眷属物語 (lulu877)
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出会いそして加入


「どーしたんや、そんな落ち込んで。」

 

「えっ、あ、えっと ファミリアに入れてくれるところが見つからなくて」

 

「せやったら、うちの眷属にならへんか?」 

 

「ぜ、ぜひ‼ お願いします!」

 

 

この出会いは偶然か必定か

神の気まぐれが生んだこの勧誘。

 

今この場所で少年は英雄への一歩を歩んだ。

何の変哲のない広場のベンチで行われた二言三言。

 

そんな出会いが多くの物語を生むことを神々ですら読めない。

 

 

この後この神は後悔と喜びの2つを味わうことになるがそれはまだ先の物語。

 

 

 

少年はこの日のことを生涯忘れることはなかった

 

 

 

 

”””””””””””””””””””””””””””””””””””””

 

1柱の出会いの数時間前

1人の少年が迷宮都市オラリオに着いた。

                     

処女雪かの如く純白の髪に宝石のように輝く赤い目の幼い人間

 

唯一の家族を失い、憧れのオラリオに来た少年。

 

「ここがオラリオ」

この小さな呟きは風と共にかき消される。

 

(オラリオ、英雄が生まれる都)

 

「お祖父ちゃん、僕頑張るよ」

 

「よーし、まずはファミリア探しだ‼」

 

              ・

 

              ・

 

              ・

 

 

「   」

数時間前の少年はどこに行ったのやら、少年は負のオーラ全開だった。

 

「僕そんなに弱そうに見えるのかな?」

行く先々のファミリアすべてに断られた少年はとても落ち込んでいた。

 

 

 

そんな僕は

 

「どーしたんや、そんな落ち込んで」

 

奇跡の出会いをした。

 

 

 

 

 

”””””

ロキ視点

 

”””””

 

(なんか面白いこと起きひんかなぁ)

 

下界において多くの神は暇なのだ。

 

そんなことを口にしながら歩いていると明らかに負のオーラ全開の少年を見つける。

 

(なんや、あの少年。ちょっと面白そうやな)

 

そんなことを考えていると

 

 

「僕そんなに弱そうに見えるのかな?」

 

この小さな呟きを聞き逃さなかったこの神はこの少年状況を理解した。

 

そして興味本位に話しかけることを決めた。

 

 

 

 

 

”””””””””””””””””””””””””””””””””””””

 

 

出会いから数分後

 

 

少年の目の前には見たことのないほどに大きな館が立っていた。

 

「こ、ここって」

 

「ようこそ、黄昏の館へ」

 

「え、てことはあなたは 」

 

「せや、改めて。ようこそロキファミリアへ。

 主神のロキや。よろしくな!」

 

「   」

 

「どないしt 

  気絶しとる」

 

まさか気絶するとは思っていなかったロキは少し焦りつつもこの状況を楽しんでいた。

 

「しかしどうしたもんかなぁ。うちやとこの子を運ぶのは厳しいなぁ」

 

決して大きくはない少年だががロキは筋肉がなさすぎる。

 

 

そうこう悩んでいたら後ろから声をかけられた。

 

「その子どうしたの?」

 

「ア、アイズたん!

 ダンジョン帰りか?」

 

「そう。でその子は?」

 

金色にキラキラと輝く髪をなびかせる少女は白髪の少年に目が行っている。

それは普段アイズを知っている人からしたら異質の光景だった。

 

「あー、ちょっとな。

 悪いけど運んでくれへんか?」

 

「ん」

 

 

 

 

 

 

”””””””””””””””””””””””””””””””””””””

「フィーン入るで~」

 

「どこ行ってたんだい?」

 

「まぁまぁ、ほれ、新しい子連れてきたで!」

 

「んー、気絶しているように見えるけど?」

 

 

 

「   」← ツンツン

 

アイズが突いている少年を見ながらフィンはロキに話す。

 

 

「そこんところは気にしなくて大丈夫やろう」

 

 

(おそらくアイズより少し若いだろう。まったく誘拐ではないだろうけど、   

 はぁ、まったく困った主神だよ)

 

そんなことを考えていると

 

 

コンコン

 

「フィン、入るぞ」

 

副団長のリヴェリアが入ってきた。

 

「やあ、リヴェリア。何かようかい?」

 

「いや、それよりどういうことだ。これは」

 

自分の要件より今の状況を見てこっちが優先だろうと判断した。

流石はリヴェリアというべきか

 

 

「ああ、新しい子らしいよ」

 

「気絶しているんだが」

 

「そうみたいだね」

 

「おい」

 

「まぁ、外傷はないみたいだからそろそろ起きると思うよ」

 

「でロキ、この子の名前は?」

 

「さぁ」

 

「「ん?」」

 

予想外の返答に2人は流石に驚いてしまった。

そしてさらに頭を痛める。

 

「いや~、すまんすまん。聞くの忘れてたわ(*'▽')」

 

その言葉を聞き2人は「はぁ」

 

 

 

 

「にしてもアイズがあんなにも気にかけているとは」

 

「そうだね。でもこれは良い機会かもね」

 

「そーやな」

 

アイズの保護者達はこの出会いが良い方向に行くことを願った。

 

 

 

 

””””””

アイズ視点

””””””

 

(なんでだろう

 この真っ白な少年から目が離せない。)

 

おそらく自分より何歳か年下であろう少年を見つめる。

 

どれくらい見ていただろうか。

見ることに飽きたのか満足したのか、

アイズは少年の頬を突っついてみた。

 

 

ここでアイズは今まで味わたことのない幸せに満たされるのが分かった。

 

「‼‼」

 

 

現在12歳のアイズは今まで戦うとこしかしてこなかった。

7歳で入団し1年でLV2へと至り現在のレコードホルダーになった。

自分が傷つくことを前提にした戦い方で現在Lv4まで至った。

そんなアイズを人形姫などという人も多い。

 

 

しかしどうだろう。

今の彼女を見た人は絶対にそんなこと言わないと断言できるほどに美しく映る。

 

 

2人と1柱がそんな彼女を見ていたのを気づいたのか、少し恥ずかしそうに手を下した。

 

ニヤニヤする3人を見てアイズは少し顔を赤らめた。

 

 

 

この場にいる全員がこんな時間が続けばいいなと感じた。

 

 

 

 

 

 

「ん。  ここは?」

 

「お! 起きたみたいやな」

 

「す、すみません。」

 

「気にせんでええて」

 

「ロキ、とりあえず名前を聞いたらどうだ」

 

「せやった、なぁ坊主。名前なんと聞かせてくれ」

 

「ぁ、ハイ。僕はベル。ベル・クラネル10歳です!」

 

「ベルか。よし改めてよろしくな」

 

「ハイ。神様!」

 

 

 

 

「早速恩恵を与えたいんやけど  」

 

少しロキは間をあけた

そこに金髪の少年?が言葉を挟んだ。

 

 

「初めまして、僕はロキファミリアの団長。フィン・ディムナだ。

 今団員もそこまで多くないし、アイズが君を気に入っているみたいだからすぐにでも加入を認めてもいいんだけど、1つ質問に答えてくれるかな?」

 

「は、はい」

 

ベルはいろいろ気になることはあったが、これから来る問に身構える。

 

 

 

「君はなぜ冒険者になりたいと思ったんだい?」

 

 

 

 

「僕はなりたいんです」

 

「何にかな?」

 

 

「英雄に」

 

 

((((!))))

