咲-Saki-呪いの目 (デストーリー)
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第1話 初心者_清澄に

はいどうも、最近咲に再びぬまった作者です

まあボチボチやります


それではどうぞ


 

9月、原作を知る人なら今現在はインターハイ真っただ中だが、この話は決勝で清澄が優勝した話。

 

咲と照は仲良くなり、和の知り合いがいる阿知賀と新道寺、照がいる白糸台と交流することが増えた。

 

 

といってもインターハイ後は3年生は受験に向かう

 

 

 

 

そして清澄3年の竹井久はというと

 

 

 

久「ロン、2000ー4000」

 

優希「あ~~、3位だじぇ~~~」

 

京太郎「はぁ、また4位、しかもまた飛び」

 

咲「だ、大丈夫二人とも?」

 

久「あ~~~、やっぱ麻雀たのし~~~~~~~~~!!!!!!」

 

まこ「ったく久々に来たと思ったら圧勝してからに」

 

和「とても楽しそうに打ってましたね部長」

 

久「色々とめんどくさいことが片付いたからね~~~~。面接とか小論文とか、でも学校も決まったし、卒業までじゃんじゃん打つわよ~~~あと、もう部長はまこよ」

 

和「あ、そうでした」

 

まこ「まあわしも自分が部長ってのは違和感あるがの~~」

 

 

 

 

現在、竹井久は面接などでもう行く大学が決まっており、推薦入試やらで9月時点で面倒ごとが片付いたので後は卒業までゆっくり過ごすのみ

 

成績優秀、学生議会長、そしてインターハイ優勝チームのキャプテン

 

逆にいろんな大学から声がかかるほどだった

 

 

 

 

 

さて、そして現在の清澄高校麻雀部は

 

 

 

 

部員が増えなかった

 

 

京太郎「それにしても、優勝したら部員が増えるかと思いましたけど、誰も来ませんでしたね」

 

久「まあ、ほとんどの生徒は既に部活に入ってるし、今やってるのをやめてまでうちに来るほどじゃないでしょうね」

 

まこ「これは来年の一年に期待かのぉ、それか編入生とか来てくれればいいんじゃが」

 

咲「編入生、そういえばきょうちゃん、確か私たちのクラスに」

 

京太郎「え、あ~~、きてたな編入生」

 

まこ「なんやて!?女か?」

 

咲「いや、男でしたよ」

 

まこ「く~~、女なら冬の大会なんかでも参加できるんじゃがの~~~」

 

久「でも男性でも部員が増えるなら来てほしいんだけどね~~。」

 

 

 

なんて言っているころ、旧校舎に誰かが入ってきた

 

 

 

 

それがこの作品の主人公

 

 

 

龍斗「こんなところに部室が、なんか怖いような」

 

そろりそろりと階段を上る主人公

 

そして入り口に

 

 

龍斗「ふ~~、ドキドキするな~~」

 

この子はまあまあなコミュ症、始めていくところには勇気がいるようはほど

 

 

 

そして勇気を振り絞り、

 

ノックをする

 

 

 

 

 

 

 

 

 

<<コンコン>>

 

 

久「ん?誰かしら?副会長?」

 

まこ「いや、あいつは何かあったらノックもせずに入ってくるじゃろ」

 

そして久がドアを開ける

 

 

久「は~~い、どちら様、あら、見ない顔ね。」

 

龍斗「あ、あの、麻雀部、入部したいんですけど、初心者でも、だだだ大丈夫で出でしょうか??」

 

久「そんな緊張しなくてもいいわよ、落ち着いてね。もちろん初心者も歓迎よ。私は3年の竹井久、あなたは?」

 

 

 

 

 

 

龍斗「は、はい、今日編入してきました、黒森龍斗(くろもりたつと)です!!よろしくお願いいたします!!!」

 

 

 

 

 

 

これがこの麻雀初心者の主人公『黒森龍斗』と

 

 

役計算が出来ない作者が描く、

 

 

 

咲-sakiの二次創作

 

 

 

 

 

 

 

はじまるよ

 

 

 

 

 

 

 




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第2話 清澄高校麻雀部

今回は牌画像変換ツールの試験運用も兼ねています

ごゆっくりどうぞ!


 

龍斗「は、はい、今日編入してきました、黒森龍斗です!!よろしくお願いいたします!!!」

 

咲「あ、確か編入生の!」

 

まこ「話しておったら吸い込まれるように来たの~~、あ、わしは二年の染谷まこじゃ」

 

優希「よくきたじぇ!!同じ1年の片岡優希、タコス食うか?」

 

京太郎「初心者か~~、やっと自分が教える側に回れる!須賀京太郎です」

 

和「同じ1年の原村和です。よろしくお願いします。」

 

咲「1年のあ、宮永咲です」

 

久「そして私が3年、竹井久、元部長よ」

 

 

 

龍斗「は、はい!よろしくお願いいたします!!」

 

部員全員は龍斗ががちがちに緊張しているのはすぐにわかった。

 

 

久「ふふ、そんなに緊張しなくていいわよ、この部活は結構緩い方だから」

 

龍斗「あ、ありがとうございます!」

 

久「(まあすぐに緊張は解けないか)

 

まあまだ体験入部扱いになるけど、どんな雰囲気か見てみましょ」

 

龍斗「は、はい!」

 

 

 

 

この学校で、入部するには入部届を自分の名前と入部する部の部長の名前、そして顧問の名前を書いてもらわないといけない

 

そしてそれを生徒会に渡す

 

 

 

まあめんどくさい手続きがあるため、仮入部、体験入部として今日は分の雰囲気を見てもらう

 

 

 

久「私が編入生くんの対応してるから、次は和が入って」

 

和「わかりました」

 

京太郎「次は一位になる!!」

 

優希「ふふふ、東場の神たる私を倒さないと1位なんてほどとおいじぇぇ!!」

 

そうして、咲、和、優希、京太郎の四人で半荘がはじまる

 

 

 

 

 

 

 

一方

 

久達は

 

 

 

久「お茶どうぞ」

 

龍斗「あ、ありがとうございます!!」

 

