不知火舞 NTR (ななし)
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不知火舞 NTR
アンディのもとに動画が送られてきた。
動画を再生する。
「アンディ、見てる?」
そう言うのは見間違えようのない、彼女だった。
鏡の前にたっている。
後ろにいる男がカメラを持って撮影している。
「心配かけてごめんね。」
頬を赤らめ、もじもじとしている。
彼女はいつもの衣装を身にまとっていた。
「ごめんなさい、アンディ。実は私、この人の奴隷妻になることになったの」
(なっ……)
「闘いで負けて、ホテルに連れ込まれて二回戦をやったんだけど、そこでも負けちゃって……やあん♥」
もじもじと腿をすりあわせながらしゃべる舞の胸に男が手を置いた。
赤い忍び装束のうえから愛撫を加える。
「二回戦といっても鈍感男にはわからないだろう。どんなことをやったのか教えてやれ」
「それはぁ……あぁん♥ 言えないわ……」
(舞……くそっ、その手を離せ!)
男の手があわせの中に入った。
男の手の甲の形を浮かせた忍び装束の胸元がもぞもぞと蠢く。
「そう言わずに教えてやれ。蚊帳の外はかわいそうだろう」
「わ、わかりました……アンディ、よく聞いて……闘いに負けた私は、このひととホテルで二回戦をしたの……裸にされて、体と体をぶつけあって……性器をこすりあう……セックスで勝負したの」
(なんだって……)
「結果は私の惨敗……このひとが一回イクまでに何回イかされたかわからないわ……何回もイッて、とろとろになった私のマンコに、アンディとは全然ちがう、濃厚な精液をたくさん出されちゃった」
あまりのことにアンディは絶句する。
舞は男の股間に手を伸ばした。
恭しくペニスを手にする。
「見て、アンディのとは全然ちがうでしょう? 大きくて、男らしくて……♥ このおチンポ様にわからされちゃったの♥ だからもう、あなたのもとには帰れないわ。ごめんなさい」
舞がペニスをしごく。
顔を上げ、うるうるとした目で男を見つめている。
鏡越し、撮影しているというのに男とキスをしてみせた。
「舞、舌を出せ。負け犬に見せつけてやろう」
「はい♥」
男に言われるがまま舞は舌をつきだした。
カメラの前で男と舌をじゃれあわせる。
その間も手を動かし、男のものを情熱的にしごいていた。
(くっ……)
負け犬呼ばわりされたうえ、ディープキスを見せつけられても、どうすることもできないアンディは画面の前でただ歯噛みしていた。
怒りと悔しさで胸が張り裂けんばかりの動悸に襲われている。
「んは♥ ああん♥」
ぴちゃぴちゃと粘膜がふれあい唾液がこねあわされる音の合間に舞の艶かしい喘ぎ声が聞こえる。
男の手が舞の胸元をまさぐっていた。
嫌悪感はないのか舞はされるがままになっている。
やがて乳房が忍び装束の中からひっぱりだされた。
たっぷりと量感のある柔肉の頂点、花のような色をした乳頭が舞が興奮していることを示すかのように、ぴんと勃起していた。
「んふっ♥ んんっ♥」
勃起した乳頭を男に刺激され舞は体をくねらせた。
恥ずかしい声をごまかそうとするかのように情熱的なキスをかまし、お返しとばかりにペニスをしごく手を激しくした。
男の手が乳房から離れ、彼女のお腹を撫でる。
(まさか……やめろ……)
アンディの願いもむなしく、男の手が舞の股座に触れた。
「んふっ♥ んんぅっ♥」
割れ目を刺激され、舞が股間をびくびくとはねあげた。
長い長いキスがここでようやく途切れた。
男の手が舞の下着をずらし、直接陰部に触れる。
「なんだ。びしょ濡れだな。元彼へのメッセージの撮影でそんなに興奮したのか」
(元彼だと……)
アンディは愕然とする。
「あなたの触り方がいやらしすぎるのよ♥ この女殺しぃ♥」
二人はすでに軽口を叩ける仲らしい。
「ああん♥ こんな格好、だめぇ♥」
男が舞の腿に手を当てる。
舞は片足を持ち上げられた。
割れ目にペニスが擦り付けられる。
やめろ!