 

「僕の祖父。育ての親がいつも話してくれたような英雄になりたいんです。」

「仲間を守り、女を救え己をかけれる。祖父が言っていたそんな男に」

 

 

 

 

 

「そうか」

 

 

 

 

 

しばしの沈黙

 

この場にいる人各々が違った思いを抱いた。

 

 

黄色の小人はこの子ならやりかねないと感じ

緑の王族妖精はアイズとベルの関係について考え

赤の神は面白いと言わんばかりに笑い

 

そして

金色の人間は

 

 

 

 

 

 

この沈黙を破ったのはフィンだった。

「うん。ベル・クラネル、ロキファミリアにようこそ。

 これからよろしくね」

 

「よろしくお願いします!」

 

「よかったなぁ、べル」

 

「ハイ! 神様ありがとうございます‼」

 

 

「そうそう、この2人を紹介しないとね」

 

 

そうフィンが言うと思い出したかのようにリヴェリアが切り出した。

 

「すまない。自己紹介が遅れたな。

 私はリヴェリア・リヨス・アールヴ、まぁこのファミリアの副団長と言ったところか」

 

 

「   」

 

「ん?どうした?」

 

「い、いえ!? な、なんでもありません」

 

 

明らかにリヴェリアを見て動揺するベル。

どうしたのか聞きたいがどんどんリヴェリアから離れるベル、しかし顔が真っ赤になっているため、その理由がすぐに知られてしまう。

 

「なるほどな~、まだ小さいのにしかっり男の子してるなぁ」

 

さらに赤くなるベル

 

 

「ち、違いますよ!?僕はただエルフの人を初めて見たから  」

 

「ほんとかぁ?」

 

「本当ですよぉー!」

 

 

優しい雰囲気に包まれるこの空間をベルは早くも気に入っていた。

 

最近唯一の肉親を失い、冷めていた心が温かくなっていくのが分かった。

 

 

そんなひと悶着あった後

 

 

「ほら、後はお前だけだぞ」

 

 

リヴェリアに促され最後の一人の自己紹介が始まった。

 

「アイズ よろしく」

 

そして終わった。

 

(年は僕より2,3歳上だろうか

 またきれいな人だ)

 

と思っていると

 

「アイズたん、もうちょっとなんかあるやろ」

 

「まぁアイズには難しいかな」

 

「仕方ないさ」

 

各々がアイズの高速自己紹介について感想を言ったのち

 

 

「こいつはアイズ・ヴァレンシュタイン。12歳のLv4だ。

 今ファミリアでは一番ベルと年が近いから仲良くしてやってくれ。」

 

とみんなのママ、リヴェリアから補足が入った。

 

 

年が近い人がいて嬉しかったベルは

 

「よろしくね、アイズちゃん」

 

敬称なしで友達のように話しかけた。

 

それに対してアイズは

 

「うん」

 

 

 

「これではどっちが年上かわからんな。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

”””””””””””””””””””””””””””””””””””””

 

「そんじゃ、恩恵を刻もうか」

 

「お願いします」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

案外あっさり都市最大派閥のファミリアに入団できたベル。

この後起きる多くの出来事は神々でも見通せない未知である。

 

 




いろいろ原作を改変します。
キャラの口調が変だったり、
誰が話しているかわからないところがあるかと思います。

少し展開が早すぎますか?



本文の長さはこれくらいでいいのでしょうか
とにかく頑張っていきます。


今後も読んでいただければ幸いです。


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道化の眷属

パソコンで書いて投稿したら自分が思っていた感じになってなかった


オラリオに着て約8時間

 

朝の賑わいとは別の賑やかさが目立つ。

町はキラキラと街灯で輝き、人々の話し声が所々で飛び交っていた。

 

そう先ほどまでは

 

 

 

「    」

(視線が痛い)

 

 

ワイワイ騒がしい道もこの少年が近づくと静まり視線を向けた。

 

このオラリオに着て先ほど恩恵を受けた少年が注目を浴びるわけがない。

 

ではなぜ注目されているのか

理由は単純

 

1人ではないからだ。

 

 

 

白い少年の隣には金の少女が並んで歩いている。

手を取り、少し嬉しそうに目的とする場所に足を運ぶアイズ。

 

 

その光景を目にした人々は、あの【人形姫】の見たとこのない表情に驚きを隠せない。

結果隣のベルに注目が集まった。

 

この雰囲気は2人が目的地に着くまで続いた。

 

 

 

 

 

「着いたよ」

 

街の中でも一際賑やかな酒場の看板にはこう書かれていた。

 

 

『豊穣の女主人』

 

 

「もうロキたちはいるから、行こ」

 

「あ、引っ張んないでよ」

 

そう言い手を引かれ中へ入った。

 

 

「いらっしゃいませ。豊穣の女主人へようこそ!

 あら、随分可愛いお客さんですね」

 

銀髪の少女が出迎えてくれた。

その少女はアイズを見ると

「あ、ロキファミリアはあちらですよ」

 

そう言い

みんながいる席を教えてくれた。

 

「行こ」

 

「お姉さん、ありがとう‼」

 

バイバ~イ

 

 

「剣姫のあんな表情初めて見ました。」

 

「そうだね。少しあの子に興味出ちゃったな♪」

 

「ほどほどにしてくださいね、シル」

 

「わかってるよ、リュー」

 

 

 

 

””””””””””””””””””””””””””””””””””””””””””””””””””””””””””””””””””””””””””””””””

「連れてきた」

 

「おぉ、待っとたで」

 

「え,えっと、」

 

「黙っていて悪いね、今から君の歓迎会をやるんだよ」

 

「は、はぁ」

 

(僕の歓迎会だったんだ...

