、【ガトライクフォン】に関してはあげる予定だから誰が持つのか決めてくれよ?じゃあ出発するからとりあえずエミヤ、後ろに乗れ」

 

エミヤ「いいのかね?」

 

光刃「あぁ、それに2人は【騎乗】があるから使いこなせるだろう…………多分」

 

ユーリ〈おいそれは大丈夫なのか?〉

 

そう言って心配そうに(念話で)言うユーリ、すると

 

アル「大丈夫ですよユーリ、私はあの神様に『ついでだからあなた達にもプレゼントしとくわね』って言われてバイクの免許と運転知識貰いましたから」

 

エックス「私もですよ、マスター!」

 

エミヤ「実を言うと私もなんだ」

 

そう言って3人は免許を見せた

 

光刃「そうだったのか、じゃあ2つしか引けなかったのは失敗だったなぁ……」

 

ユーリ〈関係ないだろ、どうせ使わなくなる〉

 

光刃「やめろユーリ、それは分からないだろうが」

 

クロス(それよりも神様って誰の事だろう……)

 

再びグダグダになりながらも光刃はエミヤと【ディアゴスピーディー】、アルはクロスと【ライドガトライガーα】、エックスは1人で【ライドガトライガーβ】にそれぞれ乗り出発した。そしてその移動中にまた説明を始めた

 


〈 界時抹消!〉

↓移動カット↓

〈 再界時!〉


 

 旧校舎

朱乃「あらあら、光刃君以外揃いましたか」

 

そう言ってケーキが乗ったカートを押して部屋に入ってくる朱乃先輩

 

小猫「光刃先輩、遅いです……」

 

ポーカーフェイスながらも寂しいと雰囲気で分かる小猫

 

アーシア「うぅ、光刃さん……」

 

シュンとした表情を浮かべる制服姿のアーシア

 

祐斗「参ったな、新人の歓迎会だっていうのに」

 

頭に手を乗せて困った表情を浮かべる祐斗

 

リアス「もうこのまま始めようかしら……」

 

一誠「部長、でも…!」

 

一誠が待とうと進言しようとしたその時

 

キキィィィーーーッ!!!

 

全員「!?」

 

旧校舎の外で盛大なブレーキ音が聞こえた。するとその数秒後に再び音が響く

 

〈エンジン休刊!〉

 

一誠「きゅ、休刊?」

 

そして間もなく、扉が開かれた

 

光刃「つ、着いたぁぁぁ!!!」

 

エミヤ「風が気持ちよかったな」

 

そこへ光刃はかなり息を切らせ、エミヤが満足そうな表情で入ってきた。

 

キキィィィーーーッ!!!

 

部長達「!?!?」

 

そして再びブレーキ音が鳴り響き、また部長達は驚きの表情をした

 

光刃「ほ、ほかのみんなも来たか」

 

エミヤ「そのようだな、光刃。それよりも呼吸を整えておけ」

 

光刃「わかった。すぅー…ふぅー…」

 

光刃は乱れた息を整える為に深呼吸を繰り返していると、再び扉が開かれた

 

エックス「いやー!いい乗り物でしたよコウハ君!」

 

元気な笑顔を見せるエックス

 

アル「まさかあそこまで速度が出るとは……」

 

アルは少しやりすぎたと思ってクロスを見る

 

クロス「うぅ〜目が回る〜」

 

そしてクロスはエックスの手を掴んで何とか前へ歩けている状態だった

 

リアス「お、おはよう光刃」

 

光刃「おはようございます、リアス先輩」

 

笑顔を引きつらせるリアスに光刃は笑顔で挨拶をした

 

小猫「遅いですよ、光刃先輩」

 

光刃「朝色々とあってな、ホントごめん」

 

プクーッとほっぺを膨らませる小猫にそう言って手を合わせて謝る

 

一誠「そ、それよりも誰だよ!この可愛い2人と高身長イケメンは!」

 

そう言って急に現れた美人2人とイケメンに慌てふためく一誠

 

光刃「ん?色々とありまくって新たにうちに住むことになった3人だ」

 

アル「はじめまして、名前を『剣星(けんざき) 王風(おうか)』と言います」

 

エックス「私は『剣殺(けんさつ) (めい)』っていいます、よろしくお願いしますね!」

 

エミヤ「私は『エミヤ・シロウ』という、今後とも光刃をよろしく頼む」

 

アル…もとい王風は丁寧に、エックス…もとい迷は元気よく、エミヤは保護者のような挨拶をした。ちなみに迷には移動中に令呪を切っている。内容は「無闇にセイバーへ襲いかかることを禁ずる」というもの。とりあえずこれで祐斗に襲いかかることはないだろう

 

一誠「なんでお前に美人が集まるんだよぉぉぉ!!!」

 

光刃「さぁ?なんでだろう」

 

血の涙を浮かべて詰め寄る一誠に光刃はそう言って首を傾げて腕を組み考える

 

祐斗「それよりも2人の顔似てるけど、姉妹か何かなのかい?」

 

光刃「いや、どっちかと言うと同じ顔が世界に3人いるって方が近いかな?」

 

そう言って2人の方に視線を向ける光刃、2人はクロスと談笑している

 

朱乃「それと、さっきのブレーキの音は光刃君ですか?」

 

光刃「はい、急いでいたんでかなりかっ飛ばしてきました」

 

ちなみに途中から【ゴースト偉人録ワンダーライドブック】を使い透明化して周りに見られないようし、思い切って280km/hで爆走して来たのだが、こんな事を言える訳が無い

 

アーシア「大丈夫……ですよね?」

 

アーシアは心配そうに聞いてくる

 

光刃「大丈夫だよ、アーシア。そしてその格好……」

 

するとその場で一回転するアーシア

 

アーシア「に、似合いますか?」

 

光刃「ああ、すごく似合ってるよ」

 

アーシア「はうぅ……」

 

するとアーシアは嬉しそうに頬を染める。そしてそれを気に食わないと思う視線が5つ注がれるが、何故注がれるのかは理解出来ないのが光刃である。ちなみにエミヤはその様子に額に手を当てている

 

光刃「リアス先輩、アーシアが制服っていうことは……」

 

リアス「えぇ、イッセーにはもう話したけれど

アーシアにもこの学園へ通ってもらう事になったのよ。あなたと同い年だから二年生ね。クラスも同じところにしたわ。来週が転校初日となっているから、彼女のフォローよろしくね」

 

光刃「了解です」

 

すると、王風と迷が光刃に詰め寄る

 

王風「コウハ、私もここに編入します!」

 

迷「私もです!」

 

光刃「落ち着け2人とも、そんな急に言われても出来るわけが……」

 

リアス「出来るわよ

 

光刃「ほら!リアス先輩も今出来るって……え!?出来る!?」

 

光刃は驚きの表情をリアス先輩に向ける。それと同時に2人はリアス先輩にキラキラした目を向ける

 

王風「本当ですか!」

 

迷「コウハ君のクラスに編入出来るんですか!」

 

リアス「え、えぇ。それくらいなら大丈夫よ」

 

光刃「ま、マジですか……」

 

リアス先輩は2人の圧にたじろぎながらも答え、光刃は驚きの表情で固まっていた

 

ユーリ《……ふむ、なるほどな》

 

すると、ユーリが何か納得したような声をする

 

光刃(ユーリ、何を調べたんだ?)

 

ユーリ《リアス・グレモリーがどうしてそんな簡単に編入出来るのかを調べた。そしたらどうやらリアス・グレモリーの兄はこの学園の理事長みたいなんだ》

 

光刃「(あぁ…そりゃそれくらい楽勝だよな……)じゃあリアス先輩、お願いしてもいいですか?」

 

リアス「いいわよ」

 

光刃「ありがとうございます」

 

光刃は頭を下げてお礼を言った。そして迷は王風に右手を前に出し、王風はそれに応えてハイタッチを交わす

 

朱乃「あらあら、それよりもどうしましょう」

 

朱乃先輩が困った表情をうかべた

 

光刃「どうしたんですか?」

 

朱乃「急に人が増えるとは思わなかったのでお皿とフォークが足りませんわ」

 

光刃「あ、それなら大丈夫ですよ」

 

そう言って光刃は両手の平を上にして前に出す

 

部員達「?」

 

光刃「『投影(トレース)開始(オン)!』」

 

すると、光刃の手のひらに皿が3枚とフォークが三本出来上がった

 

一誠「す、すげー!なんだそれ!」

 

光刃「『投影魔術』って奴だ、説明はめんどいからしないけど」

 

小猫「……本当になんでもありになり始めてますね、先輩」

 

光刃「そう?」

 

リアス「さて、じゃあ改めてささやかなパーティを始めましょうか」

 

そうして始まったパーティ、朱乃先輩が出したケーキはみんなで幸せそうに食べている。すると

 

光刃「じゃあ持ってきたお菓子を出しますか」

 

エミヤ「あぁ、そうしよう」

 

その言葉に王風と迷のアホ毛がピンッと伸び、小猫も即座に視線を光刃に向ける

 

光刃「あ、ちなみに今回作ったのは俺じゃないからね」

 

小猫「そうなんですか?」

 

光刃の言葉に首を傾げる小猫。すると王風が楽しみという感情を感じられながら話す

 

王風「今回はシロウの作ってくれたお菓子です」

 

小猫「シロウさんがですか?」

 

光刃「あぁ、エミヤの料理の腕は超高いから小猫も絶対満足できるぞ」

 

ユーリ《あぁ……朝ごはんめっちゃ美味かったなぁ……》

 

ユーリは思い出してすごくいい笑顔をする(表情は気がするだが)

 

小猫「それは……すごく楽しみです」

 

小猫は光刃の説明ですごく期待を寄せた

 

迷「さぁさぁ!早くお菓子を出してください!シロウ!」

 

目をキラキラさせながら今か今かと詰め寄る迷。ちなみにエミヤへの呼び方は前前世で奇跡的に何とか矯正する事が出来た

 

エミヤ「わかったから落ち着けエ……いや、迷。すぐに出す」

 

そう言ってエミヤは少し大きめの皿にたくさんのクッキーを出した

 

迷「ではいっただっきまーす!」

 

王風「シロウ、私もいただきます」

 

クロス「私もいただきますね、シロウさん」

 

エミヤ「あぁ、食べてくれ」

 

そう言ってエミヤは優しい笑顔を向ける

 

光刃「俺もいただくよ。さぁ、みんなも食べてくれ」

 

エミヤ「もちろん、おかわりもあるぞ」

 

すると一誠が手を伸ばす

 

一誠「いただきます、エミヤさん」

 

そして続々と部員達も手を伸ばす

 

リアス「ではいただくわね」

 

朱乃「あらあら、なら私もいただきますわね」

 

祐斗「僕も貰うよ」

 

小猫「では、いただきます」

 

アーシア「私もいただきますね、エミヤさん」

 

エミヤ「あぁ、好きなだけ食べてくれ」

 

エミヤはそれは嬉しそうにそう言った

 

一誠「━━━━━うんめー!」

 

1口食べた一誠が開口一番にそう叫ぶ

 

リアス「本当に美味しいわね」

 

祐斗「しかも甘さが絶妙なバランスで、男子にも食べやすく出来ている……」

 

光刃「さすがエミヤだな、すんげぇうまい」

 

ユーリ《美味い!光刃とはまた違う!この言葉はまた後でエミヤに伝えるとしよう!》

 

エミヤ「そう言ってくれると作る手も嬉しいよ」

 

みんなに大絶賛なエミヤのお菓子

 

朱乃「あらあら、それよりもあちらはすごい事になってますね」

 

光刃「え?」

 

その視線の先には……

 

 

 

王風「もきゅもきゅ……」

 

迷「もきゅもきゅ……」

 

クロス「もきゅもきゅ……」

 

小猫「もきゅもきゅ……」

 

4人集まってこの世の楽園と言うような表情と幸せオーラを醸し出していた

 

一誠「うおっ、すげぇ幸せそうな空間ができてる!」

 

祐斗「小猫ちゃんもあんなになるなんてね」

 

光刃「確かにな、それにしてもその音はこのクッキーで鳴るもんなのか?」

 

エミヤ「分からない、だが美味しく食べているのならそれでいいだろう」

 

光刃「だな」

 

こうしてパーティはクロスの事についての質問や、光刃によるオーブニカの演奏、一誠から【光剛剣最光】の力を使っていた事を聞かれる前にその部分だけ消去するなどといった事があったが、終始賑やかに進んで行った。そしてその様子を1羽の鳥が見ていた

 


〈 界時抹消!〉

↓とある屋敷↓

〈 再界時!〉


 

薄暗い場所の中、一人の男が片手にグラスを持ち、周りに沢山の女性に囲まれていた

 

???「フフフ、いい最終回だった。なーんてね、フフフ…フハハハ…フハハハハハハ……」

 

そしてその部屋には、男の高笑いが響き続けた……

 


〈 界時抹消!〉

↓とある森の中↓

〈 再界時!〉


 

???「あん?」

 

森の中、とある怪物が目を覚ました

 

???「なぜ俺は生きてる?たしか俺は蓮に……ん?」

 

するとその怪物は匂いを嗅ぎ始めた

 

???「クッハハ!この世界にも剣士はいるのか!しかも面白い匂いじゃねぇか!またあの戦いができるってんなら万々歳だぜ!」

 

そう叫び歓喜を全面的に出す怪物

 

???「だがしかし……」

 

すると周りを見渡す、見渡す限り木、木、木……

 

???「ったく、一体どこなんだよこの場所は……」

 

そう言って怪物は足を進めて行った。片手には剣を、片手にはワンダーライドブックのようなものを持って……

 


〈 界時抹消!〉

↓宇宙↓

〈 再界時!〉


 

???『呼ーびー声みーみー澄まーせ、パーラーレルーの坩堝を抜ーけーてー、せかーいーにーもーどるー♪』

 

とある赤黒いスライムのような謎の生命体が歌を歌いながら宇宙を彷徨っていた

 

???『降ーりー立つー星求ーめ、生のー螺旋つなーげるEndless(エンードレース) Soul(ソーウル)♪……ん?』

 

するとその生命体は青い星を見つける

 

???『ほぅ?ここがこの宇宙の地球かぁ。まっ、せっかくだし寄って行くかぁ〜』

 

そう言ってその生命体は地球へと軌道を変えて進んで行った……

 


〈 界時抹消!〉

↓その日の夜↓

〈 再界時!〉


 

光刃「ん?」

 

再び真っ白な空間で目を覚ました光刃

 

光刃「またここか、一体今度は何が……」

 

クロス「うぅーん……」

 

すると近くにいたクロスが目を覚ました

 

光刃「クロス、お前も来たのか」

 

クロス「んぇ?お、お兄ちゃん!?ここ何処!?」

 

クロスは混乱しているようだった

 

ユーリ「謎の空間だ!」

 

光刃「お、ユーリ」

 

クロス「貴方がユーリさん!?」

 

そして突然姿が見えたユーリにクロスはさらに混乱する

 

光刃「クロス、大丈夫か?」

 

クロス「……はい、少し落ち着きました」

 

光刃「なら良かった」

 

そう言ってクロスの頭を撫でる光刃、そして表情は完全に安心した顔だったので安心する

 

アル「マスター、またここですか?」

 

光刃は声のした方を向くと、3人がいた

 

光刃「おっ、お前らも来たのか」

 

エックス「はい、ですがなぜ呼ばれたんでしょうか……」

 

エミヤ「全くもって見当もつかないな」

 

光刃「だな、そして多分また遅刻か?」

 

神様「ごめーん!お待たせしましたー!!!」

 

そう言って神様がテレポート的な感じで現れた

 

クロス「あ、貴方は?」

 

光刃「昨日ぶりです、神様」

 

クロス「え!?神様!?」

 

クロスは光刃の言葉に再び驚愕する

 

神様「はい、そしてこれからも光刃君のことをよろしくお願いしますね?刃王剣……いえ、『クロス』さん」

 

クロス「っはい!」

 

神様の言葉にクロスは力強く答えた

 

光刃「それにしても神様、今回はどんな内容ですか?」

 

すると神様は真面目な表情をした。これにみんなは姿勢を改める

 

神様「実を言いますと、別次元の世界が大変な事になっているんです。」

 

光刃「別次元の…」

 

クロス「世界?」

 

神様「はい、そしてその被害が尋常じゃなくてもしかしたら……」

 

エミヤ「この世界にも被害が発生するかもしれないと?」

 

神様「そうなんです。それにその世界を担当してる神様は今動けないという情報も神様ネットワークで貰いました。それは流石に危ないと思ったので、私の『自由に動ける特別職』という特徴を使い貴方たちをその世界に派遣しようかと思い、今回呼びました」

 

するとクロスが手を挙げて聞いてきた

 

クロス「……その神様ってお兄ちゃんの事、力だけで見ないですよね?」

 

光刃「クロス、お前まだあの事を……」

 

クロス「だって許せませんもん!『その力を我々の為に貸してくれ』なんて言っていたあんな連中なんか!」

 

実は過去に1度だけ光刃とクロスは【禍の団(カオス・ブリケード)】に勧誘されたのだが、その勧誘で話した内容が光刃の力しか見ていない事だったので完全にクロスの地雷を踏み抜き、ガチギレした事があった。そして神様はいつもの表情に戻って話す

 

神様「大丈夫よ。だってその神様、神界でも超有名人ですもの。だから本当に心配なら直接聞いてみればいいわ、そしたら分かるでしょう?」

 

クロス「……そうですね」

 

神様の言葉に納得したのか、クロスは引き下がった

 

光刃「それじゃあ俺から、そっちに行ったらここの世界はどうなるんですか?」

 

今度は光刃が手を挙げて聞いた

 

神様「あぁ、それも大丈夫よ。私の宝具を使ってから送るのだから」

 

全員「宝具!?」

 

その言葉に全員が驚く

 

神様「言ったでしょ?『自由に動ける特別職』って。そのせいか、神生(じんせい)で1回だけ奇跡的にサーヴァントとして呼ばれたのよ。その時の私は雑魚だったからすぐにやられたけれど、神界に戻ってきたらその宝具がアホみたいな性能になっちゃったのよ」

 

光刃「は、はぁ……」

 

光刃は苦笑いを浮かべながら相槌をする

 

アル「では、あちらの世界に行っても影響は出ないと」

 

神様「えぇ、問題ないわよ。どうする?」

 

光刃「……やります!この世界を守るためにも!」

 

そう光刃は覚悟を決めた目をして言った

 

クロス「私も行きます!この世界で出来た友達の為にも!」

 

クロスもやる気満々の顔をする

 

ユーリ「光刃が行くのなら俺も行こう。なんせ俺…いや、俺『たち』は世界を守る剣だもんな」

 

光刃「あぁ!」

 

そう言って拳を合わせる光刃とユーリ

 

アル「世界を守る戦い、懐かしいですね」

 

エミヤ「正直もうそんな戦いなどないと思っていたのだがね」

 

エックス「ですがその戦いがあるのなら、マスターが行って私達が行かないなんて選択肢はありませんよ!」

 

その言葉に2人も深く頷く

 

神様「みんな出発でいいってことよね?」

 

光刃「はい、全員出発です」

 

神様「わかったわ、じゃあ宝具を使うわね!」

 

すると神様にとてつもないエネルギーが集められていく

 

神様「詠唱?そんなのめんどくさいから作る気も無いし言う気もないわ!それじゃあ行くわよ!神様の逆転の秘策(ゴッド・オブ・レボリューション)』!

 

そう言って神様が腕を振り下ろす。すると、辺り一体が強烈な光に包まれた。あまりにも強烈なその光に光刃達全員は目をつぶった。そして目を開けると

 

光刃「え?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

光刃2「え?」

 

なんと2人になっていた

 

クロス「わ、私も2人に……」

 

クロス2「これは一体……」

 

クロス2人も互いに驚いている

 

ユーリ「お前も【光剛剣最光】の力はあるのか?」

 

ユーリ2「あぁ、これは凄いな」

 

ユーリ達は驚き半分、感心していた

 

エックス「ひぃぃぃぃ!!!悪夢が現実にぃぃぃぃ!!!」

 

エックス2「セイバー顔が100人……セイバー顔が200人……セイバー顔が……」

 

エックス達は恐怖のあまりに涙目になった

 

アル「……エックスの恐怖、改めて理解しました」

 

アル2「そうですね、これはさすがに怖い……」

 

アル達はエックスの気持ちを改めて理解し、苦笑いを浮かべた

 

エミヤ「ふむ、このような宝具があるとはな」

 

エミヤ2「世界は広いものだな」

 

そう言ってエミヤ達は頷きあった

 

神様「ふぅ、やっぱりこれを使うのは疲れるわね」

 

そう神様は首を回した

 

光刃「神様マジやべぇ……」

 

光刃2「それは同感だが、送られるのは俺だろうから聞くけれども俺の使う聖剣たちはどうなるんだ?」

 

光刃は規格外の力にビビり、光刃2はその世界でどう戦えばいいのか聞いた

 

神様「あ、それなら大丈夫ですよ」

 

そう言って神様が手を出すと、7本の聖剣…【光剛剣最光】と【煙叡剣狼煙】、【時国剣界時】と【無銘剣虚無】以外の聖剣と現段階で光刃が使えるすべての【ワンダーライドブック】が現れた

 

神様「あの宝具でこれらも増やしておきました」

 

光刃2「神様超マジやべぇ……」

 

神様は笑顔で親指を立て、光刃2もビビった

 

神様「でも、さすがに【地球の本棚】はあっちの世界に送ろうにも出来なそうだからそれを増やさなかったわ。ごめんなさいね」

 

ユーリ2「いや、これでも十分に凄いぞ神様。凄く助かる」

 

神様はそう謝るが、ユーリは感謝をする

 

神様「それと、さすがに5人と聖剣達とあの大量のワンダーライドブックを増やすのはとてつもなく大変だったから【煙叡剣狼煙】と【時国剣界時】は間に合わなかったわ」

 

クロス2「大丈夫です!私がお兄ちゃんと一緒に戦えばいいんですから!」

 

アル2「それに私たちもついています」

 

エミヤ2「だから特に心配することは無いだろう」

 

神様「そうですね、じゃあゲートを作るのでちょっと離れてくださいね」

 

そう言って神様から離れる一同。離れたことを確認した神様は右腕を大きく振りかぶると腕を振り下ろして地面に手をパーにして叩いた。すると、そこに別世界へと続くゲートが現れた

 

エミヤ2「では行ってくる」

 

アル2「そちらでも頑張ってくださいね」

 

エックス2「うぉぉぉ!!!その原因に八つ当たり半分でぶっ潰してやるー!」

 

ユーリ2「連携第一にしろよ?エックス」

 

クロス2「別次元の神様……絶対に見極める……」

 

そう言って次々と扉に入っていった

 

光刃「待てよ俺」

 

光刃2「なんだ?ってうぉ!?」ガシッ

 

光刃2は急に投げられたものをしっかりと受け取め、それを見た。それは、あの後ブランク体にまでなってしまった【キングオブアーサーワンダーライドブック】と、少し大きめの【ブランクワンダーライドブック】の2つだった

 

光刃「俺の勘だが、それは持っていけ。きっと助けになるはずだからな。だからそっちは頼んだぞ?」

 

アル「コウハ、ここの世界は私達に任せてください」

 

エックス「ですからそっちに行った私たちを頼みますよ!コウハ君!」

 

エミヤ「そっちの世界での戦場と台所を頼んだぞ」

 

ユーリ「くれぐれも無理はするなよ?」

 

クロス「安心して行ってきてください!」

 

5人からの激励を受け取った光刃2

 

光刃2「……あぁ!行ってくる!」

 

そう元気に言って扉に入り、そして扉は消えた

 

神様「……頼みましたよ、仮面ライダーと英霊達よ…」

 

そしてその言葉が静かにこの部屋に響いたのだった

 

 

 

 

 

 

 

 

ユーリ「だが、なんとなくだが俺がキャラ崩壊する気がするのだが……」

 

光刃「奇遇だな、俺もすんげぇ恥ずかしい事をする予感がする……」

 

神様「……あっ、そーいえば数箇所のコピーを間違えた気が……」

 

光刃「……ナニモキカナカッタコトニシヨウ。それじゃあ神様、俺たちはそろそろ…」

 

神様「はい、それではおやすみなさい」

 

そう言ってこの世界に残った光刃達は光となってその空間から消えた

 


〈 界時抹消!〉

↓超えた先の世界↓

〈 再界時!〉


(2はここから外します)

 

光刃「ここが別世界か……」

 

そう言って地に足を踏む光刃、周りに一般人はいないようだ

 

クロス「遅いですよ」

 

光刃「悪かったって」

 

少しプクーっと膨らませるクロスを何とか宥めた

 

ユーリ「……ふむ、体があるのは便利だな」

 

光刃「え!?ユーリ!?なんで!?」

 

ユーリ「どうやら今の俺の体はどちらかと言うとイマジンに近い感じのようだ」

 

光刃「マジか……」

 

光刃は驚きの表情を浮かべる

 

アル「それよりも、この世界の神様の名前はなんて言うんでしょうか……」

 

光刃「それに関してはここへの移動中に頭に入ってきた。『如月(きさらぎ) 戦兎(せんと)』さんって言って、………(脳内情報整理中…)……とにかくヤベーイ神様って事がわかった(思考放棄)」

 

エミヤ「どうやばいのか全く分からないのだが……」

 

エックス「それは会えばわかりますよシロウ!『百聞は一見にしかず』です!」

 

するのその時、遠くから戦闘音が聞こえた

 

光刃「っと、早速だ……行くぞ!」

 

クロス「はい!」

 

ユーリ「おう!」

 

アル「ええ!」

 

エックス「とりあえずセイバーぶっ飛ばぁす!」

 

エミヤ「了解した!」

 

光刃「それと、真名を明かすかどうかは各自に任せる!」

 

3サーヴァント「了解!」

 

そうして、5人は戦闘現場へと向かった……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

セーラーギャラクシアさんとコラボ!

IS魔法ビルド さぁ実験を始めようか

第326話 『新たな戦士たち』へ続く……




[残りライフ×283]
という事で、ハーメルンの大先輩、『セーラーギャラクシア』さんとコラボしていただくこととなりました!
エボルト「すげぇな、まさかお前がコラボしてもらえるなんてよ」
本当に感謝だよ、正直断られる覚悟で聞いてみたらOK貰えて、あん時はビビったなぁ……
エボルト「だろうな」
それとキャラ崩壊してもいいと言ったのでどうなっているのかは見て見てください
エボルト「それで、体を増やしたってことは……」
コラボ中でこの作品続きませんーなんて事にならないようにしたの、俺の更新速度がコラボ終了まで間に合うのかは微妙だけれども
エボルト「本当だな。それとあの神が使っていた宝具の効果は何なんだ?」
色々と都合のいい展開にする。以上
エボルト「うわっひでぇチート」
だって神様だもん
エボルト「……何故か納得できる俺がいる。それと今回もアンケート取るのか?」
あぁ、今回のアンケートは『次回する戦闘、どの聖剣で挑む?』というものです
エボルト「次回は確か使い魔回か?」
そ、それでどれを使うのか聞いておこうと思って。まぁ選択肢は1度でも変身に使ったやつだけどね
エボルト「その理由は?」
なんとなく!
エボルト「えぇ…」
という事で、皆様お願い致します!それでは今回はこの辺で!
エボルト「その前にまた読者からだ、ホレ」
うぉーー!すげー!ガンダムだー!
エボルト「ウイングガンダムEW版のフル装備、圧巻だねぇ」
うぉーー!コクピット初めて乗ったー!ガンダムあまり知らなくてもこれは興奮するわー!
エボルト「飛んできたらどうだ?」
そうするわ!うぉーー!すげー!もう3000mだ!
エボルト『(ピピーッ)突然聞くが…』
なんだよエボルト、今感動してるってのに通信してきて
エボルト『『NARUTO』のデイダラにとって芸術とは?』
それは爆発だろ?……って、え?
エボルト『正解だ、正解した景品はお前が花火になることだぁ』
嘘だろ!……なっ!運転出来ないしハッチも開かない!
エボルト「当たり前だよなぁ」
出してぇぇぇ!!!ここから出してぇぇぇ!!!
エボルト「じゃあ逝ってこい、ほいっとな」ポチッ
出してぇぇぇ!!!『ドガァァァン』あぁぁぁぁ!!!
〈GAME OVER〉
エボルト「ヤムチャしやがって……てな訳で、俺ァあんまりガンダム知らないからこんな使い方でよかったのかは微妙な所だが、今回はこれで終わりだ。それでは読者の方々、チャオ!」


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第2章〜戦闘校舎のフェニックスと永久(とわ)の不死鳥〜
第13話 〜新たな編入生、そして森で…。〜


前回までの出来事
・クロス達にサーヴァント達の説明
・アーシアとアル、エックスの編入が確定
・別世界へ増えた光刃達が派遣される(コラボ)

[残りライフ×277]
作者「うぅ、酷い……」
光刃「お疲れ様」ニヤニヤ
作者「本当にそんな事を思ってるのならそんな顔にならない!」
光刃「だって実際そんな事1ミリも思ってないしな」
作者「……俺、どうしてこんなに扱い酷いんだろう……」
光刃「それが運命だからじゃない?」
作者「そんな運命要らない……って!それよりも!またコラボをして頂くことになりました!」
光刃「お前、マジか!?」
作者「マジだ!まさかのお声がかかってのコラボだよ!」
光刃「何ィ!?」
作者「お前のその反応凄くわかる!俺もマジでビビった!」
光刃「そ、それで今回のコラボの相手は?」
作者「『シヨン SXIYON』さんです!本当にありがとうございます!」
光刃「マジでありがとうな、こんなやつにコラボを声をかけてくれて」
作者「さてさて、話題は次に移りまして」
光刃「今度はなんだ?」
作者「光刃の他作品出撃問題のアンケートを締め切ります」
光刃「理由は?」
作者「1位と2位の差が大きい事」
光刃「まぁ、それなら仕方ない……のか?」
作者「という事で光刃は『Fate/GrandOrder』と『戦姫絶唱シンフォギア』に送ることになります、確定事項です」
光刃「お前の投稿頻度的にはどうなのよ」
作者「正直【こぶた三兄弟】使って3人に増えて作業したい」
光刃「素直でよろしい」
作者「というわけで前書きはこのくらいにして…」
光刃「お前を殺す」
〈鎧武!なるほどなるほど〉
〈ロックオン!イチ!ジュウ!ヒャク!セン!マン!オク!チョウ!フルーツバスケット!〉
作者「やめろぉぉぉ!!!」
〈習得三閃!〉
〈キワミチャージ!〉
作者「うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
〈GAME OVER〉
光刃「さて、橘さんの叫び声をあげた作者を放っておいて本編開始です」


光刃2達が別世界へと行ってから数日がたった。その数日でわかったことはどうやら令呪は24時間経過で一角が復活する事、念話はユーリとサーヴァント達とではチャンネルが違うので切替スイッチのようにしないと行けない事、そのチャンネルは後々ユーリがサーヴァント達のに合わせてくれるという事だった。そして一誠はリアス先輩の命令によって早朝に基礎体力を向上させることを目的とした特訓を命じられ、ついでに光刃もその特訓に付き合えと言われた。

 

 

 

特訓初日 早朝4:20

 

光刃「おはようございます、リアス先輩」

 

そう言って集合場所に着くオレンジのラインが入った黒のジャージ姿の光刃

 

リアス「おはよう光刃、あとはイッセーを待つだけね」

 

自転車に跨りながらそう言う上下赤のジャージ姿のリアス先輩

 

光刃「さて、予想が正しければアイツが来るまで10〜15分ってところか?ならその間に少し体を温めるか」

 

そう言って光刃は準備体操を始めた。イクササイズ?学校の体育の授業の時にやった事あるけれど、その時の目線が辛すぎて以後人前で使うのは封印しているよ。そして十数分後…

 

一誠「お待たせしましたー!」

 

一誠が走ってやってきた

 

光刃「おはようイッセー。じゃあリアス先輩、始めますか」

 

リアス「そうね。イッセー、準備体操終わらせたら早速始めるわよ?」

 

一誠「はい部長!」

 

そうしてまた数分後、一誠の準備体操が終わる。そして直ぐに光刃と一誠はランニングを開始し、リアス先輩は後ろから自転車で着いてきた。

 


〈 界時抹消!〉

↓数分後↓

〈 再界時!〉


 

光刃は今、一誠より少し先で走っている。さすがに運動し続けた人間と最近運動を始めた悪魔とでは差は生まれるらしい

 

ユーリ《なかなかいいペースだぞ、光刃》

 

光刃「フゥ…フゥ…(でも何度やってもきついなコレ)フゥ…フゥ…」

 

そう言う理由は全力ダッシュとランニングを繰り返して行っているのだ

 

リアス「ほら、だらしなく走らないの!」チリンチリン

 

そう言って一誠の後ろを一定の距離を保ち自転車で走るリアス先輩

 

一誠「は、はい!ハーレム王に…俺はなる……!」

 

そう言って息を切らしながら走る一誠

 

光刃「フゥ…フゥ…(何か今のセリフ既視感を感じるな……)フゥ…フゥ…」

 

ユーリ《無駄なことを考えてないで次全力ダッシュ!》

 

光刃「フゥ…フゥ…(りょ、了解!)うおぉぉぉぉぉ!!!」

 

そして再び全力ダッシュをする光刃

 

リアス「ほら、イッセーも光刃に並んで走りなさい!私の下僕が弱いなんて許されないわ!」

 

一誠「ハァ…ハァ…が、頑張ります!」

 

こうして一誠はリアス先輩に、光刃はユーリにしごかれた

 


〈 界時抹消!〉

↓ランニング終了して公園へ↓

〈 再界時!〉


 

一誠「うぐぐぐぐ……」

 

一誠はリアス先輩に後ろから半分のしかかった状態で開脚ストレッチをしていた

 

リアス「いい?悪魔の世界は圧倒的に腕力がものを言うの。イッセー、あなたの場合は特にね」

 

一誠「は、はい!(胸が…胸が……!)」

 

光刃(アイツ今変な事考えてるな)

 

開脚ストレッチをしながらそう考える光刃。ビターっとまでは行かないが、おでこが地面に付いている

 

ユーリ《お前はこれに関しては余裕あるな》

 

光刃(毎日風呂上がりに軽くストレッチしてるからかな)

 

そう余裕そうにユーリと念話をする光刃、一誠は体が硬いのか今も苦戦している

 


〈 界時抹消!〉

↓そしてまた数分後↓

〈 再界時!〉


 

一誠「うぁぁぁ…!」

 

今度はリアス先輩が背中に座っている状態で腕立て伏せをする一誠、その両腕はプルプルと震えている

 

リアス「いいこと?貴方の能力は基礎体力が高ければ高いほど意味があるのよ?」

 

一誠「は、はい!11…12…」

 

そう言って頑張って回数を重ねていく

 

光刃「24…25…26…ぅぐっ」

 

ユーリ《まだまだ行けるだろ!100回は最低ラインだ!》

 

光刃「(ひ、他人事のように言いやがって…)27…28…29…」

 

そう念話で愚痴りながら腕立て伏せをする光刃、背中には投影魔術で作り出した85キロの重りが入ったリュックを背負いながらである

 

ユーリ《そりゃ今お前と共有リンク切ってるからな、実質今は他人事だ》

 

光刃「(くっそー!)30…31…32…」

 

悔しさしか残らない光刃の念話での言い合いだった

 

一誠「17…18…(だはぁ…部長のおしりの感触は最高…!)」

 

エロい事考えてますって顔を全開にする一誠、するとすぐさまリアス先輩にしりを叩かれる

 

一誠「うがぁっ!」

 

いきなりの事で腕の力が抜けて地面に伏せる一誠

 

リアス「邪念が入っているわ、腰の動きがいやらしいわよ?」

 

一誠「ぅぐっ……そんなぁ……この状況では、俺に潜むお馬さん根性がMAXになりますよぉ……」

 

そうリアス先輩に訴えかける一誠

 

光刃「48…49…50…(こいつ、意外と余裕あるな?)」

 

ユーリ《そうとしか考えられんな》

 

その様子を2人(肉体では1人)はジト目で見ていた

 

リアス「そろそろ来る頃なんだけど……」

 

リアス先輩はキョロキョロと周りを見始める

 

一誠「え?誰か来るんですか?」

 

光刃「勘だとマネージャー的な感じか?62…63…64…」

 

ユーリ《……よし!ここからはハイスピードで100まで行け!》

 

光刃(えっマジですか!?)

 

ユーリ《つべこべ言わずにやれ!》

 

光刃「……うぉぉぉぉ!!!65!66!67!68!69!70!」

 

そう言って急にペースをあげる光刃、突然だったので2人は驚くが、もはや彼に周りは見えていない。ただあるのは(さっさと100回やる!)という思念だけである

 

 

光刃「ゼェ…ゼェ…」

 

リュックを背負ったままうつ伏せで倒れる光刃、100回到達した瞬間に腕の力が抜けてこうなった

 

一誠「光刃……急にどうした?」

 

リアス先輩に未だに上に乗られながら聞く一誠

 

光刃「聞くな……いや、聞かないでくれ……」

 

そう懇願する光刃、それにはさすがに2人はそれ以上聞くことをやめた

 

ユーリ《よく頑張ったな、さすがだ》

 

光刃(そういうのは嬉しいが、さすがにハードすぎるわ……)

 

ユーリからの賞賛に光刃は力なく答えた

 

リアス「……あっ!来たわね」

 

そんなことをしてる間にリアス先輩が目的の人物を見つけた

 

一誠「え?」

 

???「すみませーん!」

 

すると遠くから小さなバケットを持ったアーシアが走って来た

 

光刃「ゼェ…ゼェ…アーシアー、また転ぶぞー」

 

しかし、疲れていたので大きな声が出ず、届かなかった

 

アーシア「イッセーさん、部長さん、光刃さん遅れてしまって、本当に…あぁう!」

 

光刃の言った通り、アーシアは転んだ

 

アーシア「はうぅ…なんで転んでしまうんでしょうか…」

 

光刃「やっぱり……」

 

ユーリ《またか。……よし、ある程度体力回復させたぞ》

 

光刃「(サンキュー)……うらよっと」

 

そう言って光刃は背負っているリュックを下ろすと、アーシアの元へと行った

 

光刃「大丈夫か?」

 

アーシア「は…はい、大丈夫です」

 

光刃「ならいいんだけど。ほら、手掴んで」

 

そう言って光刃は手を差し出した

 

アーシア「はうぅ…ありがとうございます、光刃さん」

 

その手を掴んで立ち上がるアーシア

 

光刃「気にすんな、それくらい」

 

リアス「それじゃあアーシアも来た事だし、一旦休憩にしましょうか」

 

 

 

 

 

アーシア「どうぞ」

 

光刃「サンキュー」

 

アーシアから差し出されたお茶を受け取り、一旦休憩を取る

 

一誠「プハッ、アーシア、どうしてここに?」

 

先にアーシアから渡されたお茶を飲み、一誠が聞いた

 

アーシア「部長さんに『来るように』と」

 

そう言ってリアス先輩に視線を向けるアーシア、それにつられて光刃と一誠も向ける

 

光刃「リアス先輩、どうしてアーシアを?」ゴクゴク

 

光刃は聞いた後にお茶を飲む。しかし、リアス先輩は上の空のようだった

 

光刃「先輩?」

 

光刃がもう一度リアス先輩に聞く

 

リアス「ッ、え、えぇ」

 

すると我に返ったのかこちらを向いた

 

光刃「……どうしたんですか?リアス先輩」

 

リアス「いえ、大丈夫よ。それじゃあ、アーシアと一緒に行きましょうか」

 

一誠「?どこへ?」

 

すると一旦間を置くリアス先輩

 

リアス「光刃のお家よ」

 

光刃「!?!?」

 

あまりにも唐突な事に光刃は驚きを隠せなかった

 

ユーリ《お、おい!これ不味いんじゃないか!?》

 

光刃(あぁ、非常にまずい!……そうだ!)《エミヤ!聞こえるか!》

 

光刃は至急サーヴァント達用の念話に切り替えた

 

エミヤ《どうしたマスター、非常事態か?》

 

光刃《あぁ!家にリアス先輩とイッセーとアーシアが来る!だからオーフィスと黒歌を隠してくれ!》

 

エミヤ《何だと!?確かにそれは不味いな、了解した!至急行動を開始する!》

 

光刃《あぁ!頼んだ!》

 

一誠「何してんだよ光刃、早く行くぞ!」

 

そう言って光刃を呼ぶ一誠、みんなは既に移動をしていたようだった

 

光刃「あ、あぁ。今行く」

 

その後を光刃は走っていった

 


〈 界時抹消!〉

↓暗闇家へ移動↓

〈 再界時!〉


 

到着すると、玄関前に多数のダンボールが置いてあった

 

光刃「こ、これは一体……」

 

ユーリ《まぁまぁな数だな》

 

アーシア「私の私物です……」

 

一誠&光刃「「ええ!?」」

 

驚きのあまりアーシアの方へ顔を向ける一誠と光刃

 

アーシア「意外と多くなってしまって……」

 

光刃「そ、それについては別にいいんだが……」

 

ユーリ《……この感じ》

 

光刃は頭を人差し指で掻きながらそう言い、ユーリはこの後どうなるのかだいたい察した

 

一誠「ぶ、部長!アーシアのって……」

 

そう言って一誠はリアス先輩に顔を向ける

 

リアス「そうよ、今日からアーシアは光刃の家に住むの」

 

一誠「えぇぇ!?」

 

光刃「やっぱり!」

 

ユーリ《そうなるよな!》

 

一誠は驚きの声を上げ、光刃とユーリはこの流れからそうだろうなという反応を見せた

 

アーシア「よろしくお願いします」

 

そう光刃に一礼をするアーシア

 

光刃「お、おう!」

 

それに少しは驚いたが元気よく答えた光刃

 

一誠「ぶ、部長、どうして光刃の家なんですか?」

 

一誠が若干混乱しながらリアス先輩に聞いた

 

リアス「下宿先の希望を聞いたら、光刃の家がいいって」

 

一誠「くっそーーー!!!どうして光刃ばっかり!」

 

そう言って四つん這いになり、泣きながら地面を殴る一誠

 

光刃「知るかんな事!」

 

ユーリ《さて、どうなる事やら……》

 

すると玄関が開く

 

エミヤ「マ…光刃、帰ったか」

 

エプロンを着けたエミヤが言い直しながら出てきた

 

光刃「おう。それよりも家に1人増えるみたいなんだが、空き部屋ってまだあったっけか」

 

するとエミヤは少し家の割り当てを思い出していた

 

エミヤ「……ふむ、確か1つだけ空き部屋があったはずだぞ?」

 

光刃「なら部屋問題は大丈夫か」

 

すると玄関からもう1人出てくる

 

クロス「アーシアさん!ここに住むって本当!?」

 

そう言ってクロスが興奮しながらアーシアの元へ走った

 

アーシア「はい、よろしくお願いしますね」

 

2人は楽しそうに会話をしている。その間に光刃はエミヤと念話をする

 

光刃《エミヤ、黒歌達は大丈夫なのか?》

 

エミヤ《あぁ、今はセイバーとX(エックス)嬢が見ている》

 

光刃「《そうか》じゃあ引越し作業始めるか!」

 

エミヤ「そうしよう」

 

こうして光刃とエミヤ、ついでに一誠はアーシアの荷物を持って空き部屋へ運んで行った。その作業の終わりにエミヤから『昨日の夕食ので悪いが、手伝ってくれたお礼だ』と唐揚げを9個程貰って一誠は家に帰って行った。ちなみにすんごく美味かったと後日報告が来た

 


〈 界時抹消!〉

↓朝のホームルーム↓

〈 再界時!〉


 

教卓前にアーシアが立っている

 

アーシア「『アーシア・アルジェント』と申します。なれないことも多いですが、よろしくお願いします」

 

男子共「「「「「ゥオオォォォ!」」」」」

 

アーシアの自己紹介と同時に既に知っていた光刃と一誠以外のクラスの男子から歓喜の声が上がる

 

松田「金髪美少女!!!」

 

元原「バスト82、ウェスト50、ヒップ81!グッド!!」

 

そして男子共から拍手が起きる

 

光刃「……なぁにこれぇ」

 

ユーリ《……カオスだ》

 

この様子を見ていた光刃とユーリはそれぞれ感想を零した

 

アーシア「私は今、『暗闇 光刃』さんのお宅にホームステイしています」

 

男子共「「「「「何!?」」」」」

 

この爆弾投下の直後、一誠を除いたクラスの男子全員から殺気がこもった視線を向けられる。光刃は流石にこれには頭を抱えた。そしてその刹那、松田と元原が突撃してきた

 

松田&元原「「光刃!死ねぇ!」」

 

光刃「断る!」

 

そう言って2人を躱す光刃、そのまま2人は壁へとぶつかり

 

ゴォォォン!!!

 

盛大な音と共に伸びた

 

光刃「それじゃあ続き進めましょう、先生」

 

先生「それもそうだな。次の自己紹介してもらうぞ、入って来なさい」

 

そうして何事も無かったかのように、先生は次の自己紹介へ進め、廊下にいた1人が入ってくる

 

王風「『剣星(けんざき) 王風(おうか)』と言います。これからよろしくお願いします」

 

そう言って深々と頭を下げる王風、それと同時に

 

男子共「「「「「ゥオオォォォォォ!!」」」」」

 

また男子から歓喜の声があがった

 

松田「2人目の金髪美少女キター!」

 

元原「バスト73、ウエスト53、ヒップ76!グッド!」

 

それと同時に後ろで伸びていたはずの2人も復活した

 

光刃「ゾンビか?この2人……」

 

ユーリ《まぁまぁな音が鳴った筈なんだが……》

 

2人は松田達をみて苦笑いを浮かべた

 

王風「私も今、コウハの家に住ませてもらっています」

 

男子共「「「「「…何!?」」」」」

 

再び爆弾投下の直後、一誠も含めたクラスの男子全員から殺気と憎悪がこもった視線を向けられる。光刃は再び頭を抱えた。そしてその刹那、また松田と元原が突撃してきた

 

松田&元原「「光刃!またお前かぁぁぉ!」」

 

光刃「危ねっ!」

 

そう言って光刃は今度は2人を飛び越えてギリギリ躱し

 

ゴォォォン!!!

 

2人はまた壁に激突して伸びた

 

ユーリ《またか、この2人……》

 

光刃「先生、次行きましょ次」

 

先生「あぁ、じゃあ最後の1人の自己紹介をしてもらう ぞ、入って来なさい」

 

そうして再び何事も無かったかのように、先生は次の自己紹介へ進め、廊下にいた人がまた入ってくる

 

迷「どうも!『剣殺(けんさつ) (めい)』と言います!これからよろしくお願いします!」

 

そう言って帽子の唾を掴んでニコッとする迷

 

男子共「「「「「ゥオオォォォ!!!」」」」」

 

3度目の男子からの歓声が生まれた

 

松田「ま、またまた金髪美少女だとー!?」

 

元原「……何!?計測値が不明だと!?こんなこと1度もなかったぞ!?」

 

また伸びていたはずの2人も復活してまた盛り上がっていた

 

ユーリ《こいつら、一体どうなってるんだ!?》

 

光刃「もう…怖いよ……この2人……」

 

2人はもはや恐怖の表情を浮かべていた

 

迷「あ、私もコウハ君の家に住まわせて貰っています!」

 

男子共「「「「「……何!?」」」」」

 

再び爆弾投下の直後、クラスの男子全員から殺気と憎悪がこもった視線が光刃へと向けられる。中にはついに血の涙を流す者も現れた。光刃は(これどうしようかなぁ……)と考え始めた。そしてその刹那、またまた松田と元原が突撃してきた

 

松田&元原「「光刃!この野郎ーーー!!!」」

 

光刃「さすがにしつこいわ!」トン

 

松田&元原「「ヴッ……」」ドサッ

 

光刃はいい加減にうるさいと思い、2人の首元にチョップをかまして気絶させた。

 

光刃「ふぅ、いっちょ上がり!さぁ先生、先に進めましょう」

 

一誠(こ、怖えー!!!)

 

爽やかな笑顔でそう言ったので一誠はさすがに恐怖をうかべた

 

先生「そうだな、3人は席は空いてるあの3つな、それじゃあホームルームこれで終わりだ!一時間目の準備を始めろー」

 

一誠(そしてどうして先生はこれをスルーすんだよ!?)

 

一誠の心の声は誰にも届かなかった。ちなみに席はアーシアは光刃の後ろ、王風は光刃の右隣、迷は光刃の前に座った

 


〈 界時抹消!〉

↓昼休み↓

〈 再界時!〉


 

光刃「みんなも着いて来たんだな」

 

そう言っていつもの場所に座る光刃

 

アーシア「はい、折角ですから」

 

王風「食べるのなら、私はコウハと一緒がいいです」

 

迷「私もです!」

 

そう言って光刃の近くに座り、微笑みかける3人

 

光刃「そっか。さて、待ちますか」

 

そう言っていつものように屋上で待っていた。すると間もなく、扉が開いて小猫が来る

 

小猫「……今日は多いですね」

 

小猫はそう言い少しムッとした

 

光刃「あぁ、みんな着いて来るって言ってな」

 

小猫「そうですか……唯一2人きりでいられる場所だったのに…」

 

消えるような声でそうボヤく小猫

 

光刃「ん?何か言ったか?」

 

さすがにその声量は光刃には届かなかった

 

小猫「いえ、特に」

 

光刃「?まぁいいや、はいこれ今日の分」

 

少し疑問は残ったが、いつものように弁当を渡す光刃

 

小猫「いつもありがとうございます」

 

光刃「いいって、ちなみに今日は俺が台所の日だからいつもの俺の料理だよ」

 

小猫「……はい!」

 

光刃の言葉に口角を上げて答えた小猫

 

光刃「(最近小猫、笑顔が分かりやすくなり始めたなぁ)それじゃあみんな食べるか!」

 

4人「はい!」

 

そうしてみんなは手を合わせる

 

5人「いただきます!」

 

そう言ってみんなは食べ始める。今回は全員『豚のしょうが焼き弁当』だ。全員同じの理由は前に数日前に遡る

 

 

 〜数日前〜

 

台所で弁当の料理を作っている時のこと

 

エミヤ「マスター、何故毎日それぞれ別の中身の弁当を作るんだ?」

 

光刃「あっ確かに……」

 

この時、やっと自分の異常に気づいた光刃だった

 

エミヤ「……あえて言おう…馬鹿なのかマスター!?」

 

それにエミヤが呆れ半分の叫びをあげた

 

ユーリ〈エミヤ、よくぞ言ってくれた……〉

 

 

 

という事があったからその日以降統一するようにした。

 

小猫「……美味しい」

 

王風「んふふ〜♪」

 

アーシア「美味しいです〜」

 

迷「コウハ君の料理、やっぱり美味しいですよ♪」

 

光刃「そう言ってくれて嬉しいぜ。うん、今日も美味い」

 

ユーリ《美味いぜ、光刃》

 

光刃(ありがと、ユーリ)

 

そう感想を零しながらみんなは弁当を食べる。そして数分後、みんな残さずに食べ終わった

 

4人「ご馳走様でした」

 

光刃「お粗末さまでした」

 

光刃は小猫から空になった弁当箱を受け取った

 

小猫「じゃあ今日もお願いしてもいいですか?」

 

光刃「わかった」

 

そう言って光刃は首にかけていたオーブニカを取ると、演奏を始めた

 

〜〜〜〜♪

 

すると数秒後に

 

アーシア「〜〜〜〜♪」

 

アーシアがそれに合わせてオーブオリジン覚醒回の時に『夢野ナオミ』さんが歌っていたコーラスを挟んできたきた。それに驚いて光刃は一旦演奏を辞める

 

光刃「あ、アーシア…その曲って……」

 

アーシア「え、えっと……急にこのメロディが頭に入ってきて……」

 

ユーリ《一体、どういう事だ?》

 

光刃「(俺もわからない、もしかしてオーブニカを握ったまま死んでしまった事が原因なのか?)……まぁいいや。アーシア、そのメロディ歌ってくれないか?それに合わせて俺も弾くから」

 

アーシア「は、はい!」

 

そうして演奏会が始まった

 

〜〜〜〜♪

 

アーシア「〜〜〜〜♪」

 

その演奏を聞き入っている3人、そして演奏が終わると、3人は拍手を送った

 

小猫「いい演奏でした」

 

王風「えぇ、本当にいい演奏でした」

 

迷「聞き惚れましたよ!」

 

光刃「ありがとうな、アーシア」

 

アーシア「こちらこそありがとうございます、いい曲ですね」

 

光刃「だろ?」

 

すると

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

光刃の目の前に1つのブランクワンダーライドブックが現れた

 

全員「!?」

 

すると強い光を放ち、みんなは目を瞑った。そして光刃は目を開くと…

 

さすらいの太陽オーブ

 

【オーブカリバー】を構えた『ウルトラマンオーブ オーブオリジン』の姿が表紙に描かれた1冊のワンダーライドブックが生まれていた

 

王風「こ、これは一体……」

 

王風は驚いた表情でワンダーライドブックを見ていた

 

アーシア「小猫さん、今までこのような事は?」

 

小猫「い、いえ、1度もありません」

 

アーシアと小猫も困惑している

 

迷「どうしてこんなことになったんでしょうか、コウハ君……コウハ君?」

 

何度呼び上げても反応が無かったので不思議そうに光刃を見る迷

 

光刃「ま、まさか…オーブさんのワンダーライドブック!?」

 

その光刃は混乱半分興奮半分の状態だった

 

ユーリ《光刃、知っているのか?》

 

光刃(あぁ、【地球(ほし)の本棚】で『クレナイ・ガイ』って調べてみな?俺の1個前の前世で一番好きであり、尊敬する『ウルトラマン』なんだよ)

 

ユーリ《ほぅ……わかった、少し行ってくる。「さぁ、検索を始めようか」

 

そう言ってユーリは地球の本棚へ行った

 

小猫「光刃先輩、知ってるんですか?」

 

光刃「あぁ、これは俺の尊敬する人?なんだよ」

 

王風「……何故そこで疑問符なんですか?コウハ」

 

光刃「あ、いや……そ、それは言えない事なんだよ。そ、それよりもそろそろ時間だから戻ろうか!」

 

みんなは少しの不満があるようだが、時間が無いのは本当だったので渋々教室に戻った。ちなみに授業中にユーリが帰ってきたが、《光刃が好きになった理由が分かった、あの時のオーブニカを奏でながら悪魔達の元へと行った理由はそれか》と納得していた

 


〈 界時抹消!〉

↓その日の放課後↓

〈 再界時!〉


 

光刃「アーシア、次の場所はどこだ?」

 

アーシア「あ、そこを左です」

 

光刃「了解」

 

現在、光刃は【ディアゴスピーディー】に乗って疾走している。そしてアーシアは光刃の後ろに座り、背中の服を掴んで、悪魔の仕事のポストへのチラシの投函を行っていた

 

光刃「しっかし、アイツも頑張ってるよなぁ」

 

アーシア「イッセーさんの事ですか?」

 

光刃が急に話し始めたので聞き返したアーシア

 

光刃「あぁ、あの日のような事がもう起きないようにって今朝の特訓も必死に食らいついてたんだ。まぁ元帰宅部だったみたいだから体力は少ないけどな」

 

そう言って苦笑をうかべる

 

アーシア「そうだったんですか……」

 

しかしアーシアは嬉しそうに聞いていた

 

光刃「……俺もあの時の事は後悔している。あの時もう少し俺に力があればってさ」

 

光刃は少し表情を暗くさせながら話す

 

アーシア「光刃さん……」

 

アーシアは少し暗くなった光刃の声量に少し不安を抱いた

 

光刃「……もしも誰かが欠けてしまうかも知れないという時、俺はそれを阻止するためならば今度は何だってする」

 

アーシア「……」

 

ユーリ《光刃……》

 

光刃の言葉に2人は少し静かになる

 

光刃(ユーリ、最悪の場合だが……)

 

ユーリ《皆まで言うな、お前がそう決めたのなら俺はそれに付き合うさ、最後までな》

 

光刃(本当にすまねぇな、ユーリ。こんなに苦労させる相棒でよ)

 

ユーリ《……正直、それに自覚あったことが1番の驚きだわ!!!》

 

ユーリの念話の叫びが光刃の中で響いた。そしてその直後、アーシアが後ろから掴む手の力が強くなった。

 

光刃「あ、アーシア、どうした?」

 

アーシア「光刃さん……私と約束してください」

 

不安な声色のアーシアがそう言った

 

光刃「約束?」

 

そう聞き返して【ディアゴスピーディー】を停め、アーシアに向き直った光刃

 

アーシア「お願いです!何が起きても、最後は絶対に帰ってきてください!」

 

そう言って光刃に正面から抱き着いた

 

光刃「……あぁ、わかったよ。約束だ」

 

そう言ってアーシアを撫でる光刃

 

アーシア「約束……破らないでくださいね?」

 

アーシアは背中に回す手の力を少し強くして、小さな声でそう言った

 

光刃「分かってる」

 

そう言って撫で続けた

 

ユーリ《……これは余計に泣かせるようなことが出来なくなったな》

 

光刃「(あぁ、そうだな)それよりもアーシア、次の場所ってどこだっけか」

 

アーシア「え?えっと……はぅ!通り過ぎてました!」

 

光刃「えっまじか!じゃあ走らせるぞ!」

 

アーシア「はい!」

 

そう言って2人を乗せた【ディアゴスピーディー】はまた走り始めた。そしてアーシアはさっきと違って光刃の背中に抱き着いてきていた

 


〈 界時抹消!〉

↓その日の深夜↓

〈 再界時!〉


 

光刃「ん?」

 

またまた真っ白な空間に放り出された光刃

 

ユーリ「最近ここに来る頻度高くないか?」

 

クロス「私は2回目ですけれど」

 

そういう光刃の隣に立っている2人

 

光刃「お、今回は2人だけなのか」

 

すると突然現れた扉が開かれてそこから人が出てきた。それは神様と別世界に飛ばされた光刃2達だった

 

神様「光刃さん、また呼んでしまってすみません」

 

光刃「いえ、それは別にいいんですが……俺、解決したよな?」

 

そう言って光刃2に確認する

 

光刃2「あぁ、無事にな。それとホレ」

 

そう言って2冊のワンダーライドブックを投げてくる光刃2

 

光刃「うぉっとと……おっ【キングオブアーサー】復活したのか」

 

光刃2「あぁ、戦兎さんが1発で復活させたんだ」

 

ユーリ2「おかげで俺は【こぶた三兄弟】を復活させる事に集中できた」

 

そう言って【こぶた三兄弟ワンダーライドブック】を見せるユーリ2、その色は完全に元通りだった

 

光刃「うわぁ、別世界の神様もやべー」

 

光刃は苦笑いを浮かべながら【キングオブアーサーワンダーライドブック】を改めて見た

 

光刃「それよりもこれは?」

 

そう言って光刃は【Fate(フェイト)/Trinity(トリニティ) Partner’s(パートナーズ)ワンダーライドブック】を見て聞く

 

ユーリ2「あぁ、それはあっちに行った際に生まれたワンダーライドブックだ」

 

エミヤ2「私が投影した『偽・螺旋剣Ⅱ(カラドボルグ)』と」

 

アル2「私の『約束された勝利の剣(エクスカリバー)』と」

 

エックス「私の『無銘勝利剣(ひみつかりばー)』のエネルギーが吸収された際に生まれたんですよ!」

 

光刃「マジか!それはすげぇな!」

 

光刃は3人の説明に興奮しながら言葉を返した

 

ユーリ2「だが、ワンダーライドブックの残りエネルギー的にあと1回が使用限度だと思われる」

 

クロス「でも、それほど強力って事ですね?」

 

光刃2「あぁ、その通りだ」

 

ユーリ「そうか。実は今日、こちらも1冊のワンダーライドブックが生まれたばかりなんだ」

 

クロス2「本当ですか!?」

 

そう言って会話が盛り上がっていると

 

神様「……コホン、話をしてもいいかしら?」

 

神様は1度咳払いをして一旦収集をつけた

 

光刃2「すみません神様……いえ、セシリー様」

 

光刃「ん?どういう事だ?俺」

 

光刃は(セシリーとは誰ぞや)という表情を光刃2に向けた

 

セシリー「それはすぐに分かりますよ、えいっ!」

 

そう言って神様は手を叩いた。すると再び強い光が放たれて光が消えると、光刃2達が消えていた。だが

 

光刃「……ん?この記憶は……もう1人の俺のか?」

 

ユーリ「俺もだ(しかもあの時の事も入ってしまっている……!!!)」

 

クロス「私もです」

 

その光刃2達の移動先での記憶が全て足されていた

 

セシリー「一旦記憶をひとつにさせた方がいいと思ってね。でも、()()()()()()()()()()()()()

 

光刃「ん?また異常事態ですか?セシリー様」

 

セシリー様の言葉に疑問を抱いた光刃が聞いた

 

セシリー「そうなの、実はまた別世界で問題が起きたって騒がれてるのよ。一応駒王町は私が『神様の逆転の秘策(ゴッド・オブ・レボリューション)』を使って何とか影響は出ないように尽力したから問題ないけれど、他の県や街では季節がおかしな事になってるわ」

 

ユーリ「それをまた俺達に派遣して欲しいと」

 

セシリー「そう、頼めるかしら…」

 

そう聞くセシリー様、すると光刃は「フッ」と言うと笑顔で聞いた

 

光刃「聞かなくても答えはわかっているでしょ?セシリー様」

 

ユーリ「俺たちは世界を守る剣だからな!」

 

クロス「その為なら私たち頑張りますよ!」

 

そして3人はそれぞれ覚悟を決めた目を向ける

 

セシリー「ありがとう3人とも、じゃあ早速行うわね?神様の逆転の秘策(ゴッド・オブ・レボリューション)

 

そうして再び光刃達は2人に別れた

 

光刃2「そーいえばセシリー様、アル達は連れてけないんですか?」

 

素朴な疑問が光刃2から出た

 

セシリー「えぇごめんなさい、今回送る世界への扉のパーティーコストの問題でサーヴァント達は連れて行けないの」

 

光刃2「そうですか……」

 

これに光刃2は(この戦力で大丈夫か?)と思った

 

セシリー「でもその代わりに!」パチン

 

そう言ってセシリー様は指を鳴らした。すると

 

セシリー「この2本ならコスト内に収まったのよ!」

 

そう言って【煙叡剣狼煙】と【時国剣界時】を見せるセシリー様

 

クロス2「これなら私も前線で戦えますね!」

 

そう言ってやる気を見せるクロス

 

光刃「無理すんじゃねぇぞ?」

 

ユーリ「あぁ、変身が出来るのは光刃だけだからな」

 

そう言って心配する2人

 

光刃2「さすがに無理はさせないように俺も注意を払うさ」

 

ユーリ2「だな」

 

その心配は無いようにすると2人に言った

 

セシリー「じゃあ送りますよ?えいっ!」

 

そう言ってセシリー様はまた右腕を大きく振りかぶると、地面に手のひらを当てて扉を作った

 

クロス「さぁ!また行きましょう!」

 

ユーリ「あぁ、行くか」

 

そう言って2人は扉の中へ入っていく

 

光刃「これはお前が持って行け」

 

そう言って光刃2へ【Fate(フェイト)/Trinity(トリニティ) Partner’s(パートナーズ)ワンダーライドブック】を渡した光刃

 

光刃2「いいのか?」

 

光刃「あぁ、実際それが今の俺が出来る1番の強化形態のワンダーライドブックなんだしな」

 

光刃2「……そういう事なら受け取っておく」

 

そう言い受け取った光刃2

 

セシリー「ごめんなさいね、オリジナルワンダーライドブックはどうしても複製出来なかったのよ」

 

そう言ってセシリー様は手を合わせて謝った

 

クロス「いや、それでもワンダーライドブックと聖剣を増やすって時点で相当やばいんですけれど……」

 

ユーリ「だな」

 

2人は苦笑いを浮かべてそう言った

 

光刃2「よし!じゃあ行ってくる!」

 

光刃「あぁ、キバって行けよ?」

 

光刃2「勿論!」

 

そう言って光刃2も扉へと消えた

 


〈 界時抹消!〉

↓移動した先↓

〈 再界時!〉


(2はここから外します)

 

光刃「ここが問題の世界か…」

 

そう言って地面に降り立った光刃

 

ユーリ〈セシリーの話を元にするとこの世界も季節がおかしい事になっている訳だが…〉

 

光刃「あれ?今回はこの状態なのか?ユーリ」

 

ユーリ〈あぁ、どうやらそのようだ。だが、まずはお客さんだ〉

 

ユーリがそう言うと、シス・トルーパー達が複数人現れた

 

クロス「お兄ちゃん!」

 

光刃「あぁ、この気配の感じは敵だ!さぁ行くぞ!【烈火】!」

 

そう言って右手に炎が集まり、剣が現れる

 

〈火炎剣烈火!〉

 

そしてすぐさま【聖剣ソードライバー】に納刀すると、腰に装着する

 

〈聖剣ソードライバー!〉

 

そして【ブレイブドラゴンワンダーライドブック】を取り出して開く

 

〈ブレイブドラゴン!〉

〈かつて全てを滅ぼすほどの偉大な力を手にした神獣がいた!〉

 

そしてライドスペルによる朗読を終えた後、表紙を閉じて神獣枠のスロットに入れる。すると周囲に烈火の待機音が流れ始め、光刃の後ろに巨大な【ブレイブドラゴンワンダーライドブック】が落ちてくる

 

〈烈火抜刀!〉

 

そして烈火を思い切り抜き、ソードライバーと背後のワンダーライドブックが開かる。すると背後のワンダーライドブックから『神獣ブレイブドラゴン』が現れて光刃の周囲を飛びまわる。

 

光刃「変身!ハッ!ハァ!」

 

そして光刃はクロス字に斬撃波を飛ばすと、『神獣ブレイブドラゴン』が光刃に巻き付くように周りを回って姿を変えていく

 

〈ブレイブドラゴン!〉

 

変化が終わり、『神獣ブレイブドラゴン』が消える。そして最初に放ったクロス字の斬撃がセイバーヘルムにぶつかると、変身が完了した。

 

〈烈火1冊!勇気の竜と火炎剣烈火が交わる時、真紅の剣が悪を貫く!〉

 

セイバー「行くぞぉ!!!」

 

そう言って敵に突撃しに行った光刃だった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

シヨン SXIYONさんとコラボ!

ファンタシースターオンライン2 NEXTBLAZE New Genesis

第16話『カチェスタ、煉、一海の       

向かった世界は…』へ続く……

 

 

 

 


〈 界時抹消!〉

↓まだ続くよ、次の日↓

〈 再界時!〉


 

一誠「チラシ配りは今週で終わり…ですか?」

 

一誠の言葉にリアス先輩は頷く

 

リアス「えぇ、チラシの配布は本来使い魔の仕事なの」

 

一誠「じゃあ、チラシ配りは卒業って事ですか!」

 

リアス「それにはまず、貴方たちも自分の使い魔を手に入れなくてはね。勿論光刃達もよ?」

 

そう言ってリアス先輩は光刃と王風と迷の3人に視線を向けた

 

光刃「え?俺もですか?」

 

そう聞き返すのはソファの上で右に王風、左に迷、膝上に小猫がそれぞお菓子を食べていて一切動けなくなってしまった光刃だった

 

リアス「折角だしね」

 

 

 

 

 

 

リアス「これが私の使い魔」

 

そう言ってリアス先輩が右手のひらを出して出てきたのは、ゆるキャラ感がある蝙蝠だった

 

リアス「イッセーは会ったことあるわね?」

 

一誠「え?」

 

すると、蝙蝠が煙を出すと、そこには女性が立っていた

 

一誠「あぁ!」

 

それを見て一誠は思い出した反応を見せた

 

光刃「イッセー、知ってるのか?」

 

一誠「あぁ、この子が俺にチラシをくれたんだよ」

 

ユーリ《なるほどつまり命の恩人だな》

 

光刃(あ、そっか)

 

朱乃「私のはこれですわ」

 

朱乃先輩が指を指すと、そこから魔法陣が現れた。そしてその魔法陣から出てきたのは

 

一誠「小鬼?」

 

緑の小さい鬼だった

 

光刃(鬼……『ヒビキ』さんにまた今度特訓してもらうかぁ)

 

そして鬼から連想して今度の特訓を頼む人を決めた光刃であった

 

小猫「『シロ』です」

 

そう言って小猫の腕の中に白猫がいた

 

光刃「!!!」ビリリーッ

 

シロを見た瞬間、光刃に電流が走った。そして優しい目でじっとシロを見つめる。するとシロは小猫の腕から出ると、光刃に擦り寄ってきた

 

光刃「おー可愛いヤツめ」

 

シロ「ゴロゴロゴロゴロ……」

 

そう言って光刃は抱き上げてシロを撫で、それをシロは喉を鳴らしながら気持ちよさそうにしていた。その様子を見て羨ましそうにする4人

 

祐斗「僕のは…」

 

一誠「あー、お前のはいいや!」

 

そう言って祐斗に背を向けて手を振る一誠

 

祐斗「つれないな」

 

そう言って苦笑をうかべる祐斗だった

 

光刃「はぁ、すまんな祐斗。イッセーが」

 

その様子に光刃ため息をつき、祐斗に謝る

 

祐斗「はは、別に気にしてないよ」

 

ユーリ《こいつ、懐が広いな》

 

そう言って笑顔で答えた祐斗にユーリは感心していた

 

リアス「悪魔にとって基本的なものよ、主の手伝いから情報伝達、追跡にも使えるわ」

 

アーシア「あの、その使い魔さん達はどうやって手に入れれば…」

 

リアス「それはね?」

 

光刃「その前にリアス先輩、生徒会長達が御用のようですよ」

 

リアス「え?」

 

するとそのタイミングでノックが鳴る

 

朱乃「はいー」

 

すると扉が開き、蒼那先輩達が入ってきた

 

蒼那「失礼します」

 

一誠「なっ!光刃の言った通りか!?」

 

そう言って驚く一誠。すると王風と迷が光刃の方に歩み寄って聞いてきた

 

王風「コウハ、どちら様ですか?」

 

迷「そしてこの中にセイバーの気配があるのですが、ダメですか?」

 

光刃「この学校の生徒会長の『支取 蒼那』先輩、俺が転校初日にお世話になった先輩だ。そして迷、ダメだ」

 

迷「えーー…」

 

迷は不貞腐れた顔をした

 

一誠「蒼那先輩の隣に居るのは『新羅 椿』先輩、てか生徒会メンバー勢揃いじゃん!?」

 

そう言って一誠が説明を引き継いでくれた

 

リアス「それで、どうしたの?」

 

蒼那「お互い、下僕が増えたようだし改めてご挨拶をと」

 

一誠「下僕ってまさか…!」

 

光刃「そ、この気配はみなさん揃って悪魔さんだな。でもそれ以上は知らないし、調べるのもプライベートな事だし……朱乃先輩、教えてくれませんか?」

 

そう言って光刃は朱乃先輩に視線を向けた

 

朱乃「いいですわよ、この御方の本当のお名前は『ソーナ・シトリー』、上級悪魔[シトリー家]の次期当主様ですわ」

 

そう嫌な顔をしないで答えてくれた朱乃先輩

 

一誠「こ、この学園にも他に悪魔が!?」

 

光刃「まぁ、知らないとそういう反応だわな」

 

そう言って驚く一誠の反応に苦笑いを浮かべる光刃。すると、金髪の男子生徒が口を開いた

 

???「リアス先輩、僕達の事を彼に話してなかったんですか?同じ悪魔なのに、気づかないコイツもどうよって感じですが」

 

蒼那「匙、私たちはお互い干渉しないことになっているの、兵藤くんが知らなくても当然です」

 

匙という金髪男子生徒の明らかな挑発を蒼那先輩が相殺する

 

一誠「お前、最近書記として生徒会の追加メンバーになった、確か2年C組の…」

 

蒼那「『匙 元士郎』、【兵士(ポーン)】です」

 

一誠が名前を言い切る前に蒼那先輩は紹介をした。そしてリアス先輩も一誠達に手を向けると紹介を始める

 

リアス「【兵士(ポーン)】の『兵藤 一誠』、【僧侶(ビショップ)】の『アーシア・アルジェント』よ。そして……」

 

光刃「部員の『暗闇 光刃』だ」

 

そう言って右手をちょっとだけあげる光刃

 

王風「『剣聖 王風』です」

 

そう言って一礼をする王風

 

迷「『剣殺 迷』でーす!」

 

そう言って元気よく挨拶する迷と、悪魔以外の紹介も終わった

 

光刃「蒼那先輩、転校初日はお世話になりました」

 

そう言って光刃は蒼那先輩に頭を下げた

 

蒼那「いいんですよ、生徒会長として当然のことをした迄ですから」

 

そう言って微笑みかける蒼那先輩

 

匙「会長!彼を知ってるんですか!」

 

匙がそれを見て確認をした

 

蒼那「えぇ、彼の転校初日に職員室まで案内したんです」

 

光刃「正直、理由が迷子っていうのが恥ずかしいけどな。あはは……はぁ」

 

ユーリ《まぁ…ドンマイ》

 

そう言ってあの時のことを思い出して苦笑いからため息に変わった光刃だった

 

一誠「へぇー、お前も【兵士(ポーン)】か!それも同学年なんて!」

 

そう言って嬉しそうに笑顔で言う一誠。しかし匙はため息を着くと

 

匙「俺としては変態三人組の一人のお前と同じなんて、酷くプライドが傷つくんだけどな」

 

そう言って喧嘩腰で返した

 

一誠「っ!なんだとてんめー!」

 

光刃「落ち着けイッセー、こんなわかりやすい挑発に一々乗ると疲れるもんだぞ?」

 

光刃はそう言って何とか一誠を落ち着かせようと抑える

 

匙「おうやるか?俺は悪魔になったばかりだが、こう見えても駒4つ消費の兵士だぜ?」

 

そう言って匙は手の指で4と示す

 

光刃「はぁ、お前も『上には上がいる』もんだぞ?」

 

光刃は一誠を抑えながらため息をついてそう言った

 

匙「あぁ?それならお前はいくつ消費だよ!」

 

すると蒼那先輩が匙の方へ少し顔を向けると

 

蒼那「匙、おやめなさい。それに、暗闇君の言う通り兵藤君は駒を8つ消費してるのよ?」

 

匙「8つって…全部じゃないですか!信じられないこんな冴えないやつが……」

 

そう言って驚愕の表情を浮かべた匙

 

一誠「うっせぇ!」

 

光刃「だから落ち着け一誠」

 

またも反応する一誠を未だに抑える光刃

 

蒼那「ごめんなさいね、兵藤君、アルジェントさん、新人悪魔同士、仲良くしてくださいね?」

 

そう言って困った顔をしながら笑顔向ける蒼那先輩。それによって一誠の暴れる気も失せたようでようやく離れた。するとアーシアが匙の元へと行き、手を握る

 

アーシア「よろしくお願いします」

 

すると匙は、ものすごいスピードでもう一方の手をアーシアの手に握ると、スリスリしながら

 

匙「こちらこそ、君みたいな可愛い子は大歓迎だよ」

 

と笑顔で言ってきた。すると一誠がその間に入って匙の手を思いっきり握った

 

一誠「ははははは!匙君!俺からもよろしくね!つーか、アーシアに手を出したらマジで殺されるからね匙君!」

 

そう言い終わると匙は大きく振りかぶり、そして定位置に戻る頃には握り合いは形勢逆転していた

 

匙「はーはっは!金髪美女を独り占め気分か、さすがエロエロの鬼畜君だね!」

 

するとその間に王風と迷が入ると、互いに空いている手をそれぞれ思いっきり2人の手を握った

 

王風「醜い争いはそれくらいにしなさい」ギュゥゥゥ…

 

迷「正直うるさいですよ!」ギュウウウ…

 

一誠&匙「「いだだだだだ!!!」」

 

それにより2人は涙目でいた

 

光刃「おぉう、さすがは筋力B…」

 

それを見て光刃はボソッと言った

 

 

 

リアス「大変ね」

 

蒼那「そちらも」

 

その様子を2人は困った顔で見ていた

 

王風「ふぅ、これで収まりましたね《それよりもコウハ》」

 

迷「ですね!《それとコウハ君》」

 

2人《 さっきの声聞こえてましたからね?

 

やれやれと言った表情の王風としてやったという表情の迷だったが、裏では怒声が篭った声で光刃に念話をした

 

光刃《!?す、すまん!マジで!》

 

それに身の危険を感じとり、すぐさま謝った。すると匙が手を痛めながら一誠に言い始める

 

匙「いててててて……お、俺はデビューして早々使い魔を持つことを許さたんだ。お前はまだチラシ配りをしてるそうじゃないか」

 

それに対して一誠もまた手を痛めながら言い返していった

 

一誠「いってぇー……ば、バカにすんな!俺も部長からさっき使い魔を持つように言われたんだよ!」

 

光刃「お前ら、またか……」

 

その様子に光刃は頭を抱えた

 

ユーリ《ふぁぁぁ……眠い、何かあったら起こしてくれ……zzz…》

 

光刃(え!?久しぶりに会話に入ったと思ったら寝たァァァ!?)

 

そして念話でも叫んだのだった

 

蒼那「え?貴方の所も?」

 

リアス「えぇ、来週にはって思っていたのだけど」

 

蒼那「でも、彼は月に1回しか請け負ってくれませんし……」

 

そう言って顎に手を当てて考える蒼那先輩

 

リアス「ならここは、公平に実力勝負ってことはどう?」

 

蒼那「勝負?」

 

リアス先輩の言葉に、蒼那先輩の目の色が変わる

 

リアス「勝った方が彼に依頼する権利を得るの」

 

蒼那「もしかして、『レーディングゲーム』を?」

 

その言葉にフフっと笑うリアス先輩

 

リアス「まさか、まず許可を貰えっこないわ」

 

蒼那「そうですね、それに今の貴方は()()()()()()()()

 

リアス「っ!関係ないわ」

 

その言葉にリアス先輩は嫌悪感を少し出す。その様子に気づく朱乃先輩と光刃、そして王風と迷

 

そして一旦間を開けると

 

リアス「ソーナ、ここは高校生らしくスポーツで決めましょう?」

 

そういう事でこの件はスポーツ勝負で決まることとなった。ちなみに

 

 

 

光刃「あ、匙。一応言っとくが俺、人間だぞ」

 

匙「何!?」

 

その後に言った光刃の言葉に驚愕の表情をした匙であった

 


〈 界時抹消!〉

↓別の日、テニスコート↓

〈 再界時!〉


 

一誠「頑張れー!部長!朱乃さん!」

 

匙「会長ー!勝ってくださいー!」

 

迷「リアス先輩ー!殺る気が出る魔法の掛け声『セイバーぶっ飛ばぁす!』ですよー!」

 

王風「迷……」

 

それぞれ元気よく応援してる中でダブルスをしている4人、それを松田と元原は案の定の視線だった。そしてそれに混ざる一誠

 

祐斗「気が付いたら随分ギャラリーが増えているね」

 

そのテニスコートの周りには、めっちゃ生徒が居た

 

小猫「これでは魔力は使えませんね」

 

それを無表情で見る小猫

 

光刃「いや、そうでも無いみたいだぞ?」

 

そういうと次は、蒼那先輩のサーブだった

 

蒼那「お喰らいなさい!シトリー流スピンサーブ!」

 

そう言ってサーブを放つ蒼那先輩、打ち出された球は青い魔力に包まれていた

 

リアス「甘いわ、グレモリーカウンターを喰らいなさい!」

 

そう言ってうち返そうとしたリアス先輩だったが、着弾した球は真横に飛んだ

 

審判「15-30!」

 

一誠「くっそー!」

 

それを見て悔しそうにする一誠

 

匙「あっはは!さすが我が会長!」

 

そう言ってフェンスに跨り、旗を掲げる匙

 

ユーリ《……これはひどい》

 

あまりの初見殺しなサーブに言葉が漏れるユーリ

 

祐斗「……しっかり使ってるね、魔力」

 

そう言って苦笑いを浮かべる祐斗

 

小猫「少し熱くなりすぎかもです」

 

その様子を一切表情を変えずに見る小猫

 

光刃「『少し』じゃなくて『かなり』だけどな」

 

光刃もさすがに苦笑いを浮かべた

 

男子生徒「魔球だ!」

 

その一言に周りの生徒達も騒ぎ出す

 

祐斗「魔球で納得してるみたいだね」

 

祐斗も少し困惑していた

 

小猫「色々平和で何よりです」

 

小猫は目を閉じてそう言った

 

光刃「……あぁ、もうこの試合の未来、大体察したわ」

 

そう言って光刃は額に手を当てた

 

王風「え?」

 

迷「どうなるんですか!コウハ君!」

 

その言葉に2人は聞いてくる。祐斗と小猫も気になるようで、光刃の方を向いた

 

光刃「……この勝負、決着着かないで終わる

 

4人「……え?」

 

そうこうして試合が進み……

 

 

 

 

 

 

 

両者のラケットが悲しい姿となって、光刃の言った通り決着が付かなかった

 

光刃「南無阿弥陀仏……」

 

そう言って犠牲となった2本のラケットを拝む光刃

 

一誠「団体戦!?」

 

光刃「!」ピクッ

 

その一誠の言葉に光刃は反応する

 

祐斗「それで今、部長と朱乃さんが生徒会と協議中なんだよ」

 

すると部室の扉が開き、リアス先輩と朱乃先輩が帰ってきた

 

リアス「種目は『ドッチボール』に決まったわ」

 

王風「ドッチボールですか……」

 

迷「フフフ……なんだか燃えてきました!」

 

リアス先輩の言葉に2人はやる気を見せる

 

リアス「勝負は明日の夜『体育館』で、イッセーとアーシア達の為に頑張りましょう?」

 

朱乃&祐斗&小猫「はい!」

 

アーシア「ありがとうございます!」

 

一誠「みんな……」

 

部員達の優しさに2人は嬉しそうな表情をした

 

光刃「ほぅ…」

 

ユーリ《光刃、これお前……》

 

光刃(あぁ、こいつぁ大暴れが出来そうだぜ)

 

そして光刃は、悪い顔をしていた

 


〈 界時抹消!〉

↓次の日の夜↓

〈 再界時!〉


 

迷「うぅ……正直出たかったです…」

 

そう言ってルールを確認する迷

 

エミヤ「我慢しろ迷、ジャンケンで君が負けてしまったんだからしょうが無いさ」

 

そういって同じくルールを確認するエミヤ、今回はこちらが1人多いという事で、審判を1人出してもう1人をエミヤに頼んだ

 

一誠「俺、ドッチボールだなんて小学校以来ですよ」

 

そう言ってストレッチをする一誠、そしてその背中を押す小猫

 

リアス「勝負をつけるのが目的だから、ルールは簡単なのがいいでしょう?」

 

そう言って祐斗にボールを投げるリアス先輩

 

祐斗「アーシアさんも、すぐに覚えられましたしね?」

 

そう言って祐斗はアーシアの方を向く

 

アーシア「あぁーん!もうダメですぅ〜」

 

朱乃「もう少しだけ頑張りましょうねー」

 

そう言い朱乃先輩はアーシアの背中を押してストレッチをした

 

アーシア「は、はいー…うっぅぅあー!」

 

アーシアはとても体が硬くて苦戦しているようだった。それを見ていやらしい目で見る一誠

 

王風「……酷い表情ですね」

 

ユーリ《あぁ、あれは酷い顔だ……》

 

光刃の背中を押している王風と何となく周りを見ていたユーリは一誠を見てそう言った

 

光刃「え?どういう……小猫、やれ」

 

光刃は疑問に思って顔を上げてイッセーを見ると、躊躇無く小猫にGOサインを出した

 

小猫「はい」グギリッ

 

それを受け取った小猫は、一誠の背中を遠慮なく押した。その際に変な音が聞こえたけれども

 

一誠「んぎゃァァァァァァ!!!」

 

そして一誠の悲痛な叫びが木霊した

 

 

 

光刃「じゃあ依頼通りやりますか!『投影(トレース)開始(オン)!』」

 

そう言って光刃は右手に『オカ研』と書かれた鉢巻を7本投影した

 

リアス「鉢巻?」

 

光刃「へぇ」

 

朱乃「あらあら素敵ですわ」

 

光刃「まぁこの発案はイッセーなんだけどね。いい案だよイッセー、お前の手作り1つを見せてくれたから出来たことだ」

 

そう言って左手にイッセーが作ったオリジナルを持つ

 

一誠「ありがな光刃、正直、全部を1人で作れる訳無いからお前を頼って」

 

そう言って頬をかく一誠

 

光刃「別に頼られる事に抵抗は無いから気にすんなよ。それに俺の投影は全く同じ物を作る事だ、だからこれら全てお前の作ったのと強度、デザイン等は全く同じだよ。でも……」

 

そう言って光刃は左手の鉢巻を一誠に渡した

 

光刃「自分で作ったのは自分で渡しておいた方がいいだろ?」

 

一誠「……」

 

一誠はそれを無言で受け取り

 

一誠「部長、この勝負…絶対に勝ちましょう!」

 

そう言ってリアス先輩に自分で作った鉢巻を渡した

 

リアス「……ありがとうイッセー。それじゃあこれを巻いて、チーム一丸となって頑張りましょう!」

 

全員「はい!」

 

ユーリ《今回、俺は見学する事にする》

 

光刃(了解)

 

蒼那「おまたせしました」

 

すると、蒼那先輩達率いる生徒会がやってきた

 

 

 

 

試合が始まって数分、生徒会側の外野ボール

 

「ハッ!」

 

小猫「!?」

 

それをギリギリ交わせそうになるが、当たって服が破けてしまった

 

迷「(ピー!)アウトー!」

 

それを見て迷は笛を吹いて旗をあげた。ちなみにエミヤは服が破れた瞬間に顔を逸らした

 

一誠「小猫ちゃん…」

 

そう言って小猫を見る一誠

 

小猫「問題ありません」

 

そう言って外野に行こうとした小猫

 

光刃「いや、エミヤが問題あるみたいだなこれは……小猫、上着作るから着ろ『投影(トレース)開始(オン)!』」

 

だがその前に光刃は学校指定のジャージ(半袖に改造した物)を作り出して小猫に渡した

 

小猫「……ありがとうございます」

 

そう言って光刃に一礼をして外野に今度こそ行った

 

匙「な、なんだそれ!」

 

光刃「『投影魔術』だ、それ以上は説明めんどい!」

 

匙の質問に光刃はヤケクソで答えた

 

椿「ふっ、『追憶の嘆き』!」

 

そう言ってリアス先輩に放たれる球、それをリアス先輩は多少服が破れながらも受け取める

 

蒼那「流石ですね、椿の球を正面から」

 

リアス「私を誰だと思ってるのかしら!」

 

そう言ってリアス先輩は投球した。そしてそ球は魔法陣をくぐり抜けると、『滅びの力』を得て飛んで行った

 

「きゃっ!」

 

その球を受け止められずにぶつかると

 

「いやぁぁぁん!」

 

纏っていた服が全て滅んだ。そして再び速攻で目をそらすエミヤ

 

迷「(ピー!)アウトー!」

 

そして迷は特に気にせずに進める

 

光刃「またか!『投影(トレース)開始(オン)!』」

 

そう言って光刃は服一式を投影して外野に置いた

 

ユーリ《……ドッチボールってなんだっけか》

 

光刃(さぁ?もう俺はわからん)

 

一誠「うほぉー!」

 

そして一誠は安定だった。そして一誠へ球が当たりそうになった時、それを王風が受け止めた

 

王風「イッセー、ここは戦場です!気を抜いてはやられますよ?」

 

一誠「は、はい!」

 

一誠は真面目な顔をして言う王風に敬礼をした

 

光刃「王風、限度を守るのならやってもいいぞ」

 

王風「!分かりました」

 

そしてボールに風が包まれていく

 

王風「風よ、舞い上がれ!風王鉄槌(ストライク・エア)』!

 

そう言って王風はボールを投げた。そのボールはすごい風を纏っていたので受け止めきれずに当たる

 

エミヤ「(ピー!)アウトだ」

 

そしてやっとまともに仕事が出来たエミヤだった。そして当たって跳ね返ったボールは中を舞い

 

ガシッ

 

 

 

光刃が掴んだ。すると光刃は悪い事を考えているという顔を全面的に出す

 

全員「!?!?」

 

ユーリ《ついに始まるのか、はぁ……》

 

それにはエミヤ達サーヴァントも含めて驚き、ユーリはため息をついた。そして光刃は

 

 

光刃「さぁ、地獄を楽しみなぁ!

 

そう言って親指を下に向けて死刑宣告をした。そして

 

ただキレが良すぎる投球を最も取りずらい位置に当てる

↓   ↑

当たったボールが反射して光刃の元に帰ってくる

 

という地獄のワンサイドゲームを本当に見せたのであった。それを見ていた一誠は「その時の光刃は悪魔以上に悪魔だった」と語っていた……

 


〈 界時抹消!〉

↓使い魔の森↓

〈 再界時!〉


 

その後軽い戦勝会をして、使い魔の森へと来たオカルト研究部(悪魔サイド側)。そして

 

OPEN(オープン) GATE(ゲート)

 

転移が出来ないので【ブックゲートワンダーライドブック】で来た光刃と王風と迷。ちなみにエミヤは家の事をしに【ライドガトライカーα】に乗って帰った

 

一誠「ここは……」

 

朱乃「使い魔の生息する森ですわ」

 

祐斗「僕達もここで使い魔を手に入れたんだ」

 

祐斗の言葉に小猫が頷いた

 

一誠「確かに、何が起きてもおかしくないなぁー」

 

アーシア「そ、そうですね……」

 

光刃(おいおいそれはフラ……!?!?)

 

ユーリ《こ、この気配は一体!?》

 

光刃とユーリは今までにないタイプの気配に驚いていた。そして光刃は

 

光刃(……気になるし行くかぁ)

 

そう決断し1人みんなと離れていった

 

小猫「……あれ?光刃先輩?」

 

そして数分後、小猫が光刃が居ない事に気づいてみんなは慌てるのだった

 


〈 界時抹消!〉

↓光刃の移動した先↓

〈 再界時!〉


 

光刃「確かこの当たりだったはずなんだが……」

 

ユーリ《あぁ、確かにこの当たりだったよな》

 

そう言って森を彷徨う光刃。すると

 

???「よぅ、お前がこの世界の剣士か?」

 

光刃「ッ!?」

 

光刃の背後から声がした。そしてが振り返るとそこには

 

光刃「まさか……『デザスト』さん!?」

 

ニチアサ『仮面ライダーセイバー』に出た視聴者達に愛されしメギド『デザスト』がいた

 

デザスト「へぇ、俺を知ってるのか……だが、『さん』付けはやめろ、なんだか気持ちわりぃ」

 

そう言ってデザストは手を シッシッ と振るった

 

ユーリ《気をつけろ光刃!こいつ、今までのとは比が違う》

 

光刃「(あぁ、100も承知だ!)……わかった。ならどうしてこの世界にいる?デザスト」

 

デザスト「あぁ?んなの俺が知りてぇよ。蓮に最後の最後で呼ばれて、それが終わってついにゆっくりと寝れると思ったんだが、起きたらこの世界だったんだよ。それ以外の理由は無い」

 

そう言って気だるそうに言うデザスト

 

光刃「そうか……(じゃあ、あの後デザストは死んだのか、正直あの後が気になってたんだけど、放送前に転生したしなぁ……)」

 

そう考えているとデザストが急に【グラッジデント】を構える

 

デザスト「そんなことより剣を構えろ!この世界の剣士!お前の力、俺に見せてみろ!」

 

そう言って臨戦状態になる空気、それを光刃は

 

光刃「……わかった、行くぞ!【烈火】!」

 

そう言うと光刃の手に炎が包まれてソードライバーに刺さっている状態で現れた

 

〈聖剣ソードライバー!〉

 

そして腰に装着すると、いつものように【ブレイブドラゴンワンダーライドブック】を取り出してページを開いた

 

〈ブレイブドラゴン!〉

 

そしてすぐに閉じて神獣枠にセットして抜刀した

 

〈烈火抜刀!〉

 

光刃「変身!ハッ!ハァ!」

 

そしてクロス字に斬撃波を飛ばし、『神獣ブレイブドラゴン』が光刃の周りを回って姿を変えていく

 

〈ブレイブドラゴン!〉

 

変化が終わり、『神獣ブレイブドラゴン』が光刃の中にそして最初に放ったクロス字の斬撃がセイバーヘルムにぶつかると、変身が完了した。

 

〈烈火1冊!勇気の竜と火炎剣烈火が交わる時、真紅の剣が悪を貫く!〉

 

セイバー「この世界の……炎の剣士、『仮面ライダーセイバー』!行くぞ!デザスト!」

 

そう言って光刃は構えた

 

デザスト「っはは!いいねぇ!じゃあ始めようか!最低で!最高に!心が踊る戦いを!」

 

そう言ってデザストは歓喜の声をあげると、光刃に突撃して行った

 

セイバー「うおぉぉぉ!!!」

 

それに合わせて光刃も突撃して

 

ガキィン!!!

 

互いの剣が交わった

 

 

 

 

 

 

 

 

???『おぉ、おっぱじめたねぇ』

 

そう言って少し離れた木の上に光刃とデザストの様子を見るワインレッドの色をした何者かが居た。




[残りライフ×276]
という事で今回も後書きに入ります
エボルト「そうするか。んで、あのオリジナルワンダーライドブックは最初期から考えていたのか?」
あぁ、『オーブが好き+セイバーが好き』で最初期はこの小説ではオーブリングも光刃に持たせる予定だったんだ
エボルト「なんだその地獄のインフレ」
そう、さすがに超インフレし過ぎたからそれはさすがにやめたんだ。だから撤去したんだ
エボルト「それでも【オムニフォース】と【グリモワール】を持ってる時点で十分やばいけどな」
だな、まぁでも、それくらいは何とかなるだろ
エボルト「ホントかねぇ〜」
それに、オーブ要素はいつの日の先に出す章でまた出すよ
エボルト「えぇ……。まぁいいか、それで今回のアンケートは?」
今回から『FGO』と『戦姫絶唱シンフォギア』の他作品出撃への設定についてを進めていくよ
エボルト「そうなのか」
そ、んで今回は『FGO』から!内容は『主人公』の性別とか女難対象についてだよ!
エボルト「さぁ、これが光刃と立香の未来を決めるアンケートだ!」
まぁそうだな。それじゃあ皆様、ご協力お願い致します!
エボルト「協力頼むぜ」
それじゃあ今回はこの辺で
エボルト「それよりも凄いのが来るぞ」
え?……ん?何が来たぞ?
エボルト「今回はザクⅠだ、使い方は任されてるから……」
うぉ!?乗り込んだ!?……って、俺の方に来てない!?
エボルト『今回はこれで処刑だ!』
(ブチッ)いぎゃあああ!!!
エボルト『そしてゴミはブラックホールに捨てるか』
〜〜〜〜!!!
〈GAME OVER〉
エボルト「よっと……それじゃあ今回はこれで終わりだ。チャオ!」


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第14話 〜剣士の戦い、借りるは絆の力。〜

前回の出来事
・アーシア達が無事に編入
・またまた光刃が派遣される(コラボ)
・使い魔の森でデザストと激突開始

[残りライフ×260]
作者「ブラックホールからコンテニュー土管で何とか帰還しました」
光刃「万能だなオイ」
作者「さて、まずは前回のアンケート、早速締め切ります」
光刃「理由は?」
作者「1位2位の差が圧倒的だったこと、っていうか1位88票で2位が12票って……」
光刃「うわぁ……んでどれになったんだ?」
作者「ん?お前が女難1番苦労するルートよ」
光刃「え”!?」
作者「まぁガンバっ」
光刃「……まぁなんとかなるだろ」
作者「その思考回路にすぐに到れるのすげぇわ」
光刃「んで?これだけか?」
作者「いや!まだあるよ!『セーラーギャラクシア』さんとまたコラボだよ!」
光刃「な、何ぃ!?」
作者「なんだろうね!この三話連続コラボって!すんげぇありがたいお話だけどさ!ここまで連続だと感覚麻痺しそうだよ!」
光刃「麻痺すんな」
作者「という事なのでまたコラボとなります。ありがとうございます!」
光刃「本当にありがとうございます、こんな奴に」
作者「では次に今回のお話ですが、先に申し上げますと戦闘描写が俺の予想した長さよりも短くなりました。なので先に謝ります、マジですんません」
光刃「別にいいって言うのならば今回も見ていってくれ」
作者「という事で本編行きますか」
光刃「だな、お約束をしてから」
〈ビルド!ふむふむ……〉
〈スペシャルチェーン!ヒッヒッヒッパレー!〉
作者「ゑ?」
光刃「死ね」
〈習得一閃!〉
〈メガスラッシュ!〉
作者「ぎゃぁぁぁあ!!!」
〈GAME OVER〉


 〜一誠 side〜

 

小猫ちゃんが光刃が居なくなっていた事に気づき、みんなは最初は慌てていた。そしてそれから数分後、俺を含めてみんな少しは落ち着いた

 

アーシア「はうぅ……光刃さんはどこに行ってしまったのでしょうか…」

 

そうアーシアは心配している。俺だって心配してる。でもさ……

 

王風「ふふふ、心配させた罰として、後でコウハをボコボコにしますか……」ゴゴゴゴゴ…

 

迷「私もやりますよ、コウハ君を絶対ぶっ飛ばす!」ゴゴゴゴゴ……

 

朱乃「あらあら、それには私も混ざりますわよ?」ゴゴゴゴゴ……

 

小猫「私もです……」ゴゴゴゴゴ……

 

リアス「とりあえず、それが終わったら説教ね」

 

……なんか小猫ちゃん達が何かやばいオーラ纏ってるんだよね!?そしてその中で部長はそんな事を気にせずに説教の内容を考え始めてるし!って、よく見たら部長も赤いオーラがうっすら見える!?

 

祐斗「イッセー君、光刃君は無事に見つかるかな……」

 

一誠「いや、たとえ無事に見つかったとしてもコレは無事で終わる訳がないな……」

 

祐斗「……だね」

 

それを俺と木場は苦笑いを浮かべて見ていた

 

ザトゥージ「はっはっは!やっぱり女性は怖いぜぃ!」

 

使い魔マスターのザトゥージさんは何か言っていたようだが、部長達の圧でよく聞こえなかった。すると

 

ゴォォォォォォォォォン

 

全員「!?」

 

かなり遠くから爆発音が聞こえた!何があったんだ!?そしてふと王風ちゃんと迷ちゃんの方を見ると……

 

王風「ふふふ……コウハはあそこですか……」ゴゴゴゴゴ……

 

「待っていてくださいね?コウハ君」ゴゴゴゴゴ……

 

そう言って爆発音がした場所に向けて歩み始めた。ってやばいやばい!あの2人の目はマジでやばい!ガチで殺る気だ!しかも一層覇気が増してるし!?光刃ー!早く逃げろぉぉぉーー!逃げてくれぇぇぇーーー!!!

 

 〜一誠 side out〜

 


〈 界時抹消!〉

↓セイバーとデザストの戦闘場所↓

〈 再界時!〉


 

セイバー「ぐはあぁぁぁ!!!」

 

その叫び声をあげて吹き飛び、木に激突して地に伏せた

 

セイバー「ぐっ!(やばい、流石だわデザスト……)」

 

ユーリ《とんでもない強敵だな……》

 

そう念話をしながら【火炎剣烈火】を支えにして起き上がった光刃。そして光刃に1歩ずつ近づいてくるデザスト

 

デザスト「おいおい、その程度か?」

 

セイバー「……まだまだぁ!」

 

そう叫びながら立ち上がる光刃、そして左手に別のワンダーライドブックを取り出して【シンガンリーダー】に読み込んだ

 

〈ジオウ!ふむふむ……〉

〈フィニッシュタイム!〉

 

そして刀身にピンクのエネルギーが纏われる。そして光刃の使ったワンダーライドブックを見たデザストは歩みを止める

 

デザスト「あん?なんだその本」

 

セイバー「これは、先輩ライダー方の歴史が記された本だ!うぉぉぉ!!!」

 

そう言ってデザストに突撃する光刃、そしてデザストは【グラッジデント】を構え

 

デザスト「へっ、たぁぁぁあ!」

 

そう叫んで振りおろした

 

セイバー「まともに喰らってたまるかぁぁぁ!」

 

だがその時に光刃は全体の姿勢を低くした。すると【グラッジデント】は光刃に()()()()()()()()

 

セイバー「はぁぁぁぁぁあ!!!

 

〈習得一閃〉

〈ジオウ!ギリギリスラッシュ!〉

 

デザストに【火炎剣烈火】が当たり、そして時計が回ったかのようなエフェクトと共に斬りあげた

 

デザスト「ぐぁぁぁ!!!」

 

その叫び声をあげて今度はデザストが吹き飛び、転がった

 

セイバー「ハァ…ハァ…当たる覚悟で行ったけど、ギリギリ当たらないで済むとは思わなかった……」

 

ユーリ《嬉しい誤算だが、めっちゃヒヤヒヤしたわ……》

 

そう言って光刃は立ち上がる。するとデザストは嬉しそうに笑いながら起き上がる

 

デザスト「ふっふっふっふっ!お前!やっぱり面白いな!……二冊で来い、もっとこの戦いを楽しもうぜ!」

 

そう言ってデザストは剣先を光刃へと向けた

 

ユーリ《なっ!あいつにはまだ余裕があるって言うのか!?》

 

デザストの言葉に驚きの声をあげるユーリ、しかし光刃はまだ終わりにしてくれないと思っていたので少し息を整えながら少し考え始める

 

セイバー「ハァ…ハァ…(ここはストームイーグルか?……いや、これを使うか)ハァ…ハァ……フゥ、わかった、二冊行くぞ!」

 

そう言って【火炎剣烈火】を【聖剣ソードライバー】に納刀すると他のワンダーライドブックを取り出した

 

さすらいの太陽オーブ

 

そしてページを開き、ライドスペルが読まれる

 

とある銀河に、宇宙を股に駆け巡る光の戦士の風来坊がいた……

 

朗読が終わるとベルトにセットしている【ブレイブドラゴン ワンダーライドブック】も一緒にページを閉じ、物語枠に追加でセットして抜刀しようとする。がしかし、なかなか抜けない

 

セイバー「うぉぉぉぉぉぉーーはぁぁぁぁ!!!」

 

〈烈火抜刀!〉

 

だが光刃は気合いだけで抜刀した

 

〈ブレイブドラゴン!〉

〈亜種増冊!オーブオリジン!〉

 

そして開いた【さすらいの太陽オーブ ワンダーライドブック】から回転しながら光の粒子の塊が現れる。そして光刃の意識も光に包まれた

 


〈 界時抹消!〉

↓???↓

〈 再界時!〉


 

光刃「ここは……」

 

光刃はよく分からない場所に変身していない状態で立っていた。すると

 

???「よぅ!」

 

その後ろから声が聞こえた。そして振り向きその姿を見た光刃

 

光刃「ま、まさか貴方は……『クレナイ・ガイ』さん!?」

 

そこに居たのは、光の戦士『ウルトラマンオーブ』に変身する銀河を股に掛ける風来坊の『クレナイ・ガイ』さんだった

 

ガイ「あぁ、俺はガイ、『クレナイ・ガイ』。お前さんの知っている通り、『ウルトラマンオーブ』だ」

 

そう言って帽子を脱ぎ、顔を見せてくれたガイさん

 

光刃「あの……今更なんですが、オーブさんの力をお借りしてもいいですか?」

 

そう聞く光刃にガイさんは「ふふっ」と笑う

 

ガイ「本当に今更だな」

 

光刃「すみません、まさかお会い出来るとは思わなかったので」

 

そう言うガイさんに光刃は気まずそうに頭を下げて謝る

 

ガイ「何、気にするな。それに、お前がこの力を持ってもいい奴ってのも知ってるさ」

 

光刃「え?」

 

ガイさんのその言葉に顔を上げる光刃

 

ガイ「つい最近、お前の相棒の聖剣?と話をしてな、それでお前の事とかを色々と教えて貰ったんだ。まぁ帰り際には最近あった出来事での疲れが抜けてないらしくて少し眠そうにしてたんだが」

 

光刃「ユーリ、あん時の裏でそんな事してたのか……」

 

そう言って少し驚いた表情をした光刃。その間にもガイさんは話を進める

 

ガイ「その話を聞いた結果、俺の力を貸してもいいって思ったんだ。だからしっかりと役立てて、これからも頑張って行けよ?『仮面ライダー』」

 

光刃「ガイさん……はい!」

 

そう激励してくれるガイさんに光刃は力強く答えた。するとガイさんは「それと…」と話を続ける

 

ガイ「あのオーブの本だが、何故か別の2つの闇の力を感じた。1つはまぁ、アイツだろうが……」

 

光刃「別の力ですか……」

 

そう考えようとすると、光刃の体が透け始める

 

ガイ「っと、どうやら時間のようだな」

 

光刃「そうですか……」

 

そう言う光刃は少し寂しそうな表情を浮かべた。するとガイさんは光刃の肩を強く叩く

 

ガイ「何、どうせ地球は丸いんだ。いつの日かまた、そのうちどっかで会えるだろう」

 

光刃「……ですね!いつの日か、また会える事を楽しみにしてます!ありがとうございました!」

 

ガイ「あぁ、あばよ!」

 

そう言った光刃は一礼をした状態でこの謎の空間から消えた

 


〈 界時抹消!〉

↓再び元の場所へ↓

〈 再界時!〉


 

そして現実世界に意識を取り戻し、仮面の中で目を見開く光刃。

 

セイバー「ガイさん……改めて貴方の力、お借りします!」

 

〈ウルトラマンオーブ、お借りします!〉

 

そして光刃とベルトの言葉と同時に、光の粒子が消え去り、剣がその姿を現した

 

セイバー「オーブカリバー!

 

そして【オーブカリバー】を掴むと、【カリバーホイール】を回して[火][水][土][風]の4つの紋章を点灯させ、頭上に掲げ

 

セイバー「はっ!」

 

そしてトリガーを引いた。すると周囲に【オーブニカ】のようなメロディが奏でられ、セイバーの【ライドレフト】に光が集る。そして光が晴れると、【ライドレフト】のカラーは『ウルトラマンオーブ オーブオリジン』と同じになっていた。

 

今ここに、『仮面ライダーセイバー ドラゴンオーブ』が誕生した

 

セイバー「銀河の光で世界を守る!

 

ユーリ《クレナイ・ガイ……改めて借りさせてもらうぞ!》

 

そう言って【火炎剣烈火】と長剣状態の【オーブカリバー】を構えた光刃

 

デザスト「いいねぇ!もっと面白くなりそうだ!」

 

そう楽しそうに笑い、構えた

 

セイバー「行くぞデザスト、第2ラウンド開始だ!」

 

そう言って再びデザストに向かいに行く

 

デザスト「あぁ、始めるか!はぁぁぁ!」

 

そして互いの【グラッジデント】と【火炎剣烈火】がぶつかり、『ガチガチ…』と音を鳴らして拮抗する。その状況に光刃はさらに【オーブカリバー】を上乗せして拮抗を崩し、デザストに二太刀入れる

 

デザスト「ぐっ!」

 

それにデザストは少し怯んで2歩後ろに下がった。そして光刃は一旦後ろに飛んで距離をとると、【火炎剣烈火】を【必冊ホルダー】に納刀して【オーブカリバー】を構え直した。そして【オーブカリバー】の【カリバーホイール】を回して、[土]の紋章に合わせてからトリガーを引き、そして再び【カリバーホイール】を勢いよく回転させた

 

セイバー「オーブグランドカリバー!

 

そう叫び光刃は地面に【オーブカリバー】を突き刺す。するとそこから地を這いながら円を描くように二つの光線がデザストを襲った

 

デザスト「ぐぁぁぁ!!!」

 

直撃したデザストは、吹き飛んで倒れた

 

セイバー「すごい、さすがはオーブさんの力……!」

 

ユーリ《いい調子だぞ!光刃!》

 

【オーブカリバー】を眺めながらそう零す光刃

 

デザスト「ぐっ、そらよっ!」

 

すると辛そうながらも起き上がったデザストが自身の赤いマフラーを複数伸ばして飛ばした

 

セイバー「うぉっ!」

 

1つはギリギリ躱し、残りを回避するために【火炎剣烈火】に手を掛けてトリガーを引く

 

〈烈火居合!〉

 

セイバー「火炎斬舞(かえんざんぶ)

 

〈読後一閃!〉

 

そして抜刀した【火炎剣烈火】と【オーブカリバー】の二刀流で伸びたマフラーに攻撃を当てて軌道を逸らし続ける。その途中、【火炎剣烈火】で逸らしたマフラーの影にもうひとつ別のマフラーがあり、それに光刃は体を巻き付けられて、身動きが取れなくなった

 

セイバー「しまった!」

 

光刃に巻きついたマフラーはそのまま段々とデザストの元へと戻っていき、間合いに入った時に

 

デザスト「そぅら!」

 

セイバー「ぐぁぁぁ!!!」

 

大きな一太刀を叩き込む。それに光刃は吹き飛んで転がり、仰向けとなった

 

セイバー「ぐぅっ!さすがにダメージを負いすぎたか……」

 

ユーリ《それにお前が戦闘中となると、俺は回復出来ないからな。一気に勝負に出るとするのなら次だ》

 

少し震えながらも何とか立ち上がる光刃

 

デザスト「お前の体も限界そうだなぁ。……なら、次で決めようか?」

 

そう言って構えるデザスト

 

セイバー「あぁ……次で決めよう!」

 

そう叫び、【聖剣ソードライバー】に【火炎剣烈火】を納刀してトリガーを押し込む

 

〈必殺読破!〉

 

そしてすぐさま抜刀した

 

〈烈火抜刀!〉

 

すると光刃は左手の【オーブカリバー】を下から上に時計半回りに、右手の【火炎剣烈火】を下から上に反時計半回りにして回して円の軌道を作っていく。そして最頂点に達した時、どこからか『神獣ブレイブドラゴン』が現れて【火炎剣烈火】の刀身に吸収されて灼熱の炎を纏った。それと同時に【オーブカリバー】も描かれた円の軌道が刀身に吸収され、『オーブスプリームカリバー』を放つ際のような7色の光を纏った。

 

セイバー「火炎(かえん)円光(オーブ)(ざん)

 

そう叫ぶと、光刃は両腕を自分の前でクロスさせてデザストへ突撃する

 

 

デザスト「カラミティ・ストライク!

 

そしてデザストも赤い炎を纏った紫色のエネルギーを【グラッジデント】に宿らせて光刃へ突撃する。

 

セイバー「はぁぁぁぁぁぁあ!!!

 

デザスト「うぉぉぉぉぉぉら!!!

 

そして再び両者の剣がぶつかり合う。しかし今回は両者の強いぶつかり合いによって周囲に小さな衝撃波が複数飛び、それが木々に当たって粉砕していく

 

デザスト「へへっ!お前との戦い、期待通りものすごく楽しかったぜ!」

 

セイバー「まだまだ本当の本気のお前には届きそうにないだろうが、正直それは俺も同感だ!楽しかったよ!ありがとう!

 

デザスト「っ!」

 

するとデザストの力が一瞬弱まる。それよって【グラッジデント】はデザストの手から離れて飛んでいき、その体はがら空きとなった

 

〈ドラゴン!オーブオリジン!!二冊斬り!!ファ!ファ!ファイヤー!〉

 

セイバー「デュアアアアアアーーー!!!

 

そしてその体へと、【火炎剣烈火】と【オーブカリバー】の回転斬りをされると共に抜き去った。そして2本の剣の軌道もしっかりとそこに残った

 

デザスト「っはは……最後のそれは……反則だろうが……」

 

そう言いながら光刃へと顔を向けるデザスト。その体にはスパークが走っている

 

セイバー「俺の本心を言っただけなのに、何故そう言われなきゃいけねぇんだよ……」

 

光刃はそう言って膝をついた

 

デザスト「ちっ、自覚無しかよ……だがまぁ、お前とはまた……殺り合いたいもんだぜ……ぐわぁぁぁ!!!」

 

そしてついにデザストは爆発し、光刃の足元近くに【デザスト アルターライドブック】が落ちた。光刃はそのアルターライドブックを拾い上げて立ち上がった

 

ユーリ《終わったのか……》

 

セイバー「いや、どうだろうな。だってあいつは不死『いやぁー、いい戦いだったぜ?仮面ライダーセイバー……だっけか?』!?…っ!上か!」

 

勝利の余韻を少しばかり浸っていると、突如として聞こえた声の方向……木の上を見る

 

???『だが、まだまだ伸び代はあるみたいだなぁ……』

 

セイバー「っ……ゥエボルトォォォォォォ!!!」

 

そこには、『仮面ライダービルド』での全ての元凶であり、そして地球をも吸収しようとした星狩りの『ブラッド族』である『エボルト』がそこに居た。ただし、現状態は『ブラッドスターク』だが

 

スターク『惜しい!今の姿は『ブラッドスターク』だ!』

 

セイバー「んな事は今は別にいいんだよ!なんで……なんでお前がここに居るんだって聞いてるんだ!」

 

そう叫び、超警戒する光刃

 

ユーリ《光刃、あいつ……何者だ?》

 

セイバー(地球外生命体『エボルト』。数多の星の文明を滅ぼし、そして星を分解して惑星のエネルギーを吸収する星狩り族だ!)

 

ユーリ《なっ!?そんな生命体が存在するのか!?……なら俺は今の時間、お前の回復に全力で注がせてもらう!》

 

そしてユーリは光刃の体力を回復させ始める。すると突如としてエボルトは両手を挙げて『敵意はない』と表していた

 

セイバー「……どういうつもりだ?」

 

スターク『何、俺はお前さんと戦う気はねぇよ。なんてったって俺は恐らく()()()()()()()()()辿()()()存在だからなぁ』

 

セイバー「……どういう事だ?」

 

スターク『よっと!それはだなぁ……』

 

そして木から飛び降りたエボルトは話を始めた

 


〈 界時抹消!〉

↓地球外生命体の説明↓

〈 再界時!〉


 

スターク『って訳だぁ』

 

そして全ての説明が終わった。その説明によると、戦兎さんの『ジーニアスフィニッシュ』をモロに喰らった時に善良な心を持った事、犯した罪を償うためにまず地球のスカイウォールを消したりして平和を作った事、戦兎達と共同戦線を組んで平和を脅かした『キルバス』と『伊能 賢剛』を倒した事、それからは惜しかったが地球を離れて今は宇宙の旅の途中だった事、そして最近この地球を見つけて(折角だし寄っていくかぁ)と思って降り立ったのがこの森だったことを話した

 

セイバー「にわかには信じがたいな……」

 

そう言って仮面の奥で顔を引きつらせる

 

ユーリ《だが、可能性的には有り得る。それに【地球の本棚】でコイツを可能な限り調べてきたが、出てくる限りでは全てコイツの言う通りだった》

 

セイバー「(マジかよ……)……わかった、その話を信じよう。それで、俺に何の用だ?」

 

するとスタークは手を頭に乗せて『それはだなぁ』と話し始める

 

スターク『まず最初に、恐らくデザストって奴は今その本の中だぜ?』

 

セイバー「何?」

 

そう言って光刃は【デザスト アルターライドブック】を見た

 

スターク『あいつの独り言を聞いただけなんだが、『体の調子がおかしい』って言ってたんだ。』

 

セイバー「『体の調子が』…か……」

 

そう言って光刃は考え込んだ

 

ユーリ《謎が生まれたな》

 

セイバー(だな、後で覚えていたら【地球の本棚】で調べてみたいが……)

 

そう念話していると、『それともう一つの理由だが……』と話を続けてきた

 

スターク『実を言うと住む場所がねぇんだ、だからお前の体に住まわせてくれねぇか?』

 

セイバー「……What!?」

 

まさかの話に思わず英語が飛び出てくる

 

ユーリ《どうする?別に俺は構わないが……》

 

セイバー(えぇ!?ユーリ!?)

 

そしてユーリからのまさかのOKにさらに念話で声をあげる

 

ユーリ《なんてったって、こちらの戦力が増えればいざという時に対処しやすいだろう?(それに、俺的には心労を話せる奴を増やしたいしな……)》

 

セイバー(まぁそうなんだけど……ま、いっか)

 

そう結論付けると、二冊のワンダーライドブックのページを閉じて【聖剣ソードライバー】から抜き取り、変身を解除する

 

光刃「別にいいぜ、ただし!絶対に悪さはすんなよ?」

 

スターク『あぁ、わかってるよ。それじゃあよろしくな』

 

そう言ってスタークはアメーバ状になると光刃の体の中に入っていった

 

光刃「うぐぅっ!」

 

するとその直後、光刃が膝を着いて苦しみ始めた

 

エボルト《あ、やばい……俺の遺伝子がコイツの中を侵食し始めてやがる》

 

ユーリ《何してくれてるんだお前!》

 

エボルトの発言にユーリは大声をあげた

 

エボルト《いやだってよぉ、こうなるのは余程遺伝子がベストマッチしてる場合しか起きないわけだし、その確率も宝くじの1等当てるようなもんだしよぉ、ってか突然誰だお前!?……ん?》

 

すると、光刃に変化が起きた

 

光刃「うっぐぐ!負けて……たまるかぁぁぁ!!!」

 

そう叫んで再び立ち上がる。すると、光刃の体から少し暗い赤と蒼炎のようなオーラを放つ

 

エボルト《なっ!?ハザードレベル3.5…4.0…4.8…5.4…6.0!?普通初期でここまで上がるもんかぁ!?》

 

エボルトも予想GUYな事が起こり、驚きの声を上げた

 

ユーリ《光刃……大丈夫か?》

 

光刃「ぎ、ギリ何とか……」

 

そう言う光刃の体は既に肩で息をしており、既に限界に近かった

 

エボルト《よく耐えたな、普通は遺伝子に完全に意識や性格を持っていかれるんだが……それと、お前がここまで上がってくれたおかげで俺も自由に動けるなぁ。よっと!》

 

そう言って光刃から出てくるエボルト。その姿は『エボルト』に乗っ取られている『桐生 戦兎』さんの光刃版という姿だった

 

エボルト「おぉ、やっぱり身体を作れた」

 

光刃「ハァ…ハァ…これでエボルトの問題は終わったな、後は……」

 

そう言って光刃は【デザスト アルターライドブック】を開く

 

デザスト!

 

そしてさらにもう1ページ開いた

 

暴れろ…3属性の力を持つ者よ…!

 

するとそのページから、黒い本が多数出てくると、1箇所に集まって『デザスト』となった

 

光刃「ハァ…ハァ…よう、さっきぶり…」

 

デザスト「っはは!まさか俺をすぐに復活させてくれるとはなぁ!」

 

そう言って高らかに笑うデザスト。するとすぐに変化を見抜く

 

デザスト「というかお前、何か変わったか?」

 

光刃「ハァ…ハァ…あぁ、そこにいる俺のそっくりさんの地球外生命体に遺伝子弄られた」

 

エボルト「だから悪かった!それに事故だって言ってるだろうが!」

 

そう光刃に親指を刺されながら言われたエボルトは少し慌てふためく

 

光刃「ってそんな事は別にいいんだ」

 

エボルト「そんな事ってよぉ……」

 

そう言って肩を落とすエボルト。すると光刃はデザストに手を差し出して

 

光刃「俺と契約をしないか?」

 

そう言った。するとデザストは少し考え、聞いた

 

デザスト「……契約の内容は?」

 

光刃「無闇に人や悪魔等に襲いかからない事と、今日の夕飯の時に食事を共にする事、お前の話を聞きたいしさ。それを守ってくれるのなら三食寝床を約束するし、日常も基本自由に過ごしてもいい。そして俺に時間が出来れば組手も組む」

 

デザスト「ほう……なかなかいい特典じゃねぇか……」

 

そう言ってまた少し考えると

 

デザスト「いいぜ、その契約乗ってやるよ!」

 

と言って光刃の手を掴んで、握手した

 

光刃「契約成立だな、俺の名前は『暗闇 光刃』、よろしくな」

 

デザスト「俺は『デザスト』だ」

 

そう言って手を離したデザスト。するとエボルトも光刃の手を掴んで握手した

 

エボルト「改めてだが、俺は地球外生命体『エボルト』。まぁこれからよろしくな?」

 

光刃「あぁ。けど無闇に他人の遺伝子いじるんじゃねぇぞ?」

 

エボルト「それくらいわかってるよ」

 

そう言ってやれやれと肩をすくめるエボルト

 

ユーリ《同居人、また増えたな》

 

光刃(だな)

 

そう念話していると

 

デザスト「おい光の剣、会話をするなら俺たちにも繋げ」

 

ユーリ《なっ!?バレていただと!?》

 

デザストの言葉にユーリはまた驚いた。そして少し考えて出た答えは

 

光刃「……やっぱり匂い?」

 

デザスト「あぁ、お前から光の剣の匂いがあまりにも濃くて何となく察していた」

 

光刃「すげぇー……流石だわぁ……」

 

デザストの予想以上の嗅覚の良さに光刃は唖然していた

 

ユーリ〈デザスト、味方になってくれて本当に助かる…いや、エボルトもそうなんだが……〉

 

光刃「っていうか、なんで俺にこんなに強い戦力が集まるんだろうなぁ……」

 

そう言って首を傾げた

 

ユーリ〈さぁ?〉

 

エボルト「知らね」

 

デザスト「知るかよ。そんな事よりも光刃、すぐ近くにとんでもなく強い怒りの匂いが5つ……その中でも特に強力なのが2つ、ここに近づいてるぞ?」

 

光刃「強い怒り?……あっ」

 

ユーリ〈あー……〉

 

そう言って2人は遠い目をした

 

エボルト「……何となく嫌な予感がしたから俺は逃げるぞ?」

 

そう言ってエボルトは光刃の中へと逃げ込んだ

 

デザスト「俺もそうさせてもらう。めんどくさいのに巻き込まれたくないんでな」

 

そう言ってデザストもアルターライドブックへと逃げ込んだ

 

光刃「に、逃げたァ!?マジかよ!……ってそんな事よりも!早く逃げ「コウハ……♪」「コウハ君ー♪」………」

 

その声の方向へ錆び付いたロボットのように『ギギギギギ……』と顔を向けると、そこには怒涛の怒りを感じる5人(特に王風と迷が別次元級)と、巻き込まれないように少しばかり離れている4人がいた。そして光刃はこの状況を脱出する為に脳をフル回転させ、考え抜いた結果……

 

光刃「………逃げるんだよォォォ!!!

 

回れ右をしてかなり疲れているが全速力で走り出した。その速度はハザードレベル6.0になった事によりかなり速い

 

王風「逃がしませんよ?」

 

「絶対にぶっ飛ばぁす!!!」

 

そう叫んで2人もサーヴァントとしての力を発揮して俊敏BとA+で光刃を追っていき、その後ろから女子3人と少し離れていた4人もその後を追う。

 その後、みな使い魔を無事にGETして部室に戻ってきた時、近くには人間とギリなんとか分かるくらいのボロ雑巾以上にボロボロとなった光刃がいた……

 

ユーリ《うわぁ、やっぱり共有全部切っておいて良かったわ…》

 

エボルト《それは同感だ……っと、その間にお前さんの事を聞いてもいいか?》

 

ユーリ《あぁ、わかった》

 

そうして光刃はアーシアに回復させてもらい、エボルトはユーリから説明を貰っていた。そして無事に何とか動けるくらいに回復したので帰宅してる時に、エボルトが言っていたことを気になったので【デザスト アルターライドブック】を『解析魔術』を通した。だがもう既にデザストの不死性はいつも通りへと元に戻っていた

 


〈 界時抹消!〉

↓帰宅後↓

〈 再界時!〉


 

光刃「突然ですが、同居人が増えます」

 

そう言った瞬間に光刃の手に持つ【デザスト アルターライドブック】が勝手に開かれると『デザスト』が出てきて、そして光刃の体から赤いアメーバが出てきたと思ったら光刃と瓜二つのエボルトが出てきた

 

デザスト「俺は『デザスト』だ」

 

エボルト「んで俺は『エボルト』、よろしくな」

 

全員「……ぇぇぇぇぇぇえええええ!?

 

ユーリ《まぁ、普通の反応だな》

 

突然の同居人の増加と登場の仕方によって暗闇家のメンバーは驚きの声を上げた。するとクロスとオーフィスが光刃のそばに近づいてくる

 

クロス「お兄ちゃん、あの『デザスト』さんと『エボルト』さんって何者なの?何か底の知れない雰囲気がするけれど……」

 

オーフィス「我、今まで無限を生きていたけどもあの2人のようなのは知らない。だから怖いよ……」

 

そう話すと2人は少し震えながら光刃の腰に抱きつく。光刃はその2人を「大丈夫」と言いながら撫で、少しの嘘を含めて説明を始めた

 

光刃「デザストは本の魔人『メギド』って種族で、エボルトに関しては不明、2人は今日俺が『使い魔の森』で出会って契約したんだ。まっデザストに関しては条件付きで自由にさせるんだけどな」

 

デザスト「まぁ、縛られてる内容も特に気に触る事でも無いし、飯をくれるのと光刃と戦いが出来るって言うのが魅力的と思ったから乗っただけだ」

 

そう言ってソファに腰掛けたデザスト

 

エボルト「それにしても、結構な大家族だねぇ〜」

 

そう言って丸椅子に腰掛けるエボルト

 

アーシア「お部屋の数、足りるのでしょうか……」

 

黒歌「確かに、また増えたものね」

 

そう言って2人は考えこんだ。するとユーリが光刃に提案する

 

ユーリ《どうせならお前の中で寝てもらったらどうだ?》

 

光刃「(あ、なるほど)エボルト、俺の中で寝るでいいか?」

 

エボルト「ん?俺は気にしないから別にそれでいいぞ?」

 

そう言った後にエボルトは近くにあったコーヒーの雑誌を読み始めた

 

光刃「そっか。それとデザスト、どこで寝たいとか希望はあるか?」

 

デザスト「場所かぁ……どうせなら自然が感じられる場所がいいな」

 

光刃「自然が感じられる場所……そうだ!ならば……!(ユーリ、【地球の本棚】の方を頼んだ!)」

 

ユーリ《わかった。「さぁ、検索を始めようか」………検索完了。光刃!本取ってきたぞ》

 

光刃(助かる!)

 

そして光刃はパソコンを取り出し、ユーリが【地球の本棚】から取ってきてくれた今欲しい本を見ながら、それを元にして早急に部屋の設計を始めた

 

アル「すごい速い作業……」

 

エックス「ここまで集中してるコウハ君、ここに来てからだと初めてみますね」

 

エミヤ「あぁ、懐かしいな……」

 

3人はそう言ってその様子を見ていた

 

黒歌「にゃ〜、何をしてるのか分からないにゃ〜」

 

クロス「私もほとんど分かりません……」

 

アーシア「光刃さん、本当に凄い人ですね」

 

オーフィス「光刃、やっぱり流石」

 

4人もそれぞれ光刃の事を見ていた

 

エボルト「へぇ、設計もできるのかぁ。なら……」

 

エボルトは丸椅子の上で膝を抱えて考え始める。それと同時に光刃は作業を終わらせた

 

光刃「よし終わった!デザスト、こんな感じでどうだ?」

 

そう言ってデザストにパソコンの画面を見せる。設計ではこの家に新たに屋上を作り、床はデザストの要望にそえるようにと庭園に近い形となっている。そして場所が屋上なので普段は屋根は無いが、人工衛星から得た情報で天候の先読みをして部屋に被害が出ないように自動的に速攻かつ無音で屋根等のパーツ達を組み立てるプログラムも搭載している。そしてベッド代わりにハンモックを採用している

 

デザスト「へぇ……なるほど、確かに自然を味わえる設計だな……これでいいぜ」

 

デザストは満足気な様子を見せる

 

光刃「よし!じゃあエボルト、【パンドラボックス】って今ある?」

 

エボルト「あぁ、ほらよ」

 

そう言うとエボルトは自身の体から【パンドラボックス】を取り出して、光刃へ投げた

 

光刃「おっとと、これマジヤベーイ箱なんだからそんな雑に扱わないでくれよ」

 

エボルト「次から気をつけるさ」

 

ユーリ《反省くらいして欲しいんだが…》

 

そう言うとエボルトはまたコーヒーの雑誌を読み始めた

 

光刃「ったく、それじゃあやるか。また頼む、【烈火】」

 

そう言うと光刃の右手に炎が集まって【火炎剣烈火】が現れた

 

〈火炎剣烈火!〉

 

さらに左手にワンダーライドブックを出す

 

〈こぶた三兄弟!〉

 

そして【火炎剣烈火】の【シンガンリーダー】に読み込ませた

 

〈三匹のこぶた!ふむふむ…〉

 

光刃「俺含めずに3人!行ってこい!」

 

〈習得一閃!〉

 

そう言って【火炎剣烈火】を誰にも当たらないように振り下ろした。するとそこから[1][2][3]の数字が出てくると、光刃の姿となった

 

光刃(本体)「んじゃあ、頼むわ」

 

そう言って【パンドラボックス】を光刃[1]へと渡す

 

光刃[1]「了解、しっかりと作ってくる」

 

光刃[2]「パソコンは僕が持ってくよ」

 

光刃[3]「さぁ、仕事だ仕事だ〜」

 

そして光刃[1][2][3]はリビングから出ていった

 

デザスト「お前、あの炎の剣士くらいめちゃくちゃな使い方するな」

 

光刃「そうか?まぁいいや。それじゃあこれから歓迎会を兼ねてのお寿司パーティするぞー」

 

アル「お寿司!」

 

エックス「パーティ!」

 

その言葉に速攻で食いついたのは目をキラキラ、アホ毛をピョコピョコさせてヨダレがちょっと垂れている腹ペコ王の2人だった。するとクロスが光刃の袖を引っ張って聞いてきた

 

クロス「お兄ちゃん、今からどうやって開くの?」

 

光刃「ん?あぁそれはな、これ使うの」

 

そう言って光刃が取り出したのは……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈オスシフォース〉

 

見た目が【オムニフォース ワンダーライドブック】と酷似しているワンダーライドブックだった

 

クロス「な、何それ……」

 

デザスト「くっはは!」

 

みんなが唖然として見ているが、デザストは光刃の出したワンダーライドブックを見て笑っていた

 

黒歌「こ…光刃、それいつからあったにゃん?」

 

光刃「ん?数日前の朝に机の上にあったんだよ」

 

※第11話の最後の時に覚醒していた

 

ユーリ《これを初めて見た時は驚きまくったな》

 

光刃「(だなぁ…)さて、まずは()()()()を呼びますか」

 

そう言って光刃はページを開いた

 

〈伝説の刺身と選ばれし米が重なる時、偉大なお寿司が出来上がる!〉

 

光刃「もういっちょ!」

 

そして再びページを押し込む

 

〈寿司屋、開店!〉

 

すると、ワンダーライドブックから漢字で【光】と出てきて、激しい光を放った。それには皆、目を瞑ったり目を逸らしたりした。そして光が収まり、目を開くと

 

源太「へいらっしゃい!俺はこの店の店主、『梅盛 源太』だ!」

 

ダイゴヨウ〈あっしは『ダイゴヨウ』って言うんでっさ。おやびんの寿司は絶品でっせー!〉

 

部屋の中に『ゴールド寿司』と書かれた寿司屋の屋台と、『シンケンゴールド』の『梅盛 源太』さんと秘伝提灯の『ダイゴヨウ』がいた

 

エミヤ「……もう突っ込む所が多すぎて、正直私は疲れたよ…」

 

そう言ってエミヤは額に手を当てて、匙を投げた

 

オーフィス「これは、予想外……」

 

黒歌「にゃあ……」

 

アーシア「はい……」

 

クロス「ですね……」

 

オーフィスの言葉に3人もお口あんぐりしながら同意した。すると光刃がカウンターに座って注文をとる

 

光刃「源太さん!おすすめの握りを……えーっと……とりあえず15人前!」

 

源太「あいよ!」

 

そうして、お寿司パーティが始まった

 

アル「んふふ〜♪」

 

エックス「美味しいです♪」

 

エミヤ「流石は職人だな」

 

アーシア「この『お寿司』というもの、初めて食べましたがすごく美味しいですね」

 

黒歌「んにゃぁ〜美味しいにゃ〜♪」

 

オーフィス「我、やっぱりこれ好き♪」

 

デザスト「……美味いな」

 

エボルト「本当に美味しいねぇ」

 

クロス「美味しいですね、お兄ちゃん」

 

光刃「だな。やっぱり流石ですね、源太さん」

 

源太「おっ!そう言って貰えると嬉しいねぇ〜!」

 

ダイゴヨウ〈流石だぜおやびん!〉

 

ユーリ《あぁ……何度食べても美味しいな》

 

みんなは源太さんが握った寿司を本当に美味しそうに食べていて、大好評だった

 

光刃「それよりもさ……」

 

そう言って光刃が顔を向けた先には

 

ラッセー「クゥ〜〜♪」

 

アーシアが契約したという蒼雷龍(スプライトドラゴン)の『ラッセー』君が器用に前足を使ってお寿司を頬張っている光景と……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ちびノブ1号「ノブ〜♪」

 

ちびノブ2号「ノブノブ〜♪」

 

ちびノブ2人がお寿司を食べている所だった

 

光刃「この2人どこに居たの!?

 

そう驚きの声を上げて今度はアルとエックスに視線を向けた

 

アル「モグモグ…ゴクッ。『使い魔の森』です」

 

エックス「モグモグ…ゴクッ。偶然出会ったので、折角なのでって形で青セイバーと一緒に契約したんですよ」

 

光刃「マジかよ!?

 

2人の返答に光刃は驚きの声をまた上げた。ちなみにちびノブを見た時にザトゥージさんが「今まで見たことの無い魔物だぜぃ!?」 とものすごく驚いていたらしい

 

 

 

その後では

 

 

デザスト「……って感じだ、まぁあった事って言ったらこんなもんか?……何泣いてんだ?」

 

エックス「ゥゥ…いやだってぇ……」

 

クロス「ヒック…感動しているんですよぉ……」

 

アル「いい話ですね……」

 

アーシア「グスッ……あぁ!神よ!この優しい魔人さんに御加護を…あいたっ!!」

 

光刃「アーシア、大丈夫か?(あ”あ”あ”あ”あ”ーーー!!!リアタイでめっちゃ見たかったその戦い!そして蓮さんの使ったエモエモな『カラミティ・ストライク』も見たかったぁぁぁ!!!)」

 

ユーリ《心の声、だいぶ大暴走してるな。だがデザストの話は確かに感動した》

 

デザストからの話を聞いてみんなが涙ぐんだり(光刃は別の意味で内面半狂乱だったが)

 

 

光刃「んでデザスト、アルターライドブックどーする?」

 

デザスト「お前が持ってろ」

 

光刃「……え?」

 

デザスト「自分で持っていてあの時の様になるくらいなら、お前に渡しておく。ついでに信用しても良さそうだしな」

 

光刃「そ、そう?ならその信用に答えられるようにしないとな」

 

【デザスト アルターライドブック】はとりあえず光刃が持つことになったり

 

 

エミヤ「大将、寿司のいろはを教えて貰えないか?」

 

源太「ん?俺でいいのか?」

 

エミヤ「あぁ、この寿司はマスターが凄く気に入っているようだからな」

 

ダイゴヨウ〈さっすがおやびん、いよっ人気者!〉

 

源太「……いよっし!俺に任せろ!」

 

エミヤが源太さんに寿司作りのいろはを学んだり

 

 

光刃「そーいや、アーシアにはユーリの事話してなかったな」

 

ユーリ〈お前……唐突に俺の事出すよな……〉

 

アーシア「え!?」

 

光刃「いやー、悪い悪い。こん時くらいしか思い出さないからさ」

 

ユーリ〈はぁ、全くお前は……。では改めて俺は『ユーリ』、光刃と融合した異世界の聖剣であり、相棒だ〉

 

アーシア「あ、よろしくお願いします、ユーリさん」

 

光刃「んで、前に言った似たような力は、ユーリの聖剣としての力なんだよ」

 

アーシア「そうだったんですね」

 

光刃「そっ。それとユーリの事は部長達には絶対秘密にしておいてくれ、バレたら100%地獄なんだ……」

 

アーシア「わ、わかりました!」

 

アーシアにユーリの事を言っておいたりと、色々なことがありながらも賑やかに過ごしていったのだった。

 


〈 界時抹消!〉

↓コラボ前日談のやーつ↓

〈 再界時!〉


 

光刃「ん?」

 

まーたまた真っ白な空間に放り出された光刃

 

クロス「三連続……」

 

ユーリ「俺らは常連のようだな」

 

光刃「クロス、ユーリ、お前らも来てたのか」

 

光刃の近くには2人がいた

 

デザスト「ったく、ここ何処だよ」

 

光刃「デザストもか!」

 

さらにそこにはデザストも居た。すると近くで強い光が放たれて、光が収まるとセシリー様が現れた

 

セシリー「まーたまた呼んでごめんなさいね」

 

そう言って手を合わせるセシリー様

 

デザスト「誰だテメェ……今までに感じたことが無いない匂いがするじゃねぇか」

 

デザストはそう言って【グラッジデント】の剣先を向けた

 

光刃「デザスト、この人が俺をこの世界に送った神様だよ」

 

デザスト「へぇ、そうなのか」

 

光刃の説明でデザストは【グラッジデント】を構えることをやめると、興味深そうにセシリー様を観察を始めた。するとユーリがセシリー様に聞いた

 

ユーリ「それで、今回はどんな依頼なんだ?」

 

セシリー「また『神エボルト』の居る世界へと行って欲しいんです」

 

デザスト「あん?あいつ神になってんのか?」

 

セシリー様の言葉にデザストは光刃に聞いた

 

光刃「別世界だし、そんな世界も可能性って事であるもんだよ」

 

デザスト「へぇ〜」

 

デザストはそう言ってまた観察を始めた

 

ユーリ「それで、戦兎の世界に異常が出たのか?」

 

セシリー「まだはっきりとは出ていないけど、なんだかすごい女難に襲われる未来予知が出来る知神(ちじん)が言っていてね」

 

光刃「だから先手を打っておいた方がいいと」

 

セシリー「そういうこと!」

 

すると、クロスが手を挙げて質問を始めた

 

クロス「あのー、あの時の私たちはまだ帰ってこないんですか?」

 

セシリー「別世界だし、行く場所によっては時差が出来る事があるのよ」

 

ユーリ「なるほど……」

 

ユーリはそう言って納得した

 

光刃「まっ、行ってもいいよな?」

 

ユーリ「あぁ」

 

クロス「はい!」

 

デザスト「まぁ、その世界で面白いのが見つからなかったら光刃と戦うだけだし別にいいぜ」

 

光刃の確認も、みんなが了承した

 

セシリー「ありがとうね、最近は特に…」

 

デザスト「そーいや、1つ聞いておきたい」

 

そう言ってデザストはセシリー様の目を見た

 

セシリー「何かしら?」

 

デザスト「何故俺が生きているのか、そして何故光刃の世界に居るのか、それと何故俺の不死性が一時的とはいえ消えていたのか…だ」

 

セシリー「不死性が消えていたのは多分この世界に来る時の反動じゃないかしら?そういう事があるらしいし。先のふたつに関しては……分からないわね」

 

光刃「分からない?」

 

セシリー様の言葉に光刃は聞き返した

 

セシリー「えぇ、私だって万能じゃないもの、分からない事くらいあるわ」

 

デザスト「そうか……」

 

そう言ってデザストは興味を失ったかのように離れた

 

セシリー「それと、さすがに最近宝具乱発してるからあの3人(サーヴァント達)もってのはキツいから許してね?あとこの世界の『エボルト』に関しては、あっちに居る方と混ざってみんな混乱するから無しで……」

 

光刃「そうですか……あ!ならその代わりに【地球の本棚】を使えるようにって出来ますか?」

 

セシリー「出来ますよ、って事なので使えるようにしときますね」

 

光刃「おぉ!めっちゃ助かります!」

 

ユーリ「これであちらの事件のことが分かればいいのだが」

 

そう言って2人は【地球の本棚】の活躍に期待を寄せた

 

セシリー「まぁ、それはあっちに行けば分かるでしょうね。さて、じゃあ早速始めるわよ!神様の逆転の秘策(ゴッド・オブ・レボリューション)

 

そしてまた分裂した光刃達、その少し離れたところではデザスト達が互いを見合っていた

 

デザスト「へぇ、自分で自分を見るって変な感じだな」

 

デザスト2「まぁ、あっちに行くとするのならどうでもいいけどよ」

 

そう言って鼻で笑っていた

 

セシリー「それじゃあ頼んだわよ?えいっ!」

 

そう言ってセシリー様は地面を叩くと、扉が現れた

 

クロス2「それじゃあ今回も頑張っていきしょう!」

 

ユーリ2「そうだな」

 

デザスト2「さぁて、あっちではどんな楽しそうな事が待ってるんだか」

 

光刃2「どうだろうな」

 

そう言って4人は扉をくぐって消えた

 

光刃「そう言えば、女難ってなんなんだろう……」

 

そう言って光刃は頭を傾げた

 

ユーリ(鏡を見ろ)

 

クロス(お兄ちゃんの事ですよ)

 

セシリー(呆れそうになるくらい気づきませんね)

 

デザスト「知るかよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

セーラーギャラクシアさんとまたコラボ!

IS魔法ビルド さぁ実験を始めようか

第340話 『現れた敵 そして・・・・・・』へ続く!




[残りライフ×259]
痛かった…
エボルト「おつかれ、それとついに本格的に俺も参戦だなぁ」
だな、けど初っ端から迷惑かけてたけどな
エボルト「うぐっ…」
まぁいいや、それと今回のアンケートですが
エボルト「今回は?」
オリジナル章でオリジナルの聖剣作っていいのかどうかだよ!
エボルト「ダメだったらどうするんだ?」
ん?そうなったらオリジナル聖剣を作らないで別小説投稿前に2.5章として投稿するよ?朱乃先輩の件、オリジナル章でなきゃどうしようもなくなっちゃったから
エボルト「バカか、それとだがお前のネーミングセンスで大丈夫なのか?」
……最前の努力は尽くそう!
エボルト「心配だねぇ〜」
それともう1つ!ちびノブ1号2号の名前くれ!
エボルト「ついに読者へそんな言い方を……」
それくらい全く思いつきませんでしたァァァ!!!
エボルト「はぁ、ダーメだこりゃ。つーわけで、活動報告の所に俺が追加させておくから協力頼むぜ」
すみません……
エボルト「まぁ、こんなんでいいか」
確かに、俺もこれ以上話す事思い付かないし
エボルト「それじゃあ今回も感想から頂いた物を開封しようかぁ」
うぉ!?なんだこれ!ガンダムみたいだけれども
エボルト「『GP-02』っていうガンダム試作2号機らしいぜ?」
うぉぉ!乗って試し打ちしたけど、このバズーカとかすんげえ威力だな!(はるか遠くに遠くに爆死したヤムチャ)……ん?あれ?なんで足動かねぇんだ?ってうわぁぁぁ!!!足が崩れたァ!?しかもハッチ開かん!
エボルト「ハッチに関しては俺だが、足に関しては読者が犯人だ。実際に沢山の足のネジだけ別にしてある」
ナジェダァ!
エボルト「さて、今回はもうひとつも届いてるんだぜ?」
ゑ?
ゼットン「ゼットン……ピポポポポ」
アイエエエエ! ゼットン!?ゼットンナンデ!?
エボルト「これがもうひとつだァ、それに俺はゼットンを対象に速攻魔法、「地獄の暴走召喚」を発動だァ!」
え?……ワー、ゼットンオールスター大集合ダー
エボルト「対象はあの『GP-02』!全ゼットン一斉射撃開始!」
ちょ!やめ!やめてくれ!そんなに沢山の1兆度の火球なんて食らったr…ぎゃぁぁぁ!!!
〈GAME OVER〉
エボルト「さて、今回はこれで終わりだぁ。それじゃあ読者の諸君!次回までチャオ!」


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第15話 〜リアスの婚約者、不死鳥襲来。〜

前回の出来事
・新たな姿、「ドラゴンオーブ」に変身
・デザストとエボルトが入居してパーティ
・光刃、別世界へまたまた派遣(コラボ)

[残りライフ×200]
作者「ゼットンオールスター…エグかった……」
光刃「おつかれ、貴重な経験だったな」
作者「それには同意なんだが……」
光刃「えぇ…同意すんのかよ……」
作者「それよりも!まさかまさかの4話連続でコラボです!」
光刃「どうなってるんだ!?」
作者「俺もそう思う!」
光刃「今回は誰なんだ?」
作者「『シヨン SXIYON』さんです!そしてコラボする作品も前回と違っています!」
光刃「すげぇな!おい!」
作者「マジで連続でコラボのお声がかかってビビってるよ!という訳でありがとうございます!!!」
光刃「本当にありがとうございます。………どうなってんだ、この作品は…」
作者「まぁ、俺はコラボのお声がかかったら断ろうとは思ってないからね。本編が丁度いい感じで途切れないタイミングでなければ」
光刃「まぁ、確かにタイミングが悪かったらお前の執筆力的にどうやっても前日談、書けねぇもんな」
作者「そーゆー事、だからタイミングが悪かった場合は断りを入れるかもしれませんのでそこはご了承ください」
光刃「そう言うが、実はこれが最後のコラボだったのだった……」
作者「やめい、本当になったらただ単にめっちゃ恥ずいわ」
光刃「他は何かあるか?」
作者「あるよ、前回のアンケート締め切ります!」
光刃「ほぅ、それでどうするんだ?」
作者「『いいよ!』と『作者におまかせ』が同数だったので作成させていただきます!」
光刃「そうか」
作者「それによって変身ボイスや変身用ワンダーライドブック、ライダー名(かなり安直)とかは決めたけど、待機音と変身中の音声リズムが全くもって閃かねぇんだよね」
光刃「それでも出来すぎじゃねぇか?」
作者「無駄にイマジネーションが働いたからね、反省はしてるが後悔はない」
光刃「はぁ……じゃあ、前書きではこんなもんか?」
作者「だね、それじゃあ…」
〈ファイズ!ふむふむ…〉
〈EXCEED CHARGE〉
作者「え?」
光刃「ふん!」
作者「しまった!フォトンブラッドに拘束された!」
〈習得一閃〉
光刃「とりあえず死ねぇぇぇえ!!!」
作者「いぎゃぁぉぁぁあ!!!」
〈GAME ΦVER〉
光刃「いっちょあがりっと、気を取り直して本編開始です!」


お寿司パーティから数日、地下一階の一部はエボルトの開発工房となっている。理由は宇宙の旅の途中で起きたトラブルによってまた【エボルドライバー】が破損してしまったという事らしい。ちなみに必要な用具は全て光刃の投影魔術で用意した。そしてとある日の夕飯の時にエボルトが話しかけてきた

 

エボルト「光刃、相談があるんだがいいか?」

 

光刃「ん?」モグモグ

 

そう言ってエボルトに視線を向けている光刃、そしてエボルトは一旦間を置くと

 

エボルト「この星でカフェを開きたいんだ

 

光刃「!?ン〜〜〜!!!」

 

かなり大きい爆弾発言を落とした。その反動で光刃が勢い余って喉に食べ物が詰まった

 

アル「コウハ!」

 

ユーリ〈急げ!光刃が喉に米を詰まらせた!〉

 

エミヤ「何!?それはまずい!」

 

エックス「コウハ君!早く吐き出してください!」

 

光刃「〜〜〜っ……」ガクッ

 

そして光刃は気を失った

 

アーシア「光刃さん!」

 

オーフィス「光刃!」

 

クロス「お兄ちゃん!」

 

黒歌「しっかりするにゃ!」

 

デザスト「はぁ、全く……」

 

こんなてんやわんやがあったが、数分後、無事に帰ってきた光刃

 

光刃「あー、死ぬかと思った」

 

ユーリ〈お前、結構意識他界系の人間だよな〉

 

光刃「そんな人間になりたくないわ……。んでエボルト、それは本気か?」

 

そう言って改めてエボルトの目を見る光刃

 

エボルト「あぁ、本気だ」

 

そしてエボルトも真面目な表情だ

 

光刃「……じゃあ、コーヒーの腕前は?」

 

エボルト「あっちの時よりもパワーアップしてるぜ?」

 

光刃「えぇ……」

 

エボルトの言葉に絶望気味に困惑する

 

光刃「……それで何とかなるのか?」

 

エボルト「まぁ、なんとかなるだろ」

 

そうあっけらかんと言うエボルト

 

光刃「心配しかねぇ……。ならエボルト、食後にコーヒー2杯作ってくれ」

 

エボルト「いいけど、誰が飲むんだ?」

 

光刃「俺とエミヤだ」

 

エミヤ「私かね!?」

 

突然の指名に驚いたエミヤ、それに光刃は頷き「それと…」と言葉を続ける

 

光刃「飲む時にはアーシアと黒歌、2人は万が一があった時にどうなってもいいように準備しておいてくれ」

 

アーシア「は、はい!」

 

黒歌「わ、わかったにゃ!」

 

2人は困惑しながらも頷いた

 

エミヤ「待て待て待て!万が一とは何かね!?さすがに怖いぞ!?」

 

そう言って光刃に視線を向ける。しかし光刃は再び箸と茶碗を持った

 

光刃「さて、夕飯再開するか。…卵焼き美味しい」モグモグ

 

エミヤ「光刃!?

 

そうして現実逃避(自分で言っておいて)し始めた光刃とこの後何が起きるのか心配しか残らなかったエミヤだった

 


〈 界時抹消!〉

↓そして食後……↓

〈 再界時!〉


 

エボルト「出来たぞ〜」

 

そう言ってエボルトはカップを光刃とエミヤの前に置いた

 

光刃「ユーリ、お前も切っとけ。いざとなったら時に頼んだ」

 

ユーリ〈わ、わかった……〉

 

そしてユーリも感覚共有を全て切った

 

エミヤ「これは……凄い黒いな」

 

エミヤはコーヒーを見てそう呟いた

 

光刃「エミヤ、これは一気に行かないと後々飲めなくなると思っていいぞ。だから同時に行こう」

 

エミヤ「わ、わかった」

 

そう言って光刃とエミヤはカップを持ち

 

光刃&エミヤ「「……いただきます」」

 

中身全部を一気に胃の中へと流し込んだんだ。するとエミヤは瞬間的に机に伏せて倒れた

 

アル「シロウ!?」

 

アーシア「エミヤさん!? 」

 

アル、アーシア、オーフィスが驚いてエミヤの元へと寄った。そしてよく見ると、白目を向いて口から泡を吹いて意識は無かった

 

オーフィス「……既に気絶してる、このコーヒー…やばい……」

 

そう言ってオーフィスは怯えた。その一方で光刃は飲んだ姿勢から一切動かなかった

 

クロス「お兄ちゃん……?」

 

黒歌「どうしたにゃん?」

 

エックス「むむむ?」

 

そう言って3人は光刃に近づいた。すると、光刃の指からカップが離れて膝の上に落ちた。だが光刃は1ミリも動いていない、それどころか白目を向いて口から泡を吹いて意識は無かった

 

デザスト「こりゃその体制で気絶してるな。器用なヤツめ」

 

エボルト「まぁこうなっちまうよな」

 

ユーリ〈感覚共有を切れといった理由がわかったよ……〉

 

そしてまた数分後、2人は起き上がった

 

エミヤ「うぅ、未だに口の中が……こ、これは本当にコーヒーなのか?」

 

光刃「これがエボルトの淹れた不味すぎて人が殺せそうなコーヒー……命名するのなら『殺人コーヒー』か?」

 

エミヤ「物騒すぎないか!?

 

光刃の死んだような表情から放たれた言葉にエミヤがまた突っ込んだ

 

光刃「という訳でエボルト、俺とエミヤの元で特訓してくれ。俺達2人がOKを出したのなら出店しよう」

 

エボルト「おっ、なら頑張るしかないねぇ〜」

 

そう言ってエボルトはコーヒーの雑誌を持って椅子に座った

 

エミヤ「……光刃、これはアレを毎回飲めと言うのか?」

 

エミヤは半絶望した表情で聞いてきた。だが、それに答えたのは雑誌から顔を覗かせたエボルトだった

 

エボルト「いや、最終的には誰にでも飲めるコーヒーにしたいから全員に味見をしてもらおうと思っている。ちなみに拒否権はねぇぞ?」

 

全員「!?!?」

 

デザスト「おいおい、マジかよ……」

 

その無慈悲な宣告に全員が戦慄を走った。なんせ人間離れが始まった光刃とサーヴァントのエミヤを一撃で意識を刈り取ったコーヒーを味見をしろと言っているのだ、鬼畜の言葉以外何も無い

 

光刃「なら、俺は『殺人コーヒー特攻』の料理でも作るか……」

 

エミヤ「光刃、私も手伝おう……」

 

2人はみんなの心中を察して対応策を練った。その結果ほぼ全員から救世主を見るかのような視線を向けられた。そして次の日から【エボルドライバー】の修理と共に一人、また一人と『殺人コーヒー』の犠牲者が生まれるのであった……。

 


〈 界時抹消!〉

↓2日後↓

〈 再界時!〉


 

現在、光刃とアーシア、そして青い顔をする王風と迷と登校している

 

王風「うぷっ…まだ昨日のダメージが……」

 

迷「出来ればもう一周は来て欲しくないです……」

 

こう言っている時点で察していると思うが、前日のコーヒーの被害者はこの2人である。ちなみにまだ経過2日目だが、光刃とエミヤの指導により着実にいい方向に進んでいる奇跡である

 

アーシア「王風さんと迷さん、大丈夫ですか?」

 

迷「だいじょばないです……」

 

アーシアの心配に力無く答えた迷

 

光刃「……とりあえずワッフル食べるか?」

 

王風「はい……頂きます……」

 

光刃「ほいっ」

 

そう言って光刃は、弁当バックの中から別の弁当箱を取り出して蓋を開けると、エミヤとの共同制作により完成した『対殺人コーヒー特化型手作りワッフル』を王風と迷に渡した。そして受け取った2人はそのまま食べ歩きを始めた

 

王風「むふぅ〜♪口の中が浄化されます……」

 

迷「ん〜♪本当にありがとうございます、コウハ君……」

 

そう言う2人の顔色は、先程よりも少々良くなっていた

 

光刃「いいっていいって、それほどあのコーヒーがやばいって事だからさ」

 

ユーリ〈そんなことを言われたら、こちらの知らない恐怖がどんどんと増してくるのだが……〉

 

アーシア「はぅぅ、私もです……」

 

そんな会話をしていると道中、異様に疲れた様子の一誠に出会った

 

光刃「おはようイッセー、どうした?」

 

一誠「おはよう光刃。それが……いや、後で学校で話すわ、登校中に話す内容じゃねぇし」

 

光刃「?わかった」

 

するとイッセーは王風と迷に視線を向けた

 

一誠「それよりも、あの二人はどうしたんだ?心做しか顔色が少し悪く見えるけd「一誠」な、なんだよ……」

 

光刃「この世界には知らなくてもいいことがあるんだよ……」死んだ目

 

一誠「お、おぅ……」

 

光刃の死んだ目を見て、聞くことをやめようと決めた一誠であった

 


〈 界時抹消!〉

↓教室↓

〈 再界時!〉


 

光刃「昨晩リアス先輩が夜這いに来たって、にわかには信じ難いんだけど……」

 

一誠「それがマジなんだよ、昨日の夜にいきなり魔法陣が現れて、スッゲー悩んでそうで焦ってるような顔をしながらさ」

 

そう言って光刃の机に手をつけて話す一誠。王風達はほかのクラスメイトの女子と話をしているため、幸い近くにはいない

 

光刃「それで?そのまま襲われたのか?」

 

一誠「いや、その前にまた魔法陣が現れて銀髪の綺麗なメイドさんが来たんだ」

 

光刃「め、メイドさん?」

 

唐突に予想外な人が出たから変な声で聞き返した光刃

 

一誠「あぁ、メイドの人……『グレイフィア』さんって言うんだけど、その人は部長のお兄さんに言われて来たみたいで、そして部長を止めて部長が謝ってそして魔法陣で帰ったんだ」

 

光刃「なるほどねぇ……《ユーリ、どう思う?》」

 

顎に手を乗せてそう考えるポーズを取りつつ、ユーリに念話をする光刃。ちなみに《》に変わった理由は、ユーリのチャンネル設定がこの2日で完全に完了したからである。(だからといって基本的にアル達にダダ漏れって訳でもない)

 

ユーリ《ふむ、リアス・グレモリーの焦り、そしてこのメイドの特徴からすると恐らく地雷ワードを調べた時に出た()()だな》

 

光刃《あ、アレ?》

 

ユーリ《あぁ、アレだ。まぁ近い内に分かるだろうから今は別に気にするな》

 

光刃「《わ、わかった……》……とりあえず、今日部室に行く時に祐斗にも聞いてみるか」

 

一誠「そ、そうだn『ガタンッ!!!』!?」

 

すると、突然教室の扉が勢いよく開かれて、クラスメイトは一斉にその扉の方へと視線を向けた

 

松田「イッセェェェェェッ!!」

 

元浜「貴様って奴はぁぁッ!!」

 

そう叫んで2人は一誠にロックオンを決めた。そして嫌な予感を感じた光刃は、そそくさと席を立ち上がり教室の隅へと避難して気配を消し、ついでに投影魔術を使った。そしてその直後

 

松田「うらぁぁぁ!!!」

 

一誠「ぐっ!」

 

松田のダッシュからのラリアットが一誠の後ろ首に直撃した。そして少し遅れて元浜が松田に並んだ。そして見るからにかーなーりキレている

 

一誠「な、何?朝から過激だねキミ達」

 

そう言って悪い笑みを倒れた状態から2人を見上げる一誠

 

松田「ふざけるな!ぬわぁにが『ミルたん』だ!どう見ても格闘家の強敵じゃねぇか!」

 

元浜「しかも何でゴスロリ着てるんだ、最終兵器か!?」

 

光刃(『ミルたん』?……あっ)

 

ユーリ(なんで奴だ、兵藤 一誠……)

 

そして光刃はその特徴に当てはまる人物を思い出し苦笑いを浮かべて、ユーリは一誠のトンデモな行動を理解してため息をついた

 

一誠「ほら、魔女っ子に憧れてる可愛い男の子だっただろう?」

 

そう言って細い目をしながら答えた一誠、しかしそれによって2人に火に油を注いだようでさらに強い怒りを感じた

 

松田「男の子って言えるかッ!!」

 

元浜「そのうえ漢字の[漢]と書いて(おとこ)と呼ぶに相応しい。しかも女装した連中が集まる、地獄の集会だったぞ!」

 

そして松田と元浜は思い出し泣きをしながらまた話しを続けた

 

松田「怖かったよぉぉぉぉ。死ぬかと思ったんだぞこの野郎ォォ。魔法世界についてな、永遠に語られたんだぞ!? 何だよ魔法世界セラビニアってよぉぉぉッ!!」

 

光刃「はいストップ」

 

そして松田が一誠に殴りかかろうとした瞬間に光刃が間に入った

 

一誠「こ、光刃……!」

 

一誠は光刃に感謝の視線を向けている

 

松田「どけ光刃!俺たちはこいつを断罪する義務がある!」

 

元浜「邪魔をするならば、お前も一緒に断罪するぞ!」

 

そして教室全体に緊張が走る。だが光刃は手を振って「違う違う」と言った

 

光刃「どうせなら、ちゃんと形から入ろうと思ってな」

 

そう言って取り出したのは、先程投影したゴングと木槌だった

 

光刃「はい、両者構えて〜」

 

一誠「ちょ、ちょっと待ってくれ光刃!」

 

状況を察した一誠は慌てて光刃を止めようとした。その一方で松田と元浜は光刃の配慮に感謝しながらやる気をさらに出している

 

光刃「ROUND 1、FIGHT!」カーン!

 

そして光刃は始まりを告げゴングを鳴らした

 

松田「くたばりやがれ!!!」

 

元浜「イッセーェェェェェエ!!!」

 

一誠「イギャァァァァァァァア!?」

 

そしてそのゴング音と共に2人は走り出し、そしてすぐに一誠の断末魔が教室に響いたのだった

 

王風「全く、何をしているんですか……」

 

そう言って戦闘現場から既に離れていた光刃の元へと歩み寄る王風。一緒に迷とアーシアも来ている

 

光刃「なぁに、どうせならって思ってよ」

 

迷「えぇ……。ンン、それと……」

 

少し困惑した声を出したが、気を取り直してそう言って教室全体を見た迷。教室にある机は全て移動させられており、一誠と松田と元浜を囲うリングとなっており、何故かクラスメイト達も盛り上がっていた

 

迷「いつの間にか凄いことになってますね」

 

光刃「だな」

 

迷の言葉に光刃はこの状況を笑った。だがアーシアは心配そうにその様子を見ている

 

アーシア「イッセーさん、大丈夫でしょうか……」

 

光刃「大丈夫だろ、だってイッセーだもん。それで納得出来ないなら後でイッセーの治療をしに人気のない所へ行くか?」

 

アーシア「そうします…」

 

そして数分後、机は全て元の場所に戻って全員がホームルームを受けていた。だがしかし、イッセーはボロボロの状態で机に伏せて、気を失っていた。そしてホームルームが終わったら、光刃はアーシアと一緒に誰も使っていない空き教室へ向けて、一誠を引きずって連れて行き、気配察知で誰も居ないことを確認してからアーシアの【聖母の微笑み(トワイライト・ヒーリング)】と光刃の【光剛剣最光】の力である程度の治療を行った。そして偽装を含めて保健室へと連れていったのだった

 


〈 界時抹消!〉

↓放課後↓

〈 再界時!〉


 

現在、部室に向かって歩いている一誠、祐斗、アーシア、光刃、王風、迷の6人

 

祐斗「部長のお悩みねぇ…多分〔グレモリー家〕に関わることじゃないかなぁ」

 

一誠「朱乃さんなら何か知ってるかな」

 

祐斗「あの人は部長の懐刀だから恐らく…ッ!」

 

そして話している途中だったが突然、険しい顔をして立ち止まった祐斗。光刃も『気づいたか』という表情をしてから改めてその方向に顔を向けた

 

一誠「?どうしたんだ?2人とも」

 

祐斗「……ここに来て初めて気づくなんて。この僕が」

 

光刃「しかも、かなり強い悪魔っていうね。こりゃまたひと騒動あるの確定だな」

 

そう言って光刃は首を回した

 

祐斗「光刃君はいつから気づいてたんだい?」

 

光刃「ん?ここへ向かう直前に保険を兼ねて気配察知の範囲を広げて確認していたんだ。一応全力を出せば半径10kmまで行けるし。まぁ本気を出したら疲れてまともな戦闘に出れないんだが」

 

王風「半径10km…とんでもない範囲ですね」

 

迷「性能バグってませんか?」

 

光刃「俺もそう思う」

 

そんな会話をしながらまた歩み出した一行。しかし少し緊張した空気に変わっていたが

 

 

 

一誠「ちゃーっす」

 

そう言って一誠は扉を開けた。そこにはどこぞの機関の最高司令官のような手の組み方をして機嫌の悪い表情のリアス先輩。だけど、どこか冷たいオーラを漂わせているニコニコ顔の朱乃先輩。ソファーに座っていたが、誰とも関わりたくないと感じさせる小猫。そして、光刃のことを見てほんの一瞬だけ驚いた様子を見せた一誠の言った特徴に合致するメイドの人がいた

 

一誠「グレイフィアさん!」

 

そのメイドの人を見た瞬間に一誠が声を上げた

 

光刃「一誠、この人が今朝言ってた人か?」

 

一誠「あぁ、そうだ」

 

光刃「なるほどねぇ…《ユーリ、ここに来る前に言った俺の見解、合ってるか?》」

 

ユーリ《あぁ、おそらく十中八九彼女で合っている。とりあえず一旦この会話が終わったら俺からコンタクトを取っておこう》

 

光刃《そうか、なら‪任せた》

 

リアス「全員揃ったわね」

 

念話が終わった直後にリアス先輩がそう言って席から立ち上がった

 

グレイフィア「お嬢様、私が話をしましょうか」

 

そう言ってリアス先輩に顔を向けるグレイフィアさん。だがリアス先輩は要らないと手を出して制した。

 

リアス「実はね……」

 

そう話し始めようとした直後に部室に赤い炎と共に魔法陣が現れた

 

祐斗「……フェニックス」

 

その魔法陣を見た祐斗がそう呟いた。そして炎が晴れるとそこには赤いスーツを着て、ネクタイ無し第二ボタンまで開けているチャラ男を彷彿させる男性が一人立っていた

 

???「ふぅ、人間界は久しぶりだなぁ……」

 

そう言って振り向き、リアス先輩を見る謎の男性

 

???「会いに来たぜ?愛しのリアス」

 

ユーリ《来たか》

 

光刃《ユーリ、あいつがまさか……》

 

ユーリ《あぁ、アイツこそがリアス・グレモリーにとってのアレだ》

 

光刃《なるほどね……》

 

光刃は見極めるような視線を謎の男性に向けていた。一方のリアス先輩は険しい顔をして謎の男性を見ていた

 

王風「貴様……何者だ!」

 

迷「突然と現れて……カチコミですか!」

 

そう言って2人はそれぞれ『ウルトラマン』と『ウルトラマンティガ』のファイティングポーズに似た構えを取った。だがその直後にグレイフィアさんから説明が入る

 

グレイフィア「この方は、『ライザー・フェニックス』様。純血の悪魔であり、〔フェニックス家〕のご三男であられます」

 

一誠「〔フェニックス家〕?」

 

初めて聞く家系に一誠は聞き返した

 

グレイフィア「そして〔グレモリー家〕の次期当主の婿殿」

 

光刃「ということはつまり……」

 

光刃の言葉にグレイフィアさんは頷き、言葉を進めた

 

グレイフィア「即ち、リアスお嬢様のご婚約者であらせられます」

 

一誠「こ、婚約ー!?

 

光刃「なるほど、だいたいわかった」

 

そして一誠の驚愕の声が部室に響き、光刃はリアス先輩のあの表情の理由をだいたいだが理解した

 

 

現在部員達みんなは窓側に集まっている

 

ライザー「いやぁー、リアスの【女王(クイーン)】が入れてくれたお茶は美味しいものだな」

 

そう言って右手でリアス先輩の肩を抱き、左手で紅茶を嗜むライザー

 

朱乃「痛み入りますわ」

 

そう言って一礼をしてその場を離れた朱乃先輩。その顔に笑顔は無かった。そしてリアス先輩の髪の毛や太ももを触っている

 

光刃「一誠、お前が真に恋人を作る時にはあれを反面教師にしておけよ。あれは最も女性に嫌われやすいタイプだ」

 

一誠「あぁ、見るからに分かってる……!」

 

そう言って一誠は気に入らないという表情をライザーに向けた

 

ユーリ《というか、何故嫌いなタイプが分かるのに好意には気づかないんだ……》

 

光刃《ん?好意?俺にそんなのがあるのか?》

 

ユーリ《はぁ……》

 

光刃の言葉にユーリは深いため息をつき、今夜エボルトと話す事を決めた

 

リアス「いい加減にして頂戴」

 

そう言ってリアス先輩は我慢の限界が来たのか手を払い除けて立ち上がった

 

リアス「ライザー、以前にも言ったはずよ。私は貴方とは結婚なんてしないわ」

 

ライザー「だがリアスぅー、君のお家事情はそんなワガママが通用しない程切羽詰まっていると思うんだが?」

 

リアス先輩の言葉にヘラヘラっとした感じで聞いてくるライザー

 

リアス「家を潰すつもりは無いわ!」

 

ライザーを睨みつけるリアス先輩

 

リアス「婿養子だって迎え入れるつもり。でも私は、私が良いと思った者と結婚するわ」

 

ライザー「先の戦争で激減した純血悪魔の血を絶やさないというのは、悪魔全体の問題でもある。君のお父様の『サーゼクス』様も、未来を考えてこの縁談を決めたんだ」

 

リアス「父も兄も一族の者も、みんな急ぎすぎるのよ。もう二度も言わないわ、ライザー。貴方とは結婚しない!」

 

するとライザーがいきなり立ち上がり、リアス先輩の顎に手を添えて顔を近ずけた

 

ライザー「俺もなリアス、〔フェニックス家〕の看板をしょってるんだよ。名前に泥を塗られる訳にはいかないんだ」

 

そう言って鋭い眼光をリアス先輩に向けた

 

一誠「部長!」

 

それには一誠も流石に声を上げ、みんなも何が起きても大丈夫な様に構えた。すると今度はこちら側を少し見てから再び話し始めた

 

ライザー「俺はな、君の下僕を全部焼き尽くしてでも、君を冥界に連れ帰るぞ……!」

 

リアス「やれるものなら……やってみなさい!」

 

そして互いに魔力を高めて一触即発の空気に変わった。だがその瞬間に

 

光刃「そこまでだ!これ以上は怪我で済まなくなるぞ!」

 

王風「ですね、流石にこれ以上は見過ごせません」

 

迷「はい!それにここで暴れられたら冷蔵庫にある昨日コウハ君がここで作ってくれたお菓子が食べられなくなるじゃないですか!」

 

ユーリ《なんだその理由!?》

 

光刃達3人が2人の仲裁に入った。それによりライザーは不機嫌な視線を向ける

 

ライザー「なんだ?何故下賎で下等種族の人間共がここにいる?」

 

リアス「彼らは私の大切な部員よ!そんな言い方しないで!」

 

リアス先輩はライザーの言葉によってさらに怒りを高めた。だがそこへ更にグレイフィアさんも仲裁に入る

 

グレイフィア「お嬢様、ライザー様。私は『サーゼクス』様の命を受けてこの場におりますゆえ……一切の遠慮は致しません」

 

少々迫力のある声色でそう話したグレイフィアさん。それによりライザーはリアス先輩から手を離した

 

ライザー「そこの3人の下等人間ならどうってことないが、最強の【女王(クイーン)】と称される貴方にそんなことを言われたら、流石に俺も怖いよ」

 

ライザーの言い方に2人はムッとしていたが、光刃が「言わせておけ」と言って宥めた

 

グレイフィア「旦那様方もこうなる事は予想されておられました。よって決裂した場合の最終手段を、仰せつかっております」

 

リアス「最終手段?どういう事?グレイフィア」

 

そう言ってグレイフィアの目を見るリアス先輩

 

グレイフィア「お嬢様がそれほどまでにご意志を貫き通したいのであれば、『ライザー様と『レーティングゲーム』で決着を』と」

 

光刃「そう来るのかよ……」

 

光刃は以前に【地球の本棚】で調べてあったのでなんとなーくだがルールを知っているので、苦い表情を浮かべた。

 

一誠「『レーティングゲーム』?どこかで………そうだ!生徒会長が確かそんなことを!でも、どんなゲームなんだ?」

 

祐斗「爵位持ちの悪魔たちが行う、下僕同士を戦わせて競うチェスに似たゲームだよ」

 

祐斗はライザー達の方を見ながら解説をする

 

一誠「チェス?」

 

朱乃「私たちが【悪魔の駒(イーヴィル・ピース)】と呼ばれるチェスの駒を模した力を有しているのは、そのためですわ」

 

王風「そういう理由だったんですか……」

 

朱乃先輩もリアス先輩達の方を見ながら解説し、王風達は納得の表情をした

 

ライザー「俺はゲームを何度も経験しているし、勝ち星も多い。君は経験どころか、まだ公式のゲームの資格すらないんだぜ?」

 

ライザーが余裕があるように話し、リアス先輩はさらに鋭い視線をライザーに向ける

 

光刃「【地球の本棚】情報だが、本来『レーティングゲーム』に参加できるのは成熟した悪魔だけだ」

 

一誠「な!それってめちゃくちゃ不利じゃん!」

 

小猫「不利なのはそれだけじゃないです」

 

光刃の説明に一誠が声を荒らげたが、小猫の発言で他に何がと少し考えた

 

ライザー「リアスぅー、念の為確認しておきたいんだが、君はその3人を除いたらそれで全てなのか?」

 

リアス「だとしたらどうなの?」

 

ライザーは小馬鹿にしたような聞き方をするが、リアス先輩は気にしてないように聞き返した

 

ライザー「……フッフッフッフッフッ」パチン

 

そう笑って指を鳴らしたライザー。すると再び部室に魔法陣が現れると、炎と共に15の悪魔の気配がそこにあった

 

ライザー「こちらは15名!つまり駒はフルに揃っているぞ!」

 

一誠「美女、美少女ばかり15人だと!?」

 

ライザーの呼び出した下僕達を見て一誠は驚愕の声を上げた

 

一誠「なんて奴だ……なんて男だー!!!」

 

光刃「はぁ……」

 

そう言って一誠は泣き始め、その様子を見た光刃が頭に手を当ててため息をついた

 

ライザー「お、おいリアス……この下僕君、俺を見て号泣してるんだが……」

 

ライザーは流石に困惑の声を上げている

 

リアス「その子の夢はハーレムなの」

 

???「キモいですわ」

 

リアス先輩の言葉に何処と無くライザーに()()()()()()()()()()()がドン引きしていた

 

光刃「そちら側も普通の反応で助かったわ……」

 

そして、その言葉に安心した様子の光刃だった

 

ライザー「ふっふっふ、なるほどね。『ユーベルーナ』」

 

ユーベルーナ「はい、ライザー様」

 

そう言ってユーベルーナはライザーの元へと歩み寄った

 

光刃「ッ!《令呪をもって命ずる!アル!エックス!俺がいいって言うまで瞼を閉じて耳を塞ぎ続けろ!》」

 

王風&迷「「ッ!?」」

 

光刃は何をしてくるのかを察して右手をポケットに突っ込み、念話を通して令呪を使った。それによって2人は強制的に行動されて瞼を閉じて耳を塞いだ。そして令呪発動の際に起きる光が収まって手を出した数秒後、深いキスを始めた。それにはリアス先輩は嫌そうな表情をして顔を逸らした

 

アーシア「あの…光刃さん…何も見えないのですが……」

 

小猫「私もです、どうして突然顔を覆ったんですか?」

 

光刃「ん?普通は見せるもんじゃないからな」

 

光刃はギリギリだったが、ライザーに背を向ける形でアーシアと小猫の目元に手を覆い、親指を額に付けるとそこから【光剛剣最光】の力を使い、キスの音声の記憶も現在進行形で消していった

 

王風《コウハ、こんな事に令呪を使うなんて……》

 

光刃《24時間で回復するからできる事だ》

 

迷《それはそうなんですけれども……》

 

ユーリ《諦めろ、コイツはそういう奴だ》

 

2人《 《むぅぅ……》 》

 

2人は少し納得してない様子だった

 

ライザー「お前じゃこんな事一生出来まい、下級悪魔くん?」

 

そう言ってライザーはキスをやめて、ユーベルーナの背後から胸を揉みながら髪の毛を撫でている

 

一誠「ぐっ、うるせえ!そんな調子じゃあ部長と結婚した後も、他の女の子とイチャイチャするんだろ!この種まき焼き鳥野郎!」

 

光刃「ッ…………!!!」

 

一誠の渾身の叫びに光刃はツボに入って吹き出しかけた

 

ライザー「貴様…自分の立場を弁えてものを言っているのか?」

 

そう言って不機嫌な表情に変えた

 

一誠「知るか!俺の立場はな!部長の下僕ってだけだ!」

 

リアス先輩は途中で止めの言葉を入れようとしたが、一誠の発言に辞めた

 

一誠「それ以上でも以下でもねぇ!」

 

そう言って一誠は【赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)】を発現させた

 

リアス「イッセー…!」

 

光刃「いいセリフだが、突撃はすんじゃねぇぞ《アル、エックス、もういいぞ》」

 

リアス先輩は一誠の発言に目を見開き、光刃は小猫達の覆う手を退けてそう呟き、2人の令呪の効果も念話を通して解いた

 

一誠「ゲームなんて必要ねぇ!この場で全員倒してやる!」

 

Boost(ブースト)!!!

 

だが一誠は光刃の声が届いてなかったらしく、突撃した

 

アーシア「イッセーさん!」

 

王風「止まりなさいイッセー!」

 

迷「勇気と無謀は違いますよ!」

 

3人は叫ぶが、一誠は止まらない

 

光刃「はぁ、流石に止めるか。来てくれ【流水(ながれ)】」

 

光刃は「やれやれ」とため息を着き、気配を薄めて突撃した

 

ライザー「『ミラ』」

 

ミラ「はい」

 

突撃してくる一誠を見たライザーは名前を呼んだ。すると召喚された下僕達の中から1人の小猫位の身長の小柄な女の子が飛び出し、一誠は立ち止まった

 

一誠「こんなちっちゃい女の子が?やりずらいぜ」

 

一誠がそう言った瞬間にミラと呼ばれた女の子は手に持つ棍棒で一誠を突こうとする

 

光刃「すまねぇが、やらさせねぇぞ?」

 

水勢剣(すいせいけん)流水(ながれ)

 

だがその前に光刃が間に割り込み、たった今手に現れた【水勢剣流水】で棍棒を受け止める

 

一誠「光刃!?」

 

ミラ「!?」

 

そして光刃は視線を一誠に向け言い放つ

 

光刃「馬鹿かお前、まだ悪魔の世界でも戦闘面でも新米だろ。今のお前の実力じゃ、逆にリアス先輩達を心配させるだけだぞ!」

 

一誠「っ!……すまねぇ、光刃」

 

一誠は少しは冷静になったらしく、素直に謝った

 

ライザー「ば、馬鹿な!何故人間ごときが悪魔の攻撃に耐えられる!」

 

だがしかし、ライザーは光刃が攻撃を受け止めたという事に驚愕の表情をしていた

 

光刃「そんなの、ただの人間で済まないからに決まってんだろぅ…がっ!」

 

そう叫んでミラを吹き飛ばす光刃、しかしミラは棍棒を使って安全に着地をした

 

光刃「けど悪いが、ここが部室ってことでまともに戦う気は無い。だからこれだけで我慢しろ!」

 

そう言って光刃はワンダーライドブックを取り出した

 

〈ピーターファンタジスタ!〉

 

そして【水勢剣流水】の【シンガンリーダー】に読み込ませる

 

〈ピーターファン!ふむふむ…〉

 

光刃「はっ!

