違う世界から来た艦隊 (ミヤフジ)
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operation1

まだ本編関係ないです。














第二次世界大戦。太平洋戦争。大東亜戦争。

 

 

 

大日本帝国、ドイツ第三帝国、イタリア(笑)を中心とした『枢軸軍同盟』とアメリカ合衆国、グレートブリテン及び北アイルランド連合王国(以後イギリス王国)、フランス共和国を中心とした『連合軍』、ソビエト連邦を中心とした『共産陣営』による大規模な世界大戦。

この大戦で、大日本帝国を除き『枢軸同盟』は敗北。

『連合軍』でも、アメリカ合衆国を除く敗北したフランス共和国、疲弊仕切り事実上戦争継続の出来ないイギリス王国も『連合軍』から脱落。

事実上、大日本帝国、アメリカ合衆国、ソビエト連邦の三国大戦へと変わっていった。

 

 

1948年、アメリカ合衆国、ソビエト連邦に挟まれる大日本帝国は秘密裏にアメリカ合衆国と会談。

両国共にこれ以上の戦争継続は不利と判断し、大日本帝国、アメリカ合衆国はお互いに停戦を宣言。

世界は大日本帝国、アメリカ合衆国を主軸とした『連合軍』とソビエト連邦率いる『共産陣営』の戦争となった。

 

翌年1949年、大日本帝国はイギリス王国、フランス共和国、オーストラリア、オランダと講和。

オーストラリアとオランダは、大日本帝国が東南アジアの植民地を占領していたため、『連合軍』に参加し大日本帝国と戦争状態だったため。

また、アメリカ合衆国、イギリス王国、フランス共和国とは軍事、貿易同盟を締結『日米英仏四国同盟』を締結。

これは、主に資源、物資のを主軸とした物と、弾薬の統一、艦船、航空機の提供を主軸とした物の二つが主であり、疲弊仕切ったイギリス王国、降伏して軍備の無かったフランス共和国の救援目的で締結された。

この時、大日本帝国は東南アジアの殆どを制圧し資源は十分潤っていた。

アメリカ合衆国でも、対日戦で大量生産して余った(無計画ともいう)空母等の艦船を売り払ういい機会だったので締結した。

イギリス王国、フランス共和国からは、当時精度の低かった大日本帝国のレーダー類の代わりに、高精度のレーダーを提供、また、アメリカ合衆国、大日本帝国の対ソ戦時における港や物資の補給地(補給は自前)の提供などだった。

 

二年後の1951年、東南アジアの各国が大日本帝国から独立。

インド、インドネシア、シンガポール等の国は独立後、大日本帝国と同盟を締結。

これは、各国が大日本帝国に資源を提供する代わりに、大日本帝国は各国の軍の育成や、艦船、航空機の提供を記述したもので、イギリス王国などの植民地を持つ(もっていた)国は難色を示したが、大日本帝国の説得のもと締結した。

因みに、独立した時、インド、インドネシア等は大日本帝国を元首として新たにしたりもした。

 

翌年1952年、今までソビエト連邦との国境付近での小さな戦闘が激化、旧ドイツ第三帝国、現ポーランド国境よりソ連軍が侵攻。

瞬く間に旧ドイツ第三帝国首都ベルリン付近まで侵攻した。

この自体に『連合軍』は軍隊の派遣を決定。

編成は

 

 

【アメリカ合衆国】

 

【陸軍】

 

機械科師団(戦車等)15師団

 

歩兵師団30師団

 

陸上航空機約230機

 

【海軍】

 

戦艦参隻

 

重巡弐拾隻

 

軽巡弐拾伍隻

 

駆逐伍拾隻

 

空母拾隻

 

 

【大日本帝国】

 

【陸軍】

 

機械科師団5師団

 

歩兵師団15師団

 

陸上航空機約300機

 

【海軍】

 

【戦艦】

 

大和

 

武蔵

 

金剛

 

榛名

 

【一等巡洋艦(重巡)】

 

高雄

 

愛宕

 

古鷹

 

青葉

 

利根

 

筑摩

 

【二等巡洋艦(軽巡)】

 

矢矧

 

球磨

 

多磨

 

木曾

 

天龍

 

竜田

 

長良

 

名取

 

【駆逐艦】

 

 

 

 

 

陽炎

 

不知火

 

黒潮

 

雪風

 

浜風

 

秋雲

 

【航空母艦】

 

赤城

 

加賀

 

飛龍

 

瑞鶴

 

隼鷹

 

神鷹

 

 