 いきなり連れ出されたから驚いたけど、嬉しいな)

 

少し浸っていると

 

 

 

「みんなちゅーもーく、新しい眷属を紹介するで

 そんじゃほれ、自己紹介」

 

その場にいた全員が1人の少年に注目した。

 

 

「初めまして、ベル・クラネル10歳です。

 よろしくお願いします!」

 

 

ワイワイ騒ぐみんな

「よろしく~」

「小さ~い」

「かわいい~」

 

好印象だった

ベルは1人1人と挨拶を交わし親睦を深めた。

 

 

 

そこから2時間歓迎会は続いた。

 

「ベルはみんなに気に入られたみたいだな」

 

「まぁ、最年少ということに加え礼儀もしっかりしてるからね。その辺の心配はしてなかったよ

 でも見なよ、アイズを。」

 

「ほんとに変わったな」

 

「ガハハハッ いい変化ではないか」

 

保護者3人はアイズの変化を嬉しく思った

 

 

ベルたちの方を見ると、

みんなにベルを取られると思ったアイズはベルにべったりだ。

それを見てみんな固まっている

 

           「アイズちゃん、近いよ‼」

           「  」

 

「あのアイズが」

「なにあのアイズ」

「アイズたん可愛ー」

 

 

 

「今のアイズなら近づきやすいわね」

 

「そうっすね」

 

 

この日からファミリア内でのアイズの評価が大きく変わった

 

 

 

歓迎会は約3時間にも及んだ

 

 

””帰り””

 

数時間前とは打って変わって静かな街

月明かりが眩しい夜

 

 

 

「ロキ様」

 

「ん?」

 

 

「ありがとうございます」

 

「ああ これからよろしくな」

 

 

改めて感謝を述べる

 

(僕を見つけてくれてありがとう)

(僕をファミリアに迎えてくれてありがとう)

(僕に家族をくれてありがとう)

 

 

(僕はこのファミリアで英雄になるよ、僕の家族を守れるように)

そう丸い月に誓った

 

 

”””””””””””””””””””””””””””””””””””””””””””””””””””””””””””””””””””””””””””””””””””

[黄昏の館 団長室]

 

「流石に疲れたみたいみたいだね」

 

「仕方ないさ、今日着いたばかりなのだから」

 

「そうじゃな、10歳の子には相当キツイ1日だっただろよ」

 

「そうやな」

 

 

ファミリアのトップたちは今アイズと一緒に寝ているベルについて話していた。

 

「それにしてもベルのステータスには驚いたね」

 

「ほんとやで、前代未聞やわ」

 

「確かに驚いたな」

 

「ん?そんなにすごかったのか?気になるのぉ」

 

「じゃあ見るか?この3人には見せる予定だったし」

 

「お、それはありがたいの」

 

 

 

ベル・クラネル  Lv1

 

‐魔法-

 

-スキル‐

英雄憧憬  ・早熟する

      ・効果は思想に比例

      ・思想が続く限り維持

      ・限界突破

 

 

 

 

 

 

「これはまた、すごい子を拾ってきたな」

 

「そうだね。成長が楽しみでもあるが不安も多い」

 

「せなや。こんなスーパーレアスキル、他の神々に知られるわけにはいかんな」

 

「そうだな。まぁだからこそ隠しているわけだが」

 

「ベルの性格などを配慮しての判断というのはわかるけどいつ明かすかだね」

 

「まったくだ」

 

 

ロキファミリアはまた新しい問題を抱えてしまったのであった。

 

 

 

「とりあえず今後の予定を決めようか」

 

こうして話し合いが始まった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オラリオのとある場所

ここに1人の神物がいた。

 

 

 

「どうしてあの子がいるんだ。

 何があった糞爺、まだ若すぎるだろう。」

      ゼウス

 

 

「少し調べるか」

 

 

 

そう言い残し去っていった。

 

 

 

 

 




裏設定?
補足
今のロキファミリアは大手ですが人数が少し少ないです。

ガレス無理....
スキル名や二つ名とかいいの思い浮かぶ自信ないので、なんかください笑

遅くなりました、書くの難しいな


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準備期間

やっぱり書くのは難しいですね

アストレアファミリアまで触れることはきついのでリューさんは店員にしました
すみません











[黄昏の館 ベルの部屋]

 

「んん、朝?」

(僕の部屋だ...。誰かが運んでくれたのかな )

 

時刻はもう9時、団員の何人かはすでにダンジョンに向かっていた。

 

ロキファミリアでは多くの人が8時に揃って朝ご飯を食べる。

そのためベルは慌てて起き上がり食堂に行こうとする。

 

ベットから起き上がろうとしたとき、腕を掴まれた。

 

「ン。」

そんな唸りと共に腕がホールドされた。

 

「‼ アイズちゃん!?」

 

(どうしているの!?

 しかも力強いよぉ)

 

 

起こさない程度に奮闘するすること数分。

 

Lvの差は3つ

腕を離すことを諦め、再び横になった。

 

(はぁ、困ったなぁ)

 

 

 

 

 

 

 

「zzz」←ツンツン

 

 

 

 

(ん-。あれ?寝ちゃったのかぁ。

 ん?なんだろ、触られてる?)

 

そう思い

そっと目を開ける

 

 

 

パチリ

 

 

「おはよ」

 

目を開け真っ先に僕の瞳に映ったのは金色の大きな瞳。

 

 

ベルはすぐにアイズだと分かった。

出会ったのは昨日だが、今一番一緒にいる2個上のお姉さん

ベルが唯一愛称で呼ぶ存在

 

 

そんな彼女がいきなり目に前にいたことに驚く

 

 

「ア、アイズちゃん!? どうして!?」

 

「ん?」

 

寝てしまったせいか隣にアイズがいたことを忘れていた。

 

「なんで一緒に寝てたの?」

 

「わかんない、起きたらここだった」

 

「あ、そうなんだ...」

 

 

(やっぱり考えてることが読みにくい...)

そんなことを考えていると

 

 

「起きたか」

みんなのママの登場だ

 

「おはようございます、リヴェリアさん」

「リヴェリア、おはよ」

 

僕たちは軽く挨拶をした

 

 

「あぁ、おはよう。

 だがもうお昼だぞ、随分寝てたな。」

 

おそらく起こさないでくれていたのだろう

 

 

「ベル、今日の予定だが、昼食を済ませたらギルドに行くぞ。」

 

「わかりました!これで冒険者になれる..」

目を輝かせている

 

「楽しみ?」

 

「うん!」

 

「まったく。

 ほら、着替えていくぞ」

笑みを浮かべ2人の子を促す

 

 

 

 

 

 

[食堂]

 

僕たちは各々着替え食堂に来ていた。

周りを見ると来ているのは数人で、多くの人が出ていることが分かった。

 

「お、やっと起きたか」

 

「おはようございます。」

 

「おはようベル。今日の予定は聞いたかな?」

 

「はい」

 

「そうか。

 ベル、君は戦い方を教わったことはあるかい?」

 

「いいえ、ないです..」

 

「そうか..

