知らん間に友達がTSメスケモ怪人になってたわ (蓮太郎)
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知らん間に友達がTSメスケモ怪人になってたわ①

とある居酒屋である男と3人の女性が嫌々ながら現地解散した後に建てられたスレッド


1:怪人密度3対1

こんな経験ある?

 

2:名無しの掲示板住民

稀によくある

 

3:名無しの掲示板住民

友達の友達の知り合いがそうだわ

 

4:名無しの掲示板住民

そんなことはない

 

5:名無しの掲示板住民

疎遠になってた奴が犯罪者になってたことはある

 

6:名無しの掲示板住民

今どき、知り合いが実は怪人になってたなんてことは割とあるからなぁ

 

7:名無しの掲示板住民

そもそも怪人業界という気付けば広がっていた謎の勢力があるのが悪い

 

8:名無しの掲示板住民

怪人ってほんとなんだろう

 

9:名無しの掲示板住民

怪人(かいじん)とは、怪しい人物、または奇怪な能力を持つ人物を指す言葉。狭義では冒険活劇、特にテレビの特撮番組に登場する「特殊能力を持った悪人」を指す。(wikiより)

 

10:名無しの掲示板住民

コピペで草

 

11:名無しの掲示板住民

まあ、人間ではない人みたいなのは確か

 

12:名無しの掲示板住民

種類がいくつかあるのが余計に意味不明さに拍車をかけてるよな

 

13:名無しの掲示板住民

特に理由もないのにいつの間にか居た自然発生型

普通の生物だったのになんらかの要因で変化した突然変異型

外部からの干渉によって変貌した改造型

 

の三つでお送りします。来週もまた見てくださいね~ジャンケンポン!

 

14:名無しの掲示板住民

サザ○さん風かな?

 

15:名無しの掲示板住民

>>14

やめろそうにしか聞こえないwwww

 

16:名無しの掲示板住民

で、見た目は?

 

17:名無しの掲示板住民

やめろ呪いをかけるな、頭から離れなくなる

 

18:名無しの掲示板住民

そういやイッチの友人はメスケモ系怪人になったんだっけ

 

19:名無しの掲示板住民

イッチにはTSメスケモの写真をあげる義務がある。あげろ

 

20:怪人密度3対1

後で怪人組織に目をつけられるじゃん。

酒の席でめちゃくちゃ組織のこと愚痴ってたし狙われるじゃん

 

21:名無しの掲示板住民

怪人の友達が3人いる時点で目をつけられてる定期

 

22:名無しの掲示板住民

コテハンの時点でハーレムになってんじゃん。くたばれ

 

23:名無しの掲示板住民

待て、ケモノ度によってはまだ人間かもしれない

 

24:名無しの掲示板住民

エッチなことしたんですね?

 

25:名無しの掲示板住民

こいつら交尾したんだ!

 

26:怪人密度3対1

何も起きないし起こさないに決まってんだろいい加減にしろ

 

27:名無しの掲示板住民

いやでもどう考えてもハーレム報告聞いたら爆殺せねばなるまい

 

28:名無しの掲示板住民

TS怪人うPはよ

 

29:名無しの掲示板住民

でも怪人ってどんなのよ?

 

30:名無しの掲示板住民

イッチの友達が怪人になった経緯を知りたい

 

31:名無しの掲示板住民

そもそも怪人になるきっかけなんてどこでも転がってるからなぁ

 

32:名無しの掲示板住民

俺は昨日『お前も鬼にならないか』って誘われたゾ

 

33:名無しの掲示板住民

鬼は上下関係厳しいから外れ怪人ってそれ一番言われてるから

 

34:名無しの掲示板住民

鬼姫ちゃんこそ至高だぞい。 オニヒメチャンカワイイヤッター

 

35:名無しの掲示板住民

>>34

先生、あれは?

 

36:名無しの掲示板住民

>>34

わしらには救えぬものじゃ

 

37:名無しの掲示板住民

どこでも湧くな鬼姫信者

 

38:名無しの掲示板住民

でも自然発生型の中ではトップクラスなのは間違いない。

あとアイドルやってるから余計に人気もあるし手が付けられないのが現状

 

39:名無しの掲示板住民

警察でも怪人相手には力不足だからな

 

40:名無しの掲示板住民

で、イッチそろそろ見せろ

 

41:名無しの掲示板住民

そうだそうだ、見せないともぐぞ

 

42:怪人密度3対1

当人ら曰く

 

『実験の失敗に巻き込まれた』

『気づいたらなってた』

『適当についていったら改造された』

 

の三本でお送りします

 

43:名無しの掲示板住民

だからサ〇エさんやめろwwww

 

44:名無しの掲示板住民

1番目は元々怪人側に所属してたってこと?

 

45:名無しの掲示板住民

3つ目はただのアホ

 

46:名無しの掲示板住民

1番目、わかる

2番目、分からんでもない

3番目、馬鹿なの???死ぬの??????

 

47:怪人密度3対1

こっちが聞きたいわ!

 

48:名無しの掲示板住民

マヌケほど利用されやすい世の中

 

49:名無しの掲示板住民

最近は知らん間に悪事が横行してるってのあるよな

怪人の強盗に警察と怪人が対抗したりしてるし

 

50:名無しの掲示板住民

三つ巴じゃん

 

51:名無しの掲示板住民

三つ巴………?

 

52:名無しの掲示板住民

多分、縄張り荒らされたから攻勢に出たと思うんですが(名推理)

 

53:怪人密度3対1

たしかに最近は治安が悪いな

そんなこと言ったら目を逸らされました(白目)

 

54:名無しの掲示板住民

あっ(察し)

 

55:名無しの掲示板住民

これはやってますね

 

56:名無しの掲示板住民

もしもしポリスメン?

 

57:名無しの掲示板住民

そのポリスメンもグルになってるんだよなぁ……

 

58:名無しの掲示板住民

>>57

グルって証拠どこだよ

 

59:名無しの掲示板住民

噂程度しかないのを確定するのはNG

 

60:名無しの掲示板住民

共闘動画あるんですがそれは

 

61:怪人密度3対1

まあそれはそうとして、流石に写真は載せられんが容姿程度なら言える

許可とった

 

62:名無しの掲示板住民

待ってました!!!!

 

63:名無しの掲示板住民

待て、許可とは?

 

64:名無しの掲示板住民

もしかして、もう既にイッチ詰んだな?

 

65:怪人密度3対1

>>64

そう思うか?

俺もそう思う

 

66:名無しの掲示板住民

最後のミッションだ、画像残していけ

 

67:名無しの掲示板住民

うPはよ

 

68:名無しの掲示板住民

ちなみになんだけど連絡手段は?

 

69:名無しの掲示板住民

どこ住み?どこに行ったらシコそうなメスケモ怪人に会える?

 

70:怪人密度3対1

まず1人目

 

友人K・タヌキ系怪人。身長含めて色々デカイ。もちろん普段は人間に化けてるが個室居酒屋だったから変身姿見せてくれた。モフモフでぷよぷよだったけど毛と脂肪に手を押し込んだら硬い筋肉にぶち当たった。人間お手玉出来るくらいには怪力持ってた。今も研究で食ってるらしい(内容は不明)。あと目は糸目なの昔からは変わらなかったけどよく見たらうっすら開いててこっち見てた怖い。俺にウーロン茶と称してスピリタス飲ませようとした事許さんからな

 

71:名無しの掲示板住民

もうこの時点でエッッッ

 

72:名無しの掲示板住民

もう優勝でしょ

 

73:名無しの掲示板住民

マッドサイエンティスト感あるけど勝ったわ

 

74:名無しの掲示板住民

何に勝ったんですかね

 

75:名無しの掲示板住民

思ったより書き込んでて草

 

76:怪人密度3対1

続いて2人目

 

友人R・ハイエナ系怪人。サイズは一般成人男性あって、女性らしさは一般女性の平均と同じくらい普通を極めた感じ。普段フードかぶって隠してる、が元から顔が整ってたしモテる体質(極一部の層に限る)ので知る人には正体隠せてないらしい。モテまくるせいで一部隊率いる女王って感じで日々生活してるみたい。めちゃくちゃ酒飲んでその部下や上司のこと愚痴ってゲロぶちまけた事許さんからな。

 

77:名無しの掲示板住民

ハイエナとは恐れ入った

 

78:名無しの掲示板住民

さっきから思ったけどちょっと読みづらいな

整えてから出直してこい

 

79:名無しの掲示板住民

ハイエナのメスって……あっ、ふーん

 

80:名無しの掲示板住民

自前でハーレム気付いてるのがたまげたなぁ

 

81:名無しの掲示板住民

それに比べて怪人に欲情するお前らときたら

 

82:名無しの掲示板住民

さっきから絶許ムーブかましてるの草生えますよ

 

83:名無しの掲示板住民

着実に恨み売られてるの笑っちゃうねぇ

 

84:名無しの掲示板住民

美人のゲロだぞ、喜べよ

 

85:名無しの掲示板住民

なんかどっかで聞いたことあるような怪人だな

 

86:名無しの掲示板住民

似たようなのはいくらでもいるからね

 

87:怪人密度3対1

最後の1人だ。ちょっと改行入れてみる

 

友人L・ウサギ系怪人。

小さい、体の色々なものが小さい。

夜の街に出ると職質されるらしい。

元からこいつあざとかったからある意味で合ってる組み合わせの怪人になったなと思った。

ワイワイしてて酒の席だとキャバみたいな感じになってた。

今何やってるか聞いたら『殺人鬼』とだけ答えて始終ニコニコしてたから怖い。

お前は俺を無理矢理家に連れ帰らせようとするな。

 

88:名無しの掲示板住民

お持ち帰りされてこのスレに来んなよお前

 

89:名無しの掲示板住民

羨ましい限りやんけ

 

90:名無しの掲示板住民

むしろついて行った方が安泰なのでは?

 

91:名無しの掲示板住民

今も怪人の活動はよく分かってないからな

下手についていくより賢い判断なのかも?

でも持ち帰りされそうなのは羨ましいから爆ぜろ

 

92:怪人密度3対1

あれは草食獣の目じゃなかった、飢えた獣だった

 

93:名無しの掲示板住民

それよりもイッチ、お前もTSケモになって百合ハーレム作れ

 

94:名無しの掲示板住民

>>93

その時スレ民に電流走る

 

95:名無しの掲示板住民

>>93

その手があったか、、!

 

96:名無しの掲示板住民

ガ…………ガイアッッッ!

 

97:名無しの掲示板住民

確かに状況を見れば百合も成立する可能性が微レ存…………?

 

98:名無しの掲示板住民

マズルは!マズルはあるんですか!

 

99:怪人密度3対1

恐ろしいこと言うなお前ら

>>98

怪人姿はマズルがあるタイプのメスケモだぞ

 

100:名無しの掲示板住民

勝ったな風呂入ってくる

 

101:名無しの掲示板住民

ケモナーでも中の上の層歓喜

 

102:名無しの掲示板住民

モフモフ祭りじゃねえか、そこに男が挟まるのはいかに

 

103:名無しの掲示板住民

だからTSメスケモ怪人に改造されろって言ってるんだわ

 

104:名無しの掲示板住民

下手な組織だと自我失くしそうだから、3人について行くべきでは

 

105:名無しの掲示板住民

…………そもそも3人は同じ組織なのか?

 

106:名無しの掲示板住民

別組織が敵組織かもしれない相手に勝手に飲み会して愚痴こぼしまくってたらアウトでしょ

 

107:怪人密度3対1

3人(?)ともバリバリの敵対組織でした

 

108:名無しの掲示板住民

ダメじゃん…………

 

109:名無しの掲示板住民

イッチ含めみんな処分されね?

 

110:名無しの掲示板住民

今の時代、口頭でも怪人の情報は命に関わるからな

 

111:名無しの掲示板住民

イッチの冥福祈る

 

112:怪人密度3対1

みんな権力はそれなりにあるからすぐ処分はされないって

 

113:名無しの掲示板住民

待って

 

114:名無しの掲示板住民

 

115:名無しの掲示板住民

イッチの友人、幹部級?

 

116:名無しの掲示板住民

狸マッドサイエンティストとハイエナ怪人部隊と兎殺人鬼…………

 

あっ(心当たり)

 

117:名無しの掲示板住民

 

>>116

知ってるのか雷電!

 

118:怪人密度3対1

俺が知るわけないだろ、戻ってきたの最近だし

 

119:名無しの掲示板住民

コォレハ…………

 

120:名無しの掲示板住民

解散!イッチは3人に食われて終了!

 

121:名無しの掲示板住民

よし!これ以上みんな関わらない方がいい!

 

122:怪人密度3対1

待て待て待て

 

123:名無しの掲示板住民

イッチ、悪いこと言わないから縁切れ

 

124:名無しの掲示板住民

俺たちが思ってるよりも深刻

 

125:怪人密度3対1

でも残ってる人間関係この3人だけだし……

 

126:名無しの掲示板住民

ぼっちなのか(´・ω・`)

 

127:名無しの掲示板住民

ぼっちどころか天涯孤独では

 

128:名無しの掲示板住民

イッチの状況が詰み詰みの詰みで草も生えない

 

129:名無しの掲示板住民

バクテリアも生存できないゾ

 

130:名無しの掲示板住民

イッチが怪人でない限り救われる道もないんだよなぁ

 

131:怪人密度3対1

(´;ω;`)ブワッ

 

132:名無しの掲示板住民

泣かないで…………

 

133:名無しの掲示板住民

生きてたら掲示板で会おう

 

134:名無しの掲示板住民

イッチがウサギに連れ帰られるのに1ペソ

 

135:名無しの掲示板住民

じゃあ俺は狸サイエンティストに怪人化されるのに10ドルク

 

136:名無しの掲示板住民

ハイエナちゃんに…………でもハイエナちゃん自体モテてるからその取り巻きに消されるのに5円

 

137:怪人密度3対1

賭けるな電化製品全部壊すぞ

 

138:名無しの掲示板住民

賭け金しょぼいから別にいいっしょ

 

139:名無しの掲示板住民

イッチの貞操が危機なんだよなぁ

 

140:名無しの掲示板住民

命もだぞ

 

141:名無しの掲示板住民

今更だけどそのコテハンの由来何?

 

142:名無しの掲示板住民

イッチが誰かに取られたら三つ巴戦が始まる……

 

143:怪人密度3対1

集まった状況が個室居酒屋だったから

 

144:名無しの掲示板住民

は?

 

145:名無しの掲示板住民

メスケモと個室で?

 

146:名無しの掲示板住民

はー、つっかえ

 

147:名無しの掲示板住民

なんで状況揃ってるのに食わないの?

 

148:名無しの掲示板住民

もしかして百合だったから男のイッチ相手にされなかった可能性が微レ存…………?

 

149:名無しの掲示板住民

どこ行ったらメスケモになれますか!?

 

150:怪人密度3対1

なんか玄関のドアめっちゃ叩かれてるんだけど

 

151:名無しの掲示板住民

どうせ雑魚戦闘員になって終了ゾ

 

152:名無しの掲示板住民

あっ(察し)

 

153:名無しの掲示板住民

本格的にご冥福をお祈りしなきゃいけない?

 

154:名無しの掲示板住民

骨も拾えないわ

 

155:名無しの掲示板住民

細胞全部改造されて終わり

 

156:名無しの掲示板住民

イッチ死んだ?

 

157:名無しの掲示板住民

TSメスケモ怪人になれたらいいんだけど

 

158:名無しの掲示板住民

大団円どころか下手すりゃ全員敵対組織なんですが

 

159:名無しの掲示板住民

そもそもこのスレ立てた意味なんだったんだ?

 

160:名無しの掲示板住民

さぁ……(無関心)

 

161:名無しの掲示板住民

友人関係どうにかしたかったんじゃない?

 

162:名無しの掲示板住民

イッチは一般人だし、唯一の繋がり(比喩)だからな

 

163:名無しの掲示板住民

人間として生きてたら聞けたかもな

 

164:名無しの掲示板住民

死亡か改造確定されてて草

 

165:名無しの掲示板住民

状況が状況だし仕方ない

 

166:名無しの掲示板住民

とりあえずお開きな感じでいいのかこれ

 

167:名無しの掲示板住民

主役いなくなったしいいんじゃない?

 

168:名無しの掲示板住民

TSメスケモ怪人…………例のあいつらじゃないといいけど

 

169:名無しの掲示板住民

もしそうだったらイッチかわいそう

 

170:名無しの掲示板住民

誰でもいいから妄想で絵を描こうぜ。俺は無理だがな!

 

 

 




人物紹介


怪人密度3対1=イッチ

失踪している間に友人3人がTSメスケモ怪人になってた。
聞いてはいけないことを聞いたし友人らからも仲間にならないかと誘われたので色々と危機に陥っている。明日はどっちだ。


友人K=タヌキ系TS獣人

乳!腹!尻!身長!すべてモフモフぷよぷよデカァァァいッ!説明不要!
元々は退屈な日々を送っていたが刺激を求めて怪人側のマッドサイエンティストとして働いていた。
馬鹿の実験の巻き添えで自身も怪人化したが、怪人に変化するのは人間という証拠であり、自分は人間ということを認識したことである種の歓喜を得た。
タヌキにふさわしく変化や幻術などの妖術っぽいのを使えるようになり、科学の力と妖術を組み合わせて暗躍する。
見た目は糸目に茶色の毛皮をした色々とデカいタヌキ獣人。白衣を着用しておりインナーに合う服がないためビキニとふんどしという和洋折衷(?)の姿。
糸目はのぞき込むとうっすら開いており深淵を覗いているかのようにこちらを覗いている。
所属しているのは最初に怪人が徒党を組み高度に成長した組織。そして彼女はその中でも古株である。


友人R=ハイエナ系TS怪人

ダウナー系な感じを醸し出しているが常にモテていた友人。
周りが異常者だらけなので常識人なイッチと久々に会えて心の安らぎを得た。
とある秘密結社の部隊を率いている。
全員女性で尚且つ隊長である友人Rに異常なまでに愛情を注ぎ、よく殺し合いが起きているが誰も脱落していない。
そんな毎日に辟易して心の清涼剤にしたいと酒の席でヤケになったせいでイッチが狙われることになる。
見た目は全体的に灰色でフードを目深く被り目元を見せないようにしている。本人は否定するが可愛らしい顔つきらしい。
スラッとした体型で標準的なモノ(何をとは言わない)を持っている
所属しているのは軍隊タイプの秘密結社。彼女の部隊は白兵戦と暗殺率は組織の中でもトップである。
彼女自身にもなんらかの能力を持ってるらしい。


友人L=ウサギ系TS怪人
キャピキャピしてぴょんぴょんしてる元気っ子。
行動が全体的にあざとく完全に狙いにいってるとしか思えない。
天然なところがあるらしく、浮浪者やってた頃に知らない人にホイホイとついて行って怪人になったが本性がアレなのでいつ怪人になってもおかしくなかった。
小柄らしくすばしっこくて足の速さと身軽さは特殊能力無しだと全怪人の中でもピカイチ。
彼女の敵と認識された者は全身傷だらけで失血死もしくはショック死した姿で見つかる。
見た目はピンクな毛色のウサギちゃん。男の娘と間違われやすい体型をしておりピシッとしたスカートを好んで履いている。
スカートの下には銀に光るナイフが見え隠れするとか…………



この世界にヒーローは存在しない。栄えるのは常に悪なのだ。

感想や評価をいただけるとモチベーションにつながるのでよろしくお願いします。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


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知らん間に友達がTSメスケモ怪人になってたわ②

268:怪人密度3対1

今回ばかりはやばいと思った

 

269:名無しの掲示板住民

だから狸ほど厄介なやつはいねーって

 

270:名無しの掲示板住民

ハイエナ大佐自身はそうでなくても取り巻きがえげつないって

 

271:名無しの掲示板住民

傷つけ兎の現場は見ないほうがいい…………

 

272:名無しの掲示板住民

>>268

イッチ!?

 

273:名無しの掲示板住民

>>268

アイエエエ!?イッチ!イッチナンデ!?

 

274:名無しの掲示板住民

>>268

イッチ!なぜイッチがここに……逃げたのか?自力で脱出を?イッチ!

 

275:名無しの掲示板住民

>>274

(無言の腹パン)彼はもうイッチではない…………

 

276:名無しの掲示板住民

イッチ、あなたは殺されたんです。その体は秘密結社に改造されて、今のあなたは怪人なんだ!

 

277:名無しの掲示板住民

誰もイッチが人間やめたこと信じてて草

 

278:名無しの掲示板住民

状況が状況だし

 

279:名無しの掲示板住民

残当

 

280:名無しの掲示板住民

そもそもどこの組織にさらわれたのか教えてくれ

 

281:名無しの掲示板住民

>>268

なぜ生きている

 

282:名無しの掲示板住民

今、誰がイッチをとるか話し合ってたんだ

 

283:名無しの掲示板住民

誰にヤられた?

 

284:怪人密度3対1

何とか逃げ切ったわ

 

285:名無しの掲示板住民

>>284

は?

 

286:名無しの掲示板住民

>>284

いやいや

 

287:名無しの掲示板住民

>>284

なんで生き延びてんの?

 

288:名無しの掲示板住民

>>284

4時間経ってから報告することか???

 

289:名無しの掲示板住民

意外とこのスレ進んでなかったな

 

290:名無しの掲示板住民

>>284

改造された記憶を消されてるのよ……

 

291:名無しの掲示板住民

>>284

嘘だ!

 

292:名無しの掲示板住民

改造は置いといて、どの組織に追われたの?