思わず声が出るが画面の向こうには届かない。
ペニスが舞の膣内へねじこまれた。
(そんな……)
男は避妊具をつけていない。
性病をうつされてしまうかもしれない。
このまま出されてしまったら妊娠の可能性もある。
舞がそんな状況に置かれているのにアンディは見ていることしかできない。
アンディを嘲笑うかのように男は舞の膣内にペニスをぬぷぬぷと抜き差しし、生のふれあいを楽しんでいる。
「気持ちいいよ。すぐに出してしまいそうだ」
「やぁん♥ そんなぁ♥ 出されちゃうなんて♥」
「このまま中に出してもいいよな?」
(なに言ってるんだ……)
「それはだめぇ……外に……あぁん♥」
「お前も中に出して欲しいんだろう? 俺の子種を求めて子宮が降りてきてるぞ」
「うそ……ひぃっ♥」
男が舞をつきあげた。
舞は体をのけぞらせ、びくびくと痙攣を走らせた。
バランスを崩し、壁に手をつく。
壁に手をついたことをいいことに男は舞の片足をさらに持ち上げた。
ほぼ一直線になった股に一段と深く腰をいれる。
「熱くなった子宮が俺のチンポに吸い付いてきてるぞ。よっぽど俺の子供が欲しいんだな」
男の台詞を聞き、男の亀頭が舞の子宮口とキスをしている様子を想像してしまう。
「うそよ……そんなわけないわ……♥」
否定する舞の声が甘くとろける。
男が腰を回していた。
子宮口をこねられて快感を覚えているのだろうか。
「ここはどんな場所だったか説明してやれ」
男が腰を奥まで入れながら舞の耳元に囁いた。
「無理よ……それは言えない……」
舞はうつむき、いやいやするように首を振った。
ポニーテールがゆらゆらと揺れる。
「言え」
「あぁッ♥ らめぇッ♥ 言えないっ」
男が膣内をかきまぜ、うながすが舞は必死に口を引き結ぶ。
男が肩をすくめた。
「設定に入り込んでくれて嬉しいよ。だが、この動画をアンディに送るというのは嘘だ」
「ほんと……?」
「ああ。セックスを盛り上げるための戯れ言だ。本当に送るわけがないだろう」
男の言葉は嘘だ。
現にアンディのもとに動画が送られている。
男の顔に軽薄な笑みが浮かんでいる。表情を見れば嘘だと簡単にわかる。
しかし、子宮を突き回され冷静さを失っているのか、男にそこまで心酔しているということなのかわからないが、舞は嘘を見抜けていない様子だった。
「さあ、ここがどんな場所だったのか……いまはどんな場所になったのか聞かせてくれ」
片足をあげた舞の腿を抱くようにしながら、膣の奥までペニスをねじこみ、ぐりぐりと刺激しながら耳元に囁く。
「あぁん♥ そこはぁ♥ そこでアンディの赤ちゃんを育てようと思ってました……でも、もう違います……あなたの精液を受け止めて、赤ちゃんを育てる場所です♥」
舞は男にキスをした。
精液を出してとばかりに腰を揺する。
「アンディの子でなくていいのか?」
「はい♥ 優柔不断なアンディの赤ちゃんより、強いあなたの赤ちゃんが欲しいです♥ 出してください♥ んあぁっ♥」
(舞……)
アンディに送る動画だという意識が消えたせいなのか舞は男に思い切り媚びた声をもらした。
濡れた瞳で結合部を見下ろし、中出しを懇願する。
「いいだろう。孕ませてやる……アンディの薄い精液とは違う、濃厚な精液を出してやるからな」
「ああっ♥ うれしいっ♥ ごめんなさい、アンディ♥ わたし、わたしぃ♥ 妊娠しちゃう♥ あっ♥ ああああああっ♥」
男が舞の股に腰を叩きつけた。
マーキングをしようとする犬のように片足をあげた――しかし逆に膣奥にマーキングされている舞の脚がびくびくっと震えた。
見ているだけでその気持ちよさが想像できてしまうほど膣口がぎゅうっと締まってペニスの根本を締め上げている。
舞は両手を壁につき、その手の甲に頬を押しつけて目を閉じている。膣内射精の感覚をじっくりと味わっているかのように見えてアンディは言葉を失う。
「あっ♥」
ペニスを引き抜かれて、舞は魂まで引きずり出されたかのようにバランスを崩した。
その体を男が抱き止めた。
「大丈夫か」