いつも飲んでいる紅茶を龍斗にも上げる

 

久「ふふ、龍斗くんはどうしてうちの部に?」

 

龍斗「あ、その、自分あまり運動する部活じゃないほうがいいなと考えてて、それでその中で麻雀部があって、親がやってたのを思い出して、っそ、それでじ、じぶんもやりたいなとおもって!」

 

久「へ~、(インターハイ優勝っていうのは知らないみたいね)、そういえばどこからきたの?」

 

龍斗「えっと、親の仕事の都合でいろいろ引っ越してて、前は北海道だったり東京だったり、生まれは福岡で」

 

久「へ~~~~、そうなんだ(確か和もそんな感じってインハイ優勝後に話してくれたっけ)」

 

 

 

久「さて、とりあえず入部まで手続きがあるけど、まあ明日の放課後には終わっているとおもうわ。ということで、麻雀のルールについて説明するわね」

 

 

 

 

 

 

 

初心者の皆さんはゆっくり見てもいいですし、

 

もう知ってる猛者の方は最後のほうまで飛ばしてください

 

 

 

 

 

 

 

……………………………………………………………………………………………………

 

 

 

麻雀は基本的に4人でプレイするゲーム

 

使用するのは牌というトランプでいうカードのようなものと

そして点棒とサイコロ二つ。

 

牌は全部で34種類あり、各4枚ずつ用意されていて、合計で136枚。

 

 

牌という手札を14枚揃えて一番最初に完成形を作るゲームです。

 

 

 

 

 

基本は 3枚1組(メンツ)×4 と 2枚1組(ジャントウ)×1 = 14枚 です。

これを4メンツ1ジャントウと言います。

 

 

{一二三 ④④④ 789 東東東 發發}

 

 

揃えた牌14枚の完成形によって点数が発生し、ほかの人からたくさんの点数を取っていくゲーム

 

 

 

 

 

牌について

 

牌には種類があり、

 

 

 

・数牌(シューパイ)1~9までの数字を表す牌

 

・字牌(ジハイ)7種類の字が書かれている牌

 

 

さらに数牌や字牌でも種類がわかれています

 

 

 

まず数牌の中で

 

萬子(マンズ/ワンズ)

 

{一二三四五六七八九}

 

 

 

索子(ソーズ)

 

{123456789}

 

 

筒子(ピンズ)

 

{①②③④⑤⑥⑦⑧⑨}

 

 

 

 

字牌では

 

風牌(フォンパイ)

 

{東南西北}

 

 

 

三元牌(サンゲンパイ)

 

{白發中}

 

 

とあります。

 

 

 

さらに色が違う 赤牌(アカハイ)というのも存在します

 

 

 

{赤五赤5赤⑤}

 

 

 

 

 

 

 

 

 

久「まあ牌の説明は以上ね、次は次の話でね」

 

龍斗「は、はい!!」

 

 

 

 




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第3話 初心者講座

今回はただのルール説明です。

それではどうぞ


 

 

今回は麻雀のルール回となります。申してるよって方は飛ばしてください

 

初心者って人はこの話を読んでさらにちゃんとしたサイトで見ましょう

 

 

 

 

 

 

 

 

 

久「前回は牌について説明したけど、次はやり方について説明するわね」

 

龍斗「お、お願いします!!」

 

 

……………………………………………………………………………………………………

 

 

次に上がり方についての説明

 

アガリの形とは完成の形のことで、

麻雀はいち早くアガりの形を整えた人の勝利となります

 

そしてアガるには、4面子(メンツ)・1雀頭(ジャントウ)の形に加え役(ヤク)が必要です。

 

 

まず面子(メンツ)とは

 

3枚1組か4枚1組でワンセットとする牌の組み合わせ

 

その中でも種類があり

 

 

 

順子(シュンツ)

 

同じ種類の色で数牌(シュウパイ)を連続した数字の3枚1組の組み合わせを作るメンツ

 

{一二三 ④⑤⑥ 789}

 

 

 

刻子(コーツ)

 

全く同じの数牌(シューパイ)や字牌(ジハイ)を3枚1組にした組み合わせにしたメンツ

 

{三三三 ⑦⑦⑦ 中中中}

 

 

槓子(カンツ)

 

全く同じ種類の数牌(シューパイ)や字牌(ジハイ)を4枚1組にした組み合わせ

面子は原則3枚1組ですが、槓子(カンツ)のみ例外的に4枚1組に

 

 

{⑧⑧⑧⑧ 發發發發}

 

 

 

雀頭(ジャントウ)

 

アタマとも言い、同じ種類の牌2枚1組で揃えます.

アガる為には必ず1組必要

 

 

{②② 44 白白}

 

 

 

これらを使って、後1枚でアガり形が完成する状態のテンパイを作り、上りの形にしていく

 

 

最後のアガり牌の揃え方はロンとツモの2種類

 

ロンは相手が捨てた牌を合わせてアガりの形を完成させること

 

ツモは牌山から引いた牌でアガりの形を完成させること

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして牌をそろえるためには、

 

 

手牌13枚の状態、そこから各プレイヤーが順番に牌をツモる、引いてくる

 

そしていらない牌を河に捨てる、これを順番に繰り返していくの

 

 

 

{二三七③③⑥1667東東中}

 

ノーテン

 

 

 

 

{二三四③③③45667東東}

 

テンパイ

 

 

{5 or 8}

 

で上がり

 

 

 

 

 

 

 

 

 

……………………………………………………………………………………………………

 

 

これが麻雀の基本の基本

 

次は上がるためにできる手段

 

 

 

 

 

リーチ

 

さっき言った役というものの一つ

 

テンパイの状態で、現在自分がテンパイであることをリーチの掛け声と共に宣言し、

 

捨て牌を横にして出し、手持ちの1,000点を供託用としてその場に出す

 

 

 

初心者の場合はこれを目指す方がいい

 

ただし、これをするには条件がいるわ

 

 

 

ポン、チー、カンをすると基本的にリーチできない

 

これはまた後で説明するけど、

 

頭の隅に入れておいて

 

 

……………………………………………………………………………………………………

 