 

〈習得一閃!〉

 

そして振った剣先からフック付きのチェーンが出てきて、ミラに巻き付き、動きを封じた

 

ミラ「ぐっ、動けない…」

 

ライザー「ミラ!貴様……人間ごときの癖に!」

 

光刃「あ、改めて言っておくが、部室だからこれで済ませただけだからな?それは忘れんなよ?」

 

ライザー「チィっ!……だが、凶悪にして最強と言われる【赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)】の使い手が、こーんな下らん男だとはな!」

 

大きな舌打ちをしたが、気を取り直して一誠を罵倒し嘲笑うライザー

 

一誠「っテメェ!」

 

リアス「……分かったわ、『レーティングゲーム』で決着をつけましょう」

 

部員達「!?」

 

リアスは少々の怒気を含めてそう言い、みんなはその決定に驚いている。だが光刃はリアス先輩ならそうするだろうと何となく思っていた

 

グレイフィア「承知致しました」

 

ライザー「ふっふっふ……」

 

そう笑いながらライザーはやって来た場所へ移動していく

 

リアス「ライザー……必ず貴方を消し飛ばしてあげる!」

 

ライザー「楽しみにしてるよ、愛しのリアス……」

 

リアス先輩はライザーを睨みつけ、ライザーはどこ吹く風といった態度をとった

 

光刃「あ、その前にいいか?」

 

ライザー「……なんだ人間」

 

だがそこに光刃が待ったをかけ、ライザーが不機嫌気味な表情をした

 

光刃「グレイフィアさん、これって非公認のレーティングゲームなんですよね?」

 

そう言ってグレイフィアさんに視線を向ける光刃

 

グレイフィア「左様でございます。それがどうかなさいましたか?」

 

リアス「光刃……まさか!」

 

すると一旦目を瞑り、そして少し笑みを浮かべて目を開くと

 

光刃「なら、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()?」

 

全員「!?!?」

 

そう言った。それには流石にほぼ全員が驚愕の表情を浮かべる。するとライザーは今度は馬鹿にしたような笑いをしながら光刃を見る

 

ライザー「はっ!人間が?レーティングゲームに混ざる?何を馬鹿げたことを……」

 

光刃「まぁ俺的にはどっちでもいいよ?『逃げるは恥だが役に立つ』って言うしね」

 

ライザーに向けて満面の笑みを浮かべ、そう言い放った光刃。するとライザーはみるみると怒りの表情に変わった

 

ライザー「貴様……いいだろう!そこまで俺に叩きのめされたいようだな!ならばその望み通り俺が認めてやる!」

 

グレイフィア「……解りました。私から魔王様にお伝えしておきましょう」

 

光刃「お願いします」

 

そう言って【水勢剣流水】を帰還させ、グレイフィアさんへ一礼をした光刃

 

王風「なら私達も」

 

迷「やってやろうじゃないですか!」

 

そう言って2人もやる気を示した。だが

 

グレイフィア「すみませんが、それは許容しかねます」

 

光刃「え?」

 

グレイフィアさんのNGに光刃は予想外で素っ頓狂な声を出した

 

王風「な、何故ですか!」

 

迷「そうですよ!どうして私達だけダメなんですか!」

 

それには流石に2人は不満があったが、グレイフィアさんは王風達を見て、一瞬だけ()()()()()()()()かのような表情を浮かべてから言った

 

グレイフィア「その理由は、貴方方2人は『サーヴa…「わーわーわー!!!分かった!2人は無しにするからそこから先は言うのやめてください!!!」…承知致しました」

 

光刃の必死の叫びによってとりあえずバレずに済んだ

 

光刃「ふぅ……《が、ガチで危なかった……》」

 

王風《悔しいですが、それがバレてしまっている以上好きに言えませんね》

 

迷《ぅぅぅ……あの中にいるセイバー共全員ぶっ飛ばしたかったです……》

 

ユーリ《それよりも、何故彼女がその事を知っているんだ?》

 

光刃は流石に冷や汗をかき、王風は素直に諦め、迷はものすごく悔しそうにして、ユーリには疑問が出来た

 

一誠「光刃、グレイフィアさんが言おうとしていた事ってなんだ?」

 

光刃「な、なんでもない…気にするな……」

 

一誠の問いかけに少し誤魔化すかのような返答をした光刃、だが流石にその返しで納得の表情を示す者はいなかった

 

グレイフィア「では改めて、ゲーム開始の日は10日後の夜に行います」

 

リアス「……分かったわ」

 

ライザー「了承した。ではリアス、次はゲームで会おう」

 

すると次は光刃へと視線を向ける

 

ライザー「貴様は絶対に殺す!」

 

光刃「そうか、なら俺は殺されないようにしないとな」

 

そうあっけらかんと言った光刃に再び怒りの表情を浮かべたが、すぐに魔法陣の炎と共に部室から居なくなった

 

グレイフィア「ではリアスお嬢様、私もそろそろ…《少々いいか?》!」

 

リアス「?どうしたのグレイフィア?」

 

グレイフィア「いえ、なんでもありません」

 

ユーリ《済まない、唐突に念話を送ってしまって。俺の名は『ユーリ』、光刃の相棒だ。あ、返答の仕方は思念を念じていただければそれで済む》

 

グレイフィア(存じております。それで、なんの御用でしょうか?)

 

ユーリ《俺の事も知っているのか……だがまぁ、今この場では話せない内容だからな。出来れば夜の7:00頃に家へ来て欲しいのだが……魔法陣を書けば召喚できるか?》

 

グレイフィア(可能でございます)

 

ユーリ《そうか、なら詳しい内容は召喚してから改めて光刃が話す》

 

グレイフィア「(承知致しました)では、改めて私はこれで失礼致します」

 

そう言ってグレイフィアさんも転移して居なくなった

 


〈 界時抹消!〉

↓その日の夜↓

〈 再界時!〉


 

ユーリ〈さて、そろそろだと思うんだが……〉

 

すると赤く光る魔法陣からグレイフィアさんが現れる

 

ユーリ〈すまないな、わざわざ家に呼び寄せて〉

 

グレイフィア「構いません」

 

そう言い光刃が用意していた椅子に腰掛けるグレイフィアさん

 

光刃「本当にすみません、なんせ内容が最上級悪魔であり、冥界にいる人でないと出来ないことなので」

 

グレイフィア「構いませんよ?それで、内容はなんでございましょうか」

 

光刃「これを……」

 

そう言って光刃は複数のプリントが入ったフォルダを渡した

 

グレイフィア「では、拝見させて頂きます。……ッ!?これはっ……!」

 

フォルダの中身を見たグレイフィアさんは驚愕の表情をした

 

光刃「これの調査を頼めますか?」

 

するとグレイフィアさんは少々考えて

 

グレイフィア「分かりました。承りましょう」

 

光刃「っ!ありがとうございます!!!」

 

そう言って光刃は見事なお時期をした

 

ユーリ〈それよりも、何故俺達の事を知っていたんだ?【地球の本棚】にもあったはあったんだが、何故かロックが掛かっていたんだ〉

 

グレイフィア「それは……いえ、時が来れば分かることです」

 

光刃「時が……来れば?」

 

グレイフィア「はい、それではこれで私はこれにて失礼致します」

 

ユーリ〈なっ!ちょっと待ってくれ!話はまだ……!〉

 

だが、グレイフィアさんは転移してその場から消えて居なくなった

 

光刃「な、何があるって言うんだ一体……」

 


〈 界時抹消!〉

↓コラボ前日談↓

〈 再界時!〉


 

光刃「まぁ、いつものメンツは居るか」

 

クロス「ですね」

 

ユーリ「だな」

 

そう言って真っ白な空間にて、3人は互いの顔を見合っている

 

エボルト「ここはどこだ?」

 

デザスト「別の世界に分身体が飛ばされる場所だ」

 

エボルト「?まぁ別にいいかぁ」

 

デザストの説明によく理解していないようだったが、エボルトは(なんとかなるだろ)と思っていた

 

セシリー「皆様……お揃いましたね……」

 

すると後ろからかなり疲弊しているセシリー様が現れた

 

光刃「セシリー様……大丈…ばないですよね……」

 

セシリー「はい……最近本当に休みが無くて……」

 

クロス「うわぁ……」

 

ユーリ「宝具での疲弊が消えていないのか……とりあえず俺が回復しておこう」

 

そう言ってユーリはセシリー様の頭を鷲掴みすると、【光剛剣最光】の力を使った

 

セシリー「……私、完全ふっかーつ!!!」

 

そのおかげでセシリー様は疲弊が全て吹き飛んだ

 

エボルト「おい、あいつ誰だよ」

 

デザスト「あいつが光刃をこの世界に送った神様らしいぜ?」

 

エボルト「本当に居るのか、神様ってやつは」

 

そう言ってエボルトは万丈から聞いたバグスターで蘇った自称神と別の惑星に移住した地球生まれの神様の話を思い出していた

 

セシリー「とりあえず気分がいいからこのまま神様の逆転の秘策(ゴッド・オブ・レボリューション)

 

クロス「えぇ!?」

 

そしてそのまま増えた光刃達

 

エボルト「まぁ、よく分裂して行動とかしていたし今更だな」

 

エボルト2「だな」

 

そう言ってやれやれといった様子のエボルト達

 

光刃「それで、今回の話はなんでしょうか」

 

セシリー「実は、神様が1人攫われたのよ」

 

全員「……はい!?」

 

神様が攫われた……なんて話だ、余りの内容に全員の思考が一時的に止まり、そして驚きの声を上げた

 

セシリー「ちなみに攫われたのは『神ジオウ』よ」

 

光刃2「そして被害者は一兎さんかよ!?」

 

ユーリ2「これは……アイアンクローがまた炸裂しそうだな」

 

クロス2「ですね……」

 

被害者の名前を聞いた3人はそれぞれの反応を示した

 

エボルト「ジオウ?……あぁ、確かライダーの歴史を奪っていった魔王か」

 

光刃「エボルト、その言い方は悪意しか感じねぇぞ」

 

エボルト「まぁ、実際に俺にも被害が来たからねぇ〜、おかげで一時的にとある奴に寄生した状態から動けなかったわけだし。まぁ今ではアレが手に入ったから別にいいんだけどよ」

 

そう言って満足気な様子を見せているエボルト。アレというワードに?が取れない光刃。すると

 

ほぼ全員「……え?」

 

光刃2「ん?どうしたんだ?みんな揃って」

 

突如として光刃2の頭上に穴が現れた。するとその穴から腕が出てくると

 

ガシッ

 

光刃2「……え?」

 

光刃2の顔面にアイアンクローをかました。そして

 

光刃2「まって!?これちょっとずつガチになってきてる!?ちょ、これ以上力を込められるのはヤバイって!って痛い!?あぁ!?いたたたたたたた……」

 

ユーリ2「ちょ、お前の中にいる俺の本体(光剛剣最光)に引っ張られて俺まで……」

 

そしてアイアンクローをされたまま光刃2は段々と穴へ吸い込まれて行き、ユーリ2も粒子状となって光刃に吸収された

 

光刃「……あれって大丈夫かなぁ」

 

ユーリ「少なくとも俺は無事では無いな、無理やりだったから数日は中で目を回してるだろう」

 

クロス「そうですか……」

 

光刃「……無事を祈るか」

 

そして光刃とユーリとクロスは光刃2の消えた場所へ向けて合掌した

 

セシリー「そ、それじゃあ『神ジオウ』の最後の反応があった世界への扉を開きますよ。えいっ!」

 

そうしてセシリー様はいつも通りに地面を叩き、世界を超える扉を作った

 

エボルト2「さて、行くとなるとまずは光刃を探さなきゃだねぇ〜」

 

デザスト2「だな、場所なら俺の【アルターライドブック】を感じる方向と匂いできっと行けそうだし」

 

クロス2「すみません、お願いします…」

 

3人は会話をしながら穴へと消えていった。すると数秒後

 

セシリー「あ、座標定めきれてない事を伝えるの忘れてました」

 

光刃「ゑ!?」

 

セシリー様が思い出したかのように言った一言で全員が固まった

 

クロス「大丈夫でしょうか……」

 

ユーリ「どうだろうな……」

 

クロスは心配そうにして、ユーリは「どうなる事やら」といった様子だ

 

エボルト「もしかしたら、別の惑星だったりしてねぇ〜」

 

デザスト「ふっ、まさか」

 

楽観的にそういうエボルトに、デザストは「ありえない」といった反応を示した

 


〈 界時抹消!〉

↓扉をくぐって行った人達は↓

〈 再界時!〉


(2はここから以下略)

 

クロス「どうしてココなんですかーーーーー!!!

 

そう叫ぶクロス。だが周囲にあるのは赤い岩だけ、酸素も薄い。人間では無いからこそここに生身のまま平気で居られるのだ

 

エボルト「まさか、別世界とはいえまたここに来る事になるなんてねぇ……」

 

デザスト「はぁ……」

 

エボルトは首を手に当てて気まずそうに「やれやれ」と呟き、デザストはため息をついた。それもそのはず、着いた場所がなんと火星だったのだ

 

クロス「うぅ、どうすればいいんでしょうか……」

 

エボルト「……デザスト、お前の感覚的にはどこまで反応する」

 

デザスト「ん?……確実性のある匂いなら半径1km以上くらい、俺の【アルターライドブック】の気配ならかなりうっすらとだがここからでも分かるぞ」

 

エボルト「そうか……なら、場所の案内は任せた。地球に行く事なら俺に任せておけ」

 

そういうとエボルトは自身の体内から【パンドラボックス 】を取り出して力を使い、全員を『仮面ライダーメテオ』のアレのようにして包み込み、この世界の地球へ向けて軌道を向けたのだった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

シヨン SXIYONさんとまたコラボ!

ISと神装機竜の聖剣使い

 

その後の光刃

→第26話『・共同戦線』

コラボ章開始

→第29話『・アメリカを解放せよ。』

へ続く!




[残りライフ×199]
全身が何故か灰になりましたが、蘇生しました
エボルト「やっぱりコンテニュー土管、便利だねぇ〜」
ホントだよ、読者からたくさん送られてくるからそろそろガチなライフの危険を感じてるけど
エボルト「今更だな。それで、今回のアンケートは?」
今回のアンケートは、正直『FGO』の設定の前に聞いておくべきだった事だよ
エボルト「内容は?」
『最初に書いて投稿する作品はどっち?』ってものだよ!
エボルト「確かに、最初に出すべきだったな」
俺も冷静に考えてから「あれ?そーいえばどっちにするか考えて無くね?」って思って、そして今回に至ります
エボルト「バカだねぇ〜」
全くもってその通りでございます!そしてちびノブ達の名前は次回までに決めようと思っています
エボルト「だから思いついたらおくってくれると助かる」
それでは今回の本編について、『殺人コーヒー』の作成から『2日後』から始めましたが、その1日前の被害者は黒歌とデザストです
エボルト「普通にジャンケンして2人グー他パーで一瞬で決まったもんな」
それで2人の反応ですが……

 黒歌の場合
猫舌の為、ちゃんと冷めてから様子見で舌を『殺人コーヒー』につけた。しかしそれだけでかなり限界の様子を見せる。だが、覚悟を決めてカップを持って啜ると吹き出し、部屋全体に悲鳴が響き渡る。そしてその日はうなされながら寝込んだ

 デザストの場合
かなり嫌悪な表情を浮かべていたが、とりあえず光刃達のように一気に全て飲み込んだ。すると瞬く間に体にスパークが走り始めて膝をつき、不死をも無効化されて体が塵となり、【アルターライドブック】も12時間後経過するまで開く事がなかった

って感じです。うん、ヤバいわ
エボルト「全く、誰がこんなに酷いことを……」
お前が原因じゃい!ったく…あ、それとグレイフィアさんの意味深なセリフは2.5章に登場予定の為だからです
エボルト「まぁ、察してる人ならどんな内容かはわかっていると思うが。……カンのいいガキは俺は好きだぜ」
それじゃあ今回はこれでお開きかな
エボルト「それじゃあ今回も視聴者からの贈り物を使わないとな」
え!?今回もあるの!?
エボルト「あぁ、それじゃあまずアレに乗ってこい!」
うわぁぁぁ[『バスクケーキ』さんより 異常しかない『マスターガンダム』]うぎゃぁぁぁぁああああ!!!腕!背骨!関節!があぁぁぁぁ!!!
エボルト「そしてロックオン!対象……あの『マスターガンダム』」
[『夢無き庭園の管理人』さんより 『キュベレイ』&『ネオジオング』]〈キュゥゥゥイーーーン!〉
エボルト「一斉射撃開始!」
ズドドドドドドドォォォォォン!!!
ぎゃぁぁぁぁ!!!
エボルト「そして最後はこれだ」
[『仮面ライダー好き人間 』さんより 『吉〇家』から(どうやってかは不明だが)送られてきた『ゴジラ』]
「ギャォォォォォォォォン!!!」
…シテ…コロ︎︎シテ…コロ︎︎シテ…コロ︎︎シテ………
エボルト「ゴジラの攻撃!放射熱線!!」
ズドォォォォォン
サァァァ……(人間だった灰が風で飛んでいく音)
〈GAME OVER〉
エボルト「ふぅ、今回は3つも来たからこんな感じになっちまったが、こんなんでいいか?あと、処刑物は【活動報告】へ新たに『処刑物搬入所』を開設するからそこへ投げ入れてくれ。その度に俺が適当な物を選んで持っていこう。それじゃあ読者諸君!次回までチャオ!」


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第16話 〜強化合宿、特訓開始(前編)。〜

 前回の出来事
・レーディングゲームの日時が決定
・グレイフィアさんにとある依頼を出す
・光刃がアイアンクローで連れてかれる(コラボ)

[残りライフ×130]
作者「皆様お久しぶりです、という事で早速入っていきましょう」
光刃「おい、なんでこんなに遅くなった」
作者「ではまずはお知らせです」
光刃「おい話を聞け」
作者「【活動報告】の所に新たに質問箱的なやーつを設置しました。俺の執筆力じゃあ(この設定どうなってんの?)とかあると思ったのでそういう疑問を投げてきてください」
光刃「……まぁ、お前の一番苦手なことって作文だもんな。特に感想文」
作者「ごふっ………さて次ですが、前回のアンケートはまだ募集しておきます。なので協力お願いします!」
光刃「現段階では?」
作者「合計68票、FGO29票でシンフォギア39票だよ」
光刃「そーいやお前はシンフォギアの原作を見た事あるのか?」
作者「無いよ、だからまたハーメルンで展開を手探り状態で書いてくことになるね」
光刃「……よくそれでこの作品も続いてるよな」
作者「そして次は、ちびノブ2人の名前の発表です」
光刃「お、どれにしたんだ?」
作者「『仮面ライダー好き人間』さんの『クミ』と『エリ』にしました。そして『HAZINE』さんの『スイ』と『ラム』は別のキャラに使いました」
光刃「協力ありがとうな、なんせ名前付けるのも苦手だもんな」
作者「うぐっ……と、という事でそれではこんなものですね」
光刃「おい、だからなんでこんな遅く「では本編開s」ゥオラァァァァァ!!!」
作者「うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」









光刃「さて、それじゃあ改めて聞くがなんでこんなに遅くなったんだ?あぁ?」ゴゴゴゴゴ…
作者「が、学校が忙しかったからです…」
光刃「それだけじゃないだろ?」
作者「赤馬零児ついにキター!DDDやっぱり楽しぃぃぃーーー!!!」
光刃「……俺の判決を言渡す」
〈ディケイド!ふむふむ…〉
〈ファイナルアタックライド〉
光刃「死ねぇぇぇ!!!」
〈習得一閃!〉
〈ディディディディケイド!〉
作者「というわけですみませんでしたぁぁぁ!!!ぎゃぁぁぁぁぁあ!!!」
〈GAME OVER〉


10日後の『レーティングゲーム』に備えて合宿をする事になり、現在みんなはそこへ向けて移動していた

 

一誠「ハァ…ハァ…ハァ…ハァ…」

 

そして一誠は荷物の入ったリュックを背負い、坂道を登っている

 

リアス「ほらイッセー、早くしなさーい」

 

朱乃「美味しいですわよー」

 

アーシア「大丈夫でしょうか…」

 

迷「大丈夫ですよ!これも体力をつける修行ですから!」

 

王風「それよりも、コウハには悪いですね……」

 

クロス「確かにあの事を自分から言ってきていた時には耳を疑いましたもんね……(そんな事より、黒歌さんとオーフィスさんが羨ましい……!)」

 

そしてその先では手を振りながら呼んでいるリアス先輩と水飲み場で両手の平を使い水をすくい上げて飲む朱乃先輩、心配そうに見ているアーシアと心配するなと言う迷、光刃の様子を見て気まずそうな顔をする王風と昨日のことを思い出して苦笑いを浮かべるクロス(リアス先輩からの許可取得済み)がいた。ちなみに6人ともみんな手ぶらである

 

一誠「ハァ…ハァ…はーい!」

 

そう返事をしてるが、かなり疲弊している一誠

 

光刃「まだまだだな、イッセー」

 

一誠「くっうるせ…え……な?」

 

そう言って少し後ろを振り返った一誠、そこには5〜6人分の量まで入りそうな大きなリュックを背負った光刃がいた。その大きさの理由は参加した暗闇家みんなの着替え等の荷物がこの中に全部入っているからである。そしてそのリュックの頂上では

 

クミ「ノブーッ!(訳:高ーい!)」

 

エリ「ノォブゥー!(訳:この自然が心地良いー!)」

 

ちびノブ2人が立ってその景色を眺めながら盛り上がっていた。ちなみに『クミ』が王風と契約したちびノブで、『エリ』が迷と契約したちびノブである

 

エミヤ「全く、そう言ってる君は君でもう本当に人間でいいのか本格的に怪しいな」

 

隣で歩くエミヤは苦笑を浮かべて光刃と話しかける

 

光刃「安心しろ、それの自覚はあるから」

 

ユーリ《自覚があるのがいいのか悪いのか……》

 

エボルト《まぁ、本人はそんなに気にしてねぇみたいだし問題ないだろ。それよりも今回の合宿でコーヒーの特訓できる場所が見つかるかねぇ》

 

ユーリ《作ってもいいが一誠達に出すなよ、絶対に》

 

そう言って額の汗を拭う光刃、中にいるユーリとエボルトはそちらはそちらで会話をしていた

 

一誠「というか、なんでそんな量をもって光刃は平気なんだよ……」

 

光刃「ん?そりゃあね、鍛えてますから」シュッ

 

一誠「納得しきれねぇ……」

 

光刃は『ヒビキ』さんと同じような仕草で返答したが、言った理由に一誠はジト目と共に言い返した。実際の理由でも鍛えているからというもあるが、ハザードレベル6.0による身体強化の恩恵というのもかなり大きい

 

一誠「それよりもさ……」

 

そう言って光刃の頭の上を見る一誠、そこには

 

蛇「シュ〜♪(訳:我、合宿というの楽しみ)」

 

黒猫「にゃっ(訳:光刃、手を貸してほしいにゃ)」

 

一誠「なにを頭に乗せてるんだよ!?

 

一誠は光刃の頭の上に乗っている黒猫と蛇を見て驚きの声をあげた。蛇の正体は『オーフィス』であり、この姿を光刃に初めて見せたのは合宿前日…つまり昨日である。そして黒猫の正体は『黒歌』であり、エボルトが遺伝子を一部少量だけ乗っ取りはしないが体に憑依させた(それをするだけで気配も匂いも普段の黒歌の物と全くもって変わってくる)。ちなみにこの2匹とちびノブの言葉は光刃とユーリだけが理解している。【光剛剣最光】との融合率がまた上がり、翻訳範囲が拡大し、光刃の想像以上の性能になったからだ

 

光刃「ん?家で住んでる奴らだ。行くと言って聞かなくてさ……ほらっ」

 

そう言って要望通りに自身の頭上へ手をやる光刃。その手に気づいた2匹は顔をスリスリさせた

 

黒猫(黒歌)「にゃあ〜♪(訳:あぁ〜光刃の手だにゃ〜)」

 

(オーフィス)「シュー(訳:光刃、頭も撫でて)」

 

一誠「ほぇー、随分と懐いてんだな」

 

光刃「まぁ、一緒に過ごしていたらね」

 

そう言ってまた要望通りに2匹の頭を撫でてやる光刃、それには2匹とも嬉しそうで気持ちよさそうな顔をしている。

 

(オーフィス)「シュ〜♡(訳:光刃の手、心地良い……)」

 

黒猫(黒歌)「にゃぁ〜♡(訳:気持ちいいにゃ〜)」ゴロゴロ

 

ユーリ《この2人の事をみんなに伝えられるのは一体いつになるのやら……》

 

エボルト《まぁ、意外と近い未来に知られる事なんじゃねぇのか?あん時の俺のようなレベルでの偽装じゃない訳だしな》

 

ちなみに最初は「ついて行きたい」と言って来たが「流石にダメだ」と2人のお願いを拒否した。だが、必殺技『上目遣い&目うるうる』を2人揃ってして訴え続けた結果、光刃に完全勝利した

 

祐斗「光刃くん、かなり大きなリュックだね」

 

光刃「まぁ、うちに住むみんなの必要な荷物詰め込んだからね」

 

その後ろから一誠と光刃に追い付くと並んで歩き始めた祐斗。背負っているリュックの他に、手にビニール袋に入った何かを持っている

 

一誠「くっそー!木場の奴も余裕見せやがって……」

 

ここまで歩いても爽やかな顔をしている祐斗に愚痴る一誠。しかし光刃はそんな事よりも手のビニール袋に目がいった

 

光刃「それよりも祐斗、手に持ってるのはなんだ?」

 

祐斗「これ?さっき道中で取れた山菜だよ」

 

そう言って袋の中身を見せてくれる祐斗

 

エミヤ「ほぅ、なら今晩の夕食の時に使うか」

 

光刃「せっかくの合宿初日だし、俺も台所立つよ。共同戦線と行こうじゃないか」

 

中身を見て2人はどの料理にするのか考え始めた。その表情2人揃って既に主夫もしくは料理人と言ってもいい顔だった

 

祐斗「はは、なら今晩楽しみにしてるよ」

 

そう言って祐斗は袋を閉じると2人を追い抜いて歩いていった。するとさらに後ろから

 

小猫「……光刃先輩、ちょっとズレてください」

 

光刃「あ、すまねぇな」

 

エミヤ「私も少し避けよう」

 

小猫の声に光刃とエミヤは少しペースを上げて一誠の前へ出た

 

一誠「光刃!前見えねぇだ……えっ?おわっ!」

 

突然目の前がリュックしか視界が無くなったことで光刃への文句を言いかけた一誠。だがその途中で光刃のよりも巨大なリュックを背負って横を通り過ぎる小猫を見た時に驚きのあまりに力が抜け、リュックの重量に引っ張られるように尻もちを着いた。そんな一誠を置いて3人は並んで歩き始める

 

光刃「すげぇ荷物だな、小猫。それで余裕があるのは流石【戦車(ルーク)】って感じ?」

 

小猫「人間辞めてるようなの光刃先輩に言われたくはありません」

 

光刃「おおぅ、こりゃ手厳しい」

 

エミヤ「もう既に君の評価はそのレベルに達してる訳だよ」

 

小猫からもジト目で言われて光刃は苦笑いを浮かべ、エミヤは額に手を当ててそう言った

 

黒猫(黒歌)「にゃ!(訳:あ!白音だにゃ!)」

 

(オーフィス)「シュー(訳:姉妹、感動の再会)」

 

ユーリ《だが、真実を話すのはまだここじゃないから真の再会にはならないな。だから黒歌、今はまだバレるなよ?》

 

黒猫(黒歌)「にゃぅ……(訳:うぅ…わかってるにゃ)」

 

光刃の頭の上では2匹が盛り上がっていてユーリは黒歌に先に制しておいた。すると小猫は光刃の頭に乗っている2匹に目が入ると、黒猫(黒歌)をじっと見つめてから少し小言行ってから光刃の目を見た

 

小猫「……姉様と瓜二つ、けど匂いと気配が違う…光刃先輩、その猫の名前ってなんですか?」

 

光刃「えっ!?えーっと……こ、この子は『スイ』って言うんだ!」

 

エボルト《ったく、お前は隠す気あるのか?》

 

光刃はそこら辺をなんも考えていおらず、ふと思いついた名前で決めた。その時の動揺っぷりにエボルトはものすごく呆れた声を上げた

 

小猫「そうなんですか……(先輩は何を隠してるんだろう……)」

 

光刃「そっ。んでこっちの蛇は……うーんと………『ラム』って言うんだ!(小猫、まだ言えなくてごめんな……)」

 

ユーリ《偽名くらい最初から決めておけよ……》

 

光刃の教えてくれた名前に小猫は少し肩を落とすと共に疑問を浮かべる。そして光刃はまたたった今思案して思いついた名前を言うと共に話せない事に罪悪感を抱いた。そしてユーリは光刃の穴の多さに呆れ返った

 

クミ「ノブー……(訳:あっちの方が高いなぁ…)」

 

エリ「ノブノブッ!(訳:そうだ!あっちのカバンに移ろう!)」

 

そのやり取りの間に光刃の背負うバッグの上に乗っている二人は小猫のカバンを見ながら会話をしていた。それに気づいた光刃は2匹を一旦肩に移し(ラム(オーフィス)は首に巻きついた)カバンを見上げて警告した

 

光刃「クミー、エリー、カバン乗り移るなよー」

 

2人「ノブゥ……(訳:えぇー……)」

 

光刃「あーあ、我慢してくれたら今晩デザート作るのになぁ〜」

 

クミ「ノブ〜♪(訳:ここのカバン乗り心地いいな〜)」

 

エリ「ノッブ〜♪(訳:今晩のデザート楽しみだな〜)」

 

光刃「はぁ、単純め。まぁ約束したから作るけどさ」

 

最初2人は嫌がっていたが、光刃の『物を釣る作戦』で一瞬で手のひらを返した。それに光刃は少しため息をついたが、その言葉に反応したのはこの2人で収まらなかった

 

スイ(黒歌)「にゃにゃーん♪(訳:光刃〜私にも作ってにゃ〜)」

 

ラム(オーフィス)「シュゥ〜♪(訳:光刃、我にも作って欲しい)」

 

小猫「光刃先輩、私にもデザート作ってください」

 

光刃「お、おう。任せとけ」

 

2匹と1人から真剣な目で見られた光刃は困惑しながらも約束した。それを見たエミヤは(デザート作り、手伝うか……でも材料足りるか?)等と色々思案していた

 

一誠「……はっ!ちょ、ちょっと待てよ光刃!」

 

そしてやっと我に返った一誠も立ち上がって光刃達の後ろを追い始めた。ちなみにデザストに関しては今回来ていない。理由はセシリー様に記憶の一部を一時的に抜き取り、元の世界へ一時帰還する為である

(デザストさんがファイナルステージにて再登場すると聞いて急遽の処置。デザ蓮コンビの復活は祝うしかないね! By作者)

 


〈 界時抹消!〉

↓移動した先↓

〈 再界時!〉


 

着いた先には大きな屋敷が待っていた

 

アーシア「わー!素敵です〜」

 

光刃「これが…別荘……?」

 

ユーリ《改めてリアス・グレモリーは貴族だと認識するな》

 

エボルト《このサイズで別荘なら実家はどんくらいなのやら…》

 

オカルト研究部新参者&暗闇家住人達はその大きさに驚いていた

 

リアス「さぁ、中に入ってすぐ修行を始めるわよ」

 

一誠「すぐ修行!?やっぱり部長は鬼です!」

 

光刃「当たり前だろ、10日しか時間がないんだから。それに…」

 

既に一誠は移動だけで疲労が溜まっていて叫んだが、光刃が「やれやれ」としながらそう言った。そしてリアス先輩も一誠に振り向くと

 

リアス「鬼じゃなくて悪魔よ」

 

そこだけを訂正して屋敷へと再び歩み始めた

 


〈 界時抹消!〉

↓荷物置いて着替えた後↓

〈 再界時!〉


 

レッスン1 剣術訓練

 

現在一誠と祐斗が木刀を構えあっている

 

一誠「やぁぁぁ!!!」

 

そう叫びながら一誠は大きく振りかぶった状態で祐斗に突撃していく

 

祐斗「そうじゃない。剣の動きを見るだけじゃなく、視野を広げて相手と周囲を見るんだ!」

 

だがそんな攻撃は通用するはずもなく、簡単に防がれた。そして一誠はずっと振りかぶって振り下ろすという行動をずっとしていた

 

エミヤ「戦闘初心者という動きだね」

 

光刃「まぁ、最近までただの変態な一般人だったからな。それでプロみたいな戦闘をしろって言う方が無理難題だよ」

 

エミヤ「それもそうだな」

 

そんな会話をしていると、祐斗が一誠の剣を受け流して一誠の持つ木刀を叩きつける。その結果一誠の手から木刀が離れて地面に落ちた。

 

一誠「さすが【騎士(ナイト)】……」

 

祐斗「ほら、油断しない!」

 

そう言って祐斗は木刀を振り下げた。それを一誠は『真剣白刃取り』をしようとしたが、成功するはずもなく脳天に一撃が入った

 

祐斗「あ、少し力を入れすぎちゃったね」

 

迷「うわぁー……めちゃめちゃ痛いの入りましたねぇー…」

 

一誠はその一撃で頭に星が回ると気を失い、迷はその様子を見て同情の視線を向けた

 

光刃「さて、次は俺か祐斗」

 

そう言って光刃は木刀を手に取って前に出た

 

祐斗「そうだね、じゃあ構えて」

 

王風「イッセーは私が運んでおきます」

 

エミヤ「そして改善点も起きたら伝えておこう」

 

祐斗は構え直して光刃を向き、王風は一誠の首襟に手をかけると引きずってリアス先輩達の所へと運んだ

 

光刃「それじゃあ行くぜ!」

 

そう言って光刃は祐斗へと向かっていく。その剣を祐斗は木刀で受け止めるが

 

祐斗「!?(重い…!)」

 

光刃「おらっ!」

 

受け止めきれずに少しだけ後ろへと飛んだ

 

祐斗「参ったね、本当に光刃君は人間?」

 

光刃「一応人間だが、今日はそれを何回言われるんだろうな!」

 

そう言うと光刃は再び祐斗へと向かっていく

 

祐斗(もしかしたら光刃君にはこれを使ってもいいのかもね)シュン

 

光刃「!?あっぶね!」

 

だが祐斗は【騎士(ナイト)】のスピードを使って光刃の首元へ攻撃し、光刃はそれを間一髪木刀で受け止めた

 

光刃「マジか、まさか高速移動を使ってくるとは」

 

祐斗「正直不意打ちで入るかなって思ったけど、受け止められるとはね」

 

光刃「ギリギリだったが太刀筋が見えたんでなっ!」

 

そう言って互いに間合いを取る。その場にはまさに『早撃ち勝負』のような緊張感が流れていた。そして近くの木の葉が地面に落ちたと同時に

 

祐斗「行くよ!」シュン

 

光刃「おうよ!」

 

祐斗は高速移動で光刃へと攻撃していくが、光刃は水が流れるような太刀筋かつ雷のような素早さで全て受け流していった

 

リアス「すごいわね、光刃……」

 

朱乃「あらあら、確かにただの人間なのか怪しいですわね」

 

アーシア「光刃さんは人間です!……多分

 

小猫「恐らく光刃先輩を人間の基準にしたら三大勢力が全員涙目になると思いますので、とりあえず『人間に似た何か』にしておきましょう」

 

小猫の言葉にみんなは苦笑を浮かべながらも、誰一人反論することは無かったのでその命名で決まった

 

エリ「ノブッ!(訳:異論なし)」

 

クミ「ノブノブ(訳:それに、本当に人間半分辞めてるらしいし)」

 

エリ「ノブッ!?(訳:え、マジ!?)」

 

クミ「ノッブノッブ。ノブノブノッブ(訳:昨日そう言ってたのを聞いた。そして他言無用とも言われた)」

 

エリ「ノブ!ノブノブッ!(訳:わかった!じゃあも私も他言無用するね!)」

 

クミ「ノブ。………ノォブ…(訳:頼む………この話広まったら最悪殺されるから…)」

 

そしてクミとエリの2人は湯のみを持ちながら座布団(荷物の中の一つ)に正座して観戦しながら会話していた。そしてそばに居た3人もその会話の様子を見て

 

王風「2人は一体何を話しているんでしょうか」

 

迷「私の『セイバー忍法』に翻訳術はないからなぁー……。こうなったら今度コウハ君に頼みますかね」

 

エミヤ「全く、だが光刃になら本当に作れてしまう気がするな」

 

※やろうと思えば作れます、ただしパソコンを持ってきてないので今回は無理です

 

光刃「ふっ!よっ!せやっ!」

 

そんな会話をしている間に光刃は少しづつだが祐斗に攻撃をしていってた。だが追いつくことで手一杯で先程のような重さでは無い為、祐斗に防がれる

 

祐斗「くっ!(まさかここまで僕の剣が捌かれるなんて…)」

 

光刃「っ、ここだぁ!」

 

祐斗「!!」

 

その叫びとともに光刃は木刀を絡めるような動きをしてから上へと振り上げると、木刀が祐斗の手を離れて宙を舞った。そしてその首元へと光刃の持つ木刀が向けられ、それと同時に宙を舞った木刀が地面に刺さった

 

祐斗「……参った、降参だよ」

 

光刃「…………は あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙!!!疲れたぁぁぁぁあ!!!」

 

祐斗の言葉に光刃は大きな声とともに大の字になって倒れた

 

祐斗「凄いね光刃君、まさか負けるとは思っていなかったよ」

 

光刃「ゼェ…ゼェ…まぁ、俺最近人間卒業の第1歩を踏んだような事あったからな」

 

そう言って自分の木刀を抜き取る祐斗。そして大の字状態から口だけを動かして会話をする光刃

 

祐斗「そうだったんだ」

 

光刃「もしかしたら、近い未来完全に人間を卒業するかもしれないな。ゼェ…ゼェ…」

 

ユーリ《そうなったらお前はどんな生き物になるんだろうな》

 

光刃《だな、そしてそうなった時にみんなどんな反応するんだろうか》

 

ちなみにエボルトに関しては、現在別荘の近くで『ステルス機能』を使って隠してある『出張版エボルト工房』にて『エボルドライバー』の修理兼コーヒー訓練をする(それは自分で飲む)為に篭っている。あと料理に関してはエミヤと光刃の指導によってレベルアップもしている。なので本当に開店に必要な腕前はコーヒーだけなのだ

 

祐斗「……もしかして、疲れが一気に来たのかい?」

 

光刃「当たり前だろ。あんな超スピードを人間生身でなんて、集中力を高めまくって体の負荷を忘れさせてたんだよ。ゼェ…ゼェ…」

 

そうして光刃は10分間、その大の字状態で指1本さえ動かなかった。そして祐斗は王風から「速さは問題ないですが、力が足りないですね」とアドバイスを貰い、さらに剣術向上の為に同じく高速で剣術を扱う『剣殺 迷』…もとい『謎のヒロインX』が祐斗に着いた(ただし、『セイバーぶっ飛ばす』等を吹き込む事は光刃が令呪を使って禁止指定済み)。ちなみに一誠には『エリ』が着いた(そして翻訳の為に【こぶた三兄弟WRB】で増えた光刃も着く)

 


〈 界時抹消!〉

↓別荘のとある一室に移動↓

〈 再界時!〉


 

レッスン2 魔力操作

 

次は朱乃先輩による、魔力操作についての指導だ

 

朱乃「魔力は体全体を覆うオーラから流れるように集めるのです」

 

一誠「んん!んぐぐぅー……!」

 

その言葉にしたがって一誠は手先へと力を込める。だがしかし何も変化は起きない

 

朱乃「意識を集中させて、魔力の波動を感じるのですよ……」

 

アーシア「出来ました!」

 

3人「え?」

 

その声に反応して3人は振り返ると、そこにはアーシアが手のひらに淡い緑色のソフトボール程度の大きさの魔力の塊を作り出していた。

 

朱乃「あらあら。やっぱりアーシアちゃんは、魔力の才能があるのかもしれませんわね」

 

一誠「あ……まぁ。アーシアが強くなるなら、それならそれで」

 

一誠は恥ずかしいのか少し視線を逸らしながらそう言った

 

光刃「なるほど、そんなの作ればいいのか。………」

 

そう言って光刃は集中すると、手のひらに赤になったり青になったり黄色になったりと色が変わっていくハンドボール程度の大きさの魔力の塊を作り出した

 

朱乃「あらあら。光刃君も早いですわね」

 

一誠「ぐふっ、光刃にまで遅れをとるとは……」

 

朱乃先輩は変わらずにニコニコとしているが、一誠には精神的ダメージが大きかったようでその場に膝をついた

 

光刃「まぁでも、俺は変身してると『投影』も『解析』も両方使えないから微妙なんだよなぁ」

 

ユーリ《確かにな、だが『投影魔術』を取得したおかげで家計が一部浮いたし、『解析魔術』を取得したおかげで聖剣達の調整箇所がすぐに分かるし便利だよな》

 

光刃《ホントだよ、あの時の完全勝利召喚はマジで現在進行形で助かってる》

 

そう言って光刃は魔力の塊を消した

 

朱乃「それでは、光刃君はアーシアちゃんを教えてください。私はイッセー君の指導をしますので」

 

???「イッセーの指導には私も手伝おう」

 

扉の方からの声が聞こえてみんながその方向に顔を向けると、そこにはエミヤが壁に寄りかかっていた

 

光刃「エミヤ、頼んでもいいのか?」

 

エミヤ「問題ない。それに時間も無いのだろう?」

 

そう言ってエミヤは寄りかかるのを辞めると少し口角を上げてそう聞いてきた

 

光刃「……そうだな、じゃあ頼むよ」

 

エミヤ「あぁ、任せたまえ」

 

そう言ってエミヤは一誠と朱乃先輩の所へと歩んでいった

 

光刃「さて、それじゃあこっちも始めるかアーシア」

 

アーシア「あの、エミヤさんって魔力の事を知ってるんですか?」

 

アーシアは首を傾げて光刃へと聞いた

 

光刃「あぁ。ちなみに俺に『投影魔術』の使い方を教えてくれたのがエミヤだし、俺よりこの類いの知識はあるから大丈夫だろ」

 

アーシア「そうだったんですね」

 

その言葉に納得した様子をしたアーシア

 

光刃「そっ、じゃあ改めて始めるか」

 

アーシア「よろしくお願いします」

 

そうして光刃はアーシアへのマンツーマン指導、一誠は朱乃先輩とエミヤの2人によるツーマンセル指導という組み合わせがこの日決定した

 


〈 界時抹消!〉

↓森の中へ↓

〈 再界時!〉


 

レッスン3 小猫との組手(近くでクロスとスイ(黒歌)(クロスに抱き抱えられ中)、王風とクミも観戦中)

 

ドガァァァン

 

一誠「ぐはぁ!」

 

爆風に吹き飛ばされ、木に叩きつけられ地面に伏せる一誠

 

小猫「……弱っ」

 

そんな一誠を見ながら小猫は辛辣な言葉をこぼす

 

クロス「小猫さん、今日も毒舌が炸裂していますね」

 

クミ「ノッブー……(訳:どストレート…)」

 

王風「(ズズッ)…体を動かす時の無駄が多いですね」

 

光刃「まぁ格闘技とも一切無縁な生活だったみたいだしな」

 

ユーリ〈だからこの10日間でその無駄をどこまで改善されるのかが重点ポイントだな〉

 

スイ(黒歌)「にゃにゃにゃにゃー!(訳:カッコカワイイわよー!白音ー!)」

 

そしてその組手を観戦する一行、あるの者は同情の視線を向け、またあるの者は緑茶を淹れながらその顛末を見て、またまたある者は淹れられたお茶と和菓子を嗜みながらその様子を解析し、そしてまたまたまたある者は腕の中で盛り上がっている黒猫を抱き抱えながら観戦していた

 

一誠「くっ!まだまだぁぁぁ!!!」

 

そう叫んで小猫へと飛び込んでいく一誠

 

小猫「えい」

 

一誠「うぐっ!?」

 

しかし小猫はそれを余裕で躱すと後頭部へ回し蹴りを叩き入れ、そしてすぐさま一誠の首元へと飛び乗るとそのまま後ろへと倒れさせて両足で一誠の首元を拘束した

 

一誠「ぅがあぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

小猫「打撃は体の中心線を狙って、的確かつ抉り込むように打つんです」ゴギリ

 

拘束しながら一誠へと説明していく小猫だが、その途中で聞こえてはいけないような音が響いた

 

光刃「こ、小猫!それ以上はイッセーが持たん!!」

 

小猫「……分かりました」

 

その声に小猫は拘束を解くと一誠を解放した。それを確認すると光刃は淹れるのを辞めて一誠の元へと歩んでいった

 

光刃「大丈夫か?イッセー」

 

一誠「な、なんとかな……」

 

力無く返答した一誠、その様子を一通り見た光刃は腕を掴むとそのまま背中に担いで運び、木に寄りかかる形で座らせた

 

小猫「では次は光刃先輩です」

 

そう言って小猫はポーズをとった。ポーカーフェイスを保っていたが、その時の表情を見た光刃は『やる気に溢れている』事を確認した

 

光刃「スゥーハァー…っしゃあ!来い!」

 

そして光刃もそのやる気に答えるべく、一旦深呼吸して、胸の前で拳を作って気合いを入れてからファイティングポーズをとった

 

クミ「ノブー!(訳:頑張ってー!)」

 

王風「油断してはダメですよ」

 

クロス「怪我がないようにしてください!」

 

スイ(黒歌)「にゃあー!(訳:どっちも頑張れにゃー)」

 

小猫「行きます……えい」

 

そう言って光刃の前に飛び込むと、右手の拳を突き出す

 

光刃「おっと」パシッ

 

それを光刃は右手で軌道を逸らして受け流す

 

小猫「やぁ」

 

次に左腕の拳を顔へと突き出す

 

光刃「てぃっ」パシッ

 

だが光刃は左手で軌道を逸らして空振りをする

 

小猫「たぁ」

 

そして次に右脚で回し蹴りをする

 

光刃「ほいっと」スカッ

 

すると次はバック宙をして避けた

 

小猫「ムッ…当たってください」

 

そう言って少し不機嫌そうな表情を浮かべる小猫

 

光刃「狙ってる場所が正直すぎるんだよ、それを当てたいのならもうちょっと踏み込んで撃って来い」

 

小猫「なら……とぅ」

 

光刃「ふっ!」

 

光刃からの言葉に小猫は踏み込んで素早い一撃を光刃へと放つ。それを光刃は手をパーにして受け止めると

 

光刃「えいやっ」ポテッ

 

小猫「にゃっ」

 

そのまま小猫の頭に軽いチョップを入れた。そして拳を受け止めた手を離すと「いっつつ……」と言いながら小猫の目を見てアドバイスを伝えた

 

光刃「今のは良かったが、まだまだ改善の余地があるな」

 

小猫「むぅー……」

 

光刃「ほら、もう1本付き合うから機嫌直せ」

 

小猫「……分かりました」

 

そう言って小猫と光刃はまた一旦離れると、2本目を始めた。その後小猫は光刃が見ることになり(光刃が1番受けられても平気そうだった為)、一誠には『剣聖 王風』……もとい、『アルトリア・ペンドラゴン』が動きの無駄を減らす事と戦い方の基本を教えることとなった(途中で王風に頼まれて【こぶた三兄弟WRB】で増えた光刃がクミの翻訳に駆り出されながら)

 


〈 界時抹消!〉

↓キッチンへ↓

〈 再界時!〉


 

レッスン4 魔力を使って料理

 

だが今回の合宿には光刃とエミヤという最強のキッチンの覇者がいるので、「どうしようもなくなった時にはお願いね」と言ってリアス先輩はあと全てを丸投げしていった

 

アーシア「お湯さん……湧いてください!」

 

そう言ってアーシアが水の入った鍋に手をかざすと、すぐさま沸騰した

 

光刃「ほぇー、便利だなぁー」

 

エミヤ「私達のいた世界ではこんな光景見ないからな」

 

そう言って離れた所で見守る光刃とエミヤ

 

ユーリ〈それでエミヤ、一誠の魔力操作はどうだった?〉

 

エミヤ「ふむ、それについてはまだまだ時間がかかりそうだ。今日の授業で作れたサイズは米粒程度だったからな」

 

光刃「うわぁー、まぁ仕方ないっちゃ仕方ないけどさ……」

 

そんな事を会話していると

 

バリッ!

 

一誠「うぉっ!」

 

一誠がいやらしい顔をしながら持っていた玉ねぎの茶色の皮が全て弾けた。そして一誠が次はジャガイモを掴むと、またすぐに皮が弾けた

 

一誠「へぇ、ジャガイモも楽勝じゃん」

 

アーシア「凄いですイッセーさん!」

 

一誠「フッ、さっきは調子が悪かっただけでこれが実力さっ」

 

そう言って調子に乗っている一誠

 

エミヤ「ほぅ、どうやら才能が開花したようだな」

 

光刃「なんだろう、なんかとんでもない事をしでかす未来を感じる」

 

ユーリ〈奇遇だな、俺もだ〉

 

そんな感じに思案しているとアーシアがやってくる

 

アーシア「あのぉ…光刃さん、エミヤさん」

 

光刃「ん?どうし…た……」

 

エミヤ「ん?なにか…ね……」

 

そう言って互いにキッチンの方へ顔を向けると、そこにはバツの悪そうな表情を浮かべる一誠と山のようにある大量の玉ねぎとジャガイモが全て剥かれていて、皮が散乱している様子だった

 

光刃「……エミヤ」

 

エミヤ「……あぁ、分かっている」

 

その光景を見て2人は顔を見合わせると、一誠とアーシアに「「あとは任せろ」」と伝えてキッチンから出て

 

2人「「『投影(トレース)開始(オン)!』」」

 

そう言って互いにエプロンを投影して装着して

 

エミヤ「行くぞ、光刃!」

 

光刃「あぁ、ショウタイムだ!」

 

その言葉と共に調理を開始した

 


〈 界時抹消!〉

↓数十分後……↓

〈 再界時!〉


 

一誠「っうんめー!!!」

 

その叫び声が食卓に木霊する。テーブルの上には『カレーライス』、『ジャガイモと玉ねぎのコンソメ炒め』、『ジャガイモオニオンスープ』、『玉ねぎのパイピザ』、『ジャガイモチーズもち』等のたくさんの料理が並んでいた

 

アーシア「本当、美味しいです〜」

 

リアス「やっぱりすごいわね、光刃とエミヤの作った料理は」

 

朱乃「あらあら。でもここまで美味しく作られたら乙女としては複雑ですわ」

 

そう言ってみんなに大絶賛な様子。ちなみに完成した後にエボルトを呼び寄せ、別皿に分けた料理を『出張エボルト工房』に送った。そしてそこで光刃の分身体とエボルト、オーフィスと黒歌が一緒に料理を食べている。こちらでも絶賛だ

 

光刃「よし、大成功だなエミヤ」

 

そう言って拳をエミヤに向ける光刃

 

エミヤ「あぁ。正直作りすぎた気もするが、まぁ一部はラップにかけて冷蔵すれば次の日の朝にも出せるだろう」

 

そう言いながらエミヤも拳を作って合わせてくれた

 

クミ「ノッブ〜♪(訳:美味しい〜♪)」

 

エリ「ノッブノッブ〜♪(訳:やっぱり彼らに任せたら敗北は絶対無い♪)」

 

そしてその隣でクミとエリも自分たちサイズのさらに盛られているカレーを食べてそう零す

 

祐斗「ありがとう光刃君、僕の取ってきた山菜も使ってくれて」

 

そう言って祐斗は『山菜ぜんまい煮』を食べる

 

光刃「いいって、それになんか知らないけどバッグに入ってた『ぜんまい』も使えて良かったさ」

 

ユーリ《うん、やはりお前達2人の共同作は最高だな!》

 

そして光刃も『山菜ぜんまい煮』を食べ、ユーリからも絶賛の声が届く。そしてさらに別の箇所では

 

 

王風「んふふ〜♪」コックコック

 

迷「おいひぃれふぅー♪」

 

小猫「……やっぱり先輩の料理、好き」

 

クロス「あー……幸せです……」

 

 

いつものごとく『楽園オーラゾーン』が展開されていた。するとリアス先輩は一度スプーンを置いて聞いてきた

 

リアス「イッセー、今日1日修行してみてどうだったかしら」

 

そして一誠もスプーンを置いて答える

 

一誠「はい……俺が1番弱かったです」

 

リアス「そうね、それは確実ね。でも、アーシアの回復。あなたの【赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)】だって、もちろん貴重な戦力よ。相手もそれを理解しているはずだから、仲間の足を引っ張らないように、最低でも逃げる位の力はつけてほしいの」

 

アーシア「はい」

 

一誠「りょ、了解っす」

 

一誠とアーシアが返事をすると、いつの間にか後ろに来ていた光刃が2人の肩を叩く

 

光刃「頑張れよ、応援してるからな」

 

王風「モグモグ…ゴクッ。私達が出れない分も頼みましたよ」

 

迷「モゴモゴ…ゴクッ。そして、あの焼き鳥とのゲームに勝ってきてくださいね!」

 

エミヤ「私はその場に居なくて話を聞いただけだが、聞いた限りではああゆう(やから)はお灸を据えてやるのが1番だからな。存分にこの合宿で力を蓄えたまえ」

 

王風達がそう言うと、リアス先輩が「そういえば」と言って光刃へと視線を向けた

 

リアス「結局、王風達は何者なの?」

 

その言葉に3サーヴァントは「ギクッ」という反応を示し、光刃は一旦席に戻って水を飲みながら脳をフル回転させて返しを考えた(考えるのに使った時間:0.5秒)

 

光刃「それはまだ言えません。ですが、言える時が来たら必ず話します」

 

リアス「そう、なら約束よ?」

 

光刃「もちろんです」

 

ユーリ《これで後に引けなくなったな》

 

光刃《頑張って考えてもこう返すしか思いつかなかったんだよ》

 

光刃から言質を取った後にリアス先輩は『パンッ』と一旦手を叩いた

 

リアス「さて、それじゃあこの食事を終えたらお風呂に入りましょう」

 

一誠「おーふろーーッ!!」

 

光刃「はぁ、こいつは……」

 

風呂というワードに一誠は勢いよく立ち上がり、光刃はその様子を見てため息をつく

 

リアス「あらイッセー、私達の入浴を見たいの?それなら一緒に入る?私は構わないわよ?」

 

光刃「!?」

 

まさかの返しに光刃はリアス先輩へと振り返った

 

リアス「朱乃はどう?」

 

朱乃「うふふふ。殿方の背中を流してみたいですわ」

 

2人「「えええええ!?」」

 

朱乃先輩の返答に一誠は困惑の、光刃は驚愕の声を上げた

 

リアス「アーシアは大丈夫?」

 

その問いにアーシアは顔を赤くし俯きながらも小さく頷く。それを見た光刃は額に手を当てた

 

リアス「小猫は?」

 

小猫「イヤです」

 

クロス「私もちょっと……」

 

王風「正直、私も嫌です」

 

迷「私も嫌ですね」

 

小猫の断りからさらに三連続で拒絶の声が上がる

 

リアス「じゃあ無しね、残念」

 

その言葉に一誠は後ろへと倒れた。そして光刃は安堵の息を吐いた

 

小猫「覗いたら怨みます」

 

王風「覗いたら真剣を叩き込みます」

 

迷「覗いたらメッタメタに切り刻みますよ」

 

光刃「いや怖ぇよ王風と迷!?それほど嫌ってことは分かったけどさ!?」

 

あまりの特典に声を上げる光刃。すると小猫の視線が光刃へと移った

 

小猫「……でも、光刃先輩ならいいです///」

 

光刃「ウェ!?」

 

2人《 《あっ……》 》

 

光刃にとっての予想外の言葉に光刃は驚きの声と視線を小猫に向け、ユーリとエミヤはこの後の展開を何となく察した。そして小猫の頬は少し赤く染まっていた

 

アーシア「わ、私も光刃さんとならいいです!///」

 

光刃「アーシア!?」

 

朱乃「あらあら、なら私も光刃君と入りましょうかね」

 

光刃「朱乃先輩!?!?」

 

王風「わ、私も…コウハとなら、かっ構いませんが……///」

 

迷「わ、私もです……///」

 

光刃「王風!?!?!?迷!?!?!?!?」

 

クロス「わ、私もいいよ?お兄ちゃん?///」

 

光刃「クロス!?!?!?!?!?」

 

どんどんとOKが増えていき、光刃は混乱気味になっていく

 

一誠「くそっ!羨ましいぞ光刃!」

 

光刃「お前にとってはそうでも俺にとってはどうしてこうなってんのかよくわかんねぇよ!」

 

一誠は血の涙を流してそう言うが、光刃はどうして自分に対象が切り替わったのか全く理解できてなかった

 

リアス「さて、6人はこう言っているけれども、どうするの光刃?」

 

そう言って悪魔の微笑みをするリアス先輩。すると光刃は立ち上がると右手を前に出しながら

 

光刃「……来い、【黄雷(いかずち) 】」

 

そう呼んだ。すると右手に雷のようなエフェクトを放ちながら光が集まると、剣の形となる

 

雷鳴剣(らいめいけん)黄雷(いかずち)

 

そして左手に持つワンダーライドブックをすぐさまリードして

 

〈爆走うさぎとかめ!〉

 

〈うさぎとかめ!ふむふむ…〉

 

光刃「………全力を持って、逃げさせてもらいます!!!

 

〈習得一閃!〉

 

その言葉と共に光刃は爆走して食卓の場から姿を消した。それと同時に王風と迷も姿を消した

 

光刃「どうして2人も追いかけて来るんだよぉぉぉ!!!」

 

王風「みんなが承諾したこの言い訳のきく絶好のチャンス、逃す訳にはいかない!」

 

迷「そういうことです!なので大人しく捕まってください!」

 

光刃「無理に決まってるだろうがぁぁぁ!!!」

 

そして廊下からそんな声が聞こえたのだった。ちなみに途中でラム(オーフィス)スイ(黒歌)も追跡に混ざったが、【雷鳴剣黄雷】の電光石火も組み合わせて何とか逃げ切ることに成功した。だがそれによって一部女性陣がしょんぼりとした事を光刃は知ることは無かった

 


〈 界時抹消!〉

↓温泉(男湯)にて↓

〈 再界時!〉


 

光刃「ふぃぃぃぃ、温泉最光ーーー!!!」

 

ユーリ《あぁぁぁぁぁ、日頃の疲れ(主に精神的)が癒される〜〜》

 

温泉に浸かりながらそう言う光刃、その表情と体は溶けてるようにぐでっている。そして中にいるユーリも温泉を堪能している

 

エミヤ「ふぅ、久しぶりに温泉に浸かるが、やはりいいものだな……」

 

そして隣にいるエミヤも肩まで浸かって堪能している

 

祐斗「ですね、それにしても……」

 

そう言って祐斗は風呂場の壁へと顔を向けるとそこには一誠が穴の下を伸ばしながら女湯が向こうにある壁へ必死に見ていた

 

祐斗「イッセー君、そんな事してなんの意味が……」

 

一誠「黙ってろ!これも修行だ!」

 

そう言って再び壁へにらめっこを開始する一誠

 

祐斗「イッセー君、透視能力でも身につけたいのかなぁ」

 

光刃「祐斗、真面目に考えるだけ無駄だぜアレは。ふぃぃぃぃ……」

 

そう言って再び温泉で溶ける光刃

 

エミヤ「それにしても、君は私以上に女難なのではないか?」

 

光刃「はは、もしかしたらエミヤの『女難の相』が俺に吸収されていたりしてね」

 

ちなみに吸収はしていない、光刃の『女難の相』が強すぎてエミヤのが仕事をしていないだけなのだ。そしてユーリは(エミヤの女難……)と考えると

 

ユーリ《『遠坂 凛』、『間桐 桜』……》ボソッ

 

エミヤ《やめてくれユーリ、それは私に非常に効く……》

 

そう口から零れて、エミヤに精神的ダメージを与えるのだった。その後風呂から上がるとスマホを取り出してとある先へ連絡を取り、そして夕食準備の時に一緒に作って冷蔵庫に入れていた『フルーツタルト』をみんなに出した。それには莫大な人気を博し、一瞬にして無くなったのだった

 


〈 界時抹消!〉

↓深夜の森の中↓

〈 再界時!〉


 

エボルト「はぁ、やっと来たか」

 

光刃「悪ぃな遅れて、意外と起きてるやつがいて抜け出すのに手間取ったんだ」

 

ユーリ〈それに、途中で部屋にダミーを置くことを忘れていて1度戻ってな〉

 

そう話して森の奥にて会合する2名+‪α

 

エボルト「さて、早速準備始めるか」

 

ユーリ〈なら俺は話通りに静観だな〉

 

光刃「あぁ、後で改善点の指摘頼んだぜユーリ」

 

〈聖剣ソードライバー!〉

 

そう言って光刃は【水勢剣流水】が納刀された【聖剣ソードライバー】を腰に装着した

 

ユーリ〈今回のゲームではそれで出るのか?〉

 

光刃「正直まだ何を使うのか決めてないから、この7日間で使う剣を変えてから決める予定だ」

 

そして光刃はワンダーライドブックを取り出してページを開く

 

〈ライオン戦記!〉

〈この蒼き(たてがみ)が新たに記す、気高き王者の戦いの歴史…〉

 

ライドスペルが読み終わるとページを閉じて生物枠にセットし、周囲に流水の待機音が流れ始める。そして光刃は【水勢剣流水】を掴むと、抜刀した

 

〈流水抜刀!〉

 

光刃「変身!フッ!」

 

そうして光刃は【流水】を前方に横薙ぎに切り斬るように振り、斬撃波を飛ばす。それと同時に背後から巨大な【ライオン戦記WRB】が落ちてくるとページが開き、そこから『ライオンセンキ』が現れて光刃の周りを吸い込まれるように駆けまわると光刃の姿を変えていく

 

〈ライオン戦記!〉

 

そして最初に放った横薙ぎの斬撃波が【ブレイズヘルム】にぶつかり、『仮面ライダーブレイズ』への変身が完了する。

 

〈流水一冊!百獣の王と水勢剣流水が交わる時、紺碧(こんぺき)の剣が牙を剥く!〉

 

ブレイズ「さて、いつでもいいぜこっちは」

 

エボルト「それじゃあ次は俺の番だなぁ」

 

そう言ってエボルトは【トランスチームガン】を取り出す。だが光刃はそれを見てすぐに気づく

 

ブレイズ「ん?見た目は完全に俺の知ってる【トランスチームガン】だけど、何か違う気がする」

 

エボルト「お、すぐに気づくとは流石だな。こいつぁ【トランスチームガンNEO】って言ってな、地球を旅立つ前に戦兎から渡された最後の贈り物だ」

 

そう話しながらエボルトは【トランスチームガンNEO】をクルクルと回す

 

ブレイズ(ネオ…か。つまりスペックが上がっているということだろうし、油断したらダメだな)

 

エボルト「さて、じゃあ改めて準備するか」

 

光刃が考えている間にエボルトは【コブラロストフルボトル】も取り出して数回振り、【トランスチームガンNEO】にセットする

 

コブラ…!

 

そして周囲に待機音が流れ始める。音声自体は【トランスチームガン】との変化は無い。そしてエボルトは段々と肘を曲げて銃口を真上に向ける

 

エボルト「蒸血…!

 

ミスト…マッチ…!

 

そう言って銃口を真下に向けてトリガーを引くエボルト。すると銃口から【トランジェルスチーム】が噴出され、エボルトの全身を包み込む

 

〈ココココブラ……コブラ……!〉

 

そして煙の中から【ハイドシーカーアイ】と【コブラチェストアーマー】が怪しく光る

 

ファイヤー!

 

その音声と共に【セントラルスターク】等から蒸気が吹き出し、煙が晴れると同時に赤い稲妻と青い花火が放たれて『ブラッドスターク』の姿を表した

 

スターク「これでこっちも準備完了……いや、…ンッンー…こっちの声の方がいいかぁ?』

 

ブレイズ「そっちの方がいい、なんかしっくりくる」

 

スターク『そうかい、そいじゃあ始めようかぁ!』

 

〈スチームブレードNEO!〉

 

そう言ってエボルトは【スチームブレードNEO】を構えて突撃する

 

ブレイズ「そうだなっ!」

 

そして【スチームブレードNEO】を【水勢剣流水】を受け止めて受け流すと、エボルトのボディに当てる

 

スターク『ぐぅ!』

 

それによって【スチームブレードNEO】が手から離れて、宙を舞う

 

ブレイズ「もういっちょ!」

 

そう言って追い打ちをかけようとするが、左手にいつの間にか持たれていた【トランスチームガンNEO】を光刃の体へ当てる

 

ブレイズ「なっ!」

 

スターク『吹き飛べ!』

 

そしてゼロ距離で引き金を引いた

 

ブレイズ「ぐあぁぁぁっ!」

 

その叫び声と共に後ろへと飛んでいく光刃。そしてエボルトの右手に【スチームブレードNEO】が落ちてきて、その柄を掴む

 

スターク『ったく、1冊だけで様子見するのはやめろ』

 

ブレイズ「ぐっ、やっぱりわかってるよね」

 

そう言って光刃は【水勢剣流水】をドライバーに納刀すると別のワンダーライドブックを取り出してページを開いた

 

〈ピーターファンタジスタ!〉

〈とある大人にならない少年が繰り広げる、夢と希望のストーリー〉

 

そしてページを閉じて【ライオン戦記WRB】も閉じると物語枠にセットする。すると背後から巨大な【ライオン戦記WRB】と【ピーターファンタジスタWRB】が落ちてくる。そして光刃は抜刀した

 

ブレイズ「ハッ!」

 

〈流水抜刀!〉

 

すると背後の2冊の巨大なワンダーライドブックが開かれると、【ライオン戦記WRB】からは『ライオンセンキ』が現れて駆け回り、【ピーターファンタジスタWRB】からは妖精が出てきてブレイズの横へ出した左腕を回ると、そこに装甲が追加された

 

〈輝く!ライオンファンタジスタ!〉

〈流水二冊!!ガオー!キラキラ!幻想の爪が いま蒼き剣士のその身に宿る!〉

 

そして妖精は一通り周囲を回ると、【水勢剣流水】に宿り、『仮面ライダーブレイズ ライオンファンタジスタ』へのフォームチェンジを完了した

 

ブレイズ「さぁ、行くぞ!」

 

スターク『あぁ、そうだなぁ!』

 

そう言って再び【スチームブレードNEO】と【水勢剣流水】がぶつかるが、すぐさま【キャプチャーフック】で顔を殴る。エボルトは反撃として【トランスチームガンNEO】で至近距離で銃撃するが、光刃はそれを全て【水勢剣流水】で弾き落とすとエボルトの体に【キャプチャーフック】を引っ掛け、そのまま一回転させて飛ばした

 

スターク『ぐうっ』

 

ブレイズ「まだまだぁ!」

 

そう言って光刃は2冊のワンダーライドブックを押し込む

 

〈ライオン戦記!〉

〈ピーターファンタジスタ!〉

 

そして【キャプチャーフック】のチェーンを伸ばすと前方に水の円を作り、そして分散させてエボルトを包囲する

 

ブレイズ「行くぜ!ライオンピーター・ダブルワンダー!

 

そう叫ぶと光刃はその水の円の1つに飛び込む。すると別の水の円から『ライオンセンキ』に乗った光刃がエボルトを攻撃し、そしてまた別の円に飛び込んだ。そしてすぐにまた別の円から『ライオンセンキ』に乗った光刃が攻撃してまた別の円へ入った

 

スターク『ぐはっ!なら!』

 

するとエボルトは【スチームブレードNEO】の【スチームチェンジバブル】を回した

 

〈エレキスチーム!〉

 

だがその間にも光刃の連続攻撃は続く

 

スターク『ぐうっ!こいつでどうだぁ!』

 

そう言って円に向けて電撃を放つエボルト。すると

 

ブレイズ「あ゙ばばばばば!!!」

 

そんな声を出しながら他の円の中から光刃が倒れ出てきた

 

スターク『予想通り、全部に攻撃が入ったかぁ』

 

そしてまた別の円からは『ライオンセンキ』が痺れた状態で出てくると倒れ、消えた

 

ブレイズ「うぐぅ、機転利きすぎだろ……」

 

そう言いなが立ち上がる光刃

 

スターク『さぁて、次はどう来る?』

 

ブレイズ「そうだなぁ……なら「こ、光刃さん?」げっ!?」

 

そして声のした方向へ光刃は振り返った。するとそこにはアーシアがいた

 

ブレイズ「あ、アーシア……な、なんでここに?」

 

光刃は目に見えて動揺していた

 

アーシア「え、えーっと……先程こちらに来るのを遠くから見えまして」

 

ブレイズ「ま、マジかぁ……」

 

そう言って光刃はしゃがみながら頭を抱える。するとエボルトは2つの武器を下ろすと、ため息をついた

 

スターク『はぁ、これは続行するのはやめておいた方がいいかぁ?』

 

アーシア「いえ、私は止めはしませんので続けてください」

 

その言葉に光刃は顔を上げる

 

ブレイズ「……マジ?てっきり止められるかと思ったけど」

 

アーシア「はい。それにそれが光刃さんにとっての修行なら、止める理由がありませんから」

 

そう言って光刃に天使の微笑みのような笑顔を向けるアーシア

 

ユーリ〈アーシア……すまないな、光刃が〉

 

アーシア「気にしないでくださいユーリさん。それに、この事は部長さん達にも黙ってますので」

 

スターク『さぁて、そう言ってくれているがどうするんだぁ?光刃』

 

そう言ってエボルトは構え直す。すると光刃も立ち上がると屈伸して背中を伸ばした

 

ブレイズ「やるに決まってんだろ、せっかくこう言ってくれているわけだし」

 

そう言って光刃も構え直す

 

スターク『だよなぁ。そんじゃ、もう一度始めようか!』

 

ブレイズ「おうよ!」

 

そう言って再び互いにぶつかり合い、アーシアは少し離れたところの倒木に座って観戦をした。それから2時間ほど特訓を続けると終了してユーリから〈動きにまだ少し無駄がある。それともう少し体の柔軟性もあげておいた方がいい〉とアドバイスを貰った。そして流石に眠ってしまったアーシアを抱きかかえてアーシアの部屋に潜り込んでベッドに寝かせた。それを終えると光刃は再び自室に帰ってくるとベッドに潜り、疲れが溜まっていたのかわずか1秒で熟睡するのだった




[残りライフ×129]
エボルト「ったく、理由が半分最低だねぇ〜」
誠に申し訳ありませんでした
エボルト「さて、じゃあ……何からだ?」
まずは今回のアンケートについてです!
エボルト「ほう、ならやっぱり別作品の設定を決めるのか?」
いや、今回はメッセージボックスに送られてきた要望だよ。『アーシア』『ゼノヴィア』『イリナ』『レイヴェル』『ロスヴァイセ』を一誠のヒロインに、『八坂』『九重』を光刃のヒロインにして欲しいというご意見で、今回はレイヴェルの行き先だね
エボルト「そうか。……ん?アーシアはどうすんだ?」
正直これから路線変更はキッつい、なんも思いつかんからこのまま光刃のヒロインルートだね
エボルト「あーらら……」
という事で今回の『レイヴェルの行き先はどうするか』、ご協力お願いします!
エボルト「すまないな、こんな奴がこの作品の作者で」
自覚はある、かなり読者に任せている事の。でもこれが俺のスタイルだし
エボルト「はぁ、まっそんなんでもいいのならこれからも頼むぜ」
あと有識者の方々へのですが、あの世界では西暦いくつくらいなんですかね、あと朱乃先輩の幼少期の事件は何年前の事なんですかね
エボルト「知ってる人がいたら教えてくれ、なんせこいつGoogleで調べられなかったからな」
俺の調べ方が悪いのか知らないけど、全くヒットしなかった。というわけで有識者の方々、頼みます!
エボルト「改めてひっでぇぶん投げ」
さて、それじゃあこんなもんか
エボルト「というわけで今回の処刑コーナー行ってみよう!」
やっぱりやるのね!?
エボルト「当たり前だろ?さぁて、どのタイミングで投げようか」グルグル
る、ルーレットダーツだ……
エボルト「……よし!こいつだ!」パスッ
い、一体何が来るん……って、1UPキノコだ!
エボルト「今回当たったのは『終焉齎す王』さんだったみたいだな」
おっしゃ!1番平和なのを引いたぜ!それじゃあいただきまーす!(パクッ)ガクッ
〈GAME OVER〉
エボルト「いやー、【1UPキノコ(に酷似している即死毒キノコ)】とは希望を与えたと思ったら絶望だったっていうアイテムだねぇ〜。それとこれからの処刑は集まった物をルーレットで回して決めるからな。そしてコンボが出来そうだと思ったら2つ目以降も回すぜ。あと1人1個じゃなく、何回でも送っていいぜ?『あんたのまだ使われてないから送るの待ってろ』ってのもねぇからドンドンとやってくれ。それじゃあ読者諸君!次回の投稿までチャオ!」


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第17話 〜強化合宿、特訓開始(後編)。〜

 前回の出来事
・特訓で一誠がみんなにしごかれ、光刃が無双
・光刃が女湯に連行されかける
・真夜中にてブラッドスタークと模擬戦

[残りライフ×128]
作者「前回即死したからビックリした」
光刃「ビックリしたって…感覚狂ってんだろお前……」
作者「という事で早速ですが、現在質問箱0票!」
光刃「設置すんの早すぎたんじゃねぇか?」
作者「というかこの書き方で疑問余ってないようで良かったよ」
光刃「そんな思考回路に移るのか……」
作者「そして次!前回と前々回のアンケートを締め切ります!」
光刃「どうすんだ?(この事にツッコムのを諦めた)」
作者「二次創作はFGO30票:戦姫絶唱シンフォギア43票、ヒロインルートは一誠30票:光刃83票でそれぞれシンフォギアを先に作り、レイヴェルは光刃に惚れさせます」
光刃「おー、そうかー」
作者「考えることを辞めるな辞めるな、それとついにこの作品、お気に入り400件超えました!」
光刃「うぉ!?それはめでたい!だがこれは投稿し終わったあとに数分後に気づいて編集して付け足してなかったらさらに良かったんだけどな」
作者「その通りだよ畜生!こんなに喜ばしい事なのに見逃すなんてどうやら俺の目は節穴だったみたいだよ!」
光刃「はぁー、残念極まりない。という事でみんなありがとうな、これからもよろしく頼む」
作者「そして今回は書くバランスをミスって前編よりも短くなっておりますが、それはただ単に半分に分けるのを失敗したからです。なので許してくださいごめんなさい。ではそれじゃあ本編に行きますか」
光刃「その前にいつもの処刑をしてからな」
作者「…一思いに…やってくれ……」
光刃「いいだろう」
〈ゼロワン!ふむふむ…〉
Progrise(プログライズ) key(キー) confirmed(カンファーンドゥ). Ready to(レディトゥ) utilize(ユゥタァラァィズ).Grasshopper's(グラスホッパーズ) ability(アビリティ).〉
光刃「逝ってこい!」
〈習得一閃!〉
〈ライジング!カバンストラッシュ!〉





カバンストラッシュ
作者「ギヤァァァァ!!!」
〈GAME OVER〉
光刃「ってな訳で改めて本編開始だ。もう一度言うが400件超えありがとうな!」


合宿開始3日目

 

新人悪魔である一誠とアーシア、そしてこの類を詳しく説明されなかった王風達の為にリアス先輩による悪魔についての説明会が行われた。その途中で古の大戦や転生悪魔を増やす理由、レーディングゲームの誕生の事も話した

 

リアス「はぁー、この辺で少し休憩にしましょうか。流石にみんなも疲れたでしょう?」

 

迷「かなり疲れましたぁー……」

 

そう言って机に伏せる迷。それを見て王風は「全く……」と言って息を吐き、エミヤと光刃は「「彼女(迷)らしい」」と言ってほぼ同時に小さく微笑んだ

 

朱乃「うふふふふ、ではお茶を入れてきますわね?」

 

そう言って立ち上がってキッチンへと向かう朱乃先輩。するとアーシアも立ち上がって手伝いにキッチンへと向かおうとする

 

一誠「アーシア」

 

だがそこで一誠がアーシアを呼んだ。それに振り向くと一誠は片手で謝る形をして

 

一誠「昨夜はごめん」

 

するとアーシアは思い出してなのか恥ずかしそうに少し赤く頬を染める

 

アーシア「あっ、いえ。凄いですイッセーさん!あんな「シッ」?」

 

すると一誠は自分の唇に人差し指を添えながら話す

 

一誠「この事はまだ2人だけの秘密だぞ?」

 

アーシア「2人の?」

 

一誠「まだ未完成で、実戦に使うには程遠いからさ」

 

そう言って頭の後ろを搔く一誠

 

アーシア「分かりました。私、イッセーさんの必殺技が完成するまで協力しますから!」

 

祐斗「必殺?」

 

隣に座っていた祐斗はそう聞くが

 

アーシア「内緒ですー♪」

 

アーシアは一誠と同じように唇の前に人差し指を添えながらそう言った。その様子は友達らしいことが出来て嬉しそうに見えた。だがこの会話を聞いていた王風が音もなく一誠の背後に回ると

 

王風アーシアに何したかは知りませんが、内容によっては処しますのでそのおつもりで

 

一誠「!?」

 

それだけを言ってまた元の席へと戻った。その言葉に一誠は(ど、どうしよう……)と頭を悩ませながらさっきの言葉の圧による冷や汗が肌を滴るのだった。するとリアス先輩がアーシアの方へ顔を向けると

 

リアス「そうそうアーシア、元シスターであるあなたの話も聞いてみたいわ」

 

アーシア「え?はっはい」

 

突然の指名だったのでアーシアは少々困惑していたものの承諾した。そして紅茶を入れた朱乃先輩が戻ってきて、アーシアがみんなの前に立っての説明が始まった

 

アーシア「えーっと、【悪魔祓い(エクソシスト)】達の持つ必見のアイテムは2つあります。1つはこれ、【聖水】です」

 

そう言ってアーシアは小さな机の上に置いていた水の入った瓶を持つ

 

アーシア「悪魔の皆さんは、絶対に触れないようにしてください」

 

一誠「触れると、どうなるの?」

 

手を挙げてそう聞く一誠

 

アーシア「大変な事になります」

 

一誠「大変って?曖昧な言い方が逆に怖いんですが…」

 

そう言ってあげていた手がしなる一誠

 

光刃「なら調べてこようか?」

 

すると光刃は【神器(セイグリット・ギア)】の本を出してそう聞いた。それに一誠は少し考える

 

一誠「……じゃあ、後で教えてくれ」

 

光刃「了解」

 

そう言って光刃は本を消した

 

リアス「アーシア、貴方もそうなのよ。悪魔なんだから」

 

アーシア「うっ、そうでした。役に立つかどうかは分かりませんが、製法も後でお教えします」

 

少しショックを受けている表情をしながら話し、瓶を小さな机に置くアーシア。そして次に隣にある本を取り出す

 

アーシア「もう1つは、【聖書】です。小さい時からずっと読んできました。でも今は、一節でも読むと凄まじい頭痛がするので困っています」

 

リアス「悪魔だもの」

 

祐斗「悪魔だからね」

 

小猫「……悪魔」

 

王風「悪魔ですからね」

 

迷「悪魔ですもんね」

 

エミヤ「悪魔だからな」

 

朱乃「うふふ、悪魔は大ダメージ」

 

ほぼ全員から突っ込まれて涙目になったアーシア

 

アーシア「でもでも!ここの一節はとても素敵なんですよ!」

 

そう言って【聖書】を開いて一節を見る。その瞬間

 

アーシア「あぅぅー!頭痛がー…」

 

激しい頭痛に襲われた。そしてそこからは『何とかして見ようとする』↔『激しい頭痛に襲われる』といった無限ループに陥ったのだった

 

光刃《ユーリ、【光剛剣最光】で何とかなるのかちょっと試す価値はあると思わないか?》

 

ユーリ《まぁ、確かにやってみるだけの価値はありそうだな。しかもこんな場面を見たら余計にな……》

 

そんな念話をしていると、リアス先輩の視線が今度は光刃に向いた

 

リアス「さて、次は光刃から何かない?」

 

光刃「んー、ジャンルの指定とかあります?」

 

リアス「無いわ、なんでもいいわよ」

 

光刃「そうですか……」

 

すると光刃は少々内容を考えると

 

光刃「ならエミヤ達にも話した事の無い話をしますか」

 

エミヤ「ほぅ、それは興味あるな」

 

王風「すごく楽しみです」

 

迷「どんな話が聞けるんでしょうか」

 

光刃の言葉に3人も興味津々な様子をうかべる。そしてアーシアは自分の席に戻り、入れ替わるように光刃がみんなの前に立った

 

光刃「じゃあ俺が話すのは俺の師匠の1人であり、その後友達になった」

 

そう言って光刃は腰の【デンオウベルト】の【ターミナルバックル】に【ライダーパス】をセタッチするような動作をすると

 

光刃「『野上 良太郎』についてだ」

 

と言った。ちなみにここにいる光刃は【こぶた三兄弟WRB】による分身体だ。では現在本体はと言うと……

 


〈 界時抹消!〉

↓山の奥↓

〈 再界時!〉


奥深くにて、風がなびく静かな音と

 

光刃「はっ!」

 

龍我「おらっ!」

 

ドォン!

 

光刃「てや!」

 

龍我「うらっ!」

 

ダァン!

 

光刃「たぁ!」

 

龍我「うぉりゃあ!!!」

 

ズドォン!

 

光刃「ぐああっ!!!」

 

光刃と龍我さんの両者の拳と拳がぶつかり合う音が鳴っていた。そして拮抗状態が続くと、龍我さんのボディブローが光刃に強烈な一撃で入る

 

クロス「頑張れお兄ちゃーん」

 

黒歌「勝つにゃ光刃ー!」

 

オーフィス「負けるなー!」

 

そして少し離れたところでは3人が応援していた。そしてまた離れた所では

 

戦兎「まさか少し見ない間にここまで万丈とやれるなんて……あいつにもハザードレベルが出来たのか?」モグモグ

 

そう言って『たまごサンド』を食べながら倒木に座り込んで考え込む戦兎

 

一海「まぁ、普通に考えたらそうだよな。こんな普通はならないような音が鳴り響いてる訳だしよ。うんめっ」

 

その隣に座るかずみんが『たまごサンド』を食べながらそう話す

 

幻徳「確かに美味いな。だが戦兎とポテト、そんな事よりも大事な件があるぞ」

 

そう言って幻さんが隣を向く。そして2人も「そうだった…」と言って飲み込んでから同じ方向を向いた

 

エボルト「ん?何か俺の顔についてるのか?」

 

そこではエボルト(光刃の姿)がまた新たに『たまごサンド』を作っている姿だった

 

戦兎「どうしてここにお前がいるんだよ!?」

 

一海「そして俺の愛弟子がこんな状態になった原因はお前かコラ!」

 

幻徳「それに何故お前の事を知っている光刃が特に気にしていない。……まさかまた記憶を!」

 

そう言って3人は詰め寄る。だがエボルトは完成したたまごサンドを皿に盛り付ける手を止め、3人の圧に押されながらも手を制しながら

 

エボルト「落ち着け落ち着け、説明してやる」

 

そう言ってエボルトは第14話と同じ説明を始めた

 


〈 界時抹消!〉

↓エボルト説明中……↓

〈 再界時!〉


 

一海「なるほどなぁ、戦兎の『ジーニアスフィニッシュ』を喰らった結果、善良な心を得たってか」

 

幻徳「そして3つに別れた日本を元に戻してから地球を去って宇宙を彷徨い、今は光刃の家に住んでいると…」

 

2人は説明を受けてそう確認するように言った

 

エボルト「まぁ、そういうこった。ほれ、食うか?」

 

クロス「あ、いただきます」

 

黒歌「私も貰うにゃん♪」

 

オーフィス「我も貰う」

 

そしてエボルトはその問いかけに答えると共に先程盛り付けも終わった『たまごサンド』をクロス達に渡した

 

戦兎「幻さん、かずみん……」

 

一海「大丈夫だ戦兎、多分お前と同じことを思ってる」

 

幻徳「私もきっと同じことだ」

 

戦兎「そうか、なら一緒に言うか」

 

そして3人は息を一旦吸すと

 

「「「不気味で気持ち悪っ!」」」

 

3人同時にかなり引き気味にそう言い放った

 

エボルト「そういや、全く同じことを俺の知ってる戦兎達にも言われたっけなぁ」

 

そして言われた本人は、そこから昔を懐かしむ表情をしながらコーヒーを淹れている

 

一海「それで、光刃があのエビフライ頭とまともに戦えてる理由は結局なんだ?」

 

エボルト「それは…まぁ……あいつの中に入った時に俺の遺伝子が侵食して一部ブラッド族になっただけでなく、ハザードレベル6.0になっちまったからなんだ」

 

そう言って頭を搔くエボルト。その表情は気まずそうだった

 

幻徳「結局またお前が原因じゃないか!」

 

エボルト「まぁ、こちとら意図してやった事じゃないんだがな……」

 

怒られつつもエボルトはそう言いながら今度はコーヒーをカップに注ぐ

 

戦兎「はぁ、最悪だ…なんでこっちに来てまで光刃の姿したエボルトを見なきゃ行けねぇんだよ……」

 

エボルト「まぁまぁそう言うなよ戦兎、とりあえずコーヒーでも飲むか?」

 

そう言ってエボルトはコーヒーの入ったカップを渡す

 

戦兎「またどうせ不味いコーヒーなんでしょ?(ズズッ……)………おい!幻さん!かずみん!バカ万丈!」

 

一口コーヒーを飲んだ戦兎が目を見開くと慌てた様子で三人を呼んだ

 

一海「どうした戦兎?」

 

幻徳「あまりにもコーヒーが不味かったのか?」

 

龍我「っていうかバカってなんだよ!せめて『筋肉』つけろよ戦兎!」

 

かずみんと幻さんはそう聞き、龍我は呼ばれ方に半分怒りながら戦兎の方へと向いた

 

光刃「ちょ、龍我さん!!!」

 

龍我「へ?」

 

ズドォン!

 

龍我「ぐほぁぁぁあ!!!」

 

そして急にそちらへと意識を向けたために止めることが出来なかった光刃の右ストレートが綺麗に龍我の頬面に直撃し、その場に倒れた

 

光刃「あー、やっべぇ…大丈夫かなぁ……」

 

クロス「お兄ちゃんが勝ったー!」

 

黒歌「流石光刃だにゃー!」

 

オーフィス「わーい!」

 

そして光刃は気まずそうに頭を掻き、クロス達はたまごサンドを食べながら勝利を喜んだ

 

龍我「いっつつ……おぅ、なかなかいいパンチだったぜ」

 

光刃「あ、ありがとうございます……(さ、流石だ…モロにくらった筈なのにピンピンしてる……)」

 

そして龍我は何事も無かったかのように立ち上がると光刃と握手を交わした

 

龍我「んで?どうしたんだよ戦兎」

 

戦兎「どうしたもこうしたもないよ!コイツの淹れたコーヒー飲んでみなさいよ!」

 

エボルト「ほらよ、コーヒーだ」

 

戦兎は未だに慌てた様子を見せて、龍我達は嫌そうだったが戦兎のこの慌てようが気になって1口飲んだ。すると

 

龍我「ん!?」

 

幻徳「なんだと……!?」

 

一海「味が…美味くも不味くもねぇ!?」

 

3人は雷が落ちたかのような衝撃を受けている様子だった

 

エボルト「あともう一息で掴めそうなんだがなぁ〜」

 

光刃「そのあと一息をどう攻略するかはエボルト次第だぜ(ズズッ)」

 

そう言って光刃も休憩を兼ねてエボルトから渡されたコーヒーを飲んだ

 

一海「まぁ…エボルトのコーヒーに関してはいいや、これ以上考えると頭が痛くなりそうだし。さて、それじゃあこの休憩が終わったら次は俺とやるか!光刃」

 

光刃「はい、お願いしますかずみんさん!」

 

そうしてみんなは美味しくも不味くもないコーヒーを飲み、数分後再び戦闘音が森の中に響くのだった

 


〈 界時抹消!〉

↓元の場所に戻って↓

〈 再界時!〉


 

一誠「はい、『野上 良太郎』ってどんな人なんだ?」

 

早速一誠から挙手をして質問が来る

 

光刃「良太郎は時の運行を守る資格『特異点』を持った人間だ。ちなみに『特異点』ってのは、どんな時間の干渉にも影響を受けない特別な存在のことだ」

 

王風「私たちの知っている『特異点』とはまた別なのですね」

 

光刃の説明に3サーヴァントは真剣に聞いていた

 

光刃「そっ。それで『特異点』を持つ良太郎なんだが、異様なまでの不運体質なんだ」

 

祐斗「不運体質?」

 

聞いたことの無い体質に祐斗が聞き返す

 

光刃「そっ。例えば風に吹かれた看板で空を飛んで木に引っかかったり、

お使いの帰り道で通行人が蹴った石が額に当たって転んで、その転んだ場所でトラックが荷崩れしてしまって事故に巻き込まれたり、

あとは三輪車に引かれて丘から転げ落ちて、転げ落ちた場所で『野球ボール』『テニスボール』『サッカーボール』『アメフトボール』が連続で飛んできて連続で頭に当たり、

フラフラになりながらも丘にあがったら今度はよろけて捨て看板に寄りかかったら看板が外れて反対側の丘を滑り落ちて、看板が止まったかと思ったら車道ギリギリの所だったから危うくトラックに轢かれそうになったり。他にもまだまだいろいろ」

 

リアス「な、何そのとんでもない不運の連続は……」

 

良太郎の不運集にリアス先輩は同情した

 

光刃「そん中で1番の不幸って言っていいのは『イマジン』に取り憑かれた事だ。まぁ今ではそんな事無いだろうけど」

 

小猫「『イマジン』……ですか?」

 

知らない言葉が出た事で小猫も聞き返す

 

光刃「そっ『イマジン』、じゃあ次は『イマジン』についての簡単な説明だ」

 


〈 界時抹消!〉

↓イマジンについて説明中↓

〈 再界時!〉


 

迷「なるほど、イマジンの正体は未来人が時間移動して来た精神体であり、その目的は例外はありますが基本は過去を変えて未来を変える事」

 

エミヤ「そして『野上 良太郎』は『特異点』である事から取り憑いたイマジン4人と共に時の運行を守る戦いへ巻き込まれていったと」

 

一誠「す、スケールがデカすぎる……」

 

迷達は話を理解出来たが、一誠は容量オーバーした為か頭から煙を出していた

 

光刃「まぁ、ここでこれ以上詳しく言う事じゃないし、ここいらで締めるけどもこの言葉だけは伝えておこうと思う」

 

そう言って一旦目を閉じて区切る光刃。そして目を開いて

 

光刃「『弱かったり、運が悪かったり、何も知らないとしても、それは何もやらない事の言い訳にはならない』、良太郎の知っている『桜井 侑斗』さんが言った言葉だ」

 

朱乃「あらあら、とてもいい言葉ですね」

 

朱乃先輩の言葉にみんな頷く。そして光刃は一誠へと視線を移す

 

光刃「だからイッセー、たとえ修行で挫けそうになったとしても諦めるなよ?」

 

一誠「って、なんで俺を名指しで言うんだよ!」

 

一誠はそう言って声を荒らげる。だが光刃はキョトンとした様子で

 

光刃「だってお前、リアス先輩の眷属の中ではでは一番弱いじゃん」

 

一誠「うぐっ…それはわかってるけどそんな顔で言われると結構なダメージが……」

 

そう言い放たれ、一誠はかなりの精神的ダメージを負った

 

光刃「だがしかし、特訓次第では一番化けるかもしれないっていう可能性の塊だ。だからどんなに挫けそうになったとしても諦めないで欲しい」

 

一誠「光刃……おう!やってやるよ!」

 

光刃の言葉で一誠のやる気はさらに上昇した。そしてやる気をさらに上げようと光刃は少し調子に乗って

 

光刃「目指すぜ!」

 

一誠「頂点!」

 

2人「「イエーイ!」」

 

と互いにハイタッチを交わす、そんなことをしていると

 

王風「はぁ!」

 

迷「てや!」

 

ゴォンゴォン!

 

一誠「ギャー!」

 

光刃「グハァ!」

 

王風が光刃の脳天に、迷が一誠の脳天に拳のチョップをいつの間にかそれぞれ背後に回って『筋力B』で振り下ろした、しかも王風に至っては『魔力放出A』を皆に気付かれないように使って腕に魔力を回し、威力をあげるおまけ付きで。それによって一誠は頭を抱えてのたうち回り、光刃はその場でうずくまった(それだけで済んでるのがおかしい)。そして両者の頭からは煙もだしていた

 

王風「全く、何馬鹿なことをやってるんですか!」

 

迷「そんな事をしてるとぶちますよ!」

 

光刃「ぶってから言うなよ2人揃ってよ……」シュゥゥゥゥ…

 

その後両者は何とか復活をし、そしてリアス先輩の号令によってまたそれぞれの練習場所へと移動して行った

 


〈 界時抹消!〉

↓そしてまたさらに数日後↓

〈 再界時!〉


 

現在午前4時、光刃は自室で誰よりも早く目が覚めた

 

光刃「さて、今日も今のうちに酷使させてる【こぶた三兄弟WRB】の力を回復させなきゃな」

 

そう言って光刃はかなり黒ずんでいる【こぶた三兄弟WRB】を掴むと【光剛剣最光】の力を使って回復させるのを始めた

 

ユーリ〈ふわぁぁぁ……ん?光刃、何やってんだ?〉

 

すると直ぐにユーリが目を覚ました

 

光刃「いつものように【こぶた三兄弟WRB】を回復させてるだけだ。だから寝ていいぞユーリ」

 

ユーリ〈そうか、ならお言葉に甘えさせて貰う。zzz……〉

 

その言葉を最後にユーリは即就寝した

 

光刃「あいっ変わらず最近寝るの早え……よっぽど疲れているのか?」

 

そんなことを言いながら光刃は【光剛剣最光】による作業を続ける

 

デザスト「よっ」

 

するといつの間にか光刃の部屋の空いた窓にデザストが腰掛けていた。実はこの数日の間で、エボルトが別用で合宿から途中離脱し、入れ替わるようにデザストが来たのだ

 

光刃「お、デザスト。朝から早いな」

 

デザスト「お前こそ、朝からご苦労なこったな」

 

そう互いに笑いながら挨拶を交わす

 

光刃「まぁ、コイツには現在進行形めっちゃ世話になってるからな。本当はもう限界の筈なのに頑張ってくれてるからさ」

 

そう言って【こぶた三兄弟WRB】を見つめる光刃

 

デザスト「んでどうだ?できそうなのかあの技は」

 

光刃「正直まだ難しい。俺が使える聖剣では未だ成功していないし」

 

そう言って作業をしながらその技を脳内シュミレーションしてみる光刃。しかし何度やっても成功しなかった

 

デザスト「まぁ、使うかどうかは好きにしろ」

 

光刃「あぁ、でも必ずマスターしてみせるさ!」

 

そう言って光刃はデザストの顔へと向いた。そしてその目には『必ず完成させてみせる』という覚悟が感じられた

 

デザスト「……へっ」

 

その目を見てデザストは満足そうにそう呟くと、その部屋から消えた

 


〈 界時抹消!〉

↓数時間後↓

〈 再界時!〉


 

リアス「【赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)】を使いなさい、イッセー」

 

練習が始まる前にリアス先輩はみんなを集めてから一誠に向けてそう言った。ちなみに本体の光刃達一行は今日も別の山にて今度は『剣崎 一真』さんと『橘 朔也』さんによる指導を受けている

 

一誠「え?でも、この合宿中は使っちゃダメだって、部長が…」

 

リアス「私の許可無しではね。相手は祐斗でいいかしら」

 

祐斗「はい、部長。手加減はしないよ!」

 

リアス先輩に指名された祐斗が一誠の前に立ち、木刀を構える

 

一誠「【赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)】!」

 

Boost(ブースト)!!!〉

 

一誠が左腕を前に出して【赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)】を出現させると同時に音声がなった

 

リアス「もう1度!」

 

一誠「ブースト!」

 

Boost(ブースト)!!!〉

 

リアス先輩に言われて一誠はどんどんと重ねていく

 

一誠「ブースト!」

 

Boost(ブースト)!!!〉

 

朱乃「これで12回パワーアップしましたわ」

 

光刃「ご、合計4096倍かよ……(やべぇ、エボル ブラックホールフォームの最大倍率が可愛いくらいだ……)」

 

ユーリ《この世界ではこれが普通なのか…?》

 

朱乃先輩の回数を教えてもらい、光刃はその合計倍率を速攻計算して理解した為に冷や汗をかき、ユーリはこの先の未来に不安を抱いた

 

迷「コウハ君、イッセー君の【神器(セイグリット・ギア)】というブツの効果はなんなんですか?」

 

エミヤ「ブツは絶対に違うだろう迷……」

 

エリ「ノッブノッブ(訳:うんうん)」

 

その反応に気になった迷は光刃の袖を引っ張ってから聞き、エミヤはその単語を苦笑気味で否定をした。そしてエミヤの肩に乗って観戦していたエリは同意するように頷いた

 

光刃「そーいやまだ言ってなかったな。イッセーの【神器(セイグリット・ギア)】は【神滅具(ロンギヌス)】という【神器(セイグリット・ギア)】の中でも特別な部類に入るもので、そしてその一つである【赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)】の効果は持ち主の力を10秒ごとに倍加させるっていう代物」

 

迷「10秒ごとに!?」

 

エミヤ「倍加だと!?」

 

エリ「ノブッ!?(訳:何そのインフレ!?)」

 

そのトンデモ効果を聞いた3人は驚きの声をあげた

 

王風「正直、私も初めて聞いた時に驚きのあまり少々腰を抜かしましたし……」

 

クミ「ノーブ…(訳:あの時は大変だった…)」

 

光刃「まぁ、ドンマイ」

 

そう言って思い出し恥ずかしそうにする王風と光刃の頭の上でその時を思い出してひとつため息をこぼすクミ、そして王風の頭を撫でてやる光刃だった

 

リアス「ストップ!イッセー、分かる?今までのあなただったら、ここまでの強化に耐えられなかったはずよ」

 

一誠「!」

 

リアス「あなただってちゃんと修行の成果が現れているのよ」

 

一誠「そうか…!」

 

リアス先輩の言葉で一誠は自分の体の変化に気づいた

 

リアス「始め!」

 

一誠「いくぞ、【赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)】!」

 

Explosion(エクスプロージョン)!!!〉

 

リアス先輩が開幕の火蓋を切ったと同時に一誠は【赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)】の力を解放する。そして【赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)】から音声が流れると共に一誠から金色のようなオーラが放たれた

 

光刃「おおっ、すっげ」

 

ユーリ《格段にパワーが上昇している事が見た目だけでなく感覚でも分かるな》

 

アーシア「あれは?」

 

リアス「あの音声によって一誠は一定時間、強化された力を保ったまま戦うことが出来るのよ。祐斗!」

 

リアス先輩からの言葉に祐斗は【騎士(ナイト)】の俊敏さで一誠に近づいて木刀を振り下ろす。それを一誠は【赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)】の左腕と右腕で何とか防ぐと何とか弾き返し、即座に回し蹴りをするが祐斗は後ろに飛ぶことで距離を離して躱した

 

光刃「ユートの剣、一撃の重さがどれ位かは分からないが前よりも増してるな」

 

小猫「……分かるんですか?」

 

そして光刃は祐斗の剣を見ただけでそれに気づき、小猫は驚いた様子で聞いてきた

 

光刃「まぁ1回模擬戦したからな、迷の修行の成果かな」

 

迷「そうですね!これには私も嬉しいです!」

 

光刃の言葉に「エッヘン!」と誇らしげに胸を叩いた迷

 

光刃「それに一誠もちゃんと臨機応変に対応出来ているし、何より攻撃の隙が格段に減っている」

 

王風「基本を叩き込んでから色々と教えましたからね」

 

クミ「ノッブ……(訳:その色々はあまり吸収されてなかったけれどな……)」

 

光刃の言葉に今度は王風が誇らしそうに言ったが、クミが悲しい現実を伝えられてないが言った

 

リアス「イッセー! 魔力の塊を撃つのよ!」

 

一誠「はぁぁ!!!」

 

するとリアス先輩が次の指示を出し、一誠はその言葉の通りに左手のひらに魔力球を作り出す。直径はピンポン玉よりも少し大きめだったが

 

一誠「ッ!やっぱりこれだけ……!」

 

一誠は苦しくしながらもその魔力球を保っている

 

エミヤ「済まない、僅かな時間ではこれが限界だった……」

 

光刃「いや、0からここまで出来るのは十分すげぇよ。ありがとう」

 

その様子を見てエミヤは悔しそうな表情を浮かべたが、光刃はここまでしてくれた事に感謝した

 

祐斗「はぁぁぁ!!!」

 

そして祐斗は再び一誠の元へと木刀を構えて突撃する

 

リアス「撃ちなさい!」

 

その言葉と共に一誠は一旦腕を後ろに引き

 

一誠「こぉぉのぉぉぉぉぉ!!!」

 

祐斗「!」

 

光刃「うぉすっげ!ってあ……」

 

そう言いながら発射した。だがそれは魔力球ではなく、ほとんど光線だった。そして祐斗はそれを何とか躱すとその光線は山に目掛けて飛んで行き、直撃と共に大爆発を起こして爆風がこちらにも飛んできた

 

???「ナジェダァァァァァ!!」

 

???「ウワアアアアアアアアア!!」

 

???「ケンジャキザーーーン!!!ダディャーナザーーーン!!!」

 

直撃した山の方から叫び声が響いたが、みんなの耳にこの声が届くことは無かった。そしてみんなは山の方を見ると

 

朱乃「あらあら、うふふ…」

 

小猫「……山が」

 

アーシア「無くなって…しまいました……」

 

王風「これほどの威力とは……」

 

迷「倍加って恐ろしいですねぇー……」

 

光刃「すっげー威力!(つーか本体達はみんな無事だよな?信じてるぞ!)」

 

見事に山の一部が抉り飛んでいた。ちなみに被害にあった全員は「その時不思議な事が起こった(cv:政宗 一成)」により無事生還を果たした

 

一誠「これが…俺の…力……グッ」

 

アーシア「あっ!イッセーさん!」

 

光刃「イッセー、大丈夫か」

 

一誠がそう呟いたと同時に両膝をつき、それに気づいたアーシアは心配そうな顔を、光刃は少し笑みを浮かべながら駆け寄った

 

エミヤ「ふむ、この様子を見ると残りの短い時間で教えるとするのなら魔力コスト消費の削減について…かな」

 

そしてエミヤは次に教える事を決めたのだった

 

リアス「流石に力を使い切ったようね。祐斗、彼はどうだった?」

 

祐斗「はい、正直驚きました。あの一撃は、上級悪魔クラスの一撃!」

 

そう言った瞬間に魔力光線に一瞬だけ触れた木刀が折れた

 

リアス「イッセー!あなたは光刃と同じくゲームの要、イッセーの攻撃力は状況を大きく作用するわ。私達…そして何より自分を信じなさい!」

 

一誠「みんなを…自分自身を……」

 

そう言って光刃とアーシアに肩を借りて立ち上がる一誠

 

光刃「そうだぞイッセー。自分の力を信じないでどうやって勝つつもりなんだよ」

 

一誠「……だな!」

 

光刃の言葉に一誠は力強い視線となった

 

リアス「さぁ、それじゃあ残り僅かの期間だけれど、今日も特訓始めるわよ!」

 

ほぼ全員「はい!」

 

そうして今日も特訓が始まり、光刃はその前に【ジャッ君と土豆の木WRB】を使って山の被害を修復すると、【こぶた三兄弟WRB】を使ってそれぞれの場所へと散った。

 

そして、ついにゲーム当日が来た!

 


〈 界時抹消!〉

↓ゲーム当日の前夜↓

〈 再界時!〉


[BGM:全ての人の魂の詩]

 

光刃「ん…うん……?」

 

熟睡していた光刃はふと目が覚め、そこは自室ではなく青い書庫のような不思議な部屋の椅子に座っていた

 

光刃「ここは…一体……」

 

???「お気付きになされましたな」

 

光刃「ッ!」

 

周囲の本棚を見回していると突如声のした方向へ顔を向き、そこには目の前には椅子に座った鼻の長い奇怪な顔の老人が膝の上に肘をかけていた

 

???「ようこそ、我が『ベルベットルーム』へ」

 

光刃「ベルベット…ルーム……」

 

突然の出来事が沢山来たために光刃は脳の処理が追い付かず、その言葉を復唱するしか出来なかった

 

???「ほぅ…これはまた、今までとはまた随分と変わった定めをお持ちの方がいらしたようだ…フフ。(わたくし)の名は『イゴール』。…お初にお目にかかります」

 

光刃「ご、ご丁寧にどうも…」

 

未だに混乱中の光刃はそんな返答しかできなかった

 

イゴール「ここは夢と現実、精神と物質の狭間にある場所……。本来は何かの形で"契約"を果たされた方のみが訪れる部屋……と、説明しておりますが…なるほど、既に『ゲーム』という形で知っておられましたか」

 

光刃「!?」

 

イゴールは机の上にある本を見ながらこの言葉を言い、それには光刃は驚きの表情をした。そして混乱からも回復した

 

イゴール「それに、貴方の来た理由は今までの客人とはまた違う形のようだ…」

 

光刃「違う形?」

 

光刃は頭に?を浮かべた。その問いにイゴールは頷く

 

イゴール「左様、そして次に来る時にも"契約"はしていないと思われます。ですが、貴方がもう一度ここへ来る為には明日起こる自身の運命を乗り越えてこなければならない……」

 

光刃「運命を…乗り越える……」

 

その言葉を言って光刃は一旦目を閉じて考える。そして十数秒後、目を開けると優しく微笑みながら

 

光刃「たとえどんな運命が待ち受けていようとも、必ずそれを超えてもう一度ここに来ますよ。その時に俺が選んだ選択でどうなれども、その結末を受け入れて」

 

そう言った

 

イゴール「フフ…貴方がその運命の時が来てもその思いを捨てなければきっと再びお会い出来ると思います……」

 

光刃の言葉に満足そうに言ったイゴール、そして光刃はふと思った疑問をぶつける事にした

 

光刃「そういえば、他の住人の方々は居ないんですか?」

 

その問いにイゴールは少々ため息を吐いた

 

イゴール「エリザベスは現在、職務放棄中の為に行方知らず……。テオドアは現在マーガレットに連れ去られて同じく行方知らず……。ラヴェンツァは現在マリーの教員として教えていますので今はおりません……」

 

光刃「うわぁ…テオドアさんは相変わらずの苦難だなぁ……」

 

その話を聞いて光刃は合掌をした

 

イゴール「さて、それではそろそろお時間のようです」

 

その言葉の直後、光刃は激しい睡魔に近い症状に襲われた

 

イゴール「では次に会う時まで、ごきげんよう……」

 

イゴールのその言葉を最後に光刃は意識を手放した




[残りライフ×127]
エボルト「なーんか不穏な終わり方だねぇ〜」
さぁ、光刃はこの先どのような未来を歩むのやら
エボルト「そして次回はついにゲームが始まるのか」
そうだね。さて!それじゃあ今回のアンケート内容を発表するよ!
エボルト「今回はなんだ?また別作品の設定アンケートか?」
いや、今回は『次回光刃が使う聖剣は何がいいか』を決めてもらうよ!
エボルト「結局それは読者に任せるのか……」
まぁね、でも今回のアンケートの結果によってレーディングゲームの展開が変わるからかーなーり重要になってくるよ!
エボルト「まぁたしかにな」
でも展開が変わっても、辿り着く未来は既に決まっているからそれだけは許してね
エボルト「えぇ……」
……うん!他に何書けばいいのか思い付かん!
エボルト「ならデスルーレットのお時間だ」
平和来い平和来い平和来い平和来い……
エボルト「……ここだ!」パスッ
うぉ!?1UPキノコ沢山!でも前回のがあるからなぁー…
エボルト「安心しろ、それは正真正銘本物の1UPキノコだ。個数は100」
え!?マジで!?じゃあ全部いただきます!
エボルト「こ、こいつめんどくさくなってゲームと同じように触れて吸収してやがる……」
[残りライフ×227]
ふぅ!これはいい当たり…ってえ?
エボルト「ちなみにこれと一緒にAm〇zonからノイズが500体だそうだ」
Amaz〇nさん仕事すげぇよ!っという事で逃げろぉぉぉ!!!
エボルト「あとは今回はコンボ成立ということで…デュエルディスク!セット!(ウィーンガチャン!)トラップ発動![おジャマトリオ]!作者の場に『おジャマトークン』三体を特殊召喚!という事で後は任せたぞ、海馬瀬人」
海馬「ふぅん…。貴様には完全なる敗北という鞭を振り下ろしてくれる!儀式魔法![カオスフォーム]!手札の[青眼の白龍]を生贄に捧げ儀式召喚!」
既に完全敗北の未来が確定されてるんですがぁぁぁ!!!
海馬「降臨せよ![ブルーアイズ・カオス・MAX・ドラゴン]!!!」
あっ…オワタ……ってなんか知らん間にスターダストとネオスとブラマジがおるのですが……
エボルト「トラップカード、[時空を超えた絆]を発動させてもらったのさ。この効果でスターダスト、ネオス、ブラックマジシャンを正規召喚扱いでデッキ外から特殊召喚!」
チートじゃねぇかァァァ!!!
エボルト「そしてそのまま墓地から除外して効果発動!特定のトラップ3枚をデッキ外からセット、この効果で伏せたカードはこのターン中発動可能だ」
マジモンのチートじゃねぇかァァァ!!!
エボルト「そしてもういっちょ速攻魔法、[限定融合(リミットフュージョン)]を発動!このカードは俺のライフを半分支払う事で俺のEXデッキに存在する特定のカードの効果でのみ特殊召喚する事ができる融合モンスターを無条件で誰のフィールド上にでも特殊召喚する!」
ナニイテンダ!フジャケルナ!
エボルト「という事で海馬のフィールドに現れろ、[タイラントバースト・ドラゴン]!」
海馬「!…ふぅん、[タイラントバースト・ドラゴン]を[ブルーアイズ・カオス・MAX・ドラゴン]に装備合体!」
攻撃力4400 守備力0 守備ダメージ2倍貫通&3回攻撃
海馬「バトルだ!」
エボルト「ここでトラップ3連発動![スターダスト・スパイラル・フォース]![ネオス・スパイラル・フォース]![ブラック・スパイラル・フォース]!この効果の合計により、カオスMAXの攻撃力が合計8倍アップ!」
攻撃力35200!?なぁにこれぇ!?
海馬「これで茶番も終わりだ!混沌のタイラントマキシマムスパイラルバースト!三連打!
技名長すぎだろぉぉぉぉお!!!うわぁぁぁぁあ!!!
[GAME OVER]
エボルト「という事で今回の当選者は『仮面ライダー好き人間』さんと『バスクケーキ』さんの2人で、スペシャルゲストは海馬瀬人(DSOD)だ。っと、奇跡的に巻き込まれずに済んだノイズ共がこっちに来たかぁ」
海馬「ふぅん、礼の代わりくらいくれてやる。手札から魔法カード[死者蘇生]を発動!冥界の扉を突き破り今こそ蘇れ!我が最強の下僕![青眼の白龍]!そして魔法カード発動![滅びの爆裂疾風弾]!!!」
エボルト「うぉっ、すっげぇ。つーわけで今回はこれで終わりだ、それじゃあ読者諸君!次回の投稿までチャオ!」


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第18話 〜ゲーム開始、闇の剣士の出撃。〜

前回の出来事
・ビルド組、別世界のエボルトと出会う
・一誠、修行で山の一部を吹き飛ばす
・光刃、レーディングゲーム前日深夜にイゴる

[残りライフ×176]
作者「どうやらライフ4000ルールだったみたいで、一気に51も吹き飛びました」
光刃「草」
作者「何草生やしてんだよ」
KONAMI「『おジャマトークン』が破壊されたので1体につき300ポイントの効果ダメージが入ります」
作者「あ、そーいやそんな効果あっtグハァァァ!」-900ダメージ
光刃「そしてなんか吹き飛んでったし」
作者「いってて…さてと!気を取り直して前回のアンケート結果から!48票獲得した【闇黒剣月闇】が今回のゲームに出陣するよ!」
光刃「そうなのか」
作者「おめーが使う剣の事なんだからもうちょっと興味を持てよ。そーいえば最近『全仮面ライダー大投票』の結果が出たね」
光刃「確か『作品部門』だと1位『電王』、2位『W(ダブル)』、3位『OOO(オーズ)』だったよな」
作者「うん。いやー1位は何となく分かってたけど、2位3位の並びなんかいいよね〜」
???「ワイトもそう思います」
光刃「……なんだ今の?まぁいいや、『仮面ライダー部門』だと1位『電王』、2位『W(ダブル)』、3位『クウガ』だったな」
作者「いやー、2冠達成とは電王強い!そしてW(ダブル)も2位ふたつゲットだぜ!そしてやっぱり人気だよねクウガ!」
光刃「変身して戦う姿もいいけど、変身者の『五代 雄介』さん自体が最光だしな。もちろん『小野寺 ユウスケ』さんもだし」
作者「ちなみに我らが『エボルト』さん事『仮面ライダーエボル』は32位でした」
エボルト「やっぱり俺以外にこんなにイケてる悪者がいるわけねえだろ」
光刃「帰れ後書き担当、こっちは前書きだぞ」
エボルト「へいへい…」
作者「……んん、さて!次は『音楽部門』だけど、1位『EXCITE』、2位『Be The One』、3位『Anything Goes!』だったね」
光刃「1位の『EXCITE』は俺も好きないい曲なんだけど、なんだけど……」
???「ホウジョウエムゥ!」
作者「……まぁ、あのシーンに流れていたからっていう理由も多分結果の一部にはいるだろうね」
光刃「そして2位の『Be The One』、よくよく考えるとOPでジャンプしてる3人みんなエボルトに乗っ取られてるよね」
作者「え?(確認中……)あ、ホントや」
光刃「そして3位の『Anything Goes!』、あれも本当にいい曲!」
作者「それには同意できる。でも俺あの曲、英語パートで舌が回りきらなくて未だまともに歌えきれた試しがありません」
光刃「えぇ……」
作者「さて、前書きはこんなもんでいいかな?」
光刃「だな、よし処刑する」
〈こぶた三兄弟!ふむふむ…〉
〈習得一閃!〉
作者「……あのー、増えて何する気なんでしょうか」
光刃「こうすんだよ!」
〈電王!ダブル!オーズ!なるほどなるほど…〉
〈電王!ダブル!クウガ!なるほどなるほど…〉
〈エグゼイド!ビルド!オーズ!なるほどなるほど…〉
作者「ゑゑ!?その組み合わせぇ!?」
光刃「喰らえ!3部門ベスト3ブレイク!」
〈〈〈習得三閃〉〉〉
〈〈フルチャージ!〉〉
〈〈プリズム!マキシマムドライブ!〉〉
〈〈スキャニングチャージ!〉〉
〈ジャキーン!ガシャット!キメワザ!マイティ!クリティカルフィニッシュ!〉
〈Ready Go!ボルテックブレイク!〉
作者「うぎゃぁぁぁあああ!!!」
〈GAME OVER〉


レーディングゲーム当日の夕方、ゲーム開始は今日の深夜なので夜までは基本的に暇となる。なので現在、光刃は地下1階にて今夜使う聖剣【闇黒剣月闇】を点検していた

 

光刃「……うし、一通りやったからとりあえず一旦状態を見るが、いいか?」

 

そう聞いたら【闇黒剣月闇】が少し光った

 

ユーリ〈『不備がないように入念に頼むぞ』だ、そうだ〉

 

光刃「あぁ、『解析(トレース)開始(オン)!』」

 

そう言って光刃は【闇黒剣月闇】を一通りチェックした

 

光刃「……ふぅ、全く問題無しだ。今夜は頼んだぞ」

 

そう言うとまた【闇黒剣月闇】が『任せておけ』という意味で光った

 

光刃「……あれは夢じゃないん…だよな……」

 

ユーリ〈光刃?〉

 

そして点検が終わった光刃は昨晩の事を思い出していた

 

光刃「今夜俺に起こる運命…そしてそれは乗り越えるしかない…か……」

 

ユーリ〈今夜起こる運命?一体何を言ってるんだ?【月闇】、お前は何か知ってるか?〉

 

その問いかけに【闇黒剣月闇】は『いや、俺は全く知らない』と光ってユーリに答えた

 

光刃「……あ、そういや【月闇】の力は未来が見えるんだったな」

 

ふと思い出した光刃はそう言って少し考える。そして

 

光刃「……俺の身に起きる未来、頼んでもいいか?」

 

ユーリ〈お前、分かってるのか!?それは「分かってる。分かっていてこう言ってるんだ」光刃……〉

 

光刃「それに、内容によっては今のうちに対策考えなきゃだしな。だから【月闇】、頼んでもいいか?」

 

ユーリに怒られながらもそう決心している目で【闇黒剣月闇】を見る光刃。最初は見せる気は無かった【闇黒剣月闇】だったが、その視線に折れたようで紫の光を放ち、光刃とユーリに未来を見せた

 

ユーリ〈これが…今日起こるお前の未来なのか!?〉

 

光刃「なるほど、何となくこうなるのは察してはいたけれど、原因がアレだと流石にどう足掻こうが避けようがないな。でもとりあえずあっちに行った俺を『ボルカニックフィニッシュ』並の威力で殴りてぇ」

 

ユーリ《俺はあの神に文句を言いたい気分だ……!》

 

未来を見たユーリは怒気が混じった声を荒らげ、光刃は頭は冷静ながらも怒気を込めた拳を握りしめワナワナと震えていた

 

光刃「スゥーハァー……まぁ、うだうだ言ったところで仕方ねぇや。とりあえず予定通りあの場所に行くか」

 

一旦深呼吸を挟み、気持ちを落ち着かせた光刃は立ち上がると部屋を片付けると、軽く準備をしてとある場所へと向かった

 


〈 界時抹消!〉

↓移動中↓

〈 再界時!〉


[店内BGM:Beneath(ビニース) The() Mask(マスク)(introduction(イントロダクション))]

 

その向かった場所というのは最近開店したカフェ『nascita(ナシタ)』だった

 

カランカラン

 

惣一「いらっしゃーい、おっ光刃だったかー」

 

そう言って顔をこちらへと向ける『石動 惣一』の姿をしたエボルト。「この店のマスターをするなら、こっちの姿の方がいいだろ?」と言ってこの姿にしている

 

光刃「ようマスター、どんな感じだ?」

 

惣一「見ての通りの大反響だよー、場所はカウンターでいいよね?」

 

光刃「あぁ」

 

そう言ってカウンター席に座る光刃。ふと周りを見ると他の大半の席にもお客さんが座ってコーヒーやスイーツ等を食べたりしていて笑顔が溢れていた。

実は合宿5〜6日目にエボルトがコーヒーを淹れてる最中、ついに覚醒して文句無しの出来が作れるようになり、光刃も「この感じ、合宿中にコーヒー出来るようになるな」と前から確信を得て、分身の1人をメンバーの特訓相手となっている者達とは別行動を取らせて、土地やら何やらの準備を完了させていた。そのためにエボルトもデザストと入れ替わるように途中離脱して開店へ向けて勤しみ、昨日ついにカフェ『nascita』としてこの世界でも開店したのだった。

ちなみに大きさは光刃の分身体が()()()『ニチアサ 仮面ライダービルド』に比べて約3倍程店内を広くして席もかなり増えている(その事はエボルトに土下座をして謝ったが、本人は気にしておらず逆にやる気は増した模様)。だが今現在の従業員数の問題で3分の1の席数で運営している。

 

惣一「さて、注文はどーするの?」

 

光刃「とりあえず『ブレンドコーヒー』と『パイピザ』のミックスで」

 

惣一「はいよ。オーダー『パイピザ』のミックス、よろしくね士郎君」

 

士郎「あぁ、了解した」

 

そう言って早速料理を始めるエミヤとコーヒーを淹れ始めるエボルト。現在の従業員は『nascita』店長の『石動 惣一(エボルト)』、店員の『エミヤ(ネームプレートには『衛宮 士郎』と書いている)』の2人だけである

 

ユーリ《にしても、よくこの2人だけで回ってるな》

 

光刃《エボルトは閑古鳥が鳴いてる店を経営していたはずなんだが、普通に接客能力はあったのか……》

 

惣一「ほい、ご注文のブレンドコーヒー」

 

そんな事を念話していると早速コーヒーが出来上がって机の上に置かれた

 

光刃「ありがと。それとホレ、言われた通りに作ってきたぞ」

 

惣一「おっ、あんがとさん」

 

そう言ってエボルトは光刃からチラシを受け取って広げて内容を見た

 

 

アルバイト募集

 

・業務内容

 接客・レジ・配膳・店内清掃

 

・時給

 1000円〜(高校生900円〜) 

※昇給制度あり

※20時以降は時給100円プラス

 

・時間

 10:00〜22:00

※1日4h〜、週2〜OK

※土・日・祝日に勤務出来る方大歓迎

※シフトと日数は相談に応じます

 

・休日

 シフト制

 

・待遇

 昼食&夕食まかないあり、交通費支給、社会保険完備、制服貸出

 

 

男女・年齢不問!未経験者大歓迎!

 

店内BGMも同時に募集中


ご応募&お問い合わせ

Cafe nascita     

TEL.0120-✕✕✕-△△△

※本当は『nascita』らしいイラストや書体になってるけど、流石にそれらも作る気力が無かった。だからそう見えるように脳内フィルター掛けてくれ(By作者)

 

惣一「んーいいね〜。これでアルバイトの応募が来てくれればいいんだーけーど」

 

そう言って満足そうな反応を示したエボルト。そのまま入口へと向かって貼りに行った

 

光刃「気に入ってくれて何より(ズズッ)美味っ」

 

ユーリ《本当に美味いな、あの時に飲ませられたアレを比べて考えたらとんでもない進歩だぞ》

 

光刃はコーヒーを飲んでそう呟き、ユーリもそれに同意した。すると

 

士郎「注文の『パイピザ』のミックスだ、光刃」

 

そう言って光刃の前に皿を置いたエミヤ

 

光刃「お、ありがとなエミヤ。どうだ?この店は」

 

士郎「中々気に入っているよ。いい店だな、ここは」

 

そう言って微笑むエミヤ。すると……

 

客「チャレンジメニューの『ブラックホールコーヒー』を1つお願いします」

 

光刃&エミヤ(ピクッ)

 

惣一「ではこの誓約書に記載をお願いしますね」

 

そう言って誓約書とペンを渡すエボルト。そして記載が終わると

 

惣一「うん、確かに確認しました。では、注文承りまーす」

 

誓約書を受け取りコーヒーを淹れに行った。ちなみに『ブラックホールコーヒー(税込750円)』とは、15話にて光刃とエミヤの2名を一撃でKOした『殺人コーヒー』の『不味さ』を全て『苦さ』に移っているエボルトにしか淹れられないものである(もちろん注意事項もきっちりと赤い大文字で書かれている)。そして誓約書には『私はこのメニューを頂いた事によって起きた、いかなる結末も受け入れます』と書かれてある

 

光刃「早速命知らずが現れたか……」

 

ユーリ《あの客は無事に済むのだろうか……》

 

士郎「《恐らく済まないな。試しに1度飲んだ事あるが、泡を吹きかけたからな》では、私は仕事に戻る」

 

光刃「あっごめんな、引き止めて」

 

士郎「なに、気にするな「士郎くーん、今度は『クリームパスタ』2つねー」ではな」

 

そう言ってエミヤはエボルトから受けた『クリームパスタ』を作りに厨房へ戻って行った

 

光刃「あのチラシで、この店の従業員が増えて2人が少しでも楽になって欲しいなぁ……(サクッ)うんめっ」

 

そう呟きながらパイピザを食べ、再び言葉を零す光刃。すると

 

ガタンッ!

 

ユーリ《エミヤの言った通りになったか》

 

後ろの席で先程『ブラックホールコーヒー』を頼んだ客が一口飲んで苦すぎて泡を吹き、速攻でエボルトが対処に入った。そしてこの店は優しい事に、チャレンジ失敗したとしても『対殺人コーヒー用ワッフル』……メニュー名『ホワイトホールワッフル(単品価格200円)』を無料提供するのだ(成功したらお代無料&次回来店時にどんなメニューでも1品だけ無料になる食事券と『真・ブラックホールコーヒー』に挑戦できる権利が与えられる)。そしてワッフルを食べた客は無事復活を果たし、その後ミルクや砂糖を入れて何とか飲んでいた

 

光刃《本当に俺もこの店で働かなくて良かったのだろうか……》(ゴクッ)

 

ユーリ《確かに、だがこの2人含めてみんなが一切折れてくれなかったから仕方ないな。今日のゲームの事に集中していろという意味なんだろうが……》

 

光刃「(パクッ モグモグ)《……まぁ、後で一部に見た未来の事を話しておくか》(ゴクン)……ふぅ、美味しかった。マスター、会計」

 

惣一「ほいほーい。えーっと、『ブレンドコーヒー』が400円で『パイピザ』が500円、合計900円だよー」

 

光刃「はい1000円、ご馳走様」

 

そう言って光刃は財布から千円札を渡した

 

惣一「それじゃあお釣りの100円ね。また来てねー」

 

そうエボルトに見送られながら光刃は店から出ていった

 


〈 界時抹消!〉

↓夜までカット↓

〈 再界時!〉


 

ゲーム開始1時間前、光刃は自室にて着替えをしていた

 

光刃「一応3人だけには話したけど、まぁ当然の反応だったな」

 

ユーリ〈そうだな、そしてお前があんな手を思い付くとは思わなかったぞ〉

 

光刃「まぁでも、その奥の手もほとんど賭けなんだけどな。うしっ、着替え完了」

 

そう言ってクローゼットを閉めてベッドに座る光刃、リアス先輩からは「自分で一番良いと思える服で来てほしい」との事だったので格好は『富加見 賢人(第24〜38章)』さんの服装にした。すると(コンッコンッ)とドアをノックする音が聞こえてきた

 

光刃「開いてるよ、どーぞー」

 

(ガチャッ)という音と共にアーシアが部屋に入ってきた。格好は初めて会った時と同じシスター服だった

 

アーシア「あの…隣、いいですか?」

 

光刃「ん?いいよ」

 

アーシア「失礼します」

 

そう言って光刃の隣に座ってきた

 

光刃「アーシアはその服にしたのか」

 

アーシア「はい。悩んだんですが、これが一番動きやすいかなって思いました。……主の下僕ではなくなってしまいましたが、信仰を忘れたことはありません。今は悪魔ですけど……」

 

そう言って苦笑いを浮かべるアーシア

 

光刃「気にすんな、お前はお前だ。それにその格好似合ってるんだから自信を持て自信を」

 

そう言ってアーシアの頭を撫でた

 

アーシア「はうぅ…ありがとうございます……」

 

そして撫でていると、体が震えていることに気づいた

 

ユーリ〈やはり、戦いとなると怖いか?〉

 

アーシア「はい…もちろん緊張しているというのもありますが、それ以上に皆さんが…光刃さんが傷ついてしまうと思うと、とても怖いんです……」

 

そう言って少し表情が暗くなるアーシア。

 

光刃「大丈夫、みんなすぐにやられるような柔な鍛え方はされてない。それに、俺だってそう簡単に負けるつもりもないしさ。だから元気出せ、な?」

 

そう言って頭を撫でながらアーシアに笑顔を向ける光刃。その笑顔にアーシアも笑顔になった

 

ユーリ〈そろそろリビングに行ったらどうだ?〉

 

光刃「だな、アーシアも来るだろ?」

 

アーシア「はいっ!」

 

そしてリビングへ向かい、みんなから激励を貰ったり、クロスから新しい特殊能力を授かったりして、みんなに見送られながらそれぞれ【ディアゴスピーディー】と【ライドガトライカー】で部室に向かうのだった

 


〈 界時抹消!〉

↓移動カット↓

〈 再界時!〉


 

アーシア「すみません」

 

王風「少し遅れましたがただいま到着しました」

 

そう言ってみんながソファに座っている中、部室の扉を開けて入ってくる4人。しかし光刃は疲れている様子だった

 

リアス「いいわ、間に合ってくれたもの。それで、どうしたの光刃?」

 

光刃「いやぁ、2人がどっちのカップ麺にするのかで悩みまくっていてずっとこれなんです。全く、何そんなので迷ってるんだよ2人揃って……」

 

迷「何が『そんなので』ですか!光刃君とシロウさんが協力してついに完成した究極の【赤いきつね】と【緑のたぬき】のカップ麺、どっちにするのか悩まない方がおかしいですよ!」

 

王風「その通りです!それに、まだどちらにするべきか決まっていないですし!」

 

そう言ってバックから取り出して手に持つカップ麺を睨みつけて考える2人。それを見た光刃は頭を抱えながら

 

光刃「そんなに悩むなら、2つとも食べればいいだろうが……」

 

王風&迷「「ハッ!その手があったか……!」」

 

ユーリ《この『腹ペコ王』達は……》

 

光刃「どうしてこうなってしまったのだろうか……」

 

光刃&ユーリ「《はぁ……》」

 

光刃のその言葉に2人は雷を落としたかのような衝撃を受け、その様子を見て光刃とユーリは同時にため息をついたのだった

 

小猫「……お疲れ様です、光刃先輩。それと今度私にもあのカップ麺ください」

 

光刃「おう…今度渡すよ、小猫……」

 

そう言って光刃はとりあえずソファへ腰をかけた

 

ユーリ《……まぁとりあえず、ある程度気力は回復させておいたぞ》

 

光刃《マジすまねぇ、ユーリ……っていうか、気力まで回復できんのかよお前って》

 

ユーリ《融合率が高まってから生まれた新しい力だ》

 

そして緊張しているように見えた一誠の方へと顔を向ける

 

光刃「イッセー、やっぱ緊張してるか?」

 

一誠「あ、当たり前だろ!これから戦いが始まるんだからよ!」

 

光刃「まぁそうだよな。ホレ、ビターチョコでも食うか?緊張を緩める効果があるぜ?」

 

そう言って光刃はビターチョコが入ったジップ〇ックの容器のフタを開けて差し出す

 

一誠「も、貰っとく…」

 

そう言って一誠は渡されたビターチョコを貰った。するとアーシアと小猫も貰いにやって来て同じく渡した。すると、また部室の扉が開かれると今度は蒼那先輩と椿姫(つばき)先輩が入ってくる

 

蒼那「失礼します」

 

リアス「こんばんは蒼那」

 

朱乃「いらっしゃいませ」

 

一誠「生徒会長と、副会長?どうして?」

 

突如としての来訪だったので一誠とアーシア、光刃は不思議そうに視線を向けた

 

リアス「レーティングゲームは両家の関係者に中継されるの。彼女達はその中継係」

 

光刃「なるほど」

 

そう言って納得の様子を示した光刃

 

蒼那「自ら志願したのです。リアスの初めてのゲームですから」

 

リアス「ライバルのあなたに恥じない戦いを、見せてあげるわ」

 

すると部室の魔方陣が光だし、グレイフィアさんが現れた

 

グレイフィア「皆様、準備はよろしいですか?」

 

リアス「ええ。いつでもいいわ」

 

グレイフィア「開始時間になりましたら、この魔方陣から戦闘用フィールドに転送されます。光刃さんは悪魔では無いのでこちらにある別の魔法陣からになります」

 

光刃「わざわざすみません」

 

一誠「戦闘用フィールド?」

 

グレイフィアさんの言葉に光刃は礼を言って一誠は頭に?を浮かべた

 

朱乃「簡単に言えば使い捨ての異空間の事ですわ。使い捨てなのでどーんな派手な事ををしても大丈夫。うふふふ…」

 

光刃&一誠(ゾクッ)

 

一誠の疑問に答えた朱乃先輩。その際にドSな性格が少し見え、その様子を実際に見た事があった2人は本能的に寒気が走った

 

蒼那「私は中継所の生徒会室へ戻ります。武運を祈っていますよ?リアス」

 

リアス「ありがとう。でも、中継は公平にね?」

 

すると、蒼那先輩が足を止めると振り向く

 

蒼那「当然です。……ただ個人的に、あの方が貴方に見合うとは思えないだけで

 

そう言って立ち去ろうとする蒼那先輩に王風が歩んで近づき、小声で交渉を始めた。そして直ぐに交渉が終わると迷にアイコンタクトをとり、それを受け取った迷も立ち上がった

 

王風「では、私達も生徒会室で試合の様子を見ますのでこれで失礼します」

 

リアス「ええわかったわ。私達の有志、見ていなさいよ?」

 

迷「もちろんですよ!そしてあの焼き鳥野郎をぶっ飛ばしてくださいね!応援していますから!」

 

一誠「おう!やってやるぜ!」

 

2人からの激励にみんなは笑顔で答えた。そして2人の視線は光刃へと移り、念話を始めた

 

王風《何かよからぬ予感がしますが、ご武運を》

 

迷《正直私からも嫌な予感がするのが消えてませんが、私達は信じてますから!》

 

その念話に光刃はサムズアップで答えた。そうして蒼那先輩達4人は部屋から出ていった

 

グレイフィア「ちなみにこの戦いは、『魔王ルシファー』様もご覧になられますので」

 

光刃(魔王ルシファー…リアス先輩の兄……つまりは)「シスコン魔王……」ボソッ

 

ユーリ《おい、声量は小さいが口に出てるぞ!》

 

グレイフィアさんの言葉に光刃は以前調べて知った情報を手で口元を覆って思い出していたらそう言葉が漏れ(幸い誰にも聞かれなかった)、リアス先輩は心底驚いた表情を浮かべると、暗い顔になった

 

リアス「!……そう…お兄様も……」

 

リアス先輩のその言葉に一誠は(聞き間違えか?)といった表情となりながらも質問した

 

一誠「え!?あ、あの、いま、お兄様って?俺の聞き間違い……」

 

祐人「いや、部長のお兄様は魔王様だよ」

 

一誠&アーシア「「ええ!?」」

 

その問いかけに祐人がさらりと答え、一誠とアーシアは驚いた表情を浮かべた

 

一誠「魔王!?部長のお兄さんって魔王なんですか!?」

 

リアス「……ええ」

 

そして驚きのあまり本人に確認を行う一誠だが、リアス先輩に肯定されてまた驚いた表情を浮かべるとすぐに苗字が違う事に疑問を持ち、考え始めた

 

光刃「ふぅ……『さぁ、検索を始めよう』

 

その様子を見た光刃は【地球の本棚】へと入り、目的の本を取ってくると一誠とアーシアの方へと向いて、目的のページを開き見ながら解説を始めた

 

光刃「2人のために俺らが説明するぞー。合宿中にリアス先輩から学んだあの大きな大戦、それが原因で魔王は致命傷になってしまい、すでに亡くなられた。しかし、魔王なくして悪魔はあり得ない。ならどうするべきか、そう考えた悪魔たちは『魔王の名前を残し、強大な力を持つ者へその名を受け継がせる』という方法を思いついた。現四大魔王は、初代から名を受け継いだ後継者の最上級悪魔という事。

 そして現在、神陣営、堕天使の組織、悪魔。この三大勢力のうちで一番力を持っていないのは悪魔で結構危ない状況……らしいんだが、現魔王が先代魔王に負けず劣らずでどうにか保っているんだ」

 

一誠「じゃあ、最上級悪魔として部長のお兄さんが選ばれたわけか?」

 

祐人「うん。『紅髪の魔王(クリムゾン・サタン)』こと、『サーゼクス・ルシファー』。それが今の部長のお兄様であり、最強の魔王様だよ」

 

アーシア「それで部長さんが、グレモリー家の跡継ぎに」

 

そうしてリアス先輩の家の事の説明が終わると光刃は手に持つ本を消した。

 

グレイフィア「そろそろ時間です」

 

リアス「行きましょう」

 

すると2つの魔法陣が赤く光り、グレイフィアさんが伝える。そしてリアス先輩の言葉でそれぞれ魔法陣に乗る。するとグレイフィアさんが念話をしてきた

 

グレイフィア《ちなみに今回の光刃様の参加ですが、上級悪魔のほとんどの方が反対意見を出されていた中でライザー様が無理矢理押し通した事と魔王ルシファー様の後押しによって成り立つことができました》

 

光刃《そうだったんですか。魔王様が後押ししてくれた事は意外だったけど、生きた焼き鳥に関しては煽ってやって正解だったー》

 

ユーリ《お前の作戦勝ちだな》

 

そう言って内心ガッツポーズを取った光刃

 

グレイフィア《それと例の件ですが、証拠等も無事に確保することができました》

 

光刃《!ありがとうございます!》

 

その念話を聞いたと共に頭を下げる。急に頭を下げた光刃に疑問を持ったみんなだが、すぐさまグレイフィアさんが説明を始めることでその疑問を逸らさせた

 

グレイフィア「なお、一度あちらへ移動しますと終了するまで魔方陣での転移は不可能となりますので」

 

その言葉が終わると1人、また1人と転移が始まった

 


〈 界時抹消!〉

↓転移後↓

〈 再界時!〉


 

一誠「……あれ?」

 

アーシア「何も変わっていませんね」

 

一誠「転送失敗?また俺のせいとか?」

 

転移が終わって目を開けると、そこは部室だった。それに一誠は不安がってアーシアは不思議そうにしているが、光刃は気配察知能力で直ぐ違いに気がついた

 

光刃「……なるほどねぇ」

 

ユーリ《確かに違う空間だな》

 

グレイフィア『皆様。このたび〔グレモリー家〕、〔フェニックス家〕の審判役を仰せつかった、〔グレモリー家〕の使用人『グレイフィア』でございます』

 

すると校内放送のようなアナウンスが入った

 

グレイフィア『今回のバトルフィールドは、リアス様とライザー様のご意見を参考にし、リアス様が通う人間界の学び舎、【駒王学園】のレプリカを用意しました』

 

一誠「レプリカ?」

 

リアス「外を御覧なさい」

 

そう言って部室の窓を開けて外を見る一誠。空にはオーロラのようなものが見えた

 

祐人「ここは異空間なんだ」

 

朱乃「そこに学校をそのまま再現したのですわ」

 

一誠「あ……悪魔の力ってどんだけ凄まじいんだよ」

 

祐人と朱乃先輩の言葉に一誠は若干引き気味な反応を示し、アーシアは興味深そうに見ていた

 

光刃「うーん、俺の『投影魔術』で同じように校舎を再現するとしたら余裕で2回は死ねるなぁー」

 

一誠「そしてお前は何言ってんだよ!

 

一方光刃は呑気にそんな事を言ったので一誠にツッコまれた

 

グレイフィア『両陣営、転移された先が本陣でございます。リアス様の本陣が旧校舎、【オカルト研究部部室】。ライザー様の本陣は、【新校舎学長室】。よって【兵士(ポーン)】のプロモーションは、互いの校舎内に侵入を果たすことで可能となります』

 

一誠「新校舎に入っちまえば、俺は最強の【女王(クイーン)】並に、力をプロモーション出来るわけだ!」

 

そう言ってやる気の姿勢を見せる一誠

 

光刃「そんな単純に済むわけないだろ。逆にライザーの【兵士(ポーン)】が旧校舎に入って来たら、あっちだって同じ事をしてくるし。本陣の守りは一番堅固にしてると思っとけ」

 

一誠「あっ…そうだな、確かに……」

 

だが光刃の説明に一誠は1度冷静になった。すると小猫が赤いビー玉のような物を光刃に配った。一誠は朱乃先輩から受け取っていた

 

一誠「これは?」

 

リアス「戦場ではこれでやり取りをするのよ」

 

一誠「通信機みたいなものか…」

 

そう納得した一誠は耳に入れ、続けてアーシアと光刃も入れた

 

光刃「さて、来い【月闇】!」

 

そして光刃は手を前に出すと光刃の手が闇に包まれ、そこから剣が現れる

 

闇黒剣(あんこくけん)月闇(くらやみ)

 

そしていつの間にか腰に巻いていた【邪剣カリバードライバー】の【必冊ホルダー】に納刀した

 

祐人「今回はそれで行くんだね」

 

光刃「どれにしようか前日までかーなーり悩んだけどな。改めて頼んだぜ【月闇】」

 

そう言うと【闇黒剣月闇】が紫の薄い光を放つ

 

ユーリ《『ふっ同じ事を何度も言わせるな』だと》

 

光刃《それもそうだな》

 

グレイフィア『それでは、ゲームスタートです』

 

その言葉の直後に学園のチャイムが鳴り響き、戦いの幕が切って落とされた

 


〈 界時抹消!〉

↓作戦会議等をしてから数分後↓

〈 再界時!〉


 

一誠「よし!」

 

旧校舎の前で気合を入れる一誠

 

光刃「いっちにーさんし、ごーろくしっちはっち……」

 

その隣で光刃は軽く準備体操をする。すると通信機から声が流れる

 

リアス『いいこと?体育館に入ったら、バトルは避けられないわ。くれぐれも指示通りに』

 

一誠&小猫「「はい」」

 

光刃「ふぅ、了解」

 

リアス『祐斗。準備は良い?』

 

祐人「問題ありません」

 

リアス『朱乃は頃合いを見計らって、お願いね』

 

朱乃「はい、部長」

 

全員の確認を取ると部長が高らかに告げる。

 

リアス『作戦開始!私の可愛い下僕たち、相手は不死身の〔フェニックス家〕の中でも有望視されている才児、『ライザー・フェニックス』よ。さあ!消し飛ばしてあげましょう!』

 

全員「はい!」

 

ユーリ《張り切っていけよ光刃》

 

光刃「《あぁ》さぁ、振り切るぜ!」

 

そして駆け出す一誠と小猫と光刃は体育館へ向かった

 


〈 界時抹消!〉

↓移動時間カット↓

〈 再界時!〉


 

体育館に着くと、早速光刃の気配察知に引っかかる

 

光刃「さて、早速こん中に敵さん4人だ。その中にはあの時の『ミラ』って子もいるな。あと……これは【戦車(ルーク)】だな、その子が他に比べて実力が高い感じだ」

 

一誠「やっぱりすげぇな光刃」

 

小猫「……ホント、先輩さまさまです」

 

光刃「嬉しいこと言ってくれてるが、気ぃ引きしめて行くぞ」

 

その言葉と共に3人は体育館裏口から入って移動する。すると突如として体育館の明かりがつき、声が響く

 

???「そこにいるのは分かっているわよ。グレモリーの下僕さん達?」

 

光刃「……どーやらあちらさんからもバレてるっぽいな。ここは素直に出ていくか」

 

その言葉に2人も頷き、壇上に立つ3人

 

雪蘭「【戦車(ルーク)】さんと…やたらと元気な【兵士(ポーン)】さん、そして謎の人間ね。私は【戦車(ルーク)】の『雪蘭(シュエ)』」

 

ミラ「『ミラ』よ。属性は【兵士(ポーン)】」

 

イル「【兵士(ポーン)】の『イル』でーす」

 

ネル「同じく【兵士(ポーン)】の『ネル』でーす」

 

その3人を見て雪蘭と言う女性が光刃達を見ながらそう言い、それぞれ自己紹介をしてきた

 

一誠「せっかく自己紹介されたし、返しとくか!俺は『兵藤一誠』!部長の眷属で唯一の【兵士(ポーン)】だ」

 

小猫「えぇ…やるんですか?……【戦車(ルーク)】の『塔城 小猫』」

 

光刃「謎の人間って言われた『暗闇 光刃』だ。またの名を……」

 

そう言って【必冊ホルダー】から【闇黒剣月闇】を抜刀し、左手に【ジャアクドラゴンWRB】を持つと、上から中指でページを開いた

 

〈ジャアクドラゴン!〉

〈かつて、世界を包み込んだ暗闇を生んだのは、たった1体の神獣だった…〉

 

ライドスペルによる朗読が終えた後、ページを閉じて【闇黒剣月闇】の【ジャガンリーダー】に読み込ませた

 

〈ジャアクリード!〉

 

そして【ジャアクドラゴンWRB】を【邪剣カリバードライバー】に装填すると、右片手だけで持った【闇黒剣月闇】の柄頭【エングレイブヒルト】で真上から【邪剣カリバードライバー】の【ライドインテグレター】に打ち込んだ

 

〈闇黒剣月闇!〉

 

すると装填した【ジャアクドラゴンWRB】が開かれた。それと同時に光刃の背後に巨大な【ジャアクドラゴンWRB】が現れると共にページが開かれ、そこから【神獣ジャアクドラゴン】が現れる

 

光刃「変身!」

 

そう言って光刃は剣を斜めに剣を振ると、そこから斬撃波が放たれ、その周りを【神獣ジャアクドラゴン】が飛んで紫色のオーラを包み込ませる

 

Get(ゲット) go(ゴー)under(アンダー) conquer(コンカー)than(ザン) get(ゲット) keen(キーン)!(月光!暗黒!斬撃!)ジャアクドラゴン!〉

 

するとそのオーラの中で光刃姿を変わっていく。そして戻ってきた斬撃波がカリバーヘルムにぶつかると、オーラが晴れて『仮面ライダーカリバー』としての姿を現した。

 

〈月闇翻訳!光を奪いし漆黒の剣が、冷酷無情に暗黒竜を支配する!〉

 

カリバー「闇の剣士、『仮面ライダーカリバー』だ」

 


〈 界時抹消!〉

↓生徒会室↓

〈 再界時!〉


 

椿姫「会長、あれは一体……」

 

蒼那「わ、私にも分かりません……」

 

生徒会室では光刃が変身したことによって知らなかった2人は驚いていた。ちなみに他の場所の悪魔達もやはり驚愕の空気に包まれていた(一部例外あり)。

 

王風「(モキュモキュ…ゴクン)あれが闇の剣を使う時の姿ですか」

 

迷「(モキュモキュ…ゴクン)言ってる事は邪悪な感じがしますが、それはそれでいい味を出してる気がします。そんな事よりもカッコイイ!」

 

そして『仮面ライダーカリバー』の変身を初めて見た2人は『赤いきつね』を飲み込んでからそうそれぞれ言葉を漏らしていた

 

蒼那「王風さん達は光刃君のあの姿を知っているんですか?」

 

それを見た蒼那先輩達は王風達へと視線を向けながら聞いてきた

 

王風「はい。あれはコウハが戦う時につかう剣のうちの1本【闇黒剣月闇】を使った時の姿です」

 

椿姫「そのうちの1本?」

 

迷「はい!コウハ君の家にはあのような剣がまだ他にも10本あって、さらにその持つ剣によって戦い方も変わるんですよ!」

 

蒼那「す、凄いですね……」

 

王風達の説明に2人はまた驚きの反応を示し、再びモニターへと視線を向けた

 


〈 界時抹消!〉

↓場所を戻して体育館↓

〈 再界時!〉


 

雪蘭「な、なんなのあの人間!」

 

ミラ「変身した……?」

 

イル「なんか怖いよー」

 

ネル「なんか恐ろしいよー」

 

一方で変身したカリバーを見たライザー眷属4人は困惑の反応をしていた

 

一誠「あいっ変わらず悪そうな雰囲気してんなー」

 

カリバー「だからダークヒーローみたいって言えよ」

 

小猫「……でも、かっこいいです」

 

カリバー「あんがと。それで2人は誰にする?俺は誰でもいいけど」

 

その質問に2人は考える

 

小猫「……【戦車(ルーク)】は私がやります。光刃先輩との修行の成果をここで見せます」

 

小猫がそう言いながら『ファイティンググローブ』を締め直した

 

カリバー「おう、期待してんぞ。それで一誠は……ミラって子にしとけ、なんか知らんがお前標的にされてるぞ」

 

一誠「え?……ホントだ」

 

そう言って一誠は視線を向けると、確かに棍棒の先を一誠に向けられていて確かにロックオンされていた

 

カリバー「やられるなよ?」

 

一誠「へっ当たり前だろ?行くぞ、【赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)】!」

 

そう言って一誠も【赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)】を出現させると

 

一誠「ブースト!」

 

Boost(ブースト)!!!〉

 

早速1チャージさせた。それを見たカリバーは仮面の中で微笑むと

 

カリバー「さぁ、ここからは俺たちのステージだ!行くぞ!」

 

一誠&小猫「おう!」「はい!」

 

その掛け声とともにカリバーは突っ込むと、2人も続いて突撃した

 

 

カリバー「という事で、消去法で俺が君たちの相手になった。恨まないでくれよ?」

 

そう言って剣を双子に構えるカリバー。別の場所では小猫が雪蘭の炎を纏った一撃を全て躱して着実に重い一撃を与えていき、一誠はミラとまだ普通に戦かっていた

 

イル「怖いけど、頑張って解体しちゃうよー」

 

ネル「恐ろしけど、頑張って解体しちゃうよー」

 

そう言って2人はチェーンソーのエンジンを添加して、カリバーに迫ってきた

 

イル「バーラバラ♪」

 

カリバー「おっと!」スカッ

 

ネル「バーラバラ♪」

 

カリバー「よっと!」スカッ

 

2人「「バーラバラ♪」」

 

カリバー「ふっ!」ガキン

 

だがそんな攻撃が当たるはずもなく、カリバーは余裕で躱したり剣で受け流たりしていた

 

イル「あー、もう!ムカつく!」

 

ネル「どうして当たってくれないのよ!」

 

カリバー「こちとら簡単にやられるような、やわな特訓を日頃してないんでな」

 

ユーリ《最近だとデザストとの試合漬けだがな》

 

カリバー《あぁ。まだ本気は出してないみたいだが、それでも満足してくれてるから嬉しいよな》

 

2人「「このーーっ!!」」

 

そして2人はしびれを切らしてまた2人一緒に攻撃してきた

 

ユーリ《隙だらけだな》

 

カリバー「貰った!」

 

だがそんな動きの隙をカリバーとユーリが隙を見逃すはずも無く、それぞれ躱すと2人の胴体へ向けてそれぞれ剣で斬り抜けた

 

2人「「キャァァァァ!!!」」

 

そう言って2人はチェーンソーをその場に落とすと当てられた場所に手を抑えた

 

イル「い、痛い……」

 

ネル「き、斬られた……」

 

カリバー「いや、斬ってはないぞ。よく見てみな?」

 

そう言って双子はその当てられた場所を手を避けて見た。するとそこには()()()()()()()()()()()()()()

 

イル「ど、どうして……」

 

ネル「た、確かに斬られた感覚が……」

 

そう言って2人は驚いた表情をしたままカリバーへ視線を向けた

 

カリバー「これが俺の新能力、『非殺傷モード』だ。これは俺の意思でON/OFFをいつでも切り替えられるんだが、ONの時だと斬られた感覚があるものの服にも傷一つ着くことは無い仕様なんだ。だから基本的には痛みで戦闘続行不可……最悪気絶させるって使い方になるのかな?」

 

ユーリ《恐らくそうだな。それにしても、クロスはクロスで色んなスキル持ってるよな》

 

カリバー「《俺もそう思う、他には何を持ってるのやら…》さて、とりあえず……」

 

そう言って【邪剣カリバードライバー】から【ジャアクドラゴンWRB】を抜き取った。すると2人は少々怯えた様子を見せながら聞いてきた

 

イル「わ、私たちをどうするつもり……?」

 

ネル「ば、バラバラに解体するの……?」

 

カリバー「いやしねぇよ!?そんな趣味俺には無いし!ただ少しの間……」

 

話しながら【ジャアクドラゴンWRB】を【ジャガンリーダー】に読み取らせた

 

〈必殺リード!ジャアクドラゴン!〉

 

カリバー「闇の呪縛に囚われてな!邪竜動封術(じゃりゅうどうふうじゅつ)

 

〈月闇必殺撃!習得一閃!〉

 

そう言って剣を振り下ろすと、剣から闇のオーラが放たれてイルとネルに纏わりつく。すると2人は体をピンッと伸ばすとその状態からジタバタし始めた

 

イル「う、動かないー!」

 

ネル「何も出来ないー!」

 

カリバー「悪いな、これも試合だから許せ。さて、じゃあ次は…」

 

そう言って小猫の方に向くと

 

雪蘭「くっ!」

 

小猫「……これでチェックメイトです」

 

雪蘭が小猫に関節技を極められていた様子だった

 

カリバー「あの様子だと無事に終わるな。そうなるとあとは一誠なんだが…「くらえ!俺の必殺技!洋服崩壊(ドレス・ブレイク)ッ!」……なんか、技名からして嫌な予感しかしねぇんだが……」

 

ユーリ《同感だ、正直そっちの方向を見たくないんだが見るしかないよな……》

 

それに同意して一誠の声のした方向を向いたら、そこには棍棒が折れている上に()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()だった。そして一誠は腰に手を当てて仁王立ちして満足そうな笑い声をあげていた

 

一誠「アッハハハハ!どうだ見たか!脳内で女の子の服を消し飛ばすイメージを延々と、そう延々と妄想し続け、俺は持てる魔力の才能を全て女の子を裸にするために使い切ったんだ!これが俺の必殺技、洋服崩壊(ドレス・ブレイク)だッ!」

 


〈 界時抹消!〉

↓生徒会室↓

〈 再界時!〉


 

椿姫「下品な…」

 

蒼那「女性に接触した瞬間、自らのイメージを魔力として送り込んだのでしょう。独創的ではあるけれど……ッ!」

 

そう話していると、後ろの方からバカでかい魔力を感じられ、2人は振り向くすると

 

王風「ほう?あれがアーシアに事故で喰らわせた技なのか。ほぅ……」ゴゴゴゴゴゴ…

 

迷「お、おおおおお落ち着いてください王風!ここで魔力を高めては後々面倒事になるだけですよ!」

 

王風が完全にキレかけていて、オルタろうとしている様子とそれを必死に押さえようと尽力している迷だった。それを見た2人も驚きつつも、とんでもない魔力放出量で中継仕事に支障が起きる可能性がある事により、何とか抑えようと迷と共に尽力し始めたのだった

 


〈 界時抹消!〉

↓場所を戻して

〈 再界時!〉


 

そして一誠はガッツポーズを取って満足そうな表情を浮かべてただ涙を流していた

 

ミラ「最低!」

 

イル「ケダモノ!」

 

ネル「女の敵!」

 

小猫「……見損ないました」

 

雪蘭「金輪際近づきたくないわ」

 

一誠「グフッ!」

 

だが女性陣からの罵声に少し精神的ダメージを負っていた

 

 

カリバー《……ユーリ、やっていいよなアレは》

 

ユーリ《確信犯だ、ゲームリタイアしない威力でなら許す》

 

その光景を見たカリバーはユーリの許可を得て無言のまま別のワンダーライドブックを手に持つと【ジャガンリーダー】に読み込ませた

 

〈西遊ジャーニー!〉

〈必殺リード!ジャアク西遊ジャー!〉

 

カリバー「邪猿(じゃえん)混合撃(こんごうげき)

 

〈月闇必殺撃!習得一閃!〉

 

すると【闇黒剣月闇】に如意棒のような赤い棒が纏われると

 

カリバー「このバカ野郎がぁぁぁ!!!

 

ドガァァァン!!!

 

一誠「いってぇぇぇぇぇぇ!?

 

容赦なく振り下ろすと纏わった赤い棒が伸びて、そのまま一誠の脳天へと命中し(戦闘不能にならない程度で手加減込み)、一誠はその場でのたうち回った。そして生徒会室では一誠に落とされた鉄槌と共に王風のオルタ化が何とか収まったのだった

 

カリバー「すまない、うちの変態バカが。お詫びに……」

 

そう言ってカリバーは空間を斬り裂くと、闇の中から男性でも女性でも問題なく使えるタイプの衣服を取り出して渡した

 

カリバー「万が一の保険として用意していた着替えだ。良かったら着てくれ」

 

ミラ「あ、ありがとう……」

 

そう言ってミラは服を受け取り、急いで着始めた。すると通信機からリアス先輩の声が聞こえた

 

リアス『小猫、イッセー、光刃。状況は?』 

 

カリバー「敵の【兵士(ポーン)】3名と【戦車(ルーク)】1名を無力化に成功、そして3人とも無事です」

 

そう言って一誠達の方に顔を向けると

 

 

一誠「ギ、ギブ!ギブだって!」

 

小猫「……まだ許せません、もう少し喰らっててください」ミチミチミチミチ……

 

一誠「ギブギブギブギブゥゥゥゥゥ!!!」バンバンバンバン

 

 

小猫が一誠に現在進行形で絞め技を極めている制裁が行われていたのだった

 

リアス『……そっちで今何が起きているの?』

 

カリバー「今小猫が一誠にお灸を据えてるところですね」

 

リアス『……程々にしなさいね、小猫。それと朱乃の準備が整ったわ、作戦通りにお願いね!』

 

その言葉に小猫は一誠を解放し、一誠はフラフラになりながらも立ち上がると3人は頷きあって体育館外へと駆け始めた

 

雪蘭「逃げる気!まだ勝負は着いていないわ!」

 

ミラ「重要拠点を捨てるつもりか!?」

 

そんな声が聞こえたが、そんなことお構い無しに3人は外に出る。するとすぐに光刃は振り向くと

 

カリバー「すまないなCiao(チャオ)

 

その言葉の直後に上空から轟音と共に巨大な雷の柱が体育館へ降り注がれ、その爆風で一誠と小猫は軽く吹き飛ばされ、カリバーはそのまま立っていた。そして雷が止んだとき、先程まであった体育館は全て消えていた

 

朱乃「撃破(テイク)

 

グレイフィア『ライザー様の【兵士(ポーン)】3名、【戦車(ルーク)】1名、戦闘不能』

 

グレイフィアさんのアナウンスにより、4人の脱落が伝えられた

 

一誠「す、すっげー……」

 

小猫「朱乃先輩の通り名は……『(いかずち)の巫女』。その名前と力は、知る人ぞ知る存在……だそうです」

 

カリバー「うわぁーおっかねー」

 

ユーリ《変身していても恐怖を感じるとは、な……》

 

小猫の説明に2人+‪αは冷や汗をかいた

 

リアス『まだ相手の方が数は上よ。朱乃が二撃目を放てるようになるまで、時間を要するわ。朱乃の魔力が回復しだい私たちも前に出るから。それまで各自、次の作戦に向けて行動を開始して』

 

その言葉が終わると、3人は顔を見合わせた

 

カリバー「確か次は……」

 

小猫「陸上競技の【グラウンド付近】で……祐斗先輩と合流。その場の敵を殲滅……です」

 

一誠「ま。アイツのことだから、爽やかな顔してちゃんとやってんだろうけど……小猫ちゃん、俺たちも行こうぜ」

 

そう言って小猫の肩を叩こうとした一誠だったが、小猫が一誠から離れて空振りし、カリバーの後ろへと移動した

 

小猫「……触れないでください」

 

そう蔑んだ声と顔で一誠を睨む小猫

 

一誠「ハハ、大丈夫だよ。味方に使うわけないだろう?」

 

小猫「……それでも最低な技です。行きましょう光刃先輩」

 

カリバー「お、おう《さ、さっき思いっきり絞め技かけてたような……》」

 

ユーリ《その疑問は胸に閉まっておけ、言うべきことじゃないからな》

 

そう言ってグラウンドへ向けて歩き始めた小猫とカリバー

 

一誠「あらら、どうやら本格的にきらわれたような……待ってよ小猫ちゃん!」

 

そして一誠も2人の後を追い歩き始める

 

カリバー「全く、嫌われて当然だろうが。そして特訓の成果がこれだと知ったらエミヤ泣k…(ピカーッ)…!」

 

小猫「……どうしたんですか?光刃先輩」

 

そう歩きながら話している途中で【闇黒剣月闇】の未来予知が発動し、カリバーはその場に立ち止まった。そして突然として立ち止まったカリバーを不思議そうに小猫は見ていた

 

カリバー「ッ!まずい!」ガシッ

 

小猫「にゃっ!?」

 

そして見終わるとすぐにカリバーは小猫の腕を掴み

 

カリバー「すまん!小猫!」ブン!

 

小猫「先輩!?」

 

そのまま一誠に向けて投げ飛ばした。そして次の瞬間、

 

ドグォォォォオン!!!

 

一誠「うおわぁぁぁっ!!!」

 

小猫「きゃあぁぁぁっ!!!」

 

カリバーのいる場所が突如として爆発し、2人は爆風に飛ばされたのだった




[残りライフ×165]
9ライダー分も来たのでライフが9個も吹き飛びました
エボルト「いやぁー今回はめでたい技だったねぇ〜」
めでたい技ってなんだよ、というか正直もう慣れた
エボルト「普通慣れるもんか?」
さぁ?さて、今回のアンケート内容を発表するよ!『戦姫絶唱シンフォギアのヒロインは誰にするべき?』だ!
エボルト「久しぶりに別作品の設定を問うアンケートになったな」
確かに、前回から何話くらい空いたのだろうか……まぁとりあえずそれは置いといて、協力お願いしますぜ!
エボルト「頼んだぜ」
それでは作品の裏設定(?)に入ります、チャレンジメニュー『ブラックホールコーヒー』の内容は【出されたコーヒーをブラックのままで吹き出したりせずに5分以内に全て飲みきる】ってものです
エボルト「まぁ、壊滅級に苦いだけだからまだ希望はある方だな」
そして『真・ブラックホールコーヒー』(税込750円)はオリジナルの『ブラックホールコーヒー』です
エボルト「つまり不味さが最初に光刃とエミヤが飲んだコーヒーって事だ」
そしてこれを飲めたら【来店度に全メニューの中から1品だけ無料で提供】という効果を持つカード(作:光刃)が貰えます
エボルト「俺にも飲めないコーヒーを飲めるんだ、それ相応の報酬は与えないとなぁ」
そして店内メニューですが、『カフェ』と言うよりも『レストラン』の方が似合うほど多彩豊富……という事にしております
エボルト「そうすることでパッと思いついた料理を何時でも入れられるってことらしいぜ」
だってハッキリと全部決めてねぇし。あとはWRBの書き方だけど、ドデカライドブックのみ文字背景があるように今んとこ調整中です。そーした方が違いがわかりやすいかなって事で。今回の話だとこれくらいか?
エボルト「まぁ、他に気になったことがあれば質問箱に投げてくれればいいだけだからな。これくらいでいいんじゃないか?」
それもそーだな。そんじゃあ今回はこれくらいでお開き!
エボルト「さぁ、今回も始まるぜルーレットタイムが」
お、お手柔らかなので……
エボルト「……ほいっ!」パスッ
……………?何も起きない?
エボルト「えーっと?何何?『処刑てんこ盛りセットだから準備に少々』?……あぁ〜、確かにすげぇ量だ」
え?なにそれこわい「「とぅ!」」……ゑ?
BLACK「ライダー!」
BLACKRX「ダブルキック!」
ぐほぁ!
〈GAME OVER〉
エボルト「ほい、『時の飛躍-ターン・ジャンプ』」
強制復活かよ!?[残りライフ×160]って今ので5つも消えた!?
エボルト「そして次はこれだ」(超進化型外道麻婆)
こ、これを食えと言うんですか?
エボルト「関係ない、食え。こん中に1UPキノコが100個程混ざってるしよ」
あ、ならいただきマース!
〈GAME OVER〉
エボルト「またか、『時の飛躍-ターン・ジャンプ』」
復活させるとかまだあるのかよ…[残りライフ×253]ま、まぁライフが増えてるからまだいいか……
エボルト「そして次で最後なんだが」
オーマジオウ「ふっ、まさか私も出されるとはな……」
アイエエエエ!オーマジオウ!?オーマジオウナンデ!?
エボルト「これが最後の内容、俺と魔王様の必殺技だ」
う、うっそぉぉぉ!?
エボルト「さぁ、じゃあ行きますか魔王様?」
オーマジオウ「いいだろう…!」
〈ReadyGo!ブラックホールフィニッシュ!〉
〈終焉の刻!逢魔時王(オーマジオウ)必殺撃!〉
エボルト「はぁぁぁぁぁ!!!」
オーマジオウ「でりゃぁぁぁぁぁ!!!」
ウソダドンドコドーン!!!ぐおあぁぁぁぁぁ!!!
〈GAME OVER〉
エボルト「っと、今回の当選者は『東方FGO大好き』さんだ。いやー、まさかこれ全部がいっぺんにだとは正直驚いたぜ。それよりもありがとうな、魔王様」
オーマジオウ「ふん、正直隠居するつもりだったんだが、まぁいいだろう。ではな」
エボルト「……正直俺はあの人を見ると何故か鳥肌が止まらねぇからこれ以降組み合わせて欲しくないな、マジで。……ンン!気を取り直して今回はこれで終わりだ。それじゃあ読者諸君!次回の投稿までCiao(チャオ)!」


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第19話 〜ゲーム中盤、神器の進化。〜

前回の出来事
・カフェ『nascita』がついに開店
・ついにレーディングゲームが始まる
・さっきまで光刃のいた所が大爆発

[残りライフ×150]
作者「あ、悪夢や…今まで色々と貰ってきたが、逢魔時王は怖すぎる……」
光刃「まぁ、それには同感」
作者「……よし、気持ちの切り替え完了。ではまず謝罪から」
光刃「謝罪ってお前、何をやらかした?」
作者「アンケートで『天羽 奏』さんを書き忘れていました……」
光刃「またやらかしやがったのかよテメェ!そして今回何票入れられてから気づいた?」
作者「85票…」
光刃「何やっとんじゃこの野郎!」
作者「ホントだよ!あん時の俺殴りたいよ!」
光刃「……ハァ、もう俺頭痛い…」
作者「という事なので、新しく貼り直しているので出来ればまた投票をお願い致します」
光刃「本当に済まない、この作者が……」
作者「では次です、ワンダーライドブックや聖剣の色を一新しました」
光刃「唐突だな」
作者「ウェブで画像のカラーの『Hex』を教えてくれるツールを見つけてよ、それで全部作り直したんだ」
光刃「過去に投稿したも話もそれにするのか?」
作者「めんどいからパス!要望あれば書き換えるけども」
光刃「最低だ、うちの作者……」
作者「そして最後、今回戦闘描写がまともに書くことが出来ませんでした」
光刃「それでも約15000字なんだよな」
作者「うん、俺が最近作った一話分の目標文字数に行ったんだよね。だから許して下さい、何でもはしませんが」
光刃「なら代わりに処刑する」
〈ダブル!ふむふむ…〉
〈プリズム!マキシマムドライブ!〉
作者「そう言われるよね!何となく察してたよ!対処法は無いけども!」
光刃「喰らえ!プリズムブレイク!」
作者「ぐぎゃぁぁぁぁぁあ!!!」
[GAME OVER]


 〜一誠 side〜

突如として光刃が小猫ちゃんが投げ飛ばされて来て俺は受け止めることが出来たが、その次の瞬間に突如として爆発が起こり、俺たちは爆風で少し飛ばされて地面を転がった

 

一誠「っ光刃ぁ!」

 

小猫「光刃先輩!」

 

そしてすぐに起き上がって小猫ちゃんと一緒に名前を呼ぶ。だが光刃のいた場所からは煙が登っていて、声も返って来ず安否が分からない

 

リアス『光刃!?光刃がどうしたの!?答えなさいイッセー!小猫!』

 

小猫「……光刃先輩が、私を庇って…爆破されました…」

 

リアス『ッ!』

 

アーシア『そんな……!』

 

通信機からは部長が絶句して、アーシアがショックを受けているのがわかった

 

ユーベルーナ「うっふふふ……『撃破(テイク)』」

 

すると上空から声がして見ると、あの焼き鳥の眷属の1人であり、あの時俺に見せつけるようにキスをしていた【女王(クイーン)】の『ユーベルーナ』がいた

 

一誠「よくも…よくも光刃を!あいつは人間だ!」

 

そう言ってユーベルーナを睨んだ。だがユーベルーナは馬鹿にしたような視線を向けながら話す

 

ユーベルーナ「関係無いわ。それに、ゲーム中の死亡は事故として見なされるのよ」

 

一誠「なっ!?」

 

その事に驚いて小猫ちゃんを見るが、小猫ちゃんは怒りと哀しみが混じりあった表情をしながら話す

 

小猫「……それは本当です。ですが、それでも私も許せません!」

 

そう言って拳を強く握りしめる。それを見て俺も【赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)】を腕に出して構える

 

一誠「あぁ…俺もだ!ライザーの【女王(クイーン)】!降りてきやがれ!俺たちが相手だ!」

 

そう言って俺は強く睨んだ。するとユーベルーナは馬鹿にた笑いをしてきた

 

ユーベルーナ「アッハハハハ!諦めなさい坊や達、いくら足掻いても私たちには勝てn…「邪竜(じゃりゅう)喰撃波(くうげきは)」…!?」

 

〈読後一閃!〉

 

するとさっきの爆煙の中から紫色の斬撃波がユーベルーナに向かって飛んで行った

 

ユーベルーナ「くっ!」

 

それをユーベルーナはギリギリだったが躱した

 

???「躱されたか」

 

そして煙の中から剣を軽く払って煙が全て飛ばされると光刃が変身している『仮面ライダーカリバー』が現れた

 

一誠「光刃!!!」

 

小猫「光刃先輩!!!」

 

カリバー「おう、心配かけたな。俺は五体満足だぜ」

 

そして光刃は俺たちに向けてサムズアップした

 

〜一誠 side out〜

 

 

リアス『今度は何があったの!2人とも!』

 

通信機からリアス先輩の慌てたような声が聞こえた

 

一誠「部長!光刃は無事でした!」

 

カリバー「すみません、心配おかけしました」

 

リアス『!……そう、無事ならいいのよ』

 

すると通信機から安堵した声が聞こえてきた

 

ユーベルーナ「何故…何故無事なの!?確かに直撃したはずなのに!」

 

そして上空ではユーベルーナが困惑の声をしながら聞いてきた。それを光刃は「ふふっ……」と笑うとユーベルーナの顔を見て

 

カリバー「わかんねぇだろ?〈俺もよくわかんない〉」

 

ユーベルーナ「なっ!?」

 

一誠「え!?」

 

小猫「……何か声が重なって聞こえたような…」

 

まさかの返しに2人は困惑の声を上げ、小猫は疑問を持った

 

ユーリ《あ…危ない、つい声が表に出てしまった……》

 

カリバー「《完全にはバレてないみたいだからセーフ》さぁて、今度は骨が折れそうな相手だな」

 

そう言って光刃は構え直した。すると朱乃先輩が光刃達を庇うように間に現れた

 

朱乃「あらあら、【女王(クイーン)】の相手は私が致しますわ。ですから光刃君、ここは任せてください。ね?」

 

そう言って光刃に顔を向ける朱乃先輩。それを見て光刃は【必冊ホルダー】に【闇黒剣月闇】を納刀した

 

カリバー「わかりました、ご武運を」

 

朱乃「うふふ、心配には及びませんわ。私が全身全霊を持って消し飛ばしますわ」

 

そう言って黄金のオーラを出す朱乃先輩。そしてカリバーは一誠達の方に顔を向けると

 

カリバー「ここは朱乃先輩が相手してくれることになった!2人とも邪魔にならないよう早く次の場所に行くぞ!」

 

一誠「わ、わかった!朱乃さん、頑張ってください!」

 

小猫「……わかりました。朱乃先輩、お願いします」

 

そう言って、3人は目的地に向けてかけ始める。そしてその直後

 

ドグォォォォオン!!!

 

バリバリバリバリィ!!!

 

背後で2人の【女王(クイーン)】が激突し始めた

 


〈 界時抹消!〉

↓移動中(光刃は変身解除)↓

〈 再界時!〉


 

移動中、光刃は考え込んでいた

 

光刃(あの時……)

 

〜回想〜

カリバー「すまん!小猫!」ブン!

 

小猫「先輩!?」

 

そう言って投げ飛ばしたあと、俺は爆破に巻き込まれかけた。だが

 

カリバー「なっ!?」

 

ユーリ《何!?》

 

()()()()()()()()()()()()()()()【闇黒剣月闇】を【必冊ホルダー】に入れて【クラヤミトリガー】を引いたのだ

 

〈月闇居合!〉

 

そして自分に来る爆破のダメージはそのまま【闇黒剣月闇】に吸収された

〜回想終了〜

 

光刃(あの時のユーリの反応から、あれはユーリが俺の体を動かしての行動ではない、でもあの動き方は本能的では無くて確実に意思があっての行動だった。一体なんだったんだ?ほんとよくわかんねぇな……)

 

そう考えているとアナウンスが流れる

 

グレイフィア『ライザー・フェニックス様の【兵士(ポーン)】三名、リタイア』

 

一誠「3人!?(ガサッ)っ!?」

 

小猫「……誰ですか」

 

そう言って警戒する2人、それに気づいた光刃は一旦考え事をやめた。するとすぐに気配で理解する

 

光刃「祐斗か、ちょっと驚いたぞ」

 

そう言うと、木陰から祐斗が出てきた

 

祐斗「そう?てっきり既に気付かれてるかと思ったけど」

 

光刃「ちょっと考え事をしていてな」

 

ユーリ《集中してろ、恐らくさっきの事を考えてたんだろうが、ここは戦場だ》

 

光刃《……それもそうだな》

 

一誠「あ!さっきの3人って!」

 

そして一誠が先程の放送で伝えられた事を元に、繋がったかのように聞くと祐斗は頷いた

 

祐斗「朱乃さんの結界のおかげで、大分楽できたよ」

 


〈 界時抹消!〉

↓用具室に身を隠すことにした4人↓

〈 再界時!〉


 

小猫「……祐斗先輩が3人倒してくれたおかげで相手の残りは9人、こちらは誰もやられていなくて7人です」

 

光刃「人数的には中盤辺りって感じだな」

 

祐斗「でもまだ油断は出来ないね」

 

すると一誠が拳を握って前に出す

 

一誠「勝とうぜ、絶対!」

 

それにみんなは少し笑みを浮かべ

 

祐斗「もちろんだよ」

 

小猫「……当たり前です」

 

光刃「今更だろ」

 

そう言ってみんなで拳を合わせた。その形は偶然か『仮面ライダー(ブレイド)』のOPと同じだった

 

リアス『祐斗、一誠、小猫、光刃、聞こえる?』

 

するとリアス先輩から通信が入る

 

リアス『私はアーシアと本陣に奇襲をかけるから、できる限り敵を引き付けて時間を稼いでちょうだい』

 

一誠「奇襲!?」

 

光刃「また思い切った策を……」

 

リアス『やむを得ないわ。朱乃の回復を待って各個撃破する予定だったけど、敵が直接【女王(クイーン)】をぶつけて来てわね』

 

小猫「……それには同意できます。ですが…」

 

祐斗「【(キング)】が本陣を出るのはリスクが大きすぎますよ!」

 

リアス『敵だってそう思うでしょう、そこが狙い目よ。いくら『フェニックス』の肉体が不死身だと言っても、心まではそうじゃない。戦意を失わすほどの攻撃を加えれば、ライザーに勝つことはできる。この私が直接、ライザーの心をへし折ってやるわ!』

 

そして通信は終わった

 

一誠「そうと決まりゃ、オカルト研究部戦闘員チームで!」

 

祐斗「派手にいくかい?」

 

小猫「……頑張ります」

 

光刃「俺たちの力、見せつけてやろうか!」

 

そう言ってみんなは移動を開始した

 


〈 界時抹消!〉

↓場所:グラウンド↓

〈 再界時!〉


 

光刃「さて、早速始めますか。『投影(トレース)開始(オン)!』」

 

そう言って光刃は手から青白い稲妻を走らせながら投影させた

 

3人「「「!?」」」

 

そして完成した物を見て3人は驚愕の表情をする。無理もない、なんてったって投影したのが『シビルジャッジメンター ギャラクトロン』の現物大(身長61m)だったのだから(腕には【ここの足元にてライザー眷属らを待つ】と書かれてある看板を持っている)

 

光刃「ふぅ、これなら目立つだろ?」

 

ユーリ《いや『目立つだろ?』って……》

 

光刃は(ひと仕事した)風な表情をしながらそう言い、ユーリは困惑していた

 

一誠「こ、これは目立つ目立たないっていうレベルじゃないだろ!?」

 

祐斗「凄いね、正直あれが敵だったら勝てる気がしないよ」

 

小猫「……先輩は大丈夫なんですか?」

 

光刃「大丈夫。だってアレ、着色はしているけど中身は『発泡スチロール1000%』のハリボテだもん。でなきゃ俺、今死んでるし」

 

3人「「「…え?」」」

 

そう言って3人は半信半疑の状態でハリボテギャラクトロンに触れに行った。そして触れると確かに発泡スチロールだった

 

一誠「す、すっげぇー。触ってみないとわかんねぇー」

 

祐斗「僕も触ってみてやっと分かったよ」

 

小猫「……先輩の技術がおかしい」

 

光刃「褒めるなよ、照れるだろうが。……っと、早速来たぞ」

 

そんな話をしていると、風が吹くと砂が巻き起こり、収まると先程まで誰もいなかった場所に1人やって来た

 

カーラマイン「私はライザー様に仕える【騎士(ナイト)】、『カーラマイン』だ!こんな自分の場所をわざわざ教え晒すような事をするとは、正気の沙汰ではないな。だが……私はお前らのようなバカが大好きだ!」

 

そう言ってカーラマインと名乗った相手は抜刀した。すると刀身が炎で包まれた

 

光刃「お、【火炎剣烈火】みたいに燃えるのか。それじゃあ「僕が行くよ」祐斗?」

 

祐斗「せっかく相手が【騎士(ナイト)】なんだ、譲ってくれるかい?」

 

そう聞いてくる祐斗、目はやる気に満ちていた

 

光刃「別に俺はこだわりは特に無いし、いいぜ」

 

祐斗「ありがとう」

 

そう言って祐斗は前に出ながら抜刀する

 

祐斗「僕はリアス様に仕える【騎士(ナイト)】、『木場 祐斗』!【騎士(ナイト)】同士の戦い、待ち望んでいたよ!」

 

カーラマイン「良く言った、『リアス・グレモリ―』の【騎士(ナイト)】よ!!!」

 

そう言ってカーラマインは突撃する。そして祐斗も突撃して高速の剣撃対決が幕を開けた

 

一誠「すっげー。つか、俺達の出る幕無くね?」

 

光刃「ンなわけないだろバカ。だってそうでしょう?このハリボテに釣られて集まってきたライザー眷属の皆さん?