 

293:怪人密度3対1

友人Rの部下に追い回された

 

294:名無しの掲示板住民

何故生きている

 

295:名無しの掲示板住民

死愛の軍隊相手に追い回された程度…?

 

296:名無しの掲示板住民

イッチやっぱり改造されたのよ

 

297:名無しの掲示板住民

それか幽霊になって書き込んでる可能性

 

298:名無しの掲示板住民

幽霊はないだろ

 

299:名無しの掲示板住民

幽霊怪人というものがありまして……

 

300:名無しの掲示板住民

イッチの友人関係大体洗い出せたけど、よく一般人でいられるな?

 

301:怪人密度3対1

戻ってきたの最近だし、最近のこと知らないんだよ

 

302:名無しの掲示板住民

帰国子女か何か?

 

303:名無しの掲示板住民

海外の僻地にいたら分からんでもないが

 

304:名無しの掲示板住民

イッチ割とエリート?

 

305:名無しの掲示板住民

エリートなら狙われる価値あるな

 

306:怪人密度3対1

いや、ちょっと遠くに旅してた

 

307:名無しの掲示板住民

旅してる間に友達がこんなことになるとは

 

308:名無しの掲示板住民

逃げ切ったっていったけどさ、どうやって逃げきれた?

 

309:名無しの掲示板住民

死愛部隊に追われた奴の生存率は1割切ってるはず

 

310:名無しの掲示板住民

1%以下だゾ

 

311:怪人密度3対1

逃げた先に友人K居たから押し付けた

 

312:名無しの掲示板住民

>>311

どうして戦争起こそうとしてるんですか???

 

313:名無しの掲示板住民

>>311

これは戦犯

 

314:名無しの掲示板住民

>>311

え、えらいことや……せ、戦争じゃ……

 

315:名無しの掲示板住民

なんでいるんですか?

 

316:名無しの掲示板住民

監視でしょ

 

317:名無しの掲示板住民

敵対組織の幹部クラスと最強格の部隊がぶつかり合ったら大変なことになっちゃうだろ!?

 

318:名無しの掲示板住民

なってるんだよなぁ……

 

あるニュースサイトのリンク

 

319:名無しの掲示板住民

おい

 

320:名無しの掲示板住民

やってんねぇ!

 

321:名無しの掲示板住民

被害は少ないな!(ビル一本倒壊)

 

322:名無しの掲示板住民

ビルのオーナーかわいそう

 

323:名無しの掲示板住民

何をどうしたらビル壊すんだよ

 

324:名無しの掲示板住民

紛いなりにも最強論争の中でも有力候補同士の戦いだからね……

 

325:怪人密度3対1

あいつらそんなにやばいの?

 

326:名無しの掲示板住民

イッチェ…

 

327:名無しの掲示板住民

おかしいと思ったら調べる癖をつけなさい

 

328:名無しの掲示板住民

最大手古参怪人と軍隊怪人最強格指揮官だぞ

 

329:名無しの掲示板住民

ついでを言うともう1人の友人は傷つけウサギの可能性高いぞ

 

330:名無しの掲示板住民

妖科学のバケモンも相当だからな……

 

331:怪人密度3対1

待って、そんなヤバい?

 

332:名無しの掲示板住民

ヤバい

 

333:名無しの掲示板住民

ヤバいってレベルじゃない

 

334:名無しの掲示板住民

国家存亡の危機レベル

 

335:名無しの掲示板住民

いつもいがみ合ってるけど下手なところ繋がると手に負えない

 

336:名無しの掲示板住民

聞く前に調べろks

 

337:名無しの掲示板住民

そんなこと言ったら消されちゃうだろ!

 

338:名無しの掲示板住民

誰が目をつけてると思ってんだ!

 

339:名無しの掲示板住民

逆ヤンキーは草

 

340:名無しの掲示板住民

誰も逃れられない…

 

341:名無しの掲示板住民

あまり表に出ないとはいえ、ビルのやつはニュースになってるぞ

 

342:名無しの掲示板住民

なんなら現場は野次馬が一部分撮影した映像をSNSで流してるぞ

 

343:名無しの掲示板住民

なお野次馬の生死は問わないとする

 

344:怪人密度3対1

そんなことにまでなってたのか……

 

345:名無しの掲示板住民

そんなことになってんだよなぁ、おまえのせいでよぉ!

 

346:名無しの掲示板住民

奇跡的に人的被害がなかったからまだマシ

 

347:名無しの掲示板住民

国家予算溶ける溶ける

 

348:名無しの掲示板住民

言って聞くような奴らじゃないし

 

349:名無しの掲示板住民

力が正義なところある

 

350:名無しの掲示板住民

世はまさに世紀末

 

351:名無しの掲示板住民

都合のいいお人好しなんてあるわけないもんな

 

352:名無しの掲示板住民

それよりもイッチは毎秒いろんな危機に晒されてると思う

 

353:名無しの掲示板住民

まあ、狙ってる相手が相手だけになる

 

354:怪人密度3対1

狙ってる組織ってのもよく分からんのだが

 

355:名無しの掲示板住民

正直、イッチの責任はあんまないと思う

 

356:名無しの掲示板住民

強いて言うならさっさと友達の怪人組織にお世話になった方が早期解決しそう

 

357:名無しの掲示板住民

イッチの友達の詳しい説明はWiki見た方が早いんだよなぁ

 

358:名無しの掲示板住民

簡単になら一つ2、3行で説明出来るかも

 

359:怪人密度3対1

…………頼む

 

360:名無しの掲示板住民

痴情のもつれのもつれで被害出しちゃうのはやるせないな

 

361:名無しの掲示板住民

こんなのイッチ以外経験無いんですがそれは

 

362:名無しの掲示板住民

ヒント・自称怪人王

 

363:名無しの掲示板住民

あぁ…………

 

364:名無しの掲示板住民

あれは…………ひどい事件だったね

 

365:名無しの掲示板住民

ヤメロ(建前)ヤメロォ!(本音)

 

366:名無しの掲示板住民

名前を言ってはいけないあの人

 

367:名無しの掲示板住民

その自称怪人王に友人Kが所属してるんだよ

 

368:名無しの掲示板住民

自称怪人王曰く、『彼、今は彼女が居なければ我々はもっと破壊的で非生産的な活動をしていただろう』と言わしめる有能さの友達K

 

369:名無しの掲示板住民

某秘密結社曰く、『あの狂人しかいない過酷な環境でカリスマのみでよく生きてられるな?』と真顔で他幹部全員に言われた友人R

 

370:名無しの掲示板住民

フリーランスでありながら相手の権力関係なしに悪党嬲りを趣味としつつ今なお元気に跳ね回る友達のL

 

371:名無しの掲示板住民

ヤベー奴しかいない

 

372:名無しの掲示板住民

全員狂人

 

373:名無しの掲示板住民

イッチも狂人?

 

374:名無しの掲示板住民

イッチは人間だろ

 

375:名無しの掲示板住民

改造されたことに気づいてないだけかもしれない

 

376:名無しの掲示板住民

イッチは被害者

 

377:名無しの掲示板住民

イッチは被害者(意味深)

 

378:名無しの掲示板住民

イッチは被害者(被食対象)

 

379:名無しの掲示板住民

イッチそこ変われ

 

380:名無しの掲示板住民

俺もメスケモに囲まれて大往生したかったな……

 

381:名無しの掲示板住民

成仏してクレメンス

 

382:怪人密度3対1

どうすれば今後こういうことを防げるんだ?

 

383:名無しの掲示板住民

あ?んなもんねぇよ

 

384:名無しの掲示板住民

イッチが生きてる限り争いは絶え無さそう

 

385:名無しの掲示板住民

秘密結社の上司の愚痴聞いてるから消されはしそう

 

386:名無しの掲示板住民

逆に愚痴から懐柔の突破口開こうとする奴らがあるかもしれない

 

387:名無しの掲示板住民

ろくな選択肢がねぇな!

 

388:名無しの掲示板住民

友達ガチャは良かったですが環境がまず味

 

389:名無しの掲示板住民

RTAリセかな?

 

390:名無しの掲示板住民

なんのRTAなんですかね

 

391:怪人密度3対1

さて、ものは相談なんだけど

 

392:名無しの掲示板住民

まだ何かあるのか?

 

393:名無しの掲示板住民

むしろ何が起きた

 

394:怪人密度3対1

今回のことで友人Rから正式な謝罪をしたいと言うことで呼ばれた

 

もちろんLINEで

 

395:名無しの掲示板住民

行くな!

 

396:名無しの掲示板住民

行ってどうするんだお前は!?

 

397:名無しの掲示板住民

そもそもどこで謝罪の場を作るつもりだ?

 

398:怪人密度3対1

>>397

仕事場に呼ぶって言ってたから……

 

399:名無しの掲示板住民

(アカン)

 

400:名無しの掲示板住民

秘密結社に呼ばれる一般人とは

 

401:名無しの掲示板住民

もうオメー一般人じゃねぇな?

 

402:名無しの掲示板住民

オイオイオイ、あいつ死んだわ

 

403:名無しの掲示板住民

尾行されるに決まってんだろ!

 

404:名無しの掲示板住民

そうはならんやろ

 

405:名無しの掲示板住民

>>404

なっとるやろがい!

 

406:怪人密度3対1

とりあえず形だけ受け取って寝る。疲れた

 

407:名無しの掲示板住民

よく寝れる勇気あるな?

 

408:名無しの掲示板住民

俺だったら震えて眠るね

 

409:名無しの掲示板住民

そういや追われて帰ってきてここに書き込んでる根性すごいな

 

410:名無しの掲示板住民

もうゆっくり休めよ…………

 

 

 

 

 

その後、数日間イッチの書き込みはなかった。

 

 

 




Q.どうして友人Kが近くにいたんですか?

A.どっかの部隊の部下が勝手に暴走したのを重要情報を握る誰かさん監視用ドローンで見つけたので急いで駆けつけたから。


Q.どうして戦闘でビル一棟倒壊したんですか?

A.友人Kが部隊を人の少ない(当社比)隠れブラック企業のビルに誘い込み爆破したから。中にいた人は余計な人的被害を出さないように友人Kが妖術で攫い代わりの式神を用意しました。やったね!


とりあえず、無知なら知ることから始めよう。そこが地獄の入り口と分かっていても。

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知らん間に友達がTSメスケモ怪人になってたわ③

692:怪人密度3対1

久しぶり

 

693:名無しの掲示板住民

だからそういうのに絶対耐性とかなかったら無理って話

 

694:名無しの掲示板住民

確かに切り傷とかをすぐ再生できる力でもないと傷つけ兎に対抗できんぞ

 

695:名無しの掲示板住民

そもそも全員の日常が不明だし

 

696:名無しの掲示板住民

能力自体も不明な部分があるぞ

 

697:名無しの掲示板住民

>>692

イッチ!

 

698:名無しの掲示板住民

>>692

生きワレェ!

 

699:名無しの掲示板住民

うわでた

 

700:名無しの掲示板住民

やべー奴に囲まれ生きてる男

 

701:名無しの掲示板住民

もう死んだものかと

 

702:名無しの掲示板住民

そもそもネットに浮上してることがおかしいんだよなぁ

 

703:名無しの掲示板住民

情報命の現代に情報をばらまく勇者

 

704:怪人密度3対1

やることが色々あったんだよ

 

705:名無しの掲示板住民

色々(意味深)

 

706:名無しの掲示板住民

ヤること(意味深)

 

707:名無しの掲示板住民

こいつらときたら…………

 

708:名無しの掲示板住民

モテない奴らが何か言っとる

 

709:名無しの掲示板住民

>>708

お前もやろがい!

 

710:名無しの掲示板住民

>>708

いるので一緒にしないで

 

711:怪人密度3対1

辛い話はしないでくれ、俺にも響く

 

712:名無しの掲示板住民

>>711

お、おう

 

713:名無しの掲示板住民

>>711

やっぱ修羅場に巻き込まれている人は違うな!

 

714:名無しの掲示板住民

>>711

イッチも元は…………

 

715:怪人密度3対1

今はもういないから思い出すの辛い

 

716:名無しの掲示板住民

>>715

ファッ!?

 

717:名無しの掲示板住民

>>715

まずいですよ!?

 

718:名無しの掲示板住民

>>715

『元』でもいたの彼女が!?

 

719:名無しの掲示板住民

クォレハ……第五次元カノ戦争勃発か?

 

720:名無しの掲示板住民

やめろ、それに巻き込まれた俺に効く

 

721:名無しの掲示板住民

>>720

ご愁傷さまです…………

 

722:名無しの掲示板住民

イッチは日本から離れてたから知らないかもしれんが一応説明

 

第〇次元カノ(カレ)戦争とは、現彼女(もしくは彼氏)が元カノ(もしくは元カレ)に対して何らかの理由で元カノ(もしくはry)に非があった場合は嫉妬や憎悪で怪人化して襲い掛かった事件

 

723:名無しの掲示板住民

>>722

本当に嫌な事件だったね…………

 

724:名無しの掲示板住民

誰も幸せにならないのヤメロォ!

 

 

725:名無しの掲示板住民

メリーバットエンドは当人がよくても周りにがボドボドになるのはNG

 

726:名無しの掲示板住民

見てて辛い、聞いてて辛い、現場にいたら精神壊れる

 

727:名無しの掲示板住民

人の業は深い

 

728:名無しの掲示板住民

いっそ感情をなくしたら怪人にならずに済むのでは?

 

729:名無しの掲示板住民

自然発生いるから意味ないぞ

 

730:名無しの掲示板住民

精神汚染で死者多数はやめてください死んでしまいます

 

731:名無しの掲示板住民

逆に怪人が人間に恋愛感情で追い込まれてたのは笑った

 

732:名無しの掲示板住民

ネットで滅茶苦茶助けを呼んでた某怪人さんの話はやめて差し上げろ

 

733:名無しの掲示板住民

お前が慌てふためくさまを見るのはお笑いだったぜ

 

734:名無しの掲示板住民

ところでほんとにイッチ何してたん?

 

735:名無しの掲示板住民

前は死愛部隊に追われて自称怪人王のとこの大狸をぶつけたって聞いたけど

 

736:名無しの掲示板住民

何か発展がありそう

 

737:名無しの掲示板住民

ハッテン(意味深)

 

738:名無しの掲示板住民

>>737

なんでもソッチ方面に引きずろうとするのやめてもろて

 

739:名無しの掲示板住民

>>738

ん?今なんでもするって?

 

740:名無しの掲示板住民

>>739

空耳がひどいぞ

 

741:名無しの掲示板住民

イッチは誰が本命なの?

 

742:怪人密度3対1

友達に本命とか決められないだろ

 

743:名無しの掲示板住民

>>742

やめてさしあげろ

 

744:名無しの掲示板住民

>>742

天然かこの野郎

 

745:名無しの掲示板住民

>>742

これは本人だけ友達感覚の泥沼な予感

 

746:名無しの掲示板住民

>>742

戦争でも起こしたいんか

 

747:名無しの掲示板住民

よく考えたらイッチに固執する理由ってなんだろ

 

748:名無しの掲示板住民

そもそも古い友人ってだけだよな

 

749:名無しの掲示板住民

他になんか遺伝子抜かれて怪人云々関係で素材になるんじゃない?

 

750:名無しの掲示板住民

それ噂話程度でしょ

 

751:名無しの掲示板住民

未だに怪人になる理由って詳しく分からんし

 

752:名無しの掲示板住民

ストレスに関係あるんじゃないかって言われてるけど

 

753:名無しの掲示板住民

当人のストレスとか欲望に心当たりのないやつに変わったりするケースもあるって聞いた。

 

754:名無しの掲示板住民

結論、わからん

 

755:名無しの掲示板住民

マジで分からん

 

756:名無しの掲示板住民

イッチも狙われる経緯もTSメスケモ怪人になって一目惚れか積み重ねでそうなったとしか言えないんじゃない?

 

757:怪人密度3対1

どう聞いてもはぐらかされるから分からん

これは乙女心かなんかか?

俺が悪いのか?

 

758:名無しの掲示板住民

世界が悪い

 

759:名無しの掲示板住民

何もしてない神が悪い

 

760:怪人密度3対1

>>759

あんなものが何の役に立つ?神は存在する限り殺すべき

 

761:名無しの掲示板住民

悪さする怪人が悪い

 

762:名無しの掲示板住民

>>760

なんだこの神ディスり

 

763:名無しの掲示板住民

神になんか恨みでもあんのか

 

764:怪人密度3対1

あんなものがいるから全部失ったころさないと

 

765:名無しの掲示板住民

よしこの話やめよう!

 

766:名無しの掲示板住民

あからさまな地雷原!

 

767:名無しの掲示板住民

要するにイッチにも因子はあったと…………

 

768:名無しの掲示板住民

闇深い…………

 

769:名無しの掲示板住民

宗教の話はやめようね!

 

770:名無しの掲示板住民

なろう系嫌いそう

 

771:名無しの掲示板住民

イッチ異世界転生者説

 

772:名無しの掲示板住民

いや、ここは転移説を押す

 

773:名無しの掲示板住民

でもそれってイッチもチートか何か持ってるんじゃない?

 

774:名無しの掲示板住民

ありえない…………と言いにくいのが現状

 

775:名無しの掲示板住民

怪人とかいう非現実的なのが日常となったからなぁ

 

776:名無しの掲示板住民

一般人はできるだけ関わらない様にしないと

 

777:名無しの掲示板住民

でも企業とかに交じってたりするからいつどこで関わってるか分からないんだよなぁ

 

778:名無しの掲示板住民

ワイ、先週に上司が怪人だったことが発覚して会社がてんやわんやなう

 

779:名無しの掲示板住民

>>778

〇×商事のこと?

 

780:名無しの掲示板住民

情報大量に漏れたとか

 

781:名無しの掲示板住民

一般社員かわいそう

 

782:名無しの掲示板住民

あと社長も半泣きになりながら謝罪してたのもかわいそう

 

783:名無しの掲示板住民

社長悪くないのに

 

784:名無しの掲示板住民

見抜けなかったとかほざいた奴は人間と怪人どう見分けるんだよ

 

785:名無しの掲示板住民

そういう装置でも作らなきゃ無理だって

 

786:名無しの掲示板住民

ところでイッチどこ行った?

 

787:名無しの掲示板住民

飯でも食ってんじゃない?

 

788:名無しの掲示板住民

イッチのことだしまた襲撃されてるのかも

 

789:名無しの掲示板住民

ない…………と言いきれないところがイッチ

 

790:名無しの掲示板住民

モテてるなぁ、うらやましくないけど

 

791:名無しの掲示板住民

うらやましいに決まってるだろ!!!!

 

792:名無しの掲示板住民

>>791

常に狙われる環境に居たいのなら…………

 

793:名無しの掲示板住民

またイッチが返ってこられることを祈るしかない

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「やっほー♪遊びに来たよー♪」

 

「帰れ不法侵入者」

 

「ひっどいなぁ、友達でしょ?」

 

「アポなしで訪ねて居座るようなヤツを簡単に友達と言えないんだが?」

 

「ちぇー、けちー」

 

と言いつつもぼふっと家具として置いてあるソファーに飛び込み実家のようなくつろぎを得ている兎が居た。

 

兎と言ってもただの兎ではない、大きさは人間大、シルエットも耳と尻尾を除けば人間そのもの。ただし、皮膚にはモフモフとしたピンクの毛が生えていて顔の造形も可愛らしい人間と兎を交えた獣人のようなものとなっている。

 

一応、『彼女』は元々人間であったが殺人鬼故に裏の世界にどっぷりつかり、金のために怪人兎となっても自我を一切失わなかった逸材である。

 

もっとも、正義の人間であるはずがないのだが。

 

「僕だって暇してたんだよ。最近はめぼしいターゲットは居ないからさ?ほら、僕は悪を嬲る殺人鬼だし?みんないい子にしてるんだよね~」

 

「…………前からヤバいと思ってる部分はあったが、開花したというのか」

 

「まあね~♪」

 

ニコニコしながら転がる変わり果てた友達を見て男はため息をつく。やっとの思いで家に戻れたと思ったらこれである。

 

他の二人も大きく変わってしまった、ある意味で正常なのは自分一人なのだと彼は思う。

 

「あっ、見て見て盗聴器あったよ!でも壊れてるみたい」

 

「勝手に人の家漁るな!」

 

「盗聴器の方はいいんだ…………」

 

この殺人鬼(友達)を放置しておくわけにもいかない。そもそも自分の家自体に他の勢力から勝手に侵入されて盗聴器のようなものを仕込まれているのだ、逆に家に入る不審者に対して友人L(彼女)が有効になるのだ。

 

「おなか減ったから勝手にご飯作るねー」

 

「…………ほんと好き勝手だなおい!?」

 

そもそも男の堪忍袋がいつまでもつかは不明であるが、『友達』という関係が崩れるまではずっと、これからも男が困り、友人Kが愉しみ、友人Rが苦労し、友人Lが気ままに生きているのだろう。

 

このあと台所と冷蔵庫をめちゃくちゃにされた男はブチ切れて改造スタンガンで友人Lを追い回したことは、男の家に仕込みをした者だけが知る。

 

 

 

 





イッチの装備
頭・首にかけた赤黒い鉢巻
体・そこら辺のしまむらに売ってある服
腕・改造スタンガン
足・傷のないのジーンズ
靴・市販のスニーカー、黒の靴下


友人Lの装備
頭・なし
体・うさ耳付きパーカー(その下は何も着ていない)
腕・流行りのシュシュ
足・尻尾穴つきフリル突きスカート、ホットパンツ、鋭いナイフ4本
靴・なし


追い回された後、汚れた床を見て「家に上がるなら足を拭いてからにしろ」とさらにキレられた。



愛したものは全て落とした。じゃあ残っているのは?