 

そしてアガるには役が必要

 

役は、ポーカーでいうワンペア、ツーペア、フルハウスみたいな感じ

 

難しい役になるごとに点が高くなる

 

 

 

この役がないとアガれない

 

初心者がなにも役なしで上がっちゃうのはよくあること

 

 

 

 

とりあえず覚えてた方がいい簡単な役から説明するわね

 

 

 

タンヤオ

 

 

簡単な役

 

数字の1と9の牌と字牌以外の牌で上がる役

 

 

{二三四③③③45667899}

 

 

 

 

 

平和(ピンフ)

 

4つの面子を順子(シュンツ) で作る

 

アタマは役牌以外、待ちは両面待ちでなければならない。

 

 

{二三四④⑤⑥23467899}

 

 

 

 

 

 

あとはさっき言った立直(リーチ)ね

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

……………………………………………………………………………………………………

 

 

久「まあここからは今の局が終わったら実際にやりながら説明するわね」

 

龍斗「は、はい。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 




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第4話 あの後

はいどうも

じゃんたまで嶺上開花できた瞬間めっちゃうれしかった作者でs


それではどうぞ



 

咲、和、優希、京太郎の四人で半荘

 

 

現在の状況

 

 

 

1位:和

 

2位:咲

 

3位:優希

 

4位:京太郎

 

 

南二局

 

 

優希「だんだん京太郎もつよくなってきたじぇ」

 

京太郎「最近ほぼ卓に入っているしな、でもいいんですか?ずっと自分が入ってて」

 

まこ「なにいっちょる、あんたはインターハイで自分の練習をせずに、私たちのことを支えてくれたんじゃ、なら今度は私らがあんたを支えてやる番じゃ」

 

京太郎「先輩………ありがとうございます!!」

 

優希「タコス作ってくれたお礼に私みたいに天和上がれるように鍛えてやるじぇ!!」

 

京太郎「いやさすがにお前みたいに1試合で二回も天和できるわけないだろ」

 

和「そうよ優希、天和なんて出そうと思って出せるわけないですよ」

 

咲「京ちゃんはまず経験を増やさないと」

 

京太郎「そうだな~~」

 

和「でも固定した面子だと変な打ち方になりがちです。特にこの面子では」

 

優希「どういうことじぇ?」

 

和「最近の京太郎さんの打ち方、咲さんに対抗するために毎回槍槓狙いですし、私に対してはデジタルではないない打ち方で対抗してきて、優希に対してゴミ手の早上がりで東風を早く終わらせようとする。この面子なら有効かもしれませんが、ほかの方と対局するとなると結構致命的です」

 

京太郎「なるほど」

 

和「今京太郎さんに必要なのは自分自身の打ち方を決めることです。」

 

京太郎「俺の打ち方か~~」

 

咲「京ちゃんなら私たちみたいに強くなれるよ!」

 

京太郎「うぅ~~ありがとう咲~」

 

咲「うん、あ、それロン、12000」

 

京太郎「うそだろ~~~~~!!!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

その後、順位は変わらず終わる。だが京太郎は飛び終了は最初ほどではなくなり、自分であがって順位をあげてくることも増えてきた

 

 

 

 

須賀京太郎の話をしよう

 

 

彼はインターハイでは他の5名のためにパシリとして働いた

 

優勝後、5名はそのことを感謝し、今度は自分たちが京太郎のためにしようと麻雀を鍛えるようになり、ほかの一年が京太郎がやってきた雑用を分けてすることになったが

 

 

いつの間にか京太郎がやってて逆に怒られることもあるほど

 

京太郎「つい手を動かしてて」

 

優希「動く手があるなら麻雀をうつんだじぇ!!」

 

 

 

ちなみにこの作品では京太郎✕優希の世界線ですが、京太郎はまだ鈍感で、逆にほかメンバーは

『さっさとくっつきなよ』状態になっている

 

 

京太郎が打つときは必ず優希が面子に入ってて、前なら疲れたじぇ~といって交代していたが、京太郎が打つときはなかなか交代しない

 

 

咲は?

 

咲は京太郎と関係ではない、ただの幼馴染の関係

 

 

 

京太郎✕優希の関係は逆に応援している

 

 

久とまこは面白がって二人っきりなるように、二人で買い物に行かせたりなどと裏で暗躍している

 

 

和はそんなことより麻雀、ていうわけでもなく。優希が幸せになるなら協力するというお母さんポジションに

 

 

 

 

 

 

 

 

京太郎の麻雀の力量はインターハイ後にメキメキと強くなってきている

 

ただ本人はまだそれを自覚はしておらず、周りのばけm(げふんげふん)、強者の陰に隠れてしまっている。

 

どれくらいかというと、

 

 

 

今のところ風越の池田ぁさんくらい

 

 

特に今のところオカルトな能力はなく、普通の打ち方をする

 

 

ネット麻雀では最近ランキングが上がってきているが、そこは魔境と呼ばれる長野サーバ

 

雑魚ではないけど埋もれてしまう

 

 

 

 

 

 

 

 

咲「京ちゃんの打ち方、もしかしたらあるかもしれないよ?」

 

京太郎「え?マジ?どんなのだ咲!?」

 

咲「ん~~~~京ちゃんは、なんとなくだけど放銃した相手からロン返しすることが最近増えたような」

 

まこ「確かにそうじゃの~~それにその時は点数も高いし、和に怒られそうじゃが、

 

放銃したらその相手から倍になって帰ってくるとか

 

和「何度も言いますけど、そんなオカルト、ありえません!