 

そう言って光刃は周りを見渡す。すると、周りの木陰からライザーと似ている気配があったツインロールの金髪の子、顔半分を覆う仮面をつけた女性、和服の女の人、双子の猫耳少女、大剣を持った女性と、新たに6人も出て来た

 

金髪の子「カーラマインったら、頭の中まで『剣!剣!!剣!!!』で埋め尽くされてるんですもの。駒を犠牲にするのも渋い顔してましたし、全く泥臭いったら…。しかもせっかく可愛い子を2人も見つけたと思ったら、その1人も剣バカだなんて。全く、ついてませんわ」

 

そしてライザー眷属6人は光刃達3人を囲って来た

 

小猫「……残りの駒を全て投入、部長の作戦通りですね」

 

光刃「あとは俺らが頑張って行くだけだ。その前にまずはあのハリボテを退かすか、壊れた幻想の模造(ブロークンファンタズム・フェイク)」パチン

 

そう言って光刃は指を鳴らした。すると、先程投影して生み出したハリボテギャラクトロンが粉々と砕け散り光となって消えた

 

小猫「……消えた?」

 

一誠「光刃、今のは?」

 

光刃「エミヤから習った技術だ。ま、エミヤと違って俺のは一切の攻撃も与えられないただ投影品を消すだけなんだけど」

 

ユーリ《全く、お前の『投影魔術』はどこまで行っても戦闘に向かないな》

 

光刃《うぐっ……》

 

ユーリからの言葉に光刃は気にしていたのでかなりのダメージを負った。するとレイヴェルは一誠を注意深く見ると

 

金髪の子「それにしてもリアス様、殿方の趣味が悪いのかしら」

 

そうハッキリと言った。それを隣で見た光刃とユーリは流石にどストレートすぎる発言に(うわぁひっでぇ…)と思考が完全に一致した。表情には出さなかったが

 

一誠「くっ、可愛い顔して毒舌キャラかよ!赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)

 

Boost(ブースト)!!!〉

 

一誠は左腕に【赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)】を出して言った子に向けて構える。するとその子はこちらに手を出し待ったをかけた

 

金髪の子「あら、ごめんあそばせ。アタクシは戦いませんの」

 

一誠「はぁ?」

 

小猫「……え?」

 

突然の告白に小猫と一誠が困惑する。そして光刃はそれを聞いて顎に手を当てて少し考え、考えが纏まると事実確認のために聞いてみる事にした

 

光刃「最初に会った時にライザーに一部似てるような気配が混じっていて、同じようなことがあったから思い出せなかったけど今わかった。君、実はライザーの妹なんじゃないか?」

 

一誠「え!?」

 

そう聞いたが隣の2人が驚いていたのに対してその金髪の子は表情は変えることは無かった。だがその代わりに仮面を着けた女性が話し始めた

 

仮面を着けた女性「ほぅ…よく分かったな人間、お前の考えた通りだ。彼女…いやあの方の名は『レイヴェル・フェニックス』!眷属悪魔とされているが、ライザー様の実の妹君だよ!」

 

一誠「フェニックス!?妹ぉ!?」

 

出された情報に一誠は驚きながら再びレイヴェルへと視線を向け直した。するとこちらに手を振っていた

 

光刃「じゃあ聞くが、わざわざ実の妹を眷属にした理由は?」

 

仮面を着けた女性「ライザー様曰く、『ほら、妹萌えって言うの?憧れたり、羨ましがる奴多いじゃん?まぁ俺は、妹萌えじゃないから、形として眷属悪魔ってことで』だのだそうだ」

 

ユーリ《嘘だろ……?》

 

一誠「あの鳥野郎、本当に変態でバカだったのか!?」

 

小猫「……ドン引きです」

 

光刃「俺にも義妹はいるが、流石にそんな風に考えたこと1度もねぇし、普通させる訳ねぇぞ……」

 

イザベラから告げられたライザーの考え方に、3人+‪αは完全に引いていた

 

光刃「……でもまぁ、イッセーといい勝負してんじゃねぇか?」

 

小猫「……確かに、イッセー先輩も変態ですし」

 

一誠「2人とも酷くね!?でもまぁ、妹を眷属にしたいって気持ちは十分に理解できるんだが……」

 

矛先が自分に切り替わったことに一誠は声を荒らげたが、後半は視線を逸らし頬を掻きながらそう言った。それを聞いた光刃は溜息をつき、小猫とレイヴェルは心底汚らしいものを見るかのような視線を送った

 

光刃「ほれみろ」

 

小猫「……こっちはこっちで最低です」

 

レイヴェル「そんな風に感じ取るだなんて、正直キモイですわ」

 

光刃「その言葉、お前の兄さんが聞いたら確実に泣くぞ。……ってんな事よりも今は戦場だったな」

 

そう言って光刃は【必冊ホルダー】から【闇黒剣月闇】を抜刀し、左手に【ジャアクドラゴンWRB】を持つと、上から中指でページを開いた

 

〈ジャアクドラゴン!〉

〈かつて、世界を包み込んだ暗闇を生んだのは、たった1体の神獣だった…〉

 

ライドスペルによる朗読が終えた後、ページを閉じて【闇黒剣月闇】の【ジャガンリーダー】に読み込ませた

 

〈ジャアクリード!〉

 

そして【ジャアクドラゴンWRB】を【邪剣カリバードライバー】に装填すると、両手で持ち【闇黒剣月闇】の柄頭【エングレイブヒルト】で真上から【邪剣カリバードライバー】の【ライドインテグレター】に打ち込んだ

 

闇黒剣(あんこくけん)月闇(くらやみ)!〉

 

光刃「変身!」

 

そう言って右手だけに持ち直して剣を斜めに振るう光刃

 

Get(ゲット) go(ゴー)under(アンダー) conquer(コンカー)than(ザン) get(ゲット) keen(キーン)!(月光!暗黒!斬撃!)ジャアクドラゴン!〉

 

するとその一振りで光刃を闇のオーラで包み込むと、そのまま『仮面ライダーカリバー』としての姿を表した

 

〈月闇翻訳!光を奪いし漆黒の剣が、冷酷無情に暗黒竜を支配する!〉

 

カリバー「『仮面ライダーカリバー』、再び参上」

 

その変身を見たライザー陣営の眷属達は驚きの表情を浮かべた

 

一誠「あれ?さっきと変身方法違くね?」

 

カリバー「俺の変身ポーズに関してベースはあるが、どれを選ぶのかは基本ノリと気分だ」

 

小猫「……そんなのでいいんですか」

 

カリバー「いいんだそんなんで。さて、ノーカンのレイヴェルさんを除くと相手は顔を半分覆う仮面を着けた【戦車(ルーク)】、和服姿の【僧侶(ビショップ)】、大剣背負った【騎士(ナイト)】がそれぞれ1名ずつ、そして双子の【兵士(ポーン)】だ。誰が相手になっても気を抜くなよ?」

 

小猫「……分かりました」

 

そう言って【ファイティンググローブ】を再び締め直す小猫

 

一誠「おう、了解だ!」

 

Boost(ブースト)!!!〉

 

そして一誠は2段階目をチャージした

 

レイヴェル「『イザベラ』と『美南風(みはえ)』はあの【兵士(ポーン)】を、『ニィ』と『リィ』はあの【戦車(ルーク)】を、『シーリス』はあの剣士と戦いなさい。所詮姿が変わっても元は人間ですし、1人で十分のはずですわ」

 

レイヴェルがそう言うと、相手もそれぞれ散開した

 

 

 

カリバー「まさかこっち側でも、剣士と剣士の戦いになるとはな」

 

肩に【闇黒剣月闇】を担ぎながらそう話すカリバー

 

シーリス「私はカーラマインと違って剣バカではない。そこは履き違えるな」

 

少しムッとしながらシーリスはカリバーを睨む、だがカリバーは手を前に出しながら「違う違う」と言った

 

カリバー「別に俺は君を剣バカとは言ってないよ。ただ純粋に、剣士と剣士の戦いは燃えるよなって事だ!」

 

そして剣を構える光刃

 

シーリス「フッ……それには私も同感だ!」

 

そう言ってシーリスは背中の大剣を抜いて構えると

 

シーリス「行くぞ!カリバー!」

 

強く踏み込んで突撃した。それを見たカリバーも仮面の奥で(ニッ)と笑うと

 

カリバー「あぁ、かかって来やがれ!」

 

【闇黒剣月闇】を前に出して待ち構える。そして

 

ガキィン!

 

互いの剣が混じりあった

 

 

 

ニィ「お前の相手は!」

 

リィ「私たちにゃ!」

 

そう言って小猫の前に立つ2人

 

小猫「……2対1ですか。ですが…今日はなんで私よりも胸がある人ばかり…」ゴゴゴゴゴ

 

2人「「!?」」ビクッ

 

そして小猫から突如として放たれた殺気が混じった闘志に2人は一瞬震えると、次の瞬間

 

小猫「でりゃ」

 

ブォン!

 

2人「「にゃにゃ!?」」

 

小猫が拳を強く握りしめてそのまま全力で近ずき、拳を奮った。それを2人はギリギリ躱したが、その一撃が地面に当たると

 

ドガァァァン!!!

 

半径2m程のサイズで円型に割れた

 

ニィ「な、なんにゃ!?この殺気は !?」

 

リィ「私たちが何かしたのかにゃ!?」

 

小猫「……強いて言うなら、私の前に立ったからです」

 

2人「「理不尽だにゃーーー!」」

 

そしてこちらでは小猫からの攻撃を涙目で躱し続けていた

 

 

 

イザベラ「私が貴様の相手だ。遅れたが、私は『イザベラ』、ライザー様にお仕えする【戦車(ルーク)】だ」

美南風「私はライザー様にお仕えする【僧侶(ビショップ)】の『美南風(みはえ)』と申します」

 

そう挨拶して一誠の前に立つ2人

 

一誠「光刃じゃなくて俺ん所に2人かよ…だけど、元から覚悟していたんだ!負けるつもりは一切ねぇ!」

 

Boost(ブースト)!!!〉

 

それに少し愚痴りながらも、闘志を燃すと共に3段階目がチャージされた

 

イザベラ「よく言った、行くぞ!『リアス・グレモリー』の【兵士(ポーン)】よ!!」

 

美南風「行きますわよ!」

 

一誠「かかって来い!」

 

そして一誠は2対1の不利な状況の中だが、王風との修行を思い出しつつ、一撃必殺(洋服崩壊)を狙いながら戦闘を始めた

 


〈 界時抹消!〉

↓生徒会室↓

〈 再界時!〉


 

迷「いやー、さっきの爆発は驚いて少々心配しましたが、五体満足だなんて流石はコウハ君ですね!」モキュモキュ

 

王風「ですね。そして再び戦闘が始まりましたが、イッセーは普通に戦える筈なのにまたあの技を狙っているようですね……」モキュモキュ

 

そう言って互いに『緑のたぬき』を食べる2人

 

椿姫「またあの技の被害者が増えるのですか……」

 

蒼那「正直これ以上の被害者が増えるのは心痛い気持ちが少なからずかはありますが……」

 

そう言って2人もモニターを見ながらそうつぶやく。すると、(ピピピッピピピッピピピッ…)とアラームが鳴ると蓋を外し

 

椿姫「(ズズズッ…モグモグ…ゴクンッ)フゥ…このカップ麺、今まで食べた中で1番美味しいですね」

 

蒼那「(ズズズッ…モグモグ…ゴクンッ)ハァ…しかもこれを光刃君が作ったなんて、本当に凄いです」

 

【赤いきつね】と【緑のたぬき】をそれぞれ食べ始めてそれぞれ感想を零した。もちろん仕事に支障が出ない程度にではあるが

 そして王風が見るモニターでは祐斗がカーラマインによって剣を折られるが、祐斗が「凍えよ!」と言う言葉と共にまた新たな剣身が現れる。それをカーラマインはもう一本の剣を使って再び破壊するがまた新しく剣身が生まれ、祐斗は自身の【神器(セイグリット・ギア)】の説明を攻撃をしながらした

 

王風「なるほど、祐斗の【神器(セイグリット・ギア)】は【魔剣創造(ソード・バース)】という好きな魔剣を作り出せる物なのですか」

 

迷「そういう訳でたまにシロウさんを呼んで一緒になって指導しましたよ。……お、そしてコウハ君の戦いはもう終わりそうですね」

 

迷のその発言に、みんなの視線は1つのモニターに注がれた

 


〈 界時抹消!〉

↓現場に戻る↓

〈 再界時!〉


 

シーリス「ぐっ、ここまでの差だとは……」

 

そう言って地面に大剣を刺して体を支えるシーリス。『非殺傷モード』によって体に傷こそは無いものの、何度も攻撃を喰らったために精神的な限界が近ずいていた

 

カリバー「悪いな、俺を鍛えてくれている先輩達がみんなすげぇ人達だから、ここで止まる訳には行かないんだ!」

 

そう言うとカリバーは【邪剣カリバードライバー】から【ジャアクドラゴンWRB】を抜き取り、【ジャガンリーダー】に二度押し付けた

 

〈必殺リード!必殺リード!!ジャアクドラゴン!〉

 

カリバー「邪竜(じゃりゅう)双牙撃(そうがげき)

 

〈月闇必殺撃!習得二閃!〉

 

カリバー「はぁぁぁぁぁあ!!!

 

そう言って上から下へ向けて縦に【闇黒剣月闇】を振るって闇の斬撃波を飛ばすカリバー

 

シーリス「ぐっ…はぁぁぁぁぁあ!!!」

 

それをシーリスは大剣で何とか耐え、押し返したが

 

シーリス「何!?」

 

押し返したと同時に斬撃波が2つに別れるとブーメランのように再びシーリスに向かい、そして2つの斬撃波は十字形に重なって再びシーリスの大剣へぶつかる

 

シーリス「ぐぅっ…はぁぁぁぁぁ!!!(バキッ!)な!(ザンッ!)ぐはぁ……」

 

そして大剣に限界を迎えて壊れるとその身に斬撃波がモロに当たり、ついに体の限界も迎えたようでその場に膝から崩れ落ちて地面に倒れると光になって消えた

 

カリバー「これで話は終わりだ

 

グレイフィア『ライザー様の【騎士(ナイト)】1名、リタイア』

 

レイヴェル「し、シーリスが!?あの人間、そこまで強いと言いますの!?」

 

グレイフィアさんからの放送を聞いて驚きの表情で直ぐにこちらへと顔をこちら向けたレイヴェルだった

 

カリバー「さて、次はどうしよ…「ドラゴン波ならぬ、ドラゴン・ショットォォォ!!!」うぉ!?」

 

そんな風に考えていると、カリバーの真横を赤い光線が通り過ぎて言った

 

カリバー「ば…倍加って、改めて考えてもやっぱりおかしいだろ……」

 

ユーリ《成長次第では敵無しだぞ、色んな意味で》

 

そして2人はそのえぐられた地面を見ながらそう呟くのだった。するとまた声が聞こえる

 

一誠「弾けろ!洋服崩壊(ドレス・ブレイク)ッ!

 

まさかと思ってその方向に向くと、また被害者が1名増えていた

 

イザベラ「な、なんだこれは!?///」

 

一誠「脳内の『紳士フォルダ』に名前をつけて保存!保存しましたぁ!よしいくぞ!」

 

そして一誠がそのまま赤い光線を至近距離から放たれ、イザベラは光となって消えた

 

レイヴェル「イザベラまで!?」

 

グレイフィア『ライザー様の【戦車(ルーク)】1名、リタイア』

 

一誠「か、勝った!」

 

そう言って喜びの表情を浮かべる一誠。すると剣バカ組……もとい【騎士(ナイト)】組が一旦戦いを辞めて一誠の方を向きながら話し始めた

 

カーラマイン「しかし酷い技だ。いや、女にとって恐ろしい技と言うべきか…」

 

祐斗「僕も初めて見たんだけど、なんというか……うちのイッセーくんがスケベでごめんなさい」

 

小猫「……イッセー先輩が変態ですみません」

 

そう言って相手に頭を下げる祐斗と小猫、そしてずっと逃げていた双子も一誠の事をゴミを見るかのような視線となっていた

 

一誠「コォラー!見も蓋もない謝り方をするなー!2人とも…〈必殺リード!ジャアク西遊ジャー!〉…ハッ!?」

 

急いで振り向くと、そこには如意棒のような赤い棒が纏われた【闇黒剣月闇】を振り上げたカリバーがいた

 

一誠「ま、待ってくれよ光刃!頼むからさ!」

 

そう言い冷や汗ダラダラとなって懇願し始める一誠、しかし現実は無慈悲であった

 

カリバー「問答無用!2度目の邪猿(じゃえん)混合撃(こんごうげき)

 

〈月闇必殺撃!習得一閃!〉

 

ドガァァァン!

 

一誠「いぎゃぁぁぁぁぁあ!?

 

そして纏わった赤い棒が伸びて、そのまま一誠の脳天へと再び容赦なく振り下ろされた。ただし、先程よりかは威力を下げておいたので一誠はその場に頭を抱えてしゃがみ込む程度でなんとか済んだが

 

カリバー「改めてすまない、うちのバカが本当に……」

 

そう言って深深と頭を下げるカリバー

 

レイヴェル「だ、大丈夫ですの?敵とはいえ音がとてつもない気がしたのですが……」

 

そうレイヴェルは若干引き気味に聞いて来た

 

カリバー「あ、それに関しては問題ない。こいつは無駄に丈夫にできてるから。無駄に

 

一誠「そこを強調して2度も言うんじゃねぇよ!」

 

そう言って右手で頭を抑えながら立ち上がる一誠、やはり変態は防御力が高いようだ()。

 

カリバー「ったく、事実なんだから仕方な…ん?あれは…」

 

そう言ってカリバーが新校舎の屋根の上を見ると、そこにはリアス先輩とアーシア、そしてライザーがいた。しかも既に戦闘が始まっているみたいである

 

カリバー「(仕掛けるのはまだ早いはず、つまりは…)…なるほどな。イッセー!祐斗!小猫!どうやらこちらの奇襲は完全に読まれてたみたいだ!」

 

一誠「何だって!?」

 

祐斗「くっ、もう始めてしまってるなんて…!」

 

小猫「……部長…!」

 

カリバーの言葉に3人も新校舎の屋根を見て状況を把握した

 

カリバー「俺が今手が空いているのなら、俺が早く行かなきゃ…(ピカーッ)…って、行ったら行ったでこっち側でまずい事が起こるのかよ」

 

『自分が居ない間にここの3人がリタイアしてしまう未来』を【闇黒剣月闇】が見せた為に歩みだそうとした足を元に戻すカリバー、そして今何をするべきかを考え始めた。すると、ユーリが閃いたようで言ってきた

 

ユーリ《……なら、イッセーの【神器(セイグリット・ギア)】が進化するよう促すのはどうだ?》

 

カリバー《それが今一番出来る事か、ナイスアイデアだぜユーリ!》

 

そう念話していると

 

ズドォォォォオン!!!

 

新校舎の屋根が魔力と炎のぶつかり合いで爆発した

 

一誠「部長!」

 

リアス『私は大丈夫、私の事より今は目の前の敵よ』

 

一誠「でも…「お前のその力は誰の為にある!イッセー!」…!」

 

そのカリバーの声にこちらへと顔を向ける一誠

 

カリバー「お前はもうリアス先輩に信頼されてい【兵士(ポーン)】なんだ!ならその想いに答えてやれ!そして見せてみろ!『リアス・グレモリー』の下僕の力って奴を!」

 

一誠「!…そうだな、俺は部長の下僕なんだ!何も考えることなんかねぇ!部長の為だけに!俺は、お前らを!ぶっ倒す!」

 

その言葉に一誠はさらに気合いの入ったように見える表情へと変える

 

リアス『私の言いたいこと、全部光刃に言われちゃったわね』

 

カリバー「まぁ、俺たちは『ゲームの要』って言われた身ですからね、こんな所でアイツも止まってもらうと俺に負荷がかかり過ぎて困りますよ。それと俺たちがそっちに行くまでに負けて終わるなんてしないでくださいよ?リアス先輩」

 

リアス『ふふっ、言ってくれるわね。私は簡単に負けるほどヤワじゃないわ!』

 

ズドォォォォオン!!!

 

そして再び新校舎の屋根でまた爆炎が上がる。(あの意気ならば大丈夫だろう)と一誠に視線を向き直すと、篭手に話しかけていた

 

一誠「赤い龍帝よ、聞こえてんなら答えろ!俺に力を貸しやがれ!」

 

Dragon(ドラゴン) booster(ブースター)!〉

 

一誠「もっとだ!もっと俺の思いに応えてみせろ!赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)ァァァァッ!!」

 

Dragon(ドラゴン) booster(ブースター) second(セカンド) Liberation(リベレーション)!〉

 

そう言って一誠が左腕を上へ伸ばすと【赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)】からその音声が流れ、それと同時に緑色の光の柱が登る

 

美南風「きゃぁぁぁ!!!何!?」

 

レイヴェル「うぅ!」

 

カリバー「うぉっと!」

 

突如として登った光の柱に敵味方関係なく混乱が起きる。だがカリバーは平気そうにそれを見ていた。

 

そして光が晴れると、一誠の【赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)】の形状が変わっていた

 

一誠「か、変わった?」

 

カリバー《よし、目標達成》

 

ユーリ《だな。そして新能力は如何なる物か》

 

そして一誠が【赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)】を見ていると、宝玉から薄い光が放たれそれに一誠が小さく頷く。そして振り向いて祐斗の方に向くと

 

一誠「木場ぁ!お前の【神器(セイグリット・ギア)】を解放しろ!」

 

祐斗「解放……?」

 

一誠「早くしろ!」

 

祐斗「(コクッ)【魔剣創造(ソード・バース)】!!!」

 

一誠の事を信じて祐斗は剣を地面に刺し、【魔剣創造(ソード・バース)】の魔力が一誠へと地面を通して送られる。それと同時に【闇黒剣月闇】の未来予知も発動した

 

カリバー「(ピカーッ)……って、そうなるのか。なら避難が必要だな……しょうがない、本の負荷がやばいからあまりこの手は使いたくなかったが、出し惜しみは無しだ!」

 

そう言ってカリバーは別のワンダーライドブックを取り出すと【ジャガンリーダー】に読み込ませた

 

〈高速カブト語録〉

〈ジャアクリード!ワーム!〉

 

そしてカリバーは【闇黒剣月闇】を【必冊ホルダー】に一旦納刀する。そして

 

カリバー「クロックアップ!

 

そう言うと『クロックアップ』が発動して超高速で移動を開始し、小猫とレイヴェルを抱えて少し場所を離れた

 

一誠「うぉぉぉりやぁぁぁ!!!」

 

その間に一誠は左腕を地面に打ち込むと、進化した【赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)】の中に【魔剣創造(ソード・バース)】の魔力が吸われる

 

一誠「赤龍帝からの贈り物(ブーステッド・ギア・ギフト)!!!

 

Transfer(トランスファー)!〉

 

そして次の瞬間、数多の魔剣が地面から飛び出してライザー眷属達に襲い掛かり、次々と串刺しにしていった

 

グレイフィア《ライザー様の【兵士(ポーン)】2名、【騎士(ナイト)】1名、【僧侶(ビショップ)】1名、リタイア》

 


〈 界時抹消!〉

↓生徒会室↓

〈 再界時!〉


 

椿姫「(モキュモキュ…ゴクン)【騎士(ナイト)】の能力を【赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)】で強化したと?」

 

蒼那「(モキュモキュ…ゴクン)赤龍帝から送られた、新たな力」

 

迷「それがイッセー君が言っていた『赤龍帝からの贈り物(ブーステッド・ギア・ギフト)』ですか。それにしても……」

 

そう言って光刃が映っているモニターへと視線を移す迷、王風もその様子を見てため息をついた

 

王風「恐らくですが、可能性としては有り得ますね……」

 


〈 界時抹消!〉

↓再び現場へ↓

〈 再界時!〉


 

カリバー「ふぅ、あっぶねぇ」

 

そう言って仮面の奥で安堵の表情を浮かべるカリバー

 

小猫「……光刃先輩、どうして私が光刃先輩に抱きかかえられてるんですか?///」

 

レイヴェル「そ、そんな事より早く降ろして下さいまし!///」

 

カリバー「あ、すまない。今降ろす」

 

それに対して小猫は若干顔を赤くさせながら聞き、レイヴェルはこの状況が恥ずかしいのか暴れた。そしてカリバーは2人を降ろすと説明を始めた

 

カリバー「改めて質問についてだが、ワンダーライドブックの力を使って超高速で移動した。ただこの鎧に合わない事を無理やり再現するからエネルギーも半端なく使うし、今やご覧の有様だ」

 

そう言ってカリバーはほとんど真っ黒になってしまっている【高速カブト語録WRB】を見せる

 

カリバー「ただ2人同時に助けるとなると抱え方も限られてくるし、女の子2人を脇に抱えて走る訳にも行かないからこうなったんだよ」

 

小猫「……なら許します。ですが、何故そこの焼き鳥娘もわざわざ一緒に助けたんですか?」

 

レイヴェル「だっ誰が焼き鳥ですの!って、それよりも訳を言ってくださいまし!」

 

ジト目で小猫がレイヴェルを見ながらそう言い、レイヴェルも一瞬小猫の発言に突っかかりに行ったが、疑問の方が強かったので切り替えて聞いてきた。それを言われたカリバーは頬をかく仕草をして話し始めた

 

カリバー「正直これは俺のワガママでなんだが、戦わない相手まで巻き込まれるなんてゴメンでさ。だから助けたんだ」

 

レイヴェル「そ、それだけの理由で?敵なのに?」

 

あまりにも戦場ではおかしい事を言われて鳩が豆鉄砲を食ったような様子のレイヴェル

 

カリバー「助ける理由なんて、基本そんな単純なもんだよ。特に俺はさ」

 

そう言ってカリバーは「ハハハ」と笑った。すると

 

ドグォォォォオン!!!

 

突如として背後から爆発が起き、みんなの視線がそちらへと移る。そしてその爆煙の中から朱乃先輩が落ちて行き、光となって消えていくのが見えた

 

グレイフィア『リアス様の【女王(クイーン)】1名、リタイア』

 

カリバー「ついにこっち側でも出してしまったか…くそっ!」

 

一誠「あ、朱乃さんが、やられちまうなんて……」

 

そう一誠が言ってる瞬間、また【闇黒剣月闇】カリバーに未来を見せた

 

カリバー「っ!祐斗!そこから急いで離れろ!今すぐにっ!

 

祐斗「っ!?」

 

突如として放たれたカリバーの強い言葉に祐斗は考える事よりも体が先に動く。その直後

 

ドグォォォォオン!!!

 

さっきまで祐斗がいた場所で爆発が起きた

 

祐斗「間一髪、だね。ありがとう光刃君」

 

カリバー「ギリギリだったが視えたからな、間に合って良かった」

 

レイヴェル(視えた……?)

 

そう言って額から冷や汗が額から落ちる祐斗と安堵の息を漏らすカリバー、すると再び上空から声が聞こえた

 

ユーベルーナ「あら、確実に当てられると思ったのに」

 

一誠「またお前か!」

 

そう言ってユーベルーナを睨む一誠、その間にレイヴェルはカリバーの元を慌てて離れ、ユーベルーナの元へと向かった

 

レイヴェル「お、遅かったですわね。ユーベルーナ」

 

ユーベルーナ「はい。あの【女王(クイーン)】、噂通りの強さでした。やはり、『コレ』の力を借りる事に」

 

そう言って小瓶を取り出すユーベルーナ、それを見たカリバーは朱乃先輩が負けた原因を全て理解した

 

カリバー「なるほど、【フェニックスの涙】か」

 

一誠「【フェニックスの涙】?光刃、教えてくれ」

 

初めて聞く言葉に一誠は目だけをカリバーに向けて聞く。それを頷くと説明を始めた

 

カリバー「如何なる傷も一瞬で完治する。まぁ簡単に言うと、RPGに出てくる1人対象の体力全快アイテムだ」

 

一誠「はぁ!?んなのありかよ!?」

 

その効果に一誠は声を荒らげた

 

祐斗「ありだよ。『レーディングゲーム』では2つまでなら用途が認められてるんだ」

 

小猫「……そして、【フェニックスの涙】自体がとても高価であり、製造は〔フェニックス家〕にしかできません」

 

そしてそう易々と使えた理由も知り、一誠は悔しそうな表情をした。そしてカリバーは状況打破の手を考えたがあまりいい手は見つからず、リアス先輩も疲れが出始めているだろうと予想したので一誠をここから離脱させることを選んだ

 

カリバー「イッセー!とりあえずお前はリアス先輩の所に行け!ここは俺たちが…「光刃先輩も行ってください」…小猫?」

 

カリバーの言葉を遮り、前に1歩出ながら小猫がそう言う。祐斗もそれに頷いて前に1歩出る

 

祐斗「だね、ここは僕達に任せて行ってくれ」

 

一誠「でもそんな事をしたら小猫ちゃん達が…「分かっています、私達ではあの【女王(クイーン)】に勝つ事は難しい」…なら……」

 

小猫「ですが、先輩達2人は『ゲームの要』って部長に言われていました。だから部長が居る方へ向かわせた方がいいと思ったんです」

 

祐斗「それに、僕達も簡単にやられるような特訓をあの人達から受けてもらっては無いよ」

 

そう言ってユーベルーナに対して拳を構える小猫と剣を構える祐斗

 

カリバー「……本当にいいのか?」

 

最終確認のようにカリバーは聞くと、2人は頷いた。そこへレイヴェルが話してくる

 

レイヴェル「……助けられた身としてあまり言いたくはありませんが、何をしようと無駄ですわ。私たちは不死身の『フェニックス』、どう考えてもあなた方の負けですもの」

 

カリバー「そうか、だが悪いな!例え勝ち目がなくても、勝てる可能性がたったの1%でもあるのなら、俺はそれに賭ける。それは3人もだろ?」

 

そう言って3人へ視線を向けるカリバー、それに祐斗達は頷いた

 

ユーリ《いい事を言ったような気がするがほとんど受け売りだろうが。それよりも早く新校舎に行くぞ》

 

カリバー「《だな》まぁけど行く前に、ここに置き土産くらいは残しておくぞ!」

 

〈2011 フォーゼオデッセイ!〉

 

そう言って別のワンダーライドブックを取り出し、【必冊ホルダー】から【闇黒剣月闇】を抜刀すると【ジャガンリーダー】に読み込ませる

 

〈ジャアクリード!ゾディアーツ!〉

 

カリバー「行け!『ダスタード』達!

 

そう言って【闇黒剣月闇】をその場で横薙ぎに振るうカリバー。そして剣の軌跡からは黒い靄が現れるとそこに『さそり座』が浮かび上がる。そして靄が晴れると同時に『ダスタード』が10人程現れた

 

ユーベルーナ「何!?」

 

レイヴェル「な、なんですの!?あれは」

 

祐斗「これは驚いたね」

 

小猫「……敵に回したくないランキングNo.1の理由、更新です」

 

一誠「あぁ、改めて俺もそう思う……」

 

突如として増えた事で敵味方関係なく再び驚愕を浮かべる。もちろんまた試合を見ている関係者もである(今回は例外無し)

 

カリバー「敵は宙に浮かぶあの杖持ちの悪魔、ユーベルーナ!そこにいる2人、祐斗と小猫と協力して迎撃せよ!いざ、出撃!

 

その一声でダスタード達はユーベルーナに向けて一斉に掛け始める

 

カリバー「よし、改めて行くぞイッセー!」

 

一誠「お、おう!」

 

そう言ってカリバーは驚きが収まりきれていない一誠と共に新校舎へと向かい始めた




[残りライフ×149]
今回はまともな殺られ方でまだ良かった
エボルト「感覚本当に終わってんねぇ〜」
何度も聞いたわその言葉。ってな訳で今回もアンケート取りますが、今回の内容は『『天羽 奏』さんの【ガングニール】はどーする?』というものです
エボルト「確か、原作だとLIVEが命日になるんだよな」
いえす。でも原作ブレイクする予定だから、命日にはならん予定なのよ
エボルト「だがギアが壊れて主人公にグッサリ行くのは変えないと」
そこが無かったら始まんねぇよ『戦姫絶唱シンフォギア』が
エボルト「だよなぁー、だからギアの修復云々が出来るかどうかを聞くのか」
そゆこと、というわけで協力お願いします
エボルト「頼むぞ、多分こいつ1人じゃ決まんない事を聞いてるからな」
バレたか!?ってそうだ、今回の裏設定(?)に参ります
エボルト「勝手に腕の件はなんだ?」
そこは今後のネタバレになるため沈黙とします。ではまず『ハリボテギャラクトロン』から
エボルト「まーた唐突にとんでもないの出したよねぇ」
これは光刃が【さすらいの太陽 オーブWRB】を持っていたから出来たことです
エボルト「と言うと?」
あのワンダーライドブックには『ウルトラマンオーブ』が戦った怪獣星人ロボットの事も事細かに書いてあるのよ、それを光刃が『解析魔術』を通すとあら不思議、ハリボテでなら再現出来ちゃうのだ!
エボルト「つまりは動き出したりとかは?」
永久に起きない予定、ただの牽制に使えるくらい?
エボルト「とんでもない牽制だけどな」
では次、今回の光刃の変身の仕方のモデルは『ニチアサ 仮面ライダーセイバー』の[第37章 未来を変えるのは、誰だ]で、『邪竜双牙撃』は[第5章 我が友、雷の剣士につき]となります。まぁ、こっちだと『習得一閃』ですが
エボルト「気になったらYouTubeで調べてくれ、「変身まとめ」とかをあげてくれている人がいるからな」
そして【闇黒剣月闇】は、レジェンドワンダーライドブックをジャアクリードすると、その怪人の力を使えます。エネルギー消費量は本編で言った通りにえぐいけど
エボルト「つまりは『オーズ』を読ませるとなると?」
グリードの力でセルメダル持ってればヤミー作れたりする。ちなみに『ジオウ』を読ませれば『アナザーライダー』であるのならなんでも使える
エボルト「やっぱりこっちもチート剣だったか…」
本の負荷がヤバくて連発は出来ないけど、こっちはこっちでパネェだろ?
エボルト「まともにはやり合いたくないな。じゃあ、今回はこの辺になるのか?」
だな、もう言う事が今んとこ思いつかないし
エボルト「なら処刑ルーレットのお時間だ」
平和来い平和来い平和来い……
エボルト「ほいっ(トスットスッ)」
ん?2つ?
エボルト「ふたつ投げたんだからふたつの音が鳴るよなぁ」
オレァ、クサムヲムッコロス!
エボルト「何言ってんだか、てな訳で……でりゃぁあ!!」
ぐはぁっ!(ウィーンガチャン)いつつ…って、ここどこだ?
エボルト「『HLV』っていうロケットらしいぞ」
もしや、これで宇宙旅行とかか!?
エボルト「いや、カーズの刑だとよ」
ゑ?
エボルト「ちなみに船内に『無量大数年ボタン』を置いておいたから、押すのなら押せよー。という訳でテイクオフ」
ふざけんじゃねえぇぇぇぇぇぇ……
エボルト「おー、こうやってロケットが登っていくのを見てるってのもいいねぇ〜。という訳で今回はなんと『バスクケーキ』さんが2度もルーレットに当たるという結果だ。まぁ、最近当たらなくて溜まっていたし、そろそろ来る頃かなぁと思っていたからな。という訳で今回はこれで終わりだ。それじゃあ読者諸君!次回の投稿までCiao(チャオ)!」










作者「どうやってもこの状況からどうしようも出来ないしなぁ……押すかぁ(ポチッ)」
そして作者は地獄の反復横跳びを始めて、死にたくても死ねない事により考えるのをやめた


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第20話 〜ゲームの終わり、継承される力。〜

 前回の出来事
・光刃が投影魔術で『ギャラクトロン』を作る(なおハリボテ)
・一誠の神器が進化して新能力をゲット
・祐斗達に置き土産を残し、いざ新校舎へ

[残りライフ×148]
光刃「よく帰ってこれたな、お前」
作者「恒星にぶつかって何とか逝く事が出来た」
光刃「言葉がおかしいなぁ」
作者「気にするな、今更だし。とりあえず前回と前々回のアンケートはまだ引き続き募集しときますので」
光刃「理由は?」
作者「ただの気まぐれ」
光刃「ええ……」
作者「それと、今回の話も賛否両論があるかもしれませんが、そこは我慢してくだされ」
光刃「もはやすんごい今更感……」
作者「確かに。あとは…何書こうとしてたのか忘れた!」
光刃「これでいいのかよお前は!」
作者「完全に忘れちまったから仕方ないだろ!それじゃあ早速本編に行ってみよう!」
光刃「とりあえず処刑してからな」
〈ジャアクリード!スマッシュ!〉
作者「ど、どんな力が…」
光刃「おらっ吸え!ネビュラガスを!」
作者「ちょ、俺の耐性…ぁぁぁぁぁ……」
〈GAME OVER〉
光刃「改めて本編開始です」


(ガチャッ)と音を鳴らして新校舎の扉を開き、一誠とカリバーが中へと入る

 

カリバー「イッセー、とりあえず今のうちに【昇格(プロモーション)】しとけ」

 

一誠「だな、【昇格(プロモーション)】、【女王(クイーン)】!」

 

その言葉と共に、一誠の気配が変わる。そして2人は頷き合うと、階段をかけ登っていった

 

一誠(待っててください。俺は必ず部長を、勝たせてみせます!)

 

カリバー《あの未来まで、あと少ししかないか…》

 

ユーリ《出来ればゲームの終わりまで待ってて欲しいのだが、きっと無理だな……》

 

カリバー《あぁ……》

 

その時の一誠の表情は決意に満ちており、カリバーは仮面の奥で神妙な面持ちをしていた

 


〈 界時抹消!〉

↓新校舎屋根の上↓

〈 再界時!〉


 

ボワァァァァァ!!!

 

リアス「ぐっ……」

 

アーシア「ぅぅぅー…」

 

ライザーから放たれる炎を魔法陣を盾として使い、後ろにいるアーシアに当てないよう耐えるリアス先輩

 

ライザー「『降参(リザイン)』しろ!リアス!」

 

リアス「誰がっ!」

 

ライザー「ぐぅ!」

 

そう言って『滅びの力』の魔力をライザーに放つリアス先輩。それをライザーは躱すことなく食らうが、すぐに再生された

 

ライザー「まだわからんのか?このまま続けたところで、俺を倒すことは出来ないし、その後ろの【僧侶(ビショップ)】も傷つけるだけだぞ?ならさっさと『降参(リザイン)』を…「ドガァァァン!」…!?」

 

その轟音と共に、新校舎の屋根の一部が吹き飛んだ。それにはライザーだけでなく、リアス先輩とアーシアも驚きながらその音の方へと顔を向けた

 

一誠「部長!『兵藤 一誠』、只今参上しましたー!」

 

カリバー「同じく、『仮面ライダーカリバー』こと『暗闇 光刃』、新校舎ぶっ壊して参上しました!」

 

リアス「一誠!」

 

アーシア「光刃さん!」

 

それに2人は嬉しそうな表情をするリアス先輩達。それにライザーは思惑通り言っていないことに疑問を持ち、少々イラついた

 

ライザー「くっ、何故そんなに早く来れた!『ユーベルーナ』はどうした!?」

 

カリバー「あぁ、その事ならあそこで今戦闘中だぜ?」

 

ライザー「何!?」

 

そう言って見た先では

 

 

ドグォォォォオン!!!

 

ユーベルーナ「くっ!こいつら、素早い!」

 

ダスタード(隊長格)「!」シュッ

 

ダスタード(その他9)「!」カチャリッ

 

巨大な爆発を起こすも、当たること無く全て躱され、そして隊長格のダスタード(腕に赤いハチマキを付けている)からのハンドサインに、その他のダスタードがユーベルーナに向けて手裏剣を投擲する

 

ユーベルーナ「くっ!このっ…「ここだっ!」…っ!?」ガキンッ

 

手裏剣を何とか躱していたが、後ろから聞こえた声にユーベルーナは驚きつつ杖を出すと、そこには魔剣で斬りかかって来た祐斗がいた

 

祐斗「くっ、受け止められるか……」

 

ユーベルーナ「ふふ、甘いわよ?それじゃあ…「!」…チィっ!」

 

そう言ってユーベルーナは爆破の魔力を使おうとしたが、その前に下にいる4人のダスタードが【井】の字に腕を組み、1人のダスタードを上空へと飛ばして【ダスソード】を使ってユーベルーナに斬り掛かった為、使う事が出来ずに祐斗から離れた

 

祐斗「助かったよ、ありがとう」

 

ダスタード「!」b

 

そんな会話をしていると

 

小猫「はぁぁぁ…」

 

ダスタード「!」

 

ユーベルーナ「っ!上か!?」

 

今度は上空から小猫とダスタードが飛来してくる。実はダスタードが祐斗を助ける前にこの2人も上空へ飛ばしていたのだ。そしてダスタードの斬り掛かり、小猫の拳という順番で襲うも全て躱される

 

ユーベルーナ「ふふっ、そんな攻撃、躱すのが楽だわ」

 

小猫「くっ…」

 

そう落下しながら悔しいそうにそう口から漏れる小猫。すると

 

ダスタード「!」

 

小猫「……わかりました。お願いします」

 

ダスタードが落下中に小猫へとハンドサインで会話する。そして許可が降りると、落下中の体制から両者の足裏を合わせて小猫を上空へと蹴り飛ばした

 

小猫「これなら…」

 

ユーベルーナ「何!?ぐふっ…」

 

そしてついにユーベルーナに拳がモロに炸裂した。そして小猫を蹴りあげた事で落下速度が増して落ちたダスタードは、地面にぶつかった瞬間に爆発し、星屑となって散った

 

小猫「……ありがとうございました」

 

そんな消えたダスタードに1つお礼を残し、祐斗や残り9人のダスタードと共に再びユーベルーナへと攻めるのだった

 

 

ライザー「な、なんだあの黒服共は!?」

 

カリバー「俺が置き土産として出した戦闘員。まぁ耐久力は心許ないけど、数を活かした連携は強えぜ?」

 

ライザー「チッ!」

 

カリバーの言葉に、気に入らないような舌打ちをするライザー

 

リアス「なんか、本当に味方で嬉しいと思ったわ……」

 

一誠「本当ですよね……」

 

アーシア「すごいです!光刃さん!」

 

その様子を見たリアス先輩と一誠は、敵に回してしまった時の厄介極まりなさを再認識し、アーシアは純粋に褒めた

 

カリバー「という訳で、ここからは俺が「いや、ここは俺が行くぜ光刃!」イッセー?」

 

前に出ようとする光刃の前に一誠が立つ。

 

一誠「へへ、お前ばっかりカッコつけさせるかってんだよ!」

 

そして一誠は駆け出していった

 

カリバー「……はぁ、全くあいつは」

 

ユーリ《まぁ、今回の試合はお前の大暴れだったもんな》

 

カリバー《そうなると、これ俺のせいかよ……》

 

そうしてる間に一誠は果敢にライザーと果敢に戦闘している

 

一誠「ブースト!」ブンッ!

 

Boost(ブースト)!!!〉

 

ライザー「ふん、まだ足らんな」スカッ

 

一誠「ならまだまだ重ねるだけだ!ブースト!」ブンッ!!

 

Boost(ブースト)!!!〉

 

ライザー「これっぽっちか?」スカッ

 

その時、【闇黒剣月闇】の未来予知が発動した

 

カリバー「ッ!まずい!」

 

リアス「ちょ、どうしたのよ!光刃!」

 

アーシア「光刃さん!?」

 

そう聞いているが、カリバーは答えずに駆け出していった。すると

 

一誠「まだまだぁ!ブーストぉーー!!!」

 

Burst(バースト)

 

一誠「なっ!?」

 

その音と共に【赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)】の宝玉は輝きを失い、一誠の倍加が全て消えた。それによって一誠はバランスを大きく崩し、ライザーに大きすぎる隙を作ってしまった

 

ライザー「ふっ、狙い通りだ!」

 

そう言って間近にいる一誠に炎を放つライザー。だが当たる前に

 

カリバー「一誠!っぐわぁぁぁぁ!!!」

 

一誠「光刃!っうわぁぁぁ!!!」

 

リアス「イッセー!光刃!」

 

アーシア「イッセーさん!光刃さん!」

 

背を盾にしてカリバーが一誠を庇い、そしてそのまま2人揃ってリアス先輩達の近くへと吹き飛ばされた。そしてその途中に

 

一誠「!?!?」

 

一誠はカリバーが握っている【闇黒剣月闇】に()()()()()()()。それによって一誠は【闇黒剣月闇】の未来予知を()()()()()()。そしてその直後、【闇黒剣月闇】が「あ…」と声を漏らしたかのように軽く光る

 

リアス「イッセー!光刃!大丈夫!?」

 

アーシア「無事なんですか!?」

 

そんな間にリアス先輩とアーシアが2人に急いで寄り添った

 

カリバー「俺は大丈夫です。ただ、イッセーは流石に限界みたいですが……」

 

一誠「お、俺はまだ!っうぐ…」

 

そう言いながらカリバーは立ち上がる。だが、一誠は立ち上がってもすぐに地に伏せてしまった

 


〈 界時抹消!〉

↓生徒会室↓

〈 再界時!〉


 

迷「な、なんで唐突にイッセー君が倒れてるんですか!?」

 

持ってきた自分用の2つのカップ麺を食べ終わった迷が蒼那先輩に視線を向けて聞いてくる。すると、蒼那先輩はモニターを見つめながら淡々と説明を始めた

 

蒼那「【赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)】は、他の【神器(セイグリット・ギア)】と比較にならないほど、宿主の肉体的負担が大きいのです。むしろ、あれだけ何度も力を強化して戦えたこと自体が、奇跡に近いでしょう。先程の覚醒もあって既に魔力が潰えている上でまたあれだけ倍加をしたのです、彼の肉体はもはや、限界を超えています」

 

王風「そんなデメリットが……」

 

蒼那先輩の説明を受けた2人は驚きの表情をした

 

椿姫「それよりも、彼が吹き飛ばされていた時に見せたあの驚きの表情、何か普通ではありませんね」

 


〈 界時抹消!〉

↓現場に戻る↓

〈 再界時!〉


 

カリバー「すまん……俺の采配ミスだ。お前の【神器(セイグリット・ギア)】の成長が肉体に追いつききれなかった事は考慮していなかった……」

 

そう言って一誠に深く頭を下げる

 

リアス「光刃…」

 

アーシア「光刃さん…」

 

そして頭をあげると、アーシアに視線を変える

 

カリバー「アーシア、イッセーの治療を任せてもいいか?」

 

アーシア「っはい!任せてください!」

 

そう言って気合いの入った視線を向けてくるアーシア。それに光刃は仮面の奥で軽く微笑むと、ライザーへと視線を向き直した

 

カリバー「じゃあ、イッセーの変わりに俺がやって…「(ガシッ!)ちょっと…待てよ、光刃……」…イッセー?」

 

カリバーが前へ進もうとしたら、一誠が苦しそうながらも足を強く掴んだ

 

リアス「ど、どうしたの?イッセー」

 

アーシア「イッセーさん……?」

 

一誠「お前の…【闇黒剣月闇】には『未来の災いの啓示』を……見せる力があるんだろ?」

 

カリバー「……」

 

そう聞かれたカリバーは何も言わずに黙っていた。その間にも一誠は聞いてくる

 

一誠「なら…なんでさっきお前の【闇黒剣月闇】に触れちまった時に……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

どうしてお前が死ぬ未来が見えたんだよ……!

 

リアス「なっ……!」

 

アーシア「そ、そんな……!」

 

 

小猫「え……」

 

祐斗「なんだって!?」

 

一誠が訴えかけるように大きな声をして衝撃の真実を告白をしたことで、祐斗や小猫にも聞こえてしまった。それによってみんなはショックを受けた

 


〈 界時抹消!〉

↓生徒会室↓

〈 再界時!〉


 

蒼那「なんですって!?」

 

椿姫「あの剣にそんな力が…!?」

 

王風「くっゲームが始まる前に感じた嫌な予感とはこの事だったのですか……!」

 

迷「い、嫌ですよ!光刃君!」

 

生徒会室にいる4人も一誠の告白によりショックを受けていた

 


〈 界時抹消!〉

↓現場に戻る↓

〈 再界時!〉


 

カリバー「見たのか…イッセー……」

 

一誠「どういう事なんだ!答えろ光刃!」

 

そう言って再び訴えかける一誠、それにカリバーは話してきた

 

カリバー「……お前が見た未来は、俺がここに来る前に既に知っていたし、もう既に確定してしまっている未来だ。これを変える方法は何もない」

 

一誠「な…なんで!」

 

カリバー「それは言うことが出来ない。だが、このゲームの未来だけはまだ決まっていない。なら俺はそれを決めるだけだ」

 

そう言ってカリバーは再び歩き始め、それを一誠は引き止めることは出来ずに手が離れた。そしてライザーとある程度の距離にまで歩くと止まり、そしてライザーは面白そうに話してきた

 

ライザー「ふっお前、死ぬらしいな」

 

カリバー「あぁ死ぬとも、確実に」

 

ライザー「なら、変わりに今この場で俺が殺してやろう」

 

そう言って炎を腕に集めるライザー。

 

カリバー「俺に介錯はいらん。なんせ、もうカウントダウンは刻み始めているんだ。ならその時が来るまで足掻き続けるさ!」

 

そう言って【闇黒剣月闇】の剣先をライザーに向けるカリバー。それをライザーは気に入らなそうな反応をした

 

ライザー「ふん!だが、お前の手の内は遠くからだがだいたい把握している。手は考慮しやすいぞ?」

 

カリバー「なら、まだ見た事もない手を使ってやるまでだ」

 

そう言ってカリバーはサイズが大きなワンダーライドブックを取り出した

 

〈ジャオウドラゴン!〉

 

アーシア「な、なんですか?あれ……」

 

リアス「あれはあの時の!?」

 

一誠「や…めろ……光刃……!」

 

 

ライザー「な、なんだそれは!?」

 

カリバー「見ていれば嫌でも分かるぞ」

 

そしてページを開いてライドスペルが周囲に響き渡る

 

〈邪道を極めた暗闇を纏い、数多の龍が秘めた力を解放する…!〉

 

ページを閉じると【闇黒剣月闇】の【ジャガンリーダー】へ読み込ませた

 

〈ジャオウリード!〉

 

その音声と共に禍々しい待機音が流れていく。その間に光刃はそのワンダーライドブックを【邪剣カリバードライバー】に装填すると、両手で持った【闇黒剣月闇】の柄頭【エングレイブヒルト】で真上から【邪剣カリバードライバー】の【ライドインテグレター】に打ち込んだ

 

闇黒剣(あんこくけん)月闇(くらやみ)!〉

 

カリバー「行くぞ」

 

そう言った瞬間に背後から巨大な【ジャオウドラゴンWRB】が現れると勢いよくページが開き、そこからまず中央から【神獣ジャオウドラゴン】が現れると、その後4体の金色の竜も現れる

 

Jump(ジャンプ) out(アウト) the() book(ブック).Open(オープン) it(イット) and(アンド) burst(バースト).The() fear(フィアー) of(オブ) the() darkness(ダークネス).〉

 

そして合計五体の竜は光刃の周りを自由に飛び回り、そして光刃を包み込むように高速で回った

 

You(ユー) make(メイク) right(ライト) a() just(ジャスト),no(ノー) matter(マター) dark(ダーク) joke(ジョーク).Fury(フューリー) in(イン) the() dark(ダーク).〉

 

すると五体の竜はカリバーの新たなる装甲となり、【シルエットバイザー】が外れて顕となった【ミアズアイザー】からは怪しく赤く輝き、背中から【ジャオウマント】が現れてはためいた

 

〈ジャオウドラゴン!誰も逃れられない…

 

そしてカリバーのアーマーから大きな闇が溢れて周囲を回っていた

 

ライザー「な、なんだその禍々しさは!?」

 

カリバー「これが『仮面ライダーカリバー』強化形態である邪王竜の力だ。さぁ、覚悟はいいか!」

 

フォームチェンジが完了した後、ライザーはその禍々しいオーラに困惑していたが、そんな事お構い無しにカリバーは剣を向けた

 

 

ユーベルーナ「ライザー様!おのれ…人間ごときが!」

 

そう言ってユーベルーナは祐斗達の隙を見てカリバーに爆破の魔法陣を飛ばした。だが

 

カリバー「防げ」

 

その言葉と共にカリバーから4体の金色と竜が現れて爆発を変わりに受けて防いだ。そして煙から出てきた竜は全て無傷だった

 

ユーベルーナ「な、まだ手があるって言うの!?」

 

そう言って空中で困惑しているユーベルーナ。そんなユーベルーナにカリバーは

 

カリバー「援軍出撃」

 

そう言うと、4体の竜は本格的にユーベルーナとの戦闘に参戦した。これでユーベルーナVS祐斗&小猫&ダスタード×9&金色の竜×4というまさに敵からしたら地獄の戦闘になった

 

カリバー「さて、これで確実にあちらは何とかなるし、改めて行くぞ!」

 

そう言ってカリバーは踏み込み、ライザーに一太刀浴びせる

 

ライザー「ぐっ……?なんだ?何かしたのか?」

 

だがライザーは特に何もダメージは無かった

 

カリバー「『非殺傷モード』だと攻撃にならないか。なら解除してもう1発!」

 

ライザー「そう易々と2度も喰らわん!」

 

そう言うとライザーは空を飛んでカリバーの次の一撃を躱した

 

ライザー「次はこちらからだ、喰らえ!」

 

そう言うとライザーは上空から沢山の火炎弾を降らしてくる

 

カリバー「喰らわん」

 

それをカリバーは【闇黒剣月闇】で全て斬り飛ばした。だがその火炎弾は一誠達がいる場所にも降ってくる

 

カリバー「来い!『ジャオウドラゴン』!イッセー達を守れ!」

 

しかしそれはカリバーが呼んだ【神獣ジャオウドラゴン】が全て盾となって防いだ

 

一誠「あいつ…自分の未来が短いのに俺たちのことを……」

 

アーシア「光刃さん……」

 

リアス「光刃……」

 

そして【神獣ジャオウドラゴン】は一誠達の周りで漂い続けて守る姿勢を保っていた。しかし、その眼はカリバーの事を心配するかのようとアーシアには見えた

 

カリバー「残念だったなライザー、リアス先輩達に攻撃を巻き込まれない方法を考えていない俺ではない!」

 

ライザー「チッ!」

 

再びカリバーが自分の狙いから外れた事でまた舌打ちをした

 

カリバー「さて、そっちの攻撃も終わりだな?なら次は俺だ!」

 

そう言って【ジャオウマント】の力で空へと飛び立つカリバー、そしてそのままライザーの腕を切り飛ばした

 

ライザー「ぐっ!この下等な人間ごときがぁ!」

 

斬られた腕を再生させて激昂しながらカリバーに向けて再び沢山の火炎弾を飛ばすライザー。しかしカリバーはそれを全て飛び回って回避し続け、その回避の途中に別のワンダーライドブックを取り出して読み込ませようとするが

 

〈エラーリード〉

 

カリバー「くっ、やはりライドスペルも読んでくれないし、本自体も開かねぇか……なら別の使うか」

 

躱しながら【エターナルフェニックスWRB】を仕舞い、また別のワンダーライドブックを取り出した

 

〈必殺リード!ジャアクヘッジホッグ!〉

 

カリバー「行け!邪蝟(じゃい)混合撃(こんごうげき)

 

〈月闇必殺撃!習得一閃!〉

 

カリバー「はぁぁぁぁあ!!!

 

横薙ぎに剣を振るうカリバー。その剣から紫色の針が沢山飛んでいき、火炎弾をかき消していくが針ひとつの威力が低いので全ては消しきれない

 

カリバー「足りないか…ならおまけだ!」

 

そう言ってカリバーは【ジャオウマント】を空中で広げると、マントからさらに多くの紫色の針が飛んでいき火炎弾を全て撃ち落とした

 

ライザー「何!?ぐぅぅぅ!!!」

 

そして火炎弾の発射速度が針の量を上回った為に被弾するライザー

 

カリバー「これで…………ゴフッ」

 

そのまま一気に近づき、ライザーの体を上下お別れせさようとした瞬間に、吐血したような声を漏らして墜落して新校舎の屋根を転がるカリバー

 

一誠「光刃!」

リアス「光刃!」

アーシア「光刃さん!」

 

カリバー「うっ…今このタイミングで来るかよ……」

 

一誠達が心配そうに叫び、カリバーは苦しそうにしながら仰向けの状態でそう言った

 

ユーリ《ついに来たか……感覚的には残り時間5分あるかどうかだぞ》

 

カリバー「《そんくらいしか時間残ってねぇのかよ、やっぱりあっちに行った『俺』、ぜってぇ許さねぇ!》っぐ……」

 

ユーリとの会話をしながら、【闇黒剣月闇】を支えにして上半身を何とか起こした

 


〈 界時抹消!〉

↓グラウンド↓

〈 再界時!〉


 

祐斗「不味いね、こっちは大丈夫だけどここままじゃあ光刃君が危ない」

 

小猫「…早く片付けましょう」

 

ユーベルーナ「何を生意気に…「ギャオオオン!」…またか!ぐっ」

 

改めて気持ちを引き締めた祐斗達にユーベルーナが爆撃しようとしたが、その前に金色の竜の一体が邪魔をする。さらに

 

金色の竜「ギャオオオン!」

 

ダスタード(隊長格)「!」

 

三体の竜が近付いてきたので隊長格のダスタードが指示を出し、数名がその背中に乗る。もちろん祐斗と小猫も混じって竜に乗る。そして金色の竜は宙に飛ぶと

 

祐斗「はぁ!」

 

ユーベルーナ「ぐっ!」

 

小猫「……えい!」

 

ユーベルーナ「ごはっ!」

 

ダスタード「!」

 

ユーベルーナ「ぐぅぅぅ!!!」

 

金色の竜「ギャオオオン!」

 

ユーベルーナ「きゃああああ!!!」

 

祐斗が魔剣で斬り、小猫の拳が炸裂し、ダスタードの手裏剣が降り注ぎ、4体の金色の竜がトリッキーに襲った。それによってついにユーベルーナが光となって消えた

 

グレイフィア『ライザー様の【女王(クイーン)】1名、リタイア』

 

祐斗「よし、何とかなったね。それじゃあこのまま……(グラッ)!?」

 

そう言いかけた時に、なんと4体の金色の竜が力尽きたように墜落した

 

小猫「ど、どうしたんですか?」

 

そう話しかけるが何も反応を示さず、体が金の粒子となって消えた。さらにダスタード達も爆発して星屑となって散った

 

祐斗「これは…一体……」

 


〈 界時抹消!〉

↓生徒会室↓

〈 再界時!〉


 

王風「祐斗達はよくやってくれました。ですがコウハはこれ以上の戦闘はダメです!早く止めなくては!」

 

迷「ですね!今からコウハ君を助けに…『令呪を持って…命ず!』…!?」

 

2人が行動を移そうとした時、まさかの言葉にモニターを改めて見た2人。そこにはカリバーの右手の甲の【ジャオウガント】を貫通して令呪の光が映っていた

 

カリバー『アル!エックス!このゲームを結末まで見守り、俺がどうなろうとも、絶対に荒事を立てるな!』

 

王風&迷「!?」

 

その言葉と共に、カリバーの令呪が二角消えた。そして2人はその場から動くことが出来なくなった

 


〈 界時抹消!〉

↓新校舎の屋根の上↓

〈 再界時!〉


 

カリバー「これで…こっちには来たり問題を起こしたりはしないだろう……」

 

ユーリ《あぁ、だがかなり傷つける事になりそうだな》

 

カリバー《あぁ、天道さんから言われた「男がやっては行けないこと」をやるな、これは……。しかも俺がここまでの状態になったから恐らく俺が召喚したアイツらも消えちまっただろうな…》

 

そして完全に立ち上がるカリバー。だが既に限界に近かったようで少しふらついている。そして上空ではライザーが針で貫かれた体を治し、上空に佇んでいた

 

ライザー「なにを言ってるんだ?」

 

カリバー「気にするな、こっちの事だ。ゲホッ」

 

そしてカリバーの状態を見たライザーは

 

ライザー「ふん、もう限界らしいな」

 

カリバー「あぁ、だがまだ倒れる訳には行かねぇんだよ!」

 

そう言って別のワンダーライドブックを取り出した

 

〈さすらいの太陽オーブ!〉

 

そしてすかさず【ジャガンリーダー】へと読み込ませる

 

〈必殺リード!ジャグラスジャグラー!〉

 

カリバー「ジャグラーさん!闇の力、お借りします!

 

その言葉の後に、カリバーの背後に『無幻魔人 ジャグラスジャグラー』が幻影として現れた

 

リアス「あれは誰!?」

 

アーシア「もしかして、宇宙人とかでしょうか」

 

一誠「となると、トゲトゲ星人か?ていうか、何故宇宙人なの?」

 

 

ライザー「くっ!また誰かもわからんのを召喚しやがって!」

 

それにはみんなそれぞれの反応を示していた

 

ジャグラー『ったく、ガイからこの事を聞かされた時はまさかとは思っていたが、本当に俺の力を使うとはな』

 

そう呆れながらもどこか嬉しそうに話すジャグラー、そしてすぐにカリバーの身体の状態に気付く

 

ジャグラー『っていうかお前、もう立つこともやっとなくらい満身創痍じゃねぇか。そんな状態で撃つ事出来んのか?』

 

カリバー「はい、一発だけなら…行けます!」

 

そう言い【闇黒剣月闇】を構えるカリバー

 

ジャグラー『……はぁ、まぁ力貸してやるよ。だがしょぼいのは撃つなよ?』

 

そしてジャグラーも【蛇心剣】を構えた

 

ジャグラー『蛇心剣…

 

カリバー「闇黒剣…

 

すると【蛇心剣】の刀身が赤く染まり、黒のオーラに包まれた。そして【闇黒剣月闇】の刀身も赤く染まり、紫色のオーラに包まれた

 

ジャグラー『新月斬波!

カリバー「新月斬波!

 

両者同時にそう言いながら三日月型の斬撃波を放つ。ライザーはそれを躱そうとしたが

 

ジャオウドラゴン「ギャオオオン!」

 

ライザー「ぐはっ!」

 

その前にまだ消えずに居た【神獣ジャオウドラゴン】が一誠達から離れて飛来し、『暗黒のいき』で攻撃して来た。その為にライザーは体勢を崩し、回避することが出来なくなった。そして

 

ライザー「ぐぁぁぁぁあ!!!」

 

ジャグラーの放った『新月斬波』がモロに命中し、体に三日月の形で傷が刻まれた。そしてカリバーが放った『新月斬波』はライザーに当らず宙を飛ぶと地面に向かう

 

カリバー「ひとつ教えてやる。この姿での攻撃はな……影を切り裂いても本体へのダメージになるんだよ!」

 

そう言うと同時に地面に向かっていた『新月斬波』はライザーの影を三日月の形で切り裂いた

 

ライザー「ガァァァァ!!!」

 

その攻撃では痛みが入ったのか、ライザーの絶叫が響き渡り、新校舎屋根に墜落する。それと共に【神獣ジャオウドラゴン】も限界が来たようで消えてしまった

 

ジャグラー『へぇー、そいつは厄介だなぁ〜。……あばよ、また会う事ができる機会があったら会おうぜ』

 

その言葉と共にジャグラーの体が揺らぎ、この場から消滅した

 

カリバー「はい…また会うその日まで……」

 

そう言うと、光刃は【邪剣カリバードライバー】の【ジャオウドラゴンWRB】を閉じた

 

〈ジャオウ必殺読破!〉

 

カリバー「さぁ、これで決めにし……ごふっ」

 

そう言いながらカリバーは【闇黒剣月闇】の【エングレイブヒルト】で【ライドインテグレター】を押そうとする。だがそこでついに完全に限界を迎えたため、変身が解けてしまった

 

光刃「ハァ…ハァ…本当に、もう…終わりか……」

 

ユーリ《あぁ、もうお前は戦える体じゃない…よく頑張ったよ、お前は……》

 

吐血しながら【闇黒剣月闇】を支えとして、何とか立ち続ける光刃。後ろからは涙を流す声が聞こえた。そしてライザーはやはり、負った傷が再生された。だが、痛覚にはかなり響いたようだった

 

ライザー「ぐっ、下等な人間ごときがこの俺に痛みを負わすとは……」

 

光刃「っへ、悪あがきは…成功したようだな……」

 

口から血を零しながらニヤリと笑う光刃、その瞳の輝きは段々と失われ始めていた。すると急に光刃はライザーに指を向け

 

光刃「覚えておけ…ライザー!俺は必ずお前の前に再び現れる!首を洗って待ってやがれ!」

 

ライザー「……っは!不死身でも無い限り、死んだらそれで終わりだ。どうせ死に際の戯言、くだらん」

 

その言葉にライザーは何食わぬ顔でそう言い返した

 

光刃「その言葉、忘れるんじゃねぇぞ……」

 

そう睨みながらそう言った光刃、そして王風と迷に念話を繋いだ

 

光刃《2人とも…こんな最低なマスターだけど、信じて待っていてくれるか?》

 

王風《……何を今更な事を言っているんですか、コウハ》

 

迷《……グスッ、信じて待ってますからね!コウハ君!》

 

その言葉に2人は涙を流しながら力強く答えた

 

祐斗「光刃君!」

 

小猫「先輩!」

 

そしてこのタイミングで小猫達も新校舎屋根に到着し、光刃の名を呼んだ。そして光刃は顔だけをそちらに向けると優しく微笑み

 

光刃「じゃあな……」

 

それが最後の言葉となり、目の光が完全に失われた。それと共に身体の前方へと倒れ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

スターク『おっと。ったく、俺にこんな事を頼むとはねぇ〜。ま、頼まれたからにはやるけどよ』

 

きる前に、突如として現れた『ブラッドスターク』が光刃の身体を受け止めた

 

 

祐斗「いつの間にそこに!?」

 

小猫「……それに、とんでもない強敵の気配がします」

 

アーシア「あれは…合宿の時に光刃さんの修行相手となっていた方!」

 

リアス「アーシア、知っているの?」

 

アーシア「はい。でもその正体はよく分かりません……」

 

一誠「何が目的だ?あの野郎……」

 

 

ライザー「な、何者だ!貴様!?」

 

スターク『俺か?俺は謎の通りすがりの『ブラッドスターク』!来た用はただコイツを回収しに来ただけだ。はぁ、まさか本当にコイツの言った通りにこんな結末とはなぁ……』

 

困ったようにそう言うスターク、そして一誠がスタークに叫んだ

 

一誠「おい!ブラッドスタークとか言ったな!光刃はどうなったんだ!」

 

スターク『ん?あぁ、その事か。残念だがもう心臓は止まって死んじまってるぜ

 

一誠「っ!?」

 

その言葉でアーシアと小猫は泣き崩れてリアス先輩と一誠と祐斗も涙を流した

 

スターク『まぁ、一応これで目的は果たしたんだ。俺はもう去るぜ、Ciao(チャオ)!』

 

そう言ってスタークは【NEOトランスチームガン】から煙をその足元を薙ぎ払うように発射して姿を包むと、もうその姿はこの場に居なかった。そしてその場に残された【闇黒剣月闇】も、闇に包まれてスタークを追うように消えた。

 

 

 

 

 

 そしてスタークからの光刃死亡の告白により、リアスチームの士気は一気に下がってしまった。だが、少しは復活した一誠が最後まで諦めずにライザーに再び挑みに行き、祐斗と小猫も一緒に続いて行った。だがそれでも下がった士気の中ではライザーに適うことが出来ず、最終的にはリアス先輩はゲームの投了を選んだのだった……

 その後、突如として現れ突如として消えた『ブラッドスターク』に関しては調べはしたが、流石に誰も正体が分かることは無かった。だが、『シスコン魔王』こと『サーゼクス・ルシファー』さんによって今はスルーする事が決定となった

 


〈 界時抹消!〉

↓その頃逝ってしまった光刃の精神は↓

〈 再界時!〉


 

光刃「……」

 

ユーリ「……」

 

現在、例の真っ白空間には死んでしまった光刃と一心同体の為に一緒に来たユーリ、そして

 

セシリー「今回は誠に申し訳ありませんでした……」

 

全力で土下座をしているセシリー様がいた。ちなみに光刃が死んでしまった理由は……

 

①光刃2が別世界(以前のコラボの時)でドンドン飛ばしていく為に『エレメンタルプリニティブドラゴン』へ後先考えず変身した(力の前借り:超)

②それなのにセシリー様が私用(主に子供関係)でバタバタしていて、とりあえず適当にレーディングゲーム中の光刃に先程帰還したばっかりの光刃2を吸収させる

③『力の前借り』の反動は全て本体に帰還した時に反映されるので、傍から見たら突如として吐血する程の致命的な症状が発生したように見えた

 

という事、つまり簡単にまとめると別世界に行った光刃2の行動とセシリー様が適当に処理した事で光刃が死んだのである。これが、ゲーム前に【闇黒剣月闇】が光刃に見せた未来であり、イゴールが言っていた『光刃が乗り越えなければならない運命』なのである

 

ユーリ「光刃、ちょっと立場関係無しでO☆SE☆K☆KYO☆Uしてくるわ」ゴゴゴゴゴゴ

 

光刃「お…おう、わかった……」

 

怒りのオーラを醸し出しながらいい笑顔でそう言うユーリに、光刃が若干ビビりながら了承した。

 


〈 界時抹消!〉

↓暗闇家・地下1階↓

〈 再界時!〉


 

OPEN(オープン) GATE(ゲート)

 

その音と共に部屋の中に本の扉が現れてそこから左手に【ブックゲートWRB】を持ったエボルトとその肩に担れた光刃が部屋へと来た

 

エボルト「っと、帰ったぞ」

 

デザスト「来たか、なら後は俺に任せろ」

 

そこには、デザストが待っていた。この2人とエミヤが光刃が先に自身に起こる未来のことをあらかじめ言っておいた者達であり、賭けの一手を行う為にデザストがここに待っていた。ちなみにエミヤの役割はクロス達に光刃の状態を秘密にし通す事…なのだが、非常に難易度が高いから十中八九不可能だろう

 

エボルト「りょーかい。俺は明日も準備が早いし、寝るとしますかねぇ〜」

 

そう言いながら部屋を去るエボルト。そしてデザストはあらかじめ準備をしていた【無銘剣虚無】が納刀された【覇剣ブーレドライバー】を手にすると

 

デザスト「てめぇの力、貸しやがれ!」

 

そう言って遺体となった光刃の腰に押し当てたが、ベルトは腰に巻かなかった。しかし光刃の精神の方で変化が現れた

 


〈 界時抹消!〉

↓???↓

〈 再界時!〉


 

現実の方で【覇剣ブレードライバー】が腰に押し当てられれた事により、突如として光刃は真っ黒な空間に飛ばされた

 

光刃「ここは…「お前か、【無銘剣虚無】の…『仮面ライダーファルシオン』としての力を使いたいという輩は」…!?」

 

その声の方向に急いで振り向くと

 

光刃「ば、バハトさん!?」

 

だが多少体は透けているが、バハトがいた。

 

バハト「あぁ、お前が言った通り俺は元『無の剣士』である『バハト』、こっちの『ユーリ』とは違ってのホンモノだ」

 

光刃「……ぇぇぇええええええ!?

 

まさかの本物のご本人様である事で光刃の驚きの咆哮が空間に響き渡り、そして驚きのあまりなんとそのまま気絶した

 

バハト「え?おいちょっと……」

 

それには流石にバハトも困惑を隠せなかった

 


〈 界時抹消!〉

↓10分後↓

〈 再界時!〉


 

光刃「……ハッ!?」

 

バハト「やーっと気付いたか、いきなり倒れんじゃねぇよ」

 

光刃「す、すみません……」

 

呆れられながらそう言われた事に光刃は少ししょぼんとした。しかしバハトはそんな事を気にせずに話し始める

 

バハト「じゃあ改めて本題だ。お前、この力を手にしたらどうするつもりだ?」

 

光刃「この力を手にして?」

 

その言葉に疑問を持って聞き返す光刃

 

バハト「あぁ。お前は『無』に触れた事で【無銘剣虚無】を扱う条件を達成しているが、その使う理由は聞かねぇとな。なんてったって、『大いなる力には、大いなる責任を伴う』って何かの本に書いてあったような気がしたからな」

 

そう言って見定めるように光刃を見るバハト

 

光刃「うーん……正直、『力を手に入れて世界を支配したい』とか、『最強を証明する』というような考えは全く無いですね。あるとするなら……」

 

そう言って間を一旦取り

 

光刃「みんなが創り出す物語の未来を守りたい、ですかね」

 

笑顔でバハトにそう言った光刃

 

バハト「ふっ、お前はあの炎の剣士に何処か似ている気がするな……なら、力を継がせても俺のような事にはならないだろう」

 

そう言うとバハトは改めて光刃の目を見た

 

バハト「最後に聞いておくが、【無銘剣虚無】を『ファルシオン』として継承したらコイツと半融合する上にもう後には戻れんぞ。いいんだな?」

 

光刃「はい、流石に半融合するとは思っていませんでしたが、気持ちは変わりません。それが俺の決断です!」

 

真面目な顔でバハトの目を見ながら光刃はそう言った

 

バハト「……なら、もう俺から言うことは無い」

 

そう言うとバハトの体が本格的に消え始めた

 

バハト「ふっ、もう時間も無いか、なら色々と今のうちに言っておかないとな。半融合に関してだが、恐らく半日から1日の間に【エターナルフェニックス】を刺しとけば完了して十中八九復活するだろう」

 

光刃「意外と融合するの早いんですね(って言うか、【エターナルフェニックス】に関してはどうしようか……)」

 

そう言いながら不安が芽生える光刃、理由は【エターナルフェニックス】も必要な事は全く知らなかったのでデザストに言えていなかったのだ

 

バハト「ちなみに【無銘剣虚無】には他のとは違って剣そのものに意思がないからな」

 

光刃「え!?」

 

突然の事実判明に不安が頭から消し飛んで驚く光刃。そしてバハトは消えていく中説明をする

 

バハト「いつかお前も継承する気なのだろうと思って、俺の意志の一部をずっと【無銘剣虚無】の中に入っていたからな。まぁそのせいで他の聖剣共には『無口な剣』って勘違いされていたみたいだが」

 

光刃「な、なるほど…だからクロス達も気づかなかったのか……」

 

そう言って納得をする光刃。そして「最後に…」とバハトが話す

 

バハト「お前がこの先に作り出していくこの先の物語、楽しみにしておいてやる」

 

そしてバハトは少し微笑みながら完全に消えた。それと同時に現実世界でら【覇剣ブレードライバー】から【ブレードライバーベルト】が現れて光刃に巻きついた

 

光刃「……世界を無にさせようとした元やべー剣士から出る言葉とは全く思えねぇ、もしかして飛羽真さんが満足させる未来をバハトさんに見せたのだろうか…」

 

転生前に最後に見たのが第41章だった為に困惑と考察をする光刃であった。そして再び真っ白な空間へとまた飛ばされた

 

光刃「ここは…戻ってこれたのか」

 

そう言って見渡してユーリ達を見つけた

 

光刃「お、見つけた。ユー…リ……」

 

そう呼ぶが、そこで言葉を止めて若干恐怖が混じりながら少々後ずさりする光刃。すると、ユーリが光刃に気がつく

 

ユーリ「光刃か。今までどこに行ってたんだ?」

 

光刃「ちょっと…な、アハハ……」

 

そう言って冷や汗をめっちゃ流す光刃、無理もない、だって近くにはO☆SE☆K☆KYO☆Uされた後なのか近くに居たセシリー様が屍を彷彿させるくらいボロボロな状態でいたのだから

 

光刃「っと、そうだ。ついさっき【無銘剣虚無】を先々代から正式に継承されたよ」

 

ユーリ「先々代?まぁいいか、正式に継承されたのならあの賭けには勝った事になるのか?」

 

光刃「それが…(ドクン)ッ!?」

 

ユーリ「光刃!?」

 

何があったのか話始めようとした瞬間、光刃が激痛のような感覚に襲われ、胸を抑え膝を着いた。それにユーリは驚いて傍に駆け寄る

 


〈 界時抹消!〉

↓地下1階↓

〈 再界時!〉


 

同時刻、突如として光刃の遺体の胸部から赤黒いスライムみたいな物質が溢れてきて腕のような形になった

 

デザスト「な、なんだこれは……」

 

近くに居たデザストも予想外な出来事が起き、困惑しながらも【グラッジデント】を構える。するとその『腕の形をした何か』は光刃のポケットを漁り、【エターナルフェニックスWRB】を抜き取った

 

デザスト「何をする気だ?テメェ」

 

そう聞いても何も反応せず、そのまま『腕の形をした何か』は【覇剣ブレードライバー】の【ブレードライバーシェルフ】に【エターナルフェニックスWRB】を差し込んだ。するとその『腕の形をした何か』はその後特に何もすること無く、光刃の中に潜って行った

 

デザスト「一体なんだったんだ?今のは…」

 


〈 界時抹消!〉

↓真っ白空間↓

〈 再界時!〉


 

現実側で『腕の形をした何か』が潜ると同時に光刃を襲った感覚もなりを潜めた

 

ユーリ「大丈夫か?」

 

光刃「あ…あぁ、たった今納まった。なんだったんだ?今の…「ったく、せっかく『オレ』があの時の爆発を回避させたってのに結局死んだのかよ」…!?」

 

突如として聞こえた新しい声に2人は声のした方に顔を向けた。そしてさっきまで伸びていたセシリー様も起き上がって声のした方にたまたま視線が行った。だが、『そいつ』の顔は逆光(?)で見る事は出来ない

 

???「って言っても、記憶を無許可でコピって引き継いだ今じゃあ、原因がそれだとしょうがないって思うけどな」

 

そう言いながら『そいつ』はこちらへと歩んでくる。そして逆光(?)が無くなると

 

???「よっ、オリジナル。オマエのおかげで結果的に『オレ』として完全に意思が独立できたぜ」

 

口角を若干上げながら挨拶をした。そして『黒髪に濃い赤のメッシュが前髪に入っている』、『色白な肌』、『金色の目』という違いはあるが、その顔はまさしく光刃と同じだった

 

光刃「お、俺!?俺がいる!?なんで!?どういう事!?『我は汝、汝は我…』って事ですか!?」

 

そして当の光刃はというと口をパクパクさせながら大混乱に陥った

 

セシリー「ど、どういう事ですか!?これは私も知りませんよ!?」

 

ユーリ「またややこしい事になりそうだ……」

 

そして同じく顔を見たセシリー様も光刃ほどでは無いが混乱をし、ユーリは完全に頭を抱えた

 

光刃?「じゃあ話をしようかオリジナル、ユーリ。なぁに、【虚無】と半融合するまで時間もたっぷりある訳だしな」「え、私は無視なんですか!?」

 

そう言って『光刃?』は笑ったのだった




[残りライフ×147]
俺にガス耐性無いってのに、問答無用で吸わせやがって
エボルト「意外な弱点はっけーん♪」
ヤメルォ!って今回のアンケート内容を言っときます。今回は『グレイフィアさんをヒロインに加える?』という内容です
エボルト「ん?別作品の設定じゃないのか?そしてなんでこのタイミングでなんだ?」
それは正直、前からその要望が来ていたし、このタイミングでしといた方が後が書きやすいからだよ
エボルト「えぇ……」
という事でよろしくお願いします。では、今回の話の裏設定(?)に参ります
エボルト「とりあえず最初に聞いておくが、なんで主人公殺した?」
それを話すにはまずこの作品の中での【無銘剣虚無】を扱う条件についてから入ります
エボルト「そーいえば、バハトが「『無』に触れた事で扱う条件を達成している」とか言っていたな」
それで【無銘剣虚無】を扱う条件ですが、そのままの意味で使用者が『無』に触れている事です
エボルト「?どういう事だ?」
例えばバハトさん、彼は憎しみで世界を『無』に返そうとした。そしてデザストは『ストリウス』にとっては存在意義が『無』い、という共通点があると思いまして、それを条件にしてみたんだよ
エボルト「なるほどねぇー……んで、結局光刃を殺った理由は?」
とりあえず光刃にも『無』に触れて貰おうと思ったのですが、どうしようか全く思いつかなくてですね、とりあえず命を『無』くすっていう手をパッと閃いたので今回殺らせてもらいました
エボルト「最低だ、この作者」
まぁでも、仮面ライダーって『1度死んで蘇る』人めっちゃ多いじゃん
エボルト「確かになぁ〜」←蘇った奴
だから別にいいかなって
エボルト「だが、なんで半融合なんだ?」
だって『不死鳥の剣士と破滅の本』の時の蘇生の仕方が『ブレードライバーに不死鳥の羽が降りて復活する』だったし、なんなら半融合しようかなって
エボルト「理由の説明になってねぇ気がする……」
あれ?そう?まぁいいや、でもちょっと主人公を殺るのは早すぎたか?
エボルト「確かに、第二章で早速死亡は早いな。そして、最後にでてきた光刃ソックリは誰だ?」
これは新しいオリキャラだよ。ただ特徴が特徴だから名前がどうなるのかは察せる人は察っせるものになってます
エボルト「(キャラ設定黙読)……なーるほど、確かに分かる人はすぐに分かるかもな。っていうか安直じゃね?」
だって俺のネーミングセンスだし、是非も無いよね。では裏設定(?)はこれくらいにして、次回予告!『光刃?』の話は2、3話後にまで飛ばす予定だよ。だから内容は行くぜ!壊すぜ!結婚式!けどタイトルはまだ未定!!!けれどもお楽しみに!
エボルト「という事で本日の処刑ターイム!」
生きさせて…生きさせて……
エボルト「いやそれは無理だろ。……ほいっ!」トトスッ
何が出され…あ、これ絶対やべー麻婆豆腐じゃん、なんかオーラ出てるし
エボルト「気にするな、食え(殺意&威圧)」
わ、わかったよ…あむ(パクッ)ンンンンンンンッ!?
エボルト「ちなみに何がなんでも食べ切れよ?でないとまた宇宙に追放するぞ?」
そ、それだけはもう嫌だ!(パクッ)ァァァァァァァァァ!!!
〈GAME OVER〉
エボルト「発動、『死者蘇生』。逃がさん、全部食え」


ゼェ…ゼェ…ご、ご馳走様……
エボルト「おぉ、よく食べきったな。というかここまでにいくつかライフ逝ったようだが」
ゼェ…ゼェ…というか、俺にまだあるって事はまだあんのか?
エボルト「そうだその通り!という訳でホラよ」
おっと…って!これは『星の〇ービィ』で出てくる無敵キャンディ!
エボルト「ご褒美だ、食えよ」
よっしゃ!これでいっつも処刑を実行してくるお前らに対して逆襲してやる!(パクッ)あ、美味……ウッぐあぁぁぁぁ!
〈GAME OVER〉
エボルト「残念だったな、そこまで読者が送ってくれる物は優しくないぜ?という事で今回当たったのは『東方FGO大好き』さんの【麻婆豆腐(外道麻婆)】と『終焉齎す王』さんの【無敵キャンディー(の姿形と味だけを再現した1兆倍濃縮青酸カリキャンディー)】だったぜ。いやぁーえっぐい!だがそれがいい!それと次回の前書きには俺が行くからな、なんせ前書き担当の主人公がまだ逝っちまってる状態だしよ。という訳で今回はこれで終わりだ。それじゃあ読者諸君!次回の投稿までCiao(チャオ)!」


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第21話 〜2人の剣士、始まる真の決戦。〜

 前回の出来事
・ジャオウドラゴンに再び変身
・『力の前借り』の代償で光刃が死亡
・逝った光刃の前に同じ顔をした何者かが現れた

[残りライフ×135]
エボルト「ってな訳で、前回の最後に言った通り緊急まえがき担当になったエボルトだ」
作者「そして前回、主人公を殺った作者です。ちなみにエボルトが前にいるのは緊急以外だと今回だけだよ」
エボルト「まぁ、基本あとがき担当だからな」
作者「てなわけでまず初めに、3つアンケート結果から!」
エボルト「お、3つもか。んでどうなったんだ?」
作者「まず【『戦姫絶唱シンフォギア』のヒロインは誰にするべき?】から!『関係ねぇ!ここにいる全員だ!』が29票獲得で運命確定!」
エボルト「おぉう、ユーリに胃薬必須案件だ」
作者「そして次の【『天羽 奏』さんの【ガングニール】はどーする?】!これは『修復ができて、ガングニール奏者として復帰』が54票取ったのでダブルガングニール確定です」
エボルト「ちなみに別の聖遺物だったら何になってたんだ?」
作者「『刺し穿つ死棘の槍(ゲイボルク)』とか『最果てにて輝ける槍(ロンゴミニアド)』などの槍系のどれかを構えてました。歌う曲?知らない子ですねぇ……(遠い目)」
エボルト「えぇ……まぁ、とりあえずこの反応から察するに一番マシなルートになったみたいだな」
作者「うぐっ……で、では最後の【グレイフィアさんをヒロインに加える?】!これは『加える』に77票も取って参戦確定!」
エボルト「もはや地獄だな、女性関係」
作者「何を今更。でもまぁ、ここまでのモンになるとは全く思ってなかったけどな!」
エボルト「えぇ…」
作者「それと今回の見所は、ライダー無双!ですかね」
エボルト「なんでちょっと自信無くすんだよ」
作者「執筆力での心配。まぁ大丈夫だと信じて!それでは」
エボルト「死んでもらおうか」
〈ロケット!〉
作者「え!?お前もやってくんの!?」
エボルト「当たり前だろ?アイツの変わりなんだから。てなわけで発射!」
〈スチームアタック!〉
作者「ふざけn…いぎゃぁぁぁぁぁあ!!!」
〈GAME OVER〉
エボルト「ということで、さてさてどうなる第21話」


 〜王風 side〜

 

リアスがゲームを『降参(リザイン)』した次の日、約束通りに結婚式が行われる事になりました。その際にオカルト研究部員はリアスの護衛として私と迷を除いて行く事になっていたのですが、グレイフィアから直接「一緒に来てくれませんか?」という言葉を貰い、他の悪魔達を押し切り着いていくことに決まりました。

 しかし、この場にいない『オカルト研究部員』も。傷によって意識を未だ取り戻していないイッセーと、『ブラッドスターク』という謎の存在に遺体をさらわれたコウハの2人です。けれどもイッセーにはクロスが着いて看病をしているのできっと大丈夫であろうし、コウハも「信じてくれ」と言われたからには私達は信じて待っているだけです。ですが……

 

迷「やっぱりみんな、気が沈んでいますよね……」

 

そう言って迷は他の4人の方へ顔を向け、私も一緒に向いた。あの後に光刃が最後に「信じて待っていてくれ」と言っていた事を意識が無かったイッセー以外のみんなに伝えたのですが、それでも心配しているのか少々暗い気分のように見えます

 

迷「はぁー…とりあえず無事な姿を見ることが出来たら『凄く心配したんだぞカリバー!』をこの一件が終わり次第ぶっぱなくてはいけませんね」

 

王風「迷、それには私も混ざりますよ。みんなにあんな顔をさせている光刃を私としても到底許す事が出来ませんし」

 

私達は顔を見合わせて頷き合い、周りにバレないようがっちりと握手した。すると炎にとある場所が包まれると白いスーツを見に纏った焼きと…『ライザー・フェニックス』が現れた

 

ライザー「冥界に名だたる貴族の皆様!ご参集くださり、〔フェニックス家〕を代表して御礼申し上げます。本日皆様においで願ったのは、この私『ライザー・フェニックス』と、名門〔グレモリー家〕の次期当主、『リアス・グレモリー』の婚約という、歴史的な瞬間を共有して頂きたく願ったからであります!それではご紹介致します!我が妃、『リアス・グレモリー』!」

 

そう言って隣に手の平を向けると、そこに魔法陣が現れて花嫁衣裳のリアスが現れる。その表情はやはりと思える程心底嫌そうに見えましたが……。しかし現れるのと同時に

 

ガゴン!

 

その大きな音ともに扉が開き、左腕に【赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)】を着けたイッセーが現れました。その背後には警備兵らしき悪魔達が倒されています

 

リアス「イッセー!?」

 

一誠「部長ーーー!!!」

 

来るとは思っていなかったのか、リアスは驚きの表情をして、イッセーはリアスへと叫ぶ。するとライザーはイラつきながらイッセーに指を向け話す

 

ライザー「おい貴様、ここを何処だと…「俺は【駒王学園 オカルト研究部】の『兵藤 一誠』!部長…『リアス・グレモリー』様の処女は俺のもんだ!」…なっ!?貴様!」

 

レイヴェル「何考えているのあの男!?」

 

ライザーの言葉を遮りながら大胆に発言したイッセーにライザーは怒り、レイヴェルは顔を真っ赤にさせている

 

王風「しかし、あんな告白をされるのは例えコウハだとしても真っ平御免ですね……」

 

迷「もしも本当にそんな告白の仕方だったらサーヴァント界の脳神経内科に強制連行して凄腕医師に見せなくては……どんな名前かは知りませんけれども」

 

そう言って私達は揃って手を額に当てた

 

ライザー「取り抑えろ!」

 

激昂しながらライザーは指示を出し、警備兵が行き先を塞ぐ。すると

 

〜〜♪

 

昼休みの屋上でよく聞いていたあの曲、『オーブニカ』が会場に響かれた

 

ライザー「うっ!何だこの不愉快な音楽は……!」

 

その音楽によってライザーを含む一部悪魔達が頭痛を引き起こしたかのように、頭を抱えている

 

リアス「この曲は…まさか!」

 

祐斗「もしかしなくてもこれは……!」

 

朱乃「あらあら、この曲を弾くのは私達では1人しか知りませんわ」

 

そして コツン、コツン と足音と共に曲の音が大きくなっていく。そして扉から姿を現すと顔は『紫のテンガロンハット』で見ることは出来ないが、『赤いシャツ』の上に『前を開けた青い外套』を身につけ、ズボンは『グレーのストレートパンツ』、そして『黒のUチップ』を履いた男だった。そして首にかけている楽器を吹くのを辞めると立ち止まり、ライザーに人差し指を向けた

 

???「言ったよなライザー。『俺は必ずお前の前に再び現れる!』ってよ」

 

ライザー「なっ!」

 

レイヴェル「それってもしかして……」

 

一誠「ってことは…お前は……!」

 

その男の言葉にライザーは動揺し、レイヴェルは驚きの表情をし、イッセーも若干の涙を浮かべながらその男に視線を送った。するとその男は帽子に手をかけるとそのまま前に投げ

 

???「壊れた幻想の模造(ブロークンファンタズム・フェイク)」パチン

 

そう言って指を鳴らすと帽子が砕け散って消えた。それにより隠されていた顔が顕になる

 

光刃「【駒王学園 オカルト研究部】所属の剣士『暗闇 光刃』、今ここに完全復活だ!」

 

そう言ってコウハは外套を靡かせながら正体をここに明かした

 

 〜王風 side out〜

 

 

アーシア「光刃…さん……!」

 

小猫「光刃…先輩……!」

 

生きている光刃の姿を見た2人は涙を流して喜んだ

 

王風「全く…遅いですよ……」

 

迷「でも良かったです…元気な姿が見れて……」

 

そしてこちらの2人も無事な姿が見れた事で嬉し涙を流した

 

一誠「光刃…なのか?だってお前…死んじまったんじゃあ……」

 

光刃「確かに俺は死んださ。けれども何も手をつけないでいるわけないだろ?まぁでも、半分賭けだったけれどな」

 

涙を流しながら聞いてくる一誠に光刃はそう返して「ハハハ」といつものように笑った

 

ライザー「……ハッ!改めて取り抑えろ!」

 

そしてライザーも突然の光刃の登場に唖然としていたが、やるべき事を思い出して指示を出す。それによってまた警備兵の数が増えて光刃達の前に立ち塞がった

 

光刃「おっと、まだ増えるか……まぁ、この程度なら特に問題ないだろ」

 

警備兵「ええい!人間如きが!この場から消えよ!」

 

人間を見下している性格の警備兵が槍を構えて光刃に振り下ろす。だがその時、光刃の体から赤黒いスライム状の物体が身体から現れて受け止めると弾き返した

 

警備兵「なっ!?」

 

光刃「頼んだぜ、エボルト!」

 

エボルト〈あぁ、任せておけ〉

 

その言葉と同時に赤黒いスライム状が人の形をすると、エボルトとなった

 

一誠「こ、光刃から光刃が出てきた!?」

 

警備兵「な、なんだお前は!」

 

エボルト「俺か?俺は『エボルト』だ。それともこっちの姿なら知っているか?」

 

人の体から謎の生命体が現れた事に前に知っていた者を除いた会場にいる全員が驚いた。そしてエボルトは右手に【NEOトランスチームガン】を、左手に【コブラロストフルボトル】を持つとボトルを数回振り【フルボトルスロット】に装填した

 

コブラ!

 

そして重低音の待機音が鳴り響くと右手を左肩の前まで持ってくる

 

エボルト「蒸血…!

 

ミストマッチ!

 

その言葉と共に腕を横に振るいながらトリガーを引いた。すると銃口から【トランジェルスチーム】が噴出され、エボルトの全身を包み込んだ

 

〈コブラ……コッ…コブラ……〉

 

そして煙の中から【ハイドシーカーアイ】と【コブラチェストアーマー】が怪しく光る

 

ファイヤー!

 

その音声と共に【セントラルスターク】等から蒸気が吹き出し、煙が晴れると同時に赤い稲妻と青い花火が放たれて『ブラッドスターク』の姿を表した

 

一誠「なっ、『ブラッドスターク』!?」

 

アーシア「エボルトさんがスタークさんだったのですか!?」

 

王風「まさかあの謎の生命体がその正体だったとは……」

 

迷「うーん、それにしてもコウハ君の周りには何故か強い人ばかり集まってきますねー」

 

正体を明かしたことにより、ゲームを見ていた全員が驚きを隠せずにいた

 

スターク『さぁて、お前らの相手は俺がやるぜ?』

 

そしてスタークは警備兵数名を挑発して対象を自分に移し替えた

 

警備兵「今だ!」

 

それでも全員がスタークに向いている訳は無いので、まだ光刃に向けて槍を突き刺そうとするものが現れるが

 

〈デザスト!〉

 

その前にいつの間にか光刃の手の平に持っていた【デザストA(アルター)R(ライド)B(ブック)】が勝手に開かれ、黒い本が積み重なり姿を形成すると、【グラッジデント】でその槍を受け止めた

 

デザスト「邪魔すんじゃねぇよ、これから最低で最高に面白い戦いが見られそうなんだからよ!」

 

警備兵「ぐっ!」

 

そう言って槍を弾き返すと

 

デザスト「やるなら今だぞ、赤い弓兵」

 

???「わかっている、『投影(トレース)開始(オン)!』」

 

その言葉と共に大量の剣が光刃達への道を塞ぐかのように降り注ぎ、警備兵全員を光刃達から隔てた

 

エミヤ「そういう訳だ、邪魔をしないでもらおう」

 

そう言って天井からさらにエミヤ(第3霊装)が飛び降りてきた

 

 

朱乃「あらあら、私達も参ろうかと思いましたが」

 

祐斗「完全に出る必要が無くなりましたね」

 

小猫「……過剰戦力」

 

アーシア「皆さんやっぱりお強いです!」

 

その様子を見ていたオカルト研究部のみんなは動くことは無く、静観することにした

 

貴族「どういう事だ!」

 

貴族「リアス殿、これは一体……」

 

突如として現れた1人の悪魔と人間、そしてその人間から怪物やレーディングゲームに出現したワインレッドの怪人、そしてまた新たに現れた人間が行った魔法?によって(無知な者達からの視点)披露宴会場は混乱に陥った。すると

 

???「私が用意した余興ですよ」

 

そう言って紅髪の男性悪魔がグレイフィアさんと共に現れた

 

一誠「誰!?」

 

リアス「お兄様!」

 

一誠「って事は!この人が…」

 

光刃「そう、現魔王様の『サーゼクス・ルシファー』だ」

 

???《つーか、見事にオレ達も利用されているな。まぁ、好都合だがよ》

 

最初は分からなかったようだが、リアス先輩と光刃の発言により何者なのか理解した一誠

 

ライザー「サーゼクス様!余興とはいかg…」

 

サーゼクス「ライザー君。レーティングゲーム、興味深く拝見させてもらった。しかしながら、ゲーム経験もなく、戦力も半数に満たない妹にはいささか…」

 

ライザー「……あの戦いにご不満でも」

 

相手が魔王の為か流石のライザーも冷や汗を流しながら会話をする

 

サーゼクス「いやいや。私が言葉を差し挟めば、レーティングゲームそのものが、存在意義を失ってしまう……まして、今回が事情が事情だ。旧家の顔も立てねば。可愛い妹のせっかくの婚約パーティ…派手な施工も欲しいものだ。そこの少年!」

 

そう言うとサーゼクスは一誠へと視線を移した。

 

サーゼクス「君が有するドラゴンの力、この目で直接見たいと思ってね。グレイフィアに少々段取って貰ったのだよ。それに……」

 

そう言って今度は光刃に視線を移す

 

サーゼクス「あの時に多彩な技を見せてくれた人間の少年、君の力も直接見てみたくてね」

 

光刃「ありがたいお言葉です」

 

その言葉に光刃は一礼をした

 

ライザー「なるほど、つまりは……」

 

サーゼクス「『ドラゴン』VS『フェニックス』、伝説の力を宿すもの同士で会場を盛り上げる、というのはどうかね?」

 

それに一誠は目を見開き、光刃は一瞬だけ口角が少し上がった

 

リアス「お、お兄様」

 

ライザー「流石魔王様ですな、面白い趣向をお考えになる」

 

サーゼクス「ドラゴン使い君、人間の剣士君」

 

一誠「はっはい!」

 

光刃「はい」

 

自分を呼ばれたことで一誠は背筋を伸ばして直立し、光刃はいつも通りの調子で立っていた

 

サーゼクス「この私と、上級貴族の方々に、その力を今一度見せてくれないか?」

 

一誠「っ!分かりました!」

 

光刃「俺も構いません」

 

魔王様からの要望に一誠は拳を強く握りながら頷き、光刃もそのままの調子で了承した

 

リアス「イッセー、光刃、やめなさい!」

 

そう言ってリアス先輩は止めようとするが、その前にライザーがリアス先輩の前に出して止められる

 

ライザー「このライザー、身を固める前の、最後の炎をお見せしましょう」

 

不敵な笑みを浮かべながらライザーもその案に応じた。それを見た魔王様は満足そうに微笑むと話しかけてきた

 

サーゼクス「さて、ドラゴン使い君と人間の剣士君。勝利の代価は何がいいかな?」

 

貴族「サーゼクス様!」

 

貴族「下級悪魔に、ましてや人間などに対価などと!」

 

その案には流石に他の悪魔達から非難の声を上げる。だが……

 

サーゼクス「下級であろうと上級であろうと、彼も悪魔だ。それに、こちらから願い出た以上、相手が人間だとしてもそれ相応の対価を払わねばならいない」

 

その言葉に他の悪魔達は口を出すことが出来なくなった。それを見た魔王様は言葉を続ける

 

サーゼクス「何を希望する?爵位かい?それとも絶世の美女かな?さぁ、何でも言ってみたまえ!」

 

その問いに光刃は一誠の顔を見て(先に言え)というアイコンタクトを取った。それを受け取った一誠は頷くと、決意に満ちた目をして堂々と発言する

 

一誠「部長を…『リアス・グレモリー』様を!返してください!」

 

サーゼクス「わかった。では剣士君は?」

 

次に光刃の方を向いて問いかけてきたので

 

光刃「投影(トレース)開始(オン)!』……本当に、なんでもいいんですよね?」カチッ

 

サーゼクス「あぁ、君が望むものなら()()()()だ」

 

一応改めて聞きたが、魔王様はもう一度答えてくれた。それを聞いた光刃は三本指を立てると

 

光刃「なら、俺からの要求は合計で3つある!」

 

そう大胆に宣言をした。その一言に、周囲の悪魔から怒気を含んだ叫びがあがって会場が騒ぎ出した

 

貴族「3つもだと!?」

 

貴族「人間の分際で魔王様に申し立てるなど……貴様!図に乗るな!」

 

その時、光刃はポケットから先程投影して作り出した『ボイスレコーダー』を取り出すと再生ボタンを押した

 

レコーダー『あぁ、君が望むものならなんでもだ』

 

光刃「もう一度質問をして確認したが、『なんでも』と言われたし、こうしてちゃんと録音もして言質も取っているしな。なんでもいいのなら文句を言われる筋合いは無いはずだが?」

 

そう言い返すと貴族の悪魔達は悔しそうにしながら口を閉じた

 

一誠「お前…時よりすんごい悪魔以上に悪魔らしくなる時があるよな……」

 

冷や汗を書きながら一誠は光刃を見ると、一瞬だけ『()()()()()』になっていた。だがすぐに元の『紫の瞳』に戻る

 

サーゼクス「……確かになんでもいいって言ったね、わかったよ。それじゃあ何を望むんだい?」

 

その案に魔王様は息を吐きながら承諾をした。すると光刃は改めて右手を前に出すと人差し指だけ立て

 

光刃「1つ、リアス先輩の意思を尊重すること。生涯のパートナーを決めるような大事な事、それを他人によって勝手に決められる権利は誰にも無いはずだ」

 

リアス「光刃……」

 

その言葉に特に誰も反論をされることは無かった。そして次に追加で中指も立てると、今度はライザーの両親であろう人物達に顔を向けた

 

光刃「2つ、『レイヴェル・フェニックス』の事をちゃんと話し合ってもらおうか、〔フェニックス家〕の方々!」

 

レイヴェル「わ、私の事をですの!?」

 

突如としての名指しに動揺するレイヴェル、するとライザーが噛みつきに来た

 

ライザー「貴様!何故そこでレイヴェルの名を出す!」

 

光刃「簡単な事だ、なんで戦おうと思わない者を戦場の中に混ぜる?普通に考えてもおかしいだろ、たとえ不死身だとしても」

 

その言葉に一誠も納得の表情をした。そして最後に薬指を追加で立てる

 

光刃「そして3つ……は、この試合が終わってからだな、今言ったらそれどころじゃなくなるし」

 

サーゼクス「そうか、わかった。だがこの対戦において、君の報酬が圧倒的に大きすぎる」

 

光刃「俺だってタダでこんな3つも叶えてもらおうだなんていう贅沢な考えではない。という事で追加した2つ分のハンデを、俺は背負う!」

 

サーゼクス「ふむ、言ってみなさい」

 

それに興味を示した魔王様は特に咎めることも無く勧める。すると光刃はまた改めて人差し指だけを立てる

 

光刃「1つ、俺はこの試合に【闇黒剣月闇】を使わん」

 

そして続け様に光刃は中指を追加で立てるとライザーに視線を向ける

 

光刃「2つ!ライザー、レイヴェルを除いたお前の眷属全員でかかってこい!」

 

その言葉には会場にいたほぼ全員が驚きの反応をしていた

 

デザスト「っはは、早速有言実行をして言ってるなぁ」

 

スターク『まぁ、アイツが目を覚ましてからここに来る前に決めていたしな。おー改めて頬が痛てぇなぁ』

 

エミヤ「そういえば、一発思い切り彼から殴られていたな」

 

そう言って迎撃三人組はその様子を見ていた

 

 

王風「コウハ、また皆を心配させるようなことを言っていますね」

 

迷「でも、見たところ完全に五体満足のようですし、それにコウハ君なら大丈夫っていうあの時から続く信頼がありますから」

 

不安な表情も無くアルトリア顔サーヴァント組も様子を見ていた

 

 

リアス「え!?」

 

祐斗「無謀だよ!光刃君!」

 

朱乃「イッセー君が一緒に出るとしてもいけませんわ!光刃君!」

 

小猫「……光刃先輩……危険すぎます!」

 

アーシア「やめてください光刃さん!」

 

そしてリアスチームからは流石に反対意見が出てくる。そして隣にいた一誠が腕を引きながら聞いてきた

 

一誠「こ、光刃!それは無茶じゃないのか!?」

 

光刃「あぁ、それに関しては問題ない。「だって(オレ)達が13人相手するからな」」

 

一誠「ええ!?って、今なんで二重に聞こえたんだよ!」

 

光刃「という事で魔王様、早速お願いします」

 

一誠達は隣で色々と言っていたが光刃はあえて全スルーしてそう言うと

 

サーゼクス「わかった、それではフィールドに転送する」

 

その言葉と共に魔王様によって特性フィールドに送られて行った

 

 

 

 

光刃「さぁて、ここが会場か……」

 

一誠「なぁ、本当に体は大丈夫なのか?」

 

光刃「あぁ、全く問題ない。それと改めて言うが、眷属達は俺が全員相手するから、巻き込まれない為に終わるまで間違っても手ぇ出すなよ?」

 

一誠「お、おうわかった(じゃあその間、準備運動でもしてようかな)」

 

そう話していると遅れてレイヴェルを除いたライザーとその眷属が全員現れた

 

ライザー「はっ、バカな人間だ。お前には剣は無く俺達を相手にするんだ、もう一度死んでもらおうか」

 

そう言って小馬鹿にするように笑みを浮かべるライザー。それに対して光刃は「ふっ」鼻で笑うと

 

光刃「何か勘違いしてるようだから言っておこう、俺は【闇黒剣月闇】は使わないと言ったが……(来い、【烈火】!)」

 

それと共に光刃の手に炎が包まれると、剣が現れる

 

火炎剣(かえんけん)烈火(れっか)

 

光刃「別に他にも剣を持っていないとは言ってないぜ?」

 

ライザー「何!?」

 

ユーベルーナ「おのれ…卑怯な!」

 

光刃「卑怯?別に俺は嘘をついていなんだが?」

 

その言葉に悔しそうな顔をするライザーとユーベルーナ。そして光刃は「それに…」と言いながら

 

光刃「今からあっと驚くもんを見せてやるよ」

 

〈こぶた3兄弟!〉

 

〈3匹のこぶた!!!なるほどなるほど……〉

 

そう言って【こぶた3兄弟WRB】を取り出すと【シンガンリーダー】に三回読み込ませる。すると、光刃が金と紫のオッドアイになった

 

光刃「さぁ、やろうか『オルタ』!」

 

???「あぁ、暴れてやるぜ!」

 

「「擬似式(ぎじしき)心身分離独立術(しんしんぶんりどくりつじゅつ)」」

 

〈習得三閃!〉

 

そして光刃は地面に【火炎剣烈火】を突き刺す。するとその剣先から前方に半径1m程の円を作ると

 

ボワァァァァァ!!!

 

その円は燃え上がり炎柱となる。その時に光刃の体から赤黒い球体が炎柱に吸い込まれるように入るとすぐに炎が晴れ

 

光刃?「っはは!ここかァ、祭りの場所は……」

 

そこには『黒髪に濃い赤のメッシュが前髪に入っている』、『色白な肌』、『金色の目』という違いはあるが、光刃と同じ顔と格好をしている男が立っていた。ちなみに光刃?を見た迷は、自分の顔が増え続ける恐怖を改めて思い出した為、記憶に悶えていた

 

一誠「光…じゃないな、感覚的に……」

 

光刃「なぁに言ってんだか、あいつ……」

 

そして間近で見ていた一誠は『光刃』とは違うと直感で理解し、光刃は呆れた表情をしていた

 

オルタ「とりあえず自己紹介だけはしとくぞ。オレは『コウハ・オルタ』、とある野郎が原因で生まれたこのオリジナルの別人格だ」

 

そう言って光刃に親指を指しながらそう言った光刃。だがそれでもよくわかっていないようで、頭に?が浮かんでいる

 

一誠「えっと……つまりどゆこと?」

 

光刃「簡単に言えば俺が多重人格者になったってこと」

 

一誠「……ぇぇぇええええええ!?

 

完全に意味を理解したようで一誠はこの場に咆哮をあげた

 

光刃「って言うか、服くらい変えてくれオルタ。モニター見てる側が混乱するだろ……」

 

オルタ「そうか?なら……」

 

そう言うと、オルタの体が赤黒い稲妻を発しながら包まれると、『かなり暗い赤のシャツ』の上に『前を開けた黒の外套』を身につけ、『カーキ色のストレートパンツ』に衣装が変わった(ただの色違い)。

 

オルタ「さぁて、こうして衣装をわざわざ変えてやったんだし、さっさと変身しろオリジナル。ユーリは疲れて寝ている上に、オレだってこの一時的な体がいつまで持つか分からんからよ」

 

光刃「あぁ、それもそうだな。それにこれ以上時間を取らせる訳にも行かんだろうし!」

 

聖剣ソードライバー!〉

 

オルタからの催促に光刃は頷き、【聖剣ソードライバー】を装着してから【火炎剣烈火】を納刀した。そして【ブレイブドラゴンWRB】を手に持つとページを開いた

 

〈ブレイブドラゴン!〉

 

〈かつて、全てを滅ぼすほどの偉大な力を手にした神獣がいた……〉

 

そしてライドスペルによる朗読を終えた後、表紙を閉じて神獣枠のスロットに入れる。すると周囲に待機音が流れ始めた

 

光刃「ハァ!」

 

〈烈火抜刀!〉

 

光刃「フゥゥゥゥゥ……変身!ハッ!ハァ!

 

そうして光刃は【烈火】を思い切り抜くと、右上から左下へ、左上から右下へと連続で振り降ろしてクロス字にして斬撃波を飛ばす。それと同時に背後から巨大な【ブレイブドラゴンWRB】が落ちてくるとページが開き、そこから『神獣ブレイブドラゴン』が現れて光刃の周りを吸い込まれるように飛びまわると光刃の姿を変えていく

 

〈ブレイブドラゴン!〉

 

そして最初に放ったクロス字の斬撃波が【セイバーヘルム】にぶつかり、『仮面ライダーセイバー』への変身が完了した

 

〈烈火一冊!勇気の竜と火炎剣烈火が交わる時、真紅の剣が悪を貫く!〉

 

一誠「お、初めて見るなその姿は。名前はなんて言うんだ?」

 

オルタ「落ち着けイッセー、オレの変身が終わったらちゃんと名乗りをするからよ」

 

覇剣(はけん)ブレードライバー〉

 

無銘剣(むめいけん)虚無(きょむ)

 

そう言うとオルタの腰に【覇剣ブレードライバー】が【ゴーストドライバー】のように巻かれると、【無銘剣虚無】が巻かれた【覇剣ブレードライバー】に納刀される形で突如として現れた。そしてワンダーライドブックを右手に持った

 

〈エターナルフェニックス!〉

 

ライザー「何!?フェニックスだと!?」

 

一誠「お前、そんなのもあったのかよ!?」

 

セイバー「あぁ、まぁお前の知っているあちらさんの『フェニックス』とはまた違うけど」

 

まさかの『フェニックス』というワードにライザーとその眷属達、そして一誠と既に使える事を知っている3人を除いた試合を見ている者達全員が驚き、騒ぎ出すものも現れた。それをオルタは気にすること無く親指でページを開く

 

〈かつてから伝わる不死鳥の伝説が今、現実となる…〉

 

オルタ「さぁ、始めようか」

 

そう言ってライドスペルによる朗読を終えた後、表紙を閉じて【ブレードライバーシェルフ】に両手で入れる。すると周囲に重々しくもリズミカルな待機音が流れ始め、背後に巨大な【エターナルフェニックスWRB】が落ちてきた

 

オルタ「ヌァアッ…!」

 

〈抜刀…!〉

 

そしてオルタは【虚無】を思い切り抜き、左手に『永久の灯』で燃える刀身を素手で掴んだ。その瞬間、背後の【エターナルフェニックスWRB】も開かれて『神獣エターナルフェニックス』が現れると周囲を飛びまわる。それと同時にこのステージ上から音が消え、完全な無音に包まれる。それには披露宴会場にまで影響が及び、そちらも完全な無音となってまた混乱が訪れた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オルタ「フッフハハハハハハハハハッ……

 

10秒程経ったあと、オルタは周囲が完全な無音の中で1人笑い声を上げた

 

オルタ「変身!……ハァッ!

 

そう言って再び【ソードグリップ】を握ると、横薙ぎに振るい前方へ斬撃波を飛ばす。そして周囲を飛びまわっていた『神獣エターナルフェニックス』がオルタの肩に留まると体を包むと全身が炎に覆われる

 

〈エターナルフェニックス!〉

 

そして斬撃波が【ファルシオンヘルム】にぶつかった事により炎が晴れて、変身した姿を現した

 

〈虚無!漆黒の剣が無に帰す…!〉

 

それぞれ変身した2人は横に並ぶび立つと構え直し、堂々と名乗りを上げる

 

セイバー「炎の剣士、『仮面ライダーセイバー』!」

 

ファルシオン「無の剣士、『仮面ライダーファルシオン』!」

 

セイバー「行くぞ!俺達の力を見せてやる!」

ファルシオン「行くぜ!オレ達の力、見せてやる!」

 

そしてここに、本編では有り得るはずのなかったライダーのコンビが揃った

 

 


〈 界時抹消!〉

↓一方、披露宴会場では↓

〈 再界時!〉


 

デザスト「あっちの方が無の剣士に変身したか…という事は、剣にも真に認めてもらえたか」

 

スターク『まぁ、継承とかなんとか言っていたからそこは大丈夫だろうと思っていたけどねぇ〜。それにしても、『別人格が生まれたし見た目が『黒化英霊』の特徴と共通なとこがあったから『コウハ・オルタ』って名前にした』というのは改めて考えても流石に酷くないかぁ?』

 

エミヤ「それには私にはもはや今更という思いだが、初期の頃には全く同じことを考えていたな」

 

そう会話しながらモニターを見る3人。その周りには警備兵達が既に全て倒されていた(さすがに命まではとっていない)

 

 

迷「あれが前に言っていた『仮面ライダーセイバー』というものですか。……カッコイイけれどもやはりコウハ君以外だったらブッコロですね」

 

王風「それはやめなさい迷。それにしても『エターナルフェニックス』と『無の剣士 仮面ライダーファルシオン』ですか…一体どのような力を持つのか……」

 

そう言って2人は飲み物を飲みながら試合の様子を見ていた

 

 

アーシア「光刃さん達カッコイイです!」

 

祐人「今までも散々驚かされたけれど、生き返るだけじゃなくまさか別の人格も生まれてるなんてね」

 

朱乃「うふふ、それに不死鳥に対して不死鳥の力を使うなんて、会場を盛り上げるには良いですわ」

 

小猫「……やっぱり先輩はとんでもない人です」

 

リアス「心配しないで見ても大丈夫だと思えてきたわ……」

 

こちらの5人もさっきまでの考えを捨てて試合を見届けることにした

 

 

サーゼクス「まさか、フェニックスの力も持っているとは……流石は光刃君だね」

 

グレイフィア「あとはあの出来事の時がいつ来るのかどうか……ですね」

 

そう懐かしそうに見ながら会話してこの2人もモニターを見続けた

 


〈 界時抹消!〉

↓特製フィールドに戻る↓

〈 再界時!〉


 

 セイバー side

 

セイバー「すまないな、こんなのに巻き込んでしまって」

 

カーラマイン「謝る必要は無い。私的にはお前のような剣士とも戦うことが出来る事が嬉しいからな」

 

ミラ「いつもの剣バカが出てるわよカーラマイン……」

 

そう言ってため息をつくミラ、現在セイバーの目の前には『ミラ』、『イザベラ』、『美南風』、『ミィ』、『リィ』、『雪蘭』、『カーラマイン』の7人がレーディングゲームの時と同じ格好をして立っている

 

イザベラ「正直レイヴェル様の件は私もどうかと思っていたからな、お前が言ってくれた事には嬉しく思う。だがその事とこの勝負には全く以て関係ない!全力で挑ませてもらう!」

 

その言葉を機に『美南風』を除いた7人同時にかかりに行った

 

セイバー「その気合いをしていてるのに悪いのだが、今日の俺は過去一の絶好調でな。だから今回は必殺技祭りだ!

 

するとセイバーはいきなり納刀してトリガーを押し込んだ

 

〈必殺読破!〉

 

その時、『神獣ブレイブドラゴン』が突如として現れると突撃してきた6人を体当たりで吹き飛ばすと、セイバーはすぐさま引き抜いた

 

〈烈火抜刀!〉

 

そして灼熱の炎を宿した烈火を改めて構え直し

 

セイバー「非殺傷モードON!火炎(かえん)十字斬(じゅうじざん)

 

〈ドラゴン!一冊斬り!ファイヤー!〉

 

セイバー「ハッ!」

 

そう言うと『神獣ブレイブドラゴン』が唯一吹き飛ばさなかった相手…『ミラ』に向かって素早く切り抜ける

 

ミラ「ぐっ!」

 

そして一太刀入れられた事にミラがよろめいているとセイバーは【火炎剣烈火】を改めて強く握りしめると振り向くと再び突撃して切り抜ける。そしてその際に先程の『神獣ブレイブドラゴン』が現れてセイバーの足場となってミラの周りを昇りながら回り、縦横無尽に移動しながら連続で斬り裂く

 

セイバー「ハッ!ヤァ!フッ!ハッ!ハァッ!タッ!ハァ!セヤァァァッ!

 

ミラ「きゃぁぁぁあ!!!」ドガァァァン

 

そして攻撃を全てをモロに食らったため、ミラはダメージに気絶したので爆発し、その中で光となって消えた

 

雪蘭「ミラ!」

 

美南風「でも何故爆発を…」

 

セイバー「よっと!今日知ったことなんだけど、必殺エネルギーが敵の許容を超え倒される時に爆発するみたいなんだ。まぁ、非殺傷モード中のアレはただの演出になるみたいだが……だから本人は気絶だけだろうしそこは安心してくれ」

 

突如としてミラが爆発して消えた為に雪蘭が叫び、美南風が疑問を口にする。だがその時に地上へと着地した理由を説明してくれた

 

セイバー「さて、次行くぞ!」

 

〈ピーターファンタジスタ!〉

 

〈ニードルヘッジホッグ!〉

 

そう言うとセイバーは再び【聖剣ソードライバー】に納刀すると、新たにまた2つのワンダーライドブックを取り出し、そして器用に2冊ともページを開いた

 

〈とある大人にならない少年が繰り広げる、夢と希望のストーリー〉

 

〈この弱肉強食の大自然で、幾千もの針を纏い生き抜く獣がいる…〉

 

そしてライドスペルが終わるとページを閉じて【ブレイブドラゴンWRB】も閉じると生物枠と物語枠にそれぞれセットする。すると待機音と共に背後から巨大な【ブレイブドラゴンWRB】と【ニードルヘッジホッグWRB】と【ピーターファンタジスタWRB】が落ちてくる

 

セイバー「はぁ!」

 

〈烈火抜刀!〉

 

そしてセイバーはそのまま抜刀した。すると背後の3冊もページが開き、それぞれ『神獣ブレイブドラゴン』、無数の黄色い棘、妖精が出てきてセイバーの周りを飛び回る。すると【ライドミッド】と【ライドレフト】が光り始め、それぞれ【ヘッジホッグブレス】や【ピーターファンホールド】などの装甲が追加された

 

〈3冊の本が重なりし時、なる剣に力がみなぎる!ワンダーライダー!〉

 

〈ドラゴン!ヘッジホッグ!ピーターファン!3属性の力を宿した強靭な刃が、ここに降臨!〉

 

変身音がなり終わるとセイバーは『ドラゴンヘッジホッグピーター』にフォームチェンジした

 

ミィ「何あれ」

 

リィ「信号機っぽーい」

 

セイバー「俺もそう思ったことは多少ある。そしてまだまだ行くぞ!」

 

そう言うと再びトリガーを押し込む

 

〈必殺読破!〉

 

そしてそのまま連続でまたトリガーを押し込むと、エネルギー体の【ブレイブドラゴンWRB】と【ニードルヘッジホッグWRB】と【ピーターファンタジスタWRB】が現われるとページが開かれてそれぞれ『神獣ブレイブドラゴン』と無数の棘と妖精が出てくる。その際に棘は全て妖精に吸収された

 

〈ドラゴン!ヘッジホッグ!ピーターファン!撃!!!ファ!ファ!ファ!ファイヤー!〉

 

セイバー「火龍(ひりゅう)怒髪(どはつ)(てん)

 

そう言った瞬間、妖精が一瞬光ると(ムキッ)という擬音が鳴るような形で『戦う妖精さん』に変わった。それには『神獣ブレイブドラゴン』は1度見ていた事があったからか平気だったようだが、見ていたほぼ全員が口をあんぐりさせて驚き困惑した

 

 

アーシア「えぇ!?」

 

朱乃「あらあら、あれは妖精で合っているのでしょうか?でも……」

 

祐人「ムキムキで…かわいい…?」

 

リアス「んな、アホな……」

 

小猫「……もう、よく分かりません」

 

 

セイバー「頼みます!妖精さん!」

 

そう言ってセイバーは【キャプチャーフック】を『戦う妖精さん』に渡して掴ませると、その場で回転してぶん回す。その際に『神獣ブレイブドラゴン』が火を吹いて『戦う妖精さん』の全身に炎を纏わせると、そのまま対象を逃がさないように火を吹いて攻撃しに行った

 

イザベラ「ぐう……っ!」

 

セイバー「はぁぁぁぁぁぁっ!うぉぉぉぉぉぉっ!てりゃぁぁぁ!!!

 

そしてその攻撃で対応が遅れた隙に超高速で回転したセイバーが『戦う妖精さん』を勢いよく投げ飛ばす

 

戦う妖精さん『オリャーッ!!!

 

イザベラ「なっ、しまった!?(ガッ)ぐぉぁぁ!!!」

 

投げ飛ばされた『戦う妖精さん』は投げ飛ばされた勢いを乗せたラリアットをイザベラに叩き込むと、そこからのネックブリーカードロップをさらに追加で叩き込んだ

 

 

王風「もう…意味がわかりません……」

 

迷「ですが、なんかこれはこれで面白いですね!」

 

 

その声が聞こえたのかは分からないが、その直後『戦う妖精さん』は投げキッスをした。それと同時に全身から巨大な針を無数に生やして追撃した

 

イザベラ「がぁっ……!」ドガァァァン

 

その言葉を最後にイザベラも爆発し、その中で光となって消えた。そしてその爆発の中から妖精の姿に戻ってセイバーの周りを飛び回った

 

セイバー「次はコイツだ!!」

 

〈ストームイーグル!〉

 

そう言うとすぐにページを開く

 

〈この大鷲が現れし時、猛烈な竜巻が起こると言い伝えられている…〉

 

ライドスペルが読み終わるとベルトにセットしていた3冊全てのページを閉じ、【ニードルヘッジホッグWRB】と【ピーターファンタジスタWRB】を抜き取る。すると【ヘッジホッグブレス】や【ピーターファンホールド】などの装甲が無くなり、初期形態の『ブレイブドラゴン』に戻った。そしてそのまま生物枠にセットし、待機音と共に背後に【ブレイブドラゴンWRB】と【ストームイーグルWRB】が落ちてくる

 

セイバー「ふっ!」

 

〈烈火抜刀!〉

 

そしてセイバーはまた抜刀する。すると背後の2冊もページが開かれ、『神獣ブレイブドラゴン』と炎に包まれた大鷲『ストームイーグル』が現れてセイバーの周りを飛び回ると、『ストームイーグル』がセイバーの背中に留まり、【ライドミッド】に【ブレスイーグル】などの装甲が追加された

 

〈竜巻!ドラゴンイーグル!〉

 

〈烈火二冊!荒ぶる空の翼竜が獄炎を纏い、あらゆるものを焼き尽くす!〉

 

そして今度は『ドラゴンイーグル』にセイバーはフォームチェンジした

 

セイバー「まだまだノンストップで行くぞ!」

 

そう言うとまた烈火を納刀し、トリガーを押し込んだ

 

〈必殺読破!〉

 

そして逆手にとってすぐさま引き抜く

 

〈烈火抜刀!〉

 

セイバー「火炎(かえん)竜巻斬(たつまきざん)

 

そう言うとセイバーは逆手に持った【火炎剣烈火】を振って前方に巨大な竜巻を作り出す。それに3人は急いで離れたが、逃げ遅れた美南風と雪蘭の2人が竜巻に飲まれた

 

セイバー「よし、はぁぁぁぁぁぁ!

 

それを確認したセイバーは順手に持ち直すと、【バーミリオンウイング】を展開して竜巻に突っ込む。すると竜巻の内部で炎を発動させ、炎の竜巻となって内部で縦横無尽に移動しながら攻撃した

 

〈ドラゴン!イーグル!二冊斬り!!ファ!ファ!ファイヤー!〉

 

雪蘭「きゃぁぁぁあ!!!」ドガァァァン

美南風「きゃぁぁぁあ!!!」ドガァァァン

 

それによって美南風と雪蘭が竜巻内部で爆発し光となって消えた

 

セイバー「やっぱりこうなるよね!うわあー!えーっ!うわあぁぁー…!」

 

それと共に、巻から飛び出てきたセイバーも目を回してフラフラになりながら着地した

 

セイバー「あぅぅ…目が回る……(ブンブンブンブン)よし、回復!鍛えてよかった三半規管!てなわけで次!」

 

だがセイバーは顔を左右に数回振るうと、回っていた目は元に戻った。そしてまた新たに別のワンダーライドブックを取り出した

 

〈こぶた3兄弟!〉

 

〈とある3兄弟が繰り広げる、お家を守る戦いの物語…〉

 

ページを開いてまたライドスペルが読まれ、閉じるとベルトにセットしていた2冊も閉じて物語枠にセットした。すると待機音と共に背後に【ブレイブドラゴンWRB】と【ストームイーグルWRB】、【こぶた3兄弟WRB】が落ちてくる

 

セイバー「うぉりゃ!」

 

〈烈火抜刀!〉

 

そしてセイバーはまた抜刀する。すると背後の3冊もページが開かれ、『神獣ブレイブドラゴン』と大鷲『ストームイーグル』、『こぶた3兄弟』がそれぞれ現れてセイバーの周りを飛び回ると、『こぶた3兄弟』がセイバーの左腕に宿り、【ライドレフト】に【ブタサンホールド】などの装甲がさらに追加された

 

〈竜巻!ドラゴンイーグル!増冊!3匹のこぶた!〉

 

そうしてセイバーは『ドラゴンイーグルぶた3』にフォームチェンジした。そしてまたすぐに納刀してトリガーを押し込んだ

 

〈必殺読破!〉

 

セイバー「行くぜ!」

 

〈烈火抜刀!〉

 

すると、目の前に 1 2 3 と数字が現れると『こぶた3兄弟』が現れた

 

セイバー「()(えん)()()(ざん)

 

すると『こぶた3兄弟』は残った3人の前を通り過ぎる

 

ミィ「こぶたちゃんだー!」

 

リィ「待ってー!」

 

それにミィとリィが誘われて着いて行った

 

セイバー「こぶた3兄弟は、藁で家を作り、2匹の猫又悪魔を家の中に誘い込みました。そして、藁の家ごと、2匹の猫又悪魔を吹き飛ばすのでした!はぁっ!

 

そう言ってセイバーは【火炎剣烈火】を振り上げると、竜巻が起こって藁の家を包み込んだ

 

〈ドラゴン!イーグル!3匹のこぶた!三冊斬り!!!ファ!ファ!ファ!ファイヤー!〉

 

ミィ「にゃぁぁぁあ!!!」ドガァァァン

リィ「にゃぁぁぁあ!!!」ドガァァァン

 

そして竜巻に耐えられなかった藁の家が吹き飛び、その中に居たミィとリィも吹き飛んで爆発し、光となって消えた

 

一誠「いやそこはオオカミじゃねーのかよ!?」

 

一誠がツッコミをしている中、『こぶた3兄弟』は飛び上がってハイタッチをしていた。そしてこれを見ていた小猫は不機嫌な視線をセイバーに向けていた

 

カーラマイン「まさか、ここまであっさりと5人を倒してしまうとはな…正直、私が挑んだとしても勝つことはきっと出来ないだろう。だが!私は騎士としてそれでも諦める訳には行かない!」

 

そう言ってカーラマインは2本の剣を抜刀し、刀身が炎に包まれた

 

セイバー「!……その心意気に俺は敬意を込めて3冊のワンダーコンボを使い、全力であんたとぶつかろう!」

 

そう叫ぶとセイバーは剣を納刀し、ページを全て閉じて【こぶた3兄弟WRB】を抜き取った。それによって【ライドレフト】の【ブタサンホールド】などの装甲は全て消え、『ドラゴンイーグル』に戻った。そして新たに赤いワンダーライドブックを取り出す

 

〈西遊ジャーニー!〉

 

〈とあるお猿さんの冒険記、摩訶不思議なその旅の行方は…〉

 

そしてページを開いてライドスペルが読まれ、閉じるとベルトの物語枠にセットした。するとほんの一瞬だけ3冊は光り、そして待機音と共に背後に【ブレイブドラゴンWRB】と【ストームイーグルWRB】、そして【西遊ジャーニーWRB】が落ちて来た

 

セイバー「はぁあっ!!!」

 

〈烈火抜刀!〉

 

そしてセイバーはまた抜刀する。すると背後の3冊もページが開かれ、『神獣ブレイブドラゴン』と大鷲『ストームイーグル』、西遊記の『筋斗雲』がそれぞれ現れてセイバーの周りを飛び回ると、『筋斗雲』がセイバーの左腕をグルグルと包み込むと、【ライドレフト】に【サイユウホールド】などの装甲がさらに追加された

 

〈語り継がれし神獣のその名は!クリムゾンドラゴン!〉

 

〈烈火三冊!深紅の剣が悪を貫き、全てを燃やす!〉

 

セイバー「スゥゥゥ……行くぞーー!!!

 

心の底からそう叫ぶと、【火炎剣烈火】を納刀してトリガーを押し込む

 

〈必殺読破!〉

 

カーラマイン「……あぁ、来い!」

 

〈烈火抜刀!〉

 

その声を耳でちゃんと聞いた瞬間、セイバーは抜刀した。すると自身の周りに炎の輪を作ると同時に【火炎剣烈火】にも炎が纏われた

 

〈ドラゴン!イーグル!サイユウジャー!〉

 

セイバー「爆炎(ばくえん)紅蓮(ぐれん)(ざん)

 

〈三冊斬り!!!〉

 

セイバー「はぁっ

 

そして剣から無数の火の玉が飛んでいく

 

カーラマイン「ぐうっ!」

 

それをカーラマインは2本の剣で何とか受け止める

 

セイバー「はぁぁぁあっ!たぁぁぁぁあ!

 

それでも炎は止まらず、その一方で受け止めている剣2本に火の玉が集まって巨大な火球を形成していた

 

カーラマイン「……見事、私のっ…負けだ……うわぁぁぁ!!!」ドガァァァン

 

〈ファ!ファ!ファ!ファイヤー!〉

 

そしてカーラマインは耐えきれず、巨大な火球をモロに食らって爆発し、光となって消えた

 

 

 

 ファルシオン side(ドラゴンイーグルと同時刻)

 

ファルシオン「やってるなぁあっちも。それと悪いな、こんなもんに巻き込んでよ。ってか、名前が知らないのが3人いるな……」

 

シュリヤー「私は【兵士(ポーン)】の『シュリヤー』よ。あと別に気にしなくてもいいわよ」

 

マリオン「同じく【兵士(ポーン)】の『マリオン』よ、私も気にしていないわ」

 

ビュレント「【兵士(ポーン)】の『ビュレント』、私も大丈夫だから気にしないで」

 

そう言って自己紹介をしてくれる3人、こっちでは『シュリヤー』、『マリオン』、『ビュレント』、『イル』、『ネル』、『シーリス』の6人がレーディングゲームの時と同じ姿でファルシオンの前に立っていた

 

ファルシオン「そう言ってくれると助かる。オレ的にはどうでもいいんだが、オリジナルの方が結構気にするからな」

 

シーリス「そうか……なら、一気に行くぞ!」

 

イル「解体するよー」

ネル「解体するよー」

 

そして眷属の6人は突撃をする

 

ファルシオン「それと、オリジナルの方が絶好調のおかげでオレも調子が良くてな。だからまともにオレの相手を出来ると思うなよ!

 

そう言うとファルシオンは高速で移動しながら斬り抜け、全員を宙に浮かした。そして【無銘剣虚無】を納刀すると、トリガーを押し込んだ

 

〈必殺黙読…!〉

 

ファルシオン「まずは1人……」

 

その言葉の直後、背中の翼を展開させて飛び上がる。そしてもう一度トリガーを押し込み右脚を前に突き出して急降下する

 

〈不死鳥…!無双撃…!〉

 

ファルシオン「はぁぁぁぁぁぁ!!!

 

シュリヤー「うわぁぁぁ!!!」ドガァァァン

 

その一撃は突如とし宙へ浮かされてしまった為に回避不能となっていたシュリヤーの身体に叩き込まれ、そのまま吹き飛ばされて爆発し、その中で光となって消えた

 

ビュレント「シュリヤー!」

 

シーリス「だが、なぜ爆発した?」

 

ファルシオン「あん?あれはオレは今非殺傷モードにしてるからただの演出だぞ?んな事よりもまだまだこれからだ!」

 

そう言いファルシオンはシーリスの質問に答えると、抜刀し【エターナルフェニックスWRB】も抜き取ると、【シンガンリーダー】に読み込んだ

 

〈永久の不死鳥…!〉

 

すると【無銘剣虚無】の刀身が『永久の灯』で包まれ、待機音が周囲に響かれる

 

〈無限一突…!〉

 

ファルシオン「はぁぁぁぁぁぁ!!!

 

そしてクロス字に斬ると、不死鳥を模した十字の斬撃が前方に飛んで行き

 

マリオン「ぐぁあ!」ドガァァァン

 

それはマリオンに命中して爆発し、光となって消えた。

そしてファルシオンはさらに【必冊ホルダー】へ【無銘剣虚無】を納刀しトリガーを押し込む

 

〈虚無…居合!〉

 

ファルシオン「さぁ、『無』を味わいな!」

 

待機音が鳴り響く中、そう言ってファルシオンは【無銘剣虚無】を一気に抜刀した

 

〈黙読一閃…!〉

 

そう言ってファルシオンは【無銘剣虚無】を構えると、横に振るって不死鳥を模した斬撃波を放った

 

ファルシオン「うりゃぁぁぁぁぁあ!!!

 

ビュレント「うぁぁぁぁっ!」ドガァァァン

 

その一撃を受けたビュレントは爆発し、光となって消えた

 

イル「もう3人……」

 

ネル「早すぎる……」

 

一気に3人も倒されたために、イルとネルは驚きと若干の恐怖の顔をしながらファルシオンを見た。するとファルシオンの顔が二人へと向く

 

イル「ヒッ!」

ネル「ヒッ!」

 

その瞬間に2人の表情は恐怖に染った

 

ファルシオン「……なんかやりすぎたな。なら平和に眠らせてやるか……」

 

そう言ってファルシオンは別のワンダーライドブックを取り出し、【シンガンリーダー】に読み込ませる

 

〈希望の竜使いウィザード!〉

 

〈永久の魔法使い…!〉

 

ファルシオン「悪かったな。とりあえず、おやすみ

 

〈無限一突…!〉

 

〈スリープ!ナウ〉

 

そう言ってファルシオンは剣先に現れた魔法陣をイルとネルに向けて2つ飛ばした。それを2人は腕を前にて耐える構えをしていたが、通り過ぎた瞬間に2人は”バタン”と倒れて

 

イル「zzz……」

ネル「zzz……」

 

深い眠りにつき、そのまま光となって消えた

 

シーリス「貴様……今何をした!」

 

そう言って警戒しながらシーリスは大剣を構えてファルシオンに向ける

 

ファルシオン「あ?んなの、流石に斬り倒すのに気が引けたから眠らせて退場させただけだが?」

 

シーリス「なっ!?」

 

2人が倒れて消えた事の謎を知ったシーリスは驚きの表情をする

 

ファルシオン「じゃあ、そろそろ終わりにしようか」

 

〈必殺黙読…!〉

 

そんなことを他所にファルシオンはそう言って【無銘剣虚無】を納刀してトリガーを押し込む

 

ファルシオン「はぁ!」

 

〈…抜刀!〉

 

そして勢いよく引き抜く。すると、刀身が『永久の灯』に包まれて燃え上がった

 

ファルシオン「ぬぅぁぁぁあ!!!

 

〈不死鳥…!無双斬り…!〉

 

シーリス「(バキッ!)ぐぁぁぁあ!!!」ドガァァァン

 

それをファルシオンは前方へ縦に振り下ろすと巨大な不死鳥を模した斬撃波となって飛んで行き、シーリスの大剣は数秒も耐える事が出来ずに折れてその体に当たって爆発し、光となって消えた

 

 

ファルシオン「ま、こんなもんか」

 

そう言って剣をその場に振った。するとそこへ終わったばかりの『クリムゾンドラゴン』に変身しているセイバーがやってきた

 

セイバー「お前の方も終わってたか。ならあとは……」

 

ファルシオン「あぁ、後は【女王(クイーン)】と【(キング)】の2つ首だけだ」

 

そして2人はライザー達の方へと顔を向けた




[残りライフ×134]
作者「至近距離でロケット弾ブッパしやがって……」
光刃「やってんな〜。あ、本編で復活した描写が出たからあとがきに来た光刃だ」
作者「彼もあとがき担当は今回だけの予定よ」
光刃「まぁ正直、エボルトみたいに処刑アイテム使いこなせる気がしないし」
作者「(おっと?これはワンチャン…)…ンン!では早速、アンケート内容の発表から。今回は【『戦姫絶唱シンフォギア』での光刃の生活方法は?】だよ!」
光刃「へ?」
作者「選択肢としてはキャンプ生活の剣士、一軒家生活の剣士、一軒家生活の剣士(そして入学)の3択!」
光刃「え?あそこ女子高じゃあ…」
作者「知るか、これは読者が決めることだ」
光刃「( ˙꒳˙ )」
作者「えーっと、それじゃあ宇宙猫状態に陥った主人公君をほっといて、新しく『活動報告』でも募集をします。内容は【nascita の客として出たい人募集箱】!」
光刃「……ハッ!」
作者「あ、帰ってきた。意外と早かったなぁ」
光刃「というか、なんで唐突にそんなことを募集したんだよ」
作者「…エボルトに脅迫されたのよ、小説の『削除』をチラつかせられながら……」
光刃「うわぁ…それは流石に同情するわ……」
作者「という事で興味があればどーぞ。俺が頑張って出しますの」
光刃「まぁ…こいつの執筆力上、『コレジャナイ感』ができちまうかもレしないが、そこは許してくれ」
作者「それでは参りましょう、今回の話の裏設定(?)」
光刃「じゃあまず、オルタの事でいいんじゃないか?」
作者「ならまずは『コウハ・オルタ』の事から、命名者は光刃って事にしてます。『FGO』での黒ジャンヌとか白ジャンヌとかの安直ネーミングの前科あってちょうどいいし」
光刃「そして何より、ここの作者がこいつだし」
作者「理解が良くて助かる。そして彼は他人を呼ぶ時には『カタカナ』になって、光刃の事は『オリジナル』って呼びます」
光刃「それってなんでだ?」
作者「どうせなら俺オリジナルな呼び方を作ろうかなと思って考えた結果」
光刃「えぇ…」
作者「まぁこれ以上はまた後にして、次は一誠の復活だな、今回はクロスの『最光既読』して癒しました」
光刃「あいつ…やっぱりヤバいな」
作者「そして一誠はその後何かと何かをしてなんとかかんとかがあってからここに来ました」
光刃「…あ、そーゆーことね!完全に理解したー!」←全然わかってない
作者「まぁ気にすんな。次は【こぶた3兄弟WRB】3回リードでの技だな」
光刃「それは『疑似式・心身分離独立術』の事だろ?」
作者「そっ。あれは単純に2人を分裂させるだけなんだけど、光刃とオルタを完全に分けるのに使うのが分身3人分のエネルギーなのよ。そしてこれを使うと別れている間はもう数増やせないし。あとこの技はまだ未完成状態なのでデメリットもあります」
光刃「え?それ俺知らないんだけど……」
作者「ドンマイ!そしてデメリット内容は時が来るまでのお楽しみに」
光刃「うっそーん……」
作者「あとはまぁ、気になったことがあれば質問箱か感想のとこにでも投げてくれ。返信するから。では次回!やっと一誠も戦闘やるよ!よく書けるかは分からんけど!そして剣士2人のコンビネーション必殺技もする予定!ぜひお楽しみに!」
光刃「という訳で処刑のターンなんだけど、そろそろか?」
作者「結局やんのかよ……それとそろそろって?」
運送業者「どうもー、作者さん宛にお荷物でーす!ここにサインお願いしまーす」
作者「あ、はい(押印)」
運送業者「ありがとうございましたー!」
光刃「正直俺はエボルトみたいにルーレットで組み合わせてできるなんて思ってないから、1つ選んで決めて注文したんだ」
作者「ちゅ、注文?」
光刃「あぁ、ヒュージ1000体を〇ルカリ便でな」
作者「ゑ?(バコーン!)うわっ!?って、明らかに箱の容量に合わないくらい出てきたんだけど!?それになんかどんどんと俺に覆いかぶさって……嫌ァァァァ!!!」
〈GAME OVER〉
光刃「という事ですまないな、俺はあいつみたいに派手に出来なくてよ。それとどうだった?俺の新!衣!装!もし良かったら衣装案とかもくれると嬉しいぜ。てなわけで読者の皆様、次回の投稿までCiao(チャオ)!」




作者(幽霊)「出来れば今年中にフェニックス編を終わらせたいなぁ」


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第22話 〜赤龍帝の鎧と神獣合併!決着の時。〜

前回の出来事
・光刃が復活して宣戦布告
・コウハ・オルタオルタも現れてそれぞれ変身
・超特別な必殺技祭りで一誠が空気気味になった

[残りライフ×133]
作者「改めまして新年明けましておめでとうございます!今年もこの作品をよろしくお願いします!」
光刃「おいコラ、1/5までには完成させるとか言ってたよな?」
作者「それが…リアルで(勉強面が)死にかけていて書く時間があまり取れなくて…マジですみませんでした」
光刃「はぁ、俺からも謝らせてもらう。この小説を読んでいただいている全ての方々、こんな期限も守れないのがこの作品の作者でマジですまない……」
作者「もしも投稿頻度がまた落ちてたら(あ、多分今やばいんだろうな)とでも思ってください。それと同時に感想を書いてくれてありがとう、それが無かったら多分ここまでかけてなかったよ」
光刃「設定とかを含めて合計24話しか書いてないのにもうそんな言葉出るのかよ!?」
作者「だって俺の一番苦手な事が作文だよ!?なのに俺の書いた小説に470人も『お気に入り登録』されている上に『このまま頑張って下さい!』とか『面白かったです』とか送ってくれるんだよ!?言える時にこういうの言わないと!」
光刃「わかった!わかったから黙れ!それで?アンケートはどうなったんだ?」
作者「43票で『キャンプ生活の通りすがりの剣士』になったよ。これであっちでは風来坊みたいな感じだね」
光刃「風来坊か…いいな!」
作者「まぁ気に入ったようなので良きとして、問題は『カフェ『nascita』 の客として出たい人募集箱』だよ。なんだこれ!?まさか戦闘能力まで書いてくれてるなんて思ってなかったぞ!?」
光刃「え、今言う…?」
作者「という事なので、せっかく考えてくれたので活かす為に2.5章に入る前の話で『nascita』へ何者かを襲撃させようと思います!」
光刃「襲撃が作者によって確定されてしまった『nascita』、可哀想に(襲撃犯の方が)」
作者「それとFGOの福袋ガチャは何が出ましたか?俺は三幻神に祈りを捧げた結果、欲しかった『謎のヒロインX』を引きました」A.コロンビア
光刃「おぉー、何故三幻神に捧げたのかはスルーするとして物欲センサー引っかからなかったのか」
作者「そして1個前のピックアップガチャで5000円を生贄に捧げて『メリュジーヌ』と『パーシヴァル』も引けました!」
光刃「それに関しては許容範囲外だ、処刑する」
作者「ゑゑ!?新年早々!?」
光刃「うるさい、何か言い残したいことはあるか?」
作者「あるよ。みんな!モルガンとメリュジーヌって、すっげぇかわいいな!なのになんで救われねんだよ!俺の進めたストーリーはまだロンドンに居るけれども!」
〈ブレイド!ふむふむ…〉
〈サンダー!スラッシュ!〉
光刃「進めんのがおせぇんだよぉぉぉ!!!」
作者「あぎゃぁぁぁぁあ!!!」
〈GAME OVER〉


 〜披露宴会場 side〜

 

貴族「約1分で13人も倒しただと!?」

 

貴族「本当にあれは人間なのか!?」

 

モニターに映る光刃とコウハ・オルタの2人の無双を見ていた貴族は困惑の声を上げて戸惑っていた

 

祐斗「あれが『炎の剣士』と『無の剣士』の力……」

 

アーシア「本当に凄すぎます!」

 

朱乃「あらあら、完全に光刃君達の流れですわね」

 

リアス「あれだけの力があるだなんて……」

 

蒼那「これは、私たちで頑張って相手をしてもほぼ絶対に勝てませんね」

 

小猫「……でも、あんな感じで大丈夫なのでしょうか」

 

そしてそのモニターを祐斗は真剣な表情で見てアーシアは尊敬の眼差しを向け、朱乃先輩はニコニコしながら見てリアス先輩は驚きの表情をし、蒼那先輩は冷静に分析して小猫が疑問を口にした

 

王風「確かに、ここまであんな感じだと何故あの時もしなかったのかという話になりますからね」

 

するとそこへ、王風と迷も合流した

 

朱乃「あらあら、お二人とも今までどちらにいらしたのですか?」

 

迷「私たちがいる事によっての皆さんに何か言われないようにするために離れていたんですよ。それとちょっとコウハ君の悪口を言っていた輩共を軽くしばきにも行ってましたし」

 

蒼那「だからあちらの方で謎に伸びている方々が居られたのですね」

 

そう言って蒼那先輩が顔を向けると、そこには顔が腫れ上がっている貴族の悪魔が数名も居た

 

王風「そういえば、生徒会長は〔シトリー家〕と仰っていましたね」

 

迷「あー、前にそんなこと言ってましたねー」

 

王風は思い出したように言い、それに迷は首に手を回しながら言った

 

小猫「……全く興味が無いような返答ですね」

 

迷「まぁ、それくらいで接し方とか色々変えたくないですし」

 

そう言って「なはは」と笑った迷、しかし本音は(いちいち分けるのめんどくさい)である。だがその言葉にリアス先輩と蒼那先輩は嬉しそうに笑った。すると

 

デザスト「はぁ…アイツ、あんな感じで戦ったらたとえ絶好調だとしても終わった後に何かしら体に来るだろ」

 

そしてさらにモニターがよく見える場所にと歩いてきたデザスト達3人も合流する

 

アーシア「デザストさん!それにエボルトさんとエミヤさんも!」

 

スターク『よっ!』

 

エミヤ「やぁ」

 

アーシアからの呼びかけに2人は手を上げながら応えた。するとリアス先輩達が少々警戒しながら聞く

 

リアス「アーシア、その2人は何者なの?」

 

アーシア「あ!そうでしたね。この方は『デザスト』さんと言いまして、光刃さんが言うには本の魔人『メギド』という種族みたいです。そしてこちらの方は『エボルト』さんと言って、光刃さんでも種族は分からないようでした。ですが2人とも光刃さんと『使い魔の森』で契約したと言っていました」

 

デザスト「ま、そーゆーこった」

 

スターク『これからよろしくな』

 

そうアーシアからの説明に2人はいつも通りな調子で答える。そして4人は"光刃と契約している"と知った為、警戒を完全に解いた

 

祐斗「それでは、さっき言っていた「終わった後に何かある」とは一体なんなんですか?」

 

デザスト「その事か。簡単な事だ、『炎の剣士』の光刃が今付けているベルトは本が増えれば増えるほど力が増すが、その分後から来る反動も大きい仕様になっている」

 

スターク『それをアイツは色んな姿になって、しかも必殺技もポンポンポンポン使うんだぁ。何か起きると思わない訳ないだろぉ?』

 

その言葉を聞いた時、全員が光刃の死ぬ姿を思い出し、表情が暗くなった。その時にエミヤが補足を入れる

 

エミヤ「安心したまえ、「身の丈を超える力を使わなければ命に関わることにはならない」と光刃が言っていたからね」

 

スターク『まっそういうこった。だから死ぬことはねぇぜ?』

 

その言葉にみんなは安堵の息を吐く

 

デザスト「まぁ、死んだ所で今のアイツには何の問題が無いがな」ボソッ

 

そして、デザストの零した言葉は誰にも聞こえることは無かった

 


〈 界時抹消!〉

↓特性フィールドに移る↓

〈 再界時!〉


 

〜一誠 side〜

 

一誠「す、すげぇー…」

 

俺は光刃に言われた通り巻き込まれないように手を出さず見ていた。そしてその圧倒的な戦いの様子を俺は準備体操する事をすっかり忘れて呆然と見ていた

 

ドライグ〈小僧…アイツ、何者だ?〉

 

すると【赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)】の宝玉から緑色の光を放つと『赤龍帝ドライグ』が話しかけてきた

 

一誠「光刃のことか?オカルト研究部に居る俺と同学年のめっちゃ強い剣士だよ。はぁ、あれで人間って思うと、俺悪魔なのに差がありすぎて毎回自信無くしそうになるんだよなぁ……」

 

そう言って俺は少し気が沈んだ

 

ドライグ(変身して戦っている『炎の剣士』と名乗ったアイツ…今は並外れすぎた身体能力を持つだけの人間に変わったが、『無の剣士』と名乗った方のアイツ…そこから感じるのが別れる前に感じとった人間の物ではない気配全て…本当に何者だ?)

 

一誠「どうしたんだ?ドライグ」

 

なんか教えてから考え込んだようにだんまりしているドライグに言葉をかけてみる

 

ドライグ〈…いや、なんでもない……〉

 

それにドライグは考えることをやめたような言い方で返してきた。そう感じた俺はドライグに今まで何を考えていたのかを聞こうと思った時

 

セイバー「イッセー」

 

そう言って俺をこちらに招くように光刃が手を振ってきた

 

一誠「?今行く」

 

それを見た俺は、ドライグに後で聞くことにして光刃とオルタの方へ駆けて行った

 

〜一誠 side out〜

 

 

一誠「んで、どうしたんだよ光刃」

 

2人の仮面ライダーの元に辿り着いた一誠は早速何か聞きに来た

 

ファルシオン「何、簡単な事だ。オマエの出番がついに来たってことよ」

 

セイバー「【女王(クイーン)】は俺ら2人で倒す事にしたから、【(キング)】のライザーを任せる」

 

そう言って2人はユーベルーナに顔を向け、剣を改めて握りしめる

 

一誠「わかった。でもいいのか?俺にはあの鳥野郎を倒す決定打が無いんだけど……」

 

それに一誠は少し困った様子をしながら話す。それを聞いたセイバーは少し考えてから聞いた

 

セイバー「じゃあ、どれくらいの時間なら相手として持つ?」

 

一誠「えっと…10秒くらい……」

 

ファルシオン「なら、その10秒でオマエがアイツにぶつけたい事をぶつけてこい。そしてそっから先はオレ達に任せろ」

 

一誠「…あぁ、わかった!」

 

ファルシオンの言葉に一誠は気合いに満ちた目をして頷く

 

セイバー「さぁ、それじゃあ行くぞ!」

 

ファルシオン「だな!」

 

一誠「部長!【昇格(プロモーション)】する事を許可願います!」

 

その言葉と共に3人は駆け出した。そして一誠からの要望をリアス先輩は頷き、承認する

 

ライザー「くっ!ユーベルーナ!」

 

ユーベルーナ「喰らいなさい!」

 

そう言ってユーベルーナの声と共に爆破の魔法陣が一誠に飛んでくが

 

セイバー「おりゃぁぁぁあ!!!」

ファルシオン「てりゃぁぁぁあ!!!」

 

パキィィィィン!!!

 

ユーベルーナ「何!?」

 

その叫び声と共に剣士の2人は手に持つ剣で魔法陣を斬り壊した。それにユーベルーナは驚きの声を上げて怯む

 

〈ストームイーグル!〉

 

〈エターナルフェニックス!〉

 

そして間発入れずに2人はセットしているワンダーライドブックのページを押し込み、それぞれ翼を展開させてユーベルーナに飛びかかった

 

一誠「【昇格(プロモーション)】、【女王(クイーン)】!」

 

一方で一誠は走りながら【昇格(プロモーション)】し、ライザーへと向かう

 

ライザー「無駄だァ!」

 

それに対してライザーは一誠に目掛けて炎を飛ばす

 

一誠「部長ォ!」

 

その炎を一誠は走りながら腕で払い消し、リアス先輩に向けて声を張り上げる

 

一誠「俺は木場や王風ちゃんの様に剣の才能はありません!朱乃さんみたいに魔力の天才でも、エミヤのように器用にも扱う事もません!小猫ちゃんみたいなバカ力や、迷ちゃんのような俊敏さも無いし、アーシアの持ってる様な素晴らしい治癒の力も、光刃のような万能な力もありません!それでも!俺は最強の【兵士(ポーン)】になります!

 

そう宣言している途中で【赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)】の宝玉から光を放ち始める

 

一誠「部長の為なら俺は、神様だって倒してみせます!輝きやがれぇ、オーバーブーストォ!

 

Welsh(ウェルシュ) Dragon(ドラゴン) over(オーバー) booster(ブースター)!!!〉

 

そう言って一誠は左腕を掲げて飛び上がり【赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)】から音声が流れると宝玉がさらに光を放ち、そして一誠の体に龍を模したような赤い鎧が纏われてた

 

一誠『これが龍帝の力、『禁手(バランス・ブレイカー)』、【赤龍帝の鎧(ブーステッド・ギア・スケイルメイル)】だ!』か

 


〈 界時抹消!〉

↓披露宴会場側では↓

〈 再界時!〉


 

迷「なんかカッコイイ事言ってたと思ったら鎧を纏ったぁ!?」

 

王風「あれは一体!?」

 

リアス「『禁手(バランス・ブレイカー)』、禁手って事!?」

 

突如として変わった一誠を見て3人は驚きの表情をした

 

サーゼクス「禁じられた…忌々しい外法…」

 

そしてサーゼクスは静かにそう呟いた

 


〈 界時抹消!〉

↓2ライダー側↓

〈 再界時!〉


 

ユーベルーナ「『禁手(バランス・ブレイカー)』…だと!?」

 

ファルシオン「『最強』…か、イッセーも大きく出たな」

 

セイバー「ま、アイツはリアス先輩にとっての『切り札(ジョーカー)』になって貰わないと困るし、あれくらいが丁度いいだろ」

 

ファルシオン「確かにな。それにしても、あの鎧の装着のシーンは大部分男の子どもが好きそうな変身だな」

 

ユーベルーナが一誠の方を向いて驚いている一方で翼を展開させ空に漂いながら2人で余裕そうに会話をしていると

 

ユーベルーナ「……っ!はぁ!」

 

そこにユーベルーナが小規模の爆破を油断していた2人に気づいて飛ばしてきた

 

セイバー「うぉ、あぶねっ!」ガシッ

ファルシオン「ちょっ、(ドガァァァン!)ぐふぉあっ!」

 

それをセイバーはファルシオンを盾にして防ぐ

 

ファルシオン「ゴホッゴホッ!おいコラセイバー!何なんの躊躇いもなくオレを盾にしてくれてんだ!」

 

セイバー「近くにいたし、ちょうど良かったからな。すまん」

 

ファルシオン「………はぁ、まぁいいけどよ」

 

(別名『不死鳥の剣士』だし、大丈夫だろう)という言わなかった本音で盾にしたセイバーを何となく真の理由を察したファルシオンは今は許すことにした。だが仮面の中からは(今の事、覚えておくからなコノヤロウ……)と言った目で睨みつけていた。そしてその様子を信じられないといった目で見ていたユーベルーナが話す

 

ユーベルーナ「き、効いていないの!?」

 

ファルシオン「いや、痛かった。これは忖度とか強がりとか無しでな」

 

そう言って パッパッ 被弾した場所を軽く払うファルシオン、それを見てユーベルーナが少しワナワナと震え始めた

 

セイバー「まぁ、俺もレーディングゲームのあん時に『闇黒剣月闇』で吸収してなかったらかなり痛かっただろうしなぁ」

 

そこにセイバーが思い出しながら平然と追い打ちをかけた為(無自覚)にユーベルーナがキレた

 

ユーベルーナ「言わせておけばこのガキ共が…いいわ!あんたらは必ず殺してやる!」

 

そう言って魔力が体から少し溢れているユーベルーナ、それを見た2人は顔を見合わせて

 

セイバー「俺…なんか不味い事言ったか?」

 

ファルシオン「さぁ、オレも心当たりが全く思いつかないが……」

 

揃って頭に?を浮かべていた。それを見ていた者達は驚きの表情をしたり呆れたり、ため息をついたり頭を抱えた。そしてセイバーは「まぁいいや」と言って再びユーベルーナへと顔を向けながらファルシオンに会話をする

 

セイバー「じゃあ改めて確認するぞオルタ。イッセーの言っていたライザーを相手にする時間は10秒、それまでにここを終わらせてライザー戦の選手交代。もちろん行けるよな?」

 

ファルシオン「はっ、当たり前だろ?セイバーの方こそ、行けるな?」

 

セイバー「あぁ。それじゃあ……」

 

「「超連携プレイで、クリアしてやるぜ!」」

 

その言葉と共に二人は剣を前に構えた。それを見ていたデザストは(あー、流石に今は状況が悪化するだけな上に契約違反になりそうだから無理だが、あの戦いに混ざりてぇなぁ……)と思いながら眺めていた

 


〈 界時抹消!〉

↓視点を戻して対ライザー↓

〈 再界時!〉


 

〜一誠 回想〜

 

一誠「俺と取引してくれ」

 

ドライグ〈面白い、覚悟はあるのか小僧?〉

 

一誠「うるせぇ、やるのかやらねぇのか!」

 

ドライグ〈言ったはずだ、『犠牲を払うだけの価値を与えてやる』とな。ただし覚えておけ、カウント(テン)だ。それ以上は、肉体は持たない〉

 

一誠「十分だ、それだけあれば……」

 

〜回想終了〜

 

一誠「奴を殴り飛ばせる!」

 

そう言って一誠はまた一段と高く飛び上がった

 

(テン)

 

そしてカウントダウンも始まる。それと同時に両手の間に魔力の塊を作り出すと

 

一誠『ヘェェヤァ!』

 

ライザーへと打ち出した

 

ライザー「っ!?」

 

それをライザーは紙一重で躱すが、その魔力の塊がチェスの【兵士(ポーン)】の駒に塔にぶつかると消し飛んだ

 

ライザー「ぐっ…『ここだぁっ!』っ!」

 

そして回避したあとの隙を狙って一誠は飛び込むが、それを再びライザーは何とか躱した

 

(ナイン)

 

そのまま一誠は【戦車(ルーク)】の駒の塔に背中から突っ込み、そしてまた1つカウントダウンが刻まれる

 

ライザー「ぐっ、何だこの力と速さは!本当に不愉快なクソガキだ!今のお前はただの『化け物』だクソガキ!」

 

そして一誠は両膝を着いた状態で瓦礫の中から出てくる

 

ライザー「火の鳥と鳳凰、『不死鳥フェニックス』と称えられた我一族の業火!その身に受けて、燃え尽きろォォォオ!」

 

そう言ってライザーは体にフェニックスのような炎を見に宿して一誠に向かって突撃する

 

(エイト)

 

一誠『テメェのちんけな炎なんかで、俺が焼かれるわけねぇだろぉぉぉお!!!』

 

その言葉と共に両者の拳が激突する。そしてその衝撃で爆発が起き、空間が白に包まれた

 

一誠『ぐあっ!』

 

そしてそこから一誠が地面に背中から落ちた。そして纏っている【赤龍帝の鎧(ブーステッド・ギア・スケイルメイル)】には所々にヒビがあった

 

一誠『鎧が無かったら…これが、アイツの力だってのか……』

 

(セブン)

 

そして一誠が見上げると、ライザーが両手に炎を溜めていた

 

ライザー「怖いかぁ?俺が怖いか!お前は【赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)】が無ければただのクズだ!」

 

そう言ってライザーは炎を一誠に飛ばす。だがその瞬間に一誠は【赤龍帝の鎧(ブーステッド・ギア・スケイルメイル)】によって倍化された身体能力で空に飛んで躱した。だがそこへライザーが一誠の横を通り過ぎると旋回し、右腕の拳に炎を纏わせて突撃してくる

 

一誠『てぇぇぇりゃ!』

 

それに対して一誠も左腕を一旦引っ込め、力強く拳を突き出すと、両者の顔面に拳が炸裂し、見事なクロスカウンターとなった

 

(シックス)

 

一誠『ぐっ、ゴファ!』

 

またひとつカウントダウンが刻まれると共に一誠はヘルムの中から吐血する

 

ライザー「ふっふ、その程d…ゴファ!」

 

平然としていたライザーも、突如として吐血し、両者共に落下していく

 

ライザー「きっ貴様…何をしたっ…!」

 

そして一誠の左手の中に銀色の光が反射するそして持っていた物は

 

ライザー「っ『十字架』!?」

 

なんと悪魔にとっては猛毒のはずの聖なる力が込められた『十字架』だった。そして一誠は吹き飛ばされてそのまま【(キング)】の駒の塔へと背中から激突し、地面に前身から落ちた

 

(ファイブ)

 

だが一誠はすぐにゆらゆらと立ち上がる

 

ライザー「『十字架』…だと!?」

 

そう言ってライザーは驚きの表情をしながら片膝と片腕の手を地面につけた

 

一誠『うちの【僧侶(ビショップ)】は元シスターでね、そして「もしかしたら使うと思って、アーシアさんに頼んで借りておきました」って事前に預かっていた物を光刃の義妹から渡されていたのさ!流石のあんたでも、【神器(セイグリット・ギア)】で高めた『聖なる力』は応えるようだなぁ!』

 

(フォー)

 

ライザー「バカな、十字架は悪魔の体を激しく痛め付ける!いかにドラゴンの鎧を身につけようと、手にすること自体…ッ!」

 

そう言いかけた時、ライザーはその理由に気づいた

 

ライザー「まさか…貴様、篭手に宿るドラゴンに、自分の腕を…」

 

(スリー)

 

一誠『ドラゴンの腕なら、悪魔の弱点は関係無いからな!』

 

そうヘルムの中からライザーを睨みつける一誠

 

ライザー「正気か貴様!そんな事をすれば、二度と戻らないんだぞ!」

 

(ツー)

 

一誠『それがどうした!』

 

(ワン)

 

一誠『たかが腕の1本!部長が戻ってくるなら安い取引だァァァァァア!!!』

 

そう言って一誠は背中のブースターを起動させながらライザーへと突撃する。そしてライザーは『聖なる力』のダメージで動くことが出来ず、その場で顔を引きつらせた

 

一誠『うぉぉぉぉぉ…』

 

Count(カウント) Off(オフ)

 

だがこのタイミングで制限時間が訪れて宝玉は光を放つのを辞め、【赤龍帝の鎧(ブーステッド・ギア・スケイルメイル)】は解除され、左腕に装着した【赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)】だけ残った

 

一誠「あっうっぐぐ…ぐあっ!」

 

そして倍化もすべて解除されたためそのまま体制を崩し、転倒した

 


〈 界時抹消!〉

↓一誠の精神世界↓

〈 再界時!〉


 

ドライグ〈残念だが時間切れだ小僧〉

 

一誠「ふざけるな!あと少しだってのに!今度は何を支払えばいい!目か足か!なんでもくれてやる!」

 

ドライグ〈お前の今の基礎能力ではこれが限界だ〉

 

一誠「っ俺が弱いからってことか…クソっ、なんで俺は肝心な所で!」

 

ドライグ〈解除する瞬間、僅かだが宝玉に力を移せた。だがそれは一時的なもの…残念ながら、フェニックスの再生能力には及ばないだろう〉

 

一誠「でも!それでも俺は!」

 


〈 界時抹消!〉

↓元の場所へ↓

〈 再界時!〉


 

一誠「2人が来るまで…諦めねぇ……!」

 

そう言って立ち上がろうとした時、一誠の胸ぐらをライザーが掴んで立ち上がらせた

 

 

リアス「イッセー!」

 

それを見たリアス先輩は心配の声を上げた

 

 

ライザー「さて!そろそろ眠ってもらおうか!目覚める頃には、式も終わっている上に、あの人間の変わり果てた姿を見ることになるだろう」

 

そう言ってライザーはトドメを刺そうとした時

 

一誠「っはは」

 

何かやってくるのを見つけて一誠は笑った

 

ライザー「貴様…何がおかしい!」

 

そう言ってライザーが掴む手は一段と強くなる。だがそれでも一誠は平気そうな顔をしながら口を開く

 

一誠「何って…お前を倒す真打が来たってことだよ」

 

ライザー「何を言って…」

 

ブレイブドラゴン「ギャォォォオン!」

エターナルフェニックス「ピュァァァアン!」

 

ライザー「ぐぁぁぁあ!!!」

 

その時、ライザーの背後から『神獣ブレイブドラゴン』と『神獣エターナルフェニックス』が飛んできてライザーを吹き飛ばした。その際に手の力が緩んだ為、一誠はその場に倒れ込みかけたが、その体を2人のライダーが支えた

 


〈 界時抹消!〉

↓少し時を戻して対ユーベルーナ↓

〈 再界時!〉


 

(テン)

 

ユーベルーナ「はぁ!」

 

赤龍帝の鎧(ブーステッド・ギア・スケイルメイル)】のカウントダウンが始まると共にユーベルーナは手に持つ杖から数多の炎と爆破を飛ばしてきた

 

セイバー「ふっ!はぁ!」

 

ファルシオン「たっ!てりゃぁ!」

 

それを2人は華麗に躱したり剣で撃ち落としたりしてどんどんと近ずいて行く

 

(ナイン)

 

ユーベルーナ「くっ、なら!」

 

するとユーベルーナは先程の倍ほどの魔力の弾幕を作り出し、発射した

 

〈西遊ジャーニー!〉

 

セイバー「伸びろ!如意棒!サイユウワンダー!

 

ドガガァァァアン!!!

 

これをセイバーは【タイセイブレーサー】から棒が伸ばしてなぎ払い、弾幕を全て撃ち落とした

 

ユーベルーナ「何!?」

 

ファルシオン「くらえ!はぁっ!」

 

一瞬にして全て撃ち落とされた為に少し怯むと、撃ち落とした時に発生した爆煙の中からファルシオンが現れるとユーベルーナに一太刀浴びせた

 

(エイト)

 

ユーベルーナ「うぐっ……このっ!」

 

そう言ってユーベルーナはファルシオンから少し距離をとって2人に攻撃をしようと構える。それに対して二人はユーベルーナに追い打ちをかけようとした瞬間

 

ピカァァァァア!

 

セイバー「な、なんだ!?」

 

ファルシオン「っ!?」

 

一誠とライザーの激突によって起きた衝撃で空間全てが白に包まれた。それは突然の事だったのでセイバーとファルシオンは対応出来ずに思考回路が一瞬だが止まってしまう。そして

 

ユーベルーナ「はぁ!」

 

ドドグォォォォオン!!!

 

セイバー「ぐはっ!」

 

ファルシオン「ぐふっ!」

 

2つの爆破がセイバーとファルシオンに命中し、【僧侶(ビショップ)】の塔へと2人を叩きつけた

 

(セブン)

 

セイバー「痛ってぇー」

 

ファルシオン「ぐっ、流石の威力…いや、想定以上だな」

 

すると

 

ユーベルーナ「死になさい!」

 

 ドグォォオン!

         ドグォォオン!

  ドグォォオン!

             ドグォォオン!

     ドグォォオン!

 

セイバー「やべっ!」

 

ファルシオン「あの野郎!」

 

数多の爆破の攻撃が2人をただ殺す為に行ってきた為、2人は急いで再び空へと飛び上がりながら攻撃を避ける。だがその際に【僧侶(ビショップ)】の塔は数多の爆破をくらい、限界を迎えて崩れた

 

(シックス)

 

 ドグォォオン!

      ドグォォオン!

             ドグォォオン!

  ドグォォオン!

           ドグォォオン!

 

だがそれでも攻撃の手を止めることはなく、二人は飛び回って避け続けた

 

セイバー「なんであんなに激しいんだよ!」

 

ファルシオン「この感じは…怒りだな。一体何が気を触れさせたんだ?」

 

ユーベルーナ「あんた達のそういう所だよぉぉぉ!!!」

 

         ドグォォオン!

  ドグォォオン!

             ドグォォオン!

     ドグォォオン!

 ドグォォオン!

 

そしてまたさらに一段階増して攻撃が行われた

 

(ファイブ)

 

ファルシオン「このっ!調子に……乗るなぁ!」

 

そう言ってファルシオンはしびれを切らして爆破の中を特攻し無理やりユーベルーナに一気に近づくと

 

ファルシオン「てりゃあ!」ドガッ

 

ユーベルーナ「ごはっ!」

 

そのままユーベルーナの背後に回って蹴り飛ばし、地面へと叩きつけた。そして二人も地面に降り立つ

 

ファルシオン「さて、それじゃあそろそろ終わりにしようか」

 

〈エグゼイド医療日誌!〉

 

そう言ってファルシオンはワンダーライドブックを取り出し、【シンガンリーダー】に読み込ませた

 

〈永久の医療…!〉

〈ガシャット!〉

 

(フォー)

 

するとファルシオンはセイバーの方へと顔を向けるとそのまま【エグゼイド医療日誌WRB】をセイバーに投げ渡した

 

セイバー「おっとと。なんで俺?」

 

ファルシオン「……オレの動きに合わせろよ、セイバー」

 

セイバー「え?……あぁ、あれをやるのか…よし乗った!でも俺じゃなくてお前が合わせろよな!」

 

何となく何をするつもりなのかを察したセイバーはユーベルーナを挟み込むように移動し、【火炎剣烈火】の【シンガンリーダー】に読み込ませた

 

〈エグゼイド!ふむふむ……〉

〈マキシマムガシャット!〉

 

(スリー)

 

〈キメワザ!〉    〈キメワザ!〉

 

セイバー「はぁぁぁ……!」

 

ファルシオン「ふぅぅぅ……!」

 

そして2人が構える【火炎剣烈火】と【無銘剣虚無】のそれぞれの刀身にカラフルなエネルギーが纏わられる。それと同時にセイバーの背後には幻影の『エグゼイド』が、ファルシオンの背後には幻影の『ゲンム』がそれぞれ現れ

 

エグゼイド『ノーコンテニューでクリアしてやるぜ!』

 

ゲンム『コンテニューしてでもクリアする!』

 

それぞれ決めポーズをする。そして2人のマイティは【チョコブロック】を生成するとパンチで壊し、中に入ってた【エナジーアイテム】が宙へと飛んだ

 

(ツー)

 

「「火龍(かりゅう)不死鳥(ふしちょう)交差強力(クロスマイティ)連撃斬(れんげきざん)」」

 

〈習得一閃!〉

〈無限一突…!〉

 

MAXICIMAM(マキシマム) MIGHTY(マイティ)

 

CRITICAL(クリティカル) FINISH(フィニッシュ)!〉

 

そう言って突撃しようとした瞬間に2人のマイティの幻影はセイバーとファルシオンに吸い込まれてそれぞれと1つになる。そして宙に飛んだ【エナジーアイテム】がセイバーとファルシオンの体に落ちてきて

 

〈高速化!〉

 

その体に宿った。それと共に二人は高速で突撃してユーベルーナを間合いに捉えると

 

「「はっ!たっ!てりゃっ!」」

 

超高速の剣撃や蹴撃を無数に浴びせた

 

(ワン)

 

そしてセイバーは地面を滑りながら蹴り、ファルシオンはその上を飛びながら蹴りを放って場所が入れ替わる

 

「「ふっ!せいっ!はっ!」」

 

そしてまた超高速の斬撃や蹴撃を無数に浴びせると一旦距離を取り

 

「「はぁぁぁぁぁあ!!!」」

 

ユーベルーナ「きゃぁぁぁあ!!!」ドガァァァン

 

左右両側から一気に斬り抜いて行き、それによってユーベルーナは爆発し、光となって消えた

 

GREAT(グレイト)!〉

 

ファルシオン「ふぅ、やろうと思えば出来るもんだな」

 

セイバー「だな。というか、まさか永夢先生と黎斗さんも現れるなんて……」

 

ファルシオン「だよなぁ……」

 

そう言って二人は遅れて驚きの感情に浸っていると

 

Count(カウント) Off(オフ)

 

セイバー「やべっ、イッセーのタイムアウトじゃねぇか!」

 

そう言ってセイバーは急いで一誠の方へと顔を向ける。そこでは一誠は地に伏せており、ライザーは立ち上がって段々と近ずいて行っていた

 

ファルシオン「あそこまでの距離はまぁまぁ……ならこれだ!」

 

〈エターナルフェニックス!〉

 

そう言ってファルシオンは【覇剣ブレードライバー】にセットしてある【エターナルフェニックスWRB】のページを押し込んだ

 

セイバー「だな!」

 

〈ブレイブドラゴン!〉

 

そしてセイバーも【聖剣ソードライバー】にセットしてある【ブレイブドラゴンWRB】のページを押し込んだ。すると2人は左手に剣を持ち直すと右腕にエネルギーが集まっていく

 

セイバー「頼むぞ!ブレイブドラゴン!ドラゴン・ワンダー!

 

ファルシオン「行け!エターナルフェニックス!フェニックス・ワンダー!

 

そして2人は右腕を前に出すとそこからそれぞれ『神獣ブレイブドラゴン』と『神獣エターナルフェニックス』が現れ、一誠の元へと先行して駆けつけに行った。そして2人も後を追うように移動する

 


〈 界時抹消!〉

↓時間を戻す↓

〈 再界時!〉


 

二人は移動して【(キング)】の塔の麓に一誠を座らせた。その一方でライザーは『神獣ブレイブドラゴン』と『神獣エターナルフェニックス』の2体の相手を防戦一方だがしていた

 

セイバー「悪いなイッセー、少し遅れた」

 

ファルシオン「それで、アイツの事は殴り飛ばせたか?」

 

一誠「いや、それは無理だった……でも、ぶつけてやりてぇ事はやりきったぜ。だから2人とも、後は頼む」

 

そう言って一誠は力強い目を2人に向けた

 

セイバー「あぁ、任せておけ」

 

ファルシオン「どっちの不死鳥の力が上か、アイツの心に深く刻み込んでやるわ」

 

そう言って二人は一誠に仮面の奥からそれぞれ笑い、ライザーの前へと立った。それと同時に『神獣ブレイブドラゴン』と『神獣エターナルフェニックス』は消えた

 

セイバー「つー訳だ、こっから先は俺たちが相手だ!」

 

ライザー「ぐっ、だが流石の貴様らも疲れは存在しているようだな、少しだが息が上がっているぞ」

 

ファルシオン「まぁな、流石にあの爆破祭りは疲労が生まれる」

 

そう言ってファルシオンは首を一回転させた。それを見てライザーは小馬鹿にしたように少し笑った

 

ライザー「っはは、そんな状態でこの俺を倒せるとでも?【赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)】の『禁手(バランス・ブレイカー)』を使った小僧でも倒せなかった不死身のこの俺を!」

 

セイバー「あぁ、もちろんだ!」

 

そう言ってセイバーは剣を構えた

 

ライザー「なら、貴様を葬りさり!地獄の底で後悔させてやるわ!」

 

そう言ってライザーは体から炎を放出される

 

セイバー「出来るもんならやってみやがれ!」

 

ファルシオン「だがその前に……」

 

するとファルシオンは地面に無銘剣虚無を突き刺す。それと同時にファルシオンの後ろに黒と白の2冊の分厚い半透明な本が地面に横たわった状態で現れた

 

ファルシオン「さぁ、クライマックスだ!来やがれ!『ルーンブライトドラゴン』!『ルーンディムドラゴン』!