 ちなみに使いたい武器とかは?」

 

「うーん 

 とくには」

 

「そうか...」

 

ベルの言葉を聞いて少し考えるフィン

 

 

「じゃあ帰ったら一通りの武器を見てみようか。それで何がいいか決めよう」

 

「はい!」

 

 

こうして昼食が始まった

 

 

 

「おいしいですね!誰が作っているんですか?」

 

「団員だったり、食事用に雇ったりしている。

 たまに私も息抜きに作っている。結構楽しいからな」

 

「なるほど~」パク

 

この時間にベルはオラリオやダンジョン、ファミリアに関して多くのことを質問した。

 

 

ワイワイ話していたため結構時間が経ってしまった。

 

 

「あ、ねぇアイズちゃん」

 

「ん?」

 

「僕が寝てる間ほっぺ触ってた?」

いきなりベルが思い出したかのように質問をぶつけた

 

「さ、触ってないよ」

 

「そうかぁ、気のせいだったのかな?」ウーン

明らかに動揺していたがベルは気づかなかった

 

 

しかし周りは気づいているため、アイズに視線を向けていた

そんな視線に耐えれなかったのだろうかアイズは急ぐように

 

「ダンジョンに行ってくる」

と言い残し行ってしまった。

 

 

「どうしたんだろうアイズちゃん」

 

これを機にベルは鈍感ということが判明した。

 

 

 

 

 

””””””””””””””””””””””””””””””””””””

[黄昏の館 正門]

 

ベルは先に待っていてくれというリヴェリアの言葉通り正門で待っていた。

 

 

「あ、ベルじゃないっすか」

 

「こんにちは、ラウルさん。何してるんですか?」

 

昨日仲良くなった門番をしていたラウルと話し、リヴェリアを待った。

 

「待たせたな」

 

「いいえ、ラウルさんと話してましたから」

 

「そうか、じゃ行こうか」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「   」

(視線が痛い)

 

昨日に続き今日もかと、

そんなことを考えていた

 

「フフフ

 お前はこれからもっと注目を浴びるのだから今のうちから慣れておけよ」

 

(???)

 

言葉の意味が分からず戸惑うベル、

その様子を見てさらに笑みを浮かべるリヴェリア

 

そんな風景を見た人々もまた笑みを浮かべた

 

 

それはまるでこの平和な日々がずっと続くことを願うように

 

 

 

 

 

 

”””””””””””””””””””””””””””””””””””””””””””

[ギルド]

 

「冒険者登録お願いします!」

 

「え?えーと君何歳かな?」

 

「10歳です!」

 

受付嬢は固まってしまった

そして呆れたように言った。

 

 

「... あのね、冒険者っていうのはとっても危険なんだよ。

 そもそもファミリアに入れるわk」

 

「ん?なんか問題でもあったか?」

 

「あ、リヴェリアさん」

 

助け船が来た

 

「リヴェリア様‼

 ってことはロキファミリアぁぁぁ‼‼」

 

1人の女性の叫び声がギルド内に響いた。

 

その結果ベルはまた注目を集めてしまった。

「なんだなんだ」

「あんなちっさいのがロキファミリアかよ」

「また個性強めだな」  

 

ギルドはざわめき立ってしまった。

 

 

 

 

 

「はぁ、とりあえず登録を済ませるぞ」

 

「そうですね」

 

 

先ほどの職員は、すみませんと謝りながら手続きをした

 

「冒険者登録完了しました」

 

「やったぁ!やっと冒険者になれました‼」

 

「フ よかったな」

 

もう親子にか見えないと周囲の人々は思った

 

 

「よし、行くか」

 

そう言いギルドを後にした

 

 

 

 

帰り道は洋服を買ったり、ファミリアがお世話になっているお店などを紹介してもらいながら帰った。

 

最後の方はアイズも合流して楽しい帰宅になった

 

 

 

[黄昏の館]

「いろいろありがとうございます。リヴェリアさん」

 

「気にしなくていいんだぞ、お前はまだ子供なのだから」

 

 

そう言いリヴェリアはベルを撫でた

 

「////」

 

「  」じぃ~~

 

 

「な、なに?アイズちゃん」

 

リヴェリアに撫でられ照れるベルをジーッと見たかと思うと手を引っ張ってホームに向かった。

 

「あ!引っ張らないでよー。ちょっ」 

 

 

「まさかアイズがあんなに嫉妬深かったとは

 はぁ、まったく先が思いやられるな」

 

 

 

 

 

”””””””””””””””””””””””””””””””””””””””””””””””””””””””””””””””””

 

 

今ベルはファミリア内の倉庫に来ていた

 

「ここには団員が使わなくなった武器が収納されているんだ。

 だからベルに合った武器も見つかると思うよ」

 

そう言い多くの武器を持ってくるフィン

 

「まずは重い武器とか使いこなせないものは除外していこうか」

 

 

 

結果的にナイフと槍に絞った

理由は単純

ナイフは軽く短いため身体面での不自由がないから

槍はフィンが使っているから

       ブレイバー

フィンの二つ名【勇者】

英雄とは異なるが自分が目指しているものに一番近いと思い同じ武器を選んだ

 

 

「槍とナイフか。いい選択かもね」

 

「ありがとうございます」

 

 

武器が決まった後は夕食を食べに食堂へ移動した

 

 

 

 

 

”””””””””””””””””””””””””””””””””””””””””””””””””””””””””””

[団長室]

 

 

(さて、だれを教育係に付けよかな)

 

そうフィンが悩んでいると

 

「フィン、ベルのこと私に任せて」

 

「いいのかい?しばらくダンジョンに行けなくなるけど」

 

「大丈夫。だからお願い」

 

「わかったよ、君に任せる」

 

「ありがとう。じゃお休み」

 

「あぁ、お休み」

(本当変わったな)

 

 

少しベルを心配しつつ眠りについた

 

 

 

 

 

 

 

次の日アイズが教育係と知って少し安心したベルだったが、すぐその考えは間違っていたと思い知ることとなる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 




次から戦闘を入れますがうまくかけないと思います
すみません

なんか思ったより変な感じになっていて悲しいです


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冒険へ

最後のフィンたちの会話いらない気がするので読まなくても大丈夫です











[黄昏の館 庭]

 

周りが少し明るくなってくる時間帯

オラリオ全体で見ても起きている人の方が少ないなかロキファミリアの庭で最年少の少年少女が剣を合わせていた。

 

 

(くっ、やっぱり速い!これがオラリオ冒険者‼)

 

ベルはアイズから放たれる攻撃をかわすことに専念していた

ナイフで止めようとすれば押し負ける。

その結果避けるしかなかった

 

 

しかしそれも満足にできなくなってきた

さらにヒートアップするアイズの攻撃に息をすることもうまくいかなくなってくる。

 

 

(また速くなってる‼もうキツイ!)

 

 

「ア、アイズちゃん!ちょとm」

 

待ってと言おうとしたとき重い一撃をもらってしまう。

 

「あ」

やってしまったという気持ちが乗った一言がアイズの口から出たがベルの耳には届かなかった

 

 

(あぁ、なんでこんな朝早くからこんなことに...)