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怪人について雑談スレ①

これは、怪人の集団がデパートを占拠しニュースとして流れている時に立っていたスレ+α


357:名無しの掲示板住民

もう始まってる!(大規模監禁事件)

 

358:名無しの掲示板住民

まーた始まったか

 

359:名無しの掲示板住民

デパートごと監禁ですよ奥さん

 

360:名無しの掲示板住民

うわ、あそこか

 

361:名無しの掲示板住民

街で1、2を争うとこじゃない?

 

362:名無しの掲示板住民

まるごと人質って

 

363:名無しの掲示板住民

なお要求は土地の確保

 

364:名無しの掲示板住民

拠点作りかな?

 

365:名無しの掲示板住民

自治区作れって話かぁ

 

366:名無しの掲示板住民

怪人に渡す土地ってあるのか?

 

367:名無しの掲示板住民

実際、どうなのか

 

368:名無しの掲示板住民

怪人になったらなったで生きづらそうではある

 

369:名無しの掲示板住民

毎回思うけど変身できるタイプじゃないと生活できないのでは?

 

370:名無しの掲示板住民

路上で寝てるのはたまに見かける

 

371:名無しの掲示板住民

下手したら一日でホームレスに転落……

 

372:名無しの掲示板住民

同情はするけど迷惑はかけないでほしい

 

373:名無しの掲示板住民

迫害はつきものとはいえ中々に激しいのもどうかと

 

374:名無しの掲示板住民

大抵は元は同じ人間だし

 

375:名無しの掲示板住民

その大抵が闇を抱えてるやつらなんだよな

 

376:名無しの掲示板住民

悲しいけど普通の人間と相成れないのか

 

377:名無しの掲示板住民

可愛い子とかいっぱいるのに…………

 

378:名無しの掲示板住民

>>377

元男の可能性あるぞ

 

379:名無しの掲示板住民

割とある

 

380:名無しの掲示板住民

一目ぼれした怪人が実は男の娘だったことありますねぇ!

 

381:名無しの掲示板住民

逆に男と思ったら女パターンもあるな

 

382:名無しの掲示板住民

それなら今噂の大狸とか?

 

383:名無しの掲示板住民

>>357の事件指揮してるやつか

 

384:名無しの掲示板住民

平戦闘員ですら中身は怪人、外装はハイスペックスーツとか無理ゲー

 

385:名無しの掲示板住民

ハッキング効いたらワンチャン?

 

386:名無しの掲示板住民

>>382

あの大狸相手に微レ存もない

 

387:名無しの掲示板住民

逆探知されて死ゾ

 

388:名無しの掲示板住民

幹部級は大狸が出張ってるし、部隊長クラスまでちらほら見える…………

 

389:名無しの掲示板住民

ブロック大竹に結界のバトラまで居るの絶望過ぎて絶望

 

390:名無しの掲示板住民

大人しく要求聞くべきでは

 

391:名無しの掲示板住民

今の人間じゃ勝てっこない!

 

392:名無しの掲示板住民

逃げるんだぁ……おしまいだぁ……

 

393:名無しの掲示板住民

馬鹿野郎お前俺は勝つぞ

 

394:名無しの掲示板住民

一般市民に人権はあるんですか……?

 

395:名無しの掲示板住民

(力がない限り)ないです

 

396:名無しの掲示板住民

もはや怪人になるべきでは?

 

397:名無しの掲示板住民

人類進化者=怪人説

 

398:名無しの掲示板住民

研究が進んでない以上、あり得ないと言い切れない

 

399:名無しの掲示板住民

ん?

 

400:名無しの掲示板住民

お?

 

401:名無しの掲示板住民

あ?

 

402:名無しの掲示板住民

傷つけ兎?

 

403:名無しの掲示板住民

なんで?

 

404:名無しの掲示板住民

買い物に来てた?

 

405:名無しの掲示板住民

誰か拉致してね?

 

406:名無しの掲示板住民

誰だあれ

 

407:名無しの掲示板住民

窓をぶち破って飛んでる

 

408:名無しの掲示板住民

何故傷つけ兎が?

 

409:名無しの掲示板住民

あの抱えられてるのってアレじゃね?

 

410:名無しの掲示板住民

誰だよ

 

411:名無しの掲示板住民

裏山

 

412:名無しの掲示板住民

容姿だけはいいんだよなぁ

 

413:名無しの掲示板住民

しでかした事は普通にこわい

 

414:名無しの掲示板住民

あ、結界にぶつかって落ちた

 

415:名無しの掲示板住民

あの男死んだ?

 

416:名無しの掲示板住民

八階から落下は抱えられてても死ぬ

 

417:名無しの掲示板住民

やっはり某スレのイッチでは?

 

418:名無しの掲示板住民

誰だそいつ

 

419:名無しの掲示板住民

>>418

友達がTSメスケモ怪人になってたやつ

 

420:名無しの掲示板住民

友達ガチャSSRじゃん

 

421:名無しの掲示板住民

裏山

 

422:名無しの掲示板住民

でも死にそう

 

423:名無しの掲示板住民

どう見ても助からない

 

424:名無しの掲示板住民

頼むからそこ変わってくれ

 

425:名無しの掲示板住民

映像見る限りめっちゃ無表情なの草なんだが?

 

426:名無しの掲示板住民

なんだあの顔

 

427:名無しの掲示板住民

色々と悟った顔をしてらっしゃる

 

428:名無しの掲示板住民

禁欲でもしてるのか?

 

429:名無しの掲示板住民

やっぱ兎ちゃん美乳でかわいい

 

430:名無しの掲示板住民

やっぱあの男許されんわ

 

431:名無しの掲示板住民

許してやってくれ、死愛部隊に絡まれ追われる身なんだ

 

432:名無しの掲示板住民

>>431

あっ(察し)

 

433:名無しの掲示板住民

うわぁい、ハーレムだぁ(白目)

 

434:名無しの掲示板住民

まずいですよ!?

 

435:名無しの掲示板住民

なぜ生きている

 

436:名無しの掲示板住民

ほんとに死愛部隊に?

 

437:名無しの掲示板住民

嘘乙

 

438:名無しの掲示板住民

嘘松

 

439:名無しの掲示板住民

認められるかそんなの!

 

440:名無しの掲示板住民

過去スレの証言からほとんど特定されてる

 

441:名無しの掲示板住民

なんならほぼ全勢力からマークされてる逸材

 

442:名無しの掲示板住民

最強論争に入る三人と仲がいいってだけでヤバい

 

443:名無しの掲示板住民

面白半分で家凸したら人間として帰ってこられないぞ

 

444:名無しの掲示板住民

>>443

!!!

 

445:名無しの掲示板住民

>>>443

ひらめいた

 

446:名無しの掲示板住民

>>443

ちょっとあの男のハウス逝ってくる

 

447:名無しの掲示板住民

やめろwwwww

 

448:名無しの掲示板住民

欲望に忠実なの草なんだが

 

449:名無しの掲示板住民

なお自我がある存在として帰ってこられるかは分からない模様

 

450:名無しの掲示板住民

一番ヤバかったのはゲルニカナメクジになって発狂してたやつ

 

451:名無しの掲示板住民

見てるだけで吐き気するやつやめろ(本音)やめろぉ!!!(本音)

 

452:名無しの掲示板住民

どっちも本音かよ

 

453:名無しの掲示板住民

あれは閲覧注意

 

454:名無しの掲示板住民

ピカソに謝れって感じ……

 

455:名無しの掲示板住民

>>450

彼が何したって言うんだ

 

456:名無しの掲示板住民

ほら、大狸は自称怪人王の所属だから

 

457:名無しの掲示板住民

研究者は大狸だけじゃないから……

 

458:名無しの掲示板住民

そう考えたら今の人質事件ってまだ穏便では?

 

459:名無しの掲示板住民

クソ触手の輩はさっさと死んでくれねぇかな~!!!(大声)

 

460:名無しの掲示板住民

クソ触手はエロゲ脳のくせに無駄に才能あるからNG

 

461:名無しの掲示板住民

まだ大狸の方がロマンある

 

462:名無しの掲示板住民

せめて一回くらいまとものなの作れクソ触手

 

463:名無しの掲示板住民

服まではいいが誰が皮膚と骨も溶かせと言った?

 

464:名無しの掲示板住民

人型の筋肉だけになって動くの吐き気する……吐き気しない?(テロ)

 

465:名無しの掲示板住民

ヴォエッ!!!!!!

 

466:名無しの掲示板住民

>>464

やめろお前、やめろ!

 

467:名無しの掲示板住民

全人類のトラウマはNG

 

468:名無しの掲示板住民

リョナ勢ですら若干引いてた

 

469:名無しの掲示板住民

でも受け入れてたやつらには『本物』を感じました

 

俺?誰があんなの受け入れるかクソが

 

470:名無しの掲示板住民

あ、進展あったみたい

 

471:名無しの掲示板住民

うわ、爆発してる

 

472:名無しの掲示板住民

なんで飛び降りた兎が屋上に戻ってるの?

 

473:名無しの掲示板住民

!?

 

474:名無しの掲示板住民

 

475:名無しの掲示板住民

マジか

 

476:名無しの掲示板住民

嘘だろ承太郎

 

477:名無しの掲示板住民

大狸と傷つけ兎が殺りあってる…………?

 

478:名無しの掲示板住民

これ割と世紀の一戦では?

 

479:名無しの掲示板住民

録画班ーーー!

 

480:名無しの掲示板住民

一体何が起きたんだ……?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

誰かが泣いている。

 

誰かが苦しんでいる。

 

誰かが助けを求めている。

 

「……………………」

 

「ねえねえ、次あそこ行こうよ」

 

隣にいる兎は空気を読まずにショッピングを楽しもうとする。

 

事の発端は今日の朝まで遡る。

 

とある日から何故か居座り始めた怪人となった友達がショッピングに行きたいと騒ぎ始めた。

 

滅多にないとはいえ、昔から駄々をこね始めると全く他の意見を通さなくなる彼(今は彼女)と知っていたので大きな騒ぎになる前に色々と変装させて連れ出すこととなった。

 

だが、事件はここで起きた。まさか突然デパートを丸ごと人質に取る怪人らの襲撃があると思わなかったのだ。

 

残念ながら、怪人が闇で蠢くこの世界ではいつ何が起きてもおかしくないのだから対策をしなければいけないというのが常識となっている。

 

「うはー、やってるね。今なら何盗ってもバレないね!」

 

「…………は?」

 

これが当然なのだ(・・・・・・・・)

 

怪人らが襲撃してきた混乱に乗じて視界の隅では盗みを働いている人間がいる。隣に襲われ怪我をした人間が居ても助けず近くにあった商品をかっぱらいつつ逃げ惑う人間がいる。

 

隣にいる友達も他人事のように女性洋服を眺めている。彼女が隣にいるせいか男は襲撃してきた怪人から遠巻きに見られるだけでなにもされなかった。

 

分からない。

 

何故、こうなってしまっているのか。

 

答えは簡単だ、特異な力を持つ者が頂点に立ち、何もない者はそれらの影におびえ、潜み、おこぼれにあやかるしかない。

 

「止められ、ないのか?」

 

そんな言葉が口からこぼれたのを彼女が拾ったのか、振り返って諭すように言う。

 

「これが今の世の中なんだよ。正義感が強いから辛いと思うけど、今は悪が栄える時代なんだよ。殺人鬼の僕ですらこうして堂々と買い物できるくらいにはね」

 

「……………………」

 

「君がいない間に大きく変わったんだよ。ま、普通じゃ簡単に適応できることもないだろうけどね」

 

そういうの多く見てきたし、と最後に小さくつぶやいたのを男は聞き逃さなかった。

 

あの日、酒の席で集まった友達らは変わり果てた姿になっていても昔と全く変わらなかった。むしろ純粋さがさらに増しているようにも感じられた。

 

それに対して男は…………何を考えているのだろうか。目を閉じて、しかめた面をしてただ喧騒を聞いているだけにしか見えない。

 

「…………俺は、何をしているんだ」

 

「ほえ?」

 

この呟きも耳のいい兎に聞こえていたらしく、いつもとは違うように感じたので火事場泥棒しようと思っていた服を持ちながら振り返る。

 

そこには既に背を向けてどこかへ歩き出していた男が居た。

 

「ちょとちょっと、そっち行ったら危ないって!」

 

「……………………」

 

「もう、まさか助けに行くつもり?今ここに怪人が何人いると思ってるのさ」

 

「…………だからどうした。見捨てる理由にもならない」

 

「でも知らない人たちばっかだし助ける必要もある?」

 

「ない。だからこそ助ける」

 

「割と滅茶苦茶なこと言ってない?」

 

「悪い、買い物の付き合いはここまでだ」

 

話にならないと言わんばかりにツカツカと男は歩いていく。兎は置いていかれんとばかりに走り男と並走するように

 

「もう!仕方ないなぁ、僕も手伝うよ!」

 

「…………好きにしろ」

 

「さっきテレビのとこで聞こえたけど、なんかここの怪人を指揮してるのって『けーくん』みたいなんだ」

 

「…………そうか」

 

「じゃ、そういうことで一回外に飛び出よっか!」

 

「…………え?ちょっと待て、なんでそんな話に」

 

「よーし、行くよ!」

 

「まっ、周りを混乱させるにしても全く意味が分からなおおおおお!?」

 

突拍子のないことに混乱する男をよそに、兎は彼を抱えて駆け出した。

 

その速度、車はおろか電車よりも速く下手に目視すらできない速度でデパートの窓をぶち破り飛び出した!

 

だが、彼女は知らなかった。彼女の頭の中では外に男を置いてきて一階から攻略していこうと考えたが故に男とは違う、というか下手したらさらにバイオレンスな現場を創ることになるのだが、そとに出ようとしてもすぐ目の前に脱出させないよう半透明な壁が張られていたので顔から壁に突っ込むことになる。

 

なお、何とか着地には成功したがどうして突然飛び出したかを聞いて男に滅茶苦茶叱られ半泣きになりながら司令官である狸に喧嘩を売りに行くことになったのだった。

 

 

そして男は

 

 

事件ガ収束すruマ観測でkiナkaった

 

 

 

 




ちょびっと紹介コーナー


クソ触手

『最古の怪人』と呼ばれる怪人たちの中で唯一研究者をやっている触手の塊をした怪人。
自他共に認めるド変態で研究の大半がエロ関連に関わっている…………が出来るのは相手をグロデスクな肉体に変化させたり多大な苦痛を与える物ばかり。本人はなんてことないようにふるまっているがロクなものしかできず密かに悩んでいる。
友人KがTSメスケモ狸怪人になったのはこいつが創った生物同士の融合実験を行うための装置が暴走して周りの生物を無差別に融合した際にたまたま捕獲していた狸と通りすがりの友人Kが融合した結果TSメスケモ怪人となった。
奇跡的にクソ触手の実験が思わぬところで成功し、その持て余していた性欲で友人Kに襲い掛かった(意味深)、が返り討ちに遭った。
その後、再び同じ実験をしようとしたが複数の生物が無作為に溶かして固めたグロい生物しか出来なかったので実験は凍結した。今もまだ諦めていない。



思い出せ、お前は何だ?お前の役割は『  』だろう。

感想や評価をいただけるとモチベーションにつながるのでよろしくお願いします。



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怪人について雑談スレ②

幻の血があたり一面に飛び散る。キラキラと輝くソレはわずか数秒で虚空へと消え、今目の前の光景すら本当に現実がどうかを疑わせてくる。

 

幻の持ち主は怪人大狸、数多の自分の幻影を出して目の前の相手をかく乱させているのに割と必死な怪人である。

 

では目の前にいる相手とは誰か?

 

「そういえばさ、こうして僕らが殺しあうのって初めてじゃない?」

 

「まさか、お前が敵に回るとは私も思わなんだ」

 

「まー、僕はフリーランスみたいなところあるし?いつどこでかち合ってもおかしくはなかったと思うよ」

 

周りからどう見ても壮絶な殺し合いにしか見えないはずなのに、聞こえるのはどこでもありそうな普通の会話にしか聞こえなかった。

 

最も、この会話を聞けるのならこの殺し合いを間近で見ている命知らずというレッテルをはられるだろう。

 

「して、何故このような邪魔を?お前がいるということは馬鹿共が真っ先に報告していたから知っていた。それに此度の要件は下の馬鹿共が連呼してたのを聞いていただろう」

 

「正直どうでもいいもん」

 

「どうでもいいって…………割と怪人らにとって土地の確保は未来の投資につながるのだが?」

 

「だって今やってることは慈善2割と八つ当たり8割だからどーでもいいし」

 

「そうか。最悪、このデパートさえ占拠出来たらいいんだがね」

 

会話をする声だけはまるで道端でばったり出会って世間話をするような雰囲気で殺し合いを続行する。

 

だが、その戦いも大狸たる彼女の予想とは違った形で長くは続かなかった。

 

『ボス。ボス!大変です!』

 

「今こっちで忙しんだがなぁ?」

 

『こっちもそれどころじゃ、みんなやられてしまいます!』

 

「何を言っとるんだお前」

 

まず大前提に、普通の人間と怪人では大きく差があることを理解してほしい。

 

怪人として誕生した、もしくは変質した者は見た目が人間よりも小さいことだってある。しかし、筋力は見た目とは一切比例しないこともある。怪人の能力抜きにしても、たとえ柔肌のように見えて銃弾は簡単にはじき返すわ電流もそこらのものでは一切通らないなど耐久性も人間百人が銃火器を一斉に浴びせてやっと瀕死に追い込めるか分からないほどの差を持つのだ。

 

故に、デパートで大量の人質をとっても下っ端数人が居れば逃すこともない。まして、大規模作戦ということで相当数の怪人を派遣しているこの件については一人二人が逃げることが出来ても怪人を倒すことはできないはずなのだ。

 

『ひい、またやられた!透明なやつ?分からな、分からない!』

 

「透明?まさか別勢力の怪人か」

 

「すきありっ!」

 

「それも幻惑だぞ」

 

小さな通信端末で部下が何故パニックになっているのかを考察しつつ目の前の兎をいなすのは彼女にとって造作もないことだ。

 

それでも謎が解けるかは別問題。今まさに時間稼ぎをされている状況なのに余裕を保っていられる暇もない。

 

『うわあああ!『た、たすけ『あばばばば!?』

 

「…………本当に何が起きている?」

 

断末魔ばかりの通信を聞きながら目を細めて目の前の兎をにらんだ。

 

この兎、実は何も知らないくせに話が解決に向かっていることだけは分かったので意味深にちろりと舌を出して笑った。

 

全ては、兎が想う男のために。

 

 

 

 

 

 

 

529:名無しの掲示板住民

全く動きがないな

 

530:名無しの掲示板住民

中が分からなきゃどうしようもない

 

531:名無しの掲示板住民

侵入させたドローンもダメみたいだし

 

532:名無しの掲示板住民

>>531

どこソースだよ

 

533:名無しの掲示板住民

そもそも怪人がどれだけいるか

 

534:名無しの掲示板住民

確認できてんのは幹部級だけだが雑魚の全貌は分かってないもんな

 

535:名無しの掲示板住民

催涙弾メタの怪人とかいそう

 

536:名無しの掲示板住民

救助はもう無理だろ

 

537:名無しの掲示板住民

毎回思うけど政府はいつもギリギリまで粘るの何なの

 

538:名無しの掲示板住民

対抗策あるの?

 

539:名無しの掲示板住民

>>538

ねぇよ、んなもん

 

540:名無しの掲示板住民

何度も言ってるけど、怪人は五感潰して全方位から袋叩きにしないとろくにダメージはいらないからな

 

541:名無しの掲示板住民

一体殺すのに戦車10台必要になるのはオーバーキルと思いたい

 

542:名無しの掲示板住民

それでも倒しきれない定期

 

543:名無しの掲示板住民

一般人は改造武器仕込むのが鉄板ってそれ一番言われてる

 

544:名無しの掲示板住民

なお警察に見つかったら没収される模様

 

545:名無しの掲示板住民

つっかえ!

 

546:名無しの掲示板住民

自衛のために必要なんです!(迫真)

 

547:名無しの掲示板住民

たまに役に立つからいる

 

548:名無しの掲示板住民

警察ももうちょっとマシな武器使ってください

 

549:名無しの掲示板住民

改造といかなくても国営で何らかの物は欲しい

 

550:名無しの掲示板住民

大体裏ルートだったりするからな

 

551:名無しの掲示板住民

その裏で儲けてるのが怪人

 

552:名無しの掲示板住民

自分で売って、後で襲って自分で回収する屑

 

553:名無しの掲示板住民

怪人に出会ったら逃げの一択

 

554:名無しの掲示板住民

そのための武器

 

555:名無しの掲示板住民

あとそのための拳

 

556:名無しの掲示板住民

拳使う暇あったら走れ

 

557:名無しの掲示板住民

このデパートのやつも隠れながらだとワンチャンある

 

558:名無しの掲示板住民

結界で脱出できないんですが

 

559:名無しの掲示板住民

>>558

そこはほら、事件が終わるまで隠れていれば

 

560:名無しの掲示板住民

どうせ見つかる

 

561:名無しの掲示板住民

もう中の人は絶望しかない

 

562:名無しの掲示板住民

さっさと要求飲んで解放してもらったらいいのに

 

563:名無しの掲示板住民

怪人になめられたら支配されるって恐れてんじゃない?