 

そう言うと2冊の本が開かれ、その中から2体の龍が現れた

 

ライザー「何!?」

 

セイバー「『ルーンブライト』と『ルーンディム』!?となるとまさか……!」

 

するとセイバーの【ブレイブドラゴンWRB】の中から『神獣ブレイブドラゴン』が現れると、『神獣ルーンブライトドラゴン』と『神獣ルーンディムドラゴン』の元へと飛んで行く。そして三体の龍は1つにぶつかると、一冊のワンダーライドブックが生まれた

 

〈エモーショナルドラゴン!〉

 

【エモーショナルドラゴンWRB】がセイバーの前に浮いて佇むと、セイバーは【火炎剣烈火】を納刀する。そして【エモーショナルドラゴンWRB】を手にしてページを開いた

 

〈勇気!愛!誇り!3つの力を持つ神獣が今ここに…!〉

 

【ライドスペル】を流し終えると、セイバーはページを閉じて改めて表紙を見る

 

セイバー「……俺に力を貸してくれ!三体とも!」

 

そう力強く言うと手に持った右腕を高くあげると、そのまま【聖剣ソードライバー】の神獣枠にセットする。それと同時に待機音が流れ、背後に巨大な【エモーショナルドラゴンWRB】が落ちてきた。そしてセイバーは【火炎剣烈火】を力強く握りしめると、一気に引き抜いた

 

〈烈火抜刀!〉

 

それによって【聖剣ソードライバー】のワンダーライドブックと背後の巨大なワンダーライドブックが開かれ、背後の開かれたページから『神獣ブレイブドラゴン』と『神獣ルーンブライトドラゴン』と『神獣ルーンディムドラゴン』が現れて飛び回る

 

セイバー「ハッ!ハァ!

 

ライザー「ぐぅぅ…!」

 

そしてセイバーは改めてクロス字に斬撃波を飛ばしてライザーに牽制をする。それと同時にセイバーの体が光に一瞬包まれると素体に変わった

 

〈愛情のドラゴン!勇気のドラゴン!誇り高きドラゴン!エモーショナルドラゴン!〉

 

そこへ『神獣ブレイブドラゴン』が【ライドライト】に、『神獣ルーンディムドラゴン』が【ライドレフト】に、『神獣ルーンブライトドラゴン』が【ライドミッド】へと宿り、それぞれアーマーが追加されて行った

 

〈神獣合併!感情が溢れ出す…!〉

 

そして最後にクロス字の斬撃波が【セイバーヘルム】にぶつかり、【仮面ライダーセイバー エモーショナルドラゴン】へとフォームチェンジが完了した。するとその隣にファルシオンが並び立つ

 

ファルシオン「さて、それじゃあ行こうか」

 

セイバー「あぁ、この戦いを終わらせる!」

 

そう言って二人は同時にライザーへ突撃する

 

ライザー「喰らえ!」

 

それに対してライザーは宙に飛ぶとそこから炎を飛ばして2人を攻撃する

 

セイバー「効かねぇなぁ!」

 

だがそれはセイバーの左腕に装着されている【滅壊の盾】で全て防いだ

 

ファルシオン「でりゃあ!」

 

その直後にファルシオンは背中に翼を展開させながらセイバーの方を踏み台にして一気に飛び上がり、ライザーの体に一太刀浴びせた

 

ライザー「ガァァァア!?ぐっ、何故だ!この痛みは……!」

 

それにライザーは苦しそうにしながら距離を作った

 

ファルシオン「そういえば言っていなかったな。この剣は全てを無に返す力を宿す『無』属性!その力の前には、貴様の不死身の力は無駄となる!!」

 

ライザー「な、何だと!?」

 

そう言ってライザーを見下すような視線を向けるファルシオン。その次の瞬間に

 

セイバー「てりゃあ!」

 

ライザー「ギャァァァァァアア!!!」

 

【セイリングマント】を使って飛び上がったセイバーが追い討ちをかけるように一太刀浴びせた

 

ライザー「ハァ…ハァ…な、何故貴様の攻撃も……」

 

セイバー「この愛情の龍『神獣ルーンブライトドラゴン』には光属性を有している。この意味、流石に分かるよな?」

 

ライザー「っ!?」

 

その言葉にライザーは無意識に距離をとって冷や汗をかいた

 

ファルシオン「つーわけだ、覚悟しろよ!このパクリ野郎!」

 

セイバー「パクリ……?まぁいいや、行くぞ!」

 

そして二人は飛びながらライザーにどんどんと斬撃を与えていき、そして最後に二人は

 

「「たぁ!」」

 

ライザー「ぐぁぁぁっ!?」

 

地面へとライザー蹴り飛ばし、そして2人も地面に降り立つ。するとライザーは立ち上がると怒りの目をこちらに向けてくる

 

ライザー「この…たかが人間ごときがこの俺にここまで恥をかかされるとは…許さん!許さんぞ貴様らぁぁぁ!!!」

 

そう言ってライザーはその体に炎で包むと、大きく回って勢いをつけに行った。その炎は先程よりも大きい

 

ファルシオン「イッセー!オレに倍化の力を寄越せ!」

 

一誠「っ!?わ、わかった!『赤龍帝からの贈り物(ブーステッド・ギア・ギフト)』!!!」

 

Transfer(トランスファー)!〉

 

それを見たファルシオンは一誠へとすぐにそう言った。一誠は突然だったので困惑しながらも、すぐに地面を殴り、そこから通して力を送る。そしてその力はファルシオンに当たると体を通し、左手に持っていたほとんど真っ黒になってしまっているワンダーライドブックに力が注がれ、6割ほど元の状態に戻った

 

〈希望の竜使いウィザード!〉

 

ファルシオン「予想通り、残りの力の残量を倍化すればもう一度使えるか……よし!」

 

そう言ってファルシオンはそのまま【シンガンリーダー】に読み込ませる

 

〈永久の魔法使い…!〉

 

ファルシオン「とりあえず借りてくぞ、デザスト」

 

〈無限一突…!〉

 

〈コネクト!ナウ〉

 

すると目の前に魔法陣が現れるとその中へ手を突っ込み、そこから【グラッジデント】を持ってきた

 

ライザー「死ねぇぇぇぇえ!!!」

 

その一方でライザーは勢いを十分に着けたようで2人に向かって突撃してくる

 

ファルシオン「決めに行くぞ、オリジナル!」

 

セイバー「あぁ、物語の結末は、俺達が決める!

 

〈必殺読破!〉

 

〈必殺黙読…!〉

 

 

それを見た二人は同時にベルトに剣を納刀してトリガーを引いた

 

〈…抜刀!〉

 

そしてまずファルシオンは勢いよく引き抜く

 

ファルシオン「デザスト直伝、カラミティ・ストライク!

 

〈不死鳥…!無双斬り…!〉

 

ファルシオン「はぁぁぁぁぁあ!!!

 

そう言って背面から翼を発生させると同時に紫とオレンジのエネルギーを全身に纏い、高速回転するとそのまま突撃してライザーとぶつかり合う

 

ライザー「ぐっ、このバケモンがぁ!」

 

ファルシオン「バケモンで結構!テメェのような、戦う意思の無い奴を!ましてや実の妹を戦場に連れてくる最低な野郎に言われた所で、知ったこっちゃねぇんだよぉぉぉ!!!」ザザン!

 

ライザー「ぐぅぅぅ……!」

 

そしてライザーは押し負け、ファルシオンから【無銘剣虚無】と【グラッジデント】による斬撃を受ける。それと同時にセイバーはもう一度トリガーを引いた

 

 

〈伝説の神獣!撃!〉

 

セイバー「ふっ!はぁぁぁぁぁ……!!!」

 

そしてセイバーは構えを取る。それと同時に【エモーショナルドラゴンWRB】から『赤』『白』『黒』の3つの光がセイバーの周りを飛び回ると体に吸い込まれる

 

セイバー「情龍(じょうりゅう)神撃(しんげき)()

 

そう言ってセイバーは天高く飛び上がると、そこには巨大な【エモーショナルドラゴンWRB】がページが閉じた状態で存在していた

 

ライザー「ま…まて!!!分かっているのか!この婚約は、悪魔の未来に必要で、大事なことなんだぞ!!お前のような何も知らないガキが!ましてや人間ごときが!どうこうするようなものじゃないんだぁー!!!!!」

 

それを見たライザーは慌てた様子で大量の汗をかきながら訴えかけた

 

一誠「難しい事は分からねぇよ!でもな、お前に負けて気絶した時、うっすらと覚えていたことがある!部長が泣いてたんだよ!俺たちがお前に歯向かう理由なんて、それだけで十分だ!

 

ファルシオン「そういう事だ、だからテメェの想いは俺達に屈し、虚無に覆われることとなる!」

 

だがその言葉に対して一誠は大きな声を上げて反論し、ファルシオンはライザーを嘲笑うかのように言った。そしてセイバーは蹴りの体勢をとってライザーに向かって突撃すると、背後の【エモーショナルドラゴンWRB】が開かれてそこから3体の龍が螺旋を描きながらセイバーの右足に吸収して力が集約した

 

セイバー「これで終わりだ!たあぁぁぁぁぁあ!!!

 

〈ファイヤー!〉

 

ライザー「ぐぁぁぁ!!!」ドガァァァン

 

そしてその一撃はライザーの胸部に命中して体を貫き、セイバーは地面を足の裏で滑りながら着地する。そしてライザーはそのまま空中で爆発した。そしてその真下に炎が集まると人の形となり、炎が晴れるとライザーとなった。ただし、死んだような状態で意識を失っていたが

 

セイバー「……生きてるよな?非殺傷モードは入れていたはずだけど」

 

ファルシオン「非殺傷モードが入っているなら100%生きてるはずだぞ、アレで一応な。心配なら見に行けばどうだ?」

 

セイバー「そうするわ…」

 

そう言ってセイバーはライザーの元へと歩んでいく。するとライザーの前に魔法陣が現れて

 

レイヴェル「お…お兄様に、これ以上は……!」

 

そこから顔を少し青くさせて震えているが、両腕を広げてライザーを庇うレイヴェルが現れた

 

セイバー「いや、流石にそれはしないよ。そんな事をする外道な性格はして無いし。ただあの様子だと心配になってさ……」

 

レイヴェル「そ、そうだったのですか?はぁぁぁ……」

 

少し申し訳ないように話すセイバーの言葉に、レイヴェルは安堵の息を吐いた

 

セイバー「あぁ、それとライザーに伝言を頼めるか?」

 

レイヴェル「で、伝言ですか?」

 

まさかの言葉にレイヴェルは驚きの表情をしながら聞き返す

 

セイバー「そ、『もしこの結末に文句があるなら俺んところち来い。いつでも相手してやる、今度は1対1でな』ってさ」

 

レイヴェル「……分かりました、その言葉を必ずお伝え致しますわ。光刃様」

 

セイバー「…………様?」

 

「なんで様?」と聞き返そうとした瞬間にフィールドが揺れ、崩壊を始めた。しかもそれと同時に

 

ピカァッ!

 

セイバー「なっ!?」

 

【エモーショナルドラゴンWRB】が()()()()姿が『仮面ライダーセイバー ブレイブドラゴン』へと戻った

 

一誠「うわぁぁぁ!!!」

 

セイバー「嘘だろぉぉぉ!?」

 

そしてそのまま一誠はよく分からずに、セイバーは飛行能力が無いためにそのまま空中に投げ出された。レイヴェルはライザーを抱えながら炎の翼で空を飛んだが

 

ファルシオン「ったく、仕方ねぇな」

 

それを見たファルシオンは体を炎の鳥へと変えると、一誠の横を通り過ぎてセイバーを背に乗せて回収した。その直後にリアス先輩がちゃんと受け止めた

 

一誠「ぶ、部長…?」

 

リアス「イッセー、ありがとうイッセー、私の…イッセー……」

 

そしてそこには微笑ましい光景が生まれていた

 

セイバー「あちぃ!?あっつ!あっつ!」

 

ファルシオン『うるせぇ!今くらい黙ってろ!』

 

……だが二人はその空気でも少しうるさくし、ファルシオンはその場を離れるように真っ先に地面へと向かった

 

朱乃「あらあら、光刃君ったら」

 

祐人「あははは………」

 

小猫「……光刃先輩のせいで台無しですね」

 

アーシア「もう、光刃さんったら」

 

それを見た朱乃先輩はいつも通りに、祐人は苦笑いを浮かべ、小猫は呆れ、アーシアは頬を膨らませていた。だがそんな事があってもリアス先輩は気が付かなかったようだった

 


〈 界時抹消!〉

↓地上に戻った後↓

〈 再界時!〉


 

セイバーがファルシオンから飛び降りて地面に着地すると変身を解除する

 

光刃「うっ!」

 

すると体のバランスを崩して倒れかける

 

王風「コウハ!」

迷「コウハ君!」

 

それを王風と迷が急いで受け止める

 

光刃「ありがとうな2人とも。流石に無茶しすぎたのか、意識持ってかれかけたわ……」

 

王風「もう、無茶のし過ぎですよ」

 

迷「全くです、少しはこっちの気持ちを考えてください!」

 

光刃「はい、すんません……」

 

そして少し離れた場所で火の鳥から元に戻ったファルシオンは地面に着地すると、変身を解除した

 

オルタ「ふぅー、やり切ったぜ」

 

エミヤ「全く、流石にやりすぎじゃないか?」

 

いい顔をして言うエミヤにため息混じりにそう話す

 

スターク『さすがは光刃のオルタナティブって事かぁ?それとも俺のb…「またぶん殴ってやろうか?この原因元が…」…おぉーっと、これは言わぬが花だったか』

 

デザスト「へっ、懲りねぇよなお前」

 

スタークはオルタから感じられた殺意を感じながらもいつも通りに反応し、デザストはスタークを笑った。そして一誠達も降りてくると、サーゼクスの前に立った

 

一誠「サーゼクス様!申し訳ありませんが…約束通り、リアス・グレモリー様は返していただきます!」

 

サーゼクス「ふっ何故謝る?君達が成し遂げたことだ、反論はないよ。それでは人間の剣士君、君の3つ目の要求を言ってみたまえ」

 

光刃「はい、俺の3つ目の要求は……」

 

そう言おうとした時、オルタの体がサーヴァントの帰還のように光の粒子となり始めた。ただし色はワインレッドだったが

 

オルタ「おっと、時間切れか。それとオリジナル、デメリット効果が来るからよろしくな」

 

光刃「えっ、なにそれ聞いてないんだけど」

 

オルタ「だって言ってないからな。ちなみに効果はオマエに多大なる負荷がかかる事ってだけだ」

 

光刃「なんだ、よかっ……ちょっと待て、今そんなの来たら…「そんじゃあ後は頼んだぜ〜」…あ!お(ドクン!)っ!」

 

そう言ってオルタは完全に消えると、その粒子は一気に全て光刃の体に吸収されて行った。そして光刃は文句を言おうとしたが吸収し終えた瞬間に意識を失い、ガクッと一気に王風と迷に体重がかかった

 

アーシア「光刃さん!」

 

小猫「光刃先輩!」

 

祐人「光刃君!」

 

朱乃「光刃くん!?」

 

リアス「光刃!?」

 

一誠「光刃!」

 

王風「……大丈夫、疲労で気を失っただけですよ」

 

迷「全く、コウハ君ったらどれだけみんなに心配かけさせればいいんですか」

 

その様子にみんなが駆け寄って行った。そして王風と迷は光刃を見てそう言うと、その場に座らせた

 

サーゼクス「やれやれ、困ったね。これでは3つ目の要求を聞くことが出来ないな」

 

スターク『なら後日、うちの店に来るかぁ?』

 

少し困ったように言ったサーゼクスに、スタークが提案した。それをサーゼクスは少々考えるようにグレイフィアさんへと確認の視線を向けると、指を3つ上げて縦に振られた

 

サーゼクス「……そうだね、では3日後に伺う事にしよう」

 

スターク『りょーかいだ魔王様、光刃には明日、俺から言っておく。それと住所はそこに書いてあるから見ておいてくれ』

 

そう言ってスタークはカフェ『nascita』のチラシを渡した

 

サーゼクス「有難くいただくよ。それじゃあドラゴン使い君、これを貸すから勝者の特権として乗って行きたまえ」

 

そう言ってサーゼクスは招待状の裏に描かれていた魔法陣を前にかざすと、翼と上半身が鷲で下半身がライオンの生き物が現れた

 

一誠「な、なんだ!?」

 

リアス「『グリフォン』ね」

 

初めて見るグリフォンに一誠が驚いていると、朱乃先輩が提案する

 

朱乃「あらあらうふふ。折角ですからお言葉に甘えて、イッセー君が部長を送って差し上げては?」

 

一誠「俺が!?」

 

リアス「そうね。……お願いできるかしら」

 

一誠「っ部長のご命令なら!あ、でも光刃は……」

 

心から嬉しそうにそう答えた後、そのまま座り続けている光刃に視線を向ける

 

エミヤ「安心したまえ、私達がいるからな」

 

王風「ですからこちらを気にせずに行きなさい」

 

迷「せっかくの機会なんですから、楽しんで来てくださいねー」

 

3人の後押しに一誠は頷くとリアス先輩と共にグリフォンの背中に座り

 

一誠「それじゃあ、先に部室で待ってるから!」

 

グリフォン「キュィィィィィィィィィイッ!」

 

そう言うとグリフォンは翼を羽ばたかせて飛んでいった

 

デザスト「さて、俺達も帰るか」

 

〈ブックゲート!〉

 

スターク『だな、俺も明日もあるし』

 

そう言ってデザストは【ブックゲートWRB】を取り出し、スタークもそれに同意する。今回ユーリが出なかった理由は、【ブックゲートWRB】のエネルギーを回復させる事で力を使いすぎ、スリープした為だ

 

エミヤ「私も帰るが、2人はどうする?部室に行くのか?」

 

王風「いえ、私も帰ります。気を失っているだけとはいえ、心配ですから」

 

迷「私もです!心配がある事の他に、準備しなければ行けないことが生まれましたので」

 

エミヤからの質問に王風は心配そうに答え、迷はなにかを考えていそうに答えた

 

朱乃「あらあら、それでは私が行った時に部長にお伝えしておきますわ」

 

王風「お願いします」

 

いつも通りに朱乃先輩が笑顔で言い、王風かが深くお辞儀した

 

デザスト「行き先設定、『暗闇家の玄関前』」

 

OPEN(オープン) GATE(ゲート)

 

そしてデザストが設定した事で本の扉が現れる

 

デザスト「そんじゃあな」

 

スターク『よかったら食べに来いよ』

 

エミヤ「よいしょ…ではこれで」

 

王風「それでは、また学校で会いましょう」

 

迷「アディオーッス!」

 

そしてデザスト、スターク、光刃を脇に抱えたエミヤ、王風、迷という順番で扉に入っていき、本が閉じると共に扉は消えたのだった




[残りライフ×132]
エボルト「なんかひっでぇものを見た気がした」
作者「気のせいだろ?まぁそれは置いといて、今回もアンケートを貼りまーす!」
エボルト「お、新年最初はなんだ?」
作者「新年最初は【『雨宮 蓮』をこの世界に呼んじゃう?】だよ!」
エボルト「ん?何故唐突にペルソナキャラが?」
作者「何故って、ペルソナのワンダーライドブックを作るからだよ」
エボルト「マジか!?」
作者「そして次回に出します。その際に出すかどうかも聞こうと思ってさ」
エボルト「いよいよえげつない事になってきたぞ…?」
作者「そして選択肢の3つ目は『それなら3人のワイルドも連れて来い』だよ」
エボルト「ん?という事は……?」
作者「もしそれが選ばれた場合は『鳴上 悠』『結城 理』『汐見 琴音』も追加で出します」
エボルト「えっぐ、えっぐ、えっぐ」
作者「ちなみに人間ステータスはフルMAX」
エボルト「ダメだ、非の打ち所がない完璧人間だわ」
作者「だが揃いも揃って歩むのは友情ルート一択!」
エボルト「良いような…悪いような……」
作者「という事です、ご協力お願いします。ちなみにペルソナを選んだ理由は完全な個人の趣味です」
エボルト「それと『女神転生ペルソナ』と『ペルソナ2 』が選択肢にない理由は作者が純粋に全くもって知らないからだ。だから許してやってくれな?」
作者「それで次は『今回の裏設定(?)』のお時間なのですが、流石に投稿が遅くて早く出してしまいたいからパスで!」
エボルト「ちょ、お前!?」
作者「でもこの章が終わった時にまた新しくキャラ設定を置くから許してくれ!それでも疑問が残るのなら、活動報告の質問箱に投げてくれ!見つけ次第その場所で返信を行う!」
エボルト「これが時間に追われた者か……」
作者「それでは今回はこれで終わります!」
エボルト「だが処刑コーナーだけはカットさせないぜ?異論は一切認めん」
作者「ウソダドンドコドーン!!」
エボルト「だが何が出るかなのやつを書くことはカットだ(ガチャの結果スキップと同じ)」
作者「ん?何だこの金のキノコは」
エボルト「それは【ゴールデンキャップアップキノコ】と言って、1つ取ると残機を50獲得できるみたいだぞ。個数は多分100個だな」
作者「おっしゃー!」

〜数分後〜
[残りライフ×5132]
作者「なんか限界突破したー!?でもこれで安泰だー!」
エボルト「果たして本当にそうかな?」
作者「ゑ?」
デュエリー「終わりだと思ったのかぁ?フフフ、御目出度い奴だぁ……」(ギュピッギュピッ)
作者「ぇぇぇぇええ!?ブロリー!?」
エボルト「決闘者(デュエリスト)のブロリー、通称『デュエリー』だ」
作者「何それ!?」
デュエリー「手札から速攻魔法【サイバネティック・フュージョン・サポート】を発動し、魔法カード【パワー・ボンド】を発動!あらかじめ送っておいた墓地の【サイバー・ドラゴン】を含む機械族モンスター100体を素材として【キメラティック・オーバー・ドラゴン】を融合召喚ンンンン!!」攻撃力16万
作者「だ、だけど俺の場にモンスターはいないから攻撃は1回しか出来ないはず……」
エボルト「お、よく見たらコイツ、アニメ版のキメラティックじゃねぇか」
作者「あっオワタぁ……」(アニメ版では融合素材モンスターの数だけ攻撃可能)
デュエリー「作者よ、これで終わりだぁ……!貴様の残機は1つに付き4000!バトルフェイズに入って速攻魔法【リミッター解除】を3枚発動してからの【キメラティックオーバードラゴン】の攻撃!エヴォリューション・レザルト・バーストォ!ヒィャクルェンダァ!!」攻撃力128万
作者「こんなの遊戯王じゃねぇぇぇぇ……」
〈GAME OVER〉
エボルト「おおぅ、ひでぇ物を見たぜ。まぁアレが遅れた分の罰でいいだろう……とはならないだろうな、読者なら。という事で今回ルーレットで選ばれたのは『終焉齎す王』さんの【デュエリー】だぜ。流石ブロリー、流石脳筋ってやつか。それと俺からも言わせてもらうが遅れてしまって済まないな、まぁ次回は戦闘も起きない平和回だろうし戦闘描写も書かれることは無いからアイツの目標である最終投稿から10日以内発行はできるだろうな。リアル云々で何も無ければ…だがな。それでは読者諸君、次回の投稿までCiao(チャオ)!」


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第23話 〜渡される力、猫姉妹の和解。〜

前回の出来事
・超連携プレイでユーベルーナ撃破
・一誠は『禁手(バランス・ブレイカー)』を発動させて一騎打ち
・途中交代して、エモーショナルに変身した

[残りライフ×5]
作者「あぶねぇ、『悪シノビ』と『ディメンションガーディアン』が無かったら『クリフォトン』引けずに即死だった……」
光刃「チッ!」
作者「何舌打ちしてんだよ!こちとら、マジで前回が最終回になるかと思ったわ!」
光刃「そんな事になったら冥界に行ってでも引きずり戻す」
作者「怖いよぉー、この主人公怖いよぉー」
光刃「うっせ!早く進めろ!」
作者「はーい、ではまず前回のアンケートから!」
光刃「前回は[『雨宮 蓮』をこの世界に呼んじゃう?]だったか?」
作者「そ。んで結果は『それなら3人のワイルドも連れて来い』が50票獲得した為、『雨宮蓮』『結城理』『鳴上悠』『汐見琴音』の4名が参戦決定!」
光刃「戦力がもう無茶苦茶じゃねぇか!」
作者「では次に、4人の人間パラメータを見て見ましょう」
光刃「スルーすんな!」

結城 理

学力:天才
魅力:カリスマ
勇気:漢


汐見 琴音

学力:天才
魅力:美しき悪魔
勇気:漢


鳴上 悠

知識 :生き字引
勇気 :豪傑
根気 :タフガイ
寛容さ:オカン級
伝達力:言霊使い


雨宮 蓮

知識 :知識の泉
度胸 :ライオンハート
器用さ:超魔術
優しさ:慈母神
魅力 :魔性の男

作者「という感じで行きます」
光刃「わー、完璧人間だー。ほんととんでもねぇのが参戦決定したなぁ」
作者「でも、ペルソナはスキルを含めて1人8体で固定にしようかと思ってます」
光刃「その理由は?」
作者「いちいち考えるのがめんどくせぇ!」
光刃「こいつ作者としてどうなんだ!?」
作者「つー事で『使用ペルソナの募集』をかけます。詳しい事は後書きにて」
光刃「また活動報告の募集箱が新設されるな。で?誰も来なかったら?」
作者「1人6枠に減らして、1人でしみじみと考えますよ……」
光刃「はぁ…まぁ、こんな読者頼りな所もある奴だけども、今後とも頼む。という訳でだ殺す」
〈クウガ!ふむふむ…〉
作者「いやどういう訳だよ!?」
光刃「俺の気分だ!カラミティタイタン!」
〈習得一閃!〉
作者「いつもの事じゃねぇかぁぁぁ!!!ぎゃぁぁぁあ!!!」
[GAME OVER]


[BGM:全ての人の魂の詩]

 

光刃「ん…うん……?」

 

あの術でのデメリットの多大なる負荷+必殺技オンパレードの疲労によって意識を失った光刃が目を覚ますと、そこは以前と同じ青い書庫のような不思議な部屋で、椅子に座っていた

 

イゴール「再び、お目にかかることが出来ましたな」

 

そして目の前にはあの時と同じようにイゴールが膝の上に肘をかけて椅子に座っていた

 

光刃「お久しぶりです、イゴールさん。ここに来れたということは……」

 

イゴール「はい、貴方は無事に運命を乗り越えました。おめでとうございます」

 

光刃「よ、よかった。アレで過労で死んだら元も子もなかったし……」

 

そう祝福してくれるイゴールに光刃はホッと胸を撫で下ろすと

 

オルタ「ま、そうしてくれないとオレも困るからな。これくらいやってもらわねぇと」

 

光刃「ウェ!?」

 

隣で足を組みながら椅子にもたれ掛かりながら座っているオルタに気づき、光刃は驚きのあまりに変な声が出た

 

光刃「な、なんでお前もいんの!?」

 

オルタ「まぁ元を言えばオレとオマエは1つだったからな。多分そういう理由でここに来れたんだろ?」

 

イゴール「左様でございます」

 

光刃「ま、マジっすか……」

 

オルタの言葉にイゴールも頷いた為、光刃は驚きながらそう返すしか無かった

 

オルタ「それで、今回呼ばれた理由はなんだ?」

 

そんな光刃を無視してオルタは本題に入った

 

イゴール「それは貴方にとある力を渡す為です」

 

光刃「とある力?」

 

そう聞き返すと、イゴールは4枚のタロットカードを何処からか出した。そのうちの1枚はカードの種類が違ったが

 

イゴール「左様。貴方は今回、自身の運命を乗り越える事が出来た。ですが、これから先にも様々な出来事や困難、そして運命に遭遇していくでしょう」

 

そして次にサーヴァントのクラスカードと思われる物を13枚出す

 

イゴール「そして貴方の"力"に対して、私が手助けをする事は叶いません。その為、私から出来ることは……」

 

そう言いながら指を鳴らす。するとそこへ【ブランクのワンダーライドブック】が2冊現れ、4枚のタロットカードが右側の、13枚のクラスカードが左側の【ブランクのワンダーライドブック】にそれぞれ吸収されていく。そして一際大きな輝きを放つと

 

Persona(ペルソナ)MIX(ミックス) Wild(ワイルド)Power(パワー)

 

Fate(フェイト)/All(オール) Star(スター) History(ヒストリー)

 

イゴール「貴方へと"力"を渡す為の掛橋となる事くらいです」

 

そして光が晴れると、表紙に4等分に上下左右を分ける線が引かれており、青の場所には『ペルソナ3』の【召喚器】と男主人公の影、ピンクの場所には『ペルソナ3』の【召喚器】と女主人公の影、黄色の場所には『ペルソナ4』の【クマ特製メガネ(黒)】と主人公の影、赤の場所には『ペルソナ5』の【反逆の仮面(ジョーカー)】と主人公の影が描かれた黒のワンダーライドブックと

基本クラスのサーヴァント7人の影とエクストラクラスの6人の影が角度によって絵が変わる『レンチキュラー』で描かれた青のワンダーライドブックだった

 

以後、【Persona MIX WildPower WRB】→【ペルソナWRB】

   【Fate/All Star History WRB】  →【フェイトWRB】 と略称

 

光刃「これは……!?」

 

オルタ「マジかよ……」

 

流石に予想外の出来事だったので、2人は揃って目を見開きながら驚いていると、イゴールは最初に【ペルソナWRB】を手に取って説明をする

 

イゴール「こちらは以前この部屋にやって来た『最高の客人』達の力と歴史が記された物です。これを使えば一時的ですが、貴方も『ペルソナ』を扱うことが出来ます。そしてこれは、今後この部屋に来るための鍵にもなりますので」

 

そして1つ目の説明が終わると、【ペルソナWRB】を光刃の前へと差し出した

 

光刃「わーお、すんげぇ……」

 

光刃は半分唖然としながらそのワンダーライドブックを受け取ると、イゴールは次に【フェイトWRB】を持ち、説明を始めた

 

イゴール「こちらは貴方が縁を結んできた英霊達の力と歴史が記された物です。こちらを使えばその身に英霊を宿す……と言うよりも、憑依させる事で力を使うことが出来ます」

 

そして2つ目の説明も終わると、【フェイトWRB】も光刃の前へと差し出した

 

オルタ「憑依させる……つまりはイリヤ達が使う『夢幻召喚(インストール)』とはまた違う仕様ってことか」

 

そう言って光刃の前からそのワンダーライドブックを手に取り、1人納得するオルタ

 

イゴール「ですが、この2つはまだその力を十分に発揮することは出来ません」

 

光刃「え?」

 

だがその直後にイゴールから告げられた言葉に光刃は唖然としながら聞き返した

 

オルタ「……それは、元々の世界では無い力だったからか?」

 

それに対してオルタは冷静に考えていくと、とある推測を建てて聞いた。するとイゴールは頷きながら話しを続けた

 

イゴール「左様でございます。それらは元の世界にあった歴史においては生まれ無かった……いえ、有り得るはずのなかった『作品』という大きな壁を超えた力。その力に対して、貴方の持つ聖剣達には耐性はほとんどないと言っても過言ではありません。それに関しては心当たりがある出来事があるのでは?」

 

光刃「確かに、デザストとアレ(ドラゴンオーブ)で戦った後での調整で【火炎剣烈火】にとてつもないダメージが溜まっていたけど……まさかあっちも!?」

 

オルタ「そう捉えるのが妥当だろうな。ま、次に調整する時にでもその事を謝っとけ」

 

その言葉に光刃は頷きながら(どうやって合うように調整すればええんや……)と頭を抱えて困り始めた

 

イゴール「その為に使うとなると、相当のリスクを抱えてしまいます。ですがそのデメリットを無くす方法は2つ、存在します」

 

オルタ「2つもあるのか!?」

 

その言葉にイゴールは頷いた

 

イゴール「1つ目はこの『ベルベットルーム』で預かって私達が調整する……ですが、それによってかかる時間は最低でも1年以上です」

 

光刃「1年も!?」

 

オルタ「そいつはキツイな……2つ目はなんだ?」

 

流石に1つ目の方法は流石にかかる時間に何色の表情をして、すぐに2つ目を聞いた

 

イゴール「2つ目はその力専用の聖剣を新たに作り出す、という方法になります」

 

光刃「聖剣を作り出す!?」

 

オルタ「まぁ、それくらいしか万全に使える方法は無いか。だがどうやって作れば……」

 

イゴールの言葉に光刃は驚きのあまりに目を見開き、オルタはオルタで(うーん……)と悩みながら頭を抱えた

 

イゴール「さて…色々と話をしましたが、貴方達のいらっしゃる現実では、少々時間が流れたようです。これ以上のお引き留めは出来ますまい」

 

光刃「ですね、ぶっ倒れた事を謝らなきゃだし」

 

オルタ「オレは質問攻めに合いそうだしな」

 

そう言って2人は頬をかきながらその後に起こるであろうことを考えた

 

イゴール「今度お目にかかる時には、貴方は自らここを訪れることになるでしょうが、回数はそう多くないでしょう。ではその時まで、ごきげんよう」

 

光刃「はい、ありがとうございました」

 

オルタ「次に来た時も頼むぜ」

 

その言葉を最後に、2人は意識を手放した

 


〈 界時抹消!〉

↓暗闇家・光刃の部屋↓

〈 再界時!〉


 

光刃「ん…ふあぁ〜…んん……ん?」

 

そう言って光刃が目を覚ますと、そこは自分のベッドだった

 

オルタ〈起きたか、オリジナル〉

 

ユーリ〈おはよう、光刃〉

 

その直後に先に起きていただろう2人が念話で挨拶をしてきた

 

光刃「オルタとユーリか、おはよう。さて、時間は今何時だろ…う……」

 

そう言いながら光刃は時計が示している時間を見て固まった。何せ『11:00』と示されていたのである

 

光刃「げっ!?遅刻じゃねぇか!急いで着替えねぇと!」

 

そう言って慌てて着替えようとする直前に

 

クロス「お兄ちゃん、入る…よ……」

 

ガチャッと部屋の扉が開いてクロスが入ってきた

 

光刃「よ、よぉクロス。すまん、今起き…「……た」…え?」

 

汗をダラダラ流しながら謝ろうとすると、顔を俯けてプルプルと震え出す。そして顔を上げるとそこには大きな涙が沢山あった

 

クロス「お兄ちゃんが目を覚まして起き上がったぁぁぁ!うわぁぁぁん!!!」

 

光刃「グボァ!?」

オルタ《グボァ!?》

ユーリ《グボァ!?》

 

そしてそのまま光刃へと全力で抱き着きに行き、その強い衝撃で光刃と中にいる2人は一瞬意識を刈り取られかけた

 

黒歌「ホントかにゃ!?」

 

オーフィス「光刃、目覚めの!?」

 

王風「入りますよ!」

 

迷「許可なんて関係無しです!」

 

アーシア「し、失礼します!」

 

そしてクロスの声を聞いたのか、ものすごい勢いでさらに5人、部屋の中へと入ってきた

 

光刃「え、なんで学校組もいるの?それと…ちょ、ちょっと落ち着いてくれ……」

 

それを見た光刃は疑問を持ちながら嫌な予感を覚え、手を前に出しながら制しようとする

 

オルタ《これ以上の衝撃を貰ったらタダじゃすまねぇぞ……共有切って逃げよう》

 

ユーリ《俺も切って逃げるか。頑張れよ、光刃》

 

光刃《おいちょっと待てやお前らぁぁぁ!!!》

 

そしてオルタとユーリは共有をさっさと切って安全を確保し、光刃は絶叫をした。その直後

 

黒歌「光刃〜!」

オーフィス「光刃ー!」

王風「コウハ!」

迷「コウハくーん!」

アーシア「光刃さん!」

 

光刃「ゴブハッ!

 

さらに追加で5人タックルしてきた為にバランスを崩して背中から倒れ、そして頭を打った為にその場で意識を失った

 

オルタ《 おお こうは!しんでしまうとは なさけない…

 

ユーリ《いや死んでないぞ!?》

 

そして無事に回避したオルタはとりあえず光刃を勝手に殺し、ユーリはツッコミした

 


〈 界時抹消!〉

↓数分後:暗闇家・リビング↓

〈 再界時!〉


 

クミ「ノッブ!(訳:よし終わったよ!)」

 

光刃「ありがとな、クミ、エリ。うぅ、体が痛てぇ……」

 

エリ「ノブノブ、ノブノッブ(訳:それにしても、これは派手にやられたね)」

 

頭に作ったたんこぶを、クミとエリによって背中に湿布を4枚の貼り終えた光刃が体を起こしてソファに腰掛けた

 

クロス「ご、ごめんなさい……」

 

黒歌「ごめんにゃ……」

 

オーフィス「ごめん……」

 

王風「申し訳ありません……」

 

迷「すみません……」

 

アーシア「ごめんなさい……」

 

そしてその前で6人が正座して少し沈んでいた

 

光刃「あー、別に気にすんな。湿布も貼ったからすぐに治るだろうしよ、だから顔上げろって。それで、なんでみんないるんだ?今日って木曜日のはずだろ?」

 

そうみんなの顔を上げさせて疑問をぶつける光刃、その両肩にはそれぞれクミとエリが乗っている。するとクロスが首を傾げて

 

クロス「え?今日は土曜日ですよ?

 

光刃「ゑ?」

 

そう言った為に光刃は驚きの声をあげ、そしてすぐにスマホを出してロック画面を見た。そこにはちゃんと『土曜日』と記されており、そして頭を抱えた

 

光刃「えーっと、つまり俺は2日間丸々眠り続けていたと」

 

王風「その通りです」

 

オーフィス「我達、凄く心配した」

 

光刃「すんません……」

 

そして今度は光刃が頭を下げた。そしてその間に

 

迷「クロス、黒歌、オーフィス、実は数日前の時の戦いでかくかくしかじかな事がありまして……」

 

クロス「えっ!?」

 

黒歌「にゃにゃ!?」

 

オーフィス「うそ!?」

 

迷はとある話をクロス達にして、それに驚いた3人は早速光刃へと詰め寄った

 

光刃「ど、どうしたんだ?怖い顔を少し含ませて……」

 

オルタ《あー、これは……》

 

ユーリ《何となくだが、俺もこの後何が起きるか察した》

 

それに光刃は少し怯え、中にいる2人は嫌な予感を猛烈に覚えた

 

クロス「お兄ちゃん……1度死んだって本当?ゴゴゴゴゴ……

 

黒歌「本当なのかにゃ?ゴゴゴゴゴ……

 

オーフィス「どうなの?ゴゴゴゴゴ……

 

光刃「ヒェッ……」

オルタ《ヒェッ……》

ユーリ《ヒェッ……》

 

そして3人から発される威圧感に光刃は蛇に睨まれた蛙と化した。だがしかし、中にいる2人は辛うじてその状態を回避することが出来た。そして光刃は視線をちょっとずらすと、そこには(私がバラしました)と物語るようなドヤった顔をした迷と、(少しは痛い目を見てください)と物語るように頬をふくらませた顔をした王風が見えた

 

オルタ《……じゃ、あとは頑張れよ。せめて遺骨は拾って…いや、まず出ないか》

 

ユーリ《俺には関係ないからな。切って引っ込んでいよう》

 

光刃《待って!?流石に待って!?せめて1人は残って!?》

 

オルタ《だが断る!》

ユーリ《だが断る!》

 

光刃《息ピッタリで見捨てやがったよこいつら!?》

 

そう言って2人は切り、光刃は念話で叫んだ。そしてクロスは黒笑を浮かべ

 

クロス「それじゃあお兄ちゃん、ちょっと私達とO☆HA☆NA☆SIしようね?」ゴゴゴゴゴ……

 

光刃「えーっと…一応聞くけど拒否権は…「あると思うの?」…デスヨネー…ってちょっとオーフィス、首根っこ掴んで引きずらないで!?背中が痛いんだって!?あだだだだだだだだだだだだ……」

 

クミ「ノッブ!(訳:さすがにそれは許容できないね)」

 

エリ「ノブ、ノッブブー!(訳:いざ、説教しにレッツゴー!)」

 

そうして光刃は引きずられて別の部屋へと8人とともに吸い込まれていった。そして夜になるまで、その部屋から誰も出てくることは無かった……

 


〈 界時抹消!〉

↓その日の夜:カフェ『nascita』↓

〈 再界時!〉


 

一誠「ここか、スターク…いや、エボルトが言っていたカフェは」

 

そう言って店の前に立つリアス先輩、朱乃先輩、一誠、小猫、祐人の5人

 

祐人「確か、「今日は貸切にするから遠慮なく来い」と後から連絡も来てたもんね」

 

そして店の扉には[貸切中]と書かれた看板が掲げられていた

 

小猫「……それと、夕食も出すとも言ってましたね」

 

朱乃「うふふ、楽しみですわね」

 

そう言って一瞬ヨダレが見え隠れする小猫と、何が来るのか楽しみといった表情の朱乃先輩

 

リアス「それじゃあ、入りましょうか」

 

[店内BGM:Beneath(ビニース) The() Mask(マスク)(introduction(イントロダクション))]

 

カランカラン

 

 

そしてリアス先輩は扉を開け、ベルの音と共にみんなは店の中へと入った

 

エミヤ「いらっしゃい」

 

惣一「お、来たかい。それじゃあ席を作るか」

 

そう言って出迎えの言葉をカウンターに立ってコーヒーを飲むエミヤとカウンターに座ってコーヒーを飲んで立ち上がる惣一。そして

 

サーゼクス「やぁ、リアス」

 

グレイフィア「お先に失礼させてもらっています。お嬢様」

 

リアス「お、お兄様!?」

 

一誠「それにグレイフィアさんも!?」

 

既にそこでコーヒーと紅茶の入ったカップを持ち、それぞれ飲んでいたサーゼクスさんとグレイフィアさんがおり、リアス先輩達は驚いた

 

リアス「い、一体いつから……」

 

サーゼクス「何、今から1時間前程からお邪魔させてもらっていてね。店のマスターとエミヤ君と話しをしてたりしていたんだよ」

 

グレイフィア「私もサーゼクス様と同じです」

 

リアス「そ、そうだったの……」

 

惣一「よいしょっと。ささ、とりあえず座って座って」

 

そう会話している間に惣一はサーゼクスさんが座る席の机に隣の机をくっつけ終わってて大きな席にし事でとりあえずテーブル席に着く部員の5人。すると、祐人が手を挙げて聞いてきた

 

祐人「あの、光刃君はまだ来てないんですか?」

 

エミヤ「あれからずっと寝込んでいたからな。だが今日目が覚めたと連絡があったから安心してくれ」

 

小猫「……良かったです」

 

一誠「あいつ、ずっと学校に来なかったからクラス中から心配されてたし。俺もずっと来なかったからめっちゃ心配してたし」

 

そう言って部員はホッとしたようで息を吐いた

 

サーゼクス「ふむ、やはり彼はよく慕われているようだね。グレイフィア?」

 

グレイフィア「……そうみたいですね」

 

そう言ってサーゼクスさんはグレイフィアさんに視線を向けると、少し頬を染めながらそのまま視線を逸らした。すると、惣一が持っている【ビルドフォン】の着信音が鳴り響く

 

惣一「おっと、噂をすればなんとやらか?(ピッ)はいもしもーし。お?やっぱり光刃か。え?──ぷっはは!なんだよそれ!あー、笑って悪かったよ。だから怒んなって。な?───おうわかった、道中気をつけて来てくれよ?王風と迷にも同じ事を伝えてくれな。じゃあ(ピッ)ふぅ、やれやれ。起きて早々アイツは面白いことになるなぁ」

 

そう言って1人笑う惣一、それに小猫が不思議に思って聞いた

 

小猫「……あの、光刃先輩はなんて?」

 

惣一「ん?あぁ。あいつ、自分が1度死んだ事がクロス達にバレた…というか迷にバラされたみたいでな。それが原因で今の今まで6人にずっと説教されてたみたいだ。しかも昼から今までずっと、ほんっと飽きねぇ奴だよ〜」

 

エミヤ「はぁ…迷、私の努力を一瞬で……」

 

コーヒーを飲みながら笑う惣一と軽いショックを受けるエミヤ

 

リアス「昼がさっきまで…説教!?」

 

一誠「うわぁ、しんど……」

 

小猫「……でも、そうなって当然です」

 

祐人「まぁ、1度死んだって聞かされたら怒られるよね」

 

朱乃「あらあら、出来れば私も混ざりたかったですわ」

 

そしてそれを聞いた5人はそれぞれ反応を示した

 


〈 界時抹消!〉

↓十数分後↓

〈 再界時!〉


 

〈エンジン休刊!〉

 

惣一「お、やっと来たみたいだねぇ〜」

 

部員のみんなとサーゼクスさんとグレイフィアさんはエミヤが出した『ふわとろ卵のデミグラスオムライス』を美味しく食べている(実力差も感じながら)と外で【ディアゴスピーディー】の音が聞こえてきて、惣一が呟いた。そして

 

カランカラン

 

 

光刃「よ、よぉ……」

 

王風「遅れました」

 

迷「ヒートアップしたらいつの間にか夜になってまして」

 

アーシア「はぅぅ…すみません光刃さん……」

 

クロス「謝らなくてもいいのよアーシアさん。悪いのはお兄ちゃんなんですから!」

 

スイ(黒歌)「にゃ、にゃにゃにゃ〜(訳:そうにゃよ、[10:0]で光刃が悪いにゃ)」

 

ラム(オーフィス)「シュゥー(訳:反省して、光刃)」

 

光刃「はい……」

 

顔がゲッソリとした光刃と遅れた事に申し訳なく思っている王風と迷、光刃のそんな状態にしてしまった事に申し訳なく思っているアーシアとそれを否定するクロス達が店内にやってきた。ちなみにスイは光刃の頭の上に乗り、ラムは光刃の首に巻きついている

 

エミヤ「やっと来たか光刃。それとみんな、オムライスを食べるか?」

 

光刃「あぁ、何も食べてないから『大盛り』で頂くわ……」

 

王風「私は『超特盛』でお願いします!」

 

迷「私もです!」

 

アーシア「えぇと…私は普通盛りでお願いします」

 

クロス「わ、私も普通盛りで!」

 

エミヤ「ふっ、了解した。さて、今晩は腕が鳴るな……」

 

そう言ってエミヤは店の中にある広い厨房に移動すると、早速料理を作り始めた

 

サーゼクス「(ゴクン)ふぅ。さて、数日ぶりだね。さ、そこに座りたまえ」

 

光刃「はい」

 

王風「失礼します」

 

迷「失礼しますね」

 

アーシア「は、はい!」

 

そう口をナプキンで拭いてからサーゼクスがそう言って席に促し、光刃達は座った

 

スイ(黒歌)「にゃぁ……(訳:ま、魔王様だにゃ…)」

 

ラム(オーフィス)「シュゥー…(訳:黒歌、顔色悪いけど大丈夫?)」

 

スイ(黒歌)「にゃう…(スッ)にゃっ、にゃあ〜(訳:全然大丈夫じゃないにゃ…あっ、光刃の手だにゃあ〜)」ゴロゴロ

 

そしてそれぞれ光刃の膝の上に乗っている黒歌はあおい顔をしながらおり、オーフィスはそんな黒歌を心配していた。すると、光刃が安心させる為に背中を撫でて来たので少し落ち着いた

 

サーゼクス「それじゃあ色々と話してみたいこともあるけど、最初にあの時と同じ事を改めて聞かせてもらうよ。君の3つ目の要求を言ってみたまえ」

 

サーゼクスさんの言葉により、その空間に緊張が走ると共に光刃へと視線が集まる

 

光刃「はい、俺の3つ目の要求は……」

 

だが光刃は特に気にすること無く話し、そこで一旦息を吸うと

 

光刃「現在SSランクのはぐれ悪魔に指定されている、『黒歌』の指名手配を解除する事です!

 

サーゼクス「なんだって!?」

 

グレイフィア(やはり、そうですか……)

 

予想していなかった事だったのか、サーゼクスさんは驚きの声をあげ、グレイフィアさんは何となく察していたように反応した

 

リアス「嘘!?」

 

朱乃「あ、あらあら…」

 

祐人「まさか、その名前が出るなんてね」

 

そして光刃の口から、その名前が出るとは思っていなかったのか、リアス先輩達も驚きのあげる

 

王風「なるほど、考えましたねコウハ」

 

迷「さっすがコウハ君、あったま良い〜」

 

クロス「あ、その手がありましたか!」

 

惣一「いいねぇ。おーいエミヤ君!何か祝い事が起きると思うから追加で作ってくれるか?」

 

エミヤ「今からかね!?……わかった、祝い事が起きるのなら作ろう。……ふむ、記憶が正しければ材料は十分以上にあるな。ならよく食べる2人…いや、3人か。3人にはせっかくだしアレを作ってやるか

 

一方で王風と迷とクロスは少し笑顔混じりにそう言い、惣一はこの状況を楽しそうに厨房に声をだして伝え、厨房からエミヤの声がすぐに帰ってきた。だがそれよりも驚きの表情をしたのは

 

スイ(黒歌)「にゃにゃ!?(訳:え、わわわわたわたわた私!?ぇぇええええ!?!?)」

 

小猫「………え?なんで…光刃先輩からその名前が……」

 

その本人である黒歌と、その妹である小猫…本名『白音』の2名であった

 

一誠「あのー、『黒歌』って誰?」

 

アーシア「それと、『SSクラスのはぐれ悪魔』って一体何を……」

 

その時、悪魔になったのが最近でまず知らない一誠と、黒歌の訳ありを聞かされたことが無いアーシアが質問をする

 

サーゼクス「あぁ、確かリアスの話では悪魔になったのは最近だったね。『黒歌』という者はとある上級悪魔の眷属悪魔だったのだがね、主を殺して逃亡したという重い罪で指名手配となっているんだ。そして……」

 

小猫「……私の…姉様です」

 

一誠「なっ!?」

 

アーシア「えぇ!?」

 

その問いにサーゼクスさんが教え、そして小猫の言葉によって一誠とアーシアはまた驚いた

 

サーゼクス「それにしても、その要望は難しいね。流石に私の一存で決めることでは無いし」

 

スイ(黒歌)「にゃう……(訳:光刃、無理しなくてもいいんだよ……)」

 

オルタ《いや、無理はしていないぞ。というか確実に大丈夫だと言える手を持っているからな》

 

ユーリ《あぁ、だから黒歌は信じていてくれ、光刃の為にも》

 

スイ(黒歌)「……にゃ(訳:………うん、わかった……)」

 

そしてサーゼクスさんは申し訳なさそうに光刃にそう言った。そしてその言葉に黒歌は光刃へそういうが、オルタとユーリがそう言って説得させた。ちなみにオルタの事だが、光刃のながーいながーい説教の途中でユーリにも叱ろうという話になり、さらに王風と迷によってオルタも巻き込まれ、光刃に引きずり出された事で知られている

 

光刃「それは十分に承知の上です。だから俺はその案が通るような証拠を確たるものにする為の調査を頼んでいたんです。お願いします、グレイフィアさん」

 

グレイフィア「はい。サーゼクス様、これが私からの調査結果です」

 

サーゼクス「グレイフィア!?それに、これは……!?」

 

まさかグレイフィアさんから渡されるとは思っていなかったのか、驚きつつも出された資料に目が釘付けとなって真面目な顔で隅々まで見ていた。その一方でグレイフィアさんも関わっていたと思っていなかったリアス先輩は光刃に聞いてくる

 

リアス「光刃、いつグレイフィアに頼んだの!?」

 

光刃「部室にライザー達がやってきたあの日、あの後にグレイフィアさんに頼んだんです。まぁ、頼んだものが物的証拠の確保とかなんですが……」

 

グレイフィア「はい。ですが光刃様から渡された資料が本当に凄くて、スムーズにどんどんと集まっていきましたのでやり甲斐がありました」

 

「あはは……」と言って光刃は頬を掻くが、グレイフィアさんは満足そうな顔をしていた

 

小猫「………光刃先輩、どうして…黒歌姉様のことを……」

 

そして小猫は未だに半ば混乱しているが、光刃に聞いてくる

 

光刃「……《黒歌、今バラすか?俺は別にいいと思ってるけど》」

 

スイ(黒歌)「にゃっ(訳:……いつかは話し合うと思っていたから……覚悟は出来てるよ)」

 

オルタ《頑張ってこいよ》

 

ユーリ《あぁ、俺たちは応援してるからな》

 

スイ(黒歌)「……にゃあ!(訳:……うん、ありがとう!)」

 

その問いに光刃は黒歌に確認を取り、黒歌が行くと言ったために2人からの応援もあり、涙目になりながら感謝を言った

 

光刃「……よし!エボルト、もういい事になったぞ」

 

惣一「お、そうかい。それじゃあ」

 

その言葉と共に黒歌の体からアメーバ状の物体が抜け出て惣一に入る。それによって完全に黒歌の気配と匂いとなった

 

光刃「という事で行ってこい、黒歌」

 

全員「!?!?」

 

スイ(黒歌)「にゃあ!(訳:うん、行ってくる!)」

 

光刃からの爆弾発言でみんながまた驚きの表情をするが、黒歌は光刃の膝から降りるといつもの姿に変わった

 

リアス「な!?」

 

朱乃「あらあら、スイちゃんの正体が黒歌だったなんて」

 

小猫「黒歌…姉様……」

 

黒歌「ひ、久しぶり…白音…にゃはは……」

 

一誠「え!?じゃあこの人が小猫ちゃんのお姉さん!?(oh…ナイスバディ……)」

 

リアス先輩達はまた驚き、小猫は声が震えて名前を言って黒歌はやはり若干気まずそうであった。そして一誠はこんな状況下でも平常運転で見入っていたが、声に出さなかっただけマシである

 

惣一「それじゃあ、姉妹だけで色々と話したい事があると思うし、あっちに個室部屋があるからそこで話してきな?」

 

小猫「……そうですね」

 

黒歌「うん、そうさせてもらうにゃん。ありがとうエボルト」

 

惣一「ほれ、俺の事はいいからさっさと行ってこい」

 

そう惣一が促し、2人はそれに同意して立ち上がると、部屋の奥にある個室へ入っていった。ちなみにサーゼクスさんは資料に真剣に見ているので未だに気がつかない

 

リアス「そ、それよりも光刃!黒歌があなたの家に居ることもだけど、この人が『エボルト』ってどういう事!?」

 

光刃「あぁ、その事かそんじゃあ自己紹介よろしくー」

 

惣一「あいよー。改めまして俺の名前は『エボルト』、まぁこの姿の時の名前は『石動 惣一』だけどな。よろしくぅー」

 

そう言っていつもの感じで手を振る惣一

 

朱乃「でも、私達が見た時は光刃君と瓜二つだったのですが」

 

惣一「あぁその事?こうすればいいか?よっと」

 

そう言ってエボルトは体を一瞬アメーバ状に変えると、光刃と瓜二つな姿へと変えた

 

祐人「今の一瞬の姿は!?」

 

朱乃「これは、一体……!?」

 

そんな事が目の前で起きるとみんなはさすがに困惑する。そしてエボルトはやはり大事な事を隠して説明をする

 

エボルト「俺は別世界で生まれた地球外生命体の『ブラッド族』って言ってな。かくかくしかじかあっていつもは光刃の所に住んでいる訳だ。それと前に住んでた世界の宿主、それが『石動 惣一』だな。そいつがやってた店が『nascita』でな、俺は気に入ったから色々とあってここでも開いているんだ。はぁ、なんでアルバイトの募集しても誰の応募も来ねぇんだよ……

 

グレイフィア「それは…心中お察しします……」

 

そして最後には本音が漏れ、その声が聞こえたグレイフィアさんはそう言った

 

一誠「ってか、なんでお前ん家にその指名手配のはぐれ悪魔がいるんだよ!?」

 

リアス「それと資料って何!?」

 

そして次に一誠とリアス先輩から光刃へと疑問がぶつけられる

 

光刃「あぁそれか。まず1つ目の質問だがそんなの簡単、俺が黒歌からの話を聞いた時に一切を嘘を感じられなかったから信じた、以上!」

 

一誠「え、そんだけ!?」

 

光刃「そんだけ。でも人を信じるのって、そんな単純な感じだろ?」

 

オルタ《ほんっと、オリジナルらしいよな》

 

ユーリ《光刃の記憶をコピってから生まれたオルタはどうなんだ?》

 

オルタ《さて、どうだろうなぁ〜》

 

光刃からのあっさりとした理由に一誠は驚いたが、その後にそう当然のように言った言葉に「まぁ、確かに……」と言って納得した

 

光刃「そして2つ目の質問なんだけど、俺の『神器(セイグリット・ギア)』である【地球の本棚】を使って黒歌の事を調べたのよ。さすがに人の、しかも女性を勝手に調べるから気が引けたけどさ。そしたらひでぇ眷属時代の過去の詳細がまぁ出るわ出るわで……」

 

ユーリ《あれは本当に酷かった……》

 

オルタ《オレはその記憶があるだけだが、今思い出してもアイツはクズだったな》

 

そう話している途中だが、光刃はその内容を思い出して少し気分が悪そうに見えていた

 

王風「コウハ、大丈夫ですか?」

 

迷「無理しないでくださいよ?」

 

アーシア「光刃さん、袋持ってきますか?」

 

光刃「いや……大丈夫、ありがとうな。そんでその見て知った事をメモして指名手配が解除されるように纏め、プリントアウトしたものをフォルダに纏めていたんだ。まぁ、人間の俺ができるのはここまでだったんだけど、そん時にグレイフィアさんという大物が現れる。んでチャンスと思ったから頼んで、そして今に至るってことです」

 

リアス「そうだったのね……」

 

グレイフィア「確かに、目を疑いたくなることも書かれてありましたね」

 

そんな光刃を心配した3人だったが光刃はそのまま説明し終え、リアス先輩は納得してグレイフィアさんもその内容を思い出してそう言った。すると全て読み終えたと思われるサーゼクスさんが資料を閉じた

 

サーゼクス「なるほど…詳細は分かった。これを使えば十中八九、黒歌の指名手配も解除する事ができるだろう。けど”主殺し”をした事の過去は消えない。だから刑罰が軽くても、身元保証人は居ないと……」

 

光刃「それならうちでいいですよ。な?」

 

クロス「はい!黒歌さんには色々とお世話になったりしてましたし、何より私にとってはもう家族ですから!」

 

光刃から振られたクロスは速攻でそう答えた。(きっとこれを黒歌が聞いていたら泣いてただろうなぁ)と軽く思っていると

 

黒歌「ク゛ロ゛ス゛ち゛ゃーん゛!!!」

 

クロス「わ!?黒歌さん、くっつかないでくださいよ!くすぐったいですよ!あははは!!!」

 

予想以上に大号泣しながら黒歌がクロスにくっついてきて、そしてくっつかれたクロスは驚きつつも擽ったさがすぐに増して笑っていた

 

小猫「……先輩」

 

そして後から小猫も歩いてくる

 

光刃「小猫、話し終わったのか?」

 

小猫「……はい。色々とありがとうございました。おかげで姉様と仲直りをする事も出来ました」

 

そう言って光刃に深く頭を下げる小猫、それを光刃は軽く頭を撫でると

 

光刃「良いってことよ、姉妹は仲良くして欲しいと心から思っているし。だから頭上げろって」

 

そして顔を上げた小猫の顔はとてもいい笑顔だった。そしてそのタイミングで

 

エミヤ「オムライス出来たぞ。それと軽く摘めるものも作ったからサーゼクス達も食べてくれ」

 

迷「待ってました!」

 

王風「では食べましょう!」

 

光刃「だな」

 

クロス「お腹ペコペコです」

 

アーシア「ですね」

 

惣一「よっと……それじゃあ、改めて打ち上げにしちゃいましょー!」

 

全員『おー!』

 

いつの間にか『石動 惣一』の姿へと戻ったエボルトの言葉にみんなが声を上げ、そうしてみんなが笑顔で包まれた打ち上げが始まった

 

 

その後では……

 

 

 

 

[店内BGM:Take(テイク) Over(オーバー)(introduction(イントロダクション))]

 

光刃「え!?イッセーの家で住むことにしたんですか!?」

 

リアス「えぇ、後輩との交流を深める為にもね」

 

オルタ「いや、それはなんか違う気もするが……」

 

光刃「まぁ本人がいいと思っているんだから気にしなくてもいいだろ。それよりもイッセー、俺の力が無くても守ってやれるくらいにはなれよ?」

 

一誠「当ったり前だ!」

 

リアス先輩が一誠宅に住むことになった事を知ったり(オルタはまたあの術を使って分裂中。戦いがなければ実体顕現時間の延長と『多大なる負荷』は『かなりの負荷』に軽減する)

 

 

 

ラム(オーフィス)「シュー?(訳:光刃、我も正体明かした方がいい?)」

 

光刃「!?《いや、やめとけ!というかやめろ!今バラしたら美味しい物がこれ以上出てこないぞ!》」

 

ラム(オーフィス)「シュー(訳:わかった、じゃあやめる)」

 

光刃「ふぅー」

 

朱乃「あらあら、どうしたのですか?光刃君」

 

光刃「いえ、特に何も《すまんな、それじゃあ何食べる?》」

 

ラム(オーフィス)「シュー!(訳:ならオムライス、我も食べたい!)」

 

光刃「《了解》エミヤ、オムライスの小盛をひとつ」

 

エミヤ「わかった」

 

オーフィスまでも正体を明かそうとして光刃が慌てて止めたり

 

 

 

カランカラン

 

 

デザスト「よぉ光刃、この寝坊野郎が」

 

光刃「デザスト、来たのか」

 

デザスト「あぁ。エミヤ、いつもの『緑風の豚』と紅しょうがで」

 

エミヤ「全く、うちはカフェであって、家の中では無いんだぞ?」スタスタ

 

デザスト「よいしょっと。んで光刃、まーた出たぞ」

 

光刃「またか。んで今回は?」

 

デザスト「今回も反省の色無しの情状酌量の余地もねぇクズの匂いだった。ったく、どうしてはぐれ悪魔のほとんどがそんな奴何だか……」

 

リアス「はぐれ悪魔ですって!?光刃、どういう事なの!?」

 

サーゼクス「私にも説明、頼めるかい?」

 

光刃「え、えーっとですね……」

 

ユーリ《俺も陰から手伝おう、流石にな……》

 

 

エミヤ「デザスト、ご注文のふたつだ」

 

デザスト「お、ありがとなエミヤ。いやー、今まで色々とお前らのすごく美味い料理食べて来たけど、やっぱりこれが一番だな」

 

エミヤ「それは私にとっては結構なダメージなんだが……」

 

帰ってきたデザストの言葉からリアス先輩達にタジタジになりながら説明をして、その間にデザストは紅しょうがを入れたとんこつカップラーメンを美味そうに食べていたり

 

 

 

光刃「ちなみに一誠、勘違いしているみたいだけど、エミヤは大人だぞ?」

 

一誠「うっそぉ!?」

 

クロス「そうなんですか!?てっきり私は背の大きい高校生かと思ってました」

 

エミヤ「やれやれ、私はそう思われていたのかね」

 

祐人「正直に言いますと、顔がなんと申しますかその……」

 

小猫「……物凄く、童顔でしたから間違えて認識してました」

 

王風「……フォローのし所が見つかりません」

 

迷「ドンマイです、シロウ」

 

エミヤ「おっと…心は硝子だぞ」

 

エミヤの童顔による誤解を解いたり(エミヤにはクリティカルダメージが入ったようだが)

 

 

 

惣一「ほいオルタ、『ロシアンコーヒー』2人版だよ〜」

 

光刃「っ!?この感じは……!」

 

オルタ「気づいたか…オリジナル。この2つのコーヒー…一方は『ブラックホールコーヒー』だ。それで賭けをしてみようぜ」

 

光刃「おもしれぇ、乗った!じゃあ俺こっちな!」

 

オルタ「なら、オレはこっちか」

 

「「では…いただきます」」ゴクッ

 

光刃「……にっっっがァァァァァい!!!!」

 

オルタ「美味いな、これ」

 

光刃「うぐぐ…オルタ!口直しに1口寄越せ!」

 

オルタ「あ、おい!」

 

光刃「(ゴクッ)………ゴフッ……」バタッ

 

アーシア「光刃さーん!」

 

オルタ「あーあ、倒れやがって。まぁ、これで盾にしやがった事の借りは返せたな(ズズッ)こっちもうんま」

 

惣一が出した『ロシアンコーヒー』で光刃が泡を吹いて死にかけたり(ちなみに光刃が最初に飲んだのが『ブラックホールコーヒー』で、二杯目に奪って飲んだのが『真・ブラックホールコーヒー』である)

 

 

 

エミヤ「デザートに『いちごのパフェ』でもいかがかな?」トン

 

サーゼクス「これは…とてもすごく美味しそうだね」

 

グレイフィア「本当ですね」

 

朱乃「あらあら、せっかくですのでいただきますわ」

 

アーシア「(パクッ)ん〜!美味しいです〜!」

 

リアス「なにこれ!?今まで食べた中で1番美味しいわ!」

 

祐人「僕も同意見です。しかも量までも丁度いい」

 

王風「シロウ、私達にはまだですか!」

 

迷「早く出してください!」

 

小猫「……早く食べたいです」

 

エミヤ「君達にはこっちのパフェがいいだろ?」ドンッ

 

黒歌「な、何それ!?」

 

一誠「で、でっかぁ!?」

 

王風「なっ!?これはまさか……『スペシャルグランドスラムパフェ』ですか!?」

 

迷「こ、これがそうなんですか!?」

 

エミヤ「あぁ、今日は珍しくお客も少なくてね、材料が余っていたからせっかくだし作ったんだ」

 

小猫「……ありがとうございます、エミヤさん」

 

オルタ「しっかし、ものすごくカロリーが大きs…「「「「「「「「フン!」」」」」」」」…ゴブハァ!?」ドガァァン

 

惣一「おーい、店は壊すなよぉー(泣)」

 

光刃「って言うか、なにあいつは馬鹿なことを。そんなの全女性の禁句ワードじゃねぇかよ」モグモグ

 

ユーリ《お前はそれを知っているのになんで心は分からないんだ。しかしこのパフェの美味さも最高だな!》

 

エミヤが作ったパフェで一人を除いたみんなが美味しそうに食べていたりしたのだった(オルタは全女性に一斉に殴られ、その際に吹き飛ばされた時に壁に埋まった)

 こうして、賑やかで楽しい打ち上げを過ごしたのだった

 


〈 界時抹消!〉

↓打ち上げ終了して解散した後の『nascita』↓

〈 再界時!〉


 

光刃「いやー、みんな笑顔だったな!」

 

惣一「ホントだよ〜。くしゃっとした笑顔も沢山見れたし、店主としても俺個人としても大・満・足!」

 

ユーリ〈それにエミヤの料理も美味かったな〉

 

エミヤ「ありがとうユーリ、料理人としてもやはりその言葉が1番染みるよ。それと壁はお前が直せよ、オルタ」

 

オルタ「わーってるよ!『投影(トレース)開始(オン)!』」

 

そう会話しながら光刃は食器を下げ、惣一は床を箒を掃き、エミヤはひたすら洗い物をして、オルタは埋まって自分の形の穴となった壁を『投影魔術』を駆使して修理していた。そのほかのみんなは「時間も遅いから」と言って家に帰るよう促した

 

光刃「はい、これで食器は全部!」

 

エミヤ「あぁ、ありがとう。後は休んでもらって構わないよ」

 

光刃「いいのか?他にも手伝った方が……」

 

惣一「いいんだよ、もう夜も遅いんだしさ。ただしオルタ、テメーはダメだぞ?」

 

オルタ「分かってるわ!いい加減しつけぇぞコノヤロウ!」

 

そして光刃はとりあえず席に座って(うーん、でもなー)と考えていると

 

ピカーッ!

 

Persona(ペルソナ)MIX(ミックス) Wild(ワイルド)Power(パワー)

 

突如としてポケットから【ペルソナWRB】が出てくると光刃の前に浮かび上がり、ひとりでにページが開かれた

 

光刃「な、なんだ!?」

 

ユーリ〈これは……!?〉

 

惣一「こいつぁ、一体何が起こってんだぁ?オルタ、分かるか?」

 

オルタ「オレが知るか!」

 

エミヤ「光刃!無事か!…なっ!?これは何が起きているんだ!」

 

光刃達が困惑していると、エミヤが一旦終わらせてこちらに来た。すると開いたページの前に青緑の渦のようなゲートが現れる。そしてその中から

 

???「わわわー!!!」

 

光刃「え?(ドンッ)おわぁっ!?」ドサッ!

 

制服を来た明るいブラウンに近い色の髪の女性『汐見(しおみ) 琴音(ことね)』が頭から出てきて、光刃はそのままクッション兼下敷きになった。さらに中からは

 

???「よっと」スタッ

 

???「っと」スタッ

 

???「ふっ」スタッ

 

紺色に近い青髪の男性『結城(ゆうき) (まこと)』、アッシュグレーの髪の男性『鳴上(なるかみ) (ゆう)』、黒髪のくせっ毛に黒縁眼鏡の男性『雨宮(あまみや) (れん)』もゲートから出てきた。ただし、こちらはちゃんと床に足で着地した。そしてその後直ぐにゲートは閉じて消えた

 

オルタ「マジかよ…こんな事、有り得るのか……!?」

 

理「それにしても、改めて久しぶりだね。悠、蓮」

 

悠「そうだな理。またこうして出会えた事を嬉しく思う」

 

蓮「俺もだ、あの映画館の時以来だったしな」

 

この状況でオルタだけがこの現れた者たちを知っているので困惑しているが、当の本人達は再会を喜び合っていた

 

琴音「うぅーん…あれ?あんまり痛く……って、あっ!」

 

光刃「うぐぅ……」

 

琴音「だ、大丈夫!?ごめんね!」

 

光刃「い、いえ…ありがとうございます……」

 

オルタ「そしてこっちもか、マジでどういう事なんだよ……」

 

そう言って光刃を起こしあげる琴音。そして光刃は頭をうちつけたショックで未だに意識が朦朧としてまだ気づいてないが、オルタは琴音を見て少し混乱しながら額に手を当てた

 

エミヤ「オルタ、君は彼らを知っているのか?」

 

オルタ「知ってるっちゃ知ってるが、それよりもまずはオリジナルの方だ。オレが飲んでるコーヒーをアイツに飲ませてやる」

 

惣一「それ、悪化しちゃわない?」

 

そんな言葉を無視してオルタは自分の『ブラックホールコーヒー』の入ったカップを持って光刃の前に行くと

 

オルタ「オラ!飲めやオリジナル!」

 

光刃「ぐっ!(ゴクッ)……にっっっがァァァァァ!!!!!何すんだよオルタ!……って、アイエエエエ!ワイルド!?ワイルドペルソナ使いナンデ!?」

 

無理やり飲まされ、あまりの苦さで意識が一瞬にして完全復活すると、その場に居た『ワイルド』の『ペルソナ使い』4人を見て大混乱に陥った

 


〈 界時抹消!〉

↓約10分後↓

〈 再界時!〉


 

ユーリ〈落ち着いたか?〉

 

光刃「あ、あぁ…今日3回もあんなの飲まされたからか舌がまだおかしくなった荒治療だったけど無事に……」

 

惣一「うちのメニューのひとつなんだから仕方ないね〜」

 

エミヤ「しかし、これがこの店のメニューとして問題が無いのが普通に考えてもおかしいのだが…」

 

現在は

           ︻

琴音 理 悠 蓮   カ

【 テーブル 】   ウ エミヤ

 光刃 オルタ    ン

           タ 惣一

           |

           ︼

といった形で席に座っており、エミヤと惣一はその様子をコーヒーを飲みながらカウンターから見守っていた

 

オルタ「オリジナルも落ち着いたようだし、とりあえず今までの説明で質問とかあるか?」

 

蓮「いや、問題ない」

 

悠「俺もだ」

 

理「僕も特に無いよ」

 

琴音「私も」

 

そして光刃が落ち着くまでの間、オルタは『この世界の事』、『自分達の事』、『どこからが聞こえるユーリの声の事』等を説明していたのだった

 

光刃「とりあえず聞きたいんだけど、どうしてこの世界へ?」

 

蓮「俺が代表して説明する。俺の場合は偽神を打ち倒した夏休みを終えてから数ヶ月後、とある日の夜で眠りについた後の事だった……」

 


〈 界時抹消!〉

↓回想開始↓

〈 再界時!〉


〜蓮 side〜

 

蓮「……ん?」

 

ふと目が覚めると、そこは真っ白な空間だった。(ここは何処だ?)等と考えていると

 

悠「ここは……?」

 

蓮「悠!?」

 

悠「蓮!?」

 

隣にはいつの間にか悠がいたんだ。さらに

 

理「まさか、突然ここに送られるなんて……」

 

琴音「うん、本当だよね……」

 

蓮「理も!?」

 

悠「琴音もか!」

 

理「蓮!悠!」

 

琴音「2人とも、久しぶり!」

 

反対側には理と琴音も気がついたらいたんだ

 

琴音「でも、なんで私たちがここにいるんだろう……」

 

悠「あげられる俺達の共通点と言ったら……」

 

理「『ペルソナ使い』ってのもあるけれど……」

 

蓮「『ワイルド』という理由の方が強いだろうな」

 

俺の言葉にみんなは頷いた。すると後ろから

 

???「皆さん、今回は突然集めてしまってすみません」

 

突然声がして振り返ると、そこには直感で底が知れないと理解した女性がいたんだ。それだけでなくそこには

 

エリザベス「お久しぶりでございます、結城様」

 

理「エリザベス!?」

 

テオドア「再び会う事となりましたね、汐見様」

 

琴音「テオも!?」

 

マーガレット「久しぶりね」

 

悠「マーガレット…!?」

 

マリー「……私もいるんだけど」

 

ラヴェンツァ「数ヶ月ぶりです、蓮様」

 

蓮「ラヴェンツァ!?」

 

俺達のサポートをしてくれていたベルベットルームのナビゲーターかつ、『力を司る者』の人たちがいた(一人は例外だが)。俺はいるなんて思っていなかったからすごく驚いたが、それはみんなも同じだった

 

理「でも、どうしてエリザベスが?」

 

琴音「確かに、テオもどうして?」

 

エリザベス「それはですね……」

 

そう言ってエリザベスは理を救済する為に自らの意思で役割を放棄して失踪した事、模索している最中にあった様々な出来事、そして突然この部屋へとやって来たと思ったらこの女性に出会い、『彼岸の番人』となっていた理と平行世界にいた琴音を救出し、そして直後に自身の命をちょっと削って代わりの番人を作り出した事、そして説明を色々とされてその事に乗ると共に内容が内容なだけに姉達も巻き込んだという話しをして来た

 

エリザベス「(わたくし)からの説明は以上となります、それではあとは…」

 

???「私から説明します。まず、色々と混乱することがあると思われますが聞いてください」

 

そう言って次にそのまま謎の女性が話を始めた。その女性は神様であり、とある男性…さっきまでの説明を聞く限り光刃の事だな。その光刃をとある世界に転生させた事と、100%その世界で何か大事(おおごと)が起こる事の未来予知を友人からの情報で得た事、その大事は俺たちがいた世界にも及ぼすかもしれないこと、そして遅かれ早かれ俺たちはこの世界にやって来る事を知らされた

 

悠「だが、なら何故今のタイミングで呼んだんだ?」

 

???「その際に来るとなると、あなた達の身にどのような事があるのか分からなかったからです。それだけは避けたかったので私の力を使って呼び寄せた訳なんですけど…身勝手な理由で呼んで、すみません……」

 

そう言ってその女性は深く頭を下げていた。けど、話の内容から俺はもう答えを決めていた

 

蓮「構わない。俺たちの世界にも影響があるなら、見過ごす訳にはいかないからな」

 

悠「あぁ、そうだな」

 

理「僕も残してきた仲間の為にも、それだけは避けたいからね」

 

琴音「そうだね!それに私達が力を合わせれば、きっとなんとかなるもんね!」

 

その言葉にみんなは頷いていた。その言葉にその女性は「ありがとう…」と俯きながら感謝を言ってきた

 

エリザベス「そうなると、私達は改めて『力を司る者』としてあなた達のサポートを務めさせて頂く事になりますね」

 

テオドア「おぉ、戻られるのですか姉上!」

 

エリザベス「えぇ。終わりはなんとも塩ラーメンよりあっさりとなってしまい、私が旅を続ける理由も無くなりましたので。それに、いたいけな弟を久しぶりに可愛がってやろうかと」

 

テオドア「お、お手柔らかに頼みます姉上…」

 

エリザベスさんが『ベルベットルーム』に戻ることをテオドアさんは喜んでいたのだが、その次に言った言葉によってすぐに半歩後ろに下がっていた

 

マーガレット「あら、それにしても帰ってきてくれる事は嬉しいニュースね」

 

マリー(マーガレット、すごく嬉しそう……)

 

ラヴェンツァ「ですが、主の怒りがどうなる事かが怖いですね……」

 

ラヴェンツァのその言葉に、青い部屋の住人たちが少し顔も青くなっていた。多分この先を含めて、この光景を見るのはもう無いだろうと思う

 

???「では、今からゲートを作り出しますね。幸いにもその先のゲートは安定できる物が出来たので。ほいっ!」パンッ!

 

そう言って女性が手を叩くと、目の前にゲートが現れた。しかもそれが『ジェイル』の出入口の物にものすごくそっくりだったのは驚いた

 

琴音「じゃあ、私が先に行く…(ガッ)…うわぁー!?」

 

そう言って琴音が入りに行こうとしたんだけど、自分の足に足を引っ掛けて転けながら入っていったんだよ。多分それが光刃の上に倒れてきた原因なんだろう

 

蓮「……琴音が先に行ってしまったな」

 

理「だね……僕達も行こっか」

 

悠「あぁ。さて、この先には何が待っているんだろうか……」

 

そして俺達もゲートに入って、今に至る

 

〜蓮 side out〜


〈 界時抹消!〉

↓回想終了↓

〈 再界時!〉


 

蓮「……という訳だ」

 

琴音「あははー、改めてごめんね?」

 

そう言って手を合わせながら謝ってくる琴音。だが光刃達はそれよりも出てきた人物を察し、片手で顔を覆ってため息を吐いた

 

光刃「別に俺は気にしてないから大丈夫だけど…オルタ、ユーリ……」

 

オルタ「あぁ、十中八九セシリー様が正体だろうな」

 

ユーリ〈本当、なんでもありだなあの神様。正直、もし敵に回したら絶対に勝てる気がしない……〉

 

全員『同感!』

 

ユーリの言葉にエミヤ達を含めたみんなの声が一斉に揃っての同意の一声が店の中に響きわたった

 

惣一「そーいえば、【ワンダーライドブック】の方に影響はないのか?」

 

光刃「あ、確かに……!」

 

そう言って光刃は急いで取り出すと、なんと表紙にいた4人の主人公の影と物が無くなっていた

 

光刃「絵柄が…消えてる?」

 

ユーリ〈とりあえず、解析魔術を通してみろ〉

 

光刃「そうだな、『解析(トレース)開始(オン)!』」

 

そう言って光刃が一回り調べると、とある事が判明した

 

光刃「……なるほど、これはまためんどい仕様になってやがる………」

 

それは、これを使うには この4人を一時的に【ペルソナWRB】へと合意の元に取り込む事で使える という仕様に変わっていた。するとエミヤが4人に質問をする

 

エミヤ「それよりも気になったのだが、君達は住むところは何か言われているかね?」

 

理「確か、光刃の家に一緒に住ませてもらえと言われたよ。あまりに唐突だったから僕達も驚いたけども」

 

光刃「えっ、もううちに空き部屋が無いんだけど……」

 

オルタ「……建て替え、マジで考えないとな……」

 

琴音「うーん、でもどうしよう……」

 

そう言ってみんなが考えていると、惣一が「あっそうだ!」と言って光刃にとある提案をしてきた

 

惣一「光刃、一時的でなら地下一階とかどうだ?」

 

光刃「確かに良さげだけど、片付けをしなくちゃいけないから今から帰ったとしてキツくないか?」

 

だがそれも難しかった。今から帰って片付けをするとしても、終わる頃には1時半を過ぎるのは確定である。すると次はエミヤがさらに提案する

 

エミヤ「それは今家に居るものに連絡して頼んたらどうだ?」

 

ユーリ〈それだ!〉

 

オルタ「そんじゃあ、早速電話するか…(ピッ!プルルルル…ガチャッ)…あーもしもし?」

 

光刃「行動早いなぁおい!?」

 

そしてその案が一瞬で決まり、オルタは速攻で家電に電話をした。その後電話に出た王風に事情を話し、すぐに行動を起こしてくれたのだった

 

悠「すまない、わざわざ準備させてもらって」

 

光刃「大丈夫。それにこっちからも頼らせてもらう事もあると思うから、その時はお願いしてもいいか?」

 

蓮「あぁ、もちろんだ」

 

オルタ「さて、これから先どうなる事やら……(ってか、この世界に起きる事ってなんだよ……)」

 

こうして〔フェニックス家〕との騒動も一応完全に終了し、そして暗闇家には新たなる住人が4人も増え、光刃は明日家を建て替えるを心に決めたのだった




[残りライフ×4]
作者「マジでライフ尽きそう……」
エボルト「ま、そんときはそんときだ。そんでアンケートから入るんだろ?」
作者「もちろん、では今回のアンケートは『キャラ設定はいつ出して欲しい? と 琴音は…』だよ」
エボルト「ん?2つ?」
作者「そ、どっちも今のうちにやりたかったから両方一気に無理矢理注ぎ込んだ。けど別々にカウントはするけどね。まぁつまりは、1人2票みたいな?」
エボルト「よーくそんな事やろうと思ったなぁ」
作者「まず最初の『キャラ設定はいつ出してほしい?』は、次話に出すのか2.5章後に出すのかの2択です」
エボルト「書き直すって案は?」
作者「嫌だ、感覚的に新しく1から書いた方が(多分)楽だし」
エボルト「えぇ……」
作者「そして2つ目の『琴音は…』に関しては……一言で纏めます。ヒロイン案件。以上!」
エボルト「またかぁー」
作者「基本女性キャラが増えたら皆に聞きます。その結果によって話の行き先決めますので。その次には前書き通りに『使用ペルソナの募集』の事を書いていくよ」
エボルト「お、どういうルールなんだか」
作者「まず最初に理が5体で悠は6体というのが既に確定してますが、琴音と蓮に関してはほとんど決まっていません。なのでそれぞれ 琴音:5体、蓮:5体、理:3体、悠:2体 を募集します。ペルソナ名だけで後は俺に任せる でもいいですし、スキルの方まで決めて送ってくれてもいいです。ただし、特性はそのペルソナの初期特性に固定とさせてもらいますのでご了承を。んで決まっているペルソナなんですが……」

結城 理
『オルフェウス』『タナトス』『ジークフリート』『アティス』『???』

汐見 琴音
『オルフェウス』『タナトス』『???』

鳴上 悠
『イザナギ』『スラオシャ』『コウリュウ』『カグヤ』『ヨシツネ』『???』

雨宮 蓮
『アルセーヌ』『???』『???』

作者「…となります。『???』に関しては頼む察してくれ」
エボルト「それになんであの2人がここまで確定していると言うと、『ペルソナ5R』の『チャレンジバトル』で使っていたペルソナをそのまま採用していたからだ」
作者「そしてその次は『今回の裏設定(?)』に行きましょう」
エボルト「おぉ、今回はやるのな」
作者「さすがに2話連続でそんな事できねぇよ。んでまずは光刃が手に入れた新たなるふたつのワンダーライドブックについてだ」
エボルト「どんな性能なのかはイゴールからの説明である程度分かったが、でもなんでイゴールから渡されたんだ?」
作者「言ってただろ?『"力"を渡す為の掛橋になる』って。つまりはイゴールさんが今後渡す役に徹します。逆に言っちまえばこれくらいしか出番が…」
エボルト「言ったぞ、こいつ言いやがったぞ」
作者「ちなみにイゴールさんが力を纏めてワンダーライドブックを作り出すのですけども、その元々の力を持ってくるのがこの作品での真の万能枠セシリー様です」
エボルト「えぇ…またあの人かよ……」
作者「そして【フェイトWRB】に関しては、光刃の前々世との『FGO』アカウントのサーヴァントとの繋がりが全て繋がっとります」
エボルト「日本語おかしいが、何となく言ってることは分かるったよ。だがアカウントのサーヴァントとの繋がりと言ってもそんなに…」
作者「光刃が思い出しきれてない前々世の設定だけ言っとくと、全キャラLv120&絆10超え&宝具Lv5&コンプリート済み という神アカウントです」
エボルト「なぁにこれぇ…って事は?」
作者「つまりは、現段階で334種類の繋がりが確定済みです」
エボルト「改めて言わせてもらおう、なぁにこれぇ(思考放棄)」
作者「それと、オリジナルワンダーライドブックは正直やりすぎた性能だと思ったので普通の聖剣ではデメリット負いを追加させました」
エボルト「まぁそれくらいしないと、なぁ……」
作者「という事で、これらは基本今後作るオリジナル聖剣とセットで使われます。まぁ一応【火炎剣烈火】でのフォームチェンジ設定もありますが、この小説では出すかどうかと聞かれたら微妙です」
エボルト「確かに、デメリットが無くなる方法があるならそれを優先するよなぁ〜」
作者「そして次、黒歌の指名手配解除だけども…他の方々みたいに、早めに和解させました」
エボルト「ま、姉妹は仲良くして欲しいからね〜」
作者「そして次、デザストの日常の事」
エボルト「確かに、はぐれ悪魔を殺ってた発言の事だったな」
作者「とある日にいつものようにぶらついていた時にたまたまはぐれ悪魔を見かけて、その日の夜に光刃へ言った後、その後匂いによって斬る斬らないを決めることを許可させられてます」
エボルト「それでリアスが把握しきれてないはぐれ悪魔をたくさん、葬ってきたわけだ。まぁ、一部は見逃しありだったがな」
作者「とりあえず後書き2000字行っちまったのでこれにて終了致します」
エボルト「俺も同じ理由で今回は処刑回避だ。運が良かったな」
作者「感謝しかありませんマジでありがとうございます。それでは皆様!」
エボルト「次回の投稿まで…」
「「Ciao(チャオ)!」」


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キャラ設定集〜文字数多くなって驚いた〜

 はい、アンケート結果によって今回は設定集です。そして今回は本編を進めたりしないので光刃とエボルトは本日休みです。よし、今回は処刑されないぞ!……ンン!最初は「10000字以内に収まるんだろうな〜」などと呑気なことを考えてましたが、登場人物を沢山書いたから16000字にもなっちまいました。終わった後に文字数見て気づいてマジで驚いた。それとアンケート結果で琴音もヒロイン勢加入です。うん、自分から発案してだが女関係の未来がもうやっべーぜ!

 あとペルソナの募集箱に送ってくれてありがとうございます。必ずしも送ってくれた通りにならないかもしれませんが、それは何卒ご了承ください。蓮に向けて主に来てましたが琴音の案が1個も来てないのでドシドシとくだされ。

 それと最近マスターデュエル始めました。主な使いデッキは【ヲー様】と【ヴァレット】です。そんで今はゴールド5と4を反復横跳び状態ですね(作者のそんな話、興味あるかな……)。

ということで、少し量が長めですが本編の設定集を見てってください!


暗闇(くらやみ) 光刃(こうは)(人間・聖剣・ブラッド族)

 

 この作品の主人公(大事な事なのでもう一度)。ここまでに色々な騒動に巻き込まれる、または自分から突っ込んだりしたが、心情に大きな変化はない。自分の中に独立した人格である『ユーリ』と『コウハ・オルタ』の2人存在しているが、その2人ともなんだかんだ仲良くやっている。ただし2人は共有感覚を切る事ができるのだが光刃は主導権が変わっても切る事が出来ない。最近、オルタと『犬派猫派』の言い合いになったあと、『どっちも派』と互いになって閉廷した。しかしそのやり取りを傍から見たらやばい独り言を言っているようにしか見えなかった模様。

 ちなみに以前『ハイスクールDxD』と検索して学ぼうとしたら「ネタバレはさせねぇよ」という1ページだけの冊子が出てきたので、原作がどのような物語だったのかを知りもしないし知ることもできない

 

 肉体

初期は普通の人間だったのだが、ユーリと融合した際にその体は『聖剣』でもあって【光剛剣最光】の力を使うことができるようになり、エボルトが入り込んだ際に遺伝子の一部が侵略された為に『ブラッド族』でもあるので【パンドラボックス】の力も触れれば使うことが出来る。ただし、オルタが別れている間は『ブラッド族』の遺伝子は無くなっているのでその間は使うことは出来ない

 

 

 プロフィール

年齢:17歳

身長:175.5cm

体重:64.5kg

 

好きなこと・もの:誰かの力になれること 特撮系 ペルソナ 刺身 犬 猫

 

嫌いなこと・もの:人を見下したり、バカにしたりする人 吐き気を催す邪悪 グレープフルーツ

 

天敵:真ブラックホールコーヒー NEOムドオンカレー

 

趣味・特技:読書 音楽鑑賞 パソコン弄り 小物制作 キャラなりきり 全仮面ライダーの変身モーションの完全再現 オーブニカ演奏 料理

 

大切なもの:家族 友達 絆 繋がり この面白楽しいいつもの日常 先輩ライダー達からの教え 所持する聖剣

 

 現ハザードレベル:6.7

【無銘剣虚無】との半融合と死からの復活、そして『オルタ』という人格が目覚めたという事が起きた際に0.7も上がった。もし7.0にまで上がったらどうなってしまうのか……

 

 令呪

 

【挿絵表示】

 

使用しても24時間置きに1角回復する。死んだ際に一度は消えたものの、復活したらこちらも復活した。基本的には光刃の右手の甲にあるが、任意によって独立行動中のオルタに数角移すことも出来る

 

 光剛剣最光

『第1話』で光刃の体に吸い込まれ、融合した

 

 無銘剣虚無

死んだ光刃がその時の対策として思いつき、賭けだが実行して【覇剣ブレードライバー】諸共半融合した

 

 神器:【地球(ほし)の本棚】

仮面ライダーWに出てきた「地球の本棚」とほぼ同じ性能の光刃専用の『神器(セイグリット・ギア)』である。ただし長時間使用した場合には激しい頭痛と強い眩暈を起こすというデメリットがあったのだが、【無銘剣虚無】との半融合で無に消えた。『神器(セイグリット・ギア)』の形はフィリップの本で、発動のトリガーの言葉は「さぁ、検索を始めよう」である。

 ちなみに、【地球の本棚】の使いこなせ度を表すと

フィリップ>>>>ユーリ>>>光刃>>オルタ

となっている 

 

 

 身体能力:A+

転生時に得た身体能力は例のカレーでものすごく下がったが、ハザードレベルを得てここまでなんとか回復。気配察知能力も高く、半径10m内なら感知できる上に種族が知っていれば何かも分かる。また、特撮で見た技はある程度再現ができていたのだが、先輩ライダー達直々の指導によって一部の動きを99.9%完全再現できるようになって、幻影も重なって見える。ただし、癖でベルト操作の動きもしてしまう上に、流石に限度もある。ちなみに音が聞こえる条件は『元ネタのを観て聞いた事』がある事。あと結界は基本殴って壊すもの、これだけは変わらない

 変身前

耐久力は【戦車(ルーク)】とタイマンを張ることができるくらいタフ。また、【騎士(ナイト)】と同等のスピードも出すことができるが、これをするとめっちゃ疲れる

 変身後

悪魔達と普通に戦うことが出来る。そして変身するライダーによって相性は変わるが、サーヴァント達と同等のスピードで戦うことも出来る。ただしめっちゃ疲れる

 

 家事能力:EX

洗濯、掃除、料理などが超完璧になる。しかも食べたお店の味を完全再現出来るという店泣かせのことも出来る

 料理の腕

エミヤに引けを取らない美味しさでめっちゃ美味い。知らない料理でも【地球の本棚】をレシピ本として使えば全くの問題なしでめっちゃ美味い料理が出てくる。しかもカロリーが少ない

 

 音楽能力:EX

楽器の使い方を学んだら即どんな楽譜の曲でも演奏ができたり、歌唱の際には1人で2人分を担当できる。そして一応絶対音感も持っているので、それを利用してパソコンの中に音楽を作ってデータを溜め込んでいる。

 

 投影魔術:A+ (条件によってはE-)

光刃が得た能力。投影した物は99.9%元の物と同じ素材出できている為、かなりの耐久力を誇る。なので電化製品とかの大物を作っても問題なく使う事も出来る。ただし武器を作る際には耐久力が一気に下がり、確定で「うわっ折れた!?」が起きてしまう。変身前限定

 

 解析魔術:A+

光刃が得た能力で魔力を物に流す事で物質を解析することが出来る。これを使って主に聖剣の調整や投影魔術を使っている。変身前限定

 

 聖剣の刀鍛冶師:A(条件付きでA++)

普段はAだが、『仮面ライダーセイバー』系統の聖剣のメンテナンスを行う場合のみA++となる。その際には聖剣の声がメンテナンス時の間だけ聞こえるようになる。だが、『ユーリ』や『クロス』のような感じではなく、『大秦寺(だいしんじ) 哲雄(てつお)』さんと同じ感じである。一応Aもあるのでその他の剣のメンテナンスも可能ではある。ただし、刀鍛冶の英霊のあの人と比べると圧倒的に劣る模様…。また、0から聖剣を作る事は出来ない。変身前限定

 

 

 特殊能力

 

 治癒能力(負傷)

触れた相手の体の傷の治療ができる。ただし、悪魔を回復させる際には『聖なる力』を極力抑える為に少し疲れる。変身前限定

 

 治癒能力(気力)

自分のすり減った[物事をなしとげようとする精神]の力の回復が出来る。変身前限定

 

 記憶消去能力

触れた相手の記憶を消すことが出来る。これには悪魔に対してもあまり疲れない。変身前限定

 

 言語自動翻訳能力

会話する相手の言語が自動的に日本語へと変換され、目で見る英語は任意によって切り替えができる。また、自分から発する言葉も相手が知っている言語へと変換される。ただし、この両方はユーリが知らない言語だと機能しなくなる

 

 エターナルウインガー

【覇剣ブレードライバー】の特殊部位の力で、変身解除後も絶えず光刃に【エターナルフェニックスWRB】の力をもたらし続ける。この為、光刃は『不死身の肉体』『不死鳥形態変化』『保有魔力量が無限化』といった体の変化が起きた。ただしこの不死身の体に関しては攻撃をされてのダメージは治らずに溜まり続ける。だが死んだら全てのダメージがリセットとなるゾンビ仕様な上に不死殺しも【無銘剣虚無】の力で意味をなさないという耐性もある。そのために対処するには死なない程度の虫の息にする、もしくは【無銘剣虚無】を封印する必要がある。

 不死身の事を知っているのは『光刃』と『エボルト』、『デザスト』と『クロス』の4人+『ユーリ』と『オルタ』の2人だけ

 

 ワンダーライドブック召喚

いつの間にか家にあるワンダーライドブックを手に持つ。ただそれだけ

 

 非殺傷モード

自分の任意でON/OFFをいつでも切り替えられ、ONの時だと斬られた感覚があるものの服にも傷一つ着くことは無い仕様となる。だから基本的には痛みで戦闘続行不可、または気絶させるという使い方になる。ただし、不死身の相手には特に意味が無い

 


 

コウハ・オルタ(聖剣・ブラッド族)

 

 光刃がエボルトに遺伝子を侵略された時に人格が幼体として光刃の中で生まれ、【無銘剣虚無】と半融合した際に初めて独立した存在で、独立の際には光刃の記憶を引き継いでいる(本人無許可)。体の主導権は基本光刃に任せているが、もしオルタに変わるか独立した存在になるとと服装を変える『カゲロウ』的な事も出来る。そして『体を乗っ取る』ではなく『共生する』という事は考えで、光刃ともユーリともなんだかんだで仲はいい。だが「オレはあくまで『悪をもって悪を制す』だけの『ダークヒーロー』だ」という心情をしている。また彼が主導権の時、もしくは独立行動中の際には『ブラッド族』のように別の人物へ擬態することも一応出来る。

 性格は元が光刃な事だけあり、根本的には優しい。そしてかなり好戦的でもあるのだが限度と節度は弁えている。女心を光刃と違ってよく理解している方なので光刃へ恋する女性達の相談に乗ったりする事も出来る。だが、オルタ自身は女性関係を持つということには興味が無い上に恋愛的好意が根本的に苦手としているため、わざと自身が恋愛対象に絶対取られないように行動をする事がある。なので相談に来るのかは微妙

 ちなみにベースが『光刃』なので、分離時でも所持スキルと効果等は共通である

 

 

 肉体

独立前は光刃と一緒だが、独立して肉体を持つ際に光刃の中の『ブラッド族』の遺伝子が全て体の構成に使うものとなる。だが、自分の力だけで肉体を生成することが出来ないため『疑似式・心身分離独立術』を使わないといけない。けれどもこの術はまだ未完成なので分離時間も長くても5時間(戦闘無し)&デメリットがある

 

 

 プロフィール

年齢:約1ヶ月(精神は17歳)

身長:175.5cm

体重:64.5kg

 

 

好きなこと・もの:戦い 仮面ライダー(ダークライダー寄り) 激辛料理 真・ブラックホールコーヒー 犬 猫

 

嫌いなこと・もの:吐き気を催す邪悪 めんどくさい事 自分への恋愛的好意 生クリーム

 

天敵:NEOムドオンカレー

 

趣味・特技:ゲーム 音楽鑑賞 キャラなりきり(悪役特化) 全仮面ライダーの変身モーションの完全再現(ネガ特化)

 

大切なもの:家族 友達 絆 繋がり この面白楽しいいつもの日常 所持する聖剣

 

現ハザードレベル:6.7

分離して独立したとしても光刃と肉体は同じだったので数値自体は同じ

 

 

 神器:【地球の本棚】

元が光刃なのでこちらにも入ることが可能。よくここに来ては漫画本やコミックを読んだり、新たな激辛料理を調べる

 

 料理の腕

作ったら美味しいのだが光刃とエミヤにはほんの少し負ける。ただし、激辛料理を作るとオルタ以外誰も辛すぎて食えない上に下手に近づくのも危険なほどで、外道麻婆も()()()()する。一般的な舌の光刃が食べた場合は一撃必殺で悶絶+気絶。下手すればそのまま死する

 


 

ユーリ(光剛剣最光)

 

 光刃が【光剛剣最光】に触れた際に体へと吸収され、後に光刃との繋がりが深くなったために意思疎通を取れるようになった。一応『ニチアサ 仮面ライダーセイバー』の『ユーリ』とは違うらしいのだが、姿や性格が完全に本人と同じなので光刃とオルタは度々その事を忘れる。最近の悩みは光刃の朴念仁。しかも全く気がつかない上にさらにフラグも立てるのでよく頭を抱えている。

 また、ワンダーライドブックを力の使いすぎで黒ずんだ状態を回復させる事も出来る。ただし真っ黒状態だと全開までに2〜3日もかかる上に力の使いすぎでスリープモードに入る

 

 

 プロフィール

年齢:めっちゃ長寿らしい

身長:185cm

体重:75.3kg

 

 

好きなこと・もの:新しい事の知識を得る 最高なこと 美味しいもの(特に光刃とエミヤ) 他のライダーの歴史を知ること

 

嫌いなこと・もの:吐き気を催す邪悪 最高ではないこと

 

天敵:NEOムドオンカレー 真・ブラックホールコーヒー

 

趣味・特技:読書 音楽鑑賞

 

大切なもの:家族 友達 絆 繋がり この面白楽しいいつもの日常 世界

 

 神器:【地球の本棚】

光刃と一体化にして入れるようになっている。特に何も無い時にはよく1人でこもって読み漁り、そして光刃が今までとばっちりでデメリットを負っていた

 

 料理の腕

作ると美味しいが、本人はあまり乗り気ではない

 


 

クロス(刃王剣十聖刃)

 

 【刃王剣十聖刃】に宿る意思が実態化した姿であり、光刃の義妹(戸籍上では)。最初は優しくて誇らしい兄と慕っていたが、リビングで血を流して倒れていたところを見てからは心配が強い。そして1度死んだとも聞かされた際にはガチギレして泣きながら説教をみんなとし続けた。

 戦闘能力は高く、普通に強い。また、【煙叡剣狼煙】と【時国剣界時】を二刀流にして戦うことも出来、模擬戦をした事があるエックスからも褒められた程。最近光刃が不在の時に行った家族女子会で光刃の事が好きだということを自覚し、そしてそこでみんなと同盟を結んだ。

 

 

 肉体

普通に女の子の体。身長自体は特にこだわりが無いためにこれだが、頑張れば135cmまで伸ばすことが出来る。また、体を『イマジン』のような光の玉に変える事で聖剣に宿ることもできる

 

 

 プロフィール

年齢:非公開

身長:125cm

体重:非公開

 

 

好きなこと・もの:歌 コスプレ(羞恥心が勝っている為に基本人前ではやらない) 甘いもの 星空

 

嫌いなこと・もの:ライザーのようなタイプ 光刃のことを力としか見てない奴ら ホラー キムチ

 

天敵:黒光りする台所のアイツ

 

趣味・特技:光刃の奏でる音楽を聞くこと コスプレしたキャラに本人が憑依してるんじゃねえかレベルで完全になりきる 食材の鮮度の鑑定

 

大切なもの:家族 友達 絆 繋がり この面白楽しいいつもの日常 光刃

 

 料理の腕

未だに指導が無いとポイズンクッキングと化すので免許未皆伝

 

 特殊能力

 

 聖剣既読

【刃王剣十聖刃】としての力を使って他の聖剣の力を使う

 

 聖剣擬態

聖剣から発される聖なる力を発さないように細工することが出来る

 

 スキル譲渡

自分が持ってるスキルを光刃に与える。他になんのスキルがあるのかは不明

 

 レジェンド召喚

【レジェンドワンダーライドブック】を使う事でレジェンドライダーを呼ぶことが出来る。ただし、その呼び出したライダーは変身することは出来ず、向こうから拒否されたら呼べない

 

 聖剣宿り

【火炎剣烈火】を初めとする聖剣に宿ることで光刃のサポートをする。最近【約束された勝利の剣】に宿れるのかアルの許可を得て試してみた結果数秒で弾かれた

 


 

エミヤ(サーヴァント)

 

 光刃が召喚したサーヴァントで、クラスは『アーチャー』。【キングオブアーサーWRB】を触媒とした事+呼び起こされた前前世の光刃の記憶 が縁となって召喚に応じる事が出来た。その際に何故か受肉したようだが、理由は不明。

 『FGO』のことを記憶していて、こちらの世界でも『カルデアのオカン』の一面はよく発揮されている。そして最近エボルトが始めたカフェ『nascita』の料理長(現在店長含めて店員2名)も勤めており、作る料理が美味しいと大変人気が出ている。また、最近光刃に影響されて『仮面ライダー』の沼に片足を突っ込み始めた模様

 

 

 プロフィール

身長:187cm

体重:78kg

属性:中立・中庸・人

 

 

好きなこと・もの:家事全般 仮面ライダー

 

嫌いなこと・もの:未熟な思想(『未熟な自分』はまだ流せるらしい) 料理を粗末にする奴

 

天敵:遠坂凛 間桐桜 イリヤスフィール・フォン・アインツベルン

 

趣味・特技:料理 釣り 武器弄り ガラクタいじり 家事全般

 

大切なもの:この面白楽しいいつもの日常 昔の自分が抱いていた夢

 

 料理の腕

文句無しで美味い。光刃の料理を食べて美味しかったことからさらに上を目指して精進している

 

 仮面ライダーについて

凄くカッコイイと思っている。光刃に「もっと他にも知りたいのだが」と言ったら「じゃあ"聖杯戦争"と設定が似ているこれとかどう?」という感じで貸し渡された『仮面ライダー龍騎』の[Blu-ray](TV本編&映画全て)を時間が余った時に一人部屋で見ている

 


 

アルトリア・ペンドラゴン(サーヴァント)

 

 光刃が召喚したサーヴァントで、クラスは『セイバー』。光刃と同じクラスに転入し、学校では『剣聖(けんざき) 王風(おうか)』という偽名を使っている。こちらもエミヤと同じ理由の縁となって召喚に応じる事が出来、そして召喚の際に受肉した。前前世の光刃は愛称として「アル」と彼女を呼び、今世でも『サーヴァント』と『マスター』という意味の時では同じ呼び方で呼ぶ。

 こちらも『FGO』のことを記憶していて、その時から光刃に好意を抱いている。のだが、光刃の女難とその時よりもレベルが上がっているの言う朴念仁に対する解決札が見つからないのでクロスと同じく同盟を結んだ。ちなみに腹ペコ王な一面は健在しており、光刃とエミヤが作る料理が毎日の楽しみ

 

 

 プロフィール

身長:154cm

体重:42kg

属性:秩序・善・地

 

 

好きなこと・もの:光刃とエミヤの作る料理 ぬいぐるみ

 

嫌いなこと・もの:マスターを貶されること 大雑把な食事 装飾過多 蛸

 

天敵:AUO 花の魔術師

 

趣味・特技:光刃の奏でる音楽を聴くこと 器械運動 賭け事全般に強い

 

大切なもの:家族 友達 繋がり この面白楽しいいつもの日常 光刃 光刃手作りのライオンのぬいぐるみ

 

 料理の腕

軽いものなら作れるが、食べる方が好き

 

 仮面ライダーについて

普通にありだと思っている。そして光刃との会話の話題として少しづつ学習を始めたが、もしかしたらこちらも片足突っ込むかもしれない。『アーサー王』の力を使った事があるのは『仮面ライダーセイバー』だけだと知ると、どこか嬉しそうだった。エミヤが[Blu-ray]を受け取っていたのをエックスと共に見ていたので後から共に光刃に「私達にも何か貸して貰えますか?」と話したら「うーん…これとかどう?」と言って『仮面ライダー鎧武』の[Blu-ray](TV本編&映画全て)を貸し渡され、時間が余った時にエックスを呼んで共に自室で見ている

 


 

謎のヒロインX(サーヴァント)

 

 光刃が召喚したサーヴァントで、クラスは『アサシン(セイバー)』。光刃と同じクラスに転入し、学校では『剣殺(けんさつ) (めい)』という偽名を使っている。こちらもエミヤとアルと同じく召喚に応じる事が出来、そして召喚の際に受肉した。前前世の光刃は愛称として「エックス」と彼女を呼び、今世でも『サーヴァント』と『マスター』という意味の時では同じ呼び方で呼ぶ。

 風呂に入る時以外は基本帽子を被っており、そこからはどういう訳かアホ毛が突き出てるめっちゃ突き出てる。こちらも『FGO』のことを記憶していて、アルと同じくその時から光刃に好意を抱いている。そしてこちらも光刃の女難とパワーアップしている朴念仁に対する解決札が見つからないので同盟を結んだ。また、彼女も腹ペコ王と同じ量を食べ、光刃とエミヤが作る料理が毎日の楽しみでもある

 

 

 プロフィール

身長:154cm

体重:42kg

属性:混沌・善・星

 

 

好きなこと・もの:ビデオゲーム セイバーが最優であり、無敵で素敵に勝ち進む聖杯戦争 光刃達が作る美味しい料理

 

嫌いなこと・もの:マスターを貶されること 自分以外のセイバー(ただしアルとセイバーリリィは許されている) 黄金大帝コスモギルガメス

 

天敵:ヤバい目を持つギャグ補正の上から殺せるセイバー

 

趣味・特技:セイバーを斬ること 光刃の奏でる音楽を聴くこと 必ず最下位にはならない賭け運

 

大切なもの:家族 友達 繋がり この面白楽しいいつもの日常 光刃 自分が作ったただ1人の弟子

 

 料理の腕

得意料理はインスタント麺

 

 仮面ライダーについて

カッコイイと思っており、少しづつ沼に近づいている状態。ただし光刃が変身する以外の『セイバー』系ライダーは出会ったら即斬ると決めている。『X』系のライダーはいるのかどうかが最近光刃に聞いてみたい。最近はよくアルの自室に行って、一緒に『仮面ライダー鎧武』の[Blu-ray]を見ている

 


 

エボルト(地球外生命体 ブラッド族)

 

 宇宙を彷徨っていた時に見つけた別の地球に降り立ち、そこでたまたま見つけた光刃と出会って接触した。歩んだ歴史は『ニチアサ 仮面ライダービルド』とは途中から違っており、『ジーニアスフィニッシュ』の影響で善良な心を得た。【エボルドライバー】は故障している為に修理中で、しかも変な壊れ方をしたみたく難航中。実は【エボルトリガー】も壊れてしまっているのだが、まだ彼はその事に気がついていない。

 戦闘能力は別作品のラスボスだった為に高いが、現状変身できるのは『ブラッドスターク』と、ついでにと作ってしまった【ビルドドライバー】で変身する『仮面ライダービルド』のみ。休日では【エボルト工房】という地下一階に【パンドラボックス】を使って勝手に作った部屋で修理を進めている。また、コーヒーの特訓の末にカフェ『nascita』を開くことの許可が降り、その店のマスターとして『石動 惣一』の姿で毎日楽しく接客している。だが、アルバイトの募集をかけても未だに誰1人連絡が来ないのが最近の悩み。ちなみにエボルトの遺伝子が光刃の中に無ければオルタが生まれることは無かったため、こいつが原因と言っても過言ではない

 

 

 プロフィール

年齢:不明

身長:変幻自在

体重:変幻自在

 

 

好きなこと・もの:人助け 料理 コーヒー 自分の店

 

嫌いなこと・もの:平和を脅かされる事 蛸

 

天敵:破滅型の快楽主義者の兄

 

趣味・特技:コーヒー アイテム作成

 

大切なもの:家族 友達 絆 繋がり この面白楽しいいつもの日常 あの時に過した頃のみんなとの日常の記憶 アイツらから渡された手紙

 

 料理の腕

普通に美味しい。コーヒーも美味しく作れるが、任意で昔自分が作っていたコーヒーも作れる。

 


 

デザスト(メギド)

 

 『ニチアサ 仮面ライダーセイバー』本編で『緋道蓮』が変身する『仮面ライダー剣斬』との最終決戦で敗れて死を迎えた後、目が覚めた時には既に『使い魔の森』にいた。そこで光刃と出会って戦い、負けたデザストは復活すると光刃が差し出した自分に利がある契約に乗った。

 戦闘能力はやはり強く、光刃はまだデザストの全力と戦ったことがない。だが、それでもデザストにとっては楽しいようでよく付き合ってくれている。日頃は模擬戦をする以外では自由気ままに人目がつかないよう街を回っており、たまに見つける『はぐれ悪魔』に関しては基本的に戦って処している。また、夜には夕飯を食べる為に家に帰って来る時もあれば『緑風の豚』を他所の屋根の上で食べたり、はたまた『nascita』に裏口から入って飯だけ食っていく

 

 プロフィール

年齢:不明

身長:206.4cm

体重:121.0kg

 

 

好きなこと・もの:戦い カップ麺『緑風の豚』 紅しょうが

 

嫌いなこと・もの:自身を縛り付けるもの(光刃のは気にするようなものでは無いから大丈夫らしい)

 

天敵:大食らいの混合種メギド 美しき物語の終末を望む詩人

 

趣味・特技:光刃との模擬戦 気配の感知力と鼻の良さ

 

大切なもの:アイツと過ごした日々の記憶

 

 料理の腕

やるとしてもカップ麺を作るだけ

 


 

クミ&エリ(ちびノブ)

 

 光刃が離れている間にアルとエックスが『使い魔の森』で出会い、そして使い魔として契約した。『クミ』がアルの使い魔で、『エリ』がエックスの使い魔。戦闘能力も高くて、遠距離からは鉄砲を撃ってくる。また、『ノッブチェンジ』という技を持っており、これを使えば別の種類のちびノブに転身することが出来る。他にも2人のちびノブが『ノッブフュージョン』を使えば合体して『でかノブ』に融合変身する(もちろんそこから『ノッブチェンジ』使用可能)。修行の内容を大きくカットした為にそこは書けなかったが、一誠を『ノブ撰組』になった『エリ』が剣術の実戦特訓(フルボッコ)をされていた。また、『クミ』は『メカノッブ』になってのアルが監督の元に、実戦特訓(こっちもフルボッコ)をされていた

 

 料理の腕

料理を作るよりも、サポートに回る方が好き(両者一致)

 


 

黒歌(転生悪魔(猫又))

 

 とある事情で主殺しを行い指名手配されていたが、光刃の策略によって数日後に無事解除された元SSランクのはぐれ悪魔。追っ手から逃げている際に光刃と出会い、助けられて一緒に住むことになった。そしてクロスと同じく、1度死んだとも聞かされた際にはガチギレして途中から泣きながらの説教をした。

 戦闘能力は高めで『魔力』『魔法』『仙術』『妖術』に長けており、光刃も変身しないと流石に苦しい。そして『仙術』を使っての医療を使うことでき、よく怪我をする光刃の治療をしている。助けてもらった事と一緒に過ごしていくうちに光刃の事が好きになったが、光刃の女難と朴念仁によって同盟を発案し、そして結託した

 

 料理の腕

どんな料理を作っても何故か味がしない為、免許未皆伝(わかりやすく言えばお麩を生でかじったような感じ)

 


 

オーフィス(無限の龍神(ウロボロス・ドラゴン))

 

 元[禍の団(カオス・ブリケード)]のトップをしていた。初めは前に街で見かけた光刃を見てグレートレッドを倒せると思い、一人でいる時に話しかけて説明した。そしたら光刃に説得されて[禍の団(カオス・ブリケード)]を脱退した。その際に『蛇』を置いていったのだが、光刃はまだ知らない上に知った所でそれの意味を知らない。そして1度死んだとも聞かされた際には同じくガチギレして泣きながら説教を続けた。

 戦闘能力はすごく高いらしいが、戦おうと思うことが非常に珍しい。最初は表情もあまり出ることは無かったが、光刃とクロスと黒歌の努力の末に喜怒哀楽が表情によく出るようになった。一緒に過ごして行くうちに光刃の事が好きになったが、自分の気持ちが理解出来ていなかった。そして家族女子会の時にその気持ちを理解し、同盟を結んだ

 

 料理の腕

光刃とエミヤから教えて貰っておいしく作れるが、まだ簡単なものしか作れない

 


 

 ペルソナ使い達

どういう訳かこの世界に呼ばれた4人で、この世界に来た時に『ペルソナQ2』の記憶をちゃんと思い出した。住処は何故か暗闇家。そして何かを感じ取ったエボルトにロックオンされた。好物などの詳しい設定はまだ未確定

 

 

結城(ゆうき) (まこと)(ペルソナ3・ワイルド)

 

 最後の決戦でとある結末を迎えた。のだが、突如としてセシリー様に呼び出されると頼まれ、その後この世界にやってきた。

 体の年齢は高2の頃の物で一人称は「僕」。飄々として掴みどころのない性格をしている。そして「どうでもいい」をよく使い、たまにあざとい事もある(その描写が書けるかは別)

 

 人間パラメータ

学力:天才

魅力:カリスマ

勇気:漢

 

使用武器:片手剣

 

ペルソナ:最終ペルソナが何故か使えない。『オルフェウス』『タナトス』の全ステが99になっており、その他のペルソナも全ステ75(成長幅あり)

 

胃袋:アバドン級(でもいつもは一般的な量)

 

 料理の腕

荒垣先輩からの指導をされた経験が多少あったので美味しい

 

 

汐見(しおみ) 琴音(ことね)(ペルソナ3fes・ワイルド)

 

 こちらも最後の決戦でとある結末を迎えた。そして同じく突如としてセシリー様に呼び出されると頼まれ、その後この世界にやってきた。だが、その際に転んでやって来たために光刃に抱きつく感じになってしまった(完全な事故)。

 体の年齢は高2の頃の物で一人称は「私」。明るく溌剌とした性格をしている。そしてコミュ力の塊でもあり、初対面相手にも分け隔てなく友好的に接するのですぐに打ち解けられる。

 

 人間パラメータ

学力:天才

魅力:美しき悪魔

勇気:漢

 

使用武器:薙刀

 

ペルソナ:最終ペルソナが何故か使えない。『オルフェウス(fes)』『タナトス』の全ステが99になっており、その他のペルソナも全ステ75(成長幅あり)

 

胃袋:アバドン級(でもいつもは一般的な量)

 

 料理の腕

荒垣先輩に指導されてもらっていた経験で美味しい

 

 

鳴上(なるかみ) (ゆう)(ペルソナ4G+4U2・ワイルド)

 

 『ペルソナ4U2』の事件も解決した後日のとある平和な日常の日に寝た夜、セシリー様に呼び出されると頼まれ、その後この世界にやってきた。

 体の年齢はなぜか高2の頃に戻っており、一人称は「俺」。クールで大人っぽいが自分の気持ちにかなり正直で、たまに天然な性格をしている。「そっとしておこう」「ハイカラですね」の2つが口癖

 

 人間パラメータ

知識 :生き字引

勇気 :豪傑

根気 :タフガイ

寛容さ:オカン級

伝達力:言霊使い

 

使用武器:日本刀

 

ペルソナ:最終ペルソナが何故か使えない。『イザナギ』の全ステが99になっており、その他のペルソナも全ステ75(成長幅あり)

 

胃袋:『中華料理店 愛家』の『雨の日限定スペシャル肉丼』を余裕で平らげるくらい

 

 料理の腕

エミヤ達に引けを取らない美味さ

 

 

雨宮(あまみや) (れん)(ペルソナ5R+5S・ワイルド)

 

 『ペルソナ5S』の事件も解決し、夏休みが終わって実家に帰った数日後のとある平和な日常の日に寝た夜、セシリー様に呼び出されると頼まれ、その後この世界にやってきた。

 体の年齢は何故か高2の頃に戻っており、一人称は「俺」。基本的には物静かでクールであるが、結構ノリの良い性格でもある。そして自身が窮地に陥った時も、保身の為に自らの信念を曲げる事はなく、アルセーヌにも「己が信じた正義の為に、あまねく冒涜を省みぬ者」と評された。

 

 人間パラメータ

知識 :知識の泉

度胸 :ライオンハート

器用さ:超魔術

優しさ:慈母神

魅力 :魔性の男

 

使用武器:近距離 ナイフ

     遠距離 ハンドガン

 

胃袋:『ビックバン・バーガー』の『コスモタワーバーガー』を余裕で平らげるくらい

 

ペルソナ:最終ペルソナと進化ペルソナが何故か使えない。『アルセーヌ』の全ステが99になっており、その他のペルソナも全ステ75(成長幅あり)

 

 料理の腕

日本中を旅した際にご当地料理の味を盗んだ為に種類も豊富。そしてカレーはエミヤと光刃を凌ぐほど最強レベルで辛美味い

 


 

 ベルベットルーム組

夢と現実、精神と物質の狭間にあるとされる不思議な部屋に住まう住人達(一名は見習い)で、光刃と【ワイルド】の四人のサポートをする。だが作者の実力不足で出番には恵まれなさそう。なお、今回の部屋の内部は全員光刃の時と同じ『書庫』となっている

 

 

イゴール(部屋の管理人)

 

 『第17話』の最後に光刃が眠りについた後、『ベルベットルーム』にたまたま訪れた際出会ったスーツを着た人物。今回は光刃に力、つまり別作品の【ワンダーライドブック】を渡す為の掛橋になることが主になりそう。

 容姿はひょろっとした姿に長い鼻が特徴。占いが得意で、それはもはや未来予知といえるほど。最近光刃の近い未来を占ったら【塔】の[正位置]、つまり大きな災難に被られる。そしてその先の未来では【死神】の[逆位置]、つまりその先に一発逆転な事が待っているという結果が出た。これの意味する事とは……

 

 

エリザベス(力を司る者)

 

 金色の瞳に銀色の髪という特徴がある青いエレベーターガールのような格好をした女性で、理のサポートを勤めていた。今までは理を救う為に『ベルベットルーム』から失踪して色々な旅をしていたが、セシリーというチートの塊の神様によって一瞬で解決した。なので現在は『ベルベットルーム』に戻り、そこで何かを準備をしているようだ(なおイゴールからは大変叱られたそう)。

 普段は礼儀正しく物腰の低い態度で接するが、性格はエキセントリックかつ大胆不敵な我が道を行くタイプ。片手には【ペルソナ全書】を常に傍らに携えており、これを使ってペルソナ召喚を行う。彼女がもし『マサカド』または『ピクシー』を召喚したら、覚悟を決めた方がよい

 

 

 

テオドア(力を司る者)

 

 金色の瞳に銀色の髪という特徴がある青いベルボーイの格好をした青年で、琴音のサポートを勤めていた。琴音からの愛称は「テオ」。今まで行方知らずとなっていた姉の『エリザベス』のことが心配だったが、戻ってくると聞いて嬉しそうにしていた。そして『ベルベットルーム』に戻ったあと、こちらも何かを準備をしているようだ。

 穏やかで紳士的な性格をしている。また、外の世界をあまり知らないのに意地を張って知ったかぶりをして逆に嘘を吹き込まれる事もある。そして姉2人の理不尽な横暴振り回される苦労人でもある。彼も片手に【ペルソナ全書】を常に傍らに携えており、これを使ってペルソナ召喚を行う。彼の場合は『ベルゼブブ』を召喚した時、覚悟を決めた方がよい

 

 

マーガレット(力を司る者)

 

 金色の瞳に銀色の髪という特徴がある真っ青な女性用スーツに身を包んだグラマラスな美女で、悠のサポートを務めていた。行方知らずだった妹の『エリザベス』の事を少しは心配していたが、戻ってくると聞いて態度や表情は普段通りだったが内心嬉しそうにしていた。そして『ベルベットルーム』に戻った後、彼女もなにかの準備を始めたようだ。

 常に冷静でどこかミステリアスで「客人」に対してもどこか大人の余裕を漂わせるクールビューティ。しかしながら、清楚な見た目とは裏腹にかなり天然でお茶目なところもある性格。彼女もまた【ペルソナ全書】を常に傍らに携えており、これを使ってペルソナ召喚を行う。使うペルソナはみんなイケメン揃いで、『アルダー』が出たら覚悟を決めよう

 

 

マリー(住人見習い)

 

 パンキッシュな服装で、群青色の帽子を被っている少女で、とある時まで部屋に来るまでの記憶を一切失っていた。よくマーガレットと一緒にいた時間が多かったからか、『エリザベス』が戻ると知ったマーガレットの内心を1番理解していた。『ベルベットルーム』に戻った後はみんなが何かを準備してるのを見て、自分もそれに乗って準備を始めたようだ。

 目に見えて子供っぽく、無愛想で移り気な性格。また、感情の起伏が顔に出易く、感情的になると棒読みで羅列した言葉を捲し立てる事もある。そしてこれ以上彼女の正体を詳しく書くことはしないでおく

 

 

ラヴェンツァ(力を司る者)

 

 金色の瞳に銀色の髪という特徴がある青いワンピースに黒のドロワーズ、頭には蝶を模したカチューシャを付けている少女で、蓮のサポートを務めていた。姉の『エリザベス』が戻ってくると聞いた時は喜んだが、その直後に主である『イゴール』が無断で開けていた事を怒る様子が頭によぎった。そして『ベルベットルーム』に戻った後に彼女も準備を始めた模様。

 口調が丁寧で穏やかな性格。だが、少々短気な部分もあったりする。そして何時でもとある時の姿に分裂する事もできる。彼女もまた【ペルソナ全書】を常に傍らに携えており、これを使ってペルソナ召喚を行う。そして『ルシファー』を出されたら、覚悟を決めよう

 


 

 リアスチーム

学校では『オカルト研究部』として活動しており、光刃とアルとエックスも部員として参加している

 

 

リアス・グレモリー((キング))

 

 駒王学園の高等部三年生でオカルト研究部の部長、『滅びの力』という魔力を操ることから「紅髪の滅殺姫(ルイン・プリンセス)」という異名を持つ。公爵の爵位を持つグレモリー家の次期当主であり、死にかけていた一誠を生き返らせる為に転生悪魔にした人でもある。

 一見クールでミステリアスな美女だが、結構わがままなお姫様な性格。そして眷属には家族以上の愛情を注ぎ込んでおり、眷属を理不尽に傷つけた相手は絶対に許さないという心情がある。最初期は光刃が悪魔になる事が出来ない謎のイレギュラーが起きて内心少し警戒していたが、過ごしていく中でそれも解けた。今は『出来れば眷属に欲しい大切な部員の1人』といった認識。最近初恋の相手ができた

 

 

姫島(ひめじま) 朱乃(あけの)(女王(クイーン))

 

 駒王学園の高等部三年生でオカルト研究部の副部長、主に雷電の魔術を操ることから「雷の巫女」という異名を持つ。実家が神社である為か、戦闘時には巫女装束も披露したりする。だが実家の事は一誠とそこまで検索していない光刃はまだ知らない。

 普段は温厚で知的な淑女を装っているが、一度戦となればサディスティックな本性が露呈して相手を容赦なく痛めつけるリアス部長曰く「究極のS」な性格。光刃の事は『頼りのある凄い自慢のできる後輩』という認識。そして大切であるがかなり薄れてしまっている記憶があり、ワンダーライドブックの事と光刃の弾いている【オーブニカ】の音を覚えている過去があるようで……

 

 

木場(きば) 祐斗(ゆうと)(騎士(ナイト))

 

 駒王学園の高等部二年生で光刃と一誠とは別のクラス、学校では『学園のイケメン王子』という感じで女子達から多大なる人気がある。【魔剣創造(ソード・バース)】という[神器(セイグリット・ギア)]を持っており、それを使って様々な属性の魔剣を作り出して接近戦を行う。強化合宿の時にはエックスとの指導でハイスピード実戦(祐斗より上のスピードで)というスパルタ指導を受け、祐斗も必死に食らいついていた。

 基本的にクールかつ物腰柔らにして温厚、如何なる事態をも冷静に対処する好漢だが、胸中に秘めたる熱意もある性格。また、壮絶な過去も持っており、それを検索した時に意図せず知ってしまった光刃は『光の聖剣』にもし解決するまで祐斗の前で変身しないと決めている。光刃の事は『変身して強いし料理も出来る凄い友人』といった認識。そして剣腕も凄いと関心している一方で、今の目標にもなっている

 

 

塔城(とうじょう) 小猫(こねこ)(戦車(ルーク))

 

 駒王学園の高等部一年生で光刃達の後輩、学校では『学園のマスコット』という感じで一部の男子共から人気がある。本名は『白音』で妹を守るために主を殺して、SSランクのはぐれ悪魔となった姉の『黒歌』とはすれ違いしたまま別れてしまったが、最近再会して話し合いをして和解することが出来た。強化合宿の時では光刃とのマンツーマンでの実戦指導が主だった。

 無口であまり感情を表に出さないが、とても仲間思いな性格。ときおり出る毒舌は斬れ味抜群な上、一誠がエロイ事をしたり、光刃に機嫌を損ねられたりすると容赦なく殴ってツッコミを入れたりする。光刃の事は『優しくもよく無茶をする大切な先輩』といった認識で、毎日屋上で食べる光刃が作る弁当が毎日の楽しみ。帰る時に黒歌とまた会話をしたようだが……

 

 

兵藤(ひょうどう) 一誠(いっせい)(兵士(ポーン))

 

 駒王学園の高等部二年生で光刃と同じクラス、学校では『変態3人組』の1人としてあらゆる女性に敵視され、一部の男子からも蔑視されている。一度は『レイナーレ』によって死んだが、リアス先輩によって【兵士(ポーン)】の[悪魔の駒(イーヴィル・ピース)]を8つ消費して『転生悪魔』として蘇った。最初は【龍の手(トゥワイス・クリティカル)】だったが、そこから【赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)】という【神滅具(ロンギヌス)】の[神器(セイグリット・ギア)]に進化し、『10秒ごとに倍加する』という力を一直線な戦術で戦う。強化合宿の魔力操作の時ではエミヤからの丁寧な指導で放つ魔力球が米粒からピンポン玉の少し大きめにまで扱うことができるようになった

 正義感が強く情に厚く友情や仲間の為ならば如何なる代償をも厭わない熱血漢な性格をしているが、尋常でない性欲・色欲を有する事が一番の問題。ユーリは怒りの女子達に追われていく所を見る度に「その性格が無ければモテる筈なんだがな…」とよく口にしている。光刃の事は『カッコイイ姿に変身する人間かどうか怪しい俺の友達』といった認識。そしてよく鉄拳制裁等が頭に降ってきた影響か、頭への衝撃に対してはかなり丈夫になりつつある。そのおかげか一誠は強化合宿にアーシアへ未完成な状態で『洋服破壊(ドレス・ブレイク)』を誤って当てた事を知ったアルから[魔力放出:A]を込めた鉄拳制裁を貰っていたが、頭蓋骨が折れることなく生き残ることが出来たようだった

 

 

アーシア・アルジェント(僧侶(ビショップ))

 

 駒王学園の高等部二年生の転校生で、光刃と同じクラス。【聖母の微笑み(トワイライト・ヒーリング)】という[神器(セイグリット・ギア)]を持っており、これの『癒しの力』を使って相手の傷を癒すことが出来る。だが、これで悪魔を癒したという事で『魔女』という烙印を押されて昔からずっと暮らしていた『教会』から追放されてしまった。その後は堕天使に保護されるべく日本へ来日した際に光刃と出会った。その後は『レイナーレ』によって[神器(セイグリット・ギア)]を抜かれて息を引き取ってしまうが、ブチ切れた光刃によって[神器(セイグリット・ギア)]を取り返され、そして決着後にリアス先輩の【僧侶(ビショップ)】の[悪魔の駒(イーヴィル・ピース)]を使って『転生悪魔』として蘇った。その後は光刃の家に住むことにして、みんなと仲良く暮らしている。強化合宿では光刃とのマンツーマンで魔力操作を受けた為、回復させる時間が少し短く済むようになった。

 純粋で、[神器(セイグリット・ギア)]の能力に見合う慈悲深い性格。少し一般常識が欠けている所もあり、シスター時代の癖で転生した後も何回か神に祈りを捧げ、その度に頭を痛めている。光刃の事は『私と似たような力を持ってる初恋の相手』という認識で、作ってくれる料理が毎日の楽しみ。また、家族の女子会時に光刃の女難とその時よりもレベルが上がっているの言う朴念仁に対する解決札が見つからないので同盟を結んだ

 


 

セシリー(神様)

 

 光刃を転生させてこの世界に第二の生を与え、そしてペルソナ使いの4人もその世界に送った神。役職は自由に動ける万能枠。夫とはラブラブで子供は2人、息子と娘がいてまだ小さい。仕事の時では真面目でありながらも人当たりがよく、そして面倒みもよい事で評判がいい。だがオフの時だとかなりの親バカでもあって夫からのブレーキが無ければどんどん悪化する。なのでそんな子供を助けてくれた光刃(前世)には非常に感謝しており、その結果がかなりヤバい初期ステータスと関わる頻度の高さなのだった

 


 

 暗闇家

二階建ての約33坪の4LDKの一戸建て。外壁は黒で覆われていて、屋根裏部屋もある上に屋上にも部屋がある。また、地下室も地下2階まであって広いのだが住人が増えすぎたので建て替える予定。銀行の預金と電気代水道代云々はセシリー様から謎資金で払われていて、「もう大丈夫」と言ったが未だに止まることは無かった。ちなみにお金はあまり使わなすぎて預金通帳が最近10桁超えてしまった模様。ぇぇぇ……

 

 

 光刃部屋

部屋の家具は【机】と【テレビ】、【セミダブルサイズベッド】と【エアコン】、そして【DVD収納BOX】と【本棚】がそれぞれ2つ。[DVD]収納BOXには『仮面ライダー』の作品全ての[Blu-ray]が収納されていた。何故『仮面ライダー』の[Blu-ray]を持っているのかと言うと、実は光刃が【レジェンドライダーWRB】の使い方を【地球の本棚】で調べて行った際になんと裏技で[DVD]か[Blu-ray]にダビングが出来ることを突き止た。そして知った瞬間に光刃は速攻で行動に移し、全作品のダビングを1日かけてやった

 

 

 女子会同盟

レーディングゲーム前のとある日に女子会をした時、光刃の女難とフラグ建築の話題が出た際に黒歌が発案した。最初はみんな悩んでいたが、「悪魔は一夫多妻制」という言葉が決め手となり、全員合意して締結した。現在加入者は

・クロス ・アル ・エックス ・黒歌

・アーシア ・オーフィス

の6名で、同盟内容は「協力して何とか光刃の朴念仁を突破する事」となっている。そして全員の予想では同盟加入者は増えるだろうと思っている

 

 

 時国剣界時

クロスが使ってくれているからまだいいが、『仮面ライダー』としての出番が未だに1度も出てなくて少々不満気味

 

 

 煙叡剣狼煙

上記同文。いつになったら自分につけられた新しい煙を使ってくれるのかという疑問を持ち始めた

 

 

 ブランクライドウォッチ

使用済みの【使い切りウォッチ】三つが重なって誕生した(そこを書き忘れていた重罪を犯す作者)。だが『第12話』の爆走時にポケットから落として失くした模様

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 作者

最初はそんなに増えないだろうと思っていたが、いつの間にかこんなに沢山ヒロイン増えてしまっていて実は困惑していた。だが「自分で言ったからにはとことんやってやる!」という(こころざし)で書き続けている。たまに設定を忘れて書いてしまうこともあるが、その事に疑問を持ったら遠慮なく聞いておくれ。最近は『どちらも時間がかかりつつも少しづつ進めていくべき』か『どちらか片方を全力で進めていって章終わりで交代交代にするべき』のどちらがいいのかをガチ悩み中




何故最後に作者を書いたか?このままの勢いでノリで書いちまった、すまん(反省はしているが後悔はない)。あとペルソナ使い組の前回の『???』達だけども

結城 理 :オルフェウス・改
汐見 琴音:メサイア
鳴上 悠 :伊邪那岐大神
雨宮 蓮 :サタナエル、ラウール

という予定です。ちゃんと名前書けばよかったよ、1週間前の俺を殴りてぇわ。さて、そんじゃあいつものアンケート取ります。今回は

『シンフォギア世界に行く際に光刃と一緒に居るのは?』

です。まぁ簡単に言うと、光刃の風来坊状態で初期に一緒に住む相手ですね。初期は風来坊で、後から土地を持つかどうかは決めてないです。こっちの世界からクロスを連れてくか、アル達を連れて行くか、新しく英霊召喚するか、それともぼっちか。組み合わせで7通り用意しました。どーかご協力の程をお願い致します。ちなみに英霊召喚に関しては決定した時に誰にするのか募集をかけますので

次回は平和回を展開しようかと思います。それと[『nascita』に出たい人募集]で貰ったキャラクターを今から纏めますゆえ、また時間かかるかもしれません。でも頑張って投稿しますので首を長くして待ってください。それでは読者の皆様!次回の投稿までCiao(チャオ)[まえがき][あとがき]両方とも書きやすかったけど、やっぱり2人を出さないとなんか寂しいなぁ


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第2.5章 〜時間列車のイマジンズと新たなる聖剣〜
第24話 〜後輩からの手紙、うごめく悪意。〜


 前回の出来事
・黒歌が指名手配から解除
・nascitaで打ち上げ
・ワイルドの4人がやってくる

[残りライフ×2]
作者「皆様方、待たせたな!(建前)ここまでかかってすんません(本音)」
光刃「おいコラ、てめぇをぶち殺す事は確定してるとして「あ、やっぱりぶち殺されるのね」なんでライフ2個減ってるんや」
作者「簡単な事だ、FGOのバレンタインイベントでモルガン陛下にガッツ6回やっても耐えきれずに可愛死、メリュジーヌでもガッツ7回やっても耐えきれずに可愛死したからだ」キリッ
光刃「いやキリッってする意味がわからんのだが」
作者「それと、文章が思いつかないスランプ的な状態になったからだ。マジですんません」
光刃「それならまだ許せるな」
作者「あ、ちなみに前回の設定集にもアンケート貼ってあるので、ご協力出来たらお願いします」
光刃「こいつ、基本的に「最低でも90票は欲しいなー」とか思っているからな」
作者「ヤメロォ!……な、70票は欲しいなー、あははは……」
光刃「どちらにしろ変わらねぇよ。そしてもう特に話すことはもう無いだろ。つまりお前を殺す」
〈キバ!ふむふむ……〉
〈ガルルバイト!〉
作者「あ、赤い満月…草原…そして口にくわえた剣……あっ…(察し)」
光刃「グルァァァ!!!」
〈習得一閃!〉
作者「ギャァァァァァア!!!」
〈GAME OVER〉
光刃「フゥゥゥゥ……っと、というわけで第24話どーぞ!」


 打ち上げ終了後に起きた色々な事が一段落すると、とりあえずその日は終了として店の戸締りがあるエミヤとエボルトによって促されたオルタを除く残りの面子は帰路に着くことになった。その際に『不死鳥戦隊フェザーマン』の事が出たり、そこから『スーパー戦隊シリーズ』の事が出たりしていたが、そこの会話は省く。その後はなんやかんやあって家に着いて地下1階を案内し、そしてみんな就寝した。そしてオルタも2人から開放されると粒子となって帰路に着いて寝てる光刃の身体に吸収され、そのデメリットが重なって光刃は一段と深い眠りについた

 

 次の日、4:00に光刃とオルタ、そしてユーリが『デンカメンソード必殺技待機音』の目覚ましで起きるととある準備を始める為に昨日いつの間にか増えていた【ブランクWRB】をまとめて置いておいた机に向かう。その時ふと机の上にある【ドデカライドブック】にも対応している自作版【ライドブックホンダナー】に目をやると

 

光刃「……なんか増えとーら」

 

ユーリ〈増えてるな……〉

 

オルタ〈増えてんねぇ……〉

 

また新しくワンダーライドブックが増えていた

 

 

 

〈アルティメットバハムート!〉

 

とりあえず1番左から1冊づつ取っていくことにし、まず最初に【アルティメットバハムートWRB】を取り出す

 

オルタ〈オレの勘だが、多分これ『仮面ライダーセイバー』のファイナルステージ限定フォームじゃねぇか?〉

 

光刃「あっその説ありえそう!これ使ったらどんな姿なのかな〜」

 

ユーリ〈まぁ、器に耐えられない今のお前にはまだ使えないけどな〉

 

そう3人で会話しながら変身した姿を空想するが、『エモーショナルドラゴン』のリペイントとは一切思いつかなかった。光刃は『仮面ライダーセイバー』最終回前に死んで転生をした為、そのステージの内容を知らないしフォームも分からない。そしてもちろん最終回に出た【ワンダーオールマイティWRB】も知らない

 

 

 

〈アメイジングセイレーン!〉

 

一旦【アルティメットバハムートWRB】を戻し、次に【アメイジングセイレーンWRB】を取り出した

 

光刃「となると、こっちも同じくかなぁ」

 

ユーリ〈多分そうかもな。だがどのライダーが使うのか……〉

 

オルタ〈つーか、亜人が表紙って初めてのパターンだな〉

 

そう言いながら「うーん…」と唸りながら2人は考え、オルタは改めて観察していた。ちなみに作者は映画見てません。映画館が無いんだ、今住んでる場所の近くに……

 

 

 

〈アラビアーナナイト!〉

 

同じように【アメイジングセイレーンWRB】を戻すと、その次に【アラビアーナナイトWRB】を取り出した

 

光刃「ついに来たか、エスパーダの強化形態用ドデカライドブックが!」

 

オルタ〈『ゴールデンアランジーナ』までしか無かったからな。随分待たせてくれやがって……〉

 

ユーリ〈まぁお前らが『ブレイズ タテガミ氷獣戦記』に変身できるレベルに達しないと真面に使えないがな〉

 

そうユーリの言葉を理解しながらも、強化フォームの【ドデカライドブック】を目にした事に2人は喜びの表情を隠しきれていなかった

 

 

〈昭和ライダー変身神話!〉

〈平成ライダー変身戦記!〉

〈令和ライダー変身物語!〉

 

【アラビアーナナイトWRB】を戻して次のを取り出そうとすると、3冊同時に出てきてしまった

 

光刃「おっとと……って、なんかすげぇの出てきてるし!?」

 

オルタ〈これは…何が起きるのか全く想像付かないな〉

 

ユーリ〈それよりも、このピンクのライダーはなんだろうか〉

 

ユーリの言葉に2人は知らないライダーのために興味津々に見ていた

 

 

〈はじまりの仮面ライダー1号!〉

 

3冊をまた戻し、次に出てきたのは【はじまりの仮面ライダー1号WRB】だった

 

光刃「こ、これは!?」

 

オルタ〈で、出たのか…真のレジェンドが……〉

 

ユーリ〈これが…『仮面ライダー』のオリジン、『技の1号』のレジェンドワンダーライドブックか……〉

 

それを見た光刃は丁寧に机の上に置くと

 

光刃「これで本郷さんに指導が貰えるようになったのか。でもとんでもない先輩だから教えて貰えるかなぁ。それに『お前のようなひよっこを、ライダーと認める訳にはいかん!』とか言われたら絶対に立ち直れなくなる自信があるし。でもなぁ……」ブツブツブツブツ

 

ユーリ〈えぇ……〉

 

オルタ〈はぁ……〉

 

光刃は延々と独り言を続け始め、ユーリはそれにガチトーンと共に若干引いてオルタはため息をついた

 


〈 界時抹消!〉

↓数分後↓

〈 再界時!〉


 

オルタ〈落ち着いたか?オリジナル〉

 

光刃「な、何とかね……」

 

ユーリ〈それにしてもお前のさっきの目はマジでヤバい奴だぞ、不審者として通報されてもいいくらいだ〉

 

光刃「えっ…そんなに?」

 

2人〈〈そんなにだ〉〉

 

光刃「反省します……」

 

そう言ってシュンとする光刃と呆れた様子の2人、するとオルタは〈さて!〉と言うと

 

オルタ〈そろそろ本来の目的に移行しようぜ〉

 

ユーリ〈そういえばその為に早く起きたんだったな〉

 

光刃「すっかり忘れてたわ……。じゃあ早速」

 

「〈〈さぁ、検索を始めようか〉〉」

 

そう言って3人は【地球の本棚】へと入り、3人がかりで情報収集を始めた

 


〈 界時抹消!〉

↓1時間後↓

〈 再界時!〉


 

光刃「あった!」

 

オルタ「やっとか!」

 

ユーリ「長かった…可能な限りでワードを絞って50冊を優に超えるとは到底思わなかったぞ……」

 

そう話しながら【地球の本棚】から出ると、早速知りたい事をさらに検索してページを進めて確認、そして確証を得ていった。そして考察を混じえたり実践したりしてまた数分後……

 

光刃「……よし、検索完了っと」

 

オルタ〈狙い通りの事ができたな〉

 

ユーリ〈さて、そろそろ朝飯を作りに行くとどうだ?〉

 

光刃「だな、ではレッツゴーという事で」

 

そう言って光刃は【フィリップの本】を消すと、そのままキッチンへと歩いていった。ちなみにこの時の時間は既に6時少し前である

 


〈 界時抹消!〉

↓朝食後↓

〈 再界時!〉


 

理「ご馳走様、美味しかったよ」

 

蓮「俺達も負けてられないな」

 

悠「あぁ、そうだな」

 

琴音「これを毎日食べれるなんて幸せだよ!」

 

光刃「はは、ありがとう。やっぱりその言葉が作り手に1番染みるよ」

 

そう言いながら食器を持って下げてきて、光刃はそれらを全て受け取りながら皿洗いをしていた。ちなみにクロス達との会合に関してだが、琴音の圧倒的コミュ力によってすぐに打ち解けることに成功した。もちろんこれは光刃達も例外ではない。あとエボルトとエミヤは事前に光刃から頼まれた事をやってから既に『nascita』へと開店に向けて既に行き、デザストも朝食を速攻で食べると直ぐに家を出て街を周りに行った。そして皿洗いを終えると

 

光刃「では皆さん、大事なお話があります」

 

そう言ってリビングにやってきた

 

アーシア「どうしましたか?光刃さん」

 

その言葉にみんなが一斉に光刃へ注目する

 

光刃「この家、ついに1人部屋の空きが無くなったでしょ?」

 

オーフィス「確かに、もう空きが無くなってる」

 

クロス「なんかあっという間だったね、お兄ちゃん」

 

黒歌「あの時の私にはこうなるなんて分かるわけないにゃ」

 

そう言いながら初期からいた勢は懐かしむように頷いている

 

光刃「俺も正直、こうなる事は予想GUYだった。という事で、部屋数を増やす為にこの家を建て替えることにします。今から

 

全員「「「今から(ですか/にゃ/ぁ)!?」」」

 

まさかの言葉に全員が驚きながら目を見開いた

 

迷「い、いきなりすぎませんか!?」

 

王風「それに、今から部屋を片付けるにせよかなりの時間を費やすと思うのですが……」

 

そう言いながら心配そうに見てくる2人

 

オルタ〈その問題に関しては既に解決しているぞ〉

 

クロス「ほ、本当なんですか?」

 

ユーリ〈あぁ、本当だ。まぁこういうのは実際に見た方が早いだろう〉

 

光刃「だな、じゃあ早速俺の部屋に来てみてくれ。実演するから」

 


〈 界時抹消!〉

↓光刃の部屋↓

〈 再界時!〉


 

そして光刃の部屋の前に集ったみんな、言うまでもなく廊下はギチギチになっている

 

光刃「じゃあやるか」

 

そう言って光刃は【ブランクWRB】を取り出してページを開くと

 

琴音「何これ!?」

 

理「これは……」

 

悠「部屋が……」

 

蓮「本に吸い込まれてる!?」

 

光刃の部屋にあったもの全てが白い本にバラバラとなって【ブランクWRB】に吸い込まれていった。そして吸収し終えた【ブランクWRB】の表紙のタイトル部分には[光刃の部屋]という文字が追加されていた

 

光刃「このとおり部屋の荷造り完了って訳よ」

 

ユーリ〈もちろん取り込んだ物を元のように戻せるとの証明も済んでいるぞ〉

 

黒歌「こんな使い方もあるんにゃね……」

 

ちなみに早朝にたまたまこれを見たデザストは「こういう使い方のもんじゃねぇ筈なんだが……」と零していたそうな

 

光刃「それじゃあみんな、協力頼むぞ。もちろん個数は十分あるし、使えるようにちょちょいといじっといたから使える筈だぞ」

 

そう言いながら光刃は一人一人に渡して行き、受け取ったみんなはそれぞれの自室に向かっていった

 

蓮「悪いな、わざわざ」

 

そして私終わった瞬間に蓮が話しかけてきた

 

光刃「気にしないでくれ、どちらにしろ部屋数不足にぶつかるのも時間の問題だったんだし。さて、リビングとかキッチンとかもしてこなきゃな」

 

悠「それなら俺達がやっておく」

 

理「してもらいっぱなしっていうのも、なんか悪いからね」

 

琴音「うんうん!」

 

光刃「そう?それじゃあリビングとキッチン、あとは洗面所と音楽室を頼もうかな」

 

そう言いながら光刃は4人に【ブランクWRB】を手渡し、それを受け取った4人は快く受けとって歩いていった

 

光刃「さて、俺は図面の最終チェックに入るか」

 

そう言って光刃はパソコンを立ち上げ、図面の調整に入った

 


〈 界時抹消!〉

↓数分後:暗闇家玄関前↓

〈 再界時!〉


 

光刃「さて、それじゃあ下準備をしなきゃな」

 

そう言いながら光刃は手に持つ【無銘剣虚無】の【シンガンリーダー】に【ペルソナWRB】を読み込ませた

 

〈永久の使い……!〉

 

光刃「認知操作式(にんちそうさしき)結界術(けっかいじゅつ)

 

〈無限一突…!〉

 

そう言いながら地面に突き刺すと、そこから暗闇家の領地全てを包み込むように透明薄赤の膜の様な物が覆われ始める。そして10秒も満たずに全て覆い終わると、すぐに透明になって目に見ることが出来なくなった。それを見た悠は気になって聞いてきた

 

悠「今のは?」

 

光刃「[騙しの結界]を貼ったんだ。今ならこの中でどんな建物に変化があっても、外から見た場合だと『前からあんな造りだった』って認知を変えるんだ」

 

蓮「認知を変える!?」

 

理「なるほどね、それならどんなに大きく変わっても問題ない訳だね」

 

光刃「そういう事、もちろん認知の書き換えによって何か異常が出るなんてことも無いから大丈夫、人体実験(被験者:オルタ)で証明されたし。まぁ弱点(?)をあげるなら、この中に入られたらそんなの貫通するし、それしか効果が無いから防御力や壁も無いってのがなんだけどさ」

 

そんな軽い問答を終えると、光刃は地面に手を着けて

 

光刃「まずは地盤調査だ。『解析(トレース)開始(オン)!』……凄いな、気づかなかったけどここめっちゃ良い当たり土地だったのか。では次に……」

 

そう言って光刃は立ち上がると、家に向けて深い一礼をした

 

光刃「1年も(広さ問題で)持ちませんでしたが、今までありがとうございました」

 

その行動を見た他の同居人達も慌てて同じように深く頭を下げた。そして光刃は頭を上げると

 

光刃「それじゃあ始めるか!つーわけで仕事だ黄雷

 

その言葉と共に光刃の右手に雷が落ちると共に【雷鳴剣黄雷】が握られた状態で現れた。ちなみにこの時に「2回目の出番…やっと来た……」と呟いていてユーリとクロスに聞こえていたが、2人は流石に言わない事にした

 

〈希望の竜使いウィザード!〉

 

そして次に左手に【希望の竜使いウィザードWRB】を手に持つと【シンガンリーダー】に読み込ませた

 

〈ウィザード!ふむふむ…〉

 

光刃「こうやってーの、ハッ!

 

〈習得一閃!〉

 

〈スモール!プリーズ〉

 

そう言って光刃は剣先で円を描くと、その円に魔法陣が描かれる。そして前方へ突きの動作で飛ばすと3つに増えて家を縦に3段階で包む。すると、家は段々と小さくなって最終的に[シルバニ〇ファミリー]で使えるサイズとなり、光刃はそのサイズとなった家を手に取った

 

光刃「ほい完了。それじゃあ次に家を……」

 

みんな「「「いやいやいや待って!?色々とツッこませて!?」」」

 

光刃が次の段階に進もうとする前にほぼ全員からのツッコミが入った

 

ユーリ〈いや、ツッコミを入れるも何も……〉

 

オルタ〈説明するとするなら……〉

 

3人「〈〈全部魔法の力としか言えないけど?〉〉」

 

その言葉に全員が気を落とし、数名はそのまま膝を着いた

 

迷「理由が…理由が全く理解できません!」

 

黒歌「これ程理不尽と思った説明はないにゃ……」

 

オーフィス「我も納得出来ない」

 

アーシア「クロスさんは分かりますか?」

 

クロス「私も、魔法の力としか説明ができないです。すみません……」

 

王風「まとも枠であるクロスでもこの説明になるとは……」

 

理「……考えることをやめようか」

 

悠「あぁ、それが一番だろう」

 

琴音「私も匙投げる〜」

 

蓮「俺も同意見だ。(それにしてもこれがペルソナに使えたとしたら、潜入と攻略はすごく楽だっただろうな)」

 

光刃「えーっと…なんかごめん」

 

そんなやり取りをしていると

 

小猫「……光刃先輩、家…どうしたんですか?」

 

背後から声が聞こえて振り返ると、そこには強化合宿の時以上の荷物を持った小猫がいた

 

琴音「えっ…えぇぇぇぇぇぇ!?」

 

悠「すごいな……」

 

理「本当だね……」

 

蓮「(研ぎ澄ませ……)……なるほどな」

 

それを初めて見た3人は驚いたが、蓮は冷静に【サードアイ】を使って悪魔と見抜いたようだった

 

光刃「おはよう。朝早いな小猫、それとその荷物どうしたんだ?」

 

小猫「今日から光刃先輩の家に住む為です」

 

その言葉に、ほぼ全員が驚きの表情をしながら視線が集まった

 

光刃「……えっマジ?何も聞かされてなかったたんだけど」

 

黒歌「だって、朝早くそんなことを言うから言うタイミングが見つからなかったにゃ……」

 

オルタ〈言われてみれば、確かにタイミング見つからねぇな〉

 

ユーリ〈それはすまなかったな〉

 

それに対して光刃は少し面食らっていて思考が少し停止しており、そして黒歌はもう色々と疲れているような感じになっていた

 

小猫「……えっと、ダメ…ですか?」

 

そんな状況に小猫は不安げな様子で光刃に聞いてきた

 

光刃「いや、大丈夫…というか歓迎するぞ。それよりタイミング良かったな、部屋数が足りなくなったから建て替えしようとしてたから、今から1部屋増やすくらいなら全く問題ないぞ」

 

だが光刃は快く迎えてくれ、それに小猫は少し口元が緩んだ。そのうえにクロスが嬉しそうな表情で近寄ると手を出し

 

クロス「よろしくお願いしますね!小猫さん!」

 

小猫「……こちらこそ、よろしくお願いします」

 

いい笑顔でそう言い、小猫もその手を取って嬉しそうに返していた

 

オルタ〈さて、それじゃあ改めて始めようぜ〉

 

光刃「よし!って言っても一瞬だけどな。『投影(トレース)開始(オン)!』」

 

そう言って地面に手を付けると、家跡地に青いイナズマが走り、そこからドンドンとパーツ一つ一つが現れて行くと最終的に新たに家の形となった

 

光刃「ふぃー、完成っと」

 

蓮「まさか、10秒もかからないとはな……」

 

そして完成した家は屋上ありの3階建て、さらに縦幅は以前と比べて2倍、横幅は3倍とかなり広くなっていた。ん?領地の広さがおかしくないかって?大人の事情にツッコむと馬に蹴られるらしいぞ。俺は大人と言っていいのか怪しいけどな(まるで成長していない精神構造)

 

迷「というか、そんなに魔力使ったら危ないんじゃあ……」

 

オルタ〈あぁその事か?それなら魔力量が無限になったから別に問題ないぞ〉

 

みんな「「「む、無限!?」」」

 

光刃「まぁ、驚くよねー、俺も驚いたし」

 

「あははー」と言いながら呑気にそんなことを言う光刃、だがその他のみんなは驚きの表情で固まっていた

 

王風「どうして、そのような事に?」

 

ユーリ〈それは[無の剣士]……つまり『仮面ライダーファルシオン』に変身したことが原因だ〉

 

オーフィス「どういう事?」

 

ユーリの言葉にオーフィスは首を少し傾けて聞いてきた。するとオルタが続いて説明する

 

オルタ〈【覇剣ブレードライバー】の【エターナルウインガー】にはセットしたワンダーライドブックを変身解除後にも供給し続ける力がある。つまり【エターナルフェニックスWRB】の力だからだ〉

 

黒歌「そんな力が……」

 

クロス「というかエターナルフェニックス、そこまで対応するんだ……」

 

そう言ってみんなは納得していた

 

悠(ん?フェニックス?)

 

理(もしかしたら……)

 

オルタ《おっと、恐らくもう答えに辿り着いてると思うから言っとくが、その予想通りだがさすがに今は言わないでくれよ?》

 

琴音(うわっ!?ビックリしたー)

 

蓮(それよりも、まさかその通りだったとはな)

 

その一方で4人は【エターナルウインガー】の力で得られる能力を考察してとある結論を出したが、それを発言される前になんとなく察したオルタが釘をさしていた

 

光刃「それじゃあ、とりあえずリビングに行くか」

 

そう言って光刃は【無銘剣虚無】を抜くと、早速玄関へと向かった。そしてその後ろからみんなもついて行き、みんなが玄関の中へと消えた。それと同時に家を覆っていた結界が人知れず効力を失ったのだった

 


〈 界時抹消!〉

↓リビング↓

〈 再界時!〉


 

アーシア「凄く広いですー」

 

オーフィス「わーい♪」

 

黒歌「にゃ〜♪」

 

クロス「あ、オーフィスさん、走ると危ないですよ!」

 

白音「姉様……」

 

そしてリビングに集まる全員。その広さはなんと、前と比べて約2倍である。それによって2人はテンションが上がったのか駆け回り始めた

 

光刃「ではまず一冊」

 

そう言って光刃は[リビング]と書かれた【ブランクWRB】を開いた。すると、その中から家具がドンドンと出てきて、自動で配置して行った

 

迷「おぉー」

 

王風「改めて便利ですね、ソレ」

 

オルタ〈まぁ、正規の使い方じゃねぇけどな〉

 

そしてすぐに完了すると、役目を終えたワンダーライドブックは文字が消え、【ブランクWRB】に元通りとなった

 

光刃「それじゃあ説明するぞ、1階には[リビング]、[キッチン]、[洗面所]、男女に分けてある[浴場]、[音楽室]、そして予定を決めておらずに開けている部屋が3つが全てだ。そしてこの部屋の左に階段があるのが見えるな?」

 

その言葉にみんなが左右を見ると、確かに階段があった

 

光刃「そこから昇って、2階、3階に一人部屋を合計20部屋用意してある。まぁどう分けるかは決めてないんだけどね」

 

琴音「それなら、2階が男子部屋で3階が女子部屋でいいんじゃない?」

 

理「【巌戸台分寮】と同じ分け方だね、僕は何でもいいよ」

 

悠「俺は構わない」

 

蓮「俺もだ」

 

光刃「じゃあそういう事で決定」

 

そしてその後もスムーズに部屋の分担も決まり、このような結果となった

 

 

2階

廊下奥から[エボルト][エミヤ][光刃][蓮][悠][理]

 

3階

廊下奥から[琴音][黒歌][小猫][アーシア][オーフィス][迷][王風][クロス]

 

屋上

[デザスト]

 

 

光刃「それじゃあ、それぞれ部屋に行って部屋を整えましょうか。あ、それと4人は俺の部屋の前に順番に一つずつ家具を用意するから」

 

蓮「助かる」

 

琴音「それじゃあ、みんなでレッツゴー!」

 

そしてみんなは階段へと向かい、それぞれの自室に入っていった

 


〈 界時抹消!〉

↓光刃の自室↓

〈 再界時!〉


 

光刃「ふぅ、色々とあったが何とかなった」

 

オルタ〈エミヤとデザストの部屋もやっておいたからいいが、エボルトにも部屋を作ってやってるとは言ってねぇからな。今から楽しみだ〉

 

ユーリ〈どんな反応をするのやら……〉

 

光刃「それ、俺も気になるわ……さて、それじゃあ俺の部屋も」

 

そう言って[光刃の部屋]と書かれている【ブランクWRB】を開くと同時に……

 

ピカーッ!!!

 

光刃「うっ!?」

 

オルタ〈くっ、眩しい〉

 

ユーリ〈何が起きてるんだ!?〉

 

突如として【フェイトWRB】が強く輝いて部屋全体が白に包まれた。そして目を開くと

 

光刃「……なんか、最初には無かったものが数点増えてるんですが」

 

オルタ〈オレに言われても困る〉

 

そこには光刃の部屋の家具が置かれていた他にも、火鉢や箱に入った剣のレプリカ、白い帽子と龍の鱗や可愛い帽子、邪竜の絵や短剣、数々の写真やたてがみのアクセサリ、腕飾りや黄金の杯等があった

 

ユーリ〈まさか、さっきのワンダーライドブックが原因か?〉

 

光刃「きっとそうだろうな。それより、なんか見た事あるような……ん?」

 

そう言って見てると、差出人不明の一通の手紙があるのを見つけた。そして光刃はその手紙を手に取ると、手紙を開いて中を見た

 

 

先輩へ

 

 このお手紙も無事に届いていますのでしょうか。先輩と人理を共に救ってから急に行方不明となってしまい、私や何故か座に帰れる事が出来ていない英霊の皆さんもすごく心配していました。それからしばらく経った後にもセイバーのアルトリアさん達も急に居なくなってしまい、ダ・ヴィンチちゃんやネモ船長が必死に先輩を探す事と原因解明に取り組んでいました。そして今日の明け方、ついに先輩と思われる反応を見つけてくれました。ですが、私たちがレイシフトする事は出来ないようなので急遽この手紙を書いている訳です。そして先輩の部屋にあったものの数点と一緒に送らせてもらいました。一部は送ってもいいのかどうかも判断がわからなかったので、村正さん達にも判断に手伝ってもらいましたが。

 急いで書いたのであまり多くの事を書くことが出来ませんでしたが、いつかまた、先輩に会える日が来ることを信じています。だって、私は先輩のサーヴァントで、後輩で、そして1番のパートナーなのですから

 

 

マシュ・キリエライト

 

 

光刃「マシュ…(ビシィッ)…ぐっ!がぁぁぁあ!!!」

 

手紙を読み終えた直後、突如として光刃に電流のようなショックと共に強い頭痛が襲いかかる。あまりの辛さに左手で頭を強く掴み右手の手紙を落として布団を掴んで膝を床に着けて悶え苦しんでいる

 

ユーリ〈光刃!?大丈夫か!?〉

 

オルタ〈大丈夫だユーリ、今コイツは恐らく思い出している途中だ。あの神が引き出しきらなかった部分の記憶をな〉

 

ユーリ〈引き出しきらなかった記憶?まさか前々世のか?〉

 

オルタ〈あくまで恐らくだがな。ま、例えそうだったとしてもどうせ全てを思い出せる訳でもないんだろうが〉

 

そんな様子をユーリは心配していたが、オルタの言葉によってとりあえず様子見という結論を出した。そして数分後

 

光刃「ぐっ、うぅ……ある程度なら、思い出したぞ……!!!」

 

オルタ〈お疲れだ、オリジナル〉

 

ユーリ〈大丈夫なのか?〉

 

光刃「まぁ、大丈夫っちゃあ大丈夫だけど、少し休みたいな。記憶の整理の意味を込めて……」

 

オルタ〈おう、なら休む為に寝ろ寝ろ。ついでに主導権よこせ〉

 

光刃「後でちゃんと、返せよ……グゥ」zzz

 

そして光刃の体が一瞬前に倒れかけると足で踏みとどまり、その瞳は金色となって赤いメッシュが髪にかかった

 

オルタ「さて、それじゃあこの送られてきた物はちゃんと代わりに片付けてやらねぇとな」

 

ユーリ〈一部、ガチでヤバいの混ざってあるけどな〉

 

オルタ「まぁな、それがあの英霊達だったんだしよ」

 

そう言いながらオルタは、送られてきた物を丁寧に片付けをしたりとある場所に電話をかけたりしていったのだった。ちなみにその途中で

 

ミニクーちゃん「よぉ、久しいな」

 

オルタ「おう。………えっ!?オマエもか!?」

 

ユーリ〈人形が喋ったぁぁぁ!?〉

 

荷物に紛れていたミニクーちゃんも出てきてユーリの困惑の叫び声が部屋に木霊したり

 

オルタ「こいつは……!?」

 

ユーリ〈……本物だぞ、これ……〉

 

とある物も紛れて召喚されていたため、それに驚懼するのだった

 


〈 界時抹消!〉

↓その日の6時頃↓

〈 再界時!〉


 

クロス「オルタお兄ちゃん、お兄ちゃんはまだ目を覚まさないんですか?」

 

オルタ「あぁ、最近の疲労も積み重なったからかぐっすりだ」

 

小猫「光刃先輩……」

 

ユーリ〈気にする事はないぞ小猫、あいつは自分の心情を貫いただけなんだからな〉

 

そんな会話をしながらダイニングキッチンで料理を作る準備を始めるオルタ、小猫へのユーリに関しての説明はクロスと黒歌が交えて説明していて何とかなっている

 

オルタ「うーん、カレーのスパイスが足りねぇ。後はデスソースとかジョロキュアとか買わなきゃいけねぇか?あ、ザ・ソースもいいかもな

 

全員「「「!?!?」」」サーーッ

 

だがその時にとんでもない事を言った為、この言葉を聞いたリビングに居る全員は血の気を引いた

 

ユーリ〈やめろ!お前レベルに辛さを合わせるなんて事をしたら余裕で死人がポンポン出るぞ!実際に光刃も死にかけたの忘れたか!〉

 

オルタ「えー……アレ美味いってのに」

 

ユーリ〈それはお前だけだこの辛味バカ!〉

 

必死に訴えかけるユーリにオルタは手を止めた。それにみんなは(ホッ)と胸を撫で下ろした。そしてすぐに蓮が来ると

 

蓮「カレーか、なら俺が作ろう」

 

ユーリ〈悪いな、こいつが本当に〉

 

蓮「気にするな。それに、カレーは俺の得意料理なんだ」

 

ユーリ〈そうか、それは楽しみだな〉

 

オルタ「あれ?これってもしかしてオレが悪いのか?」

 

みんな「「「当たり前だ(です/よ/にゃ)!!!」」」

 

その一致団結した言葉にオルタは残念そうに少し気を落としていた

 


〈 界時抹消!〉

↓そして夕飯↓

〈 再界時!〉


 

オルタ「んだこれ、美味ぇ」

 

ユーリ〈正直、光刃以上だ!〉

 

アーシア「美味しいです〜♪」

 

オーフィス「辛いけど、それ以上に美味しい」

 

黒歌「なにこれ、スプーンが止まらないっ!!!」

 

理「うん、凄く美味しい」

 

悠「流石だな蓮」

 

蓮「これくらいどうってことないさ」

 

蓮が作ったカレーは大人気で、そんな会話が交わされながら口にスプーンが進む一同。そしてとある集団は

 

王風「もきゅもきゅ……」

 

迷「もきゅもきゅ……」

 

クロス「もきゅもきゅ……」

 

小猫「もきゅもきゅ……」

 

琴音「もきゅもきゅ……」

 

安定の幸せオーラを全開に放っていた。しかも1名追加加入した模様である。すると

 

デザスト「美味そうな匂いがしてるな、早く俺にも食わせろ」

 

デザストが帰ってきてリビングに現れた。そしてオルタが立って1皿よそい、デザストに出してから1口食べると

 

デザスト「美味ぇ」

 

と言って一気に胃へと流し込んだ。そして席を立つとまた盛ってまた食べていた

 

オルタ「人気みたいだな」

 

蓮「あぁ、やはり作ったものを美味そうに食べている光景を見るのは嬉しい限りだ」

 

ちなみに、店の営業を終わらせて帰ってきた2人も食べたら

 

エミヤ「提案なのだが、『nascita』で働いてみないか?」

 

エボルト「今なら人が居ないからアルバイトでも即採用だぜ?というか来てくれ」

 

とあまりの美味さに勧誘していた。そして蓮はその提案を受け入れ、更には理達も自分から提案して夕方から勤務のアルバイト従業員が一気に増えたのだった

 


〈 界時抹消!〉

↓次の日のホームルーム↓

〈 再界時!〉


 

担任「今日からクラスメイトが4人も増えるぞー(どうして俺のクラスに集まるんだ、クラスの人数バランスって一体どうなってるんだ……)、それじゃあ自己紹介頼むな」

 

理「『結城 理』です。……よろしく」

 

悠「『鳴上 悠』です。これからよろしく」

 

蓮「『雨宮 蓮』です。よろしくな」

 

女子達「「「キャーーーー!!!」」」

 

女子達がイケメン3人の登場に黄色い歓声と共にざわついていると

 

琴音「『汐見 琴音』です。よろしくホー……なんちゃって」

 

男子共「「「ゴフッッ!!!(なんだあの可愛い生き物……)」」」

 

そう言っていたずらに舌をちょっと出した瞬間、イッセーを含むクラスの男子ほぼ全員が血を吐いて(幻覚)机の上に潰れた。死因は全員『可愛い過ぎ死』である。恐るべき【魅力:美しき悪魔】……

 

光刃「はは、やべぇなこの空気」

 

オルタ《一瞬でこれとは、恐ろしや……》

 

ユーリ《全くだ。それにしても、やはり〔グレモリー〕の力をまた借りることになったな》

 

光刃「俺達じゃあこんな簡単に転入させるなんてこと出来ませんし、これくらい頼んだところでバチは当たらないでしょ」

 

そう、昨日オルタが電話をかけた相手は現魔王のサーゼクスさん。そのプライベートの連絡を入れる方なのだ。実はあの打ち上げの時に、ちゃっかり電話番号とメアド交換をしていたのだ。それもグレイフィアさんも込みである

 

一誠「ん?何言ってんだ?光刃」

 

その時に口から血が垂れている(幻覚じゃなかった)一誠が起き上がると、顔を光刃に向けた

 

光刃「気にすんな、ただの独り言だ」

 

一誠「なら言わせてもらうが、独り言がデケェよ」

 

光刃「……それはなんも言い返せねぇわ」

 

担任「それじゃあ4人はそこの席に座ってくれ」

 

そして4人は4列の1番後ろの席に着いた

 

担任「それじゃあ一時間目始めるぞー」

 


〈 界時抹消!〉

↓昼の『nascita』では↓

〈 再界時!〉


 

バスク・K・鬼動(キドウ)「すみませーん、『nascitaで何シタ?』とゴーヤクレープお願いします」

 

黒歌「はーい。エミヤー、ゴーヤクレープ一つにゃ(ってか、ゴーヤクレープって何にゃ?)」

 

エミヤ「彼が来たのか、了解した」

 

惣一「ほい、それじゃああそこの席に『ブラックホールコーヒー』お願いね」

 

黒歌「はいにゃー……って、ジョッキ!?お、おまたせしました、『ブラックホールコーヒー』でーす」

 

オーフィス・ウロヴォロス「待ってた、これが無かったら始まらない」グビッ

 

黒歌(うわぁ、この店の客、ヤバいやつが多い気がするにゃ……)

 

そんなこんなで『nascita』にバイトとして働く黒歌。指名手配が無くなったとポストの中に正式に通知が届いた為、「私もなにか……」と考えた末にこの店で働くことにしたのだ。だが、そこは黒歌の考えていた以上の魔境(一部客のみ)だった。ちなみにエボルトとエミヤ曰く「慣れてしまえば特に問題ない」との事。精神が図太いのか、思考を辞めたのか……

 

神牙(しんが) 青龍(せいりゅう)「学校抜け出して飲む『nascitaで何シタ?』とチーズケーキはやっぱり外せないな」

 

嶺川(みねかわ) 隼人(はやと)「よし、ならこの『ブラックホールコーヒー』も飲め」

 

神牙(しんが) 青龍(せいりゅう)「毎回言ってるが、俺は飲めねぇんだよ!ってなんでこんなに飲める奴がいるんだよ!」

 

ホムラ・スカーレット「全く、お前たちはいつも賑やかだな。まぁ、俺はそれが好きなんだが」

 

そんなこんなで賑やかな店内。すると突然……

 

悪魔1「主殺しの黒歌ァ!」

 

悪魔2「突如として指名手配が無くなりやがって!」

 

悪魔3「その命、我らが狩りとってくれるわ!」

 

悪魔4「おら、邪魔だ!」

 

扉が開くと上の決定に納得がいかなかった悪魔達が大勢店になだれ込んできて、魔力球を店の中に数球放った。それを見てお客の何人かが混乱に陥り、パニックとなってしまった。だが

 

惣一「みなさーん、こっちに!こっちに!」

 

オーフィス・ウロヴォロス「ん、わかった」

 

バスク・K・鬼動(キドウ)「ほいほーい、面倒ごとはごめんですよーっと。それとクレープも忘れずにっと」

 

エミヤ「黒歌、お前も一緒にだ!早く!」

 

黒歌「わ、わかったにゃ」

 

すぐにエボルトとエミヤが対応し、安全な場所に1箇所へと集めた。だが、席には数名のお客が動かずに怒りのオーラを放ちながら座っていた

 

神牙(しんが) 青龍(せいりゅう)「おいテメェ、よくも俺のチーズケーキを……」魔力球でチーズケーキ消し飛ばされた人

 

ホムラ・スカーレット「(オレ)のランチを邪魔するとは……貴様、余程死にたいようだな」日替わりランチのメイン料理が消し飛ばされた人

 

嶺川(みねかわ) 隼人(はやと)「俺の1日の楽しみをよくも……」日替わりランチのメイン料理が消し飛ばされた人

 

悪魔5「知るか!というか、見られちまったんだ……なら、この店の人間も皆殺しにしないとなぁ!」

 

その言葉にお客は全員恐怖で震えあがってしまった

 

黒歌「わ、私が出ていった方が……」

 

エミヤ「ダメだ。そんな事をしたら光刃がマジで怒るぞ」

 

惣一「それにしても、あいつらは不運だねぇ。うちの店のご利用者の中でキレたらヤバいやつに喧嘩ふっかけちまったんだからな」

 

黒歌「え?それってどういう…「「「ギャァァァァァア!!!」」」…っ!?」

 

とその時、悪魔が数人断末魔を上げながらサイコロステーキ状にカットされた

 

神牙(しんが) 青龍(せいりゅう)「チーズケーキの恨みだ……」

 

そういう青龍の着ける手袋の指先からからは血が滴っているワイヤーが伸びていた。そしてさらに

 

ホムラ・スカーレット「滅せよ、『バイパー』+『メテオラ』……『トマホーク』!!!」

 

「「「グギャァァァァァァ!!!」」」

 

片耳イヤホンをつけたホムラが両手から四角の光体を混ぜ合わせると、分裂し前方へと射出して数人葬った

 

嶺川(みねかわ) 隼人(はやと)「ダブルブラスト!!!」

 

「「「グァァァァァァ!!!」」」

 

キーブレード二刀流で隼人がまた数人葬る

 

悪魔3「ヒィィィィィ」

 

悪魔1「ひ、怯むな!かかれかかれ!!!」

 

「「「上等だ!かかってこい!!!」」」

 

そこから始まったのは、3人による無双だった。ただし、店内は荒れていったが

 

惣一「な?」

 

黒歌「お前の店の客、本当にどうなってるにゃ!?」

 

エミヤ「残念だが、私にも原因は分からない」

 

バスク・K・鬼動(キドウ)「ご馳走様でしたっと。ふう、美味かった」

 

オーフィス・ウロヴォロス「ランチ、持ってきてよかった。ご馳走様」

 

黒歌「そしてかなり余裕ありますねお客様!?