【イギリス王国】

 

【陸軍】

 

機械科師団3師団

 

歩兵6師団

 

陸上航空機約50機

 

【海軍】

 

戦艦壱隻

 

重巡参隻

 

軽巡肆隻

 

駆逐拾弐隻

 

空母零隻

 

 

の上記が第一次合同輸送作戦で旧ドイツ第三帝国首都ベルリンに送られた。

また、大日本帝国の戦艦金剛はイギリス王国、王室直々の要請の元、一時的に返却。

旧式となった一等巡洋艦古鷹、青葉はイギリス王国、同じく旧式二等巡洋艦天龍、竜田、駆逐艦暁、響はフランスに譲渡された。

 

(なぜ大和や武蔵、赤城、加賀が生きているのかは次回で)

 

 

1954年、数回に渡る合同輸送作戦の元、安定した補給による戦闘行動の維持や多方面侵攻作戦が幸をそうし、ソビエト連邦の領土は元の三分の一まで減少、ソビエト連邦首都『モスクワ』まで数十㌔まで迫っていた。

また国民の大規模なレジスタンス革命運動により、ついにソビエト連邦は降伏した。

この時、スターリン書記長はモスクワから離脱しようとしていたところを捕まり、公開処刑されたそうである。

ソビエト連邦も崩壊し新しく『ロシア連邦』が成立。

この降伏により、長く続いた世界大戦はついに終結。

人々は行く年ぶりの平和を享受した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

平和なひと時

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1991年。中華人民共和国、大韓帝国がお互いに宣戦布告。

翌1992年にはより激化し、『連合軍』あらため『国連』が軍の派遣を決定。

この戦争は両国の国境での戦闘が原因であり、これは大韓帝国の工作員によるテロ行為(満州事変みたいな物と考えてますby作者)と判明したため『国連』、主に大日本帝国が中華人民共和国に軍を派遣。

翌1993年には大韓帝国が降伏。

この時、大日本帝国は【戦艦大和】と【戦艦武蔵】を大韓帝国半島沿岸部に派遣、大規模な艦砲射撃を実施する。

この時、あまりの濃密な弾幕に町(先進国から見たら村)一つ消し飛んだらしい(住民は初めの斉射以降避難済み)

後日、上海海上にて

 

 

【上海降伏宣言】

 

 

が行われた。

【戦艦大和】甲板上にて、降伏調印式が行われ、大韓帝国は中華人民共和国にたいし、日本円にして約六千億円(現代では約一兆二千万)の賠償金が決定。

これを期に、中華人民共和国は軍の近代化を進める。

大日本帝国からは旧式の【睦月型駆逐艦】を、アメリカ合衆国からは【フレッチャー級駆逐艦】と【巡洋艦インディアナポリス】が提供された。

これから西暦2000年まで、巡洋艦インディアナポリスは中華人民共和国海軍の旗艦として活躍した。

 

 

 

1996年、戦艦大和以下、全ての戦艦が旧式過ぎるため解体、及び、近代化改修を実施する。

戦艦扶桑、山城、金剛、比叡、榛名は解体処分。

この前日の深夜、4隻の戦艦の甲板にて巫女服を着た10代後半らしき人影が同時刻にて目撃されたとの報告がある(一部脇巫女との証言もあり審議不明)

伊勢型、長門型、大和型は近代化改修を実施することに。

特に大和型は船体の延長、主砲の大型化、艦橋及び煙突の改修、後部格納庫の増設、VLSの増設、新型実験動力炉(原子力)の設置etc……もはやイタリアのカブール級戦艦を思わせる程の超改修(魔改造)だったと、当時の軍オタ造船技師も証言していた。

 

 

1999年、全ての戦艦の超近代化改修が終了。

終了すると国家予算の二%が浮いたという噂も流れた。

 

 

2000年、第二次中韓戦争が勃発。

今回も大韓帝国改大韓民国が開戦の原因だった。

今回もそれなりに激化すると思われたが、約1日で大韓民国が無条件降伏した。

このニュースに世界は正しく呆然とした。

この『弐拾肆(24)時間戦争』と名付けられた戦争は、やはり大日本帝国の参戦で終わった。

大日本帝国は宣戦布告があってすぐ大韓民国に宣戦布告。

瞬く間に海軍の派遣を決定した。

【戦艦大和】以下、【戦艦武蔵】、【戦艦長門】、【航空戦艦日向】の四隻を大韓民国首都【平壌】沿岸部に派遣、及び無慈悲な艦砲射撃を敢行。

しかも、今回は降伏するまで砲撃を一切辞めなかった(前回はきっかり1時間で終了したし、今回も前回も事前に警告をした。)