 

564:名無しの掲示板住民

それはそう

 

565:名無しの掲示板住民

どうあがいたってただの人間に勝ち目ないし

 

566:名無しの掲示板住民

それでもよく怪人を迫害しようと思ったな人間

 

567:名無しの掲示板住民

ちゃっかり秘密結社まで押してるあたり、人間の底力がわからん

 

568:名無しの掲示板住民

俺にも特別な力がワンチャン…………?

 

569:名無しの掲示板住民

>>568

ないです

 

570:名無しの掲示板住民

>>568

ない

 

571:名無しの掲示板住民

>>568

あるわけないだろ

 

572:名無しの掲示板住民

>>568

夢見るな

 

573:>>568

(´・ω・`)

 

574:名無しの掲示板住民

厳しすぎワロタ

 

575:名無しの掲示板住民

とりあえずかめはめ波撃つ練習でもしたら?

 

576:名無しの掲示板住民

ん?

 

577:名無しの掲示板住民

あれ、結界は?

 

578:名無しの掲示板住民

消えてね?

 

579:名無しの掲示板住民

あ、入り口から人が

 

580:名無しの掲示板住民

もしかして逃げれた?

 

581:名無しの掲示板住民

めっちゃ人出てくるんだけど

 

582:名無しの掲示板住民

あの人たち助かったのか?

 

583:名無しの掲示板住民

まだ油断できない

 

584:名無しの掲示板住民

人間爆弾とかすり替えの可能性ある

 

585:名無しの掲示板住民

頭の中に爆弾事件はやめてくれ

 

586:名無しの掲示板住民

一気に保護されてるけど大丈夫?

 

587:名無しの掲示板住民

今のところは不審な動きもないな

 

588:名無しの掲示板住民

中の怪人はなにやってんだ

 

589:名無しの掲示板住民

いくらサボっててもこんなことないはず

 

590:名無しの掲示板住民

どんな混乱が起きたら大脱出が出来るんだ?

 

591:名無しの掲示板住民

分からん、けど結界破られたことってある?

 

592:名無しの掲示板住民

ブロック大竹が気絶した時くらいじゃない?

 

593:名無しの掲示板住民

その気絶にも大量の閃光手榴弾が使われたからじゃなかった?

 

594:名無しの掲示板住民

結界越しに光と音の暴力でダウンさせたアレか

 

595:名無しの掲示板住民

アレは傑作だった

 

596:名無しの掲示板住民

もう対策は取ってると思われるけどそんな簡単に気絶できるん?

 

597:名無しの掲示板住民

不意を突いたらいけそう

 

598:名無しの掲示板住民

その不意がいつあるか分からんやろが

 

599:名無しの掲示板住民

あの結界を抜くのは無理でしょ

 

600:名無しの掲示板住民

結界だけが取り柄でも怪人だぞ

 

601:名無しの掲示板住民

人間じゃかなわん

 

602:名無しの掲示板住民

本当に人間がやったのか?

 

603:名無しの掲示板住民

まさか、仲間割れ?

 

604:名無しの掲示板住民

別勢力の介入かも

 

605:名無しの掲示板住民

だとしてもあそこに喧嘩売るのは自殺ってレベルじゃすまないぞ

 

606:名無しの掲示板住民

自称怪人王ににらまれて生きて帰ったやつおる?

 

607:名無しの掲示板住民

某大臣が死んだ方がましな死んだ方がマシという状態で帰ってきましたね…………

 

608:名無しの掲示板住民

肉塊になってまで批判はできんわ

 

609:名無しの掲示板住民

あれでもまだ人間ってのが驚きだわ

 

610:名無しの掲示板住民

しれっと政界に復帰して怪人の危険性を訴え続けてる根性はすごいと思う

状況が状況だけに尊敬はしないけど

 

611:名無しの掲示板住民

やっぱり共存できたらいいなとは思う

 

612:名無しの掲示板住民

あ、大狸が撤退した

 

613:名無しの掲示板住民

文字通り煙に巻かれて消えてった

 

614:名無しの掲示板住民

いつもの退場シーン

 

615:名無しの掲示板住民

あれホント原理どうなってんだろ

 

616:名無しの掲示板住民

怪人に常識は通用しないぞ

 

617:名無しの掲示板住民

占拠することを放棄したか

 

618:名無しの掲示板住民

これで人質問題は解決で施設も取り戻したな!

 

619:名無しの掲示板住民

どうせ中身は全部かっぱらってる定期

 

620:名無しの掲示板住民

商品とか中身持っていかれるのは必要経費でしょ

 

621:名無しの掲示板住民

そうでもしないともっと大きな暴動おきてもおかしくないし

 

622:名無しの掲示板住民

こんな犠牲があってこそ俺らはまだ平穏でいられるのよ

 

623:名無しの掲示板住民

必要な犠牲だった

 

624:名無しの掲示板住民

しかし、傷つけ兎と大狸は何で戦ってたんだろ

 

625:名無しの掲示板住民

やっぱ3:1兄貴がいたからじゃない?

 

626:名無しの掲示板住民

>>625

だれそれ

 

627:名無しの掲示板住民

>>626大狸と傷つけ兎と死愛部隊隊長と友達の男

 

628:名無しの掲示板住民

>>626

常に修羅場ってるうらやましいのか分からん男

 

629:名無しの掲示板住民

>>626

無意識にハーレム築いている男

 

630:名無しの掲示板住民

>>626

色々と許されん男

 

631:名無しの掲示板住民

>>626

ハーレムと思いきや核地雷原に立ってる男

 

632:名無しの掲示板住民

それなりに有名になってる

 

633:名無しの掲示板住民

>>626

久しぶりに集まって愚痴聞いたと思ったら機密も聞いて狙われてる男

 

634:名無しの掲示板住民

なんやかんやで理由つけて狙われてるよな

 

635:名無しの掲示板住民

>>626

多分もうこいつ怪人じゃないか疑惑を持つ男

 

636:名無しの掲示板住民

大喜利始まってて草

 

637:名無しの掲示板住民

案外、怪人になってるかもしれんね

 

638:名無しの掲示板住民

そもそも怪人のことを知らなかった感じはあった

 

639:名無しの掲示板住民

本人曰く、遠くにいたかららしい

 

640:名無しの掲示板住民

3:1兄貴、異世界転移者説

 

641:名無しの掲示板住民

どことは明言されてないのは当たり前だよなぁ

 

642:名無しの掲示板住民

>>640

案外ありうる説になってる

 

643:名無しの掲示板住民

このデパート事件で一般市民逃がしたのってその兄貴かもな

 

644:名無しの掲示板住民

>>626

死愛部隊に追われて生き延びた男

 

645:名無しの掲示板住民

もうほぼ安全って報道されてるな

 

646:名無しの掲示板住民

やっとドローンがまともに入れたか

 

647:名無しの掲示板住民

もぬけの殻だねぇ

 

648:名無しの掲示板住民

とりあえずめでたしめでたし、かな?

 

649:名無しの掲示板住民

…………結局何が起きたんだろう?

 

650:名無しの掲示板住民

当事者のみぞ知るってやつじゃないかな

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『やることやったので帰ります』

 

「…………あれ、僕、置いてけぼり?」

 

デパートの中に残されたのは書き置きだけで、兎の友人はもう既に居なかった。




さて皆さんに問題です!男はどうしてテレビ局の放送機材に映らず、怪人にもその他大勢の人間にも見つからず変えることが出来たでしょうか?

ヒントは『「目に見えない」って言葉は色々と種類あるよね?』


何故あんな真似をした?お前はもう守るものはないだろう。過去の真似事とは笑わせる。












また全て失うだけだ


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【急募】酒飲みハイエナが転がり上がってきた時の対処法①

とても忙しくて中々投げられない。

ヤケになっても大抵良いことにならないのは良くあるのでみんなも気をつけてください。


悪い夢を見た。

 

端的に言うと、痴情のもつれで殺される夢。

 

たとえこの身が怪人と呼ばれる異形の身であっても『死』からは決して逃れることはできない。

 

故に、死ぬことはない(・・・・・・・)また新たに蘇る(・・・・・・・)

 

それがベッドの上で起き上がったハイエナの力。死肉漁りと呼ばれた動物の怪人となった皮肉なのだろうか、『悪い夢という現実』から逃げるためにそんなことを考えた。

 

ふよん。

 

手をついて立ち上がろうとした先、ベッドを押さえるはずの手が何か別の柔らかいものを掴んだ。

 

「ああん♡隊長ったら手が早いんだから♡」

 

そこに居たのは部下の一人である怪人。確か植物を操り遠隔操作での戦闘や毒物での暗殺、そして植物から話を聞ける偵察としての能力を備えた優秀な怪人である。

 

その怪人の胸を鷲掴みにした彼女は、毛皮で覆われていて分からないが、顔を青くした。

 

「なん、で、ここにいる?」

 

「それはー、ちょちょいのちょいと」

 

彼女だってどこでもリスポーン(復活)出来るわけではない。確実に生存できる場所(密室や毒物の充満した部屋など入ったら即死やダメージを受ける場所以外)か、あらかじめ決めていた安全地帯にのみリスポーンできる。

 

今回は後者なのだが、その安全地帯は誰にも明かしていない。

 

それを目の前の植物怪人はあっさり…………いや、多大な労力をかけて見つけ出したのだ。

 

「ささ、二人きりの部屋でヤルことは一つ…………でしょう♡」

 

彼女は天井を仰いだ。

 

彼女はTSメスケモのハイエナ怪人である。アソコ(・・・)も雌ハイエナらしく飾りだったらよかったのになと、常日頃に思いつつ死んだ目で現実から逃避した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2:怪人密度3対1

っていう愚痴を三時間前から延々と聞かされてる助けて

 

3:名無しの掲示板住民

 

4:名無しの掲示板住民

酔っ払いが出来上がってて草

 

5:名無しの掲示板住民

またゲロぶちまけそう

 

6:怪人密度3対1

こういう時どうすればいいのか分からないの

 

7:名無しの掲示板住民

お前も酒飲んで酔っ払った勢いで一発や

 

8:名無しの掲示板住民

死愛部隊隊長とタイマンで飲み明かせるの裏山

 

9:名無しの掲示板住民

そもそも愚痴聞きながら掲示板に書き込むのって聞いてる側としてどうなん?

 

10:名無しの掲示板住民

堂々とスマホ弄ってるの想像したらかわいそう

 

11:怪人密度3対1

流石に見えんところからこっそり操作してる。

 

>>7

酒飲んだら急性アルコール中毒で死にかけるから無理

 

12:名無しの掲示板住民

酒に弱かったか…………

 

13:名無しの掲示板住民

致命的すぎワロタ

 

14:名無しの掲示板住民

どんだけ飲むんだよ

 

15:怪人密度3対1

スプーン一杯のビールで死にかけるから無理

 

16:名無しの掲示板住民

流石に弱すぎる

 

17:名無しの掲示板住民

もっと酒カスになれ

 

18:名無しの掲示板住民

そんなんじゃ現代社会で生き残れないぞ

 

19:名無しの掲示板住民

付き合いも大変なんだな(ニート感)

 

20:名無しの掲示板住民

お前は働け

 

21:怪人密度3対1

俺も実質社会と相まみえられない存在になっちゃってるから…………

 

22:名無しの掲示板住民

まあ、怪人と仲良くなってたらな

 

23:名無しの掲示板住民

それも愚痴を聞いて欲しいくらいの仲だから相当だぞ

 

24:名無しの掲示板住民

あからさまな地雷は受け入れられん

 

25:名無しの掲示板住民

>>24

地雷どころか核弾頭ゾ

 

26:名無しの掲示板住民

>>24

第三次世界大戦の火種なんだよなぁ

 

27:名無しの掲示板住民

イッチ、死愛部隊隊長の愚痴でなんか明かせることない?

 

28:名無しの掲示板住民

なんか当たり障りのない話でいいから

 

29:名無しの掲示板住民

女関係とかめっちゃ出てきそう

 

30:名無しの掲示板住民

だって死愛部隊はヤンデレの巣窟…………おっと誰か来たみたいだ

 

31:名無しの掲示板住民

意外と明かされてない部分あるから興味津々なのはみんな一緒

 

32:怪人密度3対1

>>27

別にいいぞ

 

まずあいつの能力はリスポーンだ。死んでも生き返れるぞ

 

33:名無しの掲示板住民

>>32

待って

 

34:名無しの掲示板住民

は?

 

35:名無しの掲示板住民

>>32

?????????

 

36:名無しの掲示板住民

 

37:名無しの掲示板住民

 

38:名無しの掲示板住民

おいこらまて

 

39:名無しの掲示板住民

>>32

爆弾発言してんじゃねえよボケ!!!!!!!!!!!!

 

40:名無しの掲示板住民

>>32

知りたくなかった真実が、今明かされる―――

 

41:名無しの掲示板住民

>>32

マ?

 

42:名無しの掲示板住民

え、なにそれは

 

43:名無しの掲示板住民

どういうことだ説明しろ苗木!

 

44:名無しの掲示板住民

つまり何?コンティニューできるってこと?

 

45:怪人密度3対1

>>44

その解釈であってる。後は銃器全般を扱えるのとカリスマがある程度

 

46:名無しの掲示板住民

程度ってお前

 

47:名無しの掲示板住民

イッチの感覚狂ってるよ…………

 

48:名無しの掲示板住民

もう人間側に勝ち目ないじゃん

 

49:名無しの掲示板住民

リスポーンといっても条件とかないの?そもそも残機とかあると思うが

 

50:怪人密度3対1

確か残機については『現在地球で生存している生命の数まで』って言ってた

 

一個残機減るごとに代わりに一つの命が死んで復活するみたいなこと言ってたからあんまり死んでほしくはないんだけどな

 

51:名無しの掲示板住民

>>50

実質無敵では?

 

52:名無しの掲示板住民

>>50

D4Cラブトレインの亜種じゃねえか!!!!!!

 

53:名無しの掲示板住民

>>50

もうだめだ、おしまいだぁ…………

 

54:名無しの掲示板住民

>>50

攻略不可能はずる過ぎる

 

55:名無しの掲示板住民

なんで全員この話を鵜呑みにするのか分からん。酒飲んでこぼした話を信じられるか?

 

56:名無しの掲示板住民

言われてみれば確かに

 

57:名無しの掲示板住民

相当精神が参ってると思う

 

58:名無しの掲示板住民

そんなに怪人が簡単に死ぬと思うのか?

 

59:怪人密度3対1

さっき聞いたらそれ以外に特に何もないから手合わせて的なのしたら部隊の中で最弱だって言ってる

 

60:名無しの掲示板住民

隊長が最弱でもカリスマと人徳で部下をまとめ上げてるってかっこいい…………かっこよくない?

 

61:名無しの掲示板住民

なおその部下は全員隊長の恋人(自称)で狂人で怪人の模様

 

62:名無しの掲示板住民

申し訳ないけど救い無くて笑った

 

63:名無しの掲示板住民

隊長にも人類にも救いがないんですが

 

64:名無しの掲示板住民

つまりアレか?倒そうとすると地球滅亡以外ないってこと?

 

65:怪人密度3対1

まあでも死ぬのは週に一回くらいで痴情のもつれらしい

 

66:名無しの掲示板住民

>>65

分かってたけど草

 

67:名無しの掲示板住民

>>65

能力ヤバい癖に死因がしょぼい

 

68:名無しの掲示板住民

道理であの魑魅魍魎の隊長を務められるわけだ…………

 

69:名無しの掲示板住民

同族に殺されるって恥ずかしくないのかよ

 

70:名無しの掲示板住民

でも人間だと袋叩きにしないと怪人一人倒せるかどうかすら怪しいから無理ゲー

 

71:名無しの掲示板住民

たとえ一人でも倒したと思ったらこっちの誰かが代わりに死んで復活とかクソげー過ぎる

 

72:名無しの掲示板住民

この話が本当なら確実に最強怪人ランキング最上位に入るぞ

 

73:名無しの掲示板住民

そらヤンデレハーレムとかいうトチ狂ったものを作れるわけだ

 

74:怪人密度3対1

そのやべー奴が俺の目の前で泣いて鼻水たらしながら酒飲んで愚痴ってるけどな

 

75:名無しの掲示板住民

字面よ

 

76:名無しの掲示板住民

一気に恐怖を和らげるのやめてもらっていいですか?

 

77:名無しの掲示板住民

かわいい。優しく慰めたい

 

78:名無しの掲示板住民

中身は割と人間なんだな

 

79:怪人密度3対1

で、これをどう対処するか相談する趣旨を忘れてたんだが

 

80:名無しの掲示板住民

そういえばそうだった

 

81:名無しの掲示板住民

まあ爆弾発言あったから仕方ないね

 

82:名無しの掲示板住民

こういうのはノリでやったらいいんだよ

 

83:怪人密度3対1

ノリ…………ノリかぁ待てお前吐くならトイレ行けリビング汚すんじゃねえ!!!

 

84:名無しの掲示板住民

何だその実況

 

85:名無しの掲示板住民

そういやこいつ前の時はゲロ服にぶっかけられたんだっけ?

 

86:名無しの掲示板住民

なんで実況をそのまま書き込めるんだ?

 

87:怪人密度3対1

なんとかこの場で吐かせるのは回避できた

 

もうこっちもヤケになってきたから>>100で安価するぞ

 

 

88:名無しの掲示板住民

ファッ!?

 

89:名無しの掲示板住民

いいのかイッチ?下手したら死ぬぞ?

 

90:怪人密度3対1

>>89

だからヤケだって言ってんでしょうが。これ以上悪くなるのは目に見えてる。窓の外にこっそり張り付いてる怪人がいるし

 

91:名無しの掲示板住民

ヒエッ

 

92:名無しの掲示板住民

覚悟を決めたか…………

 

93:名無しの掲示板住民

イッチに敬礼!

 

94:名無しの掲示板住民

お姉さまと金輪際関わらない

 

95:名無しの掲示板住民

とりあえず酔い潰して一晩放置する

 

96:名無しの掲示板住民

保護を申し出てみる

 

97:名無しの掲示板住民

他の友達を呼ぶ

 

98:名無しの掲示板住民

隊長の連作先を消す

 

99:名無しの掲示板住民

冷たく追い出す

 

100:名無しの掲示板住民

絶対当たらないだろうけど告白してみる

 

101:名無しの掲示板住民

殴る

 

102:名無しの掲示板住民

追い返せ

 

103:名無しの掲示板住民

恋人たちの下に返す

 

104:名無しの掲示板住民

なんか死愛部隊混じってね?

 

105:名無しの掲示板住民

恋人って誰だよ

 

106:名無しの掲示板住民

>>100

何やってんだお前!?

 

107:名無しの掲示板住民

マジかよ

 

108:名無しの掲示板住民

>>100

アイエエエエ!?

 

109:名無しの掲示板住民

>>100

ちくしょうまじかよ!こいつやりやがった!

 

110:名無しの掲示板住民

イッチ死んだな。風呂入ってくる

 

111:怪人密度3対1

おい冗談だろ…………

 

112:名無しの掲示板住民

安価は絶対…………というけどマジで命かかってるの笑えないんだが

 

113:名無しの掲示板住民

イッチ…………?

 

114:名無しの掲示板住民

安価見返したら裏工作しようとしてるやついて草

 

115:名無しの掲示板住民

こわ、戸締りしとこ

 

116:名無しの掲示板住民

死愛部隊に戸締りは無意味なんだよなぁ…………

 

117:名無しの掲示板住民

イッチ、骨は拾ってやるからがんばれ(棒)

 

 




!簡単怪人説明!


TSメスケモハイエナ怪人(通称、隊長)

死愛部隊という狂人揃いの女性怪人をまとめ上げている実力者。
部下全員が彼女に常軌を逸した愛を向けており、よく複数の意味で襲われる。
そこで輝くのが残機制で復活できる特殊能力。その残機が地球上の全生命体の数で、一度死ぬとその中からランダムで死亡して彼女が復活するという悪辣なものとなっている。
だが、大抵は痴女のもつれで酷い死に方をしており本人も無駄に死にたくないので困っている。
彼女のカリスマ性とフェロモンにより大抵は彼女を前にすると従うがイッチやその他友達のように効かない者もいる。
特に現在は異性であり敵対組織でもない一般人枠にあるイッチに心が傾いている。
余談だが、怪人化しても男性器が正常に機能していた両生有具なので全く眠れていないので毛並みとかはかなりボサボサになって触り心地はそこまで良くない。



ヤケになったイッチの告白!果たしてTSメスケモハイエナの友達は受け入れることができるのか!

次回、イッチの告白、愛憎見える修羅場、そしてイッチの更なる告白。

一体、◼️(イッチ)は何を言ったんだ!

感想や評価をいただけるとモチベーションにつながるのでよろしくお願いします。


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【急募】酒飲みハイエナが転がり上がってきた時の対処法②

118:怪人密度3対1

待て、告白と言っても何を言ったらいいんだ?

 

119:名無しの掲示板住民

んなもん愛の告白だよあくしろよ

 

120:名無しの掲示板住民

もうどうにでもなーれ★

 

121:名無しの掲示板住民

黒星をつけるな

 

:名無しの掲示板住民

微レ存でOKもらえたらどうなるのです?

 

123:名無しの掲示板住民

>>122

第三次世界大戦だ

 

124:名無しの掲示板住民

微レ存どころかOK出る可能性の方がでかい

 

125:名無しの掲示板住民

イッチの他の友達も割と好感度高そう

 

126:名無しの掲示板住民

初めからイッチ争奪戦だぞ

 

127:名無しの掲示板住民

ここまで幹部に好かれてる一般人がいるか

 

128:名無しの掲示板住民

だからイッチは既に怪人になってる可能性

 

129:名無しの掲示板住民

実は怪人なんだと告白したらどうかな?