 

その一方で1箇所に集まっている黒歌達はその様子を見ていた。そんなこんなで全員始末し終えると、エボルトは【NEOトランスチームガン】を取り出してそこから煙を出して客達に振りかけた。すると、お客はみんな眠ってしまった

 

惣一「さて、急いで片付けるぞー」

 

エミヤ「だな。全く、攻め込むのならもう少し頭を使えばいいものを……」

 

黒歌「わ、わかったにゃ……」

 

そう言いながら荒れた店を片付け始める2人、そしてエボルトは戦った3人と煙の効果を特に受けていない様子の1人に顔を向けると

 

惣一「それと5人とも、この作業を手伝ってくれたら会計半額してやるよ?」

 

バスク・K・鬼動(キドウ)「マジかい!なら是非とも手伝うぜ」

 

オーフィス・ウロヴォロス「半額、すごく助かる」

 

神牙(しんが) 青龍(せいりゅう)「チーズケーキ、出してくれんだろ?」

 

惣一「もっちろんだよ〜、サービスとしてね」

 

ホムラ・スカーレット「なら俺はランチのメイン料理を所望する!」

 

嶺川(みねかわ) 隼人(はやと)「俺もだ」

 

惣一「エミヤ君、大丈夫だよね」

 

エミヤ「あぁ、問題ない。では黒歌、任せるぞ」

 

黒歌「了解にゃ!」

 

そして数分で店の中は何も起きなかった状態に元通りとなり、お客はエボルトが放った『ネビュラガス』(調整版)によってその時の記憶が抜け落ちた状態で目を覚まし、その後元通りの営業となった

 


〈 界時抹消!〉

↓とある建物の屋上↓

〈 再界時!〉


 

場所を変えてデザストとミニクーちゃんは縁に腰掛けていた。実はあの後、ミニクーちゃんはデザストと行動を共にする事にしたのだった

 

デザスト「……匂うな」

 

ミニクーちゃん「ほう、今回はどんなだ?」

 

デザスト「本と剣、そして歴史と時とが混じり合う、最低で最高に楽しそうでめんどくさい匂いだ」

 

ミニクーちゃん「めんどくさそう、か。オレから見たところ、テメェが「めんどくさい」と言うとなると、本当にそんなんだろうな」

 

デザスト「お、わかってるじゃねぇかミニクーフーリン。さすがはアイツと共に居ただけあるって事か?」

 

ミニクーちゃん「うるせぇ、チー鱈ぶつけんぞ」

 

そんなこんなで、2人も移動を始めた

 


〈 界時抹消!〉

↓どこかの路地裏↓

〈 再界時!〉


 

???「くっくっく……これさえあれば、俺はこの世界の主人公になれる!あんな原作に居なかったモブ野郎も、これで……」

 

そう1人で話す謎の男性は、強く何かを握っていたのだった。そしてその近くを浮遊する黄色い球体も3つ漂っていたのだった……




[残りライフ×1]
作者「ついに来ちまいました、ライフ1に」
エボルト「まぁ、お前が減らした2つは知ったことじゃねぇがな」
作者「その通りなんだけどさ。さて!じゃあ今回のアンケートの時間です!今回は【マシュも出す?】だよ」
エボルト「お、唐突だな」
作者「考えた結果、これFGOのメインヒロイン出した方がええんかなと思ってさ」
エボルト「なるほど」
作者「選択肢は『出す』『シンフォギアの方に出す』『出さない』『どうでもいい』を用意してます」
エボルト「ほほーう」
作者「ついでに案の中に『メリュジーヌとセットで』『シンフォギアにメリュジーヌとセットで』も入れるよ」
エボルト「……ん?」
作者「みんな、ご協力お願いね」
エボルト「ちょっと待て、なんで唐突にメリュジーヌ出てきたんだ?」
作者「あ、他にも欲しかった?なら『モルガン陛下とセットで』と『シンフォギアにモルガン陛下とセットで』も入れるわ」
エボルト「そういう訳じゃねぇんだけど……というか、これ以上増やして生きれるのか?」
作者「知らん」
エボルト「……こんな作者で俺は心配だよ」
作者「まぁまぁ。それじゃあ『今回の裏設定(?)』に行きましょう」
エボルト「この状態で行くのかよ……」
作者「ではまず、新しいワンダーライドブックの事だな」
エボルト「思ったが、【スーパーヒーロー戦記WRB】は出さなかったのなんでだ?」
作者「だってあれ、ゼンカイザー居ないとダメやん。だから却下した」
エボルト「そーゆう事ね」
作者「そして次、暗闇家の新居ね」
エボルト「一気にでかくなったよなぁ〜」
作者「ちなみに今回これのモデルはペルソナ3の【巌戸台分寮】です。まぁ、1階低くはなってるけどね」
エボルト「それでもでかいけどな。というか土地のサイズ比が違う気g…「本編にも書いたが、大人の事情にツッコむと馬に蹴られるらしいぞ」…おっと、それは嫌だな。というかお前、大人と言えるか?」
作者「正直大人だとは全く思えないよ。成人してないとしても絶対「社会舐めきってる」とか言われそう」
エボルト「えぇ……」
作者「そして次、カルデアから送られてきた物、毎年恒例の『バレンタインイベント』の【お返し礼装】がほとんどだね」
エボルト「どれが誰からのかは分かってるのか?」
作者「書いた限りでも『千子 村正』『マンドリカルド』『坂本 龍馬(ランサー)』『ハベトロット』『ジーク君』『ニキチッチ』『ボイジャー』『ゲオルギオス』『ギルガメッシュ(アーチャー)』『イスカンダル』『クーフーリン・オルタ』だね」
エボルト「やっべぇ……」
作者「あともちろん、書けてないけど『ヴィイ』と『アポロン人形』もあるよ」
エボルト「うわぁ、寝室の防衛隊揃ってるし」
作者「では次、オルタの味覚について」
エボルト「あれはおかしい」
作者「設定集に書いてたからね仕方ないね」
エボルト「本当に何やってんだよ」
作者「では次、皆さんが送ってくれたキャラを出してみました」
エボルト「『バスク・ケーキ』さん、『夢無き庭園の管理人』さん、『終焉齎す王』さん、『東方FGO大好き』さん、『963POR』さん、ご協力ありがとうな」
作者「俺の弱い読解力を使ってこんなキャラになったが、大丈夫だっただろうか……それだけが心配だ」
エボルト「まぁ、多分大丈夫だろ。……多分な」
作者「そして最後、オリキャラの登場です」
エボルト「どうせろくでもない奴なんだろ?セリフ的に」
作者「そうだぞ、それと何を持ってるのかはキャラ設定の時に書いてあったとある物です」
エボルト「おいおい、それはかなりめんどいことになるじゃねぇか」
作者「だろ?それに紛れて召喚されていたとある物も活躍するぞ」
エボルト「とある物って何だ?」
作者「うーん、ヒントに出すなら『平成ライダー』だな」
エボルト「候補が…候補が多すぎる……!!!」
作者「という事で今回はこれで終わりになります」
エボルト「という事でここからはお約束の処刑の時間だ」
作者「……もしかしたら、これが最終回になるかもしれません。こんな中途半端ですが、今までありがとうございました」
エボルト「さて、何が出るかな〜……ほいっ!(トスットスッ)」
作者「さぁ、覚悟は出来たぞ!来い!」
エボルト「そうか、ならまずは1UPキノコが9999個だ」

[残りライフ×♚000]
作者「いいんすか?こんなに貰って」
エボルト「もちろんこれだけで終わらないぜ?」
ゴットー「どうも、『マトンアタック』を極めし者の『ゴットー』と申します」
作者「誰やねん!?そして自ら極めし者を名乗るのかよ!?」
ゴットー「という事で必殺!『神速のマトンアタック』!!!」
作者「ゴブハッ!!!」
エボルト「物凄く飛んでったなぁ〜。それとゴットーさんよ、そこを離れた方がいいぞ」
ゴットー「分かりました」
作者「ぐぅぅ…痛ってぇ……」
エボルト「そしてこれで終わりだ、『ツァーリ・ボンバ』、起爆!!!」
作者「ギャァァァァァア!!!」ドゴォォォォォン
〈GAME OVER〉
エボルト「ふぅ、これで終わったな。今回は『バスクケーキ』さんと『夢無き庭園の管理人』さんの案がルーレットに当たったぜ。という事で今回はこれで終わりだ。ホント、あいつの投稿の間の空きが酷かったな、後でまた光刃も交えて絞めとくか。それでは読者諸君、次回の投稿までCiao(チャオ)!」


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第25話 〜奪われる歴史、時を超えて俺 参上!〜

 前回の出来事
・暗闇家の投影魔術による速攻建て替え
・カルデアより色々な物が転送される
・nascitaが色んな意味でやばい(語彙力皆無)

[残りライフ×9543]
作者「約12000字だけど、書き終わったぞ!」
光刃「いつもより3000字少ないな」
作者「どう足掻いても、これくらいしか書けなくて。許せサスケ、これが限界だ」
光刃「いやサスケちゃうわ。っていうかタイトルからもう誰出るかバレバレじゃねぇか!」
作者「ふっ、俺の貧困な頭に期待する方が間違ってるのさ」
光刃「読者に対してヒッデェ作者だわホント」
作者「では前回のアンケート【マシュも出す?】ですが、47票の『出す』で参戦決定です。その為ヒロイン枠にも追加となります」
光刃「で?今回出るのか?」
作者「出ないよ。でもまぁ、2.5章以内には出るでしょ」
光刃「それくらい、はっきりして欲しかったわ……」
作者「んで今回から本格的に事件が起きますが、不満来っかも」
光刃「来たらどうなる?」
作者「シンプルにダメージ。けど最後には良き結末を迎えさせるので耐えてくだせぇ。あと今回、どういう訳か【界時抹消 再界時】をかなり使いました。あ、デュランダルは出てないよ」
光刃「お兄様ぇ……」
作者「こんなもんか、では以上!」
光刃「そして処刑の時間だ」
〈ジオウ!ふむふむ……〉
〈フィニッシュタイム!ヘイ!仮面ライダーズ!〉
ヘイ!セイ!ヘイ!セイ!ヘイ!セイ!ヘイ!セイ!ヘヘヘイ!セイ!ヘイ!セイ!ヘイ!セイ!ヘイ!セイ!
作者「よりにもよってその必殺技かよ!?好きな待機音のひとつだけどさ!」
光刃「そうか。なら、咽び泣きながら貰ってけ!」
〈習得一閃!〉
〈ディディディディケイド!平成ライダーズ!アルティメットタイムブレーク!〉
作者「ぎゃああああ!!!」
〈GAME OVER〉


高層ビルの屋上くらいに高い場所に

 

???〈一瞬だったが、どっかで確かにイマジンの匂いがしたと思うんけどなぁ……〉

 

そう声を発しながら漂う赤く光る球体

 

???〈それにしても、ここは一体何処の時間なんだよ……次ハナクソ女に会った時に散々言ってやる!

 

そんな悪態をつくと、また何処かへと飛んでいくのだった

 


〈 界時抹消!〉

↓別の場所↓

〈 再界時!〉


 

???「じいちゃん、モモタロス見つかったか?」

 

???「ううん、ダメだった。そっちも?」

 

???「あぁ、空振りだった」

 

???「もう、本当にどこいったのよバカモモ!」

 

路上でそう話し合う2人の青年と1人の少女、濃い色の青鬼のような怪人

 

???「しょうがないよハナさん。だって、センパイだもの」

 

???「そや、あいつは俺らん中でもかなり運が悪い奴やからな」

 

???「もしかしたら今ごろ、『良太郎、寂しいよー!』とかボヤいてるんじゃなーい?」

 

するとそこへ青い亀のような怪人と金の熊のような怪人と紫の龍のような怪人…達ではなく、『ペンギン』『ゾウ』『ワニ』の着ぐるみを着た人達も合流する

 

良太郎「『ウラタロス』!『キンタロス』!『リュウタロス』!」

 

コハナ「もしかして、アンタ達の方も見つからなかったの?」

 

キンタロス「あぁ、全くの痕跡も無しや」

 

リュウタロス「ねーねー!僕思ったんだけど、モモタロスならプリンを出したらピューンって現れるんじゃない?」

 

ウラタロス「無駄だよリュウタ。さっきボクも試してみたけど、魚の影すら浮かび上がらなかったからね」

 

???「おーい!野上〜!

 

さらにまた、1人の青年と布の被り物とサングラスとマスクを着けた烏天狗のような怪人も合流する

 

良太郎「ゆ、侑斗!?」

 

リュウタロス「それに、おデブちゃんも!」

 

コハナ「アンタ、()()()の事を追ってたんじゃないの!?」

 

侑斗「それが、この時間の辺りで見失ったんだ。だから……」

 

???「この辺りに潜んでる可能性があるってことか……」

 

???「とりあえず、ここから先はそちらの方も探しながらで慎重に行こう」

 

ウラタロス「テンちゃんの言う通りだね、それじゃあみんなまた後で」

 

???「私はテンちゃんではない、テディだ!」

 

そして再び、みんなは先程と同じ固まりでまた別れて捜索に当たった

 


〈 界時抹消!〉

↓下校中の光刃達↓

〈 再界時!〉


 

光刃「ふぅー、終わったー!」

 

一誠「いやー、今日もつっかれた〜」

 

アーシア「お疲れ様です」

 

小猫「……先輩のクラス、凄いことになってるみたいですね」

 

オルタ〈まさか、全員同じクラスにされてるとは誰も思わねぇよ……〉

 

そう会話しながら帰る光刃と一誠、アーシアと小猫(とついでのオルタ)。今日は珍しく部活が無く、蓮達は学校の施設を回る事にしておらず、王風と迷は先生に手伝いとして駆り出された為にこの4人となった

 

一誠「というか小猫ちゃん、帰る道ってこっちじゃなかったんじゃあ……」

 

小猫「……昨日、光刃先輩の家に引っ越したんです」

 

一誠「え゛っ……

 

少し嬉しそうに話す小猫のその言葉に一誠が『ビシッ』と固まると、ギギギギッと光刃の方へと顔を向けた。そして

 

一誠「光刃ァァァァァ!!!

 

光刃「何でさァァァァァ!?

 

そう叫びながら一誠は光刃に飛びかかりに行き、光刃は叫びながら躱した

 

アーシア「姉妹で一緒に同じ場所に住んでるんですよ、素敵だと思いませんかイッセーさん」

 

小猫「……これ聞こえてないですよ、アーシア先輩」

 

そんな2人のやり取りの中でアーシアが説明してるが、そんなことなど聞こえずに一誠は血の涙を流しながら光刃に詰め寄る

 

一誠「テメーこの野郎、どうしてお前んところばっかり…お前んところばっかりぃぃぃ!!!」

 

光刃「んなの、俺に言われても分からねぇし困るわ!逆にお前ん所に来たらどうするつもりだよ!」

 

一誠「俺ん家に小猫ちゃんが!?………ぐへへ」ニタァ

 

光刃の言葉に、何を想像したのか一誠は欲望丸出しの笑みを浮かべた

 

アーシア「はぅ!?」

 

オルタ〈こいつぁひでぇ〉

 

小猫「……イッセー先輩、最低です」

 

一誠「グハッ、小猫ちゃん…さすがにその目は辛い……」

 

その笑みにアーシアは驚きながら1歩後ずさり、オルタは頭を抱え、小猫は養豚場の豚を見る様な目をしながらそう言い捨てた為に一誠は深刻な心のダメージを受けた。すると突然

 

ドグォォオン!

キャァァァア!!!

 

アーシア「きゃっ!」

 

少し離れた場所で大きな爆発が起き、そこから悲鳴等も聞こえてきて、咄嗟のことだったのでアーシアは驚きながら光刃に抱きついた

 

一誠「な、何だ!?爆発!?」

 

小猫「……どうやら、ここから少し離れた場所のようです」

 

オルタ〈とりあえず、行ってみるしかないようだな〉

 

光刃「あぁ(この気配…悪魔でも堕天使でもない、どちらかと言うと……っまさか!?)」

 

そして4人は駆け出して爆発の起きた場所へと向かった

 


〈 界時抹消!〉

↓どこかの上空↓

〈 再界時!〉


 

???〈ん?この匂い……あん時と同じだ!ようやく見つけたぞこの野郎!首洗ってよーく待ってやがれ!〉

 

その声と共に降下し、赤く光る球体は匂い場所へと向かった

 


〈 界時抹消!〉

↓また別の場所↓

〈 再界時!〉


 

テディ「幸太郎!あれを!」

 

そう言いながら立ち上る黒煙を指さすテディ

 

幸太郎「じいちゃん達と別れたあとで考えるなら、俺たちが一番近いはずだ。行くぞテディ!」

 

テディ「あぁ!」

 

そして、この2人も爆発の起きた場所へと向かいに駆けていった

 


〈 界時抹消!〉

↓また別の住宅街↓

〈 再界時!〉


 

デザスト「ちっ、あっちからの匂いだったか!」

 

そう言いながら立ち上る黒煙を見るデザスト。するとミニクーちゃんが肩の上に乗ってきた

 

ミニクーちゃん「テメェの予測が外れたようだな」

 

デザスト「うるせぇ、さっさと行くから捕まってろ!」

 

ミニクーちゃん「俺に指図するな」

 

そう言いながらもデザストのマフラーにしがみつき、デザストはその場所へと屋根から屋根へと飛び移りながら向かっていった

 

???「危ねぇな、もう少しでバレる所だったぜ」

 

そしてデザストがいなくなった場所の近くの物陰に、1人の怪人が居たのだった

 


〈 界時抹消!〉

↓一足先に辿り着いた光刃達↓

〈 再界時!〉


 

「キャー!!!」

「に、逃げろー!!!」

「どけ!俺は死にたくないんだ!」

「うわぁぁぁん!ママァァァ!!!」

 

モールイマジンA(アックス)「壊すよ」

 

モールイマジンD(ドリル)「殺すよ」

 

モールイマジンC(クロー)「切り刻むよ」

 

そこに居たのは、建造物を破壊する腕がそれぞれアックス、ドリル、クローとなっている三体のモーグルイマジンとそれから逃げ惑う一般人達だった

 

一誠「な、なんだあの怪物達は!?」

 

小猫「……私も見た見た事ありません、このような生物は」

 

アーシア「はうぅ……」

 

それを見た一誠は驚き、小猫は警戒し、アーシアは怯えてしまっていた

 

光刃「あれはやっぱり……モールイマジン!」

 

そして光刃は有り得ないといった表情をしながらその名を言った

 

一誠「イマジンって…お前が前に説明してた、あの『イマジン』か!?」

 

オルタ〈あぁ間違いねぇ、感じる気配はイマジン特有のもんだ〉

 

小猫「あれが…イマジン……」

 

そう言いながら3人は初めて見るイマジンに若干の恐怖を浮かべながら見ていた

 

ユーリ《だが、どうしてこの世界に『モールイマジン』が居るんだ?》

 

光刃「《そんなの後で考えればいい!今やるべきは、目の前の人達を助けに行く事だ!》来い!【烈火】!」

 

バックを横に投げながらそう言うと共に光刃の右手に燃え上がる炎と共に【火炎剣烈火】が握られた状態で現れた

 

〈ソードライバー!〉

 

そしてすぐに【聖剣ソードライバー】に納刀すると、そのまま腰に巻き付けた

 

光刃「俺があいつらを引き付けてるから、イッセー達はみんなの避難誘導を!」

 

〈ブレイブドラゴン!〉

 

そう言いながら光刃は【ブレイブドラゴンWRB】のページを開く。だがライドスペルは流れなかった

 

一誠「ま、待てよ光刃!お前一人でやる気……」

 

光刃「そっちは頼んだからな!!変身!」

 

〈烈火抜刀!ブレイブドラゴン!〉

 

セイバー「はぁぁぁぁぁ!!!」

 

一誠の問いかけを聞かずに、光刃は駆け出しながら神獣枠にセットするとすぐさま抜刀して突撃していった

 

一誠「おい光刃!……あーもう!後で文句言ってやる!アーシア、小猫ちゃん!」

 

アーシア「はい!」

 

小猫「……分かりました」

 

そして残された3人は急いで避難誘導を始めた

 


〈 界時抹消!〉

↓突撃しに行った光刃は↓

〈 再界時!〉


 

モールイマジンA「お前、死ぬよ」

 

「ひ、ひぃっ!」

 

そう言いながら、尻もちをついている男性に詰め寄るモールイマジンA、そこに

 

セイバー「でりゃあ!!!」

 

モールイマジンA「グアッ」

 

セイバー「はぁ!」

 

モールイマジンA「グッ」

 

セイバーが【火炎剣烈火】でモールイマジンAの背中を斬りつけ、回し蹴りで吹き飛ばした

 

セイバー「早く逃げてください!」

 

「あ、ありがとうございます!」

 

そしてその男性は立ち上がると、すぐにその場から逃げた

 

モールイマジンA「ふふっ仮面ライダーだよ」

 

モールイマジンD「目的達成だよ」

 

モールイマジンC「倒すよ」

 

セイバー「やってみやがれぇぇぇ!!!」

 

そう叫びながらセイバーは3人のイマジンに挑みかかった。まずモールイマジンAがアックスを振り下ろすとセイバーは【火炎剣烈火】で受け止め、その隙にモールイマジンBもモールイマジンCがセイバーの背中にドリルとクローで攻撃しようとしたがセイバーはそれを躱してモールイマジンAにドリルを直撃させ、モールイマジンCのクローは【火炎剣烈火】で弾き返して一撃を与えた

 

モールイマジンA「強いよ」

 

モールイマジンD「キツいよ」

 

モールイマジンC「予想以上だよ」

 

セイバー「まだまだ行く(ザンッ!)ぐあっ!?」

 

そう言ってまた3人のイマジンに向かおうとした瞬間、突如として背中に斬撃が入り火花が散りながら前方へと転がった

 

セイバー「ぐっ、一体何も…何!?」

 

ユーリ〈これは……!?〉

 

オルタ〈おいおいマジかよ〉

 

そして急いで起き上がり、振り返った所にいたのは……

 

〈セイバー!〉

 


〈 界時抹消!〉

↓一誠達↓

〈 再界時!〉


 

一誠「こっちです!こっちに避難してくださーい!」

 

アーシア「イッセーさん!あれ!」

 

一誠が必死に避難誘導していると、アーシアが焦った様子でとある方へと指を指した。その先には、禍々しい見た目をして、『アナザー鎧武』の【アナザー大橙丸】並の大剣【アナザー火炎剣烈火】を持つ体の【アナザーメイスケイル】に『SABRE』、【アナザーライドレフト】に『XXXX』と書かれた歪な姿をする仮面ライダーのような怪人がいた

 

一誠「な、なんだアイツは!?」

 

小猫「……偽物の、セイバー?」

 

アーシア「分かりません。でも、光刃さんを攻撃してきたのできっと敵です!」

 

一誠「なら、俺が行ってアイツの加勢に…「……落ち着いてください、イッセー先輩」…小猫ちゃん?」

 

小猫「私達が行ったところで光刃先輩の足でまといになってしまいます。それに、1人で行った理由に私達が『悪魔』とバレない為でもあると思いませんか?」

 

一誠「……確かに、アイツならそう言いそうだな……でも!」

 

そう悔しそうにしながら、一誠は避難誘導しながらその戦いを見ることしか出来なかった

 


〈 界時抹消!〉

↓↓

〈 再界時!〉


 

光刃「この特徴、こいつは…『アナザーセイバー』か!(ジジジッ)ぐっ!?」

 

ユーリ〈光刃!……(ジジジッ)がっ!?〉

 

オルタ〈(ジジジッ)っ来やがったか!というか、今症状が現れ始めるとなると、変身したのは少し前って辺りか〉

 

その瞬間、セイバーの体にノイズのようなものが走る。だがこの影響は、他の場所でも現れた

 


〈 界時抹消!〉

↓暗闇家・地下一階↓

〈 再界時!〉


 

クロス「(ジジジッ)うぅ……」

 

オーフィス「クロス……」

 

そう苦しそうにしながら机に手をかけた状態で膝を着くクロスと、それを介抱するオーフィス。その体にはノイズがかかり、消滅を始めていた。それだけでなく、光刃とクロスの部屋にあるワンダーライドブック達やこの部屋にある【水勢剣流水】【雷鳴剣黄雷】【土豪剣激土】【風双剣翠風】【音銃剣錫音】【闇黒剣月闇】【煙叡剣狼煙】【時国剣界時】もまた、消滅を始めていた

 


〈 界時抹消!〉

↓住宅街の屋根の上↓

〈 再界時!〉


 

デザスト「(ジジジッ)ぐあっ!?」

 

突如として体にノイズが走り、それによって力が抜けてしまって屋根から転げ落ち、路上に落ちたデザストと巻き込まれたミニクーちゃん

 

「キャー!!!」

「ば、化け物だぁぁぁ!!!」

「逃げろー!!!」

 

そして突如としてデザストが現れた事により、通行人達は混乱しながら慌て逃げ始めた

 

ミニクーちゃん「おい、どうした!?」

 

デザスト「し、知るかよ……(ジジジッ)くっ……行くぞ」

 

そして何とか立ち上がると、再び屋根へと飛び乗り、また屋根から屋根へと飛び移りながら場所へと向かった。だが、明らかにも先程に比べてスピードは落ちていた

 


〈 界時抹消!〉

↓元の場所へ↓

〈 再界時!〉


 

ガキン!

 

セイバー「ぐっ!」

 

アナザーセイバー「死ね!このモブ野郎が!」

 

セイバー「第一声がそれかよっ!(ジジジッ)っ!」

 

アナザーセイバーの一太刀を【火炎剣烈火】の刀身に手を抑えて何とか受け止めるが、体にまたノイズがかかってまた力が少し抜けた

 

アナザーセイバー「なんだ、そんな程度か!」ドガッ

 

セイバー「ぐっ!」

 

アナザーセイバー「吹き飛びやがれ!」

 

セイバー「ぐあぁぁぁぁ!!!」

 

そしてアナザーセイバーは力が抜けたことを見逃さず、1度蹴りあげると無防備となった胴体に一刀叩き込む。それによってセイバーは激しく火花を散らしながら吹き飛んでいった

 

アナザーセイバー「今だ、やれ!」

 

モールイマジンA「行くよ」

 

モールイマジンD「食らうよ」

 

モールイマジンC「死ぬかもよ」

 

セイバー「ぐぁぁぁぁぁ!!!」

 

そして吹き飛ばされた方向では三体のモールイマジンが高速できりもみ回転の合体攻撃をしながらセイバーに突撃し、セイバーはこれを無防備に食らってしまった

 

セイバー「あぅ…うぐっ……」

 

アナザーセイバー「はっ、意外とあっけないな。所詮、俺の引き立て役にしかならないモブって事か」

 

地に伏せ、まともに起き上がることも出来ないセイバーを嘲笑うアナザーセイバー。するとそこへ

 

Boost(ブースト)!!!〉

 

一誠「でりゃぁぁぁあ!!!」

 

赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)】を着けた一誠が殴りかかった。だが

 

アナザーセイバー「……なんだ?そのへなちょこな攻撃は」

 

一誠「なっ!(ガシッ)「はぁ!」ぐあぁぁぁ……!?「はっ、原作主人公もこの程度か」(ドゴォン!)ゴハッ!」

 

その攻撃は確かに当たったものの、特にダメージを与えることが出来なかった。逆に頭を掴まれると謎のエフェクトが現れ、そして横に投げ飛ばして壁に叩きつけられると気を失った

 

アーシア「イッセーさん!」

 

小猫「イッセー先輩!「いたよ」「殺すよ」「刻むよ」っ!」

 

2人は慌ててイッセーの元へと着いたが、振り返ったその目の前には三体のモールイマジンがいた

 

モールイマジンA「はぁっ!」

 

そしてモールイマジンAが小猫達に向けて斧を振り下ろす。それに2人は頭によぎった「死」に恐怖し、目をつぶってしまう。だが

 

ガキン!

 

セイバー「ハァ…ハァ…俺の大切な友達と後輩に…何しようとしてくれてんだコラ……」

 

フラフラになりながらも【火炎剣烈火】で受け止めたセイバーだった。そしてすぐにモールイマジンを蹴り飛ばすと、3人を背にして立った。だがそれにアナザーセイバーは黙って見てる訳でもなく

 

アナザーセイバー「そいつらは大切か?自分の力以上に」

 

セイバー「当たり前だろうが!」

 

アナザーセイバー「そうか。なら……」

 

そう言うとなんと変身を解除し、【アナザーセイバーウォッチ】をセイバーに向ける。そして

 

???「『仮面ライダーセイバー』の歴史、全て頂こうか!

 

〈セイバー!〉

 

セイバー「(ジジジジジジッ)がぁぁぁっ!」

 

そう言って再び起動させると、セイバーのノイズが酷くなっていった。その苦しさでセイバーは四つん這いになって耐えていた

 

ユーリ《(ジジジジジジッ)ぐうううっ!ま、まずい……!!!これじゃあ本当に歴史の全てが……全て……っ!そうか!》

 

そしてセイバーの右腕の主導権を奪い、こちらもノイズがかかる【デザストARB】を取り出して握ると

 

ユーリ〈後は…頼んだからな……光あれ!!!〉

 

その言葉と共に、右手に優しい光を放つと【デザストARB】とベルトにセットしてある【ブレイブドラゴンWRB】が光のベールに包まれた。そして一段とノイズが酷くなった瞬間、セイバーの変身は【火炎剣烈火】と共に消えてしまい、家ではクロスや他の聖剣達も全て消えてしまった

 

光刃「ぐっ!この体の感じ……そうか、2本とも消えちまったか……」

 

オルタ〈それだけじゃねぇ、ユーリも一緒にだ〉

 

光刃「となると……っ!すまねぇ、クロス…!」

 

そして光刃はすぐに最悪な予感が確信に変わり、謝罪をするしかなかった

 

???「ははは!これで俺は、この作品の主人公で、真に『仮面ライダーセイバー』へ……何!?」

 

そう言って改めてライドウォッチを見るが、【アナザーセイバーライドウォッチ】のままだった。それを見た男は光刃の方を向くと

 

光刃「これは!?……そうか、ユーリ…そういう事かよ……」

 

その右手には、消えること無く存在し続ける【デザストARB】と地面に落ちてある【ブレイブドラゴンWRB】があった

 

???「クソっ!ならもう一度…(着信音)…ちっ、時間かよ。俺は『瀬古(せこ) 侵也(しんや)』、この物語の主人公になって、アイツと共に世界征服をする男だ!まぁ、テメェらモブはここで終わりだろうがな。……後は任せる、契約の通りにな」

 

そう言うと、侵也と名乗った男は立ち去り、居なくなった。そして残った三体のイマジンはそれぞれ武器を研ぎ澄ませていた

 

モールイマジンA「わかってるよ」

 

モールイマジンD「抉るよ」

 

モールイマジンC「切り刻むよ」

 

再び光刃達ににじりながら詰め寄り始める。そして急にモールイマジンCが飛び出すと

 

モールイマジンC「死んじゃうよー!」

 

と言ってクローを振り下ろす。だがそこに

 

???〈危ねぇ!〉

 

光刃「(シュゥン)っ!(ピキュゥン)」

 

赤く光る球体が光刃の中に入ると、片手でモールイマジンCの攻撃を受け止めた

 

光刃?「ふぅー、ギリギリセーフっと。でりゃあ!」

 

モールイマジンC「ぐあっ!?」

 

そしてそのまま蹴り飛ばし、残りの2体も止まった

 

小猫「……先輩?」

 

アーシア「光刃さん……?」

 

そんな2人の問答に答えず、1人で屈伸と等をすると

 

光刃?「さぁーてっと。……ンン!俺、参上!

 

そう言って両手と両足を広げてかっこいいポーズをとる光刃?。その体は筋肉質になって瞳が赤くなり、髪は逆立って赤のメッシュが入っていた

 

光刃《モモタロスか!?どうしてお前がここに!?》

 

M光刃「あん?それは色々とあって……というかお前、光刃だったのか!?いやー、咄嗟だったから気づかなかったぜ」

 

こんな状況で呑気に話す2人(1人)、それに3人は唖然とした様子で見ていた

 

モールイマジンC「同族だよ」

 

モールイマジンA「敵になったよ」

 

モールイマジンD「まとめて潰すよ」

 

だがそんな事を許すはずもなく、再び三体が並び立つ

 

M光刃「で?どうしてこんな状況なってんだ?」

 

光刃《今から話すと長くなるからそれはまた後で、それと右ポッケに手突っ込んでみて》

 

M光刃「あん?こん中に何が……って、こいつは!?」

 

渋々手を突っ込んでみたM光刃。そしてその中から出てきたのは、何と【ライダーパス】だった

 

M光刃「おいおい…お前、どうしてこんなの持ってやがんだ!?」

 

オルタ《部屋の整理をしていたら発掘した》

 

光刃《…との事です》

 

M光刃「はぁ!?……って、お前誰だ!?」

 

光刃《まーまー、とりあえずこっちの事も後で話すからさ。それよりもイマジン頼んでいいか?》

 

そして突然会話に混ざってきたオルタにモモタロスは混乱しているが、光刃の言葉で割り切ると

 

M光刃「……後でちゃんと話せよ?」

 

そう言ってM光刃は腰に【デンオウベルト】を巻き付けた

 

小猫「……アーシア先輩、光刃先輩が何言ってるのか分かりますか?」

 

アーシア「いえ、全く分かりません……」

 

その一方で、後ろの2人は光刃の突然の変化に戸惑っていた。そしてM光刃は赤い【フォームボタン】を押すと、周囲にミュージックホーンのような待機音が流れ始める

 

M光刃「変身!

 

Sword(ソード) Form(フォーム)!〉

 

そしてM光刃が【ターミナルバックル】に【ライダーパス】をセタッチすると、赤い【フリーエネルギー】が生成される。それから【オーラスキン】が装着されると次に周囲に【オーラアーマー】が生成されてさらに装着し、最後に【電仮面】がマスクの上に生成されて【デンレール】に沿って正面に来ると、桃のように割れた

 

電王S「俺、改めて参上!

 

そしてここに、『仮面ライダー電王 ソードフォーム』が現れた

 

モールイマジンA「電王だよ」

 

モールイマジンD「聞いてないよ」

 

モールイマジンC「話と違うよ」

 

それには予想外だったのか、三体のイマジンは少々焦りを見せた

 

アーシア「仮面…ライダー?」

 

小猫「……でも、光刃先輩が変身していたのとは何か違う気が…」

 

そして3人は、電王の姿をまじまじと見ていた

 

電王S「言っとくが俺に前振りはねぇ、最初から最後までクライマックスだぜ!」

 

そう言いながら【デンガッシャー】の『パーツ2番』と『パーツ3番』をくっつけて宙に投げると、『パーツ1番』と『パーツ4番』で挟み込んで合体させると

 

電王S「行くぜ行くぜ行くぜ行くぜぇぇぇーーー!!!」

 

そう叫びながら【デンガッシャー ソードモード】を振り回し、3人に突撃した。そしてまず最初にモーグルイマジンAに飛び蹴りをかますと、モールイマジンCに斬撃を与え、そしてモールイマジンDに振り向きざまに斬り飛ばした

 

モールイマジンA「ぐっ、これは一旦引いた…「そこだ、ミニクーフーリン!」「死ね!爆せ喰らう甘牙の幼獣(アマガミ・コインヘン)」…ぐあぁぁっ!?」

 

不利を感じたモールイマジンAは撤退を提案しようとしたが、その前にミニクーちゃんの放った攻撃を受けて吹き飛んだ

 

電王S「あん?誰だアレ」

 

光刃《ミニクーちゃんとデザスト、2人とも俺の仲間だ》

 

電王S「そうか、おいお前ら!ソイツの事を頼んでもいいか?俺は大丈夫なんだが、身体の方が怪しくてな」

 

デザスト「あん?……そういう事かよ。ミニクーフーリン、行くぞ」

 

ミニクーちゃん「だから俺に指図をするな」

 

そんなこんなで2人はモールイマジンAを相手にする。さらにそこへ

 

幸太郎「モモタロス!そこに居たのか!」

 

電王S「お!幸太郎に天丼じゃねぇか!ふん!」

 

モールイマジンD「ぐえっ!」

 

テディ「だから私は天丼ではない、テディだ!」

 

光刃《幸太郎さん!それに、テディも!》

 

幸太郎とテディも現場に駆けつけた。それに小猫達は(また、増えた…)という思考くらいしかもう回っていなかった

 

幸太郎「それでモモタロス、これってどういう状況?」

 

電王S「んなの、俺もよく知らねぇよ!「相手は、俺だよ」うるせぇ、邪魔だどけっ!「ぐぅっ!」とりあえずこいつら片付けるぞ!」

 

幸太郎「あぁ、わかった」

 

そう言うと幸太郎は【NEWデンオウベルト】を装着した。すると同時にまた違ったミュージックホーンのような待機音が流れ始めた

 

幸太郎「変身!

 

Strike(ストライク) Form(フォーム)!〉

 

そう言って幸太郎が【ターミナルバックル】に【ライダーパス】をセタッチすると、藍色の【フリーエネルギー】が生成される。それから【オーラスキン】が装着されると次に周囲に【オーラアーマー】が生成されてさらに装着し、胴体の【ターンテーブル】が高速で回転する。そして【電仮面】がマスクの上に生成されて【デンレール】に沿って正面に来ると真ん中で割れ、それと同時に胴体の【ターンテーブル】が止まった

 

NEW電王「(パチパチンッ)テディ?」

 

テディ「あぁ!」

 

そして指パッチンをして手を出すと、テディが頷きながらサムズアップし、その体が【フリーエネルギー】によって変形して銃剣【マチェーテディ】となって幸太郎の手に握られた

 

NEW電王「テディ、すぐに終わらせるぞ!」

 

テディ〈カウントダウンか、いくつにする?〉

 

NEW電王「10にする」

 

テディ〈10…9…8…

 

そう言ってNEW電王は剣を構えてモールイマジンDに突撃した。それに対してモールイマジンDが刺突するが、それを躱して体に斬撃を叩き込んだ。そこからすぐに剣先を突きつけると、そこからゼロ距離で発砲して吹き飛ばした

 

テディ〈7…6…5…

 

NEW電王「これで決める!」

 

Full(フル) charge(チャージ)!〉

 

そして再び【ターミナルバックル】に【ライダーパス】をセタッチして今度は投げ飛ばす。すると【マチェーテディ】に【フリーエネルギー】が溜め込まれた

 

NEW電王「はっ!はぁぁぁ!!!

 

モールイマジンD「ぐぁぁぁあ!!!」

 

テディ〈4…3…2…1…

 

そしてその斬撃を左右に振るって2度ぶつけ、それによってモールイマジンDの体にスパークが走り

 

テディ〈…0!

 

ドグォォオン!

 

モールイマジンDに背中を向けてカウント終了と共に爆発し、『カウンタースラッシュ』が決まった

 

 

 

一方でデザストの方では、モールイマジンAをボコボコにしていた。ちなみにミニクーちゃんはあまりにも物足りなかったので戦いから離脱して3人の前で仁王立ちしながら槍を構えていた

 

モールイマジンA「ぐぅぅ……」

 

デザスト「はっ、まるで手応えがねぇ。そろそろ決めさせてもらおうか」

 

そしてデザストが地面に擦り付けて火花を散らしながら振り上げると

 

デザスト「カラミティ・ストライク!

 

そう言うと飛びかかって一気に距離を縮めると、連続で無数の斬撃を浴びせた

 

モールイマジンA「ぐぅ…がぁぁぁっ!!!」

 

ドグォォオン!

 

それによってモールイマジンAが耐えきれることは出来ずに、そのまま爆発した

 

 

 

そして最後に電王SとモールイマジンCの戦いも終わりを迎え始めていた

 

モールイマジンC「うがぁぁぁ!!!」

 

そう叫びながら地面を転がるモールイマジンC、そしてそこに電王Sが左手で【デンガッシャー ソードモード】を方に担ぎながら右手に【ライダーパス】を持って歩み寄ってくる

 

電王S「へへーっ、最後に決めるのはやっぱり主役のオレだよな!」

 

Full(フル) charge(チャージ)!〉

 

そう言って再び【ターミナルバックル】に【ライダーパス】をセタッチしてこちらも同じく投げ飛ばした。すると【デンガッシャー ソードモード】の【オーラソード】に【フリーエネルギー】が溜め込まれた

 

電王S「せっかくだ光刃、お前がパートを決めろ」

 

光刃《えっマジで!?うーん……なら、王道中の王道のパート2で!》

 

電王S「おっしゃ!俺の必殺技 パート2!

 

そう言った瞬間、【オーラソード】が分離して宙に飛んだ

 

電王S「せい!

 

モールイマジンC「ぐあっ!?」

 

そう言って【デンガッシャー】を右から左へと振るうと【オーラソード】も同じように動いて斬撃を与え

 

電王S「でりゃ!

 

モールイマジンC「ぐぉぉっ!」

 

今度は左から右へと振るい、また斬撃を叩き込むと

 

電王S「どりゃぁぁあ!!!

 

モールイマジンC「ぐぉああああ!!!」

 

ドグォォオン!

 

最後に縦一閃に振るい、モールイマジンCは真っ二つになって断末魔と共に爆発した。そして【オーラソード】が【デンガッシャー】に戻ると

 

電王S「っへ、決まったぜ」

 

そう言って【デンガッシャー】を肩に担いだと同時にモモタロスが分離し、変身が解除された

 

光刃「っはぁ、流石に…肉体が限界……」

 

オルタ〈お疲れ様。というか、最悪な事態になったな〉

 

それと同時に光刃は膝を着いて座り込んだ。そこに

 

NEW電王「久しぶりだな、光刃」

 

そう言いながら変身を解除し、【マチェーテディ】も元の『テディ』に戻った

 

光刃「そうだな幸太郎。それにテディも」

 

テディ「あぁ」

 

幸太郎「それより、これってどういう状況な訳?」

 

光刃「それは後で言うよ、俺もなんでみんなが居るのか分からないし。それよりまずは3人のところに…「ったく、無理すんじゃねぇよ」…うぉっと」

 

そう言って無理して立とうとした光刃にモモタロスが肩を貸した

 

光刃「ありがとな、モモタロス。おかげで助かったよ」

 

モモタロス「へっ、それよりもお前の体についても教えろよ?」

 

光刃「……話長くなるけどそれでいいんなら話すよ。あの3人がいない時にな

 

モモタロス「……なんかあんのか」

 

オルタ〈こんなとこで言ったら、どうなるのか分からねぇくらいな事がな〉

 

モモタロス「……りょーかいっと」

 

そしてモモタロスのおかげで何とか一誠達の方に着くと

 

光刃「大丈夫だったか?3人とも」

 

アーシア「わ、私は大丈夫です」

 

小猫「……私も無事です」

 

そう聞いた。だが一誠から帰ってきたのは

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一誠「は、はい。あの……ありがとうございます」

 

まるで初対面のような言葉と深深と頭を下げてきた事だった

 

アーシア「い、イッセー…さん!?」

 

小猫「……イッセー…先輩?」

 

それに驚いて2人は一誠の方へと向いた。そこ驚きに何故なのか理解出来ていない様子の一誠だつたが光刃が直ぐに

 

光刃「……あぁ、ならよかったよ。気を付けてな」

 

一誠「はい!」

 

そう言って、一誠を家に帰させたのだった。すると今度は光刃に2人は詰め寄る

 

アーシア「光刃さん!これは一体どうなっているんですか!?」

 

小猫「……どうしてイッセー先輩が、光刃先輩の事を…」

 

光刃「それは俺にもよく分からないから調べなきゃならない。けど、原因は絶対アイツだな……」

 

オルタ〈あぁ、それしか思いつかない〉

 

そう言って少々考えてる光刃。すると幸太郎が電話を取り出し

 

幸太郎「それじゃあ、俺はじいちゃんに電話してみんなを呼んどく」

 

光刃「あっ良太郎達も来てんのね。……わかった、頼む」

 

そして頷くと、電話し始めた

 

光刃「それじゃあとりあえず、うちに帰ってみんな集まってから今後の話をしようか」

 

オルタ〈だな。んでオレたちは揃うまで調べ事だ〉

 

そうして一行は、光刃の家へと向かった

 

デザスト「さて、始まっちまったなぁ」

 

ミニクーちゃん「テメェが言ったように、本当にめんどくせぇ事態じゃねぇかよ」

 

そして少し離れた後ろで会話した2人は人目がつかないように屋根から屋根に飛び移りながらついて行った

 


〈 界時抹消!〉

↓???↓

〈 再界時!〉


 

???「戻ったか、侵也。それで?目的は達成したのか?」

 

そう言って偉そうに座る黒い鬼の怪人。その周囲には色々なイマジンやステンドグラスのような怪人も居た。それに対して侵也は【アナザーセイバーウォッチ】を見せる

 

侵也「少々予想外な事が起きたが問題ないさ。そっちこそ、目的は達成したのか?」

 

???「もちろん、奴が封じられている時間を見つけた。()()()()も既にある事だし、後はそこへと向かうだけだ」

 

侵也「そうか、なら直ぐに向かおうか」

 

その返答に怪人は「ふっ」と笑うと立ち上がり、歩き出して侵也の横に経つと

 

???「一応聞いとくが、ここでやる事はもう無いのか?」

 

侵也「あぁ、ここに来るまでに数人やっておいたから十分だ」

 

???「そうか。なら、俺達も行動を始めるとしようか」

 

その言葉に怪人達の半分が立ち上がると、黒い鬼の怪人について行った。その直後に先頭車両が禍々しい列車が通った瞬間、侵也を含んだ怪人達が半数ほど居なくなった




[残りライフ×9542]
作者「耳にのこるなぁ、あの待機音」
エボルト「それな」
作者「じゃあとりあえずアンケートの時間だ」
エボルト「今回はなんだ?」
作者「今回は【過去メンバーの分担】だよ」
エボルト「ん?どういう事だ?」
作者「次回アレに乗っちゃう予定だからさ、その為よ。まぁほとんどメンバーは決まっちまってる様なもんですが」
エボルト「おいおい……」
作者「選択肢としては『琴音+蓮』『琴音+悠』『琴音+理』の3種類とそれぞれのプラスにエミヤという全然6択って感じだよ」
エボルト「なんでそんな感じに……」
作者「いやだって、2.5章内で琴音も恋させちまおうと思ってさ」
エボルト「なるほどねぇ。んで?確定枠は誰なんだ?」
作者「光刃とオルタ、そして電王組にアルとエックスだよ」
エボルト「まぁまぁ居るんだな」
作者「本当はン我が魔王達も入れた方がいいんだろうけど、もうこの時点での戦力が…ね……」
エボルト「まぁ言いたいことは十分に分かる」
作者「なのでこの事は意見を貰って決めます、次回以降に出すアンケートでは間に合わない可能性が極大なので」
エボルト「計画性の無い奴だねぇ〜」
作者「それじゃあ次に『今回の裏設定(?)』へと参りましょう」
エボルト「本文の最初にまさかのモモタロスとはねぇ」
作者「どう足掻いてもこれスタートしか思いつかなかったの」
エボルト「で、次に出たのがモモタロス捜索隊と」
作者「どうしてこんな事態になって光刃の世界の時間に来たかは次回のお楽しみにね」
エボルト「そして下校中に起きた爆発、そこに居たのがイマジン達に加えてオリジナルのアナザーライダーと」
作者「『アナザーセイバー』に関しては、読者のイマジネーションに任せます」
エボルト「他力本願とはねぇ。というか、特殊能力は何なんだ?」
作者「それも詳しい事は次回のお楽しみにって事で」
エボルト「そしてその後なんやかんやあって変身能力を失っちまったねぇ」
作者「ちなみにこの時にユーリが行動してなければデザストも消え、ソイツが『アナザーセイバー』から『仮面ライダーセイバー』に変わり、物語も大きく変わって光刃の存在も消える事になって詰んでました」
エボルト「あっぶねぇなぁ!?」
作者「ユーリは万能、はっきりわかんだね」
エボルト「あと、侵也って何者だ?」
作者「だからそれも次回!でも今言えるのは彼も『転生者』って事だけです」
エボルト「まぁあの言動的にそうだろうとは思ってたけどよ。そしてその次に現れたのがモモタロスだったな」
作者「カッコイイ登場をさせる事がが出来たのではないでしょうか」
エボルト「さて、読者の目にはどう映ったのかねぇ。そして家から出てきたのがまさかそれだったとは……」
作者「ね?まぁ納得出来るでしょ?」
エボルト「いや納得出来るかどうかは微妙じゃねぇか?」
作者「うっ、確かに……」
エボルト「いや自覚してんのかよ。そして後から後から参戦して来たねぇ」
作者「初期はデザストでは無く侑斗&デネブだったのですが、あの代償を思い出してちょっと辞めときました」
エボルト「まぁ、アレはねぇ……」
作者「でも勿論、後々の戦いではもれなく参戦するので大丈夫です」
エボルト「んで最後にまた侵也が出たねぇ」
作者「ちなみにだが、ここに出た『???』とデザストが追った匂いの『???』は同一人物だからな」
エボルト「マジでか?あの性格からすると変だと思うが……」
作者「……これしか思いつかなかったの」
エボルト「なら仕方ねぇか。つーかもう構図からしてバレバレじゃないのか?」
作者「まぁそれだったら仕方ないで済ますしかないな」
エボルト「なんだよそりゃ」
作者「という事で今回は終わりになります」
エボルト「じゃあ今回も処刑だ。ちなみに内容は既に決まっているから行ってこい」ブラックホール
作者「ギャァァァァァァァァァ……」
エボルト「アイツの処刑内容はこの後に書かれるからな。それと『仮面ライダージオウ』系統は出すかどうかは悩んでいるようだから意見箱を作るからそこに投げてくれ、まぁ基本的には『賛成』か『反対』かの2択だが。ううっ、なんかあの王様を思い出すと寒気がするなぁ。ちなみに、章タイトルも変わってるからな。それじゃあ俺の出番は今回はこれまでだ、また次回の投稿までCiao(チャオ)!」







作者「ァァァァァァァァァ(ドスッ)ゲフッ!?……ん?ここ何処だ?「こうして直接言葉を交わすのははじめてですね」ん?」
青龍「改めまして、作者様。僕は青龍 神にさえ牙を向ける青き龍と書いて 神牙 青龍 と申します。この小説に出演できる貴重な機会をありがとうございました♪」
作者「こここここちらこそ、参加してくださってありがとうございます!というか、キャラ構成は合ってたでしょうか」
青龍「はい!僕が想像した通りのキャラでしたし!俺口調の自分なんて僕自身想像つきませんでしたので!逆に勉強になりました!nasticaにいる時は周りに馴染める様に俺口調にする なんて思いつきましたもん!」
作者「(一人称僕やったのかよ、そしてそこまで考えて無かったなんて言えないな)そ、それで?これは俺への処刑って事なのか?」
青龍「その通りです。確か、こういう形式の処刑は初めてですね。あ、大丈夫ですよ!他の方と比べて今回は優しめですから!」
作者「(優しめ…その言葉を信じよ)そうですか。ちなみに、この作品だと誰と戦ってみたいですか?」
青龍「そりゃ光刃君ですよ。彼の戦術は見てて楽しいですし、最低でも彼は魔王クラスに匹敵しますから、ワイヤーだけで何処までいけるのか、本気で楽しんでみたいんです!」
作者「(戦闘狂かな?)そのワイヤー、誰かに作って貰ったの?」
青龍「はい。とある人に手袋と一緒に特注で作ってもらってます
『耐久∞』『切れ味∞』『量∞』『長さ∞』『重量0』です。まぁ、ビル群も1発で斬れますし、編み込めば銃弾も防げますし、剣も斬れます。体に通せば操り人形にも出来ますし、破壊不能かつなんでも斬れてしまう刀みたいな感じです」
作者「何そのチート性能!?馬鹿じゃないの!?……失敬、汚い言葉使いは厳禁だった。今のはお互い無かったことに。……ンン!じゃあ日常生活だったら誰と話してみたい?」
青龍「それはエミヤさんとnascitaのマスターですね。エミヤさんとは料理の話がしたいし、マスターとは東都の話とか、星崩しの話とか!沢山!」
作者「エミヤは喜んで盛り上がりそうだけど、エボルトはそこら辺喋るかなぁ」
青龍「あー。楽しかった! 今回は本当に貴重な機会を設けて下さりありがとうございました!」
作者「こっちこそ。まぁ俺はエボルトに送られただけだけな、アハハ……」
青龍「そのぅ お開きになる=処刑開始 という事になってしまいますが 心の準備は……」
作者「やっぱり忘れてなかったよね!?何する気!?」
青龍「大丈夫!痛みはありませんし、それに……既に僕の行動は終わっています」
作者「……ゑ?」
青龍「お喋りしてる時に 貴方の体はもう細切れになっているんですよ 違和感や苦痛が無いように 細心の注意を払いながらですから、何かしらアクションを取れば、貴方の体がサイコロになりますので(ガン)うわっ!」シュッ
作者「ァァァ!!!」ボタボタボタ
〈GAME OVER〉
青龍「あ、 やっちゃいました……」


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第26話 〜明かされる敵、始まる時間の旅。〜

 前回の出来事
・突如としてアナザーセイバー達が現れる
・『瀬古 侵也』と名乗る変身者が歴史を全て奪う
・絶体絶命の危機にモモタロス達が参上

[残りライフ×9541]
作者「まさか、体をサイコロステーキ状にカットされるとは思わなかったわ」
光刃「それを普通に平然と言えるのおかしくないか?」
作者「何を今更。さて、前回のアンケート【過去メンバーの分担】の結果ですが、23票の『琴音+蓮+エミヤ』に決定しました」
光刃「過去組の戦力がすんげぇな」
作者「ついでに前々回のアンケート【シンフォギア世界に行く際に光刃と一緒に居るのは?】も締め切らせて、選ばれたのは16票の『クロス』でした。正直、英霊召喚が選ばれるかなと思ってた」
光刃「まぁ俺の義妹なんだし当然だよな!」
作者「お前にシスコン設定着けてないはずなんだけど……まぁいいや。とりあえず今回は変身と戦闘はありません、【地球の本棚】回です」
光刃「殺り合うのを期待していた人達はすまないな、でも重要ではあるから我慢してくれ」
作者「それと、脚注というものを初めて使ってみました。こんな感じでええんかなぁって感じなのでアドバイス等があればご指摘を」
光刃「まだ機能を把握しきれてないのな」
作者「そりゃあもちろん。特に『喘ぎ声ジェネレーター』がどう使えばいいのか全くわからん!教えてくれ!」
光刃「いや俺に言うなよ」
作者「あと、『キャラ設定集』で『聖剣の刀鍛冶スキル』について書いてない事に気づいたので書き足しました。どんくらいの腕前かはそこでご確認くだされ。って事で前書きはこれまで!」
オルタ「なのでオレだ」
〈ジャアクリード!ドーパント!〉
〈ウェザー!マキシマムドライブ!(幻聴)〉
作者「ちょ!お前が来んのかよ!?しかもよりによって『ウェザー』の力かy…(パキーン!)」
オルタ「凍結完了、んでもって雷をドーンっとな!」
作者「(体が砕け散る音)」
〈GAME OVER〉


その後、モモタロスの肩を借りて何とか家に帰ってきた光刃とその一行。その際にモモタロスが家を見た瞬間「なんか、前来た時よりもでっかくなってやがる……」とボヤいており、幸太郎達も絶句していた。そして光刃は怪我が酷かったのでリビングのソファに座らされると

 

アーシア「大丈夫ですか?光刃さん。今治療しますね」

 

光刃「あぁ、すまねぇ」

 

そう言われてアーシアに【聖母の微笑み(トワイライト・ヒーリング)】で治療を受けていた。その間にオルタは《そっちが終わってからこっちに来い》と言って【地球の本棚】へと入って行き、デザストは「終わったら呼べ」と言って部屋から出て行った

 

小猫「……無理しないでください」

 

光刃「いやいやアレは無理しないといけないヤツでしょ?だからこれでいいんだよ」

 

小猫「……むぅー」ペシッペシッ

 

光刃「ちょ!?だからって拳で小突くのはやめて!?」

 

そんな事をしていると、オーフィスが部屋に入って来ると、光刃の前に立った。だがその目からは涙が溢れそうになっている

 

オーフィス「光刃……」

 

光刃「ん?」

 

オーフィス「これ……」

 

そう言って渡してきたのは、【ペルソナWRB】と【フェイトWRB】、【オーブWRB】と【ジャアクドラゴンWRB】、そして、2冊の【ブランクWRB】だった

 

オーフィス「クロスが…これを光刃にって……」

 

光刃「クロスが?」

 


〈 界時抹消!〉

↓ユーリが消える少し前:クロスの部屋↓

〈 再界時!〉


 

クロス「すみませんオーフィスさん…私もう…ダメみたいです……」

 

オーフィス「そんな事言わないで、我が悲しくなる」

 

地下一階からここまでおぶって運び、ベッドに寝かしつけてから数分後、クロスは弱々しい声でそう言う。それに対してその左手をしっかりと握り悲しそうな顔で訴えるオーフィス、だが時間が経つにつれて体のノイズはどんどんと酷くなっていた

 

クロス「(今…私に…出来る…こと……っそうだ!)月闇…既読!」

 

〈月闇!既読!〉

 

そして無理に体を起こすと、右手に力を宿すと空間を手刀で切り裂くと、【ペルソナWRB】【フェイトWRB】【オーブWRB】【ジャアクドラゴンWRB】【ブランクWRB】2冊の計6冊を呼び出した。突然そんな行動をされたオーフィスは驚きのあまり、思わず握っていた手を離す

 

オーフィス「クロス、一体何をする気なの?」

 

クロス「せめて…お兄ちゃんに…託せる…物をと思って……最光…既読!」

 

〈最光!既読!〉

 

クロス「はぁぁぁぁ!!!

 

両手で呼び出した6冊全てを抱えるように持ちながらそう言うと、その両手に優しい光が放たれて6冊を包み込んだ

 

クロス「(ジジジジジジッ)うっぐ……」

 

オーフィス「グスッ…クロス……」ガシッ

 

だがしかし、それと同時に体のノイズは酷くなっていた。そんなクロスに涙ぐみながら思い切り抱きつくオーフィス

 

クロス「(ジジジジジジッ)オーフィス…さん……お兄ちゃんの事…お願い…します……(ジジジジジジジジジ……)」

 

オーフィス「クロスぅぅぅぅぅ!うわぁぁぁん!!!」

 

そしてクロス…【刃王剣十聖刃】は歴史を奪われて消えた。だが、そこに残された6冊は無事残されており、それだけでなく泣き喚くオーフィスの体にも優しい光が残されていたのだった……

 


〈 界時抹消!〉

↓元の時間に戻る↓

〈 再界時!〉


 

光刃「そうか、そんな事があったのか……」

 

そう言いながら全ての【ワンダーライドブック】を受け取った光刃。その直後にオーフィスの体が(グラッ)としたと思うと光刃に倒れかかった。それを光刃は抱き留めると、腕の中で涙を流しながら眠るオーフィスの頭を優しく撫で続けた

 

モモタロス「ズズッ……うぅっ…!」

 

テディ「そうか、彼女は……」

 

幸太郎「必ず、助けないとな」

 

テディ「あぁ!」

 

そしてその話を聞いていたモモタロスは涙ぐみ、テディと幸太郎は決意を固めたのだった。すると【聖母の微笑み(トワイライト・ヒーリング)】による治療を終わらせたアーシアが流した涙を拭くと恐る恐る手を挙げてきた

 

アーシア「あの…そろそろそちらの方々について説明して欲しいのですけど」

 

小猫「……そういえばそうですね」

 

光刃「それもそうか。なら今から説明を…[ピンポーン]…する前に良太郎達も来たかな」

 

モモタロス「あぁ、そうみたいだぜ。んじゃあ俺が出迎えに行くか」

 

そう言ってリビングの扉から出ていったモモタロス。そしてその数秒後

 

コハナ「モモーーー!!!

 

モモタロス「ぎゃぁぁぁぁぁぁあああ!!!

 

リビングの扉を突き破ってモモタロスが吹き飛んできて壁に刺さった。そしてその扉の奥では拳を前に突き出しているコハナとその様子に困惑の意味を込めた苦笑いでこちらを見ている良太郎達が見えたのだった

 


〈 界時抹消!〉

↓十数分後↓

〈 再界時!〉


 

琴音「たっだいまー!」

 

玄関の扉を開くと共に元気よく琴音の声が響く。そしてその後ろからすぐに王風、迷、蓮、悠、理も玄関に入る。すると

 

???「お前、他人の家壊すとか何考えてんだ!流石に俺もこれには突っかからせてもらうぞ!」

 

???「ご、ごめんなさい!」

 

光刃「い…いや、別に気にしないでください。こうして直ぐに直したんですから……」

 

リビングの方からそんな声が聞こえてきたので、不思議そうにしながらリビングに入ると、そこには憤怒の表情をしながら怒る侑斗と光刃に頭を下げて謝るコハナ、そしてその空気にタジタジになっている光刃とアーシアと小猫の光景が先に目に入った

 

良太郎「侑斗が、ハナさんに怒鳴るなんて……」

 

キンタロス「ホンマやな、これには俺も驚きやわ」

 

そしてこちらの2人はこの光景に驚きの表情をしながらこの光景を見ていたのだった。その一方で

 

デネブ「侑斗、友達の為にそこまで怒れるなんて…俺は嬉s…「デ〜ネ〜ブ〜!!!」…ぐへぇ!……あぁっ!痛い、侑斗、やめてー!」

 

感動のあまりに目元をハンカチで拭きながらそう言うデネブに侑斗は『フライングボディアタック』をぶつけると、そのまま背中に座って『ヘッドロック』をかましていた

 

ウラタロス「ちょっとセンパイ、大丈夫?」

 

モモタロス「心配するならコレ、抜いてくれ

 

リュウタロス「あはははは〜、足の裏くすぐっちゃえー!」

 

ウラタロス「あ、それいいねリュウタ♪」

 

モモタロス「ちょっ…オイ亀、小僧!やめろォ!どわはっはっはっはっは!

 

さらに現在進行形で壁に上半身が刺さっているモモタロスは、ウラタロスとリュウタロスのいいおもちゃにされている完全なカオス空間だった

 

蓮「なんなんだ、これは」

 

迷「頭がこんがらがりそうです……」

 

琴音「大丈夫、私はもうこんがらがってる……」

 

悠「これ、一体何があったんだ?」

 

理「確かに、こんな頭の整理がつかなそうな状況は中々……」

 

こんな空気では流石に、彼らも頭が働かないようだった。するとこちらに気づいた光刃がこちらに手を振り、その行動を見て2人も気づいた

 

光刃「あっおかえり〜」

 

良太郎「ど、どうも……」

 

幸太郎「おじゃましています」

 

王風「……光刃、何があったのか説明して貰えますか?」

 

光刃「あぁもちろん、というかやっと説明できるぜ……」

 

良太郎「ほら、みんな、説明始めるみたいだから、落ち着いて」

 

デネブ「ゆ…侑斗、そろそろ始まるみたいだから、こ…これくらいに……」

 

侑斗「わ、わかってるよ!」

 

そして何とか場が収まり始めている途中で『nascita』で働く3人も帰ってきた

 

黒歌「ただいまにゃー……」

 

アーシア「あ、黒歌さんにエミヤさん、そしてエボルトさん!」

 

小猫「……今日は早いですね」

 

エミヤ「何、今日は店長命令で終わりになったんだ」

 

惣一「表向きは『在庫切れによるもの』ってしたけど、実際はただの虫の知らせだ。まぁ当たったみたいだがな」

 


〈 界時抹消!〉

↓説明会を始める準備完了↓

〈 再界時!〉


 

光刃「えーっと、それじゃあ【地球の本棚】に行って調べる前に紹介した方がいいよね」

 

その言葉に蓮を初めとする電王初対面組は頷いた

 

良太郎「じゃあ僕から。僕は『野上 良太郎』と言います。よろしく」

 

コハナ「私は『ハナ』って言います。よ…よろしくね?」

 

モモタロス「んで俺は良太郎と契約しているイマジンの『モモタロス』って言うんだ。よろしく頼むぜ」

 

ウラタロス「それじゃあ僕ね。僕は『ウラタロス』、気軽に呼んでね」

 

キンタロス「流れからしてワイやな。俺は『キンタロス』っちゅうんや、よろしく頼むわ!……zzz」

 

リュウタロス「クマちゃんまた寝ちゃったー。あ、僕『リュウタロス』って言うんだ!よろしくねー」

 

そう言って良太郎は少し緊張気味に、コハナもさっきの事を引きずっているのか少しこわばった感じに、モモタロスはいつも通りに、ウラタロスはナンパをする感じに、キンタロスは言い終えた直後に眠りにつき、リュウタロスは元気よく話した

 

王風「なるほど、彼が前にコウハが話していた人達ですか」

 

迷「話を聞く限りですけどもその不運体質は『幸運E』より酷い気がしますが、その心の強さは見習う所ですね!」←幸運D

 

エミヤ「あぁ、私もそう思う」←幸運E

 

良太郎「なんか、そう言われるとちょっと照れるね……」

 

3人のサーヴァント達が思い出しながら感心して、それに良太郎は少し恥ずかしそうに照れていた。その一方で何故知ってるのか気になったモモタロスは光刃に近づくと聞いてきた

 

モモタロス「光刃、なんか話してたのか?」

 

光刃「前に話す機会があってな、それでちょこっとだけ。モモタロス達に関しては少し触れられたくらいだからみんなはあんまり知らないな」

 

リュウタロス「そーなんだ!でも、直接話していけば関係無いよね!」

 

ウラタロス「うん、リュウタの言う通りだね」

 

キンタロス「zzz……」

 

光刃の答えにもリュウタロスは特に関係なく答え、それにウラタロスも同調した。ただし、キンタロスは深い眠りである

 

侑斗「じゃあ俺だな。俺は『桜井 侑斗』だ」

 

デネブ「どうも『デネブ』です。侑斗をよろしくね」

 

そう侑斗はぶっきらぼうに自己紹介し、デネブは立ち上がって『デネブキャンディ』をみんなに渡していった

 

アーシア「あ、ありがとうございます!」

 

小猫「……甘くて美味しい」

 

黒歌「丁度いい味にゃ〜」

 

オーフィス「我、この味好き」

 

モモタロス「おデブ、俺にもくれよ」

 

デネブ「いいよー」

 

その『デネブキャンディ』は、こっちのみんなにも大変人気だったようで、笑顔で食べていた

 

幸太郎「じゃあ最後に俺達だな。俺は『野上 幸太郎』、そこにいるじいちゃん……『野上 良太郎』の孫だ。よろしく」

 

テディ「そして私は幸太郎と契約しているイマジンの『テディ』だ、よろしく頼む」

 

そう幸太郎は笑顔を向けながら話し、テディは礼儀正しく挨拶した

 

琴音「まま、孫!?」

 

理「それはまた予想外だね……」

 

悠「というか、どうしてここに揃っているんだ?」

 

蓮「普通に考えたらタイムパラドックス等が起こると思うのだが……」

 

まさかの孫という事を知った4人は驚きの表情を表情をした後に少し心配した様子で聞いてきた

 

光刃「それは問題ないよ、幸太郎も特異点だから」

 

4人「「「「特異点?」」」」

 

光刃「あ、4人にはまずそこから教えないとか。簡単に言うと……」

 

オルタ〈どんな時間の干渉にもに影響を受けない特別な存在のことだ。まぁだからといって不死身という訳では無いがな〉

 

それに光刃が答えようとしたが、そこにオルタが割り込んで説明した

 

光刃「お、オルタ?お前、【地球の本棚】にいたんじゃあ……」

 

オルタ〈オリジナル、テメー遅すぎだ。おかげで1番使いこなせてないはずのオレが検索し終えたぞ〉

 

光刃「うっそん…マジごめん……」

 

オルタの言葉に光刃は申し訳ないという顔をする。だが傍から見れば完全な一人芝居なのである

 

オルタ〈まぁいいや、全て終わったら何か言う事聞いてもらうし。「えっ怖……」それよりもオレの事をモモタロス達に説明しないとだろ?〉

 

光刃「あぁそうでした。今喋ってるのがオルタ、本人曰くフルネームは『コウハ・オルタ』だ。そこにいるイケてるおじさんが原因で誕生した俺の別人格」

 

惣一「どうもー、その原因のイケてるおじさんの『石動 惣一』でーっす。まぁ『エボルト』が本名だけども、そこはどっちでもいいよ〜」

 

光刃の紹介に続いてエボルトは陽気に自己紹介をした。それと同時にデザスト達も部屋に入ってきた

 

デザスト「終わったか?」

 

ミニクーちゃん「遅せぇよ」

 

リュウタロス「わー!ぬいぐるみさんだー!」

 

ミニクーちゃん「ちょ、おい!」

 

その瞬間、ミニクーちゃんはリュウタロスによって拐われて遊び相手になった(強制)

 

デネブ「光刃、そちらは?」

 

光刃「こっちが『デザスト』、んでリュウタロスが連れてったのは『ミニクーちゃん』だよ」

 

デザスト「デザストだ、まぁよろしくな」

 

そうデザストは軽く手を挙げながらぶっきらぼうに言った

 

ウラタロス「思ったんだけど、動いたり話したしてるけど、あれって本当にそれぬいぐるみなの?」

 

光刃「穴が空いたら綿出てくるからぬいぐるみだ、気にするな」

 

コハナ「普通は気にしますよ!」

 

そしてリュウタロスに振り回されながらも遊び相手になっているミニクーちゃんを見てウラタロスが質問したが、光刃の返答にコハナは突っ込んだ

 


〈 界時抹消!〉

↓他のメンバーの自己紹介はカット↓

〈 再界時!〉


 

オルタ〈これで終わりか、なら早速本題に入れ〉

 

光刃「それもそうだな。じゃあまずはあの野郎のことから」

 

オルタ〈それならこの本だな、ちなみに俺が要点を纏めてあるやつだからな〉

 

そう言われて光刃の手に現れたのは【Seko Sinya】と書かれた本だった。そして光刃はページを開くと朗読を始めた

 

光刃「"『瀬古(せこ) 侵也(しんや)』、年齢は17歳で隣町の学校に通う高校生。自分の思い通りにならないと気が済まない性格で、成績は普通より少し上だけども高圧的な態度と力で全てを手駒にした。そして『転生者』"……ん?『転生者』!?はぁ!?」

 

オルタ〈そら驚くよな、オレもあっちで驚いた事だしよ〉

 

そして読み上げていく途中でまさかのワードに光刃はあまりの驚きで絶叫し、オルタはまるで頷いているように同調した。するとアーシアが手を挙げて聞いてきた

 

アーシア「あの…『転生者』って一体……」

 

オルタ〈簡単に言うと『生まれ変わり』だ。ただ今回の場合は干渉ありによっての転生特典持ち…つまりは特別な力を貰っているって事だな〉

 

小猫「……つまりゲームで例えると『強くてニューゲーム』って事ですか?」

 

オルタ〈まぁ似たようなもんだな〉

 

こちらでオルタが説明をしている間にも光刃は朗読を続ける

 

光刃「えっと気を取り直して……"転生特典として選ばれたのは[タイムジャッカーの力]だが、完全に使いこなせる程の技術は未だに身につけられていない"か。力はやばいけども、完全に使いこなす事が出来てないのはまだ幸いだな……」

 

モモタロス「ん?『タイムショッカー』?まーたアイツらかよ!」

 

ウラタロス「『タイムジャッカー』ね。ほら、あの時ボク達でセンパイの偽物*1と戦ったじゃない?それを作った組織だよ」

 

モモタロス「あ、アイツを作った方かぁ」ポンッ

 

疑問に持ったモモタロスが聞いてきたが、すぐさまウラタロスが説明してくれた為に手を打って納得していた

 

光刃「"だが約1ヶ月前にこの街に来た際、偶然にも路地裏に落ちていた【ブランクウォッチ】を見つけて拾いあげた。それに試しに力を込めてみた所【アナザーセイバーウォッチ】に変化し、それと共に頭の中に『仮面ライダーセイバー』の情報が流れ込んだついでに『暗闇 光刃』という人物も知って、そいつが自分の望んだ物語にならなかった原因と結論付けて今回の騒動を引き起こした"……理由が迷惑極まなくて腹立つなぁ!でも、なんで道端に落ちてたんだ?」

 

そう朗読を続けていた光刃が疑問を持ったように考えると、オルタが〈はぁ……〉と溜息をつき説明し始めた

 

オルタ〈オリジナル、ディアゴスピーディーで全力疾走した事あるだろ?〉

 

光刃「あん時*2の事か?」

 

オルタ〈そうだ。そしてそん時に何か無くしたろ?〉

 

光刃「あぁ、その時に【ブランクウォッチ】をどっかに*3……ちょっと待て、まさかとは思うが……」

 

オルタ〈そのまさかだ。つまりあの野郎はオリジナルが落とした【ブランクウォッチ】を拾い上げ、そして[タイムジャッカーの力]を送り込んだ結果、微かな残留として残っていた『仮面ライダーセイバー』の力が覚醒して生み出された訳だ〉

 

光刃「つまりは俺の不注意も原因じゃねぇか!?」

 

まさかの衝撃的事実に光刃は絶叫するしかなかった

 

琴音「えぇー……」

 

理「全く、何をやってるのさ」

 

光刃「本っ当に面目ねぇ……」

 

悠「それはもう過ぎた事だから後にして、問題はこの事件をどう解決させるかだ」

 

蓮「あぁ。だが、解決の方法は分かってるんだろ?」

 

光刃「まぁ分かるは分かるけれども、それはまた後で」

 

その事実に琴音と理は呆れたような反応を示し、悠と蓮は質問をした。するとその直後にオルタが指示を出してきた

 

オルタ〈そこから2ページ後も読んでみろ〉

 

光刃「え?わ、わかった。えーっと?……"また、もう1つの特典に『数多のイマジンとの契約』があり、その中の筆頭として『ネガタロス』がいる"……ネガタロス!?」

 

侑斗「何だと!?」

 


〈 界時抹消!〉

↓ネガデンライナー・食堂車↓

〈 再界時!〉


 

侵也「それにしても、お前の悪のカリスマも相当だよな。おかげで面倒事が減って助かっているしよ」

 

ネガタロス「それはお互い様だ。俺様もいい契約者に巡り会えたと心から思えるしな」

 

そう会話しながら互いにステーキを食べる2人、その様子はまさに悪の組織という雰囲気が出ており、その場所も『クライマックス刑事』に出た料理店と瓜二つだった。そして侵也が一旦手を止めると

 

侵也「それより、お前が言っていたのは本当なのか?」

 

ネガタロス「あぁ。この世界は少しばかり特殊だが、人類史には大まかな変化が無いことがわかった。それに、これ以上の戦力を加えても損は無いだろ?」

 

侵也「それもそうか」

 

そう言うと、再び2人は食べ始めた

 


〈 界時抹消!〉

↓元の場所へ戻る↓

〈 再界時!〉


 

侑斗「俺がこの時間に来た理由は、ネガタロスを追っていたらここの時間に逃げたからだ。だがまさか、そこで繋がっているなんてな……」

 

デネブ「俺もこれにはびっくりだ」

 

光刃「そうだったんだ。じゃあ良太郎達も同じ理由で?」

 

そう真剣な表情をして話す侑斗とデネブ。それに光刃は納得して続けて良太郎達に聞くと

 

良太郎「えーっと……」

 

コハナ「それは……」

 

幸太郎「うーん……」

 

3人揃って言いずらそうにしていた。するとモモタロスが寄ってきて

 

モモタロス「聞いてくれよ光刃〜、実はな?」

 


〈 界時抹消!〉

↓モモタロス説明タイム↓

〈 再界時!〉


 

コハナ「(ツルッ)きゃっ!(ステン)いたたたたたた……」

 

モモタロス「ぶっ!」

 

コハナクソ女が転んだのに思わず吹き出してよ?

 

モモタロス「なんもない所で転んでやがる…しかもツルッって、プクククク……

 

そして聞こえないように軽く揶揄ってたらよ?急に肩を叩かれて振り返ってみたら……

 

コハナ「全部聞こえてんのよ!モモーーー!!!」

 

モモタロス「あんぎゃァァァーーー!!!」

 

いきなり顎にアッパーを食らって、そのままデンライナーの屋根を突き破っちまって、しかも

 

モモタロス「(ギュゥゥゥン)うわぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

突然現れた変な穴に吸い込まれてよ?穴から出たら……

 

モモタロス「(ドンッ)いでっ!つぅーー……ったく、あのハナク…ん?って言うか、ここ…どこだ?」

 

この時間に居たんだ

 


〈 界時抹消!〉

↓説明タイム終了↓

〈 再界時!〉


 

モモタロス「な?酷くねぇか?」

 

そう言って訴えかけてくるモモタロス。だが

 

光刃「いや、ハナさんのアッパーの威力が強すぎたって点が悪かったとしても、それは自業自得じゃね?」

 

モモタロス「はぁぁぁぁあ?」

 

オルタ〈というか、話を聞く限りその行方不明になったモモタロスを探しにこの時間に来た訳だろ?確かにそれは話しずらいな〉

 

帰ってきたのはごく普通の反応だったようだ

 

モモタロス「畜生、光刃ならこっちの味方になってくれると思ったのによぉ……」

 

テディ「いや、それは普通に無謀だと思うが?」

 

モモタロス「うるせぇ、天丼!」

 

テディ「だから私は天丼では無い、テディだ!」

 

そして少し拗ねたモモタロスはテディと軽く絡んでいたのだった。そんなモモタロスを放って光刃は気になって良太郎達に聞いた

 

オルタ〈というか、謎の穴って何なんだ?〉

 

良太郎「オーナー曰く……

 

オーナー「時の砂漠の中では、極偶に別世界への時間と繋がる空間の穴が自然発生することがありましてねぇ〜。恐らく、モモタロス君はその穴に吸い込まれたのかと思われますよ?」

 

だって」

 

光刃「うわぁ、普通にめっちゃ運が悪かっただけなのかよモモタロス……」

 

そう言いながらモモタロスの方を向くと

 

テディ「いい加減に、私の事をちゃんと名前で呼んではくれないか!」

 

モモタロス「あ?天丼は天丼だろうが。それに、今更変えた所で()()()()もんもねぇだろ?」

 

キンタロス「(ピクッ)無くなる?「げっ、まずい……」泣くなる?泣く?……泣けるでぇ!」ドカンッ

 

モモタロス「いでぇっ!こらクマぁ!」

 

目が覚めて立ち上がったキンタロスに軽くどつかれ、また少しカオスとなっていた

 

オルタ〈……じゃあ次にこの本な〉

 

その空気に匙を投げたオルタはさっさと次にそう言って出現させたのは、【Another Saber】と書かれた本だった。そして光刃はページを開くと再び朗読を始めた

 

光刃「"『アナザーライダー』、『仮面ライダー』の力と存在したという歴史そのものをを奪って誕生する歪な姿の紛い物。その1体である『アナザーセイバー』、さっきも言った『瀬古 侵也』がその体に【アナザーセイバーウォッチ】を埋め込む事で変身するアナザーライダー。武器は【火炎剣烈火】を禍々しくしたような感じの大剣【アナザー火炎剣烈火】、それを片手で軽々しく振るうことも出来る腕力も持っている。そして能力としては[シミーを生み出す力]、[人の記憶の物語から特定の人物を連鎖的に消す能力]の2つ"……そういう事かっ…!」

 

そして朗読を終えると、本を下げて片手で頭を抱えると指をくい込ませながら掻きむしった

 

アーシア「あの……それってどういう事で……」

 

その言葉にみんながよくわかっていない様子でいた

 

オルタ〈……あん時、イッセーが頭鷲掴みにされて何かされただろ?〉

 

迷「そうなんです?」

 

小猫「……はい、あの時に鷲掴みにされた時、何かされてました」

 

すると、オルタが若干の苛立ちを隠しながら説明し始め、 それに迷が聞いて小猫が答えた

 

光刃「その時だ。そんときに、イッセーにあった俺に関する記憶をぜーんぶ消されたようだ」

 

全員「「「っ!?」」」

 

その言葉にみんなが絶句する。だが2人は説明を続ける

 

オルタ〈だがただ記憶を消されたわけじゃない、その消した奴を起点にその記憶にいる他の人物にも伝染病のように増えていく〉

 

光刃「その速度は約1分毎に1人、だけども次の1分後は増えた1人の分も合わせて4人、次は8人!それがずっと続いていく!

 

オルタ〈しかもこれは正確には[物語から消す]だから特異点だとしても関係無く忘れる!

 

あまりの剣幕に誰も挟んで言葉を言うことも出来なかった。そして最終的に2人はもう叫んでるように言い放つと、一気に脱力感が来たのか腕がだらんとなった

 

光刃「侑斗……」

 

侑斗「……なんだ」

 

光刃「人に忘れられるって、辛いな……」

 

侑斗「……あぁ」

 

デネブ「侑斗…光刃……」

 

そしてそのまま侑斗に顔だけを向けると、軽く会話を挟んだ。その会話は、悲しいものだった

 

王風「あの…それって、みんなの記憶は元に戻るんですよね?」

 

オルタ〈一応アイツを完全に撃破すれば元には戻るはずが、『アナザーライダー』は同じライダーの力、つまりは『アナザーセイバー』は『仮面ライダーセイバー』の力でしか倒すことが出来ない〉

 

琴音「それって、ほとんど詰んでない!?」

 

オルタ〈だからマジでイラつくしめんどくせぇんだよなぁ……!〉

 

そう言いながらオルタも悩んでいるようでストレスでもあった。すると心配した良太郎が聞いてきた

 

良太郎「あの…それって僕達は大丈夫なのかなぁ……」

 

光刃「……それは大丈夫、記憶を消される連鎖対象は"相手の名前と顔を認知している事"と"『仮面ライダーセイバー』の歴史の物が近くに無い事"だから。まぁ一部例外条件で対象外になるけども」

 

デザスト「つまりは俺は無事って訳か」

 

それに光刃は何とか気持ちを戻すと説明してデザストは何かホッとしていた。するとエミヤが質問してくる

 

エミヤ「すまない光刃、私達の場合は?」

 

光刃「エミヤと王風と迷はこれの繋がり」

 

そう言って右手の甲をエミヤに見せた

 

エミヤ「ふっ、なるほどな」

 

光刃「まぁそこから起点に周囲にも影響与えてるからな」

 

王風「そうなのですね」

 

迷「でも、もう離れたからきっと……」

 

その言葉にまた暗い空気が流れかけるが

 

蓮「俺たちは?」

 

光刃「あ、蓮達はこれの繋がりで」

 

直ぐに蓮が質問したおかげで事なきを得た、そして光刃はそう言うとポケットの中に入れていた【ペルソナWRB】を見せた

 

理「よかった、もしかしたら僕まで忘れると思ってたからさ安心したよ」

 

悠「あぁ、俺も流石にそれは御免だ」

 

琴音「うんうん!私も忘れたくないし!」

 

蓮「そういう事だ。もちろん俺も3人と同じだぞ」

 

光刃「っ!」ビュッ

 

その4人の暖かい言葉に光刃の目から涙が弾けるように飛び出た。それだけでなくその状態で体がフリーズして動かなくなった

 

オーフィス「……光刃?大丈夫?」

 

オルタ〈安心しろオーフィス、オリジナルがいい意味での衝撃でフリーズしただけだ〉

 

その言葉にほぼ全員がホッとした様子だった

 

オルタ〈てか、オマエはいつから起きたんだ?〉

 

オーフィス「ついさっき。あまりにも2人が大きな声をあげたから、我の眠気が吹き飛んだ」

 

オルタ〈それはすまねぇことをしたな、まぁ後の祭りなんだが。それとこんな時にオリジナルがんな状態じゃあこちとら困るんでね、意識をこちら側に戻ってもらわねぇと。ンン……さて、この体でオレ特製アレンジ版の『激辛北極ラーメン』を食うとs…「やらせてたまるかぁ!!!…はい復活〉

 

光刃「ゼェ…ゼェ…嬉しいの余韻に浸ってた時に恐ろしいこと言いやがって……殺す気か!」

 

そう言って訴えかける光刃の目には先程とは違う意味の涙が流れ、額には冷や汗が滴っていた

 

オルタ〈オリジナルがこの状況でそんな状態でいられるとこっちは作戦会議に入れねぇんだよ、つーかまず嘘だし。「よ、よかったぁー……」はぁ、コイツは……まぁいいや、てなわけで始めますか〉

 

その言葉にみんなが真剣な表情に切り替わる

 

光刃「敵は過去に飛んだと考えていい。だから必然的に俺と良太郎達全員は過去チームになるけど問題ないか?」

 

良太郎「うん、いいよ」

 

侑斗「あぁ、問題ない」

 

幸太郎「俺も大丈夫だ」

 

光刃の言葉に3人は返事をすると、イマジン達はやる気に満ちている様子だった。それに光刃がペンと紙にメモを取っているとオルタがそのままの流れで質問をした

 

オルタ〈んでモモタロス、この時代にイマジンの匂いはまだするのか?〉

 

モモタロス「あぁ、動きがねぇといつもは微妙なんだが、まだまだ居るからかこっからでもバッチリ匂うぜ。しかも骨のありそうな匂いもチラホラとある感じだ。まぁ、場所まではわかんねぇがよ」

 

デザスト(へぇ、俺が追った以外の骨のありそうな匂いがチラホラとねぇ……)

 

光刃「……デザスト、こっち残るか?」

 

デザスト「あぁ。どうせ俺はこっちに残ったとしても、そっちには問題ねぇよな?」

 

オルタ〈あぁ、問題ねぇぞ〉

 

惣一「あ、なら俺もこっちで頼むわ。自分の店とか守らなくちゃいけないしさっ」

 

光刃「了解、それじゃあ2人とミニクーちゃんも現代組で」

 

ミニクーちゃん「俺もかよ!」

 

そう言って3人の行動先もスムーズに決定してメモをとる光刃。すると次にエミヤが立ち上がりながら

 

エミヤ「なら、私もこちらで……」

 

惣一「いんや、エミヤ君は光刃と一緒に行って来なさいな。守るべき『マスター』…って奴なんだろ?」

 

エミヤ「!……やれやれ、マスターには敵わないな。ではその言葉に甘えさせてもらおう」

 

迷「じゃあ私達も過去組で行きましょう!ね、王風」

 

王風「コウハが行くのなら当然ですね」

 

光刃「……乗車権利の共有って、パスでできましたよね」

 

コハナ「えぇ、可能ですよ」

 

光刃「なら過去組に確定っと」

 

その言葉と共にメモをとった事を確認した王風と迷はハイタッチを交わした。一方でペルソナ組は腕を組みながら考えていた

 

琴音「うーん、私達はどうしよう」

 

悠「過去組の人数を見る限り、2:2で別れるべきだろうな」

 

蓮「よし、なら公平にじゃんけんで決めよう」

 

理「いいね、じゃあ勝ち2人が過去組にしよっか」

 

オルタ〈合図は俺が出すな。んじゃあ行くぞ、最初はグー!じゃんけん……〉

 

理「ポンッ!」チョキ

琴音「ポンッ!」グー

悠「ポンッ!」チョキ

蓮「ポンッ!」グー

 

悠「よし、決まったな」

 

理「そっちは任せたよ。琴音、そして蓮……いや、ジョーカー」

 

琴音「まっかせて!」

 

蓮「任せろ」

 

光刃「蓮と琴音が過去組で悠と理が現代組っと」

 

あっさりとじゃんけんですぐに決まると光刃はまたメモをとった。するとアーシアは光刃の元に歩みよってきた

 

アーシア「わ、私達も一緒に……」

 

光刃「それはダメだ。ちなみに黒歌と小猫とオーフィスもだぞ」

 

黒歌「どうしてにゃ!」

 

小猫「……訳を言ってください、光刃先輩」

 

オーフィス「我も納得出来ない」

 

そう言って4人は真剣な目で光刃を見つめる。すると光刃も真剣な表情で話し始めた

 

光刃「ヤツのせいで俺に関する記憶がほぼ全員から失われたと思っていい。だがそうなるとその記憶はどうなると思う?」

 

アーシア「えっと……」

 

小猫「……分かりません」

 

その質問に電王組とエボルトとデザストを除いたみんなが頭の上に?をうかべた

 

オルタ〈答えは簡単だ。『もしもこの世界に『クラヤミコウハ』という人間がいなかったら』という、ifの物語を辿った記憶に変わる〉

 

光刃「俺の予想ではそうなってもアーシアは変わらずに入部してると思うが、オーフィスは【禍の団(カオス・ブリケード)】で利用され続けてただろうし黒歌も変わらずに指名手配のままだっただろう。もしかしたらそこに入ってたかもしれないけども」

 

オルタ〈つまりアンタらも来たらこの時代に本来居るはずの人物が突然消えるのと同意義なんだ、だから無理だ〉

 

そう言うと話を終わらせたオルタ、4人は光刃とオルタからの説明に一応納得はしたようだったが表情は暗かった。すると

 

光刃「なら、約束しようか。『必ず帰ってくる』ってさ、な?」

 

そう言って光刃は小指だけをあげた手を前に出した。それに4人は少し涙ぐみながら小指で小指を結びつけてきた

 

アーシア「約束…ですからね?」

 

小猫「……絶対守ってくださいよ?」

 

黒歌「破ったら祟るにゃ」

 

オーフィス「我、待ってるから」

 

光刃「もちろん、俺は結んだ約束は必ず守るさ」

 

そして(ギュッ)と小指同士を握る5人。するとオルタが

 

オルタ〈ついでだし、ワンダーライドブック渡しとくか〉

 

光刃「あ、確かに持ってれば忘れることは無いな。ナイスアイデア!てなわけでほいっ」

 

そう言って光刃はアーシアに【ブレイブドラゴンWRB】を、小猫に【ジャアクドラゴンWRB】を、黒歌に【デザストARB】をそれぞれ手渡した

 

「絶対に壊すんじゃねぇぞ。それは俺の心臓みたいなもんだからな」

「私の渡されたものが重すぎるにゃあああ!!!」

 

光刃「これでよし」

 

オーフィス「……我には?」

 

3人に渡し終えたあとに何も貰えなかったオーフィスは不安そうに聞いてきた。だがそれにオルタが安心させるように話し始める

 

オルタ〈オマエは大丈夫だ、なんてったってクロスからの置き土産あったからな。36時間は効力があるぞ〉

 

オーフィス「そう…クロスが……」

 

そう言うとオーフィスは自分の手をもう片方の手で握りしめた。その時、光刃の目にオーフィスの背後から抱き着いているクロスの幻影の姿が見えた。そして光刃の視線に気づいたクロスの幻影は、「こっちは任せて」と言わんばかりの表情をしながらサムズアップすると(フッ)と消えた

 

光刃「……りょーかい、そっちは任せた

 

リュウタロス「ねーねー!そろそろデンライナーの到着時間だよー!」

 

光刃「えっ?」

 

そう言って光刃が時計を見ると、[p.m.5:51.34]となっていた

 

光刃「あ、マジだやべぇ!過去組、全員3分で支度だ!」

 

王風「3分ですか!?」

 

琴音「短いよぉー!!!」

 

迷「いっそげいっそげ!!!」

 

蓮「せっかくだし、あの服に着替えるか」

 

そして5人は急いで階段を駆けて自分の部屋へと向かった

 

エミヤ「やれやれ、全く」

 

悠「エミヤさんはいいんですか?」

 

エミヤ「私はいい。服装に関してはいざとなれば関係無くなるし、武器はその場で作るだからな。問題ない」

 

理「それはさっき光刃が見せていたあの赤い痣の様なものに関係が?」

 

エミヤ「まぁ、関係はあるかな」

 

そんな軽い会話をしていた約3分後、4人が降りてきた

 

琴音「い、今何分?」

 

テディ「午後5時54分45秒だ」

 

光刃「セーフ……!」

 

蓮「次からは時間の余裕を作ってくれ」

 

光刃「すんません……」

 

そう言う琴音は月光館学園の制服姿に着替えており、光刃もいつもの私服にオーブニカを首にかけていた。そして蓮は秀尽学園高校の制服姿だった

 

王風「こんな物ですか」

 

迷「もうちょっと時間が欲しかったぁー」

 

一方で王風はいつもの私服を身にまとい、迷はボーイッシュな感じの服に着替えていた。そして2人ともバッグいっぱいにお菓子を詰め込んでいるようでパンパンなっていた

 

光刃「2人とも、そのお菓子は一体…「「へそくりです」」…さいですか……あ、そうだった2人とも、これを渡しとく」

 

そう言うと光刃は理と悠の2人にバッチをそれぞれ手渡した

 

悠「これは?」

 

光刃「エボルト特製の[認識阻害バッチ]だ、これを着けていれば顔を覚えられることは無い」

 

惣一「まぁコレの設計図自体は戦兎のなんだけどね。それと原理については聞かないでくれよ?あいつの説明が専門的知識すぎるのと擬音しかないのが組み合わさった説明で何言ってるのか2度聞いても理解できなかったからさ」

 

そうおちゃらけたように言うエボルト、だがその効果はお墨付きであるので問題は無い

 

理「どうしてこれを?」

 

光刃「時間が無いから簡単に言うと、部長の性格を考えた結果。以上!時計は……55分47秒、よし間に合う!」

 

そう言ってリビングの扉の前に移動して立つ光刃、そしてポケットに手を突っ込んで最終確認をした

 

光刃「パスは……ちゃんとポッケにあるな。到着時間まで3…2…1…ここだ!」

 

[p.m.5:55.55]丁度で扉を開けると、そこは廊下ではなく『時の砂漠』が広がっており、そして2台の列車が止まっていた。それを確認した電王組はオルタの〈先に行っててくれ〉という言葉を聞いて全員『時の砂漠』へと足を踏み入れてそれぞれの列車に向かっていった

 

王風「廊下でない!?」

 

迷「どうなってんですか!?これ!?」

 

琴音「砂漠?」

 

オルタ〈色々と感想があると思うが、出発される前に早く赤い列車に行った行った〉

 

エミヤ「あ、あぁ」

 

蓮「これもそうか」

 

扉を開けた先の光景が衝撃的で固まっていた5人をオルタが促して『デンライナーゴウカ』に向けて歩ませると、光刃が現代組に振り返り

 

光刃「それじゃあ、そっちは任せた」

 

そう一言だけ言い

 

悠「あぁ、任せろ」

 

理「うん、そっちも気をつけてね」

 

惣一「おう、任されましたよっと」

 

デザスト「まぁ、やってやるよ」

 

ミニクーちゃん「早く行け」

 

それに返答されると扉を閉めて行った。そして数秒後すぐ『デンライナー』の警笛が部屋の中に聞こえてきた気がした

*1
『平成ジェネレーション』より

*2
第12話より

*3
キャラ設定集より




[残りライフ×9540]
作者「オルタも来るなんて聞いてねぇぞ……」
エボルト「いや作者が知らないってどういうことだよ」
作者「うーん、投稿目標締切をすぎて焦ってる時とか?」
エボルト「それはいつもの事だろうが」
作者「それもそうだわ。では今回のアンケートに参ります!今回は【ジオウ組出すor出さない】です!」
エボルト「ん?間に合わないんじゃなかったのか?」
作者「正直、アンケートで決めようと思ってたことを自分で確定させたので1個減り、その結果出せるようになりました」
エボルト「よーし慈悲はいらなくなったな」
作者「なんでや!?あ、選択肢としては『ン我が魔王だけ出す』『ン我が魔王とン我が救世主だけ出す』『ン我が魔王とウォズだけ出す』『ン我が魔王とン我が救世主とウォズだけ出す』『ツクヨミ含めた4人で出す』『ツクヨミ含めた4人+‪破壊者で出す』『逆に破壊者だけを出す』『破壊者とその旅の仲間達を出す』『全員出さない』『そんな事、俺が知るか!』の10択をご用意させていただいております」
エボルト「謎に丁寧で説明しやがって。つーかあの破壊者も選択肢に出るのかよ」
作者「そりゃあね。だってあの破壊者だよ?感光していた自身の写真に仲間たちとこれまで出会ったライダーたちの想いを受けて復活したあの破壊者だよ?正直『7人のジオウ』で旅が本当に終わったとは思えんのよなぁ」
エボルト「ちょっと何言ってるか分からないけど、光刃もまぁ無茶苦茶な理論で蘇ったしな。もはや今更か」
作者「あとオリジナル剣士ライダーの設定がある程度固まりました」
エボルト「あれ?効果音とかは決めてたんじゃねぇのか?」
作者「そうなんだけど、それよりも重要な設定が決まってなくてさ。それでですが、剣士ライダーは2人に致しました!光刃とオルタの2人で!」
エボルト「そうか、つまり聖剣も2つと」
作者「んでもってさっき言ってたアンケートを取って決めようと思うほど1番悩んだ『2人で並び立つ』か『エビル/ライブ スタイル』も、『2人で並び立つ』に選びました」
エボルト「あ、それで迷ってたのね」
作者「そしてついでに『Double-Action』の替え歌も作りました!出すかは未定!ただの自己満足だし!」
エボルト「……まさかとは思うが、遅れた原因は…」
作者「それを考えてたらいつの間にかこんなに日にちが!あと、新ライダーは電王と一切関係ありません!(バギッ)ひえっ!?後書き空間の壁が破れた!?」
光刃「やろう、ぶっころしてやる!!!」
エボルト「おーっと、落ち着け主人公」
光刃「HA☆NA☆SE!こいつだけは殺さないと!ダメだァァァァァ!!!」
エボルト「その為に俺が居るんだろうが、ほらさっさと回れ右して帰れ前書き担当」
光刃「チッ!……ちゃんとやれよ、エボルト」
エボルト「ほいほーい!」
作者「えーっと、慈悲無く処刑されることが確定しましたがとりあえずいつも通りに『今回の裏設定(?)』に参りましょうか」
エボルト「初っ端からボロボロだねぇ」
作者「そりゃあ前回にあの回転攻撃をモロにくらってたからね、仕方ないね。というかあのダメージ受けても返信解除しなかったっていうね。可笑しくね?」
エボルト「いや作者がそれを言ってどうするんだよ。んでもってクロスからの置き土産ね」
作者「なんせ主人公の義妹であり『物語を終焉へと導く聖剣』ですからね、タダではやられていきません」
エボルト「しかもちゃっかりオーフィスに加護を与えていくという、こっちも有能だねぇ。そして空気を壊していく電王組」
作者「まぁね、彼らだし仕方ないね、うん。ちなみに侑斗も友達だぜ、ツンデレだけども」
エボルト「まぁ、いつもの事か。んでもって自己紹介タイム」
作者「それは特に言うことは無いだろ。ちなみにカットした理由は[建前:文字数が心配で 本音:もうめんどくさくなった]です」
エボルト「……これほど酷い理由を言い放った作者は他の作品にいるのだろうか。そして今回のMVPである【地球の本棚】」
作者「データベースの情報量が違う!(カツミチャン風)」
エボルト「そりゃあ、地球が記憶してる情報だしたとえ隠蔽したところで勝てるわけがないしな。例外を除いて」
作者「んでもって前回の『???』の正体であるネガタロス!」
エボルト「わかった人はいるのかねぇ。っていうかこいつはどういう理由で蘇ったんだ?」
作者「転生特典という名のご利益です」
エボルト「傍迷惑なご利益だなぁオイ。でもって奴らが向かってるのは何処だ?」
作者「さぁどこでしょう、答えは多分次話!」
エボルト「多分ってなんだ多分って。そんでもってモモタロスの理由が完全な自業自得っていうな」
作者「今日も平和なデンライナーなのでした、まるっと。そして『アナザーセイバー』の能力もここで判明」
エボルト「かなりエグイな。っていうか【アメイジングセイレーンWRB】とダブらないか?」
作者「いやいや、これ本当の能力は『物語を自在に書き換える力』なんだけどもあのクズの執着が影響されてあの能力にランクダウンしたんだよ」
エボルト「作者からクズ呼ばわりされるっておいおい……。そして光刃が荒れたねぇ〜」
作者「表向きは平然としてるけども、その心の中はかなりダメージが蓄積されててそれがこの時には耐えきれなかったって感じです。こいつはこういう周りを不安がらせないように表向きではそれを見させないようにするような奴なのです」
エボルト「お、これはテストに出そうだな」
作者「いや何のテストだよ。そして意外とガバくした対象外条件」
エボルト「ご都合主義感があったけどもこの作者だしなぁ……」
作者「そうそう、無駄にハードルを高めて期待してたらダメなのよ」
エボルト「自分で言うか?普通。そして地獄の脅しをしてからのチーム分担」
作者「【無銘剣虚無】も消えたから死んだらホントに終わりだからね仕方ないね。別れ方はこんな展開でどうでしょ」
エボルト「いや俺は知らんがな。そして残された2つのワンダーライドブックとアルターライドブックは彼女らに託したのね」
作者「最初は全員忘れさせて記憶も修復不可能にしようと思ったけども、なーるべく希望を持たせようとしてこうなりました」
エボルト「最初かなりの鬼畜じゃねぇか!」
作者「そして光刃から渡された【認識阻害バッジ】。それは作った本人から説明貰うか」
エボルト「まぁ簡単に説明するとこれは【消しゴムフルボトル】の力を使ったもんだ。どういう仕組みかは本文に書いてある通り、俺には全く分からなかったがな。んでもって経緯だけどもあの伊能がやった『ビルド殲滅計画』があっただろ?で身を隠す為に設計図をまずは作ったんだ。けども、あんな状況では材料は足りないし、安全な場所も無いと言っても過言ではないし、そして解決したから使う事も無いからで作られることも無くそのままボツになったんだ。まぁそれを俺がぬs…ゲフンゲフン貰っていって作ったのを光刃に2つ保険で渡してたんだ」
作者「ちなみに『これ、物理学じゃなくね?』って思っても言ったらダメだぞ」
エボルト「言ったらどうなるんだ?」
作者「そしたらヘルライズをオーソライズしてプログライズしてやる」
エボルト「読者になんてことを言い出すんだこいつは、しかもとある人のパクリだし」
作者「とりあえず、今回はこんなんでいいかな?」
エボルト「じゃあ処刑だな。今回は慈悲無く殺す」
作者「というか思ったけど、今までも慈悲無く殺ってたよね?」
エボルト「何言ってんだ、今までは愛情込めて殺ってたに決まってんだろ」
作者「愛情込めて殺ってた!?」
エボルト「んでもって今回のルーレットで決まったのはこの2つだ!」
シアハートアタック『コッチヲミロォ!』
作者「げぇっ!?シアハートアタックだとぉ!?逃げろー!!!」
エボルト「逃がすかよ」
〈タートル!スチームアタック!〉
作者「タァァァトォルゥだぁってぇぇぇぇ!?ふぅざぁけぇるぅなぁぁぁぁ!!!〈カチッ〉あぁっ」
ドグォォォォン!!!
作者「グギャァァァァ!!!」
エボルト「ほぉー驚いた、これでまだ生きてるとはな。ならもう1つが来ても問題ないな」
作者「む、虫の息に何をs…」
清姫「旦那様にこれ以上ヒロインを増やそうとしてるのは貴方ですか」
作者「きよひー!?それってもう死刑宣告じゃねぇか!」
清姫「なにか遺言で残したいことはありますか?」
作者「みんな、最終投稿から10日以内と言ったな?あれは嘘だ。という事で1ヶ月以内に変えさせてください時間が無いのとスランプなんですマジすんません。以上!」
清姫「これより私に何も言わず勝手に私の旦那様のヒロインを増やした大嘘つきの作者を退治します。転身火生三昧!!!
作者「イワァァァーーーーク!!!」
〈GAME OVER〉
エボルト「ま、こんなもんか。今回選ばれたのは『バスクケーキ』さんと『963POR』さんだったぜ。え?いつもと調子がなんら変わらないだって?そりゃあ愛情込めてようが込めてなかろうがやる事はなんら変わんねぇからな。あと、質問箱に投げた物は質問箱に返すスタイルだぜ。それが不評だったらTwitterのDMとかも考えてるから意見があったら言ってくれ。あぁあと、『セーラーギャラクシア』さんの『IS魔法ビルド さぁ実験を始めようか』と、『シヨン SXIYON』の『ISと神装機竜と運命の戦士達』とそれぞれコラボ、そして『リューオ』さんの『小説家とドラゴン』という作品とプチコラボしたから是非見てってくれよ。あの野郎、遺言があれでコラボした事を言う事忘れてやがってよ、こっちはしてもらっているって立場なのにマジで最低なヤツじゃねぇかよ本当に。さて、いつ俺が嘘をついて清姫に追われ…「ん?嘘?」…あっやべ、それでは読者諸君、次回の投稿までCiao(チャオ)!『コッチヲミロォ!』げっ、シアハートアタックまでもかよ!?さぁーてにっげろー!!!」
シアハートアタック〈カタカタカタカタ……〉
清姫「うふふふふふふ……」


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第27話 〜過去の到着、現代の戦い。〜

 前回の出来事
・初顔合わせによる自己紹介タイム
・【地球の本棚】で判明する敵達
・いざ、デンライナーで時間の旅へ!

[残りライフ×9535]
作者「きよひーの宝具一撃でライフ5つ吹き飛ぶってマ?」
光刃「それは多分清姫がバフ大盛りセットだったかおまえにデバフ大盛りセットだったかだろ」
作者「そんな覚えないんだけどなぁ……まぁいいや、とりま前回の【ジオウ組を出すor出さない】のアンケート結果行きましょか。とりあえず結果を言うと42票を得た『ツクヨミ含めた4人+‪破壊者で出す』に決定です」
光刃「レジェンドがさらに増えてーら」
作者「そしてついに戦いが始まるよ、光刃はしないけども」
光刃「うっそーん」
作者「でも早ければ次回にでも戦うから、落ち着いて?どうどう」
光刃「最初から落ち着いているわ!そして俺はペットか!?」
作者「まぁこんな茶番は放っておいて、最初に言っておく!今回の章で『死郎』は出ん!」
光刃「急にどうした」
作者「いやー、今のうちに言っといた方がいいと思って。それとさぁ、モルガン陛下頑張れば自力でこっちに来れそうで怖いです」
光刃「ちなみにこの作者はまだ第六特異点キャメロットだからイベント参加出来てない敗北者です」
作者「代わりに『モルガン陛下と一緒に巡る獅子王キャメロット』だけどね。という訳で本編にGO!」
光刃「の前に処刑やで」
〈オーズ!ふむふむ…〉
作者「またか畜生!」
光刃「前回はアイツに止められたからな。だから遠慮なく逝ってこい!」
〈習得一閃!〉
〈トリプル!スキャニングチャージ!〉
光刃「セイヤー!!!」
作者「ぎゃああああ!!!」
〈GA|ME | OV|ER〉
光刃「おっと、文字まで別れちまった。てなわけで本編どーぞ!」


敵を追うために『時の砂漠』を走る『デンライナーゴウカ』に乗った一行。その食堂車の中では……

 

光刃「おぉ、これが憧れのデンライナー……!くぅー最高だ!」(自分が存在したという事実が消えかけてる<<<デンライナーに乗れた)

 

蓮「これが『時の列車』か。うん、いいなこれは!」

 

琴音「うわぁー!すっごーい!」

 

力と歴史を盗られている光刃と過去組に入った琴音と蓮が絶賛テンションがいつもより上がっており、車内の空気も緊張で張り詰めることなく緩んでいた。そしてイマジン達もいつものように賑やかに過ごしていて完全にいつもの平和なデンライナーだった

 

良太郎「すごく嬉しそうにしてくれるね」

 

幸太郎「さっきの少し荒れた雰囲気が嘘みたいだ」

 

オルタ〈そりゃあ、男なら『デンライナー』とかのマシンを嫌いになる方が珍しいしな。けどコトネまであの反応をしてるのはマジで予想外だが〉

 

王風「確かに、コウハは好きそうですね」

 

エミヤ「私も一応平静を保ってはいるが、正直に言うと未知のマシンとカッコイイという理由でテンションがどうにかなってしまいそうだ」

 

迷「それは貴方のイメージが一瞬で砕け散るのでやめてくださいよ!?頼みますから!」

 

表情は(ふっ…)としているが体が若干ソワソワしているエミヤに迷が懇願じみたように頼み込んだ。そんなこんなをしていると、食堂車内にアナウンス音が流れ

 

ナオミ〈本日も『デンライナー』のご利用、誠にありがとうございます。客室乗務員の……〉

 

そう言うとマイクを口元から離すと(クルリ)と一回転して

 

ナオミ「『ナオミ』でーす。ご用がある時には、気軽に『ナオミちゃん』と呼んでくださいね?」

 

琴音「はーい!」

 

ナオミちゃんの挨拶が終わって琴音が返事をすると同時に貫通扉が開かれ、そこからオシャレなスーツを来たステッキを持つ男性が現れた

 

ナオミ「そしてこちらは、このデンライナーの…」

 

オーナー「『オーナー』です。そこの彼、光刃君が【パス】を持っていて、乗車権を共有しているので問題はありませんが、万が一にも時の運行を乱そうとするか、デンライナーのルールを破るのであれば……」

 

そう言ってオーナーは胸ポケットから【乗車拒否】と書かれた最強カードを取り出し、それを見た全員に緊張が走る。なんせこのカードを叩きつけられた者は問答無用でデンライナーに乗ることが出来なくなり、それの意味する事は時の狭間を永遠にさ迷うことなのだから

 

オーナー「コレを問答無用で叩きつけますので、お忘れなく?」

 

ナオミ「はい、どーぞ」

 

オーナー「ありがとう、ナオミちゃん」

 

そう言いながら【乗車拒否】のカードを仕舞うと、ナオミちゃんからチャーハンを手渡されてそのまま席へと向かった

 

モモタロス「あー、ひやひやさせやがって……」

 

ウラタロス「ホントだよ。というか、あのカード久しぶりに見たね」

 

キンタロス「懐かしいなぁ、ワイがあれを貰いそうになった事が」

 

リュウタロス「あれ、本当に渡されたら僕達シャレにならないもんねー」

 

テディ「いや、普通は見ることもないはずだが……」

 

コハナ「テディ、それはモモ達には無理な話よ……」

 

幸太郎「まぁ、モモタロス達だからな……」

 

良太郎「あ、あはは……」

 

モモタロス「おい!そりゃどういう意味だ!」

 

そんな会話にモモタロスが怒鳴りつけていると、ナオミちゃんが光刃達の座る席に来て

 

ナオミ「ご注文は」

 

そう言ってメニューを広げて見せてきて聞いてきた

 

光刃「あ、そーいえば夕飯まだだったな」

 

王風「なら私はチャーハンを特盛りで」

 

迷「私も同じで!」

 

琴音「私も!」

 

エミヤ「そうだな、私もそれにしよう。大盛りで」

 

蓮「俺もそれくらいで十分だな」

 

光刃「えっと、じゃあチャーハンを6つ。3つを特盛り、3つを大盛りで(……せっかくの機会だしアレやってみるか)」

 

ナオミ「はーい。それと、オリジナルのコーヒーはいかがでーすか?」

 

王風「そうですね、お願いします」

 

迷「うーん、私もコーヒー頼みます」

 

エミヤ「折角だ、貰うとしよう」

 

琴音「私はお茶でいいかなぁー」

 

蓮「……俺もお茶にする(何か嫌な予感がしたからとは言えない)」

 

光刃「……オリジナルコーヒー3つに緑茶を3つで(琴音はまだ飲めなかったから仕方ないとはいえ、蓮は直感で回避したな)」

 

モモタロス「あと、俺たちにもコーヒー頼むぜ」

 

ナオミ「はーい」

 

オルタ〈オレも…〉

 

注文を受け取り終えたナオミちゃんが戻ろうとするとオルタの声が響く。すると次の瞬間、光刃の体から『時の砂』が大量に落ちると、その隣でオルタが人間と変わらない姿に身体を作って足を組みながら座っていた

 

オルタ「大盛りチャーハンとコーヒーのブラックを頼むぜ」

 

光刃「オルタァ!?」

 

ナオミ「はーい、コーヒーとチャーハン大盛りをそれぞれおひとつずつ追加ですね」

 

それに光刃を含めたほぼ全員が驚いたが、ナオミちゃんとオーナーは特に反応がなくいつも通りだった

 

光刃「え!?どうして!?」

 

オルタ「簡単に言うとな?モモタロス達みたく『時の砂』で身体を作れれば動けると思ってなんやかんやと色々やってたらこの通り出来た」

 

光刃「いや、そうはならんやろ……」

 

オルタ「なっとるやろがい!!!」

 

比較的真面目な顔で説明をしたオルタだったが、光刃の冷静なツッコミに声を出して返し、また賑やかになっていた

 

モモタロス「そんで、さっきから気になっていたんだがよ……」

 

そう言ってモモタロスはとある席に視線を向け、そこにナオミちゃんがティーカップをおぼんに乗せて運んだ。そしてモモタロスの視線の先には……

 

ナオミ「はーい、紅茶でーす」

 

ジーク「うむ、感謝するぞ」

 

モモタロス「なんで手羽野郎がここに居るんだよ!

 

席に座って渡された紅茶を優雅に飲むジークがいた

 

ジーク「何故…だと?助っ人として呼ばれたからだが?」

 

モモタロス「助っ人だぁ?…まさか、またアンタなのか!?オーナーのおっさん!」

 

オーナー「えぇ、もしもの時の保険として連れてきておきました。ですが、今回はどうやら、本当に出番がありそうですねぇ」

 

ジークから返された返答にモモタロスが叫びながらいつもの席で座りながら炒飯を食べるオーナーに向けて言うと、スプーンを一旦止めてそれに返答していた

 

ジーク「これでわかったか?お供その1」

 

モモタロス「だから誰が『お供その1』だ!この手羽野郎!」

 

ナオミ「はーい、コーヒーでーす」

 

モモタロス「おっ、出来たか。……テメェは後回しだ!わかったか!」

 

そう指さしながらモモタロスは数歩動くと、コーヒーの方へと向き直ってナオミちゃんから貰いに行った。既にコーヒー3つは既にウラタロス達が手に持って飲んでいてその様子は美味しそうにしていた。だが、もちろんそのコーヒーはおなじみのホイップクリームたっぷりな独特すぎるものであった

 

ナオミ「はい、どーぞ」

 

モモタロス「サンキュー!(ゴクッ)…くー、最高だぜ!」

 

そしてモモタロスも受け取って飲むと、とても美味しそうにしていた。だが、それを見ていた5名は困惑の表情をしていた

 

エミヤ「あれは…コーヒーと言っていいのか……」

 

王風「コウハ、まさかですが……」

 

オルタ「勘がいいな、そのまさかであれが『オリジナルコーヒー』だ。まぁ頑張れよ」

 

迷「出来ればコーヒーをキャンセルしたい……

 

光刃「だいたい察していた通りの3人の反応だったわ」

 

琴音「私がコーヒーを飲めるようになるまでまだまだかかりそうだなぁ……」

 

蓮「いや、あれはコーヒーという名の別の飲み物だ。そうに違いない」

 

そして頼んだ3人は最終的に死んだ魚のような目になってそのコーヒーを見ていた。するとオルタが「あ、やべっ!」と言うと突如として立ち上がり

 

オルタ「アレやんねぇと目的の場所に行かねぇじゃねぇか!」

 

と言いながら貫通扉から出て行った。そして残ったみんなは頭に?を浮かべていたが、少しして「あ!【デンバード】にパス入れてない!」と仕組みを理解してる組が声を出しながら立ち上がり、そのタイミングで

 

ナオミ「お待たせしましたー、チャーハン7つとコーヒー4つと烏龍茶でーす」

 

そう言って机の上にどんどんと料理が乗せられて行ったのだった

 

光刃「……とりあえず、食べますか」

 

その言葉にみんなは手を合わせて料理を食べ始めた。そして数分後、先頭車両から到着先の時間が確定した音が聞こえ、オルタが【食堂車】へと戻ってきた時に見た光景はコーヒーで生まれたダウン者3人と、目を瞑って自らイゴっている2人と中央にたった旗を倒さずにラストスパートをかけている光刃にみんなが緊張した様子で真剣に見ている光景だった。それにオルタは同じように自分のチャーハンを旗を倒さないように食べ始めるのだった(コーヒーはブラック指定で頼んだので普通)

 


〈 界時抹消!〉

↓数分後 過去:江戸時代初期↓

〈 再界時!〉


 

光刃「ここか?オルタ」

 

オルタ〈あぁ、ここにあの野郎がいるのは確かだ。時代的には江戸時代初期だな。つーか、どうしてこの時代にチケット無しでアイツら来れたんだ?

 

コハナ「うーん、ここってどこか見覚えがあるような……」

 

悠斗「奇遇だな、俺もだ」

 

モモタロス「俺も同じだ、いつの事だっけなぁ〜」

 

良太郎「僕は何となく覚えているような無いようなって感じだけど……」

 

とある城下町の扉から出てきた9人と6イマジン、その町の様子を見て3人と1イマジンはなにか思い出せそうで思い出せないといった表情をしていた。ちなみにジークはここに着いて扉から出た瞬間に光の球体どっか行って行方不明になってしまったが、(最後には戻ってくるだろう)という結論によって放置になった

 

光刃「つーか、お前どうしてこれに戻ったんだよ」

 

オルタ〈オレが聞きてぇわ、『時の砂漠』から出た瞬間に体が崩れてオリジナルの中に戻るなんてよ。はー意味わかんねぇ〉

 

迷「なるほど、つまりこれが『オルタの七不思議』って奴ですか」

 

王風「聞いたことありませんよ、そんなの……」

 

蓮「それより、町の活気が無いのが不思議だな……」

 

琴音「うん、なんか静かすぎるって言うか……」

 

そう言って周りを見渡しても、人は1人も出歩いておらず、生活音も聞こえて来なかった。すると

 

女性の声「キャァァァ!!!

 

テディ「幸太郎!」

 

幸太郎「あぁ、俺も確かに聞こえた」

 

光刃「行ってみよう!嫌な予感しかしない」

 

それに全員が頷くと、声のした方へと駆けて行った。そしてその声の場所の近くの路地から女性が逃げていたのか走って出てきた

 

女性「す、すみません!旅のお方々!どうか私をお助け…(グサッ)うぅっ……」

 

そう言い切る前にその女性に光の牙が突き刺さった。そして5秒も経たずに体の輪郭を残して半透明となり、その場に倒れて絶命した

 

エミヤ「これは…!?」

 

オルタ〈あれは『吸命牙』、人間の首筋に突き立てて『ライフエナジー』を吸い取るもんだ。そしてこれを持ってんのは……〉

 

すると、女性が出てきた路地と同じ場所から時代違いなスーツ姿の男が出てきた

 

男「まだこんなにも餌がこんなに居るとはな」

 

光刃「そういうお前の気配、人間じゃないな。そしてさっきの牙、『ファンガイア』か!」

 

男「ほぅ、まさか知ってるとはな」

 

そう言うと、下顎から首筋にかけてステンドグラス状の模様が浮かびあがると、瞬く間に『ビートルファンガイア』へと姿を変えた。それに対して9人と6イマジンは一斉に構えた

 

琴音「光刃君、ファンガイアって?」

 

光刃「こことは別の世界に存在する13の魔族の頂点に立ち、『ライフエナジー』っていう『生体エネルギー』を摂取する為に人間を襲う奴らだ。一部は共存派なんだがアレは……」

 

ビートルFG(ファンガイア)「共存?んなのどうでもいいわ。俺はアイツの命令通り、『この城下町に居る俺たちの目撃者を全員消せ』を実行してるだけだ。まぁ殺り方に関してはなんにも言われてないからこっちの飯になってもらってるだけだ。こいつのようにな!」

 

そう言うと同時にビートルFGは足を上げると、既に死んでいる女性を踏みつけた。その瞬間に半透明の体は粉々に砕け散り、服だけが残された

 

蓮「なっ!?」

 

モモタロス「テメェ!なんて事しやがる!」

 

ビートルFG「何って、ただの見せしめだ。貴様らも同じようになるとな。さぁテメェら!ここにも獲物がいるぞ!(パチンッ)」

 

そして指を弾くと、周囲の建物の中や屋根の上から沢山の黒服の男達が現れると、同じように下顎から首筋にかけてステンドグラス状の模様が浮かびあがると、瞬く間に『シャークファンガイア』、『ウォートホッグファンガイア』、『トータスファンガイア』、そして幾多の『ラットファンガイア』へと変わった。すると

 

悠斗「野上、光刃、お前達は先に行け!ここは俺たちで相手する。いいな、デネブ!」

 

デネブ「了解!」

 

ウラタロス「それと、センパイも良太郎達と一緒に行ってね」

 

キンタロス「ここは任せとき!人間じゃないワイらなら、あの牙に当たってもある程度大丈夫なはずや!」

 

リュウタロス「アイツら、嫌い。僕怒るよ、いい?答えは聞かないけど!」

 

そう言って1人+4イマジンが前に立った

 

光刃「悠斗、でも…「いいから行け!お前も感じてるだろ、かなりやばそうな事が起きそうな予感が!」…確かに感じるけど……わかったよ、任せた!」

 

止めようとしたが、悠斗の目を見て折れた光刃は後を託すことにした

 

ビートルFG「はっ、逃がすとでも思ってるのか?」

 

ラットFG「「「きひゃあああ!!!」」」

 

光刃「簡単には出来ないと思ってる、でもそれだと悠斗に迷惑かけてしまう。だから全力全開を出してこの場から戦線離脱させてもらうんだよ!『投影(トレース)開始(オン)!』」

 

退路に数体の『ラットFG』が現れるが、光刃はそう言って手を前に出すと、なんと【リボルギャリー(サイズは本家の0.8倍)】を作り出し、その直後に膝を着いた

 

ビートルFG「何!?」

 

光刃「(ピッポッパッ)(ウィーン…)みんな!この装甲車の中に乗れ!」

 

オルタ〈エミヤ、オリジナルを運んでくれ。コノヤロウ、今の投影で体力と魔力をだいぶ削りやがった!〉

 

突如として現れた巨大な乗り物に驚きの様子を隠せないビートルFG達を他所に、光刃はポケットの中から【スタッグフォン】を取り出してすぐさま操作し、【マスクドハッチ】を開いてみんなを乗せるよう促した。そしてエミヤは光刃を脇に抱えると、【リボルギャリー】に乗り込んだ

 

エミヤ「全く、世話が焼けるマスターだな」

 

光刃「ごめんよ、迷惑かけて。よし!それじゃあさっさと逃げるぞ!(ポッポッピッ)」

 

オルタ〈それと、この装甲車には席とかシートベルトとかは無いから気合いでしがみつけよ〉

 

そう言ってまた【スタッグフォン】のボタンを操作すると、【マスクドハッチ】が閉まって8つのタイヤを急回転させて急発進し、道を塞いでいたラットFGは引き飛ばした

 

ラットFG「「「ぐりゃぁぁぁあ……」」」パリンッ!

 

そして空中に投げ出された数体のラットFGは肉体がガラスのように硬直すると、そのままひび割れて勢いよく砕け散った。そしてそのまま【リボルギャリー】はこの町から全速力で退散に成功した。その際に車内から「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ……」という叫び声が外まで漏れていたが

 

リュウタロス「あー!ずるーい!ボクもあれ乗りたかったー!」

 

キンタロス「しょうがないやろリュウタ。こいつらをこのまま放って行く訳にもいかんのやし」

 

ウラタロス「そうだね。それに、後で光刃に頼んだら乗せてくれるかもよ?」

 

リュウタロス「ホントー!?じゃあボク頑張っちゃうもんねー!」

 

そう言ってリュウタロスは【リュウボルバー】を構える。それと共にキンタロスとウラタロスもそれぞれ【キンタロアックス】と【ウラタロッド】を構えた

 

悠斗「それじゃあ、行くぞ!」

 

そして悠斗は【ゼロノスベルト】を装着すると、その横腰の【カードホルダー】から【ゼロノスカード】を取り出して緑色の面側を表にして構える。そのまま赤いレバーを右手側にスライドし、周囲に待機音が流れ始めた

 

悠斗「変身!

 

Altair(アルタイル) Form(フォーム)

 

そう言って【ゼロノスベルト】に【ゼロノスカード】を右の挿入口から【クロスディスク】にアプセットすると、[]の文字が浮かび上がるように【クロスディクス】の丸いパーツが可動した。それと同時に緑色の【フリーエネルギー】が生成される。それから【オーラスキン】が装着されると次に周囲に【オーラアーマー】が生成されてさらに装着し、最後に牛型の【電仮面】が2つマスクの上に生成されて【ゼロレール】に沿って『モォ〜』という音と共に正面に来ると、2つとも変形してひとつに合わさった

 

ゼロノスA(アルタイル)最初に言っておく!俺はかーなーり、強い!

 

【ゼロガッシャー】を【サーベルモード】に組み立てて地面に刺し、ゼロノスはビートルFG達に指を刺しながらそう言い放った

 

ウラタロス「それじゃあ、やりますか」

 

キンタロス「(首を鳴らす音)おっしゃあ!やったるでぇ!」

 

リュウタロス「それじゃあ最初は僕から行くねー!おデブちゃんも一緒に、それ!!!」ダァン!

 

デネブ「おう、はぁ!」ダダダァン!

 

そう言ってリュウタロスは【リュウボルバー】の引き金を引いて、デネブは指先から銃弾を放ってラットFG達を攻撃し、それに続いて他のみんなも突撃して行った

 


〈 界時抹消!〉

↓現代・過去組が出発してから数時間後の深夜↓

〈 再界時!〉


 

悠「さて、これで準備は万端だ」

 

理「それにしても、今日動きがあるだろうって本当?」

 

デザスト「あぁ、確実にな。そう言う匂いがしているぜ」

 

黒歌「それってどんな匂いにゃ……」

 

そう言いながら足を組んでソファに座りながら体を脱力するデザストと、別の椅子に座って『訳わかんない』という表情を全面に出している黒歌。そしてその近くには『私立月光館学園』の制服を着て首にイヤフォンを着けている理と『八十神高校』の制服を着て【クマ特性メガネ】をかけた悠が居た。ちなみにアーシアと小猫は『オカルト研究部』が急遽出来た為に出かけて居なくなっている。すると

 

〈チーン!〉

 

惣一「俺の知らねぇボトルが出来たぜ!ひゃっほい!!!」

 

地下からまぁまぁ大きめな音が鳴ると、その直後にエボルト(惣一擬態)の声が1階にまで聞こえてきた。実は家の改築の際にエボルトからの要望で『あの秘密基地的なのを作ってもらえねぇか?』という意見を貰ったため、別の地下1階も作ってキッチンの一回り小さな冷蔵庫(料理用とは別の新投影品)を入口に『ビルドの秘密基地』と同じ構造でそこを『エボルト工房』にしたのだった。そのおかげで自分の部屋に戻ることはあまりなくなってしまったのだが……。そしてキッチンからエボルトが帰ってくると、その顔は生き生きとしていた

 

惣一「いやー、久しぶりに興奮したわ〜」

 

オーフィス「エボルト、いつもの調子では思いつかない声、こっちにも聞こえてきた」

 

惣一「おっとそれは失礼。いやー、あいつの性格が少し移ったのかなぁ」

 

そう言いながら頭を搔くエボルト。だがその顔は軽い笑みが零れていた。すると突然

 

ドグォォオン!

 

街中で爆発が起こり、暗い夜が炎で明るくなっていた

 

デザスト「動き始めたか」

 

惣一「さぁて、こっちもいよいよ出陣だぜ?Are(アー) you(ユー) ready(レディ)?」

 

理「今更聞く必要ある?」

 

悠「俺はいつでも大丈夫だ」

 

黒歌「白音も頑張っているんだし、お姉ちゃんも頑張るにゃ!!!」

 

オーフィス「光刃がいない間、守る」

 

ミニクーちゃん「さっさと行こうぜ」

 

そして家の戸締りを終えると、6人+1人形は現場へと駆けて行った

 


〈 界時抹消!〉

↓爆発が起こった現場↓

〈 再界時!〉


 

レオイマジン「暴れろ!壊せ!この時代に深い傷を刻み込むのだ!」

 

アルビノレオイマジン「俺達とアイツで結ばれた契約の為に!」

 

一軒家等を破壊していき、瓦礫の山を沢山作っていく『レオイマジン』と『アルビノレオイマジン』、そして多数の『レオソルジャー』達が逃げ惑う人たちを剣やサーベル、杖状の武器で襲いかかっていた。するとそこへ

 

一誠「やめろォ!」

 

Boost(ブースト)!!!〉

 

レオソルジャー「ぐぎゃあ!」

 

祐斗「はぁ!」

 

レオソルジャー「ごあぁ!」

 

朱乃「うふふふ、痺れますわよ?はぁ!」

 

レオソルジャー「あばばばば!」

 

小猫「……えい」

 

レオソルジャー「ぐはぁ!」

 

リアス「滅びなさい!」

 

レオソルジャー「ぎゃぁぁあ!」

 

一誠達オカルト研究部の面々が駆けつけ、レオソルジャー五体を倒した

 

一誠「なんなんだこいつら!?」

 

祐斗「僕も、こういうのには初めて会うから分からない」

 

小猫(……あれもイマジンですか)

 

それぞれそのような感想を持ち、警戒をしながら構える。すると後ろでリアス先輩が堕天使相手にした時と同じ深紅のオーラを噴出させた

 

リアス「私の管轄する街でこんなことをするなんて……絶対に許さないわ!アーシア、貴方は避難誘導と怪我人の治療をお願いね。一誠!祐斗!小猫!朱乃!こいつら全員消すわよ!」

 

「「「「はい部長!」」」」

 

アーシア「皆さん、逃げてください!」

 

朱乃「あらあら、部長がこれ程怒るなんて、なかなか無いですわよ」

 

その号令と共に3人は再び飛び出し、レオソルジャー達を一体ずつ着実に倒して行った。そしてリアス先輩と朱乃先輩は後方から雷やら『滅びの力』の魔力球が飛んで行って倒されていった

 

レオイマジン「ほう、アイツが話していた悪魔共か」

 

アルビノレオイマジン「確かに、まぁまぁな実力者共だな」

 

???「なら俺が行く」

 

レオイマジン達の会話を聞いていたのか、2体の後ろから1つの人影が飛び出ると、一誠に大型の曲刀で襲いかかった

 

一誠「うおぁ!?」ガキンッ!

 

だがそれを一誠は【赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)】で受け止め、弾き返した

 

???「へぇ、完全に不意打ちのつもりだったんだけどなぁ」

 

一誠「び、びっくりしたー…テメェ、何者だ!…って、幽霊!?」

 

そう言って指を指したまま驚きの表情をする一誠。そして、襲いかかってきたのは『ゴーストイマジン』だった

 

祐斗「イッセー君!「テメェの相手は俺だ!」ぐっ!」

 

小猫「祐斗先輩!「おめぇの相手は俺だがな!」っ!」

 

そして一誠を助けに行こうとした2人の前に『シャドウイマジン』と『ファントムイマジン』が立ち塞がった

 

朱乃「あらあら、手助けに行きましょうか「そうはさせねぇぞ!」っ!」

 

さらに朱乃先輩の前には『シースターファンガイア』が雷撃を落として立ち塞がった

 

リアス「みんな!「行かせないわよ!」くっ、このぉ!」

 

何とか駆けつけに行きたいリアス先輩だったが、その前に『シルクモスファンガイア』が三叉の槍【ミラージュトライデント】を振るって立ち塞がった為に駆けつけることが出来なかった

 

Boost(ブースト)!!!〉

 

一誠「はぁ!」

 

ゴーストイマジン「おっと!」

 

Boost(ブースト)!!!〉

 

一誠「でりゃ!」

 

ゴーストイマジン「ふっ!」

 

Boost(ブースト)!!!〉

 

一誠「そこだ!」

 

ゴーストイマジン「ぐはっ!このっ!」

 

一誠「うぐっ!」

 

一誠とゴーストイマジンの戦いは、倍加の力で互角に何とか持ち込んでいた

 

祐斗「はぁ!」

 

シャドウイマジン「ぐほぁ!」

 

祐斗「そのタイプの武器は始めてみるからちょっと心配だったけど、技量的に特に問題は無いみたいだね」

 

シャドウイマジン「ぐぅ…舐めるなぁ!」

 

祐斗「せりゃ!」

 

シャドウイマジン「ぐぉあ!」

 

 

小猫「……てりゃ」

 

ファントムイマジン「ぬぐぁ!」

 

小猫「……この程度ですか、私の先輩に比べたら全然弱いですね」

 

ファントムイマジン「こんのぉ…ちっこい癖に馬鹿力とかどんな組み合わせだy…「ふっ!」…ごぶはぁ!?」

 

一方の祐斗が相手するシャドウイマジンと小猫の相手するファントムイマジンの戦いは、完全に押し勝っていた。しかも小猫に関しては怒気も含まれてさらに勢いが増したが

 

朱乃「あらあら、あの感じだとあちらは大丈夫な様ですね。はぁ!」

 

シースターFG「がぁ!?ぐがぁぁ!!!」

 

朱乃「ふっ!危ないですわね、おかわりでもいかがです?」

 

シースターFG「がぁぁ!!!」

 

その様子を見た朱乃先輩は目の前の敵に集中して雷撃を放ち、それに一瞬怯んだシースターFGは怒りに身を任せて雷撃の中を受けながら突撃して拳を振り切ったが、朱乃先輩はそれを空を飛んで回避して再び雷撃を浴びせた

 

リアス「どうやら、心配のしすぎだったみたいわね。はっ!」ドゴッ

 

シルクモスFG「ぐぅ!」

 

リアス「トドメよ!」

 

シルクモスFG「うふふふふふ……」シュッ

 

リアス「何っ!?」

 

そして同じくリアス先輩も目の前の事に集中し始めて戦うが、シルクモスFGの幻惑によって『破滅の力』の魔力球の直撃だけは全て躱されていた

 

レオイマジン「ここまでやるとはな、だが哀れな奴らよ」

 

アルビノレオイマジン「あぁ、自分の仲間を忘れていることすら思い出せないんだからな」

 

ゴーストイマジン「そういえばそうらしいな。なぁ?その良き友達さんよぉ?」

 

一誠「テメェ、何を言って(ガガガ……)うぐっ!」

 

レオイマジン達の言葉が聞こえたゴーストイマジンはその流れのままに【赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)】を使って鍔迫り合いのようにしている一誠を煽り、身に覚えのないはずだった一誠は一瞬知らない記憶が頭をノイズがかかったかのように流れるという現象を受けて怯んだ。だがその瞬間

 

ゴーストイマジン「貰ったァ!」

 

一誠「しまっ…(ジュオーン)…ぐぁっ!?」

 

隙を見逃さなかったゴーストイマジンが剣を上に向けて押し返し、完全に無防備となった一誠の身体へと入り込んだ

 

アーシア「イッセーさん!」

 

リアス「っ!イッセー!」

 

祐斗「イッセー君!」

 

朱乃「イッセーくん!」

 

小猫「イッセー先輩!」

 

その瞬間を見たアーシアは声をあげ、それに気づいたみんなも声を上げながら心配しながらそちらを見た。そして一誠は腕が(ダラン…)として顔をガクッと下げると、髪が薄い金色のボサボサな長髪に変わっていた。そしてファントムイマジンとシャドウイマジン、そしてシースターファンガイアとシルクモスファンガイアが横に並び立つとゆっくり顔を上げて目を開き、その瞳までも薄い金色になっていた

 

A(アナザー)一誠「っはは!この体もいいなぁ!なかなか使えそうだ」

 

小猫「……『この体』…『イマジン』…まさか!」

 

A一誠「お、中々感がいいな。そう、この体は俺が貰った!」

 

そう言い切るると、A一誠とシャドウイマジンとファントムイマジンの三体は大きな笑い声をあげた

 

祐斗「なっ!?」

 

リアス「ふざけないで!イッセーを返しなさい!」

 

A一誠「は?何で敵であるお前らの為に返す必要があるんだ?」

 

リアス「くっ!」

 

A一誠の返答に何も言い返せないリアス先輩は苦虫を噛み潰したような表情をした。するとA一誠は何か思いついたかのような邪悪な笑みを浮かべ

 

A一誠「そうだ、この身体でお前らを殺したらこいつはどんないい顔をしてくれるかなぁ?」

 

そう言って【ユウキベルト】をどこからか取りだして手に持つと、腰に巻いた。それと同時に周囲に待機音が流れ始めると、手に【ライダーパス】を構えた

 

A一誠「変身!

 

Skull(スカル) Form(フォーム)!〉

 

そう言って【ターミナルバックル】に【ライダーパス】をセタッチすると、薄い金色の【フリーエネルギー】が生成される。それから【オーラスキン】が装着されると次に周囲に青白い炎で包まれた【幽汽アーマー】が生成されてさらに装着し、最後に海賊の帽子をかぶった骸骨のような【電仮面】がマスクの上に生成されて【幽汽レール】に沿って正面に来ると、変形して装着された。

こうして、『仮面ライダー幽汽 スカルフォーム』が一誠の身体を基にして現れてしまった

 

リアス「えっ!?」

 

朱乃「変身した……?」

 

祐斗「どういう…事なんだ…」

 

小猫「……不味いですね」

 

アーシア「イッセーさん!!!」

 

幽汽「チッチッチ、呼んでも無駄。こいつは『特異点』じゃないみたいだから、自力では目を覚ますことなんて出来ないよ」

 

アーシア「そんなっ!?」

 

そうしている間に幽汽は『ゴーストイマジン』と同じ曲剣を握ると、横薙ぎに振って衝撃波を飛ばした

 

リアス「みんな!横に避けて!(ドゴンッ!)きゃあ!」

 

朱乃「部長!きゃっ!」

 

祐斗「くぅ!」

 

小猫「うわっ!」

 

アーシア「ひゃあ!」

 

その直前にリアス先輩が声を出した為に直接当たることは無かったが、その衝撃波が近くの瓦礫にぶつかり、その風圧でさらに飛ばされて身体を地面に叩きつけられた

 

幽汽「ふっふっふっふっ……」

 

シャドウイマジン「ひっひっひっひっ……」

 

ファントムイマジン「はっはっはっはっ……」

 

シースターFG「ぎゃははははは!」

 

シルクモスFG「あはははははは!」

 

そして地面に伏せている5人に詰め寄る5体の怪人とそれを見て嘲笑うレオイマジン達。すると数体のレオソルジャー達が詰め寄る5体を追い抜いて我先にトドメを刺そうと襲いかかってきた。しかし……

 

デザスト「カラミティ・ストライク!

 

ミニクーちゃん「爆せ喰らう甘牙の幼獣(アマガミ・コインヘン)

 

レオソルジャー達「ぐぎゃああああ!!!」ドガァァァン

 

突然飛んできた斬撃波と槍によって纏めて葬りさられるレオソルジャー達、そしてその直後に一体の怪人と人形が降り立った。それに驚いて五体が歩みを止めると

 

エボルト「アンタらにはこれをプレゼント!」ダダダダダン!

 

オーフィス「我からも」ダダダダダン!

 

その声が響くと共にリアス先輩達の後ろから幽汽達に向けて銃撃が前の2人を避けて放たれ、それをモロにくらった5体は火花を散らして後ろに転がっていった

 

レオイマジン「な、何が起きている!?……っ!上か!?」

 

理「残念、ハズレだよ!」

 

悠「正解はお前達の正面だ!」

 

アルビノレオイマジン「な!?」

 

理「はぁっ!」ザンッ!

悠「はぁっ!」ザンッ!

 

レオイマジン「ぐああああっ!?」

アルビノレオイマジン「ぐああああっ!?」

 

そして突然の事に訳が分からなくなっていたレオイマジンとアルビノレオイマジンは文字通り突然目の前に現れた2人の斬撃に火花を散らしながら吹き飛ばされた

 

祐斗「これは……」

 

朱乃「援軍、なのですかね」

 

黒歌「大丈夫にゃんか?」

 

アーシア「あ、ありがとうございます」

 

リアス「なっ…!貴方はSS級はぐれ悪魔の『黒歌』!?何故ここにいるの!?」

 

同じく突然の事に訳が分からなくなっていたリアスチームのみんな(記憶が無事な2名を除く)は、この状況を地に伏せながら見ていた。すると、突然黒歌が現れると、『仙術』を使ってアーシアを治療し始めた。だがその正体に気づいたリアス先輩は警戒を込めた声で聞いてきた

 

黒歌「(光刃の言っていた通りにゃね…)…別に、アイツらがこの街を破壊され続けられると困るのよ。それに、貴方たちも猫の手も借りたい状況なんじゃない?」

 

リアス「っ!それは……」

 

黒歌「だから今の間だけでも手を組まない?守る為に」

 

リアス「……いいでしょう、でも今の間だけよ!」

 

黒歌「十分にゃ!」

 

そしてアーシアの回復が終わると、次に小猫の回復に向かった。そしてアーシアも回復の手伝いをする為にリアス先輩を【聖母の微笑み(トワイライト・ヒーリング)】で癒し始めた

 

小猫「姉様……」

 

黒歌「やっぱり、みんな光刃の事を忘れてたにゃんね」

 

小猫「……はい、まるで会ったことも無いほどでした」

 

黒歌「それはもうしょうがないにゃ。だからそこは光刃に託して、こっちでは私たちができることをしましょ?」

 

小猫「……はいっ」

 

そう返事し決意を込めた目になった小猫、それを見て満足気な顔をする黒歌。その横をエボルト(戦兎擬態ver.)とオーフィスが通ってそれぞれ【ドリルクラッシャー(ガンモード)】と【トランスチームガンNEO】を持って立っており、その隣に先程降り立ってきたデザストとミニクーちゃんが並んだ

 

戦兎(エボルト)「おーっと、まさかそっちに仮面ライダーが居るなんてちょいと予想外だったぜ」

 

デザスト「しかも匂い的に変身者はあの変態に憑依したイマジンの何者かだ」

 

ミニクーちゃん「けっ、何やってんだか」

 

オーフィス「こら!そういう事、言わない」

 

幽汽「ぐっ、何者だ!貴様ら!」

 

そんな4人に幽汽は怒りの声を上げながら立ち上がり、他の4体も立ち上がった

 

戦兎(エボルト)「何者って、ただの通りすがりの正義のヒーローさ」

 

デザスト「……なんか、テメェが言うと胡散臭いな」

 

戦兎(エボルト)「そう言うなよ、俺だって気にしてることなんだしよ。さーてっと」

 

そう言うとエボルトは【ドリルクラッシャー】を投げ捨てると、【ビルドドライバー】を取り出して腰に装着した。そしてコートの両方のポケットから【ラビットフルボトル】と【タンクフルボトル】を取り出すと

 

戦兎(エボルト)さぁ、実験を始めようかぁ

 

エボルト特有のねっとりボイスで言い、その2本のボトルを上下に振り始めた。すると、周囲から難しい数式が沢山流れ始める

 

幽汽「な、なんだこれは!?」

 

オーフィス「おぉー…」

 

祐斗「これは…物理の式なのか?」

 

朱乃「あらあら、でも難しすぎてよく分かりませんね」

 

リアス「一体、彼らは何をするって言うの?」

 

アーシア「黒歌さん、知ってますか?」

 

黒歌「いや、私も『こうなりゃ、あいつと同じ愛と平和を創る正義の力を使うしかねぇな』としか聞いてないにゃ……」

 

そしてエボルトは振る手を止めると、【シールディングキャップ】を正面にラベルが来るように両方とも親指と人差し指で回し、【ツインフルボトルスロット】へ【ラビットフルボトル】を本人から見て右に、【タンクフルボトル】を左にと順番にセットした

 

〈ラビット!タンク!ベストマッチ!〉

 

小猫「……一体、何がベストマッチなんでしょうか」

 

その音の後にセットしている2本のボトルから[R//T]というマークが浮き出て【ビルドドライバー】からは待機音が流れ始める。そして小猫の呟きを気にせず、エボルトは【ボルテックレバー】をゆっくりと加速しながら回し始めた。するとマークは消えて、【スナップライドビルダー】と【ファクトリアパイプライン】が生成されてエボルトの体を前後で挟み込むように配置される。そして、そのパイプに【トランジェルソリッド】が流れ込むと前は赤で後ろは青に別れてそれぞれ生成していった。そしてアーマーとしてそれぞれが完成すると

 

Are(アー) you(ユー) ready(レディ)?〉

 

戦兎(エボルト)「ふっ、変し…っとぉ、違った違った……んん!改めて、変身!

 

【ビルドドライバー】から『覚悟はいいか?』という言葉を投げかけられる。それにエボルトは少し鼻で笑うと手をクロスにしてから前に出そうとし、直前にそれは違う事に気づくと1度咳払いして、戦兎と同じボクシングのような構えを取ってから改めていつのも言葉を叫んだ。その直後に、生成されたアーマーがエボルトの体を挟み込み、アーマーが装着されるとその隙間から蒸気が噴出された

 

〈鋼のムーンサルト!ラビットタンク!イェーイ!〉

 

そしてベルトから変身音が高らかに流れると、ビルドは『ニチアサ 仮面ライダービルド』の第1話でしたあの動きをしたのだった

 

ビルド「さぁて、次はお前だ。お前が使えるようちゃんと調整してはあるが、一時的に貸すだけだからな?間違えても壊したりするんじゃねぇぞ?」

 

オーフィス「分かってる。我、絶対にそれだけはしないから」

 

周りの驚きを他所にビルドはオーフィスに半分頼み込むように注意はしておき、それにオーフィスは頷いて約束を結びながら【バットロストフルボトル】をポッケから取り出して数回振り、【シールディングキャップ】を正面にラベルが来るように親指と人差し指で回してから【トランスチームガンNEO】にセットする

 

バット…!

 

すると周囲に待機音が流れ始める。そしてオーフィスは段々と肘を曲げて銃口を真上に向ける

 

オーフィス「変s…「違う違う、それは蒸血だって言っただろ?」…あっそうだった……えーっと、蒸血!ふん!

 

ミスト…マッチ…!

 

そう言って銃口を横薙ぎに振るいながらトリガーを引くオーフィス。すると銃口から【トランジェルスチーム】が噴出され、オーフィスの全身を包み込む

 

〈バット……バッ…バット……!〉

 

そして煙の中から【ナイトシーカーアイ】と【バットチェストアーマー】がオーフィスの身長以上の場所で怪しく黄色に光る

 

ファイヤー!

 

その音声と共に【セントラルチムニー】等から蒸気が吹き出し、煙が晴れると同時に赤い稲妻と青い花火が放たれて『ブラッドスターク』の姿を表した

 

シャドウイマジン「な、何だと!?」

 

ファントムイマジン「なんなんだ!お前ら!?」

 

ビルド「俺かぁ?俺は『仮面ライダービルド』。創る、形成するという意味の"ビルド"だ。以後、お見知り置きをってな。んでこっちは『ナイトローグ』だ」

 

ナイトローグ「ん、我は『ナイトローグ』。それよりも、視界が高くなったんだけど」

 

デザスト「そりゃあお前の身長が隣のビルドくらいになってるしな」

 

ミニクーちゃん「どういう仕組みだよ」

 

ビルド「俺が知るかってんだよ。ったく、物理法則どうなってんだ……」

 

そう会話しながら緊張感が崩れていく空気、だがそれに対して2体のファンガイアが怒りを浮かべていた

 

シースターFG「このぉ…ふざけやがって!ぶっ殺s…「ぐああああっ!」ぐぉっ!?」

 

シルクモスFG「な、何!?一体何g…「ぬああああっ!」きゃあ!?」

 

すると突如、2体のファンガイアの背後からそれぞれレオイマジン、アルビノレオイマジンが吹き飛ばされてきてのしかかった

 

悠「色々と売ってあったが、まさか装備するとこうなるとはな」

 

理「認知って怖いね。でも使いやすいからどうでもいいか」

 

そう話しながら2人は片手剣と日本刀をそれぞれ手に持ちながらレオイマジン達に向けて歩いてきた

 

幽汽「お、お前たちもなんなんだ!?」

 

理「僕達は、光刃に留守の間を任された…」

 

悠「ただの、あいつの友達だ!」

 

そう言い切ると理は太腿に固定されているホルスターから銃型の【ペルソナ召喚器】に手をかけ、悠は右手のひらを上に向けて広げた。そして理はその【ペルソナ召喚器】をクルクルと回しながら取り出し、銃口をこめかみに押し当てた。一方で悠はその右手の平に【愚者のアルカナカード】がクルクルと回りながら降りてきた。そして

 

理「ペルソナっ!」ドキュゥン!

悠「ペルソナっ!」パリィンッ!

 

互いにそう叫びながら理は引き金を引き、悠は【アルカナカード】を握り潰した。すると2人を中心に突風が巻き上がり、互いの背後に段々と人のような形が段々と形成されていきながらそれぞれから声が聞こえてくる

 

???「我は汝、汝は我…。我は汝の心の海より出でし者……。幽玄の奏者……

 

???「我は汝、汝は我…。(おの)双眸(そうぼう)を見開きて……汝、今こそ発せよ!我が名は……

 

『オルフェウス』なり!

『イザナギ』なり!

 

形が完全に形成され、2体揃って名を言い放つとそれぞれの目が(ピカーンッ!)と一段と光りを放った。そしてその2体の前で2人はやる気十分の目をして笑みを浮かべながら剣を下げたまま交わせていた

 

悠「やるぞ、理。俺たちの力を見せてやろう!」

 

理「うん、必ず光刃達の帰る場所は守る!」

 

 

ビルド「これで役者は揃ったようだなぁ、んじゃあ役割決めとくか。あっちの2人のロックオン相手はアイツらだから外すとして、とりあえずあのライダーは俺に任せてくれ。それとお前はあの2体のイマジン相手しても問題ないだろう、あいつの発明品だからな?」

 

ナイトローグ「ん、了解。我、あの2体を倒す!」

 

デザスト「なら俺はあのステンドグラス野郎共だな。ふふふ、世界と時間と歴史が擦れ合う!あの時くらい最低で最っ高に楽しい祭りなりそうだぜ!もちろん、お前も来るだろ?」

 

ミニクーちゃん「知るか、俺はただ敵を全て叩き潰すだけだ」

 

そうして全員が構えをとり、現代で帰ってくる街を守る為の戦いが幕を開けるのだった


 

結城 理

装備 武器:エルシド(攻撃力102)

   防具:ケブラーベスト(防御力95)

(見た目変更:月光館学園の制服)

   アクセサリー:認知阻害バッチ(SP30UP 相手から顔等を覚えられなくなる)

 

状態異常

 

なし

 

状態変化

 

①固形化された認知(永遠)

とある世界で認知されている為、装備している武器が必ず【公式の描く片手剣】になり、他のタイプの武器を装備出来なくなる。これはスキル等によって解除出来ない

 

②クロスの加護(時限式)

【ペルソナWRB】に与えられた加護を通して得た。これによってワンダーライドブックを持ってなくても光刃の事を忘れない。この加護は持続切れ以外の方法では解除されない。残り30時間

 

 

 

鳴上 悠

装備 武器:ツヴァイハンダー(攻撃力108)

   防具:胴丸(防御力91)

(見た目変更:八十神高校の制服)

   アクセサリー:認知阻害バッチ(SP30UP 相手から顔等を覚えられなくなる)

 

 

状態異常

 

なし

 

状態変化

 

①固形化された認知(永遠)

とある世界で認知されている為、装備している武器が必ず【公式の描く日本刀】になり、他のタイプの武器を装備出来なくなる。これはスキル等によって解除出来ない

 

②クロスの加護(時限式)

【ペルソナWRB】に与えられた加護を通して得た。これによってワンダーライドブックを持ってなくても光刃の事を忘れない。この加護は持続切れ以外の方法では解除されない。残り30時間




[残りライフ×9534]
作者「ぐえぇ……ちゃんと首と腰繋がってる?」
エボルト「繋がってるぞ」
作者「なら良かった……それと、今回からコーナーに分けて二段落開けてみることにしました。何も言われなければとりあえずこのまま採用って感じです」
エボルト「良かったな、処刑だけ見たい人にも優しいぞ」
作者「いや俺処刑確定かよ……」
エボルト「何を今更、この作品の恒例じゃないか」


作者「どうしてこうなっちまったんだ……ンン!では改めて、今回のアンケートに参ります!今回は【電王オールスターやる?】です!」
エボルト「電王オールスターって…なんとなーく予想はつくがなんだ?」
作者「それは『劇場版 さらば仮面ライダー電王 ファイナル・カウントダウン』で出た『イマジン戦隊デンオウジャー』をやるかどうかです」
エボルト「やっぱりそれか!」
作者「ちなみに選択肢は『全員変身やる』『電王の憑依奪い合いからクライマックスF(フォーム)』『全員変身やって後からのクライマックスF』『電王の憑依奪い合いからクライマックスF』『全員変身やって後からのクライマックスF』『どうでもいい』の6択でござる」
エボルト「へぇ、これはまた悩みどころだねぇ〜」
作者「全員変身をやるのか、はたまた奪い合いのか。今の頭で練ってる限りではどちらかしか出ないぜ!」
エボルト「まぁ、とりあえず今回もアンケート協力頼むぜ」

作者「ではそういうことで、それでは『今回の裏設定(?)』に参りましょう!」
エボルト「光刃テンションまぁ高めだったな」
作者「だって実際にデンライナー乗れたら電王好きな人はテンション上がるでしょ普通」
エボルト「わからんでもない。そして次に[乗車拒否]だが」
作者「あれは遠回しに『ハメを外しすぎないように』という警告です」
エボルト「えぇ…そんな事するかねぇ……」
作者「まぁ、逆に考えれば『この異常事態だからある程度は目を瞑る』という意味も書いてる俺的には含めているのですが……」
エボルト「いや、流石に無理があるだろ……。そしてナオミちゃんに注文してたな。でもなんでみんなチャーハンなんだ?」
作者「それはお前、注文したのが『プリン』と『かき氷』と『チャーハン』と『コーヒー』と『紅茶』くらいしか俺が覚えてねぇからさ!そしてここで深く考えるのもアレだと思って思考放棄したのさ!」
エボルト「書いてる責任感を持て!責任感を!」
作者「諦めろ、この小説の作者はこんな奴なんだからよ。まぁ読者の意見は来次第なるべく取り入れようとはしてますが……。では次、オルタ(イマジン体)の誕生!」
エボルト「だが体自体は通常となんも変わってねぇんだよな」
作者「なんてったって光刃の中でオルタの形のイメージが固められてますからね、是非もない」
エボルト「それとジークまで居るな」
作者「出した方がいいやろ、めっちゃイマジン出してるんやし」
エボルト「ってか、いつこの世界に来たんだ?」
作者「モモタロス捜索中のデンライナーが過疎っている間にオーナーが彼らの『1997年』に飛んで呼びました」
エボルト「わーお、そしてなんやかんやあってオルタが戻ったら色々と起きている状況!」
作者「まずアル達3人はコーヒーによってノックアウトしてます」
エボルト「俺もナオミちゃんの入れたオリジナルコーヒー飲んでみたいぜ」
作者「あれを見て自分から飲みたいとかこいつ…変態か?んでもってイゴっている2人は文字通りです。ただし自らですけども」
エボルト「何かあっちであるのか?」
作者「エリザベス達があっちでショップを開店しました。まぁまだ初期だから武器の強さはまだ初期に売ってるくらいだったけども。なお支払い代金は暗闇家から直接採取する模様」
エボルト「つまりは『デビットカード』無しの支払いってことか。ってか、初期とは一体……」
作者「もちろん彼らは良識なので限度は気をつけてます。ついでに光刃とオカンもOKの許可出してます」
エボルト「まぁ、あの預金残高だしなぁ……。そしてたどり着いた先は江戸時代初期!」
作者「この時点で察する読者も多いのではないでしょうか。それと現るファンガイア軍団!」
エボルト「なんでここイマジンじゃなくてファンガイアなんだ?」
作者「そりゃあ、ライフエナジー吸った後に粉々にしちまえば証拠残さんやろ」
エボルト「でも大人数だったよな?それで見られたら……」
作者「そいつも消されますね」
エボルト「うわぁ、負のループじゃねぇか……」
作者「あと、今回出てるファンガイアは『ニチアサ』に出てた方々とは全くの赤の他人ですのでそこはお忘れなく」
エボルト「そして光刃はとんでもねぇの投影したな、でもアイツ構造理解してんのか?」
作者「別に実物見ずに設計書を見ればできるぞ」
エボルト「でも設計書なんて…」
作者「【地球の本棚】って便利だよね」
エボルト「なるほど理解した。それと【スタッグフォン】は一体何処からだ?」
作者「光刃が着替えた際に部屋から。ちなみに作成はフィリップさんからで転入までの空白の期間に直々のプレゼントです。カラーは赤と黒の配色を逆にして、目は青という専用配色!」
エボルト「これがレジェンド呼び出せる故出来たことか……つーか、なんでサイズ下げてんだ?」
作者「そりゃあ、家よりでかくしたら簡単に敵にバレるからに決まってるやろ」
エボルト「確かに。それじゃあ次は現代だな」
作者「この2人の言う準備は同じくイゴった先です。そしてハイテンションだったなエボルト」
エボルト「そりゃあお前、今まで作れなかったボトルができるのって嬉しいに決まってるだろ?まぁまだ何かとは言わねぇが」
作者「言わなくてもバレるだろ普通。そんでもって街で引き起こるイマジン達の襲来!」
エボルト「一応言っとくが、これ起きてるの深夜だからな。普通に考えて迷惑極まりねぇぜ」
作者「そこへ真っ先に到着するのはリアスチーム!ちなみに蒼那先輩達はここ以外の街中でも爆発が起きた為に近かったそちらを担当しております。出せるか分からないけども!」
エボルト「それは可哀想なこって。んでもって戦っているが、強くねぇか?」
作者「そりゃあ、光刃との特訓してたからな。それと相手があれだから力入れやすいんだろ」
エボルト「なんじゃそりゃ。だがイッセーがゴーストイマジンに乗っ取られちまったなぁ」
作者「『アナザーセイバー』の能力ではそんな事起きるはずないのに起きたので、結ばれた絆が断片的ですが勝ったようです。そのせいで隙が生まれちまったんだけども」
エボルト「普通に不幸じゃねぇか。そしてその乗っ取った身体で『仮面ライダー幽汽 スカルフォーム』に変身!」
作者「ちなみに変身出来た理由ですが、良太郎の身体で変身できた事があった為です。なのでこれは最近有名になった『乗っ取りフォーム』ってやつです」
エボルト「『ガッツリ!ノットリ!クロヌーリ』ってか?んでもってそんなピンチな所に颯爽と駆けつける俺たちよ」
作者「ちなみに理と悠がどうして突然現れたかというと、普通に【消しゴムフルボトル】の力を事前に受けていたからです」
エボルト「『でも、【消しゴムフルボトル】だと気配とかも感じなくなるんじゃ』と思った諸君、ちゃんと理由あるんだよな?」
作者「もちろん、さっきエボルトが言った通り気配とかも消えてしまうので普通は無理なんですが、彼らは嫌な予感という勘でそこだと睨んだんですよね。まぁ見事すぎる大ハズレでしたけども」
エボルト「悲しいなぁ。んでもって俺は一瞬ポーズは間違えちまったが『仮面ライダービルド』に変身したぜ」
作者「なおあの多数の数式は戦兎本人の過去に出したのを丸コピしていているだけで、この戦闘に関する数式に合っているのかは誰にも分からないので特に意味は無いんだぜ!」
エボルト「ちょ、それは言うなよ、せっかくカッコつけてあったところだったんだからよ〜」
作者「そして蒸血するオーフィス」
エボルト「こーゆー力を渡すのは俺のポリシーに反してあまり好ましくないんだが、この非常事態だしな」
作者「なんかあったんすか?」
エボルト「同じ事を他の星でやったら、その力をめぐって戦争が起きちまった」
作者「あぁ…(察し)」
エボルト「それより、どうしてオーフィスの身長が伸びてるんだ?」
作者「『仮面ライダーディケイド』の『キバの世界』と『響鬼の世界』の変身者を思い出して納得してくれ」
エボルト「だ、そうだ。とりあえず俺は謎が解けてスッキリしたぜ」
作者「そしてそして、ついに出しましたよペルソナァ!」
エボルト「急にテンション高くなったなコイツ。もちろんあいつらが使うのはオール99になった化け物だぜ?」
作者「まぁ元からヤバいからね仕方ないね」
エボルト「んでもって、最後に書いてあるあの状態異常ってなんだ?」
作者「そのまんま、装備する武器を変えても変わらないの。そして問題の武器ですが、『ペルソナ5R』のチャレンジバトルに出てきた彼らの持ってるのを見ていただければ良きです」
エボルト「まぁ百聞は一見にしかずって言うしな、手間だろうがすまねぇ」
作者「それと琴音さんのペルソナ案が1つも来ないけども、勝手に決めていいのかな?そろそろ出番来そうだけども」
エボルト「遠回しに言うなよ、そろそろペルソナ募集の締切切るぞってな」
作者「確かに、それは俺が悪いな。ちなみに投稿は何回でも可ですのでその欲望、解放しろ。という訳でこんなもんでいいかな?」


エボルト「てな事でここからは処刑だ」
作者「そろそろ読者もここ飽きてきたんじゃない?」
エボルト「知るか、変わらずやるんだよ!でーはポイッ(トスッ)おっとー?こいつが来たか。とりあえずこれを振れ」
作者「おっと……当たりが1マスで、処刑が9マスのサイコロかよ……。腹は括った!オラッ!(コロン…)処刑!だろうな畜生!!!」
963POR「よくも『ニキチッチ』をヒロインに入れなかったな!!!」
作者「え!?読者直々に!?」
963POR「行け!アザトース!!!」
アザトース(人間態)「■■■■■■■■■■■―――!」
(翻訳:呼ばれて出てきてじゃじゃじゃじゃーん)
作者「なんか出たー!?」
アザトース(人間態)「■■■■■■■■■■■―――!」
(翻訳:ブラックホール!そして波動ビーム!)
作者「ぎゃあああああ!!!…ぐっ!」
963POR「まだだ!まだ俺のバトルフェイズは終了してないぜ!」
作者「ヒョ?」
963POR「覚悟しろよ!この虫野郎!!!」
作者「俺は羽蛾じゃねぇわ!」
963POR「問答無用!大!天!!空!!!」
作者「ミリャァァァァ!!!」
〈GAME OVER〉
エボルト「つー事で今回の処刑はまた『963POR』さんが選ばれた…んだが、この処刑送った理由が『ニキチッチをヒロインに入れなかったから』との事で、せっかくだしと思って呼んだ次第だ。まぁ本人未許可の出演だがな!(まさにエボルト)」
963POR「じゃあまぁまぁ気は済んだから帰るわ」
エボルト「……なんかサラッと『オーロラカーテン』展開して行ったぞあの人、これが『ご都合主義』ってやつか。まぁ色々とあったが、今回はこれまでだ。2連続になっても全ては『ルーレット』で決まるからな、誰になるかは完全な天の運だ。だからこんな事も有り得るのさ。ちなみにここのオリジナル章、大雑把な形では決めているけども細かい所はあまり決まってないから遅くなったら「またかこいつ」とでも思っておいてくれればいいぜ。てなわけで、それじゃあ読者諸君!次回の投稿までCiao(チャオ)


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第28話 〜続く戦闘、過去での危機一髪。〜

 前回の出来事
・到着した過去でゼロノス達が城下町に残る
・一誠が乗っ取られて幽汽に変身
・少し遅れてやってきた戦兎(エボルト)達が参戦

[残りライフ×9530]
作者「お気に入り登録500人突破ァァァ!!!ウェェェェイ!!!」( ÒwÓ )
光刃「マジかよ!?この小説にか!?」
作者「本っ当にありがとうございます。これからも頑張らせてもらいます」
光刃「まぁ、こーゆー時には大体記念に作者が何か特別回を作るよな?」
作者「え?でも俺は何にも思いついt「作るよな?」アッハイ。とりあえず、【活動報告】の所にまた箱置いとくので企画意見でもください、マジでなんにも思いつかんので。もしも来なかったら、この話が没になっちまうんですが。今更ですが、こんな作者ですんません」
光刃「そんじゃあ話題を変えて……リアルではゴールデンウィーク1週間丸々休みだったのにも関わらず完成しなかった理由を話せ。内容によっては遺言を聞き、そしてこの先の事を全てをカットし殺す…!」
作者「わ、ワクチン打ったら1週間ベッドに寝込みまして……」
光刃「だが、それは2日で熱収まったよな?」
作者「ず、頭痛がずっと…」
光刃「それもあまり強いやつじゃないよな?しかも熱収まってからこれも2日後に治ったらしいし」
作者「…………」
光刃「…………」
作者「…………てへぺろっ♪」
〈必殺読破!〉
光刃「さぁて、遺言を聞いてやろう
作者「前回のアンケートまだ続けますのでご協力の程お願いします!あと500人本当にありがとう!!!」
光刃「死に晒せ!!!顕現されし勝利の王剣(キング・エクスカリバー)ァァァ!!!
〈キングスラッシュ!!!〉
作者「いや何新技出してんだぁぁぁ!!!ぎゃああああ!!!」
〈GAME OVER〉


 場所:カフェ『nascit』前

 

どういう訳か『nascita』近くでも沢山の『Newモールイマジン』が出現していたが、そこではその店のヤベー常連客達が戦闘を行っていた

 

神牙(しんが) 青龍(せいりゅう)「これでまた1人!」

 

NEWモールイマジン「ガッ……」バラバラ……

 

一人は両手袋に仕込まれたワイヤーを使って砂のサイコロステーキ状にカットし

 

ホムラ・スカーレット「ヘイ!【クラッカーボール(ボゥレィ)】!(コォォォォォ!!!)喰らえ、太陽の波紋!山吹色の波紋疾走(サンライトイエローオーバードライブ)!!!」

 

NEWモールイマジン「ウギャアァァァ!!!」

 

また一人はイヤホンから流れる[BLOODY STREAM]を聞いて波紋の呼吸と【クラッカーボール】を使いながらねじ伏せていき

 

嶺川(みねかわ) 隼人(はやと)「突進二刀交差振り!」

 

NEWモールイマジン「グァァァ!!!」

 

そしてまた一人は2本の【キーブレード】による巧みな二刀流でNewモールイマジンを撃退した

 

青龍「もう、やってると思って来たら空いてなくて、そしてどうしてこいつらこの店に集まってくんですか!」

 

ホムラ「さぁな。だが、ここを壊されては俺の楽しみが無くなる」

 

隼人「それは激しく同意だな。それに、街中ではもう誰かが戦ってるようだしこっちに集中できる。つまり……」

 

「「「テメェら全員、俺たちが力の限りぶっ潰す!!!」」」

 

そう言ってまたフルボッコにしていくのであった。その光景は、はたから見たらもはや無双ゲームであったという

 


〈 界時抹消!〉

↓街中の戦場↓

〈 再界時!〉


 

理「やれ!『オルフェウス』!」

 

オルフェウス「燃えよ!"大炎上”!

 

レオイマジン「ぐっ…これはっ…!?」

 

アルビノレオイマジン「熱いっ…!がぁっ!?」

 

その言葉と共にオルフェウスは目と口が光ると、イマジン2体の足元にマグマと感じられるほどのとんでもない豪炎を吹き出させた。その炎で2体のイマジンが火花を散らしながらその場で苦しんでいると

 

悠「おまけだ、『イザナギ』!」

 

イザナギ「我が太刀を味わえ!”刹那五月雨斬り”!

 

「「ぬあぁぁぁ!?」」

 

そしてイザナギがその手に持つ巨大な剣を振るうと2体のいる前方へ数多の斬撃が撃たれ、それをモロに食らった2人は逆『ハ』の字の方向へと吹き飛んだ。それと同時に2体のペルソナも消滅する

 

悠「すまない、変な方へ飛ばしてしまった」

 

理「別にいいよ。まぁでも、勝てるとは思うけども互いに”カジャ”は掛けとくね」

 

悠「頼む」

 

理「任せてよ。『アティス』!」クルクルクルッ!ドキュゥン!

 

そして理が再び【召喚器】をクルクルと回しながらの銃口をこめかみに押し当てて引き金を引くと、背後にまた違うペルソナが姿を現した

 

アティス「さぁ、行こう!”テルモピュライ”

特性[松の生命力]により使用可能

 

そう言い手を掲げると、理と悠の2人に赤と青と緑のエフェクトが掛られ、ステータスに上昇効果が加えられた

 

理「それじゃあ、そっちは頼んだよ」

 

悠「そっちこそな」

 

そして理はレオイマジンの方へ、悠はアルビノレオイマジンの方へ向けて一気に駆ける。その道中にレオソルジャーやその中に混ざっている『ラットファンガイア』達が立ち塞がっていたが

 

理「『タナトス』!」ドキュウン!

 

タナトス「呑まれろ!”冥府の扉”!

 

悠「『スラオシャ』!」パリィン!

 

スラオシャ「では凍えていただこう、”マハブフダイン”!

 

ラットFG「「ぐりゃぁぁぁあ!!!」」パリィン!

レオソルジャー「「ぐぎゃぁぁぁあ!!!」」ドガーン!

 

理「せい!」

 

レオイマジン「くっ!」ガキンッ!

 

悠「はぁ!」

 

アルビノレオイマジン「はっ!」ガキンッ!

 

それらの一部を全滅させて道を切り開き、それぞれ手に持つ剣で攻撃したが、レオイマジンは【トゲ付き鉄球のロッド】で、アルビノレオイマジンはその【右腕の鉤爪】でギリギリ受け止められた

 

 

ビルド「やべえなあいつら、俺も流石にあいつらとは戦いたくねぇぜ。さぁて、そんじゃあ改めてお前は俺と遊ぼうか」

 

幽汽「ぐっ!うらぁ!」ブン!

 

ビルド「おっと!」ガキンッ!

 

曲剣を振りかぶってきた幽汽に対してビルドは【ビルドドライバー】から【ドリルクラッシャー ブレードモード】を生成して受け止めた

 

ビルド「それに、俺の本来の姿に比べたらやはり物足りない感じだなぁ。まぁ、ないものねだりしたところでって感じか」

 

幽汽「こんのぉ!舐めるなぁ!」ブン!

 

ビルド「(ガシッ!)別にお前の事じゃねぇよ!(ガリガリガリッ)そしてこれはおまけだぁ!!」ドゴッ!

 

幽汽「ぐうぅぅ!!!」

 

そしてビルドの言った独り言に幽汽は勝手に激高して鍔迫り合い状態から回し蹴りを放ったが、あっさりと受け止められると逆に右足の【タンクローラーシューズ】で装甲を削られると、入れ替わりで左足の【クイックラッシュレッグ】の【ホップスプリンガー】を利用した【ラビットフットシューズ】で蹴り飛ばされた

 

ビルド「さぁてっと、まだまだこれかr」

 

ラットFG「きひゃあああ!!!」ザシンッ!

 

ビルド「ぐぅ!?このぉ…」

 

そんな幽汽に歩いていくと、背後から理達に倒されなかったラットFGが飛んできて背中に斬撃を与えた。それにビルドは背中で火花を散らして一瞬怯むと

 

〈ユニコーン!Ready(レディ) Go(ゴー)!ボルテックブレイク!〉

 

ビルド「邪魔だァ!

 

ラットFG「ぎりゃぁぁぁあ!?」パリンッ!

 

半ギレしながら【ドリルクラッシャー】に【ユニコーンフルボトル】を挿入し、そのまま高速回転させたユニコーンの角を模したエネルギーを纏わせて相手の体を貫き、その『ボルテックブレイク』によってラットFGは断末魔と共に砕け散った

 

ビルド「ッチ、いつの間にかこっちにも流れてやがったか。だがまぁ、やる事は変わらねぇか!」

 

そして気づいた時にはビルドの前に沢山のレオソルジャーやラットFGが現れていたが、それに対して冷静に2本のボトルを数回振り、【シールディングキャップ】を正面にラベルが来るように両方とも親指と人差し指で回すと、いつの間にか空いていた【ツインフルボトルスロット】へと挿入した

 

〈忍者!コミック!ベストマッチ!〉

 

その音の後にセットしている2本のボトルから[N//C]というマークが浮き出て【ビルドドライバー】からは待機音が流れ始めるが、ビルドは直ぐに【ボルテックレバー】を回し始めた。するとマークは消えて、【スナップライドビルダー】と【ファクトリアパイプライン】が生成されてエボルトの体を前後で挟み込むように配置される。そして、そのパイプに【トランジェルソリッド】が流れ込むと前は紫で後ろは黄に別れてそれぞれ生成していった

 

Are(アー) you(ユー) ready(レディ)?〉

 

ビルド「ビルドアップ!

 

その言葉の直後に生成されたアーマーがビルドの体を挟み込むことで新たなアーマーを装着した

 

〈忍びのエンターテイナー!ニンニンコミック!イェイィィ!〉

 

幽汽「テメェ…ふざけてんのか!?」

 

ビルド「いいや?俺は今のとこ真剣だぜ?それとこの変身音なら仕様だから諦めるか慣れろ。んーじゃ、周りの雑魚も片付けながらやるか」

 

〈4コマ忍法刀!〉

 

そうして、色々とストレスが溜まっているのかかなりキレている幽汽と沢山居るレオソルジャー&ラットFG達を、ビルドは【4コマ忍法刀】を生成して片手に握り、挑みに行った

 

 

ナイトローグ「ふん!」ダダダダァン!

 

ファントムイマジン「ぐあっ!?」パパパパァン!

 

〈スチームブレードNEO!〉

 

シャドウイマジン「この!」ブンッ!

 

ナイトローグ「よ、せい!」ガキンッ!ドガッ!

 

シャドウイマジン「ゴハッ!?」

 

こちらでは、【トランスチームガンNEO】の銃撃をファントムイマジンに当てて転がした後、後ろから手に持つ武器で攻撃してきたシャドウイマジンを【スチームブレードNEO】で受け止めた後に蹴り飛ばした

 

ナイトローグ「これ、なかなかに使いやすい。これなら…」

 

レオソルジャー「りゃああああ!!!」ドッ!

 

ナイトローグ「いてっ!やったなー?」

 

こちらも悠達に倒されなかったレオソルジャーが手に持つ独特な形の杖で後ろからナイトローグを殴ってきた。それに少し怯んだが

 

バット!スチームアタック!

 

ナイトローグ「吹っ飛べー!

 

レオソルジャー「ぐぎゃああああ!!!」ドガーン!

 

【バットフルボトル】を取り出し数回振って、【シールディングキャップ】を正面にラベルが来るように親指で回すと【フルボトルスロット】に挿入し、そのままレオソルジャーに向けて蝙蝠型のエネルギー弾となって放たれてそのまま爆散した

 

ナイトローグ「……数、多くなった。でも!」

 

ガトリング!スチームアタック!

 

〈アイススチーム!〉

 

ナイトローグ「絶対に守り抜く!

 

そして気づいたら同じように沢山のレオソルジャーやラットFGが現れていたが、【ガトリングフルボトル】を数回振り【シールディングキャップ】を正面にラベルが来るように親指で回して、上に投げて【フルボトルスロット】に落としセットした【トランスチームガンNEO】と、落ちてくるまでの間にバルブを回して氷を刀身に纏った【スチームブレードNEO】の両方を構え直し、銃口からガトリングのように放たれる銃弾とともに再びファントムイマジンとシャドウイマジンに向かっていった

 

 

デザスト「そうらよ!」

 

シルクモスFG「(シュルル…)ふふふ……貴方の攻撃、当たるわけがないじゃない」

 

そう言って幻惑を利用し、撹乱させようとするシルクモスファンガイア。だが

 

デザスト「ふーん……てりゃ!」ザンッ

 

シルクモスFG「ぐあっ!?」

 

一見何も無いところを【グラッジデント】で斬り裂いたように見えたその太刀は、シルクモスファンガイアの身体にしっかりと当たっていた

 

シルクモスFG「な…何故……私がどこにいるのか分かった!?」

 

デザスト「生憎と俺は鼻がいいんでね。匂うんだよ…お前」

 

シルクモスFG「くっ!」

 

完全に相性が悪くてデザストのペースとなっているシルクモスファンガイア達のそのすぐ近くでは

 

ミニクーちゃん「てりゃ!」

 

シースターFG「ごがっ!?このぉ!」

 

ミニクーちゃん「何処を狙っている、ふん!」

 

シースターFG「がぁっ!?」

 

何度もミニクーちゃんを狙って拳を突き出すシースターファンガイアと、それを楽々躱して【ゲイ・ボルグ】の斬撃を与えるミニクーちゃんだった

 

デザスト「お、ミニクーフーリン。そっちもいい感じみたいだな」

 

ミニクーちゃん「違う、あいつがただ弱いだけだ」

 

シースターFG「ぐっ…こんな人形ごときに…俺が押されてるだと?ふざけるな…ふざけるなぁ!」バチバチバチバチッ!

 

シルクモスFG「ちょっと!?(バリバリバリバリッ!)あああっ!?」

 

デザスト「お、あぶね」

 

勝手に激高したシースターファンガイアは前方広範囲に無差別に雷撃を落とし、それにシルクモスファンガイアはモロに命中し火花を散らすが、デザストはマフラーを使って防いだ。そして

 

ミニクーちゃん「ノロい」

 

シースターFG「ぐがっ!?」

 

ミニクーちゃんは目で見て全てを躱し、斬撃をまた与えた

 

デザスト「お、流石。本当に人形とは思えねぇなお前。さぁて……」

 

ミニクーちゃん「あぁ……」

 

そう言ってゆっくりと歩み進んでいると

 

ラットFG「きひゃあああ!!!」

 

レオソルジャー「りゃああああ!!!」

 

あの2人のようにまたラットファンガイアとレオソルジャーが後ろから攻撃しようとしてきた。だが

 

デザスト「テメェらは既にお見通しだ!」ザンッ!

 

ミニクーちゃん「邪魔だ、失せろ!」グサッ!

 

レオソルジャー「ぐぎゃああああ!!!」ドガーン!

 

ラットFG「ぎりゃぁぁぁあ!?」パリンッ!

 

匂いに敏感なデザストの斬撃と戦士としての勘で感じたミニクーちゃんの刺突によって2体はあっさりと片付けられた

 

デザスト「チッ、こっちも同じようにか」

 

ミニクーちゃん「来い、死にたい奴から前に出ろ」

 

だが、気づいた時には既に周りにはまた同じようにレオソルジャーとラットファンガイアによって囲まれていた。そんな相手に2人はそれぞれ構え直して背中合わせのように立った

 


〈 界時抹消!〉

↓過去・リボルギャリー逃走組↓

〈 再界時!〉


 

城下町から少し離れた所で停車し、人目のつかない場所で【オープンハッチ状態】に変わって休憩していた

 

オルタ〈とりあえず、逃げには成功したな〉

 

琴音「残して行っちゃったけど、大丈夫かなぁ」

 

モモタロス「んなの大丈夫に決まってんだろ、アイツらがあんな奴らに負けるたまかってんだ」

 

心配する琴音にモモタロスは一蹴していた。その顔からは『アイツらは信頼しているから問題ない』と物語っていた。その一方で王風と迷は光刃に駆け寄ってきた

 

王風「それよりもコウハ、身体は大丈夫なんですか?」

 

迷「あ、確かに。体力だいぶ削ったって言ってましたもんね」

 

光刃「とりあえず、立ち上がる気力も今は無いわ。最低でも10分は休憩にして欲しいかな」

 

良太郎「エミヤさんから聞いたから言うけども、あまり無茶な事はしないでよ」

 

幸太郎「そうだぞ、お前に何かあったらあのパチモンをどうするんだ!」

 

コハナ「少しは反省してください!」

 

光刃「マジですんませんでした……」

 

3人からの怒りの声を貰い、光刃は心からの土下座という選択を選んだ。すると、偵察に行っていたエミヤがこのタイミングで帰ってきた

 

エミヤ「ただいま戻……一体、何があったら土下座をする事になっているんだ」

 

蓮「おかえり。まぁ簡単に説明すると、光刃のあの時にした無茶を理解した3人からお叱りを受けていたんだ」

 

エミヤ「あぁ…なるほど、理解した(『なら私が説教しなくても問題ないな)』という表情)」

 

蓮(『お前も説教する気だったのか……』という表情)

 

最初は困惑していたエミヤだったが、蓮からの説明にといった表情に変化し、それに蓮は多少の困惑を見せた

 

光刃「お、エミヤお疲れ様。それでどうだった?」

 

オルタ〈何か不審なものでも見つかったか?〉

 

そしてエミヤに気づいた光刃は顔をあげると早速質問した

 

エミヤ「あぁ、近くに砦があった。そこに私達の乗った『デンライナー』を禍々しくリペイントした車両も確認できた」

 

コハナ「おそらく、それは『ネガデンライナー』ね」

 

幸太郎「これで確実にいる事が分かったな。でも砦か……」

 

その言葉にみんなが腕を組んで考えると、テディが発現する

 

テディ「何か旗印とかは無かったか?この時代ならあると思うのだが……」

 

エミヤ「もちろん聞くと思ってそこも見てきたよ、六文銭が描かれていたからあそこは十中八九『真田家』のものだろう。それとだが、その『ネガデンライナー』というものに乗っていた()()()()()()()()()()()()()()()()のだが……」

 

光刃「真田家?松明の置かれた路線?あっ…スゥー……」

 

オルタ〈はぁ、最悪だ…というかもう泣きたい……〉

 

そう言った情報から察した光刃は遠い目をし、オルタはついに現実逃避を始めた

 

モモタロス「おいおい…それは本当かエビ屋!」

 

エミヤ「あ、あぁ。だが私の名前は『エミヤ』だ、間違えないでくれ」

 

そしてそれを聞いたモモタロスはいきなりエミヤの胸ぐらを掴んで詰め寄りながら聞いてきて、エミヤは突然された事よりもとんでもない名前の間違えられ方をされた事に意識がいって訂正した

 

迷「エビ屋…エビ屋士郎……ッブ!