大韓民国は中華人民共和国と大日本帝国に領土の60%を割譲。賠償金約三千億円も請求される。

 

ちなみに、二回の派遣で中華人民共和国を助けたため、中華人民共和国は新日派が大多数を占めてきたらしい。

 

 

 

2014年、ソマリア周辺海域で海賊が多発、中には100㍍クラスの大型艦が報告されており、恐らく、第二次世界大戦時の骨董品と確認されている。

このことに大日本帝国は大規模海軍派遣計画を実施。

 

【戦艦】

 

大和

 

武蔵

 

長門

 

【航空戦艦】

 

伊勢

 

日向

 

信濃(戦艦→空母→航空戦艦に改修)

 

これらの他に

 

【航空母艦】

 

大鳳

 

赤城

 

加賀

 

飛龍

 

 

【イージス艦(大日本帝国では一等巡洋艦がイージス艦に該当)】

 

高雄

 

愛宕

 

利根

 

筑摩

 

 

【特殊イージス艦(国民の要望で作られた特別艦)】

 

 

金剛

 

比叡

 

榛名

 

霧島(太平洋戦争中の戦艦霧島はワシントンとの戦いで相打ちし撃沈)

 

 

 

【二等巡洋艦】

 

矢矧

 

【駆逐艦】

 

 

 

陽炎

 

雪風

 

時雨

 

 

の計弐拾四隻の艦隊を編成し派遣。

しかし翌2015年に任期を終え帰還中に嵐に合い坊ノ岬沖【北緯34度12分、東経128度04分】にて行方不明となる。

不遇にも、この世界とは違う、別の世界にて沈んだ艦隊旗艦【戦艦大和】の沈没した同一の場所だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

以上大日本帝国史第三章『世界大戦と近代化の始まり』より抜粋。

 

 

 

 




予定どうり、艦隊これくしょんの二次創作を始めました。
天鴉です。
後はガルパンの小説だけですね。

取り敢えず、次から本気出す(´・ω・`)


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設定







 

 

 

 

 

BBH‐001大和(ヤマト)

 

 

全長364㍍

 

 

排水量126000㌧

 

 

速力34ノット

 

機関 イ式新型実験動力炉(原子力)

 

 

兵装

 

480㍉三連装滑空砲三機九問

 

 

230㍉三連装速射砲二機六問

 

 

20㍉対空機銃SIWAS四機四問

 

 

88㍉連装高角砲四機八問

 

 

艦橋後部煙突偽装VLS八機

 

 

艦橋側面VLS十六機三十二門

 

 

艦首魚雷発射管六門

 

 

艦尾魚雷発射管六門

 

 

SH60シーホーク七機

 

 

備考

 

カブール式超近代化改修を受けた第一号艦。

全体像は宇宙戦艦ヤマトの波動砲口を埋め、艦尾が戦艦大和のままのような艦影。

艦首の丸い穴の所に菊花紋章が付いている。

この近代化改修で、主砲を46㌢から48㌢に変更。

砲も、ライフル砲から滑空砲に変更し、ミサイルなども撃てる様になっている。

副砲も最新鋭の230㍉速射砲に変更した。

この速射砲は三連装だが、砲内部に大型のローダーを三つ内装しており、副砲には一人から二人ぐらいしか入れない代わりに、一分間に40×3で120発撃てる様になっている。

また、個々で別々の目標を狙える様になっており、一門だと駆逐戦車の様になっている。

艦首、艦尾魚雷発射管は宇宙戦艦ヤマトと同じ配置になっており、魚雷はキャビンテーションを利用し、動力にロケットエンジンが搭載されている。

このキャビンテーション魚雷は、一部変更した物がどう時期の宇宙船によるデブリ破壊計画で採用された。

88㍉連装高角砲は第二次世界大戦の際に、ドイツ第三帝国との技術交換の際に手に入れたアハトアハトを改良した物。

これは、第二次世界大戦後期の近代化改修で設置されていたが、超近代化改修の際に性能、速射性などを上げた上で再設置された。

VLSは宇宙戦艦ヤマトと同じである。

 

 

艦これ転生時

 

見た目は宇宙戦艦ヤマトの古代をイケメンにした感じ。

勿論男である。

恐らく、超近代化改修の計画案のさい、宇宙戦艦ヤマトっぽくしようぜ!!