「はい♥」
舞はあげていた片足をつき、両腕を男の首に絡めた。
背伸びして、ちゅっとキスをする。しっかりと守ってくれた男と何度も唇を重ねた。
情熱的にふれあう唇の間から、ちらちらと舌が見えた。
きっと舌を絡ませあっているのだろう。
自分よりも背の高い男とキスをするために顔を上向けている舞の喉元がごくりと音を立てた。
男の唾液を飲み込んだのだろうか。
「あっ♥」
ペニスが舞の下腹に触れた。
さっき出したばかりだというのにギンギンに勃起している。
「次はベッドでやろうか」
「……はい♥」
舞は男の提案を拒絶することなく、こくりとうなずいた。
上目遣いの瞳が淫欲に濡れていた。
………
舞と男がベッドに横になっていた。
お互い裸で、体をくっつけあっている。
「アンディがもし、早く決断していたら……あなたに犯されることもなかったのかしら?」
舞が意地の悪そうな笑みを浮かべた。
優柔不断なアンディを煽っているのだ。
男が笑う。
「変わらないよ。犯すのが彼氏持ちの女か人妻かという違いだけだ」
「あら、ひどい人♥」
台詞とは裏腹に舞は楽しそうに笑っている。
「……しかし個人的には人妻を犯す方が興奮しただろうな。彼にはもうちょっと頑張ってほしかった」
男が身を起こし、仰向けの舞の両サイドに手をついた。
勃起したペニスが彼女の割れ目を擦る。
「ごめんなさい♥ アンディが優柔不断なせいで……」
(なんで舞が謝る必要があるんだ……)
真剣な表情での謝罪がアンディの心をえぐる。
「悪いのは全部あの腰抜け男だ。君が謝る必要はない」
「ああっ♥ でもぉ♥」
ペニスが舞の膣内に沈み込む。
男が舞の顎をつかんだ。
自分の方を向かせ、唇を奪う。
「んちゅ♥ んむっ♥ あむっ♥」
彼女もそのキスに応えた。
まるで新婚夫婦のように熱いキスを交わしながら腰を振りあっている。
「キスをしながら出してやろう」
「あっ♥ うれしい♥ んむっ♥ んちゅっ♥」
激しいキスの合間に会話を交わしながらのぼりつめていく。
先に限界を迎えたのは舞だった。
「んぅッ♥ うぅぅッ♥」
キスしているせいでくぐもった悲鳴をあげながら男の下でぴんと体をそりかえらせる。
背が浮き、もちあがった腰に男が下腹を叩きつけた。
絶頂に達した舞の子宮めがけて精液を吐き出しているのだろう。
絶頂してこわばっていた舞の体から力が抜けていく。
精液を受け入れるために体から力を抜いて子宮口を弛めているのかもしれない。
(クソッ……クソッ……)
アンディはその様子を見ていることしかできなかった。
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後背位ビデオレター
アンディのもとに動画が送られてきた。
「んほっ♥ おおっ♥ お゛おおおおおっ♥」
ベッドに両手をついた女を見下ろすようなアングル。
女が女らしからぬ声をあげながら体を弾ませていた。
ベッドがぎしぎしと音を立てる。
女は袖のない赤い衣装。肩にしめ縄をかけ背中に結んでいた。
ポニーテールと先端に珠をつけた長い帯が尻尾のように揺れている。
カメラが女の腰の方へ舐めるようにアングルを変えていく。
赤い下着をずらされ剥き出しになった女陰に男性器がねじこまれていた。
衣装と下着をずらされ、あらわになったプリプリの尻肉に男の下腹が打ち付けられ、パンパンと音が鳴る。
(舞……? まさかな……)
彼女とはしばらく連絡がとれなくなっていた。
血眼になって探しているところにこの動画が送られてきた。
「最初の頃は嫌がっていたのに、今ではすっかりこの体勢で貫かれるのが好きになったな」
片手でカメラを、反対の手を女の腰に当てながら男が笑う。
「そんなこと、ないわ……」
舞の声にそっくりだった。
「体は正直だぞ。チンポをきつく締め付けてくる。俺に犯されて喜んでいる証拠だ」
「うそよ……ああっ♥」
「我慢は体に毒だぞ。早く素直になれ。」
両手両足をつき、許しをこうような体勢の女の肉穴に男は容赦なく肉棒を出し入れする。