 

京太郎「さすがにそんなオカルトがあったら1位取りまくりですよ」

 

 

 

 

 

なんて話が日常である

 

 

 

 

久「はい、みんな次の局は試しに龍斗に牌を触らせるために入ってもらうわ。超接待プレイでお願いね」

 

 

体験入部して龍斗にとって初めて触る麻雀牌

 

卓には手加減が出来る咲、まこ、そして京太郎はほぼ初心者の為大丈夫だろうと参加

 

 

 

龍斗「よ、よろしくお願いします………」

 

咲「よろしくね」

 

まこ「接待プレイするけん肩の力抜いて楽しんだらいい」

 

久「私が後ろで色々教えてあげるからね」

 

 

 

 

 

 

東1局 親 龍斗 

 

ドラ④

 

配牌

 

{四七九②②145東南北北中}

 

 

龍斗「えーっと」

 

久「まずはね」

 

 

 

 

 

本来咲二次創作なら主人公は初心者にはほぼしない

 

まあ説明がめんどくさいからね

 

 

 

 

 

 

龍斗「えーっとこれで」

 

久「このままだと役がないわよ」

 

龍斗「あ、そうだった、ええっと、リーチ!」

 

 

 

 

 

久「自分の手牌もだけど相手の捨て牌も意識しないとだめよ」

 

龍斗「な、なるほど」

 

 

 

 

後ろから久がサポートをしながら進める龍斗

 

 

 

 

 

まこ「(なんか初々しいわこの子)」

 

京太郎「(手加減か~~、なるべく遅くうちまわして)」

 

咲「(±0の時みたいに)」

 

 

とやっている側は、龍斗の手牌が透けて見えつつ手加減し

 

 

和「(最初は私もあんな感じでしたね)」

 

優希「(おどおどしてて小動物みたいだじぇ)」

 

 

 

 

 

 

そして進んでいき

 

 

 

 

咲「(ここかな?)」

 

 

龍斗の上がり牌を河に捨てる

 

 

 

龍斗「な、えっと、ロン、だ、大丈夫ですよね?」

 

久「うん、OK、そのまま手牌を前に倒してね」

 

龍斗「は、はい」

 

手牌を倒す龍斗

 

 

 

久「リーチのみ、1500点ね」

 

龍斗「これが、麻雀」

 

久「ふふ、初めて上がった感想は?」

 

龍斗「た、楽しいです!!」

 

久「そう、それはよかったわ」

 

 

 

 

 

 

 

そのまま一局を終え、結果はほぼ咲やまこの差し込みで龍斗がトップ

 

 

最初の麻雀はいい結果で始まった

 

 

 

 

 

龍斗「麻雀ってこんなに楽しいんだ」

 

 

 

 




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第5話 入部

久々にこっちで投稿


リアルが忙しくて忙しくて


さて、龍斗くんはどうなるのかな

それではどうぞ




 

 

 

 

 

黒森龍斗(くろもりたつと)

 

特に何も能力のない少年

 

親の事情で何回も転校してきた

 

 

北海道は小学校1~3の時

 

福岡は小学校4~6の時

 

東京は中学生から高校の9月まで

 

 

 

 

趣味はアニメ漫画ゲームとオタク気質

 

一個のことに集中することが得意だが、まあ常人レベル

 

運動は中学の時サッカー部だったが、そこまで強いわけではなかった

 

少々引っ込み思案だが、いじめまれることはなく、逆に心配されていた

 

 

 

 

なぜ麻雀部に入部しようと思ったかというと

 

運動部は中学で満足したし、ゲームが好きだから

ボードゲーム的な何かをしたくなり

 

 

やったことのない麻雀に決めた

 

 

 

 

 

 

 

………………………………………………………………………………………………

 

 

麻雀部に訪問した夜

 

龍斗宅

 

 

龍斗「そんな感じで、麻雀部に入ろうと思ってね」

 

龍斗父「そうか、同じクラスの同級生がいるならよかったな………龍斗、すまないな。お前には俺の仕事の都合で何度も転校させてしまって」

 

龍斗「それ何回目だよ父さん、俺はもう慣れたし、逆にたくさんの友達が出来るんだ。文字通り友達百人出来てるよ」

 

龍斗父「そうか、清澄でも学校生活は問題なさそうでよかった」

 

龍斗母「二人とも~、ご飯ですよ~~」

 

二人『いまいきま~~す』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

家族は原村産のところみたいにぎくしゃくはしていない

 

父は転勤は多いがその分もあってか収入は多い、役職的にも高いポストだが、逆にその影響で転勤が多い

 

 

別にblackっていうわけではない

 

 

 

 

母は一見おっとりとしたタイプで、心配になる感じだが

 

 

昔は経理関係で優秀だったらしく、お金の計算の時などは人が変わる

 

 

 

 

ちなみに二人の麻雀歴は

 

父は会社の人に教わった程度

 

母は存在は知っている程度だが、もしやったら強いかもと龍斗は思っている

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

………………………………………………………………………………………………

 

 

 

 

 

 

 

次の日の放課後

 

 

旧校舎

 

 

龍斗「し、失礼します!!」

 

 

久「お、来たわね」

 

京太郎「よ、龍斗」

 

和「こんにちは」

 

咲「あ、龍斗くん」

 

まこ「待ってたで~~」

 

優希「タコス食うか?」

 

 

 

龍斗「あ、えっと、いただきます。………………あ、おいしい」

 

優希「ほう、新人はいい味覚を持っておるようだじょ。これは京太郎が作ってくれたタコスなんだじぇえ!!!」

 

京太郎「おまえが威張ってどうする」

 

龍斗「え!!??これ手作り!!京太郎君すごいね、料理人!!??」

 

 

 

 

 

ちなみにクラス的に言えば

 

 

龍斗は咲、京太郎と同じクラス

 

 

和と優希は隣のクラスという設定

 

 

 

 

久「さて、全員ちゅうもーーく!本当ならめんどくさい作業があって3日間くらいかかるんだけど、学生議会長の権限を使って今日から黒森龍斗くんはこの麻雀部に正式に入部することになりました~~~~!!!」

 

龍斗「ふぇ!!??」

 

まこ「あんたまた権限行使してからに」

 

久「ふふ、まだ10月の学生議会選挙まで学生議会長だからね~~」

 

龍斗「え、ええっと、つまり今日から、に、入部ってことでいいんですか?」

 

久「ええ、まあ一応この入部届に君の名前を書けば手続きは完了よ。どうする?もう記入しちゃう?まあ数日のうちは悩んでくれてもいいのだけれど」

 

龍斗「か、書きます!!」

 

久「ふふ、じゃあここに」

 