と言って始まったせいで、

 

 

宇宙戦艦ヤマト

男のロマン

男のロマンで作られた

だから男になった

 

 

と大和本人が推測。

本人も男で良かったらしい。

服装は沖田艦長の制服。

 

 

 

 

 

 

当時の大まかな時代背景

 

 

 

大日本帝国は前の日清戦争で勝利し賠償金を会得。

しかし、大日本帝国はこの賠償金を百年に分けて払ってくれと指摘。

これは当時の中国がかなり廃れていたため。

この事を見て、当時の天皇が中国の支援を決断。

賠償金以上のお金を使って公共事業を行ったため比較的反日感情は少なかった。

ただし、他の主な植民地では不評だった。

日露戦争では圧倒的に勝利しアメリカ等の国は大日本帝国を危険視し始めた。

ドイツ第三帝国と同盟を結んだ為アメリカの態度がより顕著になり、資源の輸出が停止。

しかし、中国が資源の提供を申し入れてきたため、一時的に資源不足はどうにかなった。

この時、既にドイツ第三帝国は開戦していたので、中国は後ろ盾が必要だったのかもしれない。

しばらく大日本帝国は開戦しなかったものの、ドイツ第三帝国との技術交換のため、海軍を派遣。

地中海にてイギリス海軍と遭遇し交戦を仕掛けられて駆逐艦一隻が沈没。

これを期に大日本帝国はイギリス、アメリカをふくむ『連合軍』に宣戦布告。

一気に東南アジア一帯を制圧する。

アメリカとの海戦では、ミッドウェーにて空母『蒼龍』を失うも敵艦隊を撃滅。

最終的にはハワイまでを勢力圏とする。

ミッドウェーの後、米軍の一大攻勢が起こり、空母『翔鶴』『瑞鶴』『神鷹』戦艦『陸奥』が沈没。

しかし、米軍は主力空母、戦艦すべてを失い、事実上壊滅した。

そこから海軍増強ため暫く戦闘がなかったが、日米が講話してから、お互いの技術交換が始まる。

大日本帝国の戦艦、空母を見て、米海軍関係者は唖然としたらしい。

 

 

 







取り敢えず主人公の設定だけでも。
他の艦は本編の後書きで書いていこうと思います。


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operation2

 

 

 

 

 

 

 

 

「矢矧、GPSは正常に作動しているか?」

 

 

「…………ダメね。GPSもレーダーも、衛星通信もすべてダウンしているわ。大和わ?」

 

 

「こっちもすべてダウンしている。」

 

 

東シナ海南部、北緯34度12分、東経128度04分の海域にて、計24隻の大艦隊が母港である佐世保へと、二つの輪形陣に分けながら進んでいた。

大和と呼ばれた者。

それは第二次世界大戦にて建造され現代まで、文字通り【世界最恐】【鬼に金棒大和の主砲】【軍艦界のターミネーター】【大矧夫婦】etc……

色々な二つ名で呼ばれる大日本帝国海軍第一艦隊総旗艦【戦艦大和(せんかん やまと)】である。

 

 

「しかし、大和兄様。この時期に大型の台風等、過去70年見ても、一度も有りません。

やはり此処は一度停泊してやり過ごす訳にわ?」

 

 

大和の後方、輪形陣の最後尾を務める【戦艦武蔵(せんかん むさし)】

が総旗艦である大和に停泊を進言する。

 

 

「武蔵さん、流石にここで停泊は自殺行為ですよ。

大和お兄ちゃん。

此処はやはり少し航路を外れてでも台風を突っ切って行ったほうがいいと思います。」

 

 

武蔵の次に大和は話しかけてきたのは【駆逐艦雪風(くちくかん ゆきかぜ)】である。

雪風がなぜ大和を兄と呼ぶのか、それは単純に第二次世界大戦から今まで、矢矧と一緒に大和と戦ってきたからである。

 

 

「……それは無理だ。

武蔵、雪風、お前も分かっているだろう?

今艦を操艦しているのは俺達じゃない、乗っている人間達だ。

俺達は意識はあるが動けない。

最後に決めるのはいつだって人間だ。」

 

 

そう、大和達は人間ではない。

人間風に呼ぶならば【九十九艦神(つくものふなかみ)】と呼ばれる精霊、神霊なのだ。

だからこそ、大和達には人間のような体は無く、意識ノミが独立した物だ。

因みに、大和が九十九艦神として意識が出来た時、真っ先に会ったのは矢矧である。

周りからは【大矧夫婦(やまはぎ夫婦)】と呼ばれるくらいイチャイチャ(イチャイチャ展開は作者の努力次第)している。

 

 

「それは分かっているが。

やはりこの体は不便だ。」

 

 

「……………………だから体は無いと言ってるだろ。」

 

 

記述外で幾度となく交わした言葉に大和はため息を吐く。

 

 

「大和、武蔵、雪風、貴方達も いい加減にしなさいな。

 

それよりもレーダーが回復したkd!?