瞬間そんなことを思い意識を失った

 

 

 

 

 

 

”””””””””””””””””””

ベルが気絶する少し前

 

 

 

まだ日が昇ってくる前、寝ているベルの下にアイズがやってきた

 

普段から早く起きて鍛錬しているアイズだが、ベルの訓練のことを考えていた為かいつも以上に早く起きてしまった

そしてそのまま起き上がり、ベルの部屋に直行した

 

「ベル」

「ベール」

 

声をかけても起きなかったためペチペチと頬を叩いて起こした

 

「ベル、起きて。行くよ」

 

「え、まだ眠いよ」

そんな言葉を聞かず、無理やりベルを起こし、起きたばかりのベルの手を引き庭に連れて行った

 

 

 

「ん!?アイズちゃん?」

 

完全に起きたベルは何が起きているかわかんなかった

 

「どこ行くの?」

 

「庭だよ」

 

「なんで?」

 

「戦い方教えてあげる」

 

「アイズちゃんが!?」

 

「うん。教育係になったから」

 

「そうなんだ。

 でも早すぎるよぉ」

 

アイズが教育係であると知って喜んだが、あまりにも早すぎる時間に戸惑いもあった

 

 

 

 

「で何するの?」

 

「戦お」

 

「え」

 

「いろいろ考えたけどこれが一番だと思う」

 

そう言い剣を構える

 

ベルはその少しの殺気に反応して体制を整えた

 

 

「うん、それでいいよ。じゃあ行くね」

 

ここからアイズとの訓練が始まった

 

 

 

 

 

""""""""""""""""""""""""""""""

時は戻り

 

アイズは気絶した少年をどうすればいいか考えていた

(どうしよう

 このままじゃダメだよね?)

 

 

とりあえず場所変えようと木の下に移動させた

 

 

そこにアイズももたれ掛かった

 

 

 

 

 

 

 

(ん?あそこにいるのはアイズとベルか?)

 

だいぶ日が登り多くの人が活動し始めるころ、リヴァリアは年少組を起こそうと2人の部屋に行く途中に目的の人物を庭の木の下に見つけた

 

 

仲良く寄り掛かりいい顔で寝ている2人

何故こんなところで、という疑問はあったが周りに2人の武器がそこにあった為その疑問はすぐに晴れた。

 

 

 

「まったく、いつからやってたんだ。

 ベルはアイズに振り回されてばかりだな」

 

少しアイズの行動に呆れつつ、ベルの心配をした。

 

 

 

「ベルは頑張っていたよ」

後ろから話しかけられた

 

 

「フィン見ていたのか?」

 

「昨日アイズが教育係をやるって言ってたから気になってね。

 アイズらしい教育方針だったよ、心配にはなるけど」

 

最後は結局ベルの心配する2人だった

 

 

「で、いつからやってたんだ?」

 

「うーん、日が登ってない時からかな?」

 

「はぁ、本当に困ったやつだな」

 

 

 

そう言って2人を起こしに行った。

 

 

 

 

 

 

[黄昏の館 食堂]

 

起こされたベルたちは食堂でフィンたちと話しながら朝食を食べていた

 

 

「それでアイズ、ベルはどうだ?」

 

「才能はあると思う。私の動きにも対応してきてたから」

 

「そうだね、確かに彼はこれからどんどん化けると思うよ」

 

2人に褒められ喜んでいるベルに

そこまでかと驚く周囲の人

 

「でもアイズ。流石に最後のはやりすぎだったかな」

 

「うっ、ごめん」

 

「アイズはもっと手加減を覚えないとね」

 

この後この言葉の意味を知ったリヴェリアはアイズを呼び出してお話ししていたことはベルが知らない出来事

 

 

 

””””””””””””””””””””””””””””””””””””””””

その後ステータスを更新しゆっくり1日を過ごした

 

 

 

「にしても少しアイズたんと訓練するだけでこんなにステータスが伸びるなんて。これがスキルの効果ちゅぅことか」

 

「流石にここまでとは思ってなかったよ」

 

「これは驚きじゃな」

 

「なるほど、ここまでか」

 

 

 

ベルのステータスを見て驚いたがそれ以上に他の人に知られてはいけないっという気持ちが強まった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

[バベル]

 

「いよいよダンジョンか」

(結局この1週間一度もダンジョンには行けなかったからなぁ)

 

「行こ、ベル」

そんなことを思っていると念のためと付いてきたアイズに急かされた

 

「うん!」

 

この数日ベルはダンジョンに行く許可が下りなかった

その間アイズとの実戦にリヴァリアとの勉強

 

 

この他の人なら逃げ出す程のことを数日続けていた。

 

そんなことを繰り返していたため、心身ともに大きく成長していた

 

 

そして昨日、リヴァリアからようやくダンジョン5階層までの許可が下りた

 

過保護なママは一人で行くことを許しはしてくれなかったが、やっとダンジョンに行けることに喜んだベルは今日早速ダンジョンに向かった

 

 

 

 

 

 

そしてようやく最初の一歩を歩み始めた

 

(始めよう、僕の冒険を)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ベルはこの数日で本当に強くなったな」

 

「そうだね、アイズも驚いていたよ」

 

「それでもや。アイズたんのあれは少しやりすぎとちゃうか

 毎日ボロボロやったで」

 

「そうじゃなぁ、それに加えてリヴァリアと勉強もしてあったしな」

 

「本当によく頑張ったよ」

 

 

 

保護者たちはベルの頑張りを褒めた

 

「今日彼は夢である英雄への一歩を踏み出した」

 

「しっかり支えてやろう。まぁ、ステータスを見る限り10階層までなら余裕なんだがな」

 

「本当に驚くで、あの上がりっぷりには」

 

「あとはきっかけさえあればランクアップだ」

 

「これはまた記録更新じゃな」

 

「まぁ、見届けようじゃないかベルたんクラネル の冒険を」

 

みんな微笑みながら成長を語り見届けることを決めた

 

 

 

 

 

 

 

 

 




もう少しサクサク進めたほうがいいかなーっと思ってきました

今回も結構無駄なところや変なところがあると感じるので早く書くことに慣れないといけないと感じます


1日一回はできない( ´・ω・` )


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冒険とその先へ

遅れてすみません、なかなかいい展開になりません

私には書きたいシーン?みたいのがあるのですが、そこに行くのがいつになるか全然見当がつきません笑笑







[ダンジョン1階層]

 

ベルとアイズはダンジョンに来ていた。

 

「危ないと思ったら助かるから、安心して」

 

「うん、ありがとう」

 

今日が初めてのダンジョン探索のベルだがその初陣は条件付きだった

 

リヴェリアからの条件は

・行っていいのは5階層まで

・アイズと一緒に行く

・昼までにホームに戻る

の3点

 

ベル・クラネル の冒険初日はとても安全だった

 

 

(ここがダンジョン、少し気味悪いな)

 

 

 

「ベル」

 

「あれがモンスター...」

 

多くの冒険者が最初に戦うであろうモンスター、ゴブリンが初戦の相手となる

 

 

「行ってくる」

 

自信満々にモンスターの元へ向かった

 

 

(戦える、戦えてる!)