 

130:名無しの掲示板住民

>>129

何言ってんだお前

 

131:名無しの掲示板住民

>>129

それをやるからこそ安価やろがい!

 

132:名無しの掲示板住民

>>129

男には引けぬ時があるのだよ

 

133:怪人密度3対1

他人事と思いやがって

 

134:名無しの掲示板住民

実際他人事だし

 

135:名無しの掲示板住民

よほどのことがないと実害ないからね仕方ないね

 

136:名無しの掲示板住民

前にビル爆破されたのお忘れでない?

 

137:名無しの掲示板住民

そういやイッチ自体が地雷だった

 

138:名無しの掲示板住民

今のうちに自衛グッズかき集めた方がいい?

139:名無しの掲示板住民

もう災害の一つなんよ

 

140:怪人密度3対1

そろそろトイレから出てきそうなんだが、マジで愛の告白とかしなきゃいけない?

 

141:名無しの掲示板住民

>>140

そうだよ

 

142:名無しの掲示板住民

>>140

あくしろよ

 

143:名無しの掲示板住民

>>140

二人は幸せなキスをして終了

 

144:名無しの掲示板住民

修羅場待ったなしよ

 

145:怪人密度3対1

分かった、覚悟決めてくる

 

146:名無しの掲示板住民

マジでやるのか

 

147:名無しの掲示板住民

一応、相手は怪人だぞ?

 

148:名無しの掲示板住民

関わってもロクなことにならないのは目に見えてる

 

149:名無しの掲示板住民

また惜しい人を亡くした

 

150:名無しの掲示板住民

嗚呼無常

 

151:名無しの掲示板住民

でもまた助けてもらえるんじゃないの?

 

152:名無しの掲示板住民

あんなスケコマシが隊長を引っかけられるわけないだろういい加減にしろ!

 

153:名無しの掲示板住民

若干隊長のこと臭そうな顔してたやつが告白なんざ片腹痛い

 

154:名無しの掲示板住民

なんか野生の部隊湧いてね?

 

155:名無しの掲示板住民

たまに死愛部隊が混じってるから恐怖を感じるのがお約束

 

156:名無しの掲示板住民

何なら布教してるスレとかあるしな

 

157:名無しの掲示板住民

一部にとってはまさに神ってか

 

158:名無しの掲示板住民

鬼姫のところも一種の信仰みたいなもんだよな

 

159:名無しの掲示板住民

>>158

あんな小娘と一緒にするなヴァーカ

 

160:名無しの掲示板住民

そういうところだぞ

 

161:名無しの掲示板住民

たかが乳が小さくて毛もロクにないチビが持てるはずないだろ

 

162:名無しの掲示板住民

そういうとこやぞ

 

163:名無しの掲示板住民

わざわざ悪口で裏工作してるの想像すると笑えるよね

 

164:名無しの掲示板住民

今日も楽しそうで何より

 

165:名無しの掲示板住民

ストーカー日記とかいうのあるからなぁ(白目)

 

166:名無しの掲示板住民

今ってイッチが隊長を相手にしてるからこれないのかな

 

167:名無しの掲示板住民

死愛部隊の方―、実況できるー?

 

168:名無しの掲示板住民

>>167

馬鹿にするな、簡単だ

 

169:名無しの掲示板住民

簡単に釣れて草

 

170:名無しの掲示板住民

ほんまにこいつ死愛部隊か?なりすましじゃね?

 

171:名無しの掲示板住民

ベテランの怪人以前に軍人が簡単に出てくる訳ないやろwww

 

172:名無しの掲示板住民

○X県LL市+×÷町5番地

 

173:名無しの掲示板住民

匿名掲示板とはいえ甘くない?

 

174:名無しの掲示板住民

何なのこの住所

 

175:名無しの掲示板住民

たまにあるある、死愛部隊による住所公開

 

176:名無しの掲示板住民

えぇ…………

 

177:名無しの掲示板住民

なんてひどいことを

 

178:名無しの掲示板住民

そんなんだから嫌われてるんだよ

 

179:名無しの掲示板住民

私は嫌われてない

 

180:名無しの掲示板住民

こいつらは嫌われても私はそんなことない

 

181:名無しの掲示板住民

こいつらのこと考えるだけ無駄だって

 

182:名無しの掲示板住民

全員が自分のことだけ好かれてると思ってる異常者

 

183:名無しの掲示板住民

イッチ経由の反応見たら分かるのに…………

 

184:名無しの掲示板住民

臭そうな顔してたとか言ってたけど、風呂に入れてないのでは?

 

185:名無しの掲示板住民

服を脱ぐ=武装解除だから丸腰になるって理由かな

 

186:名無しの掲示板住民

確かにありうる

 

187:名無しの掲示板住民

そらおちおち風呂に入れんわな

 

188:名無しの掲示板住民

そう考えたら結構苦労してるんだな

 

189:名無しの掲示板住民

隊長だけ苦労怪人定期

 

190:名無しの掲示板住民

隊長がリビングに戻ってきた。狙撃体勢は出来ている

 

191:名無しの掲示板住民

殺る気満々!!!

 

192:名無しの掲示板住民

これはイッチ死んだわ

 

193:名無しの掲示板住民

分かってたけど殺意が高すぎる

 

194:名無しの掲示板住民

気になってたけど本物かどうか分からないからコテハンつけてくんね?

 

195:名無しの掲示板住民

流石にコテハンつけるような馬鹿はおらんやろ

 

196:名無しの掲示板住民

怪人とはいえ最高峰の部隊だぞ。ガバガバセキュリティなわけないよなぁ?

 

197:θ

これでいいか

 

198:名無しの掲示板住民

 

199:名無しの掲示板住民

草ァ!

 

200:名無しの掲示板住民

どうしてそんなコテハンつけたんですか?

 

201:名無しの掲示板住民

そもそもワイらの意見取り入れる知性あったんか!?てっきり隊長を追っかけることしか考えてないのかと…………

 

202:θ

偽物が湧いて我らに何らかの不利益があれば困る、特に今回はな

 

203:名無しの掲示板住民

既に安価のせいでイッチが多大な不利益を被ってる件

 

204:名無しの掲示板住民

怪人に懐かれた時点で不利益

 

205:名無しの掲示板住民

傷つけ兎と大狸が身近にいる時点で相当だぞ

 

206:名無しの掲示板住民

改めて考えてもよく生きてるな

 

207:名無しの掲示板住民

そういや前は死愛部隊に追っかけられても逃げきったんだっけ

 

208:名無しの掲示板住民

ビル一棟をぎせいにしてな

 

209:θ

あの時に狸の邪魔が無ければ今頃イチャイチャ出来てたはずなのに

 

210:名無しの掲示板住民

 

211:名無しの掲示板住民

欲望に忠実すぎる

 

212:名無しの掲示板住民

やっぱり獣なんですね分かります

 

213:名無しの掲示板住民

そんなんだから隊長が風呂に入れなくて臭いんよ

 

214:θ

隊長はいい匂いでしょいい加減にしろ!

 

215:名無しの掲示板住民

心どころか鼻も壊れてやんの

 

216:名無しの掲示板住民

盲信、怖いなぁ!

 

217:名無しの掲示板住民

全員獣臭そう

 

218:名無しの掲示板住民

風呂は入れ

 

219:名無しの掲示板住民

香水で誤魔化してるのかな?

 

220:名無しの掲示板住民

なんかそう見るとちょっと可愛い

 

221:θ

あの男隊長口説いてる殺さないと

 

222:名無しの掲示板住民

マジで告白してんの!?

 

223:名無しの掲示板住民

え、えらいことや……戦争じゃ……

 

224:名無しの掲示板住民

イッチ真面目過ぎる

 

225:名無しの掲示板住民

大丈夫?死なない?

 

226:名無しの掲示板住民

これ乱入されなかったらいいんだけど

 

227:名無しの掲示板住民

>>226

フラグを立てるな馬鹿

 

228:名無しの掲示板住民

>>226

マジでイッチが死ぬぞ

 

229:θ

突入ー!!!

 

230:名無しの掲示板住民

ああやっぱり!

 

231:名無しの掲示板住民

イッチ流石に終わったな

 

232:名無しの掲示板住民

隊長もかばいきれんやろこれ

 

233:名無しの掲示板住民

さよならイッチ

 

234:名無しの掲示板住民

これ他の面子も暴走しない?大丈夫?

 

235:名無しの掲示板住民

よく考えたらわざわざ掲示板に突撃宣言してるって考えたら面白い

 

236:名無しの掲示板住民

イッチもちょっとした実況してたけど、死愛部隊は突撃くらいしかまともになくない?

 

237:名無しの掲示板住民

あれ、そういえばイッチはどうやってここに打ち込んでたんだ?

 

238:名無しの掲示板住民

相談も何もなしでやけになって告白することになったし

 

239:名無しの掲示板住民

…………やっぱりイッチも異常じゃね?

 

240:名無しの掲示板住民

考えるな、俺たちは安全圏で見てるだけだ、今は

 

241:名無しの掲示板住民

どうか自分のところに飛び火しませんように…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「なあ、しばらくウチにいないか?」

 

「…………へ?」

 

そのハイエナは毛皮越しでも酷い顔をしているというのは分かっていた。

 

日々の疲れを酒でやり過ごすのも限界が見えてきて、友達の家に酒に頭がやられた状態で来てしまった。

 

迷惑をかけてるのは自覚がある。だが、それでもストレスが溜まりすぎて言いたいことを洗いざらいぶちまけてしまったのだ。

 

下手したら嫌われても仕方ない。秘密をぶちまけたと言って過言ではないのだからさっさと追い出されても仕方ないだろう。

 

「え、えっと、それはどういう意味だ?」

 

「お前さ、どうみても疲れてるみたいだからここで休んでいきなよ」

 

「いやいやいや!?待てよ、俺はどれだけ狙われてると思ってるんだ?そもそもお前だって狙われて…………」

 

「ここに監視が仕込まれてない訳ないだろ?」

 

そう男に言われて納得した。確かに今は別組織にいる狸やどこにいるかわからない兎も彼の味方になってくれているのだ。

 

ハイエナ自身もある程度なら力になれる。だが部下の頭があまりにも怪人過ぎるので逆に重さになってると思うのだ。

 

「なんなら住むか?昔から困ってる時は泊めてたもんな」

 

まるで自分を守ると言ってるような発言に胸がときめいた、それと共に彼女は彼に何か違和感を感じた。

 

自分が昔から女に追われてる時は匿ってもらった事もあったが、あれはまだ相手が人間だったからどうにかなっていたから出来たことである。

 

例え、裏に狸が待機してようとも命が危ないのは間違いない。下手をすればこの家ごと爆破されて抹殺なんて事もおかしくないのだ。

 

自分を『守る』危険性を分かっているのか?だが、心の奥で惚れてしまっている可能性を否定できない自分が誘惑に抗えなくなっている。

 

「な、長くは居られないかもなー?ま、まあ、お前がそう言ってくれるならここに居座るのも―――」

 

座り込んでいたハイエナを励まそうとしたのか、

 

伸ばした男の腕が飛んだ(・・・・・・・・・・・)

 

室内にいるはずなのに壁に切れ目が入っている。そして飛んだ腕はクルクルと宙を巻い、ぼとっと落ちた。

 

このやり方をハイエナは知っていた。部下である1人の狙撃手の能力、遠距離から障害物すら割いて標的を切り裂く真空刃が男の腕を飛ばしたのだ。

 

何が起きたか分かってない顔の男に追撃をかけるかのように男を狙える射線の通った窓から銃弾が男に降り注ぐ。

 

男の身体に大量の穴が空き、崩れるように男は倒れた。

 

この惨劇の下手人は、分かっているだろう。

 

「お迎えに来ましたよ、隊長」

 

部屋の扉を開けて副官の立ち位置にいる植物を操る怪人が入ってきた。

 

わざわざ玄関から入ってきたのかと言いうべきなのだろうが、今目の前で友達を殺された彼女は何も言えなかった。

 

「こんな男に引っ掛かってはいけませんよ」

 

「そうですよー!所詮人間ですし隊長に釣り合いませんよ!」

 

新たに入ってきた触手の怪人とハーピィのような風貌の怪人がケラケラと笑いながらさっきまで生きていたはずの人間を詰る。

 

巻き込んでしまった、また、関係ない人を巻き込んでしまった。

 

彼女は怪人でありながら精神の自制が可能という非常に特殊な怪人だった。本来、怪人になれば力に溺れ、凶暴になり他者など顧みなくなるのが普通なのだ。

 

だが、未だに男の精神が一部残り、さらに凶暴化した女共を制御するために部隊を作り上げ、自分を含めた最低限の犠牲で可能な限り迷惑をかけないようにしていたのだ。

 

それは失敗した。

 

何故なら唯一心を許せる友達を目の前で殺害された。

 

それはもう、彼女が自制する理由を消し去ってもいい蛮行だった。

 

もはや何が起こるか分からない。

 

直接誰かを殺す事は少なからずあった。しかし、それは仕事上のことで割り切っていた部分もある。それに、自分の能力が本当に『リスポーン』だけなのかすらわかっていない。

 

何故なら本当に『リスポーン』だったら代償に他の誰かがランダムで死ぬなんてことは考えにくいはずだ。様々なゲームでも残機というものがあり、それは自分のナニカ(・・・)を失い復活する者であり全生命体と命のつながりを持つわけではない(・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・)

 

故に、彼女は自身の能力を全て把握することは諦めた。もしかしたらしょぼい者であるかもしれないし、世界を簡単に滅ぼすことが出来るものかもしれないからだ。

 

人間としての意思がまだ残っている彼女にその選択は取れないはずだった、この時までは。

 

自らの意思で、自らのために、何の顧みず(他の怪人になった友達の顔をちょっとだけ思い出すが振り切り)、誰かを殺すのはこれが最初になるだろう。

 

我慢の限界を超え、殺意を込めた目で顔を上げて――――――

 

殺意が霧散した。

 

「……………………レイ(・・)?」

 

それは、死んだはずの男の名前。

 

隊長がその一言を呟いた瞬間、彼女達は振り返った。

 

振り返った瞬間、一瞬で意識を刈り取られる威力を持つ拳が植物の怪人の顔に突き刺さる。

 

殴られたことにより部屋の壁まで吹き飛び、それどころか壁すら破壊して飛んでいった怪人を目で追おうとした瞬間、鳥の怪人も、触手の怪人もドゴゴ!というと音と共に床に、そして天井に身体が突き刺さる。

 

唖然とするしかなかった。何故なら片腕を失い、全身が穴だらけの男が立っていた。

 

「…………俺は、嘘をついてる」

 

まるで独り言のように男は言う。

 

男は落ちた腕を拾い、ハイエナはそこでやっと異常に気づいた。

 

身体から血が一滴も出ておらず、傷口から見えるのは電気の塊のみ。

 

南田 零(みなみだ れい)と言う人間は既にこの星じゃない、別の世界で死んでいる」

 

拾った腕を男は切断面にくっつけた。それと同時に体の穴も塞がり始める。

 

「俺は、その男の人格と記憶を受け継いだだけの…………『兵器』に過ぎないんだ」

 

その独白は、どこか自嘲じみていた。

 

「悪いな。俺はヒーローどころか怪人ですらない」

 

彼女を迎えに行った怪人らが倒されたことに焦ったのか、潜伏していた怪人らが窓を割り、壁を破り、扉を蹴破り現れる。

 

「俺は兵器だ。神による、神のために、神を殺す兵器。奴らが言うには『対神兵器零式(たいしんへいきゼロしき)』、俺が最初でプロトタイプだからそう名付けたとさ」

 

腕がくっついたのを確認するように手のひらを握ったり開いたりを繰り返す。彼が語る間、彼女は何も言葉を発せず、彼も目の前の『敵』を対処するために彼女に背を向け続けた。

 

「だから大事な人を守れなかったんだなって、今も思う。だって俺は」

 

 

 

殺すことしかできない兵器でしかないんだから

 

 

 

(ゼロ)は無表情のまま死愛部隊と相対した。

 

決着は一瞬で着いた。

 

 

 

 

 




人物紹介更新

イッチ=対神兵器零式
体は兵器、心は人間、魂は空っぽ
神により「家族を殺すよう誘導」され、神々の手で異世界に連れ出され、神々に人間として殺され、神々に兵器として加工され、神々の目的を果たした後にに心を消されそうになった。
神々は穢れた人間の魂が不純物として神の兵器にふさわしくないと破棄しました。しかし、自律して動けるよう心はコピーして世に送り出しました。
しかし、コピーされたものであれ、心こそ人間を人間とする高潔であるものであり、深く闇に落とすものなど清らかな神々が知ることはありませんでした。

なにもかも、この男のせいなのです。


ナイフも銃も使う者によって誰かを守る善いものとなる。だけど、俺は怒りと憎悪に満ちた『悪いモノ』だから、誰かを守ることはできないんだよ。

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最重要会議・狸さんの組織にて

とある街に男が住んでいました。

 

いたって普通、どこにでもいる普通の男です。

 

進学してかつての友達との友好は前よりも減りましたが学校でも新しい友達を作り普通に暮らしていました。

 

ある日、男は学校から帰宅しました。

 

父親が知らない女を殺していました。/狂って襲い掛かってきた父親を殺しました。

 

普通に暮らしていた男は、普通じゃなくなりました。

 

父親殺しというレッテルを貼られ、真実を知らない者達に大きく傷つけられました。

 

逃げるように街を出て、家だけ残して各地を転々と回りました。

 

そして彼だけ全く知らない世界へいつのまにか行き、雷に打たれてしまったのです。

 

しかし奇跡が起きたのです!神の奇跡により男は生き返ったのです!

 

そして特別な力を使い男は戦い続けました。

 

戦って様々な人々を救いました。愛する人もできました。

 

父を狂わせた原因がこの世界に潜む神だということを知りました。

 

その神は男のいた世界で好き勝手していた故に他の神々に目をつけられ逃げたところでこの世界に閉じこもったのです。

 

そこで滑り込みで男が来たのですが、そこは神にとってどうでもいい事でした。

 

仇を知った男は神を殺すべく戦いました。

 

戦って、戦い、戦い、戦い、戦い、戦い戦い戦い戦い戦い戦い戦い戦い戦い戦い戦い戦い戦い戦い戦い戦い戦い戦い戦い戦い戦い戦い戦い戦い戦い戦い戦い戦い戦い戦い戦い戦い戦い戦い戦い戦い戦い戦い戦い戦い戦戦戦戦戦戦戦戦戦戦戦戦戦戦戦戦戦戦戦戦たたたたたたたたたたたたたたtttttttttttttttttttttt……………………

 

愛する者を失いました

 

故に、止まる選択肢は無くなりました。

 

例えこの世界の友人が止めたとしても、男は振り切り戦い続けました。

 

多くの死者を1人で出し、遂に神の居所まで攻め込むことが出来ました。

 

ですが、神に護衛が居ないはずがありません。仮面をかぶった神の先兵が男の行く手を阻みました。

 

当然の如く、男は神の先兵を殺しました。

 

進み続けた男はようやく憎き神の前までたどり着くことが出来ました。

 

そして神の前に最後に立ちはだかった神の兵士を殺しました。

 

その兵士を殺した瞬間、仮面が割れました。

 

その顔は、男の母のものでした。

 

「これで貴様は自らの手で、自らの意思で両親を殺したという訳だ!物語として最高じゃないか、利用され、騙され、全てを失う主人公。まことに、まことに面白かった!」

 

男は神を殺しました。

 

後に現れた神々により自分の『誕生理由』を知りました。

 

自分がただの兵器だったということを知りました。

 

故に、怒り狂った神殺しの兵器を止められる神など、どこにも存在しないのでした。

 

なので

 

 

救った数より殺した数のほうが多い道具が

 

 

ヒーローな訳ないじゃないですか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1:怪☆人☆王

緊急招集を今から開始する。諸事情や重要任務で入れない者以外は必ず入るように。

 

王様とのお約束だぞ!

 

2:頂天才触手マン

約束どころか強制じゃないですかやだー

 

3:傾国幼狐

もう、お酒入っていい感じだったのに

 

4:ハイテク狸

まあそれくらい重要な案件だからの、ちなソースは私だ

 

5:頂天才触手マン

もう信用できない

 

6:拳闘乱牛

またいつものか

 

7:傾国幼狐

またくだらない事なら触手の研究所を木端微塵にするわよ

 

8:頂天才触手マン

>>7

吾輩の研究所がまたしても!?

 

9:怪☆人☆王

毎度予算が減るからやめろ。触手の研究が止まってまたカップ麺生活になるだろうが、触手が。

 

10:頂天才触手

だから吾輩をいじめて楽しいのですか!?

 

11:ハイテク狸

だって反応面白いし仕方ない

 

12:拳闘乱牛

発明品はともかく、こいつが愉快なのは間違いない

 

13:怪☆人☆王

そういうところが嫌いではないぞ

 

14:傾国幼狐

見た目は加虐心の塊のくせに中身は加虐心を煽る性格しとるのが悪い

 

15:頂天才触手

>>11

一体誰が貴様の処女を奪ったと思ってる、わきまえたまえ

 

16:傾国幼狐

その後に物理的に絡まれながら物理的にボコボコにされて『草生える』状況になったのは誰じゃったかの?

 

17:拳闘乱牛

あれは100%お前が悪い

 

18:怪☆人☆王

戯れはここまでにして単刀直入に本題に入ろう

 

死愛部隊を事実上滅ぼすことに成功した

 

19:傾国幼狐

何ですって!?