 

ちょッ!?大和!!大変よ!!右舷より大型の津波よ!!

 

大きさは……25㍍!?

 

そんな、嘘でしょ!?」

 

 

「「「「「「「!?」」」」」」」

 

 

大和と武蔵の会話を聞いて苦笑していた他の九十九艦神達もとっさのことに驚きを隠せないでいた。

それは四半世紀以上大日本帝国海軍の旗艦を努めていた大和も同じだった。

 

 

「矢矧!!津波との距離は!?

乗組員の対応はどうなっているんだ!!」

 

 

「距離は約三○○○㍍!!乗組員も気付いた所だけどとてもじゃないけど間に合わないわ!!」

 

 

クソ!!

 

 

大和は悔しそうに呻く。

きっと、肉体が合ったならば思いっきり歯を食いしばっていただろう。

刻一刻と近づいてくる津波。

乗組員も気付いた時から対処していたらしく、ゆっくりとではあるが津波に向けて船首を立てようと会頭しているが、津波が早く間に合いそうに無い。

圧倒的なまでの大きさの津波。

ガ○ダムよりも大きな津波は、大和達を横からその圧倒的な迄の質量で押し倒していく。(分かりにくい人はは【ポセイドン】と言う映画を見てください。それで大体わかります。)

為すすべもなく津波に呑まれ、海中に引き摺り込まれる軍艦達。

それを呑み込む津波は、まるで今まで散々大和達が倒し、沈めてきた軍艦達の怨嗟の声にも聞こえた。

 

 

「矢矧!!」

 

 

意識が途切れる間際に、自分の最も大切なものの一人である矢矧に、《有るハズの無い手》を伸ばす大和。

今まで、薄らとしか見えなかった筈の矢矧の手を握った刹那。

大和達の意識は此処で途切れた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

---臨時ニュースをお伝えします。本日未明、坊ノ岬沖を航行していた海軍第一艦隊が忽然と行方不明となりました。大本営はきんky…………

 

 

 

韓A---日本ざまぁm9っ^Д^)プギャー

 

 

韓B---いいから早く働け!!ボグッ

 

 

韓A---イッタぁ「ボグッ、ドカッ!!」グフ!?…………orzチーン

 

 

韓C---………………やりすぎだろお前ら。

 

 

 

 







用語集



【九十九艦神(つくものふなかみ)】

長い年月を過ぎたり、多くの人達の思いから出来た精霊、神霊。
前者は大和など、後者は金剛など。



【戦艦武蔵】


大和型戦艦二番艦。
大和とは主砲配置や高角砲の位置が違う。
艦これでの容姿は武蔵のまま。




【矢矧】

大和の嫁。以上。





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operation3




宇宙戦艦ヤマト2199を見てから


『もうウチのヤマトもこれで良いんじゃね?』


って思ってしまった天鴉です。
今回は転生?してすぐのお話ですが、妖精さんがチートすぐる。




 

 

 

 

あの日、津波に呑まれた日からおよそ3日。

およそと言うのはつい2、3時間前まで俺は気絶していたらしい。

またこの『らしい』というのも、俺が起きてから目の前に居る摩訶不思議な珍生物の説明だったからだ。

 

 

『妖精』

 

 

彼女?達は自分達の事をそう紹介した。

初めは信じてなかった。

これはよく人間がみると聞く『夢』で、本当の『艦』の俺は呉の乾ドックで修理を受けていると考えてた。

勿論、そんなことは一切無くてこれが現実なのだが、これを現実だと受け止めるのに俺は一、二時間ずっと頬をつねったり自分を殴ったりしていた。

 

事実を受け止め、現実を見て、これから何をするべきか考える。

先んず、妖精達がこの世界について教えてくれるらしいので、俺は艦長室の椅子に座りながら妖精達のリーダーらしき子を膝に乗せて撫でながらその子から説明を聞く。

妖精って案外可愛いことがわかった。

 

 

「それで、テイトクさんは何から聞きたいのですカ?」

 

 

妖精達のリーダーらしき子、仮称ユキ(元ネタはやっぱり宇宙戦艦ヤマト)が聞いてくる。

他の妖精達は話せても大体カタカナ言葉になるのだが、ユキはそうでも無いらしい。

 

 

「先んず一つ目は、なぜ俺が提督なんだ?」

 

 

「私達妖精はチンジュフにて指揮するテイトクさんに装備の開発やカンムスの装備の調整、カンムスの建造などをするのですガ、フツウは私達の気分で装備やカンムスがこの世界に決まるので大体のテイトクさん達は私達にアタマを下げているのでス。」

 

 

とまぁ、俺の膝上でふにゃっと撫でられながら笑うユキ(仮称)。

というかカンムスってなんだ?