女の腰に当てていた手を胸の方に回した。
アングル的によく見えないが乳房を鷲掴みにしたようだった。
「乳首も固くなってるじゃないか」
「いやああっ♥ だめぇっ……♥」
男にとっては支配欲を満たす体位だが、女にとっては屈辱的だろう。
しかし犬のように犯されている女の声は悦ぶようにとろけていた。
男が乳房から手を離した。
その手を女の尻にたたきつける。
「ひぃっ♥」
「おおっ、叩いた瞬間キュンと締め付けてきたな。やはりお前は乱暴にされて感じる変態だ」
「ちがうわ……変態なんかじゃ……きゃあああっ♥」
肩がはねあがり、ポニーテールが虚空を掃く。
「マンコだけじゃない、ケツの穴も嬉しそうに締まっているなぁ」
「そんなところ見ないで! ひぃんっ♥」
尻を叩かれるたび女は悲鳴をあげる。
苦痛だけでなく、どこか艶めいた色を帯びていた。
「そのうち、こっちの穴でもできるようにしてやろう」
男が女の肛門を愛撫し、ぬちっとめくり返す。
ピンク色の粘膜が外気に触れた。
気持ち悪いのか女は尻を揺らした。
「何考えてるのよ……触らないで、変態っ……きゃああっ♥」
その尻を男がたたく。
腰を振り、膣をぬちゅぬちゅとかき回し始めた
「ほら、いけ。イッた瞬間に精液を注いでやる」
「中はだめぇ……妊娠しちゃう……」
「中出しが嫌なら精々いかないように頑張るんたな」
「そんなの、無理よ……ああっ♥」
限界が近いのか女は両腕をベッドについた。
腕の間に顔を伏せる。
「恋人でもない男のチンポでイクのか? どうしようもない淫売だなぁ」
恋人。その単語にアンディはドキっとする。
おしりを向けて土下座するような姿勢になった女に男が勝ち誇った様子で腰を叩きつける。
三浅一深の巧みな腰使いで肉穴をぐちょぐちょとかきまわす。
同時に胸を責め、女を追い詰めていく。
「やぁんっ♥ だめぇ♥ 出されちゃうのにぃ♥ イクッ♥ イクイクイクッ♥」
獣の体勢で膣穴を犯し抜かれた女が体を反り返らせた。
その声と姿態でアンディは確信する。
(これは舞じゃない。彼女はこんな浅ましい声は出さない……彼女の服に似せた服を着させられた他の女。誰かの嫌がらせだ)
自分に言い聞かせながら映像を見る。
男は先の宣言通り、絶頂した女の膣内に射精したようだった。
「はぁ、はぁ♥ あぁ……♥ 本当に出すなんて……♥」
「イけば中出しだと言っておいたのにイッたんだ。中出ししてほしかったんだろう?」
「卑怯よ……あんな状況でそんなこと言われてもどうしようもないじゃない……」
「最初から言っていたらいかずに堪えられたか?」
「それは……」
「無理だな。お前のいやらしい体では耐えられるわけがない」
「そんなのやってみなくちゃ――あっ♥」
男性器がずるりと引き抜かれ、女が喘いだ。
本気汁まみれ、赤く充血した女性器から精液があふれだした。
開いた股の間にぼたぼたとこぼれ落ちてベッドを汚す。
「次を楽しみにしているよ」
両手両膝をつきうなだれたまま、はぁ、はぁと息を乱す女の後ろ姿が映し出される。
女が少し顔の向きを変えた。うなじや頬、額が汗びっしょりで乱れた髪がはりついている。
横顔が彼女に似ていた。
(まさか……そんなはずがない……彼女がこんな……)
「ああ……アンディ以外のチンポで、イッちゃった……♥」
女の口からそんな台詞がこぼれた。
罪悪感に満ちた声だった。
アンディは後頭部を金槌で殴られたようなショックを受けた。
「イッただけじゃないだろう? 膣内に精液を出されてしまったなあ」
「ああっ……ごめんなさい、アンディ……あなた以外の子供を妊娠しちゃうかもしれないわ……」
動画が終了する。
(最後のは聞き間違い……きっとそうだ……)
アンディは確認のために何度も動画を見返した。
この動画の女が舞だとは思いたくない。
もし舞だとすれば彼女は犬のような格好で、生で犯され、膣内射精までされたことになる。
妊娠させられている可能性もある。
最悪の想像が脳裏を埋め尽くす。
映像を見返せば見返すほど彼女としか思えなくなる。