 

20:拳闘乱牛

あれが俺たちに特に情報なく滅ぶとは考えられんが…………

 

21:怪☆人☆王

残念ながら、我々が全てやったわけではない。やったのはトドメだけだ

 

22:ハイテク狸

私が殺りました

 

23:傾国幼狐

ジョーク…ではなさそうだの

 

24:頂天才触手

あの無法者達を我々が本腰を上げる以外で始末することは宝くじが当たるよりも低いと計算が出ていたはず

 

王よ、これは呼び出しと関係あるのでは?

 

25:怪☆人☆王

そのとおり!何を隠そう、ヒーローが現れたのだ!

 

26:拳闘乱牛

それって妄想上の話じゃなかったか?

 

25:頂天才触手

おい狸、貴様も先ほどからの態度を見ると関係しているのだろう?

 

26:ハイテク狸

御明察。王様の考え、じゃなくて勘が正しかったと証明せざるを得ない事態を見てしまってね

 

27:拳闘乱牛

kwsk

 

28:ハイテク狸

死愛部隊、逃げた隊長を探しに来る

その過程で一般人(と思われてた私の友達)を殺害(?)

何故か復活した一般人が死愛部隊を一瞬で瀕死にして壊滅、隊長と共に逃亡

瀕死の部隊を私がトドメ刺した←今ココ

 

29:傾国幼狐

アレを一瞬で壊滅?その話が本当だったとしてもにわかには信じられんよ

 

30:頂天才触手

奴らの長所は連携にありますぞ。その連携がままならなければ大した脅威ではないのです

 

31:拳闘乱牛

その連携が厄介だからこそ俺たちも簡単に手を出せなかったんじゃないか

 

32:頂天才触手

答えを知ってる奴に聞くのも癪だが、バックアップの部隊すら瞬時に倒したから壊滅と言ったところでは?

 

33:ハイテク狸

>>32

その通り。私のドローンの眼さえ搔い潜って隠れてる奴らも見つけてしばき倒してるものだから相当だよ

 

34:怪☆人☆王

条件があるかもしれんが、索敵能力も相当なものと見ていいだろう。

 

それほどの力を持った存在を引き入れたいのはやまやまなんだが、決して相成れないということなので緊急会議と言ったところだ

 

35:頂天才触手

人質を取る、というのは?

 

36:ハイテク狸

あいつの性格上、絶対にダメ

 

37:傾国幼狐

そいつは男?だったら私の色気で落とせば一発よ

 

38:ハイテク狸

>>37

恐らくだが耐性はあるはず。

 

前の酒の席で誘惑してみたけど全くなびかなかったし、私の幻術を一発で見破れるくらいの耐性はある

 

39:拳闘乱牛

だったら物理的に殴って交渉するしかないか?いや、早すぎて俺じゃ捉えられないか。

 

40:傾国幼狐

そもそも酒の席?で合ってるってことはやっぱり件の人よね?

 

41:頂天才触手

速度に関しては時間操作関連の怪人に任せるのが一番とはいえ、人でも今は足りないのですな

 

42:怪☆人☆王

>>41

そういうことだ。故に敵対は可能な限り避け、ラクーン以外は下手に刺激しない様に通達してほしい

 

43:傾国幼狐

>>41

時間停止の怪人なら国会に潜んでたから堕としといたわ

 

勘だけど、その子って闇深そうじゃない?堕とし甲斐がありそう……あるわよね?

 

44:ハイテク狸

>>43

なんか紛争地域で彼女亡くしたみたいなこと言ってたから浅くはないと思う

 

45:傾国幼狐

よっし、私に任せなさい。一日で堕としてくるわ!

 

46:拳闘乱牛

無理だろうなぁ…………

 

47:頂天才触手

こ奴がこう言ったときは上手くいったためしがないからなぁ…………

 

48:ハイテク狸

こういう時に限って地雷踏むんだよねぇ…………

 

49:傾国幼狐

貴方たち、成功したら覚えときなさいよ

 

50:怪☆人☆王

皆、だんだんとキャラが剥がれてないか?

 

51:拳闘乱牛

それなりの付き合いだし、ここくらいいいだろ

 

52:頂天才触手

まあ、吾輩はいつでも平常運転ですがな!

 

53:傾国幼狐

よく考えたら私たちのところは割と仲良しな部類よね。元がストレス貯めてた一般人だったからかしら?

 

54:怪☆人☆王

>>53

我とラクーン以外はそうだからな

 

55:拳闘乱牛

本当にラクーン何もんなんだよ

 

怪人になる前から触手と頭脳でタメ張ってたし、天才安売りされてない?

 

56:ハイテク狸

ま、怪人化の影響で頭脳明晰になるやつは珍しくないから

 

それじゃあ私は『彼』の監視に戻るからしばらく戻れないかも

 

57:頂天才触手

二度と戻ってくるな

 

58:拳闘乱牛

仲悪いのは大体こいつらよな

 

59:傾国幼狐

そういえば隊長の方はどうなったのかしら?見た目はがさつだけど可愛らしいと思うから飼いたいのだけど

 

60:怪☆人☆王

ああ、奴はあの男と一緒にいるから手を出さないほうがいい

 

どんな時でも奴に下手に手を出すと痛い目を見るのは我々だからな

 

61:頂天才触手

保険を掛けるためにも、世界征服の計画を少し練り直さねばならんですな

 

62:拳闘乱牛

複雑なのはやめてくれよ。俺はともかく部下が変なことしかねん

 

63:怪☆人☆王

さて、では計画の考え直しと行こうか。まずは表立った武力行使の量を減らさねばならん、前回のデパートの二の前にならんために、あの男が正義を出して来たらいつ盤面をひっくり返されてもおかしくはないぞ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

367:ハイテク狸

なんか兎とハイエナが快楽の電気信号をどっちが受けるかで喧嘩してて草なんだが

 

368:傾国幼狐

快楽の電気信号!?

 

369:頂天才触手

吾輩も大概と思いますが、お前のお友達も大概では?

 

370:ハイテク狸

それに関しては私もそう思う

 

 

 

 

 




ハイテク狸
言わずもがな大狸。ドローンや監視カメラを配置してたらとんでもないのを見ちゃった!

怪☆人☆王
日本最大の怪人組織の統領。ちょっと天然なところがあるけどカリスマは絶大で相当な権力をも握っていたりする。
戦闘力もかなりのものであり、純粋な肉体はもちろん、『現存する一般怪人の全能力』を有しているため多様性も優れている。ただし、大狸やハイエナみたいな幹部級の能力は持つことすら出来ていないため、一点に尖りすぎる能力相手ではやや不利になることも。

頂天才触手
大狸が怪人化した元凶。優位に立ったと思いきや自分の体を試すためわざとヤッていたという屈辱を与えられ溝が深まっている。元々、お互いが天才だったために中は悪かったので誰も二人が仲が悪いことに気にしていない。
傾国幼狐とは大人のおもちゃの提供先で意外と仲がいい

拳闘乱牛
ミノタウロスの見た目をした怪人。頭は牛で胴体は筋肉質な人間だが何故か下半身はヤギ。
自称怪人王と大狸を除いて№3の怪力を誇り、その拳で山を動かすことが出来ると噂されている。
見た目から脳筋と言われがちだが、幹部の中では最も理性的で肉弾戦も一見するとただの暴力に見えるが確実に相手の弱点を責めて追い詰めるタイプで非常に厄介。
能力は『心眼』で相手の本質を見抜き、さらに心を読んでくる。これを知った者たちから「お前、肉体強化の能力じゃないのかよ!」と心の中で言われている。筋肉は自前で努力の結晶。

傾国幼狐
ロリババア幼狐、以上

…………というのは冗談で変化の術で万物のもの理論上になれるやべーやつ
現在は専ら政界でハニートラップを仕掛けて数多くの議員を従えて裏で政界を操ろうとしている。
変化の術に関して、その物質や構成されている素材が分かっていれば肉体を再構築して変化するとかいう錬金術も真っ青な代物。
ただし、キャパシティーはあるらしく太陽のような大量にエネルギーを瞬時に消費するものや自称怪人王のように超々ハイスペックな肉体、触手のような天才的頭脳のようなものはコピーできない
普段からロリの姿で、怪人化する前からロリっぽい見た目から脱却できなかったのを気にしている。
血を流すようなことは必要時以外は避けている。世界征服の仕方も基本は人材を傷つけないようにしている。
何故なら彼女は女児アニメ趣味だから。日曜の朝はテレビの前にかじりついており、たまにおもちゃ屋で同僚の部下に目撃される。
素で「がんばえ〇りきゅあ~」とか言ってしまい、目撃した部下が一週間分の記憶を無くすこともある。



大丈夫!だって君が守ってくれるんでしょ?だって、貴方は私の『ヒーロー』なんだから!

感想や評価をいただけるとモチベーションにつながるのでよろしくお願いします。


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多分全員混乱している

かなり遅くなって申し訳ない、前々回からのシリアスを変えようとしたら下ネタドラマパートになってしまったので注意。

気づいている人はいると思いますがイッチこと零は某宇宙スレと『ほぼ』同一人物です。あの世界とこの世界は『もしも』の世界という形となっております。

なのでキャラが違うと言われてもよほどのことがない限り世界線が違うからという便利な言葉で打ち消しますのでご了承ください。


時はほんの少しだけ遡る。

 

皆がこの作品でイッチと呼ぶ男こと零が死愛部隊をはっ倒し、その時の騒音で家が半壊してしまったのでハイエナを連れ出し人目を避け逃走中である。

 

そんな中でも地獄の釜の蓋が開くきっかけというのは、ほんのちょっとの疑問から成り立つものでもある。

 

「…………なあ、零。零って彼女いたんだよな?」

 

「昔の話だ」

 

「その時って彼女の性欲とかどうしてた?」

 

「え、今それ聞く???」

 

二回目だが今は死愛部隊をはっ倒して逃亡中である。

 

「いや、その…………うん忘れて」

 

「そう言われたら余計気になるだろ!?酒精で頭がやられたのか?」

 

大分失礼だが言っていることは最もである。

 

『元』死愛部隊隊長ことハイエナは普段からストレス発散のため酒に頼っているのでアルコール依存症に陥っている。たとえ死んでもストレス発散方法は変わらなかったため何度も同じ状況になり知能もやや衰えを見せているのだ。

 

故に、気になったことはたまに何も考えず口にして後で酷い目に合うことも多々あったりした。

 

たまたま彼について語られていたスレを発見し、彼女がいたことに驚きがあったのを思い出したのだ。

 

しかし、その彼女が生物である以上、恐らく付き合った時点で兵器と化していた彼はどうやって致していたのかが気になってしまった。長らく死愛部隊にいた弊害である。

 

「…………ま、まあ方法はいくらでもあったし?例えば電気信号を使って快楽を司る神経を刺激するやり方とか」

 

「そこを真面目に答えるのは前から変わってないな」

 

他人の性事情を聞いた身ではあるが、答えてしまう彼の生真面目さには少し呆れてしまう。こういうところをもう少し気楽に考えられたらマシになるんじゃないかとハイエナは考えたが、真面目さに関してはあまり人のことを言えないのである。

 

そんな会話をしたせいか、自然と二人の足は路地裏のごみ捨て場で止まっていた。

 

人の目だけでなく、気配までも気にしてここまで来たのだが、実は零の目的の人物はここにいるということを知っていたため足を止めた。

 

全く他愛のない…………いや、愛は多少ある会話ではあるがガサゴソとゴミ袋の集まりから音が聞こえたため一瞬でハイエナの警戒度は上がった。

 

「快楽を刺激って聞こえた!」

 

ぴょこっと出てきた兎の怪人を見てほとんどがどうでもよくなった。今もしかしたら追われている可能性がある状況で色ボケた友達が出てきたら誰でも気が抜ける。

 

ずるずるとゴミの中から現れる兎に対して「こいつ、どういう生活してるんだ?」と二人は改めて思う。

 

この兎は殺人鬼、ただし人間と怪人問わずに世間的に悪とされる輩を狩る狩人でもある。そのため感謝されることはまずない上に無報酬、たまに殺したターゲットから奪う程度で常時金欠、悪人狩りということもあって常に追われる身であるのだ。

 

まともな場所には住めないし、金は食料と趣味の服に使っているためロクに残っていない。

 

故に路上暮らしなのだが最近は零の住処だった家の周辺に潜んでたりしたのだ。

 

それはさておきごみ捨て場に潜むのは非常に不衛生なのでマネしないようにしましょう。

 

「それって気持ちいいことだよね?どんな感じになるの?」

 

「よくそこまで食いつくなってちょっと離れろ臭うぞ」

 

「…………ヴェッ、やっぱダメ!オロロロロ!」

 

興味津々で快楽について迫ってくる兎。冷静に臭いことを指摘する人間(兵器)。アルコールと臭いに耐えきれず吐くハイエナ。

 

阿鼻叫喚になりかけである。

 

「うえっ、一回死んでリセットしたほうがいいかも…………」

 

「待て待て待て!?死ぬってお前、そんな簡単にしていいことじゃないぞ!?」

 

簡単に言っているが、一回死ぬだけで見知らぬ生命体の命が一つ失われます。

 

「とりあえずだ、『リッパ―』。これからのことで力を借りたい」

 

「いいよー」

 

「さっき色々あって間違いなく大きな組織にめをつけられ…………待て、即答でいいのか?」

 

「だってぇ、刺激的で楽しそうだもん!それに…………悪い人たくさん寄ってくるよね?」

 

楽しそうな声、輝くような笑顔、その裏にあるのは殺戮の意志。

 

ジャック・ザ・リッパー(彼女)』を知らなければ物好きは惹かれるものはあっただろう。

 

捕まらず未解決とされた事件の犯人の名を借りた物。ただし、ジャックではなくリッパーと呼ばれるあたり拘りがあるらしい。

 

殺人鬼となったのかは産まれた環境が悪かったとしか言いようがない。その癖、それなりの倫理観も持ち合わせた上で拗らせているため非常に厄介な爆弾と言えるだろう。

 

そんな『彼』だった頃の彼女に零とハイエナと大狸という友人ができたことは奇跡だったと言える。

 

単純に何か闇抱えてると思いつつ普通と変わらず接していただけなのだが。

 

「…………………………………………」

 

「うっぷ、めっちゃ苦い顔してるぞ。やっぱ殺しは避けたいんだな?」

 

「神の使徒以外は避けたい…………んだけどなぁ」

 

「なんで神様関連だけダメなの?もう全員ヤッちゃいなよ!リクのとこの部隊とかさ!」

 

「あれは、まあ気絶させたとはいえ放置して逃げてきたし諦めるまでしばき倒せばなんとかなるだろう」

 

「(もう隊員の生命反応が1人も残ってないから『ケン』が後始末したんだろうなぁ)」

 

「(多分、それ後で殺されてるけど僕は優しいから黙ってよ)」

 

「なんでお前ら優しい目をしてるんだ?」

 

怪人が蔓延る世界でどっぷりと闇に浸かった怪人2人は仏心を出して友達には何も言わないでおいた。

 

多分、後で知ったら後悔しそうだが、今は黙っておくのが吉である。

 

「それはそれとして快楽の刺激ってなに?」

 

「どうして話がそこに戻るんだ!?」

 

「協力の報酬として気になるもん!いいじゃん一回くらい」

 

「いや、その、神経系への干渉はまだ加減が分からないし、匂い消し程度なら、それっ」

 

簡単な掛け声と共に兎の体毛は一瞬だけ逆立った。一瞬とはいえ体毛に静電気が帯電し、それと共に臭いの元が分解されたのだ。

 

さっきまで吐いていたハイエナも、漂う臭いが消えたことで少しは気分がよくなったのか、兎から逸らしていた顔をようやく向けられるようになった。

 

「と、いった感じのことは出来る。普通に危ない力でもあるんだ」

 

「で、気持ちいいのは?」

 

「話聞いてた???」

 

まるで成長していないと言わんばかりの反応に零は眉を顰める。

 

この兎が怪しい奴らにのこのこついていって怪人にされたことを覚えてないのだろうか?

 

「待て、だったら俺が実験台になる」

 

「お前も何言ってるの???」

 

何故かハイエナも参戦してきた。

 

「もう気持ち悪すぎてしんどい。死ぬなら気持ちよくなって死にたい」

 

「さらっと死ぬ前提で話してんじゃねえよ!?」

 

「腹上死が辛いのは知ってる!でもまだ気持ちよく死ねるからいいんだよ!」

 

「うーん、あれってそんなにいいものなの?僕が相手した男の人はだいたいお腹の上で死んじゃうけど」

 

「…………あれ、もしかして聞いてはいけないことを聞いた?」

 

思わぬ形で友達の性事情を知ってしまいどうすればいいのか分からなくなってしまうのは仕方ないと思う。

 

そんな零をよそに二人(?)の言い争いは続く。

 

「僕はね、こう見えて最後までやり切ったことないんだからね!みんな途中で力尽きるか逃げちゃうもん!」

 

「ソッチの強さとは話が違うだろ!これは下手すると本当に死ぬ可能性があるから死んでもいい俺がやるということだ!」

 

「それって独り占めするんじゃないのかなぁ?だったら先に僕がヤりたい!」

 

「お前、本当に欲望に忠実…………おごご、酒のせいで頭が。零、早く楽に…………」

 

「それは介錯という意味か?それとも苦痛を快楽で紛らわせたいってことか!?」

 

「ねえねえ、まだー?」

 

片方は自分の快楽のために、もう片方は苦痛から逃れるために。

 

なんだこのカオスは。唐突な下ネタが出てどうしてそうなったのか。

 

二人から迫られる零はこの状況下でやりたくはない、だが二人の気迫が彼を後ずさりさせるほど真剣だった。

 

そんな時だった。

 

 

みんなー!鬼姫ちゃんのゲリラライブ、はっじまーるよー!

 

 

超爆音と共に音が聞こえた空間すべてが振動する。

 

零は音がした方向を振り向き、兎は思わず耳をふさぎ、ハイエナは酒の入った頭に響いて心停止を起こした。

 

ハイエナを起こそうと電気ショックを発生させ必死になる零が居たことは言うまでもない。

 

 




狸「なにこれ(困惑)」


零の解説は多分次回にします。


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鬼姫ちゃんのファンによる雑談スレの一部+その反応

お待たせしてすみません&アンケートありがとうございました。

主人公ことイッチこと零くんのちょっとしたルート分岐ではあるのですがこの世界の末路は変わりありません。

ちなみに散々鬼姫ちゃんと書いてますが『キキちゃん』と呼びますのでご了承ください。


238:名無しの鬼姫ちゃんファン

今日も大爆音でしたね。鼓膜再生したわ

 

239:名無しの鬼姫ちゃんファン

そうか?ワイは鬼姫ちゃんの声しか聞こえなくなったわ

 

240:名無しの鬼姫ちゃんファン

ちくせう、今日もゲリラライブに参加できなかったわ

 

241:名無しの鬼姫ちゃんファン

まさに神出鬼没=鬼姫ちゃんは神 Q.E.D

 

242:名無しの鬼姫ちゃんファン

何言ってんだこいつ

 

243:名無しの鬼姫ちゃんファン

急に冷静になるな!

 

244:名無しの鬼姫ちゃんファン

ライブ中継とはいえ、あの歌声を聞いてるだけで天に昇る気持ちってこういうことか

 

245:名無しの鬼姫ちゃんファン

聞いてる間は死ぬほど楽しい。聞いた後は死ぬほど疲れてる

 

246:名無しの鬼姫ちゃんファン

楽しく生きてりゃいいってそれ一番

 

247:名無しの鬼姫ちゃんファン

死んだら元も子もないのでNG

 

248:名無しの鬼姫ちゃんファン

実際、なんであんなに疲れるの?

 

249:名無しの鬼姫ちゃんファン

お、新規かおぬし

 

250:名無しの鬼姫ちゃんファン

しっかりどっぷり沼に浸かろうズェ…………

 

251:名無しの鬼姫ちゃんファン

おいで……コッチオイデ……

 

252:名無しの鬼姫ちゃんファン

ただの怪異は帰ってくださいお願いします

 

253:名無しの鬼姫ちゃんファン

悪質な釣りは鬼姫ちゃんがブッチしてくれるからファンは安心だな!

 

254:名無しの鬼姫ちゃんファン

なお、鬼姫ちゃんの歌を聞いてるだけで精気が吸われる模様

 

255:名無しの鬼姫ちゃんファン

えっ

 

256:名無しの鬼姫ちゃんファン

ファンの間では常識

 

257:名無しの鬼姫ちゃんファン

むしろ金払う代わりになってるからある意味では等価交換

 

258:名無しの鬼姫ちゃんファン

割と危険だったり?

 

259:名無しの鬼姫ちゃんファン

衰弱死した事例っぽいのはあるけど、そいつの体が元々弱かった定期

 

260:名無しの鬼姫ちゃんファン

重病人と老人には鎮魂歌

 

261:名無しの鬼姫ちゃんファン

先が短かったらそうなるもんなぁ

 

262:名無しの鬼姫ちゃんファン

まあいつ死んでもおかしくないから今はっちゃけるべきではあると思う

 

263:名無しの鬼姫ちゃんファン

最近は怪人の事件が増えてきてるし、もしかして怪人の総数増えてる?