 

王風「やめなさい…迷…それ以上言うのは……ブフッ!

 

エミヤ「そこの2人、1ヶ月間『nascita』を出禁にする上に、朝昼晩コンビニ弁当だけにするぞ

 

「「申し訳ございませんでしたなのでコウハ(君)達の作ったご飯が食べれなくなるのはやめてください」」

 

そして笑われた事が癪に障ったのかエミヤは2人にとって1番の苦行を言い放ち、それに対して2人は一瞬にして土下座をするのだった

 

コハナ「松明の置かれた線路、それにチケットも無しでこの時代に来た事から……」

 

良太郎「うん、『神の路線』に乗ってるね」

 

幸太郎「なるほど、『神の路線』か……」

 

そんな光景よりも貰った情報から出た可能性に納得のいってるように頷く3人、そこに知らない単語がでてきた事で質問が飛んでくる

 

蓮「話してる途中ですまないが、『神の路線』とはなんだ?」

 

テディ「それは私が説明しよう。通常、『時の列車』が行くことが出来るのは人の記憶を元に作られた【ライダーチケット】に刻印されている日付のみだ。だが、【マスターパス】と【インフィニティチケット】の両方が揃った場合、人の記憶の範疇を超えた時代にまで遡ることが出来る特殊な路線に乗ることが出来る。それが」

 

琴音「『神の路線』っていうこと?」

 

テディ「あぁ、そういうことだ」

 

そのわかりやすい説明に2人は納得の表情をする。だが次に出てきた疑問は

 

琴音「あれ?じゃあ私たちはどうしてこの時代に来れたの?オルタ君」

 

そう、現代からでは作れるはずの無いこの時代へのチケットが出来た理由である。すると

 

オルタ〈あぁ、それか?それならオリジナル、右ポッケにあるパスからチケット抜き取ってみろ〉

 

光刃「え?(ガサゴソ…)あ、あったあった。えっと?……ぬぁんじゃこりゃぁぁぁ!?

 

言われた光刃が【ライダーパス】から【ライダーチケット アナザーセイバー】を抜き取って見た瞬間、絶叫した

 

コハナ「び、ビックリした、チケットに何かあるんですか?……え!?このチケット……」

 

幸太郎「日付と時間が……」

 

良太郎「詳しく書かれてない!?」

 

モモタロス「おいおいマジかよ!?」

 

そして光刃の手からチケットを取って見たコハナも驚き、後ろから覗き込んだ3人も驚いた。そのチケットには、『アナザーセイバー』のイラストが描かれているものの数字は[XXXX XX.XX]といった時代が設定されていなかったのだ

 

光刃「おいオルタ!てめぇ、こんなやべーのを使ったのか!?」

 

オルタ〈仕方ねぇだろ?一瞬の隙をついてオマエの体のコントロールを一瞬だけ奪った時にアイツにチケット翳してできたもんなんだしよ〉

 

光刃「だからっておま、見た目完全にデンライナー暴走するやつじゃねぇか!」

 

オルタ〈もちろん使う前に色んな手で確認したさ。んで判明したコイツの行き先は、あのヤロウがいる時代限定って事だったがな〉

 

光刃「なんだそのストーカー性質!?

 

その説明にまたしても声を荒らげる光刃、もはや緊張感などこの場には存在していなかった

 

エミヤ「とりあえず、この後どう動くのかを決めておこう」

 

蓮「だな。その為にはまずそこで隠れて聞いている奴も出てきてもらわないと」

 

王風「ですね」

 

そんな会話をしてとある木をじっと見つめる光刃を含む気配で気づいた組。するとそこから黒服で身を包んだ忍者が音もなく飛び降りてくると、光刃の前に出て来た。そしていきなり、膝を着いて頭を下げた

 

???「盗み聞きという形となってしまい誠に申し訳ない、そなた達の会話の中に入る機会が見つからなくこのようなことになってしまってな」

 

光刃「あぁ…気持ちは分からんくもないな」

 

オルタ〈まぁ、はたから見たら『よく分からん乗り物の近くにいるガキ8〜9人』と『赤鬼』と『青鬼』と『どこからから聞こえる謎の声』って状況の不可思議オンパレードだしな〉

 

モモタロス「誰が赤鬼だオクラ!」

 

オルタ〈『オルタ』だよ!だーれがアオイ科トロロアオイ属の植物だってんだコノヤロウ。それに、リョウタロウのイメージでそうなってんだからそう言われても仕方ねぇだろうが!〉

 

モモタロス「んだとぉ!」

 

光刃「頼むから俺を挟んでの口喧嘩はやめてくんねぇかな……」

 

謝るその忍者に光刃が同意すると共にオルタは冷静に自分たちの状況を考えた。だがその途中にモモタロスとオルタが口喧嘩してきたのでため息をついた

 

光刃「それで、えーっと……」

 

佐助「む、そう言えばまだ名乗っていなかったな、拙者の名は『佐助』という」

 

光刃「では佐助さん、俺たちに一体なんの用で……」

 

そう聞くと佐助は顔を少し伏せるが、すぐに必死な顔をして頼み込む

 

佐助「……無礼を承知で頼み込むが、そなた達の不可思議な力を貸してくれ!そしてどうか殿を…『幸村』様を救ってはくれぬか!」

 


〈 界時抹消!〉

↓砦の中↓

〈 再界時!〉


 

侵也「まさか、こんな時代に例のもんがあるなんてな」

 

ネガタロス「後は開けて封印が解かれるのを待つだけだ。頼んだぜ?総大将さんよ、ちゃんとやらねぇと……お前の部下がまた消えるぜ?」

 

幸村「あ、あぁ……準備は順調だ、もうすぐ決行できるだろう。だからまたここで暴れるのはやめてくれ」

 

そう言って頭を下げる『真田 幸村』、その前にいる侵也とネガタロスは鮎の塩焼きを食べるのを中断して、侵也の手にある【アナザーセイバーウォッチ】を見せながら脅しをかけている

 

ネガタロス「テメェらがちゃんとしてくれれば…な?」

 

侵也「こっちはこんなに寛大なんだ、感謝の言葉を貰ってやってもいいぜ?」

 

幸村「……かたじけない(頼んだぞ、佐助)」

 

そして頭を下げて相手から見えない状態で苦虫を噛み潰したような顔をするが、目は死んではいなかった

 


〈 界時抹消!〉

↓場所を戻して、佐助の説明↓

〈 再界時!〉


 

佐助「突如として天に穴が空くと、そこから鉄の物体が現れた。そして我らの土地で止まると、突如として扉らしきものが開いて中から1人の子供と数多の化け物が出てきた。そして……」

 

 

ネガタロス『大将を出せ。平伏して俺たちの為に手伝ってもらおう』

 

侵也『おっと、無駄な抵抗は止せよ?ただ死人の山ができるだけだからな』

 

〈セイバー!〉

 

 

佐助「それに対して我々はあのような化け物に幸村様を出すわけにはいかないと拒否し戦った。だが、力の差は明白で、1人…また1人と化け物に殺されていった……」

 

 

幸村『佐助、お前はここから逃げろ』

 

佐助『ゆ、幸村様!貴方様を置いて逃げろと申しますか!この佐助、それだけは出来ませぬ…「これは命令だ!」…!』

 

幸村『いいな、どうかお前だけでも生き延びてくれ。頼む……!』

 

佐助『幸村様……はっ!ですが、必ず戻ってきます!貴方様を助ける為に、絶対に!』

 

幸村『ははっ、やっぱり頼もしいなぁ…お前は』

 

 

佐助「だが幸村様のおかげで私はあの場から逃げる事は出来た。しかし奴らはどういう訳か、城下町も襲い、罪なき街の者たちにも多くの犠牲を出てきた。するとそこへ、あなた達が現れた。だからもしかしたらあの化け物に対抗して貰えると思い……」

 

エミヤ「私たちと接触した訳だな」

 

佐助「左様、だからそなた達の力を、どうか貸してはくれぬか!この通りだ!」

 

そう言って土下座をする佐助、それは先程の3人がやった物よりも迫力というかなんというか、言葉に表せない程のモノが胸に来た(オルタ談)。そんな佐助に光刃は歩み寄ると、肩に手を置いた

 

光刃「顔を上げてください。その頼み、受けましょう。俺たちの用もそいつらだったので。な、みんな」

 

振り向きながらみんなを見てそう聞くと頷いたりと色々な反応を示し

 

オルタ〈まぁ、あいつらを倒すとなると救出は必須だろうからな〉

 

蓮「あぁ、賛成だ」

 

琴音「うん、私も賛成だよ」

 

良太郎「僕も助けられる人は助けたいし」

 

モモタロス「へっ、仕方ねぇーなぁ」

 

コハナ「協力させてください!」

 

幸太郎「俺も光刃の意見に賛成だ。問題ないだろう?テディ」

 

テディ「あぁ、特に『時の運行』へ大きな支障は出ないだろうからな」

 

王風「騎士の誇りにかけて、必ず助けます」

 

迷「私は最強のセイバーという誇りにかけて!!!」

 

エミヤ「まぁ、無駄な犠牲を出す訳にも行かないからな」

 

それぞれ賛成の意見を口にした。そんな言葉に佐助は涙を流す

 

佐助「っ!……かたじけない!」

 

光刃「あー、まだ泣かないでください。泣くなら貴方の主を助け出してから、ですよ?」

 

佐助「……あぁ、そうだな!」

 

テディ「だが、どうやって忍び込むんだ?佐助殿は問題ないとしても、私たちではいささか目立ってしまうと思うが……」

 

コハナ「うーん、私もあの時と同じ手は使えないし……」

 

そう言って全員が悩んでいる中、光刃は琴音と蓮に顔を向ける

 

光刃「敵地潜入、頼めるか?琴音、そして蓮。いや……『ジョーカー』」

 

オルタ〈オマエ達になら任せられると思うんだが……〉

 

すると蓮の身体が青い炎で一瞬包まれると、タキシード風の黒いロングコートに白黒のドミノマスク、赤い手袋を着けた姿に一瞬で変わった。それに初めて見た全員が驚いているが、そんな事を気にせずジョーカーと琴音は笑って

 

ジョーカー「あぁ、任せろ」

 

琴音「まっかせておいて!」

 

そう自信に満ちた声でそう言った

 


〈 界時抹消!〉

↓真田陣営のとある場所↓

〈 再界時!〉


 

???「全く……この世界での役割がこれ程理解出来ないのは今までの経験からして中々だぞ。だが……」

 

 

Newモールイマジン「おら!さっさと運べ!」

 

忍者「ヒッ!」スタスターーー

 

 

???「この状況……下手に動いた方が危ないな」

 

そう愚痴を零したりしながら運搬作業を続ける1人の忍者。その顔は頭巾の布で覆われておらず、首からは()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()。すると……

 

???「……ん?」

 

視線の先に明るい茶髪が忍者頭巾から少しはみ出した口元を覆っている男衣装の『くノ一』が目に入った

 

 

〜琴音 side〜

 

やっほー、私『汐見 琴音』。今私は光刃君の投影魔術?って言うので作ってもらった忍者衣装で潜入中なの。って、私は一体誰に話しかけてるんだろう……

 

琴音「よし、気付かれずに無事潜入できたよ〜」

 

???「それで?これからどうするんだ?」

 

琴音「えーっと、忍者のみんなを安全な所に誘導して、その後に佐助さんの方が終わったらジョーカーが引きつけの意味合いも込めて暴れてくれるから、その間に光刃君達と合流して……」

 

ん?今私1人だよね?じゃあ今誰と……

 

???「なんだ、あいつの世界だったのか。つまりは……なるほど、だいたい分かった」

 

琴音「って!あなたは誰!?」

 

そう言ってエミヤさんが渡してくれた【くない】を構えて警戒する。だけどもその人はマイペースにカメラを弄り始め

 

???「俺か?俺は『門矢(かどや) (つかさ)』。あいつ…光刃と面識がある、『通りすがりの仮面ライダー』だ」

 

そう言ってカメラを向けてきたので

 

琴音「ピース!」

 

士「おう(カシャッ)」

 

琴音「……はっ!?」

 

自然と警戒を解いてにっこりと笑いながらカメラに撮られてしまった。それに恥ずかしくなっていると

 

士「とりあえず、お前の目的に達成出来るだろう策を思いついた。協力しろ」

 

琴音「いいですけども…(光刃君の知り合いってこんなに個性的な人ばっかなのかなぁ…)…それで、私は何をすればいいんですか?」

 

士「なーに、そんなに難しい事じゃないさ」

 

そう言うと急に私の左肩に手を置くとクルンと体を半回転させ突き飛ばし……

 

士「おい!ここに侵入者が居るぞ!

 

NEWモールイマジン「何!?」

 

急に大声で私をバラしてきた。そのおかげで沢山のイマジン達がこちらへと向かってきていた

 

琴音「え!?つ、士さん!?」

 

士「こっちはやっとくから引き付けながら逃げていてくれ。じゃ、あとは頑張れよ?」

 

琴音「ちょっとぉ!?」

 

そして士さんはさっさと何処かへと行ってしまった。そこに残ったのは顔をバラされた私と沢山の追ってが来たイマジン達だったので、全力で私は逃走を始めた

 

〜side out〜

 


〈 界時抹消!〉

↓砦の中↓

〈 再界時!〉


 

NEWモールイマジン「ボス!侵入者が出た!」

 

侵也「何!?」

 

ネガタロス「ほぅ、面白い」

 

突然慌ててやってきたイマジンの言葉に侵也は驚きながら立ち上がり、ネガタロスは面白そうな様子で自分の頭の角を手でなぞった

 

侵也「そいつは誰だ!?」

 

NEWモールイマジン「それは分からねぇが……忍者共と同じように変装した女だ!」

 

侵也「チッ!クソが!」ダガッ!

 

幸村「うぅぐっ!?」

 

予想外な事がおき、それにキレた侵也は手の甲で幸村を殴り飛ばし、幸村はそれで地面に伏せた

 

ネガタロス「落ち着け侵也、別に慌てる必要は無い」

 

侵也「ネガタロス…それもそうか。行け」

 

その言葉に緑の羽織を上から着た忍者が飛んで部屋から居なくなった。その直後

 

ボゥン!!

 

侵也「ぐわっ!?」

 

ネガタロス「くっ!?」

 

突如として部屋の中に煙玉が投げ込まれて視界の全てが奪われた。だがそれだけでなく、どういう訳か感覚まで狂わされていた

 

佐助「幸村様!失礼します!」

 

侵也「なっ!?まさか」

 

〈セイバー!〉

 

そしてアナザーセイバーへと姿を変え、剣を振るって風圧で消し飛ばすと、既に幸村の姿はどこにも無かった

 

アナザーセイバー「こんのぉ…クソがァァァ!!!」

 

ネガタロス「はぁやれやれ、性格はピッタリなんだが、キレやすいのだけが欠点か……」

 

その事にキレる侵也に対して、ネガタロスはため息をつくと再び魚を食べ始めた

 


〈 界時抹消!〉

↓とある高台↓

〈 再界時!〉


 

一方、とある高台で佇んでいるジョーカー。その近くではイマジン一体分の砂が地面に落ちていた

 

ジョーカー「さて、あとは待つだけだが……」

 

そう呟いて見下ろしてみると

 

NEWモールイマジン「待てぇぇぇえ!」

 

ラットFG「捕らえろぉぉぉお!」

 

琴音「わーん!士さんのバカァァァァァァア!!!」

 

ジョーカー「……どうしてああなっているんだ?」

 

琴音が予想以上に多数のイマジンとファンガイアに追われている様子が見え、予想外なことが起きていて流石に困惑した。だが

 

ジョーカー「ん?あの男は一体……」

 

その場から少し離れた場所で一人の男が真田の忍者達を安全な所への誘導をほぼ完了させていたのが見えたので、気になって見入りかけたら

 

ヒュン!

 

ジョーカー「っ!?」

 

その横の柱に矢文が飛んで刺さり、ちょっとだけ驚いた。そしてその手紙を取って確認すると

 

 

  伝達

 

 殿は無事に救出した

 後は任せる

 

 

 

佐助  

 

 

※枠線含めての縦書き、私の知識では出来なかったよ(By作者)

 

ジョーカー「了解した。ふっ!」

 

そう書いてあり、ジョーカーは確認した瞬間に飛び、琴音の元へとワイヤーを使って向かった

 


〈 界時抹消!〉

↓門の前↓

〈 再界時!〉


 

NEWモールイマジン「追い詰めたぞ!」

 

琴音「これ、どうしよう……」

 

そういう琴音の周りはイマジンとファンガイアで囲まれていた。すると

 

ジョーカー「ペルソナっ!」ブチッ!

 

上空にワイヤーの反動で滞空していたジョーカーがそう叫びながら仮面を剥がすと、その足元に青い鎖が現れると共に背後で人型の形を形成してていった

 

アルセーヌ「フハハハハ!我が名は、逢魔の略奪者『アルセーヌ』!契約者よ、今一度我の力が必要か…?

 

ジョーカー「あぁ、また力を借りるぞ!」

 

アルセーヌ「よかろう、その力、存分に振るうがいい!”マハエイガオン”!

 

イマジン達「ギャァァァァア!!!」

 

そしてアルセーヌが腕を振るうと、広範囲のイマジンとファンガイア達の足元から赤黒い呪怨のエネルギーが吹き上がり攻撃した。そして颯爽と地面に降り立つ時にはアルセーヌは消えており、仮面が元通りに戻っていた

 

琴音「ジョーカー!ということは佐助さんの方は……」

 

ジョーカー「あぁ、無事に救出したと連絡が来た。それよりも、どうしてこんな状況になったんだ」

 

琴音「それがさー!(ブロロロロロ…)……ん?何か音が……」

 

先程あったやり取りを伝えようとした瞬間に、外からかなり遠くの方から走行音が聞こえてきた

 

ジョーカー「……この音の感じ、あの時の怪物車か?でもまだ遠いな」

 

琴音「え?じゃあもしかして光刃君たちがこっちに既に向かってくれてるの?」

 

ジョーカー「だろうな。だが、そこまではあの時に決まってないはず……」

 

すると、門の外から風を切る音と共に

 

光刃&オルタ「〈限界突破最超速人間ライダーキーーーック!!!〉」ドガッ!ドゴッ!

 

パンダラビットイマジン「ギャー!!!」

 

ジョーカー&琴音「「光刃(君)!?」」

 

扉を目視的に約240km/hという速さで光刃が蹴破って入ってきて、その時の威力を殺せずにたまたま軌道上にあったパンダラビットイマジンに当たり蹴り飛び、星となった。そして慌てた様子で

 

オルタ〈ジョーカー!急いで門の上に飛び上がるぞ!〉

 

光刃「それと琴音、ちょっと失礼!」

 

琴音「あ、え!?///」

 

ジョーカー「わ、わかった」

 

そして光刃は琴音をお姫様抱っこで抱えると、膝いっぱいにしゃがんでから飛び上がり門の上に飛んでいき、ジョーカーもそれに続く形でワイヤーを使いこの場を一時的に脱した

 

光刃「ふぅ、危ない危ない……」

 

琴音「な…え…えぇ!?///」

 

オルタ〈……早く下ろしてやれ〉

 

光刃「あ、そうでした。ごめんな?」

 

琴音「い、いいよいいよ!///」

 

そう後頭部を掻きながら謝る光刃に琴音は少し顔を赤くさせて笑いながら両手を振った。するとジョーカーが真剣な表情で聞いてくる

 

ジョーカー「それで、どうして慌てていたんだ?」

 

光刃「あぁ、それなんだがな……迷が俺の【スタッグフォン】を取ってアクセ全開の運転を始めたからだ

 

琴音「えぇ!?」

 

とんでもない事を聞かされて琴音は声を上げて驚き、ジョーカーは目を見開いた。ちなみに【リボルギャリー】の最高速度は整地の場合約230km/h、不整地の場合約97km/hである。そしてオルタが追加説明をする

 

オルタ〈だが、元々あいつの運転技術は特定の乗り物だけしか乗れない代わりにバグっていたんだ。けども、あの神にそこまで調整されたみたいで車も運転できるようになってな、それで今操作権が迷の状態でこっちに向かってるんだ〉

 

光刃「俺はそれを知らせるためと言われて王風の手で人間ミサイルの如く投げられて来たわけだ」

 

ジョーカー「な、なるほど。だが、それは運転できるようになっているならちょっとはいい事なんじゃないのか?」

 

オルタ〈それはワープ機能がなくともワープしてしまうほどなのにか?

 

ジョーカー「………はぁ!?」

琴音「……はい!?」

 

トドメと言わんばかりに投下された非現実的なレベルの違いに2人は1番の驚きの表情をした。すると突如として近くまで聞こえていたはずの走行音が一瞬で消えた。それと同時にこちらを見上げて狙いすましている中央のイマジンとファンガイア達を覆うように影ができると、段々と形が大きくなっていった

 

光刃「まさか……」

 

オルタ〈ウッソだろ……〉

 

そして光刃が顔を上げて、つられて2人も上空を見ると

 

良太郎「どひゃぁぁぁぁぁあ!!!」

コハナ「キャァァァア!!!」

モモタロス「良太郎!コハナクソ女!捕まってろ!」

テディ「幸太郎!大丈夫か!?」

幸太郎「うっ!正直大丈夫とは言いづらい……!」

エミヤ「こんなとこにも、私の幸運Eは響いてしまうのか!」

王風「迷!だから貴方が運転をするのだけはやめた方がいいと!」

迷「ごめんなさぁぁぁぁい!!!」

 

そこにはなんと、上空から【リボルギャリー】が落下して来るのが見えた

 

ジョーカー「……マジか」

 

琴音「でもあれ、不味くない?」

 

オルタ〈確かに、このままだと確実に全身強打によるDEAD(デッド) END(エンド)ルート一直線だな〉

 

光刃「んな事はさせるかっての!『投影(トレース)開始(オン)!』からのさらに『投影(トレース)開始(オン)!』」

 

そう言って光刃は【スタッグフォン】を投影してボタンを操作して【リボルギャリー】のユニットを格納する巨大な円形のホイール【リボルバーハンガー】を動かすと、【マスクドハッチ】を展開させて【ハードタービュラー】を発進させた。その際に全員が空中に投げ出されることとなったが、光刃が頑張って操作した結果全員無事に回収することが出来た

 

ドガァァァン!!!

 

イマジン達「うぎゃぁぁぁぁああああ!!!」

 

ファンガイア達「ぎぎゃぁぁぁぁああああ!!!」

 

そして残された【リボルギャリー】は盛大な音を立てながら十数体のイマジンを踏みつけながら着地した。その際に内部の回路が損傷してしまったが。その後【ハードタービュラー】は乗っていた全員を地面の近くに来てから雑に落とし、飛んで行った

 

 

モモタロス「ったく、ほんとに今回はやばいと思ったぜ……」

 

良太郎「うっ、助かった……」

 

コハナ「ほ、本気で死ぬかと思ったわ……」

 

幸太郎「い、命があってよかった……」

 

テディ「本当にその通りだな……」

 

エミヤ「光刃には本当に助かったな……」

 

王風「もう二度とこんな経験したくないです……」

 

迷「ありがとう…光刃君……そしてごめんなさい……ガクッ…」

 

地面に落とされた8人+2イマジンはさすがに疲れた表情をして、伸びていた

 

 

光刃「き、肝が冷えたぁ……」

 

琴音「お疲れ様、光刃君」

 

オルタ〈よくやったよ、オマエは〉

 

ジョーカー「あぁ、こんな土壇場でここまで出来るのは中々いないぞ」

 

一方で光刃は一気に老け込んだような顔となり、そんな光刃に3人は労いの言葉を送ったり背中を撫でられたりした

 

オルタ〈それよりも、ここから戦いを始めるにはかなり大変だぞ〉

 

琴音「なら、ここは私が!ペルソナ!」クルクルクルッ!ドキュゥン!

 

そう言って琴音が太腿に固定されているホルスターから理と同じ形の【ペルソナ召喚器】をクルクルと回しながらの銃口をこめかみに押し当てて胸に左手を置くと引き金を引き、背後に段々と理の『オルフェウス』と同じようで少し違う形が段々と形成されていった

 

???「我は汝、汝は我…。私の力、また借りたいの?

 

琴音「えぇ、だからまたお願い!『オルフェウス』!

 

オルフェウス(f)「ふふっ、いいよ。またよろしくね!じゃあまずやることはこれ!響け、”ネオ・カデンツァ”!

 

するとオルフェウス(f)はその言葉と共に背中の竪琴を手に取って奏でると、光刃に五線譜と音符のエフェクトがかかり、体力だけでなく何故か老けた顔までも回復した

 

光刃「……ん?身体が……」

 

オルタ〈やっぱり凄いな、ペルソナは〉

 

ジョーカー「しかも、オマケに”ヒートライザ”効果もかかっているからな」

 

 

そしてその効果は地面に落とされた全員にもエフェクトがかかり、体力が回復した

 

迷「……ん?おぉ?」

 

王風「どうやら、回復されたようですね」

 

エミヤ「それだけでなく、身体能力までも少し上昇してるみたいだな」

 

コハナ「これが、琴音さん達の力なのね」

 

まず迷が飛び起きると両腕を上に伸ばし、王風は手を開いたり握ったりして確認し、エミヤは身体を解析魔術に通して頷き、コハナは驚いた感じで自分の身体を見た

 

モモタロス「お、身体が軽くなってやがるぜ!」

 

良太郎「これなら…行こう、モモタロス!」

 

モモタロス「おう!」ジュオーン

 

幸太郎「よし、行くぞテディ!」

 

テディ「了解した!」

 

一方モモタロスはそう言って立ち上がった良太郎の中に入り(意識は良太郎のまま)、テディは幸太郎の言葉に頷く。そして良太郎は【デンオウベルト】を、幸太郎は【NEWデンオウベルト】を取り出して腰に装着した。そして良太郎が赤い【フォームボタン】を押し、幸太郎は巻きついた時からの待機音が周囲に流れ始めた

 

良太郎「変身!

幸太郎「変身!

 

Sword(ソード) Form(フォーム)!〉

 

Strike(ストライク) Form(フォーム)!〉

 

そして2人は【ターミナルバックル】に【ライダーパス】をセタッチすると、それぞれ姿を変えて【オーラアーマー】を纏い、【電仮面】も同時に生成されると、【デンレール】に沿って正面に来ると、同時に割れた

 

NEW電王「(パチンパチン)テディ」

 

テディ「あぁ!」

 

変身直後に幸太郎は連続で指を2回鳴らすと、テディは【マチェーテディ】へと姿を変えて飛び、幸太郎の手に握られた

 

電王S(ソード)俺、参上!

 

その傍らでモモタロスはいつものようにそう言って両手と両足を広げてかっこいいポーズをとった。そして【デンガッシャー】の[パーツ2番]を相手に向けながら

 

電王S「いいか?言っとくが俺は……

 

NEW電王「『最初から最後までクライマックス』……だろ?」

 

電王S「おい、俺のセリフ取るなよ!」

 

そう少し怒りながら[パーツ3番]を組み合わせて上空に投げた

 

良太郎〈モモタロス、今はそれよりもイマジン達の方を〉

 

電王S「ったく、しゃーねぇな……(ガチャーン!バジューン!)行くぜ行くぜ行くぜ!」

 

NEW電王「あぁ!」

 

そしてモモタロスは落ちてきた合体パーツを[パーツ1番]と[パーツ4番]で挟んで【デンガッシャー ソードモード】に組み上げると、2人揃ってイマジン達に向かっていった

 

エミヤ「おぉー…これが電王の『生変身』…なるほど、そしてあの武器も…これはこれで中々……!」

 

王風「いけない!至近距離での変身と組み立て武器はシロウの心にとって刺激が強すぎました!シロウ!気を確かに!」

 

迷「行くぞー!コウハ君の敵は全員ぶっ殺ーっす!!!

 

王風「迷ーーー!!!

 

コハナ「王風さん…苦労してますね……」

 

片方ではインパクトの強さで余韻に浸らざるを得なくなっているエミヤ、そしてもう片方では迷が【銀河流星剣】を構えて突撃して行き、今までこのような経験をしたことの無い王風はエミヤの肩を揺らしながら半分涙目となって叫んだ。その様子を見たコハナからは完全に同情の視線を向けられていた

 

 

ジョーカー「さて、俺達も行くか」

 

光刃「だな。よーーーし、やってやるぜ!」

 

琴音「え、力奪われてるのに大丈夫なの?」

 

オルタ〈あぁ。幸い『ハザードレベル』は影響無かったし、師匠にして先輩達のライダー達に格闘術はみっちり仕込まれてるからな。多分行けるだろ〉

 

そう言って手袋を締め直すジョーカーと屈伸、伸脚をして準備運動を始める光刃。それに琴音が心配そうに聞いてきたが、オルタが説明してくれた

 

光刃「ま、不死性は消えてるから[いのちをだいじに]戦法の無茶厳禁なんだけどさ」

 

ジョーカー「頼むから最悪な結末だけはやめてくれよ?」

 

琴音「お願いだよ?絶対だからね?」

 

光刃「分かってる、行くぞ!とぉぉぉう!!!」

 

そして光刃は門の上から『仮面ライダー1号』の如く飛び降り、ジョーカーと琴音もそれぞれ武器を構えて飛び降り参戦した。その際にジョーカーは問題なく前転しながら着地されたが、琴音は光刃にお姫様抱っこみたくキャッチされ、また赤面して顔を覆った

 


〈 界時抹消!〉

↓避難誘導する一人の男↓

〈 再界時!〉


 

佐助「幸村様、大丈夫ですか?」

 

幸村「あぁ。1発もらったが、所詮子供の拳、あまり痛くはなかったさ」

 

士「ほら、早く移動しろ殿様と忍び様よ」

 

佐助「あ、あぁ(こいつ、どうしてこんなに上から目線で話してくるんだ……)」

 

そして人目がつかない比較的まだ安全な場所に一箇所に全員が何とか集まった

 

幸村「しかし、ここに集めて大丈夫なのか?」

 

佐助「さぁ…おい、大丈夫なのか?」

 

士「いーや、まだ大丈夫じゃないな。だから……ふっ」

 

そう言って手を翳すと、【オーロラカーテン】が現れて部下の忍者達から段々と飲まれていった。それはあまりの突然のことなので、全員が軽い悲鳴みたいな声を出しながらどんどんと飲まれていく

 

佐助「貴様!謀ったな!」

 

士「ここにずっと居られても、足でまといになるだけだからな。そういう事だ」

 

佐助「な!?おのr……」

 

そして、幸村と佐助も含めた全員は飲まれ、【オーロラカーテン】も消失した

 

士「まぁ、ただの場所の移動なんだが」

 

そんな届きもしないつぶやきをした直後、先程の叫び声が聞こえていたのかイマジン達がここにもやってきた

 

ライノイマジン「ここにも侵入者がいたか」

 

ムースFG「とりあえず、死んでもらおうか」

 

イマジン達「殺す!殺す!」

ファンガイア達「餌!餌!」

 

士「はぁ…仕方ない、適当にこいつらを足らうか」

 

そんなイマジン達に対して士はマゼンタカラーの【ネオディケイドドライバー】を取り出すと腰に当てベルトが装着されると【サイドハンドル】を引き展開し、その後【ライドブッカー】から1枚のカードを取り出すと表面をイマジン達に見せつけるように構えた

 

士「変身!」シャキン!

 

KAMENRIDE(カメンライド)……〉

 

そしてカード表裏反転して装填すると、【サイドハンドル】を両手で戻した

 

DECADE(ディケイド)!〉

 

すると電子音声と共に士の周りに19種類の【ライダーズクレスト】が現れ、それが士に重なる形で1つとなるとアーマーに変わり、最後にはベルトから【ライドプレート】が現れると顔に突き刺さり、直後にボディの一部をマゼンタに彩り、【ディメンションヴィジョン】と【シグナルポインター】が光を放って変身が完了した

そしてこの世界に、『仮面ライダーディケイド(ネオディケイドライバーver.)』が現れた

 

ディケイド「さぁかかってこい!まぁ、俺に勝てる自信があるのならな」

 

そう言ってディケイドは【ライドブッカー ソードモード】にして手に持つと、左手で刀身を撫でた

 


 

ジョーカー (力UP 防UP 速UP)

装備 武器(近接):スキナーナイフ(攻撃力102)

     (遠隔):サンドホーク(攻撃力120 装填数30)

   防具:古い式神装束(防御力94/物理ダメージ少し軽減)

(見た目変更:ファントムスーツ)

   アクセサリー:水晶髑髏(全能力+5/魔法回避が大幅に上昇)

 

状態異常

なし

 

状態変化

①固形化された認知(永遠)

とある世界で認知されている為、装備している武器の見た目が必ず【公式の描く アタックナイフ と トカチェフ】になり、他のタイプの武器を装備出来なくなる。これはスキル等によって解除出来ない

 

②クロスの加護(時限式)

【ペルソナWRB】に与えられた加護を通して得た。これによってワンダーライドブックを持ってなくても光刃の事を忘れない。この加護は持続切れ以外の方法では解除されない。残り28時間

 

マスターアーツ

①マーキングショット

②ワイルドラッシュ

③ファントムショット

④バーストショット

 

 

汐見 琴音 (力UP 防UP 速UP)

 

装備 武器:ラクロススティック(攻撃力100/クリティカル率大UP)

   防具:ギガントアーマー(防御力94)

(見た目変更:月光館学園の制服)

   アクセサリー:オメガドライブ(与クリティカル率UP)

 

状態異常

なし

 

状態変化

①固形化された認知(永遠)

とある世界で認知されている為、装備している武器が必ず【公式の描く 薙刀】になり、他のタイプの武器を装備出来なくなる。これはスキル等によって解除出来ない

 

②クロスの加護(時限式)

【ペルソナWRB】に与えられた加護を通して得た。これによってワンダーライドブックを持ってなくても光刃の事を忘れない。この加護は持続切れ以外の方法では解除されない。残り28時間

 


 今回出てきたペルソナ達

結城 理

 オルフェウス    アルカナ:愚者

 

力 魔 耐 速 運

99 99 99 99 99

 

物 銃        

- - - -  - - -  

 

特性

[悲しみの輪]

HPが0になった際に自動的に4度までHP1で復帰する

 

スキル

カデンツァ

大炎上

コズミックフレア

炎上率UP

ヒートアップ

魔術の素養

電撃無効

呪怨吸収

 

 アティス      アルカナ:刑死者

 

力 魔 耐 速 運

75 75 75 75 75

 

物 銃        

- -  - -  - - - 

 

特性

[松の生命力]

包囲されてない時でも包囲された時用のスキルが使える

 

スキル

コンセントレイト

真空刃

ジオダイン

テルモピュライ

アムリダシャワー

魔導の才能

魔術の素養

呪怨反射

 

 タナトス      アルカナ:死神

 

力 魔 耐 速 運

99 99 99 99 99

 

物 銃        

 - - - - - - -  

 

特性

[鉄の心臓]

バトンタッチを受けた時の行動でSP消費量が半分になる

 

スキル

冥府の扉

マハエイガオン

ブレイブザッパー

呪怨ハイブースタ

魔術の素養

不屈の闘志

ヒートアップ

祝福吸収

 

 

 

鳴上 悠

 イザナギ      アルカナ:愚者

 

力 魔 耐 速 運

99 99 99 99 99

 

物 銃        

- - - -   - - - 

 

特性

[連鎖の手管]

バトンタッチを受けた時の行動でダメージが上昇する

 

スキル

十文字斬り

エル・ジハード

マハスクカジャ

刹那五月雨斬り

ヒートアップ

電撃ブースタ

アドバイス

疾風反射

 

 スラオシャ     アルカナ:星

 

力 魔 耐 速 運

75 75 75 75 75

 

物 銃        

- - - -  - - -  

 

特性

[祝福された血統]

祝福スキル使用時のSP消費量が自動的に半分になる

 

スキル

チャージ

マハブフダイン

マハコウガオン

ハマオン

魔導の才能

魔術の素養

呪怨吸収

トラフーリ

 

 

汐見 琴音

 オルフェウス(f)  アルカナ:愚者

 

力 魔 耐 速 運

99 99 99 99 99

 

物 銃        

- - - -  - - -  

 

特性

[悲しみの輪]

HPが0になった際に自動的に4度までHP1で復帰する

 

スキル

ネオ・カデンツァ

マハラギダイン

火炎ブースタ

火炎ハイブースタ

魔術の素養

ヒートアップ

電撃吸収

呪怨無効

 

 

ジョーカー(雨宮 蓮)

 アルセーヌ   アルカナ:愚者

 

力 魔 耐 速 運

99 99 99 99 99

 

物 銃        

- - -  - - - -  

 

特性

[背水のアンカー]

バトンタッチで包囲された時用のスキルが使える

 

スキル

マハエイガオン

ワンショットキル

逆境の覚悟

呪怨ブースタ

ヒートアップ

魔術の素養

氷結無効

祝福吸収

 




[残りライフ×9520]
作者「あの野郎、突然新技ぶち込みやがって……」
エボルト「愉悦」
作者「うっせぇ!」
エボルト「ほらほらおじぃちゃん、もう後書き閉めるところでしょ?」
作者「おぉそうじゃったそうじゃった……って何やらすんじゃ!」
エボルト「何してる、早く進めろ」


作者「てんめぇなぁ……!!!スゥーハァー、スゥーハァー、スゥーハァー……よし、それじゃあ本日のアンケートに参りましょう!今回は【オリジナルの『ファイナルフォームライド』を出す?】です」
エボルト「それは新しく出すっていうライダーに使うのか?」
作者「いや、普通に『仮面ライダーセイバー』よ」
エボルト「ん?けど全部の力奪われてるはずじゃあ……」
作者「だから力を半分取り返す展開を作るかどうかって感じだね」
エボルト「おいおい、そこのとこまで読者に頼るのかよ」
作者「だって、出来れば読者の希望に添いたいし。つーことで選択肢としては『出せ』『要らん』『セイバーの歴史をジオウに一時譲渡』『任せるorどうでもいい』の4つにします」
エボルト「まぁ、協力頼むぜ?」


作者「それでは次に『今回の裏設定(?)』に参りましょう!」
エボルト「また出たな、うちのチート常連達が」
作者「また出してとの意見が出たのでせっかくなら全員セットでという感じで急遽登場させました。まぁ、NEWモールイマジン程度じゃあ相手にならないよね」
エボルト「いやー、店に被害でなさそうで助かるわー」
作者「こいつ呑気に……。そして4、5ヶ所で行われる援軍達の乱闘」
エボルト「ペルソナ使い、なんか俺達以上に目立ってね?」
作者「しょうがないじゃん、今回彼らの戦闘イメージは『ペルソナ5スクランブル』なんだもん」
エボルト「あー、あー……。んで俺は幽汽とのタイマンだ!邪魔が入ったけどなぁ!!!」
作者「まだその事苛立ってるのかよ。でも【ニンニンコミック】にチェンジしてとりあえず周りの雑魚共の数を減らす作戦に切り替わっんだな」
エボルト「あぁ、ウザくてウザくてストレスが溜まる予感がしたからな。そしてオーフィスは2体のイマジンと対決だ」
作者「ちなみに何故オーフィスが【ナイトローグ】かと言うと、身体に『ネビュラガス』注入されてないから『ハザードレベル』が無いからだ」
エボルト「そして戦闘面は、ちょっと使い方教えただけなのにあそこまでやれるとは思わなかったぜ。調整時に『戦闘サポート機能』つけたおかげかな?」
作者「お前の技術力もおかしいなぁ。そして3箇所目はデザスト&ミニクーちゃんコンビ!」
エボルト「相手が悪かった、の一言に限るなこれは。完全にペースものにしちまってるし」
作者「そして場所が変わりまして、過去の光刃一行!」
エボルト「これで読者諸君もこの流れが何か理解しただろ?」
作者「この江戸時代初期は、『劇場版仮面ライダー電王 俺、誕生!』とほぼ同じとなっております!ただし、介入者が彼らだった場合ですがね」
エボルト「ちなみにそれまでの歴史もちょっとあっちとは違っているがな、まぁ詳細はその時が来るまでのお楽しみとして待っとけ。そして王風と迷に多大なる精神ダメージが入ったな」
作者「なんてったって、この宣告は『腹を斬れ』と同等だからな」
エボルト「エッグゥ……んでもって、この時代に来る為に使ったチケットは見た目がヤベーイ物だったな」
作者「このタイプのチケット、レオイマジン回の時で既に前科がありますからねぇ。今回のはしつこいタイプになりますが」
エボルト「そして現れるは後で『佐助』と名乗るこの時代に生きるリアル忍者」
作者「多分『猿飛 佐助』なんだろうけども、『仮面ライダーWeb』で紹介されてる名前での出演となります。そして今回も出しましたモモタロス空耳シリーズ」
エボルト「俺の場合、『レトルト』とか『エコキュート』とか言われそうだなぁ」
作者「いやそれは流石に……ワンチャンあるのか?そして語られる、怪人軍団との会合時での出来事」
エボルト「普通に電車泥棒達よりも酷いなぁ」
作者「だがその中で輝く殿様の部下思いな一面」
エボルト「けども演者は……」
作者「その話はヤメルォ!そしてそして、お待たせしました。『世界の破壊者』ここに登場!」
エボルト「来たか悪魔。今回は『黒の忍者服』なのか…マゼンタカラーにしなかったのか?」
作者「そんなことしたら忍ぶ気あんのか案件だろうが。まぁ、カメラのマゼンタで我慢してくださいな」
エボルト「そんな悪魔と会合するのは琴音!しかも雑に囮にされてるし」
作者「やりそうだなって思ってやりました、まぁ琴音だし問題ないとも思ったし。一方で殿様を救助する佐助」
エボルト「ちょっと煙玉可笑しくねぇか」
作者「そりゃあ、光刃が投影した時代技術比2.5倍の煙量に加えて、エックスがどこからか取り出して渡してきた『謎の鱗粉α』と『謎の火薬β』を混ぜて完成したものだからね」
エボルト「うわぁ、絶対なんか化学反応起きてそうだなぁ」
作者「しかも本人もよく分かってない代物という事は伝えず」
エボルト「え、何それ怖っ」
作者「何事もなくてよかったな、光刃の解析魔術が無かったら詰みだったけども」
エボルト「……なんか怖いから聞かんでおこう。そしてジョーカーの元に飛んでくる矢文」
作者「実はこれ、出発前に成功したか失敗したかとそれぞれ用意していたものです。なのですぐに飛ばせました」
エボルト「なーるほど。そして召喚、『アルセーヌ』!」
作者「いいよね〜、デザインとか色々と」
エボルト「だな。んで蹴破ってやってくる光刃」
作者「パンダラビットイマジンは作中でも弱かったからね仕方ないね。ちなみにこんな事があっても足の骨とかに異常はありません、もはや異常です」
エボルト「いやどっちだよ。んでもってさりげなくお姫様抱っこしちゃってよ」
作者「まず心に一手打たれましたね、落ちるまでのカウントダウンがついに始まる……」
エボルト「投稿ペースも含めてカウント長そうだなぁー。そして空から落下するリボルギャリー」
作者「これ実はアルの幸運値で相殺しきれなかった不幸がインフレの結果です。まぁトリガーとなったのはエックスが運転を始めた事ですけども、だから逆に言えばエックス以外が運転操作していればこんな事故も起きなかったぞ」
エボルト「幸運A+で耐えきれなかった結果がこれって怖っ。それを何とか救出する光刃」
作者「ひとつのミスも許されない状況を遠隔操作で見事成功させたけども、その代わりに心労で顔が残念なことになったし」
エボルト「まぁ、琴音のペルソナで元に戻ったし別にいいだろ」
作者「それもそうっすね。そしてダブル電王変身、からの突撃!」
エボルト「その際に『正義の味方』様がこんな状況にも関わらずフリーズしちまったな」
作者「この反応でどんくらい沼の中にハマったのかが理解できますね、そしてブレないエックスの単身突撃」
エボルト「あまりの出来事で収集できずアルトリアが泣いちまってるな」
作者「いつもはエミヤもエックスブレーキの1人だったけども、それが今ちょっと壊れちゃってるからねぇ……」
エボルト「おいたわしや…。んでもってとりあえずひき逃げ事件の危険も無くなり飛び降りて参戦する3人」
作者「格闘技術に関しては『朔田 流星』や『ザック』、『万丈 龍我』に鍛えられてる上にまぁ、次回にはエミヤ復活してるだろうからなんかしらの武器与えられるだろ」
エボルト「まぁ、『第17話』でも実際に鍛えられていたな。そしてさりげなくまた受け止めてるし」
作者「気がついたらこれだよ、さすが天然ジゴロ隙がない。んで場所がちょっと変わって士の方へ」
エボルト「ちゃーんとみんな逃がしてんのな、言葉足らずで勘違いされてんのを目を瞑れば」
作者「完全に巻き込まれた側だからね仕方ないね。ちなみに逃がした場所はなんの偶然か光刃達がちょっと休んでいた場所です」
エボルト「まぁ、あそこにはなんも無いか。そして〆に出たペルソナの一覧か」
作者「あれは使用者の使った順で並べてあります。属性のをいちいち色変えするのが大変だったわー」


エボルト「お疲れさん、そんなお前の為に処刑の時間だ」
作者「鬼かな?いや、星狩り族だったわ」
エボルト「おうおう忘れんなやこの野郎。騒ぐなよ?殺してやるから」
作者「うん辞めて欲しいな」
エボルト「だが断る。てなわけでポイッ(トスッ)おっとこいつは」
デザスト「あん?なんだここ」
作者「アイエエエエ!デザスト!?デザスト=ナンデ!?」
エボルト「お前の処刑人に決まってんだろうが」
デザスト「おい、何の話だ」
エボルト「ん?こっちの話だ、気にすんな。それとそいつは生きたサンドバッグだから技の練習にでも使ってくれ」
作者「はぁ!?」
デザスト「そうか、なら遠慮なくぶつけさせてやる」
作者「ゑゑ!?」
エボルト「じゃ、あとよろしくな〜」
デザスト「おう」
作者「え、ちょ、待っ「カラミティ・ストライク!」ぎゃあああああああああ!!!」

エボルト「あーうっさ、離れよ離れよ。てな訳で今回は『東方FGO大好き』さんだったぜ。それでえーっと?作者が【『まえがき』で言いたかったことリスト】なる物を拾ったから読み上げるかぁ。まず1個目が『ディケイド出すならスーパー説教タイムも出した方がいいんだろうけど、思いつかない』か。知るか、やれ。そして2つ目が『人工知能アークでも呼び寄せて光刃の中に住まわせようかしら』か。知るか、読者に聞け。んで3つ目が『キングダムハーツの技が色々見ても全くわからん、どうしよう』か。知るか、最悪諦めろ、はい終了お疲れ様。これであいつが書いただろうリストは解決したな、それじゃあ読者諸君!次回の投稿までCiao(チャオ)
デザスト「まだまだ行くぜ?」
作者「まだ続くのかよぉぉぉ!!!イヤァァァァ!!!」


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第29話 〜交わる心、重なる力。〜

 前回までの出来事
・『nascita』前無双
・現代組の心強すぎる援軍
・過去組のぐだぐだながらの敵地突入

[残りライフ×9451]
作者「最近タイトルを思いつくのにも時間がかかるし、思いついたとしても安直すぎになって頭を抱えてる今日この頃です」
光刃「既に本文でスランプ気味だってのに、もうホントにお前ボロボロだな。んで今回のこれは?」
作者「ちょっと『仮面ライダーセイバー』の次回予告全部見返して頑張って洒落てみた結果だ」
光刃「見返してもこれかよ……」
作者「言うな…言わないでくれ……。ンン!では切りかえて、500人達成企画に関してはまだまだ募集中です。締め切りは……とりあえず俺の誕生日である[6/14]までにしとこうかな」
光刃「それまでにこれ以上来るんか?意見って」
作者「まぁとりあえずだし、首を長くして待つよ。あ、1人で何個も送っていいからね(大事な事なので以下略)」
光刃「……そういえば俺の誕生日っていつなんだ?」
作者「誕生日?あっ…スゥー……「は?」そ、そしてアンケートは2つとも締め切ろうかなと思います、もうこれ以上伸びなさそうかなって思いまして」
光刃「ほーんと唐突にぶった切るよなお前」
作者「いつもすまない……。それで先ず【電王オールスターやる?】は貰った全57票中23票得た『全員変身やって後からの超クライマックスF』に決定し、【オリジナルの『ファイナルフォームライド』を出す?】は貰った44票中15票がそれぞれ『出せ』と『任せるorどうでもいい』だったので出します」
光刃「あーもう面子が豪華だよ畜生、頼むから元の原作の原型を留めてくれよ」
作者「ふっ……もう無理や、こうなったらこのオリジナル章が終わるまでは見届けてくれ。まぁその後『戦姫絶唱シンフォギア』の方も始まるけど」
光刃「お前のスケジュール、マジでキッツキッツじゃねぇか!?」
作者「これも全て、ドンサウザンドって奴の仕業なんだ」
遊馬「絶対に許さねぇ!ドンサウザンドォ!」
ドンサウザンド「待て、これは冤ざ「必殺の!ファイナルホープ剣スラッシュ!!!」うあぁぁぁぁ!!!」LP 0

光刃「……なんか、攻撃力204000のホープに敗れた奴を見た気がするんだが」
作者「なんだそれ、気の所為じゃないか?それと『ニキチッチ』をヒロインに加えられるかどうか色々と調べましたが、俺の文章力では無理そうです。なんだよあの妻超Loveな中身夫の『座に登録されたらTSして身体ほぼ妻だった件』な英霊!?」
光刃「つーことだ、その件に対して思いっきし殺ってよしだぞ」
作者「非常に悪かったと思っている、だから私は心から謝ろう。あと、ワイルド組の使用ペルソナが決定しました」
光刃「協力してくれてありがとうな、3人とも」
作者「琴音に関しては全部無い頭で考えたよ。そして確定したペルソナは以下の通りです」
 結城理
[オルフェウス][タナトス]
[アティス]  [ジークフリード]
[アバドン]  [オーディン]
[シヴァ]   [オルフェウス・改(封印)]

 汐見琴音
[オルフェウス(f)] [タナトス]
[ジャアクフロスト][ノルン]
[メタトロン]   [アテナ]
[ファフニール]  [メサイア(封印)]

 鳴上悠
[イザナギ]  [スラオシャ]
[コウリュウ] [カグヤ]
[ヨシツネ]  [ヤマタノオロチ]
[バフォメット][伊邪那岐大神(封印)]

 ジョーカー(雨宮蓮)
[アルセーヌ]  [アリス]
[スルト]    [サタン]
[ハスター]   [マリア]
[ラウール(封印)][サタナエル(封印)]

作者「スキル構成は文字数食うから出番が来るのを待ってな。あと、(封印)は使えない状態としてます。バランスブレイカーしないように(伊邪那岐大神を見ながら)っていうのも一つの理由だけども、既に手遅れだよなうん」
光刃「ちょっと!?俺泣かせなペルソナ持ってるやついるじゃねぇかよ!?」
作者「ふっ…考えておいてなんだけども、もうどうしような」
光刃「これで俺……主人公として目立てるのか?」
作者「知らん、頑張れ。俺も(書くのを)頑張るから」
光刃「そっか。なら俺が喝を入れてやるよ」
〈ブレイド!ふむふむ……〉
〈サンダー!スラッシュ!〉
作者「……なんか、私怨が混ざってる気がする」
光刃「お、分かってるじゃないか。じゃ、死んでもらおうかな…!」
〈習得一閃!〉
〈ライトニングスラッシュ!〉
光刃「ウェェェェイ!!!」
作者「『草加』なのか『剣崎』なのかはっきりしろぉぉぉ!!!ぎゃああああああ!!!」
〈GAME OVER〉


場所は光刃達が砦に乗り込んでいる時の城下町。そこでの戦いもクライマックスに差し掛かっていた

 

ウラタロス「ふっ!(ガギン!)せい!」ジャシュ!

 

シャークFG(ファンガイア)「グギャア!」

 

『ウラタロッド』で『シャークFG』が放った切断光を華麗に受け流し、斬り飛ばすウラタロス

 

キンタロス「ぬん!(ズンッ!)どすこーい!どりぁ!」ダガン!

 

ウォートホッグFG「ガゴォ!」

 

突進してきた『ウォートホッグFG』を真正面から受け止めると押し返し、『キンタロアックス』で追い打ちをかけるキンタロス

 

リュウタロス「うはははー!えーい!」ダゴォン!

 

トータスFG「ゴアァ!」

 

ステップを踏みトリッキーな動きで翻弄させつつ、『リュウボルバー』をぶっぱなすリュウタロス

 

Full(フル) charge(チャージ)!〉

 

ゼロノスA(アルタイル)「(ドゥインドゥイン…)はぁぁぁぁぁぁ…でりゃぁぁぁ!!!

 

ビートルFG「ギェアアア!!!」

 

そしてゼロノスは隙を見て【フルチャージスイッチ】を押し、エネルギーが溜まった【ゼロノスカード】をベルトから抜き取ると、【ゼロガッシャー サーベルモード】の【ガッシャースロット】に装填して緑色の『フリーエネルギー』を送り込み、[]型の斬撃波『スプレンデッドエンド』を『ビートルFG』に命中させた。だが、ビートルFGは砕け散ることなく、生きていた

 

ビートルFG「ぐっ、こうなったら……シェアア!」

 

シャークFG「グァッ!?グァァァ……」

ウォートホッグFG「ガァッ!?ギェアアアア……」

トータスFG「イギャア!?ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙……」

 

そう言って『ビートルFG』は、近くに転がってきた三体のファンガイアに手を向けた。すると三体は悲鳴をあげながら瞬く間に『ビートルFG』に吸収された。

 

ビートルFG「絶対に許さんぞ!グェラァァァ!!!」

 

その結果、右肩部の装甲に『シャークFG』のステンドグラス絵と共に[SHK]の文字、左肩部の装甲に『ウォートホッグFG』のステンドグラス絵と共に[WHG]の文字、胸部の装甲に『トータスFG』のステンドグラス絵と共に[TTS]の文字がそれぞれ浮かび上がった

 

ウラタロス「嘘っ!?」

 

キンタロス「あいつ、仲間を吸収しよった!」

 

リュウタロス「でも、これで的はひとつになったよね!」

 

ゼロノスA「あぁ、ここからは短期決戦だ!デネブ!」

 

デネブ「ぬん!(ダダダン!)「ギリャァァァア!」…む、了解!」

 

そう言ってデネブは『ラットFG』達の相手から一旦離れてゼロノスの背中側に立つと、腕を顔の前でクロスさせた。そしてゼロノスは【ゼロノスカード】をベルトから抜き取ると、黄色の裏面を外側にさせて再び赤いレバーを右手側にスライドし、周囲に待機音が流れ始めた

 

Vega(ベガ) Form(フォーム)

 

そして直ぐ【ゼロノスベルト】に【ゼロノスカード】を右の挿入口から【クロスディスク】にアプセットすると、[]の文字が浮かび上がるように【クロスディクス】の丸いパーツが可動した。するとゼロノスの【電仮面】は『フリーエネルギー』となって消え、代わりに元々装着されていた【ゼロブレスト】の上から新たに【デネブブレスト】が装着される

 

デネブ「ふっ!はぁぁぁ……

 

それを確認したデネブは両腕を交差させた状態でゼロノスの両肩に置くと、合体した。そして体は黒い布のようなものに包まれると、ゼロノスの背中から身体に入っていった。すると、【デネブブレスト】の中央が開いてデネブの顔が出てきて、背面にに【デネブローブ】をまとった。そして【ゼロレール】に沿って割れたドリル状の【電仮面】が中央に合わさると、高速回転させて星型に開いた

こうして『仮面ライダーゼロノス ベガフォーム』へと姿を変えた

 

ゼロノスV「ぬぅん!

 

そう言って剣を振るうと風を起こして木の葉が落ち、地面にもヒビが入った。そして相手に向けて手を広げて突き出す

 

ゼロノスV(ベガ)最初に言っておく!今はもうさっさと終わらせて、光刃達と合流したい

 

侑斗〈このバカ!〉

 

ウラタロス「なら、僕達でそこまで繋げますか」

 

ゼロノスV「わかった!頼んだぞ、カメタロス!」

 

そう言うとデネブは【ゼロガッシャー ボウガンモード】を組み立てた。するとウラタロスがその前に出てくると

 

ウラタロス「『ウラタロス』ね。せいっ!」

 

ビートルFG「ぐっ!?がぁぁ……」

 

訂正してから『ビートルFG』に【ウラタロッド】を投げつけ、亀の甲羅みたいなマーク状の網【オーラキャスト】に変わった

 

ウラタロス「ふっ!はぁぁぁ……せりゃあ!」バギャァン!

 

ビートルFG「グガァッ!?」パキパキッ

 

そしてウラタロスはそこに向けて『ソリッドアタック』を地面を滑るスライディングする形でキックを放ち、『ビートルFG』が吹き飛ばされた

 

リュウタロス「それじゃあ次は僕行くけどいいよね!答えは聞いてない!」ダンダンダン!

 

そこに続いてリュウタロスはステップを踏みながら立ち上がったばかりの『ビートルFG』に銃撃を何発か与える。そして足を止めて肩幅くらいに広げると、両手で【リュウボルバー】を構え

 

リュウタロス「へいっ!」ダガァン!

 

ビートルFG「ギゲッ!?」パキパキッ

 

『ワイルドショット』を命中させ、爆発を起こしながら『ビートルFG』が宙を飛んだ

 

リュウタロス「クマちゃん、お願い!」

 

キンタロス「おっしゃ、任せとき!でりゃあ!」ドァン!

 

ビートルFG「ウギャア!?」パキパキッ

 

そして次に吹き飛んだ場所はキンタロスの近くだった為に、そのまま身体に【キンタロアックス】の強烈な一撃を叩きつけた

 

キンタロス「『ダイナミックチョップ・生』!

 

そう言って顔を少しあげてキメ顔を見せるキンタロス。そしてまた転がる『ビートルFG』、その体は既に満身創痍だったが、未だに挑みかかろうとしていた

 

ビートルFG「こ、こんなところで…終わる訳には……」

 

侑斗〈デネブ!〉

 

ゼロノスV「了解!」

 

Full(フル) charge(チャージ)!〉

 

【フルチャージスイッチ】を押し、エネルギーが溜まった【ゼロノスカード】をベルトから抜き取ると、そのまま【ゼロガッシャー ボウガンモード】の【ガッシャースロット】に装填して黄色の『フリーエネルギー』を送り込んだ

 

ゼロノスV「(ドゥインドゥイン…)はぁぁぁ……でいやぁ!

 

ビートルFG「ぐぁぁぁあ!!!」

 

そして【ゼロガッシャー】を片手で構えると、そのまま引き金を引いて[V]型の一撃『グランドストライク』を『ビートルFG』に命中させて身体に[V]が刻まれ、『ビートルFG』の身体は完全に限界となった

 

ビートルFG「ぼ…ボス……申し…訳……」

 

バキバキバキッ!バリィィィン!!!

 

最後にその言葉を残すと、そのままついに身体は砕け散った。だが、まだ『ラットFG』が残っていた

 

ウラタロス「あいつは何とか倒せたけど、このままこの数相手はキツイかな……」

 

リュウタロス「やだー!僕もう疲れたー!!!」

 

キンタロス「もうひと踏ん張り……うぉっしゃあ!」

 

ゼロノスV「俺も、が…頑張るぞ!」

 

さらにここまでに数十体も倒していた為に、流石に4人は疲労が溜まっていた。すると急に目の前で金色の歯車や文字盤のようなイメージが天球儀のように包まれているようなエフェクトが現れると、そこから1人の仮面ライダーが現れた

 

侑斗〈お前は……っまさか!?〉

 

そしてその仮面ライダーは、右手に【デンガッシャー ガンモード】を持つと、左手に持つパスをベルトに翳した

 

???Perfect(パーフェクト)Weapon(ウェポン)!〉

 


〈 界時抹消!〉

↓現代:戦場↓

〈 再界時!〉


 

現代に戻り、突如として現れた5人の激しい戦いを驚いたりして眺める6人。既に黒歌とアーシアの手によって漏れなく全員全快済みだ

 

朱乃「あらあら、とんでもありませんわね」

 

祐斗「凄い力だ……」

 

小猫「……姉様も知ってたんですか?」

 

黒歌「にゃっはは、凄いということだけは知ってたけども、流石にこれ程とは思わなかったにゃ……」

 

アーシア「皆さん、凄いです!」

 

そんな彼らにレオソルジャーがやってくるが、リアス先輩から放たれた『破滅の力』の魔力球により一瞬で消し飛んだ

 

リアス「悔しいけど、あの幹部っぽいのは彼ら2人に任せる方が得策ね。みんな!他の彼らの援護をするわよ!」

 

4人「はい部長!」

 

黒歌「さーて、黒歌さんの力を見せてやるにゃ!」

 

 

場所を変えてデザスト&ミニクーちゃんコンビ、そこでは雑魚敵がかなり邪魔をして目的の相手になかなか辿り着けず、2人はいい加減めんどくさくなり始めていた。すると

 

朱乃「うふふふ、痺れてください」ドゴォォォン!!!

 

レオソルジャー「ぐぎゃああああ!!!」ドガーン!

 

祐斗「はぁ!」ザァン!

 

ラットFG「ギリャァァァア!?」パリンッ!

 

その上空から朱乃先輩が両手を上に挙げて天から雷を落とし、何体かのレオソルジャーが葬られ、祐斗の【魔剣創造(ソード・バース)】で作られた闇の魔剣でラットファンガイアを葬った

 

デザスト「お?お前ら協力してくれんのか?」

 

朱乃「えぇ。部長の判断ですので、お手伝いしますわ」

 

祐斗「それに僕達も、このまま見てるだけって訳にも行かないですから」

 

ミニクーちゃん「はっ、なら言葉だけじゃなくて行動で示せ」

 

朱乃「あらあら、手厳しいですわね」

 

祐斗「ではその通りにさせてもらいます。ふっ!」

 

朱乃「うふふふふ」

 

そう言って祐斗はまた魔剣で突撃し、朱乃先輩は祐斗に当たらないようレオソルジャーとラットファンガイア達に雷を落とした。それによりデザストとミニクーちゃんは雑魚を無視し、また『シルクモスファンガイア』と『シースターファンガイア』へとそれぞれ飛び向かっていった

 

 

そしてオーフィスのところでも

 

小猫「……せや!」

 

レオソルジャー「ぐはぁ!」

 

黒歌「黒歌さんドローーップ!」

 

ラットFG「うぐぅっ!?」

 

ナイトローグ「(ザクシッ!)小猫!黒歌!」

 

1人で相手をしているために中々敵の数が減らないナイトローグの元へ猫又姉妹がそれぞれ右ストレートとドロップキックをしながら参戦した

 

小猫「……この相手は任せてください」

 

黒歌「やっちまえだにゃ!」

 

ナイトローグ「うん、ありがとう!」

 

そう言うとナイトローグは背中から蝙蝠のような翼を展開し、雑魚共を無視して『シャドウイマジン』と『ファントムイマジン』に向かっていった

 

黒歌「暴れるわよ、白音!」

 

小猫「……はい、光刃先輩との修行の成果を見せてあげます!」

 

そう言うと、『レオソルジャー』と『ラットFG』達に果敢に挑んでいった

 

 

さらにビルドのとこでも

 

〈分身の術!〉

 

ビルド1「さぁってと、邪魔なこいつら潰しますかね」

 

ビルド2「そんじゃあ俺らは火遁で行くぞ」

 

〈〈火遁の術!〉〉

 

ビルド3「それなら、こっちは風遁か?」

 

ビルド4「だな、全員合わせていくぞ!」

 

〈〈風遁の術!〉〉

 

「「「「はぁ!」」」」

 

〈〈火炎斬り!〉〉

〈〈竜巻斬り!〉〉

 

レオソルジャー「ぐぎゃああああ!!!」ドガーン!

 

ラットFG「ぎりゃぁぁぁあ!?」パリンッ!

 

【4コマ忍法刀】から放った4人の技で十数体の雑魚を倒すことは出来たが、まだまだ残っていた。それを見て左手を首に置いて1回転させると、真横を『破滅の力』の魔力球が数個通って行き『ラットFG』と『レオソルジャー』が滅ぼされた

 

リアス「こんなとこかしら」

 

アーシア「エボルトさん、大丈夫ですか?」

 

ビルド「あ、あっぶねぇ。冗談抜きに死ぬかと思った……」

 

少しドヤ顔っぽくなってるリアス先輩にビルドに駆け寄るアーシアだったが、危険な物体が真横を通った事に驚いて思わず分身から1つに戻ったビルドだった

 

リアス「あら、私がそれくらい当てないように撃つことは出来るのよ?」

 

ビルド「いや、そういう訳じゃなくてな……まぁいいや、とりあえずお前達は手伝ってくれる感じか?」

 

アーシア「はい!ですが、私は戦いに出ることはできませんけども……」

 

ビルド「いんや、多い方が助かるさ。ほれ、お前はこれでも使っとけ」

 

そう言ってビルドは手に持つ【4コマ忍法刀】をアーシアに投げ渡した。それをアーシアは驚いてあたふたしながら受け取ると、【4コマ忍法刀】とビルドを交互に見た

 

アーシア「えぇ!?でっでも、これじゃあエボルトさんは……」

 

ビルド「ん?俺は別に問題ないぞ、なんせ手はいくらだってあるんだしな。さぁて、それじゃあ初めて使うボトルで実験を始めようかぁ」

 

そして両手にそれぞれ赤色のフルボトルと黄緑色のフルボトルを見せながら数回振ると【シールディングキャップ】を閉め、【ビルドドライバー】の【ツインフルボトルスロット】に交互に入れた

 

〈モモタロス!電車!ベストマッチ!〉

 

ビルド「おっマジか!?ベストマッチキタァァァ!!!フゥー⤴︎⤴︎⤴︎!

 

その音の後にセットしている2本のボトルから[M//D]というマークが浮き出て【ビルドドライバー】からは待機音が流れ始める。その一方でビルドは超ハイテンションで直ぐに【ボルテックレバー】を回し始めた。するとマークは消えて、【スナップライドビルダー】と【ファクトリアパイプライン】が生成されてエボルトの体を前後で挟み込むように配置される。そして、そのパイプに【トランジェルソリッド】が流れ込むと前は赤で後ろは黄緑に別れてそれぞれ生成していった

 

Are(アー) you(ユー) ready(レディ)?〉

 

ビルド「ビルドアーップ!!!

 

その言葉の直後に生成されたアーマーがビルドの体を挟み込むが、ひとつに重なったその直後に重なったアーマーのみがスパークを放ち、()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

リアス「……え?」

 

ビルド[N//C]「………あり?」

 

アーシア「失敗…でしょうか……」

 

そう言って微妙な空気が流れていると

 

〈電王!〉

 

【ビルドドライバー】からその音声と共に【デンオウベルト】のソードフォーム待機音が流れたかと思うと、パスをセタッチした音も流れる。それと共に砕け散ったアーマーは赤い【フリーエネルギー】のように形や状態が変わって変身音と共にビルドの身体にくっ付くと【オーラスキン】になって『電王 プラットフォーム』となる。そこに【オーラアーマー】が周囲に生成されてさらに装着し、最後に【電仮面】がマスクの上に生成されて【デンレール】に沿って正面に来ると、桃のように割れた

 

ビルド「よく分からねぇけど、一応これで完了か?ともかく……俺、参上!

 

こうして色々と混乱をしながら『仮面ライダービルド 電王フォーム』へと姿を変えた

 

幽汽「何!?電王だと!?」

 

アーシア(あ、光刃さんがモモタロスさんに憑依されて変身した仮面ライダーだ……)

 

リアス「……あなた、何言ってるの?」

 

ビルド「いや、急に『言わなきゃ!』って使命感に襲われてな……」

 

その姿を見た幽汽は驚き、アーシアはその姿を見て下校中の出来事を思い出し、リアスは突然の行動に困惑し、ビルドも同じくどうしてそうしたのか分からず困惑した

 

ビルド「よし、それじゃあ……」

 

〈デンガッシャー!ソードモード!〉

 

ビルド「行くぜ行くぜ行くぜーー!!!」

 

そう言ってビルドは何故か【ビルドドライバー】から生成された【デンガッシャー】を片手に『レオソルジャー』や『ラットFG』を蹴散らしながら幽汽とぶつかりにいった

 

リアス「もう、訳が分からないわ……」

 

アーシア「もしかして、モモタロスさんのボトルを使った影響なのでしょうか……」

 

あまりのテンションの違いにタジタジになりながらその光景を眺める2人だったが、再び襲ってきたために気を取り直して2人は協力しながら戦いを始めた

 


〈 界時抹消!〉

↓過去:砦↓

〈 再界時!〉


 

電王S(ソード)「へっくち!」

 

良太郎〈モモタロス、風邪?〉

 

電王S「いや、そんなはずねぇと思うが…「死ねぇぇぇ!!!」うっせぇ!(ジャキン!)「ぐはぁ!」どうせどっかの奴が俺の事を考えたり同じ力使ったりしてんじゃねぇのか?でりゃぁ!(ジャキン!)」

 

良太郎〈それ、あまりにもピンポイントすぎない?〉

 

そんな様子の電王Sは【デンガッシャー ソードモード】で『NEWモールイマジン』や『ラットFG』達と戦っていた

 

モレクイマジン「おのれ、電王……!」

 

モスFG「これ以上我々の邪魔をするな!」

 

電王S「へっ!邪魔しに来たのに邪魔しねぇ奴がいる訳ねぇだろうが。それか俺とやろうってのか?だったら少しは骨がある野郎なんだろうなぁ」

 

そう言って剣を肩に担ぎながら挑発する電王S、その言葉に激高した2体は電王Sに向かっていった

 

NEW電王「フッ!(ザギンッ!)「グギャア!」モモタロスのやつ、調子が良くなっているな」

 

テディ〈あぁ、我々も負けられないぞ〉

 

NEW電王「だな。ハッ!(ザギンッ!)「ギギャァ!」」

 

一方のNEW電王もモモタロスの様子を見て気合いを入れ直して雑魚敵を倒していると

 

テディ〈幸太郎!後ろだ!〉

 

???「はぁ!」シュンッ!

 

NEW電王「ッ!」ガギンッ!

 

テディ〈次は右から斧だ!〉

 

???「フン!」ブゥン!

 

NEW電王「くっ!」ガゴォン!

 

突如として後ろから『マンティスイマジン』が一対の鎌で襲ってきてそれを【マチェーテディ】で受け止め、続けて『プローンFG』が長い柄の斧で襲ってきたので【マチェーテディ】を使って受け流すと後ろに下がって距離をとった

 

NEW電王「何?俺にも2人がかりでないと無理なの?」

 

マンティスイマジン「うるさい!よくもあの時私を倒してくれたわね……!今度は貴方が死ぬ番よ!」

 

プローンFG「彼女と貴方に何があったのかは知りませんが、大将の作戦の邪魔にならないよう無力化させていただきます」

 

テディ〈気をつけろ幸太郎!この2体、さっきまでのとは違うぞ!〉

 

NEW電王「あぁ、油断はしない!」

 

そしてNEW電王も2体とぶつかった。そしてまた一方

 

ジョーカー「ふっ!(ジュシッ!)はっ!(ザシッ!)そこだ!(ダダダン!)」

 

【アタックナイフ】と【トカチェフ】巧みに使い

 

ジョーカー「来い!『ハスター』!」パキィン!

 

ハスター「深淵ノ闇コソ原初ニシテ終焉。"深淵の眼"!

 

さらに仮面が消えると共に呼び出した『ハスター』で広範囲の相手を攻撃させ、簡単には近寄らさせずに戦うジョーカーと

 

琴音「せや!(ダガッ!)たぁ!(ザシッ!)えい!(ドガッ!)」

 

【薙刀】の【石突】で殴ったり【穂】で斬撃を与えたり、【薙刀】を支えとして蹴り技を放ち

 

琴音「お願い、『アテナ』!」クルクルクルッ!ドキュゥン!

 

アテナ「撃ちます!"アカシャアーツ"!

 

こめかみに当てた【召喚器】のトリガーを引いて撃ち抜き呼び出した『アテナ』の一投等で勇敢に戦う琴音、そして

 

メテオ!ON(オン)Lady(レディ)※幻聴

 

光刃「お前たちの運命(さだめ)は…俺が決める!フッ!

 

メテオ!リミットブレイク!※幻聴

 

光刃「ホォ~~~~~~~…ッワチャァア!!!

 

NEWモールイマジン「がぁっ!?」

ラットFG「ギギャァ!」

 

本当にベルトがあるように腕を動かして独特な掛け声とともに回し蹴りを使ったりして渡り合う光刃がいた。その時には、時折『仮面ライダーメテオ』の幻影が重なっているように見えていた

 

琴音「こ…光刃君、さっきと様子が違いすぎない?てりゃ!」

 

ジョーカー「まるで性格が複数あるかのようだな…(それと、光刃には見えていないようだが、チラチラと見えるあの幻影……ペルソナじゃないみたいだが何なんだ?)はっ!」

 

光刃「やるなら、とことん全力でってな!ホワァ!」

 

オルタ〈オリジナルの動き……正確すぎて知ってるオレの耳にベルトの音が幻聴で聞こえるぜ……しかも、コイツの仮面ライダー愛が爆発して戦闘スタイルがそれに引っ張られているみたいだしよ(あの先輩ライダーの幻影……なんだあれ、全く分からん)〉

 

いつもとあまりの違う様子の光刃に困惑しながら『NEWモールイマジン』と『ラットFG』相手する2人、それに光刃はその調子のままそう答えて『ラットFG』に拳撃をぶつけ、オルタは半分驚き半分満足そうに言っていた。すると

 

光刃「ッ!まずい!「キシャァァァァァ!!!」邪魔だ、うぉりあ!「ギェア!?」」

 

オルタ〈おっ、また身体の動きが変わったな。今度は……『仮面ライダージョーカー』か〉

 

琴音「ちょ、光刃くん!」

 

ジョーカー「全く、あいつは……。それと、俺と同じ名前の仮面ライダーっているんだな」

 

遠くで王風達の危機が見えた事でそのまま全力で走って行ってしまった光刃に琴音はまた驚き、ジョーカーは困った様子を見せてからさっきバッチリと聞こえていた言葉を思い出していた。その王風とエミヤとコハナは

 

エミヤ「ふむ、光刃のする変身に比べるとシンプルだが、それはそれであのタイプも好ましい。それに、あの使っている武器、組み立て式なのか…あーゆうタイプを作ってみるのもいいな……」魅了(特殊)

 

王風「いい加減、戻ってきてください!シロウ!」

 

コハナ「王風さん、ここは私に。コォォォォ……やーっ!」ドコッ!

 

エミヤ「ぐはっ!?……はっ!私は一体……」

 

未だに余韻に浸っているエミヤに、コハナから放たれた飛び蹴りが炸裂した。それで我に返ったエミヤだが、そんなところに完全な死角から『ラットFG』が【吸命牙】を構えながら襲いかかる。しかし

 

ジョーカー!マキシマムドライブ!※幻聴

 

光刃「させるかよ!ライダーキック!たぁぁぁぁぁ!!!

 

ラットFG「グギャア!」

 

それよりも早く駆けてきた光刃が『仮面ライダージョーカー』の幻影を一瞬纏って飛び蹴りを炸裂させた

 

光刃「ふぅ、間に合ってよかった」

 

王風「コウハ!すみません、不注意でした」

 

オルタ〈気にすんな。それよりもエミヤ、とりあえず行けるか?〉

 

エミヤ「あぁ、本当に迷惑をかけてすまなかったね……」

 

そう言って手のスナップをする光刃に王風とエミヤはそれぞれ謝った。そこに

 

琴音「もー、急に私達を置いて飛んでくからビックリしたよー」

 

ジョーカー「せめて一言くらいは欲しかったな」

 

それぞれ【薙刀】と【アタックナイフ】&【トカチェフ】、そして『ペルソナ』で蹴散らしながらここまでやってきた2人は少し不満をぶつけた

 

光刃「すまんな、2人に襲いかかるのが見えてよ。それに、合流も兼ねたかったし。それでエ…迷は?」

 

王風「それなら…あそこに……」

 

そう言って指を向けた先には

 

迷「む、剣持ち……つまりはセイバー!セイバー死ねぇ!

 

ホースFG「ガァッ!?」

 

迷「お前もついでだよカリバー!

 

ウルフイマジン「ぐあぁ!?」

 

 

コハナ「えぇ…」

 

ジョーカー「なんと言うか……」

 

琴音「迷ちゃんがいつも以上にテンションが高い……」

 

光刃「あー、まぁまぁセーブしてるっぽいけどはっちゃけてるなぁー」

 

めっちゃ生き生きと【銀河流星剣】1本で斬りまくっている迷がいた。それを見たコハナは流石に困惑し、ジョーカーと琴音は普段とのギャップを感じ、光刃は遠い目をした

 

エミヤ「すまない、私の責任だ」

 

光刃「ん?いいよいいよ、遅かれ早かれだし。それよりも、2人とも頼りにしてるぜ!王風……いや、()()()()()()()()()()()エミヤ!」

 

アル「!……えぇ、いつでも!」

 

エミヤ「あぁ、私もその期待に応える働きをしよう」

 

そう言うとアルは『簡易霊衣:風王結界(インビジブル・エア)』へと変わり、エミヤは『第一再臨』の服装に変わった。そして距離が離れている迷には腹から出した声で

 

光刃「エックスー!全力で戦っていいぞーー。ただし、宝具の真名解放による使用だけは禁止にするけどなーーー」

 

迷「宝具禁止というのは少し物足りませんが、その言葉を待ってましたよ!マスター!」

 

そう送った。するとその言葉と共にエックスも『第二再臨』の姿へと変わった。そして【銀河流星剣】を改めて構えると

 

エックス「我が名は!"セイバーの中のセイバー"『謎のヒロインX』!マスターにとっての剣であり、最強のセイバーなり!改めて行くぞ、第2宝具……【銀河流星剣】!とぉぉぉう!セイバー!!!

 

名乗りを上げて飛び上がると近くの敵目掛けて回転斬り(Busterのアレ)をした。しかもそのあとは先程以上の剣持ちを重点的に狙いながらである。それを見て光刃は記憶を頑張って呼び起こし、その記憶を元に指示を出す

 

光刃「アルはエックスと共に、エミヤは基本ハナさんと一緒で頼む!」

 

アル「お任せを!」  エミヤ「了解した」

 

返事が返ってくると、アルはすぐさまエックスの元に【風王結界(インビジブル・エア)】を纏った王の剣で斬り開きながら駆けていった。その一方でエミヤは【干将・莫耶】をすぐさま投影し、いつでも動ける体制をとった

 

エミヤ「一応確認するが、マスターも戦う気だろう?」

 

光刃「もちろん。せっかく戦えるんだ、やらない訳には…〈あ、オリジナルは出番交代な?〉…あ、ちょっ〈奥にポイッ!とな〉〈あぁ〜〜!?〉」

 

その声と共に光刃の意識は奥に引っ込められ、代わりにオルタが出てきた

 

オルタ「ったく、いい加減オレにも暴れさせろってんだ」

 

そう言って首を(コキッ!コキッ!)と鳴らすオルタ。その姿はいつの間にか黒髪に濃い赤のメッシュが前髪に入っている事と金色の瞳という変化が起きた

 

ジョーカー「オルタか、お前も行けるんだな?」

 

オルタ「当たり前だ、さっきまでオレがその場所を変わりたかったくらいだからな」

 

琴音「わー、好戦的だねぇー」

 

こんな状況にもかかわらずそんな会話をしてると、エミヤが【名も無き剣】を投影して渡してきた

 

エミヤ「一応素手でも戦えるようだが、心配だからな。せめてこれだけはさせてくれ」

 

オルタ「助かる、さすがに武器持ちとは見ているだけだったがヒヤヒヤしてたんだ」

 

光刃〈それは…すまん。俺も振り返ってみたら、よく大きな怪我を出さずに済んだよなぁ……まぁ、それは俺の師匠の教えの賜物ってことで〉

 

そう言いながら剣を軽く振り、感覚を高速理解するオルタととりあえず言い訳を述べた光刃。すると『NEWモールイマジン』や『ラットFG』達が向かって来た

 

オルタ「さぁて、そんじゃ殺り合うろうか!ウラっ!」

 

光刃〈みんなごめーん!こいつの欲求不満が強すぎて俺にはもう制御不可だわー!〉

 

そう言ってオルタはそれらにニヤリと笑い突撃しに行き、光刃は謝罪だけ述べてどうしようもなくなった身を任せた

 

琴音「えっ光刃くん!?「うらぁ!」よっ、ていっ!「いでぇ!?」もぉー!」

 

コハナ「もう、「ガキがぁぁぁ!!!」おっと、てりゃー!「ごふっ!?」オルタって人、モモ達を彷彿とさせるわ」

 

エミヤ「全く。「キリャァァァ!!!」ふっ!はっ!「ギリャァァァ!?」さて、我々もうかうかしてられないぞ」

 

ジョーカー「あぁ、そうだな。「死ねぇ!」はっ!たぁ!「うぎゃあ!?」」

 

勝手に突撃して行ったオルタに琴音は【薙刀】で攻撃を捌くとほっぺを『プクー』っとふくらませ、コハナは頭を下げて躱すと腹に鉄拳を叩き込んだ。その一方でエミヤとジョーカーはとある方へと【黒い洋弓】と【トカチェフ】をそれぞれ構え

 

エミヤ「フン!」バシュッ!

ジョーカー「ハァ!」ダァン!

 

琴音「(ヒュン!)キャッ!」

コハナ「(シュン!)ひゃあ!?」

 

カメレオンイマジン「グァァ!?」

カメレオンFG「ギェア!」

 

放った矢は琴音の真横を通り過ぎ、後ろにひっそりと透明となって近づいていた『カメレオンイマジン』の身体に突き刺さって吹き飛ばし、ジョーカーの銃撃もコハナの横を通って透明となっていた『カメレオンFG』に命中して転がっていった

 

エミヤ「全く、本気で首を狙うなら殺気をもっと抑えつつ気配も限りなく薄くすることだな」

 

琴音「き、気がつかなかった……」

 

コハナ「わ、私も……」

 

ジョーカー「なるほど…俺は嫌な予感がして『サードアイ』を使ったから何とかなったが、そうか気配か……」

 

そう言って呆れたように2体の怪物を見下ろすエミヤと驚きの表情を隠せずにいる琴音と顎に手を当てて考えているジョーカー。そして攻めてきていた沢山の雑魚兵は一旦突撃を止めて周りを囲っていた

 

カメレオンFG「この…よくも……!」

 

カメレオンイマジン「何をしているお前ら!早く奴らを殺せ!!!」

 

そして攻撃を受けた2体は怒りを顕にして言い、その言葉でまた一斉に攻めてきた

 

エミヤ「全く、まるで成長していなくて呆れるしかないな」

 

ジョーカー「蹴散らすぞ、ペルソナ!」

 

琴音「オッケー、ペルソナ!」

 

コハナ「行くわよー!」

 

そして4人はまた戦い始め、闇討ち失敗した2体はその間に再び透明化した

 


〈 界時抹消!〉

↓1人突撃したオルタ↓

〈 再界時!〉


 

オルタ「我が太刀受けるがいい!ハァ!

 

ブラッドオレンジスカッシュ!※幻聴

 

オルタ「たぁぁぁあ!!!ミシッ!

 

NEWモールイマジン「ぐはぁ!?」

ラットFG「グギャア!」

 

本当にベルトがあるように腕を動かしてから剣を振るって敵を斬り捨てるオルタ。その時にも幻影で見える『仮面ライダー武神鎧武』と全く同じ動きをして、その剣にも果汁のようなエネルギーを纏っていた

 

光刃〈うわっ、傍から見ると本当に完全にベルトの音が聞こえた!?なんで!?〉

 

オルタ「知るかよ!それとオマエ、まさかその事気づいてなかったのか!?」

 

光刃〈全く気づかんかった……〉

 

そんな会話を挟みながら敵を倒していると、ついに自分の周りだけはいなくなった。すると背中側の気配から嫌な予感を強く感じてすぐに振り向くと、そこには袖から砂を落とす緑の羽織を上から着た忍者がいた

 

忍者(緑)「貴様が『暗闇 光刃』だな?」

 

オルタ「まぁ、身体はな。それで?だったらなんだ?」

 

忍者(緑)「ここで死んでもらう(ビシュゥ!)うっ……」

 

そう言った瞬間に憑依していた状態から『コブライマジン』が出てくるとすぐに稲妻のような形の剣で斬りかかってきた

 

オルタ「くっ!(ガギン!ミシッ!)」

 

それに反応して剣で防いだが、小さなやばい音が鳴った(誰も気付いていない)

 

オルタ「悪いが、そう簡単に死ぬ訳には行かねぇぞ。うらぁ!(ピキッ!)ふっ!はっ!」

 

コブライマジン「何!?がぐっ!」

 

その言葉と共に押し返すと、二回身体に斬撃を与える。そして『仮面ライダーサイガ』の幻影が現れ、同じ動作で本当にベルトがあるような操作をし始めると

 

EXCEED(エクシード) CHARGE(チャージ)※幻聴

 

オルタ「だああぁぁぁ!!!

 

叫びながら突撃した。その握っている剣には、コバルトブルーのようなエネルギーを纏っているかに見えた。だが

 

コブライマジン「くっ!」カァン!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バキンッ!!!

 

オルタ「おわっ!?折れたぁ!?

 

光刃〈はぁ!?

 

限界をついに迎えたのか、『コブライマジン』が剣で防いだ結果大きな音を立てて真っ二つに折れて色も元に戻った

 

コブライマジン「はぁ!」

 

オルタ「ぐあああぁぁぁ!?

 

光刃〈このバカヤローーー!!!

 

そして『コブライマジン』は隙だらけとなっていたオルタに強烈な蹴りをお見舞して吹き飛ばした

 

オルタ「あー……キッツ、感覚的に肋骨にヒビ入ったか?これ……(ガシッ!)あぐっ……!」

 

コブライマジン「なぜかは分からんが、運がいい。このまま殺してくれる」

 

光刃〈やべぇ…意識が朦朧としてきた……〉

 

オルタ「があぁっ(まずい…喉絞められてるおかげで声が出せないから令呪も切れねぇ……)」

 

そしてオルタの首を掴むと、そのまま持ち上げて殺そうと構えた

 

アル「っ!コウハ!」

 

エックス「コウハ君!」

 

シミー「ウヴァァァァァ!!!」

 

アル「くっ!なんですかこの怪物たちは!」

 

エックス「邪魔をするなぁぁぁ!!!」

 

そのピンチな様子に気づいた2人だったが、いきなり『シミー』までも混ざった事で数を増され、向かおうにも迎えなかった

 

琴音「光刃君!「シェアアアア!!」どいて!ペルソナッ!」カッ!

 

メタトロン「我が前に立ち塞がりし敵は滅せよ!"マハコウガオン"!

 

ラットFG「ギェアアアア!!!」

 

ジョーカー「光刃!「ウヴァァァァァ!!!」くっ、そこを退け!ペルソナッ!」ブチッ!

 

サタン「貴様らに裁きを与える。"大氷河期"!

 

シミー「ヴァァァァァ……」

 

エミヤ「マスター!『投影(トレース)開始(オン)!』はぁ!」バババシュッ!

 

ブルーバードイマジン「(カンカンカン!)ふっふっふ、邪魔はさせねぇよ?」

 

エミヤ「くっ!やはり邪魔されるか!「死ねぇぇぇ!!!」ふっ、はぁ!」ザザン!

 

NEWモールイマジン「グギャア!」

 

コハナ「てりゃー!「ギャガァ!?」それに、数が多すぎてここから……!」

 

こちらもその様子に気づくが、同じく数が増されてその場から向かう事が出来ず、エミヤが放った矢も『ブルーバードイマジン』が【サーベル】で全て打ち落としてしまった

 

良太郎〈モモタロス!光刃が危ない!〉

 

電王S「おいおいおい、マジかよアイツ!「はぁ!」ちぃ!でりゃ!(ジャキン!)「ぐぁっ!?」こちとら手一杯ってのにっ……でぁ!無茶しやがってよぉ!(ジャキン!)「シェアア!?」」

 

また一方でこちらも気がつき、そう話しながら少し荒くなって戦うモモタロス。すると

 

モスFG「カァァァァ!」ボワァァァ…

 

電王S「な、なんだ?(ドガン!ドガン!ドガン!)どわぁぁぁ!?」

 

『モスFG』の口から『炸薬鱗粉』を放出され、それにモモタロスは多段ヒットして転がった

 

モレクイマジン「どうやら、お前の仲間が死にそうみたいだな」

 

モスFG「ここで死ぬところを見ていなさい」

 

電王S「ぬぐぅ…テメェら……」

 

起き上がりながら怒り、剣を向けるモモタロス。だが、内心気が気でなかった。そしてそこから少し離れたところでも

 

マンティスイマジン「アッハハハハ!どうやらお仲間が死にそうみたいね!」

 

NEW電王「光刃!ぐっ、どけ!」ガギン!

 

プローンFG「隙だらけですよ!ショエェェェ!」プシュプシュプシュプシュ

 

NEW電王「うっ!な、なんd(バン!バン!バン!)うわっ!ぐっ!」

 

危機に陥っている光刃に気がついたNEW電王が早く行かないとと焦って『マンティスイマジン』を倒そうとしたが、その隙に『プローンFG』が『エクスプロージョンバブル』を放って攻撃し、少々吹き飛んだ

 

テディ〈幸太郎!気持ちは分かるが、少し焦りすぎだ!〉

 

NEW電王「でも!……ん?あれは」

 

そう言った時、白い羽を落としながらひとつの光球が光刃の元へと飛んで行ったのを見た。そしてその光球が光刃の中に入り込むとその身体から白い羽と共に光で包まれ、あまりの突然さに『コブライマジン』も自然と手を弛めた。そして光が晴れると

 

光刃?「この穢れた手を離せ。ふっ!」

 

コブライマジン「くっ!」

 

白いメッシュの入ったコーンロウの髪になり、目は白に変わっていた。さらに『コブライマジン』の手を払って距離を取らせた。すると光刃?の元にベルトが高速回転しながら飛んでくると、腰に装着された。その直後に、琴で子守唄を奏でているようで優雅な待機音が周囲に響き始めた

 

光刃?「変身!

 

Wing(ウイング) Form(フォーム)

 

そして【ウイングバックル】に【ライダーパス】をセタッチすると、白い【フリーエネルギー】が生成される。それから【オーラスキン】が装着されると上空から【オーラアーマー】が生成されて羽が落ちるように降りてくると装着し、最後に白鳥の鳴き声に似た音が流れると共に白鳥に似た【電仮面】がマスクの上に生成されて【デンレール】に沿って正面に来ると、変形して羽を広げたかのような形に変わった。その直後に背中に巨大な翼が現れると変化し、沢山の白い羽が落ちてきた。

こうして光刃は絶体絶命の状況下からの突然の憑依によって、『仮面ライダー電王 ウイングフォーム』に変身した

 

電王W(ウイング)降臨……満を持して

 


 今回出てきたペルソナ達

汐見琴音

 アテナ     アルカナ:戦車

 

力 魔 耐 速 運

75 75 75 75 75

 

物 銃        

耐 無 - -  - - - - -

 

特性

[オリーブの加護]

自身の1MOREによる行動でHP・SP消費量がなくなる

 

スキル

アカシャアーツ

メガトンレイド

生還トリック

アドバイス

武具の心得

武道の心得

ハイパーカウンタ

電撃吸収

 

 メタトロン   アルカナ:正義

 

力 魔 耐 速 運

75 75 75 75 75

 

物 銃        

- - - -  反 吸 吸 - 

 

特性

代理人の恩恵

祝福スキル使用時のSP消費量が自動的に75%減少する

 

スキル

マハコウガオン

剣の舞

メギドラオン

ランダマイザ

魔道の才能

武道の心得

魔術の素養

極・大天使の加護*1

 

 

ジョーカー(雨宮蓮)

 ハスター    アルカナ:星

 

力 魔 耐 速 運

75 75 75 75 75

 

物 銃        

- -  - - 吸 無 - - 

 

特性

[味わいの口先]

自身に対するSP回効果が自動的に50%上昇する

 

スキル

深淵の眼

真空波

吸魔

ランダマイザ

万能ハイブースタ

疾風ハイブースタ

魔導の才能

魔術の素養

 

 サタン     アルカナ:審判

 

力 魔 耐 速 運

75 75 75 75 75

 

物 銃        

-  -  - - - - - 

 

特性

[コキュートス]

氷結スキル使用時のSP消費量が自動的に75%減少する

 

スキル

漆黒の蛇

大氷河期

コンセントレイト

大治癒促進

大気功

魔導の才能

魔術の素養

精神耐性

 

*1
火炎・氷結・疾風・電撃・祝福・呪怨・核熱・念動属性の攻撃に対する回避率が3倍になる(原作には無いので注意)




[残りライフ×9450]
作者「めっちゃウェってなって斬られたわ」
エボルト「いきなり新単語生み出すな」
作者「まぁ分かればいいんだよ分かれば。あと、勝手に新しいスキルを作って申し訳ありません」
エボルト「[極・大天使の加護]の件か」
作者「そ。まぁ[極]が付いて回避率が2倍から3倍になっただけだけども」
エボルト「いや、それは結構でかいぞ?」
作者「お前にそう言われても実感あまり湧かねぇわ。なんだよブラックホールフォームの『自身の戦闘能力を最大50倍まで引き上げることができる』って」
エボルト「しかも、俺の進化はまだ止まらないぜ?」



作者「……これ、本当に小説版で倒しきれるラスボスなのか?まぁいいや、それじゃあ本日のアンケートに参りましょう!今回は【ユーリに他の剣士ライダーの変身させる?】です」
エボルト「とりあえず、これを聞く経緯だけは聞こうか」
作者「今のままの文章構築だと、ユーリは『仮面ライダー最光』以外変身できない状況になってるんすよ。なので許されるのならその他の変身させようかなって」
エボルト「ちなみに何に変身させるのか今のところ決まってるのか?」
作者「いいえ全く。まぁでも、基本変身は『最光』で、【光剛剣最光】の力をあまり消費したくない状況とか、『最光』に変身が出来ない状況等の理由があっての場合のみ『他剣士ライダー』に変身って考えですので」
エボルト「ほーう、なるほどねぇ〜」
作者「今回の選択肢としては『……いいよ』『ゆ゛る゛さ゛ん゛!』『作者に任せるorどうでもいい』の3つにします」
エボルト「ま、今回も頼むぜ。こいつの事だからこの結果は後に書く『戦姫絶唱シンフォギア』にも引き継ぐと思うしよ」


作者「な ぜ バ レ た し。それでは次に『今回の裏設定(?)』に参りましょう!」
エボルト「とりあえず、城下町の戦いは集結か。でも、ビートルFGの扱い雑じゃね?」
作者「それは認める、圧倒的に話数が足りなかった。でも、実際にはあの速攻決着が正解だったりする」
エボルト「と言うと?」
作者「あのまま普通に戦ってたら、身体が馴染んで吸収した3人の特殊能力含めた力が完全に自分のものになる上に単純なパワーも超パワーアップになるんすよ。つまりあのまま長くなれば、デネブでもかーなーりキツい事になってた」
エボルト「なるほど、でもそうならない代わりが集団リンチとは、えげつないねぇ。そして最後に加わったヤツ、隠し通せないだろうから聞くが色んな意味で大丈夫か?」
作者「大丈夫だ、そこは考えてあるから問題ない。まぁ読者たちにその理由のヒントを出すとしたら始まりの文字は[ひ]ってことだけだな」
エボルト「なんだろうねぇ〜、分かるかなぁ?俺はノーコメントって事にしとくが」
作者「そして現代、ちゃんと戦いに混ぜました」
エボルト「まぁ、そりゃあ参加するわな。んでもって新しいベストマッチだけどよぉ、どうしてこれだけ特殊にしたんだ?」
作者「『レジェンドミックス』だし特別な演出にしようと思ったから。そういうお前はお前で、採取した微量な成分量からなんやかんややって普通に使える量に増やしてるじゃねぇか」
エボルト「まぁな、どうやったかの詳細は企業秘密だけどよ」
作者「ちなみにこの変身の仕方になるよう細工したのは光刃です。そして【デンガッシャー】が生成されたのは『レジェンドミックス』だったから」
エボルト「あいつの仕業かよ!?そして過去の戦地だが、いい感じの乱戦じゃねぇか。それにしても『マンティスイマジン』は記憶持ちか」
作者「まぁ、かなりのレア種で記憶保持版出しました。詳細は『EPISODE(エピソード) BLUE(ブルー) 派遣イマジンはNEWトラル』を観てね」
エボルト「こんなとこで媚を売るな、『仮面ライダーweb』の『怪人図鑑』でもいいだろ。んでもってペルソナ組も活躍してるなぁ」
作者「まず出したのは『ハスター』と『アテナ』。『アテナ』にした理由はうん、『アイギス、君のこと忘れててごめんね?』って事です」
アイギス「許しません、いつかギッタンギッタンに撃破するであります」
エボルト「あーあ、お前の未来ひとつ確定したな」
作者「(´・ω・`)そんなー」
エボルト「んでもって……どうしてあんなんになってんだ?あいつ」
作者「あぁ、あれね?俺が〈第0章〉の『キャラ設定』の時に書いてたのに忘れていた設定を復活させただけよ、マジですまねぇ。あ、ちなみにちゃんとキャラ設定集の方にもまた書き足したからそっちをチェックしてね」
エボルト「最低だこの作者、そんな大事な事を忘れやがって」
作者「あ、そうそう。俺の名前付け能力が低いから、自然と主人公の名前付け能力も低くなるからこれから先見る時にも頭の片隅に入れておいてね。光刃、テメェも道ずれだ」
エボルト「改めて最低だこの作者、ブラックホールに飲み込……ダメだ、次回には蘇ってる」
作者「クハハハハハハ!ゴホッ...ヴ...ゲホッゴホッゴホッ...慣れねぇことしたからかむせたわ。そして未だ余韻に浸っているエミヤに施すコハナの荒治療(飛び蹴り)
エボルト「普通に痛そうだな、デンライナー突き破るアッパーした奴からの飛び蹴り(荒治療)とか。そしてエックスは大暴れしてんなぁ」
作者「まぁ、今までちゃんと暴れられてませんでしたし、今の状況は擬似セイバー狩りですし、エックスにとってはヒャッハーするしかないよね」
エボルト「あいつならやりかねねぇな。そして光刃のあの呼び方は……」
作者「うん、サーヴァントとしてってことだな。これで正式な許可を下ろして戦闘できるぞ!そしてエックスにも声で連絡して」
エボルト「さっき以上の剣持ちオラオラか、いやぁ〜楽しそうだねぇ。そして光刃はあん時に呼び起こされた記憶を元に指示出しかぁ」
作者「まぁ、その記憶はあるだけだし、なんなら1.5部以降のストーリーの記憶は7〜8割方霧がかかっている感じで思い出せてません。ダ・ヴィンチちゃん(ライダー)の『カルデアの一同を[記録として]は留めていても[実感を伴う記憶]としてはまだ認知出来てはいない』とちょっとは似たような状態ですね。まぁ、カルデアでの日常は思い出せてる感じだけども」
エボルト「あの神、中途半端すぎるだろ」
作者(いや、2部6章までをほんのちょっとだけ見たけど、結構心にくるじゃねぇかよ。それもあの時に思い出してたら確実にあんな程度で済んでねぇよきっと。あー正直ストーリーを進めるの怖くなったわ)
エボルト「ん?どうした?」
作者「いや、なんでも。そして光刃は意識内で奥に投げ飛ばされてオルタが出てきました。ちなみにメッシュはモモタロス憑依時よりも濃い色だよ」
エボルト「そんなこと言っても読書にとっては「へぇ〜」程度だろ。んでもって剣を渡されてから光刃も制御不能なヒャッハーか……」
作者「まだ可愛いらしい暴走ですね(ハザードとかメタクラとかのトラウマ系を見ながら)。まぁ、言ってる通りな欲求不満なだけのと限度は守るから今後あっても特に大きな害はないよ。多分、モモタロスの勝手に憑依に近い状態かな?」
エボルト「なら、まだいいのか。そして再び残された2人含めた4人も戦いで、カメレオンコンビの暗殺未遂されたな」
作者「まぁ、エミヤの光刃程ではないけども持っている気配察知とジョーカーの『サードアイ』で何とかなった感じだね」
エボルト「いや、それは単純に光刃のがおかしいだけだからな。ついでにジョーカーに新たな成長の兆し見えたみたいだしよぉ、この先どうなるんだか。んで一方でオルタもやってんなぁ」
作者「すんごく発散していますねぇ。そして傍から見て光刃もやっと気づいたベルトの音」
エボルト「これが集中力で成せる技なのか……すんげぇな」
作者「まぁ、音が聞こえるのは元を観て聞いた事があるって条件があるけどね。だって、元が分からないと何やってんのか分からねえだろ」
エボルト「つまりさっきのはオルタ以外誰にも……いや、やめておこう、恥ずか死する可能性がある。そして『ミドニンジャー』が来て襲ってきたか」
作者「違うわ!なーにが『手裏剣戦隊ニンニンジャー』の『幻の7人目』だよ!そして実際に襲ってきたのは全く関係のない『コブライマジン』だし!」
エボルト「だけども、そんな相手にも生身で果敢に立ち向かうな。音がやばいけどよ」
作者「けど気づかずに戦い続けて、イマジネーション力だけで知らない相手も錯覚してしまう程の迫力で突撃しました。まぁその結果がバキッと剣が逝った事ですがね」
エボルト「いや、けどなんで剣を折る必要があったんだ?」
作者「こうなるように思った経緯は[光刃の気配察知の高さから奇襲成功は奇跡的→戦闘中に隙を作るしかない→そーいや今剣持ってるなぁ……]といった感じです。んでもって蹴られた際に肋骨は本当にヒビ入った程度で済んでました
エボルト「いや、ヒビ程度で済むのかよ……」
作者「〈身体能力:A+〉+〈ハザードレベル6.8〉+〈"ネオ・カデンツァ"による全ステータス上昇〉の統合した結果です。もし"ネオ・カデンツァ"かかってなかったら肋骨が肺にグッサリ@イグニスターだったけどね」
エボルト「うっわぁグロテスク。そしてピンチな光刃に気がつくほかのメンバー…けどブルーバードイマジン、撃ち落とせるとか強くね?」
作者「気にするな、馬で蹴るぞコノヤロウ。そしてそんなピンチの中、アイツが憑依して降臨!」
エボルト「いや、フォーム名言った時点で隠し通せてないからな」
作者「それもそうやな。まぁでも、お前はあとでまた降臨すっからな。お前の意見は求めんが」
エボルト「ごとき氏やめろ。っていうか今までジークは何処に行ってたんだ?」
作者「それは「やぁやぁ、私の事かな?」来んな!お前の出番は次回だ!はよ出てけ!「わかったよ、でもそんな強く言うことないじゃないかい?」うっせ!お前は出来ればネタバレにしたくねぇんだよ!はよ去れ!……よし、行ったか」
エボルト「かなり扱いがアレだねぇ。って事で今回のはこんなもんか?」
作者「だな、これで十分だろう」


エボルト「ならここからは処刑の時間だ」
作者「おう、来いや!」
エボルト「幾多の処刑を乗り越えた奴だ、もう面構えが違う。てなわけでシュッ!(トスッ!)お、今回はカップケーキか。2個とも食え」
作者「ホッ、今回は平和n…「おおおおおおおお」……前言撤回、一方は普通だけども問題はもう1個の方だ、なんだこれ」
エボルト「ん?こっちか?黒歌とクロスに作らせた『死の物体X』こと『ムドオンカップケーキ』だ」
作者「いやなんで作らせた!?死ぬ事確定じゃん!」
エボルト「関係ない、オラ口開けろ、優しい俺が2つまとめて放り込んで早く逝かせてやるからよ」
作者「イヤァァァァ!(バゴバゴン!)」
エボルト「そして顎を動かさせてよく噛みましょうねー」
作者「ンンンンーーー!!!(ムチヤムチャムチャムチヤムチャムチャ)」
エボルト「そして水だ、流し込んでやるよ」
作者「んぐぐぐ……(ゴクゴクゴク)」
エボルト「よし、全部飲んだな。どうだ?美味いか?」
作者「……」強化解除 呪い 呪い 呪い 呪い 呪い 呪い 呪い 毒 毒 毒 毒 毒 毒 毒 攻撃ダウン 防御ダウン ダメージ増加 急所判明 石化 スタン スキル封印 宝具封印 強化無効 即死 即死 即死 即死 即死 即死 即死 即死 即死 即死 即死 即死 即死 即死 即死 即死 即死 即死 即死 即死 即死 即死 即死 即死
〈GAME OVER〉
エボルト「どうやら死ぬほど美味かったようだな、ということで今回は『終焉齎す王』さんの+勝手に俺が思いついたものの組み合わせだったぜ。いやー、いい顔して死んでやがるぜこいつは。あと、ペルソナに関しては『〇〇も出して欲しい!』って意見も待ってるからな、こちらで何とか出せるように頑張らせるからよ。それと作者に関してだが、今年は地獄級に忙しくなる事が確定したからよ、もしかしたら1ヶ月ノータッチっていう事態になる可能性が出てきたんだ。出来ればそこん所頭に入れて置いてくれよ?頼んだぜ?つーわけだ、それじゃあ読者諸君!次回の投稿までCiao(チャオ)!」


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第30話 〜魔王降臨、解かれし封印。〜

 前回の出来事
・城下町の戦いが決着して何者かが到着
・光刃達とイマジン&FG(ファンガイア)達による大乱闘開始
・降臨、満を持して

[残りライフ×9426]
作者「ということでお待たせしましたー、やっっっっっと書き上げた30話目です」
光刃「おい、今回なんかスクロールが長くないかコレ!?」
作者「あぁ気づいた?実は区切るところが見つからずに書いてたらいつの間にか本文だけで22000字も超えてたんだ!」
光刃「はぁ!?なら減らせ!せめて18000にしろ!」
作者「無理や、1話の中でやりたい事を詰め込んだものだから」
光刃「すまねぇ読者のみんな、2.5章の最終決戦でもないのにここまでの長さになって……」
作者「あと、突然『リューオ』さんからの連絡が来て、要約すると「うちのキャラを敵の刺客で使いませんか?」という言葉を貰い、ありがたく使わせてもらいました」
光刃「有難い話だな」
作者「ちなみにその理由の1つ目が『敵が仮面ライダーって、世界観がほぼ一緒だから書きやすいんじゃね?』で、2つ目が『丁度いい新ライダーの相手を探していた』って事です」
光刃「お前、人の心ないんか?」
作者「大丈夫大丈夫、そのライダーもマジで強いから」
光刃「ホントかぁー?」
作者「ソロモン」
光刃「疑ってすみませんでした」
作者「つー事で改めてありがとうございます。他キャラは出せる余裕が私の頭にあるかって問題で未定ですが、有難くお借りさせていただきます。って事でアンケート結果だ。お題は【ユーリに他の剣士ライダーの変身させる?】って事でした」
光刃「さて、どうなるか」
作者「43票中16票が『……いいよ』だったので変身させます。ただし確定では無いがな!」
光刃「と言うと?」
作者「先に言っちゃうけど、今回のアンケートは【ユーリは何に変身する?】だからそれで皆様の意見で決めてください」
光刃「読者依存の作者、これはもう手遅れですね」
作者「つー事で前書きが1000字にならない内に閉めますか」
光刃「そうだな殺す」
〈クウガ!ふむふむ……〉
作者「殺るんならせめて脈略を持って!?」
光刃「脈略?強いて言うならいつもの処刑という意味と、『CSGタイタンソード』発売おめでとうだ。よってくらえ!カラミティタイタン!」
〈習得一閃!〉
作者「ゴブハッ!?」
〈GAME OVER〉


ATTACRIDE(アタックライド)……SLASH(スラッシュ)

 

ディケイド「はぁ!」ジャキン!

 

ムースFG(ファンガイア)「ぐあぁ!!!」

 

ディケイド「でりゃあ!」ジャキン!

 

ライノイマジン「うぐぅ…!」

 

SLASH(スラッシュ)】の効果でマゼンタ色に発光・分身した【ライドブッカー ソードモード】の刀身による斬撃で2体の怪人は吹き飛ばされる。すると【ライドブッカー】からまた新たにカードを取り出してドライバーに装填すると

 

ATTACRIDE(アタックライド)……BLAST(ブラスト)

 

ディケイド「ふっ!」ドゥドゥドゥドゥドキュン!

 

ラットFG「ギェアアアア!?」パリンッ!

 

NEWモールイマジン「グギャァァァア!!!」ドガーン!

 

【ライドブッカー ガンモード】に自動で変形し、【BLAST(ブラスト)】の効果で【ガンモード】の周囲に光の残像が発生し、本体と共に高速連射された弾丸は周りに来ていた『ラットFG』と『NEWモールイマジン』を薙ぎ払った。そしてまた【ライドブッカー】からカードを取り出すと、それを相手に見せつけた

 

ディケイド「あまり時間はかけたくないんでな、動物相手には動物で終わらせるか」シャキン!

 

KAMENRIDE(カメンライド)……O()O()O()

 

 

そしてベルトにセットして読み込ませると、宙に頭、上半身、下半身の3箇所で複数枚の色のリングが回転しながら現れた。その後に【タカメダル】【トラメダル】【バッタメダル】の所で止まると【オーラングサークル】となり、胸に張り付くように移動するとディケイドの姿を一気に『仮面ライダーディケイドオーズ』へと変えた

 

ムースFG「何!?」

 

ライノイマジン「姿が変わっただと!?」

 

D(ディケイド)オーズ「行くぞ……はっ、でりゃあ!」シュキン!シュキン!シュキン!シュキン!

 

ライノイマジン「うっ…がぁ…ぐうっ…どあっ!」

 

驚いている2体に対してDオーズはすぐに【トラクロー】を展開して【バッタレッグ】の超脚力を利用して一気に近ずき、『ライノイマジン』に複数回切り裂いた

 

ムースFG「このぉ!」

 

Dオーズ「ふっ、はぁ!」シュシュキン!

 

ムースFG「ぐあぁ!」

 

Dオーズ「たぁ!」ドッ!

 

ムースFG「うぐぉ!?」

 

そして後ろから斬りかかって来た『ムースFG』にはバック宙で飛び越えて躱し、『ムースFG』の頭上でそのままX字に切り裂き、そして空中でその背中を蹴って飛んだ

 

ムースFG「ぐっ、くそ……」

 

ライノイマジン「お、おのれ……」

 

Dオーズ「(パンパンッ)さて、終わらせるか」シャキン!

 

怒涛の攻撃によって2体の身体は既に限界となり、それを見るやいなやDオーズは【トラクロー】をしまい、手を軽く払ってから【ライドブッカー】より黄色のカードを取り出してドライバーに装填した

 

FINAL(ファイナル)ATTAC(アタックライド)……O()O()O()O()O()

 

Dオーズ「はぁぁぁぁ…はぁ!」

 

その音声とともにDオーズの【バッタレッグ】が逆関節携帯のバッタ脚に変わり、高く飛び上がった。そして最高点に達した時に赤、黄、緑の3種のリングが2体に向けて並ぶように現れ、赤のリングが相手の姿を捉えた

 

Dオーズ「てあぁあああ!!!

 

ムースFG「ぐあぁぁぁぁあ!!!」

ライノイマジン「ぬあぁぁぁあ!!!」

 

バキバキバキッ!バリィィィン!!!

ドグォォオン!

 

OOO

 

そして赤いリングが2体の姿を捉え、赤、黄、緑のリングを通り抜けて増大した威力となった『タトバキック』が2体に命中し、爆発した。ちゃんと邪魔されずに命中し、爆発した(大事な事なので2回言いました)

 

NEWモールイマジン「このぉ、だが!数では勝っている!殺せぇぇぇ!!!」

 

ラットFG「シェアアアア!!!」

 

ディケイド「(シャカシャカシャカ)さて、あとは雑魚だけか」

 

その後に再びディケイドに戻り、襲いかかりに走ってくる残る雑魚達を相手にしようとすると

 

〈ターイムマジーン!〉

〈ターイムマジーン!〉

 

ラットFG「ギェアアアア!?」パリンッ!

NEWモールイマジン「グギャァァァア!!!」ドガーン!

 

突如として現れた【タイムマジーン】2台によって残り全員引き倒された。するとハッチがそれぞれ開いて中から人が出てきた

 

???「ここが異変があった時代か」

 

ディケイド「よう。結構遅かったな、お前ら」

 

黒いTシャツの上にハーネスを着用している青年の言葉の後にディケイドが姿を4人の前に見せると、ドライバーを展開して変身を解除した。そしてその直後に【オーロラカーテン】が現れると士の姿を”黒いストライプのスーツに着崩した赤いサテンシャツ”という、ジオウ本編での基本衣装に変わった

 

???「貴方は……『門矢(かどや) (つかさ)』!」

 

士「とりあえずこの世界に起きている事を話してやるが、あいにく呑気にここで出来るほどの余裕はもう無いみたいなんでな、俺に着いて来ながら聞け」

 

白いチョーカー付きワンピースを着ている女性の言葉の直後に士はそう言って返事を聞く前にさっさと歩き始めていった。そのいつものマイペースっぷりに4人は少し困惑するが

 

???「我が魔王、とりあえず行きましょうか」

 

???「うん、そうだね」

 

コートとフードストールを身につけて片手に【逢魔降臨暦】を持った男性の言葉に『我が魔王』と呼ばれた一見普通の高校生くらいの青年が頷いて歩き始めた為、皆一緒に移動しながら話を聞き始めた

 


〈 界時抹消!〉

↓電王達の戦場↓

〈 再界時!〉


 

電王W(ウイング)降臨……満を持して

 

突如としてイマジンが乱入し光刃が電王Wへと変身して、周囲に白い羽を落としながら決めポーズをとっていると

 

琴音「はぁ!「グギャア!」っ見て!光刃君が変身した!」

 

コハナ「おりゃー!「ごはぁ!?」あれって……ジーク!?」

 

ジョーカー「もらった!「キリャァァァ……」ジークって確か、この時代に来てから直ぐに行方不明になったあのイマジンか!」

 

エミヤ「せい!「ぬあぁっ!?」だが、これで我々はこちらのことに集中できる!」

 

その様子を見て確認した4人は光刃の無事を心底安心し、目の前の事に切り替えた

 

電王S(ソード)「あの手羽野郎、カッコつけやがって!」

 

良太郎〈でも、これで安心して戦えるよね?〉

 

電王S「まぁな。けどこれ、主役の俺よりも目立ってやしねぇか?」

 

良太郎〈モモタロス……〉

 

 

テディ〈あっちは大丈夫みたいだな〉

 

NEW電王「だな、それにしてもジークは一体何処に行ってたんだ?」

 

テディ〈それは後でにしよう幸太郎、今はこちらが先だ〉

 

NEW電王「それもそうだな」

 

それは他の箇所でも同じだったようで、次第に自分のペースに運んでいった

 

 

コブライマジン「この…気取ってんじゃねえ!」ブンッ!

 

電王W「ふっ」スッ

 

場所を戻り、電王Wに向かって『コブライマジン』が剣を構えて突撃してきた。が、それを電王Wは手を後ろで組んだまま体を傾けて移動し華麗に躱した。だがそれでもコブライマジンは斬りつけようと何度も剣を振ってくるが、無駄のない動きで何度も躱していった

 

電王W「はっ」バチッ!

 

コブライマジン「ぐぉ!?」

 

そして何度か躱した後に電王Wはコブライマジンを手の甲で見ずに顔を殴った

 

コブライマジン「ぁぁぁぁあ…でりゃぁ!」

 

電王W「ふん、はっ!」

 

コブライマジン「ぐぁ!?」

 

剣を振っても1度も当たらず、その上に攻撃されたことに激情したコブライマジンは怒りのままに振るうが、剣は捌かれてまた顔を手の甲で殴られた。するとジークは【デンガッシャー】の『パーツ1番』と『パーツ3番』をそれぞれの手でベルトのホルダーから取り出して、真上に投げた。その間にまた斬りかかろうとしてきたが

 

電王W「たっ!」

 

コブライマジン「ぐあっ!?」

 

その場から動かずにすぐ蹴りで距離を取らされた。その間に『パーツ2番』と『パーツ4番』をホルダーから取り出すと、そこへ真上に投げた2パーツが落ちてきてそれぞれ合体し、【ブーメランモード】【ハンドアックスモード】へとなった

 

コブライマジン「でりゃあ!」ブン!

 

電王W「ふっ!」シュキン!

 

コブライマジン「ぐふっ!?このぉ!」ブン!

 

電王W「(カァン!)はっ!」シュキン!

 

コブライマジン「ぐあっ!?だぁあ!」ブン!

 

電王W「(カァン!)たぁ!」シュキン!シュキン!シュキン!シュキン!シュキン!

 

そこからも敵の攻撃を【ハンドアックス】で受け止めて【ブーメラン】の方でで斬り裂いたり、剣を【ブーメラン】で地面に受け流してから二刀流で何度も攻撃したりして一撃も受けず完全に好戦一方でコブライマジンが地面を転がった。そしてそれぞれの場所でも戦いも終わりに入った

 

 

 

コハナ「くらいなさい!サマーソルト&かかと落とし!

 

NEWモールイマジン「ぐはぁ!!!」

 

コハナ「からのスマッーシュ!

 

NEWモールイマジン「ごぶはっ!?」

 

そう言ってコハナは飛び上がりながら『NEWモールイマジン』にサマーソルトキックを顎にぶつけて宙に飛び上がると、そのまま前方に身体を回転させてかかと落としをドリルに当たらないように叩き込んだ。その後に別の『NEWモールイマジン』を殴り倒した

 

 

エミヤ「『投影(トレース)開始(オン)!』はぁぁぁぁ……」

 

そしてエミヤは【全体が真っ黒で幾つかの刃が細い芯に螺旋を描いて巻き付き、そのままやや外側に反り出したような剣】を投影すると、それを矢の形状に変えて弓いっぱいに引いてチャージを始めた。そんな隙は逃さんと『ラットFG』が音を殺して背後から攻撃してこようとしたが

 

エミヤ「(クルッ)気づかないわけがないだろう?」

 

ラットFG「キシャアッ!?」

 

エミヤ「赤原(せきげん)を行け、()の猟犬!」バシュッ!

 

ラットFG「ギェアアアア!?」パリンッ!

 

攻撃の動作をする前に既に気づいていたエミヤがクルッと全身を向け、それに驚いている『ラットFG』を他所にして放たれた一矢によってその体を貫かれて砕け散った。さらにその一矢は止まることなく、また敵を感知してその方向に軌道を変えながら自身の周囲の敵をどんどんと貫いてかなりの数を葬った。そして最後に

 

ブルーバードイマジン「くっ!不味い、逃げなくては……!」

 

エミヤ「逃がすな!喰らいつけ、赤原猟犬(フルンディング)

 

ブルーバードイマジン「(ズガァッ)ガハッ!」

 

エミヤ「終わりだ、壊れた幻想(ブロークン・ファンタズム)

 

ブルーバードイマジン「グギェアアアアアア!!!」

 

ドグォォオン!

 

飛んで逃げていた『ブルーバードイマジン』の身体を逃すこと無く突き刺さり、そして『壊れた幻想(ブロークン・ファンタズム)』と共に空中で爆発した

 

 

ジョーカー「くたばれ!」ザクンッ!

 

シミー「ヴァァァァァ……」

 

ジョーカー「来いっ!『アリス』!」ブチッ!

 

アリス「うふふふふふ♪ねぇねぇあのねー、お願いがあるんだけど……”死んでくれる?”

 

NEWモールイマジン「ぐああああ……」即死

ラットFG「キシェアアア……」即死

シミー「ヴァァァァァ……」即死

 

【アタックナイフ】でシミーを葬った後に、ジョーカーの仮面が消えると共に現れた『アリス』がそう言って人差し指の指先を相手に向けると、『不思議の国のアリス』を彷彿とさせるファンシーなトランプや時計が現れたかと思った後に地面から無数の槍が現れ、複数体を一気に砂にしたり粉々に砕けたりと呪い殺した

 

MORE

 

ジョーカー「宜しく」

 

パァン!

BATON  

  TOUCH!

パァン!

 

琴音「オッケー任せて!(カッ!)来て、『タナトス』!」クルクルクルッ!ドキュゥン!

 

タナトス「くらうがいい、”刹那五月雨斬り”!」ズババババッ!

 

NEWモールイマジン「ぐおああああっ!?」CRITICAL

ラットFG「キシェアアアア!?」CRITICAL

シミー「ヴァァァァァッ!?」CRITICAL

 

その後にジョーカーは『アリス』を戻して琴音と『バトンタッチ』を行い、ダメージを上昇させた攻撃を数が少なくなり残った敵にぶつけると、数体がクリティカルとなってダウンした

 

琴音「総攻撃チャンス!みんな、やるよ!

 

ジョーカー「決めるぞ、ショータイムだ!

 

エミヤ「総攻撃か、何とかそちらに合わせてみせよう

 

コハナ「もーよく分からないど、やってやるわ!

 

そして4人は一気に飛び上がると敵目掛けて突撃し、縦横無尽にボコボコに攻撃していった。そして敵を背後に琴音が「おっとっと」とちょっとバランスを崩して降り立つと、手に持っていた薙刀を刃先が地面になるように柄部を背中に当てながら持ち、召喚器を手に持って銃身を額に当てて方目を瞑って口角を少し上げた。それと同時に背後にいた敵は首から火花を散らしながら全滅した

 

I'm NOT A PRINCESS

 

琴音「女の子だからって舐めないでよね!

 

 

 

アル「はっ!」ザクンッ!

 

エックス「せい!」ズザザザン!

 

ホースFG「グガッ!」

 

ウルフイマジン「ごあっ!?」

 

そして2人の抜群のコンビネーションにより反撃もできず、2体の怪人も限界を迎えていた

 

アル「さぁ、これで決着をつけましょう!」

 

エックス「ですね、ついでにコウハ君に私たちのかっこいい所を見せなければ!」

 

するとアルは『魔力放出』で攻撃力と威力を上げ、エックスは【銀河流星剣】の輝きが増し、攻撃力を上げた。

そして2人は言葉を交わさずにアイコンタクトだけをとると、先にエックスが踏み込み間合いを詰めにいった

 

エックス「はっ!」ザザザザン!

 

ホースFG「グガガッ!」

ウルフイマジン「ぐうぅっ!」

 

アル「やぁ!」ザガン!

 

ホースFG「ゴギャア!?」

ウルフイマジン「ごはあっ!」

 

アル「遅い!」ザガン!

 エックス「すごい!速い!」ズザンズザン!

 

ホースFG「グファ!」

ウルフイマジン「ぐぅ…ばっ馬鹿な……」

 

そして居合切りのような構えから連続で切り刻み、エックスが相手の背後に向かうことで入れ替わるように全力で踏み込んで詰めてきたアルが重い一撃を叩き込んだ。さらにそこから、2人は息ピッタリなシンクロでさらに斬撃を与え、場所が入れ替わるように切り抜けた。そして直ぐにアルの隣にエックスが立つと

 

アル「行くぞ、聖剣…解放!

 

エックス「私以外のセイバーぶっ飛ばす!

 

その言葉と共にアルは剣を振りかぶり、エックスは野球のバッターのように構えると

 

エックスデシジョーン・ストライクッ!

 

ホースFG「(ズババババン!)ギグゥ……!?」

 

ウルフイマジン「(ズババババン!)うぐぁっ!?」

 

フルスイングにエックスが【銀河流星剣】を振って多段する斬撃を与え、それによって敵はたまらず怯んだ

 

エックス「かーらーのぉ〜〜とぅ!

 

アル「ストライク・カリバーン!

 

ホースFG「ギェアアアアアア!!!」

 

ウルフイマジン「ぐあああああ!!!」

 

バキバキバキッ!バリィィィン!!!

ドグォォオン!

 

その隙にエックスがバック中でアルの頭上を飛び越えながら後ろに移動すると、そのままアルが【風王結界(インビジブル・エア)】を一時的に解除した【約束された勝利の剣(エクスカリバー)】の強烈な一撃を叩き込み、それによって2体の怪人は特に活躍も与えられず倒された

 

 

 

 

電王S「でりゃあ!」ジャキンッ!

 

モスFG「グゥッ!?」

 

NEW電王「はぁ!」ジャキンッ!

 

プローンFG「ゴガァッ!?」

 

そしてこちらもトドメに入るところだった

 

電王S「こいつで決めるぜ!」

NEW電王「これで決める!」

 

Full(フル) charge(チャージ)!〉

Full(フル) charge(チャージ)!〉

 

別の場所だが、同時にそう言うと同時に【ライダーパス】をセタッチし同時に【ライダーパス】を何処かに投げ捨てた。その後電王Sは【デンガッシャー】の刀身に、NEW電王は【マチェーテディ】の刀身に『フリーエネルギー』が溜まっていく

 

電王S「必殺!俺の必殺技……パート5!」バシュゥン!

 

NEW電王「頼むぞ、テディ!はぁ!

 

テディ〈任せろ!

 

そして電王Sの言葉で【オーラソード】が分離して宙に飛んで行き、NEW電王は【マチェーテディ】をプローンFG目掛けて投げた

 

電王S「ハァァァアアアア!!!」ザガァン!

 

モスFG「ゴワッ!?」

 

電王S「テラァァァァァ!!!」ザガァン!

 

モスFG「グガッ!?」

 

【デンガッシャー】を左右に振る電王S、それに連動するように分離した【オーラソード】が風車のように回転させながらモスFGを左右に2回斬った

 

テディ〈はぁ!くらえ!〉ザガァンザガァンザガァン!

 

プローンFG「グォア!?」

 

NEW電王「ふぅぅぅ……はっ!

 

一方で投擲された【マチェーテディ】はテディの意思でプローンFGを連続で斬撃を与えていき、NEW電王は体制を低くして構えると飛び上がった

 

電王S「ラストオオォォォ!!!」ザガァン!

 

モスFG「ガァァァァ!!!」

 

バキバキバキッ!バリィィィン!!!

 

最後に電王Sは縦一閃に振るってモスFGを真っ二つにし、そして砕け散った

 

テディ〈決めろ、幸太郎

 

NEW電王「たぁぁぁぁぁ!!!

 

プローンFG「グアァァァア!!!」

 

バキバキバキッ!バリィィィン!!!

 

一方で高く飛び上がったNEW電王は空中で蹴りの体制を取る。するとそこに【マチェーテディ】が手に戻ってきて、刀身に宿っていた『フリーエネルギー』が身体を通して右足に集中し、その一撃『ストライクスパート・改』が『プローンFG』の身体に叩き込まれた。その一撃によって『プローンFG』の身体は宙を飛んでいきながら限界を迎え、地面に着く前に砕け散った

 

モレクイマジン「ここは引き時だな」

 

マンティスイマジン「くっ、憎いけどもそのようね……」

 

その様子を見て撃破されなかった2体のイマジンはこの隙にさっさと退散していった

 

 

 

電王W「我が刃の前にひれ伏せ!ハッ!

ヒュンヒュンヒュンヒュン

 

コブライマジン「(…ヒュンヒュンヒュンヒュン)っ!?(ドサッ!)」

ヒュンヒュンヒュンヒュン

 

そしてトドメを刺すべく電王Wは【ブーメラン】を前方に投擲し、コブライマジンは立ち上がった直後だったが再び地面に倒れる事で躱してからまた再び立ち上がった

 

Full(フル) charge(チャージ)!〉

 

だが既に電王Wは【ライダーパス】を取り出して【デンオウベルト】にセタッチしていた。それによって『フリーエネルギー』が【ハンドアックス】と飛んでいる【ブーメラン】に注ぎ込まれた

 

コブライマジン「(ジャキン!)うぐっ!(ガァン!)ガァっ!?」

 

そして帰ってくる【ブーメラン】がコブライマジンの背中に命中すると同時に【ハンドアックス】を時間差で投擲し、胸に【ハンドアックス】が突き刺さった

 

電王W「ふっ……」

 

すると電王Wは元いた場所へと帰ってくる【ブーメラン】を無視して高速で移動し、コブライマジンに突き刺さった【ハンドアックス】を手にすると抜き取り、【ブーメラン】も自身の手に帰ってきた

 

コブライマジン「あ゛ぁ…ぁ……」

 

ドグォォオン!

 

そして『ロイヤルスマッシュ』に耐えきれなかったコブライマジンは膝から崩れ落ちて爆発した

 

光刃〈サンキューな、ジーク〉

 

電王W「なぁに気にするでない。いつも会った時に世話になってたからな、その礼を返すとする当然のことだろう?それよりも、ようやく目覚めたのだな」

 

オルタ〈オメェに身体を動かされたおかげでな〉

 

そんな会話をしていると、戦いが終わった他のみんなも合流してきた

 

電王S「このぉ、美味しい所だけは持っていきやがって」

 

良太郎〈まぁまぁモモタロス〉

 

NEW電王「ま、無事で済んだんだしそれでいいだろ」

 

テディ〈だな〉

 

 

エックス「コウハ君!私のかっこいい所、見てくれてました?」

 

光刃〈悪い、あんまり見れなかった〉

 

エックス「[ガーン!!]そ、そんなぁ……」ガックシ

 

アル「まぁ、そんな気はしてました。こちらに一切向いてくれませんでしたからね」

 

オルタ〈オレたちがほとんど意識が朦朧としていたからな。つっても、まずジークがそっちに顔を向かなかったしよ〉

 

電王W「まぁ、私としては他のところでの戦闘などどうでもよかったからなぁ」

 

2人〈〈おいコラ〉〉

 

 

エミヤ「しかし、我々が最初に想定していた数よりも結構少なかったな」

 

ジョーカー「もしや、俺たちとは別のところで誰かが戦っていた?」

 

琴音「って事は、私たちの味方がまだいるかもしれないってこと?」

 

ジョーカー「かもしれない、だけどな」

 

コハナ「とりあえず、先に進みましょう」

 

その言葉にほぼみんなが頷くと、でみんな気を引き締めて目的地である砦に向けて進み始めた

 

光刃〈そういやさジーク〉

 

電王W「ん?なんだ?」

 

そして1番後ろの方にいたジークに中にいた光刃が聞くために呼ぶと歩みを一人止めた

 

光刃〈お前この時代に来た瞬間どっか行ったけど、何処に行ってたんだ?〉

 

電王W「ふむ、その事か。経緯を話すと、この時代に着いた瞬間に時代も国も違う異質な気配があってなぁ、その気配の元に行っていたのだ」

 

オルタ〈せめて誰かには言ってから行けよ……んで?その正体は何だったんだ?〉

 

電王W「名は名乗って貰えずに分からなかったが、被っていたフードの中の見た目だけは青年だったぞ。そして確か、その足元には()()()()()()()()()()()()なぁ」

 

光刃〈待て、それってまさか……ッ!〉

 

その特徴にまさかと思い詳しく特徴を聞こうとしたが、急に背後から嫌な予感を感じ取った。それは言葉には出ていないが、オルタも感じ取っていた。そして中で2人が頷き合うと

 

光刃〈悪い、ジーク!〉

オルタ〈悪いな、ジーク!〉

 

ジーク「(バシュゥン!)のわぁ!?」

 

同時にジークを光刃は両腕で、オルタは足で追い出して分離した。それによって本体だけが残った光刃は『白いプラットフォーム』へと変わった。その直後

 

〈ドラゴン!一冊斬り!ファイヤー!〉

 

電王P(プラット)「(ドガァァン!)ぐあああああ!」

オルタ〈ぐぉぉぉあ!?〉

 

全員「!?」

 

禍々しい炎の十字の斬撃が飛んできて、光刃の身体に当たった。その声によってみんなは振り返ると、吹き飛ばされながら強制的に変身が解除され、深い傷を追って血を流しながら地面に伏せている光刃と

 

アナザーセイバー「火炎…十字斬

 

大剣【アナザー火炎剣烈火】を振り切った状態で立つアナザーセイバーがいた

 

光刃「あー…油断したわ……ごはっ!」

 

オルタ〈クソッタレ、気配が無くて気づかねぇとか…最悪だ……ぐおっ!?〉

 

アナザーセイバー「まさかこんな時代にも来るとはな……余程俺の手で殺されたいらしい」

 

そう光刃とオルタがそれぞれ愚痴を零しながら吐血していると、アナザーセイバーが歩んできて背中を足で踏めつけた。その間にみんなが急いで駆け寄りに走ってくるが

 

???「ったく、無駄な手間をかけさせやがって」

 

Full(フル) charge(チャージ)!〉

 

電王S「っやべ!」

 

NEW電王「みんな、伏せて!」

 

ジーク「姫!」

 

コハナ「キャッ!?」

 

突如として聞こえてきた『フルチャージ』の音。そして2人の電王とジークは直感で(まずい!)と感じ取ってみんなに言い、ジークはコハナを少し強引に伏せさせた。それがドミノ倒しの要領でみんなが巻き込まれながら倒れ込むように伏せると

 

電王S「(ズシャァン!)ぐあああ!?」

 

NEW電王「(ズシャァン!)うあああ!?」

 

頭上にノコギリ状の刀身が飛んで来てジークとコハナより後ろにいてドミノ倒しに巻き込まれず伏せれていなかった2人の電王に当たり、吹き飛ばされながらダメージの許容量を超えたために強制的に変身が解除された。そしてノコギリ状の刀身は元の場所へと戻っていく。そこに居たのは

 

ガオウ「めんどくさいぜ……」

 

【ガオウガッシャー】を持って立っている、『仮面ライダーガオウ』だった

 

ジーク「すまない姫、少し強引すぎてしまったようだ」

 

コハナ「いったったった……っ!良太郎!幸太郎!モモ!テディ!」

 

良太郎「ううっ……」

 

モモタロス「ぐぅ…ちきしょう……」

 

幸太郎「うぐっ……」

 

テディ「幸太郎…ぐっ……」

 

先程の一撃をくらった4人もかなりのダメージを負い、起き上がれずにいた

 

ネガタロス「流石の一撃だな。これが全ての時を喰らおうとして、この地に封じられていたこの世界の『牙王』の力ってことか、やはり俺様に間違いは無かったようだな」

 

そしてさらにそこへ、3人の陣場を羽織った忍者とネガタロスが現れた

 

ジョーカー「この状況…かなりまずいですね」

 

エミヤ「あぁ……」

 

エックス「むぅう……私のマスターを離せ!」

 

琴音「ダメだよ迷ちゃん!今光刃君は人質に近い状態なんだから、今近づいたら光刃君に何されるか分からないよ!」

 

エックス「うがぁぁぁぁ!!!」

 

アル「落ち着いてくださいエックス、助けに行きたいのに行けなくてもどかしいのは私達もなのですから!」

 

臨戦態勢をとり相手の行動を警戒ジョーカーとエミヤ、そして怒りで敵に特攻をかけようとしているエックスを琴音とアルの二人ががりで必死に止めていた

 

ガオウ「ったく、早く『時を支配する列車』を解放して()()()()()()()()()()()()()()()()

 

アナザーセイバー「まぁ待て、もう少し楽しまさせてくれ」

 

オルタ《(こいつ…オレが保険で軽く見た『牙王』とは違う……だが、オレの調べた『アナザーセイバー』にそんなものは……っまさか!?)オリジナル、ちょっとの間、前に出させてもらう》

 

光刃《その感じ、お前は何かに気づいたのか……わかった、任せる》

 

それにオルタは高速でこうなった理由の仮説を立てて理解し、光刃と交代して前に出てくる

 

オルタ「テメェ…まさか牙王の記録を()()()()()()()()()()()()()()()()()のか?しかも、【地球(ほし)の本棚】の方までも能力詳細を書き換えやがって!」

 

アナザーセイバー「ほぅ、気づいたか。だが…ふん!」グッ

 

メキリッ!

 

オルタ「ぐあぁぁぁぁあ!!!」

光刃〈があぁぁぁぁあ!!!〉

 

アナザーセイバー「もはや今更だな。だから今ここで、お前には死んでもらうぜ」

 

その言葉に『アナザーセイバー』も認めたが直ぐに足の力を強め、それによって元々ヒビが入っていた肋骨にさらに負荷がかかり、そして折れた。それでオルタと光刃は絶叫しているが、その間に首元に【アナザー火炎剣烈火】を置いた

 

琴音「……あーもう限界!私行く!」

 

アル「さすがの私も限界です……!」

 

エックス「よし!3人とも、行きますよー!」

 

ジョーカー「待て!今行くのは危険だ!」

 

ネガタロス「テメェらさっきからうるせぇなぁ……」

 

そう言うと同時に、少し離れてに止まっていた【ネガデンライナー】の1号車からキャノン砲が出てきて『フリーエネルギー』をチャージし始めた

 

光刃「(この空気の流れ、絶対不味いやつだ!)『投影(トレース)開始(オン)』!すまん、飛んでけ!」

 

琴音「キャアッ!?」

アル「うっ!」

エックス「あいたっ!?」

 

光刃「ゴフッ!ハァ…ハァ…頼む、エミヤ!

 

それに気づいた光刃は特攻しようとしたその3人をなけなしの残った魔力でただのロープを投影すると飛ばして纏めて巻き付ける事で動きを封じ、後をエミヤに託した。それを受けたエミヤは動けない3人を後ろへ押し退けて全員の前に立ち、右手を前に出して目を瞑った

 

エミヤ「━━━I(アイ) am(アム) the() bone(ボーン) of(オブ) my(マイ) sword(ソード).

 

詠唱を唱えていると、チャージが完了した禍々しい極太のレーザーがエミヤ達に向けて放たれた

 

エミヤ「熾天覆う七つの円環(ロー・アイアス)”━━━!

 

それと同時に7枚の光の盾が花弁のように展開されてレーザーを受け止め、辺りに光線の一部が弾け飛んで崖などを破壊していた

 

エミヤ「(ミシッ…パリン!パリン!)ぬぅっ……!?」

 

だがそのレーザーの威力はかなり高く、『熾天覆う七つの円環(ロー・アイアス)』の1枚目の盾にヒビを入れたかと思うと粉々に砕け、続いて2枚目も破壊した

 

ジョーカー「シロウさん、俺も何か「戯け!」っ!?」

 

エミヤ「ここに来ればお前も十中八九被弾する、そこで大人しく見ていろ!」

 

そんな会話をしている間にも3枚目、4枚目も割れてしまい、右腕の袖部分が余波で解け消えた

 

エミヤ「ぐっ…(『トロイア戦争』において、大英雄の槍を防いだ『アイアス』をも破壊するのか…しかもこのペースを考えると、最後の1枚も破壊される可能性が高いか……ならばっ!)…ぉおおおおおおお!!!」

 

そう叫びながらエミヤはまた割れて残り2枚となった『熾天覆う七つの円環(ロー・アイアス)』の展開している角度を変えた。その間にもまた1つ割れて最後の1枚となったが、光線は逸れてあさっての方向に飛んでいき、そして消えた

 

ネガタロス「ほう、あれを耐えきったか。流石の俺様も予想外だが……」

 

そしてエミヤがたっていたところの土煙が晴れるとそこには

 

エミヤ「はぁ…はぁ……」

 

ネガタロス「その腕では同じことはもうできまい」

 

ボロボロとなった右腕を左手で抑えて立っているエミヤの姿だった

 

エミヤ「全く、魔力の大部分を消費したと言うのに、片腕を潰され、『アイアス』もほぼ完全に破壊された。……ふっ、『時の列車』が備える武装というのは、敵にすると恐ろしいものだな……ぐっ!」

 

アル「シロウ!」

エックス「シロウ!?」

 

そう言って膝を着いたエミヤにただのロープを力でぶち破ったアルとエックス達が慌てて駆け寄った

 

アナザーセイバー「これで邪魔は無くなったか。それじゃあ、最後に言い残したいことはあるか?」

 

そう言ってアナザーセイバーは足を除けてから仰向けにするよう蹴り、左腕で胸ぐらを掴み持ち上げた

 

光刃「ハァ…ハァ…悪いな、気持ちだけではまだここで終わる気はねぇよ」

 

オルタ〈つっても、これをどうにかする手はねぇんだけどな……〉

 

アナザーセイバー「……はぁ、つまんねぇなお前。まぁいいや、死ね」

 

そう言ってアナザーセイバーは光刃を掴んでいた手を離してから押し出し、【アナザー火炎剣烈火】を持ち上げるとほとんど満身創痍な身体目掛けて振り下ろした

 

光刃《あーあ、しくったなぁ……》

 

オルタ《はぁ、【無銘剣虚無】と【エターナルフェニックス】による恩恵もねぇし、これは詰みか……》

 

そんな事を考えながらその時を待つ光刃。その目は閉じずに開かれており、相手を未だに見据えていた。それと同時に世界がスローモーションのように時間が遅く感じられており、その後ろではこの状況を何とかしようと行動しかけていたが、それよりも早く剣は振り下ろされた

 

ザンッ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アナザーセイバー「何!?」

 

だが、その剣の軌道はちゃんと光刃を切り裂いて鮮血が吹き出した……と思われたのだが、()()()()()()()()()()宙を舞い、そして少し前に同じ光刃が立っていた

 

光刃「……え?」

 

オルタ〈テメェは……何がしてぇんだ!〉

 

しかし、彼の目から見たのは振り下ろした剣が見事に空振ったという事だった

 

コハナ「何が…起きたの?」

 

ジョーカー「剣が身体をすり抜けて……」

 

琴音「その前に光刃君が現れた……?」

 

モモタロス「どーなってんだ?」

 

良太郎「何だか、夢を見せられてるよう……」

 

だが、その見たことは光刃以外居なく、全員が騙されていた。すると上から花びらが舞い降ってくる

 

エミヤ「この花は……」

 

ジーク「この花…もしや……」

 

???「いよぉぉぉし、間に合って良かっ…(スタッ)たぁー!」

 

アル「その声は……!」

 

その光景に全員が啞然としていると『白いフード付きローブを纏った銀色の長髪お兄さん』といった特徴の人物がその言葉と共に崖上から飛び降りて着地した

 

オルタ〈ジークの話を聞いてまさかとは思っていたが、結局予想通りだったのかよ…〉

 

光刃「"マーリン"!」

 

そう名を呼ぶと、被っていたフードを外して光刃に向いた

 

マーリン「やぁやぁ久しぶりだねマスター!花の魔術師『マーリン』、ここに到着さ!それとも、久しぶりに『マイロード』とでも呼んだ方がいいかい?」

 

光刃「それは今どっちでもいいよ……うぐっ」

 

マーリン「おおっとごめんごめん、身体は斬られていて肋骨はさっき折られたんだっけね。うんうん、見ていたから分かるとも」

 

オルタ〈言葉を選んでくれ、助かった礼とは別でぶん殴りたくなってくる〉

 

そうしてマーリンは光刃の肩を支え、アル達がいる方に下がっていった。そして歩きながら「おっと、そういえば」と言うと

 

アナザーセイバー「このぉ!」

 

マーリン「言い忘れてたけど、今の僕はなーんも対抗出来ないからね?」

 

ジョーカー「おい!それは先に言え!『スルト』、"ブレイブザッパー"!」ボワァ!

 

スルト「いいだろう、ぬぅん!

 

ガキンッ!

 

折れた肋骨のことを危惧して負荷がかからないように歩いている為、隙だらけの背後から『アナザーセイバー』が斬り掛かる。だが、何とか間に合ったジョーカーが『スルト』を呼び出してその剣を『スルト』が持つ【レーヴァテイン】で受け止めた

 

アナザーセイバー「ぐっ、邪魔をするなぁ!」

 

琴音「やって!『ファフニール』!」クルクルクルッ!ドキュゥン!

 

ファフニール「出番か、任せろ。"コズミックフレア"!

 

ジョーカー「うっ!」

 

アナザーセイバー「ぐあぁっ!」

 

ネガタロス「ちぃっ!」

 

ガオウ「おっと!」

 

さらにそこへちょっとキレてあまり見えてない琴音が追い討ちをかけるように技を打ち、ジョーカーの『スルト』共々攻撃した。それによってギリギリ躱した牙王を除いた3人が攻撃をくらった

 

琴音「あっ!ごめんジョーカー」

 

ジョーカー「いや、スルトに『核熱属性』は耐性があるからな。全然大丈夫さ」

 

 

ガオウ「おいおい、俺とも遊ぼうぜ。ふん!」ダキュン!

 

そうこうしていると、唯一当たらなかったガオウが【ガオウガッシャー】を【ガンモード】にして雑に乱射してきた。それはまだ直撃せず、周囲に着弾して火花がちっていた

 

光刃「マーリン、お前今本当に迎撃できないのか?」

 

マーリン「出来なくはないけども……君の怪我、多分酷くなるよ?」

 

光刃「あっじゃあこのままでいいや、これ以上悪くなったら治す時に支障が出そうだし」

 

すると、放たれた弾丸の1つが光刃の背中目掛けて飛んでくる

 

マーリン「まぁ気にしなくても大丈夫さ!なんせ、君のために駆けつけたのはどうやら、私だけじゃないみたいだからね」

 

光刃「え?」

 

だがそれに対してマーリンは呑気な感じでそんなことを言った。それに光刃が呑気な声を出すと

 

グォォォン! チッ……

 

ガオウ「何?」

 

〈ジカンデスピア!ヤリスギ!〉

 

???「はっ!」ブン!

 

ガオウ「ぐっ!」ガンッ!

 

???「せりゃあ!」シュウッ!

 

ガオウ「ちっ!」スカッ!

 

ノイズが走ったような状態で迫ってきていた弾丸が空中で止まり、そしてガオウに向けて銀色と黄緑の『ライダー』と顔に書かれた仮面ライダーが槍を突き出し、それをガオウが【ガオウガッシャー】で防ぐと今度は白に金色のラインが入った『ライダー』と顔に書かれた仮面ライダーが拳を突き出してきて、それをガオウは少し後ろに引いて躱した

 

光刃「まさか、『ウォズ』さんに『ツクヨミ』さん!?」

 

ウォズ「あぁ、そうだとも」

 

ツクヨミ「久しぶりね、ここは任せて」

 

マーリン「よーし、今のうちに避難だ!それじゃあ2人とも、あとは頼んだぞぉ!」

 

ウォズ(誰だ……?)

ツクヨミ(誰……?)

 

そんなこんなでガオウを2人に任せたあと、マーリンと光刃はなんとかアル達の元へと辿り着いた

 

光刃「ごめんなエミヤ、無茶させて……」

 

エミヤ「気にするなマスター。私も英霊の端くれだ、これくらい問題ないさ」

 

オルタ〈それにしても、互いにボロボロだな〉

 

エミヤ「ふっ、そうだな……」

 

 

アル「どうして貴方がここにいるのです?」

 

マーリン「なぁに、ここに来るために『カルデア』のみんなにちょっとした幻術をかけてからこっそりと抜け出してきたのさ」

 

エックス「あ、それは帰ったら多分殺されるパターンですね」

 

マーリン「うーん、言われてみれば確かに……特にキャスターのアルトリアと異聞帯のモルガンからはほぼ確実か……。それなら僕が殺されないように済むいい言い訳を今からでも考えておかないと」

 

そう言って顎に手を当てて考え始めたマーリン。それにほとんどのみんなが(なぜ今から考える)と思考が一致した。そうするとマーリンが「おっとそうだった」と言うと

 

マーリン「言っておくけど、これ以上私達が何かをする必要は無いよ」

 

テディ「……それはどういう意味だ?」

 

マーリン「だーって、そんな事をする必要が全くもって無いからさ!」

 

モモタロス「てめぇ、本当にどういう…「刮目せよ!」おわっ!?」

 

ウォズ「『我が魔王』とその家臣にして『救世主』が現れるその瞬間を!

 

ツクヨミ「またなんかやってるし……」

 

『殴りたいこの笑顔』と共に放たれた言葉の意味を問いただそうとしたモモタロスだったが、前振りもなく突如として声を上げたウォズにビビって怯んだ。すると

 

FINISH(フィニッシュ) TIME(タイム)

FINISH(フィニッシュ) TIME(タイム)

 

その直後に電子音声と共に2種類のカウントダウンのような待機音が周囲に流れ始める。さらに12個の[キック]という文字がアナザーセイバーを囲うと、そのちょっと後ろで色が少しあせている状態の『アナザーセイバー』が剣を支えにして立っている、まるで未来に起きる姿と捉えられるものも現れた。すると囲っていた[キック]の文字は時計回りに段々と1つに重なっていく

 

アナザーセイバー「な、なんだこれは…!?」

 

???「たぁっ!」

 

???「とわっ!」

 

その声と共に別の崖上か飛び上がる2つの人影が現れ、一方には[らいだー]と[きっく]の文字がレールのように縦一列に並べられていた。そして少し滞空しているその2つの人影は手でそれぞれベルトを一回転させた

 

TIME(タイム) BREAK(ブレイク)

TIME(タイム) BURST(バースト)

 

アナザーセイバー「(ガガァン!)ぐあっ!?」

 

それと共に全て重なった[キック]の文字はアナザーセイバーを軽く攻撃してから飛んでいき、片方の方の足裏に収束された。そして顔と足の文字がそれぞれ光って[ライダーキック]と文字を作り出すと、2人は共にアナザーセイバー目掛けて飛んで行った

 

アナザーセイバー「このぉ!」

 

そう言って『アナザーセイバー』は【アナザー火炎剣烈火】で迎撃しようと動き始める。だがそれと共に色が少しあせているアナザーセイバーの姿もまるで逆再生しているように動き始め

 

???「とりゃあああ!!!

 

???「だあぁぁぁ!!!

 

アナザーセイバー「ぐああっ!?」

 

そして命中すると、先程あった色が少しあせている『アナザーセイバー』と同じ動きをして

 

アナザーセイバー「ぐぅっ、このぉ……」

 

軽い爆発を起こしてから全く同じ姿勢で剣を支えにして立っていた。それに対して2人は揃って着地する

 

光刃「『ソウゴ』さんに『ゲイツ』さんも!?」

 

ジオウ「そうだよ、久しぶりだね〜」

 

ゲイツ「確かに会うのは久しいか。それより、これでいいんだな?『門矢 士』」

 

オルタ〈何!?あの破壊者まで来てるのか!?〉

 

FINAL(ファイナル)ATTAC(アタックライド)……DE(ディ)DE(ディ)DE(ディ)DECADE(ディケイド)!〉

 

その音声と共に『アナザーセイバー』に向けて10枚のホログラム状のはカード型エネルギーが現れると、その先にはディケイドが【ライドブッカー ガンモード】を構えていた

 

ディケイド「あぁ、上出来だ。ふんっ!」カチッ

 

ドキュン!

 

カン!カン!カン!カン!カン!

 

アナザーセイバー「ぐっ…ぐあぁぁぁあ!!!」

 

ドグォォオン!

 

そして引き金を引くとエネルギー弾【ディメンションブラスト】が放たれ、2枚おきに段々と巨大なエネルギー光弾に変化すると『アナザーセイバー』を貫き、爆発した

 

侵也「ぐぅっ、クソっ!」カラッカラン

 

その影響で『アナザーセイバー』が一時的に撃破されて【アナザーセイバーウォッチ】が転がり

 

光刃「(ピカーッ!)っこれは……」

 

火炎剣(かえんけん)烈火(れっか)

 

光刃「【烈火】が…『セイバー』としての力が戻ってきた」

 

『仮面ライダーセイバー』としての力も光刃の元に一時的に帰ってきた。それによって

 

ユーリ〈ふぅ、やっと戻ってこれた〉

 

オルタ〈ユーリ!オマエも無事だったか〉

 

ユーリ〈まぁ、居心地は全く良くなかったがな。それよりもどうしてこんなに豪華なメンツになっているんだ?〉

 

オルタ〈それに関しては諸々込みで後で説明してやる〉

 

歴史が奪われて消えていたユーリも光刃の中に帰ってきた

 

ジオウ「とりあえず、これでいいの?」

 

ディケイド「さっきも言っただろ、『上出来だ』とな」

 

ゲイツ「だが、完全に撃破はしていないぞ」

 

ジョーカー「そうか、『アナザーライダーは同じライダーの力でしか倒せない』というルールか」

 

琴音「うわー、こうして直面するとめんどくさい……」

 

ツクヨミ「それよりもあなた達、一体何者?」

 

オルタ〈それもオレがおいおい説明するさ〉

 

ウォズ「君は君で一体どうなっているんだ?」

 

光刃「まぁ、あれから色々なかくかくしかじかありまして……」

 

そして5人のライダーもこっちにやって来て、ジョーカー達も一時的に引いて戻ってきた。その一方でネガタロスは転がっていた侵也の腕を持ち上げて起こした

 

ネガタロス「よっと、大丈夫か」

 

侵也「あぁ、何とかな」

 

ガオウ「それよりもいいのか?撃破されて」

 

???「大丈夫さ、『仮面ライダーセイバー』の力で撃破はされてないからさ」

 

そう言うと、その人物は足元に転がってきた【アナザーセイバーウォッチ】を拾い上げてから侵也に投げ渡した

 

ネガタロス「やっと出てきたのか、『イズ・ベラドンナ』。いや、『桐生(きりゅう) 貴丈(あつひろ)』か?」

 

イズ「何度も言ってるだろ?『イズ』の方で通せと」

 

そう話すのは、外見と声は『ラスダン』の『ロイド』と同じだが頭にゴーグルを着けてて目の色が赤という違いがある、[白衣を模した袖余りの白コート]と[黒シャツとショートタイ]、[ミニワンピース丈の黄色のセーター]と[黒のズボン]を身につけている青年だった

 

光刃「誰だあいつ……」

 

オルタ〈思い出せ、オレがオリジナルの中に生まれる前、たまたまみんなで歩いてたら、たまたま平行世界に行って、たまたまそこで立ち寄った本屋で出会ったヤツだ〉

 

光刃「……あぁ!思い出した!」

 

ユーリ〈ということはつまり、あいつも『アナザーセイバー』の被害済みってことか〉

 

そしてそちらに意識を向けていると

 

侵也「さてと……」

 

〈セイバー!〉

 

光刃「ぐっ、ぐぅぅぅぅ……!」

 

ユーリ〈ぐおぉぉぉ……〉

 

オルタ〈またか、だが……〉

 

〈3びきのこぶた!ふむふむ……〉

 

再び起動される【アナザーセイバーウォッチ】の力によって再び【火炎剣烈火】の消失と共に光刃の『仮面ライダーセイバー』の力が奪われてしまった。そしてそのまま自分の胸に押し込み、再び身体が変わった

 

侵也「ァァァァァ……」

 

〈セイバー!〉

 

ジオウ「まぁ、こうなっちゃうよね」

 

ゲイツ「本当にこれが必要なことなんだろうな」

 

ディケイド「いいから、黙って見ていろ!」

 

その展開を見てジオウはそう口をこぼし、ゲイツはディケイドに詰め寄ったが少ししつこいと感じたのか受け流された

 

アナザーセイバー「フハハハハ!残念だったな!これでお前はっ……!」

 

そう話し始めた直後、謎のスパークが身体を走り、膝を着いた

 

アナザーセイバー「なんだ…これは。……力がさっきよりも弱い?っまさか……!」

 

そう言ってアナザーセイバーが見たのは

 

光刃「へへっ、大成功だ……」

 

オルタ〈やれば出来るもんだな〉

 

ユーリ〈本当にお前達は最高だな!〉

 

【覇剣ブレードライバー】を腰に付けていて、全ての【レジェンドライダーワンダーライドブック】が光刃の前に転がっている姿だった

 

アナザーセイバー「何故だ!何故全ての力を奪えていない!何故俺の力が使えない!」

 

光刃「悪いな、一回目の時に盗られていく感覚は完全に掴ませてもらってんだ。最低限は奪われないようにするくらい出来るんだよ」

 

オルタ〈まぁ、問題は何が残っているかなんだがな〉

 

ディケイド「それに、お前の能力は僅かだが俺が破壊した。と言っても、全てが終わったあとにこいつに『仮面ライダー』としての力に障害が出ない程度だが…な」

 

アナザーセイバー「な、何だと!?」

 

そんな普通できるはずのないことをやったという事、そしてディケイドによって破壊されていることを知ったアナザーセイバーは驚きのあまりたじろいだ

 

マーリン「おや、彼らやっと終わらせて来たみたいだね」

 

ウォズ「彼ら?」

 

マーリン「ほらあそこ」

 

そう言って指を指すと、【ゼロライナードリル】がこちらに走ってやってくると前を通過する。そして走り去ると、そこにはゼロノス達が立っていた

 

ゼロノスA(アルタイル)「野上、無事か!」

 

良太郎「侑斗……うん、何とかね」

 

そう言って良太郎の元に駆け寄る侑斗。すると

 

ジオウ「ん?……あ!『桜井侑斗』じゃん」

 

デネブ「おぉぉ!あの節はどうも」

 

ゼロノスA「魔王、お前達も来たのか」

 

ゲイツ「アナザーライダーが現れたからな」

 

気がついたソウゴがゼロノス達に話しかけて軽く言葉を交わした。その際にデネブは深いお辞儀をしていた

 

ウラタロス「おまたせセンパイ」

 

キンタロス「待たせたなモモの字!」

 

モモタロス「へっ、おせぇぞテメェら」

 

リュウタロス「てかモモタロスやられたのー?ダッさーい!」

 

モモタロス「んだとぉ?」

 

幸太郎「落ち着けモモタロス、それよりもあっちだ」

 

モモタロス「あ?そっちに誰がい……」

 

そう言って落ち着かせた幸太郎の顔を向けた先にモモタロスも向けると

 

レイジ「久しいなお前たち、あの時は世話になった」

 

モモタロス「げ、時間警察ぅ!?

 

ジョーカー「時間警察……!?」

 

胸に【ライダーパス(G電王)】を身につけて、軽くこちらを振り返っている『黒崎レイジ』だった

 

モモタロス「お、おい……また俺達のことをタイホする気なんじゃねぇだろうなぁ……」

 

レイジ「安心しろ、今回お前たちに逮捕状は出ていない」

 

モモタロス「そ、そうなのか?……ふぅー、良かったぁー!」

 

その姿を見たモモタロスは珍しく慌てた様子で聞いたが、今回は出ていないということで心底安心したように息を吐いた。そして影でジョーカーも少し安心したような表情をしていた

 

イブ〈レイジ、知り合いか?〉

 

レイジ「まぁ、前に色々とな」

 

【ライダーパス(G電王)】にいる『イブ』と目を点滅させながら会話を軽く交わすと、『アナザーセイバー』に向き直り

 

イブ〈『瀬古 侵也』!時の運行のダイヤを乱した事、過去の時代での大量殺人、大犯罪者を脱獄させた事、そして殺人未遂の容疑により貴様に【逮捕状】が出ている!〉

 

レイジ「大人しく投降してもらおう」

 

『警察手帳』の役割も役割もある【ライダーパス(G電王)】を相手に見せながら拳銃を向けた

 

ガオウ「これは分が悪いな」

 

ネガタロス「引くのが懸命か」

 

アナザーセイバー「ちぃっ!」

 

イズ「そう気を立たせない、予想外でしょうがないんだから。それじゃあゲッコー、よろしく!」

 

そう言ってイズが合図を送ると、橙の陣場を羽織った忍者が【遠距離起爆装置】を作動させると、火薬と焙烙玉が詰め込まれた箱の山に紛れていた【削岩特化型C4爆弾】が起爆されて大爆発を起こし、『神の路線』の先にあった岩山の一部がえぐれて開通した

 

忍者(橙)「(ビシュゥ!)ぐぉぉぉ……」

 

ゲッコーイマジン「ふぅぅぅぅ、それくらい自分でやってくれよ」

 

イズ「まぁそう言うなよ。それに、あんたらももう出ていいんじゃないか?」

 

忍者(紫)「(ビシュゥ!)ぐぅ……」

 

ニュートイマジン「ふっ、それもそうだな」

 

忍者(茶)「ぉぉぉぉお!(ビシュゥ!)」

 

サラマンダーイマジン「あーーー、やっぱり実体の方がいいな!」

 

そうして三体のイマジンも憑依を解除して出てきた。そして爆破されて空いた穴の中より何かがやってくる感じの地響きが辺りに響き始めた

 

コハナ「この状況……!」

 

ウラタロス「見たことあるやつだね……!」

 

モモタロス「あの野郎……!」

 

良太郎「まずい……」

 

そして地響きが最高点に到達すると

 

ガオウライナー「GUGGYAAAAA!!!

 

穴の奥から【ガオウライナー】が封印から解かれ、咆哮をあげながら現れた

 

ガオウ「久しいな、俺の『時を支配できる唯一の列車』……ふっ!」

 

そう言って『ガオウ』は【ガオウライナー】に乗り込んだ。すると再び咆哮を上げてから近くに止まっていた【ネガデンライナー】を【ガオウライナー】の最後尾と連結して、走ってきた

 

ネガタロス「全く、俺の幹部にしては自由奔放な奴が集まるな」

 

ゲッコーイマジン「それでも気に入ってんだろ?ボス」

 

サラマンダーイマジン「たしかに、だが俺はこーゆの悪くないと思うぜ?ずっと張り詰めているよりは空気がいいだろうしよ」

 

イズ「あ、こっちに来るみたいだな。ならその前に『マンティス』の仕事の為、【ファンガイアの欠片専用回収バキューム】を付けないと。ほいポチッ!」

 

ニュートイマジン「アンタはアンタでまたすげぇの作ってるな……」

 

アナザーセイバー「このぉ……覚えていろ!」

 

その言葉の最後に【ガオウライナー】と【ネガデンライナー】が彼らの前を通り過ぎると、誰もいなくなっていた。そして走っていく【ガオウライナー】はこの時代に深い傷跡が残るくらい食い荒らしてから『時の砂漠』へと消えていった。ちゃんとこの時代に残っている『ファンガイア欠片』を1つ残さずに回収して

 

幸太郎「ぐっ!あいつ……!」

 

テディ「無理をするな幸太郎、ここは逃すしかない」

 

キンタロス「せやで幸太郎、まずは自分の体や。決戦の時んなっても動けへんかったら意味ないやろ?」

 

幸太郎「……わかった」

 

ウラタロス「それはセンパイもだよ?というか、よくあの時と同じように行かなかったね」

 

モモタロス「当たり前だろ?あん時はマジで死ぬかと思ったしよぉ、同じ目に遭うのはもう勘弁だぜ」

 

リュウタロス「へー、モモタロスも学習できるんだー」

 

モモタロス「あぁん?小僧、やっぱりオメェ喧嘩売ってんだろ!」

 

良太郎「モモタロス、落ち着いて。僕達も怪我人なんだからさ」

 

そして何とか一同が落ち着いたところで、6人は変身を解除した

 

ツクヨミ「とりあえず、これで話ができそうね」

 

ゲイツ「あぁ。だが敵は分かったがどこに向かったかがわからん」

 

ソウゴ「大丈夫だよ。だって、なんとかなる気がするから」

 

ウォズ「それで、君たちは何者かな?」

 

アル「ええとそれは…「それよりも重要なことがあるよ?」…マーリン?」

 

そしてアルが誤魔化しながら話そうとしたところにマーリンが割り込んできた。それに不思議そうにしていると

 

マーリン「だって、ホラ」

 

そう言って指を向けた。そこに居たのは

 

光刃「うーん……」

 

オルタ〈おー、コイツの視覚共有したら冥界とヴァルハラへの道が2つの道が見えた〉

 

ユーリ〈俺は今共有切ってるから痛みとか無いから言えるが、身体はかなりマズイ状態だ〉

 

青い顔をして傷口から血を未だにずっと流し続けている光刃がいた

 

エックス「ちょ、ちょっとどうするんですか!?そうだ、青セイバー!何かありませんか!」

 

アル「『全て遠き理想郷(アヴァロン)』なんて召喚される際の拒絶反応によって座から持って来れてませんよ私!」

 

エミヤ「まずいな、私に何か手があればよかったんだが、腕は潰されている上に魔力も足りないからな。力になれん……」

 

デネブ「どうしよう侑斗、これは大変だ!」

 

侑斗「デネブ、一旦落ち着け!いいか落ち着け!」

 

良太郎「ゆ、侑斗も落ち着いて!」

 

モモタロス「お、おいどうすんだ!?」

 

ウラタロス「僕に聞かないでよセンパイ!?そんな知識もないからなんも出来ないし」

 

キンタロス「うーむ、真面目に困ったなぁ。ぐおぉぉ……zzz」

 

リュウタロス「こんな非常事態の時に時に寝ないでよ!クマちゃんのバカ!バカァ!」パコン!

 

ほぼ全員がパニックになっているそんな中、琴音はジョーカーの襟を掴んでずっと揺らしていた

 

琴音「ジョーカー!あるんでしょ!最強の回復技を持ってるペルソナが!早く出して!」グゥングゥン!

 

ジョーカー「わ、わかっている。だから襟を掴んで前後にゆらさないでくれ、ウップ…流石に酔う……」

 

琴音「あ、ごめん。じゃあお願い!」

 

そう言って琴音はパッと話して離れた。その後にジョーカーは酔いを少し軽くする為に何回か深呼吸をすると

 

ジョーカー「行くぞ、『マリア』!」

 

マリア「慈愛の力で、皆様のその傷を癒しましょう。"メシアライザー"!

 

ペルソナを召喚してスキルを使った。その効果で味方全体が優しい光に包まれると

 

エミヤ「これは……!」

 

モモタロス「おおっ!?」

 

テディ「この光は……」

 

幸太郎「全ての傷を癒しているのか?」

 

良太郎「でもなんか、暖かいね」

 

体力、状態異常の全てを回復させた。それによってジョーカーの酔いもついでに治った(本人の想定外)。なので

 

光刃「おおっと、引き戻された」

 

オルタ〈よ、おかえり〉

 

ユーリ〈何も解決していないのに死ぬな、【覇剣ブレードライバー】の力がどこまで取られてるのかも分かってないんだぞ〉

 

瀕死だったはずの光刃も全快した為にピンピンして起き上がっていた

 

「「「コウハ(ー!/君ー!)」」」

 

光刃「おわっ!?」

 

それを見た3人は速攻で抱きつき、再び地面に倒れた

 

ユーリ〈また、増えたのか……〉

 

オルタ〈どうやらそうみたいだな。ま、ここまでの反応は初めて見たんだけどな〉

 

そしてユーリは遠い目をしてオルタは面白そうにその光景を見ていた

 

蓮「ふぅ」

 

エミヤ「ありがとな、助かった」

 

レイジ「それにしても不思議な力だ、我々がいる世界では考えられない」

 

イブ〈それを言うなら私の存在もそちらにとっては考えられないのではないか?〉

 

レイジ「ふっ、それもそうか」

 

そう言って納得している反面、怪盗服から学生服に戻った蓮は若干の苦手意識を残しながらその二人(?)を見ていた

 

ウォズ「さて、とりあえず改めて話をしよう」

 

ツクヨミ「いい加減そうね、私たちも来たばかりでわかっていないことが多いし」

 

ゲイツ「だな、場所はどこでする?」

 

ソウゴ「あ、それなら【デンライナー】の中でいいんじゃない?いいでしょ?」

 

侑斗「それはオーナー次第だな」

 

そう言ってソウゴは侑斗の方に向くが、侑斗は腕を組んで少し険しい顔をしていた。そこに背後からデネブが近づくと

 

デネブ「もう、侑斗ったら。そんな怖い顔したら友達になれないぞ?ほら、笑顔笑顔」グィィィィ…

 

侑斗「やっめっろ!デネブーーー!!!」

 

デネブ「侑斗、(カコンッ!)あー(いった)ー!?侑斗…痛い、痛い痛い」

 

口角に指で無理やりあげるデネブにそう言って侑斗は手を払うと、背後に回ってから頭をチョップして、そして押し倒すとプロレス技『STF』を決めた

 

幸太郎「まぁとりあえず、それに関しては俺が頼んどくよ。ついでに、アンタらがこの時代に来る時に乗ってた物もコンテナ貨車の上に縛り付けてもらえないかも含めてな」

 

テディ「それはいい案だな」

 

良太郎「それと、行先の時間は分かる?」

 

光刃「うーんと……あ、見た感じまだ使えるなこれは。なら行き先も大丈夫だ(【デンライナーゴウカ】&【ゼロライナードリル】の警笛音)お、噂をすれば」

 

その光景を何とか気にせずに話を進めると、丁度【デンライナーゴウカ】とその後ろに連結されている【ゼロライナードリル】が走ってきた

 

マーリン「さて、それじゃあ早速中で詳しい話をしようじゃないか」

 

アル「なぜ貴方が仕切っているんですか」

 

マーリン「だって、疲れたから早く座りたいし」

 

士「同感だ」

 

そんなこんなあったが、最終的に無事【タイムマジーン】2台をコンテナ車に括り付けられて全員が乗り込むと、発車した。そして『時の砂漠』の中へと消えていく様子を、適当な場所へ飛ばされていた真田軍が砦に到着して見送った

 

幸村「彼らは、一体なんだったのか……」

 

佐助「私にも詳しくは分かりません。ですが、彼らのおかげで私は殿を救うことが出来た。というのは分かります」

 

幸村「そうだな……佐助、この恩を忘れずに我々はここから先も生きてゆくぞ」

 

佐助「はっ!」

 

その後真田軍は砦や城下町の復興に勤しみ、そして書物に彼らの事を書物に記載して後世に残すのだが、それはまた別の話

 


 状態変化の影響

 

②クロスの加護(時限式)

 

対象:ペルソナ使い全員&加護で奪われずに済んだワンダーライドブック3冊&ブランク2冊

 

制限時間:27時間→12時間

 再び歴史が奪われそうになった時にかかった負荷がかなり大きかった事により、影響を出さないように何とか耐えることは出来たが結果制限時間の短縮が起きてしまった

 


 今回出てきたペルソナ達

 

汐見 琴音

 タナトス    アルカナ:死神

 

力 魔 耐 速 運

99 99 99 99 99

 

物 銃        

 - - - - - - -  

 

特性

[鉄の心臓]

バトンタッチを受けた時の行動でSP消費量が半分になる

 

スキル

冥府の扉

マハエイガオン

刹那五月雨斬り

呪怨ハイブースタ

武道の心得

不屈の闘志

ヒートアップ

祝福無効

 

 ファフニール    アルカナ:隠者

 

力 魔 耐 速 運

75 75 75 75 75

 

物 銃        

反 反 吸 -  - -  - -

 

特性

[パンデミックの瞳]

敵の状態異常の数に応じて攻撃力が25%上昇する

 

スキル

コズミックフレア

ブレインジャック

マカジャマオン

ソウルスティール

核熱ブースタ

核熱ハイブースタ

状態異常成功率UP

魔術の素養

 

 

ジョーカー(雨宮 蓮)

 アリス    アルカナ:死神

 

力 魔 耐 速 運

75 75 75 75 75

 

物 銃        

- - - - - - 耐 耐  

 

特性

[はやくしんでよ]

即死効果スキルのSP消費がなくなる

 

スキル

死んでくれる?