 

あっという間に倒したベルは喜んだ

 

「やったよ、アイズちゃん!」

 

「うん、すごいね」

 

 

自分の初めての弟子とも言えるベルのことを自分のことのように喜んだ。

 

「これもアイズちゃんの御蔭だね!ありがとう!」

 

「..ベルが頑張ったからだよ」

 

ニコニコした顔で感謝をするベルに少し照れ気味で返す

 

 

「よし!どんどん行くぞー」

 

 

 

 

 

こうして初のダンジョン探索は順調に終えた

 

 

 

「すごいよ、お金がこんなに‼」

 

「うん、すごい。ベルは5階層までなら問題ないね。戦い方を見て改めて思ったけど、やっぱりベルは才能があるよ」

 

「そうなのかな?自分ではわかんないや」

 

「いつかわかる日が来るよ」

 

 

 

2人は仲良くホームへ帰った

 

途中昼食があるにも関わらず『じゃが丸くん』というものを買って食べてみたら、変わった名前にしてはとても美味しく、アイズと2人で興奮したのはリヴェリアには内緒の話

 

 

 

 

 

[黄昏の館]

 

「ただいまー」

 

「おぉ、おかえり〜、初ダンジョンはどぉやった?」

 

「えっと、不思議な感じでした。

 でも、モンスターも勝てる相手ばかりでいっぱい稼いじゃいました!」

 

「そうか、そうか。 これからも頑張り〜」

 

 

 

そこからベルは初ダンジョンの感想を多くの人に聞かれて、ダンジョンより大変な目にあった。

 

 

 

 

 

 

 

[ベルの部屋]

 

「はぁ、疲れた」

 

(今日は色々新鮮ではしゃいじゃったな)

 

ベルは今日あったことを振り返っていた

 

 

 

 

(でも、魔法には憧れるな〜

 今度アイズちゃんの魔法見せてもらおうかな)

 

(明日もアイズちゃんとの訓練があるから寝よ)

 

 

 

「zzz」

 

やはり疲れていたのだろう、すぐ寝た

この日の夢は魔法で多くのモンスターを倒すものだったらしい…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

初陣から数日、ベルは

朝にアイズとの訓練

その後に昼過ぎまでダンジョン

夜にはリヴェリアとの勉強会

というハードスケジュールをこなしていた

 

 

 

8階層までなら完璧に覚えてるほどダンジョンに行った

 

しかしまだ10階層より下の許可は下りなかった。

 

ステータス上は問題ないと判断されたが、何があるか分からないのがダンジョンという理由でランクアップするまでダメと言われてしまった

 

 

今日はフィンから「最近頑張りすぎてるから1日くらいは休みな」と言われてたため、街をぶらぶらしていた

 

 

 

そう、先程までは

 

 

 

ベルは今は豊穣の女主人で皿洗いをしていた

 

「なんで僕がー」

 

「ごめんなさい、ベルさん。

 これ終わらないとミアお母さんに怒られてしまうので頑張ってください!」

 

 

(はぁ、まぁいいか。急に休みって言われても何すればいいかわかんなかったし)

 

 

 

(にしても多いな、やっぱりここは人気なんだなぁ)

 

 

今ベルはたまたま通りかかったお店の店員に捕まり、皿洗いをさせられていた。

 

頼まれたら断れない性格故、黙々とお皿を洗ったいた。

 

 

豊穣の女主人はファミリアがよく行く場所だったため、そこにいる店員とは仲良くなった。

特に人間(ヒューマン)のシル・フローヴァ

  妖精(エルフ)のリュー・リオン

とは結構話していた。

 

 

 

「でも流石にきついな」

そんなことを漏らしやっていると1人のエルフに話しかけられる

 

「手伝います、クラネルさん」

 

「あ、ありがとうございます。リューさん」

 

「いいえ、本来ならシルの仕事ですから」

 

1人でやるより2人

ベルはリューが来たことで少し楽しそうに皿を洗った

 

 

 

 

「リューさん、質問なんですが」

 

「なんですか?」

 

「リューさんは元冒険者だって聞きました。それも凄腕の。

 そこで質問なんですが、 レベルの上昇、ランクアップってどうしたらできるんですか?」

 

「私に聞かなくてもファミリアの皆さんに聞いた方がいいのでは?貴方のファミリアにはリヴェリア様や勇者(ブレイバー)、そのほかにも多くの上級冒険者がいるではないですか」

 

 

「えっと、ファミリアの人には内緒にしたくて。早く一流になってみんなの役に立ちたいから」

 

少し照れたように話すベルにリューは改めてベルの人となりを確認した

 

 

「そうですか。

 では私でよければ答えましょう。」

 

「ありがとうございます」

 

 

そう言い2人は一旦手を止めた

 

 

「レベルを上げるには偉業を成し遂げる必要があります。」

 

「偉業、ですか?」

 

「はい、人も神もが認める偉業。例えば格上相手の打破...とか」

 

 

 

 

 

""""""""""""""""""

 

[黄昏の館 団長室]

 

「ベルはいい休日を過ごせたみたいだね」

 

「そうだな、私たちだからこそ言えない悩みでもあったのだろう」

 

「まだ子供だと言うのにしっかりしておるの」

 

「ほんまやで、もっとゆっくりでええちゅうのに」

 

「仕方ないさ、彼の夢は英雄なんだから」

 

 

 

 

 

 

[黄昏の館  ベルの部屋]

 

(「人の数だけ冒険には意味がある」か)

 

(いつか僕だけの冒険をする日がくるかなぁ)

 

 

「よし!その時に備えてもっと頑張ろう」

 

その日が来るのは意外と早いことをまだ彼は知らない

 

 

 

 

 

 






難しいです


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最強の魔道士

更新がそうと遅くなりました。
半分以上は約二ヶ月前からできていたんですけどそこからなかなか進みませんでした、
その上今回は少し短めです、恐らくこれならも短めになってしまうと思います。

ではどうぞ


[オラリオ 壁上]

 

まだ夜が明けたばかりの時間帯。

壁上から黄昏の館に目を向けている神がいた

 

 

「まったく、居場所がばれたから予定を4年早めるなんて。ほんと、困った()だな。  はぁ、早く仲直りしてほしいもんだよ」

 

呆れつつも慕う1柱の神を思いつつ言葉を漏らした。

 

「  残念なことに彼女たちの言う通りオラリアに来てしまった。それに英雄の器としてもその才を発揮するだろう。こうなったら俺も加担せざるを得なくる。 彼女たちとの約束を果たすためにも。」

 

人柱の神が薄暗い空を見上げ少し悲しげに、でも嬉しそうに呟く

 

(時が来たら全てを教えよう。これも約束の一つだから。それが吉と出るか凶と出るか、神をも見通せない未知。)

「どちらにしても彼を最後の英雄にして見せるさ。見ててくれ偉大なる糞爺(ゼウス)

 

 

1人の神は高々と笑った。今も【剣姫】と訓練しているだろう【  】(少年)を見ながら。

 

 

「って言ってもベル君ロキのとこなんだよなぁ。 はぁ、頑張るかー」

 