(ちがう……舞が、こんな……)
アンディは死にもの狂いで舞を探した。
しかし、舞の行方はいまだに掴めない。
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椅子に縛り付けられた恋人の目の前で種付け
アンディと舞で敵に闘いを挑むも敗北してしまった場合です
闘いの場面は書けないのでいきなりエッチなところからはじまります
「やぁんっ♥ だめぇっ♥」
艶かしい喘ぎ声で目を覚ます。
アンディは目を丸くした。
舞がこちらを見下ろしている。
「あ、アンディ!? 見ちゃダメぇ」
彼女はアンディの肩に両手を置いていた。
赤い忍装束の前がはだけ、こぼれ落ちた乳房がアンディの目の前で揺れている。
乳房だけではない。ポニーテールや珠つきの尻尾のような帯も揺れていた。
白い肌が紅潮して汗に濡れている。
「んんッ♥ アンディ……見ないで……」
パンパンと音が聞こえてくる。
舞の後ろに男がいた。
その男の顔を見て気を失う前の記憶が一気によみがえった。
アンディと舞はこの男と闘い、敗れたのだ。
アンディが眠っている間、舞はずっと犯されていたのだろう。
舞。彼女の名前を呼ぼうとしたが声がでなかった。猿轡をされていた。
彼女にくっついている男を排除するため体を動かそうとしたがそれも叶わない。椅子に縛りつけられていた。
「ようやく目を覚ましたか。負け犬が眠っている間に俺たちがどれだけ仲を深めたのか見せつけてやろう」
「やん♥ だめぇええっ♥」
舞の尻肉と男の下腹がぶつかりあい、パンパンと音を立てる。
ぬちゅぬちゅと濡れた音が聞こえる。
乳首を勃起させた乳房が男のピストンに合わせ、アンディを幻惑するように揺れた。
乳肌が赤く染まっている。
体をぶつけあって汗をかいたのか、そのしずくがとんでくる。
舞の甘酸っぱい体臭が鼻腔をくすぐった。
「この角度だとつながっているところが見えないか? 舞、片足をあげろ」
男は馴れ馴れしく彼女を呼び捨てにした。
舞の上体を起こさせ、アンディの肩に置いていた手を壁につかせる。
「そんなの無理よ……できないわ……」
ばちんと音が響いた。
「あぁん♥」
舞が尻を叩かれたのだ。
なぜか嬉しそうな悲鳴をあげる。
「俺が手伝ってやる」
「ちょっと……だめぇ! 見ないで! 見ちゃダメぇえええ!」
舞はアンディに――電柱に向かってマーキングしようとする犬のように脚をあげさせられた。
陰部に男根が沈み込んでいるのが見えた。
抜き差しされるそれは愛液に濡れていた。
見たところ避妊具はつけていない。
男はにやりと笑った。
「このまま中に出してもいいよなぁ?」
アンディは目を剥いた。
そんなことをされたら舞が妊娠してしまうかもしれない。
拘束されていることも忘れて男に殴りかかろうとしたが、やはり動けなかった。
「中はだめ……おねがいだから、外に……」
「軟弱で優柔不断なアンディより俺の子供が欲しいって言ってたじゃないか。あれは嘘だったのか?」
舞の腿裏に押し当てた手に力をこめ、さらなる開脚を強い、開脚のおかげで遊びができた膣内のさらに深くにまで男根をねじこみながら囁いた。
(なんだって……)
アンディは驚愕の表情を浮かべた。
舞と目が合う。
「そんなこと言ってないわ! 信じて、アンディ……」
心なしか彼女が動揺して見えるのは気のせいだろうか。
「口ではごまかせても、こっちはごまかせないだろ。どう説明するんだ。精液をくださいってマンコが締め付けてくるぞ」
「ううぅっ……そんなの、嘘よ……」
「本気汁も垂れ流しだ。ほら、見えるかアンディ。舞は俺の子供が欲しくてたまらないみたいだぞ」
舞の脚がさらに持ち上げられ、I字開脚に近い形になる。
大開脚によりくつろげられた陰唇、その中心に抜き差しされる男根は、男の言った通り、白く濁った本気汁で汚れていた。
クリトリスも歓喜と期待を示すかのように勃起しているように見えた。
「アンディ、お前も嬉しいんだろう?」
(なに……?)