 

264:名無しの鬼姫ちゃんファン

現地にも怪人が何人か居たし増えてるのは確実

 

265:名無しの鬼姫ちゃんファン

怪人のファンは大抵影かネット上で応援してるもんな

 

266:名無しの鬼姫ちゃんファン

ワイ、怪人さんとツーショットとったわwww

 

[一般人と岩石を纏った怪人がピースしてる画像]

 

 

267:名無しの鬼姫ちゃんファン

たのしそう

 

268:名無しの鬼姫ちゃんファン

どっちもニッコニコで草

 

269:名無しの鬼姫ちゃんファン

歌は全てを解決する

 

270:名無しの鬼姫ちゃんファン

音楽は共通言語

 

271:名無しの鬼姫ちゃんファン

ただし音痴デブ、テメーはだめだ

 

272:名無しの鬼姫ちゃんファン

最近の大手カラオケでも鬼姫ちゃんの歌追加したってマ?

 

273:名無しの鬼姫ちゃんファン

マジかよ歌っていいのかYO

 

274:名無しの鬼姫ちゃんファン

そもそも鬼姫ちゃんの許可撮ってんの?

 

275:名無しの鬼姫ちゃんファン

お、カチコミ案件か?

 

276:名無しの鬼姫ちゃんファン

いや、本人が直々にお願いしたみたい。歌を広めたい純粋な思いだってさ

 

277:名無しの鬼姫ちゃんファン

まあ、ファンは少なからずいるしカラオケで歌えると確定したらそれなりに通う自信あるわ

 

278:名無しの鬼姫ちゃんファン

エンタメって最高やんね

 

279:名無しの鬼姫ちゃんファン

変に武力だったり改造されるよりはマシ……なのか?

 

280:名無しの鬼姫ちゃんファン

おじいちゃんになるか病人になると死なので可能な限り健康でいようという意志を持てるぞ!

 

281:名無しの鬼姫ちゃんファン

ピザニートのワイ、鬼姫ちゃんの歌聞くだけで10㎏やせたからダイエットにも効果あり!

 

282:名無しの鬼姫ちゃんファン

もっと健康的に痩せてもろて

 

283:名無しの鬼姫ちゃんファン

体力つけないと骨と皮だけになって死ゾ

 

284:名無しの鬼姫ちゃんファン

筋肉、やはり筋肉は全てを解決する

 

285:名無しの鬼姫ちゃんファン

健全な肉体には健全なファンの魂が宿る

 

286:名無しの鬼姫ちゃんファン

じゃあ怪人は?

 

287:名無しの鬼姫ちゃんファン

一部例外アリ

 

288:名無しの鬼姫ちゃんファン

ガバガバじゃねーか

 

289:名無しの鬼姫ちゃんファン

怪人だってなりたくてなるようなもんじゃないから

 

290:名無しの鬼姫ちゃんファン

昔は病弱だったけど、怪人になったおかげで健康になりました!(なお軟体生物になった模様)

 

291:名無しの鬼姫ちゃんファン

 

292:名無しの鬼姫ちゃんファン

でも苦痛が無くなるメリットは良くない?

 

293:名無しの鬼姫ちゃんファン

怪人になって精神的苦痛以外の辛さはあまり聞かないというか

 

294:名無しの鬼姫ちゃんファン

表に出てないだけでしょ

 

295:名無しの鬼姫ちゃんファン

まあ、デメリットが無い怪人は表にバンバン出てるしな

 

296:名無しの鬼姫ちゃんファン

そのおかげで鬼姫ちゃんに出会えたからヨシ!

 

297:名無しの鬼姫ちゃんファン

(前の人がそう言ってるから)ヨシ!

 

298:名無しの鬼姫ちゃんファン

(よく分らないけど多分)ヨシ!

 

299:名無しの鬼姫ちゃんファン

何を見てヨシと言ったんですか?

 

300:名無しの鬼姫ちゃんファン

鬼姫ちゃんのライブよかった…………そういえば他怪人もライブみたいなのやらないのかな

 

301:名無しの鬼姫ちゃんファン

です☆ピエロリの話はやめるんだ!

 

302:名無しの鬼姫ちゃんファン

アレはひどかったね…………

 

303:名無しの鬼姫ちゃんファン

あれ以来鬼姫ちゃんはコラボ禁止です

 

304:名無しの鬼姫ちゃんファン

ファンにとって良くても当人らの利益が必ず重なるとは限らないのだよ

 

305:名無しの鬼姫ちゃんファン

何の話?

 

306:名無しの鬼姫ちゃんファン

黒歴史だし当事者らしか知らない話だから知らなくていい

 

307:名無しの鬼姫ちゃんファン

つっても6割が当事者というか視聴者というか

 

308:名無しの鬼姫ちゃんファン

そもそもコラボとかしてたんだ

 

309:名無しの鬼姫ちゃんファン

鬼姫ちゃんの話から結構ズレるけど、死愛部隊が全滅したってマ?

 

310:名無しの鬼姫ちゃんファン

おう鬼姫ちゃんに絡まない話はさ…………え?

 

311:名無しの鬼姫ちゃんファン

ん?

 

312:名無しの鬼姫ちゃんファン

へぁ?

 

313:名無しの鬼姫ちゃんファン

マ?

 

314:名無しの鬼姫ちゃんファン

あの部隊って死人出るの?

 

315:名無しの鬼姫ちゃんファン

何があったし

 

316:名無しの鬼姫ちゃんファン

見た目だけは良かったとはいえもったいない

 

317:名無しの鬼姫ちゃんファン

どういうこと?

 

318:名無しの鬼姫ちゃんファン

えっと、これまた荒れない?

 

319:名無しの鬼姫ちゃんファン

え、えらいことや、戦争や…………

 

320:名無しの鬼姫ちゃんファン

また外で歩きにくくなるな

 

321:名無しの鬼姫ちゃんファン

新しい防衛グッズ買わないと

 

322:名無しの鬼姫ちゃんファン

あああああ、鬼姫ちゃんのアルバム出るっていうのに出費がかさむううう!

 

323:名無しの鬼姫ちゃんファン

その話kwsk

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「やっぱりこれが正しい(・・・)か」

 

一人の男がとあるホテルの屋上でスマートフォンでネット掲示板を見ていた。

 

その男こそ、先ほど鬼姫と呼ばれる怪人のゲリラライブの近くにいてかつ先ほど話題に上がっていた死愛部隊壊滅に一役買った『兵器』である。

 

今はゴミ捨て場に居たため臭い取りのためシャワーを浴びてる兎と睡眠不足を回復させるために仮眠をとるハイエナの安全を守るために見張り代わりとして立っていた。

 

お互いそばにいないのにどうして屋上にいるのか?

 

それは彼の能力に関係している。

 

彼の能力…………というよりも『兵器』としての性能は『電子操作』であり、外見は普通の人間でも中身は電気がこれでもかといいうほど詰まっており、さらには永久機関として自己発電も可能で理論上永久に稼働することは出来るのだ。

 

自己発電する際に余剰として出る電気を微弱な電磁波として周囲に放ち、常時電磁波レーダーを発しているため瞬間移動で現れない限り探知は可能となっている。

 

仮に、瞬間移動したとしても生物が知覚できない速度で移動することが可能であるため瞬時に制圧されることになるのだが。

 

「で、改めて何の用だ?」

 

「いやなに、様子を見に来ただけよ」

 

「透明になって接近してその言い訳か」

 

「ない、私も『今は』組織の幹部。易々と外に出るわけにはいかんのよ」

 

背後を見向きもせず、確信を持って透明になっていた狸に声をかけた。

 

自分が透明でいたことに驚きもせず、透明のまま何事もないように返事をするあたり想定内だったのだろう。

 

「最初の飲み会から疑問に思っていた。あの時に私たちが怪人として久しぶりに再会したのに動揺がほとんどなかった。十中八九、お前が行方不明になっている間に怪人かそれに関わる事件に巻き込まれたと思っていたが、人ですらなかったとは」

 

「悪いな、心は本物でも魂は空っぽなんでね」

 

「哲学的な問題になりそうだ。人として定義するのは脳があるからか、魂があるからか、それとも心があるかってね」

ってね」

 

声色的にニコニコと笑っているであろう狸に男はゆっくりと振り返る。

 

「だが、俺はもう人じゃないってのは確かだ。この体も、表面のガワだけが『南田零』で、中身の俺は…………なんなんだろうな」

 

自嘲するかのように男は語る。

 

「大きな力を持ったら責任が伴うとかいうよな?俺が『俺』になった時、そう思ってやってきたけどさ、『ヒーロー』の真似事ばっかやってたんだけどな、結局ダメだった。この世界も怪人が増え続けているけどさ、これがこの世界にとって『普通』なんだよ」

 

一見、何が言いたいのか分からないが、盗聴していたから狸は知っている。目の前にいる男は大切な者を失いすぎた。

 

その疲れが今目に見えて顔に出ている。もう進んで誰かを救う必要がないのに苦しんでいる人々を救いたいという思いが、諦めが、苦悩がひしひしと伝わるような。

 

「前にさ、お前が襲撃したデパートあっただろ?もう気づいてると思うけど、あの時に人質を解放したのは俺なんだ。ああして襲われて苦しんでる人が居るのは百も承知だ。だけど、怪人として苦しんでいる奴らがいるから、ああして動いたんだよな?」

 

 

俺は本当に正しかったのか?

 

 

まるでそう言いたげで、『英雄(ヒーロー)』として決して口に出すまいと無理に黙っているようでとても苦しい顔を笑顔で隠していた。

 

「ふむ、なるほど…………」

 

それなりの年月疎遠になっていたとはいえ、世界が前よりも過酷になり始めたとはいえこれは見過ごすわけにはいかない。

 

狸はそう考え自身にかけていた透明化の術を解いた。

 

目に見えるようになったことで物理的な距離の取り方、といっても電磁波レーダーによって位置は特定していたが、が見えるようになるものの狸が近づいてくる。

 

この男は大きなトラウマを抱えている。トラウマを拭うためには過去を清算するのが一番いいが、その過去はとっくに過ぎてしまっていると推測される。

 

だから永久に引きずっていくことになるのだろう。心が決して晴れぬまま永遠の時を過ごすのだろう。

 

ならばここは友として傷が癒えるまで傍にいてやることが必要だろう。

 

神を殺す兵器に寿命は存在しない。ならば寿命がほぼ存在しなくなった(・・・・・・・・・・・・・)自分が傍にいるのが一番だろう。

 

『元から常軌を逸している』彼女はそう結論付けた。

 

妙に覚悟が決まった覇気がある彼女に思わず後ずさりした男。屋上の転落防止用の柵まで追い詰められた男を逃がさない様に巨体を生かして両腕で挟むよう、逃げられないようにした彼女は男の耳元で甘く、囁いた。

 

「なあ、子作りしようや」

 

「何でそうなるんだこの変人!?」

 

スケベ大狸は誘惑が効かなかった男の超電磁パンチ(レールガンをパンチに置き換えたもの)をふくよかな腹に食らった。




~サラッと流される人物紹介~

鬼姫(キキ)ちゃん

鬼の美少女の姿をした怪人。みんなのアイドルとして活動している。
能力は歌を聞いた相手から精気を奪い自分の力に変換するもの。ただし、格上相手からは精気を奪うことはできない。
現時点で純粋なパワーは怪人の中でも上位にランクインし、部下(マネージャー)も良い人材がそろっている上にファンもかなりいるので大きな勢力として危険視されている。
元々は歌がうまい地味っ子でアイドルに憧れていたが容姿に自信がないため控えていたが、怪人化したことでヤケになりその秘めた欲求が爆発した。
今の怪人ライフはめちゃくちゃ楽しいようだ。


スケベ大狸

零の友人であり元『超人』、現怪人。
怪人化する前からその肉体は異常に強く、あらゆる物質でも傷つけることはできず、毒や病に冒されることもなかった。
彼らが住む国で『核を持たない理由』の一つと裏で取り決めがあるほどヤバい人物だった。例えるなら『超能力と弱点を持たないスーパーマン』といったところだろう。
男であったなら『授ける側』として子供を作らなかったが、『授かる側』となった今、実験の一環として、自分と永遠に生きることになった友人のなれ果てをいずれ葬るために子供を作ることを思いついた。
専攻が生物学でない故に、生物の奇跡の力を試してみようと、『彼女』は思い至ったのだった。
レールパンチを食らったが、怪人となって得た毛皮とふくよかな脂肪と異常に硬い腹筋によってノーダメージだったりする。ちなみにレールパンチを地面に討てば地震地割れの災害レベルのものだが、建物に一切被害を受けさせず全ての衝撃を肉体で吸収したあたり、技量も『超人』の頃と比べて全く変わっていなかったりする。

イッチ=男=零くん
主人公だけで過去が重すぎるかわいそうな子。
あと妙に迫られるけどまた失うのが怖くて本当にどうしようか悩んでいる。
迫られる時にふくよかな毛皮と乳と体に包まれてうらやましいな零くんよ、と文句をいった方は死を覚悟してください()



さて、普通とは誰が決めた?あの四人の中で本当の意味で普通な奴は一体誰なんだろうね?

感想や評価をいただけるとモチベーションにつながるのでよろしくお願いします。


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一雷三獣 ~またの名を戦力過多~


今回はスレッド無し回。毎度スランプ気味で申し訳ねえ…………



「おうおうおうおう?おめー何抜け駆けしようとしてんだ?」

 

「へいへいへいへい!誰の許可でイチャコラしようとしてんのさ!」

 

「はっはっは、出遅れたお前たちが悪いのだ」

 

「別にイチャコラしてるわけじゃないんだが?」

 

巨体の雌狸がハイエナと兎に囲まれて尋問されている。殺意マシマシの二匹相手にニコニコと笑ってられる神経が分からない。

兎はご自慢のナイフの腹でぺちぺちと狸を頬を叩き、ハイエナはいつの間に拾ったか分からないアサルトライフル(種類は不明)でゴリゴリとつついている。

明らかに狸が不利のはずなのに、元の彼女(・・・・)を知っている男は全く心配していない。

大狸こと『ケン』と昔を知っている者からそう呼ばれる彼女は普通ではなかった。

 

『超人』、肉体の外見からは全く分からないが身体能力は人間のそれとは大きく逸脱している。

 

前回でレールパンチというものを彼女に放ったが、普通の怪人でも耐えられない威力を誇るのだが、例え怪人となる前、男だった頃の彼女に放っても全くダメージすら与えられなかっただろう。

 

そこで歯をむいて威嚇しているハイエナも元は普通の人間…………表面上を見れば。

 

当時は『彼』だった彼女はとてもモテていた、ヤンデレと呼ばれる人種に。

 

年を重ねるごとに常軌を逸した女は増える増える、ストーキングされたり誘拐されたりして行方不明になることもしばしばあった。いつの間にかシレッと戻ってきていて女の方は話も聞かなくなることもあったため、怖くて深くは聞けなかった。

 

明らかに異常な隠密と逃走スキルが彼女を磨いたのか、今は亡き死愛部隊の隊長となった彼女は主に偵察として部隊を支えることが出来ていたのも、こういった経緯があったからなのかもしれない。

 

そして兎は…………なんというか元から本人の素質と家族が『彼』だった頃の彼女を虐待していたことが悪を殺す殺人鬼となる要因だったのが大きい。

 

もし、虐待が無ければただ女装癖を発症した変態(超絶美少女)程度で済む筈だったが、『彼』の家族がポカやらかして『彼』を殺しかけたことで防衛本能を発揮、気づいたら両親を殺害し嗤っていた、らしい。

 

この事件で兎は行方不明になり、狸以外の家族で問題があった(特に零は自身の父親を正当防衛で殺害した件)でグループが自然に疎遠となってしまったのだ。

 

明らかに異常だが、かつて小学生から仲の良かった彼らはこの時まで普通に溶け込んでいたのだ。

 

それが今となっては兵器だのスーパーウーマン狸だの酒カスハイエナだの色ボケ兎だのロクなものじゃない、というか普通の人間が誰一つとしてない。

 

まあ、そんな背景があった故に怪人という今の彼女らが出来たのだろう。

 

「できもしないことを望んでどうする。それよりも、今後の方針を決めた方がいいだろ」

 

「向かってくる奴らを全員裂けばいいでしょ?」

 

「私たちが居たらどうとでもなるだろ」

 

「…………本当にどうしよう。部隊なくなってもまた新しいカルト教団みたいなのが出来たら対処できるか分からないし、下手に周囲巻き込んでくる場合だってあるから手段も選べないけど他所の勢力から目をつけられる可能性だってあるし、下手に能力とかバレると勧誘だって激しくなって」

 

「分かった!とりあえず今はノープラン、なるようになれってだな!」

 

各々が圧倒的な個を持つ故に作戦など必要なかった!

 

…………それもそのはず、実際は小細工のような作戦など必要ない。

 

条件がそろえば神を殺し、揃わなくても物理は効かない上に生物では知覚されない速さで動ける兵器に事実上無限にリスポーンできるハイエナ、妖術に長けて肉体も最強な狸に気配を完全に消して拷問と暗殺と虐殺を同時に行える兎。戦闘面を見ただけで敵対したくない。

 

では諜報面ではどうなのか?もはやいうまでもないだろう。

 

「でも長くはここに滞在なんてできないぞ。流石に目撃情報もあつまってるだろ?」

 

「妖術を使って誤魔化したところで勘のいい奴は気づくものよ。特に、美女を三人連れた男がホテルに入ったなんて怪しいこと他ならんからな!」

 

「怪人が現れる前より美人が増えてるからそんな…………」

 

「「「……………………」」」

 

「いや、三人で入るのがおかしいか」

 

美人という単語に三人が反応し、この男が割と他の人間を美人と思っていることが気に食わなかったようだ。微妙に目が細くなっていた。

 

元男の集まりとはいえ、微妙に女心を分かっていない兵器である。

 

「ま、なるようになれということでここは一発ぬぬぬぬぬ」

 

「何が一発だよお前、感電してるのにぬぬぬってなんだよ」

 

「ねえねえ、死んでも復活できるならあの電撃浴びてみたら?」

 

「あんな電撃をもろ受けられるわけないだろ!?どう見ても即死レベルだぞ!?」

 

また変なことを言い始めようとしたのを察して大狸に電撃を浴びせているのを横目に笑って死にに行けという兎に死にたくないと言わんばかりのハイエナ。

 

電撃によって部屋の照明はちかちかと点灯して明らかな不具合を見せている。ついでに部屋のどこかでカメラのレンズがぱきんと割れた音が何度もした。

 

一瞬で四人がいる部屋が静かになる。

 

「…………確かここの縄張りってアンドロイドのやつだっけ?」

 

兎が呟く。

 

「前にかち合ったことはあるが、大抵の銃火器は効かなかった。怪人として部下の能力を頼ることが多かったな」

 

ハイエナが言う。

 

「科学力に関しては私が『いた』組織と同等と報告されていたねぇ」

 

狸が思い出す。

 

「つまり、ここにいてあったことが全て筒抜けってこと…………待て、なんで過去形なんだ?」

 

男がちらっと聞こえた内容を聞き返す。

 

現在の状況、敵対とも言える組織の所有してるらしい建物のど真ん中かつ逃亡状態のためロクな装備はない。

 

地力が同等であるなら一気に攻め込まれた時点で捕まるか、もしくは殺られるか。殺されるだけならまだマシな方だろう。

 

もし捕まったらどうなるか?相手は怪人だ、人の理など何の価値もありゃしない。あるのは肉体と魂の凌辱、尊厳を壊され手籠めにされて、いつ命を散らすか分からぬ場へと無理矢理連れ出されるのだ。

 

 

 

ドゴン!バババババババ!

 

 

 

このように、突如壁を突き破り彼らに向けて一切の警告なく銃器を放つ全身サイバネスーツに覆われた人型のサイボーグにいつ襲われてもおかしくなかったのだ。玉切れを起こさない様に複数人のチームで弾丸を打ち切ると交代して別の人物が腕に接着されたようについている銃器から弾丸を放ち、後ろに回った者は素早く弾丸を装填する。連携のとれた行動により弾幕は一切衰えなかった。

 

数分間もの間、弾幕を張り続けた後に後ろに控えていた前線よりも明らかに重装備で装甲も何倍もあるのではないかというほどの圧を感じる隊長格が手を挙げたと同時に弾幕が止む。

 

後ろにいたはずの隊長の無言の指示に前線の兵士らが対応できたのは分からないが、そうしてもこの弾幕を止めざるを得なかった理由だけはしっかりと目の前にあった、

 

「いきなり銃撃とはずいぶんなご挨拶じゃないか?」

 

「うわ、なにこれ毛が逆立つんだけど?まだ逆立つほどキューティクル残ってたんだ」

 

「なるほど、電磁波でシールドを張ったという訳ね。これって受け止めるより逸らした方が効率がいいんじゃないの?」

 

「目に見えて効かないということを見せた方が効果的だろ?」

 

「確かに!自分が死ぬって自覚させたときの顔とか最高だよね!」

 

1人だけ緊張感がないが、無事と思われるような会話が彼らの耳に入ってくる。

 

撃ったはずの弾丸が彼、そして彼女らの目の前で止まっていた。弾丸の原形をとどめたまま、空中で列を組んで弧を描くように回っている。ジャラジャラとこすれている部分もあるが、並びは一律でまるで輪を描くために巻き取られたかのようにひしめき合っている。

 

「さて、遊びはこれくらいにしておいて」

 

ジャラジャラジャラジャラ、空中で回転していたはずの弾丸が地面に落ちる。彼の周りには目に見えぬ磁場によって金属製の飛び道具は無効化されることがはっきりした。故に、サイボーグ達は腰に装備していた鉈を引き抜く。

 

瞬時に高熱になり赤くなったソレを見ても四人に動揺はない。

 

「攻めてきたのはそっちだ、でも手加減はしといてやる」

 

その雷の兵器には慈悲の心はある。唯一持ち合わせていない感情は神を許す心のみ。

 

「さぁて、遊んでやるとしようかね」

 

狸は余裕を持って笑うのみ。死ねる獣の躰と特異な力を得た超人の余裕があり、

 

「手持ちでどこまでやれるやら。だけど零が危なくなったら…………」

 

ハイエナは不安そうに装備を見直す。されど、その身に秘めた力は誰にも想像がつかず、

 

「ふっふーん、殺戮タイムの始まりだね!」

 

兎はこれから起こる楽しいイベントに嗤う。彼女の持つナイフはどこまで通用するのか。

 

ただこれだけは言えるだろう。

 

サイボーグ共は戦う相手を間違えた。

 

 

 





~topics~

『電磁波シールド』
零が多用する技の一つ。金属はもちろん、魔法世界にいたため魔法も完全回避できる代物。磁力を上げることによって非金属の飛び道具も無効化することが出来る。ただし、光線兵器に対しては効果を発揮しずらい。
かつてこれで大事なものを守り抜いたが、手の届かない場所は守れない。



何故怪人は増え続けているのか?それは神が居なくなったからあの日から、全ての人間に封じられていた真実が育ち始めたからだ。


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考察スレに突然のネタバレが!