 

 

龍斗はドキドキしながら名前を記入する

 

 

 

龍斗「か、か、かけました」

 

久「よしこれで完了ね。じゃあみんな一斉に」

 

 

 

他部員全員『ようこそ、清澄高校麻雀部へ!!』

 

 

久「黒森龍斗くん、君を歓迎するわ、盛大にね♪」

 

龍斗「あ、その、まだ初心者ですが、この部活で頑張っていきたいと思いますので、皆さん、よろしくお願いいたします!!!」

 

 

綺麗な斜め45度のお礼をし

 

 

 

 

黒森龍斗は麻雀部に正式に入部することになった

 

 

 

 

 

 

 

これからどんな展開が起こるのか

 

 

そして咲が原作なのに男主人公でいいのか

 

 

 

ふふ

 

 

どうなることやら

 

 

 

 




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第6話 入部してから

お久しぶりです

それではどうぞ!!


 

 

 

黒森龍斗は清澄高校麻雀部に入部!!!

 

 

といっても、すぐに頭角を現すわけではない

 

 

龍斗「えーっと、いちはいくち?」

 

久「一盃口(いーぺーこう)ね」

 

龍斗「ふぇ、えっとこっちは、ついつい?」

 

久「対々和(といとい)ね」

 

 

 

まず役を覚える

 

 

麻雀に触れたことない人にはなんて読むかわかんないものが多い

 

 

 

龍斗「これは~~、れいじょうかいか?」

 

久「これは嶺上開花(りんしゃんかいほう)って読むの」

 

龍斗「なんで!?」

 

 

 

京太郎「確かに初見で嶺上開花は読めないな~」

 

優希「緑一色もみどりいっしょくって思ってた時期があったじぇ」

 

まこ「日本人の読み方だと違和感あるからの~~~」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

二日間は役を覚えつつ、ほかのメンバーの休憩中に久から実際に牌を触ってみたり

 

 

だけど久からしたらまたインターハイ前の京太郎みたいに後回しされ続けることになる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

久「ということで、全自動卓もう一個ゲットしました!!!!」

 

 

まこ「なんじゃと!!?」

 

優希「部長すごいのじぇ!!!」

 

まこ「おい、部長はわしじゃ」

 

 

 

もともとあるやつと同じタイプのやつで、中古のものをつてを頼りに手に入れたらしい

 

 

 

 

 

久「黒森くんが入って6人になったし、初心者の彼の育成も並行してやらないといけないからね」

 

龍斗「え、あ、僕の為?ななんだかすみません」

 

久「いいのよ、逆に黒森くんが入ってきたからこそこれを手に入れるきっかけが出来たわけよ」

 

まこ「なるほどの~~」

 

 

 

久「じゃあそっちの4人はいつも通りに打っててね。私はこっちで龍斗君に教えてるから」

 

咲「はい!」

 

和「わかりました」

 

優希「今日こそはトップねらうじぇえ!!こい!天和!」

 

京太郎「お前が言うと本当にきそうだから怖いんだよな~~」

 

 

 

 

 

 

 

 

数日は麻雀のルールを覚えたり、雑用の仕方を覚えたり

 

常に新鮮な光景である

 

龍斗にとっても、とても楽しいものであった

 

 

 

 

 

そして一週間がたち

 

 

久「じゃあ今回はこっちで打ってる人の見学をしようか」

 

龍斗「わ、わかりました」

 

久「そうね~~、和の打ち方を見てみようか。和、少し黒森くんに後ろから打ち方見せるからね」

 

和「わかりました。打ち方の説明をしたほうがいいですか?」

 

久「いや、和はいつも通りに打ってほしいの。玄人の打ち方を雰囲気だけでも見せたほうがいいと思って」

 

和「なるほど、わかりました」

 

優希「この中じゃのどちゃんが一番参考になるからよくみておくんだじぇ!龍斗!」

 

龍斗「は、はい!!」

 

 

 

 

 

育成中の京太郎を除き、初心者の龍斗の参考になるのは和くらい

 

オカルトが絡んだほか四名の麻雀は常人では参考にならない

 

 

 

 

 

 

和「そうですね、もし気になったことがあったら何かメモをとっておいてください。あとで答えますから」

 

龍斗「あ、ああありがとうございます!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ちなみに部員の皆が龍斗にどう思っているかというと

 

 

 

 

久「初々しい感じで可愛いところもあるけど、結構真面目って感じね」

 

 

まこ「なんちゅうかまだ他人行儀じゃの~、真面目じゃがもう少し時間をかけて緊張をほぐさないかんの~~」

 

 

京太郎「ほかメンバーより同じ男のおれにはすぐ仲良くなったかな。俺もアイツに事は気に入ってるよ。ただ和には緊張してるってより怖がってる感じもするな」

 

 

優希「タコスの味がわかるのはいい奴の証拠だじぇぇ!!」

 

 

和「まじめでいい人なんですけど、私のこと避けてるような。緊張してるんでしょうか?」

 

 

咲「和さん以外とは話せるようになってるけど、和さんとは互いに遠慮してるような。でも同じクラスの私にはよく話しかけてくれる。お昼ご飯をよく京ちゃんと原村さんと優希ちゃんの5人で食べることもあるし」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

和「(やっぱりまだ緊張してるんでしょうか)」

 

 

龍斗「(う~~、原村さんは何考えてるかわからないし、なんか怖いんだよな~~)」

 

 

 

 

 

 

そして和、京太郎、優希、咲の半荘がはじまる

 

 

 

 

………………………………………………………………………………………………………

 

優希「く~~、天和ならずだじぇ」

 

京太郎「そう簡単にあってたまるか!」

 

 

親は優希

 

いつも通り手加減なしで速攻決めにかかる

 

 

数巡で

 

 

優希「先制リーチだじぇ!!」

 

京太郎「やっぱはやいな~~」

 

 

この卓では当たり前な出来事

 

 

咲「………」

 

和「………」

 

 

この二人はそこまでリアクションはしない

 

当然のことだし、対処が出来るから

 

 

 

 

 

 