「犯される舞の姿を見て勃起してるじゃないか」
(なっ……)
そこはテントを張っていた。
舞もそれに気づいてしまう。
「そんな……アンディ、どうして……」
「どうやら寝取られマゾだったみたいだな」
(ちがう、これは……)
猿轡をされていて口で否定することができない。
勃起しているという事実を凌辱者だけでなく舞にまで知られてしまう。
「彼も期待しているようだし、中に出してやろう」
(よせ……やめろ……!)
「怖い顔だな。じゃあこうしようか。君の勃起がおさまるまで俺は腰を振ることにするよ」
(なに……)
「ほら、さっさとチンポを小さくしたらどうだ? 目の前で大切な女が犯されているというのに勃起させてるなんて変態以外の何者でもないぞ」
「アンディ、おねがい……小さくてして……じゃないと中に出されちゃう……」
「舞のキツマンに締め付けられていたからもう限界が近い。長くはもたないぞ」
(くっ……)
「おや? まだ大きくなるか? アンディは寝取られ願望のある変態だったようだな。その願いを俺が叶えてやろう」
男が舞に腰を打ち付けた。
アンディのペニスはなおも勃起していた。
歓喜するようにビクビクと震えてしまう。
これでは舞に種付けしてくださいと言っているようなものだ。
「いやあああああああああああっ!」
舞の下半身がわなないた。
持ち上げた片足にもびくびくっと痙攣が走った。
深々と貫かれた膣穴の上から、ぶしゃああっと透明なしぶきをあげる。
男が腰を打ち付けて動きを止める。
(まさか……)
「中出しされて嬉ションか。舞も変態だったようだな」
(そんな……嘘だ……)
舞が自分以外の男に膣内射精されてしまった。
あまりのショックに頭が真っ白になる。
「はぁ♥ はぁ♥ ううぅっ♥ ちがうの……これはぁ……」
「中が締まって俺の精液を一滴残らず絞り出そうとしてるなぁ。」
「く……ううっ♥」
(舞っ……)
膣内射精をされてうなだれる舞をアンディは呆然と見つめる。
しかしペニスはギンギンにいきりたっていた。
「ここから母乳が出るようになるだろう。楽しみだな」
「うぅ……♥ やめて……」
乳房を鷲掴みにされ、乳首を吸われた舞は体をくねらせた。
男の頭を押して振り払おうとしているが、男はぴちゃぴちゃと乳首を吸っている。
「きゃあっ♥ ちょっと、なにするつもりよ……」
舞がアンディの方に向かせられた。
縛られたアンディの両肩に手をのせる。
はだけられ、食い込む忍び装束が乳房の量感を強調する。
男に吸われ、痛々しいほどに充血し、涎まみれにされた乳首がアンディの目の前で揺れる。
よっぽど強く握られたのか、白い乳肌に凌辱者の指のあとがついていた。
男の手が乳房を愛撫し、下へと降りていく。
舞のお腹をいやらしくさする。
「見えるか、アンディ。中出しされた舞のお腹だ。子宮はこのあたりか?」
「あ……♥」
下腹を撫でられた舞がくすぐったそうに腰をくねらせる。
「俺の精子はいまどのへんを泳いでいるだろうな?」
「やめて……気持ち悪いこと言わないで……」
男の手が下腹を撫で、指を割れ目へと沈めていく。
あふれだしていた愛液と精液をすくいとり舞の下腹に塗りつける。
「どうするアンディ。精液を吸い出すか? それとも避妊薬を手に入れてくるか。なんにせよ拘束を解かないとな。早くしないと舞の卵子に俺の精子がたどりついてしまうぞ」
(ぐ……うぅっ……)
思い切り暴れるが拘束はびくともしない。
「どうした? そうか、わざと力を抜いているのか。寝取られマゾの君としては舞が他の男の精子で受精した方が嬉しいのかな?」
ぴんと勃起したペニスに視線を落としながら言う。
「アンディ……」
悲しそうな顔をする舞の下腹を凌辱者が慰めるようにさする。
(違うんだ、これは……)
猿轡のせいで弁明のチャンスすらない。
「舞の体に触れていたら興奮してきたよ。妊娠の確率をあげるために第二回戦といこうか」