お久しぶりです。スランプってました(原神もやってました)。
イラストを描こうと考えたりしたけど自分の画力じゃどうしようもなかったのが辛い。絵が欲しいよ…………


341:名無しの掲示板住民

やっぱり異世界からなんかあったんでしょ

 

342:名無しの掲示板住民

別世界からの侵略とかは正直微妙じゃね?自称怪人王とか大部分は自分が人間だったって公表してたし

 

343:名無しの掲示板住民

人間の隠された遺伝子とかの可能性もあるって言ってたよな

 

344:名無しの掲示板住民

>>343

なんかそんな研究あったな

 

345:名無しの掲示板住民

人類の怪人化はどれだけ科学が発達しても謎のままだな

 

346:名無しの掲示板住民

これが人類の神秘ってやつか…………

 

347:名無しの掲示板住民

生物って未だに全部が解明されたわけじゃないから

 

348:名無しの掲示板住民

この間、ネーチャンが怪人化したの本当突然だった。

 

ただ酒カスでヤニカスで体鍛えて変な奴と絡むのが趣味なだけだったのに

 

349:名無しの掲示板住民

 

350:名無しの掲示板住民

素質あるやんけ!

 

351:名無しの掲示板住民

それは普通に時間の問題だったのではないかと

 

352:名無しの掲示板住民

単純に変態の可能性

 

353:名無しの掲示板住民

変なこだわりを持ってる奴ほど怪人化しやすい傾向があるって聞いたことある。

 

354:真相

話をしよう

 

355:名無しの掲示板住民

無個性のワイ、怪人化の希望の見込みなし

 

356:名無しの掲示板住民

>>355

別に人間のママが一番だゾ

 

357:名無しの掲示板住民

なんだ今の

 

358:名無しの掲示板住民

>>354

まーた陰謀論者か

 

359:名無しの掲示板住民

たまに現れるよなこういう目立ちたがり屋

 

360:名無しの掲示板住民

たまに発見はあるから聞き流す程度にして置いたらいいんじゃない?

 

361:名無しの掲示板住民

見方が増えるのはいいことだから

 

362:真相

聞いていただける準備が出来たら何より。

 

これは色々と反吐が出そうで身勝手すぎることが事の発端だった。

 

まず諸君らに問う、神は居ると思うかい?

 

363:名無しの掲示板住民

神様なんていないよ

 

364:名無しの掲示板住民

神様が居るなら競馬の金返して

 

365:名無しの掲示板住民

株価下げたの許さんからな

 

366:名無しの掲示板住民

FXうううううううううううううう!

 

367:名無しの掲示板住民

俗物ばっかで草

 

368:名無しの掲示板住民

こんなの救う価値無いですわ

 

369:真相

 

370:名無しの掲示板住民

ほら、語るのやめて一文字しか打ってないじゃん!

 

371:名無しの掲示板住民

ちょっと男子ー

 

372:名無しの掲示板住民

論争はどこでも起きるから面白いの期待

 

373:真相

まあ、神は存在する『らしい』

 

ここで『らしい』と言ったのは私は神如き信じていないし、そういう本人から聞いたからと予防線を張っておく

 

この星を管理していた神もいたそうだ

 

374:名無しの掲示板住民

まあ神様理論は良くある話

 

375:名無しの掲示板住民

科学実験説もあるけど根本的な原因はは分からないしな

 

376:名無しの掲示板住民

もはやここまで来たら解決される必要ある?

 

377:真相

まあ、何を言っても手遅れなわけだが。

 

それはそうと続きだが、この星を管理していた神は言わゆるクソみたいなやつだったせいで世界の均衡は保っていたけどとても小さい範囲で個人をいたぶるのが趣味だったようで、それで人生狂った人間は多数いた。

 

もちろん、生きとし生ける生物が進歩して進化したら場合によっては反逆される可能性が出る。だが趣味を楽しめなくるため人間の進化の道を無理やり封印していた。

 

たまにバグは起きてたみたいだけどそこは目をつぶってた部分があるが、基本的に抜け目のない奴だったらしい。

 

なんせ、何千年も人間は大きな進化を遂げていなかったのだからね。

 

378:名無しの掲示板住民

それ自分で考えたん?なんか又聞きみたいに聞こえる

 

379:真実

実際、又聞きだし関係者から聞いてるとしかいえない

 

380:名無しの掲示板住民

えぇ…………

 

381:名無しの掲示板住民

怪人王をたたえよ

 

382:名無しの掲示板住民

まあ、物語形式でいいけどもっとまとめてこい

 

383:名無しの掲示板住民

つまりなんだ、この話で言いたいのはワイらの中に封印された進化の可能性が眠ってるということ?

 

384:名無しの掲示板住民

何言ってるか分からん

 

385:名無しの掲示板住民

でも封印されてるならワラワラと怪人発生せんやろ

 

386:名無しの掲示板住民

封印…………まさか解けた感じ?

 

387:名無しの掲示板住民

>>386

知っているのか雷電!

 

388:名無しの掲示板住民

>>386

せやかて工藤、神なんてそう簡単にやられるわけないやろ(フラグ)

 

389:真相

>>388

やられたんだよなぁ

 

390:名無しの掲示板住民

雷電か工藤かはっきりしろww

 

391:名無しの掲示板住民

は?

 

392:名無しの掲示板住民

神殺しきちゃー

 

393:名無しの掲示板住民

そんなに簡単に神殺しを行えるのか?

 

394:真相

過程は色々あったけれども、端的に言うと地球の神が暴走するのをよくないと思った他の神が責任を取らせるべく地球から一人の人間を攫って兵器に改造した結果、暴走して神様皆殺しになったわけだ

 

395:名無しの掲示板住民

それどこのパニックホラー?

 

396:名無しの掲示板住民

自滅してやんの

 

397:名無しの掲示板住民

それ言うんだったら過程はしょらないで

 

398:名無しの掲示板住民

あ、なんとなく分かった。それ聞いたのってその自称兵器じゃないの?

 

399:名無しの掲示板住民

>>398

ん?なんのことだ?

 

400:名無しの掲示板住民

>>398

なるほど、神を殺したと言った中二病もしくは怪人がそういったって訳ね

 

401:名無しの掲示板住民

つまんね

 

402:真相

ま、結論から言うと封印された遺伝子が活性化して本来の人間の進化が始まったという訳さ。

 

つまり…………お前も怪人だ!

 

『大狸がファミパンしてくる直前の画像』

 

403:名無しの掲示板住民

ファッッッッッッ!!!???

 

404:名無しの掲示板住民

アイエエエ!狸!狸ナンデ!

 

405:名無しの掲示板住民

あわてるな!合成かもしれない!

 

406:名無しの掲示板住民

嘘だ、僕のことを騙そうとしている…………

 

407:名無しの掲示板住民

なんだろう、急に信ぴょう性出すのやめてもらっていいですか(震え声)

 

408:名無しの掲示板住民

ヒエッ

 

409:名無しの掲示板住民

行方不明扱いの狸!?生きていたのか!

 

410:名無しの掲示板住民

俺たち馬鹿されたんじゃねえの…………?

 

411:名無しの掲示板住民

誤字るな化かされたんだぞ

 

412:名無しの掲示板住民

捕食者顔怖い興奮する

 

413:名無しの掲示板住民

ケモナーじゃないのに蠱惑的に感じるの何なの

 

414:名無しの掲示板住民

新しい素材ありがとうございます大切に抜きます

 

415:名無しの掲示板住民

怖い雰囲気のはずなのに白衣ビキニとかエロ過ぎる

 

416:名無しの掲示板住民

反応二つに分かれてて草

 

417:名無しの掲示板住民

冷静になったら…………ふう

 

418:真相

見てるか秘密結社のアホ共!そういうことで、私らは楽しくこれからの怪人生送るからな!

 

『大狸が嫌がるハイエナ怪人と困ってる男を抱きしめ、後ろには兎怪人が楽しそうに首元に抱き着いてる自撮り写真』

 

419:名無しの掲示板住民

あっ(察し)

 

420:名無しの掲示板住民

これ戦争起こるんじゃね?

 

421:名無しの掲示板住民

聞いてはいけない話をきいたんじゃ

 

422:名無しの掲示板住民

オイオイオイ死んだわ俺ら

 

423:名無しの掲示板住民

俺らも怪人になる可能性高い…………ってコト!?

 

424:名無しの掲示板住民

ワ、ワァ…………

 

425:名無しの掲示板住民

これは泣く

 

426:名無しの掲示板住民

こんなことある!?

 

427:名無しの掲示板住民

これあれだ、世紀末ルートだわ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「おい、いきなり写真なんかとってどうしたんだ」

 

大狸がみんなと一緒に自撮りしたあとでスマートフォンを背後に投げ捨てても、大狸が大きな尻尾の中に滑り込むように入っていった、未だにハイエナと男を抱きしめている。

 

「ふふふ、はははははは!これから面白くなるぞ!」

 

「面白くって、お前まさかさっきの写真拡散したんじゃないだろうな!?」

 

「そうだ、悪いか?」

 

「悪いわ!ああ、俺の写真を見て変に惚れる奴が現れたら…………」

 

「いや、そういう問題か?俺たちが一緒に居ることが問題なんじゃ」

 

抱きしめられたまま己の体質(ヤンデレ引き寄せ)を知っているハイエナは頭を抱える。

 

「なになに?どう面白くなるの?」

 

「この星の全員が怪人化する可能性を提示したまでよ。どんな混乱が起きるか分かったもんじゃないからねぇ」

 

「は、おま、何してるんだ!そんなことしたら」

 

「遅かれ早かれ今生きている人間が怪人となるのは確定事項。別に人間に劣るともいわんし、個々が力を持てば混乱なんて起きることは当然分かっているはず」

 

「…………それは、そうだが!」

 

「『レイ』の言いたいことはそれまで、いやそれから弱者が虐げられるのが見てられないと言いたいんだろう?」

 

自他共に認めるモフモフの毛皮と腹に二人を抱きしめ埋め込みながら狸は男の言いたいことを見抜く。

 

「正直なこと言うと、お前はもう休んでいい。やることは別の誰かがやってくれる。苦しんだろう?辛かったろう?もはやこの世界は怪人の世界。『ヒーロー』はもはや必要ない。『レイ』が傷つくことはもう必要ないんだよ」

 

「……………………」

 

「え、なんでこんなヒロインムーブしてるの?『ケン』ってこんなキャラだっけ?」

 

「お前、いい雰囲気なんだから黙って」

 

危うく乗りそうな雰囲気だったが兎がぶち壊してくれたおかげでムードが台無しになってしまったのを大狸は咎めた。

 

「ふう、惜しいところだった」

 

「惜しいって、ボクが先に童貞もらいたいのに!」

 

「誰が童貞だ。『南田零』は兵器になる前から非童貞だったぞ」

 

「えっ」

 

「え」

 

「えッ」

 

「なぜ全員そこで反応した!?お前ら俺の貞操を狙ってるのか!?」

 

後に世界が怪人の手により混沌と化す数日前。一つの真相が暴露された。

 

それを信じた者は数多く、されど信じぬ者もいる。だが、動き出した怪人化の波は止まらない。

 

この星に人間が消えて怪人となるまで時間の問題。

 

 

 

それでもヒーローが現れることはなかった

 

 

 





昔話の参考はこの冒頭に
https://syosetu.org/novel/265918/8.html

全人類怪人化を簡単に説明!

神「人類進化したら遊べなくなるから人間の進化封印するでー(^p^)」
神「お、こいつで遊んだろ(^p^)」
零「どうして」
神「何か異世界に生きよった。そんで兵器になってワイ殺しに来たからあいつの家族であそんだろ(^p^)」
レイ「どうして!」
神「ぐえー、死んだわ(^p^)」封印パーン
そのころ人間「ファッ!?怪人になったンゴ!?」

つまり怪人は普通に進化した人間だったんだよ!



さあさあご覧あれ、これから始まる混沌の世界。人間は淘汰され英雄無き世界の誕生だ。

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そこのけそこのけ怪人通る

実は最終回なんじゃ。なぜかと言うと中間のことを書くと18禁になるからだよ!!!!!

こんなの需要…………ある?




 

世界中の気配は薄くなった。

 

怪人が現れて十年経った今、気づけば人通りなどかなり減った。

 

自分ではない何者かがどこかにいないか注意しなければならないほど、ほとんどの人は隠れるようになった。

 

世界は変わった。

 

「おばぶっ!」

 

『虎と人間が融合したような赤子』がたった一人、いや一匹?どっちか分からないがとりあえず一人と仮定して、たった一人でよちよちと闊歩しても誰も見向きもしない。それどころか別方面へ警戒しているように見えた。

 

育児放棄かと思われても仕方ない状態の赤子ではあるが、それよりも『彼ら』の意識は別の方へ向いていた。

 

 

 

ドゴンッ!

 

 

 

世界は争いに包まれた。

 

個人で大いなる力を持てば、それを常に持て余すというもの。そして、身も変わればそれにつられて心も浸食されていくのも当然のこと。

 

「ここの物資は俺のものだ!」

 

「渡すものか!これは家族が生きるために必要なんだ!」

 

赤子の背後で起きた爆発は、全身から火を出している炭のような体をした男が起こしたもののようだ。

 

それに対するは首に酸素ボンベのようなものをつけた半魚人。この二人は酸素ボンベをとりあっていたのだ。

 

と、このように文明社会は大きく崩れ、秩序あるのは怪人として相当前から活動かつ組織を築いていた者らのみであった。

 

かつて下々の民として無関係と思っていた者は、例え怪人になったとしても大いなる力を持たざるなら怯えて暮らさざるを得なくなってしまった。

 

どこかの傘下にはいろうとしても伝がない。未だ怪人となっていない人間はもはや行く当てもなくなってきている。

 

世界は終わった。

 

人間として刻んできた歴史は幕を閉じた。

 

「いいぞ炎人間!焼き魚にしてしまえー!」

 

「魚君も負けんな!水だして消していけぇー」

 

殺し合いが起きようとも野次ばかりが飛ぶようになってしまった怪人たちの世界と化した。

 

混沌となる場を収める英雄はもうどこにもいない。

 

かつてにはいたかもしれないが…………

 

「ばぶー」パァンッ!

 

「ぐわー!?」

 

「どわー!?」

 

「何だ今の!なんか黄色いのが音速みたいな速さで通ったぞ!?」

 

「今ので二人とも弾き飛ばされた!賭けは無効だ!」

 

神の愚行によって全て無駄となったのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

「レイってほんと便利だよな。一駆けで世界を見回れるのは卑怯すぎる、って肉をとるな!野菜を食え」

 

「便利って言うな。いや、実際便利だけどさぁ」

 

「はふはふ、実際そうじゃん。電気の速度で動けるって相当凄いことだよ?」

 

「衛星をハッキングした方が早いと思うが…………まあインターネットがほとんど機能しなくなった今では特定はたやすいからの。肉貰い」

 

「だーかーらー!野菜を食えっつってんだろ!それ俺が狙ってた肉なんだよ!」

 

一方そのころ、一人と三匹は焼き肉をしていた。

 

人里離れた場所で家畜を飼い、ついでに野菜も作って牧場主として大成功していた。

 

大成功といっても暮らしているのは一人と三匹と家畜大勢+α。ついでを言うとどこかの勢力についているという訳でもない。

 

既に『これだけで一つの勢力』として成り立ってしまったのだ。

 

お分かりであろう、世界を簡単に股にかけることが出来る雷に機械と知識に長けた化け狸、無限に命を使いつぶすハイエナに加えて暗殺者として最高峰の兎。

 

回復役が足りない?そんなものは再生したり生き返ったり、そもそも傷つかないから問題ない(僕は問題あるよ!?by 兎)。

 

たまに外に出て情報と資材をこっそり集め、思うままに過ごしている。

 

そんなこんなでしっとりとした牧場生活を四人は送っていた。

 

「全く、俺が雑食だからいいものを…………で、どうだった?」

 

「私も古巣も気になるが、海外も相当変わっただろう」

 

「ああ、アメリカなんかは帝国になっていたな。帝王みたいなのが独裁政治をしてた。妙に筋肉ダルマが議員に多かったが、割と安定してたぞ。それに対して中国は…………相変わらず無法地帯だ」

 

「ふーん、じゃあ中華圏は注意しなきゃいけないって感じだね!」

 

「そろそろ警備ドローンも新調すべきかね。ま、私が創ったやつは街の最新版をさらに先を行く性能だから心配はそこまでないんだがの」

 

大狸の科学力は相変わらず凄まじく、たまに外から教えを乞う怪人がやってくることもある。

 

下心があるのが大半だが、純粋にやってきた者らには対価を求めてある程度は教えていたりする。

 

牧場をするキッカケは対価として家畜を持ってきた者がいたことがきっかけであるのだが、これは別の話。

 

「いやー、あれから結構経ったけどこう言うのも悪くないね。みんなでいるから発作(悪人殺したい欲)が出ないし」

 

「この生活がどこまで続くか見ものだな」

 

「とりあえず真っ先に死にそうなのは『ジュー』だと思うけどな」

 

「『リク』くん酷いよ!みんな揃って不死身なのが悪いんだよ!?その要素分けてよ!」

 

「ま、分けられたとしても受け継ぐのは私たちの子供になるだろうな」

 

「うぅ…………性欲はみんなで発散してるんだけど子作りは『リク』くんしかできないから」

 

「悪かったな種無しで」

 

「科学の力で遺伝子を再現するのは難しいの。この前のやつはうまくいかなかったからねぇ」

 

「あれは、もう勘弁だな…………」

 

ここまでにあったことを思い出しながらそれぞれ野菜を頬張る。肉を先に食べきってしまい野菜しか残ってないのだ。

 

幸いにも全員が人間としての雑食性は残っていたので兎でも肉は食べれるし、ハイエナでも野菜を食べられる。

 

食事を終えてそれぞれ解散、といくはずだった。

 

「『レイ』、久しぶりに僕と遊ぼうよ。街で貯めたモノもあるから…………ね?」

 

「…………この場で言うかお前」

 

兎の言った言葉にハイエナと大狸がギラリと目を光らす。

 

この反応は、前にも何回かあったことがあり…………

 

「ふーーーーん?俺もその『遊び』に混ぜてもらおうかな?」

 

「新作があるからそれも試して欲しい。カラダで、ね?」

 

…………そういうこと(・・・・・・)である。

 

「…………家畜の世話をしてからな!」

 

「あ、逃げた!」

 

焼肉をした後で世話と言うが、自慢の速度で食卓から消えた。

 

変なとことでヘタレというか。『レイ』が身体を許した回数は一年を通して半分もない。

 

言っておくが、怪人となると様々な欲が強くなるため異性として年の半数を許してないのは大分溜まったりする。

 

「…………全く、あいつのああいうところだけは直らんの」

 

「真面目なんだよあいつは。いつまでも死んだ『彼女』のことが後悔で残ってるんだろうよ」

 

「はぁー、全く敵わないなぁ。その人に負けないよう僕らも女を磨こう!」

 

「…………元々は男だったよな俺ら?」

 

「『リク』は一人称から直さないといけないね」

 

「『ケン』は順応しすぎだ!全く、成り切ってるのか(・・・・・・・・)?『ジュー』はなんというか…………うん」

 

「なにさー!元々女装癖はあったけどちょうどいいんだもん!」

 

「ぶりっ子するな」

 

やれやれ、と言ったふうに三匹もようやく動き出す。

 

さっさと家畜の世話をして、みんなで楽しい1日を過ごすために。

 

焼肉の残り香を残したまま、食卓に誰もいなくなった。

 

そして、明日もまた怪人が増えてまた混沌と化していくのだろう。

 

それでも、一人と三匹の生活は変わらないのだろう。

 

もしかしたら『増える』かもしれないが…………それはまた別のお話。

 




カメオ出演、誰でどの作品は分かるかな?(匿名投稿に変わってるから探せないかも)

最初に言った通り、これで最終回です。文明崩壊エンドです。

もし、『レイ』が『ヒーロー』になっていたら怪人化の進行はもっと遅くなってただろうが、これが結末です。

前書きの通り、中の話をすると18禁になるのでこれでおしまい。需要あったら書くかも。

ご愛読ありがとうございました。次の作品が出たらよろしくお願いします。


















追記・需要あるみたいだから18禁書いたよ。興味ある人だけは読んでね。
https://syosetu.org/novel/294471


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