一方、覚えたての龍斗くんは久と小声で話をする

 

 

龍斗「結構早く聴牌することってできるんですね」

 

久「あ~、普通ならそんな簡単に2,3巡で聴牌するのはないわよ」

 

龍斗「え?」

 

久「これはまあ科学的でないオカルトな話なんだけどね、優希はね、東場はとても速い打ち方になるの」

 

龍斗「え、オカルト?」

 

久「ただまあ南場になったらスピードダウンするんだけどね」

 

龍斗「え?漫画か何かのお話し?」

 

久「ふふ、最初はそう思うかもしれないけど、段々とわかってくるわ。特に対局してみたら」

 

龍斗「じゃ、じゃあほかの人にもその、オカルトが?」

 

久「そうね~~、京太郎くんはまだ経験が足りないからこれがオカルトって感じのものはまだないし、和はネット麻雀のデジタルな打ち方だからオカルトとは言えない

 

まあまこと咲はオカルトがあるわね」

 

 

龍斗「そうなんですか!!」

 

 

 

久「まこは実家が雀卓のある喫茶店でね、小さいころからお客さんと打ってたの。その時の記憶を眼鏡をはずすと思いだしてくるらしいの」

 

龍斗「まこさんすごい!!?」

 

久「まあ、この中で一番すごいのって言ったら咲なんだけどね」

 

龍斗「え?咲さんが?」

 

 

 

 

そして卓のほうでは

 

 

 

咲「ツモ、嶺上開花」

 

優希「く~~先制リーチがふっとんだじぇ」

 

京太郎「やっぱ先の嶺上開花はすごいな~~」

 

 

 

 

 

 

龍斗「えっと、嶺上開花はっと、あ、カンして引いた牌であがっる役ですか、すごい偶然ですね」

 

久「ふふ、確かにすごい偶然ね、偶然ならね」

 

龍斗「え?」

 

 

そして近くで聞いてたまこは

 

まこ「(ほぼ初心者であれを見ることになるんか、幸運やら不運やら)」

 

 

 

そこからは皆さんの知っての通り

 

 

 

咲「カン、ツモ 嶺上開花」

 

龍斗「え?」

 

 

咲「カン、ツモ 嶺上開花」

 

龍斗「んん???」

 

 

咲「カン、ツモ 嶺上開花」

 

龍斗「えええええ???」

 

 

 

 

見事なまでのカン

 

 

さすがに全局しているわけではないが、咲の上りは嶺上開花が多い

 

 

 

龍斗「結構嶺上開花って出るもんなんですね」

 

久「あ、そういうわけじゃないからね。咲だけよ、あんなに嶺上開花が出来るのは」

 

龍斗「は、はぁ」

 

 

 

 

困惑する龍斗

 

 

久「で、初心者の龍斗君には比較的一般的で論理的な打ち方の和を参考例に選んだの」

 

龍斗「なるほど」

 

 

 

 

 

そして局は進んでいく

 

 

 

和「ツモ、2000 4000」

 

優希「う~~~、今回はのどちゃんがトップだじぇ~」

 

咲「今回は特に張り切ってたね」

 

和「初心者の黒森さんのお手本になるってなったらいつもとは違う緊張がありましたね。ぶty、久先輩、普通に打ちましたけどあれでよかったですか?」

 

久「ばっちぐーよ、それと部長はまこだからね」

 

和「は、はい///すみません。」

 

まこ「わしって部長らしさ足りんのかの~~」

 

京太郎「まあ元部長兼学生議会長の久先輩と比べると」

 

まこ「ぐぅ、比べる相手が悪いか~」

 

 

 

 

 

 

和「黒森さん、私の打ち方を見てどう思いました?」

 

龍斗「あ、その、初心者の自分が言うのもあれですが、すごくはやいのかな?なんていうか悩み時間がほぼないというか」

 

和「初心者の時はどれを捨てればいいか悩んでしまうことがありますからね。

 

アドバイスするなら、配牌の時点で打ち方の方針を決めておいた方がいいですよ」

 

龍斗「方針ですか(メモメモ)」

基本的にこういうアドバイスを聞く際はメモをする龍斗くん

 

和「そうすれば最初はおのずと何が不要かわかりやすくなります。」

 

龍斗「なるほど(メモメモ)」

 

 

 

 

 

 

 

 

久「ふむ、そうね~~。和、もしよかったらだけど、今後龍斗くんに本格的な打ち方の指導をしてくれない?」

 

和「わ、私がですか?」

 

久「龍斗君はまだ危険牌の考え方や降り方もわかってない状況だからね。ここは一番論理的な和に頼みたいの。」

 

 

 

久がなぜ和に頼んだのか

 

 

 

まあまず京太郎は自分の打ち方を固めることを優先させるために外し、

 

咲と優希は初心者には理解できない打ち方だから外す

 

まこはいいかもと思ったが、新部長となって必要な作業が増えたため、さらに仕事を増やすわけにはいかないので外し

 

そして久と和が残る

 

 

久自身が教えてもいいが、ここは同級生の交流を深めるために和になった

 

 

 

 

 

和「わかりました。明日からでいいですか?」

 

久「そうね、もうそろそろ下校時間だし、明日からお願いね」

 

 

龍斗「え、あ、その、原村さん、よ、よろしくお願いします!」

 

和「はい、しっかりと”論理的に”打てるように教えてあげますからね」

 

 

龍斗「は、はい!」

 

 

 

 

 

 

 

 

龍斗「(よ、よかった~、原村さん怖い人かと思ったけどめっちゃ優しい人だった~)」

 

和「(ふふ、意外と可愛い人でしたね。明日から頑張らないと。何とか私と同じ論理的なオカルトなんてない打ち方の人にしないと)」

 

京太郎「(ようやく和とも話せるようになったか~~)」

 

優希「(タコスうま~~)」

 

まこ「(儂は部長。儂は部長。儂は部長。)」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

咲「(龍斗君、なんだろう。なにかあるような。お姉ちゃんとは違う、んん、気のせいかな)」

 

 

 

 

 

 

………………………………………………………………………………………………………

 

 

 

時間は過ぎ、龍斗宅

 

 

龍斗「えーっと、危険牌、裏筋、わ~~いろいろ考えること多いな~~」

 

 

宿題を済ませ、麻雀の打ち方をネットで調べてみる龍斗

 

 

龍斗「まあ明日から強くなれるように頑張るか」

 

 

 

 

 

 

 

 

龍斗は気づかなかった

 

 

 

彼にとっては普通のことが、大きな力であることに

 

 

 

 

 

 




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第7話 ちょっとの成長とオムライス

お久しぶりです!