メギドラオン

コンセントレイト

ムド成功率UP

万能ブースタ

万能ハイブースタ

魔導の才能

祝福無効

 

 スルト    アルカナ:魔術師

 

力 魔 耐 速 運

75 75 75 75 75

 

物 銃        

- 耐 吸   - -  - -

 

特性

[拝火の血統]

火炎スキル使用時のSP消費量が自動的に半分になる

 

スキル

大炎上

ブレイブザッパー

火炎ハイブースタ

魔導の才能

魔術の素養

超絶技巧

武道の心得

氷結反射

 

 マリア    アルカナ:信念

 

力 魔 耐 速 運

75 75 75 75 75

 

物 銃        

- -  - 耐 無 - -  -

 

特性

[アヴェマリア]

補助スキル使用時のSP消費量が自動的に75%減少する

 

スキル

聖母の慈愛

メシアライザー

ヒートライザ

聖母の囁き

聖母の抱擁

魔術の素養

大天使の加護

火炎反射

 




[残りライフ×9425]
作者「あー痛かったー」
エボルト「日がたっても殺られた感想があまり変わらないとか、もうダメだわこいつ」
作者「というか、Switchで『ペルソナ3ポータブル』『ペルソナ4ゴールデン』『ペルソナ5ザ・ロイヤル』の発売やったー!」
エボルト「お前、持ってないのにこの小説にあいつら出してんのか?」
作者「大丈夫大丈夫、持てると思ってなくてストーリーはYou〇ubeの実況を見て知ってるから(プレステ?そんなもの、家には無いよ……)」
エボルト「えぇ……」
作者「まぁ、買おうにもシンプルに預金残高が危ういけどな!」



エボルト「そうか、てかさっさとアンケートに入れや」
作者「それもそうですね。という事で本日のアンケートのコーナー!まぁ内容はまえがきでも言いましたが、今回は【ユーリは何に変身する?】です!選択肢としては『ブレイズ』『エスパーダ』『バスター』『剣斬』『スラッシュ』『カリバー』『最光』『デュランダル』の系8ライダーになります」
エボルト「セイバーはまた奪われてるからな。だがなんでサーベラとファルシオンも無いんだ?」
作者「それは『ユーリに女性ライダー変身ってのはなぁ』という俺の主観と、『【無銘剣虚無】の適合が無かった』という設定を勝手に作ったせいです」
エボルト「これはひどい。まぁ、とりあえず協力頼むぜ」



作者「でーは次に『今回の裏設定(?)』に参りましょうか。でも今回は文字数がアレだからピックアップで行くよ!」
エボルト「ディケイド無双から入ったな今回は」
作者「まぁあれくらい容易いもんでしょ、そしてカメンライドさせたのはオーズでした」
エボルト「ムース(ヘラジカ)FGとライノ(サイ)イマジンだからか。確かに言いそうだ」
作者「そして次に琴音達による総攻撃!」
エボルト「結構飛ばしたな」
作者「こーでもしないとあとがきでも文字数とんでもなくなっちゃうからね。総攻撃は発動条件が緩い『ペルソナ5スクランブル』を、演出は個人的に好きな『ペルソナ5ザ・ロイヤル』にしてます。ちなみにコハナがあの縦横無尽の動きに混ざれたのは体にヒートライザ効果がまだ残っていたからです」
エボルト「強えな」
作者「そしてアルとエックスの戦い、トドメはエクストラアタックの組み合わせにしてみました」
エボルト「完全に趣味に走ってるなここは。NEW電王の必殺技もそうだが」
作者「NEW電王のキック必殺技をさらにカッコイイ演出にさせたいなーって思考暴走させた結果です。何やってんだか」
エボルト「えぇ…。そして引いた2体のイマジン」
作者「最終決戦にも出演決定だよやったね2人とも。そしてなんだかんだでジークもコブライマジンを撃破。ここのシーンはイメージしずらかったら『俺、誕生』を見てね、正直丸コピだから」
エボルト「おいコラ」
作者「そしてなんだかんだで集合し、主犯がまだいるであろう砦に向かって歩き始めた所でジークの口から話されるどこに行っていたかの事」
エボルト「知ってるやつはもう既にわかってるんじゃないか?だがそこで感じとった嫌な予感」
作者「からの蹴り飛ばしてジークを逃がし、被弾する光刃。この時に傷は深くて血が出るわ出るわ」
エボルト「よくそれで生きてられたな」
作者「ガッツで何とか存命してたからね」
エボルト「もはやゴキブリやな」
作者「主人公をG呼ばわりはやめろ、そしてせめて文字隠せや。そして開放されたのは牙王でした」
エボルト「闇鍋だよもう」
作者「んでもって明かされるは『アナザーセイバー』の真の能力『そうに至った思考と記憶』、『地球の記憶の情報を虚飾にする』なんでも思うように書き換えられます。しかもこれは完全撃破されない限りずーーーーーっと」
エボルト「怖っ」
作者「まぁでも、自分の手で触れなと書き換えられないけどね。ただし『地球の本棚』に関しては事実が変われば勝手に内容も書き変わるので例外」
エボルト「でも実質手に触れたら負けってことじゃねぇか」
作者「基本はまーねー。そして光刃の起点で3人の動きを封じて危険を回避、からのエミヤに後を任せる」
エボルト「そして貼られたローアイアス、結局破壊されちまったが守りきることには成功したな」
作者「ちなみにこの時に出されたレーザー、『クライマックス刑事』で【デンライナーゴウカ】と【ゼロライナー】を纏めて葬ろうとして不発したあの極太レーザーよ」
エボルト「気になったら調べてみてくれ。んでアナザーセイバーに光刃が斬られたかと思ったら、実はそれは夢でしたってか?」
マーリン「そう、その通りさ!」
作者「来たよグランドクソ野郎」
マーリン「という事でごきげんよう諸君!ここの作者の1万円に答えなかった、みんな大好きマーリンお兄さんだよー」
作者「うるせえ、早くうちのカルデアに来い」
マーリン「うーん、それは気が向いたらだね」
エボルト「オーケー理解したわ。こいつは凄いロクデナシってことがな」
マーリン「おー、こんなに早く理解してくれて、僕としてもすごく助かるよ」
エボルト「んで?退避中にお前が抵抗しなかった理由はなんだ?」
マーリン「だってー、抵抗するならまぁ全力で障壁貼るよ?でもその際に重傷で僕が支えているマイロードが無理やり動かされるよ?」
作者「そうなったらガッツ貫通するからね普通に。そして光刃が言ってる通りこれ以上傷が深くなったら治療が困難になってたよ」
エボルト「なるほどな。そして合流するはジオウの4人か。……おーこっえ」
作者「そーいやお前、最終回でワンパンされてたな」
エボルト「おかげで苦手だよ。まぁ、平行世界のひとつだったんだが、それを貫通して心の奥底に染み付いたんだよ」
作者「それはお気の毒に。そして一時的な撃破に成功」
マーリン「この時に能力の破壊もしちゃってたんだね」
作者「ちなみに破壊したのはさっき書いてた書き換え能力。理由は強すぎてそれしか手が見つからなかったから!」
エボルト「せめて自分で何とかできる能力にしておけよ……」
マーリン「いやいやでも、『アナザーディケイド』の能力もエターナルによって永遠に停止されているし、そう考えたら問題ないんじゃない?」
作者「お前はなんでその知識あるんだよ……」
マーリン「何故って、リアタイしてたからさ!」
作者「あっそうですか。そしてここで出てきますは、『リューオ』さんの作品に出てくる転生者主人公!設定によると投影魔術も持ってるみたい」
エボルト「マジか」
作者「しかも技術力は『レオナルド博士(鷹の爪団)』と同レベ!」
エボルト「こっっっわ!?」
マーリン「それが今回の敵になる訳だね」
作者「そ、これを光刃が何とかします」
エボルト「あー、つまり新ライダーの相手は別世界の転生者ってか」
作者「いえす。そして合流する城下町組、さらに『EPISODE YELLOW お宝DEエンド・パイレーツ』に登場した『黒崎レイジ』&『イブ』コンビ!ただし、『イブ』は名前は同じだけども別個体となります」
エボルト「別個体?」
作者「人工イマジンだからね、でもあの事件で以降の人工イマジンは誕生しなかった……はずだったけどもここで繋がるはクロスによる先輩召喚!ここにあるライダーとの出会いで……ってとこで閉めとこ」
マーリン「かなり言ってるけどね」
作者「うっせ!まぁとりあえず彼らは流石に分が悪いってことで時の砂漠に消えていきましたがね」
エボルト「次に向かう時間は何処へやら」
マーリン「普通に考えたら、現代に大きく影響を与える時間になるよね。ってことはつまり……」
作者「マーリン、それ以上は言っちゃいけないから黙ってくれ」
エボルト「まぁとりあえず、なんやかんやあってメシアライザーで全員完全復活か。ってか、いつの間にか琴音も攻略してるよこいつ」
作者「あーここね、正直書いてた記憶あんま無いんすよ、アルコールパワーってやつですね」
エボルト「お前…程々にしとけよ」
作者「もう飲まなきゃやってられんのよコンチキショー!まぁ(懐の問題的に)抑えてはいますが、流石にアルコール依存はしてないよ」
マーリン「あ、ここにチューハイあるけど飲む?」
作者「飲むー!」
エボルト「今飲むな、今勧めるな」
作者「急展開だろうけども、許してね?」
マーリン「そしてそして、我々もデンライナーに乗って消えて行ったのでした」
エボルト「最後に佐助達がチラッと出てたな」
作者「本当に後世に残るのかは未だ分かりませんが、それでも心には深く刻まれたようです」
マーリン「それはそれとして、カウントダウンが短くなったね。-15時間じゃないか」
作者「予想外の不可には弱かったようで。でもまだ12時間も残せているのはすごいぞ普通に」
エボルト「確かに、下手らしたら残り1時間、最悪0になってたわけだしな」
作者「そしてついにジョーカーの全ペルソナが出ました」
マーリン「早くないかい?」
エボルト「ってか、攻撃役と回復約がちゃんと居て丁度いいバランス型って感じか」
作者「そうそうそう。でもみんな、『ファフニール』はちゃんと見たかい?」
マーリン「物理反射、銃撃反射、うん酷い」
エボルト「これが素って、1人で大体の敵完封できるじゃねえか」
作者「まぁこんなんで終わりです」



エボルト「じゃあここからは処刑の時間だな」
作者「やっぱり来るよなぁー」
マーリン「じゃあ僕はこれで…「やっと見つけましたよ、マーリン」…あっ不味い」
モルガン「私に幻術をかけて行くとは、余程死にたいのですね」
マーリン「いやでも、あの展開を作ったのは君のマスターだよ!?」
作者「マーリン!なんで俺を巻き込…「安心しなさい。私はあなたのサーヴァントではなく、我が夫(光刃)のサーヴァントです」…って事は?」
モルガン「貴方も同罪です」
作者「えっ……?」
エボルト「おっと、こいつは不味そうだ。ここは俺も…「おや?貴方は……」…げっ」
モルガン「……何か気に入りません。貴方も同罪としましょう」
エボルト「俺だけ理不尽じゃねぇか!?」
モルガン「目に映るもの、全てを灰に
作者「どうしよう!?このままじゃあ死んじまう!?」
エボルト「早く何とかしろ、一応グランドクラスなんだろうが!」
マーリン「何とかしろって言われても……そうだ!ここは私の第2スキル(味方全体に無敵状態を付与)で…「あぁ、礼装は『起源弾』(常時無敵貫通+キャスター特攻を付与)をつけてきました」…うん、どう足掻いてもダメみたいだね。諦めよう!」
2人「「マーーリーーーーーン!!!」」
モルガン「それは絶えず見た滅びの夢──報いはなく、救いはないを最果てにありながら、鳥は明日を歌うでしょう。どうか(しるべ)に──はや辿り着けぬ理想郷(ロードレス・キャメロット)
3人「「「ぎゃああああああああああああああああ!?!?!?」」」
〈GAME OVER〉



モルガン「さて、本来ならばマーリンは閉じ込めておくのが最適ですが、これで少し気が収まりました。それでは帰り……ん?我が夫(光刃)、どうしたのです?」
光刃「悪いんだけども、あとがきの締めを代わりによろしく頼める?」
モルガン「何故です?そんなの、本来の担当に……」
光刃「あー、今殺した奴の中に担当者がいたんだよ……」
モルガン「何?むぅ…ならば代わりを務めましょう。我が夫、カンペをお願いします」
光刃「了解!」

モルガン「『それで今回はこれで終わりとなりますが』……『本来は読者から送られてきた処刑で作者を殺っている』!?それはこの小説の続けるにあたって問題では……『生命力はマーリン並だから大丈夫』、ですか。なら問題ありませんね。それはそれとして、『今回はその案を使うことが出来ず、申し訳ありませんでした』。……我が夫、私に何を言わせているのです。後で説教ですねこれは。『これ以上は無さそうだから締めの挨拶に入る』ですか。……私の【妖精眼】は誤魔化せませんよ我が夫、”これ以上説教案件を作りたくない”というのがバレバレです。それで締めの挨拶というのは……わ、私にこれを言えというのですか!?流石にそれはちょっと…恥ずかしいです……『なら一緒に言おうか?』ですか。ふふっ、貴方は変わらずに優しいですね。ならこちらに来てください」

〜5 MINUTE LATER〜
光刃「それじゃあ読者のみんな!」
モルガン「次回投稿されるまで、楽しみにしていてください」
光刃「Ciao(チャオ)!」
モルガン「チャ、Ciao(チャオ)……」プシュー

通りすがりのトリ子(やっべえ、なにあのお母様すっごく可愛い!妖精國に居たときでは考えられねぇぜ!あ、お母様が赤面しながらポカポカと殴ってる。本当、マジ可愛いぜ!いいのを見せてくれてありがとうな、マスター!)



作者(魂)「あ、URLを貼る方法をやっと知ったので送ってくれた方々のキャラが出てくる、そして今までにコラボさせてもらった作品を把握出来ている限りここに纏めて載せさせてもらいます。『おい、自分のが無いぞこの野郎!』というのがありましたら教えてください。しっかし改めて、俺こんなにコラボさせてもらってたのか……本当にありがたい限りです」

 コラボ先作品
シヨン SXIYON さん
『インフィニット・イクス 〜オリジナルライダーの力で生きていく~』
https://syosetu.org/novel/238457/

『PHANTASY STAR ONLINE 2 NEXTBLAZE New Genesis』
https://syosetu.org/novel/260086/

『IS:黎牙物語 〜インフィニット・ストラトスの世界でオリジナルの機体で過ごす〜』
https://syosetu.org/novel/287773/

『ISと神装機竜と運命の戦士達』
https://syosetu.org/novel/267479/


セーラーギャラクシア さん
『IS魔法ビルド さぁ実験を始めようか』
https://syosetu.org/novel/166538/

『IS魔法ビルドニュージェネレーション』
https://syosetu.org/novel/273074/


リューオ さん
『小説家とドラゴン』
https://syosetu.org/novel/258548/


 借りキャラ
嶺川(みねかわ) 隼人(はやと)(963PORさん)
『戦姫絶唱シンフォギア〜とある男の軌跡〜』
https://syosetu.org/novel/275622/

イズ・ベラドンナ/桐生(きりゅう) 貴丈(あつひろ)(リューオさん)
『たとえばラストダンジョン前の村の双子の兄が序盤の街で胃痛を起こして吐血するような物語』
https://syosetu.org/novel/255107/


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第31話 〜現代過激化、花の魔術師の一手。〜

 前回の出来事
・全員の活躍によって、それぞれの戦いには勝利
・牙王を含めた侵也達が命を奪いに現れる
・ジオウ組だけでなくグランドクソ野郎も参上

作者「意外と早く終わったぜ。まぁ、約15000文字だし仕方ないか」
光刃「お前は文字数を統一しろ、バラけすぎだ」
作者「無理だ、俺はそこまで器用ではない」
光刃「致命的欠陥じゃねぇか!?」
作者「この小説の文章量がブレブレになったのはがそうなったのは私の責任だ。だが私は謝らない」
光刃「フジャケルナ! モアイ!」
作者「クサーッ!」
光刃「さて、こんな茶番は終わらせて前回のアンケート結果に行け」
作者「えぇ、唐突でぶった斬るやん……まぁいいや。前回は【ユーリは何に変身する?】だったんだが、結果は言うまでもなく『最光』が1位だったけども」
光刃「し っ て た」
作者「まぁでも、とりあえず新しい最光のフォームでも考え始めますか」
光刃「お?作るのか、新しいのを」
作者「まぁね。……あんな万能の状態から、どこをどう強化すればいいか見つからねぇけども」
光刃「それは…まぁたしかに……」
作者「あとエビリティライブ、かっこよかったねぇ」
光刃「ここまで兄弟喧嘩が拗れるとは予想外だったがな」
作者「それよりも正直、あの待機音めっさ好きやわぁ……」
光刃「出たよ、待機音大好き勢な一面。こいつがここで言うってことは、余程刺さったみたいだな」
作者「あ、それと最近やっと終局特異点終わりました」
光刃「いや唐突すぎるだろ!?なんの脈絡もねぇ!?」
作者「いやー、強化解除マジでほんっっっっっと嫌い!せっかく貯めたシャルルマーニュの『王勇』全部剥がされるのもうコリゴリだわ!そして、ストーリーで見事涙腺ダムが大崩壊しました」
光刃「うん、分かる。……だが、お前がここまで進まなかったのは単純にFGOのメインストーリーサボってただけだろうが」
作者「……てへっ!」
光刃「はぁ、そのせいでイベント2連続で見送りした億の時代の敗北者め」
作者「ぐはっ!?」
〈GAME OVER〉
光刃「えぇ…メンタル破壊による死亡とかよっわ……。まぁ、とりあえず本編どうぞ」


再び戻って現代、幽汽とビルド(電王フォーム)の戦いは

 

幽汽「ぐっ!」ガキンッ!

 

ビルド「そらそらどうしたぁ!こっちはまだまだクライマックスだぜ!」

 

精神がかなりモモタロス寄りになっていて、ガンガン攻めて優勢となっていた

 

リアス「言ってる意味がさっぱり意味がわからないわよ!はぁっ!」

 

ラットFG(ファンガイア)「ギリャァァァア!?」パリンッ!

 

アーシア「えっと、確かこうやって……」

 

〈火遁の術!〉

 

アーシア「出来ました!これであとは……」

 

NEWモールイマジン「くらえぇぇぇえ!!!」

 

アーシア「きゃあ!」ブンッ!

 

〈火炎斬り!〉

 

NEWモールイマジン「ぐぁぁぁあ!!!」

 

アーシア「や、やりました部長!」

 

リアス「その調子よアーシア。はぁ!」

 

そしてリアス先輩は魔力球で一撃で葬りながら戦い、アーシアは何とか自衛する事はできていた。次に黒歌達は

 

黒歌「たぁっ!」

 

レオソルジャー「ぐがっ!」

 

小猫「……せや!」

 

ラットFG「ギェア!」

 

2人の息を合わせたコンビネーションで多数のラットFG&レオソルジャーと戦っていた

 

黒歌「白音、まだ行ける?」

 

小猫「……はい、まだ行けます!」

 

黒歌「いい返事にゃ、じゃあまだまだ暴れるわよー!」

 

小猫「…はい、姉様!」

 

一方のオーフィスは…

 

〈エレキスチーム!〉

 

ナイトローグ「はぁ!」

 

シャドウイマジン「ぐふっ!?」

 

ナイトローグ「てい!」

 

ファントムイマジン「ごはっ!?」

 

ナイトローグ「……最初からこの機能に気づけばよかった気がする。(ピピーッ)ん?」

 

翼を展開し、縦横無尽に翻弄しながら【NEOスチームブレード】で攻撃して2体のイマジンに優勢にたっていた。すると突如としてバイザー内に【NEOトランスチームガン】と【NEOスチームブレード】のガイド映像が流れ始めた

 

ナイトローグ「……絶対エボルトの仕業。でもこんなことも出来るんだ。えっと、こうやって…」ガァンガァン!

 

シャドウイマジン「ぐあっ!?」

 

ファントムイマジン「どあっ!?」

 

そうして飛びながら攻撃を躱し、翼を直接ぶつけて攻撃している間に2つの武器をガイドの通りに組み合わせいき

 

〈ライフルモード!〉

 

ナイトローグ「かなり簡単にできた。そしてここに……」

 

そう言ってナイトローグはフルボトルを取り出して数回振ると、【フルボトルスロット】に装填した

 

〈ロケット!〉

 

そうして待機音が流れている中、ナイトローグは先程より少し高めに飛ぶと、その場で静止してレバーの操作をした後に操作をスコープで狙いを定めた。とその時

 

〈オーバーチャージ!〉

 

ビルド「げっ、あのバカ1番やべー機能を!?」

 

レバー操作がトリガーとなり、内部でさらに機能が自動的に動き始めて【ロケットフルボトル】の成分が異様に光り始めた。しかしそんなことを知らずに完全にロックオンすると

 

ナイトローグ「ぶっ飛べ!」

 

〈スチームバースト!〉

 

ナイトローグ「(ドガッ!)うわっ!?」

 

ドッシュゥゥゥゥゥ……

 

そうしてトリガーを引くとロケット弾が放たれたが、あまりの反動でそのまま空中で後ろに3回転した

 

シャドウイマジン「あれはまずい!」

 

ファントムイマジン「逃げるぞ!」

 

黒歌「白音、急いで退避するわよ!」

 

小猫「は、はい!」

 

そして飛んでいっているロケット弾を見た瞬間、直感で当たってはいけないと感じ取った2体のイマジンは逃亡を始め、同じくやばさを感じ取った2人も巻き添えを食らわないために場所を離れ始めた。だが、ちゃんとロケット弾は狙った2人を追尾していく

 

シャドウイマジン「くっ!これは追尾式か!?なら!(ガシッ)」

 

ラットFG「キェッ!?」

 

ファントムイマジン「いいなその案、乗った!(ガシッ)」

 

レオソルジャー「なっ!?」

 

そう言って2人は近くにいた雑魚2体を掴むと

 

シャドウイマジン「俺の身代わりになれ!」ブンッ!

 

ファントムイマジン「必要な犠牲だ、飛んでいけ!」ブンッ!

 

ラットFG「キシェアアア!?」

レオソルジャー「ぬぁぁぁあ!?」

 

そのまま思いっきりロケット弾目掛けて投げ飛ばし、命中した。その結果

 

ドガァァァアン!!!

 

小猫「ううっ…きゃああああ!!!」

 

黒歌「白音っ…にゃああああ!?」

 

シャドウイマジン「ぐっ…ぐあああ!?」

 

ファントムイマジン「うっ…ぬああ!?」

 

半径500メートルにも及ぶ大爆発を起こし、直撃した2体は塵一つ残らずに消え去り、その爆風で4人を吹き飛ばした。最後にデザスト達は……

 

デザスト「そぅらよ!」

 

シルクモスFG「ググゥ…ッ!」

 

ミニクーちゃん「ふん!」

 

シースターFG「ゴガァ…ッ!」

 

たった今起きた爆発など気にせずに戦い続け、もう既に2体をボロボロにしていた

 

祐斗「凄い、ここまで一方的にするなんて」

 

朱乃「あらあら、改めてとんでもない助っ人ですこと。それよりも、小猫ちゃんは無事かしら」

 

そう言って邪魔にならないように雑魚敵をせき止める2人。するとデザストは【グラッジデント】を肩に担ぐと

 

デザスト「さーて、そろそろトドメとするか。おい黒猫!お前に渡した俺の本を開け」

 

黒歌「ケホッ……私は『黒歌』って名前にゃ!かなり一緒にいるんだからいい加減覚えなさいよ!」

 

小猫「……とんでもない、爆発でした…うぅぅ……」

 

爆風で吹き飛ばされた後に、軽い瓦礫の中から出てきて開口一番にそう文句を言う黒歌と近くで頭を抑えながら起き上がってきた小猫。その後に黒歌はポッケから【デザストARB(アルターライドブック)】を取り出してページを開いた

 

黒歌「えーっと(パカッ)」

 

〈デザスト!〉

 

ドドドドドドドドドド!!!

 

黒歌「にゃぁあ!?」

 

小猫「!?」

 

その音声と共に【デザストARB】から大量の【グラッジデント】が飛び出してデザスト達の真上で宙に舞った

 

デザスト「アイツらと関わりあって思いついた新バージョンだ、有難く受け取って死ね。ふん!」

 

ジジィィィーーーッ!

 

そう言ってデザストは剣先を勢いよく地面に擦らせた。すると火花が散ったかと思うと、剣に赤い炎と共に紫色のオーラが纏わられた

 

デザスト「行くぞ、カラミティ・ストライク!はぁ!!!

 

シルクモスFG「(ズザズザズザズザズザン!)グァァッ!?」

 

そして突撃して一気に間合いを詰めると連続で5回ほど切りつけた。その後に

 

デザスト「おらよっ!

 

シルクモスFG「グフッ!?」

 

デザスト「んでもって!

 

【グラッジデント】を体に突き刺すと、宙に舞っているうちの1本を【マフラー】で取り、そして自分の元に投げ飛ばした

 

デザスト「まだまだ終わらねぇぞ?はぁっ!

 

シルクモスFG「ゴアッ!?」

 

そう言って新しい【グラッジデント】で再びシルクモスFGを斬り付けた。すると、突き刺さっている【グラッジデント】の赤い炎と紫色のオーラが移った。そうしてまた突き刺し、また手に取りを5回繰り返すと

 

デザスト「これで終わりだ、はぁ!!!

 

シルクモスFG「グアアァァァ……」

 

デザスト「ふっ……

 

最後に心臓部を突き刺し、そして後ろに跳び下がった。すると

 

ザザザザザザザザン!!!!

 

バキバキバキッ!

 

宙に浮いていた【グラッジデント】が重力に従って降り注いできて、その体をさらに串刺しにした

 

 

ミニクーちゃん「俺の方も終いにするか」

 

そしてミニクーちゃんは近くのあった塀に飛び移るとそこからまた宙へ飛び上がった

 

ミニクーちゃん「その命、ここで狩らせて貰う

 

そして魔力を腕に溜めていき、槍にオーラが纏わられた。そして

 

ミニクーちゃん「投げ穿つ鏖殺の幼槍(ゲイ・ボルグ・ヤング)

 

全力中の超全力の力でシースターFGに槍を投擲した

 

シースターFG「グゥ、コンナモノォォォ!!!」

 

それに対してシースターFGは死にものぐるいで槍を防ごうと雷撃を応用してシールドを貼って受け止めた

 

ミニクーちゃん「無駄だ、今回は真名解放を変えたからな。生涯一度たりとも敗北しなかった英雄の持つ破滅の槍は躱すことも出来ず、防ぐことも出来ない」

 

バキィィィン!!!

 

だがそう言った瞬間にシールドは一瞬で粉砕され

 

シースターFG「(グサッ!)グハッ!?」バキバキバキッ!

 

ミニクーちゃん「────故に、必殺

 

バリィィパリィィィン!!!

 

その言葉の直後、2体のファンガイアは粉々に砕け散った。だがしかし

 

ビルド「うらァ!(ドガッ!)…ん?なんだありゃ?」

 

ナイトローグ「はっ!(ザン!)…っ!何、あれ……」

 

その砕け散った2体、さらに倒されたラットFGの欠片数体分も巻き込んで赤い渦となりながら1箇所に集まっていった。それにそれぞれ戦っていた2人も意識がそっちに少し逸れた。そして

 

六柱(ろくちゅう)のサバト「キィィィィィイ!ガァァァァァア!!!」

 

集合体は巨大な『六柱のサバト(レッドver.)』になって現れた

 

デザスト「はぁ……マジかよ」

 

ミニクーちゃん「2人で相手するサイズじゃねぇぞこれは……」

 

そう言って2人は大きさ等も含めて少し唖然としていた

 

六柱(ろくちゅう)のサバト「キィィィィィイ!」ダァン!

 

デザスト「くっ!」

 

ミニクーちゃん「ちっ!」

 

ドゴォォォン!!!

 

そしてそんな事など関係なくエネルギー弾を2人にぶっぱなし、それは躱したが着弾地点はかなりの爆発を起こした

 

ミニクーちゃん「(ビリッ!)っ!さすがにアレを使うのは反動がでか過ぎたか……」

 

そう言ってミニクーちゃんは右腕を抑えた。その抑えた場所は少し破けて、中の綿が見えていた

 

 

理「行け!『ジークフリート』!」クルクルクルッ!ドキュゥン!

 

悠「蹴散らせ、『カグヤ』!」パリィン!

 

ジークフリート「斬り刻む、”空間殺法”!

 

カグヤ「巻き起これ、聖なるつむじ風!降り注げ、”輝矢”!またの名を…エクストリームウインドッ!!!

 

レオイマジン「ぐあぁぁぁあ!!!」

 

アルビノレオイマジン「ぐぅぅぅっ!!!」

 

ダガっ!

 

「「がっ!?」」

 

さらにこちらでは、相変わらず一方的にボコボコにしていたら、互いに吹き飛ばされた先が丁度相手の背中だったのでかなりの衝撃と共に地面に落ちた

 

理「やぁ、意外と早く合流しちゃったね」

 

悠「あぁ。だが、あのサイズが現れるのは正直不味いな……」

 

そしてそれぞれ追いかけて2人は意外に早く合流したが、デザストとミニクーちゃんを執拗に攻撃している六柱のサバトを見据えながらどうしようか見て考えていた

 

レオイマジン「ぐぅぅ…おのれ!」

 

アルビノレオイマジン「貴様ら、絶対に許さ……」

 

ブオォォォォォオン!!!

 

レオイマジン「(ドガッ!)うがっ!?」

 

アルビノレオイマジン「(ドガッ!)ごあっ!?」

 

そして2体のイマジンが起き上がって何か言っていたが、突如として牛の角を模したようなバイクに乗りながら現れた薄茶色のフェルト帽を目深にかぶり、同色の外套を羽織っている男に轢き飛ばされた

 

悠「貴方は……?」

 

そう聞かれると、バイクを停めて理と悠に顔を向けた

 

???「……」

 

理「……もしかして、『ここは任せて行け』と?」

 

???「……」コクッ

 

その言葉にその男は深く首を縦に振った。その時に目深に被っていたフェルト帽でよく見えなかったが、2人は力強い視線と『任せても大丈夫』と思わせるような感覚を感じとった

 

悠「……なら、ここは任せます」

 

理「もしもの時にはいつでも呼んでくださいね、すぐに駆けつけますから」

 

???「……」コクッ

 

理「さて…行くよ、悠。来い!『オルフェウス』!」ドキュゥン!

 

オルフェウス「ォォォオオオ!!!

 

悠「あぁ、やるぞ!来い、『イザナギ』!」パリィン!

 

イザナギ「ハァァァアアア!!!

 

そう言うと2人はペルソナを召喚しながら六柱のサバトの方へと向かっていった。それを見送ったあとにその男はバイクから降りると、2体のイマジンの前に立った

 

レオイマジン「貴様…何者だ!」

 

アルビノレオイマジン「俺たちを轢いていくとは……」

 

先程の轢き飛ばしで2人は憤っていたが、その男は関係なく外套の前を開くと

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その腰には【()()()()()()()()()()()()()()()

 

レオイマジン「何!?それはっ……!?」

 

アルビノレオイマジン「貴様……っまさか!?」

 

そんな事を無視して【ゼロノスベルト】の赤いレバーを右手側にスライドし、周囲に待機音が流れ始めた

 

???「変身…!

 

Altair(アルタイル) Form(フォーム)

 

そう言って【ゼロノスベルト】に緑色を表にして【ゼロノスカード】を右の挿入口から【クロスディスク】にアプセットすると、[]の文字が浮かび上がるように【クロスディクス】の丸いパーツが可動した。それと同時に緑色の【フリーエネルギー】が生成される。それから【オーラスキン】が装着されると次に周囲に【オーラアーマー】が生成されてさらに装着し、最後に牛型の【電仮面】が2つマスクの上に生成されて【ゼロレール】に沿って『モォ〜』という音と共に正面に来ると、2つとも変形してひとつに合わさった

 こうして現代でも、『仮面ライダーゼロノス』が現れた

 

レオイマジン「やはり、貴様は……!」

 

アルビノレオイマジン「ふっ、丁度いい機会だ。あの時の借りを返させてもらおうか!」

 

ゼロノスA(アルタイル)「……」

 

そしてゼロノスは無言で【ゼロガッシャー】を組み立てて【ボウガンモード】にすると、2体に射撃しながら突撃して行った

 


〈 界時抹消!〉

↓時の砂漠:デンライナー食堂車↓

〈 再界時!〉


 

(デンライナー警笛音)

 

場所を変えて時の砂漠。あの後何とか一行はデンライナーに乗って出発し、そこで話をしようと考えていたのだが、ひとつの大きな問題に差し掛かっていた。それは……

 

全員(((((………狭い!!!)))))

 

6イマジン+7電王組+1時間警察+5ジオウ組+3サーヴァント+2ペルソナ組+光刃という計25人の大人数(おおにんずう)で食堂車は過去1番の狭さとなっていることだった

 

モモタロス「おいカメ!押すんじゃねぇ!」

 

ウラタロス「しょうがないでしょ、こんなに集まってんだから」

 

キンタロス「zzz……(ガタン!ガタン…)ぐぉぉっ」

 

リュウタロス「うわー!?クマちゃんが僕に乗ってきたー!おーもーいーよーーー!!!」

 

そんなこんなでもう煩くなっていた。ちなみにジークとマーリンのふたりは……

 


〈 界時抹消!〉

↓ジーク専用車両↓

〈 再界時!〉


 

ジーク「やれやれ、私がいるにはあの場所は狭すぎる」

 

マーリン「僕もそう思うよ。あ、紅茶のおかわりはいるかい?」

 

ジーク「お供共と違ってお前は気が利くなぁ、頂くとしよう。……ふむ、やはり美味しい」

 

既にさっさと避難して普通にティータイムを嗜んでいた

 


〈 界時抹消!〉

↓元の車両に戻る↓

〈 再界時!〉


 

光刃「うーん、どうしよう。これじゃあ満足にできなさそう」

 

レイジ「全くだ」

 

ユーリ〈緊迫感の欠片も感じ無い〉

 

オーナー「では、ここは『ターミナル』へ立ち寄ることにしましょう」

 

良太郎「え?」

 

するとデンライナーは元からあった線路に合流した。そしてアナウンス音が流れるとナオミちゃんがマイクを持った

 

ナオミ〈いつも【デンライナー】のご利用ありがとうございます。まもなく、『ターミナル』に停車します〉

 

アル「『ターミナル』、ですか?」

 

エックス「あ!見てくださいアレ!でっかい駅みたいなのがありますよすよ!」

 

ソウゴ「え、どれどれ?」

 

琴音「あ、ホントだ!」

 

その言葉に興味津々な面子は窓に集まってそこから外を見た。するとそこには

 

(キングライナー警笛音)

 

たくさんの【キングライナー】が『ステーションモード』で連結し、大きなターミナルで形成されている姿だった

 

良太郎「って事はもしかして……」

 

モモタロス「おい、良太郎!あれ見ろ!」

 

テディ「幸太郎、あれを!」

 

デネブ「侑斗!こっち来て見て!」

 

ウラタロス「うっそお!?」

 

リュウタロス「ねぇ!どうしてアレがあるの!?」

 

キンタロス「リュウタ、ワイに聞かれても分からんわ!」

 

コハナ「なんであるの……?」

 

そう言って大慌ての電王組が車窓から見たのは

 

幸太郎「まさかあれは……」

 

侑斗「あぁ、間違いない」

 

 

 

良太郎「新しい…時の路線……」

 

先が暗雲と轟雷、そして嵐となっている先より螺旋となってこちらとまだ繋がっていない線路だった

 


〈 界時抹消!〉

↓キングライナー:プラットホーム↓

〈 再界時!〉


 

エックス「うっはー!」

 

アル「かなり広いですね」

 

エミヤ「すごいな、この感じだと外で見るよりも広そうだ」

 

蓮「『時の砂漠』にはこんなのもあるのか」

 

光刃「うわー、ここが『ターミナル』かー、めっちゃ興奮するなー!」

 

琴音「ねー!」

 

侑斗「お前、かなり気が緩んでるな」

 

デネブ「まぁまぁ侑斗、今くらいさ。ね?」

 

その後に停車し、全員がプラットホームに降りるとオーナーを先頭に歩き始めた。すると前方より、オーナーと瓜二つの白い服を着た人物が歩いてきた

 

オーナー「やぁ、『駅長』」

 

駅長「どーうもー」

 

そう言って2人は握手をした。だがその後ろでは

 

蓮「オーナーが2人!?」

 

ツクヨミ「一体どういうこと!?」

 

幸太郎「違う違う、一旦落ち着いて」

 

ウォズ「ツクヨミ君、ただ鏡みたいに顔が似ているだけだ。一旦落ち着きたまえ」

 

良太郎「でも、初めて会うとなるとその反応は分かるよ」

 

光刃「うんうん」

 

一方はそれぞれが混乱して、もう一方は落ち着かせていた。ちなみに電王組は(相変わらずそっくりだなぁ)としかもう捉えていなかった。すると【デンライナー】のひとつの車両のドアが開き

 

ジーク「やれやれ、誰も私の迎えに来んとは」

 

マーリン「ははは、それよりもなんか面白いことになっているよ」

 

遅れてジークとマーリンが降りてきた

 

モモタロス「へっ、誰が迎えに行くかよ」

 

ウラタロス「ホントだよね、何さも当然のように言ってるんだか」

 

キンタロス「それに、ワイらはお供とちゃうぞ」

 

ジーク「……お前たち!また主に反抗するというのか…頭が高い頭が高い!!!

 

「「「あ」」」

 

その言葉と共にそれぞれ指を刺された3人は(やっちまった)といった声を出すと、段々と小さくなっていきそして煙を立てて

 

モモタロス「おいおい、またかよ!?」

 

キンタロス「ワイら、また小さくされてしもたな」

 

ウラタロス「はぁ…ついてないよね、ホント」

 

良太郎たちの足元でものすごく小さくされていた

 

エックス「えぇ!?」

 

リュウタロス「あー、またモモタロス達、ちっちゃくされてるー」

 

テディ「なるほど、これが噂の……」

 

幸太郎「ジークの力、か……」

 

その姿に一部が困惑していると、ジークは3人に背を向け

 

ジーク「当分の間、その姿で反省していろ。お供共」

 

そして歩いていった

 

モモタロス「はぁ!?ふざけんな!早く元の姿に戻せ!」

 

ウラタロス「センパイ、無理だよ。時間切れまで待つしかないよこれは」

 

キンタロス「せやけど、移動はどないしよか。この姿じゃあ遠くに行くにもスタミナを何倍も使うで」

 

光刃「あ、なら俺が運んでくか」

 

キンタロス「ホンマか!おおきに!」

 

ウラタロス「僕としては女の子に運んで欲しいけどな」

 

モモタロス「うっせぇこのすけべ亀!今くらい自重しろ!」

 

光刃「よしそれじゃあ『投影(トレース)開始(オン)!』」

 

そんなことをしていると

 

駅長「で〜は早速、『いつもの場所』であの対決するとしましょうー」

 

オーナー「そうしますか。ナオミくん、審判を頼みますね?」

 

ナオミ「はーい」

 

そうして3人は進んでいき、電王組は何となく察しながらそのあとを追った

 

アル「いつもの場所で…ですか?」

 

エックス「しかも対決……やはり同じ顔は潰し合うのが世の定めですか!」

 

エミヤ「それを言ったら君たち2人も潰し合…いや、そういえば君は昔よく潰しに行ってたな」

 

そして残ったみんなもついて行った。そんなこんなで連れて行かれた場所は

 


〈 界時抹消!〉

↓キングライナー:駅長室↓

〈 再界時!〉


 

駅長室だった。しかもオーナーと駅長の2人は専用の席を対峙し、中央には大きなチャーハン(中央に旗あり)が置かれ、横にはタイマーもセットされており、その横の席にある席に座っていた。ちなみに光刃は『投影魔術』で作り出した【マグカップ】に3人を入れ、ねだってきたリュウタロスに渡していた

 

ソウゴ「なにこれ……」

 

琴音「もしかしてさっき言ってた勝負って、これ!?」

 

アル「しかし、シンプルにチャーハンが美味しそうですね……」ジュルリ

 

ナオミ「オーナーを先行に、始め!えーい!」

 

ゴォォォォォオン!!!

 

そんな困惑を他所に、ナオミは開戦の銅鑼を鳴らした。そして2人は一礼すると、オーナーは持ち寄ったスプーンから1つを選んで取り出すとテーブルに置き

 

オーナー「では、参ります(チーン)」

 

そうしてタイマーのボタンを押すと、スプーンの先に力を与え、そのまま回転して持ち手が手に吸い込まれた。その後にチャーハンの一角をスプーンですくい上げると口に入れた

 

駅長「ほほぅ、今回は(チーン)そう来ましたか」

 

そう言うと駅長はタイマーのボタンを押し、両手で2本のスプーンの先に力を与え、そのまま回転して持ち手がそれぞれの手に吸い込まれた

 

エミヤ「まさか、二刀流!?」

 

そして驚いているエミヤ、そしてエックスを他所に駅長は巧みにチャーハンを包み込んで自分の所へ持っていき、そして口に入れた。それに痺れを切らしたゲイツが流石に口を挟んだ

 

ゲイツ「おい、今は遊んでる場合じゃ無いんじゃないのか!?」

 

オーナー「(チーン)あぁ、モモタロス君達は前に会ったことありますし、士君には必要ないと思いますが、紹介がまだでしたね。こちら、『ターミナル』の『駅長』です。私に似てますがぁ〜、ただの気の所為です」

 

ガクッ

 

勝負の手を止めずに言われたそんな言葉にジオウ組(士を除く)はみんなズッコケ

 

エックス「いや絶対嘘つけー!!!

 

サーヴァント組は「ウガーッ!」としているエックスをアルとエミヤが必死に抑え、マーリンは「ははははは」とただ笑って見ていた

 

駅長「ようこそ『ターミナル』へ〜(チーン)。知らない方々に聞かれる前にサービスでお答えしますが、ここは、『駅』でもあり、『”分岐点”を監視する場所』でもあります」

 

琴音「分岐点を、ですか?」

 

そして口の中にチャーハンを入れた駅長。その後にオーナーもタイマーを押してスプーンを入れて進める一方、駅長はまだ説明してくれた

 

駅長「(チーン)未来への分岐点ですよ〜。()()()()()()、ですが」

 

そう言ってまたスプーンを入れようとするが、まだオーナーのターンが終わっていない為に目の前で人差し指を出されて静止させられた

 

オーナー「新しい路線も、関係ありますねぇ?」

 

駅長「(チーン)もちろん!それが繋がって、分岐点となる……かもしれませんし、他の路線だってまだ可能性が……ある」

 

そうして駅長のターンが回ってきた為にすくったチャーハンをまた口に入れた

 

駅長「とにかく、分岐したその先に何があるか。分岐点が現れ、これを超えてみなければ、基本わっかりません」

 

マーリン「なるほど、つまりはまだ未来はまだ決まった訳じゃ無いんだね」

 

そう言って納得するマーリン達の様子。すると良太郎が手を挙げた

 

良太郎「あの…今回の場合って、どういう感じなんですか?」

 

駅長「(チーン)いいー質問ですね〜。本来、分岐点というのは先程も言った通り未来にしか現れませんがぁ、とある条件を満たすと過去にでも現れます」

 

そしてオーナーがタイマーを押してスプーンを入れている最中にまた説明を続けた

 

士「その条件ってのはなんだ」

 

オーナー「(チーン)過去の時間がぉぉぉ大きく、変わってしまうことですっ」

 

駅長「この場合、その先の未来がたまぁぁぁに判明することがあるのですが、今回はそれに該当しました。その内容は……イマジン達がやっていた物よりも、原型があるかどうかも分からないくらい非常に大きく最悪な歴史に狂ってしまうー!っということがわかりました。………実際にあった例をあげるなら、1枚のメダルを過去に置いていった時に起こした大規模な歴史改変と同等、もしくはそれ以上という感じです」

 

オーナー「ほほぉ、今度はそこですか。駅長もまた、腕を上げて来ましたねぇ」

 

そう言って駅長はスプーンですくったチャーハンは口の中へと入れた

 

良太郎「っ!?」

 

モモタロス「はぁ!?」

 

ウラタロス「マジ!?」

 

キンタロス「なんやて!?」

 

リュウタロス「えぇ!?」

 

侑斗「何!?」

 

デネブ「それってかなりヤバいよ!?」

 

幸太郎「それ程の事なのか!?」

 

テディ「それが本当なら相当まずい……!」

 

ジーク「ふぅむ……」

 

一方でその意味を理解したみんなは戦慄した。なおジークはそんな事など関係なく紅茶を嗜んでいる。さらにそこに付け加えるように

 

ウォズ「さらに言うと、【ガオウライナー】によって発生した被害が完成したら修復は完全に不可能だ。だろ?」

 

イブ〈あぁ、その通りだ〉

 

ゲイツ「それは、二重でまずいな……」

 

ソウゴ「うん、そうだね……」

 

ツクヨミ「予想よりもとんでもない状態になっていたわね……」

 

説明されたウォズの言葉に非常にかなりとんでもないことが判明した。そんな時にマーリンが突如として

 

マーリン「さてマイロード!そしてその中にいる君たち、突然だが今から君にはとある場所に行ってもらうよ?夢として意識だけだがね。あ、内容が内容だけに拒否権は無いからね!(チーン)」

 

光刃「え?」

オルタ〈は?〉

ユーリ〈何?〉

 

マーリン「それっ!」

 

そう言ってマーリンは杖を振るうと、光刃の体に花びらが一周して通ると、直後に一瞬にして眠りに包まれて力が抜け

 

光刃「zzz……」

 

琴音「キャッ!こ、光刃君!どうしたの!?」

 

エックス「コウハ君!どうしたの!ねぇ!」

 

アル「マーリン!貴様、何をした!」

 

エミヤ「内容によってはこの場で死んでもらうぞ、花の魔術師!」

 

そのまま熟睡と共に身体が琴音の元へと倒れた。それにみんなが驚いたが、直ぐに2人は光刃の心配に向かい、アルは【風王結界(インビジブル・エア)】で包まれた【約束された勝利の剣(エクスカリバー)】を、エミヤは【干将(かんしょう)莫耶(ばくや)】をすぐさま投影してそれぞれ首元に置いた

 

マーリン「(チーン)ちょちょちょっと落ち着きたまえ2人とも!?理由をちゃんと説明するから!大丈夫、彼はちょっと『とある場所』に行ってるだけだから!」

 

ジョーカー「その場所とは?」

 

するといつの間にか変化していたジョーカーが後頭部に【トカチェフ】を押し当てた

 

マーリン「あれ?もしかして私結構、既に嫌われてる?」

 

エックス「合流した際にあんなことを言っていたから当たり前です、てか私も切り刻みたいのですが」

 

琴音「私はちょっと消し炭にしたいかなぁ……!」

 

マーリン「君達もなのか!?てか(琴音)意外とけっこう怖いこと言うね!?(チーン)」

 

そうしてマーリンもさすがに予想外だったのか、この状態となって冷や汗をかいていると

 

士「ったく、お前ら一旦落ち着け」ズイッ

 

マーリン「おおっと」

 

いつの間にかマーリンの前に立っていた士が首根っこを掴むと立たせてから前に放り投げた。その後士はさっきまでマーリンが座っていた席に座ると、腕と足をそれぞれ組んだ

 

士「さて、(チーン)これで説明ができるだろ?早くしろ」

 

マーリン「あのー、席に座らせる気は…「断る」そうかい……んん!」

 

そうしてマーリンはとりあえず喉の調子を整えるために一旦咳き込むと

 

マーリン「(チーン)さて、そういう事で改めてこのマーリンお兄さんが解説してあげようじゃないか!」

 

胡散臭い笑顔でそう言った。それにまた一部が殺意を抱いたが、「まぁとりあえず聞くぞ」と士からの言葉に一旦落ち着いた

 

マーリン「まずは私を含めたそこの彼女達からにしよう。というのも、どこに行ったのかの説明に必要だからね。でもその前の前提として、彼女(アル)そっちの彼女(エックス)(エミヤ)はどういう存在かを言わなきゃね。彼女達は『サーヴァント』という、英雄が死後に人々から祀り上げられ英霊化したものを使い魔として現世に召喚した存在だ。けども今は受肉されているから、かなり強い人間かな?」

 

オーナー「(チーン)なーるほど、つまりは私達が知る偉人達、ということですね?」

 

その言葉にマーリンは「うんうん」と頷くと

 

マーリン「わかりやすく言うとそうなるね。けどもちろん例外も存在する。世間から悪と認識されながらも結果としてそれが人々の救いとなったもの、自らを強大な悪として有像無像の小さな悪を打ち消すもの、本人の意思とは裏腹に周囲が救い手と祭り上げたもの、このいずれかに該当する『反英霊』。そして……」

 

そう言ってマーリンはエミヤに視線を向け

 

マーリン「彼みたいに、死後の自分を抑止力に売った『守護者』だったりね」

 

ゲイツ「死後の自分を売るだと!?」

 

ツクヨミ「そんな!?」

 

エミヤ「……(チーン)」

 

そんなそれぞれの反応にエミヤは腕と足を組んでいた微動だにせず、そして何も言わなかった

 

マーリン「まぁ、ロクデナシとよく言われる僕としても最後の方法はあまりオススメしないね。そこと契約したら最後、終わりはないし退職もできないブラック企業に務めることになると同意義だからね。『奇跡を詐称する御使い』、『限度額のない高利貸し』みたいなものさ(チーン)。だから今のようなちょっと問題はあるけども平和よりな生活、カルデアの時とはまた違う形でかなり気に入ってるんじゃない?」

 

エミヤ「……まぁな。この道を選んだ事に後悔はあるが、それでも答えは既に得たからな。それに関してはもうこれ以上文句を言う気はもう無い。それに、私にとって今はの生活は最高に楽しいものだしな。否定はしないさ」

 

アル「シロウ……」

 

そうして少し笑みを浮かべたエミヤにアルは少し嬉しそうに名前を言ったのだった

 

マーリン「まぁとりあえず、サーヴァントとしての真名と共に紹介としようじゃないか(チーン)。そこの君たちがよく聞いていた『剣聖(けんざき) 王風(おうか)』、そして『剣殺(けんさつ) (めい)』という名前はもちろん偽名さ」

 

琴音「まぁ、ここまで聞いたらそんな気はしてたよ」

 

蓮「だな」

 

そんなマーリンの言葉に2人はすでに納得していると言った感じで頷いた。ちなみにジョーカーは聞く際に元の格好に戻っている

 

マーリン「じゃあまず最初のトップバッターは……よし、セイバーから行こうか。それっ」

 

アル「ま、マーリン!や、やめなさい!そんな事されるくらいなら自分から行きますから!」

 

マーリン「そう?じゃあお願いね(チーン)」

 

アル「……エックス、貴方も自分から行った方がいいですよ、私みたいにシワを作られますし、クラス相性的にも悪いですし…

 

エックス「えぇ、そうさせてもらいます……

 

そう言いながら席に近づくと杖のねじれ部分を巧みに服に巻き込ませて無理やり引っ張ってきたので、自分から立ち上がって歩いていった。そして、服にはシワが残ってしまっていた

 

マーリン「じゃあ説明開始だ。彼女の真名『アルトリア・ペンドラゴン』、クラスは『セイバー』さ。まぁ、君たちがよく知っているように言うと、ブリテンの伝説的君主である『アーサー王』本人さ!(チーン)」

 

「「「えぇ!?」」」

 

その言葉にほぼ全員が驚きの声を上げた

 

アル「ま…マーリン、そんなことを今言ってよろしかったのですか?」

 

マーリン「いいんだいいんだ、ただここだけの話にしてもらえればね」

 

するとソウゴがアルの元に歩んできた

 

ソウゴ「ねぇ、君は王様だったんでしょ?」

 

アル「え?えぇそうですが、それが何か?」

 

ソウゴ「後ででいいからさ、君の時代の話を聞かせてよ。俺、王様になるのが夢だからさ」

 

アル「王になるのが夢…ですか」

 

ソウゴ「うん、世界を全部良くしたい。みんな幸せでいて欲しい。そう思ったらさ、王様にでもなるしかないじゃない?」

 

アル「……立派な心がけですね。いいでしょう、全てが終わったあとにならば(チーン)」

 

そう言ってアルは優しい笑顔を返した。その様子を見たマーリンはアルの様子を「うんうん」と微笑ましく見て頷き

 

マーリン「よーし、その時には私も混ざるとしよう!なんてったって私は『キャスター』で、真名は花の魔術師『マーリン』だからさ!あ、気軽に『マーリンお兄さん』とでも呼んで欲しいかな」

 

ウォズ「ちょっと待て、『マーリン』だと?あの『円卓の騎士』と共に仕えていた、あの『マーリン』か?(チーン)」

 

そこに割って入ってウォズが真面目な表情で聞いてきた。するとアルはちょっとげんなりしながら

 

アル「えぇ…その通りです……あ、ソウゴ。もし王になるのならば、マーリンだけはやめておきなさい。あらゆる厄介事の素になって最悪の思い出を更新していく、通称グランドクソ野郎ですので」

 

マーリン「ふふん、やめてくれないかいアルトリア。本当の事をそうストレートに言うのはぁ……(チーン)」

 

ツクヨミ「うわぁ……」

 

そう無駄にイケボで返したマーリンにツクヨミ達は性格を理解して引いていた

 

マーリン「さて、残りの2人も本当なら説明したいんだけども、赤い外套の君に関してはもう軽く話したし、君に関しては……ちょっとというかかなりめんどくさいし……」

 

エックス「おうおうめんどくさいとはどういうことか言ってもらおうか?あぁ?

 

そうして気を取り直し、次に入ろうとしたがマーリンのその言葉でエックスはキレ気味につってかかってきた

 

マーリン「だって、君は『サーヴァントユニヴァース』とかいうほとんどなんでもありな僕達とは全く違う世界出身じゃないか!詳細に話せば話すほど痛くなるのは僕の頭だけで済まないに決まっているだろう!」

 

エックス「うぐっ、確かに私の出身地はサーヴァントとしてかなり特殊ですが……(チーン)」

 

その言葉に少々ダメージを負うエックス。さらにそこへ

 

エミヤ「すまないが、私もさすがにそれはフォローできない。諦めろ」

 

アル「私もシロウと同じです。すみません……」

 

エックス「そんなー……」

 

追い打ちが2人も来た為にガックシと肩を落とした。それを他所にマーリンは説明する

 

マーリン「まぁ、軽くだけなら話すよ。(チーン)彼女はサーヴァント『アサs…「セイバーです」…『アs「セイバーです」『a「断固としてセイバーです」……『セイバー』の真名『謎のヒロインX』。とある宇宙出身の”他のセイバー絶対殺すセイバー”を名乗る『アサシン』クラスって感じだよ」

 

エックス「だから私はセイバーです、そこだけは絶対譲りません

 

「「「?????????」」」

 

マーリン「うん、その反応になるのが正しいね。まぁ深く考えない方が1番いいよ」

 

士「………なるほど、だいたいわかった(チーン)」

 

そんな説明で分かるわけがなくほとんどが『宇宙猫』状態と化していた

 

マーリン「じゃあ最後に守護者の説明にしよう。サーヴァント『アーチャー』、真名『エミヤ シロウ』、『正義の味方』を目指した少年『衛宮 士郎』という未来で100人の人間を救う為に奇跡を願い、その代償として世界と契約したという1人の魔術師の果ての一つだよ。まぁ、それ以外の説明は必要ないかな?(チーン)」

 

エミヤ「そうだな。基本はさっきこいつが言った通りの事だ。全く、まさかこう私の説明をされる日が来るとはな。人生…とは少し違うが、わからんものだ」

 

そう言って「やれやれ」といった態度をとるエミヤ。するとアルが

 

アル「さて、これで紹介は済みました。それでコウハの意識を何処にやったのですか?」

 

マーリン「おっと、そうだったね。なーに、心配することは無い。ただハッピーエンドに導くための一手を打っただけさ(チーン)」

 


〈 界時抹消!〉

↓???↓

〈 再界時!〉


 

ユーリ〈起きろ!光刃!〉

 

光刃「うーん……」

 

オルタ〈起きろ、オリジナル。さもなくば俺が料理作って食べさ「起きた!おはよう!」ったく、さっさと起きろよな〉

 

光刃「お前の料理はやばいんだよ、普通の舌の人間には……んで、ここは?」

 

マーリンの魔術によって眠らされ、意識だけを飛ばされた光刃。そこで目が覚めたのは、遠い記憶で見たことがあるような白い部屋だった

 

ユーリ〈分からない。現状分かるのは、広さは6〜10畳ほど、内装は【ベッド】と【シャワー】と【トイレ】があるくらいってことだ〉

 

オルタ〈それよりもだ。来ている服、何か覚えがあるだろ?〉

 

光刃「え?」

 

そう言って自分の服を見てみると、【()()()()()()()()()()()()()

 

光刃「はぁ!?」

 

 

 

エックス「だから場所を…」

 

マーリン「とある世界線での西暦2015年、魔術がまだ成立していた最後の時代。そこで突如として、『近未来観測システム レンズ・シバ』によって2017年で人類は絶滅することが証明されてしまった。そんな中で立ち上がったのは、人類最後のマスターと『シールダー』のデミ・サーヴァントの少女、そして……」

 

エミヤ「っまさかそれは……!」

 

マーリン「お、どうやら3人は気づいたみたいだね(チーン)」

 

 

 

光刃「か、鏡ってここにあるか!?」

 

ユーリ〈あ、あぁ…あそこに【全身鏡】が…って行動早!?〉

 

言い切る前に光刃は【全身鏡】の前に立った。するとそこに映っていたのは

 

光刃?「おいおいこれって!?」

 

オルタ〈十中八九マーリンの仕業だろうな。はぁ…〉

 

コンコンッ

 

???「あの…誰かいるんですか?」

 

???「フォウ?」

 

光刃?「っ!」

 

さすがに声が大きすぎたのか、居るのに気が付かれてノックと共に部屋の外から声が聞こえてきた

 

ユーリ〈光刃、これはかなりやばいぞ!〉

 

オルタ〈バッカお前、外に声を出す喋り方はマズイだろ!〉

 

光刃?「それを言ってるお前もそうだろうが!」

 

???「ん?他にも人の声が……?ちょっと入りますね」

 

ウィーン

 

???「えっ……?」

 

???「フォッ!?」

 

光刃?「あっ……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マーリン「そう、ちょっとサービスも込めて私が意識を送った場所の名は……」

 

 

 

マシュ「先…輩……?」

 

フォウ「フォフォウ……?」

 

立香(光刃)「あはは……やぁ、久しぶりだね、『マシュ』、それに『フォウ』も……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

チーン

 

 

 

マシュ「先ぱーーーい!!!」

 

フォウ「フォーーーウ!!!」

 

立香(光刃)「おわぁぁぁっ!?」

 

 

マーリン「『新生人理継続保障組織 ノウム・カルデア』さ!

 


 今回出てきた新ペルソナ達

 

結城 理

 ジークフリート  アルカナ:信念

 

力 魔 耐 速 運

75 75 75 75 75

 

物 銃        

無 耐 - 耐 無 - -  - -

 

特性

[報復する肉体]

自身が発動するカウンタ、反射ダメージが倍増する

 

スキル

空間殺法

刹那五月雨斬り

アドバイス

武道の心得

ハイパーカウンタ

精神耐性

武具の心得

核熱反射

 

 

鳴上 悠

 カグヤ      アルカナ:月

 

力 魔 耐 速 運

75 75 75 75 75

 

物 銃        

- -  - -  - - 無 無

 

特性

[不可侵の美貌]

自身が発動するカウンタ、反射のダメージが3倍になる

 

スキル

輝矢

メディラマ

アムリタシャワー

ハイパーカウンタ

神々の加護

大治癒促進

大気孔

火炎反射

 




作者「はは…もっともっと素材をよこせバルバトス……」
マーリン「おやおや。どうやらイベントに参加できなくて、素材を交換出来ずに嘆いているようだね」
作者「そうなんだよ…素材難民の俺には欲しか……マーリン!?」
マーリン「やぁみんな!あとがき2回連続出演のマーリンお兄さんだよー!」
作者「おま、エボルトはどうしたんだよ!?」
マーリン「その事だけども、どうやらあの時にモルガンが宝具にちょっと細工していたようでね。体の再生にちょっと時間がかかるみたいなんだ。だから今回は代打、という助っ人な訳さ!」
作者「心の底からのチェンジをお願いします」
マーリン「ははは、いきなりそれは酷いんじゃあ「どうやらまだ生きていたようですね、マーリン」よぅし!急用が出来たから僕は逃げるぞー!!!」
モルガン「妖精國の騎士達よ、あの夢魔を捕らえて連れてきなさい」
妖精騎士ガウェイン「はっ!妖精騎士ガウェイン、陛下のご命令通りに出陣します」
妖精騎士トリスタン「まぁ、お母…モルガン陛下のご命令だものね。分かったわ、あの夢魔野郎の四肢をボロ雑巾のようにして連れてきてやるぜ」
妖精騎士ランスロット「必要ないよ、2人とも。僕最強(ドラゴン)だから、追いついて捕らえるのに10秒もいらない」
マーリン「明らかに僕に対する殺意が高すぎるよね!?これ幻術何回使わなきゃ行けないのかなぁぁぁ!?」
作者「……あの…陛下、出来れば後書きの手伝いを……」
モルガン「即断で断ります。もうあんな恥ずかしい思いはしたくありませんので……
作者「え?今なんて……もう行っちゃったよ、おかげで俺以外誰もいなくなった。これは今回ぼっちかなぁ……」
シャルルマーニュ「安心しろ作者!マスター(光刃)に呼ばれての助っ人、真名『シャルルマーニュ』!今回だけだがここに参上したぜ!」
作者「おぉ!ぼっちにならずに済むならこれは心強い!」



シャルルマーニュ「さっそくだが、早くアンケートに行ってみようぜ!」
作者「おう!今回のアンケートは『ジオウ組の表し方をどうする?』だぜ!」
シャルルマーニュ「ん?どういう事だ?」
作者「百聞は一見にしかず、てなわけで下のを見てくれ」
RIDER(ライダー) TIME(タイム)
ライダータイム!
シャルルマーニュ「お、フォントとか違うな」
作者「そう、この二択でどっちがいいのかを決めて欲しいんだ」
シャルルマーニュ「なんでこんな事を聞いたんだ?」
作者「グランドジオウ、アルファベットのままで行こうか普通のにするかどうかって考えて、ならみんなに聞いた方がいいかなって思いまして、今回のアンケートとなりました」
シャルルマーニュ「まぁ、とりあえず読者のみんなはどっちが『カッコイイ』かで決めてくれてもいいぜ!」



作者「……正直、エボルトとかいう仮面ライダーの人類悪に比べたらめっちゃくちゃ助かるわ。流石『秩序・善』」
シャルルマーニュ「お、これは嬉しい言葉として貰っとくぜ!というわけで、『今回の裏設定(?)』に行ってみようか!」
作者「今回は初っ端で現代に戻ってみたぜ!さすがにちょっと野放しにしすぎたし」
シャルルマーニュ「【フルボトル】とか言ったか?それのせいかキャラ崩壊を起こしてるな」
作者「でもまぁ、押してはいるし万々歳だろ。そしてリアス先輩は相変わらずの一撃必殺連射、アーシアは攻撃技がないから渡された【四コマ忍法刀】で自衛中。でもちょっと性能に振り回されてるけどね」
シャルルマーニュ「しっかしあの剣のデザイン、なかなかカッコイイなぁ。1本くらい貰えるか?」
作者「うーん、頼んだらDX玩具としての方を渡されるんじゃないかな」
シャルルマーニュ「なら後で頼んでみるか!」
作者「そしてその後に場所は変わってオーフィス達のところ。姉妹の方は隙をおぎあいながら優勢に立ってます」
シャルルマーニュ「これ、『李書文』の爺さんに修行付けてもらったらマジで化けるんじゃねぇか?」
作者「そうなったらシンプルに怖ぇし俺の文章力が足りねぇよ……。それに対してオーフィスは空中に飛んで翻弄しまくりながら攻撃してるな」
シャルルマーニュ「初めて使う武器でここまでやれるとはな、すげぇじゃねぇか!それにしても、その後のやつはとんでもない破壊力だな」
作者「これがこの武器の新機能『オーバーチャージ』です。ボトルの成分をかなり使って発動する超必殺技って捉えてもらって構いません」
シャルルマーニュ「超必殺技か、カッコイイなそれ!」
作者「もちろんこんな威力だからデメリットもあるよ。これ一発撃つと、その装填していたボトルは1週間ずっと使い物にならなくなります、ちなみにこれよりももう一段階上があるよ」
シャルルマーニュ「つまり一得一失って言うことか、つーかこれ以上があるってやべぇな。そしてデザストってやつの戦い、どこかあの赤いアーチャーの固有結界でやる戦法を彷彿とするな」
作者「最初は剣斬がやってた『カラミティ・ストライク』にしようかと思ってたけども、それは剣斬と一緒にやらせたいから無い頭で考え抜いて作ったんだ。しかしなるほど、確かにそっちにも見えるかもな。そしてミニクーちゃんの宝具解放別Ver.」
シャルルマーニュ「どっちも槍投げる宝具だが、どう違うんだ?」
作者「『爆せ喰らう甘牙の幼獣(アマガミ・コインヘン)』の方は攻撃力アップと防御力アップが入りますが、今回の『投げ穿つ鏖殺の幼槍(ゲイ・ボルグ・ヤング)』の場合は必中と防御無視、そして確率即死が入ります。防御無視に関しては『貫き穿つ死翔の槍(ゲイ・ボルク)』に今後の強化で来て欲しいからっていう望みを込めて」
シャルルマーニュ「確か『結果が作りあがった後に何をしようと、回避も防御も不可能』だったっけか。それなら有り得なくは……ないのか?そしてそして倒したと思ったらでかくなっちまったな」
作者「鳴き声めっちゃ苦労した、あの鳴き声の文字がわからねぇ。だから許してな」
シャルルマーニュ「俺は別に気にしないからいいぜ。そしてそしてそして、突然現れた謎の男。一体何もんだ?」
作者「これは電王見てた人にならわかるでしょう。まぁ本編のネタバレはしたくないから詳しくは書かんけども」
シャルルマーニュ「いや、結構特徴言ってるからネタバレにはなってるんじゃないか?」
作者「……確かに。でももう手遅れだ、気にせず行こう!」
シャルルマーニュ「それはちょっとカッコ悪くはねぇか?」
作者「まぁまぁ。そしてデンライナーに帰ってきましたが、よく良く考えるとかなりの人数乗ってるよなってことでこうなりました」
シャルルマーニュ「確かに狭いもんな、この人数ではさすがに」
作者「なので話しやすくする為に急遽キングライナーを代入しました。代わりにオリジナル設定作る羽目になったけども」
シャルルマーニュ「もっと先を見て作っていこうぜ、そして駅長も出てきたな」
作者「そりゃあ、キングライナー出すならこの人も出さないと。そしておまたせしました、チャーハン対決です」
シャルルマーニュ「へぇー、こんな対決もあるのか……今度アストルフォでも誘ってやってみるか」
作者「……カルデアでチャーハン対決が流行る日が来るのだろうか。そしてここでオリ設定or自己解釈でごさいます」
シャルルマーニュ「歴史を好き勝手に変えてからそこに修正不可能で埋めるとか、やべえなこれ!」
作者「こうなった場合、もうどうすることも出来ませんので敗北条件のひとつでもあります。そして唐突にマーリンの魔術により眠る光刃」
シャルルマーニュ「いや結構唐突すぎないか!?」
作者「そりゃあマーリンだからね是非も無いよね」
シャルルマーニュ「なるほど!納得!」
作者「これで納得されちゃってるよ。そしてそこからマーリンによる軽いサーヴァント説明が入ります」
シャルルマーニュ「へぇー、あのソウゴってやつ、王様になるのが夢なのか。しかも思いからは『みんなが幸せでいられる良い世界を作りたい』って気持ちがすごく伝わったし、カッコイイやつだな!」
作者「問題なのは、彼がトゥルーエンドを迎える条件がキッつい事だけどな。綺麗事って言われるかもしれないけどもソウゴにはそれが望む未来だから仕方ないけども」
シャルルマーニュ「そうなのか。でも、王様になるならこれくらいの欲望が必要だしな、俺的には本当に最高最善の魔王になれると思うぜ!」
作者「わーお、王様からのお墨付きだよすげぇ。その後にマーリンはどういう性格なのかが全員同じ結論に至ったよ」
シャルルマーニュ「まぁそれは直ぐに理解するよな、俺もさすがにマーリンの事はちょっと苦手だし」
作者「流石マーリン、頼むから妖精円卓騎士たちにしばかれてくれ」
シャルルマーニュ「そしてスペースの方のブリテンの王様だな。いや、あっちでは王様じゃないんだっけか?」 作者「そうだね。まぁ俺も『サーヴァント・ユニヴァース』の説明しろって言われても宇宙猫になるし」
シャルルマーニュ「安心しろ、俺もだ。なんだあの世界、訳が分からねぇ」
作者「それが普通だよ。現にみんな訳わかんなくなってたんだし」
シャルルマーニュ「ならいいんだけどよ……。そしてマーリンが打った手ってのがまさかこれだったなんてな!」
作者「ちなみに何故カルデアかと言うと、修復して再開館したってことにしました。つまりご都合主義です、2部も完結してます。ハッピーエンドとして」
シャルルマーニュ「ハッピーエンド程いいもんは無いしな!」
作者「そゆこと。あと、次回は数体のサーヴァントが出てきます。なんせ、急に行方不明になったマスターが突如として現れるなんていう大事件が起きた訳だし」
シャルルマーニュ「ふむふむ、そーなるとこういう時に最適となるのは……」
作者「そこは言わない言わない」
シャルルマーニュ「おっと、危なかった。ていうか、めっちゃ(チーン)鳴ってるじゃん!」
作者「そりゃあおめぇ、後ろでずっと戦ってるからさ。どんな感じか見てみるか?」


シャルルマーニュ「いや、いい。俺の知らねぇ分野だ、何が優勢とか全く分からねぇからな。という事で今回はこれで終わりか?」
作者「あぁ、そのh「いや、処刑タイムだぜ?」な、なんで来てやがる……!」
エボルト「よっ!待たせたな」
作者「ゥエボルトォォォ!!!」
シャルルマーニュ「もう大丈夫なのか?」
エボルト「あぁ。ったく、とんでもなく再生に苦労したわ。どうやったらあんなんになるんだよ……」
作者「ハハハータイヘンダッタネーソレジャアオワリニシヨー」
エボルト「あ?何言ってんだ、募集箱にはまだまだ溜まってるんだからテメェを処刑するに決まってんだろ」
作者「デスヨネーアハハー……畜生め!!!」
シャルルマーニュ「処刑?」
エボルト「あぁ、キッカケは読者が「よし、エボルト、次回は、とびっきりの一発お見舞いしてくれ!!」というメッセージを送ってくれた事でな、それ以降読達から募った処刑で殺ってる訳だ」
シャルルマーニュ「それっていいのかよ……」
エボルト「問題ない、次回にはどーせ蘇ってるわけだし、もはやお約束だし」
シャルルマーニュ「なら問題ない…のか?」
作者「問題だわ!」
エボルト「さて、今回のルーレットは……コイツだ!」トスッ
甲児「行くぞ、鉄也!マジンガーシリーズの力、ぶつけてやろうぜ!」
鉄也「いいだろう!では行くぞ!」
作者「アイエエエエ!マジンガーオールスター!?マジンガーオールスターナンデ!?」
シャルルマーニュ「おぉ!カッコイイなあれ!」
甲児「オールスター!」
鉄也「ブレスト」
「「ファイヤァァァァァ!!」」
作者「イギャァァァァァア!!!」
〈GAME OVER〉
シャルルマーニュ「おおっと、とんでもねぇ破壊力だな」
エボルト「おかげでアイツも塵一つ残されてねぇ。ただ、これでも次回蘇るんだよなぁ」
シャルルマーニュ「なぁ、作者も十分に化け物じゃねぇか?」
エボルト「そうでもねぇぞ?あいつはただゾンビみたいに何度も蘇るだけだし、どうせまた処刑されるし」
シャルルマーニュ「そうなのか……?」
エボルト「そうなんだよ。つー事で締めに行くぜ、今回のルーレット当選者は『東方FGO大好き』さんだったぜ」
シャルルマーニュ「すげーな、あんなにカッコイイのがこっちにはあるなんて!っとそうだった、作者が言ってなかった事とかないか?」
エボルト「んなの知らん、あったとしても俺の知ったこっちゃねぇしよ。それよりも改めて代役ありがとうな、王様よ」
シャルルマーニュ「礼はいらねぇよ。実際、『モンジョワ〜』って感じに楽しかったからな!どうせならまた呼んで欲しいんだが……」
エボルト「そいつァ正直困るなぁ、せっかくの俺の出番が減っちまうしよ。それじゃあ締めの挨拶だ」
シャルルマーニュ「挨拶って何なんだ?」
エボルト「コイツだ、一応拾っておいて正解だったぜ」
シャルルマーニュ「おぉ、カンペだ!……ふむふむ、なるほど分かったぜ!よしやろう!」
エボルト「おっし、それじゃあ読者諸君!」
シャルルマーニュ「次回もこの小説の投稿を楽しみにしてくれてよ!」
「「Ciao(チャオ)!」」






RIDER(ライダー) TIME(タイム)
ライダータイム!


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第32話 〜カルデアでの尋問、切れぬ絆。〜

 前回の出来事
・キングライナーという名のステーションに停車
・チャーハン対決中に重要な話が投下される
・マーリンが光刃を問答無用でカルデアに飛ばす

[残りライフ×9423]
作者「いつの間にか初投稿から1年経過してました」
光刃「お前、前回の時に気づけよ」
作者「だって、8月が初めてかと思ってたんだもん……。ということで、全くもって締まりませんが1周年です」
光刃「1周年記念で何か企画とかは……」
作者「やれません。逆にやったら俺が死ぬ、つーか未だに『シンフォギアを書く』『500人突破記念!の企画』っていうやる事が残ってるってのに増やしてやれる訳がねぇ」
光刃「早く書けや、今現在夏休みだろうが」
作者「だがこちとら1年忙しくなることが確定してる身だ、んで現在進行形でまだ俺の戦は終わってねぇんだよォ!早く自由になりたい!」
光刃「えー、中学生以下が居ないことを信じて言うけども、良い子のみんなはこんなダメダメな成長をしたらダメだよ。お兄ちゃんとの約束だからね」
作者「おいこらそこ、ダメダメな成長っていう事実を伝えるんじゃない。そんでもってそんな年代の子が見てる訳がねぇだろ。この小説の二次創作の原作がアレだしよ」
光刃「いや、お前みたいに原作知らずに『仮面ライダー』って点で読み始めたりしてるかもしれないぞ?」
作者「それならワンチャン……ってか、こんなゴタゴタな小説にちっちゃい子達ハマってたまるか、まだ公式の方を見ていてくれ。つー事で前回のアンケートです前回はz…」
光刃「『ジオウ組の表し方をどうする?』だったな。でも今回ばかりは言われなくてもわかる、①だろ」
作者「なんで先に言う上に当ててくんだよお前、俺のセリフぇ……」
光刃「文字数削減の為だ。んで、本当に何もしない気か?そうだったら俺はストライキするぞ」
作者「物語の主人公がストライキしたらなんも書けなくなるだろうが!?もう、わーったよ!ったく、これは次回言うつもりだったのに……」
光刃「なんだ、勿体ぶらずに早く…」
作者「次回投稿時の【活動報告】欄で、オリジナルWRB(ワンダーライドブック)案の募集を開始します!
光刃「うぉ!?マジかお前、結構思い切ったな」
作者「まぁ、『ワンダーライダー』になるかと思うし、全部出せるかどうかは分からないけども、俺には無い皆様の発想力を頼りにしてますぜ。あ、ちなみに【物語枠】限定ね、オリジナルライダーの仕様上。このルールを考えて今のうちから練り上げておいてね」
光刃「ま、という事だ。これが1周年記念募集とでも思ってくれ。だがお前は処刑だ」
作者「え!?なんでぇ!?」
光刃「そりゃあお前、ペースの低下に決まってんだろ」
作者「いやこちとら忙しい身なんですけども!?」
光刃「うるせぇ!俺がダメと言ったらダメ!俺がルールだ!」
〈エイムズ!ふむふむ…〉
〈アサルトチャージ!〉
作者「最悪な上司タイプの不破さん!?」
光刃「テメェは俺がぶっ潰す!」
〈習得一閃!〉
〈マグネティックストームブラスト!〉
マグネティック


ストームブラスト
作者「全国のバルカンファンに謝れぇぇぇ!!!」
〈GAME OVER〉
光刃「さて…まず普通にすみません、流石に俺もやっててあれは無いわ。ということで長引きましたが本編…のちょっと前に注意事項がありますがどうぞ!」


◤◢◤◢⚠今回の注意事項⚠◤◢◤◢

 この作者は『第1部終局特異点燃え尽き症候群』によって、未だに『第2部第1章』どころか『序/2017年12月26日』にさえ突入していません。なので展開等は生放送での予告とかでちょっとだけ理解出来ていても、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()という致命的な状態での執筆により、意図せずのキャラ崩壊が起こり得てしまう可能性が大きくあります。

 なので出来ればその点をよく理解して今回の話は読み進めて行ってください。もし無理だった場合は〈自分で喋っている内容をを脳内変換を行う〉か、〈適当に流し読み〉をしてください

 あと、作文力の低下でかなり無理矢理感を感じるかと思いますが、そこはもはや今更ですよね()

 

 

 それでよろしければ改めて今回もよろしくお願いします

 

 

 

 

立香(光刃)が現れてから数分後、行方不明だった人物が突然現れたという事でやはり大騒動となっていた。つまりは……

 

ジャンヌ・オルタ「ちょっと、そこを退けて会わせなさいよ!」

 

清姫「そうです!何より、この場面で適任なはずの(わたくし)に会わせないなんて!」

 

そう、『マスターLOVE勢』達による大暴走である。それに対抗するは

 

ネモ・マリーン1「みんなダメだよー!そんないっぺんに行ったらキャプテン達が話を聞けないじゃないか」

 

ジャンヌ「そうですよ。それに、きっと時間は沢山ありますからそう焦らなくても……正直、私も今すぐにも会いたいのですから

 

エリザベート「それに、アンタが会ったら確実に行けない相手がいるらしいからね。小イヌに会うことは素直に諦めなさい、溶岩遊泳泥沼ストーカー!」

 

清姫「あら、前にも言ったと思いますがストーカーではありません。『隠密的にすら見える献身的な後方警備』です。それに、マスターの為であるなら、もちろん溶岩なんてただの水でしょうに。ねぇ、プラナリアドラゴンのエリザベートさん?」バチバチ

 

涙目になりながらキャプテンの命令通りに止めようと尽力する『ネモ・マリーン』達24人全員と、それに協力するサーヴァント達(一部は理性を保って何とか暴走を抑えている『マスターLOVE勢』)による防衛線である

 

頼光「そこを退きなさい金時!母はすごく心配していたんです。ひと目無事な姿を見るだけ、それだけでいいんです!」

 

金時「いや頼光の大将、あんたがそれだけで済むとは思えねぇんだ、抑えてくれ!」

 

頼光「まぁ!母にそんなことを言うなんて……!」

 

金時(こりゃあ、ゴールデンに骨が折れそうだぜ……)

 

そしてこちらでは、平安時代最強の『神秘殺し』を金時1人で何とか抑えようとしていた

 

 

静謐のハサン「帰ってきた…触れても死なない我が主が……」

 

呪腕のハサン「待たれよ静謐の、今往くのは無謀というもの。少し収まってから……って居ない!?」

 

百貌のハサン「あぁ、既にマスターがいる部屋の前の闘争へと向かったぞ」

 

呪腕のハサン「な、なんとぉ!?」

 

 

静謐のハサン「よし、ここからなら…「おおっと待ちな、静謐の嬢ちゃんよ」…アーラシュさん」

 

アーラシュ「今この中に行くのはやめてやってくれ、今超大事な話し合いをしているらしいからな」

 

静謐のハサン「ですが……」

 

さらにこちらでは触れても問題がないアーラシュが静謐の腕を掴んで何とか説得していた

 

 

メリュジーヌ「早くここ通してよ、僕はマスターの恋人なんだから」

 

ラムダリリス「あら、何を言ってるのかしら?寝言は寝てから言いなさい。ほら、スタァがここにいるのだから早くそこを開けなさい」

 

ローラン「どっちもダメに決まってんだろ!てなわけでこっから先は俺が通さん!」

 

「「へぇ……」」

 

ローラン「……あんたら、揃って同じような怖い顔が出来んだな」

 

アストルフォ「あれー?もしかしてローラン、日和ったー?」

 

ローラン「冗談だろ。ここで引いたら騎士の名折れだし、俺たちの王様に合わせる顔も無くなるってものさ!」

 

アストルフォ「うん、分かったから今脱ごうとするのはやめようか」

 

そう言って2人の騎士は2人の竜(アルビオンとリヴァイアサン)相手に剣を構えた

 

 

スカサハ「そこを退かぬか、バカ弟子共」

 

クーフーリン(槍)「退くわけに行かねぇだろうがスカサハ。だってアンタ今かんっぜんに行かせたらダメな目をしているじゃねぇか!(わりぃマスター、多分会えそうにねぇや)」

 

クーフーリン(プロト)「全くだ、もはや獰猛な獣というか、言葉には出来ねぇ得体の知れなさもあるくらいだ(1人で抑えきれるわけがねぇだろうが、オレも乗るぜ)」

 

クーフーリン(術)「つーか、アンタの歳の差とか年齢を考えろ歳を!それと、あっちのスカサハ(スカサハ=スカディ)くらいの可愛げを引っ提げてから来いや!(ったく、オレも付き合ってやるか)」

 

スカサハ「ほぅ…揃いも揃って死ぬ気でいるんだろうな?」ゴゴゴゴゴ

 

セタンタ「オレたち5人が死んででアンタを抑えられれば万々歳さ!この大バカ師匠が!(未来の俺が覚悟決めてんだ、俺だってやってやるぜ!)」

 

クーフーリン(狂)「おい待て、なんでオレも巻き込んで…ッチ!来やがった!」

 

そうしてクーフーリンズはやばい師匠を相手にし始めたのだった

 

ネモ・マリーン2「こっちの戦線崩壊寸前!カーマとキアラがぶつかって地獄絵図!」

 

ネモ・マリーン3「こっちも戦線崩壊寸前!バーゲストとガウェイン達が全力出してギリギリって感じだけども、時間の問題!」

 

ネモ・マリーン4「あーもー!このままじゃあ抑えきれないよぉー!」

 

だがしかし、そろそろ色々な最終防衛線を保つのもも怪しくなってきた。するとそこへ

 

ウィーン

 

オベロン(第1再臨)君たち、いい加減うるさいかな?おかげでちゃんと話を聞くことも出来ないんだよね〜

 

顔は旅した時に見せていたいい笑顔だが、雰囲気からは怒気を抑えきれていないオベロンが部屋の中より出てくると、すぐさま宝具を展開し始めた

 

オベロン「同心の君、夏の夜の後、恋は触らず、懐かしむもの───彼方にかざす夢の噺(ライ・ライム・グッドフェロー)

 

そうして背中の(はね)を大きく広げると、鱗粉を暴走している全員に無差別のようにまき散らすと

 

「「「「「Zzz………」」」」」

 

受けた全員が睡眠状態と無敵になり、その場で全員倒れた

 

オベロン「ふぅ、これでよし。それじゃあ、後始末よろしくね、僕は今忙しいから」

 

ウィーン

 

それだけ言うとオベロンはさっさと部屋に戻って行った

 

ジャンヌ「あの感じ…『無敵貫通』持ちの礼装で放ちましたね。一体どこから盗ってきたのか……」

 

道満「ンンンンンン!確か保管庫に白き蛾に乗った誰かが通ったような記憶が……その際に拙僧、捕まえることも出来ずにそのまま見逃してしまいまして」

 

モリアーティ(アーチャー)「いやいやキミ、絶対わざと見逃したよネ!?」

 

道満「はて……」

 

 

ヘクトール「いやぁーおじさん、被弾するところだったよ〜。ギリギリ範囲外で助かったぁー 」

 

アキレウス「アンタもそのまま寝てれば…(ゴンッ!)ぁ痛った! ……ッ、ヘクトォール!てめまた石ブツけやがったな!しかも俺じゃねぇと死ぬ威力で!」

 

ヘクトール「べつにいいじゃない、どうせ死なないんだし*1

 

アキレウス「あぁん!?

 

 

アーサー「それじゃあ、残ってるみんなで寝ている彼女達を運ぼうか」

 

ネモ・マリーン5「よし、ボク達もやるぞー!」

 

「「「「おー!!!」」」」

 

こうして長引くと思っていた部屋の外での戦いは意外にあっけなく終わり、それぞれで部屋への送還作業に変わったのだった

 

ネモ・マリーン6「あ!クーフーリン達が死んでる!」

ネモ・マリーン7「この人でなし!」

 


〈 界時抹消!〉

↓マスターのマイルーム内↓

〈 再界時!〉


 

オベロン(第3再臨)「さて、それじゃあ改めて俺達に聞かせてもらおうじゃないか」

 

立香(光刃)「はい…でも、出来れば質問からの回答って形式でお願いします……」

 

ダ・ヴィンチちゃん「いいよ、それじゃあ誰から行こうか」

 

そう言って足を組んで机に肘を置くオベロンと生まれたての子鹿のように震えている立香(光刃)(マスター礼装:カルデア)、そしてその案を代表して飲み込んだダ・ヴィンチちゃん。ちなみに立香(光刃)がそのようになっている理由は

 

・オベロン(妖精眼担当その1)

・アルトリア・キャスター(妖精眼担当その2)

・モルガン(妖精眼担当その3)

・ホームズ(推理担当)

・ライダーのダ・ヴィンチちゃん(キャスターの方は自室で何かを製作中のため)

・ネモ(船長特権)

・バーヴァンシー(モルガンのお母様特権)

・マシュ(後輩特権)

・カドック(先輩特権)

・ゴルドルフ(所長特権)

・フォウくん(この空気の為に少しでものリラックス担当)

・千子村正(立香(光刃)からのご指名)

 

というメンバーから、非常にすごい圧が迫ってきているためである(ちなみにシオンは医務室のベッドの上)

 

立香(光刃)《オルター、これどうしよう》

 

オルタ《知るか、とりあえず逝ってこい》

 

立香(光刃)《ユーリー》

 

ユーリ《悪いが、今回ばかりは俺もフォローのしようが分からない》

 

立香(光刃)《ソンナー》

 

こんなプレッシャーの中のため、2人に応援を頼んだが見事に切り捨てられた。すると

 

キャストリア「なら、私から。どうして顔が変わっているのかちゃんと言って!」

 

立香(光刃)「え"っ!?」

 

まさかの始まりによって立香(光刃)は動揺してしまい、それを見逃すわけのない全員であった

 

ゴルドルフ「ど、どういう事かね!?」

 

キャストリア「そのままの意味。あ、分かってるとは思うけど、もし嘘をついていても分かるんだから。って言うかよく見たら今の顔、マーリンがかけている幻術でしょ」

 

立香(光刃)「そこまでバレるのかよ……」

 

オベロン「『妖精眼』をなめるなよ、こちとら最初から偽りじゃない素顔が見通せてるんだ」

 

そう言ってキャストリアとオベロンは立香(光刃)の目を真剣な表情で見つめ立香(光刃)は参っていた。その一方で中では

 

オルタ《もうバレてやがるwwwひー腹痛いwwwしっかしこれで白飯5合行けるわwww》

 

立香(光刃)《うるせぇ!こちとら困ってんのにざけんなよテメェ!》

 

ユーリ《もうダメだこれ……》

 

腹を抱えながらオルタが大笑いをしてからかっており、それに立香(光刃)はキレてユーリは匙を投げた。だがその直後

 

モルガン「それと、貴方の中にいるもう2つの人格は何ですか?今すぐ外に出しなさい」

 

カドック「もう2つの人格だと!?」

 

立香(光刃)「……ウェ!?(0w0 )」

 

オルタ《聞いたか?もう2つの人格だってよーwww……ん?もう2つの…人格…?》

 

ポク   ポク   ポク   チーン!

 

オルタ《︎︎︎︎︎︎ あれ!?なんかオレ達の事もバレてね!?

 

ユーリ《やっとそこに気づいたか、流石に笑いすぎだオルタ。しかし困ったものだ、どうやって外に……》

 

畳み掛けるようにモルガンが立香(光刃)の内部のことに気がついた。それでオルタは先程までの笑いが引っ込み、ユーリはどうすればいいかを考え始めた

 

バーヴァンシー「ほら、お母様がそう言ってんだ、早く出せよクズが」

 

立香(光刃)「ちょっと待って…《うーん、今聖剣とか無いしどうやれば……あ、そうだ!お前ら2人をイマジンと俺の認知を無理やり仮定させれば!》」

 

オルタ《んな事で簡単に出来たら苦労は……》

 

ユーリ《いや、意外となんとかなるみたいだぞ?》

 

オルタ《は?》

 

ネモ「ねぇ、なんか君の体から砂が出て来てるんだけど……」

 

そう言ってネモが指さした地面には立香(光刃)の体から出てきた砂が溜まっていた

 

オルタ《えぇ…何とかなるのかよ…つーかこれ、オリジナルの夢だからなのか、蓮達と出会ったことに影響したからのどっちだ?……ま、今はいいか。出来たんならとりあえず行くしかないか》

 

ユーリ《そうだな。まさか、俺も繰り出されるとは……》

 

その言葉の直後、光刃の身体から多量の砂が溢れ出した。それに全員が驚いて構えてその様子を見ると、その砂は直ぐに2つの人の形に変わって行き

 

オルタ「実体化完了っと……って、服装はこうなるのか。はぁ、オリジナルに全部投げ出して映画感覚で静観する気だったのに……」

 

ユーリ「バレている以上仕方ないだろう。まぁ、正直俺も言うべきアドバイスも見つからないからそのつもりだったのだが……」

 

立香(光刃)「お前ら2人揃って薄情だな畜生め!」

 

そう言って首に手を置いて1回転させるオルタ(服装:マスター礼装『カルデア』を色反転させたもの)と腕を組んで立っているユーリ(服装:いつもの)。それに立香(光刃)が怒鳴ると、村正がため息をつくと

 

村正「そんな事より、そいつら何者(なにもん)だ?マスター」

 

立香(光刃)「だってよ2人とも」

 

オルタ「ったくめんどくせぇ。まぁいいや、とりあえず俺はこのオリジナル(光刃)の『オルタ』とだけ名乗っておこう。誕生云々の説明はもっとめんどくさくなるからパスで」

 

マシュ「先輩の…オルタ……」

 

そう言って心底面倒くさそうな顔をしながらも光刃に親指を向け軽く説明するオルタ。それにマシュが静かに復唱していた

 

ユーリ「あとは俺か、俺の名は『ユーリ』。こいつの相棒であり、聖剣だ!」

 

「「「聖剣!?」」」

 

フォウ「フォ!?

 

立香(光刃)「バッカおま、また同じ事を繰り返す気か!?」

 

またしても同じような爆弾を投下して驚きの声を上げる一同に声を少々荒らげる光刃。それに対して当の本人は

 

ユーリ「……ん?俺なんかしたのか?」

 

オルタ「したからこんな空気になってんだろうが!いい加減自覚しろよコノヤロウ!」デシッ!

 

ユーリ「いてっ」

 

キョトンとした顔でそう呟き、オルタがそれに突っ込みと共に後ろからチョップを叩き込んだ

 

ダ・ヴィンチちゃん「それはどういうことだい?」

 

ユーリ「それはだな、こいつの体に…「はいテメェはちょっと黙ってような、まだこの状態でこれ以上の疑問を出して話を止らせる訳には行かねぇからな」…もがっ」

 

オルタ「つー訳だ、その質問の答えは後回しにさせてもらうぜ」

 

その質問にユーリは丁寧に答えようとしたが、その前にオルタが背後に回って口を思いっきり抑えられ、さらに首もロックされた。その後にオルタが立香(光刃)の顔の方を見ると

 

オルタ「それとオリジナル、出てくる時の感覚的にそろそろ顔の幻術解けられるぞ」

 

立香(光刃)「え?」

 

ユーリ「ギ…ギブ……」

 

オルタ「おっと悪い、さすがにやりすぎたわ」

 

そう一言言い、ユーリは顔が青くなっていたので解放された。それと同時に顔にかかっていた幻術が解けて素顔が晒され、その分のエネルギーがひとつの人型の形となった。それは

 

キャストリア「マーリン!?」

 

マシュ「マーリンさん!」

 

モルガン「マーリン…また貴様か……!」

 

あのロクデナシ系グランドキャスター、『マーリン』だった。それにそれぞれも反応をする

 

マーリン「やぁ諸君、きっとみんなのことなら今頃マイロードを尋問みたいなことをしてるんじゃないかな?まぁそれが私の目的でもあるんだけどね」

 

光刃「あのロクデナシが!」

 

すると、ずっと光刃の頭に乗っていたフォウが膝上に降り立つと、すぐさま

 

フォウ「マーリンシスベシフォーウ!!!」

 

その言葉と共にマーリンの顔目掛けて回転しながら飛んで行った。だが

 

フォウ「(スカッ…)フォウ!?」

 

ユーリ「(ダキッ)おっと、大丈夫か?」

 

その一撃は身体を通り抜けて不発となり、そのまま軌道線上にいたユーリが捕まえた

 

マーリン「そしてきっと今頃キャスパリーグが私目掛けて攻撃してきてる頃だろうけども、残念な事にこの私は録画されたホログラムのようなものだから君たちの質問は受け付けないし、攻撃も受けない。つまり私からの完全な一方的ってことさ!

 

キャストリア「最悪だーーー!!!

 

その言葉にほぼ全員が嫌な顔をした。そんなことをお構い無しにマーリンの幻術ホログラムは話を進める

 

マーリン「さて、私がこう出てきているということは、きっとマイロードの素顔とか中にいる別の意識とかがバレている頃だろう。まぁその時に出るようにちょっと魔術をいじったんだけどね。でも分かっていて欲しいのは、彼が過去に『人類最後のマスター』であったという事は変わらないということさ。例え、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

ホームズ「……」

 

その言葉により、ホームズは推理をするために頭を回転させ始めた。そんな事など気にしないでマーリンは話を続ける

 

マーリン「そうなるときっと『今の彼は何?』という疑問が出るだろう」

 

ダ・ヴィンチちゃん「おや、こちらの事はお見通しか。なんか腹立つなぁ」

 

マーリン「だがその問いに関しては簡単だ、彼は『異世界転生』と言うやつに巻き込まれたのさ。そして急に居なくなったのでは無く、()()()()()()()。ここまで言えば、ホームズ氏ならある程度仮説が立ったんじゃないかな?」

 

ホームズ「まぁ、おおよその予想ならある程度ね。あとは完全に解明するのピースが数個程足りてはいないくらいなのだが……」

 

ゴルドルフ「流石は経営顧問!普段はアレだが、この手の事には非常に頼りになる!」

 

そう言って関心を示す。さらにマーリンは続ける

 

マーリン「それじゃあこれでトドメだ。とある情報源からだけども、彼の前世での死因はトラックに引かれたことだ。そして転生した世界は1つの本の物語の世界であり、その際に彼が手にしたのは元いた世界では虚構(フィクション)の存在の力だよ。そして前前世ではとあるアプリゲームを開いた状態で画面をオフにしたスマホを片手に握り締めたまま通り魔に刺されたらしいよ。ちなみにその彼に家族は居なかったようだけども」

 

光刃「うっそ、俺の前前世の最後悲しすぎ……」

 

ユーリ「というか、お前はロクな終わりが訪れないっていう呪いでもかけられてるのか?」

 

オルタ「(本当に悲しいのはその人生なんだよなぁ。主に()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()……)はぁ〜……」

 

口元を隠しながら自分の人生にドン引きする光刃と肩をポンッと叩くユーリ、そしてオルタは1人溜息をつきながら額に手を当てた

 

ホームズ「……この謎の解決に必要な手がかりは全てで揃った。真相も朧げだが、仮説通りなら仕方ないとしか言えないな」

 

マーリン「さすがだね。よっ、『名探偵』!」

 

その一方でホームズはただ一言そう言い、それにタイミングが良すぎるくらいにマーリンは口を開いた。それによりついに気がついたみんなだったが

 

マーリン「それじゃあ私の役割はこれまでだからこれにて消えるとしよう。ちなみに言っとくけど、これ私が『千里眼』とかでこっちの様子とかを確認しながら反応していただけだからね。あと、私の残した言葉は全部使うと思ってもらって構わないからね。それじゃあ諸君!この後は楽しくあちらで見させてもらうよ!」

 

「ハハハハハ」という笑い声と共にマーリンの体は花びらとなってこの間から消え去った。それによって

 

モルガン「おのれマーリン、次に会ったらとりあえず殺す……!」

 

キャストリア「それ、私も混ざりますね!ちょっと…いや、かなり腹がたった!」

 

オベロン「………www」

 

2人の楽園の妖精はブチ切れて、そんな2人のキレ具合を見てオベロンは声を殺してずっと笑っていた

 

ネモ「それじゃあ後回しになったけども、とりあえずマスターの今の名前とか色々と言ってくれる?」

 

ゴルドルフ「そ、そうだな、まずそこからだ!では早速話し始めたまえ」

 

光刃「アッハイ。じゃあ俺が新しい生で何をしているのかと、ここに飛ばされるまでの経緯も含めて説明しますね」

 


〈 界時抹消!〉

↓自己紹介説明云々オールカット↓

〈 再界時!〉


 

光刃「……と、こんな感じです」

 

全ての説明が終わったあと、部屋は(シーン…)としていた。そして最初に出てきた言葉は

 

ゴルドルフ「なんだそれ地獄かね?」

 

ちょっと顔色が悪い状態で放たれた新所長の言葉だった。それに続くようにみんなの口が開いていく

 

マシュ「どうして先輩ばかりそんな目に……」

 

ネモ「ちょっと僕も頭が痛くなってきたよ……」

 

バーヴァンシー「はぁ、お前ってマジで底抜けの善人かよ……」

 

モルガン「我が夫よ、なぜあなたはいつもそうなるのです」

 

村正「よくもまぁそんな状況になれるもんだ」

 

カドック「僕には無理だな、その生活…いや、人生は……」

 

キャストリア「というか、『ちょっとだけ誇張した』とかもしてないの?」

 

オルタ「残念ながら話したこと全て事実だ。そして現在、その最終決戦ちょっと前って感じだ」

 

ユーリ「それに、『仮面ライダー』という存在は、物語としてもこの世界に存在していないという事も今の反応でわかった」

 

ダ・ヴィンチちゃん「彼の言うとおり、聞いてる途中で色々とデータで調べてみたけども、似たようなのしかヒットしなかったね。もちろん、天才の私としても初めて聞いた言葉だとも」

 

その後にまた光刃に対する視線は強くなった。すると

 

オベロン「ぶっは!あっはははははははははは!!!

 

光刃「オベロン……?」

 

急にオベロンが大笑いを始め、光刃は困惑した。そして笑い切ると

 

オベロン「あー笑った、まだ腹が痛い。何?新しく生きてもそこにあったのはまた戦いって訳?しかも最前線に立つ上に別に首を突っ込まなくていいことで?いやー滑稽だな、全く……(ドンッ!)反吐が出るったらありゃしない!

 

キャストリア「まぁまぁ気持ちは分かるけども落ち着いてよオベロン」

 

そう言って机を叩きつけると、思いっきりヒビが入り、それをキャストリアがなだめると同時に魔術で直していた。それにオルタが深く頷くと

 

オルタ「まぁ、コイツだしな。しかも付き合うと疲れる、主に心が」

 

光刃「心?俺お前らになんかしたのか?」

 

ユーリ「その自覚無しな所だ。正直に言うとこっちは胃薬必須な案件だ」

 

光刃「それはなんか…すみません……」

 

そして2人に向かって頭を下げた光刃。すると

 

ホームズ「……さて、そろそろ私の推理を披露してもいいかね?」

 

ダ・ヴィンチちゃん「おっと、彼の話のインパクトで忘れて流してしまったがそれも待っていたね」

 

マシュ「ホームズさん、お願いします」

 

その言葉で全員がホームズの方へと向いた。それに対してホームズは1度パイプタバコを吹かせると話し始めた

 

ホームズ「まず断っておくべきことは、これを確証する方法はマスターの記憶となる。そして、この事実が本当ならば、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()を与えるという事だ」

 

ゴルドルフ「さっきまででかなりのインパクトだったのにこれ以上を……だと?」

 

モルガン「構いません、続けなさい」

 

その言葉にゴルドルフ新所長がちょっと青い顔をしていたが、モルガンは態度を一切変えずに催促した。それに頷くと

 

ホームズ「では最初に、マーリンが言っていた言葉を整理しよう。彼は3つのキーワードを言っていた、分かるかい?ミス・キリエライト」

 

マシュ「えっ!?えーっと………すみません、私には分かりませんでした……」

 

突然話を振られたマシュは驚いて困惑してから考えたが、分からなかった。その様子を見たホームズは目を瞑り

 

ホームズ「ふむ、まぁ仕方ないことだ。何せこれは普通ではありえない…いや、ありえてほしくない事だからね」

 

そう言って目を開くと、指を出して確認作業を含ませながら説明してきた

 

ホームズ「まず(マーリン)が言った『別世界で綴られていた物語』『居なくなったのではなく、現れなくなった』『元いた世界では虚構(フィクション)の存在の力』、この3つが今回のキーワードとなる。さらにわざわざ言っていた『スマホを片手に握り締めた』、これも答えに使うと仮定させると……さて、妖精眼を持つ3人、じっくりとマスターの事を観ていたまえ。答えが分かる時だ」

 

そして、ホームズは今一度パイプタバコを吸って吐いたら、真剣な目で妖精眼3人組と共に光刃の事を見ると

 

ホームズ「今いる私たちの世界、君たちの所では空想の物語なのだろう?しかも、スマホゲームの

 

光刃「っ!?!?」

 

そう言ってきた。それに光刃は言葉を詰まらせて驚きの表情をして、そして口から言葉が出てこなくなっていた。だがそれ以上に混乱していたのは

 

マシュ「ま、待ってくださいホームズさん!それはあまりにも……!」

 

ダ・ヴィンチちゃん「でも、確かにそれがマーリンの残した中で一番しっくりくる組み合わせの結論だ。ホームズが言った通りにとんでもない事実だけどね」

 

ネモ「でもそうなると、僕達がやってきた異聞帯の旅は、全て誰かに書かれていた物だと言う事にならない?」

 

村正「ったく、(オレ)はマスターに呼ばれたから来たが、とんでもねぇことを聞かされたぜ」

 

その世界にいるみんなであった。その様子を見ていたオルタは「はぁ〜…」と言うと光刃の方を見て

 

オルタ《ったく、テメェの気持ちは分かるが、何も言えなくなるは流石にダメだろうが》

 

光刃《ごめん……》

 

オルタ「《……ちっ、とりあえずここはオレに任せろ》あぁ、そのホームズが言う通りだ。アンタらにとっては非常に残念な事にな」

 

ドンッ!

 

ゴルドルフ「ふざけるな!それならば、それで1度殉職した技術顧問や経営顧問も既に書かれていたストーリーのひとつだったと言うのか!?

 

そうオルタが言った瞬間にゴルドルフ新所長は机を思いっきりグーで叩き、そして怒気を含めた声で怒鳴った

 

ホームズ「落ち着いてくださいゴルドルフ新所長、『どうどう』ですよ」

 

ダ・ヴィンチちゃん「そうそう、それに、あっちの私(キャスターダ・ヴィンチ)ならきっと『な、なんだってー!?アガルタでシェヘラザードがやった以上の事があるって言うのかい!?それもっと詳しく聞かせてくれないかな!』くらいの反応で済むに決まっているさ」

 

ゴルドルフ「いやそれはそれでどうなのかね2人とも!?

 

がしかし、すぐにふたりの天才に振り回されて頭に昇った血が少し下がった

 

ユーリ「まぁ、『ワンダーライドブックが存在する』=『それに描かれた物語の世界は全て実在する』という性質上、もしかしたら光刃、お前が居たから真に繋がれたのかもな」

 

光刃「俺が居たから…か……」

 

オルタ「そーいやそんな性質もあったなー。……フッ、オレはすっかり忘れてたぜ」キリッ

 

バーヴァンシー「うっわダッサ!ダサすぎて笑っちまうぜ!」

 

ネモ「それに忘れちゃいけない内容じゃない?」

 

ユーリの言葉を光刃はただ復唱し、オルタは無駄にカッコつけようとして言ったためにバーヴァンシーに罵倒されてネモ船長に突っ込まれていた。すると真剣な表情で2人が光刃に顔を近ずけて聞いてきた

 

モルガン「我が夫、貴方は戦いを辞める気はないのですか?」

 

キャストリア「そうだよ、別に関わりに行かずに平穏に暮らすことも出来るかもしれないのに……」

 

光刃「いや、やめないよ。だって今回の件、俺が力を奪われた事が1番の原因だし、しかも歴史が書き換えられたらそれこそダメだ」

 

オルタ「それと補足しとくが、コイツに平穏は奇跡でも起きん限り訪れん、シェアハウスみたいにしてるメンツと部活メンバー云々でな」

 

「「「「「「は?シェアハウス?」」」」」」

 

オベロン「あははーそれはとてつもなく面白そうな感じだねぇ、うんうん俺はそう思うよー」

 

村正「はぁ〜……」

 

オルタの言葉を聞いた途端に6人が一瞬にして修羅オーラを放ち、その横でオベロンは完全な棒読みで流し、村正はただため息をついていた

 

カドック「……アンタ、胃薬はまだ残ってるか?」

 

ゴルドルフ「ちょうど最後の2個だ、最近使う機会が減ったから補給してなくてな……」

 

ユーリ「その心労、心中お察しする。はぁ……」

 

その近くで2人は胃のあたりを抑えながら薬を服用し、それを見てユーリもため息をついた。するとオルタが光刃の肩を叩くと

 

オルタ「さて、いい加減本題に入ろうぜオリジナル」

 

光刃「いやお前も余計な遠回りに導いてたりもしてただろうが!」

 

オルタ「知るか知るか、はよやれはよやれ」

 

そう言って手をヒラヒラさせながら入口近くの壁側に行くとそのまま背につけて腕を組み、完全に傍観する態度をとった

 

光刃「あの野郎…絶対後でぶん殴る……ンン!それでみんなに聞きたいことなんだけど……これから先も、俺と一緒に戦ってくれるか?」

 

そんなオルタに軽くキレてから落ち着いて調子を改めると、全員に真剣な表情で聞いた。それにみんなは「ふぅ…」と息を吐くと、ダ・ヴィンチちゃんが代表して話し始めた

 

ダ・ヴィンチちゃん「改めて何を聞くかと思えば…なんだ、今更そんな些細な事かいマスターくん」

 

光刃「いやだってさ、色々な事実が語られた後だから…流石に改めて聞いた方がいいかなって。もちろん『嫌だ』って言うのなら、俺も無理強いする気も無いから潔くすぐに引くつもりだし…「ていっ!」いてっ」

 

そんな調子の光刃にキャストリアが杖で軽く小突いてきた

 

キャストリア「もう、何言ってんの」

 

村正「全くだ。(オレ)はお前さんのサーヴァントだ、んでもって内容は外道な事じゃねぇと来た。なら(オレ)は力を貸すぜ、問題無くな。嬢ちゃんは……『マスターの力にまたなりたい』って言う、ストリートな理由か?」

 

キャストリア「バッ!?///それくらい自分で言わせろ村正ァ!そういうところだぞ村正ァ!」

 

「ウガーっ!」とキャストリアに威嚇されている村正は「あー」と言いながら両耳に指を突っ込んでそっぽを向いた。だがその様子を他所にして続けて

 

ネモ「僕たちがそんな事言う訳無いだろうマスター。君がどうあろうと、僕たち(ネモ)は君と共に歩むとも」

 

そうネモは優しく微笑み

 

ホームズ「私も同じ気持ちさ。それに、過去を変えて歴史を崩壊させるという大事件……この私がそれを聞いて首を突っ込まない訳が無いに決まっているだろう?」

 

ホームズはパイプタバコを一吸いしてから聞き返し

 

モルガン「貴方は私のマスターであり、夫です。妻が夫に力を貸すという事は当然の事…そうでしょう?」

 

モルガンは少し微笑むとちょっと首を傾げ

 

バーヴァンシー「ま、アタシの力を貸してほしい時にはちゃんと言えよ。ただし、残酷にしちゃってもいいならな?」

 

バーヴァンシーはいい笑顔で首筋に親指で首を切るようなジェスチャーをし

 

オベロン「君はまた俺の力を貸りたいとでも言うのかい?ったく……あまり俺を呼ばないのなら少しくらい貸してやるよ。心底、気持ちが悪いけどな」

 

オベロンは嫌悪感全開な笑顔でそう言ったが、本当にほんの少しだけ喜びの感情を感じられ

 

カドック「お前と話してよーーーくわかった。未だに猪突猛進型なところがあるだろうお前は」

 

ユーリ「確かに、自分や周りの心を顧みない事をしたりしてたな」

 

光刃「うーん、そうなのか?」

 

オルタ「そうだわ!自覚しろこのバカが!」

 

ゴルドルフ「全く、それが未だに健在なら私も最高司令官として部下はちゃんと見てやらんと安心できんではないか!」

 

カドック「だな……」

 

そう言う2人も呆れや怒りっぽい声を出したが、2人とも口角は少し上がっていた

 

マシュ「例え先輩の中の真実がどうであれ、私はいつまでも先輩のサーヴァントですよ」

 

そして後輩も1番輝かしい笑顔でそう言った

 

ダ・ヴィンチちゃん「分かったかい?君が結んできた絆は、これくらいのことで切れたりはしない程の強さなのさ。もちろん、ここに居ないみんなもきっと快く力を貸してくれるはずさ!だから……いざとなったら私達のことを遠慮なく頼ってくれたまえ!」

 

フォウ「フォーウ!!」

 

その様子を見届けたダ・ヴィンチちゃんは光刃に向き直るとそう言って、フォウ君も同意するように鳴いた

 

ユーリ「だとさ、ありがたい言葉を貰ったな」

 

光刃「だな……グスッ」

 

オルタ「お?オマエもしかして泣いt…「ふんっ!」(ドスッ!)うぐっ!?

 

それに光刃が少し涙ぐんでいる所をオルタが揶揄おうとしたが、その瞬間に席から飛んで行った光刃が首筋に超鋭い手刀を叩き込んで黙らせ、そして床に膝から崩れ落ちた

 

カドック「恐ろしく早い口封じ!?」

 

マシュ「先輩、凄い!」

 

ゴルドルフ「なんか、人間とは思えないスピードを出していた気もするが……」

 

ダ・ヴィンチちゃん「気にしすぎたら負けの部類だと思うよ、マスターくんのその後の経歴的に考えるとね」

 

その手早い動作に全員が驚いていると、光刃と伸びているオルタ、そしてユーリの体がまるで英霊の退去のように消え始めていた

 

マシュ「先輩、身体が!?」

 

光刃「おっと、これは……」

 

ユーリ「どうやら時間のようだな、俺達がこちらに来たのはマーリンが夢として意識を飛ばしたからな」

 

フォウ「フォウ!フォウ!」

 

ユーリ「おっと、君も巻き込む訳には行かないな。ほら、降りろ」

 

ネモ「結局、全ては彼なんだね……」

 

そう言っていると、村正が急いで光刃の前に来ると

 

村正「おい、お前さん結局(オレ)を呼んだ理由は何なんだ!?早くしねぇと伝える前に消えちまうぞ!」

 

光刃「あっやべ!?すっかり忘れてた!?」

 

ユーリ「お前、このタイミングでまたか……」

 

そんな光刃にユーリはまた再びため息をついた

 

光刃「本当は詳しく話して頼みたかったけども……仕方ない(ガシッ!)」

 

そう言って光刃は前ぶりもなく急に村正の手を握った

 

村正「おい、お前さん一体何する気だ?」

 

光刃「ちょっと強引だけども、これだけを渡しておく。まさかこの野郎(オルタ)と変に練習してたアレが役に立つとは思わなかったが……!」

 

すると、光刃の右腕から魔術回路が浮き出てきた。さらにそこから光刃の頭の中にあった『解析魔術で得た情報を元にしたとあるデータ』を村正と握った手を通して伝達された。それを受け取った村正は目を見開いて光刃のことを見て

 

村正「おいマスター、こいつぁ……」

 

光刃「ごめんな、こんな時になって急ぎながら一方的に送って。でも、出来るのなら頼む」

 

ユーリ「光刃、そろそろ限界時間だぞ」

 

そう言って手を離して光刃は頭を下げた。そこにユーリがそう言って来きたために自分の体をよく見たら、結構限界と見てわかる姿だった

 

光刃「それじゃあ、またみんな宜s」

 

ダ・ヴィンチちゃん(キャスター)「ちょーーーっと待ったあーーー!!!」

 

オルタ「ぐふぉあ!?

 

ダ・ヴィンチちゃん(ライダー)「お、私のver.1じゃないか」

 

そんな状況に部屋の中に廊下を猛ダッシュして来たと思われるキャスターのダ・ヴィンチちゃんがとある物を手にしてオルタが蹴り飛ばされながら入ってきた

 

ダ・ヴィンチちゃん(キャスター)「万能の天才が超急いで、そして完璧に作り上げた代物を渡さないとね!その名も、『異世界通信自動浮遊カメラ(仮)』さ!」

 

ユーリ「驚く程に凄くシンプルでストレートな名前だな!?」

 

そのあまりにもド直球な名前にユーリは突っ込まざるを得なかった

 

ダ・ヴィンチちゃん(キャスター)「本当は名前もちゃんとしたのを付けたかったけども、生憎そんな事を言ってられる程の時間もあると思えなかったからね。これを使えば、それをビーコンとしてここ『カルデア』の『中央管制室』と通信が繋がり、君のバイタルとかそっちの様子をモニターできるようになるのさ!しかも『ストームボーダー』と同等の魔術ステルス性能がある上に保険も兼ねて強度も当社比の約5倍で対城宝具1回までなら耐えきれる構造に、さらに機能も私のへそくりを使って色々と内蔵、動力源に関しては企業秘密とさせてもらうけども、全くもって問題ない事はこの私が保証しよう。それではマスター、この天才の発明品を受け取ってくれたまえ」

 

そう言ってダ・ヴィンチちゃん(キャスター)は『異世界通信自動浮遊カメラ(仮)』を光刃に渡した

 

光刃「また凄いものを作って……うん、ありがとう」

 

それを光刃は大事そうにして受け取った。するとマシュが光刃の前に出てきて

 

マシュ「先輩……いえ、マスター。何時でも呼んでくださいね。マシュ・キリエライト、例え別世界であろうとも駆けつけますので!」

 

光刃「あぁ、頼りにしてるからなマシュ。それじゃあ!」

 

シュゥゥゥゥゥゥ……

 

そう言って光刃はマシュの頭を撫でながら、ユーリはまたいつもの通りの嫌な予感を感じ、オルタは天井に頭が突き刺さっている状態でそれぞれこの場から消えた

 

マシュ「はぅぅ……///」

 

ダ・ヴィンチちゃん(キャスター)「やれやれ、やっぱりマスターは罪深いねぇ」

 

フォウ「フォウフォウ!(特別翻訳:全くもってその通りだね!)」

 

そして最後に頭を撫でられたマシュは茹でダコくらい真っ赤になり、それを見ていた5人は羨ましそうに見ていた。すると村正はキャストリアの襟首を後ろから掴むと

 

村正「おら、行くぞ」

 

キャストリア「えっえぇ!?急に何を!?」

 

村正「()()()。残り時間、それと内容が内容だけに嬢ちゃんにも手伝ってもらうぜ」

 

そしてキャストリアは「だからって引きずって連れて行くな村正ァァァァァァ……!」と叫びながら村正のマイルームへと連れて行かれた

 

ダ・ヴィンチちゃん(ライダー)「それじゃあ私達は」

 

ホームズ「中央管制室に向かうとするか」

 

ゴルドルフ「うむ、そうだな」

 

カドック「俺も行こう、あの状態では心配でままならない」

 

マシュ「わ、私も向かいます!」

 

ダ・ヴィンチちゃん(キャスター)「私は食堂に行くとするよ、かなり大変な作業だったし何か食べたい気分だからね。だからそっちは頼んだからね〜」

 

オベロン(第1再臨)「それじゃあ僕も同行して、メロン食べに行くとしよーっと」

 

ネモ「僕は医務室にいるシオンの所に寄っていってから管制室に行くとするよ。ナースがいるから必要ないと思うけども、人目見ておくとかしないと(働きすぎで倒れるとか、程々にでも休んで欲しかったよ。僕達のアレよりかは休む間があったと思うし)」

 

そうして8人もそれぞれ移動した

 

バーヴァンシー「お母様、私マスターの活躍を見たいんだけども……」

 

モルガン「そう言うと思い、既にあの機械の通信電波は把握しました。あとはあの機械が起動するのをレクリエーションルーム?のスクリーン前で待つだけです」

 

バーヴァンシー「さっすがお母様!抜かりねぇぜ!」

 

最後に残った2人も楽しそうに会話しながら部屋を出ていった。もちろん、ほぼ全員がその話を聞き付けて結果レクリエーションルームを魔術で広くさせる羽目になるのだが……

 


〈 界時抹消!〉

↓ベルベットルーム↓

〈 再界時!〉


 

光刃「……あれ?」

 

そして次に光刃の意識がハッキリとなった時に見た所は、あの青い書庫の部屋だった

 

光刃「オルタもユーリは……中にも居ないし、ダ・ヴィンチちゃんから貰った物も今は無いのか。それで、呼んだ理由は何ですか?イゴールさん」

 

そう言う光刃の前にいるのはいつもの通りに膝を組んで肘を付けに付けて椅子に座っているイゴールだった

 

イゴール「いえ、今回は少し報告があって呼ばせていただきました」

 

光刃「報告?」

 

そう首を傾げる光刃にイゴールは説明を続けた

 

イゴール「はい。私が先ほどした占いによりますと、この騒動が終わった少し後に貴方には文字通りの選択が迫られると思われます」

 

光刃「選択…ですか」

 

イゴール「左様。この選択によっては、貴方に新たなる道が開かれます。まぁ、今はまだ頭の片隅にでも置いておいてください。ですが、必ず訪れます故に今回報告させて頂きました……」

 

光刃「わかりました、ありがとうございます。それで……(チラッ)」

 

例を言った後に光刃が視線を少し逸らし、そこに居たのは

 

エリザベス「…………。(職務放棄してしまった事を反省しています、と首に看板をかけてレジカウンターに目を瞑って立っている)」

 

テオドア「(ニコッ)。(コンビニっぽい制服を着込んでカウンターに優しく微笑んで立っている)」

 

マーガレット「うふふ……。(Sっ気を感じ取られる表情で受付にいる)」

 

マリー「なんだ、来たの悠じゃなくて君なんだ……。(ショーケースに肘をかけながらツンデレ特有のツンな表情でそっぽをむいている)」

 

ラヴェンツァ「お久しぶりです。(足の高い椅子に座ってカウンターに【ペルソナ全書】を置いた状態で深い一礼)」

 

5人の住人と、それぞれの出店と思われる祭り屋出よく見るタイプの屋台がそこにあった

 

光刃「確かに蓮と琴音からベルベットルームで色々と装備を整えて来たって聞いたんですが、何があってあそこはこうなってるんですか?」

 

イゴール「そこら辺は、出来ればお気になさらずという事で……」

 

そう言うイゴールの顔には疲れと諦めを感じられた為に光刃はこれ以上聞くことは辞める事にしてこの部屋から去っていった

 


〈 界時抹消!〉

↓デンライナー:食堂車↓

〈 再界時!〉


 

光刃「んむ…ふぁぁぁぁぁ……」

 

リュウタロス「あ、起きたよー」

 

コハナ「大丈夫ですか?」

 

食堂車の椅子に寝ていた光刃は目を擦りながら起き上がると、それにリュウタロスは他の車両にいるみんなに報告に行き、コハナはやはり心配していた

 

光刃「(バチンッ)いっつつ……うん、大丈夫」

 

モモタロス「ったく、流石に寝すぎだぜ」

 

キンタロス「せやな、ワイらが何しても起きんかったし」

 

ウラタロス「そこまで眠るとちょっと心配するよね」

 

光刃「それはごめん。んで、皆におはようってまずは言うべきなんだけども………」

 

顔を叩いて眠気を吹き飛ばした後に3人のタロスズからそう言われた光刃の前に飛んできた光景は

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マーリン「や…やぁマイロード……よく帰ったね……

 

光刃「俺の意識がカルデアにいる間になにがあったマーリン

 

ユーリ〈もうボロ雑巾という言葉がピッタリな姿じゃないか……〉

 

完全にボコボコとなって包帯やらなんやら色々と着けられた上に縄で束縛されているマーリンの姿だった。そしてさらに

 

アル「(無心を貫きたい表情)。(私がやりました、と書かれた板を頭にチャーハンの旗が2本刺さっている状態で持っている)」

 

エックス「(ムスーッ)。(私もやりました、と書かれた板を頭にチャーハンの旗が2本刺さっている状態で持っている)」

 

蓮「すまない……。(流石にやりすぎました、と書かれた板を頭にチャーハンの旗が2本刺さっている状態で持っている)」

 

琴音「うぅー(恥)。(私も一緒にやりました、と書かれた板を頭にチャーハンの旗が2本刺さっている状態で持っている)」

 

光刃「そしてこっちは一体何をしたんだ、いや大体の経緯は察するけども

 

オルタ〈一度に来る情報量が多すぎるぞ……〉

 

4人が正座させられている姿もあった。そんな状況に困惑していると、そこへリュウタロスと共にみんながやってきて、その中からテディが近ずいてきて説明してくれた。要約すると

 

マーリンがあの後にまた火に油を注ぐ発言をする

流石に4人がキレてマーリンに集中攻撃開始

その過程でまだ続いていた『チャーハン対決』中のチャーハンに攻撃が当たり無惨な姿になって旗が倒れる

駅長とオーナーがいつも通りに[ヘ(°o°)]としている横で「料理を粗末にするなたわけぇ!」と激怒したエミヤが4人を相手に参戦

この状況を止めようとしたモモタロス達が余裕で吹き飛ばされた為に誰にも止められず、部屋の中は混沌で極めていた

立ち直ったオーナーと駅長が上着の懐に忍ばせていた【デンガッシャー】を取り出すと、それぞれ鮮やかにガンモードを組み立ててチャーハンの旗型の催眠針を放ち、2本刺された4人は見事鎮圧(エミヤはなんか狙われずに許された)

その後対決はやはり続行不可能となり、再戦の約束を結んでから解散してそれぞれターミナル内で別行動をした後にデンライナーに戻り、4人には罰としてこうなる

 

との事だった

 

光刃「?????……なるほど、だいたいわかった(思考放棄)」

 

士「おい、俺のセリフを盗るな」

 

オルタ〈そして考えることを放棄するな〉

 

その説明から来る情報量の多さで一瞬宇宙猫状態になったが、すぐに思考を放棄することで光刃は脱出した。だが2人からは見事にツッコまれる事になった

 

オルタ〈んで、今デンライナーにいるってことは……〉

 

良太郎「うん、光刃のパスに入ってたチケットを使って、今から牙王達がいる時間に向かってる」

 

ユーリ〈そうか、つまりは……〉

 

光刃「ついに最終決戦って事か……!」

 

そう言って光刃は右手を前に出すと、強く握った。すると左腕に抱え持っていた『異世界通信自動浮遊カメラ(仮)』が起動音のようなものを出すと浮遊し、そして……

 

ピピーッ

 

ゴルドルフ〈あー、マイクテストマイクテスト……よし、どうやら通信は順調のようだなぁぁぁぁぁ!?!?

 

ソウゴ「うぉぉぉおビックリしたぁ!?」

 

ダ・ヴィンチ〈わーお、いきなり凄い光景だ〉

 

幸太郎「な、なんだこれ!?」

 

ナオミ「わー、浮いてるー、すごーい!」

 

ツクヨミ「これ、カメラ?それから声も来るという事は、一種の通信機って事かしら」

 

カドック〈……赤鬼?青亀?それと、黄熊に紫龍?訳が分からない〉

 

モモタロス「あぁ!?誰が鬼だテメェ!」

 

ゲイツ「いや、見た目に関しては完全に鬼だろう」

 

ネモ〈どうしてあの2人はあぁなって…ついでにマーリンもそうなっているんだ……〉

 

フォウ〈フォウフォウフォウwwwマーリンザマァフォーウwww〉

 

マーリン「キャスパリーグ…君には慈愛の心は無いのかい……?」

 

マシュ〈あの、えっと…その……お、御三人共お久しぶりです!〉

 

エミヤ「あぁ、久しぶりだな。それと、後ろの4人に関しては今はあまり触れないでやってくれ」

 

そう食堂車がわきゃわきゃしていると、貫通扉が開かれてオーナーがやってきた

 

オーナー「ほう、どーうやら目的地の時間までの車内も賑やかになりそうですねぇ」

 

光刃「ですね……」

 

オルタ〈緊張感なんてもうドブに捨てたようなもんだな……〉

 

ウォズ「それに関しては否定はしないよ」

 

レイジ「全く……」

 

そんな賑やかな状態を5人は眺めている中で、世界の未来の運命が決まる時間へとデンライナーは全員を運んで行くのだった

*1
アキレウスは踵を傷つけられると『不死身の加護』を失い、そして心臓を抉られるとしばらく大暴れした後でやっと死にます。弱点とは一体……




[残りライフ×9422]
作者「さて、俺がやりたい事のフラグ建築が出来ました」
エボルト「余程感が悪いか『Fate/GrandOrder』をあまり知らない限りコイツが考えている事が分かるはずだ、だがまだ言うんじゃねぇぞ?まだ心にしまい込むんだ」
作者「珍しく気が利くなエボルト」
エボルト「当たり前だ、俺だってまだお前が考えたライダーの詳細聞いた事も無いんだぞ?少しくらい楽しみにしてて悪いか?」



作者「悪くは無いけども、お前がそんなこと言うなんて…明日の天気は轟雷フェスティバルか?まぁいいか、とりあえず今回のアンケートッ!今回は『ジオウ組、変身するのは……』だよ」
エボルト「ほう、早速選択肢を教えてくれ」
作者「『空気を読んで行く 初期フォーム』『これでもやばい 中間フォーム』『殺意マシマシ 最終フォーム』『全て任せる』の4択です。まぁ最初の方は文字通りだからスルーとして、2つ目のは[ジオウII(ツー)][ゲイツリバイブ][ウォズ][ツクヨミ]で3つ目のは[グランドジオウ][ゲイツマジェスティ][ギンガファイナリー][ツクヨミ]って並びです」
エボルト「……オーマジオウかオーマフォームはどうした?」ガクブル
作者「いやだって、アレ出したら活躍全部奪われるじゃん。スペックとか能力とかで色々と、それで主人公霞んじゃうから無しにした。つーか、オーマジオウはバッドエンドだろうが、絶対に変身させん」
エボルト「な、なるほどなぁ!」ガクブルガクブル
作者「(トラウマの恐怖だからか、震えすぎてもはや携帯のバイブレーションを超えてやがる……)あと、スーパー説教タイムが全く思いつかねぇ!もう匙投げて無しにしていいかなぁ」
エボルト「いや、それは知らん」



作者「うわぁぁあ!?急に落ち着くな!っと、では『今回の裏設定(?)』に参りましょうか。……これ、読者のみんなはあった方がいいのかな」
エボルト「お前、前にも同じ事言ってなかったか?」
作者「あれ?そうだっけ?言われてみれば言った気もするが……全く覚えてない!」
エボルト「えぇ……。んじゃあ始めるか、まず最初は混沌からだったな」
作者「FGOプレイヤーである人類最後のマスターのみんななら分かると思うけども、修羅修羅ッシュしても何ら不思議でもないんだよなぁ……」
エボルト「つーか、ネモマリーン達がこの対処に回されてる事が可哀想に思えるんだが」
作者「お前にそんな感情があるなんてな…ちなみにこの疲労は、『わくわくエリセランド』並またはそれ以上のもんです」
エボルト「お前に人の心ってねぇのか……」
作者「『仮面ライダービルド』本編でお前が暗躍して来た事を考えてから言え、お前には絶対に言われたくねぇ言葉ってことが分かるはずだ」
エボルト「アーきこえなーいきこえなーい。んでもって遺体が5つ出来てんだが」
作者「ノルマ達成。というか、スカサハに喧嘩を売ってクーフーリンが生き残れるわけがない。んでもってマイルームの中では……」
エボルト「ただただやべぇな、12人から圧掛けられるとか並の人間にはキツイったらありゃしねぇぞ。しかも顔なんて秒でバレてんじゃねぇか」
作者「妖精眼の嘘を見抜く範囲がどれ程あるのかよく分かりませんが、この作品内では素顔を偽るのもアウトとしました。陛下に関しては(もしや…)と思って魂を見透かした為に多重人格がバレた感じです」
エボルト「うっわ、俺絶対そいつらに会いたくねぇ。そんでシオンが居ない理由は?」
作者「……俺その子あまり知らないの」
エボルト「おいコラてめぇ」
作者「だって仕方ないじゃん!?わからないものはわからないんだからさぁ!……ンン!んでもってオルタ達が再びイマジン体としての実体化です。ちなみにオルタの考察の答えは前者です、そう簡単に自力で認知を歪められてたまるかってんだ」
エボルト「そりゃあそうだな。そして安定のユーリの自己紹介」
作者「まぁやっぱりユーリの自己紹介はこれかなーって感じで。そしてそして、こっちでもやっぱりマーリンが登場」
エボルト「プロトの方じゃないんだな」
作者「プーリンに関してはみんなを運び終えた後のアーサーと鉢合わせて、絶賛鬼ごっこ中だよ。そしてマーリンは度々メタ発言が多かったということで、第四の壁を超えて視認していると解釈しました」
エボルト「確かに、今回の夏イベでも1章終局特異点でほんのちょっと出た時にほぼ確実に認識してる発言してたもんな。んでよ、オルタのあの思った言葉って何なんだ?」
作者「そりゃお前、なんの意味もなくあんな異常な程の朴念仁にして、読者達が納得するわけないじゃない。特にイッセーは」
エボルト「まぁだろうな、あんな分かりやすくアピールしてんのによ。そしてマーリンタイム終了後に光刃が今の人生を軽く話しての反応がこれか」
作者「まぁ、なんだかんだオベロンって優しいっぽいから(Googleで検索したオベロン漫画を読んでの認識)」
エボルト「うっわすげぇ心配。そしてこっちでは仮面ライダーは無い代わりにパチモンみたいなのがある感じか」
作者「パチモン言うな、俺が怒られる。まぁ『よくあるよね、こういうの』って感じです。そしてホームズの推理なんですが、俺こういうの本当に苦手ってことが分かった」
エボルト「まぁ完全なゴリ押しだもんな、これほど酷い謎解き場面は無いだろ」
作者「許してくれや……そして暴かれた謎は笑えない内容です」
エボルト「まさかいきなりんな事わりこむとはなぁ」
作者「まぁ、どうせ時間の問題だし、マーリンは関係無く言うと思うし。あとゴルドルフ新所長は、めっちゃいい人って言ってたからこんな感じにしたけども、合ってるかしら」
エボルト「急に喋り方変えんな、気持ち悪ぃ。けれども、ワンダーライドブックにそんな設定があったなんてな」
作者「いやー、pixiv教授にこの設定を教えて貰った時には驚きましたわー」
エボルト「おい待て、つまり今の今まで知らn……」
作者「んでもってオルタがわざと火種とガソリンのベストマッチをワードで炸裂させてました」
エボルト「んなベストマッチやめろっての、ただ修羅場を作ってるだけじゃねぇか。しかも2人がシンプルに可哀想だし!」
作者「必要な犠牲でした……。んでもってカルデアとサーヴァント達との協力が結ばれました、これでアレを使う布石ができた」
エボルト「あーアレか、よく考えたらアレ1回も使ったこと無かったな。んでもってオルタが一撃でダウンしてんだが」
作者「イライラが募っていたのでしょうが、自業自得と言えばそれで終わり。しかも移動スピードは人間がギリ視認出来るくらいだけども、チョップに関しては人間には出せないスピードだよ」
エボルト「こっえぇなぁ……あ、俺とハザードレベルが原因か。そんでもって次はあとがき冒頭で言っていた事か」
作者「かなり強引になったが、余はもう満足じゃ」
エボルト「いやまだ早い、伏線回収のために止まるんじゃねぇ。んでもって、なんで平然とキャスターのダ・ヴィンチがいるんだ?」
作者「それはもちろん、『カルデア召喚英霊第3号』としてでは無く、『マスターが召喚している』方だからさ。同じ理由でホームズもね」
エボルト「あぁ、そーいや〔全サーヴァント召喚済み+Lv120+スキルマ+宝具マ+フォウマ+アペンドマ〕とか言う、頭の悪い設定なんだっけか。……お前これ、ちゃんと言ったか?」
作者「うーん、言ったような言ってないような……」
エボルト「おいこらダメ作者。そしてダ・ヴィンチが作り上げた代物、とんでもねぇな」
作者「ちなみに今のダ・ヴィンチちゃんの目標は、サッカーボールサイズからさらにコンパクトサイズにすることです」
エボルト「もーう訳が分からん。そして消滅のやつ、青なんだな」
作者「『Fate/UBW』のアーチャー消滅時と同じ色にしてみました、やっぱりこういうのは黄色がいいのかなぁ。そしてそれぞれ解散です」
エボルト「分からない也の対処でシオンはオーバーワークにしたか」
作者「ちなみにこれはイベントのネモを見てから確定させました」
エボルト「おいコラ人の心。んで、ベルベットルームで何か意味深なこと言われてんな」
作者「実はこれ、俺が好き放題する為の布石でもある」
エボルト「不穏しかない……そしてベルベットルームに出店を構えるな」
作者「ちなみに……
エリザベス :アイテム販売
テオドア  :武器・防具精製
マーガレット:???
マリー   :アクセサリー精製
ラヴェンツァ:???
……って感じで営業が別れてます。2人のは今はまだ関係ないから伏せますが」
エボルト「嫌な予感しかしねぇ……そしてやっと帰って来たか」
作者「目覚めた時に部屋にいたのは『モモ』『ウラ』『キン』『リュウ』『コハナ』『ナオミ』『マーリン』『アル』『エックス』『蓮』『琴音』だけで、他のみんなは別の車両か【ゼロライナー】にいるよ」
エボルト「まぁ、あんだけ狭かったし仕方ねぇよなぁ。だがよ、マーリン見事にボコられてんじゃねぇか」
作者「1度は自分の無敵スキルで逃げようとしたけども、琴音に『マカジャマオン』されて忘却状態に陥って使えなくなり、あとはもうみんな拳で」
エボルト「こっわ。でもなんでチャーハンが?」
作者「まぁボコボコにしている際中に近くの物が色々と周りに散乱しまして、その際に【アギラオジェム】がチャーハンに飛んでって……」
エボルト「あっ⋯⋯(察し)」
作者「まぁこんな事で4人は見事『クライマックス刑事』に出たオーナーの粛清を受けたのでした、チャンチャン。まぁ流石に情報量多くて諦めてるがな」
エボルト「それじゃあダメじゃねぇか。そして教えられたのはもう1つ、最終決戦の予告か」
作者「自分で言うのもなんだけども、ここまでに来るのに執筆が長すぎるんだよなぁ……」
エボルト「自覚してるのならよろしい、あとは改善するだけだ」
作者「それが出来たら苦労しないよ。そして起動してカルデアと通信が繋がりました、最初にカルデアで映ったのはイマジン4人だったんで、源氏のヤベー奴らが(ガタッ)としたがな」
エボルト「なにそれこわい。ってか、なんでもう起きてるんだよ」
作者「そりゃあ、1ターン分の時間が経ったからに決まってんだろ」
エボルト「えぇ……そして次に映ったのは無惨なマーリンの姿か」
作者「これにはフォウくんやキャスターのみんなと円卓組もニッコリ」
エボルト「もうオルタが言ったようにこれじゃあ緊張感もへったくれもねぇな」
作者「こんな終わりで次回はさっきも言った通りに決戦の場に行きます。さぁ、最後に行くのはどの時代かなぁ?」
エボルト「俺はまぁ察したがな」



作者「さすがエボルト、地球滅ぼそうとした奴の思考回路はまた違うね」
エボルト「言ったなこの野郎、ならここからは処刑の時間だ」
作者「いやただのいつものだろうが!?」
エボルト「分かってんじゃねぇか。てことでとーう!」トスッ
ヒュートタン
エボルト「ほうほうほう、これかァ」
作者「な、なんだそれ…スイッチ?」
エボルト「説明書まであるぜ。何何……『①→②→③の順番でスイッチを押してください』。ふーん…んじゃまぁ、第1のボタンをポチッとな!」
作者「え?(ギュゥゥゥン!)ぎゃああああ吸われるぅぅぅ!」
 シュン!     

作者「ぐほあ!?いつつ……ん?ここはいっt(バガァァァン!)いっっっったぁ!?なんだこれ!?【たらい】か!?」
エボルト「んーと、『①のボタンを押すと、対象者1人を密室に連れて行き、頭上でロックオンしているワームホール5つから銅製のたらいが雨のように降ってきます』」
作者「雨のように!?(バカバガバガバガァァァン!)ちょ、痛い痛い痛い痛い!?!?」
エボルト「そろそろ2つ目押すかぁ。ほいポチッ!」
作者「(ザバァァァァン!)ぅわっぷ!?今度は水!?」
エボルト「『②のボタンを押すと、ワームホール5つから滝が降ってきます』。へぇ〜」
作者「言われてみれば滝だなぁ……って、呑気に言ってる場合じゃねぇ!?密室だから排水されねぇから溜まってくぞ!?」
エボルト「よし最後に3つ目だ。そりゃポチッ!」
作者「ぷはぁ!て、天井が開い…た……」
リボルバー「ふっ、待っていたぞ!この時を!」
作者「アイエエエエ!リボルバー!?リボルバーナンデ!?」
エボルト「『③のボタンを押すと、天井が開いて誰かが何かをしてくれます』。って、最後だけ適当だなオイ!?」
作者「くっ、この状況で俺ができることは…」
リボルバー「自分フィールドにカードが存在しないことにより手札から(トラップ)発動!『無限(むげん)泡影(ほうよう)』!これで貴様はこのターン、効果を発動出来ない!」
作者「わー、バニラになっちゃったー」
リボルバー「ふん、ならば!底知れぬ絶望の淵へ沈め!」
作者「ま、まさか!『ミラーフォース』のようなカード……」
リボルバー「魔法カード、『サンダー・ボルト』を発動!」
作者「じゃないんかい!?……ん?俺今水に浸ってるよな、てことは………」
ズドドドドォン!!!
作者「ピギィヤァァァア!?!?!?
LP 0
〈GAME OVER〉
リボルバー「ふん、話にもならんな。ログアウト」シュルルルルル……
エボルト「えーっと…あれ?遊戯王ってこんなんだっけか?まぁいいか、今回は『バスクケーキ』さんのが当たったな、しかもかなり前のがやっと消費された感じだ。つーことで締めに入るぜ、今回こんなに遅くなった理由は簡単、この真っ黒焦げになったアホ作者が記入中で保存出来てない状態で他のアプリに移動するやつ……あれだ、iPhoneとかだとボタン2連打するアレ、それして戻ってきたらページ更新を勝手にされて保存出来ずに吹っ飛んだって事を軽く5回以上したからだ。んでまぁ、500文字以上を何回も吹き飛ばされたら流石に堪えるだろ?しかもこのあとがきでもやったからな、余計にだ。あと作者はさっき『次回最終決戦』とか言っていたが、本当は『現代の方で一話丸々使うかどうか』で迷ってるぜ。ったくよぉアイツは……あとアイツからのメモもあったな。『光刃ですが、この事件後にエミヤ含む一部鯖達からブチ切れられ案件の事をします。まぁ、福利厚生とかはちゃんと……ちゃんとしてるかは怪しいけども大丈夫でしょ』との事だ。まぁあいつの事だし、無理矢理するんだろうけどな。てな訳で終わるとするか。それじゃあ読者諸君!次回の投稿までCiao(チャオ)!」


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第33話 〜赤龍帝復活、通りすがりの怪盗。〜

 前回の出来事
・一対十二の超尋問タイム
・『FGO』と言う”物語の世界”をマーリンにバラされる
・だとしても力を貸してくれると約束を貰う

ウォズ「作者から投げ渡されたこの本によれば、元普通の人間だった1人の少年が『暗闇 光刃』という名前となって、別の世界に転生し普通とは遥かかけ離れた高校生活を送っていた。だがある日突然出現した『アナザーセイバー』の誕生により、彼に関する記憶をほぼ全員の中から消滅してしまう。そこへ時の運行を守る戦士『仮面ライダー電王』がこの世界へとやってきて、彼らも加えた全員でこの事件を解決する事を誓う。そして一方では過去に向かって元凶を倒しに向かい、もう一方では起きると予測された現代制圧を担当される怪人達の計画を阻止する為に残る2つに別れた。だが戦場への少し到着が遅れてしまったことで、『オカルト研究部』の1人である『兵頭 一誠』が『ゴーストイマジン』に憑依され、『仮面ライダー幽汽』に変身してしまう。さらにそれだけでなく、デザストとミニクーちゃんによって倒されたファンガイアが2体………我が魔王、そこで急に笑ってどうしたんだい?…何?『ウォズの口からちゃん付けで言葉が出るのが珍しくてつい』…と?仕方がないだろう、これが彼の真名なのだから。…ゲイツくん、耐えきれなかったからでなくても吹き出さないでくれ。……ンン!では続けよう。倒されたファンガイア2体が周囲のファンガイアも巻き込んで『六柱のサバト』になってしまう。だがそこへ颯爽と現れた『桜井 侑斗』とはまた別の『仮面ライダーゼロノス』。それによって2人のペルソナ使いは『六柱のサバト』を倒しに向かう。さて、『兵頭 一誠』をイマジンの憑依から解放する方法とは。そしてこの戦場に参戦する1人のシアンカラーのレジェンドライダーは……おっと、どうやら少々先まで読みすぎました。それでは本編をどうぞ。……え?作者はどこ……ですか?彼曰く、『ここまで書く気力が残ってないからごめん、後書きもまぁまぁサボる』との事です。我が魔王、そして読者の方々。このような人間のようにはならないようお願いしますね」


再び戻って現代、そこでは絶賛……

 

六柱(ろくちゅう)のサバト「キィィィィィイ!」ダンダンダンダァン!

 

悠「ふっ!はっ!(ザァンザァン!)やれ、『イザナギ』!」

 

イザナギ「喰らえ!"十文字斬り"!

 

理「よっ!せい!(ザキィンザキィン!)続け!『オルフェウス』!」

 

オルフェウス「さぁ味わえ!"コズミックフレア"!

 

デザスト「へっ、食らうか(ガシン!)うらよぉ!

 

ズバズバン!

  ドゴォォォォン!

    ズシャア!

 

六柱のサバト「ギェァァァァア!!!

 

3人がかりで『六柱のサバト』と戦っていた。そして3人はそれぞれ剣やマフラーで弾いたり切り裂いたりした後に攻撃を浴びせたが、結果は少し怯んだ程度だった

 

悠「デカいせいか、あまり効いているようには見えないな」

 

デザスト「ったく、めんどくせぇデカブツが生まれやがって」

 

理「それはもう過ぎたことだから仕方ないよ。ってほら、また来たよ」

 

そうしてまた3人は攻撃を捌きながら突撃しに行った。一方でナイトローグの場所では

 

ミニクーちゃん「フンっ「ぐぅ!」どうした?片腕が使えない人形にも勝てないのかお前は」

 

ファントムイマジン「このっ…」

 

ミニクーちゃん「単調すぎだ」ザグン!

 

ファントムイマジン「ぐはぁ!?」

 

そこに腕が片方”プラーン”とした感じで動かなくなって前線に立つ事が困難となったミニクーちゃんが槍を片手だけで器用に動かしながら『ファントムイマジン』と戦っていた

 

シャドウイマジン「はぁ!」

 

ナイトローグ「よっ(ガキンッ!)からのゼロ距離」ダダァン!

 

シャドウイマジン「ごはっ!?」

 

ナイトローグ「……どうして片腕だけであれだけやり合えるの?しかも両手槍で…私としては助かるけれども……」

 

その様子をチラ見しながらシャドウイマジンと戦うナイトローグは理解が出来ない反応を見せていた。そしてまた少し離れたところでは

 

 

黒歌「せにゃあ!「ギェエ!?」白音、あれを見てどう思うにゃ?」

 

小猫「はっ!「ぐぁっ!?」……片腕だけであの強いイマジンを押し勝っているのが頼もしくもあり、本当に負傷者なのか怪しく思えます「テメェ!」っ!」

 

そう言って回し蹴りを決めながら話す黒歌、それには小猫も同じ意見だったようで殴り飛ばした後に同意した。そうしていると後ろから鉈を持って先程殴り飛ばされたレオソルジャーが襲ってきた

 

ミニクーちゃん「!うらよ!」ボガッ!

 

ファントムイマジン「グハァ!?」

 

ミニクーちゃん「ったく、世話が焼ける」シュン!

 

ミニクーちゃんは槍の【石突】でファントムイマジンを思い切り殴って怯ませている隙に消え

 

小猫「(動きは力任せで単調な振り下ろし、これなら受け流してから拳を…)「死ね」「ガハッ!?」えっ!?」

 

そのまま冷静に対処しようとしていた小猫に襲いかかっているレオソルジャーの胸を全速力で槍ごと飛んできたミニクーちゃんにより貫かれた

 

ミニクーちゃん「気をつけろよ」シュン!

 

小猫「……もう一度言いますけれど、本当に負傷してあれなんですかね」

 

黒歌「にゃはは…お姉ちゃんも同じこと思ったにゃ……というか、ああ見えて実は心配性にゃんかね」

 

そう言う2人の視線の先にはミニクーちゃんが再びファントムイマジンとの戦いに戻っているところだった。さらに別の場所では

 

祐斗「はぁ!「リャァァァア!」っ!しまっ…」

 

クミ「1ノッブ!」バァン!

 

エリ「2ノッブ!!」バァン!

 

レオソルジャー「ぐあっ!?」

 

「「続いて3ドラゴン!!!」」

 

ラッセー「クギュィィィイ!」バチバチバチバチ

 

レオソルジャー「ギャアアアア!?!?」

 

背中から2体の『レオソルジャー』が攻撃しようとした瞬間に、突如として空から『ちびノブ』2人が【火縄銃】で狙撃しながら着地し、その後に19話ぶりに登場した”蒼雷龍(スプライトドラゴン)”の『ラッセー』が放電タックルで攻撃しながら参戦した。すると上空から朱乃が祐斗を心配して降りてきた

 

朱乃「祐斗君、大丈夫ですか!?」

 

祐斗「はい、大丈夫です。彼女達とラッセー君に助けられて」

 

そう言って祐人が視線を向けた先には

 

ラッセー「クゥ〜〜♪」

 

クミ「本当にありがとうノブ〜〜」

 

エリ「ここからの行動は完全に任せるノブよ〜〜」

 

2人の謎の人型生命体がアーシアの使い魔に手を振って見送っていた(何も覚えていない者達視点)

 

祐人「それで、えーっと……君たちは?」

 

クミ「あ、そっかアレの被害中は儂達も対象内なのか。では改めて……儂は『ちびノブ』全ての力を受け継ぎし生きる伝説!人呼んで”レジェノッブ”、[学名]"サーヴァントよりも強すぎて笑えてくるくらいやばいちびノブ"で世界に登録されている『クミ』だノブ!」

 

エリ「隣に説明ほぼ同じく『エリ』だノブ。ちなみに[学名]の話は昨日見た夢の内容の話だからスルーするのが正解ノブ。正直いい加減マスター(エックス)マスター(光刃)以外と普通に対話ができるようにって2人揃ってアップデートをしていたら、完了予想時刻を遥かに超えていたからラッセーに頼んで急いでライディングしてきたんだノブ」

 

祐斗「そ、そうなんだ……(ダメだ、僕には言ってる意味がさっぱり分からない……)」

 

朱乃「あらあら、そうだったのですね(それよりも、見た目はアレですがかなりの力を感じますわね……言ってる意味は全く分かりませんが)」

 

そうして2人の説明で頭に[?]を無数に浮かべていると、その間に再び敵が集まってきた

 

クミ「と、また来たかノブ」

 

エリ「マスター(エックス)マスター(光刃)の為にも、遅れた分を挽回するノブ!」

 

「「いざ、ノッブチェーーーンジノブ!!」」

 

その言葉と共にちびノブの周囲を『キャラクターセレクト』のような各ちびノブの映像が周り、それぞれ選択するとその映像のちびノブが身体を通過して行くと

 

クミ「転身完了、『ノブ撰組』!

 

エリ「転身完了、『ノブ戦車』!

 

それぞれ別の姿が変わった。分かりやすく言ってしまえば『仮面ライダーエグゼイド』の『〇〇ゲーマーレベル1』の変身シーンとほぼ同じである

 

エリ「ノブブブブ!蹂躙開始ノブ!」

 

クミ「いざ、共に出撃ノブッ!」

 

朱乃「あらあら、可愛らしくも頼もしい力を感じますわ。祐斗君」

 

祐斗「えぇ、こちらも彼女らに負けないように行きましょう。魔剣創造(ソード・バース)!」

 

そうして2人のちびノブは完全な戦闘態勢をとり、祐斗と朱乃は困惑を振り切ってそれぞれ構えると、4人同時に攻撃を開始し再び戦闘に入った。そして最後に幽汽とビルド(電王フォーム)の方は

 

ビルド「うらぁ!」

 

幽汽「ぐおっ!?」

 

やはり普通に戦っても形勢逆転も起きるはずもなく、一方的にボコられていた

 

幽汽「くっ……だが、いいのか?お前は今、俺とは全く関係のない奴と戦ってるようなもんなんだぞ?」

 

ビルド「それくらい分かってるわ!物理的に殴れば起きるかと思ったが……おい小僧!いい加減目を覚ましやがれ!」

 

だが、その一言でビルドはほんの少し攻めが和らぎ、幽汽はそれをいい事に勢いを巻き返そうと攻め始めた

 

リアス「はっ!「ぐおぁっ!?」イッセー!あなた流石に寝すぎよ、いい加減早く起きなさい!」

 

幽汽「よっ!(ズガッ!)言っとくが無駄だぜ?コイツは今、深く眠っているからな。つまりテメェらの声は一切届いていねぇんだよ!(ザァン!)」

 

ビルド「ぐあぁっ!?」

 

また一体葬った後にリアス先輩は幽汽に乗っ取られた一誠に向けて声をかけるが、幽汽は調子に乗り始めたような感じで言葉を返してビルドに手痛い攻撃を与えた

 

アーシア「そんな……「キシャァ!」あっ!(ザクッ!)きゃあっ!」

 

リアス「アーシア!「はぁ!」しまっ(ズシャッ!)ぐっ!」

 

それに動揺したアーシアは大きな隙を晒し、『ラットFG』からの攻撃をギリギリ躱すことが出来たが服が切り裂けられてしまった。さらにその様子で意識がそちらにかなり傾いてしまったリアスも『レオソルジャー』に不意打ちで一撃を貰い同じくボロボロとなってしまった

 

ビルド「あー、やっとあの謎のテンションから脱すること出来たわ」

 

一方で先程手痛い攻撃を受けだビルドは、その余波で基本フォームである『ラビットタンク』へと戻っていた。実を言うと、途中から完全に【モモタロスフルボトル】の成分である『モモタロスイマジン』の性格やテンションに呑まれていたのである

 

ビルド(しっかし不味いな。あの二人は傷はほとんど無い様子だが、勢いが止まっていた隙で囲まれてるじゃねぇか。んでもって目の前には調子に乗り始めた幽霊モドキに乗っ取られてる『おっぱい大好き赤龍帝』か。……ん?でも確かアイツ、光刃からの話を思い出して今までの事を振り返り纏めるとエロに関する事では『火事場の馬鹿力』以上のを出すよな?)

 

そして一通り考えをまとめた後で立ち上がると

 

ビルド「(……一応、試してみるだけの価値はあるか)おい、『兵藤 一誠』。お前がこのまま目覚めないで乗っ取られ続けるのは勝手だ。だが、そうなると『リアス・グレモリー』の結婚相手は誰になると思う?」

 

幽汽「あん?何言ってやがる」

 

リアス「え?」

 

アーシア「だ…誰になってしまうんですか?」

 

どこかで聞いたことがあるような構文を言い始めた。それに幽汽とリアス達を囲っている怪人達はよく分からないような様子で、リアスとアーシアはその言葉を続きに意識を向けていた

 

ビルド「『ライザー・フェニックス』だ。アイツを負かせたお前…とあの野郎(光刃)が居ないと知れば、アイツはまた婚約を申し込んでくるだろう。だからお前がそのままならば、またあの婚約パーティが始まるが、止める者は誰もおらずでトントン拍子に進むだろう。そうなったら、今見えてるお前の好きな大きな胸の女が1人減るぞ?」

 

リアス「い、いきなり何を言ってるのよ!?///」

 

アーシア「そ、そうですよ!いきなりおっ!おっ……おっぱいの話なんて!///」

 

だがその言葉の続きはセクハラじみた言葉だったので、2人は顔を赤め、アーシアに関しては目をぐるぐると回し正常な判断が出来てないまま言い返した

 

幽汽「はん、何を言うかと思えば本当に意味のわからn…〈なんだと…?〉…な、何っ!?」

 

リアス「イッセー!?」

 

しかしその言葉によって幽汽の中で眠らされていた一誠の声が聞こえた

 

一誠〈ふざけんなよ!部長!リアス部長の……!〉

 

幽汽「ぐっ…抑えきれ…(バシュゥン!)ぐあぁっ!?」

 

一誠「『リアス・グレモリー』様の処女は、俺のもんだぁ!

 

そうして憑依から自分の精神力(ただのエロパワー)でゴーストイマジンを無理矢理追い出し変身が解除され、今ここに今代の赤龍帝『兵藤 一誠』が今ここに復活した

 

アーシア「イッセーさん!」

 

リアス「もう、遅いわよイッセー!」

 

祐斗「無事で良かった!」

 

朱乃「あらあら、イッセー君らしいですわね」

 

それにみんなが喜んでいる一方で

 

デザスト「あれは酷い……」

 

悠「なるほど、光刃が『残念すぎる一点でモテない根はすごく良い奴』って言っていた意味が完全に分かった」

 

理「確かに、あれは女性に向けて言うべきでは無いよね……」

 

小猫「……帰ってきたのはとてもいいですが、先輩最低です」

 

ミニクーちゃん「まさか、あの『黒髭』以上にやばいのがいるとはな……」

 

黒歌「うわぁー、理由がシンプルに酷いにゃ。そしてエボルト……」

 

オーフィス「当分エボルトには近づきたくない、なんかものすごく腹たった」

 

内容に引いていたりエボルトにも敵意が向けられていた

 

ビルド「あーやっと復活したかアイツ。だが、代償に俺もなんか大切なもんを失った気がするぞ……」

 

その雰囲気は直感的にビルドも感じとっていた

 

一誠「うーん…なんか、戦いながらずっと眠ってた気がする……って、何あれ!?え!?何があったの!?」

 

そして完全に意識が覚醒した一誠は、周りの状況を見て混乱した。最後に意識が途絶えたところは援軍が来ていない時の状況だったから無理は無いが……。そんな一誠にビルドが肩に手を置くと

 

ビルド「感謝しろよ?お前を助けてやったんだから」

 

一誠「えっ、あっ、ありがとうございま「ただし!」た、ただし?」

 

ビルド「次乗っ取られたらお前の体ごとボロボロにしてぶっ飛ばすからな」

 

一誠「酷っ!?なんでだよ!

 

ビルド「当たり前だ!お前を呼び戻す為に俺の築いた信頼がかなり揺らいだんだよ畜生!

 

そして直ぐに言葉でぶつかり合った。だがその近くで吹き飛ばされたゴーストイマジンが立ち上がると

 

ゴーストイマジン「ぐっ…何でだよ!何で!?」

 

ビルド「あ?そんなの簡単な事だ、こいつがただどうしようもないくらいの変態バカだったってだけだ。お前をこう押し出せるくらいのな?」

 

一誠「おいちょっと!変態バカってなんだよ変態バカって!?」

 

ビルド「うるせーな事実だろうが、ちょっとくらい黙ってろよ」

 

そしてまた再び言葉でぶつかり合う2人。だがビルドの方は2日目にしてもうめんどくさくなっていた

 

ゴーストイマジン「くっそぉぉぉ!!!」

 

その様子にゴーストイマジンがブチギレると腰に【ユウキベルト】を装着し

 

ゴーストイマジン「変身!!!

 

Skull(スカル) Form(フォーム)!〉

 

幽汽「貴様らは絶対に俺の手で殺してやる!」

 

直ぐに【ターミナルバックル】に【ライダーパス】をセタッチして『仮面ライダー幽汽 スカルフォーム 』へ直接変身した

 

ビルド「あーあ、敵さんやる気満々じゃねぇか。んで、さっき言ったことはマジだからな?2度目は無いと思え」

 

一誠「うっそだろ…でも、俺だって同じ目に遭うのは懲り懲りだ!赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)!」

 

そう幽汽を見ながらのある意味死刑宣告の言葉を吐くビルドに対して、一誠は一瞬げんなりしたものの直ぐに強い意志を持った表情に変えて『神器(セイグリット・ギア) 』である【赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)】を装着した

 

ビルド「はー、お前のそーゆー所はいいんだが肝心のとこがなぁ……」

 

アーシア「エボルトさーん!私たちはどーしたらいいんですかー!」

 

リアス「くっ、流石にこの数を相手にして脱するのは……」

 

そんな一誠を見てそうボヤいたが、にじりにじりと迫ってくる敵達に囲まれたリアスとアーシアが助けを求めた

 

ビルド「アーシア、ソイツの傍に近寄ってトリガーを4回押してみろ。そーすれば何とかなるぞ」

 

アーシア「え?えーっと……」

 

〈隠れ身の術!〉

 

だが直ぐにそう返すと、アーシアは【四コマ忍法刀】を見ながら【ボルテックトリガー】を4回引いた

 

リアス「くっ、間に合わない!「部長さん、傍に寄らせてください!」アーシア?」

 

アーシア「多分ここから脱せられます!」

 

リアス「そういう事なら分かったわ。それじゃあよろしくね」

 

アーシア「はい!」

 

そう言ってリアスの傍にアーシアが寄ると、【四コマ忍法刀】を構えた。すると囲っている怪人達が飛びかかってきたが

 

〈ドロン!〉

 

すぐさまそこから白い煙と共に両者とも姿を消し、そしてエボルトと一誠の傍に同じように白い煙が現れるとリアスとアーシアが現れた

 

一誠「うおっ!?びっくりしたぁ!」

 

アーシア「ほ、本当に凄いですねエボルトさん。この剣って」

 

リアス「どういう仕組みなのかしらこれ……」

 

ビルド「おっと、それに関しては完全な企業秘密だ。さて、次の実験を始めようとするか。ってか、本当にベストマッチなのか?ただのアイツからの情報なんだが……」

 

そう言うとビルドは新しく別のフルボトルを取り出すと両手にそれぞれ"藍色のフルボトル"と"銀色のフルボトル"を見せながら数回振ると【シールディングキャップ】を閉め、【ビルドドライバー】の【ツインフルボトルスロット】に交互に入れた

 

DRAGON(ドラゴン)MIRROR(ミラー)BEST(ベスト)MATCH(マッチ)!〉

 

ビルド「いや本当にベストマッチなのかよ!?だがまぁ、ベストマッチ見つけれて最高だし別にいいか!」

 

その音の後にセットしている2本のボトルから[D//M]というマークが浮き出て【ビルドドライバー】からは待機音が流れ始める。それに対してエボルトは驚くが直ぐに嬉しそうに【ボルテックレバー】を回し始めた。するとマークは消えて、【スナップライドビルダー】と【ファクトリアパイプライン】が生成されてエボルトの体を前後で挟み込むように配置される。そして、そのパイプに【トランジェルソリッド】が流れ込むと前は藍色で後ろは銀色に別れてそれぞれ生成していった

 

Are(アー) you(ユー) ready(レディ)?〉

 

ビルド「ビルドアップ!

 

その言葉の直後に生成されたアーマーがビルドの体を挟み込むが、ひとつに重なったその直後に重なったアーマーのみがスパークを放ち、また粉々に砕け散って周囲に舞った

 

一誠「うぉぉ!?え、壊れた!?」

 

いきなり壊れたので一誠はまた大きく驚き、だが直ぐに【ビルドドライバー】から音が流れた

 

〈龍騎!〉

 

それと共に砕け散ったアーマーはそれぞれ集まって形を取り、変身音と共に3つの鏡のようなアーマーが出来上がってひとつに重なった

 こうして『仮面ライダービルド 龍騎フォーム』へと姿を変えた

 

ビルド「こいつは……へぇー、このベストマッチだとこうなるのか。ってかアイツ、これにしたの絶対"『龍のライダー』と『赤龍帝』の組み合わせ"がしたかったからだろ……それに、【ドラグバイザー】はあるがどうやってカード使う(ブォン)あ、なるほどな」

 

そう言って疑問に思っていると、ドライバーに刺さっているボトル2本の間からカードが生成されて先の方だけが少し生えてきた。そしてそれを引き取ると、早速【ドラグバイザー】に装填した

 

Sword(ソード) Vant(ベント)!〉

 

その音とともに天から【ドラグセイバー】が召喚されて落ちてきて、それをエボルトはそれを直接掴んだ

 

ビルド「っしゃっ!それじゃあやるか。後方支援は頼んだぜ?」

 

アーシア「はい!お任せ下さい!」

 

そしてビルドは【ドラグセイバー】を構えて走っていった。その様子を見て一誠はボソッと言葉が出てきた

 

一誠「部長、アイツは一体何者なんですか?」

 

リアス「詳しくは知らないわ。でも、分かっている事は私たちの味方って事。それで十分しょう?」

 

一誠「ですね!それじゃあ、こいつら全員ぶちのめしましょう!《やるぞ、ドライグ!》」

 

Boost(ブースト)!〉

 

ドライグ《ふん、ようやく目を覚ましたのか小僧。ならしっかりとお礼は返しておけ》

 

一誠《そうだな!》

 

リアス「その意気よ、イッセー!」

 

アーシア「イッセーさん、お気を付けて!」

 

そうして2人の激励を貰うと、少し遅れて一誠も走って行き

 

ビルド「うらぁ!」ブンッ!

 

幽汽「(ガキン!)ぐっ!」

 

一誠「くーらーえー!!!」

 

Boost(ブースト)Boost(ブースト)!!Boost(ブースト)!!!〉

 

幽汽「(ダゴォッ!)ぐああ!?」

 

剣と剣で拮抗状態だった幽汽の身体を思いっきり殴り飛ばした

 

ビルド「来たか。まぁ、俺の足は引っ張るなよ?」

 

一誠「そっちこそ、俺の足引っ張んじゃねぇぞ!」

 

ビルド「へぇー、言ってくれるじゃねぇか。そんじゃあ、第2ラウンドと行こうか!」

 

そうして2人の龍の戦士は幽汽と再び対峙した。その後ろ姿を見送った2人は再び構えを取ると、レオソルジャー達が正面にまだまだ寄ってきた

 

リアス「さて、アーシア。まだまだ行けるわね?」

 

アーシア「も、もちr「クゥ〜〜!」あっラッセー君!」

 

ラッセー「クギュィィィイ!」バリバリバリバリ

 

ラットFG「ギェァァァア!?」

 

するとラッセーがクミとエリから離れて飛んでくると、いきなりラットFGに向けて雷電を放った

 

リアス「ふふっ、これは心強い助っ人が来たわね。さぁ、同じ失態は犯さないようどんどんと捌いていくわよ!」

 

アーシア「はいっ!」

 

そうして、一撃必殺乱射のリアスと過剰保護状態のアーシア&ラッセーは先程よりも効率よく、かつ隙をカバーし合う戦い始めた

 


〈 界時抹消!〉

↓戦場から少し離れた一軒家の屋根↓

〈 再界時!〉


 

六柱のサバト「キィィィィィイ!」ダンダンダンダァン!

 

「「「はぁぁぁぁ!」」」

 

???「この世界のエボルトを見ると、"ビルドの世界"に訪れた際にあったあっち(本編通りなエボルト)と全く違う事で毎回違和感が凄いなぁ。それに前来た時には居なかった彼らの扱う力も初めて見るね……まぁ、僕の行動の邪魔しなければどうでもいいけど。さて、そろそろ動き始めるとしようか」

 

六柱のサバトと3人が戦っている様子を屋根の上で1人座りながら眺めていた男がそこから降りると、地面に着地する前に発生した【オーロラカーテン】に飲まれて姿を消した

 


〈 界時抹消!〉

↓元の場所へ↓

〈 再界時!〉


 

理「ハァ…ハァ…MPがついに4分の1を切ったよ」

 

悠「ハァ…ハァ…俺はHPだ」

 

デザスト「なら回復しとけ…と言いたいが、その隙をアイツは逃してくれなさそうだよな」

 

そう言って疲弊している理と悠の前に【グラッジデンド】を構えて立つデザスト。すると

 

???「なら隙を作ればいいんだね?」

 

デザスト「は?」

 

ババババキュウン!

 

六柱のサバト「ギィィィィィイ!?」ガァン!

 

その声と共に無数の光弾が六柱のサバトを襲い、後ろに少々吹き飛んで民家に激突した。そして3人の後ろから1人の青年がシアンカラーの銃口を六柱のサバトがいる所に向けている状態で立っていた

 

???「(カチャカチャッ!)ほら、今だよ?」

 

悠「誰かは知らんが助かる!【ソーマ】!」パララァン

 

理「(パララァン)……まさかこれも売ってるとは思わなかったよ。流石に1日1個限定な上に10万円もかかるなんて思わなかったけども。まぁ効果を考えたら納得…かな?」

 

そう言いながら銃をクルクルと回し、その間に2人は回復アイテムを使って回復していた

 

デザスト「テメェ、一体何もんだ?」

 

大樹「僕かい?僕は『海東 大樹』、『お宝』を求めて世界を渡り歩いている怪盗さ。まぁ別の呼び名は……」

 

そう言いながら大樹は【カメンライドカード】を3人に見せると

 

大樹「通りすがりの仮面ライダーさ、覚えておきたまえ

 

KAMENRIDE(カメンライド)

 

そのまま【ネオディエンドドライバー】にカードを装填して【フォアエンド】をポンプアクションさせると、待機音が流れている中段々と銃口を真上に向けていき

 

大樹「変身!

 

DIEND(ディエンド)

 

その言葉と同時に引き金を引いて【ライドプレート】が真上に飛ばされると同時に周囲に[赤][青][緑]のカードに描かれた姿が地面と並行して縦横無尽に移動していくと大樹の身体に重なって姿を変え、最後に【ライドプレート】が回転しながら真上から落ちる形で頭に刺さって装着された

 こうして、この世界に『仮面ライダーディエンド』が現れた

 

一誠「おりゃあ!」ドガッ!

 

幽汽「ぐあっ!このぉ!」ブン!

 

そうして飛びかかりながらぶん殴り、それに対して幽汽が剣で反撃しようとしたが

 

ビルド「おっと(ガキンッ!)ほーらこれで隙だらけ」

 

一誠「俺がその隙でぶん殴る!」

 

Boost(ブースト)!〉

 

幽汽「ごふっ!?」

 

「「からのでりゃあ!」」

 

幽汽「ぐはぁ!?」

 

その攻撃をビルドが【ドラグセイバー】で受け止め、それで出来た隙を狙って一誠が幽汽の腹部を思いっきり殴り、そして同時に蹴り飛ばした

 

一誠「よし、俺でも十分に戦える!」

 

ビルド「いや心配だったのかよ、あんな啖呵切ったのに」

 

一誠「うっせ!……って、なんか新しいのが居る!?」

 

そう軽く話していると、一誠がディエンドに気がついて指を指した。それをビルドが指を指した方を目で追うと

 

ビルド「あ?急にどうし……って、いつの日かの合宿で俺の部屋に入ってたコソ泥じゃねぇか!?」

 

同じく気が付き、その瞬間にこの距離の状態で過去を思い出しながらキレ始めた。実は第16話と第17話での合宿中、『出張版エボルト工房』に入ってくると【NEOトランスチームガン】を盗んでいっていたのである(光刃にはその時はレーディングゲームが近かったので言っておらず、その後もタイミングが合わずで話せていない)

 

ディエンド「やぁ、久しぶりだね。というかあの時は君の『お宝』の妥協として貰ったまでだよ」

 

ビルド「だからといって、予備で作っておいた【NEOトランスチームガン】を盗ってくなよ!アレ1個作るのに早くて1ヶ月、遅くて1年もかかる代物だぞこの野郎!」

 

ディエンド「あぁそうなの?だからといって返す気は更々無いけどね」

 

ビルド「あんのやろぉ、敵味方とか関係なくぶっ飛ばしてぇ…!」

 

一誠「……お前も結構苦労してんだな」

 

そうあっけらかんと言ってきたディエンドにビルドはさらにキレ気味になっていた。その内容を聞いた一誠も今回ばかりは流石に同情していた

 

デザスト「で、その泥棒さんがわざわざ戦場に来て何の用だ。まさか、『この世界を守る為に一緒に戦う』とでも言う気か?」

 

ディエンド「まぁ、目的をあらかた纏めるとそうだね」

 

デザスト「……は?」

 

そしてデザストが聞いてきたが、それを直ぐにディエンドが肯定した為に硬直して聞き返した。それは理達も同じだったようで

 

理「どういう事です?僕にはそうする事で得られる貴方のメリットが分からない」

 

ディエンド「何、意外と簡単な理由さ。後輩くん…光刃にとっての最高の『お宝』は”この世界そのもの”と”そこで出会ったかけがえのない縁”、そして僕の嫌いな言葉でもある”仲間”って言っていたからね。それを今傷つけられているんだ、他人の『お宝』を傷つけられている様子をただ見ているだけって趣味を僕は持って無いし、むしろ嫌いってだけさ。それに、士はあっち(過去)にいるなら、僕はこっち(現代)でって感じね?」

 

至極真っ当な質問が理から飛んでくるが、ディエンドはそう話すと右手指を銃を打つポーズを取り、一瞬だけ軽く首を傾げた

 

悠「な、なるほど……なのか?とりあえず、あいつの『お宝』が”仲間”か。俺も…いや、俺たち《愚者のペルソナ使い》もそれは同じだな。『仲間』達との絆が、俺たちのこの力として今確かにある、つまり世界が変わっても、今も変わらず繋がっている……」

 

ディエンド「やめてくれたまえ、僕の前でそれだけ嫌いな言葉を使うのは」

 

デザスト「いやその始まりはお前だろうが……」

 

それに悠は首を傾げながら若干納得しているようなしていないような様子を見せるが、ディエンドはすごく嫌そうな反応を見せて数歩下がり、デザストがそれに突っ込んだ。すると

 

六柱のサバト「キガァァァァァァァア!

 

先程光弾に襲われた六柱のサバトが怒った様子で再び現れた

 

理「さて、そうなるとここからは4体1…かな?」

 

ディエンド「いや、8対3さ」

 

悠「え?「「ぐあぁ!?」」っ!」

 

六柱のサバト「キガェ!?

 

そのやられ声と共に彼らの真上をレオイマジンとアルビノレオイマジンが飛んでいくと六柱のサバトに激突して転がり、追うようにゼロノスがディエンドの隣に来た

 

ディエンド「やぁ、調子が良さそうでよかったよ」

 

ゼロノス「……(コクッ)」

 

ディエンド「さて、それじゃあ呼ぶとしよう」

 

そう言うとディエンドは【ライダーカードホルダー】を開けると、そこから3枚のカードを取り出して表面を見せ、そして1枚装填して【フォアエンド】をポンプアクションさせた

 

KAMENRIDE(カメンライド) SHINOBI(シノビ)

 

そして元に戻すとまた1枚装填して同じく【フォアエンド】をポンプアクションさせた

 

KAMENRIDE(カメンライド) QUIZ(クイズ)

 

そしてまた元に戻すと、最後の1枚もまた同じく装填して【フォアエンド】をポンプアクションさせた

 

KAMENRIDE(カメンライド) KIKAI(キカイ)

 

そうして3枚のカードを装填している【ネオディエンドドライバー】を正面に向けると

 

ディエンド「行ってらっしゃい

 

その言葉と共に引き金が引かれ、そこから[赤][青][緑]のカードに描かれた姿では無い者が3×3の計9体が縦横無尽に移動していくと、それぞれ1つに重なり3人の人となった。それがカードに描かれていた姿と全く異なっていた為に困惑しながら聞きに行った

 

理「あの……あなた方は?」

 

蓮太郎「俺は『神蔵(かぐら) 蓮太郎(れんたろう)』、2022年にて影となりて力無き者を守る『仮面ライダー』だ!」

 

主水「俺は『堂安(どうあん) 主水(もんど)』だ。2040年で『仮面ライダー』として戦っている」

 

レント「『真紀那(まきな) レント』。2121年で人間を護る『ヒューマノイズ』で、『仮面ライダー』だ」

 

悠「3人とも仮面ライダー!?ということは、その銃は仮面ライダーを召喚する力を持っているのか!」

 

ディエンド「ご名答。まぁヒントがほぼ答えだったわけだし、分かって当然かな?」

 

デザスト「へぇ〜、銃ってところがあんま気に食わねぇが、面白いもんだな」

 

そして帰ってきた答えを元に悠がディエンドの能力を言い当て、それをディエンドは肯定してデザストはその能力を興味深そうに見た

 

蓮太郎「よし、行くぞ!」

 

そう言うと蓮太郎は【シノビヒョウタン】を取り出し蓋を開けて傾けると、そこから液体が出現して液体は腰の正面に集まると、【シノビドライバー】が腰に装着されると共に【メンキョカイデンプレート】も同時に生成されて手に持ち、待機音に合わせて激しい動きを繰り出した

 

主水「あぁ、こいつらの悪行を止める!」

 

それに続いて主水は首につけているクエスチョンペンダントに触れると【クイズドライバー】が腰に出現し待機音が流れ始め、上着の内ポケットから【クイズストッパー】を取り出して[?]状の『クエスチョンモード』になった

 

レント「俺のBFFにかけて、人間達を守り抜く!」

 

最後にレントは左右の腰につけられているラチェットからそ【スパナーダー】を取り出すと腰に【キカイドライバー】が現れ、【スパナーダー】を上空に投げた

 

「「「変身!」」」

 

そして3人が声を合わせてそう言うと、蓮太郎は【メンキョカイデンプレート】を装着して【シュリケンスターター】を回転させ、主水は【クイズドライバー】に【クイズストッパー】を装填し、レントは落ちてきた【スパナーダー】を掴むと【スクリューダー】に組み合わせて装填した

 

〈誰じゃ?俺じゃ?忍者!〉

 

まず蓮太郎の【シノビドライバー】から巻物のような物が現れると、背後に巨大なガマガエル・【クロガネオオガマ】が現れると口から防具が吐き出され、蓮太郎の身に纏われていき姿を変えると【クロガネオオガマ】は煙と共に姿を消した

 

ファッションパッションクエスション!

 

次に主水の後ろに『クイズ タイムショック』を連想させるエフェクトが現れると、大きな[]と[‪✕‬]がエフェクトの内側に現れる。そして身体に【クイズストッパー】と同じ柄の[?]が纏われるとその姿を変え、大きな[]と[‪✕‬]がエフェクトから飛び出て周囲を飛ぶと、【リザルトアーマー】に装着された

 

〈デカい!ハカイ!ゴウカイ!〉

 

最後にレントの【キカイドライバー】から周囲に8つのパーツが生成されると身体に装着されてると共に【KKマッドプルーフ】が内側を包み、そして8つの工具型エネルギーがそれぞれの接続部を締めると【スパニーホーン】がX字で顔の【EMGクラッシュボルト】に装着された

 

〈シノ〜ビ!見参!〉

 

クイズ!

 

〈仮面ライダーキカイ!〉

 

 

シノビ「(しのび)”と書いて、”(やいば)”の”心”!『仮面ライダーシノビ』!

 

クイズ「救えよ世界!答えよ正解!『仮面ライダークイズ』!

 

キカイ「鋼のボディに熱いハート!『仮面ライダーキカイ』!

 

そうしてここに、3人のミライダーが召喚された

 

悠「なるほど決め台詞か、俺も何か考えた方がいいかな……」

 

理「というか後回しにしたけども、2121年まで仮面ライダーって続いてるんだね……」

 

デザスト「つーか、俺の中で”は聖剣に選ばれ変身する戦士を『仮面ライダー』”って認識なんだが……まぁもう今更か」

 

その3人の後ろに立つ3人はそれぞれの感想を零した。すると突然クイズがレオイマジン達に向けて指を指すと

 

クイズ「問題!『俺はお前達と戦う』。(マル)か‪‪‪✕(バツ)か?」

 

そう言って胸の[]と[‪✕‬]それぞれに親指を向けた

 

レオイマジン「なんだ突然!」

 

アルビノレオイマジン「貴様、巫山戯てるのか!」

 

突然クイズを出された2体のイマジンは当然困惑し、逆ギレしてきた。そして困惑したのはもちろん知らない彼らも一緒である

 

悠「突然何をしてるんだ?」

 

キカイ「そういえば言い忘れてたな、『仮面ライダークイズ』は能力発動をするのに問題を出題するんだ」

 

シノビ「そしてその問題に不正解、もしくは解答出来なければ……」

 

それにミライダー2人がフォローして教えてる途中でクイズはそんな事をお構い無しにクイズは右腕を曲げると

 

クイズ「正解は……(マル)だ」

 

バババリバリバリ!!!

 

「「ぐぁぁぁぁぁあ!!!」」

 

六柱のサバト「キガァァァァァァァア!?!?

 

シノビ「あんなふうに防御不可の電撃が飛んでくる。まぁ言う俺も、光刃に聞いただけで見るのは今初なんだけどな」

 

理「いや何その初見殺しな上に使用者にも知識が問われる固有能力は……」

 

親指で胸の[]を指さすと強力な電撃がレオイマジン達を襲った。そして説明の途中で実際にその光景が見れたおかけで理解はすんなりしたが、また別の意味で困惑したのだった。そしてクイズが顔だけ振り向くと

 

クイズ「よし、行くぞ」

 

ゼロノス「……(コクッ)」

 

理「ま、だね」

 

悠「あぁ、やるぞ!」

 

シノビ「今回ばかりは忍ぶどころか暴れるぜ!」

 

デザスト「さぁてっと、俺はデカブツオンリーでやるとするか」

 

キカイ「俺もそちらオンリーで手伝おう。破壊なら尚更専売特許だ」

 

六柱のサバト「キィィィィィイ!」ダンダンダンダァン!