 

 

「それで、カンムスってなんだ?」

 

 

「カンムスと言うのは、この世界に存在するシンカイセイカンと戦うために集められた兵器のことで、見た目はオンナノコなのですが、数多のグンカンの魂を使っているので大体はみんなグンカンの名前がつけられてまス。

というか今のヤマトさんがそうですネ。」

 

 

なでなでふにゃ〜…………なでなでふにゃ〜

 

 

何この子?めちゃくちゃ可愛いんだけど。

成程ねっとつまり軍『艦』の魂を使った『娘(おんなのこ)』の形をした兵器だから『艦娘』か。

だけど

 

 

「だが俺は見た目男だぞ?」

 

 

「それに関しては私達もわからないのでス」

 

 

若干しょんぼりしながら俯くユキ(確定)。

取り敢えずユキを肩に乗せてから艦内を散策するため艦長室を後にする。

 

 

「次に深海棲艦について教えてくれ。。」

 

 

「シンカイセイカンは沈んでいった(

フネのオンネンやらなんやらガ、実体を持って生まれたと仮定されてまス。

こちらもカンムスと同じく元がフネなのでクチクカン等のカンシュに別れてまス。」

 

 

そうか。つまり俺がこの世界で生きていく為にはその深海棲艦とヤラを倒していかないといけないのか。

今現在何処にも所属していない俺はまず必ずといっていいほどその深海棲艦とやらに一人で戦っていかないとダメな訳だが…………

 

 

「そういえば、今の俺のスペックはどうなんだ?

この世界では調達出来るのか?」

 

 

第二次世界大戦時代の軍艦が主力の艦娘達ばっかの世界じゃ、ハープーンとかトマホークとかはオーバースペックだろう。

あれ…………今ユキの目が光ったような…………

 

 

「良くぞ聞いてくれましタ!!

私達妖精がテイトクの為に超がつくほどの大改装(カブール式改造)をオコナッテ見せましたヨ。

フフフ…………これでシンカイセイカンなんてヒンシのタヌキデスヨ!!」

 

 

そう行って懐から一枚の紙を取り出して俺に見せるユキ。

なんだか物凄く嫌な予感がするんですけど…………

 

 

『カブール式改造によるヤマトの改装点

 

 

 

主砲……48センチ陽電子砲『ショックカノン』三連装三機

 

20.3センチ陽電子砲『ショックカノン』三連装二機

 

上記のうち艦首側には実弾を発砲可能

 

 

13センチ三連装及び4連装光学機銃『パルスレーザー』多数

 

艦首及び艦尾魚雷発射管合計12門

 

艦舷ミサイル発射管10門

 

煙突偽装VLS16機

 

零式空間52型艦上戦闘機『コスモゼロ』二機

 

以上、上記の他にも随時改装予定

                  』

 

 

 

なんだこれ…………

 

 

「これってほとんど宇宙戦艦ヤマトの武装じゃないか!?」

 

 

「もちろんでス!!

私達妖精の全能力を駆使して作り上げたサイコウケッサクなのでス!!

流石に波動砲は作れませんでしたが、波動エンジン位ならワザワザイスカンダルのビ○チ三姉妹に頼らなくても作れるのでス!!」

 

 

いやビ○チって言うなし。

あれ……でもスターシャだったかユリーシャだったかは島にたいしてヤンデレだった気がする。

長女はデスラーふって守といちゃついてたしあながち間違っても………………間違ってる…………はず。

 

 

「嫌なそうじゃなくて!!

なんで作ったのさ、どうみてもチート級ですやん!?