 

 

( おそらく俺以外の神もちょっかいをかけるだろう。それもロキのとことなるとそれは限られる)

 

「はぁ、流石は英雄の器。神に苦労させるなぁ」

 

 

 

 

"""""""""""""""

[ホーム リヴァリアの部屋]

 

「いいか、ベル。もし魔法が発現しても無闇に使ってはいけない。」

 

精神疲弊(マインドダウン)ですね」

 

今、魔法に憧れる少年がオラリア最高峰の魔導士に魔法について教わっていた。

 

剣も槍もほとんど使いこなしているベルにとって次の目標は剣の師であるアイズのような戦法。

魔法と剣術を合わせた戦闘スタイルを身につけないと考えていた。

元々〔魔法〕と言うものに興味と関心があったため、いつかは魔法を使いたいと常にみんなに言っていた、

 

「ねぇ、リヴァリアさん。」

 

「なんだ?」

 

「最強の魔導士ってやっぱりリヴァリアさんなの?」

 

「さぁな、魔法のどこに視点を置くかにもよるだろうな。範囲、威力、詠唱時間、持っている数、用途の数。最強と一言で言っても色々あるんだよ。」

 

 

「そっかー、じゃあ今まで出会った中で一番だと思った魔導士っている?」

 

疑問に思ったことを次々にぶつけていく。それは興味から来たもの

 

「  あぁ、いた。あの女には一勝たりとも出来なかった。フィンやガガレスも私もな。」

 

「そ、そんなに強かったの?」

 

「そうだ。何しろ神時代以降最も才能に愛された眷属と言われていたほどだからな。魔法は音を使ったものだったから見ることができない、それに加えて超短文詠唱。 それだけではない、防御の魔法も使ってくる。攻防共に完璧だった。 さらには魔法使いなのに剣も槍も使える。と言うより他人の動きがコピーできた、それほどまでに才能があったんだ。その才能であいつは10代前半には第一級冒険者となり活躍していた。」

 

少し懐かしく、でも悔しそうに遠くを見ながら話してくれた

 

「は、反則じゃん、最強じゃん」

 

ベルは軽く語彙力を失った

 

「そうだな、でも唯一の弱点があった」

 

「それは?」

 

そんな最強の人物の弱点、ベルは食い気味に聞いた。

 

 

「病だよ、あいつは生まれつき病弱だったんだ。その病気のせいでLvは7止まりだった。もし病気さえなかったらオラリオ史上最高レベルにも行き、最強の冒険者になれただろう。」

 

「… そっか、今はどうしてるの?」

 

「死んだよ、3年前に」

 

 

 

()()()()()()()()()、 ちなみに名前は?」

 

少し残念そうにテンションが落ちた声で質問した

 

「ヘラ・ファミリア所属、アルフィア。灰色の髪に黒のドレス、両眼で色の違うオッドアイが特徴だった。」

 

「アル、フィア。よし覚えた。この人を目標にするよ!」

 

「よせ、あんな化け物二度と会いたくない。」

 

「えー」

 

「「ハハハ」」

 

少年は冗談のように、王族は勘弁してくれと言った様子で

この光景はなんの変哲のない日常、しかし祖父しか家族を知らない少年にはなんとも輝かしいものだった。

 

 

(目指すは最強の魔導士、早く魔法を使いたいなー)

 

少年は最強の人物のことを聞き、早く魔法が使いたいとより思った1日だった。

 

 

 

その日ベル・クラネルは灰色の女性にボコボコにされる夢を見たという

 

 

 

 

 

 





他の人の作品を読んで少しやる気を失っていました。
ランクアップ、二つ名ともに全然思いつきません。

にしてもダンメモのイベントって神ですね!

それでは、さいなら


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妖精の訓練と王族の説教

すごく間が開きました
この話も相当前にほとんどできていたのでいろいろ忘れていたことがありました
最近また面白い話を更新してくれる人が多くてとても楽しみにしています。
やっぱり自分は書くより読む派だと思いました



[オラリオ市内]

 

英雄が生まれる都市では今日も朝から鍛錬が行われていた。

しかしその音はとても静かなものだった。

そう まるで風のような

 

 

今さっきまでは…

 

 

ドン‼

「グヘッ 」

 

一匹のウサギが低音の効いた音を響かせながら飛んだ。

このウサギは思ってもいなったのだ。

先ほどまで目の前にいた妖精(エルフ)が自身のファミリアの誰よりも加減知らずだというっことを

 

「一旦休憩にしましょう」

 

優しく、冷静に発された声に反応し顔を上げうなずいた

しかしその表情は声とは反対のものだった

 

「すみません、私はいつもやりすぎてしまう」

 

「あはは…」

(手加減ができないんだ)

 

彼女らしいと思いつつ休憩にした。

 

 

 

「こんな朝からすみません、リューさん」

 

「いえ、約束したので。 それよりあなたの方こそ大丈夫ですか? こんな朝に勝手に出歩いて」

 

「  た、たぶん大丈夫です。」

リューの一言で一瞬にして悪寒が襲った

 

強くなりたいと願ったベルはファミリアのみんなに内緒で訓練することに決め、リューに相手を申し込んだ。

そしてアイズとの訓練もあるため毎日とは言えないが今日のように訓練をしてくれることになった。

 

今日はその初日 ベルはリューの強さに驚きつつ、その技術の高さからリューに頼んでよかったと心から思っていた。

 

レベル差が大きいため勝つことはもちろんかわすことすらやっとだが、その動きは冒険者になったばかりのものとは思えなかった。

 

 

 

(なんて恐ろしい才能。 これからが楽しみと捉えるか怖いと捉えるか

これは私も鍛えなおす必要があるかもしれませんね)

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~

約2時間早朝訓練は続いた。

 

リューもベルもステイタス上スピードに特化している。

ベルはナイフを使用し、自分の早さを最大限利用している。

本当はフィンのように槍を使いたいのだが、まだうまく使えないため、ずっとナイフを使用しているが、リューの武器の方がリーチがあるためなかなか近ずけず攻撃はほとんどできなかった。

 

「はぁはぁ、リューさんは凄いですね。今は冒険者じゃないのに」

「毎日訓練をしていますからね。それにステータスは健在なので」

訓練の合間の休憩には色々なことをリューに聞いた

ロキファミリアの強さや都市の情報、ダンジョンことも

 

 

「そういえばリューさんの神様って 」

少しリューは顔を曇らせたがすぐに答えてくれた

「アストレア様です。今は都市を離れていてオラリオにはいませんが」

 

ベルはことときリューの変化に気づいた。

鈍感かベルでも気づくほどにリューの表情は暗かった

 

「そうですか」

だからこの話を辞めることにした

 

ベルは『アストレア』というのは名前を何度も聞いていた。

このオラリオに来てから短いが何度も街の人が言っていた

『アストレアファミリアがいれば』

この言葉からもうないファミリアだと思っていた、もう壊滅したのだと

 