 

「「「「「「はぁぁぁあ!」」」」」」

 

そう一言だけ伝え、六柱のサバトが起き上がって球を放出してきた事が合図となって7人は駆けて行った

 

ディエンド「さて、それじゃあ僕は保険でもかけておこうかな」

 

ただ1人走らずに後ろへ下がったディエンドはそう言うと、過去に『白ウォズ』から盗んだ【未来ノート】に一行綴った

 


〈 界時抹消!〉

↓過去組:デンライナー食堂車↓

〈 再界時!〉


 

(アナウンス音)

 

ナオミ「まもなく、目的の時間に到着します。お忘れ物等が無いよう、改めてご確認くださーい」

 

一方の過去組は、【マシンデンバード】にチケット挿入済みの【ライダーパス】を装填して数分後、車内にナオミの放送が響いていた

 

モモタロス「っへへ、ようやくか。腕が鳴るぜ!」

 

オルタ「オレもだ、あーワクワクが止まらねぇ……!」

 

エックス「ふっふっふっふ……私の剣が『纏めてぶった斬り倒したい』と疼いています!」

 

蓮「好戦的が3人……」

 

エミヤ「バカばっかと言うべきか否か……」

 

ユーリ「というかお前の場合は表に出て戦えるかも分からないけどな。まぁそれは俺もなんだが」

 

それを聞いたモモタロスとオルタとエックスはうずうずし始め、蓮とエミヤとユーリはため息ひとつついていた

 

幸太郎「そろそろだな、じいちゃん」

 

良太郎「うん、2人とも体調とかは大丈夫だよね?」

 

侑斗「お前と一緒にすんな、俺はそんなにヤワじゃない」

 

そして席でそれぞれお茶を飲みながら談笑する3人の仮面ライダー。その様子を少し離れた場所でデネブは『唐草模様の風呂敷』を頭に被って椅子の影からウンウンと嬉しそうに覗いており、近くには『異世界通信自動浮遊カメラ(仮)』も同じような感じに浮遊して見ていた

 

オーナー「ハナ君、これを予め預けておきますね」

 

コハナ「あ、ありがとうございま……っオーナー、これって……!?」

 

そう言ってオーナーは黒い布袋をコハナに渡し、受け取ったコハナは手の感覚的に速攻で気づいてオーナーの顔を見た

 

オーナー「恐らく、この時間での戦いが1番激しくなるでしょう。なら、クライマックス以上のクライマックスをモモタロス君たちに期待してもいいと思いましてねぇ〜。報酬は…そうですねぇ……『勝利の帰還』、ということで」

 

そしてその時にオーナーはニッコリとしていた。するとオルタと共にコーヒーを飲んでいたモモタロスが振り向くと

 

モモタロス「っへ、オーナーのおっさん!そこのハナクソ女に何渡したかは知らねぇが、俺達が負けるわけがねぇだろ!本当にそんな報酬でいいのかよ」

 

オーナー「おや、それもそうですか。なら…何がいいですかねぇ〜……」

 

士「適当にそこのバカどもに何か歌わせたらいいだろ」

 

マシュ〈歌……〉

 

琴音「でもせっかく歌うのなら……」

 

そのタイミングで食堂車にいなかった士が入ってきた。そして後に続くように

 

光刃「いってぇ〜……士さん絶対手加減してませんよね、さっきの一撃」

 

士「当然だろ」

 

おでこを抑えながら光刃もやってきて、それを士は(ふっ)と息を吐いてから答えた

 

ダ・ヴィンチ〈あ、光刃君。そろそろ着くってよ〉

 

光刃「お、ようやくか。さぁて、それじゃあ戦う前に準備運動とかしといた方が良いk「〈光刃君(先輩)!後で歌ってくれないかな!(ませんか!)(ガタガタガタッ!)〉う、歌?何を唐突に……」

 

ユーリ「というか今、そこの部屋とは別の場所で椅子が倒れる音が聞こえた気が……」

 

そしてダ・ヴィンチちゃんからの言葉に光刃は手を顎に当てて考え始めたが、そこに割り込む形でマシュと琴音が興奮しながら聞いてきた。ちなみに小さな音の正体はレクリエーションルームに既に着いていたサーヴァント(マスターガチ恋勢全員揃い済)がそれを聞いて立ち上がった事によるものである

 

アル「なるほど、歌ですか」

 

オルタ「そーいや、オマエらは聞いたこと無かったな」

 

ウラタロス「うん、いいんじゃない?それで」

 

キンタロス「せやなぁ、なら光刃も一緒にワイらと歌おうか」

 

リュウタロス「やったね!じゃあ僕と一緒に踊ろうよ!答えは聞いてない!」

 

光刃「えぇ…どうしてそうなったのかの流れを知らないまま拒否権が消えたんだが……まぁよし、全部終わったら場所決めてやるか」

 

モモタロス「そう来なくちゃな!」

 

そして光刃だけは全くわかってないまま話は進み、それでも承諾して決定した。それと同時にカルデアのレクリエーションルームは大盛り上がりするのだった

 

ゲイツ「その前にこの事件の解決だぞ、全く…わかってるのか?」

 

ソウゴ「まーまーゲイツ。今くらい、ね?」

 

ウォズ「そうだぞゲイツ君、『張り詰めた糸はすぐ切れる』と言うだr「お待たせしましたー、『特製オリジナルコーヒー』でーす」……ツクヨミ君、このコーヒーいらないかい?」

 

ツクヨミ「自分で頼んだんだから自分で飲みなさいよ「はーい、ツクヨミちゃんの『アイスティー』でーす」ありがとうナオミさん」

 

その様子をまた別の席で見ていたゲイツは溜息をつき、それをソウゴとウォズはフォローをした。が、ウォズのテーブルの前に『特製オリジナルコーヒー』が出された事で顔色を変え、ツクヨミに助け舟を求めたがすぐに拒否されていた

 

 

決戦地の時間への到着は…次回




Q.どうしてディエンドを出した?
A.こうでもしないと15000文字以上にする内容が思いつかなかった



マーリン「という訳で今回の本文は終わりだよ読者のみんな。え?『前回ボコボコにされてなかったか』……だって?それはまぁ、『次の話に行ったら怪我とかが何事も無かったように治ってる』……『仮面ライダー作品』のあるあるだろう?そういうこと。そして本編での私はジーク君の車両に避難しているよ」
LA(レディア・ヴァロン)「さぁて、それじゃあここからは私達が後書きをしようじゃないか。あ、でも分からないところもあるから前書きから彼を連れてきたよ」
ウォズ「何だこの悪夢は…何故作者ではなく私なんだ……」

マーリン「彼はもう逃げたからね。という事で、『今回のアンケート』だ。って、何か知ってる?」
LA「今回のは『ディケイドのFFR(ファイナルフォームライド)、セイバー1人で大丈夫?』って置きメモに残してあったよ」
ウォズ「なるほど、つまり『FFR オールライダー』のカードを使うか否かという事か」
LA「あ、でも選択肢には『平成9ライダーもFFRしろ』と『平成18ライダーも出してFFRしろ』ってのもあるよ」
ウォズ「何、私の知らないのもあるだと!?」
マーリン「あ、でもそれは他の人のを使うらしいね。ちなみに許可は既に貰っているみたいだし」
ウォズ「……どうしてその行動は早いのにこちらは終わらないんだ」
LA「まぁそれはリアルの方で将来がかかった(いくさ)をしているのもあるけども、詳しく言ったら私がこの作品から出禁を貰ってしまうからね。まぁそういうことだと言う事で納得してくれ」

マーリン「さて、今回はこれで終わりだよ。理由は作者がいないから『今回の裏設定(?)』が出来ないからね。というかあれがまぁなんも言われなかったら次話からこれが入れ替わるみたいだよ」
LA「うーん、それじゃあこれで終わr「ようやく見つけたよ、マーリン」あ、アーサー!?どうしてここに!?はっ、まさか……!?」
ウォズ「私が呼んだ。これ以上、こんな地獄のような空間は嫌なのでね」
マーリン「ははっ、ご愁傷さまだn「マーリン、まだ息がありましたか」「今度は2人がかりですよ」げっ、異聞帯のモルガンにアルトリア・アヴァロン。まずい逃げないと」
アーサー「十三拘束解放(シール・サーティーン)──円卓議決開始(ディシジョン・スタート)
AA(アルトリア・アヴァロン)理由提供
LA「あっAA!?キミ聖剣の概念だからって、私の声真似で封印解除は流石に無法すぎるぞ!著作剣侵害だ!」
モルガン「そう、いいでしょう。私の足元で許しを請いなさい。聖剣なぞ、この程度!
マーリン「おっと、これは逃げれないな。アーメンってやられる前に言っておこう」
アーサー「これは、マーリンに鉄槌を下す一撃であるである──
AA「全承認
LA「うっそぉ!?私そこまでのことしたかい!?」
AA「ついでに両者に『夢魔が激痛で次話投稿まで苦しみ続ける魔術』をバフさせておきますね」
マーリン「終わったねこれ、どう足掻いても絶望だよ」
アーサー「約束された勝利の剣(エクスカリバー)』!!
モルガン「落ちよ──はや辿り着けぬ理想郷(ロードレス・キャメロット)
「「ぎゃぁぁぁぁぁぁあ!!!」」
ウォズ「ということでこちらは終了です。あとは……(ピピピピッ)おっ、来たね。(ピッ)やぁ、捕まえた?」

 〜エボルト side〜
エボルト「あぁ、今は野郎を縄で吊るし上げてるところだ」
作者「あのー、ここから助かる道は……」
「『ない』」
作者「デスヨネー」
ウォズ『それじゃあ、そっちは頼むよ」
エボルト「あいよ。(ピッ)それじゃあ今日の処刑ターイム!」
作者「え!?ここからでも入れる保険があるんですか!?」
エボルト「ねぇよ、あってたまるか。という事でほいっ」トスッ
作者「むぐっ……苦っ!?何だこのクレープ!?」
エボルト「ゴーヤクレープだとよ」
作者「で、でも2つだけならなんも…「あ、[バイバイン]つけてるってよ」……へ?」
エボルト「お、4つに増えた」
作者「あっこれ俺詰んだやつや」
エボルト「そんじゃあ頑張れよ。ちなみにここは俺が空間いじってるから外に漏れることはないぜ」
作者「ワーナラアンシンダナーデモオレハタスケテクレナインダロウナー」
エボルト「当たり前だ。じゃあな」
作者「いやぁぁぁぁ助けてぇー!!!」



エボルト「っと、てなわけで今回は終わりだ」
ウォズ「さて、ちゃんとシバいてきてくれたんだろうね」
エボルト「あぁ。今頃『バスクケーキ』さんの[バイバイン]で1分ごとに倍になっていくゴーヤクレープに苦しんでる頃だろう」
ウォズ「ご、ゴーヤクレープ?まぁいいか。それでは〆としよう」
作者(霊体)「ですな」
エボルト「そして既に逝ったのか。てかなんで来てんだお前」
作者(霊体)「だって、後書きの〆にも出たいし……」
ウォズ「それなら前書きに出てくれ……」
エボルト「まっ、もう今更だな」
作者(霊体)「あ、最近新作予習の為に『戦姫絶唱シンフォギア』のキャラクターソングを聞き始めました。普通に曲好きになりました」
ウォズ「チョロい……」
作者(霊体)「まぁまだ本編は見れてないんだけどね。うちの近くにゲ〇とか無いんだよ…そしてア〇ゾンプライム系統も(所持金問題で)契約してないし……」
エボルト「はぁ、先が思いやられる。ってまず今をやれ」
ウォズ「やれやれ……それでは終わるとしようか」
作者(霊体)「後書き文字量が…少ない……(当小説比)」
エボルト「やれやれ、それじゃあ読者諸君!次回の投稿まで
「「Ciao(チャオ)」」
エボルト「……お前もやれよ」
ウォズ「嫌だよ」


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第34話 〜聖なる盾の騎士、蒼と獄の炎。〜

 前回の出来事
・一誠が憑依から解放される
・ディエンドが現れて3ミライダーを召喚
・デンライナーは決戦直前でも相変わらず賑やかです

[残りライフ×9411]
作者「はぁ、当分ゴーヤはいいや」
光刃「いや無限のゴーヤだけでライフ10も減ったのかよ」
作者「だって途中から圧死が始まったからね」
光刃「あっ⋯⋯(察し)」
作者「てなわけで前回のアンケート…では無く前々回のアンケートを纏め忘れてたからそこを集計だ!」
光刃「お前がサボるなんてするから……」
作者「うるせぇ!こっちだって面倒くさい事は避けたいんだよ!」
光刃「作者としての責任を持てやこの野郎!」
オルタ「つーことで先制右ストレート!」
作者「げぶはっ!?」
光刃「お、オルタじゃん。どうしてここに?」
オルタ「なんか視聴者達に向けて超がつくほど申し訳ねぇ事を言った輩を感じ取ってな。とりあえずアイツが沈んでる間に進めるぞ」
光刃「お、おう。それで、アンケート内容は『ジオウ組、変身するのは……』だったな」
オルタ「そしてその結果、『殺意マシマシ 最終フォーム』が38票獲得して決定だ。いやぁー平成を相手にするとかおっかねぇ」
光刃「平成を相手にするっていうパワーワードやめろ」
作者「うぅーん、右頬がめっちゃ腫れていってぇ……」
オルタ「あ、クズ作者め起きやがったか」
作者「クズって酷いな!否定はしないけど」
光刃「しないんなら反論すんな」
作者「と、そうえいば今回侵也以外の転生者が複数出ます」
オルタ「へぇー、何人?」
作者「5人」
光刃「多っ!?」
作者「ちなみに使用許可は貰ってます」
オルタ「借りキャラかよ……」
作者「てなわけで今話もよろしくお願いします」
光刃「その前に…」
〈アクセル!ほうほう……〉
〈エンジン!マキシマムドライブ!〉
オルタ「前回分も含めての処刑だ」
〈エターナル!ほうほう……〉
〈エターナル!マキシマムドライブ!〉
作者「ちょ、何勝手に持ってきてんの!?」
光刃「いいだろ別に、今回出るんだし」
オルタ「いわば先行登場的な奴だ。てなわけで地獄を楽しんで来い!」
〈〈習得一閃!〉〉
作者「イヤァァァァァァァア!!!」
〈GAME OVER〉
光刃「絶望がお前のゴールだ。という事で本編どーぞ」


その時代は、戦場であった。神と天使・悪魔・堕天使の三種族は三つの勢力となって長期にわたって戦争をし、混沌を極めていた。だがそこにある日突然

 

ドライグ「グォォォォオ!!!」

 

アルビオン「ギャォォォオ!!!」

 

ドグォォォォオン!!!

 

神さえ屠ると言われる"二天龍"、赤龍帝『ドライグ』と白龍帝『アルビオン』がよりにもよって三大勢力の戦場でバカみたいな規模での喧嘩をし始め、その戦いにより三大勢力それぞれに甚大な被害を与えた。この非常事態に、三大勢力はすぐに停戦協定を結び"二天龍"に攻撃を仕掛け、その後"二天龍"はそれぞれ『神器(セイグリット・ギア)』に封印された………というのが正規のこの世界での歴史である。だがこの三大勢力が"二天龍"と戦っている時間に

 

ガオウライナー「GUGGYAAAAA!!!

 

招かれざる客である『ガオウライナー』と後ろに連結している『ネガデンライナー』が現れてしまった

 

ドライグ『なんだ?あの鉄の塊は』

 

アルビオン『奴も我らの戦い(喧嘩)の邪魔をする気か、撃ち落としてくれる!』

 

そう言って"二天龍"はそれぞれ『ガオウライナー』と『ネガデンライナー』に攻撃を開始するが、それを2両に分離した後に全て躱された

 

ドライグ『くっ、チョロマカと!』

 

アルビオン『ええい鬱陶しい!』

 

そうしていると突然『ネガデンライナー』がバトルモードに変形し、『ギガンデスハデス』『ギガンデスヘル』『ギガンデスヘブン』がそれぞれの車両から現れて攻撃を開始し、『ガオウライナー』も後続車両からミサイルを発射し始めて爆煙で視界を悪くさせた

 

ドライグ『ぐっ、小癪な……』

 

アルビオン『これくらいの攻撃で、我らに効くと思うな!』

 

ネガタロス〈そうか、なら特大のをお見舞いしてやる〉

 

そう『ネガデンライナー』のスピーカーから声がすると

 

ガオウライナー「GUGGYAAAAA!!!

 

ガブギッ!

 

ドライグ『ゴハッ!?』

 

アルビオン『グガァッ!?』

 

煙を突き抜けて『ガオウライナー』が2体の身体をキバで喰いちぎるという強烈な一撃を与えると

 

ネガタロス〈こいつはおまけだ〉

 

ダゴォォォォン!!!

 

ドライグ『グアアアアア!!!』

 

アルビオン『グアアアアア!!!』

 

その煙の晴れた景色の先で待ち構えていた『ネガデンライナー』が最大チャージした『ネガカノン』をぶっぱなされて、身体を貫かれた2体は断末魔と共にそのまま息絶えた

 

ガオウライナー「GUGGYAAAAA!!!

 

そして勝利の雄叫びのような叫び声と共に『ガオウライナー』は再び『ネガデンライナー』と連結して、『ネガデンライナー』も武装を仕舞うと地面の上を通過し、通り過ぎた後には大量の怪人と数人の人物が立っていた

 

侵也「さて、お前達には世界征服という目的の為に平伏してもらおうか」

 

ネガタロス「従わねぇのなら、あのそこで横たわっている龍と同じ末路になるがな」

 

牙王「それとも…テメェら全員、俺に喰われたいか?」

 

そう言って迫ってくる3人

 

アザゼル(まずいな、ウチの連中がこういうのに従うとは到底思えねぇ。これ以上失うのはまずいんだが……)

 

ミカエル(それに、あの鉄の乗り物の圧倒的な力、そして彼から感じる醜い力の気配……我らの神を失ってしまっている手前、心を折るのにも十分な理由です)

 

セラフォルー(あいつら自身にも私たちくらい…もしくはそれ以上の凄い力を感じる。私のいつものキャラを保てないくらい本当に不味いわ……)

 

サーゼクス(くっ、せめて四大魔王様が未だに存命していれば……)

 

そしてその決断に一部の者は自分の命を散らしてでも抵抗する気で、また一部の者は絶望してヘタリ込んでいた。そんな状況下の中

 

光刃〈列車がー参りまーす。特に白線とかはありませんが、とりあえずお下がりくださーい〉

 

オルタ〈なんだそのアナウンスの忠告は!?〉

 

ナオミ〈それよりも勝手にマイク使わないで下さいよー!それも私の仕事なーんーでーすー!〉

 

侵也「何だ?」

 

突然響き渡ったアナウンスと共に『デンライナーゴウカ』と『ゼロライナー』が交互に侵也達と三大勢力の間を通過し、通り過ぎた後には光刃達勢力が立っていた

 

カドック〈なんだあいつら……〉

 

ホームズ〈ふむ、状況から察するにあれ全員が敵だろう。それに……〉

 

マシュ〈先輩の後ろにいる方々、全員に羽根が付いてますね〉

 

ダ・ヴィンチちゃん〈悪魔っぽい羽根だから『悪魔』と仮定すると、白い羽根が『天使』で黒い羽根が『堕天使』かな?〉

 

光刃「知ってる顔がいるからそうっぽい。けど三大勢力がこんな戦火だったであろう場所に揃っている、となるともしや……あの"大戦争"の時代か?」

 

オルタ〈なるほど、確かにここなら三大勢力が揃っていて、そして手っ取り早く支配するのにもうってつけの時間って訳だな〉

 

モモタロス「まっ、俺たちがそんなことさせねぇがな」

 

良太郎「うん」

 

ソウゴ「だね」

 

そう言って全員はやる気満々でいた。その様子に侵也は苛立って叫んだ

 

侵也「貴様ら、一体何度邪魔すれば気が済む!」

 

ゲイツ「邪魔をするに決まっているだろう!そんな事を企てているというのに」

 

ウラタロス「そうだよねぇ。なんてったって僕達『仮面ライダー電王』は、愛と正義のタイムパトロールだし」

 

侑斗「なんだそれ、お前達いつの間にそんな感じに名乗ってるのか?」

 

幸太郎「少なくとも俺はそう名乗った事ないよ」

 

キンタロス「あぁー…そういやあん時そう名乗っとったな」

 

コハナ「あんた達、私の知らないところで何やってたのよ……」

 

そうして話が思いっきり逸れ始めている箇所とは別に

 

マーリン「そういえばマイロード、君にとっての『シールダー』って言ったら誰かな?」

 

光刃「なんだよ急に…そんなのマシュ一択だろ。何当たり前な事を言ってんだ」

 

マシュ〈せ、先輩っ……!〉

 

オルタ〈まぁお前ならそう言うよな〉

 

迷わず即答した事で通信先でマシュは『パァァ』と顔を明るくさせて、オルタは予想していた通りといった反応だった。それはマーリンも同じようだったようで

 

マーリン「そうだよね。ていう事でこれを用意したよ、それっ!」

 

そう言ってマーリンが地面に杖を数回叩くと、地面に魔法陣が描かれていき完成したのは……

 

ゴルドルフ〈まさかそれは……〉

 

ユーリ〈『英霊召喚』の魔法陣、また見ることになるとはな〉

 

マーリン「そして触媒はこれさ」

 

そう言って取りだしたのは、どこかでよく見た剣だった

 

光刃「……なぁ、それってもしかしなくてもだけど」

 

マーリン「うん、ギャラハッド卿が身につけていた剣だね。もちろん本人の物さ」

 

光刃「だよね!?なんで持ってるの!?

 

マーリン「それはね……」

 

 

〜回想:デンライナー移動中の時間〜

 

マーリン「ねぇギャラハッド卿、ちょっとだけ君の剣を借りていってもいいかい?」

 

ギャラハッド「突然来て唐突に何です?もしかして、召喚の触媒に使う気ですか?それなら断りますよ。僕はそういうの(聖杯戦争)に呼ばれるのは御免なので。というかそれ以前に、貴方に貸したらどうなるか分かったもんじゃない」

 

マーリン「それは残念だ、それなら1年間毎回寝る度強制的に"『デンジャラスビースト』を着たガヴェイン卿やトリスタン卿、ランスロット卿の夢"を見s「分かった貸します、だからそんな夢はやめろ。僕のSAN値が2日足らずで消え去る」おっ、なら有難く借りていくね」

 

 

マーリン「……という事があったんだよ」

 

光刃「げ、外道…あまりにも外道すぎる……」

 

オルタ〈お前、本当に『秩序・善』か?〉

 

ダ・ヴィンチちゃん〈うわぁー、さすがはグランドロクデナシ、やる事が最悪だねぇー〉

 

マシュ〈ギャラハッドさん、あまりにもいたたまれません……〉

 

その説明に全員がドン引きしていると、マーリンがローブの中に持っていた聖晶石3つを取り出して砕き、魔法陣に降り注がせた

 

マーリン「さぁマイロード、詠唱はしなくても大丈夫なようにしてあるから彼女を呼ぶといい。あぁでも、早くしないと召喚用の魔力が尽きちゃうからね?」

 

光刃「あぁもう!こっちはまだ困惑とか色々して状況が追いついてないってのに!」

 

そう言うと光刃は魔法陣に手をかざすと

 

光刃「来い!俺の…いや、元俺(藤丸 立香)の時からの──ファーストサーヴァント!

 

ただ一言、だが力強くそう告げた。すると直ぐにカルデアの方で変化が起き始めた

 


〈 界時抹消!〉

↓カルデア:管制室↓

〈 再界時!〉


 

マシュ「こ、これは……!?なんというのでしょう、懐かしい力を感じます」

 

そう驚いているマシュ、その身体は光り始めていた。その最中に

 

???「ふぁああ…おはようみんな……正直昨日の徹夜でまだ眠いんだけぇぇぇえええええええ!?

 

そう眠そうに管制室に入った薄いオレンジ色の髪の白衣の優男『ロマニ・アーキマン』、通称"Dr.ロマン"が入ってきた。だが、その時に見たのは身体が光るマシュと慌ただしくしているカルデアスタッフ達だったので直ぐに睡魔を吹き飛ばすくらいの絶叫する羽目となった

 

ダ・ヴィンチちゃん「長い寝坊だよロマン!それよりも、今マシュが"元"藤丸君の元に召喚されかけているから調整手伝って!」

 

ロマニ「え!?彼ついに見つかったの!?というか元って何!?」

 

ネモ「後で説明する、だから急いで持ち場に!」

 

ロマニ「わ、わかったよ!」

 

ホームズ「ミス・キリエライト、君はコフィンに入って準備したまえ。こちらも直ぐに終わらせる」

 

ゴルドルフ「また戦場に向かわせてしまう事になるが、くれぐれも死なないよう尽力してきてくれ」

 

マシュ「はい!マシュ・キリエライト、行きま…「良かった、間に合ったか!」む、村正さん!それに、アルトリアさんも!」

 

キャストリア「ゼェ…ゼェ…疲れたぁー……」

 

そう元気に返事をしたマシュはコフィンに向かおうとした時、管制室に重度に疲弊した村正とキャストリアが入ってきた。そして直ぐに、村正は白い布で包まれたとある物を渡した

 

マシュ「あの、これは……」

 

村正「マスターからの依頼品だ。全くマスターめ、よりにもよって生前含めて過去一番の無茶ぶりをしてくれやがって、こんちきしょうめ。正直嬢ちゃんの力が無かったらどうなっていたか」

 

キャストリア「そ、それ見たか村正ァ…でもなんでお前は普通に立っていられるんだ村正ァ……」

 

村正「んなもん根性に決まってんだろ、これをマシュに渡したら(オレ)はぶっ倒れるぞ」

 

こんなボロボロな状況で勢いはほとんどない状況でもいつも通りぶつかり合っていた

 

マシュ「……分かりました。村正さんが作った依頼品、しっかりと先輩にお届けします」

 

村正「ん?おぉ、頼んだぞ。さて、悪ぃがマジで限界だ、後は…マスターに宜しくな……」

 

キャストリア「ちょ、村正ァ!こんなとこで倒れるな村正ァ!」

 

だがマシュが直ぐに頷く返事を送ると、村正はなんとその場に疲労ですぐ倒れて眠りについた。それにキャストリアが慌てながら揺らすが、完全に起きる気配は無かった。その間にマシュは受け取った白い布と共にコフィンの中へと入った

 

アナウンス

〈アンサモンプログラム アサルトスタート。

霊子(りょうし)変換を開始 します。

全工程 完了(クリア)

エマージェンシーオーダー 実証を 開始 します。〉

 


〈 界時抹消!〉

↓元の場所へと↓

〈 再界時!〉


 

そして魔法陣の光が晴れると、そこには

 

マシュ「おまたせしました先輩。ファーストサーヴァントの『シールダー』、『マシュ・キリエライト』到着しました。ってこれは……」

 

マーリン「ふむ…なるほど、そうなるのか」

 

『第2再臨』姿の頼れる後輩が立っていた

 

光刃「もしかして、『ギャラハッド』の剣が召喚の触媒になったから?」

 

マーリン「どうやらその通りみたいだね。さらに補足すると、今回の場合は本当の『英霊召喚』による呼び出しだからね、その力はもう完全に君の力となっているよ。しかも僕が見る感じで言えば、ギャラハッド卿の霊基とは完全に別れている上で、ね?」

 

オルタ〈おいおいマジかよ。ってかオマエは大丈夫か?また戦場に出る事になるが……〉

 

そう驚きつつ、心配をするオルタにマシュは

 

マシュ「ご心配ありがとうございます、でも大丈夫です。私にはもう、私だけの戦う理由がありますから」

 

オルタ〈……そうか、ならオレがこれ以上言うのもおかしな話だな〉

 

迷い無き笑顔でそう答えた為、オルタは直ぐに引き下がった。するとそこに2人のペルソナ使いが寄ってきて

 

琴音「あっ!貴方が通信で聞こえていた声の人だね。うわぁーすごく可愛いー!」

 

マシュ「そ…そんな、可愛いだなんて……」

 

蓮「俺から見ても謙遜する必要は無いと思うぞ。(直感的に、ここに祐介がいたら絶対暴走していただろうからな……ん?)…なぁ、気になったがその手に持ってる白い布はなんだ?」

 

マシュ「っそうでした。先輩、村正さんから『依頼品』としてこちらを預かっています」

 

そう言って白い布ごとマシュは光刃に渡した。それを受け取った光刃は直ぐに白い布をとると、中から出てきたのは【エンブレム】がまだ無い聖剣、ものすごく分かりやすく言うと【火炎剣烈火エンブレム】をつけていない【火炎剣烈火】だった

 

ユーリ〈これはっ!?〉

 

オルタ〈あーなるほど、オリジナルの考え理解したわ〉

 

光刃「さすが俺から別れたオルタ、理解が格段早い」

 

すると近くに来た【通信機】からキャストリアが話し始めた

 

キャストリア〈それ…村正によるとまだ未完成で、真に完成させる為にはマスターが直接握らないと駄目だって言ってました。それと、それまでには誰も直接触っては行けない、()()()1()()()()()()とも。私には全く言ってる意味がわかりませんでしたが……というか、めちゃくちゃ疲れて私も眠いです……〉

 

光刃「ありがとうキャストリア、全部終わったらチョコ作ってやるからな」

 

キャストリア〈わーい、好きな人から手作りチョコが貰えるぅー………zzz〉

 

ダ・ヴィンチちゃん〈あ、こっちも(夢に)落ちた〉

 

そのキャストリアの嬉しそうな声の直後に寝息が聞こえ始め、ダ・ヴィンチちゃんは思わずそう呟いた

 

オルタ〈……とんでもなく酷使させたようだなオリジナル〉

 

ユーリ〈直ぐに倒れて寝息が聞こえ始めるとか、俺も中々聞いた事ないぞ……〉

 

光刃「流石にこれは腕によりをかけたのを渡さないとなぁ……よし!」

 

そう言って光刃は剣を握った。すると突然剣が輝きを見せると光刃の手を弾き、なんと2本に分裂した

 

光刃「はっ!?!?」

 

カドック〈な、剣が増えた!?〉

 

その直後に片方は蒼い炎を纏い、もう片方は黒い炎を纏うと地面に突き刺さり、その2本を中心とするように蒼と黒の炎が光刃のみを中に入れた状態で円形状に燃え上がった

 

侵也「な、何が起きているんだ!」

 

マシュ「せ、先輩!」

 

アル「コウハ!」

 

エックス「コウハ君、無事ですか!」

 

光刃「大丈夫!これは……(ボワッ)熱っ!」

 

突然の事が起きまくり、混乱している侵也達。その一方でそれを心配そうに声をかけるマシュ達に、直ぐに光刃は返事をかけた。そして今の光景を『仮面ライダーセイバー 第1話』をこの状況下の中で勝手に彷彿とさせていると火の粉が顔に飛んできて中断させられた

 

オルタ「十中八九、剣が『オマエ達に扱うこの力、それでを手にする資格があるかな?』って事だろうよ。それに、オレとオリジナルは一心同体だから1回で同時になったんだろうし」

 

ユーリ「俺の場合はあくまでも『聖剣』、そうなったから俺はこの炎の外に追い出されたのだろう」

 

光刃「なるほど、確かに合ってるかもな。って、お前らいつの間にか実態持ってるし」

 

オルタ「お前が火の粉に当たった時、ユーリと共に無理矢理追い出されたんだ。さて、そんじゃあまぁ」

 

光刃「だな、認められに行くか」

 

そしてその隣にオルタが並び立つと、さらに炎が強い剣が突き刺さる場所へと高熱下の中を歩いていった

 

光刃「ぐっ、くっそ熱い……!」

 

オルタ「コイツは【烈火】とはまた違う感じの熱気かっ……!」

 

その熱はとてつもなく高く、何度か後退りもした。だが、同時に光刃とオルタは顔を見合わせると

 

光刃「オルタ、一気に行くぞ!」

 

オルタ「奇遇だな、オレも丁度同じ発案をしようとしたところだ!」

 

そして頷き合うと

 

「「っうぉぉぉぉぉお!!!」」

 

共に剣のすぐ側に蒼い炎と黒い炎の中を火傷を負いながら走り抜け

 

「「っはぁぁぁぁぁぁ!!!」」

 

そして光刃は蒼い炎に包まれた剣を、オルタは黒い炎で包まれた剣を握ると、一気に引き抜いた。その瞬間、周りで燃えていた蒼い炎は光刃の握る剣に、黒い炎はオルタが握る剣へと吸いこまれていく。さらにそれだけでなく

 

覇剣(はけん)ブレードライバー〉

 

突如光刃の腰に出現した【覇剣ブレードライバー】も炎となって消え、2つの炎に混ざりそれぞれの剣に吸い込まれていった。そして炎が全て晴れると

 

新聖剣(しんせいけん)ブレイドライバー〉

 

【火炎剣烈火エンブレム】の色違いに近い物が装着された剣が、【聖剣ソードライバー】を反転させたような色で似た形状のドライバーに納刀されていた

 

光刃「【新聖剣…」

 

オルタ「ブレイドライバー】か……(パシュゥン!)ん?」

 

そして次に、光刃とオルタのポッケからそれぞれ【ブランクWRB(ワンダーライドブック)】が宙に浮いた

 


〈 界時抹消!〉

↓現代↓

〈 再界時!〉


 

アーシア「(シャイン…シャイン…)あれ?光刃さんから預かった本が急に……?」

 

小猫「(シャイン…シャイン…)私のもですね……」

 

それと同時に現代ではアーシアと小猫がそれぞれ渡され、2人とも首ストラップのように持っていた【ブレイブドラゴンWRB】と【ジャアクドラゴンWRB】が輝き始めた。それを不思議そうに手に持って見ようとしたら

 

アーシア「(バシュン!)キャッ!?」

 

ブレイブドラゴン「ギャォォォオン!

 

小猫「(バシュン!)うわっ!?」

 

ジャアクドラゴン「ギャォォォオン!

 

ページが勝手に開き、それぞれ『神獣ブレイブドラゴン』と『神獣ジャアクドラゴン』が現れた

 

幽汽「なんだ!?」

 

一誠「何あれ!?ドラゴ…(ガガガ…「行け!ブレイブドラゴン!」…ガガガ)…ぐっ!今のは…?」

 

ビルド「(ふぅん、記憶には残っていないが、心にはちゃんと刻まれてるってやつか?)まぁ、最終的にはちゃんと思い出してもらわないとだな」

 

突如として現れた2体の龍に幽汽は驚きの声を上げ、一誠は再び記憶にノイズが走り、その様子を見てエボルトは言葉を少々漏らした。その後2体のドラゴンはクルっと『六柱のサバト』の方に顔を向けると

 

ブレイブドラゴン「ギャォォォオン!」バガン!

 

ジャアクドラゴン「ギャォォォオン!」バガン!

 

六柱のサバト「(ドガァン!)ギェアアアアア!?!?

 

それぞれ体当たりで攻撃を行い、大ダメージを与えて吹き飛ばした。その後に2体のドラゴンは向き合うと

 

ブレイブドラゴン「ギャゴォォォォォ!

 

ボァァァァア!!!!

 

ジャアクドラゴン「ギャゴォォォォォ!

 

ボァァァァア!!!!

 

それぞれに向けてブレスを放ち、ぶつかり合うとそれは螺旋を描きながら上空に登って行き

 

グオンッ!

 

そして最高点に達すると空模様も一気に怪しくなり、同時に"空間の穴"がそこに出現した

 

悠「空に穴……?」

 

理「っあそこからなにか来るよ!」

 

その言葉と共に"空間の穴"の景色が『ワンダーワールド』に似たファンタジーながらも近未来感がある世界になった。するとそこから

 

青いドラゴン「ギャォォォオン!

 

明るい青のボディ赤の火が走っているような模様の二足歩行タイプの紫の瞳をするドラゴンが翼を羽ばたかせ出てきた

 

祐斗「また新しいドラゴン!?」

 

グオンッ!

 

さらに"空間の穴"の景色が切り替わると、次は同じ『ワンダーワールド』に似たファンタジーだが全てが滅び燃えている世界になった。そしてそこから

 

黒いドラゴン「ギャォォォオン!

 

禍々しい黒いボディ赤のラインが無数に走っている二足歩行タイプの金の瞳をするドラゴンが翼を羽ばたかせながら出て、"空間の穴"は閉じた

 

デザスト「へぇー、俺も色々と過ごしてきたが、あんな物語の本は見た事も聞いた事もねぇな」

 

青いドラゴン「ギャォォォ!ゴォォォォォン

 

黒いドラゴン「ギャォォォ!ゴォォォォォン

 

ビリュゥゥゥン……!

 

そんな感想をデザストが零すと、2体のドラゴンの目がそれぞれ光らせて大きな彷徨を上げると、その先が交わる場所で今度は"時空の穴"(『MOVIE大戦 MEGA MAX』でアクア達がやって来た時のもの)が出現した。そして2体のドラゴンはその穴に入って行き、直後穴も閉じた

 

ディエンド「へぇ、彼もまた新しいお宝を得たみたいだね」

 


〈 界時抹消!〉

↓元の過去↓

〈 再界時!〉


 

スタッフ1〈強烈な時空の歪みを検知しました!〉

 

スタッフ2〈さらに巨大なエネルギーの生命体もです!〉

 

ダ・ヴィンチちゃん〈なんだって!?〉

 

ロマニ〈藤ま…じゃなかったね。光刃君気をつけて、そこに何か来るよ!〉

 

その後にこの時代の上空に"時空の穴"が出現すると

 

青いドラゴン「ギャォォォオン!

 

黒いドラゴン「ギャォォォオン!

 

そこから現代の"時空の穴"に入っていった2体のドラゴンが現れた。そして2体のドラゴンは光刃とオルタの方を見ると

 

青いドラゴン『お前が俺を呼んだ奴か……なるほど、納得だな』

 

黒いドラゴン『ソシテオマエガオレカ。コレモマタオモシロイ……!』

 

そう喋ってきた。それに全員が驚いている中、光刃とオルタはそのドラゴンの目を逸らさずにいると

 

青いドラゴン『その目、気に入ったぞ!いいだろう、この俺の力、存分に使うがいい!』「ギャォォォオン!

 

黒いドラゴン『オマエガアユンデユク"ウンメイ"、セイゼイオレサマヲユエツサセテモラオウカ!』「ギャォォォオン!

 

一つ咆哮を上げ、それぞれ宙に浮いている【ブランクWRB】に突っ込んで行くと吸収しに行った。その結果表紙等が変わると、それぞれの手元に飛んできた

 

光刃「『Blazing(ブレイジング) Dragoon(ドラグーン)』か……お言葉に甘えて使わせてもらうよ」

 

オルタ「『Disaster(ディザスター) Dragoon(ドラグーン)』ね……いいだろう、オレが楽しませてやる」

 

そしてそのワンダーライドブックのタイトルを読んでそう呟くと、急に敵側にいる『イズ・ベラドンナ』が高笑いを始め

 

イズ「ハハハハハ!!!何?主人公とかでよくある王道的な力に覚醒するっていうやつ?いいねぇ〜……全くもって気に入らねぇなぁ!

 

直ぐに雰囲気が一気にガラリと変わった。そして身につけるセーターの前を少し開けさせると、その腰に【ドゥームズドライバーバックル】が巻かれていた。さらに手には分厚いワンダーライドブックを持っていた

 

〈オムニフォース〉

 

光刃「っそれは……!?」

 

オルタ「おいおいマジかよ……!」

 

ユーリ「これまたとんでもないのが来たな」

 

そのワンダーライドブックを見た事がある3人は瞬間に緊張が走り、見た事がない者たちもプレッシャーを感じた。そしてイズはワンダーライドブックのページを開くと『ライドスペル』が読まれ始めた

 

〈伝説の聖剣と選ばれし本が交わる時、偉大な力を解き放つ…!〉

 

イズ「いいぜ?後方支援に徹しようとか思っていたが気が変わった、本気で潰してやるよ……!

 

そして異様なプレッシャーを放ったままページを閉じ、【ドゥームズドライバーバックル】に装填すると待機音が周囲に流れ、その後【ドゥームズライド】を押し込みページが展開された

 

イズ「変身……!

 

そう言って右手に握り拳を作ると、背後に巨大な【オムニフォースWRB】の像が顕現し、開くと中から赤黒いガスと金色の粒子があふれ出してきた

 

OPEN(オープン) THE() OMNIBUS(オムニバス) FORCE(フォース) OF(オブ) THE() GOD(ゴッド)KAMEN(カメン) RIDER(ライダー) SOLOMON(ソロモン)!〉

 

それをイズが身体に纏われると姿が変わり、右手には【カラドボルグ】が握られた

 

FEAR(フィアー) IS(イズ) COMING(カミング) SOON(スーン)!〉

 

こうして、『仮面ライダーソロモン オムニフォース』が降臨した

 

マシュ「そ、『ソロモン王』の名を冠している『仮面ライダー』!?」

 

エミヤ「くっ、確実に一筋縄では行かないな……!」

 

ダ・ヴィンチちゃん〈現"ただの人間"である元"ソロモン王"のロマニ、君から見たアレの感想は?〉

 

ロマニ〈な、なにあれ!?本物よりもかっこいい鎧とか武器とか持って狡くない!?しかも変身って!?〉

 

ネモ〈いや、少しは自分に自信もってよ。仮にも『グランドキャスター』だったんだろ君……〉

 

その放たれるオーラは、『ビーストⅠ』とはまた違うプレッシャーだった為にマシュ達『終局特異点』経験者達はさらに気を引き締めた。そして通信先ではロマニが何やら騒いでいたが全員聞こえなかったことにした

 

信彦「やれやれ、あやつがそこまで表情が歪むとは俺も思ってなかったぞ。だが、俺も真面目にやる理由が今出来たな……」

 

光刃「そういうお前は何者だ!」

 

信彦「あぁん?うるせぇ!テメーらに名乗る名前はねェェェェェェェェェェ!」

 

ユーリ「……直感的に、あいつはギャグキャラだな」

 

そう言って次に前に出てきたのは、『織田信長(Fate)』と瓜二つな顔の軍服を着た高校生男子『織田(おだ) 信彦(のぶひこ)』だった。だが、そのテンションを見てユーリは1人確信した

 

信長〈見ろ沖田!儂じゃ!儂に瓜二つのそっくりさんじゃぞ!?〉

 

沖田〈うるさいですよノッブ!私も一緒に見てるんですから分かりますって!〉

 

長可〈ひゃーははは!本当に顔は大殿ソックリだな、アイツ!〉

 

その様子を見て『ぐだぐだ組』の方も盛り上がっていたが、あちらはただのシアターなので声は光刃達に届いていない。すると(ビシっ!)と光刃に向けて人差し指を向けると

 

信彦「その雰囲気…貴様、イケメンハーレムを築き上げ始めてるな!

 

そう高らかかつ怒気を込めてそう言った。それに光刃は最初は意味がわからずに頭に『?』を浮かべたが、ちゃんと理解した後でも首を傾げた

 

光刃「……はい?一体何を言って?」

 

信彦「とぼけるな、俺の目は誤魔化せないと思うなよ!なんでイケメンばかりがモテモテになる世の中なんだ!その時に天才な俺は1つの解決法に気づいた!『あっそうだ、なら全員潰せばいいか』。てなわけで潰す!」

 

オルタ「テメェの私怨がダダ漏れじゃねぇか!つーかこっちはド変態(兵藤 一誠)ながらも彼女(リアス)が出来そうな奴を知ってんだぞ!んな事したとこで何も解決にならんわ!」

 

信彦「ゴチャゴチャうるせーーーーー!!!!イケメンハーレムは悪い文明ッ!この俺が粉砕するッ!」

 

THOUSANDRIVER(サウザンドライバー)!〉

 

聞いたオルタがそう返したが、火に油を注ぐ結果となってさらにブチ切れると【サウザンドライバー】を取り出して腰に巻いた。そして右ポッケから真っ赤なキーを2つ取り出すと、【カルノタウルスゼツメライズキー】を顔の前を通るように投げて左手でキャッチし、左の【ゼツメライズスロット】に装填した

 

ZETUMETU(ゼツメツ)! EVOLUTION(エボリューション)!〉

 

MILITARY(ミリテリー) HORN(ホーン)!〉

 

すると待機音が流れ始めて直ぐに右手に持っている【トリケラトプスゼツメライズキー】の【ライズスターター】を押してキーを展開させた

 

信彦「変身!

 

PERFECT(パーフェクト) RISE(ライズ)!〉

 

そしてその言葉と共に【ライズスロット】に装填すると、直後に円形のエフェクトが現れてそこから2体の恐竜の頭の『ライダモデル』だけがそれぞれぶつかり合いながら周囲を回っていた

 

When(ウェン) the() five(ファイブ) wepons(ウェポンズ) cross(クロス),the() JET(ジェット) BREAK(ブラック) soldier(ソルジャー) ZAIA(ザイア) is(イズ) bone(ボーン).〉

 

そして2体が信彦の身体にぶつかるとそれぞれパーツとなって周囲に散り、そして姿を変えた後一気に装着され、5本の角も突き刺さった

 こうして2人目は、『仮面ライダーザイア』に変身した

 

オルタ(も、物足りねぇ〜!)

 

光刃(『I(アイ) am(アム) the() president(プレジデント).』と『Presented(プレジデント) by(バイ) ZAIA(ザイア).』が無いだけで違和感が凄いぃぃぃー!)

 

ユーリ「二人揃って、背中に氷を入れられたかのような表情をしてどうした?まぁ、だいたいは察するが」

 

光刃「えっ顔出てたか、マジか……」

 

それにしっくり来ない事で変な表情になっている事をユーリに指摘されるまで続けた光刃とオルタだった

 

ダルク「さて……それじゃあ俺たちもやるか」

 

ベイルドライバー!

 

クリム「そうだな」

 

デモンズドライバー!

 

そして今度は真っ黒な『ブレザー・チェスターコート』に金色の『ネクタイ』や『ベルト』がアクセントを効かせるシックなデザインで、黒い手袋も付けている青年『トーマ・ダルク』と、金髪で片目が隠れた長い髪をしている細身の男性『クリム』がそれぞれドライバーを装着した。そして直ぐに【バイスタンプ】を手に持つと

 

〈カブト!〉

 

〈スパイダー!〉

 

 

Deal(ディール)

 

Deal(ディール)

 

上部の【アクティベートノック】を押して起動し、それぞれのベルトの【バイスタンプパッド】や【デモンズレッドパッド】に押印した。すると待機音がそれぞれのベルトから流れ始め、クリムの近くにどこからともなく銀色の蜘蛛が糸を出して垂れて来た

 

「「変身!」」

 

Bane(ベイン) up(アップ)!

 

Decide(ディサイド) up(アップ)!

 

そして同時にその言葉を言うと、それぞれ【アーキオーインジェクター】と【オーインジェクター】に押印した。するとそれぞれのベルトから待機音が流れ始め、【ベイルドライバー】から金色のカブトムシが現れダルクの周囲を旋回し背には鼓動のような赤い光が瞬き、クリムの方も足元に【オーインジェクター】と同じ画面が投影されると銀色の蜘蛛が身体の周りを糸を吐きながら旋回し始めた

 

破壊!(Brake(ブレーキ))

世界!(Broke(ブローク))

奇々怪々!(Broken(ブロークン))

 

Deep(ディープ).(深く)

Drop(ドロップ).(落ちる)

Danger(デンジャー)(危機)

 

それと同時に赤い目がついた赤黒い闇が出現してダルクの身体を一気に呑み込まれ、晴れると姿が変わって【ダイナスティニーディスターブ】が固定された。そして蜘蛛の糸の中でクリムの姿も変わり、肩に銀色の蜘蛛が張り付くとそこから【デモンブレストリンガー】が形成された

 

仮面!(ライダー)ベイル!

 

(仮面)rider(ライダー) Demons(デモンズ)

 

そうして光刃達も知らない『仮面ライダーベイル』はダルクが、『仮面ライダーデモンズ』はクリムがそれぞれ変身した

 

オルタ「なんだあの仮面ライダー!?」

 

ソウゴ「ウォズ、知ってる?」

 

ウォズ「右が『仮面ライダーベイル』、左が『仮面ライダーデモンズ』。2021年に活躍した『仮面ライダーリバイス』、その時代に生まれた仮面ライダーだよ我が魔王」

 

光刃「なるほど、つまりあれが令和3年の仮面ライダーのサブライダーか!」

 

エックス「……ん?令和?」

 

ゴルドルフ〈それに今、2021年と言わなかったか?〉

 

ユーリ(あっ……)

 

その事に光刃とオルタは特に驚いていたが、唯一知っているウォズによって逆にテンションをあげていた。だが、気を抜いて絶対後で突っかかれる事を口から漏らしてしまった。そして4人が自ら変身して前に出たことに侵也は面を食らっていた

 

侵也「……まさか、4人ともあそこまでやる気を見せるとは思わなかった。本当に記憶書き換えきれてるのか怪しくなってきたぞ……」

 

ネガタロス「きっと、[自我]が元々強かったんだろう。まぁお前の力は完璧だ、だろ?」

 

侵也「ふっ、それもそうだな」

 

牙王「そんじゃあ、アイツら全員喰っちまうとするか」

 

その言葉に2人も頷くと、牙王の腰に【ガオウベルト】が出現し、ネガタロスは【デンオウベルト】を取り出して装着し、それぞれから待機音が周囲に流れ始めた。そして侵也は【アナザーセイバーウォッチ】の【ライドオンスターター】を押し、牙王は【マスターパス】を、ネガタロスは【ライダーパス】をそれぞれ構えると

 

〈セイバー!〉

 

侵也「変身!

ネガタロス「…変身

牙王「変〜身!

 

Gaoh(ガオウ) form(フォーム)

Nega(ネガ) form(フォーム)

 

言い方は違えども同時にその言葉を言うと、侵也は胸に【アナザーセイバーウォッチ】を埋め込み、2人は【ターミナルバックル】に【マスターパス】と【ライダーパス】をそれぞれセタッチした。すると侵也の身体を黒いオーラが包み込み、さらに赤いドラゴンのオーラも周りを回って禍々しい姿へ変えた。

 隣の牙王はベルトから橙色の【フリーエネルギー】が生成されて【オーラスキン】が装着されると、次に【ゲイターブレスト】が生成されて飛来しながらさらに装着し、ワニの顔のような【電仮面】がマスクの上に生成されてレールに沿って正面に来ると、変形して装着された。

 最後にネガタロスはベルトから黒色の【フリーエネルギー】が生成されて【オーラスキン】が装着されると、次に【ネガビブレストプレート】が生成されて飛来しながらさらに装着し、『ソードフォーム』と同形状で色は違う【電仮面】がマスクの上に生成されてレールに沿って正面に来ると、変形して装着された

 こうして、『アナザーセイバー』と『仮面ライダーガオウ』、そして『仮面ライダーネガ電王』の変身も終えた。それに『電王を知ってるがネガ電王』を知らない蓮と琴音が驚いた

 

蓮「相手にも電王!?」

 

オルタ「いや、あれは『ネガ電王』っつうまた違うライダー…というか『ダークライダー』だ」

 

琴音「へぇー、色々といるんだねぇ。終わったら私に色々と教えてよ」

 

光刃「あぁ、なら無事に終わらせないとな」

 

ユーリ「というか、その言葉は光刃にとって『仮面ライダーを教えて』=『沼に沈めて』と同一だからな。現にそこ3人が沼に肩までは沈んだし」

 

アル「……否定はしません。ですが、後悔もありません」

 

マシュ「一体、何があったのでしょうか……」

 

そう言ってユーリが視線を向けた先にいるアルの言葉に2サーヴァントも同意の意を表情だけで示し、流石のマシュも困惑した

 

アナザーセイバー「さぁて、それじゃあ……というか、お前は変身しないのか」

 

???「(CV:飛電或人)この状態でも問題なく戦えるというのにいきなり超本気というのも面白くない。それに、お楽しみは後に取っておくものだろう?」

 

そう言って布フード付き黒の羽織り物で顔を隠した人物が羽織ごと投げ捨てるとそこから顕になったのは

 

マシュ「えっ!?」

 

エミヤ「何!?」

 

マーリン「へぇ……」

 

完璧な『アルトリア顔』だった。それに全員、特にカルデア関係者達が驚きの表情をしていた

 

光刃「……モルガン?いや、違うな。俺の身体が覚えてる気配とは全く違うし、なんか声の違和感とんでもないし」

 

アーサー「あぁ違う。俺の名は『妖精騎士アーサー』。クラスは”セイバー”だ。この見た目だから言っておくが、性別は男だぞ。そしてお前、人の声聞いて違和感とか言うのやめろ」

 

ユーリ「それは最もなんだが……ふむ、なるほど。そういうタイプもあるのか」

 

オルタ「おいユーリ、オマエは1人で納得してないで情報を回せ」

 

そう言ってモルガンと同じ【魔槍】を光刃に向けてくるアーサーにユーリは同意して頷いていたが、見てとある事に気づいていた。それにオルタが突っ込んでいたが、ユーリは「まだ話すべきでは無い」と切り捨てていた。すると、エミヤが光刃の近くに来て頼みを言ってきた

 

エミヤ「マスター、どうやら彼は私たちが相手をするのが良さそうだ」

 

光刃「わかった。けどどうし…て……」

 

そう言ってエミヤの方を振り向くと

 

アル「直感ですが、あれは潰さないといけない物を抱えてますね。塵に返します

 

エックス「未知なるアルトリア顔のセイバーを補足、ぶっ殺対象に認定です

 

そこには、本気の顔をして妖精騎士アーサーを見据えている2人がいた

 

オルタ「わーお、これは本気中の本気でいるな」

 

光刃「……事情は理解した。それじゃあ、2人の事頼むわ。あれは意見変えないだろうし」

 

エミヤ「あぁ、任せておけ」

 

そう言ってエミヤは歩きに行った。するとマシュが叫んだ

 

マシュ「何故ですか!なんで、こんな歴史を変えようなんてことを!」

 

アナザーセイバー「あ?そんなの簡単だ。『世界征服』…そのためだ。俺にとってこの世界は退屈だからな」

 

士「そのために、コイツから力を奪ったと」

 

そう言いながら光刃の前に被るように歩いてきた士が話に入ってきた。そしてその言葉にアナザーセイバーの主張に熱が篭もる

 

アナザーセイバー「そうだ!だから俺はこの奪った力と、ネガタロスの理想とする”正義の味方にも負けない最強の悪の軍団”で支配するんだ!」

 

士「一通り聞いたが、心底くだらねぇな。『ライダーの力』という威を借りた、イキリ野郎が!」

(BGM:パラレルワールド)

 

だがその言葉の全てを士がバッサリとくだらないと言い捨てた

 

オルタ「あぁ〜やっぱり、この時にはこの音楽が無いとな〜」

マシュ「先輩、こんな時に先輩オルタさんは一体何を?」

光刃「あ〜それは気にしないであげて(セルフBGMだけど、さっすがオルタ分かってる〜!)」

 

アナザーセイバー「ふん!ならば本来なら得るはずのない力を選んだコイツはなんだと言う!どうせこいつも自分の為だけに力を使って、いい気になっているだけだろう!」

 

士「違うな、こいつが今『仮面ライダー』としての力を振るうのは、結んだ約束を守るためだ!」

 

アナザーセイバー「何?」

 

その言葉に苛立ちを覚えながら反論したが、士から返ってきたのは侵也では考えたこともない理由だった

 

 

〜回想:デンライナーで2人っきりの車内〜

 

士「そういや思ったが、お前がこの力を選んだ理由ってなんだ?」

 

光刃「と、突然ですね……でもまぁ、遅かれ早かれ聞きますか普通は。……俺は最初、『二度目の人生を頂いたから簡単に死にたくない!』って思いだったんですよね、だからと言って直ぐに貰える力を思いつけた訳じゃないですねども。そうして俺が選んだのは、”もしこの先ずっと1人になっても生きていける”ような『生活力』。”いざと言う時に役立つ情報を引き出せる”『地球の本棚』。そして、来る前に知ったこの世界の危なさから”いつかの友達”を助けられるようにっていう思いから『仮面ライダー』の力を選んだんですよ」

 

士「ふーん、なるほど……「それに……」…ん?」

 

光刃「デンライナーに乗る前の時に、あいつらと約束しましたし、『必ず帰ってくる』って。そうしたら、ちゃんと全て解決して元気な姿を見せないと!でしょう?」

 

士「そう思うのなら、俺に聞くなっ」ペシィッ!

 

光刃「あいてっ!?ちょっと、普通に痛いデコピンしないでください士さん!」

 

 

士「確かにこいつは普通の人間では得るはずのない大きな力を得た。だがその使い道は、お前のような意地汚い欲望を叶えるためじゃなく、『友達の日常を守る』という自分自身との約束だ!その思いは誰かに課せられた使命じゃない。本当に心の底から『誰かを助けたい』、そう思ったからだ!それこそが、”仮面ライダー”を名乗る資格だ!」

 

語られた言葉の覇気にアナザーセイバーは少したじろいだ。だが隣で聞いていたネガ電王が鼻で笑い話に割り込んできた

 

ネガ電王「ふん、威勢はいいがそれだけだ。この戦力、お前程度では止められない!」

 

士「あぁ、こいつだけだったなら無理だろう。けどここに揃っているのは、こいつの為に集まった俺たちだ。それは時空を超え、世界の壁を超え、そして物語をも超えて紡がれた確かな”絆”………かけがえのない”仲間”だ!お前らみたいな寄せ集めみたいな数を増やすための集団、取って付けたような軽い団結力に比べたら格が違う!」

 

そして無数のイマジンを背に腕を広げて言った言葉もすぐさま士によって否定と共に言い捨てられた

 

ガオウ「けっ、ここまで言われると腹立つぜ。テメェ、一体何もんだ?」

 

士「ふっ」(カチャッ)

 

そうガオウに人差し指を向けられながら聞かれた士は軽く鼻で笑うと、【ネオディケイドドライバー】を取り出すと腰に当てベルトを装着した。【サイドハンドル】を引いて展開し、その後【ライドブッカー】から1枚のカードを取り出すと表面を相手に向けて

 

士「(ブルゥゥゥン!)…通りすがりの仮面ライダーだ

 

アナザーセイバー「っ!?」

ネガ電王「何?」

ガオウ「あ?」

 

士「覚えておけ!変身!!」シャキン

 

KAMENRIDE(カメンライド)……〉

 

そしてカード表裏反転して装填すると、【サイドハンドル】を両手で戻した

 

DECADE(ディケイド)!〉

 

すると電子音声と共に士の周りに19種類の【ライダーズクレスト】が現れ、それが士に重なる形で1つとなるとアーマーに変わり、最後にはベルトから【ライドプレート】が現れると顔に突き刺さり、直後にボディの一部をマゼンタに彩り、【ディメンションヴィジョン】と【シグナルポインター】が光を放って『仮面ライダーディケイド』の変身が完了した

 

ディケイド「さて、お前らも行くんだろ?なら早く【パス】を、そこの『マルコ』ちゃんから渡されておけ」

 

コハナ「だから『ハナ』ですって!もう……みんな!オーナーから!受け取って!」

 

そう言ってコハナはちょっと怒りながら黒い袋の中身……【ライダーパス】をモモウラキンリュウジークに少し乱暴ながら投げ渡した

 

モモタロス「おーっとと……へへっ、やっぱりオーナーのおっさん、分かってるじゃねぇか。それより……」

 

そう言いながらモモタロスはネガ電王とディケイドをそれぞれ見て

 

モモタロス「あんにゃろう……また俺のと似たような姿しやがって!んでテメェはテメェでカッコつけやがって!言っとくが主役は俺だぞ!!良太郎!幸太郎!侑斗!カメ!クマ!ハナタレ小僧!おデブに天丼!そして手羽野郎!俺達も行くぞ!!あと時間警察!今回は共闘だからな、タイホするんじゃねぇぞ!」

 

良太郎「うん!」

 

幸太郎「あぁ、行けるな?テディ」

 

テディ「もちろんだ!」

 

侑斗「あぁ。やるぞ、デネブ!」

 

デネブ「了解!」

 

ウラタロス「やりますか」

 

キンタロス「おっしゃあ!」

 

リュウタロス「わーい!みんな揃っては久しぶり!」

 

ジーク「お供ごときが私に指示するでは無い。……が、今回ばかりは特別に許してやろう。今から姫の為に!」

 

レイジ「だから今回はお前達に何も出てないと言っただろう。だが、その案は賛成だ。イブ!」

 

イブ〈問題ない〉

 

そう言うと全員は【デンオウベルト】、【NEWデンオウベルト】、【ゼロノスベルト】を手に持つと、一斉に装着した。そして全員が【フォームスイッチ】を押したり赤いレバーを右手側にスライドしたり等をして一斉に待機音が流れ始めた。そして全員が【ライダーパス】や【ゼロノスカード(赤)】を構えると

 

「「「「「「「「「変身!」」」」」」」」」

 

Linear(ライナー) Form(フォーム)

 

Charge(チャージ) And(アンド) Up(アップ)

 

Strike(ストライク) Form(フォーム)

 

Sword(ソード) Form(フォーム)

 

Rod(ロッド) Form(フォーム)

 

Axe(アックス) Form(フォーム)

 

Gun(ガン) Form(フォーム)

 

Wing(ウイング) Form(フォーム)

 

イブ〈変身!〉

 

一斉に【ターミナルバックル】に【ライダーパス】をセタッチや挿入口から【クロスディスク】にアプセットすると、大量の【フリーエネルギー】が生成された。

 そして良太郎、幸太郎、侑斗、レイジの身体に集まって【オーラスキン】に変わると、【ライナーブレスト】、【ゼロブレスト】等の【オーラアーマー】が装着され、最後に【電仮面】がマスクの上に生成されて【デンレール】に沿って移動して展開し、良太郎の場合は正面に直接生成された。

 それと同時にイマジン達が変身している方は【フリーエネルギー】が身体に集まると直接変身し、全員の【電仮面】と【Oシグナル】が同時に発光した

 

ゼロノスZ(ゼロ)デネブ!

 

デネブ「了解!でりゃっ!

 

〈デネビックバスター!〉

 

NEW電王「(パチパチンッ!)テディ?

 

テディ「うんっ!ふっ!

 

さらにデネブとテディはそれぞれ【デネビックバスター】と【マチェーテディ】に変形した。

 そうして、電王オールスターズがここに結集した

 

電王S(ソード)俺、またまた参上!

 

電王R(ロッド)お前達、僕に釣られてみる?

 

電王A(アックス)ふん!(ゴキッ!)俺の強さにお前が泣いた!

 

電王G(ガン)お前たち倒すけどいいよね?答えは聞いてない!

 

ゼロノス「最初に言っておく、俺はかーなーり、強い!

 

デネブ〈全くもってその通り!

 

電王W(ウイング)再び降臨!満を持して

 

NEW電王「テディ。とりあえず、あいつらを倒すぞ

 

テディ〈あぁ、今の私たちなら楽勝だ!

 

G電王「時間警察の特別権限として

 

イブ〈お前達犯罪者を実力を行使し拘束、もしくは抹消させてもらう!!

 

電王L(ライナー)みんな…準備はいいね?

 

その良太郎の声で全員は決めポーズから臨戦態勢へと変わった

 

琴音「す、すごい光景……」

 

マシュ「はい…圧巻です」

 

ダ・ヴィンチ〈それよりも、2人すごい変形していたよね?それに関してはスルーした方がいいのかい?〉

 

 

 

ウォズ「これは祝わねば……私のプライドに賭けて、祝わねばなるまい!!!

 

その光景を見て感想を零しているみんなの中に1人、まるで禁断症状のようにウズウズとしたウォズは【逢魔降臨暦】を片手に片腕を前に広げるとそのオールスターズの前に移動し

 

ウォズ「祝え!『仮面ライダー電王』”ソードフォーム”に”ロッドフォーム”、”アックスフォーム”に”ガンフォーム”、そして”ウイングフォーム”に”ライナーフォーム”、更には『仮面ライダーゼロノス』”ゼロフォーム”と『仮面ライダーNEW電王』”ストライクフォーム”に加え、『仮面ライダーG電王』!今ここに、時の運行を守る者たちが勢揃いした歴史的瞬間であるっ!!!

 

ツクヨミ「はぁ……」

 

やりきった表情をしながらそう高らかに祝福を言葉にし、その様子を見たツクヨミはただ呆れてため息を1つついた

 

 

ソウゴ「もぉーウォズ、久しぶりに見れるのは嬉しいけど俺達も行くよ!ゲイツとツクヨミも!」

 

ゲイツ「あぁ、やるぞ」

 

ツクヨミ「えぇ、そうね」

 

ウォズ「我が魔王の仰せのままに」

 

〈〈〈 ZIKU(ジクウ) DRIVER(ドライバー) 〉〉〉

 

BEYON(ビヨン) DRIVER(ドライバー)

 

だがソウゴの一声で3人は切り替えて並び立つと、それぞれベルトを装着した。そしてその後にそれぞれがウォッチを取り出すと

 

ZI-O(ジオウ)

 

GRAND(グランド) ZI-O(ジオウ)

 

 

GEIZ(ゲイツ)

 

GEIZ(ゲイツ) MAJESTY(マジェスティ)

 

 

TSUKUYOMI(ツクヨミ)

 

 

GINGA(ギンガ)

 

一斉に【ウェイクベゼル】を回したりして【ライドオンスターター】や【ミライドオンスターター】を押し起動した。そして3人はそれぞれ【D‘9スロット】に装填して【ライドオンリューザー】を押してロックを外し、ウォズは【マッピングスロット】に装填した。そして一瞬の静寂が訪れたが

 

ACTION(アクション)!〉

 

 

(アークル音) (オルタリング音) ADVENT(アドベント) COMPLETE(コンプリート) Turn(ターン) Up(アップ) (変身音叉・音角音) CHANGE(チェンジ) BEETLE(ビートル) Sword(ソード) Form(フォーム) WAKE(ウェイク) UP(アップ) KAMENRIDE(カメンライド) CYCLONE(サイクロン)JOKER(ジョーカー) タカ・トラ・バッタ! (スリー)(トゥー)(ワン) シャバドゥビタッチヘンシン! ソイヤッ!  ドライブ! カイガン! LEVEL(レベル) UP(アップ) BEST(ベスト) MATCH(マッチ) RIDER(ライダー) TIME(タイム)!〉

 

 【ビヨンドライバー】からの音声で一斉に待機音が流れ始め、ソウゴの後ろには地中から巨大な黄金の時計台と歴代平成ライダーの石像がそれぞれを象徴するポーズを取った状態で出現して周りには金の吹雪が舞っており、ゲイツは自身を中心とした金のリングが3つそれぞれの方向に囲う形で回転し、周囲には平成2号ライダーのライドウォッチが宙に出現し飛び交っていた。

 一方のツクヨミの背後には天文時計を彷彿とさせるエフェクトが出現し、ウォズの背後には太陽系を彷彿とさせるエフェクトと無数の星座が出現した。そしてソウゴの後ろに出現している石像の表層が頭から剥がれて20ライダーの姿を表し、待機音が一周してソウゴが手をスナップすると

 

「「「「変身!」」」」

 

GRAND(グランド) TIME(タイム)!〉

 

MAJESTY(マジェスティ)TIME(タイム)!〉

 

RIDER(ライダー) TIME(タイム)!〉

 

〈投影!FINALLY(ファイナリー) TIME(タイム)!〉

 

声を同時でベルトを反時計回りに360°回転させたり、【クランクインハンドル】を押し倒した。その際、ソウゴのベルトを中心に世界も360°回転し、それぞれの背景のエフェクトからも文字が飛んで行った

 

〈ギンギン ギラギラ GALAXY(ギャラクシー)!宇宙の彼方のFANTASY(ファンタジー)WOZ(ウォズ)GINGA(ギンガ) FINALY(ファイナリー)!!FINALY(ファイナリー)!!!

 

KAMEN(仮面) RIDER(ライダー) TSUKUYOMI(ツクヨミ)TSU()KU()YO()MI()!〉

 

まずに右端に立っているウォズの身体がそれぞれ天球儀リングと銀河のエフェクトで包まれ、左端に立っているツクヨミの身体も無数の輪で包まれてるとその姿を変えて行き、最後には飛んでいった『ギンガ』の文字と『ライダー』がそれぞれの顔に【インジケーションアイ】として装着された

 こうして、宇宙の力を身に宿したライダー『仮面ライダーウォズ ギンガファイナリー』と紅一点の白きライダー『仮面ライダーツクヨミ』の変身が終わった

 

 

KUUGA(クウガ) AGITO(アギト) RYUKI(龍騎) FAIZ(ファイズ) BLADE(ブレイド)

 

G3(ジースリー) NIGHT(ナイト) KAIXA(カイザ) GARREN(ギャレン) IBUKI(威吹鬼) GATCK(ガタック)

 

 

最後の2人はまずソウゴの後ろのライダー達が黄金のフレームに取り込まれて2号ライダー達のウォッチに紛れて宙を舞い始めた。そしてソウゴとゲイツの姿をそれぞれ『仮面ライダージオウ』と『仮面ライダーゲイツ』に変えた

 

 

HIBIKI(響鬼) KABUTO(カブト) DEN-O(電王) KIVA(キバ) DECADE(ディケイド)

 

ZERONS(ゼロノス) IXA(イクサ) DIEND(ディエンド) ACCEL(アクセル)

 

 

次にジオウの身体に黄金のフレームが張り付く様に装着されて行く事で黄金のアーマーが形成され、ゲイツも輪の中で赤いアーマーが形成されて行った

 

 

W(ダブル) O()O()O() FOURZE(フォーゼ)

 

BIRTH(バース) METEO(メテオ) BEAST(ビースト) BARON(バロン)

 

さらにジオウの張り付いた黄金のフレームが足の方から開き、そこからライダー達が現れるとそれぞれの決めポーズを取って金に染って固定され、ゲイツもアーマーに2号ライダーのライドウォッチが足から装着されていった

 

WIZARD(ウィザード) GAIM(鎧武) DRIVE(ドライブ)

 

MACH(マッハ) SPECTER(スペクター) BRAVE(ブレイブ)

 

 

そして互いにフレームとライドウォッチが胸に装着されたり開いて固定され、ゲイツの背中にマントが出現し装着された

 

 

GHOST(ゴースト) EX-AID(エグゼイド) BUILD(ビルド)

 

CROSS-Z(クローズ)

 

そして最後にジオウの頭のフレームが開くと、そこからジオウが現れて固定され、ゲイツも頭に【ゲイツライドウォッチ】が装着されると、互いに『ライダー』と『らいだー』の文字が顔に【インジケーションアイ】として装着された

 

祝え!KAMEN(仮面) RIDER(ライダー)GRAND(グランド) ZI-O(ジオウ)!〉

 

KAMEN(仮面) RIDER(ライダー)Ah()ー!GEIZ(ゲイツ)MAJESTY(マジェスティ)!〉

 

こうして、最高最善の魔王『仮面ライダーグランドジオウ』と、『仮面ライダーゲイツマジェスティ』の変身も完了した

 

 

琴音「うわぁー、すっごい沢山の仮面ライダー!」

 

蓮「確か1号ライダーで20人、2号ライダーで19人だったな。3号以降も含めると更にこの他にも沢山いるのか……」

 

エミヤ「それにしても金ピカか…どこぞのa「祝え!」っ驚いた……何だ?突然」

 

そして圧巻な変身シーンに3人は言葉を漏らしていたが、その途中でウォズが割り込んできた

 

ウォズ「全ての平成ライダーの力を受け継ぎ、時空を超え過去と未来を知ろしめす最強の時の王者!その名も『仮面ライダーグランドジオウ』!

 

ジオウ「おー!今日はウォズが絶好調だぁ!よーし、それじゃあ行k「続けて祝え!」……えっ?」

 

そうしてジオウが行こうとした瞬間にまさかの続きがあったために驚いてウォズの方へ顔を向けた

 

ウォズ「闇に苦しむ人々を救い、未来に光を取り戻す真の救世主!その名も『仮面ライダーゲイツマジェスティ』!

 

ゲイツ「なっ、俺のもやるのか!?」

 

ジオウ「この感じ、もしかして…「さらに続けて祝え!」やっぱり続く〜」

 

それにゲイツは自分もされるとは思っておらず鳩が豆鉄砲を食らう反応をし、ジオウは久々に見れて嬉しそうな反応をしていた

 

ウォズ「違う時間軸の世界に存在する王家の一族、その血筋を受け継ぎし三日月の戦士!その名も『仮面ライダーツクヨミ』!

 

ツクヨミ「はぁ…あの様子じゃあもう何言っても無駄ね……」

 

ジオウ「まぁまぁ、初めてツクヨミバージョンの『祝え!』が聞けたんだかr「最後に祝え!」よし、流れ的に最後はウォズか」

 

そして続くウォズの『祝え!』にツクヨミは諦めの様子を見せ、それをジオウが宥めているとまた続いた

 

ウォズ「燃える太陽、無数の惑星、そして渦巻く銀河。即ち宇宙最強!我が名は『仮面ライダーウォズ ギンガファイナリー』!今ここに、最強の魔王軍が勢揃いした瞬間であるっ!

 

その言葉と共に、4人の身体からオーラが放たれた

 

 

光刃「ってか、唖然としてたけども俺たちが1番最後じゃん!」

 

オルタ「まぁ、最後に変身するし、いつも以上に気合を入れるか。それとオリジナル、ライダー名即興で考えるんだぞ」

 

光刃「あっ、そうじゃん!?」

 

ユーリ「はぁ、もう少し緊張感を持たせてくれお前達は……」

 

蓮「まぁ、緊張のしすぎで動けなくなるよりはいいだろう」

 

琴音「そうだね。よーし、張り切ってみよう!」

 

〈〈新聖剣ブレイドライバー〉〉

 

〈聖剣サイコウドライバー〉

 

最後に残った5人は琴音の言葉で気を引き締めて横に並ぶと、ユーリはベルトを手にすると3人同時に装着した

 

光刃「よし、行くぜ!」

 

〈ブレイジングドラグーン〉

 

オルタ「さぁ、始めようか」

 

〈ディザスタードラグーン〉

 

ユーリ「あぁ。あいつらを斬って、世界を守る」

 

〈金の武器 銀の武器〉

 

そして3人同時に【ワンダーライドブック】を取り出すとタイトルが読まれ、同時にページを開かれると【ライドスペル】がそれぞれ響いた

 

〈かつて別世界に、未来からやって来た新世代の神獣がいた…〉

 

〈かつて別世界に、世界を滅亡へと導いた破滅の神獣がいた…〉

 

GOLD(ゴールド) or(オア) SILVER(シルバー)…〉

 

そしてページを閉じベルトに装填すると、光刃のからは『セイバー変身待機音を近未来風アレンジver.』でオルタのからは逆に『セイバー変身待機音をネガ風アレンジver.』がそれぞれのベルトから待機音が流れ始めた

 

And(アンド) Next(ネクスト)!!And(アンド) Next(ネクスト)!!And(アンド) Next(ネクスト)!!And(アンド) Next(ネクスト)!!〉

 

光刃「この感じ……なるほど、理解した!」

 

オルタ「へー、なーるほどな。まぁオレにはピッタリじゃねぇか」

 

蓮「音とグリップ握っただけで理解できるのすごいな…これがライダー愛ってことか」

 

琴音「すっごい!本当は知ってるんじゃないの?」

 

ユーリ「いや、それは無い。俺も初めて見る剣だしな」

 

その待機音を聞いて【ソードグリップ】を握った2人は変身方法の全てを理解し、それを見て琴音達は驚きの様子となった。すると蓮の顔に仮面のみが出現し、琴音はホルダーから【召喚器】を取り出した。そして5人は改めると目をカッと開くと

 

〈業蒼抜刀!〉

 

〈煉獄抜刀!〉

 

〈最光発光!〉

 

 

蓮「っ、あ……あァッ、ぐ、あ、っ、がああああッ!

 

琴音「すぅー…はぁー……

 

3人はそれぞれ抜刀や持ち上げてバックルから外してブックを展開し、蓮は両手に仮面を添えると引っ張り始め、琴音はこめかみに押し当てた。そして背後に巨大な【ワンダーライドブック】の像が顕現して開くと2冊の中から『神獣ブレイジングドラグーン』と『神獣ディザスタードラグーン』が現れて周囲を飛び始めた。そして3人は剣をそれぞれ構えると

 

光刃「変身!ふっ、はっ、せりゃ!

オルタ「変身!ぬぅん、うらぁ、でりゃあ!

ユーリ「変身!

 

蓮「来い!ペルソナァ!」ブチッ!

琴音「来て、ペルソナァ!」ドキュゥン!

 

同時にそう言って光刃は[右下→左上→左下→右上→中間右上→中間右下]と剣をX字の上に中心から少しズレたところへ縦一線の軌道を描いて斬撃波を飛ばし、オルタは[左下→右上→右下→左上→中間左→中間右]と剣をX字の上に横一線の軌道を描いて斬撃波を飛ばし、ユーリは【光剛剣最光】を持った腕を横に伸ばし、蓮は出現した仮面を顔の皮膚もろとも引っぺ剥がし、琴音は【召喚器】のトリガーを引いた

 

〈ブレイジングドラグーン!〉

 

まず『神獣ブレイジングドラグーン』が赤と青の炎と共に光刃の身体を右回りに包み込むように飛ぶと姿を変えさせていき、そして最後に背中から入り込んで龍を模したアーマーが左半身以外に纏われ、最初に飛ばした斬撃波が顔に当たって【ワイルドクロスフレイムバイザー】(形状に変化無し)となった

 

〈業蒼伝承!別世界の蒼竜と蒼炎剣業蒼が交わる時、赤蒼の剣が敵を断つ!〉

 

そうして、『仮面ライダーセイバー』に似た赤と青の2種類の姿をした仮面ライダーが生まれた

 

蒼炎剣(そうえんけん)業蒼(ごうそう)

 

セイバー?「【蒼炎剣業蒼】か……これからよろしく!」

 

そう言って光刃は、【セイエンジン】が赤で【ゴウソウソウル】が青い剣を軽く手でなぞると構え直し、敵を見据えた

 

 

 

〈ディザスタードラグーン!〉

 

次に『神獣ディザスタードラグーン』が赤と黒の炎と共にオルタの身体を左回りに包み込むように飛ぶと姿を変えさせていき、そして最後に背中から入り込んで龍を模したアーマーが左半身以外に纏われ、最初に飛ばした斬撃波が顔に当たって【クロスフレイムバイザー】になると、さらに上に斬撃波が当たって【オルタナティブマスク】(セイバーオルタのバイザーに酷似したもの)が装着された

 

〈煉獄伝承!別世界の黒竜と獄炎剣煉獄が交わる時、赤黒の剣が敵を滅する!〉

 

そうして、『仮面ライダーセイバー』をネガ化したような赤と黒の2種類の姿をした新たなる仮面ライダーがもう1人生まれた

 

獄炎剣(ごくえんけん)煉獄(れんごく)

 

セイバー?「【獄炎剣煉獄】……ふっ、気に入った。これから世話にしてもらう」

 

そう言ってオルタは【コクエンジン】が赤で【レンゴクソウル】が黒い剣を軽く全体を見ると、軽く振るって敵を見据えた

 

 

Who(フー) is(イズ) the() Shining(シャイニング) Sword(ソード)?〉

 

最後にユーリの身体が光の粒子のように分解されると、【光剛剣最光】に吸い込まれていった

 

〈最光一章!金銀の力を得た輝く剣!最!光!〉

 

そうして、【光剛剣最光】…もとい、『仮面ライダー最光』が現れた

 

 

アルセーヌ「フハハハハハ!!!我は汝…汝は我……我が名は、逢魔の略奪者『アルセーヌ』!契約者よ、我が力を再び存分に振るうがいい!己が信じた正義のために、遍く冒涜を省みぬ覚悟がまだあるのならな!

 

ジョーカー「あぁ、存分に借りさせてもらう」

 

オルフェウス(f)「我は汝…汝は我……我は汝の心の海より出でし者……幽玄の奏者、『オルフェウス』なり!契約者、この戦い…必ず勝ちますよ

 

琴音「うん、当たり前!」

 

そして蓮の後ろには高笑いと共に蓮の背後にシルクハットと一体化した仮面のような顔とタキシードのような赤い衣装、大きな黒い翼をはためかせたペルソナが現れた。それと共に蓮の顔から垂れた血は引っ込み始め、足先から青白い炎と共に服を変えていった。その隣で琴音は背後に大きな青白い光が立つと、その中から琴音に似た髪型の茶髪のセミロングにハート形の竪琴に背負い、首元には赤いスカーフが巻かれて首から下はロボットのようなペルソナが現れた

 

 

ワイルドセイバー「蒼炎の剣士、『仮面ライダーワイルドセイバー』!

 

セイバーオルタ「獄炎の剣士、『仮面ライダーセイバーオルタナティブ』!

 

最光「光の剣、『仮面ライダー最光』!

 

ジョーカー「”心の怪盗団”リーダー、『JOKER(ジョーカー)』!

 

琴音「えっ!?ジョーカーもやるの!?えーっと、えーっと、うーん……ぺっ…ペルソナ使い、『コトネ』!

 

そう言って5人…4人は決めポーズをとった。そして直ぐに光刃達の予想した通り、ウォズが5人の前に立つと

 

ウォズ「祝え!青き炎を纏いし聖剣に選ばれた新たなる剣士!その名も『仮面ライダーワイルドセイバー』!そして黒き炎を纏いし聖剣に選ばれたもう1人の新たなる剣士!その名も『仮面ライダーセイバーオルタ』!まさに今、私も知らないライダーがここに生誕した瞬間であるっ!

 

また高らかに祝福の言葉を述べ、ツクヨミはもはやスルーすることにしていた。そして

 

マシュ「えっ、人が剣に!?」

 

アル「様々なサーヴァントの宝具を見てきたからあまり驚くことは無いと思ったが、まさか剣が変身体とは……」

 

エックス「それよりもコウハ君ですよ!くぅー、私にもそういうの欲しい!」

 

エミヤ「ワイルド…”野生であるさま。野蛮なさま。荒々しいさま”という意味は今回ばかりは当てはまらない。となるとつまり、『ワイルドカード』の意味か?」

 

最初は全員光刃の変身した姿に言葉をしたくなったが、それよりもユーリの方のインパクトが大きかったようだった

 

 

電王S「っへへ、役者は揃ったみたいだな。よぉし!こっからの俺たちは、最初から最後までクライマックス……いや、超クライマックスだぜ!

 

電王L「うん!」

 

ディケイド「ふん」

 

ジオウ「だね。なんか、みんなとなら行ける気がする!」

 

ワイルドセイバー「キバって行くぞ!」

 

マシュ「はい!マシュ・キリエライト、頑張ります!」

 

ジョーカー「さぁ、ショウタイムだ!」

 

そうして、総勢22人が並び立った。するとオルタは振り向くとマーリンに顔を向けた

 

セイバーオルタ「マーリン!テメェはこの前線で戦う気はあるか!」

 

マーリン「うーん…出来れば面倒くさいし、避けたいかなぁ」

 

セイバーオルタ「なら後ろのヤツらが巻き込まれないように尽力しろ」

 

マーリン「そういう事なら任せてくれたまえ。なんかみんなは気づいていなかったようだけど、すぐに私の頭の上に乗ってきたキャスパリーグに頭を毟られてるけども、それくらいはやっておこうじゃないか」

 

フォウ「フォウフォウ!マーリンピカハゲロフォーウ!」

 

マシュ「ふぉ、フォウさん!?貴方もレイシフトに着いてきたんですか!?」

 

そう言って笑顔で杖を構えるマーリンの頭の上で髪の毛を毟って抜いていくフォウ、それにマシュが初めて気づいて驚きの声を上げた。だがそれよりもアナザーセイバーは憤怒の様子だった

 

アナザーセイバー「ぐっ、俺の思い通りにしない事をまたぁ……!」

 

ガオウ「まぁ、喰いがいのある奴が増えたじゃねぇか」

 

ネガ電王「ふん、まぁどうでもいいことだ。行け!

 

その言葉1つでイマジン&ファンガイア軍団が進軍を始めた

 

コハナ「みんな、負けんじゃないわよ!行けーーー!!!

 

電王S「おぉっしゃあ!行くぜ行くぜ行くぜ行くぜー!!!」

 

「「「おおぉぉぉぉぉお!!!!!」」」

「「「はぁぁぁぁぁぁあ!!!!!」」」

 

だがそれに対抗するようコハナは叫ぶと、マーリンとコハナを除いた全員は構えて走り始めた




Q.どうして他にも沢山転生者を出した?
A.戦力バランスを見誤った事によるバランス調整

Q.どうして分けたのに25000文字も超えた?
A.変身シーンとかウォズの『祝え!』とかでかなりもってかれた

Q.途中で洗脳が解けたりする?
A.残念な事にアナザーセイバーを倒さない限り絶対解除されない。ただし、”洗脳した人間の戦闘力は必ず洗脳前に比べて劣る”というデメリットがあるので負けても(尊厳に)特に問題は無い

Q.変身した時のカルデアの様子は?
A.ちびっ子や『オルトリンデ』始めとする特撮大好きサーヴァント達にかなり人気だった模様。だけど一部サーヴァント達は光刃に見とれていたり、約1名は「ふーん、竜なら誰でもいいんだー、ふーん……」と不貞腐れてる



[残りライフ×9409]
作者「[A]字に斬られた後身体を消されたわ」
エボルト「おい、『エターナル』は世界の一つや二つ簡単に破壊できるだろ、なんでさも当然かのように復活してんだお前」
作者「だってそりゃあ、俺が『作者』だし」
エボルト「あぁ…納得したくなかったが納得しちまった」


作者「という事で『今回のアンケート』の時間だ!」
エボルト「まぁ、いつものだな」
作者「今回は【最初のフォームチェンジに使うのは】だよ」
エボルト「つまりは?」
作者「みんな大体察して……るかは分かんないけども、俺が考えたライダーは現在3つのフォームチェンジ先があるよ」
エボルト「3つ…つーことはつまり、お前が考えた3つのオリジナルワンダーライドブックか」
作者「いぐざくとりー。それでまだこの先の戦闘どうしようかとか、誰と誰を戦わせるかとかきまってねぇし、ならフォームチェンジは読者に決めてもらおって思いまして」
エボルト「うーんとりあえず書け」
作者「そう言われてもなぁ、個人的文字数ボーダーに沿ったら話数がめっちゃるし、かと言って話数を調整したら文字数がとんでもなくなるし」
エボルト「……お前、それこそアンケート案件じゃねぇのか?」
作者「……あっ。まぁいいか」
エボルト「それでいいのか……」
作者「という事で御協力というか読者の趣味全開でよろしく!」
エボルト「というか前回告知無しで開いたブック募集、ルールがいまいち分かりずらくないか?」
作者「それは俺の説明力が足りないからだなうん。まぁ百聞は一見にしかずで次回まで待ってください」


エボルト「こんなんでいいのかよこの小説は……で、こっから先はどうすんだ?どうせやんねぇんだろ」
作者「うん、25000文字超えをやるとなると普通にこっちの文字数がエグくなるからね。なのでこっからは俺のオリジナルライダーについて触れていくよ!」
エボルト「まぁ、お前にしてはいいんじゃねぇか?」
作者「……俺ってそんなに評価低いもんなの?とりあえず最初は聖剣、次にドライバーについてだね」
エボルト「本編で軽く色とかには触れてたからそこはいいとして、何を書く気だ?」
作者「『仮面ライダーセイバー』番組HPみたく、詳細をちょこっとね。ということでどーぞ。ちなみに番号は実際の番組HPの【火炎剣烈火】【聖剣ソードライバー】の説明場所とそれぞれ同じだから流用してます」

蒼炎剣(そうえんけん)業蒼(ごうそう)
①ソードグリップ
蒼炎剣業蒼の柄。この柄を握る者を蒼炎剣業蒼が見定めて仮面ライダーワイルドセイバーを選出する。
②蒼炎剣業蒼エンブレム
蒼炎剣業蒼の聖なる青い炎の源。『聖なる青い炎』を生み出して、心正しき者を癒し、邪悪な存在を焼き払う。また、この炎には傷を治す力もある。中心部には仮面ライダーワイルドセイバーを表す紋章が彫り込まれている。
③ゴウソウソウル
蒼炎剣業蒼の青い刀身。叡智を宿した刀身で、新聖剣ブレイドライバーや先端の【シンガンリーダー】からWRB(ワンダーライドブック)に綴られたあらゆる伝承を学び取り、具現化することが出来る。
④シンガンリーダー
蒼炎剣業蒼の速読器。WRBの裏側にある速読用特殊金属【スピリーダ】と接触させることで、心眼による速読を行う。これによりWRBに綴られたあらゆる伝承の力を一時的に聖剣に宿すことが可能となる。ただしこの剣の場合、異世界の物語が綴られたWRBが一番力を発揮することが出来る。
⑤ゴウソウトリガー
蒼炎剣業蒼の引き金。剣士の操作を受けて蒼炎剣業蒼がその意志を読み取り、【蒼炎剣業蒼エンブレム】にて聖なる青い炎を発生させる。各所攻撃におけるスターターの役割を果たしている。
⑥セイエンジン
蒼炎剣業蒼の刃。聖なる青い炎と英霊の刀鍛冶師と予言の子によって鍛え上げられた紅蓮の刃は、熱を帯びる程に切れ味が増す特性を持つ。

獄炎剣(ごくえんけん)煉獄(れんごく)
①ソードグリップ
獄炎剣煉獄の柄。この柄を握る者を獄炎剣煉獄が見定めて仮面ライダーセイバーオルタを選出する
②獄炎剣煉獄エンブレム
獄炎剣煉獄の邪なる黒い炎の源。『邪なる黒い炎』を生み出して、担い手の敵となる存在を焼き払い、その強大な邪悪なる力に耐えられない担い手をも焼き尽くす。また、担い手に大きな負荷をかける代わりに、あらゆる非物質を吸収することが出来、蓄えた後は自由に放出することもできる。中心部には仮面ライダーセイバーオルタを表す紋章が彫り込まれている。
③レンゴクソウル
獄炎剣煉獄の黒い刀身。叡智を宿した刀身で、新聖剣ブレイドライバーや先端の【シンガンリーダー】からWRB(ワンダーライドブック)に綴られたあらゆる伝承を学び取り、具現化することが出来る。
④シンガンリーダー
獄炎剣煉獄の速読器。WRBの裏側にある速読用特殊金属【スピリーダ】と接触させることで、心眼による速読を行う。これによりWRBに綴られたあらゆる伝承の力を一時的に聖剣に宿すことが可能となる。ただしこの剣の場合、異世界の物語が綴られたWRBが一番力を発揮することが出来る。
⑤レンゴクトリガー
獄炎剣煉獄の引き金。剣士の操作を受けて獄炎剣煉獄がその意志を読み取り、【獄炎剣煉獄エンブレム】にて邪なる黒い炎を発生させる。各所攻撃におけるスターターの役割を果たしている。
⑥コクエンジン
獄炎剣煉獄の刃。邪なる黒い炎と英霊の刀鍛冶師と予言の子によって鍛え上げられた紅蓮の刃は、熱を帯びる程に切れ味が増す特性を持つ。

新聖剣(しんせいけん)ブレイドライバー]
①蒼炎剣業蒼(獄炎剣煉獄)
仮面ライダーワイルドセイバー(セイバーオルタ)が持つ聖剣。この状態で柄を握る事で、変身者に様々な情報を瞬時に伝える事が出来る。
②ブレイドライバーシェルフα
新聖剣ブレイドライバーのWRBを収めるための部位。相性の良い神獣系のWRBから力を引き出して聖剣に伝える他、剣士の甲冑【ソードローブ】の剣技に強く作用する右半身【ライドライト】に様々な能力をもたらす。
③ロストシェルフ
新聖剣ブレイドライバーにある龍の顔を模したような特殊部位。【ライドスペルライン】より伝達された【ブレイドライバーシェルフα】と【ブレイドライバーシェルフβ】のWRBからそれぞれから引き出しきれていない力をさらに引き出し、剣士の甲冑【ソードローブ】の身体能力を増強する【ライドミッド】にも強大な力をもたらす。
④ブレイドライバーシェルフβ
新聖剣ブレイドライバーのWRBを収めるための部位。相性の良い物語系のWRBから力を引き出して聖剣に伝える他、剣士の甲冑【ソードローブ】の特殊能力に強く作用する左半身【ライドライト】に様々な能力をもたらす。
⑤ワンダーフルゴル
新聖剣ブレイドライバーのエネルギー生成器。WRBに内包されている森羅万象が持つエネルギーを抽出して、剣士や各種装備を活性化する特性を備えた【ワンダフルオール】を生成する。
⑥ライドスペルライン
WRBの能力伝導路。新聖剣ブレイドライバーで読み取ったWRBの能力を聖剣に伝える。
⑦ブレイドライバーベルト
新聖剣ブレイドライバーの剣帯。普段は本体内に収納されているが、変身時には自動で展開して変身者の腰に固定する。その後、聖剣の覚醒に呼応して剣士の甲冑【ソードローブ】を展開する役割を持つ。


作者「とまぁこんな感じです」
エボルト「意外とちゃんとしてんのな」
作者「ちゃんとしないとダメだろうし。ちなみに【蒼炎剣業蒼】の炎で治すのは負傷傷だけです。例えば腹に穴を空けられ、それを【蒼炎剣業蒼】の炎で治したとしよう。すると怪我とそれによる痛みは全快されているけど、怪我で失った血やダメージの疲労、状態異常までは治せない。あと火傷は負わない仕様だけども、炎だから普通に熱い」
エボルト「全体的に【光剛剣最光】の下位互換に感じられるな。というかやっぱり熱いのか……」
作者「まぁ代わりにこっちはほぼ無限に使えるけどね、あっちと違って許容範囲外もあるっちゃあるけど。それと言っとくけど、ライダーのスペックはサボった」
エボルト「えぇ……」
作者「あ、でも通常形態で『ドラゴンイーグル』と『ドラゴンジャーニー』を足して2で割った性能って思ってもらって。そしてセイバーオルタがワイルドセイバーに比べると、パンチ力&キック力が上な代わりにジャンプ力走力が下になってるよ」
エボルト「なーほど、オルタらしいっちゃらしいな」
作者「他にも特殊能力あるぞ。ただし、それは次話辺りで覚醒させようと思うし、内容も完全に俺の趣味全開なんだがな」
エボルト「あーもう言わんでいい、察した察した」


作者「察するまでが早いなぁ…ではこれにて終わりです!」
エボルト「つーことで処刑の時間だ」
作者「だろうな!おっしゃ来い!」
エボルト「はっは!コイツはもう既に手遅れだ。てなわけでほいっ!」トスッ
作者「痛っ!?なんだこれ、痛い痛い痛い痛い!?ほんとに何着せられてんだこれ!?」
エボルト「えーっと?『たわし』らしいぞ。つまりはたわしの着ぐるみだな」
作者「なんだその需要が無いとしか感じられない着ぐるみは!?って内側にもあるから痛い!ずっと痛い痛い痛い!」
エボルト「んでもってさらにコンボが効くなこれは。ということで2投目!」トスッ
マザー〈さぁ、行きなさい。ムラサメ〉
ムラサメ〈はい、マザー〉
〈ドォォォン!ムゥゥラサメェ!斬り捨てSorry!〉
作者「なんか来た!?あっやばい、ついにたわしが刺さってきた」
エボルト「さぁ、あのたわしに問答無用で必殺技をぶち込むのです、ムラサメ(cv:マザー)」
マザー〈えっ〉
ドンムラサメ「はい、マザー」
三鮫(さんシャーク)群鮫(むらさめ)!〉
作者「おいこらエボルトってギャーーーー!!!」
〈GAME OVER〉
マザー〈……とりあえずここにいるのは危険ですムラサメ、引きましょう〉
ドンムラサメ「はい、マザー」


エボルト「ふぅ、利用出来て良かったぜ。やっぱり俺、声の仕事も行けるな」
作者(霊)「この野郎、今回は身体にたわしが刺さった状態で必殺技ぶち込ませやがって」
エボルト「知るか、ルーレットだからな。というか、お前がこっち来たら処刑する意味があまり感じられんだろうが」
作者(霊)「知ったこっちゃねぇなぁ。あ、ちなみに『セイバーオルタナティブ』と彼は言ってますが、正式名称は『セイバーオルタ』ですので。彼の趣味です」
エボルト「趣味なのかよ」
作者(霊)「それと、次回投稿は未定です。理由はさっきも言った通り、まだ相手の組み合わせが決まってないのと、就活という地獄が始まってるからです」
エボルト「『遺憾ではございますが今回におきましては、採用をご辞退申し上げる結論をみました。』」
作者(霊)「やめろぉぉぉぉぉぉ!!!嫌ァァァァァァァァァ!!!」バシュゥン
エボルト「あ、消滅した。つー訳だ、かなり空く可能性もある事を把握してくれ。あと、今回の文字数はなるべく起こらなせないようにするから大目に見てくれ。それじゃあ読者諸君!次回の投稿までCiao(チャオ)


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第35話 〜魔王のギフト、繋ぐ英霊の絆。〜

 前回の出来事
・”(いにしえ)の大戦”に新生ネガタロス軍団(仮)が乱入
・それに対してデンライナーも到着して間に合う
・新たなるライダーも2人生誕し、全面交戦勃発

[残りライフ×9400]
作者「皆様あけましておめでとう、そしてお久しぶりです。覚えている人は残っているんかな?」
光刃「遅すぎるんだよテメェ、3ヶ月も空白開けるとかバカじゃねぇか!」
作者「言い訳は全て新年の挨拶の時にしたのでパス!ということで覚えてないだろうけども前回のアンケートを見ていこうか」
光刃「えーっと?今からスマホ見て確認しないと……あっ、【最初のフォームチェンジに使うのは】だったか」
作者「そう。それで今回選ばれたのは41票中20票である【Fate(フェイト)/All(オール) Star(スター) History(ヒストリー) WRB(ワンダーライドブック)】が選ばれましたので、今回使いますよ〜。ただ、ひとつ問題があるんですよね……」
光刃「なんだ、何が問題なんだ?またぶっ壊れか?」
作者「うん、紛うことなきぶっ壊れ。制約はあるっちゃあるけども、それを感じられない感じに調整ミスった。って、俺が言いたいのはそれじゃなくて、組み合わせによってはライダー名が多分最長になるわ」
光刃「何!?つまり、『仮面ライダーエグゼイド ハンターアクションゲーマー レベル5(ドラゴンファング)』よりも長くなるってことか!?」
作者「うん、そうなんだけども公式は公式でなっげぇなぁオイ」
光刃「ちなみに読み方だと41文字になります」
作者「なっが。でもまぁ……前言撤回するわ。確定で超える。だから本文内でフルネームは基本的にしないです」
光刃「そんなになのか……」
作者「そんなになんだよ。それではこれ以上長くする訳には行きませんので本文に行きましょう」
光刃「その前に3ヶ月振りな”いつもの”だ」
〈リバイス!ふむふむ……〉
〈スタンバイ!Here(ヒァ) We(ウィ) Go(ゴゥ)Let's(レッツ) Go(ゴー)Here(ヒァ) We(ウィ) Go(ゴゥ)Let's(レッツ) Go(ゴー)!〉
作者「ちょ、まだ出てない以前に作り出してないワンダーライドブック使うなよ!?」
光刃「うっせぇ!魂他界他界して来やがれ!」
〈習得一閃!〉
〈リバイバイスラッシュ!〉
作者「ギャァァァァァア!!!」
〈GAME OVER〉
光刃「つーことで、今年もよろしくしてくれな!ちなみに今回も25000文字以上だ」


電王L(ライナー)「えい!」ジャキン!

 

ゼロノスZ(ゼロ)「はっ!」ドドドドドォン!

 

NEW電王「はぁ!」カァン!

 

「「「ぎゃあああ!!!」」」

 

そしてぶつかり合う両陣営、そのファーストアタックを決めたのは3人のライダー同時であった。そしてそこから続くように

 

電王R(ロッド)「せりゃ!」ズシャッ!

 

NEWモールイマジン「ぐはっ!?」

 

電王R「よっと、キンちゃん!」

 

電王A(アックス)「おっしゃ、任せとき!どりゃあ!」ズガン!

 

NEWモールイマジン「ごがぁ!?」

 

電王A「まだまだ行くで!」

 

電王G(ガン)「クマちゃん流石!よーし、僕も撃ちまくるけどいいよね!」

 

NEWモールイマジン「い、嫌です!」

 

電王G「答えは聞いてないけど!」ドドドドドキュゥン!

 

「「「ぐぁぁぁあ!」」」

 

電王S(ソード)「(ドキュゥン!)おわっ、あっぶね!おい小僧!テメェ周りに気をつけろ!こっちに当たるところだっただろうが!「このぉ!」うるせぇ!今説教中だぁ!(ジャキン!)「ぐはぁ!」」

 

4タロスがマイペースながらも戦闘を開始し、

 

電王W(ウイング)「ふっ!(シュキンシュキン!)「ウギェア!?」全く、なんたる混沌…これは私には似つかわしくないと何度言えば……」

 

ディケイド「ごちゃごちゃとくどい。さっさと行くぞ鳥。でりゃあ!」カァン!

 

ラットFG(ファンガイア)「ガァ!?」

 

文句を吐きながら戦うジークにディケイドが口を挟み、近くのファンガイアを斬り裂いた

 

ツクヨミ「はぁ!」シャキーン!

 

スパイダーイマジン「ごはぁ!?」

 

最光「これはいい、やはり俺の目に狂いはなかった」

 

一方こちらでは、なんとツクヨミが最光を装備して戦っていた

 

ウォズ「せいっ!(ズォン!)君たち、一体どう言った組み合わせかな?」

 

ツクヨミ「それが、彼が急に私の所に来て……」

 

最光「なに、簡単な事だ。彼女の手から最高な光の力を感じた。それだけだ」

 

ウォズ「あぁ…なるほど、あの時のあれの事か……」

 

その言葉に近くで戦っていたウォズは”アナザーディケイドを背後から『ルナミスフラクター』でツクヨミが貫く光景”を思い出し納得した。だが【光剛剣最光】を使ったツクヨミ自身は変身前では【ファイズフォンX】で撃ち抜きまくっていた経験が邪魔をしてあまりしっくり来なかったようで

 

ツクヨミ「ごめんなさい、私にはあまり合わないみたい」

 

最光「そうかなるほど、それなら仕方ないか。こちらこそ、急にすまなかったな」

 

「「「ギュアアアアアア!!!」」」

 

その言葉に最光は直ぐに理解して謝ると、数体のファンガイアが向かってきた。それに対して

 

ツクヨミ「ふぅ……はっ!」

 

グォォォン! チッ……

 

最光「そこに向けて私を投げろ!」

 

ツクヨミ「はい!てりゃあ!」

 

容赦なくツクヨミは『時止め』を発動して動きを完全に封じ、そして最光をやり投げのように持ち替えてから投擲した。そして

 

最光「光あれ!

 

〈最光発光!〉

 

「「「グギェァァァァァア!!!」」」

 

バキバキバキッ!バリバリバリィィィン!!!

 

GOOD(グッド) LUCK(ラック)!〉

 

刀身に光を纏った最光は、高速回転をしながら加速して突撃し、時が止まった数体のファンガイア全てを滅多斬りにして葬り、別の場所に向かっていった

 

ウォズ「やはり、【光剛剣最光】という聖剣は他の世界においてもとてつもないようだ」

 

〈ジカンデスピア!ヤリスギ!〉

 

ウォズ「はぁ!」

 

なぞのイマジン「ぐはっ!」

 

そしてウォズはその様子に言葉を漏らすと、【ジカンデスピア】を生成して再び戦いを始めた。一方で魔王と救世主は

 

ジオウ「行っくよー、まずはこれ!」

 

GHOST(ゴースト)

 

ゲイツ「なら俺は」

 

SPECTER(スペクター)

 

[ 2015 ]    [ 2015 ]

 

そう言って2人はそれぞれアーマーにある【ライダーレリーフ】や【ライドウォッチ】の【ライドオンスターター】を起動した。すると空中に年数と共に扉が開くと

 

〈ダイカイガン!オレ!オメガドライブ!〉

〈ダイカイガン!スペクター!オメガドライブ!〉

 

ゴースト「はぁぁぁぁあ!

 

スペクター「たぁぁぁぁぁあ!

 

「「「「「ギャァァァァァア!!!」」」」」

 

そこから『仮面ライダーゴースト』と『仮面ライダースペクター』がそれぞれ必殺キックの状態で現れ、多数のイマジンとファンガイアを葬り去った

 

ジオウ「ゲイツもそれっ(ボガッ!)、あるんだ!よっと」

 

DRIVE(ドライブ)

 

ゲイツ「当たり前だ、はっ!(ダガッ!)これが救世主の力だからな。ふっ」

 

BRAVE(ブレイブ)

 

〈ガシャコンソード!〉

 

「「はぁ!」」

 

「「「「「ぐぁぁぁぁあ!!!」」」」」

 

そして他の【ライダーレリーフ】や【ライドウォッチ】を起動させると、今度はそこからそれぞれ【ハンドル剣】と【ガシャコンソード】が出現して攻撃して行った。そんな2人の横を

 

アル「邪魔だ、そこを退け!

 

エックス「IT(イット) “それ(アルトリア顔)”を見たら、私がこの手で斬り殺す!

 

ズドォォォォォオン!!!

 

イマジン達「「「うぎゃぁぁぁぁあ!!!」」」

FG達「「「ギェァァァァァア!!!」」」

 

『魔力放出』をしただけの一閃で道を開き、妖精騎士アーサーの元へと全力疾走していった。その後ろから2人を追うエミヤは

 

エミヤ「やれやれ、これは私の出る幕はないな。最も、ブレーキという役目だけは確実に来るだろうがね」

 

そうため息をつきながらも弓矢で他の射抜きながら走って行った。そしてマシュは

 

マシュ「やぁぁぁ!!!」

 

NEWモールイマジン「ぐはっ!」

 

大きな盾を振り回し、イマジンやFGを叩きのめしていっていた。とそこへ

 

ラットFG「キィィィ!!」

 

マシュ「っ!「やらせはしねぇ!」えっ」

 

ワイルドセイバー「せりゃあ!」ザキンッ!

 

ラットFG「ギェア!?」

 

後ろから来たラットFGを振り向きざまに盾で殴打しようと考えていた所にワイルドセイバーが跳んで来て斬り捨てた

 

マシュ「せ、先輩。」

 

ワイルドセイバー「……あれがゲームの世界とはいえ、戦いでは俺というマスターはサーヴァント達……そしてマシュにずっと守られてきた。だからさ、今の俺に背中くらい守らせてくれ。俺の背中は任すけど」

 

そう言っている最中に敵に囲われ、背中合わせとなる二人。とそこへ

 

セイバーオルタ「んじゃ、オレも守ってもらおうか。まぁだからと言ってオレは守らねぇがな」

 

ワイルドセイバー「おいこら、なら守ってもらおうとすんなよ」

 

セイバーオルタ「んだよ、別にいいだろ?減るもんじゃねぇんだしよ〜」

 

ワイルドセイバー「いやそういう問題じゃなくて……」

 

同じく囲われに巻き込まれたセイバーオルタがワイルドセイバーをからかいながら背中を合わせに来た。そんな様子にマシュはクスッと笑うと

 

マシュ「……はい!マシュ・キリエライト、全力で先輩の背中をお守りさせていただきます!「キェアアア!」っはぁ!」バガン!

 

ワイルドセイバー「残念だったなオルタ。というか、流石は仮面ライダーの先輩だよなぁ……俺もあんな風にレジェンドライダーの力使えたらなぁ……「キシャァ!」っせぁ!」ジャキン!

 

セイバーオルタ「ちぇーケチ。けどそれはオレも少なからず思ったが、無い物ねだりはするもんじゃねぇぞ。「このぉ!」おぅらぁ!」ドグシャア!

 

その言葉に一旦の決着が着き、次に別の話題を振りながら2人は斬り始めた。するとそれぞれのベルトの中央部【ロストシェルフ】から光の玉が出てきて左腕に届くと、直後それぞれ蒼炎と獄炎に包まれ、周りの敵も驚いて周りを囲う形で様子見の体制となった

 

ワイルドセイバー「わっ!?何が起きてんだ!?」

 

セイバーオルタ「熱っ……くはねぇのか、だが何が起きてやがる」

 

???《お前達の仮面ライダーへの愛、しかと見た。しかしなるほど、私に仕える臣下では無く、ファンを得るとはこういう気分なのか……》(cv:小山 力也)

 

そう言って2人は燃え上がる自分の腕を見ていると、どこからか頭の中に尋常でない覇気を感じられる声が響いた

 

ワイルドセイバー「この声…そして覇気的に……っまさか!?」

 

セイバーオルタ「おいおいマジかよ…とんでもねぇヤツが来たやがった……」

 

???《ふっ、気に入った。いいだろう…お前たちのその愛を信じ、そして新ライダー生誕の祝いとして特別にその『無い物ねだり』を叶えてやる》

 

その声の正体に2択で一瞬迷ったが、直ぐに確信を得た2人は困惑が増してしまった。その間に左腕に纏っていた炎の中で形が出来ると

 

〈ブレイジングブースター〉

 

〈ディザスターブースター〉

 

炎が晴れ、中から【ドラグバイザー】と【ドラゴニックブースター】両方を合わせたような見た目の篭手武器が現れた

 

ワイルドセイバー「これは……!?」

 

セイバーオルタ「こいつぁまた、すげぇもんが……」

 

???《お前達の力を元に作ってやった、せいぜい上手く使うことだな……さて、そろそろ時間か。いいか、その『仮面ライダー』

 

そう言って2人は左腕に装着された【ブレイジングブースター】と【ディザスターブースター】をそれぞれよく見ていた。その最中に謎の声が消えていった

 

マシュ「先輩、急にボーっとして大丈夫ですか?」

 

そんな2人を心配したマシュが話しかけてきた。

 

ワイルドセイバー「……ありがとうございます。さぁオルタ、行くぞ!」

 

セイバーオルタ「あぁ、せっかくの品だ。大切に使わせてもらおうか!」

 

そう言って2人は篭手のグリップを握ると、頭の中に使い方の情報()()が一気に流れ込んだ。そして【蒼炎剣業蒼】と【獄炎剣煉獄】をそれぞれ【必冊ホルダー】に納刀し、ブースターを前にスライドさせた。するとそこにWRB(ワンダーライドブック)が一冊入るスロットが現れた

 

ワイルドセイバー「よし、俺はこれ!」

 

〈2011フォーゼオデッセイ〉

 

セイバーオルタ「ならオレはこれだ」

 

〈俺様はキバである〉

 

それを見た2人はそれぞれの【レジェンドライダーWRB】を取り出すと、ブースターに装填し、その瞬間にブースターからタイトルが読まれ、周囲に響いた。そして2人はブースターの横に存在している[][][]の3つのうち、両者共に[]を押した

 

〈フォーゼ〉

 

〈キバ〉

 

その瞬間、2人の意識は別の所へと飛ばされた

 


〈 界時抹消!〉

↓???↓

〈 再界時!〉


 

光刃「ここは…うーん、なんか俺ら、似たような空間に来すぎじゃない?」

 

オルタ「んなのオレが知るかよ、どーせ手抜きだろ」

 

突如として何度か見たような真っ白空間に意識が飛ばされた2人。とそこへ

 

弦太郎「よっ、後輩2人!」

 

光刃「げ、『弦太朗』さん!?」

 

渡「やぁ、光刃くん。それに、オルタくんも」

 

オルタ「『クレナイ ワタル』さんもか、だがこれは一体……」

 

キバット「おーいお前ら、俺様を忘れるなよー」

 

後ろから『仮面ライダーフォーゼ』の変身者『如月(きさらぎ) 弦太朗(げんたろう)』と、『仮面ライダーキバ』の変身者『(くれない) (わたる)』、そしてその相棒である『キバットバットⅢ世』が現れた

 

弦太郎「あーわりぃ、時間が惜しいからなるべく簡単に手早く済ますけどよ、それ使って俺達の力を使えるのは長くて1分までだ。過ぎると自動的に戻るらしいが、出来ることなら時間切れよりも早く切った方がいいみたいだぞ」

 

渡「そして、力を使えるのはそれぞれ別で合計3回までだから気をつけてね。あと、別の形態の力も使う事もできるけど、流石に全部じゃないみたいだから」

 

光刃「わ、分かりました!」

 

オルタ「まぁそりゃそうか。だが、それはそれでもヤベェなおい」

 

キバット「だよなぁ、ディケイドの下位互換?って感じか?」

 

その説明に光刃は困惑しながら背筋ビシッとして答え、オルタは納得しながらも若干機能に引いていた

 

弦太郎「あ、使う時には俺達の元にした”記録”っていうので出るらしいぜ」

 

渡「えーっと、”記録”って言うのは、僕達を元にした影法師みたいなものだと思ってくれたらいいよ。あとそれとだけども……」

 

光刃「大丈夫です、悪用はしませんから!絶対!」

 

オルタ「せっかく貰った信頼をドブに捨てる気なんざ鼻っからねぇよ、センパイ方」

 

渡「いや、もちろんそれもあるんだけど……というか君達の『心の音楽』なら大丈夫だし心配してないけどね」

 

そう言いながら少し困ったように渡は笑いかける。それに不思議そうにしている光刃とオルタの近くにキバットが飛んできた

 

キバット「ったく…渡、ここは俺様に任せな。お前ら、俺達を呼ぶ為に使ってるあの本…【ワンダーライドブック】だっけ?あれでイクサ達も呼べるのは分かってるよな」

 

オルタ「あぁ、だがそれがどうい……待て、つまりそういう事か?」

 

キバット「お、理解が早いな。まぁそういう事だ、あの武器で使うと、なんと!そっちで言う『サブライダー』か『ダークライダー』の力までも借りられるぜぇ〜!」

 

光刃「な、なんだってぇ!?!?」

 

その言葉に光刃はガチで驚いていた。が、そのまま時間が来たのか二人の視界はボヤけてきた

 

弦太郎「つーわけだ。そんじゃー俺らの影帽子?もそこに居るけど、頑張れよ!」

 

渡「影法師ね弦太郎さん。君たちとは世界と時間は違うけど、応援してるから」

 

キバット「まぁ、程々にな〜!」

 

そして2人に手を振られながら見送られ、完全に見えなくなった

 


〈 界時抹消!〉

↓元の場所へ↓

〈 再界時!〉


 

弦太郎〈つー事で、行くぜ後輩!それと、キバ先輩!〉

 

渡〈うん、行こう。キバット!〉

 

キバット〈よっしゃあ!キバってぇ〜、行っくぜーーー!ガブッ!

 

そうして意識が元の場所へ戻ると、ワイルドセイバーの隣に弦太郎の幻影が【フォーゼドライバー】を装着して【トランスイッチ】を1つずつ起動していき、セイバーオルタの隣に渡の幻影が『キバットバットⅢ世』を手に噛み付かせて腰に鎖が巻かれると【キバックル】になっていた。ちなみに隣にいたマシュは突然現れた2人によって困惑していた

 

ワイルドセイバー「……なんか、『あの人』からとんでもない物を渡された気がする」

 

セイバーオルタ「もはや今更だろ。ま、とりあえず行くぞ」

 

(スリー)(ツー)(ワン)…〉

 

〈〈「「変身」」〉〉

 

そしてカウントダウンと共に同時に言うと、レジェンド組はそれぞれ【エンターレバー】を操作させたり【キバットクロー】を【パワールースト】に吊り下げ、2人はブースターを元の場所へスライドさせて読み込んだ。すると

 

〈レジェンドリーディング!フォーゼ〉

 

〈レジェンドリーディング!キバ〉

 

弦太郎〈うりゃぁ!〉

ワイルドセイバー「はっ!」

 

マシュ「きゃっ!」

 

その音声と共にワイルドセイバーと弦太朗は同時に腕を上に伸ばした。すると、ポーズが一致した瞬間に()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()*1、【新聖剣ブレイドライバー】の上に幻影状態の【フォーゼドライバー】が現れた。

 そして次の瞬間、変身音と共にワイルドセイバーが伸ばした手の先に現れたゲートと【新聖剣ブレイドライバー】の上に幻影状態で重なる【フォーゼドライバー】から煙のように噴き出す宇宙の力『コズミックエナジー』が身体を包むと、強烈な風圧が周囲を襲い、マシュは両腕を顔の前に出して風を受けた

 

ワイルドセイバー「っしゃあ!」

 

そう言って煙を腕で払って出てきたワイルドセイバーは姿こそ変わってはいないが、『仮面ライダーフォーゼ ベースステイツ』の幻影を身体に纏っていた

 

セイバーオルタ「ふっ!」

 

隣のセイバーオルタと渡も同じようにポーズが一致した瞬間に身体が完全に重なり、【新聖剣ブレイドライバー】の上に幻影状態の【キバットベルト】が現れたると、そこから超音波のようなエフェクトが出現して身体の上に銀が纏われ、そして銀が弾けると【キバの鎧】…即ち『仮面ライダーキバ キバフォーム』の幻影を纏っていた。するとワイルドセイバーは突如として身体をちぢこませると

 

ワイルドセイバー「宇宙……キターーー!!!

 

マシュ「っ!?」ビクッ

 

そう宇宙にも届きそうなくらいの大きく言いながら両手両足を大きく伸ばし、元ネタを知らないマシュを驚かせると共に困惑をさらに悪化させた。そして両腕を下げると拳を周囲を囲っている敵に適当数向けると

 

ワイルドセイバー「『仮面ライダーワイルドセイバー フォーゼヒストリー』!お前ら纏めて、タイマンはらせてもらうぜ!っしゃぁ!」

 

ROCKET(ロケット) ON(オン)

 

マシュ「ろ、ロケット?」

 

そんな困惑が抜けないでいるマシュの呟きを他所に、ワイルドセイバーはそのまま幻影状態の【フォーゼドライバー】の最右のスイッチを一瞬実態化させて押して起動した。すると右腕に本物の【ロケットモジュール】が出現し、そのまま【ロケットブースター】が点火して飛び上がると

 

ワイルドセイバー「行くぜ!ライダーロケットパーンチ!」ドガッ!

 

バッドイマジン「ぐふぁ!?」

 

そのままの勢いで殴り、そして吹き飛ばすと爆散させた。それを見ていたセイバーオルタのベルトに幻影として重なっている【キバットベルト】から『キバットバットⅢ世』が実態化しながら離れると、マシュとオルタの間に移動した

 

マシュ「先輩オルタさん、先輩ってあんな性格でしたっけ……」

 

セイバーオルタ「あー…恐らく『なりきり』の延長線で性格までも思いっきり影響されてんだろ。つーか、お前はお前でなんで自由にいるんだよ」

 

キバット「んなの、お前は今『仮面ライダーキバ』と同等だからな。そうなると【キバの鎧】を管理しているようなもんの俺様がいるのは当然だろう?」

 

セイバーオルタ「そんなもんなのか……それでどうだ?俺も『クレナイワタル』さんみたいな感じで行くか?」

 

キバット「いや、それは俺の中の『渡』のイメージがズレるからやめてくれ。さぁて、それじゃあ俺様も、いっちょ暴れるぞぉ〜!」

 

セイバーオルタ「そうするか。んじゃあマシュ、行くぞ!うらぁ!」バチィン!

 

スパイダーFG「ウグァ!?」

 

マシュ「はい!せりゃあ!」ドゴォ!

 

クラーケンイマジン「ごはっ!?」

 

そう言ってセイバーオルタとマシュはそれぞれ1番近くの敵を攻撃した。するとセイバーオルタの拳の軌跡が赤い鎖となり、さらに当たった時に火花も散った

 

セイバーオルタ「なるほど、ステータスも『キバ』と同じになるのか。そぅらよ!」

 

ラットFG「ゴガァ!?」

 

それにセイバーオルタは理解した後に近くに来たラットFGを右足でかかと落としを全力で叩き込んだ

 

キバット「オラオラァ!そこのけそこのけ、俺様通ぉぉぉる!」

 

「ウギッ!?」「ギガッ!?」「ゴヴッ!?」

 

その横をキバットが体当たりしながら通ると、火花を散らせる程の威力で確実にダメージを与えていった

 

ジョーカー「はぁ!(ザキン!)やっぱり、心配しなくても大丈夫だったな」

 

琴音「せりゃぁ!(ズシャァ!)というか、いつもの光刃君とはかけ離れた性格になって驚きが未だに収まらないんだけど……」

 

そしてその様子を見た2人は安心と共に困惑も顔に出ていた。その視線の先にいるワイルドセイバーは

 

GLOW(クロー) CHAINSAW(チェーンソー) SPIKE(スパイク) SCISSORS(シザース)ON(オン)

 

ワイルドセイバー「うらうらぁ!」ジャキン!キージャジャジャ!グサッ!シュキーン!

 

ホエールイマジン「うぐぁぁぁ!」

 

モジュールを4つ展開しながら喧嘩戦法で周囲をボコボコにしていると

 

セイバーオルタ「オリジナル、マシュ、10時の方向の壁が薄い。一気に突破するぞ!」

 

マシュ「はい!」

 

ワイルドセイバー「おぉ、任せろ!」

 

突破口を見つけたセイバーオルタが声をかけると、ワイルドセイバーは全ての【アストロスイッチ】をOFFにし、2つのスイッチを実態化させながら抜くと

 

ROCKET(ロケット)   DRILL(ドリル)

 

ROCKET(ロケット) DRILL(ドリル) ON(オン)

 

すぐさま2つのスイッチを装填し、ONにした。一方でセイバーオルタは腰にある幻影状態の【ウェイクアップフエッスル】に触れて実態化させ、そして取り出すと

 

セイバーオルタ「キバット、こいつを吹け!」

 

そのままキバット目掛けて投擲した。それをキバットは口で何とか受け止めると

 

キバット「おおっとと、危ねぇじゃねぇか!ま、いいか。そんじゃあ行くぜ!WAKE(ウェイク)UP(アップ)

 

セイバーオルタ「はっ!はぁぁぁぁぁ……

 

愚痴を零しながらも【フエッスル】を吹きながらセイバーオルタの近くに来て周囲を回った。すると、周囲を闇夜で包みこみ、三日月が大きく輝いていた。そしてセイバーオルタは手を広げ、手の前でクロスさせて構えると

 

セイバーオルタ「はぁ!

 

キバット「いつもの行っくぜー!」

 

一気に右足を高く上げてその足にキバットが2周すると、右足に幻影状態としてあった【ヘルズゲート】が【(カテネ)】から解放されると共に実態化した。そして片足の脚力のまま飛び上がると、ワイルドセイバーと同じ高さまで上昇した

 

マシュ「行きます……せりゃぁぁぁぁあ!!!」

 

オクトパスFG「ギェガッ…!」

 

マシュ「バスター!」

 

アイビーイマジン「ガバッ!」

 

マシュ「先輩、今です!」

 

そしてマシュは大きな盾で攻め立てると、ある程度の数を一方向に集めた

 

ワイルドセイバー「おぉ、マシュも流石だな。よし、俺も決めるぜ!」

 

それを見たワイルドセイバーは左腕で幻影状態の【フォーゼドライバー】の【エンターレバー】を稼働させた

 

ROCKET(ロケット) DRILL(ドリル) LIMIT(リミット) BREAK(ブレイク)

 

その瞬間に【ロケットモジュール】と【ドリルモジュール】の出力が上がり、2人は敵目掛けて加速しながらそれぞれ足を向けると

 

ワイルドセイバー「ライダーロケットドリルキーーーック!

 

セイバーオルタ「ぶち抜け!ダークネスムーンブレイク!

 

「「「ぐぁぁぁぁぁぁあ!!!」」」

 

そのまま必殺技を炸裂させて大爆発を巻き起こし、地面に『キバの紋章』が大きく刻まれた。そして2人が着地した場所へマシュが走ってやって来た

 

マシュ「お見事です!」

 

ワイルドセイバー「っし、やったぜTIME(タイム) OVER(オーバー)ん?」

 

キバット「そんじゃ、あとは頑張れよ〜」

 

セイバーオルタ「おい、それってつまりは…TIME(タイム) OVER(オーバー)……やっぱりか」

 

その音声と共にワイルドセイバーとセイバーオルタがそれぞれ『仮面ライダーフォーゼ』と『仮面ライダーキバ』の変身解除エフェクトと共に纏っていた幻影が消え、キバットも金の粒子となって消えた。とその後にブースターの口が開くと、そこから表紙が真っ黒となった【レジェンドライダーWRB】がそれぞれ飛び出された

 

ワイルドセイバー「おっとと…ほーう、時間切れだとこう排出するのか」

 

セイバーオルタ「それに、なるべく時間切れじゃない方がいいって理由はコレか。なーるほど、後でユーリが泣いてる姿が今からでも思いつくぜ。さーてと……」

 

マシュ「っ!」

 

そう言ってセイバーオルタが【獄炎剣煉獄】をベルトから抜刀し、同じく【蒼炎剣業蒼】を抜刀していたワイルドセイバーは顔をとある方へと向けた。その先には『仮面ライダーソロモン』が立っており、それに気づいたマシュはすぐさま二人の前に立って盾を構えた

 

ソロモン「お前ら……剣士と名乗っておきながら剣を使わないだと?」

 

ワイルドセイバー「剣士だからって全員が全員、剣以外の戦い方が出来ないわけじゃない。少なくとも、俺は先輩ライダー達というライダーファンとしては贅沢な師を持ってるからな」

 

セイバーオルタ「それに、オレ達はまず”正史”で生まれるはずのなかった仮面ライダーだ。なら、少しくらいなんでもありにしても問題ねぇだろ?」

 

マシュ「あまり知らない私から見て、『少し』ではなく『かなり』な気もしますけどね……」

 

そのセイバーオルタの言葉にマシュは苦笑していた。すると

 

ソロモン「そうか。ならば……」

 

OMNIBUS(オムニバス) LOADING(ローディング)……〉

 

そう言いながらソロモンは【オムニフォースWRB】のページを閉じて、ブックからの【ライドスペル】が響き渡った。それに3人は一層の警戒したが

 

ソロモン「俺の空間で叩きのめしてやろう!

 

SOLOMON(ソロモン) ZONE(ゾーン)!〉

 

その言葉と共に【ドゥームズライド】が3回押し込まれてページが表紙から3番目に変わった。それと共に3人を巻き込んで周囲は本のページがパラパラと捲られるかのように変わっていく

 


〈 界時抹消!〉

↓カルデア:中央管制室↓

〈 再界時!〉


 

スタッフ3「個体名『仮面ライダーソロモン』の周囲から空間の歪みを感知!」

 

スタッフ4「あの3人のみを呑み込んでここから消える事が予測できます!」

 

ゴルドルフ「ぐっ、ここは無事を祈って待っているしか……」

 

懸命に働くスタッフ達からの報告に苦虫を噛み潰したような顔をしてそう呟くゴッフ新所長。すると隣にいたダ・ヴィンチちゃんは顔を上げて輪郭をあげると

 

ダ・ヴィンチ「……いや、私達も見届けるべきだと思う。なのであの歪みに突入してしまおうじゃないか!ということでよろしくキャプテン!」

 

ネモ「全く、船長使いの荒い『万能の天才』だね……でも、悪くない。その案に乗ってみようじゃないか」

 

そう多少愚痴りつつも、操作リモコンを握り直した。ちなみに形状は「使いやすいように」という事で【ゲームコントローラー】と全く同形態である

 

Dr.ロマン「そんな事より、ダ・ヴィンチそれって大丈夫なの!?」

 

ダ・ヴィンチ「うーん……あっちの私(キャスターのダ・ヴィンチちゃん)が作った代物だし、多分大丈夫じゃないかな?まぁ当たって砕けろという事さ!」

 

カドック「いやそれで砕けたらダメだろ!?」

 

そんなこんなありつつも、ネモが操作する『異世界通信自動浮遊カメラ(仮)』は展開途中の『SOLOMON(ソロモン) ZONE(ゾーン)』に突入して巻き込まれ、3人の姿と共に戦場から消えたのだった

 


〈 界時抹消!〉

↓ソロモンゾーン内↓

〈 再界時!〉


 

マシュ「ここは……採石場?」

 

セイバーオルタ「やっぱりアレを使いやがったか。だがこの景色は……」

 

ワイルドセイバー「あぁ、どっからどう見てもあそこだよな……」

 

そうして3人が気づいた時には先程の戦場とは全く違う場所に飛ばされていた。ただその場所は”いつもの採石場(岩舟山採石場跡)”と瓜二つであった

 

ソロモン「ふむ、どうやら関係ない鉄クズのような物が紛れ込んだようだが、別に何も問題ないだろう。さてまずは……はぁ!

 

そう言って手を前に放つと【オムニフォースWRB】が闇色に光り、掌から無数の汚れたページのようなものが吹き出された。そしてそれが地面に落ちると

 

シミー「ウァァァ……」

 

瞬く間に『シミー』へと姿を変えて現れ、そして攻めてきた

 

マシュ「これはっ!?(ガキン!)くっ……せりゃあ!(ガァン!)「ウゥグッ」」

 

ワイルドセイバー「ふっ、はぁ!(ザギンザギン!)「ウゥギャッ…」【オムニフォースWRB】には、無数の【アルターライドブック】の力も使われてる。そして【アルターライドブック】からは、この『シミー』を生み出せるっ!(ガキンッ!)」

 

セイバーオルタ「ヤツめ、数で疲弊させながら確実に潰そうってか「ウォォォ……」こんのっ邪魔だぁ!(ズグシャァ!)」

 

それに3人はさっきの警戒態勢を続けていた為に直ぐシミー達と戦い始め、2人が説明を挟みながら一体一体確実に倒して行った

 

ソロモン「お前達は今、この空間に囚われているも同然、誰も助けに来ることは無い。門矢士が言っていた”絆”とやらも、こうなっては何の役に立たんなぁ!アッハハハハハハハ!!!」

 

そう言って後ろから戦いを眺めながら高笑いし始めるソロモン。だが

 

ワイルドセイバー「それは違うな」

 

ソロモン「ハハハハ……あ?」

 

その言葉を一通り切り捨て、後はセイバーオルタに押し付けたワイルドセイバーが否定し、それにソロモンは高笑いをやめて不機嫌そうに顔を向けた。するとワイルドセイバーは【蒼炎剣業蒼】を左手に持ち替えると右手の人差し指を天に向けて指し示した

 

ワイルドセイバー「俺の師匠(天道 総司)が言っていた、『絆とは決して断ち切る事の出来ない深いつながり。例え離れていても、心と心が繋がっている。』ってな。今のお前みたいな”絆”を持ってないような奴に、否定される筋合いは無い!」

 

ソロモン「黙れぇ!ならその”絆”ごときで、この状況を突破できるとでも言うのかぁ!」

 

そう言い切ったワイルドセイバーにソロモンはキレながらそう言い返す。だがそれも押し付けられた分を葬りきったセイバーオルタが言い合いに混ざる

 

セイバーオルタ「おらよぉ!(ズガオッ!)んなの当たり前だろ?というかコイツを助けてくれるのは、今世で結んだ絆だけじゃねぇぞ」

 

ソロモン「何?ならなんだと言う!」

 

マシュ「やぁぁぁあ!!!(ガァン!)「ウグォア…」時が過ぎても、例え先輩が別の人に転生しても、カルデアにいる職員達や、退去せずに先輩を信じ待ってくれた数多の英霊の方達です!」

 

ダ・ヴィンチちゃん〈あぁ、その通りだとも!キャプテン!〉

 

ネモ〈分かってるよ!戦闘援助モードに移行!照準…良し!発射ぁ!〉

 

そしてマシュの言葉にダ・ヴィンチちゃんが肯定すると共にネモが操作する『異世界通信自動浮遊カメラ(仮)』はステルス機能を切ると変形し、砲撃ノズルが両端に2つ装備され、そこから『シミー』が一撃で倒せる程の砲撃が放たれ援助が始まる

 

マシュ「だ、ダ・ヴィンチちゃん!?、それにキャプテンさんの声も!」

 

セイバーオルタ「なるほど、アイツが言ってた鉄クズってコレの事だったか。……いや何処がだよ、雑魚兵一撃で葬る事も出来るとか機能はもうバケモンじゃねぇか」

 

Dr.ロマン〈あはは……僕もそう思うよ。なんだろうこのオーバーテクノロジーは、ってさ〉

 

ワイルドセイバー「……っはは、最高だな!」

 

とその時、ワイルドセイバーの右側の【必冊ホルダー】から一冊の【ワンダーライドブック】が光を放ちながら飛び出てワイルドセイバーの前に佇んだ。それを見たワイルドセイバーは「これは…そういう事か」と呟き

 

ワイルドセイバー「なら見せてやる、お前が馬鹿にした”絆”の力をな!」ガシッ

 

Fate(フェイト)/All(オール) Star(スター) History(ヒストリー)

 

そしてその光を掴むと光は晴れ、中から【フェイトWRB】の姿が現れた。そしてページを開くと【ライドスペル】がこの空間に響いた

 

〈とある時代から語り継がれた、数多の英霊達と絆を結んだ1人のマスターとの物語…〉

 

ワイルドセイバー「うっし、行くぜ!」ガシャァン!

 

そして音声が読み終わると【蒼炎剣業蒼】を【新聖剣ブレイドライバー】に納刀し、【ブレイジングドラグーンWRB】のページを閉じてから【フェイトWRB】を【ブレイドライバーシェルフβ】の方へセットした

 

〈製本複製!〉パァァァァ……

 

すると同時にセイバーオルタの【ディザスターブースター】の口が勝手に開かれると光の粒子が吐き出され、そして形を形成すると同じ【フェイトWRB】となって宙に佇んだ

 

Fate(フェイト)/All(オール) Star(スター) History(ヒストリー)

 

セイバーオルタ「うぉ、オレにもか!?まァ、なら遠慮なく行くとするか!」ガシャァン!

 

それを見てセイバーオルタも【フェイトWRB】を掴むと【獄炎剣煉獄】を【新聖剣ブレイドライバー】に納刀し、ワイルドセイバーと同じような動作をしてからベルトにセットした。すると背後に巨大な【ワンダーライドブック】の像がそれぞれの後ろに2冊顕現して現れた

 

ワイルドセイバー「ふっ!

 

〈業蒼抜刀!〉

 

セイバーオルタ「はっ!

 

〈煉獄抜刀!〉

 

そして2人はなんの合図も無しに同時に抜刀し、ベルトと背後の巨大な像の【ワンダーライドブック】がそれと同時に開かれた。すると開かれた巨大な像の【フェイトWRB】から14種類の『クラスカード』が現れると、それぞれの身体を中心に周りを回り始めた

 

〈英ドラグーンフェイト!〉

 

〈反英雄ドラグーンフェイト!〉

 

そしてベルトからはそれぞれ『ドラゴンイーグル』と『サイユウドラゴン』の変身音と同じリズムで鳴ると、『クラスカード』はさらに回るスピードが上がると姿を完全に隠した。そして直ぐにワイルドセイバーの右手の甲の場所から赤い光が強く光ると、回っていた『クラスカード』が周りから少し離れると共に螺旋を描きながら頭上に登り、中にいた2人が姿を少し変えて現れた

 

〈業蒼伝承!英霊と繋がりし蒼炎竜が、その身に魂宿して希望へ導く!〉

 

〈煉獄伝承!英霊の力扱いし獄炎竜が、その身に魂宿して絶望を下す!〉

 

 

そのワイルドセイバーの左半身は『マスター礼装:カルデア』、セイバーオルタの左半身は『マスター礼装:カルデア戦闘服(色反転ver.)』となっており、頭上に待機していた14枚のカードは螺旋を描きながらベルトの【フェイトWRB】の中に入って変身を完了した。

 

マシュ「先輩、その格好って……」

 

ホームズ〈なるほど、『数多の英霊と絆を結んだマスター』か、(まさ)しくあの彼だね〉

 

ワイルドセイバー「この感じ…なんだろう、不思議と懐かしいと感じる……」

 

セイバーオルタ「ふっなるほどなぁ…アイツ本人(藤丸 立香)じゃねぇが……また世話になるぞ、カルデア共!」

 

 

そしてその姿を見たマシュ達は目を見開いて驚いており、ワイルドセイバーは困惑と安心感の気持ちを同時に抱き、セイバーオルタは困惑することも無く受け入れた

 

ソロモン「姿がほんの少し変わった所でぇ!たぁだぁのぉ、虚仮威しだぁぁぁ!」

 

シミー「ウァァァ……」

 

それに対してソロモンはキャラ崩壊が悪化していき、シミーもまた数多く生成されて攻めてきた

 

セイバーオルタ「オリジナル、いつまでボーッとしてる気だ?」

 

ワイルドセイバー「っあぁ、悪い悪い。それじゃあ改めて、一緒に行くぞマシュ!」

 

マシュ「はい、お任せ下さい!」

 

そう言って3人はそれぞれ構えると、同時に走り出してシミーの中に突っ込んで行った。すると数秒後

 

ワイルドセイバー「オルタ、これ俺の感覚が間違ってなければだけどさ!あんまり威力云々変わってなくねえか!?」

 

セイバーオルタ「あぁ、この形態になってのスペックが雀の涙程……いや、それ未満しか上がってねぇ!」

 

直ぐに違和感を感じた2人は元が良かったスペックでシミーを切り捨てながら話していた。そして2人は隣に並び立つと

 

ワイルドセイバー「こうなったらやることは……」

 

セイバーオルタ「あぁ、一つだけだな……」

 

そう言って一旦深呼吸を挟むと剣を左手に持ち替えてから【フェイトWRB】の前に右手をやると

 

「「とりあえず技を発動させれば何か分かるか」」

 

マシュ「そんなのでいいんですか!?

 

ゴルドルフ〈というか、『とりあえずビール』みたいなのやめなさいよ!〉

 

その言葉にそんなツッコミをされたが、気にすること無く【フェイトWRB】のページを押し込んだ

 

〈英霊 憑装!〉

〈英霊 憑装!〉

 

すると『ライドスペル』によって読み上げられたのはタイトル名ではないワードだった

 

ワイルドセイバー「はっ!?」

 

セイバーオルタ「……オリジナル、とりあえず納刀しよう」

 

それに2人は驚いたが、セイバーオルタの進めからとりあえず揃ってベルトに納刀した。すると通信機先からホームズの声が聞こえてきた

 

ホームズ(『えいれいひょうそう』……発音を聞いた感じ的に『英霊憑装』という本来無い文字の組み合わせだがこれだろう。そして文字通りに捉えるとすると”英霊を憑かせて装そう”……そして変身には”その身に魂宿して”と言っていた。つまりは……)

 

そんな事をホームズが考えて答えに辿り着いてると、2人は納刀した際に柄を強く握った事で柄から手を伝いまた新たに情報が流れ込んできた。そして得た情報から

 

「「(オレ)に力を貸してくれ、サーヴァントの皆(達よ)」」

 

ひとつ、大きな声で揃って叫んだ。すると

 

《できるぞ!》

 

そんな声が、ワイルドセイバーの頭の中に聞こえてきた

 


〈 界時抹消!〉

↓カルデア:レクリエーションルーム↓

〈 再界時!〉


 

〈〈(オレ)に力を貸してくれ、サーヴァントの皆(達よ)!〉〉

 

ニキチッチ「できるぞ!

 

映像で見ていた英雄達の中で、そんな問いにニキチッチは僅か0.5秒という速さで返答した。そして席から立ち上がると次の瞬間、ニキチッチの身体が光り始めた

 

ニキチッチ「行くぞ、ヤースカヤ達!」

 

光のコヤンスカヤ「(ガシッ!)え、ちょ、あの待ってくださいニキチッチさ……」

 

そして隣の席にいた『光のコヤンスカヤ』の腕を掴むと、次はもう片方の席にいた闇のコヤンスカヤをつかもうとした。だがその前に光のコヤンスカヤの身体も光ると共に一瞬だけ光が強くなり、そして光が晴れると2人はここから居なくなった

 

闇のコヤンスカヤ「……頑張ってくださいね、光の(わたくし)。フフフ……ふぅ

 

その後、「くっそー!俺も行ってカッコよく活躍したかったぜー!」やら「むぅ、何故余の名を呼ばぬのだマスターは……」等の声が聞こえてくるレクリエーションルームであった

 


〈 界時抹消!〉

↓再びソロモンゾーン内↓

〈 再界時!〉


 

そして『ニキチッチ』と『光のコヤンスカヤ』がレクリエーションルームから居なくなった後、ワイルドセイバーの【フェイトWRB】からは『ライダー』の、セイバーオルタの【フェイトWRB】からは『アサシン』の【クラスカード】が出現し、そのまま身体に吸収された。すると、2人の左半身が『マスター礼装』からそれぞれ、ワイルドセイバーは『ドブルイニャ・ニキチッチ(第3再臨)』の、セイバーオルタは『光のコヤンスカヤ(第3再臨)』に酷似した装備となった(デカい尻尾は獄炎のようなエネルギー体として代用中)

 

ワイルドセイバー「この感覚…そしてこの武具……『ニキチッチ』か!」

 

ニキチッチ〈おう!オレだぞマスター。それにしても、これは初めての体験だぞ〉

 

ワイルドセイバー「それはでしょうね……じゃあ、俺が呼んで来てくれるかはちょいとばかし賭けだが、『白く輝ける我が愛馬(ベルザ・ブルーク)』!」

 

そう言ってワイルドセイバーは右手に抜刀した【蒼炎剣業蒼】を、左手に第3再臨ニキチッチの斧を装備してバック宙をすると、そこへどこからともなくニキチッチの愛馬(飛竜)がやって来てその上にまたがった

 

飛竜「呼ばれて颯爽と俺が来るぜ!…って、全身鎧なのかよぉ大将。ちくしょう……って、しかも大将の力持ったマスターかよ……」

 

そして飛龍の方は心底残念そうな言葉を漏らし、ニキチッチはワイルドセイバーの中で〈こいつはあとでこれだぞ〉と言って拳を握って振り下ろす仕草をするのであった。一方でセイバーオルタの方はと言うと

 

セイバーオルタ「……まさかテメェが来るとはな、光のコヤンスカヤ」

 

光のコヤンスカヤ〈(わたくし)としましては、この戦いに一切関わる気は無く観戦する気だったのですが……ニキチッチさんに巻き込まれた一種の事故という事ですので〉

 

セイバーオルタ「ふーん、まぁそこはどうでもいい。とりあえずテメェの力、使わせてもらうぞ」

 

光のコヤンスカヤ〈まぁ、こうなった以上、仕方ありません。ただし、負けたらタダでは済まさないゾ♡〉

 

セイバーオルタ「……うーっす」

 

そんな可愛げ満載の笑顔をして脅しの言葉をかけた光のコヤンスカヤに対し、セイバーオルタは心底嫌そうな表情を仮面の下で晒しながら返答した。そんな様子にマシュが2人の傍に駆け寄る

 

マシュ「先輩、これって……」

 

ワイルドセイバー「どうやらこの本の力はこういう事みたいだ。全く、真価がとんでもねぇったらありゃしない……」

 

セイバーオルタ「まぁ、あちら側との同意あっての力だし、宿せる時間も回数も決まってるみたいだがな。それでも十分か」

 

そう言って【獄炎剣煉獄】とワイルドセイバーの【蒼炎剣業蒼】を見るセイバーオルタ。そしてセイバーオルタは視線をソロモンに向き直すと

 

セイバーオルタ「それで?テメェが言った絆がこんな結果を出したが……ねえどんな気持ち?ねぇねぇ今どんな気持ちー?」

 

ソロモン「ッア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙!!!

 

光のコヤンスカヤ〈良い煽りようですね。それでは、土砂降りのような殲滅と参りましょう〉

 

仮面の下でめっちゃいい笑顔をしながら思いっきり煽り、その結果さらにキャラ崩壊が進むとシミーと共に【カラドボルグ】を構えて突撃してきた。そしてセイバーオルタの中にいる光のコヤンスカヤまでもいい笑顔をしていた。その様子を3人+1竜は苦笑いをしていた

 

ワイルドセイバー「うっわー、絶対あいつ仮面の下で生き生きとした顔してるよー。やっぱいい性格してるわ」

 

飛竜「流石にオレもドン引き」

 

ニキチッチ〈うーむ、心做しかヤースカヤもいい笑顔をしてる気がするぞ〉

 

マシュ「先輩オルタさん、ある意味とてつもない人ですね……」

 

セイバーオルタ「何してんだよ、行くぞオマエら。早く倒さねぇとこっから出れねぇんだからな。スナイパー展開!そうらぁ!」

 

そんな3人+1竜を気にもとめず、セイバーオルタは背にある武器光輪から【スナイパーライフル】を展開して撃ちながら【獄炎剣煉獄】で突撃して斬り始めた

 

ワイルドセイバー「……ま、その通りだな。頼むぞ、マシュ、飛竜!」

 

ニキチッチ〈みんなと行くぞ、我が愛馬!〉

 

マシュ「はい!マシュ・キリエライト、改めて行きます!」

 

飛竜「了解だマスター、大将!」

 

そして少し遅れた2人の戦士も、『シミー』共を巧みなコンビネーションで殲滅しながら怒りのあまりにキャラ崩壊がかなり進んだソロモンへと突撃した

 

ワイルドセイバー「おぅらぁ!」ザギン!ドガッ!

 

シミー「ウゥグ……」

 

ニキチッチ〈にゃ、にゃ!がぶーっ!〉

 

飛竜「がぶーっとなぁ!」ガブギィ!

 

シミー「ヴァガッ!」

 

だがその間には大量に生み出された『シミー』がいるため、ワイルドセイバーがマシュの前に行って両手の武器で斬り、乗っている飛竜が噛み砕いたりして殲滅して行った

 

ソロモン「このぉ!」

 

マシュ「っ先輩!(ガゴンッ!)くぅぅぅ……!」

 

ソロモン「邪魔だ、退け小娘ぇ!」

 

マシュ「退きません!絶対に!」

 

そんな時に急襲してきたソロモンにマシュは反応して盾で前に出て防いだ。だがその威力は高く、両足を中心に地面が陥没した。そんなソロモンの後ろにセイバーオルタの姿が現れると

 

セイバーオルタ「よしマシュ、そのままそこを動くなよ!動くと巻き込まれて(いて)ぇぞ!ピストル展開!」

 

光のコヤンスカヤ〈撃ち抜きましょう、華麗に激しく!〉

 

ソロモン「っチィ!」

 

そう言って背にある武器光輪から【拳銃】全てが消えるとソロモンを囲うように展開されてから射撃が始まり、流石にウザったく感じたのか少し後ろへと飛んだ

 

セイバーオルタ「けどそこにもあるんだよなぁ!」

 

ソロモン「何っ!?」

 

光のコヤンスカヤ〈逃がしませんよ〉

 

だが下がった場所には丁度【C4爆弾】が4つ設置されており、中にいる光コヤンが手を叩いた瞬間にそのまま爆破されて爆煙で見えなくなった

 

マシュ「やりましたか!?」

 

ゴルドルフ〈いやそれ、今1番言っちゃ行けない奴だから!〉

 

カドック〈しかも代表的なテンプレフラグだぞ!?〉

 

マシュ「え?あっ……す、すみません!」

 

光のコヤンスカヤ〈まぁ、言わなくても問題ありませんけれどね。手応えがあったようには思えないので〉

 

セイバーオルタ「まぁ、まずアレがそんな簡単に終わるわけが無いからな」

 

そうして煙が晴れると、そこには装甲が少し汚れただけで済んでいるソロモンが立っていた。と直ぐに

 

ニキチッチ〈突っ込め我が愛馬!〉

 

飛竜「任せろ旦那ぁ!」

 

ソロモン「っふん!」

 

そこへ目掛けて飛竜が突撃し、それをソロモンは左手の平を前に出してエネルギーバリアを展開してすぐに止めた

 

飛竜「くっ、バケモノかよ」

 

ソロモン「さぁて、それでは最初に貴様を……ん?居ない?」

 

ニキチッチ〈今だぞマスター!〉

 

思わずそんな言葉が漏れる飛竜をソロモンは処刑しようと思ったが、よく見ると飛竜の上にワイルドセイバーは乗っていなかった。そして色々と周りを見るが姿を見つけられなかった

 

〈スペシャル!ほうほうほーう…〉

 

ソロモン「…っ上か!」

 

そして周りには見つけられない事から消去法で上を見ると、そこには飛び上がっていたワイルドセイバーが【ブレイジングブースター】の【エクスパンショングリップ】を【蒼炎剣業蒼】の【シンガンリーダー】にかざし

 

ワイルドセイバー「蒼火(そうか)新革命(ニューレボリューション)

 

〈完全読破一閃!〉

 

ワイルドセイバー「でりゃぁぁぁぁぁあ!!!

 

そのままソロモンに向けて蒼炎の斬撃波を放った

 

ソロモン「なるほど、考えたな。だが……ハァ!」ドワァン!

 

飛竜「うぉあ!?」

 

OMNIBUS(オムニバス) LOADING(ローディング)……〉

 

だがソロモンはまず衝撃波で飛竜を吹き飛ばすとすぐさま左手で【オムニフォースWRB】の表紙を閉じ

 

ソロモン「私にそれは届ぁかん!

 

SOLOMON(ソロモン) BREAK(ブレイク)!〉

 

そして直ぐに【ドゥームズライド】が押し込まれ、左手でその斬撃波を握り潰した後に75cmサイズの禍々しいエネルギー球を精製すると

 

ソロモン「おうらっ!

 

ワイルドセイバー「っやべ!(ドガァン!)ぐはぁ…!」

 

ニキチッチ〈ぐああぅ…!〉

 

そのまま空中で技を放った直後により隙だらけとなっているワイルドセイバーの身体に放って撃ち落とし、そして直撃された方は背中から落ちた

 

飛竜「無事か大将!」

 

光のコヤンスカヤ〈ニキチッチさん、大丈夫ですか?〉

 

ニキチッチ〈あぁ、まだまだ行けるぞ。それよりもマスターの方はどうだ?〉

 

マシュ「先輩、大丈夫ですか!」

 

ワイルドセイバー「大丈夫、痛かったけどまぁ許容範囲内だから」

 

そう言って身体を起こすワイルドセイバー。そして顔をセイバーオルタの方に向けると

 

ワイルドセイバー「それとオルタ、なんかあいつ『狂化』でもなったかのように狂い始めたけども、お前の見解だとどう思うよ」

 

セイバーオルタ「急に振るな、つか先ずお前の見解を話せよ。……ったく。だがまぁ、無理矢理記憶を都合のいいようかなり書き換えられてんだ、何も支障が出ないって方がまず有り得ねぇな」

 

ワイルドセイバー「成程、大体俺と同じ結論か。結局のところ、気持ちのいい話では無いか……っと」

 

そう結論付けて再び立ち上がるワイルドセイバー。と直後

 

ソロモン「話は終わりですか?

 

OMNIBUS(オムニバス) LOADING(ローディング)……〉

 

「「「っ!」」」

 

その言葉と共にまた左手で【オムニフォースWRB】の表紙を閉じていた

 

ソロモン「では己の無力を思い知り、無様に息絶えなさい

 

SOLOMON(ソロモン) STLASH(ストラッシュ)!〉

 

そして【ドゥームズライド】が2回押されると共にソロモンは【カラドボルグ】を上に掲げると、その真上に巨大な【カラドボルグ】型のエネルギー体が出現した

 

ソロモン「うぉぉぉぉらぁ!

 

シミー「(ズシャァ!)ウグォア……」

 

そして叫び声と共に【カラドボルグ】を横薙ぎに振るうと、その動きに連動してエネルギー体巨大【カラドボルグ】も大量のシミーを斬り倒しながらこちらに迫ってきた

 

飛竜「どうするよ大将方、あれは絶ッ対ヤバいやつだぞ!」

 

光のコヤンスカヤ〈いっそ、空に飛んでみます?〉

 

ニキチッチ〈いや、さっきもすぐに対応されたから悪手だぞ〉

 

マシュ「なら、ここは私が!(ガギィィィン!)ぐっ…重い……!!!」

 

だがその必殺の一撃をマシュは2人の前に出て盾を構え、『奮い断つ決意の盾』を自身を対象に使う事でなんと両足を地面に埋まりながらもエネルギー体巨大【カラドボルグ】をギリギリ受け止め

 

マシュ「ぐぅぅぅぅ……はぁ!

 

バギィィィン!

 

ソロモン「何っ!?」

 

そのまま気合いで押し返すと、エネルギー体巨大【カラドボルグ】をへし折って破壊した。だがそれと同時にマシュは息を上げながら片膝を着いた

 

ダ・ヴィンチちゃん〈マシュ!無事かい!〉

 

マシュ「私はっ!何とかっ…!ハァ…ハァ…先輩!今のうちに!」

 

『異世界通信自動浮遊カメラ(仮)』から心配する声にしっかりと答えたマシュは顔を向けずに2人に向けてそう叫んだ

 

セイバーオルタ「ナイスガッツだったぞマシュ!行くぞオリジナル!」

 

ワイルドセイバー「あぁ。せっかく作ってくれたチャンス、(のが)さない!飛竜!」

 

飛竜「あいよぉ!」

 

するとその言葉を受けて真横から2人のライダーはそのまま未だに信じられないといった様子のソロモンに向かっていった

 

ワイルドセイバー「ニキチッチ!」

 

〈必殺解読!〉

 

ニキチッチ〈うむ!〉

 

 

セイバーオルタ「光コヤン!」

 

〈必殺解読!〉

 

光のコヤンスカヤ〈いいでしょう〉

 

そして2人は【新聖剣ブレイドライバー】にそれぞれ聖剣を納刀するとすぐさまトリガーを引いた。それと同時に2人の魔力が急増していった

 

〈ドラグーン!フェイト!真名解放撃!〉

 

〈ドラグーン!フェイト!宝具解放撃!〉

 

ワイルドセイバー「頼んだ!バトンタッチ!

セイバーオルタ「頼むぞ!バトンタッチ!

 

その言葉と共に再びトリガーを引くと、【ロストシェルフ】からの【クラスカード】柄の【オリハルコンエレメント】みたいなゲートが2人の前にそれぞれ現れた。それに2人は飛竜から飛んで、そのまま駆け抜けてそれぞれ飛び込むと

 

ニキチッチ「心得た!

 

光のコヤンスカヤ「最高品質でお届けしましょう

 

通り抜けた後の姿が、完全に『ドブルイニャ・ニキチッチ』と『光のコヤンスカヤ』(共に第三再臨)に変わっていた

 

マシュ「えっ……えぇ!?」

 

Dr.ロマン〈はは…驚きすぎて僕は疲れたよ、もう……〉

 

ダ・ヴィンチちゃん〈こらこらロマニ、私達も知らない事がまだあるんだからギブアップにはまだ早いよ〉

 

ネモ〈それでももう十分おなかいっぱいだけどね〉

 

ゴルドルフ〈……えっ?この他にもまだあるの?流石に冗談だと言ってくれないか?〉

 

ホームズ〈残念だが新所長、他にまだある可能性は十二分にある。まぁ、私的には見聞を広めるいい機会なのだが!〉

 

カドック〈少しは自重してくれ名探偵〉

 

その様子を見ていたカルデア組はやっぱり驚いており、ゴルドルフ新所長だけは青ざめてもいた

 

ソロモン「なっ!?ついに『仮面ライダー』でも無くなっただと!?」

 

そして、敵のソロモンも流石に予想の89°上を行っていた為に身体が硬直してしまった

 

ニキチッチ「では行くぞ!合わせろ我が愛馬!」

 

飛竜「合点承知ッ!驚きでまだ色々とてんやわんやだが、もはや考えるのもめんどくせぇ!飛ばしますぜ旦那ァ!」

 

光のコヤンスカヤ「それでは私も合わせて行きましょう」

 

そんな事を構わずそのままニキチッチを乗せた飛竜は一気に飛び上がると、急に停止した。そして【ダマスク鋼の斧】を掲げ

 

ニキチッチ「罪を雪げ。太陽を仰げ。来たれ、三頭竜!

 

その言葉と共にニキチッチと飛竜の隣に青い火焔の中から邪竜『ゴルィニシチェ』が姿を現した。

一方の光のコヤンスカヤは、謎のピンク色の物体を手に持つと、それを前方に投げ捨てた。するとそこから大量の煙が吹き出し、一瞬で光のコヤンスカヤの姿を包み込んだ

 

光のコヤンスカヤ「平伏せよ、崇拝せよ。これなるは神の威光、我が大社。我が指先の具現なり

 

そんな言葉と共に煙が晴れると、そこからピンクと黒で染まった”破壊の獣”とも言える巨大戦車【NF-79式制圧戦術車両】と、その上に立って乗っている光のコヤンスカヤが出てきた

 

ニキチッチ「邪竜来りて罪を吐く(ズメイ・ゴルィニシチェ)』!

 

光のコヤンスカヤ「霊裳重光(れいしょうじゅうこう)・79(しき)擲禍(てきか)大社(たいしゃ)』!」パチンッ!

 

そして、ニキチッチが【ダマスク鋼の斧】を振り下ろし、光のコヤンスカヤが指パッチンを同時に行うと、邪竜『ゴルィニシチェ』は3つの頭で青い火焔×3を放出し、【NF-79式制圧戦術車両】は全ての砲門からミサイルやビームの射出を同時に放った

 

ソロモン「なっ!?」

 

ゴグワァァァァア!!!

ズグドグドガガァァァァア!!!

 

ソロモン「ぐぅぅぅぅっ……!!!」

 

その全てはそのままソロモンへと集中砲火され、それをソロモンは【カラドボルグ】から手を離し両手を使ってエネルギーバリアを展開した。だがそれでも真名解放をして放たれる宝具の威力は凄まじく、バリアの強度をどんどんと削っていった

 

ソロモン「このっ、調子に…「からの!」っ!」

 

そして爆煙で視界が見えずにいると急にソロモンのいた場所が振り上げた【NF-79式制圧戦術車両】の両前脚によって影で覆われた。それに直ぐに気づいたソロモンは片手をバリア展開から【カラドボルグ】を遠隔操作に切り替えて浮かび上がらせた

 

ソロモン「はっ、この隙に踏み潰そうって腹ですか。だが今からなら十分に間に合う、無駄のようでし…!」

 

ニキチッチ「で・き・る・ぞーーッ!

 

ズグシャァァァァア!!!

 

ソロモン「ごはっ!?」

 

飛竜「大きな隙、ありがとさんよ!

 

その時に生まれた隙をつき、ニキチッチ(光コヤンのスキル全バフ乗せ済)が【ダマスク鋼の斧】を構えて飛竜に乗りながら爆煙で見えてなかったソロモンの視界に急に現れると、そのまま半分崩壊していたバリアを粉砕しながらその身体へ強烈な一撃を叩き込んだ

 

光のコヤンスカヤ「知恵あるものはひれ伏すがいい!『イズトゥーラ・セブンドライブ!』

 

ズドゴォォォォオン!!!

 

ソロモン「ぐあぁぁぁぁあ!?」

 

そこへさらにさっきまで構えていた【NF-79式制圧戦術車両】の両前脚が、バリアを破壊された上に【カラドボルグ】の操作があやふやになっていたソロモンへと振り下ろされた

 

パァァァ……

 

ワイルドセイバー「ありがとうな、ニキチッチ」

 

ニキチッチ〈気にする必要は無いぞ。それと、オレの一撃は確実に入ったからな。もしこれでダメージがあんまりだったらお手上げだぞ〉

 

セイバーオルタ「願わくばこのまま再起不能になってて欲しいんだが……淡い希望だろうな」

 

光のコヤンスカヤ〈一応私の【玉藻タンク】は叩き込んだままにしてありますが、怪しいですね……〉

 

マシュ「先輩、先輩オルタさん!」

 

そして【NF-79式制圧戦術車両】から少し離れた場所に2人+1匹が着地すると、主導権がまた変わってライダーの姿に戻り、さらにマシュ達も合流してきた

 

ワイルドセイバー「マシュ、もう大丈夫なのか?」

 

マシュ「はい!マシュ・キリエライト、完全回復しました!」

 

ニキチッチ〈うむ、その声からして本当に大丈夫なようだぞ!〉

 

Dr.ロマン〈ねぇ聞くけどさ、なんで回復までできるのこれ……もう逆に何が出来ないの?〉

 

セイバーオルタ「えぇ……もはや怖っ」

 

ゴルドルフ〈えぇい!そんな事よりもあれは本当にくたばったのかね!〉

 

飛竜「いや、あのバケモンだぜ?このままくたばる姿が想像できねぇんだけど……」

 

ズドガァァァァアン!!!

 

とそんな会話をしていたその時、急に【NF-79式制圧戦術車両】が大きな音を立てながら粉砕されて残骸が辺りに散らばった

 

光のコヤンスカヤ〈ああっ!私の玉藻タンクがぁ!〉

 

ゴルドルフ〈ひっ、何事かね!?〉

 

ビュオォォォォオ!!!

 

そしてカルデアの方でゴルドルフの怯える声が聞こえてる中、今度は突如として突風が全員に降りかかり、僅かに残った『シミー』と残骸もその風でさらに四方八方へと飛んで行った

 

飛竜「うぉぉぉやっべぇ突風!全力で踏ん張らねぇと飛んでっちまう!」

 

マシュ「ぐっ、一体…何が!?」

 

ホームズ〈申し訳ないがミスター光刃、その掴んでいる手は絶対に離さないでくれ。例えコレが壊れなくても、転がり回れば管制室にいる全員が映像で酔う〉

 

ワイルドセイバー「了解ですっ!……っと、収まったか」

 

セイバーオルタ「テメェらぁ、全員気ぃ引き締めろ!」

 

ネモ〈あぁ!やはりまだ、倒しきれてないようだ!〉

 

すると突風先だった【NF-79式制圧戦術車両】残骸場所からアーマーに傷ができ、【オムニフォースWRB】から()()()()()()()()()()()()()()()()()()()ソロモンが出てきた

 

ソロモン「効いたぜ、今のはよぉ……!」

 

OMNIBUS(オムニバス) LOADING(ローディング)……〉

 

ソロモン「お返しは盛大にくれてやる!

 

SOLOMON(ソロモン) STLASH(ストラッシュ)!〉

 

そう言ってソロモンは【オムニフォースWRB】のページを閉じて【ドゥームズライド】を2回押し、再び【カラドボルグ】を天に掲げた

 

マシュ「またあの攻撃がっ!」

 

ホームズ〈いや、これは……〉

 

ムニエル〈嘘だろ!?そんな事ありえんのかよ!?〉

 

ダ・ヴィンチちゃん〈気をつけて!敵性反応が増えてる!上からだ!〉

 

すると掲げた先に表紙が地面向きの【オムニフォースWRB】の像が現れるとページが開き、そこから大量の巨大な【カラドボルグ】が現れ、さらに変形して【キングオブソロモン】となった

 

ワイルドセイバー「わぁ……こりゃやっべ」

 

マシュ「大きい…しかも、多数……!」

 

セイバーオルタ「ったく、こちとら1つ目の中間フォームにもなってねぇってのに、『準ラスボスライダー』相手にすんのくっっっそめんどくせぇ!!!」

 

そんな光景にそれぞれ口から言葉が漏れていると、2人の身体から【エーテル】の光が分散されてきた

 

飛龍「マジかよ、このタイミングでか畜生!」

 

ニキチッチ〈くっ、すまないマスター。どうやらさっきの宝具で時間がもう無理なようだぞ……〉

 

ワイルドセイバー「了解、ゆっくり休んでくれニキチッチ、飛龍」

 

飛龍「すまねぇ、迷惑かけるぜマスター…」

 

光のコヤンスカヤ〈それでは私もこれまで、延長サービスは受け付けておりませんので〉

 

セイバーオルタ「そうか。まぁ労いの言葉は言わねぇがな」

 

光のコヤンスカヤ〈あら、それは残念〉

 

〈憑装 解除〉

〈憑装 解除〉

 

そしてベルトからそんな音声が流れると、2人の身体からドッと【エーテル】の集合群が出ていき、飛龍も【エーテル】の集合群となって宙に飛んだ。それと同時にワイルドセイバーとセイバーオルタは『雀の涙』未満と酷評した形態に戻った

 

ニキチッチ〈それじゃあ頑張るんだぞ、お前達ならできるはずだからな。オレが言うんだから間違いないぞ〉

 

光のコヤンスカヤ〈私達は皆様と共にまたこちらの様子を見せていただきますので〉

 

飛龍〈んじゃ俺は勝利を祈って魚食ってるか〉

 

ニキチッチ〈いや、お前は後でコレだと言ったぞ(謎に聞こえる拳を握って振り下ろす素振り音)〉

 

飛龍〈ヒ、ヒュ〜♪俺へのご褒美〜♪〉

 

そんな会話をして、【エーテル】は完全に分散して消えてしまった

 

ワイルドセイバー「……ん?みんなと見ている?えっマジで?」

 

セイバーオルタ「んな今こんなやべぇ状況な中でそんなくだんねぇことを拾うな!今!コイツらを!どうするべきか!そっちを考えろやバカ野郎!

 

マシュ「先輩……」

 

ダ・ヴィンチちゃん〈あははー、相変わらずマスター君はマイペースな所があるというかなんというか……〉

 

そしてマジ切れセイバーオルタに叱られ、マシュ達もフォロー出来ずにいると

 

ブォン!

 

マシュ「先輩!」

 

ワイルドセイバー「っやべっ!」

 

セイバーオルタ「チッ!」

 

ズガァァァァアン!!!

 

そんな事構わずに一体の【キングオブソロモン】が一気に近づいてきて普通に斬りかかってくると、ソロモンも歩いて近づいてきた

 

ソロモン「まだ余裕のようだな。それとも、ただの馬鹿か?」

 

セイバーオルタ「……あー悪い、色々あってオマエの事完全に忘れてたわ」

 

マシュ「先輩オルタさん!?

 

ソロモン「そうかそうかよし殺す

 

突然の忘れた発言にマシュの驚愕の声を上げ、切れたソロモンは【キングオブソロモン】を一気に向かわせるように指示を出した

 

ワイルドセイバー「オルタ、無駄に火に油を注いでどーする気よ」

 

セイバーオルタ「無駄にって言うか、ガチな本音が漏れたって言うか……まぁ、こうなったらユーリを泣かす手段しかないだろ」

 

ワイルドセイバー「まぁ、インターバルがあるから繋ぎの為にはそうなっちまうよなぁ!」

 

ズガァァァァアン!!!

 

そして、2人はまた【キングオブソロモン】の攻撃を避けると、ワイルドセイバーは新たに【レジェンドWRB】を構えた

 

ワイルドセイバー「行くぜ!」

 

〈ダブル探偵日誌〉

 

セイバーオルタ「ならオレも同じのを使わせてもらう!」

 

〈複製印刷!〉パァァァァ……

 

〈ダブル探偵日誌〉

 

それを見たセイバーオルタも直ぐに【ディザスターブースター】の口を開けて光の粒子が吐き出されると、今度は【ダブル探偵日誌WRB】となって宙に佇み、それを掴むと両者は同時にブースターに装填した。その瞬間にブースターから改めてタイトルが読まれて周囲に響き、そして2人はブースターの横に存在している[][][]の3つのうち、ワイルドセイバーは[]を、セイバーオルタは[]を押した

 

〈アクセル〉

 

〈エターナル〉

 

それにより、【ダブル探偵日誌WRB】の”記録”を元にしてそのライダーの変身者の幻影がそれぞれ現れた

 

竜〈俺を呼んだか、光刃〉

 

ワイルドセイバー「はい、力を貸してくれませんか?」

 

竜〈ふっ、俺にそんなつまらん質問をするな。貸す気が無かったら、そもそも来もせん〉

 

ワイルドセイバー「あっ、それもそうか。それじゃあ力借りますよ、刑事さん!」

 

 

克己〈んで?お前は死人である俺に力を借りたいってか〉

 

セイバーオルタ「あぁ、現在数の暴力されてんでなぁ。最悪な状況を乗り切るためだったら、『永遠の死神』の手だろうとオレは借りるさ」

 

克己〈『永遠の死神』…か。いいだろう、『エターナル』の力、存分に貸してやる〉

 

セイバーオルタ「そんじゃあ遠慮なく借りさせてもらおう!」

 

そうして2人は立ち構えると、照井と大道はそれぞれ【アクセルドライバー】【ロストドライバー】を取り出すと腰に当てて装着し、さらに【ガイアメモリ】を取り出した

 

ACCEL(アクセル) !〉

 

ETERNAL(エターナル) !〉

 

「〈変…「〈変身!〉」…身ッ!〉」

 

その言葉と共に2人はドライバーに【ガイアメモリ】をメモリスロットへ装填して待機音が流れ始め、その後照井は【パワースロットル】を『エンジンを吹かす』ように2回捻らせた

 

ワイルドセイバー「はぁ!」ガチャッ!

 

〈レジェンドリーディング!アクセル〉

 

竜〈ふっ〉

 

ACCEL(アクセル)!〉

 

そしてワイルドセイバーがブースターを元の場所へスライドさせて読み込ませ、照井も【パワースロットル】を今度は捻らせ続けた

 

セイバーオルタ「おぅら!」ガチャッ!

 

〈レジェンドリーディング!エターナル〉

 

克己〈ふん〉

 

ETERNAL(エターナル)!〉

 

それと同時にセイバーオルタもブースターを元の場所へスライドさせて読み込ませ、大道も【ロストドライバー】を倒して展開させた。そして2人は幻影と同じ変身ポーズをすると、平行移動と共に一体化し、それぞれの変身エフェクトに包まれると『仮面ライダーアクセル』の幻影を纏った『仮面ライダーワイルドセイバー アクセルヒストリー』と、『仮面ライダーエターナル』の幻影を纏った『仮面ライダーセイバーオルタ エターナルヒストリー』に変わった

 

マシュ「また別の姿に」

 

ダ・ヴィンチちゃん〈なるほど、近くに居たおかげで分かったけども、あれは夢幻召喚(インストール)に1番近いようだね〉

 

Dr.ロマン〈つまり、今の彼はその纏っている仮面ライダーってのに実質なってるってこと?〉

 

ダ・ヴィンチちゃん〈そうなるね。いやー!本音を言ってしまうとものすんごく興味深い!〉

 

ネモ〈ダ・ヴィンチ、耳元で叫ぶのはやめてくれ……〉

 

それを見たカルデアチームは示された計器からそれぞれの反応を見せた。するとワイルドセイバーは手を前に突き出すと

 

ワイルドセイバー「『投影(トレース)開始(オン)!』」

 

その一言と共に【エンジンブレード】を『投影魔術』で精製させ、宙で完成された為にそのまま重量で地面に落ち突き刺さった。そしてワイルドセイバーは突き刺さった【エンジンブレード】を片手で掴み掲げ、セイバーオルタは【エターナルローブ】をたなびかせてから【エターナルエッジ】を手で回転させて構えると

 

ワイルドセイバー「さぁ……振り切るぜ!

 

セイバーオルタ「踊るぞ、死神のパーティタイムだ!

 

 

Dr.ロマン〈ほら、マシュ。せっかくなんだし一緒に決めゼリフ、何か言ってみたら?〉

 

マシュ「えっ!?で、ですが私、そんなの持って無いんですけれども……」

 

Dr.ロマン〈なら今即興で作っちゃおうよ〉

 

マシュ「え、えーっと……ま、マッシュマシュにしてやりましゅ!

 

ダ・ヴィンチちゃん〈うん、絶妙に締まらない決めゼリフをありがとうマシュ、即興だから仕方ないと私は思うけどね。それとロマニ、後で話がある〉

 

Dr.ロマン〈えぇ!?なんで!?〉

 

カドック〈いや妥当だろ〉

 

それぞれ決めゼリフと共に【キングオブソロモン】の殲滅戦を始めに向かった

*1
イメージとしては『ギンガストリウム』や『ギンガビクトリー』が他ウルトラマンの技を使う時のやつ




Q.なんでこのレジェンドライダー選んだ?
A.私の趣味だ。いいだろう?

Q. どうしてこの英霊を選んだ?
A. ニキチッチをヒロインに入れなかったことによる処刑を浴びた為に行った為。そして光コヤンはニキチッチが出るので巻き込み、闇コヤンは巻き込まれなかったことによる安堵の息をこっそりはいています

Q. ユーリが泣くと言っていた理由は?
A. 真っ黒になってしまったワンダーライドブックを回復するには【光剛剣最光】の力を使う必要があり(この小説設定)、一冊を完全回復するのに24時間もかかる。つまり既に2冊あるので48時間ぶっ通しコースが確定したのである。慈悲は無い

Q. あのスパークは何?
A. ニキチッチ達によって絶大なる一撃を貰ったために【オムニフォースWRB】へ発生した不調。これによって今回まぁまぁ使っていたバリアが使えなくなってしまった為に最後で【キングオブソロモン】をかなりの数呼び出した。FGOに例えると、敵の体力ゲージ1つをブレイクしたようなもの

Q. どうして『投影魔術』で武器出しても使えたの?
A. ブースターの力。そして読み込ん時に、その『レジェンドライダー』を【起源】として時限式だが捻じ変えられている為にいつもとは違って武器の投影もできた。ただし武器で投影できるのは、ベルトに付いてきてない兼自動生成されない系(例:音撃管・烈風、ドア銃etc…)だけであり、一度の変身中に同じ武器の投影は出来ないという制約もあるので、極アームズみたいな事は出来ない


[残りライフ×9399]
作者「という事で今回のあとがきです」
エボルト「さて、今更ながらこれをちゃんと全文読んでくれている人はいるのだろうか……」
作者「まぁ半分俺がただヒャッハーしてる場所だしなぁ。読まれなかったとしても是非もないよね!」
エボルト「それでいいのかお前は……」

作者「では参りましょう、みんな(多分)大好き『今回のアンケート』の時間です!……そうなのかなぁ」
エボルト「自分で言っておいて自信なくしてんじゃねぇか」
作者「まぁ、毎話90%の確率で新しいアンケートがあるのもウリにしようかって思ってるので許してね。では改めまして、今回のアンケート内容は【1話分の文字数これで大丈夫?】でございます!」
エボルト「あーなんか3ヶ月前にそんな事言ってたなぁー」
作者「初期に書いてたのを見返して思ったけど、文字数差がすんげぇのよ」
エボルト「そりゃあまぁ…なぁ……?」
作者「なのでその確認です。結果次第では短くできるようにできるだけ頑張ります」
エボルト「絶対とは言えないのがここの野郎だ。諦めろよ読者諸君」
作者「努力はしますよ努力は。あ、それと『活動報告』で募集をかけますので興味ある方は来ちまってください」


エボルト「で?ここからは?」
作者「前回同様オリジナルライダーについて触れてくよ。それじゃあまずは【ブレイジングブースター】と【ディザスターブースター】の2つだね」
エボルト「それじゃあ前みたいに詳細を「無いよ」……なんだって?」
作者「だから、詳細は無いよ」
エボルト「は?理由を話せ、内容によってはヘルライズフォースライズだぞ」
作者「ワー殺意マシマシダー。んでなんでかって言うと、俺は絵が描けねぇからな。だから部位の詳細設定を書いたところで分かりずらいだろ?俺も考えている内に分かりずらくなって諦めた」
エボルト「ひっでぇ理由だなぁオイ。まぁ一応首の皮一枚って思っとけ」
作者「こっえー…てなわけでブースター解説入りマース」

[ブレイジングブースター]
[ディザスターブースター]

 どういう訳か干渉することが出来た未来の魔王が速攻で『仮面ライダーセイバー』を理解し、その時に即興で作り上げて贈られた”魔王手作り専用武装”。【レジェンドライダーWRB】を装填して他のライダーの力を1分間だけ引き出せる〔レジェンドリード〕、相方が持っているワンダーライドブックを一時的限定とはいえ増やすことが出来る〔複製印刷〕、ブースターから火炎弾を放て特定の形態になることで真価を発揮出来る〔ヴァレットレコード〕と3つの機能が備わっている。また、ブースター自体の硬度もかなり高いので攻撃の受けにも使え、さらに聖剣にリードさせて必殺技を放つ事も出来る。ちなみに【ブレイジングブースター】は[]のボタン、【ディザスターブースター】は[]のボタンが押せないようになっているので使えず、〔レジェンドリード〕で押すボタンの意味は以下である
[]:主役ライダー
[]:サブライダー(もう一度押していけば他ライダーも可能)
[]:ネガ&ダークライダー(もう一度押していけば他ライダーも可能)
〔レジェンドリード〕中のフォーム名は『(ライダー名)ヒストリー』と最後に続いていく

作者「以上でござる」
エボルト「うーんもはや壊れだなぁ」
作者「俺もそう思う。デメリットがあんまり仕事してないような気もするし」
エボルト「つーかお前、特殊能力の覚醒とか言ってなかったか?」
作者「いや、流石に無理やりすぎた気がしたのでン我が魔王が今回特別ゲストになった感じなのよ。んで次はフォームチェンジ先の解説デース」

[ドラグーンフェイト・ブレイジング]
[ドラグーンフェイト・ディザスター]

 新ライダー達の別フォームその1で、左半身が『魔術礼装(マスター礼装)』に変わる(オルタの場合は色反転付き)。そしてそのままの状態だと通常フォームのスペックと微量でしか差がないが、変身した際に変身者の意志によって左半身の『魔術礼装(マスター礼装)』が変わり、そのスキルを使用することが出来る(ただし変身中に他の礼装に変える事は出来ず、変えるにはには一度変身を解除して再変身しなければならない)。
 また、『ワンダー必殺技』のようにブックを押し込む事で〔英霊 憑装〕が発動し、『カルデア』に居る英霊と一体化することができる(互いの承諾が必須)。そうなると一体化した英霊の武器やスキルを使うだけでなく、必殺技の際には宝具解放として主導権が入れ替わってる放(別に入れ替わりは必須では無いため入れ替わらずにでも使用できるが、年季の差の安心感からである)。ただし一体化中は光刃の”無限の魔力”の生成がストップされてしまう事で『魔力消費』という時間制限があり、真名解放した一撃を放った際にはタイムリミットを大きく縮めてしまうこととなる。そして一体化が解除されて戻った際には”無限の魔力”の生成が再開され、完全回復するのに約1分の時間を要する。
 また、一体化できる回数も5回、『宝具解放』を使えば1回分ずつ減っていくと決まっており、その回数を超えてしまうと聖剣が負荷に耐えれなくなって真っ二つに折れてしまうデメリットがある。ちなみに体の主導権は基本的にマスターにあるのだが、時と場合と羞恥心によっては真名解放関係なく英霊側に丸投げすることもできる。一体化中のフォーム名は『リンク[クラス名][真名]ソウル』と後ろに続く

作者「とまぁこんなもんです」
エボルト「うん、こっちも壊れてんな」
作者「それと『まえがき』の方で言った最長ですが、本編最後の形態だと
『仮面ライダーワイルドセイバー ドラグーンフェイト・ブレイジング アクセルヒストリー』
『仮面ライダーセイバーオルタ ドラグーンフェイト・ディザスター エターナルヒストリー』
となります。理解したかい?」
エボルト「いや長ぇわ」
作者「さらに英霊と一体化中になると『〇〇ヒストリー』の前にさっきのが続きます」
エボルト「自重しろよ作者。なんでこうなった」
作者「知らん、気づいたらこうなってた。つまり俺の趣味ってことか……?」
エボルト「長すぎる点がセンス最悪だわ」
作者「……否定できねぇ」


エボルト「自覚ありかよ……んじゃあこの辺りで終わりだよな?なら処刑タイムだ」
作者「問答無用!?まぁ、確かに終わりだけどもさぁ」
エボルト「なら問題ねぇな。んじゃあルーレットスタート!」
作者「どう足掻いても絶望!」
エボルト「毎度毎度の事なんだよなぁ。…そこっ!(トストスッ!)ほーぅ、こう来たか。んじゃあ呼び寄せの術!」
作者「なんだよそのパチモンみたいな術は!?」
エボルト「簡単に言うと、処刑物搬入所のを呼び寄せるだけの術だ。まぁ今まで急に突入してたからな、いい加減直した方がいいと思って2秒で考えた」
作者「早っ!?そしてやっぱりパチモンじゃないか!」
エボルト「そんな事より来るぞ〜」
作者「ゑ?〈必殺承認!〉おぉっと?なんか後ろから頭に突きつk〈ホーリージャスティスフィニッシュ!〉ゴハァ!?」
〈リバイ!ギファードフィニッシュ!〉
〈バイス!ギファードフィニッシュ!〉
作者「グギュエァ!?」
エボルト「そこにアルティメットリバイスコンビが磁力を利用した連撃を浴びせ、さらにホーリーライブがエビリティライブにフォームチェンジ!……ここ、あんま深く考えるんじゃねぇぞ?頭万丈になるからなぁ」「おい!どういう意味だエボルト!」
〈エビルライブチャージ!〉
〈エビリティパーフェクトフィニッシュ!〉
EV(エビリティ)ライブ「はぁ!!!」ズババババ!!!
作者「ギゲゲゲゲゲゲゲ!?!?」
〈リバイ!ギファードフィニッシュ!〉
〈バイス!ギファードフィニッシュ!〉
作者「あっ、ちょま、磁力で拘束するのは反則だろ!?」
〈エビルライブチャージ!〉
Wings(ウィング) for(フォー) the() Future(フューチャー)Future(フューチャー)
エボルト「そしてその拘束された作者に向けてエビリティライブが飛んで来たぁ!」
作者「そしてお前はなんだよエボルト!解説王(スピードワゴン)か!」
EVライブ「大事に……決めようか!
〈エビリティパーフェクトフィナーレ!〉
作者「ぐふぉあああああああああ……」
エボルト「おおっ!蹴りが炸裂して磁力で発生した異空間に………って、普通ならここで終わりなんだけどよ、ルーレットの結果は絶対だからな。ここにさらにもうひとつ刺さったのを追加だ。テメェの余りに余ってるライフ残量をエネルギー変換、『ビクトリウム・キャノン』発射ぁ!ズドォォォォォォオンンン!!!
作者「死体蹴りじゃねぇかぁぁぁぁぁ!!!」
〈GAME OVER〉


エボルト「ふぅ、やりきったぜ。つーわけで今回は『963POR』さんと『バスクケーキ』さんだ。十中八九リクエスト通りになってねぇかもしれねぇが、悪いな。この作者に僅かに残っていた余裕がついに塵レベルに消し飛んだんだ。だからまた次まで間が空く可能性が極めて大きいことを承知しておいてくれよ?……ったくあいつ、授業分からねぇからってサボってるから今こんな辛くなってんだろうが頭万丈が、反省しやがれってんだよ……ンン!さてそれじゃあ読者諸君!いつになるかは分からないが、次回の投稿まで、Ciao(チャオ)


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