何?この装備で深海棲艦の根城に単艦で突っ飲めと?バラン星の時のように万に等しい数の敵を相手に突っ飲めと?深海棲艦側にドメルがいたら終わりじゃないですかヤダー!!」

 

 

「誰もそこまで言ってないのでス。

テイトクには沈んで欲しくないので頑張っただけなのでス…………」

 

 

泣きそうになるユキちゃん。

ほんとごめん、取り乱してごめん。

クラーケンにうたれる直前のゲール並に取り乱してごめん。

 

 

「そう…………ごめんなユキちゃん。

というかそんな凄い装備作って貰っても、補給出来なきゃ意味ないんじゃ無いの?」

 

 

ユキちゃんをあやしつつ、補給について質問。

いくら宇宙戦艦ヤマト並の装備でも、うちには真田さんがいないので補給が無いと戦え無い。

 

 

「それについては大丈夫でス。

この航路に廃墟となったチンジュフがあるのでそこを拠点にすればいいのでス。」

 

 

廃墟となった鎮守府…………この先にあるのは確か

 

 

「トラック島…………」

 

 

「正解でス。深海棲艦との戦いの初期に計画されたチンジュフ増設計画で造られたチンジュフなのですが、度重なるシンカイセイカンの侵攻にてつい最近放棄されたのでス。そこならば施設が生きている可能性がありますし、今いる妖精達で再建する事もできまス。 」

 

 

そういう事なら問題ない。

拠点があるに越したことは無いからな。

できれば新たにその艦娘とやらrw……

 

ドォォォオオオォォォォオオオオン!!

パリーン!!

ドカーン!!

 

 

「な、なんダ!?どうしタ!?」

 

 

いきなりのことに慌てるユキちゃん。

可愛い…………とか思ってる場合じゃ無いんだけど、悲しいことに前世(?)できる慣れちゃったんだよね

トホホ…………

 

 

モブ妖精A「ヒダリゲンキョリ4000にテキシンカイセイカンヨンセキ!!」

 

 

「艦種特定急げ!!」

 

 

モブ妖精B「ジュウジュンリキュウサンセキ、センカンルキュウイッセキデス!!」

 

 

ユキちゃん(リーダー)よりしっかりしているモブ妖精。

後であいつらにも名前をつけよう。

それよりも……

 

 

「総員第一種戦闘配置!!砲雷撃戦用意!!」

 

 

まずはあの邪魔者を食い破る!!

 

 

 

 

 

 

 







鎮守府増設計画
突如として現れた深海棲艦に対抗するために艦娘を指揮するために大量の鎮守府を造深海棲艦を分散及びこちらの戦力増強のために行なわれた計画。
第3期増設計画が終わったところで計画は中止された。


トラック鎮守府
初期の増設計画で造られた鎮守府。
大量生産で造られたため必要最低限の設備以外はとても簡素で、つい最近深海棲艦の侵攻により廃墟となった。


重巡リ級三隻、戦艦ル級一隻
宇宙戦艦ヤマト2199版の浮遊大陸にてヤマトがおこなった戦闘時の敵編成が元ネタ。
2199版ではデストリア級とクリピテラ級だが、この戦闘ではケルカピア級とガイデロール級を元にしている。
まぁヤマトなら一撃だけど、ウチのヤマトは…………






ちなみに乗組員は前世?においてかれた設定。
ツマリ、ヤマトはぼっt「バキュゥゥゥウウウン!!!!」チーン……



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operation4  トラック島沖突破作戦



またもや艦これヲ投稿しました。
もはやヤマトが鋼鉄の咆哮状態ですね。
後、ヤマトの前世?の世界観はただの妄想です。
天鴉の強い妄想なのでスルーして下さい。



 

 

 

 

「第一種戦闘配置!砲雷撃戦用意!!」

 

 

第一艦橋中央再奥、宇宙戦艦ヤマトで沖田艦長が座っている席から指示を飛ばす。

まだまだ目的地のトラック島まで距離がある。

敵艦隊を無視して逃げる手もあるが、今後戦闘に必ず関わっていかなけれぱならないのなら今から慣れておいた方がいい。

そう、ユキちゃんと結論づけ艦橋まで来たはいいが、妖精達は思ったよりも冷静できちんと指示に従ってくれる。

ユキちゃんだけ例外だったらしい。

 

 

モブ妖精A「テキシンカイセイカンルキュウ、コウホウシチジノホウガクヨリセッキン!!」

 

 

モブ妖精B「リキュウサンセキ、ヒダリゲンクジヨリタンジュウジンでセッキンチュウ!!」

 

 

ル級はこのまま右舷にまわって挟み撃ちにする気か?

それともル級を囮にリ級三隻の魚雷攻撃か?

だがこちらの火力なら各個撃破出来る、まずは数の多いリ級から狙うべきだな。

ル級の火力以上にリ級の魚雷は危険だ。

三隻から同時に撃たれたら被弾は免れない。

………………ていうか今の俺の武装はなんだ!?