しかしアストレアファミリアは1人だけ残っていた。

それも身近に

 

あの暗黒期を乗り越え都市の安全と秩序をガネーシャファミリアと守っていた正義の眷属

そしてベルにも()()()()()()()()()正義の眷属

 

 

 

「今日はありがとうございました。そろそろ朝ご飯なのですみません」

 

「いいえ、こちらこそありがとうございます。楽しみが増えました。」

 

「楽しみ?」

 

(笑み)

「急がなくては朝食に間に合いませんよ」

まるで弟を送り出す姉のような表情を出すリュー

それに少し見惚れていまい反応が遅れた

 

「! すみません! それじゃあまたよろしくお願いします。」

 

 

一礼してホームの方に向かっていくベルを微笑みで送った。

 

 

”””””””””””””””””””””””””””””””””””””””””””””””””””””

ベルは走った。必ず朝食が開始される前に食堂につかなければ今後一人で抜け出すのが困難になると分かっていたから。

街は人が増え始め、段々と賑やかになってきている。

その街を走り向けるベルの姿は、まるで猛獣から必死に逃げ回る白兎かのように人の眼に映った。

 

「はぁ、はあ」

(やばい、やばいやばい やばい!  ああ、言い訳、考えよ… )

 

軽く諦めホームを目指した。

 

 

[黄昏の館 門]

 

「遅い。まったくどこに行ったんだ。」

 

いつもはラウルなどがいるはずの場所にラスボス(リヴェリア)がいた。

 

毎日のように早朝二人で鍛錬をしていた最年少コンビが今日はいなかった。

休息日にしたのか、と考え気にしていなかったお母さん(ママ)は、少年がいないということですら先ほど気づいたほど油断していた。

 

それからは大忙し、主神(バカ)やフィン、アイズの部屋や食堂や庭を探しまくり。

それに加えて、ホーム内を魔法を使いながら探すアイズを止めたりととても慌ただしい朝になった

 

 

最後はフィンの「ベルは賢いから大丈夫だよ。それに部屋にあった装備が一式なくなってるところから鍛錬に行っただけだと思うよ。」とヤレヤレといった感じの言葉で落ち着いた。

 

それから数分、門にはリヴァリアの圧が

       食堂にはアイズの悲しいオーラがあった。

 

「私じゃいやだったのかな…」

自分を鍛錬に誘ってくれなかったことから負のオーラ全開

食堂では、これをみんなで慰めるということが起きていた。

 

「 アイズ…大丈夫?」

「ほら 元気だしなって」

「何か理由があるのかもしれないし、ね!」

 

「………」

 

((ダメだ、これは))

食堂にいた多くの人はアイズを慰めたがまったく効果をなさなかった。

 

最近微笑ましかった少年少女(2人)の関係は団員みんなからの癒しとなっていたため、何とかこの二人の関係を修復しようとしたものは皆敗れていった。

 

 

「ベルが帰ってきたようだよ」

アイズへと近ずいたフィンがそう言うと、ものすごいスピードで正門へ向かって行った。

 

「ヤレヤレ、子供2人には手を焼くね」

と今このファミリは保育所かな?と冗談を団員と話した

 

 

[正門]

 

「ハァハァ、着いた」

ベルは必死に走っていて気づいていなかった。

あのどす黒いオーラを

 

「どこに行っていたんだ?」

一言、たった一言だけ発しただけだがそれは階層主にも負けずとも劣らないとベルでも判断できた

 

「えっと、」

ベルは何をしていたが、どこにいたか言いたくはなかった

これは秘密の特訓だから

しかし、そんなことを言っている場合ではないと思ってしまうほどのオーラ

 

そんな所へ救世主が現れた

「ベル!」

 

「え? グヘェ!?」

 

救いではなかったかもしれない

Lv4のタックルは殺人級なのだ

 

「アイズ!!ベル!!」

さすがのリヴェリアも予想外すぎて反応が出来なかった

そんなリヴェリアを無視し、アイズはベルに股がっていた

 

「ベル、ベル。」

普段だったら微笑ましい状況だが、ベルはほぼ気絶状態のため、リヴェリアがアイズをべるから離した

 

「アイズ!離れなさい。ほらベル、ポーションだ」

 

そんな様子を見ているロキは「これがママ力か!」といいリヴェリアに睨まれていた。

 

 

それからベルは復活してからリヴェリアのお説教である意味訓練より疲れた

それだけでは終わらずアイズを慰めるという仕事をフィンからもらった

 

(まぁ、悪いのは僕だからやるけど……)

実際ベルは慰め方がわからなかったため、いろいろ自分でも訳分からないことを言っていた気がするが、結局アイズが機嫌よくなっため、いいやと聞いしないことにした。

 

ちなみに機嫌が戻ったアイズは少し微笑んでいたとかいないとか

 

 

「流石ベル。あの状態のアイズをいとも簡単に」

「ほんとだよね」

「なんかスキルでも持ってるんじゃないの?笑」

 

 

結局この日はファミリアを巻き込んだ優雅な1日として終わった。

 

 

 

「つ、疲れた  」

ベルはリヴェリアによるきつい説教にい加えアイズの機嫌取りを行った後自室に帰ってきた。

この時ベルは王族は怒らせるなかれと心に誓った

 

「まあ、僕が何も言わず出て行ったのが悪いんだけどね

はあ、神様やフィンさんたちには言っておくべきだったかな」

 

結局ロキを含め何人かにはリューとの訓練のことを話、許可を得る形で解決した。

 

無断は悪かったと、とても反省している兎

しかしこれでも10歳

この後時間を空けることなく無断で外出することになる

 

それは子供ゆえの好奇心かまたは何かに導かれるようにか

 

 

 

””””””””””””””””””””””””””””””””””””””””””””

ベル・クラネルは英雄に憧れている。

祖父から聞いた多くの英雄譚に出てくる強くてかっこいい英雄に

 

ベル自身の人柄と心はまさに純粋の一言で言える。

そして今この少年は強さを求めている。

 

 

祖父以外にできた()()()の家族。

そのみんなを守ることのできる強さが…

 

ベル自身は気づいていないだろうが約3年前から時々空を見ていることがある。

何をするわけでもなく昼夜問わず空を、雲を、星を見ていることがある。

この光景を多くの者が見ている。

 

「何してるの?」っと聞いても「何もしてないよ?」と返される。

 

この何とも言えない行動にロキファミリアの年長者と主神は危機感を覚えるときがあった。

 

知らない間に遠くに行ってしまうようなそんな危機感を

だからこそフィンたちはアイズをベルをセットにしたし、常に気にかけている。

これの質が悪い点は自身が気づいていないため、神であるロキですら見抜けないということだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




フィアナ騎士団いいですね
今後の展開も気になります
しかし!
それより気になるのが18巻!!
早く読みたいですね

今後もスローペース、低内容で更新していきます
よろしくね


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