今回はほんわか回です


 

 

 

 

龍斗「えっと、ロ、ロン」

 

和「黒森さん、これだと役がないので上がれませんよ」

 

龍斗「え、あ、ほんとだ」

 

和「とりあえずタンヤオを作ることを意識してみてください。それと出来ればなるべく鳴かないことをお勧めします。リーチという役が付くので役がないことはありません。」

 

龍斗「わ、わかりました(メモメモ)」

 

 

久「焦らないでいいからね、役なんてたくさん打っていけば感覚で覚えるものよ」

 

龍樹「あ、ありがとうございます」

 

 

 

 

 

 

現在部室には二つの卓があり

 

 

 

 

今まで使っていた方に咲、優希、まこ、京太郎が打っている

 

 

 

そして新しく買った方には、和、久が龍斗に指導をしている

 

 

 

 

といっても指導は和がほとんど行っており、久は数合わせ、といっても一人足りないのは仕方ないこと

 

 

 

 

4人での麻雀に慣れさせるため、三麻をするわけにもいかない

 

 

 

久が一人で二人分することにした

 

まあ龍斗の指導の為なのでそこまで上がろうとはしない、所詮数合わせ

 

 

一局ごとに誰かが上がったり流局して聴牌でもノーテンでも龍斗の手を開き、それを見て和が指導する形

 

 

 

 

 

 

そして今、龍斗は

 

なるべく鳴かずにリーチまでもっていく

 

白撥中の三元牌やドラ牌は河に出ていなければ誰かが二つ抱えてるかもしれないから無暗に捨ててはいけない

 

ほかの人の河をよく見ること

 

 

 

ここまでは理解した

 

 

 

 

 

和「今のところ私が指摘したことをすぐに実践できてるので、このままいけばもっと強くなれますよ」

 

龍斗「あ、ありがとうございます」

 

 

 

 

 

 

 

まあそんな感じで一週間が過ぎた

 

その日は金曜日

 

 

 

 

ある程度打てるようになった、といっても京太郎レベルというわけでもなく

 

 

ある程度の役を覚えてチョンボせず下手な危険牌を切らないようになった程度

 

 

 

そんな中

 

 

 

 

<<キーンコーンカーンコーン>>

 

久「あら、もう時間ね。みんな、そろそろ向かうわよ」

 

京太郎「向かう、あ、そうでしたね」

 

優希「現部長のお店だったじぇ?」

 

 

 

龍斗「え、あ、その、どこか行くんですか?」

 

久「ふふ、実は龍斗君にサプライズがあってね!あ、親御さんには事前に許可は得てるからね」

 

 

 

 

そして向かったのはまこの実家の喫茶店

 

 

 

そこで

 

 

 

久「ということで、遅くなりましたが黒森龍斗くんの入部歓迎会を開催します!!かんぱーーい!!!」

 

 

みんな『かんぱーーーい!!!』

 

 

龍斗「ふぇ~~~~!!!???」

 

 

 

 

 

現在喫茶店は営業終了しており、貸し切り状態

 

優勝の時ほど派手ではないが、豪華な料理と飲み物がある

 

 

久「ふふ、驚いた?」

 

龍斗「は、はい、め、めめめっちゃ驚きました」

 

まこ「そんなに驚いてくれたらよかったわい。そうや!龍斗、何か好きな料理があったらつくってやるぞ?」

 

龍斗「え、いいんですか??」

 

まこ「ええでええで、最近がんばっとるしご褒美のついじゃ」

 

龍斗「あ、ありがとうございます部長!じゃぁ、えっと~~」

 

机の端にあるメニューをとり

 

 

龍斗「ん~~、あ、オムライスで!」

 

まこ「かしこまり~~」

 

久「へ~~オムライスが好きなんだ」

 

龍斗「そ、そうですね。昔からテストでいい結果が出た時のご褒美がオムライスでしたので」

 

まこ「へ~~、それやったら腕によりをかけて作ってやるからの~~」

 

龍斗「あ、ありがとうございます」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして他メンバーの注文したものも出され、一つのテーブルにまこも揃い

 

 

久「じゃあ黒森龍斗くんの入部歓迎会、さっきは私が流れで乾杯コールしたけど

やっぱり挨拶と乾杯を今回の主役の龍斗くんからどうぞ!」

 

龍斗「え、僕ですか!?あ、その、黒森龍斗です!今日はぼ、僕の歓迎会を開いてくださりありがとうございます、えっと、こ、これから自分も部員の一員として頑張っていきたいです!で、では、カンパーイ!」

 

 

みんな「カンパーイ」

 

 

 

 

楽しい宴が始まった

 

 

 

龍斗「お、おいしい!オムライスおいしいです!」

 

まこ「そりゃよかったよかった」

 

京太郎「ほんと、まこさんの料理っておいしいですよ」

 

優希「メニューにタコスがないのが残念だじょ」

 

まこ「タコスをメニューに加える余裕はうちにはなか」

 

優希「うーーーー」

 

 

 

 

 

 

久「いろんなところを転校してきたのね」

 

龍斗「はい、親がそういう立場で」

 

久「なるほどね、ちなみにどこに転校したの?」

 

龍斗「小学校の頃は北海道と福岡、中学の頃は東京でした」

 

久「結構離れてるわね」

 

龍斗「まあその分友人は出来ましたけど」

 

和「その、友人と離れ離れになるのは辛くなかったですか?」

 

咲「(あ、原村さんも)」

 