男が股間を舞の尻に擦り付ける。
「ちょっと……冗談はやめて……ひぃっ♥」
舞はまたしても生のペニスを挿入されてしまった。
舞は後ろから犯される。両手をアンディの肩についた。
乳房がアンディの目の前でたぷんたぷんと揺れる。その光景は男の性をいやがおうにも刺激した。
「アンディが興奮しているみたいだぞ。しごいてやれ」
「そんなの……できないわ……」
「かわいそうだろう?」
男が舞の手をとる。
アンディの両肩に置いていた手のうち、左手をアンディの股間へと導いて握らせた。
(うぐっ……)
汗に濡れた手に包まれアンディは喘いだ。
この汗は他の男とのセックスでかかされた汗だ。
彼女の手がいつも以上に熱く感じるのも他の男とセックスしているせいだろうか。
「ああ、ごめんなさい、アンディ……」
男に言われるがまま舞はアンディのものをしごく。
手でアンディのものを、膣で凌辱者のものを包み込んでいる異様な状況だ。
「アンディが射精したらもう一度中出しだ。」
「そんな……」
「おっと。だからと言って手を止めるな。手コキをやめたらその時点で中出し決定だ」
「勝手に決めないでよ……」
「お前に拒否権はない。立場をわきまえるんだな」
男は舞の腰をつかみ、ぐっと引き寄せた。
「それに、もうすでに出しているんだ。一度も二度も変わらないよ」
後ろから熱烈に抱き締めながら毒蛇のように囁く。
「いやっ……」
「ゲームに乗れ。アンディより先に俺がイキそうになったら、そのときは外に出してやる」
舞は目を伏せた。
「……わかったわ。約束を破ったら許さないわよ」
考えた末、男の言葉に従った。
アンディのペニスをゆるゆるとしごく。
たったそれだけのことでアンディはビクビクと腰をはねさせてしまう。
「アンディ、イッちゃダメ……また、中に出されちゃうっ♥」
「手の動きが緩くなってるぞ。手コキをやめたら中出しだ。そんなに俺の子供が欲しいのか?」
パンパンと急き立てるように男が腰を叩きつける。
「あっ♥ あっ♥ ほしくない……ちゃんと、動かしてるわ……」
「アンディのチンポを見てみろ。先走り汁を垂らしながらビクビクしているぞ。舞に中出ししてもらいたくてたまらないんだ。寝取られマゾの――最愛の彼の願いを叶えてやれ」
「ああぁっ♥ ダメよ、アンディ……負けちゃダメ……ううぅっ♥」
舞の手にしごかれてアンディは限界を迎えようとしていた。
(うおおっ、イクッ、イクぅううっ)
他の男に生ハメされている舞の手の中で、みっともなく射精してしまう。
射精の勢いは凄まじく、舞の手はもちろん、胸まで汚した。
「きゃあっ!?」
「ほう。すごいな。もっと少なくて薄い精液かと思ったのだがな。舞を寝取られて覚醒したか」
(ぐぅ……)
男に嘲笑われながらアンディは精液を吐き出す。
一度出してしまったものは止められなかった。
「これで中出し決定だな」
「ああっ♥ そんなぁ……」
男の下腹と舞の尻肉がぶつかる音が激しくなる。
男はまた中出しするつもりだ。
(クソッ……やめろぉ!)
もがくが拘束具は破れない。
「騒がしいな。舞に中出しされるのがそんなに嬉しいか」
「らめぇっ♥」
アンディの腿に両手をついた舞が喉元をさらした。
しゃぶられ唾液まみれにされた乳首と指のあとをつけられた乳肉がぷるんと揺れる。
アンディの腿をぎゅっと握りしめる。
体を反り返らせ、差し出された舞の尻に男が腰を打ち付ける。
男が気味の悪い吐息をもらした。
アンディの脳裏に男が舞の膣内に射精している最悪の想像が浮かぶ。
(クソッ、やめろぉ!)
「ああっ♥ また中に出されてる……♥」
彼女の言葉によって、危惧が現実となる。
舞が膣内射精されてしまったというのにアンディのペニスはギンギンに勃起していた。
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