改装(知らず知らずのうちに)されたこと以外わかってねぇよ!?

 

 

「ちょ、ユキちゃん!!今の俺の武装って何!?」

 

 

使える武装で戦い方変わるんだけど!

早く教えてくれユキちゃん!!蹲ってないで早く!

ホラまた敵が撃っていてるから!?

既に敵弾夾叉してるから!!

 

 

「はいぃ!!まだ改装途中だったのでショックカノンはセイゼイ数発しか撃てないのでス!!

ミサイル系は問題ないですガ、パルスレーザーと魚雷発射管は使えないのでス!!」

 

 

そう言ってまた肩にしがみつくユキちゃん。

頼むからモブ妖精を見習ってくれ。

 

 

「メインは砲撃戦か…………よし

主砲一番二番三番はショックカノン用意!

一番副砲には三式弾装填!

VLSは主砲、副砲斉射後に残存艦に向け発射!」

 

 

ウィィィィン…………ガシャン……

一番二番主砲はリ級へ向け、三番主砲は後ろから回り込んでいるル級へ向け主砲が旋回する。

数秒遅れて、三式弾を装填し終えた一番副砲もリ級へ向け旋回する。

 

 

モブ妖精B「サクテキヨシ、ショウジュンヨシ、ゼンホウモンシャゲキジュンビヨシ!!」

 

 

「撃ちぃぃぃかたぁぁぁ↓はじめ↑!!」

 

 

バキュゥゥゥウウウン!!!!×3

 

一番二番主砲より放たれたショックカノンは途中一つに纏まりながら、単縦陣にて接近するリ級の先頭に着弾する。

一撃、たった一撃で着弾したリ級はうめき声1つ上げることなく深海に没していく。

残りの二隻のリ級は呆然と、何が起こったのかわからずに数秒間止まってしまう。

 

 

「副砲てぇぇぇ!!」

 

 

ドォンドォンドォン!!

 

 

この好きを逃さずヤマトはすぐさま副砲を射撃する。

放物線を描きながら、三式弾は中央のリ級、それの主砲、艦橋、艦体へと突き刺さる。

この砲撃でリ級は既に轟沈寸前、しかし追い討ちをかけるようにリ級の内部へ突き刺さった三式弾の時限信管が作動し、今まで無傷だった最後尾のリ級を誘爆、巻き添えに大爆発を起こす。

辺りに破片をまき散らしながら没していく二隻のリ級。

ヤマト艦橋からでも見える爆発は、残るル級を後にして勝利を確信するには十分すぎるものだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『それ』は恐怖した。

はじめ仲間たちとヤツを見つけたときは見たこともない艦という感想しかなかった。

たった戦艦一隻のみの編成に、つい先ほど艦娘の艦隊を悠々と撃退した『それら』にとって、たかだか戦艦一隻など玩具にもならない、そう思っていた。

そう、思っていた……だ。

蓋を開けてみれば、見たこともない蒼白い閃光を撃ったかと思えば、flagshipのリ級が簡単に沈んでいった。

『それ』は唖然とした。

そんなことは有り得ないと。

たがしかし、次の砲撃で『それ』は確信する。

ヤツの放った三発の砲弾は、一発も外すことなくもう一隻のリ級に着弾する。

直後に起こった大爆発で、無傷だったハズの最後尾のリ級をも巻き添えにして二隻共沈んでいった。

『それ』は恐怖する。

艦娘をも圧倒する『それら』がいともたやすく沈んでいった事に。

自分が、狩る側から狩られる側になった事に。

eliteshipであるはずの自分が恐怖するヤツから、無駄だと知りつつも逃げようとする。

しかしそれも、近づいて来る蒼白い閃光に飲まれていく。

『それ』は思う。

沈みゆく船体に身体を預けながら。

また深海(あそこ)に戻るのかと。

はるか彼方に失ってしまった筈の記憶。

『それ』が『それ』であった記憶。

深海(故郷)が深海(恐怖)だった頃の記憶。

だから『それ』は思う。

深海棲艦にあるまじき応え。

ただただ…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『死にたくない』…………と。

 

 

 

 

 

 

 

 








最後無理やりでしたね。
初めてのバトルパートなのでかなり下手だと思いますが、せめて今後はもっとわかり易く書ける様に頑張ります。

しかし…………『それ』とは一体なんなんでしょうねぇ(・∀・)
まぁ決めてないだけなんですけどorz



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