龍斗「そうですね、仲良くしてくれたことの別れは辛かったですけど、自分は新しい友人ができるんだって気持ちを切り替えていましたね、それに今後一生会えないわけではないですし、高校に入って携帯がOKになったのでまた会えたら連絡を交換するので、逆にいつ会えるかわくわくしてたりしますね」

 

 

 

 

和「………ふふっ、そうですか」

 

 

龍斗「ん?」

 

和「あ、いえ、また会えるといいですね」

 

龍斗「え、は、はい」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして21時ごろまで宴は続いた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




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第8話 洗礼

はいどうも


今回はついに主人公がこの咲という作品の洗礼を受けることに


追記

少々牌の表示の修正などをしました



 

 

 

歓迎会から数日後、何とか一通り覚えることができた龍斗

 

 

ようやく初心者の第一歩を終えたところで、久がとんでもないことを言い出した

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

久「龍斗くんも一通りの流れも理解できたようだし、一回うちのメンバーとガチで打ってみましょうか。メンバーは咲、和、優希でいいかしら」

 

龍斗「えぇぇぇ!?」

 

 

まこ「かー、いきなりそのメンバーかいな!」

 

久「まあ洗礼みたいなものよ、それに後ろから見るだけより、実際に卓を囲んだほうが3人の強さを理解できるもの、3人も忖度抜きで本気で勝ちに行ってね」

 

和「いいんですか?」

 

久「いずれはすることなら早めにしたほうがいいわ、予防接種と一緒よ」

 

まこ「なるほどの~~」

 

久「後今日は後ろからのサポートはしないわ」

 

龍斗「え?」

 

久「いつまでも私は後ろにはいられないし、今龍斗君が一人でどこまでできるか見せて頂戴」

 

龍斗「わ、分かりました」

 

 

 

 

 

 

そうして龍斗はいつも使っている新品の卓ではなく

 

清澄の猛者たちが戦う中古の卓に座る

 

 

前に行った接待麻雀とは比べ物にならないほどの緊張感と悪寒が全身を走り抜ける

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

…………………………………………………………………………………………………………………

 

龍斗視点

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

東1局 親 優希

 

 

ドラ {八}

 

 

 

 

 

 

 

ま、まさか本気の3人と打つことになるなんてぇぇ~~!!!

 

 

何度か後ろから見てたけど、今は3人の手配が見えないから逆に不安だよ

 

 

まあ取り合えずやれるところまで

 

 

えっと配牌は

 

 

 

 

{二二五七①②④④2678南}

 

 

 

えっと、まだいいのか悪いのかもわかんないけど

 

{五七}は{六}

{①②}は{③}

 

が来れば3つになるし

{678}はもできてる

 

{二二}{④④}は二個ずつあるから頭の確保は出来てる

 

 

 

あれ、これって悪くないのかな?

 

 

 

とりあえず今浮いてる

{2南}から捨てていくかな

 

 

 

 

 

 

ツモ牌 {三}

 

 

 

 

 

えっと、とりあえず{南}を捨てて

 

 

{二二三五七①②④④2678}

 

 

えーっと

 

これは幅が広がったのかな

 

でも悠長にしてたら優希さんにすぐ上がられちゃうし

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

二巡目

 

 

{一二二三五七①②④④678}

 

 

 

ん~

 

 

 

 

 

 

三巡目

 

 

優希「リーチだじぇ!!」

 

 

はやっ!?

 

 

えっと、リーチされたら捨てる牌を気を付けないと

 

で、でもどれを切ろう

 

 

 

 

 

あ、もう僕の番

 

 

ツモ{9}

 

 

せめて一発って役だけは避けたいな

 

 

 

 

 

優希 河

 

 

{西白横南}

 

 

でも安全な牌がないし

 

 

 

 

 

 

 

ええっと、ええっと

 

 

 

多分端っこ近くは安全そうだし

 

こんなすぐにはおりたくないし

 

 

 

これだ

 

 

{二}

 

 

 

 

優希「ロンだじぇぇ!!!」

 

 

龍樹「なっ!!」

 

 

 

 

優希 手牌

 

{三四④⑤⑥⑦⑧⑨456北北}

 

 

 

優希「立直一発平和 5800だじぇ」

 

 

 

龍樹「は、はい」

 

 

 

 

まあ分かっていたけど

実際にやられると本当にやばいな~~~

 

 

 

 

うぅ、しょっぱなから泣きそう

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

東1局  1本場 親 優希

 

 

ドラ {中}

 

 

 

 

 

 

 

龍斗配牌

 

 

 

{一六七③③⑥⑨45東東西發}

 

 

うーむ

 

{東東}があるから、えっと今東場だから役になる………?

 

でもあまり鳴きたくないな~~

 

後は{六七}と{45}と{③③}

 

 

浮いてるのは{一⑥⑨西發}

 

とりあえず字牌整理からかな?

 

 

 

 

 

 

 

ツモ牌 {北}

 

 

 

ん~~、優希さんのオカルト?を知ってるから東場の緊張感がやばいよ

 

 

捨て牌 {北}

 

 

 

 

 

 

3巡後

 

 

優希「またまたリーチ!!」

 

 

いや早すぎだよ!!!?

 

 

 

 

 

 

 

龍斗手牌

 

{一二六七③③⑥⑨45東東發}

 

 

 

ツモ牌{赤五索}

 

うわ、このタイミングで赤いドラ

 

 

結構危険な牌

 

えっと河は

 

 

 

 

優希河

 

{北九横三}

 

 

 

 

 

 

うぅ、仕方ない

もう東場は降りるしかない

 

もう振り込みたくないもん

 

 

 

 

とりあえず{東}が通れば次の巡で安牌になるし

 

 

 

さすがに残り二つを優希さんが持ってるわけ

 

 

捨て牌{東}

 

 

優希「またまたロンだじぇぇ!!」

 

 

えぇぇ!!!

 

 

 

 

 

 

優希手牌

 

 

{一二三33567東東白白白}

 

 

 

優希「12300」

 

 

龍斗「は、はい~~」

 

 

 

 

 

やばい、東場で終わってしまう!!!!

 

 

 

さすがにストレートに飛び終了は嫌だ

 

一回くらい上がりたい!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




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